>素粒子
一人はスカスカもう一人はみっちり・・・なんでこう極端なのかね
>>678 >主権者たる国民の信を問うのが、そんなに怖いのか。
挑発としても駄目すぎるし冒頭からの流れと矛盾してやしないか?
>日本の民主化の実現を妨げるものありとすれば、それは唯一つ、国民自身の無自覚怠慢
マスコミの精力的な活動で妨げられていますね
引用しながら少しも違和感覚えなかったのか?
>>680 >せめて紙面の無駄遣いと言われぬよう、小欄も。
「紙」じゃなく「紙面」ってのが上手い逃げ道だわなw
「押し紙は?」って突っ込み回避できる・・・かもしれないしw
天声人語 2009年7月4日(土)付
「五月闇(さつきやみ)」とは、梅雨どきの暗闇を言う。昼なお暗いときにも使うが、歳時記
によれば、月も星も雲に隠れた夜をさすことが多いそうだ。そうした深い闇は、蛍の鑑賞には格
好の背景になる。
「蛍合戦」の言い伝えを、小泉八雲が書いている。源氏と平家の名をいただく蛍が年に一度、
京都の宇治川で熾烈(しれつ)な一戦をまじえる。この晩には、籠(かご)の蛍は全部放して、
戦いに加われるようにしてやらねばならないのだという。
文豪の描く戦いのさまは美しい。参集した大群は光る雲のように見える。ぶつかり合って雲は
崩れ、水面に散り、落ちた蛍は光りつつ流れ去る。〈川は、漂い流れる蛍のなおきらきらと輝く
むくろにおおわれて、さながら銀河のように見える〉。むろん幻想の世界の出来事である。
昔なつかしい蛍が、日本各地でよみがえりつつある。喜ばしいことと昨夏の小欄に書いたら、
案じる手紙をもらった。遠隔地の個体を安易に放流すると遺伝子が交雑する恐れがあるのだとい
う。似た指摘が先日の小紙にも載っていた。
個体を弱めたり、生態系を壊したり、様々な心配があるそうだ。思えば蛍にかぎらない。自然
を一度損なえば、元に戻すのは不可能に近い。葉っぱ一枚自力では作り出せぬことを、人間は謙
虚に自覚すべきなのだろう。
人の営みは多くの生き物を追いつめてきた。各地によみがえった蛍は、人間の近代への猛省を
訴えているようでもある。〈じゃんけんで負けて蛍に生まれたの〉池田澄子。五月闇にゆれる光
に、人に生まれたわが責務を問い直してみる。
685 :
文責・名無しさん:2009/07/05(日) 13:49:33 ID:izbhk59S0
談
「女に生まれてきて、ホントよかったヮ」
天声人語 2009年7月5日(日)付
つぼみがほころぶ様を、少し気取って花笑みと言う。笑う、の形容がぴったりなのは今が盛り
のユリとされる。そり返って開く大ぶりの花からは、ドレスを翻して微笑(ほほえ)む女性が浮
かぶ。〈百合(ゆり)ひらく匂(におい)袋を解くやうに〉南千恵子。
揺れる衣装から、甘い霧が広がる。清楚(せいそ)に、はたまた妖艶(ようえん)に、むせる
ような芳香はこの植物の本性であろう。だからこそ、お見舞いの花束から外され、飲食の席にも
飾りにくい。
それではと、茨城県つくば市の花(か)き研究所が、ユリの香りを抑える技術を編み出した。
においの生成を妨げる薬剤を水に溶かし、つぼみ段階の切り花に吸わせる。こうして咲かせた花
のにおい成分は、通常の8分の1、人がほぼ感じない程度に収まったという。
満面の笑みを「香水抜き」で楽しみたい向きには朗報である。におい消しの費用は切り花1本
につき1円以下というから、十分商売になりそうだ。贈り物や冠婚葬祭での人気を見込んでか、
すでに産地から問い合わせがあると聞く。
野生の香りは鮮烈で、これからが花時のヤマユリあたりは、目より鼻で気づくことがある。本
来の自己主張をうまく丸め込む工夫は、何ごとも控えめをよしとするこの国らしい。「好かれる
花」を創(つく)るための技と執念には感服する。
一方で微香のユリには、ノンアルコールの「ビール」にも似て、あるべきものを欠いた哀感が
漂う。例えれば、真ん中に穴が開いたような寂しさである。つい、体臭や脂気に縁のない、すべ
すべの男性を思い浮かべては「草食系」の皆さんに怒られようか。
天声人語 2009年7月6日(月)付
家に近い小学校の渡り廊下に「創立120周年おめでとう」とある。正面の100円ショップ
には「おかげさまで10周年」の張り紙。この商店街の放送によると、買い物スタンプが15周
年を迎えたそうだ。
思えばいつも何かの年、何かの日である。祝日や時候の節目のほか、誰かの誕生日や命日、過
