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大賞集計人 ◆NPDiijVjxM :
2007/07/06(金) 15:45:13 ID:5SvlbKEc 2007年上半期ライトノベル板大賞/ベストキャラクター賞の投票スレです。
2007年1月〜6月の間に発売された本の中からマターリと優秀作品を選びます。ルールを確認の上、奮ってご参加下さい。
【大賞概要】
●2007年上半期大賞の票数は【5票】まで。感想、投票コード必須。(
>>2 )
●投票期間は、タイムスタンプが
07/07/08(日) 00:00:00 〜 07/07/21(土) 23:59:59 まで。
07/07/22(日) 00:00:00 以降となった投票は無効。
ただし日程中に、長時間サーバーがダウンするなどのトラブルがあった場合は延長する可能性があります。
●投票はage推奨。
●マターリ推奨。勝ち負けにこだわらず気楽に楽しみましょう。殺伐(・A・)イクナイ!!
●大賞に関連しての雑談は、下記のスレッドへ。
イベント運営・感想スレッド part9
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1181961506/ ※投票期間中に票数を公表するのは絶対に止めてください。
【作品リスト】
少年・男性向けレーベル:
ttp://d.hatena.ne.jp/Idle/00070701 少女・女性向けレーベル:
ttp://d.hatena.ne.jp/Idle/00070702 (参考としてのリストです。期間内に発売された『あなたがライトノベルだと思う』作品なら、リストになくても構いません)
簡単テンプレ(【 】内は必須ではありません)
[[コード]]
「<<作品名>> 【著:○○/絵:□□/レ:△△】
感想
」【×5票まで】
他のルール、キャラ賞ルール、過去ログなど
>>2-6
●一人で最大【5作品】まで投票できます。
・独立して出版された書籍【5タイトル】までを有効とします。
・同人、雑誌掲載短編への投票は無効となります。
なお電撃hp、ファウスト等書籍扱いの月刊誌、季刊誌などは集計人の独断により無効とさせていただきます。
・ひとりで同一タイトルへの複数投票はできません。
・シリーズ、作者、その他「一冊」以外の単位や、書籍でないものへの投票は無効とします。
●投票の一行目に以下のコード発行所で取得したコードをコピペしてください。
http://www26.tok2.com/home/lightnovel/vote/lnprz.html コードがない投票は無効となります。
●作品名は正確に、前後に<< >>を付けて括って下さい。上記のリストにある作品はコピペすることを強く推奨します。
<< >>で括られていない投票は見落とされる場合があります。
●投票理由(感想)の明記は必須とします。
基本的に簡単な感想でOKですが、未読者に配慮してネタバレは極力避けてください。
<注意事項>
「荒し・多重投票対策」のため、次の場合集計人の判断により無効票とされる場合があります。
・一言だけの露骨に短い感想 (例:「○○最高!」「とても面白かった」等)
・明らかにコピペと思われるもの、他作品への中傷と取れるもの
・コード発行所の記録などから同一人物の複数投票である疑いが強いと判断したもの
・その他、集計人が不正な感想であると判断したもの
●貴方が名作だと思うものが名作です。他人の投票内容には寛容に。
●上の条件が守られていれば投票形式は自由です。
<<イチオシ賞>>
◎大賞に投票した作品の中で、イチオシしたいもののタイトル【一つ】に○を付けて下さい。
・大賞とは別にイチオシ賞として集計されます。
・イチオシ賞への投票は必須ではありません。
●2007年上半期ベストキャラクター賞 ・2007年上半期に出版されたライトノベルに登場したキャラ限定です。 文庫、新書形式に限らず、ハードカバー単行本、雑誌媒体でもかまいません。 ・二つ名等は集計人が作品を知らない場合に別集計してしまいますので、なるべくフルネームで。 別集計したキャラがあった場合、ご指摘があれば修正します。 ・5キャラ(5組)まで投票することができます。1キャラ(1組)1票です。 ・カップル、コンビや組織でも1票として投票できます。但し、単体とは別集計になります。 例えば、ホロ&ロレンスで投票しても、ホロ、ロレンス単体の票には加えられません。 また、番外編などで極端に設定などが変わったキャラクターがいれば、 本編のキャラクターとは別に投票しても構いません。 ・亜人種、動物、妖怪、AI等、キャラクター性があればなんでも可。 ・有効票の判断は集計人個人で行います。議論はしません。 ・投票形式は以下の形式とします。集計法の都合上、{{}}で括られていない投票は限りなくスルーされます。 「{{キャラ/カップル/団体名}}(作品名) コメント 」×5票まで
[[00063937]] <<君の居た昨日、僕の見る明日 5 ―Graduation Ceremony―>> 【著:榊一郎/絵:狐印/レ:富士見ファンタジア文庫】 打ち切られた作品なのに伏線を回収する力が凄い。 萌えとちょっぴりの燃え、そして切なさを秘めた傑作。 逆に打ち切られた事によって綺麗に纏まった気もする。 <<殺×愛 7 ―きるらぶ SEVEN―>> 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】 個人的にはアリなエンド。 最近は一時期より大分見なくなった、オーソドックスなセカイ系。 主人公のgdgdしたウザさが逆に愛らしくなってくる。 <<アリフレロ キス・神話・Good by>> 【著:中村九郎/絵:むらたたいち/レ:スーパーダッシュ文庫】 オススメはしない。 ただ詩的といえる文章を極めて極めて極めるとこういう作品になるんだと脱帽。 何度もいうが個人的に上半期もの凄く心に残ったから投票するのであって この作品だけはお勧めはしてない。買っても自己責任で。 <<月光のカルネヴァーレ 〜白銀のカリアティード〜 I>> 【著:J・さいろー 原作:ニトロプラス/絵:大崎シンヤ (UNKNOWN)/レ:ガガガ文庫】 傑作。 燃えと萌え、中年的な格好よさとほの暗い雰囲気。 全てが絶妙にマッチし、スピードのある文章で描かれている。 読んでるときの面白さが異常。
[[00077628]] ○<<ぼくと魔女式アポカリプス 2 Cradle Elves Type>> 【著:水瀬葉月/絵:藤原々々/レ:電撃文庫】 コテコテ超鬱バトルロイヤル。 ただ悪趣味に絶望を山盛りにするのではなく、最後にわずかな希望を描いてみせるところが良い。 レンテンシアさんの活躍が見れるのは2巻だけ!。・゚・(ノД`)・゚・。 <<涼宮ハルヒの分裂>> 【著:谷川流/絵:いとうのいぢ/レ:角川スニーカー文庫】 ハルヒ厨といわれようと投票。 新キャラが続々と登場し、一気に作品世界が広がった印象。 風呂敷を広げるのが下手な谷川流が、この超人気シリーズをこれからどう展開させるのかに期待。 アニメ第二期にも期待。 <<ラビオリ・ウエスタン>> 【著:森橋ビンゴ/絵:芥川明/レ:ファミ通文庫】 ロリでポップでキュートな殺し屋稼業。 かなり重たい話なのに明るく感じるのはヒロインの性格のおかげか。 この作者の作品がもう読めないかもしれないと思うと…(泣 <<戦う司書と荒縄の姫君>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 なにを書いてもネタバレになりそう。 とりあえず、ノロティの想いに泣け! 巻を重ねてもハイクオリティを保っている珍しいシリーズだと思う。 シリーズ一巻からの一気読みがオススメ。 <<DDD 1>> 【著:奈須きのこ/絵:こやまひろかず/レ:講談社BOX】 月厨と(ry マキナかわいいよマキナ。
[[00137031]] ○<<オイレンシュピーゲル 弐 FRAGILE!!/壊れもの注意!!>> 【著:冲方丁/絵:白亜右月/レ:角川スニーカー文庫】 ぶっちゃけ「壱」を読んだときは微妙だと感じたけれど、これに目を通してあっという間に評価が変わった。 とても一冊に詰め込まれているとは思えない濃厚さ。独特の文体と引き換えにしてもお釣りが来る過熱ぶりだった。 息もつかせぬスリラーと顔がニヤけるようなラブコメを両立させているあたりはさりげに凄い気がする。 <<バカとテストと召喚獣>> 【著:井上堅二/絵:葉賀ユイ/レ:ファミ通文庫】 「バカ」「テスト」「召喚獣」……まるで三題噺のようなタイトルで、明らかに最後の一つが浮いている。 しかし、いざ読めば「学力」というエンタメ化しづらい要素を「召喚獣」でバトル展開へ変換するアイデアに目から鱗。 主人公たちがいい意味でバカばっかり。コメディにしては無駄な描写が少なくて中身が詰まっているのも好感。 <<DDD 1>> 【著:奈須きのこ/絵:こやまひろかず/レ:講談社BOX】 連作形式の伝奇ストーリー。主人公の設定がややこしいせいで最初は少し飲み込みづらかった。 とはいえ『空の境界』に比べれば文章はかなり読みやすくなった方だし、設定さえ理解すればあとはひたすら楽しめる。 錯綜した構成でちょっとずつストーリーの全容が浮かび上がってくるパズルめいた試みに妙にワクワクさせられた。 <<連射王 〈上〉>> 【著:川上稔/絵:----/レ:メディアワークス】 <<連射王 〈下〉>> 【著:川上稔/絵:----/レ:メディアワークス】 ただひたすらにシューティングゲームをやり込む。学校を休み、徹夜で特訓を重ねて。 傍から見れば「バカ」と形容されてもおかしくないことを終始一貫して大真面目に描き、胸を熱くさせる。 ゲームなんて所詮は遊びだけど、遊びでも本気になればそれはもう一つの青春なのだと力強く告げてくれた。
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イラストに騙された名無しさん :2007/07/08(日) 01:11:48 ID:EuEvPNMO
[[00121102]] <<スプライトシュピーゲル I Butterfly & Dragonfly & Honeybee>> 【著:冲方丁/絵:はいむらきよたか/レ:富士見ファンタジア文庫】 <<オイレンシュピーゲル 壱 Black & Red & White>> 【著:冲方丁/絵:白亜右月/レ:角川スニーカー文庫】 連載中は読んでなかったんだが、よろしくない評判だけは伝わってきた。 発売されて読んでびっくりおもしろいじゃん。マルドゥック・ヴェロシティの興奮覚めやらぬうちに読んだのも良かったかも。 三人組の戦闘美少女とかいかにも記号的な設定しといてやることハード。 小説とかのフィクションだとアメリカの共和党や民主党なんかは名前出される事はあっても それは東大とかせいぜい早稲田慶応は小説でも実在の名称出してもなんとなくオッケーなのと同じって感覚なんだが、 オーストリアの実在の政党や政治状況を示して、テロリストと対する治安機関の物語を、 しかもわずか10年程度の未来を描くのって結構危険でチャレンジ精神が必要なことだと思う。 オイレンの2巻は1巻以上に面白かったかもしれないんだが、やっぱりこれは2作セットが美しいんで両作1巻で投票。 <<ステレオタイプ・パワープレイ>> 【著:川口士/絵:ぴと/レ:スクウェア・エニックスノベルズ】 富士見ファンタジアの大賞を戦鬼で獲った人だが、こちらの作品は話題にもならなかった。 けど、こっちでファンタジアの佳作くらいもらってたほうが、ひっかかりが多いぶんもうちょっと話題にされる人になってたと思うんだよな。 平凡な少年は実は、小学生の時に異世界に召喚され世界を救い、中学生の時に宇宙人とともに宇宙海賊を壊滅させ、 高校生の時にアンドロイドと地球を守り、今度は魔物を捕まえてくれとお願いされると。 さらに、窓から行き来する幼馴染とか、通学中の曲がり角でぶつかる転校生とか、継母と義理の妹がいて父親は長期海外出張中とか これでもかとタイトルどおりステレオタイプなシチュエーションを積み重ねるメタな展開。 その割に冷笑的なスタンスはとっていないというちょっと不思議なノリがある。
10 :
9 :2007/07/08(日) 01:14:06 ID:EuEvPNMO
<<魔女を忘れてる>> 【著:小林めぐみ/絵:----/レ:富士見書房 style-F】 町で起こる殺人事件。なぜか記憶があいまいな小学生の頃の忌まわしい出来事と関係があるのか? うまいうまい。ホラーというかサスペンスというか幻想的で気持ちの悪いもやもやを感じさせるジャンルで、 それでもジュブナイルっぽい感触もある。 躁気味で恋人以外の他人に興味の無い双子美少女とかはたまらん人にはたまらん造形。 ○<<楽園ヴァイオリン クラシック ノート>> 【著:友桐夏/絵:四位広猫/レ:コバルト文庫】 なぜかシリーズ名は消え、挿絵も変わったが、リリカル・ミステリーの第4弾にしてガールズレビューの第3弾。ってわかりにくいな。 聡明な少年少女たちを描く古風な少女小説の匂いをさせながらトリッキーなミステリーであるという作風は健在。 今回は東京創元社お得意の日常の謎の連作短編風で始まる。一話目なんか結構綺麗に決まってると思うし、 さらにその後の処理もうまい。ミステリーの伏線の仕掛けが優等生的でそこが楽しみであるし、 優等生的なわりには、ミステリー読者のお約束な読み方を利用した仕掛けも持ち味。 前作までのキャラクターの登場なんかは、ちゃんと今風のキャラクター小説としての楽しみも成立させてる。 バッカーノ、陰陽の京、ウィザブレ、図書館危機、フルメタ、抗いし者たちの系譜、戦う司書、 ドラグネット・ミラージュ、文学少女あたりのシリーズものも良かったと思う。 新人はイヴは夜明けに微笑んで、声で魅せてよベイビー、バカとテストと召喚獣が良かった。 バカテストはあれだ、少年漫画誌で時々出てくる、明らかに画力の無い、きったない絵柄だけども人気を得てしまうギャグ漫画的なポジション。 完結作品では、最後までなんかヘンで印象に残る暗闇のヤギを探して、綺麗に終わった哀しみキメラ、第一部完みたいなジョン平が良かったかな。 話題のガガガとルルルは、月光のカルネヴァーレがよくできてたのと、プリンセスハーツがいつもどおりの高殿で楽しめたって印象。 あとキャンバスの最後の頃は惰性で読んでた封殺鬼がなんか良くなってた。 少女レーベルで良かったのは、コバルトのまさつ部とビーズログの横浜危機的少年。 単行本では清水マリコの日曜日のアイスクリーム。
[[00148038]] ○<<BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 人気シリーズの第二部最終巻。スロースターター@あざの耕平のギアが遂にトップに入ったか? ドミノが倒れるような勢いで進む取り返しのつかない事態、その中でなお諦めずに足掻く者と、残される小さく、だが強く輝く希望。 一度最後まで読み終わった後に呆然とし、もう一度内容を把握するためにさらに最初から読み直してしまった。 久々に味わう体の中が鷲掴みにされるような感覚。技術どうこうでは最早評価は出来ない。 このシリーズが、大好きだ。 <<封仙娘娘追宝録 10 天を決する大団円 (上)>> 【著:ろくごまるに/絵:ひさいちよしき/レ:富士見ファンタジア文庫】 前巻の鬼引きから物語は空中回転、混乱する事態をさらに混乱/悪化させるジョーカー光臨、完全に着地点が何処になるのか想像出来なくなりました。 (下)でシリーズは完結するようなのに、一体どうなることやら。 でも一つだけ断言出来る事はある。 このシリーズはきっとハッピーエンドだ。ろくごまるにのスタイルは(誰かさんみたいに)悪ぶっちゃいるが優しいからね。 <<超妹大戦シスマゲドン 2>> 【著:古橋秀之/絵:内藤隆/レ:ファミ通文庫】 実は打切りだと思ってました。だってフノレハシだもの。 第一歩目から明らかに間違った方向を目指してしまった企画により始められた本作品。 筋肉マンライクなトーナメント戦を行う選び抜かれた妹達は、『兄からの愛』(これホント)を力に変えて戦う超戦士なのだ! 彼女達の戦いは加速し、回転し、軌道脱出速度を獲得し、光速を突破、そして新たな宇宙へ…… 悪ノリし過ぎ?いや、そこもまた古橋の魅力である。
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11 :2007/07/08(日) 02:30:28 ID:2NV85L9i
<<神曲奏界ポリフォニカ トライアングル・ブラック>> 【著:大迫純一/絵:BUNBUN/レ:GA文庫】 男臭いオッサンを書くのが大好きな(それ以外を書いてると何だか滑りガチな気がする)大迫純一のシリーズである。 本巻では主人公であるマナガの魅力が、ライバル?の登場でより引き出されている。 うん。やはり世界はオッサンが回しているのだ。カッコいいぞマナガよ。 <<フルメタル・パニック! つどうメイク・マイ・デイ>> 【著:賀東招二/絵:四季童子/レ:富士見ファンタジア文庫】 連載から追っかけてたので、その時の印象が強い。 衝撃的な第一章から、主人公の復活、そして新型機の大活躍! まさにアニメ的……な話ではあるのだが、途中に挟まれる苦さと残酷さが大人ポイントを+している。 100パーの確立で京アニによってアニメ化されるであろう作品……なんて幸せな作品なんだろう。そしてなんて幸せな俺。
[[00094967]] ○<<アレクシオン・サーガ>> 【著:五代ゆう/絵:いのまたむつみ/レ:HJ文庫】 中世の世界を旅しながらいろいろ見聞して、世界の謎にせまっていく直球ヒロイックファンタジー。 この手の作品は大好きなので、実力派の五代ゆうが書いてくれるのは非常にうれしい。 獅子の星、緋色の剣、千年ぶりの伴侶などおいしそうな伏線がはられていて、続編でどう明かされるのか楽しみ。 初期風の大陸が好きだった人には特におすすめ。 <<図書館危機>> 【著:有川浩/絵:----/レ:メディアワークス】 ハードカバーのため手を出してなかった図書館シリーズだが、最近買ってよかったので最新作に1票。 魅力的なキャラによる青春シリアス&コメディで何回も読み返してしまった。 シリアスシーンに仕掛けられた爆笑の数々は、いろんな意味で涙を誘ってくれてよい。 <<クレイジーフラミンゴの秋>> 【著:誼阿古/絵:藤本みゆき/レ:GA文庫】 1979年を舞台にした青春中学生活もの。 人物や展開はかなりドラマチックだけど、懐かしさを感じずにはいられない。 その年ごろの自分を思い出して、むずかゆくなること間違いなしの作品。 次点は レジンキャストミルク 付喪堂骨董店 とらドラ アスラクライン BLACK BLOOD BROTHERS 召喚士マリアな日々 光炎のウィザード 伯爵と妖精 流血女神伝 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー マリア様がみてる 花咲く丘の小さな貴婦人 プリンセスハーツ 翼は碧空を翔けて 星界の断章 ジョン平とぼくと 大正野球娘。 くじびき勇者さま ドラグネット・ミラージュ リプレイ各種 あたり。 今期は新作があまり発掘できなかったので、みんなの投票が楽しみ。
[[00165744]] <<神様のおきにいり 4 ねこまたの巻>> 【著:内山靖二郎/絵:真田茸人/レ:MF文庫J】 ほのぼのとした雰囲気は1巻から健在。ストーリー仕立て・キャラ造形もいい意味でこなれてきていて、安定した 作品に仕上がっている。ほのぼの・萌え・神様とありがちなキーワードが主題になっていながら、独自の作風を 見せる作者のこれからにも期待できる。 <<世界平和は一家団欒のあとに (2) 拝啓、悪の大首領さま>> 【著:橋本和也/絵:さめだ小判/レ:電撃文庫】 バカバカしい設定、それでいてしっかり魅せてくる文章力。ヒーローに対する子供の頃の憧れを思い出させてくれ る一作。イラストも本編の雰囲気によく合っている。 <<なつき☆フルスイング! ケツバット女、笑う夏希。>> 【著:樹戸英斗/絵:ほんだありま/レ:電撃文庫】 最初から最後まで続くパワフルな展開は読者を飽きさせない。いい意味で一昔前のライトノベルを思わせる破天荒 な展開や、人間味のあるキャラクターは「文学化」傾向にある最近のラノベの中で、どこか暖かみを感じさせる。 また、作品の端々に見られる野球ネタも野球好きには嬉しい。
15 :
14 :2007/07/08(日) 05:38:18 ID:8FN6DipB
<<神様のおきにいり 4 ねこまたの巻>> 【著:内山靖二郎/絵:真田茸人/レ:MF文庫J】 をイチオシします。
[[00197683]] ○<<ムシウタ 08. 夢時めく刻印>> 【著:岩井恭平/絵:るろお/レ:角川スニーカー文庫】 虫憑きと呼ばれる、超常の力を得た少年少女の物語。ミスリーディングで終盤は驚きの展開に。 新キャラヒロインの田央萌々は利菜、戌子、愛恋なんかに続いての悲劇のヒロインになってしまう。 詩歌も出番がない意味では悲劇のヒロインだしこの作品は幸せなヒロインがいないんじゃないか。 <<神様のメモ帳>> 【著:杉井光/絵:岸田メル/レ:電撃文庫】 高校生とニートたち、そしてニート探偵を名乗る美少女の物語。 四代目の手芸が趣味のあたりで湘南爆走族の江口を思い出してニヤニヤしてしまった。 彩夏がとんだときには欝ENDを覚悟したが救いのある終わり方で最後まで楽しめた作品。 <<サクラサク上等。>> 【著:三浦勇雄/絵:屡那/レ:MF文庫J】 上等シリーズ最終巻。無敵だと思ってた槍ヶ岳あそこまでやられるとは。 主人公の熱すぎる言葉と行動は読んでいて気持ちよくなれる。最後は大団円上等な終わり方でした。 ご都合主義なところもあるが魅力に溢れるキャラがそれを感じさせないくらいに動いてくれる。 <<レジンキャストミルク 7>> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 印象に残ったのは先輩と蜜の最後の会話。お気楽キャラの死に際のセリフはどうしてこんなに泣けるのか。 最後の行動がちゅーなのはいかにも先輩らしかった。 次の最終巻はどんな結末をみせるのか。 <<GOSICKs III ―ゴシックエス・秋の花の思い出―>> 【著:桜庭一樹/絵:武田日向/レ:富士見ミステリー文庫】 GOSICK最新作は花が関係する短編集。ヴィクトリカと一弥はいつもどうりで一弥は使われっぱなしだし ヴィクトリカは可愛いし。花が関係する四つの短編はヴィクトリカの花言葉で綴じられているのがうまい。 カラーイラストのヴィクトリカのためにだけでも買うべき一冊。
[[00203499]] <<銀河英雄伝説 1 黎明篇>> 【著:田中芳樹/絵:星野之宣/レ:創元SF文庫】 腐った民主政治対まともな独裁制。常勝の天才対不敗の魔術師。 かつて日本SF界を席巻した超大作が創元SF文庫で復活!SFを読んでるというよりは『三国演義』,『ガリア戦記』を読んでいるような感じがする本作。 スペースオペラの金字塔は伊達ではない。 <<十八時の音楽浴 漆黒のアネット>> 【著:ゆずはらとしゆき 原作:海野十三/絵:宮の坂まり/レ:ガガガ文庫】 よくラ板で「聖書はラノベだ。」とか言う人を見かけるが、本当に「そういうこと」をやってしまったのが本作。 「火葬国風景」ではかっちりした文章だったのに、「十八時の音楽浴」になると一気に暴走。 エロいです。「ケイオス・ヘキサ」3部作並にエロいです。 <<扉の外>> 【著:土橋真二郎/絵:白身魚/レ:電撃文庫】 投げっぱなしエンドで話題を呼んだ本作。一時期「金賞に値しない」と本スレでも騒がれていたけど原因のほとんどはオチにあった。 2巻が出たことで多少それが補われたこともあり、評価はましになったのかな? ともかく電撃としては久しぶりの「ゲーム小説」。一読に値する。 <<嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸>> 【著:入間人間/絵:左/レ:電撃文庫】 西尾・ロミオ・乙一のパクリという評価で一作目にして電撃スレを追われるように単独スレが立ってしまった本作。 別にいいのでは?もう西尾はいーちゃんをかけないと思うし。需要がありさえすればいいのですよ。所詮商業作品です。 というわけで戯言好きにおすすめ。 <<酸素は鏡に映らない>> 【著:上遠野浩平/絵:toi8/レ:講談社ミステリーランド】 これはブギーポップ信者専用。今年はブギーポップでないのかな?と思ってたら出てました。 少年達が誰かに導かれるようにして、名状しがたい「大切なもの」を見つけに行くという本筋に、統和機構を絡めるというお約束の展開。只、死神が出ない。 価格とレーベルから敬遠するかもしれないけど、信者は買うべき。他は知らん。 禁書厨としては12巻を入れたかったし、ハルヒの驚愕も構成が面白そうだった。 だけど新シリーズ優先で投票した。
[[00608871]] <昨日取得です。 個人的に文庫落ちとか再刊ものは、再読したとしても外してます。後、早川文庫 とリストのハードカバーも個人的にラノベとして読んでないので除外。 今期は個人的にはやや不作。60冊ちょいしか読んでないので見逃しがけっこう あるだけかもしれませんが。読み続けてるとどうしても期待値が高い、ってのも あるかもしれませんが、全般にシリーズものの続刊が小粒気味の気が。 <<BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 たった2つのシリーズものを書いただけで「スロースターター」との評価が定着 してしまっているあざの耕平。もはやその評価は、磐石にして鉄板、反論の余地 無し。すなわち、7巻ともなれば、あざの耕平は絶対に面白い。読む前から傑作 であることが約束され、読んだ後では、その期待が100%かなえられていること に戦慄できます。 筋立てを要約すると、よくあるキャラバトルものの域を一歩も出るものでは無く、 「吸血鬼と超能力」なんてガジェットはむしろ手垢つきまくりなのですが、この 立ちまくりのキャラ造詣を前にしては、その辺は欠点にはなりません。むしろ斬新 な設定や凝ったプロットなんてものの方が余計なものなんじゃないか、と思わされる パワーがあります。死んだ後に一層その存在感を増す某親父キャラとか「キャラ 立て」ってものは記号で成立するもんじゃない、という本来当然の事を、実に見事に 見せ付けてくれます。 なあ、兄弟、萌えキャラなんかいなくても読み手の魂は燃え上がるもんだよな? ということで「友情・努力・勝利」が好きな方は是非。
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18 :2007/07/08(日) 12:30:23 ID:qHwUvHhP
<<クレイジーフラミンゴの秋>> 【著:誼阿古/絵:藤本みゆき/レ:GA文庫】 ノスタルジア最強!ということで、おじさん、おばさんにのみお勧め、の一作。 えー、従いまして、前作に引き続きライトノベルとしてはカテゴリーエラー判定 でもしょうがない、斜め上な意味での問題作です。 前作「クレイジーカンガルーの夏」に引き続き、70年代末の阪神郊外を舞台に、 中学生の生活を描いた青春小説です。前作では作者が(恐らく)生まれてもない 時代のディテールを入念なリサーチで押し切って描く力技が見事な分、ささいな リサーチミスであっても瑕になっちゃう所がありましたが、今作は恋愛ネタだけに もうちょい普遍性が高く、一昔前の郊外の雰囲気を知っていれば、素直に物語世界に 入れるのではないでしょうか。少年ではなく少女を主人公に据えたことで、作者の 資質も生きている気がします。 「あの頃ってこんな考え方してたよね、ああ恥ずかしい」ではなく、「あの頃って こんな考え方してたよね、ああかわいかったなあ」と思い出せる年齢の方は是非。 佐藤多佳子とか森絵都が好きな方には特にお勧め。
20 :
18 :2007/07/08(日) 12:31:20 ID:qHwUvHhP
<<シャギードッグ II 人形の鎮魂歌 〜defeated〜>> 【著:七尾あきら/絵:宮城/レ:GA文庫】 今期は1巻も対象ですが、断然こちら。1巻は明らかに設定や登場人物を詰め込み すぎで「お腹一杯、消化不良」な感じでしたが、2巻はその大量の情報量を生かして 密度の濃い物語を展開しています。いまどき珍しい文字がびっしり詰まった紙面で 頁数も多いのですが、一気に読ませるのはさすがベテランの筆力。 お話自体は近未来舞台のバトルもので、とりたてて斬新なところは無いのですが、 とにかく作りが丁寧。重要ガジェットの格闘プログラムなんかはシーンの描写の中に 緻密な設定が散りばめられていますが、それが裏設定を匂わせて引き付ける、とか でなくあくまで設定に整合性とリアリティを与えるための緻密さだったり、ヒロイン に幼馴みやらクーデレやら一通り揃えてます、という一見あざとい所も、各キャラに 単なる見せ場でないプロット上どうやっても外せない役割が振られているところなど、 さらりと読ませて一体どこまで練りこんでいるのか、あきれるばかりです。 最大の欠点は、全方位な完成度が高すぎて「こんな人にお勧め」と言える売りが ないことでしょうか。「とりあえず安牌で現物切っとけ」な一品。
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18 :2007/07/08(日) 12:32:04 ID:qHwUvHhP
○<<人類は衰退しました>> 【著:田中ロミオ/絵:山崎透/レ:ガガガ文庫】 相対評価で一押しにはこれを。 ガガガ偵察、ってことで情報無しに適当に買ったうちの一品ですが個人的に大当たり。 新人らしい?のですが、ゲームシナリオライター出身ということで、「文章」としての 安定感はばっちり。それでいて「この作者はラノベって何だか知ってるのか?」と 読んでる側が不安になるフリーダムさ。新鮮です。 ジャンル分けするなら、かなりFT寄りのほのぼの系SFでしょうか。人類が少子化 で自然に衰退した世界での日常生活(ただし妖精つき)を短編連作でまたーりと描き ます。お話を要約するなら「人類の後継種と目される謎の生物「妖精」との交流模様を 描く」ということになると思われますが、謎の部分はわりとどうでもよくて、妖精の 代わりに、近所の野良猫集団との交流、を描いたとしても、(無論プロットは変わり ますが)話のテイストは変わらないんではないかと思われます。でもってプロットが 変わっても、テイストが変わらなければ、このお話の楽しいところはたぶん変わり ません。すなわち、謎とかストーリーとかは、わりとどうでもよくて、ほんわかした 雰囲気の馬鹿話をお気楽に楽しむお話でして、面白さを伝えるのが非常に難しいです。 まあ、無理矢理例えるなら、美人に落ちが微妙な小話を小一時間聞かされた時の気分に 近い気がします。たまたま好みのタイプならそれなりに楽しいですが、やっぱり脱力、 みたいな・・・余計に判りにくいですか、そうですか。 似た感じの話を挙げるなら小林めぐみの「食ビ」シリーズとか、R.A.ラファティの ホーカーシリーズですが、これらが好きな人に、これが合うか、と言われてもやっぱり 微妙。
22 :
18 :2007/07/08(日) 12:34:59 ID:qHwUvHhP
<<流血女神伝 喪の女王 6>> 【著:須賀しのぶ/絵:船戸明里/レ:コバルト文庫】 今期は5巻も対象ですが、最新のこちらを。大河ファンタジーの25巻目。後2巻で完結、 ということで、いよいよ佳境。流石に風呂敷を畳む段階なので、このシリーズの代名詞 と言える「ジェットコースター展開」は影を潜めてますが、十分面白いです。 お話的には、剣あり魔法なし神様あり、の異世界ファンタジー、というか、大河 ドラマです。大河ということで、見所は予想を裏切りまくる意表展開での群像劇。 ジェットコースター展開が影を潜めても、二十数巻出演してきた主要キャラがあっさり 死亡、というような「ドラマ優先」姿勢は貫かれております。 キャラ人気とかにおもねらずストーリーテリングで勝負する骨太な面白さは、年齢 性別不問。コバルトにも関わらずファン層が男女拮抗している、というのもむべなる かな。既刊が多いので敷居は高いですが、政治ネタ、陰謀ネタ多めに抵抗がない方は 是非。特に「デル戦」とか「空鐘」とかが好きな方にはお勧め。 次点とか <“文学少女"と穢名の天使> ひりひり感は健在なんですが、今回は「溜め」の巻、ということで。 <狼と香辛料 IV> 安定してますが、インパクトが薄れてきたもんで。 <ミミズクと夜の王> 新人の拾い物。文章はともかく、書きたい事がはっきりしている新人です。 <悪魔のミカタ666 スコルピオン・オープニング> 待望の第2部開始。単巻として悪くないけど、まだまだオープニング。7月の2巻が・・・ <楽園ヴァイオリン> 友桐夏お得意、頭のいい子供のお話。コバルトですが読み手の性別問いません。 ラノベかどうか微妙なので票はいれませんが、 有川浩の<図書館危機>が相変わらず笑えます。コメディシーン上手すぎ。 橋本紡の<月光スイッチ>もせつなさ安定。ラノベ要素皆無に拍車かかってますが。 再刊で無ければ早川でも入れたかった田中哲弥の<大久保町> はいずれもお勧め。
[[00258404]] ○<<扉の外>> 【著:土橋真二郎/絵:白身魚/レ:電撃文庫】 「俺達の戦いはこれからだ! 土橋先生の次回作にご期待下さい」エンドで物議をかもし出した電撃の新人…… というのはさて措き(まぁ、普通に二巻に続いてるしね)、漂流ものに代表されるような隔絶された状況下での心理が非常に興味深い作品。 特に、集団環境における考察が主題だけあって、異分子を弾き出す様なコミュニティの生成過程がいやにリアルだ。 外道の千葉に、仕切りたがりの委員長、二面性を使い分ける天使に、腹黒女神と、 それはもう真っ黒な登場人物達に、終始ニヤニヤしてしまう事受けあい。 物語への没入度が今期一番高かったのでイチオシに。 <<モノケロスの魔杖は穿つ 2>> 【著:伊都工平/絵:巳島/レ:MF文庫J】 一巻の時点では散々滑ってるとか、独自路線過ぎて付いて行けないとか、バシレイス出せよとか、 結構な事言ってましたが、ホント俺が悪かった。見事に化けたのでオススメしとこう。 世界改変などのSF的なギミックを持ち出してきて、ああ、何時もの伊都工平だな、との安心感。 おまけに、今回はギャグの切れが凄まじい……というか"本州パンチ"超絶ワロスw 最後の侵攻進路図も良い味出してる。 やっぱどこかずれてるんだよな、伊都工平は。天然なのか計算なのか判断しかねるから困る。 <<DDD 1>> 【著:奈須きのこ/絵:こやまひろかず/レ:講談社BOX】 悪魔憑きという奇病が蔓延する世界を描いた話、全四編を収録。 二話目、三話目何かも濃くていいんだけど、気に入ったのは四話目の"Formal Hunt."かな。 お兄ちゃんを(物理的に)食べちゃいたいカニバリズム妹などが登場する話。個人的に"DDD"最大の見所ですかね。 やっぱ、こういう偏愛っぷりがないと。それに対してお兄ちゃん、ホント容赦がないぜ。 あの結末には、一仕事やり終えたような爽やな読後感があって笑ってしまった。 (ありか☆フルスイング! と命名しよう。※ちなみに電撃文庫のアレとは何の関係もありません) 全体的に叙述トリックに懲りすぎた感もあるが、最後のメモの意味深さといい、 期待感を煽るのが上手いなぁ。残り五編も待ち遠しい。
24 :
23 :2007/07/08(日) 13:37:59 ID:zvXy199a
<<ヤングガン・カルナバル 前夜祭・標的は木暮塵八>> 【著:深見真/絵:蕗野冬/レ:トクマ・ノベルズEdge】 シリーズ第八弾。毒島が真面目に先生してて何か和んだ。しかも生活指導員ってw 初期の頃は、底知れない不気味な雰囲気すら醸し出してた筈なのに……裏切りの毒島とかいう不穏なキーワードは何処へ行った。 イイ人化は死亡フラグの予感だ。死なないでくれ毒島ーーッ!! と思ったが、その前に会長が普通にピンチだw 会長もがんばれ、超がんばれ。 <<鬼切り夜鳥子 2 京都ミステリーツアー>> 【著:桝田省治/絵:佐嶋真実/レ:ファミ通文庫】 なんという居乳――もとい巨乳…… Gと聞いただけでワクワクしてしまった この小説は間違いなくおっぱい小説 えー、真面目に批評するとだな、意外と正統派な伝奇をしてたり、初々しくラブコメったりと、おっぱい抜きでも面白いですよ。 前作に引き続き、嫌味のない好感の持てる人物描写と、躍動感溢れるテンポの良さが持ち味かと。 上半期分は36冊既読済み。特にコレといった物がなかったので、わりと尖った作品を中心に選んでみた。 実のところ今期はあんまり読んでないんだよな。特に四月以降のは。 陰陽5、薔薇マリver2+7、戦う司書6、夜鳥子3とか、読んでたら候補に挙がってそうなのもちらほらと。 以下その他良作。 <<円環少女 (5) 魔導師たちの迷宮>> 露出マニアの次は、自虐マニア、病気マニアと、変態にも程があるw 更には、メイゼルの言葉責め(羞恥プレイ)に、涙目で耐える寒川さん……いいね。 この調子でいいぞ、もっとやれ。それにしても、十三歳年下の妻か……。 <<ドラグネット・ミラージュ2 10万ドルの恋人>> 相変わらずのB級感が素晴らしい。貴重なオヤジ成分も補給できる。 <<フルメタル・パニック! つどうメイク・マイ・デイ>> ドラグネットもそうだが、賀東は型にはめた様な展開を見せるのが非常に上手いんだよな。 <<竜と箒とひかりの彼方>> おっぱい! おっぱい! ファミ通おっぱい文庫始まったな。 <<とらドラ4!>>、<<狼と香辛料 IV>>、<<鋼殻のレギオス V>>、<<クジラのソラ 02>> ココら辺は何時も通りなので割愛。
<<アスラクライン (7) 凍えて眠れ>> 【著:三雲岳斗/絵:和狸ナオ/レ:電撃文庫】 物語りも中盤にさしかかり各々の思惑やかくされていた設定が表に出てきたという感じ。 あかされた真実を知ったことによってこの先、主人公はどのような行動をとるのか。次回以降が楽しみ <<連射王 〈上〉>> 【著:川上稔/絵:----/レ:メディアワークス】 俺の敬愛する川上稔氏の新作。今までの作品とは違ってFORTHの物語、つまりこの世界の話。なので概念とか都市とかま□さとかはお預け。 しかし、代わりに川上氏特有の疾走感がさらに追加、自分もゲーセン通いしてた時期がある分のめり込みまくった。 個人的に下巻の終わり方は好きではないので下巻ははずしたが物語全体の疾走感は圧巻。氏の才能に惚れ直した。 が、次は都市を書いてほしい。 <<EX!>> 【著:織田兄第/絵:岩政宇騎/レ:GA文庫】 変身ヒーロー物。普通に面白い。こういう素直な勧善懲悪ものは好きー。いや、素直でもないか・・・。主人公が所属してるの悪の組織だし・・・ この作者、前から好きなのだがこの作者の作品で好きになったのはことごとく完結してないので今度こそ・・・! <<殺×愛 7 ―きるらぶ SEVEN―>> 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】 最終巻。どんな終わり方するのかなーとおもったら結構意外。どうも不満のある人もいるみたいだが俺的には最高の終わりだった。 しかしこういう作品もなくなってきたなぁ・・・ <<DDD 1>> 【著:奈須きのこ/絵:こやまひろかず/レ:講談社BOX】 ご存知、型月の奈須きのこ氏が書いた作品。厨の態度は悪いが作品の良し悪しとは関係なし。 まったくもっていい作品。「空の境界」は読みにくかったが今作は文章も読みやすく設定も結構とっつきやすい。 個人的には超人妹すきー
>>25 投票コードないと無効になるよ
もう一回テンプレを
27 :
25 :2007/07/08(日) 18:19:00 ID:cjxtAuGl
しくじったぁ・・・コピーしたのに張るのわすれてた。上、無効で [[00291361]] <<アスラクライン (7) 凍えて眠れ>> 【著:三雲岳斗/絵:和狸ナオ/レ:電撃文庫】 物語りも中盤にさしかかり各々の思惑やかくされていた設定が表に出てきたという感じ。 あかされた真実を知ったことによってこの先、主人公はどのような行動をとるのか。次回以降が楽しみ <<連射王 〈上〉>> 【著:川上稔/絵:----/レ:メディアワークス】 俺の敬愛する川上稔氏の新作。今までの作品とは違ってFORTHの物語、つまりこの世界の話。なので概念とか都市とかま□さとかはお預け。 しかし、代わりに川上氏特有の疾走感がさらに追加、自分もゲーセン通いしてた時期がある分のめり込みまくった。 個人的に下巻の終わり方は好きではないので下巻ははずしたが物語全体の疾走感は圧巻。氏の才能に惚れ直した。 が、次は都市を書いてほしい。 <<EX!>> 【著:織田兄第/絵:岩政宇騎/レ:GA文庫】 変身ヒーロー物。普通に面白い。こういう素直な勧善懲悪ものは好きー。いや、素直でもないか・・・。主人公が所属してるの悪の組織だし・・・ この作者、前から好きなのだがこの作者の作品で好きになったのはことごとく完結してないので今度こそ・・・! <<殺×愛 7 ―きるらぶ SEVEN―>> 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】 最終巻。どんな終わり方するのかなーとおもったら結構意外。どうも不満のある人もいるみたいだが俺的には最高の終わりだった。 しかしこういう作品もなくなってきたなぁ・・・ <<DDD 1>> 【著:奈須きのこ/絵:こやまひろかず/レ:講談社BOX】 ご存知、型月の奈須きのこ氏が書いた作品。厨の態度は悪いが作品の良し悪しとは関係なし。 まったくもっていい作品。「空の境界」は読みにくかったが今作は文章も読みやすく設定も結構とっつきやすい。 個人的には超人妹すきー
[[00247060]] 間違って二回コード表示させちゃったんだけど平気かな。 その二回目に表示されたコードです。 ○<<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 富士見ファンタジアの新人で受賞作。なんというか、ファンタジー系ライトノベルでやって欲しかった理想に すごく近い作品だった。 召還術を扱う学園物なんだけど、その魔法の構築設計ぶりがすごく繊細で斬新だった。 特にすごいのがその詠唱呪文。詠使いという名前を冠してるだけあって、出てくる言語は全てこの世界のオリジナル 言語。それによって描写された〈讃来歌(オラトリオ)〉と呼ばれる呪文がすごく繊細で可憐だった。 格好いい呪文とか派手な単語を駆使した呪文じゃなく、こういう呪文の作り方があるんだと思い知らされた。 特に最後の「約束の詠」は読みながらあまりの美しさに震えがきた。比喩じゃなく本当に震えた。 魔法の世界を舞台にしてあるのだけど、物語のメインは少年と少女の心の成長だと思う。ライトノベルでよくある 萌えとかじゃなくて、真正面から人の持つ不安とか悩みとかをすごく精緻な文体で描写して、その最期には可憐な光景と 胸に迫る山場の臨場感と絡み合わせて、人の心の優しさと強さを本当にこれでもかというくらい切なく描いた一品。 良い意味で女性的な優しさがあって、なのに山場は熱くて、作者のポテンシャルも垣間見えた。 この作品のメインテーマは「約束」。二組の主人公たちが一つの約束をずっと夢見て、互いの気持ちを伝えあう作品。 新人の作品だけど、この半期では最高の作品だと思う。最後の心地よい読後感は保証します。
29 :
28 :2007/07/08(日) 19:18:20 ID:ZPzC07i9
>>28 の続きです
<<マテリアルゴースト 4>> 【著:葵せきな/絵:てぃんくる/レ:富士見ファンタジア文庫】
完結の5ではなくあえてこちらで。3で急展開を見せたかと思えば、次の巻で主人公が●●なんて
普通ありませんから! とにかく度肝を抜かれた。キャラの掛け合いは相変わらず手慣れた感じで楽しめて好印象。
大きなバトルなんかはないけど、その分キャラに対する描写があつくなっててこれも良かった。主人公とヒロインの
関係がすごく密接になったのもこの巻だと思う。
<<武林クロスロード>> 【著:深見真/絵:Rebis/レ:ガガガ文庫】
びっくりした。何がびっくりしたかというとまずイラスト。ていうか中身はそれ以上にまずいです。本当にライトノベル
なのかと思ったくらい。ただ、案外その世界観とかはしっかりしてて、そのギャップにも驚いた。主人公の女格闘家が
これからどうなっていくのか楽しみでもある。質という意味ではあまりお勧めしないけど、ビックリ賞。
30 :
28 :2007/07/08(日) 19:20:07 ID:ZPzC07i9
>>28 の続(ry
<<お留守バンシー (4)>> 【著:小河正岳/絵:戸部淑/レ:電撃文庫】
もうちょっとバンシーの活躍が見たかったなあという名残の想いを込めての投票。ようやくキャラの個性も出揃ったかなという
時の半ばで終わったのは残念だけど、最後までなごやかな雰囲気を保っていたのが嬉しかった。
この人には是非ともこういう穏やかな作品作りを続けてほしい。それにしても、もう一度バンシーが泣く姿が見たいと思う
自分は正常ですよね。
<<黄昏色の詠使い II 奏でる少女の道行きは>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】
凄い迷ったけど、やはりイチオシの続編に一票。前作の質の高さゆえ続編は不安だったけど、それを見事杞憂としてくれた
作品。前作以上に優しくて綺麗な描写に溢れてます。今回はそれに加えてコメディ要素も追加されてて、前回より書き慣れて
来たんだなという印象もあった。そして相変わらず山場の盛り上がり方は、その時に詠われる詠と相まって異常なほどの熱さ。
読んだ後にほっとできる作品、安定して面白かった。
キャラ賞
{{カインツ&イブマリー}}(作品名:黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで)
約束の少年と約束の少女ペア。
本来なら絶対に会えないはずの虹色と夜色のペア。それが遠い約束を経て(以下ネタバレになるので割愛)
とにかくこの二人には心から「良かったね」と言いたい。イラストも反則でした。
31 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/08(日) 20:11:50 ID:6pX2teoc
[[00314543]] ○<<殺×愛 7 ―きるらぶ SEVEN―>> 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】 最終巻が6月に出ました。独特の世界観と読者を最後までドキドキハラハラさせる展開にとても満足しました。 エンドロールは読む人によって好みが分かれそうですが、僕は大好きな終わり方をしてくれました。 それに二人がラブラブになればなるほどせつなってきました。 全体を通して3回は泣きました。風見周さんの次回作も期待しますww <<バカとテストと召喚獣>> 【著:井上堅二/絵:葉賀ユイ/レ:ファミ通文庫】 見事に愛すべきバカたちが登場人物に揃った作品。2巻は1巻ほどのおもしろさはなかったものの、十分に楽しめました。 ラノベの中では屈指のギャグが満載だと思います。 <<ミミズクと夜の王>> 【著:紅玉いづき/絵:磯野宏夫/レ:電撃文庫】 ミミズクと夜の王の物語。夜の王のミミズクに対してのさりげない優しさが心にきました。 登場人物がみんな優しく、人間味があふれていて読了後の感覚がとても気持ちよかったです。 ラストでは泣かされましたwwとてもきれいな作品だと思います。 <<とらドラ!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:やす/レ:電撃文庫】 あの「わたしたちの田村君」を書いた竹宮ゆゆこ。ラブコメでは最高級だと思います。 8月に5巻が出るので、今から楽しみな作品。続きの展開が気になって仕方がないですww <<ゼロの使い魔>> 【著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/レ:電撃文庫】 かのツンデレ女王こと、ルイズが大好きなので、投票させてもらいました。 ラブコメ意外の展開は微妙といえば、微妙なんですけど、 ルイズとサイトのラブシーン(?)を読んでるときには自然とにやけてしまいますww キャラ賞 {{ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール}}(作品名:ゼロの使い魔) ツンデレ女王なのでwwただ最近デレが多くないですか??笑 別にいいですけでww イラストも大好きですww
>>31 <<とらドラ!>> では期間外につき対象作品外になるおそれがあります。
巻数表示を明確にした方がよろしいかと。
>31 <ゼロの使い魔>も
[[00352983]] ○<<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 <<黄昏色の詠使い II 奏でる少女の道行きは>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 召還術の設定の凝り方が半端なかった。物語も澄んでいて好感が持てたし人物達も 一人一人の性格が優しくていい。変に狙いすぎていないのが◎。 最後の山場でハラハラさせられて、エピローグで優しい気持ちになれる作品。 <<月の娘 2>> 【著:渡辺まさき/絵:山田秀樹/レ:HJ文庫】 十八番街〜から追い続けてる渡辺まさき。この人は本当におっとりした物語を描く。 登場人物の味付けが薄いとか言われるけどそんなことはない。今回は魔術が出てきたけど、次は機械系が 出てくる作品が読みたい。 <<マイフェアSISTER 姫君、拳を握りすぎです。>> 【著:竹岡葉月/絵:きゆづきさとこ/レ:ファミ通文庫】 数年ぶり(?)の竹岡葉月。内容は竹岡葉月らしい、良い意味でばかばかしいというか、 すらすら読めるコメディ+最後はちょっとしっとり。ちょっと暇があったら読み直したい、そんな感じ。 <<ヴァーテックテイルズ 麗しのシャーロットに捧ぐ>> 【著:尾関修一/絵:山本ケイジ/レ:富士見ミステリー文庫】 富士見ミスなのにミステリーやってます。もうこの感想だけで十分でしょう。 割とゾクゾクできる。時間軸を複雑に交叉させて描いてあって、途中で つっかえるかもだけど、最後まで何とか読みたい一品。ただ最後の顛末は(ry
35 :
31 :2007/07/08(日) 22:48:21 ID:6pX2teoc
[[00314543]]
>>32 >>33 ご指摘ありがとうございます!
