…について興味ある人いませんか?
誰でも知っている童話だからこそ
色々なことがありそう。
桃・家来にもそれぞれちゃんと意味があったんですよね。
犬山の桃太郎神社へ行ってきなよ。
地元の崇敬も篤いし、宝物館もおもしろいぜ。
小枝パラダイス。
3 :
山野野衾 ◆NDQJtGoM :02/08/20 22:53
桃は退魔の植物。記紀でも道教思想でも珍重されて来た。
元々桃太郎とは小さな桃から生まれた子が大きくなるという一寸法師の様な
話ではないかとされ、両者の起源を同一のものとする研究者もいる。
桃の木を神のよりしろとする意見もあり。なお川上から英雄が流れて来ると
いう話は古くから世界中に存在した。
4 :
山野野衾 ◆NDQJtGoM :02/08/20 22:59
因みに日本産の桃は重さが50グラム程度。現在の水蜜桃は250グラム。
オルフェウスが地獄から脱出するときに投げたのも桃だっけ・・・・あれ、なんか違う?
古代吉備の国で考霊天皇の息子「吉備津彦」が百済から渡ってきた鬼「温羅」を退治した話が元ネタなんだよね?たしか。
7 :
山野野衾 ◆NDQJtGoM :02/08/21 15:53
>6
全国的に分布している話である事と異伝が多い事、話の成立時期が中世らし
い事からありえません。マスコミと観光協会の説です。
あぼーん
>>7 吉備津彦は大和政権が各地を平定するため北陸、東海、西道(山陰)、丹波に派遣した四道将軍の一人で、彼が派遣されたのは西道、吉備の国です。
吉備からキビ団子が連想されますし、西は十二支で戌、酉、申を示すので犬、雉、猿もここから来ているものと思われます。(また伝説では彼には犬飼武とい部下もいます)
まあ、吉備津彦自体が実在の人物かどうか怪しいので詳細はわかりませんがあながち無関係では無いと思います。
10 :
山野野衾 ◆NDQJtGoM :02/08/21 16:17
>9
中世までの記録には「桃太郎」らしいものは見えず、江戸時代になって文献
史料に登場します。吉備津彦に限らず「異国」に対する討伐観念というもの
が中世に熟成され、その影響もあって誕生したようです。
それまでマイナーであった吉備津彦の話から急に生まれたとは考え難い。
11 :
山野野衾 ◆NDQJtGoM :02/08/21 16:20
それとおともについてですが、広島・愛媛では蟹・蜂・牛糞・栗・臼になっ
ており因島では猫・鼬が加わり・・・というように変化が見られます。
大分県には山爺に父を殺された少年が蟹(以下省略)の助けを借りて仇をと
るという話がありますが、こんなものが原型では無かったかと。
12 :
天之御名無主:02/08/21 16:25
何だか猿かに合戦みたいですね
13 :
山野野衾 ◆NDQJtGoM :02/08/21 16:32
>12
先述の一寸法師とも似ておりますよ。室町時代に描かれた話ではこう。
京の貴族の家に物珍しさもあって登用された一寸法師は姫君を自分のものに
しようと悪巧み。腰袋に入っていた米粒を寝ていた姫の口につけ、嘘泣きを
して姫の父親に自分の食べ物を取られたと嘘をついた。
それを聞いた父は怒って姫を一寸法師に預け、屋敷を追い出してしまう。
鬼に襲われたのはこの後の事。因みに姫が追い出された時には意地悪な継母
が口を出した事が拍車をかけていた。
14 :
天之御名無主:02/08/21 16:39
なるほど。ところで桃太郎の生まれた場所は2箇所ありましたね
15 :
山野野衾 ◆NDQJtGoM :02/08/21 16:41
>14
雷神のよりしろ説もある桃の木と爺婆の家での誕生についてですか?
16 :
天之御名無主:02/08/21 16:42
いえ、場所です。
犬やサルの墓があるところは桃太郎神社とはべつの場所ですよね。
雷神のよりしろも気になるお話ですが。
17 :
山野野衾 ◆NDQJtGoM :02/08/21 16:45
>16
それはそれで歴史的経緯が気になる話ですが、民話としての桃太郎の解析と
はまた別の話でしょうね。
雷神云々についてですが、雷神が小人の姿で現れている事や「霊異記」で雷
神の授けた子が元興寺の妖怪を倒した話はよく知られていたようです。
民間の口承にも影響があった可能性あり。
18 :
天之御名無主:02/08/21 16:49
そういえば昔はおばあさんが流れてきた桃で若返りおじいさんとの間に子供を作る話だったのですよね。
19 :
山野野衾 ◆NDQJtGoM :02/08/21 16:52
>18
事実、桃には回春作用があるそうです。ただ先述の「小さ子」信仰も無視出
来ない。どちらも背景が深そうで面白いですね。
桃太郎の家来の動物、サル、キジ、イヌには深い意味があるそうです。
知ってのとおりこの話しは鬼退治の話しですが、鬼が来るのは鬼門、丑寅の方向です。
その丑寅の方角と反対の方角にあるのが、申、酉、戌の方角。
つまり、桃太郎のお供の動物達なのです。
21 :
天之御名無主:02/08/21 22:14
私も地方によって様々な昔話と混ざった桃太郎を
聞いたことがあります。
桃太郎が怠け者だった話なんかもありますよね。
力持ちで、誤っておじいさんおばあさんを死なせてしまう話とか。
鬼退治、ですが
桃太郎に出てくる鬼って人間界に何も悪さしてないのに
なんでいきなり「鬼退治」されちゃうんでしょう。
「鬼」は悪者って前提条件なんですかね。やっぱり。
22 :
山野野衾 ◆NDQJtGoM :02/08/21 22:35
>21
虎皮は異国の象徴であり、「今昔物語集」などで鬼扱いされていた異国征伐
が投影されたものだという説があります。加藤清正もその流れを組んだもの。
勿論虚構の中の「加藤清正」の事です。
23 :
天之御名無主:02/08/21 23:13
桃太郎が童形をとるのは意味があってのことでしょうか?
以前、元服して侍烏帽子に陣羽織姿をとる桃太郎の掛け軸を見たときに違和感
を感じた程、桃太郎=子供の図式が定着してる感じがするので…
24 :
山野野衾 ◆NDQJtGoM :02/08/22 14:46
>23
桃太郎・かぐや姫・一寸法師・瓜子姫のような「小さ子」を雷神・水神の申し子と
する説があります。「霊異記」や「今昔」に出て来る雷神・水神の類は小人。
これがアメリカでは理解されなかったらしく、桃太郎が髯面になっています。
25 :
天之御名無主:02/08/22 15:08
26 :
天之御名無主:02/08/22 15:14
素朴な疑問だが犬と猿は仲悪かったのかな?
>20
犬、猿、雉←→丑寅 という説は妖しい気が。
丑寅(艮・鬼門)の正反対は、未申(ひつじさる・裏鬼門)。
酉、戌はむしろ:東北の反対→南西:というよりは北西です。
鬼門・裏鬼門とも陰陽道では不吉な方角だから、あまり意味は無いような。
>26
星野之宣の「宗像教授伝奇孝」の第六集に良い感じの解釈がありますよ。
昔も、猿による農作物の被害はあったようで、当時の人々が狩猟犬として共に暮らしていた犬は、それを追い払う役だった。
この第六集にはそれがそのまま桃太郎の話に転化して、
犬→桃太郎
猿→鬼
の対立構造に変化、お供に犬猿が出てくるのはその名残、とか。
一読の価値あり。
あぼーん
29 :
天之御名無主:02/08/22 17:53
過去鬼が島だったと言われる土地には漂流した方でも住んでいたのでしょうか?
あぼーん
31 :
天之御名無主:02/08/24 22:16
>>29 だから鬼退治に行ったってことですか。
面白いですね!
「鬼の話」板に行った方がいいかもしれないけど
やぱり鬼は悪者なんですね、当然?
「神」が人間に罰や戒めを与える恐れられる面が
「鬼」等として人間に理解されるようになったんですよねぇ
関係なくてごめんなさい…
32 :
山野野衾 ◆NDQJtGoM :02/08/25 00:21
鬼が島というのは異人の島だったようで。日本海側・南西諸島(琉球含む)
、伊豆沖などが想定されていたようです。
具体的な地名では無く、漠然としたイメージ上のものだったらしい。
33 :
天之御名無主:02/08/25 03:37
岡山の話にもどるけど、ウラの住んでいた島に朝鮮式築城の跡があるらしい。 そこで…(伝説の)ヌエ退治・猿神退治+(実在した)異国人との戦い=(今の)桃太郎のストーリーだと思うのだが…
34 :
天之御名無主:02/08/25 15:38
え、それは最近確認された事実?
朝鮮式山城が確認されているのは岡山の鬼ノ城と大廻小廻で、
香川の女木島・男木島の方ではないと思ったが。
35 :
天之御名無主:02/08/25 16:48
鬼の正体は外人さんだと聞きましたよ。
赤鬼は白人、黒鬼は黒人?
どうなんでしょうかね。
絵本とかにでてくる鬼の絵は金髪のパンチパーマに豹柄パンツ。
ワインを飲んでいる姿を血を飲んでいると勘違いしたのか。
昔の人からみたら鬼に見えたのかもしれませんね。
桃は中国ではたしか神力がある果物だとか。
異人殺しを正当化した話?
どこかの殿様に命じられたって話を本で見た覚えがあります。
いや異人って外国人のことじゃないし
37 :
天之御名無主:02/08/27 22:32
異人と外国人は違うけど
でもちょっと似てる部分もあったりするかも。
外国人を見たこと無い昔の人々にとったら
言葉は違うし見た目も違うしある意味「異人」ではないでしょうか?
桃太郎の鬼に関係してるかはちょっとわかりませんが…
38 :
天之御名無主:02/08/28 11:47
>34
鬼ノ城山のふもとまで太古には海岸線がせまっていて島か岬だったようです
余談ですが吉備津彦の御陵の後円部のすぐ側にある磐座(いわくら)をご神体に
してる神社があり其処の祭神は温羅だそうです、地元研究家の間では有名な話で
ここの吉備津神話が出来たのは中世で意外と新しく、桃太郎=吉備津彦の神話は
桃太郎話と記紀神話をもとに作られたものではとの事です。
何にせよ平安時代の都人達からは(一品聖霊吉備津宮、、、、、丑寅みさきは
恐ろしや){梁塵秘抄}と呼ばれたぐらいなのですから何か在るのかも知れません
39 :
天之御名無主:02/08/28 12:44
タンブラ国の子
↓
タンブラコッコ
↓
ドンブラコッコ
↓
ウマー
…といつかテレビで何処かのデムパおばさんが言ってますた
40 :
天之御名無主:02/08/31 23:09
>39さん
タンブラ国って?
>40
詳しく覚えてないけど、どこか日本海の島国だったような…
そこの姫と百済の王族との間の子孫が桃太郎(吉備津彦)?って
言ってたような…うろ覚えスマソ
>41 さん
そうなんですか〜!ありがとうございます。
38さんが言って事と関係ありそうですね。
おもしろい話で興味もちました☆
民俗板なのに柳田の『桃太郎の誕生』についての言及がないような・・・・
別に読めとは言わないけど、興味があるなら・・・・
今までなぜ誰もこんな基礎文献をあげなかったんだろ????
