>984
紫は皇孫で、血筋はいいけれど身分がないからね
そこをいいように、思いっきり軽々しく扱われたってことだよね
衣食住豪華に足りてはいるけれど根本的に人権無視なんだわよ
それは紫の生涯に見え隠れしつつ影のようについてくる。
いい加減本人も悟るわな。
いくら一番愛されていても
唯一無二の夫に人格人権無視な言動されたら
どんな女でも傷付くよね。
身分第一の社会じゃ仕方ない事なのかもしれないけど
愛してるからこそ、源氏にそういう歪んだ現実に気付いて欲しかった
その積み重ねが原因で亡くなったも同然だしね。
954 :
名無しさん@HOME:03/10/21 09:04
紫や玉蔓と女三宮を比較して「この年齢のときには・・もっとしっかりしていて・・」なんて
源氏は言っていたが、彼女たちは好き好んでしっかりしていたわけではなく
確固たる後ろ立てがなかったから、しっかりせざるを得なかったってわけだよね。
まったく・・・源氏のご都合主義には恐れ入るw
現在でも皇室は意見や感情を表に出すのは好ましくないらしいから、
(皇太子妃が意見を言ったり、涙ぐんだりしたのは皇室的には良くないらしい)
当時、お姫さまらしいのは女三の宮なのよね。
956 :
名無しさん@HOME:03/10/21 10:54
事後承諾がイカンっていうけど、事前承諾はあり得ないよ。
そこらへんで怒ってる人は、ミスリーディングだと思う。
事前承諾するならば、紫を父親の元に帰して、裳着の式を
父宮が執り行った後、改めて妻問いするということに
なるんだけど、はっきり言ってそれは不可能。
継母がいるから、裳着をちゃんとしてもらえるか未知数。
妻に欲しいなんつっても、他の北の方腹の娘を押しつけられる
可能性限りなく高い。
父の元に帰したが最後、会えない可能性99.9999%。
だから、既成事実を作って、妻にした後に(妻にしていれば、
父親が誰、と公表しても、源氏にも権利ができる。
妻にする前に公表したら、父の元に返すのが筋)
裳着をして、父親にも認めてもらう形式にしたんだよ。
それが、精一杯正式なやり方だったのですよ。
玉鬘の時は、内大臣が父親だと知らせた後、本来玉鬘に
権利があるのは内大臣だけど、源氏との勢力関係とかも
あって、内大臣は源氏を『養父』として立ててるでしょ?
実の父と拮抗するぐらいの政治力とか地位とかあれば
駆け引きも可能だけど、紫の頃は、源氏も若くて
そこまでやるのは無理だったから、ああいう形になったんだよ。
だけど、「精一杯やった」ということを後々まで紫に
恩に着せ続ける源氏は、やはり無神経野郎だ。
957 :
名無しさん@HOME:03/10/21 11:54
そうかー。956さんの言うように、紫を一度実家へ戻したとしたら
結婚できなくなる可能性が高いのね。
でもまだ若かったとはいえ、帝の愛子として権力もあっただろうから
他の正妻腹の娘を拒むくらいできるような気もするけど…
あ、もし正妻腹の娘の方が藤壷に似てたらそっちにあっさり鞍替えしちゃうかなー。
源氏のことだから。
脇腹の紫が誰よりも(なのか?)藤壷に似てるっていうのも考えてみれば不思議な気もするけど、
脇腹とか別に関係ないか。それとも母方からたどってもつながるとか?
他の正妻腹の娘を拒むことはできても、それをやっちゃったら
結局紫とは結婚できないだろうからね。
式部卿宮相手に選り好みして要求できるほど、地位も権力も
足りなかったというか。
他の娘は、結婚前に藤壺に似てるかどうかチェックできないし(w
959 :
名無しさん@HOME:03/10/21 14:58
源氏は紫と結婚したかった以前に、紫を引き取って育てたかったんだから
まどろっこしい事はするつもりはなかったんじゃないかな。
按察大納言を祖父に持ち、母は若くして死に、力のない祖母に育てられる子供。
唯一の肉親父には有力な妻がいる。
ここまで共通点がある子供を放って置けない気持ちがあったんじゃないかと。
藤壺に似ている美少女というオプションも魅力的だけど。w
父帝が自分を育てたように(結婚もするつもりだからそれ以上か)紫を育てたい…。
父帝に後宮で育てられたその時期が彼にとって一番幸せだったんじゃないかと。
そして藤壺は源氏の追放されたエデンの園である幼年時代の象徴なんじゃないかと思う。
ロリというよりも意識しない自己愛の変形なんじゃないかなあ。
紫はもう一人の自分。
紫に対する図々しいまでの甘えぶりってそんな所に起因してるんじゃないかな。
ロリとは思っていませんが・・・
藤壺に似ていなければ「哀れよの」程度ですっきりスルーだったんでしょうしねえ。
実家に戻したら結婚できないか。そうかもね。
でも、どうだろ。
それなら、既成事実なくても、紫は手の内なんだから
なんとでもなったはず。彼女はくちなし同然なんだから。
精一杯やったのは、紫のためでなく自分のためなんだよなどこまでも。
正式に紫を妻にすると公にしてしまえば
