議論はわたしの心を震わせる 山の風が 樫の木の長い髪をふるわせるように キーを叩いて 私のレスがあなたとの議論をいっそう輝かすように あなたのレスから高まりがつたわり、私のよろこびをよみがえらせる 一度はアフロディーテを疑ったから でもいまは早く あなたがスレに来てほしい… あなたを見たとき コテハン達でさえも あなたほどではないと知ってしまった あなたと比べられるのは 黄金の厨の嵐タンだけなのだと… あなたが安らかに語れますように やさしきレスの中で…
このスレに置ける悪循環(要約) セカイ系とはなんだ? → ○○はセカイ系orセカイ系とは×× → 俺の好きな○○はセカイ系なんて枠には囚われん!or俺定義ウザイ → 大喧嘩 → 落ち着いたところで最初に戻る
>>1 乙。
つまらんポエム入れるまえにちゃんと前スレの大事な所を整理しろ。
以下は作家であり評論家である笠井潔による「セカイ系」の定義
http://www.so-net.ne.jp/e-novels/hyoron/syohyo/195.html >近年のアニメやコミックやゲームに見られる、社会領域を欠いて自閉した印象の、
>キミとボクの恋愛ドラマは「セカイ系」と称されている。しかしキミとボク二人だけの、
>世界ならぬ「セカイ」もまた、最終的には自己完結しえない。その対極に、ほとんど
>必然的なものとしてSF的な世界最終戦争に代表される妄想的「セカイ」を生み出し、
>二つの「セカイ」は短絡的に二重化されていく。
>「セカイ系」の物語設定には、キミとボクの私的で日常的な位相と、世界最終戦争と
>いう観念的に極端化された世界的位相しかない。そこには「私」と「世界」を媒介する
>「社会」的な位相が抜け落ちていると、しばしば指摘されるように。
現在、セカイ系と言う言葉における明確な定義は存在しません。
ただ漠然と、「エヴァっぽいもの」「○○っぽいもの」などの感覚的な共有のみです。
それはひとえに、「セカイ系」という言葉には、これらの作品を愛好することが
痛いことであるかのような否定的・嘲笑的なニュアンスが
含まれている事が考えられると思います。
セカイ系の具体例としては、前スレではたとえば
「ブギーポップは笑わない」「最終兵器彼女」「なるたる」
「CCさくら」「イリヤの夏、UFOの空」などがセカイ系であると主張する人がいましたが、
これらも明確な合意には達していません。
信者の方は貶されたと思って食ってかからないでください。じゃないとケツを犯します。
>>3 のループ議論にならないためにも、
「○○はセカイ系だ!」と論じたい人は、ストーリーやキャラクターの行動など、
どの部分においてセカイ系なのか根拠を併記した発言をしてください。じゃないとケツを犯します。
>9A7hP/YX ○○はセカイ系orセカイ系とは××をテンプレ化する必要はない。
>>5 ×イリヤの夏、UFOの空
○イリヤの空、UFOの夏
>>6 そりゃ失礼。
テンプレにするつもりは無かったけどね。
前スレの流れということで参考にしてよ。
まあ、スレ移動時のテンプレ議論が前スレの950くらいからあると思ってたのだが。
急いで移動しないといけないほどにレスが回っていたわけでもなかったのに。
ポエム書いてたのならまあ仕方ないか。乙(´∀`)ノシ
ちなみに俺のかちゅ〜しゃでは1〜5までの過去ログが読めんのだが、他の人は読める?
このスレに限って言えば、セカイ系なる言葉を提唱する側の文脈で見るのも面白い気がしてきたな。 作品の多くが子供だましに類すると認めた上で、一部に見られる観念への 傾倒ぶりは自覚的なフィクションとそうでないものの境界まで曖昧にするほど強い。 別に悪い意味ではなく、環境を把握することへの真摯な興味と言おうか。 問題意識と言い換えてもいい。 作品と消費者(読者)と二次消費者(提唱者)による、 ちょっぴりナーバスなイタチごっこ。 まぁタマゴとニワトリみたいなもんだが。 セカイ系というのを現象として捉えるなら、この三軸で見ると据わりがいいように思える。
>据わりがいい 激しく同意 ここから辺が微妙にあやふやだったからなんか不毛な感じがしてた気がする
>>4 前スレの大事な所:強制ID板での自作自演はキモイ
で、けっきょくセカイ系って何よ?
13 :
:04/01/20 19:04 ID:GdeqaCys
いままで明確な形で表されたことのない概念が産声をあげている
14 :
:04/01/20 19:06 ID:GdeqaCys
さあいまからセカイ系を名付けよう
セガい
轢くなよ
17 :
イラストに騙された名無しさん :04/01/24 03:48 ID:P7tj1TeD
サイエンス-フィクション 6 [science fiction] 通常の時間と空間の枠組みを超えた出来事を科学的仮想に基づいて描いた物語。ジュール=ベルヌ・ H = G =ウェルズなどを草分けとする。SF 。空想科学小説。 三省堂提供「大辞林 第二版」より
セカイ系っつーのは記号性の抽出とちゃうん? つまり実在性を信じちゃう信者にはリアルかもしれんけど、 普通の読者には記号でしかないという…… まあ。全てのラノベがそこに当てはまるというと、そうなんだけど。
そんなこと言ったら課長島耕作やサラリーマン金太郎がセカイ系になっちゃうよ。
>>19 現代日本を舞台にした願望充足のお伽噺、というところまでは重なっているな。
実際、↓な感じである種の対応物なのかもね。
暴力中年が会社の命運を握って勃起。
受け手はそれを見て絶頂。それが金太郎。
21 :
イラストに騙された名無しさん :04/01/24 15:13 ID:tL1d1pLU
>18 合ってるとも間違ってるとも言われないな。 範囲に関しちゃ阻却理由を立てるのが不可能だから論点にならない。 ところで、なぜそうだと考えたの?
23 :
イラストに騙された名無しさん :04/01/25 03:06 ID:KmJgEQ2T
すまん、単純に考えすぎた。
セカイ系には私小説形式の文体が多いと思う
セカイ系→こだわりのラーメン屋
小中がシリーズ構成すればセカイ系ですか?
早くも次スレのタイトルが「メタセカイ系のケツを犯すスレ」になりそうな予感。
>28 や ら な い か は冗談だが、小中千昭のシリーズ構成の作品(アニメ)がLainやテクノライズ、ビッグオー、なるたる、デビルマンレディー、ヘルシングでメタ世界感溢れているからです
じゃあ、清涼院流水や浦賀和宏や西尾維新みたいのが「セカイ系」ってことかな。
>>31 最近の浦賀は割りと普通のホラーやミステリだけど、
確かに初期はセカイ系だよね。
流水はセカイ系じゃないなー。 作品世界の中では個別のキャラなんてものは生死も含めて、塵芥のように扱われるもん。 西尾はセカイ系かな。
アニメはあるけど映画におけるセカイ系の可否はどうなん? 俺は岩井俊二とか北野武あたりはかなりセカイ系に近い気がするのだが・・・ 岩井はスワロウテイルとかリリイシュシュがかなりセカイ臭い。 武のは花火とかドールズあたり。菊次郎の夏もそれっぽい。 急にシーンが代わったかと思うといきなり人が投げ出されたように死んでたり、 重要なシーンを軽く流してるのに変なとこでカメラとまったりとか。 演出の節々にぜんぜん本筋とは関係ないかのような隠喩が混じってたりとかさ。 で、だいたい最後は自殺すんだよな。
前テレビでやっていた「模倣犯」も いや、忘れてください。
何かけっこう同意を得られている人達がいるみたいなんで、 バカで教養の無いおいらにもわかるように 「セカイ系」とは何なのか教えてください。
何かを否定したい時に使うと便利な言葉です 学園紛争当時の「ナンセンス」と同様に使いましょう
アマチュア評論家のイメージの受け皿として機能してる感じかな。 中心がないかわりに周辺もない。 サンプルとなる作品から何をエッセンスとして取り出すかは論者次第。 概ね論者にとって関心の高い主題を、この造語の本質として置くことになる。 人によってウェイトの置き所が違うのも当たり前といえば当たり前。 一貫性のなさを指摘するよりは、各人が何を言ってるかを個別に見る方が有意義な気がするね。 引き合いにして申し訳ないが、前スレ947のようなプリミティブな観念論などは良いモデルだと思う。 物語を通じての哲学的あれこれへの興味と、健全な懐疑的精神との交差と考えれば、 否定的な論調が前面に出るのはむしろ自然なセンじゃなかろうか。 テキストがなんであれ。
(´∀`)ん?呼んだ? まあ結局の所、世界=事象の全てと捉えた上で、それらすべての事象から、 登場キャラクターの認識能力や社会関係でフィルタリングをかけて「解釈としてのセカイ」を 展開させるもの……と、定義していけば、 文学≒セカイ系、哲学≒セカイ系という、巨大なイコールが成り立つ恐れもある。 セカイ系って言葉もまたメタ解釈の淵に突き落とされた、主観では捉えやすいが、 客観では非常に捉えにくい言葉なんだろう。 ただ、否定的な論調になるのは文学やゲームの構造上、不可避な事ではあるんよな。 哲学においての解釈そのものが否定されないのは、それが「つくりもの」じゃなくて 「あなたも共感できる」部分を含んだ上で「誰もが議論参加・修正可能」なものだから。 ひきかえ、このスレで取り上げるセカイ系と呼ばれるジャンルの文章やゲームにおいては 読者がそのストーリーに疑問を抱くことはあっても、それに反論することができない。 セカイ系小説やゲームなんかにおいてはクリエーターたちに修正や反論を加える事ができない。 だからこそ「独りよがり」だの「現実を見ていない」だのの反論が出るんじゃないのかなあ。
なんかアレだよね。 セカイ系と言われるような作品って、舞台設定や背景に曖昧な点が多いよね。 『最終兵器彼女』の舞台は「北海道のどこか」だし、時代は「たぶん」現代。 ちせが最終兵器にされてしまった理由や、戦争の原因も不明。 『イリヤ』も、時代は「たぶん」ちょっとだけ未来で、舞台は園原市 という名の、日本全国どこにでもありそうな地方都市。 つまり何が言いたいかと言うと、セカイ系の舞台って「むかしむかし、あるところ」 なんだよな。現代の童話とか昔話なのかも知れん。 遅ればせながら『ICO』というゲームをプレイしててふと思った。 ちょっと以前は舞台設定の作りこまれた作品が受けていたように思うんだけど、 もうみんなお腹いっぱいなのかもね。だから舞台設定は軽く匂わす程度にしておいて、 その代わりに「お手軽に萌えられる方程式」をこれでもかとばかりにぶち込んだ 作品が受けるようになったのかも。
表現手法に限定してセカイ系を説明してみる。 本来、小説や物語などは「作者」という顔のない腐透明な存在の視点から抽出された作品であったが、セカイ系として挙げられる物語では、語り部の表現に「登場する人物の個人的体験による視点」が意図的に導入されている。 従来の単なる一人称作品と決定的に違う点は 「語り部の一人称(個人)が認識できる外側の世界には限界がある」 と言うことを作者が自覚的に描いている点だろう。 このフォーマットを利用して「せつなさ」「自我の万能感」「ぷち哲学」「ミステリ的トリック」などのテーマを盛り込み、構成として視点のザッピングなどを積極的に娯楽として活用している作品がセカイ系と言っていい。 個人が認識できる世界には限界がある、という方向性を表現に特化した手法。 当然「『個人が世界を理解している』と思い込んでいる個人」を描くことも包括しているため、表現手法の高度化という意味でいうと一世代進化した手法といえなくもない。
>>40 西暦2015年
第3新東京市
西暦2000年に南極に隕石が墜落し(ry
ポスト・エヴァンゲリオン症候群のことだったはずのセカイ系という言葉、
いまやはてしなく遠いところに飛んで行きつつあります。
エヴァの2000年は1998年で止まったままの教科書の歴史年表に 鉛筆で「1999年」、「2000年」と書き足した2000年。
終末の獣が失踪していたために、ミレニアムが避けて通っていったんだよ。 そんで、セカイ系のセカイは世紀末を引きずったままなわけですよ。
エヴァのラスト2話におけるシンジの心象風景がセカイ系の外延的定義だとすれば、 セカイ系においては一般化された他者間の相互作用を内観によって観察できることになる。 ここにおいてミードの楽観論と異なり、一般化された他者の有するネガティブな 記号性が現前する。 ゆえにセカイ系は心象風景を脱構築した別のメディアによって立ち現れることが可能となる。 例えばザンヤルマの剣士の最後に登場するイェマドの自己完結したセカイは、 その一例といえよう。人が自己と擬似的な他者とのコミュニケーションを 試みる文脈を体系的に提示できれば、良質なセカイ系が可能となろう。 ここにおいてネガティブなセカイ系を積極的に描ききることの意義が提唱できるのではないか。
世紀末を終わらせずに引き延ばしてるリヴァイアサンって、 もしかして東浩紀のことを暗に小馬鹿にしてるのかな? つぎはぎだらけの肉体は、記号の組み合わせからなるアニメキャラの隠喩。 ”データベース化”ってキーワードを体現してる気がしないでもない。 東がしがみついてる限りは、ポストエヴァの空気って終わりそうにないもんね。
>46 今あんたセカイ系だぜ
と、言うか、大塚英志自体が怪しい人間だから あいつの小説をどうとか扱うのは嫌だ。
>>48 大塚=設定厨
と考えれば大体説明できる。
マダラとかサイコとか、話が収束しないのも設定厨らしいってことで。
>>セカイ系と言われるような作品って、舞台設定や背景に曖昧な点が多いよね。 >>『最終兵器彼女』の舞台は「北海道のどこか」だし、時代は「たぶん」現代。 漫画って大抵「架空の町」が舞台になっているような気がするんだが。
>自分では自己の存在理由も価値も見出せず、 >他人の中の自分像(=評価)にそれを求めるのがセカイ系。 >言い換えるなら、自分はこうありたいという理想像を持たず、 >他人にこう思われるのは恥ずかしい等と他人の視線ばかり気にかけている。 >理想を実現するのではなく、セカイから肯定されるため行動するのがセカイ系。 >ただ、セカイは世界と同一ではなく人によって広狭がある。 >そして気にかけるのはセカイの評価だけであり、その外にある世界は気にしない。 これでよくない?
自分から積極的にコミュニケーションを取ったり、世間に認められるような人間になろうという努力はしないけど、 でも他人に自分を認めて欲しい、自分に存在価値があると認めて欲しい、という欲求がセカイ系。
セカイ系って努力家をコケにした展開多いよな。 才能に沿って鍛錬を重ねていた敵を、ちょっと能力に覚醒した主人公 が倒しちゃう。
>>53 それを言うと、「アンチセカイ系」と叩かれて何も言えなくなる。
なぜか、な。
何が、なぜか、だ。白々しい。
>>50 漠然と了解の取れている「架空の街」を使わずに
わざわざ北海道だとか
埼玉だとかの「地名」を使うのが気に入らないんじゃねーの?
>>53-54 認められる努力はしないが俺を認めてくれ、って話だからな。
ただ、主人公に限っては努力は認められる。なぜか、な。
ぼくを認めたり、甘やかしたりしてくれない大人は汚いのです。 「努力・根性」が口癖の体育教師は特にひどい。なので、セカイ系では 歪曲に描写されたうえに血祭りにあげられます。
63 :
イラストに騙された名無しさん :04/01/31 14:45 ID:ml2/APM5
コピペを装ってまでむきになるなよ。俺が悪かった。
正直スマンカッタ。俺も謝るよ。 謝罪と賠償はどこに振り込めばいいのかな?
癒し系が進化してセカイ系になりました。
くそー、俺も必死になるぞ!
ヒッシ系
ヒッシ系の作品=花の慶次、北斗の拳など、主人公が一見、何の利益もないことに 必死に頑張る作品。主人公が追い求めているものの価値が 分からないと単なる暑苦しい作風にしか見えない。
スポ根ものはヒッシ系の一種
巨人の星もカイジも 追い求めているものの価値は理解できるけど暑苦しいです。
何気にあしたのジョーはセカイ系。 ラストはジョーとその周りのセカイだけ。 ホセの心象世界描写は必見。
つーか梶原先生をバカにするなー
バカになどしていません。蔑称じゃなくて単なるカテゴリ名ですよ。 バカにされたと感じるってことは、思い当たるフシがあるってことです。
戦争ってこういう理屈で起こるんだろうな
梶原ではなく千葉では・・・?
ちばと梶原が組んであしたのジョーが出来た。 でもジョーのキチがえてるとこは梶原ブシが9割を占めるかと。 むしろ梶原のキチガイ度がちばのやさしいタッチと人間描写で中和されて 一般人向けにはちょうどいい感じになった。 他の梶原作品は全部救いようのない鬱で凄惨なラストばっかだよ。 タイガーマスクに至ってはただの交通事故で終わるし。 投げられなくなって世間から忘れ去られる飛馬なんてまだ救いがある。
79 :
イラストに騙された名無しさん :04/02/06 01:21 ID:3jYyl1tE
ん? 内宇宙テーマSFの新しい呼び名だろ? ニューウェーブとかいうやつ。
80 :
セカイ系としてのドラえもん :04/02/06 05:29 ID:AxK04z+6
躊躇いがちだったバギーと少女の「純愛」は、このように意外な結末を迎える。『実存から実存者へ』でレヴィナスは、主体なき「バギー」の海底から主体が生まれ出る過程を論じているが、思弁的にすぎてさほどの説得力はない。 「しずかちゃんのためだけに戦って、しずかちゃんだけのために死ぬ」と叫んで出撃する戦闘用バギーに、『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』の幼年読者たちは感動し、思わず泣いてしまうのであろうけれど、 バギーの海底からの出立、人間としての再生が、レヴィナスの哲学的思弁よりも説得力があるとは思われない。 野比のび助の証言にもあるように、太平洋戦争末期の青少年たちは、切迫した本土決戦と逃れられない死の必然性を前に、どうしたら死の運命を自分に納得させることができるだろうかと、必死で自問した。 大東亜共栄圏などの、抽象的な戦争理念のためには死ねない。大日本帝国や天皇のためにも死ねそうにない。ただし、懐かしい家族や美しい故郷の山河を守るためならば、死ぬことを決意できるのではないだろうか……。 「しずかちゃんのためだけに戦って、しずかちゃんだけのために死ぬ」というバギーは、太平洋戦争末期の青少年の発想をなぞっているように見える。しかし日本浪曼漫派ふうに叙情化された「死」は、外部としての社会性を消去することによってのみ可能となる。 「セカイ系」の物語設定には、のび太たちの私的で日常的な位相と、劇場版異世界での戦争という観念的に極端化された世界的位相しかない。 そこには「私」と「世界」を媒介する「社会」的な位相が抜け落ちていると、しばしば指摘されるように。 ある意味で『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』は、「セカイ系」の物語としては稀に、「社会」的な位相の復活に成功しているように見える。「しずかちゃん」のため「世界」最終戦争に出撃するバギーは、それによって「社会」をも救済することになるのだから。 だが、それは外見上のことにすぎない。
>>80 残念ながら個人の認知の地平においては、世界は認識論的限界の外に一歩たりとも出ることができない。
十二国記の世界において陽子が抽象的な戦争理念を改めて提示してしまった犯罪は、再びセカイ系の
本質的な不可避性を示している。陽子は「社会」を抽象的な可能性として前提することにより、ニーチェ
における超人の域へと足を踏み入れようとした。だが、その抽象性は逆に死に至る病から逃れ得ないこと
を示している。
この限界を止揚する唯一の方法はスレイヤーズにおいてリナが提示している。あえて闘う理由を己の
グルメに求めるとき、抽象化された可能性としてのセカイは完全に脱構築される。後に残る喰うものと
喰わせるものとしての健全な市場関係こそが唯一の正義として提示可能である。ノージックがいみじくも
述べているように健全な正義は自然物からの搾取とその交換においてのみ可能となるからである。
再販された「天国にそっくりな星」の解説(元長柾木)によると、 神林長平はセカイ系の先駆であるらしい。
セカイ系の先駆は世代によって違うというトラップがありそうな予感。 セカイ系の意識は実際にそうであることを望みそうだし。
>セカイ系の意識は実際にそうであることを望みそうだし。 この一文の主体は誰ですか。
セカイ系の先駆といえば、J.G.バラードだろ?
セカイ系っていうのはアレだろ。 大人は分かっちゃくれない→紆余曲折→僕はここにいてもいいんだ って流れを作品テーマにしてるやつだろ。
87 :
イラストに騙された名無しさん :04/02/09 19:59 ID:web4K72i
>>86 それは古典から現代まで、主流文学に普通にある形だが…。
ラノベばっか読んでるとバカになるぞ。
晦渋で素人にはお勧めできない長文と 乱暴な一行分析カキコが入り乱れて、なんだかわかりません。
90 :
イラストに騙された名無しさん :04/02/10 09:49 ID:t3+UQ+2k
俺の最近のお気に入りは時雨沢恵一と西尾維新だね、もう断トツで。 秋山瑞人や上遠野浩平も評論家としては外せないでしょ。 しぶいところでは大塚ケンヂなんかもきっちり押さえてますよ。 ラノベ以外でもいろいろ読んでるなあ。舞城王太郎とか佐藤友哉とか好きだし。 乙一も京極夏彦も両方好きだし。意外に思われるかもしれないけど、 麻枝准とか元長柾木のテキストなんかもたま〜に読んでる。 評論はねえ、東浩紀と斎藤環がメインかな。 でも近頃は佐藤心とかも好きになってきた。 あと落ち込んだ時なんかには滝本竜彦とか読んだりして・・・ うわ、マニアックだな俺(笑 まあ国産ファンタジーしか読まない糞ラ豚と文学の話はしたくないね(笑)
>90 白々しい(再発)
>>87 今、それを包み隠さずにやっているのが重要では。
パンクだって音だけ聞けば、60’sガレージと変わらないし。
考え方がカウンターカルチャーっぽいってーのかね、セカイ系。 主流に反発する若造ってのは、傾き者の昔からいるし。
しかしセカイ系とくくりたくなる衝動が押さえきれないのは やはりもう「飽きられてきた」からじゃないだろうか。 いいかげんブギーを筆頭とする電撃セカイ系は飽きられつつあるから ひとまとめにしたいというのがあるんじゃなかろうか。
95 :
:04/02/10 14:14 ID:o3LRhV/G
セカイ系という言葉が存在するだけで安心できる部分はあるな ほっとけなくない、というか
努力なんて無駄だ、僕たちは世界には無力なんだ。 このノリは飽きたな。カンフー映画張りに特訓して目的を達成しちゃう、 ジャンプノリのブツももうちょっと欲しい。
だがセカイ系にかかると 「このような自己言及性や記号の集積のセルフパロディもまたセカイ系の特徴」とか80もセカイ系の中にくくられてしまいそうな予感。
しびれをきらして書いた
>>80 本人が説明しだしたか?
つうかどこが「爆笑」できるのかわからん。だからだれも突っ込まなかったんだろ。
読み込みと解釈の薄い、質の悪いパロディだと思うが。
二行目「バギー」は「イリヤ」のままでいいのに、
わざわざ変えてたら文章がわけわからんようになる。
レヴィナスのイリヤ論読んでない無学モノか
笠井の論をまともに読み切れないバカのどっちかだね。
ついでに言えば、 >領域を欠いて自閉した印象の、キミとボクの恋愛ドラマは「セカイ系」と称されている。 >しかしキミとボク二人だけの、世界ならぬ「セカイ」もまた、最終的には自己完結しえない。 >その対極に、ほとんど必然的なものとしてSF的な世界最終戦争に代表される >妄想的「セカイ」を生み出し、二つの「セカイ」は短絡的に二重化されていく。 というこのフレーズを抜きにして語れば、そりゃ何だってセカイ系になるわ。 要するに字面だけ追って論を読もうとしないバカが得意げにパロってみたけど大失敗。 それだけのハナシ。笑ってる君も赤っ恥。
よし、そして追い打ちだ。
このように、自己の発現に自己批判や反省もおこなわず、
自分のみにしか見えない「セカイ」の解釈でパロディにしてみたり、
それに猛烈な勢いで同調して議論を進めようとする
>>80 やID:Lkbbk2Zsのような人間も、セカイ系の特徴なのである。
全てのフィクションはセカイ系
つーか、変なライトノベル読み過ぎだ。 もっと分かりやすくて楽しい本を沢山読め。 まぶらほとか。
要するに、ここはサブカルヲタ同士の乱闘場所ですか。 リアルで逢いたくないタイプが多そうですね。
リアルで会ったら大人しいもんよ。
メタセカイ系をリアルで討論するオフ
NHKのひきこもりサポートキャンペーンかマンガ夜話でやってるだろ。
109 :
イラストに騙された名無しさん :04/02/10 21:19 ID:+bmhvegt
つか、非現実的な要素が必要不可欠。
このスレって本当に7人くらいしかいないっぽいね★
>>1 さん、すご〜い♪♪♪
芥川の『藪の中』はセカイ系ですか?
