1 :
トクU ◆tokuUgwIxo :
現代では、万能主義をとっているように思える。
つまり、何でもできて当たり前という考え方なのだ。
しかし歴史的な有名人をみると、一長一短がある人物が多く、
むしろ、万能な人間はまれだったのではないかと思えてくる。
(例えば坂本竜馬、エジソン、アインシュタインなどは物覚えが悪く、
勉強がまったくできなかったというし)。
確かに苦手な分野を伸ばすのは大事だが、得意なものを伸ばす方がもっと大
事ではなかろうか。
日本(世界)は、万能主義をやめ、もっと適材適所を考えた方がいいかも
しれない。
日本史板
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/history/1065415038/l50
以下、補足
春日潜庵という人がいたようだが(「翔ぶが如く」四、148頁あたり)、
この人などは、典型的な才芸のない人なのかもしれない。
この人は、相当物覚えが悪かったようだ。
「お前のような魯鈍な者をみたことがない」と、その塾を開いている
重勝という人にいわれたらしい。
しかし相当な人物だと評判があったようだ。が、おしいことに、公家社会の嫌がらせで
ほとんど陽の目を見なかった。こういうのがなければ今頃、もっと有名になっていただろう。
しかし、こういう物覚えが悪い人間というのは、現代ではほとんど評価
されそうにない。
名前:トクU ◆tokuUgwIxo
東条英機という人がいるが、彼は陸軍大学を首席で卒業など非常に優秀だっ
たらしいが、勝手に引用させてもらうと
http://www.hpmix.com/home/medakapark/C2_1.htm >東条英機は陸軍大学を首席で卒業。ただ、司馬遼太郎の「未公開講演集」によりますと、首相
>になったとき、東条英機の奥さんが「首相になるような器でない」かなにかこれに類することをいったそうですし、
>司馬遼太郎自身もラジオの演説を聞いて「町内会長」ぐらいの印象を受けたそうです。これは陸軍大学の
>順位(記憶力の順らしいです。)は首相の職務に必要な能力を示していない。
「名選手、名監督に非ず」ということわざもあるが。
日本史板でも同じスレ立ててたね
>>1 まぎらわしい・・・
かき
大隈重信という人がいるが、彼は小説によると、文字が下手でその悪筆のため、
自ら、手紙や意見書を書かず、代筆だったらしい。
文書も上手でなかったという(「翔ぶが如く」5、37P)。
これがほんとだとすると、文字もうまくかけない人間が、大蔵卿、参議になっていた
ことになる。
確か長州系もそういう人が多いとどこかに書いていたような(竜馬がゆくだったか?)。
現代では、こういうことはありえまい。
文字がろくにかけないというだけで、採用してくれないかもしれない。
やはり、歴史的有名人は万能ではなく、一長一短が多い気がする。
>>6 一度、ここで立ててみればという人もいたし(怒っていたようだが)。
悪筆関連
http://c-rodience.hp.infoseek.co.jp/page101h.html >ナポレオンはかなりの悪筆であった。
>彼の字は小さく、乱れていて、綴りの間違いも多く、自己流の略字を
>使ったり、言葉をあちこちに散らしたように書いたりするので、他人だけ
>ではなく、ナポレオン自身さえも読めないときがあったらしい。
大隈重信もそうだが、ナポレオンもかなりの悪筆だったらしい。
字を書くというのも細かい作業といえるが。
もはや、これでは事務的仕事はできないだろう。
こういう悪筆な人物は、現代では筆記試験でもさせるとすぐ落とされてしまい
そうであるが。
まあ、今日はこのぐらいでいいや。
うーむ、なんというか、
「現場実務が上手の者」と、「指導者」
両者が別の才能だと言うことは、至極当然のことだと思うのだが。
現場が出来る人は必ず指導が上手と思っている人がいるのだろうか?
煽りではなくて素直な感想。
一生懸命の人しか現場上手にはならないから、現場上手の人が
指導も勉強すると言う傾向は確かにあると思うが。。。
おお、怒りではなくまともなレス。
>>11 >現場が出来る人は必ず指導が上手と思っている人がいるのだろうか?
まあ、確かに必ずしもそうではないと思うが。
しかし、ある程度万能でないと(字がきれいにかけるとか)、おそらく
指導者としては認められないだろうという気がする。
>一生懸命の人しか現場上手にはならないから
これはそうでもないかもしれない。
最近よくそういう本がよく書店においてあるようだが。
ついで
維新で、もっとも実務能力がありそうなのは、山県有朋だが、
彼の指導者としての評価(「翔ぶが如く」でも)は低い(汚職をおこし、長州閥にこだわったりとか、
今の官僚の悪い方の典型みたいな人だが)。
14 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/03/07 22:50
参考
働かない「働きアリ」の役割
http://www12.ocn.ne.jp/~drhase/031117.html 前に2ちゃんでもニュースになったやつだが、2割のありは働かないという
のがあった。
確か鈍いアリは、新たなえさを発見しやすいが、優秀なアリは発見しにくい
という記事もあったように思う。
それで、優秀なアリだけでは、鈍いアリがいる集団よりえさを集める効率が
悪かったとも書いてあった。
やはりこれは人間にもいえることで、適材適所が大事ではなかろうか。
だれもおらんよなw
>適材適所
いったい自然以外誰が見抜けるんだ?
「竜馬がゆく」
http://www4.ocn.ne.jp/~inas/ryuma.html 1.大賢は愚に似たりと古語にもいうぞ。鋭さを面にあらわして歩いている
ような男は才物ではあっても第二流だ。第一流の人物というのは、少々馬鹿
に見える。少々どころか、凡人の目から見れば、大馬鹿の間抜けに見えると
きがある。そのくせ、接する者になにか強い印象を残す。
このへんが何か面白い。
17 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/03/09 21:47
>>15 ん?誰がその資質があるかわからないということか。
独創性のある人物というしかないが。
こういう状況ならどう動くとか。独創性のある人。戦国の参謀なら、いろいろ独創的な
作戦を考えるだろうな。
逆にこういう人物は、マニュアルどうりに動くのが苦手かもしれないが。
>>17 毒にも薬にもなるってね。まぁ毒にやられる覚悟で喰らうんだな。
上手く行けば万々歳だがね。
それこそ神のみぞ知るってとこだ。
記憶力がいいほうが仕事ができる。
私は記憶力のいい経営者である。
できない社員に「あれはいくらで見積もりをだしたのか?」
と聞くと、「えーと」といいながら、見積書控えを探す。
私は一度でも、見積もりの金額は聞くと忘れることはない。
品名は忘れるが、値段は忘れない。私にとって大事なことなのだ。
だから、自分がやった見積もりを覚えていないなんて信じられないのだ。
つまり記憶力がないということは、生き方じたい「ぼー」としていて
やる気がないということ。
エジソンが記憶が悪かったのは、興味のないことには
まったく無関心だったのだろう。いいかえれば、それだけテーマに集中していた
ということだ。
ニュートンだっか、研究に没頭して食事の準備で卵をゆでないで、
時計をゆでたというエピソードを思い出した。
20 :
名無しさん@あたっかー:04/03/11 13:12
ははは。今度はトクU=漱石ということか。
よくも懲りずに一人でやるね。
お前、文学部出身か? 小説が隙なのねw
大久保利通についても、小説(翔ぶが如く4,245Pあたり)に出ている
>大久保は平素、「自分は細かいことができない」、と周りのものに
>も言っている
どうも大久保は、実務が苦手だったらしい。司馬遼さんはどういう資料を
もってそう考えたのか(あるいは想像か)、なにか根拠があるのだろう。
>大久保のような男に実務的吏才が宿っているとは思えないのだが
というのを見ると、まるで、大久保のような人物はみんな実務ができないと
言いたいような感じもしないでもないが。
司馬さんの小説は、「司馬史観」ともいうし、何か全体として事実にも基づ
くものがあるのだろう。
22 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/03/12 22:40
>>18 能力が分かりにくいだろうがね。
まあ、ようするに、新案がたくさん出てくるような人、みたいな。
発明家と、独創的な参謀家などは、同じようなのか分からないが、似たとこ
ろはあるな。
>>19 そりゃ、記憶力がいいほうが、一般的には有利でしょう。
が、記憶力がある人が、独創的なところがあるかというとそうでもない。
>エジソンが記憶が悪かったのは
エジソンは落ちこぼれでかなり馬鹿にされていたようです(と前テレビで見た)。
無関心というよりは、やはり物覚えが悪い人に思える。
何か発明家というのは、不活発な人が多い気がするな。
>>20 むしろ、漱石さんという人は、否定的な気がするが。
小説は好きだが。
ほしゅ
時代によって、評価される人種は違うのかもしれないが、
「適材適所」という言葉があるが、現代ではまったくそういう発想はな
さそうである。人は何でもかんでもできるはず、という万能主義なのだ。
できないのはその人の努力不足というだけのことになる。
なぜ、「適材適所」という言葉があるか、ということだが。それを現代では
忘れているようである。
24 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/03/16 23:09
かき
歴史を見ると指導には、慎重さが必要だと分かる。徳川家康などはそ
の典型だろう、慎重さのおかげで天下を取ったといっていいかもしれない。
臆病とも言われ、無口で、どもり癖もあったようだし、ある意味反応の鈍い人な感じがする。
そもそも、現代では、優柔不断はダメで、即決を求めておきながら、失敗すれば
非難しまくるという異様な慎重さも要求する矛盾さがある。
即決すればするほどミスが多くなるのは、当たり前である(裁判や、国会はそのため
やたら時間をかけるのだろうし)。
しかし、現場では即決、上にたつひとは慎重さが必要といえば、矛盾はしないだろう。
現代ではこれがごっちゃになっているのでないか。
>>1 私は歴史はからっきし駄目なので、まともな書き込みはできませんが、
陰ながら応援してます。
レスがなくても、ストイックに熱い書き込みを続けるトクU氏に、男を
感じました。頑張ってください。
26 :
名無しさん@あたっかー:04/03/17 23:31
名選手が必ずしも名監督ではナイなんて言葉ありますよね。
現場で仕事ができる人って、部下のいたらなさをモドカシク思うでしょ。
育てるより自分がやったほうがいい、なんてことで人を育てられない。
優秀な指導者は・・・?
>>25 おお。この板で激励されるとは思わなかった。
別にストイックではないと思いますが。
>>26 その通り。
その点、何か優秀であればあるほど、「(自分はできるのに)何でこんな
ことができないんだ」とせっかちになるのかもしれない。
ゆっくり成長するタイプの人は、こういう上司は向いてないのかも。
28 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/03/18 22:06
普通でも、初心者はできないで当たり前なのだが、それさえも待てないとか。
また、指導者で、確かに(現場で)優秀なのだが、部下にあまり尊敬されてな
い人も実際いる。
優秀だと、自信過剰になせいか、部下がうまく動かない場合、「自分の指導方法
が悪いのでは」と少しも思わず、「部下の努力不足だ」と思う。
確かに、部下にも原因があるかもしれないが、自分にも責任があると少しも思わない
指導者には部下はあまりついてこないかもしれない。
29 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/03/22 21:33
青木雄二(漫画ナニワ金融道の作者)という人がいるが、
彼は裏社会などもいろいろ体験したり、起業もしたことあるらしいが、
そのエッセイで、優秀な大学卒の人などを
「ペーパーテストができるだけや」と書いている。
また、日本の資本主義はおかしいと、ほとんど絶望的な思いを持っていたよ
うで、共産主義のほうがましという考えだった。
また、日本の教育は、個人の得意分野を伸ばさず、勉強ができることだけ
をほめて、単一な人間ばかりを作ろうとしているとも書いている。
彼のエッセイは、絵が変だと思うが、内容は面白いので読む価値はあると思う。
30 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/03/27 21:10
かき
最近、文学やスポーツで、非常に若い(十代とか)人が賞をとるのが
目立っている。大人はどうしたんだ、と思えてくるが。
彼らは、確かに優秀だろうが、はたして思想性はどの程度のものかという
感じではある。何か、なにも考えていない人のほうが、優秀な成績を残すこと
が多いのではないかというのを感じることがある(別に全員がそうだということではない)。
逆にやたら考える人のほうが、ぎこちなく見えたりする。
しかし、深く考えるというのは、新案を考えるとか思想の上では大事なの
は確かであり、それが指導では重要なのだ。
31 :
ブックマークしますた:04/03/27 22:53
コーチングとやらが流行っているらしいな。
「こうしなさい」と押し付けるのではなく
「どうしたらいいと思う?」と、答えを自ら導き出させるというやつ。
俺はこれをやってみたが
「わかりません」「どうしたらいいんですか?」と返ってきた。
ハナから考える『気』が無いんだな。
こういう何を教えても無駄なヤル気の無い奴には、どう対処すればいいのかな。
優秀な指導者は現場仕事に長けていなくてもいいということ?
指導・・・導くとはどこに導くんだろう。
望ましい速度で、部下本人が充実感を持ち、与えた業務を遂行できるように導くこと?
自主的に業務能力を高めたいと思わせるシカケを知ってる人が優秀な指導者なのかな?
仕事は教わるもんじゃない、盗むもんだ。とつきはなす職人は流行らないのか。
あぼーん
34 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/03/29 23:01
>>31 ブックマークってこのスレを?
野球で言えば、
日本のプロ野球と、メジャーでは指導の仕方が違うらしいし。
日本では、やたらコーチなどが介入する(打ち方とかも)が、メジャーは
自主性を尊重する。そのせいか変なうち方の人が多い。
>何を教えても無駄なヤル気の無い奴
まあ、指導方法も人にもよるのでしょうが。
「どう思うとか聞いてるが、結局、この上司の思いどうりにやらないと怒られる
のでは」とか、思ってたりして。
>>32 >優秀な指導者は現場仕事に長けていなくてもいいということ?
歴史的に言えばそうなってしまうが、現代では受け入れられにく
そうな話ですが
わざわざ、幼い子供を立てるということもあり、その場合、実際は参謀みた
いな人が政治などをすると。ああいう形は何か意味があるのかと思うが。
>仕事は教わるもんじゃない、盗むもんだ。とつきはなす職人は流行らないのか。
それはそれで、自主性を尊重している人だと思いますがね。
35 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/04/04 22:10
ほしゅかき
今の社会は、指導者のタイプで言えば、人望タイプだけが(なんとか)評価されるが、
参謀タイプはほとんど評価されないように思われる。
例えば大久保利通(
>>21)などは、大勢に評価されるタイプの人間ではなく、当時は
少数の歴史的人物だけに評価されていたような感じだった。
多数決で言えば代表には認められそうにない。
それでもやってこれたのは、革命のせいもあるが、当時大衆が代表を決め
るという形ではなかったためである。
だから、現代では大久保のような人物は評価されにくいだろう。
多くの人は本人の思想も見ずに代表を決めてしまったりする。
いかに、人の評価の仕方は万能とか均一で単純に見てはいけないということである。
それにはやはり教育などにおいて、人の評価の仕方は、適材適所が大事か教えていくべ
きなのだ。
36 :
名無しさん@あたっかー:04/04/07 14:41
大変参考になります。私は歴史には詳しくないのですが、歴史に名を残す人物
が、どのような評価を受けて、どのように大成していったのか大変興味があり
ます。ただ、司馬遼太郎さんをはじめ、歴史小説は、必ずしも史実と一致しな
い(全部一致させていたら、誰が書いても同じになってしまう)事も多いと聞
いたことがあり、トクUさんはそこら辺はどう考えているのでしょうか。
37 :
名無しさん@あたっかー:04/04/07 14:46
トクU、お前自信が思っているほど他人はお前の書き込み面白いと思ってないぞ。
38 :
名無しさん@あたっかー:04/04/07 18:54
トクUさん、めげずにカンガレ!
39 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/04/07 23:15
>>36 歴史的人物というのは、当時はあまり評価されず、死亡してから後で評価される
という例がよくありますな。勉学がよほどできるというなら当時でもわかり易く
すぐ評価されるんでしょうが。
>歴史小説は、必ずしも史実と一致しな
ふーム、司馬さんはできるだけ歴史に忠実のような書き方をしているが(当時の
古文も引用してたり)、それで「司馬史観」ともいわれるし。
説明口調になってるようなものは真実と思うが、しかし、小説だし確かに会話とか
想像の部分はあるでしょう。ただ、司馬さんの場合は「このような会話を
していたのではないか」文献から人物の性格を想像し、真実に近づけようという意図が
ありそう。大まかな歴史的事実だけを背景に小説を書く人もいるでしょうが。
>>37 ! 自信は、さほどもってないが。面白くないのなら仕方がない。
>>38 うれしい言葉だなあ。
よく分かりました。
先見の明がありすぎると、変人扱いされると言うか、理解できる人がいな
かったりするんでしょうね。
話はかなりずれるんですけど、ノストラダムスがブームだった頃、語る人
は、ほとんど五島勉という人が書いた本を元に話していたのが、当事かな
り気になっていたもので。
41 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/04/09 21:56
>>40 >先見の明がありすぎると、変人扱いされると言うか
「大賢は愚に似たり」といいますからな。
現代でも、何でもできて当たり前という、安定した社会にありがちな思想が
蔓延していますからな。
適材適所という言葉が意味を成さなくなっている。
>ノストラダムスがブームだった頃、
ふーム、ノストラダムスという人はすごかったのかどうかは分かりませんが、
五島さんという人が広めてたんですな。
どうとでも取れるような解釈だったといわれてましたが。
42 :
名無しさん@あたっかー:04/04/12 12:32
適材適所、難しいですな。
結果が良かったか否か、結果論として適材適所であった、もしくは無かった
と言う感じでしょうかね。プロスポーツの監督の評価にしても結果でしか評価
されないのは当然ですからね。
名選手=名監督は、必ずしも当てはまりませんが、名選手≠名監督かといえば
それも違う。名監督になる素養としては、名選手の方があるのか無いのか?
43 :
名無しさん@あたっかー:04/04/12 14:33
結果出しても人気者監督に負けるしね
トクU ◆tokuUgwIxo 様。
スレ違いとは思いますが、ご存知でしたら教えてください。
ある人から「大石内蔵介」(字が違ってたらすいません)は、人類史上でも稀
に見る人物であると聞いたのですが、また聞きだったので、詳しく聞けません
でした。人名辞典にある以上にどのように素晴らしいのか、ご存知だったら教
えてください。
45 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/04/13 23:00
>>42 巨人などは、人材がそろってるから勝てるとかも言われたりしますし。
また、プロ野球は、当然、はじめから素人はおらず、ある程度優秀な人だけ
を指導しているので、どこかの公立の部活の指導ならどうなるんだろうという
こともいえますが。
確かに勝てればそれは、監督の力もあるんでしょうが、評価が難しい。
>>43 >>44 いや、私も専門家でもなんでもなく、歴史を知ってると言ってもまだわずかな感じ
なんですが。
>大石内蔵介
「忠臣蔵」に出てくる人みたいですが、江戸期の安定した時代で、ああいう
討ち入りをやってというのは当時でもすごいエネルギーが必要だった
のでその点評価されるのでしょう。
平成の安定した時代で、ああいう
討ち入りをやってというのは全く評価されません。
>大石内蔵介
少年時代は、誰が見ても賢い子供ではなかった。
というかアホと思われていた。
実は周りを油断させるための壮大な戦略の一つであった。
↑
これ本当?
>>46 ん?そういう古い考えを打破しろみたいな。
>>47 そういうのがあるんですか。どうだったんだろうか。
よくわからないが、本当に子供の頃賢くなかったが、
大人になって指導者として力を発揮したため、「あれは演技だっ
たに違いない」と周りは考えたかったとか。
49 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/04/16 23:33
一昔前は、年功序列だったが、上司が向いてなく横暴を働くため、こいつらは
上司に向いてない、年功序列を廃止し、能力主義にしろと言う意見が出た。
それで能力主義になり、それでうまくいくはずだった。
ところが、今の能力主義というのは、現場の個人能力と指導が一緒になってしまい
指導者に向いてないものが多く指導をすることになってしまった。
このありさまに、「年功序列のほうがまだ良かった」と言う意見も出るく
らいであった。年功序列は現場で優秀じゃなくても指導者になれるが、それだと
指導だけ優秀なものにもチャンスはあったのかもしれない。
つまり、年功序列も現場能力主義もだめだった。適材適所が重要なのだ。
>47
女好き、酒好き、借金しまくり家老だったらしい。
ホントにどうしようもない奴だけど、なぜか無視できない風格が
あったと内蔵助の友人が言っていたようだよ。
>>49 胴囲
だいたい、職場に就いてから、何かしら勉強してるものがいるのがおかしい。
たいして能力もない労働者が、実力主義といってるから回らなくなってくる。
実力主義は、初任給8万円。実績によって、数億位は払うべきだな。
>>51 ん、まあ、現場で有能だからといって、「おれはすべてのことができる」
とすぐに過信するのは、歴史を見ていない証拠かもしれない。
53 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/04/20 22:42
ビジネスニュース、「アジア系は経営者になれない?」
http://book2.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1082389611/l50 >アジア太平洋系はミツバチのように仕事に精を出すが、
>リーダーシップの才能には恵まれていないとの観念にとらわれる白人経
>営者も少なくないようだ。
なぜ日本はこうなっているか。やはりこれは、海外に比べて、指導者が重要視
されてないからではないか。
つまり、日本は指導者でなく、サービス残業や休日出勤で現場の人間がが
んばっているから結果を残せている、だから、サービス残業も休日出勤もな
さそうな米では指導が重要なため、あまり成功しない、ということ
(思われてる)かもしれない。
これは良くない。米で適材適所が完全にできているとは限らないが、日本より
は指導方法が重視されているに違いない。
これは考えさせられる事実である。
55 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/04/23 23:14
日本は、サービス残業などはすぐなくしたほうがいいな。
しかし、よく社会が「得意な分野をもて」とかいうが、それは単に関わったことの
違いや知識の違いの話というだけで、その人自身の能力の差とはいえない
のではないか。
つまり同じ能力の人でも、吸収する知識が違えば「得意分野」は
変わってしまうのである。
そうではなく、やはり、その人物にあった適材適所というものが大事ではないか。
もしマジで本当に適材適所をやったとしたら、世の中の大半の人間は貧乏になる。
適材適所は大事だがこうした理由で反対する人が多いのだ。
まあ世の中の流れは適材適所の方向に行ってるので問題はないがね。
↑とうとう出てきましたね。
58 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/04/25 22:34
>>56 うーム。むしろ逆だと思ってるのだが。
「誰でも何かしらのとりえはある」と言うふうに。
つまり、なにか短所があろうが、それだけで全部を判断され、排斥されない
という社会になれば。
たとえば、プロ野球(というかメジャー)みたいに、指導と現場を完全
に分けるとか。
選手は、成績残すと給料は上がるが、選手である限りコーチとかにはな
らない。
指導だからと言って給料が選手より高いわけではないだろう。
(もっとも、野球の場合はほとんど選手がコーチや監督になるのだが)。
あくまで適材適所で、役割分担する。
>>57 ん?
トップに必要なのはカリスマ性ではない。
部下の強みを見つけ、それを機会に投じて成果を上げさせる能力である。
61 :
ppd ◆C1Y9MRq4Nw :04/04/26 19:30
トクちゃん
最高!!!
>>58 欧米の社会は日本より適材適所なのだが、大半の人は下層階級の単純作業に適材
だと判断されて適所であるスラムに送られてる。
これはこれでまた問題を生むのだ。
現場で優秀=優秀な指導者、ではない、か。
日本サッカー協会がそういう意識を持ってくれないかねぇ。
おかちゃんでいいじゃん
65 :
名無しさん@あたっかー:04/04/28 06:31
おっちょこちょいだが、人望があるAさん
自他に厳しく、人のミスを厳しく追及のBさん
どちらか選ぶなら、今の若い子はAさんのような上司のほうが伸びるかもしれません。
いやいや、Bさんが部下のミスを指摘し、Aさんが優しくフォローという構図もありか?
企業経営者はシビアな視点を持たねばならない。
「誰でも何か取り柄はあるはずだ」などというヒューマニズムで経営はできない。
統計学的に論じれば何の取り柄も無い人間が大半なのが、この人間社会だ。
何か取り柄がある人間なら、それで取り上げるべきだが、何の取り柄も無い人間
には単純軽作業をさせるのが正しい。
67 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/04/28 23:23
>>59 まあ、それが大事ですが。
ただ、歴史的に見れば、人望のある人を参謀が助けるとういう形も良くある、
と言ってもほとんど参謀が指導方法(作戦)を考えるのだが。
>>60 何か分かりませんが、見ときます。
>>62 そうなんですか。
だとしたら、まだまだできてないということですな。
>>63 サッカーは詳しくないが、指導は個人の成績を過信して考えるべきでないな。
>>65 >今の若い子はAさんのような上司のほうが
まあ、人にもよるでしょうが、そうかもしれない。
ただ2人でやれば、緊張感もありつつも、ミスで非難されて落ち込みすぎる
と言うことはないかもしれない。
まあ、これは仕事の要領とは関係ないことでしょうが。
>>66 まあ、「誰でも何か取り柄はあるはずだ」と不明瞭では、誰を採用すべきか
分からなくなるでしょうが。
しかし、とにかく指導とか、現場とか開発とか大まかにでも考えて適材適所が
うまくいけば、歴史的事実にあるような大きな成功が。
>>67 例えば学校ではテストの点が悪い子は底辺校に行かされる。
この時にこれは適材適所なんだからしょうがないんだ、自分は適所で頑張る
しか無いんだと考えれる子供はよほど人間ができた奴でしょう。
そしてこれは大人もしかりです。
仮に正しい適材適所が行われたとしても、大抵の奴は自分の処遇に不満を抱くでしょう。
これが人間という動物の真実です。
無理やり押し付けて強制するくらいの姿勢で無いと、適材適所は上手く行きません。
まぁ、あれだな。68はアポロン騙る前に
適材適所の意味を辞書で引くべきだな。
70 :
絶対神(16):04/04/29 05:42
新堀一男が
「藤本のご隠居」と
「仲直り」出来るかどうかが非常に重要。
信じる者は救われる。
「ご隠居さん」はとてもやさしい。
子供のころ、いっしょに「釣り」にいったものだ。
子供ができないのって、本当につらいことだよな(泣き
新堀友寛
71 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/05/01 21:57
あのスレで、私の名前が出てるようだが、少し買いかぶりすぎではないか。
たいしたこと(自分では)書いてないし、恥ずかしい。
>>68 >テストの点が悪い子は底辺校
今までのそういう考えが良くないのです。
あくまで、テストがよいということは、人間を判断する一つの基準
にすぎないでしょう。
テストはたいてい、答えが決まっている。
もっと創造力(奇抜な案が考えられるなど)があるとかも重視すべきだ。
そもそも、テストの点がいいというのはマニュアル(教わった答えを支持どうり書く)
どうりに動くのは得意と言うだけを証明しただけかもしれない。
これは現場では支持どうりに動くと言うことで大事かもしれないが。
>>70 それは。
72 :
名無しさん@あたっかー:04/05/02 11:05
トクUさま。
細やかなレス好感が持てます。賛否両論は当たり前ですね。
適材適所とは難しい問題ですね。
ビジネスのポジションと限定すれば、成果(結果)が良ければヨシとすべきなのでしょうか。
経営者側の視点、消費者の視点、従業員としての視点が微妙に異なるような気がします。
73 :
名無しさん@あたっかー:04/05/02 16:53
現場で優秀でない人間を、それなりに使って成果を出すのが優秀な指導者。
優秀でないやつのしりたたいて、成果だしてくれる優秀な指導者ほしいな。
もちろん、安月給で。
75 :
名無しさん@あたっかー:04/05/02 21:50
↑漏れもほしい
全自動経営者をだれか開発してくれ。アイボみたいなの。
誰でも自分は優秀だと思いたいものだ。そう思わなければ
日々の仕事に耐えられないだろうから。人間とはそういう動物なのだ。
自分が無能者と評価されるシーンをリアルに想像できる人間は優秀である。
既存の枠から外れることができる思考能力と下からの視点を持っているからだ。
自分が優秀だと思い込んでる従業員は、たくさん抱えてるんだが。
80 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/05/04 23:30
>>72 成果というのは、どう評価するか難しいところでしょうな。
個人成績と指導が優秀かどうかは違うのです。つまり個人で成績を
残すのは評価されるべきでしょう。しかしそれは自分ひとりだけで動いてる場合
であって、他人を動かしての結果でもなんでもないということを誤解しては
いけないのだ。
>>73 公立の学校の部活なら勝手にやめさせるわけには行かないし、
優秀でないチーム(人)を伸ばすのが指導者の本来の仕事かもしれないな。
>>77 劣等感と言うのはつらいですな。
なんというか、子供のころから優秀で自分ではそれが普通だと思っている
人は逆にまずいかもしれませんな。
>>78 自信はあって、すべてのことができると思ってるとか。
しかし、その人は向いている場所にいるからで、すぐほかのこともできると
考えるのはどうなのか。
オールマイティとスペシャリストの選択だな
82 :
名無しさん@あたっかー:04/05/05 01:22
セブンイレブンに18でオーナー
になったやついるってほんとかな?
