◆ロマネスク・ファンタジー◆

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1麗 ◆yO06Z/4s8A
独特の世界観をお楽しみ下さい。
定期的に連載予定です。暇な方、どうぞお付き合い下さいませ。m(__)m

尚、ご感想・ご要望などあれば何でも良いのでレスくれると嬉しいです♪o(^-^)o

では・・・
2イラストに騙された名無しさん:2005/05/16(月) 21:19:02 ID:cIooD1id
ライトノベル板ではそうした創作系は受付けてない
創作文芸
http://book3.2ch.net/bun/
3†序章†:2005/05/16(月) 21:20:58 ID:ApD3xHkn
絶望的な状況の中、絢は慎の唇に自分の唇を重ね合わせた。甘い束の間のキス。
絢「無事に生き残れたら…またいつか…2人だけで…旅に出ようね…」
慎は無念の悔し涙を腕で拭うと、精一杯の笑顔を浮かべてみせた。
笑顔と泣き顔がごちゃ混ぜになった複雑な表情だった。
慎「あぁ…約束だ…!」
なんとか声を絞り出してみたものの、とてもしゃがれて声にならなかった。
慎の心の叫びは、絢にちゃんと届いたのだろうか。
慎「…絶対だ…っ」
慎は、この状況を打破するために、必死に頭の中で思考を巡らしていた。
物陰に隠れはしたものの、敵は数名、それぞれ銃とライフルを持っている。
中の1人はどうやら念動力者らしい、慎の体を吹き飛ばす程とは、かなりの術者だ。
暗闇の中の息詰まる攻防…生死を賭けた命賭けの白兵戦…
絢のテレパス通信が途絶えて通じない所をみると、味方の碕と珀は既に殺られたらしい。
彼らの生体反応は完全に消失してしまった。
増援の霞は道中敵のトラップに填まった模様、生死は不明だが、やけに到着が遅い。

4†序章†:2005/05/16(月) 21:21:37 ID:ApD3xHkn
慎「ふぅ…奴らが俺達の隠れ場所を探し当てるのも、時間の問題だ…ここはイチかバチか…」
絢「…ど…どうするの…?」
不安げに慎を見上げる絢の綺麗な瞳が潤んでいる。
慎の胸が切なさと不安で締め付けられる。
果たして生き残れるだろうか…今回の敵は今まで通り一筋縄で片づく相手じゃない。
良くて相討ち…悪くて無駄死に。
慎は、ギュッギュッと両手を握り締めると、ゆっくりと思念を集中させる。
…ピピピ…生体反応…近くに一体…遠方に三体…うち一体は念動力使い…バチバチ……
慎の思念が乱れる。集中しきれない。先ほど受けた足の指の痛みが引かない…。

5†死闘†:2005/05/16(月) 21:25:03 ID:ApD3xHkn
意を決して慎が突撃する!
「うぉぉおお!!」
アドレナリンバランスをコントロールする事で、右腕に血流を集める、筋力は倍加。
一撃必殺の右が炸裂すれば、並みの人間なら吹き飛ぶ、だが、相手は強化人間。勝てる保証は無い。
絢の生体サーチ狙いは扉の向こうで各強化人間を操っている念動者。
慎が物陰から飛び出すと同時に降り注ぐ銃弾の雨、をかいくぐって扉をタックルで吹き飛ばす。
バフン、噴煙が部屋中を満たし、慎は敵の所在を見失う。
慎「絢、どこだ!」
絢からのテレパス応答が無い。焦る慎の体が何らかの力で吹き飛ばされる!
慎「ぐはぁ!」
固いコンクリートの壁に叩きつけられ、床に崩れ落ちる慎。
直後、強化人間の一体が天井から降り注ぐ。「ドカッ!」
起き上がり間一髪かわし様に強化人間の体に右ミドルキックを叩き込む。
「ガキン!」
硬い金属音を伴い慎の右足が痺れる。
強化人間の胴タックルを受けて地面に倒れ込む慎。
「ガハァッ!」

6†死闘†:2005/05/16(月) 21:25:33 ID:ApD3xHkn
パウンドの嵐に慎は頭を相手の胸元にくっつけて凌ぐ、刹那、慎の左腕が捻れ、ロックが外れる。
慎の顔面に強化人間の右がヒット!「ぐしゃ!!」
「ぐぁあ!!」
絢はどうした?何で突然腕が捻じれる?何故、ただの右パンチがこんなに効くんだ?

