あぼーん
231 :
天之御名無主:04/01/07 09:56
>229
概論的なものは、若いときに書かれた熱のこもった物もあるが、地道な調査に
基づいたものでしかも人の文化に対する熱意の感じられるような民俗誌は
ある程度歳をとってからの著作ではないかなぁ。
232 :
天之御名無主:04/01/23 18:43
菊池照雄という民俗学者の短文を読んでおもしろいと思った。何でも柳田国男の
遠野物語の舞台となった土地に生まれた人とのこと。
誰かこの人について聞かせてくれないでしょうか。
233 :
天之御名無主:04/06/09 22:29
ようやく五月に四百五十ページほどのものをまとめてみました。
これは、民俗誌というより、過疎の村から遠く離れた都会で年取った
村人に昔を懐かしんで読んでもらうという目的でまとめたものです。
題は「ブナ話の里歳時記」としました。
これを元にさらに聞き取り調査を進め民族誌として村に残るものに
仕上げて生きたいと考えています。
234 :
天之御名無主:04/06/09 22:42
書き間違えました「ブナ林の里歳時記」です。
235 :
石黒:04/11/05 19:20:21
ブナ林の里歳時記のHPをやっと作りました。
重くてイライラするかも知れませんが、興味があったら見てください。
できたら、受信時間についての感想を教えてください。
要改造でしょうね。
もちろん内容についても皆さんの専門的な立場での意見を切望します。
http://www.geocities.jp/kounit
236 :
天之御名無主:04/11/16 13:38:24
>235
石黒って何県の何町なのかわかりません。
地理情報をつけてください。
237 :
石黒:04/11/17 23:10:15
>>236 最初のページに石黒の概要をつける計画です。
他の方からもご指摘をうけました。
ありがとうございました。
238 :
天之御名無主:04/11/18 21:39:09
>237
村落景観の復元などされていますが、それに関連して
社会組織を書いて貰うと地図が活きるのではと思ったり、
葬列の必ず通る道をかいてもらったり、祭礼行列の
通る道をかいてもらったりすると活きるのではと思ったり、
伝承者の話を録音したものがあれば、デジタル化して
聞けるようにしてもらえるとすごいなーと思ったりしました。
239 :
石黒:04/11/19 08:34:49
>>238 貴重なご意見感謝します。
いずれも参考になります。
虫送りの通る道など集落図に示すと村出身者以外の方にも分かりますね。
伝承者の話の音声は、現在収録中です。
ところで受信の早さは、どうでしたか。
速い、気にならない時間、やや気になる時間、気になる時間、
のどれだったでしょうか。
240 :
添削してください。:2005/08/08(月) 16:52:31
都 はるみ(李春美) 和田アキ子(金現子) 安田 成美(鄭成美)
マッハ文朱(李文朱) 岡本 夏生(李夏生)
沢田 研二(李研二) 大山 倍達(尹泰植)
つかこうへい(金峰雄) 力道山(金信洛)
岩城晃一
伊原剛志
和田アキ子
阪神の桧山
阪神の金本
横浜の金城
ジョニー大倉
大鶴義丹
石田百合子
豊原功補
松田勇作
ビートたけし
小林 旭 五木ひろし 布施 明 春日 八郎 西城 秀樹
神戸 一郎 北原 賢治 野村 真樹 内田 裕也 ジョニー大倉
にしきのあきら 井上 陽水 柳ジョージ 矢沢 永吉
ビートたけし 沢田 研二 松山 千春 小畑 実 フランク永井
河島 英吾 井沢 八郎 坂本 九 宝田 明 堤 大二郎
児玉 清 松田 優作 岩城 混一 つかこうへい 菅原 文太
高倉 健 金田 賢一 隆 大介 小坂 一也 勝呂 誉
松村 雄基 大鶴 義丹 孫 正義 大山 倍達 星野貫太郎
なべおさみ
チョコボール向井
マグナム北斗
徳光和夫・桂文珍・島田珠代・南原清隆・間寛平
堂本コーイチ
間違っていりもの、もしくは足りないものがあったら
レス下さい。
何?
