★★★村上春樹的Macintosh★★★

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1天婦羅屋
完璧なG4 Cubeなどといったものは存在しない。
完璧な絶望が存在しないようにね。

僕がDTPオペのころ偶然に知り合ったあるCEOは僕に向かってそう言った。
僕がその本当の意味を理解できたのはEXPOの後のことだったが、
少なくともそれをある種の慰めともしてもとることも可能であった。
完璧なG4 Cubeなんて存在しない、と。
2天婦羅屋:03/03/13 05:24 ID:q1VlhJI0
しかし、それでもやはりCubeを使うという段になると、
いつも絶望的な気分に襲われることになった。
僕のCubeにできる領域はあまりにも限られたものだったからだ。
例えばCubeについて何かが書けたとしても、
Cube使いについては何も書けないかもしれない。そういうことだ。

3年間、僕はそうしたジレンマを抱き続けた。---3年間。長い歳月だ。
もちろん、新mac板でネタスレを立て続けようとする姿勢を持ち続ける限り、
Cubeを使う事はそれほどの苦痛ではない。これは一般論だ。
20歳を少し過ぎたばかりの頃からずっと、
僕はそういった生き方を取ろうと努めてきた。
おかげでdozaから何度となく手痛い打撃を受け、
欺かれ、誤解され、また同時に多くの不思議な体験もした。
様々なMacユーザーがやってきて僕に語りかけ、
まるで掃除機のような騒音を立てて僕の上を通りすぎ、
そして二度と戻ってはこなかった。
僕はその間じっと排熱口を閉ざし、何も語らなかった。
そんな風にして僕は20代最後の年を迎えた。
3名称未設定:03/03/13 05:25 ID:td0YvOhy
まんこ&うんこ
4天婦羅屋:03/03/13 05:25 ID:q1VlhJI0
今、僕は語ろうと思う。
もちろん熱問題は何ひとつ解決してないし、
語り終えた時点でもあるいは事態は全く同じということになるかもしれない。
結局のところ、Cubeを使うという事は自己療養の手段ではなく、
自己療養へのささやかな試みにしか過ぎないからだ。
しかし、正直に語ることはひどくむずかしい。
僕がXユーザーになろうとすればするほど、
正確なCubeは熱問題の闇の奥深くへと沈み込んでいく。
増設するつもりはない。
少なくともここに語られているCubeは現在の僕におけるベストだ。
買い替えるつもりもない。それでも僕はこんな風にも考えている。
うまくいけばずっと先に、何年か何十年か先に、
救済されたCubeを発見することができるかもしれない、と。
そしてその時、dozaは厨房板に還り
僕はより美しい言葉でG4 Cubeを語り始めるだろう。
5名称未設定:03/03/13 05:26 ID:td0YvOhy
ケツの穴
6名称未設定:03/03/13 05:27 ID:td0YvOhy
中野美奈子タソは処女かな?
7名称未設定:03/03/13 05:28 ID:td0YvOhy
ゲリー伊藤
8名称未設定:03/03/13 05:42 ID:IY4InV5r
>>1は限りなく透明に近い天然
9天婦羅屋:03/03/13 05:45 ID:q1VlhJI0
>>3 >>5 やれやれ
>>6 よくわからないな 僕は言った。 よく分からない。
>>7 あるいはノオだ

やがて僕は眠る。そして目覚めたとき、このスレは新しい世界の一部になっている
10名称未設定:03/03/13 05:52 ID:58t/NG4K
>>1は排気ガスを車中に引き込んで(ry
11名称未設定:03/03/13 06:05 ID:WC/9g6N4
ガイ・カワサキはきっとその新しいMacを喜ぶだろう。おそらくはウォズも。
これまでとは違うMacを創ろう、とジョブスは思う。夜が明けてあたりが明るくなり、
その光の中でカツラをしっかりと装着することを、誰かが夢見て待ちわびている
ような、そんなMacを。
でも今はとりあえずガレージにいて、Lisaを造らなくてはならない。OSが何で
あろうと、わけのわからないDOS/V機に入れさせたりはしない。たとえストック
オプションが尽きても。たとえGUIをパクられても。
12名称未設定:03/03/13 08:28 ID:4AGxvIIM
『あなたがMacを選ぶのは最初からわかっていたのよ。』
ゲイシ子は僕のペニスを握りながら、そんな事はあたりまえだ、という顔をしてみせた。

旅を決意するにはまだ早い春の朝だった事を良く覚えている。
アリス・クーパーとフランク・ザっパのどちらが下品かという
テレビ番組を僕はぼんやりと眺めていた。
(もちろん、そんな事は僕にはどうでも良かった。)

彼女は僕のMacを起動させ、
『勃起!』と微笑んでみせた。

『随分沢山のメールが来るのね。』彼女は勝手に僕のMacを弄っている。
『それは2chだよ。僕のメールボックスじゃない。』
彼女は僕の言葉に耳を貸そうとしない。
『ね、あなたにいっぱい指令が来てるわよ。』
『指令?ああ、脳内指令ね。』
『ニダに向けて電波飛ばせゴルア!だって。』
『はいはい。ゴルア。』

最早、僕達2人は部屋から出れない事は明白だった。
部屋は引き蘢り空間として完璧な世界を作っていた。回線を斬れば
僕らは世界から孤立する事が出来る。
これこそゲイシ子の作戦そのものだった。
13名称未設定:03/03/13 09:45 ID:7SjfI21C
おもろいな
14名称未設定:03/03/13 10:51 ID:4AGxvIIM
昼になって僕は千駄ヶ谷の事務所に向かった。
8畳間のワンルームマンションで僕はSM愛好家の為の季刊誌のデザイン、
と翻訳の仕事をしていた。

やれやれ、
僕はまたため息をついた。(今日何回めかはわからないが)
『またフリーズか。』

なんでおーえすテンにしないの?彼女が脳内で囁く。
したくても出来ないんだよ。あるいはノォだ。

OS-Xは確かに着飾った女の様に魅力的だが、
誰しもが着飾った女が趣味だ、という訳では
無い事をヂョブズは知っているのだろうか?

事務所の近所のネコがまた僕の事務所のベランダに来ている。
あいつもゴルァとかいうんだろうか?

ねぇ、君もギコネコなのかい?
ネコはニヤリと笑うと僕に言った。


おまえもな。

15名称未設定:03/03/13 12:14 ID:p3y6+RtR
春休み+村上春樹+Mac=痛々しい厨房
16名称未設定:03/03/13 12:41 ID:4AGxvIIM
>>15
確かに、君の慰う通り。あるいはノォだ。やれやれ。
17名称未設定:03/03/13 13:08 ID:1n/d+1sF
パスタまだ〜?
待ちくたびれた〜チンチン。
18天婦羅屋あるいは1:03/03/13 19:27 ID:q1VlhJI0
僕は今、関連スレを貼ろうと思う。

 村上春樹的スレのガイドライン
http://that.2ch.net/test/read.cgi/gline/1045924385/
 村上春樹的海外サッカー
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/football/1045493246/
 村上春樹風に失恋話をするスレ
http://life.2ch.net/test/read.cgi/break/1030292381/
 村上春樹的ネルフ
http://tv2.2ch.net/test/read.cgi/eva/1026057895/l2020030102022337/
 【村上春樹的就職活動〜Class of 2004〜】
http://etc.2ch.net/test/read.cgi/recruit/1042744767/
 村上春樹的公務員試験
http://school.2ch.net/test/read.cgi/govexam/1029250344/
 村上春樹風 今日の愚痴 2日目
http://life2.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1038035391/
194AGxvIIMあるいは解体屋:03/03/14 03:32 ID:qwVTVjlG
ばかげている。全くばかげている。
最早、ため息には何の意味も無く、フリーズしたMacを前に
僕は途方に暮れていた。
ゲイシ子はチャーリー・パーカーのフレーズに合わせて歌ってみせた。
『だからドザになれって私はいったのよぉぉぉぉぉ』
今さらそれが無理な事はゲイシ子だってわかっているはずだ。
『そうだね。』無理に同意してみる僕。

同意している罠。
同意している罠。
罠がいっぱいだ。

銀座のアポーストアを襲撃する、というゲイシ子のアイディアは悪く無い
と思いつつも、僕は事務所の近くに住むネコが気になっていた。
『おまえもな』
ネコは確かにそういった。それは雲の切れ間から救世主が光臨
したかのように見えた。
『おまえもな』その言葉が僕の中でリフレインされる。こういう
言葉こそチャーリー・パーカーのフレーズに合わせてみるのがふさわしい。
ゲイシ子はそんな事はおかまい無しという表情をして放尿してみせた。
『神が光臨する時の光りのシャワーだね』
実際僕にはゲイシ子の放尿がそう見えた。
『これは新しいOSよ。受け取りなさい。』
僕はゲイシ子の言う新しいOSを受け入れる事をためらった。
『だってそれをかけたら僕のcubeが使えなくなるよ。』
ゲイシ子はそれなら脱糞だといってみるテストといながらキッチンに消えた。
そんな午後の日の事だった、
20解体屋:03/03/14 04:34 ID:qwVTVjlG
彼女はあらゆる価値観の破壊だ、と逝ってアポーストア襲撃の計画を
僕に話してくれた。
『まずネコを集めるのよ。でキルだけうんと多く。性格の悪い態度の大きい
ヤツをいっぱい集めるの、。そうすればアポーストアはもう落ちタも同前よ』
僕は誤字を指摘したかったが、それをすると彼女はまたわかってないな、
という顔をするのだろう。

あなた何が欲しいの?
そうだね、差し当たり17inchのpowerbookかな。
欲が無いわね。あたし鯖を奪ってその足で築地で売るの。
もちろん違法な鯖だって事はわかってるわ。
でも市場ではそんな事関係ないの。誰でも落ちてるものは
拾うわよ。それがドザよ。

ゲイシ子はアポーの鯖がOS-Xでしか動かない事を知っているのだろうか?
いや、多分知らないだろう。ゲイシ子の頭の中にはドザしか入って無い。
つまりはそれが彼女の世界なのだ。
僕には彼女がそこから出れない事を知っていたが、知った所で
どうする事も出来ないという焦燥感が僕を支配しているのは明白だった。
やれやれ。

『こんどやれやれって言ったら殺すわよ。』
僕の脳内の言葉が彼女には通じる。
僕は深いため息をついた。
『こんどため息ついたら殺すわよ』
無理だ。不可能だ。ありえない。
村上春木的世界ではMacだろうとドザだろうとやれやれと
ため息は必須のアプリだ。それがなければ世界は成立しない。

やれやれ。ふぅ。
21名称未設定:03/03/14 09:36 ID:tdvrYyG7
やれやれとかいうな。
22名称未設定:03/03/14 09:40 ID:aueIGmm5
ハァ…やれやれ…ハァ
23名称未設定:03/03/14 09:40 ID:Xhr+jw0X
半年くらい前に図書室ではちまき島クロニクルとかいう本を借りたけど、
つまらないのですぐ返しました。
この作家のどこがいいのか教えて〜
24名称未設定:03/03/14 12:14 ID:r00vQzcn
翻訳風文体が一昔前の今風で、未だに好きな奴がいるんだろ、きっと。
オレ的には「微妙にキライ」な部類の代表だな(藁
やれやれ、早く卒業しようぜ。
25ドラゴソ:03/03/14 12:54 ID:k1QM/qoL
飛行機の音ではなかった。鉄仮面PowerMacG4だった。
蝿よりも小さな虫は、安い銀色のPMG4の前をしばらく旋廻して暗い部屋の隅へと見えなくなった。
天井の蛍光灯を反射している四角いテーブルにガラス製の灰皿がある。
フィルターに口紅のついた細長い煙草がその中で燃えている。
テーブルの足先は毛足の長い絨毯にめり込んで見えない。
その前に座り、醜い笑いを浮かべるDTPオペレータの女の額に汗が滲んでいる。
女は安っぽい黒のストッキングを履き、鼻を刺すやはり安物の香水の臭いを部屋中に撒き散らしていた。
「ちょっとそこの見せてよ。白いiBook、あるでしょ?」
26解体屋:03/03/15 07:05 ID:87UuhE/8
>>23.24
村紙春木の何が問題かといえば、つまらない文学と過大評価。
これにつきる。
僕は村上春木を糾弾する決意を固めた。
共和国はこれを支持するだろう。これは市場の楽園ニダ鯖を作る為に
必要なプロセスなのだ。