適材適所を素直に受け入れる人がどれだけいるのか?
例えば平社員の大半は平社員が適性の人たちだ。
しかし常にブーブー言ってる。
なぜなら人間には欲というものがあるからだ。
86 :
名無しさん@あたっかー:04/05/05 18:20
>>83 他スレのアポロンと違う人?
適材適所システム(?)を導入しようとする時、経営者と従業員の思惑が相反する事は
充分に考えられる。
>>86 社長そのものに適性が無かった場合どうするのだ?
大手なら社長交代もできようが、中小では不可能だよ。
子供が継ぐ訳だからね。
88 :
名無しさん@あたっかー:04/05/05 21:39
>>87 中小企業で社長が実はその器ではないという事はままあることでしょう。
しかしワンマン社長が自分に適性がないから自ら退くなんてことは、
めったには無いでしょうね。「あなたには茶長としての適正がありません」
と宣告する人間が居ないのですから。
会社が存続している限りはヨシとするしかないのか。
アポロン、わかるように1号・2号、とつけてくれ。
90 :
名無しさん@あたっかー:04/05/08 21:10
age
91 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/05/08 22:23
>>81 スペシャリスト、ゼネラリストと言う考え方はあるらしいが、
しかし企業が本当にこういうのを厳密に分けているのだろうか。
どうもさほど差がないように思える。
>>83 褒美をたくさんやればいいのです。プロ野球みたいに。
なんなら、形だけでも(例えば、歴史でも中納言、右大臣とかあったが)
つけてもいいが。しかし指導権はない。
>>88 せめて人望がある社長なら、周りが参謀のようにカバーするのでしょうが。
92 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/05/10 22:56
かき
なんというか、指導で成功した人と、現場で成功した人のいってることが
違う気がする。むしろ逆の事を言ってる場合も多い。
例えば、現場向きの人は精神をやたら重視して、楽をするような戦略みたいのは
いらないといってるが、指導者向きの人間はむしろ戦略などで楽をしろというような
ことを言っている。
つまり、現場向きの人ならともかく、指導者向きの人間に対して、前者の精神論を
多く言ったところで無駄な気がするのだが(そもそも苦手な人が多いのだし)
世の中は現場人間の方が多いらしく、前者の考えが、日本には特に多く、
まかり通っているのだ(まるでこれ以外はダメといわんばかりに)。
もはや、日本は教育方法も2者で真っ二つに分けるべきかもしれない。
93 :
名無しさん@あたっかー:04/05/11 00:50
>>92 精神論もおおいに結構なのですが、それが指導的役割の人間だったりすると
下が混乱しますね。
大切なのは、その二つの融合もしくは共生・理解だと思います。
向いていなくても良いから他方の価値を認めることで、全体の生産性も上がるというもの。
>>93 その通りです。
そもそも現場に向いてない人間が、何の作戦もなく精神だけで(現場で)優秀な
人間に勝てるはずがない。
十人十色という発想がないのだ。
95 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/05/12 22:21
こないだ、ためしに斉藤一人という事実上日本で一番儲けてるらしい人の本を
読んでみたが、
その中に、楽をした方が成功するみたいなことが書いてあった。
他の宗教的な考え方(経営者がこういう考えを持ってるとは意外だが)は今の
ところ、理解できなかったが、ここのところは面白いと思った。
現場向きの人の多くは、これを読んだら「こんなバカな」と激怒するかもしれない。
苦労(努力)しない方が、成功するとか言ってるのである。
しかし、よく考えると、子供の頃から(現場で)優秀で成功した人が、
苦労してるとは限らないだろう。
例えば子供の頃から優秀な人というのは、周りに対して優越感を持ってる。
だから、こういう人が多少厳しく怒られようが、周りがみるほど大してショックではなく、
なんとも思っていないかもしれない。優秀だから困難もそれなりに乗り越えられるだろう。
(刺激的なこと、程度しか思ってないとか)。
だからこれらを苦労というのは、微妙なのかもしれない。
96 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/05/15 22:39
斉藤一人氏によれば、恵まれている人に限って人に苦労、苦労ということを
押し付けるらしいが。
ところでたまにテレビで、何かのスポーツのコーチみたいな人が、「才能はすでに生
まれたときから決まっている」みたいな事を言うのを聞くが、
つまり才能と努力はあまり関係ないと言う人がいる。
これはコーチの経験上でものを言うのだろうが。
これが正しいとすると、人は努力では万能にはなれない。だから適材適所をする
しかない、ということになる。
「三つ子の魂百まで」ともいうが。
それは人間の能力だけを考慮して、意思や嗜好の問題を忘れている。
99 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/05/18 22:12
>>97 ん。それはどういう。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるが、
やはり、いやのことをして結果を残せ、という発想は
間違っているかもしれない。
独創的な人ほど組織にはなじめない傾向がある。世の発明家と呼ばれる人々はたいていそうである。
現在の日本は異端を許容する教育システムにはなっていない。学問や科学の探求場所である大学が
就職予備校と化しているのが元凶だ。しかしこれのメリットもない訳ではない。例えばドイツは職を早くから決定し
それの教育を受ける。転身は難しい。日本は適性を伸ばすより落ちこぼれをなくす”平等教育”により
満遍なく(深からず浅からず)適応能力が平準化された人材を輩出する。ドイツからみれば
歌手であった大賀氏がソニーの代表になることは考えられないらしい。この流動性の高さがわが国の特徴でもある。
孫と西。共にパソコン時代の寵児と言われたがそのキャリアに特色がでてきた。孫は狡猾でしたたかな
マネーゲーム屋であり、西は技術の到来を見抜く稀有な能力はあるが経営者には向かない。
適材適所。これは重要だが落とし穴は表面的な事項で判断しがちなことだ。英語ができるから
国際センスがある訳ではないし、豪放磊落な親分肌だからリーダーシップがある訳でもない。
その中に潜む”真の潜在能力”を捜し、開花させるのが経営者の務めである。
101 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/05/21 22:16
発明家の性格は、引っ込み思案とか、共通のものがあるというな。
日本の教育は、指導される側だけを育てるように重視しているように
思えてならない。従順な人間がいいみたいな。
評価基準が、単一なのだ。現場でいかに動けるかということしか評価しない。
今の教育をみてると、まったく独立しようとする人のことを考
えてない気がする。
まるで将来の選択肢として存在していないような。
>落ちこぼれをなくす”平等教育”
まあ、受験では落ちこぼれとかいわれそうですが。
それに、現実社会では平等でもなんでもなく、まるで社会は平等だと、教育で
うそを教えてるような。
>リーダーシップ
まあ、歴史的に見れば、政略家みたいなタイプは思慮深いとか、だいたい
似たところはあるらしいですが。
102 :
名無しさん@あたっかー:04/05/21 23:31
日本の民主主義が完熟していない証拠だね。
いやむしろ、熟していないからこそ生まれた経済社会なのかもしれん。
平等という言葉も、公平という言葉に置き換えれば正しい認識をするのではないか。
チャンスは公平、結果は不平等・・・(本人の運や努力次第ってことで)
104 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/05/24 21:35
>>102 やはり少なくとも、独立型と、現場型ぐらいには教育を分けたほうが
いいように思われますが(何なら社会自体を真っ二つに分けたいぐらいだが)。
不平等と教えとけば、子供もそれなりの準備できるかもしれないが、
まるで日本の社会は大人と子供が別世界に住んでるような教育をするのだ。
(共産主義にするわけでもないのに)。
これでは子供は、社会に出て何をどうしたらいいのか分からず呆然とするに
違いない。
105 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/05/29 21:31
「坂の上の雲」のあとがき3で
「精神主義と規律主義は、無能者にとって絶好の隠れ蓑である」
という言葉が出てくる。
これは、現場というより、大勢を指導するような指導者のことを言っ
てるのだろうが。
つまり、司馬氏は「精神や規律(のみ)を重視する指導者は無能である。しかも、
この2つを用いればさも指導者に向いているように見えるので厄介だ」
と、言う考えを歴史からみて持っていたのかもしれない。
これも現場向きの考えとは逆とも言える。現場ではいいのか悪いのか、こういうこと
をやたら言ってそうであるが、
指導向きの人間にとってはこういうのはむしろ害悪なのかもしれない。
(こういうのをみるとやはり、独立型と、現場型で分けたほうがいいよう
な気がしてくる)。
適材適所ねぇ
振り分けられる奴この世におるんか?
経営板らしく、またその関係で考えるが、
SONYの創業者だった盛田昭夫氏という人は、
「・・私は先輩とか後輩という言葉が非常にきらいだ・・」みたいなことを
言ったそうだが、当時は特に、そういう傾向はあっただろう。
この人は何か先輩(上?)から命令されるのが、よほどいやだったのかもしれない。
起業までしてるくらいだし。こういうのも集団生活になじみにくい性格
かもしれないが。
108 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/05/31 22:51
>>106 まあ、だいたい性格は決まってるような気がしますが。
子供の頃から優秀な人とか、集団生活に何の疑問も持たない人は、現場
向きで、
不器用だとか、今の集団生活に常に疑問(何か周りの人間が、自分と違うように見えるとか)
を持ってるような人は独立向きかもしれない。
そういうのでアンケートでもとり、適正を見ていくとか。
才能は努力の賜物だよ。生まれながらのってのは先ず無い。
藻前が才能と感じてるのは、多分コツを覚える幸運に他より多く巡り会えた奴さ。
とはいっても性差や血液型による違いが無いとは言ってない。
んで。似たもの同士で選り分けることで得るメリットより
デメリットの方が漏れは怖い。
デメリットとは「縮小均衡」。
「好きなこと」「嫌いなこと」
どちらもよーく噛んで飲み込むのが吉。
>>109 それはコツもあるでしょうが。
しかし、やはり得意分野は違ってくる気がするなあ。
そもそも小さい子供がコツとかあまり考えてなさそうだが、能力に明らか
に差があるし。
たとえば「絶対音感」というのは、小さい頃にそれなりの教育をしないと
つかないという。
ようするに、大きくなってからいくら努力しようが「絶対音感」はつかないとい
うことらしい。これは本人の努力より、周りの環境の問題である。
まあ、しかし、自分の能力を落とさないため努力というかやり続けるというのは大事か
もしれないが。
114 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/06/02 22:44
しかし好きなことをやるとは、努力といえるのかどうか。テレビゲームを徹夜で
頭が痛くなるまでやるのは努力とは違うしなあ。
イチローに「彼は努力家だ」とか周りが言っても、本人は「努力?勘違いしないでほしい。
僕はすきなことをやってるだけだ」というかもしれない。推測だが。
>「好きなこと」「嫌いなこと」
それはそうだが、物には限度があるのではないか。
115 :
名無しさん@あたっかー:04/06/03 00:27
俺はいろんな人見てきたが、現場で優秀なら指導者としても優秀だったがな。
っていうか、現場で優秀じゃないのに指導者として優秀になりようがないと思うが。
現場では優秀だが、指導者としてはダメって例はあるけど、その逆は無いよ。
116 :
名無しさん@あたっかー:04/06/03 01:23
>>115 の論理の破綻から少なくとも115は現場で優秀な奴では無いことは解る。
テレビゲーム(好きなこと)は、徹夜だろうが、頭が痛くなろうがやり続けたり。
つまり、やる仕事が好きか嫌いかで、その苦しみは天と地ほど差があるのだ。
ある人が、すきなことだからこそ、徹夜もし、無理してやっているのに周りが
勘違いして「あの人は、あんな苦しい思いまでしてやっている。彼を見習う
べきだ」とか言う。
その人は自主的に苦しんでると思うが、それをいやいややっていると誤解して
しまうのだ。
野球でもすきだから多少厳しくてもやってるわけで、いやならやめるはずである。
人がいやなことで、自主的に苦しむわけがない。
外観では、人の苦しみは分からないかもしれない。
まあ、人は自分が恵まれてるとは、思わないものだ。自分が普通だと
思ってしまう。
118 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/06/05 21:58
>>115 史実では。
なんというか、本当に指導がいいか悪いかは、現場、と言うか個人で優秀な
部下だけでなく鈍い人もいる場合にわかるかもしれない。
例えば公立の学校の部活とか。
野球で、巨人のように言い人材を集めていれば、本当に指導がいいかどう
かは分からないではないかといった具合になるし。要するに指導ではなく、
個人個人ががんばっているだけのことになる。日本では特に(
>>53)。
119 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/06/08 22:06
思うに、そこそこ苦労(努力)してる人は確かに成功するが、苦労しすぎてる人は
逆に成功しないのではないだろうか。
つまり、壁がそこそこなら乗り越えることで、何かを得られるのかもしれないが、
しかし大きすぎると、乗り越えるのに時間がかかりすぎ人生が苦労を乗り越える
だけで終わってしまうとか。
苦労とはアインシュタインのような
>>98落ちこぼれや、父親が2000万借金して
たとか。
共産主義のほうがいいといっていた青木雄二氏(
>>29)も、そのことをうすうす
気づいていたのかも知れず。
「努力?なにいうとんのや。世の中、真面目にこつこつ努力してるやつがほんとに
成功してるか?むしろ少し不真面目な人間の方が成功しとるやろ。わしは、
そういう社会が理不尽やと思うから共産主義にした方がいいというとるんや」
と思っていたかもしれない。
既出だが斉藤一人氏にいたっては「努力してるうちは成功しない」と
まで言っている。
訂正
>苦労とはアインシュタインのような
→例えばアインシュタインのような
122 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/06/12 20:21
エロは男性の楽ともいえるな。「英雄色を好む」とも言うし。
しつこいが、
青木雄二という人は、ぎりぎりの苦労をした人なんだろう。
これ以上苦労したら、もはやどうなっていたか、みたいな。だから苦労の恐ろしさも
分かり、「人間は努力でもどうしようもないこともある」という発想をもって
いたのかもしれない。
だから、社会の悪さを指摘している(指摘してることが全部あってるか
どうかはともかく)。
苦労というのは、まあ、ほどがよいと。
123 :
名無しさん@あたっかー:04/06/13 08:34
1. パーフェクト型
実務も人間性もばっちり。
2. カリスマ型
実務はちとアレだけど、周りを惹きつける魅力があるので、優秀なスタッフが集まる。
3. 事務屋型
リーダーシップはないけど、実務はバッチリ。いわゆる寡黙なリーダー。
4. リーダー不適格型
リーダーシップもないし、実務もダメ。
俺は良くて3、所詮4だろうなぁ……orz
前にも言ったが現場では、何も考えていなさそうな人が成功すること
がよくある。
何かあの人がこういってたなとか、やたらやり方を深く考えている人より、
あっけらかんとした人の方が、何でもできたという経験は誰にでもあるだろう。
つまり、苦しんで(考えてる)人間の方が、世の中報われないことも多い
のである。
芸能人で言うと、華原ともみだったか、何か苦労(離婚か)して性格が変わっ
たような気がするが、苦労するとああなるらしい。
しかし元はあっけらかんとした女性だった。しかしそれでも歌はうまかった
から売れたのだろう。これは苦労とは関係なさそうである。
苦労がそれなりに報われるには、やはり適材適所が大事だ。参謀のようなものなら
現場が苦手でも指導がよければいいのだから。社会が万能で現場重視のみでは、
何も考えてない人間の方が有利かもしれないではないか。これでは理不尽。
125 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/06/16 22:33
>>123 どうでしょうな。
もう少し、分けてみるべきかも。
>>79 「君子は器ならず」勉強になりました。ぐぐっちゃいました。
そうしたリーダー像って存在してたんですね。
映画監督が演技うまくなくても、技術に精通してなくてもいいんだもんね。
ってチョット違うか。
127 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/06/20 22:07
>>126 そうです。
これは、歴史的に重要なことなのに、現代人はそれを学ばず
誤解したまま、生活しているのです。
ビスマルクが
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」といったそうだが、まさに
これですな。
>映画監督が演技うまくなくても
確かに映画監督は、出てる人は少ないのかもしれない。
128 :
名無しさん@あたっかー:04/06/21 09:44
>>127 そーですな、イギリスあたりのパブリックスクールでは
歴史は人の上に立つものにはもっとも重要な知識として
大学から教授を招聘して授業が行われるところも珍しくないらしい。
>現代人はそれを学ばず
というより、日本人が歴史を軽視しているといえましょう。
歴史の軽視というと、2ちゃんどうしても 中国・韓国発想か?となりますが
広義での歴史観という意味で、です。
>>128 イギリスはそうなんですか。
というか、欧米などはもっと実用性を考えてそうですな。
歴史を軽視すると、同じことを何度も繰り返すことになる。
人間の争いの原因もこの辺りにあるかも。
130 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/06/22 23:24
http://www2s.biglobe.ne.jp/~kuribou/ningentoiumono.htm >才能と仕事
「人間ノ才能は、多様だ」と、継之助はいった。「小使」にむいている、
という男もあれば、大将にしかなれなぬ、という男もある」「どちらが、
幸福でしょう」「小使の才だな」継之助はいった。・・・・『峠』
>>14のアリのような二八の法則、パレートの法則というのがあるが、
小使の方が人数が多いとなると、多数決で小使向けの世の中になってしまうから、
大将向きには生きにくいともいえそうであるが。
日本は特に、均一教育で、万能を強制するから、この辺りに極端なところがで
るかもしれない。
131 :
名無しさん@あたっかー:04/06/22 23:59
ゲームでもバランスのいいキャラは使い勝手がよく初心者用だが、最強キャラは
何か長所のあるキャラが多い。
現実世界でも同様で、バランスの良い人間は使われる身であるなら使い勝手は
良いが、上に立つ器があるかは疑問。
総合力的にかなり高い能力を持ち合わせる人材は今の日本では出にくいし、出ても
それほどの人数にはならないだろう。
日本の不幸は、大して高くない能力のバランス型人間の多くが環境(世襲)など他の要因で
人の上に立っていることだ。
>>131さんは世襲反対派なんですねぇ。
世襲は目の敵にされるなぁ。
長老を見方につける後継ぎもいると思うけどな。
世襲がみなだめなのだろうか。
後継ぎが現場で優秀だったら鼻についてつぶされないだろうか。
133 :
名無しさん@あたっかー:04/06/23 00:44
>>132 世襲自体に反対しているのではなく、人の上に立つ能力が問題だと思います。
能力のある人は世襲でもなんら問題は無いと思います。
同族企業の多くがうまくいかない(もちろんうまくいってるとこもあるでしょう)
のも能力まで子は引き継がない場合が多いと思います。
>>133 まさにその「人の上に立つ能力」についてのスレですよね。
大企業で根回し派閥争いに勝ち社長になった人の「人の上に立つ能力」
はあまり語られないけど、世襲となると無条件で「能力は引き継げない」
と結びつきがちなのは不思議に思います。
現場で優秀というのは、処理能力、技能だけでなく社内営業のたまもの
という場合も「現場で優秀」とされがちですよね。
多くの不幸が生まれます。
>>131 そうなのです。
英雄みたいな人材は革命時しか現れないような感じがありますが、
それは、皮肉にもそういう混乱した状態なら、多少欠点があろうがとやかく言わ
れないからかもしれない。
今のような安定した社会は、少しでも欠点があるとすぐたたか
れてしまう。長所があろうが、万能でないとダメなんですな。
>世襲
昔の大名も世襲ですが、いい場合と悪い場合がありますな。
しかし大名は、別に一長一短が極端でも、例えば実務ができなくても大丈夫
な体制なのでそういう人でもやっていける。
136 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/06/26 22:28
137 :
名無しさん@あたっかー:04/06/27 19:26
おれ、歴史上の人物には興味ないから、全部読んでないけど。
俺の前いってた会社、大手メーカーの下請け製造業だったけど、
そこは、適材適所だったよ。具体的な業務内容までは知らないけど。
現場作業が不慣れな手つきでも、現場指導者として威力を発揮する香具師がいたのを覚えてる。
そういう香具師は正社員として活躍して、それ以外の、人とコミュニケーションが取れないとか
もくもくとやるのを得意とする香具師は、ずーっと現場作業だった。
まあ、製造業の場合、使う側と使われる側がはっきりしてるからかもしれんがな。
>>137 それは、すごいことですな。
一つでもそういうところがあると救いです。
139 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/07/01 22:35
日本の経営者は特にイメージが悪い。
お笑いとかでも皮肉られるくらいだし。
これはやはり、日本は、独立がしにくいということがあるだろう。
資金の問題もあるし、前にも言ったが均一化教育で万能がいき過ぎな日本
は、はじめからどこかに従うということを前提に教育をやっている。欧米は
個人主義だが。
これでは、一長一短のある人が育ちにくく、独立をそなえて前々から準備も
できにくいかもしれない。
だから、経営者などをみると、「あれは能力があるというより、所詮恵まれ
ていただけだ」という思想になるかもしれない。
現場が不向きでも、そこでやらざるをえなくなり不満が大きくなっていく。
経営者のイメージが悪いのは、やはり誰でも独立できず、恵まれた人しか
できないのではという不公平感があるためである。搾取されてるとか。
やはり、教育でもなんでも、現場と、独立(指導)である程度分けるよう
にしないと、経営者はイメージが悪いままになるであろう。
140 :
名無しさん@あたっかー:04/07/01 22:46
労働者に人権を与えたのが間違いのもとだな。
使い捨ての道具に、発言権はないだろ?
141 :
名無しさん@あたっかー:04/07/03 12:15
つまり
>>1はこう言いたいんだろ?