<<とらドラ! 4巻>> 2007年1月に発売
<<ゼロの使い魔 11巻>> 2007年5月に発売です。
では、よろしくお願いします。
36 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/09(月) 00:07:13 ID:rBTXPYQE
[[00406528]] <<フルメタル・パニック! つどうメイク・マイ・デイ>> 【著:賀東招二/絵:四季童子/レ:富士見ファンタジア文庫】 前巻までの鬱々とした展開を吹き飛ばす燃える展開にテンションが上がりっ放しでした。 新ASも格好良いし、宗介とかなめも盛り上がってるし、言うこと無し。 <<レジンキャストミルク 7>> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 ただ泣いた。 予想していても好きなキャラの死には涙が止まらなかった。 次の完結編では救われると良いなぁ。 <<バカとテストと召喚獣>> 【著:井上堅ニ/絵:葉賀ユイ/レ:ファミ通文庫】 愛すべきバカたちの宴。 2巻も出てるけど、バカ度の高い1巻の方で。 最初から最後まで徹底的に笑わせてもらった。 途中のバカテストはもう笑い泣きするほど。 ○<<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 とても綺麗な世界と、世代を越えて伝えられる想い、そして美しく響く詠。 全てに魅せられました。 読後感の爽やかさも良い。 <<“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店 2>> 【著:御堂彰彦/絵:タケシマサトシ/レ:電撃文庫】 "アンティーク"の力に魅入られた者達の哀しい物語。 救おうともがく主人公に好感が持てます。 でもやっぱりラストの咲の勘違いっぷりがたまりません。
37 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/09(月) 00:56:27 ID:Z7thSW1J
[[00434270]] ○<<バカとテストと召喚獣>> 【著:井上堅ニ/絵:葉賀ユイ/レ:ファミ通文庫】 とにかく笑った。 文章だけでの笑いなら単独トップだと思う。一押し。 <<れでぃxばと!3>> 【著:上月司/絵:むにゅう/レ:電撃文庫】 あそこまであからさまに穿いていない表紙に脱帽。 内容はそこまで露骨にエロくもなくて微笑ましい。 <<バカとテストと召喚獣2>> 【著:井上堅ニ/絵:葉賀ユイ/レ:ファミ通文庫】 上記1巻の続編。 バカテイストに加えて熱血が結構良かった。 <<陰陽の京 巻の五>> 【著:渡瀬草一郎/絵:洒乃渉/レ:電撃文庫】 普通に面白い。 悪役の持つ事情とかに共感。 <<世界平和は一家団欒のあとに>> 【著:橋本和也/絵:さめだ小判/レ:電撃文庫】 敢えて一巻。 なんとなく好き、って感じ。 <<ラブゆう>> 【著:七月隆文/絵:みけおう/レ:SD文庫】 清々しいまでに徹底された展開に敬意を表して。 集計の人、お疲れ様です
>>37 バカとテスト〜は片方だけしか有効にしかならないよ。
あと投票は5つまで。
バカとテスト〜2が無効になって5つでOKと集計人が判断してくれればよいが。
>>38 あれ? 続きもの1と2両方への投票自体は有効なはずじゃ?
2票消費するというだけのことで。
>>40 む、そうだったけ?
俺の勘違いだった。すまない。
42 :
38 :2007/07/09(月) 01:11:29 ID:Z7thSW1J
うわ、すまん。 勢い余って6票入れてしまった。 ラブゆうへの敬意は取り消しということでいいだろうか? 面倒かけて申し訳ない。
43 :
42 :2007/07/09(月) 01:12:51 ID:Z7thSW1J
しかも37の間違いだった。 重ね重ねすまない・・・
44 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/09(月) 04:03:06 ID:1pdDBlfo
○<<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 自分の中での王道ファンタジーのストライクをついた作品。 途中のあるシーンが結構感動したため一票。 <<殺×愛 7 ―きるらぶ SEVEN―>> 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】 正直ヒロインとしては来夏が好きだったのだが、最後のシーンでサクヤもアリかな、って思えた。 結構最後のやりとりは感動した。
[[00485735]] <<ミミズクと夜の王>> 【著:紅玉いづき/絵:磯野宏夫/レ:電撃文庫】 難しい設定も無いファンタジーな世界での愛の物語。 インパクトはあまり無いがこの物語から伝わる温もりは忘れられない。 小中学生にもおすすめしたい作品。 <<刀語 第一話 絶刀・鉋>>【著:西尾維新/絵:竹/レ:講談社BOX】 西尾維新の12ヶ月連続刊行の第一作目。 ストーリーが軽快でキャラクターも魅力的で◎ 特にヒロインのとがめは巻を追うごとに可愛くなっていく。 <<図書館危機>> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】 図書館シリーズの第三作目。 放送禁止用語をテーマにした「ねじれたコトバ」は一読の価値がある。 あと身もだえするほど主人公の郁の行動が可愛い。 <<リリアとトレイズY 私の王子様(下)>>【著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/レ:電撃文庫】 前作のアリソンと比べ評判は良くないがこのシリーズの一応の最終話となる「私の王子様」は良作。 ヘタレを突き通したトレイズと挙動が可愛らしいリリアの再会した後の物語が気になるところ。 集計よろしくお願いします。
[[00494360]] <<狼と香辛料 IV>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 いわずと知れた鉄板。ホロの愛嬌のパターンが出尽くしたかと思った3巻から、 また可愛い一面が覗けて満足。ただ今回はちょっと前回までの商売の駆け引きが減少してた。 このままだれることだけは何とか回避してほしいというのがファンの願いです。 <<太陽戦士サンササン>> 【著:坂照鉄平/絵:Ein/レ:富士見ファンタジア文庫】 タイトルのインパクトに引かれて購入。とんでもないギャグ小説かと思えば案外世界観はシリアスで意外。 と同時に、主人公の鉄斎のキャラも馬鹿だけど熱血で、B級映画を見てるような楽しさにあふれてる。 ただ今回票を入れたのはアイデアもそうだけど、新人にしては非常に文章が書きなれているんじゃないかと思った から。ギャグもいいけど、この人は普通のものをかかせてもそこそこいいものを書くんじゃないかな。 <<神様のメモ帳 2>> 【著:杉井光/絵:岸田メル/レ:電撃文庫】 前作はちょっとキャラが頭の中で被ってしまったけど、二作目はそれが解消されてた。 ニート探偵の物語で、中身は案外シリアス。前回が割と悲しいというか胸に穴があいた感じで、 今回もその雰囲気は似てるけど、ふしぎな優しさがあったと思う。この人前作から変わったなあ。 ○<<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 詠(うた)というものをテーマにした召還術を扱う学園物。 作中の少年少女が名詠式という召還術を学びながら、たった一つの大切な約束に向けて 必死になって詠を歌うという姿に魅せられた。 優しい、だけど山場は本当に熱い。最後の場面までぐいぐい盛り上げて、引き込まれて、そして最後はちょっぴり泣きたくなる。 <<黄昏色の詠使い II 奏でる少女の道行きは>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 5月に出た続編。前回が学園内の世界だったけど、今回は世界観の増強を明確にイメージしたと後書きにあった。 相変わらず優しい文体と心温まる描写、そして熱い展開は健在で、今回のエイダが詠う場面は燃えた。
47 :
46 :2007/07/09(月) 20:05:55 ID:XtIVAwsL
次点はフルメタルパニック、BBB、グリム、文学あたり。だけどこれはもう今更なので。 ミミズクも良かったけど、これはライトノベルなのか自分の中で判断がつかなかったので迷ったすえ 保留しました。 キャラ賞にも投票します、お願いします {{カインツ、イブマリーのカップルで}}(作品名 黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで) うん、こういうタイプの感動はライトノベルでは久しぶりだった。 切ないのに優しい。最良の形ではなかったかもしれないけど、それでもこの二人は幸せなんだろうなあ。
[[00513361]] <<とある魔術の禁書目録 (12)>> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】 そう、たとえどんなに中二……もとい、とってつけたような能力バトルだって構わない。 ヒロイン総出、魔術チーム出動、化学チーム出動! キャラの個性が好き勝手暴走してとにかく熱い。この小説のメインたる能力バトルもいよいよデッドヒート し、今までがスローペースに感じてた分一気に物語が動いた今作に一票。 ○<<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 うん、決して万人向けの作品じゃないよね。萌えメインで読む人、とことん際だったキャラが見たい人、 そういう人にはあまり面白いとは感じられないかも知れない。……だけど、そういう奴こそ読めっ! 〈讃来歌(オラトリオ)〉という詠を使う召還術士たちの物語。でもただ呼び出すだけじゃない。 その召還というモチーフを、物語のテーマである「約束」と本当に上手く組み合わせてる。 序盤は切ない。中盤はゆったりまったり。山場は超熱い急展開。そして最後は、たぶん幸せな気持ちになれる。 万人向けの作品ではない。だけど一人でも多くの人に読んでもらいたい作品。 <<黄昏色の詠使い II 奏でる少女の道行きは>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 儚い印象の前作から、今回は登場人物紹介にメインをあててきた続編。前回の作風を崩してたら、多分ここに 一票は入れてない。だけど前作の雰囲気を残しつつさらに新しい世界観を見せてきた二巻は本当に見事。 相変わらず萌えキャラは少ないですが、燃えキャラ分は余るほど。三巻はどんな展開を見せてくれるのか楽しみ。
[[00505151]] 何か素敵なコードが出たな。 <<陰陽ノ京 巻の五>> 【著:渡瀬草一郎/絵:洒乃渉/レ:電撃文庫】 久々に出たシリーズ新作なので一票。梨花さんがお酒を呑むのを止められ ていた理由がついに明らかに。 いつもながら読了後の後味の良さは素晴らしかった。 <<世界平和は一家団欒のあとに (2) 拝啓、悪の大首領さま>> 【著:橋本和也/絵:さめだ小判/レ:電撃文庫】 シリーズ第二作。以前倒した悪の組織の家族のアフターケアという 着眼点がとても面白かった。見どころはリストラ親父状態な元悪の首領 <<武林クロスロード>> 【著:深見真/絵:Rebis/レ:ガガガ文庫】 いいのか小学館、と思わず絶句した作品。 作者も絵師も超ノリノリで楽しそうにかいていることがビシバシと 伝わって来た。 <<EX!>> 【著:織田兄第/絵:岩政宇騎/レ:GA文庫】 元悪の組織の養成学校に入学した正義のヒーローの息子の学園生活。 ヒロインの蜘蛛女少女がとても可愛かった。必殺技の概念についていろいろ 考えさせられる作品 <<刀語 第五話 賊刀・鎧>> 【著:西尾維新/絵:竹/レ:講談社BOX】 「ちぇりお!」の真実がついに明らかになってしまうシリーズ第五作。 とがめのリアクションが可愛くてしかたがありませんでした。
51 :
49 :2007/07/09(月) 23:32:10 ID:iQ2YJnX2
続きです。 <<世界の中心、針山さん (2)>> 【著:成田良悟/絵:エナミカツミ、ヤスダスズヒト/レ:電撃文庫】 あーもう、この人はなんでこんな馬鹿みたいな作品ばっかり書くんだろう。(あ、褒めてます) 構成としては、短編をひたすら綴っていって、最後にそれが上手くまとまるという形式。1巻で思ったけど、 この人実は最後の纏めまで纏め方考えてないんじゃないかな。多分勝手にキャラが動いてる。 言うなれば、そんなキャラを作れるのがこの作家のすごいところなのかもしれない。 二巻ではキャラが少しは利口に……なるわけもなく、相変わらず馬鹿やってます。 キャラの掛け合いが二巻でますます光ってた。 <<ペルソナ3 シャドウクライ>> 【著:藤原健市/絵:副島成記/レ:ファミ通文庫】 えーと……ごめん、自分の好きなゲームだから。 既存のゲームの器を残しながら、ゲームで語られなかった部分を描くというファンには 堪らない作品。ジンの日常、そしてその裏で行われる過酷な戦い。その二面性をうまく描いて いて、普通の読み物としてもお勧めの一品。
52 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/10(火) 00:48:09 ID:Z4u6lV6Q
[[00034523]] 今期は積読が若干多めだけど、読んだ中から投票 ○<<いぬかみっ! 14 完結編 〈下〉 〜fly high high〜>> 【著:有沢まみず/絵:若月神無/レ:電撃文庫】 「その大逆転劇は一匹の猫又の決意から始まった」 連射王(下)と迷ったが、本編完結記念ということでこちらをイチオシに これぞ大団円といえる最終巻 圧倒的な苦境からドミノ式に逆転していく様は王道故に爽快感抜群 最後、因果律が逆転して河童のライターに火が灯るシーンが最高 それにしても、てんそうは最後まで空気だった。可哀想に <<連射王 〈下〉>> 【著:川上稔/絵:----/レ:メディアワークス】 「本気になれるもの、ありますか?」 やり込み派ゲーマーならきっとわかる、燃える、共感する 読書中の疾走感はもちろん、読後感は最高に爽快な達成感とやる気に満ち溢れる そのあまりの達成感に、二回目読むのがもったいないと思わせる名作 それにしても、蓮の「ひどいよ」は心に突き刺さります。マジで <<オオカミさんと“傘”地蔵さんの恋>> 【著:沖田雅/絵:うなじ/レ:電撃文庫】 「おー、萌え転がってる萌え転がってる」 最初は読みにくいけど、慣れると面白いオオカミさんシリーズ 地蔵先輩のスネーク式押しかけ女房と、呪われてるんじゃないかと思うほどの間の悪さが最高 “男を落とす最良の方法は胃袋を掴むこと”とは、まさにこのことです それにしても、乙女ちっくオオカミさんが可愛くて仕方がない。もちろん普段も可愛いが
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52 :2007/07/10(火) 00:48:40 ID:Z4u6lV6Q
<<ガンパレード・マーチ 山口防衛戦>> 【著:榊涼介/絵:きむらじゅんこ/レ:電撃ゲーム文庫】 「彼らの戦争は終わらない」 私待望の榊ガンパレ新刊 散り散りになった5121小隊が、それぞれの役割を果たしながら山口に集結する様子は王道ながら圧巻 伝説の小隊ここにありって感じです それにしても、石津は強くなったなあ。来須さんGJ <<涼宮ハルヒの分裂>> 【著:谷川流/絵:いとうのいぢ/レ:角川スニーカー文庫】 感想 「ああ、なんて叶わぬ恋の匂いがする僕っ娘美少女なんでしょうか」 満を持して登場した“変な女”こと佐々木が萌えツボにクリティカルヒット 橘のハムスターもかくやという空回りっぷりも実に素晴らしい。もっとやれ そして朝倉涼子の復活はあるのか 驚愕の延期が無ければもっと良かったのに それにしても、九曜が仲良くなる前の石津に見えて仕方ない。中身は全然違うが
[[00522346]] <<狼と香辛料 IV>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 鉄板中の鉄板。 以前に比べると商売ネタがやや少なくなってきていて、そのあたりはやや残念だけど、 ホロの萌え描写も含めて、キャラクターの動かし方は着実に上手くなっているし、 構成のバランスも良い。 なので、あんまり書くこともないのだけど、安心して読めるシリーズ。 <<DDD 1>> 【著:奈須きのこ/絵:こやまひろかず/レ:講談社BOX】 叙述トリックに凝りすぎた結果、構成にバランスを欠いているような気はするけど、 引きの強い濃厚なストーリー展開でグイグイ読ませてくれる。 文体も以前に比べ、だいぶ整理されていて、成長の跡を伺わせるが、 まるで共感できない厨全開な倫理観と無駄にねちっこい暴力描写で占められているくせに、 読後感はずば抜けて爽快という独特のスタイルは崩れていない。 <<刀語 第五話 賊刀・鎧>> 【著:西尾維新/絵:竹/レ:講談社BOX】 「戯言」と比べるとだいぶ緩い印象はあるが、「狼と香辛料」と双璧の鉄板購入物件。 ストーリーの構成が緩い分、文章の軽快さは増していて、 往年の平井和正や菊地秀行並みにスラスラ読める。 逆に引っかかりがなさすぎて物足りないくらい。 あと、ヒロイン・とがめに対するキャラいじりの巧さは匠の領域。たまらん。
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54 :2007/07/10(火) 05:47:46 ID:Zi1F+IgA
<<ヒツギでSOSO!>> 【著:文岡あちら/絵:よう太/レ:ファミ通文庫】 犯罪者の公開処刑合法化、エリート処刑官養成学校、美幼女率いるテロ集団……。 永井豪「無頼・ザ・キッド」並みに突飛なトンデモ設定はツッコミどころ満載だけど、 まるで先の読めない展開に加え、強烈なテンションと勢いで強引に読ませてしまう。 とはいえ、構成や文章力も新人としては水準以上なので、 どちらかと言うと、奇想が行き過ぎて全体のバランスを崩している印象かな。 でも、最近は小器用にまとまったデビュー作が多いので、これはかなり新鮮だった。 個人的には今回の新人賞。 ○<<十八時の音楽浴 漆黒のアネット>> 【著:ゆずはらとしゆき 原作:海野十三/絵:宮の坂まり/レ:ガガガ文庫】 マニアックに狙いすぎていて地雷率の高いガガガだけど、6月発売分では唯一の当たりかな。 古い探偵小説や空想科学小説の仄暗い怪奇幻想な世界観に、 現代風のブラックユーモアと萌えエロをブチ込んでいるけど、 必要以上に原作を崩さず、適度なテーマ性も加えて丁寧に仕上げている。 ただ、ストレートに面白い本格派というよりは、構成や小技で魅せる技巧派の作品で、 ラノベではあまり見かけないタイプでもある。 強いて言えば、古橋「ケイオス・ヘキサ」3部作と谷川「絶望系」の中間あたりか? 個人的には今回の技能賞。 結局、鉄板物件ばかりになってしまった。 次点は「鬼切り夜鳥子」「人類は衰退しました」「パーフェクトワールド」 「マイフェアSISTER 姫君、拳を握りすぎです。」「戦う司書と荒縄の姫君」といったところ。
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イラストに騙された名無しさん :2007/07/10(火) 16:58:48 ID:xK/KC7DH
[[00548098]] ○<<バニラ A sweet partner>> 【著:アサウラ/絵:高山瑞樹×曽我部修司(シトロネット)/レ:スーパーダッシュ文庫】 まず表紙。これでもかといわんばかりに百合の香りが漂っています。 そして中身。これでもかといわんばかりの特濃な百合。屋上でのキスシーンはまさに名場面。 息苦しくなるような追い詰められた状況で、手を取り合って社会を相手にスナイパーライフルで女の子が戦う百合で、青春物語。 物語が進むにつれて何とも言えない切羽詰まった感と、そして二人の強く結ばれた関係に涙が止まらず・・・。 銃に関してはよくわからないこともありましたが、それを踏まえてもイチオシできる本当に素敵な作品でした。 <<ミミズクと夜の王>> 【著:紅玉いづき/絵:磯野宏夫/レ:電撃文庫】 本当の意味で小さな子から大きな人まで楽しめる作品ですね。 純粋に王を想うミミズクの気持ちや、彼女の周りの人々の優しさが涙腺に来る作品です。 シンプルで飾り気のない童話のような文章だからこそストレートに物語の良さが伝わる作品でした。 学校の図書館とかに置いておいて欲しいなぁ、と思わず想ったりw とりあえず上半期、胸にズキューンと来たのはこの二冊。 どちらもわかりやすい敵とか悪とか出てこず、主人公達の純粋さが胸を打つ作品でした。 この二冊だけがずば抜けて感動したので、他の作品への投票は控えます。 以下キャラ投票。 {{海棠ケイ&梔ナオ}}(作品名 バニラ A sweet partner) ベストオブ百合カップル! リアルに私にもこれぐらいに想えて、想われるような相手が欲しいと想った素敵さん達です。
[[00550127]] <<殺×愛 7 ―きるらぶ SEVEN―>> 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】 完結記念でどうしても投票しておきたかった。 最後まで読んでよかった。マジでよかった。ラノベで泣いたのは久しぶりだ。 なぜもっと話題にならないのか不思議でならない。 途中の3、4辺りで止まってるヤツはぜひ最後まで読むべき。
>なぜもっと話題にならないのか不思議でならない。 第一部で悩みながらも前に進むラブコメ風味って感じで締めながら それ以降ヒロイン殺したり、犯されたりの欝オンパレードで 結局、主目的である「恋愛」という定義も、主人公の昔の彼女も 全部消化不良で、連載紙上ではバッドエンド 最終巻では、その後全部元通りに類する投げっ放しジャーマンの作品だから
ここは投票スレだ。 感想の批評は完全にスレ違いだろ。 その作品を嫌いかどうか知らんが、空気読めよ。
[[00563681]] <<声で魅せてよベイビー>> 【著:木本雅彦/絵:ヤス/レ:ファミ通文庫】 ありえないだろこのネタの宝庫! ヲタクなハッカーである彼と声優を目指す腐女子がアレな場で出会ったことから始まる珍日記で、まず その組み合わせをよくぞラノベで描いたと心意気を評価したい。どっちも奥手でもじもじしてる けど、それが決してまどろっこしいなあとかじゃなくて「あーがんばれ!」と言いたくなる二人。 だけどそれ以上にぐいぐい引き込まれたのが随所に明らかに狙っていれたであろうヲタクネタの数々。 具体例を出してもいいけど、やはりその場面と組み合わさってのネタなのでここで言っても面白さは 伝わらない。立ち読みでいいから読んでみよう。ちょっとマニアックな知識があれば腹抱えて笑います。 <<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 今年の新人は、一月デビューの今作品との出会いが始まりだったと言って過言でない。 精巧に作られた世界観と美しい情景、既存の呪文詠唱を一気に突き抜けた「詠」。 それらが全部合わさってたった一つの古い古い約束にたどり着くんだ。 ・・・大切な思い出は、どんなに時間が経っていても決して色あせないんだな。 異世界ファンタジーというカテゴリなのに、ものすごくキャラの心に同感できた。 あー、ちくしょう、この展開はわかっちゃいたけどクリティカル。胸が熱くなった。 合うか合わないかはキミ次第。だけどヒットした時は、最高の読み応えを与えてくれる一作。 どちらも新人で、どっちも異なるタイプの作品ですごく光るものを仕上げてきた。 既にあるシリーズ物ではなく、新人にスポットあててみました。
[[00608629]] <<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 綺麗過ぎて駄目だという人もいるだろうけどやっぱり綺麗だこの話、再開を約束した前代未聞級の二人と であったばかりの二人のWカップル主人公な話、竹岡美穂のイラストははまるときは本当にどんぴしゃだ。 <<BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 特区完全敗北。あの人やあいつやあの人までまさかの死を迎え、敵戦力はこれ異常ないほどに増強、どうやって反撃するんだと 思うがその芽はちゃんとある。ヒロインとなったミミコ、ついに登場した神父と誰一人諦めていない。 これなら第3部は絶対に盛り上がる!しかしこれだけやったのに全く憎いと思えない九龍血統もすごい。 <<オイレンシュピーゲル 弐 FRAGILE!!/壊れもの注意!!>> 【著:冲方丁/絵:白亜右月/レ:角川スニーカー文庫】 凄え!うぶかたの奴本気だ!手抜きも手加減も一切無く書きやがった。 涼月&ロシア軍人達が対峙した政治的陰謀、陽炎&ミリオポリスドリームチームが 戦ったテロリストのド外道戦術、夕霧&千々石がやった泣きたくなる様な広報活動、 全く容赦ねえよ! <<バニラ A sweet partner>> 【著:アサウラ/絵:高山瑞季、曽我部修司 (シトロネット)/レ:スーパーダッシュ文庫】 ガチ百合カップル笑顔で破滅へまっしぐら。刑事パートが正しく、女子高生パートが間違っているのはわかっているのだが 中盤で約束を果たした辺りから女子高生カップルに釘付けに、ギャラリーとマスコミの前で見せ付けるようなキスをしたシーンで 絶頂に。ぜひ実況版と傍聴席に行きたいと思った。
[[00570323]] ○<<Black bood brothers 7 ブラック・ブラッド・ブラザーズ王牙再臨>>【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 頭一つ抜けてる名作ですね。ぼろぼろ泣かされた感動モノ。細かいエピソードがたまらない。 <<ガンパレード・マーチ山口防衛戦>>【著:榊涼介/絵:きむらじゅんこ/レ:電撃ゲーム文庫】 勇壮でもないが悲壮でもない、どことなく能天気な雰囲気が好き。キャラクターに深みがあって、それぞれの姿を描きながら纏めてゆくのが上手い。 <<人類は衰退しました>>【著:田中ロミオ/絵:山崎透/レ:ガガガ文庫】 アイディアと表現力の勝利。ポンポンと出されるネタに食いついていくだけで楽しめる。 << オイレンシュピーゲル2FRAGILE!!/壊れもの注意!!>>【著:冲方丁/絵:白亜右月/レ:角川スニーカー文庫】 矛盾した社会を皮肉る表現が上手い。三人娘のそれぞれの展開も良かったが、もっと一人一人の話を広げて欲しかった。
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61 :2007/07/10(火) 20:53:03 ID:2yQCMsG1
○<<大正野球娘。>> 【著:神楽坂淳/絵:小池定路/レ:トクマ・ノベルズEdge】 「まあ女性は家庭にいるのが一番なのですよ、そうだ、今度野球を見に来ませんか」「まあ、なんて失礼な、今に見ていなさい ぎゃふんと言わせて差し上げますわ」ということで、お嬢率いる娘さん方は野球の世界に女性進出して言ったのであった。 庶民、博士、王子、肉食文明のキョウイといった仲間たち共にルールの調査、金属バットの開発とその資金集め、人力車を 牽いてのトレーニング、ダイリーグボール養成ギプスと勝利を目指すお嬢。しかし気をつけろ庶民がいつの間にやら 両手に花だぞ、そして娘さん方は肉食文明のキョウイに勝てるのか!(無理だ!) 次点 封仙娘娘追宝録:待ったかいがあった。きれいに風呂敷をたたみ始めたと思ったら、 それを超える大風呂敷を広げやがった。続きはまだかっ クジラのソラ:百合万歳!火力のインフレ万歳! 斬魔大聖デモンベイン:これはオリジナルを超えたかも知れない、西博士の祭りだ バカとテストと召喚獣:馬鹿だ、馬鹿すぎる、これ以上の言葉はいらない 超妹大戦シスマゲドン:ド派手なはったりと細かすぎるネタの嵐、全ネタがわかる奴なんているのか? モノケロスの魔杖は穿つ:海からやってきた5000m級巨人vs4000m級本州の肉弾戦だけでなく、国連所属のドラゴン部隊、 小国をはるかに超える仮想国土、ドリルで突っ込む主人公、そしてパワード巫女服千早城で振るう身の丈サイズの神剣 と2巻でいきなり飛ばしすぎだ伊都タン! エパタイ・ユカラ:妥当なのに予想外の展開、決定済みなのに予測不能の今後、乙女ゲーがモデルって嘘だろ 天帝のはしたなき果実:絶対に大ヒットしない作品。けど最初のページだけでも見て欲しい、 竹本健治の「偏愛という名のもとの並列」という一文はさすがだと思った
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61 :2007/07/10(火) 20:55:11 ID:2yQCMsG1
その他 ガンパレ、鳥籠荘、トリックスターズ、マテリアルゴースト、抗いし者たち、両シュピーゲル、殺×愛 まぶらほメイド、SHI-NO、ダブルクロス・トワイライト、ダブルクロス・アライブ、新ソード・ワールドWaltz アリアンロッド・ハートフル、ソード・ワールドxS、アンダカ、薔薇のマリア、ハルヒ、円環少女、ガーゴイル スイートホームスイート、狂乱家族、文学少女、ネクラ少女、つばさ、フレイア、戦う司書、ジョン平、月の娘 くじびき勇者、ゴッデス、人類は衰退しました、冬の巨人、沈黙のフライバイ、小娘オーバードライブ 、刀語 DDD、連射王、図書館、酸素は鏡に映らない、青年のための読書クラブ、彩雲国物語、伯爵と妖精、グランドマスター! 流血女神伝、楽園ヴァイオリン 、ヴィクトリアン・ローズ・テーラー、ねじまき博士、プリンセスハーツ キャラ賞 {{クレオパトラ・ダンディ}}(ダブルクロス・リプレイ・トワイライト2) 東方の快男児も認めたダンディ・オブ・ダンディ、その名はクレオパトラ・ダンディー! ダンディたるもの常に美しく、砲弾の上だろうと静止時間中ダロウトポーズを決め ダンディたるもの常に優しく、車を走って追いかけているときでも転んだお婆さんは優しく抱きとめる そしてダンディたるもの強く、見よ!奇跡の武術ヴリル発剄!今ここにナチスのダンディ降臨! 冒頭カラーイラストを見よ! {{陽炎・ザビーネ・クルツリンガー}}(オイレンシュピーゲル) お、お前、超クールな顔してどこだけ乙女脳してんだよw可愛いすぎるぞ {{桜花会}}(大正野球娘。) 大正時代に生まれたかった、平成のどこにこんな娘さん達がいるんだ {{大日本豊秋津州様}}(モノケロスの魔杖は穿つ) はるか昔より我々を守り続けてきた本州の付喪神。4000mの長身から放たれる本州パンチと 存在自体の圧倒的インパクトは強烈 {{風間瞳}}(フレイアになりたい) 正装がメンズスーツの女の子というだけでツボ。 それに加えて豪快、ハイテンション、不倒不屈と来ては惚れないわけにはいかない
[[00596493]] ○<<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 新人不作を嘆かれる富士見ファンタジアの大型新人。突飛なキャラに頼らず丁寧な描写が光っていた イラストも作品の雰囲気にとても合っていてラストのイヴの絵は最高だったと思う この勢いをこれ以降に上手くつなげて欲しい <<BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 物語が大きく動いた時のあざのは本当に面白い。話の中でかなり多くのキャラが動いていたtのに それを破綻させず実に上手く書けていた <<ミミズクと夜の王>> 【著:紅玉いづき/絵:磯野宏夫/レ:電撃文庫】 とても読みやすく綺麗な話だった。ラストは普通に泣ける。挿絵を入れなかったのは編集サイドの大英断だったと思う <<陰陽の京 巻の五>> 【著:渡瀬草一郎/絵:洒乃渉/レ:電撃文庫】 出るわけが無いと思っていた続刊。空鐘執筆の間に上手くなったのか今までのシリーズで一番面白かった 天一かわいいよ天一 <<世界平和は一家団欒のあとに (2) 拝啓、悪の大首領さま>> 【著:橋本和也/絵:さめだ小判/レ:電撃文庫】 1巻は割りと普通だったけど2巻で化けた。最初に家族の中にあった欝を取っ払ったせいか 日常描写がとても面白くコメディとして秀逸だった 次点に人類は衰退しました、アスラクライン7、扉の外、レヴィアタンの恋人、嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん DDD、モノケロスの魔杖は穿つ2あたり。正直全部結構接線だった 今年の上半期は新人が特に目立ってた印象
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65 :2007/07/10(火) 21:26:38 ID:PNbdbMZI
キャラ賞 {{カインツ&イブマリー}}(黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで) 約束カップル。とにかくこの二人が良かった。ぜひ短編か何かで過去の話を書いて欲しい {{ゼルマン}}(BLACK BLOOD BROTHERS) 壮絶に果てた好キャラ。まさかあんなことになるとは思ってなかったがそれだけに最高の締め方だった {{ミミズク&フクロウ}}(ミミズクと夜の王) 人の奴隷と魔物の王との心の交流の過程がとてもよかった {{天一}}(陰陽の京) ツンデレ神天一。いろんな意味でこいつに次はあるんだろうか {{タマ&久坂ユーキ}}(レヴィアタンの恋人) 何で?って思われるかもしれないがこいつらに投票 ベタで新しいものは無かったがこの二人の関係はとても好きだ しかし今回のキャラ賞は投票少ないなあ・・・
[[00587941]] <<土くれのティターニア 2>> 【著:増子二郎/絵:溝口ケージ/レ:電撃文庫】 これが好きなのって少数派? 短編を重ねて一つの物語にするタイプの作品は他にもあるけど、それをうまくいかせていた ことを評価です。明日香の心がもろばれなのになぜ気付かないんだ男の子〜!と背中を押して あげたくなるカップルが実にいい。短編の長所かもしれないけど、仮に一つ気にくわない作品があっても 他の作品が良かったらそれをフォローできる。そしてしっかりフォローしていた。 霊退治ものは食傷気味だけど、それを考慮にいれても、こういうのんびりというかマイペースな二人に惹かれます。 ○<<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 ここまで澄んだ物語を見たことがない。あまりに綺麗な物語だから逆に受け付けないという人もいるかもしれない。 決して万人向けじゃない。だけど、それをあえて通しきった作者に乾杯。 幻想的な光景も、昔の懐かしい思い出も、熱いバトルも、最後に全て混ざって素敵な旋律を紡ぎ出す。 いや、もう今年は本当にこれしかない。よくぞここまで美しさに徹底した作品に仕上げたと思う。 約束の少年少女。そして夜色と赤色の少年少女。二組の主人公が世代を超えて交叉する物語。 他のラノベにはちょっと無い、切なくて優しくて、それでいて心温かい幻想譚がここにある。
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67 :2007/07/10(火) 23:50:38 ID:GgyXadtD
<<黄昏色の詠使い II 奏でる少女の道行きは>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 前にも誰かが書いていたけど、1巻があれほど際だった作品だったから2巻は不安だった。 もし2巻で崩れてしまったら1巻の余韻が無駄になる。 そんな杞憂を、それこそあっさりと還してしまった第二巻(還した、という表現は二巻を読もう)。 奏でる少女の道行きは──前作以上に熱く、優しい、少年と少女たちの物語だった。 主人公? 今回はショタに徹していましたとさ! <<いぬかみっ! 14 完結編 〈下〉 〜fly high high〜>> 【著:有沢まみず/絵:若月神無/レ:電撃文庫】 完結記念。途中で何度か「おいおい、ここらへんでやめておけよ」とか思ったけれど、最後もそれほど だれずに終わってくれて嬉しい。一癖ある女性を描くことに手慣れた感じの作品だったけど、 最後に向かってとにかく色々大放出で派手に決めてくれたのが嬉しい。 鉄板物は書きませんでした。いぬかみはちょっと思い入れがあって完結なので。 電撃は層が厚いし、富士見ではBBBとかフルメタは文句なしに面白い。 新人だと人類は衰退しました、声で見せてよベイビー。ここらへんが一癖あって良い感じ。 キャラ賞投票 {{ゼルマン}}(作品/BLACK BLOOD BROTHERS) 今期、最も男を見せた奴の一人。ジローとの戦いがあれだけのものだっただけにあまりに予想外。 そして最期まで見事だった! {{カインツ&イブマリー}}(作品/黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで) 今期のベストカップル賞。 この一巻目に関しては、物語は彼らのためにあったような物なのかも知れない。 {{エイダ・ユン・ジルシュヴェッサー}}(作品/黄昏色の詠使い II 奏でる少女の道行きは) 1巻ではあれほど影が薄かったはずなのに、二巻では堂々の主役。そして最高の山場を演出した少女キャラ。 『O toga Wem millimo,Hir shoul da ora peg ilmeri giris ende zorm ──大いなる畏敬と尊厳を以て我が名を刻む 』 ここから始まるジルシェの詠は最高に熱い!