去の出来事が365日を埋め尽くす。今日も何かを懐かしみ、思いを新たにする人がいるだろう。
〈「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日〉。87年、24歳の高校教
諭だった俵万智さんの第一歌集『サラダ記念日』は社会現象になった。ありふれた日常、平凡な
言葉が文芸になると知り、超私的な祝日があると教わった。
俵さんが実際にほめられたのは、サラダではなくから揚げだという。後年、高校生たちに明か
している。「ごちそうでなくてもおいしく感じさせるのが恋の力。短歌では、心の本当を伝える
ための、言葉のうそが許されます」。
彼女の〈恋という遊びをせんとや生まれけん〉は、〈かくれんぼして鬼ごっこして〉と結ぶ。
見つかるほどに身をかがめ、つかまる速さで逃げてみる。そんな戯れの中からも、忘れ得ぬ日が
一つ二つと残っていく。「心の本当」を忘れぬよう、人は月日という目次をつけて記憶に刻み込
むらしい。
思い出だけで生きられはしないけれど、人生の目次から再生した感動が、己を励ますことはあ
る。それが大切な出会いでも、から揚げでもサラダでもいい。ぬかるむ日々になぜか巡り来る、
記念日という飛び石に救われる。
688 :
文責・名無しさん:2009/07/06(月) 14:54:21 ID:xdIM/XD20
「男らしくしろ・女らしくしろ」「男のくせに・女のくせに」は
典型的なセクハラ用語。マスコミでは厳禁です。
天声人語 2009年7月7日(火)付
のちに大スターになる三船敏郎は、当初は俳優ではなく撮影部の志望だった。曲折があってニュー
フェースに回されたという。「男のくせにツラで飯を食うのは好きじゃない」と、本人はふてく
されていたそうだ。豪胆で売った役者らしい逸話である。
ひるがえって、いまの永田町には「ツラで飯を食いたい」面々が目立つようだ。自らの顔では
なく「党の顔」で、である。選挙を前に、少しでも有利な「顔」を欲してうごめく。そんな「麻
生降ろし」を国民は冷ややかに見ていることが、小紙の世論調査でわかった。
小選挙区制になって「党の顔」の重みは増した。器量の良し悪(あ)しは気になろう。だが去
年の秋、麻生氏を選んだのは他ならぬ自分たちだ。なのに損得ばかりを天秤(てんびん)にかけ、
右往左往するさまは、情けなく映っているに違いない。
だが首相の苦境も覆いがたい。人事権と解散権という「二本差し」のうち、前者は、抜いては
みたが錆(さ)びて満足に切れなかった。後者は、もはや飾りの竹光のようにも思われる。静岡
県知事選を落とし、東京都議選いかんでは立ち往生が待っている。
一方で、民主党の顔、鳩山代表も不可解な「故人献金」で化粧がはげた。「国民は民度に応じ
た政府しか持てない」という箴言(しんげん)に、ため息をつくしかないなら、国民はやりきれ
ない。
「党首力」は軽くはなかろう。だがツラに話を戻せば、「他人の顔で相撲は取らぬ」ぐらいの
気概が若手議員にはほしい。目先のことに汲々(きゅうきゅう)とする政治屋か、否か。有権者
の目は、そんな所にも敏感である。
----------
そういや、オダギリジョーも元は監督志望だったとか、言っていたなあ。
「麻生じゃダメだ」と言い続け、それに乗っかって「そうだそうだ」と言った人を「なあ君、そん
な軽いことでいいのかね」とたしなめる。しかも自分の言葉ではなく、「国民は冷ややかに」だ
の「国民はやりきれない」だのと、『国民』をダシにして。
690 :
文責・名無しさん:2009/07/07(火) 21:44:06 ID:ywV3JgS20
「男のヤセ我慢、女のウソ泣き」お互いにもうやめようではありませんか。
691 :
文責・名無しさん:2009/07/08(水) 11:16:11 ID:KQDYlUFX0
女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き
女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き
女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き
女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き
>>689 > 選挙を前に、少しでも有利な「顔」を欲してうごめく。
