ラノベ作家になりたい奴が文章晒していくスレ

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1イラストに騙された名無しさん
文章力とかいうのを皆で評価しあおうじゃあないか
2イラストに騙された名無しさん:2011/12/30(金) 23:28:36.85 ID:9oRh0fzf
ぱっぴっぷっぺっぽぉぉ!いってれぼ!
3イラストに騙された名無しさん:2011/12/30(金) 23:40:22.41 ID:eL5w5Qnj
時代は西暦2100年代
人類は第4次世界大戦を勃発し、2兆人を超えていた人口の数は
ここ数年間のあいだで3000万人まで減少してしまっていた。

どよ?
4イラストに騙された名無しさん:2011/12/31(土) 00:04:01.08 ID:/3xmSnYB
>>3続き読まないとまだなんとも言えないな
5イラストに騙された名無しさん:2011/12/31(土) 00:47:36.35 ID:QZxarG7y
まだ剣と魔法がありふれた時代。
そんな時代のとある村「ンボャンベ村」に住む一人の若者。
そして、彼である義理の妹の超美人(ここ重要)魔王。
そんな彼らの愛と感動のラブストーリー大作!
題名 俺の妹がこんなに魔王なわけない‼


どう?
6イラストに騙された名無しさん:2011/12/31(土) 00:47:40.74 ID:/3xmSnYB
僕は世の中を受け入れない。
 受け入れる事ができない。それは僕が主観的な目でしか物事を見れないからかもしれない。というか、そうだろう。
 生まれた事に意味を感じない、かといって死ぬ事にも意義を感じない。
 僕はいつになったら生きる意味を見出す事ができるのだろうか。
 それに対して、死ぬ意味も。
 そんなことを思いつつも将来何があるかわからないとか、色々折り合いをつけて学校へ通う。
 こんな毎日意味があるのだろうか。
 僕には分からない。
 ――多分、誰にも分からない。

評価頼んだ
7イラストに騙された名無しさん:2011/12/31(土) 00:48:15.55 ID:/3xmSnYB
>>5あらすじじゃねーか
8イラストに騙された名無しさん:2011/12/31(土) 00:55:39.36 ID:g6CvYCl+
>>6
その先に待っているものの予想がつかない、と言うか
何かが待っているのかの期待が持てない、のかな。
多分文章全てが「−」要素だからかなぁ。
最後にせめて一行でも「+」を予感させるモンがあれば、
或いは…
9イラストに騙された名無しさん:2011/12/31(土) 01:17:00.11 ID:/3xmSnYB
>>8マイナス強すぎるとやっぱきついのか?俺の趣向だからな・・・
まあ改善してみる
10イラストに騙された名無しさん:2011/12/31(土) 01:24:18.83 ID:agsHl7Ik
>>3
人類は〜勃発と人口の数ってのはへんかと
11イラストに騙された名無しさん:2011/12/31(土) 01:24:48.15 ID:5ksrdE9R
思考のとりとめのない感じがでてるのは好印象
ただ、主人公の性質の方向性が分かるともっといいかな
>>8さんが言うように+なら→でも分かるようになりたい、分かればいいと思うとか
−なら→分からなくていい、分かる必要もないとか
或いはさして悩んでるわけでもないor普段は苦しいから考えないようにしてる、で
→時々暇な時にそんな考えが浮かぶ、とか
「生きる意味が分からない」自分について
悲しいのか嫌悪してるのか不甲斐ないのかどうでもいいのか達観してるのか、と、どう思ってるのかが分かるといいと思う
主人公の大体の性格を掴ませてほしいかな
今後どうなるのかの予想が立てられると(実際の展開がどんでん返しがあっても、正統派でも)
読もうかなという気になるし
評価というか批評になってしまったが個人的には好きだな
ある程度共感を得られると思うし、先が読んでみたい気分になる
12イラストに騙された名無しさん:2011/12/31(土) 01:26:34.99 ID:5ksrdE9R
ごめんなさい>>11>>6宛です
13イラストに騙された名無しさん:2011/12/31(土) 01:32:21.91 ID:/3xmSnYB
>>11評価サンキュー。一応、続き。他スレで見せたときはセリフ多すぎワロエナイってなったわ


「なあ、お前ってさ。生きる意味とか、死ぬ意味って考えた事ある?」
 「いきなりなんだそりゃ。……思春期だねえ」
 冷やかすような相槌を打たのは僕の親友、師走睦月。正直、どっかのお笑い芸人みたいなコンビ名にしか聞こえない。
 「む……どこかで私の名前が芸人のコンビ名みたいだな、なんて思っている輩がいるらしい」
 「何その驚異的な勘!」
 「お前か」
 しまった。
 あっけなく自分からばらしてしまった。
 「お前の思っていることはまるっとお見通しなのだよ、ワトソン君」
 「ネタが混ざりすぎだから、それ」
 「それにしても暑いねー」
 「棒読みで突っ込みをスルーするな!」
 「寒い」
 「突っ込みがか!」
 「乏しい」
 「つ……突っ込みがか!」
 「今、躊躇ったね(笑)」
 「ネットでもないのに(笑)が見えるぞ!?」
 馬鹿な会話だった。
 それはともかく。
14イラストに騙された名無しさん:2011/12/31(土) 01:39:20.87 ID:sfDfOU8t
板違い。
創作文芸
http://toro.2ch.net/bun/
でやるよろし。
15イラストに騙された名無しさん:2011/12/31(土) 01:59:43.37 ID:QZxarG7y
>>5の後に頑張って考えた。

ーーー桜の花が散り切った初夏の頃
「いくらなんでも不可能です!」
「その不可能を可能にしてしまうのが君だろ?」
「…わかりました。引き受けましょう」
「おぉ!そうか!来週のまでに頼んだよ」
ーーーガチャンー
「はぁ、あんな仕事できるかな…?」
彼、高校2年生 忍 悠介(しのぶ ゆうすけ)は、何でも屋「スキル アドバンス」としての仕事を引き受けた。
しかし彼には自信というものが何一つとしてなかった…
「悠介、依頼か?」
「あ、伊織さん。」
彼女は、園田 伊織(そのだ いおり)は悠介にこのバイトを紹介してくれた、悠介にとっての恩人だ。
「で?一体どんな依頼なんだ?」
「えーと、落し物の捜索です。」
「ほう、何の落し物だ?」
「杖とシルクハットです。」
「それで?どこに落としたって?」
「分からないそうです…」
「なあに、君の“能力”が活躍できる場じゃないか。」
「そこが問題なんですよ。まだ、使い慣れなくて…失敗したら、どうしようって考えちゃうんです…」
文読んでて察してる人もいるかもしれないが。そうここは、異能力者が集まる何でも屋兼、異能力探偵事務所なのだ‼

評価お願いします!!!

16イラストに騙された名無しさん:2011/12/31(土) 02:10:20.33 ID:/3xmSnYB
>>15んー……なんか自分の頭の中で処理されちゃってて読んでるほうには
何がおきてるんだかさっぱり……かな
17イラストに騙された名無しさん:2011/12/31(土) 02:23:59.75 ID:QZxarG7y
>>16ありがとうございます!
さすがに知り合いとかにはみせれないので、こういうコメントもらって嬉しいです!参考になりました。でなおしてきます!!
18イラストに騙された名無しさん:2011/12/31(土) 02:37:09.97 ID:/3xmSnYB
>>17頑張れー
19イラストに騙された名無しさん:2011/12/31(土) 03:41:42.75 ID:mGmRD3uM
>>15
そも「セリフが多すぎる」ってアドバイスを貰っておいてそれを改善せずに他で晒すってどうなん?
20イラストに騙された名無しさん:2011/12/31(土) 03:57:38.08 ID:lE/vsl/K
>>15
場所や背景の描写→そこにいる人物の格好や仕草→その人物達の会話の内容、というふうに、
外から内に焦点をスライドさせるように書いたほうが分かりやすいんじゃないかと
逆に>>6みたいに独白から始まるんなら主人公の名称や肩書き、今の状況→場所や背景、経緯と
内から外にスライドさせていくんだろーし
21イラストに騙された名無しさん:2011/12/31(土) 04:44:28.01 ID:Z/9R/DDT
馬鹿な事をしている奴らを尻目に一目散に駆け出し、ちらほら並びだしていた行列の後ろをキープ
スマホをイジりながら暇を潰し30分後には無事、目的の物をGETした…かに思えたが、さもありなん
買ってから気付いたがどうやら隣の列に迷い込んでしまっていたようで
俺が欲しかったものとは姿形は変わらないが中身はまるっきり別物のそれを持ちながら後ろを振り返るとそれはもう何時間もかかりそうな長蛇の列で
え?なんなの?お前らいつの間にそんなにいたの?とか考えながら、フラフラと歩き出した俺は背後の喧騒をBGMに少し離れた場所でそのブツを手にヘナヘナと腰を落としていた

こんなもんだろ
22イラストに騙された名無しさん:2011/12/31(土) 12:01:33.60 ID:jMpaD43n
>>21三点リーダの使い方おかしいぞ
いきなり馬鹿な事とか目的の物とか言われても読むことはできるけど何が
起きてるかはとても想像しにくく感じた
何を伝えたかったのかによって良し悪しが変わりそう
23優希:2012/01/01(日) 20:33:51.25 ID:WrzikD88
いきることもしぬこともできない



僕らになにができるのだろう



ぼくがいきるいみも

キミガシヌイミモ

まわりはなにも言わないだろう

だから、今夜は外に出よう


月がない夜に






はずかし!(>_<)

24イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 04:03:24.27 ID:g7tVezKn
心配性の僕にとって家を出るだけで憂鬱になる。
戸締まりはしたか? 火の元はないか?
何度も確認しながら家を後にする。
後ろ髪ひかれながらも鍵を挿し込み、ドアノブを二回ガチャガチャと鳴らす。
ボロアパートなのでセキュリティに不安が残るがそこは言ってもしょうがない。
アルバイトの給料だけで生活していくには地震がきたら全壊しそうな建物でも僕にとっては億ションなのだ。
二階の錆び付いた階段から一番奥の我が家。
歩くだけで酷く軋む床のせいでアパートに住む住人たちは常日頃騒音に悩まされている。
隣人たちに迷惑を掛けないよう舐めるように歩を進めるのがマナーだ。
外壁に沿って造られている階段は死角になっていた。
錆び付いた階段は身の危険を感じるほど急な角度で僕は足元を確認するため目線を落とした――

「シャワー貸してくれるかな?」

全身血塗れの少女がいた。
25イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 07:03:51.96 ID:uhKhcFww
教室は橙に染まっていた。
さすが西側に窓が並んでいるだけあって、この時間は沈む夕日をよく見ることができた。
さて、探していたオレの忘れ物はどこだったかな? オレは再び自身の机に目を向ける。
「おい」
確か机の横にかけた筈なんだが……。ふむ、見当たらないな。
「おい、お前」
するとロッカーか。これは失態だ。教室に入るより先に確認すべきだった。
オレは踵を返し、教室を出ようとする。
「止まれ」
ぴたりと、オレの首筋にひんやりとしたそれは添えられる。
臭い。
吐き気を催す。
鼻の奥がツンとした。
見なくてもわかる――いや正確には、見たからわかる。
それは血の臭いだ。背筋も凍るほどに血に塗れた刀身の臭いだ。
オレは振り返る。

そこには、血に塗れた日本刀をオレの首に添える少女がいた。

ぱっと見は高校生だ。全身的に細く中背。顔も可愛いかった。
さて。
彼女は何故背筋も凍るような程の血に塗れた日本刀をオレに構えているのだろう?
「お前は一体、何者だ?」
答えは簡単だよな。
彼女がオレを袈裟切りにして、それを『無視』したオレがこうやって教室から立ち去ろうとしたんだから、誰だって止めないはずがない。
どんな殺人犯でも。
どんな殺戮者でも。
どんな殺し屋でも。

殺したはずの死体が動き出したら、驚かないはずがないだろう――?
26イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 11:35:20.67 ID:DzSLQ0FS
期待して落胆させられた。ただそれだけの、よくある事。重なり合って流れ行く雲をボウっと見上げて、動悸と気持ちを落ち着かせて。
27イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 11:52:25.07 ID:AynUKHd5
 ボクは彼女に不満がある。それでも、彼女に尽くしてきた。
 一緒に笑い、泣いている時には側で励ましたりもした。
「抱かせて」と言われた時には彼女の要求に応えて体を差し出し、同じ布団で一夜を共にすることだってある。
 でも、彼女は気づかない。ボクの思いに気付いてくれない。
 もの思いにふけるボクは、食事を目の前にしても心が踊らない。
彼女が心配そうに覗き込んできた。
「どうしたの?」
 本当に心配いるような口ぶり。そして、見当違いなことを言う。
「今日は、ポチが大好きな鳥のささみだよ」
 ボクは鳥肉が嫌いだった。


評価頼みます。
28イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 12:02:00.91 ID:DzSLQ0FS
>>27 四行目か五行目あたりでペットかぬいぐるみかな? と思ったら案の定だったw
〜本当に心配いる は打ち間違い? 
〜ない。〜ない。とリフレインさせるあたり俺と同じような勉強してる人ですね。
普通に読めます。
29イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 12:33:19.38 ID:AynUKHd5
>>27
ありがとうございます。
心配いるようなは→心配するようなの間違いです。
推敲して書き直してる時に消し忘れと脱字が同時発生。
恥ずかしい。
30イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 12:40:56.64 ID:DzSLQ0FS
>>29 もしあなたの書いてるヒロインが清楚タイプなら、それは一発で読者に伝わってます。
深読みする読者なら子供と思うかな?
31イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 12:41:15.48 ID:AynUKHd5
>>27>>28の間違い
32イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 12:52:52.00 ID:AynUKHd5
sage
33イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 13:05:40.33 ID:AynUKHd5
>>30
ヒロインは、犬のことをとてもよく可愛がってくれる飼い主。
清楚・ビッチ・大人・子供は想像にお任せします。
テーマは、飼い主のことが大好きだけど想いが伝わらない犬の切なさです。

それと、モバホだとやっぱり書きにくい。
失敗して変な連投してスマン。
34イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 13:08:16.22 ID:JpmEKXfV
>>27
これだけで充分オチ付きのストーリーになっていると思うけど、恐らく
ベリーショートな話だからかな、もう一つなにか欲しいと言う感じにな
る。それはペットのワン公の内心が不足?単純?に感じるせいかなと。
1行目で『不満』の言葉があるけど、その後に出てくる『思い』っての
が、単純に飼い主に対する『不満』とがっちり結合するのが微妙なのか
なと思った。『想い』とかの漢字にすると、チョッと裏が僅かに透けだ
すので、その辺で読み手に妄想のネタを提供できるんだろうが、如何せ
ん短い文章ではその後始末ができにくいから難しいよねw
あくまで個人的な考えでしかないけど。見当違いだったらゴメンソーレ。
35イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 13:09:50.99 ID:JpmEKXfV
あら、>34書いてる間に>33が書かれていたかw ゴメソ
36イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 13:21:51.54 ID:/HdD9NmD
ボク=飼い主
彼女=ポチかと思った
37イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 16:00:48.28 ID:AynUKHd5
 満月を背景にAの顔が迫ってくる。背中や手足を包む草の柔らかい感触。
 それでBは、自分に何が起きたかようやく気付いた。Aに押し倒されたのだ。
 え? ……嘘、嘘、何で……
 今までAとは仲の良い友達だったのに。
 何でこんなことになってるの?
「ごめん。俺、もう我慢出来ないんだ」
 Aが首筋に舌を這わせてきた。ヌルッとした感触に鳥肌が立つ。
 服の裾から手が胸に進入してきた。サワサワと撫でるような仕草。指先で固くなった胸の先端部分を摘まれた。こねくり回され、体中に電流が走る。
「んふっ……」
 思わず変な声が出そうになった。
「感じてくれたんだ」
 Aのちょっと嬉しそうな顔。Bは体に力が入らず、弱々しく首を振ることしか出来ない。
「ふふふっ」
 体を弄るAの手が上半身から下半身に移動する。抵抗を試みて、手を押さえつけようとしたが、あっさりと下着の中に潜り込まれてしまう。
 一番敏感なところを指でグリグリと掻き回してきた。火で炙られたような衝撃に、思わず体が仰け反る。
「くぅっ!」
 掻き回されるウチに高まる快感流れる電流。Bは何とか耐えようとして全身に力を入れた。腰が浮く。
 あまりのもどかしさに息が荒くなる。
 それでも耐える。
絶対にイクわけには行かない。イったら取り返しのつかないことになる。
 そんなBを嘲笑うように、Aが優しく囁きかけてきた。
「イっていいんだよ」
 耳に吐息が掛かるだけで、頭がぼうっとしてくる。Aの手の動きが激しくなった。
 体が弾けたような衝撃が生まれる。下半身全体を何度も強く弄られ、頭が真っ白になる。
「あああああっ!」
 絶叫と共に押し寄せる並み。高まり過ぎた快感が吐き出す欲望。
 Bは、射精する喜びに体を震わせた。



グダグダですみません。
評価頼みます。
38イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 16:17:09.96 ID:DzSLQ0FS
>>37 とりあえず俺は立たない。理由はわからん。MF向け?
39イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 16:31:22.46 ID:AynUKHd5
>>38
感想ありがとうございます。
表現をぼかして、最後に読み手に意地悪をしようと、思いつきで書いただけなんで……(汗)
40イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 18:39:41.88 ID:Y/d1QeiD
 親元を離れてからずっと、小学校のそばに住んでいる。その弊害として、毎朝子供たちの声で目が覚めるからゆっくり寝ていられない。学生時代に忌々しいと感じたチャイムの音を毎日毎日聞かされる。堪ったもんじゃない。
 たとえばの話で、もし神様が目の前に現れて「お前を学生時代に戻してやろう。やり残した青春を謳歌するがよい」と仰ったとしても、僕は間違いなく拒否するだろう。
 不自由な枷にはめられた数年間を、どうやって楽しめというのか。それほどまでに僕の学生時代は取るに足らないものだった。
 ならば、なぜ。なぜこのような場所に居を構えたのか。
 その答えは単純明快。僕自身の過去の学生生活のためではなく、未来における学生生活のためだからだ。もっとも、今となってはその役目を果たさないのだが。

41イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 18:56:14.00 ID:qgxDxhRa
>>40
答えはその後に詳しく書かれるんですか?
簡単と言いつつ、よく分かりません
42イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 19:13:00.40 ID:Y/d1QeiD
>>41
続きもいちおうあります
43イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 19:16:47.60 ID:Y/d1QeiD
 冬が訪れる。雪が積もる。子供たちが外に出る。雪と戯れる。校庭は瞬く間に合戦場や美術館に姿を変えていく。ごくごく自然な流れ、ごくごくありふれた光景だ。
 それは今年の冬だって、去年の冬だって、一昨年だって三年前だって変わらない。来年でも再来年でも、子供たちの数は減るだろうが変わらないと思う。そういうものなのだ。
 三年前と今とで変わったことでいえば、後者のほうが少しだけ科学技術が発展したこと、それと、前者の僕の隣には愛すべき人がいた、それくらいだ。
 ”それくらい”の五文字で片づけていいのかという疑問もあるのだが、そうでもしないとやっていけないのだ、と結論付けた。

 三年前の僕たちは確か、校庭ではしゃぐ子供たちに倣って外に出たはずだ。安売りのダウンジャケットにマフラーを巻いて、「寒いね」「そうだね」だなんて言うまでもない会話をしながら、柄にもなく雪だるまを作った。
 身長およそ五十センチで小さめの、でも頑丈な雪だるま。いくつも作って、家の前に並べた。
 言いたいことはわかってた。あの頃の僕は常に財布をすり減らしている貧乏人で、毎日を食いつなぐことで精いっぱいだった。
 世間から見てひよっこの二人は、それでも幸せそうだった。満ち足りた顔をしていたわけじゃなかったけれど。それでも僕は、その穴を補うように生きていた。

44イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 19:17:18.75 ID:Y/d1QeiD
 万物は流転する、と言った哲学者がいただろう。僕はそいつに言ってやりたい。そんなもん、嘘だって。
 何度君の墓前に手を合わせても忘れることはない。そして褪せることもない。今でも同じように僕は小学校のそばに住んでいるし、子供たちも毎朝元気を振りまいている。独りか、二人か。違いはそれだけだ。

 三年前の命日。ろくに中身も入ってない財布を持って、貴金属店に君を連れて行った。買うつもりはなかった。でも、君はついてきてくれた。指輪を買う予行演習。
 声をかけようとする店員さんを無理やりながら追い払って、ウインドー越しに眩い光を放つ指輪に目をやる。本当に買う時のために、君の好みを聞いておくんだ。
 今でも、覚えているのかな。あの時の約束を。僕は墓前に花を添えて、反芻する。
「いつかこの指輪、受け取ってくれますか」
「はい、喜んで。首を長くして待ってます」


もともとは三題噺です。キリン、薬指、雪だるま。

単純明快と言いつつ単純明快じゃないことやら、最初と最後で方向が食い違ってたりしますね、これ。
45イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 19:28:58.00 ID:g7tVezKn
>>44
「ごくごく」「だって」「変わらない」
語彙を多用するのは止めた方がいいです
46イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 19:39:30.57 ID:Y/d1QeiD
>>45
連発してました、同じ単語。
テンポを崩す要因になりかねないですね。
47イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 20:04:35.99 ID:/Zyj5ITC
創作系のスレは板違いだろ
48イラストに騙された名無しさん:2012/01/02(月) 22:48:32.44 ID:Tuc+lGm2
ガン下げしながら身内だけでニヨニヨする分には気にしないけどあげ進行するって言うなら黙ってないぜ(キラッ)
49イラストに騙された名無しさん:2012/01/03(火) 00:00:03.52 ID:BUew2Kdf
正直、こんなスレで喜んでオナニーしてる時点で文章がどうとか以前に応募要項ちゃんと読めてるかどうかが不安になるな。
この板は基本的に読者のための板であって、創作板は別のところにあるんじゃよ。
例外的というか出島的に新人賞スレが一つだけ黙認されているんだから、そっちでやるなり創作板に移るなりした方がいいんじゃね?
50イラストに騙された名無しさん:2012/01/03(火) 02:54:27.05 ID:XebvOg0P
あぁ、創作文芸という板があるんだね。
オイラ専ブラで板は都度追加してたので気が付かなかった。
という訳で、これは移動が無難なところだろうね。
51イラストに騙された名無しさん:2012/01/08(日) 20:04:08.68 ID:76Y5kkzd
 厚さ数十センチの窓の外には、深く、飲み込まれそうな紫色が広がっていて、その上には煙と、チカチカと光るものが載っかっていた。
 エンジン区画の外周整備通路に唯一あるこの窓は、外界を極限リアルに映し出してくれるので、僕のお気に入りなのだ。
52イラストに騙された名無しさん:2012/01/08(日) 22:21:38.10 ID:UUOdawgu
ここで小手調べしてくれ

【スタッフ募集】路線名を擬人化させたエロゲつくろうぜwwww
http://hayabusa2.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1326020760/

【wiki】
http://www38.atwiki.jp/train_erog/

【避難所】
http://jbbs.livedoor.jp/game/54004/
53イラストに騙された名無しさん:2012/01/08(日) 22:44:39.82 ID:bxZp7TkQ
はい解散
54イラストに騙された名無しさん:2012/03/03(土) 22:39:27.87 ID:Nuw4IvTR
age
55イラストに騙された名無しさん:2012/09/17(月) 22:21:33.61 ID:rP9sQmHV
test
56イラストに騙された名無しさん:2012/10/23(火) 16:54:24.74 ID:hFD3e135
ts
57イラストに騙された名無しさん:2012/11/09(金) 03:51:37.75 ID:1AEqVUPn
te
58イラストに騙された名無しさん:2012/11/23(金) 13:35:59.65 ID:rJYLGXy4
創作関連ならば板違いです


誘導

創作文芸板
http://toro.2ch.net/bun/

文芸書籍サロン
http://toro.2ch.net/bookall/
59イラストに騙された名無しさん:2012/11/23(金) 13:37:45.65 ID:rJYLGXy4
magazin:ライトノベル[スレッド削除]
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/saku/1334321536/106

本スレッドは削除依頼済です
書き込みをご遠慮下さい
60イラストに騙された名無しさん:2013/02/07(木) 15:53:09.34 ID:nzyecQdT
よろしくおねがいします

スイス旅行で長いたびに
スイス旅行でとても長い旅などを味わえるような状況などをしっかりと工夫してみて役立てられるようにしてみるといったことなどができるようになってくるでしょうから、そうしたことでますます自分のためになるような状況などを作れるような方法などがあるでしょうし、
これからはとても素晴らしい知恵のためになるような暮らしの役立てられるような発想などを使ってみるといったことなどでとても素晴らしい情報などを活用してみていい発展のあるようなツアーなどを見つけられるようになってくるといったことなどがわかってくるでしょう
から、とてもいいです。スイス旅行でとてもそうしたことなどを校風できるような方法などがありますから、とても勉強になるでしょう。
61イラストに騙された名無しさん:2013/02/12(火) 12:46:43.48 ID:83DXRHG/
黒服の男は異界の話をしてくれた。
聞くも無残な運命を遂げた異界の話だ。
物語の最期に彼はこう言った。
「私に生きていく価値など無いのです。」
男の名は村岡芳則…もう捨てた名だ。
今はもう何もかもが不要だった。
消え行く者には誰も興味を示さない。
それは彼のことだと気づいてもおも遅い。
異界?現実?どちらも不条理なものだ。
「死・死・死・死・死・死・死・死」
彼はそれをつぶやき続けるだけだった…ただ…小さな声で。
62イラストに騙された名無しさん:2013/02/12(火) 18:59:12.31 ID:5wn5Dj+S
>>61
元ネタなんなん?ニコ動が出てくるんだけど
63イラストに騙された名無しさん:2013/05/04(土) 20:18:52.07 ID:vqXFB2MM
みんなやるじゃないか
64イラストに騙された名無しさん:2013/05/04(土) 21:12:42.71 ID:iX/2nPuT
隕石が、地球に落ちた。
 僕らは、死んだ。
 地球は何処も、焼け野原。都会も田舎も焼け野原。勿論自然も焼け野原。海でさえも、焼け野原。
 僕らは、転生した。
 とある広大な大地を持つ巨大な星に、転生した。
 姿形は人間のままだった。ただ、脳が異常に進化していた。
 僕らは、超能力を操れるようになった。
 例を挙げるなら、テレパシー、物体浮遊、瞬間移動、時間停止……数えればきりがない。
 僕らは、授かった超能力を駆使して新たな文明を創り上げた。
 次元の数も、一つ増えた。
 四次元の世界が実現した。
 僕らは、時間旅行を楽しんだ。
 隕石が落ちる前の、繁栄していた頃の地球に行くこともできるようになった。
 僕らは、いつしかかつての地球に移住することになった。
 その際、僕らが住む土地を確保する為に、地球にいた人間達を超能力で抹殺した。抵抗する、しないに関わらず、皆、殺した。
 こうして、僕らは隕石が落ちる前の、平和な地球に移住した。
 僕らは、渇望した地球の大地での生活を謳歌した。
 自然豊かな地球が、僕らは大好きだった。
 しかし、その平和で平穏な生活はすぐに崩れ去った。
 隕石がまた、降ってきたのだ。
 躊躇も情緒も何も無く、ただ落ちた。
 僕らの超能力では隕石を止めることはできなかった。だから、隕石の衝突を受け入れた。
 そして、死ぬ間際僕は言うんだ。
「ああ、またこの繰り返しか……」

適当に書いてみた
65イラストに騙された名無しさん:2013/05/11(土) 13:36:56.63 ID:TuNzQ9yM
「お前ら、現在の年齢と執筆歴を言ってみろ。……言えるもんならな」
「うっ」という呻き声。
「ちなみに俺は現在25歳。5日程前にラノベ作家になると決心したところで止まってる」ザワリと、空気が揺れる。
ここで駄目押し。
「勿論――ニートだ」
俺の右横に座っていたおっさんが、「ば、馬鹿な」と呟きながら椅子からずり落ちていく。
決まった――俺はそう思った。
今、この場は完全に俺の支配下にある。
「荒れるぜ……止めてみな!」
そう言って、俺は空に向かってガブリボルバーを構えた。
66イラストに騙された名無しさん:2013/05/12(日) 00:51:48.69 ID:TvCQQHIi
>>65
続き読みたい。
ガブリボルバーで何?
67イラストに騙された名無しさん:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:XjQlZD4p
>>65
う…うまい……!?
ラノベ作家さん?じゃなかったなら賞狙えるレベル
68イラストに騙された名無しさん:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:oR6ujDIW
「遅刻」とは、事前に定められた日時に遅れること。寝過ごすなどして遅れた場合は特に「寝坊」と呼ばれる。
などとウィキペディア先生のお言葉通り説明しているが、その「寝坊」をして目下、学校に「遅刻」しそうである彼であった。
「いってきます」
誰からも返事の無い事を知っていながらも、律儀にお決まりの挨拶をして家を出る彼。
っと、それどころではない。このままでは本当に遅刻だ。

四月も半ばとなる頃、暖かく、心地良い風を身体に感じながら彼―(名前未定)は全力疾走していた。と、言うものの運動神経皆無、短距離走でも長距離走でもクラスではいつもドベ(最下位)の彼が全力疾走したところでたかが知れていた。
「ああもう遅刻だよ、これ。いやーしんどい」

お願いします><
69イラストに騙された名無しさん:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:mrNxV50V
運動神経が皆無ってなら、主人公の台詞に息切れしてる様子があると自然かな
70イラストに騙された名無しさん:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:oR6ujDIW
>>69
なるほど、有難うございます><
「はぁ、はぁ…もうこれ遅刻だよ……しんど…」
って感じですか?
71イラストに騙された名無しさん:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:mrNxV50V
>>70
そうそう
前半はいいとして、あとは四月を感じさせる描写が少ない、とかかな

四月も中旬を迎え、コンクリートで舗装されたアスファルトにも桜の花びらが散っていた。肌に触れる空気は暖かく、◯◯(名前)は一瞬だけ余韻に浸っていた。が、すぐにかぶりを振る。◯◯は軽く深呼吸して息を整え、駆け出した。
◯◯は運動神経がお世辞にも良いとは言えない。長距離走や短距離走も不得手とし、クラスでも最下位(ドベ)だ。すぐさま身体が熱を帯び、肺臓がぜぇぜぇと酸素を欲する。酩酊したサラリーマンのような千鳥足で走る彼は、何とも情けなく見えた。
「はぁ……はぁ……もうこれ遅刻だよ……しんど」

あくまで俺だったらこんな文章にするかな、って程度だから、そこまで深く考えなくていいと思う
72イラストに騙された名無しさん:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:oR6ujDIW
>>71
おお…プロの文だ……
有難うございます!
もっと時間かけて推敲してみます、物凄く参考になりました!
73イラストに騙された名無しさん:2013/09/02(月) 02:18:02.44 ID:FKDOGuY6
age
74イラストに騙された名無しさん:2013/09/02(月) 02:39:43.77 ID:n75mCEyB
>>68
全力疾走してるのに、「心地良い風を身体に感じ」る余裕があるってのは、
なんだか変な感じがする
75イラストに騙された名無しさん:2013/09/07(土) 22:18:30.06 ID:i3ionEKJ
ナチスのような軍事勢力が支配する未来社会。主人公である、奴隷階級の少年が挫折を経験しながらも革命を起こす。
出だしは、レジスタンスが勝利を収めた後の、前政権(ナチスみたいな)の総督の妻が新政権(元レジスタンス)の軍人に連行される場面。

「もう少し待って、口紅を塗り直すの……。待ってったら……! ひどいわね。これも奪う気なの? あなたたち、正気? 使いもしないのに……。離してよ、痛いわ」
 その女は四十歳ほどに見えた。だが、本当はまだ、三十にも届かないのだと書類が教えた。
「エリステルは? ねえ、持ってないの……あんたたちのほとんどが使ってるって聞いたわ」
 慣れ親しんだ名前は彼女の小さな形のいい唇を通せば、美しく耳に響いた。
 「静かにして、こっちに来てください」
 女を邸宅の外へ連れ出すまでにはひどく時間がかかった。五年前まではあった、家具や豪奢な調度品はとっくの昔に差し押さえられていた。差し押さえになっていないのは、この女だけだ。
 彼女だけが、この家に残った負債そのものだった。
「あなた、ハンサムね」
「古い言い方ですよ、何百年か前の本にしか出てこない」
「そういう言い方が好きなのよ……今の言葉は、みんな変だもの」
 負債はよくしゃべった。車に押し込んだ後、運転席に座ると、バックミラーに柵越しの女の瞳が映り込む。
「ほんとうにハンサム、あたしが、人生で見た中で三番目だけど」
 私は車を発進させた。本部までは「自動運転・中」を使う。
 自動運転の出来る車に乗れるようになったのは、「彼」を選んだからだった。
 選択は間違っていなかった。タバコに火をつける。後ろから女の視線を感じた。
 ここで「私たち」が実現できないことは何もない。彼が支配をする限り。
 女は、ゆっくりと流れていく、外の景色を見ていた。それでいて、恐ろしく静かになり、何も話さなくなった。幸福から滑り落ちた人間よろしく、黙っている。
 かつての総督の妻とは思えないほど、彼女からは気品も、威厳も消え去っていた。
「彼が待ってる」
「あたしを? 拷問したって、吐くことなんて何もない。何も知らないの……! 本当よ」
「あなたを連れていくのは、あなたの存在自体が、罪だからです。あなたは「過去」だからです。彼はそう言った」 
よろしくお願いします。
76イラストに騙された名無しさん:2013/09/07(土) 22:22:59.43 ID:OVrkqKCv
これ三人称なのか一人称なのかイマイチわかんない
77イラストに騙された名無しさん:2013/09/07(土) 23:03:01.80 ID:kj8+nHV3
>>75
ラノベという感じの文章じゃないな

よく読むと「彼」ってのは私とは別人だっていうのはわかるが少し紛らわしい
あと、一人称なら、視線を感じただけなのに、女が景色を見ているのがわかるのはおかしい
視線を感じた後、視点の主が女の方を見るという描写が必要
あと〜た。で終わる文が続きすぎて堅く感じる

説明ももう少しわかりやすくできると思う
自動運転の下りとか

それ以前に、主人公以外の一人称っていうのは、あまりおすすめできない
他人も書きたいなら、三人称の方が楽
78イラストに騙された名無しさん:2013/09/07(土) 23:25:30.32 ID:OVrkqKCv
連投スマン
あと顔の描写がほとんど説明なんだよな
何を持って「私」とやらが女を四十歳に見えたのか、とか。
年増に見えるのなら、

身体全体の水分が枯渇したような、顔の小皺が目立つ女だった。傲岸不遜な態度で、眉根に皺を寄せるが、返ってそれが年増を強調させた。

みたいな描写は挟むべき……かな?
79イラストに騙された名無しさん:2013/09/07(土) 23:26:28.41 ID:kj8+nHV3
>>75
あ、ちなみに、俺はラノベっぽくないと感じただけで
こういう時代がかった台詞回しとか嫌いじゃないです
がんばってください
80イラストに騙された名無しさん:2013/09/07(土) 23:43:46.77 ID:i3ionEKJ
>>77 >>78 >>79 丁寧にありがとうございます!視点も、自分ではその点まったく気づきませんでした!!
すごい!具体性のある文章だ!!もう少し、描写を細かくやってみます。
ありがとうございました。頑張ります。
81イラストに騙された名無しさん:2013/09/08(日) 00:02:54.96 ID:+Abeqo2B
>>77>>78>>79 連投すみません。ごめんなさい、自分、さっき最後の一文を打ったつもりが忘れていて……(/_;)

とても参考になりました!!
82イラストに騙された名無しさん:2013/09/08(日) 00:07:43.67 ID:+Abeqo2B
>>76 76さんもありがとうございます。さっき打ったつもりが洩れていました。
人称の使い方もわかりやすく、気をつけるようにします。
83イラストに騙された名無しさん:2013/09/08(日) 02:44:13.21 ID:KW2xSeDo
みんな凄いなw
84イラストに騙された名無しさん:2013/09/08(日) 16:07:46.65 ID:YY5O98nA
なんか適当に浮かんだ復讐物みたいな


 殺せ。殺せ。殺せ――
 憎悪の黒炎が青年の身を焦がす。真っ白だった心のキャンパスは、黒一色に染められている。

 亡国の王子である青年は、帝国によって、何もかもを奪われた。

 もはや、青年に残された大切な物は己の命のみ。ならば、躊躇など不要。いざ行かん、復讐の道へ。


 青年は、妹達と王宮から見る、夜空に浮かぶ満月を観賞するのが好きだった。祝祭祭において、笑顔の民と共に踊るのが好きだった。

 王国が亡ぼされた今、そのような感傷にひたる事も出来ない。首から下げられたロケットペンダントの中には、幼き妹と自分、親の写真が収納されている。

 彼等が、自分の所業を許してくれるかどうかなど、青年にはわからない。この復讐は自分勝手なのかもしれない。

 それでも、今なお戦乱を広げる帝国。彼等に断罪の鉄槌を下す事こそが自分の使命だ。青年はそう信じて疑わない。

 腰に携えた鞘から、剣を抜き、天に掲げる。そして、神仏に、帝国に、宣告する。
「我が名は復讐の鬼。神も仏も恐れぬ。死にたい者は我が剣の錆となるがいい」

 青年は行く。ただ、ひたすらに復讐の道を。その先にあるは、地獄か。救済か。
85イラストに騙された名無しさん:2013/09/08(日) 17:53:42.41 ID:YNB+Cvk/
>>84
帝国に滅ぼされた王子が神も「仏」も恐れないってすごい世界観になってるぞ
この世界の宗教はそんなに日本に似ているのか
86イラストに騙された名無しさん:2013/09/08(日) 18:01:23.25 ID:reRlzf0w
以前から思ってたが
絶対ここプロ紛れ込んでるだろw
何度も書いてないと書けないような文ばかり見るぞw
でも杉井や三木みたいに悪い書き込みしか、って奴もいるけど
こういう新人を育てるような作家さんor編集もいるんだなーって思ったら感動
87イラストに騙された名無しさん:2013/09/08(日) 20:03:19.36 ID:rQBXETwd
>>84
本文もこのノリじゃないよね
予告や裏表紙的な文章
だとしたら、文章の感想を書くのはあまり意味なさそう

興味が惹かれるかと言えば、あまり惹かれない
思いつき感が漂ってくる世界観と文なので、まずはしっかり設定とあらすじを考えた方がいいと思う
祝祭祭ってなんだとか、>>85さんの言うとおり、神仏に関するツッコミもあれってなる
88イラストに騙された名無しさん:2013/09/08(日) 22:36:51.02 ID:nd4atxPX
自分で「復讐の鬼」を名乗ってるのが、なんだかなあって感じがする

そういうのって、復讐される側の人間が、畏怖を込めて名付けるものであって、
復讐する側が自分で名乗るのは、個人的には燃えない
89イラストに騙された名無しさん:2013/09/08(日) 23:09:27.64 ID:IntzRSAn
>>88
この通りかな
ただ、そこそこの売り上げ出してる作品でも自分を「復讐者」って言ってるのはあるから、言い方を変えるなりしたらもう少しイケるかも。
せめて「我が名は復讐の鬼」じゃなくて「今より我は復讐の鬼と化す」とか
90イラストに騙された名無しさん:2013/09/08(日) 23:22:41.73 ID:rQBXETwd
設定次第でしょ
どうやら元は好青年だったみたいだから、そう自分に言い聞かせないと非情になれないのかもしれない
91イラストに騙された名無しさん:2013/09/08(日) 23:27:14.75 ID:nd4atxPX
復讐する側の元王子が、過去と名前を捨ててただの「名無し」になり、
復讐される側の帝国が、その「名無し」を恐れて、
「○○」(←古い伝説に登場する人食い鬼)と呼ぶようになった

ってのは、設定としてありがちかな?
92イラストに騙された名無しさん:2013/09/08(日) 23:30:50.62 ID:YY5O98nA
>>85
>>87
>>88
>>89

 感想ありがとうございます。頭に浮かんだのを適当に書き連ねたもので設定や世界観はほとんどないです。



確かに自分で「我が名は復讐の鬼」っていうのはおかしかったですね

自分のイメージとしては、周囲の敵に名乗りを上げ、かつ恐怖を与える感じにしたかったんですよね。

そういった情景を描写出来るように力付けたいと思います。
93イラストに騙された名無しさん:2013/09/08(日) 23:31:06.58 ID:rQBXETwd
俺的にはあり
ダークファンタジーな世界観ならなお良し
94イラストに騙された名無しさん:2013/09/08(日) 23:31:57.17 ID:rQBXETwd
>>93

>>91
へのレスね
95イラストに騙された名無しさん:2013/09/09(月) 00:48:01.72 ID:fUTOoUwX
よろしくお願いします。偽善をテーマにした部活ものを思い浮かんだので、試しに書いてみました。

密室。
郁摩陽一の思考は困惑していた。頬に一筋の汗が這いずる。心臓の律動が高鳴り、脳みそが「逃げろ!」とアラームを告げる。しかし、身体は思うように言うことをきかない。
陽一の後ろにある扉のドアは、長鎖環で乱雑に固定されていた。窓には錆びた鉄格子が設置されており、この部屋から抜け出すことは難しいだろう。
中央には丸いテーブルと四つのパイプ椅子。腰をかける見知らぬ男女二人。上履きの色からして……上級生だろうか?
自分の置かれている状況を認識するために周囲を見遣る。すると、部屋の片隅で壁に背中を預け、水晶玉のような明眸で陽一をうかがう少女と目が合った。陽一には見覚えがあった。確かこの子は……、
思考は呆気なく遮られた。パイプ椅子に座った、上級生の一人が立ち上がって声をかけたのだ。髪は肩甲骨まで伸びたセミロング。くっきりとした二重の双眸が印象的で、男よりも女に人気がありそうだった。
「あたしは宮田花夏っていうの。君、新しい入部希望者だよね?」
96イラストに騙された名無しさん:2013/09/09(月) 00:49:12.07 ID:fUTOoUwX
「え? …………えっと、意味が分からないんですけど」
辛うじて発せられた言葉がそれだった。花と名乗る女上級生は顎に手を添えて、「ふむ、やっぱり箒で頭はマズかったわね」と意味深な独り言を漏らし、じばし間を開けてこう言った。
「君は何か部活に入ったりしてる?」
あまりに唐突な質問だった。脈絡もなく、むしろ質問したいのはこっちのほうだと陽一は思ったが、素直に首を横に振った。陽一の反応に、花の瞳が怪しげな光を発した、気がした。
「じゃああたし達の部活に入ってみない?」
部活? 何の? そう疑問を口にする前に、花夏は高らかに宣言した。
「偽善部! 人の為になる善と、人の為にならない善を行う部活よ!」
「は、はぁ?」
陽一の間抜けな声と、花夏の大きな声と、確かに聞こえた二つの溜め息が残響となって部屋に浸透していった。
97イラストに騙された名無しさん:2013/09/09(月) 01:21:15.08 ID:bchg6IUk
>>95
>思考は困惑していた。
困惑と思考の意味が重なっている。○○は困惑していたでよい。
>脳みそが「逃げろ!」とアラームを告げる
警報とかで良いのでは? 比喩にしても、「アラーム」だと緊張感をそがれる
>陽一の後ろにある扉のドア
一体どういう状況だ
>花と名乗る女上級生
花夏の誤字。おまけに女上級生の意味が分からない。
>ふむ、やっぱり箒で頭はマズかったわね
普通の人は木の箒を想像すると思うのだけれど、木の箒では気絶はしない
>花の瞳が怪しげな光を発した、気がした
誤字

難しい言葉を使おうとしてからまわっている印象。
無理して難しい言葉を使うべきではないし、ラノベならば対象年齢を考えるべき。
比喩も分かりやすい範囲で使いましょう。
>水晶玉のような明眸
人によって印象が異なる可能性あり。万人がある程度共通する印象を持てるように。
文章の内容については、オチもついていないし、短いので触れません。
98イラストに騙された名無しさん:2013/09/09(月) 01:40:44.35 ID:rxtWsT9D
>>96
・文章について
ちょっと堅いかなと思うが、概ね問題ないと思う

出だしの部分だけど少し堅めなので少し読みやすくマイルドにした方がいいかな
あと、主人公がどんな状態なのかの描写も欲しい
手足を拘束されて座らされているのか、地面に転がされているのかとか

・陽一の後ろにある扉のドアは、長鎖環で乱雑に固定されていた。
チェーンでドアノブを固定しているってこと?
そこら辺の描写もあるといいかもしれない
あと、長鎖環は普通にチェーンか、鉄の鎖でいいんじゃないか

花夏さんなのか花さんなのかや、じばしなどは誤字だろうから置いといて
最初に女性だなとわかった方がいいと思う

あとやっぱり、文の終わりが『〜た。』で続く部分があるので、そこら辺は工夫した方がいい
99イラストに騙された名無しさん:2013/09/09(月) 05:44:07.69 ID:fUTOoUwX
>>97
意味合いが重なったとこや誤字脱字などを指摘してくれてとても参考になりました。

ライトノベルはあくまで中高生向けだということを忘れてました、自分だけの世界で語るんじゃなくて読者を意識することが大切でした。

本当にありがとうございました!
100イラストに騙された名無しさん:2013/09/09(月) 05:52:27.47 ID:fUTOoUwX
>>98
状況描写が分かりにくくてすみません。頭の中では地面に転がされてるイメージでした。

文章が固いですか。>>97さんの言うとおり、難しい、というより中高生にとって難解な漢字はできるだけ控えたいと思います。

ありがとうございました!
101イラストに騙された名無しさん:2013/09/09(月) 21:14:23.27 ID:DvuWQ8ce
主人公がどういった状況に陥ってるのかが、いまいち把握しにく

「やっぱり箒で頭はマズかったわね」という言葉から察するに、
頭を箒で殴られて気絶させられ、その後拉致されたということなんだろうけども、
それならば、主人公は頭に何らかの痛みを感じてたりするだろうし、
さっきまで気絶していたのならば、徐々に目を開けていくけども、
視界はまだぼやけてたりもするだろう

そういった描写をしてからでないと、なぜ「身体は思うように言うことをきかない」のかも
よくわからないのではないかと

あと、部屋のドアがチェーンで固定されていると、なぜ「この部屋から抜け出すことは難しい」と
判断されるのかも、よくわからない
部屋の内側からチェーンが掛けれているのならば、そのチェーンは部屋の内側から外せるはずだよな
それができないような、特殊な形状のチェーンでも使われているのか?
102イラストに騙された名無しさん:2013/09/09(月) 21:33:21.58 ID:fUTOoUwX
>>101
自分でも読み返すと色々と不自然な箇所、というか誤字脱字や矛盾がチラホラ出てました。"どうして"と"なぜ"と"どうなっている"の描写が十分じゃなかったです。

わざわざ鎖を使って閉塞感を出す必要はなかったと自分ですら思っちゃいます。両手両足を逃げないように縄で縛られてる状態……とかの方が良かったかもしれません。

至らぬ点を指摘してくれてありがとうございました!
103イラストに騙された名無しさん:2013/09/09(月) 21:42:45.18 ID:fUTOoUwX
連投すいません

言われたことを参考にして、もう一度似たようなシチュエーション? を一から書いてみようかと思います。

冗長になりすぎず、描写を厳かにしないように頑張ってみます!
104イラストに騙された名無しさん:2013/09/13(金) 16:43:29.57 ID:FHQmPpVx
「んあ」

カーテンから漏れる優しい明かりに包まれた部屋、少年が目を覚ます。

「ん……朝か」

目をこすりながら、少年は手元にあるアナログの目覚まし時計に手を伸ばす。見てみると、針は6時前を指していた。

少年はそれから大きく欠伸をした後、伸びをする。

「んんっ……今日も頑張りますか、っと」

そう言って少年はベッドから降り、重い身体を引きずるように学校の準備をする。



魔法と、様々な電子機器が普及している先進国、日本。
この国では魔法による暴力が後を絶たない。そんな一例とも言える事件を、今日もメディアは煩く取り上げ 、テレビや新聞に流していた。

「ーー市、○○町で起きている連続殺人事件についてですがーー」

少年はテレビの電源を切り、片手に持っていた橋をテーブルに置く。

「ご馳走様でした」

少年は手を合わせ、食器を片付け始める。

お願いします><
105イラストに騙された名無しさん:2013/09/13(金) 19:16:30.53 ID:NjdXZgfF
>>104
食器を自分で片付けているってことは、その少年は一人暮らしなのかな?