むしろ俺がセカイ系
>>81 だよん。貴様ら!もっとサブカルを極めて、ぁゃιぃセカイ系を語ることを
お願い申し上げます。
東さん、斎藤さんにまで「セカイ系」が浸透したとは、1スレ目から入り浸っている ボクとしてはとても感慨深いれす♪
こんなちっちゃなコミュニティで玩具にされてる程度の言葉に言及してもらえるなんて、 我らサブカル者にとっては、至福の極みですな!
116 :
イラストに騙された名無しさん :04/02/11 11:40 ID:rEb/97aN
サブカルチャーと呼ばれるもの全てに言えることではあるが、ライトノベルもまた、 現実社会での劣等感を肩代わりするための救済システムの一つであり、同時に、 クリエイターと一般大衆(読者)の距離が限りなく近いという幻想が発生しやすい場所で ある。 これは各小説誌の公募への応募数が年々増える一方であることからも伺える。 しかし一般大衆が必要としているのは、作品のオリジナリティや完成度などではなく、 背後にあるクリエイター自身のサクセスストーリー、クリエイター神話なのだ。 かつて、ラノベの前身とも言えるSFが熱烈に支持された理由の一つとして、意図的か どうかは分からないが、SF大会などに作家が積極的に現れて、クリエイター神話という ニーズに応えていたことがある。 しかし、ある時期から、あるいは作家が沈黙し、あるいは一般的「文化人」の仲間入りを 果たしたしまったことで、神話は中断してしまい、ファンの潜在的な飢餓感となっていた。 クリエイターとなることができない一般大衆の自意識は、クリエイター神話に帰属し、 あたかも自分がクリエイターのサポーターであるかのような錯覚に陥ることで救済される 構造になっている。 自分の好きな作品を他人に無闇に勧める人間や、自分がある作品を嫌っていること を声高に喧伝する人間、自分が属している訳でもない 「『業界』の行く先」 を本気で 案じ語る人間がラノベ界隈に多いのはこのためである。
>>116 いかにも卑屈な人間が考えそうなことだな。
趣味と生活を分離できない人間は、大人とは言えんよ。
>>116 それ、出版社やレーベル別のスレ見てたら
すごく納得できる。
古いコピペに反応スンナ
的確な文章だからこそ、何度もコピぺされる罠。
つーわけでもなかろう。 プロパガンダを鵜呑みにするのがよくないのと一緒で。
クリエイター神話転じて作者萌えは結構あると思う ユヤタソとか。 りさタソ周辺はそのうちネタかマジかわからなくなりそうで不安
クリエイター神話ってより、作品への精神的依存、という方が強いかな。 胸の中に漠然とした自分自身の現在への不満や不安があるけれど、それを明確な言葉にまとめられない子供達が、 そのもやもやしたものを分かりやすい形で依託できる作品を見つけて、それに全面的に依存してしまう……という感じかと。
そこで光のネットワークですよ。
クリエイター神話をクトゥルー神話と読んでしまった漏れこそが 真の敗北者
今日チョコをもらえないのはセカイ系のせい。
もうどうしようもねえ程手垢のつきまくったバレンタイン自虐ネタを 平然と書き綴るのもセカイ系。
128 :
イラストに騙された名無しさん :04/02/14 11:46 ID:XZ2AR9/z
人のココロにモテナイ悩みのある限り、バレンタインネタは何度でも蘇る。
129 :
dge :04/02/14 12:06 ID:+D+iIFZI
スピッツの曲ってセカイ系の曲が多いな といま思った
暇なんでエヴァみたいだけど2chネラー向きのセカイ系つーのを作ってみるわ。 もちろん電撃な。少しまちなー。
最初から凄いセカイ系っぽく話が展開して、 最終章で現実を突きつけられるようなラノベキボン
セカイ系って青春ものとかそんなのの今風なやつを さも新しいもののように名付けただけか?
>133 エヴァの本編+騒動のこと?
>>133 それ(現実を突きつける)がテーマなら、結局セカイ系。
セカイ系にには救済モノと鬱モノとがあるからな。 どっちの展開に転ぼうがセカイ系はセカイ系
>>137 そこがクセモノだよな。そんなんだから
アンチに作品を叩かせる材料として使われちゃうんだよ。
どうして「セカイ系」と「ポストモダンな人たち」とは親和性がいいのですか。 うさんくささは共通してるとは思いますが。
>>139 セカイ系ってのは、ようは客観的で因果関係の支配する理性的な世界観を壊してるわけだから、
自ら、近代の次を自称してる輩との相性はいいのでは?
血気盛んな若者はポストモダン、モダンであれ目立つ。
・・・チョコをもらえたんでセカイ系は卒業する。
そこで脱構築ですよ。
ゲームライターの元長柾木が 神林長平の解説でセカイ系に言及していた。 一部引用↓ 「インターネットと携帯電話がわれわれの世界把握を根本的に変えてしまった。 簡単に考えを発信し、世界のあちこちに繋がることができるツールの登場は、 自分が世界の片隅にいるという感覚を消し去り、我々は容易に世界の中心に 立つことができるようになった。 結果、『人間と世界はどのように接続されているか』という、ネットワーキングについての 知識が要求されている。このネットワーキングとは、社会と言い換えることも 可能である。なぜなら社会とは、人と人との関係が単にその総和を越えて一つの輪郭を 備えたものだからだ。 そうであるならむしろ、セカイ系に至ってはじめて物語は社会を射程に入れた、と 言わなければならない。博物学的なハードウェアに向かう旧来の物語から、 関係/ネットワーキングを扱う科学の水準へと足を踏み入れたのだ。」 解説全体はなんかとりとめない文章だったけど、 「セカイ系」という言葉を肯定的に使っているのは初めて見たので引用してみた。
×物語 ○日本SF
>>140 俺は保守的な人間なんで、
因果律がちゃんと機能するモダニズムの世界でとりあえず満足してます。
ポストモダンなセカイはノーサンキューです。
>>144 でもプレセカイ系の作家らが書いてた作品に社会性があったか、つーと
ドグマティズムな作品の方が多かった気がするよ正直。
>はじめて物語は社会を射程に入れた
てあたりは核心ついてると思う。
どうしてこう抽象的で婉曲な物言いが幅を利かせるのだろう。 物事をことさら難解に表現する韜晦趣味に毒されているんじゃないのか。
150 :
イラストに騙された名無しさん :04/02/15 23:54 ID:H8dw3Qn4
抽象的な事を語っている以上、抽象的な物言いになるのは当然だろうに。
具体的な事を言えば電撃批判になりかねないからだろ。 セカイ系=電撃という図式があったりなかったり。
そもそも批判してーねーやん。 セカイ系を毛嫌いする奴は有史以前の存在と言いたげだが。
抽象的=分かりにくい、ではない。 抽象的な言葉であっても、例えを使うことで分かりやすい事例として伝えることはできる。 といっても、曖昧なことを曖昧な言葉のままでしか伝えられないというのは、単に国語能力の 問題だから、別に曖昧な書き方してるからセカイ系、という訳でもないが。
セカイ系って、哲学っぽいことを書いてる割には、 実在の哲学者の名前を出したり、思想を引用したりしないよね。
そこがセカイ系のセカイ系たるゆえんでございます。 どこまでいっても俺理論。 歴史や他人の思想なんか関係ない。 学校と家との往復だけの俺 そんな自分のまわりを取り巻く環境 そこからセカイの滅亡と係わる、これがセカイ系。
>抽象的な言葉であっても、例えを使うことで分かりやすい事例として伝えることはできる。 低脳な厨房は本当に心底比喩が大好きなのは分かるが…。 やっぱり抽象的な事はどうしても抽象的に成らざるを得ない。 例えば(藁、ベシゴヴィッチ集合のなんたるかを説明する際、 測度って言葉を抜きにしてはちょっと無理でしょう。 2chだと一時、作品と作家と読者の関係を、常に料理に例えるような ヴァカが蔓延な真似をするアフォが蔓延していたが、それは話が それるばかりだったとか。 何でもかんでも日常生活で使う用語で記述できる、記述してくれないと嫌、 って香具師はDQNか厨房。
>>154 あからさまにそんなもん引用したって、
主要な読者は知らないからね。
中高生向けの本なんだよ、ライトノベルは。
>>157 思想厨の「哲学書なんかに言葉を借りないで、自分の言葉で語りたい」と語る言葉の裏に
往々にして哲学書を読まない怠惰な心のエクスキューズが込められているように、
どうにも最近のライトノベルは「読者が求めていないから」というもっともらしい理由をつけて
まともな資料をあさっていないように見える。
オレ世界、オレキャラクター、オレ理論、オレ結末。
作家が言っている事を鵜呑みにすればオリジナリティがあるように見えるけど
その実、一次資料がマンガだったりゲームだったりしてるものに自分の厨理論を振りかざすものだから
フタを開ければ、キャラクターや世界設定や描写に説得力がない駄作が出来上がる。
もっとも、今じゃ同じような、他人を抜きにオレ理論やオレ世界を構築する人間はいくらでもいるんで
成功すれば共感されやすいが、失敗すれば痛々しいことこの上ない作品のできあがり。
近年のライトノベルのセカイ系化、もっと言えば文学のセカイ系化の遠因は
作家の社会勉強不足というか、高校生/大学生デビュー・作家のアイドル化なんかで、
社会人にならずに社会の底辺を味わいましたよ、ボクはダメなやつなんですよ的な
自己悦が増えたからなんじゃないだろうか。
>>154 セカイ系に出てくる哲学は所詮、人生哲学の域を出ていないので
思想の話になる方が変。ネタとして使えるニーチェやショーペンハウアー
ぐらいが限界。
つまり、心理ネタとなるとフロイトが未だに絶大な人気を誇るのと
同じ。厨房好み以外は出ない。
160 :
イラストに騙された名無しさん :04/02/16 11:03 ID:83f2hPjq
結局、目の大きい女の子と同じ。 「理由もなく気持ちいい」ことが発見されてしまった から流行っているんだよ。それ以上の意味は無い。
現代が舞台なだけの作品が多いのも、資料漁りをしたくないからか。
俺はもっと直接的な「手法」がセカイ系だと思っていたんだが…… 掲げたテーマをうまく消化できそうにないとき、もしくはいざオチを付けたら陳腐になりそうだという時、 明確な結論を出さずに抽象的に誤魔化す……というのがセカイ系じゃないの?
>>162 それは解釈であっても定義では無いような。
>>160 目が大きいのに理由がないと?
セカイ系が流行る(?)のに理由がないと?
>157 「例え」と「喩え」は意味違うよ >161 歴史物は舞台説明だけでページが埋まって 楽できると昔の作家は言ったものです。
>>164 その舞台説明をするために必要な資料を揃えたり
整理したりするのが面倒なんだろう。
それに、むかしと違って、設定の穴を見つけられると
すぐこういうところでネタにされて叩かれるしな。
好きで書いているのもあるんだろうが、
色んな意味でセカイ系に走るしかない環境になっているのかも。
なんつーかなー。雑学や知識のストックは作家の財産だし、資料漁りの面白さ を理解できないのは作家としてハンディキャップなんだが。 「この物語はフィクションです」で多少の設定の穴は誤魔化せるし、綿密に引用しても 重箱の隅つっつく奴はいるし。 知識すら少ないのに、「セカイは云々」と偉そうに講釈されるとむかつくんだが、 新人賞スレむけの話題かね。
>>166 ここは天下に名だたる厨房の吹き溜まり、
インターネットの情報下水処理場たる
2ちゃんねるですが何か。
>>166 2chでレスつけるぐらいなら構わんが、商業ルートで金とって
読ませようという根性が(ry
>>156 は結局何が言いたいのだろう。
仲間内のスラングだけで秘儀を司ってるような真似しなくてもいいだろうに。
つまり、とりあえず持って回った言い方をして、中身の薄さを誤魔化そうとしてるだけだろう。 簡単に言えることを、あえて分かりにくく書くとこうなるという、見事なお手本だ。
最近のラノベはそんなの多いけどな。
難しい言い回し好むにしてもさ、コミュニケーション放棄してるような 物言いになるのはどうかなー。 概念を『概念』って言葉無しに説明するのは難しいにしても、分かり易い 例示に置き換えて理解を助けさせるぐらいの真似できんのか?
人が日常会話で専門用語をならべるときは3つしかない。 知られたら困ることがあるときと、 自慢したいときと、 自分でもよくわからないときだ。
読み手じたいがセカイ系な考え方してる人は多いから そう言う意味ではセカイ系ってわかりやすいんだよね。 だから需要がある。 ただ、俺ら読む側にも読む努力つーか 色んな知識が要求されるものがあってもいいと思うなぁ。 まぁ、バクチなのは分かるが。 お金払ったんだから俺らにわかるように面白くしろ、という理屈もOKだけど 10作に1作くらいは「3回以上読むと違う面白さが分かってくる」作品とか あってもいいなぁ。
>>174 するめ的味わいの作品がもっと欲しいのには同意。
でも、
「薀蓄や専門用語を噛み砕かずに垂れ流し」
「非ギャグで、大したことの無い内容をもって回った言い回しで飾る」
の二者は全滅して欲しいなあ。
ていうか、あの解説はいい悪いは別にしてわかりやすいと思うぞ。
>>175 全滅するとどうなるか、想像してその上で言ってるのか?
需要共々全滅して欲しいってならすげぇわがままだが。
>>172 そういう「高尚げな気持ちに浸りたい」という需要を、ラノベだけで
満たそうというのは感心せんが。
所詮ラノベは心のスナックだろ。栄養取りたいなら他の本も読め。
179 :
178 :04/02/16 21:54 ID:o+0kzxaN
スポーツって見るのとやるのじゃ随分違うよね。 それを近づけようとしているのがセカイ系
ポストモダンと相性がいいわけですね。 あれもだいぶ無理がある思想な気が(だまし絵でも見せられているようで)
今のセカイ系?は、そこで止まる読者ばっかだな。真面目に考える奴はラノベ に頼らず哲学入門書を手にとることしばしば。 需要無視のレスは謝るが、上記のような事態はどうにかならんかね?
だから、哲学っぽいものを手軽に摂取したいわけで
スナックもいいが野菜も摂れよ?
哲学などという麻薬食らってラリってないで 栄養になる資格検定の本でも読めってことか
>>185 麻薬に手を出すほど勇気は無いが、
タバコをすって悪ぶってる未成年ってことじゃない?
うん。建設的という意味では、皮肉抜きで有用だな、資格の本。 まあそれだけじゃ栄養偏って大変そうだが。
哲学っぽい内容の主人公の独白で哲学者や理論の名前が出ないのは、 主人公が普通の子供でなければならないからでしょ。 ライトノベルの対象年齢である中高生が、 「かのデカルトは云々」なんてペルラペルラ吐く主人公に共感など出来るわけがない。 だいたい、そういう衒学趣味は「哲学史」ではあっても哲学の本質ではないと俺は思っているのだけれど。
金にならん知識はすべてスナックか麻薬です。
>>178 いや、あぶれた信者がラノベに限らず各地荒らし回るぞって意味で言ったんだが。
そして信者ごと全滅しちまえってのは、傲慢だ。
俺がどうとかでなく、需要に対して存在する供給源を絶てばやっぱり歪みは出てくる訳で。
デカルトの思想の真髄は、小中学校でお前らも習った筈だが…。 何か妙なイメージ持って無い?
でも「われ思うゆえにわれ有り」っていうコギト論は 往々にしてセカイ系では単なる独我論的解釈に成り下がってるからな…。 デカルトの3つの格率 ・検討すべき項目があったとしても、否定できるまではとりあえず従い続ける ・いちど理論や思想を決めたら多少の不都合や問題があってもそれを通してみる ・願望が理想が遠い所にある場合は、それを求めるという欲求をコントロールする むかしはこういうアフォリズムがライトノベルからも読みとれたりできたが セカイ系のアフォリズムはどうにも共感できん。
193 :
イラストに騙された名無しさん :04/02/17 00:48 ID:8psTsxrh
哲学風味とか何とか言ってるが、むしろ今まで「哲厨」 たちが哲学の周辺で培ってきたサブカルチャーが、 ついに哲学を離れて、独立しつつあるということなんじゃ? 散々既出なように、哲学、あるいはエセ哲学の理性的な部分は 構わず、感性だけ持って行っていることを考えると そう思えてくる。
昔は衒学的な部分はあくまで一部だったし、一応調べたが。 今では、適当に衒学趣味なことを書いて、それだけでも 十分に効果があることが分かった(エヴァのヒットなど)ので 今、セカイ系がブームなのでは。 パンクが楽器を弾けなくとも大人気と同じ理屈。
セカイ系は哲学的というより終末論的だろ。 だれか哲学屋の人、終末論色が強い第一(二)次世界大戦後の壊滅した世界に 生まれた思想家の著作とセカイ系を比較してくれ。
旧来のモダニズムからの有力なアンチテーゼが提示されていないことも、 ヲタク界のポストモダンたるセカイ系隆盛の一要因ではないかと思ったり。 過去のライトノベルに 自覚的なモダニズムがあったか、となると疑問な気もするが。
冷戦も終結し、世紀末も終わったのに、末法思想とは…。
冷戦期の理想郷を探す左翼思想が 安っぽい実存的世界観を子供に吹き込みすぎたあまり 誰も彼も世界なんて滅んでしまえと簡単に思うんだろうなぁ。
>>197 むしろ単純に世界の週末とそれに抗う人間という図式より、
意図的に次の世界への再生というか、創世みたいなのがセカイ系っぽくない?
セカイ系とやらってそんなに哲学っぽいか? 衒学趣味に感じるものも少なさげ つか別に読者も「哲学」をそもそも欲してない
>>200 「要らないから書かない」じゃなくて
「必要不要じゃなくて、避けて通れない」という事じゃないのかなぁ。
オレ設定のオレ理論が社会で通用するわけないが、
それが誰の突っ込みもなく普通に通用しまくってるのは嘘くさすぎる。
ちょっと「おとぎばなし」でも違和感がありすぎる気がしなくもない……。
「あえて無視する」わけじゃなくて「オレ理論で世界は読み解ける。それが当たり前」
なのはちょっと引くなぁ……。
>>201 そこまで言うなら話は「セカイ系」に留まらなくなっちまう
あらゆるフィクションに「哲学」は必要です、はいその通り。
で、セカイ系の話はどこへ?
後段は単に浅薄な小説の話にしか見えないぞ。
>>199 再生される世界ってのが、微妙にキミとボクの世界だしょ。
もしくは旧世界のリロードの結果の新世界は。
やたら「起源」とやらを欲するあたりはかなり哲学っぽいと思うが。
終ノ空、だっけか。 あれはやたら哲学用語が飛び駆ってたっぽい。 セカイ系作家=無知 つーわけでもなかろうさ。
>>205 セカイ系読者=無知
つーわけでもなければ良いのだが。
>>205 あれは衒学趣味がキモかった。
まあ、ハァハァしたのでよし。
生き方が哲学ですよ
209 :
イラストに騙された名無しさん :04/02/17 21:40 ID:sjcRB+RS
んー。 今時の「読者」は、エヴァなんてもはやネタとして聞いたことしかないというレベルなんだろうけど、 ちょうど今の作家世代は、自分自身の原体験としてエヴァに直撃食らってるからな。
>>210 直撃よりちょっと上のような気も?
エヴァって当時、どれくらいの年代が主にハマってたんだろう。
直撃食らったのはいま二十五〜三十くらいの連中だな。
イリヤの空の秋山は、32か33だけど、エヴァの影響を自分で語ってるし。 オタクは30でも40でもアニメ見ることを考えると、25〜40ぐらいまでは エヴァ直撃世代に含めてもいいと思うよ。 その中でも、まだ価値観の固まっていない、小学生や中学生の年頃に エヴァを見て影響されてしまった年代、とするとまた限定されるだろうけど。
つーか、作り手側どものほうが直撃食らってたけどな(w
>>212 直撃は当時厨房だった20ぐらいからだと思われ。
中学の時、映画まで見に行ったけど何がなんだかわからなかったよ>エヴァ
中学で映画はキツイだろう。 中学・高校でアニメ→高校〜大学・大卒ひきこもりで映画、がいちばんやられるコース。
>>215 と被るけど
直撃っつーと、当時中学〜高校くらいだった奴だと思う。
だから、一番多いのは20代の前半くらいじゃないかなー。
自分の場合は、中3だったけど、あんま熱心に見た記憶無い…。
俺の場合は、高3の頃に、アフタヌーンで今もやってる「EDEN」
って漫画とその作者の短編集に激しくヤラれた事があるけど、
これもセカイ系に含めていいのだろうか…。
人によるだろうから、はっきり線引きはできんけど、20過ぎた
あたりからエヴァを見ても、感情を揺さぶられる事なんてあまり
無いような気がする、やっぱ、小説を書けるような人って、少し
違うのかもなー。
>>215 >作り手側どものほうが直撃食らってたけどな
>>218 が挙げてるEDENの作者がまさにそうじゃなかった?なんかエヴァ見て「この人がなんも
かんもやってしまってるから俺のは必要ないな」と思ってEDENの方針を転換させたとかインタ
ビューか何か言ってたよ。
ところでエヴァはセカイ系なのか?
「両親不在」と「舞台となる地域や時期の曖昧さ」がセカイ系の特徴らしいのでエヴァは非セカイ系です。
セカイ系と富野作品の中間に位置するって感じ
>>221 セカイ系は「わたし―社会―世界」というつながりから「社会」が欠落した事がセカイ系だと思うのだが。
第三東京市だとか2014年とかいう設定はしっかりしているが
主人公のシンジにとってその第三東京市がどういう役割か、は語られないし、
第三東京市が何らかのつながりがあるかと言えばそうでもない。
むしろ作中において都市はその冷酷さ、関係性の希薄さがクローズアップされ、
さらに言えば学園生活においても、シンジに対して居心地の良さと同時に
どこか冷たい一面を常に呈示し続けていた。
また、「こども」は、両親やほかの大人を見ることで社会への参加のステップをたどっていくと思うが、
そう言う意味ではエヴァは両親は居てもその役割が欠落している。
というより、あのアニメほど「親」を語りつつも
「両親」というものが見えてこない作品はないんじゃないだろうか。
両親すら社会を通じて世界を見ない。
けっきょくゲンドウやユイもエヴァという子宮をつくりあげ、その中でセカイを夢見る少年を
単に夢想しただけに過ぎないしな。
以上エヴァ厨から。
もっと言えば、 「わたし―社会―世界」というつながりすら本当にあるのかどうか、誰も分からない。 もっと厳密に求めるのならこの図式は「わたし―他者―社会―世界」という関係が出せるが 「わたし」と「他者」をつなぎとめるものすら希薄だと感じてしまえば、社会や世界はますます遠のく。 実は、あらゆる物語から「世界とは何か? 関係とは何か? わたしとあなたをつなぐものは何か?」 を読みとることができる(作者の意図する・しないにかかわらず)んだよな。 これがこのスレで一番指摘される典型例、「●●がセカイ系ならじゃぁ○○もセカイ系だよね」と いう皮肉が生まれる源泉でもあるんだろう。 作者が設定した舞台はけっきょくのところ、ありとあらゆるものが偏在する「世界」から、 ストーリーの面白さのために、暫定的、恣意的に「セカイ」を切り取るしかない。 その暫定の答えが安直というか、どこか欠落したかのような印象を受ける。 これがセカイ系の本質なんじゃないだろうか。 あるいはもしかすると、「世界とは何か? 関係とは何か? わたしとあなたをつなぐものは何か?」 という事を、作者の意図する・しないにかかわらず、読みとろうとする読者側の方にも 実は何らかの「セカイ系」的要素が含まれているんじゃないだろうか? 俺は、セカイ系の源泉をたどっていくのなら、冷戦末期ころからさかんに言われるようになった エコロジー思想がその元だと思う。「わたし」の行為がそのまま「世界」につながるしな。 しかもこの言葉がやたらと説得力を持ってしまった。 この思想は人間の陥りやすい原罪意識を刺激するし、なにより自己参加意識というか、 「わたしが主体的に参加する事で世界がかわる!」という夢想を呼び起こしてる。 実は、構造主義によってたたきのめされた実存主義が、ここにきて息を吹き返したんじゃないだろうか。 あーなんかとりとめなくなってしまったな。
いや、ポストエヴァンゲリオン症候群のことを略してセカイ系、つーんだよ。 つまり病原体というか根底にあるのがエヴァなわけで。 エヴァはセカイ系がどーか、てのは議論するまでもなく知識として知っとかないと。
渦中のセカイ系支持者たる若者たち自身には、 構造主義とか実存主義とかいう意識は全くないと思う。 では彼らから見てアンシャン・レジームとなるのは何なのか?