朝○人タレント名鑑?
242 :
天之御名無主:2005/08/08(月) 19:55:40
人
(_)
(___)
( ・◇・) ウンコ-
( O┬O
≡ ◎-ヽJ┴◎
みぃな ◆miina.mFwQ
245 :
天之御名無主:2006/09/03(日) 01:46:32
246 :
天之御名無主:2006/09/03(日) 03:22:20
調査方法から話題がずれるかもしれませんが、過去の海外共同調査のことがトラウマになっています。
中国の農村調査で、窓から川がみえるロケーションの招待所に泊まっていました。
川では農村女性が下着姿で水浴びをして、それは道や家屋からは死角だったけど、招待所の窓からはみえていたそうです。
それで同行していたある男の先生がカメラで女性たちの下着姿を隠し撮りしていました。
それだけでも驚きだったけど、帰国後の研究会でみんなに写真をみせて、「苦労して隠し撮りしたけど、よう撮れてるやろ?」と自慢した。
すごいショックで血の気のひく思いがし、憤ったけれど、相手が目上の男の先生なので、その場では何もいえませんでした。
調査地の人たちにも本当に申し訳ないと思った。
その人は考古学の人だから(考古学から干されて、40歳を過ぎて民俗学に手を染め始めたような人だから)仕方ないかとも思ったけど、
やっぱり納得できなかった。
その人もメンバーの共同調査がまたあるのですが、再びその調査に行くべきかどうか、悩んでいます。
247 :
天之御名無主:2006/09/03(日) 03:44:50
246です。ここでは、みなさんが非常に真摯に民俗調査の方法と問題について意見を交わしていますよね。
調査地に足を運ぶ中で失敗したり苦しんだり、ときには幸運に恵まれたりするなかで、それぞれが身に着けてきた方法論や倫理観があると思います。
そうしたみなさんのレベルの話からみると、わたしの先の話はほんとうに低レベルな話題、悩みかもしれません。
が、ほんとうに調査地の人に対して、今後どのように接していったらよいのか(某氏の隠し撮りはバレはいないみたいですが)。
同じ女性として、調査地の人、隠し撮りされた人にはほんとうに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
また彼のような研究者と一緒に共同調査をしなければならないとき、どのように対応し接したらよいのか、考えれば考るほど混乱するばかりです。
まだこのトラウマから抜けきれてないのに。
同じような経験をされた方も、そうでない方も、なにかアドバイスをいただけないでしょうか。
本当に藁にもすがりたいほどの気持ちなのです。
文字通り「トラウマ」なら、
精神科行って専門医の指示を仰いでください。
249 :
天之御名無主:2007/05/18(金) 01:40:09
>>246 >考古学から干されて、40歳を過ぎて民俗学に手を染め始めたような人
誰?
250 :
天之御名無主:2008/07/09(水) 14:59:36
特定できないけど・・・
251 :
天之御名無主:2008/07/09(水) 20:08:37
民俗学や文化人類学のフィールドワーカーの人が集まって居られるんですね。
趣味で郷土史研究関係の調査をやってるんですが、民俗学調査って調査対象の
ムラの歴史については深入りしないんでしょうか。
江戸時代に複数の領主がいた、いわゆる相給のムラを調査した民俗学の報告書を
読んだことがあるのですが、江戸時代のムラの歴史的背景については、序文に
少々不正確な記述があるだけで、例えばムラの中にいくつかある集落の歴史や、
調査対象にした各家が過去にどういった稼業を経てきたかなどは、意図的に排除
しているような印象さえ受けました。
赤松啓介の本などを読むと、ムラの習慣は、(特にヨバイに関して)どこでも同じと
自分達は思っていながらすぐ隣のムラとも全く異なる習慣を持っているなどと
書いています。そういった状況で、ムラの、小字レベルの集落の、あるいは
各家の歴史といった要素を排除して、民俗学が目標とする研究が可能なので
