ラノベでグッと来た比喩、描写、展開

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1イラストに騙された名無しさん
グッと来たモノを書く。 それだけだ。

ただ、極度のネタバレは名前欄かレス冒頭に注釈をつけるが吉。
2イラストに騙された名無しさん:04/11/21 21:12:15 ID:XCM1Hu9d
鳥肌が立った小説とその場面
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/983051488/
3イラストに騙された名無しさん:04/11/22 12:17:42 ID:aUMqv+NR
なら此処は技巧に特化して、比喩や暗喩などの表現力、人物や風景、状況等の描写力について語るのはどう?
4イラストに騙された名無しさん:04/11/22 21:21:18 ID:6fpzRueP
なんといっても「激突!カンフーファイター」の台詞と地の文が渾然一体となったボケの連続のドライブ感

 『僕が来たからもう大丈夫です。マリエさんの口には指一本入れさせない』
 しかし、すでにバギーはマリエの口にグーを入れようとしているではないか。
 『君、グーは止めなさい!』
 バギーは自分の拳をマリエの口に押し込む事で、拳と演歌のコブシを掛けようとしたのかもしれない。
 マリエの口は完全にバギーの拳でふさがれ、もはや学級文庫とすら言う事ができない状態だ!
 『ウッシッシ、演歌ネバーダイ』
5イラストに騙された名無しさん:04/11/27 23:00:42 ID:aJKxTTer
向こうにも書いたがぼくらは虚無に夜を視るのラストの星を見たときの描写はやばかったな〜。
ホント心にグッときた。

こっちこういうのが専門でいいんか?
6イラストに騙された名無しさん:04/12/01 00:11:54 ID:HKHvKMlH
↑どんなだっけ?
7イラストに騙された名無しさん:04/12/01 11:14:21 ID:5YuWVzwB
>>4
無茶苦茶面白そうなんですが。
田中哲弥にはまった自分はがっちりはまりそうな気配です。
8イラストに騙された名無しさん:04/12/01 17:13:44 ID:eEsCLvdu
>>6
前振りからほとんど略さずやるから長いと思う。

『とても静かだ。
この穏やかさは、ほんのひとときのことだろう、というのは理解していた。
事態が無事に帰れるなら帰るで色々あるし、帰れない状況になっても、たぶん自分はぎりぎりまで努力するだろう。
それは儚い努力ではあるのだが、それでも彼はやるだろう。
9イラストに騙された名無しさん:04/12/01 17:24:28 ID:eEsCLvdu
(略)
モニターの、機能回復率のゲージがどんどん埋まっていく。
あと少しで、運命が決定する。
モニターの情報をぼーっと見ていた彼は、ふと、ああ、そうだ、と思いついた。
ずっとできなかったことを今、やってやれ、と思った。
音声入力回路にアクセスする。
「−−外部装甲を展開して、キャビンブロックのキャノピーを二次段階まで露出させろ」
窓を開けろ、と命じた。
ごうん、という鈍い音が遠くから聞こえてきて、そして、薄暗いキャビンの前方に亀裂が入っていく。
それに併せるかのように、彼の眼がどんどん見開かれていく。
10イラストに騙された名無しさん:04/12/01 17:43:18 ID:eEsCLvdu
「・・・・・・・・・・・・!」
彼は絶句していた。
開かれていく世界の向こうに、それがあった。
これまで、恐怖があったり、プレッシャーがあったりして、まともに見ることができなかったそれが、彼の真正面の全面に、何の遠慮もなくどこまでも存在していた。
ぴっしりと、満点の星が視界一杯に広がって、そしてその数え切れない無数の、そのどれもがどんな宝石よりも、芸術よりも、喜びや悲しみよりも━━すべてを色褪せさせて、かき消してしまうほどに輝いていた。
銀河中心に近いその星空は地球から見るよりも遙かに密度が高い。
それが恒星燃焼の放射だとか重力異常による歪みの顕れだとか、そのような論理的意識などひとつ残らず吹っ飛ばしてしまうほどに、膨大に、豊富に、圧倒的にきらきらと、ただひたすらに−−美しい。
「・・・・ああ━━」
無窮の星空のもとで、戦士はすべてを忘れて、まるで初めてのことに遭遇した子供のように、潤んだ眼で茫洋と見つめ続けた。
その虚空にして虚無ではない、果てしなき星々の━━夜の彼方を。

“The Night Watch into The Night Yawn" closed.
11イラストに騙された名無しさん:04/12/01 17:43:53 ID:eEsCLvdu
連続長レスすまんかった。
12イラストに騙された名無しさん:04/12/01 22:48:48 ID:MiswQHAj
そういうスレじゃないとわかっていても、ついついツッコミたくなる文章だな
13イラストに騙された名無しさん:04/12/01 23:33:39 ID:A1dToOT7
元気だった頃の母さんを花に例えるなら、今の母さんはさしずめ、ドライフラワーだ。

美しいまま、枯れていく。


『ブラッドジャケット』の中のこの描写が好き。
14:04/12/02 01:22:10 ID:WkhYqM0A
>8-10
有り難さんでした
>13
俺の場合、ケイオスヘキサ・シリーズでは、描写よりも詩的な文体が印象に残ってる
P35
>だが、ブギーポップは笑わない。
>ブギーポップは、笑わないのだ。
これを繰り返しといて
P93       ,,,,,,,,,,, 
>それに応えて、ブギーポップは微笑んだ。
につなげている
15イラストに騙された名無しさん:04/12/02 02:42:16 ID:clQ9L/Z0
比喩でも描写でも展開でもないんだけど、
よくわかる現代魔法の各チャプターについてる
サブタイトルが上手いと思った。
最初はコンピュータ関連の単語を続けておいて
最終章が何故たらい?と思うが最後まで読むと納得。
16イラストに騙された名無しさん:04/12/02 02:42:19 ID:00Hm9RFi
何故にブラックロッドとブギーポップを間違えるのかと小一時間(略)
歪曲王でそんな文あったっけ? と一瞬読み返しそうになったじゃないかw
17イラストに騙された名無しさん
「笑わない」にかけたんじゃねぇの