>>226 本人が実存主義を知っている/知らないは別として
自己の意志によって世界を変革していくという事自体はじゅうぶんに実存主義的だと思うが。
実存主義なめんな そんなに単純なもんじゃないやい
>>228 セカイ系と同じく実存主義にも色々あって単純じゃないのは分かっているが
>>227 は十分に実存主義的だとは思うが。
ちがうと言うのならこの際教えてくれんか。
また一般人とは別世界で動いている現代思想系の文脈へと脱線していくのだろうか。
>>230 毎度毎度脱線するのなら、それはやはりそこについて語る事が必要だからじゃないのか。
セカイ系がライトノベルにとどまらず、サブカルから文学まで侵蝕してきたのなら
現代思想系への文脈を押さえなくてはならないのは避けて通れない道だと思うがな。
たしかに活発に議論してるのなら邪魔になるのかもしれんが、この際、そういうところのアプローチも
してみるべきじゃなかろうかと。
つーかセカイ系ってどうにもこうにも甘い実存主義を夢想するサヨのなれの果て臭がしてならん。
>>229 まず実存主義というのはあくまで通俗的な次元に立った表現で、
本来は実存哲学、つまり純専門的な哲学論だということ。
で、哲学とは何か。
哲学は経験の可能性の諸条件を議論する学問と言える。
例えば、意識を例に取ると、哲学が問題にするのは意識が生じるために
必要なものがなにか(脳、神経、刺激、etc)を探求するのではない。
哲学は意識が志向的対象を認識する際に、
あらゆる主観が所有していなければならない理性の諸能力を問題にする。
このとき主観の物質的構成はまったく問題ではない。
実存哲学は実「存」、つまり様々な存在を問題にする存在論が出発点。
これまで閑却されがちだった感情、意思といったものを
人間の経験にとって本質的な条件にした点が新しかった。
一般的な小説の中で語られるのはせいぜいどんな不安を人物が抱いているか。
実存哲学にとって問題なのは、不安が世界の中の人間にとって
本質的な事態なら、不安とは、また人間とはなんでなければならないか。
まったく違う次元の議論だと言うことが理解してもらえるかと思う。
だから、先の文脈にひきつけていえば、 「自己の意志によって世界を変革していくという事」は 素朴なロマンティシズムで哲学的深みはまったく無い。 選ばないこともまたひとつの選択である以上、 なぜ「変革していくこと」に重きを置くと実存主義になるのか。 「自己の意志」ということで、意思的な行為と自由な行為とを 同一視することに問題はないのか。 セカイ系は哲学的には無批判に飛び越えている点が多すぎる。 哲学は人生論とは違うし、その人にとってよければなんでもよいものでもない。 出発点は人生論でも、徹底的に考え抜いた結果、 認識論的存在論的議論が不可欠であると気付いた、 これが哲学の歴史の一部分であるといっても過言でない。 数式知らないで数学ができないのと同様、 認識論や存在論を抜きに哲学はできない。 関係ないが、超人計画を読むと滝本竜彦氏はニーチェを それなりに真面目に勉強したんだなということがわかる。
>>231 セカイ系は権威付けに思想を使用しただけだから、哲学を
流用して分析すると、ロキノン批評みたいな一番痛いのは
批評した人となるぞ。
マイナス一万度の冷凍光線だ!
実存主義について教えてくれと尋ねたが、 なんだ、結局「実存主義」じゃなくて「実存哲学だ」と言うだけなのか。 哲学は厳密を求める、あたりまえじゃん。セカイ系はいびつ、当たり前じゃん。 >一般的な小説の中で語られるのはせいぜいどんな不安を人物が抱いているか。 >実存哲学にとって問題なのは、不安が世界の中の人間にとって >本質的な事態なら、不安とは、また人間とはなんでなければならないか。 ライトノベルにしても「どんな不安か」だけじゃなくて「不安とは何か」を描く作品はいくらでもある。 セカイ系にしても、日常的な不安、共有される不安を具現化したものがモンスターであったり、 エヴァの言うところの使徒であったりするわけじゃん。 もちろんそこに作意めいた安直さは見え隠れするわけだが、それは単に「安直」というだけで エッセンスは十分に含まれていると思う。 数式知らないで数学ができないと言っているが、むしろセカイ系は数式を知らないのじゃなくて、 数式はそっくりそのままだけれど代入している数値がおかしかったり、所々虫食いだったりするのが セカイ系じゃないかと思うのだがね。 それで「実存主義的」と呼ばれると、実存主義が汚れるからイヤってのは 単なる潔癖主義のようにしか見えないのだが。
230 :イラストに騙された名無しさん :04/02/18 20:11 ID:cK8X2+0C また一般人とは別世界で動いている現代思想系の文脈へと脱線していくのだろうか。 ほとんどの読み手が置いてけぼりになっていくようです。
>>237 ごめん。
でもどうしてもここらへんの仕分けはきっちりしておきたいんだよ。
セカイ系が思想を知る人から思想じゃないと却下されたとしても、
それでもこれを思想と信じる根強い信奉者が居て、
さらには社会の多くの言葉を占めるようになれば、どうしてもそこら辺との激烈な衝突、
あるいは底なしの断絶は避けて通れない気がするんだわ。
そのときに、単に「哲学的に見ればいびつだ、客観性に欠ける、間違ってる」と言って対話しないのじゃなくて
「じゃあ、どうしてそういうモノが影響力をもてるのか?」「そもそも本当に間違っているのか?」
「それが少数とは言え無視できない数で通用しているのは何故か?」を考えるべきなんじゃないかと思うわけよ。
>>238 ラ板の範囲を逸脱したいのなら哲板に行け。嫌なら
ラノベの言葉で語れ。
>>233 あー、存在のあり方やら、人間の思考における諸現象やら
の意義についてやらを突き詰めるのが、実存哲学なのか?
で、セカイ系は突き詰めずに夢見たいな寝言言ってるだけだから、
一緒にすんなと。
夢みたいな寝言がラノベ読者を革命へと繰り出すっていうのは共通認識なの?
少なくとも夢みたいな寝言がセカイ系の主人公にとっては革命になっている。
夢みたいな寝言に作品内で実際的な効力を与えてしまうのがセカイ系? というか、”効力が与えられた”と主人公が思っているのがセカイ系?
>244 それだと新約聖書がセカイ系になるが。 読者込みで考える方が範囲を狭めることができる分 定義し易い。
大衆向け娯楽小説以外をセカイ系と呼べるのか? 呼んで良いのか?
247 :
イラストに騙された名無しさん :04/02/19 20:49 ID:sN0zoBCY
248 :
イラストに騙された名無しさん :04/02/19 21:04 ID:b0FarUQ3
笠井の評論は「私」と「世界」が無媒介に直結していると語っているけれど、 「イリヤ」的なセカイ系構造は笠井自身がそう書いている様に、 SF的な戦争という虚構が「私」と「世界」の間に入っている。 という点をもって無媒介に直結しているといよりは、 すっかり断絶してしまっている、 直結しえないという諦念を見るほうがセカイ系の自閉的な印象の根なんじゃないかな。
>>245 その指摘は揚げ足取りのようで、けっこう重要じゃないかな。
新約聖書のイエスは寝言を言っているようで、
それはキリスト教圏の人間にとっては寝言じゃないんだよ。
キリスト教圏にいない日本人にとっては寝言に聞こえるだろうけど。
そして、神道とか仙道、陰陽道の、夢みたいな寝言を参照した伝奇小説も、
それ自体が寝言ではないと考えられた時期にはセカイ系ではなかった。
つまり、笠井の言う昭和天皇の生きていた時期までの伝奇小説は、
そのような宗教の体系を少なくともフィクションの内部では信じられた。
(もちろんマジに信じていたわけじゃないけど、自分を騙せるくらいのリアリティーはあった)
しかし、月姫くらいになると、天皇崩御のあとですべてがリセットされた。
おかげで主人公に与えられる力は、夢みたいな寝言(個人的なイメージ)でしかなくなってしまった。
それがセカイ系のあの独特なニュアンスを作り出しているような気がする。
これはまあ、総論じゃなくて各論だけど。
>>248 なるほど
諦念と聞いてはじめてエヴァがセカイ系で括られることに納得が行った
>>249 天皇崩御前をよく知らんからな…そんなもんなのかなあ。
天皇以外にだって伝奇の説得力の根拠くらい、
求められそうにも思うけどなあ。
諦念ってのはキーワードになりうるよね。このスレでおなじみの村上春樹にしても例えば―― 浅田:でも、たとえばノーベル文学賞が次に日本に回ってきたとき村上春樹が受 賞する可能性は高いよ。海外でものすごく翻訳されてるから。彼は、アメリカの ミニマリズムを日本に持ってきて、いわば翻訳小説を書いてるんだけど、それを また向こうに持っていくから、わかりやすいんだな。そこはかとない日本的あき らめムードみたいなのをアメリカのミニマリズム風味で書く、と。(中略)つま り、闘ってるやつらを皮肉な目で傍観しながら、「やれやれ」と肩をすくめてみ せる、去勢されたアイロニカルな自意識ね。いまやこれがマジョリティなんだなァ。
努力と人情を標榜する浅田にとって、セカイ系のノリは糞だよな。 俺はそんな浅田次郎の小説に共感する。
>直結しえないという諦念を見るほうがセカイ系の自閉的な印象の根なんじゃないかな。 この一文の主体は誰ですか。よくわからないのですが。 あと、何が言いたいのでしょう。
というか、現代思想持ってきてまで高度な議論したい人は 哲学板に出張所を置いてそこで話した方がいいんじゃないかと。 本当に現代思想が必要なほど セカイ系がご大層なものなのかは別として。
>>254 ヤバイ。
>>254 見るまでその日本語の破綻に気付かなかった俺ヤバイ。
が、主体は単純にセカイ系を見る人の視点だろ。一行目から嫁。
あと、意味は何となく掴めるんじゃないか?
>直結しえないという諦念を見るほうが、セカイ系にあらわれる自閉的な印象をより説明するのではないか。
セカイやシャカイからの断絶を誘発したエピソードを語らない限り セカイ系は流言飛語のままだろ。
別にいいんじゃね?いつまでもループしつづけるより インテリにいろいろ語ってもらったほうがためになるし。 天皇崩御については大塚とかもいろいろ言ってたしなあ
天皇崩御よりも湾岸戦争の方が影響が大きかった気もする。
諦念って現状認識と同義でしょ
>>256 「『"直結し得ない"という諦念』に注目する方が、
セカイ系から受ける自閉的な印象の根源をよく認識できるのでは?」
という意味に解釈するのかな。
どうしてインテリさんたちにはこんな悪文が多いの?
>どうしてインテリさんたちにはこんな悪文が多いの? フランス語的なエレガントな抽象的な散文書きたがるからでしょ。
なんか、ここで実存だ構造だと難しいことを言っている人たちは、 専門用語多用に加えて、すさまじい悪文のせいで 普通の人間にはますます意味不明になっている気がする。 難しいのは仕方ないけど、悪文は勘弁してくれ。
わかりやすく書いたら、内容がないのが丸分かりになっちまうだろうが!
「内容」の欠如した人間ほど「内容」という言葉が好き。
普段から単語だけ読んでるので、単語を適当に並べれば文章になると思ってるから。 ごめん俺。
人間は夢みたいな寝言を実現するために生きている。
寝言は人間みたいな夢を生きるために実現している。
逆に俺は、頭で考えてる時は中々いい理論になってるように思えてたのが、 他人に伝えようと文章にしていると、意外に矛盾があったり、あるいは大した 内容じゃないのに気づいて、結局投稿するのをやめることがある。 平易な文章に直してみるという作業は、自分自身の考えを整理する上でも 結構役に立つよ。
それは、君がその程度の頭の持ち主だからだよ。
なんか無闇に煽ってる奴がいるな。
週末だからねぇ…。
ほとぼりがさめたら、またインテリさんたちのよくわかんない文章が書き込まれるんだろうねえ。
>>257 実際の「断絶」ではなくて、「断絶感」の問題なんじゃないの。
実際、セカイだかシャカイだかから完全に切り離されて生きてる奴なんかいない。
にも関わらず「断絶」を感じている、あるいは断絶しているほうが
リアリティがあると感じる、そんな読者がこういった物語を支持するのではないか。
だから、下手するとキャラクターが根拠も無く社会と断絶しているほうが
共感を呼ぶのではないか。
あなたは世界を革命するしかないでしょう。
>>275 東浩紀の論敵・笠井潔の友達・竹田セイジの文章。
> 現代社会にはひとつの奇怪なパラドクスがある。それは、個々の人間にとって
>ますます自分の生活と社会的な問題の関係があいまいになっており、それにもか
>かわらず、個々人のは事実としてはかつてなかったほど社会的関係の中に深くま
>きこまれている、ということだ。
> わたしたちが自分と社会の関係を適切に知ろうとしても、あの専門的な<知>に
>阻まれてしまう。それはあまりにも複雑で、あまりにも難解だからだ。まさしく
>そういう事情で、<知>はいまや、社会権力の大きな源泉になっている。
> 若い人間には「思想」や「哲学」という言葉には独特の魅力があるだろう。そ
>れをものにすれば「世界」がつかみとれるような気がするのである。しかし、現
>在「思想」(哲学)というものに重要性があるとすれば、それは、「思想」が、生
>活する人間が社会権力の源泉である専門的な<知>に対抗しうる唯一の手段である
>からだ。
断絶感がリアリティを持ちうる理由と、
しばしばセカイ系に見られる擬似哲学的なアプローチをうながしているものの同じものなのかもね。
>>274 日常用語は日常生活を営む為のものだから、
それで全て表現できるとか思ってるのは厨房。
すると、278みたいなのが 自分には「『世界』がつかみとれ」ていると誤解している厨房のサンプル? 文章表現の晦渋さまで本物の思想家の真似をする必要はないのにね。 元の概念を理解していれば、或る程度は噛み砕けそうなものですが。
擬似哲学にこそ真実がある
似非哲学だろ…
哲学語ってた人たちはどこいったんだ? あっさり意気消沈ですか?
普通に文字を追ってたら理解できる文章を、 わざわざ晦渋だなんて嘘をついてまでして、 この人たちは何を主張したいんだろう?
>>284 所詮ここは哲学板でないということを自覚して、
少しは読み手のレベルを考慮した方がいいんじゃない?
ライトノベル作家のように。
あなたのように頭のいい人ばかりじゃない。
頭のいい人同士がさしでしゃべるところでもないしね。
専門用語は指示語。多用するのは「アレ持ってきてくれアレ」とか言っているボケ老人と同じだ。 哲学板だったら「知らないお前が勉強し直してこい」と言うところだが ここはラ板ですからね。メタという単語に羽虫のごとく引き寄せられましたか。
287 :
イラストに騙された名無しさん :04/02/21 22:23 ID:yVFaXSiD
専門用語が必要な議論もあるだろうね、確かに
でもだからといって平易に語る努力を怠っていいということにはならない
ましてや素人が読むこと前提のこんな場では。
当たり前のことであって。
だから
>>285 の言ってることは間違いで、
ここで専門用語に固執する奴はむしろ頭悪いんだよ。
あるいは自信がないんだ。
共通認識があるなら専門用語を使ったほうが理解できる。 数学の証明だって一々公理を説明してったら大変だし、 PC教えるのだって専門用語を使えるほうがいい。 でも共通認識を望めない人と話す場合は平易に語る努力が必要。 でも高次元で語るならある程度土台の勉強は必要だろうな。
せかいけいは、てつがくけいにしんかした
シャカは相手に合わせて説法のレベルを変えていたらしいが、そういう姿勢が大事なのかね。
〜って哲学っぽくね? ↓ 哲学はそんなんと違うよ ↓ じゃあ哲学ってなによ? ↓ 哲学ってのは云々〜 ↓ そういうのは専門板行ってやれ ところで〜って哲学っぽくね? 順調にループしております
>>290 ちがうちがう。難しくてもいいって言ってるわけじゃない。
俺も哲学の難しいことわからんし共通認識なんて無いんだから、
平易に語るべって言いたかったの。
現代思想の重い罪をこのスレに見ました
>>293 残念だw
自意識過剰の主人公が、自意識の及ぶ範囲を自分にとってのセカイの全て
と思うに到る、あるいはその範囲だけに影響を及ぼす何事かをやり遂げる。
そこにカタルシスを求めるのがセカイ系であるとして。
それって自意識過剰な人向けに現実的な処方箋を説く寓話のようにも思えるなあ。
一般教養を哲学知識と強弁して居直るってのはなあ・・・
296のおよそ現実とはかけ離れたトンデモな定義に比べると 笠井の「キミとボクの私的で日常的な位相と、 世界最終戦争という観念的に極端化された世界的位相」という定義がとても優秀なことがわかるなあ。
私的日常を小難しく語るとセカイ系。
>299 やってみようw セカイ系の興味深いところは、対面的コミュニケーションであれ、 サイバー・コミュニケーションであれ、セカイとセカイが必然的に ぶつかり合うところにある。人は自分の世界を他者に拡張したい という必然的な欲求と他者から自分の世界を守りたいという逆らい がたい欲求を同時に有している。フォーチュン・クエストを語ると いうことは、セカイにおけるパステルの生足と毛糸のパンツという 概念を他者に拡張しようとする恍惚と恐怖を表わしている。
なんでパステルのぱんつが恍惚で恐怖なのがセカイ系やねんw
302 :
300 :04/02/22 08:30 ID:slgY+RE2
>301 シンボリックなタイトルを付けてくれてありがdw
>>297 哲学板とはレベルが違うからあきらめろ。中学生だって出入りする板だ。
自分が考える「一般教養」の尺度は基準にしない方がいいぞ。
>287, 303 専門用語を書くな、必ず日常語に翻訳しろとか言われたら、 哲学書きたい人が萎えちまうよ。好きに書けばいいっしょ。 よーわからん書き込みだと思ったらスルーしては?
日常用語では哲学書けないってのも、壮絶な話だよな よく考えたら。そういう奴って要約とかかけないんだろうな。
幼児に物を教えるようにしろとは言ってない。 せめて、新聞記事か公文書くらいにはわかりよくしてくれよ、と思う。 そもそも小難しいことを書きたがる奴に限って、 5W1Hがなってないんだよ。 仕事で報告書書いたことないのか?
>306 だから、「5W1Hがなってない」と思えば読む方がスルーすりゃいいんだよ。 俺の書き込みもヘボだけど、2ちゃんの書き込みで5W1Hがちゃんとしている ものの方が少ないと思うぜ。仕事の報告書や哲学論文書くように、 2ちゃんに書き込むやつがいるかよ。 何で「荒らしに反応すればあなたも荒らしです」というルールがあるか 考えたことあるかい?
俺は新聞記事や会社の企画書の類を読むのと同じように読めるんだがなあ。 そうじゃない人もいるのか。 あるいは、「そうじゃない」と強弁しなければならない何らかの理由があるのか。 それこそがセカイ系なのか。
わかったわかった、じゃスルーする。 たぶん、俺はセカイ系じゃなくて、308より頭が悪いだけなんだろう。
OK、合意できて何よりだ。 スルーすればいいってわかってても、合意できるに越したことはないからな。 これからは俺も君のことスルーするよ。
なんでこいつらこんな馬鹿なんだろうなあとか思っちゃうよね。
匿名掲示板で必死になって議論してる時点で、頭の程度なんか分かるだろうに……
\ ∩─ー、 ==== \/ ● 、_ `ヽ ====== / \( ● ● |つ | X_入__ノ ミ そんなエサで俺が釣られクマー! 、 (_/ ノ /⌒l /\___ノ゙_/ / ===== 〈 __ノ ==== \ \_ \ \___) \ ====== (´⌒ \ ___ \__ (´⌒;;(´⌒;; \___)___)(´;;⌒ (´⌒;; ズザザザ (´⌒; (´⌒;;;
ボクたちセカイ系信者はボクたちの聖典に出てくる、
平易な言葉で書かれたテツガクしか読んだこと無いから
キミたちの難解な哲学用語が理解できないのです。
だから
>>239 さんの言うようにラノベの言葉で語って欲しいのです。
つまり、無意味にギャグを入れたりキモオタ臭いお約束に従って
語ってくれないと、このスレを削除していただきますからね。
ただでさえ、今のボクたちのあり方を批判するのは許されないのに。
よくよく考えてください
まあ自分の頭が足りないのを棚に上げて 専門用語使ってる人たちを非難するのはなんか変だな。 ただ、専門用語を理解してるからといって理解できない人たちを 排他して歩み寄りの出来ないインテリの人の人格性は疑っちゃうとこあるよね。 互いに歩み寄りが必要なのだろう。 知識量が足らないなら足らないなりにネット検索かけるなりして学ぶ姿勢は大事だし、 自分が難しい単語を使ってしまったなと感じてしまったのなら つまりそれはどーいうことなんだ、てのをある程度噛み砕いてあげないと、 いつまでもスレ全体の民度が底上げされることがないので結果として 低レベルなループが避けられなくなる。ちなみに漏れもほとんど哲学用語わかんねえけど
SFでルビつきの意味不明造語を連発したりするだろ。 哲学用語連発はあれといっしょだ。
>>316 違うだろ。
まぁ、バカには同じ「ぼくちんが普段使わない言葉」って括りなのかも知れんが。
警備員の片割れは高確率で内通者、もしくは敵の扮装。 「・・・・・・死体!? おい相棒、早く監視室に連絡して非常体制に――」 「慌てるなよ、落ち着こうじゃないか」 そう言って刃物を取り出す『相棒』。
なるほど馬鹿一か。 ただの馬鹿とエラそうな馬鹿が果てもなく煽りあうこのスレへの嘲笑か。
>>316 おまいさんが言ってるのは本当にSFか?
星界のことじゃないか?多分…
セカイ系ではないのかもしれないが・・・・・ 31 :吾輩は名無しである :04/02/21 23:59 ファウスト1・2号一応目を通したけど、ライトノベルは全然読んでない からねぇ。ひとつ感じたのは「病んでるなぁ」ってことかな。アニメ絵 であるとかそういうことじゃなくって、CLAMP作品が妙に選民思想に彩ら れてるのと同じ病みっぷり。「格下の存在を殴る」ということが、大前提 で、「殴られる相手がいかに格下なのか」を縷縷書き連ねる小説って、あ んま好きになれん。作者も小説もその病みっぷりが、まぁ「文芸」ともい えるのかもですし、実際そう認めてる人もいますが、ちょっと付き合いき れないなぁ。
ここはひとつファウストについてでも語り合おうぜ
一番有名なのは王選手だと思うけど 守備の方はどんなだったの 教えて偉い人
ファウストの童貞臭を高めるために 作家の使用済みパンティを読者プレゼントする企画が欲しい。
>>306 化学式を使わずに生化学の議論をすると大変まどろっこしいことになる訳で。
法律用語を使わずに政治談義をするとこれも大変まどろっこしいことに。
× 306 ○ 305
本当に言葉の意味を理解して使っているなら いくらでも易しい言葉に言い替えることができると思います。 そのせいで不正確になったり無駄に時間がかかったりしても しょうがないと思います
共和主義とか構成要件該当性とか易しく説明することはできるよ。 でも、その単語を易しい単語に言い換えるのは無理だね。
「僕がわからない用語を使う奴は衒学趣味のスノッブな似非インテリに違いないんだ!!」 と世界の中心で叫ぶヌッドレとはここですか?
>用語を使う奴は衒学趣味のスノッブな似非インテリ この部分にだけ同意
寛容さが無いところに偏狭さを感じる。
>>331 はどっちのつもりなの?
相手に理解されないよりはまどろっこしいほうがマシ そう感じたことがないなんて人、ちょっと「インテリ」とは思えない いかにも正規の教育を受けてなさそうなふいんきがある
>>哲学側 ライトノベルは正規の教育を受ける前の読者を 相手にしているのだから切り捨てちゃ駄目です。 >>非哲学側 単に「何言ってるか判んねえ。ウザイ氏ね」じゃなくて、 「ここが判らないから説明しろ」と書いてください。
哲学者の答えを聞いていると、自分が彼に何を質問したのか分からなくなる。 ……って、誰の格言だっけ?
哲学は哲学ワールドに、ラノベはラノベワールドに、 それぞれひきこもってりゃいいんだよ。
正直こんなつまらない議論よりは、衒学趣味だろうがなんだろうが、 日本語の決まり事だけ守った哲学話の方が遙かにマシ。
ってか、あれくらいを難しいだとか衒学だとかと思っちゃうのはまずいでしょ。 なにかの専門的用語がメディアを通してレトリックとして日常に流通することは多々あることだし、 わからない言葉はすなおに辞書を引けばいいだけなんだし。 基本的にライトノベルが少年向けだといえ、 ここのスレッドは村上春樹・笠井潔・東浩紀といった 「そっちの世界」の人々も絡めて語られているスレッドなのだから、実存とか構造とか、 (個人的にこれらはかなり通俗的な言葉だと思うのだが)ちょっと出てくるのは、まあ解りきった事だと思われ。
例えば
>>228 >>232 >>233 は「実存」って言葉が通俗的に用いられるのを拒否するレスに見える
別にそういう言葉を一切使うなとは決して思ってないんだけどさ。
東浩紀が、たぶん彼の著作なんかろくに読んだこともない人々にまで叩かれてしまうのは、 彼がオタク的教養に欠けるとかそういうことではなく、 こいつは自分達の箱庭について自分達とは違う言葉をつかい自分達とは異なる人種にむかってはなしている、 箱庭が自分達以外の何者かのものにされようとしている、 みたいなオタク達の直感によるところのものなんだろうなあと、 ここのところ続いていたやり取りなんかを見てると改めてそう思ってしまうよね。
そして、「俺はキモオタの側じゃなく、それを外から眺めている側の人間なんだ」と思いたいオタクが 自分以下の連中を叩くことで必死に自己存在を確率しようとしている、と。 つーか、こんな場末の掲示板で読解力のないキモオタを見下して喜んでるとかじゃなく、もっと外向けの 場所に行って、頑張って啓蒙活動でもしてきなよ。
343 :
イラストに騙された名無しさん :04/02/23 10:03 ID:aip06cR8
これは他の人々にも言えるけど、 オタクには特に強い傍観者志向がありますね。
ここは「鶏口となるとも牛後となるなかれ」を実践する人の多い掲示板ですね。
やれやれ。
セカイ系の話マダー?
