レズ声優出張所Part12

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1名無しさん@秘密の花園
ここは声優板「レズ声優」の出張スレです。

前スレ:レズ声優出張所Part11
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1205760850/

本スレ:レズ声優 Part39
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/voice/1220033403/

「この声優は絶対レズだ」とか「レズらせたい」という声優さんを
「エロ話中心で」思う存分マターリと語っちゃって下さい。
妄想捏造ドンと来い。
SSも書いちゃって結構です。っていうか、キボンヌ
執筆して下さると言う方はトリップだけは忘れないで下さいね。

それでは、思う存分楽しんで下さい。

SS保管庫
http://www.geocities.jp/le_lys_dans_la_vallee_sei_unica/ss-1.html
SS保管庫(改)
http://www.geocities.jp/re2sayyou/
出張所プラス
http://jbbs.livedoor.jp/music/17969/
第3の保管庫
http://voiceactorstory.web.fc2.com/
2名無しさん@秘密の花園:2008/11/16(日) 21:23:09 ID:WNQbTOcq
3名無しさん@秘密の花園:2008/11/16(日) 21:40:48 ID:DqoTgm14
悪い、普通に貼り忘れてた
4名無しさん@秘密の花園:2008/11/17(月) 18:52:58 ID:qFJEv3iw
ミンゴス視点書くと言ってたけど8割ぐらい出来た。
食事して残り書いた後も、ちと見直しの時間が欲しいので10時ごろ上げる予定。
5 ◆iPazWYBMaM :2008/11/17(月) 19:04:40 ID:0vHMIh3D
藍ゆうSS投下。初SSで駄文ですが良かったらどうぞ。
ちなみに野中さんのうりょっちとのデートブログをネタにしていますので。
6仕事前の事 ◆iPazWYBMaM :2008/11/17(月) 19:07:17 ID:0vHMIh3D


最近は二人とも忙しくて会えなかったけど、今日は久々に同じ仕事になったからゆうちゃんと会える。
電話やメールはしてたけど顔をみるのは久々だし、楽しみだなぁ――

――何てさっきまでは思っていたのに。



ゆうちゃんに会いたいが為に早く現場について、スタッフの皆さんにおはようございます。と挨拶をして控え室に向かう。
ゆうちゃんはもう来てるのかな?控え室には入ってゆうちゃんを探す為に、周りをキョロキョロ見回してみる。
あ、ゆうちゃんだ。ゆうちゃんも来るの早いなぁ。

「おはよう!ゆうちゃん!」

何日かぶりで顔を見れたのが嬉しくて、万遍の笑みで挨拶をする。でもゆうちゃんは

「あ、おはようございます」

あ、って何だ。あ、って。久々の再開なのにちょっと酷くないですか?地味にショック受けましたよ?私。
一人で悲しんでいても仕方がないのでゆうちゃんに会話をふってみる。

「ねえゆうちゃん、今日さぁ―」
「―すみません。ちょっと失礼します。」

――あれ?何か冷たい?いつもは挨拶しあったらそのまま席に座って話すのに…。
どうしたんだろう今日は……ってまぁ、考えてても仕方ないからとりあえず座ろうかな。
私はゆうちゃんが観察できる位置にあるソファーに腰を下ろした。本当にどうしたんだろう…怒ってるのかな?私、何かしたかな……。
野中藍。いつもはゆうちゃんを困らせてるのに、今日はゆうちゃんに困らされてます。
7仕事前の事 ◆iPazWYBMaM :2008/11/17(月) 19:08:25 ID:0vHMIh3D

「のぉーなぁーかぁーさぁーん」

耳元で聞こえた大きな声。耳元でうるさいな、それに一文字つづ伸ばして言わないで普通に呼んでよ。
十分に時間を使って、頭の中で文句を言った後。その声の本人に返事をしてやる。

「おはよううりょっち。」
「おはようございますっ!!」

だから耳元でうるさいってば。

「野中さん、今日はゆうちゃんと一緒じゃないんですか?」
「うん、ゆうちゃんは…ほら、あそこ。」

そう言って利奈ちゃんと楽しそうに話してるゆうちゃんの方に目をやって、うりょっちに教える。

「あ……ぅ……。あ!あぁそうだ野中さん!また一緒に遊びましょーね!」

まずい事を聞いてしまったみたいな顔をしてから、うりょっちはこの前一緒に街に出た時の話しに話題を変えてきた。
それでも気を使ってるつもりですかと思ったけど、無視しても可哀想だから適当にそうだね。と言っておく。
今はゆうちゃんの事でいっぱいで他の事に頭が回らないんだ、ごめんねうりょっち。

「本当っすか?やったー!」

適当に返事をしただけなのにそこまで嬉しがってくれるとは、この子はいつでも素直だなぁ。
8仕事前の事 ◆iPazWYBMaM :2008/11/17(月) 19:09:27 ID:0vHMIh3D


「またあのカフェ行きましょう!今から楽しみっすよ!」

今から楽しみって気が早いな、もう。
そんな事を思っていたら突然野中さん。と名前を呼ばれた。その声の人は――

「――ゆう、ちゃん?」

目の前にさっきまで利奈ちゃんと仲良く話していた人、ゆうちゃんがいた。

「えっと、どしたの?」

一人で色々考えていても仕方がないので、とにかく質問をしてみる。

「あの、一緒にお飲み物買いにいきませんか?」

いつものゆうちゃんの笑顔。今日初めてみたなーやっぱ可愛いなー。
ってあれ?さっき機嫌悪かったんじゃ…いや、もう良いや!気にしないでおこう!

「うん行く!」

嬉しくって、思わず大きな声で返事をしてしまった。部屋にいた皆がこっちを見たとか関係ないし気にしない。
今はゆうちゃんが誘ってくれた事が嬉しいんだから。

うりょっちに行ってくるねと一言行ってドアの前で待っていたゆうちゃんの元に小走りで行く。
そして廊下に出て近くの自動販売機に向かう――

――はずだった。
9仕事前の事 ◆iPazWYBMaM :2008/11/17(月) 19:10:15 ID:0vHMIh3D

いつもは優しく握られる右手も今日は違う。左手で強く離れないように握られ、引っ張られる。

「ちょっとゆうちゃん!自動販売機は向こう…!」

あたしの声を掻き消す様にゆうちゃんは

「こっちに来て下さい。」

低くてとても冷たい声で、言い聞かすように言って。いつもはどっか抜けてるのに、キリッとしてて普段とは全然違う。
ゆうちゃんはそのまま私の手を引いて誰もいない部屋へと入った。
―その行動が示す意味。あぁ、何浮かれてたんだろう。ゆうちゃんはまだ怒ってたんだ。


カチャン。
鍵の閉まる音。
離された手。
沈黙。


「野中さんは…」

沈黙をなくしたのはゆうちゃんだった。
その声にうんと返事をする、雰囲気的にヤバい感じ。うわー…どんな言葉がくるんだろ…。

10仕事前の事 ◆iPazWYBMaM :2008/11/17(月) 19:11:08 ID:0vHMIh3D

「わ、私の事が好きですか…?」

「へ?」

深刻な空気の時にボソリと放たれた質問。
――あぁ、そうか。そうだ。この小林ゆうという人は普通の人の斜め上を行く人だった。
どんなふうに怒りをぶつけるのかと思ってたのに、何を今更分かりきった事を訊いてくるんだろ本当に。
思わず間抜けな声がでちゃったじゃん。黙っていてもしょうがないので素直に答える。

「うん、好きだよ。ゆうちゃんが大好きだよ!」

「う、あ、え………じゃ、じゃぁ何故、涼ちゃんとデートに行ったり…
その、もっと好きになったとか言ったり……さっきも楽しそうに話したりして、るんですか?」
――目の前で瞳に涙を溜めながら、耳と尻尾をたらしてる愛しい大型犬はうりょっちに嫉妬してたのか。
ブログで私が、うりょっちとデートしたなんて書いちゃったから、だから朝から冷たかったりしたのか。野中藍、今全てを悟りました。

「えっとね、確かにうりょっちの事も好きだよ?」

「の、野中さんはやっぱ、り…」

「って待った!余計泣きそうな顔しないの!まだ続きがあるから聞いてね!」

部屋に連れて来た時の勢いはどこに行ったんだこの子は…!というか最後まで話を聞きなさい!

11仕事前の事 ◆iPazWYBMaM :2008/11/17(月) 19:11:40 ID:0vHMIh3D

「でもねうりょっちの好きは友達とか後輩としての好きなの。ゆうちゃんの好きとは違うの」

「えっと良く意味が分からないのですが…」

「――だからね。ゆうちゃんへの好きは愛してるの好きなの。愛してるの好きは、ゆうちゃんだけなんだよ?意味、分かった?」

柄でもなく何てクサイ言葉を言ってるだろう…こんな事言うのはいっつも、ゆうちゃんの方なのになぁ。うわぁ、顔が凄く暑いんだけど…。
でもこの犬は、私が顔を真っ赤にして言ったのに――

「――まだ良く分かりません。」

「え…?分からないの?」

「はい。何か行動で示してもらわないと、理解できないですねー」

そう言って抱きしめて来た。ちょっと屈んで目を瞑って、おまけに唇を突き出してきた。しかもちょっと嬉しそう!絶対良く分かってるじゃん、もう。
不安で泣きそうだったゆうちゃんは何処に行ったんだろって真剣に悩んでしまう。
けど、そんな事は言わない。だって私もゆうちゃんとキスしたかったから。

12仕事前の事 ◆iPazWYBMaM :2008/11/17(月) 19:12:22 ID:0vHMIh3D

「もう、しょうがないなぁー」

ふふっと笑って、私も背中に手を回して背伸びする。ゆうちゃんは屈んでくれてるんだけど、この身長差13センチという壁は大きくて、私も背伸びしないと超えられそうにないからね。

「……んっ…」

触れるだけの軽いキス。でもそれだけで幸せになれるキス。

「……よぉーく、分かりましたかぁ?」

「…はい。良くわかりましたっ。………んですけど、お願いがあるんです野中さん。」

「んー?なぁに?」

「えと、その…っ」

どうしたんだろう…?さっきあんなに恥ずかしい事をサラっと要求したくせに、そんなに口ごもって…これ以上、此処で何を要求する気なんですか小林さん!
13仕事前の事 ◆iPazWYBMaM :2008/11/17(月) 19:12:56 ID:0vHMIh3D

「私とも一緒に、プリクラ撮ってもらえませんか…?」

「え?そんな事?」

「そんな事って!私にとっては、そんな事じゃないですよ!」

顔を真っ赤にしながら手を左右に振って否定してくる。
えっと、話の流れ的にゆうちゃんはうりょっちに嫉妬してたんだから、私がうりょっちとプリクラ撮ったから自分も撮りたいとかそんなのかな?

「涼ちゃんとだけ撮るなんてずるいから、撮ってほしいんです…!」

予感的中。

「うん分かったよ。次の休みにでも一緒に行こうねっ!」

「いいんですか?嬉しいですっ!」

ガッツポーズをして、今日一番の笑顔を見してくれた彼女。その笑顔をみてると私は本当にこの人が好きなんだなって実感できる。
二人っきりのへたれなゆうちゃんも、目を細めて笑うゆうちゃんも。どのゆうちゃんも好き。

さぁーて今から頑張って仕事して、手ぇつないで一緒に帰ろうね?
14 ◆iPazWYBMaM :2008/11/17(月) 19:16:49 ID:0vHMIh3D
以上です。
勢いで書いたので…駄文、すみませんでした。
15名無しさん@秘密の花園:2008/11/17(月) 20:25:40 ID:lc0aWXit
>>14


仕事帰りに美味いんだなこれが。
16名無しさん@秘密の花園:2008/11/17(月) 22:09:31 ID:qFJEv3iw
「あたしは――。えりちゃんだって知ってるでしょ。平和な暮らしがしたいし、
ずっと何事無く幸せに暮らしていけたらいいなって。結婚にそんな冒険求めたってねえ?」
「でもでもー、幾多の障害を乗り越え、その人に一生添い遂げる…ってのも、冒険と思わな〜い?」
「でもあなた赤ちゃんいらないんでしょ?」
「うん」
「えりちゃんのその思考が分からないw」
毎日のようにお互いの家を行き来したこともあったけれど、えりちゃんを家に呼ぶのは
久しぶり。あれ?来てもい〜い?って訊かれたんだっけ?まあどっちでもいいや。
私たちは二人で夕食を作り、美味しく食べて後片づけをしたあと、
クッションを横にして寝そべり、グラスに注いだジュースを飲みつつ話をしていた。


「えりちゃんの赤ちゃんって見たいなー」
「え、それはあたしに麻美ちゃんの子を産めっていうの?」
「ないない」
「えー、どうしよっかなー。それならちょっと考えちゃおうかな」
いつものようにとめどないおしゃべり。えりちゃんと会話するのに、中身は
あんまり問題じゃあない。二人の呼吸のリズムがとても心地よかった。

しかし、次に私が口を開いたとき、心ここにあらずといった姿のえりちゃんに気づいた。
目を伏せ、グラスの中で波打つジュースを見つめて、ため息。
それから、えりちゃんはいきなり話題を変えた。

「私たち、いつか変わっちゃうのかな」
「どうしたの?いきなり」
「麻美ちゃんも、いつか遠くへ行っちゃうのかなって思って」
「そんなことないよ」
「私、このまま麻美ちゃんと二人で、ずっとずっと居られたらと思うの」
「あたしはずっとえりちゃんと一緒だよー」
「違うの。一緒になりたいの」
少し離れて同じ姿勢で向き合っていたえりちゃんが、クッションを抱えて
何かにおびえるように身を寄せてきた。寝そべっていた私も体を起こし、
足を伸ばして共に並んだ。

「何かあったの?」
「ねえ麻美ちゃん。あたしたち知り合ってもう何年たつかな」
「そうだね。5年?6年だっけ?」
「あとおんなじだけ時間が経っても、ずっと居られるの?」
えりちゃんは首を傾げて私の方に頭をのせ、ぎゅっと服の腕の部分をつかんだ。
17名無しさん@秘密の花園:2008/11/17(月) 22:11:12 ID:qFJEv3iw
やばい。

何度かこんな雰囲気になったことがある。

私が辛いとき、えりちゃんが寂しいとき、二人はこうやって寄り添って
お互いを慰めてきた。そして癒されると同時に――あやうく一線を
越えそうになる誘惑との戦いが、自分の悩みを吹き飛ばしてきた。

そして今夜も心の中で第何十次かの大戦が始まろうとしていた。
ところが、事態は私の予想をはるかに越えていた。のどかに
チャンバラやドンパチをやっているレベルじゃない。えりちゃんは
いきなり核爆弾を使ってきたのだ。


「あたしは麻美ちゃんのこと好きだから」
全身の血管を通じて衝撃が駆け巡った。

私は何とかはぐらかそうとした。
「あはっ、えりちゃ・・・」
「ほんとに好きだから」


来た。

とうとうこの時が来てしまった。


知り合った頃から可愛いなと思ってた。よく知り合うようになってから
ますます好きになった。お互い一番大事な存在になってから
二人は精神のずっと深い深いところで繋がり合っていると思うようになり、
この確信は、自分たちを単なる好き嫌いという言葉で表現するのを拒否した。

家族のような、あるいは姉妹のような関係だった。姉妹だからこそ自然に好き合っていられる。
お互い何のやましさもなく、その懐に飛び込んでいける。この居心地の良さに
いつまでも甘えていたかった。
いつまでも仲良く平和な暮らしをしたい。本当はその希望は既にかなえられていた。
結婚してからの理想、私はその美味しい部分だけを、私はずっと貪ってきていた。


その甘い夢が、今バリバリと音を立てて崩れ去ろうとしている。
頭ではそれが私を小さな世界に囲っていた壁が破られる音だと分かっていても、
いや、だからこそ私にはたまらなく不安だった。
18名無しさん@秘密の花園:2008/11/17(月) 22:12:13 ID:qFJEv3iw
えりちゃんはすがるように私を見つめている。どこにも逃げ場はない。
私はただ何か言うべき言葉を探して、頭の中を空回りさせていた。

えりちゃんが言った。
「麻美ちゃん。ずっと一緒にいて」
私は息をのんで……それは空しくため息に変わった。


平和な暮らしがしたい。
えりちゃんとはずっと平和に暮らしてきたし、これからも一緒にいたいと思う。
しかしそれはかけがえのない半身と共にすごす幻想であって、
一人の中村繪里子という存在を、現実を、そして彼女の思いを、私は
受け止める覚悟ができていなかった。


「好きって言って」
えりちゃんがもう一度繰り返す。


――だめだ。あたしは臆病だ。卑怯だ。

「でも……、私たち、女同士だし」


すると、えりちゃんは落胆したように下を向き、
それからシクシクと、やがて号泣し始めた。
「あ、あ゛さ゛み゛ぢゃ〜〜ん。うわーーーーん」

私の袖を握っていたえりちゃんの手はストンと落ち、あふれ出る涙を
何度も何度も拭い始めた。私は困惑し、ただ見守ることしかできなかった。


その時、不意に自分の奥底から強烈にこみ上げてくるものがあった。
えりちゃんが泣いている。
えりちゃんが泣いている。
えりちゃんが。
19名無しさん@秘密の花園:2008/11/17(月) 22:13:13 ID:qFJEv3iw
「ごめんえりちゃん!私が悪かったから。ごめん、ごめんよ〜」
もうさっきまでうじうじと悩んでいた屁理屈など関係ない。
えりちゃんが泣いている。それだけで全ては十分だった。
えりちゃんをぎゅっと抱きしめ、頬をその頭に寄せて、私たちは一体となった。


私はいつもその世界の住人になってきた。
声優としては物語の住人、歌を歌えば歌の世界の住人、ゲームをすればゲームの住人。
あのいろんなお仕事の数々も、全身で飛び込んでいくことで自分のものにしていった。
自分の半身とも言うべきえりちゃんがこんなに勇気を出して次のステップへ
向かおうとしているのに、なんで私だけが恐れることがあるのだろう。


やがて落ち着いた頃を見計らって、
「ちょっと待ってて」と立ち上がる。
えりちゃんはちょっと傷ついたように、居住まいを直して
「……ごめん」と呟いた。

それには答えず、冷蔵庫を開ける。
「麻美ちゃん……」
「ううん、そうじゃないの」
そして中から最後まで残ってた一缶を開け……プシュッ!
「麻美ちゃん、それ!」
20名無しさん@秘密の花園:2008/11/17(月) 22:13:45 ID:qFJEv3iw
「ごめん。やっぱり、ちょっとだけ勇気の出るクスリがいるわ」
そして黄金色の液体を一口だけ飲み、
えりちゃんの目を見つめて、言った。
「えりちゃんのこと、私も大好きだから」
覆いかぶさるように抱きついた。

「麻美ちゃん」
驚いたように。
「ごめん、私が悪かった」
「麻美ちゃん…」
声がやや上ずって。
「……ごめんね。遅くなって」
「麻美ちゃん!うぇーーーーん!麻美ちゃーん!ふぇぇぇぇーん!」
えりちゃんは再び泣きながら私の名前を呼び、私を強く抱きしめた。

私たちは何度もキスをした。
キスをして、されて、して、そしてえりちゃんの唇は私の首筋へ胸元へと降りていった。

「ずっと。ずっとこうしたかったの」
「いいよ。えりちゃんの好きにして」
私は服を脱がされ、えりちゃんも自分で脱いで、二人で抱き合った。
肌が触れ合った瞬間は冷たさを感じたけれど、それもやがて同じになった。
えりちゃんは足を絡ませ、全身に頬擦りをし、キスの雨を降らせた。
それはまるで全身で私という存在を確かめるようだった。

ドーピングの代償は猛烈な眠気だった。特に、興奮して酔いが速く廻ったせいもあるけれど、
私は最後まで必死で目を開けていた。えりちゃんの情熱の前には、眠いと言っている場合ではなかった。
私も出来る限りえりちゃんの愛に応え、そして共に喜びの時を過ごした。

二人とも荒い息を整え、それも落ち着くと、枕を並べるようにして横になった。
えりちゃんは言った。
「ねえ麻美ちゃん、あたしたち、幸せだね」
その瞬間、遠のく意識の中、目尻を流れる熱い涙を感じながら、私は僅かな言葉だけを返すことが出来た。
「えりちゃん…幸せ……ありがと」
そして私は眠りに落ちた。
21今田舎村終了:2008/11/17(月) 22:15:19 ID:qFJEv3iw
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           O 。

       __ -──- 、__
       >/       〉  く
     ∠/        \>、_ゝ
       ,′/:/| |  | |\ 、  |
        |イ:レヘL|_L| ノヽ> |
     _ノ::| | >   < | | |ゝ  <「というお話だったでしょー!」
     `Z乂_   ワ   _レへ|
          ̄ T二「 ○
          ○_」_」、
          く/∠ハフ
          ι  U


     , '´⌒´ヽ
     ! 〈ル'ハ〉)
     ! (;゚ ‐゚ノ! <「えっと……」
     !i ⊂'ハiつ
     !i_ /_j),ゝ
       し'ノ

     ,。、_,。、
   .く/!j´⌒ヾゝ
    ん'ィハハハj'〉
     ゝノ> ヮ<ノノ < 「責任とってね♪」
     `'⊂rォiつ   
      fくんi〉
      し'ノ

参考
http://www.nicovideo.jp/watch/sm712095
http://www.nicovideo.jp/watch/nm4100979
http://www.nicovideo.jp/watch/nm4119163
http://tomo.client.jp/diary0705.html
22名無しさん@秘密の花園:2008/11/17(月) 22:47:30 ID:PdSKrgNl
なんともwww
藍ゆうもミンゴスもごちそうさまでした。
SS祭り万歳!!
23名無しさん@秘密の花園:2008/11/17(月) 23:50:38 ID:1bqvmmAY
良いですなぁ良いですなぁ
GJ!
24名無しさん@秘密の花園:2008/11/18(火) 01:12:23 ID:WcCy6nll
せっかくうるっときてたのに>>21でふっとんだわw
>>14もGJ
25名無しさん@秘密の花園:2008/11/18(火) 02:02:54 ID:wffuVBSz
>>14
GJ!GJ!
最近藍ゆう不足でダメになりそうだった。

>>21
ネタ全部知ってる俺終わってるw
3つ目かなりワロタわ。
26名無しさん@秘密の花園:2008/11/19(水) 00:06:44 ID:idm8cEFG
>>21
GJ!!ミンゴスかわいいよミンゴス
27名無しさん@秘密の花園:2008/11/19(水) 00:52:21 ID:Rxc6POrc
>>21
えりんごすキターーーーーーーーーーーー!!
超GJ!待ってた!
28名無しさん@秘密の花園:2008/11/19(水) 11:49:33 ID:upVFR3FJ
先生ミンゴス待ってたよ!
GJ!
29名無しさん@秘密の花園:2008/11/19(水) 13:14:44 ID:HJyNcsrJ
えりミンゴスGJ!萌えた!ミンゴスもえりりんもかわいい><
30名無しさん@秘密の花園:2008/11/19(水) 15:05:48 ID:FlWPY4qD
最近声優百合目覚めた…あやぺ萌える
31名無しさん@秘密の花園:2008/11/19(水) 20:35:51 ID:I1t6ex8h
感想thx。二人を見てると脳内再生される台詞を書き出しました。
読み返すといっぱい手直したいところもあるけどしょうがない。

前回とは関係なく投下。百合というよりえりりん残酷物語(笑

○月○日
私だって、その気になればモテるんだから!……って、あれは
モテてるんじゃなくて萌えてるだけだよなあ……。
仁後ちゃんはともかくとして、高校生はまずいだろー。

って!サーティワンにもなってそんなことばっかりやってるから結婚できないのよ!
……とはいったものの、はぁ、あのヒトが結婚する姿とか見たくもないし。

あー……もうあたしどうしたらいいのよー。


えーい、こうなったら。
あたしももう立派な先輩なんですからね。「繪里子さん」なんて
言ってくれる後輩ぐらい、一人や二人居るわ。きっと見返してやるから。


○月○日
うふふ。アッキー可愛い。キャピキャピしてるし、若ーい♪
なんっか新鮮なのよねー。おっと、失言失言。
二人きりのお仕事なんてなかったけど、これから楽しくやれそうね。
32名無しさん@秘密の花園:2008/11/19(水) 20:38:50 ID:I1t6ex8h
○月○日
う゛うっ、な、なんか早くもめげそう。元っ気だなーあの子。
いじると可愛いんだけどなぁ。あたしの方ばっかり弄られてるような。
早くも覇王とか言われちゃってるし。
あー、何でわたしこんなに押しに弱いんだろう。


○月○日
なんか、まだ回数たってないのに…あたしの方が先輩だっつってんのに。
負けそう……。

○月○日
くじけそう……。
えーっと、次は下田麻美ちゃんか。うわー、アッキーの嫁かぁ。
同じ麻美ちゃんでも、こっちは一途だあねえ。ああもう嫉妬する。
(※そうでもない)



○月○日
えええええん(シクシク。もーなにー(泣。あたしの前で二人とも
イチャイチャイチャイチャ!なんだ?あたしへのあてつけか?
夫婦?ふーんだ。ちょっとでもトキめいたあたしがバカみたい。

あああああ、やっぱりあたしには麻美ちゃんしか居ないのよねえ(涙。
あさみちゃああああん!


その頃。
「●REC ねえミンゴス、あたしに話して、隠したりし〜な〜いで♪」
「ふっほほほっ!!可愛くって眠れないんですけど」
33>>30:2008/11/19(水) 22:58:58 ID:FlWPY4qD
今更だけどあやぺじゃねーやあみぺだw
orz
34名無しさん@秘密の花園:2008/11/20(木) 01:22:34 ID:KxW2Oerc

あやで思い出したけど、もう千葉澄書いてくれる人いないんだろうか?



>>21に便乗してちょっと前に書いたミンゴス先生を。
台詞ばっかです。
35名無しさん@秘密の花園:2008/11/20(木) 01:24:22 ID:KxW2Oerc
「ちょっ…ちょっとタンマ」
「無理」
「麻美ちゃんってばー」
「あんだけ誘っておいて今更タンマとかなしだよ」
「さ…誘ってないっつーのっ!」
「どの口が“誘ってない”とか言うかなぁ?全く、智秋とは別の意味でエロリ垂れ流しなんだから」
「………っ」
「……何?実際エロリンでしょ?」
「なんで……なんで、今智秋さんの名前が出るの?」
「ん?えりちゃん…ヤキモチ?」
「ちっ、違うよっ!」
「へー。あ〜結構嬉しいな〜。フンフン、ヤキモチかぁ〜」
「違うって!麻美ちゃんのバカっ!とにかく駄目だよ」
「どうして?」
「どうしてって、あのねー」
「やっぱり私とするのは嫌なの?」
「それは…、麻美ちゃんとなら、いっ…ィャ…じゃ、ないけど」
「本当に?」
「ぅ……ん」
「一線超えちゃったら、もう後戻り出来ないよ?まだ引き返せるよ?」
「ん?…何が?」
「何がって、今ならまだ普通の世界に戻れるし…」
「普通ってナニ?あたしは今も麻美ちゃんが好きだし、それは麻美ちゃんに抱かれても抱いても変わらないよ。あたしも世界も、麻美ちゃんも、何も変わらないよ」
「えり…ちゃん。ちょっとウルってきちゃったよ。ありがとう!そんな風に思ってくれてるんだ?嬉しいっ!……じゃあ、どうして抵抗してるの?最初から焦らしプレイ?」
「違うよっ、バカ!」

スパコーーーーッン!!

「イッターー!えりちゃんが思い切り叩いたー」
「違うよ。あたしは…その、ただ…恥ずかしい…だけ」
「何を恥ずかしがる事がある?」
「麻美ちゃん…お願いだから周りを見て。ここ楽屋だよ。みんないるんだよ」

瞳をwktk輝かせながら二人を覗…見守るim@sメンバー達に囲まれて、やっと正気を取り戻してくれたアサミンゴスPでした。


「くっ…、私とした事が、春香の溢れんばかりの色香に誘われて自分を見失うなんて…」
「麻美ちゃん、も一回殴られたい?」
「はっ!えりちゃん、違うよ!私はえりちゃんが好きだけど、千早が春香を…」
「麻美ちゃんの浮気者ーーーーっ!!」


最近、im@sの楽屋がなんだか賑やかです。




(注)ゲーム『THE IDOLM@STER』での役名。
天海春香(cv:中村繪里子)
如月千早(cv:今井麻美)
36名無しさん@秘密の花園:2008/11/20(木) 02:36:59 ID:VWCKZI/U
結構需要あるのなえりんごす
とりあえず
A.I.E.Nなのかえりんごすなのか今井中村なのかそれ以外なのか総称を統一したいw
37名無しさん@秘密の花園:2008/11/20(木) 11:06:59 ID:udOSNjet
斎賀みつき萌えはどこに行けばいいでしょう?
レズとも言いがたくBL寄りだけど女性だし
38名無しさん@秘密の花園:2008/11/20(木) 12:42:52 ID:e/D80AxM
まいぴょんの実態がよくわからんからな
39名無しさん@秘密の花園:2008/11/20(木) 13:15:14 ID:bhb74uO1
斎賀BLって何?それは普通の男女だろ?
女の子相手なら見た目男女だし、どうしても百合にはならんのだろうけどw
40名無しさん@秘密の花園:2008/11/20(木) 17:16:09 ID:AZ6tGx7F
ぜんぜん話し違うんだけど
この前の藍ゆうに悶えたので保管庫行ってきた。
それはいいんだが、ところでゆうの豹変彼女設定はデフォなの?
元ネタは何からきてるのか知ってる人いたら教えて。
41名無しさん@秘密の花園:2008/11/20(木) 18:10:09 ID:MzOyCghe
誰かがやりだしてそれからジャンル内のデフォになったって感じだと思う。
藍ゆうはどこ行っても似たり寄ったりな感がある。
神田さんがネタキャラっぽいとことかな
42名無しさん@秘密の花園:2008/11/20(木) 18:34:05 ID:tGLtdo+p
>>39
フェム女子とボーイッシュ女子のCPって実際の百合的には
珍しくはないはずだからここでやってできないわけじゃないと思う
まぁ斎賀は「ボーイッシュ」って言葉以上に男前だけどな・・・
43名無しさん@秘密の花園:2008/11/20(木) 19:57:05 ID:AZ6tGx7F
>>41
d そうなのか。
リアルであんなに絶倫なのかと焦ったぜ。画伯恐るべし。
44名無しさん@秘密の花園:2008/11/20(木) 21:02:31 ID:Xk1K047S
>>32
最後ワロタwwww
変態淑女なミンゴス面白すぎる
ニゴちゃん逃げてー
45名無しさん@秘密の花園:2008/11/20(木) 21:11:18 ID:KxW2Oerc
>>36えりりんの呼称が多すぎるんだよな。
公式だけで、えりりん、中村、先生、閣下、覇王。
今井中村は分かりやすいけどありがちな名前過ぎて今後被りそうだから、えりんごすかA.I.E.Nでいいんじゃないの?
先生のBD遅れてごめんって書いたつもりが入ってなかったorz
46名無しさん@秘密の花園:2008/11/20(木) 21:13:53 ID:g7K2l/LY
>>44
ども。PSプロデューサーとアイマスレディオ両方きいてることが
前提ですねコレ。

あと
×アッキーの嫁かぁ。
○アッキーのダンナかぁ。
失敗。
47名無しさん@秘密の花園:2008/11/20(木) 21:58:47 ID:RJOZHCjm
>>40
俺も保管庫でハマったから脳内でもすっかりああなってしまった。
けど普通のファンサイトとか見ても似たような感じだな。
本人が時々野獣っぽいからな…w
48名無しさん@秘密の花園:2008/11/20(木) 22:17:25 ID:FOIIgNDu
藍ゆうはかなり数あるからいいよなあ、萌えに事欠かないw
49名無しさん@秘密の花園:2008/11/20(木) 22:27:56 ID:zv98T+qy
智ます派の自分は自給自足で何とかしろってことですね、わかります
50名無しさん@秘密の花園:2008/11/20(木) 22:36:19 ID:lJo6ExXN
最近ハマった自分としてはファンサイト探しすらどうしたらいいかわからないという
51名無しさん@秘密の花園:2008/11/20(木) 22:46:29 ID:FOIIgNDu
>>49-50
グーグル先生のブログ検索に聞いてみると幸せになれると思う
御武運を。
52名無しさん@秘密の花園:2008/11/20(木) 23:38:35 ID:lJo6ExXN
>>51
ありがとう!頑張って幸せになってくる
53名無しさん@秘密の花園:2008/11/20(木) 23:44:04 ID:IwsbdTxM
>>49
智ますも個人サイト(orブログ)でかいてる人多い印象なんだが。
俺のお気に入りSSがあるブログをお前に教えてやりたいがここで晒すと
作者に迷惑がかかるので、是非自力でみつけてくれ!
54名無しさん@秘密の花園:2008/11/21(金) 03:37:49 ID:iwVzRIjw
くあああ、俺は49じゃないが頑張って探してくるわ!!個人サイトとかあるもんなんだなぁ
55名無しさん@秘密の花園:2008/11/21(金) 05:16:11 ID:4+vFvO5x
色んなCPがあるが藍ゆうだけはプライベートの付き合い無さそう。
ゆうちゃんからのアプローチばかりで藍ぽんは、あまり百合成分無いんだよな。まあ営業っぽくなくて良いか。
56名無しさん@秘密の花園:2008/11/21(金) 08:44:28 ID:JiCPi3At
画伯って誰かと交流あるのかな?想像つかない。
しーちゃん役やってるからなばとかに影響されてほしいな。

それにしても意外と子役もよかった。
えみりんに「小林さんて演技すごいんですね」なんて言われてるとこ妄想してみたり。
嗚咽とか超リアルww
57名無しさん@秘密の花園:2008/11/21(金) 09:34:36 ID:Djm6QpZh
確かに誰かと普通に喋ってるとこ想像つかねぇw
ゆうたん・ザ・ワールド展開しないでしゃべる所見てみたい…
誰かこの流れでSS投下しないか?
58名無しさん@秘密の花園:2008/11/21(金) 17:26:44 ID:HM5qIVVR
なばいとのSS書いてるとこ探してるんだけどあんまりないのかな?
あるかないかだけでも教えてほしいっす
59名無しさん@秘密の花園:2008/11/21(金) 18:49:35 ID:JRPTvJSk
やっぱりリンクから辿ってくのがいいのかね
悩んでも仕方ないから探してくるぜ!待ってろよあみぺ!
60名無しさん@秘密の花園:2008/11/21(金) 19:32:58 ID:Djm6QpZh
皆どれくらいお気に入りサイトあるんだ?
61名無しさん@秘密の花園:2008/11/21(金) 22:38:24 ID:Z4RD66rH
>>58
見たことある。
62名無しさん@秘密の花園:2008/11/21(金) 22:53:14 ID:/x9JUWAS
>>58
あるけど、数は少ないかもしれん。
あの夫婦は妄想を現実が超えるからなw

>>60
だいたい5つくらいかな
カプもうりょ藍や智ますと色々読んでる。

書いてるサイトは色々みつけても、自分のお気に入りをみつけるのがむずかしいよな
自分のツボにハマる文章に出会ったときの興奮度は半端ないがw
63名無しさん@秘密の花園:2008/11/21(金) 23:27:09 ID:Fzgom6W6
>>56
利奈さんとは今度二人でお鍋をしたいねって話してるみたい
収録で一緒になるとくっつかせていただいてるそうでw
ソースは携帯版の豚肉と白米ってラジオ
64名無しさん@秘密の花園:2008/11/22(土) 00:03:08 ID:Z4RD66rH
画伯誰にでもくっつかせていただいてないか?
65名無しさん@秘密の花園:2008/11/22(土) 02:04:40 ID:zQ2Ht53Z
TGSのえりミン動画。
ttp://odoroku.tv/vod/000002A70/512.html

最後の方でアサミンゴスPが降臨してる気がする。
66名無しさん@秘密の花園:2008/11/22(土) 14:09:53 ID:4RwsbQot
御前ブログ吹いたw
67名無しさん@秘密の花園:2008/11/22(土) 15:13:45 ID:7RespYYu
妄想を現実に変えてくれる御前ステキです

満足そうな顔しやがってw
68名無しさん@秘密の花園:2008/11/22(土) 16:49:47 ID:ePRnrTB4
やっぱり御前は俺たちの妄想の斜め上を行くなww
萌えたwごちそうさまwww
69名無しさん@秘密の花園:2008/11/23(日) 22:41:27 ID:+nJ+jKh5
御前は俺たちの妄想を具現化する能力もってんなwww
70名無しさん@秘密の花園:2008/11/23(日) 22:45:36 ID:HgwRphwd
ヤッターマン2号×ミルキィローズですかw(戦うヒロイン的な意味で)
71名無しさん@秘密の花園:2008/11/24(月) 00:05:08 ID:EV5y1ZQf
>>55でもネギま日記やら見てると最近うりょっちにデレ始めてる気がするw
72名無しさん@秘密の花園:2008/11/24(月) 01:29:47 ID:CexOOC+l
なばいとが面白すぎてふいたw
73名無しさん@秘密の花園:2008/11/24(月) 01:45:59 ID:2+fqNVvy
智秋・ミンゴス・中村の三角関係
唐突に読みたくなった…SS
文才のない俺を救ってくれる神はいつ降臨するのだ
74名無しさん@秘密の花園:2008/11/24(月) 04:46:33 ID:sDL1vwV8
<<71
最近、周りに女の子が多いゆうちゃんへの当て付けとみた。
そんな事を考えて藍ぽんのラジオ(11/16)を聴くとヤキモチを焼いている様に聴こえる。

なばいとのように色んな人と浮気されるのと一人の人と何度もデートされるのは、どちらが嫌かな?
75名無しさん@秘密の花園:2008/11/24(月) 04:49:21 ID:vlAf2d8T
なばに浮気がバレた御前
76名無しさん@秘密の花園:2008/11/24(月) 06:47:27 ID:sDL1vwV8
間違えた>>74>>71へね。
771/5:2008/11/24(月) 07:36:34 ID:XtaS+OqX
中村繪里子今井麻美です。
暗い上に色々設定ミスってます。



『麻美ちゃんとあたしとあの子』



「お疲れ様でしたー」
「あ、お疲れ様。悪いけど今日もアレ頼めるかな?」
「あ、それはもちろん」
「明日も一緒に来るよね?」
「はぁ…。多分そうなるかと…」
「じゃあ、今井の時間は…」


「伝えといてね」と明日の予定を早口で喋って、麻美ちゃんのマネージャーは別の現場に向かって行った。
あたしのマネージャーはとっくに帰っているし、残されたのは廊下の長椅子にベチャってなっている麻美ちゃんと、あたし。

OKのカットがかかった途端、もう座っているのも辛いといった様子の麻美ちゃんをどうにか着替えさせて、これからタクシーであたしんチに向かう。
次に麻美ちゃんの仕事が入っていない限り、いつもどおりの、もう当たり前になっている光景。
酔った時は麻美ちゃんを連れて帰るのがあたしの仕事…みたいなもの、かな?

「麻美ちゃん、行こっか?」
「ん…ぅ、ん」
頭まで掛けていた膝掛けを剥がすと、眩しさからか眉間に皺を寄せて更に目をギュッて瞑ってしまった。
あたしを探す麻美ちゃんの手が宙を空振りする。
「えりちゃ…、どこ?」
「ここ。ちょっと起きれそう?」
麻美ちゃんの顔にかかったサラサラの髪を指に絡めながら、目の辺りに手で影を作って聞くと、「起きてるぅですよ」と返ってきた。

まだシッカリ寝惚けてんじゃん。
目を閉じたまま、意味もなくニヤニヤしている麻美ちゃんを見ていると軽く溜め息が漏れた。
片目を薄ーーーく開けて、あたしの姿を確認した麻美ちゃんは「えりちゃーん…」と甘い声を出す。
「へへっ、帰ろーか?」
「帰るんだよ」
「私、えりちゃんチがいい」
「分かってるって、だって…」
「「近いから」」

二人の声が重なる。
そう、収録後にウチに来るのは、単純にウチの方がスタジオから近いから。微妙だけど。

でもあたしは知ってる。
麻美ちゃんは今日も2〜3日分の台本を鞄に入れて来てる事を。
いつも泊まる気満々だよね。
いつだったか、そう聞いたら「えりちゃんと一緒にいたいんだもん♪」とか笑顔で返されて閉口した事があった。
だもん♪とか、この可愛い人は本当に4つも年上なんだろうか?って。

麻美ちゃんを起こして肩を貸しながら玄関に向かう。
この時間ならタクシーはすぐ捕まるはず。
肩先でフニャラフニャラ何かを喋っている麻美ちゃんの声を聞きながら、最近頭から離れてくれない、答えの出ない考えがグルグルと巡る。


麻美ちゃんってどこまで本気なんだろう?
782/5:2008/11/24(月) 07:37:50 ID:XtaS+OqX

麻美ちゃんには内緒だけど、一度だけ麻美ちゃんに口チューをされた事がある。
前に同じように酔ってウチにやって来た時。

あの時は仕事帰りじゃなくて、いややっぱり仕事かな?打ち上げの帰りで。
麻美ちゃんにあげようと冷蔵庫からミネラルウォーターを出しているところを後ろから抱きつかれた。
何だか泣きそうな声で名前を呼ばれたもんだから、気持ち悪くなったのかと心配になって振り返ったら、近付き過ぎた顔と顔がくっついた。

唇が離れてからもずっと、麻美ちゃんは「えりちゃん」としか言ってくれないし、そのまま寝ちゃうし、起きたら覚えていないし。
ひと晩悶々としたあたしは何だったんだろう?って悲しくなった。
そりゃあ初めてじゃないけど、麻美ちゃんとは初めてだし。
それでも、事故でも冗談でも、キスしちゃった記憶を麻美ちゃんと共有出来ない事が悲しかった。

別に言っちゃえば良かったのかな?
どうしてあたしは言えなかったのかな?
言ったらどうにかなるのかな?
この、あたしの想いも、はっきり形が見えてくるのかな?


「…ぅ!えりちゃんってばっ!」
突然の麻美ちゃんの声に我にかえる。
「え?あっ、何?」
「コンビニ通り過ぎちゃったよ」
「あっ、あーだいじょうぶ。今日は冷蔵庫に色々あるし…」
なーんだ?なんて言いながら、麻美ちゃんは酔いを覚ますように小さく伸びをした。

タクシーを降りてから、肌寒いと言ってずっと腕を組んで来たので、ほんの少し離れただけなのに麻美ちゃんとあたしの間に出来た隙間にヒューっと風が吹いて体温を奪っていった。
ブルッと身体を震わせると麻美ちゃんはまたあたしの腕にくっついてきた。
「へへっ、えりちゃん暖か〜い」
「麻美ちゃんの方が熱いんだよ」
「そう?でも暖かいよ。もっとギュッてしたくなる暖かさだね」
「…あー…、はいはい」
酔いが覚めかけてても麻美ちゃんは変わらずに甘えてくる。
ラジオの余韻を引きずっているだけ、なのかな?
793/5:2008/11/24(月) 07:38:37 ID:XtaS+OqX

「軽くでいいよねー?」
「うん〜。えりちゃんの手料理!…の残り物っ!」
「…水だけでいい?」
「嘘!嘘っ!冗談っ!えりちゃんのご飯食べたいですっっ」

勝手知ったるあたしんチ、とでも言わんばかりに引き出しから寝間着を取り出して着替え出す麻美ちゃん。
「えりちゃんのはコレでいい?」
「うん〜、何でもいい。それより鞄の中のビニル袋冷蔵庫入れといて」
「今日の?」
「そう」
収録で食べきれなかったお菓子は持って帰る事も多い。
溶けるのあったっけ?とか言いながら、麻美ちゃんがお菓子袋をガサガサし出した。

「えぃちゃん、こぇほいひーえ?」
後ろで何言ってるか分からない麻美ちゃんを振り返ると、お菓子の箱を持って口を動かしていた。
それは麻美ちゃんには無理だから、とあたしが持って帰ったお酒入りの…。
「ちょっと、バカ!吐けっ!」
「うゃっ?!」
慌て麻美ちゃんの口に指を入れて中の物を出したら、目を丸くしてあたしを見たままコクンと喉を鳴らした。
「ああー!?飲んじゃダメじゃん!」
「だって…ビックリ、して、」
「あーもー、とにかく口すすいでお茶飲んでうめよう?」
「う、ん…」
目の前でみるみる赤くなっていく麻美ちゃんを見て、袋の口を固く縛って置いたら良かったと激しく後悔した。


「おじや、食べれそう?」
「ん…、食べる」
「ちょっと食べたらもう寝よう」
「お風呂は?」
「お風呂は朝。今入ったら余計に回っちゃうから。麻美ちゃん明日昼からだし、ね?」
「アレ?何で知ってんの?」
「マネージャーさん」
そっか、とか、ゴメンね、とか、ひとしきり言い終わってからやっと食べてくれた。

別にあたしの事は気になんかしてない。
麻美ちゃんの身体が心配なんだよって、わざわざ麻美ちゃんを喜ばせるようなお説教は言いたくないんだけど、目の前でこれでもかって落ち込まれるとついつい口に出してしまう。
あたしはホント麻美ちゃんに甘いよね。
麻美ちゃんのテンションはみるみる内に回復していって、もうニコニコ上機嫌になっていた。
好意を向けられるのは嬉しい。嬉しいのにね…。
804/5:2008/11/24(月) 07:39:17 ID:XtaS+OqX

歯磨きを終えるともう目がトロトロになっている麻美ちゃんをベッドに寝かせる。
今日は完全に許容量オーバー。飲み過ぎだよ。
蕁麻疹が出て来ているのだろう。
太股や腕を掻きだす手を掴まえると反対にギュッと握り返された。

その、指先に神経が集中する。
何故だか心臓の音が聞こえてくる気がして、戸惑っているあたしに追い討ちをかけるように麻美ちゃんが呟く。
「…そ…こ、いて…」
「…っ……」
麻美ちゃん今日はどしたの?
あたしが意識しちゃってるだけ?
困ったな、どうしたんだろ、どうしちゃったの?
どうかしてるのはあたしなの?麻美ちゃんなの?
またグルグルと回り始める答えの出ない問いかけ。

返事を促すかのように、繋いだ手に力が加わる。
「う…ん、いる、よ…」
掠れた声はちゃんと麻美ちゃんに届いたかな?
頬が、身体が熱い。

何かあたし、何なんだろう?コレ。

少し痛いくらいに握られていた手の力が少しずつ抜けて、麻美ちゃんが静かに寝息を起て出してからそっと寝室を離れた。
頭冷やそう。

軽くシャワーを浴びてから部屋に戻る。
あたしも疲れて酔ってんだ、きっと。
そう思いながら、背中を向けて寝ている麻美ちゃんの隣に滑り込む。
仰向けのまま腕を挙げて眼鏡をケースに片付けていると隣から「ん…」と声が聞こえてきた。
しまった。起こしちゃったかな?

「あ、ゴメン。寝てていーよ」
返事がないまま、麻美ちゃんはゴロンと大きく寝返りを打ってくる。
「わ…っ?」
重っ!イヤイヤイヤ、麻美ちゃん?
勢い余って乗っかってくる事ないんじゃない?
いくら最近少しは肉が付いてきたとは言え、あたし布団じゃないし。

耳元でうるさく鳴っているドキドキは聞こえない事にして、頭の中で必死に突っ込んでみる。
でも、そんなあたしの気持ちを見透かすかのように、麻美ちゃんの手がゆっくりと動いてきた。
「えっ?ちょっ…、麻美、ちゃん?」
な…んか、身体を触られている気がする。

嘘?え?コレ…って、あの…。
えっ…?えぇーーーーーーーーっ?!








「ハル…カ」
815/5:2008/11/24(月) 07:40:02 ID:XtaS+OqX

…………………あ。
そっか…。

そうか、そうだよね。
…そうだそうだ!そんなわけないじゃん。
麻美ちゃん…てば、ホント変態さんだなー。

アハハ、アハハ、アハ…。

「ア、アサミンゴス…P。現実ですよ、現実っ!」
ちゃんと春香の声になっていただろうか?
いつの間にか麻美ちゃんは、あたしの上に乗ったまま規則正しい呼吸を繰り返していた。
スースーときれいな寝息を起てながら夢の世界へ落ちていったみたいだ。
暫くその体制のままジッとしていたが、どうにもこうにも鼻水が垂れそうになって、ソッと麻美ちゃんを起こさないようにベッドから抜け出した。

洗面所に行って思い切り鼻をかんで、生温かった水が冷たくなるまで、何度も何度も顔を洗った。
「麻美ちゃんのバカ…」
鏡の中でそう呟いているあたしは、薄暗い照明でもはっきりと分かるくらいに目と鼻が赤かった。


夜風に当たりにコンビニに向かう。
一人だからか何なのか、一枚上着を羽織ってきたのにすごく寒く感じた。
けっこうキツイかも知んない。コレ。

「あたしは、千早ちゃんでもアサミンゴスPでもなくて…」
ポツリと呟いた言葉は、途中で止まったまま誰の耳にも届かずに夜の住宅街に溶けていった。

ウン…あたしにも、聞こえなかった。



逃げ、かな?
でもまだ必要なんだ。
麻美ちゃんに泣き顔を見せたくないから。
麻美ちゃんを困らせたくないから。

自分に言い訳しなくても立っていられるようになるまで。
ゴメン、もう少しだけ側にいてよ。麻美ちゃん。


end.
82名無しさん@秘密の花園:2008/11/24(月) 07:41:50 ID:XtaS+OqX
>>77-81の続きですがこれだけでも完結してます。
キング ミンゴス えりりん

ミンゴスの呼称や一人称が不安定なのは仕様です。
この続きは少し考えましたが書いてません。
ダラダラ長くてホントすみません。



『麻美さんとアタシとアノ子』




831/4:2008/11/24(月) 07:42:37 ID:XtaS+OqX

それは突然やってくる。
穏やかな波打ち際で起こる離岸流みたいに、誰も、本人さえも気付かずに気持ちが持って行かれる。

「ちーあーきー」
いつもの甘えミンゴスだろ?
何が違う?いつもどおりアタシは代用品。
それはいいんだわ。だってアタシはアノ子じゃないから。
でもアノ子はアノ子なのに…。

ライブ後、ほろ酔い気分の麻美さんを持ち帰って幸せな気分に浸っていたのに、抱き付かれながら考えてしまった。
最近人肌に飢えているんだ、とか冗談まじりに言ってくる麻美さんの言葉が何故か勘に触った。

今日のアノ子のあの顔が頭から離れない。
言うつもりのなかった一言。
言ってしまった一言。
『だいじょうぶ。アンタ、輝いてるよ。…春香以上に』
本当に欲しいのはアタシからの言葉じゃないだろうに。
あんなに喜んでくれる。なんて可愛いヤツ。

この気持ち。墓場まで持って行こうなんてサラサラ思っちゃあいなかったけど、言うつもりもなかったのに。
アタシはただ、アンタに笑っていて欲しかっただけなのに。
あぁ…ホント、メンドクサイ。



「もういい加減にしなよ」
「智秋?」
「知ってる?アタシはアンタが好きなんだよ」
「智秋……?」
「でもって、アノ子も好きなんだよ」
「ちあ…っ?!」
まだ言葉の意味を考えている麻美さんを見ていたら、何だか無性にイライラしてきて、気持ちとか欲求とか色んな事がどーでも良くなって。
気付いたらアタシは目を閉じて麻美さんの口を塞いでいた。

「なっ?何!?智秋、どしたの?」
「聞こえなかった?」
「え…、あ…」
麻美さんはきっと、冗談にして話を反らすんだろうって簡単に予想出来たから、アタシは待ってましたとばかりに逃げ道を塞ぐ。
「何回でも言うよ。アタシはアンタが好きなの。こうやってキスしたり抱き締めたり、それこそアンタが繪里子にしたいと思ってる事やそれ以上もしたいと思うくらいに好きなんだよ」
「わ…っ私は、私…」
「アンタはアノ子が好きでしょ?」
「っ……」
見くびらないで欲しい。
どれだけ麻美さんの事を見てきたと思う?
どれだけ、アノ子を見つめているアンタを見てきたと思う?
アタシと同じ目で、アンタを見ているアノ子を見てきたと思う?
842/4:2008/11/24(月) 07:43:14 ID:XtaS+OqX

「どうして…智秋は言えちゃうの?」
「言える?」
「どうしてそんな簡単に好きって言えちゃうの?私は悩んで悩んで。嫌われたらどうしよう?とか、このままの方がいいんじゃないか?とか、そもそもこの気持ちは本当に恋なんだろうか?とか…」
「ふんふん、ほ〜ほ〜。アタシはそんな事な〜んも考えずにアンタに告った、と?」
あからさまにしまったと言う顔をする麻美さんに極上の笑顔で応える。
で、きっと麻美さんはアタシが怒ってるって思うんだ。
「あ…智秋、ゴメ…。そんなわけないよねっ。智秋、結構繊細に考えてるって知ってるのに。私が勝手に立ち止まっているだけなのに、智秋に八つ当たりとか…ゴメンっ!」
「その“ゴメン”は、アタシを振るゴメンかな?」
「あ…、それ…も、ゴメン」
な〜んて素直でな〜んて真面目な女の子なんだろう。
アタシは完全玉砕、見事にフラれたってのに、頬の筋肉がニヤニヤと弛んでくるのを感じた。
「智秋?」
「一回抱かしてくれたら許す」
「は?」
アタシはホント馬鹿だよね。
「ちょっと何言ってるの?」
「一回だけ抱いたら、アンタの事諦めてア・ゲ・ル♪って言ってんの」
「いやいやいや。智秋?私は……ぅわっ!」お世辞にも色っぽいとは言えない声を出して、麻美さんは床に身体を落とした。
背中をカーペットに付けて、両肩にはアタシの手がしっかりと乗っかっている。
アタシを見上げる麻美さんと目が合った。何とも言い難い目をしていた。

これも、全部欲しかったな〜。
アタシならこの顔をすぐにでも満面の笑顔に変えてあげれるのに。
今からでも遅くないからアタイを選んじゃいなYO!ユー。
そんな事を思いながらゆっくりと麻美さんに顔を近付けていく。
「智秋!やめて」
「嫌ならアタシの事、繪里子だと思えばいい」
「思えないよっ」
「じゃあアノ子の声真似でもしようか?繪里子がいい?春香がいい?」
「…………っ!!」
一瞬、目の前が真っ白になった。
後から“ゴッ”って音が聞こえてきて、何処だか分からないけど痛くて仕方なくなった。

脳裏に浮かぶのは最後に見た光景。
麻美さんの切れ長の瞳が更にきつくなって、アタシの全てを射抜くように突き刺さってきた。
「っ…!だーっ!痛ぁ…」
「智秋…」
痛いね〜、痛い。
何処が痛いんだろうね。やっぱココかしらね?ハート?
あたしの代わりに涙をいっぱい目に溜めてくれてる麻美さんを見たら、本当に心が痛くて悲鳴を上げた。
853/4:2008/11/24(月) 07:44:13 ID:XtaS+OqX

ゴメンね。アタシはマジでアンタが好きなんだわ。
だからアンタが好きなアノ子がアンタに泣かされてるのを見てるのは嫌なんだわ。
だってアンタは自分でした事にまた傷付いて涙を流すから。

「誰かの代わりにして気持ち誤魔化したりは、してもされても辛いでしょ?」
「…………っ」
「大丈夫、繪里子はアンタが好きだよ」

アタシはちゃんと麻美さんの背中を押せているかい?
この賢くて臆病で、アノ子が愛してやまない、アタシの大好きな麻美さんの、小さな勇気になれているかい?

「わた、あたし、えりちゃんに酷い事した」「知ってる」
「やっぱり…」
「あ、いや、聞いたんじゃなくて分かっちゃったんだけどね。ホラ、アタシはやっぱりアノ子も好きなんだよ。悔しいけどね」

これもホントウノキモチ。

「あたしえりちゃんの気持ちが分からなくて、自分の気持ちに自信が持てなくて、いつもはぐらかしちゃうんだけど、」
「うん」
「お酒が入ると段々抑えられなくなってきて、」
「うん」
「気付いたら気持ちの前に身体に手を出しそうになってて、」
「うん」
「仁後ちゃんのやよいにしてるみたいに、キャラへの想いとすり替えちゃえば冗談にしちゃえるかな?って」
「うん」
「そしたら春香はいくらでも思いどおりになるのに、えりちゃんは逆にどんどん離れていくようで、」
「妄想と現実だからね」
「ん…。何だかあたしはいつもえりちゃんを泣かせてしまうんだ」
いつも逃げてばっかの麻美さん。
ずっとアタシが支えてあげたかった。いつまでも、ずっと。


「あたし、えりちゃんが好き」


どんなに逃げてもたどり着く場所なんて決まってたのにね。
アタシじゃない人に向けられた麻美さんの瞳は、そりゃあもう綺麗で。
どさくさ紛れに晒してしまったアタシの心にこれでもかと凍みてくる。
864/4:2008/11/24(月) 07:46:15 ID:XtaS+OqX

「智秋ありがとね」
「ん〜にゃ」
「ゴメンね。智秋の気持ち気付けなくて」
「おうよ」
「えりちゃんにも怒られてくるわ」
「ん、行ってきな」
仕方ないね〜。諦めっか〜?諦められるか?アタシ。
「今日は、帰る」
「あぁ、タクシー呼ぶわ」
今日は送らないから。

そのままBYE-BYE出来るハズだったのに、玄関に向かう麻美さんの後ろ姿につい手が出てしまった。
振り向いた麻美さんの瞳が揺らいでいる。
きっとアタシの気持ちが揺らいでいるからなんだろうな。
大丈夫、もう気にしなくていいから。

「も一回だけキスさしてくんない?」
「え?」
「最後に…ダメ?」
「あ…ううん。ゴメンね智秋」
「先に謝られるとNGかと思うじゃん」
「ゴメン」
「また謝る。アタイはかなりお買い得だったんだゼイ♪」
「うん」
「麻美さん、好きだったよ」
唇を逢わせて数秒。アタシはその言葉を胸に刻み込んだ。
ポッカリと空いた空洞に嘘や嫉妬が溜まらないように。


麻美さん、好きだったよ。


end.


連投すみませんでした。
87名無しさん@秘密の花園:2008/11/24(月) 11:55:53 ID:2+fqNVvy
>>82
神がいた…!!!
どっちも最高でした!超GJ!
どっちもちょっと切なくて好き
ありがと、ありがと!
88名無しさん@秘密の花園:2008/11/24(月) 13:02:35 ID:4yyR37Bm
いい夫婦の日にあんな堂々と浮気なんてwさすがすぎるな御前w
89名無しさん@秘密の花園:2008/11/24(月) 13:17:04 ID:FALiMaQY
>>74
聞いた。補完完了。
90名無しさん@秘密の花園:2008/11/24(月) 13:28:45 ID:4yyR37Bm
>>82
ちょ!!あなたは神か!!!
GJ!!
こういう切ない感じのSSは大好物だw
最近えりンゴス熱いな!!
よければまた書いてくださいw
91名無しさん@秘密の花園:2008/11/24(月) 13:58:54 ID:FALiMaQY
>>82
どっちもよかったよYO!キュンキュンしちゃったよYO!
92 ◆IS0zEXOaMs :2008/11/24(月) 21:07:34 ID:XtaS+OqX
御前と生天目さんの公開痴話喧嘩笑えるw
なんの羞恥プレイなんですか?www


レスありがとうです。
ちょうど片仮名>83-86の書き途中で>>73のレス見たんで一気に上げました。
平仮名>77-81は書き終わってたんですが、下手な上に癖のある文な自覚があったのでupを躊躇っていて。
勢い貰いました。
>35も自分です。

それから>>1すらちゃんと見てなくてすみません。
次書く事があれば鳥↑で入力します。
93名無しさん@秘密の花園:2008/11/24(月) 22:01:00 ID:vlAf2d8T
ここ数日のなばいとが最高すぎるwww

御前は、あの布団で何人の女と寝たんだろうか……
94名無しさん@秘密の花園:2008/11/24(月) 23:52:39 ID:i6qOq5RY
>>82
ちあミン派だけど感動したYO!超GJ!!

そして智秋セツナス(´;ω;`)
95名無しさん@秘密の花園:2008/11/25(火) 10:39:23 ID:92v56Ji3
96名無しさん@秘密の花園:2008/11/25(火) 12:06:21 ID:3uOWlV6h
>>95 なんだこの狙ったキャスティングw
[CAST]
人魚姫 中村繪里子
魔女 今井麻美
王子 今井麻美
隣国の姫君 今井麻美
ナレーション 今井麻美
97名無しさん@秘密の花園:2008/11/25(火) 20:46:16 ID:H9cJFa4/
これはまずキャストありきで後からストーリーを作ったんじゃなかろうか
多分最後は魔女と人魚姫の百合エンド
98名無しさん@秘密の花園:2008/11/25(火) 21:20:12 ID:BFRTuOtw
じゃあナレーションとえりりんの百合エンドでも考えるか
99名無しさん@秘密の花園:2008/11/26(水) 00:14:51 ID:u8Doo+/u
えりンゴス増えてるのでいちおうこっちもよろしく

【アイマス】中村繪里子と今井麻美【PreStar】
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1200726190/
100名無しさん@秘密の花園:2008/11/26(水) 00:43:39 ID:Bg3GxTzf
>>96
なんじゃそのキャスティングはw
大まかにポイントだけおさえた台本であとは二人に勝手にやらせたら面白そう。
101名無しさん@秘密の花園:2008/11/27(木) 18:43:55 ID:9y5gvSmT
今更なんだがまつらいに振り向いてくれた?のって水沢となっちゃんだけ?
102 ◆2OfZcmRBlQ :2008/11/28(金) 03:05:54 ID:Ec2bw3iO
ほちゃますは異端か!?
時代の流れに逆らって、ほちゃます投下します。
このスレでは初めて投下しますが。

103 ◆2OfZcmRBlQ :2008/11/28(金) 03:10:25 ID:Ec2bw3iO

『夕暮れロマンティック』



◆Masumi Side

…はぁ〜あ、今日も疲れたなぁ…。
今日は早く家に帰って、早く寝よう…。

…ん?
向こうに見えるのは…ほっちゃんじゃん。

でも、ほっちゃんは私には気付いてないのかな。

ああ、あんな大あくび。
よっぽど疲れてるんだろうなあ。

疲れているほっちゃんを早く抱き締めてあげたいなあ。

ああ、この赤信号がもどかしい。

早く、早く、青になれ。

―――――――――――――――――――
◆Yui Side

ああ、疲れたなぁ。
と言っても、セリフはそんなに無かったけど。

…あれ、あそこにいるのは…
浅野さんだぁっ!!

わあ、嬉しいなあ、こんな時に浅野さんに逢えるなんて!

なんだか運命感じちゃうよ!
でも浅野さん、気付いてないのかな。

驚くかな?
浅野さんの驚いた顔って本当に可愛いんだよねぇ〜。

よし決めた!私決めた!
浅野さんの胸に飛び込んじゃいます!!

信号、早く青になって!

104 ◆2OfZcmRBlQ :2008/11/28(金) 03:12:43 ID:Ec2bw3iO



「ビックリしたよ、ほっちゃんが目の前にいるんだもん」
「そっ、そんなの私だって!
だって浅野さんったら、いきなり私を抱き締めるんだもん!」
「いや、そんなのほっちゃんだってその気だったでしょうが」
「うぐっ…否定は出来ないっ…!」
「ほっちゃんが疲れた顔してたからさ。
ほっちゃんを元気付けたかったんだ。
そうなると、私にはやっぱりほっちゃんをギュッと抱き締める事しか無いと思ったんだよ」
「……」
「ん?どうしたの?」
「あ、浅野さんって時々恥ずかしい事をさらっと言うよね…」
「そう?」
「そうだよ!浅野さんがそんなだから…」
「?」

ほっちゃんは顔を真っ赤にして。

「私、ますます浅野さんの事好きになっちゃうんだよ…!」
「…………ほっちゃん」
「なに?浅野さん」
「私は今日、ほっちゃんをお持ち帰りします」
「ふえっ!?」
「そして、今日は寝かせません」
「ちょ、ちょっと浅野さんっ…!」

私はほっちゃんの腕をグッと掴んで、唇に引き寄せる。
ちょっとでも動いたら、唇が触れ合うほど近く。

105 ◆2OfZcmRBlQ :2008/11/28(金) 03:15:05 ID:Ec2bw3iO
「私達、付き合ってるよね?」
「う、うん」
「でもまだキスはしてないよね?」
「…うん」
「そこで私はもうひとつ決めました」
「浅野さん…」
「お持ち帰りの前にキス、します」
「浅野さん…私…」

私は言葉を発そうとするほっちゃんの唇を唇で塞ぐ。

「んんっ…」
「んっ…んむっ…」

唇が離れる。

「…浅野さん」
「なに?ほっちゃん」
「…居酒屋の前でキスだなんて、ロマンの欠片も無いと思うんだけど」
「ほっちゃん、キスというのはしたくなった時にするものだよ。
それがたまたま居酒屋の前だったというだけの話」
「……でも初めてのキスなんだから、もうちょっとムードが欲しかったなあ」

ほっちゃんは少しむくれる。

「…なら、さっきのキスはなし。本当のキスは」

私はほっちゃんをさっきよりも強く、抱き締める。
そして、殺し文句を囁く。

「私の家のベッドの中でしてあげる」
「あっ……浅野さん……!」

ありゃ、ほっちゃんから煙が噴き出している。

「じゃあ、行こうか」
「…浅野さんの…バカ…」
「そうだね、私は堀江由衣バカだからね」
「……本当にバカ…でも」
「ん?」
「そんな浅野さん、嫌いじゃないよ…」

ほっちゃんは私の服の裾をギュッと掴みながら、そう呟く。

もう、本当に嬉しい事言ってくれるよ、この人は。

「…私も嫌いじゃ、ないよ?」

私はそう言って、ほっちゃんのまぶたにキスを落とす。
そして、私はわざとほっちゃんの目の前に立ってわざとらしく叫ぶ。

「大好き、ほっちゃん!」

fin

106 ◆2OfZcmRBlQ :2008/11/28(金) 03:17:46 ID:Ec2bw3iO
投下終了です。
最近天たまでほっちゃんの口から「浅野さん」という名前が出る度に、悶えてます。
ええ、分かってます。病院に逝って来ます。

では、駄文失礼しました。
107名無しさん@秘密の花園:2008/11/28(金) 12:35:56 ID:fEAitPnw
>>106 外はやめとけwwwww
乙でした!

異端?ここって妄想したもん勝ちだと思ってる
マイナー上等!書いて広めればいいわけで
と文才のない自分が言ってみるorz
108名無しさん@秘密の花園:2008/11/28(金) 15:29:16 ID:oSzeE9RQ
>>106
乙です!
ほちゃますいいよほちゃます
109名無しさん@秘密の花園:2008/11/28(金) 20:08:07 ID:W2HKWRTW
ほちゃますってか、ますほちゃだね。
でもGJ!
110名無しさん@秘密の花園:2008/12/01(月) 17:34:13 ID:AzMUxA2C
最近はえりんゴスやちあミンブームか?
両方大好物だが、智ます派な自分はどうすれば…

智ますはもう需要が減ってきたのか…?