慎の混乱した頭の中がパニックに陥る。とにかく脱出しない事には確実にヤられる!
「ダァあっ!」
鍛えた腹筋でブリッジ、強化人間を弾き飛ばす、そして強化した右腕で近距離から渾身のフック!
「バキャ!!」
慎の右拳が砕けると同時に、強化人間の側頭部を破壊、一体を撃破。
すかさず立ち上がると、念動者を探して辺りを見回す。
「いた…!」
煙杢の中に人影がほの見える、そこを狙って今度は左腕に血流を集める。
倍加した左腕を思いきり振りかざす!
振り抜いた左ストレートがヒットしようかという瞬間、またも慎の体が吹き飛ばされる。
「ガハァッ!!」
地面に仰向けのまま倒れ込む慎、相手の念動力には限りが無いのか?慎の額から汗が滴り落ちる。

7†死闘†:2005/05/16(月) 21:26:15 ID:ApD3xHkn
と、そこへ無防備な慎の脇腹に蹴りが入り、苦痛の余り慎の体がくの字に折れ曲がる。
アバラが2〜3本イかれたらしく、呼吸する度に凄まじい激痛が慎を襲う。
目の前には2体目の強化人間。そして、もう一体。更に、もう一体。3対1だ。

8†死闘†:2005/05/16(月) 21:28:22 ID:ApD3xHkn
「ふぉおぉお〜〜…」
強化人間Aのミドルで脇腹を痛めた慎は、呼吸を整える。
体内の鎮痛物質・エンドルフィンを生合成して、脇腹に集める慎、痛みは引いた。
「いくぞ…」
左腕に血流を集める。
「ズドン!」
強化人間Bに対して突進する慎の足がライフルで撃ち抜かれる。
「ぐぅっ」
そのまま振り抜いた左ストレートが強化人間Bの頭部を粉砕!
「バキャア!」
鈍い音と共に慎の左拳が破裂する。
「ズダダダ…」
強化人間Cがライフルを連射、慎の腹部を蜂の巣に撃ち抜く。
「ゴボォ…ッ」
口から血を吐き、崩れ落ち様に、胴廻し回転蹴りを放つ慎…ゴシャ…強化人間Cの頭部を粉砕。
奇跡の回転蹴りヒットで、慎の口元に笑みがこぼれる。が、事態は最悪な事に変わりはない。
残る敵は強化人間Aと念動者の2体。
「絢…」
這いつくばって呼吸を整える慎…彼に残された時間は僅かだ。
間伐入れず強化人間Aのサッカーボールキックが慎の頭を襲う…ガキッ!…両腕で辛くもブロック。
慎は腹部の出血を止めるために血小板を急速生成していた。出血が収まる。

9†死闘†:2005/05/16(月) 21:29:15 ID:ApD3xHkn
エンドルフィンを体内に多量に分泌したまま、慎の最後の攻撃が始まる。
「シッ!」
左ロー、右インハイ、「ヒュウッ!」
後ろ回し右ハイ…強化人間Aがことごとく捌く。近距離の息詰まる攻防戦。
「ガハァ…ッ!」
強化人間Aの膝蹴りが慎の腹部にヒット…再び開く傷口、溢れ出る多量の出血…
意識が遠くなる、慎はとっさにアドレナリンを脳内に大量分泌、襲い来る激痛に、我にかえる慎。
「うぉおぉお!」
再び左ロー、から右ハイ、敵のガードが上がる。
「せいッ!」
見逃さず、左ミドル、…ヒット!ぐらつく強化人間Aの顎が下がる一瞬の隙を、慎は逃さない。
慎の回転右肘が強化人間Aの顎を捉える、ゴッ…!! ヒット。
意識を失い倒れ込む強化人間。その頭部を蹴り上げ、完全破壊。残るは1人…念動力者のみ。

