2 :
ピースメーカー人斬り抜刀斎 ◆WxMeOa04G6 :03/11/30 20:41
取りたくないけどシュシュッと2ゲット
3 :
おまんこ女学院理事会 ◆bNX30yExpI :03/11/30 20:41
おまんこ女学院
人斬り抜刀斎、参上つかまつりーっ!
うむ。
ドジなメイドさん、ハァハァ…。
7 :
Mr.名無しさん:03/11/30 20:50
|!i| ||| |i||!|i|i|||| ||i
i!| _| ̄|○ グ・・・グアアア!!
★典型的な正統派メイド服
頭飾り:
Head-dress
("Katjusha","White-brim")
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,ィ^!^!^!ヽ,
,/゙レ'゙´ ̄`゙'ヽ
襟:. i[》《]iノノノ )))〉 半袖: Puff sleeve
Flat collar. l| |(リ〈i:} i:} || .長袖: Leg of mutton sleeve
(Shirt collar.) l| |!ゝ'' ー_/! / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /::El〔X〕lヨ⌒ヽ、
衣服: (:::::El:::::::lヨ:::::::::::i 袖口: Cuffs (Buttoned cuffs)
One-piece dress /::∧~~~~ヽ;ノヾ;::\_, / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /:_/ )、_,,〈__`<´。,ゝ
_∠゚_/ ,;i'`〜〜''j;:::: ̄´ゞ''’\_ スカート: Long flared skirt
エプロン: `つノ /j゙ 'j;:::\:::::::::;/´::|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Apron dress /;i' 'j;::::::::\/ ::::;/
(Pinafore dress) /;i' :j;:ヽ:::/ ;;r'´ アンダースカート: Petticoat
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /;i' ,j゙::ヽ/::;r'´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/;i'_,,_,,_,,_,,_,_,_,_,i゙::::;/ /
浅靴: Pumps ヽ、:::::::::::::::::::::::__;r'´;/ \ 下着: (*ノДノ)
ブーツ: Lace-up boots `├‐i〜ーヘ,-ヘ'´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ i⌒i.'~j fj⌒j \ Knee (high) socks
\ 靴下: Garterbelt & Stocking
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
9 :
Mr.名無しさん:03/11/30 20:52
メイドいいよな
言う事聞く女くれ
>>8 俺はこういうのを見ていつも思うんだけど
何で肩の所は膨らんでるのかと。
膨らんでるほうが動かしやすいって事かな?
11 :
Mr.名無しさん:03/11/30 20:56
職歴長いメイドはやだな
初心者がいい
12 :
Mr.名無しさん:03/11/30 20:57
メイドの定年は35歳!!
髪の毛は軽く束ねた感じのをキボンヌ。
14 :
Mr.名無しさん:03/11/30 21:01
男ばっかのメイドとその主がセックスしまくるホモゲー作ったら意外と売れると思う。
コッペリア
頼子さん!
>>16 下級生キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!
……ショタなメイドくんなら…買うな、俺は。
こ、こんな感じか??
ショタメイド 「ご、ご主人様…ボクの料理、おいしいですか?」
ご主人様 「…………お、おまえ自身を食ってやるーー!ぐわああ!!」
ショタメイド 「きゃぁあ!?ボクは食べ物じゃないですよーっ!」
ご主人様 「どうでもよい!!その服を脱げ!!今すぐ脱げ!!ぐわああ!!」
ショタメイド 「ぬ、脱ぎませんっっ!」
ご主人様 「ショボーン(´・ω・`)」
おまえ。いきなりバッドエンドじゃないか・・・。
>>21 た、食べるとはいわないから、せめてなめるだけでもハァハァ
24 :
Mr.名無しさん:03/11/30 21:27
だめだーメイドさんは2人いないとだめだー
先輩はちょい意地悪そうで男好きそうだけど実は経験少なめ
新人はドジっ娘で男性経験皆無
これはゆずれねー
俺のメイドさんを書いてみよう・・・。
朝、
「ご主人様。起きてくださいな」
と言いながら俺の頬を両手でむにゅむにゅするメイドさん・・・。
最高だ・・・( ´ー`)y-~~
26 :
Mr.名無しさん:03/11/30 21:29
素朴な疑問だが、現実にメイドさんっているのか?
29 :
Mr.名無しさん:03/11/30 21:32
>>26 昔同級生に「爺や」がいる女は実際にいた。
メイドも探せばいそうだ。
30 :
Mr.名無しさん:03/11/30 21:33
現代のメイドさん=家政婦?
爺や!?
( д ) ゚ ゚
そいつはスゲェ…
33 :
Mr.名無しさん:03/11/30 21:36
どっかのデリヘルがメイドさんプレイとか考えてくれないかなぁ。
爺やってことは、執事か
…すでにメイドさんも一緒にいたりしてな
>>33 デリヘルか。なるほど…。
思わず頼んじゃいそうだ…ハァハァ…。
9時から24時まで、15時間だと
1時間15,000円で225,000円か…。
メイド服が何着も買える…。
36 :
Mr.名無しさん:03/11/30 21:48
>>33 メイドのメの字も知らないDQN女に
棒読みで「ご主人様ー」って言われても嬉しくないだろ・・・。
お、俺は大事な事を忘れていた…。
38 :
Mr.名無しさん:03/11/30 21:52
漏れが小さい頃、中南米に住んでたときにはメイドがいた。
貧富の差が大きい国だと給金も安いから結構普通に家政婦とか雇うんで。
太ったおばさんで漏れと妹を抱えあげられる位のすんごい人だったけど。
メイドと一言で言っても琥珀さんみたいなのとは限らないんだぞ。
40 :
Mr.名無しさん:03/11/30 21:54
自分でメイド服着てハァハァしてるヤシいる?
>>38 それよりもだ。オマイはどんな人生を送っていたのかと。
まぁ「メイド」と「メイドさん」は違うという事にしてやってくれ。
メイドさんの着てるような、フリルのついたエプロンを着てみたことはある。
後姿を鏡で楽しんだ。
43 :
Mr.名無しさん:03/11/30 21:56
っていうか頼めばメイド服着て「ご主人様♪」って言って
くれるような洒落っ気の判る彼女又は結婚相手が欲しい。
>>40 したことないねぇ。
あれ一式、幾らぐらいするんだろう。
45 :
Mr.名無しさん:03/11/30 21:57
メイドが戦う漫画が合ったが、結構面白い。その漫画。
46 :
Mr.名無しさん:03/11/30 21:58
演技なんてやだー
本気でメイドやってくれないとやだー
最初は俺のこと嫌いでだんだん心開いていくんじゃないとやだー
>>45 なんだかこわいぞw
泥棒を退治してくれそうだが。
48 :
Mr.名無しさん:03/11/30 22:00
∧_∧
( ;´∀`) チンコ立ってきた
人 Y /
( ヽ )ノ
(_)_)
50 :
Mr.名無しさん:03/11/30 22:02
>>46 どうやったらそんなシチュエーションが現実に存在するのかと小一時間 (ry
>>50 妄想で、いいじゃないw
>>1もそういうことだし。
まぁ、俺が妄想しっぱなしなわけですが。
53 :
Mr.名無しさん:03/11/30 22:05
>>49 マッチョなメイドさんを想像してみるがいい
54 :
Mr.名無しさん:03/11/30 22:06
>>53 ∧_∧
( ; ゚Д゚) …。
人 Y /
( ヽ )ノ
(_)_)
56 :
Mr.名無しさん:03/11/30 22:07
メイドさんは休みが少なくないとだめだー
仕事中なのに俺と抜け出す背徳感がないとだめだー
57 :
Mr.名無しさん:03/11/30 22:08
ミニスカ派の俺は邪道
風の強い日、飛ばされそうになってる洗濯物を必死に抑えて
スカートがめくれ上がっちゃってるメイドさんモエ。
>>53 …俺、抜けるかも。
Theガッツでも抜けたし。
>>59 マッチョメイド 「ご主人様ああぁあぁ!!!」
ご主人様 「ビクッ(;゚Д゚)煤v
マッチョメイド 「料理が出来ました!!召し上がってください!!!」
ご主人様 「あ、あぁ……。そうか……。って、鳥が丸ごとか?」
マッチョメイド 「おいしいんだから食べてくださいよ!ご主人様!」
ご主人様 「ま、まていきなり押し込む、そんな、うわなにするんだやめr」
63 :
Mr.名無しさん:03/11/30 22:20
お前らー
メイドさんに必要なのは生活の中のちょいエロだー
俺のエロ本を見つけて目をそむけつつも見てしまう
しかし俺がくると下手な嘘ごまかす、そんな恥じらいだー
>>63 うぉおお…。小一時間問い詰めてみてぇ…ハァハァ…。
「おやあ?貼り付けてあったはずのページが開いてるなぁ〜。
どうしてかなぁ?」
∧_∧
( ;´∀`) 寝ないといけないのに、チンコ立ってきた
人 Y /
( ヽ )ノ
(_)_)
昨日今日とメイドさんの登場を期待して朝日のドラマ観たけど・・・
最初に10秒くらい出て来て終わりだったよ_| ̄|○ コロコロ・・・
なまじ良いメイドだったから5時間も期待したのに_| ̄|.......○
( ´,_ゝ`)プッ
69 :
Mr.名無しさん:03/12/01 08:20
69したい
そんなドラマがあったとはね。
クロレッツの宣伝に出て来るメイドは
おまいら的にはどうですか?
>>70 ご主人様と何やら怪しい関係がありそうな雰囲気にハァハァ・・・
>>10 パフスリーブって16世紀くらいに生まれた
ヨーロッパのモードだよ。
16世紀か・・・歴史を感じるな。
ご主人様「ところでだ。その肩の膨らみには何が入ってるんだね?オッパイの養分かね?」
メイドさん1「そんな物入ってませんっっ!」
ご主人様「隠すなー!そんなはずはなーーーい!!」
メイドさん1「何でいきなり逆ギレですか・・・?」
ご主人様「いいから脱げ!確認するのだ!!」
メイドさん1「・・・裸が見たいだけなんじゃないんですかっ!」
ご主人様「むむっ。私はエスパーを雇った記憶はないぞ。」
メイドさん1「いつもの事ですから、分かりますよ・・・。」
ご主人様「なら話は早い。そこで全裸になりなさい。」
メイドさん1「な・り・ま・せ・ん!!」
ご主人様「くっ。ご主人様を悲しませるとは悪なメイドさんだな。」
メイドさん1「はぁ。もう悪でもいいです。」
ご主人様「悪にはお仕置きです。今すぐ全裸になりなさい。」
メイドさん1「・・・ループしてますよ」
オチなく終わる。
メイドさんに朝起こされたいー
俺の代わりに立派に起きる息子に困るメイドさんー
あわてて躓いて俺に覆い被さるメイドさんー
朝からいい香りー最高だー
おい、エロすぎるおまいら!
もっとこう、お互いに気恥ずかしくて赤面しながらうつむくような
ウブいシチュを楽しみなさい(;´Д`)ハァハァ
76 :
Mr.名無しさん:03/12/01 21:10
メイドさんはやきもちやきじゃないとだめだー
俺が休んでただのクラスメイトがプリントもってきても
勘違いしてすねるくらいじゃないとだめだー
そして必死で言い分けする自分が大好きだー
>>77 おまいは何か勘違いしてるな
そのスレにリンク貼ったりして他板のメイドスレに迷惑かけるつもりか?
>>74 可愛いメイドさんと幸せな生活を送っているようだな・・・。
ヤッテクレル!ハァハァ!
81 :
Mr.名無しさん:03/12/02 00:50
このスレを見てるあなた達、犬メイドさんの良さを忘れてはいませんか・・・
嬉しそうにシッポを振って抱きつき笑う犬メイドさんの素晴らしさあぁぁぁ!!!
>>74はこんな感じか?
チュン、チュン。
メイドさん「ご主人様ー。起きてくださーい。朝ですよー。いい天気ですよー」
ご主人様「うーあー」
メイドさん「もぅ。お布団剥いじゃいますよっ!」
バサッ
メイドさん「!うひゃぁっ」
ご主人様「?む・・・?あ、いや、これはだね・・・男は朝になるとだね・・・」
メイドさん「あわ、あわわ。ご、ごめんなさああ、わわぁっ!」
ズデーン!ぷにょ。
メイドさん「はうっ!・・・ご、ごめんなさいっ・・・お顔に、あの・・・当たっちゃって、その・・・」
ご主人様「あー・・・そのなんだ・・・む・・・・・・胸大きいんだね、君」
メイドさん「!はぅあぅあわわわ・・・///」
ご主人様「お、おかげで、気持ち良く起きれたよ。うん。うん」
メイドさん「と、ともかく、朝ご飯の用意も、で、出来てますー。すぐにいらっしゃって下さいー!」
バタバタ、ガチャ、バタン・・・
ご主人様「あー。あわてて、食器割らないでねー、って聞こえないか」
メイドさん(ひゃぁー。恥ずかしかったー・・・。でも・・・)
メイドさん(わ、私の胸もお役に立てたってことなの・・・かな///)
く、首輪と幸せそうな笑顔のギャップが
あああああああああああああああああ
なんだよいたのかw
「メイドさんに首輪は必須」by某偉い(えろい)絵描きさん
>>84へ
,ィ^!^!^!ヽ,
∩/゙レ'゙ ゙̄ヽ∩
| ノ ヽ ごぢゅじんさまー!
/ ● ● | クマ──!!
| ( _●_) ミ
彡、 |∪| 、`\
/ __ ヽノ /´> )
(___) / (_/
| /
| /\ \
| / ) )
∪ ( \
\_)
>>84-90 (・∀・)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)ナカーマ
獣耳の同志がイパーイ居ることを再確認♪
ご奉仕!
妬きモチ!!
発情期!!!
考えてもみれば、犬って一体どんな気持ちで人間に飼われているんだろうな。
犬メイドさんに普通の権利意識さえあれば、ご主人様など
明日にも謝罪と賠償を要求される悪寒………
犬は飼い主の事を同じ犬と思ってます。
周りの犬の事を犬以下の存在と思っています。
犬は自分の環境内で最も強い存在との間に子供を残そうとする本能があります。
そうか。
ではさっそく犬メイドさんと子孫を作ろう。
96 :
Mr.名無しさん:03/12/03 17:15
館保守作業
>>95 年に数週間程度の発情期以外はセクースできません
俺は普通のメイドさんと毎晩のようにセクースです。
毎晩発情期です。
正直、俺の腰が持ちません。うはwwwwwwおkwwwwwwwwwww
犬女っていっても色々あるぞ
尻尾と耳だけ犬とか
キワモノだが顔も犬で全身毛だらけとか
>キワモノだが顔も犬で全身毛だらけとか
豊島ゆーさくあたりが好きなアレだな
犬耳と犬尻尾だな…
いーや!猫耳猫尻尾だ!
いや、アンドロイドだ!
おまいら、大事なのはメイド心ですよ!
犬とか猫とか姉とかロリなんて属性差など
メイド服が全部包み込んでしまうんですよ!
>>104 はメイド伝道師だな (・∀・)漢ノ生キ方カコイイ!
>>106 メイドさん(・∀・)スゴクイイ
( ・∀・)つ旦 GJ!お茶ドゾー
109 :
Mr.名無しさん:03/12/05 00:14
喜んでくれて何よりですよ
雪さんは良いな、心が癒されていく・・・
前スレのdat落ちを確認しますた。
今日この日まで感動をありがとう……………偽まほろさんに、敬礼!(`-´)>ビシッ
>>112 good job!!
連続投下キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
>>112を見て、思わず下から覗こうとした俺はただの馬鹿です。
でもきっと下は白の…(;´Д`)/lァ/lァ/lァ/lァ/lァ/lァ/lァ/lァ
>>112 ネ申!
喜んでくれて何よりだよ
職人が一から創ったネタやSSよりも画像甜菜のほうが
受けが良いというのは、認めたくない現実だな…
所詮、絵に勝る文などないということか_| ̄|B
結局見た目って事かな
>>117 俺は別板とかで絵と文の両方書いてるんだけど、
十行を超える文は結構読み飛ばされるみたいね。
ただ、一枚絵だとイメージする世界観や雰囲気を表現するのは、正直きつい。
長文を読む習慣の無い板だと、文は不利になるねぇ・・・。
読んでくれさえすれば、文の方が有利だと思うよ。
転載系が有利なのは仕方が無いよ。
ネット上には文や絵が上手い人が何人もいて、バラエティにも富んでるから、
飽きが来ない上に、短時間に大量投下出来るしねぇ。
俺もそれに負けないように頑張ってはいるけど、
いつもボロ負け。ガクーリ。でもお互いマターリ頑張っていきましょ。
文章も好きですよ〜>職人さん
もともと活字ジャンキーなんで、長文は好きです。
俺は頭の中で文章(ストーリ)を考えるのがすきなんだけど
文章にしだすとおかしくなるので出来ないです・・・。
文章にきちんと出来る人がうらやましいっす。
最近メイドさんの(でてくる)夢を見るな〜
メイドさんが窓際の椅子に座って
陽の光を浴びながら物語を読んでいる姿モエッ!
絵に数行の文付けるのはどうよ?
まあ、半二次にもスレあるし、エロパロ板のあのスレもあるし…
>>120 みんなそこまで真剣に考えてSSを投稿していたのか…_| ̄|○
('A`)モレ本能ノママ書イテタ…、SSの臨界量は10行 (・∀・)イイコトシッタ!
いいじゃねえか
本能のおもむくままに書けよ
126 :
Mr.名無しさん:03/12/06 05:18
イイヨイイヨー
>>127-128 コスプレメイドで「萌え〜」か…
寛容にも「イイヨイイヨー」か…
度量とティムポの小さな漏れは、きっと敗北主義者なのさ_ト ̄|○
いや、俺はもうね、
メイド服を見るだけでも、
萌えですよ萌え
>>130 コスプレ用の通販でメイド服を入手して、壁に吊るして・・・・
・・・本当に、ソレをやったら、少しだけ幸せになってしまいそうで怖い。
>>132 一枚ください(w
まぁ、それは冗談として、
その5着の中でお気に入りはどんなの?
>>134 ムッハー!!
個人的には上の方が好みだ。
それにしても下のほうのメイド服、めちゃくちゃ高いんですが。
相場はそんなものなのか…。
まぁ、着せる相手がいないのは俺も一緒だ。
飾るだけで十分良し!萌え!
>>134 アドレスから最初の h だけ抜くと直リンにならないから不安な時はそーするとイイポ
スレの容量軽減にも貢献するしね
下のほうのサイトさんは微妙な線で完璧なメイド服にはしない所が実に歯痒い(;´Д`)
ひねりの無い基本服なんざオーダーメイドで注文汁ってことなのだろうか・・・
すまそ、上は134じゃなくて136へのレスでした。
メイド喫茶行きたいなぁ
でも一人だと行けないぽ
>>139 多人数で逝くってのもどーかと思う
独りで静かに店内をヲチってのもまた風情があってw
関東でお勧めのメイド喫茶はどこですか?
142 :
Mr.名無しさん:03/12/08 19:01
あげ
メイリッシュが妥当なんじゃないかな?
俺は2chでボロクソ言われてるひよこ家が結構好きだが
ふぁ?
コンコンというノックする音に目が覚めた。
頬にはねっちゃりとした生暖かい感触が…あっ涎。
見れば、机の上に散乱する参考書やらノートなどにもべっちょりと涎が広がっていた。
SHIT!…寝てしもうた。
「失礼します」
やばい誰か入ってくる。
オナニー現場を母者に踏みこまれた中坊のように机の上をすばやくテッシュで拭き取る。
拭き終わった参考書などを綺麗に並べて、さも今まで勉強していたような工作を行う。
一礼して部屋入ってきたのは狐メイドさんの紺野さんであった。
熊上さんのぴょこっとしたお団子尻尾と違う、文字通りきつね色の独特の太いふさっとした尻尾に尖がった耳。
そして、彼女の知性を象徴しているかのようなオーバル型の横に細長い楕円形の眼鏡。
うちの家事全般、来客接待(※くれぐれもHな事は考えないように)を完璧にこなし、屋敷の経理を一手に取り
仕切る紺野さんはこの屋敷のメイドリーダー的存在であり、ここまでくるとメイドさんというより優秀な秘書である。
(2/4)
「お食事の御用意が出来ました」
「ううん、ありがとう(流石の紺野さんもこの完璧な隠蔽工作には気づくまい…ふっふぅ〜ん←ちと得意げ)」
ざーとらしく咳払いなんぞをして、主としての威厳保つ俺。
尻尾神経質そうに尻尾を左右に揺らしながら部屋を見渡している紺野さん。
そして、メガネのズレを鼻に架かるアーム部分を人差し指でズリあげると一言。
「旦那様、涎まだ頬についてます」
そう言って紺野さんは部屋にあとにしていった。
バタンというドアを閉める音が空しく部屋に響く。
この屋敷に来てから早数ヶ月、紺野さんとはいまいち相性が悪いというか、コミニケーションが取りづ
らいというか…会話といってもさっきのような事務的な事のみだ。
きっぱり言えば、俺は紺野さんに避けられているような気もすらする。
紺野さんは屋敷全体の事務的などの出納を一人で切り盛りするほどの凄く優秀な人である。
まあ考えてみればこの屋敷で事務的な処理が出来る人材と言ったら、細まいデスクワークが嫌いな
真田さんに、数系全般において壊滅的に相性が悪い俺と熊上さん。
と消去法で考えればこの屋敷の事務をする人は紺野さん以外いないのである。
ひょっとしてあまりもダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメ
ダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメ
ダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメ
ダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメ
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
な俺は紺野さんに呆れられた上に、無能扱いされ嫌われているのかもれない。
これじゃこの館の主として失格である_| ̄|○オーノー!
このままじゃいけない!と思って、一念勃起して始めた簿記や税金などの勉強だったが…
結果は冒頭の通り、俺に安らかな睡眠を与える以外この勉強は役に立ってないのあった。
…よし、一日でも早く紺野さんの猫の手くらいはなれるように、勉強開始!
・
・・
…あははは、熊上さんが空飛んでるぞぉ〜わーいぃ〜 Zzzzzzz
一礼してドアを閉め旦那様の部屋を出た私は向かいの廊下の壁にもたれ掛る。
出たのはため息一つ、そしてまたいつものあの後悔が始まる。
なんで、またあんな言い方しちゃったの?
別に旦那は悪くないのに、あんなつっけんどうな言い方を今日もしてしまった。
旦那様が経理とかの勉強を最近始めたのは話に聞いている。
だったら、少しでも旦那様の勉強のお役に立てるようにするのが私の務めなのに…
例えば、そ、その つ、付きっ切りで経理関係の勉強を見てあげたり…(///)
でも、いざ旦那様を前にして出てくる言葉といえば、乾燥無味な連絡事項だけ…
いつまでもこうしていても仕方がない…私は気を取り直すと廊下を歩き出す。
しかし、尻尾はまるで今の私の心情を表しているかのようにしょんと垂れていた。
いつかは素直に…自分の気持ちを旦那様に伝える事が出来るのかな……
('A`)オチナシスマヌ
ヨ^ヨレヒッヒ
∧_∧
( ;´∀`)
>>147グッジョブ!!!!!
人 Y / マターリと妄想がとまらない…
( ヽ し
(_)_)
>>144 超絶にグジョーブ!
しっぽに抱きつきたい!ムッハー!
ハァハァ物ですな・・・ケモノメイドさんがこんなにイイ!とは。
もー撫で撫でしてあげたくなるですよ、ほんと。
ところで某スレの雑談スレが元気ないね。
あれだけ本スレがハァハァだったり昨日SS上がったりしてるんだから、もうちょっと皆感想とか書き込んだら良いんじゃないかと思った。
俺は毒男板しか見てないからわからん。どのへんだ?
エロパロ板の事かな?
付属スレまであるのはあそこだけだし。
おいおい、
早速行ってみたが、エロパロってのは爆凄い板ですね。
エロい単語に心ひかれるも、あまりの長文の往来に
1レスすら読まずにダウンw
>>154 まあ、並み以上のSS書きクラスの人達が集ってるっぽいし。
エロ萌えさはもうかなりのもんだけど。
ただ、レベルの高さとは裏腹に、ずいぶんと雰囲気の悪いスレだよな。
俺たちは名門なんだとか、下手クソはカエレ!!!みたいな険悪な
プレッシャーが充満してるし。批評スレと化した雑談用スレに
監視されながら参加するあっちの職人さんもたまったもんじゃなかろうに・・・
っと、こっちではスレ違いだったな。スマソ
>>156 そこはかとなく雑談スレの軌道修正を図ってみたらいいんじゃね?
>>156 勘違いしてるのかもしれないけど、ひとつ。
あのスレで、技術的な問題で叩かれた香具師はひとりもいないよ。
何かしら批判ぽいこと言われてるのは、そいつが厨だから。
>>144-147 グッジョブ!
でも真田さんって誰よ・・・・・(゚д゚)ハッ つまり続くのか!?
>>151-158 もうよそう。ここでするべき話題じゃないよ
ウチの職人ほったらかしで某スレの片棒かつぐのは良くない
真田さんって巨人のピッチャーだろ
副職で猫耳メイドやってる
>>160 その真田さんかよ!
今季はシュートがキレなかったのが痛かったなぁ。
…スレ違いスマソ。
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
誰か!
>>162にメイドさんエネルギーを補充してくれ!
よし!俺のメイドさんエネルギー注入棒で直腸から!
ぅぉぇっぷ
〃⌒ ヽフ
/ rノ
Ο Ο_)***
メイドさんパワーがぁあ!
「ウホッ!いいメイド。や ら な い か」
「ご主人様のぉ……本当のデザートは……ボクだからねっ……?」
「うれしいこと言ってくれるじゃないの」
「ボクも妹だったら良かったのかな」
「俺はノンケでも構わず食っちゃうような人間なんだぜ」
「ご主人様、ボク妊娠しちゃう!」
「かわいいやつ……今夜も寝かせないからな」
「ボク……ご主人様のお嫁さんに……なるよ?」
「───最高さ!」
金平守人並の地雷が・・・
地雷がぁッ!
169 :
Mr.名無しさん:03/12/10 22:37
>>168 いや・・・
>>167はきっと「ボク娘」なんだよ。
きっとそうだ。
そうじゃなきゃ救われない。
そうだ、秋巳キュンはきっと実は女の子だっtうわっ、お前らなにを、ちょっやめ・・・ry
俺的にはショタメイドさんでもなんら問題はないが
ショタは半そで半ズボンの庭師。
ショタメイドさんにキツネ尻尾を
装着させる。
ショタメイドさんのシッポをしゃぶる
「あ、あの、ご主人様?その…お酒はもうそのくらいにしておいたほうが…」
そう言われた僕はジロリと「彼女」の方に視線を向ける。
頭の上に揺れる兎の耳。ふん、サーカスの見世物にでもぴったりじゃないか。
さもなければ20世紀に流行したとかいう「バニーガール」でもやらせるとか。
その場合、作り物の兎の耳付きヘアバンドなぞつける必要はない。
こいつには頭にちゃんと本物が生えているんだからな。
「…説教か?『ご主人様』に向かって…」
「い、いえ…ただ…飲みすぎるとお体に…」
「…ベッドメイキングは終わったのか?」
「は、はいっ」
「じゃあ、自分の部屋に戻りな。もう用は無いからな」
「………」
「何突っ立ってんだ…なんだ、その目は?言いたい事でもあんのか」
「い、いえ…その…ただ…お酒はもうそのくらいに…」
「………!」
怒鳴りだしたい衝動に駆られる。だが、彼女と視線が合う。
怯えた兎の眼…必死で自分を押さえる。
「お前に言われなくてもこの一杯で最後さ。部屋に戻れよ、理奈」
「…は、はい…お休みなさい…ご主人様…」
「ああ、お休み」
部屋を出て行こうとする理奈。だが、ドアのところで僕の方を見て
「あの、ご主人様、本当にお酒は…」
「くどいぞ!」とうとう大声を出してしまった。
「す、すみません…」
うつむいて部屋を出て行く理奈。嫌な気分になる。何も悪い事をしていない
女の子を怒鳴りつけてあんな顔をさせてしまった。しかも酔った勢いでだ。
最低だ…。
たとえ兎の耳と尻尾がついている生体コンピュータが相手であっても、これは
まともな男がとるべき態度じゃない。
こんな性格だから、僕はこんな場所に流れ着いたのだろう。
>>178 …僕だって、こんな人間にはなりたくなかった。『ご主人様』に逆らえない
可哀想な生体コンピュータを怒鳴りつける為に大学に行ったんじゃない。
ただ、僕にも少しは同情して欲しい。
僕の大学時代の友人達は皆、尊敬すべき立派な仕事に就いている。
僕が、僕一人だけが鉱石運搬船の乗組員などという仕事をしているのだ。
世間というやつは、僕という人間が地球には不要だと判断したのだ。
そんな訳で僕は鉱石の運び屋をやっている。
生体コンピュータの『メイドさん』を政府からあてがわれて。
正直に言おう、耐えられない。こんな事をする為に大学で古代ラテン文学を、
ヴェルギリウスの詩を学んだんじゃない。
もう一杯飲もうか、と思う。が、酒瓶の蓋を閉める。約束は約束だ。
最後の一杯だと言ったのだから。それに…酒よりもっといいものがある。
机の引き出しの奥から「それ」を取り出す。灰白色の錠剤。
『ティフェレト』…カバラの用語から名をとった非合法の薬物。
服用すれば、しばらくの間この恒星間輸送船から逃れられる。
確実に体に害のある幻覚剤だが…体が壊れたところでどうだというのだ?
人生そのものが、とうの昔に終わっているじゃないか。
薬を二錠、口の中に放り込む。これが僕を神の近くに連れて行ってくれる…
>>179 七色の星々、幾何学を無視した光の曲線、明滅する顔らしきもの、
そして女の悲鳴…女?
「…様、……人様、ご主人様ぁっ!」…理奈?なぜ、ここに?
見慣れた自分の船室。今にも死んでしまいそうな顔で泣いている理奈。
彼女の後ろには二つの人影。
「船長…?」もう一人は…誰だっけか?
僕に「船長」と呼ばれた男が近づいてくる。物静かな目をした中年男。
だが…なぜ怒っているのか?
突然胸ぐらを掴まれ、そして…頬に感じる激痛。
どうやら殴り飛ばされたらしい。
「衛士さんっ!」理奈の悲鳴。
生体コンピュータ風情が俺を名前で…再び激痛。
「和人さん!」もう一つの人影が声を出す。
「紫乃、お前は黙ってろ」
…紫乃?ああ、船長の「メイドさん」か…。
再び目の前に広がってゆく七色の星々。
「こいつを拘禁する。船長命令だ…」
世界が闇に閉ざされてゆく。
>>180 …灰色、目の前に広がる灰色の天井。仰向けになって伸びていたらしい。
起き上がって部屋の中を見回す。何も無い。文字通り何一つ。
未使用の物置か何かだろう。まだ少し頭がふらふらする。
あの薬はもう何回も使ったが、こんな事は一度も無かった。
中毒になりかけているのだろうか?
背後でドアの開く音がする。そちらを振り向く。そこには一組の中年の男女。
「船長…紫乃さん…」
「どうぞ」
紫乃さんがお盆を差し出す。湯気を上げる丼。…きつねうどん、か。
紫乃さんの頭の上のキツネ耳がぴこぴこ揺れている。
こだわりを持った料理の選択なのだろう、多分。
「喰うといい。『ティフェレト』は分解に塩分を消費するからな」と船長。
胃のあたりがムカムカする。軽い脱塩症状だ。
「…いただきます」
5分もかからずに汁の一滴まで胃の中に収める。
生き返った様な気がする。大げさすぎるかもしれないが。
20:41
>>180 …灰色、目の前に広がる灰色の天井。仰向けになって伸びていたらしい。
起き上がって部屋の中を見回す。何も無い。文字通り何一つ。
未使用の物置か何かだろう。まだ少し頭がふらふらする。
あの薬はもう何回も使ったが、こんな事は一度も無かった。
中毒になりかけているのだろうか?
背後でドアの開く音がする。そちらを振り向く。そこには一組の中年の男女。
「船長…紫乃さん…」
「どうぞ」
紫乃さんがお盆を差し出す。湯気を上げる丼。…きつねうどん、か。
紫乃さんの頭の上のキツネ耳がぴこぴこ揺れている。
こだわりを持った料理の選択なのだろう、多分。
「喰うといい。『ティフェレト』は分解に塩分を消費するからな」と船長。
胃のあたりがムカムカする。軽い脱塩症状だ。
「…いただきます」
5分もかからずに汁の一滴まで胃の中に
>>181 船長が口を開いた「お前の部屋を徹底的に調べさせてもらった…
薬は全て没収、廃棄処分にした」
「………」僕は溜息をつく。
「残念か?」
「…いえ」
「部屋に戻って休め。拘禁は解除する」
「いいんですか?」
「この船には俺とお前とメイドさん二人しかいない。一人減れば
25パーセントの人員喪失だ」
「…すみません…」
「気にするな…俺も最初の航海の時は薬を飲んださ」
「あの、私は先に…」食器を持って部屋を出て行こうとする紫乃さん。
その時、僕の方を見て静かに言った。
「理奈ちゃん、一晩中泣いていたのよ」それだけ言うと部屋から出て行った。
船長も立ち上がった。
「ひと月後には木星軌道だ。あの娘をどっかに連れて行ってやれ」
「………」
「どうせ家には帰らんのだろう?」
「…ええ」
「…あいつも泣いていたんだ」
「えっ?」
「紫乃だよ…初めての航海で俺が薬を飲んでくたばりかけた時さ…
俺を介抱しながらずっと泣き続けていたよ」
「………」
船長が、少しだけ身近になった気がした。
>>183 綺麗な小川が流れている。これが作り物の川だとは思えない。
宇宙島の中の作り物の自然だとは。
宇宙島『ルルド』…ピレネー山中の巡礼地の名をいただいた宇宙島。
本物のルルドの街がどんなものか僕は知らない。だが、ここは気に入った。
「金を貯めて…老後はここで暮すのも悪くないな」
「えっ?」鈴の音のような女の声。
僕の傍らに寄り添う理奈が上目遣いに僕を見る。
「いや、だから…歳を取ったらここで暮すのもいいなって…
お前に世話してもらいながらね」
「えっ?そ、そうですか…」
真っ赤になってうつむく理奈。
こいつと二人で暮すというのも悪くない選択なのかもしれない。
>>184 小さな村の中に入った。どっちを向いても年寄りばかりだ。
引退した「ご主人様」と「メイドさん」達。未来の自分の姿だろうか?
…今日は何かのお祭りらしい。僕と理奈はあっという間に老人たちに
引きずりこまれてしまった。
甘酸っぱい林檎酒を何杯もすすめられる。悪くない味だ。
酒に弱い理奈は一杯だけで顔を真っ赤にしてしまい、老婆たち…様々な動物の
耳と尻尾をつけた先輩たちにからかわれている。
祭りの輪の中に、何人かの修道女たちの姿があった。
やはり歳を取っていて、その耳の形から昔は「メイドさん」であった事が判る。
僕はその中の一人に声をかけた。
「すみません、今日は何のお祭りなんですか?」
「何って…聖ベルナデット様の祭日ですわよ。ご存じないんですか?」
ベルナデット…ルルドの街で聖母の姿を目にした羊飼いの少女。
奇跡を体験した聖女様。僕はこの宇宙島の名を今更のように思い出した。
「…あなたの『メイドさん』ですか?」
理奈の方に視線を向けていた彼女が尋ねる。
「え?ええ、まあ…」
「素敵な彼女ですわね」
>>185 「彼女って…いや、その…ありがとうございます」
ほんのひと月程前までの僕なら絶対にこんな台詞を口にしなかっただろう。
生体コンピュータを彼女と呼ばれて「ありがとう」などと。
「…最近まであの娘を嫌っていた、いえ、憎んでいたのでしょう?」
「えっ?一体何を言って…」
「判りますわよ…私だって昔はメイドだったのですから…あなたの顔を見れば
そのくらいはね」
「…お見通しですか」
「亡くなった主人も同じでしたわ。私達の最初の航海はひどいものでした…
あの人、毎日いらいらして浴びるようにお酒を飲んで…最後は怪しげな薬まで…
あの時は、毎日泣いていたような気がしますわ」
「………」
「…でも、二回目の航海から…引退してここに住むようになって…亡くなる
その日までずっと、最初の航海の埋め合わせをしてくれましたわよ」
そう言って彼女は僕の顔を見つめた。
「あなたは、あの娘にどうなさるおつもりかしら?」
「…どうって…」
修道女の目は真剣だった。
「そうですね…あなたの亡くなったご主人と同じ様にしましょうか」
彼女が笑顔を浮かべる。
「これをお持ちなさい」
小さなメダル。羊飼いの少女の姿が刻まれている。
「聖ベルナデット様が、あなた達二人をずっとお守りくださいますように…」
>>186 「…ほう、お前、そんな所に行って来たのか」
「理奈も喜んでいましたよ…ところで船長はどちらへ?」
「紫乃と一緒に『アバディーン』に行ってたよ。適当な土地をいくつか
物色してきた」
「もう引退の事を考えているんですか?」
「ああ、あと十年も働いたらそうするつもりさ。お前と理奈はまだ若いんだから
馬車馬のように働くこった」
「船長だってまだまだじゃありませんか」
「お世辞のつもりか?…ところでだ、その美味そうな林檎酒の土産はないのか」
「まさか、ちゃんと買ってきましたよ。待って下さい…あ、あれ?」
どこにも酒瓶は見当たらなかった。それは忽然と消失していた。
おもむろに船長が口を開いた。
「…キッチンだ」
>>187 酒瓶は無くなってはいなかった。キッチンの食器棚の中にちゃんとあった。
だが、それを取り出すことはできなかった。
なぜって、棚の戸が南京錠で厳重に封印されていたから。
「これは…一体…」
「やられたな」船長が呟く。
そして、背後から声がした。キッチンの入り口に立つ二人の女性。
「二人とものどが渇いたんですか?いまお茶を淹れますわね。
それともコーヒーの方がいいかしら?」
「紫乃さん…」
「何?その目は?船長の妻の権限ですわよ」
「あの、ご主人様…こんな時間からお酒を飲むのはやっぱりダメです…」
理奈の声が追い討ちをかける。
船長が情けない目つきで僕の方を見て言った。
「どうしようもない…あきらめろ。…いろんな意味でな」
〜FIN
┌─────────────────────
│
>>178 続編か……感慨も深いな。乙!