『ねぇ、その白いibook』
その声の先に彼女の姿は無かった。ファックス用紙を買え!という
ファックスが近所の金コスから送られて来る。
指令だ。
僕の額に汗が滲んでいる。ため息をつくか、やれやれと、いうか
少し考えてから、ため息をついた。
もう終わりだ。問題はその彼女の言う性格の悪いネコをどうするか、
という事の方が僕には切実な問題だった。
こんな時にPOWERBOOK26ooがあれば。。。。
27解体屋:03/03/15 07:13 ID:87UuhE/8

 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | ここで懺悔しろ。
 \_ ________________
   ∨      
        ∧_∧
 ____   (・∀・ )  ハァ?。。。
 Ю)__)  ⊃⊂ノ)/
 |・∀・| (( .⊥/
  ^^^^^   ∪∪ (
        ーーー


次ぎの指令は懺悔だ。一体何を?
取りあえず僕は高円寺から荻窪まで逝ってみる事にした。
荻窪の古い友人FUCKがやっている パンク喫茶に。
パンク喫茶!
パンク喫茶!
静かにコーヒーを飲みながらレアもののパンク音源にみみを傾ける。
FUCKはここのマスターだ。問題は無い。
28?<eth>?I`?(R):03/03/15 07:27 ID:87UuhE/8
どうも指令が多すぎる気がしてならないんだ。
僕はファックに言った。
おまえさんの脳内はいつも混船中だからな。
また誤字だ。これも指摘すべきなんだろうか?
わかってないな。全くわかってない。
午後の日ざしの影がすーっとパンク喫茶の店の中に
深いコントラストをつくり出した。
ファックは濃い影の逆光を受けて暗闇にいるかのように見えた。
つまりは全て共和国の指令だと考えてみる、というのはどうかね。
ファックは押し黙ったままグラスを磨き僕の脳内に話し掛ける。
ゲイシ子はなんというだろう。
また彼女は僕の睾丸を弄びながらこれも?タ?タの意志だ、と言うのだろうか?

問題は無いはずだ。
兎に角、君は君の事務所に逝っていつもどおり仕事をすればいいのさ。
いいのさいいのさいいのさ。(エコー)

沈黙が空間を支配したあと、僕はため息をついた。
あるいは、、、、、(以下略


     ∧_∧
    (;´_>`)
    /   \
   /    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
  __(__ニつ/ ;´_ゝ` / _____
    \/_____/ 
29名称未設定:03/03/15 07:29 ID:87UuhE/8
仕事しろよ折れ!!!。やれやれ。
30カトペの過負荷:03/03/15 08:25 ID:6GrvJSvX
「ゲイシさん」
「なんだい?」
「ふと思うのですが、このズョブソという人間は一体何だったのでしょう?」

ゲイシさんは考え込んでしまった。「よう、禿、そいつは難しい質問だよ。急にそん
なこと質問されても困るんだ。だいたいゲイシっていう人間が一体何かも、俺にはよ
く分かってねえんだ。そんなヲタに人様のことがわかるわけがないだろう。自慢
じゃないけどさ、考えることは大の苦手なんだ。でもさ、俺の感じることをそのま
ま言えば、ズョブソさんはまともな人間だよ。かなり大きくずれてるにせよ、お布
施は集まる。だからこうやってXPくんだりまで一緒について来たんじゃねえか。
俺はマシンの出来はかなりよくねえけどさ、インターフェースを真似る目はなくな
いんだ」
「ゲイシさん」
「なんだい?」
「ズョブソは頭が禿げているばかりではありません。ズョブソは空っぽなのです。
それが今の今よくわかりました。ズョブソはフリーウェアが一本もないOSのような
ものです。昔はそうではありませんでした。ズョブソの中にもフリーウェアはあり
ました。今思い出しました。はい。ズョブソはかつてはみんなと同じ普通のPC
だったのです。しかし何かが起こって、その結果ズョブスは空っぽの入れ物みたい
になってしまったのです」
31名称未設定:03/03/15 09:04 ID:udDCUPtw
>>8
それ、村上龍
32全てのマカーは消耗品である:03/03/15 09:36 ID:mMnfnG0h
「ただ、再起動するの」

彼女はたばこをくわえたまま、僕を一瞥すると、きれいな笑顔でそう言った。
僕はそれ以上何も聞かなかったし、それ以上何も望まなかった。
僕はただ彼女の言う通りに、注意深くコマンド+Ctrl+Powerキーを押した。

再起動するMac。再起動する僕。

全ての物事には順序があるのだ。

今のMacが何であろうと、それは僕にはもう問題ではなかった。
Lisaが消えて10年が経とうとしていたが、僕はまだOSXに混乱
したままで、僕はその頃と何も変わっていないような気分になって
不安になることがある。

「受け入れるの。」
「なんだって?」
「Macだってあなたが何もしていなかった3年で300Mhzから1Ghzまで
クロックを上げたというのに」
「君はそういうけど、DOS/Vは、、」
「ごめんなさい、そう言う話は好きじゃないの。」
「分かった。もう何も言わない。」
33全てのマカーは消耗品である:03/03/15 09:51 ID:mMnfnG0h
多分、彼女は正しかった。それ以来、僕はもう誰ともクロックの話し
をしなかったし、全てが自分の外側で起こっているようにぼんやりと
して、僕はゆるやかなマクの中でただ静かに生きることだけを考えていた。
iMac233が恐ろしい値段で引き取られていく姿を見ても僕はもはや
何も感じないだろう。徹夜明けに平気な顔でフリーズしたPMG4を見
ても何も感じないだろう。

フリーズがMacの一部であるように、Macもまたフリーズの一部なのだ。

それは決して切り離して考えることなどできない。
機能拡張をMacOS基本にしたところで、それは変わらないだろう。
もはや僕には原因を探し求めて井戸にもぐることはしなかったし、
彼女もそれを望まなかった。
彼女がいなくなったのはそれから3日後のことだった。
34解体屋:03/03/15 10:21 ID:87UuhE/8
と、言う訳で僕は旅に出る事になった。
どうやらスレは静かに春木から龍に変化しているようだ。
『変化を掴むのよ』
いつか彼女が図書館でそんな事を逝っていた。
『OSは変化するの。』
『そんな事は』
『あなたはわかってないわ』

まただ。
『あなたはわかってないわ』
あるいは
『マニュアルを読めよ』

龍に変化した折れは差し当たり馴染みのSMバーに逝き、ケイコとあった。
コカインで赤くなった鼻をすすりながらケイコは道につばを吐き、
『あんたのMacにかけてやろうか?』と笑った。
かけて欲しいとお思うヤツもいるだろう。例えばヅョブズだ。
ベトナムとLSDの体験がMacのアイディアの基礎だ、とヤツは
金歯を見せて笑う。
 街頭のテレビスクリーンではブッシュがマクドナルドを食いながら
手を振っていた。折れはスクリーンによじ登り感電したくなったが。
ケイコが折れのキューブをどぶに投げ捨てているのを見てケイコを殴りつけた。
『あんたねぇ、いつまでもこんなモノに愛想使ってるからダメ男なのよ
あたしが、すてたげる』

すてたげる、それが僕のキューブの聞いた最後のコマンドだ。
僕のキューブがドブに消えた。
彼女が消えて4日後の事だ。
35名称未設定:03/03/15 10:44 ID:Ax/USk3A
良スレの予感。
僕はこのスレッドからそう感じ取ることができた。
36名称未設定:03/03/15 11:03 ID:GA5T+LzI
関連スレ漏れてるよん。とくに初期のレスには秀作多し。

村上春樹的みずほ銀行
http://pc.2ch.net/test/read.cgi/prog/1019137149/
3736:03/03/15 11:09 ID:GA5T+LzI
すまぬ、ガイドライン冒頭で紹介されてたね。
逝ってくる。
38名称未設定:03/03/15 11:32 ID:QAl6PIfd
今はこれしかないからと言って、彼女が用意したのは15インチの、しかも
6万も高い方のモデルだった。

本当にこれしかないのかと、試しに問いつめてみようかとも思ったが、
彼女のどうしましょう? という眼差しを見ているうちに
それも面倒に思えて、結局そのギガブックを引き取ることにした。

本当は欲しかったのは、12インチのほうだったのに、
どうしていつも、こうなんだろう。

やれやれ。

そしてその次の日、僕は12インチモデルが入荷されたことを、彼女から告げられた。

やれやれ。
39解体屋:03/03/15 11:53 ID:87UuhE/8
こんな風にして僕は失い、そして得て逝った。
全ては僕の為に用意されている道をなぞっているに過ぎない。

井戸の為に用意されたギガブックは、2日後にして塗装が禿げた。
もうスタバで開く事は不可能だ。
禿げが気になるならステッカーでも貼れよ。
ヂョブスが通りの向こうから僕に話しかける。
『その為にステッカー付けてるんだからよ。』そうなのか?
おいおい、
それにこれから旅に出るんならそれはないなぁ。12インチもあるのに。
だからそれが僕には買えなかった。お金が無かったわけじゃない。
タイミングの問題だけだ。
『あ、来週新製品出すからスケジュール開けておいてね』ヅョブスは
そう言いながら消えた。
『来週。。。』
来週には答えが出るのか、僕はいつまで来週を待ち続ければいいのか?
取り出したタバコに火を付けてもうキューブは戻らない事を少しづつ
理解していった。
40あるいは1:03/03/15 13:55 ID:QzMX/ssM
双子の一人は紙袋から例のOS9を取り出して僕に渡した。
OS9は雨の中ではいつもより余計にみすぼらしく見えた。
「何かお祈りの文句を言って。」
「お祈り?」僕は驚いて叫んだ。
「お葬式だもの、お祈りはいるわ。」
「気がつかなかった。」と僕は言った。
「実は手持ちのものがひとつもないんだ。」
「なんだっていいの。」「形式だけよ。」
僕は頭から爪先までぐっしょり雨に濡れながら適当な文句を捜した。

「哲学の義務は、」と僕はカントを引用した。
「誤解によおって生じた幻想を除去することにある。
・・・OS9よJobsんちの池の底に安らかに眠れ。」
「投げて。」
「ん?」
「OS9よ。」
僕は右腕を思い切りバック・スイングさせてから、
OS9を四十五度の角度で力いっぱい放り投げた。
OS9は雨の中見事な弧を描いて飛び、水面を打った。
そして、波紋がゆっくりと広がり僕たちの足もとにまでやってきた。
41名称未設定:03/03/15 16:23 ID:8TfTn69M
削除依頼出すので放置よろしく。
42解体屋:03/03/16 00:50 ID:EDblYUHr
>>41
僕らは共和国から放置する旨を伝えられた。
そしていずれはすり減って消えて行く。
名称未設定。そう、僕らは所詮、名称未設定なのだ。

『削除依頼が出されたわ。』
『削除されるんだね。』
『難しい事では無いわ。削除依頼を出し、削除人は掃除をするだけよ。』
削除される、という事が実の処、僕にはあまり理解できていなかった。
それよりも放置という言葉が僕の心を掴んでいた。
放置
放置
放置
放置はむしろ望んでいた事なんだ。これで僕は静かに2chに没頭出来る。


43名称未設定:03/03/16 07:18 ID:EDblYUHr

翌朝早く、僕は街に出た。
この数日間に僕の身の回りで起きた事を考えながら祐天寺の商店街
を歩いていた。
春というにはまだ寒く、どこか冬の名残りがした。
今朝のニュース。
アメリカのブッシュ大統領はイクラとの戦争を決意しました。。。。。
決意も何も、始めからやる気だったんじゃねぇのかコラ。
街には反戦デモに向かう人が見かけられ、共同幻想の夢をまた見るのか、
とカラスに話し掛けた。カラスは何も言わずゴミを漁り、僕はカラスの夢を漁る。
カラスの飛び立ったゴミ捨て場に銀色に光るものを見つけた。
『キューブだ。』
キューブが捨ててある。やれやれ、何だってこんな所に。
『ひろっちゃダメよ』
その時彼女の声が脳内で響く。
『ひろうのは厨房のする事よ』
『それは僕がこのキューブに釣られているってことかい。』
『あたりまえじゃないの、それは あ お り なの!』
『煽りでも良いさ、放置されるよりはマシだ。』
『あんた相変わらず混せん虫ね。』
こんどは虫か?
『何でもいいよ。もう僕の事は放っておいてくれないか!
放置で釣られるんだ。僕は拾う。』
僕はキューブを拾った。
『あなたアフォね。』彼女が綺麗に微笑んだ。
44名称未設定:03/03/16 09:52 ID:xrkbYJ4s