111名無しさん@秘密の花園:2008/12/01(月) 17:59:15 ID:bbTS5Wjn
智ますは俺のジャスティス!
112名無しさん@秘密の花園:2008/12/01(月) 19:28:19 ID:ZeQH+U/I
みんなオブラートに包んでくれているけど直訳すると
エリンゴスは専用スレあんだからそっち逝け?
113名無しさん@秘密の花園:2008/12/01(月) 20:31:14 ID:bOlLLUph
単に智ますSSカモン!ってことだと
俺は智ますもエリンゴスも大好きだ
114名無しさん@秘密の花園:2008/12/01(月) 21:02:28 ID:AzMUxA2C
このまま智ますがこなければ、もはや自分で書くしか…!?
115名無しさん@秘密の花園:2008/12/01(月) 21:59:56 ID:GzislYeS
おまえら、どんな感じの文章が好きなんだ?
116名無しさん@秘密の花園:2008/12/01(月) 23:43:06 ID:1SqDu8vj
>>115
そんな感じじゃない文章
117名無しさん@秘密の花園:2008/12/02(火) 00:00:05 ID:GzislYeS
不覚にもワロタw
118名無しさん@秘密の花園:2008/12/02(火) 00:00:47 ID:+Z4hNlT9
甘甘イチャイチャすれ違い
119名無しさん@秘密の花園:2008/12/02(火) 01:37:41 ID:tnmks/Za
自分は片思いフェチだからその辺の躊躇いとかが大好物
120 ◆lLzpqiIGNw :2008/12/02(火) 02:15:14 ID:wOjrzPui
智ますの需要がありそうなので
投下してみます

うまい文章ではないですがご了承ください
121 ◆lLzpqiIGNw :2008/12/02(火) 02:15:54 ID:wOjrzPui
(最近プライベートで智秋ちゃんに会ってないな・・・)
私は南の空に浮かぶオリオン座を見上げながら
ぼんやりと彼女の事を思い浮かべた。
ほんの1年ちょっと前までは毎日嫌っていうほど
会っていたのに最近どうしたんだろう私
「寒くなってきたからかな?」と独り言を言っている
自分に気が付き溜め息をついた

「はぁ・・・」
白くなる息を見て余計に寒さを感じる
(早く帰らなきゃ・・・)
自宅へ向かう足を速める

「あれっ・・・」
私はよく行く喫茶店の前で足を止めた
(智秋ちゃんだ・・・)
気が付いたら自然と体がお店の入り口に向かった

「そうだ今日は寒いし体を温めてから帰ろうかな」
と誰に話すわけでもなくつぶやいてから入店した

カランコロン
私が開けたドアにぶら下っている鐘が店内中に鳴り響く
「いらっしゃいませお1人様ですか?」
なじみの店員さんの声が聞こえてくる

私はキョロキョロ店内を見渡しながら「はい」と答える

「いつもの席が空いていますよ」
と店員さんが窓際の席に案内をしてくれている途中横から

「あれ?もしかして真澄?」
智秋ちゃんが声をかけてきた
「あーやっぱり真澄だ!店員さんその人私の知り合いだからここに座ってもらって!」
戸惑う店員さんをよそに強引に私を座らせ店員さんを帰してしまう

「いやーまぁすぅみぃ〜逢いたかったよ」
智秋ちゃんが満面の笑顔で私を見つめる
「ちょっと恥ずかしいからやめてよ」
私はうれいしやら恥ずかしいやらで照れながら言う
「いいじゃん別に、だって真澄はアタイに逢いにきてくれたんでしょ」
「ち、ち、違うわよ!か、勘違いしないで私は寒かったから体を温めようと思って
お店に入ってきただけで別に智秋ちゃんに逢うためにこのお店に入ったわけじゃないんだからね!!」
早口でまくし立てる私を見ながら智秋ちゃんはニコニコ私の顔を眺めている
「そんなことわかってるYO 怒るなって冗談だよ冗談」
「なんだ、いつものサムカワかぁ」
よし誤魔化せたと私は心の中でガッツポーズをした
今日は楽しい夜になりそうです!
END
      
122 ◆lLzpqiIGNw :2008/12/02(火) 02:17:53 ID:wOjrzPui
レスを分けず長々書いてしまいすいませんでした
智秋サイドもかけたらかいでみたいです

乱文失礼しました      
123名無しさん@秘密の花園:2008/12/02(火) 12:49:50 ID:tnmks/Za
>>122投稿乙!
智秋さんの是非見たいので頑張ってみてくださいな

Aiceって智秋さん以外わかんなかったけどニコ動の声優新作で初めて見た
可愛らしいタイプの子なんだな
124名無しさん@秘密の花園:2008/12/02(火) 14:42:18 ID:LbtQAk8e
いつも思うけど智秋語って文字にするの大変そうだなw乙

今週のらりるれでうりょとのデート話してた
うりょの醸し出す雰囲気とそれを察する野中さんとか
野中さんにしては珍しく長めのトークだったし、本当にデレ期かと錯覚したわ・・・
125名無しさん@秘密の花園:2008/12/02(火) 18:38:24 ID:9de1YlLJ
>>122
なんというテンプレ的ツンデレGJ
他のCPも好きだけど久々の智ますかなり嬉しい!
126名無しさん@秘密の花園:2008/12/02(火) 19:14:34 ID:Y+nXjV5q
本スレで上がってた百合声優動画見たけど、
アサミンゴスさんがエリリングにちゅーしてたよ、チューだよ、チュー。ほっぺに
おまけに首に息吹きかけてたよ

何かのラジオだから、公衆の面前でだよ。スタッフとか見てるんだよ。
アサミンゴスさん酔っ払ってて一人で家に帰したら危ないから、
エリリンが自分の家までお持ち帰りしたのかな。上のSSみたいに。

最初は別々の場所で寝ていたはずなのに、酔った麻美さんを自分のベッドに入れ、
中村さんは、ソファの上で寝たんだけど、起きたときには、
2人一緒、ソファの上で寝ていたとかなっていたのかな
そして、昨日のことは覚えていないと言われて

もう、そうなのかな。
妄想なのかな。
127名無しさん@秘密の花園:2008/12/02(火) 19:59:09 ID:tnmks/Za
>>126ようこそレッツ!プリスター!
そんな君にキス総集編↓をフォーユー
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm877878
128名無しさん@秘密の花園:2008/12/02(火) 21:01:02 ID:drsFQmcY
>>126-127
>>112じゃないがちょっと気になってきた

【アイマス】中村繪里子と今井麻美【PreStar】
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1200726190/
これあるんで向こうで盛り上がってくれんか?

つーか最近本スレも特定の面子絡めないと話しづらくなってるし
いやはやどうもって感じ
129名無しさん@秘密の花園:2008/12/02(火) 21:28:39 ID:IC64YvWv
>>128何が気になるの?具体的に書いてくれるか
自分の好きなCP以外の話で盛り上がること?
一人が興味持ってそれに反応する奴一人いたら盛り上がる事になるの?
中村今井スレは先走って立てちゃった奴がまず悪いだろうけど人集まらなかったからここに来てるんじゃないのか?
ここはどのCPの話題なら書き込んでいい場所なんだ?
色んなCPを甘受するのが総合スレの役割じゃないのか?
今後新たなCPが出てきてその話題が目につき出したら専用スレ作って出ていけよと言うのか?
130名無しさん@秘密の花園:2008/12/02(火) 21:35:14 ID:xx0aGith
>>126
ほぺちゅーπタッチは日常。酔っぱらったら膝枕である。
131名無しさん@秘密の花園:2008/12/03(水) 00:02:17 ID:bOG8degc
132名無しさん@秘密の花園:2008/12/03(水) 00:12:54 ID:UDChszjI
>>129
けど実際他にも専用スレに追いこめられたCPがいるからなぁ
追いこめられたのか出て行ったのかようわからんが

俺は分派しようが全部統合されようがどっちでもいいけど
133名無しさん@秘密の花園:2008/12/03(水) 00:25:36 ID:5wFf3s4W
別に気軽に話しするぐらいいいんじゃないの?
専スレ持ちのCPで何レスも盛り上がってるんだったら誘導すりゃいい話だし
たかだか1桁のレスついただけで誘導する理由もないだろ
134名無しさん@秘密の花園:2008/12/03(水) 00:33:27 ID:Q0WihU+g
おまいらが百合声優好きってのはわかったから落ち着こうぜ。
135名無しさん@秘密の花園:2008/12/03(水) 01:30:41 ID:7wuILATr
でも、正直言って最近はAice5かアイマスばかり期待されて
(両グループのファンの「一部」によく書き込む人がいるだけだろうけど)
他のカプやグループの話をしづらいっていうのはあると思う

なんかAAネタ系のスレでたまにいるキャスティングをやたらハルヒやローゼンに持ってきたがる人たちと近いものを感じる
136名無しさん@秘密の花園:2008/12/03(水) 01:42:16 ID:ZT0lHIDx
うん、いろいろ思うところがあるよな。でも取りあえず言っときたい。
>>124、錯覚じゃなくてキてるんだよjk。うりょの思いが報われる日が!!ついに!!
137名無しさん@秘密の花園:2008/12/03(水) 02:02:39 ID:YAXvJTd9
ひとつの話題が盛り上がればそれが続くのは当たり前じゃん。別の話題が出ればまたそっちが盛り上がるっしょ。
つか、えりんごすがここで話題に上るのは稀なのに、ちょっと盛り上がったぐらいで自重とかヒドス。
興味ないカプだからって愚痴るのやめようぜ。
138名無しさん@秘密の花園:2008/12/03(水) 02:38:48 ID:xyEc5W8p
つーか興味ないカプ語りのレスが続くと何か問題あるのか?
自分は知らないカプのレス見てもフーンって思うだけだけどなぁ

とりあえず、声優の百合を語るというスレの趣旨にあったレスに対して「自重しろ」はおかしいだろ
139名無しさん@秘密の花園:2008/12/03(水) 04:26:46 ID:/O7RKmxy
>>135まず自分が誰の話をしたいのか書かないとアイスアイマス書き込むなって意味に取れるよ
好きなCP話題ないなら己が話せよ
ここ自体書き込む人が少ないんだからその中で制限してどうするよ

俺の今一番読みたいCP伊藤静田中理恵
御前が網タイツはいたりえりえの太股の間に顔を近付ける事になって襲いそうになった
と言ってたの聞いてから妄想したいんだがりえりえの話し方が今一つ掴めない
140名無しさん@秘密の花園:2008/12/03(水) 06:21:49 ID:167DkcRP
>>139
変態さんだね、静さんは
141名無しさん@秘密の花園:2008/12/03(水) 06:35:44 ID:TvAVC1Xm
>>136
うりょっち、ヘタレ過ぎで心配されてるって。

ゆうちゃんネギま!日記に藍ぽんとの2ショットお願いします。
142名無しさん@秘密の花園:2008/12/03(水) 10:00:03 ID:lozYD7+U
レズものの手練れ女優小峰由衣が角度によっては御前ぽいと思った。
はにかみの表情とか攻めるときの獲物を狙うような視線とか。
143名無しさん@秘密の花園:2008/12/03(水) 17:24:19 ID:u9+dUV1/
なばはもっと女の子に手出せばいい
御前を嫉妬させられるのはなばだけだろう
144名無しさん@秘密の花園:2008/12/03(水) 18:23:57 ID:Yc3MABKT
>>124
うりょ藍好きだから、マジで今回は神回
うりょ頑張れうりょ

>>126
ノミンゴスはツボ
妄想じゃない、きっと現実に!
145名無しさん@秘密の花園:2008/12/04(木) 13:11:01 ID:D5PN4uQS
うりょ藍ってDROPSになるの?
146 ◆IS0zEXOaMs :2008/12/04(木) 15:02:08 ID:D5PN4uQS
みならじ九鬼揚羽(CV:田中理恵)来襲の翌週の回より。
伊藤静と後藤邑子の回想シーン再現。




「アレ?あっ、あ…」
収録が終わってガールズトーク(オヤジトークともいう)に花を咲かせ、
さて帰りましょ、となった時に理恵ちゃんが下を向いて何か呟いた。

見ると、理恵ちゃんが椅子に座ったまま膝を開き気味で、股に両手を突っ込んでいる。
「ブ…ッ!!りっ、理恵ちゃん?!」
「何か、鞄の金具が引っ掛かっちゃったみたいで…取れないの」
う、ゎあ…あ。金具の位置を見せるように更に足を開いてくれるんだけど、ミニスカートの中身がチラチラしてるッス。
網タイツに覆われた魅惑の太ももがほぼ全て見えちゃってる感じで、悩殺って言葉がテロップでドーーーンッと脳内再生された。

理恵ちゃんに「大丈夫?」と言って、横を見ると邑子も口を押さえて固まっていた。
だよな?コレは鼻血もんだよな?と視線を送ると、「静、目が悦んでるよ!」と小声で突っ込まれた。
「静、どうすんの?コレ?」
「まぁ、困ってるのは全力で助けてあげたいんだけど、コレは要請がなきゃ動けないだろ?流石に」
アタシも邑子も手を出しあぐねていると、理恵ちゃんがちょっと泣きそうな顔をして「取って…」と言った。


「失礼…しまっす!」
一応そう言ってみたら、理恵ちゃんは大爆笑して、邑子は苦笑していた。
アタシは跪いて椅子に座っている理恵ちゃんの膝を開いて、太ももの間に身体を滑り込ませる。
太ももの柔らかい感触が手に馴染んでくる。
指先に力を入れると足がピク…と動いた。
「大丈夫?」
下から理恵ちゃんを見上げて聞くと、顔を赤らめてコクン…と頷いた。
引っ掛かった場所をよく見るために内股に顔を近づけたら、何故かいい香りがしてきた。
これは、また、五感に訴えてくるお誘いだわ。

なかなか外れない金具と格闘しながらアタシは理性を総動員して耐えていた。

っていうか、理性って何だろう?
この状態で何もしないってありえるのか?むしろ、コレって誘われてるんじゃないの?
なら理恵ちゃんからのお誘いを無下にしちゃっていいのか?
いや、いいわけないよな?理恵ちゃんだよ?!田中理恵ちゃんだよ?!
先週から理恵ちゃん来たら「抱く!」って宣言してたじゃないか?
今がその時だろう!

アタシは桶屋が吹っ飛ぶような森羅様論法で欲望を正当化して、理恵ちゃんの太ももに舌を這わした。
「…っ……」
息を呑む理恵ちゃんの声が聞こえてくる。
少し理恵ちゃんの体温が上がってきたような気がする。
熱気に包まれた太ももに挟まれてアタシの体温も上昇していく。

段々と足の深いところに舌を近付けていくと、理恵ちゃんの反応も顕著になっていった。
アタシの髪に躊躇いながら両の指を絡ませてくる感じが、更に興奮を煽っていく。
147 ◆IS0zEXOaMs :2008/12/04(木) 15:03:41 ID:D5PN4uQS

網タイツとショーツ。
二つの布で隠されたその場所は、外からは分からない熱が溢れているんだろうか?
すぐにでも脱がせて舐めてあげたいけど、このまま下着の上からっていうのも焦らしがいがあっていいな。
普段はSプリの利いている理恵ちゃんをどうやったら一番効果的に辱められるんだろう?
「…っ、し…静ちゃ…」
「んー?」
切羽詰った理恵ちゃんの声を合図に、ショーツの上から敏感な部分を軽くなぞった。
「も…、ぁ…っ!」
「欲しい?」
「…………」
黙ってしまった理恵ちゃんを見上げて目でもう一度聞いてみる。
理恵ちゃんはツイ…と視線を逸らしてしまったけど、微かに顎を下げた。








「―────って、ソコまで想像しちゃったよ!」
「姐さん…。そんな生々しい妄想、電波に乗せられるかぁぁああああ!!」



この会話は当然カットになり、実際に放送されたのは、以下(精度75%)である。

「理恵ちゃんの太ももの間にアタシの顔が!あったんだよ!!」
「うん、あたしもアレはドキドキした」
「アレは誘われてるって思うだろう?!」
「姐さん、ソレ間違ってるから!危険な勘違いだからっ!!」



end.







りえりえが喋んなくてもいいver.で書いてみた。
自己満ですんません。

きみあるは公式で森羅(伊藤)×揚羽(田中)推してるみたいだから、その役作りもあってのあの会話だろうけど。
妄想するネタが沢山あるのは楽しい。
148 ◆IS0zEXOaMs :2008/12/04(木) 15:14:45 ID:D5PN4uQS
タイトル忘れてたorz

いいの思いつかないので『みならじ妄想』でお願いします。
149名無しさん@秘密の花園:2008/12/04(木) 16:55:47 ID:Cj0kzp/6
ちょっ・・・最高ですGJ!!!w
150名無しさん@秘密の花園:2008/12/04(木) 16:57:52 ID:HoM7aWiN
(・∀・)エロス!!
151名無しさん@秘密の花園:2008/12/04(木) 20:56:07 ID:juuSyz/h
ありだね

個人的に考えたネタとして、コスプレグラビアを見せながら責めるってのを妄想した

M字開脚と同じ格好させて、恥ずかしがっている理恵に写真みたいな表情してみてとか
バニーコスで、ココ…見てみたいなぁと下着をずらしたり


妄想はとまりません
152名無しさん@秘密の花園:2008/12/04(木) 22:30:17 ID:VeO86RMK
それ誰との百合話?
153名無しさん@秘密の花園:2008/12/05(金) 13:15:49 ID:k4vTdR7V
???wwwww
154 ◆lLzpqiIGNw :2008/12/06(土) 00:25:43 ID:0LBIagcH
この間智ますを投下したものの智秋サイドを
下手なりに書いてみました

よろしければ読んでください
155 ◆lLzpqiIGNw :2008/12/06(土) 00:26:55 ID:0LBIagcH
(せっかく真澄の家まで来たのに居ないのか…)
私は日の入りとともに浮かび上がったオリオン座を見上げた
(今日の収録後、大先輩のたてかべさんから頂いたお菓子を一緒に食べようと思っ
てたのにな)
(近いし朱ちゃんの家に行こうかな?)
などと思いを馳せながら駅に向かっている途中ふと一件の喫茶店に目を奪われた

「あれーここだったかなー真澄がよく行くって言ってた店?」
自信はないが迷いを振り切るため小さくつぶやいた。
156 ◆lLzpqiIGNw :2008/12/06(土) 00:27:49 ID:0LBIagcH

カランコロン
店に入ると小気味良い音色とほぼ同時に店員さんの「いらっしゃいませ」という
声が聞こえた。
「お一人様ですか?」店員さんに尋ねられたので軽くうなずいた
普段落ち着いた雰囲気のお店には入らない私は戸惑いながら案内されるがまま席
に着いた

真澄がすすめていたハーブティーを飲みながら窓の外を眺めていると
(あっ、真澄だ!)
真澄に逢いに来たんだから別に隠れなくていいのに反射的に隠れてしまう
(何をしているんだろう…私…)
真澄行っちゃったかな?と恐る恐る顔を上げてみると

カランコロン
もしやと思い入り口に目を向けると真澄が入ってきた!
どうしようどうしようとオロオロしていると真澄が
キョロキョロしながらこっちへやってくる

キョロキョロしてるってことはもしかして私を見かけて入ってきたのかな?
一か八か声をかけてみる

「あれ?もしかして真澄?」
なるべく偶然気付いたように冷静な声で声をかけた
驚いたように振り向いた真澄にさらに
「あーやっぱり真澄だ!店員さんその人私の知り合いだからここに座ってもらって!」
と一気に話し強引に同席をさせる

「いやーまぁすぅみぃ〜逢いたかったよ」
と照れ隠しのオーバーアクションで真澄に声をかける
「ちょっと恥ずかしいからやめてよ」
少し怒ったような言い方だけどうっすら笑顔をのぞかせて言う
(これはいける!!!)
私は確信を持って真澄に言った
「いいじゃん別に、だって真澄はアタイに逢いにきてくれたんでしょ」
とたん真澄は焦りだし顔が赤くなりかけている
「ち、ち、違うわよ!か、勘違いしないで私は寒かったから体を温めようと思って
お店に入ってきただけで別に智秋ちゃんに逢うためにこのお店に入ったわけじゃないんだからね!!」
待ってましたと私は心がポーリーをはじめる
(真澄やっぱりこういう所可愛いな)
(もぉぉ!真澄の可愛い左耳まで赤くしちゃって!)
ニヤニヤあれこれ思いをめぐらせていると真澄が不安そうな顔で私を見ている
真澄の気持ちをさっし、とっさに
「そんなことわかってるYO 怒るなって冗談だよ冗談」
と真澄に合わせてみた
「なんだ、いつものサムカワかぁ」
真澄は安心したのか顔色もいつも通りの白く透き通る顔に戻っていった。

やっぱり真澄は可愛い
今夜は真澄を襲っちゃおうかな

END
157 ◆lLzpqiIGNw :2008/12/06(土) 00:30:10 ID:0LBIagcH
エピソードを作るのは難しいですね。

乱文失礼をいたしました
158名無しさん@秘密の花園:2008/12/06(土) 00:42:27 ID:LUewQx8h
ねとすたでの、まつらいさんから金朋への頭突きクソワロタwww
「愛のムチ」だと脳内変換して萌えた(´∀`)


まぁ実際は本気でイラッとしたんだろうけど。
159 ◆gqNkam1SwU :2008/12/06(土) 08:10:13 ID:6iefKoDb
空気を読まずに、さらにはタイミングすら全く考えずに智ます(ます智)投下。

何ヶ月も前に投下した智秋視点のSSの、今更感漂うますみんバージョンです。
そっちを読まなくても大丈夫な感じにはなってる、はず。
160I know what I do when I ...(1/5) ◆gqNkam1SwU :2008/12/06(土) 08:10:56 ID:6iefKoDb
たまたま予定が合ったので、久しぶりに、智秋ちゃんがうちに遊びに来た。
急に来るって言い出したもんだから、散らかっていた部屋を急いで片付けて、おかげでくたくた。

でも、ほとんどおしかけるみたいにやって来た智秋ちゃんの、相変わらず元気な事この上ない笑顔を見たら
なんだかちょっと、こっちまで元気を分けてもらえたような気になったので、
まあ、よしとする。

それに、明日は丸一日オフだしね。
休日の前の日って、明日への期待感でわくわくして、それだけでちょっぴり上機嫌になってしまうから。


*****


テーブルの上には、智秋ちゃんが買ってきた沢山のお酒と、
出来合いのお惣菜をあっためただけ、とかの、簡単な調理で出来たオツマミたち。
折角なので、久しぶりにわたしもアルコールを摂取することにする。
飲みやすそうな、甘めのカクテルを選んで乾杯。


「……でさぁ、そのクラブってアタイの友達っつーか知り合いがやってるとこだったんだけどね、」

「ああ、そうだったんだ?」

「そうそう! ソイツもね、まあアタイ同様かなりジューシーな感じなんだけど、」

「うわー……」

「ちょっとぉ、その反応間違ってるから!! 喜ぶとこ! ジューシー!!」

「あー、はいはい。ジューシージューシー」


本当、いつ会っても智秋ちゃんはうざいくらいにテンションが高い。
これぞまさしく智秋節。
智秋ちゃんが静かになるのなんて、多分、アフレコ中の自分のセリフがないカットの時くらいだろう。
くるっくる表情を変えながら、本当に楽しそうに話す姿は、まあ見ていて飽きないと言えなくもないけど。

元々の名目の「近況報告会」というよりは、
ほとんど、智秋ちゃんの最近の動向に、わたしが突っ込みを入れる会になっている。

しっかし、本当よくしゃべるなあ。

ほっといたら、というか、こうやって相槌を打ってくれる相手がいる限り
もしかしたら何時間でもしゃべり続けているんじゃないだろうか。
なんて、ちょっと感心しながらグラスを傾ける。
161I know what I do when I ...(2/5) ◆gqNkam1SwU :2008/12/06(土) 08:11:53 ID:6iefKoDb
カクテルの名前だとか種類だとかそんなに知らないけど、甘くて美味しい。
アルコール度もそんなに高くないみたいだし、うん、これはちょっと好きかも知れない。

 
「ちょっとぉ、真澄サーン? 聞イテマスカー?」

「聞いてる聞いてる。それで?」


*****


……ちょっと失敗したかもって思ったのは、段々、目の焦点が合わなくなってきているのに気づいた時。
頭の中にぼんやりと霞がかかったみたいな感じで、判断力が鈍ってきている自覚がある。

ん? 自覚があるってことは、意外とまだ平気かも?

いやいや、自分が酔っ払っているのかどうかを考え始めた時点で、
これはもう十分「酔っ払っている」と言って差し支えない状態だろう。


「そんでさっ、」

「んー……」


智秋ちゃんの声が、ちょっと遠くに聞こえる。
薄い布を一枚被った分くらいの、ほんのりぼやけて、鈍った感覚。

でもま、ここ、わたしの部屋だし。
一緒にいるの、智秋ちゃんだし。
お酒は甘くて、アルコール度はたいしたことないし。


――まあ、いっか。


なんて。

ほら、やっぱり。
判断力が鈍ってる。


*****
 
162I know what I do when I ...(3/5) ◆gqNkam1SwU :2008/12/06(土) 08:12:48 ID:6iefKoDb
 
気が付いたら、智秋ちゃんはなんだか変な顔。
眉毛が八の字に下がってて、ちょっとかわいい。


「えっと、真澄?」

「……んー?」

「――真澄、もしかして酔ってる?」


変な顔の智秋ちゃんが、変なことを聞いてくる。
変だね、変だよ。おかしくなって、笑う。


「酔ってない、よ」


聞かれるまでもなく、もしかしなくてもわたしは結構酔ってるけど、でも、「酔ってる?」と聞かれた酔っ払いは
「酔ってない」と答えなくてはいけないことになっているので、仕方がない。仕方がないんです。
これは世界的にも法律的なもので定められていることなのです。
あれだ、いわゆる一種の不文律、みたいな?

いい感じに支離滅裂になってきた思考に自覚はあるものの、
自覚だけではどうにもならないことって、世の中意外と多かったりする。

身体はポカポカ、頭の芯はフワフワして、気持ちいい。
お酒を飲むと、気持ち悪くなるのと楽しくなるのと半々くらいなんだけど、今日はどうやら後者らしい。
いつもこうなら、もうちょっとお酒も好きになるのに。

……智秋ちゃんが何か言ってるけど、あんまりよく聞こえない。
困ったようにワタワタしてるのがかわいくて、焦点の上手く定まらない目を凝らす。

変だなー。
よく聞こえないし、よく見えない。
折角一緒に居るのに、これじゃあ勿体ない。

――勿体ない? どうして、勿体ないんだろう。

こうやって会えたのが久しぶりだから?
じゃあ、わたしは智秋ちゃんに会えて嬉しかったのか。
うん、そりゃそうだ。智秋ちゃんのことは嫌いじゃないし。
嫌いじゃない?
ううん、むしろ……。
 
163I know what I do when I ...(4/5) ◆gqNkam1SwU :2008/12/06(土) 08:13:35 ID:6iefKoDb
 
(……ああ、なんだそっか)


そっかそっか。そういうことか。

なるほどなるほどと納得して、綺麗な流れで脳内において導き出された結論を告げるべく、側へと寄る。
智秋ちゃんの声がよく聞こえるように。智秋ちゃんの顔がよく見えるように。


「智秋ちゃん」

「は、ハイ!?」


名前を呼んで。
近くに寄って。

――ねえねえ、智秋ちゃん。知ってた?


「ま 「あのねぇ、」


視界いっぱいに広がる智秋ちゃんの顔は、なんだかびっくりした時みたいに
元々大きい目をクリンクリンに見開いて、わたしを映す。


ああ、良かった。
やっと、智秋ちゃんの顔がちゃんと見えた。


それだけで、胸の奥がフワッとあったかくなって……。
ほら、やっぱりね?

わたしね、智秋ちゃんのことが




「だいすき」


 
164I know what I do when I ...(5/5) ◆gqNkam1SwU :2008/12/06(土) 08:14:19 ID:6iefKoDb
 
――すき。すきだよ。


言いたいことを言ったので、満足して、重くなってきた頭を智秋ちゃんの肩に預ける。
智秋ちゃんの体温が心地よくて、そのまま眠ってしまいたくなった。


「……真澄?」

「ぅんー?」


わたしの身体を支えるように回された、智秋ちゃんの腕に、そっと力が込められる。
幸せって、多分、こういう感じのこと。ぬるま湯みたいな、優しい温度。

このままずっと、離さないでいてくれたいいのに。


「えっとね、」

「うん」


珍しいね。智秋ちゃんが言い淀むなんて。
いつもはうっとうしいくらいに、空気も読まずに言いまくってくるくせに。
口ごもったその先の言葉なんて、とっくに見当がついているのに。
バカだなー、智秋ちゃんは。
今なら特別に、ちゃんと受け止めてあげるから、言ってごらん?


「……アタシも、大好き」


――ほらね? 予想通り。


「うん。知ってるー」


知ってたよ。
……大分前からね。


                                                  Fin.
165 ◆gqNkam1SwU :2008/12/06(土) 08:16:03 ID:6iefKoDb
以上です。

なんだろう、お酒入ると毒が抜けて乙女っぽくなるますみん、が書きたかったんですけどね。
中身も萌えもあんまりないのに、長いだけ長くてサーセン。
あと、徹夜明けでボーっとしてるので、どっかミスがあったらごめんなさい。
ともあれ、ここまでお付き合い下さった方に感謝。

以下蛇足。
166おまけ:翌朝 ◆gqNkam1SwU :2008/12/06(土) 08:17:14 ID:6iefKoDb
 
「ねえ、ねえ、真澄、ゆうべのこと覚えてる? 覚えてるよね〜♪」
「…………なんのことかな?」
「やっだぁ、とぼけちゃってー。覚えてるくせにぃ」
「……智秋ちゃん、うざい」
「あれ〜? ゆうべ言ってたのと違うなぁ」
「…………ッ!」
「ほらほらぁ、素直になりなYO」
「……だよ」
「うん〜?」
「好きだよッ!! 智秋ちゃんが! 悪いか!!」
「!?」
「……なに、そのアホ面」
「わ、悪くないデス……」
「……ふん。バーカ」


おしまい。
167名無しさん@秘密の花園:2008/12/06(土) 10:04:05 ID:vngmDcKy
>>158
まつらいさんも金朋も大好きなんだけど、双方お笑い要員にしか思えないw
M型が突っ込みに転じるというイレギュラー設定は百合フィルター働きまくりなんだけどな。
いつも腹筋崩壊で力尽きて妄想まで辿りつかないw
168名無しさん@秘密の花園:2008/12/06(土) 12:51:26 ID:EN7ReZEK
>>165
GJでした
おまけに一番萌えたんだぜ
169名無しさん@秘密の花園:2008/12/06(土) 13:37:57 ID:E156PgIG
>>157
>>165
お二人ともGJです。
久々に智ますが多くて嬉しいな。
2人とも萌える
170名無しさん@秘密の花園:2008/12/06(土) 15:28:04 ID:Dl39dy2V
智ます2つもきてたー!
毒が抜けたますみんがデレデレで可愛いな。
171名無しさん@秘密の花園:2008/12/06(土) 22:00:22 ID:0Dt3LZQJ
GJ!!智ますいいなー
最近目覚めてきた

 
あと>>157の見てたら
酔っぱらったらぺも小清水にもっとデレるのかなーとかあみぺ想像して萌えたw
あー2人きりだと仲良ししてんだろうな!!
172171:2008/12/06(土) 22:15:32 ID:0Dt3LZQJ
ごめん>>157じゃなくて>>165
173名無しさん@秘密の花園:2008/12/06(土) 22:40:23 ID:A9XuQp5g
そういやあみぺの酔っ払いエピソードってリアルでも妄想でも聞いたこと無いわ。
174名無しさん@秘密の花園:2008/12/07(日) 11:45:24 ID:vRVaUyNA
ラジオでナバはすごい事言っていたな
女の子を好きだから自分は男なんじゃないか
体の成長が遅いから男なんじゃないか
それを同じくらいの体の成長速度の娘にそうだんとか

→互いに見せ合いっこ、触り合いしてエロ展開

ああ自分はいたって正常
175名無しさん@秘密の花園:2008/12/07(日) 12:01:37 ID:7DlUrHJk
>>173
プリキュアラジオでそんな話してた覚えがあるな。
176名無しさん@秘密の花園:2008/12/07(日) 13:27:01 ID:BEAC5LkV
アヒル豆であみっけがちょっと酔ってたの聞いたことあったわ
177名無しさん@秘密の花園:2008/12/07(日) 13:42:18 ID:Gi4m+Tsp
>>174
正常ですw

昨夜のマン研ですね(水曜日にネット配信)
ttp://www.s-cast2.net/radio/manken/
178名無しさん@秘密の花園:2008/12/07(日) 16:52:10 ID:69FrR8I+
アヒル豆の芝居のやつニヤニヤしたなぁ…後でまた聞いてみよう
超ラジの方に某小清水さん来ないかねーゲストで
179名無しさん@秘密の花園:2008/12/08(月) 01:25:46 ID:IbErLGhr
>>73のまさに直前、自分もそんなの読みたいと思っていたのだよ。
しかし筆が遅いというのはいかんともしがたいもので。

「あそうそう、こないだ中村さんに会いましたよ」
急に智秋は話題を変えた。
ここはスタジオ近くのバー。昨日と一転した冷え込みに酒の暖を求め、
智秋は収録の帰りに麻美を誘って二人で来ていた。

「ふーん、どこで?」
「んーとねえ、オーディションのときに一緒んなって、帰りに一緒に飲んだ」
「え、そうなの?あたし何も聞いてない」
麻美は視線を智秋に向けながら、手探りでソフトドリンクのストローを口に持っていった。

「そりゃあの子も『麻美と一緒じゃないの?』って聞いたら、
『いつも一緒じゃありませんから』って言ってたからね。麻美、
ひょっとして振られた?」
「振られたって何が(笑)」
「じゃあ振ったほうか。いや冗談冗談、それにしてもあの子の麻美好きは
筋金入りだねー。ほんとそう思ったよ」
「なんかあったの?」
「いやさ、あの子最近やたら弱くなってるでしょ?だから飲みながら相談
乗ってやったのよ。そしたら『あたしこないだまで幸せの絶頂に
いると思ってたけど、今が絶頂ということはこの先ないってこと?って、
そう気づいたらなんか不安になって』。あたしが『大丈夫だよ。
あんたはまだまだこれからどんどん伸びると思うよ』って言ったらさ、
『うーん、もちろん仕事はがんばってるけど』って。
あれきっと麻美のことだね。麻美が悪い」
「なんであたしが悪いのよ」
いつもなら微妙なモノマネを挟みつつ情景を再現する智秋に
ツッコむところだが、突然矛先が自分に向いたために麻美は虚を突かれた。
180名無しさん@秘密の花園:2008/12/08(月) 01:27:11 ID:IbErLGhr
智秋は麻美の抗議には答えず、テキーラをゆっくり一口味わうと、
神妙な面持ちで切り出した。
「麻美ぃ。あたし友達だから言うけどね」
そうは言ったものの続けるかどうしようか迷ったようにグラスに目を落とす。
しかしそれも一瞬のこと、再び麻美を向いて、
「いいかげんはっきりしてやんな」
「何がぁ?」
「もちろん中村さんのことですよ」
智秋は続けた。
「そりゃさ、一番の友達って言ってるし、ああもちろんあたしは除いてね、
それで、一緒にどこでも行く、ユニットも組んだ、いつも仲良しだ、
でもさあ、あの子はずっと不安なわけだ。何でかっつーとズバリ、あんたの愛だよ愛」
目を白黒させる麻美を無視するかのように畳み掛ける。
「あんた、中村さんのこと好きぃ?ちょっと言ってみ。んん?」
「えー?」
やや長い沈黙があって麻美は答えた。
「……もちろん、あたしえりちゃんのこと好きだよ。あたしはー、
元から好きな人は好きってちゃんと言うし」
「それでやよいとかラオウとかにも好きって言ってんのか。ちょっと、
ごまかしてんじゃないよこのヘタレめ。平気な顔して軽々しく
好き好き言ってられるほど面の皮厚くしたってね、その分ヤワな中身は
ちっとも成長してないじゃないのさ」
181名無しさん@秘密の花園:2008/12/08(月) 01:28:22 ID:IbErLGhr
口の滑らかさを取り戻すかのようにグラスをあおると、智秋は吐き捨てるように言った。
「ったく、成長してないのは胸だけかと思ったら」
「ひっどーい!」
「いつもそばにいる、大事な人と言ってくれる。あんたチューとかもしてやってんだろ、
あの子はあんたのこと本当に大好きだ、普通なら凄く幸せなんだ。
でもあんたはあの子をどうしたいのかどうするつもりなのか、
自分の本当の気持ちを言ってない。あの子のこと好きといったその口で
やよいが好き春香が好きラオウが好きだよ。あんたは若い子にも人気があるし、
あんたはあんたで可愛いの見ると節操ない。気持ちが離れたり嫌われたなら
しょうがないよ?気持ちがつながってりゃ浮気も我慢できる。
でもあれだけずっとそばにいてやって、ちゅうぶらりんのままこれだ。
ヒドイ生殺しじゃないよ。にんじん目の前にぶら下げて、
もう舌も届くところまで寄ってやって食わせない。辛すぎるだろうよ。違うか?」
「……」

沈黙する麻美に嗜虐心をくすぐられたかのように、智秋は一転してニヤリとしながら言った。
「それともなにか?あの子に行く気がないってことは、ついにあたしのものになるってことか?」
「え?え?あ」
「よし、そうなったらあたしはもうあんたを独占するからね。絶対あの子には今後一切会わせない」
「あ、あ、あの」
「さあ選びなさいよ。あの子とあたし、どっちを取るのよ」
ずいっと迫ってくる智秋に麻美は激しく動揺し、視線をあちこちに巡らせていたが、
やがてあるものに目が止まると、すかさずそれに飛びついた。

「あ、それあたしの!全部飲んじまいやがった」
182えりりん残酷物語(再):2008/12/08(月) 01:29:34 ID:IbErLGhr
すぐに酔っ払ってしまった麻美をこれ以上弄ることも出来るはずもなく、智秋は麻美が
落ち着くまでゆっくり見守っていた。

しばらくして、麻美が口を開いた。
「そりゃあさあ、私もえりちゃんのこと、本当の意味で好きだなあって思うことあるよ」
「じゃあその時言ってやりゃあいいじゃないのよ、何で言ってやんないのよ」
「うん、それは分かってる。でも……」
「飲むなっつってるの」
物静かな声のトーンの裏でこっそり追加注文した智秋のテキーラに伸びた麻美の手を、
智秋はぴしゃりと叩いた。
麻美は悪戯が見つかった子供のように笑うと、言った。
「私ドMだから」
「うん?」
流れに似つかわしくない単語に智秋は不意を突かれた。

「マッテルノ」
「……どういう意味?向こうが告白するのを、とか?受身だなあ、今井受身ってか?
大体そういう待ちの姿勢が問題を……」
麻美の目を見つめたまま、テキーラをつかもうとする麻美の腕をまた掴んだ。これで5回目だ。
解放してやって、麻美の目の前で掌をひらひらさせると、
「麻美さーん。なんか言ってるとこと分かんないですけど大丈夫ぅ?麻美さあん」
「前はホッといても暴走する方だったンだけど、最近えりちゃんモイロイロ大人に
なっタトイうか、大抵ノコトは動ジナくなっテキタカラ」
手が止まる。
テーブルにひじを突き拳を額にやる智秋。まさに頭の周りを?マークが飛び交っている。
「それで?」
「……放置プレイ。ウッフォフォフォーッくくくっ!」
ベシベシベシッと麻美は智秋の肩を叩くと、爆笑を押し殺すように身を屈めた。
「はあぁ?あ痛っ、叩くなって。……放置って、ねえあんた、放置してんの?
つーかなんでそんなことしてんの?あ、あれ?そもそもMならされるほうとかじゃないわけ?」
「えりちゃんをねー、追い込ンデッたラ、あさ、あさっての方向ニ暴走スルから、
ふー、ソレで、ヒック、アタシも巻き添えになって、二人シテ
間違ッタほうへ間違ったホウへ行クノガたまらなく好きナノ。うぇえへへへへ」
「(絶句)」
「ダカラ会ウ度ニ今日コソえりチャン暴発しないカナ、暴発シナイカナッテ」
「うわー!!でたよもうこのっヘンッ!タイ!淑女が!
つーかそりゃMじゃねーよ!Sだよ。ああ!?
……いやっ、でも、酷い目に合いたいならやっぱりMなのかぁ?
ああーんもうワケわかんない」
智秋はかぶりを振って天を仰ぐと、大きなため息をついて、言った。
「中村さんも可哀想に」
183名無しさん@秘密の花園:2008/12/08(月) 01:33:27 ID:d0d8xvFF
>>179
うーん、智秋が「中村さん」と呼ぶと違和感あるかも
184名無しさん@秘密の花園:2008/12/08(月) 01:43:22 ID:IbErLGhr
そうでしたか?確かに呼び方悩んだけど、本人いないとこで第三者的に
言及するときナカムラとか中村さんとか言ってたような気が。
185名無しさん@秘密の花園:2008/12/08(月) 01:49:51 ID:4bexGcF6
ナニ村さんとか中村さんとか言うよ
186名無しさん@秘密の花園:2008/12/08(月) 02:20:23 ID:jOCUfK9d
>>179
乙っす。とりあえずこれ つ>>1
187名無しさん@秘密の花園:2008/12/08(月) 02:29:10 ID:IbErLGhr
二人の関係を炙り出そうと思ったけど、よく考えたらエロなし鳥なし専用スレ無視ですね。
すみません。
188名無しさん@秘密の花園:2008/12/08(月) 02:44:40 ID:kuDAloIO
自分も呼称についてはいつも悩む。
特に智秋さんはノリな時とまじめな時とで使い分けてる感じするからややこしい。

>>179カラミンゴス面白かった。こういう話し方で書けるの羨ましい。
何よりもタイミング被ったのが笑えたw
てなわけでテステス
189 ◆IS0zEXOaMs :2008/12/08(月) 02:48:07 ID:kuDAloIO
甘くするつもりがくどくなって判りにくくなっただけな気がします。
えりんごすで人魚姫CDネタです。





『人面魚はアルルカンの夢を見るか?』




「――――幸せに暮らしましたとさ。めでたし、めでたし」

明日は麻美ちゃんと一緒のお仕事。
今は久々に麻美ちゃん宅にお泊まりして、明日の台本の読み合わせをしているところ。

一通り終わって、後は明日の本番に備えるだけ、なんだけど…。
麻美ちゃんはまだ本を見てなんか考えている。
ヒョイと目線をあげてあたしを見ると、キラキラした目で麻美ちゃんが口を開く。

「知ってる?えりちゃん。人魚姫の足の痛みって、ヤラシイ意味なんだってさ」
「…………」
演技プランでも考えているんだろうか?とか一瞬でも考えたあたしが馬鹿でした。
こんなwiki情報をオヤジみたいに嬉々として語られて、あたしはどうしたらいいんでしょう?
誰か助けて下さい。

宙に向かって助けを求めていると、突然麻美ちゃんが叫んできた。
「えりちゃんっ!その顔反則だよ!」
「はい?反則って?」
「可愛過ぎるの!!」
「なっ、何言って…?!」
押し倒されそうな勢いで迫ってくる麻美ちゃんに身体を縮込ませていたら、寸でのところで思い止まってくれた。
「はっ…如何いかん!ムードも何もあったもんじゃないな〜」
「ホントだよ〜」

クスクスクスと笑い合って、麻美ちゃんはほっぺたにチュッと音を残してから、これまたギュゥゥウーーと音が鳴るくらい抱き締めてくれた。
文字通り麻美ちゃんに包み込まれてるあたしは、きっと世界中で一番幸せなんだぁ。
堪能しているのか、堪能されているのか、暫くそうしていると、ふいに麻美ちゃんがボソッと呟いた。

「嫉妬しちゃったよ」
「へ?」
ナニに?誰が?何で?
麻美ちゃんはあたしの心の疑問に答える変わりに腕の力を強めた。
1902/3 ◆IS0zEXOaMs :2008/12/08(月) 02:50:14 ID:kuDAloIO

「本のは人魚姫ってアレとくっつくじゃん」
「うん」
「読んでて、えりちゃんはコッチを見てくれているはずなのにソレはあたしじゃなくて、さ〜」
「う…ん?んんん?」
「最後のめでたしめでたしとか“愛でたし、愛でたし”に思えてきてさ」
「へ?めでた…?」
「“愛でたし”。愛でるの“愛でたし”」
「あ〜“愛”ね。愛でた…し、って…オイ」
説明されればされる程に、何だか麻美ちゃんが分かんなくなってきました。

「どの役のあたしもえりちゃんと絡んでるのに、ってさ〜」
「はい?今井さ〜ん?ナニ言ってらっしゃるのかしら?」
「…分かってるよ。公私混同だって」
「いやいや。ってか、別にそんなの今…」
「分かってるんだって!」
突然強くなった語尾に、あたしは思わずビクッと身体を揺らしてしまった。

そのあたしの反応に驚いた麻美ちゃんも、抱き締めてくれていた両腕を離してしまって。
ポイと放り投げられたようで、二人の間に出来た隙間が寂しさを強調する。
「あ…違うの、えりちゃんが悪いんじゃなくて…ゴメンね、ビックリさせて」
「うん、だいじょうぶ…」
あぁ、どうしよう?!って感じに麻美ちゃんがオロオロし出す。
自分の気持ちを持て余している感じ…かな?コレは。

麻美ちゃんって器用なくせにこういうトコ不器用で、素直じゃないって言うか、素直過ぎて空回りしちゃっていると言うか。
そっか、ラジオ4Uがなくなって最近思うように会えてなかったっけね。
「…………」
「…………」
目をそらしながら黙り込む麻美ちゃんが何考えているのか、今度は分かる気がする。


あたし達はお互いにこうやって悶々としている時間が凄く長かったから。
相手を欲する気持ちもとても膨らんでいて。
それは好きだと確認し合った今も変わらなくて。むしろ以前より強くなったような気もする。

顔を少しだけこっちに向けて、ちょっと上目遣いになって見つめてくる麻美ちゃんを見ていると、胸の奥が熱くなるような何だか変な気持ちになってくる。
「えりちゃ…」
あたしの名前を呼び終わる前に、麻美ちゃんの顔が近付いてきて、そっと口を塞がれた。
目をゆっくりと閉じて、暖かくて柔らかいその感触を味わう。
思わず涙が出て来そうなくらいに幸せな気持ちになる。

麻美ちゃん好きだよ。
麻美ちゃん、あなたが好きだよ。
このまま時が止まればいいのに、と思う。
1913/3 ◆IS0zEXOaMs :2008/12/08(月) 02:51:50 ID:kuDAloIO

合わせるだけの、でも、フレンチキスよりはずっと深い口付けから、唇を啄むようなキスに変わり。
また一層深くあたしを味わうかのように唇を合わせてから、麻美ちゃんは顔中にキスの嵐を降らせていく。
おでこにキスした後、その場所に自分の額をくっ付けて至近距離から見つめてくる。
近すぎて照れくさいけれど、この澄みきった瞳は視線を外すことを決して許してはくれない。

あたしの心ごと捕まえて離さない麻美ちゃんの瞳に惹き込まれている内に、あたしと麻美ちゃんの鼻と鼻がくっ付いて、おでこが離れたと同時に、唇が重なった。
一瞬、麻美ちゃんの瞳が艶やかに揺らいで、ゆっくりと閉じられた。
気持ちが指先まで余すところなく満たされていく。
麻美ちゃんはどうしてこんなにも、あたしをホワホワの幸せにしてくれるんだろう?

そんな事を考えていると、麻美ちゃんはあたしを優しくカーペットに寝かせながら、頭を首元へと動かしていった。
麻美ちゃんの長い髪がサラサラと頬を撫でていく。
こそばゆいのと心地いいのが入り交じった感覚に少しだけ身体を揺らす。
麻美ちゃんの舌が首筋から鎖骨にかけてツー…と動いた。
「……っ…!」
意思とは違うところで身体を動かされて、恥ずかしくなったあたしは、思わず麻美ちゃんを見た。
また上目遣いの麻美ちゃんと目が合う。
この目に流されてしまいたくなる。

ねぇ、麻美ちゃん。
あたしもずっとこうしたかったんだよ。



でも、



「…………………ダメ」
「え?…えぇーーーっ!?どして?!」
「声…枯れちゃったら大変だから。明日、終わってからね」
「出さなきゃ大丈夫だよ」
「バカっ!無理だよっ」
「えりちゃんと愛し合いたいのに〜」
うっ…嬉しい事をサラリと言ってのける麻美ちゃんはズルイ。
あたしだって我慢してるのに…。
あたしだって麻美ちゃんのあんな姿やこんな姿を見てみたいんだからっ。

少し咎めるように睨んだつもりが麻美ちゃんには通用しなかったみたいで、逆に息を呑んで顔を上気させていった。
一層艶めいていく表情に、あたしの気持ちも高められていく。
「もう…、じゃ、あたしに…させて。麻美ちゃん喉強いし、久しぶりにあたしも麻美ちゃんの声、聞きたい…」
「ダメだよっ!えりちゃんの声が聞きたいのっっ!」
「…やっぱり声出させるつもりなんじゃん!」
「あ…」
バレた事を全身で悔しがっている麻美ちゃんに気付かれないように、あたしは薄く息を吐いて昂る気持ちをやり過ごした。
「収録終わってから、ね」
「そんなぁ〜。あ゛…欲求不満な声になりそう…」

お互いに、ね。




こうして、元の台本はエロじゃなかったのに、今井さんと中村さんの内に秘めた演技でエロジャンルになってしまいましたとさ。
愛でたし、愛でたし。


end.
192名無しさん@秘密の花園:2008/12/08(月) 03:05:09 ID:4bexGcF6
フレンチキスの意味を調べたほうがいい
193名無しさん@秘密の花園:2008/12/08(月) 03:12:22 ID:kuDAloIO
和製英語の類と思って
194名無しさん@秘密の花園:2008/12/08(月) 20:04:43 ID:24v50djS
>>179
自分は73です!
いやぁ、そろそろアイマス百合分不足で死にそうなところに神が舞い降りたとは…
超GJだぜっ
口調は本人っぽくてとてもよかった!
ノミンゴス可愛かった…
あと、中村さんという呼び方は無問題と思います!

>>189

こっちも超GJですぜ!
甘々な話を書いてくれてありがと、ありがと!
195名無しさん@秘密の花園:2008/12/09(火) 01:33:03 ID:TgxShwsh
>>191

ぐぐぐGJ!!!
素敵なSSをありがとう!!マジ萌えたww
もっともっと、えりンゴスが広まればいいと思う!!
196名無しさん@秘密の花園:2008/12/10(水) 12:10:11 ID:bWf51ufl
植田と清水はブログでもラジオでも好き好き言ってんのにあんまし話題に出ないな
キャラが汚れ過ぎんのか?
197名無しさん@秘密の花園:2008/12/10(水) 13:30:35 ID:uW/9JGbw
>>196
まるなげのフリーダム具合とか聞くと萌えねえw
198名無しさん@秘密の花園:2008/12/10(水) 20:38:49 ID:c6vxBjp6
>>196
むしろそれは本スレネタだと思う。
小説は書く気も読む気もあまり出ないかなぁ。
199名無しさん@秘密の花園:2008/12/10(水) 20:54:45 ID:bWf51ufl
本スレと住み分けがあるのか?
ちょっと判る分だけでも列記してくれよ
もしかしてここで能登の名前が出ないのも嵐対策じゃなくて住み分けなのか
200名無しさん@秘密の花園:2008/12/10(水) 20:57:06 ID:EIBwtyoF
SSとエロ妄想はこっち、後は各スレで話題になってるところで臨機応変にってくらいじゃないの?
201名無しさん@秘密の花園:2008/12/10(水) 22:04:11 ID:eSzYuhq1
松来さんはどっちでもOKだからね
202名無しさん@秘密の花園:2008/12/10(水) 22:21:25 ID:V5zDnOnn
まつらいさんは誰でもいいので
優しそうなドSな女の人貰ってあげて下さい
203名無しさん@秘密の花園:2008/12/11(木) 02:02:05 ID:gzrjho2a
今さらだが御前がエリちゃんの家に激励とな
ついでにごちそうさまか?

御前ってだけでもう変な妄想が…
204名無しさん@秘密の花園:2008/12/12(金) 01:42:52 ID:l9FZivjC
優しそうなドSの女の人って誰がいるかな・・・
205名無しさん@秘密の花園:2008/12/12(金) 03:03:50 ID:Wx9KVK4Y
アスミスとかどうだろう?

でも、SS書こうとすると二人ともギャグ路線になるというか
なかなかむずかしいな。
206名無しさん@秘密の花園:2008/12/12(金) 21:14:15 ID:jkL5ioqw
豊口めぐみとかも優しくてどSじゃない?
207名無しさん@秘密の花園:2008/12/12(金) 21:54:53 ID:XLh5txWy
ボツネタ……
『声優東京裁判』
声優犯罪人が裁かれる。
A級声犯……アニメのアテレコ・吹き替えに対する罪
B級声犯……遅刻、トチリなどの通常の声優犯罪
C級声犯……役者としての道に対する罪

裁判長・野沢雅子 
裁判官・小原乃梨子 八奈見乗児 たてかべ和也 納谷悟朗 緒方賢一 
若本規夫 野沢那智 山寺宏一 林原めぐみ 高山みなみ 大塚周夫  

ぐちゃぐちゃになりそうなので、やめた。
どなたか書いてくれませんか? スレ違いになりそうだけど。
208 ◆bVl3UIA/Z2 :2008/12/13(土) 00:08:33 ID:HM9VBe3I
さあ、今夜も飽きずにえりんごすだ。これまでのは>>16>>31>>179
それではGo!

お腹いっぱいになったら、なんだか急に膝枕したくなった。
「ねえ麻美ちゃん、そっち行っていい?」
「こっち?……ってここかい!」
ちょっと待ってといいつつ麻美ちゃんは伸ばしていた足を折り曲げて正座し、
私はその上に仰向けになって頭を乗せた。

「これでいい?」
「ちょっと眩しいかな……ひさしがないから」
「そうそう影ができないからってオイ!オマエー!!ちょっと、隙あらばそういうこと
いうのやめてくれるー?」
「えっへへへへー」
私がどんなことを言っても的確に返してくれる。たとえスルーでもそれ自体が反応。
全幅の信頼とはこういうこと。だから麻美ちゃんを弄るのはやめられない。

私を膝枕したまま漫画を読みふける麻美ちゃんに、手遊びしながら話しかけく。
「ねー麻美ちゃん」
「んー?」
「今年も一緒にいろんなところ行ったね」
「うーん」
「もう年末だね」
「人恋しい季節になりましたよ」
「人肌恋しいって?」
「ん?……人肌?」
麻美ちゃんは聞き間違えたかのように眉をひそめ、ページをめくる手を止めた。
「まったく、アサミンゴスPったら最近は若い子触りまくってからぁ」
再び嫌味を言ってからかってみる。すると、麻美ちゃんは漫画を脇に置いて
私の顔を覗き込み、
「だぁって、えりちゃん触ろうとすると逃げるもん」
「そんなことないよー。じゃあ触る?どこ触るー?」
売り言葉に買い言葉、麻美ちゃんを挑発してみる。
「ここだぁーー」
えええ?いつもなら「冗談!」とかつれない態度なのに。
「キャーぁぁぁ」
脇腹を揉まれまくって、私は床を転げ回った。

「なぁに、今日はいやに絡むじゃない」
上半身を起こした私の真横から麻美ちゃんが抱きついてきた。
「人肌恋しい季節ですよ」
耳元でささやき、優しく息を吹きかけられ、私は全身がゾクゾクッとした。
思わず目をつぶった瞬間、
――チュッ
頬骨の辺りに冷たいものを感じた。
209 ◆bVl3UIA/Z2 :2008/12/13(土) 00:10:21 ID:HM9VBe3I
あ、だめだ。

流される。

落ちる。

私の腕に添えていた麻美ちゃんの手が方まで這い登ってきたとき、
私は意識を振り絞って向き直り、麻美ちゃんを手で制した。

「ダメ……もうやめてよ」
「ちょっとその気になった?」
そういって小悪魔のように麻美ちゃんが笑う。

なったなったなりましたとも!このままどうなってもイイ!確かに一瞬思った。
でも――
今日の麻美ちゃんは何かヘン。いつもはこんなに積極的じゃないのに。
それに、きちんと気持ち通じ合いたいの。流されるのはイヤ。
そしてなにより、あ た し は す る ほ う が い い の!
よーし、何か手を打たないとね。

「ごめん、麻美ちゃん、やめて」
ぶるぶる震えながら懇願する。怯えるように麻美ちゃんを見上げてみる。
先ほどのやりすぎた行為について、当然冗談として流してくれるものと期待していた
麻美ちゃんは、私のそういう態度に衝撃を受けて、罪悪感を強く刺激されたようだった。
「……っあ、えりちゃん、あの、…………ごめん」
まともに私のことを見るもの恥ずかしいといった様子で、視線があちこちに行っている。
どーんと重い空気があたりを支配する。

(これは薬が効きすぎたかな?)
雰囲気を変えようと、わざと明るく振舞ってみる。
「ちょっとー、やりすぎでしょーあたしはあなたのおもちゃじゃないんだから」
可愛く怒ってみた。けれども、これは失敗だろうなー。ちょっと演技がわざとらしかった。
取り繕ってる様子がバレバレで、ますます麻美ちゃんを自己嫌悪に陥らせしまう。
案の定、麻美ちゃんは言うべき言葉もないようにしょげ返っていた。

ま あ そ れ も よ し。
210 ◆bVl3UIA/Z2 :2008/12/13(土) 00:10:51 ID:HM9VBe3I
もう一度私から膝枕をねだって、いろいろ話題を提供したり、意地悪をしてみたり。
私の機嫌も直ったのが伝わったのか、さっきの自己嫌悪の裏返しか、麻美ちゃんは
一層ハイテンションになったようだ。

そんな時、私の携帯に着信があった。長谷川明子ちゃんだ。今度沼倉まなみちゃんたちと遊ぶらしい。
麻美ちゃんとの話を中断して、膝枕のまま無駄話に興じる。
そして10分ほどの電話を終わらせる際、
「じゃあねアッキー。ぬーぬーにもよろしくね。愛を込めて、ラブ♥」
そう言って電話を切った

「ウッフフ、えりちゃん、ラブって何よ」
「ラブって、ラブよ。あたしとアッキーラブラブだから」
「いいのかぁ?下田におーこられるぞぅ」
「あたし達のことだからほっといてく・だ・さ・い」
「そんな言い方しなくてもいいじゃない」
険のある言い方に麻美ちゃんは戸惑ったようだった。


「えりちゃんひどいよう。あたしに膝枕されながら他の子にラブとか言ってる」
「いいでしょ。麻美ちゃんだって同じことやってるじゃない」
「だってそれは」
「何よー、言ってみなさいよー」
「あたしは……他で何やったって、最後絶対えりちゃんに戻ってくるし」
ムフッと一瞬ニヤけそうになる……が、ここは気を引き締めて
「何?あたしは安全牌ってわけ?ふざけないでよ」
麻美ちゃんが険しい顔つきとなる。私は再び身体を起こした。


「ねえ麻美ちゃん、あなたにとって私は何なの?」
正座したままの麻美ちゃんを説教するように問いただした。
私は胡坐をかき手で足首を掴んだ姿勢となって、答えを待つ。

返答に窮し、押し黙る麻美ちゃん。
やがて沈黙に耐えられなくなり、冗談に逃げようとしたのか、
「春香ー!」と立ち上がろうとするのを
「あたしは春香じゃない。ごまかさないで」
ピシャリと封じる。
211 ◆bVl3UIA/Z2 :2008/12/13(土) 00:12:32 ID:HM9VBe3I
貝になった麻美ちゃん、これ以上追い詰めるのは酷かな。
とは言いつつも、立ち上がりながら
「もういいよ。あたしは明日沼倉誘って遊びに行くから。今井さんも可愛い後輩達とどっか行ったら?」
切り上げ方は我ながらヒドイ。

その時、麻美ちゃんが私の手を掴んで引き止めた。
私はその手を両手で包み込んで静かに目の前にしゃがみ、麻美ちゃんが何か言おうとするのを促した。
「えりちゃんは……」
「……なに?」
「家族」
「あー、あの妹だからって奴ね。そうかあ、妹かぁ。私は麻美ちゃんの妹かー」
「違うの」
「じゃあ何よ」
「……奥さん」
奥さん!奥さん!まー奥さんですってよ奥さん!ちょっと聞きました奥さん!
その言葉を受け止められないまま、勝手に言葉が出てきた。
「何よそれ。同じ家族で、妹と何が違うって言うのよ」
強く迫ってみた。

「言ってみてよ」
麻美ちゃんの顔が強くこわばっている。
「さあ!」
「裸になって、エッチなことする」
言った瞬間、麻美ちゃんは顔を覆ってうつむいた。
しかし私は止まらない。追い討ちのように
「それで、あたしなら手軽にやれるって思ったの?」
今にも麻美ちゃんは泣き出しそうだ。

「ププッ」
流石に可哀想になった。
私は軽く噴き出して、明るくふざけて今までの深刻な雰囲気を
わざとぶちこわしにしようとした。
膝立ちになって後ろを向き、声を作って
「逃げろー!エロミンゴスが来たぞー」
コテンと転んで
「ううー、助けてー、アッキー、ぬーぬー、はらみー、下田ー!」
212 ◆bVl3UIA/Z2 :2008/12/13(土) 00:13:20 ID:HM9VBe3I
その時だった。麻美ちゃんが後ろから覆いかぶさってきた。
私は仰向けになり、上になった麻美ちゃんと向き合った。

「ダメ」
麻美ちゃんが言う。
「えっ?」
「逃げちゃだめ。逃げないで。帰らないで」
麻美ちゃんは制止しようとする私の手に指を組み合わせた。
「えりちゃんはあたしだけみてて」
――エリチャンハアタシダケミテテ
それは真摯な愛の告白だった。私は頭の奥までジーンと痺れ、
目から涙があふれそうになる。

しかし、それを押しとどめたのは私の矜持だった。
私が主導権を握るの!ここはその思いが辛うじて勝った。

「じゃあ、私のこと『好き』って言ってくれたら、どこにも行かな〜い」
「…………好き」
「ほんとに?」
ゆっくり、コクンとうなづく麻美ちゃん。ああなんて可愛い先輩。
本当は今すぐにでも飛びついてキスしたい。

けれども。
「じゃあキスして……口じゃなくて、ここ、首筋」
さ れ る ん じ ゃ な い の よ。 さ せ る の よ。

麻美ちゃんは吸血鬼が鮮血を求めるように、躊躇いながらも
どうにも抗いがたく、私の首筋に唇を寄せて
――チュッ

そして私も吸血鬼となった。その本能に従って美女を求める。
目の前に居る極上の供物を床に横たえ、晩餐の準備を整える。
「だめよ。まだ触っちゃだめ。そのまま寝てて」
両手を組んで心で一言、(神さま――)
祈りは済んだ。

それでは、いただきます。
213 ◆bVl3UIA/Z2 :2008/12/13(土) 00:17:00 ID:HM9VBe3I
以上。
レス数は5つでも各40行以上入るとは思わなかったな。
長くなりましたが読み応えはいかがでしょうか。
いや、自分の場合長すぎると中身不問問答無用に飛ばすもんで。
次回はもちっと短くします。
214名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 00:54:21 ID:OLCoag+2
>>213
Sっぽいえりりんがすごく良かったです!
215名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 01:05:01 ID:KOIRNd91
>>208
GJGJ!!最近巧みな職人さんが多くて潤いたっぷりなんだぜ
216名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 03:11:12 ID:50Xqthyr
>>213
 あ な た は 神 か
最後の方、脳内でI WANTが再生された。そこに跪いて!
S中村Xへたれミンゴス最高!
217名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 20:36:33 ID:yha6IrmX
>>213
上手いな。上手いよ。
黒えりりん見たかったんだよ!ありがとう!
今井さんも可愛すぎるし。満腹w
218名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 21:52:59 ID:uOhk83r7
>>213
うまいな。
会話とか、違和感をあまり感じない。
219名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 23:27:17 ID:6VjW9zM+
>>213
ぜひえりんごす以外を読んでみたいものだ
220 ◆bVl3UIA/Z2 :2008/12/14(日) 21:35:53 ID:gQHITKzH
>219
AIEN以外は百合声優発言集周辺しか漁ってないけど例の結婚式の回と
シャイニングドリームゲストの回はそれ以前に聞いてた。
研究不足でオチてないけど投下。


「ほらあっち。今入ってきたの」
「何が?」
答える代わりにパタパタパタ…と手を振ると、二人連れの片方が振り返す。

「あ?……ああ。あれ?そんなに仲良かったっけ?」
「ああもうあみっけかなっぺの仲だから」
ふふっと笑う間に脇を通り抜けて、その二人は反対の壁際の席に座った。

「いやぶっちゃけそこまでじゃないけど、親近感あるわあ」
「何がよ」
「一途な愛に生きるところとか」
「マジかよ。ナルナル入った心底ドMなだけじゃん」
「あ。そんなこと言ってたって今度言ってやろ。ほら、こっち見てるし……あっ手を握った!」
「おい何見てんだよ」
「あたしも握ろ」
「対抗すんな対抗すんな」
「こっちの方が仲いいもんねーちゅーして、ちゅー」
「何やってんだよバカ」
「あいた!痛いーもう。あー向こうも叩かれてるー」
「すいませんほんとにってまぁ聞こえるわきゃないんだが。あっちも呆れてるじゃんか」
「いいの。他の人にどう思われようと、あたしはあなたさえいれば生きていけるから」
「おいちょっとこっちくんなよー!」
「いいじゃない。ほら、向こうも隣同士になって」
「嫌がってんじゃんよ。うわーーーーー!変なトコロ触ろうとすんなーーーー!」

そこへやってきた先客の鷲崎健。
「おい!小清水に三瓶にえーナナカナ!おまえら公衆の面前でなにやっとん!!
この後のイベントで言うたるからな!」
「!!」「!!」
「!!」「!!」
221名無しさん@秘密の花園:2008/12/15(月) 19:31:05 ID:NGHclysB
おぉあみぺじゃないか!GJ!!好きだ
222名無しさん@秘密の花園:2008/12/16(火) 00:38:28 ID:gxmjf2Fy
ナナカナはあみぺっぽくて面白いよな。
223名無しさん@秘密の花園:2008/12/16(火) 04:07:51 ID:ED8ocB2v
キタエリってどうなの?超ラジとかでも百合ネタめっちゃ言ってたけど。
224名無しさん@秘密の花園:2008/12/16(火) 07:16:35 ID:RhTDCRUv
>220
これ会話してるのはあみぺでもナナカナでもどっちでもいけるのな。
225名無しさん@秘密の花園:2008/12/16(火) 13:40:48 ID:V749abTq
あ、本当だwあみぺでもナナカナでもいけるww
226名無しさん@秘密の花園:2008/12/16(火) 21:20:28 ID:gxmjf2Fy
実際あみぺとナナカナの会話聞いてみたいな
227名無しさん@秘密の花園:2008/12/16(火) 22:00:28 ID:PFtK5DBc
>「ああもうあみっけかなっぺの仲だから」

酒井さん友達少ないと言っていたけど、小清水さんがその数少ない友達の一人だったんだと思っていたら、

>「いやぶっちゃけそこまでじゃないけど、親近感あるわあ」

で、現実に引き戻された
228 ◆bwcjUCOyB. :2008/12/18(木) 23:48:21 ID:UkEf2tiW
朱ちゃんのCPとしては
ほちゃ朱が王道だと思っていたら意外とそうでもないらしい・・・
そんなわけで以下、自給自足
229 ◆bwcjUCOyB. :2008/12/18(木) 23:51:11 ID:UkEf2tiW
『来年の予定は・・・』


「ね、かんち見て見て」

じゃ〜んって昭和な効果音付きでいきなり目の前に長方形の何かを差し出された。

「えっと・・・手帳、ですか?」

表紙がカレンダーになっていて文庫本よりも薄いそれは、どこからどう見ても手帳なんだけど・・・
でも堀江さんがこんな満面の笑みで差し出してくるんだからただの手帳じゃあるまい。

やせたいって言ってたしカロリー計算表がついてるとか?
昔それはそんなに効果ないって言ってたような・・・
じゃあ・・・・・・

「かんち〜、今変なこと考えてない?」
「い、いえ!そんなことないですよ!?」

さっきとは一転して不機嫌そうな堀江さん
いけない、この人はこういう事に関しては鋭いんだった。

「で、私にはただの手帳に見えるんですけど何かあるんですか?」
「ん〜見てわかんないかな?ほら、かんちと言えば!?」

よし、話題転換成功。
やっぱり手帳には私に関連する何かがあるみたいだ、
中を見せてくれないって事は今見えてるところに何か秘密があるって事なんだろうけど
230 ◆bwcjUCOyB. :2008/12/18(木) 23:53:33 ID:UkEf2tiW
ん〜私と言えばってなんだ?

