1 :
イラストに騙された名無しさん :
2005/07/01(金) 19:40:03 ID:yZ3DjrkA
2 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/01(金) 19:40:13 ID:yZ3DjrkA
【2005年度上半期大賞&イチオシ賞・超簡単ルール】
●対象は2005年1月〜6月の間に発売されたライトノベル
●期間は7/3(日)〜7/16(土)まで
●票数は5票 ●感想は必須 ●投票はage推奨 ●マターリ推奨
◎大賞に投票した作品の中で、イチオシしたいもののタイトルに○付けて下さい。
詳しくは、
>>1-10 【投票用テンプレ】※<< >>は、半角
例:<<作品名>>(著:著者名/絵:絵師名/レーベル名)
(リストにある作品はコピペ推奨)
●大賞・イチオシ賞
○<< >>(著:/絵:/)
<< >>(著:/絵:/)
<< >>(著:/絵:/)
<< >>(著:/絵:/)
<< >>(著:/絵:/)
4 :
大賞集計人 ◆UojR5Hr/bY :2005/07/01(金) 19:44:56 ID:irz+hkJ6
相変わらずスレタイが間違えているのだが
そう、ライトノベル「板」大賞なのだよ
もう習慣と化したな
忘れないうちに初日から投票。 ●大賞・イチオシ賞 ○<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) パラムンでもそうだったが、この作者のキャラクターの立て方はトップクラスではないかと。 敵役の描写ですら紙幅を惜しまない。その中でも特にお気に入りはパンプキン。 神殿騎士やら女暗殺者やらの政治的な思惑を、一瞬でぶち壊してくれたのが非常に爽快。 台詞もかっこいい。今巻で新たに発覚した世界の設定が、どう発展していくかも楽しみ。 <<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 最終巻おめでとう、ちゃんとまとめてくれたってことで一票。登場キャラクターの独白から紡ぎだされる圧倒的な 戦闘描写も妙味だが、独白ならではの、綿密な心理描写が一番の売り。 淡い恋心を抱く内気少女も、恋人を失った最強と謳われる戦士も、それぞれが葛藤を持って戦闘に臨んでいるのが切ない。 <<ゼロヨンイチナナ>> (著:清水マリコ/絵:toi8/MF文庫J) 「ゼロヨンイチロク」の続巻。リアルな街の風景と、その中にある都市伝説が合わさった不思議ワールドは相変わらず健在だが、 全体的にはちょっと切ないボーイミーツガールモノだった。 幻想的な描写よりも、年上の女性に憧れる少年の心理描写が随所に光っていて、toi8氏の独特な絵のタッチが、 夏の恋を描く文章と巧くマッチしていた。
<<BAD×BUDDY 12月の銃と少女>> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫) 個人的に新人で一番気に入ったのがこの作品。女難で左遷された主人公の独白と、 一癖も二癖もある他の同僚との会話のやり取りがテンポ良く一気に読ませる。 バディものであることをタイトルに打ち出した割に、二人の相方の存在感が少し希薄だけど、 アメリカの刑事アクション映画独特の雰囲気や疾走感を再現した筆力を買いたいという意味で一票。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) またもや新人で一票。平凡な主人公の独白と、ヒロインは電波少女とクール系少女で、 学園ラブコメディーというギャルゲーにありがちな設定を苦にせず読めたのは、主人公の思考回路が面白かったからか。 特に学校の保健教師に青い果実と名付けるセンスがイイ。ここぞという時のイラストのタイミングもバッチリだった。 ラストの手紙と巻末の次回予告を見て、どう続きを書くのかが凄く気になる。 次点 BLACK BLOOD BROTHERS3、煉獄のエスクード、殺×愛 0、 GOSICK IV 、キリサキ、平井骸惚此中ニ有リ 其四、ミナミノミナミノ、白人萠乃と世界の危機、 半分の月がのぼる空4、デュラララ!!×2、絶望系 閉じられた世界、七姫物語、最後の夏に見上げた空は2、 シャドウテイカー5、吉永さん家のガーゴイル6、荒野の恋、よくわかる現代魔法5、他。五枠じゃ足らない。投票権ギブミー。
今年もやっちゃお〜 ●大賞・イチオシ賞 ○<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) 「香港聖戦の英雄」なジローさんですが、「闇の母」の力を使っていない 普段モードの彼だと結構下のほうってなくらい今回のパワーバランスはイカれてた。 そんな連中がバトルやらかすわけだから、面白くないわけがない。 ゼルマン、セイはすごすぎてもう何だかわからんくらい。 他にもケインの獣化とか。圧倒的な暴力感がナイスです。 あと、戦闘におけるスピード感とか。1巻のバイクとかもそうだけど、 高速で移動しながら人外バトルやらかすの好きですよね、あざの先生。「Dクラ」でもやってたし。 2,3巻通しての燃えだけど上半期はこれで決まりっしょ。 <<キリサキ>> (著:田代裕彦/絵:若月さな/富士見ミステリー文庫) 富士ミスなのにミステリーというのが一番なミステリー(笑) 多少ファンタジーな手法が多いのは否めませんがそれでも 最後の最後まで読者を欺き通す展開はお見事。 <<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) この作品には徹底的に救いの無い未来が待っている。 人類が滅びるのはほとんど決定していると言ってもいい。 絶対にどうしようもないとわかっているのに、それでも「希望」にすがって戦っている。 でもそれがみっともないとか、カッコ悪いとか、不思議とそういう風には全然思えない。 戦う相手が物理的、現実的な力(作中では憑魔)じゃないけれど 僕達だって「明日」や「希望」を求めて何かと戦い続けながら生きているからだとそう思う。 そう考えると結構身近なお話だったのかもしれない。
12 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/03(日) 00:06:35 ID:RE0AQBTe
うおっとお、今日からでしたか。ageだage。age進行でいきましょう。 そして自分の投票は、もう少し考えてから
13 :
11 :2005/07/03(日) 00:06:36 ID:T3IicTAJ
続けて投下 <<吉永さん家のガーゴイル 6>> (著:田口仙年堂/絵:日向悠二/ファミ通文庫) ここまで来てようやく吉永兄妹のアニキにもスポットライトが。結構不遇やね(笑) さて、いつもは悪人(でもまあ本当に悪い人ってのは出てこないけど)が出てきて それをガーくんが超パワーでやっつけるのが話のメインでした。 でも今回はガーくんの超パワーは控えめ。それよりもむしろそういう力が働かない 「心」の領域での物語になっている。 偶然が呼んでしまった悲しい出来事をガーくんは叩き潰すわけでも説教するわけでもなく 和己や演劇部のみんなと一緒に向き合おうと、乗り越えようとします。 こういう風に「悪を成敗する」という枠では単純に語れなくなってきた「吉永さん家のガーゴイル」 心に暖かい物を求める人にオススメです。 というか本当にいい話が多くて低年齢層とかに正直読ませてあげたいと思う。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 帯にあるとおりツボにきました。 おバカながらも一生懸命な田村くんと不器用な女の子二人のお話。ただそれだけなんだけど うまい具合にツボを押されました。素直にK.Oされておきます。 ただそれだけに松澤と相馬が対決するであろうこれからの展開が怖くて怖くてしかたありません。 ってな具合に5本。 次点は「煉獄のエスクード」「キリサキ」「半分の月がのぼる空4」などなど。 回を追うごとに選ぶのがしんどくなってる……
ゴメン、ageやったね_| ̄|○
○<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 今期どころか今年イチオシ。 戦場という絶望的な状況の中で悩んだり苦しんだりしながらも、それでもがんばる主人公たちがすばらしい。 2巻がボス戦みたいだったからどうなるかと思ったが、戦闘も更に盛り上がるし、最後までしっかりとまとめられていた。 もうこれで終わってしまうのがもったいないぐらい。まだまだ続けて欲しかったというのが一番の感想。 <<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) 上巻の出来が良かっただけに期待していたこの下巻。期待を裏切らないすごい出来でした。 まずなんと言っても戦闘シーンがかっこいい。上巻が静かに事態が進行していたのに対し、下巻は戦闘シーンの連続。 さらに、1巻以上に盛り上がる、人間とヴァンパイアとの心の交流。必死でがんばるミミコがかっこいい。 事件としてはこれでひと段落だけど、深まった謎もあって続きが楽しみ。 <<ちーちゃんは悠久の向こう>> (著:日日日/絵:/新風舎文庫) 今期いっぱい出た日日日の作品の中でこれが一番好き。 周りの人たちが非現実に飲み込まれていく中で、淡々と語っていく主人公の対比が面白い。 ラストのちょっと気持ち悪いハッピーエンド(?)も個人的に好み。 他の作品も割りと面白かったけど、個人的にはちーちゃんのようなちょっと文学よりの作品を書いて欲しいと思う。 <<銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big Sister But sister>> (著:海原零/絵:鈴平ひろ/スーパーダッシュ文庫) もうひとつだった3巻から盛り返してきたこの巻。いきなりタズサの妹が主人公だったので驚いた。 でも、一般のレベルから見たタズサのすごさというのが際立って見えて良かった。 銀盤カレイドスコープがマンガ化されるというので楽しみ。でも、マーガレットか…。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 今期のダークホース。非常に良質なラブコメ。 ちょっと変わったヒロインたちもいいけど、一生懸命がんばっている主人公もいい感じ。 ラストの手紙のせいで、続きがどうなるのかが非常に気になる。
16 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/03(日) 00:13:56 ID:hIP3C4Ec
●大賞・イチオシ賞 <<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫) ダブルブリッドの作者ということで内容を全く知らずに買った作品だが意外に楽しめた。 不思議ちゃんとかではなくちょっと足りないと描写されるヒロイン造形は結構ギリギリ。 妹に腹蹴られたりするのもなんかイタイヨー。 <<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) ああ中学生の初々しさよ。赤×ピンク以来なんかライトノベルからずれた作品を書き続けて たどりついたのは原点回帰でいにしえの少女小説。 これがコバルトあたりでなくファミ通から出るのは時代の流れか。 <<海の底>> (著:有川浩/メディアワークス単行本) 前作空の中よりもさらに特撮映画風味。 冒険小説ノリの作品て読み出すと止まらないんだよね。これも読み終わりは明け方でした。 <<ヴぁんぷ! II>> (著:成田良悟 絵:エナミカツミ/電撃文庫) 毎度毎度やけに前向きな作風には好感が持てる。 登場人物のかけあいで笑わせるというのはライトノベルでは古典的かつベタな手法だと思うが、 黒幕を気取るキャラがケチョンケチョンにされるところは不覚にも笑ってしまった。 <<大沢さんに好かれたい。>> (著:桑島由一/絵:放電映像/スニーカー文庫) 神様家族などで見せる文章のハジケっぷりは好き嫌いが分かれるだろうが、ときどきやけに 詩的な印象を受ける時がある。その印象を強くし、なんとなく物哀しい空気が漂う作品だ。 今期はちょっと選択に迷った。これぞと思える決め手に欠けて。 4つ目、5つ目は9S、Missing、空鐘、七姫、あそびにいくヨ、ゼロの使い魔、神様家族、 ゼロヨンイチナナ、よくわかる現代魔法、ディバイデット、食卓にビールをあたりの人気 シリーズとも差し替え可。すてプリの番外編も意外に良かったかな。 設定はベタな伝奇モノだが煉獄のエスクードも文章で読ませた。 スラムオンライン、サマータイムトラベラーのハヤカワの青春物2作も好み。 長々とスマン。何か選びきれなくて… あ、ミナミノは続刊出るまで評価保留です。
17 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/03(日) 00:40:10 ID:s7sW/vlm
今回はあまり数をこなせなかったが、確かな手応えを感じた作品が多かったので投票してみる。 ●大賞・イチオシ賞 <<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) 5上は未読。イカれた情熱を容赦なくブチ込んで、一切を混濁させたまま提供する闇鍋めいた作風に惚れる。 巻が進むたびにキャラクターがどんどん増えていくが、それでいて「多すぎる」と感じないところも魅力だ。 <<ネコソギラジカル 上 十三階段>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス) 事件らしい事件は特になく全体が序章といった趣にせよ、読むことが単純に楽しかった。 主人公の性格というか、西尾維新の文章自体がだいぶマイルドになっていて読み口爽やか。 <<僕らはどこにも開かない>> (著:御影瑛路/絵:----/電撃文庫) 問題作と謳った割には肩透かし。色眼鏡を外して読めばサスペンスとしては上等の出来。 「魔法」「鎖」といった垢抜けないガジェットが思春期的世界と親和する過程は心地良い。 <<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) ああ、懐かしい。ひたすらその思いが湧く。素っ気ないくらいシンプルなのもいい。 知らぬ間に「当時」の匂いが甦ってきて呆然とした。ノスタルジーに勝てるものはないと痛感する。 ○<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) やられた。守備範囲外である「たかがラブコメごとき」に心を根こそぎ奪われた。 運命的な出会いが人生に一度きりと思ったら大間違い、ってなお膳立てにニヤニヤ頬が歪む。 畜生、なんか読んでるこちらまで恥ずかしくて嬉しくて転げ回りたくなるぞ。 この先は回避不能の修羅場が待ち受けている模様であり、楽しくてしょうがない。 次点としては『ソウル・アンダーテイカー』(本編が全然開幕してないにも関わらず面白い)、 『皇国の守護者9』(「大丈夫か」「ああ、御大だからな」「御大じゃあ、仕方ないな」)、 『電波的な彼女 2 〜愚か者の選択〜』(悲劇に意味を見出さない視点が好き)の3冊も。
18 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/03(日) 00:44:57 ID:6M8cRPcY
○<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) もとから大好きだったが、この6巻で「完結を見届けるまでは死ねん」と確信した。 主役からヒロインから端役悪役、ありとあらゆるキャラが生き生きと動く様がたまらない。 今最も楽しみなシリーズです。 <<蒼穹のファフナー>>(著:冲方丁/絵:平井久司/電撃文庫) 原作を全く知らず、冲方だからという理由だけでかった1冊。正直、めちゃくちゃ面白かったです。 ああ、俺はこういうロボットものが見たかったんだ、と、そう素直に納得してしまいました。 この思い出を大事にしたくて、アニメ版に手を出す決心がなかなかつきません。 <<海の底>>(著:有川浩/メディアワークス単行本) 「塩の街」が個人的に地雷だったので敬遠していたが、「空の中」のあまりの好評さに負けて読む。 いやあ読んでよかった。本当に爽やかなジュブナイルを書くんだね。 <<<ヴぁんぷ! II>>(著:成田良悟 絵:エナミカツミ/電撃文庫) 少数派なんだろうが、成田作品でヴぁんぷが一番好き。一番キャラが騒がしくて。 この最新刊も、相変わらず馬鹿が馬鹿やって大暴れ、それでいて要所で燃えて泣ける。 完結する3巻への期待を込めて。 <<七姫物語 第三章 姫影交差>>(著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) 出てくれたあ・゚・(つД`)・゚・ もちろん中身も期待に違わぬ出来。 この人の文章からは、「風」というか、「季節」というか、そんなのが伝わってくるんだよね。 この上半期、色々忙しく、読んだ数も少ない上に電撃以外に手が出せなかったのが非常に心残り。 それだけに、この大賞でのみなのおススメに期待しております。
19 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/03(日) 00:50:07 ID:Cd6cfhiV
○<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 少女小説です。恋愛小説一番ということで。ふつうの恋愛小説。ふつうは良いね。 とても淡々としてるんだけど、その雰囲気が心地いい。思わず「がんばれ」と一言。 <<海の底>> (著:有川浩/絵:----/メディアワークス) SF一番。というよりは青春描写のほうが好きだけど。怪獣襲来パニックSF+青春。 いきなり引っ張られたと思ったら一気読みだった。極上のエンターテイメント。 ありきたりだけど最後はニヤリ。好きだよ、こういうの。 <<クドリャフカの順番 「十文字」事件>>(著:米澤穂信/絵:----/角川書店) ミステリ一番。古典部シリーズ文化祭三部作完結だそうで。文化祭は楽しいね! 四人の視点で語られるのが良い。みんな青春してるなあ。 謎解きのほうもしっかりしていて、それが話を引き立ててくれるからグッド。 <<絶望系 閉じられた世界>> (著:谷川流/絵:G・むにょ/電撃文庫) 狂気一番? 狂っている世界を見ながらほくそえむ小説。 困ったことに、面白く感じてしまう。評判は高くないらしいけど……。これ、好き。 <<狂乱家族日記 壱さつめ>> (著:日日日/絵:x6suke/ファミ通文庫) コメディ一番ということで、日日日でツボに入ったこれを最後に一票。素直に笑える。 凶華様最高。ついでに月香も最高。どこまでもご都合主義を突っ走ってくれ。 「ちーちゃん」も好きだけど、「絶望系」とかぶるのでやめておいた。 今回ほとんど悩まなかったなあ。これだ!ってのが決まってたのかな。
20 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/03(日) 01:20:05 ID:dS4Ew1mT
●大賞・イチオシ賞 ○<<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫) 暗く悲しい、少女と猫の物語。 雰囲気があって、ひたすら切ない気分になる。 どうにも幸せな結末になりそうにないのが何ともはや。 そして続編が出るのはいつになるのか。 <<絶望系 閉じられた世界>> (著:谷川流/絵:G・むにょ/電撃文庫) 読後感がひたすら空虚。けれど、それも谷川の狙い通りって感じ。 好みは分かれるだろうけど、出来がいいのは確か。 <<キリサキ>> (著:田代裕彦/絵:若月さな/富士見ミステリー文庫) パクリだ何だといろいろ言われてるけど、単純に面白いと思う。 構成も複雑だけどわかりやすいし、モラルが決壊してるわりに読後感は爽やか。 猟奇的な主人公に萌え。 <<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 文句なしに傑作。綺麗に三巻で完結させたのも高評価。 圧倒的な心理描写にはただただ感動。 ラストがもう泣ける泣ける。 <<消閑の挑戦者 3 ロスト・エリュシオン>> (著:岩井恭平/絵:四季童子/スニーカー文庫) このシリーズのこれまでの「天才」はどこか薄っぺらかったが、今回はそんなことがなかった。 「人造の天才」たちとヒロイン・小槙の悲哀が痛々しいくらいに伝わってくる。 なにより「暗殺者」が非常に存在感を出していた。終野さん最高。
前回ギリギリだったので、今回は早めに。 ○<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) ひたすらに爽やかで、瑞々しい。どちらかというと感情の赴くままにがーっと書いたというイメージがある 同作者の他作品と違い、一つ一つの文章が印象深いです。「赤×ピンク」「推定少女」「砂糖菓子」は 個性が強過ぎ、「GOSICK」は一応ミステリーの体裁をとってるにしては推理部分にそれほど力を入れてなくて 多数の人にはオススメしづらかったんだけど、これは安心してオススメできます。 <<GOSICK IV ―ゴシック・愚者を代弁せよ―>> (著:桜庭一樹/絵:武田日向/富士見ミステリー文庫) 同作者からもう一つ。アブリルとヴィクトリカに一弥を挟んだ微妙な関係も楽しいし、、 話が大きくなってきてファンタジー色が強くなってきたのも個人的には嬉しい。どう纏めるのかは 少し不安だけど、このまま推理部分を食うぐらいにファンタジー色が強くなってくれたら…… というのは少し意地悪な願いか。「必殺お探し人」みたいな方向に行ってくれたら嬉しいんだけど。 <<小説 エマ 1>> (原:森薫/著:久美沙織/絵:森薫/ファミ通文庫) キャラの心情にしても当時の時代背景にしても、とにかく饒舌。あまりキャラに語らせない 原作小説とは対照的だけど、こういう形をとったのは正解だったと思う。今まで、あまり 進んで読もうとは思わなかったノベライズで当たりを見つけて嬉しい。 <<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) 正直、他の人と違いアクションはそれほどでもなかったのだけど、各キャラにしっかり見せ場を作って、 しかもそれがかっこいい、という点でキャラ立てるのがすげーうまい。燃える燃える。「Dクラ」でも感じたけど、 やっぱりスロースターターだわこの人。というわけで、1巻つまんないと思った人もどうぞ。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) ラノベではあまりお目にかからない、女の子でなく主人公の男を中心にしたラブコメ。 一昔前のエロゲ、ギャルゲの馬鹿っぽい主人公をお望みの方にオススメします。 次点:「食卓にビールを」
22 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/03(日) 02:10:15 ID:BB2YU1Lw
○<<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 夏目と小夜子の過去のストーリーと、現在の里香と悠一のストーリーがシンクロして泣けた。 悠一が里香と共に生きることを決めた決心に拍手したくなるが、 それすらもかつて夏目と小夜子が通った道なのかと思うと胸が苦しくなる。 「いっしょにいよう、ずっと」 これほどシンプルなのに心に残るなんてラノベってのもすごいもんだ。 <<電波的な彼女 2 〜愚か者の選択〜>> (著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/スーパーダッシュ文庫) 事件を解決しようとするジュウの空回りぶり+胸が悪くなるような真相 と、 周りに(電波込みの)美少女達が集まるジュウのハーレムっぷり という 二面を堪能できる珍しいシリーズ。 新登場のキャラ二人もなかなかいい味出してるし、1巻から失速しなくて嬉しい。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) これをイチオシにあげてもよかったけど、まだ1巻なので次巻に期待。 ‥この作者は萌えるヒロインを書かしたら天下一品、新人ながらこの手腕は恐れ入る。 とにかく可愛い!の一言。一人称の語りも全然ウザクない。 <<カスタム・チャイルド>> (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫) これも思わぬところで掘り出しものを見つけた感じ。 いわゆるボーイミーツガール系の一冊なのだが、 劇的に二人の仲が急接近していくのではなく「わりとやる気のない関係」の距離感が面白い。 <<私の優しくない先輩>> (著:日日日/絵:/碧天舎) 何かと話題の新人日日日の新刊5冊の中で一番よかった。 もうすぐ死んでしまう女の子が最後にしようとしたことが恋。 っていうとベタでまあ実際ベタなんだけど、 人生の放課後を生きているような悲しさと懐かしさがあった。 次点はBBBの3巻、空鐘の6巻、トウヤのホムラ。
でわ投票 ○<<ネコソギラジカル 上 十三階段>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス) 崩子ちゃんにおもっきしヤラれました。(白衣水着にも..) なんてこのひとは萌えを書くのがうまいんだろ〜 誓約の場面は何度でも読み返しちゃいます。 <<ROOM NO.1301 #5 妹さんはヒロイック?>> (著:新井輝/絵:さっち/富士見ミステリー文庫) もう定番、安心?して読める。 というか、続きが一番気になるシリーズ。 エロを直接書かずにエロを感じさせる作品。 ただ、エロだけじゃないなにかがある。 やっぱ不思議な作品ですね。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) ここにきてノーチェックもの。 ほんとにただのラブコメなんだけど、いいね〜〜。 文章が面白い。 主人公が感情移入しやすく、自分が田村くんになってるような錯覚を 覚える読みやすさ。 9月の続刊がいまから楽しみです。
○<<大沢さんに好かれたい。>> (著:桑島由一/絵:放電映像/スニーカー文庫) うわああああ!なんですか、このスーパーカーの名曲「LOVE SONG」を髣髴とさせる圧倒的な青い恋愛物語は! 本当に好き、大好き。ここ数年の暗い人間心理を描写した作品が多い中でここまで直球で切ない青春恋愛物語を 書いたことを評価したいです。一つ一つが普遍的でくさいんだよなあ。それがたまらなくいい。 ♪いっつーまでもそーばにいてよー、もう僕をはーなさーないで、もうきみをなかせたりしなーいよー <<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫) 大沢さんがなければ普通に上半期ベストに選ばれてもおかしくないんですけどね、これも 淡々とした、だけど軽快で温かい描写から歩み寄ってくる悲劇の匂いが絶妙に心地よいです。 あとこの作品、巧いとは決していえないイラスト、というより各章が始まるときのページの 構成が本当に素晴らしいと思う <<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) もう一つの上半期ベスト。自分もまたゲーセンに通っていた時期が合ったのでこの何ともいえない 熱さと訳の分からない無力感が良く分かる。ノスタルジーなのかな。大好き。 <<最後の夏に見上げた空は 2>> (著:住本優/絵:おおきぼん太/電撃文庫) これも若い世代を題材にした作品なんですよね。今期はこの手の良作が非常に多かったです。 下手したら良くあるそれっぽいだけの薄っぺらい空気系作品になってしまいがちな題材を絶妙のバランスで青 春小説にしてると思います。 <<乃木坂春香の秘密 2>> (著:五十嵐雄策 絵:しゃあ/電撃文庫) みんな田村君に投票なさっておりますがこの方のことも忘れないであげてください 時点はカスタムチャイルドと私の優しくない先輩かな あとラノベではないですが佐藤雄哉の「子供たち、怒る怒る怒る」は今年のベストブック
25 :
23 :2005/07/03(日) 02:43:05 ID:VCx9N6x1
続き <<電波的な彼女 2 〜愚か者の選択〜>> (著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/スーパーダッシュ文庫) 注目! 1から崩れずにいい感じで2を書いてくれました。 世の中の不条理を、主人公の目線でまっすぐ見つめてくれました。 もちろん萌えも盛りだくさん。 <<裏山の宇宙船>> (著:笹本祐一/絵:放電映像/ソノラマノベルス) ひさしぶりに笹本を読んだ。 このひと、エリアルの途中からついてけなくて読まなくなっちゃったんだけど、 妖精作戦シリーズは、イリヤが好きだったら必ず読め!ってくらい、名作です。(ラストレターで泣け) んで、「裏山の宇宙船」なんか青春物、ジョブナイルしてるね。 「イーシャの舟」とかぶるとこあるけど、こっちは純粋にひと夏の冒険、て感じで楽しめました。 次点 絶望系閉じられた世界 僕らはどこにも開かない この二作は、新らしい方向性を模索してる。これからに期待 日日日 どれも安定して読めました 水準以上ではあるが、今一歩。今後に期待 大沢さんに好かれたい ヒーローものをひねっていい感じにまとめている。 シリーズもの 皇国、七姫、銃姫4は安定していた ディバイデッド・フロント きれいに終わりましたね。票に入れたかった作品。 荒野の恋 思春期のおなにょこ〜〜 NHKにようこそ マンガも面白いけど、こっちも面白い!
投票してみる <<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 綺麗に落としどころに着いた、と思う。 展開に納得のいかないところがなく、素直に読むことができたのが好感触だった。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 新人買いをしていたところにイイのを引いたと思った。 軽妙な雰囲気がよい。二巻以降にも期待が持てる良作。 <<七姫物語 第三章 姫影交差>>(著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) まず出てくれたことに最大の感謝を。 これまでと変わらず作品世界の空気を感じさせてくれている。待っててよかった。 <<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J) なにもかもがベッタベタ、だがそれがいい。 変に欝や狂気を持ってこずにこのまま突き抜けていってほしいシリーズ。 ○<<ダブルクロス・リプレイ・オリジン 偽りの仮面>> (著:矢野俊策、F.E.A.R/絵:しのとうこ/ドラゴンブック) これまでのFEARリプレイとは一味変わった、やや影を感じさせる雰囲気がよい。 卓ゲ板住人としては、これぞダブルクロス! と思える一品だった。
27 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/03(日) 05:43:59 ID:qORZS+VW
○<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) エンジン始動。内容も面白さもそんな感じの巻だった。三巻でここまでキャラクターをたて、物語の構造を配置し 終わり嫌でも次の展開を心待ちにさせる。この作者の戦闘時のどこか退廃的な高揚感の描写は秀逸。燃えました。 巻を追うごとに面白くなっています。 <<平井骸惚此中ニ有リ 其四>> (著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫) えー、まあ巷では某妖怪シリーズに似ていると指摘されていますが、似ています。今回は特に強くそれを想起させる 部分がありました(オマージュかと思うほどに)。気になりそうな方はあらかじめ回避を。 それでも今回の作品はシリーズで一番の面白さと感じました。今回の事件は関東大震災の混乱のさなかでの事件 となります。 富士ミスのほかの作品には探偵を活躍させる為(キャラクターを立てる為)かあまり「殺人」というものに踏み込んで こない作品が多いように思えますが、この作品はそこに踏み込んだ上でなお暗くなりすぎず「萌え」もあるという、自 分が富士ミスに望んだのはこんな作品だったんだと思える一作となっています。 事件が解決した後での真打の登場(文章が変?)には燃えた。 <<ブルー・ハイドレード 2 転移>> (著:海原零/絵:遠藤将之/スーパーダッシュ文庫) とかく銀盤カレイドスコープが取り上げられがちなこの作者の別シリーズはがらりと雰囲気の違ったSF潜水艦モノです。 腹黒幼女という新たなカテゴリを開発した作者に拍手を。(悪戯をするというレベルではない)各キャラが持ち味を生か した潜水艦戦は必見。銀盤(の表紙)で萌え作家だと思って敬遠している人が居たらもったいないと思いますので機会が あればどうぞ。 潜水艦という限られた空間の中にいる九人の少年少女にはそれぞれの目的や打算があり決して仲良しじゃ無い。 ちょっとしたきっかけで壊れてしまいそうな危うい協力関係。物語が何処へ向かうのかまだ分からないけど目が離せません。 恐らく次の巻から大きく話が動くと思うので期待して待ちます。
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27 :2005/07/03(日) 05:52:33 ID:qORZS+VW
<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) ファンタジー(SF?)戦記もの第六巻。相変わらずレベルが高いです。得体の知れない敵国に 不安を覚えライナスティで和み、キャラクターの危機にハラハラしかぼちゃに和む。そんな巻でした。 世界の謎に対するヒントも少しずつ明らかにされいよいよ国家間の火種がちらほらと見え始めます。 あんな引きをされては続きが気になるっ!それにしてもかぼちゃかっこいいなあ。かぼちゃ。 <<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) おお、電撃二作品は両方金賞作家の戦記物だ。こちらは淡々と話が進んでいきます (今が打ってて思ったがこの作品には『淡』という字が良く似合う) 今回の見所は七姫が事態に対してそれぞれ同時に動きを見せるところでした。 どうも自分は複数の思惑が絡み合うようなのが好きなようだ。次はいつでるかな…。でるよな… 次点 ネコソギラジカル、ソウル・アンダーテイカー、伝説の勇者の伝説 8、ミナミノミナミノ やはり電撃、富士見が強いが次点の下あたりにはほかのレーベルの作家も迫ってきているので 来期が楽しみ。日日日の成長に期待。 座敷童にできるコト(一応新人の一押し。ルカではなくこっちで)
29 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/03(日) 06:40:14 ID:ABCA22f0
●大賞・イチオシ賞 ○<<カスタム・チャイルド>> (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫) 本命はどうせ他人が勧めるので、あえてこれをイチオシに挙げる。 この気だるい雰囲気とどこか退廃的なイメージはキーリと同じ。 雰囲気を描ける人と言うのはとても貴重だと思う。筆力がある人はなおさら。 <<流血女神伝 喪の女王 1>> (著:須賀しのぶ/絵:船戸明里/コバルト文庫) 少女小説レーベルというものに対する偏見を吹き払ってくれた最強シリーズ。 いよいよというか、もうというか、ついにというか、始まってしまった最終章〜。 正直、恐い展開しか在り得ないので、覚悟して待つ所存。皆も読め。 <<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) 娯楽の本分、とアニメ化の際のコメントにあったが、まさにその通り。 9巻に来てなおテンションを維持し、謎を先に残してドキドキさせるとは。 ぶつかり合う気持ちと力は、まるで少年漫画。ここまで強力な剛速球も珍しい。 <<吉永さん家のガーゴイル 7>> (著:田口仙年堂/絵:日向悠二/ファミ通文庫) 明らかにファミ通の命綱であり、レーベルを支えた功労者。 超鉄板な安定感を誇っている。今回は百色の側を描いた7をお勧め。 正義のドロボウかっこいいです。敵になったガーさん恐いです。 <<いぬかみっ! 5>> (著:有沢まみず/絵:若月神無/電撃文庫) 電撃の本命は数々あるけれど、ここはあえて重要な中堅に投票。 ドタバタ楽しいスラップスティックコメディを楽しく描くというのは難しい。 それを描き続けるのはさらに難しい。そろそろ話も動き始めているので、今後に期待。 総評 次点は平井骸惚。前回ほど電撃の他のレーベルに元気がなかったような印象を受ける。 良い作品は良いのだが、ダメな作品は最低限度。膨れ上がったツケを見ている気分。 老舗の富士見Fも苦しい。イロモノを目指すかと思えば復古的な動きもあり、方針が分からない。 安定した中堅を欠いた、エースと新人の極端な逆三角形もそろそろ限界だ。頑張って欲しい。
●大賞・イチオシ賞 <<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) いつもの事ながら話の終結に向けてのカタルシスがすげぇ。特にこの巻は終わクロ史上 最高だった。しかし、何でこんなにイカレたキャラばかりでイカレた話を作れるんだろうなぁ。 川上氏の脳のスキャニングしてみたい位だw <<小説 エマ 1>> (原:森薫/著:久美沙織/絵:森薫/ファミ通文庫) 原作漫画好き+ドラクエ小説の頃の久美女史の確変を期待して買ったらビンゴ。 キャラ・背景の描き方が饒舌すぎるが、原作の色が出ており非常に好感。2巻以降も非常に 楽しみ。 ○<<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) 相変わらず作品自体はど真ん中剛速球勝負をしてきており、萌え燃え両立していていつも通り だなぁ、と言う感じなのに、謎(と言うか伏線)がガンガン解消された上で更に謎・伏線が増えて いるというわけわからん状況に。 11巻以降(9月発売の10巻は過去編)のための伏線が激増 して非常にわくわく。
<<デュラララ!!×2>> (著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫) トンデモ設定が入ってきた気がするが、それでもやはりデュラ大好きなんだよなぁ。 第2の勢力ができ、多分次巻では第3の勢力が描かれて三勢力による争いが今後どう描かれ るかものすごく楽しみ。 <<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) 出てくれた。これほどうれしい事はないよ。・゚・(つД`)・゚・ しかも出来も期待以上で4巻以降 がまた楽しみになった。 また、1,2巻と違い視点が増えたけど、文章に漂う色彩・四季・風等々の感覚が今まで通り だったのでこの路線のまま行ってほしいなぁ。 次点にはリリアとトレイズ1・2、ヴぁんぷ2、終わりのクロニクル5上、灼眼のシャナ0、わたし たちの田村君、マリア様がみてる妹オーディションの辺り。 今期は今までに増して電撃メルマガを目にした時点でデフォルト買いを決めている作品が 強かった印象が。 あと、投票を見ていると前回辺りから電撃以外でも面白い作品が増えてきている気がする ので、富士ミス・ファミ通辺りに手を伸ばしてみようと思ったり。
○<<いぬかみっ!5>> (著:有沢まみず/絵;若月神無/電撃文庫) 世の中には背負う人間と背負わない人間がいる。そして背負う人間の中にも 自分は背負ってますと回りにアピールしている人間とそうでない奴がいる。 さらに主張しない中には、不幸と感じている人間と感じない人間がいる。 一人で黙って大きな荷を背負いながら些細な日常を楽しむ主人公は 単なる馬鹿にしか見えないし、実際社会的には変態扱いされています。 自分自身も一人で重荷を抱えていて今にも泣き出しそうなヒロインが そんな主人公に寄せている不器用な絶対的信頼!痛いほど伝わります。
●大賞・イチオシ賞 ○<<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫) 新しい表紙などいろいろな意味で富士見の変化を感じさせてくれた作品。 続刊がともかく気になる。かなりの萌えキャラが○○なことになってしまったのが残念すぎる! <<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 最終巻のご祝儀も込めて投票。戦闘描写もすごいが、なによりもすごいのが圧倒的な心理描写。 思春期の青少年たちの気持ちに本当に圧倒される。これほど胸に迫る作品も少ないと思う。 <<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) スロースターターと呼ばれることの多い作者だがBBBも同様。3巻にして、ついにエンジン始動! 戦闘シーンの盛り上がりっぷりは半端じゃない。わりと分厚い文庫も一気読みさせられた。 燃えるバトルを書かせたらこの作者に勝てるヤツはいないんじゃないか。 総評 今回は電撃でグッと来るものが少なかったな。 勢いは電撃の方があるとは思うんだが・・・なんでだろう。 似たようなタイプのラブコメが増えてきたからかな。
○<<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫) 女子小学生が霊能ガンマンになる話。無愛想少年と性悪猫が馬鹿少女に免許を取らせるだけの話なのだが少女のキャラが見事。 <<ブルー・ハイドレード 2 転移>> (著:海原零/絵:遠藤将之/スーパーダッシュ文庫) 極悪美幼女トパーズたんが最高。いがみ合う主人公たちだけど戦闘になれば息が合うところもいい。銀盤と迷ったけどこっち。 <<薔薇のマリア Ver.0 僕の蹉跌と再生の日々>> (著:十文字青/絵:BUNBUN/スニーカー文庫) 可愛いよマリアもうどっちでもいいよ。ひねくれてる主人公が仲間たちと出会う話。ツン派な俺としては最後までツンでいて欲しい。 <<太陽の簒奪者>> (著:野尻抱介/絵:撫荒武吉/ハヤカワ文庫JA) 女の子が自分の一生をかけて謎を追う話。どこがいいと聞かれれば作者がいいと答える。 <<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 思春期の少女が揺れる話。桜庭は揺れる少女を書くことに関してラノベ一かもしれない。 他に気に入った作品は マルタ・サギー,黄昏の刻,煉獄のエスクード,BLACK BLOOD BROTHERS,トワイライト・トパァズ ディバイデッド・フロント,憐,へっぽこ,サマー/タイム/トラベラー
●大賞・イチオシ賞 ○<<サマー/タイム/トラベラー 1>> (著:新城カズマ/絵:鶴田謙二/ハヤカワ文庫JA) 作者の衒学趣味がイヤミなぐらいに発揮された青春ジュヴナイル。 後編がまだなので作品全体としては評価できないけれど、その一夏の青春という 雰囲気はとても懐かしい。多くの人に読んで欲しいという気持ちを込めてイチオシ。 <<蒼穹のファフナー>> (著:冲方丁/絵:平井久司/電撃文庫) アニメは分かり難くて序盤で脱落したのだけど、小説になってみるとこれが 面白い。アニメもこれぐらい登場人物の内面描写に力を入れてくれたらな、と。 やはりウブチンは小説書いてナンボだと思うんで、次回作も期待してます。 <<銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big Sister But sister>> (著:海原零/絵:鈴平ひろ/スーパーダッシュ文庫) 妹を主人公にしたことで、タズサのスターっぷりが際立ってたのは良かった。 でも、一人称の心理描写はそんなに変化が無かったような気も。 とはいえ、観戦にも役立つフィギュアスケート小説として、今後も楽しみ。 <<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J) ストーリー自体は目新しいものはないけれど、特筆すべきはやはりルイズの魅力。 学園内でのドタバタパートだけでご飯3杯はいけます。三角関係としてのシエスタも とてもいいんだけど、どうにも当て馬なのはお約束だけどちょっと寂しいところかな。 <<神様家族 6 鉄棒工場>> (著:桑島由一/絵:ヤスダスズヒト/MF文庫J) 話の雰囲気的にはこれからどんどん暗い方向に行きそうなんだけど、佐間太郎と テンコの仲が確定した今巻、告白以降のテンコの溶けっぷりがもうたまりません。 これからも話の暗さはテンコの明るさでバランスをとっていって欲しいです。 今期はコレ!っていうのは無かったけれど、他にもミナミノ、田村くん、半月4、 イチナナ、七姫、スラム等、良作は多数あった気がします。新人の勢いがあまり 感じられなかったので、下半期はそういう方向でイイ作品を期待したいです。
●大賞・イチオシ賞 <<A君(17)の戦争 8 うしなうべきすべて>> (著:豪屋大介/絵:玲衣/富士見ファンタジア文庫) イラストのタッチが変わってしまったのが残念。前巻で話が急激に盛り上がってきていたが、それを受け継いで さらに楽しませてくれた。この巻単体ではたいして話は進行してないが前巻から次巻へうまく繋いだ感じ。 中継ぎ投手がいい仕事をしたって感じの巻ですな。 <<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫) この作者は夏を感じさせるのが上手いなーと感じた、読んだ時期は凍えるような時期だったのに読んでたら幻聴でセミの声と波の音 が聞こえてきてむしょうに夏の海沿いの民宿に行きたくなった。(ただ今読み返してみると案外夏とか海の描写がない。イリヤ の記憶との相乗効果でそのように感じただけかもしれん) あの終わり方でその後次巻を出さずに半年以上放置するなんてひどい(w <<いぬかみっ! 5>> (著:有沢まみず/絵:若月神無/電撃文庫) 死神との戦いは熱く面白かった。この巻に限っていえばゼロの1巻中盤のようなちょっとしたせつなさを感じた。 個人的に巻が進むほどだんだん良化してきていると感じるシリーズ。まあ嫌いな人はやっぱり嫌いそうだけど。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 後半のツンドラ系の人の話が最高(w もうこの系統には転ばんぞこんちくしょーと思っていたのにまた転んでしまった。 それにしても○○場を示唆して次巻へって引きかたが恐ろしい。というかどうやって察知したのかを考えれば考えるほど怖い。
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36の続き :2005/07/03(日) 12:31:22 ID:xtLBgpwj
<<絶望系 閉じられた世界>> (著:谷川流/絵:G・むにょ/電撃文庫) 最初読んだときは何これ?って感じだったけど。読み返せば読み返す ほどなんか緻密ながら刺々しい味を感じてきた。この殺伐とした世界の 見え方がまさしく谷川かな。信者な俺は今では大満足。ただ谷川の 各作品の主人公キャラの世界の見え方と思考が嫌いな人には読めば 読むほど嫌悪感が増しそうな気がする。 表を見てたらバイトと流血とランブルフィッシュの新刊を買うのを忘れてたのを発見してしまった(w このイベントのおかげで半年に一回買いそこねた本のチェックができるのがありがたい。 イチオシは無し。一番好みは絶望系だけどイチオシをつけるとなると尖がりすぎててちょっと躊躇する。 次点はクロスカディア・・・綺麗に終わってくれてよかった。 いぬかみにかえてネコソギラジカルを入れるか迷ったがやっぱり完結するまで判断保留。