            ハァ?
45名称未設定:03/03/16 16:38 ID:GjhAJ6wt
春樹的でもなんでもないような……。
46名称未設定:03/03/17 10:50 ID:pAJb7sOv
やれやれ
47名称未設定:03/03/17 11:01 ID:vwFLfm0V
>>43
ひっこめへたくそ!
48名称未設定:03/03/18 00:57 ID:V+/qlT/V
(´Д`;) ヤレヤレ
49名称未設定:03/03/18 09:53 ID:HVktuBGh
やれやれ。
50名称未設定:03/03/18 18:05 ID:5qt26eat
jaguarはCoplandの耳を舌で辿った。
Coplandは潤った。

ヤレヤレ、村上龍っぽくなってしもた。
51名称未設定:03/03/18 23:12 ID:fYu0PwOX
オーケー、正直に告白しよう。
僕はおそらく、>>43の事が嫌いなのだ。
52名称未設定:03/03/19 00:55 ID:nBKsr6Ss
島本さんのせっくす描写まだ〜〜〜。
53名称未設定:03/03/23 06:22 ID:l2sDZ/uG
54名称未設定:03/03/23 11:09 ID:zu9tBM43
やれやれ
55あるいは1:03/03/23 13:21 ID:wwLHexCU
彼女は僕に床に膝をつかせたまま、左手で僕の腰を抱いた。
そして彼女はワンピースを着たまま片手でストッキングを脱ぎ、
パンティーを取った。それから右手で僕のペニスと睾丸を持ち、舌で舐めた。
そしてスカートの中に自分の手を入れた。
それから僕のペニスを吸いながら、その手をゆっくり動かし始めた。
僕は何も言わなかった。彼女には彼女のやり方があるのだ。

僕は彼女の唇と舌と、スカートの中に入れられた手のゆるやかな動きを見ていた。
そして日本NCRの駐車場に停めたレンタカーの中で、
硬く白くなっていたPorforma5210のことをふと思い出した。
僕はそのときPorforma5210の筐体の奥に見たもののことをまだはっきり覚えていた。
その筐体の奥にあったものは、
地底の氷河のように硬く凍りついた暗黒のSIMMメモリだったのだ。
そこにはあらゆる響きを吸い込み、二度と浮かび上がらせることのない深い沈黙があった、
沈黙の他には何もなかった。
凍りついた空気はどのような種類の起動音も響かせることはなかった。
56名称未設定:03/03/24 17:32 ID:3jca1AH3
「あるいはね」
57名称未設定:03/03/26 15:46 ID:t6bYKN/j
やれやれ
58承太郎:03/03/27 08:02 ID:hPlGb2OY
やれやれ
59名称未設定:03/03/28 01:36 ID:k/R5htxK
これは Macintosh についての小説である。

Inside Macintosh の序文はこのように語っている。
「あなたが Macintosh から得るものは殆ど何もない。
Photoshop の実行速度に置き換えられたプライドだけだ。

失なうものは実にいっぱいある。
歴代 Apple CEO のボーナスが全部払えるくらいのお布施と
(もっともあなたに Michael H. Spindler にボーナスを払う気があればのことだが)、
取りかえす事ことのできぬ貴重な時間だ。

あなたが Macintosh の前で孤独な消耗をつづけているあいだに、
あるものはプルーストを読みつづけているかもしれない。
またあるものはドライヴ・イン・シアターでガール・フレンドと
『勇気ある追跡』を眺めながらヘビー・ペッティングに励んでいるかもしれない。
そして彼らは時代を洞察する作家となり、あるいは幸せな夫婦となるかもしれない。
60名称未設定:03/03/28 01:37 ID:k/R5htxK
しかし Macintosh はあなたを何処にも連れて行きはしない。
Restart(再起動)のダイアログ・ボックスを表示するだけだ。
リスタート、リスタート、リスタート……、まるで Macintosh そのものが
ある永劫性を目指しているようにさえ思える。

永劫性について我々は多くを知らぬ。しかしその影を推し測ることはできる。

Macintosh を使う目的は能率の向上にあるのではなく、自己満足にある。
生産性の拡大にではなく、個人の嗜好の追求にある。業務の組織化ではなく、多様化にある。
もしあなたが Macintosh の拡張や改造を目指せば、あなたはSadMacによって
容赦なき報復を受けるだろう。


良きマックライフを祈る。(Have a nice freeze.)」

61名称未設定:03/03/28 03:42 ID:/luqYdgN
いずれにせよ、今は語るべき時なのだ。
そして僕も語ることを覚えなくてはならない。

僕は今でもこの Cube が好きだ。
友だちが、もう使わないから、といって譲ってくれた、
メモリが少しだけ多めに入っているというだけの、
一度も DVD を再生させたことはない、
時代遅れの Power Mac G4 Cube DVD。
少しずつの回転音が大きくなる純正 HDD 。
もちろん、OS は MacOS9.0.4 だ。

ファンをつけてまでクロックをあげようとするやつもいる。
あいそをついて、Cube をヤフオクに出すやつもいた。

オーケー。
結局そこからしか、物事を始めることはできないのだ。
今まで長い時間をかけて構築してきた、
貧弱な Cube のために、僕が選択したシステム構成の
すべてを投げ打って、僕もそこから始める時なのだ。
62名称未設定:03/03/28 04:32 ID:nM0GR/nG
スレ立てただけあって、
>>1が一番春樹文体の(いいトコも嫌らしいトコも含め)雰囲気を出してるね。
63名称未設定:03/03/28 04:40 ID:aSTnaoiF
オラは>>11が好きだ。

でも主人公はジョブスじゃなくてウォズの方が適格か?
64名称未設定:03/03/28 08:41 ID:3ADqvLzI
解体屋さんは微妙にバロウズだしな。
65名称未設定:03/03/31 04:47 ID:cRHW8o4G
>>59 >>60 >>61 も(・∀・)イイネ!!
66名称未設定:03/04/02 21:38 ID:9ZQWbNvX
余談ですが、村上春樹は以前Mac使ってたけど今はVAIO
67名称未設定:03/04/02 21:42 ID:zq2SLV99
原稿は未だにマクを使ってるとのことだが。
※有名人スレ参照
68名称未設定:03/04/02 22:03 ID:8QQ3GdC1
たしかPowerBook5300とか使ってたような・・・

>>67
IDがレベル99
69名称未設定:03/04/02 22:17 ID:o3IrIVzb
ビールの宣伝に出てるのは村上なに?
チタンか何か、今の色のPowerBookで原稿打ってるシーンがあるよ。
CMの中で(w

そういえばさだまさしがテレビ番組の企画でホテル缶詰めで
小説『精霊流し』を書いていた時もパワーブックだったような。FMVだったかも。
70名称未設定:03/04/02 22:20 ID:8QQ3GdC1
ビールの方は村上龍だよ、DRYかなんかでしょ?
71名称未設定:03/04/02 22:51 ID:hHZyyT/k
LV99はここにもいたか。

シドニーでホタテ盗まれてなかったっけ?
72名称未設定:03/04/03 14:57 ID:rFhj21so
>>71
ホタテSE盗まれてフロッピーにバックアップとってるから大丈夫だと思いきや
一緒に盗まれた外付けFDDにディスク入ったままじゃん駄目じゃん原稿書き直しじゃん
せめてディスクだけ抜いていけやゴラァ!!
って怒っとった
73 :03/04/03 16:23 ID:cz/UqlhA
スプートニクの恋人に主人公がPowerBookを使う話がちょっとだけ
あったね、そういえば。
74名称未設定:03/04/06 22:30 ID:kMDe1ZzD
>>70
あのスーパードライの村上龍のCMにでてるのはPowerBookだけど、
アップで写る液晶画面は、フォントからしてウインドウズな気がする。
75名称未設定:03/04/06 22:30 ID:htmFyvTU
あったねぇ。ギリシャかどっかの話だよな。
76名称未設定:03/04/07 22:57 ID:YWP4DzaQ
あれ?それいつの話?
もうMacはやめたって書いてあったよ
77名称未設定:03/04/07 22:58 ID:80FLuHCm
2chは春樹好き多いね
おれは龍の方がまだ好き
78名称未設定:03/04/07 23:30 ID:WNbQKk3r
Macやめたのは、メール読むためだけに持ち歩く軽いマシンが
欲しかったからだと。ちょっと前まで、読者からのメールに直接
返事をするサイトを運営してたから、その時の話ね。
文章書きとかのメインマシンは今でもMacとの事。
79名称未設定:03/04/07 23:52 ID:/nG0ho0k
結局のところ、WINは僕を愛していなかったのだ。
80名称未設定:03/04/11 22:53 ID:Fa41imhp
確かに、君の言う通り巻上さんはパクリ作家のトモダチだ。やれやれ。
81名称未設定:03/04/14 20:32 ID:p8DVwack
僕は黙って自分のパワーブックを立ち上げ、それを眺める。
夜の深い闇の中で、真っ黒な不吉な血にまみれていたそのパワーブックを。
「正直なところ僕にはそれほど確信が持てないんだ」と僕は言う。



82名称未設定:03/04/14 21:01 ID:9C81kQW2
初めて顔写真見た時は激しくワラタ
83山崎渉:03/04/17 15:45 ID:3OJTuVau
(^^)
84山崎渉:03/04/20 04:20 ID:cmWeWGJ9
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
85名称未設定:03/04/21 09:19 ID:blDrmnBo
>>78
Windowsで書いてるよ
86名称未設定:03/04/22 18:25 ID:mZg2KjYV
>>85
おまえが、か?
87名称未設定:03/04/23 12:20 ID:dZkbQwDC