「名選手必ずしも名監督ならず」
あと、
>>140はスルーの方向ってことでヨロ。
会社というのは、現場で有能な人間を多く取ると思うのだが。
そうすると確かに優秀なのだが、なにか物足りないとか、とか思ったことは
ないのだろうか。
思慮が浅いとか。指導者としては、不向きではとか。
ようするに、現場人間というのはそういう人物の方が実力が出せてい
るということかもしれない。そういう人を取ってるのだから当然似たような
人間が集まる。
143 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/07/05 22:37
>>141 その通りです。
そもそも現場では一度も、指導をやったことはないのに、できると考える
のはどうなのか。
ほしゅ
>>124で、言ったが、華原ともみのように、ある種の苦労(失敗というか)
をすると、あっけらかんさがなくなる。
あのくらいなら、むしろ好感が持てますが、無理に悪く言うと積極性がなくなった
ともいえる。
つまりこれを繰り返すと、ほとんど消極的な人間になり、現場では動けないような
人間になるのかも?思慮は深くなるかもしれませんが。
ということはやはり(この種の)苦労をすればするほど、(現場で)優秀さが
なくなるということに。
ようするに、前にも出たが、過去にやりたい放題で来た人のほうが、(現場で)
成功するということに。社会というのは理不尽なもので。
まあ、全部の例がこうだとは限らないが。
「自分は苦労した」とか言ってるくせに、思慮の浅い人間は実はたいした
苦労はしてないことが多いのかもしれない。苦労したといっておけば
感心もされるし。
という考えが正しければ、適材適所が以下に大事かということが分かる。
適材低所の体験例。
パートを採用するときパソコンがある程度できるのが条件だ。(日本語を入力し、コピペができる程度)
我が妻はこれができなかった。なんど教えても昨日のことは忘れる。”失敗したらエスケープキーで無効にできるから”
”エスケープってなに” ”さっきも教えただろう、端っこのESCてやつ” これを数日繰り返す。進歩が無い。
あとは推して知るべし、どうしようもないと判断される。妻がパートに申し込んだなら採用はしなかった。
ところが他の能力は高いのだ。税理士との打ち合わせなど私の理解を超えた”何とかの控除は今年は特例で…”
などスイスイこなす。パソコンはダメでも事務処理能力は高く、よく財務を理解している。現場でも受発注の
管理を特にしてなくても何が足りないか”動物的勘”で発注し製造遅れが出ない。なくてはならぬ片腕となっている。
さてこんな人物を当初”使い物にならぬ”と判定してしまった。パソコンはヨミカキロソバンで全ての能力の象徴であり
指標となりうる。が私の基準だった。それが崩壊した。つまり人を見抜く力があったと思っていたのは幻想であり
数ヶ月しないと本領は分からない。以後反省し人物像は慎重に判断するよう心掛けている。
適材低所→適所。ついでに書くと自分は財務はよく理解できないが財務ソフトは組む。
妻はパソコンが使えないが財務を理解している。
>>146 なるほど。
現代ではパソコンができないだけで、事務ができない、何のとりえもない
と判断されがちですが。
いかに人は万能だという勘違いで物を判断しているかということですな。
絵などでも常識的なことができない人が、すごい能力を発揮するというの
もよくあることだし。
しかし、こういうタイプの人は、その例にもあるように今の社会ではほと
んど何の評価も受けないでしょう。
女性の場合は、結婚という方法もありますが、男性などは、どこも採用さ
れず悲惨な状態になるかも。
いわゆる小人は自分の万能思想で、人を苦しめていることに気づかないのです。
やはり、こういう妄想をすぐにやめないと、社会はますます悪くなって
いくでしょう。
最近、プロ野球の合併が問題になっているが、
あれを見ると、やはり日本国民は経営者などをさほどに評価していない
ことが分かる(個人的には、日本は資本主義社会なのだから、球団が利益
のために動くのは当然とも思えるが)。
これはやはり独立がしにくい日本では、そういう評価になってしまい
がちなのだろう。
万能ほど勘違いな思想はない。そういってる人ほど、実際は指導で問題が
あるのに気づかなかったりするのだ。
”分かりやすさ”とななんなのか、定量化できないのかを随分研究した。それで使いやすさ、
分かりやすさを具現化し、ある製品を作っているが、自社ソフトも含め ”使いやすさ”を
専門にしている人から高評価をもらい、セミナーで紹介されたことがある。
教え方のヘタな人は多い。なぜ相手が理解できてないのかロジカルに考える習慣を持ってない。
”このくらいは常識だろう”で済ます。これが使いづらい製品の氾濫に繋がる要因のひとつだ。
見逃していけないのは小さな質問だ。”該当する業種に○をつける”というアンケート用紙に
二つ○をつけて提出した。二つに該当しているからだ。どちらかひとつにせよと言われた。
ならば”ひとつだけ選べ”との指示があるべきとクレームをつけた。多分無視されるだろうが
○はいくつつければいいのだろう? この疑問を軽く考えてはいけない。この改善の累積が使いやすさに繋がる。
小さな疑問を放置している典型がお役所だ。意外にも鮫洲の運転免許試験所はその点は進んでいる。
パソコンに詳しい者が作ったソフトが使いやすいとは限らない。スレタイ通りの事態はよく起きる。
セミナーで紹介されたウチの格言。
「設計屋が設計してはいけない。ソフト屋がソフトを作ってはいけない」初心者の視点に欠けるからだ。
ウチの製品はニッチ市場だが日本一使いやすく分かりやすい。(自画自賛失礼)
しかし、二八の法則から、独立向きが2割しかいないとすると、
残りの従属型の8割は万能教育(実際は違うのだが)でもいけるとすると、8割は
成功するんだから、さも万能教育は全員、うまくいくんだという考えに
世の中がなってしまうのである。
成功しないのはその人物の努力が足りないとなってしまう。
実際は2割くらいは失敗するのだが、少数派は世の中には受け入れられ
にくくなる。
152 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/07/22 22:52
>>150 なるほど、
実体験は説得力ありますな。
優秀な人の多くは、自分を基準に物を教えようとしますから。
本とかでも、初心者向きと書いておきながら実際は意味が分からないことばが多かったりする。
日本はそういうことが多い。
>小さな疑問を放置している典型がお役所
採用される基準が勉学とかで優秀ということが、こういうことになっているのかもしれない。
>「設計屋が設計してはいけない。ソフト屋がソフトを作ってはいけない」
それはいい言葉です。少し感動しました。
>>136)ことにつながるし。
我が家でも会社でもすこしでも不具合があると原因追及をする。従業員を叱ることはない。
なぜミスったのか、そのプロセスまでの思考をひもとき犯人を追及する。
”気をつけろ!”だけでは根本の解決にはならない。気をつけなくても済む仕組みをつくったり
現場から知恵を引き出すのも指導者の役目だ。
改善事例なら数百ではきかない。一冊の本ができるほどノウハウがある。既にこの2ちゃんユーザーの
PCにもウチの部品が使われているが、我が子が幼児のときに生産したものが
10万個ぐらいは市場にながれている。3歳児でも問題なく生産できるような機械がベストである。
(ヒューマンエラーを前提に設計しているので、どんな操作をしようがミスが起きない。ように作った)
気をつけなくても機械が不良を作らず下流に流さない仕組みを作ってやれば人に拠らず
スキルに係わらず均質な製品ができる。現在もそれを具現化し数多くの高品質な製品をシロートが作っている。
罵声とムチが志気をあげるなら恐怖政治の隣国が最も高品質の生産ができることになる。
要諦は”気をつけろ”でも”まあまあがんばりたま屁”の親分肌の温情でもなく、”仕組み”を作ることにある。
そんなノーガキを言って実績はあるのか・・・・
ある。投下資本対収益(数百万の投資で数億の利益)の超高効率を具現化した実績を持っている。
通常の生産でのこの効率は世界のトップクラスと思っている。(取材は3誌あったが断った)
現在は超難題の生産を”オバサン”が完璧にできる自社用機械を設計中
(リアルタイムで全工程、全数検査なので不良はゼロ PPMなぞ甘い、1億個に1個の不良が目標)
やはり、やり方はさまざまあって、そのさまざまでも実績が出てい
るということですな。
しかし日本はやたら、均一化したがりこういう仕方じゃないとダメとか
押し付けたがるんですな。
上司が部下に責任を押し付けるのは簡単ですが、指導方法に問題がなかった
を考えないと指導自体がいつまでたってもなにも上達しないだろうし。
156 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/07/27 22:44
しかし、そもそも日本は初心者にやたら不親切な国なのだ。
例えば、外人が電車を乗ろうとするとき、海外では駅の図にボタンがついてい
たりして分かりやすいらしいが、日本は非常に分かりにくいという。
これは電車だけでなく、役所とか他のものもそうなのだろう。
このことから、日本では今どういう人物が上に立っているか分かろうというもの。
157 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/08/01 20:45
リンク先を読んだ。この本も読んでみたい。XXの法則の本は数多あるが
80対20の法則は身近でよく体験する。商売なら20%の良客が全体の利益の80%に貢献している。
という風に。
ただこれらの法則を知ることで余計な先入観が生まれる盲点もある。
例えば XXの血液型は△△タイプの人間である。もちろん血液型と性格の相関はない。
しかしトンデモ説の血液型の法則を受け入れる人間なら経営的な○○の法則も適用してしまう
有用な法則かトンデモ法則かを峻別しなくてはかえって法則に縛られる。
マーフィーの法則的にいえば
”法則を知ることにより法則以外の解釈をゆるさないという法則を発見してしまう”
159 :
名無しさん@あたっかー:04/08/05 15:32
a
160 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/08/07 22:17
>>158 >法則を知ることにより法則以外の解釈をゆるさないという法則
なるほど。それは宗教みたいなものですな。
自分の教義以外はダメだという。単なる精神論だけみたいな。
やはり法則というのは、実際にそういう傾向にあるとか、
現実にそれが多いというのでなければ。
占いみたいに、たまたま当たったり外れたりするのではダメだな。
161 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/08/15 00:19
それにしても日本は、よく、「仕事はいやなもの、それをがまんしてでも
やるべきだ」
みたいな事が言われるが、そういうにもかかわらず、家に帰ってまで
別に必要でもない場合でも仕事の雑談で盛り上がるというのが日本には
あるが。
欧米は、私生活と仕事はちゃんと分けるという。
これは「仕事はいやなもの、だから家では仕事のことは忘れたい」という「いや」という
事を素直に実行に移しているように思える。
日本はその点矛盾している。
嫌なはずのに、不必要に家まで持ち込んでいるのである。
要するに仕事が好きだから、家にまで持ち込んでるとおもうが、そういうひとが「仕事はいやなもの、それを
がまんしてやるべきだ」としか言わないとするとおかしいと言える。
その人自身は好きでやっているのだろうし(もっともゲームとか好きなことの中にもいやなこ
とはあるだろうが)。
日本経済新聞 朝刊1面 「企業とスポーツ1」【投資する価値 世界で見極め】
欧州と南米のサッカークラブチャンピオンが日本で対決する「トヨタカップ」。
トヨタ自動車がメーンスポンサーだ。トヨタは「世界的に見れば野球より人気が
高く、若い世代にアピール力がある」(幹部)と、サッカーに81年から投資を継続。
同様の理由で自動車のフォーミュラ・ワン(F1)レースにも仏新工場が稼動した
翌年の2002年から参戦した。
サッカー、F1とも人気の高い欧州での自動車販売台数は昨年、前年比10%増の
83万台、スポーツイベントに絡んだ宣伝効果もあり、世界で唯一出遅れていた
欧州事業を軌道に乗せた。
読売巨人軍・渡辺恒雄オーナーの辞任で再編の行方に不透明感が増すプロ野球。
トヨタは実は、過去に何度も球団経営を持ちかけられながら、断ってきた。
野球より宣伝効果の高いスポーツがあれば、それにためらいなく資金を投じる。
費用対効果を厳しく査定する企業のスポーツ投資は、スポーツの行方をも左右する。
163 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/08/24 22:56
ほしゅ
食わず嫌い王という番組があるが、芸能人は、数年嫌いなもの食べてなかっ
たりする。これは「好き嫌いするな」という日本人らしくないが、やはりある程度わがままの
方が、成功するということなのか。
社会では従順な人間を推奨する。しかし、それでは成功しにくいという矛盾が。
生真面目な人間と、わがままな人間を比べると、
ある苦労を課すとすると、生真面目な人間はそのまま苦労をするが
わがままな人間はなんとかして楽をしようとするかもしれない。
たとえば宿題を写さしてもらうとか、先生が見てないときはサボるとか、営業などで
外で仕事しているフリをしながら、漫画でも読むとか。わがままな人間はそれ
ができるが真面目な人間はできない。
良く苦労に耐えられる強い精神力があるとか言うが、こういう場合、逆にわがままな人間
の方がそういうふうに見えなくもない。楽をしながらだからある程度耐えれるだろう。
よく見えるからくりみたいなものである。
165 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/08/30 22:59
このあたりのことを青木雄二氏も憤慨していたのかもしれない。
やたら、社会は真面目ないい人間は成功しないという世の中なんや、みたいなこ
とを書いていたが(もちろん全部がそうではないだろうが、それが多いということ
だろう)。
ようするに日本の規律教育は現場能力主義ではなんの役にも立ってないとも
いえるのかもしれない。
そういうのに従わなかったわがままな人間のほうが評価される社会なのである。
いくらわがままはいけないとか言おうが、わがままな人間の方が評価されるのである。
こういう状況では減るわけもない。
だいたい企業が、真面目でも仕事ができない人間より、わがままでもできる人を取るに違いなかった。
あとで教育すればいいのであろうし。
やはりここで適材適所という選択肢をとらなければ大変である。。
166 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/09/02 22:38
なんのことはないのだ。
世間でよく言う「苦労に耐えられる精神の強さ」みたいなのはいまのところそれしか言いようがない
にせよ裏がある場合も多いということなのだ。
もちろん、強い人もいるだろうが、わがままか、そのことが趣味な人(人は好きなことなら徹夜
でもする)の方が、有利なのは上のことから明白である。そういう人のほうが苦労も少ない。
(日本は不正が多い印象があるが、このあたりのことが原因かもしれない)。
このことからやはり均一化で同じようなことをやらすというのは、まったくやっていることが無駄だと
いうことが分かる。それだと同じような性格の人しかうまくいかないことが多いかもしれない。
ほしゅ
真面目な人間ほど、同じことやってもより苦しむのだ。会社のパソコンで
2ちゃんをするなどもおそらくできないだろう。心理的に。
わがままな人間の方が自分のしたいことができる。
(まあ、本人たちは、自分がわがままとは思わないのだが)。
世の中というのは、うそだらけというか、日本は特に奇麗事をいう本人たち
も勘違いしてそれを正義だと信じ込んでいるふうがある。
良く考えれば裏がある場合が多い。
168 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/09/11 22:46:08
そもそも例えば絵がうまいとか、うたがうまい人はだいたい子供の頃から
そうである。
これらがど下手な人間が、将来いきなりうまくなるというのはほとんど聞かない気がする。
つまりある程度人間の能力は決まっているということ。
そりゃ、苦手を克服するということはあるが、差がありすぎる場合は勝てること
は少ないだろう。
まあ、しかし例えばプロスポーツは、能力が伸びることはあるがそもそもプロは素質があるか
ら入るのだし、プロの中ではそれほどすごい差があるわけではない。
ようするに自分の得意な分野を伸ばす適材適所がいかに大事か。
169 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/09/16 22:02:15
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/philo/1094028237 >人に使われる「旧態依然のオヤジ世代」のサラリーマンでは、自分のように起業して、
>30歳で100億円を稼ぐことなどできないという趣旨のようだが、
ライブドアの社長が、こういうことをいっていますが、
これは、「人に使われることで満足しているような人物は大きなことはできない、独立した人間が
えらいのだ。」ということだろうか。
だとしたらなかなか良い考え方ですが。
他は必ずしも同意できないが。
また、古い考えのサラリーマンがやたら威張っていて気に食わないとか?
まあ、日本がもっと独立しやすい国ならばもう少し同意できるが。
170 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/09/23 22:54:10
〜
保守〜
よく面接とかで自分を分析することが大事、とかいうが
これはようするに、人はみんな違うということだろう。
こう言っておきながら、実はあまりこれは重要視されていないのだ。
実際はさほど評価に差がない。
能力というより単なる知識分野の差にすぎないみたいな。
171 :
名無しさん@あたっかー:04/09/24 00:16:34
@政治家・起業家・・・独創性・エゴイズム・戦略的思考力・人心掌握力
A官僚・リーマン・・・協調性・事務処理能力
日本の文部行政はAを養成することしか眼中になさそうだ。
172 :
名無しさん@あたっかー:04/09/24 01:44:11
営業成績の良い人が 部下の育成もうまいとは限らない
というかまず ありえない
指導者を単にコーチとして限定すると、教える技術を当人が会得しているかが重要になる。
”教える技術”という本を読んだが、その中に先生が生徒に教えるコツが書いてある。
例えば漢字を教えるときは、画数を声で表しながら書くというのがある。(口ならイチ、ニー、サン)
跳び箱の教え方などは画期的な上達の方法が書いてあり、誰でもすぐ跳べるようになる。目から鱗だった。
マウスのダブルクリックが苦手な人には、その人の手の上に指導者の手を重ねて上から実際に押してみる方法が
パソコン教室であるようだ。これなどは口で言うより分かりやすい。
なぜ分からないのか、が分からないと効率よく教えることも出来ない。天才肌は理由は分からないままでも
手腕を達成してしまうのでプロセスの体系化が不十分になりがちだ。これが名選手・・・ならずの遠因だろう。
指導と分かりやすさ。これは同類ともいえる。私はソフトもつくるが最初に他人に操作させるときは
メモを持ち、操作者に何が疑問か小さなことでも口に出すように言ってある。頭をよぎる小さな疑問のことだ。
”入力の値が間違ってます。3桁以内にして下さい”とエラーがでたとき、OKボタンが一つしかない。
”間違っているのに OKを押したら取り込んでしまうのではと押せない”と言われた。なるほど OKでは了承の意味だ。
そこで全てのダイアログから はい いいえ キャンセル OK の文字は消し、選択肢を最小化し、メッセージ性を持たせた。
印刷しますか?はい、いいえ でなく ”印刷する”、”印刷はしない”、 ”ここで処理を中断” この3つしか出ない。
このようにして小さな疑問を解消していくと、分かりやすさ=使いやすさ=指導者がいなくても勝手に上達。
が実現できる。
>>171 むう、その通りです。
まあ、文部省が問題があるのか、社会の誤解した
声が反映されているのか分かりませんが。
>>172 良くてもあまり尊敬されていない人もいそうですな。
176 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/10/01 22:39:17
>>173さん
>天才肌は理由は分からないままでも手腕を達成してしまうので
そうでしょうな。一見考えてやってそうだが、どうなのかよく分からない。
自然界でも動物が、別に自分でどうやったか計算しているわけでもないだろうし。
天才肌なら、自分と同じようにやればみんなできると思っていそうですが、
人間はみんな違うし、同じようにはいかない。
>分かりやすさ=使いやすさ=指導者がいなくても勝手に上達。
そうですね。本当は指導者がどうこういうより自分で考えたほうがいい
と思うし。
特に集団で教える場合、ある人が疑問があってもそのまま授業が
進んだりして置いていかれたりするかも。
天才肌は理由は分からないままでも手腕を達成・・・・・・
別に天才ではないが自分の例を挙げると、ハーモニカとか笛は小学のときは得意で
メロディーを聞いただけで演奏できた。そのため譜面を読む必要がなかった。だからずっと
譜面が読めなかった。読めるようになったのは高校のブラスバンドに入ってからだ。
ここで思わぬ転機が訪れた。譜面でしか演奏できなくなってしまった。耳での暗譜能力が格段に下がった。
演奏はうまいが譜面を教えることができないという、本来の体系を踏まない我流の弊害例のひとつと思う。
このあたりが名選手・・・の言わんとするところだろう。
178 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/10/07 22:37:18
>>177 なるほど。
ようするに無意識でやっていたほうが、よくできたということですな。
大きくなってやたら意識するようになると逆にできなくなったと。
無意識自体は別に工夫でもなんでもないものですが。
つまり大人になってもそういうことができるには、子供みたいな脳みそ
をしていた方がいい?
どうもやはり人の評価というのは厄介というか。
そういえば、あるバンドの人が「苦労して作った曲より、簡単に(無意識で?)作った
曲の方がよく売れた」とかいっていたな。
179 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/10/13 22:38:47
人間は十人十色。
教育についても世の中で成功した、といわれる人でも考えはばらばらである。
規律でがちがちにした方がいいという人もいえば、例えば、逆に
メジャーの松井秀喜(の父親)や落合監督などは自主性を尊重して個性を伸ばすべき、
厳しい上下関係では人間育たない、とかいっている。
なぜこうばらばらかというと、やはりいろんな人間がいるということ。
一つの教育方法で必ずみんな成功するみたいな考えをしている人がいるが
それは間違いというほかない。
だいたい独立型は、均一的な規律は嫌いでしょうなあ。だから独立したいとか思うのだ。
ここは日記スレなのか?
だとしたらスレ違いなんだが
ミドルマネジメントなんかには専門の学会もあるくらいだし
その中のかなりの部分が部下との接し方・部下の育て方などに費やされていて
いまではほぼ定型的なスキル(知識+テクニック)としてまとめられてるくらいなんだから
当然「優秀な指導者」独自のスキルがあると考えるのが普通の考えでしょ
足りない能力は足していけばいいんだ
って考え方はハンバーガーの食いすぎかゲームのやり過ぎだぞ
そうやって すべての能力をスキル化していくことが可能なら
学者スキルや吟遊詩人スキルや黒魔道師スキルを覚えるだけで転職できることになる
社長スキルとか カリスマアイドルスキルなんて胡散臭いものが信じられるわけない
アルバイト用のマニュアルとかつくっても誰もよまねーぞ
182 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/10/18 22:49:56
>>180 日記、というか思いついたことを書くと
つい独り言みたいに。まあ、いいではないですか。
>当然「優秀な指導者」独自のスキルがあると考えるのが
それがなにかよく分かりませんが、その部下自体に
いろんな人もいるだろうから、どうなんだろうな。
>>181 ふーむ、なんというか、
これが、得意な人は必然的にあれが不向きになりやすい
というのもありそうですからな。論理的には。
183 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/10/23 22:02:28
落合監督はなかなか面白いな。
しかし、最近勝ち組、負け組みとかいう言葉がはやっているが、
そういう言葉がはやっている割には、そういう人の思想とかは
あまり話題になっていない気がする。
そういうのが流行るのも面白いと思うんだが。
いかに苦労したか、努力したかみたいな話は人気だが。肝心な
ところが抜けているような。
184 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/10/27 22:23:51
〜
テレビで男女(恋人など)が悩みを相談するとき、
男性は女性の悩みを聞いてもその感情を理解してやろう
とせず、解決方法だけを述べる。
逆に女性は、何の解決策も出さないが、感情だけを理解して
あげようとする。
というのがあった。まあ、厳密には両方必要だと思うが、
男性の場合でいうと、男性全員が感情が理解できないわけではないが、
今の社会では無神経な種類の男性のほうが、社会的に評価されやすいためこう
なるのかもしれない。
男性の方が規律で均一化するような状態に
なりやすく、そういう状態で切り抜けられるのは無神経な人間の方が
有利ともいえる。あるいは現場型は、無神経な人物が多く、人の心理を理解で
きる独立型は評価されにくいからこうなるのか。
これはそういう評価をしている女性にも問題があろう。
185 :
名無しさん@あたっかー:04/11/01 00:02:42
あなたはただ、「歴史」を自分の理論が正しいと言いたいがために
自分に都合のいいようにしか解釈していないように思う。
本だけ読んで分かった気持ちになっちゃった引用好きの
人生経験の少ないお子ちゃまのたわごとに毛が生えたようなもんだ。
>>1の日記みたいになってるね。
啓蒙活動でつか?
うーむ
組織の複雑性というのが置き去りになってる気がする。
組織は生き物であり、全てを可視化するのは不可能であること
を前提にして考えると、優秀な指導者って才能に頼る部分て大きい?
>>185 筋が通っていれば、意見としてはそれほど外れてはい
ないと思うんだが。
>自分に都合のいいようにしか解釈していないように
それは他の人に言いたいが。歴史的人物などの肝心なところを排除して
引用したりしているような。
>>187 まあ、確かに、組織にはいろいろ事情があって規定ができませんが。
しかし世の中の均一化した考えはいけない。
>優秀な指導者って才能に頼る部分て大きい?
ん?その組織に合うかどうか相性もあるかもしれない。
それが適材適所というのか。
189 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/11/03 22:42:53
まあ、僕の意見は、ただの一つの意見であるが、世の中の
意見を総合すると
教育方法などは少なくとも2つぐらいに割るべきで、
均一化でもうまくいく人もいるだろうし、メジャー松井みたいに
自主性を尊重してうまくいっている場合もある。
今の人間を均一化し、それで万能評価をする今の現状はよくないのです。
だから、お前の小さな世界での考えを
さも皆が行っているような言い方にすり替えるなよ。
世の中どこもかしこもが万能評価じゃないぞ。
松井になれなくて人生落ちぶれた奴もいるだろう
そんなやつの人生の事はちっとも考えないんだな。
能力の高い低いはあるが、国民のほぼ全員が字を書ける、足し算、引き算ができる。
これって万能教育の賜物じゃないのか?
世の中の意見て言ってるけどお前の意見だろ?
そういうところをぼかして、自分の意見を堂々と言えないようなら
さっさとスレの削除願いだしに行け。
・・・・・・
>>190 >世の中どこもかしこもが万能評価じゃないぞ。
そりゃそうだが、日本などは世界と比べて均一というの
は事実だし、欧米は個人主義といわれる。世界もまだまだだが。
>松井になれなくて人生落ちぶれた奴もいるだろう
それは、松井が受けたような教育方法で全部が成功している
わけではないということですか。
しかしそれなら、他の指導方法も同じだしなあ。
均一化でも失敗例はたくさんあるのに、見向きもしない。
>国民のほぼ全員が字を書ける、足し算、引き算ができる。
それはそれでいいことだが、それが均一化のおかげなのかどうか。
もっともそれだけでは人々に評価されたり、金持ちになれるわけではないが。
192 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/11/09 22:44:43
>世の中の意見て言ってるけどお前の意見だろ?
そうかなあ。
少なくとも教育は大まかに言えば、均一化がいいというのと、自主性
を尊重すべき、というのに分けられると思うんですが。
マラソンの高橋のコーチの小出監督もほめて育てるといっているが、
あれは自主性を尊重しているのか。
とにかく人によっては自主性を重んじることで、成長する人もいるということなのだ。
金持ちになりたいとか、スポーツで成功したいとか、
そんなの本人の努力と運次第。
良い指導者に出会える確立も運次第。
自主性がない奴は何をやっても成功しないだろ?成功しようと動かないんだから。
自分からやろうとしない奴には良い指導者なんてハナからつくわけないだろ。
お前はただ単に、自分の出来の悪さを人のせいにしたいだけじゃねーか。
松井や高橋になるのが成功なのか?ほとんどのやつ成功できねーじゃねーか。
指導者が悪くていらん苦労するのは運が悪いだけ。
自分で決断して指導者を変えたり、環境を変えればいいんだろーが。
結局は自分だよ。
ホントあさはかな子供の愚痴にしか聞こえないんだが、あなた歳いくつ?
>本人の努力と運次第
まあ、そりゃそうですが、運の部分が大きいのは問題
ではないですか。
そもそも松井の父親のような自主性を尊重する考え方は欧米
などに元々多そうだが(個人主義とか)、その欧米と日本を
比べるとやはり何か人間の質が違うような気がする。
欧米には松井みたいな人柄の人間は多そうだが。
これはやはり環境によって評価される人間や、性格が変わってしま
う証拠なのではないのかと思われる。
人間の力はちっぽけなもの。一人の努力には限界があるのだ。
北朝鮮で、一人で国の制度に反対したところでどうにもならないみた
いな感じ。
195 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/11/16 21:40:41
a
なんか自分の論を展開するばかりで話になってないよね。
しかも、聞きかじった物ばかりで判断しているようだし。
>>3でいきなり「こいつ馬鹿」って言われたのも納得だ。
環境によって評価が変わるのは当たり前だろ。
>人間の力はちっぽけなもの。一人の努力には限界があるのだ。
>北朝鮮で、一人で国の制度に反対したところでどうにもならないみた
>いな感じ。
これっておまえの馬鹿さ加減の現れだよな。おまえは何を言いたいんだ?
運の部分が大きいのは何でも一緒じゃないか?
運すらも均等に分けろと言っているように聞こえるが。(神様じゃあるまいし)
日本は運は均等に分けられなくても、機会はかなりあると思うがね。
松井が成功できたのは本人が努力して、成功の機会をしっかりつかんだからだ。
成功する為に努力しておく、それを他の人が評価して力を貸してくれたりするんじゃないのか?
言っておくが、力を貸すと言っても親と他人じゃ意味が違うからな。
「みたいな感じ」とか馬鹿っぽい事言ってんなよな。
ただのディベートの真似事好きな僕ちゃんなのかな。
言いたい事がおぼろげにしか見えていないんならもっと考えてから書き込め。
そして、相手に伝わり易くするには、どういう表現にすればいいかとか、よく考えて書き込め。
おまえのマスターベーションじゃないんだからよ。自己満足してんなよ。
お前の言いたい事を、なるべく短く、そして伝わりやすく書いてみろ。
引用はいらないぞ、おまえ自身の言葉で説明してみろ。
ほれ↓
むう。
>>196 本人の努力はたしかに大事だが。
欧米で成功している人もそれなりに努力しているのでしょうが、
しかしやはりどうも、日本と性格が違う。(例えば欧米人は仕事が主なんて考え
方はせず、私生活を大事にするとか。そういうタイプの人間が評価されている証拠か)
>>53のように、アジア系を白人経営者はあまり評価していない場合も
あるようだし(
>>53はリンクが切れてるが、検索すればでてくる)。
やはりこれは国によって人間の評価の仕方が変わってくるのかもしれない。
努力だけで済むなら、欧米人も日本と同じような性格の人間がでてきそうですが。
例えばお笑いでも、日本の自虐的なものは海外ではほとんどないそうだし、
おそらく評価されないだろう。
その点については努力とかはあまり関係なさそうに思える。
198 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/11/21 22:47:06
いや、今現状に評価されている人を評価するなといっているのではなく、
別のタイプ(独立型とか)の人間がほとんど評価されていないからちゃんと
評価するようにすべきだということなのだ。
評価を均一化しすぎるなと。
・・・
しかしどうも人間社会というのは別の次元の人間がごっちゃになって暮らしている
ように思える。
価値観がまったく合わないため、これが常識だ、といくらいってもそれはまったく他の
人にとってはどうにも合わないとか。
199 :
名無しさん@あたっかー:04/11/21 22:57:04
200 :
名無しさん@あたっかー:04/11/21 23:26:11
A社の次の資料から、A製品の生産販売をやめるべきか判断せよ。
また、その根拠は?
損益計算書
A社 (単位:万円)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
損益項目 合計 A製品 B製品 C製品
ーーーーーー ーーーーー −−−−− −−−−− −−−−
売上高 5,700 3,000 2,400 300
変動費 4,260 2,400 1,680 180
ーーーーー ーーーーー −−−−− −−−−
限界利益 1,440 600 720 120
固定費
回避可能 795 450 300 45
回避不能 540 180 300 60
ーーーーー −−−−− −−−−− −−−−
営業利益 105 -30 120 15
ま、単位が違うからナンなんだけど、
例が喫茶店でAがフレッシュオレンジジュースで、Bがコーヒーで
Cがカルピスだとして、Aは傷みやすいから廃棄ロスが多い。
でもA置かないと子供連れが来ないし、コーヒー専門店にすると、苦手な人が一人でも
いる団体はその店に来なくなるということもあるから、結局BもCも売れないのが実際の商売。
そこが面白いんだよね。経営工学とかでは分かんない部分。
経営工学学んで経営効率考える部署の人々は大会社にもいっぱいいるんだけど、
それでも読めないのが経営ですしね。
それが面白い。学問的にはどういう答えになるんでしょうね。
!
>>199 「坂之上の雲」は、司馬氏が10年かけて書いた
とか言うが確かにいいもの。資料も調べまくったらしい。
小説では、日露戦争で活躍した秋山真之や明石元二郎などは安定した
社会では性格上受け入れられないみたいなことを書いていたな。
彼らが受け入れられたのは、明治維新から間もない混乱した時期だった
からで安定した社会では万能主義になりすぎてだめなのだろう。
その点第二次大戦の頃は、柔軟性がなくなってまったくダメだったと。
>秋山真之の兵理
>「兵理というものは、みずから会得するべきもので、筆舌をもって先人や
>先輩から教わるものではない。」
このへんが面白いが、ようするに、自主性が大事だともいっているように思える。
戦争に限らず、やはりいちいち周りがやり方を固定して決めるのはいけない、みたいな。
203 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/11/27 23:28:32
>>200 ・・・・・・・
これはコピペ?それとも何か探ってるとか。
だからさ、あなたがグダグダ言っているのはただの愚痴じゃないの?
欧米で成功した奴は努力はあんまりしていないような言いっぷりだが、な訳ネーだろ?
家族を蔑ろにしている奴なんかいっぱいいるじゃねーか。
でさ、日本とは性格が違うといっているが、実際自分で見たり、調べたりした上で言っているのか?
本で読んだだけだろ?話で聞いただけだろ?日本の社会で努力はしたのか?勝負したのか?
そこらへんも書けよ。
まあ、いいや、んでさ、
>例えばお笑いでも、日本の自虐的なものは海外ではほとんどないそうだし、
>おそらく評価されないだろう。
>その点については努力とかはあまり関係なさそうに思える。
↑
これをもっと分かりやすく書いてくれねえかな。
おいらにゃ、なんで自虐的なお笑いが海外で評価されないと努力は関係ないという結論になるのかさっぱり分からないんですが。
もっとその話の理論の展開の間を書かねぇと人には伝わらないと思うんですがね。俺が頭が悪いのかな?
人に話や考えを伝えたいと思って、頭の中で構成された文章がこれなんですか?
一回自分で読み返して、これなら伝わると思ったか書き込みですか?
しかも「ほとんどないそうだし」ってさ・・・そんな理論の展開の基本になるところに関わる知識が
「〜らしい」って感じじゃぁ・・・
そんなものを基準にして「おそらく評価されないだろう」って言っちゃう人をお前は「高い評価」できますか?
お前が仕事を人に任せるときに「〜らしいから、〜です」って言う奴使おうと思う?
しかも人に伝わりやすく、よく考えてから書けって言った後に、こんな書き込みを平然とできる奴を。
お前の主張が何だかよく分からないが、
俺の中で 「お前は仕事でたぶん使えない奴だ。」 と言う結論はでそうだ・・・・・って遅いか?