[[00672805]] ○<<BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 絶好調のあざの耕平のBBB最新刊。今回は特区に大激震。毎回みごとなほどに驚きの展開を見せるBBBですが、 今巻でも大変なことになっちゃってます。あの人があーなったりこの人がこーなったりともう凄い。 読んでない方も1巻からお勧めしたい傑作シリーズですよ。 <<コードギアス 反逆のルルーシュ STAGE-0- ENTRANCE>> 【著:岩佐まもる ストーリー原案:大河内一楼、谷口悟朗/絵:木村貴弘、千羽由利子/レ:角川スニーカー文庫】 アニメを好きな人限定。ですが、いい感じに小説になってます。 ルルーシュとスザクの子供の頃の話だが、単なる外伝でなく本編の伏線や謎に関わる話。読んでなるほど〜。 小説としての出来もいいので、アニメ2期の前に読んでみては。 <<バカとテストと召喚獣>> 【著:井上堅ニ/絵:葉賀ユイ/レ:ファミ通文庫】 バカです。いい意味で。 阿智のようなコメディともドクロちゃんのようなシュールとも違う、直球のバカ。 とにかくバカなので頭をバカにして読んでバカになりましょう。 <<暗闇にヤギを探して 3>> 【著:穂史賀雅也/絵:シコルスキー/レ:MF文庫J】 賛否両論の最終巻。展開が早すぎてポカーンとなるところもあり、後1冊あればとも思うが これはこれで終わり方としては綺麗。1巻からのシリーズ全体の独特の雰囲気もあるし十分あり。でも、詰め込みすぎは否めず。 おそらく打ち切られたのだろうが、後1冊あればかなり面白かったのにと思うと悔しいので投票。 次回作は打ち切られませんように。 <<ねくろま。>> 【著:平坂読/絵:じろう/レ:MF文庫J】 学園の優等生の元に子供の頃に結婚を約束した幼馴染が現れて・・・ 極めて「普通なラブコメ(平坂スレ判定)」で、ちょっとエロい。 素っ裸で色白で無口なヒロインがとても可愛いですよ。
[[00681557]] <<戦う司書と荒縄の姫君>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 この話をネタバレせずに感想を書くのは難しいな。 惜しげもなくキャラを投入しては殺していく作者だが、この作品でもやってくれた。 司書対世界という凄まじいスケールの戦い、エンリケを通して描かれるノロティの想いに燃え泣いた。 作者によるとこれでようやく折り返し地点とのこと、これからも期待。 <<アリフレロ キス・神話・Good by>> 【著:中村九郎/絵:むらたたいち/レ:スーパーダッシュ文庫】 お勧めは出来ない。決してお勧めは出来ない。 これはまさに現代の奇書、詩を小説に落とし込んだ衝撃作である。 独特な言語センスは天才的。中村九郎は歴史に残る。 けれど貸し渋りとシンデレラのシーンは素直に賞賛できると思うんだ。 <<カナスピカ>> 【著:秋田禎信/絵:----/レ:講談社】 中学生の加奈と人工衛星のカナスピカの出会いと別れ、加奈の成長を描いた青春小説。 一般書籍にて発表された今作だが、一般書籍と言うよりライトノベル、ライトノベルと言うよりジュブナイル。 秋田節は若干薄いように思えるが、カナスピカと加奈のとぼけたやりとりはやはり秋田。 この人がここまで爽やかなラブストーリーを書けるとは思わなかった。
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イラストに騙された名無しさん :2007/07/11(水) 21:36:43 ID:qM0NpwuL
[[00622133]] <<吉永さん家のガーゴイル12>> 【著:田口仙年堂/絵:日向悠二/レ:ファミ通文庫】 今までの展開とは少し違って和己の恋愛話が主体で読んでいて微笑ましく思えた。 ほのぼのとした話になるかと思ったらきちんと恋愛していて読み応えがあった。 今までの12冊の中でも一番好きな巻。 この一冊だけでも読めるから途中でやめた人にも読んでもらいたい。 ○<<バカとテストと召喚獣>> 【著:井上堅ニ/絵:葉賀ユイ/レ:ファミ通文庫】 腹がよじれるほど笑った! ページを開く度にどこかしら笑いを誘う箇所があって面白い。 最弱と言われる連中がどんどん勝ち上がっていく姿は読んでいて気持ち良かったし。 こいつらバカだ! バカ過ぎる! <<渚フォルテッシモ>> 【著:城崎火也/絵:桐野霞/レ:MF文庫】 ヒロインの描写が丁寧だったので気に入った。 主人公のキャラクターが格好良かったらもっと気に入ったと思う。 最近あまりみかけない眼鏡を取ったら可愛い子というキャラもお気に入り。 ストーリーは全体的に王道で外さない感じ。 キャラ賞 {{吉井明久&坂本雄二}}(バカとテストと召喚獣) 敢えて男同士の組み合わせで。 この二人のやりとりがテンポが良くて面白い! こんな友達が欲しいと思わせる二人組に一票。
[[00717606]] <<ガーディアン・プリンセス>> 【著:花衣沙久羅/絵:早瀬あきら/レ:コバルト文庫】 カラーイラスト後ろのキザ男さんがあまりに気になったので衝動買い(笑)。 守護王女とよばれる主人公(ヒロイン)と、その唇を奪った泥棒の話なんだけどこれがとにかく 濃い!濃厚な恋愛描写が続く話だけど、泥棒と対峙するヒロインの葛藤が間に挟みこまれて程よく 中和していた。いや、それがより一層刺激物になったという説もあるけれど。 バロンだのブラックだのというネーミングセンスをどうにかしろ〜とか突っ込みたくなりましたが、 なかなかスリリングで面白かった。恋愛と駆け引きをいい感じにブレンドした作品。 <<“文学少女"と穢名の天使>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 お約束の鉄板。テーマはドラマや漫画などでも取り上げられる「オペラ座の怪人」。 あいかわらず文学少女の言葉には重みがある。一つ一つが胸に迫る勢いだ。 ミステリーはもちろんだけど、今回はなぜだろう、すごく哀愁が漂う作品になっていた。 オペラには詳しくないけど、まさに幕間劇みたいな印象。 ○<<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 奇をてらわない純粋な少年少女の想いと約束の物語。笑いに特化した作品じゃない。突拍子もないキャラ たちが何かする話でもない。 この本は圧倒的に精緻に描かれた世界の中で甦る「約束」と、それを甦らせる「詠」、そしてそれを詠う 少年と少女の心の成長を描いた物語。淡々と描いているようでクライマックスは突然始まり、嵐のような 山場を迎えます。最期のシーン、イラストと文章の融和は本当に見事としかいいようがない。 これだけ読んだ後に残る心地よい読後感は本当に久しぶりだった。
73 :
72 :2007/07/11(水) 22:25:14 ID:8lSZJppq
<<抗いし者たちの系譜 再始の女王>> 【著:三浦良/絵:KIRIN/レ:富士見ファンタジア文庫】 あまりに勿体ない幕切れに後を引く思いが募って募って投票。せっかく面白くなってきたのになあ。 一巻目から魔王が逆に倒されるという出だしに惹かれここまで来たけど、もう少しサラの知略と作者の 武器うんちくを読みたかった。抜いた鞘がもとに戻る、そんなエンディングなのかもしれない。 戦闘に作戦と知略を織り交ぜた独特の描写が光る作品です。今からでも全部読んでみる価値がある。 キャラ賞 {{サラ}}(作品名:抗いし者たちの系譜 再始の女王)
すいません、キャラ賞の説明が抜けていました。 キャラ賞 {{サラ}}(作品名:抗いし者たちの系譜 再始の女王) 美貌とか性格とかの魅力じゃなく、最期まで突き抜けた心の強さがあった。 策略・知謀の女性には憧れます。 惚れるというより惹かれるキャラだった。
[[00764656]] 今日朝起きたらベッドの上に血を吐いていて会社休んだんだが、それでも頑張る俺。 <<図書館危機>> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】 毎回出るたびにここに一票いれているシリーズ。 今更ここで語ることもないんだけれどあえていえば かわいいキャラクター、面白い話、まさに鉄板だろう。 <<武林クロスロード>> 【著:深見真/絵:Rebis/レ:ガガガ文庫】 悪ふざけの勝利。作品の内容以上に、これをあのイラスト付きで普通に 出版したという編集部の英断が賞賛に値する。 実際エロシーンはエロを通り越してグロの部類だったりしてやや引いたものの 編集部へのお布施的一票w <<バニラ A sweet partner>> 【著:アサウラ/絵:シトロネット/レ:スーパーダッシュ文庫】 現実でも立て籠もり事件が連続している最中というとてつもなくタイムリーな 時期に発売された本。敵が警察で、銃と共にやたらリアルに書かれていたのが好感触。 どうでもいいがカウンタースナイプというシチュエーションは相変わらず燃えるw <<ペルソナ3 シャドウクライ>> 【著:藤原健市/絵:副島成記/レ:ファミ通文庫】 正直こういう大賞とかそういうものにノベライズ作品を入れるのは どうかとも思ったもののそれでもやはり自分が面白いと思ったこの作品に一票。 単にゲームのファンだからだろ、と言われても弁明はしないw <<連射王 〈下〉>> 【著:川上稔/絵:なし/レ:メディアワークス】 ゲーセンに通い、こづかいのほとんどを使い果たして某ゲームをやりこんでいた、 そんな俺に当時の熱さを思い出させてくれた本。 今では家庭用ゲームですらたまに(それもシリーズ物など)しかやらなくなった。 あの頃の俺達の、あの熱中が懐かしい。 上巻もセットで票をいれたかったが五タイトルまでなので下巻のみ。 思ったより時間かかっちまった……とりあえずこれから病院行ってくる。
[[00780066]] ○<<クジラの彼>> 【著:有川浩/絵:----/レ:新潮社】 ごろごろ転がりながら読んでました。今の彼女に不満はないけど、こんな恋も一度はしたかったなあ。 登場キャラクターの殆どが二十代以上というのはラノベではかなりかなり珍しいところ。 べた甘の大人のコイバナを読みたい人向け。 <<図書館危機>> 【著:有川浩/絵:----/レ:メディアワークス】 都可愛いよ都。あと稲嶺司令と玄田隊長格好良すぎ。 シリアスとコメディの混ぜ具合が絶妙。作中の戦闘シーンは生々しく、読んでいて鳥肌が立ちました。 組織の醜いところを程良く作品に盛り込んでくれてるのも個人的にはポイントが高いです。 <<ミミズクと夜の王>> 【著:紅玉いづき/絵:磯野宏夫/レ:電撃文庫】 これを発売できるのが電撃文庫の懐の深さであり、また強さなのだろうと思える内容。 まっすぐで素直なキャラクターとストーリーが良かった。 地味だけど、子供から大人にまで勧められる良書です。 <<ガンパレード・マーチ 山口防衛戦>> 【著:榊涼介/絵:きむらじゅんこ/レ:電撃ゲーム文庫】 帰ってきた榊ガンバレ。 構成がやや雑な感はありますが、なんだかんた言って燃える展開であっという間に読めました。
77 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/12(木) 16:21:25 ID:888NCM9w
[[00806080]] ○<<せんすいかん まとめ>> 【著:水城正太郎/絵:あぼしまこ/レ:HJ文庫】 感想 そもそも出版されたこと自体が奇跡。 なんというかもう、「すごい」以外の言葉が浮かばない。
>>75 乙ですけどどうか2chの為に死なないでください;;
[[00757443]] <<人類は衰退しました>> 【著:田中ロミオ/絵:山崎透/レ:ガガガ文庫】 ラノベの新刊はこれとオモイデ教とDDDしか読んでない。 安心して読めるレベルの小説ということで一票。 いつもテーマの扱いがどこかあざとい感じがするけど、 今回は脱力系で自己解体してるっぽいのはいいかもしれない。 次が出たらまた買うと思う。
[[00813161]] <<君の居た昨日、僕の見る明日 5 ―Graduation Ceremony―>> 【著:榊一郎/絵:狐印/レ:富士見ファンタジア文庫】 最終巻で最終話らしくきちんと纏めてきた一冊。 かわいい系のヒロインたちを描く一方で、良い意味で毒を含んだ学校の「終わり」の対比がすごく インパクトがあった。この質を5巻の最後に慌ただしく持ってくるよりは、既存の巻で少しずつ 魅せていった方が余韻が残っていたかもしれない。若干最後のスパートが詰めすぎな感じはあった。 (虎とか) だけどそれは二度目の読み直しにはじめて気付いたこと。初読はぐいぐい最後まで引き込まれる見事な 展開。良い感じのお話でした。 <<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 丁寧に作り込まれた世界観だなというのが最初の印象。途中まではあまり感動も感じなかったけど、 名詠の発表会以降の展開は抜群に面白かった。最初は何となく読み飛ばしていた部分がこっそり伏線になって いたりと、後半になるにつれ場面も読んでいる自分もヒートアップ。 主人公とヒロインを二段組みにして、時間を隔ててその二組を重ね合わせるというちょっと珍しい手法。 これが見事に活かされていた。最後まで貫いた優しい物語に惚れ惚れ。 <<円環少女 (5) 魔導師たちの迷宮>> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 うーん、相変わらず魔法の設定に力はいってるなあ。 詳細な魔法の設定と独特の台詞回しで魅せる作品だと思ってるのだけど、今回はそれに加えて シリアス度というか緊迫度上げたストーリー軸で勝負してきましたか。初っぱなから派手な場面を 盛り込んで最後までそれを維持しておきながら次巻をお楽しみには反則だと思いました。 次が気になる! バトル物が好きな人にはレンズと悪魔なんかもいいかもしれない。まったりなのが好きなのはマイフェアシスター。 ゾクっとしたいならヴァーテックテイルズをお勧めします。
[[00834194]] ○<<ペルソナ3ノベルアンソロジー>> 【著:一迅社 /レ:一迅社】 普通のアンソロノベルと同じ短編集形式だけどレベルが違う。 アイギスの短編は本編でもなかなか現しにくかった「思い」について緻密に描写されてる。 女子ミーティングと報告書の両方も読みながらニヤニヤ出来た。 一つ注文をつけるなら、キタローのジゴロ、5股修羅場を見てみた(ry <<ペルソナ3 シャドウクライ>> 【著:藤原健市/絵:副島成記/レ:ファミ通文庫】 ストレガの面々がメインの短編。 やってる事や人間性について褒められた事じゃないが、 実験云々など本編ではさらっと流された感のある「事情」に日を当てた中々の良作。 特にチドリに関してはfesで追加された復活イベントも相俟ってかなりいい出来だと思う。 <<シャイニング・ティアーズ to ウィンド 姫君たちの冒険>> 【著:加納新太/絵:Tony/レ:ファミ通文庫】 スピードのある描写で原作のもやもやをふっとばしてくれる出来。 ティアーズとウィンドの混ざり具合もよし。 なんというか漫画といいこれと言い、ゲーム本編をこの出来にしてくれと思ってしまうノベライズだから困る <<月光のカルネヴァーレ 〜白銀のカリアティード〜 I>> 【著:J・さいろー 原作:ニトロプラス/絵:大崎シンヤ (UNKNOWN)/レ:ガガガ文庫】 久しぶりに熱くなった作品。 同発売のアレとは反対に、 エロゲというかAVGの良い場所(場を動かしたりするノリや、スピード感があって脳の中で絵が動き回る感じetc) を小説で表せてる点も非常に好感度が高い。
[[00858976]] ◎<<ランド・オブ・ザ・ギルティ>> 【著:鈴吹太郎/F.E.A.R./絵:田口順子他/レ:ゲーム・フィールド】 いや、凄いよ、これ。 ざっと333を超える数の良質のSS並びに、想像の素の集合体。 バリエーション豊かに神話童話寓話民話説話教訓話に伝説、騎士物語におとぎ話と何でもござれのてんこ盛りだ。 これだけ有れば当分ネタに困らない事請け合いってか、多い! 多いよ!? 何にせよ、ものはいいので、誰であっても心に響くものの2、30個はきっと有る筈だと思います。 ……え? 今回 いのちのおくすり とか 果たされざる贖罪 とか収録されてないの? 畜生、なんて時代だ。 <<ダブルクロス・リプレイ・トワイライト2 熱き夕陽の快男児>> 【著:田中天、F.E.A.R./絵:しろー大野/レ:ドラゴンブック】 いや、反則。 あんた、それは色々無茶しすぎだ。ダンディでナチガメッシュは噴くわ。 それでいて、出オチじゃなくて色々きっちり考えてあったりするし、こなれて、応えられて、きちんと漢に昇華されてるってのが奇跡やね。 何気にいい話に仕上がってるのもポイント高い。良いプレイヤーたちだわ、ホント。 <<ムシウタ 08. 夢時めく刻印>> 【著:岩井恭平/絵:るろお/レ:角川スニーカー文庫】 コ、ア、ト、ル── がしばらく口癖になりました。 いや、しかし、ホントに化けたよなあ。いちいちちゃんときっちり面白い。 ……出だしは少々不安を感じたけど。いつ、仕掛けに築くかがポイントやね。読み直しに最適系。 で、その事件の裏で、過去の巻でにばらまいてきたものがきっちり回収・収束されてくるこのカタルシス。 ……いや、ホント。佐藤さんはともかく、まさか夕とか優しい関係とかここでくるとは。 そうして、地味に活動中のひはッ の明日はどっちだ(是非その方向で突っ走ったままでいてくれ)。
<<バカとテストと召喚獣>> 【著:井上堅ニ/絵:葉賀ユイ/レ:ファミ通文庫】 新人部門でとりあえず。バカです、バカがいます。 何も考えずにほへーと流し読めるのがポイントやね。決して難しいモンじゃなく、所謂ライトノベルって系統の。 それなりにハナにつくトコがあえうにはあるけど、勢いとノリで乗り切れる。 読み終わったときは、短いなー とか思えるはずだ。続きが見たいと思ったら速攻出てびびった。 脇役陣が何気にいい味出してるよなーってか、章巻に挟まる問題と解答がよい味出し過ぎ。 新人かー、どんなモンだ? と店頭で斜め見た時、瞬時に購入を決定したよ、あたしゃ。 <<戦塵外史 二 八の弓、死鳥の矢>> 【著:花田一三六/絵:廣岡政樹/レ:GA文庫】 短編部門。 ……これ、ここの枠で良いのか? モノ自体はかなり昔のものなんだけど。まあ、今でもきちんと読めるのだからよいか。ありがたい話だ。 とりあえず、戦争関係がメインのSS集だが、バリエーションは豊富。懐が広いねー。 ……あの王女がああなるのは反則だと思うんだ。 とりあえずそんなところ? 個人的な話としては、6月丸々いなかったんで6月分に何かあってもわかんねーってか宝仙が最終巻っぽいタイトルで嫌な感じとかなんとか。 何気に、文庫以外のモノに辺りが多かった気がする。ノーエントリーな方向の奴らがちらほら。
ベストキャラクター賞 {{クレオパトラ・ダンディ}}(ダブルクロス・リプレイ・トワイライト2 熱き夕陽の快男児) だから反則だって! ナチガメッシュも相当アレだが、あっちはただの出オチの1シーンキャラだしなー、と。 いや、凄いや。アレできちんと「漢」になってるところがもう一種奇跡だよなー。 フィクション世界のナチスはホンマ恐ろしい組織やでー。 {{採点の先生(名前不明)}}(バカとテストと召喚獣) だからはんそk 店頭で章巻コーナー読んで即買いする程ツボでした。 いや、ホントその発想と返答は無かったわ。 真面目な答えにさらっと雑談混ぜたり、無茶な応えに何気にしれっと更に無茶返してたりして素敵だったらないやね。 2巻の最後のコーナーのそれとかナイス。 {{海老名夕}}(ムシウタ 08. 夢時めく刻印) ……まさか再登場を果たすとは。 実は密かに作中1、2を争う程好きなキャラなんだが、まさか(略) きちんとあの事件を経て成長してるトコとか、ポイント高いよなー、とかなんとか。 ええ、決して無能じゃないんですってば! 最後のシーンは想像するとマジ頬が緩んでいかんねしかし。 {{香油のアルゲンティア}}(ランド・オブ・ザ・ギルティ) 結局一番ババ引かされてるよなぁ、この人。 あこがれと信仰の対象が「そうしたい」と望んで、頼まれたから仕方なくやった事で永延呪われてるんだから酷い話だ。 実質解放されようねーもんな、この人、とかなんとか。 ……だから、やさしいまほうつかいのおにいちゃんは何で今回収録されてないのですか。 {{フーシェ&リディス}}(戦塵外史 二 八の弓、死鳥の矢) 何この馬鹿ップル。 間違っても世間的にそうは見えないだろーが、馬鹿ップル以外のナニモンでもねーよなー、この二人。 既に長年連れ添った老夫婦の領域ですな、と。 しかし、編集……
[[00863586]] <<“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店 2>> 【著:御堂彰彦/絵:タケシマサトシ/レ:電撃文庫】 イラストに騙されたつもりで購入したはずが、気づいたら読みふけってた名作。の続編。 主人公たちが毎度毎度奇妙なアンティークによって“不思議”な体験をするのだけど、 俗に言う派手なアクションやバトルを極力抑えたラノベの異色作。 次にどんな珍品が飛び出すか楽しみで仕方ない。巻としての締めもしっかり意識してある良作。 <<哀しみキメラ IV>> 【著:来楽零/絵:柳原澪/レ:電撃文庫】 一巻当初の「救えなさ」をこの四巻目で上手く昇華させたなと思った。人でなくなった少年少女の葛藤 とすれ違いを描ききり、最後に人ならざるものとしてのそれぞれの決意を見事に形にしていた。 1巻でつまづいた人にも最後まで読んでほしい作品。 <<僕たちのパラドクス ―Acacia2279―>> 【著:厚木隼/絵:QP:flapper/レ:富士見ミステリー文庫】 タイムパラドクス物は大好きなのだけど、この作品については最初さじを投げたくなった。 ヒロインの少女が完璧超人で主人公果たしているのかなあ。それになんかわがままだし。そんなこんなで 読んだのだけど、最後に自分好みの王道展開が待っていたので、最初に不満がたまりまくっていた分 嬉しかった。いわゆる声を大にしてお勧めはできないけど、タイムパラドクス物によくある「あの展開」が好きな人にはお勧めします。
86 :
85 :2007/07/13(金) 19:37:13 ID:nieSjsNE
○<<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 たまには萌えとかじゃない、少年少女が奏でるまっすぐな心の作品を読みたい人。 精緻に描かれた世界観や、美しい情景描写と出会いたい人。 目を見張る素敵な呪文(詠)を見てみたい人。 遠い約束とか再会とかの単語に惹かれる人。 妙に愛嬌のある竜とかフェニックスとかの生き物が好きな人。 読んだあと、心地よい読後感に浸れる作品を探している人。 どれか一つにでもあてはまる人へ。これは、そんなあなたのための物語です。 <<銀月のソルトレージュ 2 金狼の住処>> 【著:枯野瑛/絵:得能正太郎/レ:富士見ファンタジア文庫】 イヴとどちらを一押しにするか最後まで迷った作品。 学術院という大好きな設定で描かれる魔法ドタバタ物・・・だけではないのだ。 魔法という言葉、本という言葉、物語を構成する世界のいたるところに作者のセンスが光るレトリックな 用語がこめられている。物語だけど一つの詩と言って過言でない。 幻と現実の交差。魔法と現実の交差。王道だけど非常に突き詰めて描かれた魔法ファンタジーの名作。
[[00337542]] <<King Of Vandal NEKAMA〜2007 DUST MEMORY〜7>> 【著:音鎌/レ:電撃ライトノベル板】 大好評シリーズ最終巻。 どんでん返しに次ぐどんでん返しのオンパレード。 まさか前巻の切り込み隊長の死が神の器「デス・マーチ」の伏線になっているとは驚きだった。 狐面の男のSAKUを乗り越えて真のラスボスが出て来た時のカタルシスは異常。 完全体陰茎花火の遺伝子に乗っ取られそうになりながら、最後にねかまが選んだ道に号泣。 <<露狩流遊戯 5>> 【著:滅朱/絵:滝山裕司/レ:角川公民館】 正にライトノベル版ライアーゲーム、もしくはカイジといった所か。 50音表削除ゲームに勝ち1億手に入れたメッシュが次に挑んだのは、意見一致ゲーム。 匿名20人の中にいる工作人が誰かを突き止め、意見を一致させるゲーム。 最初は舐めて挑んだメッシュだったが、コードネームSBの裏切りよって窮地に立たされる。 そのあとから展開されていく、人間の醜さ、弱さ、猜疑心を凝縮したような心理戦は正に見もの。 決め付け、反対意見の派閥への成りすまし、詭弁等を 作者独特の言い回しによって身体に纏わり付くような重いドロドロ感と共に見事に表わされている。
<<正木戦国記 3>> 【著:濁湯/絵:八淵/レ:小学館マンニィ文庫】 前巻で7軍と戦い痛み分けに終わったCW軍だったが その疲弊のせいで小規模な内乱が起こってしまう。 そんな国の状態にありながら、王は部露虞への侵攻を取り決めた今巻。 乃鳥や東京を落とすものの、謎の病原菌タイフーンによって味方が錯乱してしまう。 見えない敵、妄想と戦いながらそこに7軍が奇襲を掛けてくる。 この作者の一番の持ち味である、土台のしっかりした設定に、理系的な文章が合わさり 絵師の上手さもあいまって独特の雰囲気を出している現代和風ファンタジーの傑作。 <<苛球王 6>> 【著:トタル/絵:ロゴ作/レ:富士見大賞文庫】 至高のIPメガネを求めて続く旅もニポドが憧れる伝説の山賊王の過去が明かされいよいよ佳境に。 ニポドが集めた欠片を奪おうとマスタークラスのオンパレード。 単純に敵を出すのでなく、味方の頭の悪さに足を引っ張られたり そしてその味方を裏切りモノ扱いしたり、また敵同士が争ったりするのも この作者の上手い所。 「俺の言うことを聞け」のキメ台詞の使い所も良すぎ。 <<Observation絵日記-信者と書いて儲けると読む->> 【著:タラコ/絵:狐★/レ:集英社サラマンダー文庫】 4P一話のSS形式という点で結構面白かった。 3話のKMの話や、13話のSSの話がオススメ。 あと22話のSHと30把のZTの話に関してはホラーモノでガクブル。 短いながらも話の転がし方が上手く、綺麗にオチがついていて作者の力量の高さが示された作品。
[[00882456]] <<カナスピカ>> 【著:秋田禎信/絵:----/レ:講談社】 これは本当になんでもない物語だ。 いってしまえば少年と少女が出会って、そして互いに心を重ねていくのを淡々と描写しただけだ。 もちろん少年の方はちょっと変わった設定になっているが、少女の方は本当になんでもない少女だ。 普段の秋田節も抑えているし、何かすごい山場が待っているわけでもない。 だから、どんな内容だとも非常にいいづらい。 面白いとは間違っても言えない。だが買ったことに後悔はしていない。少女加奈と人工衛星の少年が みせる優しさに、こんなにも穏やかな気持ちになれたのだから。 <<お留守バンシー (4)>> 【著:小河正岳/絵:戸部淑/レ:電撃文庫】 これは切らないでほしかったなあ電撃文庫。男を魅了できないサキュバスだの首のとれたデュラハンだの、 どいつもこいつも個性ある愛せるモンスターたち。途中どたばた要素も追加していたけど、やっぱりこの ほのぼの空気大好きだ。 <<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 幻想的な詠魔法と王道的な学園物を融和させて新感覚ファンタジーだった。 特に際立ったキャラもいないはずなのに(カインツ&イブマリーは別格だが)、キャラの一人一人が とてもよい見せ場をもっていた。最後の怒涛の展開の中でも優しい描写にあふれてて、作者が何を 伝えたいかすごく伝わってきた。あーなんだろうこの気持ち。すごく上質の映画を見たような感じだ。 まさに七色の詠のように、いつまでも胸に残る余韻が最高。 <<レギオン きみと僕らがいた世界>> 【著:杉原智則/絵:山都エンヂ/レ:電撃文庫】 あえて言おう、ノリのよいテンポの小説、キャラの言葉のかけあいが楽しい小説。すらすら 読める小説を望んでいるのならこの小説はお勧めしない。すぐに投げ出すのが関の山だ。 だがもし読み応えのある作品を望むなら、最高の作品のひとつと断言できる。 二つの異なる世界を交互に見せ、異なる社会、思想をみせる。その中で人としての生き方を 問いかけるような作風は、良い意味でライトノベルの範疇を超えている。 ひとつひとつの会話の随所に考えさせられるものがある作品。
[[00059322]] <<ガンパレード・マーチ 山口防衛戦>> 【著:榊涼介/絵:きむらじゅんこ/レ:電撃ゲーム文庫】 続きが出た! 榊ガンパレの続きが出た! しかもオリジナルストーリーで! 相変わらず5121のメンツを書くのが上手い 榊ガンパレ独自での経験を積み成長をしているというのに違和感がないのがなんとも <<BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 確かに最初の方だけ読むとスロースターターではあるんだけど 加速し出してからを読むと加速前の必要なタメなんだなぁと、当たり前だけど 山場山場また山場、場面転換しても山場とにかく山場、一冊丸々山場のみといっても過言じゃない <<吉永さん家のガーゴイル 12>> 【著:田口仙年堂/絵:日向悠二/レ:ファミ通文庫】 良くも悪くも安定している作者なのでこれもそうだろうと思っていたら、意外としっかりと恋愛書いてて驚いた 苦味が残ってこそとも思うので最後のあれは、今回に限っては余分だった気もするけど それがあるからハートフル・コメディか? いやぁ、青春です青春 ○<<スイートホームスイート 4 世界で一番すてきな遺産>> 【著:佐々原史緒/絵:カヅキレン/レ:ファミ通文庫】 世界で一番いらない遺産が世界で一番すてきな遺産へと、そんな話 最初はどうも主人公・一彦が今一だったけど、最後にはいやぁ立派になったもんだ やってる事ほど派手ではないけど地道で後々の成長も期待できるってのは良いなぁ 起承転結の四巻で綺麗にハッピーエンドで終わらせてくれるのも地味に良い ただちょっと、バトル・オブ・CAといい、後日談が一つ欲しい いや完結してるけどね? 本当に、ちょっとでいいんで、出ないのかな? {{クレオパトラ・ダンディ}}(ダブルクロス・リプレイ・トワイライト2 熱き夕陽の快男児) 本当にいろんな意味で凄かった 出オチのようで違うし、上半期で一番インパクトがあったキャラです ああ、ダンディ……
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2chライトノベル板大賞2007上半期が開催中です。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1183704313/l50 にて開催中です。興味のある方はルールを守ってふるってご参加ください。
ルール概要
・投票期間は、07/07/08(日) 00:00:00 〜 07/07/21(土) 23:59:59 まで。
・コード及び感想必須
・最大別作品で5票(同一作品の同一巻に対する複数票は×)
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このコピペを見た人はどこか別の場所3ヶ所にコピペしてください。
しなくても別に害はありませんが、
コピペして下さるとあなたのJ( 'ー`)し カーチャンに良い事がおきます。
[[00903395]] <<マリア様がみてる あなたを探しに>> 【著:今野緒雪/絵:ひびき玲音/レ:コバルト文庫】 待望の新刊。かと思えば一番見たかった部分はお預けの巻。三人三様の恋模様が進展しつつ、 そのどれもがひとつひとつすごく繊細な心情が描かれているのはさすが。 女の子同士というアブノーマルなはずのシチュエーションですが、今回のスローな流れの中ではいっそうほのぼのしてていいです。 <<イシュターナの祝鐘>> 【著:雨川恵/絵:桃季さえ/レ:ビーンズ文庫】 アダルシャンの今後の世界とかすごく見てみたかったな。 ユティとアレクのカップルには終始ハラハラさせられましたが、それも終わりかと 思うとちょっぴり悲しい。最後に一言、年の差なんて関係ない! <<オペラ・ラビリント 光と滅びの迷宮>> 【著:栗原ちひろ/絵:THORES柴本/レ:ビーンズ文庫】 キャラ一人ひとりが相変わらず素敵。無駄に熱いし良い奴すぎる。 今回はしょっぱなからとある台詞に酔わされた。なんて胸に迫ることを言ってくれるんだこいつは。 カナギ、ミリアン、それぞれ本当良いキャラになってきた。 今回はお話の裏事情が次々と明らかになってきて終始山場。さあ次はどうなる? <<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 学校の図書館でイラスト借りして大当たりな召喚ファンタジー。コバルトあたりに置いてもかまわないくらいの 情緒たっぷりなお話。日常の会話のひとつひとつからとっても優しい空気が漂っている。 最後の急展開は普段読みなれていないバトルものだけど、それもすごくすらすら読めた。最後のイラストと 一緒の「あの約束」にはもう字が涙でかすれて読めなくなった。イブマリーせつなすぎる。でも本当に良かった。 図書館で借りたあと大急ぎで購入。もう大満足な作品でした。全力でお勧め! {{ネイト&クルーエル}}(黄昏色の詠使い) メインの主人公組。まだまだ頼りない二人だけど、その一生懸命さが良かった。頑張れ! {{イブマリー&カインツ}}(黄昏色の詠使い) 裏の主人公二人。最後の最後に出てきてこれかー! ここ数年で一番切ない二人だった。
[[00910905]] <<フルメタル・パニック! つどうメイク・マイ・デイ>> 【著:賀東招二/絵:四季童子/レ:富士見ファンタジア文庫】 クライマックスに一直線の新刊 途絶えることの無い人気作品 長きに渡る作品の品質は落ちるどころかどんどん上昇し続け、この作品に勝てる作品はない
[[00310255]] <<くじびき勇者さま 4番札 誰が女神さまよっ!>> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 緻密に練りこまれた文章、進化する絵、どれをとっても一級品。 キャラクターの立て方も良く、また魅せ方も素晴しい。 物語の起承転結の「転」の付け方も目を見張るものがあり、傑作。 <<人類は衰退しました>> 【著:田中ロミオ/絵:山崎透/レ:ガガガ文庫】 淡々とした文章でありながら、作者独特の奇異性を伺わせる面白い実験作。 シナリオライターという職業で培った書き方を小説に持ち込み 独特の雰囲気を醸し出している良作。
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イラストに騙された名無しさん :2007/07/14(土) 18:10:37 ID:pj/noyiQ
[[00933417]] <<涼宮ハルヒの分裂>> 【著:谷川流/絵:いとうのいぢ/レ:角川スニーカー文庫】 とりあえず驚愕は楽しみ。 分裂というのは話の分裂のみなのか、それとも他にも何かが分裂するのか。 新キャラも登場し、また世界が広がりました。
[[00953369]] ○<<クレイジーフラミンゴの秋>> 【著:誼阿古/絵:藤本みゆき/レ:GA文庫】 ラノベ業界を変える力を持つ一冊。 ちくちくとくる切なさと痛みが胸を打つ。 文化祭の描写は最高! <<砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet>> 【著:桜庭一樹/絵:----/レ:角川書店】 オサレな表紙につられて買いなおした一冊。 最初から最後までいい意味で痛いなぁ。 ぜひともみんなに読んでほしい。
[[00896484]] <<冬の巨人>> 【著:古橋秀之/絵:藤城陽/レ:徳間デュアル文庫】 太陽のない時代。凍える冬の世界を支える巨人が舞台の、SF風味あふれる世界。 極寒の地に自分が一人放り出されたらどうなるんだろう。そんなことを考えさせられた。 少年と少女の恋心がこの冬の世界を変えてやるんだ的なものを予想していたら、実際はまるで対照的。 まさにSF的発想でところん練り上げられた作品だった。冬の世界でも歩みを止めない巨人を思うだけで切なくなる。 これはまさに良作。じんとくる。 <<ミミズクと夜の王>> 【著:紅玉いづき/絵:磯野宏夫/レ:電撃文庫】 あー、これはピュアだ。ライトノベルというより童話かおとぎ話のシチュエーションだ。 心の壊れた少女、そういう壊れた系は苦手なのだけど、このミミズクは平気だった。 人がおそれるはずの存在を前に、なんでこんなに無邪気でいられるんだろう。有川同様、 ライトノベルの垣根を取っ払えるような作品。見事。 <<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 遠い昔に再会を約束した二人。 ずっとずっと離ればなれで、それでも二人は互いのことを覚えていたんだね。 まず序章の段階でぐいぐい引き込まれた。いきなりの決意、そして別れに先制パンチされた気分だ。 イヴは夜明けに微笑んで。今回これほどタイトルが秀逸だと思った作品はない。最初は意味が分からなかったけど、 このタイトルの意味が最後に分かった時の感動はまさに圧巻。最後の場面は反則的な素晴らしさだった。 一押しは無し。あえて言うならこの三作品が全て一押し。
[[00928273]] <<なつき☆フルスイング! ケツバット女、笑う夏希。>> 【著:樹戸英斗/絵:ほんだありま/レ:電撃文庫】 電撃受賞作でまだ紹介されていなそうだったのでお薦めします。 まずタイトルで本に伸ばした手が止まる。イラストでも止まるかもしれない。ぱらぱらと流し読みして 本棚に返す人が多いのでは? でも実際読んでみるとこれが中々テーマ性溢れる作品だった。 夢という、人にとって良い意味でも悪い意味でも現実から引き離してくれる一時。その甘い一時につけこんでくる 悪魔にどう立ち向かうか。お払いのバットで殴るか自分の力で払いのけるか。特に後者にこそ(以下、あえて割愛 ライトノベルっぽい会話や展開の中に散りばめられた、夢に対する作者のメッセージが伝わってくる作品。 ○<<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 帯の煽り文句が『切なさのサファイア』。 優しく切ない展開、サファイアの青のように透き通った美しさの物語。 文字上で極彩色の色を表現してみせたその筆力と、本当に聞こえてくるような研ぎ澄まされた旋律を 文字で表現したそのセンスは新人というレベルを遥かに凌駕していた。 キャラの一人一人が本当に良いキャラしてて、薄味だけどとても良い味付けのキャラ構成だったのも ポイント高い。
[[00973070]] ○<<BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 今までの溜めを一気に解き放って、今巻は初っ端からフルスロットル。 読んでいて息が詰まるような攻防戦。 周到な策略で、九龍の牙が特区の喉元へ喰い込んでいく様に震えました。 是が非でもシリーズ完結まで付き合いたいと思わされる出来でした。 <<戦う司書と荒縄の姫君>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 構成が巧いだけのシリーズだと思っていた自分がバカでした。 個人的には「BBB7」と甲乙つけがたいほど興奮させられました。 ノロティとエンリケが好きだっただけに衝撃な展開でした。早く続きを! <<悪魔のミカタ666 スコルピオン・オープニング>> 祝・新章突入。 この巻ではコウが悶々してるだけの気もしますが、 うえお氏に加速装置復活(?)の兆しもあるので今後にも期待。 イヴ候補も気になりますが、「シフト」みたいに近しい者同士の対立を どう料理するのかが気になります。
<<人類は衰退しました>> 【著:田中ロミオ/絵:山崎透/レ:ガガガ文庫】 ループ設定もなく壊れた人間関係もないから、どうなるかと思いきや…… おもしろおかしく、さりげなく知的なやりとりは 立て板に水の印象で、さすが田中ロミオだと思いました。 <<バカとテストと召喚獣>> 【著:井上堅ニ/絵:葉賀ユイ/レ:ファミ通文庫】 これは単純に笑わせられました。 主人公がひたすらボケ倒すのが愉快で、 ダメな子達が持ち得る武器で秀才に立ち向かうシチュが痛快でした。 このバカっぷりでこれからも突き進んでもらいたいです。 ベストキャラクター賞 は{{ノロティ=マルチェ}}(作品名:戦う司書と荒縄の姫君) 頭が悪く間抜けで、人を疑うことを知らない甘ちゃん。 総じて容赦なく、非情さが求められる武装司書において、 人が殺せない性質を持っているどうしようもない奴。 ……そんな彼女が、今はいとおしくて仕方がないのです。
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イラストに騙された名無しさん :2007/07/15(日) 01:49:35 ID:rnmRIJiq
[[00984661]] ○<<BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 人間味溢れる吸血鬼達と、人間との異文化コミュニケーションを 見事に描き出しているシリーズです。 シリーズ最高の盛り上がりを見せた第7巻は、 登場人物達によるドラマが描かれました。激戦で戦線離脱した者と、 後を継ぐ者達の人間模様に、感動、興奮の嵐。泣いた! 現在、最もノリにノっているシリーズです。 <<戦う司書と荒縄の姫君>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 味のある文体と、伏線の張り→収束のコンボが巧みな、ファンタジーです。 バントーラ図書館VS全世界という壮大な戦争により、 完全に追い詰められたハミュッツ達と、別軸で行われるノロティのドラマに、 本を捲る手が止まりませんでした。 <<図書館危機>> 【著:有川浩/絵:----/レ:メディアワークス】 図書隊による恋愛模様を描いた、本屋大賞5位の傑作シリーズです。 非常に高度な感情と理性を持って行動する人物達と、 ストレートで感情移入しやすい主人公による人間ドラマが、素敵なのです。
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イラストに騙された名無しさん :2007/07/15(日) 01:50:44 ID:rnmRIJiq
<<殺×愛 7 ―きるらぶ SEVEN―>> 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】 詩を駆使した、情感溢れる文章と、絶望的なまでの欝展開が魅力的なシリーズ。 個人的には絶妙なエピローグで、終幕を迎えてくれました。 私は来夏好きだったのですが、それでも思わず祝福したくなる、見事な最終巻でした。 <<いぬかみっ! 14 完結編 〈下〉 〜fly high high〜>> 【著:有沢まみず/絵:若月神無/レ:電撃文庫】 変態による変態のための、変態ラノベw ただ、ここぞという時の盛り上がりや、伏線の使い方も意外に巧かったですね。 本当に意外でしたが。 数多くのキャラクターにそれぞれ見所を用意し、かつおもしろいのですから、凄い。 笑いあり、涙あり、大満足なシリーズでした。 {{とがめ}}(作品名:刀語) 巻を重ねるごとに、魅力が磨かれていった萌えキャラでした。
[[01007115]] 今期の富士見は良作揃い。富士見ファンとしては嬉しい限り。 <<BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 スロースターターあざの耕平の真価が表れる第二部の終幕編。 九龍の血統達との熱いバトルに始まり、ザザの背筋が凍るような完璧な策略、そして特区の崩壊と、最大級の熱さとスピードで締めくくった。 第三部はどんな展開になるのか。十月が待ち遠しくて仕方ない。 <<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 今年の富士見新人では一番評判がいい人。 主人公達の親同士の約束を一巻でのメインにおいて、清らかな物語を紡いでくれました。 そのせいか主人公二人の影がやや薄かったものの、そこは続刊に期待。 <<フルメタル・パニック! つどうメイク・マイ・デイ>> 【著:賀東招二/絵:四季童子/レ:富士見ファンタジア文庫】 失ったものを取り戻す。そのために強力な敵や弱った己の体と戦い続ける宗介のなんと熱いことか。 さらに、ミスリル側もアマルガムに反撃を開始。最終巻へと盛り上がりが凄いことになってきた。 とくに、最後の宗介とかなめが会話する辺りの一連の流れは鳥肌者。 <<銀月のソルトレージュ 2 金狼の住処>> 【著:枯野瑛/絵:得能正太郎/レ:富士見ファンタジア文庫】 良作のにおいがする異世界ファンタジー。敵の姿がまだ鮮明にならない中、最後のほうでは予想の斜め上を行く展開が。 こちらもBBBと同様、次巻が待ち遠しくて仕方ない作品。八月よ、早く来い! <<烙印よ、絆を宿せ。 SCAR/EDGE (4)>> 【著:三田誠/絵:植田亮/レ:富士見ファンタジア文庫】 良作シリーズの完結巻。娘の数十年の幸せのため、数百年後に世界が壊れてしまうことを実行しようとするヒロインの母と、 それを防ぐために水上要塞に攻め込む主人公との戦いが熱くてよい。 ただ、設定が難しくてすんなりと理解ができなかったのが心残り
[[01015210]] <<連射王 〈上〉>> 【著:川上稔/絵:----/レ:メディアワークス】 ○<<連射王 〈下〉>> 【著:川上稔/絵:----/レ:メディアワークス】 「本気になれるもの、ありますか?」 青春時代に馬鹿みたいにゲームしてた日々を思い出させてくれた作品。 ボーイミーツガール物としても、爽やかな読了感を感じた。 <<DDD 1>> 【著:奈須きのこ/絵:こやまひろかず/レ:講談社BOX】 魔法も吸血鬼もいない奈須作品。 でも、独特の味は相変わらず。と言うかマトさん外道過ぎ。 キャラ賞 {{高村コウ&岩村蓮}}(連射王) 見てて微笑ましくも、もどかしくも感じる初々しい二人。 エンド後に幸あれ。 {{竹さん&麻美祐子}}(連射王) 高村を見守る、「大人」な二人。 この二人にも幸あれ。 {{戸馬的}}(DDD) 怪物より恐ろしい人。バトルシーンは鳥肌物でした。 あー、今期はこの2冊以外殆ど買ってないなあ・・・・
[[01039452]] ○<<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 赤、青、白、黄、緑。五つの色を共通の触媒として、詠うことで自分の望むものを呼び寄せる召喚術を 学ぶ主人公たちの物語。その中でまだ誰もなしえたことのない「夜色」と「虹色」を完成させようと互いに 約束した少年と少女がいた。というあらすじ。 はるかな時間をへだてて叶えられる約束の演出がとにかく憎い。まさにやられたという感じ。 鳥肌が立つくらい研ぎ澄まされた「詠う」シーンは必見。 「〜〜は歌った」とか程度の描写じゃありません。とにかく最後の「あの歌」を味わってもらいたい。 綺麗すぎるくらい綺麗な情景描写、結末。文中の言葉を借りるならまさに「眩しすぎる」と言っても過言でない。 だがそれは本当に心地よい眩しさだった。 ちょっと不思議でちょっと胸がきゅんとなる。親に、友人に、他人に、優しくなれるような気持ちにさせてくれる傑作です。 <<黄昏色の詠使い II 奏でる少女の道行きは>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 内容の濃さにおいては一巻には及ばないかもしれない。だがこれはまさに「黄昏色の詠使い」の続編だった。 前作の欠点でもあった読みづらい部分を削り、学園の楽しげな風景に力を入れたことがまず良かった。 この物語において、主人公は主人公だが、決して全ての話の主役ではない。 周りの多くの人間に助けられて成長していく姿を描くというのは、主人公最強主義の物語とはまた別の面白さ を与えてくれた。登場する女の子たちが愛らしい半面、男の子たちはちょっとお馬鹿。そんな約束の展開にも 今回はにやりとさせられました。 読んでいて不安にさせない、安心して読めるシリーズになりそう。 キャラ賞 {{カインツ&イブマリー}}(黄昏色の詠使いT&U) カインツの格好良さは本物。イブマリーの純情に涙した。 ライトノベル読んできた中で、主人公達の親にここまで感情移入できたのは初めてだった。
[[01047241]] ○<<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 壮大ながら作り込まれた世界観、ぐいぐい引き込まれるシナリオ、 そしてその圧倒的な読後感の良さ。この余韻だけは他のラノベでは味わえません。 キャラの一人一人が強烈な個性を持ってるわけではないが、だからこそこの物語が映える。 視点の切り替えの上手さや、細かな伏線なんかも面白さに拍車をかけていたと思います。 特に終盤にかけての展開は時間を忘れて一気に読んでしまいました。 <<フルメタル・パニック! つどうメイク・マイ・デイ>> 【著:賀東招二/絵:四季童子/レ:富士見ファンタジア文庫】 シリーズ通して全く冷めないテンションは流石というべきか。 新ASが活躍するところはまさに鳥肌もの。 毎回思うんだけどほんとこの人は見せ場が上手い。
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イラストに騙された名無しさん :2007/07/16(月) 10:16:59 ID:AoGVHbYE
[[01058522]] <<陰陽ノ京 巻の五>> 【著:渡瀬草一郎/絵:洒乃渉/レ:電撃文庫】 久々に出た陰陽ノ京シリーズ。いいですねぇ。 酔っ払った梨花がいい。ニヤニヤ。 陰惨さとかやるせなさを含んだ話でも最後にはハッピーエンドにもっていくところが好きです。 新シリーズやっても合間にこれも続けてくれよん。 <<クジラのソラ 03>> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 なんというか展開が早いっすね。 ちょっと古い感じのSF設定だけれど、それが1周して新しい感じかも。 急展開でかなり面白くなってきました。 <<殺×愛 7 ―きるらぶ SEVEN―>> 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】 最終巻。この終わりになることはかなり以前から予想出来ていたのでよし。 今までの話の集大成として綺麗に落ちがついていた。 この巻単体というよりシリーズの〆として1票。 ○<<戦う司書と荒縄の姫君>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 ああ、ノロティ、ノロティ、ノロティ。 今までは構成の妙とか代行の暴走とか特殊能力での戦いとかで面白かったが 今回はノロティの想いが詰まったせつなさ爆発の泣ける作品に仕上がっている。 シリーズでも随一の出来。 今回は4票で。 大賞人気どころをあえて外して、その中で面白かったのを選んだら、なかなかいい感じに揃った。
[[01058542]] <<くじびき勇者さま 4番札 誰が女神さまよっ!>> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 一応、お話の区切りとしては第二部スタートということで、 今までとは少し毛色の違う展開がちらほらと。 メイベルやナバルのやり取りもいつも通りと見せかけて、 おや? というなかなかにいい味出してきてます。 お話の展開が変わったこともあって内容そのものはそれほど濃くありません。 いつも通り楽しく読める仕上がりなのは嬉しいかぎり☆ 今回一番の見所はパセラにまつわるお話なのかも知れません。 <<人類は衰退しました>> 【著:田中ロミオ/絵:山崎透/レ:ガガガ文庫】 とにかくかわいいです。妖精さんは主人公の女の子が話すことを全て真に受け、 しかも超科学めいた技術を持っているので、 普通に考えたらありえないような反応をしてくるのが笑えます。 人間と妖精が話していると大人と子供が話しているようなかんじです。 思わせぶりな伏線も結構ありますが、そういったことはあまり気にせずに絵本を読むような気分で読むと楽しめる本だと思います。 <<BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 ブラック・ブラッドとレッド・ブラッドの存在意義を求めて、 特区の猛者たちがいれかわりたちかわり活躍する姿に感動した。 吸血鬼の血族を愛する思いに共感し、特区を支える人々の信念に涙を流した。 キャラクターは多いが、ひとりひとりにドラマがあるという点については 作者の抜きんでた筆力を認めざるをえない。 ライトノベルという括りだけで、損している人がたくさんいるはず。 吸血鬼好きなひとにもぜひ読んでほしい。