オーケー、これからは VAIO で書こう。
88名称未設定:03/04/25 21:16 ID:sAJsrR9U
やれやれ、VAIO か。
89名称未設定:03/05/04 22:01 ID:BkAJXVlW
>>85
メールはVAIOで書けるけど、小説はMacじゃないと書けない、
と言ってたよ。
90名称未設定:03/05/08 02:03 ID:4oCzkpha
「今のMacOS7.6は好き?」と彼女が訊ねた。
「どうかな? Systemに関してそんな風に考えたことは一度もないんだ。でも不満はないね。」
「私だって不満はないわ。」と彼女はそう言ってビールを一口飲んだ。「TCP/IP対応も良いし、互換機でも動くし、32bit対応もきちんとしているし………、」
僕はじっと黙っていた。他人の話を真剣に聞くのは実に久し振りだった。
「でも今のSystemはまだ不完全なのよ。」と彼女は続けた。「こんな風にして終わりたくなんかないのよ。」
料理がテーブルに並べられる間、僕たちの会話は中断された。
「MacのOSはまだ若いんだ。」と僕は言った。「これからプリエンプティブマルチタスク対応だってするし、メモリ保護もする。OSなんてどんどん変っていくさ。」
「変りなんてしないわ。」彼女はナイフとフォークで器用に海老の皮を剥きながらボソボソと言った「誰もMacのことなんて好きにならないわ。ろくでもないQuickDraw3Dを組み込んだり、OpenDocのバグを繕ったりして一生終わるのよ。」
僕はため息をついた。急に何歳も老けこんでしまったような気がした。
「Macは可愛いし魅力的だし、デザインだって良いしPowerPCだって速い。Photoshopだって上手く動かせる。きっと上手くいくさ。」
彼女は黙りこくって海老を食べつづけた。僕も海老を食べた。そして海老を食べながら貯水池の底のCoplandを想った。
「あなたはApple ComputerのCEOのころ何をしてたの?」
「Macintoshに夢中だったよ。」一九八四年、我らが年。
「Macintoshはどうなったの?」
「今ではボロボロになったね。」
「幸せだった?」
「遠くから見れば、」と僕は海老を飲み込みながら言った。「大抵のものは綺麗に見える。」
91名称未設定:03/05/08 03:22 ID:PESssFgB
「買うんだよ」羊男は言った。
「Macが出たらとにかく買うんだ。おいらの言っている事は分かるかい?買うんだ。買い続けるんだ。何故買うかなんて考えちゃいけない。意味なんてもともとないんだ。」
92名称未設定:03/05/08 07:23 ID:66AvYTe8
「あなたとこの前会った日の夜にSofmapへ行ったの。そしてMac OS Xを
買ったの」と緑は言った。
「Macのこと大好きだよ」と僕は言った。「心から好きだよ。もう二度と
放したくないと思う。でもどうしようもないんだよ。今は身うごきとれないんだ」
「OS 9のことで?」
僕は肯いた。
「ねえ、教えて。Mac OS Xを触ったことあるの?」
「一年前に一度だけね」
「それから触らなかったの?」
「二回触ったよ。でも買ってない」と僕は言った。
93名称未設定:03/05/08 09:34 ID:3ypmGH6B
>>91
ワロタ
94名称未設定:03/05/08 11:24 ID:ZqfSKY7m
ネタもつまんないし、糞スレと思っていたが、
>>91は秀逸。
95名称未設定:03/05/08 11:48 ID:o/dHjwzE
>>91
いいねー。
意外とシンプルな方がおもしろいってことなのかな?
96名称未設定:03/05/08 12:24 ID:ZqfSKY7m
なんか、他のやつは
村上春樹の文章に、
だらだらとMac関連の単語を当てはめてるだけって感じ。
97名称未設定:03/05/08 12:50 ID:66AvYTe8
「Mac雑誌の編集者たちはAppleに見捨てられたジョブズをこのうえなく優しく
描き出しました。Appleを作り出した人間が、そのAppleに見捨てられるという
壮絶なパラドックスの中に、彼らは人間存在の尊さを見いだしたのです。ぼくは
市場のなかでMicrosoftと闘いながら、ジョブズの『NeXT』社のことをふと思い
出しました。ぼくは……」
「ぐっすり眠ればいい」
「ぼくはMicrosoftを打ち破ることはできませんでした」といってスカリーくんは
目を閉じた。「倒産を阻止することはどうにかできましたが、Microsoftとの戦い
でぼくにできたのは、なんとか裁判を継続することだけでした。ぼくはゲイツくん
に被害を与え、ゲイツくんもぼくに被害を与えました。……でもね、マークラさん」
「なんだい?」
「ぼくは純粋なスカリーくんですが、それと同時にぼくは非スカリーくんの世界を
象徴するものでもあるんです」
「私にはよくわからないな」
「ぼくにもよくわからないし、長い割に面白くなかったのでこの辺で終わりにします」
98名称未設定:03/05/08 22:27 ID:2Z6L3fBO
>>91
イイネー
99名称未設定:03/05/09 01:12 ID:HqsP4aZ7
91にやたら賛美のカキコミがあるが、何人ドザだ?(w
100山崎渉:03/05/22 05:19 ID:PYior5Bg
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
101名称未設定:03/05/22 10:31 ID:Oq+OgO3U
うるせーくそばか、死ね!
102名称未設定:03/05/22 10:37 ID:b0I7Y2Y6
やれやれ
103名称未設定:03/05/22 10:43 ID:Oq+OgO3U
そのうち、法的に正しいかたちで、
アオリつぶしてやるからな、、、おぼえてろよ!
THE JUDGE!
てめー、このやろう、今の時代インターネットがあることを、
しらねぇーのかよ(プ
だれでも、どこからでも、【法的に】ただしく、
世論を煽れるんだボケ!
104名称未設定:03/05/22 10:48 ID:Oq+OgO3U
すんません 村上龍になっちゃいました、、、笑
105名称未設定:03/05/22 15:16 ID:r5XKKJnt
つまらん
106名称未設定:03/05/22 15:37 ID:xfjCiOUq
自分でオチをつけてるあたりが、最低。
107名称未設定:03/05/24 01:43 ID:FX5trAD4
すまん、マジ放置してた。

おそらく、マジマカーだな、おまえら、ぎゃは笑
108名称未設定:03/05/25 08:57 ID:PnJ9j9pd
「それで、お金のことはなんとかなったんだね?」
とマカーと呼ばれる少年は言う。
いくぶんのっそりとした、いつもしゃべりかただ。
深い眠りから目覚めたばかりで、口の筋肉が重たくて
まだうまく動かない時のような。
でもそれはアオリみたいなもので、
じっさいには隅から隅まで目覚めている。
いつもと同じように。
109あぼーん:あぼーん
あぼーん
110名称未設定:03/06/02 21:31 ID:kI2sv9vU
やれやれ
111名称未設定:03/06/02 22:56 ID:OpuK1aSf
僕はうなずく。
112名称未設定:03/07/04 00:10 ID:BxpQHfv5
ジェイ、
タバコが値上がりしたね。
113名称未設定:03/07/08 23:28 ID:+zfBKw7A
来るトコまで来たな、と地下水の流れる音色にミミを向ける。
そんな夜と寝るのだった。
114解体屋:03/07/09 08:22 ID:Nq5dtz+U

そして
115名称未設定:03/07/09 09:00 ID:4WlnGq7c
やれやれ。
116名称未設定:03/07/09 09:46 ID:8IXCQzlX
ふと僕は目が覚めた
部屋はいつもと違う。微かに、しかし奇妙にずれている気がした
そして僕はそれに気づいた。四角い白い物体。
綺麗に見えたがヒビがある。まるで何万年もそこに置いてあるように
いや、彼はずっとそこにいたと言うべきか
そして僕は気づく

「ここは井戸の底なんだ」と
117名称未設定:03/07/09 10:25 ID:eKAupOhm
★★★角川春樹的Macintosh★★★

買ってからジニるか、ジニってから買うか。
118名称未設定:03/07/10 00:06 ID:kgOXJdqr
眼が醒めたが、背中には星のあざがなかった。
またもや、失敗したようだ。
119名称未設定:03/07/10 03:43 ID:j8mo9wyP
「いつものことだ」
軽くため息をつき、ベットから起き上がると彼女が朝食を作って待っていた
テレビでは羊男が何かの事件を語っている

席につくと彼女は静かに深く言った
「つまりあなたは私のことが嫌いなのよ」
僕は少し驚き「なぜ?君と暮らした数年間、嫌だと思ったことはない」
「きっとそうなのよ。ねぇ知ってる?名前って呪いなのよ。」
その言葉で僕は分かった気がした

ピー、Aドライブヲニンシキデキマセン。メディアヲカクニンシテクダサイ

そう、僕と彼女の名前は決定的に違っていた
「ねぇ知ってる?名前って呪いなのよ」

僕の名前はW。そして彼女の名前はリンゴ
テレビではまだ羊男が事件を語っている。そして彼女は静かに泣いた
120名称未設定:03/07/10 09:55 ID:45cH3p3q
「かゆ・・・うま・・・」
121名称未設定:03/07/11 00:07 ID:xvIrM3iD
そう、ゆっくり鳥の羽から抜け落ちた産毛のように
ゆっくり堕ちていこう。
人が溺れてゆっくりと沈みこむスピードように、
やり直せば良いのだ。
羊の革をかぶった男の体毛は、全てそり落とされていた。
しかし、羊毛の黒の靴下だけは、履いていた。

パチンと、僕はキがつきMac電源を落とした。
122名称未設定:03/07/11 02:24 ID:fsWEtab7
ふと時計を見ると11時17分だった
彼女はとっくに仕事にでかけて行った
そして僕はレコードをかけアンチョビパスタを作った
テレビをつけるともう羊男はいなかったが、代わりに女性のアナウンサーが何かを勧めていた

そしてパスタを食べると、僕は洗いたてのジーンズとsufsのTシャツを着て外に出た
ドアを開け、路地を進み、通りに出て、服を見に行きたかったからだ
鍵と財布をポケットにいれようとした時、一匹の猫が庭にいた
それは彼女が可愛がってた猫だ
「この子かわいいでしょ?マックって言うのよ」

ねぇ知ってる?名前って呪いなのよ

ピー、Aドライブヲニンシキデキマセン。メディアヲカクニンシテクダサイ
123名称未設定:03/07/11 12:30 ID:MzsJd8/J
著しく下手だ。
124名称未設定:03/07/12 01:21 ID:wkhdEOBT
鼠が話し掛けてきたが、どうしても時間に間に合わなせねば
ならなかったので、そのままにして走り出した。

「i sight,i sight」小さく口ずさんで駅へ向かった。
無駄だと知っていることに全力を尽くすのも、たまいには
いいだろうと軽く踊ってみた。手のひらの上で。

僕の中で起ってる状況はさほど変わらないだろうと、
電車が来るまで今度はt・A・T・u・を口ずさんでみた。
何もかわらない、電車の運転手が居眠りをしない限りは。
125名称未設定:03/07/12 03:42 ID:1fuQQ+Zv
・A・
・u・

何かの一行AAに見えた。やれやれ。
126名称未設定:03/07/12 04:53 ID:6JxlVSYj
・金・
127名称未設定:03/07/12 18:01 ID:L1SekczT
>>123
お前のが楽しみだ(藁
128名称未設定:03/07/12 21:07 ID:0EmJr3Q3
「ワタナベ君、あなた何台くらいのマック買ったの?」と直子がふと思いついたように小さな声で訊いた。
「8台か9台」と僕は正直に答えた。
レイコさんが練習を止めてギターをはたと膝の上に落とした。
「あなた安月給で貧乏なんでしょ?いったいどういう生活してんのよ、それ?」

直子は何も言わずにその澄んだ目でじっと僕を見ていた。
129名称未設定:03/07/12 21:17 ID:8/f7AZVx
>128

いいね。
130名称未設定:03/07/12 22:35 ID:3qkXmyfr
イーーーーネッ!!
131名称未設定:03/07/13 06:51 ID:G7nCs4nd
以上自作自演でした
132名称未設定:03/07/13 11:46 ID:IEUdXpx1
「もちろんメタファーだけど」
僕は大盛りのサラダを食べ、Macをスリープにした。
133someone:03/07/14 22:27 ID:eGkvaFcw
「あなたが言っていることは、全部は間違いじゃないわ」
彼女はカタカタと気持ちの良い音を立ててiBookのキーボードを叩いていた。
「でも、2chには理解しようとしない、もしくはしないふりをするだけの人もいっぱいいるのよ。
それをあなたが理解する必要はないわ」
その頃はよく雨が降っていて、僕の家の窓からは傘を差して歩いている人が沢山見えた。
彼女の言葉はなんだか違う世界の話に聞こえた。さっき茹ですぎて残ったパスタはもう乾いて固まっているだろう。
そう、固まっているに違いない。結局、そういうことなのだ。

彼女は何かレポートらしきものを見ながら、白くて細い指でキーボードの上を踊っている。
綺麗な指だ、そう思った。まるで彼女のすらりとした脚のように。

突然、彼女はiBookの蓋を閉じた。パチン・・・off。
134名称未設定:03/07/15 01:18 ID:VZ/bfzZ9
物事の始まりは何時も何気ない足音で近寄る。
「ジャ〜〜ン」

起動する姿のみでも、至福の時があると
きずいたのであった。
しかし
すかさず、終了もしてみるのであった。

僕は夜中に眼が醒めた時、
しばしこの儀式をしてしまうのであった。
135山崎 渉:03/07/15 10:15 ID:sgCWhRxp

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
136山崎 渉:03/07/15 14:19 ID:/6SaCgsj

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
137名称未設定:03/07/15 21:18 ID:t54nmxXA
みんな眠ればいいさ。
138名称未設定:03/07/15 23:49 ID:2zf3/IsL
山崎が来た。
僕はメタリカの新譜を聞きながらレス潰しをする。
脳天が白々と明るくなるような作業に少し鼻の頭が
かゆくなる。
無意味さの中の意味に特別な終了を添えてあげたい
気分になった。
139名称未設定:03/07/17 23:44 ID:/i1UluxE
世の中、イロイロあるしユクーり
闇に堕ちて、手探りすのもいいだろう。

