1 :
イラストに騙された名無しさん:
「ライトノベル」というジャンルが登場して早十数年。
すでに創世期は過去のものとなり、
さまざまな青春の思い出となっている人もいるでしょう。
「古典」に近い感覚で読んでいる若い人もいるでしょう
・スレイヤーズ以前、ライトノベル黎明期の思い出
・始めて買ったライトノベルと購入動機、読後感想
・創世期から現在へと至るラノベ変遷史を自分の読書範囲で勝手に想像
てな感じに思い出話&今後のジャンル方向性などを語りたいのですが
ちなみに私自身としては
始めて買ったのは「ライトニング・トラップ」とかいう題名
悪のテロリストの乗るロボットと正義のサイボーグが戦う話で、
ヒロインは「なんだかわからないがすごい幸運パワー」所持。
開始二十ページくらい丸々設定イラスト。
内容もなんだか一般市民がいきなりサイボーグになったり
飛行機に武器満載して乗って行ったりものすごい内容でした
「なんだかわからないがものすごい幸運パワー」は最後まで説明なし
あとがきで作者が「あえて明記しませんでした」と言いわからずじまい
赤川次郎とか読んでた当時の俺はポカーン状態
以後、スレイヤーズの表紙を見るまではライトノベルから遠ざかりました
>>2 検索したつもりだったのですが。すいません。
では向こうのスレではNGとなっている
個人的な思い出・意見・それに基づく自分自身の嗜好変遷期など
ソフト的なものをメインという事でいかがでしょうか
まず厨房時代友人の間でスレイヤーズ流行
「話題に乗り遅れたくないから」とかそういう理由で
最初3ページのカラー口絵に危惧を覚えつつ読み始め。
読んで見るとかなり面白く第四作まで一気読破
この頃イラストに引かれフォーチュンクエスト・
エロに引かれルナ・ヴァルガーを読み始める
しかしそこは厨房
みんなが認めたものは否定したくなり
「才能と努力が必要とはいえ、個人が核兵器並の破壊力操れる世界で
王制社会ができるわけがない。その程度の常識もないガキ向け小説だ」
とか言いつつ他へ流れる
やはり読むなら可愛い女の子が出てくるヤツに限る
「オーキ伝(?)」に目をつけるがイラストが気に入らず断念
ちょっと前はイラストなどない三毛猫ホームズなど読んでいたのに
すっかりライトノベルに飼いならされていた
流れた先は「ダンシング・ウィズ・デビルス(?)」
科学による魔法、という設定が気に入り読み始める
しかし名前を変えエセ科学をつけたただけで相変わらずの万能魔法
第一部完で見切りをつけスレイヤーズ・フォーチュンに戻る
またエロ目的オンリーだったルナの話が広がり始め、
純粋に話が面白くなってきたのでこちらも本格的に読み始める
ルナのイラストレーターが変わりエロの欠片もなくなっても読みつづけた
でもイラストが変わった事についてのヴァルガー作者のコメント
「大人の世界には色々事情があるんです」にカチンと来たのは確か
大学受験とともにスレイヤーズ一部が終わり
二部の第一巻を読んでみる。
つまらない。
厨房の頃のつまらないふりじゃなく本当につまらない。
どうやらおれの中の「中世ライトファンタジー」はすでに終了しており
ただ営々と続いてきた長編パワーによって面白く読んできただけだった
それもなくなった以上これ以上スレイヤーズを、ライトファンタジーを読む気はなくなった
そしてフォーチュンは電撃にうつり、同じ頃ルナの最終巻が出た。
これが一つの時代の終わりだったのかも知れぬ
だがしかし「異世界モノ」特に厨房時代考えに考え抜いた
「世界と折り合いをつけた魔法」ひいては「異世界」への興味は尽きず
「異世界で大活躍するキャラクター」ではなく「人々が生活する異世界」を求め始める
だからこそ同じ世界観を使いまわすシリーズ物への興味は薄れ
ネオ・ウァルガーの没落も相俟ってシリーズ物に完全に興味をなくす
しかし意外と一巻完結の異世界モノというのは少なく
海外翻訳物などに手を出し始める
しかしやはり翻訳物は肌に合わず
またラノベ界の「異世界で世界命運バトル」傾向も薄まり
ラノベ界へと帰ってきた。
しかし全体的な1話完結物が少ないのは相変わらず
嫌が応でも1話完結になる新人の作品などを次々読み漁る
そしてブギーポップがあらわれた。
ブギーは「考える事」それ自体を商品価値にしたようなもので(少なくともおれはそう思った)
ライトノベルでありながら世界設定や人物設計は地味に地味におさえているようだった
最強魔道士が最大魔法でずばばばーーーーん、の対極に位置しているものだった
思えば遠くへ来たものだ
7 :
イラストに騙された名無しさん:04/06/05 20:31 ID:g6Gh5o5R
まあ↑こんな感じで
思い出を語りたい
ライトノベルというジャンルの本を初めて読んだのが3ヶ月前
「マリア様がみてる」
人物造形がなかなか面白く、なるほどキャラクター小説の別名を
持つものだなぁと思いつつ2ヶ月前から感想文をごそごそと
書き溜める
まぁこんな感じ
文学史スレが盛り上がってた当時は、結構面白く見てたんだが。今は無人なんだね。
発行年とかの資料も出てたりして、最終的には簡単なフローチャートでも完成するのではないかと期待していた。
10 :
イラストに騙された名無しさん:04/06/06 19:01 ID:FWxcDs7S
まあ2ちゃんだし
11 :
イラストに騙された名無しさん:04/06/06 20:33 ID:52xKJa7o
変遷って程でもないが
オーフェンの音声魔術はナルホドと思った
「必殺技を声に出して言う」に
うまい事もっともらしい理屈をつけた感じ
とりあえず古事記が出た時は吃驚したよ。
>>12 表紙絵に萌えたよね!懐かしい、もう一回古本屋で探してこようかな
80年代はSFマガジンの早川、SFアドベンチャーの徳間、獅子王の朝日ソノラマが御三家
だったよなぁ。今は角川、富士見、メディアワークスの角川3兄弟が御三家と化している。
源氏物語絵巻のイラストには騙された
何を言ってるんだ、俺は紫式部が男だったってことにもう……
枕草子は萌え狙い過ぎって感じでちょっと引いた
>>16本人はHPで否定してたみたいだけど・・