WIEN2kだとか、CASTEPだとかOSAKA2000とか、あるいは量子化学あたりのGAUSSIANだとかADFだとか、はたまたその他の物性用シミュレーションソフトについて適当に語ってくれ
オブイエークト
自営業阻止
3 :
名も無きマテリアルさん:04/08/13 10:25
自分でやってるひといないの
5 :
名も無きマテリアルさん:04/08/19 18:11
先生の書いたプログラムで歪み量子井戸のサブバンドの計算してますた.
一箇所だけさっぱり分からんかった.
6 :
名も無きマテリアルさん:04/08/19 23:38
量子井戸くらい自分でとけよ
7 :
名も無きマテリアルさん:04/08/20 09:02
波数k=0のぐらいところやったら解けるわ
有効質量も計算したかったからk≠0も必要で,しかも(110)面...
まだ,スプリットオフバンド考慮してなかったとはいえ
そんなもん地方大学の学部生に分かるわけないやん
8 :
名も無きマテリアルさん:04/08/20 18:14
漏れはいつも自前でプログラム作って計算してたよ
9 :
名も無きマテリアルさん:04/08/20 21:43
漏れも.でももともとプログラムがあるんだったらそれで済ませたかった
>>7 材料系は?
10 :
名も無きマテリアルさん:04/08/21 00:19
11 :
名も無きマテリアルさん:04/08/21 22:00
バンド構造の波数kって格子の中の座標の事?
誰か2次元の逆格子ベクトルを求める式を教えて下さい…
3次元のしか書いてないYO。・゚・(ノД`)・゚・。
13 :
名も無きマテリアルさん:04/09/02 00:23
E2ギャップってX点のこと?
14 :
名も無きマテリアルさん:04/11/01 21:23:15
同じ組成で別な構造の結晶において、どちらの電子の全エネルギーが低いかを比較するには、
それぞれの電子のエネルギーを真空準位でそろえた上で比較しないといけないように思うのですが、
間違っていますでしょうか?
同じ結晶の計算でも、マフィンティン半径を変えるとエネルギーの基準が変わりますよね?
15 :
名も無きマテリアルさん:04/11/01 23:02:46
>>11 漏れもそうかと思ったんだが・・・これだけの情報じゃわからんよな
16 :
名も無きマテリアルさん:04/11/02 00:13:42
>>11 違う。一電子波動関数の波数がk。
バンド構造は、その一電子波動関数のkと固有値の関係。
17 :
名も無きマテリアルさん:04/11/03 11:40:15
>>16 Thx.
でもその波数kってのがいまいち物理的に何なのかピンとこないんだ。
局在電子系ならその電子って、d性とかp性とか言ってその状態を指定できるでしょ?
平面波基底(ブロッホ関数てこれの足し合わせみたいなものって理解でOK?)における波数kはどういうものに対応するかが良く判らないんだ。
>>17 ブロッホ状態の波動関数phiは、
ブロッホ関数uと、波数kの平面波の掛け算になっている。
phi(r) = exp(ikr)×u(r)
(u(r)は結晶周期の関数=逆格子ベクトルの平面波の足し合わせ。
もちろん、u(r)はkごとにちがう)
この平面波exp(ikr)の波数kが、波動関数phiの波数になる。
∵kの演算子は-i∂/∂rだから。
要は波動関数の波数kとは、波動関数からブロッホ関数uを除いた、
ベースの平面波に相当している。
(添削希望)
私の質問も誰か回答して頂けませんか。
>19
先輩や先生に聞いてみては?
21 :
名も無きマテリアルさん:04/11/09 02:22:05
WIEN2kで、基底関数がどのY_lmで補強されているか確認する方法を知ってますか?
また、そのY_lmを変更するにはどうすればいいですか?
マニュアル読んでも分からなかったよ…
ヨーロッパのセミナーに池や
23 :
名も無きマテリアルさん:04/11/09 12:58:18
>>23 まじでつか!
あと、WIEN2kって確か将来的には輸送についても議論できるよう拡張するとかBlahaさんが言ってたよね。どうなるんだろう?
26 :
vaspman:04/11/23 18:29:24
vaspの単位て、eV Åでしたっけ?それとも原子単位系?
27 :
名も無きマテリアルさん:04/12/09 01:35:23
状態密度を計算するプログラムを持っていませんか?
E-kのバンド構造から状態密度を計算したいのですが。
自分では精度良くプログラムできないみたいです。
28 :
名も無きマテリアルさん:04/12/23 17:17:21
CPA計算ってKKR法以外でも用いられているのですか?
29 :
名も無きマテリアルさん:05/02/17 16:05:47
真空準位を0としたときの、電子の全エネルギーは求まりますか?
30 :
名も無きマテリアルさん:05/02/24 19:22:34
良サイト希望
31 :
名も無きマテリアルさん:05/03/06 13:16:10
32 :
名も無きマテリアルさん:2005/04/02(土) 08:24:16
すいません。
量子井戸の歪みってどんなふうに計算にとりいれればいんですかね??
だれか計算した人いませんか〜〜〜?
33 :
名も無きマテリアルさん:2005/04/03(日) 00:21:35
barrier, well のバンドギャップをまず歪みでシフトさせて
あとは普通に量子準位を計算すればいいんじゃね
34 :
名も無きマテリアルさん:2005/04/03(日) 02:25:50
WIEN2kはアニオン計算できますか?
だれかした人はいますか?
35 :
32:2005/04/03(日) 02:56:26
>33
ありがとうございます。
ほんとそのとおりだと思います。
ただ有効質量なんかも変わってこないのかな〜〜?
って思ったんですけど、そんこたぁないですかね??
36 :
32:2005/04/03(日) 02:57:12
付け加えて、バンドオフセットなんかも変わってきやしないですかね??
連続書き込み、失礼。
37 :
32:2005/04/03(日) 03:37:38
あ、すいません。
わかりました。
バンドオフセットの変化量も歪みのシフトから求められますね。
お恥ずかしいかぎりです。
ギモンは解決できました。
どうもありがとうございました。>33
またなにかありましたら書き込ませていただきます。
38 :
名も無きマテリアルさん:2005/04/19(火) 23:32:39
39 :
名も無きマテリアルさん:2005/04/20(水) 01:19:09
物性屋ではMaterials Studioってソフトが有名じゃない?
化学屋はGaussianって聞くけど、物性屋にも使える?
誰か他に情報くれ〜。
40 :
名も無きマテリアルさん:2005/04/20(水) 12:19:51
>>39 俺も気になる。MSとGaussian、他には?
どっちがいいの?
WIEN2kは?
42 :
名も無きマテリアルさん:2005/04/21(木) 00:35:56
個人でも使えて高性能なやつをキボンヌ
43 :
名も無きマテリアルさん:2005/04/23(土) 16:15:21
京大ではMaterials Studioとか使ってるね。
他の大学は何使ってんの?プログラムじゃなくソフトは何がいいんだろう。
>>43 OpenMX
つか、京大の全研究室はMaterial Studioしか使っていけないと決められている訳ではないだろうに。
45 :
名も無きマテリアルさん:2005/04/25(月) 01:11:11
gaussianって個人で買える?手に入りますか?
46 :
名も無きマテリアルさん:2005/04/29(金) 01:49:29
ここを盛り上げてくれ〜。
ところで材料系の人はPCシミュレーションではどんな事やってんの?
バンド計算以外でなんか使えるのある?
経験MD使って絶縁体の熱伝導率(格子の成分)を求めるような事したのだが、
結局ポテンシャルの数値自体の評価方法を洗練させないと、どう信じてよいのか判らないので、漏れの研究テーマの一貫としては没った。
最近考えているのだけれど、超伝導の電子構造をバンド計算みたいな方法で評価する方法って誰か知らない?
48 :
名も無きマテリアルさん:2005/04/30(土) 01:55:21
>>39-43 なぜにVASPが挙がらん?
MSのCASTEP並に普及度が高いと思うのだが.
オープンソースならABINITが比較的有名かな.
Ultrasoftな擬ポテンシャル(PAW)も使えるみたいだが
実際総合的に使える代物なのかどうかは、わからん.
Gaussianは周期系の計算がしょぼいので
クラスター(しかも数十原子クラス)の計算にしか実用上適していない.
でも高次電子相関が扱える点では魅力的だ.
価格は比較的良心的だけど個人で買える額ではないだろう.
化学系では他にGAMESSってのがあって,
こちらはフリーで使えるが周期系の計算には対応していない.
でも相対論計算や励起状態計算にはGaussianよりも
優れた機能を搭載しているらしい.
化学系第一原理計算ソフトはここで聞いたら詳しく教えてくれると思うよ.
http://science3.2ch.net/test/read.cgi/bake/1104533051/l50 >>46 みんなで盛り上げていこう. というわけでage.
49 :
名も無きマテリアルさん:2005/04/30(土) 15:28:45
50 :
48:2005/05/04(水) 19:45:52
>>48について修正.
GAMESSの相対論計算は国産(東大?)の相対論用基底が
使えるというだけで,特にGaussianとはあまり変わらないみたいだ.
>>46 自分は第一原理計算で得られた電子密度分布やPDOS,
安定化エネルギー等から,無機材料が関係する化学反応を
解析したりしている.
なので最近化学系のソフトも使い始めているんだけど
なかなかこれが難しい・・・
京大でのWIEN2kのワークショップに行く人いるけ?
52 :
51:2005/06/07(火) 23:44:38
いないのかあああああああああああああああああああああああ
>>51 行きたかったが、一週間休むと言ったら上司に不許可下された。orz
54 :
名も無きマテリアルさん:2005/06/26(日) 01:35:13
AKAI-KKR-CPA使ってます。というか使わなきゃならないというのが正しいのですが。
扱ってるのは銅の合金など。
次のパラメータの意味がよく判りません。
・相対論の有無
・交換相関ポテンシャル(mjw,vbh,vwn)
判る方います?
55 :
名も無きマテリアルさん:2005/06/26(日) 08:00:10
>>54 漏れはAKAI-KKRは使ったこと無いが…
相対論は、内殻軌道だとか重元素の計算する時に「有り」にするもの。f系も入れた方が良いだろう。
交換相関ポテンシャルは、LDAかGGAの選択の事だろうか?
一般にGGAのほうが計算精度が優れると思えば良いが、GGAと呼ばれる方法は色々提案されててこれ使っておけというものはあまり無い。
つーか、
>>4のサイトを小一時間眺める事を勧める。
56 :
名も無きマテリアルさん:2005/07/04(月) 21:04:30
>>54 nrlで非相対論計算
sraでスカラー相対論計算
sralsでz方向を量子化軸とした相対論計算(スピン軌道相互作用)
mjw,vbh,vwn
これらはすべてLDAでタイプが異なるだけ。
ところでAkaiKKR以外でCPA計算ができるバンド計算パッケージがあれば
紹介してほしいのですが。
57 :
名も無きマテリアルさん:2005/07/05(火) 16:16:42
>>54 gga91とするとGGAも使える。
しかし赤井先生がコーディングしたものでないらしく、結果に責任はもてないとおっしゃってた。
58 :
名も無きマテリアルさん:2005/07/05(火) 16:52:20
59 :
名も無きマテリアルさん:2005/08/08(月) 17:20:21
どうやって計算しているかも分からず、
出てきた結果に一気一優する。それが大半のソフトユーザー。
第一原理計算の大きな問題点だな。
密度汎関数理論とKohn-sham方程式から勉強してください。
それが、どのような位置づけなのか?多体理論から見せかけの一電子方程式に
焼き直して。。。。。。そんな事も知らずに、結果を議論しちゃだめですよ。
60 :
名も無きマテリアルさん:2005/09/30(金) 23:10:05
>>59 一から勉強したいんだけど、時間がないよ。
職場では、計算結果を出す事だけを期待されている。
適用範囲外のパラメータで計算してしまって、
嘘の結果を出してしまったとしても、自分も上司も判断できない状況。
かなりヤバいと思う。
61 :
60:2005/09/30(金) 23:22:49
ついでに愚痴っても良い?どうせ寂れたスレなので。
今の会社に入って、VASPで色々計算しろって言われてるんだけど、
僕がやる理由は職場で量子力学を知ってるから。
とは言ってもさ、僕も大学では流体をやってたんだよね。
量子論も教科書レベルの知識しか無いしさ。
とにかく、バンド理論がまだ理解できないんだよね。
VASPの計算はガンマ点だけで計算すれば良いんだよ、
なんて聞いたんだけど、何で良いのかさっぱり分かんないよ。
会社では、論文も教科書もいっさい読むなと言われてるしね。
勉強は仕事じゃないので家でやれってさ。
なんかヤバいよね。こんなんでいいのかしら。
62 :
名も無きマテリアルさん:2005/10/01(土) 00:48:15
63 :
名も無きマテリアルさん:2005/10/02(日) 09:53:42
>>60.61
VASPのマニュアルを隅々読んだほうがいいよ。あとNIMSのK林先生のサイトを
ヒマな時にでも眺めることを勧める。最近は格子振動を考慮して熱力学的物性値
も出せるから、結果については現実の再現性を重視した方が良いかもだよ。
勿論、どんな系を計算するかにもよるけど。あと、セルのサイズによって取るべき
K点数は変わりますよ。
64 :
名も無きマテリアルさん:2005/10/07(金) 00:12:05
>>60 CMDワークショップとかCAMMフォーラムに参加してみるのは?
まぁ
>>61の様子からすると上司から許可が下りないかもしれないけど・・・
孤立分子とか流体などを平面派基底で計算する場合はGamma点
だけで良いので,多分そういう話を耳にしたのでは。
無機結晶等の周期系ならk点を増やしていって計算結果
(エネルギー・格子定数etc)があまり変動しなくなる点を選んで
計算するのが妥当な方法だと,とりあえずはそう覚えておいて,
あとはやりながらその理由を勉強すればいいんじゃないでしょうか。
構造緩和って皆さん全ての計算でやってますか?