俺って人がいいからなぁ・・・・ダメなバイト君にも、できる様になって欲しいと思って付き合っちゃうんだよな・・・結果として、ほぼ時間の無駄だけど。
他の経営者に聞きたいんですけど、ダメな奴は何をやってもだめなんですかね?
改行多いってエラー出されるほど一生懸命付き合ってくれてる人に分かりやすい書き込みしようぜ・・・・・
>>秋山真之の兵理
>>「兵理というものは、みずから会得するべきもので、筆舌をもって先人や
>>先輩から教わるものではない。」
>このへんが面白いが、ようするに、自主性が大事だともいっているように思える。
>戦争に限らず、やはりいちいち周りがやり方を固定して決めるのはいけない、みたいな。
戦争の戦い方を教える時にやり方を固定する奴なんかいるのか?
「教わる」
↓
「固定観念の押し付け、(マニュアル化?)」
↓
「自主性の消失」
と言う結論になった訳ですよね?お前の頭の中では。 俺はその文を読んで、
「(用兵の基本の覚えた上で)状況に合わせた用兵を行うのは筆舌を持って教わるものではない、
自分で努力し、知識を蓄え、経験を積んで覚えるものだ」といっているように聞こえるのですが。
ようするにやり方だけ知っててもダメ、それを生かすためには、努力、精進が大切だと。
努力を自主的にやると言う意味での「自主性」「物事を決断する自主性(日本語変だな・・・)」はなければダメだと思うが、
あなたの言う自主性とは違うよね?
俺はお前が上官の部隊には入りたくないな。たぶん使えない上官って陰口叩かれるぞ。
なんか良く居るらしいよ(君の言い方をちょっと真似てみた)、自分じゃ独創的な発想だと思ってるんだけど
「的外れ、全く明後日の方向を向いている企画」
「脳内でどんな思考のもとに導き出したのか全く分からない、説明されても「ハァ????」としか思えない企画」
君はそんな企画を出して部下を困らせる上司になるんじゃないか?みたいな。(ここもまねてみた)
お前の書き方マネてみたところ読んでみてどうよ?(ちょっと使い方おかしいけど・・・)
「らしい」とか「みたいな」を人に伝える時に使う奴の意見の信頼度って。
お前ホントに18才(高校生)以下じゃなかったら色々な意味でちょっとヤバイと思うよ。
社会人なら、やっすい居酒屋で愚痴言って飲んだくれてる使えない親父になる確率高いな。
「それを生かすためには、努力、精進をして経験を積む」だな。
かなり噛み砕いて言わないと伝わらないようなんで・・・・いちおう・・
それと、板違いっぽいからageんなよ。
なにかつっかかってきますなあ。
言い方とかはどうでもいいように思うのだが。意味が伝われば。
>実際自分で見たり、調べたりした上で言っているのか? 本で読んだだけだろ?
>話で聞いただけだろ?
別にそれでいいではありませんか。現地で数年間過ごせと?
例えばイラクでも政治家が現地に行って指示出してるわけでもないでしょう。
細かいことはともかく、大まかなことは現地に行った人に聞いて判断するの
が普通だし。
>自虐的なお笑いが海外で評価されないと努力は関係ないという結論になるのかさっ
>ぱり分からないんですが。
自虐的タイプが得意なお笑いは、いくらその分野で努力しようが欧州などでは受けな
い可能性があり、だから別のタイプの人間が評価されるのではないかということが言いたかったが、
ちょっと、これは例が悪かったか。
なんかお笑いのコンクールなどたまにを見ると、その評価の仕方を見て「え、こっちの人の方が
面白かったのでは」と思うことがある。これが日本と評価方法の違う国なら別の評価になる
かもしれないなと。
209 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/12/06 22:22:41
>俺の中で 「お前は仕事でたぶん使えない奴だ。」 と言う結論はでそうだ・
別にその判断はかまわないが、私は別に自分のことというより、世間一般の傾向
法則、みたいな事を言っているのだけで。そういう話はあまり関係ないと思いますが。
>あなたの言う自主性とは違うよね?
そうですか?自分でやり方を考えるというのは自主性でしょう。
戦争に限らず日本はなんにしても欧米と違いやり方までいちいち介入するとよく言
われますがね。日本には昔からそういうところがあるようだし。
そもそもやり方を覚えて、努力するだけの意味では、わざわざ載せる必要があるのか
といわれるくらい一般的な考えだし、どうもなあ。
小説では、203高地の話があるが、既存のやり方を固定化している指導者を非難している
場面があったが(むしろそういうやり方を知らない児玉の方法がうまくいったみたいに
なっているな)。
俺は君がここで人に説明しているのを見て、
実際にやり取りした上で「お前は多分使えない」と言う結論を出しそうなんだよ。
言い方はどうでも良い、それは俺も同じ意見だ。
でもお前の場合は伝わってない(分かりずらい?)んだよね、俺に。
伝え方が悪いのか、俺の頭が悪いのか・・・・
実際に人に教えた事がある人なら、こんな書き方はしないんじゃないか。
まるで自分ひとりで酔いしれて、文字を羅列してるだけにしか見えない。
自分にしか伝わらない書き方をする奴が指導者にはなれないだろ?
だから上司としては使いえないって言っている。
もしお前が現場で優秀なら、お前の言っている
「現場で優秀でも、優秀な指導者ではない」を自ら体現しているんじゃないかな。
んでな、ただ単に突っかかっているだけじゃなくてな、俺が言いたいのは
スレッドを立ち上げた以上、そこを見て、質問してきた人間に
しっかり説明しない(できない)んじゃどうしようもないだろ?
と言う事だ。
俺は「やり方を覚えて、努力するだけ」なんて意味で言っている事なんてないんだが・・・
その場に合わせて自分で考えて指示を出すのはどんな仕事でも当たり前だろう?
より良い指示を出す為に「自分で努力し、知識を蓄え、経験を積んで覚えるものだ」(体得していくもの)
と言ったんだ。
お前は1として適材ではない。人と論じる分野に才能はない。
168で言っているように、もっと他の自分の得意分野をもっと伸ばせよ。
人生は短いんだから、ここでこんなことしている暇はないんじゃないか?
前にも(
>>196)書いたが、
お前の言いたい事を簡潔に書いてみろ。
お前がこれに答えないで、
>>197みたいな分かりずらい事を
言い出したからもめてるんだろうが。
お前がこれにちゃんと答えれば、こんな流れにはなっていないんだぞ。
そこが分かってて、突っかかってくるって言っているのか?
それとお前は、話の全体を見ないで、自分の気に入った都合のいい部分だけ持ち出すのが好きなんだな。
それこそがお前の自分勝手な部分の現れているところじゃないかな。
だからいきなり馬鹿とか言われる羽目になるんじゃないの。
人と論議する時に、自論だけを意気揚揚と語って、人の質問や疑問にちゃんと答えないから、
そういう誠意のない態度が人を怒らせるんじゃないのかね。
自論を語りたいだけで、人とちゃんと話をする気がないならば、他に行ってやったほうがいいんじゃない?
相手をしている俺も俺だが、ここは経営板。
日記ならチラシの裏にでも書いていろってこった。
むう・・・。
今は使える使えないという話は別にいいでしょう。
例えば社会に出たことない小学生でも、経済社会の傾向みたいな
議論をしようがしまいが一向に構わないわけだし。
>話の全体を見ないで、自分の気に入った都合のいい部分だけ持ち出
>すのが好きなんだな。
まあ、それはむしろ他の人に言ってもらいたい。
しかし、もう少し具体的に指摘してくれるとありがたいが。
質問にはできるだけ答えますよ。
・・・・・
「王様は仰向けに寝 賢者は横向きに寝 金持ちはうつ伏せに寝る」
ということわざが西洋にあるらしい。
検索するとわかるがこれは性格にも関係している。
それによると、王様タイプはかなり大らかな性格をしているらしい。
逆に言うと、賢者と金持ちは大らかではないということだ。
むしろ臆病とか内向的とか。しかし、その性格の方が非凡な能力を発揮していると。
臆病とか内向的であるというのは、現場では活発には活躍しにくいのではなかろうか。
(司馬遼太郎氏は、指導者は臆病でなければならない、というようなことを書いていたが
ことわざからすると、これはあながちうそではなさそうである。)
それでもまだ金持ちタイプは評価されるからいい。問題は賢者だな。
ことわざによると賢者と金持ちは別れている。
賢者は一長一短があるから経済社会では評価されにくいのではないか。
214 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/12/13 22:38:16
そういえば米国人などはうつ伏せで寝る人も結構いるとというのを聞い
たことがあるような。横向きはわからない。
日本は完全に仰向けが主流だな。
これは日本では仰向けで寝る人間が評価されることが多いため、
それが主流になったのかもしれない。
やはり日本のような均一化の国は、大らかな性格でないとやっていけないと。
215 :
名無しさん@あたっかー:04/12/14 01:49:09
現場で優秀な人間よりも優秀な指導者でありたいな。
その方がサラリーマンするにせよ
独立するにせよ成功できる。
現場で優秀な人間は一生アルバイトでも平社員でもやっていればいいと思う。
寝れないからのぞいてみたら、またずれた事言ってんなぁ・・・
むしろ他の人に言ってくれってさぁ・・・・
俺はお前の事を、お前に対して言っているのに、
その答えが「他の人に言ってくれ」って・・・・・・・・・馬鹿なのか?
「君は足が遅いんですね」と言われて「むしろ、他の人に言ってくれ」って返すか?ホントに馬鹿なんだな。
議論するのは構わんが、しっかり質問に答えろよ。
「お前の言いたい事を簡潔に書け」
これが具体的ではないのか?
これの答えに対してより詳しい質問をしたいのにできないではないか。
お前の主張がぼやけすぎて分からんから、簡潔に書けって言ってるんだぞ。
人の話をその程度しか理解できない奴が、司馬遼太郎や、先人達が言っている事を理解できるとは到底思えんな。
お前の言っている議論は、俺の言っている議論ではない。
お前は議論しているつもりなのか?だったら勘違いしてるか、議論の意味がわかってないんだな。
オナニーしたいだけならチラシの裏にでも書いてくれ。
バイト募集するとお前みたいな事を言っている、使えなさそうな奴が来る事があるので
どういう精神構造してるのかはなんとなく分かってありがたいがな。
結局こういう奴とは親身に話しても無駄なんだな・・・
はぁ・・・、もうちっと希望を持っていたんだが、お前に見事に打ち砕かれそうだよ。
すごいよ、お前は。
217 :
黒犬:04/12/14 03:43:46
しばらくごぶさたしてたら面白いスレがあ
がっているね。
昨今の世情では、万能人間主義というか、
器用な多機能人が重宝されているのは確か。
それはとりもなおさず、一芸人間が機能しな
い時期のロスをカバーできなくなった日本
企業の余裕のなさを表している。
かっての高度成長期ならば営業の貧弱を技術
新案で一発逆転ってこともめずらしくなかっ
たのだが・・・。
ここしばらくは、万事ほどほどの何でも屋さん
が雇用主には歓迎されるだろう。
>>217 そうですね、今の時代、本当に余裕がない企業が増えているなと実感しますね。
ん〜、と言うよりは、何でも合理的に無駄な人員や予算を減らそうとすると
万能主義になってしまうのは仕方ない事なんですかね。
一芸を持っているだけの人を養う余裕が、社会にあったと言う事も言えるんでしょうが・・・
そんなぎゅうぎゅうに詰め込まれたスケジュールで仕事をこなして、やっと利益が出る。
そしてその少ない利益は上から順に行き渡るわけですから、昔に比べれば中間層に利益が回らなくなるのは当然なんでしょうね。
でも、私のいる業界は基本ができていて、その上に一芸を持っていれば単価もそこそこ良いものをもらえる
技術系の業界なもんで、私が一芸を幾つか高いレベルで持っているおかげで仕事はいただけています。
(お客様に、なかなかそこまでできる人はいないと言って頂けますが、自分はまだまだだと思っています。足元すくわれたくないですからね。)
そして、技術新案で一発逆転,とまでは行かなくても、高い単価でシェアを拡大する事はできるので、やりがいがありますね。
でも、実際求められる事が多いのは、やはりおっしゃる通りの
「万事ほどほどの、何でも屋」をなるべく安く。
でも単価の叩き合いには参戦したくないので、従業員のレベルアップと、技術開発にいそしんでます。
と言うかスレ違いだな・・・
219 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/12/22 23:05:31
>>215 そう、というかそういう人はきっと小さなことで満足する
のです。
それを満足できない人間に無理やり押し付ける。価値観が違う。
日本というのは特にそうです。
>>216 ・・・・・・・なんといっていいか。
まあ、いろんな人間がいるということで。
>これが具体的ではないのか?
いや、この文がこういう理由でおかしい、というのならわかりやすい
のですが。
>お前に見事に打ち砕かれそうだよ
まあ、評価は人それぞれで仕方ない。
>>217 >万事ほどほどの何でも屋さん
その通りでしょう。
日本は特に、「そんなことともできないのか」、というようにたたかれまくるし。
そういえば米などは、日本ほど識字率高くないそうだが、これも細かいことを
言わないというやはり日本とは評価方法が違いが出ているのだろうか。
逆に、一つ飛びぬけてすぎても出るくいは打たれるのですが。
一口に指導者と言っても、構成員全員と顔をつきあわせられる少人数の場合と大組織の場合じゃ違わないか?
いわゆる人好きがする、親分肌姉御肌、カリスマがある、華があるってな奴の場合、
小集団のプロジェクトリーダーなんかには抜群に向いている。
多少計画に無茶があっても構成員が頑張って補ってくれる。
大組織の場合は非情さも必要で、人をバッサリ斬れない奴は駄目だろう。
大集団になるとトップがすげ替わっても組織の生産性に急激な変化は起きない、
という事が大事なので人望型は向かなくなるんじゃないか。
221 :
名無しさん@あたっかー:04/12/27 00:57:05
age
222 :
名無しさん@あたっかー:04/12/27 00:58:10
age
>>220 >一口に指導者と言っても、構成員全員と顔をつきあわせられる少人数の場合と大組織の
>場合じゃ違わないか?
その通りです。
その辺が難しいところで、それがなかなか定義を規定できない理由ですな。
しかし、大きな指導が得意な人は、小さなことが苦手で、小さなことが得意な人は
大きなことが苦手という傾向はあるような(両方得意な人もいるが)。
あと指導者でも人望型と参謀型というのはありますな。日本は特に。
日露戦争でいうと大山巌が人望で児玉源太郎が参謀を担当するみたいな。
維新でも西郷隆盛と大久保利通もそういう感じなのかも。
224 :
トクU ◆tokuUgwIxo :04/12/28 22:25:27
話は違うが、この板らしく経営者で、
松下幸之助氏は、「私は1%の努力と99%の運で成功した」
みたいな事を言ったらしいな。
これは前に参考に読んだ斉藤一人氏の「千回の法則」という本にも
出ていた(この本に、楽をすれば成功する、みたいなことも書いてある)。
しかし、こういう話は有名にはならないな。つまり都合の悪いことは広めない
というのはこういうことではないか、と思うのだが。
もっとも、彼は、周りに嫌われることを恐れて普段はこういうことを言わなかっ
たのかもしれない。真実はこうでも現場型人間にこういうことをいっても逆効果
だろうとか思ってたりして。
努力は大事だが、周りの環境の力が大きいのにそれを自分の努力だけでうまくいったと
思っている人間がいかに多いかということか。
とにかく、やはり日本の社会環境(評価方法)を変えることは大事と思うのだ。
面白いスレですね。ちょっと気になる言葉「現場型人間」ですかね。
近視眼的であるとか即物的であるという意味なのだと思いますが、
必ずしも理念的・長期的な視野が「深いものである」
ということではないと私は思っています。
浅いものを具体的に言えば「机上の空論」「企画倒れ」でしょうか。
理念を実体化するにはその深さと同じだけの現実への道のりが必要です。
これも適材適所な話で、深い理念を掘り下げる才能と
深い理念を現実まで引き上げる才能は同じ重さを持って初めて成功します。
経営者はこの2つをバランスさせることが必要だと思います。
とすれば、経営者に必要なのは理念主義でも現場主義でもなく、
両者の特性を測り適所に配置する能力です。
ただ確かに、特性を測り配置することよりも、横車を押して無理強いすることが
ボスザルの威厳だと勘違いしている人は多いですね。
誰でもできる仕事ならともかく、世界的なレベルで高度な要求がある場合には
やはり、天賦の才能を見抜き、配置することは重要ですね。
関係ないが、「楽をすれば成功する」の関連で
やはり世の中でそこそこ成功するのは楽と苦労(性格的にも)を半々くらいした
人々ではないかなあ、と思う。
つまり、わがままな人間が、厳しい環境で育った場合(わがままな人間なら
どんな厳しい環境でもある程度楽をできる性格をしている)か、
逆に真面目な人間が自主性を尊重されるなど恵まれた環境
で育った場合(松井秀喜やエジソンとか)のどちらかではなかろうか。
世の中で成功している人も、そのどちらかの人が多いのではなかろうか。
極端ではだめということで、だから苦労しているとも言えるし楽をしている
とも言える。だからより苦労している人から攻撃もされるし、楽している人からは
苦労していてすごいといわれたりもするのだ。
227 :
トクU ◆tokuUgwIxo :05/01/03 22:54:21
>>225 ふーむ、なるほど。
>浅いものを具体的に言えば「机上の空論」「企画倒れ」でしょうか。・・
難しい話ですが、物事には慎重さが必要ですな。
実際、それが有効かどうかわからないんだから。
・・・・しかし、逆に慎重さがない人のほうが現場型人間として活躍し
やすい場合も多く、その辺が適材適所として重要ではないか
と思ったりするんですが。
〜
独立型と現場型というより、まじめな人間とわがままな人間で分けたほうが
わかりやすいかもしれないな。
例えば、
わがままな人間は友達などと待ち合わせをした場合、「少しくらい待たせても大丈夫
だろうと考える」が、真面目な人間は「相手に悪いからとても待たせられない」と思うはず。
そういうふうにアンケートをとれば、出てきそうだが。
同じことしても精神的に心労になるのは、後者ということになる。
しかし周りは迷惑だろうが前者の方が社会では幸せに生きれるのかもしれない。理不尽だが。
そういうのを少しでもなくさんとな。
229 :
トクU ◆tokuUgwIxo :05/01/10 22:40:23
しかし、よく考えたら、自然界の弱肉強食もほとんど運だな。
よく例に出されるが。
体が大きいものが強いとか、鹿よりライオンの方が強い
というのも、動物がたまたま持って生まれた運といえる。
少なくとも、人間以外の自然界の動物の場合は運の要素が強い。
もはや生まれたときから強弱が決まっている。
230 :
名無しさん@あたっかー:05/01/12 17:20:18
地道にガンガってるな
231 :
アポロン:05/01/12 19:25:55
「従業員たった3名」みたいな「零細」ならいざしらず、いわゆる「マトモな会社」
では現場で優秀だからといって、即経営陣参入という訳にはいかないから安心して欲しい。
具体例は「野球」である。
素晴らしい成果を出した「野球選手」が「読売新聞の社長」になったなんて話は聞いたことがない。
つまりみなさんの議論は「通常はそんなこと有り得ない話」なのではないか?
でも監督にはなるよ
>>230 がんばっています。くそスレといわれようが・・
>>231 ああ、なるほど、そうかもしれないませんな。
まあ、指導というのは経営だけではないけれど。
しかし、現場人間の影響力があるのは事実で、それが世論を形成し
ていくことも多いのです。
教育などはその典型になる。
独立した人が、それではまずいのではといっても、数が少ないのか
影響力が少ないのかわかりませんが、あまり声が届かないかも。
日本では特に。
234 :
トクU ◆tokuUgwIxo :05/01/16 22:58:31
そういえば、
>>213の関連で司馬遼太郎氏の小説か、対談のなかで
軍隊おいて欧州は兵士は臆病だと認めたうえで、それでも体が
動くように訓練するが、日本の軍隊はそういうのはなく、初めから
勇猛に動くことを前提に指導している、というようなことが書いてあった。
つまり欧州は臆病でもさほど非難されずそれなりにやっていけるような
社会なのだろうと思う。
それでことわざにあるような人も評価されるのかどうか。やはり評価される
人間が日本と海外では違うということに。
235 :
トクU ◆tokuUgwIxo :05/01/22 22:50:33
しかし、関係ないが、日本と欧米を比較すると日本にはシンプルさがない、
気がするな。
これは偏見かもしれないが、町並みなど欧州は何かシンプルな
感じがするが日本は何か繁華街とかごちゃごちゃしていてわかりにくいイメージがある。
シンプル、イズベストとかいうが、日本はそういうのではないような。
やはりこれは、日本と欧米などでは評価される人間が違いがあり、ごちゃごちゃ
したのが好きな人間が日本では評価されやすく、そういう社会になってしまうのか。
独立型などはシンプルなのが好きな気がするんだが・・・。
236 :
トクU ◆tokuUgwIxo :05/01/30 23:07:23
ドド
そういえば、ネットでたまに
会社をリストラされた人が起業して成功した
という話をよく聞くがあれも適材適所の一種だといえるかもしれないな。
会社では大して能力は発揮できなかったがそれは彼らが人の下にいるこ
とに不向きで、自分で独立した方が能力を発揮できるタイプだったとか。
これは起業に限らずなんでもだろうが。
ただ、やはりこういう適したことをできるかどうかというのは周りの環境
など運もあるのだろうが。
こういう適材適所がうまくいけば日本はもっといい国になるだろうなあ。
ほしゅ
日本と言うのは能力主義というのはよほどうまくやらないと難しい
国なのかもしれないな。
そもそも、社会主義に似た考えが出てくる国は能力主義が適正に
行われにくい国だからかもしれない。
日本は、資本主義でありながら、(今までは?)内実はまるで社会主義
のような体制をとったり、教育思想も社会主義的であったりする。
例えばロシアもそういうところがあるのかもしれない。日本とロシアはどことなく
似ていると、司馬遼太郎氏も言っていたような。
ロシアはせっかく資本主義にしながら、どうもうまくいっていないのかまた、昔にもどう
そうかみたいな考えもあるようだし。
238 :
トクU ◆tokuUgwIxo :05/02/08 22:43:31
よくわからないが、外からの情報が入ってきにくいとか
そういうところがまずいのか。
外の情報があまり入ってこないと国内の価値観が多様化
せず、均一化してしまい、一長一短のある人が受け入れら
れにくくなるとか?
まあ、ともかく、日本はよほど意識して適材適所をやらないと
うまくはいかないのは間違いない。
(少なくとも努力や苦労が能力のすべてと考えているうちはダメだろう。
がんばってんなぁ・・・でも
日記みたいなもんなんだから、チラシの裏に書けよ・・・・・・・マジで・・・・・・
まあ、こういうスレもあってはいいではないですか。
気に入らなければ、ああ、あんなのもあるのか、というふうに見ずにほって
おけばいいのです(自分で言うか)。
>>238のつづき
まあ、多様化という点だけでみれば、最近ネットが広がり始め
たので他国の価値観が入ってきたりきて少しはましになっ
てきているのかもしれないが。
昔はその点ではもっとひどかったといえる。ほとんど一つの価値観でしか
何事もやれない国だったのだから。
日本の一つの価値観が世界共通の正義だと信じ込んでいるところがあったし。
しかし、まだまだだがね。
それに他に問題もあるし。
・・
しかし日本には「だますより、だまされろ」、
みたいな考え方があるが、これなんか今(まで)の日本という国を象徴してい
るといえるかもしれない。
確かに、詐欺などだますのは悪いことで、それはやるべきことではないのは確かだが、
しかし、だまされろというのはどうもなあ。
だまされないようにすることの方が大事というか。
つまり日本はすぐだまされる単純な人のほうが、評価されやすい国とも言える?
だまされやすいというのは戦国などの歴史的人物ではあまり評価されないような
人物だが(だまされやすい大名はことごとく潰れてるし)。
日本は参謀みたいな人間はあまり評価されないということか。
243 :
名無しさん@あたっかー:05/03/05 09:13:08
保 守
お、保守してくれる人がいるとは。
しかし、日本は確か創業する平均年齢が、海外より高いと聞いたこ
とがあるな。
日本の教育が人に従うという事が前提でまるで独立(起業に限らず)を
考えないものだから準備が遅れるんだろう。
・・・
まあ、といっても僕などはいろいろ過剰な米型よりは欧州型を参考に
すべきだと思うが。
ほ
関係ないが、日本はもっと他国の情報を入れないとな。できるだけそれぞれの国
の情報を(翻訳して)簡単に見れるようにするとか。
日本に入れる情報の取捨選択は(よほどの情報でないと)すべきではない。
裏の部分も(危ない映像があれば18禁にすればいいだけの話だし)。
そもそも日本は、常任理事国になるといっているが、他国の情報も知らないで
国際貢献できるわけがないし。
しかし日本というのは、妙というか、苦労して朝から晩まで働くことを美徳と
しているが(欧米ではありえないだろうが)。
素人の意見だが、これは別の見方をするとやり方の要領が悪い、とも見れる。
要領が悪いから、そこまで働かないといけない、それをなぜか美徳として
正当化していると。
貧乏だからというのに関係なくそうだろう。
要領が悪いことを正当化するという体制では。これは別に会社とかだけ
ではなく、世間とかそういうのも全体を含めてのことだが。
a
ぜんぜん関係ないが日本は世界的にみても住宅が高いようだなあ。
世界平均の2倍くらいは高いようだ。
これを2分の一くらいにできれば日本はもっといい国になる気がする。
あと、関係ないが国民年金も高いな。定額であれほど高いと弱者に
不利だな。こっちを下げて消費税をあげればいい気がする。
249 :
名無しさん@あたっかー:2005/04/26(火) 10:31:10
ほっしゅ
250 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/04/27(水) 18:44:35
優秀でない人が特別な才能を発揮し、優秀な人がいざというときに
無能ぶりを見せるアベコベはいろいろな領域に見られるが、すでに
挙がっているように戦史に多い。
トクUさんとは詳しい分野がそれなりに違うようなので、こちらが
思いつくものを追加しよう。
木村少将は兵学校時代の成績が悪く、長らく活躍の機会を
与えられなかったが、キスカ島に取り残された日本軍を隠密行動で
脱出させるという危険な作戦を成功させた。他方、エリートだった
牟田口中将は無謀なインパール攻略を主張し、敢行して多数の
将兵を犬死にさせた挙句、戦場から逃亡してしまった。
有名な東郷平八郎は、勤務評定が悪かった。その彼を連合艦隊
司令長官に推薦するとき、海相・山本権兵衛は運のいい男だからと
説明したそうだ。才能にかたちはない。それで、運以外に
具体的な強調材料が見当たらなかったのかもしれない。
戦時の宰相として大活躍したチャーチルも優秀な人間ではなかった。
むしろ、問題児だったと伝えられている。
ルーズベルトとドノバン(CIAの母体となったOSSの
長官)は共に若い頃コロンビア大学に在籍したが、二人の学業
成績は惨憺たるものだった。
平時には能吏(役人)が、有事には英雄が必要だとも言われる。
251 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/04/28(木) 17:41:27
・多様な可能性の中から意味あるものを探し、反応する「機転」。
・捉えがたい問題や流動する状況の要所を掴む「本質直観」。
・存在する要素や利用可能な手段を最適に組み合わせる「独創」。
・事象の成り立ちや物事の関係を解き、よりよい選択を示す「啓蒙」。
指導者に要求されるのは英知だ。これと(学校や組織が尊重し
がちな)事務の能力を併せ持つ者もいるが、一方しか持たない
者の方が多いかもしれない。
平時の人事で有事に臨むのは危険だ。平時は、重要なポストが
事務の優等生に占められている。大戦当時、米軍は柔軟に
人事入れ替えを行った。実戦向きの者を進級させ、そうでない
者は更迭した(残念ながら、日本軍にはそれができなかった)。
チャーチルも戦争がなければ一国を指導する立場に就くことは
なかっただろう。騒々しい才能は動乱がなければ求められない
(実際、終戦が近づいたとき、もはや再選されなかった)。
そういえば、板の人たちにはお馴染みの神田(昌典)さんも学歴と
経営のセンスは反比例すると断言しているなwこれは誇張もあると
思うが、あながちウソとも言えない。つまり、人を見るときは
事務の能力を買いかぶるなということだろう。
157で紹介されているピーターの法則は面白そうだ。
東郷平八郎については199のリンク先にも載っているね。
253 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/04/29(金) 19:08:25
哲学者のパスカルは次のように言っている。ミクロとマクロの
視点は違うと指摘しているのは明らかだ。
「幾何学の精神と繊細の精神の違い。
前者においては、原理は手でさわれるように明らかであるが、しかし通常の使用からは
離れている。したがって、そのほうへはあたまを向けにくい。しかし少しでも
そのほうへあたまを向ければ、原理はくまなく見える。それで、見のがす
ことがほとんど不可能なほどに粒の粗いそれら原理に基づいて、推理を誤ることはない。
ところが繊細の精神においては、原理は通常使用されており、皆の目の前にある。あたまを
向けるまでもないし、無理をする必要もない。ただ問題は、よい目を持つ
ことであり、そのかわり、これこそはよくなければならない。というのは、このほうの
原理はきわめて微妙であり、多数なので、何も見のがさないということがほとんど不可能な
くらいだからである。」(『パンセ』第一章)
ミクロとマクロの視点というのは原理とメタ原理(原理を選択する
原理)と言い換えられるだろう。
メタ原理の具体例を示そう。国際私法がそれだ。国際私法は事件を
どちらの国の法で扱うかについて定めた法だ(日本のそれは「法例」)。
さて、能力と能力を発掘するメタ能力、技術と技術を選択するメタ
技術、このような次元の違いがあってもおかしくない。
指導者は自ら技能者であるよりもメタの(形而上的な)世界に
通じているべきではないか?指導者が行うべきことは重大な技能に
行き着く探索と発見した技能を組み合わせる結合だと思われる。
254 :
名無しさん@あたっかー:2005/04/29(金) 20:36:10
良いプレイヤーと良い監督はイコールではないし、相関関係にもないのは
使い古された言葉。
要は企業側はリーダーシップがとれる人間が欲しいというがそれはプロパー
が将来的に良いリーダーになればいいなって話。
野球やサッカーの監督業のようにプレイヤーで華があったから監督にどうでしょ?