一人暮らしなのだとすると、朝起きてから学校に行くまでの間に、やるべきことは山のようにあるはず
朝起きる、教科書の用意をする、制服に着替える、顔を洗う、朝食を作る、残り物を詰め合わせて弁当を作る、
テレビを見ながら朝食を済ます、食器を洗う、火の元と戸締りを確認してから家を出る

そういった細々としたことを書いて、いつも通りの朝の生活感を出した方が、
おそらくはその次に起こるであろう「事件」との対比ができるのではないかと
106イラストに騙された名無しさん:2013/09/13(金) 19:17:48.18 ID:NjdXZgfF
あと、その少年は礼儀正しく、真面目な性格だという印象を受けるんだけども、
それならそれで、そういった点が窺えるような描写があってもいいかも

例えば、

>少年は手元にあるアナログの目覚まし時計に手を伸ばす。見てみると、針は6時前を指していた。

の部分を、

>枕元の目覚まし時計に手を伸ばし、ちらりと見る。時刻は5時55分。セットした時間より5分早いが、いつも通りの時間だ。

と書くと、その少年が規則正しい生活をしている姿を想像できると思う。

ただ、そうなると、その後の「重い身体を引きずるように」という部分に違和感が出て来る。
いつも通りの時間に起きてるはずなのに、疲労感が残っているというのならば、
それにはそれなりの理由があるだろうから、その理由が、これから先の物語で意味を持つのならば、
ほんの少しでも説明をしておくといいかも
107イラストに騙された名無しさん:2013/09/13(金) 19:19:35.39 ID:NjdXZgfF
↑↑と↑は、あくまでも自分が受けた印象でしかないから、
その少年が、実はオンラインゲームにはまっていて、夜更かしをしていたから眠たかったんだとか、
家族と同居しているが、両親は共働きのために朝が遅いから一人で食事をしているだけだとか、
そういった可能性もあるかもしれないけども、それならそれで、そういった事情を書くべきだと思う

いずれにしろ、そこは物語の導入部分(だよね?)なんだから、
登場人物の設定に関する描写がまったくないと、物語にスッと入って行けないので、
なんらかの工夫は必要になるではないだろうか

個人的には、「魔法と、様々な電子機器が普及している」のに、アナログ式の目覚まし時計を愛用しているというのが、
そこからいろいろと話を膨らませていけそうな感じがするので、ちょっと気に入った
108イラストに騙された名無しさん:2013/09/13(金) 19:23:29.23 ID:FHQmPpVx
なるほど、ありがとうございます!
少年は後々出すヒロインに朝起こしてもらうイベントのために、普段は寝坊キャラってことにしようと思っています。
はい、少年は一人暮らしです。
ただ、細かく書いていると、どのタイミングで少年の名前を出すべきか悩んでしまい、削ってしまいました……
物凄く参考になります、ありがとうございます!!
109イラストに騙された名無しさん:2013/09/13(金) 19:35:08.84 ID:FHQmPpVx
>>107
おおお……凄いです、プロの意見ありがとうございます!!
はい、少年は魔法が使えないっていう設定にしています!
この作品がある程度進んだらネットにあげて完結まで書き、様々な意見(批評含め)を取り入れて、それらを活かした作品を作ってラノベ作家になりたいと思っています!
ありがとうございました。
110イラストに騙された名無しさん:2013/09/13(金) 19:44:10.60 ID:2zm3C+4l
冒頭に日常を持ってくる時点で無理ゲ
朝起きるシーンなんて最悪やな
111イラストに騙された名無しさん:2013/09/13(金) 19:50:49.40 ID:FHQmPpVx
なるほど……確かに、言われてみれば序盤に「魔法がある」ことを出しているのに日常から入っていたら、起承転結の「起」が薄いモノになるかも……
具体的には、序盤どう入ったらいいでしょうか?><
112イラストに騙された名無しさん:2013/09/13(金) 19:54:22.54 ID:2zm3C+4l
事件から入るのが鉄板
もしくは、ヒロインを早めに出してヒロインの魅力で引っ張る
知らない男の日常生活なんて興味もてると思うか?
113イラストに騙された名無しさん:2013/09/13(金) 20:04:44.27 ID:HsWpFLki
なるほど!ありがとうございます!!
参考になりました。メインヒロイン一直線にしたいので、ヒロインとの繋がりを示すような?事件を序盤に置いてみます!
時間をたっぷり使って推敲してみます。
114イラストに騙された名無しさん:2013/09/13(金) 20:05:55.28 ID:HsWpFLki
あ、>>111です。少し出るので携帯の回線に変えました><
皆さん本当にありがとうございました!
115イラストに騙された名無しさん:2013/09/13(金) 20:08:30.10 ID:NjdXZgfF
>>111
魔法を使った連続殺人事件をニュースとして出してるんだから、
それを物語の導入に使うというのは、ありがちなパターンだけども有効だと思う

ニュースを見て、「最近は何かと物騒だな」とか「うちのすぐ近くじゃん」とか、
そういった発言をさせることによって、次の犠牲者はこいつだな、とフラグを立てることができる
ヒロインが一緒にテレビを見ているという設定ならば、その発言をヒロインにさせて、
事件の被害者にしてしまうというのも、展開としてはありかと
116イラストに騙された名無しさん:2013/09/13(金) 20:13:34.73 ID:HsWpFLki
おおお…なるほど!!
一巻分?150頁で一つの物語とする時に、何か中ボス?のような存在が必要かと思っていたのですが、それが誰かを襲うシーンを冒頭に置けば良いかもですね!!ありがとうございます、早速携帯で色々書いてみます!!
117イラストに騙された名無しさん:2013/09/14(土) 00:34:26.47 ID:epLYM+6A
思ったけど、ここはあくまで文章を晒すスレだよな? 自分が考えてるラノベのプロローグを晒すとは意味が違うと思う。
自分の文章力がどの程度の力量なのか知りたいのなら、第三者にワンシーンのお題を出してもらって、それを自分なりに書く。んでもって誰が書いた文が一番分かりやすいのか、情景やシーンを連想しやすいのかを挙げていく。分かりにくい文はどこが駄目なのかを挙げる。
同じ土俵なら平等だし、匿名だから言いたいことズバズバ言える気がするんだ。
118イラストに騙された名無しさん:2013/09/14(土) 02:37:28.25 ID:2Zz6LYvg
「自分が考えてるラノベのプロローグを晒す」ことは文章を晒すことであり
意味が違うとは思えないなぁ
お題を貰ってという案もゲームとしては面白いかもしれないが、本来ここで
いう文章とは、自分の書きたい文章であるべきではないかな?
自分の力が発揮出来ると思うテーマや内容でしっかりと書き、それを
第三者に批評してもらうことは大きな意義のあることだと思うよ
119イラストに騙された名無しさん:2013/09/14(土) 08:28:04.38 ID:mySjkE90
お題に沿って書くというのは、ちょっと違うと思うな
そりゃ、そんなことができるのは凄いことだし、文章を書く練習にもなるだろうけども、このスレはその前の段階の、
自分が書いてる文章がラノベの文章としてちゃんと成立しているかを、他の誰かに確認してもらうためのスレじゃないの?
120イラストに騙された名無しさん:2013/09/14(土) 08:53:48.33 ID:pYlIz0Vc
どちらでも構わないと思う。
題に沿って書けるなら書けばいいし、そうでないならオリジナルを書けばいい。
その人の文章力がわかるならね。
ただ、オリジナルであればその文を直すと同時に、それをベースにその後も書きやすくなるのではないかと
121イラストに騙された名無しさん:2013/09/14(土) 10:45:35.87 ID:epLYM+6A
うーん、賛否両論ってとこか。
や、何か混乱させるような発言させて悪かった。自分の書きたいことを書くのが自分の力を一番発揮できるかもしれないし、俺が言った案は忘れてください。
122イラストに騙された名無しさん:2013/09/14(土) 14:12:48.92 ID:n4Jbpg0m
「い……いや……来ないで!!」

漆を塗りつぶしたような闇の中、女の叫び声が辺りに響く。
しかし、その声は誰の耳にも届かない。唯一、その声が聞こえるのは女の目の前にいる男だけだった。
「……」
男は暗闇と同化したかのような、黒づくめのローブに身を包んでいた。
「いや……助けて……」
男に恐怖し、後ずさる彼女の服は皺だらけだった。そして所々、彼女の肢体が露わとなっている。
「ーー気持ち良いこと、したくないのか?」
やっと開いた男の口から、鋭い犬歯が覗く。
「お願い……許して……」
壁にぶつかったのだろう、女は逃げ道を失い、座り込む。
「許す?お前は何か悪いことをしたのか? ……否、何もしていない。だから安心して俺のーーモノになれ」
男が女に覆い被さる。

布の擦れる音、女の声にならない叫びが静かな暗闇へと消えて行く。

そうして少し時が経った頃、再び男が口を開いた。

「……いただきます」

ーー女のくぐもった声が、やはり暗闇へと消えて行く。


オープニング?です!ここから日常に入ります。
よろしくお願いします><
123イラストに騙された名無しさん:2013/09/15(日) 18:27:45.01 ID:FzWkcTN7
特に言うことはないけど、応募するのはガガガじゃないと無理かと
124イラストに騙された名無しさん:2013/09/15(日) 21:52:59.30 ID:Sfz1/AAE
ありがとうございます><
あ、>>122>>104に繋がります。
104も晒した後、皆さんのアドバイスを参考に推敲しました。
お世話になりました、後は自力で頑張ってみます!!
125イラストに騙された名無しさん:2013/09/16(月) 22:47:42.99 ID:/v+fHWwX
ちょっと重複というか同じ単語が頻出しがちかな。
原則重複は避けた方がアピールになる。と思う。
「叫び」をいろいろ言い換えてみるとか(語彙増やす方法もいろいろあるはず)
削れるところ……「男に恐怖し」の「男に」あたりはいっそ取っちゃうとか(それでも意味は通るので)

闇がどの程度なのか分からんね。
漆黒だけど服の皺や露出が判る?
そこだけ月明かりがさしているとかそういうことだろうか。
自分の脳内イメージで浮かんでいる光景を大事にして反映させるといい。
126イラストに騙された名無しさん:2013/09/17(火) 00:05:11.74 ID:+TzVTei1
成る程!参考になります。
また一から推敲してみます、ありがとうございます!
127イラストに騙された名無しさん:2013/09/17(火) 07:07:28.07 ID:FePMEuq3
俺ならこう書く
============================================

「い……いや……来ないで!!」

 一切の光が閉ざされた暗闇の中、女の悲痛な声が辺りに響き渡る。
 しかしその声は誰の耳にも届くことはなく、ただ目の前にいる男を楽しませるだけだった。
「……」
 男は暗闇と同化するかのように、漆黒のローブに身を包んでいた。
「いや……助けて……」
 女の声に少しずつ懇願の色が増してくる。後ずさる彼女の服はどこかで引っ掛けたのかあちらこちらが引き裂かれ、そこから美しい彼女の肢体が露わとなっていた。
「ーー気持ち良いこと、したくないのか?」
 やっと開いた男の口から鋭い犬歯が覗く。
「お願い……許して……」
 ふいに女の背中を何かが押す。壁だ。彼女は逃げ道を失うと同時に絶望感に包まれ、そして力なく座り込む。
「許す?お前は何か悪いことをしたのか? ……否、何もしていない。だから安心して俺のーーモノになれ」
 男が女に覆い被さる。
 布の擦れる音と、女の声にならない声が暗闇に吸い込まれていく。

 やがて再度男の口が開かれる。
「……いただきます」
 ーー女のくぐもった嗚咽が、やはり暗闇に吸い込まれていく。

============================================
キャラ設定やら何やら分からず書いてる。
セリフはあえて一切手をつけないようにしてみた。
128イラストに騙された名無しさん:2013/09/17(火) 07:38:54.62 ID:UE3zhcr6
おおお……プロの文だ……
1巻分は昨夜書き上げたので今日か明日推敲する際に、参考にさせて頂きます!
129イラストに騙された名無しさん:2013/09/17(火) 10:38:05.55 ID:WtIhYPc9
連続殺人事件じゃなくて、連続強姦殺人事件なの?
ラノベとして書くなら、強姦はいらんのじゃね?
130イラストに騙された名無しさん:2013/09/17(火) 18:38:15.45 ID:tHbH4o/9
「暗闇で女が何者かに襲われる」モチーフやその類似シーンからスタートするなんてやり口、古今東西の創作物の中に腐るほどあるわけ。
やりつくされたといってもいい。応募作の中でも一定数あるだろう。年によっちゃ審査員がうんざりするくらいあるかもしれない。
仮に>>127レベルの文章力があっても、お話として面白いかはまったくの別問題。
俺でももうこのあたりから適当に読み飛ばしだす。つまんねぇんだもん。
しかし逆に考えれば、アホほど使われているパターンだからこそ、ここで一味違う個性を出せれば興味を持ってもらえる可能性もある。
じゃあお前のこのシーンの個性って何よ?ってなった時、

1.エロ
2.「いただきます」
3.(>>104に繋がるなら)魔法による犯罪らしい

の3つを挙げることができる。
……もちろんやりつくされた中では既出だとは思うが、それはもう置いておく。
131イラストに騙された名無しさん:2013/09/17(火) 18:39:33.26 ID:tHbH4o/9
1.……現状描写なんてあってないようなものでエロくも何ともないので、ここの表現に厚みを持たせて読み手を釣る。
      といっても強姦の描写ではなくて、破れた服とかそういうフェチっぽい方向性でいくほうがいい。
      もちろん、そこだけ厚くしても不自然なので全体のバランスを取らなくてはならない。
2.……場にちょっとそぐわない台詞で狂気を演出しているのか、人間みたいな見た目で人食いの化け物だったりするのかはよく分からんが
      前者でも後者でもフックにできる。この前後を整えることで補強する。
      というか、消えていって台詞入ってまた消えていってってテンポ、とんでもなくマヌケに見えるのでやめとけ。
3.……ここで男にさっさと魔法を使わせる。魔法という単語は出しても出さなくてもいいが、女を奇怪な現象に巻きこんでおけば
      「ただ黒いローブの変態が暗闇で女を強姦しただけかーふーんあっそ」で終わらなくなる。
      ……こんな大事なもの、次の章の地の文でポッと解説して済ます手はない。

もちろん、「俺はキャラ同士の掛け合いなら誰にも負けねぇ。こういうシーンは申し訳程度でいいんだ」とここを軽めに流しても
俺はそれはそれでいいと思うが、その場合はこのシーンを冒頭にしてはいけない。ハンデ戦になる。

まあどうするにせよ今のままでは表現力が致命的。
少年少年少年男男女男がどうしたこうなったとか言っているようではだめだ。
132イラストに騙された名無しさん:2013/09/17(火) 19:43:01.48 ID:+TzVTei1
なるほど!こんなに細かく評価ありがとうございます!!
今日推敲しようと通して読んでいると、やはり語彙力の不足とそれによる表現力の薄さを感じました。
やはりエロですね!男に魔法も使わせようと思います!
初ラノベ執筆なので至らぬ所ばかり、皆さんのお手を煩わせて申し訳ないです……本当にすみません><
133イラストに騙された名無しさん:2013/09/17(火) 21:59:36.19 ID:wcOA3VZG
「――――喰らえ」

男が右手を前に、唱える。

「餓狼千閃!開白光!」

直後、彼の右手から白銀の光が放たれ――――

「…………まぁ。そうだよね」

なかった。


――さて。
先に話しておこう。この世界に「魔法」だとか「ヒロイン」だとか。
そんなラノベ、アニメのような都合のいい存在はない。
だからこれは、ただそんな夢のようなものに憧れ、妄想することしかできない少年の「ごくごくありふれた日常」の話だ。
だから、この日記を手に取り、開いたキミに言っておこう。
この日記――と言う名の、小さな少年の物語はつまらないものかもしれない。
だが、そうだな。キミがそれでも、そんなつまらない物語に興味を持てたなら、このページをめくると良い。
ーーキミを少し長い、「日常」の物語に案内しよう。

一.


お願いします><
ちなみにこんなこと書いてますが、魔法とかヒロインとかいる異能バトルです……
134イラストに騙された名無しさん:2013/09/17(火) 22:17:53.36 ID:tHbH4o/9
一人称なら何してもいいと思ってんのか!
寝ろこのハゲ!
135イラストに騙された名無しさん:2013/09/17(火) 22:23:30.16 ID:hx6FEBhH
これじゃ駄目駄目ですよね……すみませんありがとうございました。
136イラストに騙された名無しさん:2013/09/17(火) 22:35:13.21 ID:tHbH4o/9
というか短すぎてちょっとコメに困る
137イラストに騙された名無しさん:2013/09/17(火) 23:27:33.02 ID:2fkFl0Od
「――きて」
何も見えない。光一つとない暗闇の世界、何者かの声が聞こえる。
「――おきて」
声は段々と近づき、次第に世界が揺れだす。
「――とっとと起きろ、このクソ兄貴!」
「ぐはっ!?」
途端、身体に鈍い痛みが走った。急の衝撃に吐きそうになりながら、俺は重い瞼を上げる。
「……おはよう。今朝も随分な起こし方だね、○○」
瓦割りでもしてるのか、という奇妙な格好をしたまま、こちらを睨んでくる少女――○○に向かって少し皮肉を込めた挨拶をする。
「…………」
……そうですか。無視デスカ。
無言で睨みつけてくる彼女に少し苛立ちを覚えつつ、極力冷静を保ったふりをして話しかける。
「……んで、何してんの?」
依然として、瓦割りを終えた格闘家のような姿勢を崩さない彼女の様を見ればわかることだが――一応、ね。
「……」
しかし、尚も無言でこちらを睨み続けるだけの彼女に対して、いよいよ腹が立ってきた。
「……あのなぁ、○○。お前さ……」
「…………起こした」
「……は?」
「だから、昨日、お前が起こせって言ったから、起こした」
……ああ、そう言えば確かに言った気がするような、しないような。
にしても随分とスローペースデスネ。お兄ちゃん、一瞬キミが何言ってるかわからなかったヨ。
「あー、ありがとな。でもさ、この起こし方……てかお兄ちゃんに向かってお前って何だお前って。せめてお兄ちゃんとまで言わなくても、俺には○○という名前があってだな――」
「もう朝ごはんできてる。早く食べに来て」
そう言い残して部屋を出て行く○○。話、途中だっつの。聞けよこら。
ドアが閉まったのを確認し、俺は頭を掻きむしる。
「あーもう、なんだよホント」

幼稚な文でお目汚し申し訳ないです……
138 ◆1I2LKIyqHs :2013/09/17(火) 23:28:56.38 ID:2fkFl0Od
あ、133.135です。何故かID変わってしまうので今だけコテつけておきます。
139イラストに騙された名無しさん:2013/09/17(火) 23:41:49.10 ID:tHbH4o/9
お前今書きなぐったのをそのまま投下したな!?
こういうのは、まず落ち着いて自分で推敲してみるものだ。
まっさらな読者の気持ちになって一文目から
140イラストに騙された名無しさん:2013/09/17(火) 23:50:54.47 ID:qlAH+ZDE
何かバトロワ読んだら思い浮かんだ。


「舞台と役者は整いました。あとは、この先何が起こるのか、どういった結末を迎えるのかが本題です。なに、心配する必要はありません。ルールに従えばいいのです。そうすれば、あなた方の失ったものは奪い返せます」
その声の主は、仮面をつけた男だった。黒い燕尾服をまとい、どこか執事のように見える。顔は白い仮面で覆われており、口角が歪んでいるのが一層不気味を醸し出していた。彼はコンクリート張りの部屋の中央に悠然と立ち、子供を諭すような口調で語りかけている。
宮田慶(みやた けい)はその光景を、呆然としながら眺めていた。思考は定まっておらず、仮面男の無機質な声がまるで耳に入ってこなかった。きっと、脳が理解することを拒んでいるに違いない。
しかし、宮田の視界から膨大な情報が流れてくる。密室。仮面男。顔を知らない若い男女。それを必死に脳内で整理するが、構わずに仮面男は喋り続けた。
「あなた方はプレイヤーです。奪われたモノを取り返す。ただそれだけでいいのです。安心してください。失敗しても何ら支障はありません。だって、あなた方は失っていても今こうして生きています」
仮面男は顎を下げながら胸に手をあて、慈悲を乞うような仕草をした。不気味な仮面のせいか、馬鹿にしているようにしか見えない。
「で? いいからさっさとここから出せよ」
髪をワックスで逆立て、耳に複数のピアスをした、いかにも今風な男が声を上げた。彼は仮面男の胸ぐらを掴み上げ、鋭い視線で睥睨する。しかし、仮面男はそれを気に留めることなく、
「しかし、このような欠落人間を生み出してしまうわけです、可哀想に。そこで私が救いの手を差し伸べます。ああ、ようやく本題に入れる。
ルールに従い、最後まで残ることが出来た者に、あなた方が過去に失った感情を与えます」
全員の瞳が大きく見開かれた。宮田は、頭を鈍器で殴打したような痛みが襲った。心臓の律動が激しく狂い、思わず左胸を抑える。
仮面男は掴まれた腕を振り払い、高らかにこう言った。
「今から、感情奪還ゲームを始めます」

知り合いとかに見せると「文章が固い」って言われる。柔らかい文章ってなんだろ
141イラストに騙された名無しさん:2013/09/17(火) 23:56:03.72 ID:qlAH+ZDE
あ、本題ってとこ被った。初歩的なミスとか死にたい
142イラストに騙された名無しさん:2013/09/18(水) 00:11:30.84 ID:dxhk5jWy
一言あるとしたら
客を選ぶよね。送るならメフィストとかそこらがいいね
143イラストに騙された名無しさん:2013/09/18(水) 00:52:15.54 ID:Cy/Vo9LN
下の上。
仕草で感情を表現しようとしており、表現や語尾も被らないように努力しているのが見られるのはポイント高い。
明らかにおかしいところもあるけど。
「宮田は、頭を鈍器で殴打したような痛みが襲った」とか「仮面男は掴まれた腕を振り払い」とか。
そういう細かいのはこの際おいといて

・仮面男の長台詞
べらべら喋る表現としてはこれでもいいが、
いくつかに分けてもったいぶった態度にするほうが、こういうキャラには合うんじゃないかな。
地の文を挟んで溜めを作ることもできる。
「安心してください。失敗しても何ら支障はありません。だって、あなた方は失っていても今こうして生きています」
「しかし、このような欠落人間を生み出してしまうわけです、可哀想に」
この2つのセリフはちゃんとそのまま繋がるように整えるべき。
全体的に仮面男のセリフはもっと大仰になるように練ったほうがいいかも。

・仮面
目許を隠す仮面から、顔全体を覆う仮面までいろいろある。
顔全体のほうだと思った読者は、口角の描写に「あれ?」と思うだろう。
そういうのを描写で潰しておくのも作家の仕事。

・状況
宮田の混乱を考慮してもどういう状況なのかが弱すぎる。
「広い部屋に」「何人もの男女が」は混乱の内側から外して、ちょっと厚めに表現を取っておくとか。
それができてないせいでポッと出の今風の男が浮いてしまっている。

・かたさ
急ぎ足で視野が狭い。余裕がない。
ついでに身体表現一辺倒になりがちで変化に乏しい。
144イラストに騙された名無しさん:2013/09/18(水) 01:36:32.20 ID:p0rmNd+I
>>140
>仮面男は顎を下げながら胸に手をあて、慈悲を乞うような仕草をした。

この部分がよくわからない
片手を胸に当てて、軽く頭を下げる礼ってのがあるけど、そういう感じの動作でいいのかな?
だとすると、それを「慈悲を乞うような仕草」とするのは、何か変な感じがする

この仮面男は、執事のような外見と丁寧な言葉遣いが特徴なんだから、
その動作にも、どこか優雅さのようなものがあるはず
優雅な動作と、不気味な雰囲気が合わさることにより、本来は敬意を表すはずの仕草が、
人を小馬鹿にしているかのように見えるんじゃないのかな
145イラストに騙された名無しさん:2013/09/18(水) 01:49:11.79 ID:Cy/Vo9LN
慈悲を乞う流れでもないんだよね。セリフもそう。
つまりこの場面で仮面男は慈悲を乞うているわけではない。
>>140が、それを「慈悲を乞うときにする礼(必ずしも慈悲を乞うときにだけするわけではないが、そういう場面でよく見られる礼)」だと認識していたからそうなったんだろう。
だから「ような」なんだろう。不適切表現だね。
146イラストに騙された名無しさん:2013/09/18(水) 05:21:50.35 ID:YT4CT3CD
>>137
いくつか気になる点がある

1つ目
寝ているところを殴られ、「鈍い痛みが走」り、「急の衝撃に吐きそうにな」ってるのに、
「重い瞼を上げる」というのは、かなり不自然
そんなことをされたら、普通の人は、一気に目が覚めるだろうし、殴られた場所を抑えて
悶絶するぐらいするだろ

2つ目
兄と妹の位置関係がよくわからない
「瓦割りを終えた格闘家のような姿勢」ということは、足を肩幅ぐらいに開き、
腰を深く落として、片方の拳を真下に突き出している体勢ってことだろうけども、
そんな体勢で、妹はどこにいるの?
寝ている兄を跨ぐようにしているのか、寝ている兄の横に立っているのか、
それとも、寝ている兄の枕元にいるのか

3つ目
2つ目と関連するが、そんな体勢でいるということは、妹の顔の位置は
かなり低い位置にあるということ
その位置から兄を「無言で睨みつけてくる」ということは、寝ている兄の顔の位置と
かなり近くに妹の顔があるはず
殴られて目が覚めて、いきなり人の顔が目の前にあれば、もっと驚いてもいいはずなのに、
それに対して何の反応もないの?

この兄は、痛みにも驚きにも鈍感な人間なの?
147イラストに騙された名無しさん:2013/09/18(水) 20:58:42.30 ID:NLM9raGg
>>140です
みなさん細かいとこまで見て、批評をつけてくれてありがとうございます。
状況を相手に伝える描写の不足、あとは自分が頭の中で考えてた光景をうまく文章に伝えられていないなどが、改めて分かりました。
もう少し推敲を重ねて、読みやすいような文章を書けるように精進します!
148イラストに騙された名無しさん:2013/09/18(水) 21:16:52.06 ID:dxhk5jWy
>>146
自分の頭の中にある情景が上手く文にできていませんでした。まっさらな読者の気持ちになって読むと、確かにおかしいですね……
ありがとうございます、参考になります。
149 ◆1I2LKIyqHs :2013/09/18(水) 21:18:53.82 ID:dxhk5jWy
あ、>>139さんでした、安価ミスすみません
>>146さんは、凄く細かくアドバイスありがとうございます。さっそく推敲に取り掛かかります。
150イラストに騙された名無しさん:2013/09/18(水) 23:22:07.91 ID:qWvF9TC2
1.
>「――きて」
>何も見えない。光一つない暗闇の世界、何者かの声が聞こえる。
>「――おきて」
>声は段々と近づき、次第に世界が揺れだす。
>「――とっとと起きろ、このクソ兄貴!」

「きて」……来てだと思われるだろうか。
いやでも次に――「おきて」を入れてあるし、こういうパターンはよくあるから読者にも分かってもらえるか。
いややっぱり紛らわしいかもしれない、この前にさらに「て」を付け加えてみたらどうだろう。

2.
>「――て」
>【何か地の文】
>「――きて」
>何も見えない。光一つない暗闇の世界、何者かの声が聞こえる。
>「――おきて」
>声は段々と近づき、次第に世界が揺れだす。
>「――とっとと起きろ、このクソ兄貴!」

くどすぎるか?
一音ずつ規則正しく増えていくというのもぼんやりした夢うつつの状況らしくないが、「おきて」は三文字だからこれ以上うまく分けられない。
「おきて」自体を変える? それは嫌だなぁ。
というかぼんやりした状況であることは「きて」の分かりやすさよりも優先するべきなのか。
それは当然優先するべきである。ならやはりこのまま採用することはありえない。
151イラストに騙された名無しさん:2013/09/18(水) 23:26:19.33 ID:qWvF9TC2
ならば1.の「きて」を「て」にしてみるというのはどうだろう。

3.
>「――て」
>何も見えない。光一つない暗闇の世界、何者かの声が聞こえる。
>「――おきて」
>声は段々と近づき、次第に世界が揺れだす。
>「――とっとと起きろ、このクソ兄貴!」

1.と比べて「おきて」がやや唐突かもしれないが、それゆえにいいこともある。
ここで初めて「おきて」が完全な単語として聞こえたわけであるから、夢からハッと覚める感覚を表現できるメリットが発生する。暫定採用。
しかし最終的には妹の攻撃で起きるのであるから、ここでハッと覚める必要はないのではないか?
一応声掛けで目は覚めたが攻撃を避けるのには間に合わなかったということにしてもよいか。
当然よいが、その場合は以降も書き直せねばならない。そこはちょっと面倒くさいので保留にしよう。
待った待った。そもそもふたつ目のセリフは「おきて」でなくてもいいのではないか?
何故なら三つ目のセリフが「とっとと起きろ」であるから。ここまで引っ張っても別に構わないのでは?
そのほうが起きているんだか寝ているんだか分からないぼんやりした感じを強化できるではないか。
152イラストに騙された名無しさん:2013/09/18(水) 23:27:36.33 ID:qWvF9TC2
4.
>「――て」
>何も見えない。光一つない暗闇の世界、何者かの声が聞こえる。
>「――きて」
>声は段々と近づき、次第に世界が揺れだす。
>「――とっとと起きろ、このクソ兄貴!」

いや4.は没以外ありえない。
妹は最初は丁寧に起こそうとして「おきて」と言っていたのが、起きない兄に業を煮やして「起きろ」と乱暴になっているということが大事なのだから
むしろ「おきて」→「起きろ」でなくてはならない。
……ただし、この妹の豹変っぷりをもっと分かりやすく描くようにするというのは悪くないかも。でもそうなると大工事になるな。保留で。
では1.と3.ならどちらがいいだろう。悩ましい。
ここまでだらだら考えてみたけど、やっぱり1.かな。出だしはちょっと余裕があったほうがいい気がするし。



とざっとこんな感じの思考を繰り返せば推敲できるよ。
というかこれくらいはできなきゃだめ。
天才以外はみんなこんな感じでゴチャゴチャ考えて文章を錬っているはず。
153 ◆1I2LKIyqHs :2013/09/19(木) 07:28:18.62 ID:VatqUOje
おお……凄いです、そんな方法があったんですね!!
成る程、物凄く参考になりました。今回この作品が初なので、MFかどこか評価シート頂ける所の賞に出そうと思っています。
ありがとうございました、早速その方法で推敲していきます!!
154イラストに騙された名無しさん:2013/09/19(木) 17:56:53.12 ID:qiwYd1Ek
方法じゃないよ。
これは(お前が将来的に一人でできるようになるべき)思考の流れを無理矢理文章化しただけ。
「おきて」という台詞の扱い一つとっても、みんなこれくらい頭の中で考えてやってくる。
変なところや物足りないところに気づき、添削を提案し、前後を整え、また読者の視線に戻ってみて、自分の意図を確認し、どうするか決める。
その上で地の文もいじったり、例で俺が保留にしたことに挑んだり、全体の整合性やバランスを取ったり、オリジナリティを出したりしてるわけ。
もちろん勢いまかせに書いて一通り完成させるスキルも超大事だけど、それだけではそういうライバルたちと戦えないだろ。
155イラストに騙された名無しさん:2013/09/19(木) 18:48:38.50 ID:Wb+4GVWk
私も「方法」という単語に違和感を感じてた
思うに>>153は言葉や文章に対する真摯さのようなものが
少々足りないような気がします
あまり深く物を考えないで単語や言い回しを選んでいるような

それは先に上げた文章からも感じられる
小説らしい言い回しをしようという「狙い」や、TVやネット、小説などで
過去に見られた表現やノリなどをなぞっただけの、「こうやるんだろう?」
という空気が読み取れて仕方がありません
むろん、先人に倣いそれを取り入れることは悪いことではありませんが
それ以上に、「自分の書きたいもの」や「自分の表現したいこと」を読んでくれ
という気持ちみたいなものを感じさせて欲しい

ラノベというと兎角文章の稚拙さをあげつらう向きもあるけれど
「うりゃああああああああああああ」と彼は突っ走った
でもいいんです
大事なことは、それが自分の伝えたい表現なのか?と
それで相手(読者)に伝わるのか?なのです
まずはそうやって書き、それから技術を上げていくべきです
156イラストに騙された名無しさん:2013/09/20(金) 00:57:51.57 ID:nRr0G5Lp
>>155に全くもって同意するが、◆1I2LKIyqHsは別に「こうやるんだろう?」とまでは思ってないと見た。
彼は彼なりに本気なんだと思うよ。

ただ、その本気っていうのはさ、まだベッドの中の無邪気な妄想だよね。
アニメかラノベかいつかどこかで誰かが先にやった好きな場面を引き写して、それを自分のキャラでやってみたってだけ。
そこに◆1I2LKIyqHsはいない。まだ“自分”がないんだ。
いると思っているならそんなものはまやかしだから忘れろ。

「伝えたい表現」というと難しいかもしれないが、
「これが最高に好き。これがやりたい」っていうのはあると思うから
その気持ちが欲しい。
157イラストに騙された名無しさん:2013/09/20(金) 02:30:01.49 ID:aGcF4LTj
「私があなたの為に泣かなければ、誰があなたの為に泣いてくれるっていうの」
エリーは目に浮かんだ涙を拭う。だけれど、泣き止む気配は全くない。
「やめてくれ」
俺が歩き出すのに合わせて古びた剣ががしゃりと音を鳴らした。
「着いてくんな、って言ってるだろうが」
「やだ。あなたが帰るって約束するまでは離れない」
その声にどうしようもなく苛立ってしまって、後ろを振り向く。エリーが真っ赤な目を見開いて驚いている。
その何とも落ち込んでいる様子に、俺は思わず言おうとしていた言葉を飲み込んだ。
決して、頭一つ分小さい女の子が泣いているせいではない。決して。
「ハルは下衆よ。嫌われ者よ。だーれからも好かれてない。だから、こんな汚れ役をすることになったんだから」
言葉の途中でエリーが思いっきり鼻をする。
「あのー、それって悪口だよな?」
「そうよ。だから、私が泣いてあげるの」
エリーとは俺がこちらの世界に来てからの付き合いだ。長くはないけれど、意地っ張りなこの子の性格はよく分かっている。
そして、エリーも俺の性格は分かっているのだろう。嘘になるかもしれないことを言いたくはない。
頬にかかっている金色の巻き毛をそっと除ける。エリーが俺を見上げた。
「エリー、必ず帰ってくる」
だから、最後に一度くらい嘘を着いたっていいじゃないか。


お願いします。
158イラストに騙された名無しさん:2013/09/20(金) 07:54:50.36 ID:Ctdj960E
成る程、確かにその通りです。
一からやり直してみます、ありがとうございました
159 ◆1I2LKIyqHs :2013/09/20(金) 07:57:32.25 ID:Ctdj960E
>>158>>155です
>>156はい、本気で書いたつもりですが、自分を投影してはいませんでした。
次からは文がどうとかあまり気にせず、素直な気持ちで伝えたいこと……というか妄想を書き綴ってみます。ありがとうございました。
160イラストに騙された名無しさん:2013/09/20(金) 09:46:30.14 ID:TNiUaM95
>>157
悲壮な覚悟で戦地に赴こうとする男と、それを引き留めようとする女
この2人の会話ならば、もっと間を使った方がいいような気がする

>「私があなたの為に泣かなければ、誰があなたの為に泣いてくれるっていうの」
>エリーは目に浮かんだ涙を拭う。だけれど、泣き止む気配は全くない。
>「やめてくれ」
>俺が歩き出すのに合わせて古びた剣ががしゃりと音を鳴らした。
>「着いてくんな、って言ってるだろうが」
>「やだ。あなたが帰るって約束するまでは離れない」

↑これだと、男が歩き出してからすぐに振り向いたように読めるけども、
それだと、いくらなんでも「絵にならない」ので、

>「私があなたの為に泣かなければ、誰があなたの為に泣いてくれるっていうの」
>エリーは目に浮かんだ涙を拭う。だけれど、泣き止む気配は全くない。
>「やめてくれ」
>俺が歩き出すのに合わせて古びた剣ががしゃりと音を鳴らした。
>その背後から足音が一つ。
>「………」
>「………」
>「………」
>「……着いてくんな、って言ってるだろうが」
>「やだ。あなたが帰るって約束するまでは離れない」

↑これだけで、男の後ろに女が無言で付いて歩いてることがわかり、
その状態がしばらく続いてるからこそ、
「その声にどうしようもなく苛立ってしま」うのだということもわかるはず

こういった無言の間を挟むことによって、複雑な心情を表現することができることもある
書くことに必死になるのはいいけども、書かないことでしか表現できないこともあるはずなので、
それを意識してみるといいかもしれない
161イラストに騙された名無しさん:2013/09/20(金) 10:07:13.53 ID:TNiUaM95
あと、気になったのが

>頬にかかっている金色の巻き毛をそっと除ける。エリーが俺を見上げた。

これは、誰が誰の「金色の巻き毛をそっと除け」たの?
男が男の「金色の巻き毛をそっと除け」たのか、女が女の「金色の巻き毛をそっと除け」たのか、
それとも、男が女の「金色の巻き毛をそっと除け」たのか

歩いてる男の後ろを、女が付いて歩いてたんだから、2人の間には数歩の距離があったはず
なのに、その距離を詰めたという描写がないということは、男が女の「金色の巻き毛をそっと除け」ることはできるはずはない、
ってことになるが、それだと「絵にならない」ので、

>俺はエリーのもとに歩み寄り、頬にかかっている金色の巻き毛をそっと除ける。
>エリーが俺を見上げた。
>「エリー、必ず帰ってくる」
>だから、最後に一度くらい嘘を着いたっていいじゃないか。

2人の間に横たわる数歩の距離というのは、物理的な距離としてだけではなく、
心理的な距離でもあるはず
その距離を詰めて、直接触れ合うということは、2人の関係性が変わったということなんだから、
それを表現するためにも、もう少し工夫してもいいと思う

具体的には、そのままキスを交わすなり、無言で抱き合うなり、頭を撫でてみたりといった、
その2人が今までにしたことがないであろう行動をとらせれば、2人の新しい関係性を示せる
どんな方法を取るにしろ、この別れのシーンの締めに相応しい、「絵になる」光景になるのではないだろうか
162イラストに騙された名無しさん:2013/09/20(金) 18:15:35.33 ID:wyZSSeW2
>>159
ごめん。俺が余計な口を挟んだのが悪かったと思うんだが、いまいち理解していないようだな。
もう俺の言ったことは全部忘れていいから、