☆私的日常を小難しく語るシリーズ −その2− 俺ってば頭が悪い ↓ 僕が認識できる世界は僕だけのものだから、全ての他者は敵か味方でしかなく、 僕の世界以外をどうやっても超えられず、きっとそこには断絶しかなくて、 だから、僕にはキミの言葉がどうしても理解できないんだ。
>>348 セカイ系ライトノベルの典型的スタイルに思えてしまうのが怖い。
>>348 >全ての他者は敵か味方でしかなく、
とセカイ系では敵・味方という構図に飛躍しがちだよね。
ここで、「その他大勢」というものが登場しないのは何故?
その他大勢は私にとって重要でないからです。 しかし、それはセカイ系の典型と言うよりは、多くの「物語」の持つ側面でもあるな。 「オタクは〜」「2chねら〜は…」「A型は〜」 というステロタイプが、しばしば日本人全体に当てはまるように。
>>351 >その他大勢は私にとって重要でないからです。
>しかし、それはセカイ系の典型と言うよりは、多くの「物語」の持つ側面でもあるな。
そう?
「その他大勢」が作中に登場しないのは良いとしても
背景としては存在しているものじゃないかな。
近代以降の小説では当然そうなっているし、
民話・説話でも「敵」が強調されたものは少ないと思うんだけど。
小難しくなるってのは観点や文脈が変わってるからそうなるのであって、 単に可読性の問題じゃないってこともきづかない人達のスレッドなんだよね。
とりあえず東とか大塚の本に一冊は目を通してからこの板に来るべきだと思う。 こういう俺は動ポくらいしか読んでない素人童貞
ついにここがサブカル論板か何かだと思っている人まで出ちゃったよ
まず目を通すべきは カンフーファイターとブロークンフィストだよな
セカイ系は敵と味方ってより、味方(ボクタチ)とそれ以外、じゃないか?
セカイ系についてのスレでセカイ系についての会話を 不自由なくできる程度の最低限の語彙をさえ 追放しようというのはどういうものなんだろう。
とりあえず
>>358 は脚注付のカキコをすればよい。
村上春樹に神林長平、デビッド・リンチとどんどんセカイ系扱いされる クリエイター増えてるけど、そのうちセリーヌ、カフカがセカイ系の 先駆者とか言われ出したりせんかな。
最終的には神話まで遡行可能って以前もどこかで・・・。
不条理とセカイ系の差をどこで見つけるか、だな。
とりあえず、平井はセカイ系のゴットファーザーだな。
「ツインピークス」の三人娘にはけっこう萌えた。
365 :
イラストに騙された名無しさん :04/02/24 09:16 ID:JpsBymIm
セカイ系小説では教師や警官といった職業や、 常識を持った中高年の人が嘲笑されたり、酷い目に遭ってる ことが多いように感じる。
>>365 セカイ系に限らずそういう傾向あるんじゃない?
367 :
ざっと :04/02/24 10:46 ID:D7aVPj9V
>「舞台となる地域や時期の曖昧さ」 これは思いこみだと思うなあ。もしくはただの手抜き
>>365 ざっと全体を要約するとこんな感じが
「
全世界は危機に瀕している。しかし、多くの人はそれに気づいていない。
主人公は世界の危機に対してなんらかのアクションをしているが、
それ以外の大人とのかかわりが薄い。
日常生活を送っている一般人は基本的に邪魔者。
あんまりハッピーじゃない恋をする。恋人同士と仲間内で人間関係は完結してる。
最終的にセカイ(全世界and身内)は救われるか崩壊するかはさまざまだが、
そこにいたるまでにイパーン人が大量にお亡くなりになる。
」
>>368 なるほど、やはり幻魔大戦こそがセカイ系の創始者だったんだよ。
370 :
365 :04/02/24 12:24 ID:JpsBymIm
あと、努力して良い学歴を―って奴は十中八九醜い人間として書かれてるよな。 世俗的だったり保守的だったりする人間はセカイ系的には愚かということかな?
革命だなんだ、つう本人も倒錯してんだけどな。 自分だけは透徹でありたい、とは逝かないのがセカイ系。 こんなボクでも生きる価値はあるはずだ!みたいな
主人公に限って夜郎自大が許容される小説とも言えるな。 ポストモダンという武器を持っちまっただけによけい始末が悪い。
そこで脱構築ですよ。
確かに判りやすい。 でもセカイ系の系譜が形成されつつある現状で東ひとりをあげつらうのもアレじゃね?
いまさらセカイ系商法を妨害しても。
まだまだセカイ系がオタジャンルの中の一概念に過ぎないのは同意だが… セカイ系スレ自体の進行具合も見てもそれはわかるし。 ほんとに7人で動いてる臭いし。
富士ミスの十人より少ないのか
セカイ系は一種の新興宗教と考えれば納得がいく
押井監督にしても富野監督にしても、ちょっとトゲのある評価をするのって、やっぱ 面白くないんだと思うよ。 商業ベースの記号を簡単にパクって、それをパッケージングして一儲けしたわけでしょ。 しかも、そういう制作スタイルでいるにも関わらず、今のアニメ業界を支えてきた人たちに対する 敬意の言葉は全くと言っていいほど公の場で発せられてないからね。 アニメに詳しくないから知らなかったで済むような話じゃなくてさ。大人社会の礼儀として、 そういう言葉もあっていいとは思うんだけど、どうなんだろうね。。 あとComixWaveの川口も、アニメ業界の人たちにしてみれば結構カチンとくる ような事をイベントなんかで言ってるんだよね。 「今の環境に不満があるなら、貴方達も個人で制作すればいい」みたいな事をさ、、。 市場を切り開いてきたのは、新海でも川口でもないんだから、それなりの態度と言葉が あっていいとは思うんだけどなぁ、、。そういうプレイが好きな人達なのかな(w
>>375 JoJoの行き着く果てがセカイ系って…
ブギーポップで繋いでるだけじゃん。
ファン層もぜんぜん違うぞきっと。
セカイ系については、マンガ余話で岡田が言っていた、 70年代、政治や社会が信用できず、個人同士の2人の関係を 求めたけど、今は他人を誰も信用できず、世界と直接繋がりを 求めている。 これはセカイ系を的確にあらわしていると思うけど。君と僕の世界じゃなく 僕の世界がセカイ系だと。
>>375 wowowをwowwowと書いてるだけで読む価値なし
セカイ系小説の極端で自分本意の俺テツガクを読んでると ヒキオタの妄想を読まされてるような感じがしてくる。 よく考えれば作中の人間ドラマも誰も友人がいない者が 書いたような感じがして、どこか不自然。
そこでアウフヘーベンですよ
負のオーラ漂う主人公が嫌! という客層も数多くいるわけよ。 だから金もらって書いてる奴としては極論どっちでもいいわけだ。 でもまあ、負のオーラ漂う主人公ってのは、説得力ある善人キャラよりも遙かに描きやすいんだよね。 それに近年は若者の精神年齢の低下が著しく目立っており(二十四歳ぐらいまでの若者が高校生と同等) またそういった若者の声が大きく、こういった2chの場でも取り上げられるために、 おおよそ高校生が共感できる、反社会的でひねくれたキャラは、長期的な客はつかないものの売れやすい。 描きやすくてそこそろ売れる。これ最強。量産向きってわけ。
>>388 30歳以上を成人とみなすべき、とか環が言ってたねえ。
単純な生産構造の社会に比べて 今の社会では成熟化は進展しにくいってのは定説っぽい。
「そりゃあ精神年齢低くもなるわな。大人にならんでも食えるから」 って誰かがぼやいてたな。
リアリティ=多くの人にとって納得しやすいものと考えた場合、 今時の人間にとって「善意によって行動する主人公」には、 もはやリアリティは存在しないんだよな。 読者にとっては、悪意、嫉妬、我が儘、そういった感情の方が、 普段接することが多く、また自分自身も持つことが多くて、 よりリアリティのあるものなんだから。
善意の人間=食い物か被害者。 そんなものになりたくねぇ。
>>394 極端から極端へと振れすぎている気もするが、
その辺りもセカイ系メンタリティーなのか。
別に、騙されない程度のしたたかさと、他人を助けられる だけの配慮と余裕持てばいいじゃん。
>>396 その余裕がない人の間でセカイ系が流行っているわけで。
他人を助けられるだけの配慮と余裕持ってる人がセカイ系を愛読するかどうか
精神年齢の低下がどーのつー話があるけど 散々若さを理由に過激行動やらかしたクセに今の若い者は… とか文句垂れる団塊世代の糞爺 どもよか断絶をスタートラインに 薀蓄垂れてるヒッキー君の方がまだ幾分マシかと思われる
やっぱセカイ系にはそういう、ニヒリックな語り口が多いよな。 団塊世代やヤンキー、全体主義者を徹底的に否定している感じがする。 自分と自分の好きなもの以外を否定する、というのが特徴かな?
ニヒリスティックでしょう。あとシニシズム。 ある意味卑怯な逃避ではある。
小説を含めすべての創作物は現実の逃避なんだが……コマーシャル以外はね。
403 :
400 :04/02/27 20:19 ID:cLU/FjQ0
恥ずかしい間違えをしてしまいますた。 セカイ系が受けたのはそういう、逃避的な部分によるものなのかな? だとすると、この先もっと増えるのかも。
俺はセカイ系なんだw はじめて言われたので半分むかつきつつも嬉しい部分もある。 でも結局のとこ行き着く果ては スノビズムとシニシズムしかないと思うよ。 超越性に期待するのは平和な世界にあっては一番危険なことだからね。
>>399 単に大人の愚痴ではなく、心理学の統計で、きちんとしたデータとして
最近の子供は5歳ほど精神面の成長が遅れてると出てるぞ。
成長してられるほどのんきな社会じゃなくなってるんだよ。 それ以外にもしなきゃならないことが多すぎる。
>>405 心理学の統計って全然当てになら無いじゃん。
角川文庫の「リリィ・シュシュのすべて」を読んだ。 はっきり言ってキノやブギーの方が良かった。
>>404 しかし、それでは直面している問題はいつまで経っても解決しない。
それをセカイ系諸作品は、
一足飛びに超越的・特権的能力で解決してしまっている。
これでいいのかどうか。
逃避文学ですから。 ラノベで社会改良しようって訳でもなし。
まあ、『セカイ系から世の真理を学んだ』とか勘違いされると 色々ご愁傷様みたいな事態になるが。
結局ガキの妄想を、もって回った文章とポストモダンもどきの屁理屈で正当化してるだけな気がする。
一般人はもっとお手軽にどうしようもないドラマや小説で現実逃避できるのに 逃避するのに論理武装が必要とは難儀な脳をもったものよのうセカイ系の方々は。
セカイ系の読者が中高生に偏るのは酒が飲めないからか
サイケデリックな感じを欲求しとるわけかもな
セカイ系云々ってのは擬似哲学的なアプローチが鼻につくってだけの話で、 具体的な定義ができないのは、 定義をしてしまうとまともな小説がセカイ系の定義に入ったり、 セカイ系の範疇に入れたい小説がセカイ系でなくなってりしてしまうから。 セカイ系は読者のマイナス感情を表現する蔑称でなければならない。 よって多くの場合、セカイ系について語ることは個人的な不快さを語ることでしかありえず、 にもかかわらずセカイ系構造が実在するものだと思ってはなしをしようとすると、 ことごとく現実離れした作品論に堕してしまう。 って感じでいいですか?
・やはりセカイ系は共同幻想のようだ。
・お約束どおり、
>>417 はセカイ系。
そういうオマエもセカイ系 そして明日もループを繰り返すのだろう
420 :
イラストに騙された名無しさん :04/02/29 02:11 ID:joUPLjNZ
/ \/\ |\ / \/\ /\ \ |\ / \/\ / \ | \ |\ / \/\ |\ / .| \ |\ / \ /\ / \ \/ | \ |\ / \/\ / \ | .| \ |\ / \/\ |\ /| | \|\ / \ | \ //\ \ / \ | |/ \ アルェー? /\ > | \ /| ヽ(・3・)ノ / \ / .| | \ //\ / ( ) \ \ / | | |/ \ /\ / < ヽミ3 \ /| / | | \ /| /\/ \ \ /| / | | \ //\/ \ \ /| / | | |/ \ \ / | / | | \ \ / | / .| | \ /| / .| | \ / | | .| .| |
゙l │ ," ゙i、 `i、 ,| .ノ ,,丶 ,! .| / .| .゙l ,/` l゙ | 丶 _ .,! ヽ > ``‐.`ヽ、 .|、 | ゙'. ,ト `i、 `i、 .、″ | .,.:/"" ゙‐,. ` / ` .,-''ヽ"` ヽ,,,、 ! 、,、‐'゙l‐、 .丿 : ':、 、/ヽヽ‐ヽ、;,,,,,,,,,-.ッ:''` .,"-、 ,r"ツぃ丶 `````` ../ `i、 ,.イ:、ヽ/ー`-、-ヽヽヽ、−´ .l゙`-、 _,,l゙-:ヽ,;、、 、、丶 ゙i、,,、 ,<_ l_ヽ冫`'`-、;,,,、、、、.............,,,,、.-`": │ `i、 、、::|、、、ヽ,、、. ```: : : ``` 、.、'` .|丶、 .l","ヽ、,"、,"'、ぃ、、,、、、、.、、、.、、、_、.,,.ヽ´ l゙ ゙).._ ,、':゙l:、、`:ヽ、`:、 : `"```¬――'''"`゙^` : ..、丶 .l゙ `ヽ ,i´.、ヽ".、".、"'ヽヽ;,:、........、 、、...,,,、−‘` 、‐ |゙゙:‐, ,.-l,i´.、".`ヽ,,,.".` `゙゙'"`'-ー"``"``r-ー`'": _.‐′ 丿 ,! j".、'ヽ,".、".、"`''`ー、._、、、 、._,、..-‐:'''′ .、,:" 丿 ゙l,"`"`''ヽヽ"`"` ```゙'''"ヽ∠、、、、ぃ-`''''": ` 、._./` ._/` `'i`ヽヽヽ`''ーi、、、: : 、.,-‐'` 、/` ``ヽン'`"` : `~``―ヽ::,,,,,,,,,,.....................,,,,.ー'``^ ,、‐'"` `"'゙―-、,,,,..、、 : ..,、ー'"'` : `‘"`―---------‐ヽ``"''''''""`
そもそもサントリー学芸賞たるや、バリ島のガイドブックに毛の生えた程度の
新書にも与えられているような学術的権威の疑わしい賞なのである。さらに東
氏は他者から過剰に評価を求めようとする傾向があって、自分の扱いに常に不
満を漏らしているという。『批評空間』からデビュー、浅田彰の帯で老舗出版
社から単行本が出る、これだけですでに全国の人文科学系の若い院生、研究者
の嫉妬を一身に背負っていると思ってもらわなければならないのに関わらずで
ある。
「どうして平野啓一郎の本が売れて、僕の本が売れないんですか?」
「どうして浅田さんの本が十万部売れて、僕の本が売れないんですか?」
「どうしてエヴァンゲリオンが売れて僕のアニメ論は売れないんですか?」
そんなおとぼけな不満を本人としてはいたって真摯な態度で周囲に漏らしている
らしい。
大人同志の付き合いというものは、是是非非で、互いに適度な距離を持って付き
合うものではないのか。(ラカン的にいうならばサンボリックな関係だ)。
http://www.i-nexus.org/gazette/cross/cross005.html
何故いまさら本城の文が引用されるんだろう、このスッドレは…。
>365 教師や警官が、モラルの怠惰の象徴として 非難されているのは今のマスコミの主流的論調といえるし ある意味、それは時代を捉えているだけ。 それに、セカイ系小説では、中高年親父は常識が あるから批判されているのではなく 道徳性に欠如しているのに対面をつくろうファースな存在として 批判されているのですが・・・ 君ってえらそうに指摘して見せるけど、まったく読めてないね
>>424 まず
>>365 の文章のどこが偉そうなのか謎だ。
「セカイ系小説」と当たり前のように言ってみせるが、
具体例は何?
誰が「道徳性に欠如しているのに対面をつくろうファースな存在として」批判されているの?
君の分類するセカイ系小説には、それに伴うある種の特徴があるわけだよね?
だったらそれは何?
どうしてそれがセカイ系の特徴と呼べるの?
そして、それは議論も経ないで当然のように断言できるものなの?
426 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/01 11:20 ID:I8110d9U
対面じゃなくて体面じゃなかったっけ? まあ普通の大人なら世間にたいして体面を繕うのは当然だよね。
>>424 それ以前に中高年親父が全く登場しないのも多いな。
登場しても警官Aとか警官Bだったりとか。
家庭の為に夢を諦めた父親を、終始『夢を捨てた負け犬』として 描写するようだと萎える。 いや、そこまで酷いのはそうそう無いだろうけどさ。
夢を諦めた言い訳に「家族のため」という言葉を使う父親として描写されたら 納得できる。
そして家族に捨てられても、なお夢をかなえられぬ親父どのか
セカイ系の特徴のひとつとしてエディプスの問題の欠落が見られるよな。 母性を母親でなく幼女に求める欲求はどのヘンから来てんだ?
>>431 元々、日本の文化ではエディプスコンプレックスが薄いんじゃないの。
そこを無理矢理に対立させたエヴァではちゃんと解消してなかったような。
433 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/01 20:09 ID:kyPOdUGD
>432
いまどきエディプスコンプレックスなんて
そのまま教えるのは
ラカン派の臨床心理学ぐらいなもんだ。
つか、そもそも母性を幼女に求めることが
なんでエディプスの問題の欠落なのかさっぱり
>>431 の意味がわからない。
434 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/01 20:13 ID:XO4v5OtX
ttp://www.onyx.dti.ne.jp/~sultan/colum118.html 家裁調査官という職業がある。
少し乱暴にいえば、非行を犯した少年少女やその保護者と面接をし、
どういう処分がいいのを裁判官に意見を掲出する調査官のことだ。
その家裁調査官が書いた本で、以前面白い記述に出会ったことがある。
曰く、一昔に比べれば、子供の精神年齢が3つは下がっている──。
さらに精神年齢が5つ下だとすると、成人式での新成人の横暴ぶりも納得がゆく。
新成人の年齢は、もちろん二十歳だが、精神年齢が5つ低いとすると、15歳。
ちょうど中学3年生が暴れ回っているような計算になる。そう考えて今年の事件を見ると、どうだろう。
高校生の暴れ方というよりは、中学生の暴れ方に近い。中学生が酒をかっ喰らって暴れ回っているような感じだ。
新成人の暴行は、市町村や地域社会という共同体が崩壊したことを改めて示しているが、
それと同時に、彼らの精神年齢が驚くほど低いレベルにあることも示している。
今の成人式は、とても成人とは呼べぬ、身体は二十歳、心は中学生の子たちが集まっているのだ。
本来、親には子供の壁となって社会を知らしめる機能がある。
だが、父親が友達感覚を選択したことによってこの機能は失われてしまった。
さらに1970年の三種の神器の国民的普及によって、母親には余暇時間が生まれてしまった。
この余暇時間を、母親は子供への教育愛に費やして、子供たちを母親べったりにしてしまった。
突き放すことで成長するはずだった子供の精神的成長は、これによって阻害されてしまった。
結果、生み出されたのは、60年代生まれの子供たちよりも3つも5つも精神年齢の低い、
自律できない子供たちだった。父親と母親の機能不全と機能偏向が、精神的発達の未熟な子供たちを量産してしまったのだ。
もちろん、これはひとつの分析予想である。けれども、決してありえない話ではない。
現代の少年は、精神年齢が5つ後退している。今は、教育以前に躾が崩壊しているのだ。
78年以降の成人を、成人と思ってはならない。大学を卒業したからといって大人と思ってはならない。
今、あなたの職場にいる子たち、短大を卒業して入っている子たちは、精神的に未成年なのだ。大学を卒業してもまだ高校生なのである。
435 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/01 20:44 ID:kyPOdUGD
>>434 電波文は貼り付けないでください。
精神年齢が5才下がっているという根拠が、元のリンクを読むと
>3年生になる息子の友達が泊まりに来た時のこと。
>お風呂場の更衣室に入ると、ちょうど友達の子が
>着替えている真っ最中だった。だが、パンツいっちょの17歳はまるで子供のような顔をしていたという。
だからだそうだ(爆笑
こいつの意見をそのまま援用すると
すべての童顔の持ち主は
精神年齢が低いことになる。
俺に言わせれば、この作者のほうがよほど精神年齢が低いと思うがな。
そもそも家裁調査官の人は「3つは下がっている」としか書いてないじゃないか
セカイ系とは、キリスト教文化の影響を強く受けた 青少年たちから多大な支持を集めている、と推測される。
↑ 根拠レス
なるほど。 2ちゃんは小ネタのかぶせあいで流れていくからな…… blogにおいて個人は主体的な情報の結節点としての主体的機能を持つのに対し、 2ちゃんだと個人はスレの枝葉にすぎない。 システム構造によって受容される自我のありようも大きく変化するという…… まあ、当たり前の話だ罠
>>440 2ちゃんには個人は存在できないといった方が適切だと。
あと
>>439 2ちゃんで嫌われるのは自己顕示であって自意識ではないと。
2ちゃんは笑点と同じシステムなんだよ。
>>439 でも確かにこのスレ(っつーか2ch)でファウスト周りって物凄く冷めた感じで扱われるよな。
単に作家陣や作品群だけじゃなくてそれについて語る人間も同様に叩かれる希ガス。
>>443 ファウスト周りを叩いているのは2chくらいで、
その他では知られてもいないというのが現状でしょう。
446 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/03 01:01 ID:uJeUzE8l
「Deep Loveが最先端」説を俺はとる。
>>447 一発目のレビュアーの
>これを中年男性が書いたというのに少々驚いた
↑
これにワラタ。おっさんが書いたのかよ
で、結局セカイ系って一言でいうとなんなの?
>>449 セカイ系。
…で、済ませたいけど、
いちおう言っておくと「萌え」みたいなもんじゃねえの?
早い話が、オタ作品のエヴァっぽいアレな感じを、
どうやって言い表すかテキトーに考えていたら、
一番それっぽい言葉がセカイ系だったと。
マジにそんな「ジャンル」があると考えちゃうと、ややこしくなると思う。
で、それだと「エヴァっぽいアレな感じ」とは何か? っつー話になっちゃうんだけど、 そういうのって全会一致で決まるもんじゃないでしょ。 定義なんて、諦めたほうがいいと思うけどなあ。
読み終わった(テレビなら見終わった)あと、オタが作品について熱っぽく語り始めたら、それがセカイ系。
あなたが略
>>454 いや、女の子キャラとかについて「○○たん萌え!」とか語るのは違うでしょ。
ストーリーの考察とか、その作品のテーマ性についてとか、小難しいことを語り出したら
セカイ系で間違いないけど。
じゃあ次はヲタの定義だな。 顔が不細工、これは外せんなあ
>>450 俺が感じる「エヴァっぽい作品」っていうのと、
世間でセカイ系っていわれる作品がずいぶんズレてて、
いつも混乱するのです。
ヲタの定義 あるジャンルや作品が好きな人のうち容姿がキモい人のこと。 容姿がキモくない場合は「ファン」と定義する。
今度はキモさの定義か'`,、('∀`) '`,、
『(「良質」とか「極上」みたいな上品な誉め言葉)の青春小説』 みたいな勧め方をされてる作品はセカイ系率が高い気がする。
461 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/04 13:31 ID:aMa4gzyO
セカイ系って大塚英志がヲタを批判するために使った言葉 つまり罵倒語だな。
462 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/04 13:36 ID:l1AVoB2Q
>>457 違うw
俺は雑に書いているようで考えている。
「エヴァっぽい作品」じゃなくて、
「エヴァっぽいアレな感じ」だ。
つまり、エヴァと全体的に似ている作品じゃなくて、
エヴァと部分的に似ている作品だよ。
だからジャンルを隔てても、気分的にいくらでも当てはまる。
その「部分」とは、たいてい心理描写とか青春ドラマとかだと思うな。
君の言っているエヴァっぽい作品とは、
操縦席のインターフェイスが似ているとか、
ネルフっぽい組織があるとか、
宇宙的な危機が迫っているとか、
変な形の化け物が空からやってくるとか、
そういう話でないかい?