小沢から鳩山への代表交代は「西松事件の責任をとって」ではなく
「衆院選に有利だから」という理由で行われた(と主張している)ことを
すっかり忘れてるよな。鳩山も忘れてるんだけど。
天声人語 2009年7月8日(水)付
歴史はときに人を選び、悔恨の深い役割を担わせることがある。米国の国防長官としてベトナ
ム戦争を指導したロバート・マクナマラ氏も、そんな1人だったのではないか。93歳の訃報(ふ
ほう)が首都ワシントンから届いた。
1960年代の国際ニュースに、最も登場した1人だろう。40代で自動車大手フォード社の
社長に上りつめ、ケネディ大統領に請われて国防長官に就いた。統計にもとづく冷徹な合理主義
者で、自信家でもあった。
逸話が残る。長官時代、自分への説明は文書で提出せよと命じた。わけを聞く側近に、こう答
えたそうだ。「彼らが話すより自分で読む方が早い」(『ベスト&ブライテスト』)。その俊秀
が、生身の戦争を前に、誤りと過ちを繰り返すのは周知の通りだ。
本格介入から泥沼化へ。「マクナマラの戦争」とも呼ばれたこの戦争で、おびただしいベトナ
ム人が殺された。米側も約5万8千人が命を落とす。その傷はアメリカという国の心身を深々と
えぐった。後遺症は今なお癒えない。
贖罪(しょくざい)の意味もこめてだろう。晩年は沈黙を破り、回顧録やドキュメンタリー映
画で「ひどい過ちを犯した」と率直に語っていた。人生で得た教訓の一つが「人は善をなさんと
して悪をなす」だったという。
5年前、かつてベトナム反戦の中心だった母校カリフォルニア大バークリー校に招かれた。そ
して「人類は20世紀に1億6千万人を殺した。21世紀に同じ事が起きていいのか。そうは思
わない」と力を込めた。深い悔恨をへてたどり着いた、重い確信だったに違いない。
素粒子 7/4(土)
80年代、世界中の若者が、ま
ねをしたはずだ。恥ずかしなが
ら筆者も、した。マイケル・ジ
ャクソンのムーンウォークを。
分野や役目はまるで違うが、
今、世界はオバマ大統領に同じ
視線を向けている。夢やあこが
れを胸に埋め込む力。これが、
米国の真の強みかもしれない。
□
今日、米独立記念日のホット
ドッグ早食い大会に、日本人の
優勝候補が。ファストフード文
化も、米国のソフトパワーか。
素粒子 7/6(月)
日曜夕刻のパチンコ店で、4
人の命をのみ込んだ紅蓮の炎。
スプリンクラーのない雑居ビ
ルよりも恐ろしいのは、無辜の
人々を巻き込むことに躊躇せぬ
放火犯の心中。底知れぬ邪意。
□
与党推薦の候補をのみ込んだ
有権者の意思、静岡県知事選。
首相の不人気よりも深刻なの
は、燎原の火のように燃えさか
る「変化」への期待。総選挙を
目前に、いっそのこと党の名を
消したい候補者も多いのでは。
―――
紅蓮に「ぐれん」、無辜に「むこ」、躊躇に「ちゅうちょ」、燎原に「りょうげん」、とルビ。
素粒子 7/7(火)
これで、何度目だろう。「誰
でもよかった」という言葉は。
大阪市のパチンコ店放火殺人。
「誰でもいいから人を殺した
かった」。この言葉で容疑者は
犠牲者の命を再び、奪うことに
なる。この世界にただ一つしか
ない命を、匿名におとしめる。
□
「誰でもよかった」に、私た
ちは震撼する。「誰でもよかっ
た」を生み出した社会を振り返
り、周囲を見回す。「誰でもよ
かった」の闇を、のぞき込む。
―――
震撼に「しんかん」、とルビ。
素粒子 7/8(水)
平和なデモか、暴動か。鎮圧
か、それとも虐殺だったのか。
まるで芥川龍之介の小説「藪
の中」のよう。新疆ウイグル自
治区で150人以上が死んだ事
件は、中国政府と少数民族側の
主張が、真っ向から食い違う。
報道とネットが管理されれば
現代社会にとって藪と同じ。情
報の暗闇を作り出す当局の底意
を、世界中が見透かしている。
□
村上春樹氏の「壊れやすい卵
と固い壁」の比喩はここでも。
―――
藪に「やぶ」、比喩に「ひゆ」、とルビ。
699 :
文責・名無しさん:2009/07/09(木) 10:00:19 ID:A7AMo+uA0
男性には男らしくしろ、と言ってワクをはめてしまいながら
女性には女らしくしろ、とは絶対に言わない。
男性に男らしくしろ、と言うのであれば女性にも女らしくしろ、と言いなさい。
女性に女らしくしろ、と言わないのであれば男性にも男らしくしろ、と言うな。
男女が平等であることを忘れてしまってはダメですよ。