>大事なことは、それが自分の伝えたい表現なのか?と
>それで相手(読者)に伝わるのか?なのです

これだけは書く前書く時書いた後に真剣に考えてみろ。
脱線したけど俺の言いたいことも究極的にはこれだから。
163イラストに騙された名無しさん:2013/09/20(金) 18:38:38.55 ID:wyZSSeW2
>>158
またえらい変な抜き出し方をしてきたなw

中の下くらいかな。
一文一文の感じで見ればちょっとぎこちないけど読みやすい、感じのよさがある。
でも全体ではわけわからん。

質問なんだけど、「古びた剣」は男の剣なのか? 女の剣なのか?
164イラストに騙された名無しさん:2013/09/20(金) 18:39:31.77 ID:wyZSSeW2
アンカミスったすまん。
>>157
165イラストに騙された名無しさん:2013/09/20(金) 19:12:49.82 ID:fxw/O8NL
現役か編集か それ以外だとしたら玄人()にしか意見出せないようなスレで
こうもポンポンと意見出て来るってことは現役、編集の2ch率を裏付けてるな。三木や杉井は氷山の一角というか。
流石にこんな板違いのスレに玄人()が迷い込んでくることもないだろうし。
まあ何が言いたいって 2chじゃなくて専門の掲示板なり作ってそこでやった方がいいような。
ここまでズラッて読んでると良い新人育成になってる
……ような気がする。
166イラストに騙された名無しさん:2013/09/20(金) 20:29:39.37 ID:s3CVcjhF
俺ならこう書く
============================================

「私が泣かなければ、誰があなたの為に泣いてくれるっていうの」
 エリーは目に浮かんだ涙を小さな手の甲で何度も拭う。けれど泣き止む気配は全くない。
「やめてくれ」
 俺が歩き出すのに合わせて腰の古びた剣ががしゃりと鳴った。
「着いてくんなって言ってるだろうが」
「やだ。帰るって約束するまで絶対離れない」
 人の気も知らないで。俺は苛立ちに任せて睨みつけるように振り返った。エリーはそんな俺の表情を見て慌てて自分も立ち止まる。
 そんな彼女の様子を目の当たりにした俺は思わずぶつけようとしていた言葉を飲み込んでしまった。
 決して頭一つ分自分よりも小さな女の子が泣いているせいなんかではない。断じて違う。
「いつまでこんなことやってるのよ、みんなハルに押し付けてるだけでしょ?ハルがこんな汚れ役することないじゃない」
 涙と鼻を何度も擦り上げながらエリーが訴えかけてくる。
「あれ、俺ってそんなに街の連中から嫌われてる?」
「そうよ。だから私が泣いてあげてるの」
 エリーとは俺がこちらの世界に来てからの付き合いで、長くはないがそれでも彼女のことはそれなりに分かっているつもりだ。
 そしてそれはエリーも同じだろう。俺が嘘をつけない男であることなど百も承知しているはずだ。
 涙で頬に張りついた金色の巻き毛を、そっと指先で除けてやる。エリーが俺を見上げた。
「エリー、必ず帰ってくる」
それでも最後に一度くらいは嘘を着きたかった。
それでも最後に一度くらいは嘘を着いてやりたかった。

============================================
セリフに手を加えたくなかったが、一部意味が分からない部分があり勝手に改変
そのため、キャラ設定や物語が変わってしまっている可能性あり
167イラストに騙された名無しさん:2013/09/20(金) 22:41:22.58 ID:QwWP5ERF
157です。
ありがとうございました。参考になりました。
特に「心の距離」と「実際の距離」はとても勉強になりました。
ぜんぜん意識してなかったのですが、比喩として組み入れるとぐーんと良くなりそうですね。

あと、金色の巻き毛を除けるについて
言われるまで気がつきませんでした。
自分の中では男が女の髪を除けるというつもりで書いたのですが、分かりにくいですね。
気をつけるようにします。

古びた剣について
男の持っている剣です。

166さん
改変すると随分雰囲気が違いますね。
特にセリフの部分が分かりやすいです。
ただ個人的にはラストがくどいかなと。

携帯からなので簡潔になりますが、以上です。
たくさんの感想をありがとうございました。
168イラストに騙された名無しさん:2013/09/21(土) 02:49:29.40 ID:nFzk51sr
撤収すんの早ぇw
いいけど
169イラストに騙された名無しさん:2013/09/21(土) 17:59:43.30 ID:/B24EMk1
お題くれないか?
あんまり長く書く余裕はないけど
170イラストに騙された名無しさん:2013/09/21(土) 18:09:48.90 ID:2oYXuIVN
>>169
・三日月
・靴ひも
・深海魚

三大噺で書くのならばこの三つを、書かないのならばこの中の一つを選んで書いてね
それじゃ頑張ってね
171イラストに騙された名無しさん:2013/09/21(土) 18:14:35.25 ID:/B24EMk1
ありがと。
やってみる。
三大噺ってどの程度盛り込まないといけないとかある?
きつそうなら選ぶから。
172イラストに騙された名無しさん:2013/09/21(土) 18:42:35.36 ID:/B24EMk1
……訊き方が悪かった
三題噺のお題というものは、たとえば最悪の場合「今夜は三日月だ」とか「いつのまにかほどけていたらしい靴ひもを踏んでしまった」とか
適当な一文で済ませてしまってもいいのかという質問
もちろんそれぞれ機能させられるならそれに越したことはないけど
173イラストに騙された名無しさん:2013/09/21(土) 18:47:36.33 ID:/B24EMk1
……と思ったが良く考えなくてもそんなのいいわけないわなw
聞かなかったことにしてくれ。
174イラストに騙された名無しさん:2013/09/21(土) 18:59:45.59 ID:2oYXuIVN
>>172
その程度の使い方でも問題ないよ

例えば、

>三日月の夜に砂浜に打ち上げられていた深海魚の姿は、まるで擦り切れた靴ひものようだった

とかでもいい

ようは、その3つのキーワードを使ったうえで、物語として完結しているかどうかが重要で、
それが意外性があって面白ければ、なおポイント高し、って感じかな

難しく考えるよりも、まずは書いてみるのが一番いいのはないかと
175イラストに騙された名無しさん:2013/09/21(土) 19:15:22.55 ID:Y5y0jOaL
>>170
169じゃないけど、混ぜてもらっていい?
楽しそう
176イラストに騙された名無しさん:2013/09/21(土) 19:17:13.98 ID:Blz9hl7Y
三日月さんと靴ひも君は、今日も深海魚ちゃんと踊っていたんだ。ねえ、僕も混ぜてよ。
177イラストに騙された名無しさん:2013/09/21(土) 19:18:14.84 ID:qBcvaS9b
ざ、ワールド……
178イラストに騙された名無しさん:2013/09/21(土) 19:31:05.36 ID:2oYXuIVN
お題を出すだけじゃ何なので、俺も考えてみた

>三日月の夜に砂浜に打ち上げられていた深海魚の姿は、まるで擦り切れた靴ひものようだった

↑こんな一文からはじまり、↓こんなオッサンを主人公にした物語

仕事に疲れた50代サラリーマン
時折無性に死にたくなって、夜中にふらりとさ迷い歩くことがある
それでも、会社に残してきた仕事が気になって、死ぬ決意ができない

ある三日月の夜のこと、砂浜に打ち上げられていた奇妙な姿をした魚を見つける
途中で他の魚にでも食われかけたのか、その体は傷だらで、まるで擦り切れた靴紐のように見えた
ウナギをさらに細くしたような胴体と、長く突き出した細い顎という特徴を手掛かりにスマホで検索し、、
その魚がシギウナギという種類の深海魚だと知る
この魚は、深海を波に流されながら漂い続け、長い口に引っ掛かった小さなエビを食べて生きている
そんな消極的な生き方と、この年までなんとなく生きてきた自分自身の姿を重ね合わせ、
悲嘆に暮れながら砂浜で眠りに落ちてしまう
そんなオッサンにでも朝は訪れ、やがて目覚めたオッサンは、いつものように満員電車に揺られながら、
今日もまた仕事に励むのであった

と、こんな感じで物語のあらすじを決めてしまって、あとはそれに従って書いていくだけなんだけど、
残念なことに、俺には文章を書くという才能があまりないらしく、このあらすじを小説としては表現できないんだよね
なので、拙いながらも、自分の言葉で書こうと努力している人を見ると、正直言って羨ましい
179イラストに騙された名無しさん:2013/09/21(土) 19:33:25.41 ID:DYZ4UKYN
私も参加したいですね
よかったら発表の期日を決めませんか?
期日を決めておけばネタが被ろうとも偶然だと割り切れますし面白いかと

提案として、日曜日中に書くとして23日の月曜になった直後から
UP解禁でいかがですかね?
180イラストに騙された名無しさん:2013/09/21(土) 19:34:09.98 ID:DYZ4UKYN
はやっ、もうUPされてた
期日の件、聞き流して下さい
181イラストに騙された名無しさん:2013/09/21(土) 19:36:49.23 ID:2oYXuIVN
>>180
俺が書いたのは、ただのあらすじだから、ノーカウントってことにしといて

何人かが参加するとすれば、ある程度は期日を区切った方がいいと思うので、
書いてみたいという人がいれば、この3連休の間に頑張って下さい
一読者として、ひっそりと応援してます
182イラストに騙された名無しさん:2013/09/21(土) 19:38:43.48 ID:1zH5G1xF
いや、いいんじゃない?
>>176は宮○賢治?ラノベらしくないし>>178はあらすじだし
本文うpならWord縦書きをpdf化して
期日は23日0時解禁 ってこととかにして
183イラストに騙された名無しさん:2013/09/21(土) 19:44:05.66 ID:sGfgbkqo
>仕事に疲れた50代サラリーマン
ラノベの主人公は絶対に無理だなw
しかも山も落ちもないとか

ラノベ作家になりたい奴が文章を晒すだけのスレだから
内容がラノベじゃないといけないって訳でもないんだろうけど
184イラストに騙された名無しさん:2013/09/21(土) 20:00:46.98 ID:DYZ4UKYN
では横から仕切るようで恐縮ですが
一応の期日として23日0時解禁と致しましょう
ただしこれは個人の勝手ルールということで
これに乗りたい人だけご自由にどうぞということで
185イラストに騙された名無しさん:2013/09/21(土) 20:08:42.60 ID:/B24EMk1
粗筋は組み上がったけどさ、俺は三連休じゃないんだよね……
悪いけど努力目標ということで
186イラストに騙された名無しさん:2013/09/21(土) 21:13:47.23 ID:sGfgbkqo
>>170
いつもは感想だけだが、たまにはってことでちょっと書いてみた
メモ帳で書いただけなので、いい加減です
続きは考えていない

水田に囲まれた夜道をのんびりと歩く。何気なく空を見上げると、朧に浮かぶ三日月が綺麗だ。
俺、水無月大和は私立深海魚学園2年、帰宅部所属、テストの順位はぴったり中間、運動神経も平均的、容姿は平々凡々という、端役にすらなれそうにない無個性な男である。って、自分で言いながら虚しくなってきた。
そんな俺がなぜ夜道を歩いているのか、それは学祭の準備が長引いて帰宅時間が遅れたからという、これまたつまらない理由である。
はぁー、何か突拍子もない事が起こって、俺を非日常に連れ出してくれないだろうか。
そんなのあるわけねー、自分にツッコミをいれながら歩いていると、電信柱の下に佇む人影が目に入った。
街灯は蛍光管の寿命が近いのか、ジジッという不快な音と共に点滅を繰り返している。
こんな夜中に何をしているんだ? 興味を引かれた俺は、何気ない風を装いながらも、すれ違いざまにその人物の方をちらりと覗いた。
一人だと思っていたが、どうやら二人のようだ。抱き合っているようにも見える。
おいおい、まさかカップルでキスでもしてんのか、リア充は死ね。
むかついたから、正面からガン見してやるぜ。虫の居所が悪かった俺は、立ち止まってじっと目をこらしてみた。
……え?
187文字制限で収まりきらなかったので続き:2013/09/21(土) 21:15:41.81 ID:sGfgbkqo
「おいおい、冗談だろ……? 映画の撮影か何かか……?」

信じられない光景だった。いや、脳が現実であると認識することを拒否している。
だが、それも仕方の無い事だと思う。目の前で人が死んでいて、あまつさえ喰われているのだから。頭からボリボリと。
映画の撮影なのかと疑いたくなるのも当然だ。しかし、こちらまで漂ってくる血の臭いは、作り物とは到底思えない。
足がすくんで動けない。落ち着け俺! と、とりあえず状況判断だ。
端的に説明するとこうだ。一人がもう一人の人間の両肩を掴んで、頭からボリボリ咀嚼しています。うん、わけがわからない。
俺の存在に気づいたのか、咀嚼していた人物が囓るのをやめて、こちらにゆっくりと顔を向けた。
……その男はスーツ姿で、背丈も俺と同じ170cmほどだ。そこだけ見ればごく普通の人間だが、決定的におかしな部分がある。顔が人間のものではなかったのだ。
極端に大きな頭部、爛々と光る目は丸く、ぱっくり開いた口は下あごが突き出ている。覗いた歯はギザギザで赤く染まっている。例えるなら深海魚のような顔立ちだ。
両肩を掴まれた……喰われている方は女性らしき身体だが、首から上はすでに無い。

「う、うわああああああああああああああああああ」

恐怖が臨界点に達した俺は、叫び声を上げながらまっすぐに駆けだした。その瞬間、ぶちっと靴紐が切れる感触が伝わってくる。
188イラストに騙された名無しさん:2013/09/22(日) 11:10:44.57 ID:C6pfRtaz
いくらなんでも、これは続きが気になるだろ
靴紐が切れてからどうなったんだ?
189イラストに騙された名無しさん:2013/09/22(日) 13:03:37.49 ID:C6pfRtaz
三日月の夜に砂浜に打ち上げられていた深海魚の姿は、まるで擦り切れた靴ひものようだった。

私の名前は高畑秀夫、どこにでもいるような平凡なサラリーマンである。
最近は風邪をひいても治りにくく、健康診断の度に血糖値とコレステロール値が気になり、
新聞を読むのに老眼鏡のお世話になることも多くなった。
健康面では同年代の男性諸氏と同程度の些細な悩みを抱えてはいるものの、これといった大病もなく、
概ね健康と言えるだろう。
だが、体が健康であっても、心が健康であるとは限らない。
無性に死にたくなることがあるのだ。
50も半ばを過ぎる年齢になると、そろそろ人生の終焉を意識せざるを得なくなるのは仕方がないことである。
父が肺がんを患い亡くなったのは、58歳の初秋だった。
あと数年もすれば、私も58歳になってしまう。
その58歳という年齢が、私にとってのタイムリミットであるかのように思われるのである。
病魔に襲われ、体と心を蝕まれながら死んでいった父の姿を思い出すと、その前に自分で……、などと恐ろしい考えを抱くこともあり、
夜中にうなされながら目覚めると、近くの海岸をふらりとさ迷い歩いてしまうこともある。
死に場所を探しているうちに、夜風で頭を冷やされて、会社の机に山積みされた書類のことを思い出してしまい、
あの書類は誰が処理してくれるのだろうかとか、月締めが近いからまた書類が増えるだろうなとか、
余計な仕事を増やして同僚に迷惑をかけてしまうだろうなとか、そんなことを考えているうちに朝になってしまう。
要するに、私は死ぬ覚悟すら持てない、ただの小心者なのである。
190イラストに騙された名無しさん:2013/09/22(日) 13:04:11.35 ID:C6pfRtaz
そんなある夜のこと。
いつものように夜中に目が覚め、いつものように海岸沿いを歩いていた私は、波打ち際に奇妙な魚のようなものを見つけた。
魚のような、というのは、その奇妙な姿が私の知るどの魚の姿とも合致しなかったからである。
体長は1メートルほど、ウナギをさらに細くしたような胴体と、細く長く突き出した口とをしていた。
その特徴を手掛かりに、スマホを使って検索してみると、その魚のようなものはシギウナギという種類の深海魚らしい。
職場の若い連中に勧められるままに機種変更したスマホだが、こういう時はなかなか便利である。
水深300mから2000mまでの深海に生息しているはずの魚が、なぜこんな場所にいるのだろうか。
改めてその奇妙な姿を観察してみると、体は傷だらけだった。
他の魚に食われかけたのか、あるいは海鳥にでも突っつかれたのか。
ピクリとも動かず、三日月に照らし出されたボロボロの体は、なぜだか擦り切れた靴ひもを連想させた。
そんなボロボロの姿を見つめるうちに、これまでの自分の人生を思い返してしまう。
誰にも気づかれることなく深海を漂い、誰かに気づかれるのは死んで砂浜に打ち上げられてから。
このまま自分が海に飛び込んだとして、どこかの海岸に流れ着くのは、はたして何日後のことか。
流れ着いたとして、私の亡骸は誰かに見つけ出してもらえるのだろうか。
あるいは、流れ着く前にサメの腹にでも収まってしまうのだろうか。
死ねるものなら、私も死んでしまいたい。
なのに、私には死ぬ覚悟すらなく、なんとなく毎日を生きているだけで、50の半ばまで生き永らえてしまった。
この奇妙な魚は陽の光が届かない深海で、少ない餌を求めながら、必死に流されながらも生きてきた。
深海魚にすら劣る自分の人生には、一片の価値も見い出せない。
目の前に「死」という現実を突きつけられてしまうと、自分の「死」をも意識してしまい、深い泥沼にはまり込んでしまう。
泥沼でもがき苦しむうちに、いつしか私の意識は途絶えてしまった。
191イラストに騙された名無しさん:2013/09/22(日) 13:05:46.19 ID:C6pfRtaz
腹の上にのしかかるずっしりとした重みを感じて、固く閉じた瞼をこじ開ける。
目の前には黒い毛むくじゃらの体と、すべてを見通すかのような金色の瞳。
この辺りに棲み付いている野良ネコのヤマトだ。
ヤマトというのは、私が勝手に名付けただけで、特に深い意味はない。
野良ネコのくせに、誰彼構わずにまとわり付き、あちこちの家に上がり込んでは、餌を与えてもらっているようで、
丸々と太った体をしている世渡り上手なネコである。
そのヤマトが、砂浜で眠っていた私の上に陣取り、のんびりと毛づくろいをしていた。
そのリラックスした姿に小さな笑みをこぼし、ふと傍らを見ると、あの深海魚の姿がなかった。
反対側も見るが、そこにもない。
寝転がった体勢で首を左右に巡らしてみても、見える範囲にはそれらしき姿はない。
深海魚の姿を探して起き上がろうとするが、リラックスタイムを邪魔されたヤマトが不満げな声で鳴いた。
ゴメンね。
ヤマトに謝ろうとして、そこで気付く。
今は何時だ?
慌てて胸ポケットからスマホを取り出すのとほぼ同時、けたたましい電子音が砂浜に鳴り響き、ヤマトは驚いて走り去ってしまった。
この音がするということは、6時ちょうど。
そろそろ身支度をしないと、朝の通勤ラッシュに巻き込まれてしまう。
まずは家に戻ってから顔を洗い、朝食は会社についてからパンで済まそう、などと考えながら砂だらけになった髪の毛をかきむしる。
そして思うのだった。

また「今日」が始ってしまった、と。
192イラストに騙された名無しさん:2013/09/22(日) 13:08:02.54 ID:C6pfRtaz
>>178だが、俺もとりあえず書いてみた
なんとか形にはしてみたけど、無駄に長いだけ
もう少しシンプルに書けたかなと、反省したりしつつ、自分の文才のなさを再認識する
自己評価は10点満点で3点
193186:2013/09/22(日) 16:12:28.55 ID:zzl41hHD
>>188
すまんw
即興で書いただけなので、何も考えていなかった
とりあえず、三日月と深海魚と靴紐を登場させればいいや的な
多分、続きを書くなら退魔物のちょい暗めなラノベになると思う
主人公の名前を深海魚太郎にしようかと思ったけど、何とか思いとどまった

ついでに>>189の感想
主人公の設定が、あまりにリアル過ぎて吹いた
おっさん死ぬな
内容がラノベじゃないから、何ともいえないが文章は問題ないと思う
文学賞とかそっち系統だね

しかし、推敲すればするほどアラが見えてくるものだね
賞に送ったことはないけど、送るときは十分に推敲してからにするわ・・・
194イラストに騙された名無しさん:2013/09/22(日) 16:35:42.98 ID:ugSBsgQc
三日月くんが笑っているよ。ニヤニヤと。
靴紐くんが、踊っているよ。風さんと一緒にフワリ、フワリと。
それでね、深海魚くんが少し怖い笑顔でこう言ったんだ。
「ねえ、君もおいでよ」

僕は深海魚くんと一緒にお空を飛んだんだ。
そこは青くて、たくさんのお魚さんが踊ってたの。

ああ、楽しいなあ。
195イラストに騙された名無しさん:2013/09/22(日) 17:36:35.59 ID:DniY+ntJ
メルヘンすな

三日月ってのは、顔が細長くて、顎が尖がってて、
なんだか性格悪そうな顔に見えるのは俺だけ?
196イラストに騙された名無しさん:2013/09/22(日) 17:48:32.62 ID:DcjdTesB
ついでにいえば、昔から笑った口にも見立てられていたよ
197イラストに騙された名無しさん:2013/09/22(日) 17:54:33.25 ID:ldcc4ppH
ソウルイーターの三日月を連想しちまうw
198イラストに騙された名無しさん:2013/09/22(日) 18:48:05.80 ID:DcjdTesB
すまん、どう考えても間に合わんわこれw
199イラストに騙された名無しさん:2013/09/22(日) 20:30:18.03 ID:aJlzLSnX
間に合わなくてもいいんじゃない?

好きに書いて好きな時期に投下すればいいじゃん。
楽しむことが1番大事だと自分は思うよ。

三日月というとクロワッサンが思い浮かぶな。
200イラストに騙された名無しさん:2013/09/22(日) 20:47:20.79 ID:DniY+ntJ
「三日月」さんという国会議員がいるので、
人名で「三日月」のお題をクリアするのもありかな

「三日月」さんが右手に鎌を、左手にクロワッサンを持ち、
族議員どもをバッタバッタとなぎ倒す冒険活劇とか
……さすがに、それはないな
201イラストに騙された名無しさん:2013/09/22(日) 21:05:23.59 ID:aJlzLSnX
>>200
何それ楽しそう
202イラストに騙された名無しさん:2013/09/22(日) 21:22:32.70 ID:Q2RA7PIE
間に合わなくても良いと思うよ。
これがプロだったら原稿のとれない作家として早速ボツ食らうけど、ここはラノベ作家になりたい人が文章力を晒すスレだから。
>>199の言うとおり楽しむことが大事。
だから、>>200の物語も良いと思う
ラノベっていうものは自分の書きたいこと、要は妄想を書き綴るものだから。
読む人がその妄想に浸れる文章にしないといけないけどね。
203イラストに騙された名無しさん:2013/09/22(日) 22:46:09.78 ID:pf6DuRdu
お題とか関係なく晒し待ってるよ

感想が欲しい場合は、感想歓迎みたいな一言があった方がいいんだろうか
考えてみたら単に投稿しただけじゃ、コメントはつきにくいよな・・・
204イラストに騙された名無しさん:2013/09/23(月) 01:18:52.96 ID:AHMKNM8J
俺も書いてみた
============================================

「それで、ここに至る……と?」
 銀色に輝く体表を持つ少しグロテスクな顔をした魚、いわゆる深海魚は話に
合いの手を入れた。
 元々深海魚は話し相手にそんなに興味があった訳ではない、暇だったし見る
からに奇妙な奴だったから声をかけたに過ぎなかった。独特な姿をした連中が
住むこの深海界隈、少しばかり珍妙な姿をした者を見かけたとしても気にも留
めない。ただ少しばかり彼の姿はそこから逸脱していた。どう形容したらいい
のだろう?あえて表現するとしたら『線』、深海魚にはそれ以外に相応しい言
葉を思いつかなかった。
 彼、深海魚の話し相手は自らを靴ひもと名乗った。
「そうそう、気がついたら海底のここにいたわけ。やっと船に乗り込めたと思
ったのにねぇ、運がないと言うか迂闊だったと言うか」
 靴ひもと名乗った『線』のような姿の彼は海底に鎮座する岩にもたれ掛かっ
た姿勢で深海魚に話した。深海魚にとって彼の話は面白かった。妙な姿をした
奴が岩に引っかかる形でゆらゆらと揺れており、意識がないように見えた。だ
からあまり深く考えずに「大丈夫か?」と声をかけたに過ぎなかったのだが、
気がついた彼の話を聞くうちに、どんどんと引き込まれていったのだ。
 最初に彼は靴ひもと名乗った。靴ひも、聞きなれない言葉。すると彼は「あ
あ、そうか」と靴についての説明をしてくれた。『足』というものが生えた生
き物がこの世には存在するのだというところから。それから彼は自分が生まれ
た『山』について、その山の近くにあるという『川』について話した。どちら
も深海魚には初めて聞く言葉であり、山って何だ?川って何だ?と質問をした。
 靴ひもは話好きらしく、そんな彼の質問に面倒な素振りを見せることもなく、
ひとつひとつ説明をしてくれた。
205イラストに騙された名無しさん:2013/09/23(月) 01:20:16.24 ID:AHMKNM8J
「それで、その三日月って奴に会ってどうするんだ?」
「話を聞くのさ」
「話?」
 靴ひもはふと上を見上げると、少し間を空けてから説明を始めた。
「三日月って奴はさ、不思議な奴なんだよ。ちょくちょく姿を変えるんだ」
「ほう」
「ある時は真ん丸な姿をしていて、真ん丸だなって思ったら縮んでいくんだ」
「ここいらにもそういう奴いるぞ」
「ああ、違う違う。そういうのとは違うんだ」
 靴ひもはクネクネと体を揺らした。首を振ったようだ。
「丸くなったり、小さくしぼんだりするんだろ?そういうのとは違う。まった
く違うね。最初はそう、しぼむんだ、片側からだけね。で半分までしぼんだと
ころからが違う。何て言うのかな?えぐれて行くのさ」
「ほう」
 深海魚が心持ち身を乗り出す。
「それはあたかも何者かにかじられたかのようだよ。こうザックリとね」
 そう言うと靴ひもは自分の身体を器用に折り曲げ弧を描くような形になった。
それは正に円の殆どをガブリとかじられたかのような姿だった。
「確かに興味深いな」
「だろ?」
 深海魚に賛同されたのが嬉しかったのか、靴ひもは声のトーンを上げると同
時に岩肌から身体を離した。腰を浮かしたようだ。
「どんな仕組みになっているのか?気にならない方がどうかしてるよ。そこで
三日月のところまで行って話を聞こうってわけさ。たとえ教えてくれなかった
としても近づいて見てやればカラクリくらいは分かるだろうしさ。なのに僕っ
て奴はドジ踏んで船から落ちちゃった……。せっかくネズミの連中に頼み込ん
でやっと乗れた船だってのにさ」
 靴ひもは身体を軽く曲げた。肩を落としたようだ。
206イラストに騙された名無しさん:2013/09/23(月) 01:20:50.56 ID:AHMKNM8J
「ネズミ……、船ってのに乗る手伝いをしてくれた奴だな」
「ああ、船はネズミたちの縄張りだからね。奴らに頼むのが一番手っ取り早い
し確実なんだ。ただ警戒心の強い連中でさ、話を聞いて貰えるようになるだけ
でも随分と時間がかかったんだよ」
 靴ひもは更に身体を曲げた。
「なるほどな」
 深海魚は深く頷いてやった。話から彼が如何に船に乗るのに苦労をしたかが
窺い知れたから、その落胆にも納得がいった。
「で、これからどうするんだ?」
 深海魚の質問に靴ひもはピンと身体を伸ばすと声高に宣言した。
「ここから脱出する。そして何としても三日月のところまで行く!」
 予想した答えだった。だから深海魚も予定していた問いかけを更に投げかけ
た。
「俺もついて行っていいかな?」
 靴ひもの上部が少しだけ手前に曲がった。顔を覗き込まれたようだ。
「本気で言ってるの?君、この深海の世界から出ることは出来るのかい?途中
で倒れても僕は手助け出来ないよ?冒険ってのはそういうモンだからね」
 靴ひもは探るような声で深海魚に訊ねた。
「マッコウクジラのおっさんに相談してみる」
「マッコウクジラ?」
「ああ、流石にこの海底にまでは来ないが、少し上に行けば会える。おっさん
は海面からこの深海まで広く動き回ってるんだ。相談すれば知恵くらいくれる
だろう。それに君が海の外の世界へ戻るのを手伝って貰う事も出来ると思う」
 靴ひもの身体が更に曲がった。身を乗り出したようだ。
「本当かい!?だったら連れて行ってあげるよ。だから頼む!そのマッコウクジ
ラって奴に話をつけてくれよ」
 暗く冷たい深海の底、靴ひもと深海魚は旅の計画を練り始めた。
207イラストに騙された名無しさん:2013/09/23(月) 01:21:23.12 ID:AHMKNM8J
>>179です
切りの良いところまで書こうとして、少し駆け足になったかな
一応お題を意味のある形で取り入れる努力をしてみました
興味を持って読み進めて貰える、そんな文になっていると良いな
208イラストに騙された名無しさん:2013/09/23(月) 02:39:29.28 ID:u+436PJW
正直言って、「なんで靴ひも?」感があるな
「長くて細くて白いのだったら、うどんでもいいじゃん?」みたいな

靴ひもの飄々とした掴み所のないキャラは魅力的だし、
細い体をくねらせて動いてる姿を想像すると、なんともコミカルな光景だし、
そういった点では面白いとは思うんだけどな
もうちょっと、靴ひもならではのエピソードがあった方がいいかも

個人的には、深海魚の台詞からスッと入って行ってるのと、
最期にマッコウクジラが登場するのが高ポイント
三日月のもとに無事に辿り着けるかどうかも含めて、続きが気になる
209イラストに騙された名無しさん:2013/09/23(月) 10:29:28.63 ID:tzUXCTfc
>>202
いつからプロなら没とかそんな深刻な話になってんだよ!?
いやレス全体の趣旨はそういうことじゃないって分かってるけど、
それは今回わざわざ言及しなきゃいけないようなことなのか
210イラストに騙された名無しさん:2013/09/23(月) 13:41:29.19 ID:HkCiJrY1
というか、偉そうに語ってるけど妄想がラノベって凄い偏見
オタクは下層の趣味とか、勝手に卑下してる人間が多いのは残念だ

物書きなんて、妄想とか自慰でしかないと思ってる人間もいるんだろうがね
個人的には想像した世界を、創造してるって感覚だから、妄想だと言われるとイラッとくる

スレ違いすまん
211イラストに騙された名無しさん:2013/09/23(月) 13:59:29.63 ID:kV/+SNfq
自慰だし妄想だろw
プロにならない限りは、その9割が自己満足
世界を創造してるって…それを妄想と言いますね
212イラストに騙された名無しさん:2013/09/23(月) 15:10:27.90 ID:npVjwQ+L
まあ自慰だし妄想だね。
俺も以前、とある賞に投稿して生き延びた時に編集さんと話したけど そんなようなことで褒められたよ。書いてる本人が恥ずかしくなるような妄想を、素直に書ける人が欲しい とか何とか言ってたなあ……。
まあ結果はこのスレにいる通り、最終で落ちたんだけどww
脱線したけど、要は
捉え方は人それぞれだから妄想を「創造」って思いたい人はそう思えば良いし、そもそも「俺の作品は妄想なんかじゃない!」て言う人ならそれでもいいんじゃないの。
何にせよ、そんなくだらないことで一々反応していたら今後の創作活動に支障をきたすよ、と言いたい。
スルースキルをつけないと。
もしスレタイの通り本当にラノベ作家目指すなら、いずれはデビューして、作品が出版されるわけだし そうしたら必然的に2chやら読○メーターやらブログやらでたくさんの批評が来る訳で。
その度に反応してたらノイローゼになってラノベ作家なんて続かないんじゃ? まあ勿論その批評を今後の創作活動に活かすことも大切だとは思うけどね。
と書いてて思ったが俺もスレチだったなw
申し訳ない。 文章うp時以外ROMっておく。
213イラストに騙された名無しさん:2013/09/23(月) 15:38:31.11 ID:k5fjGxGL
プロじゃないんだから、今はまだ「書きたい物を書く」でいいじゃないか
214イラストに騙された名無しさん:2013/09/23(月) 15:58:49.07 ID:DU/qYARj
俺も書いてみた。おっさん主人公にラノベ要素を突っ込んで

『あんたね。職場で居眠りとはいい身分なもんだね』
 二回りも年下の上司に怒鳴られた言葉を思い出すと憂鬱だった。
 木枯らしが吹く、人口の光に満ちた空にぼんやりと浮かぶ三日月など見上げる者のいない街の中。
 ビルの合間で男は立ち止まって項垂れ、薄汚れた革靴をそれとはなしに眺めている。
 手入れをしても隠しきれない傷が目立つ革靴に似合いの、埃だらけの靴ひもが自分に重なり、こみ上げてくる何かが喉まで出かける。
 それは吐き出してはいけないものだ。だから今日も酒で押し戻すために男は顔を上げ先に見える屋台へと足を向けた。
 暖簾をかき分け、すっかり馴染みとなった禿頭の店主に声をかける。
「一杯ちょうだい」
「はいよっ!」
 威勢のいい返事と共に安物の丸椅子へと腰かけた男の前にコップが差し出される。
 店主は一升瓶を取り出すと、そこへ一升瓶を傾け酒をいっきに注いだ。
「ありがとう」
 薄く曇ったガラスのコップを口元へと運ぶと、安酒特有の刺激的な香りが鼻をくすぐる。
 そして、やはりピリっとした液体を流し込もうとして、
『大変だよ、また魔物が現れたんだ』
 目の前に宙を泳ぐように深海魚が現れた。
215イラストに騙された名無しさん:2013/09/23(月) 16:00:13.74 ID:DU/qYARj
 余程顔をしかめていたのであろう。店主に「どうしたんですかい」などと声をかけられた。
 この常識外れの生き物は店主には見えないのだ。
「悪いけど急用を思い出したんだ。勘定を頼む」
 男は名残惜しげにコップを戻すと、支払を済ませて人気のない裏手へと回る。
「それで? 今日はどこだ」
『新宿のしょんべん横丁だよ。もうたくさん怪我人が出ている。急いでっ!』
 ついてきた深海魚に尋ね、酒を諦めて飲み屋街を救うなんて皮肉なものだ、と呟いてから呪文を唱えた。
 途端、男は光に包まれる。くたびれた藍のスーツがはじけ飛ぶように消え、生まれたばかりの姿となる。
 その肢体を次々と現れた極彩色の、材質の判別がつかない衣装に包まれていく。
 光が収まれば、表を歩けば確実に通報されそうな姿となっていた。
 嫌そうに顔を歪めながら男は鞄から仮面を取り出した。これが無ければ戦いの前に社会的に死んでしまう。何よりも男にとって重要なものだった。
 
 ビルの上を軽やかに飛び跳ねて渡る男は、自分の隣にぴたりと寄り添う深海魚に尋ねた。
「なあ。誰にでも間違いはあるものだ。俺を魔法少女とやらにしたのはいい。だけど、いいかげん代替わりはしないのか」
『経費削減ってやつらしいよ。新しい子を教育するよりも安くあがるんだって』
「……そうか」
 露出の多い衣装の合間から染むこむ冬に寒気に身を震わせながら跳躍を続ける。
 新宿はもう目の前だった。
216イラストに騙された名無しさん:2013/09/23(月) 17:07:24.73 ID:IVdqx/4g
最後の「冬に寒気に」って誤字かな?
217イラストに騙された名無しさん:2013/09/23(月) 18:04:54.47 ID:DU/qYARj
>>216
すまん、思い切り誤字だった。「冬の寒気に」だね
218イラストに騙された名無しさん:2013/09/23(月) 18:56:41.05 ID:q15ou+UK
おっさんと魔法少女の組み合わせがキモいけど、
そのキモさがこの作品のキモだと思うので、
キモさについてもう少し描写があってもいいかも

「通報されそうな」レベルの極彩色で、露出の多い衣装の
可愛さを描写することによって、おっさんとの落差が大きくなり、
よりキモさが際立つはず
まあ、書いてて気持ちのいい物ではないかもしれんけど、
そういう題材を選んだ、あなたが悪いってことで
219イラストに騙された名無しさん:2013/09/23(月) 19:06:31.98 ID:q15ou+UK
あと、作品の舞台は冬みたいだけども、このおっさんはコートを着てないの?

描写としては定番中の定番だと思うけど、木枯らしに吹かれて、
よれよれのトレンチコートの襟を掻き合わせるというのがあるよね
この場面の冬の寒空というのは、今のおっさんの心情と重なってくると思うので、
おっさんをよりおっさんらしく見せるためにも、そういった工夫が必要かも

その方が、その後の魔法少女に変身する部分が活きてくると思う
220イラストに騙された名無しさん:2013/09/23(月) 19:49:08.87 ID:DU/qYARj
>>217-218
描写不足について丁寧な解説で、ものすごくためになった。ありがとう
確かに衣装について描写をしないと、異質さもそうだけど
男の苦悩も浮き彫りになってこないし、
周りの反応の書きやすさが変わるし、何より説得力がでそうだ

コートについては全く失念していた
>男は顔を上げ先に見える屋台へと足を向けた。
「男は顔を上げるとコートの襟を掻き合わせ、先に見える屋台へと暖を求めるため小走り気味に足を向けた」
みたいにして寒さを強調しておくと、変身後のキツさも強調できるし

今まで描写不足についてよく指摘を受けてきたけど、
どう解決したらいいのか、おかげでやっと糸口がつかめたよ
221イラストに騙された名無しさん:2013/09/23(月) 20:12:33.40 ID:DU/qYARj
て安価まちがってた。>>218-219さんだね。ごめん。
222イラストに騙された名無しさん:2013/09/23(月) 21:20:11.73 ID:q15ou+UK
あともう1つだけ

作品中には「深海魚」としか書いてないけども、
その「深海魚」は、どんな姿をしているのかが気になる

画像をググってみるとわかるけども、一口に「深海魚」とは言っても、
その姿は様々あって、アンコウのように丸っこいのから、
ウナギのように細長いの、リュウグウノツカイのように薄くて平べったいの、
サメのように大きな口を開けているのとかいるし、
言葉では形容のしようがないぐらいの奇妙な姿をしたのもいる
そういった、読者によってイメージが大きく異なる可能性があるものに関しては、
作者側がしっかりと描写をして、イメージを誘導してあげた方がいいかも

俺が書くとすれば、チョウチンアンコウをデフォルメしたような姿でマスコット的な可愛さを求めるか、
リュウグウノツカイが泳ぐようにして空を飛ぶ姿に美しさを求めるかの二択にして、
あとは作品全体のイメージに合わせて細部を詰めていくかな
だけど、深海魚ならではのグロテスクさも捨てがたいし……、などと頭を悩ませることができるのは
作者だけに与えれた特権なので、いろいろと想像力を働かせてみてね
223イラストに騙された名無しさん:2013/09/24(火) 02:19:14.70 ID:Sb5192O1
三題噺は初めてだなぁ


誰かが言った。うちの学校では夜中の十二時になると職員室に幽霊が出没すると。
その真偽を確かめるために、Nは校舎に忍び込んでやろうと思った。明日、クラスの連中に自慢するためだ。
大きく息を吸い込み、ゆっくりと吐き出す。口から放たれた白い息は外気に触れると、瞬く間に消えた。Nはかじかんだ手のひらをさすりながら、校舎の壁にかけられた時計を見る。時刻は夜中の十一時五十一分を示していた。
家族にはもちろん内緒にしており、バレないように自室の窓から抜け出したのだ。
Nは自分の足元に目をやると、靴ひもがほつれていることに気づいた。きっと、校門を飛び越えるときに解けたのだろう。慣れた手つきで結び直し、改めて周りの光景を見渡す。
224イラストに騙された名無しさん:2013/09/24(火) 02:20:10.61 ID:Sb5192O1
夜とは、現実とかけ離れた別世界だとNは思う。行き交う通行人も、排気ガスを蔓延させる不快な自動車も見当たらない。まるで自分だけの世界だ。空いっぱいに広がる星々はNを歓迎し、電灯による華麗なイルミネーションはNを祝福しているようだった。
だがしかし、唯一の例外はあの三日月だ。真っ赤な、鮮血のように染められた三日月。その存在が、夢うつつとなった思考を無理やり醒ましてしまう。
「……よし、行くか」
自分に言い聞かせた言葉だった。気づけばもう五十五分。あと五分で今日とさよなら。そして幽霊と初めまして。Nは気を引き締めながらも、なるべく慎重に足を運ぶ。
地面に落ちた枯れ木や小枝を踏まないよう、敵のお城に潜入する忍びのような足取りで、校舎の裏に回る。たった数十メートルなのに未だかつてないほど心臓が悲鳴を上げる。たった一人という孤独感と恐怖心に押しつぶされそうだ。
225イラストに騙された名無しさん:2013/09/24(火) 02:21:18.91 ID:Sb5192O1
現在の目標は鍵を前もって小石を挟んどいた廊下の窓。学校が貧乏なせいか、警備員を雇っていないため、こんな大胆な行為が可能である。
Nはゆっくりと、大きな音を立てないようにカラカラと窓を開ける。
それから下枠に両手と左足をかけ、右足で思い切り地面を蹴った。シュタっと音を殺し、華麗に着地。Nは見事に校舎の中へ入ることに成功した。
ポケットを探り、今更ライトを持ってきていないことに気づく。Nを除いて(恐らく)無人の学校。内部は閑散としており、一メートル先ですら満足に見えない闇が襲う。
Nは自分が深海に取り残された魚のように思えた。何も見えないのだ。目を最大限まで凝らし、自分は暗闇を泳ぐ深海魚なんだと自己暗示する。……気休めにすぎなかった。
一歩一歩進むごとに床が軋み、それが心臓を圧迫する。口唇が乾燥し、唇の端から血が出た、鉄の味が口内に広がる。
記憶を辿りながら廊下を歩き、とうとう職員室の前へ到着した。しかし、Nは最大にして最低な愚行を犯す。
「ない、鍵が……ない」
226イラストに騙された名無しさん:2013/09/24(火) 02:22:36.84 ID:Sb5192O1
いくらポケットの中を探してもなかった。それはそうだろう。そこまで頭が回らなかったのだ。
Nは唖然とした。今までの苦労は何だったんだ、と。過去の自分を殴り飛ばしたい衝動に駆られる。これではただの骨折り損だ。茫然自失となりながら、膝を地面につく。瞳に涙が溜まったとき、誰かに声をかけられた。
「あなた、何をしてるの?」
反射的に振り向くと、そこには女の子がいた。女の子だと認識できる距離に、彼女はいた。少し首を動かせば唇と唇が触れ合いそうな距離。驚いたNはすぐさま飛び退く。が、すぐ後ろの扉に後頭部をぶつけるだけだった。軽く悶絶しながらも、目の前の彼女を捉える。
暗闇の中でも爛々と輝く金髪がNの瞳に焼きついた。身体に合わない黒のコートをまとい、ガラス玉のような双眸がこちらを見下していた。当然ながら、彼女には足がある。
「もう一回だけ言うわ。あなた、何をしていたの?」
有無を言わせない威圧感にNはたじろぐ。そしてどもりながらも、
「ゆ、幽霊が出るってみんなが言ってたから、た、確かめに」
ぶかぶかコートを羽織った彼女は一瞬だけきょとんとしたあと、にたりと口角を歪ませた。
「ふーん、そっか。……こほん。うらめしやー」
「……」
可愛らしい舌を出し、手を内側に曲げてそう言われた。恐怖とは別の意味で心臓がどきりとしたが、顔には出さない。Nの無反応をどう受け取ったのか、金髪少女は顎に手を添え、沈思黙考する仕草を見せ、次にーー、
「うやめしやー」
と言いながらNの下唇をペロッと舐めた。ごく自然な動作で、先ほどの可愛らしい舌を使って、味見するように舐めた。
「ーーーーっ!」
声にならないNの声が、夜の校舎に吸い込まれた。
227イラストに騙された名無しさん:2013/09/24(火) 23:08:50.03 ID:1hdh5DvE
>>222
>>214-215です
登場する者や物の造形について一切触れられていないと、
読者が読み進める上で作者との想像の乖離を生むということで、ぐさりと来た