こんな電波だらけの板でよくそんな冷静なつっこみできるな。
意味ないと思うぞ。
65 名前:天之御名無主 02/09/03 03:25
>>1 こんな電波だらけの板で相談しようと思ってる段階で
1に学問はムリ。
46 :
山野野衾 ◆NDQJtGoM :02/09/03 07:38
>43
石田英一郎の「桃太郎の母」は?
47 :
天之御名無主:02/09/03 10:46
>>35 >桃は中国ではたしか神力がある果物だとか。
そのとおりです。で、日本にも古くから伝わっています。
現在では陰陽道の行事に桃の枝で作った弓矢が使われるくらいしか
しりませんが古くからの行事だそうです…。
あと、埼玉の桃太郎は良い桃と悪い桃が流れてきて
良い桃からは良い桃太郎が生まれます。
鬼が島でも良い鬼と悪い鬼が居て…。ちょっと複雑かも。
48 :
天之御名無主:02/09/14 08:26
性に大らかだった明治以前の日本では女陰は生命の源であると考えられていたらしいです。
イザナミやスサノヲに殺された何とか言う機織も死因は女陰の損傷でしたね。
桃はケツの形に似てますから神聖視されたわけです。
イザナギの黄泉返り神話でもヨモツシコメ率いるヨモツイクサ軍団に桃の種を投げつけて
事なきを得るといった様に邪を払う存在だったとか。
49 :
天之御名無主:02/09/14 08:36
そういえば古代中国には白人国家があったとか。
人骨のDNA鑑定の結果分かったらしい。
シルクロードが確立される以前から行き来があったらしいから不思議ではないわな。
んで、孫権厨房さんは碧眼紫髯とかいう話もあるから日本海上の島に白人が住んでてもおかしくないわけで。
黒人は知らんがね。
まあこんな話もあるぜってくらいに聞き流しといてくださいな。
白人≠肌が白い人
51 :
天之御名無主:02/09/14 17:32
52 :
山野野衾 ◆NDQJtGoM :02/09/14 22:15
桃は邪気払いによく使われ、桃太郎伝説が成立したと思われる中世の記録で
は「病草子」や「沙石集」の中で疫神や貧乏神を追い出すのに桃の枝が使わ
れている。
53 :
天之御名無主:02/09/22 21:16
>35
黒鬼って初めて聞いた
55 :
天之御名無主:02/12/04 01:55
確か柳田は「色んな要素が絡まりあってて、根っこを辿るのは難しい」とか言ってたような気が。
(43の本を読んだわけではなく誰かの本で目にしただけなので曖昧だけど)
確か戦時中には桃太郎がプロパガンダ作品として用いられていたらしい。
「桃太郎が敵国兵を鬼に見立ててやっつける」っていうアニメも製作されてたみたい。
確か桃太郎には鬼を「天皇に従わない奴らだから成敗しにいく」っていう記述があって、それが戦時中の状況にぴったりだったからかもね。
他には「桃太郎は秀吉の半島出兵をモチーフにしたもの」とかいう論もあったと思うけど、主張してるのがアッチ系の人だったかと<丶`∀´>。
伝承の際に秀吉の出兵が関係した可能性もあるかもしれないけど、それを話の出所にするのは無理がありすぎるかと。
(^^)
(^^)
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
トリビア見たか?あの絵、山本タカトだよね?
64 :
天之御名無主:03/07/24 11:08
昔々、吉備の国(岡山県)に百済からやってきた温羅(うら)という豪族が朝鮮式の城を山に建てたんじゃ。
その山は端から見ると島のように見え、鬼の住む島と呼ばれておった。
大和朝廷の使い、吉備津彦の命は温羅を退治すべく、家来に犬飼い部と鳥飼い部から
剣の達人を連れて行ったんじゃ。これが犬とキジの元になったんじゃ。
猿に関しては、犬2匹と鳥1羽が描かれた原画のうち、片方の犬が猿に見えたという説もある。
激しい戦いの末、吉備津彦は温羅の首を取り、持ち帰ったんじゃ。
その首を大釜でゆでたところ、その釜は3日3晩唸り続けたという。
(水蒸気の関係で釜から音が響いたんじゃな)
今でも岡山には首部と言う地名が残っておるぞ。
横溝正史の鬼首村はこれをヒントにしたんじゃろうな。
>>63 コピペ
>『トリビアの泉』フジテレビ H15.7.17放送分で絵が使用されました。
>[童謡「ももたろう」の中で彼は鬼に容赦しない]というトリビアの映像の、「容赦しない桃太郎」として
>『世界仰天むかし話 現代によみがえった驚きの教訓説話』 立木恵章 廣済堂
>という本の「欲張り桃太郎」の挿絵が使用されました。ちなみに「59へぇ」。
このデジタル画集のなかにあるやつかな?
「怪奇の夜」
ttp://www.papy.co.jp/act/book/mystery/
今日の朝日の天声人語は桃太郎ネタ
67 :
天之御名無主:03/07/24 11:49
>>67 >>66ではないが、朝日新聞のサイトに行って、>コラム >天声人語 で、読むこと
ができるよ。
一週間で消えてしまうのでお早めに。
70 :
天之御名無主:03/07/24 15:18
あぼーん
72 :
天之御名無主:03/10/05 11:04
犬、猿、雉は三種の神器で、それぞれ剣、鏡、玉を表しているってのがムーにのってた。
74 :
天之御名無主:03/10/06 03:45
桃太郎っておばあさんが桃をかち割ったとき、一緒にかち割られてしまった。
こういう話だって聞いたよ、果物を切るときはいっぺんに切っちゃ駄目だって教訓。
75 :
天之御名無主:03/11/30 21:27
そんな事より1よ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。
このあいだ、鬼ヶ島へ鬼退治に行ったんです。鬼ヶ島。
そしたらなんか途中で野生動物にカツアゲされたんです。
で、よく見たらなんかそいつら垂れ幕とか持ってて、武運長久、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、今日び黍団子如きで命賭けて仕えるとか言ってんじゃねーよ、ボケが。
黍団子一個だよ、、団子いっこ。
なんか犬とか猿とか集まってるし。4人パーティーで鬼退治か。おめでてーな。
よーし鬼の首獲っちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、団子もう一個ずつやるからやっぱりカエレと。
鬼退治ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
上陸した先にたまたまいた鬼といつ斬り合いが始まってもおかしくない、
退治するか返り討ちか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。小動物は、すっこんでろ。
で、やっと全滅かと思ったら、鬼の奴が財宝さし出して命ばかりは、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、命乞いなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、参りました、だ。
お前は本当に命乞いをしたいのかと問いたい。問い詰めたい。小半時問い詰めたい。
お前、ただ財宝見せびらかしたいだけちゃうんかと。
鬼退治通の俺から言わせてもらえば今、退治者の間での最新流行はやっぱり、
外国漂流民を斬る、これだね。
不埒なる夷狄討伐。これが通の鬼退治。
海岸に難破した南蛮船の乗組員たちを助けるような顔で近づいて行って斬る。
でかくて赤毛で体毛多いので鬼と勘違いしたフリして斬り倒す。これ。
で、積荷を奪う。これ最強。
しかしこれをやると次から追捕使に狙われるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前、1は、ママに絵本でも読んでもらってなさいってこった。
けっこうおもろい
「桃太郎」 芥川龍之介
一
むかし、むかし、大むかし、或深い山の奥に大きい桃の木が一本合った。
大きいとだけではいひ足りないかも知れない。この桃の枝は雲の上にひろがり、
この桃の根は大地の底の黄泉の国にさへ及んでいた。
何でも天地開闢の頃ほひ、伊弉諾の尊は黄最津平阪に八つの雷を却ける為、
桃の実を礫に打ったといふ、──その神代の桃の実はこの木の枝になってゐたのである。
この木は世界の夜明以来、一万年に一度花を開き、一万年に一度実をつけてゐた。
花は真紅の衣蓋に黄金の流蘇を垂らしたやうである。実は──実も亦大きいのはいふを待たない。
が、それよりも不思議なのはその実は核のある処に美しい赤児を一人づつ、おのづから孕んでゐたことである。
むかし、むかし、大むかし、この木は山谷を掩つた枝に、累累と実を綴つたまま、静かに日の光りに浴してゐた。
一万年に一度結んだ実は一千年の間は地へ落ちない。
しかし或寂しい朝、運命は一羽の八呎鴉になり、さつとその枝へおろして来た。
と思ふともう赤みのさした、小さい実を一つ啄み落とした。実は雲霧の立ち昇る中に遥か下の谷川へ落ちた。
谷川は勿論峯峯の間に白い水煙をなびかせながら、人間のゐる国へ流れてゐたのである。
この赤児を孕んだ実は深い山の奥を離れた後、どういう人の手に拾はれたか?
──それは今更話すまでもあるまい。谷川の末にはお婆さんが一人、
日本中の子供の知つてゐる通り、柴刈りに行つたお爺さんの着物か何かを洗つてゐたのである。……
桃から生まれた桃太郎は鬼が島の征伐を思ひ立つた。思ひ立つた訳はなぜかといふと、
彼はお爺さんやお婆さんのやうに、山だの川だの畑だのへ仕事に出るのがいやだつたせゐである。
その話を聞いた老人夫婦は内心この腕白ものに愛想をつかしてゐた時だつたから、
一刻も早く追ひ出したさに旗とか太刀とか陣羽織とか、出陣の支度に入用のものは云ふなり次第に持たせることにした。
のみならず途中の兵糧には、これも桃太郎の註文通り、黍団子さへこしらへてやつたのである。
桃太郎は意気揚揚と鬼が島征伐の途に上つた。すると大きい野良犬が一匹、
饑ゑた眼を光らせながら、かう桃太郎へ声をかけた。
「桃太郎さん。桃太郎さん。お腰に下げたのは何でございます?」
「これは日本一の黍団子だ。」
桃太郎は得意さうに返事をした。勿論実際は日本一かどうか、そんなことは彼にも怪しかつたのである。
けれども犬は黍団子と聞くと、忽ち彼の側へ歩み寄つた。
「一つ下さい。お伴しませう。」
桃太郎は咄嗟に算盤を取つた。
「一つはやられぬ。半分やらう。」
犬は少時強情に、「一つ下さい」を繰り返した。しかし桃太郎は何といつても「半分やらう」を撤回しない。
かうなればあらゆる商売のやうに、所詮持たぬものは持つたものの意思に服従するばかりである。
犬もとうとう嘆息しながら、黍団子を半分貰ふ代りに、桃太郎の伴をすることになつた。
桃太郎はその後犬の外にも、やはり黍団子の半分を餌に、猿や雉を家来にした。
しかし彼らは残念ながら、あまり仲の好い間がらではない。
丈夫な牙を持つた犬は意気地のない猿を莫迦にする。
黍団子の勘定に素早い猿は尤もらしい雉を莫迦にする。
地震学などにも通じた雉は頭の鈍い犬を莫迦にする。
──かういふいがみ合ひを続けてゐたから、桃太郎は彼等を家来にした後も、
一通り骨の折れることではなかつた。
その上猿は腹が張ると、忽ち不服を唱へ出した。
どうも黍団子の半分位では、鬼が島征伐の伴をするのも考へ物だといひ出したのである。
すると犬は吠えたけりながら、いきなり猿を噛み殺さうとした。
もし雉がとめなかつたとすれば、猿は蟹の仇打ちを待たず、この時もう死んでゐたかも知れない。
しかし雉は犬をながめながら猿に主従の道徳を教へ、桃太郎の命に従へと云つた。
それでも猿は路ばたの木の上に犬の襲撃を避けた後だつたから、容易に雉の言葉を聞き入れなかつた。
その猿をとうとう得心させたのは確に桃太郎の手腕である。桃太郎は猿を見上げた儘、
日の丸の扇を使ひ使ひわざと冷かにいひ放した。
「よしよし、では伴をするな。その代り鬼が島を征伐しても宝物は一つも分けてやらないぞ。」
慾の深い猿は円い眼をした。
「宝物?へええ、鬼が島には宝物があるのですか?」
「あるどころではない。何でも好きなものの振り出せる打出の小槌といふ宝物さへある。」
「ではその打出の小槌から、幾つも又打出の小槌を振り出せば、一度に何でも手にはひる訳ですね。
それは耳よりな話です。どうかわたしもつれて行つて下さい。」
桃太郎はもう一度彼等を伴に、鬼が島征伐の途を急いだ。
三
鬼が島は絶海の孤島だつた。が、世間の思つてゐるやうに岩山ばかりだつた訳ではない。
実は椰子の聳えたり、極楽鳥の囀つたりする、美しい天然の楽土だつた。
かういふ楽土に生を享けた鬼は勿論平和を愛してゐた。
いや、鬼といふものは元来我我人間よりも享楽的に出来上つた種族らしい。
瘤取りの話に出て来る鬼は一晩中踊りを踊つてゐる。
一寸法師の話に出て来る鬼も一身の危険を顧みず、物語の姫君に見とれていたらしい。
成程大江山の酒顛童子や羅生門の茨木童子は稀代の悪人のやうに思はれてゐる。
しかし茨木童子などは我我の銀座を愛するやうに朱雀大路を愛する余り、
時時そつと羅生門へ姿を露はしたのではないであらうか?