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イラストに騙された名無しさん :2005/07/03(日) 12:55:00 ID:szaaEZLD
<<キリサキ>> (著:田代裕彦/絵:若月さな/富士見ミステリー文庫) ジャケ買いの割(わり)に楽しめた。 <<ROOM NO.1301 #5 妹さんはヒロイック?>> (著:新井輝/絵:さっち/富士見ミステリー文庫) これはなんだろ? 雰囲気が好きな作品。 ○<<乃木坂春香の秘密 2>> (著:五十嵐雄策 絵:しゃあ/電撃文庫) 所謂王道だけど綺麗に纏めてあって好感。 <<よくわかる現代魔法 4 jini使い>> (著:桜坂洋/絵:宮下未紀/スーパーダッシュ文庫) 引きが好きな作品。 <<電波的な彼女 2 〜愚か者の選択〜>> (著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/スーパーダッシュ文庫) 失速してなくよかった。
<<ルナティック・ムーン V>> (著:藤原祐/絵:椋本夏夜/電撃文庫) 完結記念。4巻に比べるとちょっと落ちる気もするけれど、きれいにまとめたなかなかの良作だとおもう。 同作者の新作は9月発売ですよ(広告)。 <<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) キタ━━━━━━・゚・(つ∀`)・゚・━━━━━━!! といっても自分は3巻の出る数週前に1・2巻を読んだんだけども。あぁ、この空気、たまらない。 4巻もずっと待ってるよ……どんなに待たされようとついていくよ…… <<Missing 13 神降ろしの物語・完結編>> (著:甲田学人 絵:----/電撃文庫) こっちも完結記念。爺かこいいよ爺。あっさりした終わりが、Missingらしいというか。 最後の最後に絵師が他社へMissingしてしまったけど……夜魔はいつ出るかなぁ…… <<バルビザンデの宝冠 王の星を戴冠せよ>> (著:高殿円/絵:椋本夏夜/ビーンズ文庫) ○<<ミゼリコルドの聖杖 永遠はわが王のために>> (著: 高殿円/絵:椋本夏夜/ビーンズ文庫) 個人的には今年の少女系で一番の当たり。主従愛もえーーーーーーーーーーっ!! 萌えすぎて、短編のために雑誌まで購入。前に出ていた後日談も注文してまで買ってしまったさハハハ…… 次点は『蒼穹のファフナー』『デュラララ!!×2』『カスタム・チャイルド』『シャドウテイカー 5 ドッグヘッド』 『キリサキ』『よくわかる現代魔法 4 jini使い』『銃姫 4 Nothing or All Return』てなとこか。 『わたしたちの田村くん』は購入したものの未読。ラブコメは主食じゃないけど、ずいぶん好評なので、楽しみ。
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イラストに騙された名無しさん :2005/07/03(日) 13:50:37 ID:izj9uS2X
●大賞・イチオシ賞 <<ゼロヨンイチナナ>> (著:清水マリコ/絵:toi8/MF文庫J) ちょっとした恋愛と不思議な出来事を、丁寧に書く。ライトノベルの懐の深さを感じさせる一作。お勧め。 <<キリサキ>> (著:田代裕彦/絵:若月さな/富士見ミステリー文庫) 平井骸惚でも良かったけど、富士ミスでミステリをちゃんとやったという意義からこっちを推薦する(オ ○<<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 泣かせ系の話は嫌いなはずなのに、まんまと嵌ってしまった・・・橋本は本当に化けた。いや、開花した。 <<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) 正統派の娯楽というのは、ジャンルを支える重要な柱だと思う。アニメ化に誰も「なんで?」と言わない。 <<奇蹟の表現>> (著:結城充考/絵:KEI/電撃文庫) 新人賞。変な意味で派手な連中ばかり揃った今年の新人の中で、地味ながら良作を書いたことを評価。 今回は割とスンナリ決まった感じ。
<<終戦のローレライ>> (著:福井晴敏/講談社文庫) 文庫落ちを待っていたら全四冊……。 内容はいつもの福井晴敏でしたが、それぞれ辛い過去を背負った登場人物の描写は 素晴らしいの一言。熱い男たちの物語でした。 <<ゼロヨンイチナナ>> (著:清水マリコ/絵:toi8/MF文庫J) 清水マリコにしては珍しく、前向きな主人公がよろしいですね。 弟と妹を調教してあるのもポイント高しw <<座敷童の掟>> (著:綾守竜樹/絵:しなのゆら/二次元ドリーム文庫) こんなものを挙げるあたりが駄目人間ですなw 座敷童と人間の少女の百合ものなんだけど、掟で自分を縛る少女と相手の本心を 知るために壊れていく座敷童のすれ違いが見ていて切なかった。 我侭だけど、ラストシーンには挿絵が欲しかったなぁ。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/電撃文庫) 今回の新人賞。最近じゃあまり見ないガチガチのラブカムだけどGJ。 カイジネタとか「通報しました」とかの小ネタが妙にツボにはまった。 次巻も期待。
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イラストに騙された名無しさん :2005/07/03(日) 15:55:51 ID:iIwveMCz
<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) 熱い!暑い!厚い! キャラクター達の感情がガツンと伝わってきて痺れます。 なんというか、どのキャラもちゃんとキャラクターが立っていて、台詞の端々に個性がにじみ出ているわけで、 それがそれぞれの見せ場で大見得を切るんだから、「格好いい!」の一言です。 一巻より二巻、二巻より三巻、どんどん熱さが加速しているような気がします。 <<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫) 絶望的に暗くて、切なくて、でも優しい物語だったような気がします。 全然欝展開なんかじゃないのに、物語に流れる空気の哀感が胸を締め付けます。 20世紀最後の英雄伝説、続きはあるのでしょうか? <<陰からマモル! 5 小鐘井黄金伝説>> (著:阿智太郎/絵:まだらさい/MF文庫J) 毎度毎度すみません。信者の投票です。 耳の介LOVEに尽きます。 ブル丸、ヤらしすぎ。 ○<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 初めての恋にゆれる、大人未満の少女。 恋と性とに戸惑う少女の心模様はヒリヒリと焼け付くような感覚で、 しかしページをめくる手は止まらない、楽しくて面白くて、でもちょっぴり苦しい小説でした。 こういう、微妙な心の動きを書かせたら、桜庭一樹の右に出るものはいません、 そう断言できる出来でした。 <<禁涙境事件 some tragedies of no-tear land>> (著:上遠野浩平/絵:金子一馬/講談社ノベルス) 不思議な魅力だと思います。 なんというか、ファンタジーと推理ものの融合というのは、ないわけではないけど、 ばっちりとここまで世界観にはまっているのは少ないのでは? 格好良いのか悪いのか分らないような、そんな言葉が並んで出来た、へんてこな小説、かな。
( `Д´)/先生!個人的なオススメはコレです! ○<<撲殺天使ドクロちゃん 5>>(著:おかゆまさき/絵:とりしも/電撃文庫) 最近何かと疲れるようなことが多いので、とにかく笑えるコレを。 独特の理不尽系ギャグが結構笑えます。 ・・・まあ、好みは人それぞれですから。 <<リリアとトレイズ I そして二人は旅行に行った〈上〉>> (著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/電撃文庫) <<リリアとトレイズ I そして二人は旅行に行った〈下〉>> (著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/電撃文庫) 時雨沢さんの著書、「アリソン」の続編に当たる作品。 その独特のテンポがとても私的には好みです。それと、話の深みも。 <<タクティカル・ジャッジメント 7 思いこみのリベンジ!>> (著:/絵:/) 著:師走トオル/絵:緋呂河とも/富士見ミステリー文庫) 富士見ミステリー文庫の数少ない良作だと私が思っている作品です。 ・・・たとえ、話のネタが・・・だとか、登場人物の名前が・・・だとしても、です。 ・・・次の巻こそ・・・! <<新ソード・ワールドRPGリプレイ集 9 挑め!捨身の大決戦>> (著:秋田みやび/絵:浜田よしかづ/ドラゴンブック) コレがラノベかどうかの定義云々はおいといて、地味にイチオシな本。 TRPGに興味はあるけど、恐らく生涯できること無いだろうな・・・とか思いながら見てます。
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イラストに騙された名無しさん :2005/07/03(日) 19:07:37 ID:5hhVkIsx
○<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/電撃文庫) 電撃hpSPECIAL 2004 AUTUMNに出た頃から注目していた作品。 話が笑えて更に切ない!!!本当にツボに嵌るラブコメ。 <<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) 場の臨場感を書かせたら最高だと思う。 <<七姫物語 第三章 姫影交差>>(著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) どんなにまたされようが必ず買う、四巻を。 <<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 今期で一番泣けた。 次点はルナムン V、ソウル・アンダーテイカーなど
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イラストに騙された名無しさん :2005/07/03(日) 20:04:49 ID:wGmKcQ7l
●大賞・イチオシ賞 ○<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) Dクラと同じく、ターニングポイントとなった3巻。厚さを感じさせない文章力もさることながら、キャラクターの個性、ストーリーテリングの巧さが交錯する物語を収斂させていく。 若干、強さがインフレ気味だが、詮方ないか。ジローのヘタレっぷりが最高。 <<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 思春期の少年少女が、恋愛や性に戸惑う描写に関して、桜庭はスゴイと思う次第。次も買います。 <<カスタム・チャイルド>> (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫) 後半の盛り上がりがマル。消化不良の感もあるが、それは次巻に期待。ほんとによく成長したと思う。 <<我が家のお稲荷さま。 4>> (著:柴村仁/絵:放電映像/電撃文庫) 透が素晴らしい。以上。 <<GOSICK IV ―ゴシック・愚者を代弁せよ―>> (著:桜庭一樹/絵:武田日向/富士見ミステリー文庫) 迷ったケドこれで。 二人の掛合も楽しいけれど、ヴィクトリカの過去と、迫り来る大戦の予感が物語によいアクセントを付けている。 伏線も結構多く、楽しみ。 次点はシャナ、ルカ、日日日作品かな
>38 >44 感想が短すぎます。 >41 <<終戦のローレライ>> (著:福井晴敏/講談社文庫) への投票がルールの >・シリーズ、作者、その他「一冊」以外の単位や、書籍でないものへの投票は無効とします。 に抵触しています。
○<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) 相変わらずの鉄板シリーズ。笑えてエロくて最後に泣かせる。今まで以上に娯楽要素を詰め込みまくった 本作は都市シリーズとの符合も多く思わずニヤリ。 <<デュラララ!!×2>> (著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫) 池袋という現実とデュラハンという非現実が違和感なく混じり合うあたりに成田の上手さを感じる。 次巻の主役になるだろう三人が描かれた見開き絵二枚の対比は素晴らしかった。 <<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) スロースターターの名は伊達じゃない!2巻までも十二分に面白かったが3巻は格が違う。疾走感溢れる バトルや本気で相手と向き合う人々の心の動きを書かせたらあざのの右に出るものはいない。 <<キリサキ>> (著:田代裕彦/絵:若月さな/富士見ミステリー文庫) 富士ミスでまともなミステリーが読めるなんてと驚かされた一冊。行動を起こす前にまず思考し計画を 立てるというラノベでは珍しいタイプの主人公が個人的にツボでした。 <<銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big Sister But sister>> (著:海原零/絵:鈴平 ひろ/スーパーダッシュ文庫) 3巻がいまいちだったが今回はかなりいい出来。スケート描写は言わずもがな、心の葛藤とそれを乗り越え ていく描写が非常に秀逸。妹が主役だったけど結局は姉の魅力が引き立った話だったなぁ。 次点は空鐘、田村くん、ディバフロ、大沢さん、薔薇マリ0、憐2、電波的な彼女2など。
○<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) まさに「あざの耕平全開!!」だった第三巻。 戦闘シーンや吸血鬼が名乗りを上げるシーン等誉める所ばかりだった作品。 なによりキャラクター全員がカッコいい、というか萌えキャラが全然いない。でもそれで良かった。 今後にも期待のイチオシ投票です。 <<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) 個人的に完全に定番になった作品。しかし今回が一番面白かった。 「はじめてのやくそく」のムキチや悲しき暴竜となった黒陽。“悪魔憑き”のヒオとニヒル少年原川。といった新キャラ達。 話の展開も伯林を思い出させながらもそれに負けず劣らずの素晴らしい出来でした。 <<デュラララ!!×2>> (著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫) 登場人物も出揃い?いよいよ本格的に動き出だした感じ。 今後繰り広げられるであろう三つ巴の戦争に続刊が待ちきれません。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 今期一番の掘り出し物。 ヒロインももちろん良かったが、なにより馬鹿で前向きで大声で告白できる主人公が最高だった。 <<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫) 五作目はいろいろ迷ったものの期待票でこの作品。 物語の設定などはありがちなものの確かな実力でしっかり書いてある。 しかしキャラの中にガチホモがいたり、ヒロインが結構意外だったり単純に王道だけじゃない所も評価。
●大賞・イチオシ賞 ○<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 弱い者、強い者、それぞれの持つ苦悩も合わせて、主要キャラクター達の心情を見事に描き分けて感情移入させてくれるその手腕に脱帽。 基本的に救いのない、そして過酷な世界の中で、未だ諦めずに踏みとどまって戦うその健気、強さが素直に感動を与えてくれる。 この三巻、この終わり方があってこのシリーズは名作となったとここに断言する。 <<平井骸惚此中ニ有リ 其四>>(著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫) 大震災の避難先と言う閉じた空間の中、涼のツンデレと撥子ちゃんのデレデレがスパーク! 本筋のミステリもきっちりと作り込み、河上太一大活躍。しかも最後に今回は完全脇役の骸惚がきっちり締めるこの構成。 シリーズ第四作にして最高傑作となったこの作品がライトノベルとミステリの融合、富士見ミステリ文庫の存在価値の真骨頂を見せてくれた。 <<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 荒野の恋と最後まで迷ったがGOSICKも入れているのでこちらを取った。 この作者の良い所はこういうベタなネタとベタな展開でもしっかりとキャラへの感情移入を成り立たせきちんと泣かせてくれる所にある。 もうベタとかどうでも良い。むしろベタだから良い。 小夜子さん・・・ええ人や・・・。こんなええ人死なせたらあかん、あかんやん。と思わず関西弁で語り出してしまうそんな作品。
<<GOSICK IV ―ゴシック・愚者を代弁せよ―>> (著:桜庭一樹/絵:武田日向/富士見ミステリー文庫) おとぎ話と現実が錯綜してくらくらとする幻惑感を味わう中に、各キャラを立てるくすりとするエピソードが盛られており、 心地良くテンポ良く話を読み進めて行ける所が素晴らしい。ミステリとゴシックとボーイ・ミーツ・ガールの要素がバランス 良く盛り込まれた良作。武田日向のイラストも素晴らしい。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) ストーリーはごく定番。でも主人公やヒロインの台詞回しやストーリーのノリ、その他、とにかく良く料理された今期最高のラブコメディ。 次巻への期待、新人としての評価含めてイチオシにもしたい完成度の高い作品だった。 次点は 薔薇のマリアVer0 僕の蹉跌と再生の日々(著:十文字青/絵:BUNBUN/スニーカー文庫) 憐 Ren 2 錆びゆくココロと月色のナミダ(著:水口敬文/絵:シギサワカヤ/スニーカー文庫) ソウル・アンダーテイカー(著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫) 荒野の恋 第一部 catch the tail(著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 七姫物語 第三章 姫影交差(著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) 今期も良作が多く新人、定番シリーズ、シリーズ完結、新シリーズ等バラエティもあり大満足。
●大賞・イチオシ賞 <<バルビザンデの宝冠 王の星を戴冠せよ>> (著:高殿円/絵:椋本夏夜/ビーンズ文庫) ○<<ミゼリコルドの聖杖 永遠はわが王のために>> (著: 高殿円/絵:椋本夏夜/ビーンズ文庫) 今年最高の当たり作品。 速いスピードで進む予測不可能の展開に引き付けられ、ページをめくる手が止まらなかった。 架空歴史ファンタジーとしても、主人公の成長物語としても非常に素晴らしい。ラブストーリーとしても然り。 メインの主従バカップルも萌えるが、脇の幼なじみカップルのエピソードがひたすら切なくて泣ける。 バルビザンデの宝冠を読んだ後、続きが待ち遠しくて仕方ない、なんて感覚になったのは本当に久しぶりのことだった。 文句なく傑作。 <<暗夜変 ピストル夜想曲>> (著:青目京子/絵:たかなぎ優名/ホワイトハート) 今期の掘り出し物。 新人らしくまだ堅いがあるし、欠点も多いがストーリーに引き込まれたので。 ツンデレ主人公(♀)が天然お嬢様に引かれていく前半。 それがあるからこそ、後半、ただひたすら彼女を想い行動する主人公が熱い熱い!ラストを含め、非常に恰好良かった。 正直、六月に発売された続編の方が出来はいいが、気に入ったのはこっちなので。
52 :
51 :2005/07/04(月) 15:13:40 ID:rExudxxY
<<カスタム・チャイルド>> (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫) 文章も含め、この退廃的な雰囲気を書かせたらこの人は本当に上手。 その中で、登場人物の不器用で暖かい交流が光る。 中盤のあの場面が一番の盛り上がりで、ラストはハッピーエンドといえばいいのか未だわからないが、エピローグ最後の文章が非常に良かったので。 派手な展開はないが、心に沁みる良作。 <<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 推定少女といい、砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けないといい、この人の青春ものは本当に外れない。 思春期の微妙な心の揺れ動きがよく表現されているのはさすが。 昔の少女小説のような話も、珍しい設定が重視される今日ではかえって新鮮。 読んでいる最中のどきどきも、読み終わった後の酩酊感もたまらない。 まだ第一部が終わったばかり。続きに激しく期待。 次点。 空鐘6巻、デュラララ!!×2、シャドウテイカー5巻、Missing13巻、キリサキ。
〉41 福井晴敏をラノベとして扱うな。第一、ラノベを小説として扱う人は少数だろ?
どちらかと言うとマンガに近いと思うぞ?第一、表紙がオタク臭いし。買うとき恥ずかしくないのかと思うよ。
●大賞・イチオシ賞 ○<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) 雨に煙る幻想的な新宿の街と、いつも晴天で鮮やかなバーサスタウンの 対照的な描写が印象に残る青春小説。野にあって腕を磨く剣豪の姿に 通じるストイックなテツオの姿に魅せられた。 <<公爵夫人のご商売 〜よかったり悪かったりする魔女〜>> (著:野梨原花南/絵:鈴木次郎/コバルト文庫) 女の子好きなマダーも魔女ポムグラニットも自分の脚で しっかりと大地に立っていて、男性陣が情けなくも押しまくられる ところが楽しい。マダーの夫アザーを慕うカデットの 生き方も毅然としていて爽快。 <<夏祭りは妖狐は踊れ>> (著:飛田甲/絵:謎古ゆき/ファミ通文庫) 挿絵がかわっての第二弾。未来の確定と観測論といった 小難しい理論だけじゃなくて、恋にミステリーにと、贅沢な味付け。 しかも2つのカップルの進展度合がどうにも見ていてむずかゆくて、 それがまたたまらない。
58 :
57 :2005/07/04(月) 18:05:36 ID:9iEQQUBP
<<蛇と水と梔子の花>> (著:足塚鰯/絵:田久ようこ/コバルト文庫) 猫と蛇、猫と鳥など、融通無碍なカップリングが目を引く 妖怪お見合いファンタジー。姉の見合いに嫉妬する妹、 妹に頼られる自分に縛られ他人に頼れない姉など、 普遍的なテーマをうまくまとめている。 <<奇蹟の表現>> (著:結城充考/絵:KEI/電撃文庫) 表紙からは予想できない猪顔の巨体サイボーグシマのハードボイルド小説。 心をなかなか開かない少女ナツとの交流や 修道院をめぐる陰謀の解明を通じて 過去の心の傷と対峙していくストーリー展開は見事。
59 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/04(月) 18:19:38 ID:5HYLHc3C
●大賞・イチオシ賞 <<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) シリーズ最高の興奮で、都市とのオーバーラップも良かった。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 高水準のラブコメ、今期最も続きが楽しみな作品。 <<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 夏目の過去と裕一の現在が交差し、裕一のこれからを決定した巻だった。 <<ROOM NO.1301 #5 妹さんはヒロイック?>> (著:新井輝/絵:さっち/富士見ミステリー文庫) それほど盛り上がるわけではないが、何故か買ってしまう作品。 <<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) 安定して読める、これぞライトノベルと呼べる名作。
60 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/04(月) 19:51:55 ID:Q93i2XQa
●大賞・イチオシ賞 ○<<乃木坂春香の秘密 2>> (著:五十嵐雄策 絵:しゃあ/電撃文庫) お願いだからはにかみトライアングルなど書かずにこちらを進めて欲しい。 <<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫) 期待が大き過ぎの感もあれど、早く続きが読みたいシリーズに。 挿絵が邪魔と思えるほど展開と文章にスピードがある。ただ発行スピードはない。 <<平井骸惚此中ニ有リ 其四>>(著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫) 殺人事件を書くには編集者の許可が必要な富士見ミステリでは異色作では。 犯人の初登場の際に、他人物とはあきらかに違う詳細な説明でバレバレなのはお約束ということで。
●大賞・イチオシ賞 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/電撃文庫) ヒロイン達との関わり合い方が上手い。 ややダークな臭いも、恋愛を盛り上げる隠し味となっている。 一生懸命な主人公の性格が秀逸で、イヤミがない。 優秀な萌え&青春小説だった。 次の展開を考えるとガクブルだけど…。 <<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J) とにかくベタ。王道。直球勝負! ツンデレヒロインが萌えツボのど真ん中。 いかにもな三角関係がちょっと辛いところだけど、こういうのもイイ。 安心して読める一作。 <<キリサキ>> (著:田代裕彦/絵:若月さな/富士見ミステリー文庫) ハサミ男のパクリかもしれない。 確かにネタや読者だましの構成…ようするにミステリー部分は全てパクリだ。 ただし、ミステリーを抜いた部分が上手かった。 分かりやすいラノベ風味にした点や、萌えを入れる事が出来たという力量。 そして主人公の内面などが本家より良かったと思う。 ○<<BAD×BUDDY 12月の銃と少女>> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫) 久々に諸手をあげて大歓迎できる新人。 まず、話の波の作り方が上手い。 キャラの行動でストーリーが盛り上がる。 掛け合いの面白さとハードボイルドを両立している。 最近の新人では珍しく、主役が生き生きしている。 次で美女絡みの萌えがあるのを切望。というか萌えが足りないのが難点。 今後の期待を込めてイチオシ!
●大賞・イチオシ賞 ○<<わたしたちの田村くん>>(著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/電撃文庫) 相馬のツンドラぶりにやられた。文章が軽妙でとても良い。ストーリー的には普通。 <<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) 黒陽との戦いのときのスピード感がたまらない。 <<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 5〈上〉>>(著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) 面白さはいつも通りだが、今回は急展開で更に楽しめた。あとブレン先輩。 <<デュラララ!!×2>>(著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫) 一見バラバラなストーリーを収束させるのが相変わらず上手い。
63 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/04(月) 22:14:01 ID:ss+9ZYeE
●大賞・イチオシ賞 ○<<半分の月がのぼる空4>>(著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) すごいね橋本紡。ここにきて物語に「凄み」が出てきたと思う。 誰かと何かを積み上げるってすげえ素敵なことなんだなと、 単純に思わせてくれる一冊。 <<NHKにようこそ!>> (著:滝本竜彦/絵:安部吉俊/角川文庫) 2005年上半期のカテゴリーで語るのはやや違うと思うけど、俺は最近読んだので。 これほど素敵で優しい物語も久しぶりです。 自殺を望む相手に語るべき言葉も、確かにあるんだよね。 <<ネコソギラジカル 上 十三階段>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス) 戯言全快西尾維新終わりへの加速は始まったばかりだ! 崩子ちゃんの誓約の言葉がたまらない快感でした。 っていうかここまで三作品全部契約やら約束やら誓いやらが絡んでることに気づく。 なんというか、ラノベばっか読んでる気がしてたけどあんまり読んでないことに気づく。 電撃中心に回してますがシリーズ化されているのは苦手で、新人さんの一作目とかが 好きなのだが、今期はあんまり食指が動かず。でこのようなディフェンシブな内容に。
○<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 久々にハマった小説。一人称小説の中で珍しく主人公に好感を持てる。 ストーリーは普通だが読み口がとてもよい。 <<七姫物語 第三章 姫影交差>>(著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) この物語から伝わってくる雰囲気は素晴らしい。 キャラも良い。唯一の問題は刊行スピード…… <<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) 氏の終盤の盛り上げ方は素晴らしいの一言に尽きる。 イチオシではないのは9巻目にして、やや中だるみ感がしたため。
●大賞・イチオシ賞 <<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫) 序章も序章、メインヒロインが顔見せただけ、という状況ながら、 押し出される形でメインになった脇役たちに惚れた。 ベタだけど、そういうラブコメが好きな俺にはたまらない作品でした。 途中からじゃなかったら連載も読みたいんだが……。 メインヒロインの今後の活躍(VS幼なじみ)に期待する意味も込めて一票。 <<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J) 先生! セーラー服を着てくるっと一回まわって「お待たせっ」って言ってくれる鳩は どうしたら飼えるんですか!? ストーリーはルイズのツンデレに特化したためにそれ以外は至って平凡ながら、 ツンデレ好きにはもはや聖典と言っても過言ではない……か? ただ、「楽勝だ」の次のセリフには激しく燃えた。 ○<<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) 主人公に必要なのは最強のライバルですね! こんなに萌えるライバルなかなかいませんけど! 三角関係にいろんな思惑が……という、相も変わらず燃えて萌える作品。 さりげないセリフに作家スレで議論されるような伏線張るのも相変わらず。 ただ、この後外伝的な本が2冊続くため、本編が止まるというのがうれしくもあり悲しくもあり
66 :
65 :2005/07/04(月) 23:03:45 ID:exnEbT/E
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) はがき。はがき。なんと言ってもはがき。 気持ち悪いくらい生々しくてリアルな鬱描写もあることはあるが、割ときれいな読後感。 テンポがいいためか割とすんなり読み終えられる。 はがきさえなければそれなりに面白かった作品として通り過ぎるところだったが、 はがきのために次の展開が楽しみで仕方がない。 <<トゥインクル☆スターシップ 8 ゴメン、きっとあたし嘘ついてた>> (著:庄司卓/絵:まりも/ファミ通文庫) 女性4999(事実上十数人だが):男性1という、ありがちパターンながらも萌える作品。 この手の作品に下手な鉄砲も数打ちゃ当たると言う意見もありますが、割と命中率がいい。 ラブ臭増強と作者自ら言うだけのこともありました。 後書きを読んで、ふと女子数人に対し男子俺一人という文化系クラブにいた高校時代を思い出したり。 次点 ネコソギラジカル上中巻、ハルヒ、GOSICK
67 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/05(火) 00:25:10 ID:di1/wJjR
○<<大沢さんに好かれたい。>> (著:桑島由一/絵:放電映像/スニーカー文庫) これは感嘆に値する作品ではない。だけど、胸の奥でこの作品を思い返すとき、本当の価値が判る。 『文学』じゃないんだね、多分。これはあくまで『ライトノベル』。だからこその『感動』。 今作は桑島由一のこの作品に向ける『愛情』が感じれた。見事です。 <<平井骸惚此中ニ有リ 其四>> (著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫) 今回は、ついに『関東大震災』が舞台。ついにというか、やはりだけど。期待は裏切らない。 富士見ミステリーにしては珍しく『殺人』を描く『平井骸惚此中ニ有リ』。『殺人』を描いていながらの、 読後の爽快感は流石の一言に尽きるのだが、それに『恋愛』要素まで加えれる田代裕彦は、やはり『本物』なのだろう。 新たな旗手の萌芽。もうすぐ最終巻が刊行されるが、それ以降も、是非とも追いかけていきたい作家である。 <<デュラララ!!×2>> (著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫) 成田良吾作品で唯一読んだことのあるのが、この『デュラララ!!』シリーズ。 キャラクターが素晴らしく良い。という前評判は嘘じゃない。 次巻に期待させる構成は、商業云々抜きにして、個人的に結構な好印象。 <<蟲と眼球とテディベア>> (著:日日日/絵:三月まうす/MF文庫J) 新人、日日日。天才と呼ばれる彼の書評には何故か「荒削り」だの「未熟」といった 『天才』には似つかわしい言葉が並べられている。だが、その言葉の次には必ず「だが」が付く。 「荒削りだが」、「未熟だが」。その理由はこれを読めば分かる。やはり、日日日は『天才』だ。 <<神様家族 6 鉄棒工場>> (著:桑島由一/絵:ヤスダスズヒト/MF文庫J) 上で『大沢さんに好かれたい。』に票を入れているので書評は割愛。 兎に角、桑島由一作品には、ライトノベルだからこそ感じれるものがある。 歪んだ愛情を微笑ましく描く、だから直球勝負が生きてくる。神様家族は時代が生んだ名作なのだ。
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 読みやすくて良かった。今一番続きが気になるラノベ。九月まで待ち切れねぇ。 <<半分の月がのぼる空4>>(著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) とりあえず絵師が(・∀・)イイ!! 4巻にきてさらにハマった作品。これも続きが激しく気になる。
○<<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J) ルイズが可愛いです、ツンデレ好きにはたまらない。今回は特にツンデレがデレデレになって可愛さ倍増! シエスタのいじらしさと押しの強さも横綱級。この後、女王様も参加か? <<いぬかみっ! 6>> (著:有沢まみず/絵:若月神無/電撃文庫) あいかわらずなノリを維持しつつ少しシリアス展開に・・・。ようこが素直になり可愛さがまし、 新登場キャラも登場し、薫の謎が深まり、なでしこの黒さも深まり・・・。女って怖い? <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) うまい、続きが気になる作品です。普通のラブストーリー物かと思ってたら、ヒロイン達が重い過去を 背負っていたりと安心して読めた作品です。スパイは誰だ? <<銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big Sister But sister>> (著:海原零/絵:鈴平ひろ/スーパーダッシュ文庫) 3巻の終わりから、どんな展開で来るのかと思ってたら姉妹の関係に焦点をあてた、やや番外編な作品で 最初はがっかりしたが読んでみるとこれが面白かった。やはりタズサは偉大だった・・・? <<GOSICK IV ―ゴシック・愚者を代弁せよ―>> (著:桜庭一樹/絵:武田日向/富士見ミステリー文庫) だんだんヴィクトリカに関する謎が明らかになりつつあり、このあと2人はどんな荒波にもまれる事になるのか? アブリルとヴィクトリカの会合などとてもよかった。やはり面白いのはあとがきか?
○ <<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) 2巻のあとがきラストの一言、「派手にいくのでご期待ください」 Dクラも3巻で弾けていたので期待していたが 見事に答えてくれた。抑え目だった前巻に比べ出てくるキャラが敵も味方も活き活きと暴れまわり実に爽快でした。 カンパニー上層部の連中が結構ポイント高くなったのも良かった。あいつらはお飾り程度かと思っていたので。 <<武官弁護士エル・ウィン 私が望んだ私の世界>>(著:鏡貴也/絵:義仲翔子/富士見ファンタジア文庫) 第一部完結のお話なんだけど、これは思いっきり裏をかかれた作品です スレイヤーズやオーフェンの様な引き方を予想していただけに余計ショックでした。 個人的には、続きが一番気になるシリーズになったかも。最後はひっくり返りました <<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上 稔 絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) これでもかと、濃い連中がぶつかりあって見事な爆発に繋がっている 毎回クライマックスの佐山には燃えまくりだけど、今回はさらに良かった、かっこよすぎだ。 佐山時空の方もますますヒートアップして暴走気味なのも良い <<ヴぁんぷ! II>> (著:成田良悟 絵:エナミカツミ/電撃文庫) 馬鹿な奴らは何処まで行っても馬鹿なんだなーと改めて再認識 でもそんな馬鹿が集まると非常に楽しいからいいんだけれど。 今回燃え上がった炎が、三巻でどのように爆発するか期待してます。 以上 投票とさせていただきます
○<<白人萠乃と世界の危機>> (著:七月隆文/絵:しろ/電撃文庫) まあドクロちゃんの二番煎じとか今田帰って来いとか、各々言いたいことはあるだろうけど、 俺はこの作品のブラックなパロネタといい、どうしようもない各登場人物といい、ヤケクソな今田…もとい七月のテンションといい、 もう大好きでたまらない。ただ、2巻(メイドinヘヴン)は ヲタクの生態ネタがメインになり、少々つまらん&嫌悪感。 あのへんはエッセンス程度にとどめておいてほしかったな…。というわけで1巻に投票。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) うーん、ド直球ラヴコメ。主人公がヒロインの問題に直面し、悩みに悩みぬいた末の行動がまた痛快でかっこいい。 最近は「如何にして読者の意表をつくか」に重点を置きすぎて、 話の爽快感に欠ける作品が(個人的に)多いと思ってただけに、下記に挙げた乃木坂ともども、 こういう話はかえって安心するし、むしろ新鮮?味にも感じるようになってきたなあ。 <<乃木坂春香の秘密 2>> (著:五十嵐雄策 絵:しゃあ/電撃文庫) ストーリーいいキャラクターといい、ベタベタにさらにベタを重ねたようなある意味斬新かもしれない作品。 故に語ることは多くないけど、主人公と春香の微笑ましいやりとりには思わず頬が緩む。 同じ作者のはにトラもこれまたベッタベタな作品だけど、どっちかと言われると断然こっちだなあ。
<<カスタム・チャイルド>> (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫) 作品中の乾いた雰囲気というか、退廃的な感じが非常に上手く出ていて、すんなりと作品世界に入り込めた。 ラストシーンをどう取るかは読み手次第だけど、俺はもう完全無欠のハッピーエンドと取った。ラノベとしてなら、それも十分アリだろ。 別のキャラクターの視点からの続編も是非読んでみたい作品。 <<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) 遂に敵の全貌(?)もうっすらと見え始め、世界の謎も、少しずつ解き明かされようとしている。 敵味方の様々な思惑も入り乱れて、混迷を極めようとする事態…に、パンプキン! ああもう格好よすぎますってアンタ。絶妙な引きといい、早く7巻読みてえ。 次点はリリトレ・ヴぁんぷIIあたり。ヴぁんぷは上巻だったので、下巻次第ってことで保留。 個人的には上三つは鉄板、下二つは次点との壮絶な争いだった…っていうかホント電撃ばっかだな俺。 他も読んでないわけじゃないんだが……もっと視野を広げないとイカンと思う今日この頃。
●大賞・イチオシ賞 ○<<夏祭りに妖狐は踊れ>> (著:飛田甲/絵:謎古ゆき/ファミ通文庫) 和風オカルトと切なさと焦燥感と謎解き、実に盛りだくさんで贅沢な逸品。これ だけの作品と作者が埋もれるのは惜しすぎる。田村くんと迷ったがあえてこち らをイチオシにさせて頂く。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/電撃文庫) 派手なガジェットを使わないただのラブコメものだが、ここまで惹きつけてくれる のは久方ぶり。テンポの良い文章と笑いも良い。続巻に期待しつつもガクガクブルブル <<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 思春期の入り口の肌感覚を上手く表現している。これはこの作者にしか描けない 世界。空気感も秀逸。どーでも良いが女の子に荒野なんて名付けるなよ……最初 ウエスタンものかと思った(笑) <<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫) 小六ロリのヒロインが馬鹿だけど凄く「いいこ」なんだこれが。話の本筋よりもヒロイン とその周辺の人たちが実に良い感じ。猫だの魂だのなんざどうでも良い。 <<i.d. III 滅びの王国>> (著:三雲岳斗/絵:宮村和生/電撃文庫) 基本は王道の能力バトルものだが特にこの巻は密度の高いストーリー展開を見せて くれる。量産作家とは思えぬ詰め込みようには脱帽。 次点:きるらぶ、、シリアスレイジ、電波的な彼女2、大沢さんに好かれたい、私の優 しくない先輩、憂鬱アンドロイド、TAKEFIVE2、でぃ・えっち・えい
74 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/05(火) 08:33:50 ID:9lW7Ya4F
●大賞・イチオシ賞 <<タクティカル・ジャッジメントSS 2 はじめてのさいばん りろーでっど>> (著:師走トオル/絵:緋呂河とも/富士見ミステリー文庫) つーか長いって題名!例によって二枚舌なライトノベル版逆転裁判。 なによりも「さんびきのこぶた」が最高。こういう小粋で真面目なギャグ作品は読んでて楽しい。 <<かくて宿命の扉はひらく トワイライト・トパァズ 3>> (著:佐々原史緒/絵:瑚澄遊智/ファミ通文庫) 少ない巻数で物語を盛り上げるのが上手い。もっと長く書いて欲しいけど、ダレないからいいのか。 ルキウスの過去話の絡め方など、風雲急を告げるクライマックスへの持って行き方が最高だ。 ○<<吉永さん家のガーゴイル 6>> (著:田口仙年堂/絵:日向悠二/ファミ通文庫) 傑作級だ。安心して読める看板シリーズで、この巻は動きが割り方地味目な内容。 それゆえにこそ、作者の力量がよく分かる。悲しいのにハッピーエンドというか・・・素晴らしい。 <<ぴよぴよキングダム 2>> (著:木村航/絵:竹岡美穂/MF文庫J) 誰も注目しないだろうけど今期のイロモノ大賞。大賞作品として上げるには、いろいろ欠点がありまくり。 でも後半の大暴走では、頭のネジが飛んだ。たまにはこういう変なのも(・∀・)イイ! <<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) 絵買いで始めたこのシリーズも、すっかり定番になった。お母さんは許しませんよ決戦。 伏線の解消と新しい謎を全体に盛り込む手腕から、実は作者には相当な構成力あり。 次点は多すぎて書けない。 今期も激しく楽しかったでよ。
75 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/05(火) 08:55:14 ID:04sry1jO
●大賞・イチオシ賞 ○<<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫) 次世代の富士見を感じさせてくれた。低迷を続けている(と私は感じている)富士見にも希望の光が 差し込んだと思う。応援したいので一押しに選んだ。 タイトル通りプロローグであるのだが、満足感もきちんとある。これほど続編に期待している小説はない。 <<ネコソギラジカル 上 十三階段>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス) 話としてはグダグダな感があるのだが、それでも読んじゃう。掛け合いがなにより面白い。そんな作品。 中巻は輪を掛けてその傾向が強いので上巻を押しておく。 どんな風に決着をつけるのか。下巻が待ち遠しい。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 個人的には、今年の大賞はこれなんじゃないかと思ってる。 オーソドックスなラブコメ風・・・でも王道故のパワーとそれだけでは語れない微妙な黒さが良いね。 続きが楽しみだ。 <<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) あざのは三巻まで読め・・・という格言を作りたい。そしてそれを流布させたい。 Dクラもそうだったがこの巻で弾けた感がある。 疾走感あるバトルと錯綜する心情。熱いよ、あざの!