先の衣装についての描写と同じく、描写があってこそ
キャラクタのリアクションが生まれるというのが身に染みる思いで
グロテスクだろうか可愛らしかろうが、その描写ができていれば、
何かしらのリアクションを主人公にさせることもできたのに

描写をしないことがもったいないと思えたのは、かなり貴重な経験だった
それに、どういったキャラが動くのかを決めるのは作者の特権だということも
228イラストに騙された名無しさん:2013/09/25(水) 00:26:42.82 ID:sTR7RR0p
>>218
ばっばれ
229イラストに騙された名無しさん:2013/09/25(水) 09:28:08.75 ID:BzU7M9O7
>>223
気になる点がいろいろとある

・靴ひもを「慣れた手つきで結び直し」たとあるけども、そこにちょっと違和感を感じる

息が白くなるほど寒く、手がかじかんでいるという描写があるのに、
靴ひもをそんなに簡単に結び直せるのか
また、夜の校舎に忍び込もうとしてるんだから、主人公はかなり緊張しているはず
それならば、指先が震えるぐらいはしてもおかしくない

寒さと緊張感で手が震え、靴ひもを結び直すのに手間取ったとする方が、
より主人公の心情とマッチするのではないかと思う

・「一メートル先ですら満足に見えない闇」なのに、少女の姿がはっきりと見えるというのは、かなり不自然

闇の中で金髪が目立っていたとしても、体は黒いコートに包まれているわけだから、
それが少女だと認識するためには、なんらかの明かりが必要になるはず
足があることを確認しているのだから、全身がはっきりと見えているってことだからね

なので、「廊下は微かな月明かりに照らされていた」とでもした方が、
探索するのには支障がなかったけども、少女がいることには気が付かなかったことの説明にもなるし、
夜の校舎の不気味さ強調する効果もあると思う
230イラストに騙された名無しさん:2013/09/25(水) 09:32:44.91 ID:S41mO5Yp
>>223
まあ細かいところはあれだけどさ、
いかにもラノベらしいキャラに仕立ててきたことは結構評価したい
231イラストに騙された名無しさん:2013/09/25(水) 09:44:14.28 ID:BzU7M9O7
・主人公と少女が出会う場面の、2人の位置関係がよくわからない

膝を付いた状態から後ろを振り向くと、「少し首を動かせば唇と唇が触れ合いそうな距離」に
少女がいたということは、2人の顔の高さがほぼ同じ高さだということ
ということは、少女の身長が1mほどしかないか、少女も同じように膝を付いているか、
それとも、腰を屈めて覗き込んでいるかのどれか、ということになるはず

その直後に「ガラス玉のような双眸がこちらを見下していた」とあるから、身長1mほどという線は消え、
「彼女には足がある」ことを確認しているわけだから、それができるような体勢ということは、
膝を付いているのではなく、腰を屈めているのかな、と推測することはできるけども、
こんな作業なんて、本来は読者がする必要なんてないはず
それを読者にやらせてるということは、作者側の努力が足りないということ

複数の人物が登場する場面では、それらの人物がどういう位置関係にあるのかをはっきりとさせておかないと、
書いてるうちに破綻しかねないから、面倒臭いかもしれないけど、しっかりと徹底した方がいいと思う

・主人公の行動が、全体的にちぐはぐな印象を受ける

家族にばれないように慎重に抜け出し、校舎内に忍び込めるように窓に細工をするという知恵が働くくせに、
その一方でライトを持ってくるのを忘れ、職員室の鍵のことにも気づかない
計画性があるのかないのかがよくわからない

また、職員室の鍵を持っていないことに気づいた後に、「過去の自分を殴り飛ばしたい衝動に駆られ」たり、
「瞳に涙が溜まった」りしてるけども、読んでる側からすると、そこまで悔しがったり、泣きたくなったりするほどのことか?、
という感想を抱いてしまう

緊張感と恐怖心とで、かなり感情が不安定になってたのだとしても、それならそれで、
そこに至るまでの過程をしっかりと書かないとね
232イラストに騙された名無しさん:2013/09/25(水) 10:23:51.79 ID:BzU7M9O7
夜の学校を舞台にして怪談仕立てで書くのはいいけども、
作品の全体として、怖さが足りない

歩く度に廊下が軋むということは、その学校はかなり古い木造校舎みたいだけども、
それだけ古ければ、少し強い風が吹くだけで、窓ガラスがガタガタと揺れたりもするだろうし、
ネズミが棲み付いてて、夜になったらカサカサ走り回ってたりもするだろうし、
蛇口の閉りが悪くなってて、ポタポタと水滴が落ちてたりもするだろう
昼の学校でならばまったく怖くない、ガタガタ、カサカサ、ポタポタなんて音でも、
夜の学校でならば、途端に恐怖心を煽る小道具に変わってしまう

夜の学校には、そんな小道具がいくらでもあるんだから、それらをもっと活用し、
小さな恐怖をいくつも積み重ねて、その後に謎の少女が登場して、一気にドカンと来る、
というのが、怪談としては定番じゃないかな
233イラストに騙された名無しさん:2013/09/25(水) 18:50:28.07 ID:opLX+WUv
>>223です

細かい点や矛盾点を分かりやすく指摘してかくれてありがとうございます
確かに、立ち位置関係の矛盾や読み手に恐怖心を煽るような描写が欠如していました
、自分でも「ここマズったなぁ」と思える始末です
数百文字程度でこのザマですから、一つの本になると……
もっと、読み手を意識したような文章が書けるように精進します!
234イラストに騙された名無しさん:2013/09/28(土) 00:26:30.16 ID:hLvpQkNS
「Дьявол! Дьявол приехал!(鬼だ! 鬼が来たぞ!)」
――なんと言っているのか。男にはよくわからないが、彼らが言い放った言葉の一部はなんとなく理解できた。
「デーモン……鬼、か」
聞き慣れた言葉だ。
自分はいつからここにいたのか、ここが何処なのか。それはわからないが、それでも自分に剣を向け、囲む数百の男たちは自分の敵だ、ということだけは理解できている。
「敵なら――――殺すだけだ」
何故彼らが自分の敵なのか、その理由や過程など知らない。興味もない。ただ、敵は殺すもの――そういうものだと、それだけしか知らない。
鬼と呼ばれた男は、腰まで伸びる白髪に紅い瞳、そして全身は黒の袴姿という、不気味な格好をしていた。齢は二十を迎えたか、まだか。その風貌のせいか、よく窺い知ることができない。
鋭く細められた瞼から漏れる怪しげな光は、まさに鬼のそれを思わせるような紅い色を放ちーーその瞳から滲み出る殺気は、今にも人を喰らいそうな、そんな恐怖すら感じさせた。
235イラストに騙された名無しさん:2013/09/28(土) 00:28:04.67 ID:hLvpQkNS
白髪の男は腰に下げた少し長い鞘から三尺ほどある太刀を音も出さずに抜くと、目の前に構える異国人達に向け白い息を吐く。
「――消え、失せろ」
刹那、男の前にいた数百の男たちは上下に割れた肉塊と化す。
いつの間にか移動していたのか、白髪の男は彼らが立っていた場所より先、肉塊の山を超えた所に立っていた。
「……何も、ない」
何も感じない。後ろでは、自分がそうさせた肉塊と、血の海が広がっているのに――何も、感じない。
彼らはついさっきまで、恐怖に怯えながらも、闘争心を感じさせる必死な顔をして煩く叫んでいた。しかし、今ではもう彼らから表情を伺うこともできないし、発せられる声もない。
そのことに関して、罪悪心や後ろめたさといったものは全く、何も感じないし、不気味なほど心は静かに落ち着いている。天を見上げ、泣いてみようともするが、その薄く閉じられた瞼から涙が出ることはなかった。
「俺は何者で――何をしているのだろうな」
その問に答える者はいないし、彼の心が何かしらの反応を示すこともない。しかし、それもいつも通りだ。
「寒い……な」
白髪の男は先と同じく、音も出さずに太刀を鞘に収めると、何事も無かったかのように、どことも定まらぬ方へ歩き出した。
――彼自身知らぬ、自分の存在理由を知るために。

始めてです。評価お願いします!
236イラストに騙された名無しさん:2013/09/28(土) 08:23:35.07 ID:km0I5bTB
今更だけど>>170ってまだやってんの?
237イラストに騙された名無しさん:2013/09/28(土) 08:39:42.64 ID:Pvc9fyuI
>>236
特に〆切とかはないようなので、気が向いたらチャレンジして下さい
238イラストに騙された名無しさん:2013/09/28(土) 10:00:11.30 ID:km0I5bTB
>>237
じゃあ今から書いてみる
239イラストに騙された名無しさん:2013/09/28(土) 10:38:22.91 ID:km0I5bTB
 何かがぱたぱたと足に当たる感触に、俺は足を止めた。
 見れば、靴紐がほどけている。これから営業に行こうと言うのにこれでは、営業先に足元を見られてしまう。
……我ながらくだらないことを考えつつ、ほどけた靴紐を結び直した。

 営業先に着き、とりあえず立てたプロットを見てもらうと、実によろしいとお褒めの言葉を頂いた。
 結構なお得意様で、言いたいことはズケズケと言うと聞いていたので、ほっとする。
「ところで、君」
 帰ろうと荷物を片付けたところで声をかけられた。
「はい」
「どうだね、今度」
 言いながら胸の辺りで、存在しない二つのボールを転がすマネをするのを見て、思わず苦笑。
「こっちだけなら」
 お猪口を飲み干すマネをしてやると、それで満足したのか、お得意様は笑顔で頷いた。
……その口が三日月のようだった、などという失礼なことは考えないようにした。

 家に帰る電車に乗ると、娘からメールが入った。
『コレ欲しい』
 添付された写真を開くと、ピンク色のオッサンのような顔をした魚のストラップだった。
 人面魚か。でもこんなキャラ、娘の好きな漫画にいたかなぁと首を捻る。某海賊漫画にならいそうだが。
 まぁストラップなら高くはなかろう、と許可するメールに、ついでに何の漫画かと聞いてみた。
『チョーウケる』
 またしても添付写真付きのメールだ。十年前の女子高生か、と苦笑しつつ写真を開く。
 同じキャラクターが、今度はCGで描かれていた。やけにリアルなCGだ。ひょっとして映画か何かのキャラなのか。
 もう一度、素直に何のキャラかわからないとメールすると、今度はメール一面芝生で返って来た。
 それが深海魚であることと娘の趣味に驚きつつ、苦笑しながら、俺はようやく辿り着いた愛しの我が家の扉を開けた。
240イラストに騙された名無しさん:2013/09/28(土) 13:49:23.10 ID:sG6M1wLv
>>234-235
悪いところは特に感じないのだけど、魅力も感じない。そんな感じです。
国語力とかはそれなりにありそうですが、経験値が足りないのかな。
クールに淡々と語られていて、「今、こういう場面ですよ」とか「さぁ、ここ
から熱くなりますよ」といった書き手のメッセージみたいなものが文章の中に
込められていないように感じます。

書き手は仲介者だと私は考えています。
奇想天外な物語と、その内容を全く知らない読み手(読者)。
内容を知らない分からないままに読者は読み始めます。
書き手には分かっている「この場面の直後にとんでもないことが起こる」とい
うことも、読者は知らないわけです。
そこを伝えてあげる仲介者、それが書き手だと私は考えています。
最近はネット上でネタになりつつある「やったか?」がありますね、あれなど
は分かりやすい一例ですね。
やったかどうか読者は次の行へ確認したくなりますし、倒れてない敵を見て、
読者は「ああ、やっぱりな」と安心感を得ます。

文章は書く経験だけではなく、読まれる経験も同じくらい必要です。
友人や家族など多くの人に読んでもらい、出来ればリアルタイムに感想を聞く
と良いです。
「これ何て読むの?」とか、「うーん」と軽く唸るとか、拾える読者心理は沢
山ありますよ。
最近はネットでもSkypeの音声通話など便利になりましたしね。
241イラストに騙された名無しさん:2013/09/28(土) 16:16:46.41 ID:gqalxaBE
>>240
ありがとうございます。確かに経験値は圧倒的にないと自覚しています。
仲介者、ですね!
ただ淡々と内容を伝えるだけでなく、どうしたら読者はもっとこの世界に引き込まれ、楽しいと感じてくれるか……これからどうなるの!? 等といった、読者の心を揺らすような伝え方ができる伝え手、仲介者になりたいと思います。
読まれる経験も全然ありません……。
恥ずかしながら、リアルタイムで感想を貰えるような関係の人はいなくて……しかし今はネット、小○家になろう 等、沢山の人に読んでもらえる場もあるので早速投稿し、多くの感想、批評を呑み込んで成長していきたいと思います!
ありがとうございました。
242イラストに騙された名無しさん:2013/09/28(土) 17:29:47.14 ID:/YnDfIzV
>>234-235
最初の言語の違いの設定が活かされてないのが気になる。人のことは言えないけど、せっかくだから、誰か1人くらい命乞いとか断末魔とかでもう一度くらい言語の違いを意識させても良かった気がする。
243イラストに騙された名無しさん:2013/09/28(土) 17:47:54.89 ID:hLvpQkNS
なるほど、確かにそうですね。試しに今、「来るぞ!」という台詞を入れ、斬った後に「断末魔の叫びすらあげる時間を与えず」といったような説明を入れてみたら、緊迫感が出てきてより良くなったように感じました。
ありがとうございます。
244イラストに騙された名無しさん:2013/09/29(日) 12:48:49.49 ID:Y6I8rT8P
>>234
白髪の男の強さがよく書けてるとは思うけども、「強過ぎる」のは問題があるかと思う

これは物語全体でいうと、プロローグに相当する部分だろうけども、
そんな初っ端から、数百人を一瞬で斬り捨てるような力を発揮してしまうと、
この後の物語で、白髪の男が危機に陥るような展開に持って行けないのでは?、
と余計な心配をしてしまう

これだけ強いのを倒せそうな敵を出すとすれば、素手で地球を砕けるとか、
視線だけで呪い殺せるとか、そういった類のを出さざるをえなくなりそう

一場面だけに全力投入するのではなく、もっと全体の見通しを立ててから
書き始めた方がいいのでは?
まあ、最初から最後まで「俺TUEEEEEE!!」で押し通すつもりならば、
それはそれで文句は言わんけどね
245イラストに騙された名無しさん:2013/09/29(日) 14:16:06.63 ID:Y6I8rT8P
あと、細かいかもしれないけども、気になった点がある

・「全身は黒の袴姿」
袴というのは、腰から下を覆うような形状の衣装なので、全身が袴姿という表現には、
かなり違和感を感じる
白髪男は腰に太刀を下げているということなので、剣道や弓道の選手が着てるようなのかなと
なんとなくイメージとしてはわかるんだけども、その場合の上半身の衣装ってのは、
胴着や半着と呼ばれるものらしい
ただ、「上半身は胴着、下半身は袴だった」なんて書くと、文章としてウザいので、
単に「黒の袴姿」としてもいいかも

・「三尺ほどある太刀」
この作品の世界では、尺貫法が採用されているのかどうかが、まずは問題になる
例えば、時代小説を読むと、「彼我の距離は一間(約1.8m)ほど」とか、
海外を舞台にした小説だと、「彼の体重は200ポンド(約90kg)を越えていた」とか、
そういった注釈がついてたりする
架空世界を舞台にしたファンタジーでも、「弓の最大射程は250アルシン(約250メートル)」、
「体長40チェート(約4メートル)の地竜」などと書かれてる作品もある
なぜこんな注釈が存在するかというと、作者と読者の間で「世界」」を共有させる必要があるから
それをしないで、いきなり「三尺ほどある太刀」とか言われても、それが長いのか短いのすらわからず、
読む方としては、途方に暮れる可能性もある
なので、読者に馴染みのない単位を使わずに、メートル法を採用してもいいかもしれない

どちらにも共通して感じるのは、先に言葉だけがポンッとあって、
その言葉が作品の中で「浮いてる」なあ、、ということ
そういうポイントを一つ一つ見直して行ってみると、グッと良くなるはずなので、
もう少し読者の視点からの意識を持ってほしい
246イラストに騙された名無しさん:2013/09/29(日) 14:21:55.43 ID:KpvBOv3A
はい、ありがとうございます。
全体の見通しは立っています。主人公の危機、というものもしっかりと考えてあります。
ただ、仰る通り、最初から全開でない方が今後更に書きやすくなるのかも…… もう一度全体読み直して、調整可能でしたら参考にさせて頂きます!!
ありがとうございました!
247イラストに騙された名無しさん:2013/09/29(日) 14:27:31.31 ID:KpvBOv3A
>>245
なるほど、確かにそうですね!ありがとうございます。袴姿の点も、もっと読者が想像しやすいように考え直します。
三尺というと約90cm、時代は日本にすると江戸末期なので、当時にしてみると少し長いという設定でしたが……確かにこういうことは余程詳しい方でないとわからないですね……注釈を入れてみます!
248イラストに騙された名無しさん:2013/09/29(日) 15:04:46.01 ID:Y6I8rT8P
細かいついでに、もう1点

「自分に剣を向け、囲む数百の男たち」とあるので、
白髪男が完全に包囲されている状態なのはわかるんだけども、
その後で、「目の前に構える異国人達」に斬りかかると、
「男の前にいた数百の男たちは上下に割れた肉塊と化」し、
「後ろでは、自分がそうさせた肉塊と、血の海が広がっている」ともある

さらには、「いつの間にか移動していたのか、白髪の男は彼らが立っていた場所より先、
肉塊の山を超えた所に立っていた」ともあるので、、白髪男は前に移動したのだろうなとは
なんとなくわかる

だけども、これを通して読むと、数百の敵のうちで、前にいた敵は倒したました
では、右や左や後ろにいた残りの敵は、いったいどうなったの?、
という疑問が残るんだよね

白髪男の力というのが、前方の敵に対して強い効果を発揮するのか、
それとも、周囲全体に対しても発揮されるのか
前だけならば前だけ、周り全部ならば周り全部というのをわかるように書かないと、
読者が置いてけぼりを食らいかねないよ

喩えるならば、「吹き抜ける一陣の風」と「すべてを薙ぎ倒す嵐」との違いみたいな感じか?
よくわからんけど
249イラストに騙された名無しさん:2013/09/29(日) 15:21:05.54 ID:6+rBBFxh
なるほど、わかります。
全体通してもっと細かく、けれど くどくない程度に加筆してみます。色々と細かい指摘ありがとうございました。この作品のみでなく、今後の執筆全体に活かしていこうと思います。
ありがとうございました、これは賞には送らないでネットに投稿する予定の作品ですので、いずれ皆様のお目にかかることがあればまた、そこで評価等お願いします。お世話になりました!
250イラストに騙された名無しさん:2013/09/29(日) 16:28:16.42 ID:Y6I8rT8P
他人の作品に難癖を付けてるだけではアレなので、
>>223のようなシチュエーションを意識して俺も書いてみたら、
無意味に長く、三日月も靴ひもも深海魚も出て来ないという
まったく違う方向性になってしまった

無意味に長いので、とりあえず序章の中の序章を
続きはWEBで(大嘘)
251イラストに騙された名無しさん:2013/09/29(日) 16:29:14.34 ID:Y6I8rT8P
「夜中の12時になると、職員室に金髪の少女の幽霊が出る」

そんな噂を聞いたのは、昨日のことだった。
クラスで特定のコミュニティーに属していない俺の耳に入るのは遅かったが、一部の生徒たちの間では、
先月の頭ぐらいから囁かれ続けていたようだ。
念のために言っておくと、「特定のコミュニティーに属していない」とは言ったが、いわゆる「ぼっち」ではないぞ?
入学以来、いろいろと面倒臭いから周囲と距離を取り続けていたら、いつの間にかそうなっていただけだからな。
「昼休みも一人で本を読んでるけど、友達いないの?」とか憐みに満ちた目で見るのはやめてくれ。
俺は孤独が好きなだけなんだからな。
本当だぞ?
少し話が逸れた。
孤独を愛する俺のもとにも、とうとう1ヶ月遅れで噂がやって来たのだ。
情報化社会の逆を行く俺様格好いい!
いや、そういう話は措いといてだ、なぜ格好いい俺にも噂が噂が届いたかというと、俺がこの学校で唯一の文芸部員だからだ。
いつものように教室の隅っこで、いつものように読書に勤しんでいたら、「怪談とか好きなの?」と声を掛けてくる奴がいた。
その日はたまたま、『新耳袋』を読んでいたのが災いしたようだ。
そんな本を読んでいたら、怪談好きだと思われても仕方がないだろうが、特に怪談が好きなわけではないので、
否定しようかと一瞬だけ思ったが、あっさりと諦めた。
こいつには何を言っても無駄だからだ。
憩いのひと時を邪魔され、小さく一つ溜め息を吐いた。
わざわざ俺に声を掛けて来るような物好きは、この学校には一人しかいない。
隣の席の山崎だ。
俺にとっては、クラスメイト以上友人未満という存在でしかないが、なぜか俺のことが気になるらしく、ことあるごとに声を掛けてくる。
山崎ホモ説を疑ったこともあるが、こいつには幼馴染の彼女がいることを知り、無事に俺の貞操は守られたのだった。
とりあえず、リア充は絶滅したらいいのに。
俺が文芸部員であることを知っている数少ない人物でもある山崎は、怪談好きな(と勝手に認定されてしまった)俺のために、
最新のトピックスを教えてくれたのだった。
252イラストに騙された名無しさん:2013/09/29(日) 16:39:59.45 ID:Y6I8rT8P
で、今の俺がいるのは、学校の正門前、時刻は午後11時20分を少し回っている。
少し話を端折り過ぎた。
「で、」とか急に言われても、言われた方も困るだろうから、ここに至るまでの経緯を説明しておく。
なぜ俺がこんな夜中に学校に来ているかというと、山崎に唆されたからだ。
俺が所属している文芸部には、毎年の文化祭に何かしらの文芸作品を掲示しなければいけないという伝統行事があるらしいのだが、
その文化祭まで、あと2週間ほどしかない。
入部当初に「適当に小説っぽい物でもでっち上げればいいよ」と顧問から言われ、のんびりと構えていたのに、
今週になってから急に「っぽい物では駄目です。小説を書いてきなさい」と言われたのだ。
なんでも、部員が一人しかいない文芸部を潰そうという動きが生徒会内部であり、文化祭で活動の成果をしっかりと示さないと、
今後は予算を一切認めない方針を取ることが決定したらしい。
緊縮財政がどうのと言っていたから、お金が絡む難しい話がいろいろとあるのだろうし、文芸部がお取り潰しの対象になることも理解はできる。
だが、納得はできない。
特に文芸部に愛着があるわけではないが、文芸部が潰れてしまうのは困る。
「本ぐらいどこでも読めるだろ」という意見もあるだろうが、俺の家は小さな鉄工所を経営しているため、朝から晩まで機械の音が絶えることなく、
老朽化が進んだ町立の図書館は、夏には蒸し風呂に、冬には冷蔵庫になってしまう。
どちらも読書には不向きな環境なのだ。
それに比べると、小高い丘とまばらな落葉樹の森に囲まれた部室棟は、軽井沢もかくやという避暑地っぷりを発揮してくれていた。
軽井沢に行ったことなんてないから、どんな所か知らんけどな。
その代わりに、冬は凍えるような寒さが襲ってくるらしいが、自宅からコタツを持ち込む算段は整っているから、なんとか乗り切れるはずだ。
あとは、土鍋とカセットコンロを用意すれば、一人鍋を楽しめるが、こちらもすでに手配済みだ。
いつでも冬将軍を手厚く出迎える準備はできている。
なのに、肝心の文芸部が潰れてしまったら、俺の楽園が崩壊してしまう。
253イラストに騙された名無しさん:2013/09/29(日) 16:41:57.06 ID:Y6I8rT8P
それを防ぐ方法が小説を書くことならば、書いてやろうじゃないか!、と盛り上がってはみたものの、非常に困った事態になってしまった。
なぜなら、小説の書き方なんて知らないからだ。
子供のころから本が好きで、手当たり次第に読み漁ってはきたけども、今まで一度だって、小説なんて書いたこともないし、書こうとしたこともない。
そんな俺が、あと2週間で小説を書けるのかどうか。
常識的に考えれば、まず無理だろう。
そんな簡単に書けるならば、石を投げれば小説家に当たるような世の中になるはずだ。
そうなれば、原稿を落として〆切に間に合わない小説家が一人もいなくなり、好きなシリーズの新刊を何年も待たされたりすることもなくなるはずだ。
それはそれで、素晴らしい世の中だな。
機会があれば、未来の世界のネコ型ロボットにでも頼んでみることにしよう。
普段はあまり読まない怪談というジャンルに手を出したくなったのも、今にして思うと、ただの現実逃避だったのかもしれない。

山崎から幽霊の噂を聞かされたのは、どうやって小説を書こうかと悩んでいた時だった。
奴は文芸部が廃部の危機にあることもなぜだか知っていて、
「架空の話を一から十まで書き上げるよりは、自分の体験をもとにして、多少の脚色を加えて書いた方が楽なんじゃないの?」
なんてことを言い出したのだ。
余計なお世話だとは思ったが、「怪談好きなら、お薦めのネタがあるよ」と続けられては、それに飛び付いてしまったのも仕方がないことだ。
なにしろ、ここ数日は夕食を食べ終わると机に向かい、、原稿用紙を前にして腕組みをし、文豪気取りで唸ってはみたものの、
何を書けばいいのかすらまったく思い浮かばず、気が付けばいつの間にか朝になっている状態が続いていたからだ。
料理をしたことがない人間が小麦粉だけを渡されて、「何でもいいから、それを使って好きな料理を作ってよ」なんてことを言われても、
まともに食べられるような料理を作れるわけがないのと同じだな。
そんな人間でも、うどんを作るのか、クッキーを作るのか、パンを作るのか、それともお好み焼きを作るのかぐらいの指針さえもらえば、
そこからなんとなく形だけは作ることができるかもしれない。
ただし、味の保証は一切しないし、腹を壊しても一切の責任は負わない。
254イラストに騙された名無しさん:2013/09/29(日) 16:44:21.91 ID:Y6I8rT8P
今回俺が作る料理もとい小説には審査員がいて、その評価次第では、俺の温もりに満ちた文芸部ライフがただの妄想で終わってしまう。
その妄想を妄想で終わらせないためには、まずは他人に読ませても恥をかかない程度の小説を書かねばならない。
となると、今の俺が取れる選択肢は、たったの一つしかなかった。
つまり、夜中の学校に忍び込み、幽霊の噂の真偽を確かめること、である。
幽霊がいるかいないかなんてのは、些末なことである。
重要なのは、普段の俺ならばまずやらないような行動をし、今までにないような体験をすることなのである。
幽霊なんてものが存在するわけないんだから、こんな簡単なミッションはないはずが、万が一のこともあるので、それなりに準備は整えた。
ここで言う「万が一」とは、幽霊が存在した場合のことではなく、誰かに発見されるリスクのことである。
夜中の学校に忍び込んでいることがバレたら、俺はこの年にして前科1犯の立派な犯罪者になってしまい、俺の学生としての立場は終了してしまう。
国立の工業大学に進学し、金属工学を学ばなければいけない俺からすると、それだけは回避しなければならない。
将来は家業の鉄工所を継ぐことが両親との約束なので、その約束と引き換えに手に入れた、お気楽な生活も守らねばならない。
ともあれ、そんな経緯を踏まえた上での、「で、」なのである。
255イラストに騙された名無しさん:2013/09/29(日) 16:49:38.88 ID:Y6I8rT8P
真夜中の学校に忍び込ませるためには、それなりの動機づけが必要だよなあ、
と思いながら書いてたら、主人公の設定がこんなのになってた
「ぼっち」をこじらせただけの捻くれ者だな

小説を書くのって、やはり難しい
自己採点は、10点満点で3点ってことで
256イラストに騙された名無しさん:2013/09/29(日) 18:25:50.79 ID:Vs48dK9e
物凄く細かいことを言うと感嘆符の後は一文字空けよう、て程度かな
!、 →! 、
まあこういうタイプのものは許されることもあるし、プロも使うからいいのかもしれんが。
257イラストに騙された名無しさん:2013/09/29(日) 18:35:30.00 ID:UHgLuiv1
>>251
>噂が噂が
気になるかな 打ち間違い?
258イラストに騙された名無しさん:2013/10/02(水) 12:04:18.66 ID:Q+70f21t
>>239
それで終わり?続きないの?
259イラストに騙された名無しさん:2013/10/02(水) 15:24:03.23 ID:FsR4Y61x
>>258
帰って来て終わりのつもりで〆たつもりだったけど、終わったように見えなかったかなorz
260イラストに騙された名無しさん:2013/10/05(土) 08:32:15.67 ID:5MOqbBS0
>>256
うっかりと忘れてた
そういえば、そんなルールもあったね

>>257
ただの打ち間違い
細かいことは気にしないでくれると助かる

レスをくれるのは嬉しいけども、スレの趣旨からすると、作品の中身に対してのレスをしてほしい
「表現がよくわからん」、「ここはこう変えたほうがよくね?」、「自分ならこう書くな」とか、
あるいは、もっと端的に「つまらん」とかでもいいし
文章力を鍛えたくて晒してる人たちにとっては、そういった指摘をしてあげないと、前に進むことができいないんだから、
多少厳しい内容でも、スレが殺伐としない程度で指摘してあげた方がいいと思う
261イラストに騙された名無しさん:2013/10/05(土) 08:45:35.39 ID:5MOqbBS0
>>239の感想

父と娘の関係性を主題に措いて、それをニンマリとしながら眺めるような作品という印象を受けるんだけども、
その割には、2人のメールの遣り取りの内容がよくわからない
父と娘の年齢や性別によるギャップがあるにはしても、意思の疎通が上手く図れてるようには思えない
芝生で一面のメールというのは、「wwwwwwwwwww」というような文面のメールのことなんだろうけども、
娘が何に対して、それほどウケているのかが、さっぱりわからない
その辺りを、もう少し工夫した方がいいような気がする

あと、「胸の辺りで、存在しない二つのボールを転がすマネ」というのも、何のことだかよくわからない
取引先の相手からのお誘いだから、ゴルフかなと思ったけども、それならばクラブを振るような仕草をするだろうし、
酒を飲む仕種で返してて、胸の辺りで手を動かしてるんだから、おっぱい方面かとも思ったけども、
それもまた違うような気もするし
なんか、こうモヤッとした感じが残る
262イラストに騙された名無しさん:2013/10/05(土) 14:53:28.75 ID:vSz6v0Ra
なんだかんだでこのスレ続いてるけど、みんなからして「こいつの文章好きかな」って思うのある?
263イラストに騙された名無しさん:2013/10/05(土) 15:41:16.55 ID:2UVRYqKe
>>261
>父と娘の年齢や性別によるギャップがあるにはしても、意思の疎通が上手く図れてるようには思えない

ごめん、まさにその通りで、メールのくだりは年齢や性別によるギャップを書きたかった。
まさか深海魚だとは思わず、漫画のキャラだと決め付けて返信してみたら「ちっげーよww」って実物の写真付きで返したのに、それでもキャラだと思い込まれ、娘は「だwwからwwちwwがwwうww」的に芝生まみれのメールを返した、って感じの。
最近の若い娘の表現ムズカシイ。もっと頑張ります。

>酒を飲む仕種で返してて、胸の辺りで手を動かしてるんだから、おっぱい方面かとも思ったけども、

正解!
わかりにくくてスミマセンorz
264イラストに騙された名無しさん:2013/10/05(土) 18:19:10.61 ID:sOy8qu8m
>>263
> >酒を飲む仕種で返してて、胸の辺りで手を動かしてるんだから、おっぱい方面かとも思ったけども、
>
> 正解!
> わかりにくくてスミマセンorz

露骨にせず大人しい表現にしようとしたんだろうなと思いました。
露骨だけど大人しく感じる表現を模索してはどうでしょう?
私なら「自分のあろうハズもない胸を揉む仕草をした」と書きます。
「あろうハズもない」という少し持って回った表現で露骨さを薄めています。
コミカルな印象を受ける単語を探してみても良いかもしれません。
265イラストに騙された名無しさん:2013/10/05(土) 18:44:17.96 ID:M1vTBurK
おっぱい方面ならば、もっと露骨でもいいんじゃないの?
「両手を胸の前でワサワサと動かす」とか
266イラストに騙された名無しさん:2013/10/05(土) 20:48:53.14 ID:yLr+qk+B
>>262
このスレの中でってこと?

何か最近はおっさんが多そうな雰囲気を感じる
本当にラノベ作家を目指してるのかと疑問に思う
一般文芸ちゃうのとw
267イラストに騙された名無しさん:2013/10/05(土) 22:43:34.21 ID:9uxWGnCG
>>264
>>265
なるほど、こういう時はわかりやすさ重視の方がいいんですね……
勉強になります。
268イラストに騙された名無しさん:2013/10/06(日) 00:58:44.23 ID:JJRe5VcW
三題噺で文章書くからお題下さい

三日月、靴ひも、深海魚のやつはもう書いたから別の欲しい
269イラストに騙された名無しさん:2013/10/06(日) 01:54:18.51 ID:tRdnFs7e
パーカー 羊 フライパン
の三つなんてどうだろう
270イラストに騙された名無しさん:2013/10/06(日) 04:53:48.82 ID:JJRe5VcW
>>269
把握
271イラストに騙された名無しさん:2013/10/06(日) 05:03:39.17 ID:y6ynlqds
お題をだして文章を書くスレでも立てろよ
272イラストに騙された名無しさん:2013/10/06(日) 06:53:53.28 ID:JJRe5VcW
時間かかってすみません


全てを溶かすような、じりじりとした熱気が迸る夏の日。容赦のない日射しが上空から降り注ぎ、まるで強火で熱したフライパンの上に立っているようだった。
福谷(ふくたに)は駅の近くに設置されたベンチに座りながら、特に思考することなく辺りを見回していた。
羊のように群れをなし、路上を行き交う人々。公園で談笑している他校の女子高生。スーツ姿で必死に汗を拭うサラリーマン。いつもは当たり前の日常の一部だった光景が、今は新鮮に映る。
なぜならーー、
「今日から夏休みかぁ」
息を止めながら大きく背伸びをし、ゆっくりと吐き出す。自分は今、夏休みという非日常に身を投じたのだ。この先の予定は未定ではあるが、福谷の気持ちを高揚させるには十分だった。
何をしようか。ひとりでぶらぶらとゲーセン巡りするもよし。古本屋で立ち読みするもよし。友人に連絡を取って近場のメイドカフェに行ってみるのもよしだ。むしろそれがいい。
一度決めたら行動に移すのは早い。勢いよくベンチから腰を上げ、右ポッケから携帯端末を取り出そうとした瞬間ーー、
通りすがりの誰かとぶつかった。
「わっ」
「きゃっ」
双方は声を上げ、福谷にぶつかった方は盛大に尻もちをついた。声からして、女の子だろうか。
「ご、ごめん。大丈夫か?」
福谷は慌てて手を差し伸べるが、思わず体がピタリと静止する。最初に目に映ったのは彼女の黒い半袖のパーカー、次に黒のスカートだった。
273イラストに騙された名無しさん:2013/10/06(日) 06:54:47.24 ID:JJRe5VcW
それとは正反対に、白で覆われた純白の肌。恐らく腰の位置まで届く長い黒髪。葡萄色の瞳は煌々と輝き、引き込まれるような魅力がある。
彼女は福谷が十六年間の中で見てきた女性の誰よりも美しく、きっと五十年経ってもそれが覆すことはないかもしれない。
「す、すみません。よそ見をしていたものですから……」
そう言いながら彼女はAの手をぎゅっと掴み、緩慢な動作で立ち上がる。柔らかく、心地よい冷たさが右手を通じて伝わる。
手を放すことは名残り惜しかったけれど、さすがにいつまでも手を握ることはできない。
「それでは」と会釈し、再びどこかへ足を運ぼうとする彼女にAは無意識のうちに呼び止めた。彼女は振り返り、訝しげな顔をして福谷を見据える。どうしよう、何て言えばいい?
「あ、えっと……その……暑く、ない?」
福谷の言葉に、彼女はしばしキョトンとしたあと、微笑みを浮かべた。
「心配してくれてありがとうございます。わたしは平気です」
そう台詞を残したあと、彼女は雑踏の中へ消えていった。
福谷は気の利いた台詞を言えなかった自分を恨みながら、頬を掻いた。
何気なく空を仰ぎ見ると、燦然たる太陽が「お前は馬鹿だ」と言わんばかりに福谷を見下す。
はぁっとため息をつきながら、友人の元へ電話をかける。


このときはまだ、福谷は平和だった。
274イラストに騙された名無しさん:2013/10/06(日) 07:06:11.08 ID:JJRe5VcW
Aって書かれてるとこミスった、ごめん
275イラストに騙された名無しさん:2013/10/06(日) 11:04:27.03 ID:tRdnFs7e
個人的にはスラスラ読めるし情景も浮かぶから良いと思う
ただ、表現的に
>彼女はAに無意識のうちに
〜に〜に で重なってるから、読点使った方がより読みやすくなって良いと思う
〜に、〜に
276イラストに騙された名無しさん:2013/10/06(日) 11:09:20.61 ID:tRdnFs7e
ミス、>彼女にAは無意識のうちに
だった
まあ細かいからそこまで気にすることじゃないかもしれないけどね、読点使いすぎると何処かの硬い文学史みたいにくどくなるし、使わないと不自然さを感じたりすることあるから、すいこの際にはそこも見るようにしたらいいと思うよってことで
277イラストに騙された名無しさん:2013/10/06(日) 13:53:56.77 ID:JJRe5VcW
>>275>>276
なるほど、読点の配置は言われて気づきました
基本的に読点は少なすぎても多すぎても駄目なので、もう少し配慮して書きたいと思います
278イラストに騙された名無しさん:2013/10/06(日) 14:27:05.05 ID:u6gJF4GN
>>272
そこは物語の冒頭部分なんだろうけども、
その割にはインパクトが足りない
街角で美少女と出会うだけじゃなくて、
そこに何らかの「事件」を絡めた方がいいのではないかと


あと気になったのが、「葡萄色の瞳」という表現
同じ漢字表記で「えび」色と「ぶどう」色という2種類の読み方をし、
それぞれが違う色のことで、どちらも赤みがかった紫色なんだそうだ
(「えび」色の方が赤に近く、「ぶどう」色の方は紫に近いという違いはある)

ググってみると色彩見本とかも出てくると思うので、詳しくはそれを確認してもらうとして、
あなたがどちらの色のつもりで使ったのかは知らないけども、
「えび」色にしろ、「ぶどう」色にしろ、どちらも瞳の色を形容するのに使うのには、
あまり適切な色ではないような気がする

どんな色なのかがパッと浮かばないような色を使うというのは、
読者に対して不親切なんじゃないのかと思うので、
もっと単純に「紫色の瞳」としたらダメなのかな
279イラストに騙された名無しさん:2013/10/06(日) 15:12:18.48 ID:JJRe5VcW
>>278
確かにインパクトも不十分で、この内容に引きつけられる要素は薄いかな、って自分でも思います

葡萄色の瞳、は紫の方を意識していましたけど、それがかえってまどろっこしくなってしまいました

なるべく第三者に分かりやすい文章をかけるよう頑張ってみます
280イラストに騙された名無しさん:2013/10/07(月) 09:00:11.07 ID:zQWAGvhJ
俺も書いてみた


それは、夏休みも半ばを過ぎようとしていたある日の朝だった。
そろそろ日が昇り始めようかとする時間に目が覚めた私は、頭に鈍い痛みを感じていた。
体もなんだか熱っぽいし、夏風邪でも引いたのかと思いながら、何気なく額に手を当てた私は、「それ」の存在に気がついた。
慌てて机の上に伏せていた手鏡を取り、自分の額を写してみると、「それ」はそこに存在していた。
(な、なんで私の頭にこんな物があるの?)
何度も触ってみても、「それ」は確かな質感を伴って、そこに存在していた。
自分の身に何が起こったのかがわからない。
(昨日の夜はこんな物はなかったのに……。どうなってるの?)
急に怖くなって、手鏡を放り出すと、逃げ出すような勢いでベッドに飛び込み、そのまま頭を抱えて眠ることしかできなかった。

「あちぃ……」
フライパンの上で焼かれるベーコンというのは、こんな気持ちなんだろうかと、どうでもいいことを考えながら歩く私を、
道行く人たちが物珍しそうに振り返る。
(見せ物じゃないんだから、こっち見ないでよ)
と心の中で呟きながらも、それも仕方ないかとも思う。
なにしろ、今の私は、どこからどう見ても不審者にしか見えないだろうから。
まだ午前中だというのに、既に暴力的な陽射しを撒き散らし始めている真夏の太陽の下を、パーカーのフードを目深に被り、
俯き加減に歩く私の姿は、慌ただしい街の中で明らかに浮いていた。
281イラストに騙された名無しさん:2013/10/07(月) 09:01:22.22 ID:zQWAGvhJ
つい数時間前にあんなことがあったばかりなのに、人間の体はお腹が空くように作られているようだ。
空腹という現実の前では、いつまでも逃げた振りを続けることはできず、ベッドから這い出してはみたものの、
今度は別の現実が待ち構えていた。
家に食料がなかったのだ。
普段ならば、インスタント食品やスナック菓子の買い置きが一つや二つはあるのだが、夏休みに入ってからの自堕落な生活の中で浪費され、
既に底を尽いていた。
そこで仕方なく街へと買い出しに出掛けることにしたのだが、ここで更なる現実が待ち構えていた。
頭にある「それ」を隠す必要があったのだ。
こんな物を剥き出しにして歩いていたら、たちまちワイドショーのネタに取り上げられるか、白衣の集団に拉致されてしまうだろう。
そんな事態を避けるための「それ」を隠せるような服は、クローゼットの奥まで探してみても、この季節外れのパーカーしか見当たらなかった。
こうしていくつもの現実に敗北しながらも、なんとか街へと出た私は、灼熱の太陽と好奇の視線でボロボロに打ちのめされていた。
その男と出会ったのは、まさにそんな時だった。

「そこの君」
後ろから声を掛けられ、肩を叩かれる。
無視して歩き続けようとするが、肩に置かれた手が引き留める。
「ちょっとお話を聞かせてもらってもいいかな」
(こんな時に職務質問?ツイてないなあ……)
小さく溜め息を吐き、適当な言い訳を考えながら振り向いた私の目に飛び込んできたのは、黒い帽子だった。
「なっ……」
形はマジシャンが被っているような帽子だったが、その高さは、私が知っているどの帽子よりも高かった。
フランス料理の世界では、偉い人ほど高い帽子を被っていると聞いたことがあるけども、三つ星レストランのオーナーシェフでも
こんなに高い帽子は被ってはいないだろう。
50p以上はありそうな帽子を被っていたのは、20代後半ぐらいの男。
銀縁の眼鏡、黒いタキシード、白い手袋を身に纏った男は、
「お巡りさんだと思った?残念、ただの通りすがりの執事でした」
と悪戯っ子のような笑みを浮かべていた。
282イラストに騙された名無しさん:2013/10/07(月) 09:03:13.46 ID:zQWAGvhJ
執事?
漫画やドラマでしか見たことないけども、その中では確かに執事と呼ばれる職業の人たちはそんな格好をしていたし、
どこそこの貴族にお仕えしておりますと言われたら、そのまま信じてしまいそうになるかもしれない。
だけど、この帽子は……。
似合う似合わないで言えば、似合ってはいるのだろうが、とにかく異常としか言いようがない。
なにしろ、高過ぎるのだ。
首が痛くなるほどの角度で見上げると、その天辺をようやく視界の端に捉えることができた。
私の視線が帽子に固定されていることに気づいた男は、
「ああ、これ? 丁度いいサイズのがなかったから、特注で作ってもらったんだけど、逆に目立ちっゃてるよね」
と苦笑しながら、片手を帽子の鍔に当て、軽く持ち上げた。
やや癖のある髪の間からチラリと見えたのは、黒光りする硬質な物体だった。
本来は人間の頭部に存在するはずのない物体。
そして、おそらくは私の頭にあるのと同様な物体。