[[01072918]] <<くじびき勇者さま 3番札 誰が聖女よ!?>> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 第一部区切りの巻です。今回は伏線が簡単に分かっちゃったのがちょっと残念ですが、相変わらずメイベル知識には驚かされてます。 結果があるなら原因がある。その理由までたどり着くまでの道のりがとても面白かったです。 文章がとても読みやすく、良いテンポで進んでいきますね。 この作中で登場するドラゴンは愛嬌があって可愛いですw ○<<くじびき勇者さま 4番札 誰が女神さまよっ!>> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 イチオシ作品です。三巻ではなく四巻にした理由は第二部の始まりだってことでしょうか。 ナバル、メイベルの旅はまだまだ続きそうですねw <<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 この投票でよく見かける名前だったのでこれを気に読んでみた作品です。 夜色の確立を目指す少女、虹色の確立を目指す少年。 そんな二人が教室で交わした約束。 そこから物語は始まって行くんですが、美しいですね。自分は水彩とか淡い感じのものが好きなんですが 全体を通して感じられるのはまさにそのような色でした。 <<黄昏色の詠使い II 奏でる少女の道行きは>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 一巻とはまた少し違った作品ですね。 クラスメイトにスポットライトを当ててます。
<<ミミズクと夜の王>> 【著:紅玉いづき/絵:磯野宏夫/レ:電撃文庫】 ミミズクとフクロウのお話。 純真無垢といっていいのか、ミミズクのまっすぐさには心を打たれました。 イラストは表紙だけ。という新しいこと挑戦した作品ですね。 また、それが良い味だしてます。 ところで、作者さんの新刊はいつ出るのでしょう…。待ち遠しいです。 キャラ投票 {{ナバル&メイベル}}(くじびき勇者さま 4番札 誰が女神さまよっ!) さて、いつメイベルの気持ちはナバルに届くのでしょうか。 頑張れ、メイベルっ!w {{ネイト&クルーエル}}(黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで) まだまだ学ぶことのある、メインの二人。この後の関係はどうなるのか…。 {{イブマリー&カインツ}}(黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで) 作中で、一番好きだった二人です。 {{ミミズク&フクロウ}}(ミミズクと夜の王) とても優しい二人ですね。 スミマセン、書いてる途中で気力なくなっちゃいました^^; 結構固まっちゃったかなぁ・・・
[[01087145]] ○<<戦う司書と荒縄の姫君>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 大賞の度に書いてるような気もするが、 現在のシーンと過去の回想シーンが頻繁に入れ替わるのに これだけテンポよく書けるこの作者の構成力は異常だと思う。 ノロティとエンリケの想いに燃え&涙。 <<バカとテストと召喚獣>> 【著:井上堅ニ/絵:葉賀ユイ/レ:ファミ通文庫】 バカのバカによるバカのためのバカ小説。 この作品&作家には計算では真似できない、 天然物のバカだけが持ちうるパワーがあると思う。 特にgood-gooder-goodestがツボにはまった。 ギャグのセンスが合う人には一番のオススメ。 <<ぼくと魔女式アポカリプス 2 Cradle Elves Type>> 【著:水瀬葉月/絵:藤原々々/レ:電撃文庫】 1巻買って積んでたのを後悔したシリーズ。 鬱やグロばかりが注目されがちだけど、 極限状況下で懸命に生きようとする主人公達の姿には胸を打つ物がある……と思う。 新キャラがアレな人ばかりだったので 今回スポットライトが当たったエルフ様が余計に魅力的に見えた。 エルフ様の活躍が読めるのは(今のところ)2巻だけ! <<とある魔術の禁書目録 (13)>> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】 このシリーズ恒例の無理矢理っぽいサービスシーンはなりを潜め、 黒い&グロい描写大幅増のシリアス一辺倒な話だったが、 正直言ってこっちのノリの方が面白い。 特に一方通行のデタラメっぷりが最高。
113 :
112 :2007/07/16(月) 16:19:04 ID:d7pR0vcb
<<扉の外 II>> 【著:土橋真二郎/絵:白身魚/レ:電撃文庫】 最後の一票は迷いに迷った末これに。 流されるだけだった一巻の主人公と違って 今回の主人公はちゃんと目的を持って行動していた点に共感できた。 二転三転したクライマックスもよかったし、 爽快感あるエピローグも挿絵と相まって好印象だった。 Dクラッカーズ II 祭典―ceremony― 【著:あざの耕平/絵:村崎久都/レ:富士見ファンタジア文庫】 富士ミス版完結時の大賞で推されてたのをきっかけに読んだシリーズ。 富士ミス版3巻に相当する部分はいつ読んでも最高としか言いようがない。 未読の人は一見の価値あり。 レンズと悪魔 III 魔神壤戮 【著:六塚光/絵:カズアキ/レ:角川スニーカー文庫】 ようやく前シリーズのタマラセ的なトンチキさが出てきた感がある。 チキュウ空手・天動説/地動説の構え最高w 私の愛馬は凶悪です 【著:新井輝/絵:緋鍵龍彦/レ:ファミ通文庫】 同作者のROOMに近いものを感じるというか これなんてROOM NO.2001?みたいな印象も受けるが、 主人公が一番の常識人なところが新鮮。 引きがなかなか強烈だったので次巻が楽しみ。
114 :
112 :2007/07/16(月) 16:20:27 ID:d7pR0vcb
キャラ賞。 {{ノロティ・マルチェ}}(戦う司書と荒縄の姫君) 皆が彼女のような馬鹿だったら誰もが幸せになれるだろうと思えるような、 そんな素敵な大馬鹿。 {{エンリケ}}(戦う司書と荒縄の姫君) 初登場以降、実力者な割に作中では微妙なポジションにいたが、 今回は一転して大活躍。 これまでは醒めたところが目立っていただけに 彼の怒りと悲しみが尚更印象的だった。 {{レンテンシア・イズラデリ}}(僕と魔女式アポカリプス) 美しく凛々しくちょっとお茶目な、現代に生きるエルフ様。 ある意味魔女カリの良心。 作中でも最も過酷な人生を歩んで来たキャラだと思う。 彼女の魂に救いと安らぎあれ。 {{蒼井典子}}(扉の外) 一巻に続けて二巻でも女神の噛ませ犬か……orz と見せかけて最後の最後でやってくれた。 本性現してる時の毒舌が最高。
[[01111539]] <<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 ありきたりな学園ファンタジーものと思いきや、世界観や魔法など細かく設定されておりそれが世界に厚みを持たせている。 また登場人物の相関も細かく作られているようで、それが作中内で時間の厚みをましているように思う。 特に過去のキャラクターが大人になって再登場している、なんてのは個人的に好きなので。 また、戦闘のシーンもあり盛り上がりも充分。良作といえます。 <<黄昏色の詠使い II 奏でる少女の道行きは>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 正直、前作と比べてみると話の盛り上がりに欠けると言わざるをえないですけど。 学園以外の世界観が描かれ、次の巻への期待は持てます。 <<マリア様がみてる クリスクロス>> 【著:今野緒雪/絵:ひびき玲音/レ:コバルト文庫】 宝探し編ということで、そんなに盛り上がる話ではないのですが最後の終わり方は・・・また、いい所で。 あと、作中の祥子様と瞳子のイラストが特に良くてね。 志摩子さんのカードを一緒に推理するのも一興です。 <<マリア様がみてる あなたを探しに>> 【著:今野緒雪/絵:ひびき玲音/レ:コバルト文庫】 今まで長いこと続いてきた瞳子編の終わりを飾るに相応しい綺麗なお話です。 最後のバスでの小旅行も映像的にも綺麗ですし。長いマリみてシリーズの中でも上位に入る良作ではないでしょうか? <<涼宮ハルヒの分裂>> 【著:谷川流/絵:いとうのいぢ/レ:角川スニーカー文庫】 今までも敵勢力の存在は描かれていましたが、今回は正式に正面に出てきて新たな展開がスタートしました。 っーか、あー長門がくぁwせdrftgyふじこ 続きが気になります。
[[01107789]] ○<<哀しみキメラ IV>> 【著:来楽零/絵:柳原澪/レ:電撃文庫】 1巻では『微妙』との評価が多かったこの作品も、巻を重ねる毎に面白くなっていき 4巻で大化けに化けた。 主要キャラも脇役も丁寧に描写していること、広げた風呂敷をきちんと畳めていること。 そして哀しいけれど優しくもある物語は最後まで一貫していて、なおかつ綺麗に仕上げられている。 この巻まで読んで初めて、この作品が自分にとって大事なものであると気づかされた。 世界の中心で愛を叫びたいくらいの勢いで大ハマり。非常に面白かったので超イチオシです。 <<ぼくらの 〜alternative〜 (1)>> 【著:大樹連司 原作:鬼頭莫宏/絵:鬼頭莫宏/レ:ガガガ文庫】 原作が好きだから、という程度の理由で買った今作だが、ただのファンアイテムには終わらなかった。 原作の根幹である重要な設定はきちんと踏襲しつつ、見事にオリジナルストーリーへと昇華させている。 普通は嫌味になりがちな小説オリジナルキャラも違和感なくマッチし、また原作から持ち越しのキャラも 漫画とは違う展開を歩みながらもキャラの性格にブレがなく安心して読める。 ただ残念なのは文体がト書きっぽいせいで『小説』というよりは『脚本』を読んでいるような感覚になってしまうことか。 <<トリックスターズC PART1>> 【著:久住四季/絵:甘塩コメコ/レ:電撃文庫】 <<トリックスターズC PART2>> 【著:久住四季/絵:甘塩コメコ/レ:電撃文庫】 これは二冊で一つの物語なので同時に投票しなければなるまい。 自分はいわゆる『ミステリ』と呼ばれるジャンルをあまり読まないので推理ものとしての評価には言及しないが 今作は群像劇として非常に良くできた内容だったように思う。 そしてそれぞれの視点をそれぞれのキャラに語らせるのではなく、主人公という語り手/騙り手を通すことによって 時系列の混乱さえも巧く物語のスパイスとして取り入れられており、とにかく先を読みたくて仕方がなかった。 ちょっと終盤があっさりしすぎていた感があったのは否めないが、全体としては良作。 あと一作が決めらんねー。 いろいろと読んで面白かったものはあるけれど、心を掴まれたのは意外と少なかったなぁ。 なので今回はこの4作で。
[[0151042]] <<くじびき勇者さま 4番札 誰が女神さまよっ!>> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 とにかく面白く、設定がしっかりした小説。 世界観の隅々まで作者が神経を張り巡らしていることがわかる一品。 超オススメ <<バカとテストと召喚獣>> 【著:井上堅ニ/絵:葉賀ユイ/レ:ファミ通文庫】 とにかく勢い勢い勢いといった作品。 バカofバカの称号にふさわしい一品。 ジェットコースターという形容が多分ぴったり
118 :
116 :2007/07/16(月) 22:19:50 ID:sIcz6+Xp
キャラ賞 {{早瀬綾佳}}(哀しみキメラ) べたべたしてなくてカラリとして男前。 決して完璧な人間じゃないし、欠点だって勿論あるけれど、それでも格好いいと言える。 悪い意味での女臭さがなく、嫌味のない良いヒロインだった。惚れる。 {{天乃原周&手鞠坂幸二}}(トリックスターズ) 良いボケとツッコミ。熱血ボケ手鞠坂とクールツッコミ周。実に良いコンビです。 思えば親友設定の癖に二人が一緒に行動したのってCが始めてなんだな。 無印からこのコンビに萌えの匂いを感じていたのは間違いじゃなかった。うん。 {{手塚光}}(図書館危機) 苦労症の次男。子供嫌いというところに個人的に共感……。 まあ、なんだ。いろんな意味で、ガンバレ!
[[01125651]] <<哀しみキメラ IV>> 【著:来楽零/絵:柳原澪/レ:電撃文庫】 完結してから1巻〜4巻を読んだので、できれば全部投票したいけど そうはいかないので四巻を。 哀しいけど明るい、前向きだけどせつないシリーズでした。 <<連射王 〈上〉>> 【著:川上稔/絵:----/レ:メディアワークス】 <<連射王 〈下〉>> 【著:川上稔/絵:----/レ:メディアワークス】 STG。 高校生が熱中するものとして、 それも、命を賭けてると言っていいほどに熱中するものとしては、 これ以上ないくらいに非生産的なシロモノ。 でも、だからこそ、妙に惹かれる。 考えてみれば野球だってただの球遊び。 価値があるから一生懸命やるんじゃない。 一生懸命やるから価値があるんだ。 そんな言葉が胸をよぎる。 <<酸素は鏡に映らない>> 【著:上遠野浩平/絵:toi8/レ:講談社ミステリーランド】 迷ったけど、個人的に楽しめたので一票。 ブギーポップ読んでないとどうなんだろう。 でも俺は読んでるし、楽しめちゃったから無責任に一票。 読んでなくても意外にいけると思うんだけど。
120 :
119 :2007/07/17(火) 00:49:07 ID:aLV7+sS+
[[01131892]] <<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 新人の受賞作にありがちな構成などの粗はあったもの、それ以上の「何か」を見せた俊作。 数奇な生涯を辿った名も無き天才名詠士が、かっての「約束」が結実したとき それは無情な世界をも覆すかのような可能性を感じさせた。 決して安易な救済に流れることなく、しかし絶望に屈服することなく 切ない「終わり」の先にも「これから」があることををみせた、苦く爽やかな物語に一票を。 <<“文学少女"と穢名の天使>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 前作ほどのインパクトはないものの、シリーズ全作の中でもっとも凄惨な事件ぶりと 琴吹さんの乙女っぷりwが拮抗するバランスが素晴らしい。 重苦しいのに読後の後味が決して悪くないというこの絶妙の匙加減に作者の安定した筆力をみる。 前作でもみせたモチーフ(ラウル-クリスチーヌ-ファントム)と作品世界での現実との多層性が見事。 (水戸さんの彼と水戸さんと音楽の天使、琴吹さんと水戸さんと音楽の天使、 そして、琴吹さんと心葉と遠子先輩)よくこんなん書けるよなと感服。 <<とらドラ 4!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 いつもながらの爆笑小ネタ集な前半から、しんみりとしたラストの落差がいい。 シリーズの転機となりそうな悪寒でぞくぞくする。 高須の好意に気付いたみのりん、そろそろ本気になりはじめた亜美 そして、いつか高須の隣から離れることになるかもしれないという事実に気付いた大河。 三者三様の乙女の想いを乗せて、これからこの物語はどこにいくことになるのだろうか。
121 :
120 :2007/07/17(火) 00:56:52 ID:aLV7+sS+
↑すいません
>>120 は名前欄間違えました。無視してください。
<<暗闇にヤギを探して 2>> 【著:穂史賀雅也/絵:シコルスキー/レ:MF文庫J】
妙におだやかで個性的な作品ムードと、少女がある少年に抱く感情を
恋と気付いて告白するまでという普遍的な展開が見事にマッチング。
本当に女の子が可愛ければ、それだけで一冊の本になるということなのか。
ちなみに3巻じゃない訳は察してください……
<<モノケロスの魔杖は穿つ 2>> 【著:伊都工平/絵:巳島/レ:MF文庫J】
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま この本を読んで起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『おれは表をみた時点で女の子が大剣振り回すソードアクションを期待していたら、
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ どちらかというと東京湾沖怪獣大決戦で日本列島の化身が本州パンチだった』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何が起こったのか わからなかった…
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ 変設定だとか超展開だとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
いや、まじでこんな感じだったんですがコピペネタだけだと無効票にされそうなので補足w
私が知ってる限りで、ここまで作者やりたい放題なのに作者の自己満足に終わらず
エンターテイメントとして成立している作品を他ない。この一点においてあまりにも特異。
122 :
120 :2007/07/17(火) 01:00:10 ID:aLV7+sS+
今回は僅差の良作が多くて選ぶのに苦労しました。次点作は以下の通りで。 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸 【著:入間人間/絵:左/レ:電撃文庫】 戯言フォロワーの色彩は強いものの、西尾にはもうあれは書けないかなと思ってる自分としては むしろ大歓迎だったこの作品。ただ、作者の力量を見極めるために次作を待ちたいので今回は見送り 人類は衰退しました 【著:田中ロミオ/絵:山崎透/レ:ガガガ文庫】 萌えにも頼らずアクションバトルに走らず、独自の世界を描いた点を評価。 何気に歴史とか文明学とか人類学とかにつながりそうなとこは興味深い。 ただ、まだ真価をみせてない気がするので今回は見送り くじびき勇者さま 3・4 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 あいかわらず薀蓄は楽しいしメイベルは可愛い。 ちなみにちょっとパンに霧吹きしてトーストはやってみましたが本当においしかったです。 ただ、インパクト的にあと一歩かなという感じ。 バカとテストと召喚獣 1・2 【著:井上堅ニ/絵:葉賀ユイ/レ:ファミ通文庫】 本人が大真面目だからこそ、バカに笑いの神様が降りてくる。 バカキャラが出てくるラノベは多いが、バカを正面から扱った作品は案外とないものである。 散々、5作に残すかどうかは悩んだのですが、ほんのわずかな好みと思い入れの違いで見送り。すまん。 マテリアルゴースト 4・5・0 【著:葵せきな/絵:てぃんくる/レ:富士見ファンタジア文庫】 完結おつかれー。会話中の小ネタとか回想と時間軸をいじることによる叙述トリックとか 技巧的に楽しめる面は多かった。ただ、要素が多すぎてごちゃごちゃしすぎてたかも。 そこが持ち味ともいえなくもないから紙一重なんだけど… 次作に期待。
123 :
120 :2007/07/17(火) 01:02:18 ID:aLV7+sS+
続いてキャラ賞を。 {{真儀瑠紗鳥}}(マテリアルゴーストシリーズ) 実にもったいなかった先輩キャラその1 黒髪ロングストレートの完璧キャラなのに! いや、ユウも鈴音も嫌いじゃないけどさ! 両思いだったのにタイミング失したがゆえに恋人同士に なれなかったとこが不憫で同情を誘う。 あの奇矯な言動の裏側の純情乙女っぷりに完敗。 {{千早千歳}}(暗闇にヤギを探して2・3) 実にもったいなかった先輩キャラその2 黒髪ロングストレートの完璧キャラなのに!(またそれか) いや、ツンデレ幼馴染キグルミーも嫌いじゃないけどさ! 世間的には完璧超人扱いなのに、意外とダメっぽいとこが ほっとけない感じで実に萌え。「少々」がわからないとかさ。 こんな人に告白されて陥落しない主人公なんて…ああ無情。 {{櫛枝実乃梨}}(とらドラ4!) 櫛枝シードディスティニーから悩める乙女まで幅広い活躍をみせたみのりん。 やっと高須の真意に気付いて、これで真に舞台にたったといえるか。 ただの天然元気少女に終わらないあたりが、女性は男性にとって 永遠の神秘だと気付かせてくれる。
124 :
120 :2007/07/17(火) 01:12:32 ID:aLV7+sS+
キャラ賞の続きです。 {{琴吹ななせ}}(“文学少女"と穢名の天使) ツンデレからしまぱんまで幅…狭いかなw いや、だがそれがいい。 本来、裏表があるがゆえに成立するツンデレキャラが 作中でいちばんわかりやすいキャラというあたりが このシリーズの登場人物の業が深いところではありますが、 主役である文学少女こと遠子さんや語り手の心葉まで どこまで自分を語ってるのか実は怪しい中で、 あまりにもわかりやすい彼女は一服の清涼剤といえる。 {{イブマリー・イェレミーアス}}(イブは夜明けに微笑んで) 過酷な宿命に屈することなく、一つの道に挑みつづけ やがてそれを極めることで永遠の存在となった彼女。 まさに栄光なき天才。その生き様に痺れる憧れる。 キャラ賞も他に魅力的な候補が多くて苦労しました。 うきゅーが激萌えだった地蔵あみさん(オオカミさんと“傘”地蔵さんの恋)とか 第一部最後にしてようやくイラスト化された極上ボクっ娘こと天乃原周さんとか。 くじびきシリーズのガーター聖職者メイベルさんとか。 有川浩の諸作品は女性がみんなベタ甘で可愛くて悶えます。 今期は本当に豊作でした。差をつけられないので逆にイチオシは無しになりましたが。 いやぁ、ラノベって本当にいいものですね(水野晴郎風に) それでは、また半年後に。
[[0115342]] <<人類は衰退しました>> 【著:田中ロミオ/絵:山崎透/レ:ガガガ文庫】 孤高のシナリオライターの初ラノベ。 独特の言い回しと、ん?と思わせる伏線の張り方の上手さが秀逸。 幾許かの毒を含んだ展開も面白く、グリム童話などに近い無邪気な怖さも感じられた。 <<くじびき勇者さま 4番札 誰が女神さまよっ!>> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 どこぞの馬鹿によって打ち切られた作品の鬱憤を晴らすかのような出来。 作者独特の薀蓄によって構成される、しっかりとした世界観はまさに一つの完成形。 そして、今回は今までほとんど無かった恋愛要素がちょっとだけ出てきました。 そのちょっと、まさに痒い所に絶妙に手の届かない程度の要素によってまた次巻が楽しみな作品。
[[01241812]] <<扉の外>> いつ、疎外されるのか、不満の捌け口になるのか。 閉鎖状態での心理や人間関係が、ある意味ホラーを感じさせて面白かった。 <<なつき☆フルスイング! ケツバット女、笑う夏希。>> 失ってしまった夢や希望を忘れきれない、その心の隙を夢魔に取り憑かれた子達。 夢魔に取り付かれている間は失った夢がまた叶うようになるが体は蝕まれていく。 そして、一度叶った夢や希望がもう一度打ち砕かれる、 基本鬱、しかし救いのある作品になっていて、好感触だった。 タイトルと絵が惜しまれる作品。 <<オオカミさんと“傘”地蔵さんの恋>> オオカミさんのかわいさ全開!オオカミさんのデレっぷり!甘アマだよ! もうそれだけで幸せになれた一冊。 <<とらドラ・スピンオフ! 幸福の桜色トルネード>> 徐々に近づいていく距離。すれ違う思い。お互いの気持ちを確かめ合うクライマックス。 というストーリーが!もう甘アマだよ!ニヤニヤが止まらないw <<プリンセスハーツ 〜麗しの仮面夫婦の巻〜>> せっかく彼女と結ばれるために弟を蹴倒して大公になったってのに、 実は身代わりが送られて来るとは...っていうところは別にどうでもいい。 主役は身代わりのジル!まさしくクーデレ。だって表情が変わらないし。 でも、ルシードのため、いろいろ手を回したりしている(けれど伝わらない)その姿に萌える! 本当は思い人がいるってところはちょいと描写不足を感じたけど、感じるがゆえに 一番続きが気になっている作品。 もし、ジルの思いがルシードに伝わったら、と想像するとゴハン3杯はイケル
127 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/19(木) 12:06:13 ID:lxEwOS0h
[[01265016]] <<サマーバケーションEP>> 【著:古川日出男/レ:文藝春秋単行本】 夏休み。僕たちは、海を目指して歩き始める。 井の頭公園から東京湾まで、神田川の源流から終点まで。 相貌失認の青年、モーレツ仕事に疑問を感じたサラリーマン、リストカット癖の少女。 三人の冒険は、様々な人を加え、そして別れ、海まで続いていく。 たった二日間の、永遠の終わらない夏休み。 「消えないで、ここにいます」 <<骸骨ナイフでジャンプ (4) ナイフのヒミツとブラックモジャーの宝>> 【著:阿智太郎/絵:宮須弥/レ:電撃文庫】 信者だ何だと言われようが、毎回阿智作品には投票します。 今回の主人公は、顔と体系はポヨンポヨンの癒し系、でも能力はハイスペック。 そんな彼の異世界の冒険もこの間で最終回。 謎解きもあり、それなりに盛り上がります。 手のひらサイズの、それでも捨てられない物語。 <<青年のための読書クラブ>> 【著:桜庭一樹/絵:----/レ:新潮社】 読書クラブのクラブ誌に記された、聖マリアナ学園の百年の裏歴史。 清らかな乙女達になれなかった異形の少女達の、いわば「裏マリみて」。 少女達の醜く残酷な面にフォーカスを当てるのかな、と思っていると、途中からやたらポップになります。 南の朽ちた赤煉瓦の部室に避難した少女たちの小さな世界は、現実が少したわみ歪んだような事件に溢れます。 しかし、それは不器用にしか成長できなかった、異形の少女達のその心の世界。 不恰好で、決してバラ色の学園生活とは言えないけれども、それでもかけがえのないこのひと時。
128 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/19(木) 12:44:03 ID:lxEwOS0h
[[01265016]] 続きです。 <<狼と香辛料 IV>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 この巻は、どちらかというとホロとロレンスの仲は安泰。 その意味では多少緊迫感に賭けるかもしれませんが、掛け合いの面白さは相変わらず。 そして、今回はエルサとエヴァンのカップルの微笑ましさも加わり、ニタニタしっぱなし。 終始ニヤニヤさせられながら、いつの間にかホロリと来させる良作です。 <<とらドラ 4!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 動き出した物語。加速度的に盛り上がります。 夏休み、みんなと過ごす海辺の別荘。 何かが変わるには十分なシチュエーションでしょう。 今まで良く見えなかった実乃梨の内面にも焦点が当たり、キャラクターの造詣がぐっと深まりました。 最後の花火のシーンの美しさは圧巻。 誰もがその心の中に痛みを抱えていて、それでも不器用に歩みを進める少年と少女達の物語。
129 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/19(木) 12:54:52 ID:lxEwOS0h
あ、一押しを投票するのを忘れていました。 もし可能ならば、 ○『とらドラ 4!』でお願いします。 そして、投票した直後に誤字発見。 異世界の冒険もこの間で最終回→この巻で 多少緊迫感に賭ける→緊迫感に欠ける でした。
dion規制のせいで、コード取得から書き込むのに1日かかった…… [[01235984]] <<魔女を忘れてる>> 【著:小林めぐみ/絵:----/レ:富士見書房 style-F】 家庭に複雑な事情を抱える小学生たちが入り浸っていた魔女の小屋。結局魔女は大人たちによって 退治されるものの、それから数年後、高校生になった主人公たちの元に魔女は帰ってきた。 町で起こる連続殺人事件は本当に魔女の仕業なのか。あの時、本当に魔女は死んだのか。 そもそも、魔女は本当に何かしら特別な力を持っていたのか。主人公たちが目の前の事態に 混乱するのにシンクロして、読んでいるこちらも劇中で起こったことが現実なのか虚構なのか 分からなくなっていく。小林めぐみの新境地。うだるような暑さの夜にどうぞ。 <<カナスピカ>> 【著:秋田禎信/絵:----/レ:講談社】 良質なジュブナイル。人と比べて少し不器用な少女・加奈が、墜落してきた人工衛星・カナスピカとの 交流を通して、少しずつ、少しずつ変わっていく。元々違う世界観に生きている加奈とカナスピカ。 噛み合わない会話劇というのはオーフェンの頃からこの人のお手の物ではあったけど、それを こういう風に使うとは思わなかった。ボリュームの少なさ、というのはうまくまとまっているということの 証明だけど、反面物足りなさを覚える人もいるかもしれない(ハードカバーだしね)ので、そういうのが 気になる人は図書館を利用してでもいいから読んでほしい。 <<でかい月だな>> 【著:水森サトリ/絵:----/レ:集英社】 友人とバイクで遠出した夜、何の前触れもなく崖から突き落とされた主人公。 一命を取り留め、退院して再び学校に通いだしてみると世界はその形を少し変えていた。 すばる新人賞受賞作だけど、眼帯つけてる不思議少女気味のクラスメイトとか、 "錬金術師"を名乗る秀才の友人とか、造型がやたらライトノベル的。読んでてなかなか楽しい。 でも全体的な筋は結構純文学っぽくて、妙な読後感を味わった。 なんとなく単行本で統一してみた。
131 :
130 :2007/07/19(木) 15:35:30 ID:IXZm8/nC
キャラ賞 {{古屋佐保・菜保}}(魔女を忘れてる) 幼馴染以外眼中にない、どこか危うげな雰囲気のある双子。 ミステリーってこういうキャラ多いですよね。 {{横山かごめ}}(でかい月だな) ツンデレ不思議少女。二面性が面白い。 {{龍華}}(封仙娘娘追宝録) 主役を食いつくしかねない大暴れ。 {{理渦器}}(封仙娘娘追宝録) 上の人とは対照的に……。キャラ的には美味しい、のかなあ。 {{妖精さん}}(人類は衰退しました) 愛らしいけどすごい技術力を持った奴ら。 種族単位での投票はアリなのかしら、と思いつつ。 駄目だったらサックリ排除しちゃってください。 あ、コードは一行目に入れなきゃ駄目なんだっけか。すいません。 もしアレだったらやり直します。
eoもようやく規制解除、長かった [[01278645]] ○<<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 魔法ものだから敬遠してたんだが、食わず嫌いだったようだ まだ存在しない「夜色」の歌い手を目指す少女と、五色の色をマスターしなければならない「虹色」の歌い手を「少年」が 互いにした約束を果たそうとする物語 それぞれの登場人物が奮闘し、成長していく過程は読んでて燃えるものがあり、 最後は、本当にせつなくて奇麗に終わったと思う。 イラストもヨカッタ! <<EX!>> 【著:織田兄第/絵:岩政宇騎/レ:GA文庫】 悪の組織が崩壊した世界で、残された改造人間や、その特殊な遺伝子をもった2世達の物語 改造人間達は世界征服を目指すのやめ、反対に社会に認めてもらうため地域密着型の災害救助、ボランティアなどをして社会貢献をするようになる 反対に正義のヒーローは、快楽のためだけに改造人間の残党狩りをするような奴がでるなど立場逆転 戦隊モノで、悪役一人に対して、五人がかりで挑む正義のヒーロー そんな展開を悪役側から見た感じを味わえる 燃える展開と、改造人間のその後の独自の見解がおもしろかった。 つなみにヒロインはクモ女
133 :
132 :2007/07/19(木) 18:08:14 ID:o65x05Yj
<<とらドラ・スピンオフ! 幸福の桜色トルネード>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 とらドラの外伝としての作品だが、おもしろかった。 本編とは違い、ややこしい関係は一切なし、少年と少女の淡い関係のみである ただ、キャラの掛け合いがおもしろい 不幸少年や、生徒会長がいいキャラをしている 本編での主要キャラのエピソードもあるので、まったくの外伝ってわけでもない まあ、軽く楽しめる作品 <<冬の巨人>> 【著:古橋秀之/絵:藤城陽/レ:徳間デュアル文庫】 歩き続ける異形の脊に築かれた都市で暮らす少年と そんな都市の外で出会った少女との不思議な物語 独自の世界観が楽しめる作品だと思う。 少し、「ジブリ」っぽい感じがある ただ、もう少し長く書いて欲しかった・・・ 上下巻にわけるぐらい 他にも何冊か読んだけど、今回はあんまり読んでないから こんだけしか投票できない
[[01301934]] <<人類は衰退しました>> 【著:田中ロミオ/絵:山崎透/レ:ガガガ文庫】 淡々と時が進む穏やかな薄いゼリー状の膜が張ったような、人類が滅亡しかけているというのに 緊張感皆無でメタボリックなビールっ腹のような緩みきった世界観(衰退ということで、既に諦めの境地だったりするのかもしれませんが)と、 とことん我が道を行く(逝く?)マイペースな各登場人物達。 嫌いではないです。むしろ好きです。頭に大が付いてしまうほどに。 PBMやエロゲ畑で培った妖精さん達とのアレゲな会話はさることながら、 おじいさんとのデタラメな会話や寮母との闘争劇もホント実に自分好み。 「限りなく駄目思考だなぁ。」などと微笑ましくもニヤニヤしながら読み耽ってしまいました。 中盤〜後半にかけては大分テンションが上がってきたのか、ロミオ氏が本来持つ黒い毒素的なモノも感じさせるようになって、 衰退が持つ世界にダイブさせられて、一気に読ませるだけの爽快感がありました。 没頭し過ぎて私、お国がわからなくなっちゃうッ!! 『おたま☆まっしぐら』や『CROSS†CHANNEL』のような、ナタや斧でバッサリと切り付けられる感覚ではなく、 カミソリやアイスピックなどで傷付けるような感覚でしょうか。
135 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/20(金) 13:58:39 ID:gMa3uxQD
[[01280666]] ○<<とらドラ・スピンオフ! 幸福の桜色トルネード>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 狩野姉妹いいキャラですねぇ。 本編キャラの裏話なども出てくるので本編既読推奨ですが、 こちらから入っても問題はないと思います。 ただ、ニヤケてしまうので電車とかでは読めないw <<人類は衰退しました>> 【著:田中ロミオ/絵:山崎透/レ:ガガガ文庫】 田中ロミオさんの文を読むのはCross†Channel以来ですかねぇ、 メルヘンな感じがとても新鮮に感じられました。 作風は違えど、ところどころにロミオさんらしさもあり 思わずニヤリとする場面も。 <<狼と香辛料 IV>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 相変わらずホロに萌えます。派手なバトルはなくとも 水面下の心理戦にいつも手に汗を握る。 <<ゼロの使い魔 11 追憶の二重奏>> 【著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/レ:MF文庫J】 タバサが長門に見えてk(うわーなにをするー <<涼宮ハルヒの分裂>> 【著:谷川流/絵:いとうのいぢ/レ:角川スニーカー文庫】 ここ最近いまひとつな感じだったんですが分裂は面白かったです。 続編となる驚愕にも期待。
136 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/20(金) 14:22:01 ID:gpYw6qgG
[[01312368]] ○<<殺×愛 7 ―きるらぶ SEVEN―>> 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】 尻上がりに面白さが増していった感のあるシリーズの堂々の完結。設定的に大体予想は付いてたけど、ここまで来たらヒロインがツンデレどころか、完全にデレまくりです。 書き下ろしのおかげで、なかなかに後味の良いハッピーエンドになってほっとした。設定からしてハッピーエンドのほうが似合うと思うし。 <<GOSICKs III ―ゴシックエス・秋の花の思い出―>> 【著:桜庭一樹/絵:武田日向/レ:富士見ミステリー文庫】 桜庭さんの他の作品に比べると派手さはさほどないけど、だからこそかえってほのぼのさが際立つシリーズ。花言葉をテーマにしたことで、短編に相応しい統一感があって良かった。 ヴィクトリア分がやたらと高い気合の入ったイラストだけでも「買い」だああああ! <<涼宮ハルヒの分裂>> 【著:谷川流/絵:いとうのいぢ/レ:角川スニーカー文庫】 「陰謀」「憤慨」は自分的にイマイチだったけど、新キャラ大量登場&急展開で一気に見所が増してきた。 パート分裂が始まったことで、今後の本格的なSF展開に超期待。まだまだこのシリーズは見捨てられない。 <<DDD 1>> 【著:奈須きのこ/絵:こやまひろかず/レ:講談社BOX】 「空の境界」以上に読みやすくなり、なおかつ狂気度激増。 兄を殺そうとする妹キャラで物理的なホラー、他人のアイデンティティを奪う姉キャラで心理ホラー。 なんという負のバランスの良さ!萌えキャラすらも狂気の主体者! <<刀語 第三話 千刀・鎩>> 【著:西尾維新/絵:竹/レ:講談社BOX】 どの巻も見所はあるけど、「究極の消耗品という観点で作った千本の同一の刀」という設定が際立っていたこの巻を推します。 見開きの千本の刀の密集に久々に鳥肌が立ちましたよ…。数の力ってのはやっぱりインパクトがある。 あとお姫様だっこ、イイねーイイねー。 良作が多かったので選考に結構迷いました。 僅差で「なつきフルスイング」… タイトルや挿絵からは想像も付かない、重いストーリ(特に後半部)だったなと。
[[01222454]] <<殺×愛 6 ―きるらぶ SIX―>> 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】 中盤から、鬱展開まっしぐらだったこのシリーズ(いや、最初から鬱展開あったけどさ)。 完結記念で一票(だけど最終巻には投票しないw)。 本編よりも一番最後のショートショートに萌えたので6巻に。 ホントににゃみすけ主役の番外編出してくださいお願いします。 そして、あとがきに毎度毎度にゃみすけ描いてくれるG・むにょ氏。最高です。 <<サクラ上等。>> 【著:三浦勇雄/絵:屡那/レ:MF文庫J】 <<サクラサク上等。>> 【著:三浦勇雄/絵:屡那/レ:MF文庫J】 前後編の感想はまとめてもおkだったよね? 大団円上等でご都合主義上等なラストだった本作。 熱血上等な主人公とか、魅力的な脇役連中とか、読んでて気持ちよかった。 そして、肉体的にチェリ男じゃなくなった鉄平。おめでとう氏にやがれこんちくしょう。 ところで、脱力系のテーマソングって「チャーン チャチャチャチャ チャラララーン……」 の曲って勝手に思ってるがどんなのなんだろうか……。 <<ゼロの使い魔 11 追憶の二重奏>> 【著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/レ:MF文庫J】 大筋のストーリーなんてどうでもいい。ルイズのツンデレさえあればそれでいい。 そんな感じであいかわらず続くシリーズ。 ここまで引っ張ってもまだツンがあるってのがすげー。 あげくにサイトまでツンデレが強くなってきたしw 驚きの展開とか張り巡らされた伏線とか要らないんで、是非ともこのまま突き進んで欲しい作品。 <<とらドラ・スピンオフ! 幸福の桜色トルネード>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 俺、不幸な主人公好きだなぁ……。 というわけでスピンオフ。本編とどっちにしようか迷ったがこっちで。 外伝でもこんだけの作品書けるゆゆこ氏すげーよ。 天然でかわいい妹。そして男前な姉。この二人に囲まれた幸太は幸せそうだなぁ……不幸なんだけどw
138 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/20(金) 22:11:44 ID:8EH60CrI
[[01359200]] <<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 一見ありがちな題材を使ってとんでもなく斬新な世界観を構築した世界観がすごかった。 召喚も学園物も世に溢れてるけど、それに「色彩」と「歌」を組み合わせて、さらに作者特有の詩的な文体が 織り合わさってとても「面白い」作品になっていた。 本の中から音楽が聞こえる!色が見える!そんな体験初めてだ。 約束の二人もそうだけど、ちびっ子の夜×赤ペアもほほえましくていい。 とにかくあれだ、最後まで読んで欲しい。最後まで読んだ時に初めて理解できるタイトルの意味に 涙する一作。 <<マテリアルゴースト 0>> 【著:葵せきな/絵:てぃんくる/レ:富士見ファンタジア文庫】 ファン待望の短編集。巫女さんだのナースだのウェディングドレスに制服。 ありとあらゆるコスプレ(?)が入り乱れてのラブコメがここまで来ました。 最後の書き下ろしの蛍争奪戦は先輩に勝って欲しかった、それだけが唯一の心残りかも。
[[01333489]] ○<<レジンキャストミルク 7>> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 前巻のフラグが全く予想どうりに炸裂したにもかかわらず、やっぱり 泣けてしまう作者の技量に脱帽。今回は特にキャラが良く最後の最後でようやく 素直になったみっちゃんと初登場から最早原型を全く留めていない在亜の 存在感が異常。最終巻が現在最も楽しみなシリーズです。 <<とある魔術の禁書目録 (13)>> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】 相変わらずコテコテでは、あるが今までと違うのは二人の英雄がそれぞれ 対照的な立ち位置をとることを明確にしたからだろうか。全シリーズの中で 個人的に一番熱くてよかったです。 <<マテリアルゴースト 5>> 【著:葵せきな/絵:てぃんくる/レ:富士見ファンタジア文庫】 祝 完結!で一票。最終的にはややご都合主義的なところもややあったが どこか物悲しくて、しかし救いのあるラストにすっかりやられてしまった。 次回作にも期待しています。 <<私の愛馬は凶悪です>> 【著:新井輝/絵:緋鍵龍彦/レ:ファミ通文庫】 作者の別レーベルのシリーズに極めてよく似ているがキャラとイラスト はこちらの方が遥かに好みということで一票。相変わらず全てのキャラクター の常識がぶっ壊れてるのがこの作者の持ち味だと思いました。 <<灼眼のシャナ XIV>> 【著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/レ:電撃文庫】 起承転結の転のラストに当たる今作は文字どうりぶっ飛び展開でした。 かなり間があいたので、一刻も早く本編の続きが読みたいということ での一票です。
140 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/20(金) 22:54:49 ID:JdVnzcOH
[[01345412]] ○<<とらドラ 4!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 今回はみのりんが大活躍。 今までただのおもしろキャラで恋愛とは無縁と思われていた彼女だが、一気に最前線へ。 ラストの抽象的で幻想的な表現は流石と言ったところ。この巻でみのりんをますます好きになった。 この後どのような展開にもっていくのか、ゆゆぽの腕の見せ所である。 <<とらドラ・スピンオフ! 幸福の桜色トルネード>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 その名の通り本編のスピンオフ作品。 不幸体質の幸太と無防備エロのさくらが織り成す純愛物語。読んでるこっちがニヤニヤしてしまう場面多数。 さくらの可愛さは異常。エロさも異常。幸太の青春一直線な感じもいい。そんな二人を見ているとつい二人の恋を応援したくなる。 本編を読んでいない人にも是非おすすめしたい。
[[01394275]] 面白味のないラインナップになってしまったけど。 ○<<BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 正直な所、前巻までは「切るほどつまらなくもないが、大好きというほどでもない」と思いながら買ってました。 それが今巻で大転換。何だこの怒濤の展開。終始かぶり付きで読みました。そして目が離せない今後。 Dクラも1巻はあまり気に入らなかったクチだったので、自分的にはお約束というか、期待してても裏切られない作家さんというポジションになりそう。 <<流血女神伝 喪の女王 6>> 【著:須賀しのぶ/絵:船戸明里/レ:コバルト文庫】 物語も終盤、相変わらず濃くて読ませます。すっかり落ち着いた雰囲気のラクリゼと、淡々と為すべきことを為すエド。戦士交替、世代交代感がひしひし、ひたひたと。 そしていつもながらカリエの前向きパワーは凄い。吐くほど、気絶するほど拒絶反応が出る所へも向かおうとする姿勢、悩み迷い足掻きながら進む姿に打たれます。 <<フルメタル・パニック! つどうメイク・マイ・デイ>> 【著:賀東招二/絵:四季童子/レ:富士見ファンタジア文庫】 これも前巻で内容的に少々トーンダウンしたところからの逆転開始で否が応でも燃える展開。こういうのは素直に巧いなと。しかし主役コンビよりテッサやTDDの面子の方により燃えたかな
141 つづき <<陰陽ノ京 巻の五>> 【著:渡瀬草一郎/絵:洒乃渉/レ:電撃文庫】 久方振りでも変わらぬしみじみじんわりした味わいの語り口。しかし主人公組はもとより、晴明も梨花さんも奥が深いな。吉平・貴年組も相変わらず微笑ましくて嬉しい限り。 <<彩雲国物語 青嵐にゆれる月草>> 【著:雪乃紗衣/絵:由羅カイリ/レ:ビーンズ文庫】 出来すぎヒロインマンセー感は確かにあると思うけども、それでもやっぱりこれでもかと襲い来る困難イジメにきっちり立ち向かう秀麗には脱帽です。会社、上司、同僚等に鬱憤溜まってこんちくしょーと思っている時には随分元気を頂戴してます。カラ元気かもしれないけど 選外ですが。 <<護くん(11)>>後半は今までの積み重ねが活きてきて良かった。 このスレで知って読み始めた<<鋼鉄の白兎騎士団>>もなかなか。もう少し中味絞って描かれると更に面白くなると思う
143 :
1/4 :2007/07/21(土) 04:25:15 ID:o8aAKApa
[[01405288]] <<円環少女 (5) 魔導師たちの迷宮>> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 ロリのために地獄へと向かう。それを漢といわずなにを漢といおうか。 魔法使いに地球を“地獄”と呼ばれるのを拒否し続けた仁が 地獄のような環境へと自らを向かわせる。メイゼルのために。 しかし、その決断は地獄ではない。 その行動にむかわせた感情を持ちその決断を行った仁は まさに地獄へ向かいつつも人間として真に地獄の住人ではない。 世界が地獄と呼ばれるのを否定し続ける人間のままだ。 来て欲しくない“いつか”、それが来てしまった。 それが故に“いつか”しなければならなかった決断につながった。 この先はどこにたどり着くのか。 それぞれの思惑と正義と願いがぶつかり合ってどこに至るのか。 この絡まりあった物語に魅せられてしょうがない。 <<銀月のソルトレージュ 2 金狼の住処>> 【著:枯野瑛/絵:得能正太郎/レ:富士見ファンタジア文庫】 銀月1巻のサブタイトルはひとつめの虚言。 この巻中盤から終盤へと、それこそ嘘が暴かれていくほどに 物語へとぐいぐい引き込まれた。 すべてが暴かれ終わったときに、1巻含めセリフに別の意味があったと、 含んでいる意味指し示している意味が表のつながりだけでなく存在していて、 この展開に結びついているとわかったときの感動は なかなか味わう機会がなかったものだ。 1巻からの物語としてのつながり、明かされていなかった設定のつながり、 登場人物たちのつながりがすばらしい。 しかし2巻の帯は糞。あの帯をつけた編集は糞。 嘘ではないが、全体の内容からいえば正しく糞だ。と主張する。
144 :
2/4 :2007/07/21(土) 04:25:46 ID:o8aAKApa
<<バニラ A sweet partner>> 【著:アサウラ/絵:高山瑞季、曽我部修司 (シトロネット)/レ:スーパーダッシュ文庫】 女の戦う理由として過去にレイプしか思いつかないのか?この銃オタが。 というのが読み始めてちょっとの感想だった。 しかし二人の篭城以後は評価一転。 百合だってのがもちろんあるが、それよりも若さ青さがいい。 篭城は人を殺した結果であり、二人は警察に追われ囲まれている。 逃避行といえるほどの時間もなく篭城せざるをえなかったが、 それでも二人はその今がしあわせであると感じていた。 ひたすらに今の幸せを追い求め、確実な終わりが見えながらも 今幸せであることを少しでも長く、今幸せであることをひたすらに 受け止めようとする。 現実味のなさと逃げることかなわずという現実性との混ざりがいい。 ひたすらに駆け抜けた二人は常識からも世界からも抜け出そうとして、 一時的には抜け出すが、結局大人たちにより現実へと戻される。 しかし最後、現実のなかで前を向くことを選択する。 この若さ、青さと苦さがいい。
145 :
3/4 :2007/07/21(土) 04:26:17 ID:o8aAKApa
<<クジラのソラ 02>> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 どちらかというと3巻がまさに好みに入りまくりだったのだが、しかしあえて2巻。 このシリーズは物語の展開と設定のスケール拡大が個人的にストライク。 宇宙規模で次元超えててゲームのためにそのたび宇宙作るという設定に ちゃんと理由があったり、人間側の思惑が宇宙人を巻き込んで世界のあり方と 関係を変えようとしたり、人間を超えて別存在にいったり イシカワケンなのがおもしろくて。 別存在になるのが主人公ではなく、物語の視点が基本残される側、 親しいものが変貌するのを横で眺めざるを得ない側なのがまたつぼにくる。 今変わっていく冬湖も過去に両親の変貌に取り残された側だったというのがまた。 そしてもう何よりこの2巻は方向を見失った雫と冬湖との会話がものすごく。 イラストもいい選択とタイミングでガチ。 1巻と受け責めが正反対で、対応した物語上の位置なんかも すごいおもしろいのだが、漂う雰囲気がもう。 裏側を知ってしまったことで自分の行動の意味と目標を見失った雫(勝気)が ゲームとその先を一途にみる冬湖(天然)に、1巻と正反対の形で、 引っ張り上げられ立ち直る。 普段の関係がひっくりかえって天然が積極的にせまるのがもうほんと!!!