└───y───┬────────────────────────
│獣耳への偏愛ぶりが胸をうちますね。good job!
└──y──────────────────────
∧ ∧
======< ∬
∩∩ (´∀` ,,)∬∬
(´ー`) ( つ-θ§θ§-
|( つつ_旦_| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|二|____
||∪∪ . |
/ \ |
う、うさ耳〜(;´Д`)ハァハァ
宇宙の海はメイドさんの海か。
俺のはてしない憧れだな。
こういう生活なら宇宙暮らしも悪くないかも…
メイド至上主義を掲げよう
すると何か?卿らは陛下より賜った艦にメイドさんを配備せよと申されるのか。
なに、メイド至上主義?まさか、卿ら同盟に寝返った訳ではあるまいな!?
俺はメイドさん至高主義
俺はメイド教徒
違いの解る漏れはむしろ、両方許容するが。
それが主の度量ってもんだ。(マテ
究極のメイド VS 至高のメイドさん …かよw
つか、メイドとメイドさんをいちいち区別されるのは面倒だな
それなら全地球女人類を今すぐメイドに覚醒させてみろ、アムロ!!
201 :
Mr.名無しさん:03/12/13 10:26
あげ
>>199 メイドとメイドさんの違いは重要。
簡単に言うと
メイドは存在するかもしれないけど、メイドさんは空想上の存在。
メイドさんは実在するさ!
某酒井さんは雇ったらしいしな
>>205残念だが
そ れ メ イ ド ぢ ゃ 無 い 。
l l l_
l l l l '-,`'''i_、,_
l l .l l i ' , ./ >-,
l .l .l .l--/'''''~l ' /l
l .l l .l//: : l~`-/ l'-、_
l l l .l/ l / / .l l l: : :`-、
l .: l l l' { ./l`iノ, '/ l l : : : : :`-、
l : l l .l l.//-'、l/'i,ノ l-ー-----、,>
l .l .l .l / /. /:lll:/`i l::l l _,, -ー'~
l .l l .l ./ / 、 `'-< /::::l l''''~
l .l: l .l / / - ./:::::l l.l
l l::. .l .l /./、_ _, -''~:::::::::::l ./ l
l ':::::l .::l/`-'i,-'、~ー.ー.--、://''i .l
l :::l::::::lニ,`_ヽヽ::::} : : :l~' //./ヽ '、l
l :::::::::/`'- l:_:_): / / .i'~ : : :l ノ
l :::::::::/-') lヽ、,ノ /.、ノ : : : ノ l
l ' / '、 ヽ- '''~ l : : /''~ ノ
メイディアン
アパッチ族とかナヴァホ族とかいろいろいるの
210 :
Mr.名無しさん:03/12/14 19:28
保守揚げ
よ、よよよ頼子さん!
>>210 いつも保守乙。でも、せっかくだし何か書こうよ
あとageなくても書き込むだけで保守になります
アイアンメイド
>>208 あれ?何故だか涙がとまらない・・・(ノд`)
それは 必然で偶然の出会いでした
初めて触れたその手も言葉も 氷みたいに冷たかった
見送るしかできなかった背中が切ない
お願い 振り向いて この手に触れて
私はあなたを溶かす 温もりになりたい……
'⌒ヽ
. /^X´⌒`Xヘ /^〈〉゙⌒'〈〉ヘ
i i lノリ))))〉i i i i(((((ノ)) i i Clover Heart's −クローバーハーツ−
| | リl.^ヮ゚∩l | | li∩゚ヮ^lリ | | ジャンル:対視点型恋愛コミュニケーションAVG
.ノノ⊂)廾!ノノ. ノノ ヽ!廾(⊃ノ 価格(税別):8800円
" く/_|j〉 " く/_|j〉 好評発売中!!
(_/ l_) . ヽし'
実況:
http://vip.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1071084913/
メイディアン
獣耳 族=ねこさんとかうさぎさんとかの耳属性のメイドさんで構成
ニーソックス族=ニーソックス着用のメイドさん
ぐうたら 族=文字通り
…あとなんだろ?('A`)イマイチウカバナイ
獣耳以外の人外。
機械、霊、妖怪、実体化した妄想、・・・・
少数派だが戦闘的なロリ族とか
かなり少数派だが筋肉質なのとか
♂だけは避けたいのだが・・・・
厳しい戒律で縛られた、正統派のメイド族。
下メイド、中メイド、上メイドと階級も厳しい。
しかし、上級メイドほど萌え度が下がってしまうので、
人気度はイマイチ。
>>221 そんなメイドさんに限って実はご主人様大好きで
なかなか感情をストレートに出せない。
雰囲気は147の紺野さん
>>221 すると、そんな生活に嫌気がさして逃げ出した
「抜けメイド」とかもいるのか?
忍者かw
ワロタ。
>すると何か?卿らは陛下より賜った艦にメイドさんを配備せよと申されるのか。
(*'A`)メイドさんだらけの宇宙戦艦…(゚∀゚)イイ
中間管理職の中メイドはストレスである日倒れてしまう
何人も居なくたっていい。
真のメイドさんは、たった一人居ればいいんだ。
そのたった一人もいない現実
_, ,_
( ‘д‘)
⊂彡☆))Д´) →
>>229
俺は大人しくて人懐っこい
猫耳メイドさんでよろしく。
万条の仕手ヴィルヘルミナたんで。
,(⌒⌒⌒⌒)
/ `======´ヽ、
| ノ`´)))))))) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ ) ´・ ・`( ) | アラヤダ、ご主人様。そんな有り得ない妄想に耽って
( )、" ▽ "ノ,,) < ばかりいらっしゃるから女性に縁が無いんですのよ
ヽ(:::::::)))|[》《]|))::::) \_____________________
|::::|) ^ )::|
|::::|'、 ,':::::|
[|三|::〉 -―- |三.| .| ̄||ミ
=======(_)=======(_)======⊂| ||ミ
/:/' :| .|_||ミ
. /:::|: |
. /::::|: |
|::::::|: |
. |::::::|:. |
|::::::::|_________________;|,
. |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
"""""|""|""|""""
. |__)__)
ヽ(`Д´)ノ 漏前ハ家政婦ダロ!ウワーン
メイドさんはご主人様LOVEです。
他の女がご主人様に近寄るだけで情緒不安定になるくらいです。
もっとも、ご主人様のどこら辺が好きなのかは、
メイドさんによって異なる模様。
俺は主に股間周辺を好いてくれるメイドさんをキボン
ご主人様に警戒心ムき出しのメイドさん。
愛されなかったご主人様は立場の違いを盾にしてメイドさんをムリヤリ・・・
でも日を追うごとに、そんなご主人様を放っておけなくなるメイドさん。
「俺が嫌いなら出てけよ。まさか同情でもしてるつもりか!?」
「いいえ・・・お傍にいるのが、メイドとしての私の運命ですから・・・」
⌒⌒⌒⌒⌒。O⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒
( ´¬`) ヽ(´Д`;)イヤ、コノスレテキニハ…
238 :
Mr.名無しさん:03/12/18 13:47
,(⌒⌒⌒⌒)
/ `======´ヽ、
| ノ`´)))))))) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ ) ´・ ・`( ) | アラヤダ、ご主人様。そんな有り得ない妄想に耽って
( )、" ▽ "ノ,,) < ばかりいらっしゃるから女性に縁が無いんですのよ
ヽ(:::::::)))|[》《]|))::::) \_____________________
|::::|) ^ )::|
|::::|'、 ,':::::|
[|三|::〉 -―- |三.| .| ̄||ミ
=======(_)=======(_)======⊂| ||ミ
/:/' :| .|_||ミ
. /:::|: |
. /::::|: |
|::::::|: |
. |::::::|:. |
|::::::::|_________________;|,
. |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
"""""|""|""|""""
. |__)__)
>>237 本気で嫌がるメイドさんを無理やりってのはやだなぁ。
本当は相思相愛なんだけど、身分違いを気にするメイドさんが
拒否してただけ・・・てので手を打ちませんか?
甘ったるいな。このスレには手加減が満ち満ちている
それで本当に満足なのか!? 欲望に背いてないか!?
さぁ!力の限り、欲望の限り奪い尽くせ!!
何のためのメイドだ!?そーだろ!?
えっちなのはいけないと思います!
俺にはほどほどにエッチなのをキボンヌ
ラブラブで鬼畜なのがいい
ラブラブでエロエロでロリロリなメイドさんがいいな
40℃の高熱出したんだよ。薄れ行く意識の中、もうダメかと思った。
そしたら目の前にメイドさんの幻が出てきた。
次の日、元気に出社出来た。
その日、会社員Aさんは40度の高熱を出し死に掛かっていた。
ところが、その枕元に黒っぽい服の美少女が突如姿を現したのだ。
「さー初仕事よー、でもね、確かに死神は黒が基本だって思うけどぉー、
真っ黒なんてダサダサよねー、アタシはゴスロリチックにキメるわー」
などと妙な事を口走っていた所を、会社員Aさんに発見されてしまった。
「・・・・メイドさん・・メイドさんが居る・・」
「ちょーっとぉー、アタシは冥途の使いでメイドさんぢゃないー」
「・・・やっぱり、メイドさんだ・・・メイドさーーんっっ!!」
「きゃーっナニするのよーっ!!!ソコはダメぇぇぇぇっ・・・!!
・・・ってか、こいつ元気あり過ぎぃぃぃいぃいいぃは
・・・あーん・・そんなトコまでぇええぇえ・・・・ああぁぁああぁぁぁぁあああっ!!」
数時間後、彼女が意識を取り戻した時、傍らには会社員Aさんが爆睡していた。
「なんか・・アタシの方がどっぷりヌかれた気分だわ・・・
冥皇さまに何て報告したらいいの?・・・てか、こいつ絶対死にそうにないわ」
そう言って立ち去る死神でありました。
(こりゃ冥途さんの話だ)
激しくグッジョブw
冥土のメイドさんですね。
え?もしかして俺って九死に一生だった・・・?
おめえの煩悩に感謝するんだな
煩悩(対象はメイドさんに限る)は自分を救う。
もし、煩悩対象が巫女さんかウェイトレスさんなら死んでたとこだな
ウェイトレス「いらっしゃいませー!」
会社員A 「あれ…ここって俺の部屋じゃ」
ウェイトレス「お客様、ご注文よろしいでしょうか?」
会社員A 「ええ!…ご注文っていったって…」
ウェイトレス「本日はスペシャルとして『メイドさんセット』がお奨めですが」
会社員A 「んじゃ、そのメイドさんセット一つ…」
ウェイトレス「畏まりました。オーダー入りまーす!
冥土セット一つ♥」
会社員A 「そっちのメイドかよ!!」
チーン
254 :
Mr.名無しさん:03/12/20 09:48
(・×・)<もいもい
ガイドライン板の勝手に今日輝いていたレス大賞に
>>246-253の紹介張ってくれた人が居たが、
全然相手にされてなかったなぁ。まぁ、他スレの住民には理解しがたい趣向なのだろう。
|| | | || \ 東教授の総回診です | |:::| |:::::::::::::::|
|| | | || | | |:::| |:::::::::::::::|
|| | | || | | |:::| |:::::::::::::::|
.  ̄ ̄  ̄ /□○∧∧_∧∧_∧∧_∧,,,○ □ ヽ :::::::::::::::|
(゚ー゚(゚Д゚(・∀・ ( ´∀` ) ´_ゝ`)゚Д゚ミ ∀‘)::::::::: |
(y[(|<v( <v> ( <V> .) <v> )v>|) : ) |::::::: |
|_ |_ |_:_||_:_||_:_| _| _ ゝ |::::: |
_ ∪ U (_(_(__)_)_)_) U ___) i::: |
/| / ∧ \|::: |
| / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| このスレは重病患者ばかりだね財前君
>>256 貴様にかえりみちを丸三日聞かせてやる・・・
聞かせ倒す!
('A`)
>>256ハ満足ニコピペモデキンノカ…
('A`)ノシ ズレヲ直シテ来イ話ハソレカラダ
まあなんだ。
ナースに興味はねえ。
うだうだ言う前にローカルあぼーんしとけよ・・・
(*'∀`) 看護婦サンハチョットイイカモ…
メイドと看護婦を兼ねる女中ってありそうだね
看護メイドってのも居そうなものだし・・・
ただ、普通の看護婦とメイドは全っっっっったくの別物
彼女らの仕事が「ご奉仕」じゃないのは確かだよな(´・ω・`)ショボーン
メイドさんに看病は出来るが、看護婦にメイドは出来まい。
よってメイドさんの勝ち。
メイドさんに資格は要らないが看護婦には資格が要る
メイドさんがやれる程度の事は看護婦にも出来る
でもメイドさんの勝ち
メイドさんには紹介状が必要だろ?
・・・中産階級や下級職ならともかく。
メイドさん最高
ジーク・メイドさん!
メイドさんって素敵です!
>>255 ガイドライナーはかってにこのスレに入り込んでこっそり住み着いてます。
1匹見かけたら100匹はいると思ってください。
・・・こいずみまりのかくメイドさんは萌えるねー
>>269 >こいずみまりのメイドさん
激しく同意。こいずみまりの作風は激しく好きだ。
コミックビームって、12日発売ダタんだな。
ヲマケのブックカヴァーのエマさんハァハァ
とりあえずネタでも振ってみる。
ベッドの上で不安気にこちらを見つめてくるメイドさん。
メイドさんは一言、こう言った
「○○○」
○でも埋めてけれ
いや。
ベッドの上で不安気にこちらを見つめてくるメイドさん。
メイドさんは一言、こう言った
「マンドクセ」
ベッドの上で不安気にこちらを見つめてくるメイドさん。
メイドさんは一言、こう言った
「来て…」
うわおまえらなにをするやめ――
ベッドの上で不安気にこちらを見つめてくるメイドさん。
メイドさんは一言、こう言った
「やっぱりご飯は私が作ります」
ベッドの上で不安気にこちらを見つめてくるメイドさん。
メイドさんは一言、こう言った
「・・・寝ゲロしちゃった…」
ベッドの上で不安気にこちらを見つめてくるメイドさん。
メイドさんは一言、こう言った
「1時間14000円、先払いです」
「伸さん、ご苦労様、寒くなってきましたね。」
「はい、奥様。暖房の準備をしておきます。」
「それから、この方はハウスキーパーの会社の方で、伸さんのお話を聞きたいそうなの
大丈夫かしら」
「はい、わかりました。私の話でよろしいのでしたら。」
「斉藤サービスの池野頼子と申します。今日はよろしくお願いします。」
さて何から話しましょうか。
私は神田の生まれで、名前は飯塚伸一、職人の倅でした。
流行病で二親を亡くしまして、拾ってもらいましたのが、このお屋敷です。
チャキチャキな江戸っ子で気が短いですから、
長くは勤まらないだろうなぁと若い時分は考えていましたが、
一生の職場になるとは思いも寄りませんでした。
随分と昔のことですが、私が初めてお屋敷に来たときには、
旦那様、女中、料理人とその弟子の4人しかいませんでした。
私の直属の上司にあたる人は、5歳年上の本当に綺麗な方で、
麻子さんと呼ばれていました。そう丁度、頼子さんぐらいの年頃でしたねぇ。
この方が女中今で言うところメイドさんです。
麻子さんには初日から言葉使いを徹底的に直されまして、
十数年とはいえ体に染みついた訛りを取り除くことは並大抵のことではないので、
辛い思いをしました。拳骨だけの職人修行の方がまだ楽でした。
「何度言ったらわかるの。"ひ"と"し"違い」
「すみません」
「今日は食事抜きで、掃除していなさい」
「あい、わかりあんした」
「はい、わかりました でしょう」
「すみません」
280 :
萌えない・・・ククク:03/12/23 12:30
>>279 でも、私がネエさん、ネエさんと呼ぶのは、結局最後まで治せませんでしたねぇ。
麻子ネエさん自身も家族がいない独り身だったから、弟みたいのができて嬉しかったのかもしれません。
使用人としてのあり方もよく教育されました。
「いいかい伸、使用人は絶対にご主人様に惚れちゃいけないよ。
お前の場合は奥様だね。 私たちが惚れていいのはこのお屋敷だけだからね。」
「はい、わかりました。」
「それから、もし奥様と色恋ざたになったらすぐにお暇をもらうのよ。
昔から主人と使用人が色恋ざたになるとそのお屋敷は不幸になるといわれている。よく心に留めておきなさい」
私がお屋敷に来て数年たって、旦那様が奥様をもらうことになりまして、
お屋敷の住人が一人増えました。それが先ほどの奥様です。
奥様は私と同い年でして、年のいったご主人様より、同い年の私とのほうが、
落ち着けたみたいで、よく帝都での買い物にお供しました。でも、奥様に惚れるようなことはありませんでした。
ネエさんの教えを頑なにまもっていましたので。
でも、とうのネエさんは、奥様が来てからというもの、ぼんやりと考え事を
していたり、妙にカリカリしたり、落ち着きがありませんでした。
「ああ、麻子さんは、旦那さんのことが好きだったんですね。だからイライラしていたと。」
「今の若い人たちが羨ましく思えますねぇ。自分の想っていることを素直に表に出せるのはいいことです。
あの時代が今のようだったら」
>>280 そのうち時代が進むにつれて、戦時色がだんだん強くなり、遂に私のところにも赤紙召集命令が来ました。
旦那様が八方手を尽くしてなんとか兵隊に取られないように努力していただいたそうですが結局無駄に終わってしまいました。
私が出征する前夜、ネエさんに部屋に呼ばれまして、行きましたら、
「伸ちゃん。南方に行くそうねぇ。すっかり教えるのを忘れた使用人の最後の掟があったよ。
いい、私たち、使用人はお屋敷のことを最後の最後までお守りするのよ。お屋敷は舞台場のようなもの、
役者はご主人様、使用人は屋敷の一部、お屋敷がなくなってしまったら私たち使用人の居場所はなくなる。
だから命をかけて守らないといけないよ。わかったね。」
「はい、わかりました。麻子ネエさん、私、飯塚伸一行って参り・・・」
「泣くんじゃないよ。男だろ。使用人はどんなときだって人がいるところで泣いちゃあいけないよ。
泣くときは誰もいないところお泣き。それから、ちょっと服を脱ぎなさい。」
「いいかい、裏地にあたしの髪飾りをお守りに縫い付けておくからね。
こいつは、多くの使用人の汗と涙の結晶から出来ている。使用人の神様があんたのことを守ってくれるはずだよ。
だから生きて帰って来られる。いい、絶対に戻ってくるのよ。
私に何かあったら弟子のあんたが代わりにこのお屋敷を守るんだからね」
そのときの髪飾りを軍服に縫い付けていたときのメイド服姿のネエさんは今でも忘れられません。
>>281 駅で自分を見送ってくれたネエさんを見ながら、
ああ自分が惚れたのはお屋敷でも、奥様でもなくて、
この人だったんだなぁとぼんやり考えていました。
ひどい戦争、いや戦場でしたね。南方を転々とした後、
最後はインパール作戦。敵兵よりも、厳しい自然や補給不足のほうが辛かったですね。
でも、神田職人の血筋のお陰か、手が器用だったようで、何とか生き残れました。
不器用だった戦友はみんな逝ってしまいました。
人生どこで、何が役に立つなんて分からないものですね。
戦争が終わり、日本に引き揚げてきて、すぐにお屋敷に向かいました。
「飯塚一等兵ただいま戦地より帰還いたしました。」
「よし、よく戻ってきた、飯塚一等兵。ご苦労。新しい任務が貴君をまっているぞ。」
>>282 なんてデッキブラシを持ったネエさんの返事を期待していたんですが
ネエさんと旦那様は空襲で亡くなっていました。なんでも、
老齢だったため逃げ遅れた旦那様を助けにお屋敷に飛び込んだそうです
。お屋敷を守るためだったのか、旦那様のことを想っていたのか、
今となってはわかりませんが、まあ、お恥ずかしい話です。私はネエさんに惚れていたのに、
肝心のネエさんは、旦那様のことを想っていたかもしれないなんてねぇ。
「でも、麻子さんが使用人の掟を貫きとうしたからお屋敷が残ったのでははなのではないのですか。
主人との色恋はいけないという。だから旦那様への気持ちは整理がついていたのではと思うのですが」
「まあ、あなたの仰るとおりかもしれません。でも、あの掟なんて使用人業界には本当はないのです。
だから、あれは私にではなく自分自身に言い聞かせていたのかもしれません。
今となっては本当のところはわかりませんがね。」
>>283 戦後は、生き残った奥様とお屋敷を守ってきました。
食料不足の時は、お屋敷の庭を畑にしたり、私が汽車を乗り継いで買い出しにでたりと、
戦争で生き残った後、さらに生き続けるために大変でした。
そして、食糧不足がホッと一息ついたら、朝鮮戦争、高度成長、
東京オリンピック、ベトナム戦争、学生安保、オイルショック、
円高、バブル景気と恐ろしい速さで時代は変わっていきました。
でも、お屋敷は静かでしたね。奥様にはお子さんがいませんでしたし、
私には家族はいませんでしたので。何度か奥様にも私にも縁談の話を頂きましたが、
結局縁がありませんでした。私は、ネエさんのことを忘れられないのと奥様に遠慮していたつもりでしたが、
もしかすると奥様は、私のことを想っていたのかも知りません。
今、思い出してみるとそう思えることが出来事か浮かびますが、ごらんのとおり、職人気質の自分は結構鈍いので。
ネエさんは、お屋敷と旦那様を、私は、ネエさんとお屋敷のことを、
奥様は私のことを・・・使用人として徹するか、自分の想うように行動するか、
どちらが人間として正しいかは誰にもわかりませんが・・・
「伸さん、どこにいらっしゃるの。そろそろお昼にしましょう」
「はい、奥様。すぐそちらに参ります」
「奥様がお呼びです。話の続きはお昼の後にしましょう。それから、私
のことをどう思っていたかを奥様に聞かないでくださいよ。いいですね頼子さん」
>>279-284 キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!!!
確かに萌えない・・・ククク・・・ じゃなくて、乙です!
でも気持ちのすれ違いなんてもったいな・・・イヤイヤ、切ないなぁ(´ー`)
姉メイドこそ至高のメイド!
13歳には勝てないわけだが。
だから小娘は要らないって言ってるだろ・・・
_, ,_
( ‘д‘)
⊂彡☆))Д´) →
>>288
メイドサンタさんこないかなー
サンタさんにメイドさんをプレゼントしてもらいたい
メイドさんと一緒におっきな靴下のなかで眠りたい。
( ’ ⊇’)つ旦
メイドさんによる国家救済!
ジーク メイディア!!
メイドピア計画を遂行せよ!
>メイドさんによる国家救済!
メイドさんは主体的には動かないのです!
あくまでご主人様を影で支えてくれるのがメイドさんなのです!
297 :
Mr.名無しさん:03/12/27 06:45
>>296 ご主人様のどこら辺を支えてるのか、
詳しく教えて下さい。
んー、第3の足のあたrターン
⊂~⌒⊃。Д。)⊃
正直女中に萌えるお前らが分からない
素直になり名よ
かまうな。それとも自作自演か?
,r''"`H, トイ"`ヽ、
,,.,,.!. ヽ! j:/ ./Y\、
f" 、\.-'''''" ̄``''''-..,_/ , L--...,,_
,.-L_./ _,,..---''''''''--..,,_`'-/ / ), `''---..,,
,,,..--ヘ, /,.-'", / i , , 、 `,'-.,\ .-く,.--''''" ̄ /
-=''"-,--- \/'./ // .|| ! ',ヽ `、`'-,、 く -,-'"/
"-, "7.,イ. // ! j / .j | ト、`,\ ヽ `''''",_.,=''''/
`'-.._'-/,,.!/ .| !/| ! ヽヽ\`,.,\ i !`,!``/
`-..,,|.! ! -H-|.,! `, !_,.-,t二ニニ,| .|--"|
|!'.,|'、|,K'Tヽ ヽ! / |:|:!;j''!イ | .!
'!'i`ハ' `-:i "ノ-ノ | | .|
.| .i ,.ゝ' " ̄ | i,|.!|.!
.|| |!〃 ノ 〃 ! .|j ||j
.ヽ| | `-,_ ー- ,.| .j| | j /
!'! .| ! |`'-、 _,,.-''" ! ./!.j //
`,!、ヽ.| ヽ`、T''" . |∠レレ/
ヽ\! ,ト,!v=,| r----'''/'" .|
猫耳翡翠
.___
/__卍⊥
>>300,302
∠√ ゚Д゚) 劣等なレジスタンスどもめ!
(衛⊃v|〆 収容所で萌え地獄を見せてやる!!!
/|ーoー|
┗ ┗
心にいつもメイドさん
メイディアに逝けば万事OK
メイディアはどこにあるんだろう
西の果て…
はるかなる西部か……。
そこにメイドさん萌えのフロンティアが…。
さいこー
年の瀬は巫女の季節か…
(誤)年の瀬は巫女の季節か…
(正)年の瀬は巫女服を着たメイドさんの季節か…
ある意味、巫女さんも神様のメイドさんだな
>>316 巫女メイドなんてものがあるか!(゚Д゚)ゴルァ
(;´Д`)ハァハァ
そりゃまあ、
ナーススクールプリンセス
チャイナメイドに巫女メイドってぐらいで
のらはのらでものらメイド
320 :
Mr.名無しさん:03/12/30 04:26
お正月………それは和装メイドさんが正統派となる夢の祭典
,(⌒⌒⌒⌒)
/ `======´ヽ、
| ノ`´)))))))) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ ) ´・ ・`( ) | ご主人様、もう大掃除はお済みですか?
( )、" ▽ "ノ,,) < せめてテメーをフロぐらいには入れときましょうね
ヽ(:::::::)))|[》《]|))::::) \_____________________
|::::|) ^ )::|
|::::|'、 ,':::::|
[|三|::〉 -―- |三.| .| ̄||ミ
=======(_)=======(_)======⊂| ||ミ
/:/' :| .|_||ミ
. /:::|: |
. /::::|: |
|::::::|: |
. |::::::|:. |
|::::::::|_________________;|,
. |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
"""""|""|""|""""
. |__)__)
相変わらずズレてるなw
>>323 IE標準だからな
ギコナビとか使ってるヤシ多そうでうれしいよw
明けましておメイドうございます
おメイドぉ〜ヽ(´▽`)ノ
今年は『メイドさん』年です!
327 :
Mr.名無しさん:04/01/02 08:37
あ〜〜っと若林君横っ飛びでがっちりキャッチー!
669 :Mr.名無しさん :04/01/02 01:21
さっきまでばあちゃんと話をしていて聞いたんだが、
兄がソ連で大使館付き武官やっててメイドさんあてがわれてたらしい。
んで写真見たら凄い美人だったらすい。
スパイメイドさんもいいね。
露西亜メイドタソ(;´Д`)/lァ/lァ
初詣 巫女さんに萌える 漏れがいた y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
まあ、別に萌えたっていいだろ
333 :
Mr.名無しさん:04/01/04 05:52
今だ!333ゲットォォォ!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
うちには全裸のメイドさんが居ます。
ハレンチメイドは要らない。
フレンチメイドならキボン
では、ハレンチナメイドさんは俺の所に来てくれ。
漏れのパレスチナメイドさんは未だに帰ってきません(つД`)
きっとイスラエルのモサドに拘束されて
取り調べと称してあぁ〜んな事やこぉ〜んな事などの陵辱を受けているに違いない!!
>>338!子宮…至急、パレスチナメイドさんを助け出せ!
>>338 神の名の下にパ人居住区に御引越し頂きますたがナニか?
追って入ったら最後、二度と出られませんがナニか???
>>339 想像してたらチンコ起って来ちゃったじゃないか!
拷問なんてそんな………(ノд`)
せめてお仕置きくらいでプリーズ
「こら、犬メイド!あれほどオヤツは庭に埋めるなと…」
「クゥ〜ン。ごめんなさいワン」
「今日という今日は……分かってるよな?」
「許してくださぃ………キャイン!もう許して………」
Mr.名無しさんさん
のメイド属性は
3797ポイント
です。
もはや言葉はありません。メイドさんに生き、メイドさんに死ぬ。
そんな人生があなたの生き様でしょう。
その萌え上がる魂を存分にそそぎ込んでください。
多分幸せな人生が送れるでしょう。
あなたは「メイド」と「メイドさん」の違いを理解していますね。
やるなってカンジです。
その知識を存分に発揮すれば違いの分かる男として皆から一目置かれること請け合いです
あなたのメイドさんに対する認識はかなり間違っています。
というか、あなたは鬼畜です。
想像の世界だけなら良いですが間違っても現実世界で実行しないように。
名無しの権兵衛さん
のメイド属性は
3357ポイント
です。
もはや言葉はありません。メイドさんに生き、メイドさんに死ぬ。
そんな人生があなたの生き様でしょう。
その萌え上がる魂を存分にそそぎ込んでください。
多分幸せな人生が送れるでしょう。
あなたは「メイド」と「メイドさん」の違いを理解していますね。
やるなってカンジです。
その知識を存分に発揮すれば違いの分かる男として皆から一目置かれること請け合いです
名無しの権兵衛さん
のメイド属性は
3522ポイント
です。
もはや言葉はありません。メイドさんに生き、メイドさんに死ぬ。
そんな人生があなたの生き様でしょう。
その萌え上がる魂を存分にそそぎ込んでください。
多分幸せな人生が送れるでしょう。
あなたは「メイド」と「メイドさん」の違いを理解していますね。
やるなってカンジです。
その知識を存分に発揮すれば違いの分かる男として皆から一目置かれること請け合いです
いやっほぅ
鬼畜いないのか?!
>>348 はっきり言ってお前邪道
お前にメイドさんへの愛は感じられない
みんな似たり寄ったりだな
以前このサイトが出た時も似たよーな結果だったし
>>349 あと、メイドものに鬼畜の取り合わせはむしろ王道
このスレとしては容認しがたい傾向だがナー
(゚ε゚)キニシナイ !!
>>350 オマイの求めているものはメイド
俺らの求めているものはメイドさん
>>351 純愛ばっかり語っていられるような毒男ばかりではないのだよ。
355 :
Mr.名無しさん:04/01/06 01:11
おまいら。荒れないでください。
357 :
Mr.名無しさん:04/01/06 01:12
昨日冥土がスクーターで爆走してたよ
珍しく荒れて参りました
360 :
Mr.名無しさん:04/01/06 01:13
>>353 345は違いがわかると一応診断されてるのを忘れてる?
価値観の押し付け合いをしても仕方が無いから
おまえらやめれ。
俺が言うことではないのかもしれないが。
>>353 またその議論か
メイドとメイドさんを分けるのって話がややこしくなるだけのよーな・・・
雪さんとか以外のパターンのお屋敷メイドさんを否定しかねないものだからなぁ
メイドさん物のジャンルの広さを知らないヤシ登場ですか?
まぁ、アレだ。
ここはお正月らしく女中さんで手を打とうではないか。
正直、メイド(さん)物もあまり詳しくない。
俺は、まほろまてぃっくぐらいしか知らない。
そして、この前初めてコミケに行った。いろいろ見て思った。
メイド"さん"の"さん"に、妄想のすべてを許容する懐の広さを感じた。
だから、人それぞれに、それぞれのメイド"さん"が居て
それが元で争いが起きる。そんな気がする。
一方メイドだけでは、なんだかこう、ストリクトな感じを受けた。
他を寄せ付けぬ絶対的で厳格な規格があり、
それゆえ、無難で平和。そんな気がする。
まぁ原理主義者には彼らなりの苦労もあるみたいでw
日本の「メイドさん」像ってのは西洋のニンジャ並にデフォルメされてて、忠誠心あふれる
日本の女中のそれがメンタル面でかぶってるって話がどこかのスレで既出だったな。
つまり、本物のメイドなんてのは下位ではウェイトレス、上位では執事に近いものなんだろうね。
罵り合うお前たち久しぶりに見たぜ
|
|,'^i^iヽ,
_|'´ `ヾ
質|リノ )))リ フフフ、久しぶりに楽しかったですワ
 ̄|゚ ー゚ノリ 最近は閑散としておりましたから…
. ⊂!} どなたか、また良質の煽りキボンヌ
|'7
|'
聞き耳を立てる良質のメイドさんきぼん
そしてご主人様に現場を取り押さえられてお仕置きされるんだ
間違いない
_, ,_
(♯‘д‘) アマッタレルナ!
⊂彡☆))Д´)
>>343 漏前がそうゆー現実逃避している間にも漏前のメイドさんは確実に拷問や陵辱を受けているだぞ!
光すら満足に差さない狭く暗い監獄のなかで震えながら、漏前がきっと助けに来てくれることを唯一
の望みにしてメイドさんは日々の拷問陵辱に耐えているんだぞ!
>>372 いかなる拷問なのか、まず詳細を聞こうじゃないか(;´Д`)ハァハァ
詳細キボンヌ
縛られて上目遣いでチュパチュパ
拷問=ありあらゆる辱め
縛られたり垂らされたりなめられたり吊るされたり(以下略
拷問=縛られて動けない状態にされたうえゴハンとサンマを前に置かれて放置プレイ
>>367 日本の女中がメンタル面でかぶってるってのは、こじつけっぽいなぁ。
大方のメイドさん像ってのはエロゲとかエロ漫画の影響だろ?
役柄はともかく性格的にはメイドさんも他属性の娘も大して変わらん。
それにデフォルメとか言い出したら、
看護婦、女教師、婦警、美人秘書、美人OL、人妻、ょぅι゛ょ、妹、ボク娘、
みんなデフォルメされてるじゃないかw
ょぅι゛ょだけはガチ!
>>377 >役柄はともかく性格的にはメイドさんも他属性の娘も大して変わらん。
.__
/_☆_|__
/了 ゚Д゚) わが皇国メイディアは正当な主権に基づき
(憲⊃v|〆 興亡を賭して卿の思想との交戦権を発動する!!
/|ーoー| 我に続け!ジーク メイディア!!
┗ ┗
漏前はあらゆる手を尽くして中東のイスラエルに潜入するんだ!そして様々な情報を集めてメイドさん
がイスラエルの国家安全保障局の某施設に監禁されていることをつきとめるはずだ。しかし、メイドさん
が囚われているとされるエルサレムにある当局機関施設は警備が厳重で潜入は出来ない…そこで漏
前はアラファト議長の力を借りるんだ!いいかここで間違ってもビンラディンの力は借りるなよ!借りると
バットエンド゙になるからな…
漏前はなんとか当局機関施設に潜入することに成功する。ピザ屋の宅配に成りすましたり段ボール
の中に隠れたりしてメイドさんが監禁されている特別地下牢を探し出すんだ…がしかしあと一歩の所
で天味方せず…警備兵に見つかった漏前は取り調べ室に連行されるだろう。漏前を取り調べるの
はイスラエルの特務機関モサドで『冷笑ノ天使』の異名をとる凄腕エージェントの女(14歳、髪型 ショーカット、つ
るぺた体型)だ。奴はお前を自白させるためにあらゆる拷問を漏前に試すだろう…だが絶対に拷問
に屈するなよ!自白したら即バットエンド行きだからな。拷問に耐えるにはひたすらAボタンを連打し体
力ゲージの消耗を遅らせるしかない!
拷問が進むにつれ奴は一瞬だけ隙を見せる。その時が唯一のチャンスだ!漏前はその一瞬の
隙をついて女(14歳、髪型 ショーカット、つるぺた体型)を襲いかかるんだ。しかし女(14歳、髪型 ショー
カット、つるぺた体型)と言っても相手は特務機関の凄腕エージェントだ、そう一筋縄にはいかないぞ!
そこでいよいよ漏前のHテクニックの出番だ。メイドさんに全てを捧げている漏前としては不本意だろう
けど、これもメイドさんを助け出すためだ…大事の前の小事と思って('A`)アキラメロ。
凄腕エージェントの女(14歳、髪型 ショーカット、つるぺた体型)をイかせて行動不能にすることに成功し
た漏前は奴のブラに隠してある特別地下牢への鍵をGETすることに成功する。
(`・ω・´) ガンガレ終リハモウスグタ!
今まで以上に厳重な警備を潜りぬけ漏前は特別地下牢内に潜入。そして3-Dという地下牢の前
に辿りつく事に漏前は成功するだろう。女(14歳、髪型 ショーカット、つるぺた体型)から盗み出した鍵
で3-Dの扉を開く…そこに倒れていたのは拷問のために衰弱しきった漏前のメイドさん。
漏前の姿を見て、漏前に思わず抱きつき泣きじゃくるメイドさん、しかし再会の喜びに浸っている場
合じゃないぞ!その頃には取り調べ室で意識を失った女(14歳、髪型 ショーカット、つるぺた体型)が
目を覚まして施設内全体に緊急警戒命令を出している頃だ!
警報が響きわたる施設内、漏前はメイドさんといっしょに速やかにここから脱出しなければならな
い!次々襲ってくる警備兵を殴り倒しひたすら上へ上へ登る漏前とメイドさん。目指すは屋上にある
ヘリポート!!
最後の気力を振り絞り、ついに屋上に来た漏前とメイドさん。漏前達の前にあるのは脱出用ヘリコプ
ター。しかし漏前達がヘリに近づいた途端ヘリは爆発炎上…そして次の瞬間、漏前の右肩に激痛が
走った。
「ご主人様肩から血がぁ!!」
見れば大量の血が漏れの右肩の辺りから流れ出していた…
自分のスカートの裾を裂き、その布切れで止血処置をしてくれるメイドさん。しかし血は止まらない…
見れば屋上出入り口にいたのは硝煙立ち上るピストルを構えてる女(14歳、髪型 ショーカット、つるぺた
体型)が一人。
「ご主人様、周りを!!」
メイドさんの言葉で周りを見れば、いつのまにか無数の兵士たちに囲まれていた。
「素人としてはよくやった方だが、あきらめろ」
「くっ」
「その女をこちらに渡せば、お前の命だけは助けてやる…」
「…ご主人様……」
「…」
「わたしは気が短い性質でな…次は足だ」
漏前の右足腿部に照準をあわす女(14歳、髪型 ショーカット、つるぺた体型)。
「ご主人様、ボク…向こうに行くよ」
とポツリと呟き、女(14歳、髪型 ショーカット、つるぺた体型)の方へ歩き出すメイドさん。
「最後までご主人さまのお傍にいられないなんて、ボクは悪いメイドだね」
漏前の方に向いて微笑むメイドさん…頬には一筋の涙。
しかし、漏前はメイドさんの手を取り引きとめ…そして強く抱きしめる。
「ご、ご主人様!!」
「行くな」
「でも、ボクが行かないとご主人様が!」
「最後まで傍にいてくれるよな」
「…はい」
「麗しき主従愛か…いいだろうメイドと共に冥土に逝くがいい」 (セリフ(・∀・)キマッタ!)