「それ」は角だった。

「僕のはどうやら山羊らしいんだけど、君のはどんなのかな?」
呆然とする私の顔を覗き込むようにし、素早く片手をフードの隙間から潜り込ませてくる。
「ひゃっ!」
そして、そのままガシガシと頭を掻き回していた手がある場所で止まる。
「そ、そこは駄目……」
さっきまでの乱暴な手付きから一転、今度は優しくそっと撫で始めた。
「それ以上は駄目っ!」
「長さは5pぐらい、内側に丸く巻いているということは……羊、かな?」
「や、止めて!」
「どうして?」
「ど、どうしてって……、へ、変な感じがするから」
「変?」
「ムズムズするというか、こ、こう……、とにかく変なのっ!」
「もしかして、気持ちいい?」
「き、気持ちい……」
そこまで言い掛け、ここが駅前の大通りであることを思い出した。
283イラストに騙された名無しさん:2013/10/07(月) 09:05:02.54 ID:zQWAGvhJ
慌てて周囲を見渡すと、建ち並ぶ店先からは店員のお姉さんが驚いたような顔で見つめ、通り過ぎようとしたサラリーマン風のおじさんが気まずそうに顔を背け、
私と同年代の男の子がニヤニヤとした顔で携帯電話を構えている。
「と、とりあえず離れてっ!」
男の胸を両手で突いて後ろに跳び退り、その場でフードを掴んで屈み込んだ。
(ど、どうしよう。誰にも見せたことないのに、知らない男の人に触られてしまった……。お嫁に行けなくなっちゃう……。わ、私どうすればいいの?)
突然の出来事に混乱し、涙目になりながら、ガタガタと震えていると、フード越しに微かな重さと温かさとを感じた。
「ゴメンね。泣かせるつもりなんてなかったんだけど、君が可愛かったから、つい調子に乗ってしまったんだ」
「可愛い? 私が?」
「うん、可愛いよ」
「嘘よ! 頭にこんな角があるのに、可愛いわけないじゃないの!」
「そんなこと言ったら、僕の立場はどうなるの? 僕のなんて、君の10倍以上はあるよ?」
「そ、それはそうだけど……」
「だから、ね? 君を泣かせてしまったことは謝るから、とりあえず泣き止んでもらえたら嬉しいかな」
おそるおそる目を開けると、片膝を突いて屈み込んでいた男と目が合った。
その目尻が下がっていることからすると、どうやら、すごく困っているらしい。
初めて見たときは、20代後半ぐらいだと思ったけども、こういう表情を見ると、もう少し若いのかもしれない。
そんなことを考えていると、男が片手を差し出してきた。
「この先に車を待たせてる。まずはそこで、僕の主と会って話だけでも聞いてほしい」
「主?」
「君と同じぐらいの年の女の子なんだけども、これが怒ると怖いんだ」
怒られている場面を思い出したのか、自分の両肩を抱いて身震いをしていた。
その子供っぽい仕草を見ていると、さっきまでの恥ずかしくて、泣き出したくなるような気持ちも吹き飛んでしまい、思わず小さな笑みが零れてしまう。
「うん、泣いてる顔も可愛かったけど、笑ってる顔も可愛いよ」
そう言いながら私の頭をポンッと一つ叩くと、男は立ち上がり、再び手を差し出してきた。
284イラストに騙された名無しさん:2013/10/07(月) 09:07:54.16 ID:zQWAGvhJ
「うちのお嬢様ならば、君の知りたいことをすべて教えてくれるはずだよ」
「知りたい、こと?」
「そう、その角のこととかね」
「教えてくれるの?」
「どうする?」
差し出された手をそっと両手で包み込むようにして掴み、意を決して立ち上がる。
「行く!」
「よしよし、いい返事だ。さあ、行こうか」

これが私の長い旅の始まりだった。


相変わらず長いなあ
文章を短くするコツみたいなものがあったら、教えてほしい
自己評価は10点満点で3点ってことで
285イラストに騙された名無しさん:2013/10/08(火) 14:09:24.46 ID:3cd5wOh7
>>280-284
ちょっと短くしてみていい?試しに
286イラストに騙された名無しさん:2013/10/08(火) 18:04:30.01 ID:CMZI6/jl
煽りや嫌味みたいで気が引けるのですが、
自己評価10点満点で3点ってどうなんでしょうかね?
見てきた限り、かなりの確立で3点の方が多いような。
日本人の美徳としての謙遜を否定するつもりはありませんが
自発的に文章を晒すのであるならば、自己評価で7点をつけられるまで
推敲してから上げるできではないでしょうか?
3点というのはお世辞にも良い点だとは言えませんし、そういう評価を
するということは、良くない部分があると認識していることを意味します。
ならばまずは自力で直すべきでありますし、仮にこれが単なる謙遜であるならば
それは正当な評価ではないという前提になってしまい、スレッド的には
意味のない行為だと思います。
これを書くと結局のところ、自己採点を記載しなくなってしまうだけだろうと
躊躇しましたが、やはり気になったので。
287イラストに騙された名無しさん:2013/10/08(火) 18:24:16.92 ID:GAUyeH09
予防線引いてるだけでしょ、そんなことないよ十分上手いよ、の一言が欲しいがために謙遜している
例え酷評されてもこの文章はデキが悪かったんだから当たり前って、自分に言い聞かせている
自己採点とか無視して、ただ単純に思った感想を言えばいいんじゃない?
288イラストに騙された名無しさん:2013/10/09(水) 00:07:52.55 ID:/KyRoAv3
>>285
どうぞどうぞ
同じようなシチュエーションで、他の人ならどう書くかというのは興味があるので、
ザックリと短くしちゃって下さいな

自分で書いといてなんだけども、山羊男の防止の高さを強調しようとして、
三ッ星レストランのオーナーシェフでも〜と書いたけど、もっと単純な表現があったんじゃないかなとか、
「そ、そこは駄目……」以下の遣り取りはなくても作品としては成立しそうだなとか、
そういう点が気にはなってる
289イラストに騙された名無しさん:2013/10/09(水) 00:10:53.19 ID:MdDtw6k0
>>288
あんまり文かえずに
290イラストに騙された名無しさん:2013/10/09(水) 00:12:17.68 ID:MdDtw6k0
>>288
途中送信してもた
あんまり文かえずにやってみる。
291イラストに騙された名無しさん:2013/10/09(水) 00:15:41.53 ID:/KyRoAv3
>>286>>287
自己評価で7点を付けられるような作品を書けるならば、
わざわざこんなスレ(という言い方は失礼かもしれんけど)には書かず、
とっくにどこかの新人賞に応募してるよ

こんな形で文章を書いた経験がほとんどないから、
どうやって書けばいいのかすら試行錯誤中なんで、
自己評価3点の作品を、10点に近づけるためのアドバイスをほしい
そのためならば、厳しい言葉でもしっかりと受け止める覚悟はしてるので、
作品の中身に対してのレスをお願いします
292イラストに騙された名無しさん:2013/10/09(水) 00:28:07.01 ID:/KyRoAv3
こういう形で書いてみて思うのは、風呂敷を広げるのは簡単だけども、
畳むのは難しいってこと
いざ書き始めると、あれも書きたい、これも書きたいとなってしまう

自分の文章が長くて無駄が多いように感じるのは、それが原因かも
293イラストに騙された名無しさん:2013/10/09(水) 00:58:19.63 ID:MdDtw6k0
ちょっとざっくりやりすぎた感があるのはご愛嬌でorz

それは、夏休みのある日の朝だった。
頭に鈍い痛み。体もなんだか熱っぽいし、夏風邪でも引いたのかな。
などと、何気なく額に手を当てた私は「それ」の存在に気がついた。
慌てて手鏡で写してみると、「それ」は確かに存在していた。
(な、なんで私の頭にこんな物があるの?)
何度も触ってみても確かな質感がある。
(昨日の夜はこんな物はなかったよね……)
怖くなって手鏡を放り出すと、逃げ出すような勢いでベッドに飛び込み、そのまま頭を抱えて眠ることしかできなかった。
「あちぃ……」
フライパンの上で焼かれるベーコンというのは、こんな気持ちなんだろうかと、どうでもいいことを考えながら歩く。
道行く人たちが物珍しそうに振り返る。
(見せ物じゃないんだから)
でもそれも仕方ないか。
なにしろ、今の私は、どこからどう見ても不審者にしか見えないだろうから。
まだ午前中なのに、暴力的な陽射しを撒き散らす真夏の太陽の下を、パーカーのフードを目深に被り、俯き加減に歩く私は、明らかに周囲から浮いていた。
こんな状態なのに、私の体はお腹が空くように作られているようだ。
空腹の前にいつまでも逃げ続けることもできず、ベッドから這い出してはみたものの、今度は家に食料がないという現実が待っていた。
普段ならば何かしら買い置きがあるのだが、夏休みの自堕落な生活で浪費され、既に底を尽いていた。
街へと買い出しに出掛けるにしても、ここでも更なる現実。
頭の「それ」を隠す必要があったのだ。
こんな物を剥き出しにして歩いていたら、たちまちワイドショーのネタにされるか、白衣の集団に拉致されてしまうかのどちらかだ。
でも「それ」を隠せるような服は、この季節外れのパーカーくらいしか見当たらなかった。
現実に敗北しつつなんとか街へと出た私は、灼熱の太陽と好奇の視線で更にボロボロに打ちのめされていた。
294イラストに騙された名無しさん:2013/10/09(水) 01:02:26.08 ID:MdDtw6k0
「そこの君」
突然後ろから声を掛けられ、肩を叩かれる。
無視して歩き続けようとするが、肩に置かれた手が引き留める。
「ちょっとお話を聞かせてもらってもいいかな」
(職務質問?ツイてないなあ)
小さく溜め息を吐き、適当な言い訳を考えながら振り向いた私の目に飛び込んできたのは、黒い帽子だった。
「なっ……」
形はマジシャンが被っているような帽子だったが、その高さは私が知るどの帽子よりも高い。
手品のタネでも隠してるのか、50p以上はありそうなその帽子の主は、20代後半ぐらいの男。
銀縁の眼鏡、黒いタキシード、白い手袋を身に纏った男は、
「お巡りさんだと思った?残念、ただの通りすがりの執事でした」
と悪戯っ子のような笑みを浮かべた。
(執事?)
現実では見たことないけども、創作の中では確かに執事の人たちはそんな格好をしているし、一瞬信じかけたけど。
けど、この帽子は……。
似合う似合わないで言えば、似合ってはいるのだろうが、とにかく異常だ。高過ぎる。
その天辺を見上げるだけでも一苦労だ。
「ああ、これ? 丁度いいのがなかったから作ってもらったんだけど、逆に目立つよね」
言い訳するように苦笑しながら、男は帽子を片手で軽く持ち上げた。
やや癖のある髪の間からチラリと見えたのは、黒光りする硬質な物体だった。
本来は人間の頭部に存在するはずのない、そして、私の頭にあるのと同様な物体。

「それ」は角だった。
295イラストに騙された名無しさん:2013/10/09(水) 01:06:18.84 ID:MdDtw6k0
「僕のは山羊っぽいんだけど、君のは?」
彼は唖然とする私に構わず、手をフードの隙間に潜り込ませた。
「ひゃっ!そ、そこは駄目……」
それをあっさり探り当て、乱暴な手付きから一転、今度は優しくそっと撫で始めた。
「5pぐらい?巻いてるし……羊、かな?」
「や、止めて!」
「どうして?」
「ど、どうしてって……、へ、変な感じがするから」
「変?」
「と、とりあえず離れてっ!」
男を両手で突いて後ろに跳び退り、フードを掴んで屈み込む。
突然の出来事に混乱し、涙目になりながら、ガタガタと震えていると、フード越しに微かな重さと温かさとを感じた。
「ゴメンね。君が可愛かったから、調子に乗ってしまったんだ」
「嘘よ! 頭にこんな角があるのに、可愛いわけない!」
「そんなこと言ったら、僕はどうなるの? 君の10倍はあるよ?」
「そ、それはそうだけど……」
「泣かせてしまったことは謝るから、とりあえず泣き止んでもらえないかな」
おそるおそる目を開けると、片膝を突いて屈み込んでいた男と目が合った。
目尻が下がっている。どうやら、困っているらしい。20代後半ぐらいだと思ったけども、もう少し若いのかな。
そんなことを考えていると、男が片手を差し出してきた。
「この先に車がある。そこで、僕の主と会って話だけでも聞いてほしい」
「主?」
「君と同じぐらいな女の子なんだけど、お怒りになると怖いんです」
苦笑しつつ、自分の両肩を抱いて身震いをして見せる。その子供っぽい仕草を見ていると、さっきまでの恥ずかしくて、泣き出したくなるような気持ちも吹き飛んだ。思わず小さな笑みすら零れてしまう。
「うん、泣いてる顔も可愛かったけど、笑ってる顔も可愛いよ」
男は言いつつ私の頭をひとつ叩くと、立ち上がり、再び手を差し出した。
「お嬢様ならば、君の知りたいことを教えてくれるはずだよ」
「知りたい、こと?」
「そう、その角のこととかね」
「教えてくれるの?」
差し出された手をそっと両手で掴み、意を決して立ち上がる。
「さあ、行こうか」
296イラストに騙された名無しさん:2013/10/09(水) 01:09:24.71 ID:MdDtw6k0
改行長すぎて怒られたorz

間違えて消しちゃった改行もあるし……
あちぃ、の前に改行を脳内補完おながいしますorz
297イラストに騙された名無しさん:2013/10/09(水) 01:51:13.09 ID:/KyRoAv3
ありがとう

これぐらいザックリとしても、物語としては成立してるということは、
自分の文章には「無駄」が多いってことなのかな
ただ、その「無駄」の部分にこそ、書き手の個性が表れるわけだし、
その辺りをどうやって調節するかなんだよね

参考にさせてもらいつつ、もっといろいろと書いてみます
ありがとうございました
298イラストに騙された名無しさん:2013/10/09(水) 01:52:38.59 ID:MdDtw6k0
無駄が多いと言うよりは描写が多い、かなと思いました。
逆に文字数を稼いでるように感じた。

やってみて思ったのは、ひとつのことに対してほぼ必ずこと細かく説明しようとしてるって点かな。
例えば手鏡が机に伏せてあろうがベッドにあろうが、読者にとってはあまり関係ない。
想像力のない私のような人にはありがたいし私は好きだけど、
そこまで丁寧に描写しなくても読者は読み取ってくれると思うし、あまりに描写しすぎて想像力を働かせる隙がないようにも思う。……私も人のことは言えないけど。

慌てて取った手鏡がベッドにあるのか、机の上にあるのか、はたまた壁に掛けてあるのかは、読み手の想像に任せていいんじゃないかな、と思うのです。

偉そうに言ってるけど私も出来てないですけどね。
あとそれを意識し過ぎて余計な所削ってしまって、読者に理解してもらえないことも多々ありますけどねorz
299イラストに騙された名無しさん:2013/10/09(水) 17:50:43.25 ID:nVxIsyt6
ことの発端は、クラスメイトでから発せられた二文字の言葉だった。


昼休み。
300イラストに騙された名無しさん:2013/10/09(水) 17:52:54.02 ID:nVxIsyt6
ごめん、誤爆

人の悪意によって生まれる化け物の話を書こうかなと思ってたけど、なんかどうでもよくなった
301イラストに騙された名無しさん:2013/10/09(水) 19:48:53.56 ID:MdDtw6k0
>>300
気が向いたら書いて欲しいな、気になる。
302イラストに騙された名無しさん:2013/10/11(金) 19:45:41.11 ID:ZLcWk4c5
三題噺書きたいです。
お題を下さい!
303イラストに騙された名無しさん:2013/10/11(金) 21:56:21.42 ID:/+mv3RAN
>>302

エリマキトカゲ
USBメモリー
フェアリー
304イラストに騙された名無しさん:2013/10/12(土) 11:36:38.61 ID:Qzt9bciz
>>301
何とか書いてみた、動きのある描写は難しい

吉野守(よしのまもる)が、その光景を目撃したのは昼休みのことだった。
終礼を告げるチャイムが学校全体へ響き渡る。それを合図に生徒は緩慢な動作で食堂へ向かったり、教室で弁当を広げる者もいた。
吉野は大きく背伸びをしながら、鞄から弁当を取り出す。それから右ポッケに入れてある、屋上の合鍵を確かめながら教室を出た。
この学校は一般的に屋上解放はされておらず、扉は施錠されている。が、この学校に入学してすぐ、職員室からこっそりと拝借して合鍵を作っておいたのだ。今のところ、屋上を出這入りしている者は吉野を含め三人。
階段をコツコツと音を立てながら上がり、扉の前に辿り着く。
吉野は取り出した鍵を鍵穴に差し込み、右に回す。ガチャリと開錠した音が鳴り扉を開く。
305イラストに騙された名無しさん:2013/10/12(土) 11:39:42.02 ID:Qzt9bciz
最初に目に飛び込んだのは、床にうつ伏せになって蹲る友人ーー二宮晴也(にのみやはるや)だった。髪は乱れ、制服にはあちこち引き裂かれた痕。手の甲は擦過傷と青い痣が痛々しい。
次に、二宮を見下ろす三つの影が吉野の瞳に映る。彼らは突然現れた吉野の姿に目を見張っている。それだけで、吉野は全てを理解した。
「おい二宮! 大丈夫か?」
吉野はすぐさま二宮に駆け寄り、片膝をつきながら背中をタップする。二宮はとても気弱な性格で、不良グループからイジメの標的にされていたのだ。二宮が迫害を受けていたことは知っていたが、まさかここまでだったとは。
二宮は吉野の呼びかけには答えず、何かブツブツと念仏を唱えるように呟いている。
「よぉ、テメェ吉野守……だっけか? そいつ、屋上に上がるなんて校則違反を犯しやがったんだよ。だから俺達がお仕置きしてやった」
三人のうち誰かが言った。
「黙れよ」
ケラケラと嗤い合う三人組に向かい、言葉を放つ。それでも嘲るような声を止めない。
「…………ら、……て、…………だ」
蚊の鳴くような、とても掠れた声。それは西宮の口から発せられたもので、明確には聞き取れなかった。
吉野が聞き返そうとした瞬間、悪魔か何かにとり憑かれたようにガバッと西宮が起き上がる。重力も慣性も無視した、明らかに異常な動作。
不良グループ三人組の嗤い声が止む。そして驚愕した表情で西宮を見遣り、じりじりと後ろに退く。屋上には静謐さが戻り、聞こえるのは激しい風の音だけだった。太陽が爛々と照っており、吉野の顎に一滴の汗が這いずり、床に落ちた。
西宮は「ヒヒッ」と今まで聞いたことないような声を発し、
「お前らなんて、死ねばいいんだ!」
306イラストに騙された名無しさん:2013/10/12(土) 11:40:40.58 ID:Qzt9bciz
その台詞を引き金に、西宮の影が歪んだ。その影は生き物のように蠢き、すぐそばにいる吉野はおろか、距離が離れた不良グループまで巻き込む黒い円を床に作り上げる。
吉野は呆然としながらそれを見つめていた。
「西宮……何しようとしてるんだ。おい、西宮!」
吉野は西宮の肩を掴み、こちらへ振り向かす。しかし、そこに見知った友人の顔ななかった。
瞳は焦点が定まっておらず、だらりと開かれた口の端から血の混じった涎が流れ落ちている。意識があるかも不明だった。
不良グループの一人が、悲鳴を上げながら、不気味な影から抜け出そうと駆け出す。だがその願いは叶わず、影から這い出た得体のしれないナニカに足を取られ、盛大に転けた。
瞳に大粒の涙を溜めながらも、掴まれた左足を右足で蹴るなどと抵抗の意思を見せるが、無駄に終わる。
ぐしゅり。完熟したトマトを床に叩きつけた音と、たいして遜色のない、右足を潰された音が吉野の耳に届いた。
声にならない奇声を上げる姿が目に映る。信じられないといった表情で、残りの二人に、あるいは吉野と西宮に、救済を求める仕草をする。しかし誰も動こうとはしない。動けるわけが、ない。
「助けてくれ!」
それが彼の最期の言葉となった。名前すら知らない彼は、突如として現れた謎の化け物に頭部を喰われたのだ。
間歇泉を髣髴させるほどの膨大な血が空中に霧散し、吉野の頬に付着する。大きく震える手を頬にやり、そっと撫でる。人差し指には温かみを帯びた、真っ赤な血液がついてーー、
307イラストに騙された名無しさん:2013/10/12(土) 11:41:14.57 ID:Qzt9bciz
「ああぁあああぁぁああぁぁぁあぁっ!」
気づけば、吉野は頭を抱えながら絶叫していた。脳が理解することを拒む。だが脳裏に焼きついた光景は容易く拭えない。
化け物の姿を喩えるならば蜘蛛だ。体長は四メートルほど。体全体は漆を塗りたくったような黒で覆われ、それが西宮の心の深淵を表すように思える。
八本の脚はとても太く、吉野の頭部よりも大きい。脚の尖端にある爪はとても鋭利で、ひと突きされるとコンクリートに風穴が開くかもしれない。
化け物は、餌食となった彼を跡形もなく捕食し、辺りを一瞥する。
全身の毛が逆立ち、息を止める。心臓は未だかつてないほど跳梁し、背中から冷や汗が噴き出た。
「嫌だ! 死にたくねぇ!」
圧迫した空気に耐えられなくなった残りの二人が、化け物に背を向ける形で足を動かす。
それを見逃すわけでもなく、音に敏感な化け物は、矢のごとく俊敏な脚部の動きで、二人に襲いかかる。頭胸部の歩脚を器用に使いこなし、逃げ惑う二人の背中を容赦なく穿つ。串刺しとなった身体はびくびくと小刻みに痙攣し、やがて静止する。
簡単に、呆気なく、三人、死んだ。
「ハハッ、なんだよこれ」
吉野は笑った。口角の左半分だけが釣り上がり、とても不恰好な笑みだった。
隣で立っている西宮を横目に見る。顔は先ほどと変わらず、しかしどこか恍惚とした表情を浮かべていた。
308イラストに騙された名無しさん:2013/10/12(土) 11:46:36.01 ID:Qzt9bciz
ここからヒロインが登場して化け物をやっつけたりするのを想像してたけど、長いからやめた
戦闘ものは語彙力がないとホント難しいなぁって実感した
もっと文章書かなきゃなぁ……
309イラストに騙された名無しさん:2013/10/12(土) 11:51:40.34 ID:Qzt9bciz
連投ごめん
そこに見知った友人の顔ななかった。は誤字。
あと主人公が叫んでるのに、音に敏感な〜って描写してる化け物が襲いかからないのはミスです
310イラストに騙された名無しさん:2013/10/12(土) 12:38:33.44 ID:iJx+diZV
二宮なのか西宮なのか、いったいどっちなのかと……
まあ、それは措いといて、


「うつ伏せ」とは、腹這いになって伏せていること、
「蹲る」というのは、体を丸めて屈み込むことなので、
「床にうつ伏せになって蹲る」という体勢は、まず無理
そこは「うつ伏せになって倒れている」、もしくは
「腹を抱えて蹲っている」というような表現じゃないとおかしい

「屋上には静謐さが戻り、聞こえるのは激しい風の音だけ」とあるけど、
静かなのか静かじゃないのか、どっちなの?
激しい風の音がしている状態は、「静謐」とは言わないよ

「掴まれた左足を右足で蹴」っていたのに、潰されたのは右足というのは、
どういうことなの?
左足を掴まれていたのならば、潰されるのは左足のはずのはずだし、
先の尖った蜘蛛のような脚で、どうやって人間の足を掴むのかとかもよくわからん


と、相反するような表現があったり、誤記だと思われる部分があったり、
文章全体を通して読んだ場合に、「ん?」と止まってしまうことが多い
311イラストに騙された名無しさん:2013/10/12(土) 12:56:48.02 ID:Qzt9bciz
>>310
恥ずかしいミスばっかりでもはや自分でも笑えてくる
今まで何回かここに文章を晒してきたけど、上達している気配が全くないや


的確なご指摘ありがとうございます。描写以前にきちんとした推敲ができていないから、冷静に自分の文を眺めて手直しすることから初めたいと思います。とても参考になりました。
312イラストに騙された名無しさん:2013/10/12(土) 16:56:58.20 ID:nGXNQD8M
>>303
ありがとうございます。私に連休は関係ないので少しお時間いただきますが、書いてみます。
313イラストに騙された名無しさん:2013/10/17(木) 21:37:59.80 ID:4DqfOqLn
空が暗い。腕時計をちらりと見ると、時刻は既に六時を回っていた。
晩夏の湿った生ぬるい風がゆっくりと吹きわたり、かろうじて残ったいくつかの木々をさわさわと揺らす。
血でにごった水たまりをひょいと飛び越えながら、壊滅した街と、世界の情景を楽しむような足どりで歩いてゆく。
原型をとどめない死体があちこちに転がっているけれど、感覚が麻痺しているのか、「死」に慣れきってしまっているからなのか、不思議と、恐怖や気持ち悪さは感じなかった。
314313:2013/10/17(木) 21:39:33.16 ID:4DqfOqLn
あ、ちなみに>>312じゃないです
315イラストに騙された名無しさん:2013/10/19(土) 02:12:32.37 ID:0qtEmLnu
改変してるんで笑ってもらう前に三年前の晒すわ

キングバードの習性で考えると十中八九は着いてくるだろう。
この最終形態、速さもなかなかのようで、趣のある古びた建物を過ぎればあっという間にトネ山の上空だった。
案の定、着いてきた。
掟破りだがこうなればもう降段を覚悟の上だ。
村長もまさか文句は言わないだだろう。

「さて、ここで思う存分闘おう。大将鳥」

「おいビーン、言葉通じ
ると思ってんのか?」
ビーンはメガホン機能を使って音声を外に発信する。
それがあまりにも機内に響くものだから、ジャックは思わず耳を塞いだ。
「ポゥ……」

大将鳥は、か細い声で鳴き、悲しげな瞳でこちらを見つめた。

(通じてる!?)

とは限らないが、少なくとも大将鳥にビーンの気持ちは通じたのだろうか。
それでも、すぐにまた容赦なく突進してきた。

「ポオオオオオオォーーウ!!」

来る、2人は意外と冷静だった。
まだだ。ギリギリのところで撃つ。
命が惜しくば躊躇いなど捨てて。
ただし、確実に仕留めるため、至近距離まで待つ。
316イラストに騙された名無しさん:2013/10/19(土) 02:13:59.62 ID:0qtEmLnu
『今』だ。
長年のコンビ歴のかいあって、タイミングは一致した。
命中した。
刹那に爆風が吹きすさぶ。
同時に、標的の目玉と内臓が飛び出たのが瞳の奥の記憶に焼き付いた。
鮮血は噴射し、紅い雨を降らす。
分散された肉片は墜ちてゆく。
キングバードのボスは即死だった。
至近距離での出来事に、ジャックとビーンは思わず目を伏せた。

「おええっ」

「ビーン!」

地上に戻るまで、ビーンは終始俯き、涙を浮かべていた。
ジャックもまた、さっき見た映像は一生脳裏に焼き付いて離れないことだろう。忘れてはならない気がしていた。
317イラストに騙された名無しさん:2013/10/19(土) 07:20:22.94 ID:0qtEmLnu
あげ
318KBO ◆gsNoahGATI :2013/10/19(土) 07:22:54.63 ID:97n5pLIl
俺が田上だ
319イラストに騙された名無しさん:2013/10/20(日) 02:33:28.40 ID:f4nF/O7A
>>315
>>316
プロだろ
320イラストに騙された名無しさん:2013/10/23(水) 16:34:48.74 ID:kjyTd5AO
>>319
サンクス
改行おかしいけど評価よろ
321イラストに騙された名無しさん:2013/10/24(木) 23:38:46.36 ID:M2IVQgpI
>>315
この部分だけ読むと、状況がよくわからないんだが、
飛行機乗りの二人組が、巨大な鳥の怪物と戦う話でいいのかな?

その前提で評価すると、アクション要素が希薄かなと思う
トップガンばりのドッグファイトをしろとは言わんけども、
せっかくの空中戦なのに、相手が近寄って来るのを待って、
一発で仕留めるだけというのは、ちょっと呆気ない
しかも、それが最終決戦?だと、尚更のこと

敵の大将との種族を超えた友情?ライバル?みたいな関係を
しっかりと描いてくれた方が、言葉が通じる通じないという遣り取りが
より重みを増して来るような気はする
322イラストに騙された名無しさん:2013/10/25(金) 01:35:50.11 ID:9PhkYxYz
>>303のお題で書いたまま放置してたのを、とりあえず晒してみる


若者を中心に蔓延しているという新型ドラッグ「フェアリーズ・ダスト」について調べるため、
売れないジャーナリストの俺は、新宿の闇へと足を踏み入れた。
そこで情報屋の“ジョニー”と出会った俺は、「国家機密クラス」の情報が記録されているという
USBメモリーを入手する。
その直後から、俺の周囲には怪しい影が蠢き始め、そして……俺は走っていた。

夜の新宿を俺は走り続ける。
(くそ、なんでこんなことに……)
奴から逃げるために。
(俺が何をしたってんだ?)
新宿最強の殺し屋が、俺を狙っている。
(殺されてたまるか!)
スーツの内ポケットに入っているUSBメモリー、すべての元凶はこいつだ。
(どうすればいい? 警察は……アテにならない)
ほんの軽い気持ちで手を出してしまったことを後悔しても、もう遅い。
(とにかく、逃げるしかない! 逃げて、逃げて、逃げまくる!)
猥雑とした裏通りから飛び出すと、駅前の高速バス乗り場が見えてきた。
(こんな街にはいられない。どこでもいいから、奴がいない場所へ)
張り裂けそうになった心臓が、新鮮な空気を求めて疼いている。
(年は取りたくないな。これ以上は走れそうもないし、少しはぐらいなら……)
荒い息を吐き出し、夜空を見上げた俺の目に、赤い色が映った。
(ま、まさか……)
ネオンライトを切り裂いて、高層ビルの屋上から飛び降りてきたのは、血のように赤いマフラーを纏った死神。
323イラストに騙された名無しさん:2013/10/25(金) 01:37:21.88 ID:9PhkYxYz
奴の名は、エリマキトカゲ。
喉元の傷――かつて某国の特殊部隊を丸ごと血祭りに上げたときに負ったらしい――を隠すため、
夏でも赤いマフラーを巻いていることから付けられたコードネームだ。
爬虫類じみた不気味な顔と、2mを超える巨体、そしてなにより、その残忍な性格から、
新宿最強の殺し屋として恐れられている。
「こいつが表沙汰になれば、総理大臣のクビなんて簡単に吹っ飛ぶぜ」と、
笑いながら俺にUSBメモリーを手渡した“ジョニー”は、もうこの街にはいない。
俺の目の前で、エリマキトカゲの手でバラバラに解体された。
奴は、素手で人体を徹底的に破壊することができるのだ。
そんな化け物が、呆然と立ち尽くす俺に目掛けて、拳を振り下ろそうとしている。
(あぁ、これは間違いなく死んだな……)
その拳が俺の顔面を砕こうとした瞬間、奴の丸太のように太い腕に、黒い針が突き刺さっていた。
(な、なんだ!?)

「そこまでよ、ヤン・ウェンフェイ! それとも、今はエリマキトカゲと呼んだ方がいいのかしら?」

俺の背後から聞こえた凛とした声に振り向くと、そこには艶やかな黒髪の女が立っていた。
324イラストに騙された名無しさん:2013/10/25(金) 01:41:43.83 ID:9PhkYxYz
腰まである長い髪を掻き上げると、その手にはいつの間にか黒い針が握られている。
「どうする? ここで決着を付ける?」
エリマキトカゲは、針が刺さった腕を抑えながら女を睨みつけていたが、じりじりと後ずさりを始めた。そして、腕に刺さっていた針を引き抜くと、俺に目掛けて投げ付けてきた。
(あぁ、今度こそ間違いなく死んだな……)
咄嗟に目を閉じて身構えていると、キンッと金属同士がぶつかり合うような音が響いた。恐るおそる目を開けると、路面に針が2本落ちているのが見えた。
「危ないところだったわね」
と言いながら、黒髪の女が近付いてきた。
改めて女の顔を見てみると、かなりの美人――街を歩けば、10人中9人が振り向くだろうと思われるレベルだ――だった。
だが、その顔を見つめる俺の目は、恐怖で引き攣っていた。
女の手には、先ほどまで握られていた針はなかった。
ということは、エリマキトカゲが投げた針を、その針で撃ち落としたということか?
この女も、エリマキトカゲ並みの化け物なのか?
「あら? せっかく助けてあげたのに、礼の一言もなし? この国の人間は礼儀正しいと聞いていたけど、私の思い込みだったのかしら?」
「あ、ありがとう……」
どうにかして掠れた声を絞り出すが、俺の喉は、カラカラに乾涸びていた。
「うん、どう致しまして」
そう言いながら笑った女の顔に、一瞬ドキリとはしたものの、今はそれどころではない。(奴は? エリマキトカゲはどうなった?)
慌てて周囲を見回してみても、奴の姿はなかった。
「一旦は退いてくれたみたいだけど、またすぐに狙ってくるでしょうね。あいつはかなり執念深いから、この程度では諦めてくれないわよ」
命の危険が去り、少しだけ落ち着きを取り戻した俺の耳には、周囲のざわめきとサイレンの音が聞こえ、こちらを指差しながら、走って来る警官の姿が見えた。その後ろにも何人かがいるらしく、無線に向かって叫んでいる声も聞こえてくる。
この状況は、非常にマズい。どうすればいい?
そんなもの、決まっている。
「どうする?」
問いかけてくる女に対して、俺は一つ溜め息を吐いて答えた。
「俺は逃げる。奴に殺されるのも、警察に捕まるのも御免だ」
「あら奇遇ね。私も同意見よ」
隣に立つ女と目が合うと、お互いに頷いた。
325イラストに騙された名無しさん:2013/10/25(金) 01:45:14.45 ID:9PhkYxYz
「さて、愛の逃避行と洒落込みましょうかね」
女が差し出してきた手をそっと握り返し、そのまま二人で走り出した。

夜の新宿を俺たちは走り続ける。
どこに向かってかは知らないが、とりあえず走り続ける。
今の俺にできることは、それだけなのだから。


こんな感じになった
改行が一部変な感じになってるけど、そこは気にすんな
無駄に長い癖は少しは改善されたような気がするけど、どうだろうかね
あ、もちろん自己採点は10点満点で3点ですよ
326イラストに騙された名無しさん:2013/10/25(金) 13:21:24.74 ID:sCPaF9Fs
>>321
ありがとう
参考になったよ
327イラストに騙された名無しさん:2013/10/26(土) 07:08:09.12 ID:7dpJLb7v
いま「僕の彼女は朝鮮人」っていうラノベ書いてるからお前ら待ってて
序盤は反日ツンだけど、中盤で韓国の異常さを思い知って発狂するシリアスなシーンもある
328イラストに騙された名無しさん:2013/10/26(土) 08:31:52.10 ID:IsYfCvo0
ラノベとしてはすごく重そうなテーマだなw
329イラストに騙された名無しさん:2013/10/28(月) 23:46:58.05 ID:oxV6zMab
速度上げるために燃料投下。
ttp://sokkyo-shosetsu.com/
本スレ? と言うべきか。ワナビスレであげられてたこのサイト使えばいいと思うの。
文章力がよく知れるよ。ここで書いたものを晒して評価してもらう、て形なんてどうだろう。
題と制限時間ぎ与えられるし、選択によっては必須要素もつけられる。トレーニングにもなるし、文章力を晒すアイテムとしても優秀。
外部だからhは抜いとくね。
330イラストに騙された名無しさん:2013/11/09(土) 19:37:02.37 ID:go/xLghp
過疎ってるなぁ
331イラストに騙された名無しさん:2013/11/10(日) 11:11:35.04 ID:nYbTnCp/
暗闇。ボクは走っていた。
足が前に進む度、跳ねる汚泥。湿気を帯びた糞尿の臭いに吐き気をもよおす。
加えて、脇腹に走る鈍い痛み。手を当てると、ぬるりと温かい感触がした。血はまだ止まっていない。
嗅覚、そして痛みによる攻撃に耐え――ボクは走る。走らなければならない。
――痛い、苦しい、辛い。
嫌なことばかりだ。生まれてから十六年――いいことなんて、一つもない。
生まれてすぐから「失敗作」と罵られ、暗くて狭い空間に閉じ込められ、挙句捨てられそうになり。でも――それでも……
――ボクは、まだ死にたくない。
辛かった、苦しかった。そして今もなお、辛い、苦しい。
生きている意味なんてあるのかな?
何度も考えた。考え、悩み、苦しんできた。
――でも、死にたくない。
向けられる銃口、「死」を目前に、足がすくんだ。頭の中が真っ白になった。同時に感じた痛みに、ボクはわかった。まだ、「死にたくない」のだと。
何故、死にたくないのだろう。ボクに存在価値なんてないのに。生きている意味もわからないのに。……こんなにも、苦しいのに。
――わからない。
わからない。何故ボクは「生」に執着しているのだろう。きっと、この暗いトンネルを抜けた先も辛いことばかりだ。なのに、ボクは何故――
332イラストに騙された名無しさん:2013/11/10(日) 11:12:05.65 ID:nYbTnCp/
「失敗作め! あいつ、どこに!」
――まずい。
追手はもう、すぐそこまで迫っていたらしい。木霊する男の声、水を跳ねる複数の足音。
――もっと、走らなきゃ。
そう、走らなくては。ボクはまだ死にたくない。生きていたい。理由は分からない。でも、そう思うから――
走る速度を上げようと、足に力を込めるが――途端、足がもつれ、くらりと目眩がした。どうやら、血を失い過ぎたようだ。
このままではきっと、もうそんな長くもたない。血を止めないと。しかし血を止めるものなんて持っていない。ボクが持っているものなんて……
着の身着のまま、肌を包む薄い布切れ一枚しかない。今の自分では、何の処置もできない。
――ここまで、なのかな……。
絶望。一言、その一言が頭に浮かぶ。
追ってくる人はいても、救ってくれる人なんていない。だから、ただ死ぬまでの時間がほんの少し伸びただけで、至る結果は何も変わりがないのだ。
壁に手を付き、走るのをやめる。もう、疲れた。眠い、寒い、痛い、辛い、苦しい。きっとこのまま目を閉じてしまえば、楽になれるのだろう。だから座って、目を閉じてしまえばいい。そうして、生きるのを諦めてしまえばいい。
――でも、死にたくない。
そう、死にたくないからボクはあの空間から出た。そして、今こうして奴らから逃げている。
足が前に出る。壁を押し、手を握りしめる。
――そう、だから走らなきゃ!
ドロドロの水を蹴り、走りだす。痛い、臭い。でも、止まれない!
角を曲がり、広場のような空間に出る。空気が変わった。暖かい。そして少し先、上から光が指しているのが見えた。
――外、だ!
光が差す、すぐ側。かけられたハシゴに手をかけ、登り始める。上から流れてくる空気はさっきまでの淀んだ空気とは違い、新鮮なものだ。見上げた光は眩しく、視界を奪う。けれど暖かく、強いこの光は地上のものだと信じ――
すぐそこにある光に向け、手を伸ばした。

一章 

プロローグ部分です、評価等よろしくお願いします!
333イラストに騙された名無しさん:2013/11/10(日) 11:33:54.59 ID:hf6pTtY2
細かいところはともかく大雑把に悪くない。中の中やろう。
ここから先は読ませる魅力を磨いていく段階。
さらに心理や情景のバランスを取っても面白い。
334イラストに騙された名無しさん:2013/11/11(月) 18:00:10.26 ID:KC204Tda
>>333
ありがとうございます!
批評等ありましたら遠慮なく……。
感想ありがとうございます。
335イラストに騙された名無しさん:2013/11/11(月) 20:02:13.46 ID:0tOK0JE8
安定して上手いと思うので、一点だけ

個人的な意見としては、「光」を見出す場面を、もう少し劇的なものにした方がいいんじゃないかなという気はする
この場面での「光」というのは、「生」であり、「希望」なんだから、そこに至るまでの苦しみを、もっと強調してもいいかもしれない
一旦立ち止まっってから、もう一度歩き始め、角を曲がったら「光」が見えました、ってのじゃ、ちょっと呆気ないかな


傷つきながら走り続けるけども、どこまで走っても、出口は見えない
追手がすぐそばまで迫っているのはわかっているけども、もう走れそうもない
諦めと痛みに負けて、暗闇の中で倒れてしまう主人公
「死」を覚悟したその時に、ほんの少し先に、わずかな光が差し込んでいるのに気づく
もう少し、もう少しだけ
這いずりながらも、再び進み始め、なんとか光を掴もうと手を伸ばし……


俺ならば、↑こんな感じにするかな
この方が、いかにもピンチっぽくない?
336イラストに騙された名無しさん:2013/11/12(火) 21:17:09.61 ID:cbE3Kfz/
>>335
なるほど、ありがとうございます!
確かに335さんの挙げた例の方が、ピンチ感があっていいです。
参考に改稿してみます。
ありがとうございました。
337イラストに騙された名無しさん:2014/01/03(金) 23:22:32.40 ID:rVteEpqZ
人います?
338イラストに騙された名無しさん:2014/01/04(土) 09:36:42.61 ID:A7iUgAQq
いるよ
339イラストに騙された名無しさん:2014/01/07(火) 15:08:41.80 ID:JfBLELm1
あけおめでござい
誰か品評宜しくお願いします



夢を見ていた。一体それがどんな夢か分からない。だが、俺は確かに夢を見ていた。
「……い、おい!起きろ薄ら馬鹿!」
ふいにそんな声が聞こえ、俺は目を開けた。
あまりの眩しさに眉を顰めながら周囲を見渡すと、こちらを覗き込む数人の顔があった。いずれも友好とは縁遠い表情だ。
 その中の一人、一際目を引く美貌を持った男が憎々しげに口を開く。
「こんな日にも居眠りとはな。お前は本当に何を考えて生きているんだ」
「世界平和とか?」
俺の軽口に、男は苦虫を噛み潰した様な表情になる。そしてそのまま顔を前へと向けた。どうやら話すだけ無駄だと悟った様だ。割と本気だったのに。


プロローグ後の書き出しです
宜しくお願いします
340イラストに騙された名無しさん:2014/01/08(水) 03:14:18.23 ID:n2Ycdegq
>>339
おめっとう
一点だけ言えば描写が足りない