ドープしたり欠陥作ったりした系では必要だとは思いますが、
対称性を落として構造緩和すべきでしょうか?。
66 :
名も無きマテリアルさん:2005/10/10(月) 23:40:55
>66
基本的にはTotal energyとpartial DOSです。
うまく進めば実験系との比較をいろいろとやりたいとは思ってますが。
68 :
66:2005/10/12(水) 23:58:38
Ttotal EnergyもPDOSも安定な結晶構造がはっきり分かっている系ならば
一点計算でも定性的な比較はできると思う.
でももしあとでドープした系や結果のある系も計算するならば
ドープしてない系も構造緩和したほうが同じ基準で比較できるよ.
69 :
66:2005/10/13(木) 00:01:10
うわ 誤字2箇所も。
結果のある系 ⇒ 欠陥のある系 の誤りです。
70 :
名も無きマテリアルさん:2005/10/16(日) 14:05:44
選択配向を抑えるのにワセリンを使うとか聞いたんだけど
実際どの程度効果ある?
71 :
名も無きマテリアルさん:2005/10/19(水) 16:16:58
やっぱり、元々第一原理って言葉が先に立ってしまって
なんか神様の道具みたいだけど、そんなに信頼性ない部分もあるし。
特に、計算が速いソフトはそれだけ精度を犠牲にしてる訳で、
その精度が微妙な所が、実はみんなが議論したい所だからね〜。
実験と合わなくても胸をはって
『第一原理の結果です、間違ってるかもしれません!』
と言えるかどうかですよね。
構造緩和って言ったって、勝手にやってくれるしな〜。
昔、某有名ソフトを使って同じものを計算して
結果が違ってたときはかなり笑ったが。
使い手が一番重要っすよ!
72 :
名も無きマテリアルさん:2005/10/20(木) 00:44:51
>71
で?
73 :
名も無きマテリアルさん:2005/10/21(金) 02:37:40
使ったことあるのを書きますと・・・
VASP : 超お勧め
ABINIT: いろんな人がいろんな機能をばんばん取り込むので多機能
USPP/PAWは最近やっと取り込まれたがまだまだ使えない。
Pwscf: 構造緩和しないならUSPPも使えるのでおすすめ。MD得意そう。
PHASE: かなりよさげ マニュアル日本語だし USPPポテンシャルが充実。
OSAKA2000 マニュアルがすばらしい 一回読んだらわかった気になれる(かも)
ま、ユーザーとしてはざっくり理論を勉強した後で、
高機能な測定装置 くらいのスタンスで使うのがよいかなと。
やっぱりVASPがいいのか…高いんだよな。
今、Wien2kつかっててそこそこいいんだが、
構造緩和も不器用。
対称性落としたりsupercell組んだりするとしゃれにならないほど時間かかる。
当たり前だが…
自分がやる系はフルポテンシャルにこだわる必要はおそらく無いから
psodopotentialで計算したい。
やっぱりCASTEPかVASPあたりなんだろうな。
PhaseはHubberd potentialとか考慮できるのかな?
fullpotential と pseudopotential とは並列に使用できる言葉じゃないのでは?
通常、擬ポテンシャルと対になるのは全電子だよなー。
ちなみにスペルも違ってるよ。
あともうひとつ気になったのは、GGAは精度いいぞーって話。
適応範囲についてはむしろLDAの方が広いぞ。
電荷分布の位置依存が強い場合にはGGA、ってのが一般的な思想だよ。
77 :
73:2005/10/21(金) 23:01:43
Phase : LDA+U無いみたい
Pwscf : LDA+U
ABINIT: GW近似
VASP : LDA+U / GGA+U
pseudopotential
今までこんなミスしてたのかorz
ついでに全電子=fullpotentialだと思ってた。
なら全電子に対応する英語は?
全電子法 = all electron method
そのまんま。
full potential と対を成すのは球対称近似。
マフィンティン(muffin-tin approx.)とかASA(atomic-sphere approx.)とか。
>>73 PWscfはUSPPで構造緩和できるよ
FPMDがノルム保存型じゃないとできないだけ。
81 :
73:2005/10/22(土) 21:44:27
もちろんできるのは知ってるし
やってますけど、
セルの緩和(a,b,c,alpha,beta,gamma)が
"へたくそ"なんです。CG法とかないから。
構造緩和がヘタってどういう事だろう…
遅いって事かな?
83 :
名も無きマテリアルさん:2005/10/28(金) 13:29:02
もっと
84 :
名も無きマテリアルさん:2005/10/28(金) 18:47:17
ネタを
85 :
名も無きマテリアルさん:2005/10/28(金) 22:53:26
そうだねえ
crystal とかはどうでしょう。
周期境界条件使えるガウス関数基底ってのは
意外と珍しいのでは。
86 :
名も無きマテリアルさん:2005/10/29(土) 17:55:25
どんな手法が使えるかということよりも
それで何ができてどんな嬉しい事があるのかを
語った方が、いいかも…
87 :
名も無きマテリアルさん:2005/11/01(火) 00:52:21
実験主体でやってて計算初めて良かったことは、
結晶構造、逆格子、バンド計算、電子密度
などに関しての自分に対する教育効果が高かったこと。
それに自分で気になった物質を買ってきたり、
合成したりすることと比べると遥かに手軽に計算できるしね。
「おお 確かにここの電子密度が高くなってる」とかさ。
88 :
名も無きマテリアルさん:2005/11/01(火) 22:27:50
うんこ (´・ω・`)
うんこ、うんこへ。
このうんこはうんこだ。まずうんこを飲んでうんこ。
うんこ、「うんこ」なんだ。うんこ。
うんこの顔もうんこまでと言ううんこ、うんこしてもらおうとも思っていない。
うんこ、このうんこを見たとき、うんこは、きっとうんこでは言い表せない
「うんこ」のようなうんこをうんこしてくれたはずだ。
うんこな世の中で、そういううんこをうんこしないでうんこ、そう思って
このうんこをうんこしたんだ。
さあ、うんこを食おうか。
このレスを見た人は酷い下痢になる
89 :
名も無きマテリアルさん:2005/12/14(水) 00:21:29
自力でプログラム書いてる人は
プログラミング言語何使ってます?
90 :
名も無きマテリアルさん:2005/12/18(日) 17:05:18
この分野だと総人口的には
Fortran90 > C > C++ の順じゃない?
俺はCで書いてるけど.
91 :
名も無きマテリアルさん:2005/12/19(月) 19:02:40
俺が所属している研究室はFortran90だお
つーかFortran90,sma4,Wordって感じだわな
俺的には C++,gnuplot,LaTeX をよく使うんでちょっと嫌なんだけど仕方ないと思ってる.
Compaq Visual Fortranってのがあるんだが,これでGUIなプログラム書いたことある人いるのかね.
77だなぁ。
一から自分で書くときは90/95で書くけど、それよりも
古より伝来のソースをいじくる方が多いから・・・
ちょっと出力を解析したりするときなんかはPythonを使う。
93 :
名も無きマテリアルさん:2005/12/21(水) 01:33:50
matlab,ORIGIN,word なうちの研究室はDQN?
94 :
名も無きマテリアルさん:2005/12/21(水) 03:00:56
>>93 目的次第。目的を十分達成できるなら手段なんか
なんでもいい。ツールを使いこなすのが目的ではなかんべ?
95 :
名も無きマテリアルさん:2005/12/21(水) 03:19:25
ちょっと話がずれるけど、
osaka2kは使える?やってみようと思っているのだが。
VASPはちょっとかじったが。
自力プログラムは77。出力制御は気になるが。
Visual Fortranは気になってた(このスレッドとぜんぜん関係ないが)。
どんなの?
96 :
名も無きマテリアルさん:2005/12/21(水) 20:03:15
ノルム保存でしょ。それくらいなら、基本部分だけなら
自分で作れるし、いまどきねぇ。ノルム保存ならabinitにすりゃいいんじゃない?
あとは、ウルトラソフトなSTATEとかPWSCFがいいんじゃない?
STATEはオープンなんかどうか知らんけど。
PWSCFなら色々計算出来るし、速いしね。
なんだか>95のおちゃめな書き込みみて和んだw
98 :
名も無きマテリアルさん:2006/03/18(土) 21:53:17
スットレ
STATEググってもでてこねー
もうちょっと考えて名前付けろよな
100 :
名も無きマテリアルさん:2006/04/05(水) 02:11:22
Wien2kはフルポテンシャルだと書いてあるんだが
実際にはマッフィンティン半径を設定してるんだけど
どういうこと?
別に変じゃないよ。
MT近似ってのは球対称近似のことだから。
MT球を使ってても、球対称近似をしなければフルポテンシャル。
Wien2kはMT球内のポテンシャルを球対称にしてないってことだよね。
それならどうやって、球内と外のポテンシャルを連続にしてるんだろ?
wien2kはFLAPW法ですよね。
LAPWでは、
球内と球外の波動関数の2次微分までが球面上で連続となるように展開係数が決められる。
なので、電子密度(波動関数の2乗)は球面上で1次微分まで連続。
なので、ポテンシャルも1次微分まで連続。
>103
御説明ありがとうございます。
球面上でちゃんと連続になるようにしてるんですね
当然といえば当然ですけど…
あと、細かいことになりますが、
Wien2kはAPWとLAPWを使い分けられます。
この使い分けもどうしたらよいのかまだ良くわかっていないorz
連続になるようにしてるっていうか、それがAPW法の本質だよ。
球面での、いわゆる接続問題に落とし込んでるわけ。
APWとLAPWの違いはL=線形化(動径関数のエネルギー依存性が)されてるかどうか。
線形化しないと行列の対角化法が使えないので計算が大変になる。
逆に線形化すると、ゴースト・バンドが出たりすることがある。
使い分けは・・・Wienを使ったことないから自信ないけど、通常はLAPWでやって、
どうも結果がおかしいってときだけAPWを試してみる、みたいな感じでいいのでは。
>105
解説ありがとうございます。
まだまだ使いこなすには程遠いですががんばってみます。
107 :
名も無きマテリアルさん:2006/04/11(火) 17:36:01
良スレ挙げ
>>103 お前アホか。LAPWでは、波動関数は一次微分まで連続だぞ。
二階微分まで連続なのは普通はSLAPW-3だよ。
D.Singhの論文の話してんの?
これは、マルチウィンドゥだからゴーストバンドの恐れはひとまず無いよ。
やばそうなバンドは全部Valenceにすりゃいいんだから。
方法論的にはね。
フルポテンシャルは
球内のポテンシャルの球対称成分を用いてLAPW動径関数をつくって
その後に、球内のポテンシャルの非球対称成分の評価と
Weinertの方法で球外のポテンシャルをフルポテンシャルにしてるんだよ。
>>105 APW+loは、LAPWみたいにエネルギーパラメータの所で
動径関数と、エネルギー微分関数を作って、そこから
球内に局在したloを作る。あとは、これに加えてAPWをあるエネルギーパラメーターで
解いた動径関数を合わせて基底関数を作るんでしょ。。
本質的には線形法だよ。APWをもろにやってる訳じゃないよ。
APWでフルポテンシャルにするには恐ろしい困難があるんだよ。
Wien2kはLAPW+LOとAPW+loを混ぜてるんだよ。
各lに対してどちらを選択するかの自由度があるだけ。
てか、論文読めよ。KoellingとArbmanのやつとか。
Andersenのとか、D.SinghのLAPW+LOとか、
E.WimmerとM.Weinertのフルポテンシャルとか、
最近のAPW+loとかさ。こんなとこで、嘘ばっかり教えられてもしょうがないよ。
103は本気であほ。勘弁してくれ。
>>108 105だが、APWとLAPWの違いに対する回答としては間違っちゃいまいw
つか、104の言うAPWが、実はAPW+loであって、それが"An alternative way of linearizing"だなんて
んな細かいこと知らないよorz
線形化してんなら、ちゃんとLつけろよヽ(`Д´)ノ
APW+loでもLAPW+loでもゴーストバンドでまくりなんだorz
>108
煽りも程ほどに。
なんでも論文まで漁って調べろってのは乱暴では?
甘えと切り捨てればそれまでだけど、
限られた時間の中であらゆる知識取り入れて
成果出していかなきゃならんのだから
ずべてに対してそんなに丁寧にやってられんことぐらい
あんたもわかるだろう。
まぁ、他人から聞いた情報を鵜呑みにして確認を怠るのは以ての外だが。
>>110 普通は出ないだろうけどね。
99.9%は。
>>111 すまんです、言い過ぎな部分ありました。
まあただ、ここや、ウィキペディアしかりインターネットの
間違った情報をあさるよりは、専門家(決してパッケージユーザーでない!)
や、ソフトの説明書を読んだ方がいいですよ。
113 :
名も無きマテリアルさん:2006/04/12(水) 15:56:43
>>112 そんな事言い出したらこのスレの存在意味がなくなってしまうではないか。
間違った情報がここに記されたならそれを訂正し切磋琢磨しようくらいの気持ちで居てください。
>113
問題は切磋琢磨しあうだけの有識者の数
108ぐらいの人が頻繁に覗いて書き込んでくれるといいんだけど…
115 :
103:2006/04/15(土) 01:24:12
> お前アホか。LAPWでは、波動関数は一次微分まで連続だぞ。
皆様、大変失礼いたしました。
116 :
名も無きマテリアルさん:2006/04/15(土) 15:07:24
人類は3次元世界に生きている。
ところで我々人類がタイムワープの技術を開発し、過去の世界に
干渉できるようになり、そして過去に干渉した時に現在の世界に
影響があるのではなく、平行時間軸ができてそこに新たな歴史が
刻まれるとしたら、それは4次元世界ではなく5次元世界になる。
人類がタイムワープの技術を手に入れれば、人類が支配できるのは
4次元世界ではなく5次元世界になるわけだ。
そしてこの5次元世界が神の作った仮想世界であり、神は独自の
3次元空間の中で我々の5次元世界を観察しているとすれば、神の
世界は我々から見て8次元の世界にいることになる。
神は8次元世界に存在する!