そういう認識で言っている人もいるかもしれないけど、
違う人が多いと思う(たぶんね)。
でもどちらが正しいかなんて誰も決めてくれない。
だから混乱するんだよ。
>>461 何を根拠に言っているのか分からないが、
セカイ系の提唱者は「ぷるにえブックマーク」というサイトの管理者だよ。
本人は言葉遊びのつもりだったらしい。
ただ、初期は罵倒語のようなものだったのは確かにそうだな。
ぷるにえ氏のページはキャッシュでもサルベージできないから、 彼が例として挙げていた作品をいくつか。 「lain」 「ブギーポップ」 「ガンパレードマーチ」 「Kanon」 「月姫」 「ラーゼフォン」 「ほしのこえ」 「スパイラル推理の絆」 とある日記から。 どうも、ぷるにえ氏はセカイ系について、 曖昧な定義ながらも精力的に発言していたらしい。 チャットとかで。 「スパイラル」はどうよ、という気がしないでもないが。
>>464 最近原作のほうは結構セカイ系入ってきたけどな。
人類の進化云々。
あと月姫はセカイ系か?奇伝とか吸血鬼ものという希ガス。
少年少女が、世界の真理について知った風な口を利けば、 かなりセカイ系チックになります。 月姫の主人公のモノローグもそんな感じ。「少年主人公が切れると、特殊能力 発動して神様でも殺せる」っつー構造もあるし。
>>466 >少年主人公が切れると、特殊能力 発動して神様でも殺せる
主人公が切れるとチェーンソーで神様を真っ二つにする魔界塔士SAGAはセカイ系ですか?
いや、通常装備で殺せたらセカイ系ではない。
とりあえず、オヤジが主人公の作品はセカイ系ではない。
>>467 それはむしろチェーンソーの力。主人公なんて飾り。
で、結局セカイ系ってのは、 作者の圧倒的経験不足から生まれる、 「作者が体験したことのある極小のセカイ+誰も体験したことのない巨大なセカイ」 しか描かれていない作品のことですか?
セカイ系絡みのスレ・はてなダイアリーには 総括厨がやたら多い気がするのだが、何故?
>>466 神様なんか殺してたっけ?
あれは主人公の精神が能力より生まれ付いての超能力ってかんじだから、
無条件最強主人公って感じ。
チェーンソー>>>>超えられない壁>>主人公>>>>>>>>>セカイ系>>総括厨
ぷるにえブックマークの管理者が はてなダイアリーに移ってるのはがいしゅつ?
ブチキレたチェーンソーが主人公を使って神様をぬっころす?
セカイ系は抽象画 一般の物語作品は具象画 みたいなもんじゃないの? 抽象画家だからといって具象が描けないわけじゃないし。 (中には具象を逃げて抽象に逝く人もいるが) 具象に飽きたので抽象で表現してみた、つーか。 悪く言えば具象で表現できることの底が尽きたて感じだな。
>>478 >セカイ系は抽象画
>一般の物語作品は具象画
世の中にはもっときちんと抽象を扱った小説が多数ある。
幾らデフォルメが強いとしても、あくまでもセカイ系は具象の範囲内だよ。
480 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/06 02:47 ID:H3gGXTpG
>>477 ヤマモトHPから飛べるあそこで良いのかな・・・
正直、日記の雰囲気がはセカイ系論議からずいぶん遠いような・・・
ファウストで東が誉めてた「ユーノ」ってそんなに凄いのかな? 映画の「マルホランドドライブ」の感想を知り合いに聞いたときに 「ユーノ」のバッドエンドを映像化したみたいなやつ と答えてて 「マルホ」より「ユーノ」が気になりだした。
>>480 ありがd
文体は変わっていなかったみたいだった。
3月5日で「かの忌まわしーコトバをはじめて口にしたのはいかにも私めでございますよ」
と言っていた。
>>483 >これってストーリーの謎を解くというより、
>シナリオライターの脳みその謎を解く
それだ!
セカイ系の特徴は、主人公が成長しないにあると思うけど。 あと、友情は不許可。
とりあえず、セカイ系は主人公とかの主観に、かなりの権力があります。 「お前なんか嫌いだ。消えろったら消えろ!!」とかいう『想い』が相手を倒しちゃったり。
順調にループしているのは何者かの策略なんだよな、間違いなくw
>>485 オーケイ、ドラえもんはセカイ系だな。
成長しないし、ジャイアンとスネ夫が嫌いだし。
>>486 オーケイ、ドラゴンボールはセカイ系だな。
孫御飯が駄々をこねると地球が吹っ飛びかねないし。
488 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/06 14:35 ID:TGxN2yg1
で、セカイ系の定義ってなによ? なんで片仮名なの?
歌舞伎用語である漢字の「世界」より新しげに見えるから。 世界というのは言葉の出自からして仮構的なものだな。
490 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/06 15:33 ID:AisatbWi
491 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/06 18:58 ID:TGxN2yg1
>>490 自分で考えろって言われてもさ、
>>464 に書かれてるものとかさ
私はには電波系以外の共通項が見つからないんだけど
全部見たわけじゃないけど
>>491 まあ、あそこらへんは、いろんな場所で「ポスト・エヴァ(エヴァ以降)」と言われた作品なんだよ。
「lain」はアニメ雑誌の座談会(どこだったっけ?)で。
「ガンパレードマーチ」は黒い月とかガジェットのレベルで明らかなリスペクトがあった。
「ほしのこえ」はインターフェイス画面とか情景描写、敵キャラのデザイン、その他いろいろ。
「ラーゼフォン」はモチーフとシナリオの一部と有機的なデザインの主役機で。
「ブギーポップ」は綾波レイと似たキャラが出てくるんだな。そういう過去のライトノベルにないような少女の描写で。
「kanon」についてはLeafの雫がブギーポップと同じような理由でポスト・エヴァで雫→痕→To Heart→ONE→kanonの流れ。
(To Heratはこの流れの中で例外的。ONEは会社が違うがTo Heartからシチュエーションの引用が多く、前身のMOON.と雫が似ている)。
「月姫」はビジュアル・ノベルとしては痕に雰囲気が似ていると言われるし、スタッフはONEの影響を受けていると告白した(らしい)。
「スパイラル」は…どうなんだろ? これは副次的に指摘されたもんじゃないのかな? 定義を探っている段階で手近にあったとか。
493 :
492 :04/03/07 01:48 ID:GW2Tiz4o
全体的に心情描写が多くて、少女キャラが痛々しいというか切なかったりする。 あと基本的に青春ドラマだよな。 みんな夕焼けのシーンが印象的なんだけど、夕焼けって昔から青春ドラマの小道具みたいなもん(あと、坂と海と青空)。 しかし、まあ具体的にどうこう言えるもんじゃなくて、なんとなくエヴァに似ているなあと。 ポスト・エヴァに位置づけられた有名作品は、だいたいがセカイ系と言われているんじゃないかな。 例外はナデシコか? いや、あれもセカイ系といえばセカイ系のような気がする。 まあポスト・エヴァの中でもシリアスタッチな作品がそう呼ばれるのかもな。 断っておくけど「俺はお前より分かる」と言っているわけじゃないからね。 ただ、なんとなくそう思っている奴が多いんじゃないかと思うってだけ。 それとこういう「ポスト・エヴァ(エヴァ以降)」の系譜って、逆にエヴァ以前をどれくらい知っているかで別れてくるのね。 分かるかな? 「以降」とは何かを知るためには「以前」をよく知っていないといけないんだよ、時期を二つに分けるために。 ブギーポップに出てくる少女と綾波レイがどれほど似ているかっていうのは、エヴァ以前の作品と較べないと分からないんだ。 セカイ系という括りも、エヴァ以前の作品にアイデンティティを感じている人たちによって作られてきた気がする。 だから最初は罵倒語だったし、比較的にリテラシーの高い人しか理解できなかった。 「電波系」というのも正解と言えば正解じゃない? エヴァ以前は電波系の商業作品なんて滅多に出てこなかったし、あまり評価されなかった。 今では普通に売れちゃうから、それはそれで最近の傾向として特徴的なんだよ。
>>493 電波といえば、富野御大を忘れるな。Vガンの害基地振りは
誰もかなわないぞ。
Vガンとエヴァの違いがセカイ系の肝なきもするが
495 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/07 04:00 ID:2PkenSH2
あぁ、エヴァの電波部分に似てる作品がセカイ系ですか? 神林がセカイ系の先駆者と言われてるのも分かるな 神林も電波系書いてたしな。 電波系じゃ印象が悪いから言葉変えたって感じか?
496 :
のぶ ◆fiKXWUiPEw :04/03/07 04:39 ID:MnD0dtZi
s
>487 ドラえもんでも、「どくさいスイッチ」とか「このウソホント」とか セカイ系的なテーマの話はあるでしょ。巷に流行った最終回の噂は、 あの閉塞した世界を外へ開きたいという視聴者の心理が生んだもののような。 ドラゴンボールは、セカイ系化していくストーリーをなんとか制御しようと 作者がいろいろ梃入れはしていたな。ブルマの視点とかサタンの視点とか。
>>497 それは言えてるかもしれないな。
基本的にポスト・エヴァの物語センスというのは、
過去にまったく例がないというものではないんだよね。
部分部分ではとっくの昔に発見されている。
ポスト・エヴァ(セカイ系)が見つけたのは、
それを構成的に再編成する技術だったのかもしれない。
499 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/07 14:11 ID:X9K7yDZL
売れない本なんてダメだもん! 人気ないとゴミだもん! 誰も読まない小説なんて、 ちょお悲しぃい!
500は頂きますよ、諸氏。
>>479 なら心象画とかのジャンルわけになんじゃない?
抽象でも具象でもなくてちょうど中間を行くくらいの。
まあ一応具象の中の一括りに過ぎないのが心象画だが。
セカイ系も心象風景がやたら表現されやすいのと
最近定義されたジャンルと言うのとで結構リンクしてると思う。
まあだからどーだとはならんけど。
>>501 同時代表現として語るのは結構なんだけど、
「リンク」なんて言うからには、
せめて大元のセカイ系について具体例を挙げてくれないかな。
定義までは望まないから。
503 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/08 00:46 ID:Fd4uK8o4
太陽が黄色かったので通行人を射殺しますた。
セカイ系はロマン派
幻魔大戦もビューティフルドリーマーもセカイ系でいいんじゃない? 少なくとも、セカイ系として解釈することは可能でしょう。 特定の流行にのらない作品を外そうとするから難しくなるだけで。
>>506 イノセンスは人形愛を語り倒すガチンコ系。
押井がセカイ系というには、童貞臭が足りない。 ソープ帰りの石鹸の匂いがする。
>>483 >これってストーリーの謎を解くというより、
>シナリオライターの脳みその謎を解くゲームだったような気がする。
>>509 >押井がセカイ系というには、童貞臭が足りない。
>ソープ帰りの石鹸の匂いがする。
俺的に今月のセカイ系賞、ノミネート定義。
バカめ!メタ・セカイ系などでこの俺が倒せると思うか!
形は一緒で色だけ違うのか……
オレ的なセカイ系定義 とりあえずこんなのがあればオレの中ではセカイ系 (前略) クライマックス 壊れた足で踏みとどまる。 体中の神経に電流を流したような痛みが走る。 血が体中の傷が流れていく。 それでも絶対に倒れられない。 ここでオレが倒れれば、世界が終わってしまうだろう。 いや、本当は世界なんてどうでも良いんだ。 ――オレは○○が死んでしまうのだけは許せないだけなんだ。 ああ、こんなにも単純なことに漸く気がついた。 「ごめんな○○。やっぱりオレ、バカだ」 血塗れの口でそう呟き、○○に生涯最後の謝罪をした。 敵を眼前に見据える、もう未練も後悔もない。 ○○の暮らす、あの平凡な日常を誰にも壊されたくないと心の内で決意する。 「(決め台詞)」 「(敵の応答」 主人公、捨て身攻撃 ↓ 主人公生存エンド 主人公死亡エンド
>>514 とりあえず、君?
少年漫画好きそうだね。
>>514 セカイ系の主人公は基本的にヘタレの傍観者。
最終決戦で戦うのはヒロインか他人だ。
いや、「世界がどうなろうとヒロインがどうのこうの」は立派にセカイ系では。 セカイの縮図としてヒロインのいる日常という用例を出しているだけで本質的には何も変わらないかと思う。
518 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/10 21:10 ID:e9BxHR0T
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●●●●●●●●不合格●●●●●●●●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● これを見た人は確実に【不合格】です。これをコピペでどこかに3回貼れば回避できます。 これは本当です。やらないと一年無駄になります
根拠を提示しないのは、このスレのローカル・ルールなのか?
根拠なんて示せるなら既にセカイ系じゃないじゃないか。
522 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/11 21:58 ID:Po1EvobD
根拠を示せなものは存在しないも同じ事 よってセカイ系というものはありません
セカイ系は、あるよ・・・
ここに、あるよ
起こらないからセカイ系って言うんです。
526 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/12 20:22 ID:vT1mImSI
というより一般的読者の知能程度と理解力に合わせて書いてる。 自分に読めない漢字が出てきたら「作家のオナニー」って言出す程度の知能なんだから そっち方面も彼等の理解の範囲内におさまるよう書いてあげないと。 オタに人間への洞察が理解できるわけないよ。まともな対人関係知らないんだから。 彼等の脳の容量でも記憶可能な限られたパターンの萌え記号こそ 彼等にとっての人間性、つまりキャラクター。 読者に理解できないものを書いても仕方ない。 舞台背景や動機や信条に関する描写も同じこと。 読者あっての作家。作家のオナニーはみっともないだけだよ。 以上、人間への洞察は怠らないよう常に心がけておりますw
萌え記号のほうが現実よりキャラパターン多いぞ。 だいたいリアルの人間はそれほどわかりやすくキャラ立ちしてるわけじゃない。
>523-525 セカイ系を狩るもの
>526 ヲタに関する考察はわからんでもないが、 まず自分の文章を推敲して主語の不在に関して洞察してはどうかと。
>萌え記号のほうが現実よりキャラパターン多いぞ。 ………早く、社会復帰しような? …それは君、現実世界の人間に対する関心が低いから、 付き合い方が浅いから、どいつもこいつも同じに見えるんだよ。
それは現実世界の人間に対する関心が低いから どいつもこいつも違うように見えるんだよって屁理屈もありえるな。 交友の深さは尊敬の深さに比例するか?
おお、527か。 スイス出身のシュールレアリストにして彫刻家・画家のジャコメッティの 言葉でも贈るか。 「私の今回の作品はこれまでの中でも最良のものだ。だが君の身体に比べれば哀れな土塊に過ぎない」 彼は、見事な彫刻でもモデルの人物より優れていると言うことは、並大抵ではないと語る。 同じ記号に浸ったものでも求道者としての深さがアンタとはずいぶん違うな。
>>529 の文章にも守護が無いのは如何なものか、と、名無しは考えた。
×守護 ○主語
回りくどく叩かれるのを恐れて皆がびくついてるスレはここですね?
論点がズレてるな。そもそも何を論じてたのか分からない…… この流れがセカイ系?
セカイ系、それは永遠のアルカディア
>536 このスレに書き込んだ時点でセカイ系の罠にはまっているのです。
貴様の脳みそ、セカイ系!!
問セカイ系とは何ぞや 答読者が変
542 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/14 12:11 ID:KfcHA81T
セカイ系 それは、いのち
元気ですか――ッ!
545 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/14 17:56 ID:M+dKDKCp
感性 80年代を一言で現すと「感性の時代」である。80年代の最強のキーワードだ。 もうこれ以上表現できない時、「つまりは感性の問題なんだな」の一言ですべてが おさまった。この言葉の前では誰もがひれ伏したわけである。そういう意味では 水戸黄門の印篭のようなものである。
ある村で少女が言った。 「大変、みんな寝たままなの。」 確かに周囲の民家を調べてみると、村人全員まだ昼間だというのに寝ていた。 老若男女村人全員が寝ているのだ。不思議に思った私は少女に尋ねた。 「何でお嬢ちゃんは起きているの?」 少女は答えた 「だって私の髪は長いもの」 私はしばらく考えた、なるほど、そういうことだったのか。
言っちゃ悪いけど、 バカに占拠された感があるなあ。 変な思想用語を使う連中がいたときのほうが良かったかも。
548 :
名無し物書き@推敲中? :04/03/15 11:47 ID:8hbG0LiJ
だめだ
おや、ひさびさに俺好みの流れ。
>>547 今や、あなたは僕らの敵だ―
550 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/16 18:18 ID:s0Tv5Xed
>549 今や、あなたはセカイの敵だ
イノセンスはセカイ系なん?
いや、イノセンスは普通のアニメ。 世界の命運と関係ないし。
戯言シリーズや悪魔のミカタ、舞城王太郎あたりはセカイ系に分類されるの? 個人的には少しばかり違う気もするけど。 西尾の言葉を借りるなら「新青春エンタ系」かな。略して「新青春系」。 乙一の「GOTH」や「ほしのこえ」、key作品にスパイラルあたりはこっちになる希ガス。 なんていうか決して世界の終わりに交わらないセカイ系。 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」や村上春樹の「ノルウェイの森」あたりに通ずる作品かと。
セカイ系ではないが新青春に分類されそうな作品 キノの旅、凉宮ハルヒシリーズ、ドクロちゃん、MISSING、マリみて 漫画だとフルバとか 一見セカイ系に見えるけれどその実セカイ系が正に世界ありきのものであるのに反し、世界そのものに余りこだわらず、そのかわりその作品においてセカイ系における世界に匹敵する程の個人(達)を中心に描かれたのが新青春系かと セカイ系と本質的には変わらないのね。 ITS ALL AROUND YOUな作品。 メタセカイ系? なんか破綻してるな・・・漏れの意見・・・
>>555 あたまがわるいのならかかない方がいいよ
それと555オメ
谷川流はセカイ系の向こうを目指している希ガス。 世界の果てがどこにあるのかを不明瞭にしたまま進むハルヒシリーズ、 世界の果てが巻が進む毎に広くなって行っている学校を出ようシリーズ。 ハルヒ一巻は激しく失敗している気はするが。
新青春系というより、セカイ獲得競争挫折系かシャカイ喪失系。
挫折こそセカイ系の華よ!
最後は意味不明か挫折。これ。
561 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/18 04:43 ID:z7yd62uY
そして地球と合体だ!
恥丘と合体?
563 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/19 08:24 ID:uUsX5xcB
様々な理由からこのスレを嫌う人々が、 「哲学用語wを使うな」とか因縁をつけたり ネタスレにしてキモオタ特有のお約束に回収しようとする姿には 感動します。
>>563 また訳の分からないパターンが紛れ込んできたなあ…。
心配しなくても、けっこう楽しくやっているから放っておけ。
既出か知らんが、ちょっと前にゲームラボでイリヤは危険だとか対談していたんだけどさ。 あんなアホな論議で金もらえるのはどうよ? このスレのようなことを飯の種にしている奴らはどうも気に入らん(゚Д゚) 作品の批評とはなんか違うやん。 セカイ系をネタに金がもらえるのは、みんながセカイ系を読み解きたいからか? まあみんなといってもニッチ産業だけどよ。 お客がいるのは確かなんだよなあ。 不思議だって思ったが、このスレが続いているのが証明か…。
>>565 もっとアフォな文章で金を稼いでいるライターは数知れないが…。
シャナってセカイ系?
ちょっと違う。
なんつーか、ある程度、作者が意図的にやってるセカイ系と、 ただ単に作者が社会経験不足なので、作中の「社会」の描き方が 抽象的になってるだけの作品はどうやって区別するんだ?
>>569 天然ものと養殖ものです。通には判ります。
>>569 つーかエヴァの昔から素面でやっている奴は少ないよ。
庵野は芸術が爆発しただけ。
とくにlainなんかはパーフェクトだろ。
文化庁から直々に認められたわけだし。
いるとしたら上遠野だけど、あれも殺竜事件と較べれば計算ずくかもしれない。
テメーの無能を棚に上げて、
あんまり商業作家を舐めないようにな。
描くことのために「社会」をぼかす手法なんて昔から腐るほどある。
それを踏襲しているだけだ。
「社会」がどうとか言う惑星開発委員会の意見は忘れろ。
あのハッタリはセカイ系についての罵言を肩代わりするもんだが、
何一つ実りある解釈は生まれないことは、このスレの流れだけで分かる。
そもそも説話構造的な物語の中で「社会」を殊更に描こうとするのは、
ある世代の娯楽作家の強迫観念みたいなもんだ。
「描かねばならない」って考えるほうが偏っているんだよ。
とりあえず挙がっている候補から特徴を逆算していく方向にするべき。
まあ、計算だけでは無理だろ。 天然要素が入ってないと雰囲気でないよ
あれだ。教祖が本気の電波系じゃないと信者が集まらないのと同じだな。 計算でやっても信者は熱くならないんだよな。不思議。 ここが外側からみると気持ち悪い部分なんだよなあ。
このスレでもかつてはそれなりに議論が正常に働いたことも あるけど、必ず煽りや荒らしが入ってウダウダになるんだよなあ。 候補を上げる段階で横槍が入りまくっては、どうしようもない。
横槍を入れてるのはやっぱりセカイ系小説の信者なの?
いや、ECCOだ。
だからそもそも言葉に定義をあてはめようと(ry
>>577 じゃあ教えてくれ。
セカイ系の定義は?
君が、決めるんだ。
あなたが思う物がセカイ系です。ただし、他人の同意を得られるとは限りません。
考えるな、感じるんだ。
582 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/23 09:56 ID:i08uUqcy
「考えるな、感じるんだ。」 このセリフって漫画とかでよく出てくるけど、元ネタはなんなの? 今ではギャグ漫画の「勝手に殺すな」ってツッコミと同じくらいに 食傷気味なんですが。
ブルースリー
某カンフーファイターの台詞じゃなかったっけ?
>>582 "Don't think.FEEL!"
"Feel, not to think"
の訳でしょ。
前者がブルース・リーの「燃えよドラゴン」で、後者が「スターウォーズ」のヨーダじゃなかったかと。
DVDの英語字幕で映画見るのが、セカイ系ラノベより楽しい今日このごろ。
スターウォーズ=セカイ系
とかあまり脳味噌使わずにネタフリしてみる。
>>585 スターウォーズの宣伝工作は
セカイ系というより「世界観」だな。
むしろそれこそ対立する側だと思う。
それまで浮世離れした世界を描く作品には
「独特の世界観」というクリシェが多用されていたが、
セカイ系にはそれでは説明のつかない何かがある。
俺は、「世界観」という言葉で拾えなくなった
奇妙な感覚のある作品がセカイ系だと認識している。
えー? 「ニューウェーブ」を言い換えたマーケティング用の造語だろ?>セカイ系
588 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/24 18:32 ID:AJjG8+j7
セカイ系などそもそもから存在してなかった
斎藤環が「小説トリッパ―」で始めた連載がラノベの精神分析になってく みたいだが。
オタクの悪いところがよく出てるスレですね。
文学板有数のインテリであるixon氏にキノの旅は「よく書けている」と評価されてる。 49 :ixion ◆ySh2j8IPDg :04/03/08 10:14 っていうこのスタンス(笑) 正直、『キノの旅』はよく書けていると思うが、飽きる。 『マルドゥック』とかとラノベの境界線はどこ?
あ(ry
ところでハイエンド系って何? セカイ系とは違うの?
ハイエンド系は漫画絵の流派 ムサビ系の親戚
なんていうかね「オタクメディアがインテリ様に評価されたよぉ! 東浩紀先生や斎藤環先生が「セカイ系」って言葉使ってくれたよぉ!」ってはしゃくオタクが嫌い。
>>596 そんなオタクいるのか?
オタクとインテリって互いに嫌悪しあうものだと思ってたが。
本質は一緒だろう>オタクとインテリ 知識の分野がオタク系かどうか、ってだけで 中には兼ねてる奴もいるだろうし
エロゲを評論wしたり、はてなで議論したりしてるのがそうでしょ。>オタインテリ
「東さんや斎藤さんが『セカイ系』って使ってくれた!」って思ったやつけっこう居たんだろうなあ。
セカイ系はまだ現段階の人類では理解できない概念だ・・・
互いに嫌悪しあうのはオタクとサブカル。それを外から見てニヤニヤするインテリ。 一般人から見ると全員同じ。
そんなこと僕たちには関係ない。 『セカイ』が残酷だなんて生まれる前からわかりきっていたことじゃないか。 残酷なことに意味なんてない。 だからあがいて、最後まで生き続ける。 僕は、キミに会うために、この腐った世界を生きていく・・。
604 :
イラストに騙された名無しさん :04/03/27 10:20 ID:NJHAWXV1
オタク→サブカル オタクのことを上から見下ろすし、 本人たちはお洒落なつもりで勘違いだし、知識とか浅く広いから。 サブカル→オタク キモオタと一緒にされるのが迷惑。けど、近親憎悪も若干ある。 アニメやエロゲーにしか興味がないなんて、なんて幅の狭い連中だろうと。 コンプレックスのはけ口。
つまりサブカル文化人ってのはインテリにもオタクにもオサリストにもなりきれなかった出来そこないの集まりってことか
【オタク】 アニメ マンガ ゲーム ムック本 【サブカル】 B級映画 商業音楽 大衆小説 暴露本 【インテリ】 哲学・思想 各種批評・批評理論 古典小説・現代詩 芸術・古典映画
サブカル文化人 サブカルの分野の狭い領域にしか興味のないオタクが嫌い 人を見下す事が生きがいの攻撃的な性格、自分より下の人間を探して右往左往している インテリの物真似で歴史意識が高いフリをしているが基本的に教養がないので空振り具合が痛々しい インテリの物真似で批評が好きだけど印象批評しかできないし、読めない。批評理論とか勉強できるほど頭が良くない どうあがいても根がB級止まりの俗物コンプレックスから偶に知識層に対して挑発的な態度をとってみせるが戦う前から負けているので相手にされない
おまえサブカル文化人になにかされたのか?