まず、主人公を起こす調子が優しかったとか乱暴だったとかが不足している
主人公がどこで居眠りをしていたか、どのような姿勢で眠っていたのかの情報もない
そのせいか、苦虫を噛み潰したような表情をしたイケメンが向いた『前』ってどっち? という突っ込みしか残らなくなる
341イラストに騙された名無しさん:2014/01/08(水) 10:12:04.34 ID:Zdo38vuj
「お前の嫁はこの私だ」
多分、今まで見た景色としては一番綺麗な空だろう。
澄み渡る青、雲ひとつないそれはどこまでも深く……
「聞いてんのかコラ」
「おうっふ」
首を閉められました。
さて、春の学校、その屋上。
俺を押し倒し、その上に跨るこの少女は知る人ぞ知る、超絶美少女だ。
この学校において、嫁にしたいランキング堂々の一位、さらにプライベートではモデルもやっているという。
そんな女の子と、俺は何故こんなことになってるんだろうな?
「き、い、て、ん、の、かコラ」
「おうっおうっ……揺さぶるな、聞いてるから!」
……ほんと、どうしてこうなったんだろうなぁ。
そうだな、あれは遡ること五分(ダッシュダッシュ)
『お前の嫁はこの私だ』
(ダッシュダッシュ)そう、つまり、つまるところ。
全く見に覚えがない。
昼休みの屋上、何と無く「ふっ……風が俺を呼んでいる……」とか馬鹿みたいなことしてたら、いきなり無言の美少女がやってきて、俺の襟を掴んだと思えば、次の瞬間俺は空を見ていた……とか。
その美少女がやっと放った第一声が、まさかの嫁宣言とか。

表には出してないだけで実は中二病な美少女と、ごく普通な(自称)男子高校生の主人公が織り成す学園ドタバタラブコメです。テンプレに従順なので既視感あると思いますが。ワナビスレに投下したものの反応無しだったので、お願いします。
評価基準は批評、改善した方がいい点、何でも大丈夫です。
出来れば、続きが気になるか、本になったら読みたいと思うかをお聞きしたいです……。
342339:2014/01/08(水) 12:50:34.87 ID:010RlCv1
>>340
品評ありがとうございます

ご指摘頂いた後、>>339だけでなく、現在執筆した部分全てを読み直しました。
ご指摘通り、全体的に描写不足な事に気付かされました。
今後はそういった部分に注意しながら、推敲していきたいと思います。

手直しして、またここのお世話になりたいと思っておりますので、
その際は是非お願い致します。

本当にありがとうございました。
343イラストに騙された名無しさん:2014/01/08(水) 15:54:03.28 ID:szPyqGzM
>>339
あけおめ

主人公とその周囲にいるキャラたちとの関係が、どんな関係なのかがよくわからん
「薄ら馬鹿」呼ばわりしたり、それに軽口で答えたりしてるぐらいなんだから、
友達とはいかなくても、なんらかの顔見知りではあるはず

それなのに、「こちらを覗き込む数人の顔があった」とか、「一際目を引く美貌を持った男が」とか書くと、
まるで初めて会ったかのような印象を与えかねないよ
344イラストに騙された名無しさん:2014/01/08(水) 16:03:06.44 ID:szPyqGzM
あと、主人公は軽い性格の人物のような印象を受けるんだけども、
それならば、それを強調するような言動をさせた方がいいんじゃないかと思う

例えば、居眠りから起きたときに、眉を顰めながら周りを見渡すだけじゃなくて、
大きく欠伸をしながら、「おい〜す。あれ? みんなお揃いでどうしたん?」と喋らすとかさせたりね

そうやって主人公が軽く挨拶しても、周囲の人物が挨拶を返さないとかすれば、
↑で書いたような、主人公と他のキャラたちとの関係を伺わせるような文章にできるかもしれない
345イラストに騙された名無しさん:2014/01/08(水) 16:30:11.66 ID:szPyqGzM
>>341
主人公と美少女との遣り取りが、いきなり投げ捨てられ、馬乗りになられ、
さらには首まで絞められている割に、あっさりとし過ぎてるような気がする

首を絞められて苦しんでるのに、何もリアクションをしないというのは、
かなり不自然だろ
例えば、相手の腕を叩いてギブアップの意思表示をしたり、
ジタバタと暴れて相手を跳ね除けようとしたりぐらいはするんじゃないの
咄嗟のことで、呆然としているというのはわかるけども、
下手したら命に係わりかねないような事態に、身動き一つしないってのは、
はっきりと言って、変だと思う

襟首を掴まれて頭を揺さぶられてるんだから、
主人公が後頭部をコンクリートの床にガンガンと当たってたりしててもおかしくないのに、
その痛みに対しても、なんの反応もしていないというのも、かなり変
346イラストに騙された名無しさん:2014/01/08(水) 16:36:54.03 ID:szPyqGzM
あと、最初の「お前の嫁はこの私だ」という台詞も、物語の始まりを告げる言葉としては、
インパクトに欠けている
「お前の嫁はこの私だっっっ!!」のように、末尾を少し変えるだけでも、その台詞を強調できるので、
いろいろと工夫をしてみた方がいいのでは
(「聞いてんのかコラ」 → 「聞いてんのかコラっっ!!」 なども同様)

暴力系のヒロインを持ってくるんだったら、その台詞や言動にも、
それ相応のインパクトが求められるはず
今のままだと、ただのテンプレで終わってしまいそうだから、
なんらかの工夫が必要になって来るんじゃないかと思う
347イラストに騙された名無しさん:2014/01/08(水) 16:59:20.38 ID:szPyqGzM
>>341を読むと、小説の一部分というよりは、
文庫の裏側に書いてあるあらすじの紹介文みたいな印象を受ける

文章全体にメリハリを付けて、読ませる工夫をしないと、
最初の何ページかで本を閉じられかねないよ

この暴力的なヒロインが、物語が進んで行くにつれて、、
可愛い部分や弱い部分をさらけ出して行ったりする
暴力系ヒロインが嫌いな俺でも読みたくなるような、そんな展開を期待してます
348イラストに騙された名無しさん:2014/01/08(水) 23:40:21.06 ID:Zdo38vuj
>>345-347
ありがとうございます。
作者としての視点を捨てて、もう一度一から読み返し、改稿していこうと思います。
ありがとうございました。
349イラストに騙された名無しさん:2014/01/10(金) 18:31:24.65 ID:G/iEnSSp
他の人の文章を批評しているだけでは何なので、俺も少しだけ晒してみる

戦記物っぽい感じで書いてはみたけども、戦力のバランスを取るのが難しくて、
いろいろと試行錯誤中
戦記物の見どころの一つに、少数の軍が多数の軍を相手取り、
計略を駆使して戦力差をひっくり返すというのがあると思うんだけども、
これがなかなか難しい

国境地帯の大平原で、東西から挟撃を受けそうになってる守備隊と、
それに助勢する異能者といういう設定です
アドバイスとかあれば、よろしく
350イラストに騙された名無しさん:2014/01/10(金) 18:32:04.63 ID:G/iEnSSp
(森が、動いている?)
最初は、風を受けて枝がそよいでいるだけに見えた。
だが、その枝の動きは、まるで意思を持ち、獲物を狙う蛇のように、一本一本が蠢いていた。
(……どうなってるんだ?)
西側の敵は足止めしてておくから、東側の敵は自分たちでどうにかしろとは昨夜のうちに聞かされていた。
目の前に広がるこの不気味な森が、約束の「足止め」なのであろうことは理解できた。
理解はできたが、そもそもの問題として、わからないことがある。
「なあ、あんな所に森なんてあったか?」
甲冑を纏った大男が、隣に馬を並べている痩せた男に尋ねる。
「私の記憶が正しければ、昨日の夜まではなかったはずですが……」
「だよな」
ここは、昨夜までは荒涼とした平原だった。
夏は身の丈ほどの草が青々と生い茂る場所ではあるが、冬にはその草も枯れ果て、
所々に風に揺れる骸骨のような姿を晒しているだけだったはずだ。
それが、一夜明けてみると、鬱蒼とした森へと変わっていたのだ。
「夢でも見ているような気分だぜ」
「それも、飛びっきりの悪夢です」
「あぁ〜、確かに敵さんからしたら、悪夢だろうな」
森の外からでは、深い闇に覆われているため、中がどうなっているのかを窺い知ることはできない。
だが、木々の間から、悲鳴に近い怒号が漏れ聞こえてくることから、中に囚われている者たちが、
極度の恐慌状態にあることは間違いなさそうだ。
(そりゃ、そうなるわな)
いかに精強な騎士団とはいえ、姿の見えない相手と戦う術など身に付けているわけがない。
ましてや、あるはずのない物が、あるはずのない場所に突如として現れたのだ。
これで、落ち着けと言うのは、いくらなんでも無理な注文だろう。
(気の毒だけども、相手が悪かったと思って諦めてくれ)
戦場にありながら、まともに剣を振るうことすらできないのだ。
軍人としては、これ以上の悔しさはないだろう。
心の中で、敵であるはずの相手に軽く敬礼を送ってから、背後に控える1万3千の兵たちに向き合う。
351イラストに騙された名無しさん:2014/01/10(金) 18:32:47.97 ID:G/iEnSSp
「さてと、約束通りに3万5千の軍勢を足止めして貰ったからな。残りの4万8千の方は、俺たちで何とかしないとな」
「出撃の準備は、既に整っております」
「よし」
大きく頷くと、右手に持った長槍を高々と掲げた。
「狙うは《太陽王》の首一つ。お前ら、出撃だっ!!」
「「「応っっっ!!」」」
兵たちも、手にした武器を高々と掲げる。
「死ぬ覚悟がある奴だけ、俺に続け!」
「「「「応っっっっ!!」」」」
大男の激しい檄に続き、痩せた男が右手を上げる。
進軍を告げる喇叭の音が戦場に響き渡る。
「《六芒星》の加護は、我らにあり! 全軍、突撃っっ!!」
「「「「「応っっっっっ!!」」」」」
352イラストに騙された名無しさん:2014/01/11(土) 01:11:37.81 ID:FBkSNVmL
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!
狂ってなんかいない。
あたしは独り、でも。
悲しくないもん。辛くないもん。
一人でも、寂しくないもん。
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ……。
ねえ、甘いものって美味しいよね?
アイス、チョコレート、アメ、ジュース、イチゴ…………。
甘いもの、って不思議だよね?
食べたら幸せになるんだ。お腹がいっぱいになってね、それからね、幸せでね、幸せで……
あ、そうだ! チョコレート食べよう!
えへへ、たくさん買ったんだ!
あれもこれも、あとそれも! どれから食べようかな!
ああ、幸せだなぁ。甘いものに囲まれて。
あたし、幸せだよ?
独りでも、寂しくないよ?
いっぱいだもん。お腹だって、心だって!
だから、だから……あたし頑張れるよ?
独りでも、寂しくないもん。
独りでも……寂しくなんか、ないもん…………。
353イラストに騙された名無しさん:2014/01/11(土) 01:13:22.26 ID:FBkSNVmL
お願いします。
所々に入れる予定の、ヒロインのモノローグです。
この部分は物語の序章です。書き出しです。
続きが気になるかどうか、お願いします。
物語中ではクール、完璧超人なヒロインが心に抱える闇を、穴を表現する部分です。
354イラストに騙された名無しさん:2014/01/11(土) 03:13:52.15 ID:STQoTASb
「あ」が多すぎる

叫びを表現する一つの手法だとは思うけど、ここまで多いと、ウザいだけという印象

「あ」をたくさん並べるだけなら、猫でもできるんだから、そんな方法に頼らず、
もっと文章で読ませる工夫が必要なんじゃないかな
355イラストに騙された名無しさん:2014/01/11(土) 03:36:03.54 ID:FBkSNVmL
はい、ありがとうございます。
一つ言わせてもらいますと、
レスなので改行、文字数の関係でちゃんと表現できませんでしたが、この「あ」はそれだけで文庫本換算1pを埋めます。
上記のこれから何を表現したいのか、それはヒロインが狂っていることを表現しようと思ったのですが、やはり私の描写不足でしたね。
ちなみに某レーベルで三次までいっている作品です。
その際に「ヒロインのモノローグを合間に挟めると尚良し」と評価頂いた作品ですので、改稿ついでに序章部分は投稿時まま、晒しました。
編集や、そっちのプロとは違う視点といいますか。
やはり読者側の視点も大事ですね、参考にさせていただきます。ありがとうございました。
356イラストに騙された名無しさん:2014/01/11(土) 08:55:51.16 ID:wZYcfAcy
太宰治の「あ」と上記の「あ」は同じ「あ」なんだな。
357イラストに騙された名無しさん:2014/01/13(月) 00:22:05.20 ID:itwgG55f
序章
『無慈悲な執行者』


「――シグマ」
彼女の呪文は「Σ」で終わる。
そして男は、その意味を知っていた。
「た、助けてくれ……」
地面に這いつくばる男は命乞いをした。しかし、もう遅い。
闇に同化する執行者――少女を取り巻く空気が歪み、文字のようなものが彼女の周りを舞い踊る。
夜の闇を文字の放つ燐光がほの白く照らし、彼女の長い黒髪をきらめかせた。
先ほどまで闇のように黒かった瞳は、今は炎の紅に染まって男を見下ろしている。
男は立ち上がり、逃げようと走った――走ろうとした。だが恐怖は男の身体をこわばらせ、無様に転倒させた。
「ひ……ひい……」
腰が抜けたのだろうか。男はその場から動けない。
そして少女は無表情を顔に貼り付けたまま、そんな男をただ見下ろす。
「――これは」
彼女の細く、白い指が男に向けられた。
「嫌だ……嫌だ、死にたく……」
男が言いかけると同時、少女の周りを包む文字が炎と化す。
「――これは、制裁だ」
執行者の無慈悲な制裁がくだされる。炎は宙を駆け、恐怖に怯える男を――
358イラストに騙された名無しさん:2014/01/13(月) 00:24:51.30 ID:itwgG55f
一章
『十八番目』

「続いて今朝のニュースをお伝えします。本日未明、作楽山で大規模な火災が発生し、警察、消防関係が……」
プツリ、とテレビの画面が落ちる。
「暗いニュースは嫌いだ」
そう、太郎は暗いニュースが大嫌いだ。
だからこの場合、「テレビの画面が落ちる」ではなく、「テレビの電源を落とした」と言うべきなのだろう。
太郎はリモコンをソファに投げ捨て、軽く伸びをした。
「んん……ってやば! もう時間!!」
ふと、目に映った壁の時計。
それの針が差す時間はもう、八時。
「くそ、遅刻遅刻!」
急いでネクタイ、それからブレザーを……否、ネクタイを締める時間すら惜しい。
スクールバッグ、それから丸めたブレザーとネクタイを片手に、太郎は家を走り出る。
「行ってきます!」
広すぎるマンションの一室、太郎の声だけが響くそこに、送りの言葉はなかった。
359イラストに騙された名無しさん:2014/01/13(月) 00:25:34.20 ID:itwgG55f
春風学園、高等部。
二年A組の教室に響き渡るのは少女の声。
「……と、いうわけなのです。つまり、この時彼はどう思っていたのかは……」
小湊紗織、年齢不詳。職業、国語科教員。
彼女の特徴は、何と言ってもその全て。
「……なのです。だから彼は走り、友人の元へ向かったのです」
ロリ教師。そう、ロリ教師という言葉がお似合いだろう。
その身なりこそスーツを着ているが、身長は座った一般生徒程か。とにかく小さい。
次に顔。顔は……
「聞いてますか? 田中くん」
と、こんな感じで。可愛い部類だろう、童顔で……
「ふぁいい!」
変な返事と同時に、太郎は立ち上がる。
他人の解析などしているだけで頭がいっぱいだった。
いつの間にか目の前まで迫っていた小湊。
「……あれ」
……しかし、はて。その小湊はどこに行った。
「ここですよ。キョロキョロと見回してどうしたのですか? それは私に対する挑戦ですか? そうなのですか?」
「うぇええ!」
いた! すぐ真下に!
前に立っていた彼女の姿に驚き、太郎は慌て手を振る。
「い、いや違います!決して先生が小さすぎて見えなかったとか、だから探していたとか、そんなことは……」
「オーケー、ですよ田中くん。放課後、指導室に来て下さい。ゆっくりとお話し……しましょうか?」
「そ、そんな……」
ところで小湊沙織、彼女の履歴書にはこう書いてあったそうだ。
「最悪だ……」
趣味、特技は生徒の調教……と。
360イラストに騙された名無しさん:2014/01/13(月) 00:28:20.61 ID:itwgG55f
「よお、太郎。お前ついてねえなー! なんてったって、あの小湊ちゃんと放課後デートなんだもんな!」
昼休み。太郎は騒がしい少年に絡まれていた。
「ああ……健介……明日には俺、俺じゃなくなってるかもしれない……」
「ちょ、おい? いや、冗談だって!そんな落ち込むなよ!」
この騒がしい少年、沢村健介は太郎の友人だ。
何と言ってもうるさい。とにかくうるさい。
太郎と彼と、その付き合いは中学からとそれなりに長い。
柔道一直線で部活に励んできた彼はスポーツ推薦でこの高校に入学、去年はまだ一年生だというのに、個人戦で高体連全国まで行ったくらいの筋肉バカだ。
今、彼は太郎を励ますべく背中を叩いているが、当人の感想は「痛い」である。
「いた、いたい! 健介、痛いから!」
「ん? おお、悪い悪い。てかさ、今朝のニュース見たか?」
健介は太郎の前に、自身のスマホを差し出す。
「ん? ……あー、作楽山の火事?」
「そうそう、それなんだけどさ!」
健介はスマホに映る「作楽山、謎の大火災!?」というニュースのテロップをタップし、それから再び話を続けた。
「これ……どう思う?」
「どう思うって、ただの火災じゃ……え?」
その画面に映っていたのは、火の中に一人、佇む少女の姿。
「速報だよ、速報! ついさっき映像が公開されてみたいでさ! この女の子が放火したんじゃないかって!」
「確かに……まあ、怪しいな。けど、考えすぎっていうか、どうせこの火じゃその女の子も一緒に燃えてんだろ」
「あー……いや、そうかもしれんが……」
361イラストに騙された名無しさん:2014/01/13(月) 00:28:53.67 ID:itwgG55f
この男、沢村健介は時事にもうるさい。
ニュースや新聞を好み、毎日毎日色んなニュースを持ってくる。
(俺もニュースくらい、見るんだけど……)
苦笑を漏らしつつ、太郎は興味を失い机に突っ伏す。
「なぁ、それより健介……俺さぁ」
健介はスマホを胸ポケットに入れ、「ん?」と短く返した。
「俺、やっぱり奴隷なんて嫌だ……」
「あ、その話けっこう引きずってんのな」
ガハハ、と豪快に笑う健介。
「大丈夫だよ、小湊ちゃんもあの程度で調教……じゃなくてお仕置きまではしないだろ! それに、お前が人に屈するなんてこともあり得んし」
「ん? それどういう意味……」
「そういうこった! じゃ、後は午後の授業頑張ろうな!」
最後に軽く太郎の肩を叩くと、健介は教室から出て行った。
そう、健介はB組……太郎とは違う学級だからだ。
「なあ、健介。やっぱりさ……お前力強すぎ」
痛む肩を抑え、太郎は小さく呟いた。
362イラストに騙された名無しさん:2014/01/13(月) 00:29:39.15 ID:itwgG55f
「そこに座るのです」
「……はい」
春風高校、その放課後。
体育系の部活が盛んなこの学校は、放課後の部活動に励む生徒が多い。そのため学校中にランニングの声掛けや、グラウンド、校内を走る足音が響く。
そんな傍ら、太郎は指導室にいた。
「違うのです、ここなのです」
……そう、小湊教諭と二人きりで。
「え、でもそこ、先生の隣……」
「黙るのです。縛り上げてやりましょうか?」
「え? 今なんて?」
「……すみません、自重するのです。とりあえず、私の隣に座りなさいと言っているのです」
指導室には大きな机が一つ、二方向それぞれに二席ずつ椅子があるのだが、何故か、小湊は向かいでなく己の隣に太郎を指定した。
「じ、じゃあ……」
と、座る太郎。
「……」
それを見つめる小湊。
「え、ええと、その、朝はすみませんでした」
「……」
「あの、悪気は全くなくてですね、その、だからお仕置きは……」
「……」
「……先生?」
頭を垂れ、ひたすら謝る太郎。しかしいつまでも反応はなく、ただ彼の顔を見つめるだけの小湊。
そんな小湊を不審に思い、問いかける太郎だが、やはり反応はない。
「せんせー? おーい」
不謹慎ながら、彼女の前で手を振る太郎。
363イラストに騙された名無しさん:2014/01/13(月) 00:32:43.86 ID:itwgG55f
そうしてやがて、
「田中太郎、十七歳。生まれは作楽町、両親共に会社員、趣味、特技は特になし。成績も中の下、その顔に大した特徴もなく……」
突然太郎について語り出した小湊。
「え? ちょ、先生? いきなり……」
――いきなり、どうしたの?
と、問いかけるつもりだった。
けれど太郎のその言葉が発せられる直前、彼の左手は小湊に掴まれる。
「いつっ! 先生、いきなり何を……」
しかし小湊に返答はなく。
「運命は何故、彼を……」
「先生? ちょ、どうしたんですか。いきなり」
やがて離された左手、太郎はその甲を撫でつつ、小湊に返答を求める。
「田中くん。それは、いつからありましたか?」
それ、と彼女が指差したのは太郎の左手――その甲に浮かぶ、「τ」の痣。
「え……いや、生まれつき……ですけど」
それがどうしかしたのか、と呟く太郎。
「やはり……なのですね」
「やはり、て何ですか?」
けれど彼女は「ふう……」と重いため息をつき、それから真剣な顔で話し始める。
「田中くん」
「……なんですか」
「今日、きっと。きっと、“十八番目”が貴方に接触します。けれど、貴方は“それ”に構わないで下さい。出会ったら、すぐ逃げるのです。いいですね?」
「え、ちょ、なんですか? それ?」
十八番目、構うな、逃げろ。
いきなり、場違いであろう発言に太郎は戸惑う。
「話は以上なのです」
けれどそう、短く返し去って行く小湊。
そんな小湊の背中を見送る太郎は、ただ呆然としていることしかできなかった。
364イラストに騙された名無しさん:2014/01/13(月) 00:36:31.10 ID:itwgG55f
今、即興で書きました。
なので誤字、脱字は許して下さい。
皆様の評価、お願いします。
365イラストに騙された名無しさん:2014/01/13(月) 10:05:15.00 ID:fkf4TeXZ
批評を他人にお願いするのなら、少しは推敲しましょうよ
366イラストに騙された名無しさん:2014/01/13(月) 23:00:08.04 ID:C1mFXmib
そういえば
もしここで晒したやつを完成させて出版社に応募するとき
書き込んだやつは削除しないと駄目なの?
367イラストに騙された名無しさん:2014/01/14(火) 09:29:44.18 ID:pExO2Zwf
応募するものとは別に書いてるから考えたことないな
368イラストに騙された名無しさん:2014/01/15(水) 11:37:56.96 ID:o5vdY78u
一部だけだから、いいんじゃね?
369イラストに騙された名無しさん:2014/01/15(水) 16:25:13.05 ID:o5vdY78u
連投ですいません。
参加したくて書いてみた。どうかな...


電車の中で目を覚ますと、窓の外には、一面に青々とした田んぼが見えた。
真昼間のせいか、車内に人はほとんどおらず、ただ電車がガタゴトと進む音が途切れることなく響いている。
どれだけ寝ていたのだろう。僅かな不安が生まれ、それは電車がガタゴトという度に少しずつ大きくなって
いる気がした。次の駅で下りようと決心する。

電車とホームの隙間をまたぎ、ホームへ下り立つ。電車は僕を下すと、すぐさま走り去っていった。
季節は夏に近づき、雲一つない青い空で太陽は輝き、初夏特有の少し蒸し暑く、それでいて爽やかな空気が立ち込めていた。
駅には僕のほか誰もおらず、気の早い蝉が一匹、ミーンミーンと鳴いているばかりであった。

少し遅い五月病、なのかもしれない。田舎で育ち、東京の大学に入った僕にとって、人で溢れかえった都会での暮らしは、
なにか四方を壁で囲われた箱の中で息を潜めて暮らしているように思われた。最初の方こそ、新しい生活特有の忙しさで
あまり意識しなかったが、落ち着いて来るに従って、東京から離れてどこかへ行きたいという欲求は、抗いがたい位にまで、
膨れ上がった。そしてとうとう、ある朝、東京駅から、大量の通勤客を吐き出して、ガラガラになった電車に乗ったのだ。
370イラストに騙された名無しさん:2014/01/15(水) 16:26:33.20 ID:o5vdY78u
どこに行こうとも考えていなかったので、しばらくホームの上でぼんやりとしていると、遠くに森が見えた。
なんとなく、そこへ向かって歩き始める。両側を田んぼに挟まれた田舎道は電信柱もまばらで舗装もされていない。
雑草が生い茂る中には、しかしくっきりと刻まれた2本の轍が通っていて日を隔てず車が通っていることを示していた。
ふと、田んぼの傍を流れる用水路の中を覗き込むと、水が張られたその中で、おたまじゃくしが元気に泳いでいるのが見えた。
そのまま、用水路に沿ってしばらく歩いてみることにした。

やがて、森の近くにまで至ると、そこには水の澄んだため池があり、
水路はそこから流れ出ていた。突然、チャプという水音がし、見ると1人の女の子が、池の中で泳いでいるのであった。
視線に気が付いたのか、直ぐにクルット振り返ったが、まさか本当に人がいるとは思わなかったのであろうか、
目を大きく見開いて、驚きの表情を浮かべた後、焦ったのか泳ぎが乱れ、溺れだした。
僕は、咄嗟にシャツとズボンを脱ぎ捨て、飛び込んだ。それ程広くもないため池だったので、すぐにその子のところまで辿り着き、
だがしかし、その子が全くの裸身であったためしばし躊躇したが、結局、思い切って、意外に軽いその身体を背負って岸まで戻る。
岸に横たえると、意識はあり、どうやら足をつって溺れたようだが、僕の目その容姿に釘付けだあった。

年は同年令かやや下くらいだろうか、髪の色は、真っ黒でつやがあり、肌は真っ白、瓜実型で目鼻立ちのはっきりした顔をしており、
しばし見惚れてしまう程であった。しかしそれも数瞬のことで、目が合う前に視線を外し、その子の着るものを探して、辺りを見渡す。
すると、池の反対側に着物が置いてあるのが見え、「着るもの取ってくるから、待ってて」とだけ言い捨て、駆け出す。
戻ってくると、その子は真っ赤な顔で「ありがとうございます」と小さく言い背中を向けて着始めた。そこで、僕もシャツとズボンを
身に着ける。着終わっても、まさか振り返る訳にもいかず、そわそわとしていると、「ごめんなさい」と申し訳なさそうな声が聞こえ、
「いや...」と言いつつ振り返ると、直ぐ近く、10cm程のところに女の子の顔があり、驚きながらも、何故か急速に意識は薄れて
しまった。
371イラストに騙された名無しさん:2014/01/15(水) 16:48:16.60 ID:o5vdY78u
その時、女の子の瞳が紅く輝いていたように見えたのは気のせいなのだろうか。

すいません、最後に上の一文追加で、、、
372イラストに騙された名無しさん:2014/01/15(水) 20:00:52.41 ID:O7hlmwWP
>>369
・都会から田舎へと向かう道中を、文章で表現した方がいいのでは

乗客がだんだんと減って行って、車窓から見える景色も、家が疎らになって、
田んぼや畑が多くなっていって、森や山にどんどんと近付いて行って、ってな感じで、
変化していく様子を書いた方が、都会から田舎に向かって進んで行ってる感じが出るはず
都会での生活に疲れて、突発的に電車に飛び乗って逃げ出してるんだから、
その主人公の心情と、寂しくなっていく風景とを重ね合わせた方がいいんじゃないかな
それを、車中でずっと寝ていたとするのは、ちょっともったいない

・季節は初夏らしいけども、なんだか中途半端な印象を受ける

「一面に青々とした田んぼが見えた」、「気の早い蝉が一匹、ミーンミーンと鳴いている」、
「少し遅い五月病」、「おたまじゃくしが元気に泳いでいる」などから、
舞台となってるのは6月かなとは思うんだけども、あまり6月っぽいという印象を受けない
せっかく初夏という季節を舞台に選んだんだから、その季節ならではという描写をした方ががいいのでは
あくまでもこれは個人的なイメージだけども、6月というのは雨の季節というイメージがあって、
「少し蒸し暑く、それでいて爽やかな空気が立ち込めていた」という部分に、なんとなく違和感を感じる

・電車を降りてからの光景が、あまり田舎っぽくない

あたり一面が田んぼだったり、電柱が疎らに立ってたり、道路が舗装されてなかったりと、
確かに田舎っぽいと言えば田舎っぽいんだけども、なんか中途半端な感じがする
どれも人の生活と密着して存在しているものだから、そこには人が住んでるんだろうけども、
それを想像してしまうと、田舎っぽさも半減してしまう
どうせ田舎を舞台にするのならば、「なんでこんな場所に駅があるの?」というぐらいの秘境駅にした方が、
物語を神秘的にできるんじゃないのかな
373イラストに騙された名無しさん:2014/01/15(水) 20:06:41.09 ID:O7hlmwWP
・なんでため池?

いくら人がほとんど通らないとはいえ、用水路沿いに進んで辿り着くような場所にあるため池で、
全裸の少女が真昼間から泳いでるってのは、なんか変な感じがする
これが森の奥のひっそりとした場所にある泉だとか滝壺とかだったら、
全裸の少女が泳いでる姿というのが、美しいイメージになるかもしれないけども、
周りから丸見えになってるような場所で、しかも農業用のため池なんかで泳ぐってのはね
もっと、「絵になる」場所ってのがあるんじゃないかな


全体を通して感じるのは、中途半端だよなあってこと
初夏ならばもっと初夏らしく、田舎ならもっと田舎らしくしていかないと、
なぜその季節で、なぜその場所なのかがわからない
それなりの意味があって初夏や田舎といった舞台設定を選んでるはずなんだから、
もっとそれを活かした文章を書くべきなんじゃないかな
374イラストに騙された名無しさん:2014/01/15(水) 20:23:44.86 ID:O7hlmwWP
もう一つ書こうと思って忘れてた

初夏という季節は、全裸で泳ぐにはちょっと早いんじゃないかな
これが8月とかの真夏ならばわかるけど、6月ってのは、
肌寒い日が続いたりすることもある季節でしょ
そんな季節に、全裸の少女が泳いでるってのが、すごい違和感がある
どうしても泳がせたいのならば、季節を変えてもいいんじゃないかな
375イラストに騙された名無しさん:2014/01/17(金) 19:00:35.69 ID:eh2HsKDl
題をください。
ラノベのテンプレにない題を書きたいです。
376イラストに騙された名無しさん:2014/01/17(金) 19:31:51.17 ID:GQ+hxuRi
>>375
シャーデンフロイデ
レゾンデートル
スラックティビズム
377イラストに騙された名無しさん:2014/01/17(金) 22:45:23.82 ID:eh2HsKDl
>>376
三題噺ですかね、ありがとうございます。
早速ラノベっぽく書いてみようと思います。
378イラストに騙された名無しさん:2014/01/17(金) 23:14:44.70 ID:eh2HsKDl
俺は変わっている、と思う。
人とは少し違うというか、少し特殊と言うのか。
かの有名な作家、芥川龍之介の言葉を使わせてもらう。
「世界がおかしいのか、それとも私がおかしいのか」
まあ、俺の一人称は「俺」だから、「私」とも言わないけれど。

ところでこういうの、世間では何て言うんだっけ。
ええと……そう、「厨二病」だ。
周りから見たら、俺はこういう人間なのかもしれない。
「少し背伸びをした、見ていて痛い子」
……と。
でも、それともまた違う――と思う。
379イラストに騙された名無しさん:2014/01/17(金) 23:16:36.72 ID:eh2HsKDl
……閑話休題。
ごめん、ここまで話しておいて、今までのことは全て雑談なんだ。
だから、そろそろ本題に移ろうと思う。

「ああ、早く帰って2○hしてえ」

レゾンデートルの欠片もない、スティックティビストな俺と。

「素直に言うとシャーデンフロイデ」

少し特殊な嗜好を持つ、不思議な少女と。

「一人でいると?」
「孤独感」
「二人でいると?」
「劣等感」
「三人でいると?」
「疎外感」
「クズじゃねぇか」
「知ってるわ」

二人のどこまでもクズな物語を――

「語らせてもらうわね」
「おいこら、なに俺の独白部分に登場してんだよ」

冒頭部分です。お題ありがとうございました。
380イラストに騙された名無しさん:2014/01/17(金) 23:30:24.84 ID:eh2HsKDl
あ、誤字でした。スティックティビストじゃなくてスラックティビストです。
スラックティビズムの解釈を少し捻らせていただき、スラックティビストという形にさせていただきました。
本だとして、これを手に持って立ち読みしたら続きが気になるかどうかお願いします。
尚、題が優しく個人的に好きな話が書けそうなので、此方で得た評価を参考に、なろうへ投稿していこうとも考えています。
381イラストに騙された名無しさん:2014/01/26(日) 02:27:27.14 ID:XPNQnoRW
三題噺とかが流行りだしてから見なくなったけど、久しぶりに覗いたら過疎ってんな

>>378
本として売られていたらという前提でいいのかな?
正直言ってオナニー臭が凄い
ラノベとしてなら間違いなくアウト
情報が殆ど提示されないので、自分語りのキモイ男とどこかで見たような話し方をする女の子が
キモイ会話をしていることしか伝わってこない
厨二病を題材にしたいとしても、この冒頭では惹きつける物が何も無いと思うよ
382イラストに騙された名無しさん:2014/01/27(月) 00:30:48.28 ID:yLJag4eH
「くたばれアメ公
ひゃああああああはああああああああああ
しねしねしね。うひょおおおおおおおおおおおおおお 大日本帝国バンザーイ
ははは人がゴミのようだああああああ、チョン公しねやあああああああああああああああああああ
本当戦争は地獄だぜ」
383イラストに騙された名無しさん:2014/02/08(土) 17:36:38.53 ID:Z+JgutYg
晒します。評価お願いします。

「お兄ちゃん、あたしね! 大きくなったらお兄ちゃんと結婚するの!」
花が咲いたような笑顔を向けてくる妹。
肩に揺れる、彼女の長く黒い髪が、シャンプーの良い香りを漂わす。
――その足元には、|地に這う竜(ハイリザード)がいた。それは僅か、七歳の僕の手のひらほどしかない大きさだ。
「えへへ、ドラゴン呼べたの。だから、これでお兄ちゃんに守られなくても戦えるよ!」
齢一つしか変わらない彼女は、この歳でドラゴンを召喚した。
それは途轍もない才能――と言える。
でも、その血を分けた僕が、|そんな才能(・・・・・)に恵まれることもなく。
「お兄ちゃんは、何を呼べるのかな?」
笑顔で僕の召喚をねだる妹。
僕はただ、歯を食いしばって立ち尽くすことしかできなかった。
384イラストに騙された名無しさん:2014/02/08(土) 17:37:54.81 ID:Z+JgutYg


「五条くん! 五条くん、聞いてますか?」
面接室、僕はその面接官の声に意識を戻す。
「あ、はい。申し訳ありません、もう一度よろしいですか?」
僕の言葉に、三人の面接官は苦笑しつつ繰り返した。
「五条くんはどうしてこの学校を希望したのですか?」
この学校――そう、春宮学園。迷宮探索科。
今はその編入試験である、面接の最中であった。
無駄に広いこの教室に、今は僕と面接官たちの四人しかいない。
僕は最初から用意していた答えを返す。
「迷宮に潜り、魔物と戦い、倒すためです」
三人の面接官。男、女、男。
中心に座る女の面接官が問う。先からずっと、この女しか口を開いていない。
「迷宮に潜って魔物と戦い、倒す――その理由は?」
僕はすかさずに答えた。
「金のためです」
すると女の面接官は驚いたように目を見開き、それから少し笑って問いを重ねた。
茶色いポニーテールが揺れる。
「世界を救うためじゃなくて? 誰かを守るため、とかでもなくて?」
女は二十代前半――だろうか。美人だ。薄い唇に塗られたリップグロスが艶かしい。
「ただ、金だけのために?」
紅い唇、その口角を上げ女が訊いた。
勿論、僕の答えは変わらない。
「はい。世界とか、誰かとか――どうでもいいです。僕はただ、魔物を倒し、迷宮を攻略したい。その報酬にもらえる金が欲しい。それだけです」
その答えに、今まで殆どが無表情であった二人の男面接官が、その顔を驚愕に変えた。
眼鏡の細い男と、身体つきの良い体育会系の男だ。
女の面接官は、面白そうに笑っている。
「どうしてそんなに、金が必要なの? ――とは訊かないわ。興味はあるけれど」
「はい、助かります」
「いえいえ。でも貴方、|召喚魔法が使えない(・・・・・・・・・)じゃない」
385イラストに騙された名無しさん:2014/02/08(土) 17:38:57.79 ID:Z+JgutYg
勿論、そこを指摘されるのもわかっていた。
召喚魔法がなければ迷宮に潜れない、潜ってもただ犬死にするだけ――それがこの世界の常識だから。
人間の常識を超えた力を持つ魔物に抗うには、同じく人間の常識を超えた力を持つ召喚獣を使役するしかない。
けれど、|僕は戦える(・・・・・)。
「召喚とか必要ありません。|そんなもの(・・・・・)、|弱者が使うものですから(・・・・・・・・・・・)」
僕の言葉に、男の面接官二人はその顔に怒りを貼り付けた。
女の面接官は、相も変わらず可笑しそうに笑うだけだ。
女の面接官が言う。
「じゃあ、鏑木先生。お願いします」
女に呼ばれ、その隣に立つ体育会系の男が立ち上がった。
男がやっと、口を開く。
「今から召喚獣を呼ぶ。ここで戦え。戦って一分間、生き残ることが出来ればよろしい」
低い声だ。低い声に、怒りが伺える。
「ああ、その前に」
眼鏡の男も口を開いた。ダミ声が嫌に響く。
「フィールド作りましょう」
眼鏡の男が左手で指を鳴らした。
パチン、パチン、パチン……。
少し頭頂部が涼しそうな彼の、三度の指鳴らしに板張りの教室が鋼鉄の空間に変わった。
――なるほど、彼が使うのは空間制御系の召喚魔法か。
女の面接官が告げる。
「名取先生にフィールドは用意してもらったので、周囲への影響は考えなくていいですよ。思う存分、戦って下さい」
386イラストに騙された名無しさん:2014/02/08(土) 17:42:18.19 ID:Z+JgutYg
その声に、鏑木が右腕を振りかざした。
袖をまくったその腕に、その手に無数の文字列が浮かぶ。
「言っておくが、クソガキ。世界がどうでもいいとかいう腐った奴に、俺は手加減しねえ……死んでも文句は言うなよ」
ふと、僕は試験前に書かされた書類を思い出す。そこには万が一の、免責書類があった。
自分が死んだ場合、学校と教師は一切の責任を負わない――そんな内容だ。
僕は短かく「はぁ……」と溜息をついた。
それから立ち上がり、言う。
「殺す気、満々じゃないですか」
女が楽しげに言う。
「まあ、それで生き残れなければ話になりませんよー?」
「腐った学校ですね」
「その学校に入ろうとしてるのは貴方ですよ?」
「ごもっともです」
「ではどうぞ、始めてください」その言葉が合図だった。
鏑木という体育会系の男は腕を振り下ろした。その足元に、半径二メートルほどの魔法陣が浮かぶ。
「出でよ……ガイルスライド!!」
魔法陣は青白い光を放ち、|それ(・・)を呼んだ。
「キシャァァァァアアアアアア!!」
それは大きな、蛇だった。その大きさ、縦に二メートルはあるだろう。
大きな顎が開かれ、紫色の臭気を吐き出す。
「ガイルスライド! そいつを喰らえ!」
男が指示をした。
蛇はその指に従い、僕を一呑みに喰らう――筈だった。
387イラストに騙された名無しさん:2014/02/08(土) 17:43:08.50 ID:Z+JgutYg
「……ねえ、これ。僕、教師を殺した場合の免責書類って書きましたっけ?」
鋼鉄の部屋に、僕の声が響く。
「――なっ!」
そうして次の瞬間、蛇は八つ裂きと化した。
僕の両手に握られた、一本の愛刀によって。
「ていうか一分持ち堪えろって話だから、殺すのは無し……ですかね?」
さらに一瞬。僕はその一瞬で鏑木との距離を縮めた。その筋肉質な太い首に、白刃を立てる。
「……てめえ」
掠れた声で鏑木が呻いた。

以上プロローグ部分の途中迄です。
評価お願いしますです
388イラストに騙された名無しさん:2014/02/08(土) 18:04:05.60 ID:KYwdsPe+
状況が分からない情景描写がほどんどない冒頭から会話で始めるのはやめといたほうがいい
あと|←これなに? ダッシュを多用するのは別段いいけどできるだけ少ない方が口説くない
カッコのなかの(・・・)はいらないと思う
中学生なら良いほう高校生なら将来黒歴史決定大人ならもっと本読んだら?
389イラストに騙された名無しさん:2014/02/08(土) 18:17:00.64 ID:Z+JgutYg
なるほど、ありがとうございます。
|単語(たんご)
これは小説家になろうでのルビ振りです。
傍点です。すみません目についたようで。
390イラストに騙された名無しさん:2014/02/08(土) 18:33:12.10 ID:R4zox6CB
>>383
まあ、ここで晒すのに傍点とか黒点とかの指定はいらないかな
ルビはあってもいいけど(ただし最初だけ)

トラウマ持ち劣等生()俺TUEEE主人公の臭いがプンプンする、テンプレダンジョン物っぽいけど
文章としてはこなれた感じで読みやすく、特に文句をつける部分はないと思います
見たところ説明不要の共通認識の確立された設定だから、テンポもいいしね
なろうは、こういう作品が受けるという話をよく聞くし、アリなんじゃ無いでしょうか

ただ、いきなり殺しにかかってくる教師にちょっと引っかかった
391イラストに騙された名無しさん:2014/02/08(土) 19:08:28.09 ID:Z+JgutYg
>>390
評価ありがとうございます。
ルビ指定につきましては、おっしゃる通りです。ここに晒す以上、ここの方が読むことをもっと配慮すべきでした。大変申し訳ありません。
なるほど、確かに指摘戴いた通り教師が殺しにかかる理由が薄いですね……
もう少しその部分スムーズになるよう、修正します。
ありがとうございました。
392イラストに騙された名無しさん:2014/02/08(土) 23:35:54.39 ID:7YxwBgrN
よくわからん点がいくつかある

・なんで、この主人公は面接中に回想に浸ってるの?

なんらかの目的があって編入試験を受けようとしている人間が、
重要な面接中にぼうっとするのは、不自然な印象を受ける

・主人公は、刀をどこに持っていたの?

面接中も肌身離さず持っていたのならば、それなりに描写しないと、
いきなり愛刀がどうとか言われても、唐突な印象を受ける

・空間制御系の召喚魔法って、どんな魔法?

召喚魔法って、普通は何かを呼び出す魔法だと思うんだけども、
その名取という教師が使ってるのは、空間を呼び出す魔法なの?