酒顛童子も大江山の岩屋に酒ばかり飲んでゐたのは確である。
その女人を奪つて行つたといふのは──真偽は少時間はないにしもしろ、女人自身のいふ所に過ぎない。
女人自身のいふ所を悉く真実と認めるのは、──わたしはこの二十年来、かういふ疑問を抱いてゐる。
あの頼光や四天王はいづれも多少気違ひじみた女性崇拝者ではなかつたであろうか?
鬼は熱帯的風景の中に琴を弾いたり踊りを踊つたり、
古代の詩人の詩を歌つたり、頗る安穏に暮らしてゐた。
その又鬼の妻や娘も機を織つたり、酒を醸したり、蘭の花束を拵へたり、
我我人間の妻や娘と少しも変らずに暮らしてゐた。
殊にもう髪の白い、牙の脱けた鬼の母はいつも孫の守りをしながら、
我我人間の恐ろしさを話して聞かせなどしてゐたものである。
「お前たちも悪戯をすると、人間の島へやつてしまふよ。
人間の島へやられた鬼はあの昔の酒顛童子のやうに、きつと殺されてしまふのだからね。
え、人間といふものかい?人間といふものは角の生えない、生白い顔や手足をした、
何ともいはれず気味の悪いものだよ。おまけに又人間の女と来た日には、
その生白い顔や手足へ一面に鉛の粉をなすつてゐるのだよ。それだけならばまだ好いのだがね。
男でも女でも同じやうに、嘘はいふし、慾は深いし、焼餅は焼くし、己惚は強いし、仲間同士殺し合ふし、
火はつけるし、泥棒はするし、手のつけやうのない毛だものなのだよ……」
四
桃太郎はかういふ罪のない鬼に建国以来の恐ろしさを与へた。鬼は金棒を忘れたなり、
「人間が来たぞ」と叫びながら、亭々と聳えた椰子の間を右往左往に逃げ惑つた。
「進め!進め!鬼といふ鬼は見つけ次第、一匹も残らず殺してしまへ!」
桃太郎は桃の旗を片手に、日の丸の扇を打ち振り打ち振り、犬猿雉の三匹に号令した。
犬猿雉の三匹は仲の好い家来ではなかつたかも知れない。が、饑ゑた動物ほど、
忠勇無双の兵卒の資格を具へてゐるものはない筈である。
彼等は皆あらしのやうに、逃げまはる鬼を追ひまはした。
犬は唯一噛みに鬼の若者を噛み殺した。雉も鋭い嘴に鬼の子供を突き殺した。
猿も──猿は我我人間と親類同士の間がらだけに、鬼の娘を絞殺す前に、必ず陵辱を恣にした。……
あらゆる罪悪の行なはれた後、とうとう鬼の酋長は命をとりとめた数人の鬼と、桃太郎の前に降参した。
桃太郎の得意は思ふべしである。鬼が島はもう昨日のやうに、極楽鳥の囀る楽土ではない。
椰子の林は至る処に鬼の死骸を撒き散らしてゐる。桃太郎はやはり旗を片手に、
三匹の家来を従へたまま、平蜘蛛のやうになつた鬼の酋長へ厳かにかういひ渡した。
「では格別の憐憫により、貴様たちの命は赦してやる。
その代りに鬼が島の宝物は一つも残らず献上するのだぞ。」
「はい、献上致します。」
「なほその外に貴様の子供を人質の為にさし出すのだぞ。」
「それも承知致しました。」
鬼の酋長はもう一度額を土へすりつけた後、恐る恐る桃太郎へ質問した。
「わたくしどもはあなた様に何か無礼でも致した為、御征伐を受けたことと存じて居ります。
しかし実はわたくしを始め、鬼が島の鬼はあなた様にどういふ無礼を致したのやら、
とんと合点が参りませぬ。就いてはその無礼の次第をお明し下さる訳には参りますまいか?」
桃太郎は悠然と頷いた。
「日本一の桃太郎は犬猿雉の三匹の忠義者を召し抱へた故、鬼が島へ征伐に来たのだ。」
「ではそのお三かたをお召し抱へなすつたのはどういふ訳でございますか?」
「それはもとより鬼が島を征伐したいと志した故、黍団子をやつても召し抱へたのだ。
──どうだ?これでもまだわからないといへば、貴様たちも皆殺してしまふぞ。」
鬼の酋長は驚いたやうに、三尺ほど後へ飛び下ると、愈々又丁寧にお時儀をした。
五
日本一の桃太郎は犬猿雉の三匹と、人質に取つた鬼の子供に宝物の車を引かせながら、
得得と故郷へ凱旋した。──これだけはもう日本中の子供のとうに知つてゐる話である。
しかし桃太郎は必ずしも幸福に一生を送つた訳ではない。
鬼の子供は一人前になると番人の雉を噛み殺した上、忽ち鬼が島へ逐電した。
のみならず鬼が島に生き残つた鬼は時時海を渡つて来ては、桃太郎の屋形へ火をつけたり、
桃太郎の寝首をかかうとした。何でも猿の殺されたのは人違ひだつたらしいといふ噂である。
桃太郎はかういふ重ね重ねの不幸に嘆息を洩らさずにはゐられなかつた。
「どうも鬼といふものの執念の深いのには困つたものだ。」
「やつと命を助けて頂いたご主人の大恩さへ忘れるとは怪しからぬ奴等でございます。」
犬も桃太郎の渋面を見ると、口惜しさうにいつも唸つたものである。
その間も寂しい鬼が島の磯には、美しい熱帯の月明りを浴びた鬼の若者が五六人、
鬼が島の独立を計画する為、椰子の実に爆弾を仕こんでゐた。
優しい鬼の娘たちに恋をすることさへ忘れたのか、黙黙と、
しかし嬉しさうに茶碗ほどの目の玉を赫かせながら。……
六
人間の知らない山の奥に雲霧を破つた桃の木は今日もなほ昔のやうに、累累と無数の実をつけてゐる。
勿論桃太郎を孕んでゐた実だけはとうに谷川を流れ去つてしまつた。
しかし未来の天才はまだそれらの実の中に何人とも知らず眠つてゐる。
あの大きい八呎鴉は今度は何時この木の梢へもう一度姿を露はすであらう?
ああ、未来の天才はまだそれらの実の中に何人とも知らず眠つてゐる。……
(大正十三年六月)
モモタロウ 田辺友三郎
一
モモカラウマレタ、モモタロウ
キハヤサシクテ、チカラモチ、
オニガシマヲバ、ウタントテ、
イサンデイエヲ、デカケタリ。
二
ニッポンイチノ、キビダンゴ、
ナサケニツキクル、イヌトサル、
キジモモロウテ、オトモスル、
イソゲモノドモ、オクルナヨ。
三
ハゲシイイクサニ、ダイショウリ、
オニガシマヲバ、セメフセテ、
トッタタカラハ、ナニナニゾ、
キンギンサンゴ、アヤニシキ。
四
クルマニツンダ、タカラモノ、
イヌガヒキダス、エンヤラヤ、
サルガアトオス、エンヤラヤ、
キジガツナヒク、エンヤラヤ。
(明治33年6月)
桃太郎 文部省唱歌
一
桃太郎さん桃太郎さん、
お腰につけた黍団子、
一つわたしに下さいな。
ニ
やりましょうやりましょう、
これから鬼の征伐に、
ついて行くならやりましょう。
三
行きましょう行きましょう、
あなたについて何処までも、
家来になって行きましょう。
四
そりゃ進めそりゃ進め、
一度に攻めて攻めやぶり、
つぶしてしまえ鬼が島。
五
おもしろいおもしろい、
のこらず鬼を攻めふせて、
分捕物をえんやらや。
六
万々歳 万々歳
お伴の犬や猿雉子は、
勇んで車をえんやらや。
87 :
天之御名無主:03/12/06 17:35
桃=土左衛門の妊婦
鬼が島=異人が住む大陸
サル・キジ・犬=干支で西
つまり川に流された妊婦の死体から生まれた子供征韓譚
88 :
天之御名無主:03/12/09 07:09
鬼が可哀相
>>88 ていうかぁ、ちびくろサンボって黒人蔑視だから発禁にすべきだと思うんだけどぉ?
92 :
天之御名無主:04/01/29 20:11
93 :
天之御名無主:04/01/29 20:29
百済からやってきた温羅(うら)という部族は東方に向けて逃げる。↓
http://www003.upp.so-net.ne.jp/kodaisi/kantou.htm 諏訪神社の由来として、〈甲賀三郎〉の話が伝えられている。
「この話は黒海沿岸の小アジアに特に濃く分布しているため、
その地方に起源があるのではないかと考えられている。
しかしその分布はひろく、北欧、アイルランドにもかなり多くの類話
がみられ、ほとんど全ヨーロッパにあるといえる。」といわれる。
騎馬民族説は否定されて入る。しかし・・・
94 :
天之御名無主:04/01/29 20:42
95 :
天之御名無主:04/01/29 20:49
96 :
天之御名無主:04/01/29 23:51
岡山と伊勢は古代同じ部族なの?
「馬鹿、アホ」のことを「あんごう」っていうね。違った?