式部卿宮だろうが関係ないと思うよ。
そんなことにビビる源氏ではないはず。
いくらでも紫自身のしっかりした体裁を整える時間もあったはず。
単に側の幼い女体に発情して抑え切れなかった後始末が
裳着、父娘対面の事後承諾になったわけですからね。
>>959 意識しない自己愛の変形、って、分かる気がする。
当時は源氏自身もまだ十代の若さだったし、子供時代の母のいない寂しさと
父帝に愛されて後宮にいられた時期の楽しさが、生々しく残ってる頃だろうね。
そもそも源氏は後に、ちょっと関わりがあっただけの女性もまとめて引き取るくらいの世話好きだし、
優しそうに見えて強引な部分もかなりある。(身分の高さもその土台になってるだろうけど)
若紫拉致事件は、このふたつの性質が合わさって起こされた事件かもしれないなー。
美形で身分があって金持ちの男が
愛にだけは翻弄される人生なわけですかね。
例え、源氏と紫が何度生まれ変わっても
同じ結果になるような気がする。
>961
そうそう。
ただ、発情wはともかく、
源氏はちゃんと最初から、「結婚」するつもりだった、これは
認めておかないと不公平かなあ・・・
源氏ってば自分のためと相手のためと、ちゃんと整合性かけてるつもりなんだけど
相手の根源的なプライド、無視なのよね。ぼっちゃんめ。
何度生まれ変わっても同じだよコレ。わかりあえてないから。
紫が受領の娘程度だったらコレで問題ない。
明石は親に大事にされててプライド高いから、どーのこーの文句たれながらも
「妻にしてくれたし私は受領の娘、ま、しょうがない」と
あきらめ切れてるでしょ。
紫、本人が血筋を自覚して、この世の仕組みを知ったなら辛くなるよね。
後々考えて、いきなりレイプすんな。
親代わりでもあるんだからフォローしてやってよもっと。
>964
うん「結婚」「妻」にするつもりで引き取った名目は
評価できる。その辺はロリコンとは違うかも。
他の女人引き取った事についても評価はしたいが
一応妻のひとり、源氏を愛する以外
取り柄のない末摘花にも公平なようで哀れみだけ
あくまで生活の面倒を見てやってるだけ
相手のプライドはヤパーリ無視なんだよね。
そりゃ当時、生活していくことが第一だから彼女達愛人同様の女人には
文句は言い様がないだろうし
引き取っただけ源氏は美徳有り、ましなんでしょうね。
あんまり多くを求めすぎて源氏を責めるのも悪いか(w
彼も創作上の人間だしな。
紫に結婚というものはどういうものか教える侍女はおらんかったのかなあと呟きたくなる。
いつそうなってもおかしくない状況だったのに。
この時代の姫君の教育に性教育はなかったのかな。
>961
>正式に紫を妻にすると公にしてしまえば
>式部卿宮だろうが関係ないと思うよ。
>そんなことにビビる源氏ではないはず。
ってゆうか、正式に紫を妻にすると公にしたのが、
自邸で父宮を呼んで裳着をする、という源氏が取った
形なんだよ。
それ以上の形は、あの場合紫には望めない。
どのみち、母方に有力な者がおらず、父も、尊貴なだけで
実際の実力・権威は妹頼みのキライがある宮様では
紫の社会的地位は限界ある。
式部卿宮の女であることを公表して、正式な妻として扱って
もらえただけ、普通では考えられないぐらい、源氏は紫を
大切に扱ってる・・・ということになるのです。
女房の筆頭ぐらいの扱いになるのが普通であり、
当たり前のことだからね。
源氏はさ〜
男だから、紫にやんわり性教育施すすべを思い付かなくて、
ええいめんどくさいとばかりに、さっさと実地教育しちゃったんでは?
所詮男。
少女の繊細な気持ちなんぞ、分かる筈もなし。
>>967 性教育って、ホントどうなってたんだろうね。
姫君教育としては、何も知らずおっとりと…が真髄だろうから、
結婚生活を続けてゆく上での知恵みたいなものは教えても、
性教育は…。
「なんとなく今日は屋敷の中がざわざわしてるな、と思ったら、
夜になって女房達が引っ込んでしまい、やがて男性が忍んできた」みたいな
初体験(結婚)の話も見た覚えあるから、やっぱりあの時代はそんなもんなのかな。
971 :
名無しさん@HOME:03/10/21 23:09
「千年の恋 ひかる源氏物語」っていつテレビでやるんでしょうか。
このスレで近々するという事を知り調べたんですがわかりませんでした・・・。
教えてください。お願いします。
972 :
名無しさん@HOME:03/10/22 10:21
へ〜テレビでやるんだ。
かなり酷評だったからどれほどの物か見てみたかったんだ。
ダメだろうなと思いつつビデオを借りて見たら軽ーく殺意を覚えましたw>「千年の恋」
でも脚本がダメすぎなので逆に笑えるかもしれないです。
「千年の恋」金払って映画館で見ちゃったよ・・・
つっこみどころ満載で、ほんと金返せ!!って感じだった。
でも、パロディかギャグとしてみるなら笑えるかもね
どのへんが笑えた(考証とか解釈とか変だった)?