女(14歳、髪型 ショーカット、つるぺた体型)がサッと手を上げる。
二人を囲む兵士たちか一斉に銃を構える。
ぎゅっと漏前を強く抱きつくメイドさん。
もう逃げられないことを悟り、ゆっくりと瞼を閉じ覚悟を決めた漏前。
「殺れ!」
女(14歳、髪型 ショーカット、つるぺた体型)の合図が終わると同時に数人の兵士が爆風で吹っ飛ん
だ。
覚悟を決めたものの、一向にその覚悟すべきものがやって来ない。おそるおそる目漏前が開
けば、兵士たちが漏前達そっちのけで明後日の方向の空向かって射撃しているではないか!
明後日方向の空にはこちらに向かってくる無数の攻撃ヘリ(コブラ)と武装ヘリ(ブラックホーク)。
まるで漏前達を援護するように攻撃ヘリらは次々と漏前を囲む兵士達をなぎ倒していく。
そのうち、一機のブラックホークが漏前達の頭上でホバリングを始める。ホバリングしているヘリから数本
のロープが下ろされそこから数人の武器を持ったメイドの武装メイドさんが降下してきた。
「
>>338だな!」
「ああ」
耳にかけたインカムでなにやら連絡をいれる武装メイド。
「お前らはいったい…?」
「詳しい話はあとにしろ!これをベルトに引っ掛けろ」
と言って武装メイドは漏前にフックロープを渡す。一方メイドさんの方を見れば別の武装メイドが同じ
くフックロープを渡しているところだった。漏前らがフックを固定したことを確認するとボラリングしていた
ブラックホークは速やかにその場を後にした。
《エピローグ》
チッチッチとひばり鳴きながらが抜けるような青空を飛んで行く。
そんな光景をベットで横たわりながら漏前は某草深い片田舎の洋館の一室からぼんやり外を眺め
ていた。コンコンとドアをノックする音が聞こえ一礼して入ってきたのはいつものメイドさん。
あの救出劇の後、しつこくメイドさんに真相を聞き出そうとしたものの
「あれ?そんなことありましたっけ〜?」
の一天張りで質問をはぐらかされて続けていたのだった。結局真相は聞き出せずじまいだった。
しかし、あんな騒ぎがあってもTVや新聞にはいっこうに報道はなれてないかった…全ては脳内妄想?
でも一連のあの事件が俺の脳内妄想出ない事は右肩のリアルな痛みが教えてくれた。
「しかし、初めから知っていればこうしておくべきでした」
「なにが?」
「ご主人様が右肩を痛めているおかげでボクのお仕事は大はかどりです。
掃除中お尻とか触られる事とかありませんしぃ〜」
「…」
「あはは、なに黙ってるンですかご主人様ぁ〜」
笑いながらペシッと右肩を叩くメイドさん
「ぐぎゃぎゃわわ…」
傷口に響く痛みにために思わずうずくまってしまう漏前こと
>>338。
「ああ、ごめんなさい」
「お前なぁ…そのガサつな、むぅ!!!!!!!!」
ちゅっ?
漏前の愚痴を封じ込めるかの要にメイドさんのくちびるが漏前の口を塞いだ。
「ななななな…」
あまりの突然の出来事に思わず赤面してしまう
>>338。
「はやく良くなってくださいね! ご・しゅ・じ・ん・さ・ま?」
('A`)終り('A`)
?=♥
?=♥
>>380 痛みに耐えてよくがんばった!感動した!
凄腕エージェントの女(14歳、髪型 ショーカット、つるぺた体型)に関しましては
様々な感情が入り混じり、もう収集がつきません(;´Д`)ハァハァ
つーかメイドさんはボクッ娘かよw
ちなみに「イスラエル ナチス (メイド)」でググると何かイパーイ釣れたぜ!
>旧約聖書「創世記」によれば、キリストの先祖であるユダヤ人のアブラハムと
>エジプト人のメイドとの間にできたイシュマエルが実はイスラム民族の始祖になり
~~~~~
>その子孫のムハンマドがイスラム教の預言者となりますから、
>ここにキリスト教、ユダヤ教、イスラム教の接点が窺われます
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ ;)
SSグッジョブですよ!
>>338はよくやった!感動した!
どうやらこのスレには職人が紛れ込んでるようだなw
それはともかくGJ!
390 :
Mr.名無しさん:04/01/07 21:28
GJ
で、武装メイドさんは誰に従事してるんだい?
>>390 国際メイド救助隊。(通称サンダーメイド)
あぁっ座布団取らないで・・・・
2003年
すでに人類は国際メイド救助隊「サンダーメイド」を組織していた。
「サンダーメイド」の本部は秋葉原の
とあるメイド喫茶の地下深く秘密裏に作られ、
冷静沈着なじいやさん司令官の下
日夜悪のつるぺたエージェントに敢然と挑戦していた。
(中略)
巫女さん撃退の準備はできた!
サンダー○○ドって超秘密主義なんじゃないっけ?
内部の人間じゃない人にはその存在を知ると抹殺され・・・
>>393 サンダー○○ドの秘密を知った者にはメイドさん達の甘美なお仕置が待ってます。
三日三晩続くメイドさんの お仕置を受けた者は、二度と社会復帰出来ないと言われてます。
私もここに書いたからには・・・・・・・・・・・・・・・うっうわぁぁぁぁぁっぁああぁぁぁぁっぁあぁぁっ
ぽまいら、メイドさんは戦ったりしません
打ち切られた某マンガみたいなノリは邪道なんだあ!
(;´Д`)ハァハァ
そういえば「私のご主人様」っていう漫画があったっけな。
ちなみに別の場所で「僕のメイドさん」っていうのもあったが。
>>394 無事帰って来たときは、御仕置きの詳細なレポンキボンヌ
398 :
Mr.名無しさん:04/01/08 15:41
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ昇竜拳!
>>392 巫女さんかぁ。以前最強の甘やかしメイドさんが出る某ゲームをやって、逆に巫女さんキャラに萌えたっけ……。
あれからもう一年半か……。
いや、メイドさん萌えだけどね。
折れは和装の幽霊メイドさんが出てくるゲームで巫女属性を植え付けられたよ。
いやいや、メイドさん最優先だけどね。
伯爵カインシリーズに出てくるメイドさんが一番まともに見える。
国際メイド隊(コクサイメイドタイ) 【秘密結社】
-定義-
メイド及びメイドさんたちが自ら創設した相互援助組織。メイドという職種柄予期せぬアクシデントに巻き
込まれた場合、速やかにそのメイドを安全に保護するのが現在の目的。本部の位置は遺憾ながら
不明(スイスのレマン湖湖畔に本部があるという説もある)、日本での拠点は東京の秋葉原のとあるメイド
喫茶の地下にあると言われている。現在、種族を問わずメイド・メイドさんのほとんどがこの組織に
加入しているとされる。
-背景-
創設は意外に新しく創設は1945年ナチスドイツの敗戦をきっかけとして誕生した。由緒あるプロセイン軍人
のご主人様に仕えていたメイドさんが、ご主人様が連合軍の戦犯リストに上がった事を知り、ご主人様
を親独派が多い中南米に脱出させるためにメイド仲間の伝を頼り、メイドさん達の協力で無事中南米
に脱出させることに成功した事を発端とする。以後、メイド間相互援助組織『国際メイド隊』と組織化さ
れた。特に国際メイド隊の活躍したのがが米ソの冷戦時代であった。東西両陣営は互いに敵対陣営
の動向を探り出すため、多数のスパイを相手方に送り込んだ。職業柄スパイとして敵対陣営に潜入した
ご主人様や潜入した先でメイドを雇ったご主人様などが大勢いた。しかしその多くは潜入先の体制側
にマークされ大勢のスパイが拘束された。体制に捕らえられたご主人様を救出するために国際メイド隊本
部が動き、多くのご主人様救出プログラムを立案し成功させたという。いかなる状況下であろうともご主
人様に尽くすというメイド精神は創設以降冷戦を経た今でも脈々と受け継がれている。政治力に影響さ
れない第三の巨大な組織、一時期米ソはその組織力と影響力を恐れてメイド組織の壊滅に動いたが、
その計画の責任者などが次々と謎の失踪や交通事故死が相次ぎ計画は頓挫した。
-歴史は夜作られる- ご主人様救出プログラムに従いメイドさんの多くは夜行動していた。キューバ危機の
時、ソ連のミサイル輸送船に乗船していたご主人様を助け出すために死力し米ソ最悪のシナリオである核
戦争を回避した国際メイド隊の働きを見せ付けられた時のアメリカ第35代大統領ジョン・F・ケネディは
思わず、そう呟いたという。冷戦を経た現在では組織の目的はご主人様救出のから所属するメイド達
自身への安全保証にウェイトが移りつつあるという。
-現状-
メイドさん発祥の地である欧州はとりわけメイド先進国が多く、国際メイド本部による優れたメイド訓練機
関も英、仏、独など存在し質量共に他文化圏を圧倒している。米国では独立戦争〜南北戦争を経て
古き良き欧州文化はほぼ根絶しており、欧州文化をその拠所とするメイドの存在はほぼ失われてい
る。しかし米国の優れた経済力を歴史背景としてご主人様の優れたビジネスパートナーとして『秘書』とい
うものが存在しており、その源流はアメリカに持ち込まれた欧州文化の一つであるメイドにあるとされるの
がメイド史学会の主力見解である。地球の裏側でアジア圏では欧州植民地の影響から古くからメイドの
存在はあったもの第二次世界大戦以降、旧植民地が独立し欧州文化影響圏から逸脱したため正統
メイドさんは根絶した。例外中例外として、アジア圏で唯一現在まで継続したメイド文化史を持つ国は日
本である。19世紀に起こった『明治維新』以降日本は積極的に欧州の文化を自国に取り入れる運動
が盛んだった。メイドも欧州文化の一つとしてその頃日本に運び込まれたとされる。日本は古来から武
士道を経て完成された自己犠牲からなる主従哲学があり、メイド精神に類似することが多い事からメイド
という存在は日本に比較的容易に定着していった。しかし当時正式なメイド教育組織がなかったため、
正統メイドに日本固有の特色と交り生まれた『女中』『仲居』が以後メイドの主流となった。またメイドの存
在は、日本古来から存在する神に仕える女性『巫女』という存在と被るとされ巫女支持派はメイド容認派
を激しく糾弾した。メイド容認派の蘇我蝦夷・入鹿親子が巫女支持派である中大兄皇子と中臣鎌足に襲
撃され惨殺された俗に言う「大化の改新」 は記憶に新しい。現在日本ではメイドを巫女世界の一つ形とし
て捉える「神仏集合」という考え方が国家規模で推し進められている。
-民明書房 『メイド その源流と発達』- より
民名書房かよw
それにしても見事な出来じゃないか!
民明書房編集者乙!
>>401 キれた御主人様と関係させられて屋敷を出て行くメイドさん
娘の代わりに棺桶に送られるメイドさん
ぼっちゃまを独り占めしたいがために媚薬と称した麻薬を盛るメイドさん
・・・どの辺がまとも?あの漫画イカれた連中ばっかだろ。
406 :
Mr.名無しさん:04/01/09 23:49
秋葉原の万世橋の警察署のはす向かいのお店の店頭に、
ちょっとお年をめした、スタイルのいいメイドさんが、
立ってらっしゃいますが、みなさんはご存じでしょうか?
けっこう、エロイよ。
407 :
Mr.名無しさん:04/01/09 23:52
メイドさんよりファティマが欲しい
マルチをメイド認定しても本当にいいのか!?ヽ(`Д´)ノゴルァ!!!
>>405 むしろ萌えな妄想がとめどなく溢れ出す設定じゃないか(;´Д`)ハァハァ
年末年始もようやく明けた、静かな休日…
こんな夜ほどメイドさんが恋しい時もないな(´ー`)
まあ、こんな夜はとりあえずメイドさんが
うっかり壺を割った時の処遇でも考えようじゃないか
いまこそlastなメイド侍を映画化して世界にメイド萌えを訴える好期ではないだろうか
メイドさんは特にだけど、
武器を持ったり戦ったりして欲しくないな。
人を傷つけるなんて、なぁ。安易すぎるだろ。
危険な状態になった所で、立ち向かう必要ないんだよ。
逃げれば良いんだよ。
戦う訓練じゃなくて、逃げられない状態になる前に
危険を察知して確実に逃げられるような訓練をすれば良い。
戦う場合は、潜在的にこちらも攻撃を受けるリスクを含んでいる。
あらかじめ逃げた場合は、こちらも攻撃できない代わりに、相手も攻撃できない。
メイドさんが傷ついたら、ご主人様も悲しむだろうから、
戦うというリスキーな選択をするメイドさんは、
結果としてご主人様を悲しませる可能性があるという重大なことに、
気付いていないんだろうか。
たかがスタンダード級が何をほざくか。
>>414 禿げ同
力でどうこうってのは似合わない
ま、俺もおおむね同意な
持ち上げてから、落とす
これ職人イヂりの定石
419 :
Mr.名無しさん:04/01/11 19:45
>>414 戦うメイドがアレなのと同様、そういう状況に持っていく主人も失格だ。
主人なら、家族や使用人共々穏やかな日々を送れるように努力しなきゃあならん。
>>421 >>338は早速、奪回のため出陣すべきだ。
ちゅうかもう手遅れだな。今頃はイロイロ試されて、
もう人格崩壊してるだろうな。ククク。
>>422 んだな。武装メイドもいまいち評判悪かべよ…元の『さり気ない日常萌え』に路線もどすべ。
,(⌒⌒⌒⌒)
/ `======´ヽ、
| ノ`´)))))))) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ ) ´・ ・`( ) | 日常ったってゴロゴロしながら2ちゃんばっかり…
( )、" ▽ "ノ,,) < お掃除の邪魔なんですよねぇ
ヽ(:::::::)))|[》《]|))::::) \_____________________
|::::|) ^ )::|
|::::|'、 ,':::::|
[|三|::〉 -―- |三.| .| ̄||ミ
=======(_)=======(_)======⊂| ||ミ
/:/' :| .|_||ミ
. /:::|: |
. /::::|: |
|::::::|: |
. |::::::|:. |
|::::::::|_________________;|,
. |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
"""""|""|""|""""
. |__)__)
>>424 ナニサマ?
ハウスキーパーはどういう人選をしてるんだ・・・
_, ,_ メイドサマニキマッテンダロ
( ‘д‘)
⊂彡☆))Д´) ウワーン
↑
>>425
なんかよく分からんけどメイドさん縛っておいた
ここ置いとく
>>429 モッハァァ!(゚∀゚)シバリテェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーェ
激しいな
激しくドウイ
すいません、ここでは母乳メイドについて熱く語ってもよいのでしょうか?
存分に語れ
>>433 母乳で火傷するほどに熱くドゾー…(´Д`;)ハァハァ…
だからショタメイドのミルクがいい
ショタのザーメソミルクか…
この流れから何故か熊先生のメイド姿を想像しちゃったじゃないかヽ(`Д´)ノウワァーン
>>440 俺まで巻き添いにするな!ヽ(`Д´)ノウワァアン!
>>441 連鎖デ巻キコマレタYOヽ(`Д´)ノ ウワァァァーン
,ィ^!^!^!ヽ,
∩/゙レ'゙ ゙̄ヽ∩
| ノ ヽ ごぢゅじんさまー!
/ ● ● | 初クマ──!!
| ( _●_) ミ
彡、 |∪| 、`\
/ __ ヽノ /´> )
(___) / (_/
| /
| /\ \
| / ) )
∪ ( \
\_)
ああ、もう熊だらけ。
>>433 おっぱいが張り詰めて苦しくて
仕事中に自分でチュウチュウしちゃう
メイドさんの話はしないで下さい
その上チュウチュウし過ぎて感じちゃったり
食事時に母乳が切れてしまっていて御主人様に御仕置きされる
メイドさんの話などもってのほかです
>>446 まったくだな。
俺としては互いのおっぱいを求め貪り合う
母乳レズメイドなんか絶対に語るべきでないと思う。
義妹がメイドさんっていうシチュどうよ?
自演乙。
>>448 世界史板のメイドスレで確か隣家のお嬢様とかがメイドとして来るっていう
話を聞いたから一応、歴史的に実在するらしい
>>451 お前の書き込みホントにつまんねえな
こんなスレで自演もクソもねえっての
さっさとメイドの話をすりゃいいんだ
まったくお前の様な奴はここに来るな
>>448 メイドに来た年上の女性が、実は異母兄弟だった ちゅーのは?
(向こうは初めから知っていた)
ダメ
真の萌えはネコミミにあり!
このスレ的には犬耳のほうが多数派らしいぞ
いや、都合の良い時にしか出てこない人間耳だろ。
俺は、特に動物耳が付いてないのが良いな。
幼馴染がメイドさん
未来からご主人様抹殺のために送り込まれたアンドロイドメイドさん
ターミメイデン・・・
間違ってもタミ婆さんではない。
463 :
Mr.名無しさん:04/01/15 23:34
猫耳で性格は犬ってのが最強。
464 :
Mr.名無しさん:04/01/16 00:41
イヌ耳………ご主人様は絶対。働き者でよく気が付く
ネコ耳………気まぐれ屋さん。悪戯っぽくて甘えん坊
ウサ耳………おとなしくて小心者。寂しいと死んじゃう
クマ耳………元気でパワフル。何事にも大胆
キツネ耳……賢くておすまし屋さん。一人きりで悩みがち
デフォはこんなんでオk?
ネコ耳プリーヅッ!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっと余談だけど、
猫耳とキツネ耳はどう見分けるのがよいと思う?
両方とも三角の耳で表現されることが多くて
時々判断に困るような耳を見かける・・・。
>>467 色描写しかないと思う。
ネコ耳なら二等辺三角形、きつね耳はなんか直角三角形を立てた
ような感じか?
>>465 GJ!
>>465 メイドという職業上イヌ耳しか考えられん俺はどうも頭が固いようだ…
>>469 イヌ耳メイドさんの純情な存在があってこそ
ネコ耳メイドさんの気まぐれさが引き立つ。
>>469の考えは(・A・)フルクナイ!
>>467-468 うん、ズバリ色でしょう。
モノクロの際は先っちょを白くしてキツネっぽさを表現、それ以外は全部ネコ耳(ォィ
キツネ耳のメイド長さんは悩みを全部独りで背負い込んぢゃうんだー!
そして誰にも相談できず周囲に誤解されちゃうんだー!
でも最後にはご主人様に優しくされて泣いちゃうんだー!
そのままエチシーンに突入するんだー!
キツネ耳ヨイネ!
475 :
Mr.名無しさん:04/01/16 18:21
_, ,_
( ‘д‘)
⊂彡☆))Д´) →
>>474
こっちのスレでは違和感を感じないな。
>>474 まあ、最初からそういう流れを期待してたら
やらしいけどさ
なんつーかもう
このキツネ耳メイド長さんは
抱いてやらんと駄目でしょ〜
お互い子供じゃないんだし
心ごと体も抱くって感じよ
分かれ
>>479 何の説明にもなってないが何となく気持ちはわかる書き込みである。
481 :
Mr.名無しさん:04/01/16 23:10
正直、俺は耳よりも性格を重視したいなぁ〜。
なんかこう、明るくて、いっつも俺の事心配してくれんの。
エロはあってもなくても良いけど、自分から〜ってのは嫌だな…
好きなんだけど、立場を気にして拒むってのが俺的に最高。
自分の気持ちをさりげにアピールしてくれて、手の出しやすい状況なんか作ってくれたりして…
あと、髪はロング単騎。ちょっと天然入ってると、俺的に十分逝けます!
>>481 >あと、髪はロング単騎。ちょっと天然入ってると、俺的に十分逝けます!
単騎駆け?三国無双なメイドさん!?
483 :
Mr.名無しさん:04/01/17 01:05
>>472 エチシーンのあとエンディング。
ウェディングドレスに身を包んだキツネ耳メイド長さんを
お姫様抱っこするご主人様のセピア調のCG。
その後スタッフロールと甘々のEDテーマ。
>>483 でロールが終わったら新婚初夜の描写(CG)があり。
二周目のプレイからキツネ耳メイド長さんが他キャラ攻略を手伝ってくれます
3PやハーレムEDも有り(;´Д`)ハァハァ
>>485 段々、陵辱館と化してくるお屋敷…さいごにはそりゃんもぉ!モザイクだらけに(;´Д`)/lァ/lァ
487 :
Mr.名無しさん:04/01/17 03:17
イイ!
488 :
(☆´_ゝ`):04/01/17 05:43
良すれ
最後は罪の意識に苛まれ精神を病んだキツネ耳メイド長さんに殺される
思いつめたメイドさんによる嫉妬地獄ってのもアリ…なのか?
愛しさ余って憎さ百倍とか(((;゚Д゚)))))ガクガク
とりあえずシミュレートしてみようじゃないか。
朝、メイドさんに起こされる
↓
もう死んでいた
↓
メイドさん思わず失禁
↓
あははは嘘だよ〜と立ち上がり
失禁したメイドさんと目が合う
↓
めっちゃ泣いてる
↓
主「もう、どこにも行かないから」
↓
いいムードになるも部屋の中がおしっこ臭い
↓
部屋から逃げ出すメイドさん
↓
主「アハハハ〜♪待てよ〜♪」
メ「い……いやァぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
↓
メ「どこにも行かないって言ったでしょ!」
主は部屋に戻り二度と外へ出なくなった
↓
(´Д`;)マダツヅクノ?
>>501 君のせいで終わった
君が終わらせてしまった
君は責任を取って死ぬべきだ
ごめん言い過ぎた
でももう遅いよね
言った言葉は戻らない
だからやっぱり死んでみて下さい
とりあえずシミュレートしてみようじゃないか。
朝、メイドさんに起こされる
↓
う〜ん…あと5分…
↓
ここだけじゃなくて本スレの方にも粘着っぽいのがいるな
気持ちの悪い自演してんじゃねーよ
本スレってどっちよ?
二次限定のアノスレでつか?w
>>507 『おまいらの彼女(二次)紹介しろ』の事でつか?
(*'∀`)モレアソコモ好キ。
メイドさんってやっぱひっつめ髪がデフォなん?
三つ編みには、集合と二本出しの2タイプ有りますが、
どっちが萌えますか?
集合。
512 :
Mr.名無しさん:04/01/17 22:12
三つ編みよりもそのまま下ろしてる方がよし!
513 :
Mr.名無しさん:04/01/18 00:58
乳牛メイドさん〜母性本能過剰、爆乳、母乳デフォルト装備、CV・井上喜○子
・・・だめ?
>>514=自分と違う感性の者を、スレから追い出そうとする自己厨
感性っていうかレベルの問題だろ…
なんでこうなってしまったんだろう。
老舗でも三代続くことは難しいとはいうが、
すくなくとも自分はバカな三代目では
なかったはずだ。祖父や父の苦労をよく見て育ってきたし、
事実、業績についても問題はなかった。
でも、今、自分に残っているものは膨大な借金しかない。
立て直せるような額ではなかったし、
妻や子供、両親兄弟がいない自分が、選ぶ答えは一つしかなかった。
「この木にも色々思い出があったなぁ。短い人生ではあったけど・・・」
大木の枝にロープを架けるとそれ以上、物事を考えることがめんどくさくなった。
ロープの輪を首に通し、小さな踏み台に乗って、それを静かに蹴り倒した。
息が苦しくなり、だんだんと頭の中がぼやけてきた。
ああ、もう少しで楽になれると思った瞬間に、体がひっくり返ったかと思うと
頭から背中に痛みが走った。
目を開けると、灰色のぼやけた風景がだんだん鮮明になり、一人のメイドの顔が見えてきた。
正直、器量はあまり良くなかったが、どんなに辛いときでも、明るく笑っていた気がする。
彼女がいるだけで、屋敷の中が明るくなった。そして、泣いているところを見たこともなかった。
でも、その顔は口はキッとしまり、怒りに満ちているが、少し泣きそうになるのを我慢しているようにも見えた。
518 :
Mr.名無しさん:04/01/18 13:48
>>517 なにをこいつは怒っているのだろう。
いい待遇をしてくれるところに推薦状を出しておいたはずだから、
今更、借金まみれの元主人が死ぬことになんの問題があるというのだろう。
「どうしてこんなものを残すんですか?
推薦状なんてなくても次の仕事ぐらい見つかります。
人に恩を押しつけて、一人勝ち逃げなんて・・・卑怯者・・・」
それだけ言うともう言葉にならないようだった。
泣きそうなのを必死に耐えている彼女を見て、自分は最後の仕事をした。
「すまん。主人としての最後の命令だ。もう我慢しないで泣いていいぞ」
少しして、彼女の大きな泣き声が雪にしみこんでいった。
>>518 数年後
小さな家に大きな明るい声が響き渡る。
「いつまで寝てるんですか!!! もう朝ですよ。」
「まだ外は寒いし、時間は早いし、もう少し寝かしてください。お願いします。」
「まったくいつまで子供のつもりなんですか。
起きないならば。」
女がニコリと微笑み、男の両足を持ち上げると
男の苦痛とも快感とも言えぬ声が部屋に染みわたった。
「ぐわ、ご主人様に電気あんまとは、みやげた根性だ」
男が軽く頭をはたいた。
「痛い!! なにするのよ。命の恩人に手をあげるなんてひどい。」
「オイ馬鹿野郎、本気で顔を引っかくやつがいるか」
組んでほぐれて繰り返すにつれて、怒号と悲鳴だったものが
だんだんと艶っぽくなり、暖かい日差しの下、一つの蒲団の中で
ごそごそと二人が一人になった。
>>514-516 /\⌒ヽペタン
∩ ∩/⌒)ノ ∩ ∩
| |_| | \ (( | |_| | ペタン
(; ´Д`))' ))(・∀・ ;)
/ ⌒ノ ( ⌒ヽ⊂⌒ヽ
(O ノ ) ̄ ̄ ̄(.)__ )
)_)_) (;;;;;;;;;;;;;;;;)(_(
おまいらモチツケ!
>>517-519 超グッジョブ!!!!!!
‖モウダメポ…
('A`)
| ( ) m
| | | Σ(゚Д゚; ゴ、ゴシュジンサマァ!!
| ( )
/ ̄ ̄  ̄ | | ̄ ̄
‖チーン
(゚A゚)
| ( ) m 紹介状有ルシ
| | | ('A`) 助ケンノ、マンドクセ
| ( )
/ ̄ ̄  ̄ | | ̄ ̄
にならなくて良かった。
>>517-519 良い良いね!
布団の中覗きたい・・・ハァハァ・・・
そして布団に染みが・・・ハァハァ・・・
age
破瓜の血か。
秘密の蜜だろ
メイドさんの秘密の蜜キボンヌ
二人が一人になったと言う事は
どちらかが死んだと解釈できる
ひょっとしたら食ってしまったのかも
そんな場面を見たがる
>>522は残酷だと思う
ここはメイドさんを語るスレなので
あまりグロいのは勘弁して欲しい
ニ
ど
ひ
そ
こ
あ
二度、「ひっ、そこは・・・あ・・・」
そうかそうか。
>>530 この場合は2行目の
人
ち
ょ
ん
こ
ま
が真の内容じゃないのか?
>>529 三行目以降は同意できるが、
一、二行目の仮定に同意できないw
>>533 じゃあどう解釈するんだ?
二人いた筈の人間が突然一人になるんだぞ?
生きたまま融合したのか?
やはり
>>521の言うようにバロm(ry
>>534 SSのような読み物の
行間を読めるようになろうぜ。
ここんとこツマンネーレスしかつかねーな
ネタもねークセにイチイチ書き込んでんじゃネーヨ
>>517-519はグッジョブ
お前のレスもツマンネ
age
(・∀・)ィィョィィョー
一見キツそうなメイド長っていいよな
今までスルーしてきたけど、最近になって急に良さが分かってきた
隔離する方向でつか。
賛成。
随分と住人の質が落ちたな
age
読む者を楽しませようという気概と下らないレスは申し訳ないという遠慮の意識が
希薄になったんだろうな
なにもこのスレに限った話じゃないさ
「御主人様!」そのメイドは口を尖らせた。
男は慌てて手にしていたレーズンをかごに戻した。
「子供のようにみっともない真似はおやめください!」
眉を吊り上げて声を荒げる彼女に、男はやれやれと肩を竦めた。
男はこの屋敷の主人。先代から引き継いだこのだだっ広い敷地、それからこれも同じく
だだっ広い屋敷にたくさんのメイドたち、そしてそのメイドたちを束ねるのがこのメイド長と
いうわけだ。メイド長はメイド長らしく威厳に溢れ、必要とあらば主人をも厳しく叱りつける。
「ああ、だがそんなに怒るとまたしわが増えるぞ。もう若くはないんだから」
あからさまに馬鹿にされて、彼女は顔を真っ赤にしてプルプルと怒りに身体を震わせた。
彼女が手にしていたツナの空き缶がぐんにゃりと歪んだのを見ると、主人は物凄い勢いで
キッチンから逃げ出した。
後に残された彼女はひとり、溜息をついた。
「若くないってもまだ29よ、失礼しちゃうわね」
ずり落ちた眼鏡を器用に手の甲で正すとお菓子作りを再開したが、ガシガシと必要以上の力で
泡立てられたメレンゲは、哀れにもぷすぷすと萎んでしまった。
*
しかし事件はそれだけでは終わらなかった。
オーブンの中を覗き込んでにんまりとしてから、ふと彼女は壁の時計に眼を留めた。とっくに
午後の巡回の時間を過ぎていたことに気付いて、慌てて仕事に取り掛かった。
屋敷内を一通り確認していく。普段から厳しく教え込んでいるせいか、みなきちんと自分の
仕事を終えていたが、たった一人、先週入ったばかりの新人のメイドだけは影も形も見当たらなかった。
「チェックはこの区画で最後だけど、いないのかしら。まさか誘拐されたりとかしてないわよね」
自分を安心させるかのようにそう呟いた。というのも、最近このあたりでは変質者が出没するとの
連絡が入り、多くの若いメイドを抱えるこの屋敷でも警備が強化されたばかりだったからだ。
ふと彼女は突き当たりの部屋の前で足を止めた。中から女の声がする。断片的にしか聞き取れず、
彼女は鍵穴からそっと中の様子を窺った。果たして、奥のソファでもつれ合っているのは間違いなく
主人と新人のメイドだった。
またメイドに手を出して。また仕事の邪魔をして。また私に面倒を。また。またまたまたまた。
深呼吸して息を整えると、彼女はドアを軽くノックした。途端に部屋の中がしんと静まり返った。
「御主人様、いらっしゃるのでしたらお返事を」
返事が無い。仕方なく彼女は頭に手をやるとヘアピンを一本抜き取り、鍵穴に差し込んだ。
数秒の抵抗の後、鍵は素直に開いた。
「日も高いうちから色事とは、結構なことで御座いますね」努めて抑揚のない声でそう皮肉った。
慌ててズボンを引き上げる主人と襟元を掻き合わせるメイドとを交互に見比べ、溜息をついた。
「仕事のあるメイドを連れ込んでお楽しみとは、主人たる自覚が足りないとしか思えませんわ。
先代の御主人様はもっと威厳ある立派なお方でいらっしゃいましたのに」
先代と聞いて、主人がこめかみをピクリとさせた。日頃の屋敷の管理運営は執事とメイド長に
任せ切りだったが、ここまで馬鹿にされては堪らない。数歳は年上のメイド長とはいえ、地位は
主人より下なのだから、その彼女に馬鹿にされては男が廃る。そしてことあるごとに有能だった
先代と比べられ、深くプライドを傷つけられていた主人の忍耐はもはや限界だった。
「だったらどうだっていうんだ。俺は俺だ、この屋敷の主人だぞ」
いつものように気圧されて逃げ出さず、意外にも反撃に出た主人にメイド長は目を見張った。
しかしここで屈しては屋敷の円滑な運営が失われる、そう思うと口が勝手に動いていた。
「御主人様であろうとも、ご自分が承認なさった計画を自ら破るような暴挙は許されませんわ」
「俺が決めたことだ。俺が変えて何が悪い」
「屁理屈をおっしゃいますな。淫らな欲望のためにお屋敷を荒らされてはたまりません」
ぎゅっと拳を握り締めて頑なに反抗するメイド長に、主人の血圧が急上昇した。
激しくにらみ合う二人の間に挟まれて、当の新人メイドはおろおろと視線を泳がせるばかり。
「俺はそんな反抗的なメイドなど必要ない。お前はクビだ」
「それはそれは思い切ったご決断をなさいましたね」彼女は溢れそうになる涙を堪え、
声を震わせた。
「その決断力は賞賛に値しますわ。それでも、後悔はなさいませんよう」
「ふん。仕事が終わったからといってお菓子なんぞ作って遊んでいるメイドなんぞ知らん。
とっとと荷物をまとめて帰れ。メイドの代わりなんていくらでもいるんだ」
つうっと、彼女の頬を涙の筋が滑り落ちた。彼女はぱっと身を翻して主人から逃げ出した。
西日が差す静まり返った廊下を、とめどなく溢れる涙を拭いもせずに走り続けた。
*
さきほどの秘め事の続きをする気にもなれず、主人は新人メイドに自室に戻るよう言いつけ、
自分もその部屋を後にした。メイド長を心の底から憎らしく思ってはいたが、なんだか酷く
後味が悪かった。
自室に近づくにつれ、香ばしい香りが鼻腔の奥をくすぐった。先ほどはあんな酷いことを
言ってしまったが、やはりメイド長の作っていたお菓子のことが気になって、香りに誘われる
ようにキッチンへと足を踏み入れた。
陽の当たらないキッチンは薄暗く、冷蔵庫の音がぱたっと止むと辺りは静寂に包まれた。
テーブルの上には泡立て器やボウルが出しっぱなし、その陰に小さな紙片を見つけた主人は
ドキリとしてそれを拾い上げた。紛れもないメイド長の丁寧な字で細かく書き込まれて
いたのは、フルーツケーキのレシピだった。果物やナッツの名前が並ぶ中、主人の嫌いな
ものは二重線で消されていた。ひとまずは安心して、ほっと溜息をついた。
しばらくぼんやりとその紙切れを眺めていたが、ふと思い立ってオーブンを開けた。
途端に良い香りが立ち込める。どちらかといえば料理は苦手だった彼女にしては上出来だった。
繊細なガラス細工を扱うように、そっとテーブルにケーキを置く。その拍子に指から
紙片がするりと抜け落ち、裏返しに落ちた。
『あの方との10年目に』
思い出した。
初めて彼女と出会った日のこと。不慣れなメイドの仕事に、先代の主人からも執事からも
叱られてばかりだった、まだ10代の少女だった彼女のこと。そんな彼女を姉のように
慕っていた、一人っ子で友達のいなかった幼い頃の自分。
「フルーツケーキ大好きなんだ」その俺の言葉に、彼女は頑張って作ろうとしたけれど
何度も失敗してばかり、そのたびに先代のメイド長に怒鳴られてたっけ。
そして、いつしか彼女にほのかな恋心を抱いていた自分のこと。初めての告白。裏庭の
ニレの木の下。10年待って大人になったら考えるわと、そう言った彼女のはにかんだ笑顔が
鮮やかに蘇った。
主人は思わず舌打ちをした。もちろん、自分自身に向かって。
「まだ覚えてやがったのか」そう呟いた途端に眩暈がしてよろめき、椅子に縋り付くように
床にへたり込んだ。ずっと自分のことを想っていたに違いない。彼女がメイドとして成長し
メイド長となってからは俺と過ごすことも少なくなり、愚かにも俺は他のメイドたちに手を
出していたのに。それでも彼女は儚い約束をずっと覚えていてくれた。
そう思うと、じわっと目元が熱くなった。ずいぶん長い間泣くことなんてなかった自分が
涙を流すなんて、主人は自分でも驚いていた。
不意に表で自動車のクラクションの音が鳴り響いた。ハッとして弾かれたように立ち上がり、
大急ぎで玄関へ駆けつけた。広い広い屋敷の長い長い廊下が無限に続くようにも感じられ、
彼女がもう手の届かないところへ行ってしまうような気がして、怖くてたまらなかった。
「待て。本当に行くのか」
彼女の背中に向かってそう叫んだが、彼女は振り向かなかった。ただ黙って大きなトランクを
引きずりながら、玄関につけられたタクシーに向かって歩きだした。
本当に何年ぶりかで、彼女の名を呼んだ。彼女はぴたりと足を止め、ゆっくりと振り返る。
「約束は果たすからな。男に二言はないぞ」絞り出すような声でそう言うのがやっとだった。
泣きはらして充血した眼、乾いた涙の跡も痛々しい彼女の頬に、また新しい涙が伝った。
↑こちらにお邪魔させていただきました。なんの捻りもないお話でスミマセン。
上でメイド長って言葉が出てたのでなんとなく書いてみましたよ。ではでは(書き逃げ
>>549-555 うおッ!!!!!仕事はやいなーw
乙!
後でゆっくり楽しませてもらいます。
>556
乙です。面白かったよ(・∀・)イイヨイイヨー
萌える設定ですねぇ、幼馴染なメイド長
ふと気が付いたのだが、メイド長というからには
メイドさんが2人以上いなきゃ駄目なんだよな・・・
つまり、メイド長なメイドさんとは六畳一間物語な展開が出来ないじゃないか!
日めくりまほろまてぃっく買ったよ
>>562 これで毎日違うまほろさんに会えるわけですよ
>>559 破産して身包みはがれてお屋敷から追い出されたものの、
長年連れ添ってきたメイド長だけは御主人様についてきてくれた、とか。
>>560にもあるけど、まあいろいろできそうですな。
ちょいと一杯のつもりでひよこ屋〜♪
いつの間にやらはしご酒〜♪
567 :
Mr.名無しさん:04/01/24 23:41
(・∀・)イイ!!
※※※どっちのMEIDOショー※※※
『毒男』と『独男』の2つに分れたチーム
が、各週出されるメイドお題に挑戦!
CG、SSを駆使してより多くの閲覧者を
萌やしたチームが勝ちの馴れ合い無視
の弱肉強食のマジバトルが展開される。
今週のお題は
『メイド長』!!一見堅そうなこの素
材を如何に料理するのか!両派の
職人たちが己の存在異議をかけて
闘いに挑む!