SSL は あんごう なインターネッツですね
IPsec も あんごう なインターネッツですね
CHAP は あんごう な認証方式ですね
101 :
天之御名無主:04/01/30 10:51
102 :
天之御名無主:04/01/30 10:54
伊勢地区が近畿に近いということ。さて、吉備は有名な特殊器台
などがあり、近畿とは違う。だから、吉備と伊勢地区を結びつける
ものはないんじゃないか。
103 :
天之御名無主:04/01/30 13:26
そでつか。どうも(^^
「あんごう」っていう方言地帯は古代において同じ部族
なのかと思いますた。変わってるでしょ。
104 :
天之御名無主:04/01/30 13:31
箸墓建設時巻向に集まった土器は東海系が最多であったが、
古墳のデザイン、特殊器台は吉備。この辺で方言がミックスし
伊勢に吉備の言葉が入るってことはありえたかも。
105 :
天之御名無主:04/01/30 13:35
なるほど。伊勢志摩でも「あんごう」「あんご」って言うらしい
のでなんか関係あるのかと思いますた。
あんごう 【暗向】 は、「あんこう」ともいい、語源は魚の「鮟鱇(あんこう)」から
きている。
むかしは山椒魚のことを「あんこう」といったようだ。
「鮟鱇の餌(え)待ち」といえば、口を開いてぼんやりしている様子をいうので、
「おばかさん」の意味で用いるようになった。
107 :
天之御名無主:04/01/30 21:40
桃太郎は百足(モモタル)(イソタケル50人、編成の戦闘部隊)であるとすれば三上山、二荒山での
百足と蛇/龍の戦いは農耕民と狩猟民の闘争であるから、キビツヒコの敵、温羅(うら)、は海洋民族
であったというのはどう?
108 :
天之御名無主:04/01/30 21:47
ヒミコとキビツヒコは兄弟、ヒミコはクナ国と戦っている。クナ国は東海地方
という声が高いが、首長はクガチヒコ、ヒミキコなどと呼ばれている。瀬戸内海には
後世河野氏というのがあるが、海賊くさい。クナ国とはコウノ国じゃなかったんかな。
109 :
天之御名無主:04/01/31 15:05
キビツヒコの戦果、功績は大なることは解るが、播磨から東四国にかけて
110 :
天之御名無主:04/01/31 15:16
キビツヒコの戦果、功績は大なることは解るが、播磨から東四国にかけて孝霊天皇の武勇談伝承が
多い。さて徳島県鳴門の荻原1号墳の鏡とか、ホケノ山古墳の鏡は楽浪郡出土のものと同一という。
孝霊天皇をホケノ山の被葬者とすれば徳島県鳴門の荻原1号墳はその肉親かもしれない。一方で
孝昭天皇の尾張ヨソタオヒメとの結婚がなかったら巻向の東海系土器の由来が不明である。孝霊天皇
は元来渡来系のシャーマンであり、モモソヒメに鬼道を伝えたのではあるまいか。欠史8代あなどれぬ。
111 :
天之御名無主:04/02/06 23:08
しかし桃太郎の鬼退治こと吉備津彦の温羅氏族征伐記はホント酷いね。
吉備津彦のほうが鬼のような所行に見えるんだけれども。
やはり歴史の真実というのは勝者が全てであり敗者は昔話となっては
扱いが悪くねじ曲げられるんだな。
子供を殺した雉や女を陵辱して殺した猿が死んだので少し浮かばれた
気がするけど吉備津彦と犬も報いを受けて欲しかったよ・・・・
112 :
天之御名無主:04/02/08 16:43
ジェンダーフリーの桃太郎は最悪だな
ジェンダーフリーの桃太郎ってこんなのか?
むかしむかしあるところにお爺さんとお婆さんが住んでいました。
お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは非常に進歩的な文化人でしたので
家事労働を女性に押し付けるのは男女差別だと主張し、市民集会にでかけていました。
そう言うわけでお爺さんが川で洗濯をしていると
川上からどんぶらこどんぶらこと大きな桃が流れてきました。
お爺さんはその桃を拾って家に帰りました。
さて夕食も終わり、桃を食べようとお爺さんが包丁を入れたその時、
桃の中から元気な男の子が生まれました。
お婆さんは「なんだ男か」と一言言うと興味なさそうに桃を食べ始めました。
さて、お爺さんはそのまま放っておくわけにもいかず、育てようと思いましたが、
先ずは男の子に名前を付けようと思いました。
「桃から生まれたこの子は桃太郎というのはどうぢゃろう」
するとお婆さんはいいました。
「太郎がよくない。太郎は男という社会的な役割を示す名前だ。
生まれながらこの子の個性というモノを男という範疇に押し込めてしまうのがよくない」
「ぢゃあ、何がよかろうかね、ばあさんや」
「おい、わしをばあさんと呼ぶのはやめなさいといったぢゃろう。
わしはばあさんなんていう名前ぢゃない。
ばあさんというのはわしを一人の個性をもった人間だということを無視した呼び方ぢゃ。」
「へぇ、すまん、すまん。わかった、わかった。わかったからこの子の名前を考えてくれんかのう。」
「本当にわかっているのかいな。まあええ、その子の名前ぢゃったな、
そんなもん、桃から生まれたんぢゃ。桃で充分ぢゃろう」
気が向いたら続く。
114 :
天之御名無主:04/02/08 20:21
サピオに載っていたジェンダーフリー桃太郎知っていますが、
113氏が結末書き終えるまで黙っています。
ちょいと調べてみたらホントにあったとは驚いた。実に下らん。
さて、桃から生まれた『桃』はどんどん大きくなりました。
無事に成人式を向えた『桃』はある日お爺さんに向ってこう言いました。
「私はこれから悪い鬼を征伐しに、鬼が島へ行きたいと思います。
つきましては日本一の黍団子を作ってください」
「何鬼退治ぢゃと。それは大したもんぢゃ。
それぢゃ、わしが日本一の黍団子を作ってやろう。」
そういってお爺さんは戦に向う『桃』の為に太刀や陣羽織、旗を用意して
最後に日本一の黍団子を作ってやりました。
さて、これから鬼退治へと出発しようとしたころ
日常的性差別撤廃運動に参加していたお婆さんが帰ってきました。
お婆さんは戦支度をした『桃』をみて大層驚いていいました。
「なんだねその格好は。刀なんぞ持って物騒な。何、鬼退治。
暴力で問題を解決しようなどとなんとあさましい。これだから男は嫌なんだ。
もうちょっと理知的に話し合いで解決しようという心がけはないのですか。」
『桃』もお爺さんもお婆さんにこう言われてしまっては仕方がありません。
『桃』は手ぶらで鬼が島へ向う事になりました。
内心、鬼が話し合いの通じる相手では無いと思いながら……
さて『桃』が鬼が島へ向けて歩いていると
前から犬がやってきて言いました。
「桃太郎さん、桃太郎さん、お腰につけた黍団子を一つ下さいな。」
さて『桃』は困りました。
まず自分の名前は桃太郎ではない事をこの犬に説明しなければなりません。
しかし『桃』は自分の名前を説明する事に疲れていました。
これまでの人生は短いものでしたが、自分の『桃』という名前が
どうやら一般的ではないという事に気付いていたからです。
自分の名前を説明し終えた時の、相手のなんとなく釈然としない、
しかも幾分哀れみを含んだ表情を見るのがたまらなく嫌なのでした。
「ありがとう、桃太郎さん。お礼に鬼が島へお供しましょう」
結局、『桃』は自分の名前を訂正させるのを止してしまいました。
さて、『桃』はその後同じように猿、雉をお供にしましたが、
雉をお供にするのは一苦労でした。雉は雌でした。
「桃太郎さん、私達は桃太郎さんから黍団子をいただきましたが
代りに私達は鬼が島へお伴をします。つまりこれは契約関係にあるのであって
桃太郎さんと私達には上下関係があるわけではありません。」
正直言って『桃』は雉が何を言いたいのか、よくわからなかったのですが
「うむ、わかった、わかった」
と答えておきました。兎に角鬼が島へ早く行きたかったからです。
鬼が島は海の彼方にありました。
『桃』は舟に乗って鬼が島へ向います。
犬、猿、と『桃』は櫂を一生懸命漕いでいましたが、雉は舟の上で眠っていました。
それをみて猿がいいました。
「ちょいと君、我々が舟を漕いでいるというのに君だけ眠っているというのはどうだろう」
雉は眠そうに目をあけるとこう言いました。
「私は鬼が島へお供するとは言いましたが、舟を漕ぐことまでは契約していませんよ」
「そうは言ったって君、僕等は桃太郎さんの家来じゃあないか。」
「ああ嫌だ。今時家来なんて時代錯誤も甚だしい。
いいですか、私達は確かに黍団子を報酬に鬼が島へ行く事を了解しました。
しかし契約は其れだけです。それ以上を求めるのは桃太郎さんの搾取というものですよ」
これだけ言うと、雉はまたぐうぐうと寝息をたてて眠り始めてしまいました。
こうなると猿は面白くありません。
雉が眠ったのを見ると、急に自分が一生懸命舟を漕いでいるのが馬鹿らしくなってしまいました。
とうとう猿は櫂を放り出し、もう知らぬとばかりこれまたぐうぐうと眠り始めてしまいました。
残った犬と『桃』は鬼が島へ向けて一生懸命舟を漕いでいます。
118 :
天之御名無主:04/02/09 03:53
一レス目読んで止めた。
「 ◆MoMoYSbap6 」、あんたの書いた奴の方が数倍理性的で数倍面白い。
「ジェンダーフリーの桃太郎」 (
>>113-117のものではなく)って、
あれはジェンダーフリーの大切さを説いたものなのか、はたまた
馬鹿馬鹿しさを説いたものなのか意図不明だ。
◆MoMoYSbap6たんのはシニカルな出来で、まあニヤリとさせられる
仕上がりだが、元ネタの方は田嶋某女史(元議員)を彷彿とさせる
ヒステリックぶりで常識的な人間なら男女問わず辟易とさせられる。
と、こんなこと書くと、「その“常識”こそが社会の歪みの表れだ」
などと食って掛かられそうなのでアレだが・・・。
板違い
121 :
天之御名無主:04/02/12 05:21
桃太郎は天皇の親族だと聞いたんだが・・・だれか知らない?
竹内文書のやつ
122 :
天之御名無主:04/02/19 21:39
日本の五大昔話、あるいは五大お伽噺といえば、桃太郎、花咲爺、舌切雀、猿蟹合戦、かちかち山とされている。誰が定義したのかは調べがつかなかった。いずれも江戸時代から語り継がれてきた人気のある話だ。
なかでも桃太郎は、英雄譚としても楽しく、人気が高い。発祥の地として知られているのは岡山。もっとも、全国には桃太郎伝説の発祥地とされる地がニ十数カ所あって、伝わる話は、土地によって細部が少しずつ違う。
たとえば岡山の場合は、吉備津彦が鬼ノ城にこもった温羅(うら)という鬼を退治する話がもとになっている。「どんぶらこどんぶらこ」で始まるおなじみの話に近いのは愛知県犬山市の桃太郎。香川県高松市に残る桃太郎はおばあさんではなくきれいな娘が川で洗濯している。
どこがほんとうの発祥か、というより、日本全国にこうしていろいろな桃太郎が存在した、というのが楽しい。自分の子どもに桃太郎を語り伝える、彼にとっての桃太郎の発祥はここ、親子の間にある。それで充分だし、それこそが桃太郎のいのち。
だとさ。
http://www3.ocn.ne.jp/~isak/sub2.html
124 :
天之御名無主:04/02/20 03:01
125 :
天之御名無主:04/02/20 16:55
鬼の由来より桃太郎の由来をまず先に決着付けたほうが良い気も・・・。
126 :
天之御名無主:04/02/20 17:10
温羅(鬼)と吉備津の命(桃太郎)が実はお互いに天下りしあっていたってのは
意外ですね。
127 :
天之御名無主:04/02/23 10:54
age
128 :
天之御名無主:04/02/26 16:35
なんで桃なの?