文章としては、特に問題になる部分はないと思うけど、
プロローグ部分なんだから、世界観の説明をちゃんとした方がいい気がする
迷宮があります、魔物がいます、倒すとお金が貰えます、
この学校はそのための学校です、ってことを順序立てて説明しないと、
読者は置いてけぼりにされてるような感じがするんじゃないかな
393イラストに騙された名無しさん:2014/02/08(土) 23:52:09.82 ID:cbUsk4Bq
>>392
俺はその感想、読者視点じゃ無くて作者視点になってると思う
これ、世界観を冒頭で説明すると、テンプレ設定のオンパレードでテンポを損ねるだけじゃないかな
394イラストに騙された名無しさん:2014/02/09(日) 01:44:12.88 ID:j/nhBLlG
>>392
評価ありがとうございます。
本当は作品中で語らねばならないところですが、このような形になってしまいました。
一つ目につきまして……
と言うべきところですが、一つ目の回想と三つ目の空間制御系云々は結局まとまるので、すみませんこれ後述にまとめます。
二つ目の刀、につきましてはご指摘通りだと思います。
作者視点が強すぎました。読者にも理解できるよう、 そこらの描写はもっと詳しく書くようにします。
さて、前述省かせていただいた部分についてです。
こちらプロローグ部分はすぐ終わり、一章へ入り次第世界観の説明を、教師と主人公の会話でさせます(一人称とはいえ、地の文で並べても読者の大半は流してしまうので)。
世界観の説明を兼ねる会話の中に、妹の話が出てきます。
冒頭部分で妹の凄さはそれとなく書いておきましたが、そちらが前振りですね。
妹は優等生でした。主人公もそれに劣等感はありましたが、過去の事件で妹は亡くなります(これは話が進むたび、回想を混ぜて説明して行きます)。それが主人公の妙に棘のある口調「召喚魔法なんて、弱者が使うもの」の元です。
深くは、小説家になろうにて連載中のモノですのであまり語れませんが……
召喚魔法の種類についてもそうです。名取教諭の空間制御系についても授業の中で触れます。
おっしゃる通り「呼び出すもの」です。これの原理についても全て一章中で語ります。

長くなってしまいましたが、申し訳ありません。これも全て物語で読者様に伝えなくてはならないことですよね。
ただ、一つだけ言い訳させていただきますと、あまり連投しすぎても迷惑かと思いまして……
ご助言、ご指摘ありがとうございました。私の力になります。今後は謹み、極力皆様のお手を煩わせないよう精進して参ります。
ありがとうございました。以後しばらくROMらせていただきます。
395イラストに騙された名無しさん:2014/02/09(日) 02:24:38.90 ID:7P5mPYIj
>>394
なろう連載中なら
文芸書籍サロン
http://toro.2ch.net/bookall/
のなろう関連スレで晒した方が感想たくさん貰えると思うよ
マイナースレか底辺スレでよく晒されてたはず

あと同じサロンに晒しスレもある(こっちはtxt直リン専用でWEB小説関連は嫌われる)

ここは初心者が文章についてのみ意見を求めるスレなイメージだわ
ある程度の長さがあるなら、向いていないと思う
人も少ないしねw
396イラストに騙された名無しさん:2014/02/09(日) 03:06:07.29 ID:SjvC+mqC
>>383
> 齢一つしか変わらない彼女は、この歳でドラゴンを召喚した。
> それは途轍もない才能――と言える。
ここは少し不自然さを感じます。
齢一つ「しか」変わらない妹、これは「しか」という記述から、意外と幼くないを
意味します。
しかし「途轍もない才能」というのは、「こんなにも幼いのに」ということを
意味しており、矛盾のような不自然さを感じます。
ここは例えば

一つ年下の彼女は六歳という幼さでドラゴンを召還した。
これは途轍もない才能――と言える。

としてはどうでしょう?
「それ」も「これ」に変更してあります。
たった今自分が話した内容は、「それ」ではなく「これ」と表記すべきかなと。

> 歯を食いしばって立ち尽くすことしかできなかった。
ここも説明不足。
書かずとも読者に意味は分かりますが、ここは「悔しさのあまり歯を〜」とか
キチンと説明すべきです。
分かるだろうから不要と考えず、文章は書き手が読み手に対して内容を伝える手段
であることを意識して下さい。

あえて厳しいことを書くならば、文章全体から省エネ感が感じられます。
全体的に言葉が少ない、説明が足りない。
もっとぶっちゃけて言えば、 文章を書くことを面倒だと感じている雰囲気が
全体的に漂っています。
早く先に進みたいという気持ちは分かりますが、読み手の存在を常に意識して
書くよう心掛けて下さい。
397イラストに騙された名無しさん:2014/02/09(日) 03:32:34.52 ID:j/nhBLlG
>>395
ご親切にありがとうございます。
早速移住させていただきます。
>>396
評価ありがとうございます。
ご指摘いただいた通り、確かに文はかなり省略しています。これも私の作者視点が強すぎましたせいで、「まあどうせ、わかるよね」と勝手に削っていますが、やはりわかるものなのですね……
もう少し、丁寧な描写を心がけます。
例文ですが、非常に参考になりました。
ご助言は今後、是非活用させて頂きたく思います。
ありがとうございました。
398イラストに騙された名無しさん:2014/02/23(日) 13:16:28.46 ID:3Nzvb0NR
スレ休眠中 (−−)zz.。ooOO○
399イラストに騙された名無しさん:2014/02/25(火) 22:34:43.78 ID:LpOd6mFV
今このスレ何人くらいいる?
400イラストに騙された名無しさん:2014/02/27(木) 19:52:41.81 ID:Nx7IwKEi
出だしだけ張るから評価よろ

「そうです。聞いてください。このギター42万円したんですよ。すごいでしょ。がっはっは」
モニターのコメント欄に多少の時間を置いて書き込まれていく。
「部屋にでかいアンプがあるとかどんだけwww」
「マーシャルのアンプです。たいしたことないですよ。」
「いいなぁ。」

このやり取りが終わるとすかさず音楽に合わせてギターをかき鳴らす

俺の名前は○○○
自称永遠の17歳...

「これでいいのかな。映ってる?設定合ってるのかこれ。
あっあっあっ。マイク、テステス。」

と言うのもネット配信の生放送の中での話だけど。

実を言うと最近は映像を配信して画面越しからコミュニケーションが取れる便利なものがあるのだが。
これを使用すると、外に出なくても他人と会話した気分になれる優れものだ。
そこで毎日のようにゲームを実況プレーしたり、弾き語りでギターをかき鳴らしている。

「所見さんいらっしゃい。ゆっくりしていってください。常連さんもコメント残して言ってください。」

この配信を初めたばかりの頃はほとんど誰からもコメントが付かなかったが、今では自分のファンになってくれている人もチラホラいる...はず。
「ギターうまいですね。」だとか、拍手を意味する「8888888888888」なんてコメントが付いたりする。
そのたびに達成感や充実感が得られていた。むしろ、これが俺の仕事だという感覚にのめり込んでいた。
401イラストに騙された名無しさん:2014/02/27(木) 20:14:58.53 ID:5rAWiSkf
>>400
まず何をしているのかわからない
何度も読み直して、やっと想像できるような文章というか…
読者にかなりの努力を強いる時点で、読み物としては失格
読者がその場面を想像できるような描写を心がけないとダメだと思う

いつ、どこで、誰が、何を、どうする、なぜ?
俗に言う5W1Hってやつがまったくなっていない

この場合、まず自分がどこで何をしている場面なのかをしっかり描写する必要がある
頭の中の映像を文章にする作業に慣れましょう
一人称を使っているラノベを作者の視点で熟読するといいと思う
402イラストに騙された名無しさん:2014/02/27(木) 21:20:58.74 ID:Fh9QpdXO
>>400
何この日記w
生主か?w分かりやすいけどただの日記じゃんこれwww

>>401
具体的にどう書き直すべきだと思う?
これは小説じゃないと思うけど
403イラストに騙された名無しさん:2014/02/27(木) 22:24:10.72 ID:wn++4w63
最初のところだけ書くので評価お願いできますか?

チュンチュン、チュンチュンという音が聞こえるようになってきた。
しばらく重くて動きそうにないこの体は頭でだけは理解している。
この後に何が起こるかを。
ジリリリリリ。
段々と音が大きくなる。「うっせー」。
半ば体が無意識に動き手が伸びる。
ガチャン。
体はいまだ重いままだ。
チュンチュンという音がまた広がる。
微かにカーテンの向こうは明るくなってきている。
トントン、ガチャ。
「朝よ〜起きなさい。時間」
「あーわかった」
眠すぎて弱弱しい声で答えるのが精一杯だった。
「遅れるわよ」
「今起きる」
そう言うと眠いながらも上半身を起き上げて両手一杯左右に開く伸ばす。
ベッドから降りて部屋を出た。
階段を下りてドアを開けた。
母と目が合った瞬間に
「おはよう」
「おはよう」
といつもの挨拶をし合う。
「傑、どっちにするか決めたの?」
「一応決めてるよ。」
「かあさんは豊丘がいいと思うわ」
今日は大事な日だ。この街の近辺には小学校が5つあるのだが、中学校は2つしかない。
その選択をする日なのだ。
行きたい中学校に行き現地で直接事務手続きをすることで、晴れてその中学校を選択したことになる。
つまり、今日から中学生だ。
404イラストに騙された名無しさん:2014/02/27(木) 22:57:02.48 ID:Ai+cx8K2
>>402
ぶっちゃけ、改稿する気力も湧かなかったんでw
そもそも書き直すというレベルではないような
てか俺に音楽の知識はないし、一人称の文章は書いたこともないし
でも練習ついでにちょっと書いてみた
一字下げは省略


「そうです。聞いてください。このギター、四十二万円したんですよ。すごいでしょ。がっはっは」
俺はパソコンの画面に向かって、大事に抱えた愛用のギターについて熱弁している。
この場に俺以外の人間はいない。だけど、別に俺は自分の部屋でエア友達と会話をする趣味があるわけじゃない。
最近、ネット上で不特定多数を相手にライブで放送する、いわゆるネット配信にはまっているのだ。
『部屋にでかいアンプがあるとかどんだけwww』
パソコンの画面に俺の発言に対するレスが表示された。すかさず返事をする。
「マーシャルのアンプです。たいしたことないですよ」
『いいなぁ』
俺の発言に顔も知らない人物からレスがつく。この気安さがネット配信のいいところだ。
やり取りが終わると、俺はすかさず音楽に合わせてギターをかき鳴らした。
これでも弾き語りには自信がある。
405イラストに騙された名無しさん:2014/02/27(木) 23:10:22.59 ID:MI4wzIoU
ところでこのスレ板違いだよ。
削除依頼出しとくから、サロンに次スレ立ててそっちでやると良いよ。
ライトノベル板は読み手の板なんだ、書き手の板じゃないんだ。
406イラストに騙された名無しさん:2014/02/27(木) 23:11:47.31 ID:Ai+cx8K2
>>403
それと俺は中学を選択できるような地域や時代の人間じゃないので知らないけど
入学式の日に選択するものなの?
制服とかどうするんだとか色々疑問が湧くんだが

文章は理解できなくはないけど、擬音で演出するのは馬鹿っぽいので控えた方がいいんじゃないか
あと何が、誰がの補足が欲しい
↓俺ならこんな感じにする

ジリリリリリ。
段々と目覚まし時計の音が大きくなる。うっせぇ……。

「あーわかった」
あまりに眠すぎて、母さんの声に弱々しい声で答えるのが精一杯だ。
407イラストに騙された名無しさん:2014/02/27(木) 23:14:04.28 ID:Ai+cx8K2
>>405
自治厨乙
こんな賑わってもいない板とスレをわざわざ削除するとは思えんが
ま、削除されるならそれで構わないけどね
408イラストに騙された名無しさん:2014/02/27(木) 23:14:53.25 ID:Ai+cx8K2
>こんな賑わってもいない板とスレをわざわざ削除するとは思えんが
こんな賑わってもいない板のスレをわざわざ削除するとは思えんが
409イラストに騙された名無しさん:2014/02/27(木) 23:23:35.28 ID:MI4wzIoU
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/saku/1334321536/290
削除依頼しました。

こんなスレがあるよ。
新しく立てても良いし。
【ラノベ】自作を晒す人と感想人が語り合うスレ2
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1314635641/
410イラストに騙された名無しさん:2014/02/27(木) 23:27:46.80 ID:Ai+cx8K2
>>409
それ↓スレの晒し人と感想人が語り合うスレ

【ラノベ】自作を晒して感想をもらうスレvol.61
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1393058294/
411イラストに騙された名無しさん:2014/02/27(木) 23:33:17.63 ID:Ai+cx8K2
さて、ロリコン野郎の削除依頼が受理されるか見物だな
412イラストに騙された名無しさん:2014/02/28(金) 00:45:17.84 ID:F83jAbmU
ID:Ai+cx8K2

400だけどお前なかなか使えるな
俺は発想力はあるけど、よく言葉足らずだといわれる
ついでに洒落た言い方もあまり得意じゃない
言わなくてもわかんだろっていう感じでつくっちまう
またなんか作ったら張るから言葉添えてくれよ
413イラストに騙された名無しさん:2014/02/28(金) 01:45:52.24 ID:dCazQfPe
自治厨きたか……いや、前からいたけど。
このスレは初心者が気軽に晒すスレじゃないの?
サロンの晒しスレは初心者に厳しいよ
俺はアットホームというか、こっちのスレの方がやりやすいと思うけどなぁ
414イラストに騙された名無しさん:2014/02/28(金) 02:33:49.67 ID:Fpxrv0cB
>>412
> 言わなくてもわかんだろっていう感じでつくっちまう
面倒臭がってては良い物は出来ませんよ。
更には良いだけでは足らず、他人を感動させないといけないんです。
415イラストに騙された名無しさん:2014/02/28(金) 07:31:49.22 ID:n3XPj6Vn
>>413
次スレをサロンに立てれば丸くおさまるんじゃね?
416イラストに騙された名無しさん:2014/02/28(金) 08:24:07.70 ID:JaDPlUVm
>>412
主語を抜いて話しちゃう系の人か
ラノベに洒落た文章はあまり必要ない
書き続ければ上達するはず
ここはたまに覗く程度だが、スレが残ってたら感想は書くよ

>>413
ラノベを読んで俺も書いてみたいなぁと思った初心者が
ちょっと文章を晒す場所ってイメージだな
サロンの方は良くも悪くも本気の場所だから、気後れしちゃいそう
ここには新人賞スレだってあるんだし、完全なスレ違いともいえないと思うんだがね

>>415
次スレをサロンに作っても、需要があるかどうかもわからんけどな
そもそも、数ヶ月書き込みがない場合もある過疎スレだしw
417イラストに騙された名無しさん:2014/02/28(金) 10:57:32.38 ID:4o+k5lr0
>>383
文章が硬い
話が飛びまくってるし脳内補完しづらい
たぶん、読んでる人は数ページ読んだら面倒だと思って投げるよそれだとね
その文章読んでたらエロゲのような絵が文毎についてないとかなり厳しいレベル
418イラストに騙された名無しさん:2014/02/28(金) 15:42:16.54 ID:goRMhlgt
>>413
こっちだと未完成でも載せられるのがいいね
サロン板はかなり出来上がってないと載せたらいけないみたいだし
419イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 08:38:39.77 ID:wPTCnz1f
出だし作ったから評価してくれ。設定とかよければこのまま書き続ける。

小さな頃から他人に迷惑ばかりをかけていた。
小学1年で席の後ろにいた生徒の鉛筆を勝手に取り上げて芯を親指で折るって泣かせる
小学2年で教室を歩きながら誰かの机に置いてある筆記用具を床に落として喧嘩を売る
小学3年で...。
以下略。

人の嫌がる事ばかりをして楽しんでいた。
もともとトラブルメイカーだった。
それは他人が見ての話だ。
自分にはそんな自覚が1ミリたりとも、親指と人差し指を1ミリの感覚で離して目の近くまでもってきて細目て見るほどこれっぽっちもない。
そんな悪いと思っている自覚があれば他人に迷惑を掛けるなんて行為はしてないからだ。

俺には1つ上の姉がいて、よくその彼氏が家に来るようになっていた。
「なおきぃ、おめぇ、学校なんかまじめにいってんのかよ。俺が中学の頃は不良同士で抗争やってたぜ」
どうだ、俺すげーだろといいたげに話すこの男は、いつしかよく俺に絡んでくるようになっていた。
彼氏に便乗して姉が口を開く。
「なおき、てめーも男なら半端な男になるなよ」
姉貴はどこかのレディースの頭をやっているらしい。
俺の性格や気質、育ちの悪さはこのような環境からなるべくしてなっただけに過ぎない。
そして、そういうものの影響を受けてか本格的に中学2年頃から風紀が乱れ始めた。
「おい」
最近いつも遊び道具にしてるクラスメートの斉藤に声を掛けた。
「あっ、キムどうしたの」
「おい、豆」
教室内がどっと笑いの声で溢れた。
斉藤は顔が細長く目が細い顔立ちで、俺が豆とニックネームをつけた男子だ。
420イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 09:45:12.01 ID:rOxxByha
小学生の頃の武勇伝が、なんかショボい
ただの悪戯レベルじゃん

同級生に大怪我させて両親が謝罪に行ったり、万引きして警察に突き出されるぐらいはしないと、
インパクト弱くないか?
(これでも、まだ弱いと思う)
421イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 09:55:11.35 ID:wPTCnz1f
>>420
アドバイスども
小学生の間の武勇伝を6年生まで継ぎ足してもっと悪くするわw
422イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 09:55:22.47 ID:rOxxByha
あと、姉とは年が一つしか離れていないそうだけど、その姉の彼氏が、
「俺が中学生の頃は」とか語るのが、凄い違和感がある
姉は何歳で、彼氏は何歳なんだ?

レディースの頭を張ってるという設定ならば、五歳から十歳ぐらい離れてないと、変じゃないか?
423イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 11:52:11.90 ID:8O27N7/2
 K子は同学年の男子が大嫌いだ。
 彼らは自分のことしか見ておらず、自分のことだけを優先的に、自分のことを認めてもらいたいがために他人を惹きつけようと無駄な努力をする。必死になって共通の話題を得ようと人気のあるお笑い番組やテレビドラマを観たりする。
 K子もお笑い番組やドラマは好きな部類に入り、比較的観るほうだが、彼らは自分が注目されてほしい構ってほしいがために視聴する。まるで自己がない。自我がない。
 糸で操られたマリオネットのように、誰かに洗脳されてるのかと目を疑うほどだ。
「なんでみんな子供なんだろ」
 K子のついたため息は、賑やかな教室の雑音に掻き消された。
 賑やかと言えば聞こえはいいが実際はうるさく不愉快なだけだ。黙ってほしいなんて希望は抱かない、ただ動物園の猿のように甲高い声を上げるのをやめてほしいと切実に思う。ただそれだけなのだ。しかし願いは叶わない。
 高校に通う姉に聞けば、高校も中学もそんなに変わらないと言う。K子は唖然とした。今は自分がまだ小学五年生だからこれは仕方のないことだと受け入れていた。しかしこの光景があと七年も続くと考えると、体の芯がガタガタと震える。
「あーあ、もっと大人びた男の子がうちのクラスにいたらなぁ……」
 K子は教室の中を見回す。今は二時間目の休み時間。教室は騒がしく耳に響く。教室の片隅で談笑している男の子たちを見遣る。
「おい昨日のアレ見たか? 変身シーンめちゃくちゃかっこ良かったよな!」
「うんうん! マジで良かった。アレはヤバイ」
 声が大きかったのと彼らとの距離が近かったことも合わさって、会話の内容はハッキリと聞こえた。K子は心の中で笑う。アレ、マジ、ヤバイ。彼らは他人に私は語彙が貧弱な人間ですよとアピールがしたいのだろうか?
 彼らがどんな趣味を持とうがK子には関係ないが、やはり男子は馬鹿だなとK子は再認識する。図体ばかり大きくなって何のための脳みそだろうか。
「生きてる価値ってあるの?」
 K子は誰にも聞こえない声量で言う。当然ながら反応はなかった。
 ダニでも惨めに食いながら申し訳なさそうに生き延びろ。そう心の中で吐き捨てて他を見渡す。
424イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 11:54:01.07 ID:8O27N7/2
>>423
感想お願いします
425イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 13:12:46.76 ID:wPTCnz1f
>>422
わかった。
姉は一般人に変えるわ

>>424
ストーリーになってなくね?
とりあえずキャラ紹介ってことか?
それならこういうツンキャラがいるってことなら別に良いとは思うが

この女が何をどうしたいのかよくわからんからそれを書いてほしい
426イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 13:20:00.30 ID:8O27N7/2
>>425
ただ文章を晒すんだからストーリーは関係ないと思ってたけどそうじゃないの?

感想とか言ったけどごめん訂正
読みにくいところとか分かりにくいところがあったら指摘してください
427イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 14:56:00.64 ID:IzO2qqPh
>>423
ここで物語性をだすのは無理があるね
文章についての感想で良いと思う
ただ、名前は太郎でも花子でも適当で良いけど、K子とかだとひっかかるので止めた方が良い

で、その文章だけど、地の文が冗長に感じる
読みやすさをもう少し意識した方が良いんじゃないか
>ダニでも惨めに食いながら申し訳なさそうに生き延びろ。
意味がわからん。ダニでも喰ってろって事?
あと、全編通じてこの堅い文章だとラノベとしては厳しいね
これほぼ一人称と変わらないし、一人称で、もう少しマイルドな文にすると良いと思う
428イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 15:09:28.58 ID:8O27N7/2
>>427
冗長ですか
確かに意味が重複しているというか教室が騒がしいみたいなニュアンスが二箇所ありますね
一人称で書くと劣化舞城王太郎みたいな文章になってひたすら読みにくい地の文をつらつら書き綴ってしまうくせがあって苦手なんですよね
429イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 15:12:35.80 ID:IzO2qqPh
>>419
一般文芸系にしてもこれはちょっと…
まず間違いなく読み手が嫌悪感を覚える主人公がきつい

文章だけの感想だと、まぁ読めるといえば読めるけど
最初の自分語りが言い訳にしか聞こえん
それに、改心した主人公が過去の自分を語っているにしても、内容と主人公に差がありすぎる
一人称は主人公が思っている、感じていること以外を書けないのが大前提だから
あの頃の俺は馬鹿だったという感じにしたいなら、そのことを明確に書かないとダメだよ
430イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 15:16:30.47 ID:8O27N7/2
>>429
あれ?どちらかと言えば俺が書いた>>423の主人公のほうが嫌悪感覚えません?
頭の中では主人公が孤立して終わるような結末を考えてあんな書き方したんですけど
431イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 15:24:23.23 ID:IzO2qqPh
>>430
文章のみで、話の内容については書いてないよ

まぁ、嫌悪感は覚えるけど>>419ほどではないな
俺が捻くれているせいか、共感できる部分が少しはあるからね(これ重要)
てか、訳ありの女の子じゃないのかよw

訳ありじゃないとしたら、あんな考え方をする小学五年生って現実感がない
もし仮にいたとしても、男子に限定するのはおかしい
女子の方が話題を合わせるために流行に飛びつくからね
てっきり訳ありで、男子だけに限定して因縁付けてる男嫌いなツンデレ女子かと思ったわw
432イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 15:35:11.45 ID:8O27N7/2
>>431
まぁ徐々に矛先が男子から女子、女子から大人へと移り変わって孤立するって感じなんですけどね
男嫌いの原因や発端も一応考えてはあるんですが……かなり長くなるんで端折りました
433イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 16:43:29.47 ID:Wkxk6U+c
>>423
この主人公って、小学校5年生の女の子だよね?
その年齢の子供の視点から書かれてるはずなのに、
そんな小難しい言葉を使うかな?、という単語がちらほら出てくる

例えば、「語彙」なんて言葉は、大人ですらそう使うことはないし、
「惹きつける」「自己」「自我」「マリオネット」「洗脳」「切実」「談笑」なども、
もう少し易しい言葉に置き換えた方が、子供の視点から書かれた文章としては、
しっくり来るんじゃないかな
434イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 16:56:56.50 ID:Wkxk6U+c
あと、文章全体として、前後が上手く繋がっていなくて、
凄くちぐはぐな印象を受けるんだよね

例えば、最初に同学年の男子は
「必死になって共通の話題を得ようと人気のあるお笑い番組やテレビドラマを観たりする」
から嫌いだ、なんてことを書いておきながら、その後に男子が話している内容が、
「「おい昨日のアレ見たか? 変身シーンめちゃくちゃかっこ良かったよな!」
でしょ?

変身シーンがどうこうという話をしているということは、そこで話題になっているのは、
ライダーか戦隊かの特撮モノだと思うんだけども、そうすると、
「お笑い番組やテレビドラマ」には当てはまらないってことでしょ?

戦隊モノの話を持ち出してきたいのならば、最初にそういう振りをしておかないと、
読んでる側からすると、唐突な印象を受けるよ
435イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 17:03:14.81 ID:8O27N7/2
>>434
なるほど
男子生徒の会話は最初あたりに提示したお笑い番組やらドラマの話題にすればいいのか
やっぱり第三者の意見は参考になります
436イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 17:07:44.06 ID:Wkxk6U+c
>>435
個人的な意見だけども、その年代の男の子たちの話題にするならば、
ドラマやお笑い番組ではなく、ゲームや漫画の方がしっくり来るような気がするな

「今週のワンピース凄かったな」とか、「ポケモンどこまで進んだ?」とか、
そんな感じの方が、ガキっぽいような気がする
437イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 17:21:27.57 ID:wPTCnz1f
>>426
ぶっちゃけこれがどうなっていくのか興味はある
展開的にはどうするつもり?
こういう展開で構成としてうまくもっていくパターンとしたらツンデレ展開が思い浮かぶけど
438イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 17:39:31.65 ID:8O27N7/2
>>437
そうですねぇ
このまま斜に構えた思考回路で他人を見下して、だんだん友達をなくしていって孤立するか
大人びた転校生がやってきてツンデレるか……
まぁこれ応募用じゃなくて暇つぶしに書いたものだからその先の展開はあんまり考えてないです
439イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 17:46:07.23 ID:LvZi3QqR
きっと、それは夢。
夢だってわかっているけど、それでも僕は夢を見る。十七の夏、僕が見た「夢」を。
もう、触れることも出来ない彼女の夢を――。

「ねえ、君の名前教えてよっ」
夕焼けに染まる海辺。
愉しげな声は、僕を呼び止めた。
「あたしは幸。サチっていうの! ね、君は?」
彼女は勝手に話し始める。
この流れだと、無視出来ないじゃないか……。
僕は少し顔をしかめながらも、口を開いた。
「……なぎと」
風見薙斗。それが僕の名前。
「かざみ、なぎと」
自分の名前を言うだけなのに、なんでか恥ずかしくて。
僕は彼女から顔をそらす。
「へえ、かっこいい名前!」
返ってきた言葉は意外な言葉だった。
(僕の名前、かっこいい……?)
そんなこと、言われたのは初めてだ。
少し遠慮がちに彼女の顔を見た。彼女は大きな瞳を爛々と輝かしながら、僕を見つめている。
「ねえ、じゃあ……ナギトくん!」
彼女はその小さな手で僕の手をとり、
「あたし達、友達になろうよ!」
そう、言った――。

一節 波打ち際

春が過ぎ、確かに夏が近づいてくる。
空にタンポポの綿毛が舞う。どこまでも飛ぶそれは、僕の心も何処かに運んでいってしまいそうで――少し、寂しい。
「なんて、詩人みたいかな」
苦笑が漏れる。
440イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 17:47:51.28 ID:LvZi3QqR
>>439評価お願いします。
441イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 19:37:06.90 ID:HRMJuo+M
>>439
文章は特に問題ないかと
ただ、彼女の外見、僕がなにをしているところなのか等、ちょっと描写不足
主人公が見た印象をしっかり書かないと、読者が勝手に脳内で補間するしかないので不親切
あと、十七の自分が見ている夢なのか、十七の時の自分の夢なのかもよくわからないのがもやっとする
細かいけど、幸とサチは同じだよね

ちょっとポエム入ってるけど、続きがあれば読みたいね
442イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 20:16:56.67 ID:wPTCnz1f
>>440
エロゲにありそうな感じ
AIRとかそういう雰囲気
443イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 21:21:17.52 ID:LvZi3QqR
「ねえ、君の名前教えてよっ」
夕焼けに染まる海辺。
愉しげな声は、僕を呼び止めた。振り返ると、そこには白いワンピースの少女が立っている。長い黒髪が風に揺れ、彼女の可愛げな顔を隠した。
「あたしは幸。サチっていうの! 」
彼女は勝手に話し始める。
「ねえ、君は?」
人の名を訊くときは、まず自分から。なるほど。
この流れだと、無視出来ないじゃないか……。
僕は少し顔をしかめながら、口を開いた。
「……なぎと」
風見薙斗。それが僕の名前。
「かざみ、なぎと」
自分の名前を言うだけなのに、なんでか恥ずかしくて。
僕は彼女から顔をそらす。
「へえ、かっこいい名前!」
返ってきた言葉は意外な言葉だった。
(僕の名前、かっこいい……?)
そんなこと、言われたのは初めてだ。
少し遠慮がちに彼女の顔を見た。彼女は大きな瞳を爛々と輝かしながら、僕を見つめている。
「ねえ、じゃあ……ナギトくん!」
彼女はその小さな手で僕の手をとり、
「あたし達、友達になろうよ!」
そう、言った――。

一.

春が過ぎ、確かに夏が近づいてくる。
六月の今日、桜は既に花を散らし、緑を飾っている。
そんな季節に僕は一人、着慣れない制服に袖を通し、通学路を歩いていた。
「あ……」
ふと目の前、タンポポの綿が空に舞う。どこまでも飛ぶそれは、僕の心も何処かに運んでいってしまいそうで――少し、寂しい。
444イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 21:24:08.60 ID:LvZi3QqR
>>441-442
評価、感想ありがとうございます!
443はアドバイスを参考に少し変えてみたものです。こんな感じだと、どうでしょうか……?
>>441
サチ、というのは読み方を表現しました! ルビの方が良かったでしょうか?(汗)
445イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 21:55:06.31 ID:HRMJuo+M
>>444
>サチ、というのは読み方を表現しました!
うん、それはわかるんだけど、読者に向かって喋ってるわけじゃないからちょっと引っかかったのよ
「あたしは幸。幸福の幸でサチっていうの! 」
とかいうならわかる
まぁ、気にしない人も多いだろうから別に良いんだけどね

で、>>443は大分よくなったと思う
いいんじゃないかな
長編書いたら、文芸書籍サロンの晒しスレで晒してみると良い
446イラストに騙された名無しさん:2014/03/01(土) 22:03:08.86 ID:LvZi3QqR
>>445
あああ、なるほど。 気が回りませんでした。納得です。
直します!
度々申し訳ないです、ありがとうございます!
はい、完成したら自作晒しスレにうpります。
ありがとうございました!
447イラストに騙された名無しさん:2014/03/02(日) 00:24:19.65 ID:t5QgF1wu
>>443
季節感が、かなりズレてる印象を受けるな

「春が過ぎ、確かに夏が近づいてくる」
「桜は既に花を散らし」
「着慣れない制服に袖を通し」
「タンポポの綿が空に舞う」

地域によって植物の生育状況が違うから、一概には言えないけども、
いずれの表現も、6月という季節を表現するには、適切な表現だとは思えない
これが5月という季節ならば、ありだとは思うけども、6月だったらなし、かな

6月は本格的な夏ではないけども、少なくとも春とは言えはないだろうし、
その時期ならば、そろそろ制服が夏服に変わろうかとする時期のはずなのに、
未だに制服を着慣れてないってのも、かなり違和感がある
葉桜も、タンポポの綿毛も、1ヶ月ぐらい前に終わってそうでしょ

自分の身の回りの細々としたモノにも目を向けて、
季節感というものをイメージしながら書くことを意識した方がいいんじゃないかと
448イラストに騙された名無しさん:2014/03/02(日) 00:30:40.27 ID:t5QgF1wu
あと、季節感という意味では、冒頭の海辺のシーンも、
いったい何月のことなのかが、さっぱりわからない

「白いワンピース」だから、春か夏かなのかというイメージだけども、
それ以外の部分は、どの季節でも通用しそうな表現しか並んでいない
もっと季節を感じ取れるような文章にした方が、
読者がイメージを膨らませられるのではないかと思う
449イラストに騙された名無しさん:2014/03/02(日) 00:35:44.70 ID:kdF7E4ZI
>>447-448
細かなアドバイスありがとうございます!
確かに、その通りだと思います。なので五月辺りに変えて見ます!
北海道の北側住みなので一般的な季節感と少しズレています。申し訳ないです……
白いワンピース云々、過去の描写に至っては 海辺・ワンピース から夏を連想して欲しかったのですが……ふむ、やはりこの程度ではダメですね。
もっと工夫してみます!
ありがとうございました!
450イラストに騙された名無しさん:2014/03/02(日) 00:38:57.01 ID:kdF7E4ZI
ついでに、私の母校……高校は確か七月半ばから夏服可、八月から完全夏服って感じでした。
四年前ですので今はどうかわかりませんが、恐らく変わってないと思います。
やはり本州の関東圏辺りに、ネット絡みでも友人作るべきですかね……
あ、ただの雑談でした。
451イラストに騙された名無しさん:2014/03/02(日) 01:57:13.57 ID:/OnDj7xl
ここの晒してる住人から新人賞大賞者が出たらいいね
ここで晒しといて、なんかの賞取ったらまたここに現れてほしい
452イラストに騙された名無しさん:2014/03/02(日) 02:01:55.02 ID:inoGBzS6
北海道を舞台にするなら、はっきりとそう書いた方がいいよ
「北の大地にもようやく夏が訪れようとしていた」とでも書いて、
その季節の移り変わりの象徴として、
桜の花が散るとか、タンポポの綿毛が飛ぶとかを持ってくればいいんじゃないかな

これが地域によっては、リンゴの花が咲くだったり、サクランボの実が色付くだったりするだろうから、
その地域ならではの季節感の出し方というのが異なるからね

ちなみに、こちらの感覚としては、5月下旬から6月上旬にかけて、ホタルが飛び始めたら、
そろそろ夏だなあ、っ感じ@滋賀
453イラストに騙された名無しさん:2014/03/02(日) 12:00:11.51 ID:6xZJkMGp
>>451
え、ほんと?
454イラストに騙された名無しさん:2014/03/02(日) 17:14:17.46 ID:QvhxysHq
最近はアニメ見てても面白い作品ってないよな
それだけラノベの質が落ちてるってことだろうよ

お前らちょっと頑張ればすぐ上にいけるかもよw
455イラストに騙された名無しさん:2014/03/02(日) 17:22:28.54 ID:9JO6E3I/
それって、年取って、流行や感性についていけなくなって
「最近の若い者は」
て言ってるのと同じなんじゃないか?
456イラストに騙された名無しさん:2014/03/02(日) 17:34:55.91 ID:QvhxysHq
>>455
感性って関係あるのか?
万人が面白い作品は誰が見ても面白いだろ?

進撃の巨人とかさ
あの作品に感性とか流行とか関係なくないか?

今だと、しゃくがんのシャナか、とらドラみたいなラノベアニメが出たら
かなりヒットすると思うよ
最近こういうの描ける人出てきてないから
457イラストに騙された名無しさん:2014/03/02(日) 18:11:54.90 ID:QvhxysHq
アニメのストライクザブラッドは何から何まで急ぎすぎ
話が飛び飛びで視聴者おいてけぼりにしてるよな
もっと丁寧につくる必要があったと思う
ラノベがどうなってるか知らんけど
458イラストに騙された名無しさん:2014/03/02(日) 19:16:44.82 ID:xGdlsXoP
賞に応募してみればわかると思うよ
そう簡単じゃないことが
クソラノベを読んで、これなら俺にも書けるとか思っちゃうのもわかるけどね
459イラストに騙された名無しさん:2014/03/02(日) 19:22:15.94 ID:QvhxysHq
>>458
というか、ラノベ読んだことないw
見たことあるのは2ちゃんとかで張られてるラノベ馬鹿にした1ページとか

それに応募もしないよw

簡単じゃないっていうか、普通に無理でしょ
だって応募者って何十万人の人がするんでしょ?
その中の一人しか大賞に選ばれないんでしょ?

無理ゲーってのはわかってるよ
460イラストに騙された名無しさん:2014/03/03(月) 20:57:58.74 ID:r2lQ3V0I
状況は今、激戦であった。
「はははっ!」
肩まで伸びる白髪を風に、衝撃の波に揺らし男が嗤った。
「楽しいね? 楽しいよ!!」
月の明かりのみが照らす荒野、男は紅い双眸を爛々と輝かし、両手に持った太刀を振るってくる。
「――っ!」
それは途轍もない速度だ。
一般人の目に見れば、まさに「目にも留まらぬ速度」というもの。
そんなスピードで男の太刀が俺の体を斬りつけてくる。
「っが……!」
対して、こちらが持つ武器は己の肉体のみ。先程から防戦一方だ。
「くそ……っ!」
男の斬撃は止むことがない。それらを全て躱すことなど不可能。まして、それから守る武器もなければ、防具すらもうないのだ。
誰の目から見ても、これは明らかに俺の不利。
「ねぇ、もうバテてんの? 嘘でしょ? もっと楽しませてよ!!」
「――ぐぁっ!!」
みぞおちに鈍い痛みが走る。
瞬間、俺の体は男との距離を遥かに伸ばしていた。
(飛ばされた……!)
峰打ちだ。しかしその手加減の一撃で、俺は何百メートルと飛ばされたのだ。
何十回と地を転がされ、やっと膝で立つ。
視界が安定しない。
「ゴホッ……!」
喉を熱い何かが通った。
咳と共に吐き出されたのは己の血。
(流石にもう、マズいかなぁ……)
数百メートル先、小さな影。男の動きは止まっている。
遠目に映った男の羽衣は、この距離であってもわかるほど綺麗なものだ。つまり、俺は男に怪我一つと与えていない。
俺は完全に遊ばれているのだ。
わかっているけれど、その悔しさにうちひしがれる時間すら惜しい。
そっと、左胸に右の手を当てる。
(俺に残された時間はもうない。残された手段も――これしかない)
461イラストに騙された名無しさん:2014/03/03(月) 21:00:37.05 ID:r2lQ3V0I
以前>>235でお世話になった者です。
三作目になるモノのプロットがまとまり、書き始めたところ ふとこのスレのことを思い出しまして、今書き進めているモノの冒頭部分晒させて頂きました!
評価、お願い致します。批評も改善に繋がりますのでお願い致します!
462イラストに騙された名無しさん:2014/03/03(月) 21:10:40.13 ID:8Olt4Zcg
世界観がよくわかんね
何百メートル吹っ飛ばされるとか鉄腕バーディーかよ
文章は特に問題はないとおもうけど、淡々としすぎてるイメージ
もうちょい中二っぽくやっちゃっていいと思う
463イラストに騙された名無しさん:2014/03/03(月) 21:29:05.88 ID:r2lQ3V0I
評価ありがとうございます!
異能がある戦乱の世が舞台なのです。
何百メートルっていうくらいの派手さが欲しいのですが、やはり私の文章力不足ですね……!
何とか遠回しな言葉に変えてみます。
淡々と、ですか……意識してないのですが、そう思わせてしまうということはそうなんですよね!
もっと厨二感満載で頑張ってみます!
アドバイスまでありがとうございました!
464イラストに騙された名無しさん:2014/03/03(月) 22:25:21.58 ID:ZH4LbFzt
3人以上いるときの会話って難しいな
どうやって「」の間にはさめばいいんだ?
いちいち会話の後に誰がしゃべってるのか説明しないといけないのが難しいわ
465イラストに騙された名無しさん:2014/03/03(月) 23:08:16.53 ID:ifkNlmKW
>>460
文章は問題無いと思う
でも言い回しにぎこちない部分がある
>肩まで伸びる白髪を風に、衝撃の波に揺らし男が嗤った。
しょっぱなから意味がわからない文章があるし
肩まで伸びる白髪を、衝撃の波で揺らしながら男が嗤った。
ならわかる

飛ばされてる最中に、何百メートルと飛ばされたとか言っちゃうのも変かな
それと一人称だから心の声を()でくくる必要はないと思うよ
466イラストに騙された名無しさん:2014/03/03(月) 23:16:08.07 ID:r2lQ3V0I
>>465
なるほど、ご助言ありがとうございます!
早速修正しました。
ふむふむ、()は取り除いてやってみます!
ありがとうございました!
467イラストに騙された名無しさん:2014/03/04(火) 00:35:54.19 ID:Nf2xfLkS
>>460
太刀による峰打ちが、鳩尾にヒットするのって変じゃない?

鳩尾にヒットさせようとすれば、正面から突かないとヒットしないよ
薙ぎならば脇腹に、袈裟切りならば肩にヒットするのが普通だと思うよ
468イラストに騙された名無しさん:2014/03/04(火) 01:51:24.58 ID:klpjgjlG
>>467なるほど、盲点でした!
早速参考に変えさせていただきます! ご指摘ありがとうございます!
469イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/04(火) 21:40:06.82 ID:CMsRO0tt
3人以上いるときに3人で語り合うときに上手にやるやり方教えてくれ
いちいちカギ括弧ごとに誰が話したって添えないといけないのか?
470イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/04(火) 22:25:13.16 ID:enJc+GL8
>>469
ここで聞くよりラノベ買って読んだ方がいいと思うけど…
俺なりに助言するなら

キャラの喋り方に特徴を付けるのが一番手っ取り早い
喋り方で誰が話しているのかわかれば、一々誰が話したのかを書く必要はない
もしくは2人ずつの会話を交互に繰り返すとか、工夫すると良い

って感じかな
ぶっちゃけ、5人以上とかは極力避けた方がいいね
471イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/05(水) 04:36:26.19 ID:Dcu6uOmW
状況説明と心の中の声ってどう区別したらいいの?
被るんだけど区別の仕方って何か良い手法知ってたら教えてください
472イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/05(水) 04:37:09.04 ID:Dcu6uOmW
>>470
なるほど。参考になります。
473イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/05(水) 04:51:17.90 ID:a37/icKu
http://blog.livedoor.jp/gurgur717/
とりあえずここ見てみ
474イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/05(水) 10:55:09.93 ID:hmB3fQZU
>>469
こんな感じでどうよ?


「今夜はカレーですか。美味しそうですね」
「いろいろと隠し味が入ってるから、深い味になってるはずだよ」
「隠し味って、何が入ってるんですか?」
「今回はチャツネを入れてみたんだ。仕上げに加えることでマイルドになるんだってさ」
「それは楽しみですね」
「他にもね、バターでしょ、唐辛子でしょ、あとは砂糖と、それから」
「そんなことはいいから、早く飯にしてくれよ〜」
「いたんだ」
「最初からずっといたよ〜。臭いだけで腹が腹が減ってくるんだから、なんとかしてくれよ」
「はいはい、すぐに支度するからちょっと待ってな。あとはスプーンとコップを出して、と」
「水は俺が用意しますよ」
「頑張れ〜」
「あんたも少しは手伝いなよ」
「え、俺? 無理無理、腹が減り過ぎて、動く体力なんてないよ」
「まったく、あんたはいつもそうだな。少し立ち上がって、食器を並べるぐらいしなよ」
「役割分担だよ、役割分担。お前は作る専門で、あいつが手伝う専門」
「で、あんたの専門は?」
「俺の専門は、もちろん食べる専門さ」
「はぁ、あんたに少しでも期待した私がバカだった」
「今頃気付いた?」
「十年かかって、ようやくね」
「まあまあ、二人とも落ち着いて。準備ができましたから、冷める前に食べましょう」
「そうだな。それじゃ、」

「「「いただきます」」」
475イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/05(水) 11:05:07.94 ID:hmB3fQZU
A 丁寧な話し方をしている人
B カレーを作ってる人
C 何もしない人
この三人が、料理好きなBの家に集まって夕食を食べるシーン

AとCは男、Bは女
BとCは小学校からの友人で、Aとは大学に入ってからの友人
Aは誰に対しても丁寧に話す
BはAに対しては普通の友人として、Cに対してはかなり辛辣な態度
Cは基本的に怠け者

こういう基本設定をしっかりと作っておけば、今は誰から誰に喋っているのかがわかるんじゃないかな
たぶん、あなたの場合は、キャラの性格とかの設定がしっかりと固まっていないから、
口調などが安定してこないのではないかと
476イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/05(水) 22:24:47.54 ID:H7I6hgPi
5人以上話しちゃダメとか、口調でどうたらとか何言ってんだよw
地の文で締めていくのが一般的だろう。

「今夜はカレーですか。美味しそうですね」
 Aがうっとりとした目でカレー鍋を見つめていると、Bが得意な顔で「いろいろと隠し味が入ってるから、深い味になってるはずだよ」
と胸を張って答えた。
Aがカレー鍋から目を離さずに、「隠し味って、何が入ってるんですか?」と尋ねると、Bは少し自慢げな表情をする。
「今回はチャツネを入れてみたんだ。仕上げに加えることでマイルドになるんだってさ」
「それは楽しみですね」Aの言葉に反応するように、Bの得意気な表情がますます濃くなる。
「他にもね、バターでしょ、唐辛子でしょ、あとは砂糖と、それから」
「そんなことはいいから、早く飯にしてくれよ〜」
 嘆くようなCの声が後ろから……

とかなんとか。
ラノベでも会話文100%とかあり得ないよ。
477イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/05(水) 22:36:46.88 ID:IQo8+z8W
まあ、あることはあるけどね。
エロゲみたいに
a「ね、あそぼ」
b「うん、いいよ」
c「あ、それあたしもまぜて」
a.b「いーよ」

みたいなのは見たことある
478イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 00:18:35.67 ID:Q/ixja18
>>476
もともとは、>>469

>いちいちカギ括弧ごとに誰が話したって添えないといけないのか?