白々たる煙が消えゆき、視界が開ける…慎の目の前に、無残な光景が広がっていた…。

10†終宴†:2005/05/16(月) 21:33:35 ID:ApD3xHkn
念動者が右手をかざす。その手には…。
無残にも切断された絢の頭部がぶら下がっていた。
慎の全身が怒りに燃える。体中が沸騰したように熱くなる。
「ウオォオオォーーー!!!」
ゴウッ…!走り出す慎の体が激しい強風で吹き飛ばされる。
ドガッ…!コンクリートの硬い壁に叩きつけられる慎。ブチン…慎の中で何かが切れる音がした。
「グォァオォオオォ!!」
慎が吼える。遂に禁断の秘術がベールを脱ぐ。トランスコンバージョン。慎の全身が光に包まれる。
「ガァアアァアーーー!!!」
慎の背中から黒い羽が生え、額から角がニョキリと伸びる。
デビル化した慎の額に埋め込まれた赤い宝玉からレーザービームが発射される。
「ビィーーー……!」
念動者は絢の首を投げ捨てると、呪文を詠唱、念動者の全面に透明バリアーが張られる。
「パキャーーーン…」
バリアーが粉々に弾け飛ぶ。
慎の吠吼が止まない、魂のレーザービーム2発目が放射される。
「ビーーーー……!」
呪文の詠唱が間に合わない、念動者の胸部をレーザーが貫いた。
「…ブホッ…」
緑色の血を吐く念動者の元に羽ばたき降りるデビル慎。

11†終宴†:2005/05/16(月) 21:34:05 ID:ApD3xHkn
「恐怖を教えてやろう…」
慎の潰れたはずの手が再生、念動者の首を掴み、そのまま天高く持ち上げる。
「絢の味わった恐怖と痛みを知れ…っ!」
慎の爪が念動者の首にめり込む…ブシュウッ…念動者の首筋から緑色の血が吹き出る…
「絢は…こうして死んだんだぁーーっ!!」
慎の握力が最大級に達した時、念動者の首が潰れて頭部が弾け飛んだ。
…こうして魔の死闘は終わりを告げた。
戦闘跡地には、強化人間の死体4体、念動者の死体1体、そして絢の首無し死体と、
…変身の解けた慎の変わり果てた無残な屍が、まるで絢の首を抱くかのような形で転がっていた…。

12麗 ◆yO06Z/4s8A :2005/05/16(月) 21:39:58 ID:awxSJ6cX
>2
新スレが暫く立てられないので、後々そこへ引越し予定です。

今暫くご勘弁下さい。
13†予兆†:2005/05/16(月) 22:10:41 ID:ApD3xHkn
廃れた工場跡地に到着した霞の眼前には、惨状が広がっていた。
体内のホルモンをコントロールして肉体を強化できる慎や、テレパスを使う絢は死亡していた。
薄暗がりの建物内は、血の匂いと気味が悪いまでの静謐さで満たされていた。
霞は慎の変わり果てた死体を確認すると、一つ深い溜め息をついた。
彼女は密かに慎に想いを寄せており、彼が死んだ事実が未だに信じられずにいた。
「遅かった…か…」
低く呟き、呆然と辺りを見回す。敵とおぼしき強化人間の死体と、フードを目深に被った緑色の物体。
「第2隊全滅…か」
霞の目頭が熱くなり、涙が零れた。
既に第1隊も壊滅しており、残りの隊は、第3隊と霞だけになった事になる。
敵の数は未知数、こちらの本部を現在、第3隊が護衛しているハズである。

14†予兆†:2005/05/16(月) 22:11:05 ID:ApD3xHkn
霞にはサイキネティック能力がなく、無線機で本部と連絡を取り合っていた。
「第2隊…全滅の模様…これから帰還します。」
本部から慌ただしい口調の連絡が入る。
「生存者か?こちら本部、敵部隊の襲撃を受けている!一刻も早く加勢してくれ!」
「何!第3隊はどうしたのですか!?」
「加勢を求める!第3隊は壊滅した!こちら本部、敵の襲撃を受けている、直ちに加勢してくれ!」
「な…!!」
霞は絶句した。屈強な能力者を揃えた第3隊が壊滅…!?霞の全身が戦慄に震える。
「生存者は…いないのですか!?豪は?焔は?」
「分からん…!敵は数名、能力者だ!これまで経験した事のない未知の能力者だ…!」
本部の通信者の声が絶叫に変わる。
「至急加勢を…うわ…?やめろ…うぎゃあーーー!!」
電波が乱れ、ザーッと通信が途絶えた。後には不気味な静寂だけが残された。