146 :
4/4 :2007/07/21(土) 04:26:48 ID:o8aAKApa
<<くじびき勇者さま 3番札 誰が聖女よ!?>> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 ようじょな4巻もいいが、薀蓄分はこちらが好みだったので。 ドラゴンをでっかいトカゲとしてきっちり設定したのがつぼ。 行動がしっかり変温動物で、それがゆえに気候によって生息域が制限されていて、 それが人の生活圏・歴史・宗教にも反映して登場人物の動き回る世界のありように 影響を与えている、という因果が楽しくて。 また、くじびきで決まるという世界に懐疑を抱く人間が読者だけでなく 作中世界にも存在したり、統計論で研究したやつも存在したりってのもいい。 確かに確かにとうなづけてこれまた楽しい。 それでいて、だからやはりくじに因ってるはずなのにこの都合のよい物語進行は おかしいんじゃないかという疑問をうまく解消している。 物語の進行とご都合とが、宗教にまでなっているという設定と結びついて 主人公たちのくじびき結果へのなにかの関与という説得力を 見出せる形にもなっているのがなかなか巧み。 もともと1冊にするつもりだったのを3冊にして第一部としただけに この3巻で物語がきっちり一旦たたまれて、なおかつきれいに第二部への つながりが生じているのも読んでてなにか収まりがよい。 その他 BBB7と詠使い1をはずすのは悩んだが、その二つはけっこう 票が入ってるようなので。カナスピカは最後の収束だけを理由に 入れてもよかった。あと、地味でまだまだではあるが、 少年は、二度太陽を殺すもけっこう気に入った。
147 :
バッカス :2007/07/21(土) 10:12:57 ID:fRCLX5Rj
[[01429666]] <<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 「物語の設定やキャラクターのつながり等、物語自体の作りこみ方がよかった。 内容自体も面白かった。」【×3票】 <<黄昏色の詠使い II 奏でる少女の道行きは>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 「1巻とは違いエイダに焦点が当てられており、次はどのキャラクターを中心とした物語になるか楽しみです。」【×2票】
[[01437545]] <<陰陽ノ京 巻の五>> 【著:渡瀬草一郎/絵:洒乃渉/レ:電撃文庫】 空鐘完結のおかげでしょうか、久しぶりにでた渡瀬草一朗で一番好きなシリーズ。 今回も妖怪のおどろおどろしさ+主人公カップルの進展しないのがもどかしいほのぼの感がいい感じです。 オヤジな安倍晴明の妻、梨花の秘密が明らかに。こういうのも酔うと人が変わるっていうのかな <<108年目の初恋。>> 【著:末永外徒/絵:とりしも/レ:ファミ通文庫】 純愛モノです。妖怪モノです。と書くと陰陽に近いかと想像すると思うけど、全然違います。 こちらは正統派ジュブナイル 学園モノ。というか学校が主人公w 脇キャラは記号的ですが、そこがまたシンプルでいい。 続編の書きにくそうなストーリーでしたが、2巻がでてキャラに深みもでてきました。 <<扉の外>> 【著:土橋真二郎/絵:白身魚/レ:電撃文庫】 閉鎖空間脱出モノ。CUBEやバトロア、クリスクロス、クリムゾンの迷宮みたいな突然閉じこめられて云々っての好きなんです。 もう少し主人公を好人物にしてくれれば感情移入できたのになぁ、こういう主人公は最近の流行なんでしょうか。 これも続巻でて納得のいかなかった部分が少しずつ良くなってきました。 <<武林クロスロード>> 【著:深見真/絵:Rebis/レ:ガガガ文庫】 わけわかんないです。 武侠小説のように熱く、ゲーム(三国無双)のように敵をばったばったとなぎ倒し、伝奇小説のようなエログロもあり、エロ小説を超える独特な倫理観。 ここまで突っ走るとイヤらしさがなく逆に爽快です。 ○<<抗いし者たちの系譜 再始の女王>> 【著:三浦良/絵:KIRIN/レ:富士見ファンタジア文庫】 好きなシリーズの最終巻にイチオシの一票。 世界観を覆す新キャラが登場し、その少女を中心に怒濤の展開で進んでいきます。 知略を尽くした戦争描写、主人公達の最終決戦には興奮しました。ただカップルにほとんど何も進展がなかったのが残念。 少しあっけなかったけど全4巻のシリーズ全体としては楽しめました。長く続けてグダグダになるよりは良かったかもしれない。 次点は聖工の末裔、ガンバレードマーチ、EX、サクラサク上等etc
[[01441916]] <<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 魔法学園もの・親の遺志を継ぐ子・「音楽が色を持ち魔法となる」という設定はありがちなのは確かである。(例えば『テイルズオブジアビス』) しかしながらその「オリジナリティの欠如」をカバーするほどに読みやすい。個々人の心理描写もしっかりとしており今期一番の注目作ではないだろうか。 また、このような作品にありがちな「過去の遺物が暴走して」云々という流れになっていないのも好感触である。 <<扉の外>> 【著:土橋真二郎/絵:白身魚/レ:電撃文庫】 学生達が極限の状況で生活をかけた争いを始める。そのような作品である。 しかしその内容は現代の国際社会に酷似している。だらけがちな者・それを支えているふりをして支配する者・のけ者を作ろうとする風潮・ルールを知らないと生活すら脅かされてしまうという設定。 人物描写に説得力が無い、オチが投げっぱなしだ、というマイナス点もあるが推薦に値する作品である。 <<涼宮ハルヒの分裂>> 【著:谷川流/絵:いとうのいぢ/レ:角川スニーカー文庫】 設定に凝ったハルヒは名作となる。このジンクスは疑いようがない。『憂鬱』『消失』の例を見よ。 今回のハルヒは、パラレルワールドを扱っている。これがどのような結果となるかは下巻まで待たなければなるまいが、それでも期待してよいのでは。 また、古泉の女性版佐々木さんにも注目。 <<砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet>> 【著:桜庭一樹/絵:----/レ:角川書店】 祝ハードカバー落ち(?)。剣も魔法も超能力もない世界でのことなので現実感がひしひしと伝わってくる。 生きるためにお金に執着する少女と、生きるために嘘をつく少女。 桜庭一樹が一般文芸に挑戦するきっかけとなった作品を是非とも一般文芸の形で読んでいただきたい。 <<世界平和は一家団欒のあとに>> 【著:橋本和也/絵:さめだ小判/レ:電撃文庫】 ヒーロー者をパロッた作品。 ステレオタイプな悪人と、ステレオタイプなヒーロー。それに疲れる主人公達。 テーマは家族愛。地球より家族が大切なのは『イリヤ』からの伝統でしょうか。
[[01457785]] ○<<嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸>> 【著:入間人間/絵:左/レ:電撃文庫】 ヤンデレという言葉に反応する人にはまーちゃん 饒舌でリズムがいい語りが聞きたいという人にはみーくん 二人の関係をよく考えてみた時、幸せの背景は不幸、というのは言い得て妙。 問題作というほど問題作じゃない気がするけど電撃ということ考えればそうなのかもしれない。 カバー裏は必見。正直、本編より怖い。 <<とらドラ 4!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 みのりんイカス、の一言に尽きる、ギャグのセンスも秀逸だけど、それだけでなく 今まで愉快だが、内面が推測できなかったみのりんが一気に身近な存在になった。 アミも最初の頃の印象が嘘のように魅力的に。幽霊、非日常の存在の使い方がよい。 <<ムシウタ 08. 夢時めく刻印>> 【著:岩井恭平/絵:るろお/レ:角川スニーカー文庫】 6,7に続いて番外編っぽさがあるけれどもが、きちんと物語全体の筋が通っている所が上手い。 万屋、探偵、請負人、便利屋…など 何でも屋系は好きだし何時か出ると思っていたが、今回のは岩井らしい使い方であった。 <<刀語 第四話 薄刀・針>> 【著:西尾維新/絵:竹/レ:講談社BOX】 相手は最も美しく最も弱い刀を使う最も強い剣士、 決戦の舞台は武蔵と小次郎が死合った巌流島、 この巻の為に幾たびも複線が張られてきた、となれば燃えるしかないだろう。 一〜三話までは押さえ気味かと思ってきたけど、途中で読むのを止めるのは勿体無い。 キャラ賞 {{錆白兵}}(作品名:刀語) 日本最強の剣士。最強だとか最高だとか作中ではっきり銘打たれる人は好き。 何より(男なのに)口癖『拙者にときめいてもらうでござる!』が最強。 {{みーくん}}(作品名:嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸) とても優しい人。なのだけど、それを一生懸命隠そうとしているところが実にいいツンデレ。 死にそうで死ななかったり、天然ジゴロなのもポイント。
[[01431566]] <<マテリアルゴースト 4>> 【著:葵せきな/絵:てぃんくる/レ:富士見ファンタジア文庫】 中二病の中二病による中二病のための小説。 オサレとかそれに準ずる斜に構えたのカクイイーという中二要素を詰めに詰め込んで凝縮した小説の完結巻。 前巻の衝撃的なアレからの展開もなかなか面白く、まさに「ライト」ノベルと呼べる作品。 <<人類は衰退しました>> 【著:田中ロミオ/絵:山崎透/レ:ガガガ文庫】 児童書の雰囲気を纏いながら毒を含んだ一品。 寓話などと並べることの出来る出来ではないかと思う。 淡々としていながら読んでいてハッとさせられるのはエロゲで作者が培った力量ゆえか。
[[01469123]] <<円環少女 (5) 魔導師たちの迷宮>> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 学生運動家の行動原理、思想の裏付けなんてライトノベルで 需要があるとは思えないんですよ。でもどうしても必要なパートなんですよ。 逃げずに面倒くさがらずによく書いたなと。 こういう書き手がいる限りライトノベルはまだ大丈夫。 ○<<アリフレロ キス・神話・Good by>> 【著:中村九郎/絵:むらたたいち/レ:スーパーダッシュ文庫】 中村九郎の天才性が爆発したと思う。 一見普通の文体なのに圧倒的な密度と複層的な構造を持っていて、 それが物語と有機的に絡まり合うとここまですごくなるのか、と。 奇書の類に押し込まれるだろうけれどこれしかイチオシは考えられない。 <<人類は衰退しました>> 【著:田中ロミオ/絵:山崎透/レ:ガガガ文庫】 随所に小ネタが仕込まれたほんわかSF。 ほんわかしすぎで物足りない感もあるけど水準は高い。 物語を支えるうっすらとした退廃感にハマった。 <<冬の巨人>> 【著:古橋秀之/絵:藤城陽/レ:徳間デュアル文庫】 フルハシの人はこういうの書いてればいいのに。 巨人の背に乗っている、という世界を実に丹念に描いた良作。 SFのライトノベル化に嘆いてるSFファンとやらはこれ読めばいいと思うよ。
[[01496105]] ○<<人類は衰退しました>> 【著:田中ロミオ/絵:山崎透/レ:ガガガ文庫】 脱力ほのぼの系であるいみ壮大な話?オチが豪快。 かえって衰退に拍車がかかったような気が。 主人公が報告書で責任逃れをするさまにワロタ。 <<とらドラ・スピンオフ! 幸福の桜色トルネード>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 外伝だけど一本のラブコメとして走りきった感じが。 また北村も会長との関係で葛藤があることがわかり良かった。 会長の出番が多くて何より。 <<“文学少女"と穢名の天使>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 中休みの回だけどななせが少し報われて良かった 先輩にも何か秘密がありそうで今後が楽しみ。 臣はちょいとキモイ。 <<私の愛馬は凶悪です>> 【著:新井輝/絵:緋鍵龍彦/レ:ファミ通文庫】 ROOMと似た話でどうかなとは思ったけど、読んだら気にならなかった。 ヤリまくり男の内面が幼児並みだったというのが面白い。 これから他のキャラたちとどう絡んでいくか楽しみ。 残り一枠は、他に読んだのが微妙だったので棄権。
154 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/21(土) 18:05:35 ID:UzNhhleG
[[01470158]] まずは次点から。 クジラのソラ(シスマゲドンより石川賢風で面白い)円環少女(共産主義者にワロス) 戦う司書(いよいよ大詰めか?)ヤングガンカルバナル(これはもっと読まれていい) 投票 <<護樹騎士団物語 VI 幼年学校候補生>> 【著:水月郁見/絵:鈴木理華/レ:トクマ・ノベルズEdge】 シリーズを説明しますとと近世風異世界ロボット物。主人公は運命のいたずらで貴族になってしまった。 その後、押し寄せる軍勢を追い返したり山賊を退治したりテロに巻き込まれたりで大変な毎日を 過ごしています。 シリーズ6巻目ですが相変わらず面白い。入学式をすませる前から混乱に巻き込まれる主人公。 ところが以前と違うのは候補生の仲間たちがいるところ。こいつらが(すごいクセはあるけど) 揃いも揃って有能なので前ほどには苦労しない。とは言うものの困難のレベルも上がっている のでつりあいはとれてます。主人公も一巻の頃が嘘のように成長しているのでストレスも あまりたまらずに読めます。ツンデレにもほどがある姫君ヒロインの活躍に期待。 ○<<戦乱の大地3 氷と炎の歌>> 【著:ジョージ・R・R・マーティン/訳:岡部宏之/レ:早川書房】 前回にも投票したんですが推薦文を半分ほど再揚するので前に読んだ人は飛ばしてください。 まずは、あらすじ 季節が崩れ、夏と冬が交替で何年も続く「七王国」。十五年ほど前に狂った王を退位させてから、 王国の大貴族たちは不安定な休戦状態を保ってきた。ところが、現バラシオン王の補佐官「王の手」アリン公が 急死してから状況が一変する。鉄の玉座を巡るゲームが北部総督スターク家の子供たちを巻き込んでゆく… 一方、南方の草原では七王国旧王家の末裔が玉座の奪回を狙っていた。王国の北側にある「壁」の向こうでは 死体が動きだし野生人が不穏な動きを。空には真っ赤な彗星がその姿を現していた。七王国に冬が訪れる…
155 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/21(土) 18:06:36 ID:UzNhhleG
特徴 『氷と炎の歌』は決まった主人公がいません。三人称で書かれていますが、視点を持つ主観人物が 8人居て(当初)それぞれの章が交互に描かれます。王国の様々な離れた場所で同時進行 している出来事が一冊に書いてあり、視点人物は絡み合い、また離れて、物語を紡ぎます。 ゆえに登場人物は膨大な数になりますが重要人物はやたらとキャラが立っているので非常に読みやすいです。 視点人物を簡単に紹介すると エダード:七王国北部の領主。嫌々ながら新たな「王の手」に任命される巻き込まれ型主人公。 ケイトリン:エダードの妻。おはようからおやすみまで現実を見つめる冷静な軍師型主人公 ジョン:エダードの私生児。北の壁を護る「夜警団」に入団。とんでもない目に合う成長型主人公。 サンサ:エダードの長女。次から次へと大変な目に合うオーソドックスなお姫様型主人公。 アリア:エダードの次女。これまたひどい目に合う貴種流離譚型主人公。 ブラン:エダードの次男。一番最初にひどい目に合う修行型主人公。 ティリオン:出てくる度にひどい目に合う現代型主人公。 デーナリス:スタート地点が一番ひどかった王道主人公。最近は覇道疾走中。 文庫の一巻でこれだけ。巻が進むごとに増えていきます。 基本的にこの物語に出てくる人物はひどい奴かそうでなければひどい目に合うかのどちらかです。 魅力 ファンタジー小説にあるまじきリアリズム。斬り殺される人もいれば怪我から破傷風で死ぬ人もいます。 あたかも歴史劇のように進む展開。いつ誰が死ぬのか本当にわからないので、かなり緊張感あふれる 読書体験が保障できます。ぎりぎりの生を綱渡りする人々の姿に驚嘆必至です。謎もてんこ盛り。 第三部最終巻の本作品はハードカバーなのでちょっと敷居が高いのですが 第一部と第二部はすでに文庫化されております。ちょうど第二部の最終巻があと数日で出ます。
156 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/21(土) 18:07:54 ID:UzNhhleG
<<泣き虫弱虫諸葛孔明 第弐部>> 【著:酒見賢一/レ:文藝春秋】 三国志を題材としたライトノベルはないかなあ、などと考えている人にこれ以上のものは これまでも、そしてこれからも無いでしょう。元々からしてあり過ぎる三国志の突っ込み所に 鋭く切り込みながら話は展開されます。台詞もかなり軽い。「元徳、ぽんぽんが痛いの」は名台詞。 文章も上手いのですんなり読めます。呉の人々が全員広島弁だったり 張飛がウエスタン・ラリアットやへそで投げるバックドロップで曹操の軍勢を追い返したり まあ、要するにロング・ロング・タイム・アゴー……イン・トゥーブレント・エイジ(乱世)に ロイヤル・ブラッドのベリー・ナイス・ヒーローを二人のスーパー・ストロンゲスト・グラジエーターが サポート&アシストしながらテリブルに暴れ回り、ある晴れた日、ハーミットであったドラゴン・ウィザード またはドラゴン・ソーサリーが出てきて、プラン・オブ・スリー・キングダムズ(天下三分の計)でまやかし、 マジックやオカルティック・アートを駆使してドミネーション・オブ・ザ・ワールド(天下制覇)のために 邁進していくレジェンド・ストーリー、それが『三国志』なのだっ。持ってけ、ファンタジー!(P344 原文ママ) 別冊文藝春秋にて連載中です。単行本は二巻まで発売中。連載中の第三部では 「神聖モテモテ王国」のページをそのまま画面ごと引用していてワロタ <<双色の瞳6 >> 【著:霜越かほる/絵:寺田克也/レ:スーパーダッシュ文庫】 ついに出た新刊ではなんと主人公たちは次元の壁を越えて関が原にやってきた。 蒸気戦車のキャタピラが本田忠勝をひき潰し徳川家康の本陣に砲弾をぶち込む。 彼らは果たして元の世界に戻れるのか、年末には出る予定の続刊に期待。 つかスーパーダッシュ文庫そのものが心配になってきたよ。 以上四作品に投票
[[01513731]] ○<<BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 怒涛の展開を見せた7巻。大切な人たちが逝き、人と吸血鬼が築き上げてきた都市が瓦解する中で、 微かだがしっかりと煌いている希望に全力を込めて祈りたい。 とにかく、この7巻は泣きました。Dクラ7巻でもばっちりしっかり泣かされましたが、今回はそれを上回りました。 BBB1巻冒頭とラストを読んだときは、「あれ、スロースターターが最初からとばしてる」と思ったものでしたが、 とんでもない! この7巻の盛り上がりを思えば、確かにスロースターターでした。 <<人類は衰退しました>> 【著:田中ロミオ/絵:山崎透/レ:ガガガ文庫】 BBBとは全く違う方向性のゆるゆるコメディ。 ムダに高水準の技術を持っているくせに、人間さんの言語がいまいち不得意な妖精さんと、妖精さんと 人間との中を取り持つ「閑職」に付いた少女とのお話…というストーリーよりも、この物語の魅力は会話にあります。 キャラ賞 {{ちくわ}}(人類は衰退しました) どえむさんなちくわさん。主人公とちくわさんとの会話がたまりません。増えると困りますが、 一匹だけなら面倒をみたいところです(実質的な監禁ともいますが)。
[[01503721]] ○<<BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 ラノベで泣いたのは初めてかもしれん。しかも三回ほど泣いた。 泣いた場面は激しいネタバレになるので書けないけど、もうとにかく最高の巻だった。 いやもうほんと最高。一作品に複数投票できるんだったらこれに全部入れていた。 一巻、二巻、三巻と出るごとにどんどんヒートアップしていくこの物語。最後までこの熱さで突っ走ってほしい。 <<バカとテストと召喚獣>> 【著:井上堅ニ/絵:葉賀ユイ/レ:ファミ通文庫】 バカバカなキャラのドタバタコメディ。最近変にシリアスな物語が増えてるんでこういうのにはもっと増えて欲しい。 <<人類は衰退しました>> 【著:田中ロミオ/絵:山崎透/レ:ガガガ文庫】 ラノベっぽいようでラノベっぽくない変な作品。妖精さんのひらがなことばはくせになります。 <<カナスピカ>> 【著:秋田禎信/絵:----/レ:講談社】 この人の考え方が好きなんだな、俺は。物事を側面から見るような描写が癖になります。 相手の目で見ることが大切。そんな当たり前のことを再認識させてくれる作品です。
[[01520502]] <<BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 最初から最後までクライマックスじゃねえか。何てもの作り出してやがるあざの。 とまあ最初の感想がこれだった。読んでいる間ずっと鳥肌は立ちっぱだわ震えが止まらんわで どうみても変な人です。本当にありがとうございました。 BBBにはもう入れないようにしようと決めたはずなのに誘惑に勝てない。この作品はヤバすぎる。 各キャラが縦横無尽にそれがきっちりと繋がりを見せ、そして魅せる。 ブラックブラッドが破壊の宴を繰り広げながらもレッドブラッドも「戦う」事を止めない。 自分達にできる役割を果たし、急展開につぐ急展開。絶望と希望。そして繋がれる意志や命。 彼らの作り出したドラマが圧倒的な盛り上がりを見せ、圧倒的な奔流が体を駆け巡る。 キャラクター小説としての究極系とはこういう事なのかもしれない。 <<神様のメモ帳>> 【著:杉井光/絵:岸田メル/レ:電撃文庫】 新シリーズ代表。正直あらすじ読んで面白そうに見えなかった訳ですが。 まあ開いてみれば面白い。主役に感情移入できる、 という点は物語を読んでいく上で重要なファクターだよなあと再確認。 この作品の場合は移入しつつ、一歩引いて見届けてやろう、という気持ちになります。 <<烙印よ、絆を宿せ。 SCAR/EDGE (4)>> 【著:三田誠/絵:植田亮/レ:富士見ファンタジア文庫】 シリーズ一気買いをして今期一番の収穫だと思ったのがコレ。 突出したものは感じないが程よくまとまり、精錬された一品。 あとがき読んでこの作品のテーマを理解していた事にちょっと満足。 最終巻な訳ですが、全然出番の無い人もいるのがちょっと気になったりw <<カタリ・カタリ トキオカシ 2>> 【著:萩原麻里/絵:鹿澄ハル/レ:富士見ミステリー文庫】 今回のラブ担当。どっちを向いてもカップルばかりな今作ですがもう終わりと申したか。 本屋で見かけて何か来るものがあったので1巻を買い、ほれ込んだ作品で、 続いて欲しいシリーズだっただけに残念。巻末の設定だけでwktkできるのだが。
160 :
159 :2007/07/21(土) 18:55:03 ID:ZFHZUBOe
<<レジンキャストミルク 7>> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 読み終えた後しばし呆然。無論この展開を迎えることはわかりきっていたし、問題は無いのだが。 そもそも別段好きなキャラではないわけですが、それでも体に穴が開いた感覚だ。 穴が開いたことよりもそこに風が吹き抜けるという事実、それによりいなくなったという事を実感するのだなあ。 とエピローグを読んだ後思うことしかり。そしてそこには確実に何が残るわけです。 さて、レジンの今後はどうなるか。非常に楽しみだ。 盛り上がりや完成度では6巻のが遥かに高いのだが、それでも敢えてこちらに。 次点は 学園ものとしては今期トップだった「とらドラ・スピンオフ」 一歩どころか二三歩ほど物足りないが新人勢では一番楽しめたかも、な「世界平和は一家団欒のあとに」 あれ、これ短編の方が面白いぞ、な「紅牙のルビーウルフ」 幼馴染注意報な「ビンヅメ乙女ゴコロ」 かなり盛り上がったがあと一歩で漏れた「ガンパレード・マーチ 山口防衛戦」 一昔前の漫画やドラマのノリのようだ。だがそれが良い「オオカミさんと“傘”地蔵さんの恋」 挙げていくとキリが無いのでこのくらいか。ハードカバータイプのものは個人的に除外。 続いてキャラ賞 {{クレオパトラ・ダンディ}}(ダブルクロス・リプレイ・トワイライト2 熱き夕陽の快男児) 今回の目玉。シンドローム的な意味でも。 こいつがいなければ今回投票さえしなかったかもしれないほどのナイスガイ。いやダンディだ。 基本的なスタンスはよくあるオカマな大男キャラではあるのだが、田中天の快演とも言うべきか その言動やテンションひとつひとつが彼をさらなる高み(?)へと昇らせていく。 それでいてきっちりと格好よく魅せられているのは俺だけではあるまい。 あとエドワード・ダンディ伯爵の下りは周りでえらい流行りました。というか流行らせました。 前巻ではちょっと、いやかなりダブルクロス的にはどうよと思ったこともあったが今回は慣れた というのもあるが今回の争奪戦の仕掛けなんかを見ているとこういう使い方も有りだよなーと感心することしきり。 まあ、こりゃトワイライト2の感想か。
161 :
159 :2007/07/21(土) 18:56:04 ID:ZFHZUBOe
{{ミルヴィル}}(バード・ハート・ビート) やたらと好戦的な鳥さんで、自然現象にすらメンチ切らずにはいられない。 小娘に、頭わるいの?とか言われても気にしない。そんな攻撃型マイペース鳥。 で、こいつの肝はテオがいないときに入るミルヴィル視点のパート部分なんだが これがまた格好良い。こいつの熱さがこの作品の良いところの8割り占めてませんか。 特に1巻のテオとの合流シーンは改ページもあいまって鳥肌もんでした。 このページ割り当ては狙ってやったものなんだろうか。 ボーイ・ミーツ・ガール目当てで読んだのに、いや俺はミルヴィルに燃え萌えしてるからいいよ。 な気分にすらなった今回の大穴。 {{大日本豊秋津洲}}(モノケロスの魔杖は穿つ 2) デカァァァァァいッ説明不要!! 4000m! 本州パンチ! (何か前にも同じネタ使った気がするのは何でなんだぜ) トンデモ国盗り物語な今作は2巻に来て一気にトンデモ度が加速度的にアップ。 その筆頭たる秋津洲様は良くお転びになるドジッ娘属性も兼ね備えた巨人であります。 正直インパクトだけが頼り。 {{DDF/AH-07JD & sDDF/AH-07JD}}(E.a.G.) ちょっと正直作品自体はまあ……な感が拭えんのですが この2体がゴドーをからかってる時の仲の良さは異常。楽しそうだなあ、と。 {{ノロティ・マルチェ}}(戦う司書と荒縄の姫君) ノロティは司書シリーズの最後の良心。 そう考えていた時期が私にもありました。司書シリーズ的にも、このキャラ票的にも。 ノロティ以外にまともな人間がいなくなりました。 それはともかくノロティの残した功績は大きいのです。色んな意味で。 総評としてはシリーズ好調、新人やや不発気味、といった所だった。 あと一歩、二歩何かが欲しい。前回のようなこれだ!というというものが無かったのが惜しい。 ちょっと時間が無かった為未読が多く、読んだのも100冊切ってるかも(´・ω・`) 都合によりこの投票もちょっとレス短め。その分質高め、なんて事にはなるはずもない。 ともあれ集計人さんよろしくお願いします。
[[01535030]] ○<<封仙娘娘追宝録 10 天を決する大団円 (上)>> 【著:ろくごまるに/絵:ひさいちよしき/レ:富士見ファンタジア文庫】 ろくごが本を出すだけでも十分なのに、内容まで相も変わらずキレてるんだから、 こんなに嬉しいことはない。張り巡らされた伏線、全く先の読めない展開。 でも心配はしてない。ろくごまるにならやってくれる、そんな安心感でwktkできます。 <<オイレンシュピーゲル 弐 FRAGILE!!/壊れもの注意!!>> 【著:冲方丁/絵:白亜右月/レ:角川スニーカー文庫】 1巻のように小さい事件を積み重ねていくのかと思ったら、いきなりクライマックスな 大規模事件に。1冊なのに密度の濃い疾走感、そして降臨する虚無。おお、炸裂よ! 陽炎の乙女チックルネッサンスは大好きです。陽炎頑張れ、超頑張れ。 <<戦う司書と荒縄の姫君>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 毎度安定のこのシリーズ、言われているようにキャラ使いが思い切りよすぎ。 だがそこがいいのも事実。これで折り返しってこの後どうすんだ?先に期待。 エンリケはこのままフラグを回避しつづけるんだろうか。そこが気になる。 <<連射王 〈下〉>> 【著:川上稔/絵:----/レ:メディアワークス】 川上汁ともいうべき、氏のエッセンスが濃縮された紛うことなきシューター小説。 終わクロでギャグり過ぎた反動といわんばかりに「本気」が詰め込まれてます。 特訓シーンが気に入ったので下巻を。読後、無性にSTGがしたくなりました。 <<冬の巨人>> 【著:古橋秀之/絵:藤城陽/レ:徳間デュアル文庫】 またフルハシが器用(貧乏)っぷりを発揮してしまったというか、ちょっと 食い足りないよなぁという本作ですが、いや、でも、良い雰囲気です。 書けば買う、だからいつかまた我々を満腹にさせておくれ、という願いを込めて。 次点としては、とらドラ4・SO、狼4、スプライト1・オイレン1、円環5、シスマゲ2、 伊東京一、ゼロ11、DDDなど。前回もそうだが、購入傾向が保守的になってきて いるので、新たな作品を開拓させてくれるラ板大賞はありがたいです、いやホント。 個人的には伊東京一に頑張ってほしい。というか売れてほしい。蟲モノ上手いんだがなぁ。
間が空いてしまったが
>>150 の続き。
<<新本格魔法少女りすか3>> 【著:西尾維新/絵:西村キヌ/レ:講談社ノベルス】
『この本のあらすじを決して人には話さないでください。』は2巻だったけど一応守って。
相変わらず創貴(キズタカ)の生意気さは異常だが、その傲慢さは見ている者の安心にも繋がるし
実は父親のことを強く意識していたりする所が可愛らしくもある。
創貴とりすかのコンビも普段口にしなくとも、相手の今までの努力を認めていたり
お互いを本当に思っているからこそ憚ることなく喧嘩できる。
これでまだ二人とも小学生というのだから将来が楽しみ。
{{供犠創嗣&折口きずな}}(作品名:新本格魔法少女りすか)
出た瞬間に状況を全て理解して、素手で一発殴っただけで地球の半分をぶっ飛ばしちゃったり、
思ったことをすべて現実にしてしまえたり、もう無敵に素敵過ぎ。
こんな両親がいたら、そりゃ創貴もひねくれちゃうよ。
[[01579908]] ○u<<悪魔のミカタ666 スコルピオン・オープニング>> 【著:うえお久光/絵:藤田香/レ:電撃文庫】 悪魔のミカタ復活! 待ちに待った新刊というだけで自分のテンション最高潮です 内容も前半はニヤニヤさせつつも最後はきっちりカッコよく締める満足の出来でした <<とらドラ 4!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 いつも通りのラブでコメなバカ話かと思いきや一味違った今作 キャラクターの掘り下げたりそれぞれの関係を進めたりと色々あったが特筆すべきは大河の心の変化 これからの展開が楽しみなシリーズです <<BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 このシリーズは完全に鉄板 どのキャラも相変らずよく動いて飽きることなく読み切ってしまった 次の新章が非常に楽しみです <<黄昏色の詠使い II 奏でる少女の道行きは>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 個人的に今年一番の新人 一巻とどちらに投票するか迷ったがエイダの魅力に惹かれこっちに キャラの造形や<賛来歌>の表現など全体的に爽やかな印象があって好感触な作品でした <<連射王 〈下〉>> 【著:川上稔/絵:----/レ:メディアワークス】 STGに青春を賭ける主人公、なんてアウトローな設定に走りつつ 蓋を開けてみれば将来や友情や恋やらが入り混じる王道の青春物 この作品で川上稔作品の本質がわかるような気がした
キャラ投票 {{堂島コウ}}(悪魔のミカタ666 スコルピオン・オープニング) 今期のキャラ投票は断トツでこの人。 あの『発情』時の心理描写にはうえお氏の力量に脱帽しました。 {{エイダ・ユン}}(黄昏色の詠使い II 奏でる少女の道行きは) 元々、自分の将来を迷っているタイプのキャラクターは好きなのですが、 このエイダはキャラデザインから性格面までその悩みと奇妙にマッチしていて面白かった。 ついでに言うと槍とか振り回す女の子は大好きです。 {{佐々木}}(涼宮ハルヒの分裂) 男口調の女の子、という時点で個人的嗜好に直球ストライクな訳ですが、 その上にキョンへの恋心が言動から溢れ出てて悶えまくりな俺でした。 {{櫛枝実乃梨}}(とらドラ 4!) 能天気に見えてその内面ではしっかりと悩んでいる一面に 今までネタキャラみたいな扱いだったのが一転して惚れました。 {{川嶋亜美}}(とらドラ 4!) 実乃梨のコメントを書いている時も思ったが竹宮ゆゆこはキャラクターのギャップを描くのが本当に上手い。 それは単なるツンデレ的なギャップではなく実乃梨が抱えていたようなギャップだったり、 普段は「ばかちー」な亜美が不意に竜児を真剣な目で見ていたりと、そういう部分が自分を悶えさせる。 本編での立ち回りが一番気になるキャラです。
[[01589661]] 今期はリプレイ半分、続き物半分という感じでしか読めていませんので、新発見は なかったのですが、反面安定してお勧めできる佳品が多く、選ぶのに苦労しました。 RPGリプレイは引き続き大盛況で、量的にはF.E.A.R.系、SNE系、他社とも順調に出版 されています。また、オールタイムベスト級が二作も出た前期ほどではないにしろ、 質的にも高いレベルを保っています。とりわけF.E.A.R.系はきくたけの旧作二点を はじめ、質量とも驚くべきレベルを達成しています。特に、個人的に待望していた 稲葉義明の長編リプレイ <アルシャードガイア リプレイ 神の贈り物> は期待 通りの実に渋かっこいい作品に仕上がっています。また、矢野俊策のダブルクロス 新シリーズ<ダブルクロス・リプレイ・アライブ 覚悟の扉><同2 追憶の宴>も 相変わらずシステムとシナリオの絶妙の融合を見せており、その実力を示しています。 しかし、それらを差し置いて今期一番印象に残ったのが、 ○<<ダブルクロス・リプレイ・トワイライト2 熱き夕陽の快男児>> 【著:田中天、 F.E.A.R./絵:しろー大野/レ:ドラゴンブック】 でした。破天荒にして痛快無比、無茶苦茶なのにともかく格好いい! GMの田中天と 稲葉義明はじめPLたちの強烈な個性のぶつかり合いが絶妙なバランスを作り出して います。特に、イロモノとしか思えなかった敵がPC1の一言で最高のライバルとなる 下りは、嬉しくなってしまうほどの格好良さ。爆笑しつつ燃えられる一作です。
一方の雄SNEもかつてほどではないにしろ、新しい書き手の定着に伴って徐々に安定 しつつある印象を受けます。とりわけ充実しているのが看板のソード・ワールドです。 ソード・ワールドは今期もりプレイが三シリーズ並列して出ており、小説の方と併せて 相変わらず一つの勢力を保っていますが、今期は三シリーズともそれぞれの特徴を 生かした出来になっています。清松みゆきの<ソード・ワールドRPGリプレイ集xS (2) 猫の手勇者くん、突撃!> はゲームのサプリメントとしての要素を前面に押し出して おり、シナリオパートとリプレイパートの比重を同等に重み付けしているのが特徴です。 ソードワールドとしては珍しいショッカー風な悪の組織が新鮮。藤澤さなえの<新 ソード・ワールドRPGリプレイ集NEXT (0) ギャンブル・ランブル>は番外編。特に、 出来自体は高評価なのに内容の余りのアレさに没になったという第0話は笑えます。 そして、今回も一押しは <<新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz (2) 競争・怪盗・大湿原>> 【著:篠谷志乃、 グループSNE 監修:清松みゆき/絵:桐原いづみ/レ:ドラゴンブック】 です。善人度がこれほど高いパーティーがかつてあっただろうかというレベルの とてつもないお人よしたちの冒険は、黎明期のRPGリプレイを髣髴とさせる素朴さで、 こういうのもいいなと思わされます。今回はシナリオに工夫もあり、有名NPCも 出るなど、内容的にも興味深いものでした。 <<グロリアスドーン 2 少女は夕暮れに遊ぶ>> 【著:庄司卓/絵:四季童子/レ:HJ文庫】 本シリーズも1巻ではまだ手探り感がありましたが、2巻に至っていよいよキャラクターが 生き生きと動き出しました。とりわけ、1巻では微妙にわかりにくかったヒロインの キャラクター性が、同格の妹たちが出てきたことによってはっきり個性付けられたのが 大きい気がします。本巻で特に印象的だった籠の鳥状態のお嬢様と宇宙からの来訪者の 交流のエピソードと併せ、庄司卓もようやく一時の不調から抜け出したかという印象を 持ちました。続く3巻<グロリアスドーン 3 少女は宵闇に彷徨う>も十分面白く、 キャラクター宇宙SFの実力者らしい力量を示しつつあると思います。
スニーカーの二番手を争う存在になりつつある三田誠は、今期は量的にはややペース ダウン。といっても二冊は出ているし、次期早々刊行しているので、単に出版スケ ジュールの問題か。そのうち一つは短編集<レンタルマギカ 魔法使いのクラスメイト>。 長編に比べると日常サイドに重きを置いており、三田誠の本領はこういう部分にあるのかもと 思わせる内容。特にクリスマス話は佳話。そして、もう一冊は最終巻を迎えたこの一冊。 <<烙印よ、絆を宿せ。 SCAR/EDGE (4)>> 【著:三田誠/絵:植田亮/レ:富士見ファンタジア文庫】 悲愴感漂うシリーズのクライマックスに相応しい内容で、ラストも感慨十分。最初から 全四巻が対称形になるよう意識した内容だったとのことで、言われてみればなるほど。 実際物語の構成から伏線の張り方、回収までよく計算されており、最初から着地点の 構想された作品がその通り終局を迎えることにより完成度が上がった例の一つと言える でしょう。ただ、それ以上にこの作品を印象深いものにしているのは、登場人物の生き方、 心のありようといったものの丁寧な描写です。例えば、戦闘シーンが多い割りに、戦い そのものよりも各キャラクターが戦いに臨むその心情の方が印象に残る、そういった 部分がこの作品を特徴付けています。詩的な印象を与える情景描写もそういった部分に 強く貢献しているように思います。当面はマギカに集中となるのでしょうが、三田誠の ファンタジア文庫での仕事は好印象なので、また何か書いて欲しいですね。
<<スイートホームスイート 4 世界で一番すてきな遺産>> 【著:佐々原史緒/絵:カヅキレン/ レ:ファミ通文庫】 最後の一票はファミ通文庫で四つ目のシリーズ完結を迎えた佐々原史緒に。どんな派手な 展開でも妙に地に足の着いた印象を与えられてしまうという佐々原節は本シリーズでも健在。 女性作家らしい細やかな心情描写も健在です。本巻では政争もバトルも恋もまさにクライ マックスという展開ですが、ラストは読みながらニヤニヤしつつしみじみという、いかにも この作者らしいハートフルなものでした。ファミ通では中堅の位置に定着した感がありますが、 今後のよりいっそうの飛躍を期待しています。それはそうと、日本妖怪軍団と西洋妖怪軍団の バトルで日本人の主人公が後者の味方というのは珍しい気が。 以下その他の次点。 <くじびき勇者さま 3番札 誰が聖女よ!?><4番札 誰が女神さまよっ!>は薀蓄全開の 清水文化らしい作品ですが、巻を重ねるにつれてキャラクターが目に見えて存在感を 増しているのが好感触です。一方、空鐘が一段落した渡瀬草一郎が出したのはデビュー シリーズの<陰陽ノ京 巻の五>でした。今回はいつに増して良い読後感を残す爽やかな一作。 <涼宮ハルヒの分裂>は、谷川流が電撃の作品群で試みてきたメタ手法を、いよいよ 満を持して投入してきた感があり、興味を引かれます。後編が実に楽しみ。 後、エロ関連では<クイーンズブレイド ソード・オブ・ユニコーン>がなかなか。 まあ原作が原作なので、当り前と言えば当り前か。
後はキャラ賞 {{ティセ・グロリアスドーン}}(グロリアスドーン 2 少女は夕暮れに遊ぶ/同 3 少女は宵闇に彷徨う) 本編のメインヒロイン。何を考えているかよくわからない、いわゆる不思議ちゃん。 1巻では貴族は大体こんななのか?とも思ったけれど、ティルたちが出てきたために、 これはティセの個性であることが判明。しかし、小動物系の動作が妙に可愛い奴だ。 そのティセが3巻では妙にお姉ちゃんぶっていて、それもまたおかしい。 {{ティル・アウグストダスク&上温湯静花}}(グロリアスドーン 2 少女は夕暮れに遊ぶ) 誰よりも大事にされて育ってきた少女は、しかしそれゆえに誰よりも孤独だった。 そこに現われた天衣無縫の訪問者。二人の交流は2巻の白眉でした。 {{天花寺大悟&クレオパトラ・ダンディ}}(ダブルクロス・リプレイ・トワイライト2 熱き夕陽の快男児) ダンディ単体でも強烈なキャラではあるけれど、単なるイロモノではなく最高の敵手と なったのはやはり大悟が認めたからこそ。 {{戸丸一彦&アデライーデ}}(スイートホームスイート 4 世界で一番すてきな遺産) ラストの告白は思わずにやけてしまった。書類上ひ孫&曾祖母の異色カップル成立?に乾杯。 {{土岐キズナ&織田影虎(カラ)&織部紗代(カッサンドラ)}}(烙印よ、絆を宿せ。 SCAR/EDGE (4)) 最終巻でついに実現した、かつての最強トリオの一度きりの再集結。生きるべき者は生、 死ぬべきものは死、それぞれを全うした最終巻でした。ちなみにカラは女性です。
171 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/21(土) 22:47:38 ID:dPXbgUyr
[[01610708]] <<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 キャラクターが魅力的である。 主役級はもちろんのこと、冒頭でちょっとだけ登場した人物も、後半それぞれに活躍したのがよかった。 「名詠」の部分は、造語も含め、作者の鋭い感性や、知性の高さをうかがわせる。 今後の作品に大いに期待したい。
[[01665722]] <<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>>【著:細音啓 イラスト:竹岡美穂 レーベル:富士見ファンタジア文庫】 良作ぞろいの18回ファンタジア大賞(07年1月刊行組)&6回ミステリー大賞のなかでも、特に評価の高い本作。 紡ぎ出される文章から滲み出る透明感・切なさは秀逸。序章で泣き、主人公・ネイトが名詠で真精を呼び出してからは 熱く、切なく。一気に読み終えられ、かつ読んだ後は爽快感とせつなさが胸を締め付ける。 安易に「萌え」や「剣と魔法の世界」に走らず、ライトノベルとはかくあるべき、を見せつけた作品だと思う。 2巻・3巻も発売中。
[[01657014]] ○<<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 雰囲気と物語、世界設定で魅せる作品。設定が細かく造語も多いが、読み進めるうちにそれも気にならなくなった。 よく作り込まれたファンタジーという単語がとても似合い、非常に幻想的で優しい雰囲気が文体やイラストから 滲み出ていた。キャラとキャラとのおもしろ可笑しい会話は少ないかもしれないが、それでも「面白い」と思えるのだから ふしぎな魅力があると思う。 <<モノケロスの魔杖は穿つ 2>> 【著:伊都工平/絵:巳島/レ:MF文庫J】 なんという大規模戦闘。国家という大きな単位の対立を描いた一風変わった作品だから当然戦闘だって スケールがちょっと大きくなるかなと思いきや、ちょっとどころじゃなかった。それにしてもそれを描きながらも 冗長にならないのは中々の技量だと思う。ヒロも王っぽい部分をみせて、律メインの中でも光っていたのが高評価。 <<シャギードッグ 天使の序章>> 【著:七尾あきら/絵:宮城/レ:GA文庫】 個人的に好きな文体を書く七尾あきらの新シリーズということで読んでみた。 SF風味な要素をラノベに上手く取り入れている反面、まだ序章ということで世界観や価値観念みたいなものが 意図的に抑えられている節がある。ので、一巻の見所はあくまで主人公のバトルアクションだと思う。 脳に情報をインストールしてその力を行使できるのだけど、そこにかせられた制約もバランスが取れていた。 まだまだ始まりの巻なので何とも言えないけど、期待したい。 {{カインツ&イブマリー}}(黄昏色の詠使い) 今期最高のカップル。ツンデレと言っていいのか分からないイブマリーと 純粋なカインツの最後の会話に涙!