>>568 毒男と独男って別のものだったのか!煤i゜∀゜)
メイド長も良いけどな、あまり年増でなければw
570 :
Mr.名無しさん:04/01/25 00:55
>>569 メイド長さんは少しくらい年増のほうが美味しいですよ。
メイド長は現在28歳
先代が主人だった頃に16の時から奉公してる
メイド長にはやっぱりメガネ。これは外せない。
スレ違いだが最萌は凄いものだな。
葱板でもあそこまではいかないよ。
ご主人様の朝勃ちやヲナーニを目撃してプンスカとお説教するメイド長。
でもその光景が脳裏から離れず後で自らもヲナーニ(゚∀゚)コレダ!!!!
>>573様、 恐れながら申し上げます!
メイド長はオナーニ如きでは怒りません。オナニー最中のご主人様の後で主人のオナーニが
終わるまで冷静に待っているのです。メイド長の存在に気が付かずオナーニのフィニッシュに
メイド長の名をつい叫んでしまう主人。事もすみホワイトソースの回収のためテッシュを取ろう
とした矢先、無言でテッシュ箱をメイド長から渡される主人。
「!!!!!!!!!!!!、お前いつからそこにいたんだぁ!!!!!!」
「ご主人様がお取り込み中でしたので、ずっと後で控えさせて頂きました」
「…(ショォォォォォクゥゥゥゥゥ!! 俺のオナニー見られたぁ)」
「御主人様、朝食の支度が出来ましたので食堂までお願いします」
「………はい」
「あと、手はちゃんと洗ってから来てくださいね!」
「しぃーません……」
その日も終り夜。メイド長の部屋では…
寝るために髪を落とすと鏡面の前で髪を梳かしはじめるメイド長。
(まさか、御主人さまのアレを見るなんて………)
(…これも私の監督が不行き届きのせいで……)
(亡き大旦那様が見られたらどんなにお嘆きになられる事か…)
(でも、御主人様が最後に呼ばれたのは確かに私の名前…
もしかしたら御主人様のお相手って…ワタシなの!!? キャ♥)
↑
メイド長は脳内では女の子言葉です
なぞと考えていくうちに次第に自分の下の方に手を入れてしまうメイド
長でありました。
,ィ^i^fト、ウンウン…
,《y'´ `ヾ,
! ノノノ))))
>>576 痛みに耐えてよく頑張った!!!
ノノ TvT人 感動した!!!グッジョブ!!!!!!!
(yT)つH}つ
|
|,'^i^iヽ,
_|'´ `ヾ
質|リノ )))リ
 ̄|゚ ー゚ノリ ・・・・・・・・・・
. ⊂!}
|'7
|'
ところでだ
卑しい板にスレ勃ててきたヴァカ、 居 る ん だ ろ ?
>>579 漏れだ。
いや、新板が出来たらスレ立てたくなるでしょ。
何かよくわかりませんが、
ここに童貞のお友達にしか見えない、ショボーン置いておきますね。
(´・ω・`)
582 :
Mr.名無しさん:04/01/27 21:13
583 :
Mr.名無しさん:04/01/27 21:16
見事なまでの立て逃げだなw
杵板のメイドスレ見たら吐き気がしてきた。
漏れもまだまだ熟練度が足りないな(ぇ
587 :
Mr.名無しさん:04/01/28 19:48
キャラネタ板→キネ板→杵板
何となく托オタと語感が似てるな。
>>588 ('A`)ノシ 教えてくれてありがとう
でも、ここageていたので…
;y=ー('A`)・∵. ターン シンデクル
センパーイ
.,_.,ィf^!k,__,. .,_.,ィf^!k,__,.
|>''⌒⌒ヾ! |>''⌒⌒ヾ! ♪
!.lノノノ)!i.! (l |ノノノノ))〉) 〜 スミマセン、チョット通リマスネ♪
ノ从゚ ヮ゚从. \ ノリリ^ヮ^ノリ
. ⊂)介!つ ⊂ {卯} つ亡!
. く,匸!〉 く〈_i_〉
し'ノ . し'l_ノ
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
まぁ、アレだ。
流れは先輩メイドさんと後輩メイドさんのチョメチョメって事で・・・
偽まほろ様も見ていらっしゃいますわ、お姉さま。
偽まほろ様なら見るだけでは済まなくてよ
ユーゴが舞台でブラピ主演の映画があってさ、それにニーナっていうメイドさんが出てくるのよ。
無愛想で凛としたメイドさんなんだけど、これがいいんだわ。
映画の中でブラピ(旦那様の息子)があと数日の命となった時に、最後の誕生パーティを開くのよ
ブラピの死期が迫っていることを知らないみんなは明るくパーティを楽しんでるんだけど、
その陰では、人目につかない場所でニーナは堪えきれずに一人で声を殺して泣くの。
でも、人前にでるとまた凛とし態度に戻るのね。
そのシーンで俺もうかなり泣いたね。かなり前に見た映画だけヒロインよりも
ブラピの親父とかメイドさんとかのサブキャラが素敵過ぎた映画だったね。
特にメイドさん!ブラピに「隊長」っていう変なあだ名をつけられてからかわれたりと
かなり…かなり…ヨカッタ。
あれでメイドさんがメインで、女優も十代のおにゃのこだったら最高だったんだがな。
壁板】ω・)
596 :
Mr.名無しさん:04/01/30 15:07
一日でいいから、誰か漏れのメイドさんになってください・・・。
一緒にお茶飲んだり、耳掃除してもらったり、お買い物したりし
たり・・・。あのエプロンドレスの膝枕で眠らせてください。
えっちぃのは無しで、日溜りでまどろむような一日を俺に下さい
・・・お願いします・・・。
>>596 【結局のところ】
┏メイドさんの温もりに(;´Д`)ハァハァ┓
┃ ┃
日溜りでまどろむような一日 ┻━━━━━━━━━━━━━┻⇒ 青姦ヘ…
どうせフラグは立つんだからさぁ、素直になれよ( ´ー`)σ)Д`)
599 :
Mr.名無しさん:04/01/30 20:26
〉597
違う、俺はセクースしたいんじゃない。優しさと温もりが欲しいんだ。
一緒にご飯食べてくれる人が欲しいんだ。
/ノ 0ヽ
_|___|_
ヽ( # ゚Д゚)ノ
>>599いいや、貴様は軍に入れ!
| 个 | 俺が根性と戦友を与えてやろう!
ノ| ̄ ̄ヽ 士官になれたらメイドぐらい雇えるしな!
∪⌒∪
>>600 実家は隣の家だが、会話がキャッチボールじゃない家
なんだ・・・。
>>602 すまん、オサーンまじで大学出たあと海自受けようとして
生まれつきロクに見えない目のお陰であきらめた。
でもメイドって主人の食事中は配膳とかで動いてるから
一緒に食事する事は無いんじゃないの?
>>604 そこはホラ、メイド「さん」だからw
>>603 今後もずっと独りだって思ってると、たまにガックリくるよな
いっその事ふっキれでもして、メイド喫茶で常連かまして
店員さんとお喋り出来るようになれば少しは楽しいのかもな…
>>605 >今後もずっと独りだって思ってると、たまにガックリくるよな
( ・∀・)つコ オナホールツカエ!
咳をしてもひとり とか 酒を飲んでは寝るばかり なんかを楽しまないと
610 :
Mr.名無しさん:04/02/01 14:49
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
保守
612 :
Mr.名無しさん:04/02/02 19:53
age
>>45 遅レスだが、なんだその漫画?「えん×むす」か?
>>613 打ち切られてるし、その漫画w
メイドさんとは本来無縁の漫画だが、鬼切丸とか鋼練には
メイドチラリズムの精神が宿っていると思う。
>>613 あの強引な終わらせ方は日頃鈍い俺でも分かったぐらいだった
あのマンガって結局みんな読んでるんだよな
スゲー評判悪いのにw
漏れは3巻まで買って、失望して売った。>えん×むす
618 :
Mr.名無しさん:04/02/04 18:36
毒男板のメイドさんスレが衰退したのは断じて荒らしのせいではない
少しは考えてまともなレスを返そうとする良住人や、そんな彼らを
楽しませようとするネタ職人の流出に他ならないと思う
>>618はヘタレな釣りだが、そいつへのレスの違いを見てなんつーか確信した
釣りかなぁ・・・?
本人はメイド新世紀到来の音ずれだと思ってるんじゃないかと
623 :
Mr.名無しさん:04/02/05 21:59
週刊わたしのごしゅじんさま
出たら買うか?
>>623 ネタとしては結構続きそうだな。
正統派とかエロゲ風とか各ケモノ耳とかメイドロボとか・・・・
それぞれのカテゴリーで3回は間が持ちそうだ。
625 :
Mr.名無しさん:04/02/05 22:51
大量に買い込んで「お屋敷」を作る奴が絶対出てくるだろうな。
同じフィギュアでもメイド服の部分は布で作ってほしいな
. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 過疎ね……
. \___ _______________
∨
,ィ^i^fト、
,《y'´ `ヾ
i〃ィノリ ))〉 ∫
ヾリ ゚ -゚ノリ,っ━~~
| ̄ ̄と~l 卯__i~ノ
| ̄ ̄ 'l〈_,/~), .| ━┳━
| ̄ ̄ ̄ .し'J ̄ ̄| ┃
┻
|_______
|______|_
|・∀・) 誰もいなくなったな、マリアンヌ。
|⊂ノ
|,,o,,,
|゜Д゜) 今がチャンスですわ、御主人様。
|⊂ノ
|`Jゝ
そーですか。876スレの人ですか。
↑ゴバーク?
メイドさん保守
633 :
Mr.名無しさん:04/02/08 22:35
あえて上げルゼ!父ちゃん!
おのおのがた、時代はもはや妹と巫女だそうですよ。
メイドさんなんて既に妹作品や巫女作品のオプションなんだってゥボアァー!!!!!
635 :
Mr.名無しさん:04/02/09 21:58
その代わり寒くて死にそうな時はメイドさんが人肌で温めてくれる
・゚・(つД`)・゚・ 人が戻ってくたよぉー!
漏前らぼちぼち、バレ○タインでつよ!
御主人様に渡したいけど自分の立場
を気にしてなかなか渡せず。ご主人様
の部屋の前の廊下をウロウロしちゃう
メイドさん。
ここのメイドさんがくれたチョコか・・・
ナニ混ぜてあるか知れたもんじゃねーなw
残りの三割は優しさでは出来ていない
全てのメイドさんが主人を慕っているとは限らないからな
(⌒\ ノノノノ
\ヽ(#゚∋゚)
(m ⌒\
ノ / /
( ∧ ∧
ミヘ丿 ∩∀・;)←
>>642 (ヽ_ノゝ _ノ
>>643 そーゆーむしゅめが、段々御主人様にのめり込んでいくというシチュもなかなかだとは思わないかい?
嫌いなら嫌いで最後まで通してくれないと萎えるな
嫌われる理由がちゃんとあるだろ
チンポが赤黒いとか
ズバリ毒男だからに決まってるじゃん
………('A`)
649 :
Mr.名無しさん:04/02/12 16:32
尾川さんは、今年で三十路を少し過ぎた年になる。
今のお屋敷に雇われてから10年以上過ぎ、メイドの中では、一番の古株になる。
久しぶりにもらった休みで温泉に来て、美味しそうな料理が目の前にあるのだが、箸が進まない。
どうも反対側にいる女の子の様子が気になってしょうがない。シュンとしおれているようでもあり、少
し拗ねているようにも見える2年目のメイドの小百合ちゃんのことである。
ことの始まりは、一緒に入った露天風呂で、小百合ちゃんが、尾川さんのことをからかったことにある。
背中を流してもらっているときに、いきなり掴まれたのである。
「おネイさんって、結構小さいんですね。大きいなあと勘違いしてた。
いつもは、パチモノなんですね。」
自分の胸のことを若い頃から気にしていた尾川さんは少し切れた。
小百合ちゃんの大きい胸を掴み返すと言った。
「いい、女の魅力は、胸の大きさで決まる訳じゃないのよ。わかった?」
「ああっん、そんなに激しくしないで、そこ気持ちいい。
それにそんなに怒っちゃうと皺がもっと増えちゃうし、結婚もできませんよ。おネイさん」
この小百合ちゃんのからかった反応に、
今度は本気で切れた。彼女の口に指を架けて、引っ張りながら言った。
「そんなことを言う口はこの口かい。
今度そんな口を聞いたら、どうなるかわかっているんだろうねぇ」
>>649 尾川さんは、下町の職人を両親とし、5人兄弟に生まれ、尾川さんだけ女の子だった。
そのせいか、力こそ正義という実に単純明快の世界で成長したため、
男勝りなサバサバとした性格をしている。だから、
小百合ちゃんのような拗ねるような反応をされてしまうと戸惑ってしまう。
しようがないので、気が進まないけど、尾川さんは自分から話しかけることにした。
「ゴメンね。小百合ちゃん、ちょっとやり過ぎちゃった。
男兄弟の中で育ったから、どうしても、手加減ができなくって、ハッハッハッハッ・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
笑いは虚しく部屋に消えていく。
「・・・ねえ・・・・・・」
もう一度なにかを言おうとしたところを遮られた。
>>650 「私の機嫌が悪いのはさっきのことじゃないの。」
「・・・えっ、そのことじゃなきゃなんのこと?」
「いい加減に決着付けてっていうこと。おネイさん、ご主人様のことが好きなんでしょう。
自分では隠しているつもりなんでしょうけど、バレバレなんだから。
いつも見ているこっちの身になってほしいわ。ホント、恥ずかしいんだから。」
いきなりのことで、尾川さんは驚いた。
確かにご主人様のことは好きだけど、私は雇われている身分だし、そんなことをいわれても・・・。
尾川さんが動揺しているのを見た小百合ちゃんは、ここぞとばかりに畳み掛ける。
「もう、おネイさんたら鈍いんだから。ご主人様もおネイさんに長いこと惚れているのよ。
お屋敷の住人はみんな知っているし、望んでいるわ。早く二人が結ばれないかなぁって。」
尾川さんは、顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。
メイっぱい
メイのおっぱい
がんばるゾ♪
>>651 尾川さんいいなぁ〜(;´Д`)ハァハァ
GJ!!!
>>649-651 純情な三十路メイドさん…
微妙な線で(;´Д`)ハァハァ
ツヅキニ _n n_ 期待sage!!!
_、_ .( ll ) _、_
( ,_ノ` ) `/ /ヽ ( <_,` )
(  ̄ ̄___/ ヽ___ ̄ ̄ )
\ 丶 / /
閑古鳥が鳴いてやがるな
メイドさんなんざ時代じゃないってことか
>>656の夜は始まったばかりだった…
ノノノノ ノノノノ ノノノノ ノノノノ ノノノノ ノノノノ ノノノノ
(゚∈゚ ) (゚∈゚ ) (゚∈゚ ) (゚∈゚ ) (゚∈゚ ) (゚∈゚ ) (゚∈゚ )
/⌒|/⌒ヽ./⌒|/⌒ヽ./⌒|/⌒ヽ./⌒|/⌒ヽ./⌒|/⌒ヽ./⌒|/⌒ヽ ノノノノ
\ミ/彡丿\ミ/彡丿\ミ/彡丿\ミ/彡丿\ミ/彡丿\ミ/彡丿∈゚_)
ヽ / . ヽ / ヽ / . ヽ / . ヽ / . ヽ / /⌒ノノノノ
/∨ ヽ /∨ ヽ /∨ ヽ /∨ ヽ /∨ ヽ /∨ ヽミイ ∈゚_)
| | 丿 | | 丿 | | 丿 | | 丿. | | 丿 | | 丿. | /⌒ノノノノ
| | / . | | / | | / . | | / . | | / . | | / . ミイ ∈゚_)
| | .ノ | | .ノ . | | .ノ | | .ノ . | | .ノ | | .ノ. | /⌒ノノノノ
. 彡彡 彡彡 彡彡 彡彡 彡彡 彡彡. ミイ ∈゚_)
| /⌒ノノノノ
ミイ∈゚_)
(⌒\ ノノノノ | /⌒ノノノノ
\ヽ(#゚∋゚) ミイ∈゚_)
ノノノノ (m ⌒\ . | /⌒ヽ
(_゚∋ ノ / / ミイ 丿
( ⌒\ ( ∧ ∧ | ( (
ヽヽ个彡 ミヘ丿 ∩∀・;)←
>>656 | ) )
)). | (ヽ_ノゝ _ノ | //
(( | | ノノ
ヽヽ. | |ノノ
( ( | 彡ヽ`
.ゝゝ|
′′ ミ
心の中のメイドさんだから、あんまりみんな話したくないんだよな。
今日はバレンタインデーな訳だが。
殺伐としたスレに救世主が!
.__
ヽ|・∀・|ノ ようかんマン
|__|
| |
カチカチ・・・
時計針が鳴り響くご主人様の書斎。
「もう、ご主人様ったら。本を読んだまま眠っちゃって・・・」
そういうと、メイドの早苗さんは毛布をご主人様にかぶせた。
「(結局ご主人様に渡せなかったな、バレンタインデーのチョコレート)」
そう早苗さんは、心の中で思い手渡しではなかったが、書斎の机に
短い手紙とともにチョコレートを置いて、椅子に座ったままのご主人様
に「おやすみなさいませ」と声をかけて自分の部屋に戻った。
その手紙には・・・・
「親愛なるご主人様へ、いつも声をかけていただいてありがとうございます。
今日ぎりぎりになりましたが、ご主人様に愛を込めて・・・ 早苗」
皆さんにもメイドさんからのチョコレートが届きますように・・・・
hosyuu
662 :
Mr.名無しさん:04/02/15 23:48
2月15日夜、昨日ご主人様に渡せなかったチョコを手に
溜息をつき続けるメイドさん。
…が、ここに一人おりますが。
失礼、スレ違いでしたね。
やはり当事者としては心苦しいもので御座います…
「ご主人様!!! ご主人様というものはですね、・・・」
また始まった。俺がこうやってダラダラしているといつもこうだ。
だいたい、メイドが主人に主人のありかたについて説教たれるなんて職場はそうないだろう。めんどうなこった。
「ちょっと、ちゃんと聞いているんですか?!」
うわ、眉間にしわが寄っているよ。怒っているなこりゃ。おー怖い怖い。
でも、ちょっと面白そうだからからかってやるか。
「坂井君。あんまり怒ると皺が増えるよ。
皺のお陰で結婚できなくなったお局を雇っているよりも主人としては、
若いカワイイメイドのほうがいいからねぇ。」
お、さらに額に青筋が増えた。いいねぇ、カワイイ顔っていうのは怒ってもカワイイなぁ。
「もう我慢できません。ご主人様、覚悟してください。」
「ヒューーーーーーーン、ゴン。」
坂井君の投げた大きな植木鉢が大きな音をたてて俺の頭に直撃し、俺は失神した。
>>665 やけにまぶしい光と鈍い頭の痛みで俺は目が覚めた。
体をおこそうとするが何かに固定されているようで、自由がきかない。
唯一自由の効く頭を動かして観察するにどうも手術室のようなところに居るようだ。
俺が手術台の上で何とかこの状態から逃げようともだえていると、
部屋の扉が開き、メイド服姿ではなくナース服姿の坂井君が入ってきた。
手には巨大な注射器をもってニッコリ笑っている。
「ご安心ください。今からわたくし坂井咲子が、
責任をもってご主人様をご主人様らしくなるよう改造させていただきます。
痛くしないから大丈夫ですよ。ウフッ」
巨大な注射針が俺に迫ってくる。
「ヤメロォ!!! ショッカーーー。やめてくれーーーーー」
俺の意識は、どんな改造をうけるのか想像しながら再び深い闇に落ちていった。
つづく
667 :
Mr.名無しさん:04/02/16 20:32
こないだから自分の書斎を出て従業員(メイドさん)控え室で仕事をするようになった俺。
理由は簡単、俺の書斎にあるエアコンがぶっ壊れたのだ。暖房を入れても5分後には自動的に冷風
を吹き出す親切機能に…使えねェ〜!!
修理を呼ぶ事は、毎年年度末はいろいろと本社関係のお仕事でマッハ忙しい(ここの事実上のボス)
紺野さまのお手を煩わす事になる。
昨日も…
「あのぉ〜、紺野さま?」
カタカタカタカタ…
ノックをして書斎に入ってきた俺には目もくれず、ひたすらパソコンと格闘中の紺野さん…いや紺野さま。
「あのですね…私の書斎のにあるエアコンが壊れたらしくて…」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ…
無言の紺野さま。
気のせいかキーを打ちこむ音が大きくなっているような気がする。
「で出きれば、修理なぞを呼んで…」
カタカタカタ…ダンダンダン!
「欲しいなァ〜と…」
-ギン!
紺野さんのメガネが殺気を帯びた光を放つ。
紺野さまの御回答はこうだ。
この糞忙しい時期に余計な手間増やすんじゃねェーよ、回線切ってクビ吊って死ねよボケェ!!
これ以上の交渉は生命の危険性があるので、素人にはお薦めできないと判断した俺は大人しく年
度末が終り紺野さんがお手すきになるまで我慢することにしたのだが……んが、心の図書館より人
里離れた山の中にある無駄に広い屋敷の中にあるこれまた無駄に広い書斎の寒さといったらあーん
た…
寒い。
超寒い。
まじで寒いよ、マジ寒い。
すーぱー寒い。
昨日、枕元に置いといたコップの水が
朝起きたら凍ってたらヤバいっしょ
−以下、略
といゆ〜複雑な家庭状況のため、最近は朝起きて支度して朝飯食ったらやるべき仕事の資料とノーパ
ソを持って暖房の利いている従業員(メイドさん)控え室に移住させてもらっていう今日この頃である。
まあ、こうしてこたつに足突っ込みながらノーパソにぱちぱちと資料なぞ打ち込み、ときたま太陽の日差
しでキラキラ光る雪の積もった庭などを眺めていると…実に気分のいいもんである。はぁ〜と悦りな
がら作業にいそしんでいるとポンチョ風牛柄防寒着を着た熊上さんが控え室に戻ってきた。
「ごしゅじんさま、お屋敷のつらら落としてしたよぉ」
「ありがとぉ〜、はいコレ」
防寒着を壁にかけるとさぶさぶといわんばかりに手の甲をこすりながらコタツに入ってきた熊上さん
に俺は入れたてのあったかいココアを渡す。
「わぁ〜(ズビッ)ごじゅしんさばぁありがとうございまじゅ」
「熊上さん、鼻出てる鼻出てる」
「うじゅ…」
慌てて傍らに転がっていたテッシュ箱からテッシュを熊上さんに一枚渡す。
―チーン
鼻をかみ終わると、くしゃくしゃと丸めたテッシュを屑カゴに捨てる。冷えた両手を暖めるようにココア
の入った包み込むようにして持つ熊上さん。折角入れたての熱いココアなのに何故か口をつけない
熊上さん…どうして?
「あれ、熊上さんココア飲まないの?ココア冷めちゃうよ」
「ボク、猫舌だからあまり熱すぎるの苦手なんです」
「熊上さん、猫舌なの?」
「はい」
「熊なのに?」
「熊でも猫舌の熊もいるんですぅ!」
というと、ココアをフーフーし始める熊上さん。
―ドサッ
と屋根から雪がズリ落ち、その音に驚いたのか鳥がチチチと鳴きながらどっかに飛んでいく。
室内に差し込む日差しは柔らかで『寒さ厳しけど春遠からじ』という予感をさせる。聞こえてくるのは
自然の音とときたまコタツが発するブゥーーーンという音と熊上さんのフーフー。都心のような雑音か
ら隔絶された室内にはのんびりとした時間が流れる。
しばらくしてフーフーしていた熊上さんがようやくココアに口をつけた時、のんびりとしたこの雰囲気
をブち壊すような無粋でのーてんきな鼻歌がだんだんこちらに近づいて来る。
そして…
「おイッスぅーー!!全屋敷内の換気終了ぉ〜〜〜!さぁーてぇ、お十時だ
………って、なんだ旦那もいたのか」
と元気印の犬さんしっぽをパタパタと快調に振らしながら、勢いよく控え室のドアが開き入ってきたの
は真田さんであった。
「すこぶる俺が居ちゃ悪いって感じの言いぐさだな」
「いや正直……悪い
だいたい、屋敷の旦那がメイド控え室にいたら仕事もおちおちサボれじゃねーかよ」
「なんかゆーたか?」
「いえ、なんでもありませんよぉ〜」
「お茶ここに置いとくぞ」
「ありがとぉございますぅー御主人様⌒★!!」
現金な奴と思いつつもコタツの上に真田さんのぶんのお茶を置く俺。熊上さんはまださっきのココア
をチビチビ飲んでいるからおかわりはまだいいな…
上着を壁にかけ、コタツに入ろうとする真田さんが急に屑カゴの前でふと足を止める。そしてじぃ〜
と屑箱を凝視し始める…なんか珍しいものでも入っているのかのように。
そして突然!
「んが、なんでつかこりわぁ!!!!」
と珍妙な声を上げて真田さんが屑カゴの中からサルベージしてのは、さっき熊上さんが鼻をかんで捨
てたテッシュゴミ。…
「こ、この礫はま…まさか!私が居ないことをいいことにこの部屋で二人で…淫らな行為を!!」
「…」
「……熊上さん、ちょっと真田脳をリセットしてあげなさい」
「ハイ」
真田脳が出した、なんか次元とか時空を超越した推理に思わずあんぐりと口をあけてしまう俺ら二
人。俺はノーパソにぱちぱちと資料を打ち込の傍ら熊上さんに指示を出す。
熊上さんもスクッと立ち上がりニコニコしながら真田さんににじり寄る熊上さん。
「あっいあやね…ちょっとしたギャク!そうギャグよ!い、いっつじょーく!」
真田さんのいい訳も問答無用で熊上さんのちっこいお手が真田さんの首を捕らえて…
―コキッ
―ドサッ
あれからしばらく経って、雪が落ちた音を二回くらい聞いた頃、彼岸に旅立った真田さんが残念なが
らこちらに帰ってきた。
「まあ、旦那にそんな甲斐性も度胸もあるわけねぇーしなぁ〜
旦那にはもっと旦那らしくしてもらわんきゃ示しがつかねーよ」
〆られた首をさすりつつ、渋茶をすする真田さん。
「じゃ、おめーはどーゆーのが旦那さまなんだよ」
「あぁ〜ご主人様像かぁ……
夜も更け人気のない館内でギシッギシッというなにかが軋むような音が辺りに鳴り渡る。
「旦那様 お、ぉ願いですからお許しださぁ…ぁんあん」
椅子に座る旦那様にだっこされるような形で私は犯されていた。タイトスカートはたくし上げられパン
ティの脇から捻じ込まれた旦那様のモノは私の陰部を突くたびにグジュッグジュッと淫音が書斎内に響
かせていた。必死に逃れようと腰を動かすが、いくら力に秀でた犬族といえども成体の雄の力の前に
は無力であるという事はどの種族にも共通していることであった。逃れ様とするたびに旦那様の喰い
込みは徐々に深くなって行き、更なる快楽が私の躯を蝕んでいった。
「口では嫌がっていながらなんだこの尻尾は!発情期でも迎えたのかこのメス犬」
「そんな事はンぁ…もぅゃめてェ…違ぁぁうぅ、ソこはお願ぁ、ぃやぁ!嫌ぁあ!」
しかし旦那様に突かれるたびにパタパタと振られる私の尻尾は、まるで旦那様に攻められる事を望
んでいるもう一人の『雌という自分』がいるかのようであった。旦那様は腰を抱えていた手を臀部の谷
間に指先を下す。そして尻尾の付根から私の後ろの中心部あたりを弄り始めた。まるで私の反応を
楽しむかのように…
ゾクゾクっと悪寒のようなものが脊髄に走り、陰部から染み出す愛液の量が増えていく。『一番プライ
ベートであるべき絶対の場所に旦那様が進入して来る』そんなことを考えただけで羞恥心が今まで味
わった事のない快楽となり私の躯中に走った。
「娘だったらお前共々面倒を見てやるよ、もっとも夜のほうの面倒のみだがなぁ!!!」
「ぃやぁぁぁ…中にィ、なかに出しちゃ、ダメぇぇぇぇ!!!!!」
膣奥の肉壁を突き破らんばかりに旦那様の攻めが激しさを増していく。突かれる度にピュピュと陰部
から愛液が飛沫を上げる私の陰部はいよいよクライマックスを迎えた事を告げていた。旦那様のモノが私
の奥で段々熱を帯びて膨張していき、そして…
「クッ出すぞ」
「クッ、クゥゥゥゥゥゥゥーーーン!!!!!!!!」
旦那様はそう叫ばれると、突如私の尻尾を鷲掴みにすると思いっきり引張った。尻尾付根から激痛
と共に性感が走る。激痛と快感が複雑に絡み合う一種の自虐的性感電流が津波の如く脊髄を逆流
し脳髄を刺激、そして私のヒューズが弾け飛ぶ。同時に旦那様のモノの先から熱い粘液が胎内に注
ぎ込まれてあたりに拡散する。何かが事切れ緊張が緩まった瞬間、
-シャァァァァァァ
「チッ漏らしやがったのか、しゃーねぇな子供の前にまず親に躾をせんといけんな…」
薄れ行く意識の中で旦那様が私の顔を見て苦笑した気がした。
…こんな感じ」
「鬼畜まんまじゃーねぇーか!」
「んまぁそうとも言いますね」
「っーか実はそーゆーの好きなんだろ このマゾ犬」
「悔しかったら子種の一つでも孕ませてみなさいよ、この根性なし!」
ウゥ〜〜と互いに視線上で火花を散す真田さんと俺。二人のバカ話を耳まで真っ赤(?)にして聞い
ていた熊上さんが耐えかねたように、新しい話題を切り出した。
「あのね、ボクね…こないだ買い出に町にいったの
そしたらね、なんかちょこがいっぱい売っててね
『ばれんたいんふぇらー』とかでね…」
「『ふぇらー』じゃなくて『フェア』でしょ」
自分の湯のみに渋茶を入れながら真田さんが突っ込む。熊上さんの(バレンタイン)ふぇら…これは
これで (;´Д`)悪クハナイネ。でも、熊上さんともなると果たしてその手の倫理団体が許してくれるかと
ゆー問題が出てくる…あのれ○倫め!!子々孫々まで呪まーす!!まっ、どうせ『フェラしてくれるな
らなら』と思わずチラッと真田さんの方を見てしまう俺。
「なんでそこであたし見んのよ」
俺の視線に気付きジト目で俺のほうを睨み返す真田さん。
「いや、別になんでもないですよ…なんでもないですよぉ〜」
「なんか引っかかるわね」
ジト目で睨みつける真田さんを誤魔化すように慌ててお茶をすすりこむ俺。
(外見が良くても中身がなー)とこの時思った事は墓の中まで持っていく秘密である。
「あっ、うんその『フェアー』でねおいしそうなチョコいっぱいあったの
でね、看板には『大好きなあの方に、あなたの思いをチョコに託して…』とかね書いてあってね
でボクの一番好きなこのチョコも売っていたから…そ、そのごしゅじんさまに食べてもらおうと思って、
ボクチョコを買ったんです」
というと熊上さんはエプロンの前ポケットからなにやら取り出した。
「あ、あのこれどぉーぞ」
おずおずと俺の前に出されたのは綺麗な包装紙に包まれたCDケースくらいの大きさの箱だった。
こ、これはひょっとして、ひょっとするかもしれねーぞぉオイ!
「今、開けていい?」
「ハイ」
大人げなくその場で包装紙を解いていくと…中にあったのは様々なお酒の瓶の形をした小さなチョコ
詰め合わせのセットだった。
チョコキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
「そのチョコ、中にお酒みたいなドロっとしたモノが入っていてとても美味しいのです」
「ウィスキーボンボンか〜ぁ 懐かしいなぁ〜この手のチョコってこゆー季節以外はあまり売ってない
よなぁ〜ありがと熊上さん」
「どうしいたしまして」
血縁関係がないまったくの第三者の女性からチョコをもらうなんていうのは小学一年以来の快挙で
ある。中ニの時、空手部の先輩(同性)からチョコをもらったという暗黒史があるということは絶対の秘密
であるが…
カアサン、モウジキハルハソコマデキテイマス ('∀`)俺やったよ!! -BGM、北の国から-
「あっそうか…そーいや今日バレンタインデェだっけ? そんじゃ俺も旦那になんかやらんとなぁ」
年甲斐もなく熊上さんからのチョコをマジ喜びしている俺を見た真田さんが、コタツからノソッと立ち
上がり部屋にある自分のロッカーの中をガサゴソ漁りはじめた。しばらくして…
「あぁ〜、あったあった」
「ほれ」
まるで神社のハトにパン屑を投げて与えるような感じでいきなりなんかを投げてよこす真田さん。
俺は慌ててそのモノを落とさないようにキャッチした。手中に収まっているモノを見れば、よくディスカ
ウントストアで売ってそうな『お徳用サイズ一パック298円』に入っている一口サイズチョコ(×1)だっ
た。
「あ、あのこれどぉーぞ」
おずおずと俺の前に出されたのは綺麗な包装紙に包まれたCDケースくらいの大きさの箱だった。
こ、これはひょっとして、ひょっとするかもしれねーぞぉオイ!
「今、開けていい?」
「ハイ」
大人げなくその場で包装紙を解いていくと…中にあったのは様々なお酒の瓶の形をした小さなチョコ
詰め合わせのセットだった。
チョコキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
「そのチョコ、中にお酒みたいなドロっとしたモノが入っていてとても美味しいのです」
「ウィスキーボンボンか〜ぁ 懐かしいなぁ〜この手のチョコってこゆー季節以外はあまり売ってない
よなぁ〜ありがと熊上さん」
「どうしいたしまして」
血縁関係がないまったくの第三者の女性からチョコをもらうなんていうのは小学一年以来の快挙で
ある。中ニの時、空手部の先輩(同性)からチョコをもらったという暗黒史があるということは絶対の秘密
であるが…
カアサン、モウジキハルハソコマデキテイマス ('∀`)俺やったよ!! -BGM、北の国から-
「あっそうか…そーいや今日バレンタインデェだっけ? そんじゃ俺も旦那になんかやらんとなぁ」
年甲斐もなく熊上さんからのチョコをマジ喜びしている俺を見た真田さんが、コタツからノソッと立ち
上がり部屋にある自分のロッカーの中をガサゴソ漁りはじめた。しばらくして…
「あぁ〜、あったあった」
「ほれ」
まるで神社のハトにパン屑を投げて与えるような感じでいきなりなんかを投げてよこす真田さん。
俺は慌ててそのモノを落とさないようにキャッチした。手中に収まっているモノを見れば、よくディスカ
ウントストアで売ってそうな『お徳用サイズ一パック298円』に入っている一口サイズチョコ(×1)だっ
た。
「これは?」
「私からのバレンタインのき・も・ち?」
「…義理も糞もねーしろもんだなこれ」
「私から貰えるだけありがたいと思いなさいよね
ちなみにホワイトデェは倍返しが常識だからね、期待してますよご主人様☆」
真田さんからもらった一口チョコを即効でポイと口の中に放り込む。感慨もなくむにゃむにゃとチョコ
を噛み潰しながらと俺は思った。
(これなら真田にやるホワイトデェのお返しはリボン付けた大根でいいな)
「そうそう、この間…
と真田さんが別の話題を切り出す。柔らか日差しが部屋中を満たす中、俺達は他愛のない話でのん
びりとした時間を過ごしていく。しかし束の間のこの平和は一人の訪問者によって打ち破られる事と
は知らずに…
「いったいぜんたいどぉーゆー事なんでしょうか?この事態は…」
控え室のドアが突然開き入って来られたのは紺野さまだった。
コメカミに青筋2つばかりお立てになられた…
「真田さん…また雪がちらついてきましたけど、屋敷の窓は全部お閉めになったのかしら?」
「うわヤベッ!! まだ閉めてねーよぉ!」
「熊上さん…正面玄関の雪かきは終わったんでしょうか?」
「!!まだです」
ケツをかっとばれたように部屋から出て行く二人。このままでは俺にも当局の追求が及んでしまう
事は必至!部屋を脱出するのはイマノウノウチ、と二人が紺野さんの攻撃を受けているのドサクサに紛
れてこの魔の海域(?)からの脱出を試みる。そぉ〜…と、そぉ〜…と腰を落として這うように姿勢で抜
き足差し足忍び足で足音を立てないようにそぉ〜…と、そぉ〜…
戦闘エリア離脱まであと一歩!…のとこで視界に入ってきたのは黒いストッキングをはいた足フェ
チには辛抱堪らないすらりとした足。はて?と思いちょいと視線を上げて見れば、威嚇の時によくみら
れるぶわっと毛が逆立って太くなっている狐さん尻尾。…??、さらに視線を上げて見えたものは
手を腰にあて、顔に青筋立て眼鏡に怒りの暗黒フォースを宿し俺を睨みつけてる紺野さまだった。
「御主人様…いったい御主人様はこの従業真控え室にでにをなさっておいでなのでしょううか?」
深夜干してある他人様の女性下着今正に失敬しようとした現場を押さえた巡回中の警察官並の威圧
感のある言葉が俺に振りか掛かる。まさかさっきまでみんなで楽しくお茶してましたぁ〜なんて言う度
胸は俺にはまったくない!第一そんなのあったら子種の一つ位誰かに孕ませているだろうて…
「で、御主人様はここでなにをしてなさるのでしょうか!!!!」
紺野様の更なる追求が続く。ここでだんまりを決め込めば更に状況が悪くなる。しかし弁護士を呼
ぶ権利は俺にはないらしい、あと黙秘権も。一刻も早くなにか言わねば状況が逼迫していた。紺野様
の怒りゲージも段々溜まってきているようだし…大至急この最悪の状況を覆せる事が出来るセリフ
を!イメージ的には逆転裁判の『意義あり!』の如く事態を好転させるセリフはなんかないのか!!
ふと気付けばかなり低い位置から紺野様を見上げていため俺はあることに気が付いた。いや気が
付いてしまった。それはこの位置からだと紺野さんのタイトスカートの中が丸見えであったのである。
そのことに気が付いた瞬間、俺は人生史上でなかなかの割合で上位に入るほどの大失言をしてし
まう。
「あっ、黒のガーター…」
(///)「●◇※▼&%&∞*£=¢▲※→&+×℃○!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
その日、館中…いや辺りの山中に紺野さんの怒りの声がこだましたという
「あちゃー旦那、とうとう うちのボスの逆鱗にふれちまったなぁ〜」
「まあボクらが触れたわけではないから大丈夫です」
「まっ、それもそうか…じゃ早い雪かき終わらせちまおうか?」
「おー!」
「御主人様はしばらくは書斎でお仕事をして下さい!!それではさようなら!!」
-バタムッ! ガチャガチャ
紺野さんの逆鱗に触れてしまった俺は首根っこを掴まれるとポイっと元の極寒の書斎に放り込まれ
た。んがそのまま大人しく書斎に引篭もる俺ではなかった。
♪(おなじみのテーマ SE:ヘリの音)
従業員控え室でメイド長の逆鱗に触れた俺は、メイド長にとっかまり極寒の書斎に監禁された、
しかし極寒の書斎に引篭もっているような俺じゃぁ〜ない!!
