動物の認知能力について

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22511
>>223
実は私は>>199辺りから意図的に話題を「意図」にもってこようと画策している
んですけどね(笑 この辺りは背後に「意図」があるとしか考えられない行動を
これから抽出するための前戯みたいなもんです。

>これは系統発生のレベルの話しだと思うにゃ。そうやって最初は偶然に支配されていた
>行動が徐々に生得的本能に変化するというシナリオはだめかにゃ。
用いられている言葉がちょっと気にくわないけれども、要はそういうことですよ。
敵を見て鳴いた理由は分からなくても、とにかくその個体が子孫を残して増えたら、
つまりその行動に包括的適応度を高める利点があるなら、その行動傾向をもたらす
遺伝子がその集団に増えるでしょ。これが進化です。

>それから敵を見て最初に鳴くことが、敵に発見される可能性を高めるとしたら、
>そのような行動はむしろ淘汰されてしまわないのかにゃ?
いや、現に淘汰されずにいろんな鳥でそういう行動が見られる以上、敵に発見される
可能性を高めるという不利を凌駕する利点があるはずだと考えるのです。

>しかしそのような普遍性を人間が発見するとして、それはやはり人間の認知パタンや
>言語構造というフィルターを通してしか見えないものだと思うにゃ。
いや、それを人間は発見できないと考えるのです(爆) 人間の認知パタンや
言語構造というフィルターというのは要するに人間の脳の能力の限界を示している。
だから発見できない。しかしそれでも宇宙に普遍的な文法は存在するはずだと。
・・・これでは観念論ですね・・・
いやいや、言語学の先生はそれを発見するのです。そして、それと人間言語の普遍
文法との違いを見つけだす。その違いこそが生得的だ、と考えているのです。
おかしいかなー。