天声人語 2009年7月9日(木)付
もう20年も前、中国の新疆ウイグル自治区を訪ねたとき、ウイグル族に対する漢族の蔑(さ
げす)みをしばしば感じた。たとえば取材車の運転手は、「連中を乗せると車が羊くさくなる」
と同乗させるのを拒み続けた。ウイグル人は羊の肉を常食するからだ。
あるいは自治区政府の役人は、「仕事で彼らと組むのはごめんだ。結局、自分の仕事が2倍に
増えるだけ」と渋面を作った。ウイグル人は怠惰で、責任感も乏しいという悪口である。支配者
然とした優越意識が鼻についたものだ。
抑圧された民族感情の渦巻くこの地は「シルクロードの火薬庫」とも呼ばれる。そこがまた火
を噴いた。炎は大きい。胡錦濤(フー・チンタオ)主席はサミットへの出席を取りやめ、急きょ
帰国した。去年のチベットといい、封じるほどに噴き出す中国の少数民族問題である。
死者は少なくとも150人、負傷者も合わせれば千人を超すという。自警団さながらに、こん
棒やパイプを持ってデモをする漢族の写真が紙面にあった。憎悪の充満した一触即発の危うさが、
遠い地から伝わってくる。
古くから漢族は、西域にエキゾチックな宝物を求めてきた。現代の宝は豊かな地下資源だとい
う。政治を仕切り、富を求めて増え続ける漢族に向くウイグル人の反感は膨らんでいる。
この自治区には『西遊記』にも登場する、「炎の燃えさかる火焔山(かえんざん)」がある。
孫悟空が芭蕉扇(ばしょうせん)であおいで炎を消す場面は名高い。ひるがえって今回の騒乱で
ある。民族の声たる炎を、中国政府が力ずくの弾圧という「扇」で消すことがあってはなるまい。
----------
しかしまあ、中共も大変なことである。
701 :
文責・名無しさん:2009/07/09(木) 15:32:22 ID:uxUzmtqKO
今日の天声人語は何事?w
何事かってったら、人事かな。
ウイグル族に対して。
第1,第2段落は、朝日新聞さんが大好きな『差別の構図』なのに、その対象たるウイグル族への
視線はまるで無く、漢族の偉そうぶりに眉をひそめるだけ。
第3,第4段落は、暴動の現実を描いたものだけれど、そこにはウイグル族はおらず、自衛する漢
族を『デモ』などと表現するだけ。
703 :
文責・名無しさん:2009/07/10(金) 08:20:53 ID:cdCxZeZQO
〈地球の、最後は、きち
がい地球。万の星が、ばか地球と、よん
だ〉
天声人語 2009年7月10日(金)付
送っていただいた詩集をめくっていたら、「地球の最後」と題する一作に目が止まった。
1960年代に、長崎県の小学校5年生が書いたという短い詩である。〈地球の、最後は、きち
がい地球。万の星が、ばか地球と、よんだ〉。
東西冷戦まっただ中の、軍拡競争の時代である。子どもの想像力で核軍拡の愚かしさを表現し
たのだろう。全人類を何回も殺せるほど核兵器を作り、互いの国民を人質に取り合って、ボタン
戦争の恐怖に地球はおびえていた。
そんな狂気を過去の逸話にする、大きな一歩になるだろうか。イタリアで開催中のサミットで
「核なき世界に向けた状況をつくることを約束する」とした首脳声明がまとまった。オバマ米大
統領の唱える核廃絶に、また一つ弾みがついた格好だ。
前途は容易ではない。だがオバマ氏の存在感に、やはり政治は言葉だと思う。「核を使用した
唯一の国として行動する道義的責任がある」という演説を源に、軍縮の川は流れ出した。その川
幅は広がり、水量は増えつつある。涸(か)らすことがあってはなるまい。
サミットに集う首脳に、スウェーデンの首相だった故パルメ氏を思い出す。80年代に広島を
訪ねて大きな衝撃を受け、言葉を残した。「国際的に責任を負う国の政治家は、政権を担当した
ら、すべからくヒロシマを訪れるべきである」と。
核兵器を使われた国の代表として、麻生首相は首脳たちに被爆地訪問を求めてくれただろうか。
「キノコ雲の下」を知ることで、遠い目標をめざす足の運びは、より確かになるに違いない。
----------
核兵器が狂気なのではないし、核兵器があることも狂気ではない。
オバマ氏は聖者でも超人でもないし、広島は聖地でも遺跡でもない。
『核兵器を使われた国』なんてものは勲章でも聖痕でもない。
と、思うのだけれど。
705 :
文責・名無しさん:2009/07/10(金) 20:54:04 ID:JNgigTDb0
放送禁止用語いいのかよ???????????????
