>>227 レス、有難うございます。実は、Adaptive mutation に付いて研究しようと
思ったことがありました。
>>218 のとおり、転写量が多い場合に変異が入りや
すいように見えます。で、考えたのは、転写産物であるところの mRNA が関係
しているのではということです。転写の際の変異率は、複製の際の変異率より
数段高いです。つまり、mRNA には、一定の割合で点突然変異が入っていること
になります。そのような mRNA がもし DNA 組換えに使われたらというのが、実
験をしようと思った動機です。
大腸菌の全ゲノムを読めて分かったことですが、ゲノム上に逆転写酵素(RNA
から DNA を作成する酵素)の遺伝子があるのです。これをつぶしたら、
Adaptive mutation の頻度が下がるのではと思いました。そのとき実験をす
る時間が取れなかったので、ボツになりましたが。あと、PolI という DNA 複
製酵素も逆転写の活性が少しあり、PolI をつぶすと菌が lethal になるという
のも、実験を開始することをためらった理由の一つでした。
現在、Adaptive mutation に関係する遺伝子が幾つか(10 個ほど)同定されて
いるようです。時間が取れたら後ほど up させていただきます。今、ほかのス
レの書き込みに忙しいので、いつになるか分かりませんが。
218 の書き込みの後半部分は、自分でもどんな実験ができるのか見当がつき
ません。無視してくださって、結構です。
229 :
95 改め KAT:02/04/23 08:05
230 :
名無しゲノムのクローンさん:02/07/11 19:22
特定MHCをもつ人間が環境に適応して、集団中で選抜されやすいのだとすれば、それは
子孫のDNA に影響を与えてるわけだし適応的な形質が遺伝してりうというべき。
231 :
名無しゲノムのクローンさん:02/07/11 19:39
臍の緒の神経を伝って、母親の記憶が子供に転写されるってのはマジ?
処女膜だよ!!
何万年もの間、処女膜は破られているのにもかかわらず
なくならない!!これは獲得形質は遺伝しないという
証明になるだろう。
233 :
名無しゲノムのクローンさん:02/07/11 21:56
235 :
名無しゲノムのクローンさん:02/07/27 01:59
利己的遺伝子の議論では(人間にも)行動を左右する遺伝子
があることが前提になっているが、例えば鎌状赤血球の遺伝子が
人々をマラリア汚染地帯に移住させることで、自分の遺伝子頻度を
あげるようにたくらんだとしたら、獲得形質の遺伝とは言えんのかな?
ある遺伝子が個体の行動をかえることで自分のコピーを
増やそうとするわけだ。
>231
否定されてまつ。
オカルト系の文献見ればゴロゴロ出てくる。
あるいは、ある(類人猿または人類の)集団に、たとえば高地に住むのが良いこと
だという文化規範があったとして、みんな高地に移住したら何百世代かのちには
心筋やヘモグロビン、ミオグロビンの遺伝子は低酸素に適応して変化するだろう。
コロンビアの首都サンタフェ.デ.ボゴダは3000mの高地にあるにも
かかわらず、高度が高いほど地価もステイタスも高く、みな高い所に住みたがる
そうだ。
遺伝子以外に文化などの行動規範が世代を超えて伝わるなら、後天的な
行動がその文化に属する集団の遺伝子頻度を変えるのは自明と思う。
だいたい人類はそのうちトランスジェニックヒューマンを造るはずだから、
少なくとも人類に関しては「獲得形質は遺伝する」。
集団レベルで適応度が上昇していくのは自然選択によるので
獲得形質が遺伝したからという表現は当てはまらないと思う。
大腸菌や多くの生物で認められるかもしれないが、
人間のように複雑に階層化されている生物では、その適応が
生殖細胞に影響するとは思えない。 ましてや 脳の働きはDNA云々を
超越しており、遺伝させることはできない。
239 :
名無しゲノムのクローンさん:02/07/28 15:12
ゲルダナマイシンの作用によるHSP90活性阻害による形態・環境ストレス耐性能の
変異の出現と後代での表現型の遺伝的固定はどういう解釈をすればいいのですか?
