テクノプラザを実施してる連中は
千葉県企業庁みたいな、猿のような土着民たち。
「未利用地を開発した方が少ないコストで大きなリターンを得られる」と考えて
どんどん不便な場所で開発を行い、結局水の泡となった例のほうがおおい。
公共施設もどんどん駅から離れていったし。
「未利用地を開発した方が少ないコストで大きなリターンを得られる」と考えte
お上が開発担当して成功した例があまりにも少なすぎる。奇跡に近いだろう。
千葉県企業庁や柏市役所のテクノプラザ担当官は
「バブル期の開発は「最初にハコモノありき」で、
ビックプロジェクトを遂行させるために施設整備を先行させ、ソフトは後回しに」
するような発想でテクノプラザを推進しているとしか思えないんだよ。
神奈川県庁が担当している「厚木テレコムタウン」なんか
東名高速厚木インターに隣接しててコンセプト重視の建設を行っている。
それでもテナントはガラガラで、負債が膨らんでいる。
「未利用地を開発した方が少ないコストで大きなリターンを得られる」
と思ったら大きなリターンでも大きなリターンを得てしまったほうが多いのだよ。
駅前から離れたところの開発は少ない事業費でも大失敗。
中枢機能のある駅前の再開発は巨額の事業費でも大成功(柏、立川なんかいい例)。
先見の明のある実業家が未開の土地を整備し大成功した例はたしかにある。
堤康次郎の国立学園都市造成、五島父子の東急電鉄経営&沿線開発など。
でも役人がやって成功するのは新幹線などのハード面整備のみだろう。
役人主体の開発にコンセプト重視を求めるのは根本から間違っている。
どちらに将来性があるかは、市場の判断にまかせたらどうだろう。
柏駅再々開発やテクノプラザの事業を証券化して、民間から資金を集める。
資金の集まりの多寡で気の引き締まり方もちがってくるだろう。
とにかく。
県企業庁が市北部整備課が主役な時点で悲観的にならざるを得ないのだよ。
東京中央の民間エリートと、地元では土着民を排除した新住民が主役でないと
テクノプラザの、まずコンセプトからして中身が立派でも実施段階でスカスカになる。
統計や白書とにらめっこしてるだけじゃ土着民の醜さはわからない。
最低限お聞きしたい。
「事業の証券化」「東京中央の民間エリートと、地元では土着民を排除した新住民を主役化」
することが成功のための必須条件と考えるが、如何?
第2次柏駅前再開発やテクノプラザについて、もうすこし考えてみたい。
1960年代後半に開始され1973年に完成した第1次柏駅前再開発。
遅れた常磐線沿線地域に、駅前に大型商業施設を備えた商業地が出現した。
日露戦争の時代にいきなり大和級の大艦巨砲戦艦が数隻配備されたようなもので
ほどなくして柏は地域の商業覇権を握った。
これは当の柏の在来商業を淘汰してしまうくらいの強烈なものだった。
松戸も同時期に伊勢丹を誘致している。
しかし在来商業の抵抗が大きく、彼らが残存しただけでなく遠くに伊勢丹はできた。
コンセプト面では伊勢丹はそれなりの努力をしてるにもかかわらず
やはり松戸は1990年代前半に柏に完全敗北する結果となっている。
バブル前までは大量生産時代で、イトーヨーカドー、ダイエー、長崎屋は
このコンセプトに沿ったものだった。
しかし今は人々の趣向も細分化し、あとはドンキ、ダイソーみたいな廉価販売。
駅前型に比してロードサイド型も大きくなっている。
柏はこれらの変化への順応速度はそこそこで、
駅前型商業とロードサイド型商業の二刀流の構えであるともいえるだろう。
ところで柏は自由経済ながらも地域文化向上のために悪性産業を予防する統制経済的な面ももつ。
趣向の変化に対応して柏も中小商店が1992年ごろから増加してきているが、
ふだんから都心に出る若者のニーズを満たすにはそこそことはいえ速度はおいつかないものだ。
かといってオリジナルを創出しつづけるほどの基礎体力は不足している。
第2次柏駅前再開発がまた役人の手によって行われたら、
30年前とはちがって多様なニーズに即応したものとは決してなりえないだろう。
むしろ、いまの魅力を殺してしまいかねない。
渋谷は東急、1960年代から西武が開発していまの活気をつくりだした。
市場に任せれば多様なニーズに即応できる。
しかし下町や茨城の腐敗産業予防しないと「市場の失敗」につながる。
両者を発展的に解消するためには
事業施行は市が主体で、証券化して民間資金を集める。
なおかつ参加企業別に投資できるようにすることで
腐敗産業を「神の見えざる手」によって排除する。
いかがだろう。