15†激闘†:2005/05/16(月) 22:13:07 ID:ApD3xHkn
霞が、山奥に隠された本部へと、工場跡地から外へと一歩踏み出した瞬間だった。
「いやっはぁ!!」
小柄な男が屋根から降ってきた。
「チッ!」
男の飛び込み蹴りを間一髪、半身でかわす霞の前に、その男は両手両足を着けてフワリと着地。
5Mもの高さから飛び降りて平然としてる目の前の男は、紛れもなく能力者に違いなかった。
「天撃!」
右手を高々と突き上げて霞が叫ぶ、真っ暗な空から光の矢が現れ、一瞬にして小男を貫いた。
「うぎゃあーーー!!」
男がバリバリと感電しながら黒焦げになってゆく。勝負はついた。
「…たわいない…」
霞は小男を一瞥すると、長い黒髪を振りかざしその場を後にした。

本部付近の山奥に到着した霞は、見えない敵に遭遇していた。
「気旋…」

数個の気の塊が宙に現れ、霞の周囲をぐるぐる回り始める。霞は集中力を極限に高めていた。
一瞬でも油断すると確実にヤられる。霞は直感的に敵の強さを感じとっていた。
霞の背後の巨木がバキバキと音を立てて倒れてくる。

16†激闘†:2005/05/16(月) 22:13:34 ID:ApD3xHkn
「く…後ろか…!」
とっさにサイドステップで飛び退く霞の真横に巨木が倒れ込む。
ズゥゥン… 舞い散る砂埃に視界を奪われ、霞の動きが一瞬止まった。
「ザクッ…!」
霞の頬に深々と切り込みが入り、鮮血が舞い散った。
「痛ぅ…っ!」
霞が悲鳴を上げた直後、霞の眼前の宙空に無言の血しぶきが飛び散る。気旋のトラップ発動!
「そこかぁ!気弾!!」
霞が指差す宙空目がけて、周囲を取り巻いていた小さな空気の竜巻が一斉に襲いかかる。
「グギャあアアァーーー!!」
鋭利な空気の刃が敵の体を八つ裂きにする。
血しぶきが人の形を縁どり、鮮血にまみれた人影が現れ、そのまま地面に倒れ込んだ。

「ハァ、ハァ…光学迷彩…か…」
乱れた呼吸を整えると、霞は本部入り口へと足を運んだ。

【to be continued】

17†対複数戦†:2005/05/16(月) 22:16:07 ID:ApD3xHkn
本部の入り口には、見張り役として焔がいたはずだ。しかし、今は誰の姿も見えない。
慎重に歩を進める霞の頭上の木の上から、何者かが霞を監視していた。
木の上の監視人『妖術師か…1対1は分が悪い。複数で囲み、近接戦で一気に仕留めろ』
男A『了解!』
男B「…」(何故かベレー帽を目深に被っている)
男C『へへ…好みのタイプなんだがな…殺すにゃ惜しい女だぜ…』
既に、霞は敵に包囲されていた。4対1…絶望的な数字だ。
本部の堅牢な鉄製の扉の麓に、ゴツい体格の男の死体が一体転がっていた。
「焔…!」
見覚えのあるガッシリした姿の下に駆け寄る霞…彼女の注意力が途切れた一瞬だった…。
監視人『レディゴッ!』
監視人の念波を受け、一斉に男Aと男Cが霞に向かって襲いかかる。男Bは遅れ気味に動き出す。
ザザザ…草を掻き分ける音を感じて、霞は始めて異常を感じたが、既に遅かった。
異変を感じた霞が後ろを振り返る、霞の目が男Aの目とかち合った刹那…。男A「ひゃはッ♪」
霞「がはぁっ…!」

18†対複数戦†:2005/05/16(月) 22:16:29 ID:ApD3xHkn
腹部に、男Aの強烈なボディブローを受けて白目を剥く霞。男Bが倒れ込んだ霞の体に肩を入れる。
ドン…ッ!強烈なショルダーアタック。失神した霞の体が一瞬宙に浮く。
反り返ったまま、脳天から地面に倒れ込む霞の無防備な頭部目がけて男Cの強烈な蹴り…
「ブワァーーーッ……」瞬間、強い突風が発生、霞の体を直下から真上へと押し上げる。
ブォン…男Cの鋭い蹴りが、空を切る。
「ブァァーーー……」霞の体が凄い勢いで宙に浮上する。高さ6M付近の宙空でそのまま静止。
監視人『何事だ!?』
男C『分ッかんねー、コイツ、急に浮き上がりやがった!』
男B「…」
男A『防衛本能という奴ではないのか?』
男C『メンドクセーーーなぁオイ!とっととヤっちまおーぜ!!』
ダンッ…!男Cが素晴らしい跳躍力で霞の頭上近くまで飛び上がる。
男C「ひャっはァ〜ッ♪これで、ジ・エンドだァ〜!!」
監視人『待て、…早まるな!様子が変だ!!』
男Cが両手を組み、霞の顔面に渾身のハンマーパンチを振り下ろした瞬間…男Cの全身が捻れた!
「ゴキゴキャゴキャッ!!」
男C「ウギィャアあぁアーーー!!!」
ドサッ…男Cのグチャグチャに捻れた血まみれの体が乾いた音を立てて地面に落ちた。

