1 :
文責・名無しさん:
2 :
文責・名無しさん:2006/04/11(火) 23:51:21 ID:O1tDrRxv
岩手にも新聞あると?
3 :
文責・名無しさん:2006/04/12(水) 08:54:11 ID:yAMah4ja
4 :
文責・名無しさん:2006/04/12(水) 23:17:04 ID:qvXzb9zx
東海新報マンセー
5 :
文責・名無しさん:2006/04/13(木) 01:51:18 ID:xhDu2Nnh
.
6 :
文責・名無しさん:2006/04/13(木) 22:53:54 ID:yjjJTdyP
何ヶ月か前にも、靖国問題だったか領土問題だったかで、東海日報はすばらしい記事を載せてたな。
7 :
文責・名無しさん:2006/04/14(金) 02:09:14 ID:CM+xYy5e
良識的な新聞だと言う事は知っているけど、
どうしてもマイナー過ぎる事、東京だと手に入れる事が極めて難しい点が辛い。
図書館にリクエスト出したけど採用は無いだろうな。
何せ赤旗・社会民報は置いても自由民主を置かない図書館だからな。
8 :
文責・名無しさん:2006/04/17(月) 17:31:10 ID:qLuw9CO0
知名度を上げるためにもage
9 :
文責・名無しさん:2006/04/17(月) 23:24:54 ID:0/YluxCC
俺もage
10 :
文責・名無しさん:2006/04/21(金) 11:02:41 ID:K0JtKLjb
age
11 :
文責・名無しさん:2006/04/27(木) 11:32:27 ID:rfPgDAmN
小沢についてはどうなんだろう?
12 :
文責・名無しさん:2006/05/04(木) 14:49:25 ID:Y3M1beUf
エロタク、ポマード批判キター
gjコラム多いけど…
地域密着新聞だから、イマイチ取る気になれない。
14 :
文責・名無しさん:2006/05/07(日) 11:10:48 ID:twzyxWAg
もう【日本の良心】で桶。
15 :
文責・名無しさん:2006/05/08(月) 11:16:47 ID:zyPqmEO+
良いなこの新聞・・・朝日新聞記者は恥ずかしくないのかね?
16 :
文責・名無しさん:2006/05/17(水) 10:55:42 ID:BEFphw9O
age
17 :
文責・名無しさん:2006/05/20(土) 11:22:10 ID:3ckUUr+A
購読する手段はあるかな・…?
>>17 通販があるらいいよ。
詳しくは、東海にきけ。
19 :
文責・名無しさん:2006/05/20(土) 13:06:56 ID:qdf++CIi
【東海新報・世迷言】中国の執拗な靖国批判にお人好しの巨大マスメディア…気が付いたら属国になっていた-ではたまらない[5/20]
俗に「灯台下暗し」というが、色々な事象を見るとき当事者よりも第三者の方が理解
しやすいことがある。自分の欠点は他人から指摘されて初めて気がつくという場合が
ままある。中国の対日外交も外野から見た方がわかりやすいのではないか
▼「中国は日米同盟へクサビをうちこむ戦略として靖国を利用しており、小泉首相が
たとえ中国に折れても、参拝中止を言明しても、次は歴史認識、教科書、ODA,
日米同盟強化策、台湾問題など次々に新たな非難材料を持ち出してくる。米国の
中国専門家は大多数がそう見ている」と米国務省の元中国分析部長だった人物が
産経新聞との会見でそう指摘している
▼さらに敷衍(ふえん)して、「小泉首相は中国の圧力には断固として反撃し、一定以上
の日本糾弾には代償がともなうことを知らしめる一方、日本国内の異論には別個に
対応すべきだと思う」と述べている。引用が長くなったが、中国の外交戦略をつぶさに
研究してきた専門家の意見だからといって正解とは限らないが、これが冷徹な分析と
いうものだろう
▼中国の執拗な靖国批判が決して本音ではなく、あくまで道具として使われていることは
明瞭で、そのことについて小欄でも飽き飽き書いてきたが、巨大マスメディアはそれが
あくまで中国の本心であるかのように書き、友好促進のためには参拝をやめるのが
最善の道、とあたかも代弁するが如く、呼応するが如く首相を責めたててきた
▼まことにお人好しというか、だまされやすいというか、性善説でつらぬかれている。
だが、外交とは詭計であり、相手は徹底的に利用しようという中国政府の底意を見抜か
ないとあとでホゾをかむことになる。気が付いたら属国になっていた-ではたまらない。
ソース:東海新報
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
20 :
文責・名無しさん:2006/05/28(日) 21:42:06 ID:p57QKYas
地方紙でまともなの他にないの?
21 :
なぜ正論に宗教がらみの広告が:2006/05/28(日) 21:42:56 ID:mT5NBlF8
2006年06月01日付
思想・信条の自由は何人たりともこれをおかすことはできない。何を思おうと何を信じようとそれは本人の勝手だが、
その思いをかなえるためには何をしてもかまわない、とは本にも書いていない
▼定年まで勤務していた都立高校の卒業式に来賓として招かれた同校の元教諭が、
開式前保護者らに国歌斉唱時は起立しないように呼びかけたとして、威力業務妨害罪に問われ、
一審で罰金二十万円の判決を言い渡されたのは妥当だろう。保護者らにコピーを配布して、
国歌斉唱の時は着席してほしいと大声で呼びかけ、制止されると怒鳴り散らしたその結果、式は二分ほど遅れた
▼国歌に反対することもこれは自由だから、本人が歌わなかったり、着席したりするのも自由だが、
厳粛な卒業式を妨害する権利まではいかなる法も認めてはいない。
元教師ともあろう人物がそんな常識もわきまえず、自分の主義主張をまきちらして迷惑をかけるというのは、
成人式で暴れ回る若者とどこが違うのか
▼この卒業式では卒業生の約九割が着席したというから、思想教育が行われていたのは明らかで、
この元教諭も在職中そちらの教育にはさぞ熱心だったと思われる。
多分、国歌、国旗を押しつけるなというのがこの人物の主張なのであろうが、
ならば、反対を生徒や保護者に押しつけても許されるというのであろうか。
式は公教育の場での儀式であり、誰であろうと学校の方針に従わなければそれは成り立たない
▼自分の主張に共鳴してほしいのは誰もが同じだが、
しかし教育の現場でシンパを増やそうという行為は生徒にとっても保護者にとっても迷惑である。
もし極端な国粋主義教師がいて、生徒を洗脳してもそれが許されるかどうか、立場を変えてみればあきらかだろう。
23 :
文責・名無しさん:2006/06/10(土) 00:13:58 ID:aGSYwa/m
小沢一郎とタッソを落選させてくれ
24 :
文責・名無しさん:2006/06/11(日) 21:36:22 ID:39P0kFMU
25 :
文責・名無しさん:2006/06/20(火) 04:02:07 ID:oPytTbMx
age
26 :
文責・名無しさん:2006/06/21(水) 21:22:38 ID:hl6FawGm
2006年06月21日付
イラクのサマワに派遣されていた陸上自衛隊の撤退が決まった。まずはご苦労さまでしたと敬意を表したい。
派遣から二年半。交代はあったからといって、隊員たちの苦労は想像を絶するものがあったろう。
その重大任務から開放されて、ようやく故国の土を踏むことができる
▼派遣時にそれこそ賛否両論が渦巻いたのは、危険地域であること、最小限の武器しか持ち込めないことなど、
平和になれたわが国ならではの戸惑いがあまりにも強かったためだ。戦争を経験したことのない軍隊
(ここでは自衛隊のことだが)が、はたして死傷者も出さずに無事任務を完遂できるかどうか、
という疑問は反対派ならずもまずは抱く
▼しかし多くの自衛官は武人の本務として潔く任地に赴いた。派遣反対の論調を掲げるメディアの中には、
本人や家族から「行きたくない、行かせたくない」という本音を引き出そうとしたが、徒労に終わった。
自衛隊とは、国を守るという崇高な使命を帯びた集団であり、
ノブレス・オブリージュ(犠牲的使命感)という意識がなければ務まらない職務である
▼鉛筆一本でおまんまを食える人間とははなから覚悟が違うのだから、「こわい、行きたくない」などという答えを
期待する方が無理なのである。武士道は健在であった。サマワでは、
彼らに対する信頼が大変厚いことを派遣隊長の一人のインタビューで知ったが、さもありなんと思った
▼復興支援に危険も省みず来てくれて、インフラ整備や給水活動にあたり、しかも規律正しく、礼儀正しい彼らが
「嫁を世話するから残ってくれ」というもてようだったのはその証拠だろう。帰国するまではまだ安心できないが、
隊員たちが汗を流した重みがいつか必ず結実する日が来る。
27 :
文責・名無しさん:2006/06/21(水) 21:56:07 ID:VrmNEboT
『岩手の良心』から『日本の良心』へ
28 :
文責・名無しさん:2006/06/22(木) 04:01:15 ID:G5QmG1w1
なに、この神っぷり。
29 :
文責・名無しさん:2006/06/23(金) 22:55:46 ID:rHxHn5G5
取りたいな〜
30 :
文責・名無しさん:2006/06/27(火) 21:43:20 ID:MNkfFMP/
神新聞age!
31 :
文責・名無しさん:2006/06/27(火) 22:38:00 ID:wKCId2x9
32 :
文責・名無しさん:2006/07/03(月) 19:56:42 ID:OM8jqllU
東海新報さんよ
小沢一郎をなんとかしてくれよ
はっきり言って見苦しい
34 :
文責・名無しさん:2006/07/07(金) 03:34:13 ID:2HAP6qZV
世迷言age
ミサイル関連で身内にも毒舌GJ
35 :
文責・名無しさん:2006/07/08(土) 14:48:14 ID:b/t/cF7d
地元新聞アゲ
36 :
文責・名無しさん:2006/07/19(水) 10:48:39 ID:mdonb7Ko
age
今日のコラムも最高です
38 :
文責・名無しさん:2006/07/22(土) 21:45:41 ID:1aFYnr+9
世迷言とは謙虚な。
「天声人語」などと自画自賛にも程がある
どこかの新聞のコラムの方がよほど世迷言だ。
39 :
文責・名無しさん:2006/07/23(日) 02:26:05 ID:HDfRvypZ
大新聞にありがちなさまざまなしがらみから自由なのがかえって強みなのだろう。
40 :
文責・名無しさん:2006/07/25(火) 12:07:20 ID:RN4OQ+RY
凄いギモンなんだけど、なんで東海新報だけがまともなの?
41 :
文責・名無しさん:2006/07/25(火) 12:14:00 ID:hrhyE6tf
42 :
文責・名無しさん:2006/07/25(火) 12:15:26 ID:izvg4XUW
43 :
文責・名無しさん:2006/07/25(火) 12:17:20 ID:cD89lABB
こういう地方の小さな新聞社って
地元の利権やら、ゴロツキどもの恐喝や馴れ合いからは自由じゃないんだろ?
海を隔てた遠くの国wについては
しがらみがない分、客観視できる利点はあるわな
44 :
文責・名無しさん:2006/07/25(火) 19:29:00 ID:t4htXtyC
あげ
45 :
文責・名無しさん:2006/07/26(水) 10:59:47 ID:k6noxZ4Q
今一番神に近い新聞 : 東海新報
神のお膝元にある新聞 : 伊勢新聞
++++++++++++++++++++++++++【 神の壁 】+++++++++++++++++++++++++++++++++
割と安定してる : 北國新聞、産経新聞
出来不出来が激しい .: 静岡新聞、山陰中央新報、読売新聞
やれば出来る子 : 朝鮮日報、大紀元時報
コンスタントにだめぽ .: 神奈川新聞、中国新聞、新潟日報、盛岡タイムス
逝ってよし ..: 日本海新聞
---------------------【 あなたの知りたくない世界 】----------------------
(゚∀゚) .: 東奥日報、岩手日報、時事通信、日本経済新聞
(´Д`) : 神戸新聞、毎日新聞
('A`) : 琉球新報、京都新聞
m9(´Д`) : 河北新報
---------------------【 早く消えて欲しいあの世 】------------------------
誤惨家 : 沖縄タイムス、信濃毎日、西日本新聞
諸悪の元凶 : 共同通信、朝日新聞
何か : 愛媛新聞
また大西か : ニューヨークタイムズ東京支局
-----------------------------【 ネタ 】--------------------------------
チラシの裏 : 北海道新聞
4週間に一度赤くなる電波 : 東京新聞、中日新聞
---------------------------【 同人誌 】--------------------------------
産業廃棄物 : 赤旗
シミも食わない : 聖教新聞
コラムを読んで感動した初めてだ
アカヒは斜め上過ぎてある意味感動した事はあったが……
47 :
文責・名無しさん:2006/07/27(木) 15:05:11 ID:d6dxyX/T
書いてる事は普通なんだけどな
普通の事書いて神扱いされる状況に問題有
48 :
文責・名無しさん:2006/07/27(木) 21:02:52 ID:JqzQh0Ss
↑まったくだ!
49 :
文責・名無しさん:2006/07/28(金) 23:05:36 ID:rs8AvFGs
「普通」が大事なんですわ。
普通っていうと、現代の感覚だとつまらない、と同義みたいに
取られがちだけど、至極「まとも」って事だろうし。
50 :
文責・名無しさん:2006/07/30(日) 18:55:46 ID:uTG5NWfH
[age]
51 :
文責・名無しさん:2006/08/01(火) 10:12:27 ID:n12ZWYh6
☆★☆★2006年08月01日付
政権末期の症状というものは何らかの形で必ず顕在化する。韓国の盧武鉉政権がもはや
レイムダック(ダメあひる)化していることは、同国内の世論動向からもうかがえるが、
その末期症状がついに現れてきた
▼同国主要二紙に対し取材拒否をするという挙に出たのがそれで、日本でも政党やら団体やら
首長がそれをした例はあるが、少なくとも政府が拒否するというのは民主主義国家で考えられ
ない、いやあってはならないことであろう。その動機は政権批判がけしからんというのだから、
だだっ子みたいな言い分だ
▼青瓦台(大統領官邸)から門前払いを食ったのは同国の最有力紙・朝鮮日報で、大統領を
「鶏肋」と書いたのが逆鱗にふれたという。読んで字の通りニワトリのあばら骨のことで、
その心は「食うほどの肉はついていないが、捨てるにはもったいない」という意味だという。
「鶏口となるも鶏肋となるなかれ」か。これは日本でも使えそうだ
▼もう一紙は「税金を出すのが惜しい略奪政権」とこきおろした、これまた有力紙の東亜日報で、
両紙とも反政府系だからつい勢いが余ったのだろうが、それにしても
「節制のない“見出し商売”で大統領と政府を分別なく攻撃する行為は許せない」と反撃するあたり、
北朝鮮に対して「太陽政策」をとる政権にしては大人気ない
▼これは身内に北風を送るようなもので、それでなくとも度量を欠き、政権離れを加速させる
だけだろう。故佐藤栄作元首相がやはり政権末期、記者会見から新聞社を追い出し、
放送局だけを相手に喋り続けたことがあるが、これが同氏の大きな汚点となった。
国政を任される者は批判されるという“名誉税”を払わなければ国民から「脱税」とみなされるのだ。
東海新報社
ttp://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
日本の良心age
53 :
文責・名無しさん:2006/08/10(木) 03:00:30 ID:6LjlXD6g
さらにage
54 :
文責・名無しさん:2006/08/13(日) 22:38:34 ID:awFU+LnC
15日どうなるかな
56 :
文責・名無しさん:2006/08/15(火) 11:15:24 ID:uZwASqxH
良スレあげ
57 :
文責・名無しさん:2006/08/18(金) 12:54:28 ID:UsZIWHD0
おれもあげよう
58 :
文責・名無しさん:2006/08/19(土) 14:06:37 ID:gJf0FaBt
59 :
文責・名無しさん:2006/08/19(土) 14:28:01 ID:rT0GkYEk
60 :
文責・名無しさん:2006/08/19(土) 15:24:05 ID:HdeQQRtl
61 :
文責・名無しさん:2006/08/19(土) 16:04:38 ID:2SW+iUnm
☆★☆★2006年08月19日付
日本人でありながら、外国に向けて日本の悪口をいう人物とはどんな精神構造をもっているの
だろうか。こともあろうに日本政府の補助金で運営される公的機関が英文で「反日宣伝」をして
いたというのだから、開いた口がふさがらない
▼この事実を知らしめたのは、産経新聞の古森義久ワシントン駐在編集特別委員で、ワシントン
でこの論文を目にして「びっくり仰天」したと書いている。そこには日本の対中政策が愚かで、
挑発的、独善、不当だとみなす外国の見方を紹介し、「日本がナショナリスティックで軍国主義
的でタカ派的だと認識されていることへの意識がほとんどない」との“認識”が示されていた
▼あまつさえ、「日本は過去の侵略に長年、沈黙を保ってきたが、小泉首相の靖国への立場にも
過去の帝国主義的侵略への反省欠如が指摘される」といった反日的記述が羅列されていたという
のだから、古森記者ならずも仰天する
▼筆者はその公的機関の編集責任者で、もともと日本政府の対外政策をたたいてきた左派学者だ
というから驚くにあたいしないが、それはフリーな立場でこそ許されることであって、その嫌い
な日本政府が出す金で運営される機関に属しながら足許にツバを吐きかけるというのはおかしい、
というよりは道議的に許されることではない
▼古森記者がこの事実を書き、この機関への公開質問状としたところ、代表者が昨日の産経に
「誤解を招く用語があり深く反省している」との回答を寄せた。そしてこうした発信を停止し、
同論文をホームページから削除するとしている。当然のことだが、事前に審査しなかったところ
に問題がある。それにしても、こんな日本人がいるということに何よりも驚いているのは外国人
だろう。
ttp://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
産経の引用まんまか
63 :
文責・名無しさん:2006/08/21(月) 16:32:32 ID:CpqiDzhW
あげ
64 :
美穂:2006/08/21(月) 16:42:04 ID:mEdGawSa
初めまして☆美穂です。
ゎたしも岩手住みで東海新報、毎日とってます。
65 :
文責・名無しさん:2006/08/24(木) 14:57:02 ID:I6DI3oio
>>64 敢えて聞きます。
何故、東海新報を購読しているのですか?
>>65 64じゃないけど
地元の人のお悔やみの広告が載るから
そのために取ってる家が多い。
67 :
文責・名無しさん:2006/08/29(火) 15:37:01 ID:x6Jpu3it
☆★☆★2006年08月29日付
首相の靖国参拝とは結局のところなんだったのか?参拝すれば中国、韓国との冷え切った関係が
さらに悪化し、深い断層ができるだろう、とマスメディアはほぼ一致して解説していた
▼にもかかわらず、直後の世論調査は参拝賛成が反対を上回り、それ以前の調査とは反対の結果が
出たのである。そして猛反発するはずだった中韓の反応も、あっけないほど鈍かった。これはなに
を意味するのだろうか。誤解を恐れずにいわせていただけるなら、これはメディアというものが事
の本質を見誤っていたという他はない
▼つまり参拝が中韓にいまわしい思い出を蘇らせるという決まり文句は、表層をなぞっているに過
ぎず、本心は別なところにあるということ。そして反対が賛成を上回っていた国民世論というもの
も、実はメディアのリードによってムード的に醸成されてきた一面も否定はできない
▼誰だって隣人とは仲良くしたい。国もそうであり、事実これは戦後日本の一貫した風潮だった。
だからこそ「冷静に」、「まず対話」というのが大切なキーワードとされてきた。靖国問題も同様
で、産経のみが賛成、他はおしなべてというよりこぞって反対していた。多彩な言論を重んじる
民主主義国家にとって、これは当のメディアがもっとも嫌う“大政翼賛”的狭窄症状である
▼誰も戦前回帰など望まず、小泉さんにも他意があるわけではない。戦没者を悼むために日本には
日本の流儀があり、これはどの国であろうと不可侵の領域なのである。その流儀にのっとった小泉
さんの姿を見て、国民も本来の心を取り戻したということではないか。中韓との関係は大事だが、
拠って立つ基盤まで失ってはならない。守るべきは守る。通すべき筋は通す。それだけの話である。
東海新報社
ttp://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
☆★☆★2006年08月30日付
北方領土の貝殻島付近で操業中、ロシア国境警備隊に銃撃・拿捕されたカニかご漁船
「第31吉進丸」の乗組員、盛田光広さんが変わり果てた姿で根室漁港に戻ってきてから
すでに十日が過ぎたが、事態解決に向けた風はそよとも吹いていない
▼政府は遺体の早期返還を求め、それだけはロシア側も認めたが、船長と二人の乗組員は国後島
でいまも拘束されたまま。ロシア側の銃撃によって日本船に死者が出たのは五十年ぶりだが、
北方領土を占拠中のロシアが勝手に主張する領海侵犯が仮にあったとしても、乗組員を銃撃する
というのは絶対に認められない行為である
▼領海侵犯の場合、威嚇警告上発砲は認められるが、それでも停船しない場合は船舶の航行を
阻止する手段を講じるのが常識で、相手の抵抗によって生命に危険が生じた場合、
やむなく乗員の銃撃も自衛上認められる。北朝鮮の工作船が逃走した時、わが巡視船は航行阻止
の発砲をしたが、それは船体だけを狙っている
▼日本政府はさっそく抗議し、乗組員と船体の返還を求めたが、国あげて無法行為をしている国
だから、聞く耳など持たず、船長以下あのムネオさんが肝いりでつくった「友好の家」で非友好的
待遇を受けている。ロシア側は、銃撃に違法性はなかったとして警備側の刑事責任は問わず、
しかし船長は起訴、乗組員には罰金、船体は没収という一方的な処分の方針らしい
▼これに対し日本政府は国際世論に訴えることも、報復措置をとることも頭にないようだから
事態はロシアペースで進むだけ。メディアも世論を喚起しかつ政府の尻を叩くでなし、一過性
の事件として片づけている。国家の品格は「貧格」と堕して、ただなめられているのが実状だ。
東海新報社
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
☆★☆★2006年08月31日付
「歌は世につれ、世は歌につれ」というが、法律もまた時代の変化に応じてつくられていく。
しかし、趣旨そのものはまことに結構であっても、施行してみると実状にそぐわない側面が出て
くるのは、それが人間の手によるものである以上やむを得ない。そんなほころびが宴席の肴になった
▼一つは個人情報保護法である。以前にも書いたが、法の字句に神経質になるという“過剰反応”
が問題を大きくしている。何をするにも紙切れ一枚が添付されてきて、同意が求められる。
確かにプライバシーは尊重されなければならないが、行きすぎると法律が一人歩きする結果となる
▼実際に一人歩きを始めて、あちこちで悲鳴が上がっている。その最たるものが「名簿がつくら
れない」というもので、いまや名簿と名のつくものは掲載にいちいち本人の同意を得るか、
それが面倒だったり無難を選んで作成をやめるか、という選択を迫られるようになった。
これは法律が予想しなかった弊害で、名無しの権兵衛が巷にあふれるようになったのである
▼その宴席でも「オラの名前だの住所だの判られだって、なんつうごどねぇのになぁ」という
嘆息が聞かれた。大体が法律の施行される昨年以前から、どこで調べたのかダイレクトメール
その他がじゃんじゃん届いている。要するにその気になればどのような手を使っても「不特定多数」
の存在を知ることができるのである。有害を排除するために、有益な情報まで犠牲にして
しまったその弊害は小さくない
▼男女雇用機会均等法もおかしなところがある。「女子店員が欲しかったが、性別を問われ
ないので募集したら男が来た」お引き取りを願ったが…とある店主。悪法は改正すべし―
で一同気炎が上がった。
東海新報社
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
☆★☆★2006年09月01日付
NHK朝のドラマ「純情きらり」を見ていて気になるのはその筋ではなく、時代考証のこと
である。戦前、戦中を生き抜いてきた人たちはいまなお記憶にとどめているので、ドラマをつ
くる側も大変だが、見る側も「あの時代はこうだったのか」と信じ込むゆえに考証はおろそか
にできない
▼戦前、戦中を描いたドラマは、つくる側にその体験がないと、一種の予断や既成概念にとら
われて、お定まりのパターンが生まれる。暗くて重苦しい時代であったことは間違いないが、
しかしそれだけではなかったはずである。だが、反戦、非戦の思いが優先されると、
悪い面だけが強調されるのはやむを得ないのかもしれない
▼このドラマにもそうした「思いこみ」が感じられ、これは変だなと思う場面にぶつかるが、
あの時代を現実に見てきたわけではないので反証はできない。だが、戦争体験者の目は鋭く、
ことに時代考証には厳しいものがあるようだ。現代史家の秦郁彦氏もそんな一人のようで、
色々疑問を呈している
▼ヒロインが住んでいるアパートにあるピアノが供出させられる場面もそうだ。むろんピアノ
自体ではなく、ピアノ線のみなのだが、大した重量もないものを供出してどうなるのかと、
当方もまた不審に思った。同氏は「初耳だ」と書いているが、これは当時を知る誰しもが
考証の誤りだと思うだろう。だが、待てよと考えた。飛行機にはピアノ線が使われている。
もしかしたらそうした部品として手近ななところから調達したのかもしれないのである
▼梵鐘や銅像など重量物にとどまらず、一般家庭のナベ、カマまで差し出した時代だから、
軍需品に応用できるものは何でも使ったかもしれない。そこで時代考証とは難しいものだと
痛感した。
東海新報社
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
71 :
文責・名無しさん:2006/09/06(水) 19:05:27 ID:9obqfW9/
東海新報、支持します!
72 :
文責・名無しさん:2006/09/06(水) 20:31:27 ID:Y499QiND
まさる元気か!
73 :
文責・名無しさん:2006/09/07(木) 22:59:41 ID:ED2/lpEq
(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
74 :
文責・名無しさん:2006/09/13(水) 00:22:32 ID:axhR656G
75 :
文責・名無しさん:2006/09/15(金) 01:12:03 ID:pMvSHIdj
岩手県って どこにあるんだ
77 :
文責・名無しさん:2006/09/15(金) 11:39:12 ID:neh2P6cs
☆★☆★2006年09月15日付
山崎拓衆院議員が北朝鮮を訪問しようとしたら、軍部や外交筋から反対されて見送りになった
という記事が載った。くわしく覚えていないが、この時期になんで訪朝しなければならないのか
という疑問だけが先に立った
▼同氏はまた、小泉首相の靖国参拝直後中国を訪問しており、これもベタ記事扱いだったが、
中国要人と会ったというその目的については何もふれられていない。単なる表敬とは思われず、
ある種の意図がほのみえるのだが、いまや政界にほとんど影響力を持たない人物があちこち
うろうろしても、黙殺されるのが現実だ
▼どんな世界にもスタンドプレイを好む人種がいる。しかし芸能界はともかく、政治家のそれは
むしろ有害であり、金丸訪朝団などは何ら得るものもない代わりに、とんでもない約束だけを
させられて帰ってきた。日本外交が稚拙なのは「こちらが理解すれば相手も理解してくれるだろう」
という性善説的国民性に基づくものだが、そろそろ性悪説に切り替えるころだろう
▼というのも、外交の終極目的は自国の利益であり、その国益を守るために相手はありとあらゆる
権謀術数をめぐらす。現実に北方領土は戻ってこないし、固有の領土である尖閣諸島、
竹島についても中国、韓国が主張を取り下げる可能性はまったくない。いいなりになっていれば、
さらにかさにかかってくる相手の性を善ととらえる方がおかしいのである
▼日本の常識は世界の非常識であるという現実を直視しないと、今後もホゾをかみ続けることに
なろう。ミサイルで恫喝してくる国にのこのこと出かけて行く神経などはその最たるものであり、
こちらが譲歩すれば相手も譲歩してくれるだろうといった「世迷言」は、小欄だけで沢山だ。
東海新報社
ttp://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
岩手大学は ミイラ大学と 改名した
79 :
文責・名無しさん:2006/09/16(土) 12:39:27 ID:zWaxcdYx
☆★☆★2006年09月16日付
雑誌に「小泉首相三つの大罪」を連載していた学者が「三つの小罪」を犯していたというの
だから笑ってしまう。その三つというのがいずれも性犯罪。しかもうち二つは現行犯逮捕。
これはほとんど「ビョーキ」である
▼手鏡事件ですっかり有名になった植草一秀名古屋商科大学大学院客員教授が、
今度は電車内で痴漢をはたらきまたもや御用となった。この二件のほかにも前歴があり、
こうも度々では常習犯というよりジキルとハイドの心性世界だ
▼東大を出て野村総研に入り、主席エコノミストを経て早稲田大学大学院教授、
スタンフォード大学客員フェローなどをつとめた学殖豊かなエリートが、なんでこんなあほらしい
ことをするのか。これはまさに性癖というもので、どうも抑えがきかないもののようだ
▼エリートに限らず、公職や責任ある地位にある人物が痴漢やらセクハラをしでかして一生を棒に
振る例を知るたび、その社会的経済的損失、家族の迷惑などを考えて身につまされるが、
人間である以上、時に魔がさす時もあるのだ。なんであれ人生には「明日はわが身」の危険性が
常につきまとっている
▼前回の事件で有罪判決が出たのに、彼は控訴しなかった。「えん罪」だというのならとことん
戦うべきだろうが、それをしなかったことは良心を照らす手鏡?がまだ残っていたからだろう。
だが、累犯となれば弁明はきかない。天地神明に誓っても嘘をつくのが人間だとみんなが分かったからだ
▼どんな地位も名声も、釈迦の説法屁一つで瞬時に崩れ去る。そんなものを追い求めるよりも、
自立できて誰からも後ろ指さされずに済む人生の方がどれだけ価値があるかである。
そのことをいま一番かみしめているのは本人だろう。
東海新報社
ttp://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
80 :
文責・名無しさん:2006/09/21(木) 15:11:42 ID:D5tdta6f
単なるネオコン新聞が神なの?