○<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) そこにあるのは、「何か」を追う手段としてのゲーム。傑作。 格闘ゲームを巡るストーリーだが、日常ではない「何か」に熱中した経験があるのなら 老若男女問わず是非読んでほしい。 <<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 少女が成長するお話。 わからないことがわかるようになってゆく。その過程が心地良い。 成長ってのは獲得した時よりも受容した時にこそ説得力を生むのではないだろうか。 <<NHKにようこそ!>> (著:滝本竜彦/絵:安部吉俊/角川文庫) 迷ったが一票入れておく。 今読むとマイナス方向に気になる点もあったが今読んでも十分価値のある作品だと思う。 俺はダメだ!の先にあるものの一つの形が読める。 前回の結果を守備範囲を広める参考にさせてもらった。 今回の結果も楽しみであり、誰かの本との出会いを生む事を祈って投票。
●大賞・イチオシ賞(1/2) ○<<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫) 筆力はずばぬけているが、地味さからメジャー層には受けの悪かった貴子の新 作。キャラの弱さという欠点も修正されて万人に薦められる作品になってると 思う。それほどひねりの無い設定なのにぐいぐい引き込まれるのは圧倒的な筆 力の裏づけあればこそ。改めてファンになった。迷うけどこれをイチオシで。 <<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) 2巻を前編とした後編。萌え頼りではなく燃えで読ませる、古き良きライトノ ベルの正統。ヒロインも敵も燃え燃えです。あざのは富士見のエースになれる 存在だと思う。 <<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) このシリーズは今期だけで3冊出てるが、全てノミネートしたかったくらい。 中でもこの最終巻は出色の出来。5冊で終わるなんて信じられなかったけど、 終わってみればこれ以外に考えられない見事なラストだった。未読の人には5 冊まとめ買いを薦める。後悔はさせません。特にナジミストなら必読。三上は 渡瀬と並んで電撃の隠れた名手だと思う。 <<護樹騎士団物語>> (著:水月郁見/絵:鈴木理華/徳間ノベルスEdge) 中世的な世界を舞台にした巻き込まれ系ロボモノ。ひねりは無いけどそのスト レートさが逆に新鮮。著者は夏見正隆の変名らしいけど、言われてみればキャ ラの言動にらしい黒さも出ている。でもそれ以上に、少年を主人公にしてるの が良い方向に働いてるのか、夏見名義の作品には無いまっすぐさが意外。特に 傑作というわけではないが、続きがめちゃくちゃ気になる終わり方だったので 宣伝をかねて一票。空鐘1巻を読んだときの気持ちに似てる。
続き(2/2) <<ヤングガン・カルナバル>> (著:深見真/絵:蕗野冬/徳間ノベルスEdge) 富士ミス第1回大賞作家にしてデビュー作たるその1作だけで地雷作家の代名詞 としてラ板にその名を刻んだ深見真の最新作。信じられないことにめちゃくちゃ 面白い。B級ガンアクションものの傑作。壊拳1巻を踏んで初めて本を床に叩き つけるという経験をして以来、地雷の話題が出るたびにフカミの名前が頭に浮 かぶ、自分にとってはそのくらいの地雷作家だったんだが、それもここまでに なりそう。そもそも考えてみれば1冊の地雷の償いは1冊の傑作で十分。それに 余りある出来。というわけで、めちゃくちゃ面白いから壊拳1巻を踏んでしまっ た人にこそお勧め。いやぁ、本当にびっくりした… 次点で、電撃から空鐘6、デュラ2、カスタムチャイルド、ソウルアンダーテイ カー。SDから現代魔法4,5、ブルーハイドレード2、銀盤4。スニーカーからディ バフロ3、消閑3。ファミ通からトワイライト・トパァズ3、嘘つきは探偵の始 まり。MFJからイコノクラスト2。それ以外では海外ファンタジーの再刊行だけ ど、ハヤカワのベルガリアード物語の毎月刊行は楽しかった。やっぱり名作。 HACCANの新表紙絵もいいし。良作が多い期でかなり悩んだ。そんな中、電撃は 出版数が異常に増えてるから良作もそれなりにあるものの、低調ぶりが目立つ。 特に新人のレベルが… まだ2回しか配本されてないけど新レーベルの徳間ノベルスEdgeがいい。個人 的に凄く期待してます。今期でた本の続編も楽しみだけど、来期出るであろう 葉山透の新作も楽しみ。
79 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/05(火) 17:53:47 ID:6jftnfcz
●大賞・イチオシ賞 ○<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) デウス・エクス・マキナ不在の世界、登場人物それぞれの心理をくどいほど執拗に描写してみせる本作は、 痛快娯楽活劇からはほど遠く、お手軽な救いも当然、無い。 けれども、そんなどうしようもなく圧倒的に絶望的な現実の中、時にしり込みしつつ、 それでも前のめりに1歩を踏み出すための、ささやかながら確かな力を与えてくれる。 <<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル4〈下〉>>(著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) どれだけ追い込まれた状況下でも、軽くまロくしたたかに。 このあたり、ツボにはまるとたまらん名人芸。 イカレポ……もとい、奇矯なキャラでいっぱいだが、いちばんアレなのはやはり――川上氏その人だよなあ。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 今回のダークホース。ラブコメには弱いねん。 つかみと落としをわきまえたテンポよいテキストに支えられたキャラクターの動きが心地よく、素直に次巻も期待。 <<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) 十数年前、某格闘ゲームにはまりにはまってはまり倒した経験のある身としては、コレは挙げにゃならんのです。 派手なイベントもなくダラリと転がっていく物語は、目的もなくただコインを投じ、レバーを操りとボタンを打ち続けた “あの頃”の空気を、身近に思い出させてくれた。 <<とある魔術の禁書目録〈インデックス〉 5>> (著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/電撃文庫) 結構悩んだのだけれど、選出。 ツッコミどころは多々あれど、直球な熱さと勢いというのもまた貴重なものかと。 正直、前巻が……だったので継続は躊躇していたのだけれど、これでまた続巻が楽しみになってしまった。 次点:『銀盤カレイドスコープ vol.4』『蒼穹のファフナー』『ミナミノミナミノ』
<<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) ・゚・(つ∀`)・゚・ まずは出たことに泣く。 この巻はいつも通りの空気を残しつつ各地の政治的思惑を絡めた壮大な話になってきた。 ま、常盤姫にやられたんですがね。2巻でのイメージは壊さず大幅に高感度UPですわ。常盤。 <<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) 黒幕の影やら新たななぞやら重要そうな新キャラやらいろいろありますが。ウルクとリセリナが全てです。(断言) <<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) 数多くのキャラに個性が出てきて話に広がりが出てきました。アクションも良し。 <<銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big Sister But sister>> (著:海原零/絵:鈴平ひろ/スーパーダッシュ文庫) 3巻で飽きてきた気がしたが、妹視点にすることでまた新鮮に楽しめた。
81 :
80 :2005/07/05(火) 21:41:28 ID:1/c4b1Zv
○<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) 今期で3.4.5の3冊刊行、そして5巻が最終巻。 まさか終わるとは思わなかったが、読んでみるとこれしかないという素晴らしい〆。 ホント、3冊投票したろうかと思ったくらいだが、まあ、ここは最終巻だけにしとく。 燃える町並やら能力バトルやら幼馴染やらどこが地味作家だというくらいの盛り上がり。 幼馴染最終兵器ヒロイン葉や3巻以降激しい勢いで支持者を増やした同級生のみちる、 ツンデレの彼方タン(嘘)と萌えも激しく完備。 熱く怖く萌えて泣ける、今なら全5巻を完結まで一気読みせよ! 今回は新人、新作にこれだというのがなく、シリーズものから5作選んでしまいしました。 全体的に不作巻もあり。ただ、まだ読んでないのもあるのでボチボチ読んでみます。
<<12月の銃と少女 −BAD×BUDDY−>> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫) アメリカでアクション混じりの刑事物 小気味良い展開で、グイグイ引っ張ってくれました 主人公がしっかりと活躍して、しっかりと事件に関わっていきます ラストは少し悲しげでいて優しいところが泣かせてくれます カラッと晴れた青空のような作品でした ○<<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) 真っ直ぐでいてビミョウにひねくれているという合わせ技 キャラクターの一人一人が生きています 今回は伏線?が増えて増えて、それなのに面白いという素晴らしさ これから全ての謎が絡み合うんかと思うだけで楽しいのであります アニメ化バンザイであります <<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫) 全体に痛々しい空気が流れてくるが良作でありました ヒロインの性格が類を見ない造形というのでしょうか そのヒロインも、その家族も、彼女に接近する少年も独自の視点でつづられています 胸に迫る寂寥感にはまりました (読後は良いものではないですが) 総評 シャナも中村作品も、癖になります 「12月の銃と少女」の作者の今後に注目したいと思います 次点は「デュラララ!!×2」でした
83 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/05(火) 23:28:42 ID:F+9yyCN9
投票しまーす ○<<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 前巻のものすごい締め方から一転、夏目さんの回想話がまったりと… 2巻から引きずっていたアンチ夏目を覆すには十分すぎる内容でした。 終盤の「裕一のバカ」と亜希子さんの夏目への説教がすべてです。 好きな人のために必死になれるってやっぱりかっこいいですね。 もはや、半月はライトノベルの域を超えようとしているのではないでしょうか… <<デュラララ!!×2>> (著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫) でました、池袋ハチャメチャストーリー第2弾w 1巻からすると読みやすく、かつ読みごたえも十分でした。 ヤスダさんのイラストもやはり冴えてますね。 <<リリアとトレイズ II そして二人は旅行に行った〈下〉>> (著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/電撃文庫) 一応下巻を推しておきます アリソンママかっこいいです。それにつきますね。 あとがきもやはりイイ!時雨沢板の住人に負けないで!! <<カレとカノジョと召喚魔法 3>> (著:上月司/絵:BUNBUN/電撃文庫) 純粋に好きなんですよね、このシリーズ。 友情っていいですね…相変わらず戦闘多しですが、それもまたいいんです! 電撃厨ですいませんです、はい… 以上です。よろしくお願いします。
84 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/06(水) 00:08:01 ID:0HiXdk0o
イチオシはなし。 <<ヤングガン・カルナバル>> (著:深見真/絵:蕗野冬/徳間ノベルスEdge) 汁に汚染された。 格闘、銃、腹筋六分割レズ。帯に押井守の推薦文。最高だ。 深見はネタ作家と扱われることが多いのだが、理由もよくわかるが、しかし普通に 銃撃や格闘描写はうまいのだ。文章も標準以上だろう。そういったものが ありながら、ストーリーがどこかぶっ飛んでるのが、やたらにニッチな層を狙ってるか ひたすらに自分の書きたいものを書いてるだけなんじゃないかと思えてしまうのが難で、 小説としてではなく、ネタとして楽しめるという方向だった。 しかし、ヴァルキリィ、そしてこれと小説としても十分に楽しめた。 ストーリーは極言すれば深見の考える正義による勧善懲悪。その戦闘が なかなかに魅せる。そして、ガチレズすぎて百合を感じないと言われたりもするが、 表面上の派手なガチさんのセリフに惑わされず行動から判断すると百合物件としても かなりの上物。なにより今作での、ガチが悪にさらわれたヒロインを助け出す、しかし ガチは立場上自身のことを明かせない。普通に(たぶん)出会っていて、会話もしていて、 友人(それ以上を狙ってる)でもあるのにそれを明かせない。そんな、どこかにありそうな ヒーローとヒロインを女と女で書いてみましたというような展開が、もう。 <<憐 Ren 2 錆びゆくココロと月色のナミダ>> (著:水口敬文/絵:シギサワカヤ/スニーカー文庫) 二巻と同時に一巻を読んだので、気持ちとしては両方合わせて。この二巻は一巻と 同じようなけりのつけ方が不満ではあるが、その後のあのラストで許せる。 SF的な穴、設定の穴が開いてないですかと、気になりだすと気になるけれど無視。 軽く深く考えず設定を受け取る。するとキャラの行動とやりとり、 特に憐の行動や心理がとてもいいのだ。それゆえにこれに。
85 :
84 :2005/07/06(水) 00:08:35 ID:0HiXdk0o
<<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫) 周たん復活おめ。主人公はむかつくが、あのえぐい設定・話はこれからの方向が とても気になる。セカイ系で典型的なキャラで骨組みとして典型的なことをやってるのに 設定が黒すぎて利きすぎて示すところが気になりすぎて、主人公へのむかつきや 狙いすぎだろと言いたくなる萌えなキャラやその行動も気にならずに話の続きが気になる。 続きが気になるだけでなくこの巻では見事なくらいに狙いにはめられた。気づく人は 途中で気づくのだろうけれど、でもちょっと信じたかったんだよ。。というのに。 そのとても続きが気になるということと、プロローグとはいえきっちり巻の中でも話を 落してきたことによりこれにいれ。バッドエンドしか思いつかないが、 バッドエンドへ直進なのか変化があるのか、話が気になって仕方がない。 <<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫) 設定で特に目を引くところはない。話も奇をてらっているというわけではない。 しかし文章はさすがで、そして話の展開、情報の出し方、一読時には気にも留めなかった 何気ないセリフが別の意味で、後ろで明かされる設定を背負ったセリフだったりといった、 そういったことの使い方、やり方がやる。あと、あのヒロインは卑怯だ。 あんな展開されたら…。読んだ時の引き込みがすごかった。 <<少年陰陽師 羅刹の腕を振りほどけ>> (著:結城光流/絵:あさぎ桜/ビーンズ文庫) ここで終わるのか!いや、続刊はもう読んだけれど、これを読み終わったときは 本当にもだえた。こういう引っ張り方をされるのがけっこう好きだったりするのです。 どうなるの?どうなるの?!と場面としても心情としてもきっちり盛り上げてくれて いいところで続きへの不安と期待を抱かせて「―続く」とかやられるとなんか嬉しくなって しまうのです。なので解決編よりもその前、直前のほうが好みだったりするのです。 BBB3より2が好みだったりするのです。それまでの話もきっちり安定して形をなして いるというのもあり、最後の一つはこれに。
86 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/06(水) 01:43:08 ID:3vIBfrRJ
と、いうわけで1回振りに高テンション投票。 <<Missing 12 神降ろしの物語>> (著:甲田学人/絵:翠川しん/電撃文庫) ○<<Missing 13 神降ろしの物語・完結編>> (著:甲田学人 絵:----/電撃文庫) 君に、幻想と言う名の恐怖を贈ろう――長い物語の果てに畏ろしくも美しい現代ファンタジー堂々ここに完結! これぞホラー、これぞ幻想。その全てが収束した結末の深い余韻は、なかなかに重く切ないが故に、この物語に相応しい。 そして迷走する(物語的にも編集的にも)の中で、書き切った作者に最高級の賞賛を。残るは夜魔の到来を待つばかり。 <<ダブルクロス・リプレイ・オリジン 偽りの仮面>> (著:矢野俊策、F.E.A.R/絵:しのとうこ/ドラゴンブック) やっぱり大惨事な一部PL&PCもなんのその!「矢野柊蓮司の中の人¥r策」GMで贈るDXリプ新シリーズ! きくたけとまた違った人間ドラマを描き出すマスタリングは必見!柱の解説で読み易さUP!初心者バッチリ!(ぇ? 軌道衛星なお姉さん好き君にオススメ!ぶっちゃけ二巻以降はアンケ次第!取り合えず、買って葉書き出せ!(ぉ <<涼宮ハルヒの動揺 6>> (著:谷川流/絵:いとうのいぢ/スニーカー文庫) まわりまわって再びSOS団団長が表紙奪取でお届けする涼宮ハルヒシリーズ第六弾!クドイ様だがやっぱ短編向け。 人気絶好調の無表情宇宙人に追撃を仕掛けるのかの如く、ハルヒ&みくる分が増量中。そして芸人化続行中のエスパーが1人。 でもなんだかんだで、長門の活躍が散りばめられてて現状維持。伏線もちらほら…続きが楽しみなシリーズ。 <<ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・わん>> (著:新井輝/絵:さっち/富士見ミステリー文庫) なんでお前はそんなにモテるんだ!?な、部分がミステリーなLOVE垂れ流しシリーズ!(DEARまだー? ファンの人のあれからいったいどーなった!?や、あの人はキャラは結局出番無いの!?などの質問に応えた具合。 相変わらず、キャラが立ちまくりで読んでて楽しい作品。取り合えず、最後の作品の後日談キボン(ぉ 番外編 で…百鬼夜翔最終巻は……え〜と……泣いて良いですか OTL(鬱)
●大賞・イチオシ賞(1/2) ○<<終の神話・人祇の章 封殺鬼シリーズ 28>> (著:霜島ケイ/絵:西炯子/小学館キャンバス文庫) 今期最終巻を迎えた作品には概ね満足させて貰った。中でも 長いシリーズの積み重ねを思い起こさせる場面が随所に挿入されて涙を誘いつつ、 しかしながら「らしい」終わり方で、群を抜いた大団円っぷりが印象に強いこれを。 新書の方でまだ続くようなのも嬉しい驚きだった。まぁ、平安の時代から生き続けてる 人達…いや鬼達が主人公だからネタには事欠かないだろうな <<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) 前回大賞の紹介文他から興味を惹かれて読み出した。 文章地味なせいでうっかり見過ごしがちだけど、全巻通して 実は結構ちりばめられているサプライズというか工夫が好きだ。 じわじわっと滲み入るような各キャラの描写もよかった。 <<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) カボチャの意外な(?)ナイトっぷりが良かった。最初の頃は「作ってる」印象が 強くて今ひとつ好きになれなかったのが、すっかり味になったなぁ。 あとフェリオ…やるな。でもウルク派としては嫌な予感がして仕方ないけど
(2/2)87続き <<Missing 13 神降ろしの物語・完結編>> (著:甲田学人 絵:----/電撃文庫) どちらかというと希望してたエンディングとは真逆方向での完結だったのに これはこれでと思えた、ことを評価。インテリ組の活躍が良かった。 しかし真の主人公に関しては失敗っぽかった気がする。矢張り。 <<伯爵と妖精 恋人は幽霊>> (著:谷瑞恵/絵:高星麻子/コバルト文庫) 今現在、続きが一番楽しみになっているシリーズ。 外堀を埋めるべくせっせと迫る口説き魔伯爵 vs 必死に抵抗を試みる妖精博士嬢の 掛け合いやら、時折挿入される笑い所も毎度見ていて楽しい。 今期出た2冊どちらも(というか全巻)好きなのだけど、何となく新しい方に。 今期は新規開拓してないんであんまり数読めてないかな。しかし 一部を除いて取捨選択にはかなり迷った。なるべく票少なそうな方から選んだつもり。 次点?はBBB3、流血女神伝、銃姫あたり。ラブ※好きなので護くん6も良かったな これまでの投票見て田村くんが気になるところ…
89 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/06(水) 06:46:03 ID:W52xhnsK
●大賞・イチオシ賞 ○<<カスタム・チャイルド>> (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫) 大賞、雰囲気代表として。 おそらく、作中に漂う空気の演出においてはトップクラスと思われる。 前半の緩いイメージが、後半の展開を引き立たせている。実験作などより、よほど貴重で新しい。 <<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) エース級、アクション代表として。 青少年の読み物、ライトノベルの特徴を全て備えている。 恋愛、バトル、前向きな精神。自称玄人には受けないタイプだが、大した問題ではないだろう。 <<いぬかみっ! 6>> (著:有沢まみず/絵:若月神無/電撃文庫) 中堅作品、コメディ代表として。 作者の筆力は、相当高いレベルにまで上がっているようだ。 シリアス展開が間に入っても自然に物語の流れとして受け入れられるのが、その証明と言える。 <<憂鬱アンドロイド>> (著:真嶋磨言/絵:珈琲/電撃文庫) 新人代表として。 企画として押し出されるより、ひょっこり現れる駒に良作がいることが多い。 青臭い青春ものの中に僅かな異常性を入れて物語にする手腕を評価したい。今後に期待する。 <<私立!三十三間堂学院>> (著:佐藤ケイ/絵:かみやまねき/電撃文庫) 怪作、掘り出し物代表として。 世に氾濫する「萌え」のイメージで本質を隠した、まさに怪作といえる。 安直なハーレム者と思わせておいて、実は謀略の駆け引きを作者特有の達観で描いている。 電撃ばかりになったのは、単なる結果。見たところ、別に勢いは落ちてなどいない。 多い発行点数の中心にある中堅の手腕、定番作品の勢いや面白さは変わらず好調で その周辺で変な企画や目立たない新人、怪作などを、独自に淡々とリリースしている。 ダメと言う人間は評価したのではなく、食傷しただけだろう。質は総じて高いレベルにある。
90 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/06(水) 08:20:50 ID:pBHQYYGj
●大賞・イチオシ賞 <<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 本を読んでいて涙を流すことは少ないのですが、この作品は泣かされてしまいました。 それだけでも投票の価値があります。 これまでの巻はとあるキャラが腹立たしくて引いてしまう部分もあったのですが、読み続けてよかったと素直に思えました。 ○<<平井骸惚此中ニ有リ 其四>>(著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫) 関東大震災という重いネタを扱いつつ、ちゃんとLOVE寄せして、さらにミステリーとしても面白かったです。女の子も可愛いですし。 シリーズ最高傑作が出た直後、次巻完結という噂なのが実に残念でなりません。売れてないのかなあ。面白いのに。 もっと注目して欲しいという願いをこめてイチオシにします。 <<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫) 万人向けを目指しているような富士見にあって潔いぐらいに「わかる人だけわかればいい」という内容の作品ですね。 ムカつく主人公、ひねりのないラブストーリー、ありがちなキャラなどなど、あら探しをしようとすればいくらでも見つかります。 それでも私は引き込まれてしまいました。人を選ぶ作品なので一押しにはしませんが、今期の五指には確実に入る作品だと思ってます。 <<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 砂糖菓子の方は人に勧めるのが躊躇われるけれど、こちらならまだマシかなと思えるので投票します。 思春期の揺れ動く乙女心(笑)を面白く、そして切なく描ききっています。思春期の少女を書くのもうまいですが、 実在しそうなちょっと変な人を書くのも上手ですよね。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 投票数が多いみたいなので、あまり票を入れたくなくなってしまうのですが(笑)、それでも入れてしまいます。 こういったラブコメ作品だと主人公がヘタレでムカつくことが多いです。でも、この作品はそんなことがないのがいいですね。
91 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/06(水) 12:19:15 ID:uumQbkvc
●大賞・イチオシ賞その1 ○<<武官弁護士エル・ウィン 私が望んだ私の世界>>(著:鏡貴也/絵:義仲翔子/富士見ファンタジア文庫) よく鏡氏の作品を叩くのにページ下半分が白いと言われるがそれほど悪いか? ページいっぱいに文字が書いてあっても内容が白い作品は幾らでもある。 初期の鏡氏の作品は内容が足りないものも確かにあったが、最近の作品はそんな事無い。逆に濃すぎるくらい。 次巻のエル・ウィンはどうなるのか?期待と不安でこの一年はいっぱいでした。 その結果、今までの伏線もちゃんと回収され、とんでもないどんでん返しがあり、第一部完。 …当然第二部も出ますよね? <<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>>(著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) エンディングが良い作品というのは幾らでもあるが余韻が残る作品は稀。 しかも、この作品のように全三巻という短さで余韻を残すような作品を書けるのはやはり作者の力量の賜物か。 少ない巻数で主要登場人物全てに役割を振り、キャラ立てをしているのは見事。 最初ヘタレだった主人公がラストでかっこよかったのもポイント高し。 後はもう少しヒロインに萌えられたならより良かったが。そこんとこは次回作の百合物に期待か。 <<スラムオンライン>>(著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) 格ゲー好きの人がスレで褒めている例が多かったですが、格ゲー嫌いでも楽しめる逸品(漏れも格ゲー嫌い)。 ゲーム好きの人には是非読んでもらいたいと思う。 主人公坂上悦郎が現実にも興味を持つ様になる過程が上手く書けていた。 ライバルとの対決も熱い。 個人的には All You Need Is Kill よりも上。
92 :
91 :2005/07/06(水) 12:19:52 ID:uumQbkvc
●大賞・イチオシ賞その2 <<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>>(著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫) ある意味非常に富士見らしい作品。 万人受けはしないと思うが、中高生に対しては直球ストライクなのでは? エヴァ以降よくある作品世界だけどその救いようの無い世界を上手く萌えと繋げてる事を評価したい。 謎も多くちりばめられており、上手く伏線を回収できれば名作にもなりうる作品でしょう。 <<七姫物語 第三章 姫影交差>>(著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) とにかく三巻が出た事を評価したい。 作者は後書きで今までとはこの巻の雰囲気は違うと言っていたが、そんなことは無い! 今まで通りの雰囲気でした。この雰囲気がある限り一部には評価され続けることでしょう。
93 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/06(水) 15:23:27 ID:a3Y8zLE3
●大賞・イチオシ賞 ○<<大沢さんに好かれたい。>> (著:桑島由一/絵:放電映像/スニーカー文庫) 何ともいえない切なさ。しかしギャグも。 この手の話では結構よかったと思う。 きれいに纏まっているような気がするのだが、二巻がある模様。しかも発売日未定。どうなる……? <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) たしかによくあるラブコメなのかもしれないけれど、この入りやすい文章は非常によかった。 話のテンポもさくさくと進む。明るいところも、暗いところも。 最後はとても壮絶なので次が気になるところ。 <<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 安定していて面白い。切ない。 この調子だとあともう少し続きそうだけれど、この面白さが崩れないか心配。 <<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫) やはり「イリヤ」な感じは否めないけれども十分に楽しめた。 まず秋山瑞人の書く文はそれだけで面白いし、ボーイ・ミーツ・ガールというのには弱いもので。 期待票。早く二巻発売してくれー! <<ちーちゃんは悠久の向こう>> (著:日日日/絵:/新風舎文庫) 日日日作品ではこれが一番好み。 この「ちーちゃん」と「先輩」しか読んでないのだけれど。 最近発売された「アンダカ」や「蟲〜」はどうも微妙な気がするので読む気が起こらない。 田村くん強いな……。次点は、結城充考「奇蹟の表現」
○<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4>> (著:川上 稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) 狂っている。生半可ではない。狂い具合が突き抜けている。 次から次とよくまあ、不思議な人物を産み続けられるものだ。 今回はスピーディーに纏めつつ、ラストで俺の心を揺さぶりました。 <<GOSICK IV>> (著:桜庭 一樹/絵:武田 日向/富士見ミステリー文庫) ダブルヒロイン?の動向に期待。最早、内容は鉄板である。 一弥はどちらを選ぶのかなど、これから盛り上がるのは確実。 おとぎ話でありつつ歴史っぽいでありつつの路線に乾杯。あと、あとがきな。 <<12月の銃と少女 Bad×buddy>> (著:吉田 茄矢/絵:深山 和香/富士見ミステリー文庫) 日系アメリカ人青年で刑事のホンダ、というラノベから程遠く思われそうなキャラ。 いかにもラノベな状況。昔のアメリカ映画のようなアクションストーリー。 おもろいです。カウボーイ・ビバップを思い出した。 次点でROOM NO.1301、田村くん。 田村くんは、次で評価しようかと。
95 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/06(水) 20:19:09 ID:B0jSG8Ow
よっし。今期も投票しますよ〜 ○<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) ウルクたん…襲われる夢ってのは反則ですよ。それだけでご飯3杯です。記憶喪失じゃなければもっと良かった。 とにかく伏線の張り方が上手い。物語に引き込む情景の描写も凝っていて、読んでいて飽きが来ません。 まだまだ終わりの見えない壮大な物語ですが、ぜひとも最終巻まで読みたい作品です。 <<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 泣けるラノベ。今回は夏目の過去話で正直期待していなかったのですが、やられました。 地の文のひとつひとつが心に染みてきます。また、過去の夏目と現在の裕一がシンクロしているところがまた涙を誘います。 空鐘と逆で先が読みたくないシリーズ。いや、いい意味で。
96 :
95続き :2005/07/06(水) 20:19:30 ID:B0jSG8Ow
<<平井骸惚此中ニ有リ 其四>>(著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫) サテ、今回今回のお話はまだかまだかと待ちわびた震災の話でございまして。 普段は迂闊に粗忽にお調子者と三拍子の河上君が大活躍で。 涼嬢のツンデレにも磨きがかかりまして、ますますL・O・V・E!な平井家でございます。 <<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) 地味でもじもじが本来のコンセプトであったはずのこのシリーズ、最終巻は熱い熱い。どこの怪獣映画かと思いました。 そんな中でも記憶をどんどん失っていくヒロイン・葉の萌えっぷりには悶えさせられました。 「はやくきて」は「ちょんぎる」に続く名台詞ですね。幼馴染に少しでも興味を持ったら空鐘とあわせてどうぞ。 <<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J) さすがチャンピオン。こうまで萌えさせてくれるとは恐れ入りました。ベッタベタな展開でも全然気になりません。ツンデレの王道。 まったくノボルさんには感服させられます。読者の心をよくわかってます。いやむしろ作者が萌えているんでしょう。 また、ギーシュやモンモンやマリコルヌなどのキャラが立ってきて、いい味を出しているのもポイント。名作には名脇役ありですね。 次点は『大沢さんに好かれたい。』『わたしたちの田村くん』『Missing12』などでしょうか。
上半期は読んだ冊数が少なかったせいか、絞ったら四つになってしまった。 ○<<9S〈ナインエス〉 V>> (著:葉山透/絵:山本ヤマト/電撃文庫) 予想していた展開とずいぶんと違っていたけど、面白かった。 いろんなキャラや勢力が入り乱れて織り成すストーリーやアクションが読み応えあり。 あと鏡花ちゃんが可愛すぎ。(*´д`*) <<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) 葉可愛いよ葉。もじもじ。 この著者の本は安定した面白さがあるから、安心して読める。 最終巻はどうなるんだろうってどきどきした。でも締め方が綺麗で安心した。 <<太陽の簒奪者>> (著:野尻抱介/絵:撫荒武吉/ハヤカワ文庫JA) 出版されたのは何年か前らしいけど、読んだのは今年文庫化されたほう。 手あかの付いた異星人とのファーストコンタクトものだが、野尻抱介らしいうまさがそれを感じさせない。 <<グイン・サーガ 100 豹頭王の試練>> (著:栗本薫/絵:丹野忍/ハヤカワ文庫JA) 100巻ですよ、百巻。すごい! これ以上の感想は何を書いても蛇足なので、ここまで。
98 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/06(水) 20:53:15 ID:KJF4gV1J
○<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) 格闘ゲームに興味がないので不安があったが、読み進めるうちに気にならなくなった。 普通の生活を送る大学生が、ゲーム世界では非凡なプレイヤーでもある二重生活を、 静かなリアル世界と人工的なヴァーチャル世界の対比で鮮やかに描き出されている。 目に見える成長を遂げる稀有な作家であると実感した作品であった。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) テンポのよい直球のラブコメ。主人公の田村くんが3兄弟の真ん中で非モテ系の地味男という設定が気に入った。 ヒロインに対して一生懸命なところが惚れられる原因として納得ができる。 嵐が吹き荒れそうなところで終わっているので続きが気になってたまらない。一日でも早く続巻を。 <<蟲と眼球とテディベア>> (著:日日日/絵:三月まうす/MF文庫J) 眼球抉子(がんきゅうえぐりこ)というインパクトのあるキャラクターがおそらくこの話の中心人物なのであろうが、 完璧超人の高校教師の賢木が生徒の宇佐川鈴音をうさりん閣下とよび、全身全霊で溺愛する姿に魅かれた。 このカップルがどのようにして今後の試練を乗り越えるのかとても楽しみ。 <<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 繊細な心の動きを丁寧に描くことで、12歳の少女の初恋を等身大に感じさせてくれた作品。 ようやく恋を自覚した主人公がこれからどのように成長していくのか楽しみである。 最終巻では冒頭に出てきた大人の荒野に会えることを期待する。 <<僕らはどこにも開かない>> (著:御影瑛路/絵:−/電撃文庫) 電波を受信する先輩の存在でこの作品を推す。 主人公は自分というものを持たないし、自称魔法使いの女の子も出てくるが、 不思議ちゃんなこの先輩の能力は気持ち悪く印象的である。 違う視点から同じ場面を描いたことで多重化され深みが増している。 殺人事件もあるが意外に読後感が悪くないところも高評価。
99 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/06(水) 20:58:15 ID:O0vzHzOY
100 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/07(木) 05:10:13 ID:/oVscQbp
●大賞・イチオシ賞 ○<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) 「香港聖戦の英雄」なジローさんですが、「闇の母」の力を使っていない 普段モードの彼だと結構下のほうってなくらい今回のパワーバランスはイカれてた。 そんな連中がバトルやらかすわけだから、面白くないわけがない。 ゼルマン、セイはすごすぎてもう何だかわからんくらい。 他にもケインの獣化とか。圧倒的な暴力感がナイスです。 あと、戦闘におけるスピード感とか。1巻のバイクとかもそうだけど、 高速で移動しながら人外バトルやらかすの好きですよね、あざの先生。「Dクラ」でもやってたし。
102 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/07(木) 23:30:11 ID:4j1DbFn4
そろそろ投票させてもらいます。 ●大賞・イチオシ賞 ○<<カスタム・チャイルド>> (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫) 大学生・三嶋と謎の少女・マドカの切ない物語。キーリシリーズと似ていて、 トランスジェニックのような近未来的な設定とダウンタウンの廃退的な雰囲気を組みあせた世界観が良い。 文章と感情の描き方に磨きがかかり、読み応えあるのページ数の割りには飽きずに読み切れたと思う。 エピローグの展開にちょっと泣けた。 <<絶望系 閉じられた世界>> (著:谷川流/絵:G・むにょ/電撃文庫) 涼宮ハルヒとは全く違う異端作。多少のグロさとエロさが漂い、言葉遊びが展開される。 心理描写が少なく、「狂った世界」を表現するのに第三者的視点で描いている。 こういう捻った書き方が谷川流っぽい。読む人によって好き嫌いが分かれると思うが、個人的には秀作だと思う。 <<デュラララ!!×2>> (著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫) 誰が主役?ってぐらいキャラ立ちがしっかりしてて、なんと言ってもカッコいい。 テンポも非常に小気味好い。次巻ではネタバレしたあの3人組の関係がどうなるのか。 <<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) この巻は「痛快娯楽アクション小説」だったと思う。不器用なヴェルヘルミナの描き方がいい。 いよいよクライマックスに近づいてきた感じにこれからの期待が高まる。 <<放課後退魔録 る ワラキズ>> (著:岡本賢一/絵:黒星紅白/スニーカー文庫) 放課後退魔録シリーズの続編。前作の妖怪コメディ感を継承しながらの新展開を迎えている。 ド直球なラブコメストーリーだが、それもまたいいかなと思う。 なんとなく信者っぽい選択でスマソ。シリーズものを中心で読んでると結局、電撃ばっかりになりました。 でも、今期は他レーベルにも突出したものはなかったものの、そこそこの良作は数多かったです。
●大賞・イチオシ賞 ○<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) 格ゲーのコマンド入力のリズムと画面の躍動感が リアルに伝わってくるゲーム(をプレイする側の)小説の名作。 ソリッドファイター思い出して泣けた。 一度でも格ゲーをやりこんだことがある人は読んで欲しい。 <<放課後ログイン 3>> (著:神代創/絵:みかきみかこ/MF文庫J) ネトゲーの世界が実は異世界だったという話の完結編。 コントローラだけで繋がったスラムのバーチャル世界は、 意識が飛ばされるとかジャックインを頭から否定してるようにも思えて それが新鮮だったんだが、 スラムの後に読んだらこのバカ一は異世界ファンタジーの王道なんだから それでイイのだと思えてきた。
104 :
103 :2005/07/08(金) 01:05:48 ID:ycZW/e7n
<<よくわかる現代魔法 4 jini使い>> (著:桜坂洋/絵:宮下未紀/スーパーダッシュ文庫) 「おっとテレポーター」とか 「せっかくだから俺はこの赤い扉を選ぶぜ」とか 散りばめられた嘉穂の小ネタが俺的に大受け。 ネットを介してリアルタイムにチャットする時の 描写とかリアルっぽさがこの作者は群を抜いてうまいと思う。 <<とある魔術の禁書目録〈インデックス〉 5>> (著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/電撃文庫) ただの嫌な奴だったアクセラレータが熱い男に変わる第一章は凄い。 敗者の美学みたいなものを感じた。 8月31日が舞台のせいもあって、暑くて熱い。 間違いなく登り調子のシリーズ。 <<薔薇のマリア Ver.0 僕の蹉跌と再生の日々>> (著:十文字青/絵:BUNBUN/スニーカー文庫) キャラの気怠い感じとか、ユルい会話が MMORPGっぽい世界観に良く合っている。 チャットでだべってからおもむろに経験値稼ぎする 雰囲気が身近に感じられた。
105 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/08(金) 11:35:55 ID:ADzUwV0m
101までの集計。 上位10位までで、手集計なので誤差あり。 27 わたしたちの田村くん 13 BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼 11 AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉 荒野の恋 第一部 catch the tail 半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon 9 ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う 七姫物語 第三章 姫影交差 8 灼眼のシャナ IX 7 空ノ鐘の響く惑星で 6 ソウル・アンダーテイカー スラムオンライン
電撃ばっかりだな(汗 とりあえずありがとう。 次は、〇等も入れんといかんな
上半期のラノベ大賞は田村くんで決まりだな。 あとは何票までいくかだ。
●大賞・イチオシ賞 ○<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼 >>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア) もう、これしかないでしょう。あのスピード感、たまりません。バトルシーンとか、まるでジローに吸血されたかのような臨場感。 ミミコの気持ちが分かる。興奮する。安っぽいコメントだけど、とにかく『良い!』 あざのんに一生ついて行きます。 BBBの良さを引き立たせる為にあえて他は投票せずで。
110 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/09(土) 15:34:35 ID:vmqAtIgC
●大賞・イチオシ賞 ○<<NHKにようこそ >>(著:滝本竜彦/絵:安部吉俊/角川文庫) 文庫化されただけで発表時期が当てはまらないかもしれないけれど、投じます。 主人公がばかばかしいことやるんですけどそれが楽しいのにどこか寂しさがあって、 笑えるのに泣けました。ラストシーンは主人公とヒロインにどっちにもシンクロ しちゃって、胸に響きました。 <<サマー/タイム/トラベラー1>>(著:新城カズマ/絵:鶴田謙二/ハヤカワ文庫) SFと青春小説の融合です。主人公の男の子の一人称が少しおどけていて楽しいです。 天然の幼なじみを男の子が支えるという読んでいて暖かくなるシーンもあります。 超能力系SFで現在を舞台にしているのでSF嫌いの人にも読めると思います。 <<鏡姉妹の飛ぶ教室 <鏡家サーガ例外編>>>(著:佐藤友哉/絵:笹井一個/講談社ノベルス) 佐藤友哉カムバック! 中学生という十人の登場人物をしっかり書かれていてすごいです。 閉じ込められた学校の中で繰り広げられる戦闘と人間の「弱さ」について書かれる描写が 混合してとても楽しかったです。
>>111 ラノベに入れようと思えば入れられるだろう。
わざわざこんなんばっかりに投票する意味はわからんが。
みなさんこんばんわー さあ、上半期のラノベ大賞も折り返しに差し掛かり、いよいよ盛り上がって参りました! ここでみなさんの気になる中間発表でーす 自分の投票した作品は果たして何位にランクインしているのか? ドキドキの投票結果はこうなっています
あぼーん
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あぼーん
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中間発表(109まで)は以上です。 いやー田村くん強いですね、まだ未読の方はこれを機に一読あれ。 それではあと1週間、がんばっていきまっしょい!
デバフロってなんでこんなに票入ってるの? 信者票?
