漫画家の故手塚治虫氏の代表作「火の鳥」をモチーフに、現役の仏師が手掛けた巨大彫刻が22日、京都市中京区の「京都国際
マンガミュージアム」に出現した。
除幕式では、午前11時すぎに幕が取り去られ、幅11メートル、高さ4・5メートルの翼を大きく広げ羽ばたく極彩色の火の鳥が登場。
集まった親子連れなど約150人から大きな歓声が上がった。
彫刻は紅松製で、「寄せ木造り」や目にガラスをはめ込む「玉眼」などの仏像制作の技法を駆使。市の事業の一環として、京都で仏像
の修復や制作に取り組む伝統工芸士須藤光昭さん(64)の工房が半年がかりで完成させた。
式に出席した須藤さんは「火の鳥は宇宙にも羽ばたくエネルギーを持った永遠の鳥。若い人たちに明日への希望を感じてほしい」と話した。
ソース(中日新聞・共同通信)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009092201000391.html