しょうか。
喩えるなら、昆虫をむやみやたらと採集して標本にし、その生態などには全く
興味を示さずに死んだ虫の標本の形状を観察することのみを昆虫の研究と考えて
いるようなもののようにさえ感じます。
あえて挑発的な言葉で表現するなら、かつての文化人類学がそうであったように、
単なる博物学的興味から情報を無闇にかき集め、ほとんど未開の地域がなくなった
調査対象を前に、停滞している学問であるかのようにさえ見えます。
民俗学は、21世紀の今でも生きている学問なのでしょうか。
まったく逆で、
>>251がやっていることのほうが昆虫採集に近いと思う。
254 :
天之御名無主:2008/07/13(日) 06:17:42
過去の業績と代わり映えのしないフィールドを繰り返しほじくり回し、マンネリに陥っている。
多くの学問分野は、他の学問の知見を取り入れることで、異なる視点での分析対象理解や
自分野の活性化を図ってきた。
同時に史学の知見の収集を行うことを昆虫採集(言い換えれば博物学的な標本採集)と
捉えるとしたら、それは単に民俗学が史学などに虐められるあまり、殻に閉じこもって
唾棄すべき権威主義に陥ってるんじゃないか。民俗学に史学の視点を取り入れるだけの
アクティビティが失われているためではないか。民俗学は民族学などの知見については
取り入れて比較研究の視点も養っているようだし。
民俗学改め日本民族学とでもした方が、まだしも建設的では。民俗学を標榜し続けるのは、
先人の名声に胡坐をかいて、発展を阻害する弊害が大きいのでは?
256 :
天之御名無主:2008/07/15(火) 07:27:38
民俗学なんてカテゴリーを標榜する理由が希薄になっていることは分かった。
単に民俗学研究者の英語能力が低くて、グローバルな民族学研究の枠に
入れないだけじゃないのかと。
民俗学研究者の英語能力が低いのは、有名な話。
しかし、最近は東大や筑波、阪大の院生の論文には、英語の原書が参考文献としてあげられていることが多いよ。
至文堂 国文学解釈と鑑賞 平成20年8月号 特集フォークロア研究の最前線
■総論
・民俗研究の新しい流れ (小池淳一)
・「おまえはすでに〈民俗学者〉だ」―〈民俗学〉の「可能性」なるものの語り方 (菊池 暁)
■歴史と思想のフォークロア
・天変とフォークロア (杉 岳志)
・都市祭礼における起源伝承の創出と活用−近現代の博多祇園山笠を例に (宇野功一)
・国学とフォークロア−宮負定雄における民俗 (小田真裕)
・皮をむく境界の神 (鯨井千佐登)
■近代とフォークロア
・近代規範意識とフォークロア−若者文化との対峙 (青木隆浩)
・民俗誌映画の課題 (内田順子)
・漫談とは何か−口承文芸研究の新たな課題として (真鍋昌賢)
・軍隊のフォークロア−航空兵の記憶 (丸山泰明)
・歩く人生−秋田県八郎潟周辺の生業の変貌とその労働観 (渡部鮎美)
■現代社会のフォークロア
・現代儀礼研究の課題と方法−葬送儀礼研究を中心にして (山田慎也)
・通過儀礼の新視角 (板橋春夫)
・老人と過疎−民俗芸能の継承から (大石泰夫)
・政治/選挙をめぐる民俗学的思考−その意義と若干の展望 (室井康成)
・〈遊撃〉の街へ−新自由主義の時代を走るタクシー (重信幸彦)
解釈と鑑賞とは、また乙な雑誌に…。
しかし収録論文は玉石混淆っぽいな
259 :
天之御名無主:2008/07/16(水) 06:16:43
つまり、民俗学が文化人類学・民族学に太刀打ちできないことは認識
しており、ようやく学生レベルで、明治時代の日本のアカデミックの
ような、「翻訳すれば学問」というレベルに達したと言いたいわけか。
「翻訳すれば学問」という明治の時代風潮に、反旗をひるがえして、
日本人が自らを省察し新しい学問を確立しようとしたのが、柳田だけどね。
もっとも柳田は、西洋の学問を完全に咀嚼吸収して、その上で己の立ち位置を見定め、
日本民俗学をうち立てたわけだが。
261 :
天之御名無主:2008/07/20(日) 09:02:10