生まれつき馬鹿なのは直しようがないのはわかるが、 ルールくらい守れ。
どれに投票するかは各自決めるんだし別にいいじゃん。 これで気になる作品を見付けるやつもいるかもよ。 七姫読んでみっかなー
>>135 ルールを破って人を不快にする事が楽しいから馬鹿なんだよ。
IDで消しちゃえ。
七姫よりはデバフロ読めマジおすすめ つーか今期の作品普通にしょぼいよな
139 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/10(日) 02:09:29 ID:DWtnW7Lh
俺は電撃文庫は『タイムリープ』(高畑京一郎)のためだけにあると思っているんだけど、
どうだろう。言い過ぎか(笑)
>>136 七姫は俺は絵と世界観が好きで愛読したけど、ストーリー的にはあんま面白くないかもよ。
>>138 デバフロか。聞いたことないけど、今度読んでみるよ。
サンクス!
俺もここでディバイデッド・フロントの存在知って全部買って「うは、まじ最高wwwwwwwwwwwww」とかなった人間ですが。
デバフロはイラストで八割程損をしている。 いっそイラスト無しの方がよかったかも。
七姫って本当に面白いの? なかなか新刊が出ないから 「こんな作品読んでるおれカコイイ!」って風に勘違いしてるやついないか? いちいち泣きAA使ってるやつウザイんだけど。
空腹だったらどんな料理でも美味く感じるみたいなもんだろ。 あと、マイナー作家スレ住人の一体感がほしい気持ち。
七姫面白いよ。雰囲気とか特に気にしない俺でもそう思うくらいには。 3巻とか謀略につぐ謀略って展開になってきてるし。
「出た」っとことだけで投票してるやついないか?
8 <<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) これ読んだことないんだけどどんな感じ? 桜坂は現代魔法は読んだだけ。
雑談すんなよ
スラムはなんつーか、ネトゲやってないとピンとこない話。 桜坂ってこういうの好きだな、AYNIKもゲーム世代ターゲットだし、 現代魔法もコンピューターにうとかったらいまいちだろうし。
AYNIK?って何? 現代魔法は確かに専門用語でまくりだよなー まあわからん用語はわからんままで読みとばしてるけど。
154 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/10(日) 21:50:37 ID:u/aKAyl0
<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) シリーズ最終巻。 全部をまとめるには後2〜3冊いるかな・・・と思ってたら、綺麗にまとまってて驚いた。 伏線もほぼ回収され、終わり方も綺麗でよかった。 この人の作品は脇を固めるキャラに魅力があって良い。 ○<<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫) 王道。この一言につきるが、筆力のある人の王道は変に凝った話よりも面白いと思う。 ヒロインがちょっと意外だったが、個人的趣味から言うとこっちでよかった。 ただ、主人公が美少年のクリスチャンで(一般人から見れば)天才的というのが ちょっととっつきにいかもしれない。 <<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) 格闘シーンの描写がとてもよい。 今20代の人で、かつて各ゲーに嵌ったことがある人は読むことをオススメします。 後、主人公とヒロインのエピローグのやりとりが良い。 <<クドリャフカの順番 「十文字」事件>>(著:米澤穂信/絵:----/角川書店) 青春小説としてはかなり良いでき。 劣等感という負の要因を、話が重くならずに克服していくのが良かった。 千反田の一人称が非常にコミカルで、読んでいてニヤニヤできた。
すまん、上げちゃった(´・ω・`)
●大賞・イチオシ賞 ○<<デュラララ×2!!>>(著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫) 成田作品見てていつも思うけどこの人はほんとに伏線消化するのがうまいな〜。キャラもしっかり立ってるし、 それに加えてコレは暴れっぷりも飛びぬけてよかった!次巻に超期待 <<i.d. III 滅びの王国>> (著:三雲岳斗/絵:宮村和生/電撃文庫) 一応シリーズ完結 読みやすくて面白い。ただ終わり方がよくなかった・・・レベリオンの二の舞を踏んでる キャラの関係にどろどろな雰囲気が少し漂ってた(まぁそんなにひどくは無いが) <<我が家のお稲荷さま4>>(著:柴村仁/絵:放電映像/電撃文庫) すばらしく面白い!笑える!!しかも最後にはちょっと感動も入っている!!! キャラ一人一人がしっかり立ってて、それぞれ違った種類の笑いが入っていて飽きさせない ただ表紙が1巻からあまり変わってないのが難点か・・・? <<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫) 馬鹿のお話です。この手の笑いは好き嫌いが分かれるかもしれないが、ハマればおもしろい ただし・・・この作者にはグロ+シリーズ2年放置(現在進行形)の前科があるので続きorハッピーエンドは期待しないほうがいいかも・・・
157 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/10(日) 22:43:36 ID:py1gAP6n
>>155 ageていいんですよ、投票スレは。
それが宣伝になるから。
投票済みにつき、文字レスすまん。
>>152 前回の大賞
All You Need Is Kill
159 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/10(日) 23:07:03 ID:P9bjJ9DX
○<<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) 待った甲斐があったと素直に言える出来ばえ。前巻までの主人公カラを中心とした世界から、今回は他の姫、都市の思惑とか東和全体へと広がり、興奮度もアップ。季節や自然を描く細やかな美しい描写に戦記物の緊迫感を感じさせる描写が加わり読み応え充分。 これで次巻がまた待たされようともあと3年は待てる!・・・いや、なるべく早く・・・せめて1年くらいでだしてもらえれば文句はいいません。 <<食卓にビールを3>> (著:小林めぐみ/絵:剣康之/富士見ミステリー文庫) 新人のときから注目している作家の一人、小林めぐみのシリーズ最新刊。 読んで脱力できるSF作品。女子高生が結婚してて、夕食にはビールを飲むという普通なら大問題なところを全く無視しているのもすごいが、ぶっとびなSF設定とオチも秀逸。 SFって難しそうなんて敬遠しがちな人にも是非お勧め。SFがわからなくてもなんの問題もなし。 続編が楽しみな作品のひとつ。 <<ポストガール 4>> (著:増子二郎/絵:GASHIN/電撃文庫) 一人の少女(型ロボット)の、人との出会いとそれによる心(バグ)の成長を書いた この作品もついに完結。シルキーが出会ったさまざまな人たちとの交流がひとつひとつ 彼女の宝物になっていくのが感じられる、良作。 萌えに走らない、地味ながらも堅実なこの作者の次の小説を早く読みたい! <<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) リセリナ萌えー。自分の恋心を自覚しながらそれを抑えつつ、それでもフェリオの 一言にドキドキしたり、もう恋する乙女モード全開!って感じですごくイイ! 話も終盤大きく動き出し、この争いはどうなっていくのか全く予想できない。 今後に目が離せない。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) これが青春だ!って感じで充満してる作品。二人のヒロインと主人公田村くんのラブコメ が実に面白おかしく、しかしいきなりホロッとさせられたりと、これはまさに王道的。 文章も変な癖がなく、一気にスッと読めるのも好印象。次巻でこの3人がどうなってしまうのか期待と不安でいまから非常に楽しみ。
○<<私の優しくない先輩>> (著:日日日/絵:----/碧天舎) 思わず涙してしまったラストシーンで一押しに決定。 ラブレターを書いても渡すこともできない臆病な性格の主人公は、死病を患っている こともあって私のツボにはまりまくり。 他の日日日作品と比べても感傷度は極めて高かった。 これからもこんな話をたまには書いてほしい。 <<GOTH 僕の章>> (著:乙一/絵:----/角川文庫) 人間の暗黒面に魅入られた2人の高校生が主人公だがその男子学生サイドの巻を挙げる。 グロい場面も多々あるのだが、乙一の叙情的文章で昇華され気持ち悪さは感じなかった。 特に主人公が自らを殺す側の人間として、殺される側の人間である夜に魅かれる姿は 切なく見事だと感じた。
161 :
続き :2005/07/11(月) 00:17:28 ID:2Kgh/qXj
<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 子供時間の終わりを告げる初恋を甘酸っぱくてほろ苦く描きあげていて、懐かしい 気分に浸ることができた。 昔、少女だった人にぜひおすすめしたい一冊。 続きが早く読みたい。 <<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) ゲーム世界での辻斬り探しとリアル世界での青猫探し、の2つの謎解きを中心にした、 上質のミステリーとしてどきどきしながら楽しく読んだ。 文章が頭にすーっと入って余韻がある終わり方で、文芸作品を読んでいるようだった。 探偵モノを彼に書かせようとする出版社は現れないのかな。 <<されど罪人は竜と踊る VI 追憶の欠片>> (著:浅井ラボ/絵:宮城/スニーカー文庫) 相変わらずの鬱展開も5巻から比べるとずいぶんまし。 ガユスとギギナの毒舌っぷりも健在だし、くすりと笑えるところもありと楽しめた。 あとは怖いもの見たさでラボ節全開超鬱展開の本編待ちだけだ。
<<ゆらゆらと揺れる海の彼方 4>> (著:近藤信義/絵:えびね/電撃文庫) クローデットにヤラレました。 <<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) 作者はウルクに何か恨みでもあるんでしょうかね・・・ ウルクが幸せになりますように・・・・ <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 個人的に上半期最高の作品。ヒロイン二人とも薄幸で感情移入してしまうorz
○<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 俺が今まで読んできたラノベの中で、最高傑作となった作品の最終巻。 絶望的な世界の中、それでも前へ進もうとあがく濃密な心理描写は超圧巻。 手に汗握る(普通に本のページが汗でにじんだ)戦闘描写は超鉄板。 これだけでもうお腹いっぱい、幸せいっぱい、胸いっぱい。 本当、心の底から打ち震えた作品はこれ以外にありません。 次回作を心の底からお待ちしています!! 一個だけ投票です。 面白い、と思った作品は他にもあるんですが大賞となると……。
<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) 前巻でようやくエンジンかかって来たかと思ったら今巻で一気にギア上げてきやがったかあざのさん。 色々と新キャラ登場しながらもキャラ立てがしっかりしててよく動くこと動くこと。 今回も銀刀の弱さとミミコの頑張りがあざの節全開ですわ。 <<平井骸惚此中ニ有リ 其四>> (著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫) お飯事萌え。それはともかく今回は珍しく太一頑張る。 大震災と扱いにくい事柄を作者なりのスタンスできっちりと書いていらっしゃる。 しかも相変わらず至る所LOVEだらけ。 <<蒼穹のファフナー>> (著:冲方丁/絵:平井久司/電撃文庫) アニメの方は色々と足りなかったモノがあったので、 この本で十分補えた。というかむしろ十二分。ただアニメとは多少違うけれど。 ここまで書けるなら新シリーズとしてファフナーを書いていって欲しいくらいだ。 戦いが始まる前の、島での日常感が詰まっていて期待以上の出来でした。 <<とある魔術の禁書目録〈インデックス〉 5>> (著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/電撃文庫) 読んでまず疑問符が浮かんだ。あれ、面白かったぞ? 4巻は読んでて(物理的に)投げそうになった記憶があるのになあ。 今回の主役たるひとかたさんの葛藤→決起のシーンは燃えた。ストレートな熱さだ。 こういうのは多少あざといくらいが丁度いいかも知れず。 <<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) しばらくぶりの三巻。今まではゆったりと流れているように見えた時間が、 七姫全体の描写が多くなったせいか段々と変わってきた気がする。 いよいよって感じだが出るのか? という不安も。 他の姫サイドも書かれている反面カラとヒカの絡みが少ないのは残念。 オススメは無しの方向で。基本的にキャラありきな投票に。 その点で空鐘や田村くんも候補に上がったのだが。 ともあれ集計人様よろしくお願いしますね。
●大賞・イチオシ賞 ○<<海の底>> (著:有川浩/絵:----/単行本) 自衛隊をテーマにした空想科学小説とも言えるこの作品では、 ありきたりの怪獣物が特撮の王道展開で描かれているのであるが、 王道こそが最も難しいと言えるだろう。 隊員たちの描写に作者の愛が感じられた。 最良質のエンタテインメント作品。 <<サマー/タイム/トラベラー 1>> (著:新城カズマ/絵:鶴田謙二/ハヤカワ文庫JA) 一昔前のジュブナイルを舞台に、登場人物の科学知識だけ 現代の最先端にしたアンバランスさが魅力的だ。 喫茶店の名前といい、タイムトラベル小説の列挙といい、 何から何まで詰め込まれた作者の知識量に感服。 今月発行の2巻にも期待する。 <<裏山の宇宙船>> (著:笹本祐一/絵:放電映像/ソノラマノベルス) こちらは本当に一昔前のジュブナイルを再刊行したものなのであるが、 裏山に埋もれた異様な物体の存在感や それを掘り出す登場人物たちの苦闘や 『宇宙へのパスポート』に通じる科学技術の造詣は 今でも十分に通用するに足る。 放電映像の挿絵も、旧版とは違った魅力がある。
166 :
165 :2005/07/11(月) 18:28:18 ID:Ew/9aXaN
<<パラケルススの娘 1>> (著:五代ゆう/絵:岸田メル/MF文庫J) 魔物退治の能力が開花しない主人公が、 ヴィクトリア朝時代を舞台に 外国に行って鍛えられるという王道展開ではあるのだが、 緻密に構成された世界観はさすがだ。 やはり五代ゆうの作品は安心して読める、 というのを実感した。 <<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) 正直SFなのかどうか分からないが、ギブスンの『ドッグファイト』の 現代日本版とも言える小説であると思う。 バーチャル世界に行くのに粘着電極を使ったりプラグを挿したりはせず、 コントローラとキーボードだけ、というのはかえって新鮮であった。 サイバーパンクに対するアンチテーゼとも言える手法を選択した この作品のエンディングは、ガーンズバック時代のSFに回帰する何かがあった。
166までの集計 田村くんに2票がプラスされて依然独走中
29 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 15 <<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼 >>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア) 12 <<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 11 <<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) <<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) <<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) <<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) 10 <<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫)
9 <<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) <<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) 8 <<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫) <<デュラララ!!×2>> (著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫) 7 <<カスタム・チャイルド>> (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫) <<平井骸惚此中ニ有リ 其四>>(著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫) 6 <<キリサキ>> (著:田代裕彦/絵:若月さな/富士見ミステリー文庫) <<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J) <<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫) <<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)
上位に大きな変動なし
お疲れさん。 もう2位争いだけだな注目は。
まだわかりませんよ、今後の投票次第で。
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) ツンドラ買いしたけど、むしろウサギに(;´Д`)ハァハァ 文章のテンポがいいから、ベタ&気恥ずかしい展開でもいけた。 <<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) ちゃんと完結するのか心配だったけど、杞憂というか大きなお世話だった。 綺麗にまとめすぎた感じもするけど、葉たん(;´Д`)ハァハァ ○<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) 安心して読める一冊。 描写は淡白だけど、展開は熱い。 アマゾンたん(;´Д`)ハァハァ <<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J) どうもベタな話が好きなのかな。 展開読め読めだけど、萌えと燃えでカバー。 ルイズたん(;´Д`)ハァハァ <<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) どうでもいいキャラの話だったけど、どうでもよくない要素大杉ww 割と重い話だけど、どう落とし前つけるのやら。 里香たん(;´Д`)ハァハァ
174 :
山犬。 :2005/07/11(月) 20:45:50 ID:y4FCvAdB
○<<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫) 文体が良い,キャラクターが良い,ストーリーが良い,テーマが良い。 そして……雰囲気が良い。 驚くほどに心地よく,するりと心に入ってきた物語。 もし小説に「一目ぼれ」というものがあったとしたら,たぶんこんな感覚なのだろう。 主人公の設定に個人的親近感があったのも要因だと思う。 幼少の頃より転校をくり返した自分にとって,主人公の心得は懐かしかった。 価値観,身の振り方,そして出会う人々との距離感などに驚くほど思い出深い。 そんなクールさを気取った,他人との距離のとり方に自信のある(つもりの)主人公の 驚きと驚愕と冒険いっぱいの夏休み。 舞台設定も素晴らしい。 離島という閉鎖空間が生み出す,ちょっとした非日常,そして因習。 なにこれ明るい横溝正史? 最高だ。 特に気に入ったのは,P38の土産物屋の老人。 すごい,人生を一言で語ってしまっている,真理が簡潔明瞭,これぞ田舎の賢者。 唯一の欠点は「もううんざり」的この語り口では誰も説得されないこと。 爆笑しましたよ。 追伸:主人公のその後のフォローが気になりながらも,写真館の小娘と関係の方が めっちゃ気になる。
175 :
山犬。 :2005/07/11(月) 20:47:38 ID:y4FCvAdB
<<蒼穹のファフナー>>(著:冲方丁/絵:平井久司/電撃文庫) 不安と期待が混在しながら購入した一作。 実力ある作家の作品,アニメで好きだった作品,でも……どう描く? そして賽の目はよい方に転がった。良好。 瑞々しい少年少女の友情と,壊れてゆく(彼らの小)世界。 シビアな現実が「ぎりぎり」と少年少女であるための「何か」を締め付ける。 そんな哀しいお話。 感情を抑えた文体が,この「あまりにあんまり」な世界を上手く描いている。 で,続きはどうなってるのだ? アニメと違うんだよな,すごく気になるんだけど。 追伸:メガネの優等生が哀しかったです。
176 :
山犬。 :2005/07/11(月) 20:50:09 ID:y4FCvAdB
<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) ひとことで言って地味,おそろしく飾り気ない。 「All You Need Is Kill」の作者じゃなかったら買うのは微妙だったと思う。 スーパーマンも超能力も,超科学もない,ヒーローなんてもちろんいない, そんな現実世界と(ヲタク的)ゲーム世界における冒険と成長の物語。 それを上手く描いている。 この舞台設定で,こんなにきちんと「成長」を描いているのに驚いた。 等身大な主人公とヒロインに好感度が高い。 現実にいそう,1クラスに1人とは言わないが,学年に1人くらいならいそう。 そんなリアリティ。 また,映画(名)を使うことによって,ゲームヲタクを「よくぞここまで」 というレベルにかっこよさ気にスライドさせた手腕に脱帽。 ただの対人関係が苦手なオタク君が,あっという間にハードボイルド,嘘つき。 でもシンプルというか,感情を抑えた淡々とした文体が見事にマッチ,上手い。 しかしこの作家,本当にゲームが好きなんだな。 個人的にはも格闘ゲームもネットゲームやらない,つーかやれない。 そっちの才能も資材もない。 でもゲームセンターで夢中になって遊んでいた時代はあった。 その頃の甘い夢を思い出した。 追伸:北の大地へ逝ってしまった友人がアレ? リドルストーリー?
177 :
山犬。 :2005/07/11(月) 20:52:07 ID:y4FCvAdB
<<電波的な彼女 2 〜愚か者の選択〜>> (著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/スーパーダッシュ文庫) 今回も主人公は馬鹿です,阿呆です,間抜けです。 お前1回死んで来い,2回でもいいぞ。 だって羨ましすぎるから! 電波的な彼女も友人もまた電波でした。 しかも主人公は電波に好かれます,もうこれはギャルゲー並みの法則で。 そして猟奇的な事件も起こります,もうこれは推理小説並みの法則で。 こんな世界いやだ。 欠点はいくつもある。 1.推理小説としてはプロットも伏線も不味すぎる。 2.ぶっとんだ(性格と能力の)ヒロインに囲まれ,主人公本人はばりばりに やる気でも,はっきりいって「水戸黄門の黄門様」並みの戦力。 いやハチベエ並み。 なんで一般人の女の子がこんなに強いのよ! しかしこの「なんだかなー」感と,独特すぎるヒロイン群を乗りこえられたらOK。 そして私は乗り越えた,ばっちこい。バッチコーイ щ(゚Д゚щ) もう好きにして。 ラストの「泣き虫の騎士」が今回も出てきたところに,なんだかほんのり。 これって前世なのか,それとも主人公が読んでいた漫画なのか。さて? 追伸:光がイチオシのツンデレです。<深読みしすぎです
178 :
山犬。 :2005/07/11(月) 20:55:00 ID:y4FCvAdB
<<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J) 今回も主人公は漢(おとこ)でした。 惚れてくれた(のを良いことに)女の子にマイクロミニのセーラー服をお願いするのも, べた惚れになっている女の子に,その理由(つーかそれ犯罪)ゆえに手を出さないのも, そのヘタレ野郎と根性野郎の両立に脱帽。 そして冒険(とタズサの設定)……は今回微妙にどーでもいい。 人間ドラマとしては,前回あんなにも強かった(あろうとした)王女様のぼろぼろ感が 良かった。 そう,決意は続かない,人間そんなに強くない。決意は折れ,理想は淀む。 その人間臭さがいい,それを悔やむところがいい。 問題は,そこの微妙な心理変化の描き方。 崩れ方は良かった,でも執着の描き方は良くなかった。 ラストシーンあたりでも台詞説明が多すぎて冷めた。冗長。 あっさり描いたほうが余韻があったと思うなぁ。湖には一人で。 追伸:今回もヒロイン(たち)は魅力的でした。 個人的にはシエスタがものすごい追い込みをかけています。3馬身伸びました。
179 :
四十八連 :2005/07/12(火) 13:02:47 ID:KhW84boD
●大賞・イチオシ賞 ○<<9S〈ナインエス〉 V>> (著:葉山透/絵:山本ヤマト/電撃文庫) 豪快なストーリー展開と堅実な文章。何度読んでも楽しい。ツンデレ度は更にUP。 「つよさわやかエロかわいい」ヒロイン由宇さんイイ。 <<ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・わん>> (著:新井輝/絵:さっち/富士見ミステリー文庫) このシリーズも最早デフォ買いに。挿絵が良くなったのがうれしい。表紙に(;´Д`) <<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) 黒陽もサンダーフェロウも佐山も、皆カコイイ。ある意味惚れる。 ギャクや、ややエロでぶっ飛ばしながらも最後はきっちり締めてくる。ネ申技です。 <<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 5〈上〉>> (著:川上 稔 絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) ロリ・サンダーs…失礼、ヒオ・サンダーソンに(;´Д`) なにこのキャラ…ツボった。 今までの登場人物がほぼオールスターで出ているのが良。数は多いのにどれも過不足なく書かれている。凄い。 そしてこの分厚さ。銃弾が止まりそうだ。物理的にも作品的にも重く、濃い。中毒です。 <<NHKにようこそ!>> (著:滝本竜彦/絵:安部吉俊/角川文庫) お求めやすくなった文庫版で初めて読んでみた。 たびたび吹いた。エロゲーでここまで展開するとは思わなかった。ヒッキーっうえwwwwwwwww
<<ポストガール 4>> (著:増子二郎/絵:GASHIN/電撃文庫) 完結記念。1〜3巻で成長を遂げたので、今回シルキーの心の揺らぎ描写はひかえめ。 それはちょっと残念だったが、最終話が非常に良かった。彼女はこれからも悩んだり笑ったりするのだね。がんばれシルキー。 <<白人萠乃と世界の危機>> (著:七月隆文/絵:しろ/電撃文庫) いや、フォントいじりウザイとか、百合と変態を一緒にするなとか、いいたいことはあるものの、ばかばかしくて楽しく読めたので。 ところであとがきから先に読む自分は見事に困惑しますた。 <<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) 正直1、2巻は描写がいいだけと思ってましたが、各都市や宮姫が動き出してストーリーもいい感じに。 優しい空気と、複雑な陰謀・事情の同居っぷりが良いですなあ。 <<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 完結記念その2。3冊できれいにまとまったのがよかった。 人物の感情や行動が納得できるものになってる。キャラはみんな魅力的でした。 <<サマー/タイム/トラベラー 1>> (著:新城カズマ/絵:鶴田謙二/ハヤカワ文庫JA) これはいい青春小説ですね。あーこういうことありそうだとか、高校の頃ってこうなんだよなあとしみじみ読みました。 どうも哀愁と郷愁が漂ってるように感じる作品。 なぜか全部一人称の作品になってしまった。 イチオシは迷うのでパス
181 :
1/2 :2005/07/12(火) 21:04:01 ID:RlfbiqwF
●大賞・イチオシ賞 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 分岐型ギャルゲーシナリオをライトノベルに再構築した作者の手腕に脱帽。 1冊の内容のほぼ総てが2巻以降への壮大な引きになっており、しかも、 2章の最終ページと次巻予告にこの作品の面白さを集約させている。 読者の興味を次巻以降にも引かせることに成功している稀有な作品。 <<大沢さんに好かれたい。>> (著:桑島由一/絵:放電映像/スニーカー文庫) 昭和40年代後半の特撮作品にはそのヒーロ像に独特のカタルシスがあった。 それは現在の特撮物とは一線を隔した独特の物である。この作品は懐かしさと ともにそれを書ききり、且つ印象深いものとさせている。 特に初代のキャラの描き方は主人公以上に素晴らしいものがある。 <<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) 新世代SFや青春小説などとして評価があるこの作品だが、実は叙述トリックもの としてかなり出来の良いミステリである。作品構造はもちろんのこと、 帯の惹句の部分まで読者のミスリードを誘うように、確信犯的に仕向けて いたのであれば、この作者はたいしたもの。
182 :
2/2 :2005/07/12(火) 21:04:49 ID:RlfbiqwF
<<BAD×BUDDY 12月の銃と少女>> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫) 新人からはこの作品を推したい。登場人物が多すぎ、それが整理されきって いない所にやや難があるが、それでも刑事ものとしてはわかりやすいストーリー で、話のテンポも良く、キャラの造りも比較的しっかりとしている。 次作以降への期待も込めて1票。 <<ぼくたちには野菜が足りない 畑に関するLesson1:それ絶対植えてみよう!>> (著:淺沼広太/絵:なごやこーちん/スーパーダッシュ文庫) おそらくこの作者の方は王道的なライトノベルというのは書けない のだろうと思う。だがそれを理解した上で、一種の開き直りにも似た感覚で 自分なりのライトノベルを愚直なまでに追求している。いわゆる「能力者もの」 のパロディとして絶品なこの作品、前シリーズより全然面白い。 この板的には評価されないだろうことが、ちょっと不憫ではある。
183 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/12(火) 22:43:40 ID:ObblzSLJ
<<わたしたちの田村くん>>(著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/電撃文庫) このスレ見て買ってみたがすごく内容の濃い作品だった。皆さんが進めるのも納得。 ツンデレ作品ではこれが一番だと思った。9月発売の2巻では是非下半期の大賞を 狙ってほしい。 <<護くんに女神の祝福を!6>>(著:岩田洋季/絵:佐藤利幸/電撃文庫) このシリーズもツンデレ物として確固たる地位を築き始めてきただろう。 激ピュア・ラブコメのキャッチコピーにふさわしい内容だった。 キャラクター達も学年が一つあがりさらにドタバタさを増すだろう。 <<灼眼のシャナ\>>(著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) 2002年に発売されたこのシリーズもついに9巻目。 マンネリ化を全く感じさせない設定の深さ、燃えと萌えの融合、無駄のない伏線の数々、 それらにのいぢ氏のイラストが話のシーンにふさわしい彩を添える。 ただ本編の方も少し進めていただきたいとは思う。
184 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/13(水) 11:52:42 ID:6+KR7OjS
●大賞・イチオシ賞 ○<<海の底>> (著:有川浩/絵:----/単行本) これぞ大賞という貫禄十分でした。 王道怪獣ものといっていい内容に、思わず拍手します。 この人の描く人物達、特に自衛官などの描写には多分にロマンや夢が入っていて そこが嫌われる理由とも思うのですが、ここまで熱ければ文句もありません。 <<銃姫 4 Nothing or All Return>> (著:高殿円/絵:エナミカツミ/MF文庫J) 今ひとつ地味で乗り切れなかったシリーズです。 それが、ここでいきなり革変したように思いました。 信じるものの崩壊、どん底まで落ちる状況と、ドラマ性も抜群。 もうすぐクライマックスのようなので、今後も大いに期待します。 <<小説 エマ 1>> (原:森薫\著:久美沙織/絵:森薫/ファミ通文庫) 職人芸のようなノベライズでした。 原作に忠実な内容と言う点も久美氏には珍しいw 独自の解釈と消化で、原作を害さず表現する手並は流石ベテランと言えるでしょう。 文句があるとすればマハラジャ王子ですが、全体からすれば些細なことかと。 <<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) 正統派の少年漫画的、というのはよく言われる形容ですが 本当に評価されるべきは長期シリーズを組み上げる構成力と 巻毎の山場演出の巧みさにあるのではないでしょうか。 軟弱だった主人公が着実に成長していくのも良いですね。 <<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫) 話としては滑り出しです。欠点もないではありません。 それでも挙げたのは、正直言って富士見Fへの応援票です。 この作者の場合は、執筆速度が売れるほどにあるのかどうかも気になりますし・・・ でも、料理次第で十分面白くなる導入だと思うので、なんとか頑張って欲しいと思います。
185 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/13(水) 21:28:43 ID:2qmB+sz5
○<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) クライマックスの荒野の一言で激しく揺さぶられた。自分の気持ちになかなか気づかない所が良い。ミギーさんのイラストもよく合っている。 <<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) いきなり社会人編が始まって、戻ってくることで、今ならまだできることがあると気づくという構成が素晴らしい。夏目の神田川みたいな生活も良い。 <<とある魔術の禁書目録〈インデックス〉 5>> (著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/電撃文庫) 秘めた想いが解き放たれる瞬間を書くのが上手いと思う。インデックスがやっと少し活躍したのは良かったが、姫神さんの扱いはひどかった。 <<ウィザーズ・ブレイン V 賢人の庭〈上〉>> (著:三枝零一/絵:純珪一/電撃文庫) キャタクター同士が、互いに納得できる事情がありながら残酷に敵対してしまう方向へ話を誘導するのが上手い。新キャラの関西弁の人がいい味だ。 <<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫) どちらかと言うと、便所の話を読みたかったが、出ただけでも良かった。春留の一言が一撃必殺ですね。
186 :
住職 :2005/07/13(水) 22:38:29 ID:ILQXFWRX
●大賞・イチオシ賞 ○<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) 流石の一語。Dクラのアクション描写とクライマックスのカタルシス。 あざの耕平の本領発揮、といった感じです。 やはりこの作者の本分は三巻を越えてからですね。 世に吸血鬼ものは色々ありますが、中でもBBBは一押しです。……あと、密かにカーサに萌えてみたり。 <<GOSICK IV ―ゴシック・愚者を代弁せよ―>> (著:桜庭一樹/絵:武田日向/富士見ミステリー文庫) ロリ! フリル! ツンデレ! そしてドリルじゃないグレヴィール!! ……最後だけアレですが、まあ興味を惹かれた方はどうぞ。 近世ヨーロッパの雰囲気が文字列から伝わってくるこの感じ。他ではなかなかお目にかかれません。 <<平井骸惚此中ニ有リ 其四>> (著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫) GOSICKとはうって変わって大正浪漫の薫り高い逸品。 年表ではGOSICKと一年違いだと聞き、驚いた覚えが。 富士見ミステリーでミステリーをやっているミステリー。 <<.hack// AI buster 2>> (著:浜崎達也/絵:依澄れい/スニーカー文庫) “ほくと”のプレイヤーの意外な正体。そして相変わらず格好良いアルビレオ。 ご存知「.hack」の世界観を用いていますが、前巻と共に単品で見てもそれなりに楽しめるやも。 私もゲームの方は未プレイですし。 この巻の感想はネタバレをしないようにと思うと中々大変ですが……何と言うか、年上属性の萌えが開拓できます。 <<ウィザーズ・ブレイン V 賢人の庭〈上〉>> (著:三枝零一/絵:純珪一/電撃文庫) 一年以上待ちました。やっと出てくれました。 ディーとセラは相変わらず薄幸。でも、それもお互いを思ってのこと。 祐一は相変わらず強くて格好良い。そしてもうすっかり二人のおとうさん役。 月夜と真昼は一般人なのに頑張っているし、新キャラ二人もいい感じ。 下巻が待ち遠しいです。
187 :
1/2 :2005/07/13(水) 22:42:46 ID:gHUeKFmH
●大賞・イチオシ賞 <<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 既作品が打ち切り等の憂き目に遭ってる中で、巧く着地点に届いた点を評価したい。 最後は、出来れば1巻に合わせて手紙形式にして欲しかったが、あのラストを挿れるには仕方ないか。 最終巻らしくクライマックスの連続で、最後まで一気に読ませる勢いには素直に驚いた。 少し詰め込み過ぎかもしれないが、残念ながら今の趨勢がそうなっている以上、今回のテンポを忘れずに 次に活かして欲しい(でも不幸少女属性はこのままで!w)。香奈ちゃん良かったね良かったね。 <<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫) 前作の大半と似た構成を一冊に凝縮して始まったという点で、あの引き方も含め次巻が待ち遠しく思う一冊。 ただ↑のコンセプトなら、(あざとさが鼻につくと言う所で)せめて絵は別人にして欲しかった。 あと春留も、伊里野と対比させる意味で、何かもうひとつインパクトが欲しかった(贅沢か?) 近作を見てると、余り連続して出さない(出せない)気もするので、せめて忘れないうちに出して欲しい。 <<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) 設定が固まってキャラが増えてきた既刊分から、いよいよ本格的に物語が転回し始めたのが良かった。 もう少し構成が複雑でも良かったカナ? あと、ミナvs千草をもっと見たかったw でも、いくらご祝儀かどうか知らんが、次の「〜0」みたいなのをあの価格で出すのはいただけない。 まぁアニメ化で少しは執筆テンポも上がると思うし、勢いと言う意味では良いが…。
188 :
2/2 :2005/07/13(水) 22:43:35 ID:gHUeKFmH
<<太陽の簒奪者>> (著:野尻抱介/絵:撫荒武吉/ハヤカワ文庫JA) 実際には再読だが、'03星雲賞作に敬意を表して入選。でも、昨年までの小川旋風と比べると少し劣るか。 ふわふわとかと比べても、萌えも無く燃えも無く、淡々と流れる物語としては仕方のない所ではある。 さすがに亜紀ではなぁ…ナタリアを萌えOS化してたらw ただ、今後この系統で行けるのかというと個人的には疑問が残る…何にせよ次作に期待。 <<銃姫 4 Nothing or All Return>> (著:高殿円/絵:エナミカツミ/MF文庫J) 前巻でエル姉の出番が少なくなったと思ったら、こんな仕打ちとは…orz もう少し見せて欲しかったが。 まぁ本筋ではないのは明らかだったけど。漸く目的も定まり、物語が佳境へ入っていくのは気持ちが良い。 もちろん鬱属性持ちとしては、今回も各キャラの負の感情の表現それぞれにゾクゾクさせられたw キトリの歩行器ネタとか、もう少し複線や描写を増やしたりするともっと良かったのに(ぉ 魔法使いも半ばを過ぎると脳が硬化するのか、余り新しいのに手を出さなくなった。 色々買った割には、続き物やノベライズを惰性で買ってるのばかりで、当たりが少なかった希ガス。 今回の投票から、単発モノとかを少し読んでみよう…とりあえず田村くんと憂鬱アンドロイドあたりカナ。
<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 今期のベスト作品。 やや、荒野の描写に甘いというか、尖がりっぷりが足りない感はあるものの 思春期前から思春期に渡る微妙な少女&少年を描けている希少な作品。 次巻が待ち遠しい。 <<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) 渡瀬と並んで、いい物を書くのに何故かブレイクしない電撃2大幼馴染作家。 5巻で終わるとは到底思えなかったが、きれいに纏め上げた良作。とにかく、 ヒロインsがいぢらしく、えらく萌える。何故か敵役(?)の彼方もいいキャラ立ちを していて、主人公たちを含めキャラがバランスいい。 <<大沢さんに好かれたい。>> (著:桑島由一/絵:放電映像/スニーカー文庫) 何故かノスタルジーというかレトロな感を覚える作品。 神様家族とはまた変った作風で、話自体は大きくひねったわけではないのだが、 何故か読後感がすこし物悲しく、印象に残る。
190 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/13(水) 23:17:07 ID:knTj1zwe
<<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫) 思いっきりイリヤを彷彿させるが、やはりこの人の文章は読んでいていて面白いし、 引き込まれる。イリヤもそうだったが、夏の情景が非常に秀逸。早く次巻が出て欲しい。 <<ゼロヨンイチナナ>> (著:清水マリコ/絵:toi8/MF文庫J) 今までのMF文庫から出ている作品と比較すると、なんともいえない不思議な 読後感が少ないとはいえ、やはり清水マリコ特有の世界は健在。今回は更に、 年上のお姉さん雪葉さんが良い感じに明智の恋心を揺さぶっているのがgood! 次点はゼロの使い魔、半分の月がのぼる空、我が家のお稲荷様、食卓にビール よくわかる現代魔法。この辺りは、ミナミノやイチナナと評価は殆ど変らず。
●大賞・イチオシ賞 ○<<スラムオンライン>>(著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) 熱いぜ熱いぜ熱くて死ぬぜ。ライトノベル的装いを施した文系スポ魂小説。 「ライトノベルなるもの」を再構築する可能性を秘めた作家だと思う。 <<よくわかる現代魔法 5 TMTOWTDI たったひとつじゃない冴えたやり方>> (著:桜坂洋/絵:宮下未紀/スーパーダッシュ文庫) 小ネタがね、たまりません。あと、キャラクターね。こよみにね、癒されるわけです。 「もうちょっとだけ」と言わずにライフワークにしてもらいたいなと。短編集も期待。 <<ゼロヨンイチナナ>> (著:清水マリコ/絵:toi8/MF文庫J) だらだらした日常描写が好き。上野界隈の描写が良かった。 きっと作者も東京をぷらぷら歩いているんだろうなーと思う。 読後感も爽やかで、読んだだけで若返った気がした。 今後も独特の作風を維持してもらいたいと思う。 <<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) ウルクがどうなってしまうか不安で不安でページをめくる日々。 作者は好青年の仮面をかぶったサディストなのではないかと疑念を抱き始めている。 内容はいつもどおり堅実。完結するまでお付き合いします。 <<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) 出たね。衣装役さんが好きなので、もっと登場回数増やしてください。 話が漸く動き出した感じ。欲を言えばもう少し外交戦が見てみたい。