ってなるのが日本の社会。
サッカーでいえばそれで結果出せるのは岡田監督やベンゲルみたいに選手では
そんなに活躍しなくても監督をやらせれば優秀なんて事はざらだし、それが真実。
企業が求めるのは膨大に良さそうな選手を集めて、その中から良い監督がでるでしょって
発想。
ホントはその辺のいるおっさんが監督したほうが効果あがる場合もあるんじゃない?
まぁそいう発想はベンチャーがやってる重役のヘッドハンティングなんて
良い例でしょ!?
255 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/04/30(土) 17:14:45
隠れた才能を発掘し、起用するのが難しい背景に分かりやすさの要求が
あるのかもしれない。出世の仕組は客観的でなければならない。実績のない
人間を素質があるという理由で昇進させるなど無理に違いない。それは
説明不可能だし、組織内に不平や混乱を生じる火種になる。
それで、多くの組織で昇進が単に人を働かせるためのエサという位置づけに
なってしまうことは想像に難くない。しかし、それは組織を衰退に導く。
<レス番136より>
「小人は才能と技芸があって用いるに便利なものであるからぜひ
用いて仕事をさせなければならないものである。だからと
いって、これを上役にすえ、重要な職務につかせると、必ず国をくつがえす
ような事になりかねないから、決して上に立ててはならないものだ。」
この考えには松下幸之助も共鳴している。しかし、実行できるか疑問だ。
小手先の仕事が得意でないために出世の道を外れ、自分は並かそれ以下だと
思い込んだまま、天与の指揮官能力に気付かず、相変わらず小手先の仕事の
訓練に精を出しているという運の悪い人も少なくないのではないか?
そのような人に運良く指揮官としての行動を学ぶ機会が与えられ、なにかの
拍子に大役が任されると、250で挙げた東郷や木村のように驚くほどの仕事を
するのだろう。彼らは一歩間違えれば「その辺のおっさん」で終わっていた
可能性が高い。
256 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/05/02(月) 18:49:05
指導者は主体性を発揮しなければならない。自分からなにかをしようという
人間は案外少ない。大抵の人は原動力となり、奮闘する意欲を持たない。
むしろ、人が始め、大きくなった活動に便乗して成功を欲しがるだけだ。
主体性の発揮とはワンマンであることではない。手本を示すことだ。そして、
続こうとする者が現れればその者に仕事と裁量権を委譲し、また彼が活動し
やすいように手配しなければならない。しかし、ワンマンは命令するだけだ。
企画し、呼びかけ、目を配り、フォローし、全責任を負う指導者とは絶対に
損な役回りだ。しかし、そのような者がいなければ、人はいても集団は
出来ず、集団は存在しても支離滅裂なものになる。
「どんな人間の集団にも、その仲間とはちがって、自分自身に対して、威信が
好きで、責任感にひかされ(責任を請け合い)、公の仕事を引き受けること
自体が報酬だと考えるような人間がいるものだ。」(レヴィ=スト
ロース『悲しき南回帰線』第七部)
トップがその地位に値する器でないと、戦略の統一は図られず、集団全体の
利益は忘れられ、自己を押し押し通そうとする輩が現れて縄張り争いを
始める。そうなってしまった集団は低迷する。
ところで、指導者が生まれつき損する傾向を持った人間であるならば、彼は
どうして偉くなれるのだろう?少人数で移動しながら生活している原始的な
部族ならまだしも、ある程度発達した文明社会では指導者は埋もれてしまう。
恐らく、文明社会にあっては、指導者とは後の時代にどれほど評価され
ようが、異端として始動するのだろう。経営の世界で言うと、イノベー
ターということになるだろうか?
257 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/05/04(水) 17:58:58
指導者の多くは人格や見識に優れ、慎ましく、上品だ。しかし、同時に
なにかしら峻烈な部分を持っている。場合によっては、ひどく急進的だ。
なぜ、彼らは謙虚と過激の異なる顔を持つのだろうか?
考えられる理由は、彼らが強固な信念の持ち主であるというものだ。
信念は礼儀正しく、節度ある人間を作るが、同時に勇敢な人間をも作る。
土光(どこう)敏夫は質素な生活がテレビで紹介され、「メザシの
土光さん」の愛称で親しまれた。その食卓を飾る主菜が一尾のメザシだった
からだw彼は収入のほとんどを母親が作った女子校(その開校の理由は
「戦争を起こさない人材を育てるために女子を教育する」だそうだ)に
寄付していた。
土光は石川島播磨重工、東芝の経営を再建し、経団連の会長に就任した。
このとき、政と業の癒着を知り、政治献金の停止を宣言した。これは相当な
暴挙で、猛烈に批判された。
彼は地位を退いたが、やがて臨時行政調査会(国の機関)の会長として
復活する。財政再建のため、政治家に派閥の解消を迫り、政・官・業の
癒着を是正しようとした。残念ながら、財政再建は今日まで果たされて
いないが、国鉄→JRの民営化はこの臨時行政調査会の成果だ。
ところで、技術者だった土光が造船会社の社長になったのは、GHQが
戦争協力の罪で経営陣を一掃したからだった。彼もまた一歩間違えれば
埋もれた人材のままだったのだ。
うわあ、久々にレスが
>挙がっているように戦史に多い。
そうです。
そもそも日露戦争などは、評価されているわけだが、そこで活躍した
人というのは平時の方法で評価された人はほとんど入ってなかったのでは
なかろうか。
そういう活躍した人は明治維新で活躍したから評価され、当時上に立てたり
とか、また維新まもなく平時の評価方法がまだ整っていなかったから指導者になれたというような
人ばかりだったのではなかろうか。
平時の試験などで評価された人はほとんど活躍していないのではないだろうか。
>平時の人事で有事に臨むのは危険だ。平時は、重要なポストが
>事務の優等生に占められている。大戦当時、米軍は柔軟に
>人事入れ替えを行った。
ふーム。米国は、平時で評価される人は、有事では実際には(必ずしも)役に立たないことを
よく知っていたということですか。
ならば、今、平時だとすると、今評価されている人はやはり時代による運にすぎない人も多く
いるのかもしれず・・。
>パスカル
>ミクロとマクロ
ふーむ、要するに机上の空論と、実際はぜんぜん違うみたいな。
そもそも机上の原理は計算しやすいようにわざと簡略にしてある。
現実にはありえないような。
>>254 >良いプレイヤーと良い監督はイコールではないし、
そうですな。
というか、日本のプロ野球でも試合結果が悪いと、下手するとファンから「おれがやっ
た方がまし」とか言われたりするかもしれない。まあ、無茶な意見もあるかもしれないが。
ただ、プロ野球では、ようやく少しそういう意見が出ても、他の分野ではなあ。
>>255 なかなか良い話です。
そもそも評価方法が難しいですからな。
というか平時のように「やり方」がある程度決まってしまっては
単にそれをうまく習得できるかどうかが評価になってしまうしなあ。
>公の仕事を引き受けること
>自体が報酬だと考えるような人間がいるものだ。」
そう、これはちょっとおかしいというか、まるで現場で活躍したことの報酬に
指導者の仕事を与えるというような。これでは指導の仕事は
はどうでもいいような感じになるし。
お金をもらって、家で家政婦などを雇うならまだしも。
>>261 256の「公の仕事を引き受けること自体が報酬」というのは未開地の
酋長や村長の気質を指す。未開地には適正な人事制度が残っている。酋長や
村長は辛い役回りを引き受けながら「こんな、誰もやりたがらない
仕事を引き受ける俺はなんて偉いんだ」と誇りに思う。
公の仕事を引き受けることが負担であるよりも成功の証である文明社会では
考えられない高潔な態度で、引用はちょっと唐突だったかもしれない。キー
ワードは「レヴィ=ストロース」で、これは民俗学者の名前なのだ。
>>262 リンク先を覗いてきた。
印象は、創造的な頭脳は強力な回転力によってしばしばそれの持ち主を
渦巻きの中心に飲み込んでしまうというものだ。そのため、最高の
頭脳を持つ者たちはかえって外部の現実に適応することもままならない。
偉大な人間がのろまな、あるいは偏った関心を持つ少年だった
理由はこのように説明できると思う。しかし、いずれは内部の閃きと外部の
問題に接点が見つかり、それが彼らに努力と活動の方向を示すのだろう。
ところで、リンク先には偉人が「落ちこぼれ」だった証拠として受験に
失敗したという話が載っているが、これは257に挙げた土光にも当て
はまる。彼は中学校の受験に3度、高等工業学校の受験に一度失敗している。
ここまでの書き込みにいくつか材料を仕込んだので、それと関連付けながら
まだまだ話を展開できると思う。スレの取り上げている問題は興味深い。
話は飛ぶが、新しい動乱期は始まっていると思う。今日の社会は古い秩序の
崩壊と変化の兆しが混在している。グローバル化、規制緩和、終身
雇用の終焉、家庭崩壊、デフレ、財政破綻の危機、少子高齢化、・・・
来るべき知識社会の足音も聞こえている。
動乱は、やがて完全に表面化するだろう。そして、雨後の筍(たけのこ)の
ごとく、指導者が百出し、暴れ回るように思えてならない。
265 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/05/08(日) 19:04:22
一.
251で英知ということに触れ、253でそれをメタ原理(を推察する
能力)とした。メタ原理を発見した典型はアインシュタインだ。
学者の社会的な役割は指導者のそれとまったく異なるが、偉大な才能は
どのようなかたちであれ、以後の歴史に多大な影響を及ぼし、また
人間社会に恩恵をもたらし得る点で共通している。
ついでに、英知に基づくものである点も共通だと前提してしまおう
(根拠はないが)。
アインシュタインの仕事は、英知とはどのようなものかを解明する
うえで恰好の材料を提供しているように思う。
さっそく、アインシュタインの英知を解明してみよう。
われわれは世界を秩序あるものとして理解するためにさまざまな概念を
持つ。この点で、概念は一揃いの道具のようなものだ。しかし、世界の
特異な場所に目を向けてみると、その概念がどうも通用しない。
アインシュタインが最初に目を向けた特異な場所は「ものすごい速さの
現象」だった。彼は光速度だけが一定していると信じ、ものすごい
(光速度に近い)速さで走る列車やその中と外で起こる経験を想像して
空間が縮み、時間が伸びる状況を考え出した(特殊相対性理論)。
これは、光が時空を定位するためのメタ原理になったということだ。
時空の概念が訂正され、道具は改まった。
266 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/05/08(日) 19:05:18
二.
アインシュタインは次に重力のことを気にし始める。重力がモノに働き
かけるには時間を要するのか?それが瞬時に伝わるとすれば、光速度が
絶対の基準と言えるか分からなくなってくる。
彼は手始めに重力を加速に置き換えた。慣性に逆らって加速する物体に
かかるジーと重力は同じだと仮定した(これもメタ原理と言える)。
それにより、重力は生じるか、生じないだけで、伝わるものではないと
説明できた。さらに、重力と光の間に存在するメタ原理が明らかに
なり始める。それは加速する物体と光の関係に等しい。
アインシュタインは加速するエレベーターを想像した。それは無重力の
宇宙空間を上昇しながら地上の部屋のような状態にある(重力がある)。
エレベーターの速度は光に近く、そこへ外から光線が差し込む。乗って
いる人は光線が床の方へ放物線を描くのを見る。光は重力で曲がる。
アインシュタインはこの新しいメタ原理(光は重力で曲がる)を信じた。
しかし、これは光速度の絶対と調和しない。光線が二本あれば、
一つはインコースを、もう一つはアウトコースを通る。通過する距離が
違うのに、外の人は二本が同時にエレベーターを抜け出すのを見る。
次なるメタ原理が必要になった。
267 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/05/08(日) 19:06:36
三.
アインシュタインは空間の歪みを考え始める。歪んだ空間はまっすぐな
空間よりも複雑で、抜け出すのが大変だ。だから、重力が空間を歪める
ことを証明すればよい。インコースほど重力が強く、歪みは大きい
(ニュートンによれば、引力は距離の二乗に反比例する)。
彼は空間の歪みを記述する方程式を試作した。そして、その裏付けは意外な
ところからやってきた。水星の近日点移動だ。
水星の公転軌道は勢いを失いかけたコマのように揺れ、一週ごとに
違ったコースが敷かれる。重力がコマを倒そうとするように、太陽の引力は
水星を不安定にする。しかし、水星の揺れ方は太陽の引力だけでは説明
できないブレを含んでいることが観測されていた。
ブレはなんなのか?これが空間の歪みとピッタリ一致した。水星は
太陽の引力が歪める空間を通過しているのだ。ここで、仮説にすぎなかった
光速度の絶対や光が曲がること、空間の歪みは一気に本物になった。
すべての道具(概念)が新調されたのだ(一般相対性理論)。
その後、ある皆既日食の日に太陽の陰に隠れているはずの星が
フィルムに収められ、光が太陽の引力で曲がったことが確認された。
もちろん、世界中の人々がこれに驚いた。
(物理は専門じゃないので、おかしな説明があったら許してくれ)
哲学者たちはメタ原理(仮説)を駆使する物事の説明を弁証法と呼んでいる。
アインシュタインの英知の正体は弁証法におけるセンスのよさだと思う。
268 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/05/13(金) 17:17:40
一.
集団が適切な指導者を頂くよい方法とはどのようなものか?
254に挙がっているヘッドハンティングにもやや通じるが、よそから
招くのも一考だ。少なくとも、指導者のポストと昇進は無関係であるべきだ。
結局は、指導も一個の専門技能だ。指導者も、現場で優秀な者も等しく
技能者だ。このような見方はある程度実現している。今日、出資と
経営は分離している。多くの経営者は専門家として雇われているだけだ。
また、能力が昇進でなく、高給で処遇されることがある。スーパープログラ
マーのような人々は昇進を望んでいないことがあるし、昇進させて生産性が
落ちるよりは高給で処遇するのが適切で、実際にそうなることがある(特に
外国で)。
しかし、ある技能に秀でている人は別の技能にも秀でている、あるいは
昇進をぶら下げておけば人は能力以上に働くという妄信(いずれもある程度
真実なので、悪質だ)によって人事がデタラメになる状況も続いている。
「小田原評定」(秀吉が攻めてきて行動が必要なときに小田原城内は和戦の
いずれかを決めかね、会議でもめていた)のような愚行は官僚化した組織の
病気で、高いポストが役人のような人種に偏りがちな人事制度に問題がある。
269 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/05/13(金) 17:18:49
二.
ほんらい、技能は技能で、地位とは関係ない。いっそ、トップも、平社員も
給料を同額にしてしまったらどうだろう(どちらも同じ技能者だから)?
これに対し、トップと平社員では利益に対する貢献度が違う、気苦労の
度合いが違うという見方もあるだろう。それ以上に、昇進という励みを
失ってしまったら人は働かないという見方があるのではないか?
つまり、出世の仕組には人々を心理的に満足させる演出という面がある。
これに代わるべきものが適材適所だが、大きな組織が人材とその潜在能力を
把握するのは容易でないはずだ(調査費がかかるに違いない)。
上司が部下を発見し、部下がその部下を発見するのが手っ取り早い。
しかし、公平なw人事制度がそのような自由を許さない場合が多い。
270 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/05/14(土) 17:22:27
企業内の人事は次のような特徴があるように思う。
まず、上層は流動的で、組織の輪郭も機動的に変化する。社会情勢の変化に
素早く対応しなければならないからだ。他方、下層には十分に目が行き
届かず、そこでは上下の移動が単純に実績に比例して実現する。優秀な
者が下層を抜け出すため、上層は一般的に官僚主義的な気風に染まりやすい。
もちろん、これらの特徴は業種・業界間で、あるいは組織の規模に
よって異なり、必ずしもすべてに当てはまらない。
企業内の人事にはいくらか救いがある。上層が機動性に富んでいる。
行政組織の人事は上層も機械的で、硬直している。首相は「派閥的均衡
人事」(年功序列)の採択を強いられ、大臣の官僚に対する任命・罷免権も
省内のルールの前に無力だ(官僚の人事は「聖域」で、侵せない)。
これに似た状況が、大戦時の日本軍にあった。
「日本の軍人の進級は規則による封建的なものである。日本の
兵は強いが、軍中央部は恐れるに足らない。」(マッカーサー)
代表的な失敗人事は、現在から見れば最重要作戦部隊だった海軍機動部隊の
トップ、南雲提督だろう。彼は神経質なうえ、臆病で、常に消極的
だった。今日では小沢治三郎(じさぶろう)か、山口多聞(たもん)が
適任だったのではないかと囁かれる。
かの山本五十六も人事制度にメスを入れることは叶わなかった。
271 :
名無しさん@あたっかー:2005/05/15(日) 17:09:32
Where is
>>185?
I like your opinions. Please come back.
ふむう。
このような変わったスレに秀逸な論文らしい意見はありがたい。
アインシュタインの理論の内容までは詳しくはないですが、実にシンプル
な理論だったという話がのっていたような。
そもそも難しいこと書いてあるからといって、そういうものが実際中身はたいしたこと
がないという感じでよく皮肉られたりしますし。
こういうのはシンプルさがないのか。単に難しい知識をもっているだけで。
その点アインシュタインは違うのでしょう。
>>268 >スーパープログラ
>マーのような人々は昇進を望んでいないことがあるし、昇進させて生産性が
>落ちるよりは高給で処遇するのが適切で、実際にそうなることがある(特に
>外国で)。
そうですな。そもそもせっかく得意なことをやっているのに、わざわざ昇進させて別の
仕事をやらすというのはな。
それでは、万能的に苦手なことまでやらすみたいな感じなのか。
それなら給料だけ上げればいいというか。プロ野球でも現役選手がいくら活躍しても
監督やコーチにはならず、給料だけ上がるみたいな。
>>269 >トップも、平社員も
>給料を同額にしてしまったらどうだろう
それが正しいのかもしれませんな。ただ、どちらがが偉いというのではなく。
後、責任についても分担すればいいのでしょうが。
なんというかこれは、戦争で言うと、人望型と参謀みたいなかたちがいいのかもしれませんが。
参謀は仕事というか、現場に対する命令権はないと書いてたような。
つまり参謀と現場の人間は同格みたいな感じになるのか。人望型だけが、上から命令
するみたいな。
>>270 >「日本の軍人の進級は規則による封建的なものである。日本の
> 兵は強いが、軍中央部は恐れるに足らない。」(マッカーサー)
これはもう、日本の特徴だな。確かに現場を強くするような指導をしているのだが、
結局指導者がたいした作戦を立てないので、全体としては結局強くはないと。
どうも日本やり方では指導者が育たないようだ。
司馬遼太郎氏の「八人の対話」(対談集)にも英国人が似たようなことを言っていたらしいこ
とが書いているし。
その本で「技術的リアリズムというのは、大局を合理的に考えるという
ときにはあまり役に立たないんじゃないかと思うんですよ」 とも言って(書いて)いる。
276 :
271:2005/05/18(水) 02:53:23
>>275 Is something wrong that I said I like
>>185's opinions?
一.
アインシュタインに感じるのは高次の統一を目指そうとする強い志向だ。
さっきの1時間と今の1時間は同じ長さである。かつて、これが証明された
ことはなかったが、疑う理由もなかった。だから、時空は絶対だと無根拠に
前提されていた。しかし、アインシュタインは光の現象を考えていくうちに
この前提を疑い始めた。
あらゆる現象(経験)は光との追いかけっこのなかで起こる。移動する
人はじっとしている人に比べ、通り過ぎた光を追いかけている
し、やってくる光から逃げている。だから、前者は後者よりも光の追い
越しをゆっくり経験するかもしれない…なんとなく分かるよね?
もし、時空が絶対なら空間に対して移動する乗り物から発せられる光は
動かない地上から発せられる光よりもスピードが上乗せされる。
もし、光速度の方が絶対なら移動する乗り物と動かない地上では光
(現象)をゆっくり経験するか、サッと経験するかの違いがあるだけだ。
証明されたことのない時空の絶対よりも光速度の絶対を信じる方がマシでは
ないか?光速度を基準にして時空の概念を作り直せないものか…アイン
シュタインはここに「統一」の可能性を見出した。時空は時空、光は光
(従来の見地)ではない。時空と光は統一的に説明しなければならない、と。
二.
アインシュタインは時空と光を統一的に説明するために特殊相対性
理論を自作した。つまり、移動する人の時間はじっとしている人の
時間よりもゆっくり過ぎる(例の「ウラシマ効果」が生じる)など。
よく学び、よく記憶するのは秀才だ。天才は学んだり、教わったりする
ことのできないもの、どこにも存在しない教えを自分のために作る。
<レス番202より>
秋山真之の兵理
「兵理というものは、みずから会得するべきもので、筆舌をもって先人や
先輩から教わるものではない。」
アインシュタインの創造性は高次の統一を目指そうとする精神の作用に
ある。そして…
>>274 >技術的リアリズムというのは、大局を合理的に考えるという
>ときにはあまり役に立たないんじゃないか
技術的リアリズムと大局的な考え、統一的な視点があるのは後者の方だ。
それは学ぶことも、教わることもできないがゆえに独創的なものになる。
251で事務の能力と英知、253でミクロとマクロの視点、254で
小手先の仕事と指揮官能力を対比させた。みな同じことだ。
三.
ところで、経営における統一とはなにか?それは253の最後で触れた
「結合」だと思う。
経済学者のシュンペーターはイノベーションを経済資源の新しい結合と
定義し、新商品、新生産方法、新市場、新原材料、新組織を例に挙げた。
彼によれば、企業者とは「新結合」を行う存在なのだ。
ならば、企業者の中にアインシュタインのような人物がいてもおかしく
ない。それは誰だろう?ヘンリー・フォードか(この人も262の
リンク先「落ちこぼれだった偉人」に載っているね)?
>>273 >>トップも、平社員も
>>給料を同額にしてしまったらどうだろう
・・・
>参謀は仕事というか、現場に対する命令権はないと書いてたような。
>つまり参謀と現場の人間は同格みたいな感じになるのか。
参謀が嘘をつくなどして自分の持たない指揮・命令権を操るという
一種の下克上が軍や国を混乱に巻き込むのは最悪だが、実際に
そのようなことは起こるものらしい。
満州事変の石原莞爾、ノモンハン事件やガダルカナル島で悪名高い
辻政信などがそれで、悪しき参謀の代表のように評される。
給料を云々というのは「どちらかが偉いというのではなく」と同じ発想。
いわゆる職業に貴賤なしという見地。特に、近頃はどの職業も
高度に専門化してきており、誰も等しく頭を使う。
ところで、トクUさんは、日本社会は参謀的な頭脳を持つ指導者を
ほとんど輩出しなかったと指摘しているが、そのような指導者がいても
いいじゃないかという意見でもある?
個人的に、自ら参謀的な頭脳を駆使する指導者というものも大いに
あり得ると思う(たとえばカルタゴの名将、ハンニバル)。
というより、本来は指導者が企図・企画し、参謀は手段を検討する
だけで十分だと思う。専門に詳しいスタッフに圧倒され、受動的になる
トップは独自の英知、マクロ的な視点、信念などを欠いている。
281 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/05/27(金) 18:44:14
157で紹介されている『ピーターの法則』(ダイヤモンド社より
発行されている)を手に入れたので、スレの趣旨に関係する範囲で
数回に分け、取り上げてみたい。
【ピーターの法則・シリーズ1】
ピーターの法則とはなにか?それはピーター博士が発見・発表した
もので、次の一文に要約される。
「階層社会では、すべての人は昇進を重ね、おのおのの無能レベルに到達する。」
つまり、ある職務において有能と認められる者は昇進するが、新しい職務に
おいて有能であるとは限らない。このため、教科担任、教科主任として
有能だった者が無能な教頭になることがあり得る。
かりに、教頭として有能であれば校長に、さらに地方自治体(教育
委員会)の教育長に昇進するが、そこで無能な者となることがあり得る。
ある教師がすべての職務に適した資質を備えている確率はきわめて低い。
もし、彼があるレベルにおいて無能であればそこで昇進はストップする。
こうして、無能な教科担任、教科主任、教頭、校長、教育長は広く存在する。
これは一例にすぎない。どのような組織も長期間存続し、昇進
人事を繰り返せばやがてさまざまなポストに無能な人員を配置する
ことになる。とくに、階層の数が多ければ、ほとんどの人員が
無能の状態に陥ってしまう。
ここまでは、この現象が確率の現れであるような印象を受ける。
282 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/05/27(金) 18:45:32
【ピーターの法則・シリーズ2】
有能であるとはどのようなことか?それはよく服従することだ。上官の
命令に従う者がいる。業績目標に従う者、規則に従う者もいる。
さらに、人は自己の価値観に従う。これが現在の職務と相容れない
と、不服従の態度を生じやすい。実は、無能の多くはこの不服従に
起因している。
問題なのは昇進の前後で服従の対象が変わることだ。生徒の教育に
熱心であることが評価されて教頭に昇進した者も学校に助言する有識者
(学校評議員)の意見や地方行政(教育長)の指示にまったく
関心を払わないことがある。
規則に忠実な、政府直営の土産屋の店員は融通が利かず、旅行者に
冷たい。そのような者が昇進して顧客全体を面倒見る立場に立った
とき、どうやって顧客に仕えることができるのか?
何者にも縛られず、自分で決断し、行動しようとする者は
平穏を乱す厄介者として冷遇される。彼こそ将来の指導者なのだが…
「リーダーシップを発揮でき、抜きんでて有能な資質を持つ
者は、既存の階層組織ではなかなか台頭できないということがわかり
ます。たいていの場合、そのような人物は組織を飛び出して、新たな
活躍の場をほかに求めるのです。」(『ピーターの法則』第6章)
例としてピーター博士はエジソンを挙げている(この人も262の
リンク先「落ちこぼれだった偉人」に載っているね)。
283 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/05/27(金) 18:46:33
【ピーターの法則・シリーズ3】
・組織は、抱えている人員がどんどん無能になるのに、なぜ機能するのか?
・無能という名の「終点」は回避できないのか、回避する方法はないのか?