19†反撃†:2005/05/16(月) 22:19:33 ID:ApD3xHkn
辺りがシーンと静まり返る…。男Aがゴクリ、と生唾を飲み込む。
監視人『生命反応消失…死んだ。』
男A『な、なにが…起きた?』
男B「…」
6Mもの高さを、仰向け状態のまま浮遊する霞の周囲を、気圧の渦が超高速で回転していた。
男B「…無意識に能力を解放して、自己を防衛している…」
男A「な…何だと?そんな事…出来る能力者がいるわけが…」
男B「目の前にいる」
監視人『迂闊に手を出すな…方法を考えて始末するんだ。』
宙に浮遊する霞の周囲を、超高速で振動する気圧の刃が強固に取り囲んでいる。
監視人『…レーザーを使え…』
男B「…」
男A『なるほどな…、俺の出番というわけだ。』
男Aが左手に巻かれた包帯を取ると、掌の中心に黒い小さな穴が開いていた。
彼の手の甲には照準機の様な異様な模様が描かれている。男Aが霞に向けて手をかざす。
男A「コォォォオオ…」
男Aの全身が眩しく発光、男の左手に流れて光が集まり、掌は一際輝きを増した。
男A『照準セット、誤差無し。…レーザーの充電…完了!』

20†反撃†:2005/05/16(月) 22:19:58 ID:ApD3xHkn
監視人『よし、心臓を狙って撃て!発射!!』
ズドン…!男Aの腹部が破裂、男Aは大量の血や臓器を噴出して倒れた。レーザー不発のまま絶命。
監視人『…っ!?』
男B「お前の負けだ。」
監視人「な…貴様、何者だ…!!」
テレパス応答が無い時点で気付くべきだった。男Bが偽物だという事に。
男B「答える義務など無い、どのみちお前はすぐ死ぬ」
キュィィン…監視人が望遠眼の倍率を最大限に上げる、男Bを拡大視、ピピピ…サーチ機能で分析。
監視人「貴様…豪か!!」
豪「遅い!」
次の瞬間、(木の幹を超高速で駆け上り、)監視人の眼前に豪の姿が現れる。
監視人「貴様…テレポーターか!!」
ドンッ…!監視人の腹部が破裂する。高い木の上から直滑降、頭から真っ逆さまに落ちる監視人。
グシャッ…!監視人の頭部が砕け散り、勝負がついた。
豪「テレポーション?違うな…超高速移動だ。瞬間移動など出来る奴はいないよ…」
豪の両肩には鋭利な角の着いたショルダーパッドが装着されており、
これと超高速移動術を併用する事で攻撃力を倍化させていた。
豪の超高速突進(ショルダーチャージ)が炸裂すれば、敵はひとたまりもない。
豪が敵のベレー帽をわざと目深に被ってたのは、敵に正体を見破られない為だった。

21†誓約†:2005/05/16(月) 22:20:59 ID:ApD3xHkn
霞の体が浮遊力を失い、地面に落下してきた。どうやら能力を使いきったらしい。
ガシッ…!豪が高速移動して、そのまま霞の体をガッシリとキャッチした。

豪「霞…良く頑張ってくれたな…」
気を失ったまま寝ている霞に優しく語りかける…豪の口元には微かな笑みが浮かんでいた。
豪「まだ、俺達は終わりじゃない…生き残ろう…戦って…勝とう…!」

22麗 ◆yO06Z/4s8A :2005/05/16(月) 22:22:18 ID:awxSJ6cX
とりあえず今回はここまでです。
ではまた明日お会いしましょう…ノシ
23イラストに騙された名無しさん:2005/05/16(月) 22:36:22 ID:xdsH/wJU
あほか。勘弁してくださいで勘弁できるか。
ほか行け他へ。

