レズ声優出張所Part8

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1名無しさん@秘密の花園
ここは声優板「レズ声優」の出張スレです。
本スレ:レズ声優Part30
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/voice/1178707353/
「この声優は絶対レズだ」とか「レズらせたい」という声優さんを
「エロ話中心で」思う存分マターリと語っちゃって下さい。
妄想捏造ドンと来い。
SSも書いちゃって結構です。っていうか、キボンヌ
執筆して下さると言う方はトリップだけは忘れないで下さいね。

それでは、思う存分楽しんで下さい。

SS保管庫
http://www.geocities.jp/le_lys_dans_la_vallee_sei_unica/ss-1.html
SS保管庫(改)
http://www.geocities.jp/re2sayyou/
出張所プラス
http://jbbs.livedoor.jp/music/17969/

関連スレ
声優が登場するSSを書くスレ
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/voice/1159116710/
2名無しさん@秘密の花園:2007/06/04(月) 18:49:22 ID:D+va35Bp
3名無しさん@秘密の花園:2007/06/04(月) 21:59:33 ID:W3VAdUzA
スレ立ておつ
4名無しさん@秘密の花園:2007/06/05(火) 12:39:11 ID:XelWWjTz
>>1
スレ立て乙です
5名無しさん@秘密の花園:2007/06/05(火) 14:35:27 ID:bH8Jiobt
>>1
スレ立て乙&ありがとうございます^^

前スレ埋め立て完了の様子!
埋め職人の皆様乙でした。
6名無しさん@秘密の花園:2007/06/05(火) 15:44:45 ID:wbZv66wQ
>>1
お疲レズ!

1000まで行ったのは珍しい&最後の雰囲気よかった!
7名無しさん@秘密の花園:2007/06/05(火) 16:29:24 ID:qarihW7P
あのスレ埋めはいいな
楽しかった
作者様方GJ!
8名無しさん@秘密の花園:2007/06/05(火) 17:13:22 ID:4jHSSttp
>>1
乙かレズ!

まったくもってPart7のスレ埋めは神懸ってたな。
第3の人はあれも一つ一つ収録してくれるのだろうか?
あ、いつも保管ご苦労様であります。>第3の人
9名無しさん@秘密の花園:2007/06/05(火) 23:42:48 ID:1+0H9b6m
新スレ一発目を飾るのはなんだろうな
投下wktk
10名無しさん@秘密の花園:2007/06/06(水) 03:53:48 ID:9xO6oo9v
前スレ978の声優ASさんてのが素でわからないんだが。
誰だ?
11名無しさん@秘密の花園:2007/06/06(水) 04:07:50 ID:WamOhuc2
>>10
Ai Shimizu だと思うぜ
12 ◆rGGLh1CC/M :2007/06/06(水) 12:23:04 ID:PDuS/CxZ
前スレで出てたますみんがカンチの部屋にお泊まり話書いてみたけど
自分の趣味でちょい改変したし、やっぱ自分には人のアイデアを文章にするのはレベルが高過ぎたみたいだ…orz
これからのSSラッシュを願って、前菜程度にはなると良いんだが

ちなみに分かりにくいと思うがカンチ視点です




女ばかり五人集まれば、やっぱり陰険や確執もあるんでしょ?なんてたまに言う人がいるけど
私達は断じてない、と言える。
何ていうか良くも悪くもキャピキャピ感のない五人だから、集まっても男の友情…みたいな。
サバサバしつつも熱い、青春ちっくなものなんだよね。
まぁ流石の私も、まさかそこにラブの要素が生まれるとは思いもしませんでしたが。

「だーかーらー!ホントなんだよぉ、ラップ音が聞こえるの!」
「ラップって、YO〜チェケラ〜?分かった真澄、それはきっとアタシの守護れ」
「ちょっとアンタは黙ってて」

13 ◆rGGLh1CC/M :2007/06/06(水) 12:25:18 ID:PDuS/CxZ

一人で楽しそうな智秋ちゃんはいつもの事なので放っておくとして、浅野さんが喚いてる理由はと言うと。

「無理だよ〜一人じゃ寝られない!」

Aice5のライブツアーで地方に来ている私達は、今夜はホテル泊まり。
そしてその部屋がラップ音がするだの、変な感じがするだので一人じゃ怖いとごねる浅野さん。
前にも一回あって、その時は私の部屋に入れてあげたんだよね。
どうしてこう、一番の現実主義者がそんな非現実的なモノ信じるかなぁ。

「その目はみんな絶対信じてないでしょ!?」
「じゃあさぁ」

苦笑するまどかちゃんと他人事のように聞いている堀江さん、そして成り行きを見守る私とは対照的に、口を開いたのは智秋ちゃんだった。

「アタシの部屋くる?」

さらりと自然な言い方だったけど、何だか智秋ちゃんの空気が変わったような気がした。
私ってこういうの結構気付いちゃうんだよねぇ。
ちょっと前から、ん?って思ってたんだけど智秋ちゃん本人には確認していない。
まぁ某作品の某キャラの台詞を借りるとしたら、『ラブ臭がする』ってヤツかな。

14 ◆rGGLh1CC/M :2007/06/06(水) 12:26:34 ID:PDuS/CxZ

「…っい、行かない」
「えぇ〜何でよ」
「アンタうるさそうだから寝れなさそうだもん」

あーぁ…浅野さんも、ね。
明らかに動揺してるご様子なのに、気が付いているのは私だけみたい。
本当に、何で気付いちゃったんだろ私…。
はがゆい二人だなぁ、まったく。

「と言う事で、カンチ!またよろしくね」
「えぇ!?私?」
「カンチしかいないんだよ〜」

智秋ちゃんが立候補してたじゃん…というツッコミはさておき。
浅野さんの気迫に負けてしまう私…苦労性ですホント。

「う、しょうがないなぁ」
「さすがカンチ、ありがと〜」

喜んで抱き付いて来る浅野さんの肩越しに見える、拗ねた智秋ちゃんの恨めしそうな視線が痛いよぅ…。

15 ◆rGGLh1CC/M :2007/06/06(水) 12:29:01 ID:PDuS/CxZ

 *

「流石に寝る時までうるさい事はないと思うよ?」
「え?」

我ながら唐突だけど
首元にタオルを巻いてお風呂から上がってきた浅野さんに声をかける。

「ほら、智秋ちゃんの話。うるさいから、はちょっと無理があったよねー(笑)」
「そっ…」
「ホントは何で?」
「なな何が」
「二人きりじゃ緊張する?ドキドキして寝れない〜とか、まさか言わないよね?」
「…っ」
「あ、図星」

お風呂上がりだから、だけじゃ説明しきれないぐらい顔を真っ赤にして、口をパクパクさせる浅野さんを見てこっそり溜め息。

「カンチ、何か意地悪…」
「いや、こんぐらい問い詰めないと認めてくれないでしょ?」
「ぅ…」

浅野さんは観念したようにベッドに腰を下ろした。

16 ◆rGGLh1CC/M :2007/06/06(水) 12:30:57 ID:PDuS/CxZ

「だって…そんな簡単に認められないよ、こんな気持ち。自分でも信じられないっつーか、信じたくないっつーか…」
「素直になんなきゃ、智秋ちゃんも可哀相だよ」
「アイツのじゃれつきは皆にじゃん。別にあたしが冷たくしたからってさぁ」

いやいやいや…
智秋ちゃんが浅野さん一直線なのは一目瞭然なんですが。
まぁ渦中の御本人ほど気付かないものなんだよね、きっと。

「しっかしびっくりしたなぁ、浅野さんが智秋ちゃんの事好きなんて」
「まっまだ好きとは言ってないし!」
「ふーん、じゃあ私が智秋ちゃん取っちゃっても平気?」
「そ、それは…………ぃゃ、だけどぉ……」

17 ◆rGGLh1CC/M :2007/06/06(水) 12:31:49 ID:PDuS/CxZ

いつもきっぱりはっきりしてる浅野さんが、俯いてごにょごにょしちゃってる。

「ぷっ…あははは!浅野さんって案外乙女だったんだねぇ」
「な…何言って…っ!ぅ〜もうっ、この話は終わりー!寝る!」
「おやすみー」
「今の話、絶対他言無用だからね!」
「はいはい」

浅野さんはそっぽを向いたまま布団に潜り込んでしまった。
ホントは早くくっつくように、もうちょっとけしかけたかったんだけど
まぁ浅野さんの気持ちを確認できただけでも良しとするか。

って何で私がこんな世話やかなきゃいけないのさ。
あぁ…でも当分はこのじれったい二人の観察係になりそうな私、神田朱未でした。

あーぁ、また明日には智秋ちゃんの方に今晩の事について問い詰められたりするんだろうなぁ…。
やれやれ。


終。

18名無しさん@秘密の花園:2007/06/06(水) 12:40:33 ID:UiOfoASc
ktkr!乙女なますみんがかわいらしいぜ
しかし朱ちゃんがいい位置かついいキャラしてるよ
19名無しさん@秘密の花園:2007/06/06(水) 12:54:13 ID:y8ypQvGN
>>12
超GJ!!読んでて悶えまくった!
カンチ視点(当事者以外)というのが新鮮でなんかいいな。
Part17にお泊りネタ投下した者だけど、まさに>12氏は神と思ったぜ。
20名無しさん@秘密の花園:2007/06/06(水) 13:39:27 ID:BWSR/Wbf
>>12
感動した…!お前は神決定!
智ます大好きな俺に救いをありがとう!
21 ◆hhw1/YPUQw :2007/06/06(水) 21:42:11 ID:qxwNRjcQ
>>1
スレ立て乙です

>>12
すばらしいです!
その場の光景が浮かんできてめちゃめちゃ萌えましたw
やっぱりますみんは乙女ですねw
22本スレPart30の880:2007/06/06(水) 22:18:04 ID:f3/SUkVa
まるなびで、綾ちゃんとは盛り上がってた下屋さんのトークが
能登さんとは比較的盛り上がらなかった件。

文化放送浜松町ビル9F 女子トイレ
能 「オラッ!オラッ!」
下 「やめて下さい、ほんとちょっと、やめて下さ、あぅ!」
能 「綾ちゃんは私のなんだよ」
下 「うぅ・・・ケホッ、ケホッ・・・ごべんなさい」
能 「調子乗ってんじゃないよ」
下 「はい・・・はい・・・うぅ」
能 「分かったら、もう大人しくしてて」
下 「はい・・・」

文化放送浜松町ビル9F 女子トイレ 収録後
能 「やればできるじゃない」
下 「はい・・・」
能 「いつもあのぐらい大人しくしてればいいの」
下 「はい・・・うぅ・・・」
川 「麻美子!!アンタ・・・なにやってるの!」
能 「いや、違うよ?・・・違う、これは」
川 「則ちゃん、早くこっち来なさい!」
下 「はい!・・・うぅ、かわすみさ〜ん!」
川 「・・・こういうことだったの・・・。このあと、分かってるよね?」
能 「ごっ、ごめんなさい!綾ちゃん!綾ちゃん!」
川 「則ちゃん、麻美に仕返ししたいでしょう?これから空いてる?」
下 「・・・はい?」
川 「麻美の、いい鳴き声・・・聞かせてあげる」
下 「・・・ぃぃいいヤアーーー!二人ともおかしいです!!」
川 「あ!・・・あ〜〜〜逃げられちゃった・・・」
能 「また逃げられちゃったねぇ〜・・・。次のゲスト聞いてくるよ」

続かない
23名無しさん@秘密の花園:2007/06/07(木) 12:58:12 ID:2heTNj0/
>>12
ますみんのデレた顔が目に浮かんで萌えました〜!GJ!!

>>22
あのほんわかした二人にこんなダークな側面があったとはw
24 ◆MJgxGHIqRE :2007/06/07(木) 20:23:56 ID:GrjD9qOU
こんばんはです。
前スレの、なば×ますみんのは皆さんで妄想しちゃってください。
相手はAice5のメンバー全員を考えましたけど…書けなくて逃げちゃいました(^^;)

最近投下が少なめになってます?なばいとです。

ただ、この二人のラジオとかを聞いてない方にはわかりづらいところがあるかもしれないです。
なんとなく続き物っぽくなってるので、もしよければ保管庫をご覧くださいm(_ _)m

エロなし。

注:この話では生天目仁美→ただの女子好きノーマル。伊藤静→仁美さん大好き。
  という設定になっています。

他の方のなばいと投下も期待しつつ

伊藤静×生天目仁美
25祈り−another side 2− ◆MJgxGHIqRE :2007/06/07(木) 20:27:08 ID:GrjD9qOU
―――食事中
予想通りというかなんというか。

自分で全部飲むつもりで缶ビールを空けていった私だが、
仁美もどうしても飲みたいと言う。
仕方がないからグラスに分けてあげたのだけれど。

「んぐっ…コクっ…。ぷはぁ」
「なっ!!一気に飲むなぁ!!!」
「んふっ。飲んじゃった〜♪」
「ちょっとー。アンタの部屋だからいいけどさー」

(はぁ、ったく仁美は…)
大丈夫だろうか?
26祈り−another side 2− ◆MJgxGHIqRE :2007/06/07(木) 20:27:59 ID:GrjD9qOU
―――10分後

「仁美さん?…おーい」
「…ぅん?えへへ…」

思いっきり酔っている。ダメだ。やっぱりこうなるのか。
空腹じゃないから少しは大丈夫かと思ったけど…。

(いくら食べながらだからって、その分飲む量増やせば当然かぁ)
空いているグラスと仁美を交互に見ながら思う。

そして、いい感じに酔った仁美が次にすることといえば…

「しぃーずぅーかぁー♪」
ぴとっ…。

(あっ……懐かれた…)

―――近くにいる(といっても、一応狙いは定めているらしい)女の子に寄りかかる。
ここには私しかいないのだから、その相手は当然私。

やっかいなことに、こうなった仁美は止められない。
というか、止める気もないし、いつもならむしろ嬉しい―――が、

ただ…ヤバい。今は本気でヤバい。頑張れ私。
27祈り−another side 2− ◆MJgxGHIqRE :2007/06/07(木) 20:29:14 ID:GrjD9qOU
(酒が抜けるまで3時間くらい…か)
いつも通りの仁美に戻るまでの3時間。それまで理性が保てるだろうか。

1.理性と本能の戦いに勝つ
2.どうせなら自分も飲みまくって、酔った上のナントカにしてしまう
3.仁美が寝て終了(寝た後は…)
4.…………以下略

(何考えてんだ?私は…。くっだらねぇー)

「ハァ…ふふっ…えへっ……」
何が面白いのかはわからないけれど、にやにやしている。
「仁美さーん、顔が真っ赤ですけど?横になったほうがよくね?」
「うぅ〜ん、イヤだぁ〜。静の傍にいるぅ〜。ここにぃ…いちゃダメぇ?」

じー…。私の肩にもたれかかったままの仁美に上目遣いでじっと見つめられる。

(う゛っ…。そんな眼で見るなっ)

こんな風に酔ったときの仁美の眼は今の私にとって拷問でしかない。
普段でもこういうのは照れるんだが、それが数倍、いやもう比較できないくらいに…。

(破壊力あり過ぎ…)
28祈り−another side 2− ◆MJgxGHIqRE :2007/06/07(木) 20:29:55 ID:GrjD9qOU
「…………」
「あれぇ??なーんで静が顔赤くしてんのぉー?なーんかぁ、最近そういうの多くない??」
「うっさい!黙れっ!ついでに離れろっっ」
「ゃだぁ…」
更に抱き締められる。
「……はぁ………ったくもう。どうぞ、ご勝手に…」

(抵抗するだけ無駄なのは分かってるんだけどさぁ。勘弁してよぉ)

表面上はあくまでも冷静を保ちつつ(まあ、できてないんだろうけど)
まだ残っている缶ビールを空けていく。

もちろん内心は焦りまくり。私まで酔って、仁美に抱きつこうものなら
……それこそ収拾がつかなくなってしまう。

「しずかさんのぉ、胸にはぁー、夢がぁ、いーっぱい詰まっていま〜すぅ」
「はぁ?なにそれ?」
「んふふふ…。もぅ、分かってるくせにぃ〜」

(さっぱりわからんわ)

「これぇ!!」
「のわぁっ!!」
29祈り−another side 2− ◆MJgxGHIqRE :2007/06/07(木) 20:30:37 ID:GrjD9qOU
仁美に胸を鷲掴みされた。いや、服の上から器用にソコに詰まっているモノだけを掴んでいる。
「あっぶないなぁ。ビール零すとこだったじゃん」
「ほーんと、最近のってすごいのがあるよね〜。これ本物みたーい。気持ちいい〜」

(コイツ人の話聞いてねぇーよ。つーか悪かったな、貧乳でさ…いや、貧乳はお互い様だろーが)

「仁美さん?ソレ、離してくれない??」
「これぇ、気持ちいいのにぃ…ダメ?」
「ダメ(キッパリ)」
「静、冷たいなぁ…」

そう言うと、しぶしぶソコから手を離して今度は私の腕に絡みついてくる。
「恋人つなぎぃ〜」
「はいはい」

こうやって手をつなぐなんて、いつ以来だろうか?
不思議なことに、こういうことは私たちの間ではあまりないことだった。

(そういえば、こうやって手をつないでるときの仁美って…)

忘れていた。仁美は無意識につないだ手とか指先を弄る癖があることを。
しかも、その手つきというか、指使いというか…妙にエロい。
30祈り−another side 2− ◆MJgxGHIqRE :2007/06/07(木) 20:31:18 ID:GrjD9qOU
「久しぶりだねぇ〜こういうのぉ…」
「ん…」
「手…あったかいねぇ」
「ぅん…そ、そう?」

(ダメだ…意識しちゃって―――ヤバイ…感じる)

こうやって話している間も、手の甲や手のひらを指でなぞったり
私の指をつまんだり、撫でたり。…指と指の間をさすったり。

―――それはまるで優しく愛撫をしてるかのようで

天然でこんなことをやってのける仁美はずるいよ…

こんなことをされたら私は…
「ふっ…ぁっ…」
私のなかのスイッチが入ってしまいそうになってしまう。

(それはダメっ)

仁美の指の動き、その感覚に翻弄されかかっていた私を少しだけ現実へと引き戻す声。
でもそれは、あまりにも挑発的で…
31祈り−another side 2− ◆MJgxGHIqRE :2007/06/07(木) 20:32:05 ID:GrjD9qOU
「ねぇ。しずかぁ」
「ふぁ…あぅん?」
「…足りないのぉ」
「…………」
「足りないのぉ。ねぇ…もっと…欲しいのぉ……それぇ」

仁美の視線の先にあるのは、私が手にしている缶ビール。

(いちいち妙にエロい言い方するなぁ…)

心臓の鼓動が頭に響く。体が熱い―――これはお酒のせいだけじゃない…。
そんなこと、分かってはいるけれど。

「…飲んで…大丈夫なの…?」
「ん…。へーきぃ。ちょーだい?…」

酔って紅潮している顔。上気した息遣い。
仁美の、焦点がしっかり定まっていない潤んだ眼が、缶ビールを追っている。

『私が…飲ませてあげようか?』

そう口を開こうとした瞬間、私が手にしていた缶が仁美に奪われた。
「あ…」
(…何を言おうとしてたんだろ?私も少し酔ってんのかなぁ。でも…)
32祈り−another side 2− ◆MJgxGHIqRE :2007/06/07(木) 20:32:58 ID:GrjD9qOU
「…こくっ…はぁ…。ふぅ、ん…はい、どーぞぉ」
「ん?」
「ごちそぉさまぁ」
にこにこしながら缶を私に差し出している。
それを私が受け取ると仁美はまた肩にもたれかかってきた。
「はぁ…」
熱い吐息が肩口にかかる。もう、仁美の方を見ることができない。
変に意識すればするほど鼓動が高まっていくのがわかる。

(仁美…)

理性の限界。私は自分を抑えることができなくなっていた。
「あ…あのさぁ、仁美…さん」
「なぁにぃ?」
「私さぁ…あ…の…。私…ね…」
「………」
「あの…なんつーか…仁美さんのこと…」
心臓は爆発しそうだった。上手く言葉を紡ぐことができない。
そして肩にもたれかかっている仁美に視線を落とした瞬間…
33祈り−another side 2− ◆MJgxGHIqRE :2007/06/07(木) 20:33:41 ID:GrjD9qOU
「い゛っ!!!!」

思い出した。

酔った仁美がする癖がもうひとつあることを。
女の子の二の腕に噛み付く―――しかも、かなりの本気噛み。

「い゛でっ!!仁美さん!それマジ痛いっ!痛っ!」
「なんれぇ?ほぇ、ひゃわらはふて、ほいひほうらっははらぁ」
訳:「(なんでぇ?これ、柔らかくて、おいしそうだったからぁ)」

(何言ってっか、わかんねーっ!!んなことより、痛ぇってばっ!!だぁ!!)