○<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 高瀬が完結させただけでも一押し賞に値する つーかカラミィティ再開のためにも買え買うのだ! とは云うものの、むやみに薦めるのもあれなので、萌よりも燃え炎上だファイヤーとか好きならどうぞ ご都合主義な感はあるものの、王道な少年の成長物語です。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) このスレで名前を見かけて購入。さっき読了。 ライトノベル読み以外には薦められないと思うけど面白楽しい。そして少し切なく好感触。 長く続きそうも無いのも高評価。3巻ぐらいで終わってくれると個人的にいい感じ。 <<クドリャフカの順番 「十文字」事件>>(著:米澤穂信/絵:----/角川書店) 氷菓から好きだったので作家買い。 期待を裏切らずに面白い。(多分)文量も増加してるのでさほど損には感じないけど、 フランス何たら装とかで高いのが難。人死にの無い学園ミステリが読みたければどうぞ。 氷菓の後書きのオチもあるでよ。まぁ大きな本屋に行かないと売ってすらいない気がするけど。 面白いけど、正直値段分の価値を考えると微妙なのであまりお薦めはしないです。 <<電波的な彼女 2 〜愚か者の選択〜>> (著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/スーパーダッシュ文庫) 気まぐれで1巻を買い翌日購入。 それぐらいには楽しかった。でもミステリーとしては弱いし、 基本的にキャラ萌小説だと思うので、表紙を見て電波がぴぴッと来たら買う程度でよろしいかと。 電波を受信して、深夜悪夢にうなされる主人公の手を握りにくるヒロインが愛らしいですよ? 総評:大外れは無かったけど大当たりも無し。萌よりも燃え分が足らんのですよ。
今回はやけに萌え方面に偏ったな…。 燃え方面のを読んでないだけだろうけど。 ○<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) ギャルゲっぽいテンプレながら、主人公の性格に好感が持てる。 なによりノリとテンポが良いので非常に読みやすいのがGOOD。 ラストの「引き」も最高で、今後の期待も込めてイチオシに。 <<大沢さんに好かれたい。>> (著:桑島由一/絵:放電映像/スニーカー文庫) 中盤まではアホで確信犯的なノリだったのが、 終盤で突き落とされる展開にヤラれた。 アホさ(褒め言葉)と切なさが一度に楽しめる良作。 続巻は期待半分、不安半分。 <<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J) 主人公GJ!! 三巻にあったようなカタルシスは無いにしろ、 サブキャラを掘り下げつつ、ヒロインの問答無用の萌えっぷりに轟沈。 物語全体に溢れる人間臭さも魅力的。 ヤマグチノボルについてきて良かった… 他はどんぐりなので、三作品で止めとく。 次点は半月4、日日日の何作か、ミナミノ、荒野の恋etc… デバフロ、スラムオンライン、エスクードは積んでる。
○<<カスタム・チャイルド>> (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫) 個人的に好みの傾向だったのでイチオシに。作者さん曰く「ユル〜っとした」 雰囲気がよかった。どのキャラクターもいい味出してるなぁ、と。特にテツ。 トランスジェニックやスラム街などの設定が上手かった。他のキャラにスポットを 当てた話も読んでみたいかも。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 「うさぎホームシック」にやられた。かなり良質なラブコメ。今までラノベで ここまでいい感じのラブコメは読んだ事がなかったので感動。アクが強そうなのに 読みやすく、新鮮な内容じゃないのに心躍る、とにかく魅力的な一作。 <<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:酒乃渉/電撃文庫) 「大馬鹿者」な小学生の女の子が主人公。痛々しい設定と話の流れなのに、悲しいほどの優しさが流れていて、 痛々しさをあまり感じさせない不思議な一作。話の本筋には触れてないのに、一冊で 上手くまとめられてるなぁと思った。 <<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) Dクラと同じように、段々加速してきたのでこれからがめちゃめちゃ楽しみな一作。 疾走感溢れてて、バトルシーンを読んでる時なんかは気分がかなり高揚しました。 これをイチオシにしようかと思ったけど、まだ3巻なので期待票ということで。 <<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 夏目の過去話と、ラストの裕一と里香のシーンが見事に絡み合ってて感動。 小夜子さんがよかった…………・゚・(ノД`)・゚・。 あと2冊で完結とのこと、目が離せない。 次点は『荒野の恋』『ROOM NO.1301 #5』『とある魔術の禁書目録5』『銀盤カレイドスコープVol4』 『煉獄のエスクード』『ぴよぴよキングダム2』『キリサキ』『平井骸骨此中に有リ』 あたりかなぁ、と。
●大賞・イチオシ賞 ○<<ミゼリコルドの聖杖 永遠はわが王のために>> (著: 高殿円/絵:椋本夏夜/ビーンズ文庫) <<バルビザンデの宝冠 王の星を戴冠せよ>> (著:高殿円/絵:椋本夏夜/ビーンズ文庫) 高殿と言えば、銃姫よりこっちが絶対お奨めですよ。 少女系レーベルでは今期文句なしのダントツトップ。 成長、恋愛、浪漫を乗せた歴史大河ファンタジー。 つーかマジでアニメ化希望なんですが。NHK!NHK! <<虚剣>> (著:須賀しのぶ/絵:梶原にき/コバルト文庫) 少女ものとは思えない表紙のインパクトに引かれて 買ってみたら、やっぱり中身も本格時代劇だった・・・あれ? 一冊でキチンと完結しているのもポイント高し。 しっかしレーベルには全然合ってないなあw <<パラケルススの娘 1>> (著:五代ゆう/絵:岸田メル/MF文庫J) パンツァー・ドラグーン・オルタで惚れ込んだ、 豪腕なのに不思議と話題に上らない小説家・五代ゆう。 今回もとても良い仕事をしてくれた。 今ごく一部でブームのヴィクトリアンですよ・・・やっぱりメジャー無理?orz <<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) こっちはあんまり王道過ぎてスルーされるメジャーマイナー。 評論家の主張に掠らない型か。 奥にある作者の視点は大人のものだと思う。 説教も大演説も、その理屈の上に立っているから響いてくる。 次点は禁涙境事件、カスチャ、片翼で飛ぶ鳥とか。 次巻の見込みがあればソルアンも入れたかも。 富士見は今期はあまり引かれるものがなかったので読んでない。 大賞を参考にさせてもらいます(・ω・)ノシ
●大賞・イチオシ賞 ○<<薔薇のマリア Ver.0 僕の蹉跌と再生の日々>> (著:十文字青/絵:BUNBUN/スニーカー文庫) 仲間とダンジョン潜って剣と魔法の冒険というところだけを見ると、「10年近く前にやりつくされた ジャンルじゃねぇの?」と思うが、ネトゲ的な雰囲気がそういった古臭さを感じさせない。 性別不明どころか普通の人間なのかどうかも怪しい主人公に激しく萌えてしまった。 世界設定・キャラ・ストーリー、どれも気に入った。 <<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 3巻完結という短さを感じさせない密度の濃さが凄い。 前巻からの登場人物も好きだが、この巻で登場した朝霧和磨が素敵杉。 明るく元気でポジティブで最強なヒーローで在り続ける事を望み、その姿勢を貫き通す馬鹿に 乾杯。こいつが主人公の話を読みたいくらい。 <<電波的な彼女 2 〜愚か者の選択〜>> (著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/スーパーダッシュ文庫) 新キャラは評判今ひとつのようだが、個人的には気に入った。 胸糞悪い事件、空回りばかりで何も出来ない主人公、真性電波ヒロインズとろくでもない 要素ばかりが詰まっているのに何故だか面白い。もうすぐ出る次巻が楽しみだ。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 半月目当てで買ったhpspで撃沈された。 馬鹿主人公はあまり好きじゃない筈なのだが、この主人公は好きだ。 これからも存分にラブってコメれ。 時間予告を見ると友人の奇行も楽しみになってくるが。 <<いぬかみっ! 5>> (著:有沢まみず/絵:若月神無/電撃文庫) hpで初回が掲載されたときには「何この古典ラブコメ。ふざけてるの?(;:. @u@)」とも 思ったが、しばらく後にまとめ買いしてみたら面白かった。 作者の前歴からして鬱展開にならないか不安だが、主人公カップルには幸せに なってほしい。
197 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/15(金) 20:44:11 ID:9Nle9rFu
●大賞・イチオシ賞 ○<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 良い作品は書くが完結しない高瀬彼方のようやく完結した作品。 末期戦争物だが心理描写の積み重ねによりキャラクターが立っている良作、 最後の見開きイラストENDによる印象が強かった。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 松澤かわいいよ松澤な作品。 絶望先生に出てこれそうな電波系と見せつつ、実は純粋な彼女のギャップに轟沈。 最後の手紙もポイントが高い、はよ続き出してくれ。 <<新ソード・ワールドRPGリプレイ集 9 挑め!捨身の大決戦>> (著:秋田みやび/絵:浜田よしかづ/ドラゴンブック) さあ!ラスボス前の雑魚退治でサイコロを回し過ぎて昇天してしまう展開にのけぞった。 不沈聖女イリーナの撃沈により巻数が伸びてしまうというまさにリプレイならではの面白さ。 これも最後のイリーナを抱えて飛ぶヒースのイラストがカコイイ。 <<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫) 確かな筆力で書かれた、王道的展開な燃えファンタジーな作品。 最後がご都合主義なハッピーエンドで終わら無い所が素晴らしい。 読んだ後の余韻が残り、もう一度読みたくなる良作。 <<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) 吸血鬼物という手垢のこびりついた設定だが、それを物ともしない迫力が有る。 スピード感の有るバトル描写と軽妙なキャラクターでぐいぐいと引っ張られる。 読んでてワクワクする作品。
上げてしまった、スマソ。orz
199 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/15(金) 21:44:31 ID:aeBLxWfP
200 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/15(金) 23:26:43 ID:/P5eVYnw
○<<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>>(著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 里香、生きててよかったよ….゜・(ノД`)・゜.。 裕一の今後の行方をきめる大事な巻になりましたね。 夏目と裕一がダブったあたりは泣けました。今後への期待も込めてイチオシ。 すいません、今回は一作だけ。
集計人様乙です。 ○<<さよならトロイメライ 4 追想の和音>> (著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/富士見ミステリー文庫) 「おはようからおやすみまで、暮らしを見詰めるやっちん♪」 と、いうわけで八千代ちゃんフィーバーです。 そしてなおかつ和服ぱんつ邪道宣言ですよ。 まさしくこれが壱乗寺クオリティ。 <<ルナティック・ムーン V>> (著:藤原祐/絵:椋本夏夜/電撃文庫) やはり前巻より熱量は落ちると言わざるを得ないが、 締めと言う意味では投票するに値すると思う。 そして熱が落ちた分、凄惨さが増してるのが良い。 エロイーズ・タイラーの最期なんかは鳥肌立ちました。 <<BAD×BUDDY 12月の銃と少女>> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫) こっから三つは新人攻勢で。つーかシリーズモノは定番な気がして印象薄い。 まずは富士ミス。なんつーか富士ミスの新人って面白いベクトルがあるよなぁ、と。 地に足がついた情けなくて惨めでおじさんなりかけな主人公なんてアリかと思ったが、読んでみるとアリだなぁ、と。 こういうオトナにはなりたくは無いけど、なっちゃったらしょうがない。 そう思える情けなさが素敵。 <<カエルと殿下と森の魔女 緑竜亭繁盛記>> (著:橘柑子/絵:堤利一郎/ファミ通文庫) <<魔法鍵師カルナの冒険>> (著:月見草平/絵:銀八/MF文庫J) 方向性が似ているので纏めての感想になりますが御容赦を。 派手さは無いが今後が面白そうな新人で2票。次点は尼野ゆたかのムーンスペル!です。 カエル〜は世界観の設定に、魔法鍵師〜はギミックの設定にそれぞれ凝ったところがあるが、 充分に生かして、なおかつ目だったアラもない。初心者が安心して特攻できる新人というか。 レーベルの安定感を底上げできる存在として(電撃なら渡瀬・三上・伊都あたり) バランスよく育って欲しいと思う。 次点:タマラセ・憐・電波な彼女・彼女はミサイル・されど6・ROOM・他 最近電撃についていけなくなってきた。
202 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 01:50:07 ID:iJuQWWsd
●大賞・イチオシ賞 ○<<ヤングガン・カルナバル>> (著:深見真/絵:蕗野冬/徳間ノベルスEdge) 深見の復活に全米が泣いた。 俺も泣いた、もう漢泣き。 ガチレズ格闘ガンアクションに結ばれない愛という 大衆受けするテーマの投入に成功した深見怖いものなし。 屍も拾うものなし。 昔クラスで気になってた娘がどんどん落ちぶれていく姿を 見る感じで深見作品を追っていた俺のド肝を抜いた 揺るぎないイチオシに決定。 なんの後悔もない。 <<ブルー・ハイドレード 2 転移>> (著:海原零/絵:遠藤将之/スーパーダッシュ文庫) 銀盤を書いた海原と思えないキャラのとっちらかり。 跳び回って鬼強のヨーダと同じ違和感。 性格の悪い幼女が馬鹿共引き連れて熱すぎな潜水艦戦を繰り広げる ことに焦点を絞ってこの作品は評価される。 他オマケ。 微妙と思ってたイラストも極悪幼女艦長をきっちり描いたから全て許す。
203 :
2 :2005/07/16(土) 01:51:10 ID:iJuQWWsd
<<絶望系 閉じられた世界>> (著:谷川流/絵:G・むにょ/電撃文庫) 実験作?衝撃作?それって電撃村の中だけの話じゃねーの? 色々思うとこありまくり。 その後出た黒い本もな! この作品で谷川は萌えを見せつつも萌えの魅力に逃げない。 漢だ。 狂気の世界を緻密に作り上げたとこに、 他のどのシリーズより谷川の谷川らしさが出ていたと思うがどーよ? <<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) いつになったらヴァーチャルの辻斬りがリアル世界に現れるの?と 思いながら読んで最後のページまで捲っちまった。 ありえねー。 床に本叩きつけようとしてふと考えた俺。 これってすげーんじゃん? 読み直した。 ネトゲー中毒者のタルイ日常を自虐ギャグに逃げず初めて小説で 言語化してくださるとは、桜坂、やっぱりお前は只者じゃなかった。 ベニ松以来の神認定。
204 :
3 :2005/07/16(土) 01:51:38 ID:iJuQWWsd
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) これだよこれなんだよ。 今年の電撃の新人はカーブやシュートやシンカーばっか、 変化球俺は嫌いじゃないけど、ないけど!むしろ好きだけど! お前等ルーキーのうちはストレート投げろよ!と全米が思った。 そこに来たのがこれ。 萌えラブコメはもう古いよと思ってた奴は、オビ煎じて飲めよ。 ツンドラ最高。 次点はデュラララ!!×2、NHKにようこそ!、殺×愛0、ロクメンダイス、 本気ですよ。
○<<カスタム・チャイルド>>(著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫) 前半のゆるい日常と、怒涛の後半の対比、特に8章の喪失感にやられた。 二人の関係が曖昧で宙ぶらりんなのがいい。これがたとえば恋人だったり兄妹だったりしたら、きっとここまでの話にはなってなかっただろう。 あくまで二人が名前のない間柄だったから、その交流がはかなく感じ、あの背中越しの未来予想図が遠く遠く思えた。 だからこそ深い余韻と感動を残すエピローグに胸をしめつけられる。 今期のイチオシ。
<<大沢さんに好かれたい。>>(著:桑島由一/絵:放電映像/角川スニーカー文庫) 伝え合う言葉も行為も、すれ違い離れてしまう二人の距離の機微がせつない。 最後の交換日記のところで泣いた。 汚いどろどろした部分も、ずれてるのにどこか芯を通す部分も、別に混じりあわなくたっていい。キャラクターは書き割りの一枚絵じゃない。 無茶な設定を力業で押しきった作者の力強さを感じた。 一人称のためか桑島節も薄めで、苦手な人も読んでみていいと思う。 ただ、続編は勘弁。そのくらい1冊で完結している。
<<半分の月がのぼる空4 grabbing at the half-moon>>(著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 1〜3巻に比べると、1冊の完成度としては劣るかもしれない(構成がちぐはぐだし) が、心に響く心理描写とストーリーテイリングはさすがの一言。内容なんてあってないようなものなのに、それでも読ませてしま ラストの亜希子さんの独白はインターミッション的なこの巻を話の終着点を示唆するものだったと思う。 それが信者としては辛くもあるんだが…… 夏目の過去と現在の裕一・里香の対比が切ない。じゃあこの先にある未来は?
<<君が居た昨日、僕の見る明日2―FAKE HEART―>>(著:榊一郎/絵:狐印/富士見ファンタジア文庫) 今最も榊らしい、と言えば反論あるかもしれんが、この巻読んでてふとそう思った。 ドラゴンズ・ウィルでみせた英雄代行の少女と菜食主義の竜のあやうい、間違った関係は、 鈴乃宮学園という特異な学園生活の中に通じていると思う。 ヲタ設定やぬるいコメディなんてただの飾りです。根底にある閉じた世界と時間は偽りだけど、たまらなくやさしくて、だから居心地がいい。 逃避もひとつの選択肢として認めてくれてもいいように思う。
<<名探偵症候群>>(著:船越七恵/絵:新間大悟&佐伯経多/カッパノベルズ) ライトノベルといえるかわからんし、ミステリとしても普通に落第なんだが、頭の悪くしゃべくる語り口が気に入ったのであげておく。 名探偵宣言のくだりなんて最高に笑わせてもらった。 この作者にはなにか新しいことができる可能性を感じる。デビュー2作目らしいので、今後に注目。 昨今のライトノベルをめぐる言説ついてここでは言わないが、「ジャンルは限定するものでなく、むしろ広げるものだ」ということをもうちょい配慮してくれていいのではないかと思う。
○<<BLACK BLOOD BROTHERS3>>(著:/あざの耕平 絵:/草河遊也) とにかく熱い。萌え抜きの超人バトルものとしては出色の出来。
211 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 11:20:39 ID:wXz6aU1y
<<白人萠乃と世界の危機>> (著:七月隆文/絵:しろ/電撃文庫) こんなに笑えたライトノベルは初めてかも ところどころギャグをはさむならわかるけど、まさか全てギャグなんて・・・。 斬新過ぎると思ったのは自分だけだろうか。 ほんと笑いすぎて、腹が痛くなったw <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 正直ツンドラの意味がわかってないけど、あのヒロインはいいツンドラだw さらに、主人公は誠実なナイスガイ。これは期待できそう あまり修羅場は読みたくないけど、この主人公なら大丈夫だと信じたい。 <<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) これは主人公の語り方(地の文?)がすき。 昨今では見ないやわらかい言いまわしが心地いい そのおかげで、作品全体が心地よく感じられ、癒される。 <<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫) 主人公はイリヤ(同著者の作品)の浅羽と同様ヘタレだけど、 あいかわらず、物事の描写がうまいというか魅せられる。 夏真っ只中に二巻でてほしいんだけど・・・ <<ウィザーズ・ブレイン V 賢人の庭〈上〉>> (著:三枝零一/絵:純珪一/電撃文庫) 今回は自分の中ではディーとセラしか見えていない・・・ ほんと幸せになって、笑いあえたらいいのに。 著者頼みます。クソハッピーエンドでひとつよろしく 電撃に偏ってしまった・・・ここで評判のゼロの使い魔、キリサキ、きるらぶもおもしろかった。
大賞の投票は今日までなので、未投票の方はお早めに。 では211までの中間集計です。
39 わたしたちの田村くん (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 18 BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼 (著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア) 16 半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 15 スラムオンライン (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 14 荒野の恋 第一部 catch the tail (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 七姫物語 第三章 姫影交差 (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) 13 灼眼のシャナ IX (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) 12 AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉 (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) 11 空ノ鐘の響く惑星で 6 (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)
214 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 12:39:30 ID:G1Y6mM14
●大賞・イチオシ賞 ○<<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) ミーハーでスマン。でも、ライトノベルにとっては一つのお手本だと思うんだよね。 0巻のザコまで、無駄キャラがいないキャラの立ちようは、ちょっと類がない。 この巻数で退屈した巻がない。それどころか盛り上がるってのも大したものだと思う。 <<いぬかみっ! 6>> (著:有沢まみず/絵:若月神無/電撃文庫) これほど面白くなるとは思わなかった(失礼)。明るいドタバタコメディは読んでて楽しい。 全体の伏線もそろそろまとめに入ってるので、次が楽しみ。 <<ゆらゆらと揺れる海の彼方 4>> (著:近藤信義/絵:えびね/電撃文庫) 三上や渡瀬だけが地味じゃない。地味な良作はここにも一つある。 初期の設定の甘さなんかの悪いところが、少しずつ治ってきている。期待票として入れる。 <<食卓にビールを3>> (著:小林めぐみ/絵:剣康之/富士見ミステリー文庫) どう考えても基本設定自体が破綻(女子高生が既婚でビール飲む)してるんだけど それ自体がネタでもあるような、変なSF。「喧嘩篇」とか、思わずビール吹く。 <<ヤングガン・カルナバル>> (著:深見真/絵:蕗野冬/徳間ノベルスEdge) ネタとしてあまりに面白すぎる。普通に読んでもガンアクションとしてなかなか。 深見ファンの誰もが待っていた本当の「深見作品」と言える。いいぞ深見、もっとやれ! 今期も良い作品が多くて満足だけど、富士見Fが少し物足りなかったかな。
215 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 13:19:26 ID:jSCzH6G6
<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 最初に荒野に共感して、それから一気読み。完全にツボだった。 桜庭一樹の独特の雰囲気の中で、荒野と一緒に様々な感情を持つことができる。 ガツンとくるようなものはないけれど、いま一番続編が楽しみな作品。 <<銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big Sister But sister>> (著:海原零/絵:鈴平ひろ/スーパーダッシュ文庫) 前回低調気味だった銀盤カレイドスコープは、視点を変えてまたおもしろくなった。 スポ根の王道をずーっといく、それでいて熱くなれるから、このシリーズは好き。 この臨場感、やっぱりたまらない。 <<私の優しくない先輩>> (著:日日日/絵:/碧天舎) 少しのことでも妙に嬉しくなったり悲しくなったりできる作品。 とくに最初の「前転」の成功シーンは、たったそれだけのことなのに嬉しくなった。 鬱入ってるけど前向きな主人公のためか、ラストは切ないのに爽快。奇妙な味わいだった。 <<平井骸惚此中ニ有リ 其四>>(著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫) 其参でライトノベルとミステリが見事にカチッとはまって、今回はそこに大震災が加わる。 それも見事に融合させた非常に稀有な傑作。愛ってなんだ。 そしてなにより、待ってましたよ、骸惚先生! 小生、感激です。 <<大沢さんに好かれたい。>> (著:桑島由一/絵:放電映像/スニーカー文庫) 迷いに迷って最後は「大沢さんに好かれたい。」にいれることにした。ヒーローモノ。 この作品の欠点は読み終わったあとどんどん色あせてしまうことだと思う。それが残念。 しかしそれでも、最初に読んだときの強烈な印象は覚えている。本当に、切なかった。 イチオシは、飛びぬけたものがないと判断したので。次点はたくんさん横一列。 電撃、あまり読まなかったな……。
216 :
キャラ賞集計人 ◆waPfo.dphA :2005/07/16(土) 13:31:00 ID:GC3DAP0L
217 :
1/2 :2005/07/16(土) 13:36:09 ID:5RyVw2OS
○<<吉永さん家のガーゴイル 6>> (著:田口仙年堂/絵:日向悠二/ファミ通文庫) ちょっといい話。いや、かなりいい話。ストレートに描いたら 臭くて失神しそうな話だが、それをコメディで上手く包んで気持ちよく 読ませるのがガーゴイルクォリティ。シリーズを通して高水準で 安定しているが、中でもこの6巻は別格。 <<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 夏目の過去話は最高だったんだが・・・。後半の裕一の話はじっくり 1冊かけてやって欲しかった。展開速すぎ。覆面レスラーで笑いを取った後は 一拍おいてくれないと、感動シーンも白けてしまう。 <<乃木坂春香の秘密 2>> (著:五十嵐雄策 絵:しゃあ/電撃文庫) ぶっちゃけ、春香萌え以外の何も無い作品だが、それで きっちり勝負できているのだから問題無し。何気に文章は上手く、 春香の体温まで伝わってきそうな描写はモエビアン。 しばしば対象年齢を間違えたかのような幼稚なギャグを挟んでしまうセンスと、 『はにトラ』ネタがあまりにクドいと言う二点は気になったが、これはもう 気にしたら負けなんだろう。 <<タクティカル・ジャッジメントSS 2 はじめてのさいばん りろーでっど>> (著:師走トオル/絵:緋呂河とも/富士見ミステリー文庫) 電気ネズミ糞ワロタwww 後ろの2話が似た雰囲気だったのが少し気になったが、マイナスはそれぐらい。 かまつか(←やはり変換できない)が山鹿色に染まっていく様子が面白い。
218 :
2/2 :2005/07/16(土) 13:36:50 ID:5RyVw2OS
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 良質のツンデレ娘(ツンドラとは言い難い)と、良質の不思議ちゃんの魅力を 上手く引き出してはいるが、悪く言えばそれ以上ではない。中賞か小賞かと いったところ。が、最後の手紙で続巻への期待が一気に高まったこともあり、 大賞に挙げておく。 次点 《シャドウテイカー 5 ドッグヘッド》 (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) 田村くんの感想の直後に言うのもなんだが、ツンデレの時代は終わった。 これからはモジデレ。裕生&葉のもどかしいまでのもじもじっぷりは、 葉が積極的になったときの破壊力を最大限に引き出すためであったと断言する。 彼方たんではなく、あくまで葉が迫ったと言う点も評価したい。 前作『ダーク・バイオレッツ』の、堅実さと派手さを兼ね備えたラストには 及ばなかったものの、無理の無い展開で綺麗に風呂敷を畳む手腕は見事としか 言いようが無い。この作者の本なら安心して買える。でもアンチメモニクスは勘弁な。 《銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big Sister But sister》 (著:海原零/絵:鈴平ひろ/スーパーダッシュ文庫) ヨーコ視点でも主役はあくまでタズサ。タズサの一人称では描けないタズサの魅力が、 妹視点によって存分に描かれたように思う。ヨーコの話も良かったんだが、 それも姉あってこそ。姉は偉大なり。
●大賞・イチオシ賞 ○<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) 相変わらず燃え萌えでまロい作品でした。 巻が進む毎に色々と張られた複線が出て来るのも見逃せない。 しかしこの作品って相変わらず佐山以外の男キャラの扱いが酷いなw <<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 5〈上〉>>(著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) 前巻から一転しての急展開に目が離せなかった。 長く読んでいたが風見にあんなに萌えるとは思っても見なかった。 <<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 巻が進む毎に切なくなってくなあこのシリーズ。 夏目はああなってしまったけど、裕一達はどんな結末を迎えるのだろう。 楽しみでもあり怖くもあり。 <<ネコソギラジカル 上 十三階段>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス) <<ネコソギラジカル 中 赤き制裁.VS橙なる種>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス) お待ちかねの最終巻。 相変わらず予想を良くも悪くもあっさり外してくれるな西尾。 実は戯言シリーズっていーちゃんの成長物語なのかも。 次点に麒麟3、最後の夏2、ガンズ5、りすか2
220 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 14:44:36 ID:efeinonC
○<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) 地味作家と言われつつも2シリーズ目の完結作品。 この最終巻は派手に展開も2転3転、そしてヒロイン達の魅力全開と素晴らしい出来でした。 躊躇無く1押しにさせていただきます。 <<食卓にビールを3>> (著:小林めぐみ/絵:剣康之/富士見ミステリー文庫) とぼけた感じのSFギャグ。3巻となりこの不思議空間に慣れたせいもあるのか非常に心地よく読めた。 女子高生主婦設定ってなんじゃーと最初思っていたが、女子高生の友人との会話部分がなくなると困るのでこの設定はありです。 このまま突き抜けた感じで進んでください。 <<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) 常盤姫外伝マダー。と言いたくなるほど魅力的な常盤姫物語でした。 相変わらずの心地よい文体でマターリと読ませつつ、政治・戦争の話がすすんでいくさまは見事。 刊行ペースがせめて年1冊以内ならば・・・。 <<BAD×BUDDY 12月の銃と少女>> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫) 刑事ものの映画を見てるかのような話。 こういうのを富士ミスが出すのがというのがもう。 まさに存在自体がミステリー、富士見ミステリー文庫の面目躍如の1冊でした。 <<ヤングガン・カルナバル>> (著:深見真/絵:蕗野冬/徳間ノベルスEdge) 地雷作家と噂の耐えない深見氏が面白い本を出したという話が気になり手に取った一冊。 LOVEあり、アクションあり、ミステリーあり・・・おい、なんでこれを富士ミスで出さなかったんだよ? とりあえず、本当に面白かったです。普通のガンアクションLOVE小説でした。
221 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 15:00:05 ID:fdhzSO9e
○<<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) このシリーズは2、3巻もいい出来だったんだけど、1巻がかなり 綺麗に纏まってたから、最終的には1巻だけで終わってた方が よかった作品になってしまうんじゃないかとずっと不安に思ってた。 この巻がその懸念を一掃してくれた。 夏目の過去話もグッときたんだが、なぜかそれよりもその後の 亜希子さんのモノローグの方が琴線に触れた。 フィクションでマジ泣きしたのは多分初めてだったと思う。 そして何度読み返しても泣ける。 <<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) 対戦格ゲーにハマってゲーセンで膨大なコインと時間を費やした 経験がある人には何を措いても読んで欲しい。 一人称で描写は淡々としてるんだけど、それが逆に何ごとにも醒めた 主人公の世界に対する見方を追体験させてくれる。 それでいて要所では情景が目に浮かんでくるようなパワーもある。 格ゲーをやったことがなくても、他人から見れば何の価値もない 何かに、それに価値がないことを自覚しながら執着したことが ある人ならある程度は共感できると思う。 格ゲー独特のコンボ描写なんかは呪文か何かだと思って読めばOK。
222 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 15:00:55 ID:fdhzSO9e
<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/電撃文庫) 文体がかなり完成されていてギャグのセンスもよかった。 バカだけど前向きな主人公にも好感が持てる。 これまでいそうでいなかったヒロイン2人もそれぞれに魅力的。 そしてラストの手紙が最高の引き。次の巻が本当に待ち遠しい。 ちなみに相馬派。 <<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延/絵:純 珪一/電撃文庫) 電撃スレで評判が良かったので買ってみて一週間でシリーズ読破。 4巻とどっちに投票するか迷ったが最終巻のこっちで。 いいキャラが揃ってたしシリーズ通しても巻毎に見ても 展開がしっかりしていた。もっと注目されていい作家だと思う。 <<ROOM NO.1301 #5 妹さんはヒロイック?>> (著:新井輝/絵:さっち/富士見ミステリー文庫) ホタルがフェードアウトしなかったというそれだけで一票。 ええ、僕はホタルスキーです。 本編でも1301での会話やツバメの暴走など笑い方面は絶好調。 本題というか冴子関連の話があまり進んでないのが不満ではあるけど。 次点はよくわかる現代魔法4、5巻、シャドウテイカー4巻、 ROOM短編集、禁書5巻と言ったあたり。 未読で気になってるのはゼロヨンイチナナとデバフロ。 昨季は個人的に大豊作で5作品におさめるのが大変だったんだけど、 何か今季は5番目か次点にするかで迷うような作品が多かった。
電撃信者なので。どこが不調なのかさっぱり分からない。 ●大賞・イチオシ賞 ○<<Missing 13 神降ろしの物語・完結編>> (著:甲田学人 絵:----/電撃文庫) 完結記念の投票。 思えばこれがライトノベルを読むきっかけだった。 終わったのにどこかのど越しが悪いってのは、いかにもMissingらしい。 まあ70%くらいの納得度かな・・・キャラの評価は上がったり下がったり。 <<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) 順当に面白い、って評価を維持し続けるのは大変だろうなあ。 最強主婦に最強夫まで現れて大変なことに。日常が非日常を圧倒? <<9S〈ナインエス〉 V>> (著:葉山透/絵:山本ヤマト/電撃文庫) 絵が露骨な萌え系じゃないのが、かえっていい所かもしれない。 お話は例によってドタバタバトル。敵さんにもう一味あれば大賞行けるか。 <<じーちゃん・ぢぇっと!>> (著:ハセガワケイスケ/絵:オカアサハ/電撃文庫) しにバラよりも面白い。作者の意外な面を発見した気分。 じーちゃんの性格付けはどっちが良かったのか、判断難しいなあ。 <<ガンパレード・マーチ もうひとつ撤退戦>> (著:榊涼介/絵:きむらじゅんこ/電撃ゲーム文庫) 個人的にはディバフロよりもこっちの方が戦争ものとしてシビアで好き。 キャラに馴染みがあるせいか、追い込まれてゆく状況がこたえるこたえる。
224 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 15:56:00 ID:OZA8YtPm
●大賞・イチオシ賞 ○<<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) 繊細な描写で描かれる様々な色を感じることができる物語です。 今回は他の勢力も動き出して、いよいよ面白くなってきました。 キャラクターもそれぞれがいい味を出していて、特に絵描きさんがいいです。 そして何より続きが出ることが一番嬉しいです。・゚・(ノ∀`)・゚・ <<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫) 正直、前半は大して惹かれませんでした。 しかし、終盤、青春ドラマからの流れに、不覚にも引き込まれてしまいました。 これからどう話が展開していくのか分かりませんが、巷に溢れかえっているような 展開にはなってほしくないです。 <<パラケルススの娘 1>> (著:五代ゆう/絵:岸田メル/MF文庫J) アナタハココデナニヲシテイルノデスカ? この人の作品は、本当に久しぶりに読みましたが、 全く不安なく読むことができました。 ありがちな設定ですが、飽きることなく最後まで読むことができる良作です。
225 :
224 :2005/07/16(土) 15:57:46 ID:OZA8YtPm
<<食卓にビールを 3>> (著:小林めぐみ/絵:剣康之/富士見ミステリー文庫) 相変わらずの不条理な世界です。でもそれがいい。 ちりばめられた子ネタにも笑わせてもらいました。 何だか、女子高生って設定以外は作者の実生活のノンフィクションなのではないか と思うようになってきた今日この頃です。 <<奇蹟の表現>> (著:結城充考/絵:KEI/電撃文庫) 今年の電撃の新人さんは色々いますね。 その中で圧倒的に地味な印象を受ける作品です。 しかしながら、しっかりと読ませてくれる作品です。 へたな癖がない分、これからに期待ができそうです。 今回は一応4レーベルに投票してるけど、 よく考えたら、電撃2作に富士見F3作と数えることもできますね。 一応は富士見厨らしい投票かな。 後、今期は中、小賞クラスの作品がかなり多かったような気がします。 時間は無いけど、できれば中、小賞にも投票しようと思います。
○<<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫) セカイ系に対する批評的な状況設定と文系SFのいいとこどり 世界の終わりを「カーテンコール」なんて言われるだけで反応しちゃうような人にオススメ ポストエヴァな、間違うためだけに恋をする人間のための新世紀の耽美文学
●大賞・イチオシ賞 <<Missing 13 神降ろしの物語・完結編>> (著:甲田学人 絵:----/電撃文庫) 落ち着くべきところに落ち着いたようで、どこかやりきれなさが残る。 これこそが怪異に魅せられたものの終わりかと思うと、これでよかったんだと思えたラスト。 最後の一文にうっかり涙ぐんでしまったのは秘密だ。 完結お疲れ様でした。 <<ヴぁんぷ! II>> (著:成田良悟 絵:エナミカツミ/電撃文庫) デュラと悩んだのだけれどこちらに。 とにかくミヒャエルが熱い、熱すぎる! これほど真摯に誰かを想えるのはいいなあと純粋に思う。ピントがずれてるのは成田仕様。 どう落とし前をつけてくれるのかIIIが大変楽しみ。 <<銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big Sister But sister>> (著:海原零/絵:鈴平ひろ/スーパーダッシュ文庫) このシリーズはここでの評判が良かったんで手を出したんだが、まっとうなスポ根物で良い。 タズサ視点では描けないタズサの魅力を、ヨーコの目を通して綺麗に見せてくれた。 ヨーコの悩みも丁寧に書けていて好感が持てる。 あとがきが非常に気になりますが、そこまで書いてくださいね? <<新ソード・ワールドRPGリプレイ集 9 挑め!捨身の大決戦>> (著:秋田みやび/絵:浜田よしかづ/ドラゴンブック) TRPGは予定調和ではないというのをまざまざと見せつけられた一冊。 燃え(物理的に)と萌えと燃え(精神的に)が入り乱れる壮絶な展開。 読み終わって燃え尽きたのは久しぶりだ。早く続きを! と絶叫したのも良い思い出。 最終巻(もう出てるらしいがまだ未読)も半年後にここで紹介できればいいな。 ○<<ダブルクロス・リプレイ・オリジン 偽りの仮面>> (著:矢野俊策、F.E.A.R/絵:しのとうこ/ドラゴンブック) この半期ではこれが一押し。 非日常に侵食される恐怖と、日常を守る足掻きが非常に綺麗に描けていたと思う。 複数人でドラマを作り上げていくTRPGリプレイの良い所がぎゅっと濃縮された一冊。 新しいジュヴナイルの形だと個人的には思っている。 ここの評判が良いヤングガン・カルナバルとスラムオンラインも読んでみたいところ。
○<<BLACK BLOOD BROTHERS3>>(著:/あざの耕平 絵:/草河遊也) 腹に信念抱えた奴らの思惑が絡み合う、熱くて厚い物語。 さすがはあざの。見事にやってくれた。一生ついていくぜ。 こういう作品にもっと増えてもらいたい、という意味を込めて一票。 <<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫) 中村らしい、相変わらずの痛さあり、愛あり、の作品。 とんでもなく馬鹿で優しい小学生・比呂緒が愛しくてたまらない。 気分はお父さんですよw娘が心配でたまらないw <<奇蹟の表現>> (著:結城充考/絵:KEI/電撃文庫) 臓器売買とか教会ネタとか、ライトノベルというより洋画みたいな作品。 地味ではあるが、それゆえに安心して読めた。 今期の受賞作では一番好きなんだな。 今回はあまり読んでないので、これだけ。 読んでいたら、デュラ×2やNHKにも投票していただろう(まだ読み途中)
投票終了まで残り7時間余り。 228までの集計です。