ユダヤアメリカに尻尾振ってる小泉と
アメリカ・北朝鮮に尻尾振ってる安倍を支持する新聞なんて金貰っても読みたくないぞ。
81 :
文責・名無しさん:2006/09/23(土) 03:26:23 ID:JfUZhQBL
>>80 いまさら半島や大陸に尻尾振ってケツ舐めるしか能が無い、反日に取り付かれた
サヨ系各紙よりはマシだよw
82 :
文責・名無しさん:2006/09/23(土) 16:27:40 ID:eTmCgOBt
視点が様々であることが民主主義の根底だからな
左巻きしかない現状よりは右の新聞もあったほうがいい。
実際にはこの新聞ですらせいぜい中道で、世間が左にいるので
右っぽく見えるだけだが。
◇世迷い言 2006年09月23日付
東京地裁が、教職員に国旗に対する起立、国歌斉唱の義務はなく、処分もできないという判決を言い渡したというのには呆れた。
ことはこの問題にとどまらず、思想信条の自由の旗の下には何でも許されるということにつながろう
▼思想信条の自由はむろん尊重されなければならないが、強制なしに社会は成り立たない。
もし強制反対の教師たちがその指導に従わぬ生徒に「先生の言うことを聞きなさい」と強制しても
「これは思想信条の自由です」と反論されたらどうするのか。
そんな言い分を認めていたら、教育などできっこない
(中略)
▼学校には校則が、社会には就業規則、服務規程等がある。それに違反すれば処分は免れない。
それがいやならやめればいい。それこそが自由というものである。
「“強制は違憲”の重み」(朝日)などと言っていると、自由はどんどん一人歩きするだろう。
現実にそれをはき違えた事件が頻発している
▼思想信条の自由という印籠を振りかざせば何でも許されるという風潮が、この裁判長の仕事も
増やすようになることは間違いない。
ソース:東海新報
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
84 :
文責・名無しさん:2006/09/23(土) 23:16:32 ID:0kEompvs
85 :
文責・名無しさん:2006/09/24(日) 23:20:27 ID:d1pMcVkd
86 :
文責・名無しさん:2006/09/27(水) 10:41:34 ID:GqZBE2dZ
☆★☆★2006年09月27日付
上海市のトップが汚職事件に関与した疑いで解任された。ただそれだけならどこの国にも
ある事件だが、上海といえば江沢民前総書記のお膝元であり、しかも子飼いの人物とあって、
胡錦濤総書記が党内の“江色”一掃を図りだしたという見方がもっぱらだ
▼今年の全人代で報告された公務員の汚職摘発件数が四万三千件。しかもこれは氷山の一角で、
官民問わずあらゆるところで贈収賄が行われているといっていい。上がやってみせれば、
下も「やらなきゃ損」となるのは自然の理で、それもこれも法治国家ではなく人治国家の
なせるところ。なにしろ権力と財力を持つ者が「法」なのである
▼江氏は引退後も隠然とした影響力を保持していたと見られていたが、気付いたらすでに
外堀を埋められ、内堀まで手が回っていた?。現役時代なら身内の罪をかばい立てすること
などいともやすいことで、そうしたヒエラルキー(階層性、権力構造)が汚職の温床にも
なっていたのだが、伝家の宝刀もさび付いていたか
▼そうだとすればこれは勢いがとまらない。江氏の息のかかった人物に次々と飛び火し、
最後は本人が軟禁状態となってジエンドというのがこの国のパターンである。今後の動きが
注目されるゆえんだが、胡氏の狙いは単なる“院政廃止”なのだろうか、いや違うという気がする
▼江氏といえば反日の総本山で、各地に反日抗争記念館を建て、来日の折も謝罪しろの連発で
嫌中感情を増殖させた人物。引退後も陰で反日の総指揮をとっていたはずである。しかし現実的
な胡氏は、こうした戦略が日本の対中投資をそぎ、内政改革にマイナスになると踏んだとしても
おかしくない。で、対日柔軟外交に転じて、関係改善―というのは希望的観測か。
東海新報社:世迷言
ttp://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
87 :
文責・名無しさん:2006/09/28(木) 21:05:30 ID:hQWCBGPN
☆★☆★2006年09月28日付
安倍新内閣が発足した。安倍総理の誕生を支えてきたメンメンに報いる「論功行賞」型人事だと
新聞は書き立てているが、「挙党一致内閣」がその名の通り機能しなかったことから比べれば、
打てば響く布陣の方がベターだろう
▼人事というものは難しい。一口に「適材適所」というが、どんな世界にも適材が転がっている
わけではない。国会も例外ではなく、能力はあるが人柄が問題だったり、人柄はいいが能力に欠け
ていたりと才色兼備した人物はそういまい
▼だが、人間の能力などそう大きな差があるわけでなく、Aは得意だがBに弱いとかその逆もある
ように、人それぞれには何かの取り柄がある。そこを見抜いて適所に配置するのがリーダーの
リーダーたるゆえんであり、そのツボを押さえれば凡材も所を得て適材になる。日本の雇用制が
優れていたのは、人間をこうした複眼でとらえて、労働力の質を均霑(きんてん)化したところ
にある
▼つまり能力主義と年功序列をうまく組み合わせ、しかも終身雇用制にしたことであり、
これが日本の復興を促進させた。その原点を忘れて欧米型の効率的合理主義を採用し、
リストラはやるわ、能力給で差別はするわで従来の価値観を弊履のように捨てたのが近年だ
▼だが、日本の風土になじんだやり方の方がいいという考えが戻りつつあるのは好ましい。
安倍商店の新社長も古参社員を立てながら、実際は若い社員を多く登用し、新しい経営を目指そう
としている。多分に能力主義に傾いたきらいはあるが、社歴が長いだけでやる気を失った社員を
重用するよりはましだろう。だが、経験も一つの能力であり、それを積んだ年功者を軽視しては
ならない。若社長の器量が問われるのはその包容力である。
東海新報社
ttp://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
88 :
文責・名無しさん:2006/09/29(金) 11:30:08 ID:REK5MG9k
☆★☆★2006年09月29日付
安倍新総理が掲げた「美しい国」づくりは、民主党の小沢代表が以前に強調していた
「普通の国」づくりとどこかで通底している。自然環境的には文句なく美しい国であるが、
問題は国民の志操が低俗化し、昔からみたら「普通の国」でなくなっているところにある
という一点においてである
▼安倍さんの政策が具体的でないとの非難もあるが、美しい国という文言がすべてを
物語っている。日本という国にかってあった美しい価値観を取り戻したいという一心が
この四文字に表わし尽くされる。それを理解すれば、多弁は不要
▼誠実に実直にしかし時には大胆に安倍さんは政策を実行していくだろう。
それは日本国民が長年待ち望んでいた宰相像である。品性は顔に表れるというが、
安倍さんの顔には卑しいところがない。若くてスマートでしかしタフネゴシエーター
(手強い交渉相手)の登場に各国は日本の見直しを迫られるだろう
▼美しい国、普通の国とは特別のことを国民に要請しているわけではない。つまるところ、
父母を敬い、兄弟夫婦仲良く、友達同士信じ合い、つつましやかに生きて愛をみんなに
分け与え、学問を修め、業を磨いて自分を高め、徳を積んで公共のために奉仕すること
▼そしてつとめをわきまえ、法をきちんと守り、国や社会にもしものことがあれば、
進んで事にあたることである。―以上は教育勅語に書かれていることで、いわば個人として
守るべき精神的規範なのだが、何ごとにつけ“私”が優先する時代となって、そんな醇風美俗
は忘れられてしまった。安倍さんはいまこそ日本人が心の美というものを見つめ直す時と
考えているのだろう。まずは教育に手をつけるというのは当然の順番である。
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
◇世迷い言 2006年09月30日付
▼安倍内閣が外相に麻生氏を留任させたのは正解だった。
他の閣僚はどうでもいいが、といういい方は語弊があるが、外相だけは麻生氏に残ってもらいたいと念願していただけに正直ホッとした
▼というのも、小泉政権時代、安倍・麻生両氏がタッグを組んで外交と正面から向かい合い、譲歩、妥協を排してようやく国としての主張を貫けるようになったからである。
お二人は同じようなスタンスを持ち、気脈相通じている。国連での北朝鮮非難決議でも中露の反対を封じ込め、全会一致で決議を採択させたのはその気脈であり、なにより国益重視の視点がしっかりしているからだ
(中略)
▼テレビ討論の中でその麻生氏が留任の意外性を問われて「対立候補など本来なら"市中引き回し"なのだが」と笑ってこたえていたが、引き回しもさらし首にもされなかったのは、人間の真価はいつまでも光彩を放つからだろう。
ソース:東海新報
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
90 :
文責・名無しさん:2006/10/03(火) 09:48:42 ID:uTPIiIOu
☆★☆★2006年10月03日付
ソニーは、ホンダやトヨタと並んで技術立国・日本が世界に誇るトップブランドだが、
このところ技術力や品質管理の低下ではないかと思わせる不手際が相次ぎ、
ブランド力に翳りが見え始めている
▼ビデオカメラ素子やノートパソコン用に供給したリチウム電池の不具合、次世代のゲーム機と
DVDに使われる素子のトラブル、改善に伴う商品化の延期などが、それ。五百億円以上と
見込まれる電池回収費用、ライバルの後塵を拝しかねない新商品の市場投入の遅れなど、
「ソニーの経営の根幹にかかわる事態」と大手新聞に取り上げられている
▼ソニーは終戦直後、いまや伝説となった井深大、盛田昭夫両氏(ともに故人)が創業。
日本初のテープレコーダーやトランジスタラジオ、世界初のトランジスタテレビ、トリニトロン
方式、CD・CDプレーヤーの開発などで先頭を切り、「ウオークマン」「プレイステーション」
はそれが何かの説明が不要なほど。常に“進取の気概”で「SONY」ブランドを築いてきた
▼しかし近年は、音楽や映画などのエンターテインメント分野だけではなく、保険・銀行の金融、
流通、化粧品、さらに健康食品など、子会社を通じて電機とは無関係の業態まで手を広げている。
中には本業より利益を上げているものもあるという
▼最近のエレクトロニクス部門の不手際報道を耳にするたび、いわゆるソニーマニアの嘆きが
聞えてきそうだが、中には「さすがソニー」という製品も少なくない。
創業時の精神、ものづくりの原点(創造力と技術力)を忘れてはならないということだろう。
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
ソニーきたー
◇世迷い言 2006年10月06日付
▼ミサイルの次は核実験とおいでなすった。むろんこれはブラフ(脅し)だろう。ミサイルがだめならと、ついに奥の手を出してきたと見ていい。
(中略)
▼そこが思うつぼで、本物かどうか、弾が入っているのかいないのかわからぬピストルをちらつかせるだけで、脅しの効果は生まれる。
世界を相手にこんな無理無体が通るのだから、北朝鮮が核開発というピストルを手放すわけがない。だがこれは改造モデルガンである。撃ったが最後、砲身が破裂して自分が先に命を落とす
▼だから、これは放っておくのが最良の対応だろう。実験をすれば本物だと判明するが、本物ではないと判られては元も子もないので実験はすまい―と小欄は踏んでいる。ここは柳に風と受け流し、涼しい顔をしていると相手の方がじれてくる
▼盧武鉉政権の「太陽政策」が失敗したのは、マントを見て、旅人を見なかったからだろう。血も涙も通わぬこの旅人には熱など通じないからである。それよりは体ごと吹き飛ばされる北風の方がこわいのである。
ソース:東海新報
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
93 :
文責・名無しさん:2006/10/06(金) 17:45:59 ID:neI/T6UK
age
94 :
文責・名無しさん:2006/10/07(土) 22:14:42 ID:R/8wcL/I
95 :
文責・名無しさん:2006/10/09(月) 20:45:53 ID:sYQ8yHtY
age Oo。( ̄。 ̄ )y- 〜
96 :
文責・名無しさん:2006/10/10(火) 10:17:40 ID:5ZzGG6sd
☆★☆★2006年10月9日付
安倍首相のアキレス腱は歴史認識だと見てとった野党は、しきりにここを衝いているが、これは
両刃の剣である。安倍政権をゆさぶることができる代わりに、自党のイメージを損なう一面もある
▼戦後六十年も経てまだ歴史認識にこだわっているのは、世界広しといえども日本ぐらいなものだ
ろう。確かに歴史の検証は必要だが、それは歴史家にまかせておけばいい。政治家に、まして戦後
生まれの首相に「あの当時のことをどう思うか」と問われても明快に答えられないのは当然
▼そこを狙っての追及だろうが、大事なのは現在と未来であり、過去を有職故実のようにほじくっ
て「反省してないではないか」と責め立てることにどんな意味があるのだろうか。だから野党の
戦術は、まるで浅野内匠頭をいびる吉良上野介のように見えて、姑息な印象を与える
▼そもそも歴史認識を持ち出すのは、中国、韓国との関係修復にはまず日本が謝ってみせるべき、
というお定まりの思考回路があるからだが、そんな茶坊主的外交はまったく有害無益であることが
証明され、小泉政権時代にその転換が図られた。自国の汚点を引っ張り出して外交を不利に導く
意味などまったくないのである
▼歴史認識に弱いはずの安倍さんが、就任と同時に中韓と首脳会談をまとめたのは、そんなものを
相手は屁にも思っていないという証左である。現実を直視すればそうなる。両国とも日本を必要と
しており、だからこそ早くよりを戻したいのであって、歴史認識を持ち出したら、小泉さんならず
も「それならやめましょう」ということになりかねない。だから相手は迷惑がっているのに、野党
やメディアの勝手応援はやまない。歴史認識の前に現実認識が甘いのだ。
東海新報社
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
神
>>92 結果的に予想は外れたね
北がよりキチガイだっただけだが
99 :
文責・名無しさん:2006/10/11(水) 11:20:45 ID:yAPeLI1Y
☆★☆★2006年10月11日付
北朝鮮は九日午前、国際世論を逆撫でするかのように予告どおり、核実験を実施したと発表した。
国連安全保障理事会による自制を求める議長声明が採択されたわずか二日後のことだが、効果が
疑問視されていた拘束力のなさが、改めて浮き彫りになった。しかしこれで、国連や日米はより
強固な対応、すなわち制裁措置を講ずることは必至の情勢となった
▼こうした流れになることは北朝鮮とて分かりそうなものだが、友好国である中国やロシアを含
む全世界を相手にしてでも、核兵器保有と核実験を強行する狙いはどこにあるのか。国際的地位
と発言力のアップとみられているが、あらゆる面で制裁を受けるだけで、なんの得策にもならな
いと思うのだが…
▼九日は、?将軍様?が朝鮮労働党総書記に就任した日と何かの記念日に挟まれた日という。そう
した日に事を起こすとはよくあるテだが、次期国連事務総長に韓国外交通商相の就任が内定する
日でもあり、EU(欧州連合)幹部が「核実験はジェラシー(焼きもち)」との見解を示したと
か。安倍新首相が中韓を訪問した日とあって、日中、日韓関係修復への牽制球とも
▼今回の実験に関しては、地震波の分析などから「威力は広島型の数分の一」とか「当初目標と
した爆発力が得られず失敗だった」という見方があるほか、「果たして本当の核爆発だったのか」
と、訝(いぶか)る米専門家の分析を伝える外電さえある
▼一方で、「核爆発の精度を上げるため、近日中に追加の実験の可能性があることは否定できな
い」との報道もある。何が真実なのか分からないのがいちばん怖い。そこが北朝鮮の狙いなのか
もしれない。
東海新報社
ttp://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
☆★☆★2006年10月12日付
北朝鮮の核実験を知ったのは、翌朝のテレビニュースでだった。宴席に出て、それから二次会、
三次会と歩き回り、情報の空白地帯を彷徨していたからである
▼「えっ」と思い、さきに小欄で「実験はすまい」と書いたことを恥じた。当て推量でものを
言うことの愚かしさを痛感したのだが、国際世論を敵に回してまでそんな愚はおかすまいと考え
ての勇み足だった。核爆弾の製造にはそこそこの化学知識があればいいとされている。
ならば国家の威信にかけてつくりだすことなど造作ないはずだが、実用化となれば前段階がある
▼つまり実験だが、それを実際にやってみせれば、どの程度の開発力を持っているのかおのずと
手の内をさらすことになる。「おらほの核ぁおっきいぞ。たまげんなよ」と言っていれば相手も
ビビるが、やってみせて「なんだれ。あんなもんがや」と見くびられては逆効果だ
▼だが、与信のためには預金通帳を見せる必要もある。「なめんなよ。ほれ、ちゃんと持って
るぞ」と通帳を開いてみせた。そこにある残高がどれほどのものかはともかく、
「あれぁ、通常火薬をいっぺあ使って原爆に見せただげだべ」という見方も出ると、メンツ上、
次の実験もして見せなければならなくなる
▼アメリカといえども核保有国には手を出せないという“定理”があり、だから金正日体制の
安全保障上「かくすれば、かくなることとは知りながら、やはり持つべき核兵器」ということ
になったのだろうか。国連安保理の制裁決議に中国すら同調せざるを得ない状況になっても
「筋を通す」には、それなりのしたたかな戦略があってのことだろう。
自分のことは棚に上げて「持つな、持つな」と言っている核保有国の矛盾も際だつ秋である。
東海新報社
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
すごい。以前の誤報や手の平返しが当たり前のマスコミにあって、
推量ミスとした上で反省を述べているいるのは大手も見習うべき
>>100 朝日にこのような謙虚さがあったら今のような惨状も無かったろうにw
103 :
文責・名無しさん:2006/10/16(月) 09:43:56 ID:wCoPH7HS
☆★☆★2006年10月15日付
国連の安保理は北朝鮮の制裁を決議したが、制裁という割には実効性が伝わってこない。
いわば「出来レース」だからだが、しかし日本が追加制裁措置として輸入や船舶の入港禁止を
決めたことなど、外貨獲得のパイプが細くなったことは事実
▼国連が軍事制裁を除くという次善の制裁を決めたのは、むろん中国やロシアの意向を配慮し
てのことだ。特に中国は北朝鮮と密接な友好関係にあり、核実験をされて「顔に泥をぬられた」
と怒ってみせても、それは表面的なポーズであって、弟分の不始末に即、破門を言い渡せるほど
の浅い間柄ではない
▼中国は北朝鮮にある天然資源の利権を確保しており、輸出入その他経済協力や万が一の場合の
軍事同盟国としてそう簡単に手を切れる相手ではない。ロシアにしても武器輸出の大事な取引先
である。地下水脈でつながっている同士だから、安保理理事国としての立場を保ちつつ、裏では
抜け道を考えていると見るのが自然だ
▼そうした筋書きがほの見えるから、観客も白けてしまうのである。北朝鮮が強気なのも、糧道
はつながるとの確信があればこそである。日本の追加制裁について「対抗措置をとるぞ」と肩を
いからせて見せるのも、いざという時の“中ロ保険”があるからだが、本音としては困ったことに
なったと考えているはずだ
▼というのも、中国、ロシアとも決して後藤新平ではないからである。
「人のお世話にならぬよう、人のお世話をするよう、そしてむくいをもとめぬよう」
という後藤の「自治三訣」は、理想であるがなかなかそうはいかないのが現実だ。
経済制裁が長引けば中ロとも支えきれなくなる。
世話にはならないが、世話もできないという最悪のシナリオを北は怖れているはず。
東海新報社
ttp://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
東海様はこのスレを見てるのかも知れない
105 :
その1:2006/10/17(火) 17:44:10 ID:EwMPS/Ez
困っても困らぬそぶり ☆★☆★2006年10月17日付
ここは北朝鮮の卓越した指導者、金正日総書記の執務室である。金総書記と側近の銀桂香、
同じく王飛角が会話を交わしている。
銀「偉大なる領袖閣下、安保理がわが国に対して制裁決議しました。ただちにご対応を
お願いいたします」
金「そうか、ついにやりおったか。ま、しかしこれは想定の範囲内だ。放っておけ」
王「しかしアメリカの金融制裁でかなり海外の資金パイプが細くなっておりますし、
かてて加えて日本までが輸入や船舶の入港禁止といった追加制裁措置を決めたので、
国家財政はいよいよ危殆に瀕す結果となりかねません。ここは座視せず打ってでなくてはと…」
金「これきしのことでうろたえるでない。国連なんていったって、アメリカが一人かきまわして
いるだけで、他は烏合の衆なのだから自主的に制裁をする気なんてこれっぽっちもない。
まして臨検などもってのほかだろう。その上、われわれには中国、ロシアがついている。
韓国だって表向きは国連に同調しているが、なに盧武鉉君だって、そう簡単に太陽政策を
放棄できまい。でないと、これまで無用の金を投じてきたことになるからな。
さらに反米でこりかたまっている非同盟諸国がある。抜け道はいっぱいあるのだ」
106 :
その2:2006/10/17(火) 17:44:40 ID:EwMPS/Ez
銀「さすがご明察。いつものことながら閣下のご慧眼にはおそれいるばかりでございます。
ただそうは申されましても、日米がどんな奇策をを打ち出してくるやもしれず、
決して油断はできないと存じますが…」
金「お前は少しくどい。アメリカがごたごたいったって、これまでわが国に一度でも打撃を
与えたことがあるかな?たとえば軽水炉だ。黒鉛減速炉がプルトニウム製造に使われる
からといって、代わりに軽水炉を建設してくれるという話だった。それまでの間重油を
提供してくれるわ、支援物資を送ってくれるわで一息も二息もついた。しかしあまり
ごたごたいうもんだから、IAEA(国際原子力機関)の監視員は追い出したし、
監視カメラも覆ってやった。あわてたアメリカが六カ国協議を持ち出しても、わしが
そんな手に乗るわけがない。裏でちゃんと核開発は進め、実験もして見せたから今ごろに
なってあわてている。アメリカは海外の金融窓口を封鎖したり、資産を凍結したが、
あんなものは屁でもない。わが国の安全保障は予定通り着々と進んでいる。
これが真の外交というもんじゃ」
銀「おみそれいたしました。その通りでございました」
王「燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや――私共の不明を恥じるばかりでございます。それに
しても許せぬのは小日本のことでございますね。拉致問題では煮え湯を飲まされましたが、
だからこそミサイルは撃ってやる、核実験はしてやるわの報復措置ですっかり震え上がって
おります。にも懲りずにまたしても経済制裁とは…」
107 :
その3:2006/10/17(火) 17:44:57 ID:EwMPS/Ez
金「困った国なもんだ。まあ人的交流に支障は出るだろうが、禁輸なんてできっこないのだ。
マツタケ、アサリ、カニなど輸入できなくなって困るのは日本だから、中国を経由した
迂回輸出をしてくれと業者が泣きついてくるのは目に見えている。自分の首を絞めるという
のはこのことだな」
銀「しかし閣下のご趣味であらせられる高級嗜好品の輸入が止められるのは辛いところです。
いえ、私共は我慢できますが」
金「大したことではない。これらだって中国から迂回輸入できるからな。わが国が困ることは
一つもない。いずれ国連も軍事制裁までは決議できなかったようだから、次々に核実験を
続けて恫喝してやることだ。核があることが証明された以上、アメリカも下手なことは
できない。まさに目的通りの戦略が奏功したわけだ。つまりわしの方が役者が一枚上だった」
金、王「御意、御意」 (英)
東海新報 気仙坂
ttp://www.tohkaishimpo.com/scripts/column2.cgi
☆★☆★2006年10月21日付
韓国ではいま漢字がブームだとテレビが伝えていた。中国との貿易取引が増えて、
漢字を使えることが就職活動に有利なためだとか。
留学先も日本より中国の方が多くなり、そんなこんなが「漢字返り」となったようだ
▼韓国の町を歩くと看板などもハングル文字だけで、漢字がほとんど見られない。
隣の国なのにアラビア圏へ行ったようなものである。
独自に創設した文字だとはいえ、もう少しは漢字を残してほしかったと思う
▼もっともそれはその国の勝手であり、内政干渉というものだが、「大韓民国」と漢字で書けない、
いや自分の名前すら同様の若者の姿をテレビで見て、これでは自国の古典すら読めず、
その得失はどうなのかと考えてしまった。韓国出身で現在は日本在住の呉善花さんが書いていたが、
一番困るのは同音異義語の判別だという
▼日本でも漢字を廃してローマ字や仮名に変えようという提唱があったが、そうしなくてよかった。
「きしゃ」と書いて、それが汽車なのか記者なのか帰社なのか前後の文脈で判断するというのは
不便である。文字のない国が中国から文字を借り、それだけでは国民に普及しないと考えて、
平仮名と片仮名をあみ出したという先人の知恵には驚嘆する
▼ハングル化がここまで徹底すると、新聞などが漢字ハングル交じり文になることは期待薄で、
実際それが近くて遠い国にしてしまったが、このブームで漢字が復活すると多少は距離が近くなる
かも。こちらの勝手を言わせてもらえるなら、「ペ・ヨンジュ」だの「イ・ビョンホ」だのと言わ
れても覚えにくいから、金大中、金正日と漢字で併記してほしいものである。
東海新報社
ttp://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
ハングルの優秀性はどうしたんだ
110 :
文責・名無しさん:2006/10/27(金) 17:08:37 ID:6pnOsSja
あげておく。
☆★☆★2006年10月27日付
▼必修科目というからにはそれを履修させる義務がある。しかし受験に必要のない科目は
はずして主要教科に専念させたいという“親心”があだとなって、これから「追っかけ必修」を
迫られる生徒は大変だ
▼必修科目の未履修問題で、それが判明した高校は公私立含め十一県、六十五校にのぼる(26日付読売新聞)が、
もっとも多いのが本県で、県立高校三十校に及んでいる。
大半は大学進学者が多い普通高校だった(岩手日報)というのは、受験戦争に勝ち残らせるための配慮だったのだろう
▼だが、見つかれば停退学だが見つからなければ何をしてもいいのか、というのと同様に
必修科目を履修させず、履修させたことにするというのは、公教育の基本理念に反することである。
バランスのとれた人間にするための必修であって、でなければ選択科目としていいはずなのである
▼無視された教科はほとんど「地理歴史」で、世界史は必修、ほかに日本史か地理のうち一科目を
履修しなければならないことが学習指導要領にうたわれているが、その世界史すらはずしていた
学校もあったという。「だから日本人は歴史認識が甘いのだ」と茶化すつもりはないが、
受験という視点からだけでなく、公正、公平という立場からどんな学校も同じ土俵に上がるべきなのである
▼結果として未履修校の生徒はこれから補習授業などを受けて単位をとらなければならず、
気の毒だと思うが、これによって歴史に対する興味がわくかもしれず、プラス思考で甘受してほしいものだ。
実を言うと小欄は世界史、日本史とも履修はしたが、あまり頭に入っていない。
授業が面白くなかったからだといいわけにはすまい。で、アンバランスな人間となってしまった。
世界史とか去年やったばっかなんだが全然頭に残ってないよ。ポエニ戦争?何ソレ
☆★☆★2006年11月03日付
北朝鮮が六か国協議再開に同意した真の狙いは何だったのだろうか。少なくとも対話を蹴って
一切話し合いに応じず、核実験までした「拒否」の一貫性が崩れたことは、金総書記にとって
不本意なことであったはず
▼しかし「背に腹は代えられず」という翻意の大本は、やはり金融制裁その他のボディブローが
効いてきたと見るのが妥当だろう。朝鮮中央放送は例のおばさんが相も変わらぬ怒声を張り上げて
「金融制裁をやめるなら出てやる」と恩着せがましく叫んでいたが、国民に聞かせたくない弱音を
吐露せざるを得ない苦衷がにじみ出ていた
▼ある新聞は、中国が経済制裁に呼応し、援助のパイプを締めたことが奏功したと書いていたが、
「暴発(制裁によって)するおそれがある。圧力のみではなく、対話も不可欠」という理想論が
いかに空虚なものであるか、実例が見事に示している。協議復帰は何もひとり中国の手柄ではなく、
日米が中心となった世界世論が初めにあってこそのことであって、でなければ中国も動かなかった
▼話し合いで北が核を放棄するはずがなく、言を左右にして矢をかわし、実をとる戦術に出るだ
ろう。だが、いただくものはいただいておきながら、陰でコッソリと核開発を進めていたその
二枚舌にまた乗せられるほど五か国も甘くはない。大体に核そのものを開発しても、
それを飛ばす技術と資金がいまの北にはない。かりに飛ばせたとしてもそれは金王朝そのものに
降りかかってくるのだ
▼国より国民より唯一わが身が可愛くてならない金総書記が、そんな冒険をするわけがないのは
明らかで、まして現在は「腹が減っては戦ができない」状況だから、経済制裁という兵糧攻めが
何より有効なのである。
東海新報社
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
☆★☆★2006年11月03日付
北朝鮮が六か国協議再開に同意した真の狙いは何だったのだろうか。少なくとも対話を蹴って
一切話し合いに応じず、核実験までした「拒否」の一貫性が崩れたことは、金総書記にとって
不本意なことであったはず
▼しかし「背に腹は代えられず」という翻意の大本は、やはり金融制裁その他のボディブローが
効いてきたと見るのが妥当だろう。朝鮮中央放送は例のおばさんが相も変わらぬ怒声を張り上げて
「金融制裁をやめるなら出てやる」と恩着せがましく叫んでいたが、国民に聞かせたくない弱音を
吐露せざるを得ない苦衷がにじみ出ていた
▼ある新聞は、中国が経済制裁に呼応し、援助のパイプを締めたことが奏功したと書いていたが、
「暴発(制裁によって)するおそれがある。圧力のみではなく、対話も不可欠」という理想論が
いかに空虚なものであるか、実例が見事に示している。協議復帰は何もひとり中国の手柄ではなく、
日米が中心となった世界世論が初めにあってこそのことであって、でなければ中国も動かなかった
▼話し合いで北が核を放棄するはずがなく、言を左右にして矢をかわし、実をとる戦術に出るだ
ろう。だが、いただくものはいただいておきながら、陰でコッソリと核開発を進めていたその
二枚舌にまた乗せられるほど五か国も甘くはない。大体に核そのものを開発しても、
それを飛ばす技術と資金がいまの北にはない。かりに飛ばせたとしてもそれは金王朝そのものに
降りかかってくるのだ
▼国より国民より唯一わが身が可愛くてならない金総書記が、そんな冒険をするわけがないのは
明らかで、まして現在は「腹が減っては戦ができない」状況だから、経済制裁という兵糧攻めが
何より有効なのである。
東海新報社
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
115 :
文責・名無しさん:2006/11/06(月) 10:45:06 ID:+iub/b64
☆★☆★2006年11月05日付
タブーを日本語になおすと「禁忌、忌み言葉」などとなるが、英語の方がわかりやすい。
戦前ならタブーという英語そのものの使用がタブーだったから、タブーと言われるものは
戦後生まれの方が多いのかもしれない
▼その一つが「核」で、世界唯一の被爆国ゆえ国民にアレルギーが強いのは当然だが、
しかし国防というものを考える時、この大量殺戮兵器の持つ抑止力というものを直視する
ことはまた別問題であり、良かれ悪しかれその論議まで封殺することはおかしい
▼自民党の中川昭一政調会長が、北朝鮮の核実験に関連して「核保有の議論はあっていい」と
発言したことから、「けしからん」と与党内部からまで非難が上がっている。マスメディアも
大きく取り上げ、「論議まで封印するのはおかしい」と援護した麻生外務大臣もヤリ玉に上げ
ている。中川氏はその後発言を修正したが、「撃たれないようにする議論をなぜしないのか」
と核攻撃に対する防衛論の必要性を強調した
▼国防というのは、国という抽象概念を守るのではなく、そこに住む人間の生命財産を全うする
ための備えであって、隣人が核という凶器をもつに至った事態にどう対処すべきかを考える際、
抑止方法の一つとしてこの問題も選択肢の中に加えられよう。
しかし「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿主義を決め込んで論議までタブー視するという
のは、危険な隣人の思うツボである
▼核廃絶を先頭に立って訴える国が核を保有することは矛盾であり、実際上不可能だが、
しかしその手の内までさらすことはない。大いに論議だけはして、「相手の出方次第では即座に
保有する能力があるぞ」という無言の圧力を“保有”することまで放棄する必要はあるまい。
東海新報社
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
小沢の地元住民だけど、東海いいなあ。
マジ、日報やめて読みたいよ。
今日の夕刊じゃあ、半島の分断まで日本に責任がある。
とかいってる、じさまの投稿が載ってるし・・・
東海GJ
日本人の道義感覚や庶民感情を論理的に代弁してくれてるような気がする。
地元が河北がなのが泣けてきた。
118 :
文責・名無しさん:2006/11/08(水) 18:59:12 ID:vCjzvJU2
>>115 これいいな
「見ざる、聞かざる、言わざる」
思考停止3原則とでも言うべきか。
119 :
文責・名無しさん:2006/11/09(木) 18:47:11 ID:RFiePnYF
☆★☆★2006年11月09日付
毎日新聞の二面に「発信箱」という欄がある。記者が交代で書いているコラムで、現場の
生の声をうかがえて興味深い。この欄で“盟友”朝日新聞に苦言を呈した記者がいたと知って
バックナンバーを開いてみた
▼論説室の与良正男さんがそのご本人。論説室というからには論説委員か編集委員なのだろう。
当のコラムは「本当は悔しい?朝日新聞」というタイトルで、安倍首相が歴史認識を軌道修正
したことを「首相の変節を評価する」と一旦は書いた本人が、同じく変節を歓迎しながら次は
「君子豹変ですか」と嫌みを続ける朝日の態度に疑問を感じて釘を刺した内容
▼首相の豹変を前段で歓迎しながらも、後段で「『これじや朝日新聞の主張と変わらないよ』。
旧来の安倍さんに期待した人たちからは不満も聞こえてきそうです」と述べた朝日社説を読ん
で、与良さんは「ここに朝日のおごりを感じないわけにはいかない」と鋭く突っ込んだ。
日本の新聞は同業他社を批判しないのが長く不文律となっていたが、いまでは朝日対産経の
ように激しくやり合うようになってきた
▼朝日と毎日は同じような論調を持ち、だから対立するようなこともなかった。まして記者
同士においてもそうだろう。だが、いくら親友でも非があれば諫めるのが真の友情というもの。
だからこそ与良さんは書く「いくらNHKの番組改変問題をはじめ首相と対立してきたとは
いえ、私には『どうだ、朝日の歴史認識の正しさが分かったろう。ざまを見ろ』と言ってい
るようにしか聞こえない」と
▼朝日の首相いびりは度を越していて、仲間の目からもアンフェアに見えたのだろう。
「メディアは謙虚で素直でありたい」と結ぶこのコラムを読んで、これぞ記者の良識と感心した。
東海新報社
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
120 :
文責・名無しさん:2006/11/11(土) 08:12:44 ID:8P7xb/gn
☆★☆★2006年11月10日付
米国の中間選挙は民主党が下院を制しブッシュ共和党政権を苦境に追い込んだ。
イラク戦争が泥沼に陥ったことで国民の厭戦気分が増した結果であろう。
それはさておき、次期大統領選を含めた民主党主導の流れは対日政策をも変化させずにおくまい
▼というのも、民主党はリベラルというか宥和的に見えるが、アジアにとってはこれが曲者なの
である。国益第一とする点では共和党と同じだが、力で解決しようとする共和党とは異なり、
対話で穏便にまとめんとする傾向があり、結果として「長いものには巻かれろ」式になりがちだ。
日米のパートナーシップなど脇へ追いやられ、対アジア政策では中国重視の方向転換が図られる
はず
▼そうなると、日本の対外政策はかならず障害にぶつかるようになるだろう。
「拉致問題?直接北朝鮮と交渉しなさい」、「北方領土?尖閣諸島?竹島?なんのこと」
そんなものは米国の国益になんら影響を及ぼすものではない、という新たなモンロー主義
(相互不干渉政策)が登場する可能性なしとしない。
日米の蜜月時代が終わり、それが日本の孤立化のスタートにならねばいいが…
▼と、最悪のシナリオを想定すれば、それなりの対応を覚悟しておく必要があろう。米国の後を
追ってようやくわが国にも二大政党時代が訪れたが、それは政権交代可能性があってのことであ
り、民主党にはなんとしても政権を奪取しようという気概が感じられない。対立軸を明確にする
ことはいいが、国民は冒険よりも安定を望んでいる
▼そのためには、まかせても安心ですよという担保、つまり政策に安心感がなければならない。
だが現実にはあまりに野党なれしてしまっていないか?肝心なのはそこのところである。
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
121 :
文責・名無しさん:2006/11/12(日) 00:20:18 ID:PkMoGKYh
岩手日報止めて東海新報取りたいんだが、家が商売やっていて訃報関係の
情報収集だけは必須だからな〜、家も内陸だし・・・・・・
昨年あまりにもひどい(拉致被害者家族に対する侮辱)記事に対して電突
した際完全に分かったことだけど、日報なんて田舎の反日キチガイジジイ
の集合体でしかないしな〜。
(-_-)
>>121 禿同。
漏れも凸したことがあるが、あそこは酷い。
もう20年以上もとってる。ケセン人の特権だな!