精神科患者さんにかかわる仕事をしているものとして
朝日新聞の体質を疑う。
706 :
文責・名無しさん:2009/07/10(金) 22:28:30 ID:UFHJf0j10
言葉狩りしている朝日は何を言っても許される
>>704 どんな素姓の団体か個人か知らないが、誰がわざわざそんな詩集送ってきたんだろう。
というかメフィラス星人辺りの口車にあっさり乗せられそうな勢いだな>小学生
あとスウェーデンが核武装こそしていないが、武装中立で兵器産業でも知られた国なのはスルーですか。
素粒子 7/9(木)
ウシ。カマド。ナベ。生活に
欠かせないものを女の名にした
のだろう。沖縄県の摩文仁の丘
に刻まれた24万の戦没者の名。
そっと、指でさする人がいた。
生者の記憶が消えれば、なか
ったことになるのか。島には今
も、2千d以上の不発弾と、数
万体ともいわれる遺骨が眠る。
64年後の夏。ただ、青い空。
□
今年は薩摩侵攻400年、琉
球処分130年の節目の年。沖
縄から見える風景をいくつか。
―――
摩文仁に「まぶに」、とルビ。
素粒子 7/10(金)
最新鋭ステルス戦闘機のF22
が雲間から降りてきた。観光客
の歓声を轟音がかき消す。沖縄
県の米軍嘉手納基地が一望でき
る通称「安保の見える丘」。米
軍側はスパイ・ヒルと呼んだ。
基地を見つめる沖縄の目、フ
ェンスの内側を独占する米軍、
そして本土からの観光客。三つ
の視線は、決して交わらない。
米軍機が沖縄本島中部の小学
校に墜落し、17人が犠牲となっ
た事故から50年。この基地がも
し東京にあったら、と考える。
―――
轟音に「ごうおん」、とルビ。
>>709 東京にも基地あるんだけどねぇ・・・
それに厚木じゃファントムが住宅に墜落したこともあったし・・・・
天声人語 2009年7月11日(土)付
鍋にせよ万年筆にせよ、使い込んだ道具には、体の一部になったような安定がある。愛着もわ
く。同じことが「人生」にも言えるようだ。作家の田辺聖子さんが老いの日々を、「人生そのも
のが、ようく使い込んで身に合ってきた」と書いている(『楽老抄』)。
六十路の後半の一文である。その年の夏には、もらったうちわに「老いぬれば メッキもはげ
て 生きやすし」としたためたそうだ。老いと道づれ、あるがままにという、人生の達人らしい
肩の力の抜けようがいい。
それに一脈通じよう、「ウイズ・エイジング」という考え方を先ごろの小紙で知った。加齢に
抗する「アンチ・エイジング」の逆で、訳せば「老いとともに」となる。高齢医学が専門の杏林
大教授、鳥羽研二さんが提唱している。
若さは素晴らしい。だが年を取るのも悪くない。顔のしわは年輪の証し。記憶力は衰えても、
季節や身辺への感性はむしろ豊かになる。鳥羽さんによれば、70歳の語彙(ごい)は20代の
2倍以上もあるのだという。
〈厚顔可憐(かれん)の老境は はじめてきたが おもしろい……〉。90歳になった漫画家
やなせたかしさんは、近著の『たそがれ詩集』(かまくら春秋社)につづる。老化をむやみに嫌っ
たり落胆したりせず、かといって背も向けない。鳥羽さんの理念に通じるものがあろう。
一つの言葉から膨らむイメージがある。「アンチ」と尖(とが)らぬ「ウイズ・エイジング」
の穏やかさは、深まりゆく人生への敬意も呼びさます。高齢社会のきびしい現実の中でこそ、広
まってほしい言葉である。
天声人語 2009年7月12日(日)付
麻生首相の笑顔はバネ仕掛けを思わせる。まさに破顔一笑、記者に囲まれた渋面とは主が違う
かのようだ。周囲の状況がこれだけ悪くなっても、その笑顔は形状記憶合金のごとく緩みがない。
先のイタリアでも内憂そっちのけで弾(はじ)けた。
かの国には〈敵なら自分で守れるが、友の裏切りは神に防いでもらうしかない〉という意味の