塩基置換は起きていないらしいのでエピジェネテイックな作用みたいなのですが、、、、
>ショウジョウバエ、しろいぬなずな
>237
その論理自体は悪くないが、それをもって獲得形質の遺伝と定義するのは問題あるな。
その手の論理、文科系の識者様方が大喜びで飛びつくぜ。
237は過去レスをしっかり読んでなかったゆえの失言。
ミームがゲノムに干渉するのはとっくの昔に当然のこととして
決着済みで、議論の流れはミーム以外にもゲノム一元論的進化論に
挑戦する進化のドライバーが有るのか無いのか?が争点に
なってたんですね。
ならば、ミームの概念を拡大し、個々の種や集団ではなく生態系自体に
一種の「文化」を想定するのはいかがだろうか。
毒蝶に擬態する無毒の蝶が出現したのは、後者の蝶自体のミームによる
ものではなく、鳥たちが毒蝶の警戒色を回避する文化を持つゆえである
と解釈すべきだ。
サンゴ礁の大型魚をクリーニングするホンソメワケベラに擬態し、
クリーニングすると見せかけて大型魚の肉を食いちぎるニセクロスジギンポ
が出現したのは、「特徴的な色彩を持つホンソメワケベラを捕食するべからず」
という大型魚同志の「紳士協定」を逆手にとられたからだ。
ニセクロスジギンポ自体が種をあげて大型魚の肉をついばむ文化を
持っていたからではない。大型魚の、ホンソメワケベラに対する寛容性が
彼らに擬態するフリーライダーを進化させたのである。
242 :
名無しゲノムのクローンさん:02/07/30 05:51
>239
HSP90はユビキタスに存在する主要なシャペロン蛋白だと聞いている。
ゲルダナマイシン(?知らん)処理後の細胞が分裂した場合、
不活化したHSP90が娘細胞にうけつがれよう。
不活化HSP90が新規に合成されたHSP90自体をを適切な三次構造
に折りたたむことを阻害するのなら、エピジェニックに不活性HSP90
が細胞世代を通じて伝達されることになる。
HSP90が駄目になれば、全ての蛋白の折りたたみがうまく
いかなくなり、したがって代々ストレス脆弱性が伝達されうる。
てのはどうだ?
hosyu
245 :
名無しゲノムのクローンさん:02/11/11 00:46
> 日光猿軍団の猿は、直立を強いられた結果、背骨の形態やら股関節が変化し、
> 人間の形態に近いというやつです。
ソースきぼんぬ
246 :
名無しゲノムのクローンさん:02/11/19 09:43
247 :
名無しゲノムのクローンさん:02/11/20 19:39
悪い獲得形質(?)が受け継がれてモナー
248 :
名無しゲノムのクローンさん:02/11/20 21:03
>>239,243
ゲルダナマイシンを使った論文って白犬なずなのやつだと思うんだけど
あれって、次世代の個体にもゲルダナマイシン与えてるよね。
だから当然次世代にも同じフェノタイプが生じても問題ないんじゃない?
基本的に結合相手の遺伝子に変異が生じていて
それをhsp90がcapacitorとして隠している訳だから。
249 :
名無しゲノムのクローンさん:02/12/11 23:11
もしepigeneticに獲得形質が遺伝するという現象が、
わりと一般的に起きるのだとしたら、
今の進化学には大きな修正が必要になるのでしょうか?
250 :
名無しゲノムのクローンさん:02/12/13 04:03
花は受粉するため昆虫に解り易いように中心に向かって
紫外線に反応する色が濃くなっている。これを蜜標と呼ぶ。
ところでハナカマキリをご存知だろうか。花に擬態したカマキリである。
ハナカマキリの背は紫外線に反応し色が濃く見えるようになっている。
捕食対象となる蝶やアブなどをおびき寄せるため花の蜜標に擬態しているのである。
これはハナカマキリ自体が環境を認識し、それが遺伝した例にはならないだろうか?
「待ちぼうけ」という歌があるわけだが。
まず、ある個体が獲得した形質があったとしてそれが必ず先の世代に有利となるとは限らないわけだが。
ウサギが何度も同じ切り株にあたるわけでなし。
むしろ、長期的にはそんな1世代で遺伝形質を環境に合わせて変えてしまうような生物は、
そうでない生物に比べて不利だと思われる。
252 :
名無しゲノムのクローンさん:02/12/16 02:10
age
253 :
名無しゲノムのクローンさん:02/12/16 02:57
獲得形質が遺伝する事実及びそのメカニズム、
見つけたら2チャンじゃないところで発表します。
>>250 擬態の中でも一番簡単に(偶然に)できる類のものだと思われ。
255 :
名無しゲノムのクローンさん:02/12/16 22:46
>>254 レウコクロディウム(寄生虫)は偶然にできる類れすか?普段葉の裏に居るカタツムリを
葉の表に移動させて、カタツムリの眼の中でうにうにするやつ。
256 :
名無しゲノムのクローンさん:02/12/19 21:06
age
257 :
名無しゲノムのクローンさん:02/12/21 11:50
最近、ケストラーの『サンバガエルの謎』が岩波現代文庫から出たね。
岡田節人氏が解説を書いてる。
258 :
名無しゲノムのクローンさん:02/12/21 14:03
>>255 偶然にはできません。自然淘汰によってできたのれす。
259 :
名無しゲノムのクローンさん:02/12/21 15:51
(^^)
(^^)
(^^)
お
(^^)
(^^)
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
271 :
名無しゲノムのクローンさん:03/06/25 01:04
age
272 :
名無しゲノムのクローンさん:03/06/25 02:20
獲得形質が遺伝しないなんてことでは
自分を磨くことでの夢が無くなるから
有るという方向でこじつけていけないかな?
夢は自分の代で実現させれば問題なかろう、、、
むしろ、次世代の夢を蝕む結果を避けることほうが、
生物学的にも道徳的にも大きいと思うが、、、
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
275 :
名無しゲノムのクローンさん:03/07/19 08:22
はげ は 獲得形質だ
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。