41 わたしたちの田村くん (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 20 BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼 (著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア) 19 半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 16 スラムオンライン (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) 七姫物語 第三章 姫影交差 (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) 15 ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 荒野の恋 第一部 catch the tail (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 灼眼のシャナ IX (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) 13 AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉 (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) 11 空ノ鐘の響く惑星で 6 (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) 10 シャドウテイカー 5 ドッグヘッド(著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) ソウル・アンダーテイカー (著:中村恵里加/絵:酒乃渉/電撃文庫)
>>198 それよりも、一作品毎に改行して欲しいです。
232 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 18:15:18 ID:b1OHCHOJ
<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 子どもと大人の中間にいる少女の青春小説書かせたら、桜庭一樹の右に出る者がいるだろうか。いや、いまい。 絶対にいるわけないんだけど、妙にリアルな人たちが描き出すドラマ。リアルな胸の痛み。うまいなと素直にうなった。 ○<<<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) 巻を追ってどんどん面白くなってくる。これほど燃える作品は少ないんじゃないか。 萌え偏重の小説が増える中で、あざのは燃えをつきつめていって欲しい。 <<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫) 富士見には珍しいセカイ系ド真ん中の作品。 歪みまくった主人公。退廃的な世界観。危うい萌えキャラ。賛否あるとは思うが好き。 <<キリサキ>> (著:田代裕彦/絵:若月さな/富士見ミステリー文庫) 富士見LOVE文庫から出たちゃんとしたミステリー作品。気持ちよく騙される快感を味あわせてくれた。 いろいろと疑惑も噴出しているようだがそんなもん関係ない。楽しんだもん勝ちだ。 <<ネコソギラジカル 上 十三階段>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス) 最終巻に期待して投票。グダグダっぽい感じだが・・・それでもキャラの掛け合いが面白いな。 どうやって話を終わらせるのか楽しみだ。
233 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 18:25:36 ID:CRBqpBsk
○<<公爵夫人のご商売 〜よかったり悪かったりする魔女〜>> (著:野梨原花南/絵:鈴木次郎/コバルト文庫) 「ときめき」をぜひ私にも売ってほしい。あったら買うでしょう。 マダーは性格がよくて美人なのでポイント高い。 元々テンポの良い文体の作家だが、今作はまさに冴えわたりすごくいいカンジだった。 少女小説を読まない方でも楽しめると思えるシリーズなので是非一度お試しを。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 田村くんがクラスにいたら絶対に好きになっていたと思わせる。 これほど優しくて一生懸命な男子になぜ彼女がいなかったのか不思議でならない。 しかも遠距離恋愛中ってところも健気でよい。 ツンドラに取られないように、がんばれウサギ。 <<銃姫 4 >> (著:高殿 円/絵:エナミカツミ/MF文庫J) 予想を超える壮絶な展開で引きずられるように読んだ。 お気に入りだったキトリの選択があまりにも苛烈で鬱に。 心理描写が細やかな作家なので、つい主役でないキャラに同調してしまい、 悲惨な過去があり性格が歪んでいるプルートが気になる存在になってきた。 エルもこれから姉として女としてどんなアプローチをするのかとても楽しみ。 <<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) 何かに秀でた人は独特の雰囲気を醸し出しているような気がする。 それが自分に理解できない事柄だと更に格好よく見える。 負けず嫌いで意地っ張りなヒロインがほんの少し自分に似てる気がしたので、 悦郎を好きになってしまったのが分かる気がする。 文句も言わずに新宿の町をさまよい歩くのに付き合ってくれる男は貴重だと思う。 <<ヴぁんぷ! II>> (著:成田良悟 絵:エナミカツミ/電撃文庫) 今回は吸血鬼の町内会に尽きた。 町内会があるってこと自体がヘンだし、メンバーも濃くて自分勝手で楽しすぎ。 特に青い人と黒い人がお茶目さんなのでまだ出番があることを願う。
<<ポストガール 4>> (著:増子二郎/絵:GASHIN/電撃文庫) 雰囲気の大好きなポストガールもついに完結してしまった。 旅を題材にした作品でもキノの旅とは違った意味で楽しめた作品。 がんばるシルキーがとても良かったです。 ○<<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫) 主人公が頭がちょっと弱いけど心の優しい女の子というのは目新しく感じた。 真っ先にこのキャラが気に入って話にのめりこんでしまった。 続きがとても楽しみ。 <<禁涙境事件 some tragedies of no-tear land>> (著:上遠野浩平/絵:金子一馬/講談社ノベルス) 同じ上遠野作品でもブギーは近頃あまり面白く感じなくなってきていて 個人的には今続いている上遠野シリーズの中では事件シリーズが一番のお気に入りです。 ミステリーという単純に物語として楽しむべき作品です。 <<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) やっと出た第三巻。中華と和が合わさった世界観がとても好きです。 今回の作品では各勢力間の状況が良く書かれていてとても楽しめました。 続きがでるのをのんびりと待つつもりですw 今回は前回までと比べると読んだ冊数があまり多くないので4作品にだけ投票させていただきます。 次点としては成田作品やブギー、ルカなどでした。
235 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 18:33:11 ID:a1/2g3TJ
○<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) キャラクターのそれぞれが一生懸命なのが伝わってくる作品。 それだけに理解しあえないですれ違うのがもどかしい。 完結編にふさわしく、派手に展開が転がって、この厚さでも尺が足りなく感じるくらい。 いや面白かった。 <<ヤングガン・カルナバル>> (著:深見真/絵:蕗野冬/徳間ノベルスEdge) 銃レズ猫と揃った紛れもない深見作品なんだが面白かった。 変に趣味に走らずにB級アクション路線を貫けば面白いものが書けるじゃないか。 レズカップルの距離感が絶妙。 <<BAD×BUDDY 12月の銃と少女>> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫) 海外刑事ドラマ風味の作品。 主人公のホンダさんがからかわれるコミカルな描写を入れつつも、 ストーリー展開はなかなかのサスペンス。 これで相棒と爆弾小娘がもっと派手に暴れてくれりゃ申し分なしなんだが。 <<GOSICK IV ―ゴシック・愚者を代弁せよ―>> (著:桜庭一樹/絵:武田日向/富士見ミステリー文庫) ヴィクトリカとアブリルの初顔合わせとかキャラ的にも見所があるが、 時計塔とかリヴァイアサンの存在感とかアフリカの歌とかの雰囲気作りが上手い。 ミステリー?なにそれ? 今回やや低調で5作選ぶには至らず
236 :
1/3 :2005/07/16(土) 19:09:27 ID:ZXmnSOdk
では投票を。 ○<<クドリャフカの順番 「十文字」事件>>(著:米澤穂信/絵:----/角川書店) 人の死なないミステリーの人、米澤穂信。今度は一冊1600円だ! そして待望の文化祭が始まった。 しかしわれらが古典部には、過去最大の問題が立ちはだかる。 その問題を解決するために、 クイズ研究会主催クイズ大会に参加したり コスプレしたり お料理研究会主催野外料理大会にエントリーしたり 漫研で実力派先輩とコスプレしながら真の名作について熱く論を闘わせたり わらしべ長者方式で小麦粉を手に入れたり する傍ら、全校を揺るがす盗難事件の謎を追うのだ! うん。いいですよ。人が死なないミステリ。でもしっかりミステリ。 そのまま見逃せばなんでもないようなことでも、気になってしまえば世界の謎なのです。 千反田嬢の一人称は読んでるあいだ中ずっと顔が緩みっぱなしです。 「わたし、気になりません」
237 :
2/3 :2005/07/16(土) 19:09:50 ID:ZXmnSOdk
<<サマー/タイム/トラベラー 1>> (著:新城カズマ/絵:鶴田謙二/ハヤカワ文庫JA) あの夏、 放火事件が町を揺るがし、 隣市との合併問題が議会を揺るがし、 兄は精神病院の病室で頭の中だけ並行世界に住み続け、 友人は住基ネットにハッキングをしかけて、 BGMはシカゴのSaturdayInTheParkで、 そして僕らはただいつもの「夏の扉」で本を読んでいた、 あの夏。 マラソン大会のただ中3秒間だけ未来へ時間旅行をした 幼馴染を巡って、僕らがSFを読み漁り実験を繰り返して 「時空間跳躍少女開発プロジェクト」に夢中になったあの夏。 ジャンル:「頭のいい高校生が額つき合わせてうだうだ」系衒学小説。 小難しい理屈と、大量のSF本を元ネタに一説ぶちまけるのがメインであるかのような この本の元ネタについていくのはちょっとムリだけど、やってることのSFくささに対して のんびりお話してるだけの登場人物たちを見てるのは楽しい。 「時間旅行なんて、そもそもあんまり健全じゃないさ」
238 :
3/3 :2005/07/16(土) 19:11:29 ID:ZXmnSOdk
<<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 12歳。 制服を手に入れたときから 子供であることから抜け出そうとし始めて、 しかしいまだ足元のその殻を捨てられずにいる、そんな時間。 荒野は、一人の少年と出会う。 「遠くへ行きたい」 と、彼が言う。 荒野は、その感情が何かさえ、まだ知らなかったのだ。 うーん。まごうことなき少女小説だ。 そしてこの内容でここまで読ませる本だということに賛美。 平行してGOSICKを読み始めたので急速に桜庭一樹に惚れつつあるこのごろ。 GOSICKのUが対象だったら入れたのに。 主人公の女の子の名前が荒野ってのはどうなんだ。 おかげでハードボイルドな話かと思って表紙をめくってしまったじゃないか。 かつて少女だった君に、読んで欲しい。 「恋って。つまりは所有欲、だと思う」
239 :
4/3 :2005/07/16(土) 19:12:05 ID:ZXmnSOdk
<<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫) 夏。 姉にだまされてたどり着いた島は、カニが嫌いで回転様を祭っていて 変な苗字で女医はもちろん、机の中に拳銃を隠している。多分締留島。 与えられた使命は、無口少女とオトモダチになる。 そして嵐の海で、彼が見たものは。 たしかに期待を寄せすぎたのかも知れない。 続きがいつ出るかが分からないのがいけないのかも知れない。 絵師がこつえーだったのが、逆効果だったということもある。 たぶんそう、例えば鶴田謙二のような絵師だったらもっと良かったかもしれない。 読み終わってからしばらくは、ちょっと不満だった。 しかしこの、夏の風景は、確かに心を揺り動かす空気をまとっているのだ。 確かに秋山瑞人が書いたのだ。だって瑞っ子だもの。 「わたしは、正時の友達に、なれましたか?」 <<七姫物語 第三章 姫影交差>>(著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) 姫たちが、動き出す。 交錯する三宮ナツメ常盤姫と七宮カセン空澄姫。 櫻帰から緑渡へ。緑成す、桜の木の下で彼女たちは未来を見据える。 そして二人を巡る姫たち。 淡く静かな空気をそのままに、物語の語り部がそれぞれの姫たちに移って 世界が広がりました。 この作品の空気は、大好きだ。月の詠み名のセンスあたりは惚れる。 カラ話が少なくなっちゃったのはちょっと残念。 願わくば早く4巻を。4巻を。待ってます。泣きながら。 「道化なのは私だったのだよ」
240 :
5/3 :2005/07/16(土) 19:13:35 ID:ZXmnSOdk
改行が多すぎますと、怒られまくり。 すまん。 次点に いぬかみっ!ゼロの使い魔 先輩と僕 の萌え群を。一つくらいは入れたかった。
241 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 19:16:14 ID:2WcjPUYj
投票させていただきます。 <<シャドウテイカー 3 フェイクアウト>> (著:三上延/絵:純珪一/電撃文庫) 特殊能力無し主人公が知恵と勇気を振りしぼって必死に人外の化け物と渡り合う一般人バトルのシリーズ第3巻。 葉を救わんがために、葉にも嘘をつかなければならない裕生の苦しい心情と、 黒の彼方の讒言に揺さぶられながらも一心に裕生への信頼を貫こうとする葉の態度が実にいじらしいのです。 <<シャドウテイカー 4 リグル・リグル>> (著:三上延/絵:純珪一/電撃文庫) 堅実な文章で綴られる幼馴染みもじもじラブストーリーにしてホラーアクションの第4巻。 前巻で示唆されていたみちるフラグ復活の兆しがここへきて一気に鮮明な物に。 さらに押し倒されてキモイ蟲を飲まされたり、敵に操られて裕生を誘惑したりと大活躍。 つーかあのシチュエーションは痛すぎです三上先生。 しかし必死に抵抗するみちるが痛々しくも魅力的だったりすることも否めない。 裕生の書いた「くろのかなた」の続きで葉の父親の心情を描写するくだりは秀逸。 ○<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) 清冽な文章で(r幼馴染みもじもじラブ(rの第5巻にして完結編。 正直、5巻で完結と聞いてえー短すぎと思ったのですが、実際に読んでみたらこの上なく美しいエンディングでした。 つー感想を書くために読み直したのですがダメです、異常に高揚してしまい筋の通る感想が書けません。 2005年上半期で最もオレの心に重大に作用した作品です。 儲とキモがられてもいい、この作品を世の人々に知って頂きたい。
242 :
241 :2005/07/16(土) 19:16:52 ID:2WcjPUYj
続きです。 <<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) このシリーズは毎回、いろいろな遣り取りの末にようやく手打ちにできそうなところを ラスト付近で思いっきりひっくり返してくれるので油断がなりません。 でもその大逆転はしばしば周到に伏線が張られており、また解決の余地を残しているため 毎度続きが楽しみで仕方なくなってしまう渡瀬マジック。 フェリオ王子の「二人とも」発言も飛び出し、実に頼もしいのであります。 あとカボチャがファインプレイ。 <<アリアンロッド・リプレイ 3 金色の鍵の英雄>> (著: 菊池たけし、F.E.A.R/絵:爆天童/ドラゴンブック) 気がつけば世界の危機がそこまで迫っているきくたけリプレイ第3弾。 PC1の中の人、かわたなこと田中信二氏の勇者プレイは最高です。 P265の、GMに敵の誉め言葉を要求しておきながら「そんなことは関係ない!」と 切り返す遣り取りに爆笑させて頂きました。 半期の間にシャドウテイカーが集中してしまい困ってしまいました。 5巻が下半期に回ってくれたら2回に分けて投票できたんだが、まぁ仕方ないか。 シャナ、Missing、リリトレなども好きですが、これらの支持は他の方がしてくれるに違いない。
●大賞・イチオシ賞 ○<<半分の月がのぼる空4>>(著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 夏目の過去回想シーンと交わるように進む裕一の挑戦がとてよい。 なぜ夏目がそこまで里香を気にするのかという謎がとけたような気がする 文章が巻を重ねるごとに洗練されて、透明な質感を強めてきた
<<半分の月がのぼる空4>>(著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 正直谷巻かと思ったけど、そこはやはり橋本氏。 脇役までしっかり作りこんであるのが好印象。 次巻が待ち遠しいけど、次は違う作品か‥‥ ○<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) 堅実な文章に堅実な展開に堅実なキャラ。 アメコミのようなインパクトはないけど、堅実故の地に足の着いた展開に安心できる。 期待は裏切らず、予想は裏切りますよを体で表す良作。 問題は売上だけど‥‥ 今のところは大丈夫の様子。 <<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) これも危なげない文体。 幼馴染に萌えさせつつ、モンスター(語弊?w)同士の燃えるバトルが展開される。 ラストはまさにページをめくる手が止まらなかったww
○<<12月の銃と少女 BAD×BUDDY>> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫) 口当たりのいい小説でした。 女難なw主人公が格好いいです。惚れちゃいます。 少年向けって、主人公の男の子がバカみたいだったり、モテそうにないムサ男だったりしますが、 これはその系とは無縁でした。男もちゃんと格好いいです。これって必須項目です。 あと、無意味な萌えシーンがありません。 エッチな絵じゃなくて、表紙が買いやすかったのも高評価に結びついてます。 <<伯爵と妖精 恋人は幽霊>> (著:谷瑞恵/絵:高星麻子/コバルト文庫) ポイントは伯爵です。悪党なのか善人なのか、意地悪なのか優しいのか、まったく分かりません。 でも、そこが魅力です。リディアといい雰囲気になってくれるといいなって思いながら読んでいます。 今回、微妙ですが二人の関係に進展がありました。 <<少年陰陽師 羅刹の腕を振りほどけ>> (著:結城光流/絵:あさぎ桜/ビーンズ文庫) 続きを早く!!と願った巻で、またしても続きを早く!!!と願っています。 急展開につぐ急展開です。 昌浩という晴明の孫が主人公なのですが、陰陽術のバトルより仄かな恋愛が主軸でしょう。 あと天狐という血のしがらみが、今回はよく出ていると思います。 長いシリーズなのに飽きさせないのが素晴らしい。 <<Missing13 神降ろしの物語・完結編>> (著:甲田学人 絵:なし/電撃文庫) 大好きだったのですが、終わりです・・・ 面白かった。でも、なんとなく心残りっていうか、納得できない部分が残ってしまいました。 お気に入りが死んじゃったのもあって、気分が救われない・・・ ハッピーエンドではないと覚悟はしていたので。思ったよりもダメージ少ないかも。終わって残念でした。 ○つけるの、どれにしようかって悩みました。 新人さんで、女性でも楽しめたという点で、12月の銃と少女選びました。 この文庫では『マルタ・サギー』だけ読んでいましたが、これは当たり。 男性向けの萌えやエロとか苦手な私でも安心して読めました。 キノ、Missingに続いて、この作品も追いかけます。
246 :
245 :2005/07/16(土) 19:55:29 ID:IKhHsK2C
<<BAD×BUDDY 12月の銃と少女>> でした。 前後逆を直すの忘れていました。ごめんなさい。
<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) ナジミストにとって、幼馴染と記憶喪失という組み合わせは「鬼に金棒」みたいなものだ。 気がついたら買っている。無条件降伏といってもいい。病的とか言うなそこ。あと斬らないで撲滅委員。 ……まあ、もう少しじっくり構えて、親父とツネ子さんを巧く使ってほしかったと思わないでもないが、 この尺でそこまで期待するのは酷かも。愉しみなシリーズが売れて長寿路線を辿れるとは限らない。 ○<<シャドウテイカー 3 フェイクアウト>> (著:三上延/絵:純珪一/電撃文庫) 俺の「心のラノベ」は、たいてい3巻でその魅力を爆発させる。 Dクラ然り、空鐘然り。そういえば東京タブロイドもそうだった。 んで、今期推すべきはこれしかないだろと、俺のナジミゴッドはそう告げたんだ。 おれも読み耽りつつ思ったよ。「葉たんとみちるたんで世界を萌やし尽くす気か?」と―― いや、皇輝山の怪人物っぷりも素敵でしたよ? 挿絵込みで。 <<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) 話のスケールでこそ都市シリーズ・新伯林には劣るが、疾走感では優っている。 縦スクロールのシューティングゲームを彷彿とさせるこの勢いは、 年に何度も味わえるものじゃないと思った。間口が狭いからイチオシはしないけど。
つづき。 <<Missing 13 神降ろしの物語・完結編>> (著:甲田学人 絵:----/電撃文庫) 8巻以降の流れが個人的に低調に思えて、投げっぱなしか興醒めな結末になるのではと危惧していた。 だが、ギリギリのところで踏みとどまってくれた。完結してもまだ大切なシリーズのままでいてくれた。 それだけで充分だ。「あんたが書くんだから新作も買うよ」と、一方通行めいた約束をここで結ぼう。 <<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) 三上が「幼馴染」に目覚めたのだとすれば、渡瀬は「追い詰め」をマスターしたのだと思う。 入念な伏線を巡らせた上で、なおかつ急展開の大ピンチだと感じさせる技量は並々ではない。 勢い任せではありえない「凄み」というか「ねちっこさ」というか、そういうものを感じた。 次点はディバフロとBBB。 あざの・高瀬は渡瀬と並ぶ信仰対象なのだが、それゆえ期待が熱暴走気味。 投票をみてて気になったのは「ヤングガン・カルナバル」かな。 今度読んでみようと思いますが深見汁全壊ですか。ううむ(怖いもの見たさ)。
249 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 20:10:44 ID:clgwVwrx
○<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) 5巻で完結してしまったわけだが、惜しいような、これでいいような・・・・・・ なんとも複雑な心境です。主人公とヒロインの関係がとても良いですよ。 この作者はいい話を書いていると思うのでぜひ読んでもらいたいものです。 <<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) アーケードの格闘ゲームに熱中し、オンラインゲームも多少やったことのある 身としてはとてもよくわかり、そして面白かった作品です。淡々とした話だが、 何か心にしっくりと収まるような、不思議な感覚でした。 <<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) 相変わらず面白いと思います、この作品は。身体的には「成長できない」 主人公達が「成長していく」姿はとても、なんとも、読んでいてうれしいものです。 過去話が続くようなのですが、先も早く読みたいものです。ああ、あとA/Bの続編も切に希望!! <<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) キャラクターの中ではカボチャ頭がダントツにイカしてます。まるで主人公のようだw 毎回山場はあるけれど安心して面白く読める作品だと思います。もっと人気が出てもいいと思いますよ。 <<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) ギャグ要素が多く腹抱えて笑える作品ですが、それだけでは済まさないのが川上稔か。 真剣勝負、かかわる人物の過去、想い、全部ひっくるめて素晴らしい作品になっていると思います。 今回は投票したい作品が多くて困りました。 次点として、ゼロの使い魔、リリアとトレイズ、ウィザーズブレイン、デュラララ、ヴぁんぷ、BBB
●大賞・イチオシ賞 ○<<吉永さん家のガーゴイル 6>> (著:田口仙年堂/絵:日向悠二/ファミ通文庫) 代表的なライトノベルを挙げろと言われたら、このシリーズを挙げる。 世間的に広めるべきは、このような作品であるはずだと言いたい。 無駄に気負わず、お高く気取らず、マッタリとしている。これぞ名作。 <<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) 典型的なライトノベルを挙げろと言われたら、このシリーズを挙げる。 本来ライトノベルが誰に向けて書かれているのかを、明確に示す快作。 <<ミゼリコルドの聖杖 永遠はわが王のために>> (著: 高殿円/絵:椋本夏夜/ビーンズ文庫) 格調高いライトノベルを挙げろと言われたら、このシリーズを挙げる。 架空歴史ファンタジーに求められる、あらゆる要素を十全に盛り込んだ傑作。 <<平井骸惚此中ニ有リ 其四>>(著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫) ライトノベルの多様性を示せと言われたら、このシリーズを挙げる。 どの方面からでも読める内容と、それらをしっかり融合させ物語とした秀作。 <<ヤングガン・カルナバル>> (著:深見真/絵:蕗野冬/徳間ノベルスEdge) ライトノベルの奇妙さを示せと言われたら、この本を上げる。 普通に読めば普通に読める。しかし作者の何かが根本的に間違っている怪作。 周囲の雑音もようやく過ぎて、いい感じに面白い作品が揃っている。 この良い意味での混沌をもち続けて欲しい。図らずもレーベルが分かれたようだ。
251 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 20:17:49 ID:1KyyZgpI
●大賞・イチオシ賞 <<ヤングガン・カルナバル>> (著:深見真/絵:蕗野冬/徳間ノベルスEdge) 深見なのに・・・深見なのに面白いんだ!全編深見汁まみれなのに面白いんだ!深見丼特盛り一丁つゆだくで! そろそろ「深見」というジャンルを作るべきだと思う。その代表作がこれw <<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) 完結ご祝儀。 この作者は地味に良作を書く作家だと思うのだが、今回も良作だった。 派手なことしなくていいんで、これかも地味に良作を書いてくれ。 <<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J) 毎度のことながら読了後きれいさっぱりなにも残らない内容だが、萌えられればそれでいいんだ。 ずいぶんデレになってしまったのが不満といえば不満だがかわいいよルイズかわいいよ。 <<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫) これは期待票。表紙含めて富士見が勝負に来たって感じがするな。 作品としてのデキはかなり微妙なところもあったが、あのラストを読んだら期待せずにはいられない。 <<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) アニメ化記念。 もはや鉄板の面白さ。途中で中だるみを感じたこともあったが、盛り返してきてるんじゃないかね。ずいぶん謎も増えたし。 続きが素直に楽しみだ。
●大賞・イチオシ賞 <<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) やはり一人一人が自分の行動に確たる信念と理由をもっているのだと再確認させられた。 いつもながらしっかりとした文体と構成で伏線を張ったり解かれたり 最新刊も出てとりあえずその次の発売も決定したので、 出来るならば今作者が思い描いているすべての物語がかけますようにと切に願う。 ○<<カスタム・チャイルド>> (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫) あまり期待しないで購入した一冊。しかしここまでクリーンヒットするとは思わなかった。 「心臓の記憶」などのSFチックな設定を入れつつ、退廃感溢れる世界とその雰囲気、 やる気のない二人の距離感を十二分に表した良作。 今回空鐘とどちらを一押しにするか悩んだが、一巻完結と言う点でこちらを選んだ。 <<Missing 13 神降ろしの物語・完結編>> (著:甲田学人 絵:----/電撃文庫) 正直終わらせ方がこれかよ、と言うのもあった。 学校の後輩には「オカルトの知識だけしか見るところがなかった」などと酷評されもした (ひでー後輩……)。しかしいい意味で読前の期待を裏切ってくれたと思う。 予想したとおりのラストなど甲田には似合わない。 <<マリア様がみてる 妹オーディション>> (著:今野緒雪/絵:ひびき怜音/コバルト文庫) 大賞に入れんなと言う声も聞こえそうだがあえて入れる。 進展したようでいて進展していないようで実は1mmぐらい前進した祐巳の妹問題や 突如進展したっ由乃の(略)、しかしこの巻の真の主役は写真部姉妹(いやまだ姉妹じゃないか)だと思うのですよ <<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 相変わらず切ないだがそれがいい。さすが橋本俺たちに(ry 夏目(の友達)の過去話で真剣に目に涙ためてた俺がいますよ。 ひとつアレだったのはせっかくのシーンでプロレス話ってどうよ、と。笑っちまったじゃないか。 次点 リリトレI,II 皇国9 私の優しくない先輩 フェンネル大陸偽王伝3 野望円舞曲6 りすか2 エマ1 護くん6 七姫3
<<クロスカディア 6 星メグル地ノ訪問者タチ>> (著:神坂一/絵:谷口ヨシタカ/富士見ファンタジア文庫) 完結記念ってことで一票。 最後が駆け足気味だったのが残念だけど全体的にはよかった。 派手さとか目新しさはないけど安定した楽しさがある。 <<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) 巻が進むごとに楽しさが増す作品。 先が気になるストーリー、魅力的なキャラ、燃えるバトルで文句なし。 登場人物が出揃った感じなのでこれから更に楽しみ。 <<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫) 他の人も書いてるけど、ありがちなストーリーと設定なのに面白いからすごい。 そんなベタな中でキャラがやたら濃いのもいい感じ。 これからの期待も込めて一票。 <<デュラララ!!×2>> (著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫) いつものことながら物語が収束していくのが面白い。 予想を裏切る展開と個性的なキャラも健在。 <<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) 現代魔法もそうだが、そっちの趣味や知識のある人にはたまらない作品。 格ゲーもネトゲもしたことないが十分に楽しめた。 飛びぬけた作品がなかったのでイチオシはなし。
254 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 21:12:33 ID:dg5thhB0
<<新ソード・ワールドRPGリプレイ集 9 挑め!捨身の大決戦>> (著:秋田みやび/絵:浜田よしかづ/ドラゴンブック) ストーリーが最後に大破綻し、まさに書いてあった通り「だからリプレイはおもしろい」 次巻で一体どういう展開に持っていくか期待。 O<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) 都市との符合や飽きさせないキャラクター、そして個人として一番印象に残ったのは 「名前を思い出せない黒陽」と「名前を忘れないために自己に名前を刻み付けたオドー」の対比。 <<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 5〈上〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) 4上にしてもそうだが、面白い分それだけ分厚い。この夏は「あつさ」との戦いになってしまった。 下巻への伏線がきっちりしており上下通して読んだ後にまた読むと面白い。 <<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫) あいも変わらなく作りのよい文章。ストーリー、キャラクター共にイリヤを彷彿させる。 次巻に期待。
投票は残り3時間以内に済ませてください。 253までの集計です。
42 わたしたちの田村くん (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 22 BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼 (著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア) 半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) スラムオンライン (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) 18 七姫物語 第三章 姫影交差 (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) 灼眼のシャナ IX (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) 17 荒野の恋 第一部 catch the tail (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 16 ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 空ノ鐘の響く惑星で 6 (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) 15 AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉 (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) 14 シャドウテイカー 5 ドッグヘッド(著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) 11 ソウル・アンダーテイカー (著:中村恵里加/絵:酒乃渉/電撃文庫) 10 ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊 (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J) 平井骸惚此中ニ有リ 其四 (著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫) 殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO― (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫) カスタム・チャイルド (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫)
257 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 21:31:04 ID:2RbKdLL3
○<<わたしたちの田村くん >> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) テンポよく読めた。次回は修羅場なので期待。 <<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊 >>(著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J) ルイズかわいいよ、ルイズ。ということで入れます。 <<平井骸惚此中ニ有リ 其四>> (著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫) Loveありミステリーありでかなり好きな作品。次で最終回ってのが残念。
258 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 21:37:24 ID:FvrX5fmM
○<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 完結記念。3巻で終わって綺麗にまとまった。久しぶりに読書で熱くなった。 こんな小説にまた巡り会いたいものだ <<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫) この本は凄い。うまくいえないが好み。この主人公でラブコメする気なのか。 キャラに萌えた時点で漏れの負けだな 今回は二冊だけ ぜんぜん本が読めなかったな… 投票参考に読んでみるつもり
○<<半分の月がのぼる空4 grabbing at the half-moon>>(著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 本当に橋本は上手い!下手すれば悲しさだけで終わる題材を本当に上手く料理して楽しめる文章にしてくれてる。 夏目の過去が中心でどちらかというと番外編っぽい展開だったけど、相変わらず胸を締め付けながらも先を読まないではいられない。 出来ることなら、全ての登場人物達にとって幸福な終わり方を望みます… <<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) ああ、これが桜庭小説なのかも。 切ない少女を書かせたらこの人は無敵だな。等身大の主人公を、こうも見事に書ききる文章が素晴らしい。 もー最後まで付いていくの確定ですよ… <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) またラブコメか…などと侮るなかれ、ヒロイン二人の設定と、なにより正直に走り抜ける主人公にとにかく好感が持てる。 なによりテンポよい文章でサクサク読ませる文章力も好評価。 書き下ろしは微妙だという反応も多そうだが、「うわーんお兄ちゃんのばかー!」にやられました。 <<食卓にビールを 3>> (著:小林めぐみ/絵:剣康之/富士見ミステリー文庫) SF?物理?いえいえ、一番の読み所は楽しくもゆる〜い夫婦漫才なやりとりでしょう。 のんべんだらりとすすむ小林節の、世にも微妙な世界感は、人を選ぶが嵌まると抜けられない。 さり気なく変わり者ばかりの友人達も必見かも。 <<新ソード・ワールドRPGリプレイ集 9 挑め!捨身の大決戦>> (著:秋田みやび/絵:浜田よしかづ/ドラゴンブック) とうとうソードワールリプレイ最長編となったヘッポコーズともお別れか…などと考えながら読んでいくと、ふと違和感が。 あれ?残りのページこれしかないのにまだここにいる?今回最終回じゃないの? ………サイコロの神様が見せる、ある意味最後までドタバタ続きのヘッポコーズらしい展開がなんとも心地よい。 次点はあまり期待してなかったのにあまりにも熱い展開を見せつけてくれたヴぁんぷ!II。 おお、今回は結構レーベル分かれて投票できた。
<<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 感動した。
●大賞・イチオシ賞 ○<<わたしたちの田村くん>>(著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/電撃文庫) いったいこれを挙げなくて他になにを挙げるんだっ!という事でイチオシはこれ。 テンポの良さと相まってとにかく読んでいて楽しいと言える一作。 ダブルヒロインももちろんいいのだが、それ以上に主人公の良さが光る。 <<銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big sister but sister>>(著:海原零/絵:鈴平ひろ/スーパーダッシュ文庫) 丸々一冊妹のヨーコからの視点なのだが、結果的に本来の主人公であるタズサの魅力が引き出されている。 この構成には素直に感心した。何気にこの作者地力があるな。 <<空ノ鐘の響く惑星で 6>>(著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) かぼちゃが良いキャラになったなぁ。芝居がかった演技も中々宜しい。 今んとこ4巻以外はハズレなしの高値安定株。 堅実と言えば聞こえはいいけど、もう一皮剥けて欲しい気も。 <<さよならトロイメライ 4 追想の和音>>(著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/富士見ミステリー文庫) 八千代分補給というか、ありえない萌えっぷりなのだがw 基本的にトロメラは血みどろとかない方がいいな。 シリアス方面に走りそうな気配をちらほらと匂わせてる辺りが心配だ……。 <<ROOM NO.1301 #5 妹さんはヒロイック?>>(著:新井輝/絵:さっち/富士見ミステリー文庫) なんだかよく分からない不思議な魅力は健在。 会話の流れが楽しいんだよな、これ。高値安定株その2。
<<憐 Ren 2 錆びゆくココロと月色のナミダ>> (著:水口敬文/絵:シギサワカヤ/スニーカー文庫) SF設定なんて飾りです。エロい人なんでそんなのはわからんのですよ。 とにかく、憐のツンデレぷりに身悶えしまくりな一冊。この青臭さがたまらんね。 正直、2巻も出るのが怪しいと思ってただけに(靴だけに)、3巻もでるのは楽しみだ。 <<てのひらのエネミー 4 魔王咆哮>> (著:杉原智則/絵:桐原いづみ/スニーカー文庫) 中身は「僕たちの戦いはこれ(ry) なんだが、魔王になることを決心した少年と、 作り上げられた『英雄』がそれぞれの道を選んでいくという意味で、いい意味での終わり方が余韻に浸れた。 問題はその直後にも同作者の別シリーズも終了。作者の作家生命も打ち切りの危機なきがするのだが。 <<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫) さて、どうすれば中村恵里加の生産性を元に戻せるだろうか……。 馬鹿な主人公の周囲から滲んでくる黒さがたまらんのです。 ……はやく、ダブりとコレの新刊が読みたいです……
<<NHKにようこそ!>> (著:滝本竜彦/絵:安部吉俊/角川文庫) 読了後思ったことは、作品とは関係ないがコレが勝ったNHKマイルカップは『日本ひきこもり協会参るカップ』ではなかったのでは。 ∧ ∧ / ヽ‐‐ ヽ 彡 ヽ 彡 ● ● 彡 ( l 彡 ヽ | 彡 ヽ l / ` ( o o)\ / __ /´> ) (___|_( /<ヽ/ | / | /\ \ | / ) ) ヒl ( \ \二) ウインガー (コレ) なんていうか、作品そのものの自虐な面が笑えて、そして耳に痛い。でもだから心に残る。 ○<<わたしたちの田村くん>>(著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/電撃文庫) 久々に脳天クリーンヒットな一冊、「生」な感じがするラブ米(生々しいにあらず)。 ヒロインの痛みが「現実的」な範疇で、それにぶつかってく田村の漢ぶりがいい。 コレ読んだ当時に某鋸なエロГをやってたせいで、氷点下エクソダスのキスシーンで某曲を流した阿呆だが。 ま、田村ならそうヘタレにもなるまい。とはいえうさぎvsツンドラの修羅場展開も楽しみにしてる。