私は一気に現実に引き戻された。

「離せぇー!!」
34祈り−another side 2− ◆MJgxGHIqRE :2007/06/07(木) 20:34:29 ID:GrjD9qOU
―――結局2、3ヶ所噛み付いた後、満足したのか
仁美はそのままずるずると崩れ落ち、私の膝枕で横になる格好になった。

(い…いたかったぁ…)

噛まれたところを見てみると、思いっきり歯型がついていた。
(ちょっと、これ暫く跡が残るんじゃね?カッコ悪ー。ノースリーブ着れないじゃないかぁ)

「…ねぇ…しずか…」
もう、寝てしまっていると思っていた仁美が口を開く。
「なに?」
「静…静はぁ…ずーっと私の傍にいてくれるよね?離れたり、しないよね…?」
「はぁ?何変なこと言ってんの?」
「答えてよぉ…」
「ずーっと一緒にいるってば…」
「そだね…。静は私の古女房だもんねぇ」
「こら…。いつもいつも“古”だけは余計だって。愛想尽かしちゃうぞ!この女ったらしの浮気者っ」
「ふふふ…」
「嘘だよ。仁美さんは私の大切な旦那だからねぇ。別れるって言われても別れてあげないからねー」
「うん…。ありがとう…。静ぁ…大好き……だ…よ―――」
そこまで言うと仁美は寝てしまった。
35祈り−another side 2− ◆MJgxGHIqRE :2007/06/07(木) 20:35:18 ID:GrjD9qOU
「はぁ…ホント、敵わないなぁ」

仁美に『好き』と言われて心が満たされている自分がいる。
私の想いに答えた言葉ではないとわかっているのに
たった一言で凄く幸せな気持ちになることができる。

(なんだ?私、完全に仁美の手のひらで転がされてんじゃん)

「ぷっ…ははっ」

これで良かったのかもしれない。
想いを伝えられなかったのは残念な気もするけれど。

(どーせ、素面じゃないときの告白なんて意味ないよなー)

「なぁーに幸せそうな顔して寝てるんだよっ!襲っちまうぞー!!」
と、口にはしてみたものの、完全に毒気が抜かれてしまった私がそんなことをできるわけもなく。

(仕方がないなぁ…。仁美が目を覚ますまで膝枕してよっかなー)

「……ング、ゴクッ、ゴクッ…ぷはっ!あ゛ー!!酒が旨いっ!!!」


まっ、私らの場合こんなもんだよね―――


END
36 ◆MJgxGHIqRE :2007/06/07(木) 20:36:42 ID:GrjD9qOU
以上です。
投下する前は気にしてなかったのですが、無駄に長くなってしまってました。

では、失礼しました。
37名無しさん@秘密の花園:2007/06/07(木) 22:21:54 ID:2jhauA+U
>>36
GJ!!!
38名無しさん@秘密の花園:2007/06/07(木) 23:31:29 ID:TNkDOuHF
>>36GJでした!!
39名無しさん@秘密の花園:2007/06/08(金) 00:19:12 ID:CDJKsISi
>>36
GJ!!なばかわいいな!!!
40名無しさん@秘密の花園:2007/06/08(金) 02:18:21 ID:FBGzsfho
>>36
御前の乙女全開な心と豪快な飲みっぷりのギャップに惚れたwwwww
作者さまGJ!!
41名無しさん@秘密の花園:2007/06/08(金) 07:53:24 ID:6fyYnUgC
>>36
GJ!てか、御前・・・。よく耐えた!!www
42名無しさん@秘密の花園:2007/06/08(金) 14:43:34 ID:CDJKsISi
声グラみて思ったんだが、愛麻衣&なばいとがあるだろ?
でだ。
なばは中原と仲が良く、伊藤は清水と共演中なわけだ。
4人の絡みってありじゃねえか?
エロ無しでも構わない。

例えば。
愛麻衣が倦怠期。
中原はなばに相談
清水は伊藤に相談
中原は伊藤に嫉妬、清水はなばに嫉妬みたいな。

うまく文章化できなくてすまない。
43名無しさん@秘密の花園:2007/06/08(金) 16:16:49 ID:SlSrx50+
>>42
分かるよ
自分も二つのカプが絡むの好き
浮気とかじゃなくて、相談しあったり…みたいな感じで

つか君が書けば良いと思うよw
44名無しさん@秘密の花園:2007/06/08(金) 17:50:36 ID:785pFNCJ
>>42
大丈夫、ちゃんと伝わってきた。
余裕があればかきたいんだが、暫くは無理そうだ。
>>43の言うように君が書いてみてもいいと思うぞ。
45名無しさん@秘密の花園:2007/06/08(金) 19:22:39 ID:WwmJwL7G
片思いも捨てがたいんだよなぁ…

成立カプ←誰か(報われない)

みたいな切ない系
46名無しさん@秘密の花園:2007/06/08(金) 19:42:27 ID:MDetRBYt
成立カプ←(_,''' ▽ '')

なら容易に想像できるな
47名無しさん@秘密の花園:2007/06/08(金) 20:05:40 ID:I9CLpTQs
報われない系は切ないというよりも誰かだけ不幸な感じがしてなんかなあ
上手いこと八方丸く収めてほしくなる

(_,''' ▽ '')は蛸足多角関係合コン女みたいなもんで自業自得だから別として
48名無しさん@秘密の花園:2007/06/08(金) 20:37:07 ID:SlSrx50+
うまく丸く収めるなら
成立カプ←A←B
でBがAを口説き落とす、とか?
ABカプ成立とまで行かなくても、AがBのおかげで立ち直れば丸く収まった事になるかな?

まぁ自分も三角関係な話は苦手なタイプだが
49名無しさん@秘密の花園:2007/06/08(金) 20:55:02 ID:yXfphj+f
藍ゆうまだ〜??
50名無しさん@秘密の花園:2007/06/08(金) 21:03:10 ID:r52NkENq
>>49
ネタねぇか
51名無しさん@秘密の花園:2007/06/08(金) 21:13:09 ID:AdYop5ae
>>50
藍ぽん今日誕生日だよ
そのネタでw
52名無しさん@秘密の花園:2007/06/08(金) 21:19:19 ID:r52NkENq
>>51
俺誕生日ネタ書けねぇんだよ><
エロネタでも書こうかと思ってるのでそっち系のネタないか
53名無しさん@秘密の花園:2007/06/08(金) 21:41:18 ID:tCiPpffx
誕生日のことはあまり深く考えず・・・
いつもよりちょっと甘えた我侭な藍ぽん。
ゆうちゃんにあれしてこれして、とキスやら服脱がせてやら
飲み物口移しで飲ましてやら、甘え&我侭言い放題。
ゆうちゃんも困りつつもはいはいと言いながら答えていく。
という妄想中。
54名無しさん@秘密の花園:2007/06/08(金) 21:52:10 ID:tCiPpffx
さらにエロ方面で妄想中・・・
キスの我侭にも段階があり、
指でなぞる、軽く口で触れる(温度を感じる)、
藍ぽんが口を少し開けて待つ、の所にゆうちゃんの舌が入る、
で本格的なキスへ・・・。妄想は止まらない。
55名無しさん@秘密の花園:2007/06/08(金) 22:13:29 ID:4/vLjPoG
藍ぽんとゆうちゃんまた一緒のアニメやるんだってよ
56名無しさん@秘密の花園:2007/06/09(土) 02:27:52 ID:GpLjOaUq
>>45
切ない系だと智秋→ますほちゃが一番来る
っていうか読みたいっ
57名無しさん@秘密の花園:2007/06/09(土) 03:18:03 ID:gK78DEu4
>>56
ナカマ〜ノシ
58 ◆MpL1D2oOcQ :2007/06/09(土) 04:46:43 ID:G/+t2arK
なばいと投下開始します。
よろしくどうぞー。
59「スタンダード」:2007/06/09(土) 04:47:55 ID:G/+t2arK



“今日、何時に終わるの?”


60「スタンダード」:2007/06/09(土) 04:49:01 ID:G/+t2arK

静がそんな短いメールを仁美から受けたのは珍しく収録後に何もない日で、
少しばかりの物足りなさを感じつつも滑り込んできた電車に乗ろうとする直前だった。

“ き ょ う 、 な ん じ に お わ る の ? ”

むず痒さにも似た第六感が二の足を遅らせる。
静はこの手の勘は外れない、外さない自信がある。

「…あ、すいません」

ほんの少しの逡巡が静を流れの中に取り残し、後ろに並んでいた人が背中にぶつかった。
とりあえず頭を下げて乗降口に流れる人波からはぐれてホームの中央に戻る。
すぐに仁美の番号を携帯の履歴から呼び出して通話ボタンを押した。
61「スタンダード」:2007/06/09(土) 04:50:27 ID:G/+t2arK

「…、…、…、もしもし仁美?…うん、もう終わったー。
 …うん!いいよ!…わかった!今からそっちに行くね!」

三度目のコール音が切れて、電話の向こうで仁美がのんびりと静を食事に誘った。
静は二つ返事でその誘いに乗って反対側に止まっていた電車に飛び込んだ。

指定された駅の慣れた待ち合わせ場所へ急ぐ。
縦横無尽に行き交う人の隙間にその姿を見つけ、自然と笑いがこみ上げてくる。
大きな声で名前を呼びたくなる衝動を抑えあえてゆっくりと近づく。
当の待たされ人はこちらの気配にまったく気付かずに、手の中の携帯を弄び、
時折時間を気にするように開いたり閉じたりしていた。
62「スタンダード」:2007/06/09(土) 04:51:44 ID:G/+t2arK

「おまたせっ!」
「わぁっ!」

退屈そうなその顔を思いっきり崩してやろうと、死角から飛びついた。

「…っと、なんだよー!びっくりするじゃん!」

それは思いのほかに効果があったらしく、仁美は立っていた場所から数歩よろけて静を振り返った。

「ごめーん!だって全然気付かないんだもん」
「そりゃ死角から近づかれたら誰も気付かんわっ!」

そのやり取りに近くにいた何人かがちらりとこちらを伺う。
一人でいる人はすぐに興をそがれたように視線を移し、
友達同士かなんかでいる人たちは可笑しそうに耳打ちしあっていた。
63「スタンダード」:2007/06/09(土) 04:52:50 ID:G/+t2arK

「ほらー、笑われてんじゃん私たち」
「うん、主に仁美さんがね?」
「あんたのせいでしょうがっ!!」
「いいからいいから!ほらっ、行こう?」
「はいはい」

もう二人寄り添って歩くには暑い時期だが、静は構わずに仁美の腕を取る。

「暑いんですけどー?」
「やっぱこの体勢楽だわー」
「スルーかよ」

苦笑しつつも、汗ばむ手のひらを振り払わない。
それは仁美の本望であり、静の我侭であり、二人にとって大切な距離感。
64「スタンダード」:2007/06/09(土) 04:59:47 ID:G/+t2arK

「…やっぱ暑いねー」
「暑いねぇ…」
「手にしとく?」
「そうしとく?」

解けた腕の代わりに絡めあった指と指。
手のひらに篭った熱が伝える二人の距離。

誰よりも傍に。
何時よりも傍に。

スタンダード。
変わらない二人の、変わっていく距離感。
65 ◆MpL1D2oOcQ :2007/06/09(土) 05:03:06 ID:G/+t2arK

「スタンダード」、以上です。

乗せてみたら予想以上に平べったくてびっくりしたwwwww
ヤマとかオチとかつけたい今日この頃でしたorz

それでは次の機会に。


作者・カシン
66名無しさん@秘密の花園:2007/06/09(土) 14:30:03 ID:5snoEMgO
>>53>>54
いいぞそれ。SSにして下さい
67 ◆rGGLh1CC/M :2007/06/09(土) 15:27:29 ID:y11w/Auz
Aice5ラジオを聞いて小ネタ
しょうもなくてごめん


Aice5打ち上げポーリーにて

「真澄ぃ〜智秋は何したら良い??」
「あんたは盛り上げ係」
「ぃよっし、んじゃあたかはし智秋っ、歌います!〜♪〜〜♪♪」
「だぁー!!うるさいっ!!」
「え〜だって盛り上げろって言ったじゃんよぉ」
「盛り上げんのとうるさいのは違うでしょ!」
「ちぇ〜じゃあ何したら良いのさぁ〜真澄ぃ」
「ちょ、っと!くっつくな!」
「だってつまんない〜真澄かまって」
「こ、こら!智秋ちゃん、やめ」
「もぅ可愛いなぁ真澄は♪」
「うぅ」

残りの3人に生温い目で見守られながら、智ますポーリーな一晩だったとさ。


68名無しさん@秘密の花園:2007/06/09(土) 20:19:19 ID:pXzcij2X
最近藍ゆうが足りん(´A`)誰か頼む!
69 ◆hhw1/YPUQw :2007/06/09(土) 20:26:20 ID:RcFM4f4s
切なめのミンゴス→智秋って需要ありますかね?
70名無しさん@秘密の花園:2007/06/09(土) 20:31:22 ID:0ZPDwCu4
>>69
全然有り
書いてくれ

>>65>>67
GJ!
どっちも続きが書けるんじゃないか?w
71名無しさん@秘密の花園:2007/06/09(土) 20:36:09 ID:eaCDXGsB
俺もまた埋めの時にと思ったけどだいぶ先に
なると思うので。
あみっけ×あけのん×なば。

「ちょっとあんた!なに人の愛人に手だしてんのよ」
「え〜ぼくからじゃないし、あみがちゅーしよ?
 って言うからしただけで。」
「それに酒も入ってたし〜」
「あ"ーもういい、あみ!どういうこと!」
「ごめんね、なば。あみもお酒入ってて
 あんまりよく憶えてないの。」
「はぁ?二人してそうやって酒のせいにして、
 あみはあたしのこと好きじゃないのっ?」
「好きだよ、あみはなばのことが世界で一番好き。
 ね?だから許してよ・・・」
「う"〜〜、ならさ、あたしにもその、
 あけのにしたちゅーしてよ」
「いいよっ。ちゅ〜〜」
「・・・ん・・・っ。はぁ」
「どうだった?」
「ど、どうだったとか聞くなよっ!
 さ、最高だよあみとのちゅーは!」
「ふふっ。」
「な、なんだよっ」
「可愛いね、なば」
「はぁ?・・・はぁ。これで許しちゃうあたしも
 あたしだよ」
「うん、なば大好きだよ」
「あたしもだよ、あみ」


あみっけに上手く丸め込まれたなば。惚れた方が悪いw
72名無しさん@秘密の花園:2007/06/09(土) 20:54:58 ID:BlQ1WztR
>>67
ちょ、ごめ
最後の文章に何だか一瞬だけほっちゃんが二人の同人誌にハッスルしてるのが見えたw
一瞬だけ…
73名無しさん@秘密の花園:2007/06/09(土) 21:50:04 ID:dCSPlXMG
>>67
GJ!ラジオの打ち上げポーリーの話確かに面白かったなw