これらの点に興味のある人は『ピーターの法則』(ダイヤ
モンド社、税抜¥1400)を探してみてくれ(すっかり説明してしまうと
出版関係者に悪いし、ネタとして使わせてもらうお返しにちょっと
宣伝してみたw)。
とにかく、ここではスレに関係のある事象だけ取り上げようと思う。
ピーター博士は自身の理論を階層社会学と称し、「すべての社会科学を統合
する要素を持っている」としている。とりあえず、今日はここまで。
>>277 >アインシュタイン
>つまり、移動する人の時間はじっとしている人の
>時間よりもゆっくり過ぎる
なるほど、実にすごそうな発想。人が疑問を持たないようなことを疑問に持つ
というのは、そういう有名な理論家に多いが・・。
>よく学び、よく記憶するのは秀才だ。天才は学んだり、教わったりする
>ことのできないもの、どこにも存在しない教えを自分のために作る。
やはり秀才と天才(まあ、言い方はどうでもいいが)は違うということですな。
現在は単に学び、記憶してそれをうまく使えれば秀才とかいわれていますが、そもそも
その学んだ知識の大半はもともと別の人が考えたもので。
その別の人というのは皮肉にも秀才とはまったく別のタイプの人間(落ちこぼれとか)だった
ということをわかっていればどうなんだろうか。
つまり、過去の落ちこぼれの人が作った知識を習得した秀才が、現在の(天才の)落ちこぼれを罵倒する
というなんとも滑稽な状況も生み出すのかもしれませんな。
>>279 >企業者の中にアインシュタインのような人物がいてもおかしく
>ない。それは誰だろう?
しかし、今の企業はやはり万能というか、集団的な人でないと
受け入れないでしょうからな。アインシュタインのような変人は
>>98企業は受け入れ
そうにない。
ならば、集団ではなく、個別に勝手にやってもらって出来たものだけを評価するという
のならいいんでしょうが。
>経済学者のシュンペーター
というか、こういう考えでやっている人は組織では少ないとすると(単に命令どうり優秀に
忠実に動けばとか)、組織では多数決でものが決まってしまうからなあ。人間社会では
(特に日本は)柔軟性がない人が大半で。
>>280 >職業に貴賤なしと
そうでしょうなあ。
貴賎なしというのは、そもそもいろいろなやり方(仕事)があってもいいと思うんだが・・・。
これができればこれも出来ルはずとか、勘違いしたり強制したりするというやはり
万能的な発想で。
>そのような指導者がいても
>いいじゃないかという意見でもある?
>個人的に、自ら参謀的な頭脳を駆使する指導者というものも大いに
>あり得ると思う
まあ、それができればそれに越したことないと思いますが・・。てっとりばやいし。
しかし、それが出来る人は非常に少ないから(どこの国にも?)参謀という
ものをわざわざ作ってあるのかもしれない。
まあ日本は、(戦争の話だが)司馬遼太郎氏が言っているように、自分が自ら上に
立とうという人が少ないらしいし。形式的にも人望的な人を必ず立てたがるという。
まあ、実質的にはその補佐役が全部実質的な権限を持っている場合も多いから、
その意味では一人で全部やっていないともいえなくないから、形の問題だと思うが、
それが理想と言える。
>>ピーターの法則
まあ、ちょっと大まかなことが書いてあるのを出しただけなので
詳しくは読んでないんですが
>「階層社会では、すべての人は昇進を重ね、おのおのの無能レベルに到達する。」
この要約文はなあ。
ようするに、組織で人は現場で優秀に活躍することを評価されて昇進するんでしょうが、
そういう優秀な人はみんな指導者では無能であるといっているようなものかも?
まあ、これは極論でしょうが。
>>285 98のリンク先を覗いてきた。アインシュタインに関する限り、ここに
述べてきたことは正しかったと自信を深めることができた。
>>286 >これができればこれも出来ルはずとか、勘違いしたり強制したりするというやはり
>万能的な発想で。
どうやら、この発想が(ピーターの法則と絡んで)組織を無能の集団にする
真犯人なのだと思えてきたw
>形式的にも人望的な人を必ず立てたがる
アメリカ(アングロサクソン)のやり口を見ると、そのような
形式が必要なのか疑問に思う。アイゼンハワーや
ニミッツ、スプルーアンスは一気に進級したし、パットンやハルゼーは
劣等生だったにもかかわらず、実戦能力が買われ、大任を得た。
彼らはまるで、勝ち続けることによって短期間でタイトルを手に入れる
ボクサーのようだ。しかし、一般の職業は潜在的なチャンピオンを
「あれができない」、「これができない」といって埋もれさせる傾向がある。
>>287 ピーターの法則はこのスレで知り、興味を持ったので読んだ。お陰様で
拾い物をした。折角だから内容の一部を紹介しようと思う。それに
より、参加者が増えたり、盛り上がればまた拾い物なのだが、どうなるかな?
289 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/06/01(水) 19:18:31
【ピーターの法則・シリーズ4】
ある人は自分の組織が成長すると、同じトップの地位のまま社会的には
昇進する(有名人になったり、権力や発言力を獲得する)。
このような昇進も無能のきっかけになることがあるようだ。組織が
自分の器を超えて大きくなると、トップは発展的な構想を
打ち出せなくなり、集団を狂気と錯誤の渦中に導くことがある。
また、自身のセンスやスキルの不足が致命傷となるような分野への
進出が避けられなくなることもある。
ヒトラーは、演説に関しては天才的で、政策にも才能を示した。
しかし、戦争に関しては音痴だったと言われる(空軍力だけの
イギリス侵攻、対ソ作戦の戦力分散、スターリングラードで勝利を
早合点したこと、クルスクで戦機を逸したことなどは軍事上の
ナンセンスとされる)。
ピーター博士は、ヒトラーが「総統となって
無能の域に達して」しまったという(『ピーターの法則』第9章)。
同様の失敗が起業家を襲うこともあるのではないか?事業を私物と
捉えたまま仕える心境に進めない起業家はある時点で自身の成功に
追い抜かれ、役不足のトップ、集団の災厄になるかもしれない。
290 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/06/06(月) 19:26:15
【ピーターの法則・シリーズ5】
ピーター博士は、上司が自分と縁のある(気心も合う?)人材を好んで
用いることは組織を効率化すると主張する。組織を無能にする
階層のフルイに委ねず(たとえば年功人事を停止し)、抜擢人事を行うのは
有益だという。
山本権兵衛による東郷平八郎の起用が成功したのも頷ける。
もっとも、この方法も推薦など、人事に口出しする幹部がすでに無能の域に
達している場合、無能の再生産につながるという欠点がありそうだ。
とりあえず、『ピーターの法則』の紹介はここまで。ちなみに、この書物は
次のようなことも考究している。
・昇進にありつく(無能に行き着くw)テクニック
・有能、または無能であることと健康との興味深い相関
・人類の無能化の可能性とそれを回避する方法
また、皮肉な真実を暴露する書物らしくたいへんユーモアに富んでいる。
291 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/06/06(月) 19:27:24
人が集団を作ることは分業には向くが、意思決定には向かない。近年の
社会心理学は集団に次のような傾向を認めている。
問題は、解く力のない人が集まって話し合っても解けない。
解く力のある人も話し合いの場にいると、会話に翻弄されて自分の
思考を妨げられるので、やはり解けない。
協議では、参加者が互いに共通の認識を確認するに留まり、新しい
発想は生まれない。それどころか、ある人が独自の情報を持っていても
話し合いはそれが提示されにくい方向へ誘導する。
集団による意思決定とは膨大な時間をかけ、少数派を多数派に意見
集約する単調なプロセスで、意外な、あるいは新鮮な展開は見られない。
協議することは、互いのミスをチェックできる点でメリットがある。
・・・
しかし、この程度のメリットで意欲的な決定を嫌い、当たり障りの
ない決定を好む不決断の過ちを挽回できるだろうか?よく言われる
ように、取締役会の賛成が7割以上になったとき、新規事業は
着手のタイミングを逃している。
組織における実際の場面は複雑で、悪い病気もストレートに現れる
ことは少ないかもしれないが、非常にしばしば観察される。集団は
役所のように事務的な性格を帯びたり、形式主義に陥りやすい。
指導者になれる、あるいはそのような資質を持つ人にとってこのような
集団の性質は障害と感じられるかもしれない。人災という面もあるかも
しれない。受難でさえあるかもしれない。
292 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/06/10(金) 19:25:47
そもそも、指導者とは社会においてどのような役目を果たす存在なのか?
おそらく、なにかしらの集団を動かすのが指導者の役目だ。個人は
自身の必要に応じて自在に動けるが、集団は指導者なくしては動けない。
集団の運命は全員に影響する。このため、メンバーは自身の将来を
指導者に託す。しかし、自身を最優先するメンバーと全体の利益を重んじる
指導者の立場は鋭く対立する。戦争では、人命と国益は両立しない。
生産的な集団では、指導者にビジョンがあり、部下もそれを理解できる。
しかし、逆の原理、モノで釣ったり、それに釣られたりする関係が
優勢になると、誰もが自己を最優先する近視眼に走り、集団そのものは
機能しなくなったり、退廃的になる。
堕落した集団では、利権構造が支配し、汚職が蔓延する。また、人々が
安逸な生活、とりわけ消費を好み、節制を嫌う。そのような状況が
真の指導者を誕生させるなどあり得ない。
やはり、指導者とは異端的な存在なのではないか?
293 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/06/12(日) 19:40:31
人はそれぞれ異なるレベルで集団に係わるように作られている、そして
集団は包括的なレベルと部分で利害が対立するものだと想定してみよう。
全体と部分の利害が対立する古典的な例に「共有地の悲劇」がある。
イギリスでは古くから羊毛の生産が盛んで、それは農村の共有地に放される
羊から収穫された。しかし、羊毛の産業上・貿易上の重要性が高まって
くると、農民は誰も見境なく放牧し、共有地は疲弊・荒廃して不毛になった。
共有地の保全と農民一人一人の利益は相容れなかったのだ。
「省益あって国益なし」。これは、政府の最適な構成よりも自らの
権限や予算の確保を重視する省庁の姿勢を非難する言葉だ。このような
ジレンマ(全体と部分の対立)はあらゆる集団に見られる。
より包括的なレベルで集団に係わり(集団を動かし)、集団を変革する
資質を与えられた人は保身を愛する小さな部署の価値観に馴染まないだろう。
つまり、その人は部署では評価されない。
集団の一部に係わるように作られた人は部署で評価され、昇進するかも
しれないが、高い身分に相応の大局的な見地に立つこともなく、私人として
利権構造を築くのがせいぜいではないか?また、そのような傾向は
秀才に共通のものでもあると思う。集団における自分の位置なり境遇を
気に掛けることが秀才になるための第一歩なのだから。
ところで、包括的なレベルで集団を動かすように作られた者、言い換えると
先天的な指導者はどのようにして本分を全うするのか?そもそも、彼は
評価されないのだ。幸運な偶然が作用した結果の抜擢、あるいはスピン
オフ(既成組織からの離脱)がカギかもしれない。
ふむう
>>形式的にも人望的な人を必ず立てたがる
>アメリカ(アングロサクソン)のやり口を見ると、そのような
>形式が必要なのか疑問に思う。
確かに、海外では日本とは少し違うらしい(そう司馬遼氏もいっていたし、海外の
英雄は表に出たがるが、日本はなぜか出たがらないと)。
もちろん、米のように出来れば一番いいのでしょう。
しかし、日本はこういう形が多いというだけの話で。
で、なぜ日本にこういう傾向があったのか。やはり、独立タイプの人間は
日本で特に評価されにくいからかもしれない。表に出ても結局大してその
功績が国民にあまり分からず認められないとか。あげく、本人の短所を罵倒さ
れたりして。
>それに
>より、参加者が増えたり、盛り上がればまた拾い物なのだが、どうなるかな?
ふーむ。どうでしょうか。
ログは増えるかもしれませんが、参加者は増えるかどうかは微妙ですな。
自分で言うのもなんだが、変なスレだから。もちろん増えればうれしいことですが。
>ヒトラーは、演説に関しては天才的で、政策にも才能を示した。
>しかし、戦争に関しては音痴だったと言われる
これは適材適所の現れですな。
例えば大久保利通などはひょっとすると、ヒトラー
似たタイプだったのかもしれない。政略では天才的だったと。明治維新で宮廷工作
などしまくったらしいし。しかし、戦争自体は他の人物が主にやったようだし。
しかし大久保の違う点は、自分の欠点をよくわかっていたことなんでしょう。
それが大事なんだが・・・万能主義社会ではそれができないらしい。
>集団は
>役所のように事務的な性格を帯びたり、形式主義に陥りやすい。
集団の問題点は・・。
そもそも集団が大事大事とか言うが、結局人間は最後には一人というか。
まあ、少なくとも迷惑をかけないことは必要でしょうが。
というか、集団での決め事だと、その人間関係を壊さない程度の意見
しか出ないのかも。
>しかし、自身を最優先するメンバーと全体の利益を重んじる
>指導者の立場は鋭く対立する。
その集団の中の指導者は、よく考えないといけないでしょうな。
例えばあまりに、前の戦争のように集団の利益ばかりいっても結局はうま
くいかないし。
その点、欧米の方がもうちょっとうまくやっている気がするんだがなあ。
集団でも個人主義というし。が、どうも日本ではなかなかうまくいかないんだが。
・・ん
>>294 のログの話は、自分のことだったな。
ピーターの法則自体は、十分みんなに参考になる話で。
僕の意見よりも。
>>294 そういえば、実力者が粗探しとそれによる失墜を恐れるかのように
目立つことを避け、経歴に傷のない者を表向きに擁立して陰で糸を
引くという活動のスタイルが日本にはありそうだ。
ある人物に対し、可能性に免じて不足を見過ごし、賭けてみる
気前のよさが社会の側に希薄であれば、活動しようとする人は疑い深く
なり、なるべく地下へ潜ろうとするものなのかもしれない。
日本の社会は人に最初から完璧であるように要求していずれ光るだろう
者を磨かず、結局損しているように思う。
>変なスレだから。
歴史など、幅広い事例を眺め、そこに興味深い傾向を観察する
スレだと思えば、さほど珍奇に見えないし、面白い。ここでの
考証はすぐに実益をもたらしはしないかもしれないが、その代わり
スケールの大きな事象を考えられる。
>>295 大久保は、閉じたわれわれ意識に任せて意味のない「行動」に
雪崩れ込もうとする者たちとまったく異なり、ひとり国を考え、意味の
ある「形成」に集中しようとする賢明さを備えていたと思う。彼は
慧眼の持ち主にしては珍しく、現実的だった。
また、賢明さと裏腹に自身の考えを容赦なく、激しく、果敢に実行した。
「自ら参謀的な頭脳を駆使する指導者」だと言えよう。戦に深く関与し
なかったのは、単に興味がなかったからではないだろうか?
彼は国家財政の見直しや産業の育成など、国体の
確立に専念しようとした。西洋の列強に追いつくことを急ぎ、旧士族の
要求など相手にしなかった。
まず、朝鮮半島に出兵するという西郷らの主張を退けた。台湾には
出兵したが、清と講和し、深入りしなかった。もはや行き場のない旧士族が
不満を募らせ、各地で反乱を起こしたとき、厳しく鎮圧した(その
仕上げが西南戦争だった)。
この時期についてはこちらよりもトクUさんの方が詳しい。それに
しても、動乱期というのは指導者を遠慮なく消費する。屠殺所のようだ。
竜馬も、西郷も、大久保も、他の者たちも意外なところで命を落とした。
ヒトラーは最初の大戦に敗れて負った不利を跳ね返さなければならない
ドイツを励まし、代弁する扇動者だった。その立場だけを見ると、旧士族に
担がれてしまった西郷にも少し通じるものがある。
>>296 集団の利益を考えるのはなかなか難しい。一歩間違えると、全体主義の
ようなものになってしまう。
指導者は健全なビジョンを掲げなければならない。時代ごとに、政治や
軍が国民に、企業が顧客に、選手がファンに仕えるために必要な正義の
かたちは異なる。指導者はそれを見つけることに取り組まなければならない。
しかし、逆に国民を使役し、顧客を食い物にし、ファンを裏切るような
目標が掲げられることも少なくない。その責めの一部は本物の指導者が
相応しい地位で活動しにくい社会の体制にあると思う(日本社会にも長所は
あって結構気に入っているけどね)。
301 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/06/23(木) 19:04:46
もう一度、マクロの視点に立つことの大切さに注目してみたい。
アインシュタインは物理的な移動の程度を極大化させ、光に近づける(もの
すごい速さの現象を考える)ことで時空の性質を明らかにした。
ダーウィン(この人も262のリンク先「落ちこぼれだった偉人」に載って
いるね)は生物に見られる変異と遺伝が自然選択され(子孫を残すまで生き
残れない形質が淘汰され)、そのことが気の遠くなるような長い期間を経て
生物の進化をもたらすと考えた。
なお、今日では大幅な変化の原因は他にあるという反証(たとえばもともと
別の生物であった核とミトコンドリアなどが一つの生物になったという
「共生説」)も信頼されている。自然選択はマイナーチェンジしか
引き起こさないのかもしれない。しかし、生物の多様性は元の種が分岐して
生じるというダーウィンの考えは基本的に支持されている。
アインシュタインも、ダーウィンも身近な経験から得た見方を
世界に押し付けることなく、視野を広げ(速さや期間の目盛りを大きく
し)、ものに対する人の見方を訂正したと言える。
身辺の些細な事象に対して培った見方でどこまで世界を理解できるのか?
自分を中心にして培った見方でどこまで人の集合を理解できるのか?
現場的な優秀さには感心すべき点がある。しかし、それと広く
物事を統べる力との間に相関を予想するのは錯覚だと思う。
なぜなら、現場的な優秀さはミクロ的な能力だからだ。
302 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/06/26(日) 17:30:42
大久保利通が亡くなったとき、財産はほとんど残っておらず、代わりに
多額の借金があった。彼は新政府の財源を自ら補っていたのだった。
ドノバン(レス番250参照)は「1ドルの男」(無給同然で
公職に就く者)で、退いた自分の法律事務所からわずかな顧問料を
受けるほかに収入がなく、亡くなったときはほとんど無一文だった。
これらの行為は指導者が仕えるべき全体(上記の二例では国)の視点に
立ち、私心を捨てることができるので、実現する。
板のみなさんも大小の差はあれ、仕事に私財を投じた(たとえば要求される
性能のパソコンを自前で職場に持ち込むといった)経験は
あると思う。急場をしのぐためにポケットマネーで応じることも必要だ。
内閣には官房機密費というポケットマネーがある。なにに消えるかは分から
ないが(自由に処分できる予算で、公表を免じられる)、適正な使途に
投じられるものと信じよう。
社会と自分のどちらが大事で、どちらが取るに足りない存在か?
指導者の答えは自ずと決まっている。
>実力者が粗探しとそれによる失墜を恐れるかのように
>目立つことを避け
そう、おそらくそれですな。日本と海外の違いは。
だから日本では一長一短タイプの人物は表に出るメリットが全くないと。
短所をやたら罵倒される上に彼らのやっていることの重要性が
理解されにくい。
これでは日本の一長一短タイプの英雄は裏方に回るしかない。
今もそうなのかも。
そういえば、ナポレオン
>>9はかなりの悪筆だったという話をしましたが、
これなんかはもう、日本では思い切りたたかれる一要素だな。
日本ではこういうタイプは(混乱時でも?)表に出ると、ひどい目にあうだろう。
だから裏方に回るしかないな。
こういうタイプの短所はわがままな人間がなまけているのとは違うと
思うんだがなあ。
>西郷らの主張を退けた。
大久保は、自分の藩である薩摩藩のやり方をまったく尊重せず、
日本全体で考えていたと。
普通、身内だけ重視するというのが、悪い官僚とかにはありそうだが、
彼にはそういうところがなかったそうですな。他の藩から平等に
人材を登用したとか。
身内でも自分と考えが合わないなら、登用する必要がないと。
というか、英雄タイプは非常識なので身内に嫌われると
いうのはあるのかもしれない。身内でも自分を嫌う人物を登用するはずも
無いでしょうが。
>>301 >現場的な優秀さはミクロ的な能力だからだ。
そうでしょうな。
なんというか、物事にはマクロ的な人物しかわからないとい
ことはあるのかもしれない。まあ、逆に優秀な人間しかわから
いこともありましょうが、こっちはすぐ評価されるので問題ではない。
>>302 >大久保利通が亡くなったとき、財産はほとんど残っておらず、
彼は責任感が強い人物だったんでしょう。
非難されてから、やるというのは普通の人で。
本来、周りから厳しいことを言われない環境でも責任感が
あるべきなんだが。そういう人が、上に立ってないので指導者への非難が大きくなる。
それで、元々責任感がある人物がとばっちりを受け耐えられなくなっていくのかも。
>>303 一.
牧畜民が入植したアメリカ南部では、今でも口喧嘩がきっかけで起こる
暴行事件が多いという。人が自己の威信を大事にするのは盗まれやすい
家畜を守るために身に付いた態度だと説明されている。
古い行動様式が風習となって存在し、家畜なんか飼っていない
現代の南部アメリカ人にも残っているというのだ。感情にも方言が
あるのか?
日本に見られる傾向、身内の付き合いに安全を頼み、よくない噂が
立たないように目立つことを避ける態度は閉鎖的で、人が
流動しない村社会で身に付いたのかもしれない。とはいえ、今では
村社会そのものが衰退している。
文明開化は明治(1868〜1912年)の出来事だった。
人力車・日刊紙(1870年)、郵便・鉄道・公教育(1871年)、工場
(1872年)、洋風建築(1873年)、電灯(1882年)、百貨店(1904年)。
ここから百十年、戦後の本格的な都市化から二十年前後で
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」(経済的な成功)に手が届いた。
最後に変わるのが「心」だとすれば、この国が変わるのはこれからかも
しれない。社会が先祖伝来の精神を1世紀か2世紀のうちに別のものに
作り変えるとすれば、実に素早い変わり身だ。
日本は変われるか、変われないか?どちらかを選べと
言われれば、変わる方に賭ける。なぜなら、変わる必要が
ある。もう少しの辛抱だと思いたい。
二.
>わがままな人間がなまけているのとは違う
大物は末端の部署でピーター博士が指摘した不服従(レス番282)を
存分に示すのだろう。狭い所を忙しく働き回るコマネズミから
見れば、それこそ意味のないことに映ってしまう。
>>304-305 大久保が行った人事は能力主義だった。ちなみに、能力とは物事をなし
得る力、つまり潜在力だ。残念ながら、今日では終わったこと、とくに
細かい仕事に示された実績が大きな仕事にも通じると取り違える誤りが
横行している。
大久保は欠点だらけだった部下の黒田清隆を大事にした。山県有朋
(レス番13)はろくでなしだが、彼はなぜか山県も擁護している
(ろくでなしにもなにか長所があったのだろう)。
そういえば、山本五十六も黒島亀人という「変人」と呼ばれる
参謀を大層気に入っていた。
大久保は、その政策や人事から見て解放的で、進歩的な人物だった。
平和主義の木戸孝允のようにロマンチックではなく、計画的な
進歩を志していた(実に三十年に亘る構想を抱いていた)。
309 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/07/07(木) 17:19:40
指導者は自分のなすべき決断はなにかを肝に銘じなければならない。
そして、それを部下にさせてはならない。あれもこれも丸投げ
すると、部下は迷いながら上の顔色を気にするだけになる。
しかし、単に自分がやりたくない、部下により多く負担させないと
損だという薄っぺらな考えで丸投げする者もいる。
上司の関与が足りないと、部下は身勝手になる。立場が同等の
者同士で負担を押し付け合い、双方が一歩も譲らない
膠着の状態が生じる。そして、内紛に忙しい者は顧客も世間も
忘れてしまう。
自分の損得を中心にして行動する者は集団を堕落
させる。逆に、指導者は自分の負担で集団を円滑に動かす
ことに責任がある。
松下幸之助は年末の大掃除のとき、工場の職員たちが便所
掃除を押し付け合ったらしい様子を見て自らホウキを
手にし(当時はまだモップがなかったのか?)、ひとり黙々と
床を擦ったという。
マネージメントの性格は競争的な実務と正反対だ。そして、一方に
突出していると、他方は下手だ。上手にマネージされない
組織はギクシャクして動きが鈍く、進むべき方向も定まらない。
310 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/07/07(木) 17:20:46
成長している組織は裾野の広いピラミッドの形をしており、全体が
上位のポストに移っていく。
成長の止まった組織は真ん中が膨らんで、上と下がしぼんだ壺のような
形をしている。
上方は「目の上のたん瘤」に塞がれており、有能な人員は
辞めていく(チャンスを外に求める)。下方に部下が一人もいない
係長や主任がいて高給を取る(高学歴化が進んでも学歴を能力と見なす
旧来の賃金制度を改められない)。そして、最下方に少しだけ
新入者がいる。
人事制度は穏当で、指導者を生み出すようには作られていない。
歴史上、指導者の多くがドサクサ紛れに出現したのは偶然でないと思う。
311 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/07/11(月) 17:47:11
リーダーシップにはどこか「ノーブレスオブリージュ」の
ような面がある。ノーブレスオブリージュというのは「貴族の
義務」を意味する。
ヨーロッパ社会では、典雅な生活を送っている貴族もたとえば
戦争のときは率先して戦うのが伝統になっている。
リヒトホーフェンはドイツの戦闘機パイロットとして第一次大戦で
活躍した。ドッグファイトで記録的な戦績(80機撃墜)を
収めたほか、空中指揮官として部隊運用にも手腕を示した。
彼は男爵であり、また愛機をいかにも標的になりやすい赤色に
染めていたので、レッドバロンの異名をとった。未亡人を
作らないという決心から独身で通し、二十代の若さで戦死した。
このような精神は普遍的だ。
モンテーニュは航海者に連れてこられた未開人に尋ねた。お国での
首長の特権とはどのようなものか?すると、自身も首長である
一人が答えた。「戦争のときに先頭に立って進むことだ」。
金品を巻き上げることが特権になってしまった社会は豊か
すぎるのかもしれない。社会に困難がなければ、指導者は
必要ない。そして、指導者のような人種はいても煙たがられる。
もっとも、社会に困難がないかというと、むしろそこいら
中にあるwしかし、指導者のような人種も普通の生活に慣れて
おり、困難を退治する本能を眠らせているように思う。
312 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/07/15(金) 17:46:57
指導者の真骨頂は人々の成熟に、また技術や文化、社会の向上に犠牲を
払うことであり、それはしばしば啓蒙や伝道のかたちで表れる。
指導者は人々が自らの意志でよりよい生き方を求め、選び取っていける
ように教え、導く存在だ。それは一時の栄華によって「記録」
される王や皇帝のような人種と一線を画する。
本物の指導者は背負った役割の重さとは裏腹に平凡な私生活を
送ることが多い。そして、ささやかな生涯を閉じた後も人々に懐かしく
語られ、身近に思い起こされる。彼らは興味の、あるいは
感謝の対象であり、生き方のお手本として「記憶」されているのだ。
以上の描写に照らし、思い浮かぶ人物もいろいろとあるのでは
ないだろうか?
半月もたってしまった。
>日本は変われるか、変われないか?どちらかを選べと
>言われれば、変わる方に賭ける。
そう、明治維新であれだけ変わったんだから、変われない事も。
まあ、逆に明治維新で早く変わりすぎたのが、後々まずかった
ともいえなくもないですが。
>細かい仕事に示された実績が大きな仕事にも通じると取り違える誤りが
>横行している。
そうなんですな。歴史的にみれば、これが歴史の同じような繰り返しの
悲劇の第一の問題点だと調べればすぐわかるのに、それをしない。
何のために、歴史を教えているのか。
受験のために過ぎないような。
>そういえば、山本五十六も黒島亀人という「変人」と呼ばれる
>参謀を大層気に入っていた。
「大賢は愚なるが如し」という、ことわざもありますし。
偉人は変人が多い気がする。
大久保は人を見る目があったようだな。
>自分の損得を中心にして行動する者は集団を堕落
>させる。
なんというか、視野が狭い人にありがちな。自分の周りを良くすれば
されで全てうまくいく、と思っているような。
大局的に見れば、おかしな方向にいっていても気づかないと。
まあ、指導者が責任感を持つためには、周りから過剰に、
(万能にやらないとだけとか)無理をさせるようでもダメでしょうな。
元々責任感があっても、下手すると、グレて、ダメな方向に行きかねないし。
そういう一長一短をそこそこ許容する社会ではないと。
>本物の指導者は背負った役割の重さとは裏腹に平凡な私生活を
>送ることが多い。
そういえば、歴史的偉人はあまり、派手な生活が好きでない人が
多いような。性格的にシンプルが好きというか。
そういえば日本はどうも、欧米と比べてシンプルさがない気がする。
やはり評価される人の違いか?
