■■シスタープリンセス あなたと妹達の物語■■

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>>360つづき)
そのような可憐なのでお兄ちゃん以外のことでは,ごく普通の年相応の女の子
としての反応をしめしますが,お兄ちゃんに関することとなると一気に反応が
幼児化します.たとえば,ピアノ発表会でもお兄ちゃんが発表会場にいないと
なると,どんどん不安になりピアノ演奏をほうりだして会場の外へと走りだし
てしまいます.

また,当然,お兄ちゃんからはなれることもできません.お兄ちゃんは可憐の
精神の一部なのですから.ですから,お兄ちゃんとの仲をひきさこうとするも
のに対する敵対心はものすごいものがあります.その被害者の例として綾小路
君がいます.彼は可憐が好きだったので,「兄妹では結婚できないんだよ」と
しごくまっとうなことを可憐に言ったのですが,その結果,可憐に泣かれた上
にひっぱたかれました(笑).

それでありながら可憐とほかの姉妹の仲が悪くないのは,可憐の受け身な性格
とともに,お兄ちゃんが「姉妹は仲良くしようね,可憐」などと言ったためだ
と思われます.

基本的にお兄ちゃんに対して受け身である可憐は,咲耶のようにお兄様に積極
的にせまることはないでしょう.あるとしたら,お兄ちゃんに彼女ができて自
分から離れていくと判断したときでしょう.しかし,その時もその積極性はお
兄ちゃんよりも相手の彼女へと向くかもしれません.

また,こんなふうですから,お兄ちゃんが要求すれば可憐はどのようなことで
もなんの疑問も感じずに受け入れるでしょう (;´Д`).

以上,私が感じた可憐と咲耶のちがいでした.