記者クラブの内部告発!

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164文責:名無しさん
>>150、市民A様

通りすがりの記者ですが、らい予防法廃止の日の委員会に関する書き込みについて
あまりレスがないようなので私なりの説明をしたいと思います。

>>1996年、「らい予防法」が国会(厚生委員会)で廃止される
現場に立ち合いました。
この日の委員会は、「らい予防法」が廃止されるかどうかという、
その悪法と生涯かけて闘って来た人たちにとっては、特別な日であるはずです。
それなのに、そんな彼らの思いや、傍聴席の存在を無視するかのような議員たちの
振るまいは、一体なんなのだろう?
この事実は報道するに値しないのでしょうか?
まったくもって不可思議です。

とのことですが、前にレスにあるように、議員の振る舞いというのはだいたいそんなもの
であって、ことさら取り上げるべきニュースとも思えません。
らい予防法廃止は非常に重要だと思いますが、その日の委員会は単なる節目に過ぎないのではないでしょうか。
廃止に至る段階で、廃止するかどうかについて、患者や医療関係者との間、厚生省内、政府内、与党内、与野党間、委員会理事会、委員会、本会議などのステップで様々な検討がなされたことでしょう。
報道すべきなのは、むしろ、廃止に至る過程でどのような議論が行われ、どのような判断の元で、どのように決まっていったか、ということではないでしょうか。特に、
今回の判決は、国会に対して立法の不作為を指摘しています。その重みを考えれば
記者が取材すべきは、立ち居振る舞いが失礼だといった表面的なことではなく、
国会がなぜ、らい予防法の問題点に敏感に反応し、厚生省の反対を押し切っていち早く廃止を決められたなかったか、という問題ではないでしょうか。
政治家の態度が悪くてもいいと思っているわけではありません。
それは必ずしも本質的な問題ではなく、むしろ、唯一の立法機関たる国会が機能不全に陥っていることがより問題であろうと主張しているわけです。

同様に、国会における居眠りについて
>客観的でしかも、ことの本質にかかわる問題
とおっしゃっているようですが、
たまたま記者が見かけた居眠りの場面を報道することがさほど重要だとは思えません。
議員の熱意の現れということから言えば、
本会議や委員会への出席率や法案・予算への賛否、質問回数などを
時々各紙がまとめて掲載していますが、そのほうがよほど客観的でしょう。
実際にはそれさえも表明的な集計であり、さほど有意義とも思えませんが。

議員が多少雑談しようと時々居眠りしようと、まあ構わない。
例えばらい予防法を一刻も早く廃止できるような国会になってほしいと思っています。