青二?いや、手帳にはまったく関係ないな
正義感が強いとか?手帳と正義感ってそれこそ関係ないし
えさ袋?最近だいぶ小さくなったと思うんだけど・・・・・・あ!!

「赤!!ってこと・・・です、か?」

堀江さんの持ってる手帳の色は赤、つまりAice5レッドの私の色だった
でも共通点見つかったから思わず言っちゃったけど
私のイメージカラーの手帳を持ってたって、別に堀江さんが嬉しそうにしてる理由にはなんないよね

「大当たりぃ〜〜〜」
「って、えぇ!?今のが当たりなんですか?」

いつもにもまして意味がわからない。
いや、拍手とかされてもなんか正解した達成感とか別にないんですけど

「そんなわけで、来年の私はかんち色だよ」

どぉ?嬉しい?なんて言って顔を覗き込まれて

来年の堀江さんの手帳が私のイメージカラーなだけじゃないですか、とか
2・5次元発言ですね、とか
色々と言いたい事はあったけど

「わっ、か・・・かんち?///」

本当に私愛されてるなぁ、って想いの方が数倍上だったから
私だって『好き』の気持ちは負けてないってことを示すためにも
想いが伝わるように、ぎゅっと抱きしめた。


わたしはずーーーーっと前から堀江さん色ですよ?
231 ◆bwcjUCOyB. :2008/12/18(木) 23:57:43 ID:UkEf2tiW
某雑誌を見たら来年のほっちゃんのメインの手帳が赤だったのでつい・・・
今年のクリスマスも二人で過ごしてくれないかな。

では、駄文失礼しましたm(_ _)m
232名無しさん@秘密の花園:2008/12/19(金) 03:56:50 ID:UIvzDfpc
GJ!GJ!
ほっちゃん絶対赤の手帳のこと神田さんに言ってると思った!

神田さんCPは、どれが主流なんだろなぁ…
俺はほちゃ朱か純朱だと思ってるが、うりょ朱や藍朱も好きだ。
神田さんはみんなに愛されてるといいと思うw
233名無しさん@秘密の花園:2008/12/19(金) 05:57:19 ID:2j91XW3S
GJ!カンチ好き!

皆から愛されてるけど、なんとなく一番にはなれなそうなカンチが好きだ!
234名無しさん@秘密の花園:2008/12/19(金) 23:47:51 ID:1kEPPgzB
久しぶりにtiarawayとか川澄×千葉がみたい…
235名無しさん@秘密の花園:2008/12/20(土) 00:45:29 ID:EQiWe/V1
書け
236名無しさん@秘密の花園:2008/12/20(土) 07:29:46 ID:hpMfIRKl
要求ばっかしないでせめて粗筋だけでも書けよ、それなら書ける奴いるかもしれないだろ
237名無しさん@秘密の花園:2008/12/20(土) 09:45:35 ID:2BNefK5s
粗筋なんかよりレポとかのネタのが創作意欲湧くけどな
238名無しさん@秘密の花園:2008/12/22(月) 16:17:40 ID:L9TJFhb+
ハァハァして息が上がっている千葉さんに
気持ちいい?旦那さまはやさしくしてくれる?
止めちゃっていいの?もう帰っちゃう?
とか言葉攻めをおりまぜたのキボンヌ
239名無しさん@秘密の花園:2008/12/22(月) 16:24:30 ID:dT1FTnhY
803 :声の出演:名無しさん:2008/12/20(土) 23:35:37 ID:QVlkmfOO0
平野○の家って
東京都○黒区○根二丁目のア○ファスペース都○大学ってマンション?
夜中から朝まで毎日のようにがんがん大音量で
歌歌う練習してる女がいるんだけど
近隣への安眠妨害だろあの女
平野だよなああいうことするのって
240名無しさん@秘密の花園:2008/12/22(月) 18:34:33 ID:WuFLzqAF
>>238
それは南里さんの役なのか、川澄さんの役なのか、
はたまた、松来さんの役なのか、それが問題だ
241名無しさん@秘密の花園:2008/12/22(月) 19:33:26 ID:o2Y4S2Ou
松来さんって千葉さんの事なんて呼んでたっけ?
川澄さんと同じく紗ちゃん?
242名無しさん@秘密の花園:2008/12/22(月) 19:52:18 ID:FEOfdaAh
自分の中で千葉さんはプレイボーイ(ガール?)だから、結婚した後も他の女性声優達と遊びまくってて欲しいよ。
243名無しさん@秘密の花園:2008/12/22(月) 23:00:15 ID:RMslxWBI
>>241
確か、「紗子ちゃん」だったはず。
244名無しさん@秘密の花園:2008/12/23(火) 02:22:05 ID:USA1RQTi
tp://yaplog.jp/marinavi/archive/134

話ぶったぎって…
男でなくても付き合えばいいよ。
245名無しさん@秘密の花園:2008/12/23(火) 13:19:58 ID:UMpAVtdk
URL貼るなよ…
専ブラ使ってるとアドレス削っても無意味じゃなかったっけ
246名無しさん@秘密の花園:2008/12/23(火) 14:15:07 ID:MACUSJcb
いや専ブラではRefererは出力しないように作られてるから大丈夫だよ
2471/5 ◆IS0zEXOaMs :2008/12/24(水) 02:12:15 ID:pklMB3QR
>>240にティンときた
むしろまつらいさんの名前にry
>>238台詞は使ったけれど設定は無理だった

千葉さんとまつらいさんエロ分少なめ




『マイカレンダー』


外はピン張った空気の音が聞こえてきそうなほど寒空なのに。
どうしてこの部屋は熱気ムンムンなんだろう?

額の汗が流れ落ちそうになる。
暑い。

聞こえるのは二人分の荒い息づかい。

「ハァ…ハァ…、ん…ハァ」
「紗…子ちゃ、ん」
「ハァ…、も、無理…疲、れた…」
「えー…?」
食欲も性欲も人一倍。
松来さんの絶倫さにはついて行けません。
もう年なんだから体力持たないよ。

「じゃ松来、自分でしなよ」
「え…?えっ、えっ、えっ?ど、ど、どういう…」
「そういう意味」
手伝ってあげるから、と後ろから抱き締めながら言うと、松来は耳まで赤くなりながらもコクンと頷いた。

松来の右手にあたしの右手を重ねる。
「どこからがいい?」
まだ余韻の残っている松来の身体は、どこを触ってもいい声を出すんだろう。あたしが触れば。
松来はどこを触って欲しいの?

モジモジと一向に手を動かそうとしない松来を甘やかしてなんかあげないつもりだったんだけど。
「自分でするんだよ」
「………うん」
指を絡ませながら誘ってくる。
誘い方ばっかり上手くなったよね。

「ほら、早く」
「ふ…ゎっ!」
焦れったくて、つい強めに声を出したら、耳に息がかかったみたいで、松来は身体をよじらせた。
「あ、弱かったっけ?」
「そこ…しゃべ…ないで」
今度はわざと口を近付けて話してみる。
「く…ぅん…っ!」
「ここは自分じゃできないでしょ?」
舌を伸ばすと、松来の身体が左手で押さえてられないほどに跳ねた。
2482/5:2008/12/24(水) 02:13:26 ID:pklMB3QR

「いいよ。上はやってあげる。松来下やって」
左手をわき腹からツーっと胸まで這わして、右手は松来の右手ごと太股に下ろした。
「ぅあぁ…っ」
よっぽど耳がいいらしい。
それだけで達してしまいそうな勢いなので、いったん耳を離れて、首筋から肩に舌を這わす。
「跡付けていい?」
「ヤ、ダメ…」
「じゃ付けよ」
「ダメ…んっ!だってばぁ」
左手で胸の先端を転がして、仰け反った喉元に吸い付く。
松来の肌の感触が柔らかくて、このまま歯を立てて食べてしまいそうになった。

まだ動こうとしない松来の右手を、重ねていた指でノックする。
ピクッと松来の腕に力が入って、やっと太股の奥へ手を伸ばしていった。
トロトロになっているそこは、少し動かしただけであたしの指にまで粘液がまとわりついてくる。
「あ、…くぅ…」
松来は上の突起を触りたいみたいだけど、あたしが胸や首筋で遊ぶ度に目標から逸れてしまう。
仕方ないから右手を掴んで誘導する。
「あっ!…ぁ、んんっ…ん!」
感じる部分に触れられて、松来はひと際大きな声をあげる。
ホント、ココ好きだよね。

積極的に自分で指を動かし始めたので、あたしも松来が感じるお手伝いをする。
肩甲骨を口で啄んだら、背中がキュゥゥウ…と仰け反ってきれいなラインを作った。
「うぁ!紗…ちゃ、ん、気持ちいい?」
「……何で松来が聞いてんの?」
思わず笑いそうになった。
「ア…レ?分か…ないや」
「頭、大丈夫?」
「…ん、ダイジョブじゃ、ないかも…?」
なら、そのまま何も考えずに感じてればいいのに、松来は変な事を聞いてきた。

「ねぇ…旦那さまはやさしくしてくれてる?」
「何?優しいよ、すっごく」
それは事実だけれど、今したい話じゃない。
「じゃ…、ぅあっ!んー!んんんっ」
松来の指ごと中に押し込んで、少し上を親指で乱暴に撫でてみた。
ちょっとやりにくいな。

身体をずらして押し倒しながら松来をベッドに寝かせる。
「あ…」
中に入れたままの指が微妙に動いていく。
あたしと松来の指が中で絡まっていく。
「紗子…ちゃん、さえ…あっ」
前後に動かしていたら、松来の指がツルンと外に出てしまった。
目の前にある透明に光る指がエロくて、更に気持ちが昂ぶってくる。
2493/5:2008/12/24(水) 02:14:18 ID:pklMB3QR

身体を膝の間に入れ込んで、テラテラと光る指を口に含む。
独特の匂いと薄い塩気が口の中に広がっていく。
「いっ!…痛いよ、紗子ちゃ…」
「あ、ゴメン」
何故か食欲が刺激されて、思わず指に歯を立ててしまっていた。
美味しそうなんだよね。松来って。

お詫びに中の指を2本に増やして、内壁をクルっとなぞるように動かした。
この方が松来は好きだから。
口に松来の指をふくんだまま、一番感じる部分に顔を落とす。
指ごと、全部、また食べたくなる気持ちを抑えながら舌を這わした。
「やっ!ダメ…、も…ダメっ!紗…」
「いいの?」
「え、」
「止めちゃっていいの?」
「…………」
「いいなら止めるよ」
「や…っ」
指を止めると同時に松来が声をあげる。
素直な子は好きだな。

「松来はイヤばっかだよね〜」
「イ、イヤ…じゃないよ」
「じゃあ、どうされたいの?」
「え…?」
どうする?どう言う?
黙り込む松来を見上げているあたしは凄くニヤニヤしているんだろうな。
頬の筋肉が下がってこない。

「もっと、し、て…欲しい」
う〜ん…。ま、いいや。
ほんのちょっとだけゾクゾクしたから許してあげようかな?
「どうしてして欲しいの?」
堪らないから?それとも、逝きたいから?
ねぇ、どっちだよ松来。

「………好き、だから」
「え…っ?」
本気じゃないかも知れない。
松来はすごく素直だけど、その場で一瞬思った事でもすぐに言っちゃうから。
今だけかも知れない松来の垂れ流しの愛情を信じちゃダメだって。
分かってるのに、真っ直ぐすぎる気持ちに心が揺らぎそうになる。

沸き上がってきた気持ちを打ち消すように、夢中で松来を抱いた。


*
2503/5:2008/12/24(水) 02:15:22 ID:pklMB3QR

「暑い!熱こもりすぎっ」
部屋の熱気に耐えられなくなったあたしは、ベッドから出て、窓を思い切り開いた。
「うゃっ!さむっ!さーむーいーよっ、紗子ちゃん!」
「服着ればぁ?」
「ひど…わっ!」
キャンキャン吠えている松来に、羽織ろうと思って掴んでいたひざ掛けを投げつけた。
それにくるまってなよ。

外から寒いなんてどころじゃない風が入り込んでくる。
汗が一気に冷える。
あたしが寒いじゃん。

ふぅ…と吐いた息が凄く白くて。
昇っていく息を無意識に目が追ったら、薄暗闇から天使が舞い降りてきた。
「お。…ねー松来ぃ」
「なぁにぃ?」
「ちょっとコッチ来て」
「えー?寒いよぅ…」
ブツブツ言いながらもやってくる松来が可愛らしい。
服を着て、さっき投げたひざ掛けもグルグル巻きにして、それでも「寒い」とか言いながら。

「う…っわぁ!紗子ちゃんっ、雪だよ〜っ!雪降ってるよ!」
「分かってるっつーの。だから呼んだんじゃん」
松来が喜ぶだろうって思ったから。

「積もるかなぁ?積もるかなぁ〜?」
「コレじゃ、無理じゃない?」
「紗子ちゃん夢がないよ〜。折角のホワイトクリスマスなのにぃ」
「まだ早いよ!」
「あれ?今日、何日だっけ?」
「まだ23だよ、馬鹿」
罵られてニヤニヤしている松来は、もっと気持ち悪い事を言い出した。

「いいや、今日がクリスマス・イブにしちゃおうよ?紗子ちゃん」
「は?何言ってんの?」
「好きな人と過ごしてて雪降るなんて十分奇跡の日じゃない」
「…イブ、つってたじゃん、さっき」
「アハハハハ〜、あれぇ?」
「でも悪くないかな?ちょっと堕ちそうになったし」
つい溢れた言葉に松来が過剰反応する。
「う…ぇ?み、みんなに言ってるでしょ?!」
「うん」
言ってるよ。
好きな人にはみんな。
2515/5:2008/12/24(水) 02:17:02 ID:pklMB3QR

「うぅぅ…だから紗子ちゃんキライだよ」
「アレ?嫌われてんの?」
「キライ……大好きすぎて、キライ」
おぉ…!なかなか、言うようになったじゃん。
「それも、悪くないな」
どっちに取っていいのか分からないんだろう松来は困った顔をした。

「それに、後ちょっとしたら本物のイブになるし…」
松来が寂しそうに呟く。
「え?もうそんな時間?帰んなきゃ」
「あ…うん。もう帰っちゃう?よね、」
「うん」
あたしも松来も引きずらないように、出来る限り淡白に答える。
誰か松来を幸せにしてくれる人がいたらいいのにね。
ガラにもないけど、自分には出来なかった事を天に願ってみる。

「あ、そだ」
「わっ!え?紗子ちゃん?」
「プレゼント。クリスマスの…」
松来をギュウと抱き締めて、バタバタと動かしていた手が大人しくあたしの背中に回された頃、スッと身体を離した。
「紗子ちゃん、あのね…」
顎を上げてあたしを見てくる松来の口が寂しそうな気がして、軽いキスをした。
「これからずっと、一緒に雪見たらイブにしちゃおっか?」
「え…?」
「松来といて雪が降ったら奇跡のイブ」
「いい…の?」
「ん〜、やっぱよくない」
「紗子ちゃんっ!!」
「プレゼントだけ、あげる」

雪が降ったら、松来が寒くならないように抱きしめてあげる。
松来が寂しくならないようにキスをあげる。

松来が幸せになるまで、ずっと。
年に一度のXmasだけじゃなくて、ずっとずっと。



家に着く少し前、日付が変わったと同時にメールを送った。


────Merry Christmas! eve!


世界中の人と、松来が、幸せになりますように。


end.


>>250は4/5の間違い
252238:2008/12/24(水) 02:54:03 ID:sPYQYvGp
(┃ヮ┃)b
/(´・x・`)b

253名無しさん@秘密の花園:2008/12/24(水) 03:32:48 ID:eiPPnZB1
うぁあああああ!!!うりょっち、おめでとうぅううう!!!

また一歩藍ぽんに近づけたな!!!
254名無しさん@秘密の花園:2008/12/24(水) 03:36:35 ID:Zb69jBQu
>>247
うぉー!GJ!
何かちょっと切なくて超萌えたわ
255名無しさん@秘密の花園:2008/12/24(水) 06:03:15 ID:RJlW/llQ
>>253
『藍ぽん』って呼ぶのって恥ずかしくないか?ファンじゃないんだからさぁ。だからって、『藍ちゃん』も呼び難いか。

ゆうちゃんは『野中さん』で良いと思う。それが良い。
256名無しさん@秘密の花園:2008/12/24(水) 12:34:12 ID:YGgXbs+1
アイマスレディオでミンゴスに「どこにキスしてほしい?」って聞かれて
マジ照れな智秋可愛かった
にしてもミンゴスはやっぱり変態淑女だな
えりんゴスもいいけど、智秋ミンゴスもいいな
257名無しさん@秘密の花園:2008/12/24(水) 12:53:11 ID:G37dAoU7
藍ぽんって呼んでって頼まれたから
258名無しさん@秘密の花園:2008/12/24(水) 15:23:28 ID:3DBqsNg4
間とって「藍さん」て呼べばいいのに
二人とも各々努力して近付こうとしてるのは分かるんだけどもどかしいな!
259名無しさん@秘密の花園:2008/12/24(水) 18:27:18 ID:GAHAb89h
>>251
おぉ、GJ!
最高のクリスマスプレゼントだよ
260名無しさん@秘密の花園:2008/12/24(水) 22:56:43 ID:JiWY3rkL
>>251
チョベリGJ
261名無しさん@秘密の花園:2008/12/24(水) 23:15:16 ID:fcK5EZ3T
>>256
キングの方が照れるって珍しくないか?
どっちかっつーとミンゴスがやり込められてる気がする。
262名無しさん@秘密の花園:2008/12/25(木) 06:56:18 ID:05mnYlwc
263名無しさん@秘密の花園:2008/12/25(木) 08:42:08 ID:IXVikUIN
アイマスラジオのホームページのトップの画像
チアキングがミンゴスに密着されて
緊張しているように見えなくもない
264名無しさん@秘密の花園:2008/12/25(木) 09:35:08 ID:/POJZQLl
>>251
旦那は出張でしばらく帰ってこないからとか言って、
千葉さんがいろんな人を日替わりに自宅に招きいれているのを想像してしまいました。
265名無しさん@秘密の花園:2008/12/25(木) 21:48:42 ID:rk+cCE6k
>>264
ぜひ川澄さんを招きいれて楽しんで下さい
できればそれちょっと覗かせて欲しいw
266ミンゴス×チアキんぐ:2008/12/25(木) 22:47:23 ID:novhQ1Cv
レディオの二人に触発されて。収録終了後の話。

「ねぇ、智秋」
「んー、なにー?」
「……どこにキスして欲しい?」
「……まだ引っ張んの? それ」
「実を言うとさー、あれ結構本気だったんだよね」
「……あんた馬鹿じゃないの」
「あたしの台詞取らないでよー!」
「いや、そう言いたくもなるでしょーよ」
「……で、どこにキスして欲しい?」
「……どこでもいいよ」
「へ?」
「あんたがキスしてくれるなら、どこでもいい」
「……智秋……」
「……なによ」
「可愛い……」
「あーもーこの酔っ払いめ」
「嘘じゃないもん。智秋、収録の時も可愛かったよ。
 さすがにあの時は流れ上可愛いって言ったら智秋が照れて進まなさそうだなーって思ったから言わなかったけどー」
「……」
「じゃー、チューするねー」
「……勝手にすればいいよもう!」
「あーやけくそになったぁ」
「……するの? しないの? どっちさ?」
「するもーん。えい」

 ちゅっ

「……」
「なんかつまんなさそうな顔してるー」
「……いや、ちょっと拍子抜けしただけ……」
「唇のほうが良かった?」
「……自分でどこでもいいって言った手前、そんなこと言えないでしょ」
「じゃあ、今度は……」

 ミンゴス、キングの唇に人差し指を当てる

「ここに、ね」
「……もう好きにしていいよ、麻美」
「んー。好きにするー」

 そして酔っ払ったミンゴスからキスの嵐。そして寝る。


落ちてなくてスマンorz 何回目かのアイマスレディオ聞いて突発的に書きたくなった。
レディオ内でのミンゴスの発言は多分ちょっと捏造してるかも。
267名無しさん@秘密の花園:2008/12/25(木) 23:14:47 ID:gof2ENwK
チアミンきたー!GJ!!

寝落ちしたミンゴスの横で一人悶々とする智秋を想像してさらに萌えました
ありがとう
268名無しさん@秘密の花園:2008/12/26(金) 05:45:25 ID:4eQ2Px8I
>>266
GJっす!!想像したら萌えた
次はぜひSSでお願いしますw
269名無しさん@秘密の花園:2008/12/27(土) 01:54:38 ID:3B1WfBjB
>>251GJ!千葉さんの「まつき」って呼び方が大好きだ
旦那は綾子か
>>266GJ!実際にノリノリでキスしてそうなんだよなw
270名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/27(土) 10:44:35 ID:83VuDhhu
>旦那は綾子
その考え方があったか お前賢いな
271名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/27(土) 14:41:15 ID:a0cG/InT
>>266
あの回はやばかった!!
GJ
272名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/30(火) 11:08:36 ID:imR3JnPb
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm1857355
15分あたりから
273名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/30(火) 21:28:21 ID:LVqOlk9Z
古いの貼るなよ
274名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/01(木) 12:13:12 ID:ChIIznGA
あけおめage
275 【末吉】 【1326円】 :2009/01/01(木) 16:55:25 ID:DgfXWwl4
お気に入りカプのひめはじめ妄想で忙しいわ。
276名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/02(金) 01:25:31 ID:eH/GvZiO
テレ東すげぇな
277 ◆k8mpPn1kbE :2009/01/04(日) 02:40:56 ID:+s2siiKN
遅くなったが年明け一発目からあみぺのブログでのいちゃいちゃっぷりをちょっと書いてみた


「ぺ!ぺ!亜美ブログ更新したよ!新年一発目!!」
「おー早いね」
「見てみてみて−♪ぺの写真使っちゃった♪ぺぇ超かわいい!!!!!」
「ちょ!おま!なにしとん!消せ!」
「アタシのさんぺーちゃんへの愛を見せつけちゃおっ♪みたいなみたいな?」
「うわ、きも」
「今年もさんぺーちゃんへの愛は不滅だよっ!ぺ、ラヴ!!!」
「うぜぇ…」


(あいつがアタシの写真載せてるし、ちょうどいいから小清水の写真のせとくか 
 別におそろいにした訳じゃない、そこにいたから載っけただけだっ 勘違いすんな!)

「ぺ、ブログに亜美の写真載せてる!もぉーかわいいんだからぁ♪」
「別に最後に撮った写真がお前だっただけだし」
「もぉツンデレさんめ!ラヴ!」
「知るか」

「ぺ、今年もよろしくね!!!今年こそ入籍しよ!」
「しねぇよバカ!」
「その『バカぁ(はぁと』に亜美愛感じる!」
「ついに耳までやられてきたか……疲れた…アタシもう寝る」
「え、ぺ寝る?寝る?姫始める?」
「はじめねーよ!!!!!」
「亜美、もうちょっとムード欲しかったけど…///ぺがその気ならいつでもOKよん!さぁ♪」
「ねろ、そして襲わないし服を乱すな」
「やん♪服の乱れを直そうとして亜美に手をかけるなんて三瓶くんったらぁ♪」
「だまれ」
「もぉゆぅゆのツンヘタレえぇぇぇぇぇじゃあ亜美がオオカミになる〜♪いただきます♪」
「ちょ、そっちかよ!?ちょ、ま、うわ、こしみz」
278名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/04(日) 05:17:28 ID:qqjNBx1Z
絶対誰か書くと思って全裸で待ってたぜww

>>277
乙ですw
279名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/04(日) 13:47:49 ID:xJicIWA8
>>277
笑っちまったwGJw
280名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/04(日) 14:20:53 ID:rUTFh+SK
>>277
今年もいい2828を期待してる
281名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/04(日) 20:59:13 ID:Vobp05cH
GJ!やっぱあみぺは良いなw
282名無しさん@秘密の花園:2009/01/04(日) 21:13:20 ID:bmUc+lcR
>>277
GJ!新年からにやにやさせてくれてありがとう。
283名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 07:38:45 ID:VPQt015O
こんなSS投下


ほっちゃんの部屋であさのさんがガシガシ掃除

「あさのさんゴメンね、いつも助かる」
「いいの、あたしも次のストーリー煮詰まってたから」

みるみるうちにシンクの悪臭が消え、本棚や衣装ケースが整頓される
284名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 07:50:32 ID:VPQt015O
「これいつの衣装?」
「それ捨てないで」
「この台本まだ持ってたんだ」
「それも捨てないで」

「…そんなこと言ったらさぁ、このゴミ屋敷片付かないよ」
「だって…」
「ホテルでするのお金かかかるし、ユニットバスでも狭いし…わがままいうならもう見捨てるよ!」
「わぁー、捨てないで、捨てないで、言うとおりにしていいから(泣)」


タイトル「ほっちゃんの部屋」

お粗末様でした…
285名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 18:24:38 ID:VPQt015O
調子コイてもう一つ

チアキングの部屋でますみんがガシガシ洗濯中

「ますみアリガトー、ホントに来てくれるとおもわなかった」
「すごいねこれ、ほとんどヒモだけじゃない」

三角巾で肩から左腕を吊ったチアキングがますみを見つめている
286名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 18:37:52 ID:VPQt015O
「ますみ、それくらいでいいから飲も」
「今脱水してる」
「一人ポーリーつまんない」
「これ干してから」
「アタシのカラダも洗濯してちょうだいYO」
「しょうがないなぁ、この万年発情期め」

ようやくますみは手を休め、チアキングの頬を両手で包み込んだ

「ますみ冷たい」
「じゃ私が温めてア・ゲ・ル、クスッ」


タイトル「チアキングの部屋」終わり
287名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/11(日) 01:51:17 ID:yGa88umj
>>286
GJ!なんかワロタw
288 ◆gqNkam1SwU :2009/01/11(日) 03:05:48 ID:nK5cAA9s
小ネタ投下。
バカっぽいます智。微エロ?
289へたくそ ◆gqNkam1SwU :2009/01/11(日) 03:06:51 ID:nK5cAA9s
ぐるぐると一人で考えていても仕方ないので、直接聞いてみることにした。

「ねぇ、智秋ちゃん」
「ん……」
「わたし、『下手くそ』かな?」
「…………」

む。そこで黙るってのは一体全体どういう意味だ。
別にあのツルッとした占い芸人の言うことを真に受けているわけではないけどさ。
あそこまでハッキリと、それも何回も断言されてしまうと、さすがにちょっと不安にもなるでしょう。

「ちょっと、ねぇ、智秋ちゃんってば」
「……ッ」

黙り込んだきり、なかなか返事をくれないので、止めていた指を動かしてもう一度答えを促す。
薄暗い部屋の中、智秋ちゃんの高く甘い声が心地よく耳朶をうつ。

「ねー智秋ちゃん?」
「……ッ、…………っ!」
「ちゃんと答えてよ」
「やっ、ますッ……」
「ねぇってば、ちあ」
290へたくそ ◆gqNkam1SwU :2009/01/11(日) 03:09:11 ID:nK5cAA9s
……しつこくアンサーを要求し続けていた唇を、噛みつくみたいに封じられてしまって、仕方なく続く言葉を飲み込んだ。
むぅ、そうきたか。やるな、サファリ・プリンセス。

「……真澄はさ、」
「うん?」
「時々、ものすごくバカなこと聞くよね」
「え?え?なにそれ、どういうこと!?」

思いがけない言葉に、焦って聞き返すものの、眼前に広がるのは完全なる諦観の表情。
な、なんだよぅ……。
ため息をつく智秋ちゃん。
ため息をつかれて涙目のわたし。

「……それともさ、わかっててやってる?」
「え!?な、なにが?」
「……わかんないならイイデス」
「え?あの、智秋ちゃん?」
「ますみのバーカ。高3ボーイハート」
「なにそれ〜ッ!?」



そうして結局、答えも教えてくれないまま、それからしばらくの間、智秋ちゃんは口を利いてくれませんでした。
……あ、あれ?やっぱりわたし、下手くそ?
291 ◆gqNkam1SwU :2009/01/11(日) 03:11:22 ID:nK5cAA9s
以上。
アニスパ新春占いネタでした。
292名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/11(日) 16:00:19 ID:Z3letUpf
>>291
GJ! こういうネタは大好きだ
貴方の作品が好きなので、またネタがあったらSSお待ちしてます
293 ◆2OfZcmRBlQ :2009/01/12(月) 04:33:56 ID:3oppqmjO
みなさんおはようございます。
以前ほちゃます(ますほちゃ)を投下した者です。
で、今回も性懲りもなくほちゃます(ますほちゃ)で行きます。
294 ◆2OfZcmRBlQ :2009/01/12(月) 04:36:07 ID:3oppqmjO
『綺麗な、世界の果てで』


――ねえ、浅野さん。
この広い世界に、私達二人っきりだったら、浅野さんはどうする?

…私は、浅野さんに…

朝。ちょっと曇った火曜日。
吹き抜ける生ぬるい風で私は目を覚ます。

「夢、か」

夢で起こった出来事を、ちょっと残念に思いつつ、ベッドからのそりと起きる。

「眠…」

まだ目も完全に覚めきってない内に、携帯の着信が鳴る。

「浅野さん…」

浅野さんからのメールだ。
そう分かった瞬間、思わず顔がにやつく。

『ほっちゃん今日ヒマ?
ヒマだったら、一緒に買い物行かない?』

たったこれだけの文章に、私の心はあったかくなる。
答えなんて迷うはずもない。
私は、浅野さんにメールを返信した。

『いいよ』、と。

―――――

「浅野さーん!」
「お、ほっちゃん」
「ごめん、遅くなっちゃって」
「ううん、いいよ別に…あれ、ほっちゃん」
「なに?浅野さん」
「今日の髪型可愛いじゃん」
「そ、そうかな」

当たり前だよ!浅野さんとのデートだよ!そりゃ気合い入れてツインテールにもするって!

「じゃ、行こうか」
「う、うん」

私達は別に恋人同士では無いけれど、自然に手を繋ぎ合える仲。

まあ、浅野さんからしてみればただの友達としてなんだろうけど。
私はそれだけで嬉しいんだ。
浅野さんと一緒に居られるこの一分一秒が愛おしくてたまらない。

295 ◆2OfZcmRBlQ :2009/01/12(月) 04:37:49 ID:3oppqmjO
その後も買い物、食事など、普通の友達同士がやる事と変わらない時間を浅野さんと過ごす。

「ねえ、ほっちゃん。映画見たいんだけど。いいかな」
「珍しいね、浅野さんから映画が見たいだなんて。小説のネタ?」
「ま、まあそんなとこかな」

浅野さんが見たがっていた映画は、パニック映画。
外国の映画だから、もちろん恋愛要素も強めで。

…でも浅野さんが書いてる文章と、こういう内容の映画じゃあんまり合致しないよね…?
でも、浅野さんが見たいって言うなら、私には拒否権は無い!

私は笑顔で答える。

「うん、いいよ」


―――――

「ハラハラしたねえ」
「そうだね」

とはいえ、浅野さんの横顔が綺麗過ぎて、正直映画の内容なんか頭に入ってない。

そして周りはカップルが多すぎて女二人の私達は正直な話、浮いていた。

「でもさ」
「ん?」

浅野さんが口を開く。

「恋愛ってあんな風に上手く行かないよね」
「ま、まあ映画だから、ね」

始まった。浅野さんの評論家張りの批評。でも、浅野さんのそういう所、嫌いじゃない。
寧ろ、好き、なんだけど。


「あんな簡単にいってたら誰も苦労しないっての」
「な、なんか荒れてるね。ネタが出てこないの?」
「…ん、そんなとこ」

…なんか今日の浅野さん、少し変みたい…いつもみたいに、言葉の歯切れも良くない。
それに心なしか、私を見てくれないような気がする。

…ちょっと寂しい、な…

296 ◆2OfZcmRBlQ :2009/01/12(月) 04:38:50 ID:3oppqmjO
―――――

…もう、夕方。
浅野さんがおかしかった理由も分からずに、もうすぐお別れの時間。

「もうこんな時間だ。じゃあ、またね浅野さん。また今度連絡するから」
「ちょっと待って、ほっちゃん」

浅野さんが私の手をグッと掴んだ。
思わずドキッとする。

「な、なに?」
「私今スランプなんだ。自分の書きたい文章が分からなくなってる」
「そ、そうなんだ」
「そこで、私の質問にいくつか答えて欲しいんだ。
何かネタになるかもしれないから」

浅野さんの力になるなら…。
よし。

「いいよ、浅野さん。何でも聞いて?」
「ありがとう、ほっちゃん…じゃあね…」
「うん」
「今日見たあの映画。ほっちゃんがあの映画の人物だったら?」
「そりゃ怖いよ。だっていきなり津波が襲ってくるんだよ。その上、雷だなんて、最悪だよ」
「じゃあ第2問。あの極限状態。
ほっちゃんだったらあの状態で愛は生まれると思う?」
「…よく分かんないけど、その時の精神状態によるんじゃないかな」
「……じゃあ、最後の質問ね」
「うん」

浅野さんは私を真っ直ぐ見据えて、聞いて来る。

「……この広い世界に、私達二人っきりだったら、ほっちゃんはどうする?」

「え…」

…ビックリした…。
私が今朝夢の中で浅野さんに問い掛けたのと同じ質問だ。

でも、浅野さんが望んでいる答えはアレしかない。

「ほっちゃん…」

この瞬間が、幸せな夢で終わらないように。

いつまでも、続く幸せになるように。

私は浅野さんの質問に答える。

浅野さんの笑顔が見たいから。

ゆっくり、私の想いを伝える事にしよう。
fin

297 ◆2OfZcmRBlQ :2009/01/12(月) 04:40:53 ID:3oppqmjO
以上です。
やっぱり自分にはほちゃます(ますほちゃ)しかない!
しかし最近この二人の燃料が無い!
もっと共演してくれ!
ほちゃます(ますほちゃ)こそ自分のジャスティス!

…駄文失礼しました。
298名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/12(月) 22:22:20 ID:XUa53efu
名前しか判らないが二人を好きだという情熱は感じた
頑張ってくれ
299名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/13(火) 21:17:12 ID:0EhP52qd
なばいとの結婚CDで植田が言ってた
あの雨の日って現実に何かあった?単なるリップサービス?
3001/6『はじまり の KisS』 ◆IS0zEXOaMs :2009/01/14(水) 01:17:40 ID:u4LCN3aK
人少ないみたいなんで今の内に。色々とテストを兼ねて少し長い話。
P.S.Pラジオとか、3rdライブとか、オーバーマスター特典DVDとか、c/wの『KisS』を見聞きしていないと分からないネタが多いです。
続き物で1回毎に視点が変わります。4〜6レス/4〜5回くらいの予定です。
相変わらず下手な文なのでID見て飛ばして下さい。

>>77-81>>83-86の続きですが、設定がパラレルになって収拾ついていません。
※中村今井スレの>106-108『ほっぺにチュ』も盛大に絡まっているので、
もし読んでくれる人いたらそちらにも目を通して頂いた方が意味不明にならないと思います。
時系列で並べると、『ほっぺにチュ』→『麻美ちゃんとあたしとあの子』→『麻美さんとアタシとアノ子』→『KisS』1〜4(or5)
-----------
●データ補足(登場頻度順)
今井麻美・中村繪里子=アイマス1期
沼倉愛美(ぬまくらまなみ)=ぬーぬー=アイマス3期加入=20歳=しっかり者の寂しがりや
原 由実(はらゆみ)=はらみー=アイマス3期加入=天然=健啖家=関西人
たかはし智秋=アイマスでの役名・三浦あずさ=アイマス1期
下田麻美(しもだあさみ)=麻男さん=アイマス1期=アッキー(長谷川)の旦那
-----------
前口上からして長くてスミマセン。



『はじまり の KisS』

初めての大舞台。
ガチガチに緊張していたのに、そういった感情が外に出にくい私は、やっぱりみんなから落ち着いてるね〜と言われてしまった。
もうすぐゲネが始まるというのに、いつもの如くどこかに行ってしまった由実を探してさ迷っていたら、あの人に会った。

ずっと憧れていた先輩。
いつも自然と目で追っていた。
いつかあの人の瞳に、一瞬でもいいから映り込んでみたいと思っていた。
オーディションに合格して、同じ舞台に立てる機会を貰って、その願いが叶うかも?と淡い期待をしていた。
あの人の瞳に映っているのは、ずっとただ一人だけだったのに。

「もしかして、原ちゃん探してる?」
「は、はいっ。いなくなっちゃって」
「だと思ったぁ」
ニパッと音が聞こえるくらいの笑顔に頭の中がクラクラする。
ボーッと魅入ってしまっている私を、ちゃんと現実に引き戻してくれるのもやっぱりあなたで。
「今、ケータリングにいたよ」
「ホントですか?!ありがとうございます!」
「あっ!沼倉」
慌て走り出そうとした私を呼び止める声が聞こえた。
「…はい?」
「衣装似合ってるよ♪」
「え…」
「格好いいんだけど、沼倉が着るとすごく可愛くもなるなって」
「あ…りがとう、ございます」
「朝から言いたかったんだけどなかなか話せなくてさ〜」
沼倉の事ちゃんと見てるゾ、とそう言ってくれている気がした。
3012/6『はじまり の KisS』:2009/01/14(水) 01:19:41 ID:u4LCN3aK

「緊張…してる?」
「え…はい」
「だよね〜。あたしも」
「え…?リハも全然落ち着いて…」
「みんながいてくれるからだよ」
メンバーが、スタッフさんがいてくれるから、とあなたは言う。
「そうですね!私も先輩達がいてくれるから安心です」
「ホント?じゃ、後で沼倉の出てるトコ、袖で見てよっかな〜?」
「え?」
「あ…やりにくい、か?」
「いえっ!逆に見ていて欲しいです!是非!」
「ホント?よ〜し、あんまり頼りになんないかも知んないけど見守ってるよ」
「は…はいっ」
何だか夢見心地になっている私に、更にフワフワと飛んで行きそうな言葉が降りてきた。

「そうだ、沼倉ぁ。本番、あたしの事も見ててよ」
うゎあ…。
「は…い。見てます…ずっと。ずっと」
「あは♪あたしも安心だぁ〜。約束だよ」
そのまま笑顔で楽屋に入って行ったあの人を放心状態で見つめていた。
今までも、これからも、ずっとあなたを見てます。

いつの間にか、探していたはずの由実がいて、ライブは大盛況で幕を降ろした。


あれからプロモーションのイベントやラジオで、ご一緒する機会が更に多くなって。
笑顔を向けられる度に、心躍る反面、最初に感じた小さなささくれもドンドン大きくなっていった。


私じゃダメですか?
やっぱり私はあなたの目には映らないんですか?
あの人の代わりにもなりませんか?

だったらせめて、あなたがそんな悲しそうな目で笑わないように…。
私に出来る事は、呼んでくる事ですか?
あなたの元へあの人を連れて来られたら、あなたは笑ってくれますか?
その笑顔が私へ向けられたものじゃなかったとしても。
私、あなたに笑っていて欲しいんです。


ねぇ、繪里子さん。
3023/6『はじまり の KisS』:2009/01/14(水) 01:21:00 ID:u4LCN3aK
*

「それでは、ゲームでお会いしましょうーー!バイバーイ」

OKの声がかかったと同時に「お疲れさまっ」と言って、私をぎゅぅぅうーと抱き締めてから由実の元へ行こうとする今井さん。
「あの…っ!」
「…ん?なーに?ぬーぬー」
「…………」
思わず声をかけたはいいけれど、肝心の用件が決まっていないから、変な沈黙が流れてしまった。

「あ、あの…、その…」
「んー、いいよ。ゆっくりで」
「はい…そのぉ、あのー、あのー…」
「うん」
マズイ。本当にマズイ。変に思われちゃうよっ。
言いたい事は決まっているけど、聞き方が分からない。
えーと、えーと…。
「あ、ぁ、あの…由実!好きですかっ?」
「へ?ゆ…はらみー?うん!好きだよ」
「あ、そう…ですよね。ですよね?」
私は何を聞いているんだろう?
自分でも分からないのだから、今井さんはもっとクエスチョンマーク飛びまくりだろう。
それでも、私に笑顔で付き合ってくれる、この人懐っこい先輩に頭が下がる。

「ぬーぬーも好きだよ」
「ん?あっ、ありがとうございます」
「アレ?違った?」
「え?」
「てっきり、はらみーばっかり構ってるように見えちゃったかな?…って」
あぁ、気を遣ってくれたんだ…そうか!コレでいってみよう。

「あのっ!仁後さんは好きですか?」
「好きだよぉーっ!!」
「樹里さんは…」
「好きっ!」
「智秋さんや下田さんは」
「好きだよ〜」
「長谷川さんや若林さ…」
「好き、好き、みんな大好きだよ〜っ!」
予想していたままの答えが返ってくる。
たぶん嘘じゃない素直な答えなんだろう。
じゃあ。
3034/6『はじまり の KisS』:2009/01/14(水) 01:22:40 ID:u4LCN3aK

「じゃあ、繪里子さんは…?」
「えりちゃん?…好きだよ。それがどうかした?」
一瞬だけ声のトーンが変わる。
今井さんらしくない、と思う。
「あのっ!私もっ、繪里子さんっ、好きなんですっっ!」
「……あ、そーなんだ。沼倉、力入りすぎだから」
「すっ、すみません!!」
「いや、怒ってるワケじゃないから」
「はいっ!すみません」
私の呼び名が変わった。
こうも態度に出されると、言ってしまって良かったのか、不安になってくる。

「そっかー。えりちゃんかぁー。てっきり、沼倉ははらみーかと思ってたんだけど、えりちゃんかぁー」
「由実は好きですよ。アイマスの同期ですし。好きですけど…繪里子さんはもっと違った、特別って言うか…」
今井さんの表情が変わる。
目を見開いて、驚いたような表情で。
「ホントに、なんだ?」
「た…ぶん」
今井さんの目を見つめながら頷く私を見て、今井さんはふーん、ふーんと呟いていた。

「それってあたし、聞いちゃっていいの?」
「た、ぶん…」
意を決してコクコクと頷く私に、今井さんはもう一度「ふーん」と言った。
本当は今一つ自信がなかった。
これから(恐らく)長い付き合いになっていくであろう仕事場の、それも、年もキャリアも大先輩に。
自分の性癖を晒してしまうのは、私にとっても後輩としてもNGじゃないだろうか?と思ったから。
でも、今私が出来る事って、このくらいしか思い付かなくて。
今井さんは優しいけど、自分を守ったままで動いてくれるような相手とは到底思えなかったから。

「はらみーのが若いよ。はらみーのが素直だし。はらみーのが…」
「でもっ、でもっ…!」
あ…声が震える。
「繪里子さんの方が可愛いし、繪里子さんの方が気になるし、繪里子さんの方が、好き…なん、でしょう?」
言えた。言えた、けど…。
私、先輩に凄い事を言っちゃった気がする。

案の定、今井さんはまた少しだけ固まっていた。
「ソレ…誰から…あ、いや。何でもない」
「あの、私っ、繪里子さんにずっと憧れてて、」
「それ、えりちゃんに言った?」
「いえ…言えてないです」
「言ってあげたらいいよ。きっと喜ぶから。凄く、喜ぶから」
「あ…の、」
「あたしじゃなく、えりちゃん本人に言ってあげたらいいよ」
ダメだ。これ以上は言えない。
今井さんが千早みたいになってるから。
3045/6『はじまり の KisS』:2009/01/14(水) 01:24:26 ID:u4LCN3aK
*

「なー、アイス、食べへん?」
「…ひゃっ!冷た…い?」
「もろてん、スタッフさんに。お疲れさまって」
スタジオの廊下でボーッとしていたあたしに、アイスをつけながら由実が話し掛けてきた。
もしか…しなくても、待っていてくれたのだろう。

あのまま、ひと言「お疲れさま」とだけ言って帰ってしまった今井さん。
確実に怒らせてしまった気がする。
やっぱり止めておけばよかったのかな?
結局、何も出来なかったし。そう、何よりもそれが一番痛い。
繪里子さんの為とか大義名分を掲げたクセに、私に出来る事なんて何もなかったんだよね?
自分のお節介で考えなしな性格が嫌になる。
「由実。…由実ぃ…っ!」
「うん。うん。大丈夫やで〜、ホンマに大丈夫やから。落ち着きぃ〜、な?」

聞いてくれる人がいるのはとても助かる。
誰でもいいのかも知れないけれど、実際こんな時、頼れる人なんて殆ど思い付かないから。
「愛美は繪里子さん好きやねんもんな〜」
「…ん」
「ずっと、繪里子さんに憧れてたんやもんな〜」
「…ん」
由実の言葉の抑揚が音楽みたいに頭に響いてくる。
由実がおっとりと喋るからかな?こんなに暖かく感じるのは。
「今井さんって、中村さんが好きなん?」
「…分かんない」
「ふ〜ん」
「でも繪里子さんは今井さんが好きなんだと思う」
「ふ〜ん」
「麻美ちゃんがーって話してる時の繪里子さん、凄く嬉しそうだから。わたし、その繪里子さんが一番好きみたいで」
「ふーん…。それ、ちょっと分かるわ」

由実の手が私の頭をポンポンと叩く。
痛くないそのリズムが心地いい。
「今井さん、怒ってはらへんかったよ」
「え?」
「ホンマ、ホンマ。沼倉の事お願いって、ぬーぬーにゴメンねって、言っといてって言われたんやもん。大丈夫やって」
「今井さんは優しいね」
「…………う…ん。どうなんやろな〜?」
意味深な言葉を残したまま、由実は話を変えた。
3056/6『はじまり の KisS』:2009/01/14(水) 01:27:59 ID:u4LCN3aK

「愛美はまだ何にも、中村さんに気持ちを伝えもしてないやん」
「言ってしまったら確実に告白になって困らせてしまうもん」
「そうかも知れんけどな〜。困るかどうかなんてまだ分からんのやしぃ」
「困るよ。そりゃあ嫌われてはないだろうけど、何とも思ってない人からの告白って一番厄介じゃん?」
「厄介、かぁ…」
終電間に合わなくなるから、と私達はトテトテ駅に向かった。

由実は結構オープンにしていて。
仲良くなった、かなり初期からこういう話が出来て助かっている。
「同性でも恋愛対象になるってだけでも、めっけもんやと思わへん?言うてもなかなかおらへんで〜」
「そ、だね」
「好きになっても、女やってだけでNG食らうよりは何百倍も望みがあるって」
「……だね」
自分を見てくれなかったら、そんなの何の意味もないけど。
男でも女でもいい。
あの人の、ただ一人になりたい。
「ほんでな〜。これから頑張って、いっぱい繪里子さんに甘えてみてな。気持ちに整理ついたらな、いつでもあたしんトコきたらえぇやん」
「え…?」
「これでも愛美よりお姉ちゃんやし〜。あたし、気ぃ長いねん」

待ってるから。
軽く発せられたその言葉は、お愛想なのか本気なのか分からなかったけど。
そう言ってくれる由実の声に、ちょっとだけ涙が出そうになった。

フラれるの前提なのに、無理して諦める事ないって言われてるみたいで。
嬉しいのか悲しいのか分からなくなるけれど。
少しだけ気持ちが楽になった。


(つづく)
306名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/14(水) 19:18:36 ID:BlMTnHzs
是非とも続いてくれ!wktk
307名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/14(水) 20:37:21 ID:hmwW6XwE
>>297ほちゃます!ほちゃますGJ
>>300全裸で期待してる!
308名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/14(水) 22:16:24 ID:XffjYAd1
>>300
珍しい面子だなー。
続き待ってる。
309名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/15(木) 01:16:49 ID:0J6FCG98
>>306-308ありがとうです
でも期待に応えられる自信はないです。生温く見てやって下さい
まだ書き途中のもあるので、調整込みで一日一話UP出来たらと考えています
3101/5『KisS の カンカク』 ◆IS0zEXOaMs :2009/01/15(木) 01:18:37 ID:0J6FCG98
>>300-305の続き

『KisS の カンカク』


あぁ…何なんだろう。
この罵られる事に対する安心感は。
麻美ちゃんのこと変態さんって言えないレベルだよね。

久しぶりの一緒のラジオ収録。
この転がり続けていく軽快なテンポが心地いい。

邪険にされるとホッとする。
優しくされると不安になる。

最近のあたしの精神状態はすこぶる危うい。


収録終わりに、事務所近くのカフェで、これまた久々に麻美ちゃんと二人で他愛のない話をしながら考えていた。
今日の収録は何だか珍しく長谷川がフォローに回っていたけれど、あたし達はあんなんが正常だよ。
あたしがモーションかけまくって、麻美ちゃんがウザがる。定石みたいなモノ。

戸惑っているのは、終わってからの麻美ちゃんのテンション。
やけに甘えて来たり、泣きそうになる程冷たかったり。

また麻美ちゃんに揺さぶられる。


「えりちゃん、ぬーぬー可愛い?」
「ふぇ?ん〜、可愛〜ね〜」
「えりちゃんって馬鹿?」
「は?今井さん、話が見えないんですけど?」
「…………」
「今井さ〜ん?」
「沼倉、えりちゃんに憧れてたんだってさ」
「あーうん、こないだ好きって言われた」
誰かに直接的な好意を向けられるのは、ホント久しぶりで。
考えていた以上に嬉しくなってしまったあたしは、見事、コーナーゲームに負けた。
3112/5『KisS の カンカク』 ◆IS0zEXOaMs :2009/01/15(木) 01:19:53 ID:0J6FCG98

「は?」
「ラジオだよ。コーナーで告白ゲームをした時に言われた」
「あぁ…アレ、ね」
「“ずっと好きって言いたくて、言えなくて…”って、まぁゲームのネタ込みだろうけど、どんだけ可愛いんだか!」
「………沼倉も可哀想に」
「ん?なに?」
「な〜んでもな〜い」
「絡むな〜?麻美ちゃんだって、またアサミンゴスPしてるんでしょ?」
特典DVD、ワザと見なかったのに、方々から伝え聞く変態淑女伝説。
「趣味と実益を兼ねているだけ」
しれっと言い放つ言葉に、怒ったり、傷付いたりはもうしなくなったのに。
こないだの沼倉の言葉が、表情が忘れられなくて、つい聞いてしまった。

「本気に…する子いたらどうすんの?」
「ん?可愛かったらいいんじゃない?」
「え…、マジで?」
麻美ちゃんてば、何、言い出すんだろう?
「うん。可愛くて、素直で、若くて、…私の事好きで、私が好きな子だったらいいんじゃない?」
「…セクハラ親父を好きになんてなるかぁ〜?」
こんな話、したくない。

自分で振っておいて何だけど、ドンドン気が滅入ってくる。
なのに、あたしの中のいいコ春香は笑顔で話を続けようとする。

抜けられなくなってもがいているあたしに気付いてよ。
助けてよ麻美ちゃん…。

「繪里子さん!」

あたしをそこから連れ出してくれたのは、目の前にいた麻美ちゃん…の後ろから声をかけてきた沼倉だった。
3123/5『KisS の カンカク』 ◆IS0zEXOaMs :2009/01/15(木) 01:21:07 ID:0J6FCG98
* * *

「繪里子さん…」
「………………」
流されてしまいそうになる。
差し出された優しさにすがってしまいそうになる。
ジッと見つめてくれる瞳。
沼倉の可愛らしい顔がだんだん近くなる。

あぁ、この感覚。
久しぶりだなぁ…。

キスしそうになる感覚………麻美ちゃんと。

「…っ!……ゴメン!」
「あ…」
ゴメン。見えてなかった。
沼倉の事、見えてなかった。

*

カフェで会った沼倉は、開口一番、真剣な顔で「ご相談したい事があるんです!」と言った。
遅れて沼倉の後を追って来ていた原や長谷川・下田も、沼倉のテンションに圧倒されている感じで茫然と立っていた。
あたしは麻美ちゃんやみんなへのバイバイもそこそこにカフェを出る事になって。
「愛美…!」
出掛けに原に呼び止められた沼倉は、何かを渡されていた。

で、今、原のアパートにいて、沼倉にもう一度告白されてしまった。
「ホントはあそこから繪里子さんを連れ出せれば、それでよかったんです。なのに、」
「…………」
あたしが地雷を踏んでしまったんだね。
相談と言っていたから、言いやすくなるように空気を和ませたつもりだった。

『沼倉ぁ、助かった』
『え…?』
『ちょっと居づらかったんだ。お礼に何でも聞くよ。あたしに出来る事なら何でもしたげる』
『欲しいのは。繪里子さん…にしか出来ないですよ』
『じゃあ、なおさらだぁ。大好きな沼倉の為なら何だって…』
『わたし……』

やっぱりこの間の収録のは、お遊びに紛れさせていたんだね。
3134/5『KisS の カンカク』 ◆IS0zEXOaMs :2009/01/15(木) 01:21:47 ID:0J6FCG98

笑っちゃいけないルール。
だけど沼倉は、柔らかい声とは裏腹にずっと泣き出そうな目をしていた。
あの時は、きっと緊張しているからだろう?と深く追及するのは止めたけれど。
ずっと気になっていた。
あの目を見た事があったから。
いつかの鏡の中にいるあたしと同じ、行き場のない思いを持て余している目。


“可愛ければいいんじゃない?”
麻美ちゃんの言葉が聞こえてくる。

“素直で若くて、あたしのこと好きで…”
あたしが好きな人…だったら、どんなにいいんだろう?


目の前にあるのは少し寂しそうに笑う沼倉の顔。
「ホントにね…変わりでもいいんです」
「そんなのダメだよ」
「私がまだ若いからですか?」
「…………」
えー…っと。
「沼倉ぁ〜、それちょっと違う意味で胸に刺さるなぁ…」
「え…?や、間違えましたっ!“私が年下だからですか?”でしたっ!」
「もう言っちゃってるし。ははっ、麻美ちゃんの前では言っちゃダメ…だ…よ…」
しまった…っ。
どうして?どうして拭っても拭っても麻美ちゃんの事が浮かんでくるの?
「ふふ…繪里子さんって、迂闊すぎます」
「だね、ゴメン」

いけない、いけない。
無神経にも程があるよね、と反省していると。
優しく笑ったまま沼倉が呟いた。
「………ダメですよ」
え?
「許さないですから…」
「え…沼く……っ」

びっくりした。
あんまり自然すぎて、少しの抵抗も出来なかった。
3145/5『KisS の カンカク』:2009/01/15(木) 01:23:02 ID:0J6FCG98
*

すごく近くに目をつむっている沼倉が見える。
あたしも目を閉じて、この柔らかい唇の感触に浸ってしまいたいけれど。

どうしよう?
気持ちいい。嬉しい。
好きと言って貰えて、必要とされて、涙が出てくる程に安心できるのに。

どうして、あたしの心も身体も、麻美ちゃんを求めているんだろう?
麻美ちゃんはあたしなんて見てないのに。あたしは春香の代わりなのに。
このまま沼倉に身も心も委ねられたら、きっと幸せになれそうなのに。
「…………」
「…………」
唇が離れた時、罪悪感に苛まれて沼倉の顔を直視出来なかった。
そんなあたしの気持ちを察してか、そうでないのか。
沼倉は顔を見なくても済むようにあたしをソッと抱き寄せてくれた。

「ねぇ、沼倉ぁ…どうしてあたし、麻美ちゃんが好きなんだろう?」

ずっと目の前に餌をぶら下げるようにして、あたしの気持ちを縛り付ける麻美ちゃんを。
ただの春香の代わりだと分かっても、それでもあたしを惹き付けてやまない麻美ちゃんを。

「今、繪里子さんが思っている今井さんの嫌いな所も、全部含めて好きだから、ですよ」
「沼倉ぁ…っ」
狡いとは思いながら、沼倉の肩に甘えた。
こんなに年下の女の子に。
それも、あろう事かあたしを好きだなんて言ってくれてる女の子に慰めて貰おうだなんて、虫が良すぎると思う。

だからこの先、どんな罰を受けるとしても、あたしは拒めないと思う。
それが沼倉からのものならば。


(つづく)
315名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/15(木) 02:08:38 ID:qMXTHx9d
いいねいいないいですぞ!
続きwktk!


あれ?続くよね?
316名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/15(木) 12:47:32 ID:WpfmZ25V
乙!どちらに転んでも切なエンディングになりそうだな
いや正座して続き待ってる
317名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/15(木) 21:30:12 ID:KlEj+dzi
なんで俺まで切なくなってるねん。
318名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/15(木) 22:35:46 ID:mLnCjOnc
GJ過ぎてもうどうしたら…!!!
過去作にも泣かされてきたが、今回のもきたぜー
319名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/16(金) 00:07:57 ID:MSL5AFj1
複雑だな〜
320名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/16(金) 02:07:23 ID:pf7kOX6Q
ありがとうございます。
もう昨日分で終わりにしてしまいたい気持ちで一杯ですが、
それじゃテストになんないので後少しお付き合い下さい。
ここからが更に読みにくくなるのですが、今日の入れて後3回、全5話になります。
3211/5『世話焼き の KisS』 ◆IS0zEXOaMs :2009/01/16(金) 02:08:24 ID:pf7kOX6Q
>>310-314の続き

『世話焼き の KisS』


えりちゃんが笑ってくれる。
春の日溜まりみたいな“ホヘー”とした、あたしの大好きなあの笑顔。
いつから見られなくなったんだろう?

それでもあたしといると満面の笑顔で迎えてくれるえりちゃん。
夏の太陽のような眩しい笑顔は…、アレは春香の笑顔。

誤魔化す言い訳に春香を使う。
えりちゃんがどんどん春香みたいに笑っていく。
なんだ、この春香スパイラル?


「今井さん」
「んー?」
「あんまり無下にしてばかりいるなら貰っちゃうよ」
沼倉がえりちゃんを連れ出して、アッキーとはらみーが仕事で帰って、机にはあたしと麻男さんの二人が残っていた。
さっきまでしきりにメールを打っていた麻男さんは突然ワケの分からない事を言い出した。

「……ん?え?何の事?」
「その余裕がムカつくなー」
「余裕?何が?」
「繪里子さんだよっ」
「えりちゃん?あのさ〜、何で麻男さんがえりちゃんの事であたしに絡んでくるワケ?」
あたしと下田は仲が悪いワケじゃないけれどベタベタするような仲でもない。
だからあまりお互いの事を突っ込んで話さない。
いい意味で不可侵の関係。
3222/5『世話焼き の KisS』:2009/01/16(金) 02:09:56 ID:pf7kOX6Q

「もしかして────
 『繪里子さん』
 『ん…っ、下田』
 『繪里子さん折れちゃいそう』
 『ダイジョウブだよ。もっと…』
────ってな関係なの?いつの間にっ!」
「…っ、違う!」
「じゃあ────
 『下田ぁ〜。あたし、アレも、食・べ・た・い・なぁ〜』
 『繪里子さんは甘えん坊だなぁ。しょうがない、今日は特別だぞ☆ちゅっ』
────とか?」
「…………」
「ん?麻男さん、どした?」
「砂吐きそう…。今井さんって、繪里子さんがそんな風に可愛く見えてるんだ」
「な…んのコト?」
「好き好きフィルターって凄いんだね?ってコト」

だから、こうやってどんどん突っ込んで来られると対応に困ってしまう。
いつもと違う事されると、変に返し方を考えてしまって上手く転がって行かない。

「アッキーが、心配してるんですよ」
「アッキーが?」
「ほら繪里子さんと一緒にラジオしてるから。気になってしまうみたいで」
「アッキー…も、知ってるんだ?」
「知ってるって?」
「麻男さんが話した?」
「何を?えっ、もしかして自覚ないの?メンバーで二人の気持ち知らない人なんていないのに」
「……え?」
「知ってるよ。すっごい焼きもきしながら見てるんだよ」
「…え?え…っ?えっ?」
確かにそういうのに寛容な世界だってのは分かっていたけれど、これだけ近い人に改めて言われると驚いた。
一応、必死に隠しているつもりだったから。

「好きなのに、なんで言わないんですか?」
麻男さん愚問だよ。
えりちゃんがホントはどう思っているかなんて分からないじゃない。
言われた事あるって言っても、もう4〜5年も前の話だよ。
人の気持ちなんてスグに変わっちゃう。
最近のえりちゃんは、あたしといると辛そうで、不自然で。
…なんて、素直に皆に相談出来ていたら、今の状況も変わっていたのかな。
3233/5『世話焼き の KisS』:2009/01/16(金) 02:12:21 ID:pf7kOX6Q

「あたしもえりちゃんも、依頼心がすっごく強いの。だから、一度寄りかかっちゃったら、多分二人とも潰れるのね」
「はぁ…」
「それがどっちかでも、きっと潰れる。受け止めきれなくて…」
「…で?」
「…………」
「何か誤魔化し方が子供みたいだよ、今井さん」
「そう、だよ。あたしは子供なの。もう31になるってのに、すっごく幼いのっ!」
「今度は逆切れですか?」
麻男さんの的確な答えにカチンときて、でも言い返せるような材料は何一つなくて。
出てくる言葉は、あたしがガキんちょだと証明する事ばかり。

「だから、あたしはえりちゃんに…えりちゃんを…」
「繪里子さんは、今井さんが思っている程、弱くないよ」
えりちゃんが弱い?何言ってんの?
「えりちゃんは強いよ。…あたしさえいれば、何にだって負けないよ」
「今井さんのスーパーウーマンだよね?」
「うん」
「なら…」
そう、いつだってえりちゃんはあたしを助けてくれる。
あたしのして欲しい事をしてくれる。
「今の状態であたしがいれば…ね。もうこの宙ぶらりんな関係で何年いると思う?この友達以上な関係が崩れたら、あたしとえりちゃんの絶妙なバランスも崩れちゃう」
あたしのして…欲しい、こと?
あたしが望んだ事って何だっけ?
「…今井さん、それ本気で言ってる?」

「アタイとしては、何ヵ月も前に見たおんなじ光景を、どうしてまた見るんだろう?って不思議に思うけどねぇ〜」
麻男さんの言葉より、後ろから聞こえたいる筈のない人の声にビックリした。
「やっとキタ」
「どうして…智秋が?」
「呼ばれたからだろ?」
誰に?
あ…、と思って振り返ると同時に視線を逸らされた。
「下田ぁ、何が“アイマスの一大事です!?”なんだぁ?」
「凄く正しい状況説明文です!」
「ったく。とにかく、その素面の酔っ払いはテイクアウトするわ」
「スマイル0\enでーす♪」
突然始まった小芝居の意味が分からなくて呆然としていたら、智秋に腕を掴まれて立ち上がらされた。
腕が痛かったけど、もうそんな事言えるような雰囲気じゃなかった。
3244/5『世話焼き の KisS』:2009/01/16(金) 02:13:34 ID:pf7kOX6Q

「ウチ、行くよ。繪里子も呼んでやるから」
「どうしてえりちゃん?」
「この期に及んで何ワケワカメな事を言ってんだよ」
麻男さんに軽く目配せをして、智秋はあたしを連れて店を出た。
出際に麻男さんが言った「あたし達はいつでも笑えないといけないんですよ」の言葉は、今のあたしには難し過ぎて分かんなかった。

出てすぐに智秋は携帯を取り出して電話をかけ出す。
「あ、繪里子〜?今すぐにアタイんチおいで。…違うよ、来いっつってんの」
ホントに呼ぶんだ。
もう逃げられないって事?

智秋前に言ったよね?
“アノ子はアンタが好きだ”って。
でもえりちゃんはね。もうあたしの事見てくれないの。
あたしに笑いかけてくれるのはえりちゃんじゃなくて春香なの。
いつまでも待っていてくれるなんて胡坐をかいていたら、サッサと見放されちゃったんだよ。
きっと、若くて一生懸命なトンビに連れ去られちゃうんだ。

「来なかったら、今度こそ麻美、貰うから。じゃね」
プツ、と電話を切った智秋はそのまま電源までOFFにした。
「アンタのも貸して」
「どして?」
「電池切るから」
「どうして?えりちゃんが心配するっ」
「今さら、どの口でアノ子の心配してんだ?」
そう言われてしまうと何も言えない。

〜〜〜〜♪

突然鳴り出した着信音。
えりちゃんの登録音に思わず携帯を手に取った瞬間、智秋に奪われた。
チラッと画面を確認してそのまま智秋は電池パックを外してしまった。
「ちょっと!えりちゃんが…。てか、壊れるよ」
「…………」
あたしの言葉に答えようとはせず、智秋はバラバラのまま携帯をあたしの鞄に放り込んだ。
そのまま手を掴まれて、引っ張られるように智秋の後ろを歩く。
3255/5『世話焼き の KisS』:2009/01/16(金) 02:14:31 ID:pf7kOX6Q

いっその事、叱ってくれたらいいのに。
何でもいいから言ってくれたら。
バカみたいな言い訳でも出来るのに。

最寄駅を降りた時、それまで絶対に離してくれなかった手の力を緩めて智秋が口を開いた。
「来なかったら、」
「え?」
「アイツ来なかったら、本気で貰うから。アンタの気持ちとか関係ないから」
「智秋…」
「だから、必死で、アイツが来るように願ってな」

あたしの返事を待たずに智秋はスタスタと歩き出す。
繋いでいた手はとうに離れてしまって。
ここから先は自己責任って意味?智秋には似合わない駆け引きをしてくる。
確実に来るの分かってるクセに。
でもそれはえりちゃんじゃなくて仲間想いの春香なのに。
それでも智秋はあたしを貰ってくれないの?