暇さえあれば書斎から脱出してしまう命知らず!不可能を可能にし悪なメイド長を粉砕する。
俺(達)、特攻野郎Aチーム!
などとおなじみのフレーズを口にしながらドアノブに手をかける俺。屋敷の主である俺が持つマスター
キーがあればメイド長ごときが掛けた鍵などちょちょいのちょいである。さっそくマスターキーを差しこ
み施錠を解除し、こっから脱出…ガチャガチャ…ん? ガチャガチャガチャ…あれ!?
うわ、マジで外から鍵かけやがった!!これじゃ出れねーよヽ(`Д´)ノ ウワァァァーン
寒い。
超寒い。
まじで寒いよ、マジ寒い。
すーぱー寒い。
昨日、枕元に置いといたコップの水が
朝起きたら凍ってたらヤバいっしょ
-以下、略
トウサン、ハルハマダマダノヨウデス ('A`) -BGM、北の国から-
(完)
>>668以下は666の続きではないです。あしからず
やっぱりうまい人はうまいなぁ〜
バレンタインデーぎりぎりに2分で書いたものじゃだめだね(笑)
笑わせてもらいました。続編キボンヌ
素晴らしいですね…職人さんが大勢いらして…
個人的にコメディタッチがどうも苦手でして、綺麗に書けていて羨ましいですよ。
私もひさびさに何か書かせていただきましょうか、良い刺激になりましたわ(w
>>683 楽しみにしてます。いとしのメイドさんへ
>>685 GoodJob!! エロくないメイドさんのほうがいいね。
何日かぶりに来てみたら作品がイパーイ投下されてるヽ(´ー`)ノウワーイ
職人さんが居るって思うと創作意欲が湧くもんだねぇ、やっぱ。
漏れまで久しぶりに何か書きたくなったよ。
>>687 そういうことは書いてから言え
とりあえずガンガレ
>>685貴様!漏れを萌え頃す気かゴルァ━━━━(#゚Д゚)━━━━!!!!!
タイヘソ美味しくイタダキマスタ。ありがd。
紺野様のこともうちょっと書いて欲しかった
けども、2ch的言い回しというかネタが多く入っ
ていていい感じで笑わせて戴きました。
>>690 ('A`)正直スマンカッタ…
('A`)今カラ(続)紺野様ニトリカカル。
僕がそれを見つけたのはロンドンの古道具屋だった。
真鍮のロケットと革表紙の手帳。『十九世紀、妙齢の婦人の形見』値札には
そんな説明が書き添えてあった。邦貨にして一万円ほどで僕はそれを購入した。
なぜだろう?奇妙に心を惹かれたのだ。古道具に関心を持つ人間ではないのに。
宿に戻って、それらの品を検分した。ロケットの方は、中に若い女性の細密画。
美人…と言っていいだろう。栗色の髪の若い女性。
絵の下には虫眼鏡で見なければ判読できない位、小さな字で何か記されている。
苦労してそれを読んだ。意味は「フィオナへ。父と母と兄弟達より。
諸聖人の御加護を祈って」といったところだろうか?
なるほど、この女性はフィオナという名だったのだ。
手帳の方は…日記か何かのようだが正直言って何が書いてあるのか
ほとんど判らない。
現代英語にはない単語や言い回しが多すぎるのだ。
翌日、僕は本屋に行って古語辞典を買ってきた。是が非でもこの手帳を
解読しなければならない、そんな義務感のようなものを感じたのだ。
宿に篭って解読を進めた。数日後、書かれたことの大意は判明した。
それは、十九世紀、一人の哀れなアイルランド娘のメイドの遺言だった…。
>>692 …内容はこうだ。彼女の名はフィオナ・マクベイン。アイルランド西海岸の
ある程度裕福な家の娘「だった」。この時代のアイルランドの田舎娘で
英語の読み書きが出来るというのが、何よりの証拠になるだろう。
彼女が十五の時、何かの理由で(それは書いてなかった)彼女の家は破産した。
彼女は口減らしのため、そして困窮した家族を少しでも助ける為に、海を越えて
イングランドへ、ロンドンへと渡った。
そして、メイドとして、一人の独身の紳士のもとで奉公することになった…。
この時代、ヴィクトリア朝のロンドンで、独身の有閑紳士のメイドになった
アイルランド娘の多くがたどる道を彼女もたどった。
要するに、似非紳士の慰みものにされたのだ。
ただ、彼女の場合、不幸はそれだけにとどまらなかった。
数年間の奉公の後、彼女は病に倒れた。病名は肺結核。
十九世紀には、抗生物質はまだ発見されていない。つまり、助けようがない。
彼女は屋敷を放り出されて、陰惨な慈善病院に放り込まれた。
そして…死の床でこの手記を綴った。
手記の最後の方は、とても直視できる内容ではなかった。
望郷の念、家族への想い、聖母と聖パトリックへの祈り…
それが、最後の日まで記されていた。
>>693 手帳を読み解いた僕は、宿を引き払いアイルランドに向かった。
もちろんロケットと手帳は携えて。自分でもよくわからないままに。
そうしなければいけないように思えたのだ。
僕は、彼女の生地の村に着くと、すぐに教会に向かった。
当時の教区名簿を閲覧しようと思ったのだ。
教会の司祭には「十九世紀のアイルランドの民衆史を研究している」と
嘘をついた。良心が咎めたが他に方法もなかった。
名簿は全て完全な形で残されていた。
フィオナ・マクベイン…。18…年出生、洗礼名パトリシア。実在したのだ。
「彼女の血筋の方が残ってはいませんか?」僕は尋ねた。
残っていたらロケットと手帳を渡そう、そう思ったのだ。
司祭が「これをご覧なさい」と言いながら名簿の別の部分を見せてくれた。
そこには彼女の両親と6人の兄弟姉妹の行方が記されていた。
6人の兄弟姉妹のうち、3人はアメリカへ、1人はカナダへ、
1人はニュージーランドへ、最後のひとりが南アフリカへ、両親は6人を
送り出した後、カナダへ移った息子の所へ…。
「…誰も…残っていないのですね」
「この時代のアイルランドでは珍しいことではありませんよ…」
>>694 教会を出た僕は海岸へ向かった。
ヒースの原の小道を抜けて海岸にたどり着いた。
石灰岩の断崖がどこまでも続く。大西洋の荒波が激しくうちつける。
古代ケルト人は、この荒波の果てに『常若の国』があると信じていた。
人は死ねばそこに行くのだと。彼女の魂もそこに行ったのだろうか…。
僕はロケットと手帳を断崖の下の荒波めがけて放り投げた。
自分でも驚くほど突然に。
次の瞬間、背後に何かの気配を感じて僕は振り向いた。
そこには、栗色の髪の若い女性が立っていた。
「ありがとう」彼女はそう言った。いや、正確には「言った」のではない。
それは何語でもない。言葉でさえない。
感謝の念が僕の心に直接に伝わってきたのだ。そして…彼女は消えた。
彼女は『常若の国』へ行ったのだ。
そうであって欲しい、心の底から、そう思う。
〜FIN
おお。
>>-695 (つД`)カナシーケド… (・∀・)イイ!! シリーズ化キボンヌ!
よいですね、もっとメイドさんの部分にも突っ込んで欲しかったけど。
応援sage!
このスレには職人さんが大勢いるんだなぁ
惜しむらくは職人さんを待つ住人が少ない事か・・・
職人さんには悪いけど漏れはいつも楽しみにさせてもらってまつ
反応が少ないのが勿体無いくらいの良スレですねw
おこがましくも感想など…
>>660 こういう細やかな感情を描いた作品は大好きです。温かい気持ちになります。
>>682と同じ方でしょうか…? そんなことおっしゃらずに、
是非またお書きになってくださいね。
>>666 続編をお待ちしてます。
もしかしてショッカーにやられちゃいましたか…? 気になりますw
>>680 ネタだらけで面白いです。笑いながら読ませていただきました。
獣耳のメイドさんたちの書き分けが上手いですねー。個人的には紺野さんが好きです。
キャストがなんとも贅沢です…御主人様が羨ましい限りです。
>>695 綺麗ですね…幸せだけどなんだか切なくなってしまいます…
繊細な文章表現もお話にぴったりで、読み応えがありました。
メイドさんにはさらに活躍して欲しいですね。次回作を楽しみにしてます。
>>701 住人さんは少なくとも期待は大きい、そう思いますよ。
プレッシャーもなく気軽に書けて良いのかも知れませんしw
いつも楽しみに覗いてます、皆さん頑張ってくださいね。
>>702 660=682です。
ありがとう、メイドさんにそういってもらえると嬉しいです。
また何かあったら書いてみよう。
絵が描ければ・・・・ _| ̄|○
補修
|A`)
>>703 >絵が描ければ・・・・ _| ̄|○ (・∀・)人(・∀・)ナカーマ!!
('A`) モレハ絵モ書ケナイシ、ソシテ文モ…
(・∀・) 氏ノ文ハ簡潔カツカッコイイカラトテモイイ!!
>溜息のメイド 様
御丁寧な御感想有難う御座います。
耳さんメイドは元々はこのスレで生まれたものを何となく流用している次第です。
紺野さんは現在制作中でつ。
|)彡 サッ
狐スキーの多いスレだとは思っていたが………紺野さんイイ!!!紫乃さんもイイ(゚∀゚)イイ!!!
ここはもはや狐耳スレ3つ目の聖地だね
熊メイドさんも忘れるなよ
708 :
Mr.名無しさん:04/02/23 16:45
クマ-
あんなことを書いたけれど…ほんとはうさみみが!
うさぎが! あ〜!
>>705 気長に待ってますので焦らず妄想の赴くままドゾ-
力をメイド主義に致すことおよそ700レス
その目的はメイドさんの自由、平等を求むるに有り
700ものレスを積みて深く知る
この目的に到達せんと欲すれば
必ず すべからずスレを喚起し 共同奮闘すべきこと
現在メイドさんなお未だ成らず
およそ我が同志はメイド主義を全うし
継続して努力に努め 以て完結を求めよ
――孫文の遺言より
>>709 うさねこってゲームのあやのさん、このスレ的にも素晴らすぃメイドさんだったよな!
ウサ耳でナイスバデーで優しくってエロエロで…
最 強 !
あとね、700レスの前に歩んできた631のレスを、偽まほろさんの事をどうか忘れないで
偽まほろさんを忘れるわけ無いじゃないですか。
だってあのスレの住人だもの!
うさねこはよかったですね…
お屋敷のメイドさんと押しかけメイドさん、結局のところ萌えるのはDOTCH!?
押しかけメイドさんに一票。シャーリータン(*´д`*)ハァハァ
もしかして、ここのかつての住人さんたちってエ○ゲ板に大移動してない?
こっちが過疎化するのと向こうがネタスレ化したのがほぼ同時期なような…
俺はずっとここにいるけど、ゆっくりしてていい。
あんまり流れの速いのは・・・
マターリいきましょう
>>714 シャーリーは押し掛けってワケじゃないだろが。
>>714 珠玉のメイドさんマンガ「エマ」2巻 メイドさん作品集「シャーリー」 の事???
落ちモノ系はあえて避ける
シャーリーたんは可愛いよな
容姿とか13歳ってだけじゃなくて、それらの萌え要素と
あの一途っぽい性格との相性が最高なんだよ
13歳を一大ブランドに押し上げた、それがシャーリー
私は20代後半あたりが…
うわーんヽ(`(`(`(`ヽ(`Д´)ノ ウワ・ウワ・ウワ・ウワ・ウワアァァァン!!
でも私はメイドさんの出てくる漫画とかえろげーとかには詳しくないもので…
修行してきます…ネタ ニ オイツケナイヨ… (;´д`)ゞ
>>725 /ノ 0ヽ 勉強するこたぁない、
_|___|_ 職人達に任せりゃ
ヽ( # ゚Д゚)ノ お前の願望をケツを突っ込んでくれる!
| 个 |
ノ| ̄ ̄ヽ
∪⌒∪
…というか、各自の持ってる何気ないメイドさん(メイド)への
願望とか希望とかをカキコしていけばいいじゃないかとは思
います。たまに論争に発展するかもしれないけど(゚ε゚)キニシナイ!!
Sir!
このスレの現状に比べれば、じじいのファ、ファックのほうが――いやぁぁぁぁ恥ずかしいぃー ε= (*ノДノ)
でも皆さんの願望とか希望とか、とっても素敵だと思いますよ、Sir!
ぼんやりと、俺はその真っ白な毛の塊を撫でていた。
すっぽり頭に濡れタオルを被せられたその隙間から、長い耳が力なく垂れ下がっている。
太陽の香りのするふかふかの羽毛を掻き分けて肌に指を這わせると、細雪嬢の体温が
直に感じられる。熱い。熱すぎる。
「すまん、俺がちゃんと見てなかったからだよな……」
このうさ公、細雪を飼い始めてもう2年になるが、こんな失敗は初めてだった。
せっかく良い天気だから外に出して遊ばせようと思ったら、そのまま脱走して帰ってこなかった。
そのうち帰ってくるだろうと放っておいたんだけど、なかなか戻らないから探しに行ったら
すっかり日が昇って小さくなった庭石の陰に身を寄せるように、細雪は倒れていた。
寂しすぎて死んでしまったってわけじゃないようだ。というかそんなこと有り得ねえ!
どうも熱射病らしい。特に体温の高いうさぎの場合、熱射病で死に至ることもあるらしい。
大慌てて「ウサギの飼い方」なんて本を引っ張り出してそれだけ調べたが、ゆっきー……ってのは
細雪の愛称だけど、彼女もまたすっかり意識を失っているようで、とりあえずかごに寝かせて
濡れタオルで包んで応急処置をした。脱脂綿に含ませた水を飲ませようとしてみる。苦労の
甲斐なく、艶のある毛の上をつつーっと水玉が流れていくのが哀しい。ますます自分が情けなくなる。
柔らかな羽毛に包まれたお腹を撫でてみた。ゆっきーは撫でられるのが大好きな甘えん坊だったから、
そうすればまた起き上がって俺に擦り寄ってくるような、そんな気がしたけれど、彼女は相変わらず
ぴくりとも動かなかった。手のひらに伝わる鼓動が、だんだん弱くなっていく。そっと撫で続けていると
ゆっきーのお腹の突起に指が触れた。ああ、こいつもいつの間にメスとして成熟してたんだな、
せめて良い旦那さんを見つけてあげたかったと思った。俺がいつまでも一人身だったから余計に。
そうでなきゃ、なんとなくゆっきーを擬人化して惚れそうになっていたから。無駄に長い俺の人生の中で、
唯一こいつだけが俺に懐いてくれた「女」だったから、そんな彼女を倒れるまで放置した自分に腹が
立って仕方がなかった。
でも、もう遅い。静かに目を閉じたまま、ゆっきーの鼓動が途絶えた。心なしか硬直しはじめた
その身体を抱きしめて、俺は泣いていた。
*
いつの間にか眠ってしまったらしい。ゆっきーを抱きかかえたまま、ふにふにと……ふにふに?
なんだこれ? ごしごしと目をこすってみた。どうもおかしいと頭を振って、もう一度目をこする。
それでも目の前の光景は変わらなかった。
テーブルの上に女の子が寝ている。しかも裸で。それで俺が掴んでるのは、思ったとおり彼女の
裸の胸……おいおいちょっと待て、もしかして俺は無意識のうちに何かとんでもないことを
してしまったのか? 略取誘拐罪刑法225条だっけ、あ、いや、一体何がどうなっているのか
さっぱり分からないが、この娘可愛いぞ。えーと、だから俺は心身喪失状態で責任無能力、
そうじゃなくて俺は何もしてないけど裸の可愛い女の子がおっぱい、ああもうなにがなんだか。
どうしよう。混乱した頭のままで周囲を見渡してみたが、夕日が差し込むキッチンはしんと静まり返って
物音ひとつなく、冷蔵庫だけがぶーんと低く唸っていた。もう一度女の子のほうをおそるおそる
覗き込んでみた。なんだか、見てはいけないもののような気がして、妙に胸がドキドキした。
真っ白できめ細かな肌の感触は絹のように滑らかで、ほのかに温かく、柔肌が指に吸い付くようで
このままずっと触れていたい。ささやかな胸のふくらみには愛らしい蕾が色づいて、汚れのない
生娘の気品をたたえていた。そーっと視線を顔に送る。もしこれでとんでもないブサ(削除)だったら
どうしようかとも思ったが、そんな心配はまったく無用だった。すっきり整った目鼻立ち、形の良い
唇に思わず口付けたくなったけれど、必死で思いとどまった。
「眠ってるの、かな」
呼吸に合わせてわずかに胸が上下していることに気付いてひとまず胸をなでおろし、
調子に乗ってつやつやの黒髪を撫でてみた。さらされと流れるように指の間から零れ落ちる長い髪、
その隙間から何か白いものがちらりと覗いた。
「んんぅ……」
かすかに開いた彼女の唇から小さく息が漏れたその瞬間、彼女はぱっちりと眼を見開いた。
やべ、思いっきり眼が合っちゃった、よ。
「いっ、いやああああぁぁぁぁぁぁぁぁ」
物凄い勢いで身を起こした彼女は、開けっ放しのドアめがけてまっしぐら、そのまま全裸でどこかへ
走り去った。ただ、頭でなにかアンテナのようなものが揺れていたのと、あと、四足で走っていたのが
物凄く気になった。なんだ、あれ? ぽかんと口を開けたまま、彼女の走り去った方向を見ていたが、
それっきり元の静寂に包まれてしまう。
だめだ、寝よう。
「あぁー、俺疲れてるのかな、錯覚だ、錯覚」
ゴシゴシと眼をこすり、席を立った。重い足を引きずって寝室に向かい、ベッドに倒れこんだ。
そういえば、さっきまで何してたんだっけ俺は……?
――ふにゅっ。
「ふにゃぁああああああぁぁぁ!」
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
べッドから転げ落ちて反対側の壁に激突して止まり、ハァハァ荒い息をついて床にへたりこんだ。
どうやらここにも先客がいたらしい。頭が痛い。頭痛が痛い。今日は人生最大の厄日のようだ。
「もう何が出たって驚かないぞ、矢でも鉄砲でももってこいってんだ全くもう」
そう呟いてベッドの上を睨みつけた。また、そいつと眼が合ってしまった。
「ななななななななんだよお前はっ!」
俺の毛布に包まってベッドに座り込んでいるのは、紛れもなくさっき突然出現した少女だった。
しかし、少女というには問題があった。彼女には、長い、真っ白な羽毛に覆われた耳が付いていた。
しかも眼が真っ赤な……アルビノにしてもここまで物凄いのは見たことがない。
「う、うさぎか? 俺夢でも見てんのかな、あは、あははははは」
やばい、このままじゃ壊れちまう、俺。落ち着け、落ち着くんだ、怖くない、怖くないぞ。
「そこ俺のベッドなんだけどさ、出てきてくれない? なーんにもしないから、ね」
我ながら怪しさ満点。すぐに安易な言葉を後悔したが、案の定少女は泣き出してしまい、
俺は為す術もなく途方に暮れてしまった。
*
「で、名前くらい覚えてないの」
湯気の立つカップを抱えたまま、彼女はふるふると首を振った。それにワンテンポ遅れて
長い耳がひょこひょこ揺れた。
「参ったな、身元不明の女の子か。しかもコスプレイヤーときたもんだ」
なんとか怖がる彼女をなだめすかして食卓へ連れ戻し、温かいミルクを飲ませたところで
ようやく落ち着いたようだ。もうすっかり窓の外は暗く、俺はカーテンを閉めに席を立った。
「なんか忘れてるような気がするんだけどなぁ、なんだったろう」
照明のスイッチを入れて、まだぬくもりの残る椅子に腰掛けた。しばしの沈黙。
しかしぶかぶかの俺のシャツを着てるってのが妙にエロチックな感じだ。わざとじゃないけど。
彼女はまたずずっとミルクをすすった。ちびちび舐めるように飲んでいるところからして、
どうやら猫舌らしい。うさみみでも猫舌か、そうだ、うさぎ! 俺はまた席を立ち上がった。
「いけね、ゆっきーを小屋に入れてやるの忘れ……」その名前に、少女のみみがピクンと揺れた。
途端に俺は立ちくらみがして、こめかみを押さえて手近な柱にもたれかかった。
思い出した。ゆっきーはもういない。いない。確かに息が止まるのをこの手で感じた。
それから先も思い出したぞ。ええっと、そうして俺が意識を失くしている間にゆっきはー消えて、
この女の子が現れた。うんうん、裸の可愛い女の子が。これはエロマンガの筋書きとしては
なかなかだぞ。さて、ネーム切らなきゃ。
いや、そうじゃないそうじゃない。
「……ゆっきー?」
頭を押さえたまま、そう尋ねた。ぴーんとみみを立たせて、少女が顔を上げた。
真紅に沈んだ眼がまっすぐに俺を見つめる。
「ゆ、ゆきー……」か細い声で彼女が復唱した。なんだかじわっと温かいものが胸に広がる。
そっと少女の背後に回ると、みみに触れないように優しく頭を撫でた。はっと彼女が息を呑んだが
そんなことは意にも介さない。
「右のみみの付け根にちょっと傷があるだろ、お前が無茶してイバラの茂みに飛び込んでいったから」
注意して見なければ分からないほどに癒えていたが、確かにその引っかき傷があった。
ああ、なんてことだ。ウサギが人間になるなんて! 夢ならとっとと覚めてくれよ!
「ゆっきー…わたし、ゆっきー…」
彼女がゆっくりとこちらを振り向いた。
「ゆっきー、死ねない。御主人様、愛情、大きかった。離れられない、言われた」
たどたどしく口を動かした彼女、いや、ゆっきーは、俺の胸にすがり付いてきた。
抱っこしたときに脇に頭を突っ込んでぐりぐりやる癖。あいつと同じだった。
「だから人間にしてやるって。それがお約束、言われた」
「誰に」俺はおもわずつんのめりそうになった。
「わからない、でっかいうさぎ、わたしに命令した」
なんと嘆かわしいことか、うさ公の社会でもお約束の展開が存在したらしい。
「これは夢じゃないよな、信じていいんだよな、細雪」
「わたし、温かいでしょ、ドキドキしてるでしょ。生きてるよ、わたし……」
ぎゅっと彼女の細い肩を抱きしめた。薄いシャツを通して伝わる体温がたまらなく優しい。
ゆらゆら揺れるうさみみの先っちょが頬をくすぐって、温かい太陽の匂いがした。
これが現実なのだから。
「神様……」俺は呟いていた。
おかしなこともあるものだ。まだ夏は終わっていないというのに、カーテンを閉め忘れた窓から
眺めた外の世界には、ひらひらと雪が踊っていた。
(第一部終了?)
お目汚し失礼いたしました。
リハビリと称してあちこちで乱文を投下させていただいておりますが、
メイドさんものっぽくなりそうな一品をこちらに書き込ませていただきました。
もともとヘタレですがさらに腕を落としており、お見苦しいとは存じますが
うさ耳メイドさんものとして完成できたらと思っております。
まだ続きはできておりませんので、ご要望・ご批判をいただければ幸いです。
…しまった! まだメイドさんのメの字も出てないよ!ヽ(`Д´)ノウワァァァン
|*Д`)ハァハァ
た、たまらんです (;´Д`)ハァハァ
∩ グッジョブ!!
( ⌒) ∩_ _
/,. ノ i .,,E)
./ /" / /"
_n グッジョブ!! ./ /_、_ / ノ'
( l _、 _ / / ,_ノ` )/ / _、 _ グッジョブ!!
\ \ ( <_,` )( /( ,_ノ` ) n
ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ /  ̄ \ ( E)
/ / \ ヽフ / ヽ ヽ_//
741 :
Mr.名無しさん:04/02/27 18:22
ノ ___l,,,,,,,,,,,,___
| _,,,..-='''''~~~____::::::::::: ̄~~'''ュ
| _,,,...-='''''~~~:::::::::::::::::_,,-‐、ノノ 、〉::::::::::::::_,.=''
_,,,|..-='''''~~~:::::::::::::::::::::::::::::r''''~,="ツ, 、_〈__,,..=''''~
_,,,...-='''''~~~::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ~''~,ィ'~(i~ 乂
>>727はメイドだが根性がある。海兵向きだ。
(~::::::::::::::::::::::::::::r=~ _,,,_ ::::::::::::::::::: '  ̄ノ ヽ 教官室へ来て俺の海兵隊とファックしてもいいぞ
~''''''''''''''''''''''~(:::::(("~ヽ~ヽ ::::::::: ..:r )
):::::ヾ、 l|_、_ ::::::: r`ー'f
(:::::::::::`l、 _,-、 / ヽ
>>737!すごぉーーーーい!
ヽ:::::::::::ゝ,,_ ノ ' ,イノ 目的を持ったメイドが出来るか証明したんだ
`i:::: :::l .〈 〈 貴様らROMってる豚娘も次スが出来るまでに
\ :::l ヽ1 それだけの技術を身につけるだろう!
\ ::ヘ ノ ソ
\ :::ヘ / f
\ _,,..=ー---‐'
…窓の外には粉雪が舞っています。北国の人なら判るでしょうが…
そう、それは外が「とても寒い」ことの何よりの証拠。
でも部屋の中はぽかぽか陽気、と言いたいところですが実際は「まあ、暖かい」
という程度の温度でしかありません。暖炉の火はどことなくけちけちとしか
燃えていません。
それも仕方のないこと、戦争のせいで燃料の配給が制限されているのですから。
それはこの貴顕の集う倶楽部も例外ではありません。
もちろん、出すものさえ出せば部屋を必要以上に暖められるだけの石炭は手に
入ります。しかし、そうはなっていません。
なぜかって?それは倶楽部の会長が、そのような行為を恥知らずなものとして
断固退けたからです。だから、この倶楽部の暖炉では、配給されただけの石炭
しか燃やされていません。
そしてその会長は今、夜の帳がきざしてきた窓の外を静かに眺めていました。
>>742 窓の外を眺めやるのにも飽きたのでしょうか?会長は、その老紳士は安楽椅子に
深々と腰掛けると、まずは右寄りの新聞に目を通して軽蔑しきった表情をし、
次に左寄りの新聞を一読して苦虫を噛み潰した表情をし、最後に教会新聞を
流し読みしてしかめ面をしました。
そのときです、老紳士の脇の小卓にグラスが静かに置かれたのは。
いつのまにか倶楽部の執事がやって来ていたのです。
老紳士は軽くうなずき、執事の方は一礼して退室しました。これが、土曜日と
日曜日以外のこの倶楽部の日課のひとつでした。
グラスの中身は輸入品の高級な葡萄酒…ではなくて地元産の林檎酒でした。
なぜって?理由は簡単、戦争のせいです。この国の商船隊には、葡萄酒などより
もっと他に運ばねばならないものがあるのですから。
…王都の倶楽部では、戦前と同じ様に輸入品の酒が出されているといいますが…
この北の街の倶楽部ではそういうことはありません。
これも会長の発議でした。そしてそれは、会員達に満場一致の賛成を持って
迎えられました。
ここでは王都とは違い「お国の大事に紳士はどう振舞うべきか」を心得た紳士が
まだまだ残っているのです。
老紳士はグラスの中身をちびちび舐めながら再び窓のほうを見やりました。
粉雪はさらに激しく吹きつけています。
そして、部屋のドアが静かに開いてひとりの男が入室してきました。
…老紳士はゆっくりと振り向きました。
そこには、若い男が立っていました。倶楽部の会員にふさわしい、上等の
仕立ての服を着た若い男。なかなかの美男子です。
が、その男は杖をつき…右足は太腿から下は棒の様な感じです。
注意深く見れば、それが義足である事が判ります。
老紳士が口を開きました「一杯やるかね?」
若い男が応えました「いただきます」
青年は老人の前に腰掛け、そして執事がグラスを持ってきました。
老人は煙草に火を付け…青年を眺め、煙を吐きながら物思いにふけりました。
…この会長も若い時は、お国の為に戦場でご奉公したものです。
しかし、彼の時代の戦場には…塹壕と大砲はありましたが…戦車とか飛行機
などという代物はありませんでした。
会長の経験した戦争も悲惨ではありましたが、しかしまだ「騎士道」とかいう
ものが残っていた事も事実です。
しかし目の前の青年が片足を失った戦争は、今も続いているそれは、ただ単に
悲惨なだけのものです。
自分は幸福だったのだろうか?そんなことを老人は考えていました。
…ふと気が付くと、目の前の青年が何か話したそうにしています。
「どうしたのかね?」
「いえ、その…今日限りでもうここには来れなくなりそうなのですよ」
「来れなくなる?なぜ?若く前途有望な会員たる君がなぜ来れなくなるのかね」
「いえ、何と言うか…結婚することになりましてね」
「それはそれは…しかしそれがこの倶楽部とどう関係が?」
「聞いていただけますか?」
「もちろんだとも」
>>742 つ、続きはまだかーっ!俺はもっとSSを読みたいぞー!
そしてなにより大事な事。メイドさんはいつ出てくるんだーっ!(w
>>744 「ここにこれなくなる理由というのは…僕の結婚相手に原因があるのです」
「何か問題を抱えている女性なのかね?」
「問題といいますか…彼女の出自が」
「出自がどうした?」
「僕の家に奉公しているメイドなのですよ、彼女は」
老人はじっと彼を見詰め…新しい煙草に火を付けて言葉を続けました。
「なぜまた、メイドなどと。他に誰もいなかったという訳はなかろう」
「物好きな奴だと思いますか?」
一瞬、老人は沈黙し、そして…
「もちろん。それが物好き以外の何なのかね?」
「………」
「良かったら理由を聞かせてもらえるかね?」
「理由?」
「ああ、なぜ君のような若者がメイド風情にたぶらかされたのかね。
後学の為に、ぜひ」
今度は若者の方が黙りました。じっと老人の目を見つめ、今にも怒鳴りだすかに
見えましたが、しかし…
「聞いていただけますか?」
「ああ」
>>746 「運命とはわからないものです。僕も出征したときは、まさか彼女と結婚する
ことになるとは思ってもいませんでした」
「………」
「戦場で暮している間…色々な女達から手紙を受け取りました。この倶楽部の
会員の未来の妻として恥ずかしくない良家の子女達から。ところがどうです?
敵の戦車に右足を吹っ飛ばされて入院した途端…その連中からは一通も手紙が
来なくなりました。ただの一通もね。足が一本しかない男の妻にはなりたく
ないのでしょう。だけど一人だけ手紙を書き続けてくれた女がいた訳です」
「そのメイドかね」
「その通り。彼女だけが僕の事を忘れずに手紙を書き続けてくれました」
「意地悪な言い方かもしれんが…君の地位と財産を考えれば片足くらい無視
できるのではないかな?特にメイドのような身分の女にとっては」
「みんな、そう言いました」
青年は一息置いてから言葉を続けました。
「彼女は…僕が戦地にいた時から手紙と一緒にクッキーを送ってくれたんです」
>>747 「ほう…しかし、それは…」
「その先は言わないで下さい」青年は語調を強めました。
「退院して…除隊して屋敷に帰ってから料理長に尋ねました。屋敷の食料庫の
品物は全て帳面どおり、小麦粉一さじだって行方不明になったものはないと」
「………」
会長の若かった頃の戦争には「配給制」なんてものはありませんでした。
戦争とは戦場だけで行われるものでした。
しかし、今の戦争は一国の人々全てに犠牲を要求するのです。
「総力戦」という名の怪物が何もかもを変えてしまったのです。
…工場の女工ならば食料の特配もあるでしょうが…戦争には何の役にも立たない
メイドなどという職業の若い娘が、配給の食料だけで戦地の男にクッキーを
焼いて送るとしたら…一体どれほど生活を切り詰めれば足りるのでしょうか?
青年が再び口を開きました「そしてそのクッキーは…」
老人が間髪入れずに言いました「油紙で包んであって、割れたりカビたりせずに
君の手元に届いたのだろう?」
「…なぜ、それを?」
「…私の妻もそうやってクッキーを送ってくれたのさ。昔の話だがね」
そう、会長も若い日には戦地で、そういう風に未来の妻から送られたクッキーを
受け取ったのでした。
ただ…会長は、彼の妻が、青年が出征中に彼の母親のもとを訪問した際、
その屋敷の「よく出来たメイド」にクッキーを割れたりカビたりさせずに
送る方法を教えたという事は言いませんでした。
>>748 部屋には沈黙がありました。会長は…グラスの残りをぐいっと飲み干すと
立ち上がりました。
「さてと…もう帰らねば。女房が夕食の席で待ちくたびれているだろうからな」
「そうですか…」
「君は残って、あとわずかな独身生活を楽しむといい」
「………」
「そうそう…君がメイドと結婚したからといって、この倶楽部は君を白い眼で
見たりはせんぞ。これからも顔を出してくれたまえよ、約束だぞ」
「………!」
「我らが倶楽部は、そんな事で会員を判断したりはせんからな。では失敬」
会長はコートを羽織って部屋を出て行こうとしましたが、ドアの前で立ち止まり
「しかし何だ、よくメイドと結婚するなどという決断が出来たものだ。
父上はさぞ反対したことだろう」
「ええ、それはもう…」
「自分ひとりで決めたのかね?」
「いえ、除隊して…王都に行った時、夜の街で一人の占い師に会いましてね…
何百年も生きているような感じの婆さんでしたが…」
「…君に未来についての例え話をしてくれたか?」
青年はあっけにとられた顔で老人を見つめました。
会長は静かに言いました。
「その婆さんは私も知っているよ。昔、占ってもらったことがあるのさ。
では、本当に失敬」
会長が出て行こうとしたその時、青年が叫びました。
「そうだ、例え話以外にも話してくれました」
「何を?」
「二つありまして…一つは僕がその婆さんの知っている男に
この話をするだろうと」
「…もう一つは?」
「近いうちに、国中が大喜びする出来事が起こるだろうと」
「なるほど、一つは実現した訳だ。もう一つも実現するといいな。ではお休み」
「お休みなさい」
>>749 帰り道、会長は物思いに耽っていました。
「あの婆さん、まだ占い師をしていたのか…」
彼が占ってもらったのは、まだ若い時…戦地から国に戻って来た時、
あの青年と全く同じ悩みを抱いていた時です。
しかし、その老婆が何歳なのだろうとは考えませんでした。
占う事全てが百発百中の、あの老婆ならそんなことは別に不思議でも何でも
ないと思ったからでした。
翌朝、国中の全ての新聞の第一面には「講和成立、戦争終結」の字が
踊っていました。
〜FIN
>>750 乙。はげしく乙。
メイドさんのセリフや直接描写無しでこれほど献身的なメイドさんを表現する方法があるとは思ってなかったよ。
ご主人様側から語るメイドさんか…勉強になりました。
>>750 GJ! 俺も指の怪我が治ったらまた何か書いてみるよ。
>>742-750 乙カレー様ですた。前スレの話の続き……ですよね?
続きものともなると感慨も深いねぇ。ログ引っ張り出して読み返しちゃったよ。
相変わらずお見事(´ー`)b グッジョブ!!!
(
>>736から続きます。第二部?)
「おーい、まだかー?」そろそろ俺はイライラしていた。
「ふぁ……まだです……」
溜息をついてちらりと腕時計に視線を落とした。やはり女の買い物には付き合うべきではなかった。
もうデパートに入ってから1時間が経過しているというのに、まだ靴しか買っていない。
大きなデパートとはいえ、平日の昼間だから客入りがまばらないのが救いだ。
だいたい、ここに来るまでだって物凄く苦労したんだから。俺の家には女物の服なんかなかったから
とりあえずなんとかサイズの見当をつけてシャツとズボンは買ったけれど、下着は流石に俺が
買うわけにも行かないから、ゆっきーを連れて外に出なければならなかった。
ところが、帽子を被せればみみが痛いと泣き出すし、ターバンなんてありえないし、いっそバニーガールの
格好をさせようかと思ったりもしたが、さすがにマズいと思い留まった。そんなもの俺が買えるか!
しかしなんとか好奇の視線に耐えてここまで来たものの、店員さえ近寄っては来なかった。
通報されなかっただけでも奇跡だと思う。どう見てもうさみみ少女を連れまわすロリコン野郎だったから。
サーッと試着室のカーテンが開いて、見下ろすとゆっきーがシャツをいっぱい抱えて立っていた。
「合わないか……」
「うん、合わないよ」
女性向けの売り場に俺のような男がいるのはなんとも居心地が悪かったが、それ以上に
ゆっきーのみみに他の客の視線が集中しているのが痛い。だってひょこひょこ揺れてるんだから!