117 :
名も無きマテリアルさん:2006/04/16(日) 01:13:32
PWscfの情報すくねー
やっぱりCAPTEPかVASP買ってもらうしか…
118 :
名も無きマテリアルさん:2006/04/22(土) 00:11:43
>117
意外となんとかなるよ。 コンパイルには苦戦するかもしれんけど。
VASPに比べると遅いけどVASPではできないNPTでの
第一原理MDができるのがイイ
CASTEPは・・・高すぎて並列計算ムリ。 ポスト処理楽だけど。
>高すぎて
値段が高いってこと?まさか1ノードごとにライセンス必要なの?
>>119 結構、悪名高いよね。
ノードライセンスって聞いた事あるけど。。
とりあえず、VASPもあった方がいいんじゃない?
表面の計算とかどれぐらいのクラスタ組んで計算してるんだろ
Wien2kでスラブ入れてとか…
>117
そうですか…なんとかなりますか…orz
なんとかコンパイルは出来てます。一応exampleはreferenceと同じ
出力を得られるものが出来てます。ifor9+mkl721でチョット苦労しましたが
とりあえずNEBが出来るとこまでがんばってみます。
とりあえずMLのアーカイブ漁るかな…
>120
げ…なんてこった…
となるとVASP一択だな
どうりでみんなVASP使うわけだ…
Material Studioはどうか知らないけど
CASTEPのコード自体はUKではアカデミックに無料で提供してるみたいだし
そんなこと無いんじゃないの?
実際どうかはしらんが…
>>121 計算するものによるんじゃないですか。
金属表面に酸素の吸着とかならFLAPWでもクラスタなしで
できそうな感じがしますが。。(遅いですけど)
いや、やっぱりPAWでも十分ですよ。
全てFLAPWで計算する必要はないでしょう。
USPPだと、まだまだ磁性の系は怪しいですからね。
FLAPWだと、計算重すぎるし。
するとやっぱ、PAWですかね。てか、VASPか。
別に、Kresseと仲いい訳じゃないが、いいソフトだよね。
>125
ウーン
やっぱりVASP買ってもらうか…
3000EUROか
やっぱり年度始めだし先延ばしにされそうorz
127 :
名も無きマテリアルさん:2006/04/23(日) 09:40:13
有限温度の寄与を無視したコード使って
常温での物性を計算したい場合、
平均構造がちゃんとわかってるなら
構造緩和はしないほうがいいよね?
常温での構造とは違ってて当たり前だし…
>>127 常温での構造がどれくらい違うかも問題ですよね。
構造相転移みたいな事があって大きく構造が違えば
常温の構造で色々計算する事は意味ある。
(当然、計算する物理量によりますが。。)
大きな構造の変化があると普通、構造緩和すれば
低温の構造に行き着くから常温とはかけ離れた
結果に多分、なるでしょう。
常温と構造が殆ど変わらないなら構造緩和しても
いいと思います。実験的に見積もられた平均構造と
大きく違わないと思うし、実験のある意味チェックにもなるし。
計算は低温の状態を考えている訳だけど、
普通は相転移がなければ常温との
構造はあんまり変わりませんし、
内部座標もあんまり変わらないと思いますが。。。
分かりません、場合によるかも。
>>124 CASTEPアカデミック版は「イギリスのacademic機関」
のみ利用可能だから実質利用可能なのはMSのCASTEPだけ
>>119,123
MS CASTEPは1CPUで1ライセンス消費する
そのくせVASPよりも遅いしPAWが使えないが
全てのランタノイド元素の計算ができる
余談だがもともとはVASPとCASTEPは
同じPayne先生のコードから出発している
>>129 Payneのが元っていってもね、
もう中身は別もんだよね。
昔はCASTEPほど洗練されたソフトでなかったわけだし。
VASPは、元はどうあれKresseのソフトだよね。
全てのランタノイドの計算が出来るけど
いい結果は出るんだろうか?
まぁ、擬ポテンシャルを作っときました程度では?
もう少し良いのかもしれないけど、
ポテンシャル作っとけば後はどうにでもなる訳で、
あんまり利点では無い気がしますが。
さすがにf電子系は擬ポテンシャル、PAWでは無理な気がします。
131 :
名も無きマテリアルさん:2006/05/04(木) 18:09:29
LDA+UでUをセルフコンシステントに出す方法が
あると聞いたんだけど
何を基準にして決めるの?
total energyだとUに影響受けちゃうし…
レスないんでやっと来ます。
LDA+Uで、 Uを決めて何が欲しいの?
あなたはkohn-shamの全エネルギーが欲しいのか?
励起状態、バンド構造が欲しいのか?
前者なら変分原理の範囲内でLDA+Uの範囲内で既に意味あり。
後者はGWのセルフコンシステントやらない限り、
Hartree-Fockレベルの精度は求められない。
ちなみに、abinitやら擬ポテンシャルレベルのLDA+Uをいくら
線形応答やなんかで+Uを決めても意味は薄いよ。
方法論を知ってる人ならね。
LAPWでベストとは言えないけど、 かなりmore betterよ。
まあ、気にせずLDA+Uを適当なパラメータでやっと来なさい。
最近のcond-matでも今後後悔しそうな論文は一杯発表されてるから。。。
VASP,wien買いました。LDA+Uで最適化しました。
こうなりました。第一原理の結果ですから。。。。正しいです。
あんたら、そこらの安いソフトがどんな近似や数値計算の横着やってるか知っての事?
そもそも、あんた等の精度でその議論出来るのって?
パソコンって楽でしょ。待ってれば結果でるから。
みんな、よく考えて。そんな簡単な研究があり得るか?
今は、まだ創世記よ。
頑張ろう!
134 :
131:2006/05/09(火) 00:49:17
>132
私は固体を扱う化学系の実験屋の学生です。
LDA+UでUを決めたいのは、Uを実験結果のみを
よりどころとした試行錯誤で決めたくないなと思っただけでして、
Uを計算の身から見積もる方法があると小耳に挟み、
どんな方法なのかと興味を持ったしだいです。
LDA+Uにこだわっているわけではないんですが、
今対象にしている系では電子相関の近似がGGAでは
不十分であることが指摘されており、
Uを計算に取り入れることで著しい改善が見られるといった
報告がなされております。
それが、その今後後悔しそうな論文なのかもしれませんが…
まだ駆け出しなので既報のデータと比較検討できるといった事情もありました。
今使用しているコード(Wien2k,PWSCF,CPMD)でも
GW近似等を利用して、計算コストに見合う
より優位性のある結果が得られるのであればむしろ喜ばしいです。
結局やりたいのは、今時分が合成して特性を評価したり、
その特性の本質を実験的に探る過程で、
一つの測定手法のように、これでしか引き出せない情報を得る。
あるいは実験から予想する結晶構造や電子密度、スピン状態が
第一原理計算の結果と対比しても妥当なものであるのかといった
検討をしてみたいと考えています。
Wien2kでRK_maxやk-point数で収束判定する時
どのくらいのオーダーで妥協してる?
論文見てると、R_MT=1.9ぐらいでRK_max=7で計算してる。
マニュアルとかチュートリアル見てもR_MTの4倍位が妥当だとか書いてあるけど
自分でやるとRK_max=10でもまだTotal Energyは減少傾向にある。
結局やりたいのは実験データとの比較だし、
絶対的に正しい値が得られるとは思ってないから、
ある程度は適当でいいんだけどどこまでやるのが
流儀なのか知りたい。
>>135 そこらへんは、David.J.Singhの
planewaves , pseudopotential and the LAPW methodをお読みになると良いかもしれません。
計算方法に詳しいです。
RK_max=7~9くらいでよいのでは無いでしょうか?
減少とはどういう事でしょうか、収束に向かっていないのですか?
MT半径と基底関数の数から算出されるRK_maxでも、
問題によってはこれでは不十分な場合もありますし十分な場合もあります。
比較対象と、収束度合いの兼ね合いになります。
しかし、だいたいRK_maxを7~9程度にすれば十分と思いますし、
その上でk-pointに対する物理量、エネルギーの収束性を見れば良いのではないでしょうか?
何meVまでの精度まで計算で収束させたいかという事だと思います。
ただ、RK_max=10でも20でもk-pointが足りなければ比較すべき量でない場合があります。
例えばCuの計算でもk-pointが1pointではRK_max=100でも
wien2KではL/Apw+loを採用しているのでかなりRK_maxの収束性は速いと思います。
なかなか難しいですが先にRK_maxを固定してk-pointでの収束性を見るのが普通だと思います。
ただ、wienコードはよく知りませんがK_maxは
基底関数の波動関数に対する展開を決めているので
電子密度の展開を直接決めている訳ではありません。
ですから、厳密には電子密度の展開数に対する収束性を見る必要があると思います。
この値がK_maxと同時に変化すれば、それぞれのK_maxでの全エネルギーは
比較すべき量ではなくなります。電子密度の展開数を多くとっておいてから
それを固定してK_maxを変化させる必要があると思います。
細かい話ですが。。
137 :
136:2006/05/14(日) 13:15:55
>>134 >>Uを計算に取り入れることで著しい改善が見られるといった 報告がなされております。
なかなかデリケートな問題ですし、何を議論しているか分かりませんので何とも言えません。
上司の方等に相談されるのが良いと思います。研究題材を公開して頂けるなら
なにかアドバイスは出来るかもしれませんが。。
+Uを決めることや、GW近似をやる事よりも
(いや〜GWも終了しましたね。。)
その系で扱われている適当なUの値を用いてLDA+Uの計算、(GGA+Uもほぼ同義です)
GGA,LDAの計算で実験結果を比較されてはいかがでしょうか?
あまりに実験結果とかけ離れていれば、常識の範囲内で+Uの値を変化させ
実験値に近づける事も様々な論文で行われています。
現時点ではそのレベルで十分だと思います。
GW近似はレベルの方法が色々ありますし、どれが正しいか、精度は?
など、私は手を付けません。5年後くらいには普通に使える様になってるかも知れませんが。
138 :
名も無きマテリアルさん:2006/05/21(日) 00:28:34
ここで聞くべきではないのかもしれませんが、
RH8.0 cluster machine(20台) で CASTEP3.0 を使っていたのですが、4.0にver. up
したらEnterprise AS3.0/4.0 でないと駄目とのこと。
全部OSを入れ替えるとどのくらいの手間と金額がかかるでしょうか?
(それにしてもVASPの方が安上がりだな。)
139 :
名も無きマテリアルさん:2006/05/23(火) 12:02:50
VASP5.0はまだかね。
140 :
名も無きマテリアルさん:2006/05/25(木) 13:22:58
>>138 普通にCENTOSとかでいいんでないでしょうか?
同意
142 :
名も無きマテリアルさん:2006/05/28(日) 14:02:21
>>140 ,
>>141 有難うございます。
「RH8.0のままでよいか,CENT OSにしても良いか」と
accelrys と cluster vendorに聞いたら
「駄目だ」
という返事が来たものですから...。
駄目もとでやってみませうか。
143 :
名も無きマテリアルさん:2006/06/05(月) 12:06:40
142氏はその後どうなったんだろ…
144 :
名も無きマテリアルさん:2006/07/14(金) 19:59:52
有償でもかまわないのですが、会社でバンド計算プログラムのユーザーの
立場で、できるだけ簡単に(というかGUI充実してるほうがいい)バンド計算
したいのですが、お勧めありますか。
GAUSSIAN03あたりを考えてはいるのですが
>144
ある程度使える人間雇った方がいいよ
それに関わるあなたの人件費が無駄になる
146 :
名も無きマテリアルさん:2006/07/15(土) 20:41:11
>146
使える人間が習熟してる奴
148 :
名も無きマテリアルさん:2006/07/16(日) 20:38:37
それじゃ話がふくらまないし
そりゃ過疎化するわな
まずどんな物質を計算して
どんな物理量に注目してるか書かんとな…
あといちいちあげんなよカス
>146
VASP
FSIS
Materials Studio
WIEN2k
PWSCF
CAMP
151 :
名も無きマテリアルさん :2006/07/17(月) 19:05:21
なあなあ、バンド計算屋さんや、
プログラム自分で組んでやってる人って
どのくらいいるの??
152 :
名も無きマテリアルさん:2006/07/24(月) 18:44:22
Windows上で使用可能なFORTRAN90ってどんなのがありますか?
Windows上でFORTRAN90を使って、プログラムを組んでみたいという
意味です・・・
>152
Intel
Absoft
あたりじゃない?
154 :
名も無きマテリアルさん:2006/07/24(月) 23:39:44
Intelってソフトも作ってるんだ?
MS-Fortranってのは、Fortran90とは違うの
VASP か CASTEP のどちらかをボスにおねだりしようと思うんだけど、
どっちがいいんでしょう?
値段は高いが、GUI があって便利なのが CASTEPで、
使いにくいけど、安い(3000 EURO?)のが VASP、
って認識なんですけど、ほかに VASP と CASTEP の機能の
違いはありますか?
どなたかおっしゃってましたが、元は同じものだから機能
はそんなに変わらないんですかね?
156 :
名も無きマテリアルさん:2006/08/09(水) 04:04:10
VASPはGUIを使うのならMedeaですっけ?