●大賞・イチオシ賞 ○<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) シューティングゲームを下敷きにした描写や台詞回しが、作者の文体と相まって非常に冴えている。 物語自体もきちんと纏められ、とても痛快かつ斬新な一品になっています。 <<蒼穹のファフナー>> (著:冲方丁/絵:平井久司/電撃文庫) 典型的なロボットモノのはずなのですが、非日常に叩き込まれたキャラの心情を丁寧に綴っているのが印象的。 読んでいるこちらまで作品世界に引き込まれました。これが文字媒体の強さか。ぜひ続巻を。 <<グイン・サーガ 100 豹頭王の試練>> (著:栗本薫/絵:丹野忍/ハヤカワ文庫JA) 100巻おめでとうございます。内容はまあいつも通りですが、100巻ですよ100巻。 この偉業を称えて一票です。いいのかしら。 <<パラケルススの娘 1>> (著:五代ゆう/絵:岸田メル/MF文庫J) 伏線いっぱい萌えいっぱい。なよなよした男の子に強気な女性が絡む構成は強い。むしろ正義。 物語も人物関係もこれからどうなるのかとても気になります。 <<新ソード・ワールドRPGリプレイ集 9 挑め!捨身の大決戦>> (著:秋田みやび/絵:浜田よしかづ/ドラゴンブック) 長年リプレイを読んできましたが、ラストの展開には唖然となりました。なぜそこで!情けないぞ! 純粋な小説とは違う、サイコロに振り回されるお話をお楽しみください。今回はサイコロの気まぐれさが全開です。
265 :
ロゴ作 :2005/07/16(土) 22:20:27 ID:TidgS7On
●大賞・イチオシ賞 ○<<ご愁傷さま二ノ宮くん 2>> (著:鈴木大輔/絵:高苗京鈴/富士見ファンタジア文庫) ただのありがちな量産型ラブコメかと思いきや、2巻が妙に評判になっているので読んでみた。 ……なんじゃこりゃー!(笑) 正直ツンデレとかの流行物は好きでないのだが、これは実に強力だ。 強力すぎて主役もヒロインも完全に喰ってしまっている。 やはりラブコメで重要なのはシチュエーション+心理描写だということを再認識。 3巻でもそれを着実に守っているけどインパクトの強さで2巻に1票。 <<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫) 王道ど真ん中の超能力アクションノベル。 魅力的なキャラに〜(以下ありがちな誉め言葉なので略)。 純粋に完成度の高い逸品。 <<スターシップ・オペーレータズ 6>> (著:水野良/絵:内藤隆/電撃文庫) えー、これ読まずに嫌いな人とかそもそも興味ないとか色々あると思いますが、 真面目に良作なので是非とも読んでもらいたい。 今回は陰謀劇と作品内世界の政情激変、母星への帰還と意外な展開目白押しで 続きが気になってしょうがないんだが、連載はなぜか読む気にならないんだなぁ…… <<新ソード・ワールドRPGリプレイ集 9 挑め!捨身の大決戦>> (著:秋田みやび/絵:浜田よしかづ/ドラゴンブック) 衝撃(笑劇?)の展開に目が点になった。 まさにダイスの神が織り成す現実の悲喜劇。 これは出版するのをためらうのも納得。 <<クドリャフカの順番 「十文字」事件>>(著:米澤穂信/絵:----/角川書店) 富士ミスは本当はこういうのを目指してたんだよね・・・ 古典部シリーズがスニーカーで出たときにも書いた気がするけど。 クラブパートは明るく楽しく、スペードパートで謎解きを楽しみ、 殺伐としたダイヤパートにハラハラしながらも、ハートパートが和ませてくれる構成が実にいい。 正直今回は『これぞ大賞』といいたいほどの作品がないので中賞とかとあわせて投票。
○<<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫) それは、とても哀しい物語。話は始まったばかりなのに、既に文庫数十巻にわたる 物語を読んだかのような奥深さを感じさせる。作者が寡作なのがあまりに惜しまれる。 個人的にはこれ1冊で十分な完成度を持っていると思いますけどね。 <<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) あれほどの憎まれ役だった某夏目の見方を一変させた技を賞賛(夏目ファンだったんです) そしてマスカラス兄弟に爆笑。 最後に里香の台詞で涙…‥素晴らしい。 <<いぬかみっ! 5>> (著:有沢まみず/絵:若月神無/電撃文庫) やっぱ栄沢はシリアス書かせた方が上手いよな…‥つーことで死神話のこっち。 本編も緊迫度増してて善きかな善きかな。 <<食卓にビールを 3 >> (著:小林めぐみ/絵:剣康之/富士見ミステリー文庫) 書き下ろしの廃墟の話が最高。どうして長編1冊書けるネタを惜しげも無くコメディに 投入しますかね小林さんは。 こーゆーバカでちょっとレトロなSF大好きです。 <<トリニティ・ブラッド CANON 神学大全>> (著:吉田直/絵:THORES柴本/スニーカー文庫) 若くして散った詩人と、書かれることなく失われた物語たちに心から黙祷。
267 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 22:22:48 ID:U7HkkF9J
●大賞・イチオシ賞 ○<<ムシウタ 05.夢さまよう蛹>> (著:岩井恭平/絵:るろお/スニーカー文庫) まじで誰も投票していない(パッと見だけど)のが不思議・・・。 感想とか書くの得意じゃないけど、とても面白いのでみんなにもオススメ。
●大賞・イチオシ賞 ○<<カスタム・チャイルド>> (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫) 作品世界の空気を書かせたら ライトノベルでも屈指の人ではないだろうか。 ちょっともたついた感のある 前半を考慮しても、十分大賞に推せる。 <<Missing 13 神降ろしの物語・完結編>> (著:甲田学人 絵:----/電撃文庫) 完結を記念して一票。 すっきりしなーい、でもそれでこそのミッシング。 結局魔王陛下はアレだったわけだけど まあいいか、と思わされたり。あー。 <<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) 痛快娯楽アクションって看板を 張るだけのことはある。読んでて爽快。 誰も彼もキャラが立ってて 作者に動かされている感がまったくない。すげー。
<<いぬかみっ! 5>> (著:有沢まみず/絵:若月神無/電撃文庫) 順当に筆力がレベルアップしていく良い作家。 6とどっちにするか迷った。 で、他の投票を見て結局こっちに。 コメディの奥に黒い部分が見え隠れして恐い。 <<絶望系 閉じられた世界>> (著:谷川流/絵:G・むにょ/電撃文庫) ぶっちゃけ、悪趣味の一言。 でもハルヒよりは読み応えがあった。 本当の谷川はこっちなんじゃないだろか。 でも他人に勧められないね・・・。 電撃ばっかだなあ。 でもま、いいものはいいんだからしようがない。 次点はいっぱいあるので書かない。
<<大沢さんに好かれたい。>> (著:桑島由一/絵:放電映像/スニーカー文庫) 本当は好き合っているのに、ちょっとした行き違いで どんどんと思いが離れていって、心が壊れていくヒロインの姿が切ない。 ハッピーエンドも悪くないけどトゥルーエンドだったら飛び抜けたイチオシ作品だった。 <<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫) 自分の役目を十分自覚して覚悟を決めているヒロイン。 ただのわがまま娘として遊園地で遊ぶ休日の姿が、心に残った。 <<フォルマント・ブルー カラっぽの僕に、君はうたう。>> (著:木ノ歌詠/絵:ミヤスリサ/富士見ミステリー文庫) 自分のことを電子楽器と思い込む、というメンヘル系ヒロインの設定は絶妙にツボ。 主人公が死ぬ日まであと○○日っていうストーリーの、 鉄板になるべきところが、ラストだけ残念。 <<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) コミュニケーション不全な二人の諍いのシーンがリアルっぽくて心にしみた。 ヒロインは最後まで主人公のことを考えていて、 その思いによって、彼はリアルワールドに帰ってこれたんだと思う。 <<ポストガール 4>> (著:増子二郎/絵:GASHIN/電撃文庫) 人の姿をしているだけで、機械にも心を見い出してしまう人間と バグか新機能か、「心」の動きにとまどう自律機械のすれ違いがよかった。 イチオシはなし。半分の月がのぼる空は里香メインじゃなかったので次点で。
271 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 22:51:51 ID:2gspCYK+
●大賞・イチオシ賞 ○ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫) ダブブリみたいに手首飛んだり顔がぐしゃぐしゃになったりしないけどじっとりとした湿気のような欝グロさがよい。この主人公きっとボロ布みたいになって死にそうだけどきっと自分がひどい目にあってると気づかず死にそう・・・・ <<デュラララ!!×2>> (著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫) 奇人変人のオンパレードを抜群の構成力で描く成田作品。ヴァンプUよりもこっちのが好みなので <<銃姫 4 Nothing or All Return>> (著:高殿円/絵:エナミカツミ/MF文庫J) ああああああああああ!ビヴァ欝展開! <<されど罪人は竜と踊る VI 追憶の欠片>> (著:浅井ラボ/絵:宮城/スニーカー文庫) 欝!欝!欝!でもって最後の書き下ろしでさわやかにぶッ飛び
●大賞・イチオシ賞 ○<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 笑って泣かせてまた笑う。田村くんとヒロインたちとの心の距離などが巧に描けていて 非常に楽しい時間をすごせた。1巻のヒキからの2巻も楽しみ。 <<吉永さん家のガーゴイル 6>> (著:田口仙年堂/絵:日向悠二/ファミ通文庫) シリーズは読んでいないが、高評価を目にしたので読んでみたら単品でも面白かった。 <<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫) 正直、まったく期待せずに手をつけたら引き込まれた。主人公の内面に変に作ったところがなく、 それでいて心理描写が緻密でゴーストハンター系の話としてはほとんど進んでいないが楽しめた。 <<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) シリーズとしても楽しんでいたが、あの設定としては最高地点に着地してくれた。 上半期だけで3冊出ているが、有終の美を飾ってくれたので、最終巻に投票。 <<地獄変>>(著:中島望/絵:林田球/講談社ノベルス) リストにはなかったけど。前作を期待するとかなりな勢いでアレだけど、笑える小説としては最高。
273 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 23:10:27 ID:5sloscdy
●大賞・イチオシ賞 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 普通に上手い。現実的な設定、テンポ良い文章、好感の持てるキャラ。 こういうジャンルによく有る不自然さが無いのが良い。 次巻からどうなるのかが激しく気になる作品。買うけど。 ○<<灼眼のシャナ IX>> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) ライトノベルらしい作品。しっかりと伏線を消化しつつ、キャラを生かしてる。 まさに「痛快娯楽アクション小説」ですね。読んでいて爽快な作品。 この作者の作品は安心して読めるな。 <<絶望系 閉じられた世界>> (著:谷川流/絵:G・むにょ/電撃文庫) ライトノベルには珍しい不条理な作品。 問題点は多いが終わり方が好きなので投票。 <<ダブルクロス・リプレイ・オリジン 偽りの仮面>> (著:矢野俊策、F.E.A.R/絵:しのとうこ/ドラゴンブック) ライトノベル…だよね? 矢野さんの味が出てる作品。 面白くしつつも、要所ではきっちりシリアスに。良作です。 とりあえず四つ。時間ぎりぎりですまん。
●大賞 <<ムーンスペル!!>> (著:尼野ゆたか/絵:ひじりるか/富士見ファンタジア文庫) 冴えない魔法塾講師がツンデレ格闘少女や古代の魔法少女にモてる。 っていうと避ける人もいるかもしれないが、詠唱の設定やら塾のほのぼの感はいい味だしてる。 <<真実の扉、黎明の女王>> (著:いわなぎ一葉 /絵:AKIRA/富士見ファンタジア文庫) <<平和の鐘、永遠の女王>> (著:いわなぎ一葉 /絵:AKIRA/富士見ファンタジア文庫) なんか綺麗に終わった前作が犠牲になった感もあるが、 平和の鐘、永遠の女王とあわせて一作と考えれば良作。 主人公がスーパーマンだがピンチもあって起伏あり。 <<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) 安定した面白さの戦記もの。 ヒロインの運命にハラハラしっぱなし。 好感度高い主人公と個性ある脇役達。 まさにライトノベル。 <<皇国の守護者 9 皇旗はためくもとで>> (著:佐藤大介/絵:獅子漠/C・NOVELS FANTASIA) でてくれた事に感謝で投票。 予定通りのストーリーなんだろうが、実際起きると衝撃だ。 次巻はいつだろ… デイバイデッドフロント読もうと思ったが、時間切れ。 1,2巻は面白かった。 今回は時間がなくて新規開拓はほとんどせず。 で突出したのもないのでイチオシはなし。
●大賞・イチオシ賞 <<ポストガール 4>> (著:増子二郎/絵:GASHIN/電撃文庫) とにかく地味。 全ったき地味。 いや、地味とは、本来悪い意味じゃない。 地に根ざした、足が地に着いた良い話だ。 しかもエンターテイメントだ。 作者のストーリテリングの力(のひとつ)ってのは、こういう短編を書けるか どうかで判断できると思う。 現在のところ、次が読みたい作家の筆頭。 尚、今回はこれ以外に語りたくなるような本とは巡り合えなかった。 残念。 地雷も踏まなかった替わりに良作も少なかったナヤ。
●大賞・イチオシ賞 ○<<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫) 主人公の馬鹿らしさがかえって痛々しく感じる。 悪く言えばどうでもいい描写をここまで面白く書けるのは作者の技量ならではだと思う。 <<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫) 秋山節は健在。 あの引きで終わらせるのはどうかと思い投票を迷ったけど、次巻に期待を込めて一票。
●大賞・イチオシ章 ○<<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) 堅実な作りながら、遠方からの客人の来訪で展開が広がってきた一巻。 単品だとイチオシとまで言いづらいが、最近発売された7巻効果ということで。 せっかくなんで投票。今年はほとんど小説買ってないなぁ…。
●大賞・イチオシ賞 ○<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 内容の面白さも然る事ながら、ラストになって作品のバランスを崩しかねないキャラを登場させた上 そのキャラを使って暗く沈んだ話を、明るく激しくそして燃え萌えな展開にしてしまった作者のセンスに感動 <<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J) すっげぇ萌え、思わず読みながら赤面してしまった、なんかこれ以上やると引いちゃう萌えの極地って感じ ブックカバー付けたって人前では読めません、だってきっとニヤケてしまうから <<お・り・が・み 3 外の姫>> (著:林トモアキ/絵:2C=がろあ〜/スニーカー文庫) 鈴蘭とリップルラップルのボケ具合が相変わらず楽しい、全体の構成など色々と惜しい感じだが 鈴蘭が覚醒の際に感じた憤りなどは素で共感したので一票 <ちーちゃんは悠久の向こう>> (著:日日日/絵:/新風舎文庫) 色々な読み方があるがこれって基本的に恋愛小説なんだろうな、そう考えると話が解りやすい ラストも愛のなせる業なんですよ <<ゼロヨンイチナナ>> (著:清水マリコ/絵:toi8/MF文庫J) 前作よりかなり面白くなってる、とくに心理描写がすばらしくめぐみの意地らしい所など 可愛くてよかった、イラストも雰囲気をよく描いていて素晴らしい 以上、遅れ馳せながらよろしくお願いします
●大賞・イチオシ賞 <<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 砂糖菓子でも思ったことだけど、この人の作品はまさに、中高生のためにあるのだと思う。 もちろん、今の年で読んでも十分に素晴らしいのだけど、 もし自分が中学生だった時にこの人と出会えてたならなぁ、と思うのです。 羨ましいぞオイ。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) ヒロイン2人を差し置いて主人公・田村くんが一番魅力的なのは作者が女性だからだろうか? 設定は普通。ヒロインもよくいる。展開もありがち。そして主人公のキャラも、 まぁ、「嫌味じゃないラブコメ主人公」のキャラとしてはありがち……なのだけど、 その「嫌味(略)主人公」の思考(≒存在)に違和感を感じさせない筆力こそがこの作品のキモ。 決して傑作ではないのだが、普通の良作。 <<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) 巻を重ねても、一巻で一人の少女の視点から、たった数人の世界を描いていた頃と、 空気感があまり変わらないのに、世界は着実に広がっている、広げることが出来ているのが好評価。 展開が気になってどうにかなってしまうタイプの作品ではないので 数年後にまた会えたらいいな、と思いつつ夏を待ちます。 とりあえず確定したのだけ投票(;´Д`) 今期難しい・・・
○<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) ちょっと変わったヒロイン達の、キャラが立っていて、 すごく良く練り込まれたコメディーだと思う。 一見取り柄がなさそうだけど、女の子のためなら一生懸命で前向きな 田村くんの姿勢が良かった。 弱気になったときの、彼の姿に強い共感を覚えました。 <<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) バーチャル世界でもリアルワールドでも、 何かを極めるってことは難しくて、その途中で挫折して、 色々な誘惑もあって、回り道もあって、でも先に進むしかない、 自分で選んだ道だから。 最終的に悦郎が選んだ道が、バーチャルを切り捨ててリアルに戻るのでも、 バーチャルに漬かってしまうのでもなくその中間なのが良かった。 <<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) もし、少女小説っていうのがこういう物なら、もう少し読んでもいいか と思った。 恋愛をトリックに見立てて作者は書いたそうだけれど、 作戦は功を奏していて、中学生の荒野の初々しさが、 平凡なはずの物語に透明感のある起伏をつくりだしていました。
●大賞・イチオシ賞 <<絶望系 閉じられた世界>> (著:谷川流/絵:G・むにょ/電撃文庫) ストーリー性なんか皆無、少しエログロの面ありと万人受けの要素を極力排除した作品。 それでも気に入ったのは、人間の創造性の深遠さを謳っているところ。 天使も悪魔も死神も幽霊も動かすことのできる人間って凄い。 そして、小説の登場人物はどうあがいても物語りの紡ぎ手になれないのだと思い知らされた。 ……とりあえず、「物語に入り込みたい」と一度でも思った人、「ストーリー性のある 小説が読みたい」と思っている人、ならびに「メタ・フィクションは大嫌いだ」という人は 絶対にこの小説を読んではいけません。 <<吉永さん家のガーゴイル 6>> (著:田口仙年堂/絵:日向悠二/ファミ通文庫) 正直、勧善懲悪一辺倒のストーリーに辟易してもう見切りをつけようか、と思っていた。 ただ、5巻で少し作風を変えてから少し評価を上方修正し、今巻で見事に カウンターパンチを喰らってしまった。というかちょっとジンときた。 この作者、こういうミステリチックな作品もちゃんと書けるんじゃん。やられたよ。 <<最後の夏に見上げた空は 2>> (著:住本優/絵:おおきぼん太/電撃文庫) 遺伝子強化兵という戦後の遺物となった少年少女たちの残された夏を描く、 ちょっと切ない青春小説。心理描写が主体の小説だが、蝉の声が聞こえてきそうな 抜群の空気感。自分達の未来は希望が残されていないはずなのに、 恋愛で悩む主人公に感情移入できた。あと、脇役の過去話にもへこまされた。
282 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 23:38:15 ID:DXZXto7v
<<ミナミノミナミノ>> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫) 相変わらず、人間の個性を捉えた描写が面白いですよ、この作者。 机の中を開けたら拳銃が入っていて、とか、カニに関するへんてこな 風習を持つ島の独特の雰囲気がホラーめいていて面白い。 ラストで明かされる新たな設定。イリヤを前提にしたストーリーながらも、 続きが気になるつくりになっているのが困りもの。ていうか2巻マダー? <<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) 完結おめ。地味地味といわれている本作品ですが、スピード感溢れる派手な展開の前半と、 後半の運命に翻弄される幼馴染カップル…… もよかったが、みちるタンのあの一枚絵にやられた。積み上げた思いをあそこまで はっきりと大胆に表明したみちるタンに幸あれ……ってキャラ賞みたいな感想になってしまった。 まあ時間が足りないのでご愛嬌。 ディバフロ、田村君、BBB、半月、きるらぶの感想は他の人に任せた。 イチオシは無しの方向で。
<<先輩とぼく5>>(沖田雅/絵:日柳こより/電撃文庫) 背表紙のタッキーに燃えます ていうかあれは何ですか?嫌がらせですか? 俺の脳みそにアレを許せるキャパは残されていません。 でもいい。 はじめちゃん可愛いよはじめちゃん。 <<ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊>> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J) 萌える!萌える!萌える〜! シエスタ! 最高! やっぱり二人で巻けるマフラーさいこうですよ! 絶対に 絶対に! シエスタに勝って欲しいですよ! <<いぬかみっ! 5>> (著:有沢まみず/絵:若月神無/電撃文庫) ようこ可愛いよようこ。 ともはね可愛いよともはね。 死神の話に燃えます。 この三作品があまりにも良かったので他に入れることは出来ません。
284 :
280 :2005/07/16(土) 23:39:07 ID:7hnZhhTN
<<ちーちゃんは悠久の向こう>> (著:日日日/絵:/新風舎文庫) どれか一作入れようと思っていた、期待の多重新人賞受賞新人日日日。 結局、最初に出たこの作品に。 前半と後半の、話の進み方の緩急のつけ方は十代の新人とは思えず、 社会性もちょっとあり、 主人公の淡々とした語り口とラストのギャップも良かった。 <<乃木坂春香の秘密 2>> (著:五十嵐雄策 絵:しゃあ/電撃文庫) ぎこちないけど、ベタベタな会話がたまらないのです。 才色兼備の彼女の秘密を知ってしまった主人公が、 彼女に妙に気に入られてしまうラブ・コメディー。 二人が協力してがんばっていく姿が、清々しくていい。 この巻では、脇役もいい味を出していた。
えーっと友人がうちのPCで投票したので IDがかぶりました。 すまん。 しかも次点に挙げた作品ばっかで言い訳するのも苦しいが、 でも信じてほしい。 別人です。うう・・・。
●大賞・イチオシ賞 ○<<さよならトロイメライ 4 追想の和音>>(著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/富士見ミステリー文庫) 何この萌え小説。 こんなの書けるの?短編集は読みづらかったなと思っていたが、いきなりこれ。 何故か一押しに入れてしまうほど、ヒロインズがかわいかった。 <<ROOM NO.1301 #5 妹さんはヒロイック?>>(著:新井輝/絵:さっち/富士見ミステリー文庫) やっぱり短編集は苦手。でも、本編はおすすめ。 作者には頑張って欲しい。シーナが好き。 <<七姫物語 第三章 姫影交差>> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) 世界観がこっちにちゃんと伝わってきた。 完結させるつもりらしい意志が見れて良かった。 だって、2巻のときはもう終わらないかも知らんな、っておもったもん。 <<よくわかる現代魔法 4 jini使い>> (著:桜坂洋/絵:宮下未紀/スーパーダッシュ文庫) たまによく分からなくなるけど、アニメにしたら面白そう。 なんとなくRODと被る女の子が戦う超能力?魔法ものの決定段 というか、くだらないネタを伏線にするところが無駄にすげえ。「ぱんつはいてない」で引っ張った前巻同様 <<ネコソギラジカル 上 十三階段>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス) 戦闘は結構ありふれてるかもしれない けど、独自のギャグもうまい、キャラの掛け合いもうまい作家は少ない ただし、まだ完結してない話なので、このあとの展開次第だが。読み物として最高に楽しい 10分で書いた。添削なし。あえて、トライメライに○を。 うえおや学校へ行こうが無くなったのが寂しい俺。
287 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 23:43:33 ID:XrYFH/tF
<<電波的な彼女 2 〜愚か者の選択〜>> (著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/スーパーダッシュ文庫) 今一番期待している新人の二作目。 悪ぶっているけど、まっすぐで他人のために一生懸命になれる主人公がいい。 「正義の味方かね、君は?」 「そんなものはいない。いないから、俺が怒ってるんだ!」 というセリフがお気に入り。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 6月で一番よかったのがこれ。タイトルはhp掲載時の方がよかったな。 主人公の気持ちにすんなり同調して二人のヒロインを応援したくなった。 懸命に生きる彼女たちに、そして田村くんに幸あれ。 <<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) なにはなくともゲームをやりながら生きてきた20代後半にはたまらない一冊。 ネトゲにはまったことのある人にはさらに来るものがあると思う。 ヴァーチャルな世界とリアルな世界は地続きでどっちの僕もホンモノなんだと。 ネットが一般的になってようやく出てきた2000年代のリアルな青春小説。
288 :
287続き :2005/07/16(土) 23:44:11 ID:XrYFH/tF
<<ソウル・アンダーテイカー>> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫) 一人のお馬鹿な少女とその家族とそれを囲む下心ありありの人々の物語。 愛されるべき、主人公の少女のキャラが気に入ってすらすら読めた。 彼女を利用すると決めたのにどうにも気が引けている微妙な偽善者達がイタい。 ○<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 絶望的な世界で、死が常にともにある世界で戦って生きる少年少女を描いた物語。 それぞれの一人称での心理描写が心にぐさぐさと刺さってくる。 皆が皆強い心を持っているわけじゃない。暗澹たる未来に絶望して、おびえて、死を感じて それでも力を振り絞って、努力して、戦って、生き延びていく。 すべての登場人物の葛藤が心に感じられて引き込まれる。 ぜひとも1巻から通して読むことをお勧めする。 次点は小説エマ、荒野の恋。クドリャフカの順番とシフトは次回に持ち越し。
○<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) 熱い。この人の描く終盤は本当に熱い。 それ以上に5-下で完膚なきまでにやられたんだけれどこれ単体でも出来がいいので投票。 どこまでもついていく。 <<半分の月がのぼる空4 grabbing at the half-moon>>(著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 出てから結構経っているけどいまだに内容を忘れないほどの衝撃。 メインが嫌なキャラだと知ったときはどうなるかと思ったけれど、 ふたを開けてみれば既刊をこえる展開。これも続きが楽しみだ。 <<殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―>> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫) うんにゃ。応援票。富士見も作者もがんばってくれ。始めは表紙のせいで見過ごしかけたけどなー。 まあ本当に「シリーズの始めの巻」って感じがするけれどこれはこれで。 <<BAD×BUDDY 12月の銃と少女>> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫) こっちの富士見のほうではこれ。後から出てきた某ダイスはあれだったけれど、ね。 新人らしからぬ手堅さ、それでいてまだ伸びそうな荒さを併せ持った作品。 確かそろそろ次も出るんだっけ?期待。 <<ネコソギラジカル 上 十三階段>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス) 正直ぐだぐだだが、だが、萌えて燃えたあの時は本物だっただろう。たぶん。 どこへ行くかわからんが、それを見届けるのもまた一興。戯言ですね。 なんだかんだいっても電撃はシリーズものは強いんだよなあ かといって次点の田村くんみたいなのも出るという罠
290 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 23:48:02 ID:Lj1+pQZz
<<七姫物語 第三章 姫影交差>>(著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) ひたすら地味なお話。 続け方が難しいのを微妙なところでやりくり。 絵描きのお莫迦さんぶりが好きです。 <<白人萠乃と世界の危機>> (著:七月隆文/絵:しろ/電撃文庫) よくやるなぁと。 リリカルからアッパーなコメディまで幅広い作家さん。 後書きにはにやりと笑いました。 今期は身体の具合が悪くて最新のシリーズはあまり読んでいません。 古い本ばかり読んでいたので、今期内のは二作だけになってしまいました。
●大賞・イチオシ賞 ○<<AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) 正直、5(下)を読んでしまった今では、それに見劣りしていると言わざるをえない。。 しかし、常に前へ進み続ける川上作品として、これは終わクロの頂点に達していたと思う。 都市・AHEADの集大成であり、そして通過点でもある名作。 <<荒野の恋 第一部 catch the tail>> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 少女小説の原点回帰とか言われてるようだが、 過去のコバルト等に触れていない世代である俺にとってはそんなこと気にならない。 あやふやな感覚が文章になって、何とも表現しにくい面白さがある。 <<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 大団円じゃなくても、一つの理想形に落ち着いたであろう最終巻。 絶望も希望もない交ぜの戦いに感動し、涙した。 <<ネコソギラジカル 上 十三階段>> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス) 上と中のどちらに入れるか悩んだがこちらに。 結末に向けて、用意された最後の大舞台を走る感触がたまらない。 焦らされた甲斐があったというか。 <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 何だかんだ言っても面白いんだよなあ……。 ギャルゲーだのエロゲーだの言われてるが、ちゃちなノベライズとは一線を画している。 ヒロインの魅力に対して、微妙に変ででもどこかにいそうな主人公が噛み合ってるのだろうか。 次点はネコソギ中や終わクロ5上、ヤングガン〜やデュラララ×2かな。 ホーンテッドの失速がどうにも惜しかった。
292 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 23:56:08 ID:ChBqEZd8
<<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) あの頃、スポットやカニスポに通いつめた身としてこれは入れねばならないだろう。 ノスタルジーを刺激されまくりだった。ゲーオタにここまで尽くす女の子いないよとか 主人公がすかしすぎとかキャラクターに疑問はあるが冷静に読めない作品 <<護樹騎士団物語>> (著:水月郁見/絵:鈴木理華/徳間ノベルスEdge) シリーズの一巻ものとしてはほぼパーフェクト。ほぼというのは 二巻への引きが上手いのだが同時に主人公の煮え切らなさに胸焼けがしてくるから。 早く二巻が読みたい作品。 <<煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY>> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫) 今一番期待できる新人・・・とは言えないけどホントに面白い。筋もガジェットもキャラクターも 文句なし。こいつらがどうなるのか早く知りたい。二巻に期待。 ただこの作者の本を読んだことのない人には既刊の短編集「眠り姫」を先に薦める。 <<双色の瞳3>> (著:霜越かほる/絵:寺田克也/スーパーダッシュ文庫) 長い沈黙をやぶって遂に出たマイナー傑作の三巻。まさか戦争が終わるところから 始まるとは思わなかった。筋もガジェットもキャラクターも文句なし。 こいつらがどうなるのか早く知りたい。再来月に出る四巻に期待。 ただ主人公が性転換したのはマイナス。 以上、四作品に投票。
●大賞・イチオシ賞 ○<<キリサキ>> (著:田代裕彦/絵:若月さな/富士見ミステリー文庫) 殊能将之の『ハサミ男』のような語り口で 時間を超えて巻き起こる殺人事件を複雑精妙に構成した傑作。 物語の流れ全体がうまくトリックになっていて、 誰が何やらこちらの頭が凄く混乱するところが面白かった。 <<禁涙境事件 some tragedies of no-tear land>> (著:上遠野浩平/絵:金子一馬/講談社ノベルス) 禁涙境の誕生、発展、衰退、新しい誕生を描いた連作短篇で、 各短編を少しずつリンクさせ最後にすべて結節させる技は 『ブギーポップは笑わない』以来の得意技。 だからこそ不条理なトリックの解決がするりと心地よい。 魔法世界なのに魔法が使えない非武装地帯の栄枯盛衰や それぞれの事件の共通点が、次回作への期待をふくらませる。 <<スラムオンライン>> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) ゲームにのめり込む主人公の悦郎とそれに反発するヒロイン布美子の 話が淡々と進む様は滝本竜彦の『NHKにようこそ!』に似ているようでいて、 ラストでゲーム漬け人生をさらりと肯定してみせたテーマ構成力が光った。 ゲーム世界で辻斬りをするジャックの正体を探るミステリーっぽい 作品として読んでも秀逸。
294 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 23:56:12 ID:DZ4Yn2SM
●大賞・イチオシ賞 ○<<シャドウテイカー 5 ドッグヘッド>> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) 前作ではとにかく地味といわれた作者だが、今作は燃えに萌えた展開だった。 伏線を上手く回収してのラストは圧巻の一言でした。 一皮むけた作者の次作が待ちどうしい限り。 <<半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon>> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 夏目の思い出から最後の裕一と里香の会話への流れは涙無しには読めなかった。 後二冊。がんばってください。 <<憐 Ren 2 錆びゆくココロと月色のナミダ>> (著:水口敬文/絵:シギサワカヤ/スニーカー文庫) 青春の青臭さがたまらなく良い作品。 SFの設定は、あまいけれど憐と周りの人々とのやりとりはこれで二作目とは思えなっかった。 今回はこの三作で。わたしたちの田村くんは次作で判断したいと思います。
●大賞・イチオシ賞 ○<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) この作者が初めて完結させてもらえた作品という点でも感慨深いが、 物語の進行に伴って盛り上がっていく筋と心理描写も飽きなかった。 滅びに向かいかけてるあの世界はあの後どのようになるのかと思いながら 新キャラに感情移入して一票を。 <<BAD×BUDDY 12月の銃と少女>> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫) ライトノベルらしからぬキャラクターをメインに据えたこの作品。 主人公の刑事とその相棒、爆弾少女の掛け合いが面白かったです。 終盤の探索のシーンはこみ上げてくるものがあった。 <<ちーちゃんは悠久の向こう>> (著:日日日/絵:/新風舎文庫) 作者については色々と言われているけれど、それはともかく 白先輩がかわいらしかったので。描写が少ないのが残念。 あのラストも自分は満足してます。 <<てのひらのエネミー 4 魔王咆哮>> (著:杉原智則/絵:桐原いづみ/スニーカー文庫) 第1部完という、実質打ち切り感の漂うこの作品。 弱気な少年だった主人公アウルが成長していく姿は面白かった。 惜しむらくは物語終盤の盛り上げをもっと早めに持ってこれなかったこと。 続きが読みたい。 <<虚剣>> (著:須賀しのぶ/絵:梶原にき/コバルト文庫) コバルトから出た時代小説。主人公の剣士が修羅の道に向かって進まされる 描写や戦闘シーンがうまい。最後の選択は悲しいけれど、 それが彼の道なのかと思ったり。 他にも投票したい作品はあるけれど、あまり投票されてないものを。 田村くん、奇跡、ラノン、平井先生なども面白かったです。
<<トリックスターズ>> (著:久住四季 絵:甘塩コメコ/電撃文庫) 伏線やネタがきちんと計算されて色々な場所に 配置されていて、解決を読んだときにうまくミスリードされた 自分に気付く。電撃の新人ミステリー特集に入っていたが、 今年の新人の一番の収穫じゃないだろうか。 有名な古典魔法ミステリへのオマージュとしてもよく出来ている。 <<ロクメンダイス、>> (著:中村九郎/絵:DOW/富士見ミステリー文庫) あらすじだと泣き小説系に思えるのだが、そんなことはない。 これはとんでもない作品だ。 言葉の意味が脳に届くまで時間がかかる文と 文と文のつながりにある独特の雰囲気が、この作者が持っている 「何か」をびしびしと期待させる。小説というよりも詩のような作品。
○<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) シリーズ無事完結! 発売当初からずっと買っていて崩したのは最近なんだけどw 絶望的な状況で侵略者たちと戦い続ける少年少女たちの成長モノの完結編。 王道の少年少女の成長モノって作者の力量がよく表れるんだなと再実感させられた作品。大賞に推すに相応しい力作だ。 イチル←英次←香奈という片思い連鎖のキャラを軸に成長と恋愛をしっかり描ききった。 1巻から積み重ねられてきた英次と香奈のそれぞれの成長する姿と好きなを想う気持ちの描写が、たまらなく初々しくたまらなく切ない。 最後の怒涛の展開は胸の痛さを感じながらも、ページをめくる速度が上がるのを止められなかったし、 エピローグの見開きイラストもこの物語のラストを象徴するに相応しいもので素晴らしいね。 短い中でも作者の描きたかったテーマ――絶望的な状況でも必死に生きるキャラたちの生き様――は描ききれたと思う。 ただ、駆け足だった分せっかくの新キャラがもったいないなぁと思うけれども(特に桐島先輩とか桐島先輩とか霧島先輩とか)。 <<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) 2巻の段階で既にはまってた俺をさらに魅きつけてくれた。 吸血鬼モノといえばラノベでは手垢がつきまくりな題材だけれども、 練りこんだ設定と熱く燃えるキャラクターでそれを感じさせない。 誠実で一途で真っ直ぐな人間の少女と未来が定められた吸血鬼の交流が話の軸にはあるが、 主人公兄弟の絆、主人公に秘められた血統の秘密や過去の因縁も物語を引っ張り、 渋くカッコ良い漢たちが脇をしっかり固め、高速で展開される吸血鬼同士の熱い闘いがそれをさらに盛り上げる。 個人的には横恋慕で歪んだ愛情表現しまくりなカーサ姉(;´Д`)ハァハァ 今後の加速がさらに楽しみ。
その2 <<クドリャフカの順番 「十文字」事件>>(著:米澤穂信/絵:----/角川書店) ミステリー&青春小説の古典部シリーズの新作。 氷菓、愚者のエンドロールとも違って、本作は青春小説色が強いかな。 学園祭を舞台に古典部の面々それぞれの視点から物語が紡がれる本作、 今まで見られなかったキャラの内面が見えてきていい。 特に今回お馬鹿っぷりを見せた千反田えるの可愛さを見直したw そして、前半のコメディから徐々に謎が伏線が提示されていき、それがきちんと収束されていく構成はさすがだなと。 その背後にある理由――読後に残る"苦み"が――相変らずいい味してる。 また、その"苦み"がキャラクターの掘り下げているのもシリーズファンとしては嬉しかった。 フランス装のせいか売上のせいか、値段は高め(1680円)だけれども待った甲斐があったと思えるデキだった。 <<ご愁傷さま二ノ宮くん 2>> (著:鈴木大輔/絵:高苗京鈴/富士見ファンタジア文庫) キャラの魅力でここまで評価が変わるということを実感させてくれた作品。 ツンデレお嬢・北条麗華マンセー! 1巻じゃただの素直になれないタカビーなお嬢様キャラでしかなかった。 それが今巻ではただのタカビーキャラでは終わらない。 どこまでも真剣でどこまでも一途でどこまでも不器用な女性として、 そして、主人公との初恋の相手として、 生まれかわったのだ。 作者はライバルキャラをこんなに魅力的に描いて、ヒロイン交代するつもりですか?w というか、ヒロイン交代してください。お願いします。
●大賞・イチオシ賞 ○<<Missing 13 神降ろしの物語・完結編>> (著:甲田学人 絵:----/電撃文庫) 完結記念と言う事もあり一押し。 何か、全てが行き着くところに行き着いたような。 後味は鬱だけど、こんな感じだと思った。 <<空ノ鐘の響く惑星で 6>> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) 地味なのにイベント・設定・伏線で積み上げて面白くする手腕はさすが。 本当作者の意図どおりきちんと完結して欲しいシリーズ。 <<マリア様がみてる イン ライブラリー>> (著:今野緒雪/絵:ひびき玲音/コバルト文庫) このシリーズでは久しぶりに投票できるレベルに面白かった。 菜々かわいいよ菜々。
その3 <<さよならトロイメライ 4 追想の和音>> (著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/富士見ミステリー文庫) 前巻は中賞の方に入れたけれども、今巻はヒロイン萌え分大増量で大賞に投票。 2巻から徐々にミステリ路線をから血統や家を巡る話にシフトして、キャラクター中心に物語を構成するようになってきた。 4巻ではほぼ完全に移行するとともに、"人を選ぶ"と言われていた文章もこなれてきて読みやすくなってる。 不器用ながらも素直になろうと頑張るお嬢こと都とツンデレ和服少女・やっちんの萌え描写大増量な今巻は最初から最後まで(*´Д`)ハァハァされっぱなし。 強烈な萌えと主人公を始めとするキャラの魅力とギャグテイストなところはサンデー連載中のハヤテのごとく!に似てるよなーと思うし、 学園における<トップ3>という制度や血統・名家を始めとする設定も妙に捻ってあってあるところも俺好み。 というわけで一票!