>>610 少なくともオタ事件が起こるたびに見当外れなことを言うサブカル文化人が出没するな。
「食い物にされている」感がむかつくんじゃないの。
【オタク】 ○○萌え萌え〜 【サブカル】 ○○が好きな自分ってセンスいいよね。
>612 オタクの勝ちっぽいしw
ここはサブカル人の集まるインターネットなんでしょうね
「セカイ系萌え萌え〜が好きな自分ってセンスいいよね」 なんてヤツはどの範疇に入るんだ?
>>607 scientistはインテリではないのか_| ̄|○
scientistは隠れオタク。
むしろ科学オタク
scienceは思想だ。よってインテリだ。
つまりscienceは思想オタクか。
622 :
イラストに騙された名無しさん :04/04/02 22:51 ID:C1Kxt730
あなたがそうだとおもったものがセカイけいです
624 :
イラストに騙された名無しさん :04/04/03 19:49 ID:JtuOsuiy
ガイナックスの新作が露骨にセカイ系に対するあてつけとしか言えんような感じだったな。 あいつらのオタク嫌いも同属嫌悪入っててキモイよなあ。 どーせ最後は暴動モノの嫌がらせで締めくくるのだろうな。 サブカル並にキモイ
ガイナでも鶴巻や庵野はサブカルだったろ。
ワイドスクリーン・バロック的なものはメタセカイに含まれますか
むしろセカイ系の正反対>ワイド
サブカル野郎のメタメタ趣味はマジキモイ。
>>628 連中は斜に構えて見る事を「メタ」と勘違いしているんだから生暖かく見守れ。
セカイ系野郎のぷにロリ趣味はマジキモイw
ぷにロリをバカにするなー!!
>632 >マジで傷ついた。 セカイ系の主人公になれそうだな
634 :
イラストに騙された名無しさん :04/04/08 22:15 ID:mYTJJE++
でさ、劇場版Airの監督が出崎先生になったことについてはどー思う?
出崎センセ、そこまでカネに困っていたとはなあ。
AIRといえば佐藤心。
佐藤心といえば佐藤友哉
出崎監督は職人なんで別に依頼されればやるよ。 ハム太郎やっているのに、いまさら驚くこともあるまい。
いや、出崎は観鈴ちん萌えだから引き受けた。 もちろん「エースをねらえ」の岡ひろみにも萌え萌えだった。 自宅にはハム太郎のぬいぐるみが百個以上。
イラク情勢板で論争していて、セカイ系の特徴をつかんだぞ。 すべてを自己責任に転換する。 これだ。
凄い責任感だな。
東浩紀が指摘したオタクのタコツボ性を体現し続けるスレッド。
おたくは広く浅い奴が多いぞ。
というか、 蛸壺化しているオタクのほうが、 どちらかというとパンピーに近い。 屈託がないし。 あと東は、オタクに限らず、 みんな蛸壺化していると言っている。
屈託無く生きる。幸せなことじゃないか。
動物化するポストモダン
一番やばいのはオタクにも一般人にもなりきれない セカイ系なやつら。自分で自分を救済するしかないという哀れな存在
>>648 誰かのことをヤバイと言わずにはいられない君が一番ヤバイ。
650 :
イラストに騙された名無しさん :04/04/11 02:52 ID:tVo9YEho
やばい人の集うスレはここですか?
ショボイ自作自演だった、ってことにして、事件を矮小化したい政府の陰謀にまんまと 乗せられてるな。
本気の奴もいれば・・自演の奴も・・陰謀として行った奴もいる・・・ ・・・それがセカイ。
655 :
イラストに騙された名無しさん :04/04/11 19:18 ID:zBZlTQ3x
この結末で誰が一番得をするか…それは、米国。 もう日本世論も自衛隊撤退を言い出すことは無いだろう。
イラクの占領統治にも失敗してるやつらにそんな度胸はないだろ もし本気で立案したヤツがいたらそいつは米国のセカイ系w
657 :
651 :04/04/11 20:39 ID:e3L7D3FK
なんだかいろいろ複雑みたいねw まあでも、どうよ? セカイ系的な感性では、 あの三人組みたいのって共感する? しない? 俺はたぶんしないと思うな。 むしろセカイ系は、日常の片隅にある事件で 命を落としたような人に激しく同情する。 この違いってなんなんだろうね。
小泉はガチでセカイ系だと思うな。 ブッシュは旅立ってるだけ。
要するにくだらない日常にちょっとしたスパイスが欲しいんだろ。 とりあえず不幸ぶってみる、とりあえず悲劇演じてみる。 とりあえずリストカット。 壮大なドラマであってはいけないんだな。 セカイ的に言えばリアリティにかけるからw
>>655 日本の単独撤退はありえないだろうが
一連の拉致騒動で連合国のドミノ式撤退の確率は高まったとセカイ系的に思った。
661 :
イラストに騙された名無しさん :04/04/11 23:54 ID:COa5XQFq
自分を通して世界を眺めているのはこの自意識しかないのに なぜ世間はそれを特別視してくれないんだろう。 もっと保護すべきではないだろうか。 せめて都心の高層マンションと性病にかかっていない美少女と 定期的で無償の報酬をあてがってしかるべきではないだろうか。 彼らは知らないのだろうか 俺の自意識の消滅=世界の消滅なことを。
>>657 セカイ系はテレビの中の事件なんて関係ないと思うから。
日常で想像出来る範疇と想像も付かない範疇だけで世界が出来ているのがセカイ系。
>>663 「人間の行動の基盤は動物的な本能だ」ってのと同じレベルの発言だね。
>>661 自意識≒自己意識=客体化された自我≠主観
>>662 テレビに映される世界は日常的な「生活世界」<1>の延長上としての「経験可能性のある世界」<2>。
経験可能性はないが知ることが出来るのが神話などの「フィクションの世界」<3>。
<1>がもっとも重要なのは当然だとして、
<2>と<3>の差異が曖昧で区別をつけることを拒むような世界観の持ち主だとセカイ系。
社会=世界像が経験が可能か不可能なのかもわからない宙吊り状態のイリヤの砂漠。
666 :
イラストに騙された名無しさん :04/04/13 20:53 ID:v4vV6Vj5
観鈴ちん、ピンチ、と。
667 :
イラストに騙された名無しさん :04/04/13 20:57 ID:v4vV6Vj5
668 :
イラストに騙された名無しさん :04/04/13 21:22 ID:wfCM+Y3N
発売前から3割引き
669 :
イラストに騙された名無しさん :04/04/13 22:30 ID:v4vV6Vj5
「クラナド」やれば小さなことを気にしなくなる
セカイ系としては、酷い目にあった人質が美少女や幼馴染や妹じゃない 限りどうでもいいです。
そう、そして助けに行く前に悩む。 「怖い」とか「死ぬかも」とかじゃなくて、 「ぼくにその資格があるのか」とかいう感じで。
>>670 考えてみたら、スレの最初の方に出た笠井潔による定義にあてはまるな。
>近年のアニメやコミックやゲームに見られる、社会領域を欠いて自閉した印象の、
>キミとボクの恋愛ドラマは「セカイ系」と称されている。しかしキミとボク二人だけの、
>世界ならぬ「セカイ」もまた、最終的には自己完結しえない。その対極に、ほとんど
>必然的なものとしてSF的な世界最終戦争に代表される妄想的「セカイ」を生み出し、
>二つの「セカイ」は短絡的に二重化されていく。
近くに「キミとボクの閉じられたセカイ」があり、
はるか彼方に「世界最終戦争に代表される妄想的セカイ」があって、
その間にあるはずの「現実」が異様なまでに描写されないという。
映画エヴァのラストは、「妄想的セカイ」が終わって、
「キミとボクの閉じられたセカイ」だけが残るかと思ったら、
実は「閉じられたセカイ」だと思いこんでいたものが
現実「世界」だったという。庵野、お見事! よ、理論派!
>>665 ものすごい恣意的な話だなw
フィクションはある程度、現実に即して描かれ、
現実に即して受容されるものだろう。
トレンディー・ドラマが経験可能か不可能か、
明確に線引きしなけりゃセカイ系なのか?
神話だって、書かれた当時の現実を反映している。
<2><3>の差異はいつだって曖昧なグラデーションだろう。
>>662 >>665 の言う通り、テレビ番組の観賞は日常世界だろうw
お前は非日常を毎日テレビで体験していると自負しているんだな。
かなり、おめでたい。
…どうでもいいが、また惑星開発委員会の定義が取り沙汰されているな。
というか本人なのかもしれないが。
同じようなことばかり言って何を印象づけたいんだ?
本物のバカなら仕方ないけど。
>>673 >
>>665 の言う通り、テレビ番組の観賞は日常世界だろうw
>お前は非日常を毎日テレビで体験していると自負しているんだな。
>かなり、おめでたい。
日常なのは「テレビ番組の観賞」であってそこで「事実」と称して
映されている何かではない。
ニュースを見る事と映画を見る事に違いを感じられるためには実際に
ニュースで報道された現場に行ってコミットする必要がある。
それをしていない人間がその間に差異を付けているのならば
それこそセカイ系の妄想の中にどっぷりと浸かっている証拠。
>ニュースを見る事と映画を見る事に違いを感じられるためには実際に >ニュースで報道された現場に行ってコミットする必要がある。 これを額面どおりにうけると 「人は画面にうつされている現場へ向かわない限り、ニュースがノンフィクションであり 映画がフィクションであることの実感を得ることはできない」と言っているように見えるのだが。 それでいいのか?
まあそんな風に見えてしまったわけだから、 >それをしていない人間がその間に差異を付けているのならば >それこそセカイ系の妄想の中にどっぷりと浸かっている これも「テレビをに写されるものに現実と非現実の区別をつけているやつはセカイ系の妄想野郎」という意見に見えてしまうのだが、 それでいいのか?
揚げ足取りスキルを鍛えるスレはここですか?
678 :
イラストに騙された名無しさん :04/04/14 20:49 ID:jgb3Uq09
揚げ足どころか、TVを見て現実を知った気になる香具師がこのスレに実在していたとは驚き。
テレビが日常の枠組みを壊したでファイナルアンサー
TVを見て現実を「知った気になる」<セカイ系の基本だろw
イラクで捕虜になってる人間をテレビで見たときより、 ドラクエで主人公が石にされた時の方がよっぽど 悲しく思えたのは俺がセカイ系だから?
セカイ系ピープルの最たる特徴は、 仮想現実セカイに生きているというその一点に集約されよう。
つまり、セカイ系の完成は STAND ALONE COMPLEX なんだよ!(AA略
つまり文化祭前日が永遠に続く世界だね
誰かセカイ系の特徴を項目別に分類してくれないかな・・・
クラナド発売後にこのスレがどー動くのか非常に興味があります
>>685 セカイ系は労働の問題だよ派 疎外の内的メカニズムの顕在化的現象だよ。
〜は想像の問題だよ派 日常の概念と非日常の概念の集団的内的格差が生む現象だよ
〜は社交の問題だよ派 親族的人間関係の破壊と新たな選択的人間関係の構築のための過渡期現象だよ。
〜は趣向の問題だよ派 ぜんぶ引っくるめて趣味の問題だよ、折衷案。
>>684 それはちょいと違うと思うぞ。
好きな事にしか目を向けないのは、単なるオタク。
セカイ系ピープルは小説・映像・日常などから受け取った情報を脳内で綜合して、
それぞれ独自の世界像・世界マップを作り上げてしまっている。
多くは、自分自身がその中で暮らしている事に無自覚か、自覚しきれていない。
都合の悪い事から目を背けるための装置でもあるので、
外部からの指摘に弱く、矛盾を指摘されるとたちまち皹が入ってしまう。
そのため、本質に関わる部分ではコミュニケーションそのものを拒絶する人間が多い。
>>688 「セカイ系ピープル」の部分を「日本人」に換えると、面白い。
むしろセカイ系ピープルを非セカイ系ピープルに換えるとしっくりくる
>>689 そうか! セカイ系って日本人の中の日本人、真の日本人の事だったのか!!
出島の先の世界の事は想像界の中の出来事なんだと思ってるんだ。
出島が己の脳内にまで縮小されてるのがセカイ系
元関取?
×元関取 ○元大関
いままで自分が読んだなかで一番わけのわからないスレッド。
セカイ系っぽい曲を紹介してください
井上陽水。 竹田青嗣の「陽水の快楽」を読めば、陽水がいかに、 村上春樹的にしてサリンジャー的、鍵のエロゲー的にして「ほしのこえ」的、 すなわちセカイ系的な感性の持ち主かがわかる。 セカイ系的なシニシズムこそないけどー。
お兄ちゃんやめてスレとかけもってるヤツ、いるか?
仏の新聞や米の政府高官は例の三人を 「リスクを犯して、社会によりコミットメントしている」と評価したのはなぜですか?
なんの話だ。
>>700 リスクを犯したのは事実だし、TVの前に座っている香具師よりも
よりイラク社会にコミットメントしたのも事実、だからでわ。
>700 パウエル長官のコメント、原文では「日本の兵士は危険の中で頑張ってる」とされているのを、 報道しているマスコミが勝手に「兵士」を削除してしまってるだけ。 どこかで原文掲載されてるとこ探して見てみ。
>報道しているマスコミが勝手に「兵士」を削除してしまってるだけ。 すげー。セカイ系の実践だな。 こういうことがあるからセカイ系にリアルを感じてしまうのだ。
多分マスコミとしては「日本に兵隊なんかいない!あれは自衛隊員だ!」 と言ってる人に配慮したつもりなんだろうけどね。
セカイ系を育んだのは日本のマスコミだったのか。 ニュースや新聞ばかり見ているとセカイ系になっちゃうんだな。
707 :
:04/04/18 21:51 ID:CvtrzTw7
いや、真のセカイ系は文明から隔離された環境でこそ育ちうる
>>703 勝手にと言っても、すぐに修正はいった。
ところで原文はどの辺のニュースサイトにあるか教えてくれるとありがたい。
709 :
. :04/04/19 14:57 ID:P7x71ohd
セカイ系は総じて左翼だよ
むやみやたらと左翼批判やってる心情的左翼がセカイ系だと思う
セカイ系は温いノンポリ。 つーか変な争いのこのスレを巻き込むな。
ウヨサヨ言われてもどーでもよくて、彼女と好き嫌いケンカしてるのがセカイ系。
外国人が自己責任論をナンセンスといってるのはなぜ?
そりゃ、外国のメディアには表面的な部分しか見えないかあ。 「ボランティア活動をしていた日本人がテロリストに誘拐された」 「彼らは拉致監禁されていてようやく解放されたのに、日本人は自己責任と批判している」 これだけ聞いたら、確かに日本人はおかしいと思われても仕方ない。 政府勧告を無視してわざわざ自分から危険地域に入っていったとか、家族のあの対応とか、 そういう周辺状況は海外までは細かく伝わらないから。
( ゚д゚)ポカーン ここはイラク情勢のスレじゃないよぉ〜?
イラク情勢はセカイ系
つまりここでサイカノの感想をやりとりしてもOKな訳ですね。
>>716 自己責任と、国家責任(責任というか少ない存在意義のひとつ)とごっちゃにいているし
日本はやっぱ近代国家でさえないなコードに引っかかったんじゃないの?
ん? 政府が「あんな連中自己責任だから助けない」と言ってしまうのは批判されてもいいけど、 国民が自分達の意志で連中を批判してるのは、それこそ自由なんじゃないの?
>>721 そこだよね。
誹謗中傷が悪いのは分かるけど、
市井の人たちが自己責任論を持ち出すのが
同じレベルの悪のように言われるのは、
非常に不愉快。
外国人が日本人の論理をおかしいと思うのは、 個人による「国」との関係性に対する認識に違和感があるから。 アメでも中でも世界は個人のためのものであり、国とは個人を住みよくする機能組織でしかない。 しかし、日本人の対応や発言は国という人格を持った親のような非難のされ方が見られるのだ。 つまり、外人からすれば日本人全員がセカイ系ってこった。
>>723 その意見はよく分かるかもしれない(笑)。
「国」を「家庭」に置き換えると分かりやすいね。
「社会が抜けている」というより、
共同体に過剰に同一化している傾向だな。
ただ、そうするとセカイ系作品というのは、
もともとセカイ系的な日本人について自覚的で、
だからこそ目立ってしまうんじゃないかな。
まあ逆にセカイ系的な傾向に拍車がかかっているから、
近親憎悪されたり過剰にリスペクトされるという考え方もあるけど、
それは個人的には違うような気がする。
メタやポストモダン?に走る傾向から見ても、
「過剰」よりも「自覚的」と見たほうが正しく思える。
上遠野の作品にも「日本人は〜」とかいう記述はよくあるね。
セカイ系と呼ばれる作品がときどき電波っぽく見えるのは、
従来の日本的な価値観から逸脱しているからじゃないかな。
だけど逸脱した先が外国でもなかったりするからまた厄介で。
つまり、日本人は本当の意味での個人主義を理解できないということでしょうか。 だから自分の破滅=世界の破滅にw
個人主義を理解できてないのは確かだと思うよ。 これは仕方ないよね、 個人主義だって西洋の特殊な思想なんだから、 環境・風土・文化によって合う合わないは出てくるよ。 それでも日本人は器用に真似たと思うけど。 ただ自分の破滅=世界の破滅というのは、 単純に「退行」の表現なので、 個人主義うんぬんとは関係ないと思う。 世界を機能的に見做したとしても、 その表現の有り方は変わらないだろうし、 実際ハリウッド映画でもそういう「退行」は見られる。 それにしてもここ最近スレを見ていて面白かったのが、 右っぽい人も左っぽい人も、自分たちがセカイ系と呼ばれるのを 非常に嫌がっているし、どうもセカイ系の作品も嫌いみたいだってことね。 それがまたこのスレに張り付いているのも謎だけど。
日本人の宗教観、世界観からセカイ系を考えるのは面白いですね。 セカイ系と神道や仏教はイメージでつながらないし。 キリスト教のような一神教的なセンスの本質的な部分を 日本人として捉えたものがセカイ系だったり・・・ しかし今夜はネタスレとは思えない展開だ。 >自分たちがセカイ系と呼ばれるのを非常に嫌がっている それはネタですw
>自分の破滅=世界の破滅というのは、単純に「退行」の表現なので エンターテイメントとしてのカタストロフもあると思います。 作家的な視点だけどね。 ただ、ハリウッド映画みたいに社会性が含まれるよりも 日常から即、破局に飛ぶさまはラノベ(中高生向け)ゆえか、時代を捉えたものか、 単に作家先生方の手抜きなのか・・・(ぇ
つーかさ、拉致された連中のニュースが頻繁に流れていた頃、 国民の声で一番多かった答えは「自分には関係ない」だったしな。
それはメディアで編集・誘導されてたんじゃないか? と疑ってみるテスト。 普通全国に流れる公的発言なら「心配です」と答えるのがごく普通の常識人だし、 ネットの発言は半分プライベート半分自演なわけだから それを掴まえて本音だろうと決め付けるのは、公私の区別がつかないセカイ系だと。
イデオロギーやら観念、 じゃなくて データベースやら妄想、 になってる人たちのことをセカイ系と定義
俺定義キター!!・・・と叫びたい衝動を抑えつつ。 「イデオロギーやら観念」と「データベースやら妄想」の区別がわかんない。 記憶した知識に論理性がないことでしょうか? イデ〜も観念も乱雑な知識であり妄想だとも言えると思うですよ。
733 :
イラストに騙された名無しさん :04/04/23 02:35 ID:vw7D0LRL
>アメでも中でも世界は個人のためのものであり、国とは個人を住みよくする機能組織でしかない。 >しかし、日本人の対応や発言は国という人格を持った親のような非難のされ方が見られるのだ。 具体例がありませんが…。
>733 >715
具体例だろ?w 検証は任せるが。
アメリカはセカイ系の先駆者
739 :
イラストに騙された名無しさん :04/04/24 17:25 ID:GMzyIcnG
俺たちはみなセカイ系!
>>732 東浩紀の本読んでりゃ
ニュアンスでだいたい分かるだろ。
東が言うにゃ大きな物語(イデオロギー)の凋落(よくこいつの使う言葉)から
ポストモダン化が始まった云々、な話があるし。
セカイ系の始まりとポストモダンの動物化も
オウム事件後とエヴァ公開時(初のセカイ系)と重なってるやん。
そもそもセカイ系て最初に言い出したの誰よ?大塚?
>>740 このスレに書いてあるけど、あるサイト運営者だよ。
「ぷるにえブックマーク」というサイト。
今は閉鎖して、
管理人は「はてなダイアリー」で日記を書いている。
とくにすごく有名な人じゃないし、
深く考えて作った言葉ではないみたい。
オリジナルの発言はキャッシュにも残っていない。
その人自身がそこらじゅうで「セカイ系」という用語を
使いまくっていたらしいのだな。チャットとかで。
それでだんだんとネット上で拡がっていったらしい。
大塚英志はまるでまったく関係ないので誤解なきよう。
印刷媒体で初めて言及されたのがいつかはよく分からない。
742 :
イラストに騙された名無しさん :04/04/25 04:41 ID:lsc05THP
ニュアンスでだいたい分かる、だけで、判った気分になれる香具師は、ある意味幸せ。
>>740 それと補足で、よく言われる
「個人→社会→世界の中で、社会が抜け落ちているのがセカイ系」
という定式を作ったのは「惑星開発委員会」というサイト。
なんの根拠があるのかよく分からない。
彼自身の思想的立場から来る思い込みだと思う。
ただ、おかげですごい誤解が拡がったようで、
最初はなんとなく批判されていたのが、
今では理路整然と「社会と直視しやがれ!」と
セカイ系を批判する輩があとを絶たない。
はてなダイアリーのキーワードが
その定義を踏襲したせいもあって、
半ば公式見解のように扱われているけど。
ちなみに笠井潔もその定義で考えている。
言葉ができた当初はもっと素朴な技術面に着目した指摘だったのに、
今では難解な思想用語のように扱われているのも、
惑星開発委員会のせいだと思う。
いまだに「自分のキモチ」が「社会」を通過せずに「世界」へとどく世界観ってのがパッとしないんだが。 具体的に言うとどんな世界観なんだろう? っていうかセカイ系の文脈では「社会」と「世界」って言葉をどんな意味合いで使われてるんだ? とりあえずこれらの観念の性質の一つにこういう面がなければならないらしい風に見えてしまうのだが、 社会=セカイ系作品に欠落しているもの 世界=社会を通さなければ触れることが出来ないもの
「宇宙消失」はセカイ系?
>>742 そうじゃなくて、あの言葉をいちいち順序だてて説明するにゃ
論文形式で書かないと駄目だからめんどくさいので
東の本読んでりゃだいたい分かるだろ、て言ったの。
ニュアンスでだいたい分かるだろ、つったのは誤解を招く発言だったので撤回する。
すまんかった
>>743 なるほどな。だから東と笠井の文通形式の対談が
ぜんぜんかみ合わないで喧嘩になっちまったわけか。
ここのスレもセカイ系解釈で笠井寄りと東よりとで割れてるっぽいね。
>>744 隣人やセカイには人としての顔がついてるのに
社会や他人に関してはほとんど漠然としてモザイクがかった顔になってるから
「社会が抜け落ちてる」て表現されてるのだと思う。
それが確信犯的なのか単に作者の知識不足なのかはまた別なのだけれど。
747 :
イラストに騙された名無しさん :04/04/26 02:33 ID:yR+9HB/3
>今では理路整然と「社会と直視しやがれ!」と >セカイ系を批判する輩があとを絶たない。 娯楽小説に無いものねだりなような。 セカイ系に限らず、SFでも時代劇にも言えるワケで>社会を直視しない
748 :
イラストに騙された名無しさん :04/04/26 12:40 ID:wbMYKtMQ
たとえばどの作品がセカイ系なの? 読んでみたい。確実じゃないのでもいいから。 8割とか割合で言ってくれてもいい。
>>748 一番よく言われてるのが最終兵器彼女とかほしのこえ。
これ以上挙げると荒れるんでこの辺で勘弁。
しかしながら、実際のところ「ほしのこえ」は、このスレで上がっている 「セカイ系の特徴」から外れているのが話をややこしくしている事実。 おそらく、実際に「ほしのこえ」を視聴していない人がネットでの断片的な 情報から語っているのがその辺の原因ではないかと思っているのだが…。
ところで笠井潔とか言うのは、心理学者か社会学者の類なのか?