が必要なので高いです。
最終的な精度、将来性を見てもVASPが有利です。
CASTEPは全ての擬ポテンシャルが装備されているそうですが
かなり怪しいです。
157 :
名も無きマテリアルさん:2006/08/10(木) 10:20:40
そもそも擬ポテンシャルはどれも怪しげという罠。
MedeAは、ぶっちゃけあまりちゃんとしてない・・・orz
158 :
名も無きマテリアルさん:2006/08/14(月) 19:06:55
WIEN2k ID999ゲットしました
159 :
名も無きマテリアルさん:2006/08/15(火) 14:56:01
wienってまだそんなに売れてないんだね。
VASPは多いだろうなぁ。
とにかく、今後は全電子計算の意義も問われるだろうね。
VASP-PAWの様にfrozen-core All-electronは、
All-electronと言うはったりがきくし、
(結局の意味は擬ポテンシャルだからね)
次のVASPで予定されているrelaxed core
(SCFサイクルの中で擬ポテンシャルを作り直す事に対応)
がうまく行けばFLAPWと同じ程度の精度になって、
k点や平面波のカットオフを考えると最終的な精度は
VASP-PAWが勝かもしれない。
これで、DFPTや動力学やCPで構造最適化ができれば文句無いしね。
今時、FLAPWだって最強じゃないよ。
lo入れなければ線形法のエラーが心配だし、
コアまで入れてるから数値上のエラーも大きい。
価電子のみ考えればいい擬ポテンシャルと違って
何かと問題も多いしね。コード開発だって計算だって時間がかかる。
実際の応用でFLAPWでないといけない精度を追う状況ってそうは無いと思うしな。
いやいや、VASPの回し者じゃないですよ。。
ま〜、日本でPAWの本質を理解している人が
どれだけいるのか疑問だけどね。
160 :
名も無きマテリアルさん:2006/08/15(火) 18:06:49
>>151 沢山いるけど、その多くは昔から作ってる人達。
今からひとりで作るのはちょっと無謀じゃないかなー。
オリジナリティーが無いと研究にならないし、
これからの研究者は任期制とかで時間もないし。
>>151 作れるとしてもノルム保存でしょ。
あれなら学生レベルでも可能。
これでカーパリネロぐらいまでなら趣味だよねぇ。
そこから先のいろんな応用とか物理量とか、その中でバグ取りとか。。
abinitとかのプロジェクトに参加していくのが普通だと思う。
ただ、使ってる人はある意味幸せよ。
バグがあったって、ソフトのせいに出来るし
新しいプログラムは人が作ってくれるんだから。
リターンキーとデータ整理の達人こそ今生き残ってるんだよね。
うらやましいなぁ、多分一番簡単な研究方法だしね。
162 :
名も無きマテリアルさん:2006/08/25(金) 17:01:16
ふっふっふっ・・
163 :
名も無きマテリアルさん:2006/08/29(火) 04:06:55
SIESTAはどう?
164 :
名も無きマテリアルさん:2006/08/31(木) 22:17:04
ひょっとして
ただ既製ソフトを使ってるだけの
計算屋っているの?
それが普通です。
要らないだろそんな奴ら
他人が作ったコードを大学や研究機関所有の
スパコンやクラスタで動かすだけなら
実験屋で十分じゃん
むしろ実験屋が使った方が有益
実験でも同じでしょ。
実験装置を作る人も入れば、どっかから買ってきて
実験して結果を出す人もいるし。
実験屋ほど、理論に弱いと計算は出来ないし、
理論ばっかりに強くてもだめ。
バランスよくないといけないから、
実験屋が使えばいいとは言えない。
それこそ、間違った使い方をするよ。
第一、全部自分で計算コードを一から作ってる人は
こんな所に来ないと思う。
なんかのコードを参考にしたり、一部使ったり
もしくはabinitなんかに参加してるだけでしょ。
全部作るって言う事はかなり大変だよ。
どうでもいいことでも、実装するのは難しい場合が多いしね。
まともに使える実験屋は少ないだろうけど、
手法の改良やコードの開発に寄与せずに
コードを使用するだけの計算屋てのはちょっとどうかと思う…
う〜ん、コードを使用するだけの計算屋も
それはそれで大変だと思います。
手法の改良はかなり大変です。
やっぱりしっかり基礎理論や計算手法を
理解していないといけないですし、
その後に実際にコードを開発して計算しないといけませんから
企業なんかでは厳しいでしょう。
コード開発といっても色々あるとは思いますが
単なるデータ整理レベルのものなら可能だと思います。
自分で1から開発は無理でしょうし、abinit系のプロジェクトに入るとしても
簡単な事はやられていますから。。
アイデアをもって計算する事も重要だと思いますよ。
基礎でなく応用と考えればそれはそれで十分価値があると思います。
個人的にはfortranとかいう最悪な言語のソースを読みたくないし、
書き加えたくないと思うこともあるので、
コード開発にはあんまり興味なしです。
>>169 そうか。
それでもやっぱりあなたの書き込みを見ても
167みたいな計算屋は怠慢だと思う。
企業なら事情はわからんでも無いが…
fortran読みたくないとかコード書きたくないとか言うなら
アイディアをちゃんとアルゴリズムとして書き下して
コード書ける人に任せりゃ良いじゃん
コード書けるけどアイディアが無い人は結構いるよ
一から書かなきゃ行けないほどのコードでも
アイディアを掲げて人を集めるか
開発できるところに持ち込めば、
価値があるなら何とかなる。
何にしたって一人で開発なんて無理なんだから
172 :
170:2006/09/04(月) 08:27:02
失礼しました
167ではなく168です
計算屋の裾野が広がることは、旧式の計算屋にとっても悪いことじゃない。
「素人は手を出すな」ではなく、「どんどん使ってください」という
オープンな態度でいるほうが、分野の発展のためにも良いと思う。
ただし、コードをいじってる人はそれだけ大変な仕事をしてるわけで、
(しかも、コードをいじったこと自体は物理の仕事としてあまり認められないし)
コードを使うだけの研究の場合は、質・量的に優れたものであってほしいとは思う。
174 :
169:2006/09/04(月) 12:01:39
まあ、コードを作ってる人は
少し前なら重宝されてたし、今でも知ってる人の中では
非常に評価は高いと思います。
ただ、VASPみたいに安くて高性能なソフトが増えると
いままで地道に大変な作業をしてソフトを作ってきた人の
ソフトよりいいものが、簡単に手に入り、
それを使って計算した方が学会発表、論文発表、結果という点で
いつも有利に立つ事は事実ですからね。
実際にこの分野に流入してきている理論、実験家は
そういうところがおいしいと思ってきてる訳ですから、
その人たちが大多数になってきて、
実際に作ることへの評価はどんどん下がってきていると思います。
一杯いますよ、コードの中身や理論も中途半端に理解してるだけなのに
計算結果出して素人だましてるお偉い先生も。
>>171 fortranをいじりたくはないですが、
アイデアや式を書いたらコードを作ってくれる様な
偉い身分にはありません。。
自分で作れって感じですね。
やりますよ、いざとなったら。
そんなに難しい事じゃないので。大変は大変ですけどね。
だ か ら
コード開発の苦労は誰も否定してない。
そこばっかり強調してもしょうがないだろ
それに、既にある優秀なコードが簡単に手に入るといっても
どっちにしたって、現存のモノに比べて新奇性、優位性がなければ
つくったって意味は無いんだから。
スペシャリストならそれなりの仕事をしろって言ってるんだよ
176 :
名も無きマテリアルさん:2006/09/04(月) 14:02:13
なんか169が上げてる話って
どうでも良い屁理屈ばっかりで言い訳にもなってないな
177 :
169:2006/09/04(月) 16:44:12
まあ、それはスペシャリストの仕事は
評価されるべきではあると思います。例えばコードを作る方なら、中身が分かってるので
ちょっといじるだけで、いろんな事を引き出せる自由度があります。
計算のプロにしても、計算のアイデアでいいものを出していけば良いと思います。
ただ、表向きに見てどうなんでしょうか?もしよろしければ、その点についてご意見いただきたいです。
コード開発のスペシャリストの仕事というのは手法開発や上記の様な点でしょうか?それは、マニアックな評価は受けますが
バンド計算をやりたいと思っている方でそんなことを求めている方はごく少数でしょう。
私は結局、物理量などを色々出していく方が一般的評価は得られますし、
いやらしい話お金も呼び込めると思います。現在の優秀なソフトはコード開発の先生方がつくってきたものより
優秀で様々な機能がついていたり、基本部分もしっかりしています。
それだけ、人の労力がかかっているからです。その優秀なソフトを売って、お金を稼いで、
また人を雇うという良いフィードバックがかかります。
すると、そのソフトを買って計算した方が新奇で優位な計算が出来る事になるのでは無いでしょうか?
日本以外ではソフト開発なんぞのんびりできる環境ではないとも聞きます。それほど、結果が求められているのだと思います。
日本でも、コードでスペシャリストとして食える人はどんどん減ってしかるべきだと考えるのですが、いかがでしょうか?
結果だけみれば、肩身は狭いですよ。裾野を広げてみたら、肩身が狭くなったって訳ですね。
やはり、コードは買って(もしくは少しは自前でいじれるものを持つ)計算のプロとしてもやっていける時代ではないですか?
どうやって計算するか?も重要ですが、何を計算するか?も重要だと思います。
色々、御託を並べてすみません。。。
178 :
名も無きマテリアルさん:2006/09/04(月) 17:17:00
コード開発してない計算屋に
予算なんてつくの?
お金なんて要らないじゃん
179 :
名も無きマテリアルさん:2006/09/04(月) 19:46:24
わからん人だな
なぜコードを使うだけという怠慢をそんなに肯定しようとする!
よくわかってない人がいるのを良いことに甘えてやしないか?
そもそも、バンド計算しただけで価値ある仕事って何よ
180 :
169:2006/09/04(月) 20:42:16
>>179 新しい超伝導物質は計算しただけでも論文になりますねぇ。
しかも、みんな出来るから競争ですよね。
誰でもある程度計算が出来るから、何を計算するかを
みんなが狙っているんではないでしょうか?
昔はバンド計算する事もすごかった訳ですから
それ自身重要な仕事だとは思います。
当然、バンド構造に対する議論は必要ですが。
いや、私もコードだけを使う事は反対です。もちろん。
みんながコードを作って、それで競い合う事が最もうれしい事だと思います。
ただ、現実、作ってる人はごく少数派。
コード作ってなくても大きな予算もついているようですよ。
計算機を買わないといけないですし、電気代もありますからね。
(そこらへんの議論は危ないのでやめましょう。)
計算を出来て、内容の議論が出来るっていうのは
必ずしもコードを全て把握している必要は無いと思います。
私も嫌ですよ、そりゃ。
コード書く事は楽しい事ですから。
(fortranは嫌いですけどね。)
バンド計算はコードを書いて計算するというのは
今となっては非主流派で、それを否定せず、
我々も移行していかなければならないと私は感じますが。。
実は書き込みしてる人も、知り合いだったりして。。。
まあ、多分そうでしょうけど。
181 :
169:2006/09/04(月) 20:50:35
すんません、非主流派っていうのは
数的な意味で、決して立場的意味ではありません。
分野ではコードを作る人の評価はすばらしく高いと思います。
169さん
書き込みから察するに、あなたもわかってるようだが、
あなたが挙げた例はバンド計算屋がやらなくたって良い仕事ですよね。
優秀なコードが手軽に使えるようになった今、
計算を齧った実験屋で十分にできてしまう。
あなたの書き込みから、
計算屋自らコードを書くような風潮では
なくなってきていることはよくわかった。
でもそれに迎合しなくても良いだろう。
物質に関する計算科学については要求が大きく
具体的になってきているから
進化は続きはするだろうが、
それに寄与せず、極端に言えば誰でもできる
ような成果を垂れ流しながら
この業界にぶら下がられるのは迷惑だよ。
失礼だが
あんたが泥臭いことしたくないだけだろ
まあ、気にせず行きましょう。
やっぱり計算屋って
無駄に予算食いつぶしてるのかー
告発とかされたらどうなるんだろ
185 :
名も無きマテリアルさん :2006/09/08(金) 18:32:59
実験と違い場所はとらないし、廃液も出さないから、
優遇されてるところも、場所によってはある。
理論ほど現実離れしてないし、スペースも食わないですからね。
と思っていたら、巨大な計算機の場所、空調、騒音、電気代が
かかることが問題になってきてるんじゃないですか?
Meromでクラスタ組もうかな
188 :
優太715:2006/09/11(月) 18:57:43
あの〜俺は中2で、バンドを組みたいのですが、
ベースとか、安いのありませんか?
基底のことかい?
ガウシアンでも平面波でも何でもあるよ。
190 :
名も無きマテリアルさん :2006/09/15(金) 09:52:01
>190
多分もういないよ
だめだ…
Wien2k俺には使いこなせんorz
lapw1の設定難しすぎるよBlaha先生…
193 :
優太715:2006/09/17(日) 15:38:31
ghjkふじこsfauyg
GGA+Uの方がGGAよりも
欲しい物理量が実験値に合うけど
格子定数とか原子位置(結合距離)
なんかが実験値と対応しない場合
どう考えれば良いんでしょう。
少し縮む位なら温度の影響とかかと思うんだけど
格子が膨らんでたりすると…
なんだかいかにも無理矢理突っ込んだポテンシャルのせいで
膨らんでる気がする…。
どの程度の量の差でしょうか?
196 :
194:2006/09/24(日) 20:28:05
195
格子定数が1%位大きくなります。
Ue=0だと3桁は一致する程度。
しかし欲しい物理量は明らかに違う
やっぱりGGAのみだと合わないけど
だからってオンサイトのポテンシャルでは
現実のモデルにあってないってことですかね…
LDA+U使ってる論文とか読んでも
これでこれで計算しました。
いろいろポストプロセッシングして合わないところもいっぱいあるけど
この位のUが良いっぽいです。とか
Uを入れて計算したらこんなに挙動がかわって
変になったところもあるけど注目してるところは改善されてます。
とかそんなんばっかりorz
ぶっちゃけ欲しい物理量さえ再現できてれば
もうpublishしちゃっていいって感じなの?
曖昧にしか言及できない結果ばかりじゃないですか?
198 :
194:2006/09/26(火) 14:35:13
>197
なるほど
参考になります。
GGAは経験的に少し格子定数を過大評価してしまう
(つまりストレスを過大評価?)