301 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 23:59:17 ID:X8GVQgYF
●大賞・イチオシ賞 ○<<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 梅雨で蒸し暑い中で豪雨に打たれながら、毎日化け物と戦闘し 一週間で「良い」ことといったら、「この一週間の最後の日は晴れて良かった」以上終わり! なぜこんな状況になったのか?勝手に化け物が取り付いてきたから。 そんな状況でも、英次は内心は弱音を吐きまくりながら、それでも負けずに強くなろうとした。 一流は、本当は弱い自分を知りながらそれでも仲間のために命をかけ体を張り続けた 宮沢は、どうしようもなく弱く臆病だったが好きな少年のために必死で力を振り絞った。 朝霧は、戦場でさえヒーローである己を貫き続けた。 登場人物達が本当に生身の人間のように感じられる心情描写のたくみさにはただただ脱帽するのみ。 俺は、この作品にあえて幸せだ <<BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) 伏線の張り方と回収が上手すぎ。三冊で構成されたといえる「序章編」まさにお見事。 吸血鬼達もいいが、人間達、特にヒロインがよすぎ。言葉と頭脳と誠心で勝負するミミコが良い 彼女の活躍ぶりの方が主役達のバトルより楽しみかもしれん。 <<ヴぁんぷ! II>> (著:成田良悟 絵:エナミカツミ/電撃文庫) 会話の面白さが最高、ギャグに満ち溢れた会話が本当にイイ。 そしてあいもかわらず、個性的すぎてネジがニ三本飛んでそうなキャラ達。 つくづく飽きない。そして、今回はミヒャエルが熱かった。弱い少年がヒロインのために頑張るのは定番だが そんなことが読んでる途中で出ないほど熱い展開だった。今回のヒーローは彼。
279続き <<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 桐島先輩が化けたー!! 本当に、絶望的な世界のまんま終わってしまったけれど、さわやか。 後書きを読む限り、日程的に調整なんか無理だったのだろうけど、 ラストのイラストの位置がものすごく惜しい。 <<カスタム・チャイルド>> (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫) キーリを1巻読んだきりだった作者を再発見した形になって印象深かったので、一票。 今回選びにくかったのは、地味・着実・雰囲気な作品が多くてかぶったからだと気付いたのですが、 この人も雰囲気を描くのが上手いですね。 いつの間にか登場人物の距離が近づいていても、納得いくのはそれ故か。 迷ったのは空鐘6・ソウルアンダーテイカー・9S。イチオシは無し。
303 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/16(土) 23:59:34 ID:9phRIrcT
間に合いそうに無いので途中だけど投票。 ○<<とある魔術の禁書目録〈インデックス〉 5>> (著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/電撃文庫) 主人公の不幸な1日、あるいは、「最弱」に敗れた「最強」の後日譚。 「最強」と「最弱」のわずかな違いを滅茶苦茶熱く語っています。 <<皇国の守護者 9 皇旗はためくもとで>> (著:佐藤大介/絵:獅子漠/C・NOVELS FANTASIA) あえて言おう、出た事が奇跡であると! いつもながらの佐藤節が全開で、期待に違わぬ出来でした。 丸枝の切れっぷりに乾杯 <<ハルシフォンの英雄>> (著:雨川恵/絵:桃季さえ/ビーンズ文庫) 実を言うと何でこいつを選んだのか分からない…、今期が(自分にとって)不作なためかな。 あえて言うなら、主人公の前半と後半での態度の鮮やかな対比が印象に残った様な… ↓感想間に合わん… <<銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big Sister But sister>> (著:海原零/絵:鈴 平ひろ/スーパーダッシュ文庫) <<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫)
304 :
301 :2005/07/16(土) 23:59:42 ID:X8GVQgYF
<<伝説の勇者の伝説 8 行方知れずの恩知らず>> (著:鏡貴也/絵:とよた瑣織/富士見ファンタジア文庫) 「お前がいないと・・・寂しいだろうが」、この台詞でかなり感動してまった・・・。 ライナが一番望む、そしてフェリスの心情を本当に上手く表した一言。 この一言のために、今までの短編、長編はあったといっても過言ではない一言。 平易な言葉だが、ピタっとはまったなあ心から思う。 <<黄昏の刻 2 七色の刺客>> (著:吉村夜/絵:すみ兵/富士見ファンタジア文庫) 相変わらず燃え展開が上手い。今回は敵が圧倒的に主役、ヒロイン、主要な脇役を 食っていたな・・・。成長する脇役達がいい味だすようになってきた。 この作品は、なんちゅうか滅びつつあるバンカラ気質がにじみでていて、それもなかなか心地いい
305 :
299 :2005/07/16(土) 23:59:55 ID:k6ncHl1X
すみません訂正。 マリ見てはこちら。 <<マリア様がみてる 妹オーディション>> (著:今野緒雪/絵:ひびき怜音/コバルト文庫)
●大賞・イチオシ賞 <<ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う>> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 絶望下でも諦めないという主人公たちの意志の強さを、心理描写で巧みさで上手く表現してるなぁと。 戦闘描写も綿密で、随所に山が満載で盛り上がりっぱなしで、最後まで一気に読み進めていた作品。 上手く収束させたところも好感度高い感じ。 <<矛盾都市TOKYO>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃イラストノベルズ) 漏れのつるつるな脳味噌では一度読んだだけでは把握出来なかったけど、 読みこめば読みこむ程に味わいが出てきて、気付けばしゃぶり尽くしていたスルメのような作品。 氏特有の奇天烈でエキセントリックなキャラも存分に暴れまわっていて痛快です。チトお高いのがアレですが。 ○<<わたしたちの田村くん>> (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 話の運びが上手く、所々にある小ネタも効いていて、色々な趣向の人にも薦められる感じの作品。 ヒロインも良いんだけど、主人公がこの話の一番の魅力かと。 思考が少々dj気味だけど、前向きに全力にヒロインに玉砕特攻する様は読んでいて心地良い。 上記2冊も含め全部オシシメなんだけど、今後の期待も込めてコレをイチオシで。 の3本でお送りします。
∧∧ ミ _ ドスッ ( ,,)┌─┴┴─┐ /' つ 糸冬 了 │ 〜′ /´ └─┬┬─┘ ∪ ∪ ││ _ε3 ゛゛'゛'゛
308 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/17(日) 00:00:00 ID:owzAn3GV
○<<銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big Sister But sister>> (著:海原零/絵:鈴平ひろ/スーパーダッシュ文庫) 上四つはどれをイチオシにするか甲乙つけがたかったけど、主人公が代わった意外性の分これ。 今までの三作でタズサの凄さを描いてきたからこそ、ヨーコのコンプレックスの描写が真に迫ったものになってる。 恋愛小説としても面白かったし、タズサのかっこよさも失われてなく、個人的にはタズサ主人公よりもこっちの方が気に入った。 <<ウィザーズ・ブレイン V 賢人の庭〈上〉>> (著:三枝零一/絵:純珪一/電撃文庫)1年以上の待ち時間は辛かった、でも待たせただけのことはある面白さ。 誰も悪くないのに起こるすれ違いの書き方が非常に上手い。 ディーとセラの幸せな絵があんま見えないんですけど、将軍様なんとかしてくれますよね? あと、黒髪ツインテールツンデレのサクラに思いっきり萌えた。 <<霧の日にはラノンが視える4>> (著:縞田理理/絵:ねぎしきょうこ/新書館ウィングス文庫) マイナーどころから一作、現代に落ちてきた妖精たちの物語。 登場人物皆が真摯に生きていて、暖かい雰囲気がとても好き。 派手さはないものの、結構あった伏線を綺麗に回収した手腕も見事。 <<クドリャフカの順番 「十文字」事件>>(著:米澤穂信/絵:----/角川書店) 青春って凄くいいなと思わされる話。文化祭っていいなぁ。 千反田のちょっとお馬鹿な内面描写が非常にいい。 「わたし、気になりません」サイコー。 <<カエルと殿下と森の魔女 緑竜亭繁盛記>> (著:橘柑子/絵:堤利一郎/ファミ通文庫) 新人にも一票投じとこうということでこれ。 戦う看板娘、よく動きよく喋る主人公リュンの一人称が非常に軽快で、地の文読むのが楽しい。 物語は普通でも、文章のテンポがいいだけで十二分に魅力的な作品になるという見本。
>306までの投票が有効ということで終了。 >308さんは本当に惜しかったのですが、 残念ながらタイムアウトとなります。 これより集計作業に入ります。
2週間に渡る投票オツカレさまでした。 早速最終集計(仮)を発表します。 手集計ですし、多重や短い感想を厳密にチェックしていないので、 誤差があると思いますがご容赦を。
ID:qe2oxA0rはあぼーんで。
53 わたしたちの田村くん (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) 27 半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 25 ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー 24 BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼 (著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア) スラムオンライン (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) 21 七姫物語 第三章 姫影交差 (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) 荒野の恋 第一部 catch the tail (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 20 灼眼のシャナ IX (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) 空ノ鐘の響く惑星で 6 (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) 18 シャドウテイカー 5 ドッグヘッド(著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下〉 (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) 16 ソウル・アンダーテイカー (著:中村恵里加/絵:酒乃渉/電撃文庫) 13 ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊 (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J) 12 ミナミノミナミノ (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫) 殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO― (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫) カスタム・チャイルド (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫) 11 平井骸惚此中ニ有リ 其四 (著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫) BAD×BUDDY 12月の銃と少女 (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫) 10 デュラララ!!×2 (著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫) 大沢さんに好かれたい。 (著:桑島由一/絵:放電映像/スニーカー文庫) 煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫) Missing 13 神降ろしの物語・完結編 (著:甲田学人 絵:----/電撃文庫)
10票以上までです。 大賞は わたしたちの田村くん (著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス/電撃文庫) に決定です、おめでとうございます。 それではみなさん次回の大賞もがんばりましょうノシ
正規集計人さんまだ〜(AA略
26位(1票) <NHKにようこそ>(著:滝本竜彦/絵:安部吉俊/角川文庫) <いぬかみっ!5> (著:有沢まみず/絵;若月神無/電撃文庫) <キリサキ> (著:田代裕彦/絵:若月さな/富士見ミステリー文庫) <クドリャフカの順番 「十文字」事件>(著:米澤穂信/絵:----/角川書店) <ご愁傷さま二ノ宮くん 2> (著:鈴木大輔/絵:高苗京鈴/富士見ファンタジア文庫) <サマー/タイム/トラベラー 1> (著:新城カズマ/絵:鶴田謙二/ハヤカワ文庫JA) <シャドウテイカー 3 フェイクアウト> (著:三上延/絵:純珪一/電撃文庫) <ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J) <デュラララ×2!!>(著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫) <とある魔術の禁書目録〈インデックス〉 5> (著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/電撃文庫) <ネコソギラジカル 上 十三階段> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス) <ミナミノミナミノ> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫) <ムシウタ 05.夢さまよう蛹> (著:岩井恭平/絵:るろお/スニーカー文庫) <ヤングガン・カルナバル> (著:深見真/絵:蕗野冬/徳間ノベルスEdge) <夏祭りに妖狐は踊れ> (著:飛田甲/絵:謎古ゆき/ファミ通文庫) <公爵夫人のご商売 〜よかったり悪かったりする魔女〜> (著:野梨原花南/絵:鈴木次郎/コバルト文庫) <私の優しくない先輩> (著:日日日/絵:----/碧天舎) <終の神話・人祇の章 封殺鬼シリーズ 28> (著:霜島ケイ/絵:西炯子/小学館キャンバス文庫) <白人萠乃と世界の危機> (著:七月隆文/絵:しろ/電撃文庫) <武官弁護士エル・ウィン 私が望んだ私の世界>(著:鏡貴也/絵:義仲翔子/富士見ファンタジア文庫) <平井骸惚此中ニ有リ 其四>(著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫) <撲殺天使ドクロちゃん 5>(著:おかゆまさき/絵:とりしも/電撃文庫) <薔薇のマリア Ver.0 僕の蹉跌と再生の日々> (著:十文字青/絵:BUNBUN/スニーカー文庫)
17位(2票) <9S〈ナインエス〉 V> (著:葉山透/絵:山本ヤマト/電撃文庫) <BAD×BUDDY 12月の銃と少女> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫) <さよならトロイメライ 4 追想の和音>(著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/富士見ミステリー文庫) <ダブルクロス・リプレイ・オリジン 偽りの仮面> (著:矢野俊策、F.E.A.R/絵:しのとうこ/ドラゴンブック) <海の底> (著:有川浩/絵:----/単行本) <吉永さん家のガーゴイル 6> (著:田口仙年堂/絵:日向悠二/ファミ通文庫) <七姫物語 第三章 姫影交差> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) <乃木坂春香の秘密 2> (著:五十嵐雄策 絵:しゃあ/電撃文庫) <煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫) 13位(3票) <Missing 13 神降ろしの物語・完結編> (著:甲田学人 絵:----/電撃文庫) <ミゼリコルドの聖杖 永遠はわが王のために> (著: 高殿円/絵:椋本夏夜/ビーンズ文庫) <殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫) <大沢さんに好かれたい。> (著:桑島由一/絵:放電映像/スニーカー文庫) 12位(4票) <荒野の恋 第一部 catch the tail> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) 9位(5票) <シャドウテイカー 5 ドッグヘッド> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) <スラムオンライン> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) <灼眼のシャナ IX> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)
7位(6票) <ソウル・アンダーテイカー> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫) <空ノ鐘の響く惑星で 6> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) 5位(7票) <AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) <カスタム・チャイルド>(著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫) 4位(8票) <半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 3位(10票) <BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) 2位(11票) <わたしたちの田村くん>(著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/電撃文庫) 1位(13票) <ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 御覧の通り、イチオシ賞は『ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う』が優勝。 大賞の結果発表はもう少々お待ちください。
ここまでやってるともう憐れとしかいえんな・・・
おっと 誤爆すまんです
大変お待たせしました。ただ今より大賞の結果発表を行います。 まず無効票に付いて。 >41の「終戦のローレライ」は一冊単位での投票ではないため無効。 >100の「BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼」は>11の感想のコピペなので無効。 >293の「双色の瞳3」はそもそも出版されていないので無効。現実を見つめましょう。 では発表に入ります。
1票 <.hack// AI buster 2> (著:浜崎達也/絵:依澄れい/スニーカー文庫) <A君(17)の戦争 8 うしなうべきすべて> (著:豪屋大介/絵:玲衣/富士見ファンタジア文庫) <GOTH 僕の章> (著:乙一/絵:----/角川文庫) <Missing 12 神降ろしの物語> (著:甲田学人/絵:翠川しん/電撃文庫) <アリアンロッド・リプレイ 3 金色の鍵の英雄> (著: 菊池たけし、F.E.A.R/絵:爆天童/ドラゴンブック) <お・り・が・み 3 外の姫> (著:林トモアキ/絵:2C=がろあ〜/スニーカー文庫) <カエルと殿下と森の魔女 緑竜亭繁盛記> (著:橘柑子/絵:堤利一郎/ファミ通文庫) <かくて宿命の扉はひらく トワイライト・トパァズ 3> (著:佐々原史緒/絵:瑚澄遊智/ファミ通文庫) <カレとカノジョと召喚魔法 3> (著:上月司/絵:BUNBUN/電撃文庫) <ガンパレード・マーチ もうひとつ撤退戦> (著:榊涼介/絵:きむらじゅんこ/電撃ゲーム文庫) <クロスカディア 6 星メグル地ノ訪問者タチ> (著:神坂一/絵:谷口ヨシタカ/富士見ファンタジア文庫) <じーちゃん・ぢぇっと!> (著:ハセガワケイスケ/絵:オカアサハ/電撃文庫) <シャドウテイカー 4 リグル・リグル> (著:三上延/絵:純珪一/電撃文庫) <スターシップ・オペーレータズ 6> (著:水野良/絵:内藤隆/電撃文庫) <タクティカル・ジャッジメント 7 思いこみのリベンジ!> (著:師走トオル/絵:緋呂河とも/富士見ミステリー文庫) <トゥインクル☆スターシップ 8 ゴメン、きっとあたし嘘ついてた> (著:庄司卓/絵:まりも/ファミ通文庫) <トリックスターズ> (著:久住四季 絵:甘塩コメコ/電撃文庫) <トリニティ・ブラッド CANON 神学大全> (著:吉田直/絵:THORES柴本/スニーカー文庫) <ネコソギラジカル 中 赤き制裁.VS橙なる種> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス) <ハルシフォンの英雄> (著:雨川恵/絵:桃季さえ/ビーンズ文庫) <ぴよぴよキングダム 2> (著:木村航/絵:竹岡美穂/MF文庫J)
1票(続き) <フォルマント・ブルー カラっぽの僕に、君はうたう。> (著:木ノ歌詠/絵:ミヤスリサ/富士見ミステリー文庫) <ぼくたちには野菜が足りない 畑に関するLesson1:それ絶対植えてみよう!>(著:淺沼広太/絵:なごやこーちん/スーパーダッシュ文庫) <ムーンスペル!!> (著:尼野ゆたか/絵:ひじりるか/富士見ファンタジア文庫) <ムシウタ 05.夢さまよう蛹> (著:岩井恭平/絵:るろお/スニーカー文庫) <よくわかる現代魔法 5 TMTOWTDI たったひとつじゃない冴えたやり方> (著:桜坂洋/絵:宮下未紀/スーパーダッシュ文庫) <リリアとトレイズ II そして二人は旅行に行った〈下>> (著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/電撃文庫) <ロクメンダイス、> (著:中村九郎/絵:DOW/富士見ミステリー文庫) <暗夜変 ピストル夜想曲> (著:青目京子/絵:たかなぎ優名/ホワイトハート) <陰からマモル! 5 小鐘井黄金伝説> (著:阿智太郎/絵:まだらさい/MF文庫J) <黄昏の刻 2 七色の刺客> (著:吉村夜/絵:すみ兵/富士見ファンタジア文庫) <虚剣> (著:須賀しのぶ/絵:梶原にき/コバルト文庫) <狂乱家族日記 壱さつめ> (著:日日日/絵:x6suke/ファミ通文庫) <鏡姉妹の飛ぶ教室 <鏡家サーガ例外編>>(著:佐藤友哉/絵:笹井一個/講談社ノベルス) <君が居た昨日、僕の見る明日2―FAKE HEART―>(著:榊一郎/絵:狐印/富士見ファンタジア文庫) <護くんに女神の祝福を!6>(著:岩田洋季/絵:佐藤利幸/電撃文庫) <座敷童の掟> (著:綾守竜樹/絵:しなのゆら/二次元ドリーム文庫) <私立!三十三間堂学院> (著:佐藤ケイ/絵:かみやまねき/電撃文庫) <蛇と水と梔子の花> (著:足塚鰯/絵:田久ようこ/コバルト文庫) <終の神話・人祇の章 封殺鬼シリーズ 28> (著:霜島ケイ/絵:西炯子/小学館キャンバス文庫) <消閑の挑戦者 3 ロスト・エリュシオン> (著:岩井恭平/絵:四季童子/スニーカー文庫)
1票(続き) <真実の扉、黎明の女王> (著:いわなぎ一葉 /絵:AKIRA/富士見ファンタジア文庫) <先輩とぼく5>(沖田雅/絵:日柳こより/電撃文庫) <地獄変>(著:中島望/絵:林田球/講談社ノベルス) <伝説の勇者の伝説 8 行方知れずの恩知らず> (著:鏡貴也/絵:とよた瑣織/富士見ファンタジア文庫) <平和の鐘、永遠の女王> (著:いわなぎ一葉 /絵:AKIRA/富士見ファンタジア文庫) <放課後ログイン 3> (著:神代創/絵:みかきみかこ/MF文庫J) <放課後退魔録 る ワラキズ> (著:岡本賢一/絵:黒星紅白/スニーカー文庫) <撲殺天使ドクロちゃん 5>(著:おかゆまさき/絵:とりしも/電撃文庫) <魔法鍵師カルナの冒険> (著:月見草平/絵:銀八/MF文庫J) <矛盾都市TOKYO> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃イラストノベルズ) <名探偵症候群>(著:船越七恵/絵:新間大悟&佐伯経多/カッパノベルズ) <憂鬱アンドロイド> (著:真嶋磨言/絵:珈琲/電撃文庫) <流血女神伝 喪の女王 1> (著:須賀しのぶ/絵:船戸明里/コバルト文庫) <涼宮ハルヒの動揺 6> (著:谷川流/絵:いとうのいぢ/スニーカー文庫) <蟲と眼球とテディベア> (著:日日日/絵:三月まうす/MF文庫J)
2票 <i.d. III 滅びの王国> (著:三雲岳斗/絵:宮村和生/電撃文庫) <ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・わん> (著:新井輝/絵:さっち/富士見ミステリー文庫) <グイン・サーガ 100 豹頭王の試練> (著:栗本薫/絵:丹野忍/ハヤカワ文庫JA) <ご愁傷さま二ノ宮くん 2> (著:鈴木大輔/絵:高苗京鈴/富士見ファンタジア文庫) <されど罪人は竜と踊る VI 追憶の欠片> (著:浅井ラボ/絵:宮城/スニーカー文庫) <シャドウテイカー 3 フェイクアウト> (著:三上延/絵:純珪一/電撃文庫) <タクティカル・ジャッジメントSS 2 はじめてのさいばん りろーでっど> (著:師走トオル/絵:緋呂河とも/富士見ミステリー文庫) <てのひらのエネミー 4 魔王咆哮> (著:杉原智則/絵:桐原いづみ/スニーカー文庫) <マリア様がみてる 妹オーディション> (著:今野緒雪/絵:ひびき怜音/コバルト文庫) <ゆらゆらと揺れる海の彼方 4> (著:近藤信義/絵:えびね/電撃文庫) <リリアとトレイズ I そして二人は旅行に行った〈上>> (著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/電撃文庫) <ルナティック・ムーン V> (著:藤原祐/絵:椋本夏夜/電撃文庫) <夏祭りに妖狐は踊れ> (著:飛田甲/絵:謎古ゆき/ファミ通文庫) <我が家のお稲荷さま。 4> (著:柴村仁/絵:放電映像/電撃文庫) <護樹騎士団物語> (著:水月郁見/絵:鈴木理華/徳間ノベルスEdge) <公爵夫人のご商売 〜よかったり悪かったりする魔女〜> (著:野梨原花南/絵:鈴木次郎/コバルト文庫) <皇国の守護者 9 皇旗はためくもとで> (著:佐藤大介/絵:獅子漠/C・NOVELS FANTASIA)
2票(続き) <最後の夏に見上げた空は 2> (著:住本優/絵:おおきぼん太/電撃文庫) <少年陰陽師 羅刹の腕を振りほどけ> (著:結城光流/絵:あさぎ桜/ビーンズ文庫) <神様家族 6 鉄棒工場> (著:桑島由一/絵:ヤスダスズヒト/MF文庫J) <伯爵と妖精 恋人は幽霊> (著:谷瑞恵/絵:高星麻子/コバルト文庫) <武官弁護士エル・ウィン 私が望んだ私の世界>(著:鏡貴也/絵:義仲翔子/富士見ファンタジア文庫) <僕らはどこにも開かない> (著:御影瑛路/絵:----/電撃文庫) <裏山の宇宙船> (著:笹本祐一/絵:放電映像/ソノラマノベルス) 3票 <9S〈ナインエス〉 V> (著:葉山透/絵:山本ヤマト/電撃文庫) <いぬかみっ! 6> (著:有沢まみず/絵:若月神無/電撃文庫) <ウィザーズ・ブレイン V 賢人の庭〈上>> (著:三枝零一/絵:純珪一/電撃文庫) <バルビザンデの宝冠 王の星を戴冠せよ> (著:高殿円/絵:椋本夏夜/ビーンズ文庫) <ブルー・ハイドレード 2 転移> (著:海原零/絵:遠藤将之/スーパーダッシュ文庫) <よくわかる現代魔法 4 jini使い> (著:桜坂洋/絵:宮下未紀/スーパーダッシュ文庫) <奇蹟の表現> (著:結城充考/絵:KEI/電撃文庫) <禁涙境事件 some tragedies of no-tear land> (著:上遠野浩平/絵:金子一馬/講談社ノベルス) <私の優しくない先輩> (著:日日日/絵:/碧天舎) <小説 エマ 1> (原:森薫/著:久美沙織/絵:森薫/ファミ通文庫) <太陽の簒奪者> (著:野尻抱介/絵:撫荒武吉/ハヤカワ文庫JA) <憐 Ren 2 錆びゆくココロと月色のナミダ> (著:水口敬文/絵:シギサワカヤ/スニーカー文庫) <薔薇のマリア Ver.0 僕の蹉跌と再生の日々> (著:十文字青/絵:BUNBUN/スニーカー文庫)
4票 <AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 5〈上>> (著:川上 稔 絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫) <NHKにようこそ!> (著:滝本竜彦/絵:安部吉俊/角川文庫) <さよならトロイメライ 4 追想の和音> (著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/富士見ミステリー文庫) <ダブルクロス・リプレイ・オリジン 偽りの仮面> (著:矢野俊策、F.E.A.R/絵:しのとうこ/ドラゴンブック) <パラケルススの娘 1> (著:五代ゆう/絵:岸田メル/MF文庫J) <ミゼリコルドの聖杖 永遠はわが王のために> (著: 高殿円/絵:椋本夏夜/ビーンズ文庫) <銃姫 4 Nothing or All Return> (著:高殿円/絵:エナミカツミ/MF文庫J) <白人萠乃と世界の危機> (著:七月隆文/絵:しろ/電撃文庫) 5票 <サマー/タイム/トラベラー 1> (著:新城カズマ/絵:鶴田謙二/ハヤカワ文庫JA) <ちーちゃんは悠久の向こう> (著:日日日/絵:/新風舎文庫) <とある魔術の禁書目録〈インデックス〉 5> (著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/電撃文庫) <ポストガール 4> (著:増子二郎/絵:GASHIN/電撃文庫) <海の底> (著:有川浩/メディアワークス単行本) <食卓にビールを 3 > (著:小林めぐみ/絵:剣康之/富士見ミステリー文庫) <蒼穹のファフナー> (著:冲方丁/絵:平井久司/電撃文庫) 6票 <ROOM NO.1301 #5 妹さんはヒロイック?> (著:新井輝/絵:さっち/富士見ミステリー文庫) <ヴぁんぷ! II> (著:成田良悟 絵:エナミカツミ/電撃文庫) <クドリャフカの順番 「十文字」事件>(著:米澤穂信/絵:----/角川書店) <乃木坂春香の秘密 2> (著:五十嵐雄策 絵:しゃあ/電撃文庫)
第28位(7票) <GOSICK IV ―ゴシック・愚者を代弁せよ―> (著:桜庭一樹/絵:武田日向/富士見ミステリー文庫) <いぬかみっ! 5> (著:有沢まみず/絵:若月神無/電撃文庫) <ゼロヨンイチナナ> (著:清水マリコ/絵:toi8/MF文庫J) <吉永さん家のガーゴイル 6> (著:田口仙年堂/絵:日向悠二/ファミ通文庫) <新ソード・ワールドRPGリプレイ集 9 挑め!捨身の大決戦> (著:秋田みやび/絵:浜田よしかづ/ドラゴンブック) <電波的な彼女 2 〜愚か者の選択〜> (著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/スーパーダッシュ文庫) 第25位(8票) <キリサキ> (著:田代裕彦/絵:若月さな/富士見ミステリー文庫) <ヤングガン・カルナバル> (著:深見真/絵:蕗野冬/徳間ノベルスEdge) <絶望系 閉じられた世界> (著:谷川流/絵:G・むにょ/電撃文庫) 第23位(9票) <ネコソギラジカル 上 十三階段> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス) <銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big Sister But sister> (著:海原零/絵:鈴平ひろ/スーパーダッシュ文庫) 第19位(10票) <Missing 13 神降ろしの物語・完結編> (著:甲田学人 絵:----/電撃文庫) <デュラララ!!×2> (著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫) <大沢さんに好かれたい。> (著:桑島由一/絵:放電映像/スニーカー文庫) <煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫)
第17位(11票) <BAD×BUDDY 12月の銃と少女> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫) <平井骸惚此中ニ有リ 其四> (著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫) 第14位(12票) <カスタム・チャイルド> (著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫) <ミナミノミナミノ> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫) <殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫) 第13位(13票) <ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J) 第12位(17票) <ソウル・アンダーテイカー> (著:中村恵里加/絵:酒乃渉/電撃文庫) 第11位(18票) <シャドウテイカー 5 ドッグヘッド> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫) 第10位(19票) <AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)
第8位(20票) <空ノ鐘の響く惑星で 6> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫) <灼眼のシャナ IX> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫) 大賞でも常連と化した感のある電撃の人気シリーズ3作品が8〜10位にランクイン。 これだけ巻数が出てしまうと新規ファンの獲得は難しい面もあると思いますが、 従来のファンを飽きさせないだけの実力があるからこそこのような好結果を維持できるのでしょう。 第6位(21票) <荒野の恋 第一部 catch the tail> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫) <七姫物語 第三章 姫影交差> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫) 『荒野の恋 第一部 catch the tail』は少女の心理描写については定評のある桜庭一樹の新シリーズ第一作。 集計人自身は未読なのですがその卓越した心理描写は健在な模様。 『七姫物語 第三章 姫影交差』は遅筆ながら根強いファンを持つ高野和の三冊目の作品。 内容もさることながら出版されたこと自体を喜ぶコメントが多かったのが印象的でした。
第4位(24票) <BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫) <スラムオンライン> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA) 『BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼』は『Dクラッカーズ』のあざの耕平の新シリーズ3作目。 作品の質の高さもスロースターターぶりも相変わらずのようで、 元々面白かったが今回でさらによくなったと言う声が目立ちました。 『スラムオンライン』は『All You Need Is Kill』で前回大賞を制した桜坂洋の新作。 MMO対戦格闘ゲームの中で「最強」を追い求める主人公の心情を淡々としかし着実に描いた作品。 特に対戦格ゲーにハマったことがある人にとっては必読と言っていいと思います。 第3位(25票) <ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫) 残念ながらこの作品は未読なのですが、とにかく熱い感想が目立っていて、 是非読みたいと思わされるものがありました。
第2位(27票) <半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫) 前巻は強烈極まりない引き方でファンをやきもきさせましたが、 今回は裕一と里香の現在を夏目吾郎と小夜子の過去と重ねて描いて泣かせてくれました。 完全に覚悟を決めた感のある裕一と里香ですが、一体どんな未来がこの2人を待っているのでしょうか。 投票コメント抜粋: >「いっしょにいよう、ずっと」 これほどシンプルなのに心に残るなんてラノベってのもすごいもんだ。 >すごいね橋本紡。ここにきて物語に「凄み」が出てきたと思う。 誰かと何かを積み上げるってすげえ素敵なことなんだなと、 単純に思わせてくれる一冊。 >好きな人のために必死になれるってやっぱりかっこいいですね。 もはや、半月はライトノベルの域を超えようとしているのではないでしょうか… >泣けるラノベ。今回は夏目の過去話で正直期待していなかったのですが、やられました。 地の文のひとつひとつが心に染みてきます。また、過去の夏目と現在の裕一がシンクロしているところがまた涙を誘います。
第1位(54票) <わたしたちの田村くん> (著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/電撃文庫) 2005年上半期ライトノベル板大賞を制したのは 竹宮ゆゆこ著『わたしたちの田村くん』。 軽妙な文体、前向きで好感の持てる主人公、魅力的な2人のヒロイン、 そして次巻への期待を煽る強烈な引きなどスキのない作品。 2位にダブルスコアという圧倒的な強さでした。 ・投票コメント抜粋 >おバカながらも一生懸命な田村くんと不器用な女の子二人のお話。ただそれだけなんだけど うまい具合にツボを押されました。素直にK.Oされておきます。 >ちょっと変わったヒロインたちもいいけど、一生懸命がんばっている主人公もいい感じ。 ラストの手紙のせいで、続きがどうなるのかが非常に気になる。 >ヒロインももちろん良かったが、なにより馬鹿で前向きで大声で告白できる主人公が最高だった。 >はがき。はがき。なんと言ってもはがき。 >派手なガジェットを使わないただのラブコメものだが、ここまで惹きつけてくれる のは久方ぶり。テンポの良い文章と笑いも良い。続巻に期待しつつもガクガクブルブル >嵐が吹き荒れそうなところで終わっているので続きが気になってたまらない。一日でも早く続巻を。 >ツンドラに取られないように、がんばれウサギ。
結果は以上です。発表が遅くなって申し訳ありません。 総評 総投票数が残念ながら伸び悩んだ中54もの票を集めた 『わたしたちの田村君』の圧倒的な強さが目立ちました。 過去3回の優勝作品が一巻完結ものもしくはシリーズ一冊目 であることからも分かる通り新作が有利な賞ではありますが、 本作品はそれに加えて直球かつ良質なラブコメであったことが 多くの人の支持を得られた要因なのではないでしょうか。
336 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/17(日) 08:41:27 ID:sMaBs7S2
乙です!
337 :
イラストに騙された名無しさん :2005/07/17(日) 09:34:08 ID:RVTIfYpi
今回の大賞はなんつーか盛り上がりに欠けたなあ やっぱり、工房集計人の制度でやった方が良かったのかもなあ
集計人さん乙です
集計人乙
遅れそうだっら30分以内にレスするって言ってたのに、 ウソつくんだもんなあ。。。
文句があるなら…自分で(ry
集計人は全力を尽くした。 ただ、そもそも力量不足だった。それだけの話だ。
なんか足引っ張ろうと必死だな。
ラノベキャラに成りきって一言 ↓
まロいね?
参考になったりならなかったりありがとうま
荒らしが来ます ↓
イチオシ率(その作品の得票数に対してのイチオシ得票数の割合)と作家別票数の集計をしました。 まずはイチオシ率から。【】内は【その作品の得票数/その作品のイチオシ得票数】です。 %の数字は小数第二位を四捨五入しています。 ↓よりスタート。
1位(100%) <ムシウタ 05.夢さまよう蛹> (著:岩井恭平/絵:るろお/スニーカー文庫)【1/1】 <終の神話・人祇の章 封殺鬼シリーズ 28> (著:霜島ケイ/絵:西炯子/小学館キャンバス文庫)【1/1】 <撲殺天使ドクロちゃん 5>(著:おかゆまさき/絵:とりしも/電撃文庫)【1/1】 4位(75.0%) <ミゼリコルドの聖杖 永遠はわが王のために> (著:高殿円/絵:椋本夏夜/ビーンズ文庫)【3/4】 5位(66.7%) <9S〈ナインエス〉 V> (著:葉山透/絵:山本ヤマト/電撃文庫)【2/3】 6位(58.3%) <カスタム・チャイルド>(著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/電撃文庫)【7/12】 7位(52.0%) <ディバイデッド・フロント III. この空と大地に誓う> (著:高瀬彼方/絵:山田秀樹/スニーカー文庫)【13/25】
8位(50.0%) <さよならトロイメライ 4 追想の和音>(著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/富士見ミステリー文庫)【2/4】 <ダブルクロス・リプレイ・オリジン 偽りの仮面> (著:矢野俊策、F.E.A.R/絵:しのとうこ/ドラゴンブック)【2/4】 <武官弁護士エル・ウィン 私が望んだ私の世界>(著:鏡貴也/絵:義仲翔子/富士見ファンタジア文庫)【1/2】 <公爵夫人のご商売 〜よかったり悪かったりする魔女〜> (著:野梨原花南/絵:鈴木次郎/コバルト文庫)【1/2】 <シャドウテイカー 3 フェイクアウト> (著:三上延/絵:純珪一/電撃文庫)【1/2】 <ご愁傷さま二ノ宮くん 2> (著:鈴木大輔/絵:高苗京鈴/富士見ファンタジア文庫)【1/2】 <夏祭りに妖狐は踊れ> (著:飛田甲/絵:謎古ゆき/ファミ通文庫)【1/2】 15位(41.7%) <BLACK BLOOD BROTHERS 3 特区震撼>(著:あざの耕平/絵:草河遊也/富士見ファンタジア文庫)【10/24】 16位(40.0%) <海の底> (著:有川浩/絵:----/単行本)【2/5】 17位(36.8%) <AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4〈下>> (著:川上稔/絵:さとやす(TENKY)/電撃文庫)【7/19】 18位(35.3%) <ソウル・アンダーテイカー> (著:中村恵里加/絵:洒乃渉/電撃文庫)【6/17】 19位(33.3%) <乃木坂春香の秘密 2> (著:五十嵐雄策 絵:しゃあ/電撃文庫)【2/6】 <いぬかみっ!5> (著:有沢まみず/絵;若月神無/電撃文庫)【1/3】 <私の優しくない先輩> (著:日日日/絵:----/碧天舎)【1/3】 <薔薇のマリア Ver.0 僕の蹉跌と再生の日々> (著:十文字青/絵:BUNBUN/スニーカー文庫)【1/3】
23位(30.0%) <空ノ鐘の響く惑星で 6> (著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/電撃文庫)【6/20】 <Missing 13 神降ろしの物語・完結編> (著:甲田学人 絵:----/電撃文庫)【3/10】 <大沢さんに好かれたい。> (著:桑島由一/絵:放電映像/スニーカー文庫)【3/10】 26位(29.6%) <半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon> (著:橋本紡/絵:山本ケイジ/電撃文庫)【8/27】 27位(28.6%) <吉永さん家のガーゴイル 6> (著:田口仙年堂/絵:日向悠二/ファミ通文庫)【2/7】 28位(27.8%) <シャドウテイカー 5 ドッグヘッド> (著:三上 延 絵:純 珪一/電撃文庫)【5/18】 29位(25%) <灼眼のシャナ IX> (著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/電撃文庫)【5/20】 <殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO―> (著:風見周/絵:G・むにょ/富士見ファンタジア文庫)【3/12】 <NHKにようこそ>(著:滝本竜彦/絵:安部吉俊/角川文庫)【1/4】 <白人萠乃と世界の危機> (著:七月隆文/絵:しろ/電撃文庫)【1/4】 32位(20.8%) <スラムオンライン> (著:桜坂 洋/絵:toi8/ハヤカワ文庫JA)【5/24】
33位(20.3%) <わたしたちの田村くん>(著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/電撃文庫)【11/54】 34位(20.0%) <煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY> (著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/富士見ファンタジア文庫)【2/10】 <サマー/タイム/トラベラー 1> (著:新城カズマ/絵:鶴田謙二/ハヤカワ文庫JA)【1/5】 <とある魔術の禁書目録〈インデックス〉 5> (著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/電撃文庫)【1/5】 37位(19.0%) <荒野の恋 第一部 catch the tail> (著:桜庭一樹/絵:ミギー/ファミ通文庫)【4/21】 38位(18.1%) <BAD×BUDDY 12月の銃と少女> (著:吉田茄矢/絵:深山和香/富士見ミステリー文庫)【2/11】 39位(16.7%) <クドリャフカの順番 「十文字」事件>(著:米澤穂信/絵:----/角川書店)【1/6】 40位(12.5%) <キリサキ> (著:田代裕彦/絵:若月さな/富士見ミステリー文庫)【1/8】 <ヤングガン・カルナバル> (著:深見真/絵:蕗野冬/徳間ノベルスEdge)【1/8】
42位(11.1%) <ネコソギラジカル 上 十三階段> (著:西尾維新/絵:竹/講談社ノベルス)【1/9】 43位(10.0%) <デュラララ×2!!>(著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/電撃文庫)【1/10】 44位(9.5%) <七姫物語 第三章 姫影交差> (著:高野和/絵:尾谷おさむ/電撃文庫)【2/21】 45位(9.1%) <平井骸惚此中ニ有リ 其四>(著:田代裕彦/絵:睦月ムンク/富士見ミステリー文庫)【1/11】 46位(8.3%) <ミナミノミナミノ> (著:秋山瑞人/絵:駒都えーじ/電撃文庫)【1/12】 47位(7.6%) <ゼロの使い魔 4 誓約の水精霊> (著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/MF文庫J)【1/13】
続いて作家別得票数の集計発表です。 こちらは10票以上得た作家のみ記載してあります。 なお、タイトルに関しては一部略称を用いてあります。 ↓ではスタート。
<著者> <票(作)> <タイトル> 1位 竹宮ゆゆこ 54(1) わたしたちの田村くん 2位 桜坂洋 28(3) よくわかる現代魔法4−5/スラムオンライン 桜庭一樹 28(2) GOSICK4/荒野の恋 第一部 4位 橋本紡 27(1) 半分の月がのぼる空4 5位 高瀬彼方 25(1) ディバイデッド・フロント3 6位 川上稔 24(2) 終わりのクロニクル4<下>−5<上> あざの耕平 24(1) BLACK BLOOD BROTHERS3 8位 三上延 21(3) シャドウテイカー3−5 高野和 21(1) 七姫物語 第三章 10位 渡瀬草一郎 20(1) 空ノ鐘の響く惑星で6 高橋弥七郎 20(2) 灼眼のシャナ\(0は0票) 12位 田代裕彦 19(2) キリサキ/平井骸惚此中ニ有リ 其四 13位 中村恵里佳 17(1) ソウル・アンダーテイカー 14位 成田良悟 16(2) デュラララ!!×2/ヴぁんぷ!U 15位 ヤマグチノボル 13(1) ゼロの使い魔4 16位 桑島由一 12(2) 神様家族6/大沢さんに好かれたい。 海原零 12(2) ブルー・ハイドレード2/銀盤カレイドスコープ4 秋山瑞人 12(1) ミナミノミナミノ 壁井ユカコ 12(1) カスタム・チャイルド 風見周 12(1) 殺×愛0 21位 高殿円 11(3) バルビザンデの宝冠/銃姫4/ミゼリコルドの聖杖 甲田学人 11(2) Missing12−13 吉田茄矢 11(1) BAD×BUDDY 24位 日日日 10(5) 私の優しくない先輩/ちーちゃん/狂乱家族日記/アンダガ/蟲と眼球とテディベア 有沢まみず 10(2) いぬかみっ!5−6 西尾維新 10(2) ネコソギラジカル<上>−<中> 貴子潤一郎 10(1) 煉獄のエスクード
もういいかな? >運営スレの132さん 乙華麗。
かなり怪しげ、というか確実に間違いを含むんだけど、レーベル別得票率を計算してみた。 順位 レーベル名 得票率 (総得票数/レーベルエントリー数) 第1位 角川書店 6 (6/1) 第2位 単行本 5 (5/1) 第2位 新風舎文庫 5 (5/1) 第4位 電撃文庫 4.4 (330/75) 第5位 碧天舎 3 (3/1) 第6位 ハヤカワ文庫JA 2.61538461538 (34/13) 第7位 富士見ミステリー文庫 2.5652173913 (59/23) 第8位 ドラゴンブック 2 (12/6) 第9位 講談社ノベルス 1.875 (15/8) 第10位 角川文庫 1.66666666667 (5/3) 第10位 徳間ノベルスEdge 1.66666666667 (10/6)
第12位 MF文庫J 1.4 (35/25) 第13位 スニーカー文庫 1.15555555556 (52/45) 第14位 富士見ファンタジア文庫 1.03571428571 (58/56) 第15位 小学館キャンバス文庫 1 (1/1) 第15位 二次元ドリーム文庫 1 (1/1) 第15位 電撃イラストノベルズ 1 (1/1) 第15位 カッパノベルズ 1 (1/1) 第19位 スーパーダッシュ文庫 0.923076923077 (24/26) 第20位 ファミ通文庫 0.822222222222 (37/45) 第21位 ソノラマノベルス 0.666666666667 (2/3) 第22位 ビーンズ文庫 0.5 (10/20) 第22位 C・NOVELS FANTASIA 0.5 (2/4) 第24位 電撃ゲーム文庫 0.333333333333 (1/3) 第25位 コバルト文庫 0.107142857143 (9/84) 第26位 ホワイトハート 0.0263157894737 (1/38)
第27位 ティーンズハート 0 (0/10) 第27位 メガミ文庫 0 (0/1) 第27位 ソノラマ文庫 0 (0/6) 第27位 MF文庫 0 (0/1) 第27位 徳間デュアル 0 (0/4) 第27位 徳間ノベルス 0 (0/1) 第27位 j-BOOKS 0 (0/2) 第27位 集英社文庫 0 (0/1)
データとしてまともなものだけを残すと、上位は 第1位 電撃文庫 4.4 (330/75) 第2位 ハヤカワ文庫JA 2.61538461538 (34/13) 第3位 富士見ミステリー文庫 2.5652173913 (59/23) 第4位 ドラゴンブック 2 (12/6) 第5位 講談社ノベルス 1.875 (15/8) こんな感じ? 電撃強し。一方で、コバルト文庫やホワイトハートなどの少女向けレーベルが弱い。 もちろん、投票する層が偏っているということもあるのだろうけれども。
より有意な結果として。イラストレーター別得票数ランキング。 すべて書くと300名以上になるので、10票以上獲得したもののみ。 第1位 ヤス 54票 (1タイトル) 第2位 ----- 39票 (20タイトル) 第3位 toi8 31票 (3タイトル) 第4位 山本ケイジ 27票 (1タイトル) 第5位 山田秀樹 25票 (1タイトル) 第6位 さとやす(TENKY) 24票 (3タイトル) 第6位 草河遊也 24票 (2タイトル) 第8位 尾谷おさむ 21票 (1タイトル) 第8位 ミギー 21票 (2タイトル) 第8位 いとうのいぢ 21票 (3タイトル) 第11位 岩崎美奈子 20票 (2タイトル) 第11位 G・むにょ 20票 (2タイトル)
第13位 純 珪一 18票 (1タイトル) 第14位 洒乃渉 17票 (1タイトル) 第15位 鈴木次郎 14票 (2タイトル) 第15位 放電映像 14票 (4タイトル) 第17位 兎塚エイジ 13票 (1タイトル) 第18位 西E田 12票 (1タイトル) 第18位 ヤスダスズヒト 12票 (2タイトル) 第20位 睦月ムンク 11票 (1タイトル) 第20位 深山和香 11票 (1タイトル) 第22位 ともぞ 10票 (3タイトル) 第22位 山本ヤマト 10票 (4タイトル) 第22位 エナミカツミ 10票 (3タイトル) 第22位 若月神無 10票 (2タイトル) 第22位 竹 10票 (2タイトル) (注: "-----" はイラストなしまたは無記名)
366 :
イラストに騙された名無しさん :2005/08/27(土) 20:16:15 ID:OAnHr0YO
age
367 :
イラストに騙された名無しさん :2005/12/08(木) 18:25:43 ID:emKdBnng
age
368 :
イラストに騙された名無しさん :2006/01/02(月) 17:49:49 ID:ylgTQmcw
下半期は?
371 :
イラストに騙された名無しさん :2006/09/02(土) 15:50:44 ID:A9RsFu3J
う産まれる‥
372 :
イラストに騙された名無しさん :2006/09/25(月) 17:57:18 ID:9MEh8Iek
ui
しかしこのスレ実態を表してないよな。 世間一般ではシャナ→ハルヒ→ゼロ魔という順で話題になったシーズンなんだが。
実質的に見逃してた良作発掘・紹介を目的としたレビュー祭だなんて事は参加者の大半が わかってんだから、別にいんじゃね?
以前からの得票傾向を見てれば分かるだろ。
>>373 あのね、ライトノベル板大賞ってのはね、話題にしようとしても
あまり反応してもらえないマイナー作品の信者が自演で盛り上げる、
主にオナニーを目的としたスレなんだよ
世間の評判とはまったく無関係なんだよ
>>373 そりゃ、このスレは2005上半期スレだからな。むしろ今年を反映してたら怖いわ。
>>378 が正しいな。
あと、シャナは一応入ってるしBBBや半月がきちんとランクインしてるので
実は主流とはそれほどは外れていないともいえる。
もちろんメインは
>>374 だから順位は高くないけど。
ライトノベル大賞ってのは、ライトノベル同好会の部員が半年に一度活動発表するようなもんだからな。
話題性だけをテコにして数を売っても読者個別の評価はたいして高くないって事でしょ。
>381 これだけ売れてりゃ今更わざわざ俺が言わんでもいいだろ的思考じゃないか?
というよりラ板的に話題になるのはシリーズ開始から2,3巻ぐらいまででしょ。 アニメ化で知る人は増えてもライトノベルファン的にはもう評価が確定してしまってる作品ばっかり。
>>382-383 いや、ゼロはここにきて順位を上げてきているんだしそうとばかりも言えない。
良作というだけでなく、
一点突き抜けるところがなければネットで人に勧めるほどの評価は得られないんだと思うよ。
シャナは優良作だと思うけど、娯楽作品に徹しているのがこういう場所では多少損になるね。
同じような位置に、他には9Sがいると思う。
単純にゼロは初期の頃より最近のほうが明らかに面白くなってた ついこないだ出た最新刊の評価は散々だがな 7,8巻あたりの評価は1,2巻に比べてだいぶいい印象だ
386 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/13(土) 17:33:52 ID:/SVgwGvF
あ
387 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/14(日) 13:44:56 ID:4cyOQu4d
age
ところでこのスレはもう保管されてるのかな?
389 :
イラストに騙された名無しさん :2007/04/11(水) 13:47:13 ID:HRhTpEZM
保守age 上位は殆ど読んだなぁ……
まだ落ちずに残ってたのかよ 思わずagegegegege
売れてる冊数に対して信憑性のある投票数得られたのかね? 面白いかどうか以前に読んだ読まないもあるしね〜 もっと大規模にやれるならだが、販売数に対する投票率とか欲しい
得票数で面白さを判断するんじゃなくて、感想で面白さを判断すればいいだろ。 そういうコンセプトなんだから。
1位を決めないと売り込みかけられないから順位は絶対につけます。
100人中50人が面白いという作品と1000人中50人しか面白いと言わない作品が同列ってことだしな〜 本来なら上位にランクインした作品を対象に、 再度それらを全部読んだ人間に順位をつけさせるくらいやるべきなんだろうが
>>395 『最萌方式』や『2週間感想文を投下し、投票は最後の一日』というような案が出されてるが、ひどくごねる人がいる
今回コードが導入されたのは奇跡
とりあえず部門分けくらいはするべきじゃないのかね 面白いというのは一つのジャンルにすぎないだろうし キャラ・ストーリー・インパクト・感動・笑い・癒しくらいに分けるとか それなりにいい作品ならどっかで一位になるだろ
ストーリーに優れている作品、キャラが魅力的な作品、 とわけて考えていくと「今期投票したいと思った5作品」とは 全然違うものが挙がりそう。それに総合的に優れてたり 逆にどれにも当てはまらない作品だと投票しにくくなるんじゃないかな。 自分は今のままのスタイルの、投票タイトル+感想に オススメ要素のキーワードを任意でつけてもらえたら嬉しいな。 《タイトル》 感想 [構成][燃え][キャラクター] みたいな。 これならいくらでもオススメ要素を挙げられるし 投票者がどこを評価したのかも分かりやすいし 一つの要素(例えば[文章]とか)で抽出するのによさそう。