「参ったな、女の子の服の買い方なんて分からないし」
「うぅー……」
俺より頭ふたつ以上も小さいゆっきーの頭をぐりぐり撫でながら、途方に暮れてしまった。
「あのー」その声に振り返ると、女性店員がもじもじして立っていた。
「よろしければ、見繕って差し上げますが……」
「は、はぁ、お願いします」
向こうもかなりの決心で声をかけてきたのだろう、額に冷や汗が浮かんでいた。だってうさぎ少女誘拐犯。
いや、違う違う、そう思っていると本当に逮捕されそうで怖い。さて、と。業務上のものとはいえ、この好意を
逃す手はない。店員さんにお任せして、細雪の衣類を一通り見繕ってもらうことにした。
「この娘、ちょっと変わってますけど、あの、だいたい普通なんで、お願いします」
さすがに餅は餅屋というところだろうか、彼女は手際よくゆっきーに合う服を選んでいく。
パンツとかブラとか……うーむ、ブラねえ。 しかし、じっと見つめていると本当に通報されそうだ。
やむなく俺はその場を離れることにした。
*
数時間後、ぶかぶかの男物のシャツを来ていたみすぼらしい少女は、見違えるほど綺麗に
なっていた。やはり元が美少女だからだろうか、少し中性的デザインのなシャツとパンツが
よく似合っていた。俺は思わず溜息を漏らした。惚れたかも? ここに来てロリコン疑惑とはおめでたいな。
「下着とシャツと、靴下に上着、コートと……お嬢さんは可愛らしいから、何でも似合いそうですけどね」
お、お嬢さんときた。俺の娘かっ!? そう言われるとなんだか妙にドキドキして、顔が熱くなった。
細雪はといえば、さっきまでの不安そうな表情が嘘のようにはしゃいでいる。まだまだ人間の生活が
珍しくて過敏に反応してしまうのだろうか、慣れるまではしばらく時間が掛かりそうだ。
と、その店員が俺にそっと耳打ちした。
「あの耳、頭から生えてるんですね。驚きましたよ」俺はただ頷くしかなかった。
「本当にうさみみの女の子なんて、初めて見ましたよ。人間、なんですよね」
「ええ、俺も一昨日初めて見たんですよ」
彼女もまた、この事実を受け入れてくれたらしい。スカートの裾にじゃれつく細雪を優しく
撫でながら、にこにこと微笑んでいる。黒髪の美女と美少女が並んで、物凄く絵になっていた。
それにしても半人半獣の不思議生物を手懐けるとは、この店員只者ではないな。
不意に彼女は真顔に戻る。
「詳しい事情は存じませんが……彼女の負い目にならないよう、気をつけてあげてくださいね」
なるほど、その通りだった。うさみみ……俺だってまさかこうなるなんて夢にも思わなかった。
でも一番気にしているのはゆっきーなんだから、俺が気にしすぎるとゆっきーに悪いような
気がして、あえて彼女にそういう話をしたりはしなかった。そうして、この先どうなるのか
ひたすら不安ばかりを抱え込んでいた。
「すみません、出すぎたことを申しました」
「いえ、こちらこそすみません……じゃあ、どうもありがとうございました」
「じゃあね、ばいばい」
「ばいばーい、お姉ちゃん!」
名残惜しそうに彼女の手を引っ張るゆっきーを引き離して、夕方になって客が増え始めた
売り場を後にした。手だけでなくみみまで一緒に振っている細雪に苦笑した。
やはり他の客の視線が痛かったが、先ほどまでと異なり、その中には羨望の
念が含まれているようにも感じた。実際細雪は可愛かった。今日の出費は痛かったが、
これほど綺麗になるなら、それだけの価値はあったと思う。うさみみだけど。
「ゆっきー……」
「えっ?」俺はふと立ち止まり、ゆっきーのコートのフードをすっぽり被せた。
他のやつらに見せてやるのが勿体無い、そんな気になったのかもしれない。
「……なんでもない」
*
「ゆっきー、晩飯だぞ」
ふかふかに焼きあがったオムレツに海草のサラダを盛り付けて、2人分の食卓を整えた。
とてとてととてとて……やたらに多い足音がして、細雪が食卓からひょいと顔を覗かせた。
「おいおい、四足で歩く癖は直せって言っただろ、もう」
こいつと暮らすようになって、俺の生活もずいぶんと変わった。玄関には男物の大きな靴に
小さな靴が並ぶ。洗面所には歯ブラシが2本。そんななんでもないような変化が新鮮だった。
細雪の部屋は俺の部屋の隣の空室を充てた。両親が亡くなってからがらんとしていた我が家も
少しは賑やかになった気がする。
ただ、細雪は家事がまったくと言っていいほどにできなかった。仕方ない、うさぎだったんだし。
うさぎといえば、当然ベジタリアンだった。パンと米はなんとか大丈夫だったが、香辛料は
いけなかったらしく、ニンニク入りの餃子を食べさせたらえらいことになってしまった。
まだまだ子供だから、人間の生活様式に順応するのも早いのだろうか。箸や鉛筆の持ち方は
教えるそばからすぐにできるようになった。それでもまだまだ語彙は貧しく舌足らずな話し方だし、
なにより常識ってものが全くない。俺が家を空けるときのことはみっちり教え込まなければいけなかった。
もっとも彼女にしてみれば、人間の社会の方がどれほどヘンテコリンなものかと思うだろうけれど。
ええと、そうだ、晩飯だ、晩飯。でもその前に確かめておかなければならない。
「ゆっきー……なんだその格好は」
「えっ? これはねー」
得意げに話し始める細雪。ぴょこぴょこ跳ねるうさみみに、物凄く嫌な予感がする。
通販で買ったきりタンスの引き出しの一番奥深くに封印してあったブツが、いま白日の下に――。
「メイド服だろ、それ」
「うーん、メイド服っていうですか、これ」恥ずかしそうに、彼女は立ち上がってくるりと回って見せた。
「なかなか似合うな、でも」
致命的な間違いがひとつ。俺はフライパンを置くと彼女の背後に回った。
「エプロンが後ろ前だなんてなぁ……よし、これでばっちり」
「ありがとう。これでわたしも可愛いメイドさん?」
「うっ……」
単刀直入な質問に、答えに詰まってしまった。メイド服は偶然にも細雪にぴったりのサイズで、
黒地に白を基調とした清楚な服装に、彼女の透き通るように輝く肌と艶やかな黒髪が
完璧なコントラスト。おまけに、見た目は14,15くらいの少女なのに、舌足らずな話し方が
ミスマッチで可愛すぎる……思いっきりツボ。俺はこういうシュミだったのかと気付いて、愕然とした。
なかなか返事をしない俺を見て不安になったのか、細雪のみみがふにゃっと下を向いてしまった。
「だめ……?」
さて、ここで俺は究極の二択を迫られたわけだが、悩むかと思いきやあっさりと煩悩に
負けてしまった。メイドさんって、いいよね……。
「メイドさんは服装だけじゃなくて、ちゃんとお仕事しなきゃいけないんだぞ?」
「うん、わたし頑張る! 『ごほうし』すればいいんだよね?」
即答。
破壊力抜群。
さっきまで必死に止めろ止めろと警告していた俺の理性は、どこかに消し飛んでしまった。
しかし、細雪のヤツめ、どこでそんなダメ知識を仕入れてきたのやら。
「えーとね、お昼のテレビで言ってたんだよ、男の人と女の人がね、いっしょに――」
「あー! もうその先は言わなくてもいいから、いいからな」
どうやら、俺が仕事に出ている間にテレビを見ていたらしい。
早速アンテナ線を引っこ抜いてきてから、俺は食卓に就いた。屈託のない笑顔を浮かべたまま
『ごほうし』だなんて言ってのけるとは……まだその裏の意味に気付いていないのだろうか。
いやいや、俺が想像力を逞しくし過ぎているだけだったりして。むしろそうであって欲しいのだが。
「まあいいけどな……とにかく、早く食わないと飯が冷めちまうぞ」
「いただきまーす」
すっかり箸の使い方は上手くなったが、まだまだ甘い。手を伸ばして細雪の口の端に付いた
ご飯粒を取って、俺の口に放り込んだ。
「あー、ゆっきーのごはん!」
「ガキじゃないんだから、自分のことゆっきーって言うのやめろよ」
なんだか見た目以上に幼い子供を相手にしているようで、罪悪感が芽生えてしまう。
流石にそのあたりは俺もまだまだまともなのかな、と思ったりもした。どうせ五十歩百歩だろうけど。
「はい、御主人様の仰せの通りに」
危うく味噌汁を噴出すところだった。だめだだめだ、もう泣いたって喚いたってテレビは見せてやらないぞ。
子供たちを取り巻く環境はこんなにも病んでいるのですよ、PTAの皆さん! でも奥様方の見る番組も過激。
まあ、その呼び方自体は別に害もないからいいかな? ちょっとくすぐったいような、恥ずかしい気分に
なってしまって、照れ隠しに笑ってみせた。
「へへへへへ……」
「えへへへ……」彼女も笑いながら、垂れたみみをゆらゆら揺らしていた。
幸せそうな笑顔を浮かべて目の前のオムレツに折り組む細雪を見ながら、俺はぼんやりしていた。
こんなにブッとんだ生活がずっと続くなんて思えなかった。妙な組織に標本として連れ去られたりして、
なんていうバッドエンドは冗談にしても、いつ細雪が俺に愛想を尽かして出て行かないとも限らなかったし、
物珍しさと可愛らしさから彼女を欲しがる不届きな輩は多そうだった。
そして、細雪はこんな不甲斐ない俺を信頼して懐いてくれていたから、なおさらこの生活に終わりが
訪れることが怖かった。夜が来るたびに別れを惜しみ、朝が来るたびに彼女を確かめる。
そうでもしないと突然終わってしまいそうなこの関係が、俺の生きがいだった。
(おしまい)
ィ^i^iヽ, Sir!
>>741 _《y'´´`ヾ_ 申し訳ございません、727も737も小官であります!
ヽ( # ゚Д゚)ノ ○○のメイドと名乗るのが好きなのであります、匿名根性万歳!
| 个 | ちなみに某所で名無しの――ぁゎゎ
ノ| ̄ ̄ヽ
∪⌒∪ こんなことでは冥土へ逝く前にメイドが終わってしまうのであります、Sir! あぁっぶたないでっ
>>750氏
グッジョブでした〜。
深い味わいのあるお話は小官も見習いたいところでありま、いえ、見習いたいです。
前スレのお話と相まってますます感動的です……ええ話や…… 。・゚・(ノД`*)・゚・。
>>724の不吉な予感を吹き飛ばすような怒涛の展開に大興奮ですね。
>>760 お疲れ様でした。ゆっきー可愛いなぁ(;´Д`)ハァハァ
お話の視点というか着眼点なんかが野郎の書くSSとはまた違う気がして斬新でした。
>>760サソ
あっちでツッコむのはアレなんで、こっちでツッコむことに。
なぁんかここに、あっちと雰囲気が酷似したカキコがあると思ったら、
矢張りあなたですたか。(w
え?漏れ?あっちで最近メイドまみれになった30王手野郎ですよ。
あっちでもこっちでも、期待してます。ガソガッてくだちぃ。
763 :
Mr.名無しさん:04/02/29 19:07
気が付けば既に春、メイドさんと花見に逝く(ことを妄想する)季節じゃないか<(´Д`)ゝナンテコッタ!
ネタのタメにエマ@〜B、シャーリーとガイドブックを買ってしたぞヽ(`Д´)ノ ウワァァァーン
…あと『殻の中の小鳥』も(;´Д`)ハァハァ
>>765 漏れは最後の1行に『それは違う』と言いたい。
評価はともかく、メイドさん出てるし良いんじゃないかと思う私は負け組みですかぁー…
亜鉛サプリでも飲みながら頑張ってください(マテ
>>762 ありがとですー。マジで最近スランプ気味なので、ビシバシ突っ込んでください。
それにしてもメイドまみれって羨ましい…
コス板行ったら
「彼女にメイド服着せてエッチはしにくいことに気付いた」って書き込みをハケーン
_ト ̄|〇
>>768 /ノ 0ヽ
_|___|_ ふざけるな!大声だせ!タマ落としたか!
ヽ( # ゚Д゚)ノ 貴様それでメイドに命捧げたつもりか!!
| 个 |
ノ| ̄ ̄ヽ 汚れスキンのザーメン顔め 根性直しの25回!
∪⌒∪
>>768 それでも人は挑むのか・・・
そこにメイド服があるから!
シャーリーよりメアリ・バンクスの方が(・∀・)イイ 漏れは外道かも(´・ω・`)
>>754 今更ながらですが…(・∀・)イイ!
上手い人は違うなぁ( 'A`)
希望の空(メイディア)に 一投入魂 男根こめて
ヤれんのか!? ヤれますよ!
いつも心にメイドさん 世界に名だたるマスカキ達よ
ご奉仕されても 苦労 苦労
あー あー メイドさん 我らがボイン
∧_∧ ♪
(*゚д゚*)
/つ⌒0
l/ ´_ゝ`)すいません、ちょっと通りますよ・・・
| /
| /| |
// | |
U .U
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアああああああああああああああああああああああああああああああ
ひょっとして、ここのSSって当番制でローテーションで回ってるの?
778 :
Mr.名無しさん:04/03/05 19:00
635 名前: きくーち ◆kIkuTImsBU [sage] 投稿日: 04/02/28 21:04
大阪のちょんの間へ行ってきた
で、コンドームをかぶせてフェラをしてくれたのだが
どうもいつもの感覚と違う
よくみたら皮被りの状態で装着されていたΣ (゚Д゚;)
てっきり剥いてくれるものと思っていたのでショック
こういう場合、自分で剥いておくべきなのか?
(
>>759から続きました第三部)
俺の仕事は相変わらず忙しかったが、それでも必死に働いて出来るだけ早く家に帰るようにしていた。
同僚は急に真面目に働きだした俺が訝しく思えたのか、あれやこれやと噂をしていた。恋人ができたんじゃ
ないかとか、はたまた風俗通いを始めたんじゃないかとか。まったく失礼な話だった。実際のところ、
俺は子供を抱え込んだようなものだった。あれやこれや彼女に教え込まねばならないのは大変だったが、
また楽しくもあったから苦痛ではなかった。
「えーと、じゃあ、東京特許許可局」
「東京特許きょ、きゃ、きょく」
「生麦生米生卵」
「生麦にゃまごめにゃまたがも」
細雪との勉強が日課になってから、毎日のようにこんな日本語の練習を続けていた。どうもまだ
人間の発声器官に慣れないらしく、いつまで経っても上手く発音できない。
「あとは上手くしゃべれさえすれば大丈夫なんだけどなぁ……」俺は大きく伸びをした。
「うぅっ……ごめんなさい」
「まあ、気長にやるさ。と、そろそろ休憩するか」
時計の針はちょうど21時を指したところだった。彼女は嬉しそうに立ち上がるとカウンターの向こうへ回り、
しばらくして冷たいココアとケーキをトレイに乗せて戻ってきた。すっかりメイド服も板についてきて
安心してみていられるのは良かったが、とてとてっと歩くうさぎらしさが無くなったのはちょっと惜しい気もした。
もっとも、そこまで自分のわがままで彼女を振り回したくはなかったけれど。
「はい、アイスココアとバナナのマフィア……じゃない、なんだっけ」
「……マフィン?」
「そうそう、マフィンマフィン!」
バナナのマフィア……密輸とかしてるんだろうか。でも1房100円じゃ割に合わないな。
それにしても細雪は相変わらず妙な言葉ばかり覚えている。一体誰がそんなことをと考えて、
俺の部屋にあったハードボイルド小説でも読んだのだろうと思い当たった。ときとき忍び込んでたようだし。
もちろん彼女は俺の部屋に忍び込んだ後はきちんと痕跡を消していくのだが、あの乳臭い匂いだけは
しっかりと残っていたから、バレバレなのだった。敢えて咎めずにいたのだが、何とかしないといけないかな。
さすがにイケナイご本だけは苦労して隠しただけあってまだ見つかっていないようだったけれど……。
「おいしい、ですか」不安そうに彼女が尋ねた。「マフィ……ンって、初めて作ったんですけど」
いつも彼女は、俺が口を付けるまで自分は絶対に食べずにじっと待っているのだった。もしかして
何か変なものが入っていたりするんじゃないかとか思ったけれど、それに関しての心配はまったく無用だった。
何と言っても元うさぎらしく、細雪いわくほんのちょっと匂いを嗅げばだいたい味が分かるとのことだった。
「へー……これがマフィン、ねえ」わざと俺は顔をしかめて見せた。
じーっと俺を見つめてみみをひょこひょこ動かしている彼女を見ると、つい意地悪をしたくなってしまう。
思ったとおり、途端に彼女のみみはだらーんと垂れ下がって、とうとう泣き出しそうに目を潤ませた。
でもそこまでで俺は罪悪感に耐え切れなくなってしまった。
「まったく、これじゃ俺の6年間の自炊生活はなんだったんだか。ゆっきーは料理が上手いな」
「えっ……? あっ、もう……御主人様の意地悪っ!」
てっきり怒られると思っていたのだろう、彼女は泣き笑いの妙な顔で俺を睨みつけた。ところがちっとも
怖くないどころか、逆にそれすらも可愛いと思えてしまう。
「ほら、怒ってないで食えよ」
「はーい」
かちゃかちゃと小さな音を立てながら忙しげに口を動かす彼女の幸せそうな笑顔を見ながら、
信じられないくらいに俺は優しい気持ちになっていた。
「ごちそうさまでしたー。それじゃあ片付けてきますね」
屈託のない笑顔に、俺も無言の笑顔で応えた。彼女はすでに俺の心の奥深く食い込んで離れなかった。
俗に言う親バカの心理も分かるような気がしたし、そんな自分がなんだか滑稽なようにも思えた。
いままで異性とほとんど接触した経験がないせいで愛情のメーターがいかれてるんじゃないかとも
思ったりした。誰に遠慮することもなく細雪に愛情を向けられる、それが堪らなく嬉しかった。
そんな自分に酔ってもいたのかもしれない。
*
何事もなく、無我夢中で一ヶ月の時が流れた。相変わらず俺たちは変わり映えのしない、だからこそ
幸せな日々を送っていた。それでも次第に俺の内心では変化が現れ始めていた。そしてその変化こそ、
どうしようもないものだと自分でも分かっていた。
いくらまだ子供だとはいえ、男と女がずっと禁欲状態に置かれていたら……? 恐ろしい妄想を
必死に振り払おうとしていたけれど、ささやかな幸せに味を占めた心の闇は、もっともっとと欲望を掻き立てていた。
「ゆっきー、もう掃除は良いからちょっと休めよ」
珍しく晴天の続いた後の日曜の午後のことだった。庭に面した窓から、せっせと落ち葉をかき集めている
小さな背中に声を掛けた。秋の風は冷たく、日々に緑が失われてゆく庭の風景は寂しい冬を予感させる。
そんな中にあって細雪の背中はあまりにもひ弱で、そう言わずにはいられなかった。
「はーい、もうちょっとで終わるから頑張ります」辛い仕事だろうに、彼女は微笑んで見せた。
木枯らしに黒髪をかき乱されてぴくぴくとみみを震わせた彼女に、申し訳ない気持ちで胸がいっぱいになった。
俺は……彼女にふさわしい主人なのだろうか。いつまでも答えの出ない問いを引きずり続ける
自分自身に対して、ふつふつと怒りが沸き上がってきた。
「バカ、バカだよな。こんなことで悩むなんて」
苛立ちを隠しきれず、俺は乱暴にソファに腰掛けた。間違いなく俺はこの娘に惚れてしまった。
もちろんまだ精神的に幼い彼女はそんな俺の気持ちにはちっとも気が付かないだろうし、俺のほうでもこんな
年端も行かない少女に本気で愛を告白する気はなかった。それでも彼女への愛情が深まれば深めるほど、
いつまでも優しい主人を演じ続ける自信はなくなっていった。
「ゆっきー、お疲れ様」部屋に戻った彼女をねぎらっても、苛立ちは募るばかりだった。
彼女のほうでもそれを察したのか、2,3歩進んで足を止め、それ以上俺に近づこうとはしなかった。
「……御主人様、どっ、どうかなさいましたか……わたしがなにか失敗でも」
「なにも」
「じ、じゃあ、どうしてそんな悲しい顔を……」
「喋るな」
怯えた彼女の様子が無性に気に障った。かつてなく威圧的な言葉を発すると同時に、俺は立ち上がっていた。
なぜ自分でもこんな感情に身を任せてしまったのか分からなかった。心のどこかではただただ戸惑いながら、
疲れているんだ参ってるんだと言い訳を繰り返していた。
彼女は足がすくんだかのように動かなかった。目だけは俺の顔を見つめたまま、ぶるぶると肩を震わせて
立ち尽くしていた。
「えっ……いやっ、やだ!」
乱暴に細雪の細い肩を掴むとそのままソファに引き倒し、今にも折れそうにヤワな両腕を押さえつけて
覆いかぶさった。恐怖に引きつった表情と乱れたメイド服が俺の加虐心を煽った。
「俺はこんな男なんだよ!」
無我夢中でわけのわからないことを叫びながら、同時にそんな自分のどす黒い感情をひどく嫌悪していた。
ロリコン? そう、ロリコン。その言葉は俺の理性を支えるタブーであり、また喉に突き刺さった魚の小骨の
ようにいつまでも離れずに俺を苛み続けるものでもあった。彼女いない暦=年齢、だからって
負い目には感じていなかったはずだけれど、特定の相手をはけ口にしないことで安堵を得ていた欲求を
細雪に向けようとしている。
知らず知らず、笑顔の裏で、静かに俺は病んでいた。その歪んだ愛情を、彼女に押し付けていた。
どうしたってその卑怯な欲望を抑え切れなさそうな非情な自分が情けなかった。
「メイドってそういう仕事もあるんだろ、だったらやらせろよ」
必死でいやいやと首を振る細雪の身体を乱暴に掴んで押さえつけ、今となっては邪魔でしかない
メイド服を片手で脱がせに掛かった。手足までもじたばたさせて必死に抵抗したけれど、所詮は
非力な女、時間は掛かったものの一糸纏わぬ姿に剥くのはさして難しいことではなかった。
「うぅっ……酷い、酷いよ、御主人様……」彼女はしゃくりあげ、涙と鼻水で顔をぐしょぐしょに
汚していた。それでも可哀想だとは思えなかった。
すべすべと彼女の肌はどこまでも真っ白で、女らしく色づき始めたささやかな胸のふくらみと
まだ毛も生え揃わない股間が劣情を煽った。ますますヒートアップした俺の耳には、彼女の
必死の哀願もなにもかも届かなかった。ただ目の前に少女の穢れない身体がある。それだけだった。
抵抗を諦めたことに気をよくして彼女の胸に伸ばした俺の手を、彼女は突然に渾身の力で跳ね除けた。
無言のまま俺は細雪のみみを乱暴に掴んだ。途端に彼女の全身からくたっと力が抜けた。
ほっと安心して彼女に口づけようとした俺に、彼女は静かに口を開いた。
「ごめんなさい。細雪は御主人様のために生まれたんですから、全部御主人様のものにしていいです……」
ハッとして動きを止めた。 急に従順になった彼女に、なんともしがたい恐怖を感じた。
自分の要求が無茶苦茶なものだと分かっていたからこそ、彼女の服従になにか裏があるのではないかと
疑ってしまうのだった。その隙に、なおも彼女は言葉を継いだ。
「細雪はメイドさんだから……一生懸命喜んでもらおうと思って今まで頑張ってきたから、
それでも足りなかったのなら、喜んでこの身体を差し上げますから、それで満足なさるなら。
細雪は御主人様のものです。貴方のためなら、御主人様が正しいと思うなら、どんなことだって。
でも、こうされるしか意味のない女だったかも知れない、それだけが残念なの」
「いや、そんなことは……」そう言いながら、俺は震えていた。
細雪は細い指を伸ばし、俺の唇をなぞった。
「お優しいんですね、だからわたし、寂しい」
細雪は静かに俺の首に腕を回した。頬に残る乾いた涙の後も痛々しく、それでも彼女は懸命に
笑って見せた。彼女のみみから手を離し、そっと髪を撫でていた。乱れたヘッドドレスに
胸が締め付けられるように痛んだ。しっとりと柔らかな黒髪はかすかにミントの香りがした。
「ごめん、ゆっきー……」
「謝らないで、御主人様。これも愛されてるってことなら、わたしは嬉しいの」
どこまでも俺を気遣う彼女に、知らず知らず俺の頬を涙が伝った。愛した少女を傷つけようとした、
そんな自分が許せなかった。彼女はただただ微笑んで俺を見つめているだけだった。
沈黙の時間が流れた。木枯らしが吹く度にカラカラと落ち葉が乾いた音を立てて転がる他には
抱き合ったまま感じるお互いの鼓動しか聞こえなかった。俺よりもわずかに早く、細雪の哀しいほどに
小さな胸は脈打っていた。
「ゆっきー、温かいな」
それでも俺の全身の震えは止まらなかった。なんとか過ちを取り繕おうと必死で考えながら、一方では
既に諦めてもいた。自嘲気味に笑って俺は立ち上がり、逃げるように自室に戻った。
お目汚し失礼しております。
>>761 すみません、まだまだ続く気がします。
たぶん六章か七章辺りまで続いたらえっち(略
もしもご希望でしたら、この娘差し上げますよ?
>>762 ありがとうございます。過剰な期待は禁物ですが、
生暖かく見守ってやってくださいまし。
>>772 こちらもありがとうございます。
毎度毎度ネタばかり爆発してしまい、文章にして収拾をつけるのに苦労しています。
まだまだ駆け出しですよ。ぜひぜひ772さんの作品も見てみたいです。
>>777 それは知りませんでした。やたら連投してお邪魔になってたかも…?
どうなんでしょう。お気に触ったらごめんなさいです。
他の神職人様方の作品も楽しみにしてます、頑張ってください。
一言で言って
俺は
えっちいらねえと思う
(*゚∀゚)=3
えっちなのは無粋だと思います!
(
>>784続き、第四部)
秋は深まり、俺は憂鬱に静んだ。冬支度に殺風景になってゆく窓の外の景色はなおさら俺を落ち込ませた。
ただ寝て起きて仕事に行ってまた寝るだけの毎日が続いていた。初めのうちは顔を会わせるたびにいろいろと
話しかけてくれた細雪も、俺がちっとも返事をしないでいたせいか、もはや俺に話しかけようとはしなかった。
廊下ですれ違っても、ただちょっと目配せをして俯いて行過ぎるだけだった。
黙っていても食事は彼女が差し入れてくれたし、掃除選択などの家事もきちんとこなしてくれていた。
本当によく出来たメイドさんだと思う。けれどそれだからこそ俺は彼女に対して面目が立たず、
負い目を感じてはまともに話すことも出来なかった。仕事からも遅く帰るようになり、食卓に残った
1人分の冷たい夕食をレンジして独りで食べる。俺の生活からは細雪の姿がすっかり消えていた。
それでも、相も変わらず彼女の気遣いは俺を苦しめ続けた。俺なんかが自分勝手に彼女を想ったために
中途半端な人間の姿で現世に引き留められ、なおも俺のために働き続けて苦しんでいる。だから俺は
可能な限りで彼女との接触を避けた。出来る限り彼女の優しさから逃れようとした。自分で掃除や洗濯を
してみたりもした。それでも仕事から帰って冷たくなった夕食に添えられた彼女のたどたどしい鉛筆書きの
カードを見ていると、いまでもあのときの光景がありありと目の前に浮かんでくるのだった。
幻聴が始まっていた。確実に俺の心は病んでいた。わけの分からない世界と現実とをふらりふらりと
行きつ戻りつ、俺はどちらの世界でも独りきりの孤独に沈んでいた。それでも時は流れ、こんな不安定な
生活が日常として定着していた。
彼女に愛してもらえるのを期待しているんだろう?
愛してるんだから愛してくれだなんて、わがままも大概にしろ。
俺なんかとっとと消えたほうが彼女は幸せなんだよ、消えろ。
嘘。
想いは募るばかりだった。
*
そして、冬がやってきた。
ある晩、仕事が遅くなった俺は小雪のちらつく中家路を急いでいた。
商店街はクリスマス商戦の真っ只中、どこもかしこもお祭りムードに浮かれていた。
なるべくそれを見ないように聞かないようにしながら、コートの襟を立てて駅からの道を歩いた。
まだ家の鍵は掛かっていなかった。いつもなら細雪が休むときに鍵を掛けているのだが、
うっかり忘れてしまったのだろうか。玄関のたたきでコートの雪を払うと、家に入って鍵を掛けた。
驚いたことには、食堂の明かりでもが点けっ放しになっていた。
「あいつ……こんな失敗はしないはずなのに」舌打ちをして明かりの漏れるドアへ急いだ。
なぜだかとても嫌な予感がした。
そっとドアを開くと、部屋中の明かりと肉の焼ける香ばしい匂いが溢れ出した。
「ゆっきー……? いるのか?」
開け放したカーテン、真っ黒なガラス窓に小さな背中が映っていた。カバンを床に下ろし、
食卓に並べられた豪勢な料理に目を見張った。サラダにポタージュ、ミートパイ、ドリア、狭いテーブル
いっぱいに色とりどりの食材で飾られ、ご丁寧にもテーブルクロスまで掛けられていた。七面鳥の丸焼き
なんて見たのは生まれて初めてだった。たぶん七面鳥だと思うんだけど。
壁に掛かったカレンダー、赤くマジックで丸をつけられたその日、今晩はクリスマスイブだった。
俺が細雪も日付も忘れて仕事に没頭している間、彼女はきっと今日を心待ちにしていたのだろう。
……細雪、お前ってヤツは。
「ゆっきー。ゆっきー!」
テーブルに突っ伏している彼女の肩を揺さぶった。なんだか彼女の身体が冷たいような気がして
ドキッとした。なかなか起きない彼女の身体を必死に揺さぶり続けた。
「起きろ、起きろってば!」
「んぅー……あっ」
目をゴシゴシこすりながらけだるそうに身を起こした細雪は、俺の顔を見てパッと背筋を伸ばした。
「ごっ、ごめんなさい、やっとできたって安心したら眠くなっちゃって……」
「おいおい、もしかしてこれ全部一人で作ったのか?」
正直言ってとてもとても信じられなかった。一人で作り上げるにしてはあまりにも豪華すぎた。
「うーん、野菜とかは買ってきたけど」
「そこでボケるなよ」
苦笑した俺にきょとんとして、それから俺に釣られて彼女も笑い出した。
料理はまだ温かく、皿からは湯気が上がっている。今の今まで掛かってこれだけの料理を
作り上げたのだろう。もう深夜なのに、俺のために、一生懸命に。
「凄いな、よくこれだけのものを作れたな、こんなショボい台所で」
「へへへ、でも初めて作ったものばっかりだから味は保証しませんよー」そう言って照れくさそうに笑った。
彼女の頭を軽く撫でて自分の席に着こうとして、ふと右のみみにソースが付いているのに気付いた。
ちょっといたずら心を出して、それをぺろっと舐め取ってしまった。
「ひゃんっ! な、なにを――」
「突っ伏して寝てるからソースが付いてたよ、勿体無いしね」
「もうっ、恥ずかしい!」顔を赤くして怒っている彼女を見ていると、嫌なことなんて何もかもすっかり忘れて
しまえそうだった。いや、今はそんな野暮なことは考えないでおこう。
「それじゃ、かんぱーい!」
「かんぱーい!」
俺はちょっと口をつけただけだったが、細雪はグラスを一気に傾け、白く泡立つ液体を飲み干してしまった。
「……お前、シャンパン飲んで大丈夫なのか?」
「ん、大丈夫、たぶん」
一応未成年のはずなのだが、あまり気にしないでおいたほうが良いのかも知れない。人間じゃないし。たぶん。
「どうだろう、ちゃんと火が通ってるかな……あんまり生っぽい臭いはしないんですけど」
焼け具合を気にしつつ、彼女が七面鳥の肉を取り分けてくれた。自分は草食だから食べないくせに、
わざわざ俺のために。そう思うと彼女の温かさが胸に沁みて涙がこぼれそうになった。
「ほら、早く食べないと冷めちゃいますよ?」ぼんやりしている俺を彼女がせっついた。
悲しみなんてどこへやら、気丈に振舞う彼女の明るさが嬉しかった。
「ほらほら、こっちのサラダも美味しいですよ、自分で言うのもおかしいですけど」
「いや、ほんとにゆっきーは料理の才能あるな。これほどまでとは思わなかったよ」
「えへへへ……嬉しい」
あまり褒めるものだから、彼女はちょっぴり舌を出して照れくさそうに笑った。頬を染めてもじもじする
その様子がまた愛らしくて、ふと彼女がうさぎだったころの姿と重ね合わせていた。やっぱりうさぎにしても
可愛いすぎると思った俺の感覚は間違っていなかった……のかな?
*
珍しく彼女と一緒に後片付けをした。彼女は申し訳なさそうだったけれど、それでも嬉しそうだった。
俺は久々に台所仕事をしたせいか、すっかり使い勝手が変わっていて戸惑った。細雪は背がせいぜい150cm
くらいしかないから、よく使う食器は手の届く範囲に、普段は使わないものは踏み台がないければ届かない
ような高さに仕舞いこんでいた。俺ならその高さでも余裕で届いたから、今日の後片付けは役に立てたと思う。
最後の生理整頓は彼女に任せて一足先に切り上げ、俺はソファにどさっと座り込んだ。特に見たい番組が
あったわけでもなかったが、リモコンを拾い上げるとテレビを点けた。賑やかなバラエティ番組が眩しい。
キュッと水道を止める音がして、じきに彼女もこちらへ戻ってきた。
「隣に座っても良いですか?」恥ずかしそうに揉み手しながら彼女がそう尋ねた。
俺はソファの半分を占拠していた本やらCDやらを放り投げると、座るように促した。ちんまりと遠慮がちに
腰掛けた彼女は何か言いたげに、でも言いにくそうに躊躇い、俺の顔とテレビとを交互に見ていた。
「……ありがとな」
テレビを消した。細雪はさらにしばらくもじもじとしていたが、黙って俺にもたれかかってきた。
腕組みした肘とわき腹の間のくぼみに顔をうずめて、じっと俺に撫でられるのを待っているかのようだった。
どんなに寂しかっただろう。どんなに哀しかっただろう。昔は毎日のように抱っこしてふかふかの毛皮に
ブラシを掛けてあげていたのに、うさぎに比べて人間ってなんて不器用なんだろうとさえ思った。
ツインテールになったせいでちょっと撫でにくかったけれど、包み込むように撫でてやるとくすぐったそうに
みみをひょこひょこ揺らした。ほんのり温かいみみの先っぽで頬をくすぐられてくすぐったかったけれど
決して不快ではなく、むしろ心地よかった。ずいぶんご無沙汰していた仄かに動物くさい匂いが愛しく思えた。
どうして俺はこんなに良い娘を無下に扱ったりしたのだろう。落ち着いて考えてみると、自分の邪な欲望が
ひどく恥ずかしかった。
「この匂い、好き……」細雪がかすれた声で呟いた。
「ごめん、ごめんな」
彼女の背に腕を回して、俺はひたすら謝り続けていた。
「やだ。許さない」
彼女は上目遣いに俺を見上げながら、悪戯っぽく白い歯を見せて笑った。
俺はなにか答えようとしたけれど、ひゅうっと喉が鳴っただけで声が出せなかった。
「やだやだ、もっと抱っこしてくれないとやだ。それともやっぱりわたしは可愛くない?」
拗ねたように口を尖らせたのは俺を試すための演技だろうと分かっていても、ぎゅっと彼女を
抱きしめずにはいられなかった。ふふっと笑って、彼女は嬉しそうに鼻をひくひくさせた。
「ねえ、見て見て!」
細雪は不意に俺の腕を解いて立ち上がると、電灯のスイッチをぱちんと切った。そうしてまた
戻ってきて、俺の胸にもぐりこむ。
真っ暗闇の窓の外、降り止まない牡丹雪が青白く光っていた。その名の由来通りに重たげな身体を揺すって、
しんしんと降り積んでゆく。雪のクリスマス、か。去年まではなんとも思わなかったのだけれど。
「そうだ、ゆっきーの名前ってどうしてつけられたか知ってるか?」
「ううん……細雪、だっけ。なんだか漢字で書くと弱そうな気がするけど」
「冬生まれでさ、あんまり可愛らしくてすぐに消えちゃいそうなくらいだったから、さ」
彼女は黙って窓の外を見ていた。
「もっとも今なら、牡丹雪って名前の方が良いかもな」
意外にも、彼女は笑いも怒りもしなかった。窓の外を見つめてそこに答えを捜し求めるように考え込んで、
それから俺の胸に戻ってきた。
「万年雪が良いな、わたし」
「うーん、言いたいことはだいたい分かるけど、あんまり可愛くないな、それ」
本当に一万年生きてしわくちゃの婆さんになんても良いのかい、そうからかってみたりもした。
やっぱりやめる、そう言って細雪は目を閉じた。
「ゆーきーやこんこん、あーられやこんこん♪」
どこで覚えてきたのか、懐かしい唄を口ずさんだ。俺も彼女を追いかけて加わった。
「ふってもふってもまーだふりやまぬ……」
細雪の背中に回した手でとんとんと拍子を取りながら、いつまでもいつまでも飽きずに唄い続けた。
それもいつしか俺一人の声になり、すうすう可愛らしい寝息がそれに続いていた。
いつ終わるんだこれ…
ではでは、えっちなのはpink.bbsの職人様にお任せします、ということで(w
何様の _ /- イ、_
クマー!! _ /: : : : : : : : : : : (
〈〈〈〈 ヽ /: : : : ::;:;:
>>797 ; : : : ::ゝ
〈⊃ } {:: : : :ノ --‐' 、_\: : ::}
∩___∩ | | {:: : :ノ ,_;:;:;ノ、 ェェ ヾ: :::}
| ノ ヽ ! ! 、 l: :ノ /二―-、 |: ::ノ
/ ● ● | / ,,・_ | //  ̄7/ /::ノ
| ( _●_) ミ/ , ’,∴ ・ ¨ 〉(_二─-┘{/
彡、 |∪| / 、・∵ ’ /、//|  ̄ ̄ヽ
/ __ ヽノ / / // |//\ 〉
(___) / / // /\ /
,..||-ノ─ソ彡
&. : : : : : : : : : ミυ
ミ.: : : : : : : : : : : : : : 〃个
,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',u
.三 : : : :i ;;;/:' '⌒' i: : : : :}
{:: : : : |:::+;;; (;;;_ .|: : : : ニ`i'ー- .
.{ : : : :|ヾ ,.、 |:: : : :;! 「`'ー、`ー、
..ヾ: :: :i r‐- ┃┐.| : : :ノ / `ー、ヽ ゴメンナサイ…名前入れ忘れました
ゞイ!ヽ┃ニ゙ノ イゞ‐′イ ー-、. ノ7┐
>>797=
>>791ですから
`` ー一'´ ヽ.「~ ̄ `''ァf‐┘ ややこしいことしてすみません… (・∀・*)ゞ
. `、 }ー-`、__..._/::l
`|:::::::|ヽ/l:;:;:;|
. |::::::::l:::::::::::::::l
. l::::::::l:::::::::::::::l
l:::::::::l::::::::::::::l
l;::::::::{:::::::::::::l
`iiiiiiiハiiiiiiiij´
∠-、レ'ヽ〃〕
|i__∩:::::::::::
| ,,.ノ ヽ、,,ヽ:::::::
| ● ● |::::::::::::::::
| (_●_) ミ
>>799、正直ゴメンクマ…
| |∪| ノ::::::::::::::
| ヽノ i::::::::::::::::
ミヽ_ /::::::::::
| ヾ /::::::::::::::::::::
ウサギは寂しくて死んじゃった
そんな結末が待っているのかと
ドキドキしたじゃねーかこのヤロ
GJ!
耐える白うさぎタン(*´д`*)ハァハァ
>>797-800 正直、ハゲワロタ。
.