で、後継者がその遺産に胡坐をかいているうちに今の体たらく、というわけか。
263 :
天之御名無主:2008/07/21(月) 10:56:30
民俗学が抱えた問題は、どうやら当事者もわかっているが、自分達ではどうにも出来ないということらしい。
じゃあ、予算を史学にでも回せばすべて解決じゃんw
264 :
天之御名無主:2008/07/21(月) 23:23:48
>251
私は日本民俗学じゃなくて、民族学に近いほうですが、まったく賛成です。
これをやっちゃだめ、なんていう制限はないし、意義があると思う研究をすればいいと思いますよ。
「集落の歴史」は面白いじゃないですか。もちろんプライヴァシーの問題はありますが。
「記述に何の意味があるのか」「どのように記述するのか」はやればやるほど面白い。
それは「民族学」「民俗学」「文化人類学」に共通する問題ですし。
265 :
天之御名無主:2008/07/22(火) 20:22:04
といふことで、これからは民俗学を単なる生活史の一カテゴリーとして扱ふことにしませう。
266 :
天之御名無主:2008/07/22(火) 20:49:35
生きていることは生活なので
人が考え感じることは生活です
その過去のこと、未来のことが生活史です
したがってすべてのことは生活史のカテゴリーです
と 9歳の卓美ちゃんが教えてくれました
267 :
天之御名無主:2008/07/24(木) 17:21:31
>>246 人格の問題とフィールドでの行動の問題は別です。
両方気に入らないなら関わらないほうがよいでしょう。
人格面の欠点だけなら目をつぶるという選択もありだと思います。
行動面についてはフィールドによります。
私のフィールドだったら、その方の行動は要注意です。
いつか重大なトラブルを起こしかねません。
人格的に信頼できる先生を見つけたほうが気持ちよく研究できますよ。
今後も一緒にやっていくなら、いざというときの自分の身の処し方を考えておくと気が楽です。
268 :
天之御名無主:2008/07/25(金) 13:28:25
若い女性が農村部に農業研修とかに入ると、無闇にヨバイをかけられ、
旗振り役の町村役場とかにクレームを上げても当たり前のこととして
まともに取り合ってくれないとかいう話があるらしいですが、民俗学
調査ではそういうことはないんですか?
269 :
天之御名無主:2008/07/25(金) 22:56:22
今時、このような話題ではあまり釣れないと思うのだがw。
270 :
天之御名無主:2008/07/27(日) 07:15:39
じゃあどのような話題でなら釣れるのかね。裸祭りにおけるゲイの生態とかか。
そんな、2ちゃんねるで散々語られているようなことを・・・
272 :
天之御名無主:2008/07/27(日) 11:01:05
結論は「過疎板で釣りなど不可能」だな。
273 :
天之御名無主:2008/08/14(木) 12:40:05
民俗学者の民俗を研究してみたらいいんじゃね。
民俗学の民俗学、
メタ民俗学、
民俗生態学。
どれも、10年以上前に、すでに言われていたことですなぁ。
研究史に無知というか、研究自体に進展がないというかw。
275 :
天之御名無主:2008/08/15(金) 06:06:02
史学屋に馬鹿にされるわけだ。
276 :
天之御名無主:2008/08/15(金) 06:30:59
研究自体に進展がないのではなく、民俗学の枠ではもはや研究の
発展可能性がないのだろう。郷土史研究にでも移行しろ。
277 :
天之御名無主:2008/11/05(水) 02:26:54
スレ違いかも知れませんがどなたか教えてください。
みこしのようなもので、人形を台座に乗せて担ぐ祭りが瀬戸内の島にあったのですが、他の地域でもあるのでしょうか???
278 :
天之御名無主:2009/06/24(水) 14:06:20
民俗学は、日本国内で誕生・発展したもの。社会学や文化人類学は、外国から輸入
された学問。
これが大きな違いですね。
ふぉーくろあ ってことばしってる?