[[01687919]] ○<<悪魔のミカタ666 スコルピオン・オープニング>> 【著:うえお久光/絵:藤田香/レ:電撃文庫】 悪魔のミカタ復活!うえおもノリノリ。発情に耐えるコウの葛藤がウケる。 コウの発情に火花を散らすヒロイン達もイイ。 シリーズ再開の第1巻としては、文句なしの出来。俺はやっぱ、このシリーズ が好きなんだなぁ…ってしみじみ思った。すでに2巻も出てるし、3巻もすぐ。 加速装置も復活したようで、なによりです。 <<フルメタル・パニック! つどうメイク・マイ・デイ>> 【著:賀東招二/絵:四季童子/レ:富士見ファンタジア文庫】 連載で読んでたから、文庫として読んだときはやっぱワクワク感は落ちるけど、 それでも挙げざるを得ない。復活・再開・新メカとひねりのない王道展開なんだ が、その見せ方がやっぱり上手い。 <<モノケロスの魔杖は穿つ 2>> 【著:伊都工平/絵:巳島/レ:MF文庫J】 1巻の話のショボさが嘘のよう。何このトンでもスケール…読んだ人なら誰も が言うことだが「本州パーンチ!」には吹いた。今月出た新刊でもスケール感 は健在。お勧めです。 <<クジラのソラ 02>> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 1巻はSF百合スポ根モノだったのに、2巻はいきなりSF百合銀河戦争モノに。こ の展開は予想できなかった。3巻も予想の斜め上を行ってる。オススメ。 <<円環少女 (5) 魔導師たちの迷宮>> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 読み飛ばし不能の密度、同じ厚さの本の二倍は時間がかかる。いや、読みにく いってだけじゃないよ?少女と青年ってモチーフはありがちだけど、脇キャラ が濃すぎる。茨姫マンセー!
[[01372583]] ○<<えむえむっ!>> 【著:松野秋鳴/絵:QP:flapper/レ:MF文庫J】 えむえむというタイトルの通り女の子にあんなことやこんなことをされたりする作品なのですが、 ライトマゾな方には実にオススメの一品。 ネタだけでなく展開の方もしっかり練られていてこなすべきところをしっかりこなせている感じがしてよかった。 先輩よりも嵐子派なので嵐子にはこのまま頑張っていってもらいたいです。 ポジション的には先輩の方が有利そうだけどなんとかいけるはず!! サブキャラも主人公がすべてという偏愛姉&母がかわいかったり、 女装親友の女装していない時がかわいかったりといいキャラが揃っていて◎。 イラストのほうも力をいれて描いてもらっていて大満足。 QP:flapperのトメ太さんも小春さんもかわいい絵で大好きです。 <<ねくろま。>> 【著:平坂読/絵:じろう/レ:MF文庫J】 ヒロインが常時全裸ということでプッシュされていて騙されないぞと思って読み始めたものの、 予想外にサブヒロインの方が脱ぎまくっていて吹いた。 キャラの方はとくに会長とか会長とかがいい性格していてかわいかったです。 肝心のお話の方も純愛な感じもあってよかったです。 2巻目でどのように持っていくのか今から楽しみ。
[[01625176]] <<断章のグリム IV 人魚姫・下>> 【著:甲田学人/絵:三日月かける/レ:電撃文庫】 いつもながら、とにかくグロいですw まさかあの人がああなってるとは、予想外の仕掛けでした。 そして普通そうに見えるあの人も、ある種根底から人として壊れてました。 今回の食えなくなる食べ物シリーズ カレーシチュー <<マリア様がみてる クリスクロス>> 【著:今野緒雪/絵:ひびき玲音/レ:コバルト文庫】 久しぶりに、イベント自体が面白さに寄与してて、色々と読ませてくれた巻。 特に祥子の振る舞いは、実に久しぶりに切れ者キャラとして立っていました。 勿論、妹たる祐巳の理解者としても。 <<“文学少女"と穢名の天使>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 えー、正直に言いますと、今回は構成的にはいまひとつで、 本編そのもので文句なしに推す、という訳には行きません。個人的に。 最後の方のまとめは良かったし、続けて読んでる読者としては、 先への期待は大いにそそられるんですがね……。 だが!琴吹ななせ好きとしては、入れざるを得ないのです!! 1巻当時はベタ過ぎるテンプレツンデレだのいらない子だの、ぞんざいな言われようが目に付いた彼女。 (個人的には1巻の時点から好きだったんですけどね……) 2巻3巻とファンを増やしてきましたが、正直ちょっと報われない役どころでした。 それが、今回のでやっと話の核の部分に絡む資格が出来上がった感じ。 悲喜こもごもあるんですが、とにかく素直な所ではとことん素直なななせ最高!! 以上、イチオシはなし。そしてキャラ賞 {{琴吹ななせ}}(“文学少女"と穢名の天使) 上に書いた分で、理由として十分過ぎるかと思いますw
[[01670390]] 集計人様方乙です。38度の熱で朦朧としてるので不備があったらすんません。 <<レジンキャストミルク 6>> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 ○<<レジンキャストミルク 7>> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 シリーズモノでまとめて投票させていただきます。 まあ、簡単に言えば信者なんですが、感動的な展開とかよりも、純粋な狂気の部分に投票します。 つーか(ネタバレ禁止)がラスボスで、それのイキっぷりがひどい6巻といい、 キレる子供って次元じゃねーぞな(ネタバレ禁止)の暴れっぷりの7巻といい、 黒い太陽はやはりとんでもなかったぞ。と。 つーかキャラクターが大暴れしても、自動的になかったことになって改変される、 って設定は、前から思ってたが、エグい。 <<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 少女レーベルと少年レーベルの丁度真中くらいの良作。かな。 逆にファンタジアの外でもやってくれそうな感じがする。 ストーリー全体に流れるやさしさと、イラストとのマッチングがいい感じに絡んでる。 使いつぶされないで欲しいなぁ、と、正直思う。
>>177 の続きです。
<<スプライトシュピーゲル I Butterfly & Dragonfly & Honeybee>> 【著:冲方丁/絵:はいむらきよたか/レ:富士見ファンタジア文庫】
<<オイレンシュピーゲル 壱 Black & Red & White>> 【著:冲方丁/絵:白亜右月/レ:角川スニーカー文庫】
セット投票多くてスミマセン。
日本語の概念をなんとなくひっくり返しそうな記号の乱舞、文化委託都市という文化の乱舞、
ナチドイツに正面から切り込もうとする政治劇の乱舞、もうしっちゃかめっちゃかですよ、
飛び回って、暴れて、撃ちまくって、切りまくって、
そのスピードとテンションを表現すると、ああなるんだろうなぁ、と。
映像は進化してる、音響は進化してる、じゃあ、文章はどうだ。
という、作者の叫びが見えるよう。
キャラ賞
{{速水殊子}}(レジンキャストミルク)
なんつーか、こんな感じに、何もかもどうでも良くて、
何もかも許して、ふわふわと漂ってる割に、
ちゃんと大切なものを守るために動けるのは、やっぱり格好いい。
[[01704014]] <<ミミズクと夜の王>> 【著:紅玉いづき/絵:磯野宏夫/レ:電撃文庫】 これはもっと評価されていいし、もっと素直に読むべき物語だと思う。 誰もがまっすぐで、優しくて、暖かい、そんな心温まる物語。 今のライトノベル界で、今の電撃だからこそ、こういう作品が「あっていい」。 溢れる将来性も含め、1票を投じる。 <<鳥籠荘の今日も眠たい住人たち (2)>> 【著:壁井ユカコ/絵:テクノサマタ/レ:電撃文庫】 誰もが思うだろう。あからさまに少コミのセカイだ、と。 しかしそこにはきっちりといつもの壁井ユカコのエッセンスが含まれており、 青年と少女のほろ苦くてちょっと歪な青春のカタチと、 その周囲を取り巻くほんのかすかなグロテスク。 まあ、それを含めて少コミっぽいと評する人もいるだろうけど、 男の俺はこういう雰囲気大好きです。もっとやれ。 <<BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 前回もこれに入れたような気がする…そして、同じ感想を抱いたような気がする。 あざの耕平、真骨頂、と。 やはりこの作者の、物語のクライマックスに掛けての盛り上げ方の巧さは何度見ても素晴らしい。 多くの犠牲が払われ、絶望が世界を覆いつくしても、猶物語の主役たちは倒れず、諦める事を知らない。 あまりに王道、あまりに使い古された手法だと人は言うかもしれないが。 それでも猶、我々は期待せざるをえない。 この物語の行く末を。これから始まる大逆転劇を。
180 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/21(土) 23:28:31 ID:SPNlVZQf
[[01732130]] <<翼は碧空を翔けて 3>> 【著:三浦真奈美/絵:椋本夏夜/レ:C★NOVELSファンタジア】 飛行船の開発期と戦争と恋する乙女を書いた作品。やは り空を飛ぶ小説は爽快感がある。この手の小説にありが ちな科学的な間違いもほとんど見られず、安心して読め る。ストーリーも最後まで王道で、たまにはこういう正 当派ラブコメも良いじゃないですか。 ○<<刀語 第四話 薄刀・針>> 【著:西尾維新/絵:竹/レ:講談社BOX】 好評のこのシリーズの中でも、あえてこの実験的な巻を 押す。月刊だからこそ可能だったこの作者のいたずらに、 心地よく振り回された。 <<大正野球娘。>> 【著:神楽坂淳/絵:小池定路/レ:トクマ・ノベルズEdge】 大正時代の女学生が野球チームを作る話。一巻はまだ登 場人物紹介といったところだが、今後の展開次第ではか なり面白くなりそう。今後の期待を込めて一票。 <<扉の外 II>> 【著:土橋真二郎/絵:白身魚/レ:電撃文庫】 徹底的な負のオーラに溢れた展開にしびれた。バトルロ ワイヤルと違って爽快感が僅かたりとも無い。次巻では どれだけ読者に不快感を与えられるだろうか。 他に一票入れたかったのはトクマ・ノベルズEdgeの『黄 金の魔女が棲む森』シリーズ。シフの魅力にやられるも、 投票対象巻を読み終わらなかったので投票は遠慮してお きます。シフ、結婚してくれ。
[[01693189]] ○<<悪魔のミカタ666 スコルピオン・オープニング>> 【著:うえお久光/絵:藤田香/レ:電撃文庫】 久しぶりに読むミカタはやっぱり熱いなあと。 キャラ立ちを通り越して縦横無尽な登場人物は今回も健在で、風呂敷は広がるばかり。 ねちっこいのにスピーディな文体も、さらに鋭さを増して文句なし。 いやでもその、なんでそのナイスなテキストで描くのが、「大変なことになってる下半身」なのさw 腹がよじれたw コウに同情したw そして、すごくエロいと思った。すごいぜうえお。 <<とらドラ・スピンオフ! 幸福の桜色トルネード>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 いやあもうニヤニヤ。バカップルも可笑しいんだけど、なんと言ってもいい味出してるのがすみれ会長。 男気溢れて容赦ない癖に、妹に対しては、陰では優しい姉さんなんだな、と。 家畜に襲われたり虫さされで気高さはどっかにいってしまったけど、新たな魅力に開眼。 <<円環少女 (5) 魔導師たちの迷宮>> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 仁の優しさへの返礼は痛烈な一撃。265pのイラストには息が止まった。 おとぼけな日常に覆い隠されていた、円環本来の救いのない世界が熱い。 でも、きづな早く帰ってきてくれよう。ボケ役がいないとみんなが辛そうだよう。 <<“文学少女"と穢名の天使>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 2巻と合わせて「海外文学を扱った偶数巻は低調」というジンクスを産んでしまった? 第4巻。 思うに、文学少女という作品は破壊的な衝動を主題に描いているのだけれど、日本文学の衝動は自分に、 海外文学の衝動は外に向かうのではないだろか。他者を傷つけたり絡め取ろうとする意志にはやっぱり 共感できないんだよなあ。でも、一度読み終わってから読み返すと、天使が綴る手記に溢れた悔恨と 歪んだ純愛がものすごく痛い。2度読んで初めて良さが分かる一本。
<<図書館危機>> 【著:有川浩/絵:----/レ:メディアワークス】 嫌いなところはとことん嫌いなんだけど、好きなところはとてもよい、二律背反な図書館シリーズ。 好きなところは皆の、特におっさんらの職と理想に対する姿勢。嫌いなところは本気で嫌なので言わぬが花。 郁の恋愛も、図書隊の周辺も大きく動いた第三巻。終盤は涙無しでは読めない。 次点 <まじしゃんず・あかでみい VIII 学園閉鎖!?> 【著:榊一郎/絵:BLADE/レ:ファミ通文庫】 脳天気シリーズ、なんだけど、佳境に向けて動き始めたストーリーはシリアス。 人影の絶えた学園、無敵のはずの先輩まで敵の手に墜ちるというあり得ない展開。 拓人達の安寧が呆気なく崩壊していく絶望感に、背筋が震える。 キャラ賞 {{天野遠子}}(“文学少女"と穢名の天使) 心葉が一番辛いとき、一番支えて欲しいときに笑顔で現れる遠子先輩。登場の瞬間は本当に、 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !! という気持ち。いつも通りの朗らかさに癒されました。 正直言うと至高神級の作品には出会えなかった今期。コードのごたごたもあって前回ほど漲らない。 読破数は電7 富F3 靴1 FB4 MF10 GA2 HJ1 早1 Cob2 WH1 ハードカバー3 計35冊 MFJは数は多いのに選出ゼロで、俺踊らされてる感満点。 来月の「12人の優しいお母さん」ってのもなんだよ、また踊らされるじゃないかよ!
[[01608655]] 年をとったなぁとしみじみ思う今日このごろ。明らかに嗜好が変わってきてる。 <<とらドラ 4!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 よだら!よだら!これに尽きる。(やっちゃんマニア私は) それ以外にも読みどころ満載な今作。特に花火のシーンの最後は色々と今後に期待を持たせてくれる。 やっぱ、一番そばにいてくれる人が自分のこと見てくれないんじゃ何か違うよね。 このくだりではシゴフミ2のキューピッドの話を思い出した。やっぱ大河にキューピッド役は無理でしょ。 やっぱ夏休みを寝て過ごしたら何も起こらないよと。今年の夏は何かしようかしら。 <<“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店 2>> 【著:御堂彰彦/絵:タケシマサトシ/レ:電撃文庫】 正直、大賞にあげるには一歩足りない佳作なんだけど、挿絵とのマッチ度で大賞候補に。 短編の連作形式のこの作品は今のところアベレージも高いし何より最終話が良い! 最終話を読むためだけに買っても元が取れちゃいます。特に最終話の挿絵は最高ですよ。 気軽に読める作品を探している人には是非オススメしたい一冊。 <<オイレンシュピーゲル 弐 FRAGILE!!/壊れもの注意!!>> 【著:冲方丁/絵:白亜右月/レ:角川スニーカー文庫】 このシリーズ、冲方節がいまいちだなぁと思っていたが2巻で爆発の印象。 そう、このどんでん返しこそ冲方節!このやるせなさこそ冲方! 個人的にはハード一辺倒のヴェロシティよりもこっちのほうが好みですね。 この人と賀東招二は本当に王道の話を料理するのが上手い。 あとは二人とも作家に専念してくれると、嬉しいのだけど…。 <<ドラグネット・ミラージュ2 10万ドルの恋人>> 【著:賀東招二/絵:篠房六郎 /レ:ゼータ文庫】 こっちは完全に個人の趣味。私はこういう話が好きなのでどんどんやってください。 こういう融通のきかないコンビの話って、王道っちゃ王道だけど飽きないんだよね。 特に今回はこれでもかってぐらい王道突っ走ってる。正直、落ちが読めちゃうけどそんなのは問題ないです。 マトバとティラナのコンビがこれからも読めたらいいのだけど…。今後出版されるんでしょうか…?
[[01720013]] ○<<ムシウタ 08. 夢時めく刻印>> 【著:岩井恭平/絵:るろお/レ:角川スニーカー文庫】 ライトノベルに何を求めるのか?軽いがそれなりに読み応えのある小説か、可憐なイラストか、ヒロインに於ける いわゆる萌えか、安心しろ!ムシウタには全てある。しかもそれだけではない、少年誌的な燃えも楽しめるし 膨大な数になった主要登場人物の人間ドラマを楽しむ事もできる。割とシビアで容赦のないストーリーも素敵 今回、登場人物の多さが仇となって少し読みづらいかもしれませんが、小説の出来としてはシリーズでもトップクラス 未読の方はくれぐれもネタバレを避けて楽しんでください。 <<ウィザーズ・ブレイン VI 再会の天地 〈中〉>> 【著:三枝零一/絵:純珪一/レ:電撃文庫】 続きのでるのが遅い事で知られてるシリーズ、今回も、えぇ?中かよ!とタイトルだけで不安になったが いざ、読み始めたら中巻とは思えないほど面白く、改めてWBの奥深さを思い知った。 イラストと相まって魅力的なキャラ達に加えて、能力以上の力を発揮する戦闘シーンは描かない姿勢を守っている為 未対決のキャラの戦闘を本格的に考察することができる。今回あの人とあの人の初対戦や、アノ人とアノ人の初デート とか色々あるものの、最大の見所はWB真なるヒロイン「クレア」の活躍に尽きるだろう。 ロリ少女に騙されたり、革ジャンで指パッチンの変態に攫われたりしてたが、どーなるクレア?まだか下巻? <<レギオン II きみと僕らのいた世界>> 【著:杉原智則/絵:山都エンヂ/レ:電撃文庫】 平凡な高校生と滅亡の危機にある世界の戦士の記憶と世界の繋がりを巡る物語。二ヶ月連続で出版された上下巻構造 の物語なんだが、上巻は文章が上手く、本を読む面白さの描写とか良かった物の、オチが全く予想できずホントに 終わるのかい?って感じだった、しかし、下巻にて明かされる衝撃の設定、絶望的な戦闘の中での人間ドラマ そして作中ヒロインの描いた小説が、ストーリーにどう係わるのか?イラストがしょぼい為か余り顧みられないが 電撃では今期一番の拾いモノだった。
<<疾走する思春期のパラベラム 灰色領域の少女>> 【著:深見真/絵:うなじ/レ:ファミ通文庫】 トラウマとか傷ついた心を銃器に変えて戦う心理学的青春アクションストーリーって感じなんですかね 登場人物殆どがトラウマ持ちの為か、捻られまくった青春モノなっとります、美少女の同級性と仲良くなっていながら レズの先輩に惚れてしまう主人公とかね…。なんかこう真っ直ぐに行きそうにない青春モノってのは、悲劇的な未来が 予想される反面、ストーリーとしてドキドキして楽しいですよね。今回は物語の設定も明かされ始めてます。 しっかし、志甫は馬鹿だけど可愛いって設定は、本文読んでいてもホントそのまんまだよなー <<“文学少女"と穢名の天使>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 “文学少女"シリーズもコレでもう四冊目なのですが、全くダレル事無く、しかもストーリーを着実に進めています 今回のテーマは「オペラ座の怪人」相変わらずテーマを物語に絡めるのはとても上手かったですね、まぁ話自体は ちとビターな感じなんですが。しかし、今回の読みどころは心葉クンのほんのチョットの成長と人間関係での大きな前進 第5章の読後感は多分ラノベ読みの間でずっと語り草になるでしょうね、ああ良かったなぁ…。
186 :
179 :2007/07/21(土) 23:40:54 ID:1e2vOIqF
○<<オイレンシュピーゲル 弐 FRAGILE!!/壊れもの注意!!>> 【著:冲方丁/絵:白亜右月/レ:角川スニーカー文庫】 まず、角川靴でこの作品を出そう、というウブカタの発想に中指をおっ立てると共に大いなる賞賛を送りたい。 馬鹿じゃないのアンタでもすげぇよ。 テンポのよい文体と共に紡がれる少女たちの血に塗れた死闘、友情とチームワーク、 そして物語全体に溢れる現代社会への血と毒をたっぷり塗りつけたアイロニー。 嫌が応にも読者を無理やり引きずりこんで叩きつける、ストーリーの奔流。 文句なくイチオシに選ばせていただく。 <<超妹大戦シスマゲドン 2>> 【著:古橋秀之/絵:内藤隆/レ:ファミ通文庫】 これもまた、大いなる馬鹿をやらかした1冊。 しかし馬鹿は馬鹿でも、この馬鹿は大真面目に馬鹿をやった。 計算されつくした物語の進行、しかし吹き荒れるインフレの嵐、 その中でも決して破綻することなく、最後までしっかり結末を描ききった。 他にはちょっと真似のできない、古橋氏ゆえにこそ出来る芸当だと俺は思う。 ただの馬鹿が見たい人も、そうでない人にも、等しくお勧めの1冊。 キャラ賞は切羽詰ってるのでなしで。 ふぅ、あぶなかった。
[[01214384]] コードは数日前に取ったものの、忙しくて作品と文面に時間がかかってしまった・・・ ○<<黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 <<黄昏色の詠使い II 奏でる少女の道行きは>> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 王道的な魔法学園ファンタジーのようで、どこか違う雰囲気の作品。登場人物はみんな淡い印象で強烈さに 欠けてる。文章もところどころ怪しい部分がある。 だけど、それを差し引いて尚余りある魅力に満ちた作品。精緻に彩られた世界観の中で、少年少女が一生懸命 自分の夢と約束に向けて歩き続ける物語。それを見守る大人達も様々な思いを抱えてて、それが優しい文体で描かれて、 油断すると目から汗が出てきます。 <<哀しみキメラ IV>> 【著:来楽零/絵:柳原澪/レ:電撃文庫】 正直1巻を読んだ時はあまりに救えなさにどうしようかと思ったけど、 4巻目できちんと着陸したのを評価。決して全員が幸せになるエンディングではないけど、 一つの道を見つけ出した人物たちを見てほっとした。 <<クジラのソラ 03>> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 1巻からのインフレの極致。星とかバシバシ破壊します。 女の子がかわいい。でも最後どうなるの? こんな単文的な感想になってしまう。 熱血スポコンのはずが、なんか急にミステリーチックな雰囲気を醸し出してきて世界観に複雑みが ましてそれも良かった。 <<ウィザーズ・ブレイン VI 再会の天地 〈中〉>> 【著:三枝零一/絵:純珪一/レ:電撃文庫】 だからなんで中なんですか、中。 遅筆という側面を除けば非常に面白い世界観で人物達の絡まりあい方とかも素晴らしい。 1巻から続く生け贄、自己犠牲をテーマにした中で、キャラの強さが垣間見れた作品だった。 うーん、やっぱりヘイズだな自分は。奴のすましたキャラが最高です。2巻当初からの指ぱっちんだけは 今も憧れてる素敵技。
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179 :2007/07/21(土) 23:49:08 ID:1e2vOIqF
あとどうでもいい蛇足としては、 自分の中でなんか電撃ばっかり読んでた記憶しかないのだが、 いざ脳を揺り起こしてみると各レーベルにそれぞれ珠玉と言える作品が きっちりあったんだなーと再確認。 まだまだ捨てたもんじゃないなー、ライトノベル。 次点は「狼と香辛料IV」「悪魔のミカタ666」「とらドラ・スピンオフ!」「レジンキャストミルク7」「哀しみキメラIV」 「スプライトシュピーゲルI」「つどうメイク・マイ・デイ」「オイレンシュピーゲル壱」「涼宮ハルヒの分裂」「刀語第四話」 こうすると偏ってる件。
189 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/21(土) 23:53:07 ID:Fg1i+oRD
[[01591044]] ○<<BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 第二部完結。 スロースターターあざの耕平の真価がここにきて発揮された。今までの伏線や思惑がこの一冊に詰まっている。 展開や構成はピカイチ。一瞬たりとも退屈することがなかった。様々な人々の想いが繋がっていく展開には思わず涙。 第三部が楽しみでならない。 <<ヴァーテックテイルズ 麗しのシャーロットに捧ぐ>> 【著:尾関修一/絵:山本ケイジ/レ:富士見ミステリー文庫】 富士ミスからまさかこんな良作がでるとは思わなかった。 明らかに新人離れした筆力で、壮大な物語を描いている。佳作であることが不思議でならない。 可愛いイラストに騙されると痛い目に合うであろう一冊。 <<世界の中心、針山さん (2)>> 【著:成田良悟/絵:エナミカツミ、ヤスダスズヒト/レ:電撃文庫】 相も変わらず、変人・狂人入り乱れな短編集。 あらかじめ考えられていたかのような物語の集束は見事としか言いようがない。 この完成度を保ったまま、キャラクター小説の道を極めてほしい。
[[01635671]] <<封仙娘娘追宝録 10 天を決する大団円 (上)>> 【ろくごまるに/ひさいちよしき/ファンタジア】 前巻の怒涛の展開と鬼のようなヒキにも十分驚かされましたが、そんなもの遥か下に置き去りにする驚愕の嵐! まさに予想の付かない展開です。ここからタイトル通りに大団円となるのか、それとも…… いじられる姿が妙に可愛い恵潤と、ついに本領発揮(?)となる、かもしれない静嵐の次巻での活躍に期待しています。 <<嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸>> 【入間人間/左/電撃文庫】 レーベルスレでも作家スレでも、いろいろ言われていますが、まあ概ねそのような感じの作品です…… でもちゃんと楽しめる造りになっていると、思わないこともないです。祝続刊決定。 ○<<悪魔のミカタ666 スコルピオン・オープニング>> 【うえお久光/藤田香/電撃文庫】 既にシリーズ13巻を数える悪魔のミカタ、仕切りなおしとなる二学期編の登場です。7月の2巻と9月の3巻で16冊! 巻頭にそこそこの項数で、いままでのあらすじも収録されていますし、試しに今巻から読んでみては? 願望成就まで後一歩に迫った悪魔のミカタ、堂島コウ。その最後の試練とは? はたまたその成否は? そこで出てくる方法がアレって、おいおい。ええ、うえおは、うえお、なにも変わっちゃあぁいませんでした。本格的に話が動き始める2巻から間を置かず出る、9月の3巻も大いに楽しみです。 <<バカとテストと召喚獣>> 【井上堅ニ/葉賀ユイ/ファミ通】 イラストのよさは七難隠す、筆の速さは万難を排す。すばらしきエンターテイメント!! ライトノベルのカガミです。バカでバカな、バカづくしの一冊。 2巻でもペースをまったく落とさない将来性抜群なこの作品にホレました。幕間のバカテストがまたイイ味出してます。ワタシもバカでありたい。スミマセンいってみたかっただけです。 <<私の愛馬は凶悪です>> 【新井輝/緋鍵龍彦/ファミ通】 これもイラストがいいですなぁ。富士ミスのシリーズのパラレルな位置にあったりなかったり。やっていることはそう変わってないですが、 登場人物の性格が変わるとやっぱり話も違いますね。続きがいつになるかはわかりませんが、気長に待ってます。
191 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/21(土) 23:55:16 ID:Fg1i+oRD
>>189 <<赤石沢教室の実験>> 【著:田代裕彦/絵:----/レ:富士見書房 style-F】
田代裕彦、初の単行本。
テイストは<キリサキ>や<シナオシ>だが、すべてにおいて厚みが増している。
今までは読者の目を欺く事に重きが置かれていたのに対し、更に一歩踏み込み、
人の死生観というテーマを上手に描いている。また、特徴のある二人称文体も難なく使いこなしている。
作者の成長ぶりが伺える1冊だった。
<<青年のための読書クラブ>> 【著:桜庭一樹/絵:----/レ:新潮社】
完全にラノベ作家から逸脱し始めている。
<赤朽葉>よりは軽い印象だが、物語の構成はやはり際立っている。
流麗かつ丁寧な世界観描写も相変わらず。次作にも期待。
<キャラ賞>
{{ゼルマン・クロック}}(BLACK BLOOD BROTHERS)
とにかくカッコよかった。7巻での彼の活躍にはマジで感動。
192 :
イラストに騙された名無しさん :2007/07/21(土) 23:57:33 ID:InhmEuWx
[[01783624]] <<バカとテストと召喚獣>> 【著:井上堅二/絵:葉賀ユイ/レ:ファミ通文庫】 個人的には今年で一番のヒットだった。 バカが集まって秀才クラスにテストで勝とうという成り上がりストーリーがたまらない。 主人公たちの会話はどの箇所も笑えるし、章の間に挟まれている工夫も面白い。 重い気分が吹っ飛ぶような軽い話でまさにライトノベルといった感じ。 とにかく笑える! <<えむえむっ!2>> 【著:松野秋鳴/絵:QP:flapper/レ:MF文庫J】 笑いではバカテスに一歩劣るものの、その分ラブの部分が面白い。 ちょっと普通じゃない連中が織り成す奇妙な人間関係と恋愛関係が珍しい。 姉と母が好きなので2巻の方に投票! <<“文学少女"と穢名の天使>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 前回の覇者。 物珍しさがなくなってきたがまだまだ普通に面白い。 今後いよいよミウについて明らかになっていきそうで期待大。 とりあえずこの巻はツンデレで!