から、現実の格子定数と近すぎるのは逆におかしい訳ですね。
全電子のコード使ってるんで計算のミスがあったってのは結構辛いです。
カットオフやk点数はそれなりに追い込んだはずなんですが…
トータルエネルギーの格子体積依存性もきれいにでてたのに…
やっぱりデフォルトではゴーストバンドに捕まるからと
いろいろいじった当たりに問題があるのか…
もうこうなったら素人の学生がどうこうできる問題ではなくなってきてる
ような気がする…むしろ逃げたい…
やっぱり先生も含めてまわりに素人しかいない状況で
たった一人、独学で進めるのは無理がありますね
web上には紹介いただいた情報含めいろいろありますけど
専門家レベルの相談役の人がいないと辛すぎます…orz
そもそもこんな構造も複雑で3d遷移金属も入ってる局在系で
何をやりたかったんだろう…
調べれば調べるほどネガティブな情報しか出てこない
先生の思いつきにまともにつきあいすぎたか…
>>198 全電子計算法だとすると、ストレスは簡単に計算出来ませんよね?
全エネルギーを生に計算して有限差分から出すしかありません。
そこに、原子内座標も同時に最適化するとなると、
計算は結構大変だと思いますが、その辺りで精度はどうだったのでしょうか?
おそらく使われているコードは wien2kですね?
LDA+Uが出来て、forceが計算出来て、全電子計算となると
ばれてしまうかもしれません。それか、FP-LOなどですかね?
wien2kであれば、LOをきっちりすれば
ゴーストの心配は少なくなるでしょう。
k点や、カットオフもよっぽどケチってない限り、
まずい事は無いと思います。
FLAPWなら、当然ながら、平面波のカットオフは、
平面波+擬ポテンシャルより少なく出来ます。(USPPとかは知らん。)
まず、状態密度などは計算されましたか?
部分状態密度、バンド構造をみて、おかしな所はないかを見てください。
その上で、物理量がおかしければ、見ている物理量が
LDA,GGAではあまりうまく行かないものなのかもしれません。
第一原理って言ったって、何でも魔法みたいにうまくいくとは限りません。
もし良ければ、見ている物理量は何ですか?
教授も困り者です。
そんな、ソフトだからって簡単に出来ないですよねぇ。
200 :
194:2006/09/27(水) 11:26:50
>199
ご明察です。
構造最適化は格子ごとにジオメトリの
最適化も行うことになるので
膨大な時間がかかります。
k点一個ごとにCPU割り振っても通常のSCFサイクルが
収束するのに
半日かかる系ですから…(コードはBenchmarkの性能程度には最適化してあるにもかかわらず)
はじめはこれにさらに不純物とか欠陥入れたりも考えてました…
今考えるととてもやる気にはなれません
計算してる系は
3d遷移金属を含むリン酸塩で
LOは基本的にsemi coreのみくわえて
酸素だけ伝導帯のあたりにLO追加してます(defaultの設定)
Pの2sがMT球からリークしやすいのでその辺りをいじったりしてます。
scfのログをチェックしてみたところ
計算自体は順調おこなわれているようです。
状態密度は計算してみて部分状態密度をまとめて
教授を喜ばせていたりしてたんですが、
おかしい所というのが良くわかっていません。
これは私自身があるべき状態密度を
想像できないのが問題ですね。
バンド構造の図に至っては解釈のしかたすら勉強不足で
理解できていません…orz
201 :
194:2006/09/27(水) 11:29:03
見ている物理量は基本的にはtotal nergyから見積もれる
疑似生成エンタルピーとK-edge,L-edgeのスペクトルです。
核にかかるforceをつかってphonon計算
(PHONONは持っていないのでfrophoをなんとか使って)
もやりたいとかいろいろと考えていましたが
結局欲しいのは実験のスペクトルの再現(ケミカルシフトやL2,3の相対強度等)、
構造の安定性とそのエネルギーです。
いえいえ、物質名まで出してしまうと問題もありますので。
私が、要求しすぎましたね。すいません。
>Pの2sがMT球からリークしやすいのでその辺りをいじったりしてます。
???MT球の大きさを変えたという事ですか?
Coreにせず、価電子にしたということですか?
また、MT球が重なっている事は無いでしょうか?
>見ている物理量は基本的にはtotal nergyから見積もれる
>疑似生成エンタルピーとK-edge,L-edgeのスペクトルです。
なるほど。書きすぎると狙いがばてれしまいますよ。
エンタルピーは、結構エラーが含まれてるのかもしれませんね。
細かい手法は色々あるとは思いますが、原子位置の最適化と
格子の最適化から出てくる全エネルギ−をフィッティングして、
出すものなので、例えば、フィッティングした線は
図にした時にキレイになっていますか?
遷移金属元素のedgeですね。
スペクトルは、ご存知の通り、スペクトル形状は大まかには比較出来ますが、
細かい形状までは比較は難しいです。所詮、一電子状態密度の差みたいなもんなので。
ただ、積分量としては比較しやすいと思います。(形状は関係ないので)
wienでどうやってるか知りませんが、L2,L3の相対強度を出す場合に、
どの部分まで、L2として、L3として扱っているんですかね?
この様な量だと、数%オーダーの実験との精度一致要求は厳しいかもしれませんね。
まあ、あまり力にはなれないかもしれませんが。。
203 :
名も無きマテリアルさん:2006/09/29(金) 11:42:10
vasp,gaussian,wien2k,matlab,などをダウンロードできるファイル共有ソフトありますか?
204 :
194:2006/09/29(金) 14:15:01
>202
やはり大まかな比較しかできないということで
満足するしか無いみたいですね
MT半径の設定はWien2kでは重ならない
最大の半径を自動で決定できるので、
動かしたい量に合わせてMT半径を縮めているので
大丈夫です。
Pにかんしてはちょっとしたノウハウがあるのでご勘弁を。
Wien2kではL2,L3の強度比とスプリットはマニュアルで設定します。
実験のスペクトルを再現するために試行錯誤で
決めてたんですが…
まぁXASにかんしては元よりかなり情報がつぶれてしまっているので
スペクトル形状については大まかな再現ができれば問題なかったんですが、
問題はケミカルシフトの大きさでして…
やはり基底状態の平衡格子定数が気になるので
もう一度基礎から計算を見直してみます。
丁寧な対応ありがとうございました。
ごめんなさい、一つかなり気になる事があります。
当方は、FLAPWの専門家ではないのですが、
L2,L3の強度比をマニュアルで設定する?というのはどういう事ですか?
双極子遷移を仮定すれば、一電子近似の範囲内で、
L2,L3のスペクトルは一意に決まるはずです。
基本的に遷移金属?のcoreの2p1/2と2p3/2の
スピン軌道相互作用などによる分裂によって、
L2,L3のスプリット幅は決まるはずですが?
違いますか?
wienはCOREもFull relativisticですよね?
強度比も同様にして求まると思いますが。。。
これが、マニュアルで設定とは????
つまり、この量はLDA(その他諸々の交換相関)による
コーンシャム固有関数と固有値から、第一原理的に決まるはずです。
あと、スペクトルの計算で、細かい形状まであわせようとすると、
k点が結構必要です。セルフコンシステントな計算の後に、
一度、k点を増やして。。。という過程を入れた方がいいと思います。
いずれにせよ、マニュアルというのは?
基底状態の格子定数の話は、ちょっと擬ポテンシャルを仮定した話でした。
おそらく、全電子法のエラーの範囲内なら、大きな差異は出ないと思います。
擬ポテンシャルの質が悪すぎて、変なバンド構造が出てきているのかと心配しただけです。
コアもfull relativisticだったかなぁ…
こないだESCAの束縛エネルギー評価しようとマグネの単体、酸化物、金属間化合物で比較したのだが、
Mg1sの固有値は微動だにせず悩んだ気がする。
とりあえずフェルミ準位からの差分見積もったけど、実験結果とは定性的一致もしなかったんで
DV-Xa使ってしのいだ。
207 :
194:2006/10/16(月) 08:55:25
>>206 中身は良く知らんが
コアがFull relativisticじゃなかったら
あのコードの存在意義が…
コアはfull relativisticでしょ。
技術的に簡単だし。
Mg1sは殆ど変わらないのでは?コアですし。
バレンスがスピン分極したりすると、変化があるかも。
DV-Xa。。。。
まだまだ、現役なんですね。
はぁ〜、計算終わらねーよ。
KKRのプログラム書こう(・∀・)って思って最初の?論文 (Phys. Rev. 94 (1954) 1111-1120) 読んでるけどむずかしいなぁ.
マジすかって感じの説明もあるし.
1119ページの(A2.20)と(A2.21)の間に書いてる文とか…
う〜む.下手すっと専攻科修了できんかもしれん.泣きてぇorz
210 :
194:2006/10/18(水) 16:21:52
Mgくらい軽ければ1sでも結構シフトするんじゃない?
Feでも1sシフトした経験有り
>>209 やめとき、KKRはマニアックだから情報も無いし。
簡単な系なら別だけど。
それに特化したプログラムで済むしね。
ASWとかLMTOの方がいいと思うよ。線形化しただけでも全然違う方法だから。
>>210 確かに。可能性大ですね。失礼しました。
Feは、Fe自身が磁性を持ちやすいですからね。
周りの環境に引っ張られるかとオモいまし。
>>209 それ、Kohn&Rostokerの奴でしょ。
KKRを勉強する上で読まなきゃならない原典ではあるけれど、
実は、それを読んでもプログラムを書くどころか、既存のプログラムの
内容を理解するのにも、あまり役にたたないと思われ。
だって1954年って、Hohenberg&KohnとかKohn&Shamの論文より前なわけだし。。。
213 :
209:2006/10/18(水) 21:51:47
>>211 なるほど.Wikipediaの説明も無いに等しいのはそれが理由ですか.
この論文の次にLMTOの論文読む予定でした.
バンド計算についてはAPWしか知らない素人なもんで…
>>212 それですそれ.
論文の中であっちこっち飛べって書いてて錯綜してます.
しかし最近の人はあんまり自分でプログラム書いたりしないのかなぁ.
いやぁそれにしてもKohn先生はタダモンじゃないな.
214 :
206:2006/10/18(水) 21:52:59
メタリックだとMgの1sは1303eVで、MgOだと1304eV位なのかな?
ただESCAでMgOの実験値は怪しいのしかなくて、実際測定したら炭酸Mg(と思われる)成分ばかりぐちゃぐちゃ出てきてねぇ…(涙
DV-Xa…すまぬいまだたまぁに使ってる(笑)
外に出す機会はあまり無いけれど、ちょっとした計算機実験して推定したりするのに使うのだ、お手軽だし定性的説明するなら役に立つし。
>>213 いや、まだかなり初級レベルね。
O.K.Andersenの線形法の論文は嫌らしいよ。
最近の解説とかを呼んだ方が良いとおもう。
LMTOだったら、Andersenらの解説があるし、
藤原先生や小口先生の教科書、Richard Martinの教科書も良いと思います。
KKRは。。どうなんかなあ。
KKRとLMTOはもう全然別物だからね。
LMTOはスタンダードな固有値問題を解くけど、
KKRはグリーン関数を求める訳だし。
赤井先生の論文とか、FP-KKRの論文が参考になるかも。
ただ、重要なのは以下の二点。
1、論文を読んでも、式は途中までしかない。
論文に書いてある式を直接計算すれば良いってことは殆どないよ。
そこから、色々と進めないといけない。
ここは、自分の力だし、初めてやると添字が色々出てきたり
結構ごちゃごちゃする。これも時間がかかる事。
ここがしっかりしてないとプログラムも作れないよ。
2、実際のプログラムを作るにはノウハウがかなり重要。
色々細かなテクニックとか、常識とかあるので
それを一から作り上げるのは至難の業だと思う。
ただ、原子一つの、bcc、fccとかならまだ楽かも。
複数の原子でとか、構造が複雑で、、とか言い出すと
難しいと思うよ。頑張ってね。
ただ、今時KKRを作らないと卒業出来ないなんて、
目的が分からんなあ。
MgOなら表面にMgCO3あっても全然おかしくないかも
Arスパッタしてみた?
すげぇ
材料物性板のスレなのにリアルタイムにすすんでる…
>>214 結構違いますね。参考になります。
難しい物質で、1eVの精度っていうと、、。比較も難しいですね。
DV-Xaでも、いいですよね。
結構目安とか、いきなり高尚な事やる前にって考えると。
しかも、結局解いてる式は同じですからね。
slater-exchangeかぁ。
まあ、考えてみると交換相関項の所だけ、いじってると思えば、
最近のハイブリッド系の交換相関の話にも似てますね。
原理は全然違いますが。。
>>213 ごめん、KKRなら、赤井先生のノートがあるじゃん。
あれ読めば、殆ど分かるよ。
プログラムはそのだいぶ先だけど。
220 :
206:2006/10/19(木) 04:00:39
>>216 実は試薬が粉末だった罠orz...
>>218 枯れている技術って安心できるから楽ですな(笑)
しかし、Fe1sのピークシフトか…XASといい(XAFSかな?)ESCAといい、SR施設に出入りしている不良が何人かいますねきっと?ぢつは私も今ビームラインでくぁwせdfrtgyふじこlp
誰か、FLAPWの参考になるサイトを教えてください。
>>222 ありがとうございます。
こんなサイト知りませんでした。
沢山出て来たので参考になりそうです。
特殊関数の定義の違いについて教えてください.
たとえばLegendre陪多項式や,Neumann関数の定義が(-1)^mだけ異なっているとか
はよく見るんですが,他にこのような定義の違いって沢山あるんですか?
今の場合は
Legendre陪多項式:Messiah,岩波公式集等とニューメリカルレシピ
Neumann関数:MessiahとSchiff
などなど.
Legendre陪多項式の定義が書いてないのに球面調和関数とLegendre陪多項式の関係で
(-1)^mだけずれてると不安になります・・・・
球面調和関数でも位相の取り方?かなんかで色々あります。
226 :
名も無きマテリアルさん:2006/11/02(木) 09:10:39
誰かGaussianでCondensed to atomsの出力で、50原子以上でも出力させる方法知りませんか?