Macの電源を落とせば、そこに広がる脱力感の浮遊。
140名称未設定:03/07/18 02:12 ID:eCCwFtQd
たまにage
141名称未設定:03/07/22 00:35 ID:G0q9nrEc
今日気が付いた。
大型ショップにいる黒マカーはアポーから派遣されている刺客
なんだあーなと。

何のことはない、僕は白マカーということか。
途方に暮れた。
142名称未設定:03/07/22 23:39 ID:J5ylqKGj
立ち上がるんだ、とMacは言った。
僕息を呑む。Macがしゃべっている。しかし正確にいえば
Macはしゃべっていなかった。口もとは動いていない。Macは
口をきく以外の何らかの方法で、メッセージを僕に伝えている
だけだった。

カードの導入は成功したようだった。
143名称未設定:03/07/25 13:02 ID:pBY56IvK
>>141
>なんだあーなと。

??
144名称未設定:03/07/26 23:20 ID:lbJM1Mf8
ageときます
145名称未設定:03/07/28 02:07 ID:cYWDciGb
一通りすませ、アップル・プロフィールを確認して僕は電源を
落とした。カナリ満足逝くシステム終了だった。
曇り空の星空に感謝をし、後は「始まりの石」が開くのを
まつだけだった。
146名称未設定:03/08/01 00:35 ID:qvqWA4zI
いったい、お前は何者だ?というよりも、お前はだれた?
人間てなんなんだ。
マカーと呼ばれる少年は有機的に結ばれた電子の海で
溺れかけ、うわ言のように吐き出されたそれは、
鼻の穴からこぼれ落ちた最後の空気の泡のように
どこに響くともなく消え去った。

「そんなものさ」とi-Mac言ったかどうか、
マカーと呼ばれる少年に、わかるはずもなかった。
147山崎 渉:03/08/02 02:29 ID:EjhDFmQC
(^^)
148名称未設定:03/08/03 23:48 ID:lYysGiRz
僕の涙が、勝手にココロのどこからか、勝手に。
湧き出てくる。
そしらぬ顔をして唄っているのはサマンサ「ストップ・ミー・ナウ」。
そして畳み掛けるように連続とくり出される曲。
マカーと呼ばれる少年の無関心な感情の片隅に埋め込まれた
妄想による青春の日陰の光に似た記憶だろう。

もちろん、惨然と輝くアポーの大きな輝きがある80'sの後半、
憧れと栄光の照り返しであることは、勿論であたった。
149名称未設定:03/08/07 09:23 ID:cd6fYGXD
台風の合間をぬって、マカーと呼ばれる少年は
Macパワーを買いに、もよりのツタ屋へ逝った。

まずは少年サンデーでも立ち読みするかと、足を店の奥
ヘと運んだ。なにげにハードブックの棚を眺め歩き視線を
飛ばしていた。そこに

村上春樹編集長 「少年カフカ」

マカーの動きが止った。手に持ちソの軽さに驚き、左右を見て
浅く深呼吸をした。その瞬間、本屋の雑多な静寂をやぶり
少年は入り口へと走り出した。ざわめきと、背中からきこえる
「万引き!!!」との声、自分と違う足音もにキズきながらも、
アスファルトを蹴り出す。

大きな国道と住宅街の中、歩道橋を渡り、民家の
庭先を縫い、太ももが急に鉛でも食らったかのように鈍くなる
のを感じながら、逃げた、逃げ出した。
日頃、運動もしない15才だが、すばしっこく風をきる。
足がちぎれそうだが、とにかく走る。追っ手は、、、、わからい。
とにかく、「どこかに・・・」逃げよう。
ソレは風の吹く方向と同化するかのごとく、走っている。
150名称未設定:03/08/07 09:25 ID:cd6fYGXD
行き着いた場所は、河川敷だった。ぶっ倒れた。
マカーと呼ばれる少年だった。
2時間後、本をボロい落書き橋の下に隠し、新潮社注文カードを
引き抜き、ツタ屋へお金を払いに逝った。
もともと
マック・パワーを買うだけのお金はもっていたのだった。

2時間後、説教の重みの中マカーと呼ばれる少年は、橋の下の
「少年カフカ」を取りにもどった。
そこには、チギラれ、アンモニアの匂いをまとい、川に浮かぶ
ボロ紙があった。

少年は力一杯、石を投げた。
どこかでカラスが鳴いた。
151あぼーん:あぼーん
あぼーん
152名称未設定:03/08/16 01:58 ID:QOHS/xjw
お盆なのでもどってきますた。ナカタです。
ナカタは字も書けないですし、読めません。頭がわるからです。
しかし、ビアボイスでiMacさんに書いてもらっています。
ですので、間違った感じもでるかもしれませんが。ごめんなさい。
なぜiMacさんを使えるかといますと、ナカタには頭の良い
弟が二人います。ナカタは頭がわるいのですが頭の良い弟たちが
iMacさんを使っており、見よう見真似で使えるようになりました。
ナカタは字が読めませんので、マウスとショートカットを弟たちに
習い、メンテーナスもしてもらいますた。
ですので、他のパーソナル・コンピータは解りません。
このiMacさんとだけやりとりできるのです。
またキが向いたらきたいです。もうそろそろナカタはウナギ
が食べたいです。でもお金が高いです。。。。
153名称未設定:03/09/13 23:52 ID:d3NRTXuL
街に雨が降るとしっとりと夜になるころには
ピカピカと光り出す。雲は低く垂れ込み、生暖かい
風を送り込む。服さえ脱ぎ捨てれば心地良い。
そして
夜空は暗いのだ、闇夜ではない黒一色なのだ。
街の灯りが反射して、オレンジ色を含んだ鼠色の雲が
はびこっているが僕には見えるんだ、暗黒ではない黒。
ただ単に黒だ。
ここの地下スレやG5の段ボールのように。。。
154 :03/09/16 22:34 ID:01yjAJbA
保守
155名称未設定:03/09/16 23:04 ID:ESkrflC2
もうバイオユーザーになっちゃったらしいぞ。
156名称未設定:03/09/16 23:11 ID:NcXDyspp
豚にはお似合いだよ
157名称未設定:03/09/16 23:20 ID:WXtrKCy4
>>155
モバイルでメール見るときだけね。
小説書くときはMacじゃないとダメなんだって。
158名称未設定:03/09/16 23:22 ID:TdrprDuv
「ワタナベ君、あなた何台くらいのマック買ったの?」と直子がふと思いついたように小さな声で訊いた。
「8台か9台」と僕は正直に答えた。
レイコさんが練習を止めてギターをはたと膝の上に落とした。
「あなた安月給で貧乏なんでしょ?いったいどういう生活してんのよ、それ?」
直子は何も言わずにその澄んだ目でじっと僕を見ていた。

ははは、むちゃくちゃおかしいよこれ。
159名称未設定:03/09/16 23:33 ID:WXtrKCy4
おかしいっていうか、あまりにも見なれた風景だね。
160名称未設定:03/09/16 23:41 ID:TdrprDuv
村上春樹にはブラック時代のPowerBookが似合うね、
銀パソは似合わん。
ボクスターはなにいろだったっけ?
161名称未設定:03/09/16 23:50 ID:ESkrflC2
>>157
いや、その後の話だよ。
162名称未設定:03/09/19 02:45 ID:AGEcXZrE
「やれやれ、マジかョ」星野さんはゆっくりとトラックを道のわきへと
静かによせた。
「これだから乗り馴れないトラックはやなんだよな、しかたねーか」と
左の前輪のパンクしたタイヤをコツコツと蹴飛ばした。近道をしたため
携帯は圏外、日も暮れすれ違う車も15分か30分に一台くらいの山の中
カエルと鈴虫の声が響き、止めることの出来ない闇夜がゆっくりと
降りてくるぐらいだった。しかし星野さんはとりあえずマールボロ一に
火を付けた。「しかたねーな、こんな時もあるさ。。。」
163名称未設定:03/09/19 02:47 ID:AGEcXZrE
タイヤをはずしスペアタイヤを取り付けたころにはT-シャツは勿論
アロハシャツまで汗がにじんでいた。半月だけが星野さんを見ている
ようだった。しかしハザート・ランプに草むら光る眼を見のがさなか
った。
「だれだ!」
ゆさゆさと揺れた草影からトラ猫が出てきた。
「いやね、ちょっとここを通らないと寝グラに帰れないんで・・・」と
そのトラ猫はのそのそとしゃべった。「ちょっと吃驚したぜ、名前は
あるのか?折れっちは星野だ、パンクしちまったらしくてな」
「ぼくはマイケル・・・」少し辺りを権勢しながら答えた。
「そっかーよろしくなマイケル、たけどお陰さまでタイヤ交換はもう
終わりそーだ、邪魔したな」星野さんは道具をかたずけ始めた。
「あのー、星野さん、もうすぐ雨降ってくるョ、さっきそこの蛙が
ゲロゲロロ言っていた。そして荷物を運んでいる星野さんに贈り物が
届くはず、家に帰ったらフランスから・・・」マイケルは鼻先を地面
擦り付けてからウンコをした。
「おいおい。。まぁお前の縄張りだからいいけど・・・フランスね」
「うん、フランス・・・とりあえず気つけてお帰り・・・」と
フラフラ踊るような足取りでマイケルは去っていった

「なんだろな、フランスってフランス語なんか解らんぞ・・・」
星野さんはスタートキーを回し走り出した。雨がふりだした。
家には何故かワイヤレス・マウスとキーボードが着いているとは
つゆしらず。
164名称未設定:03/09/23 00:54 ID:tWgK4jtO
漸く繋がり始めた空気に嬉しいため息をこぼす夕暮れだった。
僕は中古屋に並ぶ128のメモリに眼を落とした。
「うちのiMacにも逝くのだろうか。。。」
動きだしたその世界に嬉しさもにじみ出るが、翻弄される自分も
いるのは確かであった。とにかく今はコの波に乗りかかり
うまく漕ぎ出すのが一番なのは間違いない。

とりあず40Gのiポッドを用意したかった。ついでに
スマート・ロードスター・クーペもレンタしてもらえると
嬉しいのだが得にブラバスのデモ車なら・・・
今後、どこの道にかりだされるのであろうか。
165名称未設定:03/09/24 23:50 ID:PpcR+EJk
「162と164は長すぎるよ。」きっぱりとした口調で黒豹男が言った。

まてよ、特に長い163をわざと無視している。
166名称未設定:03/09/29 21:56 ID:bItbO7PF
そんなことを言っているとミミズ君が大暴れをしているのであった。
そう釧路沖地震であった。
道路には亀裂が入り地面も波うち、海岸では神の子も踊りだすような
夕焼けだった・・・ように見えたが燃えているのは出光であった。

黒々と天高く舞い上がっている煙はOSX10.2.8で
P.M.G4がイーさネットから火を噴くのを予感させているかのごとく
ココロは、さむざめと降りおちる雨は。
167名称未設定:03/09/29 23:38 ID:+NqM7iG1
レベル落ちすぎ
168コリン ◆ColinCNMuA :03/10/02 01:28 ID:oxG0++qo
この程度の文章も読めないのか!
>>165はきっと愛読書がコロコロコミックか何かだろう。
>>165が目もくれなかった>>163がこれらの飛ばされた文章の中で最も秀逸であるとおれは勘付いていた。
こんなに良いものを目の前にみすみす見逃している>>165が哀れでたまらず、
おれはレミーマルタンに火をつけた。
そしてそのまま頭の中はダリのあの有名な絵のことへと移ろいでいった。
「なぜ、キリンを、キリンなんかを燃やす!。」
絵の中にはキリンなど描かれていないのだ。
いや、正確には描かれているのだが遠くほんのお飾りでしかなかった。
俺は明かりを消した。
窓の外にはクレーンや煙突などのベイエリアの明かりが見えていた。
169名称未設定:03/10/03 01:25 ID:Mqbqh95M
「つーかー、虹のタモトに世界最速のP.M.G5が埋まっている、つーことね」
鰯のリ子が切り出した。
「たとえそれが幻想だとしても、僕は逝かなくちゃいけないと思うんだ。。
仕事もやめちゃったし、、何もやることないしね。今あるのはえあーH゛と
このiBookとiPodだけだし。。」
海野小太郎は雑音と揺れの大きい電車の窓から見える、黒い影で出来た山と
黒め強いグンジョ色した夜空の三日月を眼で追いながらぽつぽつと語った。
今にも涙が出そうなくらい綺麗な夜空だった。