>>69
俺も待ってる、頑張れ!
74名無しさん@秘密の花園:2007/06/09(土) 23:32:11 ID:qAhtlIDS
>>68何の為に同盟というものがあるのか考えろ
75 ◆oxDu95e3bE :2007/06/10(日) 01:32:14 ID:ccO4xsGZ
今日という日を、あたしはとにかく待ち侘びていた。
年に一度きりの大規模なイベント。そんな日に、彼女と同じ舞台に立てるんだから。
この日まで、極限まで睡眠時間を削ったりと無茶な事ばかりして来たけれど。
身体に残っているはずの疲労も、初夏の日差しに浄化されたような気になる。
プライベートでじゃなくても、静に会えるなら純粋に嬉しい。
この気持ちは何と表現すればいいのだろう。
ステージに立つ前の一種の緊張感とも、綺麗なドレスとアクセサリーで着飾った高揚感ともまた違う。
今日のあたしは、色々な意味を含めてどこか浮き足立ってる。
同じく、一足先にステージ衣装に着替えた共演者達とじゃれ合いながらも、
あたしは静の姿を求めていた。
“早く顔を見たい”“いろんな事話したい”
そんな溢れんばかりの願望を押し隠して。
携帯ゲーム器でしばらく時間をつぶしていた時、突如皆の甲高い声が聞こえて来た。
「うわぁ、静ちゃんキレイだね」「その格好似合ってるよ」
様々な場所から、女の子達が小鳥のさえずりのように声を発する。
「そ?ありがと、嬉しいなぁ」
そして少し遅れて、あたしにはあまりにも聞き馴染んだ声が、あたしの鼓膜を震わせた。
「…静…」
目が離せない。すらりとした身体を包む、しなやかな黒の服。
それが静の黒髪と溶け合うようで…。
“綺麗…”思わず溜め息が洩れた。
76 ◆oxDu95e3bE :2007/06/10(日) 01:37:35 ID:ccO4xsGZ
そんなあたしの視線に気付いたのか、静も目線をこちらに向けた。
喜ぶのも束の間。静はあたしの姿を認め、ほんの一瞬、眉を顰めた。
“な、何…?”静…機嫌悪いのかな。せっかく会えたのに…。
いつしかあたしの心は沈み、染みが広がるように不安が胸中を渦巻いた。
相変わらず静は女の子達に囲まれていて、あたしに話し掛けて来る様子さえ見せない。
呆けたように静を眺めていると、静は女の子達に一言何か告げ、楽屋の外へと出て行ってしまった。
“待って”
あたしも反射的に静の後を追おうと、足早に廊下へと出る。
端から見ればあたしは滑稽かもしれない。
静の態度一つに一喜一憂して…馬鹿みたいだ。でも…。
「静っ待ってよ!」
思った以上に切羽詰まった声に、心の中で苦笑いする。
静はピタリと足を止め、首をひねってこっちを向いた。
何だか目付きが怖いような…。
一瞬怯みそうになるのを堪えて、あたしは口を開いた。
「し、静あのさ──」「ちょっと来て」
あたしの言葉を遮ったと同時に、静があたしの腕を強く掴んだ─
そう理解するより先に、身体ごと、静の作り出す引力のままに引き摺られていた。
77 ◆oxDu95e3bE :2007/06/10(日) 01:47:46 ID:ccO4xsGZ
凄い力…ちょっと痛い。けれどあたしは静にそれを訴えず、黙って身を委ねた。
しばらくして静の足が止まる。
静の目線を追うと、その先は「立入り禁止」の貼紙が貼られたドアが。
「ちょっと…っそこ入っても大丈夫なの?」「いいから」
たった一言で静はあたしの問いを切り捨て、その部屋の中にあたしを連れ込んだ。

立入り禁止とあるためか、案の定部屋の中にはあたし達以外誰もいない。
「…」静は押し黙ったまま、ゆっくりとあたしの腕を解放した。
“ちょっと…何か言ってよ…”
殺風景な部屋の内装が、二人分の沈黙を余計に際立たせる。
とうとうその静寂に耐えられなくなり、あたしは自分から口を開いた。
「し、静…もしかして怒って…る?」
「…怒ってる」
普段より1オクターブ低い静の声。
やっぱりもしかしなくても怒ってるよね…。
だけどその原因がさっぱり分からない。
静がこうしてあたしを連れ出した以上、多分あたしにも原因があるはずなのに。

あたしと静との付き合いは決して短くない。
だから、あたしは静の事を勝手に知り尽くしているつもりでいたけれど…
静が怒ってる理由も分からないなんて。
あたしがうなだれていると、静の唇が微かに動いた。
78 ◆oxDu95e3bE :2007/06/10(日) 01:52:07 ID:ccO4xsGZ
「…何でこんな日にその服選んだの」
「へっ?」
思いもかけない静の言葉に、あたしは素頓狂な声を上げる。
「?意味がよく─」
「皆見るんだよ?男もきっと舐めるような目で佳奈を…」
「………」
開いた口が塞がらないとはこの事か。
静ったら、そんなの気にしてたの?
そうすればこの静は、怒ってるというよりむしろ──
「拗ねてるんだ?」
「バっ…違っ私は心配して──」
あたしは静の抵抗を無視して、静の頬を両手で挟んだ。
どうしよう、静には悪いけど、凄く嬉しい。
「赤くなってる。可愛いなあ静は」
「可愛いって言うなっ」
言葉ではあたしにたてついて来るのに、目の前の静は十代の小さな女の子のように愛らしい。
「…静?」
突然、あたしの手が軽く払い除けられる。
と思えば、今度は静はしなやかな動きで、あたしの腰を強く抱き寄せた。
「静…」
視線が絡まる。綺麗な瞳…。
くるくると表情が変わるのに、いきなり女になる。
そしてあたしも女にさせる。
吸い寄せられるように、あたしは静に口付けた。
ルージュがおちる事も気にせず、静もあたしの唇を求めて来る。
ゆっくりと唇が離れると、静の指がそっとあたしの開かれた胸の谷間に降りた。
79 ◆oxDu95e3bE :2007/06/10(日) 01:55:06 ID:ccO4xsGZ
「悔しいけど…凄く綺麗だよ。こんな佳奈、他の誰にも見せたくないくらい」
静の声が蕩けそうに甘く感じる。
「静だって綺麗…」
あたしはその声に陶酔しながら、静の背中を抱いた。
次の瞬間、静があたしの胸に顔を埋めた。
「ん…っ」
即座に胸元から痺れが広がる。
静の吐息と舌があたしの肌の上を滑り、優しく吸い付く音が聞こえる。
「しず…か」
「大丈夫…跡は付けないようにするから」
そう言って静はあたしの肌に見えない跡を刻んで行く。
「今はあたしだけの佳奈でいて」
そんなの…最初からあたしは静のものだよ。
この服を選んだのだって、ただ静に見て欲しかったから──
「…」
次の行動を待つあたしを余所に、静はおもむろに自分の時計に目をやった。
「そろそろ時間みたいだよ…しょうがない、戻るか」
「なっ」
呆気にとられているあたしの手を取り、静は軽快に歩き出した。
「続きはイベントが終わったら…ね」
本当に変わり身早いというか何というか…。
さっきまでの、甘く妖しい気配は微塵も感じさせない。
あたし、また静に振り回されてるなあ。
だけど、こういうのあんまり嫌いじゃない。
肩を並べて歩いていると、唐突に静が、ぽそりと呟いた。
「佳奈…好きだよ」
「…ふふ、なぁに急に」
あたしの方がきっともっと好きだよ…。
なんだか悔しいから、わざわざ言葉にしないけど。
あたしは返事をする代わりに、静の温かい手を強く握り返した。
これだけでもきっとあたしの気持ち、静に通じたよね?
80 ◆oxDu95e3bE :2007/06/10(日) 02:00:44 ID:ccO4xsGZ
皆様お久し振りです。
需要関係無しに、ロンドローブでのしずかなを妄想して書きました。
私はイベントには行った事ないんですが…(汗)
あと、遅ればせながら、佳奈様お誕生日おめでとうございます。
81名無しさん@秘密の花園:2007/06/10(日) 02:09:17 ID:9Yv1WuhG
>>67
読んでからラジオ聞いてみたら妄想が止まらないw
どうしてくれるwww


>>80
GJ!!
82名無しさん@秘密の花園:2007/06/10(日) 03:27:37 ID:In+Rdtx+
>>71
どういう経緯でキスしたのか気になるよなw

>>80
GJ!!御前に萌えたw
83名無しさん@秘密の花園:2007/06/10(日) 07:46:09 ID:diFrPIlr
>>71
悶死した。GJ!
>>80
お久しぶりです!!!GJ!御前に萌えた。ありがとう!!!
84名無しさん@秘密の花園:2007/06/10(日) 11:47:02 ID:79I6WAvQ
>>80
久々のしずかな・・・やっぱいいなぁ〜
85名無しさん@秘密の花園:2007/06/10(日) 14:21:17 ID:VN0LPWLW
86名無しさん@秘密の花園:2007/06/10(日) 21:08:28 ID:QubYfFHs
やはりしずかなだよ
87名無しさん@秘密の花園:2007/06/10(日) 23:59:40 ID:W5Vg9nzH
千歌音ちゃん・・・
88名無しさん@秘密の花園:2007/06/11(月) 00:40:45 ID:4lzrFKJM
>>80
しずかなGJ!!


そしてあみぺ投下
89 ◆rGGLh1CC/M :2007/06/11(月) 00:42:51 ID:4lzrFKJM

こうやって二人で会うのって久し振りで、ついついテンションが上がってしまう。
街を歩いているだけなのに見る物全部素敵に見えちゃって、「ねぇねぇ、あれ見てー」「あっ、これ可愛い!」とショーウィンドウを覗き込んでは足が止まり気味な亜美。
その半歩先を歩くペは、その度に振り返ってやれやれ…って顔をした。

「ほら、早くー。置いてくぞ」
「待って待って!」

慌てて駆け戻った亜美を確認したら、ぺはまた前だけ向いて歩き出した。

ぺーの髪、さらさらだぁ。
触ったら怒るかな?
むむ、横顔ってあんまりじっくり見た事ないかも。
かーわいいなぁ。

亜美の頭の中は、ぺでいっぱいなのです。

「…なんだってさ。って小清水、聞いてる?」
「はぇ!?」

片方しか見えてなかった瞳が、両方こちらに向けられて。
ちょっと眉を顰められたりなんかしてるんだけど、あー上目遣いだぁなんて、ときめいてる場合じゃない。

「…変な声」
「うん?」
「聞いてなかったでしょ」
「あはは」

…ごめんなさい。
だってぺが可愛かったんだもん。

90 ◆rGGLh1CC/M :2007/06/11(月) 00:45:52 ID:4lzrFKJM
「ったく、何考えてたのか知らないけどさぁ」
「あ、三瓶ちゃんの事考えてたよ」
「はぁ?」

正直に答えたのに、訝しげな目で見てくるぺー。

「ホントだよ。可愛いなぁって」
「…馬鹿?」
「何でー!?ホントだもん!亜美、ぺのこと好」
「あーっ、もういいから!ほら、早く行くよ」
「むぅ」

さっさと歩き出してしまったぺだけれど、そのちらちら見える耳が赤くなってるのが亜美には丸見えです。

「ねぇぺー、手つないでいい?」
「……」
「ぺーってばぁ」

やっぱダメかぁ…って視線を落としたら、そこに見えたぺの右手がこっちを向いてひらひらしてた。
ほら、よくお母さんが子供にするみたいに。

「へへっ」

スキップみたいに軽い足取りで駆け寄って、その右手をぎゅっと掴んだ。

「ぺー大好き!」
「はいはい」

ご機嫌に鼻歌なんか飛び出しちゃったりして、またぺに怒られたんだけど、そんなんじゃ亜美は負けません。
遠回りしちゃおーっと!

91aaa ◆fRBzt3HudI :2007/06/11(月) 12:30:16 ID:37/qKwOl
ご無沙汰してます。aaaです。
以前『片思いLibrary』とか書いてた人です。
今回からちゃんとトリップつけることにしました。
そーゆうことで、保管庫の方よろしくお願いします。テキトーにまとめてくださって結構です。


>>89-90
GJ!!
やっぱり、あみぺはいーですよね!大好きです。二人とも可愛くて、すごく好きな感じでした。

つーことで、自分もあみぺいきます。
92aaa ◆fRBzt3HudI :2007/06/11(月) 12:31:58 ID:37/qKwOl
< cool and sweet >

「あ、ぺーだっ!!」

彼女の姿を見つけるなり、私は走って飛びついた。

「うおぉっ」

いきなりの行動にびっくりしながらも、ぺは私の体をちゃんと受け止めてくれた。
少し早めに着いてしまったスタジオで時間を持て余した私は、ロビーにある自動販売機にジュースを買いにきたとこだった。
そこへ他の番組の収録を終えたぺがやって来たのだ。

「ぺーさん、久しぶりだね〜」
「いや、先週会ったばっかじゃん…」
「えー、十分久しぶりだよぉ。会いたかったわ、マイ・ワイフ♪」
「あー、はいはい」

冷たい…。
せっかく会えたんだからもうちょっと優しくしてくれたっていーのに…。

「むー、ちょっと冷たくないですかぁ?」

私は彼女から体を離しながら文句を言った。

「あ、ごめん。ちょっと今日の収録、大変だったんだ。撮影もあって、今日は忙しかったんだよ」

ぺはそう言って、力のない笑顔を浮かべた。
そっか。
ぺ、疲れてるんだ。悪いことしちゃったかな…反省。
…って、アレ?

93aaa ◆fRBzt3HudI :2007/06/11(月) 12:32:47 ID:37/qKwOl

「ね、ぺー」
「はい?」
「なんか今日、可愛くない?」
「はぁ?」
「服装とか。メイクもなんかいつもと違って気合い入ってるし」
「ああ。だから今日は撮影があって、それでメイクされたの。服はべつに普通だと思うけど…?」
「でも、そんな服見たことないよ」
「だってこれ、今日初めて着たんだもん」

今日のぺは、リメイクジーンズと古着っぽいTシャツを着てた。
そこまではいつもと同じだったんだけど。
綿で出来た大きめの薄手のアウターを着てて、ぺの小さな体には少し不釣合いなんだけど、逆にそれでぺの小ささが際立ってて、なんかもう、超可愛かった。
疲れきった顔もなんだか弱々しくて、思わず抱きしめたくなるような雰囲気を醸し出してて…。
ああっ、思いっきり抱きしめたい!!

「ぺ、ちょっと」
「は?何?」

私はぺの手を取って、トイレに向かった。
うろたえる彼女を引っ張って、女子トイレに入る。

「…」
「小清水、どしたの?」
「うん」
「『うん』って、…ちょっと、何っ?!」

94aaa ◆fRBzt3HudI :2007/06/11(月) 12:33:54 ID:37/qKwOl

私はそのままぺを連れて、個室の中まで入った。
そのまま鍵を閉める。

「ちょっ、小清水あんた何してんの?」
「ちょっと二人っきりになりたくて」
「はぁ?だからって、なんでこんなとこに」
「だって、こんなとこじゃないと、こーゆうことできないでしょ?」
「へ?」

私はぺの腰に腕を回して、彼女の体を引き寄せた。

ばふっ。

ぺの顔が私の(あんまりない)胸に埋まった。
そのまま、彼女の頭のてっぺんに自分のおでこを乗せて、思いっきり抱きしめた。

「…ぺの匂いがする」
「ん”―、ちょっと苦しいんですけど」

ぺは特に抵抗することもなく、苦しげな声をあげた。
たぶん、本当に疲れてるんだろう。
いつもだったら、こんなとこでこんなことされたら、絶対に力一杯抵抗するのに。
私に自分の体を預けてされるがままになっている。
95aaa ◆fRBzt3HudI :2007/06/11(月) 12:35:08 ID:37/qKwOl

「やっぱり、今日のぺは可愛いね」
「ああ、そーですか。なんでもいーよ、もう」
「大人しいし、暴れないし」
「余計な体力、使いたくない」
「うん。お疲れさま」

そう言って、私は彼女のおでこに優しく唇をつけた。
出来うる限りに優しく。
彼女の額にキスをする。

大丈夫。
ぺはまだ抵抗してこない。
もっとしてもいーかな…?

今度は頬にキスをする。
そっと、そっと。
何度も何度も口をつける。

「…っ、くすぐったいよ」

いままで大人しくしていたぺの体が震えた。
私は調子に乗って、今度は耳に口をつける。

96aaa ◆fRBzt3HudI :2007/06/11(月) 12:36:17 ID:37/qKwOl

「小清水っ」
「ん?なぁに?」
「っぁ…」

耳元で聞き返すと、再びぺの体が震えた。

「小清水、これ以上はっ」
「ダメ?」
「ダメに決まってんでしょ」

ぺが苦しげに呟いた。
だけど、私から離れようとはしていない。

んー、どうしようかな。
もう止め時かなぁ…?
でも、そんなに嫌そうでもないし…。

とりあえず耳は諦めて、ふたたび頬にキスをした。
すると彼女は、耳への攻撃でスイッチが入ってしまってたのか、さっきよりも大げさに身をよじった。
ってゆーか、そんな風にされると、こっちもスイッチ入っちゃうんですけど。

97aaa ◆fRBzt3HudI :2007/06/11(月) 12:37:23 ID:37/qKwOl

「ぺ、可愛い」
「ん…もう、やめようよ」

何っ?
今日のぺってば、本気で可愛いんだけどっ!!
この人、疲れてるとこんなに素直になるのー!?