あは…、やめた。智秋を傷付けるのはやめたんだから。
アレ以来、ホントに久しぶりの智秋の家に向かう。
「智秋っ、ゴメン!待ってよ」

麻男さんはあたしと智秋の事も知っていたんだろうか?
みんな皆、どうしてこうも、鬱陶しいくらいに優しいんだろう。
優しくないのはあたしだけ。
せめて最後くらい、えりちゃんに優しくしたい。


(つづく)
326名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/16(金) 02:17:24 ID:hydeObs5
続きwktk!!!!!
327名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/16(金) 08:18:21 ID:4CUMIauI
GJ!
続き楽しみだ

あ、そいや浅川姐さん離婚したのね
FF11のやりすぎかw
328名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/16(金) 12:51:20 ID:q0erWpjq
チアキング無茶カッコヨス

>>327オンラインに彼女でも作ってたのか?
329名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/16(金) 13:11:44 ID:4CUMIauI
>>328
なんか廃人プレイしてたらしい
現実逃避するほど色々とあったんだろう・・・・・・カワイソス;;
3301/5『A . I . E . N の KisS』 ◆IS0zEXOaMs :2009/01/17(土) 00:32:03 ID:VFwpFQd4
>>321-325の続き

『A . I . E . N の KisS』


智秋さんからの電話を受けてスグ。
あたしは沼倉の(実際は原の)家を飛び出した。
駅に向かいながら、麻美ちゃんにもかけてみたけれど、コール途中で切られてしまった。

こんなに全力で走ったのはいつ以来だろう?息を吐く度に喉が鳴る。
胸がチリチリと痒いような、痛いような感覚。

智秋さんのマンションに着いて、インターホンをどれだけ鳴らしても応答がない。
以前聞いた番号を入力してエントランスに入る。
前に来た時は速くて快適なエレベーターだったのに、今日はイライラする程に遅い。

部屋のチャイムを連打しても、全く返事がない。
コンコンとノックしてみる。
返事はない。

コンコンコン。
コンコンコンコン、……ドンッ!
「智秋さんーっ!ちーあーきーさーんっ!!」
ドアを目一杯叩きながら声を張る。
「智秋さんっ!出てきてよ」
麻美ちゃんを返してよ。
「智秋さんーっ!」
麻美ちゃんを取らないで。
電話口での智秋さんの言葉が繰り返し甦る。

“今度は麻美、貰うから”

今度って何?
前に何があったの?
もう十分、あたしなんかより、智秋さんは麻美ちゃんに近いじゃない?
3312/5『A . I . E . N の KisS』:2009/01/17(土) 00:33:02 ID:VFwpFQd4

「こら。近所迷惑だろっ」
後ろから、智秋さんの声が聞こえる。
振り返ると麻美ちゃんの姿が見えた。
「麻っ美ちゃ…!…え?智秋さん?え、どして?」
「こっちが聞きたいよ?来んの異様に速くないか?アンタ近くにいたの?」
「あ…」
後ろめたい事をした自覚があるから、麻美ちゃんの視線が痛く感じる。

「とりあえず中、入って。麻美も」
智秋さんに促されて、おずおずと玄関を上がった。
二人とも靴を脱いだところで、智秋さんは靴箱の上にあった鍵を麻美ちゃんに突き出した。
「ほら、合鍵渡しとくから出る時はポストに入れておいて。アタイはこれからジュ〜シ〜なポ〜リ〜へ行ってくるゼイ」
「えっ?」
「智秋?ちょっと!」
「アタイくらいモテモテだと行くトコは沢山あるんで問題ナッシングゥ〜♪」
「…古いよ」
「うん」
「お前らちょっとは立場ってもんをさぁー…。ま、いいや」
どうしたらいいんだろう?と麻美ちゃんをチラ見したら、麻美ちゃんもコッチを窺っていたみたいで目が合った。

近いなぁ。
玄関に二人、手が触れそうな程の距離。
こんなに近くで麻美ちゃんを見るのは、ホントに久しぶりな気がする。
前髪、また長くなっちゃってるね。
流すような分け方が千早ちゃんにそっくりで…。

「春香、千早!」
急に呼ばれて、しっかり二人とも振り返ってしまった。
「オイオイ仕事でもないのに、ナニ、役やってんだ?あ?」
「だって、」
麻美ちゃんが何か言おうとしたのを智秋さんの真面目な声が遮った。
「麻美さん。あの時、アタシに言ったアレは何だったんだ?」
「あれは…」
“あの時”、“アレ”。
また、あたしの知らない話をする。
聞いてていいのかな?と思いつつ、居心地の悪さを感じた。
3323/5『A . I . E . N の KisS』:2009/01/17(土) 00:33:46 ID:VFwpFQd4

きっと智秋さんは悪くないんだろうけど、目の前の麻美ちゃんの横顔が辛そうで、見ていられなくて。
「あ、あのさぁ…」
空気読めてないの分かってるけど、麻美ちゃんを庇うように智秋さんの前に手を出してしまった。
「スーパーウーマン、ってか?」
「あ…いや、つい」
ホントについ動いちゃったんだよ、智秋さん。
だって、あたし、今、何も出来ないじゃん。

「麻美さん、アンタいつまでコレに甘え続けるつもりだ?」
「…………」
コレって、あたし?
「繪里子、アンタも。いつまで甘やかすつもりなんだ?」
甘やかす?
「いつまで、コイツに都合のいい中村春香を演じてるつもりなんだ?」
「…………」
そんなこと、言われなくても分かってるのに。
どうして聞くんですか。
麻美ちゃんに必要なのは、あたしじゃなくて春香なんだもん。
可愛くて、素直で、若くて、いつも一生懸命で、太陽みたいに笑ってて、千早ちゃんの事が大好きな、春香。

あたしは可愛くもないし、素直でも若くもない、ただ麻美ちゃんが好きなだけ。
その麻美ちゃんがあたしに春香を求めるなら、春香になろうとして何が悪いんだろう?
ってか、そうしなきゃ、麻美ちゃん見てくれないじゃない?!

「智秋さんは…いいよ。もう麻美ちゃんの隣にいるじゃん。あたしはっ、こうでもしなきゃ、麻美ちゃんに振り向いて貰えない…っ!」
「馬鹿か、アンタは」
智秋さんが優しく呟いてあたしを抱き寄せる。
ヒールは履いているけれど、あたしが玄関に上がっているからいつもより近くに感じる。
どうして?智秋さんは麻美ちゃんのが好きなんじゃないの?
子供をあやすように背中をポンポンと叩いてくれる智秋さん。
どうして?そうやって優しくされると。
なんか、あたし、惨めじゃん?

「麻美、お前がしたかったのはこんな事か?」
「…………っ」
後ろで麻美ちゃんの息を呑む音が聞こえた。
麻美ちゃんの顔が見えない。智秋さんの顔も見えない。
二人は向き合っているのに、あたしだけ表情が見えない。
何だかあたしだけ宙ぶらりんな気がした。

ポンッとさっきよりは大きめに背中を叩いて、智秋さんはあたしの身体を離した。
離れ際にポソッと耳打ちされた。
「もうちょっと自信持て。大丈夫だから」
何が大丈夫なんだろう?とは思ったけど、智秋さんは嘘は言わない人だから。
分からないけど信じてみようと思った。自分を。
3334/5『A . I . E . N の KisS』:2009/01/17(土) 00:34:42 ID:VFwpFQd4

「麻美さん、アンタを嫌いになりたくないんだわ」
「…………」
さっきからずっと黙ったままの麻美ちゃんが心配になって、後ろを振り返るといなくて。
視線を落とすと床にしゃがみ込んでいるのが見えた。
また、つい、手を出しそうになったあたしを智秋さんが止めて言った。
「アタシも繪里子も、麻美、アンタを嫌いになんかなれないんだよ」
そうだよ。麻美ちゃんを嫌いになんてなれたら、もっと、ずっと早く、このマイナスなスパイラルから逃れられてるよ。

どんなに辛くったって、どんなに惨めでも、麻美ちゃんの側にいられれば、あたしそれでいいって思ってた。
けど、それは麻美ちゃんを甘やかしてただけなのかなぁ?
いつまででも待っているつもりだったけど、それはやっぱり逃げてただけだったのかなぁ?
もう長い間、誤魔化しすぎて分からなくなっているけど、変わらないものってなんだろう?
ずっとあたしの中で変わらないモノ。

「もうそろそろ気付け。アタシはアタシ。あずさはあずさ。千早は千早、春香は春香。繪里子は繪里子、麻美は麻美、だろ?」
それぞれみんな違うんだよ、と智秋さんは言って部屋を出て行った。
そうだね。ホントの自分を見て欲しかったら、春香の可愛さに隠れてちゃダメなんだよね。

そうそう訪れる事のない智秋さんの家。
見慣れないものばかりあるこの空間で、あたしが知っているのは、麻美ちゃんと自分だけ。
そして、分かっているのは自分の気持ちだけ。

捨てられた仔犬みたいにうずくまっている麻美ちゃんの頭に手を伸ばす。
簾みたいになっている髪を掻き分けるように手を差し入れて。
麻美ちゃんの頬を両手で包み込んでみる。
微かに震えているのは、麻美ちゃんかな?それともあたし?

クイッと顎を上げさせて、真正面から麻美ちゃんと向き合う。
不安でいっぱいの顔をして、あたしを見つめる麻美ちゃん。
今回ばかりは、あなたのピンチを助けてあげられる自信がない。
あたしは息を軽く吸い込んで、ずっと言いたかった言葉を口にした。

「麻美ちゃん?あたし、麻美ちゃんが好きだよ」
「あ…は。また、また先…に」
掠れた声で苦笑いする麻美ちゃん。
「あたし、麻美ちゃんより年下だけど、麻美ちゃんと肩を並べて歩いて行きたいの」
「あたし…っ」
「うん、言って?ちゃんとあたしに聞こえるように。ちゃんと麻美ちゃんの言葉で言って」
「…………」
また黙り込んでしまう麻美ちゃん。
ゴメンね。途中で口を挟んじゃって。
もう何も言わないから。麻美ちゃんの言葉が出るまで待ってるから。
それがどんな言葉でもいいから。
だからお願い。もう誤魔化したりしないで。
3345/5『A . I . E . N の KisS』:2009/01/17(土) 00:35:52 ID:VFwpFQd4

「えりちゃん………ゴメン」
うん。
「あたし嘘付いてた」
そうだよね。
何年経っても変わるワケないよね。
「ホントはずっと、ずっと」
麻美ちゃんがあたしの事なんて好きになるワケないよね。
どうしてあの時分からなかったんだろう?
どうして、無邪気に5年も待っていられたんだろう?

「えりちゃんに好きだって言われる前から、ずっとえりちゃんが好きだった」
どうして、好きになんか……
「えりちゃん、好きでいてくれてありがと」
スキ…
「う…ん」
「あたし、えりちゃんが好きなの」
「…麻美ちゃんっ」
頭が言葉の意味を理解する前に、あたしは麻美ちゃんに抱き付いていたと思う。

“スキ”って、なんて簡単で、なんて難しい言葉なんだろうね。
ただ口にするだけなら、それこそ何百回、何千回と言ったし言われたのに。
今、麻美ちゃんに言われたひと言が何よりも嬉しいよ。

「今まで散々待たせたお詫び」
全然足りないけど、と言いながら顔を近付けてくる麻美ちゃん。
おでこをコツンと当てて、焦点がボヤけそうな程近付いてくる麻美ちゃん。


『どこにキスして欲しい?』

そう聞かれて、あたしは目を閉じて答えた。

『あたしの心に』



end.


(あと一つだけ続きます)
335名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 01:27:06 ID:Bin/xLVt
イイヨイイヨ-(*´Д`)=з
336名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 01:27:32 ID:dC/AQSgy
なんというGJ
337名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 04:33:35 ID:M/yAcBVQ
御前blogヤバイw
3381/5『Kiス キsS KisS』 ◆IS0zEXOaMs :2009/01/17(土) 10:02:30 ID:VFwpFQd4
>>330-334の続き(おまけという名の本編)、エロブツ切りの回。

『Kiス キsS KisS』


「ねぇ、“愛美って呼んでいい?”」
「……ダメだよ」
私が一人でラジオに出た時の繪里子さんの台詞。由実も聞いてたんだ。

「キス、していい?」
「口はだめ」
まだ目を瞑ると思い出せる。あの時の余韻に浸っていたいから。

ベッドの上で、私達は何をしているんだろう?
これは何の欲望を誤魔化す行為?

「NGばっかりやな〜」
「ダメなの分かって言ってるじゃん」
「うん〜。やって、そこを敢えてOKして欲しいやん?」
「どして?」
「なんでやろうな〜?」
由実が困ったように笑う。
もう見慣れた表情。
アレ以来、由実は私を急かさない。
代わりに明言もしない。

「じゃあ、唇以外で……どこにキスして欲しい?」
妖しく光る瞳に、艶めく唇に、甘く痺れる空気が流れる。
「………クチ…以外、全部」

繪里子さんへの気持ちも全部。
由実に食べて貰ったら、この咽の渇きも少しは薄れるかな?


『…繪里子さんって、迂闊すぎます』
『だね、ゴメン』

繪里子さんが寂しそうに笑う。

『………ダメですよ』
ダメですよ。そんな風に隙を見せちゃ。

『許さないですから…』
『え…沼く……っ』

今だけでも、一瞬だけでも、あなたを私で満たしてあげます。
今井さんの事を考えなくても済むように。
自分の欲望で繪里子さんの気持ちに上書きするように。

何一つ押さえない、ありのままの気持ちを込めて、繪里子さんにキスをした。
3392/5『Kiス キsS KisS』:2009/01/17(土) 10:03:13 ID:VFwpFQd4

智秋さんからの電話を切って、ひと言「ゴメン」と言って、繪里子さんはココを飛び出して行った。
振り返りもしなかった。
一瞬って、なんて短いんだろうと思った。

あの時も夜通し付き合ってくれたのは由実で。

「ねぇ。由実って私のこと好き?」
「ん〜?好きは好きやで〜」
「好きは好きって?」
「う〜ん…、ホンマはよぉ分からんねんなぁ」
そう言いながら、由実は私の首筋に軽くキスを落とした。
そのまま鎖骨をペロリと舐めて、右手の指先でわき腹や太股を撫でながら呟く。
「女の子好きな子やから、自分と一緒やから、気になってまうだけかも?」
「な…にっ、んんっ…ソレ?」
「やって、ウチの周りにはホンマにおらんかってんもん。めっちゃ貴重やねんもん」

同属だから、好き?
私が繪里子さんを好きになったのは、いつからだったかな。
憧れと恋心を区別した時にはもう、繪里子さんの今井さんへの想いに気付いていた。
あの太陽のような笑顔が、今井さんの為にほんの少しだけ翳るのを見ていられなくて。

違うか…。
厳密には違わないけど、私は繪里子さんが欲しかっただけ。
心も身体も全部自分のものにしてしまいたかった。
今井さんに譲る気も負ける気もなかったのに、踏み込めば踏み込む程、見事に阻まれた。
繪里子さんの中にいる今井さんに。

今井さんは優しいけど、臆病で弱くて強がりで。
誰よりも繪里子さんを輝かせるし、悲しませる。

あの日…ココを飛び出したあの日以来、繪里子さんの笑顔が少し変わった。
痛いくらいに照らす夏の太陽から、時々春の日溜まりのようなホワホワした笑顔が顔を出すようになって。
更に魅力が増した繪里子さんを愛しく思うと同時に、その笑顔の先にはまた今井さんがいる事に苛立ちを感じた。

諦めるってどうすれば出来るんだろう?
こんなにも私の中は繪里子さんで埋め尽くされているのに。
会う度にまた一つと好きになっていくのに。
3403/5『Kiス キsS KisS』:2009/01/17(土) 10:03:42 ID:VFwpFQd4

「あ、ホンマに好きは好きなんよ」
「分かんないよ」
「このまま“付き合おうか”って言われたら付き合えるくらいは好きやって事」
「それって?…ぁ…っ!」
止まっていた由実の手が動き出して、足の付け根を優しく撫でてくる。
「ん〜でもなぁ。まな…ぬーぬーが繪里子さんに思ってる好きには負けそうな気がすんねんなぁ」
「なに…ん…っ、勝ち負け、なの?」
「それもあるんかなぁ。まぁ拘りみたいなもんちゃうん?」
胸にキスを落としながら、他人事みたいに話す。

拘り、括り、縛り。
私を縛っているのは何だろう?
せめて形に見えるものが欲しい。
気持ちなんてあやふやなモノは、一番欲しくて、一番厄介だから。

「“まなみぃ”」
「あ、ダメだ…っ、て」
「ごちゃごちゃ何も考えられなくしてアゲル♪」
「ソレも…んっ!ぅ…んんっ」
由実の作った甘い声が誰かを思い出させる。
冷えていた気持ちが、身体の熱に包まれていく。
色んなことが混ざっていくカオス。

私は考えるのをやめて瞳を閉じた。
朝も夜も瞼の裏で感じるあなたの温もりは一緒だから。
このままあなたと融けてなくなってしまいたい。

*

目を開けると、そこには優しそうに笑う由実がいて。
捨てた筈の羞恥と罪悪感が心を締め付ける。

今井さん、今なら仰っていた事分かる気がします。
由実と繪里子さんが似てるのって、この雰囲気でしょう?

今井さんの代わりになりたかった私と、由実を代わりにしてしまいそうな私。
どちらにしても繪里子さんは手に入らない。
「愛美?」
目が合ったまま黙ってしまった私に、小首を傾げて声をかけてくる由実。
上から見下ろされているのに、なんて優しそうに聞こえるんだろう。
「何でもない…」
やりきれない思いを欲望にすり替える。
こっちの方が簡単だから。
3414/5『Kiス キsS KisS』:2009/01/17(土) 10:04:05 ID:VFwpFQd4

身体を反転させて、由実の顔の両脇に手をついた。
何とも言えない表情で見上げてくる由実。
その顔も知ってる。
一度自覚してしまうと、全てがリンクしているような気になってくる。

あぁ、キスを我慢するのって、けっこう辛いんだね。
思わず塞いでしまいそうになるのを堪えて、由実の唇の横に光る粘液を舐め取った。
わたしの味がする。

「…由実」
下着を外して、私よりずっと柔らかい胸に口付ける。
先端を口に含んで、反対側は親指の腹で弾くように撫でた。
舐める度に、指を動かす度に、くぐもった嬌声をあげ、身体を跳ねさせる。
「ふ…っ、んんっ」
そのまま触れるか触れないかくらいのタッチで、指をわき腹から太股にかけて動かす。
往復する途中で指が下着に引っ掛かった。
下着のラインをツー…となぞると、一際大きい反応を示した。
(へぇ、ココいいんだ…)
そんな事を思いながら、顔を上げて首筋に軽くキスをする。
唇を離した時の、あの潤んだ目、あの上気した頬が、見ていられない程に艶っぽくて。
私は逃げるように顔を耳元に埋め、舌を這わした。
「っ…あ!……ぁっ…」
漏れ出る声が私の心に身体に響いてくる。

また…、前もそうだった。
しているのは私なのに、この全身が痺れるような感覚は何なんだろう?
気持ちをどうにか抑えようと吐いた熱い溜め息は、図らずも耳への愛撫になったようで。
「ふ…ゎっ、…っ!」
漏れてくるその声が私の頭を麻痺させる。
もっと……聞きたい、な。

「ねぇ、下、脱いじゃおうか?」
3425/5『Kiス キsS KisS』:2009/01/17(土) 10:04:31 ID:VFwpFQd4
*

息と声が混ざって、水音に溶けていった。

まだ時折ピクンと痙攣が走る身体をベッドに横たえて、由実は腕で顔を隠している。
開いたままの口から途切れなく漏れる荒い息。
苦しそうに顎を上げている。

何度も何度も我慢したのに、つい、気を抜いてしまった。
私の方が頑なに拒んでいたのに、気付いたら由実の唇を塞いでいた。
「ぬー…?」
「繪里子さんが好き。でも、今、無性に誰かとキスしたくなった」
「そっか」
「ゴメン」
「えぇよ〜。ちょっと驚いたけど、嬉しかったしな〜」

由実が笑う。
ほわほわしたその笑顔の下は何を考えているの?

私と一緒でカサカサに渇いているんだろうか?
そんな私を見て笑っているだけ?

それでも、手に届く温もりから逃れられない。


キスして欲しい。
誰でもいいから。

キスして欲しい。
あなたじゃなきゃ、誰のキスでも同じだから。

ねぇ、わたしの事好きなら。
キス…キ ス…キ


end.
343 ◆IS0zEXOaMs :2009/01/17(土) 10:09:23 ID:VFwpFQd4
以上で終わりです。
KisSという曲で話を書きたくなってしまったのですが、
新人さん過ぎるので途中になっていたえりんごす話とかを絡めてみました。
前半で受け入れられて嬉しかったです。
下手な文に長々とスレを使ってすみませんでした。

『ほっぺにちゅ』(中村・今井)
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1200726190/106-108

>>77-81『麻美ちゃんとあたしとあの子』(中村・今井)
>>83-86『麻美さんとアタシとアノ子』(智秋・今井)

>>300-305『はじまり の KisS』(沼倉・中村・今井・原)
>>310-314『KisS の カンカク』(中村・今井・沼倉)
>>321-325『世話焼き の KisS』(今井・下田・智秋)
>>330-334『A . I . E . N の KisS』(中村・智秋・今井)
>>338-342おまけ『Kiス キsS KisS』(沼倉・原)
344名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 10:30:17 ID:VFwpFQd4
>>337
またブログで追加ノロケが来たらいいなw
345名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 12:10:14 ID:NvhHUACx
>>343十分エロGJ!最後一気に読んだ
読みごたえあったけど終わると切ない
346名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 12:38:57 ID:1o7bUkJ2
読んでても切ない
347はる:2009/01/17(土) 17:48:40 ID:v7Udwy4i
文才も何もない私が、智ますを投下しようって思うんですけど大丈夫ですかね?
348名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 20:42:34 ID:rHbULiRC
>>347
大歓迎だよ
ただし>>1をしっかり読んでなるべくsageるようにしてね
349名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 21:21:15 ID:3qxu8buL
》343 切なすぎるGJとしかいえない
》348 ageたの347じゃなくね?
350名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 23:01:06 ID:NvhHUACx
今月はSS豊作で嬉しい限りだ
351名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 23:21:55 ID:rHbULiRC
>>349
勘違いしたみたいだ…orz
>>347、ageてもないのにすいませんでした
352名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 23:31:56 ID:VFwpFQd4
生天目さんトコの御前の幸せそうな笑顔っ!
今日は当然お持ち帰られですねw

>>351ドンマイ
353はる:2009/01/17(土) 23:48:18 ID:v7Udwy4i
>>351
大丈夫ですよ!気にしないでください


駄文で申し訳ありませんが…明日投下させてもらいます。
354名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/18(日) 05:10:55 ID:UyPkpmxL
>>343
このSSを読む → 声優を調べる → ゆうぱっく
  → SSを読み直す(いまここ) → アイマスのために箱○を買う
とにかくGJ! 人の書き分けが丁寧だからすごく切ないな
長めのSSなのに、まだまだ続きも読みたいし別の話も読みたい

えりんごすスレのSSも保管庫に入れてほしいです>管理人様

>>353
投下待ってます、その時はトリ付けるのを忘れずに
355名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/18(日) 12:14:17 ID:+r51Dnul
>>354
ゆうぱっくw
356名無しさん@秘密の花園:2009/01/18(日) 15:12:50 ID:+qsHIfkG
>>354
ゆうぱっくwww
俺もあれは衝撃的だったww
357名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/18(日) 15:20:40 ID:tLfrqmYw
心が折れそうになった時見たら元気になれる
358はる:2009/01/18(日) 21:52:40 ID:H425qHG7
すみません、どなたかトリをつけるの意味を教えていただけませんか?
359名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/18(日) 22:02:00 ID:tLfrqmYw
>>358
名前欄に「#●●●●」と半角シャープ+任意の文字(平仮名片仮名漢字アルファベット数字何でもOK,字数も特に制限なし)を書く
あなたの場合は、「はる#●●●●」(●は任意の文字)と書けばいいのではないでしょうか?
360名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/18(日) 22:28:26 ID:bBdUYuPm
伊藤さんのブログ見たわ。生天目さんと伊藤さんをミンゴスとえりりんに置き換えて想像した馬鹿は、俺だけでいい・・・。
ところで、ミンゴスとえりりんの結婚式はまだですか?

>>25
>>21が参考にした、4つのアドのうち3番目の動画を作った犯人は俺
361名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/18(日) 22:32:28 ID:bBdUYuPm
360を書き込んだものだが、4つのアドうちの2番目だったスマソ(´Д⊂ヽ
362名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/19(月) 01:53:43 ID:dbH2O8HZ
>>359
トリップ付けるならハンドルなしでいんじゃね。
363名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/19(月) 03:14:13 ID:Xq8DdOlB
スマギャンで水樹奈々が女ならキス出来ると言っていてニヤニヤしてしまったw
364名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/19(月) 13:17:13 ID:+HzW+I3C
>>363
kwsk
365はるgreenxpurple1:2009/01/19(月) 19:41:12 ID:++BMMA8P

「や、やだ…別れるなんて…」

「真澄…お願いだから、ね……?」


智秋ちゃんから別れを告げられたのは去年の11月の
ある日の事だった。


突然の事で私はパニックになり、ただただ泣く事しかできなかった。
だけど智秋ちゃんはすごく冷静で、だけど申し訳なさそうな表情で私をじっと見つめてゆっくりと告げた。

「あたしはさ、真澄に幸せになってほしいんだ。
今の真澄は声優の仕事はもちろんだけど、小説とか話を書く方の仕事も増えて、すごく充実してるじゃん?
それを邪魔したくないんだよね。
それに…色んな意味で今のあたいじゃ真澄を幸せにできない。
だから、あたいは真澄と別れて精一杯頑張る。
それで、真澄を幸せに出来るって自信がついたら真澄を絶対に迎えに行く…
それまで…待っててもらえないかな……?」
366はるgreenxpurple2:2009/01/19(月) 19:49:36 ID:++BMMA8P
そう告げられて、智秋ちゃんとはかれこれ半年間連絡を取っていない。
私は一生懸命仕事に打ち込んで、智秋ちゃんを待ち続けた。
あいつは絶対に迎えに来る。そう信じ続けながら…


桜が咲き始めたある日。
久々のオフだった私は、カメラを持って外へと散歩に出かけた。
ここ数日暖かかったからか、近所の並木道は桜が満開

「ここ…智秋ちゃんとお花見しに来たな……」

去年のこの日、二人でこの並木道を散歩した。
お酒も何もない、本当に桜を見るだけのお花見だったけど隣に智秋ちゃんがいるだけで幸せだった…

智秋ちゃん…今何してるんだろう…

そんな事を考えながらそっとカメラのファインダーを覗き込むと
中に見覚えのある人影。
直接見てみるとその人影はこっちへと走ってきている。
367はるgreenxpurple3:2009/01/19(月) 19:58:13 ID:++BMMA8P

「ち、智秋ちゃん!?」

何でこんな所に智秋ちゃんが…
そう思っているうちに智秋ちゃんは私の前に。


「真澄…久しぶり。げ、元気だった?」

「う、うん…智秋ちゃんも…元気そうだね…」


久しぶりに話すせいかお互いどこかぎこちない。

「さっき真澄の家に行ったんだけどさ、留守だったからもしかしたらここじゃないかなって思って来たんだけど…いてよかった…」

「あ、ごめん…でも、よくわかったね。私がここにいるって。」

「当たり前じゃん!去年真澄言ってたじゃん、来年もここの桜が見たいって。」


私が何気なく言ったあの一言…覚えててくれたんだ…

「でね、今日は真澄に大事な話があって来たんだ。」

そう言うと、鞄の中から小さな箱を取り出して少し震えながら私の手に乗せる智秋ちゃん。

「開けてみてくれるかな…?」


見た目で何となく予想はついてたけど
少し緊張しながらその箱を開く。

「ペアリング…」
368はるgreenxpurple4:2009/01/19(月) 20:03:22 ID:++BMMA8P

「真澄…」

ペアリングを眺めていると急に名前を呼ばれた
顔をあげると真剣な表情な表情の智秋ちゃんが目に映る。


「あたいさ、別れる時すごく一方的に決めたじゃん?それですっごく真澄を傷付けた。
だけど真澄はあの時、待ってるって言ってくれた。
だからあたいも仕事に打ち込めた。
色んな人に出会って、色んな事を経験して…
今なら真澄と頑張れるって思うんだ。真澄がどんなに辛くてもあたいが真澄を支える、あたいが真澄を幸せにする。
だから…またあたいと付き合ってください。」
369名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/19(月) 20:17:28 ID:Xq8DdOlB
>364
コーナーのお題が美里が言ったものに対しキスできるかどうか、みたいなのでマネージャーと言われて
「出来ないww」
「何でw?」
「だってそりゃあ……男だしね…」
「そりゃ男ですけどマネージャーですよww?」
「女の子相手なら良いんだけどねー」

うろ覚えだけどこんな感じ。その発言も拾われる事なく流れていった。誰か聴いていた人いたら補完たのむ。
370はるgreenxpurple5:2009/01/19(月) 20:30:41 ID:++BMMA8P

今にも泣きそうだけど
真っ直ぐ私の顔を見ている。
そうだよね…別れを告げた智秋ちゃんもすごく辛かったんだよね……


「…当たり前じゃん…ずっと待ってたんだからね…!」

「っ…ま、真澄!!」

もう…涙とか色んなので顔グシャグシャじゃん。
とりあえず家に連れて帰らなきゃ、智秋ちゃんの好きな紅茶もちゃんと買い置きがあるし。





また今度…改めて二人でお花見しに行こうね…。
カメラを持って、ペアリングをはめて
ちょっと恥ずかしいけど、手をつないでのんびりゆっくり…ね…?
371はるgreenxpurple:2009/01/19(月) 20:32:08 ID:++BMMA8P
以上になります!

駄文で本当に申し訳ないです。
372名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/19(月) 20:50:09 ID:Xq8DdOlB
ちあますGJ
そして割り込みスマソ
373名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/19(月) 23:42:28 ID:+HzW+I3C
>>371
GJ!!

>>369
サンクス
374名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/19(月) 23:53:56 ID:mtHyCgRM
>>369
そんな感じだったかな。
スマ大コーナーだから、カットされずに金曜日に上がると思うよ。
375名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/21(水) 16:03:15 ID:DHKwIEJY
>>371
GJ
冒頭の展開にどうなるのかと思ったけど良かった
376ミンちあ2 ◆1xvjGQayW2 :2009/01/24(土) 18:45:29 ID:uPUtovJJ
 前から手をつけていたミンちあが途中までできたので投下。
 露骨なエロです。注意。苦手な人はトリップでNGしてください。

 ※キングのグラビアが元ネタ

「智秋ー」
「んー?」
「雑誌見たんだけどさぁ」
「おー、アレ見たんだ? どうよ、アタイのNice Body?」
「露出多すぎでしょ、アレ」
「そりゃあアンタ、グラビアだし」
「そうなんだけどさぁ」
「ナニよ」
「……スタッフってみんな男の人でしょ?」
「まぁ、そりゃそうでしょ。女の人なんてあんまりいないし」
「……他の人に見せたんだ」
「……妬いてんの? 麻美」
「そりゃあ、妬くわよ」
「……顔が赤いよ」
「……むぅ」
「拗ねない拗ねない。じゃあ、帰ってから思う存分触らせたげようか?」
「……いいの?」
「目がキラキラしてんだけど……」
「いいんだ! じゃあ帰ろ、智秋ん家でいいよね?」
「……もういいよ……」

「はー……やっぱ胸おっきいなぁ……」
「……まじまじ見ながら言わないの。見慣れてるでしょ」
「何回も見てるけど、見慣れてないし、飽きてもないもん」
「そうかい」
「じゃあ、触るね」
「どうぞご勝手に……っ」
「冷たかった?」
「アンタ、手冷えすぎだよ……」
「いいのいいの。智秋であっためるから」
「アタシが冷えるんだよ」
「智秋もあっためてあげるよ?」
「……頑張れ」
「智秋も頑張ってね」
「何をがんば……っぁ!」
「すぐにイっちゃわないように、ね?」
377ミンちあ2 ◆1xvjGQayW2 :2009/01/24(土) 18:48:54 ID:uPUtovJJ
     *     *     *

 麻美の言ったとおり、アタシは確実に温められていった。冷たい麻美の指で触られると鳥肌が立って、そこからぞくぞくと快感が広がっていく。
「あ、あのさ、アタシ、触らせたげるとは言ったけど、気持ちよくしてくれとは一言も、言ってない……」
 まぁ、言った時点でこういう流れになるのは想像付くはずなんだけど、その時は拗ねる
麻美が可愛かったから思い至らなかったというか。ある種の屁理屈に、麻美は笑顔で答える。
「んー? 智秋がああ言った時点でこうなることはわかってたと思うけど?
 智秋にするの久しぶりだから、すっごい楽しい」
「楽しむなっての……ふ、はぁ……も、しつこい……」
 胸ばかりを執拗に責められて、気持ちいいけど他のところが物足りなくなってくる。
腰がしびれて、足に力が入らなくなってきた。
「智秋かわいい……。智秋、胸弱いもんね? 一回胸だけでイってみる?」
「バカ、ふざけるな……っ、やぁ……!」
 冷たい指で触られているせいで、鳥肌がとまらない。
冷たさのせいで立ち上がった乳首に触られて、声が抑えられない。
 ……確かに胸は弱い。弱いけど……ズルい。
「いつもより、立つの早いね……冷たいのがいいんだ」
「よくない……ってば……」
 強がってはみるけど、気持ちいいのは事実だった。熱くなりはじめた体を鎮めるかのように肌をすべる冷えた指。
いつまで経っても温かくならない麻美の指に反して、アタシの体は薄く汗がにじむほど熱くなっていた。

「汗かいてるね、智秋」
 アタシの首筋に顔を寄せて、すぅ、と麻美は息を吸った。汗をかいたばかりだし、そんなに匂いはしないと思うけど、やっぱ恥ずかしい。
近づいてきた分、麻美の息がかかって、そのせいで一気に体温が上昇する。
こんな寒い時期に、よくもまぁこれだけ汗をかけるもんだ、とため息をついてしまった。
「やっぱ智秋、されてる時は可愛いね。がんばっていい声出させたくなっちゃう」
 ただのため息すら可愛い行動に含まれるのか、麻美は鎖骨にキスを落として、今度は胸に唇を寄せてきた。
……これは、本気でイかされる、かも。
「……ぁ……、ダメ、麻美、やだ……っ」
「やじゃないでしょ? キスしただけでびくびくしてるんだもん」
 嫌じゃないけど……口をついて出てくるものは仕方ない。上目遣いに首を傾げる麻美は、こういう雰囲気には不釣合いな可愛らしい顔をしていた。
……麻美のほうが可愛いと思うんだけど。
 そんなことを口にする余裕もなく、胸をさまよっていた唇に乳首を吸われた。
378ミンちあ2 ◆1xvjGQayW2 :2009/01/24(土) 18:50:33 ID:uPUtovJJ
「――っ!」
 一気に体がのけぞる。指がじんじんと痺れた。聞きたいと言われた声も、出せない。
いくらなんでも、弱すぎるとは自分でも思うけど、どうしようもなかった。
 くちゅくちゅと音を立てて、麻美はアタシの胸を吸っている。時々こっちの様子を伺いながら、責め方を変えてくる。
何もかもが麻美にばれてるみたいで、麻美の手のひらの上で遊ばれているようで、恥ずかしさが増した。
せめてもの抵抗で、腕をゆっくりと動かして、顔を隠す。
 ちらりとこっちを見た麻美は、あー、と拗ねたような顔をして乳首から口を離した。
「智秋、隠したらダメじゃん……。もう、せっかく可愛い顔を楽しみながらしてたのに」
「……楽しむなっての……。胸はいいから……下、して……ダメんなってきた」
 大して出しているわけでもないのに、声が掠れだした。荒い息のままで頼み込むと、麻美は耳元でエロく「わかった」と呟いて、下の方に手を伸ばした。

 段階をすっ飛ばしているような気もするけど、正直もうダメだった。
下の方が、ひどいことになってる。胸にされているのに、全身にキて、最終的に股の間へとたどり着く。
「あ……すっごい、濡れてる」
「わかってるよ……言わなくても」
 麻美の指がそこに触れた瞬間、体が小刻みに震えた。細い指が、何の前戯もなく中に滑り込んでくる。
「っ、冷た……麻美、冷たい、って……」
「智秋が熱いんでしょ……あー、もう、垂れてきた」
 内壁をこするように指を動かされる。中のほうはそこまで敏感じゃないから、声がこぼれるほどじゃない。でも、気持ちいい……。
粘性のある音を立てながら、指の動きが激しさを増していく。
「くるくるするの好きだよね? どんどん増えてきてる……」
 なにが、とは言わないあたり、麻美も恥ずかしいんだろうけど、自然に言葉攻めを受けているアタシはもっと恥ずかしい。
麻美の息が、ちょっとだけ荒くなった。……変態、と罵るまでそう遠くなさそうだ。
379ミンちあ2 ◆1xvjGQayW2 :2009/01/24(土) 18:51:53 ID:uPUtovJJ
一応ここで一旦終了。
うpロダからの方がいいかなとも思ったけど、なんとなく直接で。

書くのに飽きなかったら続きます。勘弁。
380名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/24(土) 20:08:44 ID:qiTZqWO6
続いて〜。wktk
381名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/25(日) 00:35:24 ID:6K5q8ilD
続き首を長くして待ってますよー
382名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/25(日) 01:38:01 ID:A7qgsL8g
あまり長くあいちゃうと、>>381の首がキリンさん並に長くなっちゃうから、
ぜひ近いうちに
383名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/25(日) 12:40:03 ID:f5y6YaJe
何という焦らしプレイ…
続きお願いします!
3841/5 ◆IS0zEXOaMs :2009/01/30(金) 00:44:10 ID:zP0z26y2
空気読まずに沼倉愛美*中村繪里子
1/17の961イベより(壷はPSP)。あんなネタ上げられたらつい妄想してしまう。



『メーンマスト』


人前で告白対決とか、どうせするなら繪里子さんがいない時がよかった。
しかもお題が『卒業式に好きだった先輩に告白』だなんて、皮肉過ぎて笑えてくる。

先にやりきった繪里子さんは、堂々としたもので、ちゃんと最後に笑い処も作っていた。

私といえば、お題を聞いた時点で思考がストップしてしまっていて。
「どうしよう?」という言葉ばかりが頭を巡って、何のプランも出てこない。
もう舞台から逃げ出してしまいたかった。
実際、ジリジリと後退りしてしまった私を見かねて、対決相手の繪里子さんが寄り添ってくれた。

──そのままの沼倉でいいから。
あたしが付いてるから。大丈夫だよ。──

マイクを通さない繪里子さんの声が耳に届いてくる。
そのままの…私?

繪里子さん、ズルいですよ。
繪里子さんの声は、繪里子さんの言葉は。
私の中の“繪里子さんっていうツボ”に入っちゃうって言ったじゃないですか。
言ったのに、どうしてそんなに優しく声をかけてくれるんですか?

繪里子さんの言葉は本当に厄介で。
後から後から、ジワジワと身体中に広がっていく。
また胸がキューッとなって、甘い痛みが全身を駆け巡る。
目頭が熱くなって視界が揺らぎはじめる。

「私、先輩のコト…、好き…でした……」
イケナイ。
仕事しなきゃって思うのに、これ以上言葉が続かない。
もう、演技だか何だか分からなくなる。

せめてもの救いは過去形に出来た事。
これは繪里子さんへ向けた台詞じゃない、と頭でだけでも否定する事が出来るから。

あなたへの告白を衆人環視に晒すなんてあり得ない。
あなたへの想いは、例え返って来なくても、あなたにだけ届けたいから。
3852/5:2009/01/30(金) 00:45:45 ID:zP0z26y2
*

「ありがとうございましたー!」
「またね〜」
「バイバーイ♪」
イベントが終了して、袖に入ったと同時に疲れがドッと押し寄せてきた。
楽屋に続く廊下の途中で足が動いてくれなくなった。
近くの物置みたいになっているスペースにしゃがみ込んで、いったん休憩させてもらう。

今日の私はちゃんと仕事をこなせていたんだろうか?
全部じゃないけれど、部分部分と記憶が曖昧な箇所がある。

ハァ…。
こんな事ではダメだなぁ…と溜め息が漏れる。
両手で顔を覆って、少しの間だけかくれんぼの鬼みたいに数を数えた。
あと30数えたらちゃんと楽屋へ行こう。

27,28,29,30………ヨシ。

勢いをつけて思い切り立ち上がろうとしたら、突然、目の前に人が現れた。
「ぅわっ!………っ!!」
「ーーー…っ!……!!」
手を口にピッタリと当てて、危うく叫んでしまうのを回避した。
私と同じように口を手で押さえながら、目を白黒させているのは、繪里子さん。

「び…びっくりした。びっくりした。沼倉急に顔上げるんだもん、叫んじゃったよ」
「す…すみませんっ!」
「あ、ううん、あたしの方こそゴメン。驚かせて」
廊下の蛍光灯が繪里子さんの笑顔を薄く照らし出す。
こんなに暗いのに、私にはあなたが見ていられない程に眩しく感じます。

魅入っていると、繪里子さんはツイ…と目を逸らしてポツリと呟いた。
「心配になるじゃない?」
あぁ、この人は、また…。
「沼倉、帰ってこないんだもん」
どうして私が嬉しくなることばかり言うんだろう。

「見つけたのがあたしでよかった」
「え?」
そう言って、繪里子さんは私の頭を抱き寄せてくれた。
何だろう?この畳み掛けるようなお誘い攻撃は?
3863/5:2009/01/30(金) 00:47:01 ID:zP0z26y2

「ちょっとだけ…、」
「は、はい…」
「ちょっとの間だけ、色々と忘れよう!」
「あの…あのっ、」
繪里子さん。ドキドキし過ぎているのを差し引いても意味が分かりません。
「少しの間、気持ちリセットしよう。ただ知り合いにギュッてされているだけ」
そんなシチュエーションあるワケないじゃないですかっ。
心臓の音がうるさい程に聞こえてくる。

「気持ちよくない?」
「…………」
他に何も聞こえないのに、繪里子さんの声だけはクリアに私の耳に届く。
「あたし、こうやって誰かにギュッてされると凄く安心するの」
「私…は、あのっパニックに、なり…そうです」
「え?わゎっ、ゴメン!」
繪里子さんはパッと両手を離して、触れていた部分をパパパッと払った。
「あ、いや、大丈夫ですっ。そうじゃなくて…」
「あたしってやっぱり人と感覚が違うのかなぁ?うー…沼倉ぁ、ゴメンっ!」
「違うって…」
言ってるじゃないですか。
「わ…っ!」
繪里子さんの華奢な肩は私の腕の中にスッポリと収まる。
やっぱりドキドキは止まらないけれど、コッチの方が落ち着くんです。私は。

お互いに膝立ちのまま。上半身だけで抱き締めているから不安定で仕方ない。
もっと近付いてピッタリとくっ付くことも、いっそ離れてしまうことも出来ない。
中途半端だけれど、今の私を的確に表しているような気がする。

焦れったいような、心地いい時間を動かしたのは繪里子さん。
「沼倉さぁ、」
「はい」
「あたしといるの、辛い?」
「…………」
繪里子さんはどう答えて欲しいですか?
私はどう答えればいいですか?
どう答えても嘘が混ざってしまいそうで、言葉を見付けることが出来なかった。
「さっきの、」
「はい」
「さっき、ここでうずくまってる沼倉を見つけた時、泣いてるかと思った」
「すみません、心配かけて」
「ううん。顔上げてくれて、一瞬笑ってくれたのに…」
抱き締められたまま首を振るから、繪里子さんの髪が耳や頬に当たってこそばゆい。
「今の、沼倉、また泣き出しそうなんだよ」
「…え?」
涙は出ていない筈。
慌てて頬や目を触ってみたけれど、それらしき様子はなかった。
今日のイベントで涙を浮かべてしまったのが印象に残っているのだろうか。
3874/5:2009/01/30(金) 00:48:17 ID:zP0z26y2

「沼倉に好きって言って貰えるの、嬉しいよ。でも沼倉、いつも泣きそうになってるから」
いつも…?
「あたしが言える立場じゃないんだろうけどさ、そんな辛い思いさせるの嫌なんだよ」
そりゃあ辛くないと言ったら嘘になるかも知れませんが、それ以上に、私はただ。
「私は、繪里子さんが好きなだけです。ただ、それだけです」
「あたしは麻美ちゃんが好きだよ」
「知ってます。そんなこと最初から分かっています」
「なら、」
もう少しだけ腕に力を入れてみる。
「だからって、気持ちがなくなるワケないことは、繪里子さんが一番よく知っているじゃないですか?」
「…………」

繪里子さんは長い長い片想いをしていた。
あ…、している、かな?
今井さんと両思いになった今も、繪里子さんはあの時と同じ顔をする時がある。
好きと言って、好きと言われて、それだけで終わらないこともあるんだろうか。
私にはそれが何なのか分からないけれど、その時が唯一、私が繪里子さんの側に行ける時だから。

「沼倉は好きだよ。後輩としてすっごく可愛いと思ってる」
そんな社交辞令いらないですよ。
「それから、多分、後輩以上にも好きだと思ってる」
「え…?」
「あたし、女の人を好きになったのって、麻美ちゃんが始めてなのね」
女だとか男だとか関係ないんですよ、と。
自覚してから、そうはっきり言えるようになるまで、私も相当の時間を要したっけ。
「だから色んなこと含めて、全部麻美ちゃんしか知らないの」
先着順ですか?今井さんよりも先にあなたと出会えていたら、私を好きになってくれたんですか?

「沼倉にキスされて、凄くビックリしたし、麻美ちゃんにも沼倉にも罪悪感でいっぱいになったけど」
「はい」
「…嫌じゃなかった」
「…………」
「だからっ、そのくらいは沼倉のこと好きなんだよ」
繪里子さん。そう言って貰えて凄く嬉しいですけど、私だって馬鹿じゃないですよ。
次に続く言葉くらい想像がつきます。
3885/5:2009/01/30(金) 00:49:42 ID:zP0z26y2

「でも、あたしは麻美ちゃんが好き。今も、きっとこれからもずっと」
ほら。
「麻美ちゃんを困らせたり悲しませることがあったら、それが何であれ、全力で叩き潰しに行くつもり」
「…………」
「うん。それがあたしであってもね」
繪里子さんは最後の言葉を自分に言い聞かせるように呟いた。
この人はまたいつか、今井さんのために涙を流すつもりなんだろうか。

「あたしを好きでいるなら、それだけは覚えておいて」

繪里子さんもきっと弱い。
みんな誰もが弱い。だからその自分を補う誰かを好きになるんだと思う。
誰かを補える自分でありたいと思う。
私にとっての誰かは、やっぱり、繪里子さんであって欲しいと思う。

今、繪里子さんには今井さんがいるから。
あの人がいる限り、繪里子さんは誰にも負けない。

今井さんがいなくなった時。
恐い想像だけれど、もしその時が来たら、繪里子さんを支えられる私でありたい。
それまで。
本当の涙は取っておきます。
あなたへの涙や泣き顔は、もうツボの中に閉じ込めておきます。

「はい」

あなたが好きです。
今度はちゃんと、笑えていますよね。
繪里子さん。


end.
389名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/30(金) 11:59:06 ID:HOnrE5zO
>>384
GJ、某所のSSもGJ
ぬーぬー切ないなorz
390名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/30(金) 12:34:57 ID:B5IGg6Pg
>>384騙 さ れ た
だがGJ
391名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/31(土) 10:28:25 ID:WyZBXJC0
>>384
相変わらずのGJ。
392名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/03(火) 20:23:16 ID:8I4wapDQ
ブログで白石さんと野中さんの2ショット見たけど結構可愛いのな
この二人を知るのにいい素材って何がある?
出来れば今でも定価くらいで購入可能なの教えて
393名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/04(水) 00:00:23 ID:7l/yMWYC
>>392
映像ならDROPSのDVDがあるけど結構前のだからねぇ
雑誌でよければVOICHAのvol.5
個人的にはうりょブログチェックして双方のラジオ聞いてれば
二人の関係は大体理解できると思う
394名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/04(水) 12:47:06 ID:MFHaIl6W
>>392雑誌注文してみたtxs
DROPSか
ビジュアル的には今の野中さんのが好きなんだけど曲は好きだから買ってみる
ラジオ追いかけてみるわ
395名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/06(金) 00:28:48 ID:RjWgMYqt
でも今うりょは吉田真弓とその友人とのが仲良さげだね。ブログ内容とかリンクしてたり。
396名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/06(金) 01:27:12 ID:SXZIw1aU
うりょ藍は4月から共演あるんだっけか
それに期待だ
397名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/06(金) 02:02:46 ID:es5LA2nM
あいぽん地味に好きだな:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
398名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/06(金) 19:18:33 ID:cnu6b/9s
きみきみカミングアウト

ttp://ameblo.jp/kimiko-koyama/entry-10203029077.html
399名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/06(金) 22:24:12 ID:B6Ehj5yJ
>>398それはいつもの事だけど
本スレに貼られてたメルマガの「好きなら触ろう」は笑った
400名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/12(木) 06:05:22 ID:J41IPWfO
400ほしゅ
401 ◆eNIM4lH5t. :2009/02/12(木) 10:59:34 ID:Eru6Hetl
需要どころか認知度さえ怪しいけど阿澄×松来投下
しばらく前の阿澄ブログネタから
「とある先輩声優さん」はきっと別の人だけど気にしない
あとアスミスは対ラジオ専用寄り
402 ◆eNIM4lH5t. :2009/02/12(木) 11:01:08 ID:Eru6Hetl
差し入れのシュークリームがあるんです。いかがですか?

資料を取りに事務所に行ったらデスクさんからそう言われた。
ささやかだけどこういうのはすごくときめく。

けど、ライブ前、なんだよね。
でも甘いものに心躍るのは仕方ないよ。
ほら、女の子だし。
私、最近すごい頑張ってたから、自分にご褒美あげてもいいよね。うんうん。
…なんか、少し、あのひとみたいかもしれない。


デスクさんが指差すテーブルには先客がひとり。
見慣れた後ろ姿。
これは噂をすればってやつだな?でも私まだ口に出してないんだけどな。
向こうは全然気付いてない。後ろ姿だけでも幸せオーラがむんむん漂ってるし、
仕方ないか。


「松来さんっ!」
「あら、あすみん。」

もごもごしながら振り返った松来さんはやっぱり幸せそうだった。
あまりに幸せそうだったので、ひとかけらだけ残っていた自制心も吹き飛んでしまった。
ここは私も大人しく美味しくいただこう。
403 ◆eNIM4lH5t. :2009/02/12(木) 11:02:02 ID:Eru6Hetl
向かい側に座って、ひとついただく。

「あすみん!あすみん!このシュークリームすっごく美味しいんだよ!」

松来さんはシュークリーム片手になんかじたばたしている。
割と滑稽だ。

「松来さん、わかったから…コーフンしすぎですって。落ち着いてください。…あ、鼻にカスタードついてますよ。」
「え…?」

慌てて鼻に手をやる松来さん。かかった!

「うっそぉ〜。やーい引っ掛かったー。うへへ。」
「なんだとこのぉ!」

我ながら低レベルな争いだと思う。
大人の女ふたりの会話じゃない。
せいぜい小学生。


ひとしきり笑った後に、ようやく一口。
あ、ほんとだ。美味しい。
ただ、これ、上の砂糖、気をつけないとなー。ぶぁーってなっちゃうタイプだ。


「こういうの美味しいんですけど食べにくいですよねー。」
「家とかなら周りの目を気にせずに、わーって食べられるんだけどね。」

松来さんもようやく落ち着きを取り戻して残りを食べ出した。
相変わらず幸せそうに食べる。
これほど美味しく食べられるならシュークリームも本望だろう。
404 ◆eNIM4lH5t. :2009/02/12(木) 11:02:40 ID:Eru6Hetl
そして食べ終わるのも早かった。
私が半分食べる前に松来さんは食べ切ってしまった。
私がこぼさないように気をつけてゆっくり食べていたせいもあるけど。

…にしても、膝に両手で頬杖な感じで向かいにいられるとなんかもぞもぞする。


「松来さん。そんなに見つめないでくださいー。食べられないじゃないですかぁ。」
「別に見つめてないって!そんなにいやしい子じゃないもん!」
「…あ、松来さん、欲しいんですか?欲しいんですね?うふふ。」
「だーかーらー違うってー。」
「自分の分も食べたのになぁ。松来さんは仕方ないなぁ。」
「え、くれるの?」
「あげませぇーん。」
「もぉ〜!」


松来さんとのこういうやりとりがすごく楽しい。
年上の先輩。学ぶべき素敵なところをいくつも持った先輩。

だけどとても身近。
一緒にいてて会話してて、とても楽しい。安心する。
姿を見かけると少し嬉しくなる。


…でも少しやりすぎた。先輩先輩。
405 ◆eNIM4lH5t. :2009/02/12(木) 11:03:16 ID:Eru6Hetl
「ほんとに仕方ないなぁ。一口だけですよ?」
「え?ほんと?」

そっとシュークリームをちぎる。
パイ生地が掌と机に少しこぼれた。あとで綺麗にしないと。

「はい、あーん。」

言葉通り素直に口を開けた松来さんの口の中にシュークリームを入れる。
餌付け以外の何物でもない気がする。けど、松来さんが嬉しそうだからいいか。


そんな余計なことを考えていたから少し油断した。

薬指が唇に触れてしまった。
柔らかくて温かい感触。
一瞬、時が止まる。

心臓が跳ねる音が聞こえた。


「ん、おいし。ほんとにくれるとは思わなかった。あすみん、ありがと。」
「…え?あ、…どういたしまして。」

松来さんはいつも通りだ。
けど私は声が上擦ってしまった。顔も少し赤いかも。
久々だ。こんな感じ。
なんでだろ。松来さんなのに。
406 ◆eNIM4lH5t. :2009/02/12(木) 11:03:52 ID:Eru6Hetl
なんだかもうよくわからなくなったので、手元の残りのシュークリームを口に放り込んだ。
甘い。カスタードが少し、冷たい。


「あ。」

少し視線を上げた松来さんにつられて振り返る。
壁にかかった時計はそこそこの時間経過を示していた。
二人でバカな話をしていると飛ぶように時間は過ぎていく。

「あすみん、ごめんね。私、そろそろ行くね。」

いそいそと身支度している様子を見ると、時間的に割と危ない感じだ。
引き止めすぎたかな。ちょっと申し訳ない気分になる。

「じゃあね。お疲れさま〜。」
「お疲れさまです〜。」


松来さんの姿が見えなくなったのを確認して、手をそっと開いてみた。

視線が、薬指にしかいかない。
薬指が、どうしても気になる。
ほんの一瞬の感触が指先から消えない。
むしろ鮮明になっていく。
407 ◆eNIM4lH5t. :2009/02/12(木) 11:04:21 ID:Eru6Hetl
気付いたら、口づけていた。

私、なにしてるんだろ。

えもいわれぬ背徳感に苛まれながら少し舌を差し出した。
舌先に触れているのは間違いなく私の指。ただの指。
なのになんでこんなにドキドキするんだろう。

砂糖は付いていないはずなのに、薬指はほんの少し、甘い気がした。
408 ◆eNIM4lH5t. :2009/02/12(木) 11:06:42 ID:Eru6Hetl
以上です

またタイトル入れるの忘れた…orz
「餌付けだけでは、終わらない」で

アスミスのウザ可愛さがうまく出せなかった…精進精進

ではこれにて失礼
409名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/12(木) 12:09:01 ID:jwPLLlwZ
まつらいさんとは思えない程に萌え尽きそうになっちまったじゃねーか!
GJ!アスミスかわいいよアスミス
410名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/12(木) 23:25:20 ID:jqPK2MmM
SSでははじめて見る組み合わせだ。GJです!
411名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/13(金) 00:48:42 ID:ReKVwfmB
GJ!!!!二人とも可愛すぎだろ!!!
今まで気にしてみたことない二人だったが、よかった。
ありがと、これからは萌えがひとつ増えたわ。
412オトモダチ解消宣言!  ◆yuri0euJXw :2009/02/14(土) 15:46:20 ID:QJIH73Oo
お初です。お手柔らかにお願いします。
ネギまイベントやららりるれにちようびやら藍ゆうのネタが満載の今日この頃
藍ゆうのエロ妄想にしばしお付き合いください♪

半端なく長いので途中で規制かかるかもしれません。ご了承ください。
では!
413オトモダチ解消宣言!  ◆yuri0euJXw :2009/02/14(土) 15:46:54 ID:QJIH73Oo
すごく仲良しだと思ってた。
でも,よく考えてみるとあたしゆうちゃんのこと何にも知らない。
ほかのみんなよりちょっと仲良しで,あたしにすっごく懐いてくれる不思議な女の子。
そう思ってた。
でも膝上のぬくもりが現実を思い出させる。

「何やってんだろ?あたし‥‥。」

やっぱりゆうちゃんのことよくわかんないや。
あたしの膝の上で仰向けになって頭を押さえて呻いている間抜けな姿を眺めてあたしは,ため息を吐いた。

◇◆◇

一緒の現場に入ってる時は一緒にいる機会が多くて,ていうかホントにずっと一緒で,
スタジオの中に入るのも外に出ていくのも待ち時間も休憩もずっと一緒だった。
それは単に出番が同じなことが多かったことと,あたしとゆうちゃんの演じるキャラが
すっごく仲良しだったせいもあるんだと思う。
そのせいでイベントも一緒で,登場するステージも一緒なことが多くて‥‥。
ホント,キャラの真似じゃないけど自然と仲良くなってた。

でもあれからあんまり同じ現場に入ることもなくなったかな。
この前,久しぶりに同じ仕事になって,妙にゆうちゃんは気合が入ってた。
でも,その仕事も終わると,一緒になる機会も減って,自然と会う時間も少なくなってさ。
そりゃ顔を会わせばもちろん,お互い知らない仲じゃないから挨拶もすればお茶も飲むさ。
プレゼントもあげるしチョコだって‥‥ねぇ。
でもね、それって別に普通でしょ?よくあることでしょ?
だからあたしはそういうノリで,ずっとゆうちゃんと付き合ってたのよ。
だから,ゆうちゃんのお誘いに快く返事したのも別によくある光景の一つだったってわけ。

◇◆◇

同じ建物内で収録しててもいることすら知らないのは結構あること。
今回もいい例で,ゆうちゃんとはトイレでバッタリ遭遇した。

「の‥‥野中さん!」
「お〜。ゆうちゃんじゃないの〜。久しぶり〜。」
「ご無沙汰してます。」

あたしより背の高いゆうちゃんの肩をぽんぽんと叩いて再会を祝した。
深々と頭を下げる様子に相変わらずだなーと思う。
業界でも話題になってるみたいだし。

ほらっ!画面から一度は絶対消えるって。あれ!

わずかな休憩だったので,2人で再開の記念に写メ撮って,手を振ってお別れをしたのね。
それで,先に出て行ったゆうちゃんは姿が見えなくなるほど進んで行ってたのにもかかわらず
ものすごい勢いで駆け戻ってきたのよ。
なんかちょっと驚いたけど,挙動不審なのもいつものことだしあんまり気にしなかったの。

「あ‥‥あのっ、今日の野中さんのご予定はっ‥‥?」
「ん?この後?今の仕事終わったらおしまいだよ。明日はオフだしやっとゆっくりできるの〜。」

息せき切って戻ってきたのはそれを言うためらしい。
羨ましいだろうとあたしは元気いっぱいにVサインをして返した。
でも「いいなー」とかそういうあたしが期待した答えは返ってこなくて,
代わりに返ってきたのはちょっとゆうちゃんぽくないセリフだった。

「私もこの仕事で今日は終わりなので,良かったら飲みに行きませんか?」
「え?あ‥‥?うん,いいけど。」
「じゃあ,17:00に自販機の前で。あっ,もしかしてお待たせしちゃいます?」
414オトモダチ解消宣言!  ◆yuri0euJXw :2009/02/14(土) 15:47:37 ID:QJIH73Oo
「ううん。そんなことないよ。」
「はい!じゃあ私,頑張ってきます!!」

そう言って深々と頭を下げてスキップしそうな勢いでゆうちゃんはまた駆けていった。
あたしの仕事は順調にいけば約束の時間よりずっと早く終わるはず。
でも久しぶりのゆうちゃんとの再会。それにゆうちゃんの口から出た珍しいセリフ。
それがあたしにはちょっと楽しみで,あたしもなんだかウキウキしながらスタジオ入りするのだった。

◇◆◇

「はぁ〜ん,ごめんなさい〜,ゆうちゃ〜ん!たくさん待たせちゃってホントごめんなさい。」
「いいえ,全然です。野中さん,お仕事お疲れさまでした☆」

大幅に約束の時間を過ぎ,あたしは約束の場所に駆け寄る。
相変わらずほんわかにっこりなゆうちゃんがあたしを迎えてくれた。
連れて行ってくれたのは,焼酎の豊富な焼鳥屋さん。
なんかとっても感じのいいところだった。

「野中さんこういうの好きかな〜って思って☆」

そう言うゆうちゃんはとっても優しく笑ってくれた。

はじめにお勧めを口にしてあたしたちは今日のことや最近のことを話し始める。
それが加速してあたしがボヤキ始めるまでにそう時間はかからなかった。

「大幅に時間伸ばしおってからに〜〜。あのすっとこどっこい!」

美味しい焼き鳥とウマウマな焼酎を片手にあたしはさっきからぼやきまくってる。

「まぁまぁ。監督さんにもいろいろ事情があったんじゃないですか?」
「だってさ〜。いっつも思いつきの演出するんだよ?まったく,いきなり歌なんか歌えるかっつ〜の。」
「野中さんの歌。私は好きです。なんだか胸が温かくなります。今度の新曲もとってもキュートですね☆」
「でもさ〜,ゆうちゃんとの時だって何回もリテイクしてさ〜。ブツブツ」

あたしはデカンタを傾け最後の一杯を注ぐ。

「お〜い。オヤジ〜。もういっぱ〜い。」

あたしはそんな感じでぶいぶい言いながら,隣でちびちびとグラスを傾けるゆうちゃんに
暫くの間愚痴を聞いてもらってた。

◇◆◇

一頻り愚痴って落ち着いたのか急に頭が冴えた。

「‥‥ゴメンね。折角久しぶりにあったのにこんなにグチグチ言って‥‥。」
「ホントに大変なお仕事ですよね。この仕事って。」
「なんかさネギまの時って和気あいあいとしてて居心地よかったなぁ。やっぱゆうちゃん効果なのかな?」
「いえ,私こそ沢山ご迷惑お掛けしましたし,それに‥‥。」
「それに?」
「野中さんがいたから頑張れたと言うか,だから今の私がいると言うか‥‥。」
「そんなの言い過ぎだよ〜。」
「今でも沢山感謝しています☆」

お酒はザルな私だけどこんな風に言ってもらえると気持よく酔っ払ったみたいでなんかくすぐったい。
ゆうちゃんのいい空気に酔ったのかなんかすごく気分良かった。
だからというわけじゃないけど,もうかなり顔が赤くなったゆうちゃんに全く気付けなかった。

「もう,ゆうちゃん大好き♪さ,飲も飲も!今日は飲むぞ〜!!」
「はい!野中さん!お付き合いいたします!」
415オトモダチ解消宣言!  ◆yuri0euJXw :2009/02/14(土) 15:48:32 ID:QJIH73Oo
殆ど飲めないくせに今日はお酒の進むゆうちゃん。
あたしが一頻り飲んだ後で気付いた時にはゆうちゃんはすっかり酔いつぶれてた。

「ゆ‥‥ゆうちゃん,大丈夫?」
「だいじょうぶれす。」

呂律回ってないんですけど‥‥。ついでに言うと視線も怪しいんですけどっ。
あたしは先に会計を済ませ,ゆうちゃんを担ぐように立たせる。

「んしょっ。ゆうちゃん,立てる?」
「えへっ。野中さんちっこくて可愛いですね。」
「はいはい。って,足フラフラだし。」

こんなに徹底的に酔ったゆうちゃんはあたし初めてかもしれないなぁ。
酔ったゆうちゃんを抱え,あたしは駅へと向かった。
結構遅くなっちゃったな。終電にはまだ時間があるけど‥‥。
あたしは頭の上のゆうちゃんをちらっと見上げた。
えへっと笑顔を見せるゆうちゃんを見て思う。

このままじゃ帰えせないよなぁ。

そんな風に考えていると,あたしを抱き抱えるみたいにぎゅっと腕をまわし,
ゆうちゃんはとろんとした声で呟いた。

「野中さ〜ん。私,ずっと野中さんに言いたくて,言えなかったことがあるんですよ〜。」

頭の上から聞こえる声はなんか陽気だ。でもそれなのにどこかさみしそう。
なんだろう。酔ってるとはいえなんか気になるなぁ。

それにしても歩くためにあたしにゆうちゃんがしがみつくのであたしまでよろめいてしまう。
きっと端から見たらあたしたちは,かなりの酔っぱらいペアに違いない。
それも証拠にさっきから酔っ払いのおじ様たちに結構絡まれる。

「ちょっとおじ様。私の野中さんに触らないで下さいね☆」
「ちょっ。ゆうちゃん!」

こんな感じでゆうちゃんはすっかり私のナイトになっていた。
酔っ払いに絡む酔っ払いなんて敵わないよ。
あたしは引き摺るようにゆうちゃんを連れて歩いた。
ここからだとゆうちゃんのうちよりあたしんちの方が近いな。
そんなことを考えながら歩いていると頭の上で鈍い音がっ。

顔面‥‥よく見るとおでこを盛大に打ち付けたゆうちゃんが悶絶してた。
あははっ。不意に乾いた笑いがこぼれた。
あたしは仕方無く,運良く通り掛かったタクシーを捕まえ,ゆうちゃんを連れて自宅に向かった。

◇◆◇

で冒頭に戻るわけです。

ま,予想できなかったわけじゃないけど。
お酒に強いって損かな?得な点はいろんなお酒を味わえるってことだと思うけど,
一緒に飲みに行って,あたしを介抱できるような人には会ったことがない。
普通なら酔っ払った可愛いゆうちゃんを優しく介抱してあげるところだけど,
なんか看板に激突した時に,あたしの中でなんか糸が切れた。

あたしの太股にスリスリと擦り寄ってスンスンと鼻を鳴らしてるゆうちゃんは子犬みたい。
でも冷たいタオルでおでこを冷やしてれる姿はかなりのアホの子を演出してた。
それにさっきのはなにかな?“私の野中さん”て。
ゆうちゃんの中であたしがどんなふうに思われてるのか想像もつかない。
416オトモダチ解消宣言!  ◆yuri0euJXw :2009/02/14(土) 15:49:03 ID:QJIH73Oo
結局一番仲がいいと思ってたけど,あたしはゆうちゃんのこと全然分からない。
『野中さんこういうの好きかな〜って思って☆』

ゆうちゃんの方がよぽどあたしのこと分かってくれてるみたいだった。
もぞもぞとひざの上で動きを感じる。

「あ‥‥目覚めた。」
「あたま‥‥痛い‥‥でし。」

そらそでしょ。スゴい音したもん。

「ゆうちゃん〜。ここ‥‥あたしのうち。今日なんかあったの?‥‥なんからしくないよ?」

そう言ってあたしがゆうちゃんの頭を撫でると呻きながらムクッと起き上がり
ゆうちゃんはあたしの方をじっと見つめた。
なんでそんな泣きそうな顔してるの?やっぱり何かあったのかな?
あたしが一方的に愚痴ってたせいで話したいこと離せなかったのかと心配になる。

でもゆうちゃんはそのままの体勢であたしの方に倒れ込んで胸の間に納まった。
なんか前にもこんなことあったな。

「野中さんっ,野中さんはっ。」

あたしの胸に顔を埋めたままゆうちゃんが何やら言う。
吐息がかかって胸元が温かい。

「野中さんは,一体何人くらいこの部屋に連れ込んでるんですか!」

ぶっ!?何言うんですかこの人は!突然!!しかも何の脈絡もなく!!!