世迷事はGJなんだが、ほかのニュースが市役所べったりの回覧板レベル。
批判記事なんてみたことない。
毎年何度もばかでかい市役所の全面広告載るし。
ただの提灯新聞に過ぎない。
訂正もしょっちゅうだし、正直記事のレベルは日報とは雲泥の差。
社長さんの説に恥ずかしくない程度の取材力をつけてほしい。
愛読者ゆえに、あえて苦言を呈します。
124 :
文責・名無しさん:2006/11/17(金) 18:56:01 ID:h8Ba96tI
気仙坂
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column2.cgi 続・娘たちの米国研修
☆★☆★2006年11月17日付
「聞いて聞いて、韓国語覚えてきたよ!」
米国研修で英語を勉強してきたはずの娘が、韓国語を覚えて帰ってきた。流暢
に話す。もっともワンセンテンスだが……。
派遣先はカリフォルニア州のパソロブレス。インターネットでみると、ロサン
ゼルスとサンフランシスコの中間、太平洋から二十マイルほど内陸にあり、ワイ
ンの産地として有名らしい。
「我ながらよくぞあんなところまで行ったと思うほど中途半端な田舎町」
「周りは自然に囲まれ、少し寂しいかも知れませんが、アメリカの中でも特に
『環境の良い所』」
評価はそれぞれ。
パソロブレス自体の人口は約五千人。しかし、娘たちが通ったパソロブレス高
校の生徒は千数百人を数える。同校以外、近くに高校がないため、周辺地域から
生徒が通ってくるのだ。
留学生も世界各国・地域から来ていた。韓国、台湾、タイ、イタリア、スペイ
ン……そして日本からも。娘が覚えた韓国語も留学生から教えられたものだった。
自慢げに話す韓国語。地元の高校生や留学生たちと一緒に笑顔弾ける写真。国
籍、人種など全く関係なく、世界の若者たちと楽しく交流してきたことが分かる。
略)
東海新報社のコラムニストの娘さんが鮮人に目をつけられたようです。ヤバッ!!
逃げてー!
126 :
sage:2006/11/24(金) 23:32:44 ID:MmqU2pQ2
読者のひろばで、随分と投稿が削除されているみたいだが、
どういう理由だろう。
☆★☆★2006年11月30日付
防衛庁がようやく省に昇格となりそうだ。自民、公明の与党案に民主党が賛成し、昇格関連法案が今国会中に成立の
見通しとなったからだが、それもこれも国防にかかわる大事な機関を「庁」で済ませてきたわが国の能天気さを世論もや
っと認めたということであろう
▼英語の「デフェンス」を日本語になおすと、防衛、防御、守備、国防などとなる。同じ言葉を使っていても米国のそれは
「国防総省」、英国のそれは「国防省」と邦訳される。しかしわが国では「防衛」で通してきた。みずからそう名乗ってきた
からだが、ではなぜ外国の同じ官庁を「防衛」と訳さないのか?
▼それはつまるところ「国を守る」という考え方に彼我の質量の差を見るからでなかろうか。「これは軍隊ではありません
よ。警察予備隊です、保安隊です、自衛隊です」とまやかしを続けてきた国と、自らは自らの手で守るという気概を持つ国
とを比較すれば、同じ呼称をたてまつるわけにはいかない。だからこそ相手によって訳語も変えるようになったと解釈した
い
▼そんな言葉遊びはどうでもいいことだが、問題は省に昇格したら庁とはどう違うことになるのかという点である。法案に
よれば従来は付随的任務とされてきた国際緊急救助活動、国連平和維持活動(PKO)、周辺事態法に基づく後方支援―
などを本来任務に格上げするのだという。それはそれで結構だが、この省のトップにはきちんと国防を考え、専門的知識
と認識と見識を持つ人物を据えるようにすることが何より大事だろう
▼「私は靖国に参拝しません」などと中国に媚びを売るような長官には、この大任をまかせるわけにはいかないのである。
現にそう発言した現長官は降格させよ。
128 :
文責・名無しさん:2006/12/04(月) 17:34:52 ID:0VmP1Ln1
あげ。
129 :
文責・名無しさん:2006/12/18(月) 16:59:12 ID:IaR+s/SY
age
きょうの時鐘 2007年1月10日
韓国の盧武鉉大統領の不人気ぶりをさらけ出すような話が、また伝わってきた。
日本海を「平和の海」と改名するように昨秋の日韓首脳会談で提案し、安倍首相にはねつけられた
韓国が「東海」と主張する呼称問題は、歴史研究者の間ではほぼ決着しており、十九世紀には
「日本海」の表記が国際的に定着したとされている。勝ち目のない争いだから「平和の海」など
という奇妙な名を持ちだしたのか
北陸の海岸線に大量のごみを漂着させ、島の領有をごり押しし、領海内での密漁を続けながら
「平和の海」とは厚かましいにもほどがある。そうではなく、火だねが絶えず、それをきちんと
片付ける力がないからこそ、「平和」という美辞でうわべを飾りたいのだろう
他人の振りを見て、我が身をただすべきである。たとえば「平和憲法」という言葉が叫ばれ続けて
久しい。だが、たとえ独裁者や好戦家であっても、振りかざすのは「平和憲法」、
「平和のための戦い」なのである
手あかにまみれたように平和の言葉を乱用するのは、人類の崇高な理念に対し、
はなはだ礼を失することになる。隣の国に、良き「反面教師」がいた。
北國新聞社
http://www.hokkoku.co.jp/jisyoh/hjisyoh.htm
131 :
文責・名無しさん:2007/01/14(日) 01:22:05 ID:k2lOiCG0
age
132 :
文責・名無しさん:2007/01/19(金) 00:51:44 ID:X/nc++FHO
防災無線で非難日常茶飯事age
☆★☆★2007年01月16日付
「男を上げる」というのは大変なことだ。一生に一回あるかないか、いや小欄などにそんな機会
は永遠に訪れないだろう。イチかバチか、起死回生を願って男を上げに出かけたはいいが、
そうは問屋が卸さなかった。帰国した山崎拓元副総裁を待ち受けていたのは「それ見たことか」
という醒めた目だった
▼同氏が中国を経由して北朝鮮に出かけるという話を聞いた時は、多くが「えっ?」と耳を疑った
だろう。政府が経済制裁をはじめ圧力、圧力で臨んでいるこの時期、それに逆行するように「対話」
してくるというのだから。しかも元副総裁とはいってもいまや無任所の一議員がである
▼案の定、安倍総理、中川幹事長などが不快感を示したが、男・ヤマタクには相当の自信があった
のだろう。みずから北朝鮮とのパイプ役を自認しているほどだから、まるっきり成算がなかったと
は思えない。だが、六カ国協議でも歩み寄るどころか、盟友の中露にすら耳を貸さない相手が、
個人の説得に応じるわけなどないのは火を見るよりも明らかだった
▼こうして手ぶらで帰ってきた同氏だが、その「成果」について問われると「対話を行ったこと
自体が成果だ」といってのけるあたり、どこまでも図太い神経の持ち主だ。ま、物見遊山にでかけ
たのだと思えばなにもメクジラを立てる必要もないが、結果としては「男を下げた」だけでなく、
政治生命に傷をつけたことはまぎれもない
▼北朝鮮が核というおもちゃを手に入れた以上、これを外交カードに使ってくるのはまちがいない。
核を絶対に手放すことはないし、どんな圧力もがまんするだろう。だからといって圧力ではなく
対話で解決できるという論理は無邪気すぎて、ほほえみたくなる。
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
☆★☆★2007年01月17日付
不二家といえば、同社のイメージマスコット「ペコちゃん」を連想するのは、中高年層だけ
だろうか。舌をぺロッと出した愛くるしい女の子を描いたイラストで、
「ミルキー」というキャラメルの外箱を飾り、商品そのものよりも彼女の印象の方が強い
▼こうした大衆品から出発した不二家はいまや年商八百五十億円を誇る大手メーカーに成長、
洋菓子やレストランのチェーン展開をしている。順風満帆の航海にも、しかしどんな障害が
待ち受けているかはわからない。消費期限が切れた牛乳を使ってシュークリームを製造して
いたことが判明して以後、品質管理にさまざまな問題があったことが明るみに出て、
ついに社長は辞任に追い込まれた
▼例によって「現場のミス」という糊塗策で乗り切ろうとしたが、実は上部の指令や社内に
暗黙の了解があったことで「社内ぐるみ」と指摘されるに及んでは、申し開きができるわけが
ない。かくして同社は雪印事件の二の舞を演じることになってしまった。集団食中毒と牛肉偽装
という二重の事件を起こして解散に追い込まれた雪印食品の前轍(ぜんてつ)を踏んだのである
▼賞味期限はともかくとして、消費期限が切れた食品を使うことはわれわれ日常よくあることで、
それはあくまで自己責任の問題だからである。外見に異常がなく、腐臭でもしない限り一向に
平気なのは、雑菌の中で育った世代の免疫性と経験則によるものだが、なによりもったいなさが
先に立つのはいかんともしがたいものがある
▼だが、食品は安全が第一である。商売となればなおさらで、これは品質管理うんぬんの前に
モラルの問題なのだ。だから「済みません」とペロッと舌を出すだけでは許されなくなったのである。
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☆★☆★2007年01月18日付
読めることは読めるが書くとなると、はて?ととまどうのが漢字だ。ワープロやパソコンの普及
でペンを持つ機会が減り、書いたことのない文字まで漢字変換できるようになるとなおさらだ。
その漢字に“復古”の要望が高まり、画数を減らした「簡略字体」から本来の文字に回帰する動きが
出てきた
▼「漢字、世につれ」というタイトルで簡略字体を元に戻すと社告したのが朝日新聞。
記事を呼んで一瞬へえと思った。なにごとにつけ「進歩的・革新的」な同紙が文字の世界だけの
保守化とはいえよくぞ同調したなと奇異に感じたからである。もっともこれは表外漢字と呼ばれる
非「常用漢字」に限定される
▼国語審議会が辞書や書籍の債行を追認し、表外漢字体は康煕(こうき)字典体を標準とすると
定めたことを尊重したもので、簡略字体の生みの親と自認する同紙としては不承不承ながら時代の
流れにそったようである
▼新聞社は簡略字体を使っているが、出版社は文字にうるさい学者や作家を相手にしているだけに、
康煕字典体を使い続けている。康煕字典といえば、これは漢字のバイブルとも呼べるもので、
全漢字の典拠となっているからいわば“先祖返り”しただけだが、色々試行錯誤の末、元のさやに
収まることになったというのは、漢字の表意性というものかもしれない
▼本来が「示偏」なのに「ネ偏」になったり、「區」が「区」になるなどの簡略化は漢字を書き
やすくしたという意味で功績は大きい。しかし兄弟が仲たがいし、それによる混乱も起きている上、
漢字変換で画数も関係なくなったからこういう回帰現象も起きたわけだが、いよいよ書けなくなる
のは事実。しかし冒とくが「冒涜」では漢字を「冒とく」するのもまた事実。
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☆★☆★2007年01月19日付
本日はCM評論家に変身する。対象作品は民主党のテレビコマーシャル一点に絞ろう。
はっきり言って、これはインパクトがまったく感じられない落第作品で、金の無駄遣いという
よりは狙いが伝わらず投資効果はゼロというよりマイナス。即座に打ち切った方がいい
▼「日本丸」の舵取りを意識したのだろうか。小沢さんが船長として舵をとるが、大波にぶつかって
舵を放してしまい、後ろに倒れ込む。それを鳩山さん、菅さんが助け起こし、三人が力を合わせて
航海を乗り切るという設定(だろう)。三人ともにこやかで、参院選の勝利を確信した笑いともとれる
▼だが、どんな大波に翻弄されても舵を放してはならない。しっかりしがみついてうまく舵を切り、
揺れ動く政治の荒波を乗り切るという場面を暗示させる必要があるだろう。二人が小沢船長を脇から
でも後ろからでも支えるという構図の方がはるかにましだと思うのだ。頼りない船長という見方を
されるようなことがあればこれは逆効果というもので、なんのためのコマーシャルか、となる
▼しかもである。三人ともワイシャツにネクタイ姿である。日本の改革を図る党の姿勢を茶の間に
訴えるというのであれば、ここには「凛(りん)」とした意思を感じさせなければなるまい。
そのためにはキャプテン・クックのような扮装でもさせ、強い波しぶきを受け、全身濡れねずみに
なりながらも、遭難をしないよう必死に操舵し、三人が励まし合う姿こそふさわしいのではないか
▼「はい、CMの撮影です」と声がかかったから、忙しい党務の合間を縫ってそのままの格好で撮影
に臨んだような印象を与えるのは損だ。あえて異論を唱えたが、周囲に聞くと大なり小なり以下同文だ。
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
☆★☆★2007年01月20日付
ニューヨークの原油市場で相場が一バレル当たり五十ドルを切ったというのは朗報だろう。
一時は七十ドル以上となり、そのしわ寄せは輸入国に深刻な打撃となって及んだ。
代替燃料の開発が遅々として進まぬ現状ではエネルギーの多くを原油に依存する他はないだけに、
これはいい“お年玉”だろう
▼原油高の影響を受けない企業はまずあるまい。いや企業だけでなくあらゆる方面がその影響を
受けた。小社の例を挙げては恐縮だが、従来輸入品に頼っていた新聞用紙を昨年末から国産品に
切り替えざるを得なかった。船舶の燃料費高騰を理由に価格の引き上げを通告されたため、
やむなくである
▼輸入品を使っていたのはその方が国内産より安かったからである。しかも森林王国スエーデン産
だから古紙混入率が低く、色白である。四半世紀以上も使ってきたのだが、ついに縁切りとなった。
国内の製紙メーカーも原油高に悩まされ、値上げしたい本音がありありだが、新聞用紙は競争が
激しく、しかも新聞各社は減収が続いているとあって、言い出せないでいる
▼おかげで小社もその恩恵に浴しているが、その他の印刷用紙は軒並み上がっている。印刷資材も
同様で、原油高はなに一つとっていいことはない。それにしても石油依存はいつまで続くのだろう
か。二度の石油危機の時は三十年枯渇説が出たが、掘削技術の向上でそんな悲観論は消え、
二十一世紀の半ばまでは大丈夫、いやもっと、という説が有力だ
▼そうした楽観論が新エネルギーの登場を遅らせているのも事実。石油は生物の死骸が堆積して
できたといわれるが、有限の資源である以上将来ともにこのくびきから逃れるためにも、
資源のないわが国にとって代替燃料の開発は至上命令であろう。
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
138 :
文責・名無しさん:2007/02/09(金) 17:59:42 ID:lWNeUPYHO
age
139 :
文責・名無しさん:2007/02/10(土) 10:30:50 ID:0Z6AB2MdO
大船渡ロリータクラブ会長の遠藤浩市さん
140 :
文責・名無しさん:2007/02/11(日) 09:02:24 ID:CQ/EWZ0S0
☆★☆★2007年02月11日付
日本がここで対応を誤るとどこまでも悔いを残すことになるだろう。再開された六カ国協議における日本の主張は
徹底して国益に添うべきで、米国、中国などの思惑に流されてはならない
▼今回は中国が合意文書草案、つまり叩き台をつくりそれを米国と北朝鮮の双方がまず検討するという形で動き
出した。六カ国協議といっても、まず米朝が合意すればいいのであり、日本の立場など「聞き置く」程度にあしらわ
れている感じがする。当然として拉致問題は副次的課題というより一顧だにされない可能性がある
▼米朝合意がどのような形に収まろうと日本は拉致問題の解決抜きに妥協はせず、よって経済制裁の解除は
もちろん、見返りとしてのエネルギー・経済支援なども断るという安倍内閣の方針はとことん守られるべきだろう。
協議再開は北朝鮮がまさに見返りを期待してのことだから、呑むとしたらその条件は一つしかない
▼それはどんな大義名分があろうと拉致問題が解決しない限り支援には一切応じられないという態度を貫くことだ。
それでは北が硬化すると米国も中国も日本政府を説得しようとするだろうが、もはや国民の意思は一つ。そんなに
支援したいのならご自由にどうぞとはねつければいいのである。どうせまた煮え湯をのまされるのがオチなのだから、
そんな筋の見えた芝居など見る必要はないと
▼一番困っているのが北朝鮮なのであって、核の一時凍結という一芝居を打って見返りを期待しても、金を出す
国がなければ空手形に終わる。頼みの綱の日本はお人好しだから脅せば協力するだろうとたかをくくっている
だろうが、そうは問屋がおろさない。こちらの要求に応じない相手などにはびた一文出さないことである。
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
141 :
文責・名無しさん:2007/02/14(水) 11:16:06 ID:MKPh+/QN0
☆★☆★2007年02月14日付
安倍内閣の支持率がじわじわと下がり、世論調査によっては不支持率が上回った。
その原因は、さっぱり顔が見えないというところにある。
が、「忍ぶれど色に出にけりわが恋は」で、いずれ色が出てくるだろう
▼同じ支持率でもそれが14・6%にまで下がると深刻だ。反対に不支持率が75%。
いくら世論など気にするなといってもそれは程度問題。お隣韓国の盧武鉉(のむひょん)大統領
に対する国民の評価がこれで、まさにレームダック(死に体)という状態
▼賭博ゲーム機を政府が公認したことによって社会問題が続発したことや、
北朝鮮に対する宥和政策などが不信感を助長したとみられているが、
何より致命的なのは与党の開かれたウリ党から国会議員二十三人が集団離党したことである。
これによって野党のハンナラ党(百二十七議席)が第一党となって与党は第二党に転落した
▼この事態を日本に当てはめてみれば、これがどんなに危機的状況なのか明白だろう。
安倍内閣の支持率が二割を割り、愛想をつかした自民党国会議員が集団離党、
同党は第二党に転落して民主党が第一党となった。これは次期参院選が関ケ原の戦いになる
などといった悠長な想定を超えて、春秋戦国時代に突入という大波乱の導入部となる
▼日本でも政界再編成をめぐって新党の結成、解散、また結成という離合集散が相次ぎ、
自民党が一時野に下るという劇的な変化もあったが、結局は二大政党時代の幕開けといった
現在の形に落ち着いた。韓国も同様の展開をたどるのだろうか。大統領に離反した議員は
「一言目には野党のせい、二言目にはマスコミのせい、三言目には与党のせいと、
他人に責任を転嫁してばかりいる」そのツケが回ったという。
東海新報社
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
142 :
文責・名無しさん:2007/02/15(木) 23:50:30 ID:Dq7mHoCj0
☆★☆★2007年02月15日付
いつもながら北朝鮮の外交・交渉術には感心させられる。再開された六カ国協議はのっけから
法外な要求が飛び出したので、これは決裂間違いなしと誰しもが思った。だが、最後はきちんと
帳尻を合わせて「アンニョヒカセヨ(グッドバイ)」だ
▼協議の目標は北の核放棄というその一点にあるが、せっかく手にしたおもちゃを手放すわけが
ないのは自明も自明。しかし「段階的に進めますよ。まず一部の核関連施設を停止、封印します
から例のものをよろしくね」と猫なで声をあげられると、「今度こそは本気かもしれない」と
半信半疑ながらも信じたくなるのが、性善なる国々
▼こうして北朝鮮が六十日内に「初期段階の処置」とやらを取ると、五カ国は重油五万トン相当の
エネルギーを支援する。そして核放棄努力の進行状況に応じて最大で重油百万トンを支援すると
いうのだから、このおもちゃは作った甲斐があろうというむの。放棄したという確証なしに
「放棄していく」という態度をみせるだけで「まんまとせしめる」技術は世界特許申請ものだ
▼日本政府が拉致問題解決まで支援はしないと覚悟を決めたのは当然で、これに対して
「非核化の恩恵を受けて支援しないのはおかしい」と韓国代表が名指しで非難したというが、
喉元に匕首(あいくち)を突きつけられて「カムサハムニダ(サンキュー)」でもあるまい。
日本国内にも「これでは孤立する」という意見もあるが、独自の立場を貫くことに何の迷いが
必要だろうか
▼他国の国民を拉致し、核爆弾をこしらえ、それをタネに恫喝を繰り返す相手になんで“見返り”を
与えなければならないのか。こんな理不尽に理解を示す方がおかしいのだが、
そんな能天気がごろごろいる。
東海新報社
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
143 :
文責・名無しさん:2007/02/16(金) 10:16:02 ID:cZsmk0QW0
☆★☆★2007年02月16日付
小泉前首相の訪朝と平壌宣言によって北朝鮮が拉致を正式に認め謝罪したことは、莫大な資金
援助を日本政府から引き出す方便であることが明らかだったが、そのもくろみが見事はずれ日朝
関係がまた振り出しに戻ったことに異議を唱える日本国民はもはやいまい
▼この小泉訪朝が北朝鮮のお膳立てに乗ったものであり、その奸計にやすやすとはめられた外務省
の責任について元NHKワシントン支局長で外交ジャーナリストの手嶋龍一氏が文藝春秋三月号に
寄せた論文「小泉訪朝 破綻した欺瞞の外交」を読んで、なんともやりきれない思いにかられた
▼ミスターXという謎の人物と外務省の田中均アジア大洋州局長を軸に隠密裡に進められたこの
交渉は、小泉首相らごく一部のトップシークレットとして外務省の枢要な人物にすら知らされず、
つまり外交の基本原則にすら則らない「闇交渉」だったことが同論文で明らかにされている。
パフォーマンスを好む時の首相と、功を焦った外務官僚のそんな恣意的外交が行き着く先は?
▼国益をはかりしれないほど毀損する結果になる前に事態は振り子のバネが正常に戻り、危うい
ところで軌道修正されたが、拉致を認め謝罪までしておきながら得るものはなにもないと分かっ
た途端、一転して拉致問題など解決済みという態度をとりつづけている国の実相をわきまえずに
まともな交渉などあり得ないのである
▼ラスプーチンと呼ばれた男こと、起訴休職外務事務官・佐藤優氏が、前記論文にふれながら、
こうした陥穽(かんせい)に陥りやすい日本の未熟性について言及しているが、それだけでなく
相手の術中にはまった田中氏の黒幕について近日明らかにするという。これは小説よりも奇に
なりそうだ。
東海新報社
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
144 :
文責・名無しさん:2007/02/27(火) 19:09:42 ID:mK5CZ+iX0
拉致問題解決の落としどころ
☆★☆★2007年02月27日付
安倍首相が二十五日、拉致被害者の蓮池薫さんら五人と新潟市内で面会し、拉致問題の解決に
全力を挙げて取り組むと約束したことは、単なる国内向けのメッセージと思われないニュアンスを
感じた。これは六カ国協議で合意したエネルギー支援に日本は加わらない、という意思表示をさら
に強固に示す一連の流れの一つと理解したい。
六カ国協議は北朝鮮の核開発凍結を急ぐあまりとにかく妥協するという形でエネルギー支援を
決めたが、北を悪の枢軸と呼び、金融制裁などあれほど強硬な姿勢をとり続けてきた米国の豹変は
日本にとって理解しがたいものがある。引き出すものは引き出しながらその間に時間稼ぎをし、
結局は核を開発したとみられる北の老獪さを日本人は知り尽くし、どんな条件を出そうと核を手放す
(北が)ことはあり得ないとほとんどの国民が見ている。だからこそ、この隣人の核攻撃の標的と
なる可能性が最も高い立場にありながら、そんな恫喝には屈せず制裁を続けていくという政府の
方針に非難はほとんど上がっていない。
それはそうである。ならずもの国家が飛び道具を所持し、その気になればいつでも発砲するぞと
いう構えをとっていることを警戒することも大事だが、その前に少なからぬ同胞が拉致されていま
だ帰還していない、という北の国家的犯罪をこのまま放置するということは国民の生命財産を守る
という主権国家の義務を果たしていないばかりか、国際地位上からも矜恃と独立性を欠いた存在と
して軽蔑されるだろう。これが独立国家を任ずる国だとしたら多分軍隊を動員してでも奪還行動に
出るはずである。北朝鮮は兄貴分の中国からこそ拉致しないが、隣の韓国も他のアジア諸国もその
対象外ではない。つまり強い相手には手を出さない。一般的にこれがならず者の特徴でもある。
国家もまたしかり。
145 :
文責・名無しさん:2007/02/27(火) 19:09:57 ID:mK5CZ+iX0
>144
今回の六カ国協議で日本が支援に距離を置いたことについて与党の自民党内にすら
「孤立するおそれがある」などという意見が出たが、そう言っているのはいつもながらの
宥和主義者で、中韓に対しても常に拝跪(はいき)してそれが友好だと心得ているのだから首相は
耳を貸す必要などない。核開発の凍結を信じる国は進んで支援をすればいい。しかし日本はあくま
で拉致問題解決を第一義とし、そのためには拉致被害者全員を一刻も早く帰せと声高に叫び、
叫ぶだけでなく行動と態度で示すことである。
北のアキレス腱はまさに疲弊した経済であり、そのため六カ国協議再開の条件としてまっ先に
挙げてきたのが米国による金融制裁だった。ここに来て米国はその元栓をゆるめる方針のようだが、
日本は従来通りの経済・貿易制裁を続け、拉致問題が解決するまでは一切の妥協にも譲歩にも応じ
ないというゆるぎない姿勢をとり続けなければなるまい。北朝鮮がこれに対してどんなに悪口雑言
を並べたてようと、それは苦しまぎれのことであり、言わせておけばよい。
日本がエネルギー支援に回らなかったことで、他の五カ国は内心おだやかでない。五人で割り勘の
つもりが四人になったからだ。早くもロシアは「北には貸した金をまだ返してもらっていないから、
支援はできない」と言い出した。この調子だと支援はマボロシにこそならないものの、大幅に“下方
修正”せざるを得ないだろう。そうなるとノドから手の出るほど金がほしい状況下の一般常識として、
「泣きが出る」のである。その泣きが出た相手が飲む条件が拉致被害者全員の解放である。
政府はこの前提を崩すことなく全力を注げば事態は必ず進展するものと確信する。
しかも日本政府は温情の持ち主である。北朝鮮がもしメンツを捨てて、拉致を謝罪し全員を返せば、
必ずや相手の立場を忖度し、できる限りの支援をするはずである。それこそ北朝鮮にとっても同国民
にとっても最大無二の危地脱出法であろう。武士は食わねど高楊枝もいいが、それは為政者だけに
許された贅沢で、飢えに苦しむ国民には“将軍様”の苦渋に満ちた決断こそが何よりも待ち望まれるの
である。(英)
東海新報社 気仙坂
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column2.cgi
146 :
文責・名無しさん:2007/03/07(水) 13:24:00 ID:Z2lDOjAD0
【コラム】東海新報社:中国は軍拡などにうつつを抜かしている場合ではない [03/07]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1173240388/l50 ☆★☆★2007年03月07日付
軍拡などにうつつを抜かしている場合であるまいというのが正直な感想だ。むろん中国のこと
である。新年度の国防費が前年対比約18%増の五兆四千億円余り。十九年間連続二けたの伸びで、
軍事大国化目指してまっしぐらだ
▼税金を十二億の民から薄く広く集めるという状況にこの国はない。現今の驚くべき経済成長は
この巨大市場に幻惑されて蝟集(いしゅう)した外国資本に負うところが極めて大であり、従って
公表額の二、三倍はあるというこの国防費の原資は外国が大半出していると言っても過言ではない
▼富国強兵は国家にとって最大の課題であり、中国が軍拡に走ることも理解できぬではないが、
国内に抱えきれないほど抱えた課題を考えると、どこにそんな余裕があるだろうかと疑念を呈す
しかない。実際、五日に開幕した全人代で温家宝首相は、問題があまりにも多すぎることを認め
ざるを得なかった。そのキーワードが「社会の公正・正義」だから根は深い
▼貧富格差の拡大、医療・教育・福祉の不備、汚職・腐敗・不正の弥漫(びまん)、環境破壊、
大気汚染―などなど解決すべき喫緊(きっきん)の課題は満堂を埋め、国民の不満、いらだちも
また満堂から溢れだしている。冷戦下ならいざしらず現在の中国を誰が攻め込む。
ではなく軍拡に回す金を福利にこそ向けるべきなのである
▼農民の月収が三千円というある省では五億円もかけて役所を新築した。こんな例が掃き捨てる
ほど報告されている。沿海部のある市役所には幹部用の特別室があってベルサイユ宮殿のような
豪華な造りに驚いたことがあるが、こんな公私混同が許されているのが共産党・官僚王国の実態だ。
中国は外敵より内部崩壊に備えるべきだろう。
東海新報社
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
【東海新報】「賞味期限切れ」の山崎氏を取り上げる朝日新聞の意図とは…? [07 3/10]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1173484616/l50 ☆★☆★2007年03月10日付
昨日の朝日新聞を開いて、おやおやと思った。「丁々発止」という連載物に自民党の
前副総裁・山崎拓氏が登場していたからだ。それもほぼ一ページをつぶした記事にである。
まことに「時宜を得ない」人物がなんでここに?という疑問が、おやおやなのであった
▼山崎氏といえば先般一人で訪朝しその役割と真意とに特大の疑問符がつけられたばかり。
前副総裁とはいえ、いまや無任所の御仁が頼まれもしないのになんでのこのこと、
しかも制裁まっただ中のこの時期に出かけねばならないのか、と安倍首相はじめ政府首脳が
不快感を露わにしたことは記憶に新しい
▼政治家は存在感がなくなったらおしまいだ。ついこの間まで主流の先頭にあった同氏だけに、
そのことは誰よりも深くわきまえているはず。だからこそ今度は反主流派としてのパフォーマンス
で存在感を訴えようしているのだろう。だがすでに賞味期限が切れているという自覚が本人に
あるのかどうか。そこが問題なところである
▼そんなご当人にお出ましを願った朝日新聞の狙いは奈辺にあるのか?多分反安倍色を引き出す
“隠し味”としての利用価値と、拉致問題解決のために制裁一色に染まった世論に「少数意見」を
加えたい社論の代弁者としての適格性を認めたからではないかと推察した。ゲスの勘ぐりだろうが、
「圧力だけではだめだ」という持論が吐露されているからまずは成功だろう
▼同氏はいまハト派なそうである。自民党が右に寄ったためだろうと記事は解説している。
かつては青嵐会に属し、憲法改正の旗を振ってきた人物が、小泉前総理に疎まれ、
安倍内閣でも陣笠扱いとなった腹いせに左に寄っただけではないかと思うのもゲスの勘ぐりだろうか。
ソース:東海新報
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
148 :
文責・名無しさん:2007/03/12(月) 11:08:11 ID:KIZiMfdG0
☆★☆★2007年03月11日付
なぜ米下院が慰安婦問題をめぐる対日非難決議を上げようとするのか、その真意が分かる人は
多くあるまい。これには米国の力を借りて日本をゆさぶろうとする中国の遠謀がすけてみえる。
だからこそ是非曲直をきちんとさせる努力が必要だ
▼従軍看護婦、従軍記者はいたが、「従軍慰安婦」などという言葉は最近になって使われ出した
もので、これはためにする造語だった。確かに軍の赴くところ私設の慰安所ができたことは事実
である。そこで働く慰安婦がどういう動機でこの職業についたかは、自発的、非自発的の両方が
あるだろう。しかし軍が強制的に連行して働かせたという事実は皆無なはず。
それは検証する必要があるにせよ、そう信じたい
▼ところが、軍の関与があったとする一部の偽証とそれを信じたメディアの妄動によって
「従軍慰安婦」という言葉が一人歩きしだし、悪いことにはろくに調べもせずに軍の関与を認めた
河野談話が政府見解となり、われらが先輩たちは女性を無理矢理に慰安婦に仕立てたという
事実誤認が定着してしまったのである。中韓のご機嫌を取り結ぶために河野洋平氏が犯した罪は重い
▼その河野談話を踏襲しろと米国は要求している。事実を隠蔽するなということだろうが、
それが正当なものかどうか、事実認定のためにどんな作業も惜しまないという日本政府の態度は
軍の関与を否定する十分な自信があればこそである。中国ロビーの巧みな誘導に乗った米国の
対日非難決議が後で自責の結果になることは明らかだ
▼慰安婦は“現地調達”して口をぬぐい、それだけでは足りず米軍の駐留するところ現地女性への
乱暴狼藉が必ず起こるという歴史を検証するならば米国は恥ずかしくてこんな決議はできないはずだ。
東海新報社
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
149 :
文責・名無しさん:2007/03/12(月) 12:17:35 ID:+9+kSH/Z0
でも恵村順一郎だって、
アエラ編集部時代、派遣社員の席に
従軍慰安婦って張り紙して遊んでなかったっけ?