バタンッ。

いきなり扉の開く音がした。
続いて話し声と共にいくつかの足音が聞こえた。
誰かがトイレに入ってきたのだ。

私たちは思わず無言で目を合わせた。
これは、あの人たちが出て行くまで、個室から出られない。

「…」
「…」

ぺは大人しく私に体を預けたままじっとしている。
私は性懲りもなく、彼女の額に唇をつけた。

「!?」

驚いたぺが、目を見開いて私を見つめた。
私は彼女の非難の視線を無視して、キスをしてやった。
今度は額でも頬でもない。
彼女の唇に、自分の唇をつけた。

98aaa ◆fRBzt3HudI :2007/06/11(月) 12:38:22 ID:37/qKwOl

「っ…」

苦しげなぺの顔が、私の視界に入った。
そのまま何度も彼女の唇を自分の唇で噛んだ。
トイレに入ってきた人達の気配はまだ消えない。
抵抗らしい抵抗も出来ないまま、ぺは視線だけで私に『やめろ』と訴えていた。
私はそれでやっと、彼女から口を離した。
代わりに彼女のTシャツの中に手を入れて胸を掴む。

「っ!?」

ぺは思いっきり私を睨みつけたけど、私はそれを無視して彼女の胸を優しく揉んだ。
ブラの上から乳首を摘む。

「!?」

するとぺは反射的に私の背中を掴んで、私の肩に頭を乗せた。
小さな肩がふるふると震えている。
私がそのまま愛撫を続けていると、『…っふ』とか『…っぁ』とか『はぁっ』とか息が漏れてきた。
私の背中に爪を立てて、必死に声を押し殺してる。

99aaa ◆fRBzt3HudI :2007/06/11(月) 12:39:42 ID:37/qKwOl

個室の外で、人の動く気配がした。

バタンッ。

扉が閉まる音がして、トイレから人の気配がなくなると同時に…。

「っああ!…はぁっはぁっ…」

ぺが甘い声をあげた。

「そーゆう声も出るんだね」
「はぁっ…ちょっと、もうっ…」
「へ?何?聞こえないよ」
「いー加減にっ…っん…ぁ…」
「ん?」
「…手を止めろっ!!!」
「ああ。ごめん、ごめん」

私は彼女の胸から手を離した。

「…」

あー。
怒ってる。
超睨まれてる。
ぺが怒ってるよぉー。

100aaa ◆fRBzt3HudI :2007/06/11(月) 12:41:00 ID:37/qKwOl

「ぺ、ごめんね?怒った?」
「…」

ぺは無言でこっちを睨んだままだ。

「あ、それとも続き、する?」
「馬鹿かっ!!あんたはっ!!?そこ、どけっ」

ぺはドアの前から私を引っぺがすと、個室の鍵を開けて外に出て行ってしまった。
慌てて私も個室を出る。

「ぺー、ごめんってばぁ」
「もう知らん」
「いやぁ、許してよぉ」
「…」
「だって、ぺも悪いんだよ?」
「…」
「今日のぺってば、可愛過ぎるんだもん」
「…」
101aaa ◆fRBzt3HudI :2007/06/11(月) 12:42:29 ID:37/qKwOl
「ねぇ、聞いてるの?」
「聞いてるよ…」
「ぺがいつもより可愛かったから、亜美はもう我慢出来なかったんだよぉ」
「『可愛い、可愛い』連発しないで」
「いつもより大人しくてさぁ、一生懸命声我慢してるとことか、でも我慢しきれなくて息が漏れてたり、亜美の背中にしがみ付いてたり」
「…おまえ」
「人が出て行った直後に声出しちゃってさ、その声も超可愛かったし。ぺの可愛いとこ見たかったんだよ?」
「もう、恥ずかしいから黙って!」
「へ?」

あ。
ぺってば、顔が真っ赤だ。

「よくもまあ、次から次へと恥ずかしい台詞を…」

ぺがグチグチ言いながら、外に出るためにトイレの扉に手を掛けた。
私はそれを中断すべく、背中から彼女の体を引き寄せた。

102aaa ◆fRBzt3HudI :2007/06/11(月) 12:43:18 ID:37/qKwOl

「ぅわっ」
「本当に可愛かったんだよ?」
「…もういーよ、それは」
「よくない。亜美はぺのことが好きだから、いっぱい可愛いとこ見たいんだよ。本当は、もっともっといっぱい触りたいんだよ?」
「わかったから。だからもう離して」
「いや」
「小清水さん?」
「ぺは触られるの嫌?亜美に触られるの嫌なの?」
「…」
「亜美はぺに触られても嫌じゃないよ?好きな人だから嫌じゃないよ?ぺは違うの?」
「…」
「違うの?」
「…違くないけど…こーゆうとこでやられるのは…困る」

そう言うと、ぺが私の方を向き直って抱きついてきた。

103aaa ◆fRBzt3HudI :2007/06/11(月) 12:45:47 ID:37/qKwOl

「ほぇ?どーしたの?ほんとに今日は可愛すぎだよ?…また襲っちゃうぞぉ♪」
「うん」
「は?」
「襲っていーからさ、今日泊まりに行ってもいい?」
「へ?…あ?…は?」
「いーの?悪いの?」
「え、いや、いーけど…」
「仕事終わったら連絡して。待ってるから」
「ああ、う、うん」
「じゃあ、そーゆうことでよろしく」

そう言うと、ぺは私から体を離してさっさと外へ出て行ってしまった。

「…って、えぇっ!?」

襲ってもいーって!
泊まりに来るって!

「マジですか…?」

私の独り言に応えてくれる人なんて、いるはずもなく…。

なんてゆーか…

「『ツンデレ』って凄いわ…」



おしまい

104aaa ◆fRBzt3HudI :2007/06/11(月) 12:48:39 ID:37/qKwOl
あとがき

久しぶり過ぎて、書くの大変でした。リハビリが必要みたい。
今回は今まで敢えて避けてきた、あみぺのちょっとエロ描写有りに挑戦でした。
これくらいなら許してもらえますかね?

では、読んでくれた人ありがとうございます。
機会があれば、また。
105名無しさん@秘密の花園:2007/06/11(月) 13:51:09 ID:Gmd05SpV
>>88>>104
GJ!!!すげぇよかったありがとう!
>>88はめちゃくちゃ可愛かったし、>>104はドキドキした。
どちらも綺麗に情景が浮かぶし、>>104はエロ描写が全然不自然じゃない。
続きがあれば読みたいです。
ほんとGJ!
106名無しさん@秘密の花園:2007/06/11(月) 18:07:36 ID:xALORDwD
>>88
GJ!あみぺいいな、あみぺ!!

>>104
お久しぶりっす。そして相変わらずGJ!嫌らしくないエロさがいい。
続きに密かに期待してます
107名無しさん@秘密の花園:2007/06/11(月) 23:09:28 ID:RPEPFpD1
あみぺも良いが藍ゆうも良いぞw
108名無しさん@秘密の花園:2007/06/11(月) 23:19:46 ID:143WdYcW
藍ゆう分足りないよ藍ゆう分
109名無しさん@秘密の花園:2007/06/12(火) 00:18:41 ID:KDHgUrxh
みゆみゆか麻里奈王子ネタが欲しいな
110名無しさん@秘密の花園:2007/06/12(火) 00:51:46 ID:4WUugzg/
藍ゆう・・
111名無しさん@秘密の花園:2007/06/12(火) 01:25:12 ID:Tv0Bok9M
藍ぽん誕生日だったから投下期待してたのにorz
112名無しさん@秘密の花園:2007/06/12(火) 02:50:21 ID:qalV27tg
世界は広いんだから藍ゆうでググルとかしてみては?
113名無しさん@秘密の花園:2007/06/12(火) 04:21:56 ID:MPO+Y0V8
>>88
GJ!!!
二人とも可愛すぎ!また書いて下さいw



>>104
あみぺでエロ読んだことなかったから新鮮だった!
鼻血もんでした。GJ!!!
ぺのツンデレって最強だな(´Д`*)
続きよみたいです。期待してまつw


114名無しさん@秘密の花園:2007/06/12(火) 05:55:19 ID:7b8p7lF+
>>88
可愛い二人に癒された!
ふと見れば智ますの人ではないか
ツンデレ受け好きなんだな、と予想してみるww


>>104
勿論その後があるんだよな?w
楽しみにしてます
本番!本番!
115名無しさん@秘密の花園:2007/06/12(火) 06:13:28 ID:oKE77a6G
>>104 あみぺはたまに凄いのがくるwwwGJでした!

>>42氏の妄想を文章にしたいが、あいまいがなばいとのことを
それぞれなんと呼んでいるのかわからんorz
中原→生天目はなばだった気がするが…それ以外がさっぱりだ。
誰か知ってたら教えてくれ!!

…誰も知らんかったら捏造だなw
116名無しさん@秘密の花園:2007/06/12(火) 13:40:38 ID:KDHgUrxh
あみぺはまだ需要ある?もう飽和かな?
117名無しさん@秘密の花園:2007/06/12(火) 14:02:44 ID:qalV27tg
>>116
永遠にありますとも!

>>115
そう言えば呼んでるの聞いた覚えがない
多分、愛→なばorなばちゃん、静ちゃん(フルネームでちゃん付け
でしか聞いたことない)
麻衣→なば、?
御前と麻衣ちゃんの接点が分からないなぁ。
誰かもう一声。
118 ◆Nr/GtrTxMM :2007/06/12(火) 19:00:22 ID:f0JJMKNJ
元MJgxGHIqREです。

諸事情により、トリップを変えることにしました。
今後、こちらへ投下するときには、今使っている↑の新トリップにて。

それと、なばいとへのGJありがとう!

また何か書けたら投下したいと思ってます。

連絡事項っぽいことしてすみません。では、失礼しました。



119名無しさん@秘密の花園:2007/06/12(火) 20:26:10 ID:qalV27tg
>>118
遅ればせながらなばいとGJ!!
また投下楽しみにしてます!

>>115
やはり麻衣ちゃんもなばちゃんと呼んでたと思う
120 ◆AIo1qlmVDI :2007/06/12(火) 20:39:01 ID:Tv0Bok9M
ただ、天気が良かったから。

理由なんて、それ以外にあるわけない。




その日はとても晴れた日で、絵の具で塗りつぶしたみたいに空が蒼かった。
昨日までのザーザー降りがまるで物語の中の出来事なんじゃないかってメルヘン
なこと考えてしまうくらいに。

誰だってよく晴れた日は気分が良くなるもの。
勿論あたしもそれは当て嵌まる。ぶらぶらと公園を歩くだけでも気持ちいいし、
やっぱりお日様の光っていうのはいいもんだ。
こんないい天気なら散歩したらさぞ気分いいだろうなぁ。
ちょっと出てみるか…

この時、ちょっと足りない犬みたいな奴の顔がふと浮かんだのは別におかしいこ
とじゃない。
散歩→犬→はしゃぐ→小清水。
という単純明快な図式が脳裏を過ぎったというだけの話。
意味なんかない。
断じて。
121 ◆AIo1qlmVDI :2007/06/12(火) 20:41:52 ID:Tv0Bok9M
「…いや、そういうのじゃないけど
…は?
いや、いいよ寝てなよ
え?あ…ちょ?!」

何となく今何やってんのかねぇ、と思ったからメールなどしてみたら即刻電話が
掛かってきて驚いた。
しかもその声は明らかに起き抜けで。
あたしが今近所の公園をうろついてると告げると突然スイッチが入ったように『
亜美も行く!!』と叫ばれた、という電話内容。

忙しいのは知ってるし寝てたみたいだからそのまま寝てろって言ったけど、こう
いう時の小清水が人の意見に耳貸す素直な奴じゃないってことは残念ながら熟知
している。

…やれやれだ。

苦笑の混じった溜め息をついて、あたしは木陰のベンチに腰を下ろし犬も真っ青
の猛ダッシュで駆けてくるだろう小清水を待った。
122 ◆AIo1qlmVDI :2007/06/12(火) 20:43:11 ID:Tv0Bok9M
「さぁ〜んぺぇ〜いちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」

奴はすぐに現れた。
あたしとの間隔は10メートルはあるというのに名前を絶叫しながら走りよってく
る。
突如発せられた雄叫びに周りの散歩者は一斉に小清水を見て―そしてその視線の
先にあるあたしを凝視した。

小清水、名前を呼ぶなとは言わない。
でも頼む、…金輪際それはやめろ。



「あんた、寝てたんじゃないの」

突発とは思えない小清水の来襲の速さに疑問を口にする。

「うんっ、寝てたよ?
亜美ねぇ〜、よだれブッ垂らして寝てたよ!」

「そこは聞いてないし汚いし」

「でもねでもね?
ぺーが連絡くれたから亜美すっごい急いで着替えたんだよ〜!」

身振り手振りを加えて、自分が如何に超特急でここに来たかを説明する。

「急いだ割には可愛い服着てんね」

一瞬、小清水が止まった。
123 ◆AIo1qlmVDI :2007/06/12(火) 20:44:37 ID:Tv0Bok9M
「な、なに―――――?!ペがおかしいよ――――――?!
ペが亜美を褒めたよ――――――!!!」

こいつの中であたしは一体どんなキャラにされているのやら。
まぁ、不愛想系に分類されているのは間違いないらしい。

「思ったこと言っただけだっつの」

別に褒めたわけじゃないから、という意味を込めて言ってやった。

「じゃ!
じゃあじゃあ亜美も思ったこと言う!」

小清水が言うことなんか物凄く予想がつくから言わなくていいデス。と釘を刺す


「なんで―――――?!
でも言うよ?
ぺー、ラブ・マイラヴ・アイウォンチュー!!!ペは今日もツンデレ可愛い!!
!!」

ほぼ一字一句予想と違わない。
最後の『ツンデレ可愛い』以外は。
124 ◆AIo1qlmVDI :2007/06/12(火) 20:45:47 ID:Tv0Bok9M
抗議の意味も込めて、木製ベンチの脆くなった部分を指で剥き取り投げ付ける。

「あたしはツンデレじゃないから」

そう言うと小清水はむっふふ〜!と薄気味の悪い笑い方をして、言った。

「ペはツンデレだよぉ。だってペは亜美のこと好きでしょ?」

「決め付けんな」

「好きなくせにぃ〜!
今日は亜美が呼んだら来たからうれしかったでしょでしょ?」

「黙れポジティヴシンキング」

「ぺ、安心して!
亜美はぺのことだいッすきだから!」

小清水は両手を広げてさも飛び込んでおいで!と言わんばかりに笑った。

ったく…何を安心したらいいんだ。
突っ込んだら負けかなと思っているので敢えてスルー。
それにしても(まぁいつものことなんだけど)何故こいつはこうもハイテンション
なんだろう。
全ての台詞に「!」が付いてる様に聞こえる。
125 ◆AIo1qlmVDI :2007/06/12(火) 20:47:59 ID:Tv0Bok9M
「ちょっと、歩く?」

「わお!お散歩デート!」

「傍から見たらそーかもね」

返事がない。
いつもみたいに飛び付いて来るかと思ったから、肩透かしを食らった気分だった


「ぺ…、
ぺー…?」

「肩透かし」は小清水にとってもそうだったらしい。

「…なに赤くなってんの、キモいな」

「だ、だって…
お散歩デートって…ひ、否定するかと思ったの、『んなわけねーだろー』、って
…」

「はぁ。」

「だだだだだから、だから…」

真っ赤になって俯くなよ、気色悪い…

「『お散歩デート』が冗談じゃ、なくなっちゃう」

言わんとすることが朧気ながら掴めてきた。
126 ◆AIo1qlmVDI :2007/06/12(火) 20:49:37 ID:Tv0Bok9M
「急にそう意識し出しちゃったんデスカ?」

「う、うん。」

「その乙女動作やめろ、キモいから」

そう言ってあたしはすたすた歩き出す。

お、赤くなった小清水亜美さん、慌てて駆けて来ましたね。

「あんたってさ」

ふと立ち止まる。

「なっ、なんだろ?!」

「なんであたしにそんな構うの」

幼馴染みではあるけど、普段あたしは小清水を邪険にしてばかり。
かと言って他の人にもそうなのかって聞かれたら答えは否。
うざったくまとわりついてくるのは、こいつくらいのものだし。
でもへこたれずにあたしの後を追い掛け回すのは、なんで?
友達は他にもいっぱいいるでしょ。
127 ◆AIo1qlmVDI :2007/06/12(火) 20:51:04 ID:Tv0Bok9M
「今日の…ぺは…やさしい、ね。」

「は」

…これは質問の答えと取っていいのか?
いや、明らかに会話は噛み合っていない。

「…なんか、調子…狂っちゃう、な。」

小清水が3g程度のものなら持ち上げられそうな力であたしの手を引っ張った。
それはあまりにささやかで、あたしが立ち止まっていなければ指が少し触れたな
、くらいにしか思えないような、そんな力。

なのにあたしは振りほどけなかった。
いや、…振りほどかなかった。

いつもなら「暑苦しい」とか言って突き放すのに。

調子狂うのは、あたしの方だ。

「ぺ、は…亜美のこと…嫌い、かな。」

「は」

「あ…、亜美は…ぺのこと…結構、だいぶ…すごい…好き、なんだけど、な」
128 ◆AIo1qlmVDI :2007/06/12(火) 20:52:17 ID:Tv0Bok9M
あたしの手を握る力が、500のペットボトルを持ち上げられるくらいに変わった。
小清水の視線は、あたしを真っ直ぐ捉える。


本気で言ってる。
そう思った。


あたしは小清水が好きか?嫌いか?

考えなくてもわかってる。

あたしは小清水のことは好きだ。そういう意味では、なく。

あからさまな好意をガンガンぶつけられるのは嫌ではないし、所構わずな部分が
たまに困るけど抱き付いてくるのも、嫌じゃ、ない。

……こういうのは小清水の『好き』に入るんだろうか。

違うと思う。
…それは、違うと思う。
129 ◆AIo1qlmVDI :2007/06/12(火) 20:53:19 ID:Tv0Bok9M
「小清水」

今度はあたしが3gの力で握り返す。
ちょっとだけ小清水がビクッとした。

「…ぺ?」

なんて顔してんだ、こいつ…。

今にも泣きそうな小清水を見てると、ほんと調子が狂う。

「わ、わっ?!」

500のペットボトルの力で手を引っ張って、よろけた小清水を受け止める。

『受け止めた』だけ。
『抱きしめた』んじゃない。
そこ間違えんな。

小清水がわけわかんないこと口走り出したから。
調子狂ってるだけだから。
ただそれだけだから。
意味なんかない。
断じて。



…小清水の匂いがする。



「ぺっ、ぺぇぇぇ?!」
130 ◆AIo1qlmVDI :2007/06/12(火) 20:54:26 ID:Tv0Bok9M
…うるさい。
よく通るその声で叫ぶな、人が見るだろ。

「なん…ッ、は、ぺ?!
あああああああああの?!」
「こここここれ、何かな?!何かな?!」
「え、え、ぺぇぇぇ―――――――――――?!」

小清水がひょろ長い腕をぶんぶんさせて騒ぎ出した。

『いつもの小清水』が帰ってきたらしい。

「…あっつい」

どん、と小清水を押す。
はわわわぁ、とか言って小清水は盛大にしりもちをついた。

間抜け。

ボキャ貧のあたしにはそれ以外にぴったりな言葉は見当たらない。

「わ、笑わないでよ〜!」

「だって今のあんた、間抜け以外の何者でもないよ」

鏡見てみれば?と言って手を差し出す。
131 ◆AIo1qlmVDI :2007/06/12(火) 20:55:34 ID:Tv0Bok9M
「ぺ、、?!」

「早く立てよ、みっともないな」

「い、いじわる―――――――――!!!!」

小清水が手を伸ばす。
その手をぐい、と引っ張って立ち上がる小清水の頭をボスボス叩く。

「小清水サン鼻水垂れてますけど」

「へっ?!」

小清水がぐしぐしっと鼻をこする。

「きったねーな」

はずかしそうにしてるから笑ってやった。

「…ぺ?」

「なに」

「あの」

「早く言え速攻言え」
132 ◆AIo1qlmVDI :2007/06/12(火) 20:57:16 ID:Tv0Bok9M
「ぺ………も、亜美のこと、好k」
「んな訳ない」

「そそそそそんな即否定しないでよ―――――――!!!」

「事実デス」

だってこう返さなきゃ、あんたはあんたじゃなくなっちゃうんでしょ。
弱気な小清水はどうも調子が狂ってダメだ。
あたしは普段のバカでうるさい小清水の方が性に合う。

……性に合うってのは『好き』って意味じゃないけど。
別に好きとかそういうのじゃない、筈だから。

……断、じて。



おわり

誕生日なのに藍ゆう投下されなくて絶望した><
あみぺ初挑戦だったのでお見苦しくてすまない
133名無しさん@秘密の花園:2007/06/13(水) 06:20:32 ID:gK7L2m81
GJ!