と聞いてるから、いやそんなことはないよ、キャラの設定がしっかりしていれば、
会話文だけでも話として成立できるよ、という意味で書いたんだけどね

あなたが俺の会話文に地の分を付け足していってるけども、
それは会話だけでも、どんな場面なのかを想定できてるから、
そういった付け足しができるわけでしょ

「地の分で締めて行くのが一般的」なのは確かだろうけども、
毎回毎回地の分で締めなければいけないかといえば、そんなこともない
会話主体の文章で、そんなことをすれば、リズムを損なうよ
479イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 00:42:07.61 ID:ymh5SFoH
>>476
5人以上で話しちゃ駄目とか、会話文だけで埋めろなんて言ってないし…
地の文を時々挟むのは当たり前
もう少し読解力をつけよう

質問した人は、「」地の文「」地の文「」地の文
みたいな感じになってしまうと言ってたので、自分なりの助言をしたまで
会話文100%にしろなんて誰も言ってないんだけどw

要するに、話し方だけでもキャラの判別をつけることは可能だよってこと
俺も>>478と同意見
480イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 01:20:39.19 ID:MlYX9oXs
>>478
>>479

割とマジで混乱して、ラノベ本文とかでぐぐってきたんだけど、市販されてるラノベも地の文は最低限入ってる物が多いし、
それ以前にリズム損なうっていうのがあり得ない話。
会話文優先なら地の文最低限にして、カギ括弧の後ろに付けないとか工夫出来る。
>>477>>474みたいにやる方法なら、キャラ設定も濃くしなくていいしね。

読解力つけようっていうけど、

5人以上で話しちゃ駄目とか >>470 ぶっちゃけ、5人以上とかは極力避けた方がいいね
会話文だけで埋めろ何て言ってない >>470 喋り方で誰が話しているのかわかれば、一々誰が話したのかを書く必要はない

こんな出たばかりの話も読めないのに、読解力つけようとか何言ってんの?
他人だから分かりませんでしたって言うのなら、それこそ文章を読んでない=読解力が無い証拠だよ。

何より>>478は「俺の会話文」って書いてあるから、本人なんだよね?
第三者が適当な設定と地の文を付けた物を、書いた本人が「想定出来てるから付け足せた」って言うのなら、
他人のイメージに乗っかって、俺はこういう風に会話文を書いたって後付の自己満足になってるだけだよ。
481イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 01:25:47.58 ID:Q/ixja18
>>480
ごめん、何が言いたいのか、さっぱり理解できん
あなたの場合は、読解力だけじゃなくて、表現力も足りてないのじゃないかな
482イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 01:31:04.82 ID:Q/ixja18
>市販されてるラノベも地の文は最低限入ってる物が多いし、

あなたの言ってる「最低限」ってのは、具体的にはどれぐらいの割合のことなんだ?
「いちいちカギ括弧ごとに誰が話したって添え」られてるのか?

地の分なんて、状況説明などで必要があれば会話と会話の間に挟めばいいし、
必要がなければ、挟む必要がない
それだけの話でしょ?
483イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 02:16:11.95 ID:t9PQ+//b
心の声はラフな噛み砕いた人が喋ってるかのような表現で
状況説明は堅い表現にすればどっちが心の声で、どっちが状況説明かって
伝わるのかな?
484イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 02:23:36.76 ID:9rL6eSiz
>>480
おや、逆ギレさせてしまったようだね
それと、ごめん
君がなにをいっているのかさっぱりわからん
俺も読解力が足りてないようだな

極力避けた方が良いと言ったのは、よほど力のある人じゃないと
5人以上の会話をうまく書けないと思ったから極力と言ったんだが
うまく書き分けられてないと、読者が非常に疲れるからね
あと、極力=できる限り
やるなとは言っていない

あ、そうか
一々書く必要はない=全く書く必要がないと受け取ったと言うこと?
だとしたら俺の書き方も不親切だったな
読解力のない人にもわかりやすく書くべきだった
すまんね
485イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 02:35:04.57 ID:9rL6eSiz
>>483
一人称なら
会話的口調=心の声
説明的口調=状況説明
でいいと思う

てか、ここって文章を晒すスレなんだし
その手の議論はここでするもんじゃないよね
そもそも、板違いだというツッコミは抜きにしてw

ID:Dcu6uOmW
ID:t9PQ+//b
も、文章晒してから質問すればいいと思うよ
その方が改稿して答えてくれるだろうし
もしくは他に答えてくれそうなスレが、文芸書籍サロンの方にいくつもある
486イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 11:43:03.29 ID:fN4eTk1e
>>476
1+1は2だろ!(ドヤァ)って言ってるのと同じだな。
恥ずかしい奴。
487イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 14:59:55.48 ID:cEMNyQSE
とりあえず冒頭をかいてみたので評価お願いします。
「死って、一体どんな味なのかしら」
 
蜂蜜が溶け出したように光る、夕焼けの教室の中で、彼女─夜野光─はそう呟いた。
「ねえ、どう思う?」
のしかかって見下ろすように彼女は聞いてくる。
「……さあ、とりあえず、あんまり良い味はしないと思うけど……」
「そう……」
 僕の答えが気に入らなかったのか、彼女は不満そうな顔を見せる。
「じゃあ、味わってみる?」
 彼女は手に持っているカッターを、僕の首筋にあてた。ヒンヤリとした感触が首だけでなく、全身に走る。
僕の両の手足は、彼女が足や手を絡めるようにして抑え付けているのでまったく動かすことができなかった。
「…遠慮しておくよ……僕はまだ死にたくないし…」
「そう……残念」
首の冷たい感触がフッと消える。彼女は本当に残念そうな顔だった。
「じゃあ、夜野さんは……どんなんだ?」
 ―死に興味はあるのか―
 そんな彼女に、僕はそう返した。彼女は手に持つカッターを、ペン回しの要領でクルクルと回し始める。
「私は………」
 風がヒュウッ、と窓からはいりんで、彼女の長い髪を揺らす。夕焼けの黄色い光に照らされたその黒髪が、その光に反射して妖しく輝いた。
 ピタッ、とカッターを回すのが止まる。彼女はそうしてその言葉を口にした。

「私は興味があるわ。死、そのものに……ね」 

彼女はゆっくりと、その光る刃を自分の首に当てる。そして自分の首の頚動脈を、一思いにかき切った。
血がまるで噴水のように吹き出る。
そこから出る血は実に鮮やかで、そんな自分の血を見ながら彼女はうっすらと微笑んでいた。
「でもね……ほら、私って、こんな風に死ねないのよ………」
その言葉はどこか悲しくて寂しいような、そんな響きを持っている気がした。
「だから、私は死に興味があるの」
彼女はもう一度、その言葉を繰り返した。それが彼女と僕のはじまりだった。
488イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 16:13:20.28 ID:pCOumSPo
どっかで見たことあるような、とは思いつつ
まず三点リーダーとダッシュ記号は偶数個付けないといけない……という基本文法程度は指摘しておく。

文章においては一般レベルとして良いと思う。
ただ、これをラノベにするとなるとちょっと違うかな
どちらかというと一般向け。
レーベル的にはAMWか講談社BOX、星海社って感じ
つまるところ、少し堅い
まあ、それも君の文体として捉えれば及第点かな
取り敢えず、
>―夜野光―
ってのは
→ ――夜野光は
でいいと思うよ。名前の後にまでなんかつけると文法的には少しおかしくなる。
アクセントとしてつけたいなら
“”や‘’等の引用符の方がいいよ
489イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 16:39:39.58 ID:cEMNyQSE
評価ありがとうございました。
指摘された文法については今はじめて知りました。
また機会があれば書き込んでいきたいので、
よろしくお願いします。
490イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 16:50:45.29 ID:pCOumSPo
感想つけるの忘れてたから追記。
取り敢えず、個人的に
続きがあったら読みたくなる程度に面白い
完成させたらサロンの方の「自作を晒し感想を貰うスレ」辺りに投下してみな
俺もそっちは目を通してるし、もし君にその気があるなら
また改めてより詳細な評価と感想をつけさせて貰うよ
如何せん冒頭だけじゃ内容とかもっと深い所に対する評価がつけられないからね
今後も頑張って。
491イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 17:05:46.80 ID:+3qXgnj7
>>488
> まず三点リーダーとダッシュ記号は偶数個付けないといけない……という基本文法程度は指摘しておく。
492イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 17:56:53.23 ID:t9PQ+//b
>>487
なんかエロゲのテキストみたい
ラノベ向きかといえばどうだろう

ハピメアってタイトルの雰囲気にかなり似てる
493イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 18:14:15.18 ID:cEMNyQSE
あまりエロゲをやったことがないのでよく分からないのですが、
そうなんでしょうか?
確かに自分でも、ラノベ向きかどうか聞かれるとあやしいのですが……。
494イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 18:33:41.17 ID:dEnSD0Yg
>>493
ハピメアなら俺もやったことある。
有名なタイトルだよ。
そのテキストをハピメアスレに張ってどうですかって聞いてみるといいよw
舞亜ってキャラと主人公が会話してる雰囲気にそっくりだよw
エロゲーの作家を目指したらどうかな
495イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 18:37:22.91 ID:pCOumSPo
>>491
学校で習わなかったか? と言っても、俺の場合は日文の文芸部だったから基本がお前らとはズレてるんだろうな。仕方ないからネットソースもってくるが
http://syosetu.net/pc/book.php?pid=novel&no=9747
ていうかググればどこにでも載ってる。自分で調べるのもまた勉強だ、君が大人なのか学生なのかは知らないが少しは勉強したまえよ。

三点リーダとダッシュは偶数個がルール
敢えて破る作者もいるが、プロでもないワナビがルール破ってどうする、という話
また、先日ワナビスレや各新人賞スレを騒がせた下読みの「三点リーダの使い方わかってないからボツ」のような問題もあるから、要素は問題となる前に取り除いておくのが当然
申し訳ないな、知識的に自分を常識と考えるのは悪い癖だ。学歴や学び方も人それぞれ違うのだから気をつけないとな……
だが知っておいて損はないことだ、君も覚えておいていいんじゃないか
496イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 18:43:43.15 ID:pCOumSPo
http://www.samanthajasmer.com/novel_pc/write2.php
http://homepage2.nifty.com/suemoritakumu/abc.html

ああ、申し訳ない。官能小説のリンクになっていたようだ
何故かリンク持ってこれないから他サイトを貼っておくよ
あと、ラノベ研究所というサイトもあるからそこで学ぶのも一つの手段
「ラノベの書き方」とかいう本に書かれるようなことは基本載っている。
497イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 18:52:00.85 ID:+3qXgnj7
>>495
ありがとう。でもソースがブログ?
498イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 19:39:42.95 ID:ulw2Z5wH
ID:pCOumSPoは誰と戦ってるの?
499イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 19:40:18.64 ID:pCOumSPo
>>497
ふむ、納得出来ないようだね。まあ仕方がない。
はっきりと言わせてもらうと、そればかりは教本を読むか、専門家に訊いてくれ……としか言えない。
私もそのうち専門家――という扱いにはなるが申し訳ないね、どうも人に「教える」ということは苦手なようだ。
さて、君の質問(でいいのかな?)にあった「三点リーダ、ダッシュはどうして偶数個なの?」というものは、
「段落の初めに、どうして空白を設けるの?」
「どうして【。】を一番上に置いてはいけないの?」
といった質問と同列のものなんだよ。
つまり、然るべき所で学ぶ事ができ、ゆえに「当然」と化したものだから、誰も敢えて取り上げないわけだ。
申し訳ないが、ブログがソース云々についてはそれが理由になるかな。「当然」学校で学ぶべきことだから……誰もわざわざ大々的に取り上げることではないからね。

私が物書きに関わる業界を目指した頃、まだ学生であったため、学ぶ環境と教える人がいたから良かったが……
これについては「どうして人を殺してはいけないの?」と根本が同じで、明確な理由がない。
だが私も君と同じで「何故三点リーダやダッシュは偶数個なのか」という疑問に駆られたことはある。
それを当時、私に文学の何たるかを教えてくれた教師に訊いたものだが、やはり「ルールはルール」なのだそうだ。
このルールが生まれた理由については幾つかの説があるのだけれどね。
納得させる材料になるかは知れないが、うち一つを説明させていただくと。
500イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 19:42:56.27 ID:pCOumSPo
デジタル化が発達した現在、小説の原稿もpcを使ったものが多くなったね。
しかしながら一般文芸や、少し前の「小説」というジャンルにおいて、原稿は紙のものであった――このくらいはわかるね?
その時、校閲や編集、出版に関わる職の人達を悩ませる案件があったそうな。
それは【…】が片仮名の【ミ】に見える、というものだ。
ダッシュも言わずもがな、想像できるだろう。
これをpcに打ち込む時、流れで【…】であることがわかりはしても、やはり判断に時間が取られるそうだ。
それを回避するため、三点リーダやダッシュは偶数個にしてくれ……というルールが生まれた。

とかね。くだらないが、いつだってどんなルールもそうやって生まれるものだ……と考えれば理解はできるが。

以上、まだ何か質問はあるかな?
君が私と同業でないことはわかったが、君が小説家志望であるならできる限りその質問には答えようと思う……が。
簡単なことはワナビスレで聞くのが一番手っ取り早いかな(苦笑)

>>498
質問に答えて何か悪いことでもあったかな?
こちらは専門の者としてそれに応えようとしているだけだ。
その「戦う」が何の比喩であるかは計り知れないが、もし2chテンプレの煽りなら
私は君に煽られるようなことはしていない。
不快にさせたなら申し訳ないね。
501イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 19:48:06.12 ID:ulw2Z5wH
いや君の話は冗長に過ぎる
いきなり自分語りされても、話がつまらないから読み進めようという気にならない
寒いだけだよ

『三点リーダ(…)は偶数で書くのが一般的だから、そうした方がいい』

この一行だけで済む話でしょ
502イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 19:58:52.25 ID:pCOumSPo
ふむ、そうか
ただ、君たち相手に私もお節介が過ぎた
卵は自分で育つものだな、大切にするのも私の仕事ではない、か
申し訳なかった
いつか君たちが小説家になった時、私の担当となった場合はよろしく。君たちの空気を乱したことには深く謝罪する。
以後顔を出さないようにしよう。
503イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 22:01:31.36 ID:ulw2Z5wH
別に俺は質問者でもないからどうでもいいんだけど…

当たり前の事を回りくどく、偉そうに語りまくってるのが滑稽という話
たかだか三点リーダの話で、どうしてそこまで偉そうにできるのか理解できんw

自称出版関係者アピールなんて、2chではなんの意味もないしな
504イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 22:08:55.99 ID:7eHJ+wrS
なんで文章晒すだけのスレにこんな臭い奴が湧いてんだ
505イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 22:17:47.92 ID:QOKi8TBX
批評を求めればこういう手合いも現れます
それぐらいは覚悟しておくことも必要かと思います
506イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 22:33:12.90 ID:dEnSD0Yg
>>502
顔は出してほしい

主人公達の行動はいったんおいておいて、新しい後から主人公に関わらせるための別キャラに話を移動させるときはどう表現したらいいですかね?
507イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 22:54:33.46 ID:dEnSD0Yg
ずっと主人公視点で動かしてきて、いったん主人公から離れて主人公とは一緒に行動してない別の初登場キャラ視点で時系列をあわせてはじめるには
どうやって切り替えたらいいか教えてください。

一方その頃

このくらいしか思いつかないんですが、初登場キャラにこの表現はおかしいと思うんです
508イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/06(木) 23:01:53.86 ID:7eHJ+wrS
主人公の名前がAで別のキャラがBだとすると

 Bは○○をした。
みたいに冒頭から名前を出して、相手にBの視点に当ててるんだな、って思わせるようにしてる
509イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/07(金) 00:26:05.76 ID:hHorDH17
>>507
同じ章の中で一行開いてたら、そこで場面が変わったんだなということは、
読んでる人にはすぐにわかるでしょ
その変わった場面で、新しい人物が登場したとしても、まったく不思議じゃないから、
特に何も書かなくてもいいんじゃないかな

どうしても時系列を合わせたいのならば、
Aの視点の話を「2014年3月7日の午前0時20分頃、Aは駅のホームで最終電車を待っていた。」
Bの視点の話を「2014年3月7日の午前0時20分頃、Bは自宅で酔いつぶれて寝ていた。」
と、同じ日時の話として書けば、簡単に時系列を合わせることができるよ

いつ、どこで、誰が、何をしていたのかを明確にしておくというのは、
ミステリーなどでは有効な方法かもしれないけど、それ以外ならば、
そこまで気にする必要があるとは思わんけどね
510イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/07(金) 01:14:31.53 ID:hHorDH17
>>487
主人公と彼女が、どんな体勢でいるのかがよくわからん

主人公の上に彼女が「のしかかって」いて、「足や手を絡めるようにして抑え付けている」そうだけども、
彼女の片手にはカッターナイフが握られているわけだから、使えるのはもう片方の手と、両足だけでしょ
彼女が手1本と足2本とで、どうやって主人公の手2本と足2本とを「抑え付け」ることができるんだ?

しかも、「絡めるようにして」いるということは、2人の体はかなり密着した状態なんでしょ?
そんな状態で、カッターナイフを首筋に当てたり、クルクルと回したりするのは、
かなり難しいんじゃないのかな
511イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/07(金) 01:27:57.09 ID:hHorDH17
あと、所々にクドいなと感じる表現がある

>彼女はゆっくりと、その光る刃を自分の首に当てる。そして自分の首の頚動脈を、一思いにかき切った。

頸動脈なんて、首にしかないんだから、「首の頸動脈」なんて書き方をする必要ないし、

>風がヒュウッ、と窓からはいりんで、彼女の長い髪を揺らす。夕焼けの黄色い光に照らされたその黒髪が、その光に反射して妖しく輝いた。

「その黒髪が、その光に反射して」なんて書き方も、「その」が連続して使われてると、クドいなと感じてしまう


そんなクドい表現がある一方で、主人公の反応が薄すぎるのも気になる

首に刃物を押し当てられて殺されそうになって、その直後には、噴水のように血が噴き出る光景を見ているにもかかわらず、
これといって驚いたり、怖がったりといった反応をしないってのは、かなり不自然じゃないかな
512イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/07(金) 18:02:14.41 ID:5CnxrEm2
−−この三転リーダーってどんなときに使うんですか?
そもそもこれは何を意味してるんでしょうか?
513イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/07(金) 18:37:23.72 ID:A3wiD9tQ
会話文の中で、沈黙を表現するのによく使われるな
途中で挟むと、喋りたくない、喋りにくいことを言い淀んでる感じになる

例1.「……とにかく、そういうことでした。急に金遣いが荒くなったのは、ここ三か月ほどのことだそうです」

例2.「実は奥さんが学校で倒れられて……今、病院なんです」

例3.「別に……雑談よ」

例4.「うん、でも……」
514イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/07(金) 18:42:59.35 ID:f1ipwRCv
執筆活動初心者の質問に答えるスレでも作ってそっちでやれよ
515イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/08(土) 10:53:06.54 ID:amcpwBPe
>>512
もしかしてダッシュの事?
正式には、説明を表す。

例:私は夜の教室――誰もいない気味の悪い――にいた。

ラノベでは間を表現したりしている。
516イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/08(土) 17:18:34.80 ID:JzNEIsHf
>>515
それって多様したりするものなんですか?
使ってる人とそうじゃない人がいるようなんですが
517イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/08(土) 17:40:49.48 ID:x8UiZ7R5
質問する前に、回答してくれた人に対して「ありがとう」の一言ぐらいないの?
518イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/08(土) 18:08:15.01 ID:xx5FGEso
>>516
あのさ、まぁ自治中でもないからこのスレが板チってことはもう言わんが
サロン行きなよ ワナビスレとか創作議論スレ、質問スレなんでもあるからさ……
スレタイ読める? 流石にスレチだよ
519イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/09(日) 05:01:10.64 ID:OMYkue0Y
>>517>>518
どうせ過疎なんだからいいんじゃね?
520イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/09(日) 19:12:01.08 ID:aIlBnWo+
ここはラノベ作家になりたい人のスレなんだから、質問すること自体はいいと思うんだけど、
回答してくれた人にお礼の一言も言えないってのは、人として終わってるでしょ

しかも、質問の内容が、実際にいくつかの小説を読めばわかるようなことばかりだし、
さすがに、そろそろ止めてほしい
521イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/10(月) 00:34:53.28 ID:L0jK+HN5
>>520
どうしてお礼を求めることで前からそんなに必死かわからないけど、あんたが回答してあげたわけじゃないんでしょ?
なんで回答したわけでもない人がそんなに必死なんですか?
522イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/10(月) 00:54:14.30 ID:tuirtFgu
横から失礼するが、だからそれこそスレチだっつの
関係ないレスつけんな、巡回の度に新着ついて見に来る俺の身にもなれ
お前らのくだらない議論()を見に来てんじゃないんだから
523イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/10(月) 07:12:35.73 ID:7CnJOKQq
>>521
回答しましたけど?
524イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/10(月) 07:52:24.41 ID:L0jK+HN5
>>523
回答してお礼をクレクレ言うなら回答しなければいいと思うんだけど
お礼をしなければいけないことがテンプレに入ってるわけじゃないよ
お礼がないと不満だと思うならスルーした方が衛生上いいんじゃないの?
525イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/10(月) 09:40:03.30 ID:7CnJOKQq
テンプレの話をするなら、質問すること自体もテンプレには入ってないな

まあ、これからは質問されても回答しないことにするわ
ウザいのに絡まれるのも嫌だしね
526イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/10(月) 18:04:25.60 ID:vGD5t0il
なんでワナビって非常識な奴が多いの?
いくら匿名掲示板っていってもさ、人として最低限度の常識は弁えろよ
527イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/10(月) 21:05:58.51 ID:XsZvmu8x
単に非常識な奴が目立つだけだろ
2chなんて、どこのスレも定期的に荒らしが涌いてるし

とりあえず質問はスルーしましょうってことだ
質問したけりゃ文章晒してからにするのが筋
528イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/10(月) 21:44:05.29 ID:8ge+bmCG
スレが荒れ気味なので、何か月か前に書いたまま放置してたのを晒してみる
なんとなく書いただけなので、続きはありません


枕元に手を伸ばし、時計を掴もうとするが、そこにあるはずの時計が掴めない。
その隣にあるはずの携帯電話も掴めない。
何度か空振りを繰り返すが、何も掴めない。
寝惚けて、どこかに放り出してしまったかもしれない。
仕方ない、起きるか。
布団を跳ね除けるようにして、上半身を起こす。
大きく欠伸をして、瞼を擦ってみても、なかなか目が覚めない。
低血圧気味な私は、朝が弱いのだ。
ただ、真冬のこの時期は、次の瞬間には一発で目が覚める。
日本列島の北の端に位置するわが家は、かなりのボロ家である。
建物全体が冷やされているため、とにかく寒いのだ。
特に、板張りの床の冷たさは格別で、ベッドから一歩でも降りると、それだけで心臓が縮み上がりそうになり、
これ以上ないぐらいの眠気覚ましになるのだ。
いつものように、ベッドの縁に腰かけ、ゆっくりと足を下ろしていく。
そーっと、そーっと。
ほら、そろそろ来るぞ。
爪先が床に触れ、ヒンヤリとしたのが……
ちゃぷん。

ちゃぷん?

あれ?
いつもと違う。
いつもなら、「冷たっ!!」となるはずのに。
戸惑いながらも、もう一度足を下ろしていく。
529イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/10(月) 21:44:34.98 ID:8ge+bmCG
ちゃぷん。
うん、確かにちゃぷんとなった。
床の上というよりも、プールやお風呂に入る時のような感覚がする。
なんだか、部屋もいつもより暖かいような、というよりも、暑い?
眠気を吹き飛ばすかのように、首を何度か振ってみて、重い瞼を無理矢理こじ開けてみる。
青かった。
ただ、ひたすらに青かった。
壁がなかった。
首を左右に回してみても、あるはずの物が見当たらない。
そのまま首を傾けて、上を見ても、あるのは青一色。
そこにあるはずの、天井がない。
今度は逆に、首を下に傾けてみると、床もない。
そこにあったのも青一色。
恐るおそると、爪先でその青を突いてみると、そこを中心にして、いくつもの輪が広がっていく。
これは波紋?
だとすると、ここは水面?
慌てて足を引っ込めて、前屈みになりながら、今度はゆっくりと手を近づけてみる。
ちゃぷん。
このちゃぷんとする感覚は、間違いなく水そのものだ。
もう一度周囲を見回してみると、どうやら、ベッドが水の上に浮かんでいるらしい。
そういえば、さっきからずっとゆらゆらと揺れていたような気もする。
どういうこと?
顎に手を当てながら、まだぼんやりとした頭でしばし考えてみる。
何がどうなっているのかよくわからないが、朝起きたら、ベッドが水の上に浮かんでいました。
こんな状況で思いつくことは、一つしかない。
両手をポンと打ち合わせて、自分に言い聞かせるように声に出してみる。
「これは夢ね。まだ寝足りないみたいだから、もう一度寝ましょう」
そう言いながら布団に潜り込もうとしたら、
「夢ではありませんぞ」
という声が聞こえた。
530イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/11(火) 03:17:56.12 ID:KldrkXfT
>>528>>529
作詞?
531イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/11(火) 07:11:09.04 ID:K+bdQAx/
意味不明

これが詞に見えるのなら、あなたが曲を付けてみてよ
532イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/11(火) 12:07:09.51 ID:svIYLebR
晒しスレで言う「ポエム」って意味じゃないの
俺もまあ、そう感じるけど。
晒しに対する「ポエム」の意味は自分で調べなさいね

あと、晒した以上はどんな評価でも受け入れなよ、みっともない。サロンだったら総スパンものだよ

さて、感想だけど。
これ冒頭部分だよね?
全然興味を惹きつけられない。続きが気にならないかな。
ラノベの文にしてはくどい。
中高生相手にこんなのを読ますつもりかい?
いや、これを一般で出すなら可だけれど、ラノベにしたら些か難しい
一つ一つの描写に文字を使いすぎ。
丁寧でいい、と言う人もいるかもしれんが、この文を読むに君はあまりラノベを読まない人と見た
ラノベはもっと、描写に関しては読者の脳内補完に任せていいところがある
その代わり、絶対に譲れないのが「キャラ性」と「萌え」ね
この冒頭を読むに、そのどちらも大して期待ができない
これを新人賞投稿用に下限80dpで書いたものとしたら、絶対最後まで読めない自信があるね
あと、主人公は高齢だと難しいって話があるんだ。
ok出してるレーベルもあるけど、それでもいい顔はしない。OVLやヒーローみたいに「主人公は中高生」と明言してるところもある。
一人称が「私」なんて、男だとしたらかたすぎないかい?
そんな中高生いるかい?
ラノベの主な読者層は中高生、その中高生相手に共感させる文としては無理がある
何度も言うけれど、一般なら可。ただ、ラノベとしては逆に不丁寧さが目立つ。
君がどの方面を目指しているのか知らないが、とりあえずサロンで対象スレを一回りしてくることを勧める
533イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/11(火) 15:46:21.78 ID:pPrcYMGB
>>532
感想ありがとうございます

「くどい」「難しい」とありますが、具体的にどこの箇所が「くどい」「難しい」と感じましたか?

主人公は高校生ぐらいの女の子をイメージして書いたつもりなんですが、
どのあたりで、高齢な男という印象を受けましたか?

「私」というのは、中高生の女の子が使う一人称としては最も一般的だと思っていたのですが、
これが適切でないとすれば、他にどんな一人称を使えばいいんですか?

ラノベはこうあるべきと熱く語っていますが、それはあなたの個人的な意見ですか?

具体的に指摘してもらわないと、手の入れようがないので、これらの点に関して回答をお願いします
534イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/11(火) 17:35:01.06 ID:uMdST17o
一般ならって言ってるけど、一般なめすぎだろ
535イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/11(火) 22:23:50.86 ID:vvUPaCpE
>>533
532ではないですが、人に批評を「お願い」する態度には見えないですね。
ここは授業料を支払っている学校ではないのですから、頂いた批評を元に
自分で解答を模索すべきだと思います。
私は532の批評に、いくつでも得るべき点を見い出せると思います。
536イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/12(水) 00:41:16.54 ID:FrouAhSn
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1393058294/
前々から俺ずっと言ってるけどさ、ここ板チだから。晒すなら晒しスレあるんだから使いなよ
>>531
評価
情景が浮かばない
誰が、どこで、何をしている
そのうち どこで 何を はわかるけど、「誰が」がわからない
「夢ね」でやっとわかる。
これ一人称でしょ? 一人称なのに、どうして地の文の心情描写と会話文の喋り方が違うのかな?
「仕方ない、起きるか」なんて言う人が「夢ね、起きましょう」とかおかしいよね? ていうか、おかしいから。
話し方敬体なら、心情描写も敬体にしろ。
つまるところ。喋り方統一しな、混乱するわ。
少なくても、今ここで俺にこう指摘されてるってことは、お前さんの文章は読者に混乱をもたらしてるってことだから。俺が混乱しているからね。
>>532だって高齢の男だと言っていたけれど、理解できる
一人称の地の文が完璧それなりに歳いってる男そのものだから。俺も最後の方までそれなりの年齢な男だと思ってたわ
もっと早く女だってわかる描写いれな

ついでに言うと、ラノベじゃ女主人公も受け入れられることは少ない
>>532のレスも読ませてもらったが、確かそこらへんのレーベルって女主人公もダメだよな
大手レーベルは面白ければいい、ということで敢えて書かないが それでもいい顔はされない。ていうか、群を抜いて特に新しいネタでもない限り受け入れられない。
いやまあ、ルルルに送るってんなら話は別だけどね

あと、上の奴も言ってるけど
評価求めたならそれなりにしっかりしときなよ
批評に対して反発するやつなんかに、誰が評価すると思う?
今回は善意からしているが……
以後評価も改善点も指摘されないことは覚悟しておいてね

って、評価と少しの小言混ぜてしまったが
他の奴らみたいに俺も何か言われるんだろうかね
一度そういうこと起きるとこうもなるわな
「回答してくれ」なんて言われてなくても、人が善意から回答すれば文句垂れ
537イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/12(水) 01:00:33.12 ID:i4QjdoRm
>>528は評価希望って言っていないと思うんだけど
勝手に感想や評価を書く奴も、結局同レベルの人間

スレタイも感想を貰うスレじゃなくて、晒していくスレだしねぇ
538イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/12(水) 01:23:19.57 ID:FrouAhSn
へぇ、この間のお礼云々騒ぎの奴と同一人物かな
ていうかこれに反応するってことは晒した奴かな?
上の方で荒れてた奴も単発だったし。まあ、批評を素直に受け入れられない奴だって時点でお察しか、絡むのはよしておこう
言う通り評価も感想もくれ、なんて言われていないし
二度と評価も感想もつけないでおこう おっさんは黙ってサロンに帰っておくよ

お礼云々の件は口出さずに傍観していて正解だった
俺すらも絡まれるんだもんなw
539イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/12(水) 01:42:13.01 ID:50Q9Vlh4

なにを逆ギレしてるのか理解できんな

単発=自演認定する奴って、相当疑心暗鬼になってるね
2ch見ること自体、止めた方が良いよ
豆腐メンタルすぎ

俺は感想書いてくれというやつ以外感想は書かないし
お礼やらの話は馬鹿らしいのでスルーしてたぞ
文章は晒したことないしw
540イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/12(水) 06:55:40.72 ID:FrouAhSn
逆ギレ()
呆れてるんだよ、よくこの短時間でまあID変わるもんだw
まあ、晒したこともなければ評価したこともないやつがどうしてこのスレにきて、どうして関係ないレスをするのか=荒らし認定でも文句は言えないな
で、なければどうして? と興味が湧くけれど、もうなんかめんどくさいからいいやwww
541イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/12(水) 08:48:36.39 ID:mDWmSyc6
なんでこんなに荒れてるのか、わけわからん

自分の書いた文章にダメ出しされたから、
「どこがどうダメなんですか?具体的にお願いします」と書いたら、
人にお願いする態度じゃないとかなんとか言われたりするし、
評価してくれた内容が、「主人公が中高生じゃないから」とか、
「女主人公は受けが悪い」とか、完全に的外れなことだったりするし、
なんだかなあ、って感じ
542イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/12(水) 08:53:50.62 ID:mDWmSyc6
>>536
評価ありがとうございます

そんなに、高齢の男だという印象を受けますか?
書いてる本人としては、あまり女子高生っぽくはないなあとは思いながら書いてましたけども、
高齢の男と読まれるとは、かなり予想外でした
高齢の男ならば、「ちゃぷん」とかしないと思うんですけどね
どっちかというと、子供っぽいかなと思いながら書いたんですけどね

今回は俺の文章力の欠如から、いろいろと混乱させてしまったみたいで、
その点に関しては謝罪します
これに懲りずに、またいろいろとご指摘して下さい
ありがとうございました
543イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/12(水) 09:14:44.82 ID:mDWmSyc6
>>528の前の部分を発掘したので、ついでに晒しておく
この部分から晒しておいたら、少しは女子高生っぽい感じになったかなと、
今さらながら後悔してみる


「――様」
誰かの声がする。
「――姫様」
田舎のおじいちゃんのような声だ。
「――乙姫様」
私を呼んでいるの?
「――乙姫様、起きてくだされ」
そんなこと言われても、眠たいから無理。
「――」
「――」
「――」
お、ようやく静かになったか。
「――仕方ない、このままお連れするぞ」
連れて行く?どこに?

「満ちたりし月よ、かの地への道を照らしたまえ」

体が浮き上がるような感覚と、微かな波の音と……、これは潮の香り?
よくわからないけど、これは夢だな。
だって、こんなに眠たいんだもの。
とりあえず、寝よう。
おやすみなさい。

「――乙姫様、どうか世界をお救いください」

そして私は、再び深い眠りに落ちていく。
544イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/13(木) 23:06:29.07 ID:n2wq8y/g
http://www5.pf-x.net/~wannabees/cgi-bin/upload/src/si3980.txt

今までプロットがっちり練って書くタイプだったのですが、自分探し?
プロット無しに、妄想をそのまま勢いで書いたらどうなるのか気になったので晒させていただきました。
ギルクラの影響が強く出ている妄想なので、それが浮かぶ方も多いと思います。
文体も自由に、ラノベらしく書いてみました。
読めるものになってますでしょうか?
また、続きは気になりますでしょうか?
評価お願いします。批評も歓迎です。
評価次第では、プロット無しで書き進めていくことに挑戦してみようと思います。
多分、背中を押してもらいたいだけなんですが、同時に切ってもらいたいとも思ってるのでしょうか。
くだらない私情に付き合ってくれる、優しい方どうかお願いします。
545イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/14(金) 16:15:40.93 ID:jaGVprB1
ロダに上げるくらいならサロンの晒しスレ行けばいいんじゃないかと
546イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/14(金) 17:33:44.46 ID:h54ejucy
>>544
> 評価次第では、プロット無しで書き進めていくことに挑戦してみようと思います。
プロットは物語の構成を整えるためのものであって、数十行の文章からの
評価が良かったとしても、プロットを省く根拠には全くなっていませんよ?
貴方がやろうとしていることは、顔が美しいという理由だけでその人の人格を
全て肯定するようなものです。
人の心を動かそうとする者が、その手間を惜しんでどうしますか。
547イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/14(金) 20:27:54.61 ID:4rG8guEM
>>544
読みやすいが、なろうとかならともかくラノベとしては改行過多に感じる
それとバリバリ説明しろとはいわないけど、もう少しシーンを想像できるような描写が欲しいね

話の内容はギルクラに限らず、どこかで見たような内容
どんな流れになるのかも想像できる
予想を裏切るような展開か、予想できても面白く書けるなら続けてもいいんじゃないかな
とりあえず、話が動き出して世界観が理解できるまでは読んでみたいとは思う
548イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/22(土) 12:59:00.94 ID:Ds4pcZ1U
テス
549イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/23(日) 03:25:41.46 ID:lzzFfUDE
>>544
冒頭の軍のなにもかもが不自然
ざっくりと削るか世界観を読者に叩き付けるためにとことん書きこむ必要がある
そう思った
頭の中では映像ができあがっているようにも見えるので、ちゃんとそれを見せたらいいんじゃないかな
550イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/23(日) 18:26:45.07 ID:+dAl3fhh
ラノベって萌え系が多いけど、シリアス系や燃え系って人気でないの?
551イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/23(日) 21:06:01.22 ID:Tc1AMCNZ
少しネット環境と離れていたため返信が遅れました、申し訳ありません。
>>546
作家にはプロット無しで書くタイプとプロット練るタイプがいるということは勿論ご存知だと思いますが、私は未熟故どのような書き方が自分に合っているのかを把握できていません。
なので、今まではプロット上げてから書いていたものを、感覚で挑戦してみたのですが……そういった意味で「読み物になっているか、否か」というのを求めていたのですが、伝わらなかったようで……申し訳ありません。
ですが、申されたことの後半は理解できます。納得もできます。これからも今まで通りプロット上げてから書いていくようにしていきます。
ありがとうございました。
>>547評価ありがとうございます。
描写不足……なるほど。もっと細かく描写するよう心掛けます。
展開については大変参考になりました。読者の予想を裏切れるような物語を作って行きたいと思います。
ありがとうございました。
>>549
評価ありがとうございます。
なるほど、不自然ですか……。読者様にそう思われる、ということは実際そうなのですから、やはりもっと細かく書き足してみます。
ご助言ありがとうございます、大変参考になりました。
ありがとうございました。
552イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/23(日) 21:06:02.76 ID:xuTI8u61
>>544
読ませてもらったんで、感想を

文章自体は、可もなく不可もなくというレベルだとは思うけど、
それ以前の問題として、違和感を感じる部分がいくつかある

たった2人の人間に対して、数万の兵が動員されているのは、
その2人を確実に殺すためなんだと思うけども、
その割には、やってることがかなり悠長だなという印象を受ける

1つ目
数万の軍勢なのに、馬に乗っているのは指揮官だけというのは、かなりおかしくないか?
そんな編成で、荒野を逃げている2人を追跡・捕捉できるとは、とうてい思えない
単純な追いかけっこになったら、どう考えても、2人の方が優位じゃないかな

2つ目
接近戦に特化した能力を持った相手だということはわかってるはずなのに、
なぜ遠距離からの攻撃を仕掛けないの?
普通は、弓なり鉄砲なり魔法なりを使って、相手の間合いの外から攻撃を仕掛けるでしょ

3つ目
2人が会話し、キスをし、大鎌を取り出している間、数万の軍勢は何をしていたの?
敵が戦う準備を終えるまで、じっと待ってたの?
その時間を利用すれば、2人を包囲するぐらいはできるはずなのに、それすらしないのはなぜ?

2人対数万人という絶望的な状況を、ただの数字の大小でしか描写できてないので、
どうやってそこから切り抜けるのかという楽しみがまったくない
553イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/23(日) 21:11:26.79 ID:xuTI8u61
あくまでも個人的な意見だけども、物語のかなり早い段階で、
「なぜこの2人が、敵として大軍に狙われているのか」を、
それとなくでもいいので、ほのめかしておいた方がいいのではないかと思う

この作品がどこに向かうのかすらわからずに読めというのは、
読む側からすると、かなりの苦痛だぞ

そのためにも、ある程度はプロットを組み立ててから書き始めることをお薦めする
554イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/03/24(月) 00:05:27.32 ID:j/bpVyq/
>>552-553
評価、助言ありがとうございます。
一つ目から三つ目まで、改めて読者視点で考えてみたら私ですら違和感を覚えました。なるほど、ものすごく参考になります。ありがとうございます。
プロット云々に関しましては前述550より、これからもしっかり組み立ててゆこうと考えています。
ありがとうございました。
555イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/05/03(土) 04:14:08.39 ID:Mo8hHH6N
ホレ、添削してやった。魔法ものというぜんていで

「チュンチュン、チュンチュン」
音が聴こえる。
いや、音じゃない、これは鳴き声だ、雀の。
カラダは鉛のように重く、だが、アタマは真水のように澄んでいた。
そう、知っていたんだ――、この後に何が起こるかを。
目覚ましが俺の耳を叩く
俺は少し苛立ちを覚えながら、目覚ましを叩いて黙らせた。
体はいまだ重いままだ、雀が哭いている。
レースのカーテンごしの朝の日差しが、今日の始まりを俺に告げる。
トントン、というノックとほぼ同時に、母親が俺の部屋に入り込んできた。
「朝よ〜起きなさい。時間」
「あぁ」
俺は力なく呻きに似た音で応えた。
母親はそれにイラついたのか、
「遅れるわよっ」
「今起きる」
そう言うと俺は眠いながらも上半身だけを起こし、両手をおおきく開いて伸びをした。
ベッドから降り、リビングに向かうと母親と目線が合う。別に恋の予感はしない。
「おはよう」
「おはよう」
いつもの、そう、いつものやり取り。この時までは……
母親はリビングのテーブルにスクランブルエッグとベーコン。いつもの朝食を並べながら俺の顔を伺い、
「傑、どっちにするか決めたの?」
「一応決めてるよ。」
俺はそう気のない返事をした。
「かあさんは豊丘がいいと思うわ」
俺の知った事じゃない。
今日は大事な日だ。この街の近辺には中学校は2つしかない。
そのどちらにするか『選択』する日なのだ。
つまり、俺は、今日から、中学生。そういうことだ。
556イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/05/03(土) 11:00:42.00 ID:Mo8hHH6N
ボツ作品をなろうにあげたんだけど晒していいの?
http://ncode.syosetu.com/n0783cc/
557イラストに騙された名無しさん@転載禁止:2014/05/03(土) 11:27:53.19 ID:W8+hRzxC
別に晒してもいいと思うけど
文芸書籍サロン
http://toro.2ch.net/bookall/
の、なろう関連スレに晒した方がレスつくんじゃないかな

あと、なろうはなりすましの可能性も高いので
晒し中であることを証明するのが基本
今回は感想は書かないでおく
558イラストに騙された名無しさん@転載禁止
おkありがとう。
なろうの晒しに貼ってみる。