格言があるそうだ。政界には神も仏もいないのか。つい10カ月前、その笑顔を買って選挙の顔
に据えた自民党内で、本人の留守に「麻生おろし」の大合唱である。
この党の関心は今、衆院選の負けをいかに小さくするかにある。きょう投開票の東京都議選で
負ければ、麻生首相による解散・総選挙だけは阻もうという勢力が一気に動き出す気配だ。
とはいえ、無理やり看板を掛け替えては世論がさらに離れかねない。都議選を受けて自発的に
退いてくれないかと、虫のいい期待が膨らむゆえんである。だが首相は、結果にかかわらず政権
にとどまる意向を示した。
悪い友と交わるより孤独がまし、という。首相が意地を通すなら、野党が喜ぶ早期の「やけく
そ解散」だろうか。ここは思案のしどころ、好きなだけブレたらいい。トップの覚悟のほどを試
しながら、夏の政局は佳境に入る。
昭和前期の哲学者、三木清の『人生論ノート』にこんな一節がある。〈孤独は山になく、街に
ある。一人の人間にあるのでなく、大勢の人間の「間」にある〉。サミット外遊という山にしば
し逃れて、風雲急の東京に戻った麻生さん。笑顔の下の孤独も正念場を迎える。
----------
内容はアレだけれど、筆遣いは巧み。
天声人語 2009年7月13日(月)付
太田道灌(どうかん)が築き、徳川幕府が本拠とした江戸城は、長らく権威と安定のシンボル
だった。大政奉還の後、西郷隆盛と勝海舟らの交渉で無血開城となる。皇居に転じたこの城の名
からまず浮かぶのは、徳川の平穏や沈滞より、維新の転変と活力である。
昨日の朝日川柳に〈江戸城に火の手上がるか十二日〉の一句があった。東京都議選で民主党へ
の期待が燃えさかれば、衆院選でいよいよ「大政」が動くとの見立てだろうか。なるほど、本丸
を焦がす炎は高い。
都議選は民主党の圧勝、自民党の大敗で終わった。世論の揺れを柔らかく示す中選挙区が中心
でこれだから、小選挙区主体の衆院選では、それぞれの勝ち負けに一層のメリハリがつきそうだ。
江戸城ゆかりの千代田区。1議席を争い、6月に手を挙げた26歳の民主新人が、7期目を目
ざす自民の古参に競り勝った。無党派層が厚い首都の有権者は、政治の曲がり角では鋭く反応す
るらしい。都議選は何度か国政選挙の「予告編」を演じてきた。
「本編」の結末を変えたい自民党。早速、民意のマグマの何割かを生成した麻生首相への風当
たりがきつい。しかし看板を改めるエネルギーが残っているのなら、さっさと政権公約をまとめ、
政策で迎え撃つ準備を急いではどうか。
道灌は、主君が放った刺客に倒れた。歌道に通じた武将の辞世として知られるのは〈かかる時
さこそ命の惜しからめ/かねてなき身と思い知らずば〉。あまりの沈着ぶりから創作説もあるが、
この潔さが武士道のかがみとされる。政権党の覚悟やいかに。
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麻生のまま、潔く死ね、ときた。
しかしなんだ、これら一連のキチガイじみたイメージ戦略攻勢フル回転っぷり、いい加減飽きら
れる頃合だと思ったんだれど、そうでもないんだな。
けなして叩く方向のネガティブなイメージ戦略は、もちあげる方向のイメージ戦略よりも持続す
るものなのか、とか考えた。
>さっさと政権公約をまとめ
まるで小学生か中学生がいじめに使うような言葉使いだな。
「私たちに不満があるのなら、さっさと荷物をまとめ、教室から出て行ったらどうよ。」みたいな、、、
朝日新聞は子供に読ませないほうがいい。
715 :
文責・名無しさん:2009/07/13(月) 20:38:07 ID:lqgXpKwY0
>>712 >サミット外遊という山にしばし逃れて、風雲急の東京に戻った麻生さん。
始めからずっと「麻生首相」「首相」なのに、なぜ最後だけ「さん」付けなんだ?