なんか50原子を超えると勝手に対角項しか吐き出さないので。。。非対角項を見たいのに。。。
227 :
名も無きマテリアルさん:2006/11/04(土) 14:51:27
Fortranでプログラム書いてるんですが
皆さん変数の精度はどうしてますか?
一応,倍精度で統一しているのですが,
実行速度に影響がなければ4倍精度で書いたほうが
いいのかなと思ってるんですが..
丸め誤差計算してみたら?
229 :
名も無きマテリアルさん:2007/01/05(金) 01:33:48
うちにあったMOPAC2002のソフトでZINDOを使って
NaClの構造を入力して、周期的境界条件も設定して計算したはずなのに、
計算結果に表示されるHOMOとLUMOの形がどうも・・・
その周期的境界条件を満たしてないのですが、左端と右端がつながらないつか。
こんなもんなんでしょうか。それとも
わたしゃ的外れなことをやってるのでしょーか。
そもそもNaClのHOMOとかLUMOとか言ってOKなのか?
?
231 :
名も無きマテリアルさん:2007/01/06(土) 14:42:03
229の質問はバンド計算した価電子帯の上端をHOMOと呼んでいいのか
伝導体の下端をLUMOと呼んでいいのか
ということが一つだと思われ
普通言わないわな
スットレって何?
wien97のGmaxの式ってありますか
フルポテンシャルのときのマフィンティン半径の決定って
実験値使う以外になんか方法ありますか
GGA91とGGA96の違いってなんですか?
>>234 カットオフからすぐ出る。
>>235 マフィンティン半径は数値計算パラメータ。
原子も格子も変化させないなら、
限界まで大きくすりゃ良い。
>>236 長距離に置ける振る舞いを正しく
かつ、表式を簡単にしたのが
PBE(GGA96) PRLの論文読め。
>>233 スットレ の検索結果 約 29 件
スレッド の検索結果 約 47,200,000 件
ありがとうございました 卒論が進みます
せっかく答えていただいたのになんなのですが
カットオフからすぐ出るのはGmaxではなく
kmaxではないんですか?
またマフィンティン半径ですが
フルポテンシャル化した場合最大値ではなく
フルポテンシャルしていないものに比べ
少し小さい適当な値を取るとあるので困っています
ご鞭撻をお願いします。
>>240 wienの事はよく知りません。
Gmaxってのは、chargeのカットオフの事ですね。
勘違いしておりました。
普通、バンド計算ではGmaxはkmaxの4倍で十分とされています。
平面波基底関数に対して電子密度は平面波*平面波で勘定するからです。
ただ、ウルトラソフトの様にMT球的な物の中に
固いchargeをしこんでおく場合は10倍くらいとります。
さらに、交換相関ポテンシャルが非線形なので4倍では不十分な事、
FLAPWでは、ワイナートの擬電子密度の部分にGmaxが関わるので
一概に4倍で十分とは言えません。
Gmaxはkmaxと別にとるべき収束パラメータです。
MT半径ですが、格子間領域をフルポテンシャルで扱わなくとも、
MT球内のみフルポテンシャルにする事は可能です。
おそらく、これをフルポテンシャル化してない場合と言っていますね?
MT球内は高々、LMAXと呼ばれる上限値をもうけたLAPW基底関数から
その範囲内で行列要素を評価しています。
非球対称成分は式を追っていくと、基底関数のLMAXまでの制限から
2LMAXまでの非球対称ポテンシャルしか評価しません。
基底ですので、まあLMAXに対して収束性をみればよいと思いますが、
格子間領域では非常に高いLに関するポテンシャルが存在する為に
MT球を大きくとってその成分を無視するよりは、
ワイナートの方法で平面波表現したポテンシャルから評価すべきだと
思ってるんじゃないですかねぇ?よくシランです。
そう考えると、少し小さめにするのがベストでしょう。
まあ、1~2Aの中で、自分の計算コストにあった値にすればいいんでは?
僕わ、LMTOなんで。
242 :
名も無きマテリアルさん:2007/02/01(木) 14:33:57
擬ポテンシャル法って内核をなめらかなポテンシャルで置き換えるんですよね
でもバンド計算はポテンシャルをセルフコンシステントに決めるんですよね
ということは最初に用意する擬ポテンシャルってのは、初期状態だけを与えるものなんですか?
243 :
名も無きマテリアルさん:2007/02/01(木) 14:34:41
なんであがらないの?
>>242 コアのポテンシャルを置き換えるの。
そしたら、価電子のポテンシャルはもともと滑らかだから
滑らかな全体のポテンシャルで解ける。
普通の擬ポテンシャルはそのままコアポテンシャルは同じ。
価電子から来るポテンシャルは電子密度のセルフコンシステントな過程で変化する。
コアコレクションとかは自分で勉強しろ!
PAWやUSPPでは、もうちょっと価電子の変化による
ポテンシャルの変化を正確に扱える。
245 :
名も無きマテリアルさん:2007/02/01(木) 17:48:30
>>244 ありがとうございます
通常はコアは同じものを使い続けるんですね
コア補正はそうではないという事ですかね…
イメージできましたので、ちょっと自分で調べてみます
コア補正は交換壮観ポテンシャルを求める時に、
全電子密度が必要になるけど、どうしますかってこと。
擬ポテンシャル自身を改善するもんじゃないよ。
一言でいってしまうと…
内核の補正を行うのは擬ポテンシャルの生成時で、
内核と価電子帯との相互作用が大きいとき
内核補正をすると擬ポテンシャルの
トランスフェラビリティーがよくなる
…と理解していましたが、これは間違いですか?
いいんじゃない。一言でなら。
最後の言葉が気になるなあ
250 :
名も無きマテリアルさん:2007/02/07(水) 07:51:53
初歩的ですが
波数kの定義って
波動関数をL2空間の元と見て
exp(-ik・x)で平面波展開したときに出てきた
kのことなのか
Blochの定理から存在が示されるkなのか
どっちなんですか?
というか一般的な定義ってなんなんでしょうか?
よくわかりません
自分はバンド計算屋ではないのですが、質問があります。
LDAにスピンの自由度を考慮したLSDAでは必ずスピン分極した解がでるのですか?
あと、LDA+UとLSDA+Uは同じですか?
>>250 普通の定義ならブロッホの定理から来るもの。
>>251 必ず出る必要は無い。
LDA+UとLSDA+Uは厳密には違う。
非磁性で+Uするか磁性ありで+Uやるか。
式も少々違う。
253 :
251:2007/02/07(水) 18:21:31
>>252 ありがとうございます。ついでにもう一つ質問があります。
実際にはスピン分極してない物質でもLSDA(+U)でスピン分極した解が出るのは、
LSDAの近似が悪いということでしょうか?
255 :
251:2007/02/08(木) 11:16:05
>>254 >>251にも書いたように、自分はバンド計算屋ではなく、バンド計算したことはありません。
あるスピン分極してない物質のLSDA、LSDA+Uのバンド計算の論文を見たら
スピン分極した解しか論文に載ってなかったので質問してみました。
論文を一通り見てみましたが、使ってるソフトが何かはわかりませんでした。
>>255 小林先生のサイトにコメントが載ってるけど、
追加もしておきます。
まず、LSDAなどでスピン分極した解があるというのは
先生も言っている様に単に準安定状態の結果が出ただけで
本当に安定な解は非磁性の解という事もあります。
ただ、論文になっているのであれば、
(最近はソフトユーザーが多いので間違いもあるかもしれませんが)
スピン分極した結果と、非磁性解の全エネルギーを比較して、
分極した方がエネルギーが低いとなっているから
スピン分極のみの結果を出しているはずです。
この意味ではLSDA(もしくはLSDA+U)で安定な結果は
スピン分極した結果だという事です。
実際の実験などと合わない事は
1、LSDA,GGAなどの近似が悪い。
2、LSDA+UでUの値などがめちゃくちゃ。
3、コアコレクションなどの話もあるし、
擬ポテンシャルで磁性の議論は危険です。
VASPでは旨く行くと言う論文もありますが、
FLAPWなどの結果にあうように各物質で入念に作った
擬ポテンシャルを用いての結果なので
実は微妙な所は非常に危険です。
USPPやNCPPでは全くだめな場合も多いです。
(NCPPで平面波を増やしたからといって
PAWと同等にはならない)
4、計算した人が間違っている。
私の経験上、スピン分極しているものがスピン分極していない結果を第一原理計算が出して
それをGGAやLSDA+Uやるとスピン分極した正しい結果を生むと言う例は沢山あると思いますが、
スピン分局してないものを、スピン分極していると結果を出す事は、なかなかないと思います。
LSDA+Uの使い方の間違い、計算方法の問題、
もしくは実験結果が間違っている。だと思います。
>>256 くわしい解説ありがとうございます。
私が言ってた物質の場合、実験の方は複数のグループで一致した結果なので間違ってないと思います。
となると、近似が悪いのか、計算が間違ってるのかどちらかということになりそうです。
258 :
名も無きマテリアルさん:2007/02/10(土) 16:49:25
259 :
名も無きマテリアルさん:2007/03/26(月) 00:31:24
PWscfかなり使える。ワニア関数もVanerbilt先生のソフトとインターフェイス
もってて計算できるね。最近つかってます。
260 :
名も無きマテリアルさん:2007/04/05(木) 00:46:36
球面調和関数を射影演算子で
対称化するプログラムを書いてるんですが,困ったことがおきました.
球面調和関数を
(方位量子数,磁気量子数)
で表わしたとき,元々の基底は
(3,-3) (3,-2) (3,-1) (3,0) (3,1) (3,2) (3,3)
と取っています.つまり L = 3 の基底で基底関数の個数は7個です.
これをN点で対称化して立方調和関数を作ったところ,基底関数が11個できてしまいました.
基底関数が増えるのはおかしいですよね?
?????????? 意味不明 ??????????
FPLOって速いの?
そこそこ
あれって、電子格子相互作用の見積もりとかやるらしいけど、
ってことはDFPTか何かフォノンの計算も出来るの?
平面波なら簡単だけど、ああいう基底関数でもやってるのかね?
しかも結構まじめに計算できそうだし。
OHP見れ
どうも、pwscf(Baroni教授)らのCe化合物の計算は
擬ポテンシャルの間違いで誤った結果を、論文にしたみたいね。
PRBにあったよ。
Kresse+Blahaがそれに噛み付いて、思いっきり恥かいてるね。
replyでは、間違いをみとめて、でも擬ポテンシャルを作り直したら
うまくいったって書いてあるけど、計算に合わせるように作っただけだろ〜。
しかも、恥ずかしいからってLDA+Uの議論にすり替えてるし。。
ノルム保存やウルトラソフトで磁性とか、複雑な構造をやるとエラーが出るね。
ああ、怖いわ。
Pwscfの論文にKresseとBlahaが噛み付くって嫌な感じだな
競合ソフトを蹴落とそうとしてるみたいで…
>>267 Kresseとしては、擬ポテンシャルで適当に計算されて
(PAWも似たようなもんだから)
ちょっとイライラしたんだろうなぁ。
競合ソフトではあるけど、開発力の面からしてVASPの勝ちかな。
pwscfもオープンだけど、開発協力者は居ないだろうし、
きちんと開発できるやつを集めて、クローズでやってるVASPの方が
まっとうな気がする。
方法論やるだけなら、一番簡単なノルム保存のabinitでやってしまえば良い訳だし。
てか、pwscfとか擬ポテンシャルで、磁性とかありえないし。
なんでもOKになってるよね。
Brillouin ゾーンのキーホルダーとかうってないかな.
もちろんBSW記号付きで.
270 :
名も無きマテリアルさん:2007/08/24(金) 11:21:01
最後の書き込みが5月とは… ちとさみしすぎるのお
普通ですよ。
272 :
名も無きマテリアルさん:2007/08/27(月) 13:31:44
せっかくなのでageようぜ
OpenMXってどうよ?
openMXは精度が怪しい。
orderN系だから、速いけど固体の細かいところは全然だめ。
プログラムソースもだめだね。
いろいろ計算できる物理量はあるけど、
基本的な性能に問題ありと思いますが。
ところで、wien2kがかなり高速化したみたいですね。
charge mixingと、iterative diagonalization.
RMM-DIISでは無い感じだけど、誰かリファレンス教えていただけませんか?
今回のWien2kのスピードアップは、
mixerへのMulti-Secant法の採用による
サイクル数の大幅な低減が主。
構造最適化もサイクル数が減ったみたいだけど
使ってないから良くわからん。
Wien2kでの構造最適化は元が不器用で使いづらいから…
なるほど、 ありがとう。
構造最適化の方は、きっちり論文になってて
どうもいい感じみたいね。ロバストなようだし。
対角化のほうも誰かご存知でしたら教えてください。
277 :
名も無きマテリアルさん:2007/10/09(火) 11:21:31
age
ダメならその理由を示すこと。
駄目なコード: NCPS2K
理由: 実用的な存在意義が無い
計算プログラムのだめな点はどのプログラムにもある。
OpenMXは、ユーザが増えてきちんといろんな系で
チェックをしていくうちに、だめな点が見つかって改善はされていくと思うが、
現在の感想は、まだ発展途上という感じかな。
OZAさんは、もうちょっと応用面でなく基礎面の強化に力を入れてほしいかな。
projectorとか、速さじゃなくて、基本的な精度。
>>279 こんな所にかける訳無いでしょ。
>>280 同意。ただ、日本にはその類いのプログラムは沢山あるけどね。
いまさら、ノルム保存で開発を始めてるとかいうグループもあるらしいし。
千里の道も一歩から
とはいえ、すでにいろんなコードが手に入るからねぇ・・・
>>281 精度ってのは何の事?
