>>358 咲耶は踏み越えるつもりはあるけど自分がお兄様を一人の男性と
して好きなように,お兄様も自分を妹としてだけではなく一人の
女性として愛してほしいわけ.ようするに兄妹としてではなく
男女として愛しあいたい.
さて,それでは可憐はどうか.
可憐は妹ブリーダーであるお兄ちゃんが育て上げた最高傑作と
言ってもよろしいのではないでしょうか.咲耶,千影,鈴凛と
妹を育ててきたお兄ちゃんがその経験をいかして育てたあげた
「まさにこれこそ妹」という妹が可憐です.
しかし,あまりに見事に育てすぎたために可憐はお兄ちゃんに
たいする依存心がとても強くなってしまいました.人間は社会
生活をおくる動物ですから依存心があるのは当然です.しかし,
可憐の場合はそれが行きすぎているのです.わかりやすく言えば,
お兄ちゃんが死んでしまったら可憐も死ぬといったような感じです.
つまり,お兄ちゃんという存在が可憐の自我の一部になってしまって
いるのです.このへんが,あくまで一対一の関係をのぞむ咲耶とは
ことなるところです.
そんなわけですから,可憐はお兄ちゃんが「東を向け」と言えば
東を向き,「西へ向け」と言えば西を向き,「カラスの頭は白い」
と言えばカラスの頭は白いと思ってしまいます.
決してお兄ちゃんがまちがっていて自分が正しいなどとは考えません.
だから,お兄ちゃんにお願いして断られたときも「なんでお兄様は
私の気持ちがわからないの!」などと思わず「可憐のわがままでした」
と思い,「ごめんなさい,お兄ちゃん」とあやまってしまいます.
(たぶん続く)
>>360 お兄ちゃんとしては正しい見方だけど読者としては間違ってるなぁ。
「妹」の原液が可憐で、残りの11人はそれを薄めたり割ったりしたものだし。
あう、途中でEnterを・・・
>>361は、ストーリー的には正しいと思うけど、キャラクタ配置の方法としては逆だよね
という面白みのないつっこみです。ごめんにゃさい。
で、僕としてはお兄ちゃんが可憐(妹たち)を育てたというよりも、妹たちがいたために
お兄ちゃんになってしまったという線を押したいなぁ。
アニメ版のアレと同じで、妹たちに囲まれている間に兄としての自覚に目覚めたとか、
そんな感じで。
(
>>360つづき)
そのような可憐なのでお兄ちゃん以外のことでは,ごく普通の年相応の女の子
としての反応をしめしますが,お兄ちゃんに関することとなると一気に反応が
幼児化します.たとえば,ピアノ発表会でもお兄ちゃんが発表会場にいないと
なると,どんどん不安になりピアノ演奏をほうりだして会場の外へと走りだし
てしまいます.
また,当然,お兄ちゃんからはなれることもできません.お兄ちゃんは可憐の
精神の一部なのですから.ですから,お兄ちゃんとの仲をひきさこうとするも
のに対する敵対心はものすごいものがあります.その被害者の例として綾小路
君がいます.彼は可憐が好きだったので,「兄妹では結婚できないんだよ」と
しごくまっとうなことを可憐に言ったのですが,その結果,可憐に泣かれた上
にひっぱたかれました(笑).
それでありながら可憐とほかの姉妹の仲が悪くないのは,可憐の受け身な性格
とともに,お兄ちゃんが「姉妹は仲良くしようね,可憐」などと言ったためだ
と思われます.
基本的にお兄ちゃんに対して受け身である可憐は,咲耶のようにお兄様に積極
的にせまることはないでしょう.あるとしたら,お兄ちゃんに彼女ができて自
分から離れていくと判断したときでしょう.しかし,その時もその積極性はお
兄ちゃんよりも相手の彼女へと向くかもしれません.
また,こんなふうですから,お兄ちゃんが要求すれば可憐はどのようなことで
もなんの疑問も感じずに受け入れるでしょう (;´Д`).
以上,私が感じた可憐と咲耶のちがいでした.