>>713 >皇居に転じたこの城の名からまず浮かぶのは、徳川の平穏や沈滞より、
>維新の転変と活力である。
またぞろ「江戸時代暗黒論」ですか?
その「平穏や沈滞」の中で文化や教育水準が高められたからこそ、明治以降の発展があったとも言えるわけで。
↓事情に応じて過去の時代を持ち上げたり落としたり忙しいことで。
天声人語 2007年10月14日(日曜日)付より
>上野の東京国立博物館で「大徳川展」を見た(12月2日まで)。
> 関ケ原の戦いと明治維新。二つの「乱」に挟まれた2世紀半の太平は、
>武家文化に余裕と落ち着きをもたらした。
> 公家に寺社、武家、大衆、そして舶来と、文化の担い手がそろう江戸期。
>それらの競い合いや交流に、めりはりの利いた四季が彩りを添えたことだろう。
>キンモクセイが香る上野公園を帰りながら、日本文化の豊かな根を思った。
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=4660 >東京国立博物館 特別展「大徳川展」
>主催 東京国立博物館、財団法人コ川記念財団、財団法人徳川黎明会、財団法人水府明徳会、
>テレビ朝日、朝日新聞社、博報堂DYメディアパートナーズ
素粒子 7/11(土)
真新しいアスファルトが青い
海と暗緑の森を縫って走る。沖
縄本島北部やんばるで、完璧に
整備された道路に目を見張る。
米軍基地を負担する見返りと
して、沖縄には振興策という名
の公共事業が豪雨のように注が
れた。基地、観光、公共事業の
3Kに頼るしかない島の現実。
土木工事により、雨が降ると
島が血を流すように赤土が流出
し、サンゴを殺す。公害研究で
知られる故・宇井純さんの言葉
だ。沖縄は、溶け続けている。
―――
完璧に「かんぺき」、とルビ。
素粒子 7/13(月)
サンダルで。半ズボンで。薄
化粧を施して。老若男女が静か
に、地元の小学校に集まってい
た。梅雨の晴れ間の昼下がり。
都議選の投票所で、一票を箱
に落とす、そのかすかな音に思
う。自分の思いを政治へ伝える
ために、命を賭して抗議をしな
ければならない国々のことを。
□
いうまでもなく、本当の政治
は今日から。風頼みで当選した
議員の責務は当然ながら、風を
送った側にも監視する責任が。
素粒子 7/14(火)
ウジって、知っていますか?
ある年老いた女性が、小学生
に問いかけた。沖縄県のひめゆ
り平和祈念資料館にある壕で。
「兵隊の腕や足の切断を手伝
ったの。傷口からは、ウジが」
17歳だった、64年前の夏。80
歳を超えた今、ウジすら知らな
い世代に語り続ける。残された
時間は、ほんのわずかだから。
茨木のり子の詩を思い出す。
わたしが一番きれいだったと
き まわりの人達が沢山死んだ
工場で 海で 名もない島で
―――
壕に「ごう」、沢山に「たくさん」、とルビ。
すいません。↑(
>>719)の素粒子は7/15(水)のものでした。
素粒子 7/14(火)
首相の決断。とはいえ、任期
満了まであとわずか。崖っぷち
まで追いつめられてから、「逃
げずに戦う」と宣言されても。
□
参議院の決断。賛成138、
反対82で、死の定義を変える。
解散に追われるように、はい、
決まりました、と言われても。
□
国民の決断。総選挙まであと
1ヵ月半、一票を磨き上げる。
そして自分と家族の「生と死」
について、心の採決の用意も。
―――
崖に「がけ」、とルビ。
が本当です。以後気をつけます。
721 :
文責・名無しさん:2009/07/16(木) 22:28:15 ID:WmPV8gRq0
いいかげん素粒子は選挙以外のネタもやれよ
722 :
文責・名無しさん:2009/07/17(金) 11:09:14 ID:xZhObQEq0
男性にのみ徴兵制を科すことは男性差別であり
男性に対する人権侵害 である。
天声人語 2009年7月15日(水)付
干からびたアジサイが、けだるく陽光の下にある。東京の梅雨明けを
昼ニュースで知った。明けたから暑いのか、暑いから明けるのか。
いずれにしても、停滞前線の弧はちぎれ、真夏のカレンダーが動き出す。
きょうの早暁、福岡市は博多祇園山笠のクライマックス「追い山」にわく。
豪壮な山車(だし)を担ぎ、5キロの街路を駆け抜けるチームプレー。