>>282 まぁ、O(N)だから仕方ないけど。。
この業界、0.1Aくらいずれても、平気で精度良いっていう業界だし。
色々あるにせよ。OpenMXのターゲットはLarge scaleだけじゃなくって
普通のバルクみたいな系でも使われてるじゃないですか。
そこで、チェックしてみたら。ってことですよ。
いろんなコードと比較してみたら、ヤバいかな〜と感じました。
あと、NCPS2Kの話ですけど、例えば、自分がパソコンを作りたいと思ったときに、
真空管パソコンから作るかってことですよね。
ボードかって、そこから、自分のオリジナリティをつけるみたいな。
確かに、自分のコードって魅力的だけど、研究や開発には使えませんよね。
The EXCITING FP-LAPW Code
てのがあるみたいだが
これってWien2kよりすごくないか?
wienの開発協力って感じでしょ。
基本、全く同じなので好き勝手にdraxolがやってる感じか。
wienほど、ユーザーフレンドリーでないし、安定もしてないけど、
どんどんいろんな物理量を計算できるようにしてるってとこでしょう。
しかし、あの開発スピードはすごいと思いますね、FLAPWですからね、
式やコード開発は偽ポテンシャルとは比較にならないほどむずかしいですよ。
今最も求められてるコードってのはそういうのだろうな。
いろんな研究で活用され始めて、
うまく結果を引き出して議論に組み込んでる研究者も増えてきた。
使えなさもそれと同時に大体、周知されてきたように思う。
となったら、EXCITING FP-LAPWみたいに、
出せる物性はとにかくいろいろユーザーが扱いやすい形で
出してやるコードが求められるだろう。
波動関数と固有値は与えてやるからあとは御勝手にってんじゃ
活用されんわな
287 :
名も無きマテリアルさん:2007/11/01(木) 23:49:49
>>285 どこらへんが開発協力なんだ?
そうするつもりならGPLで開発なんかしないだろう
LAPW + local orbitalのフルポテンシャルコードだからってだけで
適当に言ってるんじゃないだろうな?
>>287 ホームページ読んで。
あと、彼女はblaha一派。
>>286 そうでしょうねぇ。今時、バンド構造計算できます!なんて
なんのウリにもならないし。
abinit,pwscf,VASPが人気なのはとにかく、
速くていろんな物理量が計算できるからだし。
EXCITINGは、案外みんなが欲しい物理量は計算できないかもしれないけどね〜。
しかし、中国、アジアの研究者はひどいね。
新参者がabinitとかで、適当に計算して論文にしてるし。。
パソコンかってフリーのソフトでちょろちょろ計算かよ。。
やっぱり、コード開発しないんなら、計算屋とはいえないし、
もしくは、実験屋が色々評価するために実験+計算ツールとして
使うんなら納得もいくけどねぇ。
FP-LAPWが必要とされる場合って限られているよね。
多くの場合、安価でそこそこ正しいUSPPとかPAWとかでことが足りる?
EXCITING FP-LAPWのメリットは何だろう。
FP-LAPWが必要なのは
NMRとかXAS、EELS、Mossbauer、磁性とかじゃないか?
NMRは疑ポテンシャルで計算できるようにしてあったりするけど、
実際、ちゃんとした値が出てくるもんなのかね?
磁性がクリティカルなケースだとやっぱり駄目だと思うんだが…
内殻の情報が必要な場合は全電子計算するしかないね。
磁性の計算は一電子近時を使った計算手法では皆同程度ではなかろうか。
全電子計算が磁性に優れている理由は?
>>291 それ以外にもやっぱり、精度の問題もあるよね。
PAWも精度はいいけど、あくまで偽ポテンシャル。
(frozen core all electronは真の意味でall electronじゃないから)
磁性もPAWでは結構、いいもんだと思うけど。
ポテンシャルの作り方でいくらでも結果はかわるし、
そこで心配になるのが普通でしょう。
もともと、いい偽ポテンシャルはFLAPWの結果と同じだという
センスがほとんど。ただし、FLAPWとLDAでのバンド構造とか、格子定数が一致したというだけなので、
そこから、GWとかをやって、うまくいくポテンシャルかどうかは不明。
その辺り、beyond LDA系にEXCITINGは強いですよ。
kresseもPAWポテンシャル作るときには、徹底的にwien2kとチェックをしてるみたい。
OpenMXってのは周期境界条件使えないの?
openMXは、周期境界条件行けるでしょ。
297 :
名も無きマテリアルさん:2008/02/03(日) 22:12:05
MS-GULPって使えますか?
>>297 バンド計算をするソフトじゃないよ
CASTEPのことを言いたいのか?
299 :
名も無きマテリアルさん:2008/02/06(水) 01:20:44
あ
300 :
名も無きマテリアルさん:2008/02/08(金) 00:20:36
どうして擬似ポテンシャルで磁性が難しいんだ?
All electron じゃないときちんと出ない理由っておしえて。
ポテンシャルがスピン非依存(改善の余地あり)
基底関数が、スピン比非依存(基底関数を増やせばいい)
コアコレクションの問題(結局一番大きな問題)
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【上戸彩】アテンションプリーズ スペシャル [テレビドラマ]
303 :
名も無きマテリアルさん:2008/03/15(土) 23:56:51
>>301 コアコレクションの効果ってそんなにおおきいんですか?
磁性の計算で疑似ポテンシャルでうまくいってない例教えて下さい。
>>303 コアコレクションの効果が大きいというよりも、
コアに現実を十分に反映してないモデルを
使用することによって、精度が落ちる。
その結果として、磁性をはじめとする
比較的微妙なエネルギー差を議論する問題において
信頼できる結果を得るのが難しい。
結局のところ、要所要所でFLAPWなどの方法や詳細な実験データと
十分に比較検討する必要がある。
疑ポテンシャルだけで何でも言おうとしちゃ駄目だよってことだよ。
ソフトが吐き出す結果を鵜呑みにするのは論外だし、
どこまでの精度があり、どこまでの結論が導けるかを
十分にわかった上でないと、議論に使ってはいけません。
まぁ、結果を出すのは馬鹿みたいに簡単なんだし、それくらいは頭使え
>>304 まぁ、コアを十分に反映していないけれど
そこそこ、いいってのがコアコレクションですね。
PAWとか、USPPは、コアはある程度無視しても、
SCFで偽ポテンシャルモドキが決まっていくので精度も良くなってる訳ですねーーーー。
うまくギポテンシャルをつくれば、なかなかよい結果は出てくるし。
ちなみに、FLAPWデ計算出来ない大きな系での
偽ポテンシャルとの比較はどうするの?
すでに偽ポテンシャルの構築はかなり精度が高くなってるし、
おおよそフローズンコアでまずい状況は減ってきてると思いますが?
FLAPWの方が数値的計算精度を計算負荷のために犠牲にしているから、
精度悪い場合が多いと思いますが〜。
>>304 そのうまく疑ポテンシャルを作ればってのが曲者
うまく出来てるかどうかはどうやって判断するの?
大きな系での疑ポテンシャルは
小さな系を切り出して考察すればよろし
>FLAPWの方が数値的計算精度を計算負荷のために犠牲にしているから、
>精度悪い場合が多いと思いますが〜。
具体例希望。
FLAPWの利点は高い精度だけ(言いすぎ?)なんだから、
だからこそFLAPWを使う人って精度評価に凄くシビアな印象があるんだが。
309 :
名も無きマテリアルさん:2008/03/18(火) 01:21:13
>>306 そしたら、十分に小さな系でFLAPWと整合性をとった擬ポテンシャルは
十分に信頼出来る結果が出るでしょ?
VASPとかは、ポテンシャル構築段階でしっかりチェックされてるから
ユーザーとしては、細かい精度のチェックは基底関数の数くらいで十分なのでは?
そこまで、FLAPWジャナイトダメっていう時代じゃないと思う。
>>307 例えば、ブリルアンゾーンのkpointの数とか収束精度ね。対称性が下がると基底関数をケチったり、
少なめのkpointで計算していたりしますね。
擬ポテンシャルだと結構、しっかり平面波を持ってきて、kpointも多いし、
力とかの収束も十分にしてあるし〜。どうでしょ?オレの気のせい?
>>309 FLAPWじゃないとだめなんていってないが…
なにかコンプレックスでもあるのかね?
構築段階のチェックなんてどこまで信用できるかわからんし、
万能になってしまう程度に小さい系だと
不十分なケースがでてくるでしょう。
興味をもたれる物質ってのは特殊なものが多いしね。
後半で挙げてるのはユーザーの使い方の問題では?
コードや手法の本質的な問題とは程遠いw
>>309 > 少なめのkpointで計算していたりしますね。
> 擬ポテンシャルだと結構、しっかり平面波を持ってきて、kpointも多いし、
> 力とかの収束も十分にしてあるし〜。
むしろとりあえずこんだけやっとけば大丈夫だろって感じで
何も考えてなさそうなのが多いと思うけどな
APW+loとかは
通常の一般的なLAPWなんかよりは
平面波の数をかなり少なく出来るし
何でもたくさん突っ込めば良いってもんでもないだろうに…
apw+loを理解してる日本人はいないだろうね。
表面上しってても、なんで平面波が少なくできて、
どんなプログラムを書かなきゃいけなくってとか。
では、質問です。私は分かりませんが、
LAPW+LOは平面波減らせないのですか?
減らせる
>>314 減らせません。論文読みなさい。
なんで、APWにしてるか考えなさい。
315じゃないが。
apw+loのlocal orbitalとLAPW+LOのLOCAL ORBITALは、
本質的に別ものということを理解してると仮定して話すと。
apwをfixed energyで解いて+local orbitalを付け加えることで
エネルギー的に線形化しつつ、LAPWのようにfixed energy近傍の
解を正しく表現出来る。
これに加えて、マッフィンティン球表面で微分が連続と言う
拘束条件をapwでは課さないので、球内の動径関数の
変分自由度が同じ基底関数の量でも改良される。
> 拘束条件をapwでは課さないので、球内の動径関数の
> 変分自由度が同じ基底関数の量でも改良される
それはそうだが、
fixed energy近傍の線形化だけでなく、
単に、local orbitalが加わることによる効果ってのがあるわけなんだけど…
そこのところは考えてないのか?
>>319 おれはFLAPWそこまで詳しくないが、
local orbitalが加わると確かに混合基底になるから、
平面波は減るけど、基底関数自身が減るかどうかは不明。
apw+loのlocal orbitalは、混合基底にして基底関数を減らす目的ではないはず。
なぜなら、LAPW法のように、マッフィンティンの中は
原子的な動径関数を持ってくれば、わざわざ混合基底にする必要なく
平面波を減らせるし、apw+loのlocal orbitalは、
apwで使った動径関数と同じようなもんだし。
混合基底の話にすれば、apwで使った動径関数以外の
変分自由度をもった関数を持ってきた方が基底関数は減るでしょう。
ところで、local orbitalが加わる効果ってなんでしょうか?
いろいろわかってない奴らが
自分が馬鹿だといわれない範囲で
腹の探り合いをしてる感じだな…
平面波は減るけど
基底関数は減らないってどういうこと???
mixed basisだから、補強平面波は減っても、
local orbitalが増えるというセンスに持っていくと、
平面波は減っても、基底関数が減るとは限らないってことでしょ。
local orbitalは原子ごとに作るから、原子が増えると一気に増えるからね。
324 :
名も無きマテリアルさん:2008/04/26(土) 00:28:15
物理板が伸びないと思ったらこっちにあったのか
結局LAPW+LOでも基底関数は減らせるんじゃね?
上記
328 :
名も無きマテリアルさん:2008/05/02(金) 01:37:44
素人くさい質問ですが
バンド計算することと、その材料の紫外可視吸収スペクトルを
シミュレーションすることは、同じことでしょうか?
1対1では対応しないが
バンド計算の結果を使って
シミュレーションすることは出来る
>>326 う〜ん。減るかどうかは、かなり微妙だとは思うけど。
元々、LAPW+LOは基底関数を減らすために作られた訳じゃないから。
331 :
名も無きマテリアルさん:2008/05/06(火) 18:45:10
>>329 波数ごとの複素誘電率が求まれば、紫外可視吸収スペクトルの
シミュレーションになると思うのですが、1対1で対応しないのは
膜厚の影響など、干渉などの効果のためでしょうか?
332 :
名も無きマテリアルさん:2008/05/06(火) 19:06:47
バンド計算 → 複素誘電率(波数)
のプロセスって、簡単ですか??
えーと…
バンド計算が何をしていて、
紫外可視吸収スペクトルがどういった
物理量を反映しているのかはわかってる?
334 :
名も無きマテリアルさん:2008/05/06(火) 23:17:18
複素誘電率の虚数成分が、スペクトルのきゅうこう係数に対応している
ところまではわかってます。バンド計算で吸収端?というのかが
求まるところまではわかってる気がするのですが、そこから先が・・・
バンド計算は、物質中の電子に関するエネルギー固有値と、波動関数を与える。
そこから、電磁波の電場成分との相互作用を考えて
複素誘電率を計算しようと思えばできるが、
自分でかなりがんばる必要があるかもね。
光学特性を計算してくれるコードもあるみたいだけど
使ったことが無くて
関心も無いのでよくわからん
吸収スペクトルを単純化すれば、
結構、計算できる。
簡単かすると、状態密度にしか、依存しなくなる。
でも、あんまり細かい事をやろうとすると、
バンド計算の精度(励起状態)とか、吸収過程の細かい話
なんかでてきて、一致しずらくなるかもね。
wien2kとかでは、簡単にして計算してるよ。
337 :
328:2008/05/07(水) 23:27:04
サンクス皆様
前からの疑問なのですが、バンドギャップが110nmのUVのエネルギーに
対応している場合って、110nm以上の波長では吸収なしで一応いいと
思うのですが・・・110nm以下の波長、つまりバンドギャップ以上のエネルギーの
吸収って、どう考えるべきなのでしょう・・・。
これって実は簡単じゃない話?
