川上稔と都市シリーズ

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615イラストに騙された名無しさん
>>806-807
世界は45年の情報を持って居るんだから、そこまで戻るだけ。
別に巴里が全ての事象を管理するわけじゃないだろう。
咬み合わない部分は(ベレッタとか、他の留学生とか、第一の避難者とか)は巴里の持つ
情報を元に構築されたと。これは閉鎖1年前の情報(さらには99年までの情報)を巴里や世界が持っているため、
情報の再構成はそれほど難しくないらしい。(矛盾は出てくるようだが)
かなり壊れにくい世界=冗長性の激しい世界
って事みたいだね。
世界自体が、壊れないように補完をしてしまっている。
連環に捕らわれた巴里で起こっていたことが、世界規模でも起こるって事かな。
616615:2001/03/16(金) 01:41
ををっ、宛先間違えた(^^;
>>606-607
617582:2001/03/16(金) 01:57
まずはオレも読み返すまでよく把握していなかった「第一の避難者」の
定義について
◆43〜44年の間、言詞爆弾が爆発する前に巴里から出ていった人。最初の
初期化時点に巴里に存在しなかったため、その遺伝詞情報が記憶されていない。
よって初期化後の巴里には存在できず、毎回、行方不明者として扱われる。
その数、約20万人。(上巻77ページあたりを参照)

で、ロゼ・フランシスカによると、巴里が解放された場合――巴里は44年の
世界の中にに復帰し、外の人間は誰ひとりとしてその異変に気がつかない。
しかし「第一の避難者」は自分が巴里ですごした痕跡が消えていることを
知る。なぜなら復帰する巴里は彼らの一年間の情報を含んでいないからである。
――ということらしい。(下巻の45ページ参照)

しかしやっぱり44年に解放したときに、世界が歩んできた43〜44年と
復帰する54回目の巴里の43〜44年のずれをどーすんのか、よくわからんな。
上の理屈は矛盾しているような気がするし。
作者もあんまり考えてないような気がしてきた。
618582:2001/03/16(金) 01:59
>>613
なんか世界の方は1944年に巻戻るけど、だからといって巴里にあわせて
わざわざ細かい矛盾のつじつま合わせをしないのではという気がしてきた。
読み返してみると、そんな印象をうけるんだよね。
いまさら言うのもなんだけど。

>>614
ベレッタとその祖母を同一人物だと誤認させることで、閉鎖を破ろうとしたから
同一存在の矛盾によって一方が消滅するわけで、ベレッタのとった方法は恐らく、
ベレッタという外から来た異邦人が巴里を見捨てないということ(下巻327〜330参照)
&言詞爆弾のプラス効果を元にしているとおもわれるので、そもそも矛盾自体が
生じていないのではないかな〜と思われ。
619582:2001/03/16(金) 02:04
>>615
なるほど。
おおむねのつじつまがあわされた上が、叛史として研究できる
ぐらいの矛盾は残ったと考えると納得がいくかも。
個人的になにもかも世界や巴里が補完してしまうという考えが
納得できなかったので、その説はいい感じです。

それにしても自分を含めて、みな長文だ(藁
620名は有る:2001/03/16(金) 02:23
>>618
ふむ、連環の消失法の最重要部は"外"と繋がっている事の証明
このため金ベレッタは放送によって"異邦人である自分"を巴里に対し証明してみせた

614で述べたのはその後の事
どうあがこうとそれまで金ベレッタが茶ベレッタとして振舞った"事実"は消えない
金=茶という事実は既に記録済みということ
それの解決策としてあれを考えてみた。