952 :
諭吉:2007/07/21(土) 09:36:19 0
やっと帰京したばかりではあるが、これから地方出張へ出かけねば
ならない。帰宅は明日の夜である。
一つ、お願いしたいことがある。
どなたかに次スレの準備をしていただきたい。
まことにわがままな願いではあるが、よろしく。
だめだ・・・嫁子B次スレ建てられず。(ちなみに税込む)
誰か他の嫁子お頼み申す。
最後まで全く荒れないスレも珍しい。スバラシス
956 :
諭吉:2007/07/22(日) 23:53:56 0
密かに私の考えるところであるが、未開人というのは今の田舎者か
子供のように、心の働きが簡単で無造作だったのではないだろうか。
さまざまに入り組んだ内容を見分ける力もなく、例えば目や舌の
働きでも、黒と白、甘いと苦いを区別するには「黒ではないから白い」
「甘くないから苦い」という具合に判断するのと同じように、
心の働きにおいても善悪邪正などを区別していたのではなかったか。
「善でないから悪だ」「正しくないから邪だ」というように、その間に
まるで一直線の境を定めて窮屈にこれを守るだけで、その善と悪、
正と邪の間に無量無限の働きがあることを知りえなかったのでは
ないだろうか。
957 :
中上川彦次郎(諭吉の甥):2007/07/22(日) 23:55:50 0
伯父の名を勝手に語ってしまった・・・逝って来よう。
お茶目な諭吉さんに萌えますたw
960 :
中上川彦次郎(諭吉の甥):2007/07/24(火) 00:18:02 0
こういう状況であるから、当時の聖賢な人物が教えを立てるにも、
その時代の人々の心を察して、入り組んだ内容を説いても理解
できる者はいないだろうということで、非常に簡単な言葉で
これを諭そうとしたのではないだろうか。
たとえば、聖賢な人の言葉に「道は二つある。仁と不仁である」
「利を先にして義を後にする」「君子は・・・、小人は・・・。」
などというのがあるが、この語気をみると「仁でない者は必ず
不仁である」「利を言う者は必ず義を知らない」「君子でない者は
必ず小人である」と断定するように見える。
961 :
中上川彦次郎(諭吉の甥):2007/07/24(火) 00:24:04 0
その主義は非常に簡単明白であり、子供と等しい理解力の未開人民には
適していたかもしれないが、聖賢の人物が亡くなってから後の幾千百年
もの間、世の中は次第に開けていったというのに、後世の学者がその
教えを改良しようともせず、鉄石のようにしてこれを守るばかりでは
なく、ますますその主義にこじつけて議論を常に極端にさせ、その
せいで開明の人事をを誤ることも多かったのである。
人の一言一行を評論するにも「孝でないのは不孝だ」「忠でないから
賊である」などといって、しの間に少しの余裕も許さないような
ことは、古来から今日に至るまで私も往々にして見聞きしている
ことである。これは悦ばしくないことである。
962 :
諭吉:2007/07/24(火) 00:25:45 0
>>959 乙であった。深く感謝いたす。
今後も自らの健康に留意し、ご期待に沿えるよう励みたい。
963 :
中上川彦次郎(諭吉の甥):2007/07/26(木) 00:51:29 0
古今の学者の局量の狭いことはこのような次第である。だから、その
男女の関係について説を立てるにもまた常例の筆法を用いて、昔の
聖賢の人物が「夫婦には別がある。男女席を異にすべし。」などと
記していると、その文字のままに解釈をして、千年も万年もこの
教えを守ることを人に勧めることが多い。
しかし、人事は進歩し、世界はひらけていったときには、その勧告の
通りにしないから世の中の道徳が廃れて人情が薄くなったなどと
いってひそかに怒る者も多い。
964 :
中上川彦次郎(諭吉の甥):2007/07/26(木) 00:55:26 0
こういうことを言う学者の脳内には、ただ貞実と淫乱との二様の
思想があるだけで、その間に少しも余裕を与えず、貞でないものは
淫である、淫でないものは貞であるといって、貞と淫との中間に
ある無限の広い世界を忘れているのである。
これは古今の学者の大いなる心得違いであり、ひとたびこの迷いに
陥ったときには、人間社会における百般の悪事が全てここから
生じていないということはないのだ。
>>964 うほっwwwまさしく2chの一部の人種の本質を的確に言い表わしている。
なんという先見の明。
諭吉さん、私の財布の中にも来てください。
967 :
中上川彦次郎(諭吉の甥):2007/07/27(金) 01:02:57 0
おそれながら、私の意見を述べさせていただこう。
もともと、男女の交際には2種類ある。名づけるならば、一つは
情感の交わりであり、一つは肉体の交わりである。肉体の交わり
とは、文字通り両性の肉体を直接交わることであり、人間の
快楽の中においては非常に重要なものである。
968 :
中上川彦次郎(諭吉の甥):2007/07/27(金) 01:08:27 0
しかし、これを一歩進めてその交際の全体をみわたして、裏から
表からその微細の事情を吟味するときは、男女の間柄は肉交だけ
で事を終わることはできない。特に人間の文化がようやく開進に