やはりぺのツンデレっぷりは堪らんw
134名無しさん@秘密の花園:2007/06/13(水) 14:04:57 ID:VIbB0+uZ
>>132
GJ!!ぺのツンデレが最高w
135名無しさん@秘密の花園:2007/06/13(水) 21:24:23 ID:VIbB0+uZ
今日も今日とて藍ゆう妄想中・・・
頂いた役の役作りはしっかりとしたいゆうちゃん
ある時は道場へ行き剣道を。またある時は猿の気持ちに成りきり
猛特訓(本人は母親と特訓したと言っていたが、本当は藍ぽんと)。
これからも色んな役と出逢い、成りきって精一杯演じて行きたい
と思っているゆうちゃんは色んな役の色んなシュチュエーションを
藍ぽんに手伝ってもらいつつ一緒に役を掴んで行く。
妄想は永遠に止まらない。
136MJgxGHIqRE改め ◆Nr/GtrTxMM :2007/06/14(木) 23:51:52 ID:gZe5keB0
ひたすらだらだらといちゃつく二人です。

伊藤静×植田佳奈

ねこネタ第2弾。次は多分ないです。たまにはこんなのもいいんじゃない?
137静のネコ ◆Nr/GtrTxMM :2007/06/14(木) 23:52:43 ID:gZe5keB0
「ねぇ…静…。もう…」
「がまん…できない?」

私のことを見下ろしている静が『ふふっ』と笑う。そして―――

チリ――――ン…
「あっ…」
これがいつもの合図。
自由に使うことが許されているのは口。唇と舌。
手は握ったままにしておくこと。指は使っちゃいけない。
それと…言葉を口にすることもダメ。

最後にもうひとつ。静を満足させてはじめて私はご褒美を与えられる。

私の首には鈴のついた首輪がされている。私は―――従順なネコになる。

「佳奈、ほら…」

起き上がった静がベッドの端に座り、私を指で誘う。
私は、ベッドから降りて静の前に四つん這いになった。
見上げると、静に顎に指を添えられ、唇をペロっと一舐めされる。
138静のネコ ◆Nr/GtrTxMM :2007/06/14(木) 23:54:03 ID:gZe5keB0
―――どうしたらいいのか、わかってるでしょ?

小悪魔っぽい笑みを浮かべた静に見つめられて、背筋がゾクゾクした。

「はぁむ…ぴちゅ…」

その目に誘われるように、静の頬、耳、首筋に舌を這わせていく。
「あはっ。くすぐったいよ…」

そう言いながらも、私を撫でてくれている。それだけでも気持ちいい。

「佳奈の髪。私、好きなんだぁ…ふわふわで、すっごく気持ちいいの…。ホント、毛並みのいいネコだよね…」
「ふにぃ…」
「かわいいよ」
「にゃぁ(静だって…)―――かぷっ…」

静に抱き寄せられた私は、返事をする代わりにうなじに軽く噛み付く。

「あっ!こらぁ…ダメでしょ?跡、付けないでよ?」
139静のネコ ◆Nr/GtrTxMM :2007/06/14(木) 23:54:58 ID:gZe5keB0
「ちゅ・・・ぺろっ(ゴメン)」
胸、脇腹いつものように愛撫を繰り返していく。
「あっ…あん…佳奈…気持ちいい…」

私の舌の動きに合わせて声を上げる静。
そして太ももへ…。
そこまできて、ちょっとしたイタズラ心が持ち上がる。

いつもは従順でも、たまには気まぐれを起こすときだってある。

私は、両腕を静の太ももの下に入れて持ち上げた。

「あっ」

体を支える術を持たず、静はそのままベッドへと体を横たえる。

「ん…どしたの?」
何?と、キョトンとしている静。
「ふっ…」
そんな静をを一瞥して、私はもう一度四つん這いになる。
そして、ソコへと舌を伸ばした。
140静のネコ ◆Nr/GtrTxMM :2007/06/14(木) 23:55:40 ID:gZe5keB0
「ぴちゃ…ちゅ・・・」

「ぁっ!?なに??佳奈っ!?そこ…違っ…どこ舐めっ…はぁっ…ぃや!」

口ではそう言うけど、私の行為を止めたりしない。舌を這わせる度にピクピクと反応させている。
「やぁ!だって…ば…ぁっ!…ふっ…うん…汚いって……それに、くすぐっ…たい…っよぉ…」
いつもとは違う感覚に、シーツをぎゅっと握りしめて身を捩らせる静がとても新鮮だった。

「あっ…あっ…ん…っ…佳奈ぁ…もう…」

(あまりしつこくしてると、怒られるやろか?)

「うにぃ(もう、せーへん…ごめんなぁ)」
ソコから舌を離して、太ももの内側をペロペロと舐める。
「はぁ…ん…もう!」

体を起こしながら…やっぱり、少し怒ってるっぽい。

「にゃおん?(でも、いつもと違って良かったやろ?)」

首を傾げながら、静を見上げてニコニコしてみた。
141静のネコ ◆Nr/GtrTxMM :2007/06/14(木) 23:56:57 ID:gZe5keB0
「…なぁに?その満足そうな顔はぁ?」
「なぁーご(別にぃ〜)」
「なーんか、ムカつくなー」

ピンっとおでこを撥ねられる。

「にぎゃっ!(いてっ!)」

「痛かった?ごめんごめん。じゃ…続き…」
「ん…ふにぃ…ぺろ…ちゅ…」
「あっ…やっぱ…佳奈ってさいこー…ん」

静に喜んで欲しくて―――

「イイっ!あっ…もう…イキ…そ…。もっと激しく…シテ…」
言われた通りに激しくする。少しキツめに吸い上げると
「ああ―――っ!!!」

仰け反りながら、静は達した。そのままベッドへと倒れこんだ。
142静のネコ ◆Nr/GtrTxMM :2007/06/14(木) 23:57:54 ID:gZe5keB0
「っ…はぁ…はぁ…ぅん…」
快感の余韻に浸っている静を感じながら、私は静を綺麗にする。

「あっ…ん。はぁ…い…いよぉ、そんなこと…しなくても」

「なぁ?…うにゃぁ(なんで?したいからしてるんや)」

丹念に静を舐め上げて、私はペロっと舌なめずりする。

静を満足させた私はとびっきりのご褒美を求め、
まだ、荒い息をついている静のお腹、
胸へと口付けながら、ゆっくりとベッドへと上がる。

「にゃお…ん(静…私は?)」

静…私のご褒美は?私、頑張ったでしょ?ごほーび、ちょうだい―――


END
143MJgxGHIqRE改め ◆Nr/GtrTxMM :2007/06/15(金) 00:01:35 ID:gZe5keB0
トリを変えました。元MJgxGHIqREです。

またネコか!!と思われても致し方なし。
今晩の勢いで書いております。

それでは、失礼しました。
144名無しさん@秘密の花園:2007/06/15(金) 00:05:26 ID:3/LnhiEz
>>143
久々にリアルタイムで読んでしまった!
萌えた、死んだ、鼻血でた!!超GJ!しずかなはやっぱりいいな!!
145aaa ◆fRBzt3HudI :2007/06/15(金) 00:08:28 ID:F0Q+m08K
>>132
GJ!!
あみぺ大好きだから嬉しかった。このカップルは可愛いよね!
楽しませてもらいました。

< cool and sweet > へ感想くださった方々、ありがとう。
久しぶりで、自信なかっただけに嬉しかった。
続き、頑張って考えてみます。
エロはあんまし期待しないでください。とにかくキュンキュンさせたいだけなんだ!

そろそろ、あみぺ以外も読みたいなぁ。
もちろんあみぺもどんと来い!です。なんでもいーから色々読みたい!!
146aaa ◆fRBzt3HudI :2007/06/15(金) 00:10:35 ID:F0Q+m08K
あ、書き込んだらさっそく新作来た!!

>>143
GJ!!
面白かった。しずかないいよ。超いいよ。ありがとう。
147名無しさん@秘密の花園:2007/06/15(金) 11:23:23 ID:byOnTRSQ
>>143
ナイスエロ!
しずかな良いな!!



あまり需要ないと思うけど智ます投下
自分には甘い文は書けないみたいだorz
148 ◆rGGLh1CC/M :2007/06/15(金) 11:24:27 ID:byOnTRSQ

私は本を読むのが好きで、普段から鞄の中に一冊は必ず持ち歩いている。
今もほんの少しの空いた時間を有効活用しようと、イスに座って本を開いた。
ここはAice5の五人共有の控え室ではあるけれど、個人行動が好きなメンバーだ。
一人で読書に没頭しようが誰にも咎められないだろう。
……と思ったんだけど。

「ぉわっ」

突然の背後からの重みに、思わず開いていた本のページに顔面衝突。
誰かに抱き付かれたらしい。って言っても犯人はヤツしかいないんだけど。

「…智秋ちゃん」
「はぁ〜い♪」

回転式のイスをくるりと回して振り向くと、予想通りの顔。

「何?」
「アタシ暇でさぁ。真澄も暇そうだったから」

この本が目に入らないのか、と文句を言いたくなったけど、こういう時の智秋ちゃんに何を言っても無駄なのは学習済み。
仕方なく開いていたページに栞を挟んで本を閉じた。
すると、その私の動作を見ていた智秋ちゃんが嬉しそうに抱き付いて来る。

「本より智秋?」
「アンタどこまでポジティブなのよ」
「解釈は自由なのよん」

149 ◆rGGLh1CC/M :2007/06/15(金) 11:26:00 ID:byOnTRSQ

そう言って笑う智秋ちゃんの肩越しに、何だかパタパタと大きく揺れる尻尾が見えた気がした。
だから、抱き付かれてるこの現状はとりあえず置いといて、目の前のふわふわ柔らかな髪に手を差し込んでアレを探してしまう。

「何してんの、真澄」
「探してるんだよ」
「?」
「犬耳!」

智秋ちゃんは一瞬大きな目をきょとんとさせたけど、すぐに吹き出した。

「そぉれはないでしょ〜流石にっ」
「だって今一瞬智秋ちゃんのお尻にブンブン回転する尻尾が見えたよ、確実に」
「あはっ、尻尾?」
「智秋ちゃんって犬っぽい」

前々から思ってたことを言っただけ。
褒めたつもりは全くない。断じてない。
なのに何故か目の前の顔は嬉しそうで。

150 ◆rGGLh1CC/M :2007/06/15(金) 11:27:52 ID:byOnTRSQ

「言っとくけど、褒めてないから!」
「えぇ〜だってアタシが尻尾振るの真澄だけだよ?」
「…だから何」
「つまり飼い主は真澄でしょ」

そう言うと智秋ちゃんは突然強い力で私の手を引っ張り、当然私は智秋ちゃんの方へと倒れ込むことになる。
「何すんだよ!」と文句を言おうとした瞬間、ペロリと唇を舐められた。
そう、まるで犬のように。

「最後まで責任もって飼ってよね」

無邪気な笑顔でそう言う智秋ちゃんの背後には、再び見えた尻尾の幻影がパタパタと音を立てていた。




智秋はアビちゃんにさえヤキモチ妬いてればいいと思う
駄文失礼しました
151名無しさん@秘密の花園:2007/06/15(金) 11:31:27 ID:iHryNBCa
>>150
需要あります!智ます待った!GJッス!
今後遠慮なくどんどん投下してください!
152名無しさん@秘密の花園:2007/06/15(金) 15:20:28 ID:HLBl9Z0m
>>150
GJ!!
本より智秋とかナイス名言だ!

しかし、ますみんとチアキングがラジオパーソナリティになると
殴り合いになるとか殺伐としたラジオになるとか言われてたのに
出張所でSSが投下されるほどになるとは…
先のことはホントに解らないものだな。
153名無しさん@秘密の花園:2007/06/15(金) 17:27:44 ID:/bV2t/n2
>>143
従順なネコっていいな!ていうか御前に従順な佳奈がいいw
GJです!ニヤニヤさせて頂きました。

>>150
今度はイヌktkr!
主人萌えな飼い犬と飼い犬に振り回されてそうな主人だなw
だかそれがいい!!!!!!
154名無しさん@秘密の花園:2007/06/15(金) 20:23:38 ID:Aq4Pn4fR
>>153
>主人萌えな飼い犬と飼い犬に振り回されてそうな主人だなw
だかそれがいい!!!!!!

そのネタ、俺が戴いても宜しいか
155名無しさん@秘密の花園:2007/06/15(金) 20:43:37 ID:aN4q13ur
おkおk!!
投下期待してます!!
156名無しさん@秘密の花園:2007/06/15(金) 20:48:23 ID:byOnTRSQ
GJくれたみんなありがとう!

>>154
超期待してる
wktk!!
157153:2007/06/15(金) 20:57:06 ID:/bV2t/n2
>>154
いいように使ってくれ^^
158 ◆MpL1D2oOcQ :2007/06/16(土) 01:23:25 ID:s+v7k4+w
需要があるかどうか怪しい水沢史絵×松来未祐。
今のうちにコソーリ投下。
よろしくどうぞー。
159「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 01:29:59 ID:s+v7k4+w

晴れた休日、日差しが降り注ぐ部屋の午後の陽気。
水沢史絵は松来未祐の部屋でのんびりとアイスティーをすすっていた。
今日、二人で過ごすことになったきっかけは先日のラジオ収録。
史絵が割とノリで言った発言に未祐ががっぷりと食い付いて離さなかった為、
なし崩し的に史絵が未祐の家を訪れる運びになったのだ。

本来の目的は史絵が未祐に化粧をして遊ぶことだったが、
信じられないほど正確なタイミングで出来上がっていた料理を食べ終わった時点で、
それは郵便受けに挟まったAVのチラシに限りなく近い存在になっていた。
つまりは、もうどうでもいい。
史絵は窓から降り注ぐ日差しにじりじりと背中を炙られながら、
自分の手の熱で幾分温まり、それほどおいしいものでもなくなったアイスティーを
ちびちびとすすって時間を潰していた。
160「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 01:31:10 ID:s+v7k4+w

「ひまだー…」
「そう?」

史絵の不平を未祐は一言でさらりと受け流す。
しかし史絵の言い分ももっともだ。暇に決まっている。
もう何分こうして向かい合ってお茶をすすっていると思っているのか。

「たまには、なんにもしないのもいいと思う」
「うあ…」

史絵が短く呻いてどこかぼんやりと泳がせていた視線を未祐に合わせる。

「…あれ?何で?」

その目は自問自答のような呟きとともにすぐに逸らされて、不自然な動きでもう一度未祐を捉える。
未祐は他意なくその視線に笑いかけて、唐突な呻きの先を促した。

「ん?どうしたの?」
「…なんでもなーい」
161「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 01:32:53 ID:s+v7k4+w

―俯き気味で黙っていれば、それなりに私の心が擽られました。

「なーにぃー史絵ちゃーん?」

―その後に笑いかけられて、どういうわけか普段思ってても
 口にしないことにしてる事を危うく口走りそうになりました。

「なんでもないってば。ははっ」

自身の思惑をヘラリと笑って誤魔化し、それ以上考えないようにする。
考えたらダメだ。負ける。それだけはヤバイ気がしている。
もう、ずっと前から、気付いている。

「言ってよーぅ!気になるでしょー?」

何が楽しいのか未祐はフニャフニャと軟体動物のように身を振った。
その、なんていうか…。

「きもちわる」
「ひどーい!気持ち悪いだって!ポン太聞いたー?」

その声に少し離れた場所に寝転んでいたポン太がうるさそうに目を細めた。

162「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 01:34:00 ID:s+v7k4+w

「ああ…ポン太もそう思ってるって」
「違うよ、ポン太は眠いだけだもんねー?」

未祐の呼びかけにぽん太は興味なさ気に尻尾を一振りして答えた。

「あーあ、史絵ちゃんが構ってくれないから暇だなぁ」
「充分構ってんじゃん」
「もっと愛を込めて構ってよーぅ」

未祐は拗ねた顔をして窓際に立ち、晴れ渡った空を見上げた。
吹き込んだ風が未祐のスカートを少しだけ揺らす。
白い肌が日光を照り返し、自ら発光しているかのようだった。

「…構って欲しい?」
「欲しいー」

未祐はすかさず振り返り、気分屋の子供のように嬉しそうに笑った。

「じゃあねぇ、ちょっとここ座って」
「ん?うん」
163「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 01:35:11 ID:s+v7k4+w

「じゃあねぇ、ちょっとここ座って」
「ん?うん」

史絵は自分の膝先の床を叩き、そこに未祐を呼んだ。
素直に窓際から離れ、史絵に促されるままに腰を下ろす。

「あのさ」
「え…?うん、何?」

未祐が腰を下ろしきるのと同時に史絵が膝で立ち上がり、二人の距離を詰めた。
見下ろされる形になった未祐は戸惑いながらも体勢を変えない。
史絵はさらに距離を詰め、両手で未祐の顔を包みこんだ。