150 :
文責・名無しさん:2007/03/14(水) 10:04:32 ID:4Zm+DNXB0
☆★☆★2007年03月14日付
政府は拉致問題を国民的課題として認識してもらうため、民放にテレビコマーシャルを流すこと
に決めた。それは拉致問題解決に正面から取り組むという決意を示すものだ。ただ民放はそれで
いいとしてNHKはどうなるのか?まさか「一抜けた」と傍観はすまいにしても…
▼民放にはCM料を支払わねばならない。主旨に賛同し無料にしますなんて奇特な局はあるまい
から、政府広報という名の税金が投入されるだろう。これについては外野席から
「そんなことで解決するなら世話はない」とか「税金の無駄遣いだ」などと必ず文句が出るはず
▼しかしさなきだに広告収入が減っている民放各局としては政府広報大歓迎で、普段は政府批判の
ワイドショーなども口をつぐんで知らんぷりだろう。よって拉致をテーマとした異例の
コマーシャルが茶の間にすんなりと登場するようになる。だが、NHKだけは一人例外である。
ではその時公共性とやらはどう表れるのか?ここが注目されるところである
▼CM料は当然もらえない。しかし拉致問題を公共性から考える時、民放と一線を画しつつも
独自に協力できる方法はないかと考えてしかるべきだろう。それがまさに公共放送のあり方と
いうものだが、そこまで政府に擦り寄れば、言論機関としての独立性、独自性が失われる―と
いう意見が内部からも外部からも出るだろう。
戦後メディアを一貫して支配してきたのがそうした呪縛だったからだ
▼政府に言論が支配されるようでは確かにまずい。だが、拉致被害者を一日も早く家族の元に
返してやりたいという国民の悲願達成のために、NHKも民放も政府に協力したところで
報道主権は微動だにせず、むしろ国民の信頼を勝ち得ることになるだろう。
東海新報社
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
151 :
文責・名無しさん:2007/03/16(金) 23:57:17 ID:hy0fmUOW0
東京にも支社を出して欲しいな。
152 :
文責・名無しさん:2007/03/24(土) 16:59:17 ID:a2qpNNOq0
☆★☆★2007年03月24日付
「駈け引き」という言葉は日常何気なく使っているが、辞書を引くと
「戦場で、時機を見はからって兵馬を進退させること」というのが本義であったことを知る。
だが、北朝鮮の辞書には「どこまでも押し通すこと」とあるようだ
▼マカオの銀行にある凍結資金の入金が確認するまでは協議に応じられないとして、
北朝鮮主席代表がさっさと平壌に戻ってしまったから、残る五カ国はすっかり袖にされた格好で、
大国のメンツもどこへやら。フンドシかつぎがちゃんこも作らずおあずけさせている相手が
横綱たちというのはどう見ても漫画だ
▼約三十億円の凍結解除は「人道的、教育的分野に使う」という北の言いなりに従ったものだが、
誰もそれははなから信じていない。解除すれば多少は譲歩してくれるだろうという甘い期待が
あればこそだが、約束通りに使われないことは、入金の確認を急ぐ焦りに見事表れている。
将軍様のために使われない金など後でゆっくり回収すればいいからだ
▼そもそもかの国に「人道的」という言葉があるのかどうか。ないと知りつつ凍結を解除するのは、
アメを与えておいて言うことを聞かせようという大人がよく使う手だが、相手は役者が一枚上だった。
こうして拉致問題解決抜きに妥協せずと孤塁を守った日本が実を取り、残る四カ国は北に翻弄される
格好となった。北が再開協議に応じるのは入金確認後と見られるが、待たされる側こそいい面の皮
▼アメとムチは駈け引きの重要な道具だが、その使い分けは相手による。拉致問題解決には
その両方が必要だと説く意見も国内にあるが、アメだけ手に入れて逃げる相手にそれをするのは、
針のない釣り糸を垂れてコマセだけをまいているようなものである。
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
153 :
文責・名無しさん:2007/03/30(金) 15:06:14 ID:evY7DSGe0
この新聞は正論を書いている
154 :
文責・名無しさん:2007/04/02(月) 11:25:30 ID:wVlGlQ+h0
【東海新報】対北朝鮮外交における失敗例の数々−読むと腹の立つことばかり(コラム)[04/01]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1175431516/l50 ☆★☆★2007年04月01日付
日本外交の、場当たり的というか一貫性を欠いた姿勢に関し、北朝鮮ウオッチャーとして活躍中の
重村智計早稲田大学教授が近著「外交敗北」で明らかにしている。対北朝鮮外交における失敗例の数々だ
▼読むと腹の立つことばかり。金丸訪朝団がいかにデタラメなものだったかを筆頭に、国益にかかわる大事が
政治家の功名、利権に少なからず利用され、それがどれほど日本の主権を蹂躙してきたかが縷々(るる)綴られて
いるだけでなく、外務省の高官までが恣意的手段を弄して相手の術中にはまった例なども詳述されていて、あまりの
情けなさにため息が出てきた
▼失敗例の多くはすでに巷間知れ渡っているが、こうしてまとめられてみると、あきれるほど前轍(ぜんてつ)に
学ばず、同じ過ちを繰り返していることがわかる。政治家も外交官も“学習”していないのである。共通している
最大の問題は、交渉相手を間違っていたということであろう。日本的根回しを考え、将を得るためにまず馬を
狙ったが、この馬が曲者だった
▼村山訪朝団が十万キロのコメを支援し、さらに五十万キロを要請された。交渉相手は百万キロを将軍様に約束して
いたためこれは見事に失敗し、本人は失脚した。最終的に将軍様のためになる交渉以外は意味がないのに自称側近に
だまされるのは、やはり手柄をあせるからだろう。
▼多くは実名が伏せられているが、国や国民の利益の前に自分の利害や立場を優先させる人物の座標はどこに
あるのだろうか。拉致被害者五人の返還に安倍さんが反対したことを著者は評価しているが、それが一般常識と
いうものである。にもかかわらず、妙に相手を立て、自国に不利益をもたらす人物が国の要にいるというこの不思議。
ソース:東海新報
http://www.tohkaishimpo.com/ 記事のページ
世迷言
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
155 :
文責・名無しさん:2007/04/14(土) 17:59:25 ID:bteKBj+40
☆★☆★2007年04月13日付
来日した中国の温家宝首相が昨日国会で演説したが、まるで全人代でのそれを思わせるに
十分だった。演説の区切りごとに拍手また拍手。「中国の気に障るようなことはしてくれるな」
と言われて「その通り」パチパチといった具合なのだ
▼昨年十月の安倍首相訪中が「氷を砕く旅」だとしたら今回の同首相訪日は「氷を解かす旅」
とのふれこみだったが、演説に歯の浮くような美辞麗句はなく、相変わらずの厳しい「歴史認識」
要求が随所にちりばめられていた。なんども水に流されたはずの外交カードはどこまでも健在だ
▼農業、精錬、文字、儒学、仏教など主要文化、技術の伝来は中国抜きに語れず、十数回にわたる
遣唐使の派遣もその証拠。阿倍仲麻呂の留学もしかり。鑑真和上だって何度も危険を冒して上陸し、
日本の衆生済度に努めたのである―といった歴史を温家宝首相から講義されるとは思わなかったが、
それは事実であり、感謝の言葉もない
▼終戦直後の在留邦人引き揚げや、残留孤児などに対する手厚い道義にも及んだこの演説には、
「ここまでしてやったのに」というニュアンスが言外に感じられ、平身低頭するしかない。
さらに「しかるに日本のやったことは」と追い討ちをかけられるとなおさらだが、
これでは氷は解けない
▼日中間に真の友好が生まれるには、新しいスタート台に立ち、本音で語り合う関係を構築しなけ
ればなるまい。そのためにも、本国に聴かせるのではなく、日本人相手の演説が必要だったのだ。
東海新報社
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
156 :
文責・名無しさん:2007/04/14(土) 17:59:43 ID:bteKBj+40
☆★☆★2007年04月14日付
来日した温家宝首相に随行して精力的に国内を歩き回っている“特命集団”の存在は、
あまり表に出ないが、温首相のトップセールよりも本命はこちらにある
▼それは環境問題の専門家たちである。高度成長を遂げる中国がいま最も必要としているのは
エネルギーだが、すでに日本が証明済みのようにエネルギーの高消費は環境破壊につながる。
都心で「光化学スモッグ」が発生して青少年がばたばたと倒れたという事件が起こったのは
決してそんな遠い昔の話ではない
▼現在の中国はまさにその環境汚染を「体感」しているのである。このまま放置はできない。
かといって減産はできない。そのジレンマに悩む胡錦濤政権が渇望してやまないのは、
省エネの先進国であり、そのノウハウを多く抱える日本の技術、資金協力である。
すでに一行は政府と財界からその協力を取り付けた。だが前途は多難だ
▼中国の環境汚染が想像以上に進んでいることは大都市の空の色と臭いではっきりする。
あの水の都・蘇州でムッと鼻につく異臭に驚いたのは、観光地にまで石炭の煤塵が及んでいる
ことを知らされたからである。上海の空をみたら「智恵子抄」ではないが「上海に空はない」
と思いたくなる
▼それでもエネルギーのがぶ飲みはとまらない。世界最大の石炭産出国である同国がついに
石炭輸入国に転じたという事実をどうみるか。国内エネルギーの七割を石炭でまかなう国が、
それを掘り尽くしつつあるというその行方を。
東海新報社
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
157 :
文責・名無しさん:2007/04/14(土) 22:16:14 ID:Sbd+N6790
>>1 岩手の良心だと?ふざけるなよ!
日本の良心だろ!
☆★☆★2007年04月07日付
▼ああ、もっと勉強しておけばよかった、ああ、もっと本を読んでおけばよかったと
後悔する毎日である。材料を入れる抽出の数があまりに少ないからだ
▼若い頃に「少年老い易く学成り難し」とか「盛年重ねて来たらず」などと意見をされても、
そんな忠告は耳に逆らって通り過ぎるのが常だった。長じるとなおさらで、
「今頃勉強を始めて何になる。もう遅い」という諦観が先に立つようになる。
もともと勉強嫌いが好きになるというのは奇跡でも起きない限り無理なのだ
▼晩酌という「悪習」が身につくと勉学心はさらに遠のき、本代よりは酒代というふうに
なってしまうともう取り返しはつかない。かくして「後悔」という航海に乗り出していくのである。
「順風満帆」の反対である「逆風欠帆」によって漂泊がどこまでも続く。
そんな無念さに気付くのが還暦を過ぎてからだというのだからあまりに遅すぎた
▼朝日新聞の名物コラム「天声人語」の筆者が新年度から交代となるとの社告で、
引退するのが六十歳、代わって執筆するのが五十歳の二人と知って思わず唸ったのは、
コラムニストの“旬”は五十から六十までの十年ぐらいと宣告されたような気がしたからである
▼豆新聞ゆえの事情もあり、そのための「定年延長」は我慢していただくとしても問題は中味である。
地域紙は地域紙なりとしても、たまには小説の中の気の利いたセリフや、ニーチェがどうのデカルトが
どうのと引用してみたいものだ。そう思っても手元の抽出にはガラクタしか入っていないのである。
東海新報社
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
烈しく萌えたぜ爺ちゃん♥
160 :
文責・名無しさん:2007/04/22(日) 19:10:41 ID:TYnk2cp0O
全国展開キボン。
☆★☆★2007年04月19日付
▼財政再建団体に陥ったあの夕張市の市長選に七人もの候補者がクツワを並べたということは、
自ら苦難を背負うことに生きがいを見いだす動物が人間であるという定義を知らされた思いで
感動的ですらある
▼万物の霊長を除いていやなことを求める動物はあるまい。そこが人間とそれ以外の動物との
分かれ道である。夕張市の市長となってもまともな報酬は貰えないだろうし、市民の苦情と
怨嗟(えんさ)の声にさいなまれる日々なことは明らかだから針のムシロに座るようなもの。
そんなところに飛び込んで文字通り火中の栗を拾う勇気を讃えずして何を讃えようか
▼一関市を中心とした広域合併から外された藤沢町でも、今年一月に助役から転じた
畠山博町長が骨身を削られるような思いをしている。年収三百八十五万円。
背負う苦労の割に合わない額だが、一大借金を抱えた窮状を何とか切り抜けたいという
使命感が打算を超えて働く。それが人間の素晴らしさというものであろう
▼再建団体転落寸前の自治体は全国各地にあり、全国ワースト、100に東北から
19市町村が入っている。四百三十二億円の起債残高を抱えた黒石市、
百億円の負債にあえぐ大鰐町。前途の多難さを考えると、首長は夜逃げしたくなる思いだろう。
だが、前任者やそのさらに前任者がこしらえた“負の遺産”を甘受して再建に挑む人々がいる
▼地盤、看板、カバンのいずれも持たない「徒手空拳」の若者に政治家となるチャンスが
訪れるのがこんな時だ。苦労を買って出て、暗を明に転じさせる喜びがそこに待ち受けている。
162 :
文責・名無しさん:2007/04/29(日) 23:15:23 ID:sZ3PsPWk0
☆★☆★2007年04月28日付
▼新聞社がいう公正中立の報道というものも、社のスタンス(立場)によって微妙に軸がずれるものである。
自社の主張と同じ意見は大きく取り上げ、逆に反対の意見は目立たぬようにという扱いなどもその一例だが、
これなどはどうか?
▼劇作家で中教審会長の山崎正和氏が「道徳教育は必要ない」と、政府の教育再生会議を牽制したという
その記事を見出しだけから判断すれば、どちらかといえば中庸派の山崎氏もどうやら道徳教育には
反対らしいと思うのが普通だ。小欄もそう受け止めて中味を読んでみると、「試験をして採点するような
教科としては無理がある」との主旨のようだった
▼同氏の考え方を記事から推量すれば、道徳とは「親や教師が身をもって教えること」であり、
一般教科のように試験をし、採点して評価すべきものではないという一事に尽きそうだ。
それはその通りで、同氏が道徳教育そのものを全否定するものでない証拠に「法律を守ることは
教えられる。順法精神を教えることを提案する」とも言っている
▼道徳教育とは、順法精神も含めて人間として守るべきことを教えることで、そんなことは家庭教育で
十分なはずだが、それが十全でないからこそ学校でも教えようということになる。修身の復活だなどと
目くじらを立てるような性質のものでないことは当然だが、心配性のメディアはそれでも心配でたまらないらしい
▼再生会議でもさすが教科化は見送りそうだが、モラルを教えることまで怠ってはなるまい。
163 :
文責・名無しさん:2007/04/29(日) 23:17:21 ID:sZ3PsPWk0
☆★☆★2007年04月29日付
▼素朴な疑問というのは往々にして本質をついている場合が多い。不自然さにつきまとうまがまがしさは、
人間の直感にトゲのように突き刺さるからかもしれない
▼戦後六十二年にもなる今頃、なぜ突然慰安婦問題が蒸し返されなければならないのか、
しかも米国でである。下院で日本への非難決議が審議されるという情報が伝わった時、日本人の
ほとんどが真意をはかりかねて、耳を疑ったのは当然だ。あまりにも不自然、不可解な動き
だったからである。素朴な疑問とは多数が共通に抱く自然反応である
▼そして、その裏に在米中国反日団体の存在と活発なロビー活動がうごめいていることが
次第に明らかになっていく。日系人でありながら中国や韓国の反日団体から献金を受けている
マイク・ホンダ議員が献金者の意を体して慰安婦というターゲットを持ち出してきた経緯も
ベールがはがされはじめた
▼それもこれも勇み足の「河野談話」が言質(げんち)を与えた“後遺症”がいまも尾を引き、
悪いことに安倍首相までが河野談話の踏襲を表明してしまったから、「火の気のないところに
煙は立たない」と責められる根拠になったのだ。六十年前のご先祖様の旧悪を隠さず
謝り続ける人間がいたらそれは偽善者だが、そんな偽善と自虐が日本をさいなんでいる
▼渡米した首相は連邦議会での会談でも謝ったが、同席した日系のダニエル・イノウエ議員は
「これまで七人の首相が謝罪しているのにもかかわらず、今後も続くのかと思うと疑問を感じる」と語った。
これこそが素朴な疑問だ。
>>163 現状の説明を淡々としているだけだが、東海GJだな。本当に、現状の説明を淡々としているだけだが。
165 :
嫌特定アジア流 ◆nwZRjuTh/E :2007/05/04(金) 16:47:55 ID:4/YZi7A90
俺が総理だったらこの新聞表彰するわ
166 :
文責・名無しさん:2007/05/06(日) 12:26:04 ID:mAh9xCjZ0
age
167 :
文責・名無しさん:2007/05/07(月) 08:22:41 ID:KMmNhMT80
☆★☆★2007年05月06日付
「坊主が憎けりゃ袈裟まで憎い」というが、韓国の盧武鉉政権が打ち出した「親日派子孫」の
財産没収という報復措置はまさに袈裟まで呪うに等しい。戦後六十年経ってもまだ恨み続ける
執念には恐れ入る
▼その名もおどろおどろしい「親日・反民族行為者財産調査委員会」とはまぎれもない大統領の
直属機関だが、その調査結果によって日本統治時代に日本に協力した九人の子孫が所有する財産、
日本円にして約四億七千万円を没収することになったというニュースに接し、「そこまでやるか」
と「恨(はん)」の根深さを知らされた
▼「恨」は仏教が教える煩悩の一つだが、韓国においては日帝統治時代に対する恨みを決して忘れ
ないという民族的精神の源泉ともなっている。日韓関係は何度も離合を繰り返しつつ近所付き合い
を保っているが、現政権になってからは恨の揺り戻しがひどくなり、その証拠がこの遺恨措置である。
本来なら独立直後、協力者探しが始まるのが普通だが、今ごろになって墓をあばくのは現政権の
恨み節がそれだけ強烈だということであろう
▼しかし六十年という歳月は恩讐の彼方にあるべきもので、法理からいってもすでに時効に達して
いる。さらに国際法、国内法いずれに照らしてもこのような遡及行為は認められるべきでない性質
のものであろう。同じ事を日本でやれば、世界の恥と直ちに糾弾されるはずである
▼民族感情は法に優先するというのであれば、それはそれとしても、露骨なみせしめ、
いやがらせの類は、両国の今後にマイナスにこそなれ、決してプラスに働かないことは明らかだ。
東海新報社
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
168 :
嫌特定アジア流 ◆nwZRjuTh/E :2007/05/08(火) 09:14:51 ID:cXOeXLAr0
三神新聞の筆頭格、すごすぎ…
☆★☆★2007年05月10日付
「まさかこれで済まそうってわけじゃないよね。アベちゃん」と思ったのは、その可能性が
まったくなきにしもあらずだからだろうか。安倍首相が靖国神社にサカキ(榊)の鉢植えを
奉納したその真意を探りたがるのは、なにせ“国民的関心事”だからである
▼最後に参拝を“断行”して筋を通した小泉前首相の後を受けて、この面でも後継たり得るかと
注目されている安倍首相だが、就任早々中国と関係修復をはかったその陰に、参拝自粛などの
密約はなかったのかという“国民的疑問”はいまなおつきまとっている。しかし「戦後レジーム
からの脱却」を公言する人物がまさかそんな詐術は弄すまいというのも?国民的確信?
▼とはいっても、小欄が冒頭のような感想を抱くように、参拝賛成派の中にも安倍首相が初心を
貫き通せるかどうか一抹の不安を覚える向きがないではない。事実、いまだ何の動きも見せて
いない首相の本心をはかりかねてというより業を煮やして後退と見る動きもある。だが、ここで
信念を翻しては相手の思うつぼとなる。また個人としても変節、怯懦(きょうだ)の念を引きず
って生きることになろう
▼朝日新聞は「こうしたどっちつかずの態度をとるのは、いまに始まったことではない」と社説
で述べているが、まさにその通りであり、仰せに従って参拝してみせることが逡巡でない証拠と
なるだろう。相手にあまり気を持たせないことである
▼小泉前首相は靖国参拝が外交カードにならないことを立証し、おかげで中国はカードを
切り直さなければならなかった。でも安倍首相の出方によっては「ひょっとしてまた使えるかも」
と邪念を起こさせかねない。よって余計な期待を断ち切ってやるのも親切というものであろう。
東海新報
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
読んでるだけで面白いな。
172 :
文責・名無しさん:2007/05/17(木) 11:51:03 ID:xMo2XDAz0
世迷言がもてはやされる一方で陰の薄い気仙沼。
まるでフェアリーテールとカクテル・ソフトの関係である。
気がついたら消えていたでは堪らない。
気仙沼?
174 :
文責・名無しさん:2007/05/20(日) 15:19:46 ID:1eZQNFrx0
☆★☆★2007年05月19日付
▼ダッカ空港で日本赤軍に日航機をハイジャックされて、獄中の九人の釈放と身代金六百万ドルの
支払いに応じた当時の福田赳夫首相は「人の命は地球より重い」と“超法規的措置”を弁解した。
この譲歩は後々まで尾を引き、いまなお後遺症として残っている
▼愛知県で元暴力団員が人質を取って立てこもり、その発砲によって警察官二人が死傷するという
事件が起きた時、日本政府のとったかっての措置を思い出したのは、人命尊重というキーワードが
日本人を自縄自縛している皮肉を感じるからに他ならない
▼なるほど犯人にも人権はあるだろう。命の大切さだって善人も悪人も同等だ。だからこそ、
気長に説得し、自首させるという選択肢は理想としてベストであることはまちがいない。だが、
警察官一人が撃たれて負傷した時点で、説得に応じない犯人の意思は明らかになったはず
▼これは自殺を覚悟していると断じてよく、警察は躊躇なく踏み込むべきだった。本稿を書いている段階では
まだ事件の解決をみていないので、どう推移するかわからないが、家族まで巻き添えにするような行為は
自暴自棄状態にあると見てよい。しかも投降しても重罪が待ちかまえているとなれば、説得に応じる可能性は低い
▼こうした状況での対応は結果責任を待つしかない。今後類似事件を防ぐためにも、強硬措置は
やむを得ないと警察は考えるべきなのだが、世論とやらがそれを邪魔する。なにせ一国の首相が
ハイジャック犯と取り引きする国だから、なおさらである。下手をすればメディアに袋だたきに遭う
▼だが、地球より重い式の価値判断が新たな犠牲者を生んだ現実を直視しなければならない。
あたら命が奪われることになった“日本式解決法”の非今日性を見直す時である。
東海新報
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
175 :
文責・名無しさん:2007/05/21(月) 21:15:09 ID:iNikFmbo0
いいこと書いてるな。
ローカル紙なのが惜しい。
176 :
文責・名無しさん:2007/05/22(火) 18:28:03 ID:SNKeG4Xx0
☆★☆★2007年05月22日付
日本の公衆道徳もほめられたものではないが、中国のそれはさらに輪を掛けたレベルで、
開通して間もない中国版新幹線が早くもピンチだと産経新聞が伝えている。技術的な問題ではない。
車内の備品持ち去りがあいついでいるからだ。ある意味で「牧歌的」というか、「大陸的」というか
▼日本やフランスの技術を導入したが、「国産」がうたい文句の同新幹線は先月から本格運転が
始まった。来年の北京五輪に向けて大いに国威発揚のチャンスであり、当局も胸を張って自慢して
いたはずだが、運転してみるととんでもない問題が持ち上がった。“乗車記念”に車内の備品が次々と
持ち去られているのだった
▼手洗い場のセンサー式蛇口、トイレットペーパー、緊急脱出用のハンマー、便座の温度調節用つまみ、
トイレットペーパーホルダーの軸などなど、「失敬」しやすいものは確実に犠牲になっているようだ。
その他にも、座席の物入れ網が破かれる、トイレで喫煙する、通風口へゴミを投入する、緊急用ボタン
をいたずらする、トイレの水を流なさい、大声を出す、床にたんを吐く、足を前の座席に投げ出すなど
のマナーも問題となっている
▼国営新華社通信は「社会公民の恥。中国人のイメージに悪影響を与える」と警告しているが、
その改善のためには処罰が有効としており、業を煮やしている様子がありありだ。大連へ向かう列車
の食堂車で金持ちの一家が食事して去った後に、汚されたテーブルクロスが床に投げ捨てられている
光景を認めて愕然としたことがあるが、教育とは国家百年の計がしからしめるものと思った
▼道徳教育不要論があるのは、前段に教育の下地があったからこそで、右の例を笑うのはそのためだが、
しかし日本でも「おさらい」がそろそろ必要になってきているのではなかろうか。
東海新報
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
しかしアレだね。読んでて「う〜ん」と怒り混じりに読者を考え込ませたりとか、
煽動的な文章とかではなくて、すごく淡々としてるんだけど
読んでるとピッと背筋が伸びる様な感じで、変な表現だけどちょっと元気が出てくるような文章だね。
チラ裏スマン
179 :
文責・名無しさん:2007/05/26(土) 10:16:55 ID:08SR2N4T0
去年ので恐縮だが、面白いので紹介する。
☆★☆★2006年01月27日付
▼人間落ち目にはなりたくないものである。上昇気流に乗っている間はいいが、
一旦失速しようものなら「水に落ちた犬は打て」とばかり豹変するのが世間なのだから…
▼プロ野球球団新設に名乗りを上げ、ニッポン放送株取得でさらに名を売った
堀江貴文社長を、新時代の旗手としてあれほど持ち上げたメディアだが、
偶像が落ちると手のひらを返したように袋だたきである。ホリエモンを非難する人々を
旧弊牢固頑迷耄碌等々きめつけたのはどなただったかしら?
▼ニッポン放送株取得騒ぎの折、この梟雄のやり口を真っ向から指弾したのは、
身内に当のニッポン放送とフジテレビを抱える産経新聞だけだった。他はおしなべて
好意的で、商売仇とはこんなに憎いものかと知らされた。小泉首相ならずも
皮肉の一つや二つ呈上したくなるだろう
▼とはいえ、勝てば官軍とばかり衆院選で彼を応援した自民党も、その見識のなさを
反省しなければなるまい。彼がどのような思想信条の持ち主なのか、私立探偵を雇って
調査するまでもなく、その行動に全てが表れていたのである。金を持てば首相にも
なれるという傲り高ぶった考えを諫めるどころか、人気にあやかっておもねた同党、
メディアの多くは人間観察眼ゼロに等しい
▼おもねるといえば、武部幹事長の責任を追及した加藤紘一元幹事長が
「カネが全てのような人を党に招き入れることが良いことなのか」と畳み掛けたところ
「加藤先生こそ政治とカネの問題では苦労されたのではないか」と逆襲されて
口を封じられた(二十五日付け岩手日報)という記事を読んで笑った
▼いくら正義の味方を装っても古傷を持ち出されてはおしまいで、人間やはり落ち目に
だけはなりたくないものだ。
☆★☆★2006年03月04日付
▼ルネサンス期「君主論」を書いたマキャヴェッリの思想は、「マキャヴェリズム
(権謀術数主義)」とされて、目的のためには手段を選ばないことを指すようになったが、
そのマキャヴェッリ氏を訪ね、政治とは?を聞いた
▼先生の真意は誤解されている?「そう。ワシは危機管理の大切さを説いたんだが、
淺読みした連中がとんだ解釈をした。まぁそれも不徳の至りだがね」ホリエモンならともかく、
金儲けのためには手段を選ばずなどといったら、袋だたきに遭いますよね
▼「その通り。燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや、というところかな。ところで例の件かね?」
はい。偽メール問題をどう見ます?「ばかなヤツもいたもんだ。メールで追及の積もりが
迷路に陥った。霞ヶ関から文字通り永田町に入った永田君だが、ケツが青い」
▼ケツだけでなく顔も青くなってました「民主党全体が真っ青だった。責任不在の
責任政党ではシャレにもならん。自民党やら武部幹事長に直接謝罪というのも前代未聞だ。
公的な場で追及して私的に謝るんだから。せっかく四点セットで追いつめながら、
土壇場で釈迦の説法屁一つ」
▼自民党がこれにどう出るか。マキャベリズム的解決法ならいかに?「なに小泉君なら
うまくやるはずさ。彼こそワシの一番弟子だと思っているからね」
▼それはどういうことで?「あれ以上民主党を追いつめまい。ここで一旦逃げ場を与えて、
貸しをつくる。この貸しが後々大きな利息を生むというわけさ」さすが先生!