,ィ^i^fト、 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,《y'´ `ヾ |
! ノノノ)))) < クマちゃん、人を殴るときはちゃんと確かめないと駄目ですわよ
ノリ! ゚ ヮ゚人 |
(yT)つH}つy). \__________________________
,ィ^i^iヽ, (
,《y,´ヘ ̄ヘ ) >791様、お疲れ様です。
i[》《] iリノ)))〉 '´ おやつを持ってまいりましたのでよろしかったらどうぞ。
. l !(i|゚ ヮ゚ノl! ([_]
ノi(__)i(X)i]つ ̄ ̄
U/i___iヽ
~し'ノ~
hosyu
なんつーか、萌える
健気なゆっきー(;´Д`)ハァハァ
でも正直Hは無くていい気がする。
>>806 もしよかったら紫乃さんも描いて。
・・・続編の中年熟女バージョンで。
>>806 オイオイ、うそだろ!?
転載じゃなくてオリジナル!?(°Д°)マヂカヨ!?
>>797 一気に読ませていただきますた。
つーかね、ゆっきー萌えぇえェェエェェ(;´Д`)グッジョブ!!!
耐え忍ぶメイドさん、コレですよ!
あと漏れはエチいシーンも読みたいなートカナントカ…
812 :
Mr.名無しさん:04/03/09 16:17
∧_,,∧
( ´・ω・)
( o旦o)
`u―u'
・・・・・・・
813 :
Mr.名無しさん:04/03/09 16:19
もまいら、ヌー速で、メイドさん萌えについて熱く語ってるバカを発見すますた。
ここはただ職人を待ちつづけるスレになりました
816 :
Mr.名無しさん:04/03/10 23:17
邪魔しちゃ悪いかなと思って書き込み控えちゃうんだよな
SS書くんならあんまり間を空けないでほしい
なんて言ってみたり…
すみません、一応キリの良いところまで書き込んだつもりですので、ご遠慮なく。
占拠状態も悪いかなと思ってしまったりして……重ね重ねごめんなさい。
SS無かったら閑散もいいところなんだけどな
SS多いに結構!
もうなんか797氏がスレに駐在しいるからもう安心だな
おまいら、ナイチチメイドさんに惑わされ茶だめだ!
ムチムチ姉メイドさんが一番なんじゃなかったのか!? と言ってみるテスツ
>>820 漏れはナイチチマソセーですが、何か?
むしろムチムチこそ逝ってヨシです。
>>821 無い乳メイドが鞭もって鞭鞭してたらどぉーする?
>>822 ・・・ムチムチってその鞭かよっ
ツッコミ入れときマスタ。(w
そうか!巨乳とムチムチはまた別問題なんだな。
つまりロリメイドさんがムチムチしてても良いわけだ(゚∀。)ナルホド!!!
825 :
Mr.名無しさん:04/03/11 18:34
(゚∀。)←これ怖い
>>824 ∧∧∧
< 異 >
< あ議 >
< り !! >
∨∨∨
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ムチムチという時点でナイスバディ
___ | であり、ロリメイドさん体型がムチム
買フーl' | チという形容は矛盾している!
l/ `゚_><________________
, -‐,ロ、,ー'―へ---―‐'⌒つ ))
/ | 〈|l 7゚−ヽ, ---―‐ヽ⊃''
/ | レ /
─‐┴──‐┴───┐
胸なんて飾りです!
貧だろうが爆だろうが関係ありません。
でも、和服の場合は巨以上はちとね…。
828 :
Mr.名無しさん:04/03/11 22:26
いや、お姉様メイドさんの場合はやっぱり巨乳・爆乳で
母乳がデフォルト装備ってのが基本でしょ、やっぱ。
>>828 基本なのかよ!?
決してノーマルじゃないぞw
831 :
Mr.名無しさん:04/03/11 22:48
>>829 母親の愛情を知らないご主人様に毎晩裸で授乳とご奉仕・・・
こういうのイヤ?
お姉さんメイドじゃないとなぁ…
いつも何か物悲しそうな無表情の…
834 :
Mr.名無しさん:04/03/11 23:28
>>832 幼児化プレイというより・・・
メイドさん、最初は「もう、暇さえあればおっぱい吸ってばかりなんですから」
しばらくすると「うふふっ、困った赤ちゃんですこと」
そのうちに「ご主人様は私がいないとダメなのねっ」
最終的には「…他の女になんか汚させるものですか…私だけのご主人様…」
>>834 その展開だと確実に殺人事件起こるストーリーなのだが
で、媚薬と称する麻薬を盛る訳か。
いいかい?リザ
古来 魔女や
魔術師とされる
連中が使っていた
催淫剤や飛行用油って
いうのはね
トリカブト・
ベラドンナ・アヘンなどの
幻覚剤や麻薬の
一種で調合
されるんだ
だから多量に
摂取させれば
人によっては
感覚がマヒしたり
発狂したり
死亡する場合だって
あるんだよ
あいかわらず病んどるな、このスレは(´Д`;)
まぁね。
>>836 葉鍵のセリオさんスレにそーゆーのあったぞ
ここはひとつ、健全に犬メイドさんの話でもしようじゃないか。
まず最初に、ところかまわずペロペロは基本中の基本。
舐めるだけで決して口に含まないのがミソです(;´Д`)ハァハァ
思わず健全でないことを想像してしまう俺は
心が汚れているのだろうか。
ィ^i^iヽ,
. 《y'´´`y
((ヽ|・∀・|ノ プルルン
プルルン |__| ))
| |
(
>>796続き、第5章)
ここ数年では珍しく、雪の正月になった。しんしんと降り積む雪に、久しく忘れていた子供のように
無邪気な気持ちが蘇ってくるのは細雪のおかげだろうか。とはいえ、当の彼女は寒いのを嫌がって、
こたつで寝転んでミカンを食べているけれど。俺もこたつに入って仕事の続きをすることにした。
「ひゃぁ、冷たっ!」
冷え切った足を当てられた細雪が抗議の声を上げて飛び退いた。ほんのり上気した顔をさらにぷうっと
膨らませたけれど、にやにや見つめているとそっぽを向かれてしまった。
向かいの壁にはうさぎの絵がいくつも並んでいる。今年の年賀状の中から細雪が厳選して飾ったのだ。
なんとも素敵な偶然で、今年は卯年だった。そうそう、せっかくだからうさみみメイドさんに年賀状を書いて
もらおうと思ったのだけれど、まだまだ字が下手だし恥ずかしいというので断られてしまった。
「……御主人様、お休みなのにお仕事ですか?」
俺が数え始めてからでも4つ目のミカンを食べ終えた細雪がひょこっと身を起こして、俺の手元を覗き込む。
「そうそう、年末までに片付かなくてね」
「ふーん……」そのまま仰向けにパタッと寝転ぶ。「お休みならどこかに遊びにいけるかと思ったのになぁ」
「この雪じゃあどうしようもないだろうな」
そう言って俺は手を止めた。なんだかなぁ、もう細雪がいることに慣れすぎてしまったようにも思う。
本人はメイドさん気取りで楽しんで家事を引き受けているみたいだけれど、それでも外の世界のことには
興味津々だろうし喜ぶだろうな。暖かくなったら二人でどこかへ出かけようか。
そんなことを思っていると、寝転んだままの細雪がぴくぴくっとみみを震わせた。
「お客さん、だよ」
小さく舌打ちして俺はこたつから出た。まくれ上がった布団から、ちらっと細雪の白いふとももが覗いた。
「ゆっきー、スカートめくれてるよ」
「……んなっ!?」
急激な温度変化に震えながら玄関に出ると、ちょうどタイミングよくチャイムが鳴った。
まったく細雪のみみはたいしたものだ。独り言も全部聞かれてしまうのはちょっと始末が悪いけど。
「いや、どうも、冷えますなこりゃ」
今時珍しい山高帽の雪を払いながら入ってきた客は、見知らぬ男だった。
見事な白髪に頬ひげを蓄え、燕尾服に身を包んだやや太目の初老の大正の紳士といった様相。ご丁寧に
ステッキまで持っている。いまどきこんなレトロな格好の人間なんて見かけない。まるでどこか古い映画の
中からでも抜け出してきたような時代錯誤な雰囲気に、思わず相手を値踏みするような視線を向け、さすがに
失礼だと思い直し、佇まいを直して誰何した。
「失礼ですけれど、どちら様で?」
「いやいや、名乗るほどのものではありゃせんのです」
「名無しさんがうちに御用なんてないでしょう、お引き取りください」
そちらから訪ねてきておいて名乗らないとは無礼な。冷たく追い返して部屋に戻ろうと思ったら、その男は
慌てたように喋りだした。
「実はわざわざお伺いしたのは他でもない、こちらに女の子が一人いるでしょう」
俺はぎょっとして部屋へ戻る足を止めた。
「そのウサギの女の子のことでお話なのですが」
なぜだ、どうしてだ。細雪には客の応対にも出ないように厳しく教えておいたし、普段ちょっと外に出るにも
特別の帽子を被らせるようにしていた。さらには玄関の靴まで隠しておくという徹底振りだったから、この家に
うさみみの少女がいるなんてせいぜいお隣くらいしか知らないはずだ。それにお隣には親戚の子を預かっていると
言ってある。噂好きな主婦ならともかく、隣は爺さんの一人暮らしだ。なぜ赤の他人のこの男が、彼女のことを?
ともかくジタバタしても仕方あるまい。俺は玄関へ引き返した。
「確かに少し変わった女の子が一人いますが、親戚の子を預かっているだけですし、なにもおかしいことは
ありませんよ」
「いえ、そういうことではないのです、その点はご心配なく。ただ」
こちらの考えは全て見透かしているぞとでも言うように、男は言葉を切って考え込む風をした。
ヘタクソな言い訳なんて全て見透かされて、俺は溜息をついた。
「彼女が幸せなのかどうかと思いましてね、どうでしょう、失礼ですが彼女はもっときちんとした場所で
然るべき処遇を受けるというわけには行かないものでしょうか? いえ、誤解なさったら申し訳ない、
何もこちらが悪いというわけではないのです。ただ、彼女にはもっとふさわしい場所があると思いまして」
何を言い出すのかと思ったら、やはり彼女を連れ去ろうと狙っているのだろう。善人面だからってわずかな
期待を抱いた俺がバカだった。
「残念ですけど、ここは彼女の家でもあるのです。折角ですが、そのようなお申し出をお受けするわけには」
「それはもちろん彼女自身の意思によって、そう選択しているわけですな?」
「ええ」俺はそこまで執着する男にはっきりと嫌悪感を示しながら言った。「当然です」
「残念ですな。いや、仕方がない。そのうち気が変わるかもしれない、また寄らせていただきますよ」
「ご自由にどうぞ。ただ、何度いらっしゃっても全て無駄足になると思いますけど」
「それはそれで結構なことですが、しかし……ああ、いや、失礼。ではごめん」
軽く会釈して、男はまだ雪の降り止まぬ中へ出て行った。しかし身を切るような寒さにもかかわらず、
俺はしばらくその場を動くことができなかった。いったい彼は何者なのだろう、結局最後まで名乗りはしなかった。
しかしいくら考えても仕方がない。俺は居間へ引き返した。
*
玄関での会話はすっかり聞こえていただろう、細雪は何も言わず不安そうに俺を見上げた。
「大丈夫だって、心配するな」
ごそごそとまたこたつに潜りこんで仕事の続きに取り掛かろうとした。そこへ不意に身を起こした細雪が
ぎゅっと俺の腕を握り締めたものだから、思わずペンを取り落としてしまった。ペンはころころとテーブルの
縁まで転がっていく。
「どうした、なにもゆっきーが心配することないじゃないか」
「ううん、でも、なんだか怖くて」
俺は溜め息をついてペンを拾い上げた。わずかに漏れ出したインクがカーペットに染みを作ってしまった。
確かに俺だって不安だ。うさみみメイドさんなんて格好の餌食じゃないか、そのまま表に出そうものなら
細雪を狙う変態どもがわらわら集まってくるに違いない。そう思ってこれまで彼女を軟禁状態に置いていたのだ。
気になるのは、あの老人がどう見てもその手の変態には見えなかったことだ。ただ素直に細雪に萌えたとか
そういうことならば彼女を守るのは容易い。しかし、もしも彼がなにか怪しげな実験目的で彼女を狙って
いたのだとしたらどうなるだろう。人間とうさぎの混合生命体……遺伝子がなんだかんだと研究するのは、
この俺でさえ面白そうだと思ってしまう。ましてその手のマッドな奴等ならなおさら、だ。
じっと口に手を当てて考えこむ俺に、細雪が不安そうに身を寄せてきた。
「御主人様、ゆっきーを売ったりしない、よね」
「まさか!」
「ごめんなさい、もしかして悩んでるのかと思っちゃって……でもわたし、面白いですよ、うさぎだか
人間だか分からないし」
自嘲気味にそんなことを口にする細雪が痛ましく、やるせない気持ちになった。黙って彼女を見つめていると、
なおも彼女は言葉を続けた。
「もし、もしわたしのせいで御主人様のお金がなくなって、それでお仕事を増やしたりしなければいけなく
なったのなら、わたしを売ってもいいですよ。それで御主人様が楽になるなら、だってわたし」
両手でバンっとテーブルを叩き付けた。ビクッとして細雪が俺から離れた。
「もういい、嫌なら勝手に出て行けばいい」
「違っ……そんな、御主人様、わたしはお邪魔虫ですか?」
「嫌いだよ、そんなに弱気なゆっきーなんか大嫌いだ」
ハッとしたように細雪が顔を上げた。そうして何か言いかけたけれど、また俯いてしまった。
「確かにゆっきーがいるせいで食費も光熱費も水道費も増えた被服費も保険衛生費もぜーんぶ増えた。
でもな、ゆっきーのためだから仕事を頑張れるんだよ、俺は。ほとんど一日中家の中にこもりっきりなのは
辛いだろうし家事だって大変だろうし、それに俺の相手までしなきゃいけないから疲れるだろう。でも、
それでも俺は頑張ってるゆっきーのために、ゆっきーが喜んでくれればと思って頑張ってるんだよ。もしそれが
窮屈なら、なんの遠慮も要らない、どこへでも好きなところへ行けばいい。俺はゆっきーを縛るつもりはないし、
それがゆっきーの幸せなら、な」
一気に吐き出して、俺はペンを放り投げると後ろに倒れこんだ。天井の染みを見つめながらほんの少しだけ、
細雪がうざったいと思ったかもしれない。どうしてだろう、彼女が自分に自信を持たないことに怒っているのか。
あるいは、自信がないのは俺のほうなのか。
いずれにせよ、いつまでも彼女を狭い籠の中に閉じ込めてはおけないだろうと考えた。こんな無理をして作った
小さな楽園暮らしが破られる日はそう遠くないのかもしれない。外から壊されるか、あるいは内からか。
ぺたっとうさみみが腕に当たっる感触に、俺は薄目を開いた。
「お、おい、ゆっきー?」
細雪は泣いていた。ふるふると肩を震わせて、寝転んだままの俺の胸にすがり付いてきた。
こたつに当たっていたせいか、彼女の薄っぺらな胸からほんのりと熱が伝わってくる。冷たいみみと指、そして
頬っぺたの感触。抱きかかえてみると、彼女の顔は涙でぐしょぐしょだった。
「……泣くことでもないだろ」
「だって、だって……わたしのせいで、ごめんなさい、御主人様……」
そうして俺のシャツをぐしゃぐしゃにしながら、ごめんなさいごめんなさいと謝り続ける。
シャツには犠牲になってもらうことにして、壊れ物でも扱うかのようにそっと細雪の髪を撫でた。なかなか
じっくりと見ないから気付かなかったけれど、黒髪にはところどころ枝毛が混じっていた。きっと疲れているん
だろう、彼女の白糸のような指ももささくれ立っていた。やっぱり俺が仕事にかまけている間、ずいぶんと
寂しい思いをさせていたのかもしれない。彼女だけを責めることなんてできない。
「ごめん、ゆっきー……俺も悪かったよ。こんなに頑張っててくれたのにな」
ゆったりと、ただたおやかな時間の流れに身を任せて、細雪の小さな、でも確かな温もりを受け止める。
こんなにも小さな身体で、小さな心で、一生懸命俺のために尽くしてくれていた彼女の気持ちを、俺は理解して
いたんだろうか。見せ掛けだけのやさしさではなくて、ただ丁重に扱うだけの思い遣りではなくて、本当に
彼女の望む俺らしい俺でいられたのだろうか。
「んもう……ずるい」
ようやく泣き止んだ細雪が、泣き腫らしたりんごの頬っぺたで笑った。
「なにが?」
「だって御主人様すぐに謝っちゃうから、それだとわたしが怒れないですよ!」
そう言いながら泣き笑う彼女に釣られて俺も苦笑いを浮かべたそのとき、彼女の頬をまた一筋の涙が伝った。
俺は指を伸ばし、そっとその雫を拭った。もう二度と細雪の涙を見るまい。彼女への愛情にかけて、そう誓った。
「好きです、御主人様」素早く細雪が俺の頬に口づけた。「えっと、じゃあわたし、お夕食の準備してきますね!」
たたたたっと走り去った彼女を、俺は呆気に取られてただただ見送るだけだった。
*
男は人生で3度だけ女にモテるという話がある。そうすると俺はもう最後のチャンスだっていうことになる。
一度目は幼稚園のとき、二度目は小学校のときだったから。思い返すといまでも胸が熱くなる、幼いといえば
あまりにも幼すぎるあのころの思い出。いつしか他人に愛されることを諦め、一人で生きていこうと思った俺の
心を解きほぐしてくれた細雪には感謝しなければならない。夕闇迫る街中、家路をたどりながら、ぼんやりと
そんなことを考えていた。仕事帰りは疲れているせいか、あてどもなく考えを巡らしてしまう。
とはいえ、まだまだ俺たちの生活は始まったばかり。問題は山積したままでまったくの手付かずだった。
あの怪しい老人はあれ以来見かけることは無かったけれど、細雪はときどき誰かの視線を感じると言う。
それに、俺はまだ彼女に自分の気持ちを伝えそびれ続けていた。こんな小さな女の子相手になにを照れて
いるんだろう、自分でもそう思うけれど、どうしても言い出せなかった。上り詰めてしまえば後は下るだけの
恋の行方、まだまだ見てみたいとは思えない。
いつまで経っても臆病者だなと自嘲気味に笑いながら、門をくぐり、ドアを押し開けた。
いつものように夕食が済んでから、なおも俺はだらだらと食卓に居座って雑誌を読んでいた。早いもので
もう2月も半ば、細雪と過ごす時間は本当にあっという間だった。二度と戻らない一分一秒を大切にしたいなんて
思ったりもしたけれど、彼女の笑顔を見つめていると時間なんて感じられはしなかった。
くだらないゴシップ記事にうんざりして放り投げようとして、細雪がうろうろしていることに気付いた。
「ゆっきー、どうした?」彼女がイライラするようなことなんて無かったはずだと思いながら、そう尋ねる。
「俺の顔に何かついてるか?」
そういえば彼女、今朝からなんだか様子がおかしかったな。もしかして生理、いや、でもそんな感じじゃない。
なんだか不安げな、言いたくても言い出せずに一人で悩んでるような……って、それは俺のほうじゃないか。
「ううん、そうじゃないんです」それでもまだ彼女は躊躇った。「ええっと、今日は……そういう日だって
聞いたから……」
そうして、思い切ったようにぎゅっと目をつぶって両手を差し出した。ひょこっとうさみみも一緒にお辞儀をする。
「はい、御主人様、これどうぞっ!」
真っ白い包装紙に包まれた、綺麗に十字のリボンを掛けられた、可愛らしいハート型の包み。
「あの、バレンタインデーって、チョコレートをあげるんですよね?」
チョコレート。
「ゆっきー、おまえって」放心したように彼女を見つめた。
「ごめんなさい! 見よう見まねの手作りだからちょっと、じゃなくてかなり汚いかも知れないですけど」
そうして頬を真っ赤に染めて俯いて、もじもじとエプロンのフリルをいじくっている。
「いや、ゆっきー、ありがとう。まさかゆっきーからもらえるなんて思わなかったし」
我ながら間抜けな話だ。いつの間にか2月14日だったらしい。職場は野郎ばかりだから、誰もなんとも言わ
なかったしなぁ。いや、実際には気付いていて敢えて無視していたのかもしれない、独身者ばかりだったから。
「なあ、ゆっきー……」
ゆっくりと立ち上がってテーブルを回り、彼女の背後から肩に手を掛けた。もちろん、まだチョコレートの
包みは持ったまま。
「ごしゅじんさっ……」
驚いて振り向いた彼女に気付かれる前に、素早くかがみこむようにして唇を重ねた。
「んっ……う」手をばたばたさせて一瞬抵抗して、それから身体を捻って俺の背中に手を回してきた。
ささやかな、柔らかな唇の感触。直に彼女の呼吸が伝わってくる。そのまま抱きしめあうと、唇から蕩けそうに
熱い感触がじわっと全身へ広がっていく。
ふわっと優しい新緑の香りがした。それから、一日の間に彼女に染み付いたさまざまな匂い、石鹸の匂いとか
オレンジの香りだとか、かすかな汗の匂いだとかが入り混じって立ち上っては俺の鼻腔をくすぐった。そのすべてが
いとおしくて、俺は全身で細雪を感じようとした。
どちらからともなく、ゆっくりと身体を離した。
「ありがとう、ゆっきー」
「やだ、そんな……どういたしまして」ぼうっと熱に浮かされたような顔をさらに赤らめる。「でも、お礼を
言うのは食べてからにしたほうが良いかもしれませんよ?」
細雪はくすっと笑った。
「ゆっきーの腕は俺が保証するさ」そう言ってぐりぐりと彼女の黒髪を撫でた。
嬉しそうに俺にもたれかかり、俺の顔を見上げる彼女。ふとその目のなかに不安の色が浮かんだような気がした。
頭を振る。もう一度彼女の顔を覗き込むと曇りはどこにもなかった。ほの暗い部屋の明かりのせいで錯覚したのか、
それとも気も迷いか。あまりにも幸せすぎて不安になったのかもしれない。
「幸せすぎて怖いってこと、ありますよね」同じようなことを思ったのか、細雪もそう口にした。「幸せすぎて、
あとはもう不幸になるしかないとか。でも、心配はいりませんよね、御主人様とわたしはもっともーっと
幸せになるんですから」白い歯を見せてあははっと笑った。
そう、確かにそうだ。勝手に幸せの上限を決めつけて怯えてるなんて、まったく馬鹿げたことをしていたと思う。
「そうだよな、それに、俺は……ゆっきーのことが好き、だから」思いがけず、すんなりと優しい言葉が溢れた。
もう一度、お互いに吸い寄せられるように唇を重ねた。そっと腰の辺り、ふさふさのダウンの尻尾をまさぐると
細雪は気持ち良さそうに溜め息を漏らした。ぎゅっと彼女がしがみついてくる。
弱虫な自分でも細雪のおかげで強くなれた、そんな気がした。一番大事な彼女を、一番大事な思い出にしたい。
彼女と過ごした全ての時間を自分のなかに刻み付けながら、知らず知らずのうちに涙が零れていた。
(つづく)
キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!
しまったぁー、9レスになってしまった… (´・ω・`)ショボーン
>>801 ありがとうございます、想定通りです。いろいろ先入観持って読んでやってください。
>>802 耐えてばかりいるといつか爆発しますよね?
いえ、ゆっきーがどうだかは私も知りませんけれど。健気ですね。おしんです。
>>803 (*゚ー゚)っ([_] ありがたく頂きます♪メイドさんもお仕事頑張ってくださいね。
 ̄ ̄
>>806 ありがとうございます、ほんとに書いてて良かったって思えました。
こんなうさみみは大好きです。額に入れて飾らせていただきます(笑)
まだ続きますので、よろしければ今後ともお付き合いくださいませ。
>>807、
>>811 ありがとうございます。純情な感じで…どうなるやら、たぶんHなしになるかと思います。
もちろん一つの愛の形としては当然ありですけれど、この人物たちでは難しいかな、と。
機会があれば別作品にてエチいのを書かせていただくかもです。
>>819 放浪癖ゆえ定住は難しいかも? あまり期待なさらず。
ではでは、少々仮眠してきます。
>>855おやすみなさい ( ・д⊂ヽ゛
(゚∀゚)つ〃∩ キタ━━ キタ━━ キタ━━
GJ!いい話やなぁ
,. --- 、
,...:'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
r'~`i⌒r‐-、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
ヾ、,⊥.,___;;__ ヽ;.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.', 御主人様
i.:.:.:.:.:、.:.:.:.:`i.:.:.:.:l_.:.:.:.:.:.:.', お帰りなさいませ
. liいヽ:ヽ_;;;,:.:l.:.:.:;.lヽ.:;;::::;:.ヽ、
. l!'い';ヽ、;_;こ!::::,;,;iノ,;,;;;,;;;;;、rォ、
ヽ-'l`く 、ノ!:::,;,;,l |,;,;;,;,;;/ ヽ.
.i:.:.;|. l:,;,;,;,;l |;,ル/. /ー\
.!i.:;;个!i,;i,;,;レレ';V. / ヽ、
lハi´ リiルi`ヘ人 / __ ヾ、
_,く‐' :ヽ,i/  ̄ "')\
ヽ:i:.:..:.:|ヽ;,,,, / ヽ_
}:!― ! ヽ;;;;;;;;;;;;,,,,. i `ir‐_''ユ =-、
/.:!:::::.;,i ヽ;;;;;;;;'' !;;,,,,,;,;;;;;人ー‐一 '" ヽ
└ノ.:,. -ゝ、 i l // ,>、二 ___l
` i, `l ,. |- '' / ! ヾ、、
! i i ,' l ,/ ', ヾ.、
i l リ 「 ̄ ',. ヽ丶
'i ,' リ ',. 丶ヽ
l ;. ,' ', 'い
| ,' ,' ; 'い
マンセー!!マンセー!!
萌えっ……!
うわ…すげぇイイ!
でも、797さんのレスのつけ方どこかで見たことがあるような
うわ、やめろなにをhしゅgb@
すいましぇん……釣ってきまゆ。
(
>>854のつづき。第六部)
このごろ俺はぼんやりと考え事に耽る時間が長くなっていた。企画書にペンを走らせながら、食卓の
オレンジ色の明かりの中で頬杖をついて細雪の顔を思い浮かべていた。
幸せはこの手の中にあった。すべてのものは俺と細雪のためにあって、そして俺たちはその中でちいさな
揺り篭に揺られて同じ時間を過ごす喜びに身を委ねていた。俺の腕の中で静かに。微笑んでいるこの幸せを
絶対に離したくはなかった。やっと俺の人生が始まった、そんな気がしていた
細雪。細雪の笑顔が、鈴を鳴らすような明るい声が、ひょこひょこ揺れるそのみみが、くるくるとよく回る
その瞳が、しなやかなその身体つきが、すらりと白い指が、足が、そうして誰よりも繊細で温かいその心が、
すべてが俺の心を捉えて離さなかった。今も隣にいるこの娘が。
仕事は遅々として進まなかった。
ふと隣を見ると、算数のプリントを前にしてパジャマ姿の細雪がうつらうつらと舟を漕いでいた。まだ半分も
解けていない二桁の足し算。けれど答えはすべて合っているようだ。彼女の飲み込みの速さには舌を巻くばかり
だった。
「ほら、ゆっきー、起きろよ」
彼女の椅子を引いて背中と膝に手を添えると、ゆっくりと身体を抱き起こした。あまりの軽さにそのまま
後ろに倒れそうになって、やっとのことで踏みとどまった。
「んぅー……ごひゅじんさま……眠く、ない」
そうは言うものの、目は閉じたまま口元からだらしなく涎が垂れている。こういうところを目にすると、
まだまだ子供なんだなと思ってしまう。子供だと言うと彼女は怒るけれど。
もう一度しっかりと彼女を抱え直して、肘でドアを開けながら彼女の寝室へ運んだ。
真っ暗な部屋の中、細雪が目を覚まさないように部屋の明かりはつけないままで、廊下からのぼんやりとした
白熱灯の明かりだけを頼りにして彼女を寝かしつける。
「すうぅ……んふぅ……ごしゅひんしゃまぁ、むにゃむにゃ……」
どうやらよく眠っているようだ。俺は苦笑しながらウサギやクマのぬいぐるみに埋もれそうな彼女のうさぎの
みみをそっと撫で、ずり下がった毛布を直してまた静かに部屋を出た。
*
ふと何かを引きずるような物音に気付いて身体を起こした。チクタクという掛け時計の音に混じって、何か
妙な音が聞こえる。どうやら俺は細雪を寝かしつけてから食卓に戻って仕事を再開したものの、じきに睡魔の
襲撃に遭ってしまって手は止まりがちになり、そのうちに食卓に突っ伏して眠り込んでしまったらしい。
そのままの姿勢でじっと耳を澄ませると、しゅるしゅるしゅる……と何か柔らかいものを引きずるような音。
まさか泥棒かとドキッとして心臓が縮み上がったが、椅子から立ち上がることはできなかった。ただ何か武器に
なりそうな物をと思い、ペンをぎゅっと握り締める。その手のひらがじっとりと汗ばむ。やがて音が止まり、
今度は背後のドアに手を掛けてすぅーっと開く音がする。振り向こうと思うけれども、半開きになった口から
歯がガチガチ言う音がするばかりで身体はちっとも動かない。
不意にぽんっと肩に手を置かれて飛び上がった。
「ごっ、御主人様!?」細雪の驚いたような声。「どうかなさいましたか?」
「なーんだゆっきーか、びっくりさせるなよもう」
大きく息を吐いて胸をなでおろした。「どうしたんだい、こんな時間に。眠れないのか?」
「んっ、とね……」
ベッドから脱け出してきたばかりなのか、髪はボサボサに乱れて目は眠そうにとろんとしている。それを
直そうともせず、隣の椅子を引いてそこに腰掛けた。引きずってきた大きなクマのぬいぐるみを抱きかかえる。
「冬眠してる、みたいな」
「おいおい、うさぎは冬眠しないだろ」何を言うかと思えば。俺は笑い出した。
「ゆっきーだって去年しなかったし」
「ううん、違うの」細雪はぎゅっとクマを抱きしめて真正面を見つめたまま、うわごとのように話し続ける。
「夜って怖いよね、一人ぼっちでいると真っ暗な中に飲み込まれそうな気がして」
俺は書きかけの企画書を食卓の隅に押しやって彼女のほうへ身体を向けた。そうして彼女の背中に腕を回し、
とんとんと肩を叩いた。
「怖い夢でも見たのかい?」
細雪が初めてこちらを向いた。その瞳は哀願するかのようにぎゅっと縮こまって震えていた。なかなか
寝付けないのだろうか。そういえばこのごろ、彼女はふと欠伸をかみ殺したり眠そうにしていることがあった。
なにか悩みがあるのなら、いくらでも力になってやるって言ってるのに。水臭いな。
しかしそう思うと、むしろ俺にも言えないようなとんでもないものを抱え込んでいるのではないかと
不安にもなってしまう。
「御主人様、夢って信じますか」
細雪が逆に問いかけてきた。俺の質問には直接答えなかったけれど、答えは明らかだった。
瞬きすらせず真っ直ぐに俺の顔を見つめる彼女の真剣さが怖かった。
「夢、か。何か目標があってそれに向かって頑張れるのなら、とっても素敵なことなんだろうな。うーん、
それから寝るときに見る夢のほうは……どうだろう。そのときに気になっていることが大げさになって
出てくることが多いかもしれないけど、どうせ大したことじゃないから心配しなくてもいいんじゃないかな」
我ながら当たり障りの無い模範的回答だ。それでも細雪は少し俯き加減に、じっと考え込む風をした。
「でもわたしって特別だから、あの、なんっていうかね、やっぱり」
何も言わず、ただぎゅっとぬいぐるみのクマを挟んで細雪を抱きしめた。細い腕で精一杯に俺の背中に
抱きついてくる。可哀想に、怖かっただろう、寂しかっただろう、そんな彼女の辛さを全て受け止めて
吸い取ってあげたい。可愛らしいパジャマの背中を撫でながらそんなことを考えた。
「ほら、バレンタインデーのお返しに一緒にホワイトデーには休みを取るって言っただろう? もう少し、
あと一週間じゃないか、どこへでもゆっきーの行きたいところへ行けるんだよ、だから今は楽しいことだけ
考えていればいいよ」
そう言った途端に細雪は声を上げて泣き出してしまった。
「ばか、御主人様のばかっ、なんでそんなに優しい……」
泣きながらドンドンと拳で俺の胸を叩くけれどちっとも痛くはない。けれど心にはずーんと重く響いた。
おばかな娘。一体何をそんなに心配してるというのか、よっぽど怖い夢を見たに違いない。元がうさぎだけに
怖がりなのかも知れないけれど、それがまた可愛らしくもあった。
「……ごめんなさい、泣き虫で、わたし」
「泣いて楽になるのなら、いくらでも泣けばいいよ」俺はまた苦笑して彼女の頭を撫でた。「あとは、
時間が過ぎれば自然と忘れるから、どんどん楽しいことが増えるから、ね」
細雪は俯いたままコクコクと頷いた。
「じゃあ、今日は一緒に寝よう」俺は彼女の手を取った。ぎゅうっと俺の腕にしがみついてきた彼女を、
もう一度、抱きしめた。
眠っている彼女の安らかな寝顔を見ながら、俺は彼女と初めて会ったときのことを思い出していた。
薄桃色のぷるんとした唇がかすかに開いて、すうすう可愛らしい寝息を立てている。そっと顔を近づけてみると
甘い香りが漂って、思わずキスしたくなる衝動を抑えるのがやっとのことだった。
しかし二人の間には、なおも例のぬいぐるみのクマが鎮座していた。俺は諦めて仰向けになった。
「ゆっきー……頑張れよ」
こんなに一生懸命な彼女がなぜ悪夢に悩まされねばならないのか、この世には神も仏もあったものじゃない。
そう思いながら、いつしか俺も深い眠りに落ちていた。
*
翌日、仕事中の俺は同僚の呼ぶ声に振り返った。
わざわざ俺に来客とは物好きもいるものだ、もしかしたら細雪かな、などと想像しながら応接室のドアを
開いた俺は、その場に凍り付いてしまった。
いつかのレトロな紳士がそこにいた。
そのままドアを閉めて何事も無かったように席に戻ろうか――とも思ったが、さすがに大人気ないと考え
直して、男の向かいのソファに腰掛けた。
「先日のご用件なら、お断りしたはずですが」
わざわざ会社まで調べてくるなんて、なんてヤツだ。精一杯の非難を視線に込めて彼を睨みつけた。
「そのご様子では、まだ彼女とよろしくやっていらっしゃるようですな」
「そんなことあなたには関係の無いことでしょう、失礼な。お引取りください」
露骨に不快感を示して立ち上がりかける。
「なるほど、まだ彼女からは何も聞いていらっしゃらないと、そういうことですか」
何のことだ。一体この男が細雪とどういう関わりを持っているというのだろう。まさか俺がいない間に
彼女に何かしたんじゃないだろうな。
そんな俺の苛立ちには構わず、男は勝手にしゃべり続けた。
「微笑ましいですな、いや、若いってのはまったく結構なことで、ええ。ですが約束は守っていただかないと」
何の――と言いかけたところでノックの音がして、若い女性社員がお茶を運んできた。俺とこの怪しい紳士とを
ちらちら見比べては不思議そうに首を捻っている。この調子だと、明日にはこの小さな会社はこの噂で持ちきりに
なっていそうだ。
彼女が出て行ってから、俺は努めて冷静に彼に尋ねた。分からないことはまだ山ほどあった。
「約束とは何のことです? そんなものした覚えはありませんが」
「いや」そこで男はお茶を啜り、あちっと小さく叫んで慌てて湯飲みを戻した。「いや、いや……約束したのは
細雪お嬢ちゃんと、ですよ」
「言え」今にも相手に掴みかからんばかりの勢いで、俺は身を乗り出した。「さあ言え。彼女に何をした」
「してあげた、と言って欲しいですな」またヤツはお茶をちょびっと啜った。「彼女からお願いされたのですから」
「だから何を……」薄い壁の向こうで誰かが聞き耳を立てている気配に気付いて、声を落とした。
「なにか彼女が嫌がるようなことでもしたんじゃないか、最近彼女はどうも様子がおかしいから」
どさっとソファに腰を下ろした。まさか手篭めにし――いや、まさか、そんな。細雪の泣き叫ぶ顔が
脳裏に浮かんで、なんとも言えず嫌な気持ちになって黙り込んだ。
「心中お察しいたしますよ、そこまで私も冷徹じゃない」男は一語一語ゆっくりと言葉を選ぶように話す。
「細雪お嬢ちゃんには、最初にちゃんと半年だよって言ったのですがね、やはり心配したとおり言い出せなかった
ようですな。あまりにもその気がないようなので、夢にまで出させていただいたりもしたのですが」
ハッとして男の顔を見つめた。まるで俺の反応を楽しむかのようににこにこと満面の笑みを浮かべている。
「半年、そう、半年だけ、飼い主の元へ返してあげようといったのですよ。もっとも、提案したのは私でした
けれどね。彼女だって喜んでそう約束したのに、ですよ」
「あんたまさか……」
声が出なかった。目の前の男が恐ろしい化け物かなにかのように思えた。部屋はしっかりと暖房が効いている
はずだが、すうっと背筋が寒くなるのを感じた。
ふとそのとき、男はずっと被りっぱなしだった山高帽を脱いだ。最初に会ったときと同じ白髪頭かと思ったら、
なんといつの間に真っ白な羽毛に包まれた長い耳が2本、生えていた。
「私の術が未熟でしてね、せいぜいでも半年しか持たないのですよ。正直なところよくこれほど長く持ったものだと
思いますよ、これもひとえにあなたの彼女への想いが深く、また彼女もあなたに心惹かれていたからでしょう。
まったく、私はとんだ邪魔者だ。損な役回りになることは最初から予想してはいたのですがね、ほら、彼女の
必死の願いをついつい聞き入れてしまいまして。あなたにはなんとも申し訳ないことをしました」
「ふん、ウサギの神様、ねえ。本当にそんなものがいるのかどうか、どうせ適当に嘘を並べ立てているだけだろう?」
まだヤツを信じる気にはなれなかった。たとえこの男が上手いこと言って細雪を奪おうとする悪人でなかったと
しても、どうかどうか嘘であって欲しい。細雪がうさみみメイドさんになって戻ってきたのはどうしてだ? それは
俺と彼女がしっかりと絆で結ばれていたからじゃないか。
男は溜め息をついた。
「やはりそう思われるでしょう、だから疲れるんです、人前に出るのは。祖父のように人里に降りていれば
まだしも親しみやすかったのかもしれませんな」
「祖父とは?」
「ああ、ワニを騙して海を渡ろうとして返り討ちに遭い、大国主命に助けられた……あなたがたの言うところの
因幡の白兎ですよ。ああ、それにしても二足歩行は疲れますな」
頭が痛くなってきた。もう何が本当で何が嘘なのかちっとも分かりやしない。この男はただの詐欺師で
俺は上手く言いくるめられそうになっているのか、いったい何なのだ。俺は頭を抱えこんだ。
しばしの沈黙の後、男はすっかり冷めてしまったお茶を一気に飲み干して立ち上がった。あの長い耳は
山高帽にすっかり収まって外からは見えなくなった。
「あとはお嬢ちゃんの態度がすべて証明してくれるでしょうな。残り時間はあとわずか、あとはあなたと細雪嬢の
愛情と気力の問題でしょう。せめて悔いのないように……と、これはわざわざ申し上げるまでもありませんかな?」
何を言っていいのかも分からなかった。ただ黙って首を振った。
どうか夢であってほしい。そうして、早く醒めてくれ。
「では、ご免」
ヤツはニヤッと意味ありげに笑って部屋を出る。コツコツとステッキの音が遠ざかっていった。それからすぐに
さっきとは別の女の子が湯飲みを下げに来たけれど、俺は何を言う気力もなく、ぼんやりと見つめるだけだった。
(つづく)
レスありがとうー。
どんどん妙な路線に突っ込みます。だいたい一回ごとに完結してるので、
4回目あたりまでで止めておくというのもよいかもw
>>859 ウホッいいAA(σ・∀・)σ ゲッツ!