「なに〜?ゆうちゃんはあたしのことそんな風に思ってるの〜?」
「違います。野中さんは可愛いし素敵だし結婚願望強いから沢山恋人がいるのかな〜て。」

グスグス涙声までいかないけど泣きそうだゆうちゃん。なんなんだろ。

「う〜ん、そうでしゅねぇ〜。何人くらいかなぁ?あっ,でも男の人じゃなくてオトモダチね。うりょっちとか。」
「そう‥‥でしゅか‥‥。」

あたしが茶化してそう言ってもゆうちゃんの様子はあんまり変わんなかった。
しかたないから付け加えてあげた。

「ゆうちゃんとしたようなことは,あれから誰ともしてないよ。」

がばっと顔を起こしてあたしの方を見るゆうちゃん。
アップで見たゆうちゃんの顔は今にも泣きそうで,でも笑ってて‥‥。なんなんだろ?このアホ子犬。

「ねぇ?ゆうちゃん。さっき道端で自分が言ったこと覚えてる?」
「私‥‥何か言いました?」
「あたしに言いたくて言えなかったことがあるって‥‥。」

じっとゆうちゃんを見つめる。ゆうちゃんもあたしを見つめた。トロンとした瞳で真っ直ぐに。

「わ‥‥わたし‥‥私は‥‥。」

生唾をゴクンと飲み込んでゆうちゃんは続ける。でももじもじしたまま依然として変化なし。
結局ゆうちゃんはあたしのほっぺたに自分の頬っぺをくっつけてキュッとあたしを抱き締めた。
素面ならゆうちゃんは絶対こんなことしたりしない。というかできない。
やっぱり‥‥酔ってるんだ。

でも温ったかい。気持ち‥‥いい‥‥かな。
417オトモダチ解消宣言!  ◆yuri0euJXw :2009/02/14(土) 15:49:34 ID:QJIH73Oo
こんなの‥‥いつ以来だろう。‘尻を洗う’ネタで騒がれて以来,いやそれ以前からこれといった彼氏はいない。
それどころか仕事が忙がしいし今はそれで必死。
だから結婚願望強いって言われてるけど別にそれだけで対して気にしてなかった。

偶々体が寂しかった時にゆうちゃんがそばにいて,何となくそんな雰囲気になって‥‥。
朝気がついたらあたしの胸の上でゆうちゃんが眠ってた。
あの時はそんなディープなことしなかったよ?ただちょっと触りあっただけ。
でもゆうちゃんに触られてとっても気持ちよかったっけ。

「ねぇ、ゆうちゃん。無理して言わなくても良いんじゃないかな?」

ガシッと抱き締めたまま微動だにしないゆうちゃんを宥めるようにあたしはゆうちゃんの背中を撫でながらそう言った。
あたしの頬から耳元にすり付けてくる鼻先がくすぐったい。

「忘れられないんです。」
「なんだ,言いたいことってそれ?」
「違います。でもそれもあり‥‥です。」
「私も思い出しちゃった。‥‥ゆうちゃんがしたいなら‥‥いいよ?」

自分でも不思議だった。ゆうちゃん‥‥やっぱり不思議な人。

「野中さぁん‥‥。」

ゆうちゃんの唇が触れてくる。ほっぺから首筋へ。それも何故かあたしの良いところに的確。
そう言うこと疎いようなふりして‥‥。

この‥‥ベッドヤクザめ☆

ソファに腰かけたまま,あたしにすり寄ってくるゆうちゃんはホント子犬みたい。
じゃれついて時々痛くないように噛んで,鼻を鳴らして甘えてくる。
トモダチ同士‥‥女の子同士で変かもしれないけど,あたしは別に嫌じゃなかった。
なんか‥‥触れ合う温もりが気持ちいい。

「野中さん‥‥。」

ゆっくりとゆっくりとゆうちゃんの唇は下がっていく。首筋から胸元に。
服の上からあたしの胸を触ってる。ゆうちゃんの触り方ってすごく絶妙。
あたしも少し位お酒が効いてるんだろうか?
前の時もそうだったけど,ゆうちゃんに触られると凄く感じてしまう。

「いい‥‥よ。直接触って。」

あたしがそう言うとやっとこさ胸のボタンを外しにかかる。
直接触れられて背筋がゾクゾクした。
着痩せして見えるらしく手に取ってみると割りとボリュームのあるあたしの胸。
あの時もゆうちゃんは目をキラキラさせながらあたしの胸に興味津々だったっけ。
揉みしだかれて摘ままれて静かに形を変える乳房。
少しずつ尖り始める先端にゆうちゃんは気がついたみたい。

「野中さんの乳首、可愛いですね。」

何を言い出すか,このアホ子犬。
ゆうちゃんはそこを可愛がるように指先でそっと撫でて軽く摘まむ。
あたしは漏れそうになる声をとにかく堪えた。

「舐めても良いですか?」

散々弄るだけ弄っておいてそれ?
ちょっと上がってる息が恥ずかしくて出来るだけ平静を装う。
418オトモダチ解消宣言!  ◆yuri0euJXw :2009/02/14(土) 15:50:06 ID:QJIH73Oo
「す‥‥好きにして良いって言わなかった?」
「”触っていいよ”って言いました。”好きにしていいよ”は言ってないです。」
「じゃぁ‥‥好きにして‥‥いいよ。」
「はい!」

口に含まれ思わず声が鼻に抜けた。
やだ、久しぶりだ。こんな感覚。頭がボーッとしてくる。
ゆうちゃんはあたしの先端のホントの先端を丁寧に舐めてくる。
丁寧に丁寧に‥‥。
あたし‥‥何してんだろ?
不思議少女とこんなことしてる。

ん‥‥んんん‥‥ぁ‥‥。やばっ。もぅっ‥‥‥‥。

体の奥の方からじわじわと熱くなってくる。‥‥じれったい。
もどかしいくらい丁寧な愛撫。ゆうちゃんらしい優しい動き。
長くて細い指がしっかりとあたしを掴んでる。

不意にゆうちゃんがあたしから離れた。
ゆうちゃんは口元を手の甲で拭きながらあたしと向き合って座った。

「あの‥‥すみません,野中さ‥‥。」

ん?

あたしは結構やばい状態だったので,ほっと一息ついた。これこのまま続けられたらほんとまずいよ。
なんて考えている間,ゆうちゃんはそのまま固まってた。

どうしたんだろう?

そう思って声をかけようとしたら,いきなり摘ままれた。敏感になってるそこに思いもかけない刺激。
反射的に嬌声が漏れた。

「ぁ‥‥いぁ‥‥や‥‥ん。」

ひどいよ,ゆうちゃん。
すみませんて言ってするのがこれ?

あたしは恥ずかしさで顔が熱くなる。
それに敏感なそこをまだ弄られたまま,もう声なんか我慢できなかった。
ゆうちゃんははっとした顔をして,急いで体ごとあたしから離れた。
ゆうちゃんの手が離れていく。

「あっ‥‥‥。」

いっちゃうの?しまった,残念そうな声を出してしまった。
あたしの体はくすぶった熱で焦げてしまいそうだった。

ソファーに正座するゆうちゃんとソファに腰掛けるあたしは,比べるまでもなくあたしの方がずっと小さくて
このまま顔を上げると見上げる形になってしまう。あたしは視線を逸らしたまま,肌蹴た胸元を自分の腕で隠した。

「ごっ‥‥ごめんなさい。」
「‥‥‥どうして?」

好きにしていいって言ったのはあたしの方なのに。
ゆうちゃんに言ったはずの言葉は自分に掛けたもののようだった。

「あっ‥‥あはっ‥‥ゴメンはこっちの方。オトモダチでこんなことダメだよね?」

お茶でも入れてこようとあたしは黙って席を立った。
419オトモダチ解消宣言!  ◆yuri0euJXw :2009/02/14(土) 15:50:43 ID:QJIH73Oo
「ちっ‥‥違うんです!野中さん!」

立ったと同時に手を掴まれ,あたしはゆうちゃんの方に引き寄せられた。
でもソファで正座していたゆうちゃんはそのままバランスを崩して‥‥。
さすが不思議少女クオリティ。あり得ないくらい盛大に落ちました。

「いたたた‥‥‥。」
「もう〜。大丈夫〜?」

なぜかあたしはまた介抱しています。

「野中しゃ〜ん。ふひっ。」
「で‥‥‥何言おうとしたのかな?」

ゆうちゃんをソファに座らせて,水を飲ませる。これで少しくらい正気に戻るだろう。
一息にグラスを傾けると,ゆうちゃんはあたしの両手を自分の両手で包みこみ正面で向き合う。

「私はっ,私はっ‥‥野中さんと‥‥もうオトモダチは嫌なんです!」

は?オトモダチ解消宣言?

「いや別に‥‥嫌いでもかまわないけど‥‥?」
「いや〜〜〜!!!違いますっ違いますっ!!!」
「私はっ,野中さんが大好きでっ‥‥大好きだからっ‥‥オトモダチじゃ嫌なんです!」

ゆうちゃんまた泣きそうな顔してる。

「ぐすっ‥‥私のこと‥‥嫌いですか?」

あたしより大きいくせに,上目遣いで涙ぐんでるゆうちゃんの姿は,捨てられた子犬みたいに小さかった。
あの〜。今あたしの身に起きている出来事を,誰かわかるように説明してください。

「ねぇ,ゆうちゃん。それ,ひょっとして告白?」
「ひょっとしなくても告白です。私がずっと野中さんに言いたくて言えなかったことその壱です。」

その壱ってまだ続くんかい!

「いや,だって,いきなり言われても心の準備が‥‥。」
「それじゃ,後でいいです。私はもう野中さんのものだとお伝えしたかっただけですから。」
「ぇっ?!」
「その弐はさっき言っちゃいました。」
「‥‥‥まだあるの?」
「色々ありますけど,今はいいです。返事をする前に,その弐の続きです。」
「つ‥‥続きって?」

これがゆうちゃん?あたしは次から次へと展開する不思議設定に翻弄されまくっていた。

「本当に忘れられなかったんです。野中さんの声とか,表情とか‥‥。」

握ってた手でまた抱きしめられた。
なんでだろう。胸がドキドキいってる。
このシチュエーションでこの体勢ってどう見たってあたしは狼に捕まった羊だよね。
でもなんでだろ,このドキドキは怖いとか嫌だとか,そんなこと言ってない気がする。

「‥‥‥このまま何もしないつもり?」

やだ‥‥何言ってんだろ,あたし‥‥‥。

「‥‥お返事いただく前のお試しを野中さんにしてもらおうかと‥‥‥。」
「‥‥お試し?」
420オトモダチ解消宣言!  ◆yuri0euJXw :2009/02/14(土) 15:51:17 ID:QJIH73Oo
聞くまでもないじゃないか。

「私のご奉仕を気に入っていただけたら,”私の野中さん”になって下さい。」

そう言ってあたしはソファーに押し倒された。
こういうときのために置いておいたわけじゃないのに,クッションは都合よくあたしの背中を支えてくれる。
ゆうちゃんの優しい愛撫が,落ち着き始めたあたしの体をまたすぐに火照らせ始める。

「さっきも‥‥あんまり綺麗だったので‥‥ごめんなさい。急に‥‥。」

もう硬くなりだしたあたしの先端に触れながらゆうちゃんは言う。
まともに返事なんかできないよ。電気が走るみたいにびりびりと感じてしまう。
今までこんなに感じたことないのに。どうしてゆうちゃんだとこんなに気持ちいの?

ゆうちゃん手が背中に回る。上半身のいたるところにキスされて,時々強く吸われるのも良かった。
跡がつくなんて考えが廻るより,体に広がる快感の方が強かったから。

「どう‥‥ですか?」

あたしのおでこにキスして聞いてくるゆうちゃん。

「ばかぁ‥‥。」

見られるのが恥ずかしくて,ゆうちゃんの首に回した手でそのまま抱きしめた。
そのままゆうちゃんのは,指先をあたしの下の下着の縁をそっと滑らせ撫でた。
びくっと体が震える。散々焦らされた熱が勢いを増す。
ゆうちゃん‥‥意地悪だ。あたしに言わせたいとしか考えられない。
でも,絶対言うもんか。

「‥‥そっちダメ‥‥シャワー浴びてないから‥‥汚いよ‥‥。」
「汚くなんかありません‥‥それに‥‥やめたくありません。可愛い野中さんを独占‥‥です☆」

下着の上から,軽く触れてきた。布越しなのにこんなに感じて‥‥。
ちょ‥‥直接触られたらどうなっちゃうんだろっ。

「ここ‥‥熱いですね‥‥。」
「ふぁ‥‥ぁぅん‥‥‥‥もっ‥‥下着っ‥‥汚れちゃうからっ‥‥。」
「はい!脱がさせていただきます!」

スカートの中に潜り込んでいた手はそのまま下着を脱がしにかかる。
スカートは捲り上げられて,脱がされた下着は床の上,上半身も肌蹴てて。
なんかあたしってすっごい格好してない?

でもすぐにぬるぬるとした指の感触でそんな考えは吹っ飛んでしまった。

「んぁっ‥‥‥はぁっ‥‥ぁぁっ‥‥!!」

入り口だけ撫でられて,奥には入ってこない。
濡れた指先はそのまま移動して,他のところも触ってくる。

「ヘアも薄いし,こっちも綺麗です。」

濡れた指先が転がすのは,あたしのひくついた淫芽。
その刺激は全身を駆け巡って,あたしの眼尻に涙が浮かんだ。

「みちゃっ‥‥みちゃだめっ‥‥だよぉ。」

いつの間にか,ゆうちゃんの頭はずっと下の方にあって,あたしの足の間に。
ソファから降りてあたしのそこを覗き込んでる。
421オトモダチ解消宣言!  ◆yuri0euJXw :2009/02/14(土) 15:52:05 ID:QJIH73Oo
ゆうちゃんの長い髪があたしのふとももと擦れる。
だんだん吐息が近付くのがわかる。
でも,避けられない。指とは違う感触をそこに感じて‥‥。
もう何も考えられなくなりそうだった。

◇◆◇

は‥‥初めてかも‥‥。意識が飛んでしまうくらい‥‥気持よかった。
激しく胸が上下して,息も荒い。少し肌が汗ばんでるみたい。
まだ‥‥体が熱い。

「入れますよ。」

足をぐいっと広げられた。やっとゆうちゃんがあたしのもとに戻ってきた。
耳元で囁かれた言葉に,女同士だから,入れるものなんて何もないじゃないかと,ふと思う。
けど,あたしの中を押し広げて入ってきたのはゆうちゃんの指だった。
イったばっかりなせいで,あたしの中は狭くなってる。
でも,ゆうちゃんの細くて長い指はそのままゆっくりと奥を目指して入り込んでいた。
内壁を撫でるように圧迫してく。それががすごく気持ちよくて,ギュッとゆうちゃんを抱き締める。

「あったかぁい。きゅうきゅうですね。野中さん。」
「いっ‥‥言うなぁっ‥‥ぁあっ。」

ゆうちゃんの長い指はあたしの奥まで届いた。くるくると中の入口を撫でる。
コリコリとした感触がわかるのかな。そっと揉むようにそこを弄ってた。

「あぅっ‥‥そこ‥‥だめぇ‥‥‥‥。」
「ここ‥‥いいんですね‥‥。」
「ひゃぁっ‥‥んんぁぅ‥‥あぁっ。」
「まだですよ‥‥。」

そこを集中的に攻められる。そしてもう一本指が増やされた。
2本の指が別々の動きで内部を隈なく刺激する。

あふっ‥‥こんなの‥‥初めて‥‥‥。

優しくて,思いやりのある愛撫。それになんでわかるのか,一番いい所を的確に攻めてくる。
反射的に腰が動いてしまう。ゆうちゃんを求めるように‥‥。もっともっとして欲しくて‥‥。

「あぁっ‥‥ダメっ‥‥ダメだよっ‥‥ホントにおかしくなるっ‥‥。」

誰とも‥‥‥こんな経験‥‥したことない‥‥。

「好きですっ‥‥野中さんっ‥‥大好きっ‥‥。」

耳元で響く優しい声。あたしは込み上げてくる波に飲み込まれるように意識を手放した。

◇◆◇

さむぅい。気がつけば,ソファの上。体が動かない。
それもそのはず,ゆうちゃんが乗ったまま眠ってた。
体の奥の違和感‥‥,うそっ?!まだ指が入ったままだった。
あたりを見回す。散らかったソファー周りと,グラスが並ぶテーブル。
あれからそんなに時間がたってないみたいで,ゆうちゃんのグラスにはまだ氷が残ってた。

「うみゃ?」
「あ‥‥目覚めた。」

ゆうちゃんがむくっとこっちを向いて,ニコッと笑ってた。
えっ?体の奥でもぞもぞと動きを感じた。
422オトモダチ解消宣言!  ◆yuri0euJXw :2009/02/14(土) 16:04:34 ID:QJIH73Oo
「野中さぁん。」
「ちょっ,ちょっと待ってっ,ゆうちゃん。」

さすがにイった後すぐはまずい。だってすっごく気持ち良かったから,
またすぐにでも辿り着いてしまう。

「良かったれすかぁ?私はすっごく気持よかったです。」

えへへっとでも擬音をつけてもいいくらいにご機嫌な笑顔を浮かべている。

「なんでそんなことわかるの?!」
「えへっ。だって野中さんイくとき,ギュっと締まってから中がふわっとしたので。もしかしてと思って。」
「!!!‥‥‥ゆうちゃんの‥‥‥ばかっ!」
「はい!野中さぁん!」
「もっ,意味わかんないし!」

そのまま懐かれて,たくさんキスされて,何度もイかされました。
あのもの凄いのを何回もされて,腰がガクガクなのは言うまでもありません。

いつ移動したのか,次に目が覚めた時はベッドの上でした。
腰が痛くて起き上がれないのもさることながら,
胸の上ですうすうと寝息を立ててるゆうちゃんの温もりが思いのほか心地いい。

「あふっ‥‥おはようございまふ。野中さん。」
「ぷっくくくっっ‥‥‥。」

なんだかあほらしくて笑いが堪え切れなかった。

「‥‥‥昨日のこと‥‥覚えてる?」
「ふぇ?‥‥‥あの,なんで裸なんですか?」
「そんなことあたしが聞きたいわっっっ!!!」

おっと,心の叫びが口から出てしまった。

「覚えてないのぉ?」

ここは藍ぽん,迫真の演技で迫ってみます。

「‥‥‥いえ‥‥覚えてます。幸せな時間でした。」
「‥‥過去形?」
「だって野中さんの返事,まだ聞いてませんから。」

あれだけのことしといて,今さら返事も何もないだろ!!!
という叫びは胸にしまいました。
あたしは何と答えたらこのアホ子犬を上手に飼っていけるのでしょうか。

「告白の返事聞く前にこんなに激しくエッチするなんて信じられない!!」
「‥‥‥‥えへっ☆」
「でも‥‥オトモダチじゃイヤなのは,あたしも同じみたい。」
「野中さぁん。」

あぁ,また来たよ豹変チワワ。これが昨日の狼とは信じらんない!もうっ!

「‥‥‥しょうがないなぁ,”オトモダチ”は解消してあげるね。ゆうちゃん。」
「はい!」

まだ恋人認定しているわけじゃないのに。
幸せそうな笑顔を浮かべてあたしに抱きつくゆうちゃん。
423オトモダチ解消宣言!  ◆yuri0euJXw :2009/02/14(土) 16:06:22 ID:QJIH73Oo
「みなさんに宣伝して回ります!!」
「やめい!!」
「今度一緒にCD出しましょうね☆」
「事務所違うでしょ〜!」
「野中さんの黒可愛い所をどんどん開発しますね。」
「黒は余分!」
「じゃあ京都で聖地巡礼しましょ☆」
「それ別に東京でもできるし‥‥てか”ネギま”でいつかそれやるんじゃない?」

ベッドの中で始める度付き漫才。やっぱりゆうちゃんは不思議な子。

「大丈夫です‥‥‥一番可愛い野中さんは私しか知りませんから。」

何の脈絡もなく,不意にゆうちゃんが言った。じっと見つめられる視線が強い。
昨日の‥‥‥狼ゆうちゃんの瞳。
あたしの胸がドクンと高鳴る。頬に伸ばされた綺麗な手。
あたしはその日初めてゆうちゃんと唇を重ねた。



――”ゆうちゃんの藍ぽん”になるまでにそう時間はかからないみたいです
424オトモダチ解消宣言!  ◆yuri0euJXw :2009/02/14(土) 16:08:14 ID:QJIH73Oo
以上です。お目汚し失礼しました。

まさか自分が中の人萌えになるとは思わなかった。orz

またROMに戻ります。
425名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 19:45:07 ID:cmIBYIU6
GJ! ヴァレンタインにふさわしい藍ゆう分補充できたw
426名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 19:51:30 ID:R4B0P5Fh
藍ゆう待ってた!
とにかくGJ
427名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 20:17:54 ID:ZsqiZmSt
職場なのにニヤニヤが止まりません!!
GJとにかくGJ!
また書いてくださいねー
428名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 21:55:32 ID:PTlvmMMQ
画伯が手練れっぽくてエロい。
ソファから落ちるところはリアルにありそうでちょっとワロタ。
429名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/15(日) 00:25:58 ID:Uglwb2kU
電車の中で読んでたらニヤけてきて思わずケータイ閉じたww
さっき帰ってきて続き読んだよ。豹変チワワワロタww

gjでした!また書いてね!!
430オトモダチ解消宣言!  ◆yuri0euJXw :2009/02/15(日) 02:05:26 ID:JAjWsRz8
直にでもレスがつく,このスレのクオリティはイイ(・∀・)

途中日本語がおかしいところがあったことお詫び申し上げます。
あとから何度か読み直してやっと気がつきました。

フセ(野中さんの黒歴史と)「らりるれにちようびの2/8分」をお聞きいただくと,
ついでに2月11日のネギま!イベントの小林ゆうのコメントを
藍ゆうモードで見ていただくと,SSを読んでいただいた方の脳内補完に役立つと思います。

自分の藍ゆう熱はしばらく収まりそうにありませんwww
431名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/15(日) 18:45:38 ID:Uglwb2kU
>>430
ちょっと聞いてくる。
432名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/15(日) 21:30:11 ID:oCleHT5Q
やばいGJ!
最近藍ゆうにハマりだした自分にとってこれは鼻血モノです・・・
433名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/15(日) 22:58:04 ID:NOPgycBB
先日のネギまイベント行ったやついる?
野中さん愛してるについてkwsk聞きたい。
434名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/15(日) 23:38:28 ID:ogBUD0qr
>>433
出張所じゃない方のスレにチロッとあった。
でも愛してるの件はkwsk聞きたい!
435名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/17(火) 00:55:08 ID:tLlp0Nne
うりょ×くぎゅが好きな俺は異端児
436名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/17(火) 05:06:17 ID:p/hmKqav
>>435
同志よ、心の友よ、兄弟よ!!
437名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/17(火) 08:31:33 ID:2ytBtVCg
うりょっちは脚がすきなんだな
平野、鹿野その他いろいろな声優の
太ももが眩しいとかドキドキしたとか
ブログに書いてる
438 ◆qwLOZtIV96 :2009/02/17(火) 19:52:49 ID:7h/48pwx
大好きなうりょ藍です。
バレンタインは過ぎてしまいましたが、それはまあ後日談ということでw
駄文ですが、暇つぶしにでもなれば幸いです。

うりょがヘタレじゃない+あいぽんに腹黒さがないですが、そこは
バレンタインだから特別ってことで。
うりょっちブログ参考にしました!
439バレンタインはきみと ◆qwLOZtIV96 :2009/02/17(火) 19:54:45 ID:7h/48pwx
「ライブお疲れ様 あい」


ブログも更新してそろそろ寝ようかな、なんて思ってた時に、
のな…いや、あいぽんから来たメールがこれだった。


・・・・・・これだけ?
愛しの恋人が、バレンタインにしてくるメールじゃないよねぇ。

時刻を見ると、11時50分。
これはバレンタインに会えなかったから、スネちゃってるのか!?



私、白石涼子は2月14日「白石涼子 チョコッと!“R”ive 3rd」で
朝から大忙しだった。

あたしだって、のな…いやあいぽんにはもちろん会いたかった。
だって、大事な恋人だもん。
いっつもベタベタしよーとすると、軽くあしらわれたりするけどさ。


でもお仕事も大事。
リハもあれば、ライブもあるし、打ち上げだってあたしが参加しない
わけにはいかない。
ちゃんと、やるべきことはやらなきゃ。

でも…あからさまに、そのメールからは彼女の怒りが感じられる。
あうぅ〜、この前会った時のことが思い返される。


数日前、私は野中さんと事務所でお会いした。
その時に「すいませんっ、ちゃ〜んと埋め合わせはしますからっ!」
って野中さんに謝った。

「夜もダメ…?会えない?」
殺人的な可愛さであたしを見つめる野中さん。
いやっ、上目遣いは反則ですよぉ〜…

「えと…打ち上げがあるし、いつ終わるかも分かんないのに野中さんを
 待たせられませんよ!」
しゅんとしてる野中さん。

腹黒い時とデレが出てる時のギャップがなんとも…

「わかった、ライブ頑張ってね!『夏のあらし』の現場でもよろしくね!
 こ〜の〜、先輩を差し置いてうりょっちも主役か〜。」
その後は結構あっさりと諦めてくれたみたいで、こっちも拍子抜け+
ちょっと寂しい。



あの時はそんなに怒ってるように見えなかったけど…
対あいぽん用バレンタインメールもライブ前に送っっておいたんだけど、
やっぱり大事な恋人に、これだけってのはヤバかったか…

あたしもライブでいっぱいいっぱいっだったからなぁ。
謝ろう!
440バレンタインはきみと ◆qwLOZtIV96 :2009/02/17(火) 19:56:13 ID:7h/48pwx
私は、即野中さんの電話番号をプッシュしていた。

思ったよりすぐにつながった電話。
良かった、怒ってとってくれなかったらどうしようかと思いましたよぉ。
「もっ、もしもし!?の…野中さん?」
おそるおそる向こうの声が聞こえてくるのを待つ。
「・・・・・・・・・」
「の…なか…さん?」


「うりょ…うもぉっ、うりょっち!!!!!」
「はっ…はいっ!」
アレ、野中さん…酔ってる?
あの『日本酒は水』の野中さんが!?
「うりょっちぃ〜、来てよぉ。
 一緒に飲もう!すぐに来いっ!命令!先輩命令!」
「あっ、あの今どこっすか?野中さん!?」
「こーえん。」
「え!?どこの?」
「公園らってばぁ。」
野中さん、言えてない…


ガチャ…ツーツー…
えええ、野中さんっ!?場所言ってくださいよ!


まさか…
思いっきりジャージ姿のまま、マフラーを首に巻きつけて家を飛び出すあたし。

あたしの家から2分ほどのところにある公園。
前に、ここを野中さんと歩いたことがあったから。

あたしは必死で走った。
ライブで完全燃焼した体。
でも野中さんが待ってくれてるなら、まだまだ走れる。


「野中さんっ!!!」
ハアハア息を切らしながら公園に駆け込む。
「あ、うりょっちぃぃぃぃ〜」
ブランコに座りながらお酒を飲んでる野中さん。


「何やってんすかぁ、寒いでしょ何でこんなトコに…」
「だって、やっぱり会いたいって思ったから…」
「へ…?」
キッと睨んでくる野中さんの目が赤い。
「いっちゅもさ、あたしうりょっちのコト大好きらって思ってるよ。」
「うぅ〜…」
どうしちゃったんですかっ!?今日の野中さん!
すっごいデレデレじゃないっすかっ!?





441名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/17(火) 21:25:01 ID:+CAGcSyJ
続き期待!
442名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/17(火) 23:45:06 ID:np/jZ8gZ
デレデレじゃないですか!
443名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/18(水) 00:27:58 ID:KQoZBNIs
>>433
とある人が誰も成し遂げなかった画伯の部分の解読をブログで披露してたよwww
ヒント[泣いた、笑った、感動の約1315時間]
一見ネギまサイトだがしっかりと藍ゆう分が補給できる

>>440
続きwktk!!!!!
444名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/18(水) 01:21:05 ID:QMfS4zpG
>>443
何もわからんかったwww
画伯には藍ぽんの声がどう聞こえとるんだw
445名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/18(水) 01:53:21 ID:3hxGZjvE
>>443
あいぽん降臨で喘ぎ声バロスwww
446名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/18(水) 04:19:59 ID:Mj9uCvEX
>>440
続き期待!!

「あいぽん呼び」に慣れてない所とか「〜っすよ」口調を所々ちゃんと入れてて凄いうりょの事わかってるな!!読んでて違和感ないよ!!
447バレンタインはきみと ◆qwLOZtIV96 :2009/02/18(水) 11:11:55 ID:eN15FKmb
もうちょっと野中さんの酔いを醒ましてから、今夜はウチに泊めてあげるか…
そんなことを考えつつ、あたしも野中さんの隣のブランコに座って一緒に
お酒を飲む。

さっきまであったライブ打ち上げで、久々にビールを飲んだあたし。
で、今は日本酒。
まぁバレンタインだもん、ちょっとぐらいいつもより飲んだっていいよね。


…それにしても聞きたいことは山ほどある。
「野中さん、こんなところで1人でお酒なんか飲んでて不審者にでも
 間違えられてたらどーするつもりだったんすかぁ?」
「おぉ〜、心配してくれたの〜?」
あ、野中さん嬉しそう…だから
「もちろんです!心配に決まってるじゃないですか!」
って言ったのに
「後輩のくせに先輩の心配なんて100年、う〜…100万年早いっ!」
と返された。

分かんないなぁ、もう。
…でも、こういうトコまで愛おしくてクスッと笑うあたし。


そっからは、だんだん野中さんの滑舌も元に戻ってきたからいろいろ話した。
「ライブどうだった?」って聞かれたり、あたしが「ゆうちゃんと仲良く
するのはいいですけど…あたしのことも…」ってスネたら頭なでてくれたり。


野中さんが頭なでてくれるなんて…久しぶり…
ここで、本日1番の疑問を野中さんにぶつけてみた。
「すごく嬉しいんですけど…あの、さっきから言いたかったことが…
 えと…今日の野中さん、すごくあたしに優しくないっすか?」

「む〜…じゃあいつもは優しくないっていうのぉー!」とお酒で真っ赤な
顔でぽかぽか肩を叩かれた。
しまった、怒らせちゃったかな!?なんて思ったから慌てて弁解する。
「いや…いっつも…あの可愛くて…やさしっ…」
「…………いーよ…………」
ポツンと野中さんが呟く。

「だって不安だったんだもん。いっつも私甘えらんないからさ。何となく
 先輩として。だから、もしうりょっちが私のこと嫌いになったら、って…」
あたしは、気がつくと野中さんのことを抱きしめていた。
その衝動で、野中さんはブランコから地面にずり落ちるけど、それをちゃんと
受け止めて抱きしめる。


「先輩だって甘えていいんすよ…あの、だって…野中さんとあたしは…
 恋人同士じゃないですか…」
ボソッと耳元で呟く私。
良かった、この体勢だと顔見られてなくて…真っ赤になってるこの顔を。

野中さん酔ってるし、今日くらいあたしが主導権握ったって良いよねぇ。


448バレンタインはきみと ◆qwLOZtIV96 :2009/02/18(水) 11:16:10 ID:eN15FKmb
その時、野中さんがあたしの服の裾をぎゅっとつかんだまま顔を上げた。
なでていた野中さんの髪から、甘い香りがした。
「野中さん、これ…チョコ…の匂い」

お酒のせいかは分からないけど、野中さんも顔が赤い。
アレ、野中さんってお酒で顔赤くなる人だっけ?

「今日さ、会えるって思ってなかったから。
 うりょっち用のチョコはまた今度って思ってて、さっきまで作ってなかった
 んだよね…」
「は…はい…」
「でも、突然日が暮れてきたら会いたくなって…突然作ったばかりで…
 おいしく出来てるか分かんない。」
自信のなさそうな顔。ここでやっと分かった。

「あの、野中さん。それで渡そうか悩んで公園でヤケ酒だったんですか?」
「うるさいなぁ。だって、うりょっちチョコ大好きでしょ…?
 だから中途半端なチョコは渡せないかな…って…」
くぅ〜、野中さんのデレ…ヤバイ自制心が…
「あ…あのぅっ!のっ…野中さんのチョコなら何でも誰のチョコよりも
 何万倍も嬉しいです!」
「ホントに?いろんな女の子から、たくさんチョコもらってるでしょっ?」
「ハイ、誓いますっ!」
「ホントのホント?私のこと嫌いにならない?」
「一生、野中さんを大事にするって誓いますっ!」
こっ、これってプロポーズだよねっ!?は…恥ずかしい…
寒さで震える野中さんの手よりも、あたしの方が緊張でブルブル震える手で
チョコを受け取る。
あ〜、もう頭に血が上って大変なことにっ!?


「ありがと。」
微笑む野中さん。この落ち着きはやっぱり先輩だからか…
それにしても…たまにはベッタリしてくる野中さんもいいな、なんて
考えていると…


「あ、そーだうりょっち。あたしもさっきから言いたかったんだけどさ…」
「はい?」
「うりょっち、呼び方が“野中さん”に戻ってる。」
「あぁっ!?いや…その…あ…あいぽん…」

ぷっと吹き出す野中さん。
「せっかくカッコイイこと言ってたのに、もう元のうりょっちじゃん!」
あたしもつられて吹き出す。

「“野中さん”って言ったからお仕置き」
スッとあたしのほっぺたに添えられた野中さんの手。
気がつくともうあたしの唇は野中さんのそれで塞がれていた。

のな…いや、あいぽん。
やっぱり主導権は当分の間、あなたのものみたいです。
でも、こんなお仕置きがもらえるなら“野中さん”ってたまには呼んで
みてもいいっすよね〜。ニヤリ。



449 ◆qwLOZtIV96 :2009/02/18(水) 11:21:03 ID:eN15FKmb
投下は以上です。都合で後半が遅れてしまってすいませんm(_ _)m
初駄文にもかかわらずお付き合いくださった方、ありがとうございました。
読み返すと誤字が…しかも最初下げ忘れてるし…

藍ゆうの流れ、ぶった切ってうりょ藍投下悪かった!
うりょっちの昨日のブログからもチョコをたくさんもらった様子が
確認できましたー。

ちなみに、うりょ藍派だけどイベントで藍ゆうにも萌えてきたw
藍ぽんは黒いとこも含めて、みんなに愛されてるのがいいと思うんだ。
450名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/18(水) 11:26:05 ID:3hxGZjvE
ぐはぁ(´Д`)悶え苦しんだ!

あいぽん可愛すぎるwww
GJです。マジで!
そのままチョコレートコーティングして
頂いてしまいたいくらいだwww
451名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/19(木) 13:28:03 ID:EgKMPdPx
>>449
GJ
何気に初うりょ藍かな?
452名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/19(木) 20:25:35 ID:EtMcaPPS
うりょ×くぎゅが少数派過ぎて全俺が泣いた
453名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/19(木) 22:05:59 ID:ErSFUjbP
>>449
素晴らしかったです!!念願のうりょ藍!!!

だが高らかに言おう、ゆう藍も大好きだと!!
454名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 02:47:15 ID:kUYrlSTD
需要なんて無いでしょうけど
ますうりょを書いてみたので
投稿してみます。

アニスパ関連のネタなので興味の無い人
へたくそな文章な上に強引な展開を読みたくない人
僅かですがエロ要素が入っているので苦手な人は
読み飛ばしてください。
455ありがとうの気持ち:2009/02/20(金) 02:48:22 ID:kUYrlSTD
「うりょっち〜アフレコが終わったら私のところにきてね〜♪」
満面の笑みでますみんが私を呼ぶ

「終わったらすぐ行くから待っててね」
私はシールが沢山貼ってある携帯を握って答えた

アフレコが終わりスタジオを見渡すがますみんの姿がもう見えない

「あれ〜」
おかしいなと思いつつ席に戻ると書き置きが置いてあった。

[トイレの一番奥にいるシールをそこに持ってきて]

ん?
意味が解らない…
………………………
取りあえず行ってみるかとバッグを持ちトイレへ向かった


指示通り一番奥の戸が閉まっていたのでノックをする

コンコン
軽い音と共にますみんの小さな声が聞こえる

「うりょっち?」

ハイと答えると戸が開き中に引き込まれた

「ちょ、ちょっとなにますみんいきなり」
私の言葉にかぶり気味にますみんは
「シールは?」と囁く

「持ってきたよ、今出すから待ってて」
と狭い個室の中でバッグの中を探していると
ここに置いたらと便座の蓋の上を指差し
ますみんは私の後ろに回った。

携帯がどこかへ行っていまい必死に探す私に
「うりょっち、いつもシールありがとうね。お礼がしたくてさ…」
と言ったますみんが次の瞬間
「これが私のお礼」と言い
背後からいきなり私のブラとショーツの中へ手を入れてきた

「あっ…ん…」
驚きながらも私は慌てて口を手でふさぎ声を漏らさないように必死にこらえた

To Be Continued?
456名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 02:54:55 ID:kUYrlSTD
自分でも下手な文章だと思うので修行をして
また書きに来たいと思います。

読んで下さった方ありがとうございました
457名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 07:05:39 ID:Eo+WOsiu
自己完結するのは勝手だが
続くんじゃないのか?
458名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 10:06:37 ID:awJWiX50
うりょは浅野さん呼びで敬語だから、タメ口にますみんはちょっと違和感が
459名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 15:18:23 ID:epT41Jed
>>456
需要のないカップリングなんてないから、投下してくれるのは嬉しいが
>>1のルールだけは最低限守ろうな。
460名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 16:07:51 ID:an0AoPKf
そこらへん確認せず投下してくれちゃう人に限って
需要やら文章がどうのこうのって気にするのはなんでなんだろうね
まぁどんどん書いてはほしいんだけどさ
461名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/21(土) 06:26:54 ID:ksuPpAqt
>>456
ちょっと忘れてただけだよな?自分は応援するよ!!

面白そうなカプで、続き見たいと思った!!
ただ>>458の言う通りうりょっちの口調に違和感が
462名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/21(土) 22:49:03 ID:kY17da1V
懲りずに藍ゆう書いてるぞ。
続き落とすまで待たないからな。
書けたら書けたときに落としてやる〜。
463名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/22(日) 00:25:55 ID:fU+Hxa3/
>>379を待ち続けているのは俺だけじゃないはず
464名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/22(日) 03:11:06 ID:xWxRymR7
藍ゆうを括目して待ってます
465名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/22(日) 15:16:12 ID:c8rmxvoA
>>463
466名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/22(日) 15:23:35 ID:NP2uhDvW
>>463
俺もだ!
まるなびとかちあますとかtiarawayも期待してまってます
467名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/22(日) 17:41:58 ID:1ybpFrKt
まるなびって何だっけ?
植田清水?能登澄?
468名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/22(日) 17:58:13 ID:pw7THVMk
まるなびとまるなげがゴチャゴチャになってるよ
469名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/22(日) 17:59:52 ID:yZfQqusp
丸投げされそーなのがどっちで、丸ごとナビゲーションしそうなのがどっちかを考えれば自ずと答えは見つかるはず
470『目指せ!恋人認定!』  ◆yuri0euJXw :2009/02/23(月) 01:23:20 ID:YeQnTQhA
流れ読まずに藍ゆうを途中まで投下。
前の「オトモダチ解消宣言!」の続きな感じです。

微妙に足りないところは脳内補完でお願いします。
参考は「電撃文庫webラジオ」の野中藍さんゲストの回です。
ではどうぞ!
471『目指せ!恋人認定!』  ◆yuri0euJXw :2009/02/23(月) 01:23:52 ID:YeQnTQhA
「野中さんて,お医者さんと結婚したいんですか?」

もぐもぐとおちょぼ口で私の手料理を召し上がってる目の前の
お嬢さまは,また不思議展開であたしを翻弄するのだった。

『目指せ!恋人認定!』

「はぁっ?!」

開口一番。これはあたしの声。
突然のゆうちゃんの言動にあたしは開いた口がふさがらない。

「野中さんは,緑の白衣さんを着てお総菜さんをお持ちのお医者さまとご結婚なさるのですよね?」

一体何の話だろう。
可愛いハンカチで目元を押さえてるゆうちゃんは流石に絵になる。
でも問題は何も解決してない。どうしていきなり結婚しちゃうのよ,あたし!

「ゆ‥‥ゆうちゃん?一体何のお話かしら?」

柄にもなくお嬢様言葉を使ってみる。

「‥‥。聞きました。」

だから何をだよ!っと言う突っ込みを飲み込むために,あたしはお茶を一口飲んだ。

「ラジオ‥‥わだじに相談もなぐ‥‥。」

‥‥。まさか‥‥。あのラジオのこと? 恐る恐る聞いてみる。

案の定,チワワはコクンと頷いた。
というか,あのラジオ聞いてどうしてあたしが結婚することになるんだ〜!

「あれはさ〜,ゆうちゃ〜ん。」

私はお皿にもったスライスパプリカに手を伸ばしながらあきれた声で言った。

「『野中さんは妄想しますか?』って聞かれて,番組的にはしますって答えた方がいいでしょ〜?
だからね〜,良くありそうなのを披露しただけでしゅよ〜。」

でもチワワは懲りずに上目使い攻撃をしてくる。

「ぐずっ。そっ,それは野中さんの願望ってことじゃ‥‥。」
「え〜そりゃそうでしょ〜?病院で会ったちょっとカッコイイお医者さんとスーパーとかで遭遇して‥‥。」

『あら先生,お総菜ですか?』
『お恥ずかしい,独身なものですから。‥‥(中略)‥‥』
『‥‥もしよろしかったらあたしの手料理でも‥‥。』
『それではお言葉に甘えて‥‥。』

「な〜んて。それでそれであたしはぁ,お医者様の奥さまになっちゃったりして〜。」

ノリノリで演技してみせて,言ってて自分でもアホらしかった。
現実そんなうまくいってたらあたしだって今頃ファーストレディーだよ〜だ。
でもそこは不思議女子小林ゆう。あたしの想像の斜め上を行く。

「なんで‥‥泣きながら料理食べてるのかな?」
「だって,だって,これで野中さんの手料理が頂けないかと思うと‥‥。悲しくて‥‥。ひっくぅ‥‥。」
472『目指せ!恋人認定!』  ◆yuri0euJXw :2009/02/23(月) 01:24:27 ID:YeQnTQhA
いや別に,仮にあたしが結婚しても,手料理は食べられるんじゃないかな?
でもゆうちゃんは本当に悲しそうにちまちまと,久々に渾身の出来だったパスタを味わっている。
なんか面白くないので,手に取ったスライスパプリカをゆうちゃんのお口に突っ込んだ。

「のなかひゃん?」
「あたしが結婚したら‥‥ゆうちゃんは,さみしい?」

コクンとうなずく。しゅんとしおれた悲しそうな顔。

「結婚なんて‥‥しないよ。だってまだ相手いないし。」

そう言ってあたしもパスタを一口食べた。
ゆうちゃんが突拍子もないこと言うから,あたしまだ一口も食べてないんだぞ?
ゆうちゃんはあたしの方をじーっと見たまま,なんかよくわからないけど
自分の方を指さして,何か自己アピールをしていた。

「ん?」
「野中さんには‥‥私がいます!!」
「ぶっ!!」

思わず噴き出しそうになった。何こっぱずかしいこと言ってくれちゃうんだコイツは!

「べっ別に‥‥‥ゆうちゃんのこと,まだ恋人認定したわけじゃないし‥‥。」
「えぇっ?!‥‥‥は,早く認定していただけるように頑張ります。」
「は〜い。頑張ってね。」

チワワは眼の色を変えて,なぜかガッツポーズをしていた。

◇◆◇

夕食も終え,食器を二人で片付ける。最近は割れるお皿も減ってきた。
最近ゆうちゃんは以前よりも頻繁にあたしのうちに遊びに来るようになった。

スケジュールに合わせて携帯にメールが届く。短い一言,

「今日お邪魔してもいいですか?」

それに対してあたしは,「いいよ〜」と返す。
込めてる気持ちは以前とは比べ物にもならないところがあたしとしては若干の不満が‥‥。
それで,たまにオフの日には泊っていくこともある。何をしにかはあえて言わないよ〜だ。
豹変チワワに気を許すと大変なことになるので注意が必要です。

それで今日はどんな日かというと,本来なら明日はあたしたちは二人ともオフのはずだったのだ。
途中でゆうちゃんの携帯が鳴るまでは。

「どうしたの?変な顔して。」
「野中さ〜ん。」

あたしがお皿を片づけていると,嬉しいような悲しいような複雑な顔して,
ゆうちゃんが抱きついてきた。立ったままだとゆうちゃんの腕の中にすっぽり埋まってしまう。
あの〜。まだいろいろ作業中なんですけど‥‥。
でも何も言わずにゆうちゃんはギュッとあたしを抱きしめた。

「どうしたの?」
「すみません。急なお仕事で。今日泊まっていけなくなりました。」
「そうなんだ。」

あたしの返事がそっけなく聞こえたのか,ゆうちゃんさらに強く抱きしめてきた。
473『目指せ!恋人認定!』  ◆yuri0euJXw :2009/02/23(月) 01:25:26 ID:YeQnTQhA
「つまんなくないんですか?」
「お仕事じゃ仕方ないよ。」
「そうですけど‥‥。」

そう言いながら,服の中に手を入れてくるゆうちゃんはどういうつもりなのかな?

「ちょっと‥‥ゆうちゃん?」
「なんですか?」
「なにすっ‥‥ぁ‥‥。」

背中とお尻のあたりを撫でられてるだけなのに,ゾクゾクとした刺激が体中に響く。

「だめっ,帰るんでしょ?」
「今日ためるはずだった野中さん分をチャージしないとっ☆」

なんだよそれ!!

そう言ってる間にも,ゆうちゃんの手はあちこちに伸び始める。
上がってくる息が抑えられなくて,吐息が漏れる。
一番感じるところには触れないくせに,なんであたし,こんなに感じてるんだろ?
チワワが豹変するたびに,翻弄されてばかり。

さみしくないわけ‥‥ないじゃないか。
あたしはこうやってゆうちゃんのこと受け入れているんだよ?
ぼんやりと,そんなことを思いながら,ゆうちゃんを受け止めていると,ふと手が止まった。

「えへっ。残念。時間です。」

そう言ってあたしから離れてニコッと笑う。
えっ?うそ?あたしこのまま放置?
呆然とする中,ゆうちゃんは自分の荷物をまとめ始める。

「ちょっ,ゆうちゃん?」
「明日は早いので,これで失礼します。野中さんに頑張ったねって言ってもらえるようにお仕事がんばりますね!」
「‥‥‥うん。頑張ってね。」

簡単に服を直してあたしは玄関までゆうちゃんを送った。なんか中途半端‥‥‥だな。
仕事大事なのはお互いに一緒。でもちょっとなんか悔しい。
何事でも一生懸命なのがゆうちゃんの良いところなんだけどなぁ。

ちょっとモヤモヤした気分だったけど,何とかそれを収めて,あたしは眠りについた。
どうせきっと,すぐにメールやら何やら来るだろうとそう思っていたのに,
なんだちくしょ〜。豹変チワワめっ。こういう時に限って音沙汰なしって。
あたしは一向に鳴らない携帯を見つめて,ちょっと落ち込んだ。

◇◆◇

なんで,なんでよ〜。

あたしはソファーの上で,クッションを抱きしめながら一人悩んでいた。
なんであのチワワがあたしに連絡してこないんだ。
今までだってそんなに連絡なんかないけどさ〜。
急ぎだったから,どんな仕事なのか聞きそびれちゃって‥‥。
忙しいのかそうでないのかすら全く見当がつかない。

あたしからメールすればいいって?そんなことできるわけないじゃない。
まだ恋人認定したわけじゃないんだから!
474『目指せ!恋人認定!』  ◆yuri0euJXw :2009/02/23(月) 01:25:56 ID:YeQnTQhA
でもさっ,なんか色々不安になる。あれだけ懐いてくれてるのに。
ちょっとそっけなくしすぎたかな。
なんてクッション相手にひとりケンカを挑んでいると,携帯から待ちわびたメロディー。
やっと来た!って何喜んでるのよ,あたし!!
平静を装って携帯に出た。間違いなくゆうちゃんだった。

「あのっ‥‥野中さん?」
「ハイっ。そうですよ?」
「あっ‥‥あのっ‥‥明日午後仕事です‥‥よね?」
「ん。そうだけど。どうかした?」
「あのっ‥‥,今からお邪魔してもいいですか?」
「いいけど,今どこ?」
「‥‥‥外です。」

はっと振り向いて,玄関にダッシュした。
ドアからのぞくと確かにゆうちゃんが‥‥ん?でもなんか変じゃない?
急いでドアを開けて,ゆうちゃんを中へ入れた。
なんでそんな泥だらけで水浸しなかっこなわけ?

「‥‥なんかあったの?」
「来るまでの間で転んじゃって‥‥。」

確かに膝やら手やらから血が出ていた。

「外に出たら,雨が降ってて,傘は持ってましたけど,でも我慢できなくって,走ったらコケました。」
「もうっ!気をつけないとだめだよぉ?お風呂入る?あたしの入った後でもいいならすぐに入れるけど‥‥。」
「えぇっ!!野中さんの後?!入ります!ぜひ入らせてください!」

しょぼくれてた顔は一変した。頭大丈夫かなこの子?
ゆうちゃんをひとまず,お風呂へ押し込み,あたしは着替えを探した。
ゆうちゃんが着れそうなもの家にあるかな?
思い巡らすと,なんと一つだけ。薄緑のちょっと大きめのパジャマ。

「これなら着れるんじゃないかな?」

あたしは早速バスルームへ持っていった。何と調度良くゆうちゃんが上がったところ。
バスタオルにくるまれたゆうちゃんと遭遇した。

「ひゃぁっ!野中さん!」
「あっ,ごめん。ゆうちゃん。着替え持ってきたからあててみて。」

女同士だから別にのぞきになんてならないけど,でもバスタオルに包まれた
ゆうちゃんはなんかとっても綺麗で,変に意識したわけじゃなくて,
でもなんか見とれちゃうようなっていうか‥‥。でも,すりむいた膝が少し痛々しかったかな。

「あっ!いけない,薬,薬っと。」

あたしはゆうちゃんに塗る薬を探しに家の中を走り回った。

「すみません。なんかたくさんご迷惑をかけてしまって。」
「いいよいいよ〜,気にしないで〜。それより,今日はどうするの?服乾くまでもう少し時間かかるけど。」
「‥‥‥あの。」

ソファに並んで座るあたしの方を見てゆうちゃんが口籠る。

「あの‥‥‥泊っていってもいいですか?」
「いいけど‥‥?」
「‥‥あの,野中さんはお仕事だからどうかなって思って。」
475『目指せ!恋人認定!』  ◆yuri0euJXw :2009/02/23(月) 01:26:27 ID:YeQnTQhA
あぁ。初めの時に決めたんだっけ。ゆうちゃんとは”色々”大変だから
お泊りするときは二人ともがオフの日にしましょうって。
て,ことは今日する気なんだ。

「あ‥‥あの‥‥ゆうちゃん?」
「ダメなら,一緒に寝るだけでいいです。そばにいさせてください。」

あたしの肩にちょこんと頭を乗せて,甘えてくるゆうちゃん。
あたしはそっとゆうちゃんの頭を撫でた。
そっか,忙しかったんだ。さみしいの我慢して‥‥。
連絡もよこさなかったのはそのせいだったんだね。

「お仕事がんばったんだ。ゆうちゃんはいつも一生懸命で偉いね。」
「早く‥‥野中さんに追いつきたくて,私はがむしゃらなだけなんです。
 ファンの皆様に支えられて。私にはそれしかできないですから。」
「うん。‥‥そうだね。私も‥‥同じだよ‥‥。」

ゆうちゃんは鼻をぐずつかせて,あたしの肩口に顔を埋めた。
なにかあったのかな?今はそっと抱き締めてあげようか。頑張ったゆうちゃんのために。

「野中さぁん。」

甘えた声で,ゆうちゃんは鼻を摺り寄せてくる。首筋がこそばゆいって。
鼻先の次は唇。そっと触れてくるから温かくて柔らかいのがよくわかる。
お互いにお風呂上りでほんのり肌が色づいてて,パジャマ越しでも触れ合ったところが気持ちいい。
同じシャンプーなはずなのに,ゆうちゃんからはゆうちゃんのにおいがする。
ゆうちゃんも同じこと感じてくれてるのかな?

「着れたみたいね。パジャマ。」

触れ合った先にみた薄緑のちょっと大きめのパジャマ。なぜかぴったりなご様子。
色はお気に入りなのに〜。あたしにはちょっと大きいのだ。

「これ,野中さん着てるんですか?」
「うん。でも着れてよかった〜。それだめだったらゆうちゃん裸のままになっちゃうところだったんだよ〜。」
「野中さんのパジャマ野中さんのパジャマ‥‥‥。」
「‥‥‥おーい?だいじょうぶかー?」
「野中さん!」

突然何が起こったのか,そのままゆうちゃんに抱きつかれて,勢いで押し倒されてしまいました。

「こらー!急に動くなー!」
「‥‥えへっ‥‥‥大好きです!」

もぞもぞとソファーの上で動いている間にゆうちゃんの声が小さく上がった。

「いたっ。」
「どうしたの?」

手を止めて様子を窺うと,ゆうちゃんが擦り傷のある手と膝をかばっていた。
そうだった。今日ゆうちゃんは雨の中,盛大に転んで泥まみれの姿で家に来たんだった。

「ねぇ,ゆうちゃん。今日は諦めて一緒に寝よ〜よ。」

そうあたしが言うと,ゆうちゃんは瞳を潤ませて上目遣いであたしを見る。
来たよチワワ攻撃。ってか,どんだけしたいんだよ!ゆうちゃんはっ!
まったく諦めないチワワをどう説得しよう?まったくもー。頑固なんだから!
でもチワワは何かを思いついたようにソファーにきちんと座ると,お上品な物腰でぽんぽんと膝を叩いた。
あたしは首をかしげてその様子を見ていると,もう一度あたしににっこりと微笑んでぽんぽんと膝を叩いた。
476『目指せ!恋人認定!』  ◆yuri0euJXw :2009/02/23(月) 01:27:09 ID:YeQnTQhA
「‥‥‥野中さぁん。‥‥きてっ☆」
「‥‥一応聞くけど,どこに?」
「私の膝です☆」
「はぁ?」

不思議少女はすっかりご機嫌な様子であたしを膝に招く。

「これならお膝さんも痛くないですし,ねっ☆」
「なんでっ,そんなっ‥‥ねっ,ねぇゆうちゃんやっぱり‥‥。」

何とか説得を試みるも,時すでに遅し。

「野中さんは‥‥‥いいんですか?」

さっきまでチワワだったのに‥‥。
狼ゆうちゃんがあたしを誘う。あの視線があたしに絡まる。
あたしを導くゆうちゃんの手に,誘われるままにあたしは掌を重ねた。


(続く)

まあぶっちゃけあとエロが続くんですが,まだ書けてないのでここまで。
藍ゆう熱が下がらないとほかの何にも手がつかんくて困る。
お目汚し失礼しました。また投下させてください。
477名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/23(月) 03:36:36 ID:XBKgLaEX
>>468-469判った
両方触りしか聞いてなかったからちゃんと覚えてなかった
それは俺も待ってる
478名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/23(月) 03:40:58 ID:JbQSWla2
藍ゆうGJです!
ゆうちゃんのペースに巻き込まれてあげる藍ぽん素敵w
479名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/23(月) 21:05:34 ID:tq8gexRH
藍ゆうGJ
続きも期待!
480名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/23(月) 23:49:06 ID:A/jaFW0T
>>476
GJGJ
わっふるわっふる
481名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/25(水) 13:47:25 ID:tSfR2XIu
>>476
続き超待ってます!!
482『目指せ!恋人認定!』  ◆yuri0euJXw :2009/02/27(金) 02:32:24 ID:WMhaBtCL
ダメだ!!藍ゆう好きすぎて寝れません!!
483『目指せ!恋人認定!』  ◆yuri0euJXw :2009/02/27(金) 02:33:36 ID:WMhaBtCL
表題の件もう少しお待ちを。惚れすぎててどうしようもないwww
ダイジョウブカジブンwww
484名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/27(金) 07:56:08 ID:Nwv75I15
正常です
485名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/27(金) 10:06:45 ID:dPWauTEr
>>483
構ってちゃんなら他行けばいいのに
藍ゆう信者はこれだからうざい。おまえのためのスレじゃねーよ。
他が書き込みにくいひっぱり方すんな。
486トリップ忘れた_483:2009/02/27(金) 11:00:15 ID:Huljw+m2
ほんとは誤爆したんだスマソorz
誤爆って入れときゃよかった。

出待ちと思われてるなら申し訳無い。
自分なんかスカしてどんどん投下してください。

どっちにしてもテンション高くて打鍵進まないし。

いや悪かったよ。ホント反省してる。
487名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/27(金) 14:13:32 ID:Ha7wm1sk
>>486
このせつスレでやった方が
スレチでもあなたなら反応もらえるんじゃないの?
結構前からあのスレに投下してるよね

個人的に藍ゆうとななゆかりは
キャラのCPとリンクし過ぎで受け入れられない
信者もうざいしな
488名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/27(金) 14:35:43 ID:ONOzN3xJ
>>487
好き嫌いは別にいいが、最後の一行余分だw
489名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/27(金) 20:00:55 ID:arBUYW+W
思い切って貼ってみる。成人限定。

田村ゆかりがフタナリになるSS急募!
http://venus.bbspink.com/test/read.cgi/hneta/1235672690/l50

こういうのに抵抗ない人は是非何か書いてくれ。頼む。
490名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/27(金) 20:23:01 ID:KAJlESY0
個人的な意見でよければフタナリは男エンド以上に地雷だ
491名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/28(土) 00:34:50 ID:v0NJawbV
なんで自分の興味ない組み合わせを排除しようとするんだ。ちょっと盛り上がると「信者うぜー」だし。
それこそお前のスレじゃねー、じゃないか?
492名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/28(土) 00:38:45 ID:J8iBzrIm
読む方も書く方もノイズは気にしないことよ
493487:2009/02/28(土) 01:44:39 ID:l/5yYaDA
以前にななゆかりや藍ゆうの話題でもちきりだった時
CPごとのスレを建てる建てないで荒れたから
また藍ゆうが悪目立ちするんじゃないかと敏感に反応してしまった
今回は誤爆だったのに言い過ぎたな、すまん…
494名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/28(土) 02:01:47 ID:9TKOlYRP
まぁまぁ、そのくらいで。みんな百合声優が好きってことさ。

ところで、ネギまほラジオで神田さんの「ハブラシひとつ・・・(´・ω・`)」発言、
これは総受けフラグがたったと思っていいよな?
まどかとか藍ぽんとかほちゃとかが、こぞってハブラシ置いて帰ろうとするって妄想じゃないよな!
495名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/28(土) 02:04:56 ID:YkOaViyG
藍ぽんは神田さんちに上陸するのを狙ってたらしい件。
そこまで考え付かなかったけど,さすがとしか言いようがない。
496名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/28(土) 15:48:01 ID:vcFLyGYk
>>494
神田さん総受け大好き!
神田さんが「青の歯ブラシとか…」って言った時、堀江さんのことですね
と思ってしまった自分が…

>>495
確か神田さん家にずっと行きたがってたけど、ますみんか誰かに先に
行かれてすねてたんだっけ?
497名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/28(土) 16:02:43 ID:BRoM+u25
ますみんと言うか、Aice5メンバーだなw
ますみんとかんちは寝るだけの関係だけど
498名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/28(土) 16:44:58 ID:vcFLyGYk
寝るだけw
神田さんが引っ越してしまったってことは、ますみんともご近所じゃ
なくなったんだな〜…
499名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/01(日) 00:06:36 ID:YLQU6Qhw
>>496
藍ぽんがすねた話kwsk。

ラジオで話したりしたのだろうか。
藍朱好きとしては、気になるところ。

>>498
もっとご近所になりました!なんて可能性もなきにしもあらずだぜ?w
500『目指せ!恋人認定!』  ◆yuri0euJXw :2009/03/01(日) 13:14:39 ID:MjwIQC4l
荒らしっぽくなってすみませんでした。
集中力切れてしまってしまりがないかもしれませんが,おおめに見てやってください。
とりあえずキリということで後編投下です。
よろしくお願いします。
501『目指せ!恋人認定!』  ◆yuri0euJXw :2009/03/01(日) 13:15:25 ID:MjwIQC4l
ゆうちゃんはあたしを膝の上に乗せた。
別に持ち上げられたわけじゃないけど体がふわふわしてるような気がして‥‥。
ゆうちゃんにまたがって,ちょこんと座ると,そのまま,きゅっと抱きとめられた。
あたしの胸に顔を埋めてゆうちゃんは深呼吸した。

「野中さん。‥‥いい香りがします。」

私はゆうちゃんの頭にそっと手を添え,抱き寄せた。
ゆうちゃんのさらさらの髪を指ですくい取ってみる。それは指の間からさらさらとこぼれ落ちる。
くすぐったいのか,ゆうちゃんは気持ち良さそうに顔を擦り付けていた。
あ‥‥狼がまたチワワに化けた。
子犬がクンクンと甘えるようにゆうちゃんはあたしに甘えていた。

「なんかあったの?」

あたしは尋ねる。ゆうちゃんは黙ってあたしの胸にすりよったまま。

「ねぇ,ゆうちゃ‥‥。」

布越しに敏感な先端に触れてくる。
ゆうちゃんの唇があたしのそこで遊んでるみたい。

「‥‥っん‥‥。」

じりじりと‥‥そこが熱くなるのがわかる。丁寧に繰り返される甘い愛撫。
触ったり‥‥とか,‥‥つまんだり‥‥とか,そんなこと一切しないのに‥‥。
そこからじわじわと熱い痺れが広がってくる。

あぅぅ‥‥何なんだよぉ〜!この天然ジゴロぉ‥‥。

あたしはじっとしたままゆうちゃんのしたいようにさせてみた。
でも,ピンポイントに攻められて,時々鼻に抜けるような声が漏れてしまう。
恥ずかしいけど,必死に甘えてくるゆうちゃんが気になって抵抗する気になれない。
ゆうちゃんはしばらくその行為を堪能すると,そこに別れを告げた。

「野中さぁん,手伝ってください☆」

甘い疼きから解放されてほっと一息‥‥とはいかず,ゆうちゃんがあたしに言った一言を反復する。

「お‥‥手伝い?」

言葉が‥‥途切れがちになる。チワワはご機嫌な顔をあたしに向ける。
一方あたしは,チワワに弄られた肌がちりちりと,まだ‥‥熱いまま。

‥‥全然‥‥落ち着かないよぉ。

ゆうちゃんは,何を求めているの?そんな意味を込めて見つめ返したんだけど‥‥。
チワワにはわかったのか分からないのか,小首をかしげて笑顔を見せるままだ。
その笑顔のまま,ゆうちゃんはあたしに手伝いの詳細を告げるのだった。

「野中さん,私の手になってください!」
「ぁ‥‥手ぇ?」

ゆうちゃんはあいている手であたしの手を取り,あたしの胸元へと導く。

「パジャマのボタンを外すのを手伝ってほしいんです。」
「は‥‥ぁ?!外すのをぉ?」
「野中さんに‥‥直接触れたいんです☆」
502『目指せ!恋人認定!』  ◆yuri0euJXw :2009/03/01(日) 13:15:46 ID:MjwIQC4l
「両手がうまく使えないので,お願いします☆」なんて,
どんな顔してお願いしてるんだよ!こんのぉ‥‥。豹変チワワめっ。

ニコニコしたままゆうちゃんはあたしを見つめる。
無垢なはずのその笑顔。
でもあたしはその奥に妖艶な笑みを浮かべるゆうちゃんを感じて背筋がぞくぞくした。
結局,あたしは子犬の着ぐるみを来た狼の無垢らしい笑顔にほだされて,
その魔の手に堕ちるのでした。
ゆうちゃんの視線を感じたままボタンに手をかける。
いつもなら簡単にはずせるのに思うように指が動かない。

あっ‥‥やめてよぉ‥‥。

あたしの指にゆうちゃんの唇がじゃれついてくる。

「野中さんの手‥‥綺麗ですね。」
「ぁん‥‥っそんなことしたらぁ‥‥うまく外せないよぉ‥‥。」
「外せてますよ。‥‥ほらっ。」

肌蹴た胸元に伸びてくる舌先。滑った舌先の感触にまた背中がゾクゾクとした。

「野中さん。綺麗ですっ☆」
「はぁ‥‥ぇ?」
「大きくて,柔らかくて‥‥☆」

パジャマの影から張りつめた先端を見つけ出して,ゆうちゃんは舌を伸ばす。
もうずっと焦らされてたそこは,痛いくらいに感じてしまう。

「はっ‥‥っぁん!」

片手で抱き寄せられて,もう片方で揉みし抱かれて‥‥。
このアングルじゃ,ゆうちゃんがあたしを味わっている様子が全部見えてしまう。

あっ‥‥そんな大事そうに舐めないでよっ!
またっ‥‥先の方だけしっかり舐めてぇ‥‥そこ‥‥‥いいんっ‥‥だからぁ‥‥。

あたしは恥ずかしさとなんとも言い難い快感に思わず目をつぶったけど,
ゆうちゃんは待ちわびたように目を細めて,存分に舐めたそこを口に含んだ。
直接的な刺激がやっと訪れる。子犬は一心にそこに吸いついている。
でも目的はミルクじゃなくて,あたしを愛でること。
絶妙なタッチで吸いついてくるこの感じ,あたしすごく好き‥‥かも‥‥。

「ぁっ‥‥はぁっ‥‥ぁあっんっ‥‥。」

声っ‥‥漏れちゃうっ‥‥。だめっ‥‥気持ち‥‥いい。

体中震えてしまうくらい感じてる。放したくなくて,ゆうちゃんの頭ごと抱き締めてた。
ゆうちゃんの手はあたしの腰をそっと撫でてて,そこからもゾクゾクとした刺激が駆けあがってくる。
揺れる腰に気がついたのか,ゆうちゃんは銜えたまま,あたしを見上げて言った。

「ひもちちいへふか?」
「こらぁ,咥えたまましゃべるなぁ!」

ゆうちゃんの最後の口撃が思いのほか効いて,あたしは肩で息をする。
なんで胸の愛撫だけでこんなにされちゃうわけ?
悔しさいっぱいで,ゆうちゃんを見つめるけど,ゆうちゃんはご機嫌な笑顔を返してくれるだけだった。
ゆうちゃん酔ってた時はほんとに狼だったけど,今は子犬チワワ‥‥?
天然なんだか狙ってるんだか‥‥。あたしが言うのも変かなぁ?
それでも普段じゃ全然見せないような姿をあたしの前で披露してくれる。
それでそんなゆうちゃんにあたしは振り回されっぱなし‥‥。
503『目指せ!恋人認定!』  ◆yuri0euJXw :2009/03/01(日) 13:16:08 ID:MjwIQC4l
「のーなかさんっ☆」
「ひゃぁっ!!」

きゅっ急に触らないでよっ!
あたしは徐に伸ばされたゆうちゃんの手に驚いて声を上げた。
ジンジンと痺れるくらいに熱くなってた下の方をパジャマ越しにするっと撫でられたのだ。
ずっと欲しかった刺激に,思わず蕩けそうな声が出てしまった。

「触っていいですか?」

無邪気にそんなこと聞いてくる。
あたしはさっき感じた笑顔の奥のゆうちゃんの顔を思い出した。
また背中がゾクっとする。
理由は単純だ。じらすように布地の上からあたしに触れているのだ。
初めての時もそうだった。何かゆうちゃん,妙に手慣れてて,あたし‥‥文字通りされるがまま‥‥。
じわじわと触られる刺激に耐えながらあたしはゆうちゃんに視線を合わせた。
にっこりと,いつも通りのチワワスマイル。
でも,視線だけはまっすぐで‥‥。その視線はあたしを純粋に見つめてる。
その奥にはやっぱり妖艶な色が見え隠れしてて‥‥。

じわじわとあたしを追い詰める指の動きに促されるように,あたしは黙って頷いた。
さあ!と思って,強い刺激に備えたのに,空振り。
ゆうちゃんは何かに頭を悩ましていた。

「‥‥それだとこっちが‥‥あ‥‥う〜ん。」

ゆうちゃんはあたしの胸にチュッとキスして,考えてる。
何を悩んでいるのか?いつもあたしの予想の斜め上を行く不思議少女小林ゆう。
今度はどんな迷案をしてくれるんだい?
さすが無邪気なチワワは,そこまではわたしの予想通り,
自分の名案をほめて褒めてとすり寄ってくるのだった。

「野中さん!野中さんがしてください☆」
「‥‥‥は,はぁ〜〜〜?!」

何を言い出すかと思ったら‥‥。
ゆうちゃんの手が‥‥の方に移ると,胸が弄れないので,
それを「あたしにやれっ!」とそういうことを言いたいらしい。
あたしの胸をあたしの手でゆうちゃんに突き出せって?!