129 :
天之御名無主:04/03/02 10:53
age momo
◆MoMoYSbap6さん、お暇があれば続きを書いてくださいね。
皮肉っぽくて面白いです。
131 :
天之御名無主:04/03/19 19:02
吉備津の命が一番最初の説がやっぱり最有力かな?
132 :
天之御名無主:04/03/20 21:26
鬼太郎の桃退治
133 :
天之御名無主:04/03/21 03:45
あれ?マイナーかも知れないけど、桃太郎の諸説について話すんなら、
瓜子姫も絡みませんかね?
息子には桃太郎を語って聞かせ、
娘には瓜子姫を語って聞かせると言う風習?
そういや誰だったか、
川を流れる桃→川の源流は山→桃太郎は山神の落とし子説もありますな。
(うろ覚え)
134 :
天之御名無主:04/04/20 07:59
どうなんだ?
135 :
天之御名無主:04/04/20 20:37
今月のムーには鬼も桃太郎も異星人って書いてあったなぁ
ね うし とら う ・・・・・猿 鳥 犬 ・・・・い
陰陽道で使う占い版?では西のほう
モッカドゴンスイにも関係している ももは金(ごん)
137 :
天之御名無主:04/04/21 19:57
ラーマーヤナの宇宙―伝承と民族造形
慶応義塾大学地域研究センター叢書
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4393132742/249-6567144-2371501 マハーバーラタと並び称されるインド二大叙事詩のひとつラーマーヤナは、3世紀頃に現
在伝わる形になったのちも、歴史・地域・民族ごとに変容しつつ、時を越え海を越えて、
アジア各国の文学、演劇、建築に、ラーマーヤナ文化圏ともいうべき巨大なひろがりを形
成した。本書は、綿密な研究にもとづき、貴重な図版・写真を多数用いながら、ラーマー
ヤナのインド本国における展開と、アジア各国へ伝播し変容する過程、そして、そこから
生まれた文化と芸術の姿を一望する。
内容(「MARC」データベースより)
可憐な恋愛劇にして、血湧き肉躍る大冒険活劇。西遊記も桃太郎も影響を受けた古代イン
ドの叙事詩ラーマーヤナが、アジア各国に伝播して生みだした絢爛たる文化と芸術の世界
を、多彩な図版を駆使して一気に紹介。
誤爆?
140 :
天之御名無主:04/04/22 12:22
>>137 現在、在庫切れです。このページは在庫状況に応じて更新されますので、購入をお考えの方は定期的にご覧ください。
142 :
天之御名無主:04/04/22 21:55
間違ってたら大変な失礼になるけど、
桃太郎に出てくる鬼って島に隔離されていたらい病とか障害者のことって
聞いたことある。
それ聞いた時はショックだった。誰も聞いたことない?
>>142 自分で立てたショッキングな仮説に自分でショックを受けて
大騒ぎする人はいっぱいいます。
気にしなさんな。
144 :
天之御名無主:04/04/22 23:55
そうですよね。つまんないこと書いてしまった。
削除してくれないかなー
145 :
天之御名無主:04/04/23 08:29
デイリースポーツ案内広告社営業部の佐藤美由紀さん、かわいい
146 :
天之御名無主:04/04/23 13:11
>>137 『ラーマーヤナ』と『桃太郎』
http://www.kyoto-su.ac.jp/~g243614/story/asianl-2.html 『桃太郎』と『ラーマーヤナ』の類似点は、ひとつに海を渡って鬼・羅刹退治に挑む
“武雄伝説話”であるということ、もうひとつに動物の報恩と協力という“動物寓話説話”
であるということがあげられます。そして、“英雄出産説話”も類似点にふくまれます。
インドから日本に伝播した『ラーマーヤナ』が口述によって伝えられたとすれば、その中核
をなす“英雄出産説話”、“動物寓話説話”、“武雄伝説話”の三要素が特に民衆の記憶に
のこり、『桃太郎』が長い歳月をかけて作られたと想像できます。しかし、このような理論
は先に述べたように現在残っている文献から証明することは難しくなってしまいました。
ただ、このような理論は夢のある話だとは思われ、専門家達を魅了してやまないのです。
まあ色んな説話類型の要素を持っているのは確かなんだろうが
桃太郎はどう味付けされてきたかという事に魅力をかんじるな。
いきなり乗り込んでって宝を奪って帰るってちょっと強盗チックだよね
>>1-148 皆間違ってるよ!モモ太朗は婆々と一緒に女装して鬼ケ島に乗り込むんだよ!
150 :
天之御名無主:04/05/03 05:32
報復は肯定された
151 :
天之御名無主:04/05/03 12:47
元々地元民話だった「ももたろう」に「ラーマーヤナ」が上書きされて
ごっちゃになった説!日本に伝わった時期にもよるけど。
モチーフの類似を派生関係に即つなげるのはちと強引。
伝播したというのならラーマーヤナそのものが残っていてもおかしくない。
残っていないのを「口述によって伝えられた」からとするのはあまりに御都合主義的。
それらのモチーフが共通の土壌としてあるところで、特にラーマーヤナが
大きく発達した、って可能性だってあるわけだから。
>>146 に挙げられている特徴が他にない際だったものだというのならともかくね。
153 :
天之御名無主:04/05/08 21:41
桃太郎の原型は
大和朝廷の吉備津彦。
冷静にみるならば、吉備津彦説話と桃太郎説話には征服譚であることと「きび」
という音というだけの共通点しかない。桃太郎を特徴づける異常生誕や動物の
家来、島にわたり宝物をもって戻るという異界訪問譚、といった重要かつ
本質的なモチーフが吉備津彦にはことごとく欠落している。
逆に、鳴釜という、桃太郎にはまったく存在しない話が重要要素として関わっている。
別の話であると結論せざるを得ない。
吉備津彦説には説得力がまったくなく、まだラーマーヤナ説のほうがまだマシ。
>>153 は岡山の観光産業にだまされてるだけだよ。
155 :
天之御名無主:04/05/09 01:33
出典がグラハムハンコックの神々だからなんともあてにならないんだけど
インディオの民話に「犬、猿、鳥」がどうのというのがあってそれがエジプトとどうのこうので・・・(すまんよく覚えてない。知りたい人は読んでみ)
彼は桃太郎のことには言及していなかったけど、日本人なら桃太郎を思い出すよね。
寓話に出てくるフレーズには大抵隠喩が含まれてるもんだけど、
「桃、犬、猿、雉、鬼、島」にはそれぞれどんな意味があるのかな?
157 :
天之御名無主:04/05/09 17:30
>>156 桃太郎の原点がなんなのか、明確でないので、時代や土地といったものをあまり重視しないで、
フレーズのイメージを捉えてみました。
・桃→神聖なもの、邪気を防ぐもの(古事記からのイメージ)
・犬→「魔よけ」(特に泣き声が)
・猿→時代や地域によって扱いに差が出そうです。
昔話に頻繁に登場するので、馴染みのある存在なのかもしれませんが、
『しっぺい太郎』のような話や、猿そのものを見てみると、「力のあるもの」
のイメージが強いです。
・雉→猿や犬のように、他の昔話でほとんど語られる事がない(語られたとしても、せいぜい食用)存在なのが、少し気になります。
羽の色が美しいので、「高貴なもの」というイメージがあるのですが…。
なんとなく、もしかしたら本来は雉以外の別の鳥(たとえば、カラスとか)がお供だったんじゃないかなーとか、思いました。
・鬼→「鬼」そのものは、先祖の霊とも、精霊崇拝の中での「カミ」ともとることができますが、大きくイメージを広げると、単純に
「恐ろしいもの」なイメージです。
・島→敢えて「島」というからには、やはり本島に住むような人々の視点で語られている話なんでしょうね。
そうなると、「島」は「未知なもの」「異郷」のイメージになります。
あくまで推論なので断定はもちろん出来ませんが、こんなイメージになりました。
長レスですみません。
158 :
天之御名無主:04/05/10 21:31
吉備津彦はまったく
無関係ではない。
桃太郎には大和タケル、源頼光などの
国土平定の英雄伝説が投影されている。
異生箪は古代の英雄にはよく見られる
モチーフである。
159 :
天之御名無主:04/05/10 21:53
>156>157
私の推論では
犬→里、古くからの家来
猿→山、戦いによって新たにえた家来
雉→新たな敵への先導役、犬、猿だけであると家来の数が2になるため
バランスをとるため加えられた、
160 :
天之御名無主:04/05/11 00:18
桃太郎に限ったことじゃないんだけど、
昔話て爺と婆の二人家族って多くない?
今、核家族化が叫ばれてるけど昔と変わってないんじゃ、と思ってしまう
161 :
天之御名無主:04/05/11 08:43
そういえば変だね。農家は普通子沢山を良しとする傾向があるのに。
でも昔と今では寿命も違うし、「爺と婆」がそのまま「年寄り」という
意味では無いかもしれない。子供に恵まれない中年農民、てところかな?
>>160-161 証拠は無いけど、そういう風に「核家族」化してしまって
いる「奇妙な存在」だから「物語」になるかもしれない。
(長男が早くに亡くなっていたり、子供は何らかの理由で家を出てしまっ
ていて、当時としては核家族は村社会においても「奇妙」な存在になって
しまったんじゃないかな)
163 :
天之御名無主:04/05/12 05:15
中年の夫婦(子無)が洗濯と芝刈りの毎日のはずなのに大金を持っている。(犯罪組織と繋がり有?)
もしくは子供が家出していたのが帰ってきた時に町で聞いた英雄譚をおもしろおかしく話したとか。
そういえば昔話って近くの村人とかあんまりでないのか?(隣の意地悪夫婦を除く)
164 :
天之御名無主:04/05/12 11:36
川を流れてきた大きなおイモを食べたおバアさんは、大きなオナラをしました。
そのニオイを嗅いだおジイさんは、シバを刈らずにクサかった。 完
>>158 誰も「無関係だ」なんてことは言ってないだろ。
>異生箪は古代の英雄にはよく見られる
>モチーフである
つまり、珍しくない類型の一つにすぎず、直接の派生関係を結論することは
できない、ということになるんじゃないか?
江戸時代の桃太郎は仲間が猿のかわりにハンペンでした
167 :
天之御名無主:04/06/08 20:20
桃太郎って確か鬼達を大虐殺して、金品を奪った強盗殺人犯の話だよね?