そして二度と出てくるな。
24イラストに騙された名無しさん:2005/05/16(月) 23:54:37 ID:imw9nKVA
結構おもしろいなコレ。
また続編書いてくれよw
>23みたい池沼はスルーで構わんぞw
25イラストに騙された名無しさん:2005/05/16(月) 23:57:29 ID:zfXMWteA
>>24
お前も意地の悪い奴だなw
26イラストに騙された名無しさん:2005/05/17(火) 00:17:47 ID:czsvelMd
一通り読ませて頂きましたが、どうも文章力が足りないですな。
ボキャヴらリーも貧困、まだまだ修行が足りませんなぁ。
小説家になりたいつもりなら、やめた方がいいと思われ。
売れなきゃいつまでたっても貧乏暮らし、いい事ないよ。諦めれ。


でも、まぁ、なんだ・・・テンポはいいし、発想はおもろいとおもた。
27イラストに騙された名無しさん:2005/05/17(火) 00:22:00 ID:Q4L3EQA8
まあ、なんだ。なにがどうロマネスクなのやら、ということでFA?
28イラストに騙された名無しさん:2005/05/17(火) 00:50:37 ID:wfO1BFDV
ロマネスクどころか、グロテスクだろコレ?w
29イラストに騙された名無しさん:2005/05/17(火) 01:19:07 ID:eBXOveBn
そんな事ないよ。これは普通に面白い。正直作者がロマネスクを
意味分かってて使ってるのかだけは疑問だけど、戦闘の描写も
いい具合にハードだし、アクションシーンの文章そのものに
登場人物の心のにおいをしみつけている。つまりこれは常的に
二重構造の文章なんだ。かなり高度なテクだよ。
30イラストに騙された名無しさん:2005/05/17(火) 07:59:52 ID:89zUfHxU
創作文芸版逝けカス
31イラストに騙された名無しさん:2005/05/17(火) 22:18:18 ID:qbR3ojjK
なかなか面白かった。
でもスレ違いだから、ちゃんと別スレ立てて連載して下さいね。
楽しみに待ってるよ!(*^∇’*)
32イラストに騙された名無しさん:2005/05/17(火) 22:22:52 ID:ABVgwDjH
あのー、質問なんですけど、ライトノベルの宣伝で見かける○○ファンタジーってやつの、違いがわかりません。
ロマネスクファンタジー
ハートフルファンタジー
ピカレスクファンタジー
ゴシックファンタジー
リリカルファンタジー
ノワールファンタジー
などなど・・・・・

みなさんはちゃんと分類して読んでいるんでしょーか?
33イラストに騙された名無しさん:2005/05/18(水) 00:06:26 ID:UpjzFVDj
新スレ完成!
移転しました!これからも応援宜しく!!!!!
  ↓

http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1116338791/

34イラストに騙された名無しさん:2005/05/18(水) 00:08:33 ID:GHFWe7Cc
>>33
まあ謝っとけ
35イラストに騙された名無しさん:2005/05/18(水) 00:10:27 ID:UpjzFVDj
ほい。m(_)m
36イラストに騙された名無しさん:2005/05/18(水) 00:13:28 ID:PEdtrSlP
>>35
絵文字で謝ったつもりになってもらっては困るのだが。オマエ
ごめんなさいとかすみませんとか知ってるのかと。普通に
見ていて悲しくなってきたぞ。
37イラストに騙された名無しさん:2005/05/18(水) 00:22:54 ID:GHFWe7Cc
しょうがない。気違いだからな。
38イラストに騙された名無しさん:2005/05/18(水) 00:39:13 ID:PEdtrSlP
俺はむしろ釣られたのか。orz

で、誰が削除依頼を出すのかしら。
39イラストに騙された名無しさん:2005/05/18(水) 00:45:09 ID:mJMWsZo+
>>38
いつもの人がもう出してるよw
ただし、こんなスレでもある程度のレスがつけば削除されない可能性もあるからな。
おまいらも即死させたかったらご親切にレスつけるのやめときなww

最後におれもなー(ゲラ
40イラストに騙された名無しさん:2005/05/18(水) 02:49:50 ID:XzpjJ1gu
こーゆー小説連載してるのって頭逝かれてるんじゃねーの?
41イラストに騙された名無しさん:2005/05/18(水) 04:08:20 ID:ayWNlK99
まぁ、まともな精神じゃないわな。
42イラストに騙された名無しさん
続編まだかな?