‥‥ホントどういうつもりよっ‥‥今日の豹変チワワはタチ悪いぞ!もうっ!

でも‥‥

‥‥‥あたしも変だ。







あたしは黙って,胸に手を添えた。パジャマをよけて,胸を掬うように持ち上げる。
張りつめた先端がゆうちゃんの目の前に曝される。
ゆうちゃんの手はパジャマのウエストから滑り込み,
あたしの下着の上からスリスリとそこを撫でている。
さっきと同じように,目を細めてあたしの先端を口に含む
ゆうちゃんは本当に満足そうにあたしを味わっている。
そして指先は,何かを探すようにするすると動きながら,
熱のこもった潤んだ部分に進み始める。
504『目指せ!恋人認定!』  ◆yuri0euJXw :2009/03/01(日) 13:16:38 ID:MjwIQC4l
下着の中に滑り込んでくる。ゆうちゃんの手があたしのと擦れるのがわかる。
自分の手にも力が入った。胸がきゅっと締め付けられる。
それと同じ動きで,ゆうちゃんが強く敏感になった先端に口付ける。

‥‥‥自分の手なのに,ゆうちゃんにされてるみたいだ‥‥。

その間も,ゆうちゃんの指先は秘裂を確認するように行き来する。
そこもすごく敏感であたしの吐息には熱が籠る。
ゆうちゃんの指に力が込められた。少し指が沈むと,
ヌルっとした感触を否応なく感じて急に恥ずかしくなった。

「凄く‥‥‥熱いですね☆」
「そゆっ‥ことっ‥‥いっ‥‥言うなぁ‥‥。」

ゆうちゃんの指はそれを楽しむようにするすると前後に動かす。
滑る指の動きにあたしは声を殺すことができなかった。

「ぁ‥‥ぁふ‥‥ぅ‥‥。ゆうちゃ‥‥ぁん‥‥。」

涙声のような甘ったるい声。仕事でだって出したことない。
ゆうちゃんの長い指が優しくあたしの熱くなったところを撫でていた。

「可愛いです☆野中さん。」

そう言ってあたしにキスしてくる。
座ったまま,顔や首筋,胸。触れるだけのソフトなキス。
でも触れられるだけでどんどん熱くなっていってしまう。
あたしを気遣う凄く丁寧な動き。
チワワの思いやりを感じてまたあたしは恥ずかしくなった。

あの時から‥‥中途半端で終わって‥‥いつ来るかわからない連絡を待ち続けて‥‥‥。
この時を――ゆうちゃんとの優しい時間を――待ってたのは‥‥‥あたしの方なのかもしれない。

悔しい。チワワ相手に‥‥あたし‥‥。

そう思ったら,ほんとに悔しくなった。満足そうな顔してあたしを味わってる狼チワワ。

藍ぽん,そうは簡単に落ちないんだからねっ!

あたしは,ゆうちゃんの頭を両手でぐいっと捕まえて,あたしから引き離した。
キョトンとするゆうちゃんをそのままに,あたしは唇を重ねる。
何の前触れもなく,深く舌を絡める。
苦しそうに逃げるゆうちゃんを逃がさないようにさらに深く口付けた。
勢いのまま重ねた唇を放すと,あたしからもぜいぜいと息が漏れた。
ゆうちゃんをきゅっと抱きしめて問いただす。

「可愛い‥‥だけ?」
「‥‥素敵です‥‥尊敬してます。」
「それだけ?」
「‥‥野中さんは優しくて‥‥元気で‥‥ちょっと毒舌で‥‥下ネタが好きで‥‥。」
「むっ‥‥それだけ?」
「えっ‥その‥‥あぁん‥‥‥そんな野中さん全部全部‥‥大好きです☆」

ゆうちゃんを抱きしめたまま,あたしの耳元で必死に
そう言ってくれるゆうちゃんはなんだかすごく可愛かった。
そんな必死なゆうちゃんをあたしは知らないうちに,もっと強く抱きしめていた。
ゆうちゃんが痛い方の手であたしの頭をそっと撫でた。
そして耳元で囁かれるのはゆうちゃんの極上ボイス。

「野中さんは?‥‥どうですか?」
505『目指せ!恋人認定!』  ◆yuri0euJXw :2009/03/01(日) 13:17:58 ID:MjwIQC4l
その極上ボイスとともに,ゆうちゃんの指はあたしの一番感じるところを弄りだした。
豹変チワワの本領発揮。あたしをどこまでも追い詰めようとする。

「ぁっ‥‥ふぁ‥‥ゆぅ‥‥ちゃぁ‥‥っんぁ‥‥。」

吐息とともにゆうちゃんの名前を呼ぶ。
あたしを攻めながら,ゆうちゃんはまたあの極上ボイスで囁きを繰り返した。

「野中さんは?‥‥どうなんですか?」
「‥‥っぁ‥‥ぁぅ‥‥ゆうちゃっ‥‥んっ‥‥。」
「‥‥言って‥‥下さい。野中さぁん。」

至高の時が近づく。頭の中が真っ白になっていく。

「‥‥ゆうちゃっん!‥‥ぁあ‥‥ゆうちゃぁんっ‥‥すっ‥きぃ‥‥‥好きぃ‥だよぉ‥‥。」

夢のような空間の中であたしは,ゆうちゃんのぬくもりとともにその時を迎えた。

◇◆◇

ここは?気がつくとゆうちゃんの腕の中,見上げれば満面の笑顔であたしを眺めている。
蕩けそうな顔であたしを抱きしめているゆうちゃんはほんとに蕩け落ちてしまいそうだ。

「野中さぁん☆うれしいです!」

一瞬意識が飛んだみたいだった。それほど時間はたってないみたい。
でもこの妙な倦怠感は気持ちいいような煩わしいような‥‥とにかく変な感じだ。

「あたし‥‥なにかした?」
「好きといってくれました☆」

一瞬時が止まる。意味を理解して急に顔が熱くなった。
なんかまともにゆうちゃんの顔が見られない。
もっと恥ずかしいことしてるはずなのに,こんな一言がもっと恥ずかしいなんて。

「お礼に,もっとご奉仕させていただきますっ☆」
「えっ,ちょっと待って,待ってってばぁ。」

さわさわと再び這い始める長くて細い指。敏感になった体はそれすらも必要以上に感じてしまう。
ほぼ無抵抗なことをいいことに,ゆうちゃんの指は十分に濡れたあたしの中に侵入してくる。
疼いている部分を直接刺激されて,あたしも蕩けそうだった。
あたしは恥ずかしい声を漏らしてゆうちゃんにしがみついている。
奥の入口に触れるゆうちゃんの指。初めてされたときから病みつきになりそうな快感だった。
至上の快楽に包まれる私にそっとゆうちゃんは囁く。

「普通の可愛いは,ファンの皆様にお分けして‥‥。」

またあの極上ボイスがあたしを襲う。

「野中さんのエロ可愛いところと‥‥残り全部‥‥」

‥‥うん‥‥わかった‥‥仕方ないから‥‥‥許してあげる‥‥。

「‥‥私の‥‥小林ゆうのものですからね☆」

◇◆◇

あたしは午後から仕事だというのに,手加減なしで愛してくれたチワワの朝は早かった。

「先行きます☆野中さんはもう少し休んでてくださいね。」
506『目指せ!恋人認定!』  ◆yuri0euJXw :2009/03/01(日) 13:23:15 ID:MjwIQC4l
結局なにかあったのか話してはくれなかった,ゆうちゃん。
でもその分,なんか激しかった気がする‥‥。

一人で思い出して‥‥‥顔が熱くなった。

窓から外を眺めるとゆうちゃんが飛び出したところ。窓を開けてあたしは叫んだ。

「ゆーうちゃーん!!!慌てるとまた転ぶよぉ〜〜!!今日も頑張ろぅねぇぇぇぇ!!」

あたしの甲高い声が響いた。近所迷惑だっただろうけど,
今日は気にしないことにしよう。うん。
ゆうちゃんは足を止めると,体全体を使ってあたしに両手を振り,
深く一回お辞儀をしてまた駆けていった。

「はぁ〜〜。フクザツ〜〜。」

ため息をひとつ,深く吐いた。

友達‥‥‥だけど友達じゃなくて‥‥尊敬できる仕事仲間で‥‥でもそれだけじゃなくて‥‥。

「恋人認定したことになるのかなぁ?」

あたしもすごく‥‥ゆうちゃんのこと好きなんだ‥‥。

気付かなかったわけじゃないけど,でも認めたくなかったのかもしれない。
可愛いし,アホだし,ドジだし‥‥でもすごく真面目で丁寧で‥‥摩訶不思議なことするけど‥‥。

「ゆうちゃんの歌った恋の藍モード(恋のidiom)ホント可愛かったなぁ。」

あたしは半生ライブを思い出しつつもう一回布団に潜り込もうとした。
すると携帯に着信がきた。点滅しているところを見ると,メールみたいだった。
確認するとゆうちゃんから。

『愛してます☆野中さん☆』

あたしはメールの返信メッセージを打ってボタンを押した。
あたしは携帯をたたんで,胸にそっとあてた。
胸の奥が熱くなるのは気のせいじゃない。

いいんじゃないのかな?たまにはこんなのも。

今頃メールを受け取ったゆうちゃんはさぞ驚いていることだろう。

『ゆうちゃんのば〜か♥                 あたしもだよ♥あい』

なんてメッセージを受け取ってさ。

電車の中で卒倒しているゆうちゃんを想像してあたしの一日は始まった。




(了)

尻切れトンボ感満載ですが,これでおしまいです。お目汚し失礼いたしました。
後でかんちに突っ込まれて取り乱す藍ぽんとかのろけ自慢を盛大にかます画伯とかが続く,
そんな世界観です。声援ありがとうございました。
507名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/01(日) 14:06:06 ID:HdBtOL6b
川澄綾子&田中敦子&田中理恵が“セクシー度200%増し”のドラマCDに挑む!
「クイーンズブレイド 美闘士列伝 流浪の戦士冒険記」アフレコレポート
http://hobby-channel.net/hj-chara-news-sp/6566-6566.html
508名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/01(日) 14:30:25 ID:RDuMuw8O
QBはラジオがいいよな。
509名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/01(日) 14:30:41 ID:pP8JdlCe
>>500
おつ。
文句言ってた人は過剰反応だったと思う。
510名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/01(日) 15:11:13 ID:FS2Afdgy
かまってちゃんばかり連続してたからイライラしていたんだろう
511名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/01(日) 16:53:15 ID:ArvHycx8
荒らし乙。もう来なくていいよ
512名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/01(日) 17:51:51 ID:D4qL52Gi
あなたこそここにいついて早3年
早く現実のカノを作ってはどうでしょう?
それともブサ子だから作れないの?
513名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/01(日) 18:07:13 ID:QWd843Wl
目を汚すと自覚しててよく投下できますね。
それとも、保護レス期待してるんですか?
514名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/01(日) 18:43:24 ID:yeaufIJq
>>500
あなたのせいで藍ゆうにハマりつつある…今回も最高でしたww続編期待してます。
515名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/02(月) 11:16:46 ID:HfSkswvM
ハマっちゃえよ!
今年は画伯も藍ぽんもスゴいよ?!
特に画伯www
516名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/02(月) 14:59:13 ID:437cXSrK
>>499
496です。
詳しくは『野中藍 神田 元彼』とでもいれてググってみてくださいね!
自分は行けなかったからレポとかで見たんだけど、ネギまほラジおの
まほラジ学園後夜祭 夜の部ってイベントで寂しそうに「元彼の気分で
見守っています」って発言w
自分はうりょ藍中心派だけど、結局は何でもいけるので藍朱も大好きです!
517499:2009/03/02(月) 21:37:46 ID:rFnZDjzJ
>>516
投下待ちの雑談に丁寧な返信感謝。
さっそくググった。
ちょっとしょんぼりしてる藍ぽんに、「ごめん、ごめん」と笑いながら
頭をぽんぽんする神田さんが浮かんだすばらしい萌えエピソードだった!

ゆうさんやうりょにはお姉さんっぽい対応なのに(それも好きだが)
神田さんに対してはちょっと甘えモードがある藍ぽんがツボなんだ。
518名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/03(火) 01:56:35 ID:A+wFtnqq
最近更新のネギら部(仮)でも似たようなこと言ってたな。ガイシュツ?
519名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/03(火) 22:17:04 ID:wam6cHyQ
>>506
よかったけど、余計な記号(星)が多すぎだと思う
520名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/04(水) 11:32:08 ID:X56VVTnq
>>506
>>519と同じ。でも面白かったから続き期待してる。
521名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/04(水) 12:41:29 ID:IdABp0OW
エロ書ける自慢したい中学生はお引き取りくださいw
522名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/04(水) 13:10:15 ID:ZG5yfjT6
あr・・・(ry!
おっとするーするー。

それにしても有線の藍ゆう写真かわいかったな。
523名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/04(水) 13:10:31 ID:zNkW7yfF
>>521
エロ書ける中学生を批判したい高校生も同じくお引き取りくださいw
524名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/04(水) 13:41:26 ID:O8+XCgHb
>>506 だけじゃないが
・三点リーダ
・記号(?・!等)の後のスペース
・記号を多用しない(☆等)

この辺に気を付ければ読みやすくなるしアンチも減ると思う
最近SS書いてないから自分も人に言えないんだよな
このスレでいうと >>379 の文章が理想だけど、書き手からすると上手過ぎて自信をなくす orz
525名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/04(水) 17:09:09 ID:7kM5ZD+Q
他スレでちまちまと書いているが、気をつけてる点は>>524と同じだな
カップリングに文句言われるのは正直
『NG指定してくれよ前置きで書いてんだし(´・ω・`)』って思うが
作品の質について言われるのは大歓迎だな
上手くなりたいから
なばいとと藍ゆうが好きです
526名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/04(水) 19:26:44 ID:lMVKwZXL
ここの連中は職人を育てる気がないんだな。

だから過疎るんだよ。

口開けて餌待ってるだけの金魚の群れ。
527名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 00:00:50 ID:iUZl3LS1
GJレスの応酬見てると確かにそう思うな。
批判めいた感想だと、叩きみたいな扱い受けるし。
528名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 00:17:17 ID:xeTAGMhr
>>526が言ってる「育てる」ってのはひたすらGJしろって方の意味かと思った
529名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 00:24:11 ID:vr9Qtpk+
上手くなりたいのは山々だけど,SS落とす方は基本自己満足じゃね?
ここにきてROMってるやつはとりあえずなんでもいいから読みたいってことなんだから
過疎防止として,落としやすい環境で受け入れるのが先と思う。

それに管理人さんはマジで行動早いしな。謝謝

そういう自分はなばいとが好きです。
530名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 00:37:26 ID:DXIjh6kR
>>527
叩きみたいな扱いを受けるのは実際に書き方が悪いのだけじゃん。

つかGJは信者で批判は叩きじゃどないせいっちゅーんじゃ…。
何かのカプが盛り上がるたびにこんな状態堪らん。
531名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 00:58:17 ID:C6hFNVyP
>>530
信者みたいな扱いを受けるのも書き方が悪いからじゃないか?
全ての感想が荒らしや信者じゃないのは皆分かるだろ
>>524>>525みたいな建設的な意見もあるんだし
書き手も読み手もある程度は妥協しないとな
532名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 01:06:59 ID:rMItSgDK
書いて読んでれば少しづつうまくなるよ

読みづらいとか、長い短いとか読み手側からの意見はあった方がいいと思うけどね
意見があるということは期待をしているという事だし、読みたくないようなものなら意見すら出ないでしょ?
基本題材が狭いジャンルだしマターリといけばいいんじゃない
533名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 01:14:23 ID:xXCteNs+
小説道場やってんじゃないんだから、よっぽどひどくなきゃ文章より
シチュエーションとかシナリオの中身に触れた方がよくないか?
萌えるかな?甘い気持ちになってくれるかなとおもって投下した
その感想が「文章がよくできてました」って的外れに感じる。

この書き方直したらよいって、そりゃ次回作があるならであって、
匿名掲示板なら一期一会で投下されたそのものをいかにしゃぶり尽くすかの
ほうがよいと思うけど。
534名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 01:36:35 ID:vr9Qtpk+
なんかあらしがニヤニヤしてみてそうだな。

とりあえず神作でも待ちますか。
この流れでは506はしばらく来ないだろう。
379をひそかに待ちつつ,新たな職人さん または ネタの補充を待とう。

今のところUSENの藍ゆう写真と,
なばぶろぐのハート×5個の行方が気になります。
535名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 02:00:12 ID:AerBHS+m
>>506>>534はどういt…
突っ込んだら負けなのか
536名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 02:02:06 ID:C6hFNVyP
>>534
本人が言うんだから来ないんだろうな
匿名掲示板で書きやすい環境も何もないと思うんだが
読み書き自由な場所だから、批判もなく褒められたいだけならブログとかで書けばいい
ここに書くのは、何を言われるか分からないってことを少しは考えてからの方がいい
俺はこの素直なリアクションが好きだから偶に書きに来てしまう
いつも後悔するけどな
537名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 02:20:30 ID:3hlqz5m9
>>534
自演も読みにくいんだな、>>529見て吹いた

あと、ここは大人の時間です。18歳以上! 子供はだめ!
538名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 02:27:28 ID:aNLwU8ld
年齢クリアしてても中身が追い付かない子多いから
こればっかりはスルーするしかないんでないの
539名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 03:03:08 ID:6yXTNB5L

アフレコスタジオの廊下とかそんな感じの場所。


「あ、野中さん!!お久しぶりです!」
「うりょっち!・・・今、また“野中さん”って言ったでしょ?」
「うっ・・・、はい、なんか慣れっていうか・・・すいません」
「あぁーあ、ラジオの時は社交辞令だったんだぁ」
「ち、違いますよ!うーん・・・じゃあ野中さんから呼んで下さいよ」
「うりょっち?」
「それはあだ名!ほら、野中さんから名前で呼んでくれればあたしも呼べると思うんです」
「え、えー…」
「ほらっ!ねぇ!急には呼べないでしょう?」
「違うよ!呼べるよ!うりょっちとは違うんだからっ」
「うっそだぁ」
「むぅ!」
「無理しなくていいッスよ〜」
「…………りょうこ」
「っ!?ひゃいっ!!」
「な、なに声裏返してんの!ど、動揺しすぎじゃない?」
「ののののなかさんだって耳真っ赤ッスよ!わかった、照れてるんでしょ!」
「断然うりょっちの顔のほうが赤いね!鏡みてきたら?」
「のなっ、あ、あ、あいぽんのほうが、」
「うっ!?りょ、りょう、…うりょっちだよ!」
「あっ!?ずるい!」
「ずるくないっ!うりょっちのくせにー!」
「ひゃあ!!ほっぺたひっぱるの反則ですよ!いたたた」



以上。
個人的には「野中さん」のままがいいけど、今更呼び方でキャッキャしてる二人に萌える。

えっと、こういう小ネタはトリップいらないよな?
ちゃんとしたSSの時のみトリップつけるものだと思っているのだが、違ってたら教えてほしい。
540539:2009/03/05(木) 03:06:51 ID:6yXTNB5L
書き忘れ。

色々な流れをぶった切って、ラリルれ@うりょゲスト12/21からの妄想ネタでした。
これを聞いてからうりょ藍妄想が止まらない俺ガイル。
541名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 03:48:00 ID:I5JhhHef
こんなに色々釣ったyuri0euJXw様神すぎるだろww
貴方のSSは中学生が沢山釣れるのでまた来てくださいね^^
542名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 07:06:00 ID:qf4/k/eQ
おっ!?今までで一番大人な意見が

うりょ藍GJ。照れカワです。
543名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 11:32:14 ID:RliDCKUj
>>539,540トリつけろよ飛ばせないだろ
544名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 11:54:07 ID:2zuogYN2
>>543
2レス程度のもんで、いちいちうるさいよw
545名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 16:52:03 ID:Z6HVlcft
初期はこういう半分妄想半分SSみたいなのが主な燃料だったんだよな
なのでトリップトリップって神経過敏じゃないかと思うことはある
546名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 17:20:13 ID:nVJIAcu1
>>543
バレバレだぞwww
547名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 18:51:37 ID:vRhD9Zbw
>>524
のように、この文章は良いと褒めることも必要だし時には厳しい評価も
ぶつけていくべき。
ただし、書き手の気持ちを考えるのは当然だけどね。
548 ◆bVl3UIA/Z2 :2009/03/05(木) 20:34:29 ID:xXCteNs+
エロまでたどり着かず。

「『――あさぽんアッキーぽんばんわー(ぽんばんわー×2)、さてさて長谷川明子さん、
まさかの2回目のゲストということで、夫婦共演に前回メロメロだったあさぽん、今回は
ビシっとしたところを見せてくれるのでしょうか。あまりにデレデレでひどかったですからね。
実はわたくしこの間は風邪を引いておりましたが、聞いてるうちに熱くなって、エアコン
切って服を脱いで、正座してラジオ聞いておりましたよ。あ、ちゃんとネクタイはしてました。
この調子でいくと、地球温暖化と併せて日本総紳士化計画もあと一歩のようですね。
アッキーとの共演、今後も期待しています、でわでわ』

――というわけでまたまた紳士からのお便りでしたが、なんでしょうかこの日本総紳士化
計画って(笑。風邪の方も本当に大丈夫なのかしら。是非ともね、えー体に気をつけて。
それでアッキーね、長谷川明子ちゃんが今回も来てくれましたが、すごい反響でたくさん
メールも届いてますが、良かったとか面白かったというのが半分で、後の半分が酷かったとか
あさぽん自重しろとか、なんか突っ込みがいっぱいでした。友達からもね、あさぽんアッキーしか
見てなかったよとかいろいろ言われましたが。
というわけでアッキーはどうだった?前回の放送の感想とか。今日はもう慣れた?」
「なんかいっぱいいっぱいで、カメラの方見る余裕が無くて。確かにアーサーの方ずっと見てた」
「私も、アッキーの熱い視線、ずっと感じていたよ」
「いやーん」
「このまま、二人で一緒にやっていこう。な、アッキー」
「でも……だめよ、繪里子さんがいるから」
「あんな女のどこがいいって言うんだい」
「なんか、一人にさせて置けないの」
「あー、まずいね、まずい。じゃあさ、そっちには今井さん行かせるからどうかな」
「あはは、じゃあ私入れ替わりで」
「入れ替わりで」
「智秋さんは手に負えないと思う」
「そっちかい!」
「でも−、今井さんもなにげにゲストでよく来る」
「いや、むしろゲストというかレギュラーで行くべきだと思います。というかずっt、えー、早く行ってあげて」
「アーサーアーサー、ちょっと落ち着いて」
「ああアッキー、ごめんよ。君の為につい興奮してしまった。えー、君を呼ぶために。向こうでね、
ディレクターが呆れた顔してますからもうやめますが。いや、中村さん好きですよ、
あんな女とか言ってしまいましたが」
「あたしも好きですよ」
「えー、なんだこれw、というわけでー、次のメール行きたいと思います。超ラジネーム……」
549 ◆bVl3UIA/Z2 :2009/03/05(木) 20:34:58 ID:xXCteNs+
--------------
「アーサぁ。ちょっとあれはなんか危なかったね」
「いやねー、あの『ずっと』って言いかけたとき、ほとんど『ずっと一緒にいてあげて』って
言いそうになった。あの流れでその言葉、普通出ないよね。まあ後であさぽんどんだけ
必死なんだよってたくさん突っ込みが来てたから、流れ的には変えられたかなって」
「繪里子さんもねー、もうなんであの人あんなに可愛いんだろうって。そばにいて
やきもきする。あたしがね、この前こっちに出演して、その後アーサーと一緒に
食事行ったのブログにアップしたじゃない。そしたら次の収録で繪里子さんため息ついて
『アッキーはいいねー。幸せだねえ』って」
「あ、それ私も今井さんから言われた」
「でしょー」
「私もブログアップした後、『下田はいいよな−』って。何でですかって聞いたら
『いっつもラブラブで楽しそうだよな』って。あたしが『何言ってるんですか。
今井さんもあんまり書かないだけで、結構楽しそうにしてるじゃないですか』っつったら、
『どんな風に書いたらいいのか悩む』って。とりあえず『ありのまま書けばいいんですよ』
って言っといたけど」
「そうそう。繪里子さんも、こないだ買い物に行ったよっていう話をすごく楽しそうに
話すから『デートですか?いいですねえ、それブログに書いたらどうですか?』って
言ったら『あ、デートっつーか、相手麻美ちゃんだし……いいよ』って。
『いいじゃないですか。今井先輩じゃだめなんですか?』って聞いたら、
『うーん、いまさらデートって言うのも、なんか恥ずかしいし』とか言ってるの。
『アッキーはいいねー』って言ったの、そのすぐ後だよ?」
「うん、もう早く結婚しろよと」
「ねー」
「それかさ、そんなにうらやましいなら、あたしたちが結婚したらどうかな」
「バカ」
「いやいや半分本気だって。あゴメン、うそうそ全部本気」
「本当?」
「ホントホント」
「あ、二回言った。大事なことはねえ、一回しか言わないんだよ」
「え?えー大事なことだから二回……てかそれ、繪里子さんと同じこと言ってる」
「いいじゃない。相手は麻美なんだし」
「その思考回路がわからん」
「罰として、今日のお泊まりはアーサーんちだからね」
「ふえー」

(きりがないのでこの辺で終了)
550名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/05(木) 20:58:26 ID:aNLwU8ld
>>548
この二人でエロになんてなるかw
しかしネタだけは豊富なんだよな
551名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/06(金) 00:04:26 ID:lrFdySA4
548GJ
アンタならSSにできるだろうwww
552名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/06(金) 01:39:12 ID:i26lc5o5
今日はtiarawayの日から4年目だね・・・・
tiarawayのSS書いていただけるSS職人さんいたらSSお願いします。。。
553名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/08(日) 07:09:58 ID:tw7EnnJO
総合のログ漁っていたら見つけた
ここの人も居たのかな?


タイトル:
声優が登場するSSを書くスレ

リンク:
ttp://same.ula.cc/test/k.so/anime2.2ch.net/voice/1159116710/
554名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/10(火) 04:11:26 ID:WMwmvd1M
自分にはssを書く能力もイラストを描く能力も無いから声優のPVで百合MADを作ろうと思うんだが、ここでは需要あるのかな?
555名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/10(火) 04:21:36 ID:ysnWH5Sn
>>554
MAD職人がこのスレに来るとは
需要ありまくりですよ、作品待ってます
あとIDがなんか面白いなww
556名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/10(火) 07:57:16 ID:WMwmvd1M
>>555
いや、初心者なんで職人なんてとんでもないorz
でも需要があるなら頑張るよ。
557名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/11(水) 19:06:30 ID:LumkukC+
>>554
かなり需要あると思うよ!
wktkして待ってます。w
558名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/12(木) 04:25:34 ID:xtyOFsfA
>>554
需要ありすぎだろw待ってるよ〜!
559名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/13(金) 21:13:42 ID:0873Y1LL
智ますでも書きたいところだな
なんかキーワードください
560名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/13(金) 21:42:49 ID:xVVG6rRl
>>559
2人っきりのカラオケなんかどうでしょう?
561智ます:2009/03/13(金) 22:29:52 ID:0873Y1LL
>>560
ごめん勢いで書けちゃった
以下智ます
562智ます:2009/03/13(金) 22:30:26 ID:0873Y1LL
わたしはこの人のどこがどう好きだからこうしていっしょにいるんだろう。
考えたことがないわけじゃないけどその割、真剣に考えたことはない。
だけど一体どこが気に入って、いや、どこに魅力を覚えて突っ込み担当の位置に納まっているのやらまったくもってわからないし追求する気もあまりないのだけど、本人に聞かれてしまったのだから少しは答えてあげないと可哀想ってもんでしょう。
……どこだろう。
明るくて(うるさいだけとも言う)会ってると暗い気持ちがどっか行っちゃうところはまあ、スキだ。でもそういう屈託のなさに惹かれたのかと聞かれるとそれはそれで「うん」と即答できるものでもない。
こまったことになった、と言えばコイツはそうかそうかと満足して諦めてくれるだろうか?
答えはノー。それ、確実。

「アタイは真澄のそーゆー、なんてーの?うん、クールなかんじがすごい好きなんだけどさぁ、なはは」
「わたしクールじゃないんだけど」
「その返しがクーリッシュなんだってぇ〜」
「わかんないから」

智秋ちゃんの毎度お馴染み、好き好き攻撃に辟易していたある日の午後。唐突に問われたクエスチョンはとにもかくにも答えづらいことこの上なくて、花粉飛びかう季節だからとか関係なくその3秒閉じていられないお口にマスクあてがって黙らせたくなるほどに閉口した。
大量にわたしの好きなところを空に箇条書きされてはずかしかったというのもあるけど、意識したことのない『智秋ちゃんのすきなところ』を挙げてみろと言われてはぶっきらぼうはいつもの3割り増しになるのはなんだかとても自然な流れ。

「まぁーすみーぃはぁ〜、キューティーラヴァァ〜」
「こぶし効かせないでよ」

どこ好き、って言われたって困る。好きなところってきっと漠然としてるものでしょう?
たとえばふとした時に見せる笑顔が好き、とか、リアクションがいいところが好きとかそんなかんじだ。……きっと。
だけどそういうものって本当に漠然としていて、言葉にリレーして口に出していくのはとても難しい。どう難しいかが説明できないところがまた厄介だけど、……とにかく智秋ちゃんみたいにぺらぺら好意を声に出せる方がおかしいの!

「ね、ますみ」
「……なに」
「ちゅーしてい?」
「……なんで」
563智ます:2009/03/13(金) 22:30:54 ID:0873Y1LL
返事が戻ってこないから睨んでやると、ひひひ、とコドモ笑いがそれを跳ね返すので更にそれを押し戻す。
手がそろりと伸びてきて、毛先に触れる。……肩が少し反応した。

「真澄なんでいっつもちょっとビクってするの」
「……しらない」
「なんか、ねえ?それ、すごい可愛く見えんの。……なんでだろ」
「……しら。ない」

智秋ちゃんの指が髪を引いた。それはきっと10グラムだって持ち上げられないような弱さなのに、わたしはいつだってこの時だけは質量体積ゼロになる。
言葉を借りるのならば、『……なんでだろ』。
最後に下唇を甘く噛んでくるクセはなんなのかいつも聞いてやろう聞いてやろうと思うのだけど、なぜだか必ず後回しというか、すぽーんと抜け落ちるように疑問の海に沈んでしまう。
だけど今日は変な質問のお陰かなにか知らないけど、

「ちあきちゃんはなんでいっつもかんでくるの」
「ん?」
「……ここ」
「え?あ、ぉお?」
「痛いからやめて」
「え?!ご、ごっごごごごめ……!!」

予想以上に慌てるものだからお決まりの気恥ずかしさが吹き飛そうで、事実面白いくらいに天井突き抜けていく。

「……ふ、はは……、うそ、うそ」

噛み殺しきれなかった笑いが口を漏れていくのを見て、智秋ちゃんがお散歩おあずけされた犬みたいな顔をした。
ごめん、その顔スキ。

「い、いた、……かった?」
「痛くないってば」

くすぐったい噛みつき方を自覚してないのかそれとも無意識だったのか知らないけど、わたしは智秋ちゃんのこのクセがきらいじゃない。
語彙が豊富とは言えないこの人から思いっきりの『好き』が伝わってくるから、キライジャナイ。

「もっかい」
「え」
「もっかい、……していいですか」
「……なんで許可取るの」

いちいちそんなこと言われると自分が今ものすごくはずかしいことをしているって客観的に考えてしまうからそれこそ本気でやめてほしい。
……と、言うのはものずごくはずかしいから言わない。
肩と肩がくっつきそうで少し心が後退するけど、ある意味空気の読めるバカがそこをぐいっと詰めてきたのを受け容れただけだからという姿勢を見せておいた。

「……無意識、なの?ワザとなの?」
「へ?」
564智ます:2009/03/13(金) 22:31:23 ID:0873Y1LL
演技を生業としているくせに実生活ではまるで演じることとは無縁な人に嘘がつけるとは思えないのできっと前者なんだろう、中指で智秋ちゃんのその部分に少し触れると、ようやく意味を解したようで照れた笑いが滲んだ。
……案外照れ屋なところ、すきだよ。

「………………うー………………」

押し倒されてものすごく抱きしめられて妙な声出されて、……どうしたもんなのか。
……まぁ、よくわからないフリをしてあげるのが優しさかと。ご賢察痛み入ります、とでも言ってみたらどうなんですか、智秋さん。
ふわふわ揺れる髪を撫でてあげながらそんな自分勝手な理論を展開しながら考える。もしかしたら、好意を伝えるにはあまりに貧弱な語彙をカバーしようとこの人はやたらとなまえをよぶんだろうか。
もしそうなら、そうであったとしたなら、今のこの状況はなんだかとっても読みやすくて笑えてしまう。

「智秋ちゃん」
「…………うん」

どこが?とか普段ならしつこくしつこく詰問してくるのに素直なお返事じゃなんだかちょっと肩透かし。こういうギャップがあるからアナタのほうこそ可愛く見えるんですよ?

「だいすきだから」

まったく、語彙貧困なくせ誘導尋問は上手いんだからほんとうに扱いにくい。
優位に立つのもなかなかに難しいらしい、どうにも可愛いこのひとがすきですきでしょうがない。



おわり
565名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/13(金) 22:36:47 ID:q4oeHNOT
小ネタだからトリいらねえとかそんなの?
566名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/13(金) 22:53:26 ID:aRI571oY
>>561
久しぶりの智ますで心が潤った
ありがとう
あと、トリは短くても付けた方が良いと思うよ
567名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/13(金) 23:26:06 ID:A4vQ5ap4
>>561
萌え死ぬかと思ったGJ!
久々の智ますでニヤニヤが止まらない
568名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/13(金) 23:28:02 ID:xVVG6rRl
>>561

機会があったらさっきのお題で書いてくれ
569名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/16(月) 06:36:51 ID:jhcKMTKR
>>561
(*´Д`*)ハァアアアアアアアンGJ!!
朝っぱらからニヤニヤしすぎてきめえwwwww
また智ます書いてください!
570 ◆gqNkam1SwU :2009/03/17(火) 07:35:23 ID:NIKUQ+8s
夜の話を朝になってから投下。
智ます。
571アイラブユー(1/4) ◆gqNkam1SwU :2009/03/17(火) 07:36:40 ID:NIKUQ+8s
――流れ星を見たことがない。
そう言うと、大抵返ってくる反応は、大げさなほど驚かれるか、実は自分もそうなのだと残念そうに告白されるかのどちらかだ。
だから、ふとした会話の流れでこの話になったとき、彼女もそのどちらかの反応を見せるのだろうと思った。

「わたしさ、流れ星って見たことないんだよね」

一体どちらの反応を期待していたのだろうか。
けれど、彼女──智秋ちゃんが選んだのは、結局そのどちらでもなかった。

「じゃあサ、見に行こうよ。流れ星」

ちょっとコンビニまで行こうよ。
その位の気軽さで言い放たれた言葉に、わたしは思わずうなずいてしまったのだった。


*****


そんなわけで、やって来ました近所の公園。

「……え、なんで?」
「Oh? だって真澄、流れ星見たいんデショ?」
「いやまあそうだけどさ。そんな闇雲に行き当たりばったりで見れるもんでもないでしょう?」

ついつい勢いに押されて、何か考えでもあるのかとここまで来てしまったけど、智秋ちゃんにそんなものがあるはずがなかった。
この人は、いつだってノリと勢いだけで生きて来たような人なんだから。
そうだそうだ、そうでした。――上着の襟元を合わせて、ため息をつく。
吐いた息が白くなるほどではないにせよ、まだまだ日が落ちてからは結構冷え込む季節だ。

「ほーらッ!」
「わっ」

うつむいていた顔を、強引にグイッと持ち上げられた。
すっかり見慣れた彫りの深い無駄に整った顔が、未だに慣れない至近距離から覗き込んでくる。
驚いて、頬に触れた手の冷たさへの文句を言い損ねる。

「下向いてちゃ流れ星見れないでしょうが」
「……上向いてたって、そんな簡単に見れるもんでもないと思うけど」
「下見てるよりは可能性あンじゃん」

む。まあ確かに、それはそうかもだけど。
572アイラブユー(2/4) ◆gqNkam1SwU :2009/03/17(火) 07:37:32 ID:NIKUQ+8s
 
「♪うえーをむぅういーて、あーる―――♪」

一理あるなとは思ったので、智秋ちゃんの鼻歌混じりのうろ覚え熱唱を聞きながら、夜空を見上げてみる。
東京の空は、夜中でもあまり暗くはならない。
小さい頃いつも見ていた秋田の空とは、比べものにならないくらい、闇というものの密度が薄い。
幸い雲はそう多くないので、星はなんとか見えないこともないけど……。

「やっぱりさ、」
「ウン?」
「天体観測向きではないんじゃない?」
「まぁね〜。でもサ、ほらほら、お月様は綺麗じゃん。もうすぐ満月? 月に代わってお仕置きしちゃう? アタシはされちゃう方が好みカモ〜♪」
「智秋ちゃん、うざい」
「まーた、照れちゃって〜。ちあきとますみのムーンライト伝説が始まるヨ・カ・ン? アハン☆」
「う・ざ・い」
「♪ごめんねーすなぁおじゃなくってぇ―――♪」
「いちいち歌わなくていいから! ……そうじゃなくって。月の明るい夜は、星を見るのには向かないんだって」
「ありゃ、そうなの?」
「そ。月が、星の光を消しちゃうから」
「へぇ〜そォなんだ。なにヨ、真澄詳しいじゃん?」
「いや、そうでもないんだけどさ。最近、ちょっと興味があって……」

少し前、宇宙への好奇心を抑えきれずに、ついつい買ってしまった1,500円のおもちゃみたいな望遠鏡。
意気揚々とそれを手に屋外へと赴いたものの、月すら満足に捉えきれずにひとり悪戦苦闘――なんてことは、もちろん智秋ちゃんには内緒である。
だってなんだか、子どもみたいで恥ずかしいし。
よく考えたら、今日の智秋ちゃんとやってること大差ないんじゃ……?

――うん。絶対ぜったい、内緒にしよう。

あれから色々と知識は仕入れているものの、なんだかんだとバタついちゃって、結局きちんとした観測は一度も出来てない。

「イヤァ、なかなか流れて来ないネ〜」
「だから、言ったじゃん」

生まれてこの方31年、一度も目にした事がないのに、こんなたかだか2、30分ぼんやり空を仰いでたからって、そうそう都合よく流れてくれるわけがないのだ。

「あれ、そういえば智秋ちゃんは?」
「ウオ?」
「智秋ちゃんは、流れ星見たことあるの?」
「あ〜、あるYO! 何回か、割と前だけど、うん」

……なーんだ、やっぱりあるんだ。
さっきからずーっと上を向いて、わたしより一生懸命探してるもんだから、もしかしたら智秋ちゃんも見たことないのかと思ったのに。
573アイラブユー(3/4) ◆gqNkam1SwU :2009/03/17(火) 07:38:48 ID:NIKUQ+8s
――ん? だったら、なんでそんなに、

「真澄は?」
「へ?」
「なんで流れ星みたがってるの?」
「なんでって、」
「あ、わかった! 願い事するんデショ」
「えぇ? いやまあ、」
「なになに? 何お願いすんの? あーアンタあれでしょ、どうせ『金・金・金』とかそんなでしょ」
「なっ、ちがうよ!!」
「ちがうの!? じゃアなに!?」
「うぇっ? え、えぇっと…………、ち、ちあきちゃんは?」
「アタシ?」
「智秋ちゃんは、なにお願いするの?」
「アタシかー。アタシはねー、…………ナイショ!」

……なんでちょっと、照れてるの?

訊いたらわたしまでその照れが感染しそうだから、訊かないけどさ。大体顔に書いてあるし。
こっ恥ずかしいから、なんて書いてあるのかまでは、敢えて言葉にはしませんが。

「きれいだった?」
「Shootin' Star?」
「うん」
「もっちろん! アタイのハートにガツンとシュートを決めてった感じ?」
「…………」
「はやく真澄の心にもシュート決めに来てくれるといいんだけどね〜、シューッとさ!」
「…………ふっ」
「おもしろいでしょ? 流れ星がシュートをシューッと! シューッとシュートを? “シューティングスター”だけに、なんつって」

………………。

「……寒いね」
「『サムイ』って言うな!」
「うん、まあ智秋ちゃんも毎度の事ながらこれ以上ないくらいサムイんだけど」

それとはまた別として、だ。

「冷えるから、そろそろ帰りませんか?」
「あ〜そっちか! まあねェ、風邪ひいちゃうとアレだしねェ」

でも残念だなぁと、名残惜しげに流れ星探索を諦めて、夜空を仰いでいた顔を戻すと、
574アイラブユー(4/4) ◆gqNkam1SwU :2009/03/17(火) 07:40:38 ID:NIKUQ+8s
 
「本当に綺麗だからサ、真澄と一緒に見たらきっともっと綺麗だろうなと思ったんだケド」

真顔でそんなことを言う。

「……そのセリフも、かなりのサムさだね」
「なァんでだYO〜! 感動しろYO!」
「ふははっ、しねーよ」


*****


テクテクと、マンションまでの道を並んで歩く。
冷えた指先どうしが触れ合って、そのままギュッと手を握られた。

「……またサ、」
「うん」
「あったかくなったら、一緒に探しに来ようネ」
「……うん」

――流れ星を見たいと思った。
それは単に、今まで見たことがないものだからで、どんなふうに流れるのか、とか、流れた後はどう消えて行くんだろう、とか。
そういうことを自分の目で見てちゃんと確かめたいなと思っただけに過ぎないのだけれど。
今はまた、ちょっと違った感情を抱いている。

……一緒に見れるといいね。なんて、口が裂けても言ったりしないけれど。

たよりない薄闇の夜空を、もう一度仰ぐ。
ぽつりぽつりと小さな光を放つ星たちと、大きなお月様。
それはやっぱり、どう考えても星を見るのには向かない空だったけど、これはこれでありなのかもしれないと思った。
つないだ手と手は、少しずつ熱が滲んで同じ温度に溶け合っていく。

ひとつ、いたずらを思いつく。
通じるかな? ……無理だろうなぁ。智秋ちゃん、微妙に日本語圏の人じゃないし。

「ね、智秋ちゃん」


――月が、綺麗だね。

 
575 ◆gqNkam1SwU :2009/03/17(火) 07:43:48 ID:NIKUQ+8s
以上。
ちょっと前のますみんのブログから。

長さの割にチューすらしてなくてサーセン。
ともあれ、ここまでお付き合い下さった方に感謝。
576名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/17(火) 10:01:19 ID:gDxMClYP
あなたが神か!?

いやもう、光景が手に取るように浮かぶようで、色々と潤いましたよ。智ます万歳!
577名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/17(火) 12:36:01 ID:iGFrc9jt
>>575
おおお!なんか実際言いそうな話し方だったりするしいいな

でも最後のやつは意味通じそうにない人だよねw
578本家の次スレです:2009/03/21(土) 03:19:17 ID:ReDq3KAW
579痩せたカツオなら刺さるよね! ◆fmJRnC5rvE :2009/03/22(日) 16:33:00 ID:l8Bl818Z
てすと
58033分パンティー ◆fmJRnC5rvE :2009/03/22(日) 16:57:12 ID:l8Bl818Z
前回トリつけてなくてすまんかったです。
桜の季節で智ます
58133分パンティー ◆fmJRnC5rvE :2009/03/22(日) 16:58:46 ID:l8Bl818Z
桜が咲いたからというだけでこれだけはしゃげる人も今時そうそういないだろう、舞台が荒んだニュースばかり流れる現代日本であったとしたならそれはますます希少性を増すというもの。
わたしだってきれいに晴れた空と空気の気持ちよさの中に咲く国花は人並み程度に好きだけど、だからと言って某アルプスの少女ばりに野山駆け上るほど浮かれるかと問われたら流石に『それはないです』と答えるに違いない。
この人は本当に日本で生まれ育った生粋のジャパニーズなのか、本気でそれを疑いたくなってしまうときが無きにしも非ずとは悲しいモノです。
まぁ、普段の生活がアメリカンでサンディエゴでメキシコの香りで毎年リオのカーニバルにダンサーで参加してそうで時々原始人っぽいヤツだから仕方ないといえばそれっきりなのだけど。
だけど、それにしたってこれはないだろう。
……うん、ないない。

「いいから落ち着いてよ、桜きれいなのはわかったから」
「ますみぃ!1年に一度しか咲かない幻の花が満開になってるっちゅーこの上ない幸運に巡り会ってるってのにそれはないぜよ!」
「1年に1回も見れんのに幻もなにもないじゃん」
「1回『も』じゃない、1回『しか』だから!」
「うるさいなあ」

テレビで桜の開花予想を見てからというもの、智秋ちゃんの浮かれようときたらなかった。
クリスマスを指折り数える子供だってこんな顔はしないんじゃないかってくらいにたにた笑いながら今日はあの木の蕾が大きくなってただのあったかくなってきたから絶対来週には咲くだのやたらと報告してくるのだから全く、……呆れてしまう。
いつまでもコドモゴコロを忘れないそのチャイルドスピリッツには脱帽するしかないので毎回の桜速報には一応笑顔で対応してあげていたら、今日だ。

「真澄!!河川敷!!咲いたらしいよ!!」
「どっから情報?」

読みかけの本をやれやれという心持ちで机に突っ伏してから智秋ちゃんを見ると、数年越しの願いが叶った人みたいな顔をしていたものだからほんの少し、わたしも笑った。
どうやったらそんな顔して笑うことができるの、アナタは?

「ネットの開花速報!」
「ネットできるようになったの」
「教えてもらった!真澄!GO!!」
「は?」

58233分パンティー ◆fmJRnC5rvE :2009/03/22(日) 16:59:43 ID:l8Bl818Z
まさか今から引っ張ってくつもりじゃないでしょうね、という声はあっという間に手をつかまれて春の空の彼方に消し飛ばされてしまった。
……というのが事の顛末であり、今わたしは似非日本人と共に古来より我が国に伝わりし国花咲き誇る河川敷を闊歩しているのだった。
夏には小学生で賑う川を挟んで土手造りになった道は結構先まで桜並木が続いていくおかげでちょっとした観光名所になっているのだけど、多分満開初日で時間帯が早めなせいもあるんだろう、人影は思ったより疎らだ。
きっと明日からは県外からも花見客が押し寄せるんだろうなあ、とぼんやり思いながら歩く。

「日本生まれでよかったー!!って思う瞬間?だよね!」
「疑問系なのか納得してるのかどっちかにしなさいよ」
「え、じゃあ同意を求めてる、で」
「そこまで感涙に咽べないけどまあ賛成かな」
「なはは」

淡い桜色は風が吹くたび迷いなんかないって言いたげに散っていく。
その潔さから武士道の象徴とされる為に国花と成った……だっけ?いまいち憶えていないけど、そんないきさつがあったような気がする。

「……なにすんの」
「え?ダメ?」
「人いるところはヤだって前、言った」
「そだっけ?」
「そうだよ」
「でもここでつながなかったらただ散歩してる話になっちゃうよ?1000文字ももたないでこの話終わっちゃいますよ、いいんですかそれで」

抗議にはまるで聴こえないフリするもんだから、わたしもつながれたことをなかったことにする。
ぱ、とふりほどいて先をすたすた行ってやると慌てて追いかけてきたことを足音がばたばたと報せるのでこっそり苦笑した。
……ああ、もう、馬鹿なヤツ。

「だってだってさ?桜咲いてるわ天気いいわキューティーますみんが隣にいるわだったらさぁ……」
「それ理由になんないし」
「そこはなんやかんやですよ」
「なんやかんやってなによ」
「なんやかんやは……
なんやかんやですよ!」
「一番重要なところが曖昧すぎるでしょ」

58333分パンティー ◆fmJRnC5rvE :2009/03/22(日) 17:00:53 ID:l8Bl818Z
まだぐだぐだと未練がましく続くいい訳をこんな天気のいい日に聞くのはイヤだから。
理由にならないのなら『理由』なんてそんなこっちの考え捏造したものでいいのに。
……っとにもう、ヘンなとこ律儀なんだから。

「ほら」
「え、よ、よろしいんですか」
「桜記念。トクベツ」

あっという間に変わった表情にもう一度こっそり笑っておく。だけど、今度はなんだか苦笑じゃないらしいので見られないように思いっきりそっぽを向くのを忘れずに。
ぎゅう、とつないできたてのひらがくすぐったい。でも、それがどうしてくすぐったいのかはぜったい口になんてしてやらない。
っていうか、鼻歌程度で遠慮しとけよこのアホ……。

「歌いすぎ」
「え?あはははは、やー、だってねえ?あははははあは」

浮かれすぎなこの人がどうして春になった途端そわそわしだしたのかなんてわかってた。
桜が好きだなんて聞いたこともなかったのに、今年になって気にしだした理由だってわかってた。
こっちがはずかしくなるほどストレートなんだけど時々突っ込み入れたくなるくらい奥手な人だってことは、もっとわかってた。

「聞いてあげるよ」
「えー?」
「なんかいいたそうだから聞いてあげる」
「え、聞くの?」
「……やっぱやめる」
「ちょっとー!それはないっショ!」
「長そうなんだもん」

そんなことないってー、と今までの悪行棚に上げのたまったので失笑してあげるとぶーたれた顔がぼやく。

「…………うまく言えないんだってぇ……」

知ってるよ、口下手なことくらい。
だから話が若干……大分、相当長いのもわかってる。
口下手だからという隠れ蓑のもと行われるスキンシップとは名ばかりのセクハラが問題だけど、一応この人のそーゆートコは理解してるつもり。後は全く理解し難いけど。

「聞いてあげるよ、ただし今日だけだけど」

つながれた右手の中で智秋ちゃんが所在無げにそろそろする。
やれやれ、直球なのか奥手なのかはっきりしたらいいのに。

58433分パンティー ◆fmJRnC5rvE :2009/03/22(日) 17:02:14 ID:l8Bl818Z
「ワタクシ、春という希望の季節にささやかな夢を持っておりまして……」
「ふうん?」
「あの、ですねえ」
「なんで敬語」

ちょっとこらえきれなくなって吹き出すと、すねた顔するのでごめんごめんと加える。
少し緊張してるのかなんなのかわからないけど、あんまりにも普段の押せ押せ智秋ちゃんと遠いもんだから笑ってしまうのはしょうがないことだ。
智秋ちゃんの好きなところはいろんな表情見せてくれるところと、わたし自身もいろんな笑い方が出来ること。
さて、智秋ちゃんはどんなキング語でわたしに対抗する?

「桜、咲いたらいっしょに……歩きたかった、の、です」
「ふ、ふふ……智秋ちゃ……、まだ敬語」

くすくす笑いがどうしても抹消できなくて、スネられるの覚悟で笑う。案外可愛いこと考えているところが可愛いよね、智秋ちゃんって。

「いージャン、歩きたかったんだから」
「悪いとは思ってないよ」
「思われたら立ち直れないっす」
「はは」

いまだそわそわしてる智秋ちゃんの左手をちょっぴり強めに握り返す。
一瞬口が一文字になってから照れてんだか笑ってんだか微妙な、要は色々ごちゃまぜになった表情がわたしを見るので「ん?」と返すと、

「ますみっ!!」
「……道の往来で抱きつかなーい」
「ダイスキ!!デス!!」
「……言えんじゃん」

まるで言わせたみたいな空気漂う春のとある日、智秋ちゃんの何度目かわからない告白をやや流しつつ思う。
一筋縄でいくんだかいかないんだかわかりづらいんだよこのアホ、と。
いや、それにしても。

「……ちょっ、と、もー離れてくんないかな」
「チューしてくれたら離れる……」
「しんじゃえよ」

……でもまあ、
桜は咲くし天気はいいし智秋ちゃんはお馬鹿だし。
智秋ちゃんのほっぺたが一気に桜と同じ色に変わったのを見て、わたしも随分大胆になってしまったらしいことを盛大に後悔した。



尾張
585名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/22(日) 19:49:14 ID:LlMJNlpg
>>584

どうでもいいけどお前さん、例の藍ゆうの人だろ
586584:2009/03/22(日) 20:40:39 ID:qFSa7ewA
>>585
そうですよ
トリ番号を忘れてしまったものでね。来ない方がいいならROMに戻るから遠慮なく言ってくれ
587名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/22(日) 21:07:11 ID:88sROogL
智ますGJ!!この二人好きなので嬉しい。
例の人とか言われても分からんのだが・・・まあいいや、個人的にはこれからもよろしく!
588名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/22(日) 21:19:12 ID:1KJGbfcs
GJ
どうでもいいけどIDが何かおもしろいな
589名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/23(月) 00:14:15 ID:0V6GQR6C
で、パンティーはいつでてくるんだ?
590名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/23(月) 09:10:38 ID:8AltbwSf
トリ変えてまで来なくていいよ藍ゆうの人
591名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/23(月) 10:00:49 ID:LmPKHpE9
>>586
ROMに戻るなんて悲しいこといわないで
何はともあれGJ!
やっぱり智ます好きだ
若干へたれ気味な智秋が可愛すぎる
592名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/23(月) 12:42:24 ID:+oT0VGha
>>584
良かったよー。ニヤニヤするw
593名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/23(月) 14:12:18 ID:kyB32nq6
自演にかまってちゃんか
いちいち登録するの面倒なんだからもうトリ変えるなよ
594584:2009/03/23(月) 15:00:44 ID:oiMV8O64
了解、すっぱり消えまする。
無駄なレス使わせてしまって悪かった、ごめんね
595名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/23(月) 15:02:49 ID:OODJsSTV
文句言ってるのバカだからほっとけよw
596名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/23(月) 15:15:48 ID:WaOOrccx
なんだかんだいっても書き手がいないと回らないスレだからな
声が大きいだけの奴なんてほっとけ
597名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/24(火) 00:41:19 ID:WVbrS1p2
>>584
GJ
智ます最高!

ただ、もう少し句読点と改行を増やしてくれるとありがたいのだが・・・
598名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/24(火) 01:07:24 ID:kLnReidd
>>584
ひとりでもマイナス意見(くるな、とかつまらない)があるのが嫌なら
ここは合ってないと思う。
ブログやったりするほうがいいんじゃないかな?
智ます好きな人、多いと思うし。
599名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/24(火) 05:13:21 ID:OlK7cZXB
こういった色んな人対象のスレに良くいるんだよな。
人を不快にさせてないで、自分の好きな人の話をすればイイじゃん。
アンチ体質じゃしょうがないけど。
600名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/24(火) 22:58:17 ID:5yS/H0ri
(_,''' ▽ '')自分の好きな人の話? 多すぎて困っちゃう
601584:2009/03/25(水) 00:51:37 ID:jPfBVhmG
>>598
つまらんとかはいくらでも来て構わないんだよ、だけど自分が投下することで今回みたいにもう来るなとかのレスが多くついたら他が投下しにくいとか語りづらい空気になるかもしれんでしょう?
このスレのいちファンとしてそんなんなったら申し訳なさすぎるから消えた方がいいなら消えるよ、と言ったんだ。

ブログは2年ほどやったが肌に合わないのがわかったからちょっと出戻らせてもらいました。
消えると言ったので今度こそすっぱり消えます、不快感与えてしまってごめんね。
ぐだぐだと長文で申し訳ない。
それからGJくれた人、ありがとう。
602名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/25(水) 01:08:57 ID:ST8gnd3t
言っちゃ何だけど書き手は他の書き手がもらってるレスなんて気にしてないと思うよ
結果としてクレーマー相手に引っ込む格好になる方がスレが萎んでよくないと思う
603名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/25(水) 01:21:41 ID:7FLafTWZ
>>601
また来て欲しい。
どんなところにもファンとアンチはいるものだから、気にせずにさ
私はあなたの書く智ますとかすごく好きなので、また読みたいです
604名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/25(水) 02:26:05 ID:cutQJitL
アンチに慣れてないのに2chに書き込む馬鹿っているんだな
605名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/25(水) 03:23:05 ID:29Cq/q/H
不特定多数の意見が聞けるというメリットがあるからな
横の繋がりが無い奴がブログやっても悲惨なもんだぜ。やる気なんてあっという間に無くなるよ
606名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/25(水) 04:11:54 ID:v8lCVQhh
本スレ=能登アンチ。
ココ=藍ゆう(ファン?)アンチ。
のイメージがある。
前にゆかりななが盛り上がってウザがられ別行った事があったな。
それ程じゃないんだから。
ていうか他に話題は無いのか!
607名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/25(水) 04:23:07 ID:4tP5dgxK
まぁ、まったり行こうぜ。

話題が特に思いつかないので相談、
うりょっちは藍ぽんのこと「あいぽん」って呼ぶことに確定してるんだろうか。
ブログみるかぎりは「あいぽん」呼びになってるんだよな。

うりょ藍書いてる身としては、結構深刻な問題だ!
ここの住人はどう思う?「あいぽん」と「野中さん」どっちのほうがしっくりくる?

そんなことより話の中身が一番大事だろう!って言われたらそこまでなんだがw
608名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/25(水) 08:21:44 ID:jMZYQJWJ
>>607
野中から「あいぽん」って呼んでって言われたから呼ぼうと思うが、
今までの癖や照れから「野中さん」と呼んでしまう
ってのがイイと個人的に思うのだが
609名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/25(水) 15:06:17 ID:p7o0pBCn
>>607
608と同じく普段は出来るだけ「あいぽん」を心がけるけど、やっぱり
「野中さん」とつい呼んでしまううりょっちが良いと思う。
個人的には長年聞きなれてる「野中さん」の方がしっくりくる。




610名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/25(水) 15:09:15 ID:o0EQjR6w
レズキャラじゃない声優の百合話のが意外性があり面白い ナバ御前能登川澄はつまらん
611名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/25(水) 16:26:57 ID:gwym3O29
>>610
はいはい、該当のアンチスレいこうなw
612名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/25(水) 16:47:51 ID:zTHgpIQm
これはこれで一理あるだろ。
613名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/25(水) 16:54:02 ID:gwym3O29
>>612
一見まともそうだが、どうみても後ろ半分が言いたいだけのいつもの奴じゃんw
614名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/25(水) 17:01:38 ID:NHgfixva
○○が好み、まではいくらでも言えばいい
××は好かんとかは荒れるだけなのでイラネ
615ミンちあ2 ◆1xvjGQayW2 :2009/03/25(水) 21:10:26 ID:wPQFYCdr
>>378の続きです。完結。


「もう一本入れてほしい?」
 指を大きく動かしながら、麻美が聞いてくる。空気が中に入り込んでぐぷぐぷと音を立てる。指が当たってない場所が増えてきた。
正直、もう一本でも物足りないくらいですけど。……そんなこと、言っても仕方がないんだけど。女同士だし。
 頷くと、いったん指が引き抜かれて、二本に増えた指で空洞を埋められた。
「はあっ……」
 中から空気を逃がして、できるだけ麻美の指を感じられるようにする。圧迫感が増えて、快感が増す。
「……ねぇ、中だけでいいの? こっちもしてほしくない?」
 こっち、と言うのと同時に、空いた指でクリトリスを撫でられた。体が大げさすぎるほどに震えて、腰が浮く。……一番いいのは、やっぱりここ。
「じゃあ、こっちもしてあげるね」
 ふふっ、と笑って、先端を撫でる麻美。ぬるぬるになった指は冷たさも相まって、道具なんてなくても十分なほど、アタシを昂ぶらせた。

「……智秋さぁ、なんかイきそうにないよね」
 先端への刺激で息を荒げるアタシに、麻美はそんなことを言ってきた。アタシの中から絶え間なく溢れ出している液体を指に絡めて、
クリトリスに擦り付けながらぶーたれている麻美は、正直言って雰囲気を壊してると思う。でもまぁ、言ってることは間違ってないわけだし。
 胸にされていた時点で、イくタイミングを逃してしまったみたいで、アタシの体は熱が冷め始めていた。
気持ちいいのは気持ちいいけど、イけるほどの刺激じゃない。麻美はそれに気づいたみたいで、つまらなさそうに愛撫の手をゆるめ始めた。
「……気分が薄れてきたのかも。思ったより長い時間経ってるみたいだし」
「ちょっとー、何よそれー。せっかく智秋のいい顔が見れると思ったのに」
 ……またぶーたれる麻美を見て、アタシは内心でため息をつく。そんな、エロゲじゃないんだし、そうそうイけるわけないでしょうが。
いくら麻美が上手いとはいえ、こっちの気分もあるんだし。特に、女の場合は精神的に乗ってないとイけないことがあるとか、雑誌で読んだことがあったっけ。
616ミンちあ2 ◆1xvjGQayW2 :2009/03/25(水) 21:11:04 ID:wPQFYCdr
「はいはい、ごめんよ。麻美、アタシの服取って」
「……智秋ってば、ひっどーい! あたしのことなんて、その程度にしか思ってなかったんだぁ」
「いや、それはちが「いいもーん。えりちゃんに浮気してやる」なんでそこで繪里子がでてくんのよ」
 ……中村のことを引き合いに出されるとアタシが強く出れないのを知っていて、麻美はちょくちょくこういうことを言ってくる。
中村も麻美にかまってもらってまんざらじゃないみたいだし。
 こういうことがあると、折れるのはいつもアタシだった。
けど、今日は抱かれ始めも強引だったし、されっ放しだったし、仕返しのひとつもしたくなるもんだ。

「麻美」
「なに、んんっ」
 下を向いて、わざとらしくのの字を書いている麻美を呼んで、振り向いたところでキスをする。目を見開いて驚いている麻美を見ていると、
優越感が沸いてきた。ずっと唇を重ねたままでいると、麻美はゆっくりと目を閉じて、アタシに身をゆだねる。
 ……やっぱ、ちょっと強気でいくべきかな。
 アタシは、麻美に対しての態度の取り方を、少しだけ変えてみることにした。これからも使えると、いいんだけど。

 END.