「あなたは今までそういう生き方をしてきたの?33年間も。」のり子は
足を組み腕を組んで、つま先で小太郎の膝にコツコツとぶつけながら
「鼻くその重みと耳くその重みも解らないでしょね、とーぜん、あなたには。」
と缶ビールを取り出しプシッと開けた。
「たぶん・・森に入れば。。その答えも・・」と今は止まっている車内の
センプー機をみながら答えた。二人の揺れも大きく列車に身を委ねるしか
なかった。
170コリン ◆ColinCNMuA :03/10/12 02:14 ID:/WRyzPny
部屋がありました。
天井から一匹の蜘蛛が降りてきました。
蜘蛛は金色の意図をはきながら、詩を紡ぐことができましたがその意図が特定の人々には誤解されることがありました。
蓄音機がありました。昔は面白い歌をいっぱい聴かせてくれたのですが、
今は黙りとして久しく歌うことはありませんでした。
ネズミがいました。
ネズミは壁の穴を塒にしておりました。
風呂の栓とトマトの缶図めがいました。
風呂の栓は、いつも何か考えているようでしたがなんだか手持ちぶたさでした。
缶詰の方も、あけられると自分はもはや缶詰でなくなるということを承知しておりました。
後は腐った野菜や果物でした。

窓からは月の光が差し込んでいました。
いつもの通りにネズミが穴から出てくるとちょうど真上に蜘蛛がいたので、挨拶をしました。
「やあ」「今日も月がきれいだね」
ネズミは蜘蛛の糸が月の光を浴びて美しく光っていたので言葉を忘れて空中に漂う糸を眺めていました。
蜘蛛がネズミに尋ねました。
171名称未設定:03/10/13 02:16 ID:nt3rZ3TK
おばあちゃん、こんにちは。
おばあちゃんてなんだろう?
Macのことかな?

それは違うか、僕にも分かるよ。
昨日病院へ逝ったら、おばあちゃんヨダレたらしてた。
入れ歯もなかった。フンがフンが言ってた。
胸がズキュンとなった。
元気なころのおばあちゃんの姿はなかった。どっかにキぐるみを
脱いで着たようだった。忘れてきたのかな、どっかに。
僕のことは忘れないでね。

左目は開かなかった、右目で僕を見ているようだった。
涙が出ているように見えた。実際に出ていないかも知れないけれど
僕には泣いてるように見えた、オシメもしていた。赤ちゃんの
ようだった。食道の奥が詰まったかのように
僕は息も飲み込めなかった。
ズキュン。。

iMacを買ってくれてありがとう。ばあちゃん。
パンサーもでるようでつ。ばあちゃんの思いではiMacの中に
しまっておきます。ドキュン。。。
172名称未設定:03/10/28 00:38 ID:pVf5172e
「もう信じられない、考えられない、あのおたんこなすの行動は!」
鰯のリ子は火を付けたばかりのタバコを揉み消し、日曜のけだるく
貯まった部屋の空気の中に、煙りを吐き出した。
「たく、なんであたしがパンサーだかなんだかのお金だすのよ。。。」

海野小太郎はのり子にお金を借り前日に新しいOSを手にいれていた。
のり子の同年代の女性だと間違いなく結婚をし、子供も1人や2人
居てもおかしくない、年令だった。しかし会社ではキチンと自分
仕事が待ち受けていて、休日の過ごし方はとても重要だった。
大体は先の一ヶ月ごとの仕事の予定表で私生活が左右される。
小太郎のヤツケ仕事とは違った。
173名称未設定:03/10/28 00:51 ID:tl4j6aWj
誰のパクリなのか分からない…
174名称未設定:03/10/28 01:06 ID:pVf5172e
のり子は昨日買っておいたスイート・ポテトに紅茶を用意し
日頃たまっているメールやネットで買ったcd、下着、など
iBookに貯まっている物を整理することにした。ついでに
何か良いコンサートでも近々ないか検索することにした。

日頃は小太郎が管理しているので誰の物とはいいがたいiBookだった。
「あら、新しいiBook、でたのねG4なのね」
何げにネットサーフィンをしていたころi-チャットAVが立ち上がった。
まんべんの笑顔が640*480の大きさから溢れ出てきた。
小太郎だった。「こきげんいかがな??」
「最悪ョ」
175名称未設定:03/10/28 01:11 ID:pVf5172e
のり子はなんとなく和んだ。小太郎の家とは車で15分くらいしか
離れていなかった。
「美味しそうなの食べているね、これから行くよ」
「来なくていいわョ、あなたの分はないわょ」のり子はスイート・ポテトをすかさず隠した。
「いや、のりの分のパンさーあるから。。。」

のり子はちょっと嬉しかった、新しいiBookもキになっていたので
彼が来るまで少し調べようかとおもったが、後は小太郎にまかせ
夜はビーフ・シチュウを作ろうと思った。特別な意味を持たない、
のり子にとっては流れるだけの1日だった。
そんなMacな1日だった。
176名称未設定:03/11/06 00:14 ID:u+/UP/LR
よしよし。。。
青い空の中の月のように闇夜に落ちていけ
プツンと音をたてればオサラバョ
すたじお・ですぶれい。。。
177名称未設定:03/11/10 22:53 ID:WlQf5qGf
ジェイズ・バーはホットスポット
178名称未設定:03/11/10 23:50 ID:8JpUJZ4O
アップルストア銀座店再襲撃
179名称未設定:03/11/23 14:05 ID:n5+6suza
 買い物から帰ってきてG5を箱からだしている時に電話のベルが鳴った。ベルはひどく苛立って鳴っているように僕には聞こえた。「セットアップはもう終わったかしら?」と例の女が言った。
「終わったよ。」と僕は言った。「でもこれからソフトをインストールしなくちゃいけないんだ。」
「でも十分くらいなら待てるでしょ、ソフトをインストールするのは。アップルワークスだって入ってるんだから。」
 どうしてかはわからないけれど、その電話を切ってしまうことができなかった。
180名称未設定:03/11/23 19:22 ID:pfImLC/5
突然、僕の前からいなくなった「ことえり」のことについて考えた。彼女の匂い、暖かいヴァギナの感触。
181名称未設定:03/11/26 23:54 ID:i3v0ZvCX
age
182名称未設定:03/11/28 00:49 ID:MvhnjzmY
ごく好意的に見れば、それは小さなスフィンクスの墓場のように見えた。
そして足を折り曲げた小さなスフィンクス固まりのかわりには、見渡す
限りのApple llがコンクリートの床にずらりと並んでいた。僕は階段の
上に立ち、その異様な光景をじっと見下ろした。手が無意識に口もとを
這い、そしてまたポケットに戻った。
恐ろしい数のビンテージ・アップルだ。七十八というのがその正確な数
字だった。

「1977年のApple ll」より
183名称未設定:03/12/13 07:03 ID:MwZz0TbQ
土曜日の午前中にはパスタを茹でる。
184名称未設定:03/12/21 22:32 ID:g609KKBM
あげ
185村上:03/12/22 17:11 ID:OAvT4O2E
大島さんはしばらく考えている。「なら、MACオタに聞けばいい」と彼は言う。
「MACオタに?」
「そう、スレはあるし、流れも早い。夜の間は常駐している」
「でもそんなことをしてもいいんですか?」
「もちろんある種の調整は必要とされる。でもそれは可能だよ。というか不可能ではない。
 僕がなんとかしてあげられると思う」
「もちろん悪くないけど───」と僕は言う。いったいなんと言えばいいのか、よくわからない。
「でも、MACオタがこんなことにレスしてくれるとはとても思えないな。僕はなにしろ25歳の、
 身元も分からない2ちゃんねらだよ」
「MACオタはね、なんというか……」と大島さんは言いかけて、珍しく言いよどみ、言葉を探す。
「普通じゃないんだ」
「普通じゃない?」
「つまり簡単に言えば、ありきたりの基準ではものを考えないということだよ」
僕はうなずく。でもありきたりの基準ではものを考えないということが具体的にどういうことを
意味するのか、見当もつかない。
186村上:03/12/24 00:20 ID:EKEz78LA
「どう、その板は好きになれた?」
「新mac板のことですか?」僕はききかえす。
「そう」
「わかりません。まだほとんどどこも見ていないようなものだから。僕がここで見てきたのは、
たまたま目に留まったスレだけです。このスレとか、銀座スレとか、970スレとか、機種アン
ケートとか……そんなものだけ」
「退屈そうな板だと思わない?」
 僕は首を振る。「よくわからないな。僕の場合、正直いって退屈しているような暇はなかった
し、2ちゃんの板というのはだいたい同じように見えるものだから……。ここは退屈な板なんで
すか?」
 彼女は小さく肩をすくめるような動作をする。「少なくとも初心者ころはそう思ったわ。出て
いきたいと思った。ここを出て、もっととくべつなものがあって、もっと興味深い人々がいる板
に行きたいと思った」
「興味深い人々?」
 彼女は首を振る。「リア厨だったのよ」と彼女は言う。「リア厨はだいたいにおいてそういう
考え方をするものなの。あなたの場合はどう?」
「僕はそんなふうに思ったことはありません。どこかべつのところへ行けば、なにか別の興味深
いものがある、というふうには思わなかった。ただ僕はよそへ行きたかっただけです。ただ"そこ"
にいたくなかっただけです」
「そこ?」
「Windows板です。僕のホームグラウンドです」
 その板を耳にしたとき、彼女の瞳になにかが横切ったような気配がある。でも僕には確信がも
てない。
187名称未設定:03/12/31 11:21 ID:AB0Cr0R6
このスレ面白いね。

結局マックは、ピンボールマシーンやジュークボックスと
同じなんだね
188名称未設定:04/01/12 13:08 ID:k6X1Da6N
年が明けたのにまだ誰も書き込んでいないスレに書き込む作業。
それはまるで新雪の上に初めて足跡を残す行為のようだ。
僕は口にくわえたクラッカーの欠片が
キーボードのHとJとNの間に消えていくのを見ながらそんなことを思った。
また機嫌よく押せるキーが減ったわけだ。
189名称未設定:04/01/12 13:33 ID:LnUa06ZX
キーボード掃除しなよ…
190名称未設定:04/01/22 05:39 ID:AoYVUf/j
大きめにきったハムをパンに挟んだ。
191名称未設定:04/02/03 16:43 ID:9rA7GY5z
二月になったところで誰も現れる様子はない。
「仕方ないわね、あなたみたいな不愉快でどうしようもない男なんて誰も相手にしちゃくれないのよ。せいぜい、そのジメジメと湿った井戸の底で乾涸びたパンでも齧ってるがいいわ」


192名称未設定:04/02/11 01:55 ID:lDteh5pi
 そして僕は、傍らのM8901Jに語りかけた。
「僕たちって、ともだちなのかな」
193名称未設定:04/02/12 00:08 ID:bnGt1MSv
「そうとも言えるし、そうでないとも言えるね」
僕は少し暖かい服装と新しいスニーカーを用意した。
「今、あなたに必要なのはこの倉庫の湿った井戸の底かもしれないわ。
 そうして、あなたは闇夜の中でつかむのよ。たとえそれがUNIXベース
 であろうと、intel半分であろうとも・・・妄想が妄想を生み闇夜に暗黒
 と・・・」
194名称未設定:04/02/14 23:44 ID:hXla70CL
sageはなぜ今も輝きつづけるのか
コテハンたちはなぜ唄いつづけるのか
彼らは知らないのだろうか
世界がもう終わってしまったことを