「…どしたの?」
「どうしたんだろ…いや、わかってるんだけどさ」

さすがに訝しげな未祐の問いかけに要領を得ない返答を返す史絵。
その左手の親指が未祐の下唇の輪郭を撫でる。

164「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 01:37:16 ID:s+v7k4+w

「口、半開きになってるよ?」
「へ…?あ、だって今…!」
「金魚みたいになってた。くくくっ…」
「もう何なのー!?」

未祐は史絵の表情にからかわれていたと思い、顔を無理やり俯け、
頬に当てられた史絵の手のひらを剥がそうと手首を掴んだ。


「待って」


大切なことを話す時のような声色に未祐が顔を上げた。
一瞬、やんちゃに笑った史絵が見えて、顔を上のほうに軽く持ち上げられたかと
思った次の瞬間にはその肌の匂いを感じていた。

「あれ?ごめん」
「…へっ?」

数瞬、確かに唇が触れ合っていた。
温度も感触も味も未だそこに残っている。
しかし未祐には状況がよくわからなかった。
史絵が謝った理由も、自分が少しもドキドキしていない状況も。

唐突過ぎて、頭が付いていかない。
165「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 01:38:28 ID:s+v7k4+w

「ごめん、って…」
「うん。なんか我慢できると思ってたら我慢できなかったから」

史絵は至極、普段どおりの口調で言い切った。
そのあまりに違和感のない態度に未祐も感じているはずだった疑問が薄れていく。

「あ…そ、そっか。うん全然平気だけど」
「よし、じゃあ天気良いから散歩しに行こう!」
「散歩?」
「うん。部屋飽きた」

史絵はさっさと立ち上がり、未祐の前に手を差し出した。
未祐が捕まったのを確認して勢い良く引き上げる。

「わ、っ!」
「よし、行こう」

史絵はすっかり汗をかいているグラスに入ったアイスティーを一気に呷り、玄関に歩き出した。

が、右手にかかる重さに足を止める。
166「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 01:39:22 ID:s+v7k4+w

「ん?」

振り返ると、案の定未祐が両手で史絵の右手を掴んでいた。
その顔はさっきまでよりも少し不安そうに歪んでいる。

「散歩、行かない?」
「…そう、じゃなくて、ね?」

そうじゃないのはわかっている。
でも、ここは少し鈍感な振りをするのがセオリー。

「何で?」
「何が?」

間髪をいれずに言葉を返して、意地でも鈍感なフリ。
ここで自ら空気を読んでしまったら。
自分からこれ以上未祐に歩み寄ってしまったら。




―後戻り、出来なくなる

167「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 01:40:14 ID:s+v7k4+w

「だからー、今の」
「キス?」
「う、…ん。平たく言えば」

未祐はコクリと首を縦に振って肯定の意思を表した。
少し幼い仕草が妙に似合う。

「わかんない。無性にしたくなったのかも」

間違いじゃない。一度は耐えた。でもダメだった。
無性に、というよりは無意識にしたくなって無意識にしてしまった。
そう言った方が近い気がした。

「そうじゃなくて!」
「え?なんか違うの?」
「違うよー!」

未祐は掴んだ手をぶんぶんと振って、駄々っ子のように声を上げた。
振られた腕ごと揺さぶられる頭で考えてみるも、史絵の頭には何の結論も浮かばない。
未祐の疑問がキスした理由じゃなければ何だというのだ。
当てが外れた史絵も困惑する。

168「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 01:41:56 ID:s+v7k4+w

「えーと、わかんない、よ?」
「…絶対わざと!史絵ちゃんわざとでしょ!」
「いやいや、わかんないって」
「絶対嘘だぁー!!」

そう言われてもわからないものはわからない。
史絵はどうしたものかと心の中でため息を付く。

「ほんとにわかんない?」

しばらくして未祐がこれまた不安そうに聞いてきた。

「うん。ほんとにわかんない」
「だからー、何で我慢してたの?」
「えっ?…何で、って言われても…なんとなく?」
「もう一回してって言ったらしてくれる?」
「しない、かなぁ…?」
「なにそれー!?」
「だってなんかもうお腹一杯なんだもん」
「わ、私は…」
「え?」
「ぜっ…!全然、足りないっ!」

その剣幕に驚いて、黙っていると未祐に掴まれた手が強く引かれる。

「おっ」
169「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 01:46:11 ID:s+v7k4+w

抱きとめられたような、抱きつかれたような格好。なんだか笑いがこみ上げてくる。
今の状況で言えば、未祐の必死さがおかしくて、可愛い。

「史絵ちゃんがしてくれないなら私がする」
「できるの?」
「当たり前じゃん!」
「じゃ、いいよ」

未祐の手が史絵の頬を捕らえる。

「目、閉じてよー」
「やだー」
「何でよー」
「だってあたしは閉じてとか言わなかったもん」
「うー…なんか理不尽…」
「いいじゃん別に」
「史絵ちゃん意地悪」
「はいはい…」
「…」
「…」
「…」
「…え、結局あたしからなの?」
「早くしてよもー!」
「わかったわかった…はい、いくよー」
「いいよ…。ん…」

未祐の唇は、さっきよりも熱かった…ような気がする。
寄せられた体に腕を回して強く抱き寄せると、苦しさから未祐が短く息をついた。

170「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 01:49:35 ID:s+v7k4+w

「…っ、はっ」
「そういえばさ、我慢、しなくていいんだよね?」
「え?うん、っん…はぅ」

未祐からの答えを待たずに史絵は行動を起こした。

自らの舌を未祐の口内に差し入れ、戸惑っていた未祐の舌を擽った。
逃げるように動き回る未祐の舌を丁寧に、時間を掛けて誘う。

「あはは!逃げんなよー」
「だ、って…」

泣きそうな声を塞いで、また未祐を追い掛け回す。
それでも未祐の腕が史絵の首に回る頃には、積極的とまではいかないものの誘えば付いてくるようになった。

「んあ…っ!」

舌先を甘噛みすると、未祐の体が強張った。
痛みによる緊張というよりも、興奮による昂りだろうか。
鼻から抜けていく声の甘さがそれを物語る。
どうやらというべきか、やはりというべきか、「M型」の名は伊達ではないらしい。
唇を離して顔を覗くと朱がさした頬に涙が伝っていた。
171「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 01:50:56 ID:s+v7k4+w

「泣くほど気持ち良い?」
「うぅ…!それもあるけどこれは違うよ!」
「あるんだ」
「あるよ!史絵ちゃん全体的にやらしい!」
「やらしくないよ。我慢してないだけ」
「じゃあもうだめ!もう我慢して!」
「えー?無理」
「無理って…!」
「だってさぁ」

史絵は未祐の頬についた涙を指で拭い、瞳に残っていた雫も払う。
そして、唇が触れる距離で静かに言葉を紡ぐ。

「もう忘れちゃった」
「…ふみえちゃ」
「我慢とか、そういうの、わかんなくなった」

未祐は史絵の中で昂ぶった空気を直接送り込まれている気分だった。
熱く濡れた呼気は未祐の体をも昂らせていく。
そして不意に膝の力が抜けた未祐は、史絵によってゆっくりと床に下ろされる。
172「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 01:54:06 ID:s+v7k4+w

「ごめ、史絵ちゃん、なんか力はいんなくて」
「いいよ。そのまま抜いてて」

体を支えられながら、本当に優しく押し倒される。

久しぶりに見た気がする天井。
誰かに求められるなんて久しぶりすぎて、ちょっと怖い。
次に何をされるか大体の見当は付いているはずなのに、史絵の動きがいちいち気になってしょうがない。

「そんなに緊張しないでよ」

ゆっくりと、一つ一つ時間を掛けてボタンを外していた史絵の手が止まり、苦笑交じりに顔を撫でられる。
そして頬や首筋、半分開かれた胸元に唇をつけて行く姿は思いのほかに未祐の感性を煽った。
173「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 01:55:53 ID:s+v7k4+w

「…ひゃ、っ!」
「あ、ごめん痛かった?」
「大丈夫…びっくりしただけ…」

ちょうど鎖骨の真ん中あたり、淡い痛みを感じたところに史絵の舌が這う。
鋭い刺激にあとだけに、他の場所よりも感度が増していた。

「一応ね、やっとかないと」
「一応って…」
「まぁまぁ」

そう言って史絵は体を起こし、未祐の足に触れた。
それは次の行為に移るという前触れのようなものであり…。

「あ、の…、史絵ちゃん、ここで?」
「ん?うん。だめ?」
「や、いいけど…」

その間にも史絵の手はどんどん侵入を進め、それに伴ってスカートがまくれ上がり、
下肢が外気に晒されるのを未祐は感じていた。
足首から脛、膝から太ももを滑る史絵の手。
引っかいたり、撫で回したり、感触を楽しむかのように動く。
174「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 01:59:03 ID:s+v7k4+w

「くすぐったいよ」
「…あたしは楽しいよ?」

太ももが外気を感じ取った頃には足の付け根あたりに史絵の指があった。
下着と肌の境目から入り込んだ指は、迷い無く下着を脱がしにかかる。

「上げて」

添えられた史絵の手を借りて、腰を上げる。
史絵は片足だけ抜いたところで下着を放置した。
未祐は、そこはかとなく脳裏を占める嫌な予感に気付く。

「史絵ちゃん…私、自分で脱いだ方がいい?」
「ダメー」

腕にかかったシャツを脱ぎ落とそうとすると、史絵の手が素早くそれを制した。

「…」
「一回やってみたかったんだー」
「…」
「半裸で、ってシチュエーション」
「変態…」
「大丈夫。意外とイイかもよ?」
「なにそれー…」
175「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 02:05:14 ID:s+v7k4+w

結局、未祐は楽しそうな史絵に反論することができず、そのまま史絵を受け入れる。
今日に限ってブラジャーはフロントホックで、未祐は着々と史絵の希望通りの姿になっていく。

「恥ずかし…」
「それがいいんじゃん」

史絵の手が曝け出された未祐の胸を揉み始める。
収まりのいい大きさに史絵は何を思うでもないが笑ってしまう。

「ん…っ、今、失礼なこと考えてる」
「考えてないよ、かわいいなぁって思ってる」
「どうせ…私は…」
「ほんとにかわいいよ」

史絵は手のひらを押し上げてきた胸の突起に吸い付いた。
もう一方は指の間に挟んで強めにしごく。

「ひあっ!…あぅ…ふみえちゃ…ちょっと痛いよ」

176「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 02:07:04 ID:s+v7k4+w

史絵はその声にも手を緩めず、断続的に歯と指、舌による刺激を続けた。
強く、強く、弱く、強く、弱く。
痛そうなほど勃ち上がったそれを噛んで、弾いて、吸って、押し潰して、転がして、舐めて、しごいて。
ありとあらゆる刺激を与える。

「でもこういうの好きでしょ?ほら、凄いやらしい形になってる」
「ふみえちゃ、ん…や、ぁっ!」

未祐の声も表情も、史絵の加虐心を増長させるだけだった。

「どれが一番イイ?やっぱ痛いの好き?」
「やだっ…痛いのやだよ!」
「大丈夫、そんなに強くしないって」

―自信ないけど

「でも歯立てないで…!」
「感度は人一倍いいんだねぇ…」
「はぁ…あ、ぅ!も、立てないでって言って…る!」
177「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 02:09:01 ID:s+v7k4+w

未祐が吐き出す息に本格的に艶が乗り始める。
胸の辺りを中心に薄い朱が広がり、すっかり上気した未祐の体。
窓から差し込む日光が日に晒されていない白い肌に艶かしい陰影を作る。
人間の体の凹凸が作り出す陰。
いくら未祐が凹凸に乏しい体といえど、人工物では成しえない色気に史絵は軽い眩暈を覚えた。

「つーかまだ昼過ぎなんだよねぇ…」
「そうだよぅ…」

開いた窓の外から、子供のはしゃぎ声が聞こえる。
学校が終わるような時刻にいい大人が部屋に篭って何をしているのか。

「しかも窓全開…こんな時間から何してんだろうね、うちら」
「史絵ちゃんからやってきたんじゃん」
「外に聞こえてたかな」
「大丈夫だと思う…そんなに大きい声出して、ないつもりだし」

未祐は史絵から与えられる刺激に翻弄されながらも、意識はしっかりと保っていた。

「これ終わったら散歩行こうね」
「い、行けたらね?」

このまま最後までいって元気でいる自信が未祐にはない。
178「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 02:15:01 ID:s+v7k4+w

「優しくする」
「うん…」
「痛いことしない」
「うん…」
「ゆっくりする」
「ん…」
「辛くなったらすぐやめるから」

未祐は視線を泳がせながら、口をあけたり閉じたりして目に見えて動揺した。
普段から優しい史絵ではあるが、ストレートな言葉で気遣ってくれることは割りに少ない。
だからこそ、今のこの状況での直球表現は未祐の琴線を大いに震わせた。

「えっと…うん」
「…もしかして今、キュンときた?」
「…きた。すごいきた」
「あんたは読みやすいなー」
「史絵ちゃんは…私の扱い上手すぎ」
「あーそうかも」
「そうなの…?」
「何考えてるかすぐわかるよ」

「なんか言いたそうだなーとか」

「もっと強くして欲しそうだなーとか」

「そういうの、わかっちゃうかも」

179「迷走ストレート」:2007/06/16(土) 02:22:11 ID:s+v7k4+w

史絵は得意そうに笑って未祐の耳元に口付け、そのまま囁き始める。

「だからさ、続きしてい?」



「…いいよ。あ、窓、閉めなきゃ」
「いいよ、もう」

窓を閉めようとした手を押さえ込まれ、身動きが出来なくなる。
未祐は捕食者の前の小動物の気分だった。

「や、でもほら、私そういうの、抑える自信な、い…から、ちょ、史絵ちゃん!」
「いいからいいから。我慢すればいいじゃん」
「む、無理ぃっ…!」


当の捕食者は未祐の思惑をしるはずもなく、未祐は遠慮の“え”の字もなく捕食され、
気が付いた後は捕食者史絵の希望通り、散歩に付き合ったのだった。


…太陽はすっかり落ちていたが。
180 ◆MpL1D2oOcQ :2007/06/16(土) 02:29:06 ID:s+v7k4+w

「迷走ストレート」

以上です。
エロ練習に書いてみたがなんか微妙…。
最近作者に松来の風が吹いているwwwww

長々と失礼致しました。
それではまた次の機会に。

作者・カシン
181 ◆MpL1D2oOcQ :2007/06/16(土) 02:31:32 ID:s+v7k4+w
あああ、あともう一つ大事なことが。

途中ageてすまんかった!全て作者の不注意ですorz
今度から気をつける。許してくれ住人たちよorz
182名無しさん@秘密の花園:2007/06/16(土) 04:25:05 ID:EAyNCkzy
はぅこれはGJ!
183名無しさん@秘密の花園:2007/06/16(土) 07:36:21 ID:AvEcVA1q
激しくGJです!!
184名無しさん@秘密の花園:2007/06/16(土) 08:58:13 ID:f4juRnwT
>>158
需要があるかどうか怪しいなんて言わないでください
需要ありますよ
SSの中ではあるけど、史絵ちゃんと一線を越えられてみゆみゆさんも喜んでいると思います。

みゆみゆさんと他の方とのSSも期待しています
やっぱり、みゆみゆさんはSSの中でぐらいは報われないと
185名無しさん@秘密の花園:2007/06/16(土) 09:00:18 ID:EAyNCkzy
確かに
みゆみゆが一番喜びそうなSSだな
186名無しさん@秘密の花園:2007/06/16(土) 10:42:47 ID:Fe6kcR3B
ねっとりまったりエロスですね。
GJ!
187名無しさん@秘密の花園:2007/06/16(土) 13:35:20 ID:q7WCmvr/
なんか、淡々としてるんだけど、二人が可愛かった!GJ!
188 ◆hhw1/YPUQw :2007/06/16(土) 20:40:33 ID:YWaUhrgS
お待たせしてすいませんミンゴス→智秋です
といっても智秋ちゃんが出てくるのは最初だけであとは全部ミンゴスの回想(心の中)です
ムダに長くなってしまいましたがよろしければどうぞ
189想い ◆hhw1/YPUQw :2007/06/16(土) 20:42:55 ID:YWaUhrgS
「それではお相手は、ジューシーポーリーBYE!たかはし智秋と」
「今井麻美でした!」

「はいOKでーす!お疲れ様でした!」
「「お疲れ様でしたー!」」

収録を終えてブース内のテーブルを片付けていると、横にいる千秋から声がかかった。

「ねぇねぇ麻美、今日はどこ行く?」

このラジオは夕方収録だから、収録後にはよく2人で食事に行く。
それこそ毎回といっていいくらいの頻度でだ。

「んー、ごめん今日はちょっと用事あるんだ。」
「え〜麻美と一緒にお出かけするの楽しみにしてたのにぃ。でもま、用事あるなら仕方ないかぁ〜。」
「ん〜ごめんね。また今度行こう?」
「よーっし!約束!次の収録終わりは絶対行こうね?」
「はは、わかった約束ね。」

その話はそこで終わり、私たちはテーブルの片付けを続けた。
忘れ物がないか確認してブースから出たとき
190想い ◆hhw1/YPUQw :2007/06/16(土) 20:46:04 ID:YWaUhrgS
「麻美?」
「なぁに?」
「麻美さぁもしかして…」
「あっ、ごめん!もう行かなきゃ。ごめんね。バイバイ!」
「…うんバイバイ。また来週。」

智秋の顔が一瞬悲しそうに曇ったのが見えた。
けれど私はそのまま振り向かずにスタジオを出た。
今のはちょっとわざとらしすぎたかな…
今日だって本当は用事なんかないし…

私たち2人の共演作はゲームだ。
ゲームの収録は基本的に一回で終わりだし、1人1人が別収録だから、共演といっても顔を合わせることはほとんどない。
イベントだってそうそうあるものじゃない。