どこかで聞いた話だと、
・犬 → 要ぬ(必要のない人間)
・猿 → 去る(追放者)
・雉 → 鬼子(忌み子)
・・・で、集団から弾き出された「人間ではない」「人扱いされていない」連中
を意味しているのではないかという。意味合いとしては鬼と同じだから彼らは
動物として描かれているんだとか。
170 :
天之御名無主:04/06/10 20:04
>>169 今だったら2ちゃんねら〜だよな?きっと
つ/┃┃⌒☆
 ̄
>>171 もうかれこれ10数年前なので詳細不明でスマンです。
それらしいのは検索にもヒットせず・・・。
173 :
天之御名無主:04/06/11 15:47
犬→けん→剣
猿→まねをする→鏡
雉→煌びやか→勾玉
>>160-163 単に姥捨てされて山で暮らしてる老人なんだろ。
だから桃太郎の話では隣人はいない。
老人は邪魔だから追い出されるんだよ。
棄老の習慣は日本にはないわけだが。
176 :
天之御名無主:04/06/12 02:21
棄老伝説はたしかにあるのだが、これは大陸からわたってきた伝説が土着した
もので、習慣としてあったわけではない、というのが定説。
178 :
天之御名無主:04/06/12 02:59
>>177 なるほど。
詳細をつづった文献など、ありますか?できれば読んでみたいのですが。
棄老伝説という単語を見て「棄老伝説SPECIAL」とか「棄老−KIROW−」
いう、とんでもないイメージが浮かんだ。
格ゲーかよw
大学時代、恩師が言ってた。
“この辺りの人間には桃太郎みたいな嫌らしさがある。
「あそこで”悪い奴が貯めこんでるようだから、
一つ退治して分捕ってやろう」って考える”
たしかにそう言う土地だった。
最近では、程度の差こそあれ、どこもそんなもんだろう、と思える。
182 :
天之御名無主:04/06/19 06:54
イザナミの黄泉の女軍、神武の女軍、卑弥呼の女官こうした概念が
作られたのは宇佐か、三輪あたりに巫女幹部候補生学校(士官学校)
があり、小型の矛のような武器で(なぎなたの起源)武装し、警護に
当たっていたものと考えられる。WACかな。
183 :
天之御名無主:04/06/19 18:22
桃太郎は財宝欲しさに平和に暮らしている鬼たちのところに行って勝手に大暴れして勝手に財宝持って行った。
って話を聞いたことがあります。
・・・本当かな??
184 :
桃太郎の鬼退治:04/06/19 18:56
/◎)))
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/ / :,
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/ / :,
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.∧_∧ / / :,
.( ・∀・) / 、 ∩__
|/ つ¶__/ ヽヽ /;;;; ヽ ガッ
L ヽ /. | ヽ ニ三 |:;;;; | 人∧__,∧∩
_∪ |___| \;;;;_ノ< >`Д´)./ ←>>鬼
[____]_ V/ /
/______ヽ_ヽ / / ./
|______|_| (__,)_)
/◎。◎。◎。◎ヽ= / ̄/
ヽ_◎_◎_◎_◎ノ=ノヽニヽ
桃太郎とは徐福だと思うね なぜ?か あっ眠い
桃の旗を持って行進してたのは徐福かバーミャンだよ
187 :
天之御名無主:04/07/09 20:08
その徐福だが、山東半島->楽浪郡->馬韓->秦韓->伊都国->吉野ヶ里->
国東半島<->吉備、とまーこうした動きが想定できるが、国東半島<->吉備については桃太郎鬼が島伝説辺りが必要になる。というのも、畿内に九州勢が侵入した形跡がなく、吉備
が土器、特殊器台等で重要な役割を果たしており、反面、古墳は秦氏の兵主神に則して
建設されている。九州勢がなぜフィルターされて、その思想が入ったのかが奇妙である。
考えられることは吉備が豊前辺りで秦勢力から又は、辰韓から指導者をヘッドハントした
ということであるが、いまいちはっきりしない。桃太郎伝説を背景にこの点を検討して
みたいが、鬼が島とは単に鬼が城のことなのか。関門、玄界灘の島ではないのか。
>九州勢がなぜフィルターされて、その思想が入ったのかが奇妙である。
途中で話がつながらなくなったときは、無理矢理話をこじつけるんじゃなくて,
自分の話の前提を疑ったほうがいいよ。
頭に角の生えたディクロニウスに居場所なんかどこにも無いのです。
190 :
天之御名無主:04/12/14 23:40:28
フォーディーか。
191 :
天之御名無主:04/12/16 12:35:34
もっと語るべよ
QED(高田嵩史・著)の新刊がオモロかった。
193 :
天之御名無主:2005/05/29(日) 08:38:34
桃太郎は桃に入って川を流れてきたが、一寸法師ってどうやってくるんだっけ?
子供のない老夫婦が神様においのりしたら
おばあさんが急に産気づいてうまれたとかそんなんじゃなかったっけ?
195 :
天之御名無主:2005/06/04(土) 01:10:47
「桃は実は四肢を切断された妊婦の死体」
オカルト板で初めて聞いたとき3滴ほど尿漏れした(((( ;゚д゚))))
196 :
天之御名無主:2005/06/04(土) 02:37:54
>>193 お椀に乗って流れて来たんじゃなかったっけ?
197 :
天之御名無主:2005/06/04(土) 04:21:43
桃太郎が現在の形になったのは意外と新しく、明治時代に教科書に採用されてからだ
それ以前はけっこういろんな形があったようだな。
198 :
天之御名無主:2005/06/04(土) 05:10:53
て言うか、源頼光の鬼、妖怪退治がモデルじゃ無かったんだな。
鬼切丸って今は宮内庁が所有してたんだよね。
鬼切り丸の本名って何だったけ?
199 :
天之御名無主:2005/06/04(土) 07:48:28
そんなナマクラより、実用の一振りはいかが?
公儀御刀吟味役 山田朝右衛門伝 鬼包丁政勝
200 :
天之御名無主:2005/06/10(金) 02:17:28
民話は広まるにつれて地域地域で、いろんなバージョンに変化するものでな
例えば、毒を川に流して魚を取ろうとする若者のもとに老人が現れる。老人は若者と握り飯を食うが、毒で魚を取るのはあまりにも殺生なことだとたしなめたが、若者は結局、川に毒を流す。
すると川から大なまずが出てきて、その腹から、握り飯が出てきた。
こんな民話があるけど、この民話では老人が女になったり僧侶になったり、あるいは握り飯が団子になったり、飛び出てくる魚が岩魚になったり
さらには死んだ魚から毒気が吐き出され若者達を殺したりと、地域ごとに少しずつ違いがあるのだよね。
要するに川に毒を流す漁法は、川の魚を殺し尽くすからそれをたしなめるために作られた民話だろうが
広まるにつれて地域ごとに違いが出てきたわけだ
桃太郎伝説にしても、大本の話は吉備津彦の温羅退治とされているけど、伝承が広まるにつれて色々形を変えていたはずだよ
201 :
天之御名無主:2005/06/10(金) 20:02:34
ひとつ、ひとの生き血をすすり。
ふたつ、ふるさと後にして
みっつ、淫らな人妻を
よっつ、よこちょにハゲがある
いつつ、いつかのあの空を
206 :
天之御名無主:2005/08/04(木) 04:55:52
むっつ、ムッツリスケベな祖母を責め
207 :
天之御名無主:2005/08/19(金) 01:00:09
犬 猿 雉 はナゼ桃太郎の名前を知ってるのでしょうか?
漢字が読めた
209 :
天之御名無主:2005/09/15(木) 21:04:33
鬼は日本に漂流してきたロシアの海賊って説もあるよね、角の付いたヘルメット被って、全身毛むくじゃらで
アル中で赤い顔して、訳わかんないことば使ってたから「鬼」と呼ばれたって
で、桃太郎の供の、犬、猿・キジ、それぞれが陸(猿)・海(犬)・空(雉)のスペシャリストの傭兵で
後から子供向けに動物に揶揄されたとか、もちろんキビダンゴなんかも金銭から揶揄された物だったとかって話を読んだことある
ついでに、浦島太郎だと、海岸で亀を助けるって事になってるけど
実は浜の子供達が見つけたタイムマシンを、子供達に金品をあげる代わりに譲り受けて
未来の国へ行ったとか
かぐや姫だと
光る竹というのは実はロケットで、中には月の世界で罪人となって赤ん坊にされて地球へ島流しならぬ星流しを受けたって
結構あの手の話はSFの要素が盛りだくさんだったりするよな
210 :
天之御名無主:2005/09/16(金) 23:56:42
鬼門の方角が丑と寅だから、
鬼は牛の角を生やしてと虎柄のパンツをはいている。
鬼門の反対の方角が申、酉、戌だから、
桃太郎は猿と雉と犬を連れている。
211 :
天之御名無主:2005/09/18(日) 21:28:06
212 :
天之御名無主:2005/09/19(月) 18:43:49
ロシアの海賊????????
213 :
がいやまん:2005/09/20(火) 10:46:41
>>210 丑寅は虐殺され、楯築遺跡に葬られ、「古代、太陽・月・泉・磐座・巨木を
仰ぎ、山は神体山にし天津磐座磐境を有し朝日の宮(夏至6月21日の日の出には、
太陽が正面の鳥居の真正面向いの山から上り、朝日が御鏡に入る)と称され、本洲
一宮、吉備之国一品一宮、国の宗祖神を祀る社として古代気比太神宮、吉備社、
吉備津宮といわれ崇められ」、倭人伝では最初の男王とされた吉備津彦が、鬼道
族である大吉備津彦、卑弥呼一族に虐殺する前聖地気比神社から因幡の八上の
方面を経由してこの地に入ったことを言うものであろう。
214 :
がいやまん:2005/09/20(火) 10:53:03
ミスタイプがあったが、要するに卑弥呼一派が吉備津彦を虐殺、その称号を奪い、
その領民、百工を奪い、天津磐境に引き続き纒向に天津神籬である箸墓を建設した
と考えられる。
215 :
がいやまん:2005/09/20(火) 11:12:42
おおやまと古墳が応神などの河内王朝丹移行するのには造山、作山古墳などの
吉備の豪族の巻き返しが大きい。大和朝廷はこうしたものを利用し、更には、九州、
三韓をも征圧、ワカタケルの時に極東の雄にのし上がる。
216 :
がいやまん:2005/09/20(火) 11:32:59
217 :
天之御名無主:2005/09/20(火) 21:21:06
218 :
がいやまん:2005/09/21(水) 05:42:48
民衆が伝えたかったのは鬼とは卑弥呼一族であり、卑弥呼一族によって惨殺された
吉備の大王は偉大な、初代の大王であり、何時の日か吉備によみがえるであろう、
これが吉備津神社の謎でないのか。すなわち、吉備津彦ウラ大王は鬼にされたのだ。
219 :
がいやまん:2005/09/21(水) 05:57:39
楯築遺跡がウラの墓とするとウラは外朝のような感じがするが、権力者によって
非業の死を遂げたものが自分の意思で墳墓の様式を決定できるものではない。
妻が阿蘇氏の系統であれば肥前・肥後方面からの海人族であった可能性もある。
220 :
がいやまん:2005/09/21(水) 06:16:24
卑弥呼の残忍なテロこそ、倭人伝においてよく衆を惑わす鬼道と記述される
恐怖政治の本質ではないのかと考えられる。
221 :
がいやまん:2005/09/21(水) 07:44:05
投馬国
http://olive.zero.ad.jp/~zaw10107/10/tomo/tomo.htm 最初は世帯数まで述べられるが、国名を列挙する段には出現しない。奴国から
邪馬台国にいたる間に耕地面積でこれに匹敵するのは吉備地方であろう。これは、
吉備地方を含む「豊葦原瑞穂国(豊前から備前)」が例の鬼退治、つまり、倭国乱
の余波を受けて国名にユラギがあったと考えると、豊前と吉備の渡来系構成とか、
巨石遺跡に多くの共通性を見ることができ、征服された吉備が纒向建設に動員される
とすると多くのことに説明がつく。
222 :
がいやまん:2005/09/21(水) 10:07:54
>>219 阿曾というのは播磨の出で、吉備のホムジ同様息長系らしい。このホムジは
応神天皇と関係するのだろう。造山・作山等の巨大古墳が吉備の復活、河内王朝
の隆盛と関係するのではなかろうか。
このコテはマトモなコテなのそれともクソコテ?