                  "THE END OF THE WORLD"
195名称未設定:04/02/18 10:11 ID:yVa6Gizq
「新・mac板が好きなのね」
三宅さんはうなずいた。「もう病気みたいなもんやな。だいたい俺がこんな
へそのごまみたいな板に住み着くようになったのもな、この板にはほかの
どの板よりも流れ着くレスが多いからなんや。それだけの理由や。レスを
付けるために、ここまで着てしもたんや。しょうもないレスやろ」
順子はそれから暇さえあれば三宅さんのレスにつきあうようになった。
196名称未設定:04/02/20 17:03 ID:ljSapokP
「やれやれ」
ここをどう乗りきろうか・・・なぁMac・・・
197名称未設定:04/02/20 17:32 ID:Y1faFHyz
「あんたはただタイピングするしかないんだよ。それもできるだけ上手に」
198名称未設定:04/02/22 00:12 ID:8b9tRHLU
「フー・・・24600点か・・・ちぇとかぷゅとかがムズインだよな、
ヤッパ、キティーちゃんの仮名打ちかな」
199名称未設定:04/02/22 05:27 ID:nJ2oB2HP
保守?
僕にはよくわからないな。
200名称未設定:04/02/22 05:30 ID:OoyNZN7H
最近レベルの低下がひどいね。w
上の方の「村上」さん、まだ見てたらお願いします。
201名称未設定:04/02/22 07:22 ID:O2d/I1OT
「レベルの低下。そんな風に言われても困っちゃうな」

羊男たちは、気の向いたときにしかここに来ない。
そんなことは、とっくの昔に、わかっていたことなのに、
なぜそんな事を言うんだろう。

「ねぇ、あなたはあの時、滅びるべきだったのよ。」

彼女が1984年に、そっとささやいて、居なくなったときの言葉だ。
あれから20年経ったけれど、僕の周りではなにも変わっていない。
ベッドのそばにiBookがあり、ランプの明滅が彼女の寝息に似ている、
彼女が居なくなり、傍らに、iBookがある事以外は。
202名称未設定:04/02/22 07:34 ID:O2d/I1OT
僕はいま、「いるかホテル」の一室でこの日記のようなものを
タイプしているわけだけれど、これは彼女もしくは誰かに僕の思いは
伝わるのだろうか?そもそも思いが伝わること自体に意味なんかある
のだろうか?そんな投げやりな気分になるほど、僕はひどく疲れて
いて、混乱していた。

「おい、sageろよ。安心して眠れないじゃないか」
僕の中に一人の羊男が訪ねてきて、そう怒鳴った。

「そんな風に怒鳴らなくても、わかってるよ。」
眠れなかった僕はもう一度iBookを閉じる。パチン、オフ。
そして、iBookは彼女の寝息のような明滅を続けるのだ。
もう失われてしまった彼女と違ってiBookは整備され続ける限り
永遠にそこに在るのだ。

僕自身さえ失われてしまった後には、
もしかしたら明滅だけが続いているのかもしれない。
203名称未設定:04/02/22 08:52 ID:+uFEixtD
さて、初めてここに来たわけだが、右も左も分からないぞ。

僕はそっと呟く。あげ、さげ、煽り、そんなものたちが混乱と、混沌と、
不思議な秩序を織りなしている。

「最近レベルの低下がひどいね」
「レベルの低下。そんな風に言われても困っちゃうな」

そんな会話が聞くとも無しに聞こえてくる。でも、僕が知りたいことは
そんなことじゃない。

「PowerBookG5はいつ出るのだろう?」

これはMACオタに聞くべき質問なのだろうか?それとも「スレ違い」と
呼ばれる何かなのだろうか?僕は激しく混乱する。
204名称未設定:04/02/22 23:11 ID:VHwlWeol
iBookを持ち出し、僕は何気なく油性マジックで「G5」とオパキューに
書いてみた。残りのハイネケンを飲み干した。悪くないとHDを交換してみた。

そしてまた、日が沈むように倉庫に向かって、
前向きなsageレスをするのだろう。彼女が帰ってくるまで。
205名称未設定:04/02/23 05:46 ID:USEFm+/4
>>201-202
Good.
206双子の片割れ201:04/02/27 12:36 ID:VLAQ70TO
冬のある日のことだった、僕たちの事務所に男が訪ねてきた。
その男は何というか、特徴のない、としか言いようのない男で、
実際の所、そんなに感じは悪くない、といった印象しか今でも残って
いない。

なんと言えばいいのか、スーツ、くつ、それから特徴の特にない、
と言った風にしか形容できないのだ。さらに彼にはなまりもなく、
どこの生まれか、などもかすかにも感じることができなかった。
要するに、手がかりのない男と言うことである。その手がかりのない
男が僕をこの奇妙な冒険に巻き込んだのだ。

今、「いるかホテル」でこの日記のようなものをタイプしている訳だ
けれど、この冒険のいきさつは、どうにかして意味が消滅する前に伝
えたいと思う。
伝えなければならないとも思う。少なくともMacintoshユーザには。

iBookでタイプして何とかネットにつないで巨大掲示板に投稿する
のだ。そういったありきたりの方法しか僕には思いつかなかった
けれど、僕にはそうするほかはなかった。少し人里から離れた
「いるかホテル」から何とか誰かに物事を伝えるには、電話や
ファックスは間違いなく役には立たない。新聞や雑誌に投書するに
しても、「いるかホテル」には雑誌の類は置いてなかったし、
新聞も3ヶ月前のものがロビーの隅に畳んで置いてあるだけだった。

冬のある日、ひつじおとこが僕たちの事務所に訪ねてきた。
そこから僕の冒険は始まった。羊男?
207名称未設定:04/02/27 15:24 ID:s9uNTey4
素足で洗いざらしのデッキシューズをはいてみた。
208名称未設定:04/02/28 17:09 ID:65cTWmKu
そしておいらはくちぶえをふきつつ右足を踏み出すのさ。イエー。
209名称未設定:04/02/28 21:28 ID:HHqjf3fe
村上春樹にあこがれてMac(あるいはPowerBook)を使い始めたという人、正直に手を挙げなさい。
210名称未設定:04/02/28 22:20 ID:0gqgO9J8
やれやれ、君はいつになったら空気が読めるようになるのだろう
211名称未設定:04/02/28 22:21 ID:0gqgO9J8
209さん、空気の読めないあわれな209さん。
212名称未設定:04/02/28 23:18 ID:0gqgO9J8
iTunesより
Jaminatorのほうが100倍かっこいいよ
と内気なウォズ青年は語った

「アップルコンピューター詩集」より
213名称未設定:04/02/28 23:20 ID:0gqgO9J8
世界を変える前に
まずマックで腹ごしらえさ

「アップルコンピューター詩集」より
214名称未設定:04/03/05 14:20 ID:/SFVlKfw
>>213
ふーーーん
215名称未設定:04/03/05 14:24 ID:j+y3dSiS
>>190
あれから毎晩、猫車に乗ったチョーセン人が夢の中で僕に囁く。
「パンにハムを挟むニダ」ってね。
216名称未設定:04/03/05 14:46 ID:S7ArzIGT
村上春樹は別にどーでもいいが、
ポマイラ、キモイよ。
217名称未設定:04/03/05 14:51 ID:xB65o8ZA
>>216
君のいっていることはよくわからないな
218名称未設定:04/03/05 14:55 ID:PzBkULuJ
書き込むんだよ。スレの続く限り。
なぜ書き込むのかなんて考えちゃいけない。
意味なんて元々無いんだ。
219名称未設定:04/03/05 15:05 ID:S7ArzIGT
ウワ-!ホンキデ キモ-----イ
チョウ ウッティ-!!
220名称未設定:04/03/05 15:07 ID:PzBkULuJ
やれやれ。
リア厨なのかな。
221名称未設定:04/03/05 17:57 ID:ltU/ep2a
「見てみたいんだ」
彼女は首を振った。「あそこはあなたが考えいるよりずっと危険な場所なの。
あなたは新・mac板に近づいたりすべきじゃないのよ。逝く必要もないし、
逝ってもそれほど面白いところじゃないわ。なぜあんなところに逝きたがるの?」
「このスレのことをすこしでもくわしく知りたいんだ。隅から隅までね。もし
君が案内してくれないんなら、僕は自分一人でいくよ」
彼女はしばらく僕の顔を見ていたが、やがてあきらめたかのように小さな
ため息をついた。
「いいわ。あなたは言っても聞くような人じゃなさそうだし、とにかく一人で
レスさせることはできないわ。でもこのことだけはよく覚えていてね。私は
このスレがとても怖いし、二度とあんなスレのところにはレスできないと思って
いるのよ。あそこにはたしかに何か○●◎なものがあのよ」
「危険ならageてみるさ」と僕は言った。
222名称未設定:04/03/05 20:01 ID:Sgf9x3VU
>>221
よくできてるけど頼むから危険なものはsageてくださいw
223名称未設定:04/03/05 22:21 ID:j2pzVjM+
キモイ勘違い野郎が集まるスレというのは
ここですか?
__ノ              |    _
 | |                    |  ノ\__ヽ
 ヽ二二 ヽ -―人 、       |   \ノ(◎)
 _____/ /'(__)ヽ____|
    /  / _(__)∩      \
    |  |/ ( ・∀・ )ノ オレ、村上春樹!よろしくね!
    .\ヽ、∠___ノ\\        .\
      .\\::::::::::::::::: \\         \
224名称未設定:04/03/05 22:36 ID:mVzU0CFr
春樹はMac使いだったんだ
知らんかった
225名称未設定:04/03/05 23:09 ID:pSemlDuy
で、次は誰が失踪する話なんだ?
226名称未設定:04/03/06 00:02 ID:ijET52Hf
「中田は馬鹿なのでマックのことはよく分かりません」
227名称未設定:04/03/06 09:23 ID:QPk6+4iJ
    / ̄| .  人
    |  |.(__) イェ〜ィ!
    |  |. (___) 春樹age!
  ,―    \( ・∀・)
 | ___)   |  ノ
 | ___)   |)_)
 | ___)   |
 ヽ__)_/
228名称未設定:04/03/06 17:50 ID:SCYIf5QK
僕が見つけたこのスレを、お気に入りに指定した。
229名称未設定:04/03/06 18:56 ID:IK07FoGd
1984年のスーパーボール
230名称未設定:04/03/06 19:57 ID:QPk6+4iJ
僕が立てたこのスレの、削除依頼を出した。
231名称未設定:04/03/06 20:43 ID:sZyoE9+q
やれやれ新たな村上春樹的スレを見つけたと思ったのにここもたいしたことなかったな。
ねえ、僕はこんなスレがみたかったわけじゃないんだ。君だってそうだろ。
232名称未設定:04/03/06 21:02 ID:QPk6+4iJ
いや、僕はこの寒くてキモイ感じのこのスレが
次第に好きになってきたんだ。春のノックとともに。
233名称未設定:04/03/06 21:14 ID:IK07FoGd
「ジーニアス・バー」は久し振りに客で込みあっていた。
冷やかしのドザや2ちゃんねらーが殆どだったがそれでも客は客というわけで、
マイケルの機嫌は悪かろうはずもなかった。
ドザがやけになってキーボードを叩く音、ブルー・トゥース接続のマウスをクリックするカチカチという音、
笑い声、展示品のiPODから漏れ聞こえるRockStar Jason Nevins Remix Edit、漫画の吹き出しのように並んだiMac、
まるで夏の盛りがもう一度巡ってきたような一日だった。
234名称未設定:04/03/06 22:19 ID:St88Q1qW
「違うわ。そんなのじゃないのよ。私にはちゃんととわかるの。私と新・mac板
のあいだには何か感じあうものがあって、お互いのみに何かが起きるとそれが
わかるのよ。新・mac板には何かがあったのよ。とてもまずいこと。それに
sageバリヤーが破られているんだもの、間違いないわ。おかげで地下のsage場
がすっかり乱れているもの」
「なんだって?」
「sageバリヤー、やみくろを寄せつけないための特殊なレスを発信する装置の
こと。それが暴力的に破壊されちゃったもので、あたりのスレのバランスが狂い
っぱなしになってるの。絶対にやみくろが新・mac板を襲ったんだわ」
「やれやれ」と言って僕はスレッドを見た。
235名称未設定:04/03/06 22:52 ID:QPk6+4iJ
>>234
オマエの女ネタは常につまらん。
もっと上質のを頼む。
236名称未設定:04/03/06 23:37 ID:AELEADR+
やれやれ
237名称未設定:04/03/07 00:25 ID:VQoKkp6O
>>235
やれやれ。上質とだけ伝えて彼女は去っていった。
ため息が出てくる、そんなに綿矢りさの話に退屈だったのだろうか。
今週は退屈だ、ずっと立ち読みしていたい気分だ。
238名称未設定:04/03/07 00:58 ID:1/PhH9Of
うん。
綿矢りさと金原ひとみは両者とも退屈。
239名称未設定:04/03/07 01:59 ID:nuu/72gk
雨音で目を覚ました春樹は枕元の時計を見た。十時を過ぎていた。
ゆっくり上半身を起こすと、隣の直子を見た。露になった胸を見て苦笑いをし起こさぬように
静かに毛布をかけた。床に落ちていたシャツと下着を着ると、一週間前に手に入れたiPodを
手に取り台所に向かった。親指でスクロールホイールをなぞると、ハイライトが軽やかに移動
した。お気に入りのジャズピアニストを選びクリックすると華やかなピアノの音が鳴り響いた。