ようやっとアク禁が解除されたようなので、投下。
ちょっと生々しいところもありつつでしたが、これで無理やリ気味に終了。
長い間があいて済みませんでした。ではでは。
617名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/27(金) 15:41:15 ID:OaJoCShR
>>616
読み返してニヤニヤしますた
落ち着いてる智秋もイイ!GJ!
この二人はもう3年も一緒にラジオしてるし何もないわけがない
ミンゴスも智秋も好きだから嬉しい組み合わせだw
また書いてくれー
618名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/27(金) 16:38:19 ID:UI/YD1nj
あ、もう3年になるのか。また改変乗り切ったようだし
619名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/27(金) 21:23:09 ID:S8oD4fpZ
むしろ中村さんと今井さんの方が何もない訳がないと思うのは俺だけか?
620名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/28(土) 01:09:31 ID:JEDG83jx
ミンゴス曰く、色々感じあった中だから
もう事は済んでいると見るのが当然だろ
621名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/28(土) 01:12:39 ID:JEDG83jx
あ、仲だった
中で感じ合ったみたいな間違いしてしまった
622名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/28(土) 01:23:39 ID:THtGHSys
>>621
あながち間違ってないかもなwww
623名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/28(土) 13:04:10 ID:XEQj76Md
>>621
バロス
寧ろそれでいいじゃないかw
624名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/29(日) 14:25:21 ID:HmHKJ6bl
ぱよのラジオ400回目の話知ってる?
625名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/30(月) 00:22:54 ID:59BMAIZ6
千葉さんとランチ行くって張り切ったぱよが、同じ仕事だった侑香さんを煽って、
私も行きたいです!とか言わせて、謎の3人でランチ行く話かww
626607:2009/03/30(月) 02:05:55 ID:R/sNANBX
>>608
>>609
なるほど、なるほど。参考になりました。ありがとう。
「あいぽん」と呼びつつも肝心なとこで「野中さん」に戻るへたれうりょっち、な方向性に落ち着いたw
呼び方ひとつに一喜一憂してる二人を想像すると可愛いなぁ。
627名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/30(月) 11:14:17 ID:nw2GmIkI
野中さんがpick up voice のインタビューで『以前から言っていた小林ゆうさんとの交流は深まりましたか』
という質問に『まだ野中さんと呼ばれるのであいぽんさんと呼ばれるようにしたい』と
ゆうちゃんにはあいぽん『さん』なのが笑った
628名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/30(月) 15:09:03 ID:/OJTDnfy
>>616
GJ!
えりんごすもいいけどちあミンもいい!
629名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/30(月) 17:33:19 ID:R/uaVOeo
>この二人でエロになんてなるかw

>>548の続きを書いてるけど、果たしてこの二人の需要あるのかね。
後ろに智秋×えりりんのエピソードが控えてるんだけど。
630名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/30(月) 18:14:19 ID:bWWRHQ8V
もう需要という誘い受けはやめないか?書きたいもの書けよ
興味なくても話がよかったりピンとくれば好きになるだろう
好きなCPでも内容が糞なら期待した分失望感は大きくなる
631名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/30(月) 18:38:44 ID:IsSk8vPX
>>630
デリカシーないコメもいい加減にしとけ

>>629
色々読んでみたいから投下してください
632名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/30(月) 19:51:18 ID:8JnN0Ung
>>629
貴方が神か
この二人は大好きなんだがSS書けないんだよな
633名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/30(月) 19:58:42 ID:/OJTDnfy
>>629
どんどんヤッてくれたまえ!
634名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/30(月) 20:12:55 ID:ZqG5/KxF
>>629
俺は読みたい
635名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/30(月) 20:20:07 ID:XmOXRHLK
誘い受け大人気だなww
そんなしてまでレス欲しいんですかね
636名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/30(月) 20:25:58 ID:YZsjn2rJ
誘い受けくらいいいじゃないか
モチベーション上がらない時もあるし
637名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/30(月) 20:31:16 ID:pqyzukkh
いやぁ俺も誘い受けは好かんぞ
638名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/30(月) 20:53:32 ID:k0x0gS3i
別に誘い受けだろうがちゃんと投下さえしてくれりゃいいよw


639名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/30(月) 22:15:15 ID:7ZU7DY/1
投下量多いスレじゃないしなー
640名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/30(月) 22:37:56 ID:3N+i+Mu1
誘い受けでも構わんけど、最初にジャンルだけ言ってガンガン投下すればいいと思う。
投下前にアンチとか批判が出たら書き手も読み手も残念じゃん。
641名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/30(月) 23:45:21 ID:nq5OVSgV
>>627
『さん』には藍ぽんのデレが詰まってるんだよ。
642名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 00:41:01 ID:q/1wuVcc
好きなのに書けないジレンマって確かにあるな
川澄さん大好きなのにキャラ虹物にしかならなくて
もう半年以上投下を待ち続ける日々だ
643名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 00:55:12 ID:/v/5IoRH
>>642
百合じゃない女性声優なんか(ry
644名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 01:18:16 ID:1Beb4BmP
最近個人的に小林ゆうとたかはし智秋がキテるんだがwww

ラジオでの小林ゆうの智秋への尊敬度合いはヤバいと思ったwwww

645名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 01:45:04 ID:V+nQWeCq
ゆうちゃんは野中さん一筋だろ
646名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 02:01:28 ID:bQkfiBWz
>645
お前の脳内設定を根拠に人の妄想を否定するな。
647名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 02:05:56 ID:q/1wuVcc
小林さんは御前と一緒にイベかした時もぞっこんなコメントしてただろ
そういうところが今一つ掴み切れない一因だな
648名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 02:25:23 ID:JTSYaLgU
>>644
kwsk

キングはもう男諦めたらいいのに
そうすれば・・・
649名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 02:29:23 ID:PTqAZKlG
ゆうさんは色んな人のこと「大好きです!」とか「尊敬してます!」って言ってフラグたてまくりだよなぁ。
みんながみんな「もぅ!ゆうちゃんってば〜」と冗談にしてるわけじゃなかろうってのが妄想ポイント。
そんなオレが思う、ゆうさんの本命は・・・・おや、こんな時間に誰かかきたようだ…
650名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 05:09:56 ID:P44OqxvR
>>641デレと言うかテレと言うか?普段の様子からして『藍ぽん』は無理だなと藍ぽんは思ってるんじゃ。
ゆうちゃんは、うりょっちの事を涼ちゃんと呼んで、一見親しそうだが良く考えたらうりょっちとは呼び難いんだと思った。年下だけどうりょっちの方が先輩かな?でも、そんなの関係なくゆうちゃん的には、うりょっちとは呼ばなそうだが。
取りあえず藍ぽん頑張れ。
651名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 06:26:20 ID:dOYG3+FT
芸歴関係なく仲いい年下には「ちゃん」付けする傾向があると思う>ゆうちゃん
そんなゆうちゃんに頑張って寄り添おうとしてる藍ぽんに萌えるw
652名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 11:36:06 ID:pLQRq6y6
厨はどっからでも藍ゆうに持っていきたがるよな
キングの話振った奴涙目
653名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 16:01:30 ID:q16T7AKS
キングは男女問わず無意識にフラグへし折ってるイメージがある
本当に残念な美人だ、モテるだろうに
654名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 16:29:59 ID:k/EqYyGL
本スレがあることも忘れないでください…
655名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 17:17:43 ID:V6kfZ2w0
智ます書きたいがアイデアがない
誰かお題プリーズ
656名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 17:51:10 ID:CyQsTyYy
エロいの読みたい
657名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 19:19:43 ID:q16T7AKS
>>655
嘘とか
エイプリルフールだし
658名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 21:19:25 ID:pbT/jerQ
tiara好き
ホントに居なくなったんだなあ
〜Sigh
659名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 21:36:23 ID:/v/5IoRH
騙されて4月2日がエイプリルフールだと思い込んでた今井さん思い出した。
660名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 22:21:05 ID:sUobRuvn
>>629
>>655
待ってるよー
661名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 23:04:55 ID:q/1wuVcc
>>655に「待ってるよー」でお題入りました
662名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/03/31(火) 23:45:52 ID:m3dlPD5W
>>658
俺も未だにtiara好きだ
だが絡みが少なすぎてss書けないorz
663名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/01(水) 01:24:45 ID:Cquyi1Xz
>>644
キングでさえ振り回されてた気が。やっぱり、キングがノッテ来ないとなぁ。

>>652
そろそろ出て来ると思ったよ。藍ゆう話嫌がる奴。
664名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/01(水) 02:15:47 ID:MOxBpyC6
宇宙かけに、紗子さんが出ないかな〜
665名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/01(水) 07:20:15 ID:8B2xnl6R
>>662
この前一緒に食事したらしいじゃないか<tiara
666名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/01(水) 14:46:38 ID:1t5OM2vn
>655
sabraにグラビア載ったことに対してちょっと嫉妬するますみんとか。
まぁいつも肌見せてるけどw
667名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/02(木) 00:31:51 ID:PEt803wc
職人は旅に出ているのか。
668名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/05(日) 10:03:48 ID:nREwC4Ij
どうやら御前はうりょっちにも手を出し始めたようですw
669名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/05(日) 11:15:08 ID:9jt5R1j6
うりょっちと御前のイチャイチャに遭遇したあいぽん

でもほのぼの三角関係しか想像できない
670名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/05(日) 15:39:25 ID:gT/NnkID
ハヤテで1年一緒だったのに、咲で隣りになるまでは手を出さなかったのか。
意外と慎重派だな、御前。
671名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/05(日) 16:08:01 ID:XGTwjUUd
旦那がいたからねぇ。
672名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/05(日) 18:08:51 ID:nREwC4Ij
>>669
あいぽんがスタジオ入って来たら

(じゃ、静ちゃん。手筈通りお願いしまっす!)
(オッケェ!んじゃ、さっそく♪)

さわっ

「き、キャー♪何するんスか静ちゃん(あいぽんをチラチラ見ながら)」
「うんうん、相変わらず可愛い反応&お尻だねぇ♪ささ、もう一回(素)」
「あーれー(あいぽんをチry)」

しかし、あいぽんは対うりょ専用スルースキルを発動するので、他の人が入ってくるまで御前だけが得する異様な光景が続く訳です。

かわいそうですねw
でもそんな姿がしっくりくるうりょっちが大好きだw
長々と失礼しました
673名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/06(月) 09:29:07 ID:+suYaY/a
そこへ画伯が入って藍ゆうになりうりょっちがやきもきするんですね?
674名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/06(月) 10:51:34 ID:kmuLOUnN
なんで全部の話を藍ゆうに持っていくんだよ…
別に私は藍ゆうアンチではないけどさ、最近の流れを見ていると、
藍ゆう以外のCPを許せないの?と思ってしまうよ
675名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/06(月) 11:08:32 ID:wpN3A6Nd
自分の好きな流れに持っていけばいいじゃん
いちいち突っ込むほどのことでもない
676名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/06(月) 11:47:29 ID:/cpbj8m4
藍ゆう好きなやつはうりょっちとかどうでもいいんだろ
信者ってこえー
677名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/06(月) 11:55:38 ID:YSCladbX
藍ゆうスレ立てたら?
678名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/06(月) 12:24:16 ID:tWgm0eAf
ゆかりななのスレがあるくらいだし、藍ゆうあってもいいかもね
679名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/06(月) 12:54:41 ID:rCxLD9cn
でもなんでもかんでも藍ゆうに持ってってるのは一人だけのような気が…
680名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/06(月) 15:12:03 ID:Pi7c3Gx2
ファンと嫌う人両方の言い分があるから難しいね
マターリを推奨するしかないのかな
681名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/06(月) 15:30:44 ID:t0V5SeGQ
嫌いじゃなかったけど最近の流れ見てると
アンチが増えても仕方のないようなレスばっかだぞ
682名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/06(月) 15:43:58 ID:u0cJCaYO
なんとも思わん人間にとっちゃどうでもいい
過剰反応しすぎじゃね?
683名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/06(月) 15:47:06 ID:pPtHv2Qu
藍ゆう好きのKYっぷりはちょっとどうかなあ、とは思ってたが、過剰反応する奴はウザイな
684名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/06(月) 16:24:51 ID:t0V5SeGQ
過剰反応か
どうやらアンチになりかけていたのは自分だったようだ
埋まってくる
685名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/06(月) 17:05:50 ID:o8vw34oT
久々に来てみたら荒れ気味だな
マターリ行こうよマターリ
686名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/06(月) 18:06:02 ID:yGichO1Q
藍ゆう好きは基地外ばっかだなw

もう禁止CPでいいわ。
687名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/06(月) 18:39:32 ID:u0cJCaYO
>>686
>もう禁止CPでいいわ。
こんなこと言う時点で同類の基地外だって気づこうなw
688名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/06(月) 19:11:37 ID:wpN3A6Nd
アンチもヲタも行き過ぎると同類だから気をつけないとな
689名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/06(月) 19:46:35 ID:CmjVeMQN
最近スレが動くのこんなのばっかだな
690 ◆qwLOZtIV96 :2009/04/06(月) 19:57:22 ID:E8qz/NiJ
空気全く読まないけど、ほちゃ朱。Aice5支援。
エロとか甘いって感じでないけど、大人の恋っぽい感じ。
ちょっと前の天たまと、神田さんのブログ参照。
神田さんの4月2日の日記に出てくる人はほちゃだと信じて書いてみたw
691あなたといると落ち着くんです。 ◆qwLOZtIV96 :2009/04/06(月) 19:58:03 ID:E8qz/NiJ
スタジオの横を通り過ぎていたとき、ふいに声をかけられた。
「アレ、カンチ?カンチー!」
こんなに子供みたいに嬉しそうに私の名前をカンチと呼ぶ人。
それは17歳の彼女しかいなかった。
「堀江さん、最近よく会いますね。」
私もクスッと笑って答える。だって堀江さんがあまりに無邪気で嬉しそうだから。

そうなのだ。最近よく私と堀江さんは会う。
でも、決して待ち合わせをしてゆっくり会っているわけではない。偶然だった。
それは『偶然という名の運命』か、はたまた『偶然という名の偶然』にすぎないのか。

ついこの前は私がスタジオに入ろうとしたら、丁度入れ替わりで堀江さんが出て来て。
お互い「うわー!」みたいになったのだけど、すぐ仕事で行かなくちゃいけなくて、すぐ別れてしまった。
その次の週には、エレベーターでばったり。
でも、すぐ私は目的の階に着いてしまって、大した言葉も交わせなかった。

で、今日が3回目。冒頭に戻る。
「こんなに会うって事は一緒に帰ろ〜。」みたいなことを堀江さんが言った。
嬉しい。嬉しいのだけど私から出てきた言葉は可愛げのないもの。
「分かりました。でも少し仕事が残ってるんでちょっと待ってください。すぐ終わりますから。」
こんな無愛想な言葉にニコニコ笑いながら返してくれる堀江さん。
「うんいいよ〜。じゃ待ってる。」

1人でエレベーターに乗り込んで残った仕事の待つスタジオへと向かう。
時間差でデレの波が来た。
“ダメだ、今の私すっごく顔赤いんじゃない!?”
無理矢理に目的の階までに、顔を強制的に直す。ドアが開くとちょうどスタッフさんが乗り込むところだった。
「あ、おっ、お疲れ様です!」
危なかった、ふー…

692あなたといると落ち着くんです。 ◆qwLOZtIV96 :2009/04/06(月) 19:58:39 ID:E8qz/NiJ
思ったより仕事を片付けるのに時間がかかってしまった私は慌てて堀江さんの待つ1階へ。
堀江さんは、ロビーのテーブルの上の花にちょこんと触れながら時間をつぶしている。

何だか、子供みたいで可愛い。愛おしい。
ニヤニヤしてしまう顔をまた必死で元に戻す。
「堀江さん!お待たせしてすいません。」
と駆け寄ると、バッと堀江さんが立ち上がりこう言った。
「ここまで待ったんだからー…一緒にご飯でも行こうか!」

堀江さんと食事するのは、正直去年の夏以来だった。
Aice5の頃はあんなに毎日一緒だった堀江さん。ずっと一緒にいた。

解散してからも、なんだかんだ言っていつでも会えると思ってたから特にわざわざ連絡もしなくて。
気がついたら、すごく時間が経っていた。


食事してるときの会話も「カンチ、痩せたね〜。」なんて言われたり、何気ない話から始まった。ほんの1時間くらいの時間なのに、私の中のモヤモヤをあっという間に探し出してくれる。あなたに、追いつけるように頑張りたいと思う。
そういう気持ちを伝えたら「追いつかれないようにしよー」って、いつものふんわり笑顔で言う堀江さん。

私は、あなたみたいに自分だけのキャッチフレーズを考えて言える人が好き。
ううん、それだけじゃない。あなたが好きなんです、ずっとずっと。
それこそAice5結成前から。

堀江さんと良い雰囲気のそのお店を出て、2人並んで歩く歩道。
堀江さんがポツリと言った。
「カンチ、久しぶりに食事できて嬉しかったよ。ずっとゆっくり話せなかったから…寂しかったし、ね?」
そんなこと言わないでください。すっごく嬉しくて、愛おしくて、でも胸が痛くなるから。
これは叶わぬ恋だから。
「あ…私もです。」
堀江さんが、私の顔をじーっと見る。
ダメ…顔が赤いのバレる…
「カンチ、何か悩みとかあるんだったらさ、相談のるよ。」
「え?」
予想外の質問だった。
「だって、ずーっと私と目合わないようにしてない?」
「えと…」
そんな上目遣いで私を見ないでくださいってば。“目が合うとドキドキするから”なんて言えませんよ!
でもこのままじゃ、堀江さんに誤解されちゃうし参ったなぁ。
「そーだ、カンチさっき今度ウチの近くのスタジオで仕事あるって言ってたよね。」
ポンと手をたたく堀江さん。
「はぁ・・・」
「じゃ、その日ウチおいでよ!その時にたーっぷり話聞いたげるから。今日はお互い明日も早いから帰るにしても。ね?」
“ね?”なんて、その笑顔で言われたら…
「はい、分かりました。じゃあ帰りに寄らせてもらいますね。」
という言葉以外出てこなかった。

693あなたといると落ち着くんです。 ◆qwLOZtIV96 :2009/04/06(月) 19:59:06 ID:E8qz/NiJ
そして約束の日。
スタジオから出ると、私はすぐに堀江さんの家へ向かった。
でも、その後のことは考えていなかった。
「あなたのことがずーっと好きで悩んでたんです。」なんて相談できない…
普段は何でもウジウジするのは嫌いでハッキリ言わないと気がすまないんだけど、今回ばかりは堀江さんに迷惑をかけてしまったらと考えてしまう。

その時、携帯のメールの到着を告げる音。
堀江さんから、仕事で帰るのが少し遅れるというメール。
「じゃあ、また今度でいいですよ」と返信したら、「すぐ終わるからどこかで時間つぶして待ってて!」と即返事が来た。

かといって、特に行くあてもないから堀江さんの家の前で待つことにした。
10分くらい経ったころ、堀江さんがドアの前に息を切らしながら現れる。
「急がなくてもよかったのに。」ってクスクス笑ってしまった。久しぶりに来る堀江さん家にさっきまでは緊張してたのに、今はもう自然と笑顔が出てくる。

相変わらずの堀江さんの…片付いてるとはいえない部屋が何だかとても心地よいのが不思議で仕方ない。
「あー、また堀江さん靴下が片方しかない!ちゃんと組にしとかないと無くなるって前に言ったじゃないですか。」
なんて言いながら部屋を軽く片付けてみる。
「カンチをお嫁さんに出来たらいいだろうなー。」
ぽつりと発せられた堀江さんの言葉に、私の体に一気に熱が回る。
「ちょっ、堀江さん!」
そう軽く流そうとした私に信じられない言葉が聞こえてきた。
「冗談じゃないよ?」
時間が止まる。そして、沈黙が続く。
先に言葉を出したのは堀江さん。
「カンチ、私のこと嫌いになっちゃったかなって不安だし。」
私の方は全く言葉が出てこない。
「カンチー、私はカンチのこと大好き。ずーっと前から愛してるよ。」
「あっ、あの。堀江さっ…」
突然抱きしめられた。あまりの急展開でもう何にも考えられない。
でも…私も言わなきゃいけない、今しかないって思ったの。
「私も…堀江さんが好きです。好きで好きで苦しいくらいに。」
ずっと思ってたこと、やっと言えた。
ぎゅー、って堀江さんにされるがままに抱きしめられて。
そのまま何回も何回もキスされて、脳がとろけそうで。

ズルイって思う。堀江さんは部屋もちらかってるし、17歳だし、自分で言うのもなんだけど私の方が頼りにはなるタイプかな、って思ってたのに。
こういう時は途端にかっこよくなって、リーダーだなって感じてしまう。

悔しいけど、私はあなたといると落ち着くんです。
だから、これからも未来永劫ずっとあなたの隣にいたいんです。





694名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/06(月) 20:46:14 ID:+suYaY/a
終わりなのかい? しっとり萌えました(´Д`*)
可愛いよほちゃ朱
695名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/06(月) 23:18:45 ID:QxQU+pMi
ほちゃ朱キタ!!!この二人ってオトナだけど可愛いよなぁ。
実際のブログネタとか絡めててGJ!
自分もあのかんちの日記の相手って誰だろう?って気になってたw
696名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/07(火) 03:45:04 ID:VCZvZlVt
GJすぎる
たまに大人っぽくなる17歳はかっこいいな
697 ◆qwLOZtIV96 :2009/04/07(火) 18:54:42 ID:ybxV9ywF
ごめん、これで終わりです!読んでくださった方、ありがとうです。
Aice5のDVD見始めて、あとがき的なもの忘れてたw

あまり他の人には百合っぽい発言の少ない神田さんが、ほちゃが絡むと
「(Aice5を始めて)堀江さんとデートの時間が減った」とか「好きだ!」
とか言ったり、1年くらい前のブログのタイトルが『ほっちゃんかんちの
ラブラブ豊島園。』だったり。
そういう所にドキドキしちまうのさ…
698名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/07(火) 23:26:48 ID:mMN4e+hy
確かにAice5きっかけで自分も百合系にはまったからなww

智ますとかはAice5がなかったらありえなかったwwww

699名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/08(水) 04:20:05 ID:08iHTkAC
ちょうど浅野さんがお嬢様萌えについて熱く語るという百合燃料を投下してて吹いたwww
700名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/08(水) 08:14:35 ID:t8TVFy2V
キング「ジューシーポーリーごきげんYO!!」
701名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/08(水) 17:33:31 ID:9M/UYdFc
ヽ(`Д´)ノ「そういうことじゃねーんだよ!」
702名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/09(木) 18:03:30 ID:sfzuauqt
ヽ(*`Д´*)ノ「そういうことじゃねーんだよ!」
こうするだけでデレに変わる不思議
703名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/09(木) 20:11:32 ID:uO0UrmZP
川`Д´)「(ますみがお嬢様萌え!?ヨーシ、いっちょそれで誘ってみるかッ)」


川`Д´)「ますみー!!!」
( `Д´)「なに?」
川`Д´)「あっ、ちがうわ」
( `Д´)「は?」
川`Д´)「真澄さん」
( `Д´)「なんだよー」
川`Д´)「ごきげんよう」
( `Д´)「・・・」
川;`Д´)「(アレッ・・・)ごきげんよう」
(*`Д´*)「(・・・ブログ読んでるのか)・・・」
川;`Д´)「ご、ごきげんYO!」


うん、これが俺の限界なんだ
704名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/09(木) 20:32:48 ID:GapCEhVT
萌えますた(*´∀`*)
705名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/09(木) 21:24:14 ID:t0UnMCha
ニヨニヨしたww
706名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/09(木) 21:33:39 ID:TucLxN9V
萌えたw
707名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/09(木) 21:57:25 ID:QN1nxy7l
にやけた。GJ!

っつか、チアキとますみんの顔文字って似てるのなw
708名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/09(木) 22:05:50 ID:/FOmzF5t
>>703
ええな
709名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/11(土) 02:47:50 ID:C2V1bfzv
因幡さん戻ってきてくれないかなー。。。
710因幡:2009/04/11(土) 02:54:21 ID:89p9dZ2C
ワシでよければチンポ入れたるで
711名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/11(土) 23:59:01 ID:kEXuPlE1
声グラのキングのネタで誰か…
712名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/12(日) 11:17:51 ID:vmdwZTS2
ってかキング載る雑誌絶対間違ってるww
713名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/12(日) 13:33:22 ID:K12fu7eK
キングのページだけ別世界だったなw
714名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/12(日) 14:16:31 ID:TDrmm3C+
完全に事後。
遅い朝食には焦げた目玉焼きをどうぞ。
ttp://www.hamatyuu.no-ip.com/up_loader/img/up685.jpg
ttp://enantiomer.ath.cx/~juggernaut/src/up0231.jpg
715名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/12(日) 14:35:36 ID:JrtO2Sw0
なんか悪いもんでも食ったんじゃねw
716名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/12(日) 15:31:41 ID:QfY+BC+B
>>714
何この週刊ポストかFLASHのグラビア。
717名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/12(日) 15:35:49 ID:XCuyjFcS
ホント黙ってりゃ綺麗なのになぁ
718名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/12(日) 16:48:15 ID:pVrYwNU1
もろ週刊誌のグラビアだなw
袋とじでありそうな写真だ

“智秋と一緒におはよう
夜は智秋を召し上がれ”
719名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/13(月) 00:35:52 ID:Ywyk4/kH
>>714
2枚目のは乳首が見えてる?
720名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/13(月) 01:15:40 ID:1AydN3LC
>>714
智秋に一晩中攻め続けられて疲れきって
まだ寝てるますみんのために苦手な料理を頑張ってるんですね
721名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/13(月) 06:30:18 ID:AKSz4XsR
でも結局ますみんが作り直すんですね
722名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/13(月) 12:54:18 ID:7q08I7Ua
( `Д´)「だーかーら危ないからキッチンに立つなー!」

( `Д´)「目玉焼きひとつで何でそんな大騒ぎになるの?」
723名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/13(月) 15:38:17 ID:aALyH6M7
川;`Д´)「ァ、アタイじゃないYO!フライパンが悪いんだYO!」

川`Д´)「・・・昨日の夜はツンツンしてなk――」
ヽ(#`Д´)ノ「もう帰る!」

智ますの妄想が暴走してどうしよう
てか、なばいとが久々にイチャついてるw
724名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/15(水) 15:31:19 ID:0G6/iccE
御前となばはどこに泊まったんだw
壁とかベッドとかがラブホにしか見えないんだけどw
725名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/15(水) 18:52:53 ID:r5XAEdBt
てぬぐいっぽいもの飾ってあるから、完全になばんチだと思ってたのだが違うのか!?
726名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/15(水) 22:30:59 ID:emD0lW0m
なばんチもっと汚そうなイメージでいたわw
727名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/16(木) 01:11:54 ID:4xPwww88
偏見wお洒落さん過ぎではあるな
728名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/16(木) 01:22:56 ID:vlvWV/Hd
>>726
体調悪かった旦那にかわって嫁さんが掃除してくれたんだよw
729名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/20(月) 01:45:25 ID:oPV7CKeu
シフォンで独身は氷上恭子だけに・・・
このまま独身を貫いて欲しいな。

氷上×雪野のコンビは年齢関係なく萌える。
730名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/20(月) 12:43:54 ID:2Dkc9wwE
ゆーかたんのシングルの曲がさえこさん宛てにしか聞こえない俺のフィルターは今日も正常
731名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/20(月) 21:19:38 ID:+bjosrRG
久々にAice5のフォトブック見たが、ほちゃ朱対談で『いつかダブルデートしたいね』
的な台詞から
一般人→お互い彼氏を作って、ということか・・・
自分→ほちゃ朱と智ますかー、と素で思った。

こちらもフィルターOKです。
732名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/20(月) 22:20:47 ID:7zvWdMNO
まどかカワイソスwww
733名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/21(火) 07:54:58 ID:0YfxYAw7
黄赤も黄紫も黄緑も黄青も好きだよ!
黄色はいらない子なんて思ったことないよ!
734名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/21(火) 11:21:52 ID:Pw1sr3Bj
赤青 紫青 赤紫 緑黒 青雛 赤水 黄色は黄緑かな
735名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/21(火) 12:45:04 ID:0ahQm26i
ごめん、黒と雛と水がわかんない。
紫青は読んだことないな。ちなみに黄赤+紫緑+兎猫派です。
736名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/21(火) 13:42:34 ID:TfHpmPj3
>>735
君とは良い酒が飲めそうだ
737名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/21(火) 21:31:02 ID:0ahQm26i
やった同志!!
738名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/21(火) 22:47:51 ID:ovJRiFVn
かんち総受け派の俺参上!!
えさぶくろからはフェロモンがでてるんだぜ!!!

・・・ところで、俺も黒と雛と水がわからんのだが。
739名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/22(水) 01:59:35 ID:GPoz6VZ/
>>735-736
やっぱりその組み合わせいいよな
ぜひ自分も酒の席に加えていただきたいw
740名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/22(水) 09:19:22 ID:bRzN8gd3
>>732
まどかも好きだよ、黄赤も好きだし!
忘れてたわけじゃないが、自分の中ではほちゃ朱優先だったという…

>>738
友よ!神田さんは総受けだわな。
そして自分にも黒・雛・水がわからん。
741名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/22(水) 09:28:18 ID:GPoz6VZ/
水はうりょっちのような気がする
742名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/22(水) 12:44:06 ID:wCnqRDfL
黒は苦労詐欺のことかと思ったが、やっぱり他がわからん
743名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/22(水) 19:17:34 ID:prpl8+Sy
黒? 野中さん?
744名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/22(水) 22:46:43 ID:fM31K16Q
何故か知らんが、ゆかりんが黒なイメージ
745名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/23(木) 11:41:14 ID:+2DU7Anh
雛が一番わかんないんだけど…
ヒナギクの雛?…なわけないか
746名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/23(木) 19:34:41 ID:JIiYJXRL
兎と猫すらわからん。
泣いて謝るから誰か解説してくれ。
747名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/23(木) 19:37:22 ID:f3jbxD4Q
黒うさぎ→ゆかりんのラジオ
黒猫同盟→ほっちゃんのファンクラブ
748名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/23(木) 19:45:18 ID:QTIfqr0F
>734はサーティワンでもドロップでもネギマでもないから
判らない人は絶対に判らない&気にしなくてよいレベル
青雛より黄雛のがデフォだった
749名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/23(木) 20:16:48 ID:JFMgQPHH
>>748
サーティワンでもドロップでもネギマでもないから

・・・神田さんとは絡んでないってことかあああああ!!
でも赤水って書いてあるよなぁ。
誰なんだよー。教えてくれよー。
750名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/23(木) 20:39:15 ID:QTIfqr0F
焦らすつもりなんかなかったんだけどゴメン
アイマスだよ
智秋繋がりでピンとくる人いるかもと思って投げてみたけど
皆さんの興味の範疇とは違ったみたいね
雛はヒナじゃなくてヒヨコ
そしてカンチは好きだよ
751名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/23(木) 20:44:23 ID:PNpN1sYd
アイマスかと思ったが雛がわからん
752名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/23(木) 20:46:46 ID:PNpN1sYd
書き込み画面開いて雛を調べてるうちに
答えが書き込まれてた\(^o^)/
753名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/23(木) 21:34:10 ID:l16E8Hr+
百合姫のドラマCD聞いて、なんか書きたくなったが
七×ゆかなが想像つかんかった
754名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/23(木) 21:54:38 ID:+2DU7Anh
アイマスって言われても誰のことをさしてるかわからないごめんなさい!!教えて欲しいっす(;ω;)
755名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/23(木) 22:41:54 ID:UDFuaGqk
赤→中村先生/青→ミンゴス/紫→キング/緑→若林/黒→平田/雛→じゅり吉/水→ぬーぬー/黄→下田/黄緑→アッキー
じゃない?

緑黒水辺りは自信ないが
756名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/23(木) 22:50:45 ID:Rk16B+0w
>>755
あってると思われ

桃はくぎゅ、白はゆりしー、橙は仁後ちゃん、臙脂がはらみーだな
757名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/23(木) 23:05:19 ID:54QeCE5M
なるほど。
すっきりしたw
758名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/23(木) 23:23:18 ID:JFMgQPHH
おぉ、気付けば答えが書き込まれている!すっきりしたありがとう。
赤=神田さん だと思い込んでたので失礼した。

アイマスもそれぞれカラーがあるのか。なるほど。
ちょっぴり気になってた中村先生が赤なんだな!ふふふ・・・赤に縁があるぜっ!w
759名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/24(金) 00:41:37 ID:8g8cYsnk
中村先生の背中を流す券に反応しまくってたぬーぬーは将来性があるな
よだれ垂らすまでとは思わなかったが
760名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/24(金) 01:03:21 ID:xthWRPT8
アイマス声優はみんな仲良いからニヤニヤしてしまう
ぬーぬーは恥ずかしいセリフを言わされたり、二の腕や腹筋を触られたり
後ろから抱きつかれたり、サファリプリンセスに勧誘されたりして大変だなw
761名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/24(金) 01:38:50 ID:cKJ7Di1Q
寧ろ中村先生をめぐって、
ぬーぬーとミンゴスが火花を散らす展開を妄想する私は異端ですか

まあ最終的にアッキーがいいとこ取りしそうだがな
762名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/24(金) 01:39:49 ID:l0AUKN54
そのぬーぬーがはらみーには「可愛いよ」とか男前に言っちゃうのもいい

ところで、松来さんがふぃんたにさんにマジ返しされて
ガチで戸惑っていたのが新鮮でよかったのですがw
あの二人お互いが対象ではないかも知れないけど嗜好が完全に百合してる
763拾いもん :2009/04/24(金) 16:59:21 ID:SLiK5h1F
272 :既にその名前は使われています:2009/04/23(木) 19:37:52 ID:+H0dvla6
平野綾「小清水さん♪明日来てくれるかなー?」
小清水「・・・・え?」
平野綾「ほら小清水さん、いいともーって言わないと(クスクス」
小清水「(´;ω;`)」


281 :既にその名前は使われています:2009/04/23(木) 23:24:58 ID:cnos4eou
>>272
平野「小清水さん、明日も来てくれるっかな〜?♪(ニヤニヤ」
小清水「アヤスタイル」
平野「…え…?」
小清水「聞こえなかった?AYA STYLE」
平野「…う、うわあ…ああ…あああああああああああああ(イスから転げ落ちる)」
小清水「どうかしたの?綾ちゃん」
平野「ああ、あふゥッ…ひいいい…ガクガク(足が震える)」
小清水「やだなあ、そんなに怖がらないでよ〜^^
      ちょっと水着の着方がわからなかっただけでしょ?w^^」
平野「ああ…うんっ…ああ…ビクンビクン(小水を漏らす)」
小清水「ちなみにAAもできてたよ」
平野「あんっ!ああん・・らめ・・・もうらめえ!ビクンビクン(潮吹きする)」

コピペ元
ttp://dubai.2ch.net/test/read.cgi/ogame/1240112627/l50
764名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/24(金) 20:45:39 ID:EMc+qUCu
で、ぺはいつ登場するんだ?
765名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/24(金) 21:39:57 ID:xTsEkM2m
763の最初のやり取りの後、どこからか鬼の形相で現れて
無言で平野を蹴り続ける三瓶さんが見えた。
766名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/26(日) 17:44:35 ID:6fx1lp1Z
今日のアタック25で優勝した緑の人が
「たかはしあさみ」って名前だったことに激しく萌えた。
767名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/26(日) 17:50:40 ID:TBmONmjG
無言でTVを蹴りつける閣下。
768名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/26(日) 21:14:37 ID:GAVmL+De
ちあミン萌えw
エリンゴスも好きだよ!
769名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/27(月) 04:33:40 ID:r07fVTEr
ちあkingが、5月25日発売sabraの付録DVDに載るらしい
770名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/27(月) 20:49:15 ID:C3slLUzM
R指定が心配…だが、楽しみだw
771名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/27(月) 21:28:49 ID:Y677i2fi
25日・・・給料出たら買いに行くか・・・
772名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/28(火) 00:20:57 ID:OVeYg8Nm
>>769
それ百合関係あんの?と思ったが
>>770=ミンゴス
>>771=ますみん
こういう事ですね、分かりました
773名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/28(火) 00:47:58 ID:mWrLqv04
相変わらず自由なたかはしさん
ミンゴスもますみんも買った後ひとり悶々としてキングに振り回されればいいのに
そして落ち着いたらスタッフに嫉妬してやっぱり振り回されればいいのに
774名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/28(火) 19:01:11 ID:ODz1f5J+
最近本当に投下ないなぁ…
775名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/29(水) 01:01:43 ID:Ae7rkXEy
>>772
その発想力に脱帽ww
776名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/29(水) 13:10:45 ID:GzQ1iHFo
途端に>>771-772に萌えてしまう罠w
777名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/04/29(水) 13:12:01 ID:GzQ1iHFo
>>770-771だったw
778名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/05(火) 23:20:31 ID:nbYFFU1i
困ったときのまつらいさん

元ネタはブログとレコメンから

「マツキさん、メロンパンあげますから下着見せてくださいよー」
「フミエちゃんならいいかも、今日は白い服だから下着はベージュね」
「なんだか興奮してきちゃいました」
「指くらいなら挿れてもいいよ」
「もう濡れてる」
「イクイクイクー」

こんな感じですか?
わかりません > <
779名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/06(水) 18:43:10 ID:V+pSiwBb
ブログ見てなかったがどんな内容なんだ・・・ゴクリ。
780名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/08(金) 01:01:23 ID:A3nn1+gD
片思いLibraryの続きを読むことはできないものか…
書き手さん戻ってきてくれないかな

野望神社がなくなった今
百合的にお勧めのラジオとかあるかな
781名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/08(金) 12:08:19 ID:Yl8FPQEI
さて、kingが誕生日を迎えたわけだが
782名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/08(金) 12:51:04 ID:ipdy2fz3
ちあきさん23歳おめでとー。
今夜はますm(ry
783名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/08(金) 16:57:43 ID:YXuvsvBa
誕生日おめでとう!
キングのスレによると今シカゴらしいw
ますみんとなんやかんやするのは帰ってきてからだな
784名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/08(金) 21:27:55 ID:+750sI1i
今週のみなとらじお
ttp://www.minatoradio.com/?pg=4
785名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/09(土) 00:10:34 ID:l3/XuyiD
またか?全くこれだから御前は












イイゾ モットヤレ
786名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/09(土) 17:08:19 ID:uA6DnTq0
御前「あたしの港は生天目仁美だから」

なにこの名言
787名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/10(日) 00:16:35 ID:iY5OBLER


956:声の出演:名無しさんsage2009/05/09(土) 05:49:58 ID:TY2NypvVP
( `Д´)】<もしもし智秋ちゃん 浅野です
川`Д´)】<ふっくやまです
( `Д´)】<うん、智秋ちゃん?
川`Д´)】<あれ、おっかしいな シカゴではうけたのに
( `Д´)】<国際電話はお金かかるから智秋ちゃんかけ直して
川`Д´)】<え?ますみぃ つーつー 

川`Д´)】<なんだYOますみぃ しょうがないかけ直すZEぴぽぱぽJPY  ぷるるるぷるるるぷるJPY
( `Д´)】<遅い!!
川`Д´)】<なんだYOかけ直せっていうからかけなおしたのにYO
( `Д´)】<ごめんごめん えーっとさ 智秋ちゃん32歳の誕生日おめでとう
川`Д´)】<ありが・・・23歳だYO!!
( `Д´)】<智秋ちゃんもうそろそろ自分の年齢に正直になろうよ
川`Д´)】<バカバカあたいは永遠の23歳なんだYO
( `Д´)】<はいはいw
川`Д´)】<ちょっとぉもうぉ
( `Д´)】<んでさ 誕生日プレゼンの何・・・
川`Д´)】<テキーラ!!バーボン!!ウォッカ!!ジン!!
( `Д´)】<じゃあ絵本ね 
川`Д´)】<ちょっとwますみぃ お酒がいいYO
( `Д´)】<わかったわかったお酒ね そうそうブタインフルエンザ大丈夫?
川`Д´)】<全然大丈夫だYO
( `Д´)】<馬鹿は風邪ひかないっていうしねww
川`Д´)】<どういうことだYO!!!
( `Д´)】<いい意味でだよ ね ほら智秋ちゃん、凡人にはでいない馬鹿なことするじゃん ある意味天才っていうか 体が丈夫っていうか 菌を寄せ付けないオーラがあるっていうか ね!
川`Д´)】<そんなに褒めるなYO 照れちゃうZE
( `Д´)】<(oO馬鹿でよかった)あっキャッチはいっちゃった えーっとシカゴのお土産買ってきてね じゃあね ぷつんつーつー
川`Д´)】<ちょ ますみぃ 急に切るなYO もう
788名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/10(日) 22:41:33 ID:LHOOgdVB
静大好きを3回繰り返したのはよっぽど大事なことなんだろうなw
789名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/11(月) 22:56:06 ID:BVc5E2mV
>>788
きみきみか?
二人とも夫がいるのに何やってんだかw


もっとやれ
790名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/13(水) 23:11:58 ID:1ex0Cw6I
`_`_
791名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/15(金) 21:09:52 ID:rriMk82L
ネタが・・・誰かネタをくれええー
792名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/16(土) 02:55:24 ID:vUA7DOjV
>>791
ラジオの企画で今井さんが中村さんに「誕生日メッセージちょうだい」とメールしたら
ものの5分10分であいうえお作文調のラブレターが返ってきて智秋プチ嫉妬
今井さんからは「えりちゃんあいしてるよ」のお言葉が出た

もう結婚しr
793名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/18(月) 11:59:29 ID:OGP4V/Bc
794名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 01:03:08 ID:ylmy3h1/
>>792
頼んでもいないのにあいうえお作文で返した中村最高すぎるw
795名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 21:32:57 ID:D1efrg1u
>>792
今週のアイレディで再来週中村先生ゲストと聞いたミンゴスはテンション上がったが
智秋はまたプチジェラシックパークで可愛かったwとりあえずぬーぬー逃げてー!!
796名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 22:02:07 ID:pRdnw8eC
ぬーぬーにセクハラしてるって話のときにキングが「あんた大丈b、中村……」て言ったり
ミンゴス兄の手紙で最初に名前が出たり、えりんごす公認すぎw
797名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 22:52:12 ID:H0SWaHzs
最近ここでよく話題になる、中村さんや今井さんがどんなのか気になるのだが
どっから入ればいいかわからない。
初心者はこの動画みろ!とかこのラジオ聞け!とかあったら教えてほしい。
798名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 23:14:18 ID:ohJKEiVf
>>796
兄の手紙、なんの話で中村さん出てきたの?
799名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 23:15:19 ID:ohJKEiVf
>>797
手始めに百合star
800名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 23:18:03 ID:OxSuesMv
あれはいいものだ
801名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/20(水) 23:21:50 ID:pRdnw8eC
ニコニコで悪いが名前でタグ検索すれば山ほど出る
お勧めは『PreStar』か『百合Star』
アイマスのラジオで小ネタはよく出るが二人の会話は最近少ない

>>798
手紙の締めのとき「えりちゃんや、智秋ちゃんたち仲間を大事にして――」
と言った順番に反応しただけだスマン
802名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 04:14:27 ID:PreuJZQX
>>797
他の人も言ってるけど、ニコ動で百合Starでタグ検索して
再生回数多いのから順に見ていくのがいいと思うよ
803名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/21(木) 20:48:02 ID:W5U6ijUz
ちょっと久々に見に行ってくるわ
804名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/22(金) 17:22:24 ID:MRFKvcsY
>>796
俺がいる
智秋が「あんた大丈b、中村……」って言うのは
ミンゴスがぬーぬーに浮気したらえりりんがきっと怒るってことだな
誰かこのネタをSSにしてくださいお願いします
えりんゴススレで待ってますw
805名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 00:09:44 ID:3IENPkxf
ついでで申し訳ないんだが、ゆう藍とゆかりななはとりあえず何を聞けばいいだろうか
教えてもらえると非常に助かる。
806名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 13:50:45 ID:kLlIL16Y
前から思ってたんだが雑談は本スレでやれよ。
807名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 14:01:03 ID:hYUh9tcN
>>804
キングってえりんごす見て妬くわりに二人の仲認めてるよなw

>>805
ゆう藍は残念ながら特に無い…。
808名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 14:09:11 ID:UHyF+I5A
>>805
ゆう藍はラジオ・イベントレポ・ブログで少しはネタがあるけど
ファンの絶対数が多いから騒がれてるだけな気がする
ゆかりななはなんで話題に挙がるかが分からん
俺が知らないだけで何かあったの?
809名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 14:20:49 ID:hYUh9tcN
>>808
ゆう藍もゆかりななも、役の関係で一緒になんかやることが多かったからだろうな。
ゆかり本人もゆかりなな人気のこと知ってるみたいだ。
810名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 15:11:12 ID:OpXCBV1X
雑談がないところには落としにくい心理
811名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 15:58:16 ID:3IENPkxf
>>806
久々に来たから気が緩んでた。ごめんよ。

>>807
>>808
ありがとうー。とくに何もないってのにこんなに盛り上がってるのか。
すごいんだなゆう藍は…
812名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 17:28:23 ID:Gbbj3XTJ
専スレある奴らの話はそっちですればいいのに
ゆかりななとか
813名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 17:36:35 ID:ipuGBWaa
だからって強要するのはどうかしてるw
814名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 21:14:07 ID:kLlIL16Y
何しにスレ分けてると思ってるんだ阿呆が。
本スレや専用スレでできる話はそっちでやれ。
815名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 21:35:00 ID:hYUh9tcN
気に入らん話題が出ると現れるな…
816名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 22:13:29 ID:ipuGBWaa
>>814
そんなこと決まってませんがw?
勝手に脳内ルール振り回すな
817名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/24(日) 22:36:58 ID:RfHYspnv
>>815
ゆう藍だなw
818名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 00:43:11 ID:X/25aMhq
女性声優が百合百合してる話題なら
ここでも声優総合でもどちらでも可だろう
わざわざ間口を狭めるのは得策と言えない
819名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 00:56:45 ID:1H9RHry3
ゆう藍についてはネギま関連をチェックすればおのずとわかってくる。
○○があった!よりも漂う雰囲気?フィルターが搭載できるかどうかな気がするw
あと、ネギまは、うりょ藍とか、ほちゃ朱とか他のCPにハマる可能性も大だぞ!!w
820名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 01:12:12 ID:UzZEj0Xt
全く空気読まずになばいと投下。静さんの愛の告白やらお泊まり会やらで色々滾った。
人生初SSだから読みにくかったらごめんよ。
821名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 01:12:56 ID:UzZEj0Xt


今日、たまたま事務所で仁美に会った。連日続く大雨な悪天候のせいで電車がストップしてしまい、どこにも行けなくなってしまったので久々に、夕飯という名のデートに繰り出している。


「しっかしまぁ、なんで今日に限ってこんなに天気悪いかね?」
「でもそのおかげで一緒にいられるんだからさ、むしろ悪天候に感謝しないとねー。」
そういうと仁美は私の腕にギュッとしがみついてきた。
「だーっ!傘差せないから絡まないでよ仁美さん!」
最近会えない事が多いせいか久々に会えるとスキンシップ過多になりがちな仁美。
そんなことをされてしまうと、何時もちょっとだけ動きがぎこちなくなってしまう。
仁美の姿を見つけただけですでに体が緊張してしまったというのに。
822名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 01:13:35 ID:UzZEj0Xt
心臓がものすごく速く脈打つのがはっきりとわかる。ドキドキしているのが仁美に聞こえてしまうのを危ぶむレベルだ。非常に心によろしくない。
「まぁまぁ、そんなこと言って本当は嬉しいんだもんね。たまには相々傘ってものいいじゃん?」
そういうと仁美はゆるんだ笑顔でこっちを見上げてくる。
ああ、
全く本当に心臓に悪いったら。

「ありゃ?静ちょっと顔赤いよ。…何何?そんなに照れなくたって良いよー。うちらの仲なんだしさ、」
そんな軽口をたたきながらニヤニヤ笑いを浮かべている。


私は、いつもの自分のテンションに戻そうと気合を入れて仁美に
「気、の、せ、い、で、す、っ!」
と強く言い放った。まったくこの女は…これで無自覚ってんだからどうしようもない。
「まぁ静が言うなら認めてあげましょう♪」
まだニヤニヤ笑いをやめないでこっちを見てる。
823名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 01:14:07 ID:UzZEj0Xt
…私以外の人にこういう無防備な顔とか見せているのかと邪推、ちょっと複雑な気分になってしまう、
って、
もう、これじゃ私まるで乙女みたいだ。
「あーはいはい。相々傘でもなんでもいいから、もうちょっとだけ離れて貰えるかなー?これじゃ私たちどっちも濡れちゃうよ。」
そういって仁美を少しだけ引き離した。照れくさかったし、なによりもやっぱ体に悪い。…嫌ではないんだけどさ。

すると仁美は文句をぶつぶつ言いながら、私の引き離した距離どおりに歩き出した。
とはいっても、その距離三センチにも満たない。

「静のけちー。おデコー。」
「はいはい、文句言わないの。…離れてしんじゃうわけじゃないんだからさ。」
「静とは何時も一緒に居たいんだよ?もう分かってないんだからぁ!」
仁変にエロボイスを使ってくる、なんで今日みたいな気持の日に限ってこんなに絡んでくるんだ、こいつは。
「ふーん。じゃぁ麻美ちゃんとは?」
こうやってとりあえず自分をガードしておけば、動揺せずに済むってことを私自身良く分かっている。
「うっ…麻美子は例外だって知ってるでしょ、」
そんな軽口をたたきながら目的地のパスタ屋に相合傘で二人並んで歩いた。
仁美は麻美ちゃんにめっぽう弱いのが、酒の次くらいの弱点だと思う。

824名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 01:14:45 ID:UzZEj0Xt
昔はどんなにいちゃいちゃしていても平気だったのに、何時から私はこんな風になっちゃったんだろう?
そんな事をぼんやりと考えていたら、仁美が唐突に話しかけてきた。

「なーんか最近私たち一緒の現場減ってるよね?」
「えっ、あ、うん。そうかもね。
まぁ、でもうちらの場合そんくらいで丁度いいんだって。仁美さんも愛人達といちゃつく時間が欲しいでしょ。」
「お、それはヤキモチというものかな?静?んー?」
「むむ今さらヤキモチなんてやきませんよーだ。仁美さんの古女房な時点でそんなの覚悟してるもんね。べーだ!」
「いってくれるね静さん。旦那様は古女房の事をこんなにも愛していると言うのに!伝わらないものだね」

「ん、なっ…!!」
一気に体温が上がる。なんでこいつは私の事を惑わすようなことばっかり言うんだ。
おもわず歩みが止まる。
825名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 01:15:54 ID:UzZEj0Xt
「ん?どったの静?」
きょとんとした顔でこっちをみてくる仁美。
ああそうか、軽口で流せない私がダメって事なんだな。

「…や、いやいや、それ位の事はわかってるから大丈夫だよ仁美。」
「本当にぃ〜??」
「だってね、そうじゃなかったら好き好んで一緒にご飯食べに来たりしないでしょうが」
「まぁそうだけどさ、たまには愛の確認ってことで」
「ほんとにまったくもう…」
「そうやって真面目に返してくれる静さんも好きだなー」
「だから又そうやってからかって…!!」
「ほら、やっと着いたよ、とりあえず中はいろっか、」
「誰のせいで着くの遅れたと思ってるんだか。」

ああもう来るだけでぐったりだよ…。

「……でもさ。」
唐突に口をつく仁美、

「でもさ、さっきからの静なんとなく元気なかったからさー。もう元気になったみたいで良かったよ!」
「へ…?」
「思いつめた顔してたの!ほら、もう濡れるから入ろ?」
そう言ってぐいぐいひっぱる仁美、
「あー…うん。確かにちょっと元気になったわ。」

826名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 01:16:42 ID:UzZEj0Xt

あほな事ばっかりやってるように見せかけて、実はちゃんと気を使ってくれている。
見ていないようでちゃんとみていてくれる。
だから私は仁美の事が、
だから、



「仁美さん!」
「何?」

「なんか、ありがとね。」

「?唐突になに?どうしたの?」
小首をかしげながら店のノブに手をかけ、突然の感謝の言葉に照れ笑いを浮かべている私のいとしい人。

「なんでもないよっ、店はいろっか!」





私じゃ、ありがとうで精一杯、
感謝の言葉でしか気持ちを伝えられなくたって、いいんだ。
古女房と旦那、この関係でも、まだ大丈夫だから。

827名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 01:19:25 ID:UzZEj0Xt
以上でした。
タイトルは「距離」


なんだかんだいっててもやっぱりなばいとがジャスティスです。
ではお目汚し失礼しました
828名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 01:25:09 ID:rVIun3sQ
>>827
GJ! こんな時間に神に遭遇するとは、やっぱりなばいとはいいなあ
最近不足していたなばいと分が補充された

しかし最近ラジオで御前の話題がよく出るな、主にセクハラ報告だけど
業界で公認になってきているが、誰か止めなくていいのかw
829名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 14:40:41 ID:R7y0hxWB
>>827
GJ!!
普段のセクハラ大王っぷりと違って、乙女で萌えるw
830名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 20:21:34 ID:klzYC76J
>>827
GJ!
なばいとはジャスティス!!
831名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 20:45:48 ID:Al39+QIY
GJ!
けどルールはちゃんと守ろうな。最近1読んでない人多い。
832名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 21:04:22 ID:KbFyELzj
最近っつってもこの前にSSが投下されたのはいつだよって話だけどな
833名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/25(月) 21:08:35 ID:qS8VrAW7
1年以内は最近
834 ◆JwhduMDsCM :2009/05/25(月) 21:28:23 ID:yHHb8W6O
827だけどもすっかりトリップの事忘れてたごめんよ
一応トリップつけとくな
835名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/27(水) 03:34:52 ID:ZE0oAD73
なばいとがジャスティスの人は実は多いはずだ!

所で久々に夫婦の絡みがあったわけだが
あれはブログをみて心配した御前がメールをして元気を出させようとしたんだよな?
836名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/28(木) 23:02:56 ID:zVqNe18o
GJGJ!
なばいと分補給完了
837名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/05/29(金) 17:56:41 ID:xM38DcEX
>>819
亀だけどナカマナカマ!
838名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/06(土) 22:47:17 ID:H1ib/asP
夕焼けが終わり夜の到来を告げる満月が昇ると麻美子の体が銀色に灯る。
麻美子の耳が変化し尖り、オオカミのような毛が生えてきた。歯も八重歯が尖って爪が伸びており、お尻のあたりからオオカミの尻尾が生えてきた。
麻美子が気ついた時には灰色の体毛に覆われて、まるで神話に出てくるような獣人女性となっていた。
人狼を覆う灰色の体毛が月明かりにより銀色に輝くように見えると、麻美子はスッと二本足で立ち上がり綾子を人の掌の形を残したまま体毛に包まれた前脚で抱きとめてそのまま口づけをした。
839838:2009/06/06(土) 22:48:16 ID:H1ib/asP
スレ違いした。一応、モデルは……なんだけどここ向けじゃないので。
840名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/07(日) 13:52:25 ID:E+keSDoK
一応、川澄×能登になっているのか?
誤爆するくらいなら、こっち向けのネタをGive me yuri!
841名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/08(月) 12:54:45 ID:W3p9vsqE
誤爆…なのか?w
842名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/08(月) 13:39:40 ID:bjHRGOpX
読んでみたい設定はあるのに自分じゃ
それを生かして文章に起こせない自分が悔しい
843名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/08(月) 15:14:53 ID:xKv155Y/
>>842
やる前から不可能だなんて考えるな!!自分を信じるんだ!!
俺はお前を応援している!!
844名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/08(月) 21:08:54 ID:7HoO1R29
>>842
絵に起こせばいいんだよ
845名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/08(月) 23:20:49 ID:bjHRGOpX
>>844
小林・たかはし両画伯に勝るとも劣らない俺に絵を描けと…

絵を描くぐらいなら半年かけてでも文章を書くよ
846名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/08(月) 23:33:30 ID:4VB1dnjm
暇さえあればいくらでも書いてあげたいが如何せん余裕がない
それにしてもここんとこ余裕ないし萌えも足りん…
847名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/09(火) 17:33:22 ID:z3XCS8uc
SS練習中
発想が貧困な俺に誰か1〜2ワード程度のお題をくれ
848名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/09(火) 18:19:43 ID:gmWxy326
とりあえず試し書きでいいから書けばいいと思うんだ!
849名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/09(火) 18:26:45 ID:z3XCS8uc
>>848
個人スレには習作を何本か上げてるんだが、ネタが尽きてきたんだ・・・
というかSSの練習のためにも、他人からのお題あったらいいなと思って
850名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/09(火) 20:57:24 ID:Q/qqGJry
じゃあ、いつも素直になれないからたまには素直に好意を示そうとしたけど、
なんか向こうが空気読めてない行動をするせいで結局つれない態度をとってしまって
夜家帰ってから後悔する…みたいなんを頼む
851 ◆qwLOZtIV96 :2009/06/09(火) 21:23:11 ID:KBN9OxLB
あいぽん誕生日から1日遅れの藍朱投下。
需要あるのか…?

>>847
楽しみにしてます!
852つないで つないで ◆qwLOZtIV96 :2009/06/09(火) 21:23:54 ID:KBN9OxLB



『今日、空いてる?』

こんなシンプルなメールを送ってくるのはあなたしかいない。
ついつい笑ってしまう私、野中藍。

『仕事8時に終わるので、その後おうちにおじゃましますね♪』
こっちもあっさりしたメールを返信すると、私はラジオの収録のために
スタジオに向かった。

彼女らしいな、『誕生日だから会いたい』じゃなくて『今日、空いてる?』なんて。
今日は6月8日。
私の誕生日だから誘ってくれてるんだろうけど…ヘタレだなぁ神田さん。

まぁ、長い付き合いがある私達には無駄な言葉なんて必要ないですねー。
これだけで伝わるから大丈夫なんだ、きっと。



やっとラジオの収録を終えて、ケーキやメッセージカード、元たのDに貰った
ドンペリとかを抱えて電車に乗り込む。
ちょっと恥ずかしいけど、もうすぐあなたの家の最寄駅に到着。
顔がいつの間にかニヤけてもとに戻らない。悔しいな、もう!

電車から降りると、自然と早足で改札へと駆けていく。
「あ…」
改札の向こうに神田さんが見えた。
“仕方ないなぁ”という感じの顔をする神田さんのもとへ、改札を出て
一直線に進む。

「何で神田さん駅にいるんですか!?」
「だって、遅いから…」なんていう神田さんが可愛くてちょっといじめたくなって
「今でもDROPSのおかんのままじゃないですか!」って言うと
「藍ちゃん、懐かしすぎだよ!」とコロコロ笑ってくれた。

いじめてたのに、気づいてないなんて天然すぎでしょ!
853つないで つないで ◆qwLOZtIV96 :2009/06/09(火) 21:24:21 ID:KBN9OxLB
私の抱えてた誕生日プレゼントを神田さんが半分持ってくれる。

長い長い平凡な商店街通りにさしかかった時
「28歳おめでとう、藍ちゃん。」
そう笑顔で言う神田さん。
ムードなさすぎるよ、神田さぁん(泣)と思ったので反撃してみたくなった。

「さんまる歳の神田さんと2歳差になりましたからね!」
腹黒発動ですよ、覚悟してください?
「うーるーさーいっ!藍ちゃんウザイ!」
案の定スネる顔が見れました。
いい年した大人2人がキャーキャー、いや…ぎゃーぎゃー言いながら歩く。

神田さんの部屋に入って、玄関で先に言葉を発したのは私。
「ひっさびさですよねー?神田さん家来るの。」
「そうね…ってネギラジの半生ライブの練習以来だからそんなに時間経ってないでしょ?」
「2人っきりで、って意味ですよ。」
「…ッ…」
あーあ、神田さん黙っちゃった。

「あ、リオちゃんおいでー。ほら、神田さん部屋に入りましょうよ。」
「うん…」
「リオちゃーん、ご主人様玄関にずっと立ちっぱなしで困っちゃうねぇ。」

リオ、ごめんね。しばらくご主人様は私のものだから!
854つないで つないで ◆qwLOZtIV96 :2009/06/09(火) 21:25:27 ID:KBN9OxLB
そんなこんなで、やっと2人でケーキを食べ始める。


イチゴを口に入れる直前のところでフォークを持つ手を止める。
「そういえば、神田さんコアリズム始めたんですよね。」
「えっ…ゲホッ…」
「ちょっと、大丈夫ですか神田さん!」

む せ た らしい…

「いや、藍ちゃんって私のブログ見てたの!?」
「当然見てるに決まってるじゃないですか。」
「チッ…」
「あ!今舌打ちしたでしょ神田さん!」
「別にー…」
「CLANNADの4月のイベント後のブログで、私の無茶振りがどうだとか…」
「むぅ…だってぇ…だって、だってー!」
神田さん、可愛い。スネてるとこも、愛おしい。

「夜中にケーキ食べたら太りますよ。」
口では喧嘩になりそうなことを言ってみたけど、この可愛い先輩を抱きしめてあげる。
「うっさい!」
素直じゃないなぁ。そう言ってるくせに私の首に手を回してくる神田さん。
ツンデレだなー、うん。

次の瞬間、神田さんが私から体を話して呟く。
「今日は、藍ちゃんの誕生日だから…いいの。」

神田さん、他の人には絶対そんな上目遣いしないでくださいね。
その表情がみんなの心を乱していくんですから。

私だけの特権。誰にも渡さない。ううん、渡せないの!
855つないで つないで ◆qwLOZtIV96 :2009/06/09(火) 21:27:57 ID:KBN9OxLB
お仕事のことだったり、今日の誕生日のことだったり…1時間くらい話が
途切れることはなかった。
「じゃあ私、そろそろ帰りますね。」



「送ってくよ。」
自然にスッと立ち上がる神田さん。
「いいですよ、私を送ったら帰り道神田さんが1人になっちゃうじゃないですか。」
「ヤダ、送りたいの。」
「子供じゃないんですからー!心配させないでください!」

ぎゃーぎゃー言い合う。
お互い思い合ってるからこその口喧嘩。


でも結局ダメ、エサ袋を膨らます神田先輩には勝てません。
わがままだなぁ。

仕方ない。一緒に手をつないで、駅までまたいろんなこと話しましょう。



で、駅のホームまで送ってくれて。
その後夜道を1人で帰る神田さんが心配になって結局こっそり家まで
あとをつけたのはまた別の話。


これじゃ、私怪しい人じゃないですか!神田さーーん!
856 ◆qwLOZtIV96 :2009/06/09(火) 21:33:48 ID:KBN9OxLB
以上です!お目汚し失礼しました。
今回もブログとか参考に完成。

藍朱とかうりょ藍とか青二3姉妹は最高の癒しw
共感してくれる仲間はいるだろうか?
とにかくあいぽん誕生日おめ!

>>850
良いですねえ!

857名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/09(火) 21:43:41 ID:z3XCS8uc
>>850
良いシチュ示してもらえてすごくありがたいんだが、そいつはあんたの作品だ
>>851-856
GJ!萌えた!
858850:2009/06/09(火) 23:42:49 ID:Q/qqGJry
>>857
そうか、残念だ
859名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/10(水) 22:07:49 ID:h5K75tT+
>>856
GJ!そうそうあいぽんって神田さんには強気にでるとこあるよな!
青二三姉妹に癒されるとか、お前とはいい酒が飲めそうだぜ!!
860 ◆gqNkam1SwU :2009/06/11(木) 08:09:26 ID:SfDiHz/9
智ます分が足りなくなって来たので、なんとか自給自足しようとして失敗した結果の1レス小ネタ。
861考えチュー ◆gqNkam1SwU :2009/06/11(木) 08:15:26 ID:SfDiHz/9
考え事をしたい時。たかはし智秋ほど一緒に居るのに向かない相手はいない。
テンションが高い時なんて、なおさら。
こっちの都合などおかまいなしに、のべつまくなし、しゃべりっぱなし。

「あーもう。智秋ちゃん、うるさい」
「うるさいってなにYO、うるさいってー。ちょっとばっかし元気なだけデショ〜?」
「だから、それがうるさいんだって。少しは口閉じてらんないのか」
「にょほほ〜♪ じゃあ、真澄がァ、塞いでみるぅ? なーんつっ……」

…………。

智秋ちゃんがポカンとした顔で、わたしを見返してくる。

「……なんだよ。塞げって言ったのそっちじゃん」

バーカ。そうそう毎回その程度で動揺してあげますかってーの。
……と思ったけど、やっぱりちょっと恥ずかしくなって来たので逃げようとしたら、指をつかんで引き止められた。

「……ずっと塞いどかないと、アタシまたしゃべりだすよ? いいの?」
「……それはちょっと、こまる」

…………。

──智秋ちゃんは大人しくなったけど、これじゃやっぱり考え事なんて出来ないんじゃあ……。

酸欠気味でぼんやりしてきた頭で、気がついてしまった。


智秋ちゃんもバカだけど、わたしも相当バカだ。
862名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/11(木) 10:41:28 ID:iJz5Gx9K
863名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/11(木) 10:43:29 ID:iJz5Gx9K
>>860
朝からGJ!
貴方の書く智ますは読んでるとニヤニヤし過ぎてヤバい
いま講義中なのにどうしてくれるw
864名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/11(木) 11:05:10 ID:0eWUxDdC
>>860
智ますキター!!
先週のアニスパで智秋の話題になった時、相変わらず嬉しそうにボロカス言う浅野さんにワロタw
そして「直接本人に聞いてみます!」でニヤニヤしたww
865名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/11(木) 20:43:39 ID:trvjvNgm
>>864
kwsk頼む
866名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/11(木) 21:30:25 ID:OfgnXEjY
>>861
いいのきた
867名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/11(木) 21:43:27 ID:UtaT0Ftd
>>865

(「アニスパ!ニュースデスク」のコーナーにて)

浅野 : 「ヤッターマンの劇場アニメが、 (中略) 子ども達にアフレコ指導するのが、あの! エロカワ声優こと、たかはし智秋さん。
      子ども達がセクシー姉さんに、一体どんなリアクションをするのか、今から注目を集めています」

浅野 : いや、確かにさ……。
鷲崎 : 止めましょう、止めましょう!w
浅野 : 確かにね? 子ども目線で見たら、智秋ちゃんが演ってるオモッチャマくん? あの、ロボットいるじゃん。
鷲崎 : そうだね。
浅野 : が、確かに一番適任だよ?
鷲崎 : オモッチャマくんに、やってもらうのが一番いいよねー。うん。
浅野 : 一番適任だよ? でも、オモッチャマくんの中の人は、雌豹だからね!?
鷲崎 : そうだねー……。
浅野 : エロビッチだよ、エロビッチ!
鷲崎 : wwwwwwwwwww
浅野 : でしょ?w
鷲崎 : ロボダッチみたいな言い方すんなw
浅野 : ロボダッチ・エロビッチだよww

鷲崎 : 人間だーから、友達だけど、たかはし智秋はエロビッチだw
浅野 : エロビッチw なのにぃ! これ、子ども達がはじめてさー、
鷲崎 : うんw
浅野 : なんていうんだっけ、男の子がさ、はじめて……、「カンツウ」?
鷲崎 : wwwwwww
浅野 : ちがうw カンツウじゃないw
鷲崎 : 姦通は、随分後!www 姦通は、随分後ですw
浅野 : なんていうんだっけ、そういうのw に、なるよね?
鷲崎 : 性に……w 「おかあさんなんかへんなかんじがするよ! おかあさんなんかへんなかんじがするよ!?」ってw
浅野 : って、なるよねぇ?w
鷲崎 : 言っちゃうよ?w 青い性の目覚めを、www
浅野 : そうだよね!w
鷲崎 : 智秋ちゃんwww だって、智秋ちゃん! あのカッコしてくるやろw いつも通りのw
浅野 : いつもの(半裸サファリパーク)、してるだろうねぇ!
鷲崎 : アホやからw
浅野 : はい、アホやからねぇw
鷲崎 : アホやからw 肌出っし出しのヤツw 着てくるやろw
浅野 : 胸の! 隠れてるトコと出てるトコロ? 隠れてるトコの方が小さいからね!
鷲崎 : 小さいっていうねw
浅野 : いつも臍も出てるしね。
鷲崎 : そうですよねw あの格好で来るやろうw
浅野 : うん。
鷲崎 : まず子どもは「!?」って怯えるよね。
浅野 : びっくりするだろうね。「あのおねえちゃん水着だよ? ママ」
鷲崎 : 「なんで海じゃないのにママ〜」ってw
浅野 : 「あとヒョウ柄だよママ〜。どーして? どーして?」
鷲崎 : wwwwwwww
浅野 : 「オモッチャマくんだからだよー」
鷲崎 : ねー、つってw 「ジューシー?」ってw 「ジューシーポーリー?」ってw
浅野 : そうだよねw
鷲崎 : って、言うんだぜ?w うわー、楽しみコレ、V回そうぜーw
浅野 : どうですか? 編集長、この記事。
鷲崎 : これね、続報が気になりますねw
浅野 : 気になるなー……、
鷲崎 : 続報って言うか、体験した子ども達のその後が気になりますねw
浅野 : そうですね。私直接このエロビッチに聞いてみます。「どうだった?」つって。


kwskって、こうですか?
868名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/12(金) 12:21:20 ID:g2QeAkfI
>>867
サンクス
聴けなかったから助かった
869 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/12(金) 14:11:58 ID:kg0DvlhZ
普段ROMってるだけなんだけど、SSはじめて書いてみた。
なばいとです。
エロオンリーで、空気読まない投下で本当にごめんなんだけど許して。
870 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/12(金) 14:15:57 ID:kg0DvlhZ
「ああぁっ……!」

びくり、と体を震わせて私は身体を仰け反らした。そのままぱたりと体をベッドに沈める。
私の体に倒れこむように覆いかぶさっていた仁美が、左手をついて起き上がった。私の中にあった右手の中指がゆっくりと抜かれた瞬間、身体がびくりと反応してしまう。

ゆっくりと瞼をひらくと、そこにはにやけた顔をした仁美がいた。

「足りない?」

そう言って唇に啄ばむようなキスを何度もしてくる。

「うるさいなあ」

そんなこと聞くなよ。
大人しく口付けを受けていたけど、恥ずかしくなってぷいと顔を背ける。

「相変わらず素直じゃないんだから〜」

そう言って仁美は私の両足の間に身体を割り込ませた。瞬間、下腹部に衝撃が走る。

「んっ……!」

びっくりして仁美の方に目を向けると、仁美は私のその場所に唇を寄せていた。

「ちょっ……!」

顔が一気に熱くなる。手を伸ばして仁美の頭を押しやるけど、指先とは違う生暖かいものがじかに触れて、手の力が抜ける。身体の奥から、とろっと恥ずかしい蜜が溢れてくるのがわかった。

871 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/12(金) 14:19:00 ID:kg0DvlhZ
「ここすごいよ?静」

言われなくてもわかってるっつーの。
敏感な部分に舌先が触れて、身体が何度も反応して、足の指がシーツをつかんでしまう。

「静本当にかわいい」

「やっ…あぁ」

口元を手の甲で拭い、体中にキスを落としながら、ゆっくりと仁美があがってきた。空いている手でそこをなぞる。仁美の指が突起を刺激するように、小刻みに動いた。その刺激とともに声が漏れる。

「あ、ああ、あぁ……ん」

「静」

「うん……?」

シーツに押し当てていた頬に仁美の右手が添えられた。頬をなぞられて、顔を仁美の方に向けられる。
唇が触れ合い、すぐに激しいキスに変わった。口内に舌が入り込み、歯列をなぞられる。
息を吸い込むと、舌がきつく絡め合わされて、唾液が注がれた。飲み込みきれなかった唾液が唇の橋から頬を伝っていく。仁美の背中にまわした手を滑らせ、仁美の髪を掴み、くちづけに夢中になった。
キスを堪能していると、仁美の指が入ってきて、全身に快感が走る。

「ああっ……!」

仁美の指が奥まで届くと、おとがいが天井を向いてキスしていられなくなった。

私の中に入っている指の動きが激しさを増し、仁美にしがみつく。

「やっ……!イクっ……!」

過ぎる程の快楽に支配されて、涙を流す。
その涙を唇で拭いながら仁美が耳元で囁いた。

「いきなよ」

その言葉とともに、仁美の指で最奥を刺激されて、頭の中が真っ白になった。
872 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/12(金) 14:20:21 ID:kg0DvlhZ
その後何度もお互いに求め合い、絶頂を迎えた。



こんなにお互いに求め合ったのはいつぶりだろう。久しぶりとはいえ恥ずかしすぎる。

私はくるりと寝返りをうって仁美に背を向けた。

「えーもうおしまい?」

「……もうってお前……何度やったと思ってんの?」

「え、8か、ぶっ!」

「言うな!」

裏拳をかましたら見事に顔にあたったようだ。仁美のうめき声が後ろから聞こえる。

「静ひどい〜」

「……手加減したでしょ?」

仁美の方に向き直って正面からぎゅっと抱きついた。
「でもちょっと痛かった」

「仁美が馬鹿正直に答えようとするからじゃん」

むー、と顔にあてていた手を私の腕に回してきた。私は満たされた心地で仁美の頬に擦り寄る。

「仁美」

「ん?」

「……好き」

その言葉に仁美の唇が笑みをかたどったのが分かって、悔しくなって仁美の唇に私のそれを重ねた。




おわり。


873 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/12(金) 14:24:11 ID:kg0DvlhZ
以上です。
お目汚しすみませんでした。題は「情事」でお願いします。
需要があったら書きかけのあみぺエロも完成させようかなと思ってます。
874名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/12(金) 19:30:55 ID:2oI0tCCy
>873
GJJJJJJJJ!!
これは良いwキスシーンが個人的にものっそいツボだw
なばいとは本当にいいな!