>>750 見ているよ。
なぜ、外したような意見が出るのかって、
基本的に「ほしのこえ」はサンプリングとリミックスだからなあ。
それ自体がどうこう、という話にはならないでしょう。
わざわざ見なければならない作品じゃないと思う。
最終兵器彼女も微妙なんだよ。
でも、用語が発生した当初から代表格だったわけじゃないからね。
この二つは。
逆に言うと「ほしのこえ」のどこがサンプリングか判断つかないような
若い(というか甘い)人がこの二つを代表格に挙げたのが問題だと思う。
他と峻別しにくい例示なんだよね。
ある程度のリテラシーを持っている人からすると、
どこから突っ込んでいいのか迷ってしまうわけ。
サンプリングこそがセカイ系という意見はノーサンキューね。
ザッパがセカイ系になってしまう。
>>751 学者ではない、小説家で評論家。
たぶんアカデミズムとは直接的な関わりがない人。
まあ、ポジション的には微妙だよな。
「僕語り」を多用していたころの東浩紀の批評はセカイ系。
ザッパのフリークアウト宣言はセカイ系な気がするけど‥‥
755 :
イラストに騙された名無しさん :04/04/27 01:39 ID:47rZO+xp
>わざわざ見なければならない作品じゃないと思う。 つまり、作品自体を見ないで語ってるアフォが多い、と。
756 :
:04/04/27 15:38 ID:xJXCPRA9
>>747 それはそうなんだよな。
エンターテイメント小説は娯楽性を追求すればいいのだと思うが。
逆では? セカイ系は、フィクションに過ぎないストーリーを読んだだけなのに、 まるで何かを理解したかのように勘違いするバカを量産するもの。 作り話のキャラクターをネタにして現実の社会を語りたがるような 電波なことをする人が多いのが「現実を見ろ」という批判であって。 水戸黄門の行動を元に、現実の政治の改革を語る人間なんて いないだろ?
>水戸黄門の行動を元に、現実の政治の改革を語る人間なんて >いないだろ? 案外います。
いるのかよ! じゃあ水戸黄門もセカイ系ってことで
760 :
:04/04/27 19:30 ID:xJXCPRA9
>>757 別に語るやつが出てきてもいいんではないか?
というか、青少年の特権だと思うよ、そういうのは。
大体、小説への批判として、
「読んでる奴に電波なことを言う人が多い」ってのはあんまりだろ。
せめて作品内容について批判しる、と。
>>760 意見には同意するんだが、
現象として、
「読んでる奴、ハマってる奴(つまり信者)がキモいから叩く」
というのは2chに限らず多いぞ。
>>755 見ても見なくても議論の内容は変わらないということ。
それにしても最近の騒動のおかげか、
議論の方向が具体的な作品内容からずれてきているな。
で、オマエラ、クラナドはちゃんとプレイしたんだろ? もちろんフェイクの一環として
葉鍵板の同人ソフトは別物。
セカイ系自体がフェイクなんだろ?
物語世界の設定やギミック、描写などにこだわった作品や、 登場人物の関係などから彼らが生きる世界を描いた作品を、「世界」系と呼びます。と言ってみるテスト。 (例:指輪物語、都市シリーズなど)
東京のど真ん中に住んでる人間が、埼玉の閑散ぶりに驚いて 埼玉の人とどのように暮らしているのだろうと考えたのがセカイ系で 埼玉の最果てに住んでいる人間が、東京の密集ぶりに驚いて 東京の人はどのように暮らしているのだろうかと考えたのがドキュメンタリー。
なるほど納得。
よそ者に対する風当たりの強い土地で、 若い男女が同棲生活をはじめると、 十中八九はセカイ系になる。
BLをど本命に生きてる人間が、妹萌えの不毛ぶりに驚いて 妹の人はどの面下げてに生きているのだろうと考えたのがセカイ系で 妹萌えの最果てに生きている人間が、BLの異常ぶりに驚いて BLの人はどのように生存しているのだろうかと考えたのがセメンタリー。
775 :
イラストに騙された名無しさん :04/05/02 01:48 ID:Fh3lvVnd
776 :
770 :04/05/02 05:51 ID:LElssnfJ
>>775 うーん、どうなのかなあ。
戯言シリーズは未読だし、悪魔のミカタは1巻しか読んでいないし。
「ミステリー」(もしくは「みすてりぃ」)なのは確実だけど(w
下段の方(人間関係から世界を描写する「世界系」)に当てはまるのだろうか。
識者の方、判定プリーズ。
>>776 どちらも人間関係からセカイを描写しているとは思えない。
最近の何だか良く分からないものは「セカイ系」という分類だと入るのかなw
778 :
770 :04/05/02 06:41 ID:LElssnfJ
>>777 >どちらも人間関係からセカイを描写しているとは思えない。
こういう場合の「セカイ」は「世界」と書いてくれw
戯言がセカイ系かどーかは微妙だがセカイ系の文脈は引き継いでる感じ。 西尾はセカイ系書こうかな、と思えばすぐに書ける作家だと思う
世界を人や物の集合としてではなく、 「世界」という名前の一つの実体として扱うとセカイ系っぽい気がしてきた。 例えば、「世界の意思が〜」というように世界を擬人化するのはセカイ系だよね?
社会を人や物の集合としてではなく、 「社会」という名前の一つの実体として扱うと社会学になるのにね。
>>781 社会学も電波論文を量産しているしねえ。(特に卒論)
あんまりフォローになっていないと思うよ。
社会を人や物の集合としてではなく、 「世間」という名前の一つの実体として扱うと二人は枯れススキになるのにね。
784 :
ふき :04/05/03 17:54 ID:PXuAJXLf
読んで理解したところでは 通常 自我--社会--世界 が 自我--世界 になっている この構図から分かることが社会性が必然的に持っているリアリティーというのものが切り捨てられていることです。 人が簡単に死んだり、世界の大事と自分の恋愛とかが同一線上にならんでしまう。 生活のリアリティーというのは大抵社会的制限を言いますから、社会がなくなれば、リアリティーのほとんどがなくなる。 社会が複雑化して不透明になっているのか、共同体が崩壊して核家族が多くなりすぎてるのか、 子供が社会を学ぶ場が無くなってきているというのが、需要と供給に表れているのだと思います。
流行 で切って捨てるのはダメなの?
786 :
イラストに騙された名無しさん :04/05/05 14:13 ID:X2ps9tSD
ようは人生経験足りなくて、ファンタジーと自分の身近な 学生時代の事くらいしか書けないカス作家達のジャンルってことか?
>>786 そういう人を天然セカイ系と呼ぶのだった
最近は養殖セカイ系が多くて駄目だね。
わけわからんw
セカイ系は目黒に限るね
目黒というより巣鴨(ry
諸君の斎藤環ワロタw ”セカイ系の定義を下手に行うと、オタクに怒られる”だってよ。 ここで叩かれたことあるんだな
セカイ系ってなんなんでしょう。 この言葉について書いている人間は、大体が、東なんたらとか 大塚A氏なんかの真似してるんだか知らないけど、よく定義されて いない言葉とあいまいな論理で思わせぶりなことを言いたがる 傾向があるようなので、いまだに理解できないのです。 このスレは、前半はともかく、比較的ちゃんとした人が多いようなので、 聞いてみました。
>>793 斎藤環と長山靖生の共通理解と思しきものなんだけど、
”携帯の電波が届く範囲をセカイだと思い込んでいる人・発想、および作品”を指すらしい。
しかしこの定義だと、日本人全てが当てはまってしまうことになる。
現状を説明するのに便利なので、便宜的に用いられているんだろう。
厳密な定義がないことにツッコミを入れても無意味だと思うぞ。
ラカン一派の言葉でいえば、
象徴界と想像界の中間の状態を思い浮かべられない状態を指すらしい。
個人から、中間層であるべき社会を経由せずに、
いきなり世界にまで発想を飛躍させてしまう、とのこと。
↑ 東信者うざい。
チガウヨ 「諸君」における斎藤・長山の発言をウロでまとめただけだっつーの
>>795 もっとかわいく「アズマニアン」とか呼んでやろうぜ。
>>796 まあ大体同じ眷属って感覚の人なんじゃないの。
「東浩紀とゆかいな仲間たち」ってとこだよ。
今、読んでいて思ったんだがフルバとスパイラルはセカイ系?
セカイ系ってのは作家が幼稚だってこと?
>>799 良い悪いに振り分けると話がつまらないから、
前向きに捉えてみるかな?
キャラクターの複雑な心理と人間関係を丁寧に描くもの、と
捉えてみるのはどうだろう。
そのことが副作用として、「社会領域を欠いて自閉した印象」を与える。
社会を書くと自然に内面描写の量は減り、逆もまたしかりとか。
スクールランブルって漫画はセカイ系だと思った。
>>800 心理を書くのはいいとして、社会を書かないのに世界を書いちゃうから問題なんでしょ?
>>803 書いちゃうというか、しっかり書かないって言いたいのかな。
本当の「世界」じゃないから片仮名で「セカイ」と書くってことで。
でも、問題というより、単なる一つのスタイルと捉える方がいいんじゃない。
安易に問題視するのも逆にそれに特権的な地位を与える。
古い人にはついていけない新時代のテーマみたいな。
そんな特別なもんじゃなく、昔から少数はあったものだと思う。
805 :
イラストに騙された名無しさん :04/05/22 01:46 ID:HjPGxFSf
セカイ系の場合、社会をあえて描写しないのではなくて 単なる作家の勉強不足でごまかしのための技術として使用されることが多い。
社会を知らないくせに世界を知ったつもりになってるというところか。 でも、そういうのが売れるんでわざとそう書いてるのかもしれないな。
という神話。
とりあえず村上の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」が セカイ系のパイオニア臭い。
セカイ系を定義したい人としては 最低限の認識としてこの作品は読んどく必要があると思う。 あとエヴァンゲリオン
世界の終わりとほしのこえって共通点ある?
目の前の現実とは別のところで静かにカタストロフ 巻き起こってるところも共通点やね。 最後は自己啓発やって終わるところも一緒
813 :
イラストに騙された名無しさん :04/05/22 04:26 ID:EPh3VMU0
戦争が大震災の比喩として機能する地震国の憂鬱。
「セカイ」とかデカイ事を書くから遺憾のだ。 文中の「世界」を、「領域」に置換すると、まぁ、妥当な表記になるわけよ。
815 :
イラストに騙された名無しさん :04/05/23 00:55 ID:NdZ6Focq
キリスト教をキリスト妄想と言い換えて、日本人を日本人(自称)を表記した方がよっぽど妥当。
816 :
イラストに騙された名無しさん :04/05/23 06:33 ID:+oZbEN5a
セカイ系って言葉は冷静に考えると 馬鹿らしいなぁ
冷静に考えなくても馬鹿でしょ
「国内に続いて領域のニュースです」 領域がいくつあるものやら。いつまでもニュースが終わりそうにない。 「領域っていうのはケータイの電波が届く範囲なんだって、漠然と思ってた」 あなたそれ正解。 「君と僕の壊れた領域」 ……妙にエロい。僕の壊れた領域と君の壊れた(以下略) 「この領域を救えるのは君しかいない」 「社員Aはこの領域を、社員Bはそっちの領域を、社員Cはあっちの領域を救ってくれ! そして我が社を黒字に」 「領域中の誰より君が好きだ」 彼の母集団が一体何なのか聞かせてもらいたいところだ。 「こんな領域滅んでしまえ」 そうだ! 省庁再編と構造改革だ!
819 :
イラストに騙された名無しさん :04/05/23 23:53 ID:NdZ6Focq
領域よりterritoryの方がよくねぇー?
820 :
イラストに騙された名無しさん :04/05/24 08:54 ID:hGfM84Rm
そこで「縄張り」ですよ。
>>820 「縄張り」と言うと「外」と「他者」が感じられてしまうから駄目です。
セカイ系って難しい。
>>808 >>800 の定義を借りたら「変身」とかも入ってしまうと思う。
あとセカイ系な映画として「Cube」はどうだろうかと燃料投下
>>822 そちらは知らないが、最新のセカイ系な映画と言えば何と言っても
「世界の中心で、愛を叫ぶ」だろう。
「泣きゲー」そのまんまの死への憧憬、悲劇への陶酔。
あれがベストセラーになったと聞いたときは、
カタギの世界がついにギャルゲーに追いついたのかと戦慄したよ。
>死への憧憬、悲劇への陶酔。 なんて昔から文学の題材として一般的だし。 むしろエロゲがやっと100年前のカタギに追いついたワケだが。 まぁメディアがメディアだから当然のことではあるが。 やっぱセカイ系には、舞台に不条理が欲しいな。 でも人間の外見や思想は諦観があれど常識的で理解可能な方向で。
ちょっと幾つかの「セカイ系」の定義を軽く使えそうなものに編集してみた。 たとえば小学生の頃とか、クラスで一番足のはやい子が世界で一番足がはやいように思えちゃったりするよね、 もちろん思えてる本人にも錯覚なのは道理としてわかってるんだけど、現実的な実感はおいつかない、と。 でも物語のなかでは主人公にとってのそういう「世界で一番」の錯覚が、ただ錯覚でおわない場合がありうる。 つまりクラスで一番足のはやい人が世界で一番足のはやい人であり、 クラスで一番頭のいい人が世界で一番頭のいい人であり、 クラスで一番かわいい人が世界で一番かわいい人であるような日常の実感が、そのまま真実であるような世界観。 これなら、たとえば「イリヤ」で水前寺がつかまる場面はこういった「セカイ」の外部を描いたものだと言えそうだし、 村上春樹が書きつづけるモチーフである「絶対感情の挫折」(竹田青嗣)もそれと同じようなものとしてギリギリ汲み取れるような気がする。 また「流行の傾向」としての「セカイ系」を言うときも、(これはキャラクターの個性化の一面だろうけど)悪くない気がするのだが、如何か。
まあ「世界」には(3)みたいなニュアンスも(辞書に載るほど)出回っているみたいだから、 あんまり言葉がでるだけで反応するのもアレだよ。 といってもまあ、ここであがってるような作品で用いられる使い方は(1)、(2)が多いか。 「世界で一番あたなが好き」とか「携帯の電波の届く範囲が世界だと思ってた」みたいな、台詞の修辞としての用法(1)、 「ブギーポップ」とか「ハルヒ」みたいな世界を対象化した物語だと主に(2)って感じか。 せかい【世界】 (1)地球上のすべての国家・すべての地域。全人類社会。 「―の平和」「―最高の山」 (2)物体や生物など実在する一切のものを含んだ無限の空間。宇宙。 哲学では社会的精神的事象をも含める。また、思考・認識する自我に対する客観的世界をさすことも多い。 「可能―」「―の創造」 (3)自分を中心とした生活の場。自分の知識・見聞の範囲。生活圏。世の中。 「新しい―が開ける」「ピカソの―」「あなたと私とでは―が違いすぎる」「君は―が狭いよ」 (4)同一の種類のものの集まり、またその社会。 「動物の―」「勝負の―は厳しい」 (5)歌舞伎・浄瑠璃で、その作品の背景となる特定の時代や人物類型。例えば「仮名手本忠臣蔵」の世界は「太平記」。 (6)くに。土地。地方。異境。 「知らぬ―にめづらしき憂へのかぎり見つれど/源氏(明石)」 (7)界隈。付近一帯。 「いづら、といひて、もてこし人を―に求むれどなし/大和 168」 (8)遊ぶ所。遊里など。 「―は大みせ、女房にもならうといふ女郎、しやうといふ客/洒落本・傾城買四十八手」 (9)〔仏〕〔梵 lokadhtu〕(ア)須弥山(しゆみせん)を中心に形成される一定の空間領域。 全宇宙にはこの世界(一世界・小世界)と同じ規模の世界が数多くあるとして、 三千大千世界などと表現する。(イ)衆生(しゆじよう)が住んでいる場所で、時間・空間的になんらかの制約を受け、 まとまりをもっている広がり。(ウ)ある仏を中心とする空間。仏国土。 「大辞林 第二版」より
>>826 なかなか面白いね。
さっきまで「DARK EDGE」っていう漫画を読んでたんだけど、
これもセカイ系だね。誰も知らないだろうけど…。
(´∀`)セカイ系に関しては
>>826 で挙げられた定義の(2)
>思考・認識する自我に対する客観的世界をさすことも多い。
が
「思考・認識する自我に対する主観的世界をさす」んだと思います。
このまえ庵野が教育テレビでエヴァは衒学趣味でやったと言ってたな。 なんとなく難しいテーマがある風に書く作風がセカイ系。
>>829 >なんとなく難しいテーマがある風に書く作風がセカイ系。
それだとムチャクチャ広範囲じゃないか?
つまり、セカイ系などというものは存在しない。そんなものは幻想。
832 :
イラストに騙された名無しさん :04/05/27 18:55 ID:3LElafdQ
>>825 あれは、セカイの「外部」というよりシャカイの「一撃」に過ぎないだろ。
絶対者との対峙、他者との遭遇というより村八分。
イリヤには社会が描かれてるってことだろ。 セカイ系の作品においては、外部から来た者は、 異星人とか妖怪とか天変地異とか、わけのわからん戦争とか、 そんな感じの異形化を遂げてる。
834 :
イラストに騙された名無しさん :04/05/27 19:36 ID:3LElafdQ
セカイの獲得に挫折した榎本が選んだ茶番であって社会じゃねーと思った。
「村八分」はちょっと違くない?
前前から思ってたけど瑞っ子って頭悪いよね? 笠井潔のイリヤ評とか何書かれてるかわからなかったでしょ?
837 :
イラストに騙された名無しさん :04/05/30 14:12 ID:bBg1U/2M
1.ポストモダンのみなさんは『「知」の欺瞞』で指摘された部分をどう読みましたか? 2.『「知」の欺瞞』で指摘された部分に対する反論はなにかありますか? 3.『「知」の欺瞞』に登場した人たちから、指摘された部分を取り除くと何が残ると思いますか? 4.ポモの人ってやっぱビクビクしながら日常生活送ってるんですか? 5.脱構築とか言ってる人ってまだ存在するんですか?ダサくないんですか? 6.ホントは内心他に乗り換えようかと思ってますよね? 7.小○隆太先生の「弁護」はうれしかったですか? 8.みなさんの勃起性の器官は虚数なのですか? 9.師の言い付けどおり、ちゃんと「『ゼロが不合理であるような微積分学』としての人生」を生きてますか? 10.湾岸戦争が非ユークリッド的空間で行われたというのはホントですか? 11.みなさんは「多重に屈折するハイパー空間」なるものにお住まいなのですか?それってヤバくないですか? 12.みなさんはいつも「宇宙のリズム」をゆんゆんに感じていらっしゃるのですか? 13.デリダ氏は竹田さんに論破されたそうですね? 14.言語論的転回は否定されるようですが、これってみなさんには関係ありませんよね? 15.あれあれ、なんだか涙目ですよ、大丈夫ですか? 16.ポストモダンの凋落は既に皆知っています。 有終の美を飾りましょうよ。最後に「ポストモダンの良心」を見せてください。
>>825 いわんとしていることはよくわかるがどうだろ。
だけどたとえば、水善寺には偏差値75(くらいだったと思う)で模試の成績全国トップクラスという客観的な数値の設定があるわけで。
難易度レベルがあやふやな架空の学園というラノベや漫画でありがちな閉鎖空間の秀才ではなく、偏差値という生々しい数字をキャラを構成する要素に使っている点が違うんじゃ無いかな。「東京大学物語」や「ラブひな」が使っている手なわけだが。
「セカイ」の外部を描いたって、水善寺という超中学生キャラは設定できるんじゃなかろうか。「ラブひな」なんかと同様に。
巧く無い言い方だが、「セカイ」の内部で一緒に遊んでいたはずの「大人」が別の顔を見せるときに、少年少女にとっての閉じた「セカイ」は終わるんだと思うな。
839 :
イラストに騙された名無しさん :04/05/30 17:55 ID:W9R+LyDM
没個性化は新しい時代の幕開けでも破滅への序章でもない。 これまでいくどとなく繰り返されてきた個性化←→全体化の振幅に過ぎない。 これからオリジナル(端的事象の引用)を創作することに対する意欲がどんどん弱まる。 全ての創作物の引用レベルが均衡=”人間を描く”作品しか存在しなくなる。(魔法は心象風景でありSFではない) しかしさきに述べた通り歴史上何度も起きている”振幅”なので必ずこの状況は変化→崩壊する。きっかけは必要無い。 ではその次はなんなのか。 それは今の子供達が親となった時、その子供達によって引き起こされる兆候主義・外部傾倒である。
>>838 >だけどたとえば、水善寺には偏差値75(くらいだったと思う)で
>模試の成績全国トップクラスという客観的な数値の設定があるわけで。
という風に具体的に書いたとしても読者を納得させられなかったら同じだと思うけどなぁ。
作者の知りあいの中で一番頭のよい人をモデルに書いたものを作中で天才扱いした場合、
本当に偏差値75の人を知っている読者には違和感があるかもしれない。
(もちろん、天才という役を面白く書いてさえいれば小説としてはOK)
こういうところで説得力がないと、
作者の脳内セカイの基準で現実世界を判断している電波小説になりかねん。
そんな些末な部分を執拗に書き込まれている小説ってのもどうなんかな? 焦点を当てる部分が不明瞭な小説って読みにくいだけだぜ。 エンターテイメント小説として失敗する恐れが濃厚だと思う。
受験をテーマにした小説なら話は別だが、それ以外ではなぁ…。
偏差値75なんて、所詮IQ200とかと同じような表現だと思うけど。
>>840 天才天才という割には頭のいい人がちっとも出てこない、
銀英伝の例を思い出すね
偏差値75=上から0.6% 受験生千人居れば六番目 全国に一学年百万人居れば六千番目 成績全国トップクラスというには低過ぎないか? 一番悪い科目が偏差値75ならともかく 受けた人数が少ないかよほど満点が多い試験じゃないと 偏差値75は全国トップクラスではないはず
偏差値って、25〜75までじゃなかったっけ?
鶏口となるも牛後となるなかれをモットーとする俺は馬鹿な高校に通っていたんだが、 校内模試で偏差値80以上が出てワロタ。全国では大したこと無いのに。
>>846 原理上上限はない。俺も高校の構内模試だが、
平均点がやたら低い数学のテストで100点とったら偏差値70台後半だった。
学区で3番目くらいの公立高校だったが。
でも、英語の偏差値が30くらいで笑われまくった_| ̄|○
鍵は「海辺のカフカ」で「AIR」をパクられてたけど「クラナド」でパクり返した感があるな。
セカイ系って脳内妄想で周囲環境の存在とは関係ないっぽいな。 しっかり自己認識と世界との関係を描いているのは世界系。 自己というものを認識しようという考え自体が無くただあるだけなのがセカイ系。 ただあるというのも「意味あって在る」んじゃなくて「意味も何も関係なく無駄にある」というだけ。
本来の数学的な意味での「偏差値」には理論上上限は無いよな。 しかし配点が決まっており、ましてや母集団がかなり巨大な模試の偏差値の場合、それほど極端な数値は出ないはず。 四択マークシート形式だったりするとさらに偏りが少なくなる。 というわけで大学受験の場合、代ゼミのマークの場合上限は75くらい、駿台の記述の場合は80くらいだったような記憶があるぞ。 受験生時代の漏れはそれより遥かに低いあたりを上下していたのではっきりとは憶えていないけどね。かなり昔だし。 現役時代は偏差値70超くらいだったような香具師がいたら、詳しいことを突っ込んでくれ。 だけど田舎の中学生って全国模試受けるのかね。 漏れの地元だと地方業者がやってた県内高校受験用の模擬試験だけだったけど。全国でのレベルなんて知ってもひとまず意味無いから。 あっちの世界は学制が違うのか、それとも水善寺は塾か何かで受けたのか。
ま、水善寺の凄さを形容するのに偏差値を持ち出すのは仕方無いと思うよ。 田舎の公立中学の秀才でも、都市部の受験校に入ったらたいしたこと無いし、一流と言われる大学に入ったら完全に凡人になっちゃうのが現実だから。 秋山瑞人本人も、言ってしまえば山梨県の田舎の秀才が私大受験で法政になんとか受かった口なんだろうし。 田舎の秀才の限界だよな。そこで凡人にとどまるのがいやな香具師が、趣味に打ち込んだり宗教にはまったりするんだと思う。秋山瑞人にはたまたま人より優れた非凡な才能があったわけだが。 そういう田舎の公立中学の限界を超越するキャラの説得力として、偏差値を持ち出すのは当然だよな。 という分析には漏れ自身の個人的な経験も入っております。
東浩紀は全国模試でトップクラスだった。 東浩紀は東大の院で表象文化をやって日本トップクラスの批評家から認められた。 東浩紀はデリダ試論を書いて世界トップクラスの教養家からお墨付きをもらった。 東浩紀は「柄谷行人や浅田彰を超えるだろう」と筒井康隆から言われた。
あれだな、高学歴の連中ほど、新興宗教に簡単にハマってしまうのと同じことだな。
そうなのか?w
>>853 東浩紀って「自分はあんまり優秀な学生じゃなかった。十代のうちは「現代思想」の「げ」の字もしらなかった」みたいなこと言ってたのに全国でトップクラスかよ。嫌味なやつだな。
857 :
イラストに騙された名無しさん :04/06/03 20:48 ID:mV2WpMBV
とりあえず、デリダやラカンの文章に何かしら意味を見出せている時点で、 漏れは、東浩紀は凄いといわざるを得ない。詩人として。
>>856 現代思想を知ってるかどうかと成績は余り関係ないのでは・・・
地球上の全人口を60億として、全員にテストを受けさせ、 そこで一人だけ100点、他の全員が0点だったとき、そいつの偏差値は約6億か。 これは極端過ぎとはいえ、どんなテストでも、 母集団の点数が正規分布してくれなきゃ、偏差値の意味はあんまりない罠。 やる気なし層とやる気ある層が受けて、点数の山が二つできるようなテストとか。 というか、よくある「大学の偏差値」って言葉が理解できない。 合格者の平均偏差値って意味だとすると、どの模試の偏差値かでも変わるだろうし。 高校の時も全国模試とか受けるの('A`)マンドクセだったから、自分の偏差値さえシラネ。
ていうか、ライトノベルってのは、「お偉い権威に認めていただける文学」ではなくて、 漫画やアニメのように「面白ければ勝ち」という価値観の下で、クリエイターが自由奔放に 想像力を発揮できることが強みなんだけど。 せっかくそういう業界にいるくせに、学歴だの何だのの「肩書きを有り難がって、権威に 認めて貰うことで偉くなった気になりたがる」人間がいるってのが信じられん。 偉い人に認めて貰うのが嬉しいなら、ライトノベルなんかじゃなくて純文学にでもいけばいいのよ。
>>860 一見誤爆レスのようで、誰も「お偉い権威に認められてうれしい!」なんて話はしていないと言いたいところだが、
……もしかして東浩紀をライトノベル作家だと思ってる?