参考
科学ニュース 日本の研究活動:貢献大だが深みに欠ける 欧米の研究者による評価――文科省調査
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1120639547/l50 >文部科学省が欧米の研究者を対象に初めて実施した調査で、
>日本の研究活動は「世界で多大な貢献を果たしている一方、
>画期的なものが少なく研究の深さが不足している」と、研究の斬新性や厚みに課題があると指摘された。
これなんかは日本という国そのものを表しているというか。
日本は、既存の知識を使うのはどこよりもうまくやる(「八人の対話」の話もそういうことだろう)。
それをちょっと改良したりするのも(これらが貢献大?)。それに特化しているというか。
しかし、まったく新しい概念とかを作り出したり、深みがないと。
日本はつまり、新しい知識も輸入してそれを使っているんですな。
他国は普通、それなりに自分たちで新しい概念を考え、それを使うのだろう。
日本はそれもやらない。
パソコンとか、社会制度とか主要ものは元々外国のものだし。
日本は、世界でもっともこういう知識を依存してうまく活用しながら、
世界で最も、これらを考え出すようなタイプの人々をまったく評価しない国というか。
>>314 奇妙な人材が満載の(そして生き生きした)組織を作るのは人を見抜く
心眼(本質直観)に優れた指導者だからこそできる離れ業なのかもしれない。
大久保がそのような指導者だったと思わせる証拠はかなりある。
>>自分の損得を中心にして行動する者は集団を堕落
>>させる。
>
>なんというか、視野が狭い人にありがちな。
組織なり集団に対し、相反する二つの態度があるように思う。一つはそれを
一個の前提、既成事実として捉え、いかに出世するかを考える態度で、もう
一つは作り変えるべきもの、素材として捉え、どこへ導くかを考える態度だ
(モーセなどはまさにそれだろう)。
前者は出世の結果、指導的立場に就いても、後者がするであろう本当の
指導をせず、せいぜい一族郎党による長期的な支配体制の
確立に精を出したりするだけだろう。面白いのはそのような試みが
社会の中に起こる変革によって常に打ち崩されてきた点だ。
>>316 単純化して言うと、アメリカではラディカル(画期的な)イノベー
ション、あるいは基礎研究が、日本やドイツではインクリメンタル
(漸進的な)イノベーション、あるいは応用研究が盛んだ。
二十世紀初頭には、ドイツが技術開発における最先進国で、アメリカは
模倣者にすぎなかった。しかし、いつの間にか立場が入れ替わっている。
日本は創造性の欠如をたびたび指摘され、世界は日本をキャッチアップ
(追いつこうとする努力)に長けた国と評価している(キャッチアップ
だけでここまで来たのはある意味でスゴイ)。
日本は創造性を発揮することでしか停滞を打破できない状況に
ありながら、創造が要求するムダ(投資)に対し、水泡に帰すかも
しれないという恐れから誰も必要な一歩を踏み出す勇気を持てずにいる
(リスクを恐れて挑戦しない)状況だ。意気地なしと言うほかない。
しかし、創造性はこのような逆境も乗り越えてしまうものだと思う。
閉鎖的な村社会の伝統はいまだに日本を呪縛し、暗い影を落として
いるが、そろそろそこから脱出できそうな雰囲気になって
きたのではないか?
日本には古い伝統と決別するのに十分な時間と変化が蓄積している。
↑の補足。
創造性はさまざまな機会を捉え、幅広い接触を試せる方が開花しやすい。
村社会が志向する安定と創造とは敵対的な関係にある。
>>315 日本は平等主義で、それが遺憾なく発揮されて悪平等に至っている。
平均点の高い者よりも一芸に秀でた者を、あるいは事務などに
はっきりした実績のある者よりも分かる人にしか分からないような
知恵を示す者を優先して登用するのは難しい。
人選する立場の人もあまり信頼されておらず、無意識の裡に窮屈な
選択を余儀なくされているのではないか?
このような気風が支配的であるにもかかわらず、今後
適当な指導者が現れると思うのは平等主義の基礎である安定が
崩れてきたからだ。評価する側の組織が動揺している。
大規模なリストラは組織の弱体化を表している。また、移動しない
設備よりも人と共に移動する専門知識の方が生産的だ。
組織に媚び、評価されようとする努力は報われなくなってきた。
321 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/07/30(土) 16:42:26
霊長類の群には階級の存在という特徴がある。ボスやナンバー
ツー、またその取り巻きがいる。さらに、別の特徴もある。
種ごとに群の最大サイズが決まっており、それを超えると分裂する。
分裂が起こるのは、環境が大きすぎる群を養えるほどに豊かで
ないからかもしれないし、個体が他を認識し、相互の
関係を処理する能力に限界があるからかもしれない。いずれに
せよ、不平等や顧みられない者が生じ、対処を要する。
ある自然公園でサルの一部が山中に消えたとき、去っていったのは
争いを好まない者たちのグループだったという。他者と争う行動と
新天地を目指す行動は正反対の性格から生じるに違いない。
同じサルでも役割の違いがあるということではないか?
去っていったサルに似ているのはどのような人たちだろう?
たとえば、開拓団がそれではないか?そこには健康な活発さが見られる。
人々は環境に対しては不屈だが、隣人に対しては寛大で、市民的な
共同体精神が支配する。優れた指導者が活動を率いていれば鬼に金棒だ。
もっとも、サルの群はいずれ階級社会に逆戻りするだろうし、開拓者の
土地もありふれた土地に変わってしまうだろう。どんなに立派な精神で
創業された会社もいつか腐敗し、不祥事を起こすのに似ている。
もしかすると、霊長類の本能に
分裂・開拓−>徐々に発展−>一時は隆盛−>腐敗・衰退−>再び分裂
というサイクルが刻まれ、予定されているのかもしれない。
もう十分に発言したという気がしてきた。
引き続き、スレに参加するが、もう少しノンビリやろうと思う。
一歩引いて他の人の意見も聞きつつ。
>>317 >前者は出世の結果、指導的立場に就いても、後者がするであろう本当の
>指導をせず、せいぜい一族郎党による長期的な支配体制の
>確立に精を出したりするだけだろう。
そうですな。そもそも出世というのは、人に従うことが得意、現場で優秀とか
現場で認められるから、出世するわけで指導が評価されたからという
のではないとわかりきっているのですが。
>面白いのはそのような試みが
>社会の中に起こる変革によって常に打ち崩されてきた点だ。
やっぱりこういう体制は無理が来ておかしくなってしまうんでしょうな。
人類は何度もこれを繰り返して(というかこれが争いの原因かもしれないのに)、
現代になってもこのことに気づかない。
>>318 なるほど。
>日本やドイツではインクリメンタル
>(漸進的な)イノベーション、あるいは応用研究が盛んだ。
そういえば、日本とドイツはなぜか似ているところがあるようですな。
だから、第二次大戦時に組んだのか。ファシズム的な社会はこうなるのか。
(こういう国家は、長期的な戦争に弱いようだが)。
>創造が要求するムダ(投資)に対し、水泡に帰すかも
>しれないという
そう、ムダがいるんですなこれは。例えば、戦争の参謀なんかでもひょっとしたら
これはムダかもしれないと考えたら、だめでしょう。
少しのムダなど、どうってことない、それより大きな事の方が大事、
というそういう考え方が日本人には出来ない。そういう余裕が必要なのに。
>適当な指導者が現れると思うのは平等主義の基礎である安定が
>崩れてきたからだ。評価する側の組織が動揺している。
まあ、ちょっとは変わって来たかなあ、とは思いますが、しかし、良い点が出
てきたのはいいんですがその分前の時にあった良い点がなくなって来てないか、
というのも日本人らしいというか。同時にできないもんかなと思うんですが。
どうも偏る。
それと、変革にありがちな不幸を、恵まれてる日本国民がよくわかってないというか。
配慮がないというか。やはりこれも日本人にありがちだが。
これでは改革できにくくなってしまうだろう。
>>321 >去っていったのは
>争いを好まない者たちのグループだったという。他者と争う行動と
>新天地を目指す行動は正反対の性格から生じるに違いない。
ふーむ、なるほど、猿も、人間のような個性があるものがいると。
それで、争わないためには自分で自主的に新しいところに行けばい
いではないか、と。組織にこだわっていればいずれ争いが
起こるとわかっていたのかもしれませんな。
>>322 まあ、速すぎるスレだと逆に周りの人は読みづらいし。
というか、僕が、遅すぎるんですけど(w
誰か他に参加者がいれば、ちょうどいいですが。変なスレだからなあ。
>>324 >少しのムダなど、どうってことない、それより大きな事の方が大事、
>というそういう考え方が日本人には出来ない。そういう余裕が必要なのに。
余暇や補給は必要であるばかりか、生産的だ。しかし、与える側が
必ずしも報われない(余暇の産物はよそへ流出しがちだ)せいか、与えずに
済まそうという誘惑が働く。そして、日本人はしばしば余暇を
後ろめたいものと考える(これは例の「勤勉」の別の側面だろう)。
激戦を控えた朝に米兵がステーキを食べているとき、日本兵は
乾パンを齧るしかなかったという。硫黄島の玉砕戦だったか(これ
じゃあ負けても仕方がない)?指揮した栗林忠道中将は陸軍に
珍しい名将だったが、後方(補給)は貧弱だった。
予備がないのも日本的だ。最優秀指揮官、最精鋭部隊が忙しく
東西を往復し、故障したとき、次の弾(育成された者)がない。
代わりに、年端も行かぬ少年が特攻機に乗せられる羽目になる。
日本人は余暇や補給をやりくりし、将来に備えるという行動様式を
示さない。平日は忙しく働き、休日は娯楽に目を回す。大事な
ものを見失っていないだろうか?
しかし、日本社会も週休二日は当たり前になった。近頃、学校も休みを
増やしたが、生徒はその分塾へ通ってしまうw
>>325 党の分裂、組織からの離脱や独立などの出来事を目にするとき、なにか
霊長類の習性を垣間見る思いがする。探検や移民もそうだ。
ただし、人間の行動は文化の影響で規定される部分が大きいだろうから
それらが本能によるのかは謎だ。
差し当たり、それらは土地などの所有物や社会的地位を手放す代わりに
既成のものから自由になる行為だ。そして、その自由が創造へ
向かうことは大いにあると思う。
>>326 >変なスレだからなあ。
この話題がさほど市民権を得ていないのは不思議だ。知られて
いなくはないし、吹聴する人もいる。
たとえば、石原慎太郎は先日のテレビ番組で東条のことをけなしていたw
終戦のとき、責任者の立場にある者が数多く自決したが、東条は自殺に
失敗し、未遂に終わった。彼はそれを最初から死ぬ気などない
ふざけたもの、単なるポーズだったと評価しているらしい(東条は
レス番4の通りの人物だろう)。
都知事は前後して官僚のことをけなし、自分と田中康夫は
官僚嫌いという点で意気投合しているとも言っていたw
>>327 >日本人は余暇や補給をやりくりし、将来に備えるという行動様式を示さない。
そう、そうなんですな。
準備をして、初めから何も起こさないようにしようという人ではなく、
準備をなぞせず、何か起こったときはじめて反射的にすばやく
動けるような人物でないと評価しないというか。
つまりこれこそ現場で優秀に動けるタイプの人間で。
それでうまくいくと、これで正しかったじゃないかとかなりますが、
そもそも初めから何も起こさないようにすればいいとかいうことになりますが。
例えば借金とか?
>>328 霊長類とか動物は、人間も参考にしなければならなりませんな。
前の話だと個人の独立を規制すればするほど争いはなくならない
ことになってしまうし。
>>329 私の過去の書き方がまずかったのかもしれま
せんが(wあまり過去のやつは読まないでほしいが、ひどいので)
石原慎太郎氏と田中康夫氏の思想などはくわしく知っているわけでは
ないので勝手なことはいえないですが、東条英機や官僚を非難し
ているところが、やはり一般人と見るところは違うとは感じますが。
しかし、石原氏と田中氏は作家でしたな。
ここで紹介している、司馬遼太郎、青木雄二(は漫画家だが)
も作家だし。作家にはやはりなのかあるのか?
本来、作家が政治に参加しなきゃならないというのは異常なのか
もしれないが日本でまともなことを言っている(評価されてい
る)のが作家だけなら、やむをえないことなのか。
これも日本で指導タイプで評価される人間が少ないからで・・。
>>331 >しかし、石原氏と田中氏は作家でしたな。
そう言えばそうだ。二人とも叩き上げだ。
333 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/09/10(土) 17:18:17
旧帝国陸軍にはリーダーシップに関し、次のような優れた教えがあった。
「一.才智(明察の力あり、事理の判断的確であって、部下をして
全幅の力をふるわしむる能あること)
二.公正(公平誠実、私情のため動かされぬこと)
三.忠君愛国の至誠(熱烈な尊皇報国の念、うちに燃え、私利私欲の
観念がないこと)
四.慈愛(部下を愛し、これを慈しみ、常に生死苦楽を共にする
覚悟あること)
五.宏量(大海のごとき度量を有し、衆をひろく容るるの力ある
こと)
六.率先躬行(そっせんきゅうこう。身をもって人を率いる概あること)
七.威厳(荘重なる威厳を備うること)
八.意志強固(信念堅確、不動心を有する
こと)
九.勇断(胆は大、心は小に、よく活機を把握する力を
有すること)」(旧帝国陸軍教育総監部『武人の徳操』)
三の「忠君愛国」、七の「威厳」は古風だが、それ以外は現代にも
十分通用する。このような精神は軍の組織ではあまり発揮されなかった。
しかし、戦後に就職したり、事業を起こした元軍人(個人)に
発揮され、彼らの成功につながった。
軍という既成組織がかえってリーダーシップの発揮を妨げたのだろうか?
>>333 ほう、これはすごいな。これが守られればたいしたものですが。
しかし、日本という国は、何か規約とかあっても守らないという
性質があるから。
サービス残業とか?結局、建前と本音は違うと。
・・・・・
日本という国は、マニュアルどうりに動く人間が評価される。
前にも書いたように、日本は既存のものを使うのは世界でもっともうまく
やるようだし。
しかし、それは指導がうまく出来ることとは関係がない。
マニュアルどうりに動くというのは何の思想も持たない人間が優れているとなる事が
多くなってしまうようだ。
そういう人間が這い上がる。
しかし指導者というのは思想が必要なのである。思想がないと他人の真似ばかりになる。
しかし、やはり現場では思想のない無心の人のほうが、マニュアルをそのまま受け入れて
うまく動けて評価される場合が多いんでしょうな。
>>335 >日本という国は、マニュアルどうりに動く人間が評価される。
>・・・
>そういう人間が這い上がる。
>しかし指導者というのは思想が必要なのである。思想がないと他人の真似ばかりになる。
独自の思想を築いたり、なにかを創造することはひどく骨が折れる。
それで、多くの人は他人の創ったもので自分の成果を引き出そうとする。
自ら創始者やクリエーターになろうとする気概を持った人は少なく、彼らに
便乗しようとする人が多い。
自分にもなにか創造できそうだと信じない、夢のない人が多い。
利益を取る方が現実的だと考え、創造的でない努力をする人が多い。
つまり、楽して成果をあげたい人が多い。
誰も自分の成果をあげることばかりに熱心で、人々が成果を上げる
ための元手を整えようとはしない。個人も、集団も自己の利益のために人を
利用することは好むが、後の世代のために人を育成する負担を嫌う。
このような傾向は多かれ、少なかれどこの社会にも見られるが、日本は
なかなか酷いw
先日、田原総一朗が某政治番組で「日本の社長には管理者が多く、経営者は
少ない」と言っていたw創造的でない能吏タイプが出世して社長になる
ケースが多いのだろう。
337 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/10/02(日) 19:16:22
組織は過去の成功パターンが不文律になってしまった時点で変われなくなる。
習慣そのものが力を持ってしまうと、組織は変わるべきなのに、その一員は
あえて旧習に逆らおうとしない。
上司は変革する素質のある部下を日陰に追いやる。彼が組織に
逆らうと、自分の地位が危うくなるからだ。トップがいくら変革する人材を
探しても見つからない。中間層の臆病と保守的な性格がそれを隠してしまう。
組織というものはいつか必ず愚かになるのではないか?
変革する素質のある者は愚かな組織に愛想を尽かし、また自分を開花させる
ために離脱するだろう。そして、組織はそのような者が外で起こした変革に
対応できず、衰退する。
「ピーターの法則」にも少し似た話が載っていた。宅配サービス会社の
配達係が信号待ちなどに悩まされない回り方を調べ上げ、独自に仕事の
時間を縮めた。彼は余った時間を喫茶店で読書して過ごしたため、解雇
されてしまったという。
しかし、彼が読んでいたのは、実は経営学の本で、新しい
仕事として自分で宅配サービス会社を始めた。すると、元の勤め先は競争に
負けて倒産したらしいw
オ
>>336 >多くの人は他人の創ったもので自分の成果を引き出そうとする。
独創的な人は、あんまり人の真似とか嫌ったりするものだと思うんですがね。
人と同じことをするというのは、兄弟でいえばお古をもらっているような感覚に
なったりして。
>先日、田原総一朗が某政治番組で「日本の社長には管理者が多く、経営者は
>少ない」と言っていた。
面白いことをいう人ですな。
確かに、日本と海外では社長の質は違うだろう。あんまりはっきりいうと怒られるでしょうが。
>上司は変革する素質のある部下を日陰に追いやる。
上司というのは、その組織で評価されて上ってきた人間だから、その組織が壊れることを恐れる場合
も多いんだろうな。だから躍起になって既存の体制(常識)を守る。
>実は経営学の本で、新しい
>仕事として自分で宅配サービス会社を始めた。
やはり、新しいことしやすい体制がないと、いくら独自にやりたいとか思っても、
誰も自信がもてないだろうと思いますな。今のままじゃ、よほど自信がある人しか
できない気がする。
>>340 リンク先を覗いてきた。
日本の庶民には国がなんとかしてくれる、会社がなんとかして
くれると、都合よく考える傾向が目立つ。成長時代の後遺症なのか?
あるいは、もっと古い背景があるのかもしれない。
やってくれるのが当たり前と言わんばかりに、なんの
遠慮もなく、相手に要求できる人のなんと多いことだろう!彼らは
勝手に人を頼りにし、自分の自主性のなさには気付かない。
登山者が遭難して救助活動が行われると、身内の者は感謝する
ばかりで、自分が救助隊や捜索の協力者に賃金を支払うことになるとは
予想しないらしい。
リンク先に引用された記事からも分かるが、自分で老後に備えなければ
ならないと考える日本人は少なさそうだ。
>>341 >日本の庶民には国がなんとかしてくれる、会社がなんとかして
うーむ、そうですな。
そういえば、前にもいったかもしれないが、日本人はよく海外でスリとかに
あうという話があったな。
例えば確かスペインでは外国人旅行者は常にパスポートとか
持たないといけないらしいが、日本人はあまりにも窃盗にあってパスポートをなくすので
日本人だけ特別扱いされてコピーでもいいことになってるとか。
こういうのはいかに日本人が楽観的で無用心かが分かる。
海外旅行とかいくのだから、日本ではそれなりに評価されている人たちのはずだが、そういう
人たちがこういう状態というのは、日本で評価されるのはやはりこういうタイプなのか
ということになりそうな。
まあ、日本は、保険大国とかいって保険とかは考えてますが、
しかしそもそも、保険というのは先のことを考える人が多い国
だったなら、そんなたくさんは必要ないものではなかろうか、とか思ったりはするが。
欧米は日本ほど保険に入らないらしいが。
・・・・しかし先のことを考えないというのは、例えば、男性などは中年くらいに
なったら家族から冷たがられるという話がよくありますが、
あれもそうかもしれませんな。
なんというか若い頃の状態がいつまでも続くと思っているというか。
若い頃の現場で優秀さの評価が中高年になってもいつまでもつ
づくと思っている。
そもそも日本は世界で一番中高年(男性も女性もだが)のイメージが
悪い国だと思うが、
オヤジギャグとかなんとかいわれるし。まあ、あれは失礼な気がするが。
これはちょっと日本人が精神的に中高年になっても発想が若い頃
と変わらないせいなのかもしれない。だからそれほど尊敬されないとか?
もっとも、それを評価する若者側にも同じように問題がありどっちもどっちだが。
そういえば、オヤジギャグというのは、失礼だが、意味としては「いってる事が
おもしろくない」という意味なんだろうな。
思想がないというか、人から聞いた事をなんのひねりもなくそのまま述べる。
マニュアルどうりというか、人の真似が好きな日本人らしいというか、
しかし、それでは何の面白みもないのだが。
>>342 まったく。
ルールが違い、しかもどう違うか十分に知らない異国へ平和ボケの
国内にいるときと同じ感覚で飛び込んでいく旅行者を見ると、ハラハラ
する。
事故や犯罪に巻き込まれたり、病気や金欠に見舞われる万一の
場合に多少でも備えたり、そのようなときに自力で切り抜ける心構えを
頭の片隅に留めておくくらいはする方がいいんじゃないかと思うが…
しかし、同行者やツアーコンダクターがいるから平気だと言う人もいる。
彼らは人任せの安心を勝手に信じ、すっかり大船に乗ったつもりでいる。
>>343-344 中高年になると、多くの人は社会に占めるポジションの変わる可能性が
狭められ、先が見えてしまった状態になるのかもしれない。「せいぜい
ここまで」というのが分かってしまい、本人も、周囲もその人の将来に
興味を失うのかもしれない。
人の敷いたレールを進んで成長することには限界があるように思う。
本来は人それぞれのやり方があるはずで、あまりにもレールに
適応しようとすると、己を殺しかねない。時には、自分でレールを敷く
つもりで大幅に変針しなければならないのではないか?しかし、決断は
日本人が苦手とするものだw
もはや成長せず、無用の長物に成り下がっている人が愛想を振りまいて
周囲に歓迎されようとする。これが正統的な「オヤジ」像だろうか?
滑稽で、どこか哀愁の漂うピエロのようだね。
>>345 そう・・・です。
やはり日本の常識は海外では非常識だろうし。
つまり日本の考え方は国内でしか通用しないのだが、世界共通のものだと思っている。
これはやはり海外の情報が入ってきにくい日本に問題があるのか・・・。メディアがもっと
開放的になればいいのですが・・。
>>346 まあ、中高年も日本の体制の被害者とも言えなくもないですが・・・。
日本というのは、組織ががっちりしすぎて改革がしづらいというか。
・・・・・・・
まあ、先のオヤジギャグというのも男性が言い出したことではなく、女性が言い出したことなん
ですがね。
女性というのは、男性という組織に属してないから客観的にものが言える。だから
その意見は参考になる場合もあるかもしれない。といっても、
ミーハー的な女性の意見はなんの参考にもならないと思いますが。
とにかく女性は男性がいくら生真面目に組織を構成しようとも「ばかじゃないかしら」といえたりする。
その意味で言えば、いっそのこと日本の指導者の2分の1くらいを外人とかにすれば面白いと
思いますが。組織に属してないから客観的にものがやれる。欧州あたりから。
そういえば「八人の対話」に「日本人に英雄は要らない」見たいな事が書いてありましたが、
あれは日本は英雄がいなくともやっていけるような制度になってるという意味かもしれませんな。
あくまで、会談当時の話ですが。
つまり、英雄的発想は海外の人が勝手にやってくれる、日本人はそれを真似ればいいんだみたいな。
日本は、あり(
>>14)でさえやってることもやってないと。集団で役割分担してる動物は少ないと思うんですが、
ありの例は貴重だな。
>>347 >まあ、中高年も日本の体制の被害者とも言えなくもないですが・・・。
かつて日本の企業には働けば働くほど評価する風潮があり、狂った
ように働くモーレツ社員もいた。しかし、専門知識が台頭し、重宝
される昨今、その人たちが不要な人材になっている例もあるようだ。
ルールが変わり、人の進むレールも改められ、古いレールを進んできた
人たちの一部(多数?)は落ちぶれた。そして、彼らが会社に
捧げた過去は返ってこない。
組織なり時流に合わせすぎると自分を失うことになるのだろう。
>>349 まあ、もっとも、悲惨なのは、真面目な中高年かもしれませんが・・・。
周りから言われて、そうせざるを得なかった場合なんかは。
日本の組織は自主性を尊重しませんから。
しかし、話は違いますが、人の評価というのでより問題なのは、東京とかよりも地方かも
しれませんな。
まあ、偏見かもしれませんが、東京などはどちらかといえば、いろんな地域から人が
来たりして価値観がばらばらなので保守的さは比較的なさそうな気がする。地元の人が組織で
動いているというより、ドーナツ化現象みたいなこともあって・・。
それに対し、地方とか、関西とかはまだ保守的でこっちのほうが問題があるのかもしれない。
なんというか、大阪なんかは、人材はでてくるようですが、例えば企業とかがあまり来ないというか
そういうことを知事なんかは言っていた気がするが。これはひょっとして大阪が保守的過ぎて
新しいことが始められにくいとかそういうことかもしれない、とか思ったりもしますが。
(まあ、会社だけが、いい指導者を示しているわけではありませんが、ひとつの指標として)
だから、東京でアンケートなどをとって統計とか出しても、それは日本全体をあらわしてないとか。
よくメディアなんかがやりますが。
そういえば、東京などにいそうな「オタク」などは、あれは面白い存在だと思いますが、なぜなら、組織ではなくて
自分ひとりで何かもくもくやるという意味では、なにか組織にとらわれないものを感じるというか。
しかしこのオタクというのは、東京にはたくさんいても、大阪には東京ほどいないような感じがしますが・・・。
これは、やはり関西などは許容性のなさが現れているのではなかろうかと思ったりもする。
>>348 >女性というのは、男性という組織に属してないから客観的にものが言える。だから
>その意見は参考になる場合もあるかもしれない。・・・
なるほど。女性はよその集団を眺めるように組織とその男性を
眺めるときがある、と。外国人を不審者として警戒したり、若者の
暴走を迷惑に感じるような視線かな。
すると、女性は組織に世間からどう見えているか教えたり、行儀の悪い
ところを注意することができそうだ(すでにしている?)。
>その意味で言えば、いっそのこと日本の指導者の2分の1くらいを外人とかにすれば面白いと
>思いますが。組織に属してないから客観的にものがやれる。欧州あたりから。
(以下引用省略)
日本社会の一様性はかつて中流意識と呼ばれる平等感を生み出した。
しかし、経済が落ち目になると、これという恩恵をもたらさなくなくなった。
むしろ、画一性として、弊害として存在する。なんとかならないものか。
>>350 今日までと違う明日が迫っていても、普通は気付かないというのも
ありそう。
>>351 地域と人々の特性について十分な知見があるわけではないので、適当に
言うと、勤務地と出身地や居住地との関係については大体その通りだと思う。
東京と大阪のどちらがより保守的かは判断が難しいが、東京の人は
かしこまり、大阪の人は地のままであることが多いように思う。
どうでもいいことだが、東京と大阪ではエスカレーターの乗り方が違う。
東京では、止まって乗る人は左側に寄り、急ぐ人は右側を通る。
大阪では逆だ。なにが違うのかなあw
>>352 オタクの人は(これもあまり知見があるわけではないが)私生活に
特徴があるのかもしれない。オタクに対する許容性=ひっそり
一事に没頭することに対する許容性だろうか…
で、またどうでもいいことだが、オタク向けの市場は拡大中らしいw
>>353 >女性は
まあ、女性みんなが良い評価するわけじゃないんですがね。
むしろ、男性の心理が分かってない女性が上に立つととんでもないことになるかも。
確かに、女性のほうが人間関係において優れているように見える。それは意見を
聞くべきだが。
例えば、ホームレスというのは男性より女性のほうが先に助けられるらしいし。
仕事ができないからと専業主夫も今のところは、あまり認められる社会にはない。
女性は、仕事ができなくとも専業主婦に遠慮なくなれるが。
その辺の男性の危機感も分かってもらわないと。
が、子供のころから優秀な男性などはそういう危機感はない人も多いかもしれませんな。
どこいってもやっていけるということで、自分が組織から放り出されるという考えを一度も持った
ことはないとか。
こういう人が上に立つととんでもないことになる。
こいういうのが、西郷の言っていた事かもしれませんな(
>>136)。
>>354 まあ、大阪にも東京にもいい面と悪い面はあると思うんですが。
しかし、女性の評価は東京の男性の方が上のようですな。
大阪は、女性専用車両とかすぐ作られるし、これは女性の男性に対する評価か?