むかっていき、人の心志を用いる区域がようやく広まって、心事が
ようやく多端になるに至ると、情感の及ぶ範囲もまた広く多端に
なるから、男女の交際は単に肉交の一事にとどまるべきでない。
確かに・・
愛されている=必ずセークスする、と信じて疑わない頭の緩い人は
男女問わず多いですね。情けない
970 :
名無しさん@HOME:2007/07/27(金) 18:51:28 0
人の上に人を作らず
人の上に人を上げて人を作る。
地味によく続くスレですな
諭吉さんの根気の良さと律儀さに惚れてしまった。
974 :
諭吉:2007/07/29(日) 16:56:49 O
まだ選挙に行っていない者は急いで行ってほしい。
特に婦人。
婦人の参政権獲得には先人たちの血のにじむような努力があったのだ。
ノシ
アテクシは先週期日前投票に行ってきましたw
諸先輩方の努力を無駄にしたくはありません
男女が互いに議論したり、文事技芸を以って交流したり、会話したり、
会食をしたりするのは、同性同士の交際と違いのないことだ。
しかし、その際には微妙で不可思議なほどに異性ならばお互いに
引き合う働きがあるもので、ただ異性であるがためにこそお互いに
快くなり、一顰一笑の細にいたるまでも、互いにそれに触れ合えば
非常に価値のあるように感じて、言葉には出さなくとも無限の
情を催すのである。
977 :
中上川彦次郎(諭吉の甥):2007/07/29(日) 23:42:18 0
その様子をたとえるならば、心匠がたくみな画家が山水の景勝を見て
感動し、一片の落葉、一塊の頑石も、その微妙な風韻が他人には
わからないところに存在するもののようだ。
つまり、これは男女両性の間に南風が薫るようなものである。
これを名づけて情感の交わりというのである。
男女関係は肉交ばかりじゃない、今後は情交を深める時代!
という意味なのは解ったが、
>南風が薫る とかちょっと少女マンガチックでワロタ
この人思いっクソ「男女仲良くしようぜ!!!111」と主張しているのに
これほど下心を感じさせないのはすごい。
やたらロマンティックなのは御愛嬌ですな。
980 :
中上川彦次郎(諭吉の甥):2007/07/30(月) 23:32:22 0
さて、その情交がこまやかであるのはこのような次第であるが、
一方の肉交はどうかというと、これも確かに重んずべきことである。
しかし、肉交には必ずしも情交を伴う必要がない。この二つの交には
非常に距離があり、それぞれ別の働きがある。そればかりではない、
その性質を吟味すれば、肉交の働きは激しくて狭く、情交の働きは
ゆるやかで広いのである。このように人間社会の幸福、快楽を
根本として二つの交の軽重を問う人がいるならば、私はそのいずれを
重い、軽いと容易に答えることはできない。ただ両方とも、非常に
重いものであって、そのうちの一つも欠くことはできない、と
答えるだけであろう。
981 :
諭吉:2007/07/30(月) 23:47:46 0
>>978 原文はこうである。
「即ちこれ男女両性の間に南風の薫ずるものにして」
全くそのままということだ。
わが甥ながらなかなかよい表現だ。
「肉交」ってなんだかすごい表現だな。
生々しいにもほどがある
わかりやすくていい。
>>980みたいに冷静に分析されるとエロくも何ともないね
皇室の肉交は敬語でやるのかな
初めて聞く言葉だから衝撃はあるけど、的確だよね
なんつーか、セークスという言葉に慣れきっているから新鮮味があるような・・
的確な表現で思い出したけど、日本人が英語が苦手なのは
外国語を的確な日本語に訳せるからだっていう話があったね。
アフリカや東南アジアが英語が堪能なのは自国語で教科書を作る能力がないからだって。
おまいら真面目に書き込んでるが…
喰いつきいいなw
まあ埋めついでだし。
学術の話だと、日本で作った和訳の熟語→経済、文学、代表 など中国に逆輸入されたというから
明治時代の人は侮れないなあ。
「肉交」「情交」は諭吉の研究においては重要なキーワードなんですよ。
残り10レスどうします?埋めちゃいましょうか。
諭吉甥殿次回のご降臨は次スレということで・・・梅梅
梅梅に参加
とうとう最後まで荒らしが来なかったね
あついねー
加勢〜
肉交と情交は非常に距離があり、それぞれ別の働きがある。
ということだけど、この時代はそういう感じだったのか。
自分的には情交が深まる→肉交もありえる
みたいな考えだけども、男性にとっては肉欲と情って正反対なのかな
>>994 正反対じゃなくて別のものって事だと思う。
よく「女は子宮で物を考える」って揶揄されるけど、
男の人は理性的な頭があっても時に下半身を制御できないらしいからねぇw
うん、女は情交の先に肉交があるって感じするな。(別ではない)
男は肉交=悪という頭があるから情交と肉交は別ってことか?
甥殿はこの男女のギャップをどうお考えなのか?
肉交=悪じゃなくて
肉交=生理的欲求ってことじゃないのかな。
「肉交=生理的欲求」という考え方は
よく言い訳に使われる「男の浮気=本能」という考えに
通じるものがないか?
じゃ、論議は次スレで。999
うめうめ
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