京都市南区の十条病院で入院患者のつめをはがしたとして傷害罪に
問われた元看護助手、佐藤あけみ被告(32)に対し、京都地裁の東尾
龍一裁判長は23日、懲役3年8月(求刑懲役6年)の判決を言い渡した。
起訴状などによると、佐藤被告は十条病院に勤務していた2004年9
月から10月にかけ、先輩から仕事を押し付けられていると感じ蓄積した
ストレスを晴らすため、いずれも脳内出血などで体の動かせない女性患
者6人の手足のつめをはがし、軽傷を負わせた。
検察側は、犯行の発覚を防ぐために意思表示ができない患者ばかりを
狙っていたことから、完全な責任能力があったと指摘。弁護側は、佐藤
被告を「精神遅滞」とした情状鑑定結果を基に、心神耗弱状態だったとし
て寛大な刑を求めた。Sankeiweb(共同)
http://www.sankei.co.jp/news/060123/sha039.htm