これは可愛らしいメイドさん。
>>861 気のせい? はて、某メイドさんをrespect?むしろ私はあなたに見覚えがあるような。
なんでもいいんですけれど……楽しめればそれで良いんじゃないかと。
それから、釣らないでね、貴方に釣られた無実の人が可哀想(ぉ
>>869=797
感想一番乗りー!
なんか悲しい方向にお話進んでますけどバッドエンドはやめて欲しいなあ。
ゆっきーとご主人様がかわいそうだよお・゚・(ノД`)・゚・
一番乗りおめでとうござーい (*´∀`)ノシ*・'゚☆
孤独をこよなく愛する私らしいお話です、ということで納得していただければ…(マテ
だんだん最終回がみたいような、みたくないような。でもラストはハッピーエンドを信じてるぜ!
悲しい別れが待っているのかしら…
「ごめんなさい! ごめんなさい、御主人様っ……」
大粒の涙を溢れさせながら、彼女は冷たいキッチンの床に土下座して謝り続けた。
「いつまでもいつまでも御主人様と一緒にいられると……ほんの少しでも、希望を捨てないでいたかったの、
だって、だっていつか必ず別れるために今の幸せがあるんじゃないよ! 御主人様もそう言ってくれたよ!」
ぽたぽたっと大粒の雫がリノリウムに落ちて弾け散った。今にも崩れ落ちそうな身体を両腕でやっとのことで
支えながら、ふるふる肩を震わせて誰を憚ることなく大声でしゃくりあげる。
俺は最低の男だ。彼女だけが悪いのだと分かっていて、彼女に言い訳ができないと分かっていて、それなのに
彼女を追い詰めているんだ。この苛立ちを彼女にぶつけるのは間違いなんだ、本当に悪いのは彼女じゃないんだと
思いたかった。これじゃ八つ当たりだよ、やめよう、もうやめよう。
でも止められなかった。俺がぐっと拳を握り締めたのを見て、彼女が短い悲鳴を上げる。
なんて馬鹿な娘なんだろう。どんどん自分を追い詰めながら、目先のささやかな幸せのために別れを
引き伸ばし続けたなんて。その間にも地下深くで生まれた亀裂はますます大きくなるばかりだったのに。
やがて地表に現れるであろうそれは、俺と細雪を引き裂こうとしているのに。
はじめから別れ行く運命が決まっていたこと。
細雪の夢の中にウサギの神様が現れたこと。
チェックメイトが掛けられていること。
もう、戻れないこと。
「ああ、本当にゆっきーはおバカさんだよ」
俺はしゃがみ込んで彼女の肩に手を置いた。夕闇が迫り、キッチンの蛍光灯の光の中に心細く取り残された
俺と細雪にも暗い影が伸びていた。俺たちが怯えていた暗い暗い影。その影は紛れもなく自分たちの影だった。
「つまり、ゆっきーが戻ってきた原因となったみたいに、俺とゆっきーが愛し合っていればいいんだろ」
言ってしまってから恥ずかしくなって、視線を反らした。
「ゆっきー、好きだよ……だから、どこにも行くなよ。御主人様の命令だからな」
「御主人、さま……ありがとう」
わっと細雪が飛びついてきて、バランスを崩してそのまま後ろに倒れこんでしまう。俺が床に押し倒されて、
その上に彼女が馬乗りになって……なんだか危険な体勢になってしまった。
「おっ、おい、ゆっきー、やめないと……」
「あははっ、ごめんなさい」ぺロっと舌を出して飛び降りた。「だって嬉しかったんだもん」
偶然にしろかなり良い感じだったので惜しい気もしたのだけれど、細雪の屈託のない笑顔を見ていると
自分の邪な下心が恥ずかしくなった。
「こんなに元気なのに、ゆっきーがいなくなるわけないよな、余計な心配して損したよ」
「ふふふっ、心配しすぎると白髪になっちゃいますよ、御主人様」涙を拭いながら、細雪が笑った。
「かもな」
そういって俺は立ち上がった。いつの間にかすっかり日は暮れて、窓には俺と細雪の姿がくっきりと映っていた。
「ほらほら、晩御飯早くしないと!」
差し出した俺の手を取って、細雪は頭を掻いてそれでも嬉しそうに立ち上がった。
*
それから何事もなく数日が過ぎた。
もう俺と細雪の生活は保証されたように思えた。何に怯えることもない幸せな時間が再び戻ってきた。
以前にも増して細雪は張り切って立ち働いていたし、あのウサギの神様とやらももう俺たちの生活には立ち入る
ことを諦めたようだった。
でもこのごろ少し彼女の顔色が悪いかな。そう思って今朝彼女の熱を測ってみると、なんと39度もあった。
大丈夫だと言い張る彼女を無理やりベッドに押し込んで、こうして俺がそばで本を読んでやっていた。
いかにも子供っぽいというか細雪らしいというか、彼女はウサギの出てくる話が大好きだった。
ドサッと本を取り落として目が覚めた。いつの間にかうとうととしていたようだ。
「……あ、ごめん、ゆっきー」
「ううん、御主人様も疲れてるのに無理しなくてもいいですよ」
ほんのり赤い顔で彼女は健気にも微笑んで見せた。
「うさみみが放熱の役に立ってないのかなぁ」
もうすっかり温くなった氷嚢を取り替えるついでに、俺はそっと彼女のみみに触れてみた。熱い。目玉焼きが
焼けるのではないかと思うくらいに熱かった。
「ごめんなさい、明日はホワイトデーなのに、折角御主人様がお休みを取って楽しみにしてたのに」
「馬鹿。ゆっきーが元気じゃなきゃ元も子もないだろ。お前さえ元気でいられればそれでいいんだよ」
良くなったらまたいつでも遊びに行こうな
「ありがとう、御主人様……」
布団の上から彼女の身体を優しく撫でた。彼女は少し涙ぐんでいた。
本当に薄幸な娘だと思った。人一倍小さな身体で人一倍に苦しんでいる彼女が不憫でならなかった。
元気になったら一週間でも二週間でも休みを取って彼女と旅行にでも行こうか。今のうちに計画を立てて
置かなけりゃいけないよな。じっと考え込む俺を、細雪もにこにこと笑って見つめていた。
不意に細雪の身体がぴくりと跳ねた。
「おっ、おい、大丈夫か?」
慌てて彼女に縋り付いて手を取ろうとした俺は、彼女の肩で跳ね除けられてびっくりしてひっくり返って
尻餅をついてしまった。
「ゆっきー……? どうしたって」
「御主人様、わたしのこと愛してますか」酷く沈んだ声で彼女が尋ねる。「これ以上ないくらいに、細雪を
愛してくれますか?」
「なっ、何を言ってるんだよ、もちろん愛してるに決まってるだろ! 疑うのか?」
つい声を荒げてしまった。どうして今更そんなことを訊くのだろうと不思議でならなかった。
細雪が寝返りを打ってこちらに身体を向けた。ぼうっと赤い顔をして、きっと熱に浮かされているんだろう。
「じゃあ、今すぐにわたしを抱いてください」
「おい……何を言ってるんだかよく分からないよ、どうしたんだよ、ゆっきー……」
「抱いて。女にしてください。そう言ってるんです」
切羽詰った彼女の声と表情を見れば、それが冗談や気の迷いではないことは明らかだった。それは俺だって、
一度は彼女を襲おうとしたくらいだし、彼女と一つになりたいとは思う。でも、それを今こんな形で実現するのは
ずるいんじゃないだろうか、そんな気がした。
「どうしてそう思う? ともかくそれを話してくれないか」
ざわざわと木々が揺れて、カーテンがはためいた。俺は立ち上がって窓を閉め、また細雪のそばに腰掛けた。
枕からはみ出したうさみみを撫でながら、俺の気持ちは揺れ動いていた。男らしく、あるいは御主人様らしく
据え膳食うべきなのだろうか、俺は。でもでも相手は年端も行かない女の子、しかも病人だぞ。
「ほら、これ見て」
意を決したように、彼女は布団を少しめくり上げた。その途端に俺は息を呑んで硬直した。
差し出された彼女の左手には、手首から先がなかった。
「っとね、最初は指先だけだったの。でもだんだん広がってきちゃった。ほら、透明になったんじゃないんだよ、
すっかり何にもないみたいにすり抜けちゃうんだよ」
悲しそうに笑ってひらひらと手を振ってみせる細雪。思わず俺はその肘を掴んでいた。
「俺が……ゆっきーを愛していればいいんだろ? なにもそこまでする必要はないじゃないか」
そういうが早いか、サッと彼女に顔を寄せて口づけた。焼け付くような熱い唇の感触に脳が痺れそうになる。
細雪が俺の頭に腕を回し、唇を割って舌を差し入れてきた。一瞬驚いて顔を離しそうになったが、なんとか
立ち直ってこちらからも彼女に舌を絡めた。彼女の唾液は甘い味がした。
「ふぅんっ……ちゅっ、くぅ……」
舌が痺れるほどに追いかけあって突付きあって、名残惜しそうに身体を離すとつうっと唾液が糸を引いた。
「……ほら、戻ったろ、手」
「ほんとだ」
驚いたように自分の手を見つめる細雪。しかしそう言うそばから、また音もなく彼女の指先が空中に溶けていく。
「だめ、だめだよう、やっぱりわたし」
寂しそうに首を振って、彼女は指のない手で布団を撥ね除けた。「抱いて、今すぐ」
じっと俺は考え込んでいた。やがて大きな溜め息をついて首を横に振った。
「だめだ、やめよう。俺にはできない」
「どうして」今にも泣き出しそうな顔で彼女がかすれた声を出した。「わたしが嫌いなの」
「違う」
俺はヘタレじゃない、ヘタレじゃないんだ。そう必死で自分に言い聞かせていた。そうじゃないんだ、俺が
意気地なしだからじゃなくって、彼女を抱けないのは、もっと別の理由で。
そっとまた彼女に布団を被せた。黙って彼女は俺の顔を見た。
「無理に痛い思いをすることはないさ。だって、今のゆっきーを見てるとさ」
彼女の潤んだ眼に決心がぐらつきそうになる。しっかりしろと自分に言い聞かせて、一気に畳み掛ける。
「終わって満足した途端に、どこかに消えちゃいそうだから」
「ほんとはね、わたしも、そう思うの」細雪は笑った。「ねえ、もうこれ以上愛せないよ、わたし」
彼女にはもう腕から先がなかった。
窓の外から近所の子供たちの歓声が聞こえた。ぽんぽんボールを突くような音も聞こえる。轟音を立てて
トラックが家の前を走りぬける。何気ない、本当にごく平凡な日常で、静かに非日常が俺を飲み込んでいく。
何も言わず俺は立ち上がった。彼女に目だけで頷いて、隣に潜りこんで彼女の身体を抱きしめた。
細雪のつぶらな瞳が俺を見つめたまま、ぴったりと俺に身体を寄せてくる。彼女にはもはや足がなかった。
埃っぽい空気がもあっと二人の間から湧き上がってくる、その慣れ親しんだ彼女の匂いが堪らなく愛しい。
「もう頑張らなくていいよ、ゆっくりしてもいいんだよ」俺は細雪の髪をそっと撫でた。
「なんでそんなこと言うの? わたしは御主人様のためなら――」細雪はそう言いかけて言葉を詰まらせた。
じわっと彼女の目尻に涙が浮かび上がってくる。いつかしたように、指でそっとその雫を拭った。
「いいんだよ、おまえの気持ちはもう十分に受け取ったから。俺は本当に幸せだった。こんなに幸せなヤツは
なかなかいないよ。なにもかも全部ゆっきーのおかげ」
「ありがとう、御主人様……」
「お疲れさま、ゆっきー」
目を閉じて唇を突き出した彼女にキスをした。これが最後になるのかもしれない。さようならのキス。
短い間だった。本当に、あっという間で。俺は何もしてあげられなかったけれど、でも。
彼女は薄目を開けた。
「ごめんなさい、眠くなっちゃった」
ふわりと指先で細雪の瞼を撫でる。眉に沿って優しくすべすべの肌をなぞった。細雪は嫌がることもなく、
俺の為すがままに身体を任せている。
「頑張ったよ、ゆっきー。立派なメイドさんだった、よ」
こくっと彼女が頷いた。ゆっくりと、ただゆっくりと、彼女の瞼を閉じた。
「おやすみ、俺のゆっきー……」
なんだか俺まで眠くなってしまったじゃないか。俺も少し休んでもいいよね、ゆっきー。
彼女の温もりが残る毛布を抱きしめて目を閉じた。すぐにでも眠れそうだった。
私のお話はこれでおしまい、です。長い間お付き合いいただいて、心より感謝いたします。
他の職人様も遠慮なされたかと思います、申し訳ありませんでした。
これからまた他の職人様がいらっしゃるのを楽しみにお待ちしております。
>>806さまには悲しい思いをしていただきたくありませんでしたが…どうでしょう。
最初のほうなど今から読み返すと赤面する程に稚拙ですね。改訂の予定はあります。
またどこかでこのお話に出会うことがあるかもしれません。また宜しくお願いいたします。
重ね重ね、長文を堪えていただきどうもありがとうございました。(*゚∀゚)ノシ
乙です。
チンポ
チンポ
チンポ
乙…
>>881=797
・゚・(ノД`)・゚・ うぁあああぁああぁあぁ…。
>「頑張ったよ、ゆっきー。立派なメイドさんだった、よ」
このセリフでぶわぁっと泣けました。
まずはお疲れ様です。次回作がありましたらまた読ませて下さい。
ggghg
887 :
Mr.名無しさん:04/03/17 23:51
635 名前: きくーち ◆kIkuTImsBU [sage] 投稿日: 04/02/28 21:04
大阪のちょんの間へ行ってきた
で、コンドームをかぶせてフェラをしてくれたのだが
どうもいつもの感覚と違う
よくみたら皮被りの状態で装着されていたΣ (゚Д゚;)
てっきり剥いてくれるものと思っていたのでショック
こういう場合、自分で剥いておくべきなのか?
641 名前: きくーち ◆kIkuTImsBU [sage] 投稿日: 04/03/01 19:54
ちょんの間からの帰り。
向かいのホームでミニスカの女子高生がくわえ煙草をしてベンチで足を組んでいた
「風よ吹け」と心の中で念じた
ていうか「あんたなら2万だす」と心の中でつぶやいた
224 名前: きくーち ◆kIkuTImsBU [sage] 投稿日: 04/03/07 10:09
しっこしたい
誰か飲む?
ゆっきーお疲れさま。
( ;_;)/~~~ナゴリオシイ...
うさみみ好きとしては忘れられない物になりそうです。
このスレでこんなに感動するとは思わなかった……。
ありがとう。本当にありがとう。
まあまあ、(・∀・)つ旦旦
お茶でも飲んでマターリしようYO!
通勤途中で読んでたんですが・・
激しく感動した!
激しく乙!
補修
895 :
Mr.名無しさん:04/03/20 09:39
ほんとにここのSSはいいなあ。
もっと他にも読みたいんだけどどこか住人オススメなメイドさんSSスレとかサイトない?
スレは知らんがお勧めHPならある
すみません疲労モードで遠ざかり気味です。お恥ずかしい… (;´д`)ゞ
ご感想をお寄せくださった皆様、ありがとうございます。
これからの励みにしたいと思います。がんばりますーへたちょですが。
>>896 他のスレでちらほらと紹介されていたりしますね。
どうもみなさん、本当のお気に入りはなかなか他人に教えたくないようで…w
>>1の保管庫やpink.bbsのあのお屋敷スレは基本でしょうか。
900get
901げっとぉー
保管庫の管理人さん、いつも乙です
たまに黄金期を懐かしんで読み返したりなんかさせてもらってます
ほ
へ
と
職人さんを待ちつつ、次スレをどうするか
考えますか。さて。
職人をただ待ち続けるだけのスレ
908 :
Mr.名無しさん:04/03/26 19:32
晒しあげぽ
保守だけだと苦情が出るので、以前書きかけで放り出したSSの断片を・・・
昨年、屋敷の改築工事をした時、メイド長の提案で井戸を掘る事になった。
不味い水道水を避けたいのと、災害時の水源確保が目的だ。
その為、多少深く掘ってもらったのだが、予想外の事になった。
温泉を掘り当ててしまったのだ。一瞬、商売してしまおうかと考えたのだが、
湧出量が少なく、自家消費分しか無いとの事。結局、改築時に浴場を大改装する事にした。
余談ながら、執事のお気に入りだった古い檜風呂は、その時メイドさん達に破壊されてしまった。
(掃除が面倒だったらしい)
結局、個人所有としては異例な温泉大浴場を作る破目になってしまった。
予算オーバーだが、何とかして元を取るつもりだ。
・・・午後十時、仕事が終わったメイドさん達が入浴している。
以下、予定無し。
混浴強制
小説かいてアップしたつもりが激しく誤爆してた・・・ _| ̄|○
逝って来ます・・・
某スレにゴバークしたけど、再度書き込み・・・ 下手な小説でスマソ
4月、それは出会いと別れの時期・・・
かくいう俺も転勤で、今年から一人暮らしだ。つつなく挨拶を
すませ会社から帰ってきた。部屋の準備がまったくできていない。
というわけで近くにあった商店街へ足を踏み入れた。とりあえずの
生活ができるよう生活必需品を買い求めていく。どうも新住人歓迎の
福引を行なっているようだ。
俺は自慢ではないが、これといって大きな商品にあたったことが無い。
必ず、5等ポケットティッシュだ(w
細かなものを買ったつもりだが、総額は1万円を超えていたようだ。
福引券が10枚たまってしまった・・・
「10個のポケットティッシュか・・・」
俺は小さくつぶやき、福引コーナーへ足を向けた。時間も時間だからか
そんなに人もいない。俺は福引券を差し出した。
「はい、10枚ですね。じゃあ10回お引きください。」
なかなかかわいい子だ、商店街の店の娘さんかな?
がらがらがらがら・・・・ ことん・・・・
赤色の玉だ。えーーーっと、赤は・・・ なんだ、サラダ油(4等)か。
「おめでとうございます〜、4等サラダ油です。後9回お引きください〜」
俺はさっきの店でサラダ油を買ったことを後悔しつつがらがらまわし続けた。
後は残念ながら全てポケットティッシュだ。
最後の10回目、どうせポケットティッシュだろうと思って思いっきりまわす。
からん・・・ ことん・・・・
おや? 違う色だ。金色?!
金色っていえば特賞ですよ、特賞。俺はおもわずガッツポーズをしてしまった。
かわいい娘さんが笑っている・・・ しまった・・・・
でも商品名は隠されている。いったいなんんだろうか?
「あー、おめでとうございます〜、特賞ですね。後からスペシャルプレゼントを
お送りしますので住所とお名前をお願いします〜」
カランカランと鐘を響かせ、かわいい娘さんが俺に言う。
俺は越してきたばっかりだったので住所がよくわからないので、会社の
プリンターで打ち出した住所を広げ、紙に書き写していく。
「あ、初めてこちらに住まわれる方ですね。これからも熊商店街をお願いしますねっ」
笑顔も飛び切り素敵だ。どこのお店の人かきこうかと思ったけど
へたれな俺にはできずに、そのままマンションに戻ってきた。
初めての一人暮らし、今まで料理とかしたこと無いしな。結構パニックに
なりながら、新天地でがんばる決意をしながらベランダから外を眺める。
ぴんぽーん 突然呼び鈴がなる。だれだ? こんな時間に。
ガチャ、鍵を開け扉を開ける。
さっきの娘さんだ。
「こんな時間にどうしたの?」俺はプレゼントをわざわざ届けにきてくれたの
だとばかり思っていた。
彼女が口をあけて信じられないことを言った。
「特賞おめでとうございます。特賞の賞品は私です。どうぞっ」
一瞬頭が真っ白になったが、冷静に落ち着け俺。こんなかわいい子が俺の物?
いままでぜんぜんもてたことも無いのに。これはドッキリか?そうなのか?!
頭のなかはパニック状態。彼女は笑いながら
「びっくりしますよね〜、でもあの特賞はめったに出ない商品なんです。
とっても運が強い方じゃないと・・・。」
「ということは、どういうこと? よくわかんないよ。」
「うーんと、望めばなんでもいたしますよ。部屋の掃除でもお料理でも・・・」
そうか、よくわからないけど部屋も片付いていないし掃除でもしてもらおうかな。
「じゃあ、今日はもう遅いから明日から来てよ。7時30分ぐらいまでは家にいるからさ。
で、俺が会社に言っている間に掃除と荷物の片づけをお願いしたいんだけど・・・」
「はい、わかりました。じゃあ明日の朝伺いますわ。」
「よろしく・・・えーっと」
「あ、私は麻里奈と申します、以後よろしくお願いします。」
「じゃあ麻里奈さん、よろしくお願いします。」
そういって彼女は、玄関の戸を開け帰っていった。
頭のなかはまだ混乱気味だけど、これで明日の朝来なかったらドッキリってことで。
なんか初日から疲れたけど明日に向けてがんばろう。
ぴぴぴ、ぴぴぴ、ぴぴぴ。携帯にセットした目覚ましが鳴る。
時間はまだ6時30分、とりあえずシャワーを浴びる。その後昨日の夜
近くのコンビニで買った朝飯を食べ、着替えていた。
ぴんぽーん、呼び鈴が鳴る。「(まさか、昨日の彼女か?)」俺は疑いながらも
玄関の扉を開ける。麻里奈だ。
「あ。おはようございます〜、約束道理着ましたよ。早速はじめますね。」
といって彼女はなかに入っていった。やばい、昨日コンビニで買ったえっちな本が・・・
麻里奈が本を見つけてしまったようだ・・・ あーあ俺に対する評価もがくんと落ちたな・・・。
「もう、エッチな本は駄目ですよ! 捨ててしまいますからね。」
彼女は怒った顔でゴミ箱に本を捨ててしまった・・・ また見てないページもあったのに。
携帯のアラームが再度鳴る。やばい、電車の時刻だ。幸い駅からは近いのでなんとかなりそう。
「ごめん、麻里奈もういかないとやばいんで後よろしく!」
そういって俺はダッシュで駅に走った。2日目から遅刻なんてありえねーよ。
ぴーーーーぷしゅーー とりあえず電車に乗れた。こっちの電車は混んでるな〜
会社に近づくにつれ混み方が激しくなってくる・・・
あまりにつらいので、麻里奈ことでも考えてみよう・・・、そういえば家から
出てくるとき鍵を預けてなかったな・・・ まずいなぁ〜
まてよ! 麻里奈は部屋を片付けるっていってたな。ということは俺が実家から持ってきた
あれも見つかってしまう可能性が・・・一応奥のほうに入れて封印はしてあるけど・・・
見つかったらやばいなぁ・・・
いろいろ考え事をしながらとりあえず会社に行った。頭のなかは例のあれが見つからないか
心配で会社が終わるのをひたすら待った。
きんこーんかんこーん。終礼時刻だ。俺は隣の席の先輩に「すいません、片づけがあるんで
先に帰ります。」といって電車に乗り込んだ。行きよりは混んでないがそれでも1時間は
かかる・・・ 前だと30分だったんだけどな・・・。
部屋の前に帰ってきた、電気がついてる。扉を開ける・・・
美味しそうなにおいがする、部屋もすごくきれいに片付いている。後は例のあれが
みつかってなければ・・・ってうぉぉい _| ̄|○
見つかってた・・・しかも着られていた。そう例のあれとはメイド服。会社の宴会のときに
買ったやつ。厳重に封印までしてあったのに・・・
「もう、へんな封印がしてあったからなにかなぁ〜って思ったらメイド服・・・」
麻里奈はでもなんで着てるんだろ?
「いや、それは会社の宴会のときに買ったの! でもなんで着てるの?」
「掃除してたら、着てた服水浸しになって・・・。で、メイド服があったから着たの。」
まぁ冷静によく見てみると何気にかわいい。おかしい、俺はそういう趣味の人では
無いはずなのだが・・・。やっぱり女の子がきてなんぼだな。
「あ、顔赤くなってますよ、ひょっとしてこういうのが趣味なんですか、ご主人様っ」
彼女は冗談のつもりでいったのだろうが、かなりクリーンヒットだった。
この服+彼女のかわいさ+ご主人様の3連ヒットは俺の理性を吹き飛ばすのに十分だったようだ。
麻里奈をぎゅっと抱きしめる。「えっっと、ご主人様?!」びっくりした様子だったが
そのまま唇にキスをする・・・
麻里奈は抵抗することも無く、俺を受け入れてくれた。風俗以外にキスしたことなんて
無かったけど、それでもたどたどしくお互いに長い間キスを繰り返した。
麻里奈の頬が赤く、そして目もトロンとしていた。「麻里奈、福引の特賞だから
なんでもしてくれるんじゃなくて、恋人同士として一緒にいてくれないかな・・・」
彼女はただコクンとうなづいた。そしてお互いの体を抱きしめあった・・・
そして朝、目を覚ます。今日は土曜日だ・・・、
まだ昨日のことが夢じゃないかって思っていた。でも、台所から包丁の音が聞こえる。
「(ああ、これは夢じゃない・・・)」
そう思い、台所に向かう。
「あ、ご主人様っ。お目覚めですか? 今朝食の準備をしてますからねっ」
昨日のメイド服を着たまま麻里奈は、ほほを赤くしながらメイドさん(と彼女)として
ずーっとこのままいてくれるだろう。
そう思うと、あのくじ引きが運命を変えてくれた・・・
メイドさんに乾杯!
・・・・ 終わりです。なんか、最後がまとまっていないけどね・・・。
なんとなく新生活ということで書いてみたくなっただけなのでごめんなさい。
918 :
Mr.名無しさん:04/03/29 02:14
めいど
>>912-917 いや、アンタは下手なんかじゃねぇ。
世間が見捨てても俺は見捨てない。というかもう俺のメイドになってくれ
メイドはメイドだろ…彼女兼用なんて…ずるい…
小説とかウザいんだけど
>>921 そういう単なる愚痴も嫌いだな
お前が流れを作ればいいじゃないか
ここはIDもないし簡単だろ
>>919 ありがとうございます〜 まぁ雄のメイドでもよければ(w
ふと文章を書きたくなるときがあって、公正もなにもしないから、
結構文章はむちゃくちゃです・・・ ごめん。
>>920 「メイドさん」だから許してください。
結構願望も混じってるかも・・・
今度はGWぐらいかな・・・・?
メイドを彼女兼用の『メイドさん』にするのは、
ひとえに主人の努力だと!思うわけだ!
・・・力説してどうする・・・_| ̄|○
>>912 GJでした〜。細かいところも丁寧で萌えますw
>>926 むしろ力説してください、と。
メイドさんをただの家事マシーンにするのも恋人にするのも奴隷にするのも
御主人様しだい…そう思ったりもします。
929 :
Mr.名無しさん:04/04/01 21:18
_
/ / \ \ ____ ○
/ l ヽ |
,! ヽ、 !. |
| `> | |
'i / i' / \\ l
ヽ. / / /
\ 丿 ー―‐‐ / / /
メイドさんとの純愛物の小説ってあるのだろうか・・?
ある
過去ログ倉庫のSSだと、えっち無しのが多いよな。
(えろえろが読みたいんだが・・・)
>>932 えろえろはここでは評判がわるいのです…
ピンク鯖にもスレ立ってるからそっちでどーぞ
メイドさん保守
937 :
Mr.名無しさん:04/04/04 23:48
,. ‐''ニ''‐ 、 __ ,.-、
{ { } } _ =| |= n_ oo │ 〉
\ ヽ ゙ー' く | ロ.| ニ亢_ ラ/ = _ レ' /
\ f f´`! l |_ロ」 ロ| 「 〈/「L、 弖| (`) /
\ ヽ ー' ノ くノ  ̄  ̄ /
__ ヽ ゙ ー ´ ___ ,.┐ /
/ \ | ̄r┐ | /`フ〈 _う /` ー- 、._
,/ ,.へ、`ヽ、|_二__j / ニ ニコ / r‐ - 、__/
/ r─‐¬、ノ r──一¬ヽ1 ー ‐┤ / ,ィ-─┐
\/ コ 匸 | ニl | |___ニ ニl く /,ニニニ-┐
└i ┌┘ | ‐┘ | r─‐┘└‐┐`´│ r‐i │
┌ ┘  ̄] フ ,ィ lニ、 フ¬ <´ | `´_」
└─¬ ̄ <__,/ ノ、〉└-'^l_ト、_>  ̄ ̄
ネタに困ってるからって引きずるなやw
940 :
Mr.名無しさん:04/04/07 15:13
メイドさんSSの場合、最初から居るのを別にすれば
メイドさんとの遭遇が一つの山な訳で過去例を挙げれば、
幼馴染
家に憑いてた
知り合いにもらった(機械のメイドさん)
落ちてた(野良メイド)
ペットが変化
誤爆
そして福引の景品ってのが出てきたんですが、
新アイデアとか出ないでしょうか?
パソコンから出てくるとか、制服がメイド服になったとか・・・
後はちゃんと雇用するという考え方もある。
本当はお花見のSSも書いてたんだけど、ネタに詰まってやめ _| ̄|○
ペットが変化ってのも適当に考え付いただけでしたね…と言ってしまうゲンナリされるかもですがw
ひょいと突然メイドさんが現れるっていうシチュエーションに依存しすぎるのも良くないのか……
正式な手続きを経てに雇用する、もしくはすでに雇用されているってのが普通でしょうね。
押しかけメイドさんとか、お湯をかけて3分のインスタントメイドさんとか、レンタルメイドさんとか、
どう見ても人間じゃないメイドさんとか、お笑い板やフェ地板のメイドさんスレで話題になってそうな
メイドさんとか…もうメチャクチャですけどw
カプセルメイドさん
知的でお堅いウィンダム子さん
いつも元気なアギラちゃん
お笑い担当ミクラス子たん
セブソかよw
946 :
Mr.名無しさん:04/04/09 03:39
だめやんあげ
>>941 毒男としては、モニターから女が出て来たら、
貞子でも犯す・・・・気がする。
むちゃくちゃ有能だけど1分しか動けない
セブンガー子たんもいる
で、その1分が過ぎて動かなくなったら、
主のダッチワイフと化す、と。(w
つーか、どんなに高性能でも1分しか動けないんじゃ無能だよな
>>951 いや、無茶苦茶ウマいメイドさんと
折れの組み合わせなら、60秒で・・・
早漏キタ----------(・∀・)----------!!!!
あぼーん
んあ。あぼーん?
電話番号があったからだと思う
>>956 メイドさんからの電話なのか!!!???
ぢりりりりり電話が鳴った。
出ると若い女の声で、
「こちらはお助けメイド事務所でございます、私たちは困っている毒男の皆様の為に・・・」
「俺、メイド頼んでないけど?」
「すいませんっ間違えましたっ!」
_, ,_ そこで終わらせんなYO!
( ‘д‘)
⊂彡☆))Д´)←958
>>959 あそこまでベタベタなのを続けるなんて無理っす。
(このスレには2人しか居ない予感??)
>>960 それはそれでよし!
共に最後までメイドスキーを貫かん!!
いやね、紺野さんを温泉に連れていくSS書いていたんだけど
舞台が4月1日だったから…流石に賞味期間が過ぎたので
あえなくボツになりますたW
また、ゆっきーのような超兵器級のSSが投下されたあとでは
自分のようなヘボいSSはスレのゴミにしか見えないので自粛
していのが現状です
俺もいるよ〜 ノシ
ナニゲニ紺野さん編に期待sage
まだ北海道では開花してないから大丈夫>桜
(・∀・)人(・∀・)人(・∀・) ミンナメイドサンスキー
なんだか書き込みにくいし…派手に暴れた後はやりにくいですw
ところで次スレはあるのかな? 投下があるのなら余裕あったほうが良いかなーとか思ったり。
958さんや660さんのSSはマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
久しぶりに『ああっ女神さまっ!』の一巻を読んでみたら、
今と激しく絵柄が違ってるなぁと、しみじみ・・・(スレ違いスマソ)
__
〈〈〈〈 ヽ
〈⊃ } ∩___∩
∩___∩ | | | ノ --‐' 、_\
| ノ ヽ ! ! 、 / ,_;:;:;ノ、 ● |
/ ● ● | / ,,・_ | ( _●_) ミ ←
>>965 | ( _●_) ミ/ , ’,∴ ・ ¨彡、 |∪| ミ
彡、 |∪| / 、・∵ ’ / ヽノ ̄ヽ
/ __ ヽノ / / /\ 〉
(___) / / /
熊上さんはお怒りのようです
北海道ならGWくらいまでは大丈夫だね。桜。
969 :
Mr.名無しさん:04/04/20 18:18
,.-‐ """''''''- 、
/ \
/ ノりノレりノレノ\ i
i ノcニつ ⊂ニュ ミ |
ノ | <@ ミ @ヽ. | | 34歳。
イ | (o_o. | | 去年までカレシ無しだったけどイラクで男の子ゲット。一度やってみなよ。
ノ ! ノ u 丶. ! ヽ 初回のみだけど拉致されて演技指導を受ければ日本政府が助けてくれる。
彡 ! (つ ! ミ 助けてもらうだけもらって政府非難の本を出せばベストセラー。
ノ 人 " 人 ヽ 騒ぎになってヤバくなったらPTSDになればいいだけ。時間稼ぎになる。
ー '''" | '''ニ='〒 "'''ー'' 聖職者協会から飴とかチョコとかいろいろもらえるからマジでお勧め。
>>958 「こちらはお助けメイド事務所でございます、私たちは困っている毒男の皆様の為に・・・」
「俺、メイド頼んでないけど?」
「すいませんっ間違えましたっ!」
俺は乱暴に受話器を置いて溜息をついた。どうせ俺のところに掛かってくる女からの電話なんて、
怪しげな勧誘の電話とか間違い電話でしかない。それでも、受話器を取り上げたときにその向こうから
女の声が漏れるたびに、もしかして今度こそはと期待してしまう自分が情けなかった。
しばらく電話の前でぼんやりしていた。不意にキッチンでケトルが鳴って、慌ててガスを止めた。
熱いコーヒーをちびちび啜っていると、落ち着くどころかさっきの電話の女の声が鮮明に蘇ってきてしまう。
困っている毒男にお助けメイド、か…本当にそんなものがあるのなら、頼んでみれば良かった。
間違い電話だ言わなければ、いまここにメイドさんがいてくれたのかも知れない。
でもナンバーディスプレイでもないし、向こうの電話番号すら分かりはしない。諦めよう。
「ふん…どうせぼったくりで不細工なのが来るに決まってるさ、独りのほうが気楽だしな」
投げやりな気持ちになったところで、ソファに身を投げ出した。そのまま浅い眠りに落ちていった。
再び俺を現実に引き戻したのは、またもや電話のベルだった。
「ったく、めんどくせ…はい、もしもし?」
「あの、すみません…」
鈴を鳴らしたような、か細い女の声に俺は思わず佇まいを直した。
「ごめんなさい、さきほどは間違えてお電話してしまって」
「ああ、さっきの…で、また間違い電話?」
つい、姿も見えない彼女をからかうような言い方をしてしまった。
「違うんです、実は…これから行くはずのお客様が急にキャンセルなさって、そんなの困るって言ったん
ですけど、ちっとも聞いてもらえなくて…このまま帰っちゃうと私が所長に怒られてしまうんです。だから…
もしもメイドさんがお入用でしたら、今からそちらにお邪魔させていただけないかなと思いまして…」
寝耳に水とはこのことだ。
「はぁ…でも、メイドさん、ねえ…」大きく息を吐きながら彼女の言葉を反芻する。
「ごめんなさい、あの、これも何かのご縁なのかなって思ってしまって…料金は半分でもいいですから、
なんとか、お願いします…またヘマをしたってバレたら、くびになっちゃいそうなんです。ごめんなさい…」
彼女の声は今にも消えてしまいそうに弱弱しく震えていた。俺の受話器を握る手に力が入った。
…流れが停滞してるっぽいので、なんとなく適当に続けてみた。書き込み欄に直書きぃー。
>>958氏のネタをお借りしました。すみません。
で、ここまで書いたけど後は知りません。放置放置。続けたければご自由に続けてください。
またプレッシャーになっても申し訳ないので、私の投下は控えようかなとも思ったり。
他の職人様方、どうぞご自由にお書きくださいまし。
>>972 気がついてないみたいなので、突っ込ませていただきますが、
>>958 は、「あぁっ女神さまっ!」第1巻最初のシーンのパロディでして
当方のアイデアでわ、ありませんです。
ぐはっΣ
まあネタですし…すみません。
ほ
976 :
Mr.名無しさん:04/04/25 08:34
age age
hosyu
・・・寂しいスレだな・・・
みんなネタ考えてるのさ。スレ終了も近いし。
そういえば次スレはどうしますかねえ。