224 :
がいやまん:2005/09/24(土) 22:22:15
ウラの話は裏が取りにくい。棚上げとしておこう。楯築遺跡の被葬者は神体石に
描かれている限りにおいてはラモスのような長い顔でカルムィック人のような獰猛な
感じの人のようだ。
ID"Oni"記念パピコ
226 :
がいやまん:2005/10/17(月) 11:22:26
大和の首長は九州の銅鏡分配システムを導入するという正攻法によって遂には
国土を制した。これに対し、吉備の豪族は匈奴系月氏族の海賊行為によるシーレ
ーン征圧という政策であったのであろう。これは多くの渡来人、金属加工文化を
吉備にひきつける効果はあったが、吉備津彦、孝霊帝によって征圧されて匈奴・
月氏系統は古墳建設、石工などのため山城、大和に向かい、特殊器台を作るもの
は纒向に入ったものであろう。
あいかわらず主語述語のはっきりしない文章だな。
228 :
がいやまん:2005/10/17(月) 18:25:06
つーか、舌足らずだった。
纒向に列島初のオオヤシマ統一国家、女王連立倭国の成立する直前、倭国乱に乱
れた諸国を倭人伝にあるように短期間統一した国があった。それが楯築王国だ。
これは吉備の豪族が豊前方面から渡来した匈奴系民族を容認した海賊のような
侵略的な国であり、瀬戸内海東部諸国がシーレーン確保のためにイヌサルキジ
連合軍を編成し孝霊帝の指揮によってこれを討伐したというのではないかね。
チラシの裏にでも書いててくれ
230 :
がいやまん:2005/10/19(水) 10:59:59
あ、ヨーグルトが安売りだった。ちょっとお買い物に。
231 :
天之御名無主:2005/10/19(水) 11:57:27
>>210 >>27の説をご一読あれ。
戌は西北に位置してるから、鬼門と相反する方角ではない。
一説に、「五行」を用いると、"桃は五行の”金”に対応し、
”金”に対応する方位は西で、その方位に対応する干支は、戌・申・酉となる。
つまり桃太郎のお供となる犬・猿・雉は、桃太郎の桃と五行の”金”で繋がって
いるということらしい。
「また鬼門が陰の方位で南西が陽の方位だとする説についても追記。
陰陽思想の観点からいうと、北西の方位で10月にあたる亥(猪)が極陰となり、
丑寅の方位は特別に陰が強いわけではなく、逆に冬から夏へ陰から陽への陽の季節となる。
鬼門の由来とされる大桃木が、五行説で春に相当する東の方位に立つとされていることから考えても、
鬼門の方位は元来陰の方位ではない。」
とのこと。
なんか浦島太郎や因幡の白うさぎの秘密も暴かれる勢いなスレだな。
チラシの裏でもいいからじゃんじゃんやっておくれよ。
真相はアンビリバボー
234 :
天之御名無主:2005/10/20(木) 20:15:04
放送中あげ
235 :
天之御名無主:2005/10/20(木) 20:31:00
アンビリバボあげ
放送終了sage
オカルトクオリティーにつきsage
何あのアンビリバボの鬼
人魚ミイラに鬼ミイラに河童ミイラに・・・
日本人は昔から器用でしたとさ
めでたしめでたし
不審火は捏造疑惑に耐えられなくなった関係者による放火とか。
宇宙から来た鬼(?)が何
で古代人に倒されるんだ?
放火じゃなくて鬼の
呪いとか?
ジャンプでやってる銀魂って漫画思い出した
幕末、黒船ならぬ宇宙船がやってくるやつ
245 :
天之御名無主:2005/10/21(金) 08:37:22
しかし 宇宙人説まで出てくるとは
何でもありだな
246 :
天之御名無主:2005/10/21(金) 08:39:34
変なオッサンの出した証拠のコピーは確実に捏造だろうな
247 :
天之御名無主:2005/10/22(土) 14:50:29
瓦版なんて売れて何ぼの世界で競争してたものだからな
面白おかしく書かないと買ってくれないわけだから
結局東スポよりも捏造度高い と言うよりデタラメ
うつろ舟に関しては、滝沢馬琴も書いていた記憶が。
当時、流行の面白話だったんだろうね。
249 :
天之御名無主:2005/11/20(日) 00:46:12
金曜日にテレ東で、最近の桃太郎の紙芝居を紹介してたけど。
酷かったな。
自然に桃から生まれた、桃太郎は。犬、猿、キジと友達になる。
みんなと仲良く遊んでいると、鬼がやってきてキジをいじめる。
そこで、みんなできび団子を食べて元気になって鬼を懲らしめる。
最後は、鬼も一緒になってみんなで遊ぶ・・・。
>>249 それを考えた人間はアホとしか言いようが無い
251 :
天之御名無主:2005/11/26(土) 04:34:24
>>249 もうこういうの止めた方がいいよなぁ
確かにグリム童話とかはやりすぎだけど
子供の頃からこんな教育してたら馬鹿にしか育たんぞ
252 :
天之御名無主:2005/12/06(火) 22:40:05
マジレスすると、原型(仮称)に対して、時代々々、或いは、土地々々の
価値観が再構成する。
時代も土地も複数だから様々なバリエーションが登場する。
時代が下れば、新たな時代の価値観によって(再)淘汰されていく。
戦後民主主義教の下に生み出された数々の新式おとぎ話が(イソップとかも含めて)
出来れば消えないで(図書館レベルで)保存されて欲しい。
将来、戦後民主主義教を最も良く表すもの、として貴重な資料となる、や?
吉備津彦の鬼退治の巻〜
254 :
天之御名無主:2006/06/12(月) 21:22:59
この話ってなんとなく酒天童子の話に似てる気がする。
255 :
天之御名無主:2006/10/12(木) 19:54:59
金正と日本人で区切って読んでもうた
大きな桃=でかい尻、臨月。
鬼は異人の事、人と異なる姿形をしていれば、みな鬼になる。
山間の村であれば、普段立ち入らない山の奥深くは異界で、死者の行く国があったり、鬼が住む場所だったりする。
山の奥深くに住む鬼と言えば、たたら衆、製鉄技術を持った一族。
高温での危険な作業から体の一部を欠いたり、大抵は片目が潰れている(火を見つめ続ける為)。
たたら衆は鉄を求めて山を移動し、森林破壊をする事から嫌われていたが、鉄の買い取り先は幕府であるため逆らえなかった。
近親婚を避ける為に、村の女を浚われても、耐えるしかない。
鬼に浚われ子を孕み、逃げて来た母の腹から生まれた桃太郎が、たたら衆への復讐を果たす物語。
寂れた村に金銀財宝があった筈はないので、取り返した宝とは元よりその地にあった鉄、もしかしたら製鉄技術も奪ったかもしれない。
当時、鉄と製鉄技術は貴重で、それがあれば巨万の富を得られた。
258 :
天之御名無主:2006/10/31(火) 17:42:56
誰かジェンダーフリーの桃太郎を最後まで書いて下さい。
さっき桃太郎で検索したら面白くて全部読んでしまったけど
続きが無くて残念。
259 :
天之御名無主:2006/10/31(火) 18:45:00
w
260 :
天之御名無主:2006/11/01(水) 00:41:54
桃太郎のモデルはモムノフってメガテンに書いてたんだけどマジ?
ジェンダーフリーの桃太郎(というか桃子)がニュー速で叩かれているが、
「そんなもの作るのに税金を使うな」というのは分かるんだが、
「原作に対する冒涜だ」とかいうのはなんともなあ。
263 :
天之御名無主:2007/01/20(土) 15:35:16
だれか桃太郎の続きの話が載った本知ってる人いないですか?