沿道からの勢(きお)い水がアスファルトを黒くぬらし、夏も本番である。
〈山笠(やま)舁(か)けば男の匂(にお)ひ少年に〉石田哲朗。
博多に住んだのはもう二十数年前だが、大太鼓の連打の中、櫛田(くしだ)
神社を走り出る山笠の迫力は耳目を離れない。水法被(みずはっぴ)に
締め込みの「のぼせもん」たちは、同性の目からもぞくっとする色気を
放っていた。夏の祭りは体で感じるものらしい。
まったくの私見だが、この時期の思い出は冬のそれより鮮明に、べったりと
残る気がする。独断を重ねれば、夏の出来事はそのまま五感にやきつけ、
冬のは日記にとどめるのがふさわしい。
振り返ると、気力充実の年は「行動の夏」が待ち遠しく、逆の年は
「思索の冬」が恋しかったようにも思う。同様に、浮かれた日は青空がうれしく、
沈んだ日は優しい雨に癒やされたい。時候と心持ちの関係はなんとも奥深い。
気象庁によると、しばらくは曇りや雨の日もあるが、8月にかけて晴れの日
が増えるという。局地予報では、東京の永田町かいわいが暑苦しくなりそうだ。
行動の人も思索の人も、国民すべての明日にかかわる「祭り」を終幕に据えて、
五感どころか歴史に残る夏が始まった。
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何気にTDNが喰いつきそうなネタだww
724 :
文責・名無しさん:2009/07/18(土) 21:06:41 ID:npwxaJAP0
男性にのみ徴兵制を科すことは男性差別であり
男性に対する人権侵害 である。
725 :
文責・名無しさん:2009/07/23(木) 20:08:46 ID:3UQtZR5o0
書き込み止まった?
726 :
文責・名無しさん:2009/07/24(金) 13:47:25 ID:SfvhkD/p0
新聞勧誘の購読申し込みのハガキが、郵便受けに入っていたので、
「反日マスゴミいらねーよ」と書いて投函したよ。
料金受取人払いだったから、朝日は、60円くらい払って罵倒を受け取るわけだwwwww
天声人語 2009年7月25日付
飲み屋あたりで、襟の社章を裏返している人がたまにいる。
有名どころに勤めている印も、夜は脱力を妨げる虫ピンだ。
わが酔態で企業イメージを損ねまいという、戦士なりの戒めもあろう。
何であれマークには、二つの働きがある。「知らせる」と「見分ける」。
前者の代表は、地位を表す議員や弁護士のバッジだろう。周りの都合でつける後者には、
多数の負傷者が出た現場で、治療の優先順位を4色で示す札などがある。
高齢運転者の「もみじマーク」が見直されるらしい。75歳以上に義務づけたものの、差別だと
反発されて努力義務に戻したあれだ。このドタバタで、「見分ける」ために社会に強いられている、
という嫌悪がこびりついてしまった。「私はけが人じゃないぞ」と。
警察庁の聞き取りでも、枯れ葉のようで物悲しいとの意見が多かった。そこで、高齢より
運転歴の長さを強調したデザイン、ベテランドライバーが誇れて、知らせたくなるようなマークを
秋にも公募する。その上で今のと優劣を比べるという。
しばらく前、横断歩道を渡ろうとして「もみじ」にひかれかけた。他方、じれったいほど慎重な走りも
あれば、渋いマナーに敬服することも多い。個人差は大きいが、高齢者の安全運転は「衰え」を
自覚することから始まる。ここが肝要だ。
新マークの印象は、色や形より、つけた車の走りっぷりで決まる。事故が多発すれば、どれほど
落ち着いたデザインも「危険車」の標識と化すだろう。
ろくでもない議員や弁護士がいるように、印は印でしかない。
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すばらしい!よくわかっているじゃあないですか。マークはただのマーク、印は印でしかない。
日の丸や君が代もそうですよね?
728 :
文責・名無しさん:2009/07/25(土) 21:33:05 ID:fptjLbFh0
>ろくでもない議員や弁護士
なにか足りないぞw
ブルーリボンのバッジをもらったのにつけない人の話かと思ったら違った
今日の素粒子は、まるで「女性が市長になれるとは、市長の地位も下がったものだ」と言わんばかり。