最もシンプルに考えれば、
110nmしか吸収しない。
量子力学的な離散エネルギー準位だから、
遷移もそのエネルギーでしか起こらない。
ただ、
いろんな過程とか、考えれば110nm以上でも以下でも吸収する。
温度とかもあるし、スペクトル自身は、急峻にはもちろんならないし、
ダブルピークとかも出てくる。
339 :
名も無きマテリアルさん:2008/05/10(土) 08:48:42
○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○
このレスをみたあなたは・・・3日から7日に
ラッキーなことが起きるでしょう。片思いの人と両思いになったり
成績や順位が上ったりetc...でもこのレスをコピペして別々のスレに
5個貼り付けてください。貼り付けなかったら今あなたが1番起きて
ほしくないことが起きてしまうでしょう。
コピペするかしないかはあなた次第...
○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○
341 :
名も無きマテリアルさん:2008/08/16(土) 20:36:04
valence bandスペクトルの解釈のために
バンド計算を活用しようかと考えてるんだけど、
coreからの励起だとcore holeが重要になるケースも多いよね?
でも、Valenceでそういった検討をあまり見ない。
技術的に難しいのだろうか?
系にもよるんだろうけど…
342 :
名も無きマテリアルさん:2008/09/10(水) 23:27:29
abinitで全電子バンド計算ってできますか?
PAWでも良いなら
344 :
名も無きマテリアルさん:2008/09/11(木) 18:11:38
>>343 と言うことは一部の元素でしかできませんか?
345 :
名も無きマテリアルさん:2008/09/20(土) 16:58:27
vasp使いたいんですがどこに登録すればよいのか良く分かりません。
いろいろ調べたのですが・・・
誰か教えてください。
そんなことも調べられない人は
使わないほうが良いよ
お金の無駄
347 :
345:2008/09/21(日) 07:00:37
すいませんでした、でも周りにできる人がいないのでなんとか、
今度はもっと具体的に聞くので・・・
ttp://cms.mpi.univie.ac.at/vasp/ の
>if you are interested in this package please contact Prof. Jurgen Hafner Juergen.Hafner_at_univie.ac.at.
に、使いたいよとのメールを送ればいいということでしょうか?
348 :
名も無きマテリアルさん:2008/10/11(土) 22:49:22
>>347 金あるんなら業者にまかせりゃいいじゃん。
金無いんなら国産のソフト使っとけ。今じゃVASPに似たフリーソフトなんか山ほどある。
350 :
名も無きマテリアルさん:2008/11/07(金) 07:19:57
>>349 VASPと似たフリーソフトというのは、VASPと同じくらい精度があって、
色々計算出来てって言ってるの?
無いよ。しかも、国産ではまずあり得ない。
OpenMXとか?精度のレベルが違うし、計算出来ることのレベルも違う。
バンド計算屋さんたちには是非この言葉を送りたい。
小細工が次から次へと必要になるような仮説はたいてい根本から間違っているから、
御破算にして出発し直すべきである。
これに反して正しい仮説をうまく見つければ、あらゆる謎が次から次へと解けてくる。
南部陽一郎
>>350 とりあえず
ABINITかPWSCFで良いんじゃね?
真似事ならできるし、金を払ってまで導入する価値が
有るかどうかもわかるようになるでしょう。
研究費は無駄に使うべきではない。
この業界の人間は大して研究費が必要でもないのに
とってきたりするから根本的に考え方が間違ってる奴が多い。
353 :
名も無きマテリアルさん:2009/01/31(土) 19:33:23
バンド計算屋ってまだ
他人の作ったコードで自動的にでてくる結果見てよろこんでるの?
科学に寄与してるの?
354 :
345:2009/02/07(土) 20:20:10
>>352 abinitやpwscfってvaspよりも劣るの?
355 :
名も無きマテリアルさん:2009/02/11(水) 15:53:21
>>353 いかがわしい、いや、コードを作らない計算だけする研究者はすぐに淘汰されるよ。
化学のGaussianよりマシでしょ。
というか、コードを一から作ることがいつも正しいとは言えないしね。
自作して、新しい結果を出せるようなコードを作るには、それだけ時間も必要だし。
科学への寄与を考えれば、abinitプロジェクトなんかに参加して、
今ある基盤を発展させることが重要だと思う。
>>354 vaspは、金がかかってるだけあって、
ポテンシャルの精度とかがよい。
pwscfは超ソフトだし、結構危うい。
abinitは無料だけど、pawで何でも出来るって訳じゃない。
『第一原理計算』を実行するならどれも同じだけど、
結果の精度はかなり違うと思うな。
>>355 決め手の精度ってのが主観なんですねw
VASPにしろ現行の擬ポテンシャル系コード(全電子でもそれほどでもないが)の
信頼性を考えて有意な差なんですかね?
357 :
名も無きマテリアルさん:2009/02/11(水) 20:45:58
> 科学への寄与を考えれば、abinitプロジェクトなんかに参加して、
> 今ある基盤を発展させることが重要だと思う。
何故、今ある国内プロジェクトに寄与せず海外のプロジェクト?
理屈ばっかりこねて実践しない奴でも
国内のしょぼいプロジェクトなら活躍(笑)できるでしょw
「総長論文問題 東北大2教授の質問書 学会、井上総長に回答要請 来月末まで」
東北大の井上明久総長らの研究論文に再現性がないと指摘された問題で、
ナノ学会(会長・川添良幸東北大教授)は22日、
同大2教授が出した質問書に回答するよう、井上総長らに電子メールで要請した。
問題は、井上総長らが90年代に材料学の学術誌(英文)で発表した
金属ガラスの複数の論文に不正があるとする匿名の告発で浮上。
大学の対応委員会が07年末、「事実無根」とする報告書を公表している。
これを不服とした東北大の大村泉・経済学研究科教授と
高橋禮二郎・国際文化研究科客員教授が昨年9月から今年1月20日にかけて、
この学術誌を共同刊行している日本金属学会やナノ学会など10団体に「質問書」を提出。
井上総長自身の説明を学会誌に掲載するよう求めていた。
ナノ学会・編集委員長の尾上順・東京工業大准教授は「言いがかりや誹謗中傷でない限り、
論文著者は質問に答える責任があると学会として判断した」としている。
朝日新聞宮城版31頁(2009年1月23日)
井上総長の研究不正疑惑の解消を要望する会ホームページ
http://sites.google.com/site/httpwwwforumtohoku/Home 東北大総長が研究不正B
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/rikei/1221116260/
359 :
名も無きマテリアルさん:2009/03/11(水) 13:52:45
計算を専門的に従事する人も必要だと思うよ
360 :
345:2009/04/22(水) 11:37:25
abinitの擬ポテンシャル種類たくさん有るけど結果って変わるもん?
361 :
名も無きマテリアルさん:2009/07/03(金) 00:40:15
良スレだけど伸びませんね。
量子化学分野では、GaussianやGAMESSなど無料の入力デッキが普及して
大きく進歩しましたがバンド計算ソフトは
使いやすい入力デッキやバンド計算用空間群の無料ソフトが普及してないので
なかなか発展していないのが実情です。
362 :
名も無きマテリアルさん:2009/07/03(金) 21:42:16
>>235 なあw
マフィンチン半径の実験値教えてや(笑)
判らんかったら原子半径で良いよ、ゼロ点振動程度は許すわ、でも原子外殻と原子内は厳密に定義付けして区別してくれよ。
もちろん実験屋だからこその絶大な信頼がおける、計算屋が裸足で逃げ出す精度でいっちょ頼むわ。
363 :
名も無きマテリアルさん:2009/07/08(水) 00:36:00
マフィンティン半径の一覧表とかないのかよ
364 :
名も無きマテリアルさん:2009/07/26(日) 01:30:06
バンド計算の経験はないんですが、たとえば結晶構造がはっきり
わかってるNaCl型のNaClのバンド計算をやろうと思ったら、
ソフトのインストールから始めて何日くらいかかるでしょう?
キッテルレベルは理解してるつもりです。
365 :
名も無きマテリアルさん:2009/07/31(金) 20:05:00
朝はじめて昼にはマニュアル片手に計算出来るだろ、正しいかどうかは別にして
366 :
名も無きマテリアルさん:2009/08/05(水) 01:33:46
お勧めのプログラムってありますか。
初心者向けの。
367 :
名も無きマテリアルさん:2009/08/15(土) 03:34:05
>>364 キッテルみたいな迷著を使っているのか。
金があれば菱化ってところで買えばいいよ。
使い方も教えてくれる。数百万あれば。
368 :
名も無きマテリアルさん:2009/08/18(火) 14:48:46
Materials Studio のCASTEPを使用しています。
格子からの寄与の誘電テンソルと電子からの寄与の誘電率を求めたいのですが、
周りにシュミレーションを行っている人間がおらず、計算の仕方もさっぱりの状態です。
どのようにしたら計算できますか?
参考になる本等ありましたら、教えていただければ幸いです。
よろしくお願いします。
accelrysの講習会にでも行けば?
370 :
名も無きマテリアルさん:2009/08/18(火) 21:06:55
>>369 講習会に出たいのは山々なのですが、参加は難しい状況で困っております。
非常に欲張っているというのは重々承知のつもりです。
何とぞよろしくお願いします。
371 :
名も無きマテリアルさん:2009/08/18(火) 22:51:11
格子からは、フォノンを計算して出す。
電子のヤツは、線形応答で出す。
CASTEPなら、こんな感じでは?
372 :
名も無きマテリアルさん:2009/08/20(木) 10:43:36
>>371 phonon計算を行い、そこから固有振動数を出してもらう。
それを使ってLST式により導くという解釈でよろしいのでしょうか?
あと、線形応答で出すというのがいまいち分からないのですが
ご教授いただければ幸いです。
vasp.5.2を導入。
Core i7 950 (3.06GHz)。FSB忘れた。
Intel Fortran, MKLつかって、
bench.HgがTotal CPU 138.521, Elapsed time 40.403だった。
みんなどのぐらい?
374 :
名も無きマテリアルさん:2009/08/22(土) 01:21:27
>>373 第一原理計算を考えれば、それは早いオーダーだお。
375 :
名も無きマテリアルさん:2009/08/22(土) 01:22:32
>>371 LSTって何?
linear responseは調べようぜ。
376 :
名も無きマテリアルさん:2009/08/23(日) 02:28:55
>>375 Lyddane-Sacks-Teller式のことです。
線形応答は計算方法のことで、直接値として計算してもらうものではないと認識しております。
MS CASTEPで電子の寄与する誘電率を求める場合に直接値として出してもらうPropertyが線形応答!?
といった感じで混乱しております。
いろいろ試行錯誤した結果Optical Propertyで電子の寄与する誘電率が求められそうなのですが・・・
未熟者故ミスがあると思います。是非添削お願いいたします。
377 :
名も無きマテリアルさん:2009/08/23(日) 15:11:11
ΓとかKとかが横軸のバンド図があるでしょ。
あれを横軸、状態密度の図に変える計算て、
どんな計算でしょう?
ふと疑問をもったもんで。
バンドを波数で足し算したのが状態密度だと思っていいんじゃないの
でもバンド図で見てるのは逆空間の一部分だけだから
本当はテトラヘドロン法とかを使って全空間を積分しなきゃいけないんだけどね
線形応答はフーリエ変換を駆使してフォノンを求めますよ
フローズンフォノンは原子を直接動かしてモデル作るので大変
フォノンのバンド図をみるなら線形応答
フォノンの振動スペクトルを見るならフローズンフォノンでしょうか
キャステップとかバスプとかみんなお金持ちだね
アブイニットとかオープンエムエックスとかだとフリーで
しかもマニュアルもインストール方法も充実してるよ
VASP信者がいるみたいだけど気をつけて使った方がいいよ
あれは初期値を自動的に選択してくれるので初心者にはありがたいけど
最先端の研究に使用するならよほど気をつけないと駄目でしょうね
>>381 それはCASTEPにこそあてはまる
最先端の研究に使われてるのは事実上
ほとんどがVASP
383 :
名も無きマテリアルさん:2009/08/30(日) 22:00:39
>>378 バンドを波数で足し算って、線が横切ったところの波数の値を
足し算するってことそれとも、横切った回数をってこと?
384 :
名も無きマテリアルさん:2009/09/03(木) 15:02:14
VASP5.2 はホントに凄い。
クレッセ一人 vs. 数十人の研究者って感じだね。
全部に興味あるふり
386 :
名も無きマテリアルさん:2009/10/03(土) 00:14:25
eelsでelnesをシミュレーションしたい
シミュレーション種類は色々とあるけど、
どう考えて使い分ければいいの?
>>386 >どう考えて使い分ければいいの?
実験にあうものは何かしら本質をついてると信じてそれを使う。
いや、マジでこの業界そんな感じよ
>>386 elnesの計算てwien2k以外でもできるの?
392 :
名も無きマテリアルさん:2009/12/25(金) 20:59:24
VASPを用いたDFT-PBEの計算で、GaAsのバンドギャップが論文によって違うのはなぜ?
0.49eV <- M.Shishkin and G.Kresse, Phys.Rev.B75, 2007, 235102
約0.3eV <- J.Hafne, J. Computational Chemistry, vol.29, 2008, 2044
393 :
名も無きマテリアルさん:2009/12/26(土) 10:39:19
両方ともvasp製造元からの論文なのにね…
GaAsのバンドギャップをWien2kのGGA(PBE)で計算したら0.514 eVになったぞ
>>392のは
self-consistent GWとかの問題じゃないか?
バンドギャップはLDAとかGGAのDFTじゃまともにでないはず。
そこでGWでってことなんだろうが
GWのformalismで結果は変わるし
Zをかけたりしたらまた変わるし…
396 :
名も無きマテリアルさん:2010/04/27(火) 20:03:05
みんな理論屋なの?
第一原理やる意味ってある?
これで何かを開発できた例はあるのか?
そりゃ、第二原理や第三原理を使うよりいいに決まってるじゃん