これぞ政治の極意!「虎穴に入れば墓穴を掘るから、虎児が出るまで待つ。
これが孫子の兵法、いやワシの兵法。ところでキミも『君主論』を一冊買わんかね。
最近印税が入らなくて困ってるんだ」
☆★☆★2006年03月31日付
▼文部科学省は、来年度から使用される高校教科書の検定を行い、竹島と尖閣諸島は
日本の領土であることを明確にするよう、あいまいな記述にクギをさした。
当たり前のことだが、その当たり前がそうでないこの国の不思議さ
▼「韓国との間で交渉中」とあった竹島の記述は「島根県に属し、韓国も領有権を
主張している」と修正され、尖閣諸島についても日本の領土として扱うようにと意見を付した。
それぞれ相手が「おらほのものだ」と主張するのは勝手だが、国が固有の領土と
しているものに対し、第三者でもあるまいに客観的注釈を加える必要などない
▼いずれも大した島ではなく、くれてやってもいいではないかという妄説をなす大新聞も
あったが、とんでもない。もし両島の領有権を放棄したら、境界はそこから引かれ、
それだけわが領海は狭まるのである。現に竹島の近辺は韓国漁船がわが物顔に操業し、
島根の漁民は困惑している。尖閣もしかり。放置すればどんどん境界を押してくるだろう
▼まさに政府の及び腰が相手に既成事実をつくらせ、主張の根拠に肉付けするいとまを
与えてきた。北方領土の返還を無視し続けるロシアの例をとるまでもなく、領土に関しては
どの国も神経をとがらせているが、ひとり日本だけはどんな無茶を言われようと、
さわらぬ神にたたりなしとばかり、ダンマリを決め込んできた
▼そうしたあいまいさが、付け入る隙を与えることにようやく気づいた政府の意向を
汲んだ検定意見であろう。遅きに失した感はあっても気づかぬよりはまだましか。
この検定に対し、例によって文句をつける識者がいるが、その理由が中韓を
刺激するからまずいというのだから、とても同じ国民とは思われぬのである。
神過ぎる。もっとやれ
☆★☆★2006年04月07日付
▼「あゝまたも雪空夜風の寒さ…」昭和初期にはやった「満州思えば」の一節だが、
昨日もまた粉雪が舞った。夜風の冷たさも変わらず。こんなに春が遅い年も珍しい
▼冒頭の歌は父の愛唱歌の一つで、メロディーも聞き覚えた。その満州で生まれ、
引き揚げて今日にいたっているが、下手すれば中国残留孤児になっていたかもしれない。
運命の岐路のあやである。いまはなき「生国」のその満州だが、王道楽土が一瞬にして
崩壊し、新天地を求めて渡った人々は辛酸をなめつくした
▼その時人々の頭にあったのは、国家の庇護というものが断たれた辛さ、悲しさだったろう。
国の主権が及ばない外地では、日本国民といえども、しょせんは流浪の民なのである。
戦後の日本は、そんな事実も忘却し、国家といえば暴力装置だなどと妄言をなす
人士もいる。しかしその“国家権力”が発行するパスポートなしに海外には行けないし、
滞在中はその保護下にある
▼個人の上に国はなりたっているが、その国なしに個人もまたあり得ない。
国家とはまさに「国の家」なのだ。その国を思い、愛することになんの不都合も
ないはずだが、愛国心と聞いただけでアレルギーを起こす過敏症が少なくないと見えて、
教育基本法の改正案にこの「愛国心」という文言を盛り込むことに与党内にすら
異論がある。この国は骨の髄まで戦前の後遺症におかされているとしか言いようがない
▼外敵が侵入してきたら体を張って食い止める、と青少年が考えているのは世界共通だが、
そんな意識がきわめて低いのはひとり日本だけで、よくもここまで国民を骨抜きに
してくれたものだと占領政策の効果に驚くと同時に、春が遅いのはこの国もまた同じだなと
気づいた。
☆★☆★2007年05月30日付
▼自分に不利となるとどんな饒舌(じょうぜつ)家でも口をつぐむ。つぐむとは「噤む」と書くから、
口を禁ずる、つまり口に封をするということだろう。松岡農水相は、死をもって口をつぐんだ。
誰のために?
▼事務所費の操作が発覚して以来、世論の十字砲火を浴びながらも合法の一点張りでそれをかわす
同氏のふてぶてしい態度と自殺とはなかなか結びつかない。それだけにあまりにも意外な結末に驚いた。
現職閣僚の自殺というのは初めてだという。問題を起こせば引責辞職で終わるのが通例で、誰でも
地位より命の方が可愛い
▼しかし、外見からだけでは心の葛藤まではのぞけない。世論の指弾や緑資源機構とのかかわり合いなど、
負の材料を色々と抱えて人知れず悩んでいたのであろう。死後同氏の軌跡をたどった記録をテレビで見ると、
かなり強引なところがあり、強気一点張りのイメージを抱くが、それは内面的な強さと必ずしも一致しないものなのだ
▼「外柔内剛」とは誉め言葉で、外見は柔らかだがその実、芯がしっかりしていて端倪(たんげい)すべからざる
人物を指す。こういう人物と友達になればどんなに心強いか。しかし敵に回したらこんなに怖い相手はない。
「外剛内柔」はその逆で、一見頼もしそうだが案外もろいというのも、多分に虎の威を借りるところがあるからだろう
▼松岡氏がそうだというわけではないが、ノンキャリアで林野庁の幹部ですらなかった同氏が、古巣の農水省で
トップに上りつめたというのは、それなりの努力と、それだけでなく他人に負けない馬力が必要だったと思う
▼上りつめると今度は下ることになるのは人生も登山と同じ。下り道は身内もかばってくれなくなっていて、
まさに孤立無援と知った時、絶望は訪れる。ぷつりと糸が切れるのはそんな時なのだろう。
東海新報
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
185 :
文責・名無しさん:2007/06/01(金) 17:33:43 ID:A/Av8ioe0
【東海新報/コラム】他人を憎んでばかりいると人間性として顔に表れ自分も嫌われる 〜日米中の信頼度調査[06/01]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1180665003/l50 ☆★☆★2007年06月01日付
ほめられて悪い気がする人間はいまい。昨朝の新聞記事で、日本が信頼に値する国のナンバーワン
に選ばれたと知って、朝のコーヒーが美味く感じられた。誰が何といおうと日本ぐらいいい国はない
のである
▼「シカゴ地球問題評議会」という聞き慣れない機関が、世界十六カ国を対象に実施した世論調査で
明らかになったもので、「世界の中で責任ある行動を取ることへの信頼度」という設問に対し、日本
という回答が一番多かった。もっともこれは「日米中の三カ国の中でどれか」という狭い選択肢の中
だから、割り引く必要はあるが…
▼ちなみに二位は米国、三位が中国で、これは順当なところだろう。以前なら米国がダントツ一位
だったはず。しかし最近は影響力にかげりが見えはじめ信頼度もダウンしたのだろう。その点日本は
国内的にゴタゴタはしているものの、世界的なレベルからみれば安定かつ中庸な状態を保っている。
そこが評価されたのか
▼日本への信頼度が一番高かったのはインドネシアで、次にオーストラリア、そして米国と続き、
平均すれば五割の?得票率?だった。逆に日本を信頼できないと答えたのが、韓国と中国で共に八割
前後の不信任を示した。案の定というか、予想通りの結果で、「坊主憎けりゃ」袈裟だけでは済ま
ないというわけだ
▼その中国に対してはインドネシアとオーストラリアが共に六割近い信頼度を示した半面、フランス
は八割近くが「ノン」と答えた。他人を憎んでばかりいるとそれが人間性として顔に表れ、自分も
嫌われるようになることは人間社会が実証済みである。中国が世界の舞台でどう振る舞おうと自由
だが、好かれると嫌われるとでは結果が大違いになることを知るべし。
東海新報
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
186 :
文責・名無しさん:2007/06/06(水) 09:22:04 ID:hkANfcYm0
☆★☆★2007年06月05日付
▼朝日新聞の世論調査によると、安倍内閣の支持率は30%と政権発足以来の最低を記録した。
逆に不支持は49%に達した。二人に一人が同政権を見放したということか
▼支持率というのはその時、その時の状況に応じて判断されるもので、いわば相対的なものである。
誰それが好きだ、嫌いだという絶対的なものではないから、それほど神経質になることもないが、
それでも当事者には気になるものだろう。同紙によれば「政権運営が危険水域に近づいた」とあるが、
それは同紙の?期待?かも
▼人気下落の原因は、閣僚やら政府委員の不祥事が相次ぎ、任命責任が問われたのに、
泣いて馬謖(ばしょく)を斬らなかったこと、そして、それらに運悪くずさんな年金記録問題などが
次々と追い討ちをかけた結果だろう。小泉さんみたいに非情なところがない分、弱腰と見られるのは
損だが、しかし支持率は回復するだろう
▼それは首相として必死に、かつ生真面目に政治と取り組んでいこうという誠意が見られる点にある。
人生経験も閣僚経験も浅く、歴代の先輩たちが持っていた老練さもないこの青年政治家が、
海千山千の間に揉まれ、翻弄されて適切な対応ができなかったことは許容範囲内のことである
▼そのミスは、ある程度初歩的なものであって致命的なものではない。歴代の政権が見抜けなかった
役所の失策をそのまま本人の責任として問うのは酷というものであって、むしろ善後策に真っ正面から
取り組むというその態度を見守ることこそが肝要であろう
▼安倍政権誕生を願ってきた一人だから「贔屓(ひいき)の引き倒し」になるかもしれないが、
こんなにひたむきに取り組む政治家の姿を見たことがない。これは本物だと思うから、“世論”には
長い目で見守ってほしいと願う。
東海新報
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
188 :
文責・名無しさん:2007/06/09(土) 19:54:25 ID:GUb4S5Ge0
☆★☆★2007年06月09日付
▼外交とは狐と狸の化かし合いそのものである。ドイツのハイリゲンダムで始まった主要国首脳会議
(G8サミット)で、安倍首相とロシアのプーチン大統領が北方領土問題と経済協力について話し合ったと
知って、よせばいいのにと思った
▼北方領土の返還をめぐっては、その気にさせたエリツイン氏と違ってプーチン氏は「解決済み」と
けんもほろろの態度を崩さず、日本にとって文字通り「取り付く島もない」状態だ。その気にさせて
煮え湯を飲ませるのと、初めから取り合わないのとどちらが“良心的”かというと、無愛想でも
だます気のない方がまだましだが、それだって安心はできない
▼故橋本龍太郎首相が、エリツイン氏の仕掛けた餌に飛びついて一兆円ちかい経済援助をしたら
まるで振り込め詐欺に引っかかったような結果となったのは、良くいえばお人好し、悪くいえば
無知のせいだが、それも外交のうちだ。ただこうむった経済的損失より、現実認識を欠いた
日本外交の情けなさには腹の虫がおさまらない
▼サミットで安倍首相とプーチン氏がどのような接点を持ったかは知らないが、北方領土の解決を
持ち出せば従来ならはなから「ニエット」というはずのプーチン氏が、かりに応じるそぶりを見せたと
するならば、それは経済協力が欲しいがためだと断じてよかろう
▼ロシアという国がどんな国で、国益のためにはどんな詐術もいとわないという歴史だけは
わかっていても、いざ外交という交渉の場になると、故橋本氏ならずもころりとだまされてしまうのは、
うまい儲け話にのせられて大損をするのと同様、相手は役者が一枚も二枚も上だからである。
狐を思わせるプーチン氏に対し、安倍首相は狸の顔をしていない。これでは木の葉をつかまされるだけである。
東海新報
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
189 :
文責・名無しさん:2007/06/16(土) 22:31:35 ID:atFawY0b0
☆★☆★2007年06月15日付
▼朝鮮総連の中央本部がある土地と建物を、元公安調査庁長官が社長を務める投資顧問会社が
購入したという昼のテレビニュースを見て、思わず目を耳を疑った。敵に塩を贈る上杉謙信のような
人物がまだいたんだと
▼公安調査庁といえば、政府転覆を謀るような団体や組織、過激派、カルト教団などに目を光らせる
行政機関であり、その調査対象には朝鮮総連も入っている。総連にとってはいわば不倶戴天の敵である。
いまは退官して私人になったとはいえ、そこの長官だった人物が経営する会社と“取り引き”するということは
まず常識で考えられない
▼当の緒方重威氏は裏取引を否定し、「朝鮮総連側の依頼で購入を引き受けた。一点の違法もない」と
主張しているが、三十五億円で売買することになったというその事実は信じるとしても、総連側がなぜ
いわくのある相手に話を持ちかけたのか、そしてそれを緒方氏がなぜやすやすと引き受けたのか、
そこが釈然としない
▼東京地検特捜部が緒方氏の自宅と事務所を捜索したのは、売買された土地と建物の所有権移転に伴い
実態とは異なる登記がなされた疑いによるものだというが、それは「別件」というもので、どう考えても不自然な
この取引関係の核心に迫るのが本命であろう。安倍首相が不快感を示し、国家公安委員長が「早急に調査したい」
との意向を示したように、疑惑の目が向けられるのは当然だ
▼何ごとにつけモラルというものが希薄になって、いまや誰が泥棒をしても不思議でなくなったが、
しかし職業には職業のモラルがあり、警察官をやめたのだから暴力団に入ってもいいということにはならない。
モラルとはプライドがもたらすものなのだ。李下に冠を正した元長官の人間性がまずなにより問われる。
東海新報
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
>敵に塩を贈る上杉謙信のような人物
頼む、こんなクソみたいな売国奴同然の爺と上杉謙信とを一緒くたにしないでくれよ
総連が引っ越すことを警戒したんじゃないかと思うんだがなぁ
既に設置してある盗聴器が無駄になるからry
192 :
文責・名無しさん:2007/07/02(月) 12:13:49 ID:c77f7aJUO
ニュー速で煙草関連のコラムで珍しくスレが伸びてるな。
193 :
文責・名無しさん:2007/07/02(月) 14:09:06 ID:39VSBWtT0
》192
194 :
文責・名無しさん:2007/07/02(月) 14:10:08 ID:39VSBWtT0
ml・
195 :
文責・名無しさん:2007/07/16(月) 16:41:18 ID:g/TeQe0R0
☆★☆★2007年06月29日付
▼国の特別会計は一種の伏魔殿であり、ここに巣食う族議員たちが自分の選挙区に
“引水”しようとする結果、名地に同じような施設ができるのは、四国に三本もの橋が
かかるという典型にその構図を見ることができる
▼産経新聞が三回にわたって連載した特集「歪みの構造−社保庁問題」で、大規模
年金保養リゾート「グリーンピア」がなぜ全国十三カ所にも造られたのかを解明している。
本来は田老(岩手)、津南(新潟)、三木(兵庫)の三カ所だったものが、“政治圧力”が
かかって、つぎつぎと増殖していくさまを関係者の証言から再現したものだが、
この圧力こそが諸悪の根源だ
▼同特集は、政治家たちが本性をむき出しにし、その結果「多くのグリーンピア施設が
厚生関係議員の利益誘導や官僚の天下り先確保の道具として利用された」という
民主党関係者の証言を紹介している。そしてまた、ベテラン議員の「十三のうち七つか
八つは厚相経験者ら政界関係者の地元に誘致されたはず」という述懐も取り上げている。
まさに特別会計が食い物にされたのだ
▼採算を度外視して金食い虫の大型施設を各地に建設した年金福祉事業団の責任は
確かに重いが、事業団に有形無形の圧力をかけて雪だるま式に投資を増やさせた
関係議員の責任は同時に、いやそれ以上に問われなければならない。だが、当の
議員たちは口をぬぐって知らんぷりだ。本来計画にあった三カ所以外の施設と
そこから選出された議員との相関図を明らかにし、以後の頂門の一針とすることは大事で
なかろうか
▼理屈を付けて特別会計から金を引き出し、利権とからめるこうした族議員は、
国民にとってまさに“賊議員”であり、今回の問題を機に厳しい監視の目が
向けられるようなシステムがつくられる必要がある。
196 :
文責・名無しさん:2007/07/16(月) 16:42:37 ID:g/TeQe0R0
☆★☆★2007年06月30日付
▼名誉とは金で買えるものではない。せっかく築き上げたそんなにも尊いものを金で
失うぐらいバカらしいことはあるまい。だが、魔がさすということはあるのだろう。
元公安調査庁長官の逮捕によぎるのは一種のやりきれなさだ
▼それは、大物検察OBが後輩に逮捕されるという異例が、そもそも金にからむ事件と
いうのだからだ。功成り名を遂げた七十三歳といえば、孫たちに囲まれ悠々自適、
好々爺として静かに余生を送るというあたりがふさわしいところである
▼検事長を務め公安調査庁長官までのぼりつめた人物が、不動産をだましとった
詐欺事件に関与するなどどう考えても理解できないのはそのためである。
検事を辞めていままでとは立場が逆になる弁護士になることを「ヤメ検」と言うのは
違和感がつきまとうからだが、そのヤメ検だった緒方重威容疑者が、
同じ容疑で逮捕された元不動産会社長の弁護を引き受けたところから、
彼の人生に狂いが生じたという点、運というものがどこで明暗を分けるかを知って
複雑な思いにかられるのである
▼法曹界で生きてきた人間がいきなり経済動物になれるわけがない。だから、
投資顧問会社の社長に推戴されること自体、うまく「乗せられた」のだが、
その乗せた相手が逮捕歴のあるいわく付きの人物なのだから、これはまずもって
疑ってかかる必要があった
▼だが、一般社会と異なり、司法のような特殊社会で純粋培養されると、
ドロドロとした社会の中味まで理解は及ばぬようである。元長官の顔は
どう見てもだます方ではなく、うかつにも金がからんだうまい話に乗せられ、
片棒をかつがされたというのが真相か。それでも検察は職業倫理を欠いた
OBを厳しく指弾するだろう。
☆★☆★2007年07月03日付
▼適材適所という言葉があるが、その任にこれほど似つかわしくない人物もまずいまいと
思うのが久間章生防衛相だ
▼先月末、千葉市での講演の中で米国による広島、長崎への原爆投下は「仕方がない」と
述べたのだから、真意はともかくその表現において誤解を生まぬはずがない。
さっそくマスメディア、野党、広島、長崎の住民などから袋だたきに遭っている。
自らを防衛できない人間が防衛大臣という肩書きを背負っているところが戯画である
▼場所柄もわきまえずヘラヘラと喋る人間は信を置かれず、防衛、防諜などトップシークレット
(最高機密)に携わる任務には最も不向きとされるが、安倍内閣にこの人が登用されてから
というもの、その発言はしばしば誤解を与え物議をかもして「本当はやめたいから問題発言を
しているのではないか」という疑問すら出ていた
▼ブッシュ政権のイラク政策を非難した時は、政府内部だけでなく日米軍事同盟の現状と
今後を考える時、不適切な発言ではなかったかという疑問が国民からも上がった。
正直であることはいい。しかしそれはあくまで私人として許されることであり、
立場というものをわきまえれば、本心を隠すことも時に必要である。
まして防衛のトップにいる人間ならなおさらだ
▼防衛庁が省に昇格した時、その初代大臣にはどうかと首をかしげざるを得なかったのは、
「適」という字には「うまくあてはまる」とか「かなう」という意味があるからにほかならない。
米国を批判し喝采されるのもよかろう。原爆投下擁護という独自の歴史観もよかろう。
だがすぐ撤回するのは信念に欠けるからで、それなら初めから言わなければいいのだが、
それができないのが「お喋り」というものか。
☆★☆★2007年07月05日付
▼「しょうがない」と米国の原爆投下を容認するような発言をして非難の大合唱を浴びた
久間防衛相が、迫り来る参院選への影響を心配する与党内の圧力に抗い切れず辞任に
追い込まれたのは、やはり「しょうがない」か
▼「しょうがない」は、むろん「仕様が無い」の音が詰まったもので、手段、方法がない、
つまり打つ手がない場合の諦め言葉である。失言居士の久間さんが任期途中で降板する
事態はつとに予想していたから、まさに想定内だが、後任に小池百合子さんが決まるとは
想定外だった
▼防衛大臣といえば武人の長であり、いくら文民統制の自衛隊とはいってもそこには
「ノーブレス・オブリジ」(高い身分に伴う精神的犠牲)というものが要求される。
一旦緩急ある時は、国と国民の生命財産を守るため強い責任感と使命感、
そして何より決断力が必要であり、そもそも最前線に立つのは男と相場が
決まっているからだ
▼ところが、戦後は攻守所を変えて銃後を守るのが男となったらしくて、
今回あまたいる男性議員はお呼びでなく、小泉内閣時代環境大臣を務め、
「クールビズ」の生みの親でもあった小池さんが女性としては初めての防衛トップと
なったのである。つまり男どもがだらしないからこうなったのだ
▼それはそうである。大体いまどきの男たちはめったに腹を切らない。
なんだかんだと理屈をつけては責任を回避し、転嫁し、証拠を突きつけられて
もやは言い逃れはできないという段階になって、初めて罪を認めるというケースを
毎日のように飽き飽き見せつけられている。武士であるため、男であるためには
他人にも自分にも潔くありたいという克己の精神が不可欠なのである。
スカートをはいた指揮官が登場するわけだ。
☆★☆★2007年07月10日付
▼迫り来る参院選の焦点はむろん、与党が過半数を維持できるかどうかだが、
民主党の小沢一郎代表が「万が一敗北したら自分は引退する」旨の発言をしたことで、
その帰趨(きすう)がいよいよ注目され出した
▼小沢発言が反響を呼んだのは、単なる責任問題にとどまらないからである。
政党に限らずどんな団体、組織でもその長たるものは、所属基盤の存在を揺るがす
問題が起きた場合、潔く責任をとるのが常識というもので、もし民主党が敗北したら
代表としてとどまることは恥ずべきことである
▼だから小沢発言は当然すぎるほど当然なのだが、ここで代表辞任ではなく
「政界から引退する」という表現をしたところにインパクトがある。政界のキーパーソンとして
若い時から豪腕をふるい、一度は首相に擬せられても、まだ若すぎると辞退したほど
春秋に富む身でありながら、その機会はいまだ訪れていない
▼その「機会」とはまさに与野党逆転し、政権交代がなった暁のことであり、
安倍内閣が相次ぐゴタゴタで失策を重ねている現在こそ開運の入り口である。
だからこそ小沢さんは「責任をあいまいにする安倍晋三首相との違いを際立たせ、
背水の陣を敷いて世論の支持を集める狙いがある」(産経新聞)と決断したのだろう
▼だが、韓流ドラマには入れ込んでも有権者となると現実的になるのが人間だ。
片手に毒杯を持った小沢さんの決意表明が有権者の共鳴を呼ぶかどうかはまた
別問題である。結果として毒杯をあおぐようになったら岩手期待の星は過去の人となり、
本県民主党の将来にも大打撃となろう。言葉は人間を動かすが、言葉だけで動かないのも
人間だ。小沢さんの賭けがどう出るか、有権者心理というものはフタをあけるまでわからない。
200 :
文責・名無しさん:2007/07/16(月) 17:16:59 ID:tvVNWZFb0
死刑がなければ先進国の仲間入りと短絡思考する司法関係者
「法の下の平等」の原則は「性犯罪」被害者には適用していない。
東京都足立区東綾瀬で、18歳と16歳の少年が帰宅中の女子高校生を誘拐、両親も
同居する自宅に監禁し、暴行殺害する事件が発生した。40日の監禁中、少年らは
被害者の陰毛を剃り、手足に揮発性オイを塗ってライターで火をつけ、熱がるさまを
見て笑い転げた。遺体の性器及び肛門にはスポーツドリンクの瓶が突き刺ささっていた。
このような犯行にもかかわらず、未決勾留期間が刑期に算入され、仮保釈制度が適用
されるため、主犯以外は全て6年程度で仮出所、主犯も今年には仮出所した。服役中は
給料(作業報奨金)が支払われ、土日休業、平日は毎日3時間の自由時間がある。
主犯は7月と11月の大検(高校卒業程度認定試験)を受験するという。
受刑者1人当たり月20万円の税金が投入され、被害者側の税金(消費税を含む)
で賄われている。一方、被害者の遺族は、検死場所から遺体を引き取るための
自動車代まで支払わねばならなかった。 女子高生コンクリート詰め殺人事件 より
詳細は、女子高生コンクリート lynch で検索して下さい。
201 :
文責・名無しさん:2007/07/20(金) 12:14:52 ID:TzE4tjWS0
☆★☆★2007年07月20日付
▼日本共産党の一つの歴史が終わったという感懐を禁じ得ない。言うまでもなく、
ミヤケンこと宮本顕治同党元議長が九十八歳を一期として死去したことである。
元議長というよりは同党不滅のシンボルともいうべき人物が退場したことによって
同党はどう変わるのか?
▼良きにつけ悪しきにつけ、宮本氏の存在は党そのものであった。非合法時代、
合法時代ともに一貫して党を牽引し、その強烈な個性は戦後の国内政治家中、
唯一無比とも言えるカリスマ性を備えていた。天皇制廃止を叫びながら「宮本天皇」を
党内に戴いた皮肉はともかく、いやそれだからこそ、党基盤を現在の形にまで
固めることができたのだろう
▼戦後、共産党が政権を握る時代が来るとの期待から多くの若者が同党に入党した。
父親が党員だった同級生は、中学生の時に党機関誌「アカハタ」の配達を手伝っていたが、
それだって父を信じ、劇的な変化を期待してのことだったろう
▼小欄が小学生時代住んでいた借家の二階は、壁一つ隔てた隣が同党党員の住まいで、
それも気仙地区における当時の指導者だったから、毎晩のように若い党員たちが集まって
「学習」をしていた。それは日本の「夜明け」を信じたエネルギーのほとばしりだったに
違いない。しかし現在にいたるも同党は政権と無縁である。それはトップがあまりにも
“経営手腕”に富み過ぎ、「民主集中性」というトップダウンが逆目に出たからでは
なかったか
▼創業者が二代目の甘い経営を見て「オレの目が黒いうちは」と目を光らせるという
光景が宮本氏の長い君臨にダブってくる。名誉議長となって第一線を退きながらも、
その影響力が強かったことは傍目からもうかがわれたが、その宮本色が一掃されて、
“宮本商店”は本当の“株式会社”になれるのかどうかはこれからだ。
東海新報
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
202 :
文責・名無しさん:2007/07/24(火) 11:12:30 ID:vTC4IiXGO
う〜む面白い
203 :
文責・名無しさん:2007/08/01(水) 11:43:24 ID:npX8DbEM0
☆★☆★2007年08月01日付
参院選はマスメディアの予想通り自民党の大敗に終わった。これが今後の政局にどのような波紋を
広げるのかはともかく、参院戦初挑戦の藤原良信元県議会議長が比例区で当選し、
衆院議員の黄川田透氏と二人を当地区から国政に送り込むことになったことは、慶事だろう
▼この手痛い敗戦を受けて自民党内には安倍首相の指導力を問う声も上がり、
野党からは「やめろ、やめろ」の大合唱である。メディアには首相の責任論がかまびすしく、
特に露骨な安倍叩きが続いている朝日新聞などは、水に落ちた犬をどう遇するかを教える中国式手法
でコテンパの酷評を浴びせている。姉妹紙のスポーツ紙まで「安倍やめろ」の大見出しだったのは、
品位としてどうか
▼政治評論家の屋山太郎氏は、昨日の産経新聞「正論」欄で「自民惨敗を演出した『国民の真意』
と結果を表していたが、閣僚の相次ぐ「連れ辞職」他のゴタゴタで有権者が自民党にそっぽを向き、
きついお灸をすえたことは明らかである。この大敗は党の総裁たる安倍首相が潔く引責辞職し、
出処進退の範を示すことは当然すぎるほど当然であろう。しかしそれは時と場合による
▼党内の不祥事はともかくとして、安倍首相は短期間のうちに教育基本法と国家公務員法の改正、
防衛庁の省昇格、国民投票法の制定、社会保険庁の解体など、一内閣が一つものにできるかどうか
という重要法案を矢継ぎ早に成立させてきた。この実力は刮目(かつもく)すべきものがある
▼すべてが速効性を発揮するとは限らないが、官庁や官僚OBから猛反対に遭いながら役人の
天下り規制に道筋をつけた英断一つとっても、この際、続投という「例外」を受容すべきと
小欄は考えるのである。時と場合とはそのことだ。
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
204 :
文責・名無しさん:2007/08/04(土) 06:55:46 ID:wHOgocXp0
☆★☆★2007年08月03日付
日本人というのはムードに流されやすい国民だなと実感するのは、参院戦で自民党が大敗し、
安倍内閣の責任、辞任を問う新聞、テレビ、週刊誌などの大々的な取り上げ方が、
いかにも“革命前夜”のような様相を見せていることにある
▼なるほど自民の大敗は、政権党である同党の失策が原因であり、そのトップの責任問題に
すべてが収斂(しゅうれん)するのは、どんな社会にも共通のしきたりである。
いわば「ムラ社会」の掟は、伝統と慣習と習俗に支えられてできあがったものであり、
一方にある「トカゲの尻尾切り」とは対極にある日本の美学であろう
▼しかし、ではトップが交代するだけで日本の将来がよくなるのかという、
現実問題としての素朴な疑問に対して冷静に答えを探してみると、
そう大きな変化は期待できまいという気がしてならない。
なるほど、次期候補の最右翼にある麻生さんがかりに首班として指名されたとして、
党内の混乱は一時収束するだろうが、それだけでは真の解決にならない
▼後は野となれ山となれで、辞任することは一番楽な方法だ。しかし、逆境に追い込まれた時、
これを奇貨として従来のやり方を反省し、改革に取り組むという姿勢に転ずることは、
重圧と苦難を乗り越える覚悟が必要という意味で、これまた責任ある生き方である
▼最後は結果が裁定するが、この混迷を乗り切り野党が突きつける諸問題を解決して、
日本の将来に道筋をつけることこそが喫緊(きっきん)の課題であり、
安倍政権にラストチャンスを与えるという選択肢が残されていい。
民主党が政権党たるにふさわしい実力をつけるためには、揚げ足取りに終始するような
いとまもないし、順風が吹くいまこそが、脱皮する好機でもあるのだ。
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
m9。゚(゚^Д^゚)゚。プギャーーーッハッハーヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒーーーーー
( ;∀;) イイハナシダナー
ウヨ脂肪wウヨ脂肪wあばばばばwウヨ脂肪wあばばばばwウヨ脂肪w
( ´∀`)ほすほすキタ━━━(´∀`) ━━━!!!!