僕は、男性差別とか嫌いだが、それはおいといて考えると、大阪は女性から見ると
男性のイメージが悪いらしい。
これは男性個々の問題というより、やはり体制の問題といえるか・・。
>東京と大阪ではエスカレーターの乗り方が違う。
うーむ、人間には右脳と左脳の働きは違うらしいが、その辺と関係あるの
かなあ。
東京人と大阪人は別の脳を使っていると。
そういえば、地方の役所とかは、けっこう不正に税金を使っているというニュースがあるが、
これも指導者の評価が違いかなあ。外人に貢いでたとか。ちょっと額が。
それと地方というのは、節約がしにくて不利なんじゃなかろうか、なぜなら人間関係に
お金がかかりすぎる気がする。
しかし、(現場で)優秀で保守的な人々は、伝統とか言ってこれを変えようとしないが・・。
大阪の財政難もこのあたりのところが原因かもしれない。
358 :
名無しさん@あたっかー:2005/12/08(木) 17:05:53
そもそも日本の管理職は、今までの御褒美人事の成れの果て。管理といっても人の管理で、業務に関する意思決定権は皆無のお飾り人事です。
部下でMBAなんぞ目指そうものなら、必至で潰そうとするし、早々に本社から地方支社に転勤させる悪行の数々。
結局、本社にいても夜間のMBAより、BBTなどの通信制に行っていた方が良かったと思うやつが多すぎる。
俺の周りには在京MBAに入学したものの転勤させられ卒業できなかった人が多いことか。
所詮、日本の一般企業はこんなもんよ。
359 :
名無しさん@あたっかー:2005/12/10(土) 20:52:29
現場のスペシャリストを向いてない管理職として重用するからおかしくなる。
スペシャリストをスペシャリストのままに自由にさせる風潮がないからね。
まあ、本当に「できる」管理職や経営者が少ないということかもね。
>>355 目的が支配する、あるいは多機能な社会では職能が人の顔であり、それ
以外のもの、たとえば性は私人に属するのではないか?そして、任務は
性の区別とは無関係に存在するのではないか?
なのに、現行の制度は女性に伝統的な役割を果たす(育児や介護に
従事する)ことを求めているようだ。
女性には社会で継続的に働く機会、また学習したり、経験を積む機会が
十分に与えられていない。もし、それが与えられれば、彼女たちは
組織人や専門家になれるし、活躍するだろう。
すべての女性が仕事を通じ、社会で活躍する資質を備えているわけでは
ないだろうが、同じことは男性についても言える。逆に、管理職や
指導者に適した女性も少なからずいるはずだ。
>例えば、ホームレスというのは男性より女性のほうが先に助けられるらしいし。
>仕事ができないからと専業主夫も今のところは、あまり認められる社会にはない。
>女性は、仕事ができなくとも専業主婦に遠慮なくなれるが。
両性を差別待遇する社会の伝統は根拠薄弱になりつつあるが、まだ
相当にしぶといのかもしれない。
361 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/12/13(火) 22:38:07
>>358 その管理職は己を守るためなら平気で組織を破壊するだろうね。
というか、人材という人材を潰していくことで破壊している最中か…
しかし、いつか自分以上に恥知らずで、非道な人物に潰されそうだ。
不正を働く者ほど有利になる状況が生じてしまうのは集団の陥りがちな
病気だと思う。
362 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/12/13(火) 22:39:17
>>359 スペシャリストには、よそに移らないで欲しいという気持ちを
込めて高給で待遇すればいいのにね。
大体、スペシャリストというのはその仕事が好きなのであって
出世しようとガツガツしているわけではない。
>>358 日本は、人間関係が、がっちりしすぎてますからな。
とにかく、何かをやろうと思ったら、それが個人的なことでも
みんながかかわって動かないといけないとかいうのがある。
こういうのに抵抗できるのがわがままな人間なんでしょうけど、
逆に真面目な人間は悲惨になる。
>>359 そうです。合理的に考えると、なぜ現場が得意な人間がわざわざ苦手な
指導をやるのか、ということで。
>>360 女性もおもしろいことを言っている人もいますからな。
女性も向いてそうにない女性ばかりが評価されてイメージが悪くなるのかも
しれませんが。
>両性を差別待遇
まあ、男性の意見としては
「女性はわざわざ必死に仕事で地位を築かなくても生きていくには困らないではないか。
だから別に無理して仕事やる必要はない。しかし男性は違う。仕事で評価されないと生活できなくなる。
だから、女性が男性の仕事を奪うのは男性の生活を奪うのと同じ(女性が男性に奪われてもなんとも
ないが)」
ということになるか。
まあ、男性にしろ、女性にしろ扱いが同じにならないとそうなってしまいますな。
だから、だから保守的なままの組織に、女性進出が混ざり合うと確かに男性などは悲惨なことになり
かねない。オタクみたいのを認めないような組織(地域)などはそうなってしまうのかも。
・・・・・・・・・・
しかしやはり、日本という国は節約がしにくいから、生活が豊かでないのだろうかな。
日本は経済大国とか言っているが、実際日本国民の実感としては(少なくとも今までは)そんな
感じはしなかったようだし。
これは、せっかく給料とか稼いでも人間関係とかにやたら使ってしまうからに違いない。
例えば公務員などは給料は安いといっている。客観的に見れば安くはない。が、人間関係
などでお金を使ってしまうからそうなるのか。サラリーマンで言う付き合いとか?
その点オタクなどは、どうかということで、これはどちらかというと、節約しやすいタイプなの
ではないか。人間関係は、浅そうだし、趣味なら自由に節約できるし。
そもそも節約できる社会ではないと、能力主義などうまくはいかなだろう。節約できるから貧乏でも
何とかやっていけるわけで。日本は貧乏でも人間関係でやたらお金を使わないといけないから今のままで
能力主義をやると悲惨になるかも。
それにしても今ままで日本組織はなあ・・・・・今の自殺率を見ると中高年が多い。
追い込まれるような組織作りをしてないかと、若者などが疑問を持つのは当然で。
他国と比較すると他国は、自殺は高齢になってからが多いそうだが、日本は中年になると
将来に絶望する国なのか。
健康という原因もなあ。他国は絶望してないわけだし、日本はどこかおかしいというか。
367 :
名無しさん@あたっかー:2005/12/25(日) 18:14:19
トクUさんクールさんこんばんは。非常に考えさせられる展開、楽しく読ませていただきました。
このテーマを語るには、やや脱線しながらとなるかも知れませんが、参加してみたいと思います。色々ご教授ください。
この時代、社会に希望と絶望を同時に持ちつつ今を生きております。直近のやり取りを拝見しますと、女性が男性社会へ、
若手が中高年へ、まさにパイの取り合いに見受けられます。ドロップアウトする者、新たなイノベーションを起こす者、社会全体でふるいにかけられている。
要は試されていると感じます。
これはテーマについても感じます。指導者・管理者とは、板についてくるものなのか、成りうるべくしてなるものなのか・・・
自分より環境の変化が早い場合、遅い場合、
適応についても、都市部と地方では感じ方が違うでしょうね。
オタクに例えるなら、アキバ、日本橋、地方に行くと通販なのでしょうか・・?規模によるんでしょうか・・・?触れられる環境・文化によっても成長の程度が違うのでしょうか・・・?
あるべき姿を創造するとき、「世界に通用するには」なのか、「今の日本を考えると」なのか、「この業界では」なのか、「この会社では」なのか、「この地域では」なのか、
色々考えてしまいます。。
何だか独り言みたいになっちゃったけど、、また来ます。
>>356,
>>364 女性が特別視され、あるいはイレギュラーな存在とされるのは、社会が
迷信のようなものを脱し切っていないからだと思う。この迷信はいかに
正当化しようとも合理的でない。
迷信は、一概に男性に有利であるとも、女性に有利であるとも言えない。
ただ、さまざまな制度がそれに従うように強制しているのは確かだ。
社会は一見進歩して見えるが、案外古臭い部分もあるw
ついでに言うと、男性は外で、女性は家で働くことが一律に決められて
いるというのは適材適所の原則に反する。ここでも人事は
形式主義に陥っていると言える。
>>357 >大阪の財政難もこのあたりのところが原因かもしれない。
こんな本も出ているようだw
「大阪破産」吉富有治(著)
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433493367X/
>>365 仕事を終えたサラリーマンが連れ立って居酒屋にいる
光景は日本的なものらしい。これは、職場というものを単に収入を得る
場所というよりも自分の係わる社会と捉える日本人の感覚をよく表している。
この感覚には功罪いずれの面もあると思う(付き合いが多くて煩わしく
なりがちなのも確か)。
>>366 自殺にはさまざまな原因があるだろうが、うつ病との関係も深いようだ。
現代の社会はストレスが溜まりやすいのかも。
370 :
クール ◆YTJqjZKgIw :2005/12/27(火) 19:38:04
>>367 確かに、なにを競っているのか、なにがルールなのか、どのような
成果を収めなければならないのかはすっかり分からなくなってきた。
たとえば、雇用の変化には古い秩序の崩壊が見られる。組織や
社会、人間関係が変わりつつあるようだが、この後に新しい秩序が
現れるのか、ひたすら無秩序になっていくのかまだ分からない。
崩壊し始めた秩序を当てにしていると、それと心中する羽目になるかも
しれない。変化の時代には新しいことに乗り出す者に追い風が吹く。
しかし、新しいこととはなんなのか?それはこの時代を生きる者が
自ら模索して見つけなければならないのだと思う。
>このテーマを語るには、やや脱線しながらとなるかも知れませんが、参加してみたいと思います。色々ご教授ください。
自由に、面白く行こう。
>>367 >色々ご教授くだ
僕などは別にたいしたこと、言ってるわけではありませんが、参加はむろ
ん歓迎です。
>社会に希望と絶望を同時に持ちつつ
確かにそういう社会になってますな。
これがいいのか悪いのか・・・・しかし、日本というのはどうも偏ってしまう社会で
その点がだめなところで、体制を同じにしても欧米のようにバランスよく行かない。
偏るだけならどっち方向に行こうがおそらく同じ事になるのでこの点を変えないと。
今も偏りそうですから・・・・。
>適応についても、都市部と地方では感じ方が違うでしょうね。
なんというか、やはり地元の力が強すぎると変化が少ないですな。
都市部は、他の地域からいろんな人がくるからいいんですけど。
>>368 やはり日本では特に男性も女性も、不向きなことを不向きな人が無理やりやるから、
男女ともイメージがどんどん悪くなるんでしょうな。
しかし本人たちはまったく気づかないようで変わろうとしないんだが。
不向きな男女が(勘違いして)やっているためそうなってしまう。それが(現場で)優秀な人に
かなり多いというのが、このスレの課題ですが。
>大阪破産
そういう本があるんですか。以前テレビだったか、素人が見ても大阪は無駄な建物を建ててい
るというのがあったんですが、これはちょっとずれてるんじゃないかと思ったりも
しましたが。
それを計画する人は、上のほうの人でおそらく優秀な人のはずでしょうし、難しい試験も
うけて、認められて地位を上げていった人たちだろう。しかしやはりそういう評価は
指導とはなんの関係ないのかなと思ったりする。下っ端の公務員がやったほうがまだましか
もしれない。
>>369 欧米人なら、付き合いで必要な人と必要でない人という感じで正直に考えそうですが・・。
だから、楽で節約もしやすそうな。
かといって、日本より非情というわけではなく、新しい人が来るとすぐ歓迎したりしそう。
日本は新しい人はすぐ警戒するんですがね。
付き合いを考えると日本は、下手すると、地位が上がればあがるほど損をするような印象が
ありそうで、なんというか、給料は上がっても使えるお金や時間が減って行きそうな感じか。
それでフリーターとかが増える原因になってるんでしょう。
これは、真面目な人間ほど必要ない付き合いを断れないという感じになりかねず、やはり
わががまな人のほうが有利というか。
>自殺にはさまざまな原因があるだろうが、うつ病との
まあ、一番の原因が健康となってますがね。しかし確かにうつが発端かもしれないが。
問題はなぜそれが起るか・・。
欧米は、例えば牛肉を日本ほど恐れないようで、日本だけなんですね。牛肉問題でこれほど
神経質になってるのは。
つまり日本は、病気やけがにかかったら他国より恐怖が増大する国なのかもしれませんな。
それは、日本の病人の扱いがおかしいとか、病人になってもそれを癒すものが少ないとかがある
かもしれない。どちみち日本は、なにかがおかしいんですが。
日本は言ってみれば、江戸時代で言う、えた、非人、主義なのだ。
一般人が農民で、「もっと下が、いるからお前たちは我慢すべきだ」という感じで。
もっと苦しい思いをしている人がいるじゃないか、だから耐えるべきだ
とかいう。
問題はもちろんそんなところにあるのではなく、苦しいのは、体制そのものに
問題があるのは分かりきっているのだが、農民は下ばかりを見て、体制を変え
ようとはなかなかいわないと。
375 :
名無しさん@あたっかー:2006/01/11(水) 22:43:11
プレイヤーとして一流、マネージャーとしても一流なら球界でいえば
野村克也、古田敦也だね。経済界でいえば堀江貴文かな。球界の二人
は監督兼選手。つまりプレーヤーとして結果を出す率先垂範でないと
マネージメントは覚束ないということ。「なんだ、能書きばかりで・・・」
と言われたら返す言葉がない。堀江は自ら企画、製作、営業まで独りで
やっていた。結論からいえば、プレーヤー時代からマルチにやれてた人間
しかマネージメントはできないということ。
・・・・・・・
日本は平均寿命が、最長とか言って喜んでいる場合じゃないな。
絶望の状態で死ぬんなら、数年後に死のうが数年前に死のうが同じこ
とではないか。
多少短い欧米の方がはるかに有意義な人生を歩んでいるし。
だいたい仙人でもない限り、人間はみんな死ぬことになってるんだから、
今更、死ぬこと自体を不幸だといっても仕方がなく・・・。
だいたい日本は、真面目な人間の不幸な死亡率が、わがまま人間の死亡率に比べ多めなん
じゃなかろうか。
普通は、わがままな人間は軽率な行動で、死亡率が高まったりするんだが。
(それが言いか悪いかということではなく)。これは金持ちかどうかとは関係がないことで。
日本はやはりマッカーサー見たいな指導者が常に必要な国かもしれないな。
余裕がない日本人では、単にパイの取り合いをやってるだけで、日本人全体が良くなるような
体制を考える人が少ないというか。
そこで欧人などの指導者をたくさんいれられればなあ(もちろん、外人がみんな良いということではない)。
>>375 まあ、確かに両刀使いはいるでしょうが。
むろん両刀使いならそれに越したことはないし、歴史的にも実際文句ない人もいたはず。
まあ、日本は確かに、指導ができるかどうかはともかく、現場で活躍した人でないと周りが納得しないと
いうのがある。
しかし、優秀な人は、その人物たちはそうではないと思うが、どうも偏った思想を
しがちの人が多いというというか。
そういえば野球で言えば、前オリックスの監督の仰木監督は、選手としてはさほどではなかった
ようですな。後、バレンタイン監督も。まあ、いろんなタイプがいるということだな。
日本人は真面目というのはなあ、やはりドイツを見ると違う気がする。
ドイツも真面目な国といわれてるが、例えばドイツの労働時間は先進国一短い。
これは真面目さを考えれば当然こうなるはずである(常に気を抜くようなわがままな
人間の方が長時間労働は有利だろうし)。
日本は要するに、形だけ真面目になっている国。現に組織から出ると、例えば
消費者側になると、とたんに態度が悪くなってしまう。これは要するに組織では単に抑え
られて形だけ真面目になっていることの証明だろう。
海外の国々も日本人が本当に真面目としてる国はないのではないだろうか。
後、交通事故で歩行者も責任を取るという形をとっている(これは個人の真面目さを考え
ると納得はできるだろう)。
日本もドイツも戦争をしてきた国だが、なぜかぜんぜん違う。
まあ、ドイツは、失業者は多いけれど、これは東西に分かれていたせいだろう。
(ちなみに、真面目に戦争の責任を取れとかそういうことを真似ろということではない)
関係ない話だが、妄想の話で
メディアが国民をある程度操作できる方法とかがあるもんなのかなと思うことがある。
あるとすれば、人選をやるとかか。人選といっても下のほうの人選ではなく、
上のほうだけの人選。ただしその人選を指示する人はメディアとか表には出
ない隠れた人だろう。(表に出る人は、陰謀という点だけを考えるとさほど問題はない)
上の方の人選といっても、その選ばれた上の人自身が陰謀とは関係はなく、あくまで本人も分
からず動いている。
後、創作(ドラマ化?)ものを、巷から選んでくることもあるかもしれない。
(昔、中国系の女性などが、日本を動かしているのではないか、と妄想したこと
があるが)。
むろん指導者が陰謀で選ばれているというのは妄想ではあり、99%はない話だとは
思うが。
話を戻すが、
そもそも優秀さというだけでは、周りの人間にとってメリットはない。
だから、優秀というだけで自分が好かれるはず、と思っているとしたら
間違いだろうな。
しかし、面白いことをいう人は、周りの人間にはメリットはあるかもしれない。
よく、中年あたりの夫婦で、「夫はお金だけ持ってくればいいのよ」みたいな状態になっている場合、
「夫は優秀でお金だけは持ってくるが、実につまらない人間」、ということでこれがあてはまる
のかもしれない。判断が間違っていたのかといまさら妻が思っていたりする。
もっとも、家族が夫にひどい扱いをしている場合は、事情が違うが。
・・・・・・・
しかし、優秀さというのは、日本は偏った性格の人が多いな。
緊張感はあるが、許容性がまったくない人物か、逆に異常に楽観的過ぎる人物かのどちらかである。
だいたいこの2タイプが8割以上を占めているというか。
こういうのはおそらく、ハングリー精神が偏っている証拠なのかもしれない。
もちろんハングリー精神がない人物もそうかもしれないが、
すべてにおいてハングリー精神を持っている人物も、日本では逆に(現場で)優秀にはなりにく
いということか。
日本ではハングリー精神の持ち主が優秀になるのではなく、偏っているハングリー精神の持ち主が
優秀になる、という法則でも成り立ちそうだな。
日本では緊張感があるが許容性がまったくない人物か、逆に緊張感がまったくなさ過ぎて(周りまで力
が抜けそうな)タイプがなぜか目立って表面にでている(それがいいか悪いかということではないが)。
サッカーが上手くてもダメなんだよ。
私の場合はね。
ん?
サッカーはうまいが、他のとりえはないということですか?
まあ、それは、ようするに、人間の向き不向きを表しているわけで。
一つでも上手ならなんとかなる、というのが社会ですが。
しかし、日本は、取り柄でも参謀みたいなタイプだけは許容しないので
ダメということになって困りもんですが。
>>381のつづき
しかし、この2タイプの人間(主に指導者)両方に囲まれている真面目な人は
まずいな。
片方だけならまだ何とかなるかもしれないが(これもハングリー精神が偏っているというこ
とだろう)両方だとなあ。
緊張感だけがあっても、楽観的な人物で役に立たなくなる。それで後に、残るのは単に許容性がない
人物ということだけで。
楽観的な人物というのは、感情的というか、すぐ反応するので反射神経は良いといえるので、
現場では優秀。で、その現場優秀をもっとも評価する国が日本なので、こういう人物は前面
に出るのは今の日本ではどうしようもない。
この2者に挟まれてる真面目な人間は能力を発揮できないだろう。自主性も緊張感もないとなると。
やはり人間の能力は運だな。
人間の能力の全体の9割がたは、どのような人物が周りにいたかで決まる。
まあ、しかし、自分でもなんか偉そうに書いてますが、
ただの素人が、こういうこと書いてもたいした意味も
ない気はするが。
まあ、2ちゃんだからいいか。
ドイツ人は節約好きという。
節約というのは自主的な真面目さを表す象徴でしょうな。
これは言われてやるものではないし。
日本は節約という考えは少ない気がする。
まあ、スーパーとかで節約はするが、その程度だし。
節約しないので、長時間働かざるをえないという感じになっているというか。
ドイツ人なら、長時間働くぐらいなら、質素な生活したほうが良いという
考え方らしい(まあ、必要なことには使うでしょうが)。
ドイツ人は自主的な真面目さを重視する国で、日本人は強制的な真面目さを
重視する国というか。
許容性がない人だけがいる人の下で育った人はその指導者と同じような性格になり、
楽観的な人の下にいた人も似たような(楽観的な)性格になる。
しかし、その両方に挟まれた環境にいた人は、どちらの性格にもなりにくい気がする。
これは必然的な物理現象というか、運というか当然のことというか。
しかし、日本というのは、他国より苦労する国なのは確かで、どんなわがままな人間でさえ
感動ドキュメンタリーみたいになってしまう気がするな。
なんと言うか、おとぎ話に出てくるみたいな感じだが。
ある意味、日本中ののだれを取り上げても苦労話は出てくると思うのでそういうのはキリがない
というか。そういうのに、他者が感動してもキリがない。
それだけで世間が人物を判断してもなあ。
あの発明家が米ではともかく日本で大して評価受けなかったのも「みんな大変な思いしてるんだ」
とかいう意見があったんだろう。まあ、分からなくはないが。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
つまり、あの発明家を例にしてあげると、成功は周りの人の助けがあったからだ、
というのが日本人の全体の判断ですな。
企業が研究の場を提供したからうまく行ったんだという・・・。
つまり、これは発明家に限ったことではなく、「成功」そのものが周りの人間のおかげという
日本人の考えがあるということになるな。
(しかし、なぜかそれを直接的にいわないが。)
とにかく、欧米では普通の人がする苦労が、日本ではわがままな人間でもしてしまうと
いうことは。
日本は、わがままな人間が「自分が普通なんだ」と思ってしまう環境だということですな。
わがままな人間でも感動ドキュメンタリーが起ってしまう。
まあ、感動など作り話ならともかく、現実社会に感動がそれほど重要なのかと思ってしまうが。
いや、感動はむしろ大いにすべきで重要なことだが、それで人間の評価が
捻じ曲がっている気がするということで・・・。
関係ない話だが、日本はやっぱり土地の値段を下げるべきだな。
素人の私の計算では、土地が下がることで日本はかなり良くなるはず。
まあ、上にある建物に関しては、人間の労働が関わっているので簡単に下げるわけにはいかな
いだろうが、土地自体は労働は何の関係もない。
こういう生活上必須なもので、労働が関係なのものを高くしていいものかどうか。
海外では(イギリスなど)、「土地は共有」という思想もあるというが。
そういえば司馬遼太郎氏も「土地国有論」という中身はよく知らないが、そういうことを
いっていたという。
ぜひ、何とかすべきだな。なぜ高いのかも調べるべきだ。
394 :
名無しさん@あたっかー:2006/05/14(日) 18:10:17
395 :
トクU:2006/06/07(水) 22:39:59
お、上げてくれたのか。
396 :
トクU:2006/06/07(水) 22:41:21
そもそも土地は、使ってこそ価値があるから、なんなら極端な話、使ってない土
地はすべて没収し国民に安く提供するぐらいは、しても良いくらいだ。
労働と関係なく、価格が高くなるものは株とかいろいろあるかもしれないが、土地は
生活必需品だからな。
株などは、買いたくなければ買わなければいいだけの話だが、
土地代は強制的にすべての国民は払わない(買わないと)といけない。間接的にも必ず払っている。
一人ならまだしも家族ができれば必然的に大きな家にすまないといけないし。強制である。
こういうのが、高い状態で上下するのはどうか。
397 :
トクU:2006/06/07(水) 22:51:26
しかし、ぜんぜん関係ないが、行列ができる店というのに、最近、疑問点をもっているんだが。
つまり行列ができる店というのに、料理店とかがあるが、
例えば、50人の収容人数で、100人の客が来れば50人は並ぶことになる。
しかし、それなら単純に考えれば100人収容できれば行列はできないはず。
まあ、事はそう単純ではない(並んでも食べるという人がいるわけだし)が。
しかし例えばマクドナルドは店外まではみ出して長蛇の列ができるイメージはないが、それは店舗数が
多いからではないか。
例えば、全国にあるから、わざわざ地方から、都市部にある店に来るということは客はしない。
が、都市部にしかない店なら地方からくるだろうな。
まあ、長蛇の列が来るのはうまいからには違いない。全国店に匹敵する味なんだろう。
しかし、不思議なことに、マックのような全国店より、店が少ない行列店のほうが人間は味が上だと心理的に
思うのはどうだろう。行列の長い方が上という心理効果だな。客の数は、圧倒的に全国店が上でも。
これは、その店の経営者の性格で、行列ができたら店を増やすか、無視してそのままにしとくかという
場合があるんだろう。マクドは前者だな。
ただの素人の意見だが。
土地は、累進課税みたいにするとか。
つまり、人1人に対し一定の土地までなら、料金は格段に低くする。
しかし、それ以上持つと贅沢品として値段を上げる。
累進課料というべきか。
うう・・餓死する・・ポテト・・・。
それで、行列の話で、最近、年商などというのがよく言われるが、
料理店の評価だけは年商ではない気がするな。
あくまで行列とか、店が客で一杯だとかという事で評価が決まる。
大きさではない。
これは製品とか物の評価の場合と違うな。
物の場合は年商で、例えば工場なんかが小さかったら、その生産能力
限界でいくら売れようが(つまり、料理店では行列に当たるだろうが)ただの
中小企業という評価だったりするし。
おいしい、というのも、工場なら、製品が優れているということになろうが、
工場なら例えどんなに優れていても全国的に売れないとあまり評価されないだろう。
しかし料理店は違う。そういう扱いは受けない。
私は、大企業のほうが上だとか言う事をまったく思わないタイプだがこの差は
不思議だな。
これはやはり、世間が外観で分かりやすいか分かりにくいかで評価が変わって
来るんだろう。世間は、そもそも表面でしか物を見ないからな。
もちろん料理店もわざと行列を減らしたり、金持しか行かないような店なら
話が別だが。
まあ、外食より、そこら辺のスーパーの料理で
満足するような味のセンスがまったく分かってない素人が言ってもしょうが
ないんだが。
すべて、いい味だろうという前提で物を言ってるわけで。
どうもわからんなあ・・まあいいか。
まったく関係ない話だが、
最近在日とかで問題になっているが・・・・・。
在日外国人と日本人が何にしろ経済にしろ友好になるためには、1つに、
在日外国人はやたら日本名に改名するのはやめた(禁止した)ほうが良いので
はなかろうかと思ったりするな。
これはトラブルの元で、ただでさえ、日本人と区分けが付かないのに、これで
改名してしまったら、文化の違いでトラブルが起こってしまうのではないか。
つまり、例えば、日本人が欧米人となぜ仲がいいというと、これはすぐ外人と分かるからではなかろうか。
その人物が、日本では非常識なことをしても「知らないからだろう」となるだけである。
しかし、中韓人で、しかも改名してしまうと、日本人とまったく区分けが付かず、もはやこういう扱いは受けな
くなってしまう。
だから改名してしまうとトラブルが発生しやすい。
ということで、改名はやめた(禁止した)方が良いのではと思うのだが。
何か、中韓人は改名するイメージがある。欧米人はしないと思うが。
改名しないほうがメリットのほうが多いと思うんだがなあ。
ようするに改名禁止の法律を作ったほうが良いのではなかろうか(形だけでなく)。
まあ、外人とか分かるような改名ならあれだが。
また外人が孤立するのは、同国民が日本のどこにいる分からないからで
もあるのではなかろうか。
まあ、予想に反してさほど改名してないかもしれないが。
どうも行列の話は下らないことを書いてしまった気がする。
まあ、なかったことにしよう。
それで改名というのは法律はあるが、2ちゃんのコピペとか見るとすぐ
改名出来るんではと思ってしまうが・・・。
帰化とかもなあ。簡単に出来るんだろうか。
欧米人なら、帰化しても日本の漢字名に改名するとかあまり聞かないな。あっても当て字
とかだな。普通は、変えるメリットはないんだろう。
改名したほうが、良いことはないと思うが。
何か素人が馬鹿なこと言ってるような気がするが、まあ素人だからいいだろう。
408 :
名無しさん@あたっかー:2006/09/24(日) 23:12:34
υ
409 :
名無しさん@あたっかー:2006/09/29(金) 03:24:21
>>366 自殺率が多いのは、社員が企業内だけでしか価値観を得ていないことが大きいんじゃないかな。会社をやめても他じゃ通用しないし。
最近MBA修了してネットワークが広がったので、第2の人生も考える余裕ができるようになって、随分考え方が変わった。会社に対しても言うことは言うし、人間らしくなった。救われた感じがする。
410 :
名無しさん@あたっかー:2007/04/20(金) 15:00:56
411 :
名無しさん@あたっかー:2007/06/03(日) 23:43:29
路上、「車内・企業の社有車内も絶対禁煙!!」
喫煙者は、「許可された場所のみ喫煙可」「後始末の義務化」
条例を作ってくれ!
「喫煙場所」も作るなら、併せて「禁煙場所」も作れ〜!
煙くて溜まらん!!
もちろんそうよ