[[01329453]] <<翼は碧空を翔けて 3>> 【著:三浦真奈美/絵:椋本夏夜/レ:C★NOVELSファンタジア】 三浦真奈美はやっぱりうめえなあというのが読み終わっての感想。 飛行船というガジェットと第一次大戦ヨーロッパ的な時代背景の組み合わせはかなりいい。 欠点を上げるならやっぱりこの話はあと1巻分ぐらいあってもいい感じがする。ちょっと後半駆け足だったかな。 しかし最後の謁見シーンでは声を上げて笑ってしまったw 兄貴最強!w <<クラッシュ・ブレイズ 大峡谷のパピヨン>> 【著:茅田砂胡/絵:鈴木理華/レ:C★NOVELSファンタジア】 ※これはクラッシュブレイズではありません。スカーレットウィザード外伝です。 という注釈を入れておいたほうが絶対いいと思った快作。女王はやはりこうでないと。 一作丸ごと 女 王 大 爆 発 の巻。これぐらいやってくれれば本編のほうも継続するのにねえ。 <<陰陽ノ京 巻の五>> 【著:渡瀬草一郎/絵:洒乃渉/レ:電撃文庫】 やった!やっと出た!これを待っていた!という感じの五巻。さすが渡瀬だいい感じにこっちを炙ってくれるぜ。 ツンデレ神天一って上のほうで誰かが言ってたけどまさにそのとおりでバロス。 <<鳥籠荘の今日も眠たい住人たち (2)>> 【著:壁井ユカコ/絵:テクノサマタ/レ:電撃文庫】 烏龍…もとい鳥籠荘の二巻。今回もいい感じですかーべい。 賛否両論分かれると思うけどこういう少女マンガ的な電撃文庫もあっていいじゃない。 対抗心で「好きになった」とか言ってたのかと思ったらどうやら違うみたいでドキ*2 がんばれキズナ。 <<マリア様がみてる あなたを探しに>> 【著:今野緒雪/絵:ひびき玲音/レ:コバルト文庫】 瞳子編最終話。ここまで綺麗に幕が降りるとは思っていなかった。 ここまで散々引き伸ばされて恨み言の一つや二つや三つぐらい吐いたけど、これなら許せるし納得。 じゃあ次は由乃さんと菜々ちゃんをさあ早く書いていただきましょうか(鬼や) そんな主役たちの影でひっそりと動物園デートしちゃってる真美さん&日出実さんがかわいかったw
[[01559657]] ま、間に合わない……。上がコメント薄いけど許して。 ○<<BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 この熱さはタダゴトじゃない。 この巻の盛り上がりに比べれば、あの3巻がぬるま湯に等しく感じられるほどだった。 それぞれの選択、それぞれの覚悟、そしてそれぞれの『結果』。 キャラクターひとりひとりの生き様を感じた。文句なく今期のベスト、イチオシ作品です。 <<ダブルクロス・リプレイ・アライブ 2 追憶の宴>> 【著:矢野俊策、F.E.A.R./絵:しのとうこ/レ:ドラゴンブック】 新キャラクター参入のシリーズ第二弾に一票。死んだはずの柳也の妹が喫茶店に訪ねてきて…な話。 相変わらず王子のシナリオ・マスタリングは隙がなく、戦闘も容赦ない。 そしてそれについてくプレイヤーの面々すげえ。ギリギリのバランスと推理の妙は良質のミステリのようだ。 新キャラ薫の参入で、キャラクターの関係は戦闘面・精神面ともにもよりバランスがよくなり、面白くなった。 あ、ところでテレーズたんは王子の趣味ですか? <<精霊の守り人>> 【著:上橋菜穂子/絵:----/レ:新潮文庫】 コメントが難しい…… 元が児童文学のファンタジーで、このたび文庫落ちしたので読んでみた。 和風のような中華風のような世界感、主人公が27歳の女性ってのが新鮮だった。 これからが楽しみなシリーズ。
[[01773624]] 時間も読み直す暇もないし筆力もないし他人に勧めたいもの二つで ○<<バカとテストと召喚獣>> ギャグ物として久々に個人的大ヒット。あらすじ読んでありきたりの超能力学園ものかと思いきや バカのバカによるバカの為のコメディ、なんか浮いてる気がする”召喚獣”も”バカ”を生かすのに 上手く生かされてる。章間に挟まれる問題と回答はもとより所々挟まれるネタも腹筋物 <<マイフェアSISTER 姫君、拳を握りすぎです。>> 普通の小説だなとか思ってたら後半の転回以降でちょっと感動した 落ちの切なさに一票 何か書き込む時間も無いから荒いけどシュウリョウ。個人的にファミ通が今期あたり多かった気がする
まにあえ {{春名高巳&光稀}} (クジラの彼) いやあもうなんと言うかこの二人だけでご飯5杯いけるよ? すばらしいカップルでした。ありがとう有川女史。 {{ジャスミン}} (大峡谷のパピヨン) 女 王 大 爆 発 。 上でも書いたけどこれでこそジャスミン、もといパピヨン・ルージュだ。いやもとい女王だ。 最強のライダーとしての顔だけではなく女としての顔もたまに見せるけどそれもまたよしw {{}} {{真美&日出実}} (マリみて) いやいやいや何ちゃっかり二人でデートかましてやがりますかこのやろーw ワンシーンだけの登場なのに思わず萌えた。一票。 {{松平瞳子}} (マリみて) 今回は間違いなくあなたがヒロイン。祐巳とお幸せに。 僅差着外 <空色のリンク> 中里融司はもうちょっと長丁場でこそ真価を発揮するのに。ルルル編集部のばか。 <舞姫恋風伝> 徹頭徹尾良くも悪くも少女マンガだなあという感じ。こっちもシリーズにして欲しかった。 <クジラの彼> 萌え転がりながら読んだともさ。光稀さんかわいよ光稀さん。 <ストライク・ウィッチーズ 2> 恋の仕方が極端だw そこまで気付かないってどんだけーww <舞-乙HiME列伝 アヤネ飛翔☆篇> 飛翔してるのはアヤネじゃなくてアンリのほうだぞっとw <リリトレ V> 最後にもうワンパンチ欲しかった。主人公カップルよりアリソンのほうに萌えてしまうのは如何なものかw <ガンパレ 山口防衛戦> さすが榊まさかオリジナルで出してくれるとは思わなかった!ありあたう <世界平和は一家団欒のあとに> 今回の電撃新人の中では一番よかったと思う。
[[01756964]] <<時の魔法と烏羽玉の夜>> 【著:在原竹広/絵:GUNPOM/レ:電撃文庫】 ラスト約30ページはとても楽しませてもらいました。時間モノSF好きなもので。 小道具が1つ永久ループしているようだけど、それはご愛敬って事で。 <<“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店 2>> 【著:御堂彰彦/絵:タケシマサトシ/レ:電撃文庫】 アンティークとその力におぼれてしまう人の話。 1〜3話目も良いのだけど、4話目がさらによい。作者にとってはオチの話なんだろうけどね。 <<冬の巨人>> 【著:古橋秀之/絵:藤城陽/レ:徳間デュアル文庫】 極寒の地を旅する巨人の背に乗った都市に暮らす人々。 巨人の最後の日とその直後のラストシーンは美しかった。 時間がないので3票だし簡単だけどこれでおしまい。
<<クラッシュ・ブレイズ 大峡谷のパピヨン>> 【著:茅田砂胡/絵:鈴木理華/レ:C★NOVELSファンタジア】 “金銀黒の出てこない、シンプルな赤魔女外伝” このキャッチコピーだけで読みたくなる人が5人くらいいるはず! …とりあえず一行でまとめると、 「クインビーが手違いで盗まれて行方が分からなくなったので、取り戻すためにジャスミンが大暴れする話」 ジャスミンの乗った機体が常識では考えられない動きをする→ それを見た連中が混乱錯乱絶望のあまりアゴ外したり半泣きになったりする、のコンボが好きな人にオススメ。 『スペシャリストの誇り』所収「深紅の魔女」が好きな人は絶対好きだと思う。 他のオススメポイントとしては、周囲がジャスミンを持ち上げるための馬鹿オンリーではないこと! ジャスミンを見込んで数十年ぶりに整備屋に戻る爺さんとか ジャスミンの力を認める素直さと度量を持った天才パイロットが出てくるんで読んでて気持ちいい。 実は茅田砂胡は暁の天使たち以降だいぶ絶望してクラブレ3巻で切ってたんだけど、 ヒマだったから本作をなんとなく読んで、嬉しいことにこれが面白かったので投票。 次もこんな感じの作品を書いてほしい気持ちもこめつつ一票。 <<図書館危機>> 【著:有川浩/絵:----/レ:メディアワークス】 起承転結の転にあたる本作。 『危機』のタイトルにふさわしく、さまざまな問題が怒涛の勢いで図書隊に襲いかかる! で、読んでる時は燃えて燃えて燃えまくったが、今も印象に残ってるのは燃えじゃない部分ばかりで不思議。 昇任試験の実技が三キャラ三様の様相でよかった。子供慣れした郁の新しいアイデアや 柴崎の復讐も面白かったが、何より手塚で萌えました。手塚かわいいよ手塚。あと徽章のカミツレ。 このシリーズって文章の勢いがいいし掛け合いが抱腹絶倒級に面白いので“音”のイメージが強いんだけど、 カミツレのエピソードは視覚的なイメージを喚起された。妙に印象に残ってるのはたぶんそれでだろう。 リンゴに似た甘い香り、白く可憐な花の凛としたたたずまい――ここで『苦難の中の力』なんてもう反則だ。
[[01714663]] <<ダブルクロス・リプレイ・アライブ 2 追憶の宴>> 【著:矢野俊策、F.E.A.R./絵:しのとうこ/レ:ドラゴンブック】 やはりデザイナー。個々のシステムの意義意図と、ギミックと、シナリオの融合具合がすばらしい。 そして、プレイヤー選びも確か。 正面から立ち向かう、しのさんのプレイング、それに対して、ハードボイルドな大人を演じる柳也。 それに脇からちょっかいかけながら話を動かすミナリに。 2を選んだ理由はひとつ。薫、というかプレイヤーかわたなの上手さ。 <<ガンパレード・マーチ山口防衛戦>>【著:榊涼介/絵:きむらじゅんこ/レ:電撃ゲーム文庫】 榊ガンパレ新章開幕。やはり榊ガンパレだ、これが榊ガンパレだ。 散り散りから終結する仲間、もう一歩成長するために苦悩する若者。 バックストーリーが膨大なガンパレでこそ、それを抑えたときに際立つね ○<<連射王 〈下〉>> 【著:川上稔/絵:----/レ:メディアワークス】 ああ、これでこそ川上だ。圧倒的な、そして熱い、密度あるあの疾走感。 STGに触ったことある奴なら誰でも嵌れる。たとえ、断念した奴でも。 価値や意味や生産性よりも、熱意と本気。無駄なバカな遊び?だからどうしたよ?と <<図書館危機>> 【著:有川浩/絵:----/レ:メディアワークス】 さすが鉄板。 キャラをコロコロ動かすあのコミカルさと、それが本気で突き進んでくシリアスさのバランスは健在。 にしても、郁関係はかなり動いたなぁ。でもそれに真正面から薙ぎ倒してくのが郁だよな。 <<ウィザーズ・ブレイン VI 再会の天地 〈中〉>> 【著:三枝零一/絵:純珪一/レ:電撃文庫】 いれるのがないので、やはり安定好評化なウィザブレに。 「中」ですよ。まぁ、出ただけいいんですが。 でも中だるみなど無し。ああ、もうキャラが男女問わず可愛くてしかたない。 戦闘も相変わらず。 錬対ディーの奇策、規格外同士、セラフィアクレアの限定能力を駆使したコンビネーション、イルとサクラの腐れ縁と相性。
[[01481546]] 時をかける少女見てたら、時間がなくなった。 ○<<虎は躍り、龍は微笑む 獅王争覇!>> 【著:嬉野秋彦/絵:オカアサハ/レ:ファミ通文庫】 チキチキシリーズ嬉野秋彦の中華風新作。 ストーリーに筋を通した上で、賑やかなキャラクターがどたばたやる感じも相変わらずで楽しいです。 抜群の読みやすさで、おすすめの作品です。 <<新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz (2) 競争・怪盗・大湿原>> 【著:篠谷志乃、グループSNE 監修:清松みゆき/絵:桐原いづみ/レ:ドラゴンブック】 リプレイ集ですが、このシリーズはおすすめです。 読んでてこれほど幸せな気持ちになれる本はそうないでしょう。 善人パーティの行動には心が洗われるようです。 <<戦塵外史 二 八の弓、死鳥の矢>> 【著:花田一三六/絵:廣岡政樹/レ:GA文庫】 <<戦塵外史 三 大陸の嵐>> 【著:花田一三六/絵:廣岡政樹/レ:GA文庫】 このシリーズは歴史小説のような語り手が特徴的です。 かつて出版されたものの再版ですが、四巻からは、未収録話や新作になるとのことで、 続巻への期待が膨らみます。
∧∧ ミ _ ドスッ ( ,,)┌─┴┴─┐ /' つ 糸冬 了 │ 〜′ /´ └─┬┬─┘ ∪ ∪ ││ _ε3 ゛゛'゛'゛
ベストキャラクター賞 {{千城寺薫}}(ダブルクロス・リプレイ・アライブ 2 追憶の宴) アライブシリーズに新規参入したキャラクター、演じるのはFEARのザ・主人公かわたなこと田中信二。 …この人主人公より脇キャラの方が面白い気がするなぁ。 「プレイ中にあらかじめ起こりうるイベントとストーリーを先読みしてそれにあったセリフをガシガシ考える」 っていう経験値は、脇キャラでこそ生かされているのではないかと思うんだがどうか。 イサムとかクリスとかソーラレイ……もとい早良麗とか。 で、薫。まずマッドサイエンティストという設定に意表をつかれた。 そして見事に廻りを無視するゴーイング・マイウェイっぷりが素晴らしい。 ダイナミックかつファンタジックな報告書と「う、宇宙!?」に死ぬほどワロタので一票。 あ、テレーズたんください。 {{九条柳也}}(ダブルクロス・リプレイ・アライブ 2 追憶の宴) リプレイばかりですいません。 本作前半の主役、九条柳也。ハードボイルドな男。実にハードボイルドだっ。 かっこよかった。他のキャラとは違った意味で自分にはできないキャラクターだと思う。 明らかに脇役だったミナリに表紙を奪われてたが、それもまたよし。 {{葛城ミミコ}}(BBB7 王牙再臨) BBB7巻はたくさんのキャラクターの見せ場がありどれも熱かったが、 すべてはミミコを中心に廻っていたと思う。シリーズのキーキャラクターにふさわしい活躍だった。 あれだけいろんな人間・吸血鬼に愛されるのがよくわかる。この巻で泣いた人は多いようだが、 みんなどこで泣いたんだろう。自分は最後のミミコの映像のところで泣いた。 そこだけ数倍の光量で流れているように…のくだり。ずるいよもう。 セカンド・カンパニー頑張れ。ジローとの恋愛も…まあ、頑張れw
196=193です。IDでわかると思うけど。
{{クレオパトラ・ダンディ}}(ダブルクロス・リプレイ・トワイライト2 熱き夕陽の快男児) クマがクマであり、かぼちゃがかぼちゃであるように、ダンディはダンディである。 ワーディングもダンディ、ウォーキングもダンディ、そしてなにより生き様がダンディ。 j彼こそまさにダンディ・オブ・ダンディ、その名もクレオパトラ・ダンディ! これほど強烈なキャラクターもそういまい。NPCとは思えない存在感だ。 どうでもいいがこの本、帯の煽り文句が「クレオパトラ・ダンディ出現!」だぜ。意味わかんねーよw もうね、正直今回はこの人に投票するために参加したと言っても過言ではありません。 ちなみに作品の方は、自分的に今期のベスト6で、投票枠がひとつ足りないので見送り。 いやほんと作品単体でも出来よかったんだけどね。トワイライトシリーズの注釈は DXシリーズでは一番わかりやすくて面白くて、そこはすごく嬉しかったりするし。 まあ次の『さらば愛しき快男児』ではきっと投票することになるのでその時までとっとくってことで。
[[01795023]] ○<< オイレンシュピーゲル2FRAGILE!!/壊れもの注意!!>>【著:冲方丁/絵:白亜右月/レ:角川スニーカー文庫】 ウブカタが長編向けなのかがよくわかる作品。よくこんだけハイペースでスキがない作品を生み出せるものだ…… 今回は萌えも今風にコミットしてるのも二重丸 <<アリフレロ キス・神話・Good by>> 【著:中村九郎/絵:むらたたいち/レ:スーパーダッシュ文庫】 お、おかしい!前2作はネタとして楽しんでいたはずだ!そして今回も内容は相変わらずの九郎ワールド だが今回はポエム色が薄れて小説になってきたせいか、意外と小説の世界に入っていける もしかしたら、将来三島賞をとるのかも <<冬の巨人>> 【著:古橋秀之/絵:藤城陽/レ:徳間デュアル文庫】 ライトノベルにこんなこと言うのはアレだが、この小説には絵はいらなかった。絵自体がダメなのではない とにかく想像力を刺激するので脳内の絵が勝っているのだ。これは将来古橋版地球の長い午後が読めるってこと?
206 :
199 :2007/07/22(日) 00:00:28 ID:S5zXJpg+
ベストキャラクター賞 {{クレオパトラ・ダンディ}}(ダブルクロス・リプレイ・トワイライト2 熱き夕陽の快男児) 「悪のナチスが攻めてきた!奴の武器はダンディズム!」 反則です本当に。 あのワーディング、無駄の多いマイナーアクション、その他エトセトラエトセトラ それを正面から受け止める大悟、稲葉さんもさすがすぎ。 {{千城寺薫}}(ダブルクロス・リプレイ・アライブ 2 追憶の宴) プレイヤーのかわたなが素晴らしい。 自分でシーンをドライブする方ではないのだが、他プレイヤーの立ち居地を常に意識しながら、フォローしたり対比構造を作ったりと、そして戦術の面でもしっかりと役割分担をする、サポート力が素晴らしい。 それでいて飄々と立ち回るんだからまた。 ああああ時間がない〜
うわ、キャラだけ先に投票しとけばよかった…。
>201以前の投票が有効になります。 現在集計中ですのでお待ちください。
無理かもだけど
>>193 は一番上がイチオシでお願いします。
>>206 友達にならないか? いろんな意味で。
_| ̄|○ ダンディ…
>>210 ああ、お前は仲間だ…
……ダンディ……ダンディ……ダンディーー!
<<とある魔術の禁書目録(12)>> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】 プロローグの御坂美琴に悶えたのでそれだけで。 今回は不作気味だなぁ…… <<とらドラ 4!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 今回2番目によかった作品。 何考えてるか読めないのが約2名いるけど、 それ以外の、竜児、大河、亜美の心理描写が丁寧だったのグッド。 <<リリアとトレイズ VI 私の王子様 〈下〉>> 【著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/レ:電撃文庫】 アリソンシリーズ第2部もこれにて完結。 んー、でもこれ。アリソンと比べるとテーマ性は弱いなぁ。 というか最後まで少佐とアリソンが強過ぎて緊迫感なかった。(ほめてねえ) まぁ、それでもなんだかんだでヒーローをやってくれたヘタレに一票 <<ムシウタ 08. 夢時めく刻印>> 【著:岩井恭平/絵:るろお/レ:角川スニーカー文庫】 ミスリード作家岩井恭平の真骨頂。 初見で読んだときは「一度でいいから詩歌のこと思い出してやってください」と心の中で何回叫んだことか。 ○<<涼宮ハルヒの分裂>> 【著:谷川流/絵:いとうのいぢ/レ:角川スニーカー文庫】 なんだかんだで厨が増えても、自分が厨だと言われてもあえて豪語する。 ハルヒは面白いと。 この、メタ視点の使い方が本来の谷川作品だよなぁ。 上手くこの広げた風呂敷を畳んでくれるか『驚愕』には期待 <キャラ賞> 花城摩理(ムシウタbug 5th.夢まどろむ迷子)【著:岩井恭平/絵:るろお/レ:角川スニーカー文庫】 ここまで素敵に前半の萌えキャラっぷりとかりそめの儚い命を演出してくれるとは思いませんでした。
イチオシ賞と大賞の集計がひとまず完了しました。 引き続きキャラ賞の集計に入ります。 こちらは票数も少ないのでそれほど時間はかからないと思います。
集計が終了しました。 結果発表の前に無効と判断したコードについて発表します。 発行所でお断りしている ・地域、プロバイダー、投票作品が一致した投票 に加え、 ・2chへの書き込みが不可能なはずのネットカフェもしくはプロキシと思われるIPから取得されたコードによる投票 も集計人の判断で無効としました。 正当な投票でありながらこの基準で無効票となってしまった方がいれば申し訳ありません。 公正を期すためということでご了承ください。 対象となったコードは以下の通りです。 [[00494360]] [[00587941]] [[00717606]] [[00813161]] [[00882456]] [[00896484]] [[00928273]] これとは別に発行履歴のないコードによる投票も無効としました。 対象となったコードは以下の通りです。 [[01058542]] [[0115342]] [[01301934]] [[0151042]] [[00310255]] [[00337542]]
なお、 [[00608871]] はソノラマ大賞用のコード設置所で取得されたものでしたが、 IP等から判断して多重の可能性は無視できると判断して有効扱いにしました。
1票 7位タイ 1票 {{イブマリー・イェレミーアス}}(黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで) {{DDF/AH-07JD & sDDF/AH-07JD}}(E.a.G.) {{エイダ・ユン}}(黄昏色の詠使い II 奏でる少女の道行きは) {{エンリケ}}(戦う司書と荒縄の姫君) {{ジャスミン}} (大峡谷のパピヨン) {{ゼルマン・クロック}}(BLACK BLOOD BROTHERS) {{ちくわ}}(人類は衰退しました) {{ティセ・グロリアスドーン}}(グロリアスドーン 2 少女は夕暮れに遊ぶ/同 3 少女は宵闇に彷徨う) {{ティル・アウグストダスク&上温湯静花}}(グロリアスドーン 2 少女は夕暮れに遊ぶ) {{とがめ}}(作品名:刀語) {{ナバル&メイベル}}(くじびき勇者さま 4番札 誰が女神さまよっ!) {{ミミズク&フクロウ}}(ミミズクと夜の王) {{ミルヴィル}}(バード・ハート・ビート) {{みーくん}}(作品名:嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸) {{ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール}}(作品名:ゼロの使い魔) {{レンテンシア・イズラデリ}}(僕と魔女式アポカリプス) {{横山かごめ}}(でかい月だな) {{海棠ケイ&梔ナオ}}(作品名 バニラ A sweet partner) {{吉井明久&坂本雄二}}(バカとテストと召喚獣) {{供犠創嗣&折口きずな}}(作品名:新本格魔法少女りすか) {{古屋佐保・菜保}}(魔女を忘れてる) {{戸丸一彦&アデライーデ}}(スイートホームスイート 4 世界で一番すてきな遺産) {{戸馬的}}(DDD) {{高村コウ&岩村蓮}}(連射王)
1票続き {{佐々木}}(涼宮ハルヒの分裂) {{錆白兵}}(刀語) {{手塚光}}(図書館危機) {{春名高巳&光稀}} (クジラの彼) {{松平瞳子}} (マリみて) {{真儀瑠紗鳥}}(マテリアルゴーストシリーズ) {{真美&日出実}} (マリみて) {{千早千歳}}(暗闇にヤギを探して2・3) {{川嶋亜美}}(とらドラ 4!) {{早瀬綾佳}}(哀しみキメラ) {{蒼井典子}}(扉の外) {{速水殊子}}(レジンキャストミルク) {{大日本豊秋津洲}}(モノケロスの魔杖は穿つ 2) {{竹さん&麻美祐子}}(連射王) {{天花寺大悟&クレオパトラ・ダンディ}}(ダブルクロス・リプレイ・トワイライト2 熱き夕陽の快男児) {{天乃原周&手鞠坂幸二}}(トリックスターズ) {{天野遠子}}(“文学少女"と穢名の天使) {{土岐キズナ&織田影虎(カラ)&織部紗代(カッサンドラ)}}(烙印よ、絆を宿せ。 SCAR/EDGE (4)) {{堂島コウ}}(悪魔のミカタ666 スコルピオン・オープニング) {{妖精さん}}(人類は衰退しました) {{理渦器}}(封仙娘娘追宝録) {{龍華}}(封仙娘娘追宝録)
2位タイ 2票 {{クレオパトラ・ダンディ}}(ダブルクロス・リプレイ・トワイライト2 熱き夕陽の快男児) {{ネイト&クルーエル}}(黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで) {{ノロティ・マルチェ}}(戦う司書と荒縄の姫君) {{琴吹ななせ}}(“文学少女"と穢名の天使) {{櫛枝実乃梨}}(とらドラ4!) 1位 5票 {{イブマリー&カインツ}}(黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで) 以上の通り、今回のキャラ賞は「黄昏色の詠使い」の約束のカップル、 イブマリー&カインツの優勝です。
続いてイチオシ賞の発表です。 1票 <アリフレロ キス・神話・Good by> 【著:中村九郎/絵:むらたたいち/レ:スーパーダッシュ文庫】 <アレクシオン・サーガ> 【著:五代ゆう/絵:いのまたむつみ/レ:HJ文庫】 <いぬかみっ! 14 完結編 〈下〉 〜fly high high〜> 【著:有沢まみず/絵:若月神無/レ:電撃文庫】 <えむえむっ!> 【著:松野秋鳴/絵:QP:flapper/レ:MF文庫J】 <くじびき勇者さま 4番札 誰が女神さまよっ!> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 <クジラの彼> 【著:有川浩/絵:----/レ:新潮社】 <クレイジーフラミンゴの秋> 【著:誼阿古/絵:藤本みゆき/レ:GA文庫】 <スイートホームスイート 4 世界で一番すてきな遺産> 【著:佐々原史緒/絵:カヅキレン/レ:ファミ通文庫】 <せんすいかん まとめ> 【著:水城正太郎/絵:あぼしまこ/レ:HJ文庫】 <ダブルクロス・リプレイ・トワイライト2 熱き夕陽の快男児> 【著:田中天、F.E.A.R./絵:しろー大野/レ:ドラゴンブック】 <とらドラ・スピンオフ! 幸福の桜色トルネード> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 <バニラ A sweet partner> 【著:アサウラ/絵:高山瑞樹×曽我部修司(シトロネット)/レ:スーパーダッシュ文庫】 <ペルソナ3ノベルアンソロジー> 【著:一迅社 /レ:一迅社】 <ぼくと魔女式アポカリプス 2 Cradle Elves Type> 【著:水瀬葉月/絵:藤原々々/レ:電撃文庫】 <ランド・オブ・ザ・ギルティ> 【著:鈴吹太郎/F.E.A.R./絵:田口順子他/レ:ゲーム・フィールド】 <哀しみキメラ IV> 【著:来楽零/絵:柳原澪/レ:電撃文庫】 <嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸> 【著:入間人間/絵:左/レ:電撃文庫】 <楽園ヴァイオリン クラシック ノート> 【著:友桐夏/絵:四位広猫/レ:コバルト文庫】 <虎は躍り、龍は微笑む 獅王争覇!> 【著:嬉野秋彦/絵:オカアサハ/レ:ファミ通文庫】
1票続き <抗いし者たちの系譜 再始の女王> 【著:三浦良/絵:KIRIN/レ:富士見ファンタジア文庫】 <十八時の音楽浴 漆黒のアネット> 【著:ゆずはらとしゆき 原作:海野十三/絵:宮の坂まり/レ:ガガガ文庫】 <戦乱の大地3 氷と炎の歌> 【著:ジョージ・R・R・マーティン/訳:岡部宏之/レ:早川書房】 <大正野球娘。> 【著:神楽坂淳/絵:小池定路/レ:トクマ・ノベルズEdge】 <刀語 第四話 薄刀・針> 【著:西尾維新/絵:竹/レ:講談社BOX】 <扉の外> 【著:土橋真二郎/絵:白身魚/レ:電撃文庫】 <封仙娘娘追宝録 10 天を決する大団円 (上)> 【著:ろくごまるに/絵:ひさいちよしき/レ:富士見ファンタジア文庫】 <翼は碧空を翔けて 3> 【著:三浦真奈美/絵:椋本夏夜/レ:C★NOVELSファンタジア】 <神様のおきにいり 4 ねこまたの巻> 【著:内山靖二郎/絵:真田茸人/レ:MF文庫J】 2票 <オイレンシュピーゲル 弐 FRAGILE!!/壊れもの注意!!> 【著:冲方丁/絵:白亜右月/レ:角川スニーカー文庫】 <とらドラ 4!> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 <ムシウタ 08. 夢時めく刻印> 【著:岩井恭平/絵:るろお/レ:角川スニーカー文庫】 <レジンキャストミルク 7> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 <殺×愛 7 ―きるらぶ SEVEN―> 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】 <人類は衰退しました> 【著:田中ロミオ/絵:山崎透/レ:ガガガ文庫】 <戦う司書と荒縄の姫君> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 <連射王 〈下〉> 【著:川上稔/絵:----/レ:メディアワークス】
3票 <バカとテストと召喚獣> 【著:井上堅ニ/絵:葉賀ユイ/レ:ファミ通文庫】 4票 <悪魔のミカタ666 スコルピオン・オープニング> 【著:うえお久光/絵:藤田香/レ:電撃文庫】 10票 <BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 11票 <黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 以上の通り、イチオシ賞は 「BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―」 との接戦を制した 「黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで」の優勝です。 上位作品についての感想の抜粋を行いますので 大賞の発表はもう少しお待ちください。
お待たせしました。大賞の発表に入ります。 1票 <108年目の初恋。> 【著:末永外徒/絵:とりしも/レ:ファミ通文庫】 <アスラクライン (7) 凍えて眠れ> 【著:三雲岳斗/絵:和狸ナオ/レ:電撃文庫】 <アレクシオン・サーガ> 【著:五代ゆう/絵:いのまたむつみ/レ:HJ文庫】 <イシュターナの祝鐘> 【著:雨川恵/絵:桃季さえ/レ:ビーンズ文庫】 <えむえむっ!> 【著:松野秋鳴/絵:QP:flapper/レ:MF文庫J】 <えむえむっ!2> 【著:松野秋鳴/絵:QP:flapper/レ:MF文庫J】 <オペラ・ラビリント 光と滅びの迷宮> 【著:栗原ちひろ/絵:THORES柴本/レ:ビーンズ文庫】 <お留守バンシー (4)> 【著:小河正岳/絵:戸部淑/レ:電撃文庫】 <カタリ・カタリ トキオカシ 2> 【著:萩原麻里/絵:鹿澄ハル/レ:富士見ミステリー文庫】 <くじびき勇者さま 4番札 誰が女神さまよっ!> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 <クジラの彼> 【著:有川浩/絵:----/レ:新潮社】 <グロリアスドーン 2 少女は夕暮れに遊ぶ> 【著:庄司卓/絵:四季童子/レ:HJ文庫】 <コードギアス 反逆のルルーシュ STAGE-0- ENTRANCE> 【著:岩佐まもる ストーリー原案:大河内一楼、谷口悟朗/絵:木村貴弘、千羽由利子/レ:角川スニーカー文庫】 <サクラ上等。> 【著:三浦勇雄/絵:屡那/レ:MF文庫J】 <サマーバケーションEP> 【著:古川日出男/レ:文藝春秋単行本】 <シャイニング・ティアーズ to ウィンド 姫君たちの冒険> 【著:加納新太/絵:Tony/レ:ファミ通文庫】 <シャギードッグ 天使の序章> 【著:七尾あきら/絵:宮城/レ:GA文庫】 <シャギードッグ II 人形の鎮魂歌 〜defeated〜> 【著:七尾あきら/絵:宮城/レ:GA文庫】 <ステレオタイプ・パワープレイ> 【著:川口士/絵:ぴと/レ:スクウェア・エニックスノベルズ】 <せんすいかん まとめ> 【著:水城正太郎/絵:あぼしまこ/レ:HJ文庫】 <でかい月だな> 【著:水森サトリ/絵:----/レ:集英社】 <とある魔術の禁書目録 (12)> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】
1票続き <ドラグネット・ミラージュ2 10万ドルの恋人> 【著:賀東招二/絵:篠房六郎 /レ:ゼータ文庫】 <トリックスターズC PART1> 【著:久住四季/絵:甘塩コメコ/レ:電撃文庫】 <トリックスターズC PART2> 【著:久住四季/絵:甘塩コメコ/レ:電撃文庫】 <バカとテストと召喚獣2> 【著:井上堅ニ/絵:葉賀ユイ/レ:ファミ通文庫】 <プリンセスハーツ 〜麗しの仮面夫婦の巻〜> 【著:高殿円/絵:香代乃/レ:ルルル文庫】 <ペルソナ3ノベルアンソロジー> 【著:一迅社 /レ:一迅社】 <ぼくらの 〜alternative〜 (1)> 【著:大樹連司 原作:鬼頭莫宏/絵:鬼頭莫宏/レ:ガガガ文庫】 <マテリアルゴースト 0> 【著:葵せきな/絵:てぃんくる/レ:富士見ファンタジア文庫】 <マテリアルゴースト 4> 【著:葵せきな/絵:てぃんくる/レ:富士見ファンタジア文庫】 <マテリアルゴースト 5> 【著:葵せきな/絵:てぃんくる/レ:富士見ファンタジア文庫】 <ヤングガン・カルナバル 前夜祭・標的は木暮塵八> 【著:深見真/絵:蕗野冬/レ:トクマ・ノベルズEdge】 <ラビオリ・ウエスタン> 【著:森橋ビンゴ/絵:芥川明/レ:ファミ通文庫】 <ランド・オブ・ザ・ギルティ> 【著:鈴吹太郎/F.E.A.R./絵:田口順子他/レ:ゲーム・フィールド】 <リリアとトレイズY 私の王子様(下)>【著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/レ:電撃文庫】 <レギオン II きみと僕らのいた世界> 【著:杉原智則/絵:山都エンヂ/レ:電撃文庫】 <レジンキャストミルク 6> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 <れでぃxばと!3> 【著:上月司/絵:むにゅう/レ:電撃文庫】 <暗闇にヤギを探して 2> 【著:穂史賀雅也/絵:シコルスキー/レ:MF文庫J】 <暗闇にヤギを探して 3> 【著:穂史賀雅也/絵:シコルスキー/レ:MF文庫J】 <骸骨ナイフでジャンプ (4) ナイフのヒミツとブラックモジャーの宝> 【著:阿智太郎/絵:宮須弥/レ:電撃文庫】 <楽園ヴァイオリン クラシック ノート> 【著:友桐夏/絵:四位広猫/レ:コバルト文庫】 <鬼切り夜鳥子 2 京都ミステリーツアー> 【著:桝田省治/絵:佐嶋真実/レ:ファミ通文庫】
1票続き <泣き虫弱虫諸葛孔明 第弐部> 【著:酒見賢一/レ:文藝春秋】 <銀河英雄伝説 1 黎明篇> 【著:田中芳樹/絵:星野之宣/レ:創元SF文庫】 <君の居た昨日、僕の見る明日 5 ―Graduation Ceremony―> 【著:榊一郎/絵:狐印/レ:富士見ファンタジア文庫】 <月の娘 2> 【著:渡辺まさき/絵:山田秀樹/レ:HJ文庫】 <抗いし者たちの系譜 再始の女王> 【著:三浦良/絵:KIRIN/レ:富士見ファンタジア文庫】 <護樹騎士団物語 VI 幼年学校候補生> 【著:水月郁見/絵:鈴木理華/レ:トクマ・ノベルズEdge】 <彩雲国物語 青嵐にゆれる月草> 【著:雪乃紗衣/絵:由羅カイリ/レ:ビーンズ文庫】 <殺×愛 6 ―きるらぶ SIX―> 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】 <時の魔法と烏羽玉の夜> 【著:在原竹広/絵:GUNPOM/レ:電撃文庫】 <疾走する思春期のパラベラム 灰色領域の少女> 【著:深見真/絵:うなじ/レ:ファミ通文庫】 <灼眼のシャナ XIV> 【著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/レ:電撃文庫】 <渚フォルテッシモ> 【著:城崎火也/絵:桐野霞/レ:MF文庫】 <新本格魔法少女りすか3> 【著:西尾維新/絵:西村キヌ/レ:講談社ノベルス】 <神曲奏界ポリフォニカ トライアングル・ブラック> 【著:大迫純一/絵:BUNBUN/レ:GA文庫】 <神様のおきにいり 4 ねこまたの巻> 【著:内山靖二郎/絵:真田茸人/レ:MF文庫J】 <声で魅せてよベイビー> 【著:木本雅彦/絵:ヤス/レ:ファミ通文庫】 <精霊の守り人> 【著:上橋菜穂子/絵:----/レ:新潮文庫】 <赤石沢教室の実験> 【著:田代裕彦/絵:----/レ:富士見書房 style-F】 <戦塵外史 三 大陸の嵐> 【著:花田一三六/絵:廣岡政樹/レ:GA文庫】 <戦乱の大地3 氷と炎の歌> 【著:ジョージ・R・R・マーティン/訳:岡部宏之/レ:早川書房】 <断章のグリム IV 人魚姫・下> 【著:甲田学人/絵:三日月かける/レ:電撃文庫】
1票続き <刀語 第一話 絶刀・鉋> 【著:西尾維新/絵:竹/レ:講談社BOX】 <刀語 第三話 千刀・?> 【著:西尾維新/絵:竹/レ:講談社BOX】 <僕たちのパラドクス ―Acacia2279―> 【著:厚木隼/絵:QP:flapper/レ:富士見ミステリー文庫】 2票 <GOSICKs III ―ゴシックエス・秋の花の思い出―> 【著:桜庭一樹/絵:武田日向/レ:富士見ミステリー文庫】 <いぬかみっ! 14 完結編 〈下〉 〜fly high high〜> 【著:有沢まみず/絵:若月神無/レ:電撃文庫】 <ヴァーテックテイルズ 麗しのシャーロットに捧ぐ> 【著:尾関修一/絵:山本ケイジ/レ:富士見ミステリー文庫】 <オイレンシュピーゲル 壱 Black & Red & White> 【著:冲方丁/絵:白亜右月/レ:角川スニーカー文庫】 <オオカミさんと“傘”地蔵さんの恋> 【著:沖田雅/絵:うなじ/レ:電撃文庫】 <くじびき勇者さま 3番札 誰が聖女よ!?> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 <クジラのソラ 02> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 <クジラのソラ 03> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 <クラッシュ・ブレイズ 大峡谷のパピヨン> 【著:茅田砂胡/絵:鈴木理華/レ:C★NOVELSファンタジア】 <サクラサク上等。> 【著:三浦勇雄/絵:屡那/レ:MF文庫J】 <スイートホームスイート 4 世界で一番すてきな遺産> 【著:佐々原史緒/絵:カヅキレン/レ:ファミ通文庫】 <スプライトシュピーゲル I Butterfly & Dragonfly & Honeybee> 【著:冲方丁/絵:はいむらきよたか/レ:富士見ファンタジア文庫】 <ダブルクロス・リプレイ・アライブ 2 追憶の宴> 【著:矢野俊策、F.E.A.R./絵:しのとうこ/レ:ドラゴンブック】 <ダブルクロス・リプレイ・トワイライト2 熱き夕陽の快男児> 【著:田中天、F.E.A.R./絵:しろー大野/レ:ドラゴンブック】 <とある魔術の禁書目録 (13)> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】 <なつき☆フルスイング! ケツバット女、笑う夏希。> 【著:樹戸英斗/絵:ほんだありま/レ:電撃文庫】
2票続き <ねくろま。> 【著:平坂読/絵:じろう/レ:MF文庫J】 <ヒツギでSOSO!> 【著:文岡あちら/絵:よう太/レ:ファミ通文庫】 <ぼくと魔女式アポカリプス 2 Cradle Elves Type> 【著:水瀬葉月/絵:藤原々々/レ:電撃文庫】 <マイフェアSISTER 姫君、拳を握りすぎです。> 【著:竹岡葉月/絵:きゆづきさとこ/レ:ファミ通文庫】 <マリア様がみてる クリスクロス> 【著:今野緒雪/絵:ひびき玲音/レ:コバルト文庫】 <吉永さん家のガーゴイル 12> 【著:田口仙年堂/絵:日向悠二/レ:ファミ通文庫】 <月光のカルネヴァーレ 〜白銀のカリアティード〜 I> 【著:J・さいろー 原作:ニトロプラス/絵:大崎シンヤ (UNKNOWN)/レ:ガガガ文庫】 <砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet> 【著:桜庭一樹/絵:----/レ:角川書店】 <酸素は鏡に映らない> 【著:上遠野浩平/絵:toi8/レ:講談社ミステリーランド】 <十八時の音楽浴 漆黒のアネット> 【著:ゆずはらとしゆき 原作:海野十三/絵:宮の坂まり/レ:ガガガ文庫】 <新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz (2) 競争・怪盗・大湿原> 【著:篠谷志乃、 <神様のメモ帳> 【著:杉井光/絵:岸田メル/レ:電撃文庫】 <世界の中心、針山さん (2)> 【著:成田良悟/絵:エナミカツミ、ヤスダスズヒト/レ:電撃文庫】 <世界平和は一家団欒のあとに> 【著:橋本和也/絵:さめだ小判/レ:電撃文庫】 <青年のための読書クラブ> 【著:桜庭一樹/絵:----/レ:新潮社】 <戦塵外史 二 八の弓、死鳥の矢> 【著:花田一三六/絵:廣岡政樹/レ:GA文庫】 <大正野球娘。> 【著:神楽坂淳/絵:小池定路/レ:トクマ・ノベルズEdge】 <超妹大戦シスマゲドン 2> 【著:古橋秀之/絵:内藤隆/レ:ファミ通文庫】 <鳥籠荘の今日も眠たい住人たち (2)> 【著:壁井ユカコ/絵:テクノサマタ/レ:電撃文庫】
2票続き <刀語 第四話 薄刀・針> 【著:西尾維新/絵:竹/レ:講談社BOX】 <刀語 第五話 賊刀・鎧> 【著:西尾維新/絵:竹/レ:講談社BOX】 <扉の外 II> 【著:土橋真二郎/絵:白身魚/レ:電撃文庫】 <魔女を忘れてる> 【著:小林めぐみ/絵:----/レ:富士見書房 style-F】 <翼は碧空を翔けて 3> 【著:三浦真奈美/絵:椋本夏夜/レ:C★NOVELSファンタジア】 <流血女神伝 喪の女王 6> 【著:須賀しのぶ/絵:船戸明里/レ:コバルト文庫】 3票 <EX!> 【著:織田兄第/絵:岩政宇騎/レ:GA文庫】 <アリフレロ キス・神話・Good by> 【著:中村九郎/絵:むらたたいち/レ:スーパーダッシュ文庫】 <ウィザーズ・ブレイン VI 再会の天地 〈中〉> 【著:三枝零一/絵:純珪一/レ:電撃文庫】 <カナスピカ> 【著:秋田禎信/絵:----/レ:講談社】 <クレイジーフラミンゴの秋> 【著:誼阿古/絵:藤本みゆき/レ:GA文庫】 <ゼロの使い魔 11 追憶の二重奏> 【著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/レ:MF文庫J】 <ペルソナ3 シャドウクライ> 【著:藤原健市/絵:副島成記/レ:ファミ通文庫】 <マリア様がみてる あなたを探しに> 【著:今野緒雪/絵:ひびき玲音/レ:コバルト文庫】 <嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸> 【著:入間人間/絵:左/レ:電撃文庫】 <銀月のソルトレージュ 2 金狼の住処> 【著:枯野瑛/絵:得能正太郎/レ:富士見ファンタジア文庫】 <私の愛馬は凶悪です> 【著:新井輝/絵:緋鍵龍彦/レ:ファミ通文庫】 <世界平和は一家団欒のあとに (2) 拝啓、悪の大首領さま> 【著:橋本和也/絵:さめだ小判/レ:電撃文庫】 <封仙娘娘追宝録 10 天を決する大団円 (上)> 【著:ろくごまるに/絵:ひさいちよしき/レ:富士見ファンタジア文庫】 <烙印よ、絆を宿せ。 SCAR/EDGE (4)> 【著:三田誠/絵:植田亮/レ:富士見ファンタジア文庫】 <連射王 〈上〉> 【著:川上稔/絵:----/レ:メディアワークス】 <狼と香辛料 IV> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】
4票 <“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店 2> 【著:御堂彰彦/絵:タケシマサトシ/レ:電撃文庫】 <バニラ A sweet partner> 【著:アサウラ/絵:高山瑞季、曽我部修司 (シトロネット)/レ:スーパーダッシュ文庫】 <ムシウタ 08. 夢時めく刻印> 【著:岩井恭平/絵:るろお/レ:角川スニーカー文庫】 <モノケロスの魔杖は穿つ 2> 【著:伊都工平/絵:巳島/レ:MF文庫J】 <哀しみキメラ IV> 【著:来楽零/絵:柳原澪/レ:電撃文庫】 <円環少女 (5) 魔導師たちの迷宮> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 <冬の巨人> 【著:古橋秀之/絵:藤城陽/レ:徳間デュアル文庫】 <武林クロスロード> 【著:深見真/絵:Rebis/レ:ガガガ文庫】 19位タイ 5票 <ガンパレード・マーチ 山口防衛戦> 【著:榊涼介/絵:きむらじゅんこ/レ:電撃ゲーム文庫】 <レジンキャストミルク 7> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 <悪魔のミカタ666 スコルピオン・オープニング> 【著:うえお久光/絵:藤田香/レ:電撃文庫】 <扉の外> 【著:土橋真二郎/絵:白身魚/レ:電撃文庫】
17位タイ 6票 <“文学少女"と穢名の天使> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 <オイレンシュピーゲル 弐 FRAGILE!!/壊れもの注意!!> 【著:冲方丁/絵:白亜右月/レ:角川スニーカー文庫】 8位タイ 7票 <DDD 1> 【著:奈須きのこ/絵:こやまひろかず/レ:講談社BOX】 <とらドラ 4!> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 <とらドラ・スピンオフ! 幸福の桜色トルネード> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 <フルメタル・パニック! つどうメイク・マイ・デイ> 【著:賀東招二/絵:四季童子/レ:富士見ファンタジア文庫】 <ミミズクと夜の王> 【著:紅玉いづき/絵:磯野宏夫/レ:電撃文庫】 <陰陽ノ京 巻の五> 【著:渡瀬草一郎/絵:洒乃渉/レ:電撃文庫】 <殺×愛 7 ―きるらぶ SEVEN―> 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】 <戦う司書と荒縄の姫君> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 <涼宮ハルヒの分裂> 【著:谷川流/絵:いとうのいぢ/レ:角川スニーカー文庫】