ウヨ哀れwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
♪ ∧_∧
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(( ( つ ヽ、 ♪ ウヨ脂肪♪
〉 と/ ))) ウヨ脂肪♪
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♪ / ) )) ♪ あばばば♪
(( ( ( 〈 ウヨ脂肪♪
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♪ ∧_∧
( ´∀` )))
(( ( つ ヽ、 ♪ あばばば♪
〉 と/ ))) ウヨ脂肪♪
(__/^(_)
∧,_∧ ♪
(( ( )
♪ / ) )) ♪ ほすほすほすほす♪
(( ( ( 〈 ウヨ脂肪♪
(_)^ヽ__)
206 :
文責・名無しさん:2007/08/04(土) 10:24:07 ID:gksbWdMGP
>>203-204 まあ常識的な考えだな。
ところでこのコラムは翌日にならないと更新されないのか?
今日のコラムを見たくてサイトに行ったんだが、今日のはなかった。
207 :
文責・名無しさん:2007/08/09(木) 08:21:13 ID:PfnSf4at0
☆★☆★2007年08月09日付
▼中国の官吏汚職が物語るように、上がやれば下も見習うのは世のならい。
社会保険庁の職員が年金保険料の着服や不正支給をして、会計検査院に
報告されたものだけでも総額一億三千万円余りに達していた。どこまでズサンな
組織なのだろう
▼産経新聞記事によると、これらの手口はきわめて悪質で、架空の人物名で記録を
作成して(大切な記録はほっといて)厚生年金を受け取ったり、加入者から謝礼を
受け取ってデータを改ざんしたりと、詐欺、背任横領、収賄、公文書偽造、
公正証書原本不実記載、えーと、あとどんな罪刑があったっけ?
と首をかしげたくなるほどなんでもありが、ここを舞台に繰り広げられていた
▼この「不正のデパート」で、もっとも悪質な“売り子”は、四年余りにわたって
加入者から預かった国民年金保険料を国庫に納めず、千三百万円あまりを着服していた。
そればかりか、年金の受給資格を満たさない加入者から、謝礼金を受け取ったうえで
加入記録を書き換え、二千六百万円あまりを不正に受給させていたというのだから、
とんだ“能吏”がいたものだ
▼この人物は問題発覚後自殺し、返還されるべき額も弁済されていないという。
発覚したのなら当然告発され、氏名も公表されるのが筋だが、事件にもならず
うやむやに処理されるというのが役所の不正に共通した扱われ方である。
民間なら数百円の品を盗んでも犯罪として指弾される。これはどう考えてもおかしい
▼厚生年金滞納事業主を直接訪ねて保険料を徴収しながらネコババしたり、
架空の人物名で預金口座をつくり、給付金をだましとった例もあるとかで、
いずれこうした不正は氷山の一角とみられているから、「消えた」のは
年金記録だけでなく、年金保険料も同様。それも膨大な額になるだろう。
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
208 :
文責・名無しさん:2007/08/17(金) 00:29:55 ID:wFeXiKn+P
☆★☆★2007年08月12日付
▼中国の首脳部は「してやったり」とほくそえんでいることだろう。
一度切り損ねた外交カードが、これからも使えそうなことがはっきりしたからだ。
「全閣僚靖国参拝せず」という主見出しに「終戦記念日・内外反発避ける狙い」
という脇見出しは、主権国家が主権を放棄したに等しいていたらくを物語っている
▼「靖国カード」が“発効”していたのは、小泉前首相以前の歴代内閣まで。
その呪縛を経ちきったのは、むろん小泉さんで、とどめの一発は終戦記念日の
八月十五日をわざわざ選んで参拝したことだった。それまで首相の靖国参拝に
対する賛成、反対はほぼ拮抗(きっこう)していたものが、直後の世論調査では
賛成が急上昇した。これは中韓の内政干渉に対する嫌悪感と、困難を恐れずに
立ち向かった小泉さんの勇気に贈られた賛辞だった
▼首相に就任後さっそく中国を訪れた安倍首相が冷え切った日中関係を
修復するため、どんな「闇取引」をしたのかは定かでないが、中国が
靖国カードをちらつかせることはなくなった。そして安倍さん自身、
参拝するともしないともあいまいなままにし、八月十五日を選んで
参拝するという“サプライズ”が起きる可能性は1%以下の確率となった。
ゼロではないが、限りなくゼロにちかい
▼参拝閣僚なしというのは歴代になく、それはトップの姿勢と無縁ではない。
戦後レジームからの脱却を謳う安倍さんが、そのほつれた糸をほどこうとせず、
逆にみずからをがんじがらめに縛り付けたとしたらそれは哀しいことである
▼中韓の反発をおそれるあまり、信念を曲げ、妥協したのだとしたら、
それは怯懦(きょうだ)として片づけられるが、主体性を放棄したら、
失う国益ははかりしれない。安倍さんに対する信頼と訣別する時が
来ないことを祈るばかりだ。
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
209 :
文責・名無しさん:2007/09/01(土) 08:27:42 ID:le8dzWph0
☆★☆★2007年09月01日付
永年なじんできた風習を切り捨てることに抵抗があるのは当然で、いま韓国が直面しているその
“新旧交代”に庶民が困惑している様子をテレビが伝えていた。その風習が「尺貫法」。
これを改めてメートル法に統一するというのだが、はたしてこの切り換えは「間尺に合う」のか?
▼尺貫法はむろん、中国から渡来したもので、「貫」は日本独特の単位だから、中国・韓国流に
いえば、正式には「尺斤法」ということになる。韓国では長さを尺、重さを斤・匁、面積を坪で
表してきた。それをメートル法に統一し、違反したら罰金というのだから、度量衡の世界でも近代化
を促進させようということだろう
▼もともと国内の発想というよりは、WTO(世界貿易機関)の要請によるもので、経済取引では
同じ単位でないと齟齬(そご)が生じることは、日本が強い抵抗に遭いながら尺貫法を捨てたのと
同じ流れである。しかし単位というのは、頭の中にしみついているものだから、これを改めると
いうのは混乱を避けられない
▼早い話がヤード・ポンド法で、欧米でもメートル法への切り換えを促しながらも、このなじんだ
単位とは訣別しきれずにいる。外国の機械などインチが使われているから、日本でも工具類はインチ
とセンチが混用されている始末。欧米が不便だからと尺貫法を排撃をするのは本来お門違いという
ものなのである
▼しかしそこは庶民の知恵である。日本で「間・尺」と「坪」がいまだ使われているのは、その方が
理解しやすいからであり、実際大工さんに聞くと、メートルでは端数が出て、狂いが出るのだという。
表向きとは別にその共存を許し、罰則を設けなかったことは正解だろう。
韓国も「日本統治時代の名残を排斥する」といった理由付けなどしないで、裏と表を認めればいいの
である。
東海新報社 コラム > 世迷言
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
210 :
文責・名無しさん:2007/09/11(火) 20:43:28 ID:2XiYPqxy0
☆★☆★2007年09月04日付
▼「一難去ってまた一難」「二度あることは三度ある」―昔のことわざは安倍内閣のために
とってあるような不祥事が相次いで、当のご本人はさぞウンザリしていることだろう。
発足したばかりの改造内閣で農水相に就任したての遠藤武彦氏が早くも辞任に追い込まれた
▼それにしても異常というほかはない。この五月に松岡利勝氏が自殺し、その後任となった
赤城徳彦氏も八月に更迭されて、今度は「もつ」かと見られた遠藤氏まで「三日天下」に終わった。
同省はこの五年間に大臣が五人替わるという「新記録」を樹立したことになる。
それは「農は国の基なり」という国是を放棄し、「ノー政」にしてしまったツケが人事にも回ったためだろう
▼本来食糧だけは自給自足が望ましい。やはり自給率の低さが問題となっているエネルギーは、
天然資源の少ない日本にとって最大のアキレス腱ではあるが、よっぽどの新発明、
新発見という救世主でも現れない限り、抜本的解決は不可能だ。しかし食糧自給は
打開の道が必ずあるはずである
▼そのためにも、農政にはすぐれた先見性と洞察力を持った人材を充てなければならないはずなのに、
二次、三次産業優先の国策が同省を片隅に追いやってしまったのである。従ってその人事も
「適材適所」というよりは「大臣病患者」のために空けておくという「宛職(あてしょく)ポスト」に
成り下がった観がある
▼だからこそ「身体検査」も十分に行われずに起用されるようになったのだろう。結果として、
首相の任命責任や危機管理意識が間われるのは当然だろうが、その前に本人の当事者意識が
低すぎるという証拠が五年で五人という数字に表れている。そこで川柳を一句。
「長だけは臨時雇いの農水省」
東海新報社 コラム > 世迷言
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☆★☆★2007年09月05日付
▼せっかく築き上げてきた実績も評判も、ほんのささいなことで水泡に帰すことがある。
「九仞(きゅうじん)の功を一簣(いっき)に欠く」という故事は、そんな戒めの一つであろう。
高い築山が完成の目前となっても、あとモッコ一つの土が不足のため、
完成にいたらなかったという悔しさがそれ
▼本県選出の元農相・玉沢徳一郎議員が領収書改ざんの責任をとって、
自民党を離党せざるを得なくなったのは、最後のモッコ、つまり潔白を欠いたからである。
この故事は小欄で再三引用したが、それはとりもなおさず類似のケースがあまりにも
多いからである
▼玉沢議員は当選九回。押しも押されぬベテランであり、政界のことは隅々まで
通暁しているはずである。それがあろうことまいか、領収書の多重計上という姑息な
ごまかしをしていた。むろん本人ではなく、本人が代表を務める支部の会計責任者代行が
したことらしいが、むろん本人に監督責任があるのは自明である。それにしても
せこい改ざんをしたものである
▼市販の領収書には通し番号が記載されていない。零細企業でもそこまでしていない。
しかし経理担当者が何人もいる中企業以上は、担当者の不正防止のためナンバリング
(通し番号)している。領収書を発行した会社は県内大手の印刷会社だったことが、
改ざん露見のポカにつながった
▼偽造紙幣同様、同じ番号の領収書があれば発覚しない方がおかしい。これは担当者が
世知にうとかったからだろうが、自分が着服するための偽装ではないから、
上の「意を体して」の結果ととられてもしかたがあるまい。比例区で当選した同議員は
離党によって、政治生命を断たれるに等しい。なんとも高い代償についたものである。
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☆★☆★2007年09月06日付
▼当たり前のことが当たり前に行われないと、そこに弛緩と停滞とが生まれる。
就任したばかりの舛添要一厚生労働相が、社会保険庁と自治体職員による
年金保険料などの横領事件を「厳しく詮議する」とブチ上げ、喝采を浴びているのは、
これまでの奉行があまりにも無能すぎたからだろう
▼国民から預かった年金保険料を着服、横領するといった事実上の犯罪が表沙汰にならず、
多くが闇に葬られてきたのは、身内の恥をかばう役所の隠蔽体質が温床となってきたことは
まぎれもない事実だろう
▼何度も書くが、民間なら端金を盗んだだけでも刑事犯罪となる。これが、
こと役所となるとそんな不正が発覚、摘発されても懲戒免職や停職などの内部処分に
とどめたり、本人に弁済させて済ますような微温的解決で問題を先送りするのが常である。
これは、ごまかされた金が公金で誰の腹も痛めないことと、監督責任が上部に及ぶことを
避けるための保身術で、こんな忍術を認めるわけにはいかないと?新奉行?が考えるのは当然
▼社保庁や自治体職員による年金保険料などの横領は総額三億五千万円ちかくにも及び、
その件数九十九件のうち三十五件はこれまで公表されなかった。しかも近年以前の不正事案は、
データにも残っていないという。怒り心頭に発した舛添さんは、全ての洗い直しを命じ、
悪質な者は刑事告発する方針だというが、遅きに失したとはいえここで悪弊にクサビを
打ち込んだ意義は大きい
▼「魔がさす」のは人の常。それだけに邪心を起こさせぬような規律と監視とを怠らぬのが
お上のつとめじゃ―という大岡裁きは、汚吏たちを震えあがらせるだろう。そこで一句
「消しゴムは社保庁印がよく消える」。
東海新報社 コラム > 世迷言
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☆★☆★2007年09月07日付
▼中央教育審議会が、中学校の体育の時間に武道とダンスを必修とする方針を
固めたことについて、二つの新聞が相反する社説を掲げていた。賛成が産経新聞、
反対が朝日新聞と、主張の対立を続けてきた両紙がここでも異なる立場を
表明しているのは面白い
▼「伝統文化の尊重」という改正教育基本法の理念に基づくこの必修化について、
産経は武道の持つ精神修養面の効果を期待し、礼節を重んじる日本の国柄の再生に
寄与するだろうともろ手を上げて賛成なのに対し、朝日はなんで今ごろ武道なのだと
疑問符を呈し、これによって伝統と文化が身に付くというほど単純なものではあるまいと、
この方針の安易さを指摘する
▼物事には必ず二面性があり、いずれが正しいと一概に論ずることはできない。
たとえば郵政民営化だが、十月からの移行が決まった今なお賛否両論を引きずっている。
自民党内にすら異論があり、最後は解散総選挙で是非を問う形となったのも、
二面性を持つがゆえにまた逡巡させる要素を排斥できないからだろう。
市町村合併しかり。岩手県競馬組合の存続問題しかり
▼だが、結果はやってみないと出ないのも事実である。なんで必修化か?と
考えるのも正しいが、それによってプラスになるかもしれないと考えるのも正しい。
結局いずれの判断が正しかったのか答えが出るのは時間の経過を待たねばならないが、
両紙の社説を見ると普段のスタンスと異なって朝日が保守、産経が革新という立場と
なるのが面白い
▼必修化によって当然課題も出てくるだろう。専門教師の配置、場所、用具。
そんな支出も伴う。だが、これによって礼節を重んじる気風が生まれれば、
それは金銭に代えられない財産となる。まずやってみること。それでまずければ
改めればいいのである。
東海新報社 コラム > 世迷言
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>>203 岩手3区の代議士は民主党の黄川田「徹」さんです。
地元の国会議員の名前を間違わんで下さいまし。
☆★☆★2007年09月16日付
▼やはり一寸先がわからないのが政界だと痛感した。安倍さんの後は麻生さんに決まりだろうと
見ていたら、突如暗闇から福田さんが顔を出して、情況を一変させてしまったのだから。
本命がレース前にアキレス腱を切り、ダークホースが独走態勢に入ったこの「総裁選ダービー」は、
観客に馬券を買う気力も阻喪させてしまった
▼小泉さんは「自民党をぶっ壊す」と叫んで事実、派閥力学を減衰させた。そして族議員たちが
権益に群がる構図を叩きつぶした功績は大きい。だが、どっこい派閥は生きていた。
それは「派閥均衡人事」という“伝家の宝刀”がいまなお切れ味を保っているからに他ならない。
「大臣病」は、大樹に寄ることで“快癒”するのである
▼それにしても、前回は高齢を理由に総裁選を見送った福田さんが、今度は一転して出馬を表明したのは、
まさか若返りの薬を飲んだためではなかろう。「鳴くまで待とうホトトギス」という深慮遠謀があったとも思われない。
洞ケ峠で高見の見物をしていたらいきなり「麻生軍」の劣勢が明らかになったからだろう
▼安倍さんの掲げた「戦後レジームからの脱却」は、自民党そのものの体質改善を内包するものであった。
フランス革命前の絶対君主制及びその封建社会「アンシャン・レジーム」は、「旧体制」「旧制度」と翻訳されているが、
敗戦後GHQの骨抜き政策によってすっかり魂を奪われた日本のありようを「戦後レジーム」と換言した安倍さんの
置き土産はゴミ箱へポイか
▼各派閥による福田さんの雪崩的支持は、まさに「派閥復古」と戦後レジームへの逆戻りを暗示している。
「それでも派閥は残った」。これを古き良き伝統と喜ぶのだけは遠慮申し上げたい。
東海新報社 コラム > 世迷言
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi 【岩手の】東海新報【良心】
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/mass/1144766172/
☆★☆★2007年09月13日付
▼こういうのを「晴天の霹靂」というのだろう。昨日午後安倍首相が緊急記者会見し、
突然の辞任を表明した。参院選での惨敗で苦境に立たされても続投し、不退転の決意で
党の再建を図ると明言していただけに、この腰砕けは一体何が原因なのか様子を見る
必要はあるが、やはり政界の一寸先は闇だった
▼記者会見で「本日、総理の職を辞す」と切り出した首相は「局面を転換して、
新たな首相のもとでテロとの戦いを目指すべきだ」とその理由を述べたが、
これでは投げ出したと解釈するほかはない。どんな艱難も甘受し、落ちるところまで
落ちてもまたはい上がるという強い意思力を持続させることが「不退転の決意」というもので、
局面の打開が困難だから一抜けたというのはお坊っちゃまの論理である
▼臨時国会でテロ対策特措法の延長が困難になったことと、閣僚の相次ぐ辞任やら
不正経理の発覚やらで確かに風向きは強いアゲンストとなったが、
「花も嵐も踏み越えて行くは男の生きる道」(西条八十作詞「旅の夜風」)ではなかったのか。
テロ特措法の延長が否決されれば、米国との同盟関係にヒビが入るのは想定内だが、
想定外の解決法を編み出すのも政治家の器量のうちである
▼民主党の小沢代表が党首会談を拒否したことで、この懸案が国会で解決するのは
困難となり、だからといって「だまし討ち」するような手を打つことはご本人の性格に
合わないことは承知だし、四方八方から袋だたきに遭うだろう。だが、
辞任するのはそれからでも遅くないのである
▼小欄は安倍首相の清新さと「戦後レジームからの脱却」志向に期待し、
私設応援団を務めてきたから、この辞任に落胆、失望し、同時に政治の潮目が
変わる時というのはこんなものかと「旅の夜風」が身にしみる思いである。
東海新報社 コラム > 世迷言
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☆★☆★2007年09月14日付
▼安倍首相辞任で一番ガッカリしているのは朝日新聞だろう。なにせ毎日いじめていた
相手が突然転校してしまったのだから。むろんこれは逆説だ。しかし同紙の安倍政権に
対するネガティブ(否定)キャンペーンはすさまじく、これにはいくら強靱な神経の持ち主でも
参るだろう。哀れいじめられっ子は転校を余儀なくされた
▼わずか一年で安倍政権は潰え、内閣改造で晴れ舞台に立った役者の面々も、
思いがけない興行打ち切りとなっていきなり奈落の底に突き落とされたような心境だろう。
前岩手県知事から総務相に起用された増田さんもさぞ憮然としているにちがいない。
水泡のように「かつ消えかつ結びて久しくとどまりたるためしなし」(方丈記)なのが政界なのかも
▼不本意な辞任の引き金となった最大のものは、健康上の理由という説明があった。
もともと安倍首相は胃腸が弱かったようで、就任当時からこの点が気がかりだった。
「健全な精神は健全な身体に宿る」という格言があるが、普通の神経の持ち主には
務まらないと言われる政治家にとって、「腹をくくる」ためにもこの器官は大事なのである
▼しかし刀折れ矢尽きて退陣する若将に対し、いくら野党とはいえねぎらいの言葉一つぐらいは
かけてやれないものだろうか。昨日の悪態は棚に上げてあえて言わせてもらうなら、
武士の情、惻隠の情というものがあってもいい。一ノ谷の軍に敗れた平家の公達を
いとおしむ心情が日本にはあるはずだ。昨日の敵将ステッセルを武人として遇した
乃木大将のような
▼「判官びいき」というのは、弱者に対する思いやりの心であり、他国は知らずこれが
日本人の特質だろう。前途有為な青年政治家の不運を惜しむに、ツバをもってするのは
いかがなものか。
東海新報社 コラム > 世迷言
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218 :
これも貼らな:2007/09/16(日) 20:37:38 ID:4w73AxgY0
☆★☆★2007年09月14日付
安倍首相辞任で一番ガッカリしているのは朝日新聞だろう。なにせ毎日いじめていた相手が突然転校して
しまったのだから。むろんこれは逆説だ。しかし同紙の安倍政権に対するネガティブ(否定)キャンペーンは
すさまじく、これにはいくら強靱な神経の持ち主でも参るだろう。哀れいじめられっ子は転校を余儀なくされた
▼わずか一年で安倍政権は潰え、内閣改造で晴れ舞台に立った役者の面々も、思いがけない興行打ち切り
となっていきなり奈落の底に突き落とされたような心境だろう。前岩手県知事から総務相に起用された
増田さんもさぞ憮然としているにちがいない。水泡のように「かつ消えかつ結びて久しくとどまりたる
ためしなし」(方丈記)なのが政界なのかも
▼不本意な辞任の引き金となった最大のものは、健康上の理由という説明があった。もともと安倍首相は
胃腸が弱かったようで、就任当時からこの点が気がかりだった。「健全な精神は健全な身体に宿る」という
格言があるが、普通の神経の持ち主には務まらないと言われる政治家にとって、「腹をくくる」ためにも
この器官は大事なのである
▼しかし刀折れ矢尽きて退陣する若将に対し、いくら野党とはいえねぎらいの言葉一つぐらいはかけて
やれないものだろうか。昨日の悪態は棚に上げてあえて言わせてもらうなら、武士の情、惻隠の情という
ものがあってもいい。一ノ谷の軍に敗れた平家の公達をいとおしむ心情が日本にはあるはずだ。
昨日の敵将ステッセルを武人として遇した乃木大将のような
▼「判官びいき」というのは、弱者に対する思いやりの心であり、他国は知らずこれが日本人の特質だろう。
前途有為な青年政治家の不運を惜しむに、ツバをもってするのはいかがなものか。
総裁選、新内閣のことはスルーなのか。
220 :
文責・名無しさん:2007/09/27(木) 21:35:52 ID:RiumA5Sz0
☆★☆★2007年09月22日付
▼検査入院とされていた安倍首相だが、病状の回復が思わしくなく退院のめどが立っていないという。
このため首相不在のまま内閣が総辞職する可能性が出てきた。それでも国政は動いているが、
しかしあの颯爽とした青年宰相が病床で懊悩しているのかと思うと、人生無常の念を禁じ得ないのである
▼首相というのは考えるまでもなく大変な激務なのであろう。石橋湛山氏が病気のため二カ月足らずで
退陣した時は、子ども心にがっかりした覚えがある。新聞記者上がりだが、お寺に生まれて後に得度したほどだから
清潔感があり、人気も期待も高かったためだ。激務にブンヤの神経は向いてなかった?
▼「貧乏人は麦を食え」発言の池田勇人氏も病気で中途退任、「アーウー」と言語不明瞭だった
大平正芳氏は病気で在任中死亡、やはり脳梗塞で倒れ執務不能となって内閣総辞職となった
小渕恵三氏のことは記憶に新しいが、職務と病気の関係は一概に論じられないとしても、
導因の一つにはなっているのだろう。その激務をいま二人が望んでいる?
▼安倍首相が退陣を余儀なくされた原因については諸説がささやかれている。
それらは週刊誌などの格好の餌食にされているが、根も葉もない噂と否定できないものがあるのは、
政界というものがそれほどドロドロしているからであろう。また聞きだが、
小泉前首相は再チャレンジを促されたら即座に「あんなことやってられないよ」と断ったという。
千載青史に名を連ねるのは本望だが、二度とやるものじゃないというのも本音か
▼政治家になる幸せもあれば、ならぬ(なれない)幸せもある。“楽務”に身を委ね、
晩酌を楽しむ幸せを感じながら、それができない安倍さんの心中を思い、
人生とは何かと考える私です。
東海新報社 コラム > 世迷言
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221 :
文責・名無しさん:2007/09/27(木) 21:59:49 ID:P5psunrO0
222 :
文責・名無しさん:2007/10/02(火) 20:44:57 ID:lNcOuanq0
☆★☆★2007年10月02日付
浮かんでは消え、消えては浮かぶアブクのような六か国協議の進展と成果をまともに信じている人は
どのぐらいいるのだろうか?これまでの時間と金の浪費を「費用対効果」で計算すると、
これは「経常損失」と言い換えていい
▼その協議が今回はまとまりそうな雰囲気を漂わせているが、相手をその気にさせておいてさっと
肩すかしを食わせる北朝鮮の“お家芸”がまたも発揮されないという保証はまったくない。
米国のヒル国務次官補はまさに善意のかたまりのような人物で、何度裏切られても
「ついて行きます下駄の雪」という風情
▼焦点はむろん北の核施設を「無能力化」できるかどうかにかかっているが、せっかく手中にした
核カードを北があっさりと手放すはずはなく、ご用済みの施設を封印させた程度で「はいこの通り」
と両手を開いて見せ、実はポケットの中にタネをひそませているフシがふんぷんだ
▼それは勘ぐりではなく、これまでのいきさつから見て多分そうだろうという経験的「学習効果」
というもので、何を考えているか分からないような北の金桂寛外務次官が時折見せるニヤリとした
表情から、その意図を見抜く「読心術」が外交には必要なことを素人だって理解している
▼拉致問題解決のため安倍政権は「対話より圧力」政策に転じ、その方針を堅持してきたが、
主が変わって福田政権になるとまたぞろ「対話」路線が復活してきた。
これで自主路線は「日本を孤立させる」、「取り残される」といった論調が勢いを増すだろう。
だがこの軟化は北をほくそ笑まさせるだけでなく、核施設の前に日本外交を「無能力化」させる
おそれがあることを肝に銘ずべきであろう。
東海新報社 世迷言
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223 :
文責・名無しさん:2007/10/04(木) 13:57:36 ID:Jw40Zb+OO
age
224 :
文責・名無しさん:2007/10/16(火) 18:08:43 ID:tlOggKLW0
ドキュンからバックアップうけている反日本記事捏造のアサヒる新聞。
恥ずかしくて公共の場では読めない新聞。
225 :
文責・名無しさん:2007/10/17(水) 13:39:41 ID:5LDjK4HA0
☆★☆★2007年10月04日付
▼一口に「歴史認識」というが、教科書の記述がコロコロ変わるようでは「正史」は何なのか
生徒は戸惑うばかりだろう。全国の高校で世界史の未履修が問題となったが、
この調子だと日本史の不履修校も現れるのではないか
▼それは冗談としても、沖縄戦での集団自決に旧日本軍の命令、強制があったとする記述に
文部省が検定意見を付け、従来の「定説」が覆された。それは近年の調査や関係者の
証言などで新事実が明るみに出て、見直しの必要性が強まったためで、検定意見は
そうした背景を汲んだものだろう
▼これに対し沖縄県などが撤回を求め、反対を訴える県民大会には主催者発表で
十一万人が集まったとされる。ここからが問題で、沖縄県民の心情に配慮するという形で
政府部内に動揺が起き、軍の関与があったとする記述が復活の見通しとなった。
それも文科省つまり政府の決定というより、教科書会社に判断を委ねるという
姑息な方法でである
▼歴史はあくまで事実に基づくものであらねばならない。しかし長い年月の間に多くが
風化し、その考証、検証は時間が経つほど困難になることは自明である。
沖縄戦の集団自決がどのような状況の中で起こったのか、これはまだまだ
時間をかけて精査しなければならないはずだが、沖縄県民の総意を斟酌して
検定を引っ込めたというのは、「史実」より「現実」が優先することにならないか
▼一旦定着したものが歴史であるとすれば、後世にはその検証の必要がなくなる。
そうではあるまい。古今東西為政者に都合の良いように書き換えられた歴史が
正しい形に修正される努力は、まさに史家の良心と良識に基づくものであり、
政府がこんな「歴史認識」しか持ち合わせないというのはお寒い限りだ。
東海新報社 世迷言
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226 :
文責・名無しさん:2007/10/17(水) 13:42:33 ID:5LDjK4HA0
☆★☆★2007年10月13日付
▼業界最大手の「自民商事」が安倍社長の降って湧いたような退陣で、
誰が後継社長になるか世間の耳目を集めたことはご存じの通り。
ところが下馬評と違って最右翼と目されていた麻生専務ではなく、
福田総務部長に白羽の矢が立ったのだから何ごともフタを開けてみなければわからない
▼優柔不断だが実務処理にたけ、オレがオレがというところのない福田部長が、
仕事は出来るが多分に独断専行的なところのある麻生専務よりウケが良かったのは、
大企業病に陥っていた同社としては最善でないにしても、まずは組織維持のための
次善の人事であろうと、業界紙が書きたてたのも記憶に新しい
▼先の大型入札も「民主商事」にとられ、このままでは業界の王座から
転落しかねないという悲壮感が社内に漂い、福田新社長も日夜苦悩している様子が
口さがない街スズメたちの間にも伝わっていて、両者の角逐を面白おかしく眺めている。
なにせ民主商事の小沢社長は、各社を渡り歩いて現在の地位にある剛の者。
業界地図を塗り替える秘策を巡らしていることは明らかだ
▼現在のところ福田新社長は総務部長時代同様、仕事はそつなくこなしているが、
社内世論が支えになってつかんだ地位だけに、経営戦略も八方美人的になるのは
いかんともしがたく、対立する同業者に対しても「圧力よりは対話で」などと言い出すから、
債務不履行で苦しめられてきた「北朝鮮商事」とも話し合いで債権回収を図るつもりなのだろうか
▼そのお手並みが見どころとされるのが、インドの「給油事業」で、
相手先との契約が切れた後をどうするか、すでに同事業からの撤退を決定している
民主商事が高見の見物を決め込んでいる中、福田新社長の手腕がこれほど
注目されることもない。
東海新報社 世迷言
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227 :
文責・名無しさん:2007/10/27(土) 15:59:48 ID:AemyOnl50
☆★☆★2007年10月26日付
▼安倍政権時代の小池防衛大臣との確執が話題となった守屋武昌前防衛事務次官が、
今度は証人喚問という形で「時の人」となるとはお釈迦様でも予想がつかなかったろう。
防衛という国の衝にある人物が、商社からの接待ゴルフに憂き身をやつしていたというのだから、
太平楽これに極まれり
▼事務次官といえば省庁のトップであり、自ら範を示さなければならない立場にある。
しかし庁時代そして省に昇格してからもその任にあった同氏は、「天皇」と呼ばれるほど
権勢をほしいままにし、定年を過ぎても居座り続けた。後輩にその座を明け渡し、
花道を飾るべきところ出処進退を誤った
▼その存在を嫌った小池大臣が本人に相談もせず後任人事を発表したことにカチンと
来た守屋氏の「反乱」によって、どの省よりも大切な命令系統を否定した結果になったことは、
「軍法会議」ものである。結局安倍首相が裁定して一件落着したが、この「下克上」は
「造反有理」であっても、傲岸不遜な印象しか世間に与えなかったのは不徳のいたすところか
▼節を通すことは大事だが、それが私情から出たのでは「ごり押し」に過ぎない。
その増長慢がはしなくも現れたのが接待ゴルフである。防衛商社元専務らとのプレイは
実に四百回に及ぶともいわれるが、自己負担していると弁明しても、それも怪しくなってきた。
トップの率先垂範で何より先に問われるのは、李下に冠を正さぬ姿勢なのである。
利害関係者から供応を受けるというのは、それ自体常識に反しているというのが常識だ
▼大学では法律を学んだようだが、法論理の基底を成す「倫理」までは習わなかったのだろう。
背広組のトップがこの程度の認識だから、「徳育」の強化が叫ばれるのも無理がない。
東海新報社 世迷言
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228 :
文責・名無しさん:2007/11/10(土) 13:22:58 ID:3/0rcL930
☆★☆★2007年11月10日付
韓国の、というよりは世界の大企業に成長した「サムスン(三星)電子」が家電販売で日本から
撤退するという。半導体、液晶、携帯電話などで数々のシェアを独占し、七兆六千億円の売り上げを
誇るガリバー企業が、日本の市場には食い込めなかったということである
▼かつて世界中でソニーやニコン、キヤノン、トヨタなどの看板が日本製品の活躍を誇示していた
ように、いまやサムスンの看板が見られぬ国はないだろう。半導体や液晶などで日本企業の後塵を
拝していたこの会社が、あれよあれよという間に急成長を遂げ、ついに立場が逆転、半導体も負けた、
液晶も負けたというニュースばかり聞かされ続けてきただけに、撤退は意外に感じる
▼アジアにおける「モノづくり」の盟主は日本であるという神話が崩れて、特に得意としていた
先端技術で韓国に遅れをとったことを残念に思うのは、決してライバル意識からではなく産業の
足腰が弱くなったのではないかという危惧を抱くからこそである。トップブランドになるという
ことは、国力の反映でもあることは、日本が世界第二の経済大国となった過程からも証明される
▼モノづくりの原点を忘れてマネーゲームなどにうつつを抜かしていたら、いつの間にか追い越さ
れていたというのは、まさに「ウサギとカメ」の現代版だ。ここいらで目を覚まし本来の走りで
ゴールを目指さなければならないと、日本企業もやっと気付き始めたから、いま家電メーカーは
薄型テレビの薄さを猛烈に競うようになっている。「帝国の逆襲」というところだろう
▼撤退は日本国内だけのことで、サムスンの成長が鈍ったわけではない。
そんなことで安心などせず「追いつき追い越せ」今度は日本がムチを入れる番なのである。
東海新報社 世迷言
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>>228 このコラム自体に保守論壇の限界が見えるな。
諸君やら産経が、ある時期の不動産や金融取引を指し邪心からの金儲けと
決め付けて批判したり、ちょいと目立つ事故を見たら日本の劣化に結びつけ
産業やテクノロジーに対して日本をこれでもかと嘆いた。
それが株主を怖気づかせて設備投資の大規模な減少につながっったり、
消費する側の日本社会ののメンタリティにも影響したことが損失となって、
悪夢のような90年代後半を過ごす羽目になったのを忘れたとは言わさない。
逆に左っぽい連中は「保守が弱くなれば景気が良くなるはずなのに何故?」
って感情と、それに元々日本の産業弱体化を狙って何事も疎ましく思ってて
テクノロジーの所産を厳しく批判してたわけだが、そこに「駄目な日本」を嘆く
保守派が同調した形になって日本国内が暗く沈んでしまったんだよなあ。
その足跡をもう一度振り返ることなくコラムに用いるなんて虫が良すぎる。
230 :
文責・名無しさん:2007/11/12(月) 11:53:25 ID:XswhNvs90
☆★☆★2007年10月28日付
▼一昨日は「床屋政談」ならぬ「居酒屋政談」で盛り上がった。出席者全員が
「世迷言」ではなく天下国家を論じ、明日の日本をどのようにしたらいいか、
さながら維新の志士たちのごとく憂国の情をほとばしらせるのだった
▼参院選の自民大敗は、有権者のバランス感覚を物語るものであり、
しかし民主党が政権をとるような状況になっても、その担当能力があるかどうかは
すぐ表れる。登板はさせるがダメだったらすぐ代える、という監督の厳しい目を
有権者も持っており、敵失で点を稼ごうなどという安易な意識では「日本シリーズ」を
勝ち抜けない―から始まった
▼集った仲間には自民支持も民主支持もいたが、かといって「贔屓の引き倒し」にはならず、
政党など二の次、真に国政を託せる状況が具現することが大前提。そのためには
政治家の意識改革、政治そのものの「構造改革」が先決だという点で意見が
一致した。信じられないような国政ミスが生まれるのも、政治の制度疲労が
問題なのであり、ここにメスが入らないことには何も始まらないと
▼一方で市町村合併を進め行政のスリム化を促しながら、肝心の本体、
つまり国会が議員定数削減もしないのはおかしいという意見があった。
もっともである。改革を言うのならまさに「まず隗より始めよ」であり、
国民に痛みを求める以上、その負託を受けた代議員はそれを避けるべきでない
▼いずれ消費税の増税は避けられまいという認識でも全員がまとまった。
しかしその前に歳出削減を徹底的に図る必要があり、これを実行してみせなければ、
放蕩息子にただ金を貸してやるようなもの。それでは本人を立ち直らせることが
できない、という人情噺的結論になってこの夜は幕となったのである。
東海新報社 世迷言
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
231 :
文責・名無しさん:2007/11/12(月) 11:55:24 ID:XswhNvs90
☆★☆★2007年10月31日付
▼守屋武昌前防衛事務次官の証人喚問をテレビニュースで見て最初に思ったことは、
人間には二面性があるということである。自衛隊員倫理規定を誰よりも遵守しなければ
ならない背広組のトップが、平気でそれを冒していたという事実の裏に潜む一種の業を
なんと説明したらよいのか?