是非あみぺも完成させて上げてほしい!てかあげておくれ!
875名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/12(金) 20:38:04 ID:suahkS/C
>>873
GJ!そして乙です!
ぜひあみぺも!
876838:2009/06/13(土) 17:26:43 ID:JSiP07hK
>>841
一応こっちに入れる予定だったので
【獣人】【獣化】 百合・純愛出張所・1
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1131407926/
>>840
善処します
877名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/13(土) 18:30:31 ID:6eCgZl6C
>>867
865じゃないけど聴けなかったから嬉しい。
エロビッチww
878名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/14(日) 03:48:07 ID:0wZI/3Va
>>873

ぐっじょぶ!!!
素敵なエロをありがとう!!
やっぱなばいとはジャスティスだよな。
あみぺ、超読みたいです。一番好きなカプなんで。
投下待ってる!!
879名無し募集中。。。:2009/06/14(日) 04:52:52 ID:A7n5xwvL
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!! http://003.harikonotora.net/tv/src/3536-43.jpg
880名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/14(日) 04:56:51 ID:A7n5xwvL
外岡モード
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!! http://003.harikonotora.net/tv/src/3536-43.jpg
881名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/14(日) 05:08:00 ID:V4qDp3mK
>>873
GJ!!
これで初投下かよw嫉妬するわww

あみぺ・えりんごす・はらぬー・あさぽんアッキー・ひよしゅが
好きなカプほど書けないのは何故なんだぜ
ってわけであみぺ期待!
882873 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/14(日) 12:54:18 ID:fy2nGw+Q
こんなつたないエロSSにレスありがとう!反応あるとやっぱ嬉しい。
ほんとに初だったから緊張してたんだ。なばいとはジャスティス。

>>838
是非こちらにも!期待してる!

>>881
すげえわかる。好きなカプは思い入れがありすぎるせいかうまく人物を動かせないんだ。俺の場合はなばいとが一番なんだが、うまく書けなくて凹む。


にしても、三沢さん、ショックだわ…ご冥福をお祈りします。三沢さん崇拝してた御前なんてもっとショックうけているんだろうな…。なばに慰めてもらいたいわ。
このシチュで、、またなばいとSSのプロットが思い浮かんでしまった俺はもうだめだorz不謹慎きわまりない。

さて、まだ色々書き途中なんだが、あみぺ投下します。

二人が付き合ってるのが前提で、京都に旅行に行ったときのことをイメージしてくれ。かなり長くなりそうだから、とりあえず区切りのいいところまで投下する。

ねつ造妄想設定がすごいんだけど、お許しくだされ。

883京都旅行一日目 side sanpei 1/3 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/14(日) 12:57:07 ID:fy2nGw+Q
車窓を流れる風景が、無機質な建物からいつのまにか自然な風景へと変わっていた。京都までたった2時間半しかかからないなんて、新幹線は本当に文明の利器の結晶だと思う。

天気は良いとはいえない空模様で。
いつもだったら憂鬱な気分になるような、そんなどんよりとした灰色の雲が空一面に広がっている。

そう、いつもだったらきっと。

けど、今日の心の空模様は、なかなかどうして晴れやかだ。

「ぺー!」

「なんだよ」

「旅行楽しいね!」

「いやまだ現地にすらついてないじゃん」

「プチ修学旅行だよね!」

「そうだねー」

超ご機嫌な小清水を横目に気のない返事を返すけど、私の顔もさっきから緩みっぱなし。
窓枠に肘をつけた左手に、口を乗せてこっそりとにやけてる。こんな顔、小清水に見られようものなら何言われるか。

「ちょっ、ぺー!反対側富士山!!」

「お、マジ!?」

「でも、てっぺんが曇ってて見えないね……ぷー」

「あーほんとだ残念。でも写メっとこ」

時折大きく揺れる振動でぶれないように腕を固定させる。反対側の窓に携帯のカメラレンズを向けると、ずささっ!と音がしそうな勢いで小清水が前に回り込んで来た。
ピースサインで満面の笑み。

「……ちょっと小清水さん」

「はい!チーズ♪」

「いやチーズじゃなくて、超邪魔だっつの」

「えー富士山と一緒に映りたい!」

「小清水は後でさんざん撮ってやるから今はのけ」

「けちー」

しぶしぶといった感じで小清水が座席に腰をおろした。
写メのシャッター音とともに、液晶画面に富士山が映し出される。

心の空模様が晴れの理由。

小清水と付き合うことになってから、初めての旅行。

この3泊4日の京都旅行が、色々な意味での「初めて」の旅行になるとは、この時は知る由もなかった。
884京都旅行一日目 side sanpei 2/3 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/14(日) 12:59:03 ID:fy2nGw+Q
「「寒っ!」」

新大阪からJRを乗り継いで、ユニバーサルシティ駅に降り立つ。冷んやりとした空気が身体にあたって、第一声が見事にハモった。思わず顔を見合わせて、互いに吹き出してしまう。
遠くから聞こえてくるにぎやかな音楽に、テンションがあがる。

「さーんぺーいちゃん♪」

「……断る」

「まだ何も言ってないのにー!」

「あんたがそんな風ににやにやしながら言うことはろくなことがない」

「手ぇつなご!」

「だが断る」

「恋人つなぎしよーよ!」

ぎゃーぎゃーうるさい小清水を無視し、ジャケットのポケットに両手を突っ込んで早足で歩く。人もそこそこいるし、そんな恥ずかしいこと誰がするかよ。
USJに向かって歩いている人たちは、そっちに意識が向いて、周りの人の様子なんて気にしないだろうけど。

歩きながらちらりと後ろの小清水をみると、すごくしょぼんとしていた。耳と尻尾がうなだれている犬みたいに。

――ったく。手をつなぐくらいで。

「……小清水」

「……んー?」

ぴたりと歩くのをやめると、すぐ後ろを歩いていた小清水もならって立ち止まった。
小清水の顔を見ないようにしながら右手をとりあげる。

「ぺ!?」

頭上から動揺したような声が聞こえる。つかんだその手をそのままぐいと、私の左手と一緒にポケットの中につっこんだ。あまり広くはない私のジャケットのポケットの中で、もぞもぞさせながら小清水の指と私のを絡める。

ぽかんとして間抜け面を披露している小清水に一瞬目を向け、再び歩き始める。手を引かれた小清水もはっとしたように慌てて歩き始めた。

「……ああ〜さびいなあ〜」

照れ隠しのためわざとらしくそう言うと、ポケットの中の小清水の手に、ぎゅっと力が込められたのがわかった。

「さびいね〜」

照れたような、嬉しそうな小清水の声がくすぐったい。

――USJに入るまでだかんな。

さっきよりゆっくりとした足取りで、入場ゲートへと向かった。
885京都旅行一日目 side sanpei 3/3 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/14(日) 13:06:33 ID:fy2nGw+Q
USJで思いっきり楽しんだ後、京都祇園まで移動してホテルにチェックインした。
部屋は特別広くはないけれど、落ち着いた色合いの壁紙やカーテンが、優しい雰囲気を作り出している。

ドレッサーのイスの上にバッグをどすりと乗せて、ベッドの上に倒れ込んだ。

「ふーっ」

口から息を大きく吐き出す。楽しかったけどさすがに疲れた。横になっていると自然と瞼が落ちる。

スパイダーマンで二時間も並んだけど、もう一回乗ることができてラッキーだった。

スパイダーマンが素早い動きでビルからビルへと飛び移る。臨場感あふれる映像が瞼の裏に映し出されて、縦横無尽に疾走していく。上下左右が分からなくなるような感覚に、今でも身体がふわふわする。

頭の中がUSJの映画の世界でいっぱいになり、余韻に浸ってしまう。仰向けにごろりと寝そべると、何かが私の上に倒れ込んできた。

「ぐえっ」

現実世界に意識が引き戻される。
目を瞑っていて衝撃を予想できなかった私の口から、潰されたカエルのような声が出た。

……『何か』なんて、決まってる。

「ぺーカエルみたい」

頭の上からクスクスと小清水の笑い声が聞こえてきた。

このやろう。

目を開けるのもおっくうで、目の前にいるであろう小清水に向かって言葉を投げかける。

「小清水」

「……なにー?」

「……重い。キモイ。死ね」

「ひーどー!ぺのトリプルコンボ痛い!」

「うるさっ!」

耳元で聞こえるでかい声に、思わず眉をひそめた。
だけど、充足感に満ちていた私は小清水の笑いにつられてぷっ、と吹き出す。
最初はクスクスと笑っていただけだったのが、そのうち互いに声を出して笑い始めた。ひとしきり笑ったあと、上からまた小清水の声が聞こえてくる。
「ぺー」

「うん?」

「来れてよかったねー」

「まあ、うん」

「ぺー……」

「ん」

「三瓶ちゃん」

なんだよさっきから。

目を開けてそう言おうとした私の言葉は、喉に引っかかったまま出てこない。

小清水の表情に、すべての言葉が奪われた。

そこには、いつになく真面目な表情をした小清水がいた。

濡れた瞳と目が合って、逸らす事ができなくなる。思わず息を呑む。喉がごくりと音を立てたのが自分でも分かった。
つい直前までは、いつもの小清水だったはずだ。

小清水の顔が近い。と思った瞬間、顔がぼやけ、唇に柔らかいものが触れた。
小清水の髪からシャンプーの香りがふわりと漂って鼻をくすぐる。キスを知覚して、全身が沸騰した。
ため息のような吐息が漏れ、唇はすぐに離れていく。
「……奪っちゃったー」

いやん、とか言いながら私の上から起き上がる小清水。両手を顔にあてて恥じらう格好を見せる、いつも通りの小清水に安堵感を覚えた。

「いやそれ可愛くないから」

自分の心臓の音がうるさい。上体を起こしてベッドに腰をかけ、小清水につっこむ。

私がベッドに腰をかけたと同時に、小清水がするりとベッドから降りた。

「私トイレ行ってくるね!ちょっと休憩したら夕飯食べにいこ!」

「あ、ああ、うん……」

突然の行動に戸惑いを覚えつつ返事を返すと、小清水はこちらを見ずにトイレへと歩いていった。
離れていく小清水の背中をぼんやりと眺める。暴れる心臓の音がまだ聞こえる。顔が熱い。

小清水とキスをしたのはこれが初めてじゃない。

けど、

「なんだよあの表情……」

今まで見たことがないような、真剣な表情。こわばっているようにも見えた。

直前まで、いつもみたいな言葉のやりとりをしていたはずだ。つい直前までは、いつもの小清水だったはずだ。

さっきとまったく同じことを頭の中で考える。

そっと自分の唇を中指でなぞった。

「なんなんだよ……」

ひとりごちた言葉は、誰の耳にも届かず消えた。
888873 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/14(日) 13:13:13 ID:fy2nGw+Q
今日はここまで。遅筆だから次の投下はちょっと後になるかもしんないです。
他のSS職人さんは気にせず是非是非投下しまくってください。

失礼しました。
889名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/14(日) 14:42:48 ID:H6/Ew7T7
>>888
GGGGGJJJJ!
ぺsideがあるってことはあみっけsideもあるって考えていいですよね?
お待ちしております!
890名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/14(日) 15:36:41 ID:yelZiTY5
>>888
GJ!!あみぺはいいね。純粋な気持ちに戻れるww

さて、良いもの読んだら書きたくなるのは世の常だよな
>>881あたり埋めてみたいが、ここ保管庫あるから怖くて上げれないチキンな俺
891名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/14(日) 16:15:56 ID:RBnnfZf/
>>890
載せてほしくない場合はそう言えば大丈夫
892名無しさん@ローカルルール変更討議優中:2009/06/14(日) 16:42:50 ID:AopdPDsf
あみぺGJ!こっから色々始まっていくって期待してもいいんだよね?

しかしなんだ
最近神が多くてニヤニヤとまらんw
893名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/15(月) 00:07:17 ID:8NyvmdcT
会話文だけのSSもどきって
トリップつけた方が良いかな?
894名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/15(月) 01:37:13 ID:THVou3fT
>>893
前にもそんな話あったな。
個人的には、1レスくらいのはつけなくていいと思う。会話文だけの妄想とかネタは
トリップなしくらいの感覚のほうがハードル低くて投下しやすいかな、と。
会話文だけとしても、何レスも使うならトリップつけてほしいかな。

トリップ付けが基本ルールとしてはあるけど、気軽なSSもどき投下がトリップつけるつけない問題で遠慮されてしまうのが
一番よくないと思うのでちょいと真面目に語ってみたw
他の人の意見も聞きたいところ。
895名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/15(月) 01:47:19 ID:bEqnEPL8
>>894
全体的に同意
長かったり、シリーズものだったら付けた方がいいが
小ネタは気軽にどんどん書いてほしい
ただ1レスのネタに、前書き・後書き・レス返しとかが付くのは微妙かな
短いネタはスルーされても泣かない、の精神で書こう
896名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/15(月) 16:17:58 ID:wO96TU7G
後からアレ書いたの俺俺と自己主張するくらいなら最初から鶏付ければいいと思うけど
ネタだけならそこまで気にしなくてもいいと思う
鶏はNGと保管所の都合だろ
897名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/15(月) 23:30:04 ID:8NyvmdcT
なるほど
ってことは、長い場合は会話文でもトリップつけた方が良いけど
そんなに神経質にならずに投下しちゃってもいいってことかw

何度も出てくる質問なら
次>>1とかに書いておいた方が良いかもだな!
898名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/16(火) 01:19:21 ID:xGLqU56u
>>896
NGは成りすましを防ぐためでもあるよ
899名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/16(火) 07:14:14 ID:eb7Oujfg
うりょっちと伊瀬さんのブログのあの写真は一体…
くっそなんでなばいとってあんなに色々やらかしてくれやがるんだw
900名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/16(火) 16:28:30 ID:85VZDply
ひよしゅがは早く結婚すべき
901名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/19(金) 02:52:48 ID:mVSrJe9M
サイトとかの使い回しって載せてもおk?
902名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/19(金) 03:02:44 ID:hN+nI/RU
>>901
個人的にはおk、というより歓迎する
ただサイトバレするかもしれないぞ
あと特定カプのSSを、何本も何本も連続投下するのは無しな
他の人が書き難くなるだろうから
903名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/19(金) 03:05:53 ID:A0XZhxSx
>>901
公式とかの転載ってことか?それとも自貼り?
他人のサイトの勝手に使うんじゃなければいんじゃね?
904名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/19(金) 08:04:27 ID:RZPMMtgQ
>>902
下2行は余計だw
特定カプしか書けん作者とかどうしろとw
905名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/19(金) 08:26:12 ID:wVw7iEY9
>>904
自分は902じゃないが、余計ではないんじゃないかな
今までも、同じCPの小説が続くと荒れやすかったと思う
特定CPしか書けないなら、他の人の他CP小説が投下されるのを待ったり、
2週間くらい投下間隔を空けたりすればいいのでは
906名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/19(金) 09:14:41 ID:RZPMMtgQ
>>905
同じCPの小説が続くと荒らすほうがどうかしてるとしかw
907名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/19(金) 10:10:46 ID:A0XZhxSx
どうかしてるヤツが荒らすんだから、対処のしようがないと思うけど
でも書き手がそんなにいるわけじゃないし、個人的には同じCP続いてもいいと思う
908名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/19(金) 13:41:15 ID:UHGXecjb
書く方は例え同じCPの作品でも数多く投下された方が投下しやすい雰囲気になるけど、
同一CPが続くとイチャモン付ける馬鹿が沸く可能性が高まる

いかんともしがたいねえ……
909名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/19(金) 13:44:16 ID:V8zdT9ia
>>906
何本も何本も連続でって書いてるだろ
サイトの作品全部載せる勢いで投下するなってことじゃないのか
910902:2009/06/19(金) 14:02:36 ID:hN+nI/RU
言い方悪くてごめん>>909みたいなことを言いたかったんだ
昔一人で何レスも使って、スレ立ても適当にやった人が居たとき空気悪かったから(Part3〜4あたり)
投下し難い空気にしてすいません
911名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/19(金) 18:02:23 ID:7nudqyoe
実際SS書くとなると話し方やら色々知ってないと書けないし
ある程度決まったカプしか書けないのは仕方ないと思うのだけど。
2次元とかなら同一作品内のカプ色々書いたりはあっても
912名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/19(金) 19:04:52 ID:A0XZhxSx
>>901
俺はお前のSSを正座して待ってるぜ!!!
913名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/19(金) 19:41:58 ID:6POG+e4o
>>901
のせてもOK。むしろ投下して下さい!
初めてだったら>>1を読んで、投下前にCP表記してくれる読む側は助かるかも。
まぁ、俺はどのCPでも大歓迎だがw

914名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/19(金) 20:43:23 ID:fZQNB2Dk
>>908
アホが沸くのは特定のカプだけだから大丈夫だよ…
915名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/20(土) 00:22:56 ID:1er+IS9K
荒れるのはカプ人気もあるけど一部の書き手の責任だろ
916名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/20(土) 02:42:25 ID:FDBy+oGb
よっしゃ、もう揉めるのはここまでだ!
投下してくれる作者さんは、ほど良く出来るだけ空気を読んで…って事でいいじゃまいか!

じゃあ>>901のSSを正座して待とう!!
917 ◆gqNkam1SwU :2009/06/20(土) 05:16:55 ID:fjzy6AGe
この流れにドッキドキしながら投下。
智ます。
冗談のつもりで口にしたことが、

「ねェねェ、真澄ぃ」
「うん? なーに、智秋ちゃん」
「アタシとお金、どっちが好き?」

思いがけず、面倒な事態を招いてしまうこともある。


*****


――これはこれで、却って静かでいいかもしれない。

そんな風に思って、いったんは無視を決め込んでみたものの、結局背後が気になって、集中なんかできやしない。
我慢比べに負けたような、ちょっと悔しい気持ちで、わたしはため息とともにパソコンの電源を落とした。

「……ねー、智秋ちゃん。いいかげん機嫌なおしてよ」

ベッドの上、膝を折りクッションを抱えて丸くなっているカタマリ。
表情こそ隠れて見えないものの、それはもうわかりやすく、全身で「拗ねています」と訴えかけてきている。
なんだか、しょんぼりと伏せられた尻尾と耳まで見えてきそうだ。

「………………」

相変わらず、返答はなし。
さっきからこの調子で、ずーっとだんまりを決め込んでいるのだ。

――そう、あの智秋ちゃんが、だ。

3秒黙っていられないでお馴染みの、あの智秋ちゃんが。
句読点のないマシンガントークでお馴染みの、あの、智秋ちゃんが。
眠るときすら歌い踊りながらでお馴染みの、あの! ……いや、それはさすがに言い過ぎか。
とにかくそんな人が、かれこれ20〜30分ほど前から、黙り込んでいるのである。

まあ、とは言え、普段の言動から察するに、智秋ちゃんが1時間黙ってたら死ぬ病気かなんかに罹っていることは明白だ。
このまま放っといても、だからおそらくそろそろ限界を迎えるだろうとは思うのだけど……。
それにしても、この記録。
『たかはし智秋最長沈黙時間』としてギネスに申請したら通るんじゃないだろうか。

「……あれって、登録されたら賞金とか出るんだっけ?」

思わず漏らした呟きに、目の前のカタマリがピクリと反応した。
……しまった。
このタイミングで口にすべき内容ではなかった。

あんのじょう、ゴロリと転がってわたしに背を向けるカタマリ。
「真澄の発言で更に気を悪くしました」ということを如実に表した、とてもわかりやすいアクションだった。
智秋ちゃんは、わかりやすい。
わかりやすいけど、この状況は、正直言って面倒くさい。
これで全くわたしに非がないのであれば、完全に無視して放っておいてるところ。
そうしないのは、まあ、確かにわたしもちょっとマズッたかなーと思っている部分があるわけで……、


*****


「あの、智秋ちゃん? 今なんて言ったの?」

聞こえてはいたのだが、あまりにも唐突過ぎるその質問の内容を理解することを、脳が拒んだ。

「だからぁ、真澄はー、チアキとお金、どっちが好きナノ?」
「はぁ?」

残念なことに、わたしの耳はいたって正常に機能していたらしい。
だから、わたしは極力真面目な表情を作ると、そのトンチンカンな質問に相応しい答えを叫んだのだ。

「そんなの、お金に決まってんじゃん!!」

――と。


*****


ちょっとした冗談のつもりだったんだけど、どうも智秋ちゃんにはそうは聞こえなかったらしい。
あの瞬間の、智秋ちゃんの顔ったらなかった。
とは言え、それを「真実味があり過ぎて笑えない」とか言われちゃうわたしも、それはそれでどうなんだ。
これはむしろ、わたしこそ腹を立ててしかるべき状況なんじゃないだろうか。
どうやら一度、智秋ちゃんの中の「浅野真澄」像というものについて、きちんと話し合いの場を設けるべきなようだ。

はぁ、と漏らした何度目かのため息に、いじけた声が重なる。

「どうせ真澄はチアキがいなくてもお金さえあれば幸せなんデショ」
「はぁ?」

やっと口を開いたと思ったら、一言目がそれかよ。

「休みの日だってパソコンばっか開いてちっとも構ってくれないし」
「う。いや、だってそれはさ、」
「金塊とアタシが一緒に沈みそうになってたら、真澄は金塊を選ぶね、絶対」

……なんか、今ものすごく話が飛躍しませんでしたか、お姉さん。
でもまあ、黙り込んでいられるよりかはマシかと、とりあえずその話に乗っかってみることにする。

「どんなシチュエーションなのよ、それは」
「なんかこータイタニック的な?」
「タイタニックにそんなシーンないっつーの」
「そんで真澄は金塊を千切れた板の上に残して暗く冷たい海の底へと沈んでいきましたとサ」
「……智秋ちゃんさ、実はわたしのこと嫌いでしょ?」
 
どうやら、金塊がローズで、わたしがディカプリオってことらしい。
智秋ちゃんはどこ行った。……ローズの婚約者とか? いや、それじゃ関係性がおかしいか。
割と思い入れのある映画なので、できればアホな改変を加えないで欲しいんですが。

「……だもん」
「え?」

いけない、いけない。
まともに相手をするのが馬鹿らしくなって、ついつい思考がずれた方に向かいかけていたようだ。

「アタシは真澄のこと大好きだもん!」
「……わたしも、智秋ちゃんのこと、好きだよ?」
「お金より?」

あ、そこに戻るのね。
はぁ……、やれやれだ。そんなの訊く方がどうかしてるって、いくら智秋ちゃんでもわかりそうなものなのに。
それとも、わかってても訊きたくなっちゃう、複雑な乙女ゴコロってやつですかね。

――仕方ない。相手をしてあげようじゃないですか。

確かにわたしも、ずっとバタついてて、智秋ちゃんにあんまり構ってあげられないのは、申し訳なく思ってはいたのだ。
そのかわり、こんな恥ずかしいこと、一回しか言わないからね。
心して聞くように。

「あのねぇ、智秋ちゃん」
「なにヨ」
「確かにわたしは、お金はすっごく大事だと思ってるよ」
「ほらやっぱり!」
「だぁから、そうじゃなくて。……わたしにとってさ、お金は『手段』なんだよ」
「Oh? ツール?」

おお、智秋ちゃんの考えずに感じる英語が珍しく合ってる。
そう、道具(ツール)だ。

「なんかやりたいこととか、挑戦してみたいこととかがある時にさ、お金がなくてそれが出来ないって、悔しいじゃん」
「んまぁ、ウン。そォかもね」
「わかる?」
「んー……、はんぶんくらい?」
「だから、要するにさ……、」
「YOするに?」
「お金があれば、それで智秋ちゃんと一緒に色々と、その、楽しいこともできるでしょ、ってことだよ!」

言ってる途中で気恥ずかしくなってきて、語尾が荒くなってしまう。
ああ、もう。変なこと言わせんな。
 
「……『一緒』に?」
「うん」
「チアキと?」
「……そうだよッ」
 
見る見るうちに、智秋ちゃんの表情が明るくなっていく。
智秋ちゃんは、やっぱりわかりやすい。

「機嫌、なおった?」
「なおった!」
「うわっ」

満面の笑みを浮かべながら飛びついてくる、見た目は雌豹、中身は犬ッコロの自称23歳。
おしりに、ぶんぶん揺れる尻尾がついてないのが不思議なくらいだ。
ぽんぽんと背中を叩いてやると、嬉しそうに擦り寄ってくる。
さっきまで、あんなに拗ねてたくせに。
現金――この流れだと、どうも馴染まないような気がする表現だけど――というか、単純というか。

まあ、智秋ちゃんさえ納得してくれたんなら、いいんだけどね。
……いちおう、本心だしさ。


*****


「ねぇねぇ、真澄」
「……今度はなに」

おっきな瞳をキラキラと輝かせ、間近から覗き込んでくる。
あれ? なんだか、嫌な予感……?

「でもサ、お金がなくても一緒に出来る楽しいコトもあるよね」
「うん?」
「あるデショ?」
「……まぁ、あるかもね」

仕方なしの肯定に、「んふふ♪」とアレな笑いが返ってくる。
……うん、智秋ちゃん?

「んじゃ、そういうわけで」
「……なに、この手」
「うん〜?」
「ちょっ、ちょ、智秋ちゃん? まっ」
「…………真澄は、嫌なの?」

…………うっ。

「……嫌じゃ、ない」

知ってるくせに。



Fin.
922 ◆gqNkam1SwU :2009/06/20(土) 05:24:20 ID:fjzy6AGe
以上です。
智秋を黙らせれば寒川考えなくてすむから楽だな、とか決してそんなことはごにょごにょごにょ。
そんなこんなで、ここまでお付き合い下さった方に感謝。

>>901
超待ってる。
923名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/20(土) 05:55:37 ID:9PWDtMox
>>922
GGGGJ!智ますってなんでこんなに萌えるんだろう
寒川の苦労は良く分かるww
924名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/20(土) 06:53:31 ID:TBGhowpc
>>915
いいや、そういうこというお前みたいな奴の責任w
925名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/20(土) 11:51:28 ID:VU2yeo2j
>>922
GJ!!電車の中でにやけてしまったw
寒川書くのは難しいよな…自分もかなり苦労した事がある


>>924
せっかく投下してくれた人がいたんだから
そろそろ蒸し返さない方がいいと思う
926名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/20(土) 14:39:48 ID:PB3tAcHr
>>922
GJ! この二人可愛すぎるwww
確かに智ますやあみぺは寒川・ウザ可愛さが書きにくいな
本人たちの言動が常に斜め上を行くからw

904=906=924だろ、スルー推奨
927名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/20(土) 15:51:47 ID:BBrrYqZb
>>922
GJ!何なんだこのバカップルはw
そういえば昔、智秋語が書けないって言ってた職人さんがいたなww
928名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/20(土) 17:01:00 ID:A6TGHAMp
>>922
GJです!さっき久々に覗いた某スレにあったツンデレ絵描き歌から
智ます成分を感じてたから何時もより割り増しでニヤニヤしたww
929名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/20(土) 17:06:25 ID:cHSqbD+g
>>922
智ますキタ!GJ!
智秋語ってむずかしいと思うけど、作者さんにはめちゃ自然に読めたぜ!
なんだかんだで甘い真澄に萌えるw
930名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/20(土) 23:34:33 ID:lFFuvQOO
>>922
超ニヤニヤしたwGJ!!
寒川はもうあきらめた俺もいるw
931 ◆JwhduMDsCM :2009/06/21(日) 20:23:45 ID:eVA/hC9Y
ちょっとドキドキしながら投下
前コメくれた人たちありがとう!

今のなばいとのブログの流れを捏造して無理やり繋げてみたw
932 ◆JwhduMDsCM :2009/06/21(日) 20:25:43 ID:eVA/hC9Y
今日は最後の仕事が仁美さんと一緒だったから、途中まで一緒に帰ることになった。
少しでも一緒に入れるのが嬉しいから、わざわざ各停に乗ってずっとおしゃべりをしていた。

「今度さ、ゆかちゃんが産休終わったら三人で一緒にまた箱根とか行こうよ。」
「行きたいねー。あ、でもゆかちゃんも中々落ち着かなさそうだけどね。二人だけでおもいっきり遠い所とか行ってもいいよ?」
「あ、そっか。そうだよね。二人だけかぁ。…じゃあさ、思い切って海外とかいいんじゃない?」
「あ!それいいね!どこ行きたい仁美さん?」
「えーっとね、私はゆっくりのんびりできるところがいいかなぁ。静は?」
「私は…うーん。えっとぉー」
「まぁ、実現できるとしても先の話だしね。」
「パッとでてこないわ。ゆっくり考えておく方向で良いかな?」
「うんうん、ゆっくりで良い良い。」
「でもめっちゃ海外いいね。」
「行きたいなぁー。夏のあっつい所とかいいかも。」
「夏はいいね!静の太もも見放題!」
そういって窓の外に向けていた身体を私の方にむけて、ショートパンツの下の太ももをちょんちょんとつっついてきた。
「ちょっとぉ、くすぐったいって。」
「んんー。静の太ももは目の保養になるねぇ。」
「お前はおっさんか!」
「何を今さら言ってるのかね静さん♪」
933 ◆JwhduMDsCM :2009/06/21(日) 20:26:12 ID:eVA/hC9Y
そう言って人差指でなぞり出す仁美さん。
私は声をひそめて、

「ここ、電車なんですけど?」
「此処じゃなかったら良いのかね?」
「ば、っかお前!」
「別に、何時も現場でしてるような事じゃない、過剰反応しなくてもいいのにね。」
私の反応を見て、そう返してきた。
仁美はニシシと笑い、人差指をおとなしく太ももから離した。
と、同時に電車のドアがあく。私たちは身体をすっとそらして乗ってくる人たちを通した。

そして、仁美が私の方に顔を向けた。
「あのさ、土曜日のお泊りの事なんだけど…」
申し訳なさそうな音色とシリアス顔、これはぶすったれたときの声のトーンによく似ている。
934 ◆JwhduMDsCM :2009/06/21(日) 20:27:38 ID:eVA/hC9Y
「…ひょっとして、仕事はいった?」
「ごめんっ!本当に急なの!」

そう言って両手を顔の前で合わせ、目をつぶって謝る仁美。
これでもう連続2回目のお泊り中止だ。
「……ま、別にいいけどさ。しょうがないもんね。」
「本当ごめんね、今回こそ大丈夫だとおもったんだけど…」
「いいよいいよ、無理に予定開けなくってもさ」
「静となら何時でも一緒に居たいっておもってるんだよ?」
「お、ありがと仁美さん。私も一緒に居たいとおもってるんだよ?」
「ごめんねしず………ん?私は本気で言ってるよ!」
「へへへ、分かってるって。」

そういって私は仁美さんの頭を撫でた。
「ん…。またそーやって子供扱いしてさ…」
ぶつくさ言いながらもほんのり顔が赤くなってきた仁美。
こういう姿を見ていると、改めてこの人は可愛いなと思う。
こんな姿を見ていると、
たまには素直になってみるのも良いかもしれないと思えてしまう。
…思うだけだなんだけど。さ。

935 ◆JwhduMDsCM :2009/06/21(日) 20:29:54 ID:eVA/hC9Y
「仁美さんが可愛いからいけないんだと私は思うんだけどね。」
私はそっとなでる手を下した。
「いやいやいや。まず私は可愛くないから。」
「仁美さんは可愛いよ?」

私がそういうと、好きなものを貰えた子供みたいな、
そんな無垢な笑顔を仁美さんは浮かべた。

「ていうかね、静のそういう照れ隠しの方法が可愛いんだよね。
ごまかし方がまだまだ甘いぞ♪」
「……だから、そういう事をいうなって…」
褒めるのが照れ隠しって気が付いてるなら
わざわざ言わなくたってしなくていいのに。
こういう所をみてると、仁美は意外とSのような気がする…。


「へへへ。あ、もうすぐ静ん家の駅だよね?」
「え、あ。本当だ。もう着いちゃったんだ。」
「ん。ほぉ、『もう』?…そんなに私と一緒に居たい?」
「そういうんじゃなくて!もっと喋りたかったってだけだよ、」
「素直じゃない静さんも可愛いね♪」
「もう、からかうのもいい加減にしてってば!」
「おっと、静さん声おっきくなってるよ。しー、ね。」
「はーい。」
936 ◆JwhduMDsCM :2009/06/21(日) 20:30:46 ID:eVA/hC9Y
駅に電車がゆっくりとホームへ入っていく。土曜日のお泊り会延期もちょっぴり悔しいけど、この時間が終わるのもさびしい。
仁美と過ごしている瞬間は幸福でいられるって、単純なんだな、あたしは。

「んじゃ、今度は月曜だよね?」
「うん。…すぐ同じ現場あるんだからそんなさびしそうにしないの。」
「別にさびしがってるわけじゃないって。」
「じゃぁ何?」
「いや、もっと仁美さんと喋ってたいなって思っただけなんだけど…」
「……静ってほんとに可愛いことポロっていうよね。」
「…思った事いっただけだもん。」

電車が音を立てて開く。どうやらこのドアから出るのはあたしだけのようだ。
「んじゃぁ、また月曜ね。バイバイ」
そういってホームに降りたった。楽しい時間なんて本当に何時もあっという間なんだなって、かみしめてしまう。
「あ、静、忘れ物!」
「えっ?」
仁美が短く叫んだ。私はあわてて振り返った。

すると、

頬に柔らかくてあたたかい感触。
937 ◆jPpg5.obl6 :2009/06/21(日) 20:31:22 ID:eVA/hC9Y
「…へへへ、お休み、また月曜ね。」
仁美がそう言うと同時に、電車のドアが閉じた。
楽しそうにこっちに向かって仁美が手を振っている。
唇の押し当てられた、頬だけがやたらに熱い。

「仁美さんの馬鹿…」


帰り道は、次会った時にどんな仕返しをしてやろうかということで
頭がいっぱいだった。



―――――――――

これは後日の出来事だけど、

帰宅後すぐに仁美のブログをチェックすると私の事が書かれており、どぎまぎしてしまった。
金曜日は色々あって忙がしくてそれどころじゃなかったけど、
土曜日に、先日の事を思い出してぼぉっとしていたら、一日を無駄に使ってしまった。


仁美、次こそ私が仕返ししてあげるんだからね。

938 ◆JwhduMDsCM :2009/06/21(日) 20:35:43 ID:eVA/hC9Y
以上です。タイトルは『勝気』です

途中トリップミスってごめんなさい。タイムリーな話題って難しいw
長々と失礼しました。
939名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/21(日) 22:51:24 ID:hDyDWM+e
藍ゆうを書きたいが荒れそうで躊躇する俺がいる…
変なの沸いたら徹底無視すりゃいいのはわかってるんだけどさ
940名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/21(日) 23:04:55 ID:nSjp7x6+
>>938
GJ! この夫婦のブログは愛が溢れすぎて偶に直視できない

>>939
そういう発言が荒れる元
なにも言わずに投下する方がいい
941名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/21(日) 23:06:04 ID:uqAWVd39
>>939
藍ゆうはかなり歓迎なんだけどな。
942名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/21(日) 23:07:24 ID:lTnfvDUy
>>938
GJ!なばいとはガチ
2人でオランダに行けばいいのに

>>939
そういうこと書くと余計荒れやすくなるよ…
943名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/21(日) 23:39:32 ID:hDyDWM+e
すまん、失言だった。書けたら気にせず投下する。
その時はこっぴどい批評よろしく頼むぜ
944名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/22(月) 00:50:25 ID:LMWEMFzK
どんと来いだぜ
楽しみに待っとく
945名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/22(月) 01:42:08 ID:ksqFMglJ
>>938
GJ!この夫婦は現実が想像を超えるからすげーぜ!
ラブラブ空気に萌えた!

>>943
正座して待ってる!
946名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/22(月) 01:43:25 ID:hd+sNcBD
>>943
藍ゆう楽しみにしてるじぇ!
947名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/23(火) 00:34:26 ID:fRRbMGyb
以前読んでみたい設定はあるのに文章にできないと書いたものだが
なんとか書いてみた(導入部中の導入部だけですが)
智ます&チアキングスです
下手な文章を読みたくない方は読み飛ばしてください
948ダブル・ブッキング ◆TSU8c4znps9H :2009/06/23(火) 00:35:41 ID:fRRbMGyb
渋谷のハチ公像の右側

(遅いな…)

梅雨時の重たい曇り空を見上げていた

(せっかく私が2人の誕生日の中間ぐらいになるから2人っきりで誕生会をしようって誘ってあげたんだから早く来てよね!)


渋谷のハチ公像の左側

(まだかな…)

腕時計見つつ地面を見ていた

(オフの日が一緒だから買い物誘ったのに…まぁ今日は新しい水着を一緒に買いに行ってD有ることを認めさせてやるんだから!)


渋谷駅から出てきたバブリーな格好の女性

(ヤバいなぁ〜遅刻しちゃったよ〜)

焦りながらハチ公の像へ走っていく

「ごめ〜ん待った〜?」

「智秋!」
「智秋ちゃん!」

「いやさぁ〜電車に乗ったのはいいんだけどさ〜
出口でスイカだっけ?あれのお金がなくなっ・・・!?」

驚いて顔を見合わせる真澄と麻美
「「……」」
ただ呆然と2人の顔を交互に繰り返し見るしかない智秋
「You達な、何怖い顔してんの…と、とりあえずさっ・・・い、一緒にカフェ
に行コーヒーな〜んてね…」
「「…」」
「ゴメン」
微妙な雰囲気の中3人でカフェへ向かった
949 ◆TSU8c4znps9H :2009/06/23(火) 00:39:22 ID:fRRbMGyb
とにかくダブルブッキングでアタフタする智秋を見てみたいんです

乱文失礼しました
950888 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/23(火) 00:50:19 ID:Roc1q4kS
>>922
>>938
GGGJJJ!!!やべえ超うまい!ありがとう!
ああ〜顔がにやけた。今俺すげえ気持ち悪い顔してるわ。

888です。
遅くなりましたが『京都旅行一日目 side sanpei』の続き投下します。相変わらずねつ造設定すごいです。ごめん。

神降臨の後だと自分の文章のつたなさが際立って凹むんだが、生暖かい目で見守ってくれたら嬉しいです。

>>943
楽しみにしてます!
951名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/23(火) 00:52:13 ID:aq9HGU7d
ひょっとして、書き込めない?
500KBまでだっけ?
952京都旅行一日目 side koshimizu 1/8 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/23(火) 00:54:18 ID:Roc1q4kS
あぶない。

あぶなかった。

最初はただじゃれるだけのつもりだったのに。

両腕の下にぺがいて、私がぺを押し倒しているみたいな格好だった。
見慣れているはずなのに、目を瞑ったぺの横顔がすごくセクシーだった。
首筋から鎖骨にかけて覗く綺麗な肌に、くらりと目眩がした。

あの白い肌に唇を落として印をつけたら、ぺはどんな反応をするんだろう。

理性が麻痺しそうになった。
唇へのキスが、逆に理性を呼び戻した。
柔らかくて甘い感覚が酷く切なくて、現実を意識した。


ぺを襲いそうになった。

罪悪感。


四日間、ぺと二人っきりかあ。我慢できるかなあ私。

手を洗いながらため息をつく。

ぺは私の表情を見て固まってた。いきなりキスした私を、どう思ったんだろう。

流れる水と手を見つめて、ぺとの恋人つなぎを思い出す。

USJの入場ゲートに着くまでの間、ずっと恋人つなぎをしてくれた。
ポケットに隠れて外からは見えないけど、以前のぺだったら、人前であんなこと絶対にしない。

ぺはどんな思いで付き合ってくれているんだろう。

もともと一緒にいることが多かった私たちは、恋人同士になってもそれほど関係性が変わらなかった。
変わったことといえば、触れ合うことを許してくれるようになったこと。キスを許してくれるようになったこと。

もちろん二人だけの時だけど。

それだけでも夢みたいに嬉しい。
これ以上、求めるなんて、贅沢だよ。

ぺと一緒にいられるだけで幸せ。

蛇口をひねって水を止める。

こんな風な欲望を感じずにいられたら、どんなに楽なんだろう。
自分が酷く汚れているように思える。

排水口に流れていく水のように、私の心も洗い流せたらいいのに。

ぺは優しいから、最初は嫌がっても、もしかしたら受け入れてくれるかもしれない。
でも、ぺの嫌がることは絶対にしたくない。
ぺを傷つけたくない。
ぺに嫌われたくない。
953京都旅行一日目 side koshimizu 2/8 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/23(火) 00:59:41 ID:Roc1q4kS
ぺを襲いそうになった。

背徳感。


自分の左手の小指にはめられているピンキーリングを見つめる。

「ぺはこういうのも嫌なのかなあ……」

涙が出そうになって、慌てて目を閉じた。泣いているところを見られたら、心配されちゃう。

ぺが好きで好きでたまらない。

ぺが、大好き。




「ごめーん!おまたせー、マイワイフ♪」

ベッドの端に座って携帯をいじっていたぺがこちらを振り向いた。いつもどおりのテンションで帰って来た私の顔を、ぺはまじまじと見つめてくる。

「……そないに見つめられたら照れるやんか〜」

京都弁チックなイントネーションで話しながらぺを見つめ返す。

ーーうん。大丈夫。いつもの私だ。

しばらく私の顔を見ていたけど、ぺはふっと表情を緩ませて、携帯をたたんだ。うーんと伸びをしながらベッドから立ち上がる。

「はいはい。夕飯どこいく?」

ぺもいつもどおりの反応をする。さっきのキスの話題は出ない。

「えースルー!?今のは京都弁に突っ込みをいれるところだよ!」

「拾いづらいわ!ってか今のイントネーションで京都弁のつもり?」

「そうどすえ」

「……京都の人に謝れ。全力で謝れ」

ぺがたたんだ携帯をジャケットのポケットにつっこんだ。自分のバッグとルームキーを持つ。

「で、夕飯何食べたい?」

「私行ってみたいお店あるんだけど、そこでもいい?」

「いーよ。私場所分かんないから連れてってね」

「でもお店混んでるかなあ……時間的にも閉まっちゃってるかも」

「まーだめだったら適当に歩いてお店決めようよ」

「そうだね」

そんなやりとりをしながら、ぺを背にして旅行バッグを開けた。小さな紙の手提げ袋を、ぺに見えないように私の手持ちのバッグの中に入れる。
954京都旅行一日目 side koshimizu 3/8 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/23(火) 01:02:06 ID:Roc1q4kS
かなり早いけれど、ぺの、誕生日プレゼント。

そっと右手で包み込むように、左手にはめられたピンキーリングに触れる。

「小清水ー?」

旅行バッグを前に少しだけぼうっとしていると、後ろから声をかけられた。手持ちのバッグを持って、慌てて振り返る。

「うん行こっかー!」

努めて満面の笑みを浮かべる私を見て、ぺも笑ってくれた。
そんなぺの表情を見て、胸が熱く痛くなる。


ぺが、大好き。




目当てのお店はラストオーダーの時間を過ぎてしまっていて入れなかった。

歩き回ってお店を探していたけれど、疲れたし寒いしお腹が空くしで、結局一番近くの居酒屋の暖簾をくぐった。

適当に選んだお店だったけど、料理がどれもすごくおいしくて箸が進む。お腹が空いていた私たちは、注文した料理に次々と手を伸ばしていく。

「おいしいー!しあわせー」

「明日もここでもいいかもねー」

「ねー。あ、この白子おいしいよ!癖ないし、生臭くないし」

「んー」

箸でもぐもぐさせながら、ぺがこちらの小鉢を覗き込んだ。可愛い。

ぺは魚介類の生ものはあんまり得意じゃないけど、これならきっと食べられそう。

白子を箸にとって、向かいにいるぺの口元に持っていった。

「はいあーん♪マイワイフ!」

にっこり笑って差し出したら、ぺに思いっきりにらまれた。
私の箸に挟まれた白子を無視して、手元の小鉢に手を伸ばして白子を持っていく。

「おおほんとだ食べられた。うんうまい」

「もーう」

いつも通りだけどちょっと残念。

私の箸に挟まれた白子は自分の口の中に入れた。ふわふわの食感とさっぱりとした風味が口いっぱいに広がる。
955京都旅行一日目 side koshimizu 4/8 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/23(火) 01:05:34 ID:Roc1q4kS
「そうだ、ぺー」

箸を置いてバッグを漁った。
今、プレゼント渡しちゃおう。

「ん?」

「あのね、2月はぺの誕生日でしょ?」

「うん、なんかすごい唐突な話題だけどなんで?」

「三瓶の誕生日プレゼント買っちゃいましたーー!」

バッグの中から、さっき入れた小さい手提げ袋を取り出す。ぺの目の前にそれを掲げた。
ぺは一瞬ぽかんと停止して、目をぱちくり。

「はあ!?早くない!?」

「うん早い。なんだけどね、衝動買いしちゃったの。プレゼントフォー・ユー!」

「お、おお、ありがとう」

目の前に掲げられた手提げ袋を、ぺがおそるおそる受け取る。

「えー、わー。嬉しいけどなんか、悪いなあ。開けていい?」

「開けて開けて!」

紙袋から小さな箱をとりだして、しゅるりとリボンを解く。箱を開けてケースをぱかりとあけた。
ぺの反応が少し怖くて変に緊張する。

「おーー」

ぺが歓声をあげた。

「これはピンキー?だよね?」

「うん。ピンキー」

ぺが箱の中心に埋め込まれているピンキーリングを取り出した。シンプルなデザインの、ピンクシルバーのピンキーリング。

「あれ?これ、もしかして」

「うん!ペアのピンキーちゃん」

私は指輪をはめた手の甲をぺに見せた。ぺとお揃いのピンキーリングがきらりと光る。

「可愛くってさー。シンプルだし、三瓶ちゃんの分も買いたくなっちゃって」

「へー」

これは、本当。

最初は自分へのご褒美のつもりで買ったピンキーリングだったけど、ぺにもつけてもらいたいな、似合うだろうなって思ったら、衝動買いしてた。
956京都旅行一日目 side koshimizu 5/8 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/23(火) 01:07:49 ID:Roc1q4kS
声はハスキーで男らしくて、行動も男前。以前は男の子みたいな格好ばかりしていて、もったいないなってずっと思っていた。
内面はすごく女の子で可愛いのに。スカートとかも絶対に似合うのに。
そう思ってたから、役の影響もあって最近可愛い格好をするようになってきたのが、すごく嬉しかった。
ネイルアートのやり方とか、私に聞いてきたときは、嬉しくて思わず抱きしめちゃったくらい。
ピンキーリングだって絶対に似合う。

お揃いの指輪をぺは嫌がるかな、ちょっと重いかな、と思ったのは後になってから。

「夫婦のあかしだね!」

「いや、夫婦は違うけど。よっと、うんぴったり」

夫婦というキーワードをさらりとかわして、ぺはその場でピンキーリングをはめてくれた。どうよ?と言ってさっきの私と同じように手の甲を見せてくる。

「似合う!」

つけてくれたのが嬉しくて、顔が綻ぶ。
ぺは箱を袋の中にしまって、それらを脇に置いた。
箸を持って食事を再開させるぺを見て、私も箸を取った。




お腹いっぱいになってお店を出た私たちは、二人してくっつきながらホテルに向かって歩いた。
吸い込んだ空気は、肺に痛いほど冷たくて、吐き出した息が白く流れていく。
くっついて歩いたところで実際そんなに温かくなるわけじゃないけど、気分がほっこりと温かくなる。幸福感が胸いっぱいに広がって、口元がどうしようもなくほころんでしまう。

「どうしようかなー」

ぺが歩きながらぽつりと呟いた。

「何が?」

「小清水の誕生日プレゼント。私さっきもらっちゃったけどさ、小清水の方が誕生日早いじゃん。私も早く用意しないとね」

「いやいやこのタイミングの方がおかしいんだから気にしないでよー」

それもそうだけど。
と答えながらもぺはまだ気にしている風な感じ。
957京都旅行一日目 side koshimizu 6/8 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/23(火) 01:10:09 ID:Roc1q4kS
「なんか悪いし」

「いいのに〜」

本当に気にしなくていいのに。ぺの喜ぶ顔が見れるだけで本当に嬉しいのに。可愛いピンキーリングを、可愛いぺがつけてくれただけで、顔がにやけちゃうのに。
ぺとは付き合いが長いけど、律儀で義理堅いなあっていつも思う。

……ちょっと弄くっちゃえ。

「でも、ぺがどうしてもすぐにお返ししたいんだったら」

ぺの耳元に口を寄せる。

「三瓶ちゃんでもいいよ」

声優らしく、すごく色っぽく艶のある声を作って、ぺの耳に吹き込んだ。


ぴた。


ぺの歩みが止まる。

後頭部にものすごい衝撃が走った。

「あいたー!」

ぺに殴られた。
かなりの衝撃に頭をおさえる。

「あーんまってよー!三瓶ちゃあん!」

バイオレンスを働いたぺは、私を無視してすたすたと前を歩いていた。早足で追いついて涙目で言う。

「今のは痛いです三瓶さん。暴力は反対です三瓶さん」

「何キャラだよ。まったく、キモイこと言わないでくれますか小清水さん」

キモイ。

いつも言われてる言葉だけど、一瞬だけ心臓に痛みが走る。

「相変わらずツンデレなんだから〜」

「寄るな!腕つかむな!」

ぺが逃げて、私が追いかける。

ホテルからお店までの距離が遠くなかったこともあって、そんなやり取りをしているうちに、ホテルの玄関が見えてきた。

玄関の自動ドアが開いて足を踏み入れると、温かい空気が身体を包み込む。

「小清水」

「なに〜?マイワイフ!今夜は寝かせないよ?」

そう応えてから、暴力反対ー!なんて言いながら両手で頭をガードした。
だけど、反応が返ってこない。

あ、あれ?
958京都旅行一日目 side koshimizu 7/8 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/23(火) 01:11:54 ID:Roc1q4kS
「まあ、うん、その」

「……ぺ?」

予想外の反応に驚きながらぺの方をおそるおそる見つめると、ぺは恥ずかしそうにしながら口元を手で隠していた。

「プレゼント、嬉しかった。ありがと」

照れながら、ぺがふわりと笑って言う。

その時のぺの顔が、穏やかで優しくて、可愛くて綺麗で。

思わず息を飲んで、顔が熱くなる。

こんなときにそんな顔をするぺのことを、私はちょっと卑怯だと思った。




バスルームの方からドライヤーの音が聞こえてくる。

私はベッドの上で寝そべりながら、旅行雑誌をぱらぱらとめくっていた。京都旅行は初めてじゃないし、読むでもなくただぼんやりと眺める。

ホテルに戻った私たちは、じゃんけんをしてシャワーを浴びる順番を決めた。勝った私が先に、その後ぺがシャワーを浴びて、今は髪を乾かしてる。

ふと、ある旅館の小さな広告が目に止まった。ページをめくる手がとまる。

『ご夫婦、恋人同士にオススメ!特典付きカップルプラン!』と書かれているその下の写真には、恋人同士と思われるカップルが、お互いに寄り添って景色を眺めていた。
いや、もしかしたら夫婦かもしれない。

どちらにせよ、その男女の二人組は、誰がどう見てもカップルに見られると思う。

口の中で小さくため息が漏れる。

カップルの証明、付き合っていることの証明なんて、いらないと思う。目に見えるような証明がないと安心できないような、そんな浅い付き合いなんてしていない。

でも、

どうしても、身体も求めてしまう。恋人同士の証明とか、そんなんじゃなくて、
ただ、ぺが欲しくなる。


ーー今夜は寝かせないよ?

この言葉に、ツッコミを入れて欲しかった。


単に、ぺにスルーされただけなのは分かってる。

ぺはその言葉を意識してスルーしたんじゃなくて、私がいつもふざけて言うようなことだから、自然にスルーしただけ。深い意味はないよ。

実際私もふざけて言っただけだったし。

でもだからこそ、この言葉に、「死ね」でもいいからツッコミを入れて欲しかった。


期待しちゃうから。
959京都旅行一日目 side koshimizu 8/8 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/23(火) 01:15:03 ID:Roc1q4kS
ドライヤーの音が止んだ。洗面所のドアが開いて、ぺがこちらに歩いてくる音がする。

「おかえりー」

ベットの上に腹這いになりながら、ぺの方を見ずに声をかけた。

「ただいま」と言いながら、ぺが私の隣に寝転んでくる。

「明日はどこ行く?」

そう言って私の顔を覗き込んできた。

ぺは、時々すごく天然だと思う。

無防備っていうか、さりげなく誘っているんじゃないかっていうことを素でやる。

夕方キスされたの覚えてないの?
私のこと信頼しているから?
それとも期待していいの?

そんなことをぐるぐる考えながら、雑誌に目を落とす。さっきのページをさりげなくめくって、他のページに移る。

「やっぱり清水寺行きたいなー」

「いいね。でも小清水何度か行ってるんじゃないの?」

「三瓶ちゃんとは初めてだもん。全然オッケーだよ!」

「そか」

ぺの方を見ると、髪の隙間からぺのうなじが見えた。押し倒したい衝動にかられる。

触りたい。

「小清水?」

ぺの声に、はっと意識を引き戻す。顔が、近い。

「午前には他のお寺も回りたいよね。ぺ、朝起きられる?」

「ほっほーう。その言葉そっくりそのまま返すよ?」

「ってことで今日は早く寝まーす!おやすみーー!」

「お!?早すぎない?」

「今日はちょっと疲れて眠いの……」

色々な意味で。

それに私が変な気を起こす前に、寝ちゃいたい。このまま起きてたら、本当にぺのこと襲いそう。

雑誌をベッドサイドに置いて枕に顔を突っ伏した。
960京都旅行一日目 side koshimizu 8/8続 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/23(火) 01:16:12 ID:Roc1q4kS
「明日は早く起きたいし……」

「りょーかい。んじゃあ私は歯磨きしてくるわ」

「おやすみ」と、ぺは私の頭をポンとなでて、また洗面所に向かった。

「……おやすみー」

枕に顔を突っ伏したまま応える。
ぺの気配がなくなったのを確認して小さな独り言を漏らした。

「三瓶のばかあ……」

ぺの匂いがシーツに残っていて、どきどきする。

さっき頭をなでてくれた感触を思い出して、またどきどきする。


疲れて眠いはずなのに、すぐに眠ることができなかった。
961名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/23(火) 01:19:07 ID:Go1nO/3h
小清水なみに悶々としてしまふww
続きwktk!
962 ◆NgK5YCJ68I :2009/06/23(火) 01:20:15 ID:Roc1q4kS
今回はこんな感じで以上です。やっと一日目終了です。まだまだまだまだ続きます。初エロまでの道のりは長い……(←それかよ)

ピンキーリングネタ、自分なりに色々ブログやら画像やら漁って調べたんだけど、このタイミングもありかなと思って入れました。2日目の写真からピンキー確認できたので、、、
色々ねつ造すみません。

たくさんスレ消費してごめんなさい。お粗末でした。

>>949
GJです!いいなその設定!すごく萌えた!
微妙に投稿のタイミングが重なってしまって本当にすみませんでした。
963名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/23(火) 01:37:08 ID:0JvXWtkC
>962
GJ!宵っ張りでよかったwリアタイで神に遭遇できた
小清水視点っていうのがなんとなく新鮮な感じがしたよwこれはいいこしさん!
色々研究して書かれてるし続きも期待して待ってる!
964名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/23(火) 05:37:34 ID:2ah2g/vF
>>949>>962
両方とも続きwktk

残りバイト数が危うい感じだから、次スレ立て行ってみる
965名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/23(火) 05:41:25 ID:2ah2g/vF
立ちますた

レズ声優出張所Part13
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1245703123/
966名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/23(火) 14:31:17 ID:fZ4o+leB
ラジオで田中理恵さんを「抱く」発言をした御前は
その後、理恵さんを「抱いた」のだろうか?
気になる・・・。
まあ御前は有限実行する人だから初恋イベントの日に抱いたな
確実にw
967名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/23(火) 22:15:42 ID:skxu/zYo
>>962
あ ん た を 待 っ て い た

初めて「正座で待つ」ということが理解できたよ
968名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/23(火) 23:51:06 ID:VSuGhr2z
>>962
GJGJGJ!!!
読んでいてここまでドキドキしたのは久々だ
続き、ほんとに楽しみにしてるよ
969名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/24(水) 00:26:47 ID:2Nlcd0kp
>>949 >>962
二人ともGJすぎる、短編も長編もいいな
970名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/06/24(水) 22:58:10 ID:E/XKO9/S
やっと規制解除された!これで>>962にGJできる!!!
道のり長くても全然OK!じっくり書いてくださいな
楽しみに待ってます
971 ◆bVl3UIA/Z2 :2009/06/24(水) 23:54:18 ID:T4B1MsCC
>>548の続き。ちょっと長い。

「ごめんね、せっかくアーサーんち来たのに、あたしもうダメ」
「いいよ。遊ぶのはまた今度で、いつでもうちにおいで」
それほど飲んだ訳じゃないけれど、今日ははしゃいで疲れてしまった。
アッキーと二人で体を支え合って、どうにか部屋へ転がり込む。
靴も蹴散らかし、上着をポイっとベッドに投げ捨てると、そのまま体を横たえた。
アッキーも床にへたり込んでしまった。

「あはは、あたしなんかもう汗臭い」
アッキーが四つん這いになって、襟の所をパタパタさせるのだけど、
そのたびに胸のあたりがチラチラと見えてしまう。ナイスバディなんだよなあ。
そういう魅力に自覚がないところが、またアッキーらしいんだけども。

「いいよ。先にシャワー使ってよ……先にシャワー、浴びてきな」
途中で言葉を打ち切って上半身を起こし、ぴしっとポーズを決めて言い直した。
「今夜は、寝かせないぜ」
「ばかぁ(笑)」


「もう大丈夫?落ち着いた?タオルと下着、ここにおいとくね」
ドア越しに尋ねる。しかし返事がない。
「アッキー?……入るね」
「え?あ、ちょっと待って。もう上がるから」
「じゃあタオル、手だけ出して」
カチャリとドアが開き、隙間から白い湯気とともに手が伸びる。
これ一枚隔てた向こうに、全裸のアッキーがいるんだよなあ。うほほほほ。
おっといかん、何考えてるんだあたしは。

そんなに酔ってるわけじゃないけれど。
あえて言うなら雰囲気に酔ったというか。
自分に酔ったというか。
恋人役の自分に酔ったというか。

ベッドに戻り、伸びをする。そのまま腕を頭の後ろで組み足を絡ませ、
バスルームから出てくる恋人を待つシチュエーションに酔う。
972 ◆bVl3UIA/Z2 :2009/06/24(水) 23:55:16 ID:T4B1MsCC
扉が開いた。
「じゃーん。どう?あたしセクシー?」
「おおー!うわーっははぁw、せくしーぃ」
思わず吹き出して、それからテンションは急上昇。出てきたのは
バスタオル一枚だけ巻き付けた姿のアッキーだった。

「えーっ、それって下ハダカ?下着そこにあるよね。うわー、やっぱ
裸なんだ。はぁーん」
「いい匂いもするでしょー」
「そうきたか、あはっ、『磯くせー!』」
「でもほら?ちゃんと石けんで体洗ってきたから」
しゃなりしゃなりと歩いてきてベッドのそばへ。
「ちょ、ちょっとアッキー、近いよ」
「アーサー」
上半身を傾け、肩に手をかけてきた。

「冗談はなしにしてさ、寝よう、もうほら」
たじたじとなってそっぽを向こうとするも、思いも寄らない力で引き戻される。
「そうよ。あたし今日はアーサーと寝る」
「いやそうじゃなくて、アッキーも酔ってるから」
「もう酔いも覚めたもん。あたし本気だから」
「ええー!アッキーって、ほんと本気か嘘かわからないってばさ」
「本気ですー。ひっどーい。じゃあアーサーあたしが本気か嘘かわからないの?
あたしアーサーがいつも嫁って言ってくれてるの本気だと思ってるのに、嘘だったの?うえーんシクシク」
「ちょっとアッキー。もう……」
泣き真似を始めた。駄々っ子だ。

しかし、イヤイヤと肩を振っていた動作はやがて静かになり、
シクシクという声は、いつしか本当の嗚咽になっていった。
「あたし、あたし、繪里子さんみたいにずっとかわされ続けるの嫌なの」
973 ◆bVl3UIA/Z2 :2009/06/24(水) 23:56:34 ID:T4B1MsCC
アッキーは不安なようだった。寂しいようだった。とりあえず言葉をかける。
「大丈夫だって。別に逃げたりしないから。それに今井さんたちだって、
あんまり表に出さないだけできっとうまくやってるって。あたしなんか、
表でもちゃんとアッキーのこと好きだよって言ってるよ」
「でも実際あたしに何もしてくれないじゃない」

う わ 、マ ジ で す か 。
もんのすごく失礼ながら、その衝撃を言葉にすると、そんな一言だった。

弄んだつもりはないし、もちろん嫌いじゃない。アッキーのことは大好きだ。
デートにも行き、愛を語り、人前でそれを公言した。アッキーは私の恋人、
ある意味一方的な宣言に、ついにアッキーも応えてくれた。
満願成就、少女漫画のような展開、ままごとのような恋愛。
それがいま、この目前のリアリティに行き着いてしまった。

アッキーは本気だ。アッキーはいつも「本気で言ってるの?」と言っていた。
「もちろん本気だよ」ずっとそう答えた。アッキーは本気になった。私は――


「しょうがないなあ。ほらこっちおいで」
ベッドの縁に腰掛けて、優しくアッキーの頭を抱き寄せる。
柔らかく頭を撫で、撫で、撫でて、、、
974 ◆bVl3UIA/Z2 :2009/06/24(水) 23:57:26 ID:T4B1MsCC
「アーサー」
「ん?」
「あたしにキスできる?」
「う、マジで?」
「むぅ〜っ」
かるくふくれっ面になる。

「できる、と思う」
「じゃあ、して」
チュッとついばむようなキス。
すると次の瞬間アッキーの方から襲いかかるように唇を求めてきた。


私はそのまま押し倒された。
キス、キス、キス、そしてキス。キスの嵐だった。
アッキーの手が私のブラウスのボタンに伸びる。
それは、先に手をかけていた私の指にぶつかった。
一瞬、目が合う。

(大丈夫、すべて受け止めてあげる)
そんな会話をした。したと思う。

私の手は離れ、代わりにアッキーの手がぎこちなく、
そしてやや強引にボタンを外していった。
既にはだけつつあったバスタオルをアッキーが自ら
放り捨てると、ついに私たちは抱き合った。


「アーサー」
アッキーが呼びかける。体を触れあわせていながら、
なおも互いの存在を確かめるように。
「アーサー、好き」
アッキーが繰り返す。心にあるものすべてが、
このたった二つの言葉に凝縮されたかのように
「アーサーの胸、柔らかい」
アッキーがうっとりする。私の胸を存分に揉みしだき、
頬ずりし、その心地良さに没頭して。
「アーサーのここ、濡れてる」
アッキーの手が触る。私の身体が、いや私が、反応している。
抱き合いっこじゃなく、セックスをしている。
私はアッキーとセックスをしてる。
その事実が津波のように頭の中身全体を押し流そうと
ぐわぁっと駆け巡った刹那、
「あたし、アーサーのなら舐めれる」
「!」
975 ◆bVl3UIA/Z2
「まって」
私のもので濡れた指をくわえようとする腕を慌てて押しとどめた。
(――まだ体洗ってないから)
(――恥ずかしいから)
(――まだ初めてだし)
理由にならない理由が浮かんでは消える。
(だめだ)

眉毛を曲げて困惑したようなアッキー。でもヘタレな私を
見透かしたようにも、この状況を面白がってるようにも見える。
よく分からない。この口元は謎の微笑というやつだろうか。
(――小悪魔アッキー)
心の中でつぶやいてみたとき、なんだか楽になった。
(なんだ、私は小悪魔を口説いてたのか。それじゃしょうがないな)
アッキーの腕を掴んだ手から力が抜けた。
二、三度、フーッと深呼吸をする。アッキーはそんな私の姿を
静かに見守る。

そしてゆっくりとアッキーの空いた方の手が動き、私の手を下ろさせた。
再び胸に顔を寄せ、息が吹きかからんばかりの距離を保ったまま、
焦らすように下へ降りていく。

「アッキー……」
こんどは私が呼びかける番だった。
「あああ、アッキー」
呼びかけるというものではない。漏れ出るというやつだ。
胸から腹部のくすぐったさが、耐え難い焦れったさに変わり、
秘部に鮮烈のような快感を受けたときまで、私は“アッキー”以外の言葉を
知らなかった。

「アッキ…、アッキイ」
「気持ちいい?」
「気持ち……いい……気持ちいい」
「私のこと好き?」
「好き」
次々と新しい言葉を教えられていくけれども、
アッキーの舌が与える快感が片っ端から吹き飛ばしてしまう。
もはや私は“あ”しか言えなくなってしまった。
「あっ、あっ、あっ、あああ、あああああ!」
アッキーも最後のクライマックスに向けて言葉を捨てた。
「んー!んんんん!」
「あああああああああああっ!」