6位タイ 8票 <図書館危機> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】 ◆放送禁止用語をテーマにした「ねじれたコトバ」は一読の価値がある。 ◆組織の醜いところを程良く作品に盛り込んでくれてるのも個人的にはポイントが高いです。 ◆非常に高度な感情と理性を持って行動する人物達と、 ストレートで感情移入しやすい主人公による人間ドラマが、素敵なのです。 ◆好きなところは皆の、特におっさんらの職と理想に対する姿勢。嫌いなところは本気で嫌なので言わぬが花。 <連射王 〈下〉> 【著:川上稔/絵:なし/レ:メディアワークス】 ◆ゲームなんて所詮は遊びだけど、遊びでも本気になればそれはもう一つの青春なのだと力強く告げてくれた。 ◆ 「本気になれるもの、ありますか?」 青春時代に馬鹿みたいにゲームしてた日々を思い出させてくれた作品。 ◆価値があるから一生懸命やるんじゃない。 一生懸命やるから価値があるんだ。 そんな言葉が胸をよぎる。 ◆価値や意味や生産性よりも、熱意と本気。無駄なバカな遊び?だからどうしたよ?と 電撃の単行本2冊が6位タイにランクイン。 大賞でも常連の作家さんたちです。
4位タイ 9票 <黄昏色の詠使い II 奏でる少女の道行きは> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 ◆前作の質の高さゆえ続編は不安だったけど、それを見事杞憂としてくれた作品。前作以上に優しくて綺麗な描写に溢れてます。 ◆周りの多くの人間に助けられて成長していく姿を描くというのは、主人公最強主義の物語とはまた別の面白さ を与えてくれた。 ◆キャラの造形や<賛来歌>の表現など全体的に爽やかな印象があって好感触な作品でした ◆精緻に彩られた世界観の中で、少年少女が一生懸命自分の夢と約束に向けて歩き続ける物語。 それを見守る大人達も様々な思いを抱えてて、それが優しい文体で描かれて、油断すると目から汗が出てきます。 <人類は衰退しました>【著:田中ロミオ/絵:山崎透/レ:ガガガ文庫】 ◆まあ、無理矢理例えるなら、美人に落ちが微妙な小話を小一時間聞かされた時の気分に 近い気がします。たまたま好みのタイプならそれなりに楽しいですが、やっぱり脱力、 みたいな・・・余計に判りにくいですか、そうですか。 ◆主人公が報告書で責任逃れをするさまにワロタ。 ◆ムダに高水準の技術を持っているくせに、人間さんの言語がいまいち不得意な妖精さんと、妖精さんと 人間との中を取り持つ「閑職」に付いた少女とのお話…というストーリーよりも、この物語の魅力は会話にあります。 ◆ラノベっぽいようでラノベっぽくない変な作品。妖精さんのひらがなことばはくせになります。 今期デビューの新人の2作目と、他分野で実績があるライターの初ラノベ作品が4位に。
3位 13票 <バカとテストと召喚獣> 【著:井上堅二/絵:葉賀ユイ/レ:ファミ通文庫】 ◆主人公たちがいい意味でバカばっかり。コメディにしては無駄な描写が少なくて中身が詰まっているのも好感。 ◆愛すべきバカたちの宴。 2巻も出てるけど、バカ度の高い1巻の方で。 ◆阿智のようなコメディともドクロちゃんのようなシュールとも違う、直球のバカ。 とにかくバカなので頭をバカにして読んでバカになりましょう。 ◆腹がよじれるほど笑った! ページを開く度にどこかしら笑いを誘う箇所があって面白い。 ◆このバカっぷりでこれからも突き進んでもらいたいです。 3位は「バカとテストと召喚獣」。 題名に違わぬストレートなバカっぷりが好評だった模様。 これだけバカバカ言われる作品も珍しいと思いますが、 実際バカでギャグのセンスが合えば目一杯笑えます。
2位 18票 <BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 ◆ドミノが倒れるような勢いで進む取り返しのつかない事態、その中でなお諦めずに足掻く者と、残される小さく、だが強く輝く希望。 ◆なあ、兄弟、萌えキャラなんかいなくても読み手の魂は燃え上がるもんだよな? ということで「友情・努力・勝利」が好きな方は是非。 ◆山場山場また山場、場面転換しても山場とにかく山場、一冊丸々山場のみといっても過言じゃない ◆周到な策略で、九龍の牙が特区の喉元へ喰い込んでいく様に震えました。 是が非でもシリーズ完結まで付き合いたいと思わされる出来でした。 ◆九龍の血統達との熱いバトルに始まり、ザザの背筋が凍るような完璧な策略、そして特区の崩壊と、最大級の熱さとスピードで締めくくった。 ◆それぞれの選択、それぞれの覚悟、そしてそれぞれの『結果』。 キャラクターひとりひとりの生き様を感じた。文句なく今期のベスト、イチオシ作品です。 「BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―」が イチオシ賞同様の2位にランクイン。 実力にもスロースターターぶりにも定評のある作者ですが、 いよいよ本格的にエンジンがかかって来たようです。
1位 24票 <黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで> 【著:細音啓/絵:竹岡美穂/レ:富士見ファンタジア文庫】 ◆特に最後の「約束の詠」は読みながらあまりの美しさに震えがきた。比喩じゃなく本当に震えた。 ◆とても綺麗な世界と、世代を越えて伝えられる想い、そして美しく響く詠。 全てに魅せられました。 ◆〈讃来歌(オラトリオ)〉という詠を使う召還術士たちの物語。でもただ呼び出すだけじゃない。 その召還というモチーフを、物語のテーマである「約束」と本当に上手く組み合わせてる。 ◆合うか合わないかはキミ次第。だけどヒットした時は、最高の読み応えを与えてくれる一作。 ◆まさに七色の詠のように、いつまでも胸に残る余韻が最高。 ◆最後のイラストと 一緒の「あの約束」にはもう字が涙でかすれて読めなくなった。イブマリーせつなすぎる。でも本当に良かった。 ◆綺麗すぎるくらい綺麗な情景描写、結末。文中の言葉を借りるならまさに「眩しすぎる」と言っても過言でない。 だがそれは本当に心地よい眩しさだった。 2007年上半期ライトノベル板大賞に輝いたのは「黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで」。 富士見ファンタジア文庫作品の優勝は02年上半期以来5年ぶりで、新人としては初の快挙。 主人公ペアも然ることながら、キャラ賞でも優勝した約束の二人が強く印象に残りました。
結果発表は以上です。参加してくださった皆様と、 コード発行所の設置など多大な貢献をしていただいた 発行所設置者の方に心からの感謝を捧げます。
どっちに書こうか迷ったけど、集計人さん乙です。
集計人さん乙です。
>集計氏
激しく乙です。
無効票が結構出たけど最終的な順位は予想通りって感じですね。
>>220 の二位以上だけざっと見たのですが、以下の三つの票数が違っているようです。
『キャラ賞』『ベストキャラクター賞』で抽出して集計されたのかと思ったのですが、
こちらの思い違いでしたらすみません。
クレオパトラ・ダンディ(4票)
>64 >84 >90 >160 (時間オーバー >204 >206)
ノロティ・マルチェ(3票)
>101 >114 >161
イブマリー&カインツ(6票)
>30 >66 >93 >106 >111 >173 (コード無効 >47 >68)
>240 コード上有効な票を抜き出してexcelでソートしたのですが キャラ賞のみの投票をいくつか忘れていたようです。 >101は{{が行頭に来ていなかったので見落としていました。 ご指摘ありがとうございます。
01位 33票/2冊 細音啓 02位 18票/1冊 あざの耕平 03位 14票/2冊 井上堅二 03位 14票/2冊 竹宮ゆゆこ 05位 11票/2冊 川上稔 06位 10票/3冊 冲方丁 07位 09票/2冊 有川浩 07位 09票/1冊 田中ロミオ 09位 08票/2冊 賀東招二 09位 08票/2冊 風見周 11位 07票/5冊 西尾維新 11位 07票/2冊 土橋真二郎 11位 07票/1冊 奈須きのこ 11位 07票/1冊 紅玉いづき 11位 07票/1冊 渡瀬草一郎 11位 07票/1冊山形石雄 11位 07票/1冊 谷川流 18位 06票/3冊 深見真 18位 06票/3冊 桜庭一樹 18位 06票/2冊 藤原祐 18位 06票/2冊 古橋秀之 18位 06票/1冊 野村美月 票割れが大きかったのは竹宮ゆゆこ、冲方丁、西尾維新といったあたり。
01位 96票/36冊 電撃文庫 02位 86票/17冊 富士見ファンタジア文庫 03位 42票/16冊 ファミ通文庫 04位 24票/ 6冊 角川スニーカー文庫 05位 19票/ 3冊メディアワークス単行本 06位 18票/11冊 MF文庫J 06位 18票/ 5冊 ガガガ文庫 08位 14票/ 3冊 スーパーダッシュ文庫 09位 13票/ 5冊 講談社BOX 10位 12票/ 7冊 GA文庫 11位 08票/ 4冊 コバルト文庫 12位 07票/ 6冊 HJ文庫 13位 05票/ 1冊 電撃ゲーム文庫 14位 04票/ 1冊 徳間デュアル 14位 04票/ 2冊 ドラゴンブックス 14位 04票/ 3冊 トクマ・ノベルズEdge 14位 04票/ 2冊 C★NOVELS 18位 03票/ 2冊 富士見style-F 18位 03票/ 2冊 新潮社単行本 18位 03票/ 1冊 講談社単行本 18位 03票/ 3冊 ビーンズ文庫 電撃の王座揺るがず。ただし久々に富士見が肉薄しました。ファミ通>スニーカーは世間的な売上げと逆。 MWのハードカバーは毎度ながらラ板大賞では強し。最後の新興レーベル、ガガガが意外(?)な健闘。 少女レーベルとノベルズが弱いのはいつものラ板大賞。前回のCノベ健闘は瞬間風速の模様。
244 :
コード設置者 :2007/07/22(日) 19:09:31 ID:YYRPoYH5
集計人さん本当におつかれさまでした。 IPアドレス検証する過程で感想リンクをまとめたのでコピペ <“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店 2> >36>85>183>197 <“文学少女”と穢名の天使> >72>120>153>176>182>185>192 <108年目の初恋。> >148 <BLACK BLOOD BROTHERS 7 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨―> @>11>19>61@>62>65@>69>90@>100@>102>104@>141@>157@>158>159>164>186@>189@>194 <DDD 1> >7>8>24>25>54>105>136 <EX!> >25>50>133 <GOSICKs III ―ゴシックエス・秋の花の思い出―> >16>136 <アスラクライン (7) 凍えて眠れ> >25 <アリフレロ キス・神話・Good by> >6>70@>152>205 <アレクシオン・サーガ> @>13 <イシュターナの祝鐘> >93 <いぬかみっ! 14 完結編 〈下〉 〜fly high high〜> @>52>68>103 <ヴァーテックテイルズ 麗しのシャーロットに捧ぐ> >34>189 <ウィザーズ・ブレイン VI 再会の天地 〈中〉> >184>187>199 <えむえむっ!> @>175 <えむえむっ!2> >192 <オイレンシュピーゲル 壱 Black & Red & White> >9>178 <オイレンシュピーゲル 弐 FRAGILE!!/壊れもの注意!!> @>8>61>62>162>183@>186@>205>213 <オオカミさんと“傘”地蔵さんの恋> >53>126 <オペラ・ラビリント 光と滅びの迷宮> >93 <お留守バンシー (4)> >30>89 <ガーディアン・プリンセス> >72 <カタリ・カタリ トキオカシ 2> >160 <カナスピカ> >70>89>130>158 <ガンパレード・マーチ 山口防衛戦> >53>62>76>90>199 <くじびき勇者さま 3番札 誰が聖女よ!?> >110>146 <くじびき勇者さま 4番札 誰が女神さまよっ!> >95>109@>110>117>125 <クジラのソラ 03> >108>187<クジラのソラ 02> >146>174
245 :
コード設置者 :2007/07/22(日) 19:10:33 ID:YYRPoYH5
<クジラの彼> @>76 <クラッシュ・ブレイズ 大峡谷のパピヨン> >193>198 <クレイジーフラミンゴの秋> >13>20@>97 <グロリアスドーン 2 少女は夕暮れに遊ぶ> >168 <コードギアス 反逆のルルーシュ STAGE-0- ENTRANCE> >69 <サクラサク上等。> >16>137 <サクラ上等。> >137 <サマーバケーションEP> >127 <シャイニング・ティアーズ to ウィンド 姫君たちの冒険> >81 <シャギードッグ II 人形の鎮魂歌 〜defeated〜> >21 <シャギードッグ 天使の序章> >173 <スイートホームスイート 4 世界で一番すてきな遺産> @>90>169 <ステレオタイプ・パワープレイ> >10 <スプライトシュピーゲル I Butterfly & Dragonfly & Honeybee> >9>178 <ゼロの使い魔 11 追憶の二重奏> >31>135>137 <せんすいかん まとめ> @>77 <ダブルクロス・リプレイ・アライブ 2 追憶の宴> >194>199 <ダブルクロス・リプレイ・トワイライト2 熱き夕陽の快男児> >82@>167 <でかい月だな> >130 <とある魔術の禁書目録 (12)> >49>213 <とある魔術の禁書目録 (13)> >113>139 <ドラグネット・ミラージュ2 10万ドルの恋人> >183 <とらドラ 4!> >31>121>128@>140>150>164>183>213 <とらドラ・スピンオフ! 幸福の桜色トルネード> >126>133@>135>137>140>153>181 <トリックスターズC PART1> >116 <トリックスターズC PART2> >116 <なつき☆フルスイング! ケツバット女、笑う夏希。> >14>99>126 <ねくろま。> >69>175 <バカとテストと召喚獣> >8>31>36@>37>69@>71>83>100>112>117>158>190>192@>195 <バカとテストと召喚獣2> >37 <バニラ A sweet partner> @>56>63>75>145 <ヒツギでSOSO!> >55
246 :
コード設置者 :2007/07/22(日) 19:11:15 ID:YYRPoYH5
<プリンセスハーツ 〜麗しの仮面夫婦の巻〜> >126 <フルメタル・パニック! つどうメイク・マイ・デイ> >12>36>94>104>107>142>174 <ペルソナ3 シャドウクライ> >51>75>81 <ペルソナ3ノベルアンソロジー> @>81 <ぼくと魔女式アポカリプス 2 Cradle Elves Type> @>7>112 <ぼくらの 〜alternative〜 (1)> >116 <マイフェアSISTER 姫君、拳を握りすぎです。> >34>195 <マテリアルゴースト 0> >138 <マテリアルゴースト 4> >29>151 <マテリアルゴースト 5> >139 <マリア様がみてる あなたを探しに> >93>115>193 <マリア様がみてる クリスクロス> >115>176 <ミミズクと夜の王> >31>45>56>65>76>98>111>179 <ムシウタ 08. 夢時めく刻印> @>16>83>150@>184>213 <モノケロスの魔杖は穿つ 2> >23>121>173>174 <ヤングガン・カルナバル 前夜祭・標的は木暮塵八> >24 <ラビオリ・ウエスタン> >7 <ランド・オブ・ザ・ギルティ> @>82 <リリアとトレイズY 私の王子様(下)> >45>213 <レギオン II きみと僕らのいた世界> >185 <レギオン きみと僕らがいた世界> >89 <レジンキャストミルク 6> >177 <レジンキャストミルク 7> >16>36@>139>160@>177 <れでぃxばと!3> >37 <哀しみキメラ IV> >85@>116>119>187 <悪魔のミカタ666 スコルピオン・オープニング> >100@>164@>174@>181@>190 <暗闇にヤギを探して 2> >121 <暗闇にヤギを探して 3> >69 <陰陽ノ京 巻の五> >37>50>65>108>142>148>193 <嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸> >17@>150>190 <円環少女 (5) 魔導師たちの迷宮> >80>143>152>174>181
247 :
コード設置者 :2007/07/22(日) 19:12:10 ID:YYRPoYH5
<黄昏色の詠使い II 奏でる少女の道行きは> >30>34>46>51>68>106>111>115>147>164>187 <黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで> @>29@>34@>36@>44@>46@>49>60>61@>65@>68@>73 >80@>86>89>93>98@>99>104@>106@>107>110>115>120@>132>138>147>149>171>172@>173>178>187 <骸骨ナイフでジャンプ (4) ナイフのヒミツとブラックモジャーの宝> >127 <楽園ヴァイオリン クラシック ノート> @>10 <鬼切り夜鳥子 2 京都ミステリーツアー> >24 <吉永さん家のガーゴイル 12> >71>90 <泣き虫弱虫諸葛孔明 第弐部> >155 <銀河英雄伝説 1 黎明篇> >17 <銀月のソルトレージュ 2 金狼の住処> >86>104>144 <君の居た昨日、僕の見る明日 5 ―Graduation Ceremony―> >6>80 <月の娘 2> >34 <月光のカルネヴァーレ 〜白銀のカリアティード〜 I> >6>81 <虎は躍り、龍は微笑む 獅王争覇!> @>200 <護樹騎士団物語 VI 幼年学校候補生> >154 <抗いし者たちの系譜 再始の女王> >73@>148 <砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet> >97>149 <彩雲国物語 青嵐にゆれる月草> >142 <殺×愛 6 ―きるらぶ SIX―> >137 <殺×愛 7 ―きるらぶ SEVEN―> >6>25@>31>44>57>103>108@>136 <酸素は鏡に映らない> >17>119 <私の愛馬は凶悪です> >139>153>190 <時の魔法と烏羽玉の夜> >197 <疾走する思春期のパラベラム 灰色領域の少女> >185 <灼眼のシャナ XIV> >139 <十八時の音楽浴 漆黒のアネット> >17@>55 <渚フォルテッシモ> >71 <新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz (2) 競争・怪盗・大湿原> >167>200 <新本格魔法少女りすか3> >163 <神曲奏界ポリフォニカ トライアングル・ブラック> >12 <神様のおきにいり 4 ねこまたの巻> @>14
248 :
コード設置者 :2007/07/22(日) 19:13:14 ID:YYRPoYH5
<神様のメモ帳> >16>159神様のメモ帳 2> >46 <人類は衰退しました> @>22>62>79>95>109>125>134>135>151>152@>153>157>158 <図書館危機> >13>45>75>76>103>182>198>199 <世界の中心、針山さん (2)> >51>191 <世界平和は一家団欒のあとに> >37>149<世界平和は一家団欒のあとに (2) 拝啓、悪の大首領さま> >14>50>65 <精霊の守り人> >198 <声で魅せてよベイビー> >60 <青年のための読書クラブ> >128>191 <赤石沢教室の実験> >191 <戦う司書と荒縄の姫君> >7>70>100>102@>108@>112>162 <戦塵外史 二 八の弓、死鳥の矢> >83>200<戦塵外史 三 大陸の嵐> >200 <戦乱の大地3 氷と炎の歌> @>155 <双色の瞳6 > >155 <太陽戦士サンササン> >46 <大正野球娘。> @>63>180 <断章のグリム IV 人魚姫・下> >176 <超妹大戦シスマゲドン 2> >12>186 <鳥籠荘の今日も眠たい住人たち (2)> >179>193 <土くれのティターニア 2> >67 <冬の巨人> >98>133>152>162>197>205 <刀語 第一話 絶刀・鉋> >45<刀語 第三話 千刀・鎩> >136 <刀語 第五話 賊刀・鎧> >50>55<刀語 第四話 薄刀・針> >163@>180 <扉の外> >17@>23>126>148>149<扉の外 II> >113>180 <武林クロスロード> >30>50>75>148 <封仙娘娘追宝録 10 天を決する大団円 (上)> >11@>162>190 <僕たちのパラドクス ―Acacia2279―> >86 <魔女を忘れてる> >10>130 <翼は碧空を翔けて 3> >180>193 <流血女神伝 喪の女王 6> >22>141 <涼宮ハルヒの分裂> >7>53>96>115>135>136>149 <連射王 〈上〉> >8>25>105>119<連射王 〈下〉> >8>52>75@>105>119>162>164@>199 <狼と香辛料 IV> >46>54>128>135
>コード設置者 おつかれさまです。 本当にお世話になりました。
お二人ともお疲れ様です。 運営スレでも出ていた意見だけど、今回の投票は投票数自体は少ないけど、コードによる 不正削減という意味では一定の成功だったと思います。 選出された作品も結果的には非常に質の高い物だったかと。 それに関連して、一応熱が冷めやらぬうちにと思っているのですが、今回の結果告知の看板はどうなるのかなと。 投票した者としては看板に反映されると嬉しいけれど、それはひとまず依頼待ちということに?
おつかれさんです。 とりあえず、ムシウタの>83 ってのは>82 のミスっぽいです、とか
>>250 結果告知の看板出すかという点について結論があいまい
(事前投票では同数で運営人裁定預り)だった上に
ロゴ作さんが行方不明だからにんともかんともだったような。
作さんが前回、昔ほど大賞に興味なくなったと言ってたみたいだから
今後はナシかもしれない。(新ロゴ作さんが登場すればともかく)
>>250 四行目が余計
下位作品は質が低いって言ってるみたいじゃないか
>>253 それは穿ち過ぎというより被害妄想気味。
「上位は全て質が高い」は「上位に質が低いものがない」であって、
「下位に質が高いものはない」でも「下位は全て質が低い」でもない。
クソ面白くもない作品が上位にランクインする現象が解決されたとみていいわけ?
まあ普通に読んだ限り
>>250 のを「下位作品は質が悪い」と解釈する必要はないと思う。
前後の文面みてもまず間違いないでしょ。
あと
>>250 の言うように、看板設置については投票人さんに頑張ってほしいという
気持ちもちょっとあるかな。
>>252 の内容は知らなかったけど、とりあえず打診だけでもしてほしいものだ。
間違えた。 投票人さん × 集計人さん ○ 看板設置に無理にこだわるわけじゃないけど、 以前看板があったおかげで自分はこの大賞のことを知ったし、読んでなかった名作にも出会えたから。
258 :
ロゴ作 :2007/07/24(火) 23:55:55 ID:M7jX0cqC
どもです。 イベントスレの方で看板について発言しておいたので、意見を出して欲しいです。 今回の大賞はまったく知らない作品だったので、今度探して読んでみよう。 あと、私もクレオパトラ・ダンディに1票。ダンディマジ惚れる。 作品はBBB7、文学少女、モノケロス2、リプレイ本の神の贈り物とトワイライト2で5冊かな。
せんぶらのおれからすればどっちでもいいけど 恒例なのでやめることもないかとおもう。 今回はあれなかったしな
みなさま乙です。 今回は読み開けた本が少なすぎて投票できずじまい。 その中ではとりあえず、ミミズクがトップだったんだけど。 大学院入試が終わってる後期は何とか参加するかも。 その前に積んであるの読まなきゃ・・・・ 扉の外、人類は衰退しました、文学少女4、ガーゴイル12、骨董店2、バカテス、とら番外、世界平和etc..... ・・・・・追いつけないかも。
黄昏色の詠使い〜って、批評読んでるとそんなに褒めてない気がする そのせいか、あんま買う気しないんだよね 感動系?切ない系?
ステクマー系 ある種富士見Fの伝統系
ステクマー系は誤解を招かないか。 1巻は王国神話系、あるいはきれいでいい話なファンタジー系。 2巻以降はしらない。
萌え全盛だからか萌え以外でちょっといい話系とか、gdgdじゃないまともなのがくると相対的に高評価になってる気がするな 詠使いとか、枯野のとか。
黄昏色読んでみた。いい話で完成度も高いけど、それ以上のものがないというか……。 良くも悪くも無難というのが自分の印象。内容的に一般ファンタジーとして売っても通用するはず
3巻まで読んだ?3巻読むと1巻、2巻がちょっと別の目で見れる。 割と大胆な伏線が1巻の時点で堂々と張ってあることが分かるよ。無難どころかえらく勝負した伏線が。 雰囲気が良いという意見が多いが、俺なんかはむしろ伏線の使い方が面白いと思うんだけどな。ミステリーちっくで。 まあ、1巻の雰囲気がダメって場合はあんまりあてにならん話なのでスルーしてくれても結構。
次の大賞では見向きもされない
気がはええよw そもそも下半期があるかどうかすら分からんのに
黄昏色読んでみた 普通につまらなかった 綺麗系の話はたいがい下手でも評価高いな 個人的には綺麗系は難易度が高いぶん、下手な奴がやるとイタイんだが
禿同
イタイなんて単語が評価になると思ってる奴の 「普通」なんて当てになるとは思えんがな。
評価は二行目で四行目のは個人的な感想だろ
どういう感想持つかは勝手だが、 わざわざここに書き込む自己主張ぶりがなんとも。 評価されてるものを貶してみせれば、 俺様カコイイ、俺様ワカッテルとか思える、お脳が幸せな厨房なんだろ。
その文ってあんまり評価されてないモノに票入れる俺様カコイイの このイベントすら否定されるワケで
>>275 ちゃんと前二行も読んでくれ。「ここで」やることに対して言ってるんだが。
270は「肯定されている場」に対して、わざわざ「否定的なことを言う」行為だが、
このイベントは別に、「否定的な場」に対して「肯定的なことを言う」ためのものではないよね。
このスレだけで完結してる。なら、俺様カコイイだろうが何だろうが問題なかろ。
>>277 ツマンネのためのスレは別にあるっての。
>>276 イベントアンチじゃないけど
>このスレだけで完結してる。
笑うところ?
一応ここで知って評価高いから買って読んだわけで リターンとしての意見なんだけどね
>>270 自分の中にある程度のパターンを持ってて、ここをこうしてくれればもっと感動できるのに、
とか思いながら読むタイプみたいだから、これからは票数の多さだけでなく、コメントの傾向も
参考にした方がいいじゃない?
>>278 >笑うところ?
(イベントの)主旨レベルの話ね。>275-276 はそういう話でしょ。
スレ外で暴れる人間等、迷惑かかってるのは分かってるよ。
>>280 感動するツボがないわけじゃないが、一位になった作品が好みによって好き嫌いが分かれるってんじゃ駄目だろ
ここで一位取ったから読むって人も当然いるわけだし、その人たちを力ずくで感動させるくらいの勢い・上手さがないと
下手うま系のちょっと良い話が一位になってるんじゃ、イベントとしては失敗かな、と
>感動するツボがないわけじゃないが、一位になった作品が好みによって好き嫌いが分かれるってんじゃ駄目だろ そんな作品、今期存在したかな…
というか今までの一位の傾向は「好き嫌いははっきり分かれる」けど「何かとがったもの」がある作品だったよな。 今回のは「とがったものが」ない
作者(のサイト)が尖ってる
今回の詠使いは「綺麗」とか「優しい」とかの抽象的な雰囲気が評価されてるんだろ。 雰囲気系の作品大方に言えるんだけど、長所である「雰囲気」ってのが抽象的で明確でないから、 とがってる部分も焦点がぼやけてみえるんだよな。 この大賞に限らず、雰囲気系の作品の評価が分かれると必ずこういう議論が起きる。
結局こんなのもうやめるべきなんだよね 票がはいってもけなされるだけだし、やる意味もないでしょ
2chじゃどうやっても上位作品をボロクソにけなすという流れにしかならんだろう 仕方ない 今は他でもいろいろ似たようなことやってるからあんま2chでやる意味ないかもね
べつに田村くんや文学少女の時は作品を叩くような流れにはならんかったよ そういやバッカーノのときになぜか作者を叩いてるのがいたな
バッカーノと言うよりデュラララの方だろ。
成田本人自ty(ry 詠使いはホラあれだ。 WEB小説とか二次創作とかでよくあるU-1とかザザーンとか同じ様な雰囲気と方向性。 ああいうのは何時の時代でもあって、一定以上の需要もある。 そしてそういうのが好きなのがこのイベントの主要層なんだろ。
>U-1とかザザーン 日本語でおk
もっと説得力のある投票システムが必要と言うことだろ ただ票入れるだけじゃ、10/100なのか10/10なのか分からん どうせ票数が少なすぎて信憑性ないんだから、よりディープなシステムを採用して欲しい 上・下半期で上位5作品づつエントリーして 総合で一位が5点〜10位が−5点で順位決めて票入れるとか ・・めんどくせーか
詠使いは「学生主体のパーティで火の付くような酒どこのどいつが飲んでるんだよ」とか「孵石の管理適当すぎだろ」とか「学生時代のただのクラスメイト程度で感動モノっぽく扱うなよ」とか突っ込みどころが多くて、雰囲気の良さなんぞに浸る暇がなかった 話の作りが下手すぎてアラばかりが目に付く 少なくともBBBや人類〜より上ってのはないな〜
ラ板大賞で知ってツボにヒットした俺は少数派な流れだな、なんか悲しいぜ
>>295 雰囲気は分かるし、別につまらなかったとまでは言わんが作者・文章のレベルはけして高くない
他のと比べると見劣りするという話
いくらなんでもデビュー作のレベルが低いからってだけでアンチするつもりはない
なんでこれにそれほど票が入ったのかは理解できないな
BBBはシリーズ7冊目で読者が減ってる
人類〜はタイミングが悪かったか
タイミング? どうみても自演票だろ。 くじびきと一緒で。 失敗してるバカも居るが
>>297 そんなら、感想は本スレかチラシの裏にでも書いてくれ。
批評してるつもりなら、頭の修理を薦める。
>>300 本スレはお勧めできないだろう。
ちょっとでも作品に懐疑的なことを言うと、批判するなって奴が出てくる。
ということで>297、チラシの裏で。
結論・俺達の大賞にケチ着ける奴は氏ね
陰謀論って書くのも簡単だしな (1)「〜は…の陰謀である」という結論を先に出す (2)「それにはこのような証拠がある」と自論に都合のいい情報を出す これで終りだもんな 都合のいい情報が見つけられなかったらどうするかって? 「真実は…が隠蔽している(or廃棄した)、つまり情報がないことこそが陰謀の存在する証拠だ!」 という無敵のテクニックがあるじゃないか!
山本先生、仕事してください
>>303 このスレでやるな、って話だろ。
なんで、運営スレへのリンクが貼られたかも分からんのか。
ここで終わったイベントのスレが削除されない事を公民館で扱うんですよw
所詮、富士見の佳作レベル
電撃儲乙
電撃も、つーかどこの賞もレベルダウン気味だろ 「大賞」レベルでも読めたモンじゃないのが多くなってきた
ふはははははっ! 圧倒的じゃないか、我が軍は!
ああ、圧倒的に「弱い」なw
>>311 逆逆、大賞のほうがレーベル問わず、後々コケやすい。
空鐘、銀盤、文学少女、バカテス、衰退にめぐりあわせてくれたこの賞には感謝してるが、 クジラのソラ、黄昏の詠使いという流れについては、関係者をねぎらってやりたい。
で、結局何が一位ならまっとうだったんだお前ら?
アリフレロ
んー 黄昏のぞいて、2位のBBBは知らんからパスすりゃ、そこから6位までならドレでもいいって感じだな個人的には ……自分の一押しがそれぞれ一票しか入っていないのはむしろ泣ける
マジレスすると、全くのちょー無名キボン そういうの読んで得した気分になれば良いが、最近の大賞は新人の宣伝が半分 マイナーメジャーな作品儲の宣伝がもう半分だし。 大賞参加するぐらいネットやってりゃあざのとかが面白いのはとっくに知ってるっつーの
その理屈だと、電撃・冨士見あたりから GA・ガガガ・HJぐらいまでのの作品は 全て対象外になってしまうぞw
新人専門にすりゃいい ベテランと比べて新人が一位とかありえんから
ベテランもベテランで経年劣化が激しいので デビュー時期を3年単位ぐらいで区切るべきだなw
>>322 この手の投票はシリーズ物に票が集まりにくいってだけだろ
ぶっちゃけ最低作品or地雷賞もやってほしい
>>324 どれだけおもしろそうな感想ついてても、シリーズ物で5巻を超えてると
手に取るのをためらっちゃうから、むしろその傾向はありがたいんだよな。
まあ、それでも終わりのクロニクル(7)だけは迷わず手に取った。
文字通り手に取っただけで満足したけどなw
今の時代、面白くて売れそうなものを 5巻以内で終わらせるもったいない事は 弾数が豊富な電撃&富士見を除く 他レーベルではほぼ皆無なので 上で挙げられた条件と組み合わせると 相当厳しい基準になるな・・・
別にシリーズ物に投票する事自体は個人の勝手だし実際入ってるものもあるんだが下手すると ○作者Aの作品4巻 作者Aの作品5巻 作者Aの作品6巻 作者Bの作品5巻 作者Bの作品6巻 こんな感じの面白みの無いノミネートになるかもしれんしなあ
>>327 面白いかどうかは個人の判断だけど、決めたプラン通りに従って書いてる
作者さんもぼちぼちいると思うけど。
最近全体的にLVが下がったていうか・・・面白くない 俺の感性が変わってきてんのかな・・かな この一週間でミステリクロノ、文学少女シリーズ、狼と香辛料などなど色々読んでみたが、ファンの方々に申し訳ないがつまらない 昔はもっと楽しめたはずなんだがなあ ブギーポップシリーズやシャナ(1)-(3)あたり、ダブルブリッドなどなど 歳かねえ・・・感動もわくわくもない 今はハルヒを読まずとも読むといったくらいか
歳のせいもあるだろうが、もう少し読むもの選べよ >ミステリクロノ、文学少女シリーズ、狼と香辛料 と >ブギーポップシリーズやシャナ(1)-(3)あたり、ダブルブリッド って、全然傾向が違うじゃないか 自分の趣味くらい把握しとけ
面白く感じられないからいろんな傾向の作品試してるんだと思うが
で次回予定そろそろたてねーとヤヴァイんじゃないの? 新年すぐだろ
もうよそでやれ
335 :
イラストに騙された名無しさん :2007/12/24(月) 11:40:28 ID:HPZ5Vc18
まーた前回の清水厨とロミオ厨みたいな馬鹿信者イーパイなイベントするんか バレてない多重がどれだけあって実数はどれだけなんだが
荒らしと擁護と宣伝と論争で 板がグチャグチャになるからもうイラネ
そもそも賞がもらえるレベルの作品なんかないだろ
もう毎年このラが出てるから要らん
すっかり痛い信者大賞になってるもんなぁ
今となっては荒れるためにやるようなもんだな
スレが荒れるのなら高見の見物も出来るが 板全体が荒れるからもう害毒以外の何物でもない。
単発IDの見本市や〜
オマエモナー という風なやり取りがあちこちで交わされるわけだ もう邪魔なんだよな、正直
344 :
イラストに騙された名無しさん :2007/12/25(火) 00:49:22 ID:fDwdSA/J
だから何度も言ってるように感想大会なんだから多重あろうがなかろうが組織票とかどうでもいいの (寧ろ投票数が減ってるんだから余計な規制は要らんぐらい) それなのに多重がどうの編集や書評が云々言って自分らが論争起こして荒れたから辞めろとかどんだけ〜
今年もラ板大賞の季節がやってきました! ↓ またやるのか?多重だらけだし荒れる元だからもうやめれ。 ↓ 感想大会なんだから多重とか関係ないし。 ↓ 感想が重要なら順位いらないよね。順位なくせば荒れることもないし。 ↓ 順位がないとモチベーションがあがらないから。 ↓ 順位が必要なら公正さを増すために多重は規制すべき。 ↓ 感想大会なんだから多重とか関係ないし。 ↓ (以下ループ)
ちょー無名のやつなら、マスクドドラゴンを推したい 内容はともかく、バイク欲しくなった。
結局ゴネ得で居座ってるからな
The Bookに投票したいから大賞がなくなると困る
このラに出せ
なんであんな書評屋気取りどもに付き合わなきゃならんのだ
+票と−票作って、荒れるに任せればイインダヨ
真面目な話、>336に同意。 もういいでしょ。
あの惨状を見たらやりたがる奴なんか居ないだろうな
>>353 みたいな前回見てもない奴が煽ってるんだな
前回の集計人が折れてコードなんか導入するからこうやって馬鹿が調子付く。 とりあえず集計人別の奴がやれ。
つーか要らん うせろ
357 :
イラストに騙された名無しさん :2007/12/28(金) 03:24:43 ID:xqGRWJe7
出ていけ出ていけと言ってるが まず第一に出て行く必要性が無い 荒れてるとか言ってるが感想主体のイベントなのでそこまで騒ぐ問題じゃないのに 多重自演と叫んでる声のデカイ奴が居て議論にもならない事をわめいてるだけじゃん それに仮にそういう馬鹿がスレ外にまでいる状況を荒れていると定義し 荒れてる過去があるから追い出すとか言うのであれば カオスカオスイマジンブレイカーを他スレで叫んでたスレとか 似たようにネタ紳士カリモフ厨とか 自社外レーベルスレでも活動してる自称哲学の儲とか 此処のID導入の遠因ともなった文学ヲタとか 他スレどころか他板まで元絵師と編集を叩きたくてウズウズしてる多重投票信者とか あと荒れ筆頭のワナビとかも 勿論追い出すんだよね?
ID導入って型月信者が原因だったような覚えがあるんだが。
やっぱ今回もゴネて居座る気満々だな ああウゼえ
ウゼえウゼえ言ってる奴の方が荒らしに見えるなw まぁ馬鹿は荒らすことだけしか考えてないんだから無視して進めるべき
要らないのは同意
嫌ならこのスレ見なきゃいいのに、ウゼえとかやるなとかいって必死に阻止するのはなぜ?
自分の好きな作品貶される=自分が馬鹿にされる やってればやってるで見ちゃうからかね
あんな少参加者の偏った結果で『ラ板の代表でございます』って顔されるのが嫌だから 板看板から順位が消えたのはよかった やるなら感想主体で、名前変えるか順位なくすかでやってくれ
本当に当事者が主張してるような感想大会なら誰も文句言わんわな
建前と実態が解離してるからな 続けようと思うなら文句が出にくいように変えてきゃいいだけなのになあ 「外野の言うことを聞き入れたら負けたことになるからダメだ!!!!!!」 というお子様がイベント主体層だってのが最大の問題なんじゃないのか
>>362 毎度のように板中のスレに宣伝して回ったりして、
板まるごと巻き込んでるのに何言ってるんだ?
宣伝ぐらいスルーしろ だが大賞自体はいらない。数読んでない奴の票が重すぎる このラノベがオススメスレでも立ててそこで年中やってりゃいいじゃん 大賞にはイベントであること以外の意味が見出せない
一票の格差問題
イベントであることに意味があるんじゃん
最萌とかもそうだけど、イベント関係で一番うざいのはアンチなんだよな。 たった一レスの宣伝に対して十数レスも粘着した挙句「ほら雰囲気悪くなった」とか言いだす。 自分で勝手に騒いでおいてそれを人のせいにするなよと思うわ。
>>368 数読んでる人の好みはそれはそれで平均からはちょっとずれてそうだし、
接する機会が平等なら数読んでない人の票でもある程度集まればバランスは取れるが、
実際は有名所に偏りがちだから、順位を伴った良作の掘り出しを妥当にするためには、
母数がもっと多くて、数読んでる人の票が少し重い位の必要あり?
って、それはこのラノか。あれも投票する人って時点である程度の偏りがあるだろうけど。
宣伝についてはここ何回かはろくに告知もしないで 内輪だけでやってるみたいな批判があったんだが 板中に宣伝して回ってると言ってる奴は何を見たんだ?
>>358 文学ヲタってのがFateは文学を揶揄してんだろ、多分
この流れなら、やってもやんなくても荒れそうだなww
>>366 「俺の改革案をのめなければ開催は認めない!」
こうですか?わかりません!
うわ、俺の愚痴にレスがつくとは思わなかったw いちおう前々回だっけ? ANNEXとかにまで顔出して 荒らされない大賞作りのためとあーだこーだやったひとりだけどさ もう正直好きにやってくれやという気分ではあるかな どうあっても体質は変わらないんだろうしな… ただなぁ、参加人数の現状を知ってそのうえで 「2chライトノベル板大賞、堂々の第○位受賞!!」とかPOPつけて平積みしてる本屋とか見てしまうとなぁ 気持ち悪くてしかたないんだよ せめて名前くらい開催規模の実情に合わせてくれんかと思うわけさ 多くの人がさんざん言ってきて、さんざん黙殺されてる意見なんだけどなw
変えたいなら自分で集計人に立候補して変えろよ 口だけだしてもよほど説得力なきゃ採用されるわけないだろ
変えるも何も消えて欲しいわけだが
じゃ削除依頼でもしてくれば? どういう理由で削除すんのかわからんけど。
381 :
イラストに騙された名無しさん :2007/12/28(金) 20:52:15 ID:8+MoI4dz
じゃあそろそろ細かいルール決めるか 特に前回と改定案ないならそのままでいい?
前回導入されたコードは試験的なものだったし 発行所の管理人さんがどう考えてるか分からないので何とも言えない。 前回を見た限りだと多重してまで順位をどうにかしようとする奴が 現れる作品は1つか2つくらいに留まりそうな印象だったから いっそ感想無しの投票もOKにしてもいいのかもしれん。
コードはありにして、最初からネカフェや串からの投票を禁止にしとくべきだな あれの取り扱いで絶対揉めるから
結局感想書かせるから荒れるんだろ
何が結局なのか全く分からないな。
もうやめろ
感想書きたくないやつがいるみたいだが感想すら書けないような本を推すんじゃねえ。
うるさいよ、懲りない荒らしが。 一位を取ることに意味があるんだよ。
別に気に入らない奴はスルーすればいいじゃん? 票数出てるんだし、どの程度アテになるものなのかは判るだろ
集計人が立候補すれば何事もなかったかのように開催。 執拗なゴネに嫌気が差して集計人が現れなければ中止。 今のところ、ゴネ勢力が優勢なのかな?
票数なんか幾らでも偽装できる。俺もやったし。 どれだけ熱心にその信者であるかを競う意味もあるんだから 当てになるならないもその熱心さから判断できるだろう。
集計人が出なければ中止で済むだけだろ
投票板でやってください
たかが数十票しか入らん投票、やってもやらんくても大して変わらん
じゃあ他スレへの嵐もなくなるし やらない方がいいな
他スレへの嵐っていつの時代の話をしてるんだ
半年前だろ
具体的に荒らされたスレがあげられているのを見た覚えがないが。
そんな事を書くと、具体的に荒らしてから そのスレを挙げられるぞ
どっちにせよ迷惑な話だ
スレが荒らされるっつーか、ここでのことを他スレに持ち込んで結果的に荒れるんだよな
荒らしやアンチは相手せずに無視すんのが結局は一番荒れずにすむんだよな
集計人が出ないなら開催されないが、それでも不満か
いま集計人が出てこないように工作してるところなんだから邪魔しないでください
3行感想必須になった時「ああ、これは上のレスをコピペしていじくったものだな」とわかるものが散見された 同一人物が多重票を入れたのなら言うまでもなく 別人が感想を書くのが面倒で持ってきたのなら感想大会としての意味が失われている 本当に感想を見たいなら強制にしない方がいい、それでも書きたい奴は書く
もうやらないのか 残念だね
開催中と言ってる奴がいますが実際のところ >407のリンク先への投票は皆無なので騙されないように
>>408 全く皆無というわけでは有りませんし
現在の開催場所は
>>407 の投票所で問題ないと思います
騙していたりしてません
訂正。 >407のスレッドに対する投票は1レス分のみで 残りは全てこの板に立っていたスレからの無断転載であり、 現在の開催場と認められている訳ではないので、 騙されないように。
↑はどうしても中止したい人らしい 色々とゴタゴタしてるようにみえるが中身はシンプル 荒らしは無視して投票して集計するだけの事
イベントスレでの議論を見てから言え。
>>410 運営スレでの議論は続いていますが
現時点てはかなり条件付ですが集計人も認めている開催地では?
414 :
コード設置者 :2008/01/27(日) 23:28:15 ID:PAJ+KXk4
見たからこそ ID:YcSoAQ/Q=アンチと判断したわけだが… まぁ中身のない印象の話は俺も含めて無視すべき それを読みとる暇のない人はとりあえず投票してくれれば誰かがどうにかする
415 :
イラストに騙された名無しさん :2008/01/28(月) 01:17:45 ID:fAds8OgU
本来削除されてないといけないこのスレが残っていて あまつさえそこでも工作してるのが今のライトノベル板大賞ってモノの現状を端的に表してるね
悪いな 大賞を続けるには、こっちも色々と事情があるんだよ
分かりやすい工作だなあ
いいから他所でやれ