▼この事件は、防衛省の高官が不祥事を起こしたという観点から見れば特異なのだが、
癒着、汚職なんでもありという性行を持つ人間がたまたま事務次官に上りつめたのだという
見方をすれば理解しやすいだろう。世の中には羊の皮をかぶった狼もいれば、狼の皮を
かぶった羊もいる。これが二面性である。地位と名誉と金に飢えた狼が、本性を現すのは造作ない
▼手鏡事件で逮捕された大学教授も本性を隠すことができなかった。これが業というものであり、
猫の皮をかぶった男が上に対しては「猫なで声」で接して取り入りながら、下からは「天皇」と
呼ばれて恐れられたというのも、人間の二面性を如実に物語っている。「猫をかぶる」というたとえは、
表面を取り繕ろい本性を隠すことだが、隠しても隠し切れないからこその本性である
▼二百回以上ものゴルフ、夫婦での海外旅行、飲食やら金品、賭け麻雀などでもてなした相手が
防衛省の装備受注を主とする商社の元専務だったということは、まさに「魚心あれば水心」のたとえを
持ち出すまでもなく、受注欲しさだったことはまぎれもない。「永年の友人だから」という弁明は、
猫の額ほどの説得性も持ち合わせない
▼喚問では実に神妙でしおらしく非を認めていたが、相手に便宜を計らったことは否定、
そしてさりげなく元防衛長官らの被接待も匂わせたあたり、今度は猫から窮鼠に変身するつもりだろう。
東海新報社 世迷言
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
☆★☆★2007年11月01日付
▼密室での会談が色々と憶測を呼ぶのは、その内容を憶測するしかないからだ。
「何もありませんでした」「大したことではありません」と当事者が否定すればするほど、
「何かあったな」と勘ぐりたくなるのが人情だが、実はその通りだったりして…
▼福田首相と小沢代表の会談が赤坂などでなくて国会の常任委員長室で開かれたのは、
密約の可能性を否定するお膳立てで、会談も一時間で終わったということは、
報道通り双方の主張が平行線をたどったことなのか。しかし安倍前首相の
会談申し入れにけんもほろろだった小沢さんが、なぜ福田さんには応じたのか?
そこには一片の理由があるはずだ
▼インド洋での給油活動など金銭面からも自衛隊員の安全上からもやらない方が
いいのは童子にもわかる理屈である。しかし隣人が問題を抱えてその解決に
しゃかりきになっている時、「それはあんたの勝手、オレは知らない」とつれなくできるだろうか?
将来ともに付き合って行かなければならない相手のために多少の協力や妥協は必要だ
▼参院選を意識した小沢さんが撤退を表明したのは、戦術として有効だったかもしれないが、
将来を見越した戦略としては決して得策とはいえまい。世論調査の流れを見ると、
当初は撤退賛成が多かったものが現在は反対が上回るようになったのも、
損得だけで世の中は生きていけないことを国民も薄々感じるようになったためだろう
▼湾岸戦争当時、日本が金だけ出してまったく感謝されなかったことの屈辱感を誰よりも
味わっているはずの小沢さんが、時代の空気を読めなかったらそれはただの凡将である。
という深読みをすると、一時間の会談は阿吽の呼吸を確認するに余裕十分だったと
小欄は「憶測」するのだ。
東海新報社 世迷言
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
☆★☆★2007年11月02日付
▼出るわ、出るわ。まさに偽装食品のオンパレードである。段ボール肉まんほど
悪質ではないが、あの「赤福」がヤリ玉に上がったと思ったら今度はライバルの
「御福餅」が製造月日の偽装を認め、「餅は餅屋」ということわざが「一皮むけば
みな同じ」という意味に曲解されかねなくなった。「あんたがアホならわてかて
アホや」まさか「餅つもたれつ」ではあるまいね
▼高級割烹の「吉兆」が販売する菓子もおなじ偽装をしていた。「なだ万」と並ぶ
この老舗がそこまでやる必要があるのかと疑問を抱くのは当然だが、これは現場の
浅知恵だったとの由。しかし同社にとってこれは吉兆ならぬ凶兆となったはず。
一度失われた信用はなかなか取り戻せないものである。「菓子」を作って「瑕疵」を
作る。不二家の教訓は生きていない
▼続いて「ミスタードーナツ」が賞味期限の切れたシロップを使っていたことが
明らかになった。砂糖水で食あたりは聞いたことがないが、それでも偽装となる。
多分内部告発による発覚だろうが、やはりどこかに「甘さ」があった。それにしても
菓子業界はドーナツてるのか?
▼比内地鶏で名を馳せた?秋田では、その本物の卵を使っていないのに
使ったように見せかけた土産物卸会社三社が、インチキがばれて商品を
自主回収したという。「もう比内」いや「もうしない」とお詫びしたらしい。
このほかにも使っていない牛肉や鶏肉ササミを入っているように表示した
ペットフード会社、農林規格法に違反した「安倍川もち」(これも餅か)の
製造会社などの名前が新聞紙上を賑わせている
▼とっくに賞味期限の切れている当方など、期限切れにそう神経質ではないが、
牛や鶏の代わりに「狗肉」を売る商法だけは許せない。中国を笑っている場合か。
東海新報社 世迷言
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☆★☆★2007年11月03日付
▼「バレル」とは樽のことだが、石油の掘削が始まった当時のアメリカでは
適当な容器がなかったため、空いた酒樽に石油を詰めた名残が容量の単位として
使われるようになったという。一樽なんぼで電卓をはじいてみると一二〇リットル弱と出た
▼つまり普通車二台分のガソリンにあたる一バレルが先月末のニューヨーク市場で
九六ドルを超えた。円相場を一一五円として計算すると一万一千円強。
これが日本のスタンドでは一万八千円となるわけだ。石油のがぶ飲みを始めた
中国はじめ経済成長のめざましい新興国の需要急増と、投機筋の思惑とが
絡んでの急騰だろう
▼二次にわたる石油危機の時は消費者が買いだめに走り、トイレットペーパーまで
姿を消す騒ぎになったが、そんな学習効果があってか今回は国民も比較的冷静である。
しかし一バレル百ドルを突破する事態も予想されており、第三次石油危機も念頭に
入れておく必要があるだろう
▼ガソリンの価格を調べてみると、第一次危機の時は一〇二円だったものが、
第二次では一五五円に暴騰した。それが尾を引いて、その後一六九円に達したことがある。
二度の危機は原油生産国の戦争や紛争に伴うもので、今回とは事情が異なるが、
いずれ有限な資源である以上、消費国が買いだめに走る可能性は強く、
これがまた投機筋の思うつぼになる悪循環をどこかで断ち切る必要がある
▼坪十万円で建った家が二度の危機で三、四倍となった過去に照らして、
今後物価が押し上げられる可能性を否定できないが、これは消費国が節約の
姿勢を示し、需給のバランスを保つことが最大の防衛策であり、まずはエネルギーから
“ダイエット”を始めることだろう。それが賢い危機管理法というものである。
東海新報社 世迷言
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☆★☆★2007年11月06日付
▼安倍さんのサプライズに続いて今度は小沢さんのサプライズ。これだから
政局からは目が離せない。世間は驚きの声に満ちて、なぜ今頃の辞任なのかと
その原因を探る動きがかまびすしいが、本人以外は誰もわからないというのが
「真相」だろう。しかし自民党下野のシナリオが崩れかかったことは事実だ
▼テロ特措法の期限が切れて、民主党が凱歌を上げいよいよ政権奪取の
可能性が高まったという見方がある一方で、ではもし民主党政権が誕生した場合、
日米関係をどう処理していくのだろうかという疑問を小欄は抱き続けてきた。
どんな国とも不即不離、つまりつかず離れずの関係を保つというモンロー主義が
自国の孤立化を招いた米国の先例に学ぶというのならそれはそれでいい
▼だが、北朝鮮にそれは許されても、世界との協調抜きに日本の将来は語れない。
とりわけ戦後ずっとパートナーを組んできた米国との蜜月時代にケリをつけて、
“独身”に戻るというのなら別だが、そこまで踏み切れないのならインド洋の
給油活動にもどこかで落としどころを見つけるというのが「現実認識」であり、
政権党に求められる「融通性」というものである
▼国会のねじれ現象でどんな法案も参院で否決されることになれば、
政治そのものが混迷し、国民生活に重大な影響を及ぼしかねない。
これはやがて自らまいた種によって自分が苦しめられる結果になることを、
小沢さんほどの現実政治家が気付かぬはずはない。福田さんとの党首会談で
小沢さんが一大決心した妥協がその辺だったと思う
▼老舗に生まれ、そこを飛び出して色々会社を作ったまではいいが、
心ここにあらず、どこか実家が恋しい何代目が苦悩した結果の選択が
このサプライズだったと見るのはうがちすぎとしても、「育ち」は説明できない
作用をする。
東海新報社 世迷言
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
☆★☆★2007年11月08日付
▼亭主の浮気がバレてはらわたが煮えくりかえる女房が、「絶対に許せない。
離婚してやる」と一度は息巻くが、しばらくして冷静になると「子どももいるし、
自分一人では生活できないし、亭主の稼ぎも悪くないし。ここは我慢するか」と
いう境地に達する。そんな例は世間にザラだ
▼たとえは悪いが、小沢辞任発言とその後の収拾のしかたを見ると、
民主党の対応には「亭主の稼ぎ」が離婚に踏み切れない最大の理由であるように
思われて、失礼ながら冒頭のような情景が浮かんできた。昨日の日経、
産経両紙のコラムは期せずして小沢さんを天の岩戸に引きこもった天照大神に
たとえていたが、八百万の神々に「自活能力」があれば、岩戸を叩く必要はないのである
▼はしなくも小沢さん自信が漏らしたように、民主党が政権担当能力を
備えていれば、党首などどうでもいいことなのは、自民党がこういう時、
「お代わり」に不自由しない現状が参考になろう。一度辞任を決めた小沢さんが
党役員の説得と懇願によって翻意したことで、「離婚騒動」は収まったが、
しかし裏切られたという思いは女房の心の中に澱のように残るだろう
▼「子はカスガイ」となって「父帰る」ことになったが、本当は突っ放した方が
よかったのである。それは民主党に一時的混乱をもたらすが、強い獅子にするには、
わが子を千仭の谷底に突き落とすことが必要だ。せっかく大連立やら政策協議
やらという「虎児」を求めて虎穴に入ったはいいが、中はもぬけの空だった
▼こうして仲間から袋だたきにあった猟師が、こんどは虎児ではなく「虎親」を
狙おうという作戦を立てたとしても、竜になれなければ「竜虎相うつ」状況は
生まれない。それは柳本ジャパンが対セルビア戦で苦戦したごとくである。
東海新報社 世迷言
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
☆★☆★2007年11月09日付
▼「歴史は夜つくられる」というが、政治も夜つくられることは歴史が証明しているところだ。
つまり表舞台だけでなく裏舞台でも色々と工作されるのが政治の常で、民主党を
舞台にした今回のドラマにも「黒子」の存在が明らかになった
▼続投表明をした小沢さんが会見の中で、「さる人」から呼び出されて「大連立」を
持ちかけられその後、同じ人物から「首相の代理と会ってくれ」と頼まれたことが、
党首会談につながったと「告白」したことで、黒子が「白子」になった
▼名前こそ明かさなかったが、それが誰かは明白で、この「からくり人形劇」は
客席から座布団を投げられて中止、打ち切りとなる。さる人というのが読売新聞の
渡辺恒雄会長、その意を体してメッセンジャー役をつとめたのが森喜朗元首相であることは、「公然の秘密」
▼だから、観客はみな裏舞台の方へ回ってしまった。この「大連立劇」は
かくして興行的には失敗するが、脚本的にはおもしろいと、「座付き作者」の名を
高めた。この原作者は、「安倍辞任劇」の後も役者を集めて「福田擁立劇」の
脚本を書き、演出まで担当したほどで、隠然たる実力をのぞかせる。
井原西鶴にしてもこれだけの才覚は持ち合わせていまい
▼日本最大の発行部数を持つ読売新聞の主筆でもある渡辺さんは、
「ナベツネ」と呼ばれて良くも悪くも風雲を巻き起こす政界のフィクサーだが、
この党首会談をお膳立てした裏に、盟友である中曽根康弘元首相の影がどうもちらつく
▼自民、民主両座の興行はこれから表舞台中心となりそうだが、観客動員の
行方は役者と何より脚本次第で、民主座の方は新たな座付き役者を
育てる方針らしい。自民座は「お手並み拝見」と高見の見物だが、
こちらが演目の「国会胸算用」は、まだ構想すらまとまってないらしい。
東海新報社 世迷言
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
238 :
文責・名無しさん:2007/12/26(水) 00:47:57 ID:JWfysmpV0
○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○
このレスをみたあなたは・・・3日から7日に
ラッキーなことが起きるでしょう。片思いの人と両思いになったり
成績や順位が上ったりetc...でもこのレスをコピペして別々のスレに
5個貼り付けてください。貼り付けなかったら今あなたが1番起きて
ほしくないことが起きてしまうでしょう。
コピペするかしないかはあなた次第...
○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○
239 :
文責・名無しさん:2008/02/05(火) 12:43:57 ID:7ttLHt/OO
age
240 :
文責・名無しさん:2008/03/03(月) 22:16:34 ID:YEOL7Ltv0
「はい、ギョーザ一丁あが〜り」とはいかないのである。少なくとも中国製ギョーザの中毒事件で
“犯人”と断定された殺虫剤・メタミドホスがどこで混入されたのか、そして裏で糸を引くその
“真犯人”は誰かを特定しない限り、中国製食品に対する不安は一掃されず、海外市場は
閉ざされてしまう。
しかしながら中国は「一丁あが〜り」とやる積もりらしい▼中国当局が記者会見して「中国での
混入はあり得ない」、「殺虫剤は外側から内側に浸透することも確認された」と早々「結論」を
出したのは、ヤブを突いてヘビが出ないようにするためとしても、まさに「語るに落ちる」という
見本だろう。
まだ捜査途上の段階で「判決」というのは「新滸伝」も「三国志」もようせぬレトリックである▼
相手からは捜査資料を手に入れ、こちらからは何も出さないで「捜査協力」もないものだが、
その挙げ句に「日本混入説」を主張するあたり「拉致問題など存在せぬ」と言い張るどこかの
国とそっくり。だがそれは中国に対する不信感を募らせるだけで、少なくとも北京五輪を控え、
食の安全を印象づけることとは逆の効果をもたらすことを中国当局は考えなかったのだろうか
▼国連で分が悪くなれば「拒否権」を発動するクセが習い性になったわけではあるまいが、
サギをカラスといいくるめるこんな論法がまかり通るようなら、信頼というものは成り立たない。
真相を究明して再発防止を誓うことこそが最善の策だったのである▼案の定、店頭から中国
製食品が姿を消しつつある。不安の上に「偽装」の上塗りとなれば、消費者はいっそう遠のくだろう。
メタミドホスの毒性よりこわいのは、その場を取り繕って大局を見失う結果の害の方である。
ソース:東海新報社 2008年03月01日付
http://www.tohkaishimpo.com/index.html
241 :
文責・名無しさん:2008/03/07(金) 21:26:57 ID:Gb+hIVODO
東海地方と紛らわしいから「気仙新聞」と改称したらどうだろう?
242 :
文責・名無しさん:2008/04/06(日) 22:59:53 ID:PN6RM1zi0
東海新報
ttp://www.tohkaishimpo.com/ ☆★☆★2008年04月02日付
▼エンゲル係数といえば家計費における食費の率を指し、これが高いと「生活程度」が低いとされてきた。
しかし衣食住の中で絶対に不可欠なのは「食」であり、「衣住」充実のために
顔の見えない外国産の安い食材で補うというのは果たしてハイレベルな生活と言えるだろうか
▼そういう前提で中国製に限らず外国産に頼るという覚悟があればそれはそれでいい。
しかし日本が食料自給をやめて輸入に頼るようになってからたかだか四半世紀である。
その間、食料に関するどのような事件があったか思い出してみるべきだろう
▼「医食同源」とは、地元の食材を食べておれば問題は起きない、という先人の体験から来た教えである。
それがまた長寿を助けてきたのだと思う。しかし「医食異源」の現代、
食費を削って結果は医療費を増やすという戯画がちらついてならない。
ほ
ほ
しゅ
246 :
文責・名無しさん:2008/05/15(木) 03:00:33 ID:ywwW2Aqs0
コピペまだ〜?
ほしゅ
ほしゅ
☆★☆★2008年05月02日付
▼洞爺湖サミットを前に内閣を改造して人心もイメージも一新し、
福田政権を浮揚させる必要があると、自民党の“重鎮”たちは考えているようだが、
それで求心力が高まればしめたもの。しかし単なる延命策に終われば、
本復はかえって難しくなるだろう
▼福田政権の不運は、参院選敗退による後遺症が尾を引いているせいもあるが、
しかしそれだけに転嫁することはできない。やはり一国の将来を託される存在なのだから、
他人の嫌がることも敢えて行い、時には虎穴に入ることも虎の尾を踏むことも必要だ。
だが、そうした気概が伝わってこないから国民はもどかしく思うのだ
▼ねじれ国会という構図ができあがって、法案成立には与野党が真剣に
政策論争を交わし、納得した上で妥協するという形が必要となったが、
現実はこと重要法案となると互いの主張が平行線をたどり、
歩み寄りというのはまず期待できなくなった。ガソリン税についても、
どこかにクロスする部分があったはず
▼だが、継続か廃止かの論争だけで終始し、結局は一カ月廃止して
また復活という茶番とすら呼べない顛末となった。このために費やされた
エネルギー、ロスは決して小さくない
▼与野党にコンセンサスというものがない以上、混乱は続くだろうから
福田政権はサミット後、解散総選挙を行い国民の信を問うべきだと小欄は思う。
いっそのことこれを機会に与野党ガラガラポンにし、政界再編成ができないかとさえ思うのである。
☆★☆★2008年05月04日付
▼「どこまで下がる支持率ぞ」共同通信の世論調査によると福田政権の
支持率はついに20%を切った。これは森内閣が退陣した時以来のことで、
民主党が首相の問責決議をあげる前に国民から不信任されたに等しい
▼水に落ちた犬を叩くほど当方は非情でないと思っているので、
これ以上福田さんを責めるつもりはないが、ご本人の性格では今後支持率を
劇的に向上させるような荒療治は期待できないゆえに、安倍さんのひそみに
ならってあっさり政権を投げ出した方が、心身両面の安寧のためにも
いいのではないかと奨めたい
▼政治の世界は非情そのものである。すでに党内には退陣を想定した動きが
胚胎している。そんな一つの動き。先月末、中川昭一自民党元政調会長が
中国の人権状況を考えるシンポジウムを開いていたところ、麻生太郎前幹事長が姿を現した
▼突如のことで大きなどよめきが起こったが、少し遅れて今度は安倍前首相が
現れたので場内は再びどよめいたという。これは中国との融和路線を続ける
福田首相への強烈な牽制だといえる―との解説があったが、ポスト福田政権の
受け皿としての動きというより、三氏とは思想的に対極にある福田さんへの反発が
内燃していると見たい
▼中川さんは雑誌の中で「このままでは日本は黒字倒産だ」とまで言い切り、
この閉塞状況をなんとか打開しなければと指摘しているが、そのためには
大切開手術が必要なことを国民も気付き始めたのが、この支持率だろう。
☆★☆★2008年05月05日付
▼中国の胡錦濤国家主席が明日六日来日する。江沢民前主席の来日から
十年ぶりで、そこに日中間を隔てる「距離」が示されている。それにしても
タイミングが悪かった。テレビのワイドショーはそのあたりを反映して
いまひとつ元気がない
▼それもそのはず。反日、反政府、反権力的言辞を弄しておれば進歩的と
勘違いしているワイドショーの常連たちにとって、北京五輪という祭事に
チベット問題という悩ましい問題が絡んでくると、これは手放しで五輪を
祝っているわけにはいかない。そんな苦しい胸の内が視聴者にも伝わってくる
▼内外の課題についてはいつも快刀乱麻で切って捨てる某キャスターなども、
たまたま見たこの日はさすが良心の呵責に耐えかねたのか「チベット問題を
解決しない限り北京五輪の成功などあり得ない」と珍しく中国の非をならした。
「親中」度の高い局にしては意外な展開だった
▼もう一つのワイドショーに出演した常連の某氏は、普段口をきわめて
ののしるタイプなのに、自ら手を挙げてコメントするわけでもなく、
促されてしぶしぶ発言したが、しどろもどろにあるべき五輪の姿を
述べただけでお茶を濁した。これははしなくも普段のスタンスが、
人権でも正義でもないところにあることをうかがわせる
▼真の日中友好は互いにおもねり、へつらうことからは生まれない。
言うべきことは言い、たしなめることはたしなめることだ。福田首相が
もし胡主席を諫めたら、支持率は一挙に回復するだろう。
☆★☆★2008年06月14日付
▼四川大地震から一カ月が過ぎ、テレビ各局が現地の模様を伝えていたが、
一時は外国報道陣に対して取材制限も事前検閲もせず、鷹揚なところを見せた
中国政府も一転、貝になり、すべてが元のモクアミに戻ったようだ
▼倒壊を免れた高層アパートの住民たちが、そこには戻らずテント住まいしているという光景は、
「おから(手抜き)工事」への不安と、そういう不正をまた黙認していた行政に対する不信が
いかに大きいかを物語るものだろう
▼多くの学校が鉄筋の不足で「非耐震構造」になっていた結果、
跡形もとどめずに崩壊した。その瓦礫の中に子どもたちが生き埋めとなり、
いまだ閉じこめられている。肉親たちにとってその悲しみとやりきれなさと憤りは
どれほどか、想像するにあまりある
▼手抜き工事の責任を明らかにしたいと子を失った親たちが、
プラカードを掲げてデモ行進していた。当局からにらまれてどんな報復が
待ち受けているかも分からない国では勇気のある行動だが、
むろん制限を受けないわけがない。取材陣の前に公安当局者がたちはだかり、
倒壊した学校は立ち入りが禁止されていた
▼被災者の不満、憤懣を報道によって増幅されることを恐れる措置は
こうしてじわじわと強化拡大され、怒りという怒りが封殺されていく過程が、
現地から送られてくる映像から伝わってくる。すべてが力によって
押さえ込まれるのだが、それは積もりに積もり、どんどん凝縮されていくだけだろう。
☆★☆★2008年06月17日付
▼外交とはすぐれて心理学だと思う。相手は何を考えているのかその真意を
読み取りその裏をかくためには、まず「読心術」が必要なのだが、
これが「錬金術」より難しい
▼北朝鮮が「解決済み」と取り合わなかった拉致問題を「調査」し、
日航機「よど号」乗っ取り犯の身柄引き渡しに「協力」するという軟化の陰には
何があるのか、何が目的なのかをまずはじっくりと検討する必要があるのは論を待たない
▼だが、政府は先の日朝実務者協議の結果を「一定の前進」とみなして
経済制裁の一部を解除することに決めた。解決済みとあれほど強気一点張りだったのが、
手のひらをかえしたように「未解決」を認めたのは、よっぽど困る事情があるからである。
よど号事件の犯人だってお荷物ではあったにしても引き渡しは裏切り行為だ
▼これは「太陽」ではなく北風、つまり経済制裁がもたらした成果と捉えずして
なんと理解すべきだろう。「対話と圧力」という路線がその「対話」で
ことごとく破綻してきた以上、残るのは圧力しかなかったのだ
▼経済制裁緩和を拉致被害者家族会は疑問視し、政府部内にも異論があるが、
心も空気も読めない福田首相は「交渉しなければ解決しないでしょう」と
「思うつぼ」にはまってしまった。後でホゾをかむ結果はもう見えているが、
もしすべてが首相の望むように展開し、拉致被害者全員が
無事帰って来るようだったら、小欄は不明を恥じて頭を丸めることにしよう。
☆★☆★2008年06月22日付
▼「昨日の敵は今日の友」互いに憎しみ合うからこそ戦争も紛争も起こる。
そう米国は反省したらしい。十八日、ライス国務長官はテロ支援国家指定リストから
北朝鮮をはずすと表明した。「人のいやがることはしない」という福田首相に学んだのだろう
▼だが、この指定解除は拉致問題解決には圧力が不可欠と主張してきた
安倍前首相や被害者家族会の期待をテーブルごとひっくり返すものである。
核を放棄しなさい、拉致被害者を返しなさいという要求に、「はいそうですか」と
乗ってくる相手ではないことを百も承知しながら、この譲歩は不可解
▼核問題とリンクさせ、その解決のために拉致問題は決して後退させないと
あれほど約束したブッシュ大統領が、その舌の根も乾かぬうちに変心したのはなぜか。
かの国では少なくとも「大統領に二言はない」とは言わず、約束を平気でホゴにしても
道義は問われないのだろうか
▼だが、伏線はあった。他ならぬ当事国の日本が対北経済制裁を緩和し、
相手側に擦り寄ったということは、トップの方針が変化したというシグナルを
米国に送ったと同様なのだ。相手が音を上げるまで圧力をかけ続けるという
安倍政権の意向が、福田政権の下で軌道修正されたと
▼そう判断すれば「もう日本に義理立てする必要はない」とドライな選択も
生まれよう。米国最大の関心は拉致問題などではなく、拉致という無法まで
敢えてする国から、核という凶器を取り戻す方便そのものにあるからだ。
☆★☆★2008年06月28日付
▼北朝鮮を「テロ支援国家」と指定していた米国が心変わりしたことで、
拉致被害者家族会はがっくり肩を落としている。政権が対北強硬派の
安倍前首相から融和派の福田首相に代わって以後、頼みの綱は
米国だけとなっていただけになおさらだろう
▼家族会の心中を慮ってかブッシュ大統領もライス国務長官も、
指定解除は拉致問題の先送りを意味しない、解決に向けて努力していくと
いった発言をしているが、これはリップサービスに終わるだろう。
名を捨てて実を取った北が自国に不利な拉致問題で日本に
譲歩するわけなどないからだ
▼こういう展開は十分に予想されていたのに、福田首相は対北経済制裁の
一部を解除し、さらにテロ支援国家指定解除が濃厚になると
「核問題解決のためには望ましいことではないが歓迎すべきこと」と
容認発言をしていた。つまり米国の軟化に理解を示すメッセージを送っていた
▼こうなったら対応はただ一つ。自力解決あるのみ。与野党問わず心ある議員たちが
一致して立ち上がり、断固経済援助協力などを拒絶することである。
六カ国協議に日本だけ取り残される?いいだろう。拉致問題解決なしに
びた一文出す必要などない。困るのは残る五カ国の方なのである
▼交渉ごとは相手の弱みにつけ込むことだろう。その点、北にとって
日米とも与しやすい相手であることを証明してきた。だが、
ここで一転日本が変わる。そう、主権国家としての気概を行動で示すことである。
>>249-255 * *
* + GJですた!
n ∧_∧ n
+ (ヨ(* ´∀`)E)
Y Y *
257 :
文責・名無しさん:2008/07/07(月) 22:52:01 ID:Qr6FQYxz0
age
新たなバブルの崩壊!!