>>976 1年以上前の話なのでうろ覚えでごめん。
一番のインパクトは明石の上だなぁ・・・
源氏と初めて会うのは海で泳いでる時だし
(源氏も一緒に海に潜るし・・・)
出産なんて海中出産だもんw
他にも時系列バラバラだし
晩年の源氏は勘違いオヤジだし・・・。
笑うしかないってかんじでした。
(でも源氏の役やってた天海さんはきれいではまってたと思う)
私は松田聖子にぶっ飛んだ>千年の恋
そうね。「千年の恋」といえばやはり空飛ぶ聖子じゃないかしら。
そういえば藤原宣孝が浜辺で海賊に斬殺されたりしてたな。
十代の女の子の裸がいくつか出てくるので、あれはある意味ロリ映画だったとも言える…(トオイメ)。
一番笑ったのは「(セクースの時)紫の上は鳩のように鳴くのでした」とか
小百合が言うところダス。なんだよ、鳩って!ククルクーかよ!
980 :
名無しさん@HOME:03/10/22 16:19
>979
なんだよ、鳩って!ククルクーかよ!
激ワラ
あ〜聖子!飛んでた飛んでた!
あまりのことに記憶から抹消されてたみたいw
なんか急に歌いだしたり、変な役だったね。
しかしみんな良く覚えてるね。
ビデオ組ですか?
982 :
名無しさん@HOME:03/10/22 16:46
すいません、どなたか、玉鬘が黒髭にレイープされてから結婚するまでの
どのへんが賢くてけざやかなのか説明してください。
「我が心から引き入れたのではないと態度で世間に知らしめ・・・」とあるけど
よくわかりません。
983 :
名無しさん@HOME:03/10/22 16:48
明石ってふーみんだっけ。
当時最も高貴とされた紫色の衣を贈りたいタイプではないな。
984 :
名無しさん@HOME:03/10/22 16:52
>970
たしか源氏が玉鬘を抱きしめた時に
「(玉鬘は)世慣れぬおぼこだからそれ以上の男女の関係があるとも知らず
『これは大変なことになった』と思い悩んだ」というようなくだりがあったので、
セクースについての教育はなかったのかもしれん。
985 :
名無しさん@HOME:03/10/22 16:54
天海の源氏ってどうなん???
美しいけど、しょせん女がやってるわけだから
いまいち感情移入できそうにない。
ヅカファンなら容易に受け入れるのかもしれないけど。
986 :
名無しさん@HOME:03/10/22 16:58
遅レスだけど944、
>生理というより、葵の喪明けまで待ったって感じではない?
明けてないよ。
987 :
名無しさん@HOME:03/10/22 17:02
呪まーすのAA作った人亡くなったんだってね
奥さんが書き込んでた
多分ネタじゃない
988 :
名無しさん@HOME:03/10/22 17:04
あんた・・・随分お人よしだね。(クスクス
「千年の恋」を映像で観た方がこんなに多いとは!
「千年の恋」の脚本が書籍化されてたので、図書館で借りてみました。
金返せ〜〜! と買った方なら思ったでしょうな。
私は幸い図書館だったので叫ばずにすみましたが。
で、ビデオ観る価値あります?(お笑い系でw)
>ヅカファンなら容易に受け入れるのかもしれないけど。
いや、源氏好きのヅカヲタならばこそ受け入れがたいっつーか、もにょるものがあったよ。
実際の男と男役を競演させるのはあまり趣味がいいとは思われぬ。
それに奄美は綺麗だけど声が扁平で庶民なんだよなあ。
>990
テレビでやるならご覧あれ。
ただし源氏をよく知らない人と一緒に見ると「源氏物語」を激しく誤解されてしまうかも…ね。
奄美源氏、若い時代にはよかったけど,晩年はかなり違和感だった。
声もねぇ・・・声だけアテレコしてくれれば完璧だったのにw
>986
ハウっ!そうだった。喪は明けてないね。49日だから忌明けだね。
鳩のように〜という言葉は、複数の小説などにも出てくるので、
女性のその時の声を形容するのにそういう決まり言葉があるのではないか、というレスを
映画板の千年の恋スレかどこかで見た気がする。
995 :
名無しさん@HOME:03/10/22 19:50
ククルクー?
鳩はぐるぐるぽっぽーでしょ。
997 :
名無しさん@HOME:03/10/22 20:08
997!
998 :
名無しさん@HOME:03/10/22 20:12
みやびに998
999 :
名無しさん@HOME:03/10/22 20:13
可憐に999
1000 :
名無しさん@HOME:03/10/22 20:14
1000年の恋
1001 :
1001:
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