煙草に火をつけ吸い込んだ煙をゆっくり吐き出した。ピアニストが二曲目の演奏を始めたところで
朝食を作り始めた。週末の朝食はいつも春樹が作っていたので手慣れたものだった。
調理が終わり火を止めた時、春樹の両耳のイヤフォンを取り外した直子がいたずらっぽく
「オハヨー」と言った。体を回し、春樹も「おはよう」と言った。直子は首に腕を絡ませると
顎を上げキスを求めてきた。唇を重ねると軽く吸い付きてきた。
しばらく朝の戯れを楽しんでいた。
240名称未設定:04/03/07 04:29 ID:JhiK9/+Z
パワーブック抱えてる村上春樹を広告に出せばいいのではないの??
変な扱いじゃなければでてくれるかも。金には困ってないから
ジョブスと対談させて2ショットのこうこくでいい。
イメージ上がるよ。変なオタク出すより。
241名称未設定:04/03/07 04:44 ID:jH3N41tq
彼女が出ていった後、僕に残されたものはG5dualとちょっとした借金だった。
キッチンへ行き冷蔵庫からビールを出して一口飲みながら、まだ新しい匂いのするG5を
起動させた。
ネットに繋ぎ、ある巨大掲示板に立ち寄り、いつもの巡回スレを眺めていた時、モニタの
向こうから僕を呼ぶ彼女の声が聞こえたような気がした。

僕は大学時代の友人と一緒に小さい会社を持っていたが、普段は暇つぶしに職場でカキコ
していたし、たまに仕事以外で使う以外、家でネットする事などなかった。
僕が居ない時、彼女は少なからずその巨大掲示板へ書き込んでいたのだろう。
残されたログには、僕の前では見せた事もないヒステリックで幼稚な言葉の羅列が続いていた。

やれやれ。
僕はビールを飲み干して、彼女が書き残した名無しの僕宛のレスを繰り返した。


 終 了
242名称未設定:04/03/07 11:09 ID:prifbY2A
>>240
いいねえ、それ。
でも絶対に出てくれない。
村上龍ならホイホイ出てくれるかもなw
どこかの雑誌とアップルジャパンのタイアップ記事でジョブズにロングインタビューとかなら
引き受けてくれるかも。
それもタイミングが大事だよな、長編書いてる時なんか絶対引き受けてくれないだろうし。
考えれば考えるほど気難しい使えないオッサンだよ。
243名称未設定:04/03/08 15:05 ID:2vYNC4LZ
村山智春と見間違えてしまった。失礼。
244名称未設定:04/03/08 20:35 ID:sRxWOXtG
コーヒーのお湯が冷めるのを待つあいだに、
もう一度、世界の終わりとハードボイルドワンダーランドを読んでみようと決めた。
何かが違う。あれから時々僕の頭の中で聞こえる声だ。
245名称未設定:04/03/09 03:06 ID:4H27RXoY
村上春樹がついにWindowsに乗り換えました!!!!!!!!!!!!!
246名称未設定:04/03/09 03:20 ID:G7RS5D6S
はいはい。ソースは?
247名称未設定:04/03/09 09:45 ID:aEuNv5TK
やれやれ、上の二人はこのスレの在り方を何もわかっていない。
248名称未設定:04/04/04 01:37 ID:gN4L5uS6
今はワープロもWinらしいよ。

ヤクルト勝ったから喜んでるかな。
249名称未設定:04/04/09 21:46 ID:ZKEaQGTn
ファック
250名称未設定:04/04/10 21:30 ID:791XoN7S
やれやれ
251名称未設定:04/04/20 08:22 ID:+jLjfZQC
眼を閉じなくても、終りはやって来る。
足の裏から冷たいレスがやってくるように。
そうして、僕のスレも鳥のはねが落ちるように沈むだ。
そんなものだ。
252名称未設定:04/04/20 21:27 ID:4l0bMHRa
>>251
んだんだ。
253名称未設定:04/05/02 18:27 ID:nF5W1ZG5
もしゅ
254双子の片割れ202:04/05/03 03:24 ID:Ydnvnd8b
>>206

「まだ続いていたんだね。この事務所」
「どうも」

そして、少しお互いに黙り込んでしまっていた。
僕とひつじおとこの間には、今はもう何もありはしない。
初めて出会ったのは、大学の生協だった。

ひつじおとこが耳をくるりと回したような気がした。
少しひつじおとこは顔を上げて言った。

「たのみがあるんだけど聞いてくれるかな」
少し僕の感情が揺らいだ。ひつじおとこは元々何かを頼むような
人種ではなかったのだ。

生協で会ったときだってそうだった。あの混雑した生協の中で
風貌が明らかに異様だったひつじおとこは、店員に取り寄せたい本を
必死で説明していた、僕は本を受け取るだけだったので
早くどいてほしかっただけだった。

そうだ、ひつじおとこは何の本を取り寄せたかったのだろう?
「たのみを聞いてくれるよね。ありがとう」
僕はひつじおとこのたのみを聞くべきではなかったのかもしれない。

いま、「いるかホテル」でiBookのスリープランプが明滅している。
僕はこれからもタイプし続けなければならない羽目になったようだ。
255名称未設定:04/05/05 19:24 ID:cwbO1Fci
ヤクルト・スワローズ詩集をアレンジしてくれ。
256名称未設定:04/05/05 21:47 ID:1/tQnc6E
>>255

やれやれ、君の頭には何がつまってるんだい?
>>212 -213
257名称未設定:04/05/30 12:17 ID:Ol2JlreW
258名称未設定:04/06/11 20:58 ID:G2KcZY4M
>>255
きみがヤクルトを応援するように僕はカープを
応援するよ。松井がメジャーにいってもメジャー
な球団にしか興味がないのと同じようにね。
(注意 村上春樹はダジャレは入れない。)
259名称未設定:04/06/12 00:14 ID:6yxlryMI
悪くない
260名称未設定:04/06/13 15:19 ID:Yvw2tzbl
やれ
261名称未設定:04/06/13 15:57 ID:52YsgLmu
>>251-252
よくよく見たらワラタ
262名称未設定:04/06/13 17:29 ID:xu8qOfnR
>>261
たしかに。ワラタ。
263名称未設定:04/06/14 15:40 ID:xGTfFZqZ
15分ばかり僕はそのまま運転を続けた。
でもささやかな予感がした。
頭の中を音のない弾丸のように素早くさっとその予感がよぎった。
予感には小さな字で
「ビル・アトキンソンはビーンじゃない」
と書いてあったような気がした。
264名称未設定:04/06/14 18:06 ID:rYVKw7DB
>>263
たしかに村上春樹だがマックではない。でもよし、
265名称未設定:04/06/15 10:03 ID:QtYZT2SQ
彼は僕の服装をにこにこしながら見ていた。
「シックだね」と彼は言った。「趣味がいい」
「有り難う」と僕は言った。
「ジーパン禿げみたいだ」と彼は言った。皮肉ではなく、ただの冗談だった。
266名称未設定:04/06/16 13:23 ID:zICeH1Hn
書生のフライデーが僕らを送ってくれた。
部屋の奥の机には京友禅ペイントが施されたPOWERBOOKが見えた。
「ヘビー・デューティーな生活みたいですね」と僕はフライデーに言ってみた。
「やわじゃないですね」とフライデーはちょっと考えてから答えた。
「いわゆるパワブク信者というタイプじゃないんです。何はともあれまず京友禅という人ですから」
「ヴァカみたい」と小さな声でユキが言った。
僕もフライデーも聞こえなかったふりをした。
267名称未設定:04/06/17 15:29 ID:4JwRsyMI
ユキはドアにもたれかかるようにしてしばらく僕の顔を見ていた。
「でもそれはとても難しいことみたいに思えるけれど」と彼女は言った。
「難しいことだよ、とても」と僕は言った。
「でもやってみる価値はある。ゲイツみたいなマイコンおたくでも億万長者になれたんだ。努力がすべてだ」
彼女は少し笑って、そして肯いた。
「でもどうしてそんなにゲイツばかり目のかたきにするのかしら?」とユキは言った。
「どうしてだろう」
「本当は好きだからじゃないの?」
「今度ゆっくりそれについて考えてみよう」と僕は言った。
268名称未設定:04/06/17 18:02 ID:C4JAg/CQ
>>266.267
おまいらレベルが高いなー
269名称未設定:04/06/17 21:56 ID:UHmA03yo
意義なし!
270名称未設定:04/06/20 00:33 ID:0IV+/ZBC
>264
15分ばかり僕はそのまま運転を続けた。
でもささやかな予感がした。
頭の中を音のない弾丸のように素早くさっとその予感がよぎった。
予感には小さな字で
「ビル・アトキンソンとローワン・アトキンソンをググれ」
と書いてあったような気がした。
271名称未設定:04/06/20 16:10 ID:1wEGMzKf
>>270
僕は別にググルのが特に嫌だって分けじゃないんだ。
他人から「ググって見たら?」と言われれば、
雑誌を手に取るように簡単にググルさ。
でも今、僕が言いたいのは「hyper card」を落として
みても僕にはどう使えばいいかちっとも分かんないし、
例え分かったとしても僕には必要ないってことさ。
272名称未設定:04/07/03 00:18 ID:TzKg2qOx
書生のフライデーが僕らを送ってくれた。
部屋の奥の机にはホワイトベースが起動しているピピン@アットマークが見えた。
「ヘビー・デューティーな生活みたいですね」と僕はフライデーに言ってみた。
「やわじゃないですね」とフライデーはちょっと考えてから答えた。
「いわゆるマック信者というタイプじゃないんです。何はともあれまずガンダムという人ですから」
「ヴァカみたい」と小さな声でユキが言った。
僕もフライデーも聞こえなかったふりをした。
273名称未設定:04/07/23 10:28 ID:I0bPMy8l
おまんこぺろぺろ
274名称未設定:04/07/24 00:07 ID:MhmWpGnW
書生のフライデーが僕らを送ってくれた。
部屋の奥の机にはソーテックのe-Oneが見えた。
「ヘビー・デューティーな生活みたいですね」と僕はフライデーに言ってみた。
「やわじゃないですね」とフライデーはちょっと考えてから答えた。
「いわゆるiMac信者というタイプじゃないんです。何はともあれまずレアものという人ですから」
「ヴァカみたい」と小さな声でユキが言った。
僕もフライデーも聞こえなかったふりをした。
275名称未設定:04/08/08 08:39 ID:hFD1Vtvu
しかしあれだな。PB190で、よくも名作の数々を書けたものだ。
俺もPB190と5300CS持ってるが、小さすぎる画面に苛つかなかったのか?
276名称未設定:04/08/09 08:12 ID:UsqOOEbx
その前まで、彼はワープロ使ってたからね。
快適だったんじゃないか?
277名称未設定:04/08/09 13:46 ID:CJrVL/Oq
新刊
アフターダーク(フライングトースター)
278名称未設定
>>277
やっぱりアフターダークときたらそうなるよなぁ....。
あとはバッドドッグとか。懐かしいなあ。俺のデスクトップにも
羽のついたトースターが羽ばたいたモンだよ。

まあ、今は春樹はマックもWinも使っているようだがな。