862 :
イラストに騙された名無しさん :04/06/03 23:37 ID:pWsNihVm
平均点七十点のテストで百、九十後半とって偏差値七十五説で行くか。
863 :
イラストに騙された名無しさん :04/06/04 03:44 ID:E9LVyhq/
>……もしかして東浩紀をライトノベル作家だと思ってる? 久々にワラタ。
東浩紀って人は浅田彰・柄谷行人系のエリート組だったんだけど、 彼らについていけなくなって、でも大塚英志・宮台真司系の落ちこぼれ組にもなりきれない、 数奇な運命を辿りつづける現代日本論壇物語の主人公って感じなんですか? いろいろと噂をあわせ見るに。
彼のための言葉として、「鶏口となるも牛後となるなかれ」というコトワザがあります。
>>865 の顔ぶれだと、大塚英志だけ浮いてる、というか、沈んでないか?
体重が宮台、大塚に近づいてきただけだろ。 つぅーか、主著が一冊だけってのが悲しいな。 コンスタントに文芸評論だけでも垂れ流してたら良かったのに。
何を「主著」とするかによるが、一冊ってことは無いだろう。
>>867 東はセカイ系ラノベの主人公、宮台はその友人、大塚は敵のボス、
という配役はどうか。
碇シンジ=東浩紀 碇ゲンドウ=柄谷行人 渚カヲル=宮台真司 惣流アスカ=大塚英志 加持リョウジ=浅田彰 ……無理か。
873 :
イラストに騙された名無しさん :04/06/07 16:23 ID:KtPsgO68
34 名前: 名無しさんだよもん [sage] 投稿日: 04/06/07 00:00 ID:KMCMMMok なんだメタリアルフィクションって、言葉遊びも大概にしろ東。 35 名前: 名無しさんだよもん [sage] 投稿日: 04/06/07 00:11 ID:h7bbCShf どこで区切ればいいのかも一見わからないな。<メタリアルフィクション なんか金属っぽいぞ。 39 名前: 名無しさんだよもん [sage] 投稿日: 04/06/07 02:25 ID:iEMq8x6o 意味がわからなくなったら 日本語に直して考えてみるといい メタ ⇒ 超〜 リアル ⇒ 現実 フィクション ⇒ 虚構 超現実虚構………もっとわかんねえよw 40 名前: 名無しさんだよもん [sage] 投稿日: 04/06/07 02:33 ID:IXRLf5tN メタ→メタファ→隠喩だか比喩 じゃなかったの? 41 名前: 名無しさんだよもん [sage] 投稿日: 04/06/07 02:41 ID:EfF/GmBj 現実を隠喩した虚構――意味わかんねぇよ
セカイ系ってあれか 最終兵器彼女みたいなやつ
876 :
イラストに騙された名無しさん :04/06/07 20:17 ID:dH0O5XNI
私の言語の限界である世界の限界で道徳批判を言語ゲームの一環として実践する。
↑つまらん
今のところはセカイ系定義の論争がまだ騒がしいけど そのうち東先生のセカイ系解釈が定説になるんだろうね チャンチャン
879 :
イラストに騙された名無しさん :04/06/08 20:49 ID:yR/VrkDJ
超現実、てのは現実をこえたところの現実であって それの虚構、てのはまたわけがわからんな。 三重構造かよ。二重構造で僕は一杯一杯ですよ。
まあ活字で書く香具師が圧倒的に強い罠。
882 :
イラストに騙された名無しさん :04/06/09 01:57 ID:nrKThnnN
861 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 04/06/07 15:03 村上春樹がkeyのパクりって言うと、 keyの方が春樹をパクってるんだ、みたいなことを言う人がいるけども、 ああいう連中は「AIR」の方が「海辺のカフカ」よりもはやく発売されたことについて、 いったいどう言い訳するつもりなんでしょうね。 よしんば連中の言う通り春樹がパクってないにしても、 「海辺のカフカ」で村上春樹が目指そうとしたものをkeyが先取りしていたのは間違いないわけで、 それはつまりkeyは春樹を超えたってことでしょ。
しかし村上春樹がエロゲやってるとも思えんのだが(w まして当時まだ左程有力メーカーでもなかったKEYのヌルイエロゲを。
どうせ「世界の終わり〜」を読んだ鍵っ子が、 「よくもONEをパクりましたね! 許しません! あんたの家の方向に足向けて寝てやる!」みたいな手紙書いて送ってるだろうから、 Keyの名前くらい知ってるんじゃないか。
というか俺、 ONEのシナリオ担当の麻枝か久弥のうち誰かが 「世界の終わりと〜」に影響受けたっていってる インタビューをネットで読んだことがあるぞ。
自分の好きな作家がパクリ指摘されたら、「世の中に完全なオリジナルなど無い」、 「ネタが被っても、料理の仕方が違えばオリジナリティになる」と反論するのが信者。 ヘタすれば、パクリどころかて「○○の影響を受けた文体だよね」というレベルの 影響すら認めようとしない。 その一方で、自分の好きな作家の作品に少しでも似てる後発のものがあったら、 「あれは間違いなくパクってる」「影響を受けてる(劣化コピーだ)」と騒ぎ出すのも、 信者の特徴。ライトノベル板にもいるでしょ、こういう人達。
885は真性動物。
なんか東浩紀のblogが次号の「ファウスト」で村上春樹がでるってっよってる11
889 :
イラストに騙された名無しさん :04/06/09 22:51 ID:ZjCtMrcT
ファウスト三号目にして表紙から猛烈な勢いで名前が消えそうなユヤタンが心配です。
>ちなみに次号の僕の連載は、とても短いのですが、村上春樹とか出てきます。 春樹を扱いますってことだろ。 間違っても、”僕の連載は短い。君たちを残念がらせるかもしれないが、 春樹が寄稿するのでがっかりしないでください”っていう意味じゃないと思う。たぶん。
>889 正直、エロゲームのシナリオライターと名前を並べられて、 強制的に仲間扱いされてる彼が可哀想で仕方ない。
東の悪文の犠牲者が出たな。
893 :
イラストに騙された名無しさん :04/06/12 00:28 ID:610y+ijZ
>>890 それだとまるで自分のコラム以外にファウストには見所がないと言っているように見えるなw
ユヤタン以外の人には光が当たっている。
ユヤタンは生ごみギョーザの犠牲者なんだろうな……
896 :
イラストに騙された名無しさん :04/06/12 13:29 ID:MFftrS+C
佐藤の本が売れない理由はエロゲオタではない点だと思う。 滝本も西尾も乙一もみんなテキストがエロゲオタ向け。 ていうかおそらくみんなエロゲオタ。 佐藤はマーケティングを分かっていない。 ナージャ観てる暇があるなら鍵ゲーなり月ゲーやって何が読者に受けるのか勉強すべき。
要するにユヤタンは媚びる層を間違っている。 この層で売れるには 聴く音楽を変える、読む文学を変えるか。
セカイ系ってポスト・エヴァンゲリオンというより、 ポスト・地下鉄サリンとかポスト・阪神大震災とかポスト・学生運動、だと思うんだがな。 「ボク―キミ―社会―世界」の中で、社会だけが落っこちるのは、 社会ってのがやたらタフでちょっとやそっとでは壊れない物だと分かってしまったからでは? 学生運動の「ひょっとしたら革命が起きるかも、社会が変わるかも」というのは幻想だったし、 地下鉄サリンや大震災の後でも学校も会社も休みにならないし電車も動いている、 革命でも宗教でも天災でも社会は破壊されなかった。 逆に、これらの価値がどんどん低くなって捨て値にまで下がってしまった。 ああ、なんたることよ、社会がこれほどまでに頑強なものだったとは! 結局、社会=世界に収束してしまっただけじゃないかなあ。 世界を破壊するほどの一撃でなければ社会は変わらない。 では世界を破壊するほどの一撃は、というと個人じゃどうにもならない。 でも、世界とは何ぞや、と考えたとき、実存としての世界のほかに、 「ボクが実感しているセカイ」がある。つーか、もともと脳が世界を見ているんだから、 「ボクが実感しているセカイ」の方が実存の世界より世界らしい世界なんだ、といえるわな。 ボクと無関係な人が何人死んでもかまわないけど、 ボクの知る誰かが死ぬことの方が何倍も重要だ、ということになる。 なぜならそれによってボクの実感しているセカイが変質=崩壊するから。 そんなこと既出だよ、ってなことを書き連ねてみた。 世界の破壊=セカイの破壊、では無いと思ったから考えたこと。
>>898 なかなか上手いな。
わかるのに時間かかったけどワロタよ。
セカイ系って何?って思ってこのスレに来ました。
>>898 で何となくわかった…ような気がするかな。
質問なんですが、このスレ的に西島大介の凹村戦争はどうですか?
面白いですか?
>>898 それは日比谷線沿線(東京周辺)に住んでいない人間
兵庫県に住んでいない人間の傲慢だよ。想像力の欠如だよ。
>901 釣りかなーっと思いつつ 兵庫県の人間が何人死のうが、日比谷沿線の人間が何人死のうが、 社会全体は身じろぎ程度にしか揺るがなかった。テレビも新聞も 一年も経てば相変わらず 被害者連中はどうだか知らんが、そんな顔も名前も知らんやつの 世界観が変わったところで知ったことじゃない。また、知りえることでもない ンなことよりも、キミが髪を切ったことの方がよっぽとボクには大問題なんだよ とゆーことではなかろうか>898は。
それは世界社会云々では無く、902の興味の幅が狭いだけの罠。 あれから法律の運用変わったし。
一昔前のだれかさんは どこかの爆弾より目の前のあなたの方が ふるえる程大事件さ僕にとっては 原子爆弾打ち込まれてもこれにはかなわない と言ってましたよ?
>903 俺自身は革マル残党だぞ。>901のために>898を再解釈しただけだ
遠くのおっぱい丸出しのお姉ちゃんより 近くの水着の女の子の方が萌え、 みたいな。 社会情勢語ったつもりでも結局主観の域は脱せない。 個々人は自分という妄想のセカイと世界を切り離して思考することが不可能。 大きな物語の復興を模索する東ですら笠井と喧嘩するしw
>>902 新聞やテレビは社会に付いて何も教えてくれない。
革マル派は昔から想像力の欠如が著しいな。
「○○図書館の判断により閲覧を制限しています」と
糊付けされて開けない頁を、どうにかして開けろ。
サリン製法、硝酸の買い方、時限装置の作り方を知れ。
科学の自由、平等、破壊を享受しろ。
生物化学兵器?知らん顔して、大学に潜り込め。
>>898 社会がある事件で変わた、時間が経つと変化するってのは
社会の状態を表す関数の変数を
時間に置くかそれとも住民の見えざる総意に置くのかで
社会は以外と強固か、それとも軟弱かという意見の主旨が決まるではないかと思ったり。
911 :
898 :04/06/21 23:02 ID:z8pya3tz
>909 真面目に書いたんだけどな。 何でも縦読みって言って茶化せばいいというものではないぞ。
>>911 茶化されるのが嫌なら、2chは向いてないと思うよ。
私は
>>898 をなかなか面白い意見と思ったがね。
意志と知識と自暴自棄で教科書でしか 見れなかった大量殺戮の加害者になれると分かってしまったことが 社会は脆いという感覚の最後の決め手になったと。
空の境界で笠井潔がセカイ系について解説いれてたね
笠井のあれはこう言っちゃあなんだが、かなり駄文だ。
916 :
898 :04/06/24 01:05 ID:PqCjG1mY
別に茶化されるのが嫌というわけではないよ。 ところで、前(プレ)セカイ系と呼べる作品はどんなものがあるかな、と思案している。 ただ、私自身の引き出しが狭いせいでなかなか良い例が見つからない。 例えば伝奇小説なんかだと小説に都合のいい社会を設定して、 その上で「社会を書いてる」なんて言うのは筋違いという気もするわけで。 創竜伝とか。 >915 戦闘美少女がでなければセカイ系じゃないのかな? そうなるとセカイ系の範囲がかなり狭くなると思うのだが。
少年のオールオアナッシングな願望の達成を拒み そのような欲望を抱く少年を矯正する世界のシステムを 転倒させようとする試みは全てセカイ系だとかでいいんじゃねぇの?
笠井潔さんはなんでセカイ系にこだわるんでしょうね。 笠井氏のことは有名なミステリ評論家として、名前くらいしか知らないんですが、 彼の抱えている問題とセカイ系的なるものに交錯する点でもあるんですか?
笠井潔は、作家としての自分の限界が見えてたから。 新規客層として勢いのあるオタク読者層に目を付けて、 そこの読者層に人気のある若手クリエイターに自分の 「名前」を貸すことで引き上げてやり、見返りとして彼らの ファン層を自分の読者層に引き入れたり、それら作家の 「評論の第一人者」という肩書きで、今後も金儲けが できると睨んだ。
フーン
>919 SF やファンタジーでも骨太な批評を書いているよ。 そもそもこの人は、作品や作家を通して文明・社会批評を する人なんでフィクションなら何でもいいってのもあるかも。
彼の論評スタンスは真面目だな。 脊髄で読ませるようなマンガ的展開を、 真剣に人間を描写したものと仮定して論評したりするんだから。 あるいは真面目なフリをして、なんとか論点を作ろうとしてるのか。 苦労が忍ばれるな。 しかし、少し対象選んだ方が良さそうな気がするが。 バカフィクションと意識論の温度差で凍えそうだ。
>>923 バカフィクションだろうとなんだろうとそれで情緒を喚起されている時点で、
あるいは喚起されないということすら含めて、
真面目に批評される余地はちゃんとある。
>924 いや、そういう当たり前の話ではなくて。 バカなものとして作られたバカをバカとして扱う視点に欠けた持ち悪さを覚える。
>>925 バカなものとして作られたに違いないという前提で、話を進められていたら
確かに相互理解は難しいわな。
でも例えば、「黎明期の映画を見て、バカなものという視点だけで、評論する」
とか言い換えてみたら、これ方こそ、戯言以外のなんでもないような気がするけど。
927 :
イラストに騙された名無しさん :04/06/28 01:18 ID:TPPJOrB0
賢者は愚者からも学ぶが、その逆は無い。
AIRってもっと日常的な雰囲気に溢れた作品だと思ってプレーしたら面食らった・・・・・ パクリかどうかはともかく何か日本文学って感じだなと思った。 海外文学作品でセカイ系の匂いのする作品ってある? 映画とかでも。
バラード、ディック、イーガン、チャン。 マジックリアリズム系もそうかも。
仮面ライダー龍騎のパクリ ご近所戦争ごっこエロゲー fate のきのこシナリオの杜撰な設定返し ・たかが人間である主人公はサーヴァント相手では死は免れない。 →実は主人公の体の中にアーサー王の鞘が入っていたため主人公は不死身だった。 ・主人公からセイバー(正体はアーサー王で女性)への魔力供給が出来ないためセイバーは極力戦いを控えなければならない。 →実はSEXすればチャンネルが開いて供給可能だった。 ・半人前の主人公が使える魔術は強化ただひとつ。それも成功率は低い。 →実は主人公の本当の武器は投影だった。 →実はそれは魔術ではなく固有結界だった。 →実はそれがギルガメッシュと相性バッチリだった。 例外的にサーヴァントに召喚されたサーヴァント。 例外的にマスターが先頭に立って戦うサーヴァント 例外的に管理役がマスターのサーヴァント 例外的に聖杯降臨以前に召喚されたサーヴァント 例外的にマスター以外の人間に従っていたサーヴァント 例外的に全ての宝具を所持しているサーヴァント 例外的に宝具を持たないサーヴァント 例外的に肉体を持っているサーヴァント 序盤やたら冗長にあまりにもくどい設定の説明をしてるにもかかわらずこの設定返しオンパレードのありさま。 ルールってなんだ?このためいままで何度もくどく読まされた意味も必要もなく最初から無駄で激しく萎えさせる。 きのこは物語を構成するつもりがあるのか?
いや、お前がムカついているのだけはよく伝わってくるよ あと >主人公からセイバー(正体はアーサー王で女性)への魔力供給が出来ないためセイバーは極力戦いを控えなければならない。 >→実はSEXすればチャンネルが開いて供給可能だった。 潔くてワロタ。俺好きだぞこういうの。馬鹿で。
>>931 それコピペです。
まあ、この程度のことを鬼の首でも、とったかのように騒ぎ立てるから
アンチの同調者は増えないんでしょうけど。
笠井氏みたいなのを否定的な立場から論陣張れば良いのにね。
奈須は歌月十夜まではよかったんだが 空の境界とFateあたりからやたらくどい文章が目立つようになったな。 詰まんなくはないけどもう少しシェイプできるだろ、て思う。 やたら階級上げまくった挙句軽肥満と化したオ○カーデ○ホーヤみたいだ。
その前に板違いだ。 アンチ、信者という以前に、こういう場所にまでくだらん争いを持ち込む エロゲ厨という時点で、どちらも痛さは一緒だ。
>>933 問題は『空の境界』が六年前の作品であり媒体は小説、最新作のフェイトは
ビジュアルノベルで媒体はPCゲームだという点だ。
正直、この二つの文体はあまり似てない、フェイトは描写を画像や音楽に任せてるので
文章自体は今までの作品の中で一番軽いと個人的に感じた。
折角の機会だったんだから空の境界を手直しして欲しかった気はするが、時既に遅し。
>>935 フッ!甘いですね。
一年も経たないうちに、文章を手直しした愛蔵版もしくは文庫版が出て、売れ行き絶好調ですよ。
おのれ、講談社め!(本当にそうなったらヤダなあ)
珍伝奇を批判しようかなと思っても 子どもが「これみて、これみて」と持ってきた なんかわけの分からない紙粘土の塊を「なんじゃ、こりゃ」と言えないのと同様の気分になって批判しづらい。
>>937 言ってしまうのは何なのだけど、自分の技能の低さに対する言い訳にしか思えんぞ。
世の中には、必死こいて理解しようとしてがんばっているオジサンもいるんだし。
まあ、そんなオジサンの姿を無様だな、と嘲笑うのも一興でしょうが。
>937 そんなことはない。 たとえ元は紙粘土の塊に過ぎなかったにしても、それを商業レーベルで流通させた以上は 商品として至らない点があれば遠慮なく批判してしかるべきだ。
鋭い批判はないけど。 主人公の思考はなんとなく黒い方に寄ってます、特殊能力ありました、どうにかならない現象をどうにかします、バンバン人死にます、それなりにモテます。 なんて作品を見て「いっぺんで○○高級学校行って市ね」と世界の中心で叫びたくなる人間も居るってこと。 男の下半身の妄想を、狂気じみた妄想で誤魔化して、これは伝奇だという評価を得て 実は悶々とした学校生活を送る、送った男の思い描いた、狂気的では決してないけど恋愛時々荒れ模様な妄想を隠蔽するなと思うわけ。
むしろ↑のような妄想を否応なく喚起してしまうという部分を分析するべきだろうな。
つまり肉体感覚の喪失っていうか、もう「努力して成功する」ということを放棄した人間にとって、 「自分には物凄い血筋(運命でも何でもいい)が眠っていて(何の努力もなしに)物凄い力に目覚めるのではないか」 という妄想を楽しむことが何よりの楽しみになるってこった。
そういう意味でなくて、要は940のような人間群の精神分析をすべきだってこと。
吉外の精神分析がこのスレの本分か? 違うような気がするがw
なんかうざいから言ってみただけだ。
ID:4AEfJecB ↑お前のほうがよほどウザイ
>1 意味もなく「メタ」とか言ってんじゃねー! ハゲ!
948 :
イラストに騙された名無しさん :04/07/01 02:32 ID:K8QzL+dR
950近くになってから
>>1 にキれてる人がいますね
949 :
1 :04/07/01 18:29 ID:xLVe1tBx
え なんでオレが禿だって知ってるの?
「識って」いるだけさ……… そういえば、特攻の拓も文体がセカイ臭いですね
>1は全然禿げてないよ!
952 :
イラストに騙された名無しさん :04/07/10 00:45 ID:T3SW+ASd
ヒミズって、すごい、いい漫画だと思った。 でもアレはセカイ系じゃないよね?例え絵柄が萌えキャラ系になったとしても。
既出もありそうだけど、セカイ系ってのは、既存のどのジャンル(SF、時代物、ホラーetc...)にも 当てはまらない作品全部のことを指すのではないですか? だから定義とか色々当てはまるのではないでしょうか? あくまで最初にセカイ系以外の作品ありきで、それに対して、二項対立の形でしか 存在できない作品というか。 そういう、他との関係性の中で存在が証明されるジャンルというものは、ネットの普及とかと 関係している気もしますし。
あれ、ここID出るのか。自演できんな・・・
自演すんなよw
自作自演もセカイ系のカテゴリーに含まれるよ
セカイ系とは認知障害の一種です。たぶん。
959 :
イラストに騙された名無しさん :04/07/12 19:32 ID:Ne5CxkzW
「なんかエロゲっぽい作品」だろ?>定義
960 :
イラストに騙された名無しさん :04/07/12 20:05 ID:QHVAUOtd
961 :
イラストに騙された名無しさん :04/07/13 12:31 ID:7QP7b63T
「縄師様がみている」だとか「団地妻の憂鬱」っぽいってことか?
悪魔のミカタっぽい世界のことだ。
「葉鍵月猫揚のエロゲっぽい作品」
964 :
イラストに騙された名無しさん :04/07/18 01:55 ID:lfcFbZVB
ファウスト2号と3号買った、いわゆる「セカイ系」とやらがどういったものかを考え、楽しみたい。 1号も読みたかったけどネット通販だと在庫切れ、連載物があったら気になって悶えてしまいそうだ。 2話から読むなんて嫌なんでね
三号の佐藤の小説が、セカイ系に対する学者の分析を そのままキャラに仕立て上げてるので分かりやすい。主人公の少年の方。
まだ続いていたのかこのスレ。
そしてフィクサーたちの思惑通りセカイ系=ファウストという等号で結んじゃっている
>>964-965 は本気で脳みそが足りないのか自演なのか。
>>966 >そしてフィクサーたちの思惑通りセカイ系=ファウストという等号で結んじゃっている
実際のところ、「セカイ系といえばファウスト」というのは正しい。
しかし、その実情は「今更セカイ系を追いかけているのはファウストくらいだ」ということに過ぎない。
空騒ぎには空騒ぎの場所が必要だというわけだ。
うえおや川上なんかはファウストとかぶる作風だし、 塩の街や禁書目録みたいな新人も出てきてるんだから、 ラノベ界でも普通にセカイ系やってるって言えるんじゃない? とりたてて衰えもせず栄えもせず、ってところだと思うけど。
>>967 その名前を意識する必要があったのは彼らぐらいだからね。
ほとんどの作家や読者にとっては話づくりの一類型にすぎなかったから、
とりたてて名前を付ける必要はなかった。
今もそうだろう。
うめ
971 :
イラストに騙された名無しさん :04/08/08 20:09 ID:oec9QrnZ
Imagine there's no sex 想像してごらん、セクースなんて本当は無いって。 I wonder if you can 君にできるかどうか分からないけど。 Imagine all the people 想像してごらん、全ての人が、 being indeed cherry boys 本当は童貞だって… Hu hu hu ...... You may say I'm a dreamer 君は僕を夢想家だと言うかもしれないけど、 I hope someday you'll join us 僕はいつか君たちが僕の仲間になって、 And the world will be one セカイが1つになることを願ってるよ。
972 :
イラストに騙された名無しさん :
04/08/11 12:52 ID:0pr4F8AU 評論家ワナビども死ね