だからこのラジオの仕事が決まったときは素直に嬉しかった。
私たちが選ばれた理由が、もともと仲が良かったからか、スケジュールの都合なのか、それとも他の何かなのかはわからなかったけど、
智秋と2人で仕事ができる、智秋に会える、ただそれだけのことがとても嬉しかった。
それは向こうも同じだったようで、この仕事の話がきた日の夜に智秋からメールがきた。
内容は「麻美と一緒にラジオができるなんて最高にHAPPYだYO!」とかなんとか。
いつもより更に顔文字や英単語が多くて、本当に喜んでいることが伝わってきた。
そのメールが妙に微笑ましくて、笑いながら返信したことを覚えている。
「私も嬉しいよ。一緒にがんばろうね!」と
191想い ◆hhw1/YPUQw :2007/06/16(土) 20:50:54 ID:YWaUhrgS
それから毎週彼女に会って、彼女とたくさんの話をした。
ラジオもなかなか好評だったようでCDを出したり、イベントをやったりした。
プライベートでもますます仲良くなって、一緒に飲みに行ったり、買い物に行ったりすることも多くなった。
彼女のそばにいることが多くなって、そしてある日気がついた。

私は智秋のことが好きなんだ。

その気持ちに気づいてしまってから、私は彼女のそばにいることを躊躇うようになってしまった。
もちろん仕事は今まで通りちゃんとやっているし、彼女に対する態度もなるべく変えないようにしている。

でも、私をまっすぐ見つめる彼女の瞳を見つめ返すことができなくなってしまった。
写真の中の彼女はいくらでも見つめていられるのに、なぜかわからないけれど面と向かうと視線を逸らしてしまう。

するとやっぱり彼女には気づかれてしまったようで、私を見つめる視線がいつからか心配そうなものに変わった。
「何があったの?」と問いかけてくるような視線。
以前なら相手の異変に気がつくとお互いすぐに話を聞こうとした。
少しずうずうしいくらいのその距離感が私たちには心地よかった。
なかなか自分のことを自分から言い出すことができない2人だから。
192想い ◆hhw1/YPUQw :2007/06/16(土) 20:55:27 ID:YWaUhrgS
でも今度は彼女は何も聞いてこなかった。
直感で聞いてはいけないと悟っているのかもしれない。
いつもの態度を変えず、ただ私を見つめているだけだ。
私はその視線に気づいていながら、やっぱり目を合わせることができない。

…今日のあの言葉の続きはきっと「最近なんかあった?」だろう。
その言葉を聞くのが怖くて、さっさとスタジオを出てしまった。
「なんにもないよ」と、その一言を笑って言う自信がない。
なにかあったのか、と聞かれてしまえば言ってしまうだろう。

「あなたのことが好きです。」

言ってしまえば楽なのかもしれない。
でも、言えない。

彼女はきっと私がこんなことを言っても今まで通り接しようとしてくれるだろう。
でも、言えない。

彼女は誰にでもやさしいから。
そのやさしさが、いまの私には苦しいから。

だから、言えない。
193 ◆hhw1/YPUQw :2007/06/16(土) 21:00:25 ID:YWaUhrgS
以上です
ミンゴスのキャラがあんまりつかめてない上に途中でどうするか迷って結局グダグダで申し訳ないです…
投下したらそんなに長くなくてほっとした
もしかしたら続くかもしれません

>>189の5行目智秋ちゃんの名前間違えてたorz
194tiaraスレで拾った(最後の行の是非で紛糾中):2007/06/17(日) 14:11:31 ID:ozw6C0V9
S「どうしたの?ゆぅか、そんな長いスカートはいちゃって。おまけに眉毛濃過ぎだよ!」
Y「うっせんだよっ、おかちめんこ。これからなぁ、夜の○ェ○ス女学院の窓ガラス壊しに行く!」
 実はゆうかたんは遅い思春期を迎えてしまったのである。やり場の無い感情、
息苦しい社会。大人は何も分かってくれない・・・。そんな尖ったナイフと化したゆうかたん。
しかしながら、270度ぐらいずれた不良になてしまったのである。
S「やめなよっ。そんなことしたら刑法第261条器物損壊罪で3年以下の懲役又は30万円以下の罰金、
  刑法130条建造物侵入罪で3年以下の懲役又は10万円以下の罰金になっちゃうよっ!!」
Y「ま・・・マッポが怖くて不良なんてやってられっか、すっとこどっこい。おとといきやがれっ!
  でもやっぱ、くせぇ〜飯食うのはごめんだぜ。」
S「ゆぅか・・・わかってくれたのね・・・。」
Y「冗談はよしこちゃん。ゆぅか、チョ〜わるいこといっぱいしてやるんだからねっ!そうだなぁ、手始めに
  このガリガリ君の棒に自分でアタリって書いて不正にもう一本もらってやるっ!」
S「小学生かっ!!」
Y「じゃぁ、じゃぁ、もぅパパが入った後のお風呂にはいんない!おまけに、お湯入れ替えて入る。
  どうだっ?水とガスの無駄遣いだぞっ。地球環境を考えない極悪ぶりだぞっ!!」
S「いやっ・・・まぁ悪いことではあるのだが・・・」
Y「んじゃ、堂々と優先席に座ってやるっ!おまけに優先席付近で携帯電話の使用を遠慮しない!」
S「それは・・・極悪というより、道徳心を欠いたDQNだな。」
Y「んじゃどうすればいいのよ!!このやり場の無い衝動をどう抑制すればいいのよ!!」
S「抱きしめてやるっ。ぁたしの胸に飛び込んでおいでっ。」
Y「硬いから・・・イヤッ!!」
S「のされてぇか!!?」
Y「・・・・ご・・・ごめんなさい・・・。ゆぅかの膝枕のA級ライセンス交付するから許して・・・。」
 この後さえぽんは3日間すねてしまいました。
こうして、何にも勝るさえぽんの一言によりゆぅかたんの思春期は3時間で終わったのです。
さえぽんは、ゆうかたんにだけはぺたんこネタを言われたくないのです。
さえぽんが夜な夜な背中の少ない脂肪を一生懸命前へ前へ集めているのは内緒です。
195名無しさん@秘密の花園:2007/06/19(火) 02:51:57 ID:jDZJTqXy
>>181
はぅぁ・・これはイイ・・!!!
新しいよふみみゆ。やばい、ちょっとハマりそうだ。
GJでした!!よければまた読みたいよw


>>193
片想いGJ!!せつねぇ・・
続きたのしみにしてるw


>>194
とりあえずゆーかたん落ちついて


196 ◆MpL1D2oOcQ :2007/06/19(火) 04:52:11 ID:m4fUCfFW
とりあえず拒否反応なくてよかった…。
チキンだからしばらく覗きに来れなかったorz

GJくれた方々ありがとうございます!


>>193
ミンゴス素直になっちまえ!
続き期待sage!

>>194
さえぽんの努力に全私が泣いた!
197名無しさん@秘密の花園:2007/06/19(火) 21:43:21 ID:1ddV7/1k
あみぺ
なばいと
愛麻衣
智ます
藍ゆう
期待
198名無しさん@秘密の花園:2007/06/19(火) 23:36:29 ID:2MGLh940
智ます
藍ゆう
期待
199名無しさん@秘密の花園:2007/06/19(火) 23:47:07 ID:uo7VrxIk
>>198
ID素晴らしいなw
さすがは住人と言ったところか
200名無しさん@秘密の花園:2007/06/20(水) 07:00:28 ID:8WGSLU6b
短くて拙い文ですが智ます投下します

201 ◆rGGLh1CC/M :2007/06/20(水) 07:02:45 ID:8WGSLU6b

二人で座るソファ。
ペラペラとよく喋る智秋ちゃんと、つんとそっぽに顔を向けたまま話を聞いているあたし。
別に怒ってるとかじゃなくて、目を合わせるとバレてしまいそうだから。
私の本当の気持ちとか、奥底にある欲望とか。

「まーすみぃ」

話が一段落したかと思ったら、甘えるような口調でもたれかかってくる。

「何」

あまり感情を込めないで冷たく言ってやったけど、ぎゅっと纏わりつかれる事には抵抗しないあたしってどうなんだろう。

背けていた顔を覗き込まれて目が合う。
逸らしたら負け、なんて強がっていたら。
予想通り、伸びてくる智秋ちゃんの腕。
近付いて来る唇。

しょうがないから目つぶってやる。
触れるだけの柔らかいキスで、唇は離れていった。

202 ◆rGGLh1CC/M :2007/06/20(水) 07:04:37 ID:8WGSLU6b

「…あは」

いや、何でそこで照れるんだよ。

「…あーそういえばさっきね、なんかさぁ」

またペラペラといつものように動き出す智秋ちゃんの口。
甘い空気は一瞬で元通り。

智秋ちゃんなりに気を使ってるんだとは思う。
実を言うと、私はまだちゃんと智秋ちゃんに気持ちを伝えたことがないから。
でもさ、もうちょっと空気読んで欲しいな。

何が言いたいかって言うと。
いや、つまり。その。
…もうそれだけじゃあたしは足りないっつーか。

こういう時どうしたら良いんだっけ。
何て言えば良い?
あーもう!
何であたしがこんな悩まなきゃいけないんだよ!

203 ◆rGGLh1CC/M :2007/06/20(水) 07:07:40 ID:8WGSLU6b

「智秋ちゃん」
「うん?」

こんなの、智秋ちゃんを喜ばせるだけなのは重々承知ではあるんだけど。

「…、つづき」

たった三文字に要約してみたけど、どうやら伝わったみたい。
逸らした視界の隅で、智秋ちゃんの驚く顔が一瞬見えた。
でもそれはすぐに、いつもの幼い笑顔になって。

「ん、りょーかいっ」

倒されていく体。
柄にもなく私、ドキドキ期待しちゃってる?
何かこういうの、くすぐったいけど心地良いかもしれない。
なんて思っていたら。

「じゃあ遠慮なく、いっただきまぁす♪」
「いただきます言うな!」
「照れない照れない」
「照れてないっ!」
「はいはい」

まぁ、見下ろしてくる顔があまりにご機嫌だったから許してやるか。


204名無しさん@秘密の花園:2007/06/20(水) 08:45:38 ID:eiomJupS
>>200-203
超GJ!!ますみん視点ではナイスツンデレ(?)物語として読めるが、
キング視点だと途端に切ない(最後は結ばれたようだが)物語になるな!

キング構ってオーラ全開、しかし反応なし→奥の手発動
→ますみん反応薄、キング照れから話を変える
→ますみは求めて来ない嫌がってる? キング(´・ω・`)ヘコム
→「…、つづき」 発言きたぁぁぁっ!!ますみ可愛いぜちきしょう!
→じゃあ遠慮なく、いっただきまぁす♪

なんて勝手に妄想した俺の頭は沸いてるのかも痴れんな。
205名無しさん@秘密の花園:2007/06/20(水) 10:36:12 ID:G6xnrzTd
>>200-203
GJ!朝から萌えさせていただきました

>>204
俺も同じことを考えてしまった
206名無しさん@秘密の花園:2007/06/20(水) 10:54:39 ID:l7j8etDc
>>200-203
お、おま…お前!萌え殺す気かっ
幸せな死ありがとう!!
207名無しさん@秘密の花園:2007/06/20(水) 14:06:56 ID:pEtswTQL
>>203
うは、GJ!

「つづき」が気になるぜw
208名無しさん@秘密の花園:2007/06/20(水) 20:23:01 ID:8WGSLU6b
GJありがとう

>>204の智秋視点に萌えたw
むしろお前にGJを言いたい
209 ◆hhw1/YPUQw :2007/06/20(水) 22:28:38 ID:qRkI95ei
GJありがとうございました
続きはもう少し待ってください
あと参考までにミンゴスと中村繪里子さんがなんて呼び合ってるかわかる方いたら教えてくれませんか?

>>203
超GJです!
ミンゴス話書いといてあれだけどやっぱり智ますもいいなぁ
210名無しさん@秘密の花園:2007/06/20(水) 22:47:38 ID:3gKJxERc
亀だけど>>194

>S「抱きしめてやるっ。ぁたしの胸に飛び込んでおいでっ。」
>Y「硬いから・・・イヤッ!!」

盛大に吹いたw
211名無しさん@秘密の花園:2007/06/20(水) 22:49:09 ID:sv7rrI10
>>209
ミンゴス→中村 えりちゃん
212211:2007/06/20(水) 22:49:58 ID:sv7rrI10
すまん、途中で間違って送信しちまった

>>209
ミンゴス→中村 えりちゃん
中村→ミンゴス 麻美ちゃん
213名無しさん@秘密の花園:2007/06/21(木) 05:47:07 ID:OUzsKiUu
>>200
ますみんの「…、つづき」は破壊力ありすぎwwww
GJ!素敵なニヤニヤをありがとう!
214名無しさん@秘密の花園:2007/06/21(木) 17:12:41 ID:zNApaduf
藍ゆう
自分でよければ書かせてもらうけど
今までの作者さんほど破壊力のあるもんは書けないと思われ
215名無しさん@秘密の花園:2007/06/21(木) 18:29:49 ID:ay7/RyM/
>>214
藍ゆう楽しみにしてます!
wktk
216名無しさん@秘密の花園:2007/06/21(木) 19:08:40 ID:EX4zl8C6
>>210
さえぽんカワイソスw

>>214
いろんな藍ゆうがあっていいじゃないか
217名無しさん@秘密の花園:2007/06/21(木) 21:09:33 ID:dvkLMQM1
>>214最近藍ゆう投下無いし藍ゆう分不足中!!頼む!
218名無しさん@秘密の花園:2007/06/21(木) 22:39:25 ID:eePiWGU8
藍ゆう藍ゆううぜえwwww
藍ゆうは好きだがここまで藍ゆうもてはやされてるのみると退くわwwww

藍ゆう以外投下しちゃいけないようなスレの流れにだけはならないでくれよ。
219名無しさん@秘密の花園:2007/06/21(木) 22:44:29 ID:zNApaduf
悪い
じゃあやめとくよ…
220名無しさん@秘密の花園:2007/06/21(木) 22:52:48 ID:eePiWGU8
>>219
いや、投下してほしい。
言い方が悪かった。


藍ゆうに限らず、例えば前スレ位のしずかなだったり、他の作品が投下しづらい雰囲気になったことがあるからさ。
最近のスレの流れをみて思ったんだ。


書き手さんには何にも縛られず投下してほしい。
うまく言葉にならない、すまない。
221名無しさん@秘密の花園:2007/06/21(木) 23:35:51 ID:ay7/RyM/
ここに書き込んでいるのが複数とは限らない

>>219
楽しみにしてます。

他のカップリングもどんどん投下してくださいっ。
222名無しさん@秘密の花園:2007/06/22(金) 01:23:46 ID:syeDBJr5
そういえばどこだか忘れたけどやまなこがこっちの出張所で人気ないとか書かれてたな

俺はやまなこ好きなんだがなあ
223名無しさん@秘密の花園:2007/06/22(金) 02:13:22 ID:SwQ7AYgy
全然脈絡の無い話になってしまうが、第3の保管庫が仕様変更されてて感心した。
第3の中の人お疲れ様です!
これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
224名無しさん@秘密の花園:2007/06/22(金) 21:07:43 ID:cvpkM3+W
藍ゆうマダー?
225名無しさん@秘密の花園:2007/06/22(金) 21:10:27 ID:W1tn0xWq
>>222
人気ないのと書き手がいないのは一緒じゃないよ
あと最近“マダー?”されてないだけじゃないかな?
要求ばかりになるのを住人歴の長い住人は控えてるだけだ、それで何度も議論になってるし
226名無しさん@秘密の花園:2007/06/22(金) 22:05:56 ID:p6lwF2KF
>>212
ありがとうございます!
227 ◆hhw1/YPUQw :2007/06/22(金) 22:07:30 ID:p6lwF2KF
トリつけ忘れ&sage忘れすいませんでした…orz
228名無しさん@秘密の花園:2007/06/22(金) 23:13:30 ID:KQIknxr3
>>214だけど
チキンで見に来れなかったorz
書いていいみたいだからこれから書く

週明けには藍ゆう投下予定
ショボいかもわからんけど、一応告知
229名無しさん@秘密の花園:2007/06/22(金) 23:20:07 ID:8441sS7l
wktkして待ってる
230名無しさん@秘密の花園:2007/06/22(金) 23:38:03 ID:7hEO5AvC
>>228
同じくwktkっ。
231名無しさん@秘密の花園:2007/06/23(土) 00:24:54 ID:eup4uosd
wktk
232名無しさん@秘密の花園:2007/06/23(土) 21:10:58 ID:0K/2AZCN
wktkしつつ、ちょっと相談つか質問

ますみんの一人称の表記って何が良いと思う?
智秋は本人の表記等から「アタシ」で決めてるんだけど、ますみんを「私」か「あたし」で迷ってて

>>201で投下した文も迷ってるまま書いたから、両方入り乱れで読みづらくなっちゃってた…orz
良かったら意見を聞かせてください
233名無しさん@秘密の花園:2007/06/23(土) 21:52:25 ID:gKXIgLOw
>>232
間を取って「わたし」でいいんじゃない?
続きがあると期待していいのだろうかw
234 ◆hhw1/YPUQw :2007/06/23(土) 21:52:35 ID:6wVLgnrU
>>228
更にwktkです

>>232
本人のブログでの一人称は「わたし」ですねぇ
あなたが書きやすいほうでいいと思いますよ
235名無しさん@秘密の花園:2007/06/24(日) 00:41:43 ID:OOaudz/j
422 :声の出演:名無しさん:2007/06/23(土) 21:21:45 ID:XPSntYpF0
能登さんの部屋には大きなベッドがあるわけだ
能登さんはそこに初めて川澄さんを招待したわけだ
そして川澄さんをその大きなベッドのある寝室に招き入れるわけだ

そこで川澄さんは言うわけだ。
「『今日は寝かせないよ』とかこの部屋で彼氏に言われてるんでしょ?」、と。
それに対して、能登さんは「うちに来たのは綾ちゃんが初めてだよ」と言うわけだ。

とどめが、「寝室に入れたのも・・・綾ちゃんが初めてだよ」のウィスパーボイス。
そのうえ、「お泊りするのも綾ちゃんが初めてだよ」とか
「初めてのことだから夜眠れないかもしれない」とか、川澄さんは言われるわけだ。

夜も更けた頃に二人で密着して、大きなベッドに腰掛けるわけだ。
そして、どちらともなく「もう寝よっか」と言って、電気を消すわけだ。
一緒の布団に入って・・・

とか想像してみた
236232:2007/06/24(日) 02:09:09 ID:SpuxLu8K
>>233>>234
レスありがとう
なぜか自分の考えには「わたし」が全く抜けていたw
「あたし」の方がツンデレっぽいかなぁと思ってたけど、「わたし」で考えてみる
237名無しさん@秘密の花園:2007/06/24(日) 12:36:40 ID:GqCwVcD7
>>115亀れす
清水愛→伊藤静
静さんて呼んでるらしい。
238名無しさん@秘密の花園:2007/06/24(日) 15:51:22 ID:tX1N2LWI
>>235
あっちの板でも見たけど、何度読んでも萌える…