小学校の時に知って、10年以上探してるけどみつかんない。
うっすら覚えている話の内容は
鬼から取り戻した宝物を町に人に返したところ、白い巻物だけ所有者が見つからなかったので、鬼が島に再び赴くことに…犬猿雉をさそったら雉しかついて来なかった…鬼が島で下っ端の鬼達に聞いても誰もしらない…(途中忘れた;)
…最後は湖のほとりの謎のおじいさんに巻物を返すとおじいさんは竜になってうんぬんって話だったと思う。
うるおぼえな話なんですけど、知ってる方おられましたら是非教えてください。
>>257 山中には風喪というか、死体置き場もあったろうしね。
265 :
天之御名無主:2007/02/02(金) 19:02:18
QED鬼の城伝説読んだよ
266 :
あだち:2007/02/02(金) 19:30:47
「勝手メール」失礼します。
■□ 「こころを強くするメッセー」のご案内 ■□
「幸せを得る最大の秘訣」
幸せの秘訣、それは簡単なことです。まず
毎朝早く起きることです。この簡単・単純な
ことをなおざりにしているから「幸せ」をつ
かむことができません。
ところで、あなたは朝早く目をさましたら何をし
ますか。「徳」ある人は朝をこのように得あるも
のとします。
まず「見える」ことに感謝します。「聞こえる」
ことに感謝します。この世には見えず聞こえず
何の感覚もない大勢の人がいます。
あなたは五体正常で新しい朝を迎えること
ができるのです。何はさておいても心から感
謝する事です。感謝の積み重なりが「幸福」
という形になってあなたに還ってきます。
=================
「こころを強くするメッセージ」と Google
にて 検索してください。
267 :
天之御名無主:2007/02/03(土) 18:21:03
鬼が島では節分の時の掛け声はやっぱ「鬼は内」なんだろうか
268 :
天之御名無主:2007/02/03(土) 18:41:19
犬は鋳奴(いぬ)
雉は木地師(きじし)
猿は猿楽(さるがく)
朝廷の立場として公に賤民(時代的に卑しい身分とされてた人間)に力を借りたと書けないので
賤民は全て動物に例えられてる
270 :
天之御名無主:2007/06/08(金) 17:26:10
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1180916153/ 『古代中国高句麗歴史叢論』は中国が百済と新羅を武力を使わず従順な国王や統治者を選んで懐柔する「羈縻(きび)政策」と呼ばれる方法で治めたと記述している。
それで分った。
チャイナだけでなく実は日本も「三韓(加羅・百済・新羅)征伐」して高句麗と向かい合って「キビ政策」をしていた。
その日本の主人公はといえば「神功皇后」とその腹の中の子「応神天皇」。
「桃」といえば「西王母の桃」「桃山」といった倭人のルーツを示しておりつまり「神功皇后」のことで、「桃太郎」は「応神天皇」。
「加羅」といえば「ヤオ族系」でトーテムは「犬」。
「百済」はもとは「孤竹国」で、孤竹は「姜姓」のチベット系羌族であり、チベット系のトーテムは「猿(石猿神話、魔猿)」。
そして「新羅」は「鳳凰」系の「鳥夷族」で「鳥」です。(「雉」は「王の即位を告げる」という「白雉」かも)
桃太郎が海を渡って征伐に行った「倭国」で、犬・猿・雉がすでに征伐された加羅・百済・新羅とすれば、「鬼」は倭ともっとも多く戦った「高句麗(今の北朝鮮)」ということになる。
あるいは「神功皇后の三韓征伐そのものを模したもの」とすれば、
日本の主人公は「神功皇后」とその腹の中の子「応神天皇」。
「桃」といえば「西王母の不老長寿の桃」「桃山」であり「東夷(倭人)の神話」。
つまり桃のトーテムは神功皇后であり、桃から生まれた桃太郎は「応神天皇」。
金銀細工の本場であり高句麗と組んで倭人を多数殺した「新羅」が征伐するべき「鬼」。
(確かに神功皇后は仲哀天皇に新羅征伐を持ちかけるときも「金銀財宝のたっぷりある新羅を攻めなさい」と神託している)
とすると神功皇后を補佐した各王権の臣のトーテムが「犬・猿・雉」ということになる。
ちなみに桃太郎伝説は「広島地方の伝説」であり、ここには吉備王権があり神功皇后は三韓征伐する際「鯉釣り」をして成否を占ったが、その「鯉(カープ)」は今でも広島地方のトーテム。
271 :
がいやまん:2007/07/28(土) 08:45:35
前田晴人「桃太郎と邪馬台国」で気比神宮内陣に桃太郎の彫り物があるということ。
http://www.mitene.or.jp/~hayamine/hinomiya.html 口碑伝説 当社は俗に王神様あるいは狼神社と称し、欽明天皇第三皇子臘嘴鳥皇子
(あとりのみこ)の創立である。
皇子は始め、山城国、紀伊の名草の邑に在りしける時、大蔵の司・秦大津父
(日本書紀十九欽明天皇の条に大津父及び猛狼の事を詳記せり)の事により、勅命を
奉じて、佐飛、和田、恩地の三臣をそなえし。 伊勢の国、鈴鹿の山中に入りて猛狼を
獲給いき。 天皇深く感じ入り、六畜の主命を下だし犬王と号し給い、遠国に連れ
下だりて守護すべし。 これより、上分米と称し四方馬船の立ち次第、諸国より初穂を
持ち運ばしむべし、との綸旨あり。 皇子はこれを三臣にひかせ、山々を巡り谷々を
渡り、深山幽谷を求めて当庄内に入り、まず荒谷に着き遂に常安に出て給いて、彼の
猛狼を山中なる岩窟に封して犬王霊神と称し、その麓に草殿を築き、天照大神を祀りて
日野宮と号し給いき。
これらから、キビツヒコは犬を従え敦賀を出陣したのではと。
272 :
天之御名無主:2007/09/12(水) 14:41:38
吉備ときびだんごって、繋がりがあるの?
これがあるから岡山説が有力に感じるんだが。(素人には)
ちなみに今売ってある黍団子にはほとんど黍は入ってないけどな。
273 :
天之御名無主:2007/09/17(月) 00:24:24
274 :
天之御名無主:2007/11/27(火) 19:57:57
jhg
275 :
天之御名無主:2008/01/21(月) 23:28:32
あげ
>>257 よくみた絵本などでは必ずといっていいほど海を小舟で渡る描写があったような記憶が・・・あれは湖だったとか??
>>18 >桃で若返りおじいさんとの間に子供を作る話だった・・・・
どの地方の伝承なのですか?
>>35 >鬼の正体は外人さん・・・・
この伊豆来航鬼は、風体からしてポリネシア漂流民か?
「鬼8人、舟よりおりて海に入りてしばしありて岸にのぼりぬ。島人、栗酒をたびければ、
のみくひける事馬のごとし。鬼はものいふことなし。そのかたち身は八九尺ばかりにて、髪は
夜叉のごとし。身の色赤黒にて、眼まろくして猿の目のごとし。皆はだか也。身に毛おいず、
蒲を組みて腰にまき・・・」---- 古今著聞集 承安元年七月伊豆国奥島に鬼の船
【芸能】元ボクサーの俳優 大和武士を殺人未遂で逮捕
1 : ◆SAMPOnNj/k @二代目とりあたまφ ★:2008/08/03(日) 18:22:30 ID:???0
飲食店店主の男性に包丁を突きつけ殴るなどしたとして、警視庁碑文谷署は3日までに、
殺人未遂などの現行犯で、東京都目黒区目黒本町、俳優大和武士=本名江口義光=
容疑者(42)を逮捕した。
大和容疑者は元ボクシングミドル級の日本チャンピオンで、俳優として映画などに出演している。
調べでは、大和容疑者は2日午後8時半すぎ、目黒区内のすし店で、一緒にいた女性と
口論になり、店主の男性(41)に注意されたことに腹を立てて店内にあった包丁を持ち出して
店主に突き付け、顔に頭突きをしたり殴ったりするなどの暴行を加え、10日間程度のけがを
負わせた疑い。
通報を受けて駆け付けた碑文谷署員が取り押さえた。
サンスポ,コム
http://www.sanspo.com/geino/news/080803/gnd0804000-n1.htm
280 :
天之御名無主:2008/09/08(月) 05:05:39
このスレ、まだ生きてたらネ申..._〆(゚▽゚*)!
281 :
天之御名無主:2008/11/23(日) 17:42:55
283 :
天之御名無主:2008/12/25(木) 15:58:52
鬼=アイヌ人じゃないか
温羅伝説の記録は江戸時代以前にはさかのぼれないと聞いたのですが本当ですか?
>>231 なるほど。だから節分では春を迎えるために「鬼は外」って言うんだな
286 :
天之御名無主:2009/03/10(火) 22:50:50
桃太郎はガチでキチガイ
「もゝたろふが、おにがしまにゆきしは、たからをとりにゆくといへり。けしからぬことならずや。
たからは、おにのだいじにして、しまいおきしものにて、たからのぬしはおになり。
ぬしあるたからを、わけもなく、とりにゆくとは、もゝたろふは、ぬすびとゝもいふべき、わるものなり。
もしまたそのおにが、いつたいわろきものにて、よのなかのさまたげをなせしことあらば、
もゝたろふのゆうきにて、これをこらしむるは、はなはだよきことなれども、たからをとりてうちにかへり、
おぢいさんとおばゝさんにあげたとは、たゞよくのためのしごとにて、ひれつせんばんなり。」
(桃太郎が鬼ヶ島に行ったのは宝を獲りに行くためだ。けしからん事ではないか。
宝は鬼が大事にして、しまっておいた物で、宝の持ち主は鬼である。
持ち主のある宝を理由もなく獲りに行くとは、桃太郎は盗人と言うべき悪者である。
また、もしその鬼が悪者であって世の中に害を成す事があれば、桃太郎の勇気においてこれを懲らしめる事はとても良い事だけれども、
宝を獲って家に帰り、お爺さんとお婆さんにあげたとなれば、これはただ欲の為の行為であり、大変に
卑劣である)
桃太郎がお供にあげた団子は別にきびだんご限定だったわけじゃなく色んな団子だったらしいけど
いつのまにか桃太郎の団子はきびだんごということになったんだそうな
異論は認めるが
290 :
天之御名無主:2009/05/08(金) 23:43:08
竜宮城は、きっと琉球だったんだろうな
291 :
天之御名無主:2009/05/09(土) 13:02:14
292 :
天之御名無主:2009/05/09(土) 13:23:50
おばあさんが桃太郎に宝石を持たせたのか
桃太郎神社(ももたろうじんじゃ)は、愛知県犬山市栗栖(くりす)にある神社。犬山市には桃太郎伝説が存在する。
全国的にも珍しい桃型の鳥居があるほか、桃太郎のおばあさんが洗濯をした洗濯岩などがある。 毎年、5月5日のこどもの日には桃太郎祭りが開かれる。祭りで披露される「桃太郎おどり」は、野口雨情が作詞したという桃太郎音頭のことである。
神社周辺は桃太郎公園として整備されている。
道路から、一の鳥居、二の鳥居を経て、石段を上ると、桃鳥居と拝殿がある。なお、一の鳥居と二の鳥居は、普通の神社にあるような鳥居である。地元では、子どもの健康を祈る神社としての認識が高く、大切にされているん。
294 :
天之御名無主:2009/05/10(日) 09:00:41
>>292 最初はちょっとの宝で釣って、付いてくればもっと宝が手に入るよって言って家来にしたんじゃない?
295 :
天之御名無主:2009/05/10(日) 09:16:52
297 :
天之御名無主:2009/05/17(日) 15:50:20
>>284 天正十一年の吉備津宮勧進帳には吉備冠者・鬼神とあるけど、温羅の名が出る文献が江戸末期に書かれたからね。
ただ吉備津宮勧進帳の類本に備前一宮に関わるという鬼が嶽縁起なるものがあり
これは江戸初期の写本だけど、語句に室町時代に用いられたものが見られ
また江戸以前の備中吉備津宮の年中祭祀にはやたらと鬼と冠した祭りが出てくる(具体的内容は絶えて不詳)
だから室町頃には温羅というより鬼伝承の原型は備前備中の吉備津宮にあったのではないかという。
今は温羅は「うら」と呼ぶが文政十二年では「うんら」と呼んでいた。
298 :
天之御名無主:2009/05/19(火) 10:19:13
桃太郎さんのカリスマ性はホンマ日本を駆け抜けるで
百済さん百済さん♪
お高志に付けた吉備丹後♪
一つ私に下さいな♪
吉備に居た百済系が鬼道の邪馬台国を乗っ取り大和建国、鉄資源確保のため吉備を裏切って大和朝廷に献上
百(もも=桃)済(だら=太郎)鬼(湯羅)切った=裏切った
眠いんで適当に書いたけどまぁこんな感じだろ
300 :
天之御名無主:2009/06/26(金) 08:05:08
>>297 備前備中の吉備津宮って、それぞれ何市の吉備津彦神社のことですか?
301 :
天之御名無主:2009/06/27(土) 10:10:22
「古神道とお伽噺」 (大宮 司朗 (著) )
に桃太郎と神道的解釈が出てるよ。なんでも桃太郎の話は世界経綸と関係あるとかないとかw
だいぶ前に読んだから内容はさっぱり覚えてないけど・・・
302 :
天之御名無主:2009/07/12(日) 08:51:53
あげ
303 :
天之御名無主:
>>284 吉備津神社周辺の温羅伝説と桃太郎の鬼退治を初めて結びつけて論じたのは、20世紀も
中葉の1932年に発刊された難波金之助の「桃太郎の史実」らしいからね。