等と、最近マスコミで取り上げられる事が増えて来ましたが、実際あのバブルの処理に、国民の税金が無駄に流用されてしまった事実を覚えていますか?!
以下参照(是非ゆっくりと考えながらお読み下さい)↓↓
http://www.kokusaipress.info/19-06t.htm 何のお咎めも無く、国民の税金で責任逃れをした輩が、意気揚々とまだ金儲けを企んでいる事を知っていましたか?!
是非マスコミ関係の方、税金を納める為、日々必死に働いている国民の為にも、改めてこの事実を取材し、責任の所在と今後の対策を世論に公開して下さい。
良識のある対応をお願い致します。
259 :
文責・名無しさん:2008/07/17(木) 08:44:54 ID:MME6c/tx0
☆★☆★2008年07月16日付
教科書の中で竹島をどう扱うかを協議した政府は「わが国固有の領土」とはうたわず、
あやふやな記述でお茶を濁した。人の嫌がることはしないのが福田流とはいえ、ここまで逃げ腰とは…
▼中学校の学習指導要領解説書改定で最大の関心事とされていたのは、
文科省の主張を官邸がどう受けとめるかだった。島の帰属は領土、領海の規定と絡む。
だから相手に対する思いやりの深い首相といえども、これだけは絶対譲るまいという観測もあった
▼が、やはり淡い期待だった。「(中学生を)領土問題や経済水域の問題に着目させたりすることも大切」
「竹島をめぐり韓国と主張に相違はあるが、北方領土同様理解を深めさせることも必要」といった
改定の内容は、核心をぼかして問題を先送りする日本外交の悪しき伝統をそのまま踏襲した形となった
▼先送りは問題をこじらせるだけで解決の糸口とはなり得ないことは尖閣諸島の例が証明済みで、
竹島についても領有を主張しないと、帰属の根拠を自ら薄めることになり、かえって禍根を残すことに
つながる。しかし首相は「日韓関係をぎくしゃくさせる」と目先の利害にとらわれた
▼「独島」と呼んであくまで固有の領土と主張する韓国が文言をいじるだけで納得するわけがなく、
どこまでも平行線をたどることは明白だったのだから、領有権はきちんと明記しておき、
後は国際司法裁判所に持ち込んで決着をつけようというのが、政府のとるべき態度だった。
東海新報コラム 世迷言
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
260 :
文責・名無しさん:2008/07/19(土) 09:01:25 ID:Qse4aiw10
☆★☆★2008年07月19日付
気仙方言の「おだづ」という言葉の語源を知りたいと思っている。これは「ふざける」という
意味を持ち、それが過ぎると「おだづバカ」となり「お調子者」、「悪ふざけ」といった表現になる
▼おだって(悪ふざけして)いる間はいいが、度を越すと相手も怒り出し「おだづな(ふざけるな)よ」
と詰問調になる。この「おだづなよ」は当方の好きな表現で毎日一回は使っている。本当に怒って使う
ことはまれで、ほとんどが「そんなのあり?」、「やってられないよ」といったニュアンスか
▼しかし昨日読んだ新聞記事には思わず怒りを覚え怒声用法になっていた。それは中国を訪問中の
山崎拓前自民党総裁に対し、武大偉外務次官が北朝鮮支援を要請したという内容だったからだ。
武次官は、北朝鮮に対し核計画申告などの見返りとして実施しているエネルギー支援に関し
「日本も自らの負担を真剣に考えてほしい」と述べた
▼さらに「他国が日本の負担分を肩代わりするのは断固反対だ」とも述べ、
支援不参加は日朝関係の改善に影を落とし、日本のイメージに傷がつくと表明したらしい。
以上は山崎氏が記者団に話したことだが、その場の雰囲気は大体想像がつく
▼だが、北朝鮮がどんな申告をしようと、複数の同胞を拉致して返さぬその無法を鳴らさず、
金だけ出すというそんな理不尽は天人共に認められるものではなく、
誰だって「おだづなよ」と席を蹴るだろう。むろんびた一文出す必要なし。
東海新報社 世迷言
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
相変わらずの神っぷりで
262 :
文責・名無しさん:2008/08/08(金) 00:24:17 ID:tCii0rKk0
_, -――- 、_/^\
ー=こ⌒\: : : : : : : :\厂^\\
/ : : : :| |\ \:__: : : :\ |∨
/ : / : : : |_| \ \: : : : : \_|ハ
. ´ ̄了: : : :∧| ,ィ≦沂: ,: ト、:\ :'
|:|: : : f才汽 ∨り ∨: |、:厂 : :'.
_____. |:ト: : 入∨り// /`´ |: ムイ: : : : :',
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/ / / / |/´ | | ト、_∧ノv }ハ∧: :| :│
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(⌒ ⌒ヽ. |ヽ __/ ,} }o} }ハ | : : |
(´⌒ ⌒ ⌒ヾ. }ー{_{〈 / / / ノ _ノ. | : : |
('⌒ ; ⌒ ::⌒ ).. 厶 _ト、__/ / / /ー{ | : : |
(´ ) ::: ) <___/ \厶ム/r―イ | : : |
(´⌒;: ::⌒`) :; ). // ヽ、_ /; | │ │.:.:.|
(⌒:: :: :⌒ )三≡≡≡ / / . : : _:_:/ |│ │ | : : |
( ゝ ヾ 丶 ソ. | | ハ, |,ハ l |:.|: :|
. ヽ毎日ヾ ノノ ノ. ∧ | ヽ: . }| ∧ l ノ∧│
263 :
文責・名無しさん:2008/08/18(月) 14:13:56 ID:5txrYT6G0
8月15日の気仙坂、なんかスピリピュアルな内容だったが、自分をライトワーカーなんて言っててキモいよな〜。あんな内容新聞に載せていいんかね。この新聞は。
264 :
文責・名無しさん:2008/08/18(月) 18:05:28 ID:T/aIpNkb0
■第85回一水会フォーラム
日時・平成20年9月16日(火)/18時30分開場・19時開会
場所・ホテルサンルート高田馬場/3階会議室
演題・『北朝鮮再考』
講師・講師・吉田康彦先生
(大阪経済法科大学客員教授)
会場整理費・1500円
お問合せ・一水会事務局:
265 :
文責・名無しさん:2008/08/28(木) 15:29:21 ID:E6lQxHKM0
今一番神に近い新聞 : 東海新報
神々しいまでに :北國新聞
神のお膝元にある新聞 : 伊勢新聞
+++++++++++++【 神の壁 】+++++++++++++++
割と安定してる :産経新聞 ( *・ー・)
最近空気読んでる :読売新聞 ミ*■Å■彡y━~~
出来不出来が激しい :静岡新聞、山陰中央新報
やれば出来る子 :朝鮮日報<;@Д@>、大紀元時報
コンスタントにだめぽ :神奈川新聞、中国新聞、新潟日報、盛岡タイムス
逝ってよし : 日本海新聞
---------【 あなたの知りたくない世界 】--------
意外とまとも : 赤旗(医療・増税・サラ金関連)
(゚∀゚) : 東奥日報、岩手日報
(´Д`) : 神戸新聞
('A`) : 琉球新報、京都新聞
m9(´Д`) : 河北新報、時事通信
266 :
文責・名無しさん:2008/08/28(木) 15:31:08 ID:E6lQxHKM0
---------【 早く消えて欲しいあの世 】----------
誤惨家 :沖縄タイムス、信濃毎日、西日本新聞
諸悪の元凶 :共同通信(;`凶´)
また大西か :ニューヨークタイムズ東京支局
--------------【 ネタ 】---------------------
チラシの裏 : 北海道新聞、日本経済新聞(;Θ-Θ)
不治の病 : 高知新聞
-------------【 同人誌 】--------------------
毒電波 : 赤旗(憲法・外交関連)
ペットのトイレ : 聖教新聞
---------------【脳に寄生虫が浸食】-------------------
なあに、免疫力が憎いし苦痛:東京新聞、中日新聞
-------------【 メトロポリタン ミュージアム♪ 】---------------
私はコスモポリタンでありたい: 朝日新聞(#@Д@)
----------【サイレント魔女☆リティ】------------
(*^ー゚)/~~日本は皇室もhentai☆ふーびっくりした:毎日 (li´m`)●~*
☆★☆★2008年07月23日付
▼中国雲南省の昆明市で起こったバスの連続爆破事件は、当局の発表によると
「人為的」なもの、つまりテロの疑いが濃厚という。党指導部が受けた衝撃度は爆発物の
破壊力よりはるかに大きかったろう
▼テロなどといったら同国では国家反逆の最たるものであり、原因の究明と犯人逮捕に
これから全力が挙げられるだろう。捕まれば本人はむろんのこと一家眷属にまで類が及び、
その報復は想像を絶することになるはず
▼天安門事件が象徴するように、共産党独裁体制を維持するためには、
少しでも不穏な動きはチェックされ事前に封じられるという国にあって、テロという行為がいかに
無謀なものか想像するに余りある。しかしそれが現実に起きたということは、
命を張った個人なりグループが存在するということを意味する。
当指導部にとってこれは戦慄的だ
▼中国国内で暴動が頻発していることは公然の秘密だが、それが日本の農民一揆のように
何年かに一、二度という頻度ではなく各地で常態化しているというのは、
それだけ国民の不満がマグマのように溜まっている証拠だ。
そしてその噴出を抑えきれなくなってきている
▼四川大地震で子どもを失った親がおから工事追及に命がけで抗議している場面を見て、
自暴自棄の国民を増やす恐ろしさを素人なりに感じた。これは単なるガス抜きだけで
収拾できないものを秘めている。積もり積もった不満がついにテロという手段にまで発展したと見ると、
この事件は決して軽視できない。
東海新報社 世迷言
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
☆★☆★2008年08月02日付
▼「しない」といっていた福田首相が「した」のは、一体どういう理由なのか?
その内閣改造によって第二次福田内閣がスタートした。この卦が吉と出る確率は低く、
せっかくある任免権を「引退興行」として使ってみるかといったような印象だ
▼閣僚をそのまま引き継いだだけに、やはり独自色を打ち出すためには内閣改造が
必要という声は福田政権発足当時からあった。しかし任期半ばで降板する安倍さんと
道連れにさせるのはしのびないと福田さんは思いやったのだろう。
しかし新しい酒は新しい革袋に盛るべきだった
▼福田さんとは旗幟を異にする安倍さんの好みで組閣された陣容をそのまま引き継ぐというのは、
使う方も使われる方もやりにくい。しかしあえてそれをしなかったのは、「他人の嫌がることはしない」
その流儀ばかりではなく、首相としての器量を示したかったからだろうか
▼党内や外部からの「内閣改造のすすめ」にも応じず、じっと沈黙していた福田さんだったが、
ここに来て一転翻意したその動機を知りたいものである。内外からの圧力、心境の変化、
その他さまざまが考えられるが、「空気を読める」首相経験者のアドバイスとみるのが妥当だろう
▼改造しても自民の人気が浮揚するとは考えられず、支持率低迷のままいずれ退陣に
追い込まれるだろうという観測がもっぱらだが、一寸先は闇なのが政治の世界。
とんだどんでんがえしもあり得る。それも福田さんの運次第という卦が出た。
東海新報社 世迷言
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
☆★☆★2008年08月03日付
▼「溺れるものはワラでもつかむ」というが、頼りなさそうなペットボトルでもそばにあれば
強力だとか。福田改造内閣の顔ぶれを見ると、救命ボートや救命浮環を備えるのではなく、
ボトルを集めて浮力をつけるという対応のよう
▼福田さん自前の内閣だから、福田色が出るのは当然だが、それは悪い意味でのという気が
小欄にはする。というのも、こと外交面、とりわけ対中外交において「押す」よりは「引く」ことが多くなる、
つまり主張より譲歩に走る懸念をこの顔ぶれから感じるからだ
▼トップの福田さん自身「親中度」が高く、毒入りギョーザ事件に対する腰の引けた対応に
それが出ている。そして二階さん谷垣さんと同じ傾向を持つ人物の入閣。党役員ならまだしも、
閣僚として対外交渉に当たる場合「相手のいやがることはしない」では困るのだ
そういう場面は少ないとしても、問題は閣内協議の場合で、特に中国の出方に対応する時はなおさらだろう。
選挙区内に江沢民前主席の銅像を建てようとしたほど中国びいきで、経産相時代東シナ海のガス田開発をめぐり、
中国への対抗上日本も試掘すべきという安倍―麻生ラインに反して試掘カードを放棄した二階さんと、
硬派の麻生さんが呉越同舟するのはいいが…
▼しかし高村外相も町村官房長官も対外的には「穏健路線」。そこで心配なのは、
中国と正面から向き合うような事態になった時、譲歩、妥協第一にならなければいいがということなのである。
東海新報社 世迷言
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☆★☆★2008年08月14日付
▼すぐネタの割れる安手の芝居を見ているようで、腹立たしくなるというよりは情けなくなるのが、
日本政府の拉致問題対処法だ。何度だまされたら気が済むのか、またもニンジンをぶら下げられて
ノコノコと付いていく算段とはあきれるばかり
▼中国・瀋陽で行われた日朝実務者協議で、双方が合意したのは、今秋までに北朝鮮が
拉致被害者の「再調査」を終え、それによって日本側は経済制裁の一部を解除するというもの。
再調査とは聞こえがいいが、実際は「精査した結果、拉致などなかったことが確認された」という
結果があらかじめ用意されているという意味だ
▼そして、再調査をして答えを出したのだから今度はあんたが誠意を示す番だと要求されると、
返答に窮すという次第。この?典型的?な外交術で日本がこれまでどんな煮え湯を飲まされてきたか、
その実例をここで挙げるいとまはないが、こちらが誠意を見せれば相手も誠意で応えるだろうという
大前提でテーブルについている国は日本ぐらいなものだろう
▼拉致被害者家族会が「解除(制裁)は時期尚早、(再調査は)また口約束に終わるだろう」と
疑問視するのは当然で、これほど筋書きが明らかなのにまた茶番劇を見に行く方の気がしれない
▼なにせ、拉致被害者を取り戻したのに、一時帰国の約束だから返せという政治家がいる国。
どこまでお人好しなのかと考えるこちらの方が「人を見たら泥棒と思え」式、
狭い料簡の持ち主なのかもしれない。
東海新報社 世迷言
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
☆★☆★2008年08月26日付
▼昨日届いた新聞の業界紙によると、新聞業界には相変わらず逆風が吹いていて、
中央紙、地方紙とも部数減が続いている。中央紙では前年上期比、朝毎読とも減紙、
日経と産経だけがわずかに伸びているがまあ「冬の時代」に入ったことは疑いない
▼各メディアの比較から新聞の優位性を挙げれば、記録性、視認性ではダントツといっていい。
速報性ではテレビにかなわず、訴求性にも欠けはするが、情報量の豊富さにおいて
新聞の牙城は崩れない。視認性は確認性でもある。そして保存性も見逃せまい
▼しかし、それでも読者を引きつけておけなくなったのは、やはり原因があるからだろう。
無料ならともかく有料だから家計費切り詰めの犠牲になりやすいのは分かるが、
しかし面白ければ手放さない。活字離れという「時代相」もあるが、識字率そのものが
下がったとも思われない
▼やはりメディアが多彩になって選択肢が増えた結果の優勝劣敗が形となって
表れたのだろう。新聞とラジオだけしかなかった時代、電波のポケット地帯はあっても、
新聞の届かない地域はなかった。明治からの中央集権国家には、中央の動きを知る
手段として新聞紙しかなかった
▼そんないい時代が続き高度成長に入っても動かず、ついに読売一千万部、
朝日八百万部という時代が到来した。人口一億の国で二紙の総数がこれだけあるというのは
驚異的だ。だから減ったとはいうが、普通になったというべきかも。しかし他人事ではない。
小紙もここで頑張らなければ。
東海新報社 世迷言
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
☆★☆★2008年09月03日付
▼このチームは優秀なバッターこそ多いが、投手陣にはエースどころか中継ぎすら不在。
今回も先発の安倍が序盤で降板し福田が継投を託されたはいいが、その福田までが
猛打を浴びて戦意を喪失、監督の采配を待たずに自分でマウンドを降りる始末
▼「自民・白鵬・玉子焼き」といわれたほど子どもたちに人気のあった「自民ライオンズ」だが
いまや往時の陰もないほど人気凋落、二位の「民主タイガース」に首位を明け渡すのは時間の問題
▼だからこそ、スピードこそないがコーナーをうまく突いて無難にこなす福田の踏ん張りが期待されたのだが、
「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」式にばんばん振ってくる相手の勢いに気圧されてすっかり手元が狂ったのか、
投げる球のいずれもが甘いコースに入り、得点の山を築かれた
▼観客席からは「無責任」「続投しろ」といったヤジやブーイングが飛び、
球場全体騒然とする中、福田はうなだれて肩を落としたまま観客の視界から消えていった。
「敗戦投手結果を語らず」しかし無念だったろう。安倍に対して浴びせられた「無責任」コールを
まさか自分も浴びるようになるとは
▼まだ場内アナウンスはないが、福田の次には麻生が登板するであろうことは確実。
なにせチームにはもう麻生以外にリリーフの持ち駒はないのだ。
ここで彼が好投し試合をひっくり返すか、それとも刀折れ矢尽きて
監督選手共に試合を投げ出すか、首位をめぐる攻防はいよいよ混沌としてきた。
東海新報社 世迷言
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
273 :
文責・名無しさん:2008/09/08(月) 20:04:05 ID:Eah/ejks0
☆★☆★2008年09月06日付
▼次期の五輪からは、責任という重い物質をどこまで投げられるかという種目が
投擲競技に追加される。任期途中で政権を投げ出す(放擲)連続劇にヒントを得たもので、
戦う前から日本の金は確実と見られている
▼これは悪い冗談として、ポスト福田に自民党から四人が名乗りを上げた。
最初は麻生氏独走と思われたが、さすが人材綺羅星のごとく煌めく自民党のこと。
勝敗は二の次として民主主義政党はかくあるべしと、複数が総裁ダービーに駒を進めるあたり、
長年政権を担当してきた矜恃はさすが
▼昨日の朝日新聞による色分けだと「積極財政派」が麻生氏、「財政再建派」が与謝野氏、
そして小池、石原両氏は「上げ潮派」だという。いずれもそんな「旗指物」を背中にくくりつけているわけではないが、
旗幟が一目でわかるようにこのようなラベルを貼る必要があるのだろう
▼積極財政とは、景気対策のためには財政出動もいとわないということ。財政再建とは、
再建のためには消費増税も辞さずということ。上げ潮派とは増税よりも経済成長重視ということだという。
以上は朝日新聞からの「翻訳」で、目的とするところは同じだが過程だけが異なるわけか
▼できれば四人を首相とし、交代でそれぞれの手法を展開させいずれが正解かを確かめたいもの。
しかし、その前に出ずるを徹底的に制すことが必要だ。そして財政出動も増税もせずに
再建してかつ景気を浮揚させる―そんなウルトラCを放つ名伯楽はいないのか。
東海新報社 世迷言
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
応援してるぜ。>転載主
>>274 どうもありがとう。
☆★☆★2008年09月11日付
▼北朝鮮の金正日総書記にはこれまで何度も重病説が持ち上がったが、
そのつどやや間を置いて元気な姿を見せ、西側の「期待」を裏切った。
これは金総書記一流の隠遁術というべきか
▼ここ三週間以上公式の場に姿を見せず、九日に行われた建国六十周年式典でも同様だったことから、
またも重病説が出ている。米情報当局筋からは「脳卒中で倒れ重体」という未確認情報が伝わっているが、
電子技術に頼るだけでヒューミント(ヒューマン・インテリジェンス=人的情報)がおろそかになった同国だけに疑問符もつく
▼重病説というのは99%西側の希望的観測に基づくものといってもよかろう。金王朝が倒れ専制体制が瓦解して同国が
民主主義国家として生まれ変わりやがて朝鮮半島の統一、という期待と希望に彩られたシナリオが状況判断を狂わせるわけだが、
これまでの例から見て今回も同じような結果に終わる?
▼テレビなどで見る総書記は明らかにメタボで、内臓脂肪も多そう。生活習慣病にかかる確率はかなり高いと見ていい。
脳卒中説もそのあたりからの推理ではなかろうか。本当に重体ならそれを隠すために変化を感じさせない演出をするものだ
▼影武者がいるはずだから、テレビではロングのみ写させ、場合によってはCG処理も施すはず。
大事な建国式典にも姿を見せないという一見不利な「不在証明」は、憶測させることによって何かを引き出す常套手段か。
間違っていたらご免なさい。
東海新報社 世迷言
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
誰も読まない新聞がなぜ売れているのか
http://www.kcn.ne.jp/~ca001/ 新聞が大部数を維持し続け、廃刊に追い込まれないのはなぜでしょう。それは新聞業界に
自由競争がないからです。日本の新聞は世界でもまれな専売店による宅配制度の下で
大半が売られていますが、そこに問題があるのです。
専売店制度は、以前日米自動車交渉の時にも問題となったいわゆる系列販売の典型で、
排他的な流通制度です。 また、宅配制度の下での無期限購読は、店頭で商品を選ぶのと違い、
消費者が商品を比較検討、選択する機会がありません。この世に新聞自身の商品内容、
他紙との違いを訴える広告というものは全くありません(産経新聞は『新聞はみな同じでは
ありません』と訴えていますが、裏を返せば消費者は新聞はみな似たようなものという認識を
持っていて、新聞を内容で選択していないということを新聞社自身が知っていると言うことです)。
新聞のセールスマン(拡張員)は来ますが、しつこさと、強引さを競うだけで、商品の説明は全くなく、
消費者には大変迷惑な存在です。月に一度の休刊日は各社一斉で、たまに他の新聞を
読むこともままなりません。一般に店頭販売をせず、訪問販売のみと言う商品は多かれ少なかれ
消費者には不利益となります。比較検討したり選択する余地がないか、あっても非常に限られて
いるからです。そして、一度定期的な購入を始めると、購入見直しのキッカケがありません。
何せ、その商品しか知らないのですから。
(中略)
元朝日新聞の記者で、週刊朝日の副編集長だった稲垣武氏は、井沢元彦氏との対談の中で
「日本の新聞社が倒産しないのは宅配制度に支えられているからです.もし宅配制度が壊滅して、
みんな駅のキヨスクで新聞を買うようになったら、言論の優劣による競争結果がはっきり現れる。
それがないから、品質の悪い記事をのうのうと書いている」と宅配制度の問題点を指摘しています。
(井沢元彦著「虚報の構造 オオカミ少年の系譜 朝日ジャーナリズムに異議あり」)
277 :
文責・名無しさん:2008/09/18(木) 17:25:50 ID:oDmxzvWJ0
>>276 東海新報ってどうすりゃ生き残っていられるんだろうな
278 :
文責・名無しさん:2008/09/24(水) 21:44:23 ID:Ypj8H+dc0
☆★☆★2008年09月17日付
▼負債総額六十四兆円。プライムローン問題に揺れる米国金融業界に核分裂が起こった。
証券大手四位のリーマン・ブラザーズが経営破綻、こんな天文学的借金を抱えて六十余年の
歴史に幕を引いたのである
▼ゴールドマン・サックス、メリル・リンチ、JPモルガン……。知ろうともしないのに、
米国の巨大投資銀行の名がいつの間にか脳裏に刻まれているのは、その影響力が
実際世界経済に及ぼす実例をいやでも見せつけられてきたからか。「不沈戦艦」というものがあれば、
まさにこれら巨大バンクのことだろう
▼その不沈の一角が崩れた。もはや米国政府も支えきれなくなったという明らかな証拠である。
やはり深傷を負って絶命寸前だったメリル・リンチはバンクオブアメリカが買収という形でタオルを投げ入れたが、
巨大戦艦が二隻相次いで満身創痍となり戦列を離れれば「無敵艦隊」の信頼度も急降下する
▼案の定、日米欧や新興国の株価が急落、ニューヨーク株は二年二カ月ぶりの安値、
下落幅は米同時多発テロ以来の大きさとなった。当然ドルも安値となり、円がその分高くなった。
こうした株安、ドル安の不安が高まる中で、救いとなったのはニューヨーク先物市場で原油が
七か月ぶりに九十五ドル台になったことか
▼米国発金融市場不安の今後が日本にどのような余波をもたらすか、経済音痴には予測がつかないが、
これはコインの表裏であろう。こうなれば、円高が思わぬ効果をもたらすという一面を見守るしかない。
東海新報社 世迷言
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
☆★☆★2008年09月18日付
▼米国がくしゃみをすれば日本は風邪を引くと言われるほど、米国経済の影響をもろに受ける日本だが、
米国初の金融不安はさっそく日本列島を揺るがし昨日はどこへ行ってもその話でもちきりだった
▼まずは株安。膝株しか持ち合わせない当方には痛くもかゆくもないのだが、マクロ的に日本経済を
考えればこれはマイナスだろう。しかし大方は平静で、それは株価の上下に一喜一憂していないからである。
つまりは大部分が「非投資家」だからだろうか
▼次に円高だ。輸出で今日の基盤を築いたと言っても過言ではないわが国が為替に敏感なのは当然。
輸出はほとんどがドル建てだから、円高よりはドル高の方が実入りがいい。だからメディアは
「これで輸出が不振になる」と騒いでいたが、ショックの大きさの割にはそれほど円高にならず、
まずはさざ波程度で収まっている
▼それは日米欧の中央銀行が市場介入したせいでもあるが、一ドルが七十九円を記録した時などから
見たらショックは軽微も軽微。確かに株安とはなったが、金融危機に陥ると安全弁として株は
下がり、それが緩衝材となってやがてゆっくり回復するというのは歴史が教える通り
▼というわけで、世界が大騒ぎしている割には拍子抜けするほど世間はのんびりしている。
米国政府がリーマン・ブラザーズの救済のため公的資金導入などの措置を取らなかったのも、
影響度を見極めた上での判断だろう。金儲けに失敗した尻ぬぐいを税金でさせられるのでは
たまったものではないからだ。
東海新報社 世迷言
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
☆★☆★2008年09月20日付
▼多くのドライバー、とりわけ中高年や女性が渇望しているのにメーカーはなぜ開発しないのかと
思っていた「安心ナビ装置」がいよいよ実用化される。遅きに失した観はあるが、
縦列駐車や車庫入れで悩んだことがウソになる時代が来る
▼ドライバーの死角を低減する予防安全技術「マルチビューカメラシステム」を開発し、
十月発売予定の新型ミニバン「オデッセイ」に搭載すると発表したのがホンダ。
直訳すれば「多角眺望写真機装置」(苦しい)だから、要するに車の死角にレンズを
何本もつけたということ
▼このカメラは広角よりさらに広角の「魚眼レンズ」を採用したのがミソで、
複数の映像を電子的に処理し運転席正面のナビゲーション画面に表示する。
これによって「駐車」「視界」「幅寄せ」という、ドライバー大方が苦手とする運転操作がかなり楽になる
▼前記のように注意力と勘を要求される運転は小生のはなはだ苦痛とするところで、
駐車場ではいつも気をつかう。だからこのようなニーズがあるのにメーカーはなぜ
要望に応えないのかと疑問に思っていたが、ようやくにしてホンダが気付いたというのは、
この業界に案外空気の読める人間がいなかったから?
▼このシステムについては以前にも書いたので重複するが、しかしなんど書いてもこれは
ユーザーの目線に立った工夫としてたたえたい。このシステムの普及によって
車の接触によるトラブルは激減し、事故そのものの予防にもつながることは請け合いだ。
なお、十七日付本欄でリーマン・ブラザーズの歴史が「六十余年」とあるのは約百六十年、
正確には百五十八年でした。読者の指摘に多謝。
東海新報社 世迷言
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☆★☆★2008年09月21日付
▼事故米の不正転売が次々と明るみに出て、日本の商道徳がここまで“汚染”されていたのかと
驚くと同時に悲しくなった。勤勉で正直なところが日本人の「売り」なはずだったが、
いつ頃からこんなにも情けない国民に成り下がったのか
▼「士農工商」という呼び方は決して序列ではなく、単なる職業の分類法であり、武士以外には
上下関係などなかったようだが、水戸黄門のドラマでは農民も職人も悪さはせず、
役人に取り入って不正を働くのは商人と決まっているから、もしかしたらこれは倫理観の厚い順?
▼しかし実際のところ「商い」は「飽きない」から出発し、そのためには践み行うべき筋道というものがあって、
それが家訓としてきちんと守られたればこそ何百年と続く老舗がある。その数において日本に
比肩できる国はないというのは、まさにその商法に由来しよう
▼なにせ、百年以上続く老舗が日本には十万社もある。二百年以上となると、
世界全体で五千五百八十六社に絞られるが、そのうちなんと日本が三千百四十六社を占める。
二位のドイツは八百七十七社、フランス二百社、中国にいたってはわずか九社に過ぎない
▼モラルの問題だけで論じることもできまいが、やはり根幹は信用を重んじる伝統だろう。
ギネスブックにも載る「金剛組」は千四百三十年前の創業という、その事実だけをみても日本では
「のれん」をいかに大切に守ってきたかがうかがわれる。と、嘆いても「のれんに腕押し」か。
東海新報社 世迷言
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☆★☆★2008年09月24日付
▼自民党の第二十三代総裁に麻生太郎氏が選ばれた。母方の祖父はワンマン宰相と言われた故吉田茂首相。
父親も衆院議員だったという政界のサラブレッド。初めから将来が約束されているようなセレブだが、
果たせるかな総理総裁の椅子が待ち受けていた
▼福田首相が内閣改造をし、幹事長に総裁選を戦ったライバルの麻生氏を起用した時「禅譲説」が流れたのは、
本来あり得ないシナリオだったからだが、それはどうやら当たらずとも遠からずのように思われる。
もう後のない自民党にとって総選挙を戦える駒は麻生氏しかないからだ
▼それにしても、安倍前首相、福田首相と相次いで政権を放り出し、自民党が国民や野党から非難の十字砲火を
浴びて解散総選挙→民主党圧勝→政権交代という図式が浮かび上がってきた時、総裁選に本命の麻生氏だけでなく、
四人も対抗馬が登場したというところに自民党のしたたかさを感じる
▼というのも、民主党が小沢代表の無投票三選濃厚というその時期に、こちらは五人ですよというのは、
あまりにも話が良くでき過ぎているからである。おかげで民主党の動きは陰に隠れてしまった。
これが演出でなかったら、自民党の復原本能おそるべし
▼しかし麻生氏有力という情勢となっても自民党の支持率は上がらず、このまま総選挙となれば
大苦戦を余儀なくされるのは間違いない。そういう明白な状況下、自民党がこのまま手をこまぬいて
いるわけがなく、これから一波乱、二波乱あると思うべきだろう。一寸どころか一ミリ先は闇だ。
東海新報社 世迷言
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283 :
文責・名無しさん:2008/10/01(水) 08:30:29 ID:lS1S0W+D0
滝沢住んでるが
これ購読できないのかな
284 :
非公開@個人情報保護のため:
滝沢じゃだめだ。