誰かあやちー×麻美初めてのドライブでラブラブSS書いてくれないかな
239名無しさん@秘密の花園:2007/06/25(月) 14:42:24 ID:NPH+UbeF
・綾ちゃん、若葉マークなのに外国のMT車
・能登のナビがヘボヘボ
・能登が綾ちゃんに食べ物をあ〜んとかする
・イチャイチャして綾ちゃんの注意力散漫に。

・・・嫌なオチしか思いつかない。(;´Д`)
240 ◆.go2ZXzXTk :2007/06/25(月) 17:18:28 ID:g2zYDwvd
ラジオ聞いたので情熱のまま智ます小ネタ。
捏造だらけだけど笑って許してくれると嬉しい
241 ◆.go2ZXzXTk :2007/06/25(月) 17:20:43 ID:g2zYDwvd
「そういやさっきなんで「ますみん」って言ったの?」
「さっき?」
「ラジオんとき。最初の。『ますみん、どうしたの?』だっけ?『アビちゃんみたいにぽかーんとしちゃって』って」
「あー、あれ、古!あれね。あれ?あたしちゃんと真澄って呼んだでしょ?」
「トボケんなよー。わかるよそれぐらい。なんかひっかかってさ」
「あはは、そっか。なんかさ、あんたがあんまり可愛いカオしてるからつい出ちゃったんだわ」
「はぁ?アビちゃんみたいにって言ったくせに」
「うん。アビちゃん可愛いよね」
「可愛いよアビちゃんはそりゃ可愛いけど」
「真澄のことずっと見てたときのこと思い出した。なんか。
隅でこっそりぽかーんとしてるあんたの顔とか見てたら、なんつーか、その、片思い……と、か、してるときとかのこと」
「へぇー」
「ギャー恥ずかしいじゃん!なんだよへぇーって!
オトメのあたいに無理やり言わせといて罪な女だよあんたは!辛いじゃん!泣くよ!暗いところでクラーイ」
242 ◆.go2ZXzXTk :2007/06/25(月) 17:21:59 ID:g2zYDwvd
「はいサムイサムイ。じゃ、あたし帰るから」
「あー!帰んないで!」
「おーもーい。なに、帰んないの?智秋ちゃん」
「へ?」
「だから、ほら、帰るよ。アビちゃんの顔見せたげる。ちょっと、うわあ!抱きつくな!」
「んへへへへへ。真澄―!この、照れちゃって」
「照れてなーい!離れろ!」
「まぁまぁ、いいじゃんいいじゃん。たまにはスキンシップもしとこーぜぃ?」
「ったく、たまなんかじゃないでしょ……」
「ん?」
「うるさいよ」
「うわ怖。はいはい。じゃ、帰ろっか」
「あのさ」
「ん?」
「バトン、ってありがと」
「え?」
「二度は言わない!帰るよ、智秋ちゃん!」
「へーい。……その、こっちこそありがとね、真澄」

終。ノシ
243 ◆.go2ZXzXTk :2007/06/25(月) 17:25:15 ID:g2zYDwvd
あ、ネタなんだけど実際「真澄」って呼んでたか「ますmin」って呼んだか、聴きなおしたけどよくわからなかったのであくまで妄想で!
悪しからず。今度こそ本当にノシ
244名無しさん@秘密の花園:2007/06/25(月) 17:53:35 ID:u8rPcqso
>>243
超GJ!!!
ラジオかなり萌えたよなー
ますみんが智秋ちゃん智秋ちゃん言ってたし
智秋は智秋でますみんの事よく見てるし、最後には「バトン」発言
このSSと合わせて読むと更に萌えるww
245名無しさん@秘密の花園:2007/06/25(月) 20:47:58 ID:w9KU32KY
GJ!!
お前は俺を悶え殺す気か・・・?
246名無しさん@秘密の花園:2007/06/25(月) 22:38:39 ID:1rzHQ4iX
>>243
よかった!「バトン」発言でこっそり萌えたのは俺だけじゃないんだ!
ステキな小ネタありがと!
247rehab ◆2tjokYoELc :2007/06/26(火) 01:35:01 ID:/LsRm6NT
短いですが、能登×川澄でましまろ会の話を。


「叱って!川澄さん〜ましまろ会編〜」


ガチャン!――とガラス同士のぶつかる甲高い音が個室に響きわたり、
その場にいた全員の視線が一斉に音のした方へ――綾子の手元へ向けられた。

「あ!」
「おおっ、やった!」
「おしぼりおしぼり!」

綾子が手元のジョッキを取ろうとして目測を誤り、取っ手を引っかけて倒してしまい、
半分ほど残っていたサワーが勢いよくテーブルに流れ出していた。

「あ!・・・えっ、ああ・・・」
「ダイジョブ!ダイジョブよ?」

テーブルに並べられた小皿やコップを侵食するように広がっていくサワーを前にオロオロする綾子を、
麻美子はその手の平で制止し、落ち着かせようとした。
そして、おしぼりで流れを食い止めるように素早く拭き取っていく。

「こっちのおしぼりも借りるね?」
「・・・」

かき集められたおしぼりでテーブルを奇麗に拭き、元通りにしていく麻美子を
綾子は申し訳なさそうにしょんぼりと見つめていた。
248rehab ◆2tjokYoELc :2007/06/26(火) 01:36:05 ID:/LsRm6NT
「割れなくて良かったね〜」
「・・・」
「綾ちゃんは平気?濡れてない?」
「・・・うん」
「服とか、大丈夫?」
「たぶん・・・」

落ち込んだ様子で途端に口数の少なくなった綾子を心配した麻美子は、
ほんとに?――と言って綾子のお腹の辺りを覗き込もうとしたが、
綾子はなぜかそれを両手で押し戻した。

「違うよ」
「違う?」
「そうじゃない」
「えっ、え?・・・どっか別の所にこぼれた?」
「そうじゃなくて・・・もっとちゃんと叱って?」
「はぇ?」
「ちゃんと叱って。そんな優しくしないで」
「・・・え〜っと」

思いがけない綾子の一言に一瞬だけ言いよどんだ麻美子であったが、
すぐに何かを察したのか、子供のような鼻に掛かった声で、コラ!――と綾子を怒鳴りつけた。

「こぼしちゃダメでしょ!」
「ごめんなさいっ」
「ちゃんと手元をよく見なさい!」
「ハイ。よく見ますっ」
「綾ちゃんは、今日はもうウーロン茶!いい?」
「ハイ。そうしますっ」
249rehab ◆2tjokYoELc :2007/06/26(火) 01:37:24 ID:/LsRm6NT
一応は怒られているのにどこか嬉しそうな微笑みで、ハイ、ハイ――と繰り返す綾子と、
わざとらしく頬を膨らませて一応は怒っている風の麻美子。
やがて、二人ともケラケラと楽しそうに笑い出してしまった。

そんな二人だけの世界にポツンと取り残された、
向かい側の三人――紗子、仁美、富美子は、お互いに顔を見合わせ
それぞれおもむろに割り箸を手に取った。

「ああっゴメン、枝豆飛んじゃった!」
「ゴメンゴメン、海老のアタマ飛んじゃったヨ!」
「キュウリも飛んじゃった!」

そう口々に叫びながら三人は一品メニューを箸で放り投げ、
綾子と麻美子にぽてぽてと当てていった。
麻美子は、やめてよー、やめてよー、と文句を言いつつ綾子をかばい、
満更でもない様子ではしゃいでいた。
しかし――。

「ああっ、手が滑ってキムチも!」
「キャアー!今のキムチ誰ぇ!?」
「汁が! 麻美、汁が!」
「イチャイチャするからだ!」
「だはははっ!ひーーっ!」

久しぶりに開催されたましまろ会は、
全員そろそろウーロン茶に色を変えたほうがいいような盛り上がりに突入していた――。


おわりデス
250rehab ◆2tjokYoELc :2007/06/26(火) 01:42:01 ID:/LsRm6NT
ましまろ会、登場人物が5人もいるせいかオチがぜんぜん思いつきません。
困った・・・。
川澄さん、能登さん以外の台詞は、誰が言ってるのか作者もキッチリ考えてないので
ご自由に当てはめてクダサイ。
251名無しさん@秘密の花園:2007/06/26(火) 06:55:56 ID:k0dkiVQZ
>>250
ワロタ
GJ
252名無しさん@秘密の花園:2007/06/26(火) 09:17:24 ID:vEugeDN6
>>250
ちょっと幼い能登川澄のやり取りテラモエスwwww
253名無しさん@秘密の花園:2007/06/26(火) 11:53:42 ID:Hn9wQJoQ
>>250
最後のキムチはナバだろうと勝手に脳内変換してワロタw
ましまろ会はほんわか萌えでいいですな!
GJでした!!
254名無しさん@秘密の花園:2007/06/26(火) 16:34:53 ID:U68DBnjm
ひさびさのましまろキター!GJ!
255名無しさん@秘密の花園:2007/06/26(火) 23:06:32 ID:jkxKInKe
>>243
GJ!
急いでラジオ聞いてきた
一番最後の「誰ともカブらないのは協調性がない〜〜」とか何とかますみんに言われて、「なんだよ〜」って言ってる智秋が構ってもらえてものすごく嬉しそうに聞こえるのは俺だけかなww



>>250
ましまろ会はほのぼのだなー
すごく可愛かった!
GJ!!
256名無しさん@秘密の花園:2007/06/27(水) 01:29:56 ID:8/Kw14Ls
>>250
GJ!!
かわいいカップルだね、この二人は
257名無しさん@秘密の花園:2007/06/28(木) 21:09:56 ID:cEOyUN+t
218 :声の出演:名無しさん:2007/06/27(水) 01:36:15 ID:1Ux5NT2X0
[;´Д`]<麻美、しっかりしないと「めっ!」だからね。


219 :声の出演:名無しさん:2007/06/27(水) 09:39:23 ID:xeRrUVGv0
野乃さんか……


220 :声の出演:名無しさん:2007/06/28(木) 17:05:25 ID:9obHi2i30
(`ー´)<綾ちゃんに意地悪する子は「めっ!」だからね。
258 ◆B99ftGuJKU :2007/06/29(金) 12:56:02 ID:srj7kbK2
>>214 219です

遅くなって申し訳ない。
藍ゆう投下です。
259ゆうの自由帳(裏):2007/06/29(金) 12:56:46 ID:srj7kbK2
皆様、こんばんは。
小林ゆうです。
今日はゆうの自由帳(裏)という事で、先日の看板さん事件の裏側をお話させていただけたら、と思います。


あの日は『絶望先生』のお仕事がありまして、お仕事が終わってから出演されている皆様とご一緒させていただく事になり
、私も参加させていただきました。
もちろん、野中さんとも色々お話させていただき、とても嬉しかったです。
そして、帰りに事件は起こりました。
あの時の真相は、こうです。


260ゆうの自由帳(裏):2007/06/29(金) 12:57:27 ID:srj7kbK2


「今日は本当にありがとうございました。これからよろしくお願い致します」

いつも通り深くお辞儀をした私。
そして、これまたいつも通りに頭を上げたはずなのですが…。

ごつっ!!

「あいた!?」

後頭部にものすごい衝撃が走りました。
野中さんが隣で慌てふためいていらっしゃいます。

「ゆうちゃん!?」
「あいたたたた…」

どうやら、私、後ろにあった看板さんの角へ思い切り頭を打ちつけてしまったようです。
他の共演者の皆様も驚いていらっしゃるので、多分すごい勢いで看板さんへ当たったみたいで…。

「だ、大丈夫…?」

野中さんが打ちつけてしまった所を優しく撫でて下さいます。
それだけで私は嬉しくなってしまい、頭の痛みを少しだけ忘れる事ができました。
261ゆうの自由帳(裏):2007/06/29(金) 12:58:44 ID:srj7kbK2
「大丈夫、だと思います」
「でも、痛いでしょ?」
「あ、はい。痛い、です」
「早く帰って冷やした方がいいよ?とりあえずはそこのコンビニで何か冷やせるもの買って。ね?」
「はい、野中さん」

相変わらず野中さんは私の頭を撫でて下さっています。
正直な所、頭を打ちつけた私、グッジョブ!な気分ですが、それは内緒です。
とても痛いのも事実なので。

「前から言おうと思ってたんだけどね、ゆうちゃんのあのお辞儀、勢いありすぎない?」
「そう、ですか?」
「うん。今日のがいい例だと思うよ?」
「はぁ…そうです、ね…」
「ただでさえ電柱にぶつかったりするんだからさ。お辞儀ぐらいは調節しようよ」
「はい」

大好きな野中さんのおっしゃる事ですので、素直に返事はしましたが
あのお辞儀は身についてしまっているものなので、直せる自信がありません。
でも、せっかく野中さんがアドバイスして下さったのですから
オンナ、小林ゆう。
粉骨砕身の覚悟で頑張らせていただきます。
262ゆうの自由帳(裏):2007/06/29(金) 13:00:15 ID:srj7kbK2
「さ、コンビニ行こ?」
「はい、野中さん」

歩き出した私の腕に、そっと野中さんが腕を絡めてこられました。
心臓がものすごい勢いでカウントしています。
野中さんに聞こえてしまうのではないかと、内心心配しましたが平気のようです。


「もぉ、ほんと心配したんだから」

他の共演者の皆様からある程度離れたところで、野中さんが拗ねた声を出されました。
見下ろすと案の定、拗ねた表情を浮かべていらっしゃいます。
私はこの顔の野中さんに弱いんです、本当に。

「…ごめんなさい、野中さん」
「打ち所悪いと死んじゃうんだからね?頭って」
「…はい…」
「嫌だよ?看板にぶつけて死んじゃう、とかそんな素っ頓狂な死因」
「それは…さすがに私も嫌ですが…」
「でしょ?気をつけてよ?ほんとにさ」
「はい」

打ちつけてしまった後頭部はまだズキズキ痛みますが、野中さんのご機嫌を損ねてしまった方が私には大問題です。
違う意味でドキドキします。
263ゆうの自由帳(裏):2007/06/29(金) 13:01:00 ID:srj7kbK2
「ねぇ」
「はい…?」
「ちゅ〜して」
「は…イぃ?!」
「ここでちゅ〜して」
「こ、コで、です…かッ…!?」
「そ、ここで」

来ました。
野中さんの我侭モード発動です。
こうなったら私は慌てふためきつつ、覚悟を決めなくてはなりません。
とはいえ、ここは外です。
後ろにはまだ共演者の皆様がいらっしゃいます。

「で、でも…皆様、見てらっしゃいますよ?」
「バレなきゃいいじゃん」
「バレなきゃ、って。またそんな無茶を…」
「頭打ったのは誰だっけ?」
「…私、です…」
「すっごい心配したのは?」
「…野中、さんです」
「悪いのは?」
「…わた…し…?」
「はい、よくできました」
264ゆうの自由帳(裏):2007/06/29(金) 13:01:48 ID:srj7kbK2
いつもの事ながら強引な理論展開です。
それでも私は野中さんには逆らえません。
お恥ずかしながら、野中さんにベタ惚れ、なので…。
しかし、困りました。
どうやって野中さんからのミッションをクリアすればいいのでしょう。

「えっと…」
「早く」
「あぅ…こ、困りました…」

辺りを見回してみると、大きな看板さんが!
ちょうど暗がりになっていますし、あそこしかありません。
というか、そこしか見当たりません。

「じゃあ…ソコ、で」
「暗いとこ選んだねぇ。あ、もしかしてもっとエッチな事するつもりなんだ?」
「す、する訳ないじゃないでスかッ…!」
「あはは。わかってるって。ほんと、ゆうちゃんてからかいがいがあるよね〜」
「…うぅ…」

完全に遊ばれている気がします。
それでも私は野中さんが大好きなので、ご一緒させていただいているのですが。
こうやって時々無茶な注文をされるのは、ちょっとだけ困ります。
…野中さんには内緒ですけれども。
265ゆうの自由帳(裏):2007/06/29(金) 13:02:35 ID:srj7kbK2




結局顔から火が出る思いで、野中さんに、その、触れさせていただきまして。
赤い顔のままコンビニでちょっとした保冷剤を買っていただいて、それを後頭部に当ててタクシーで帰る事になりました。
車内で野中さんからいただいたメールの返事を打たせていただいたり
ブログさんへのメッセージを打たせていただいたりしているうちにお家に着きまして。
後は皆様、ご存知の通りです。


このような拙い文章で伝わりましたでしょうか。
少々心配ではあるのですが、精一杯書かせていただきました。
読んでいただき、ありがとうございました。

では、また。
ゆうの自由帳、よろしくお願い致します。
266ゆうの自由帳(裏):2007/06/29(金) 13:03:34 ID:srj7kbK2




…え?
ゆうの自由帳(裏)はもうないのか、ですか?
そうですね、機会があればまたやらせていただくかもしれません。

267 ◆B99ftGuJKU :2007/06/29(金) 13:05:30 ID:srj7kbK2

以上です。
お目汚し失礼致しました。

本当は別の話を書いてたんだが
ブログさん見たり某スレを見てたりしたら、頭がこっちでいっぱいになっちゃって…
急遽予定変更したもんでUP遅くなったです。

とりあえずトリップはつけたけど
再投下はするかは未定。

読んでくれてサンクス。
268 ◆B99ftGuJKU :2007/06/29(金) 13:06:24 ID:srj7kbK2
書き忘れたorz

実際絶望先生の仕事だったかは知らないけど
こうだったらいいな、って妄想なんで

言わなくてもわかると思うけどw
269名無しさん@秘密の花園:2007/06/29(金) 14:11:14 ID:9/PSn/YL
>>268
ゆうちゃん、動画見ててもほんと凄い勢いで
お辞儀するもんねwきっと藍ぽんが撫でてあげてたに
違いないw GJ!!!
270名無しさん@秘密の花園:2007/06/29(金) 16:50:10 ID:/Rf6fX4A
>>269
何その萌えシュチュ
271名無しさん@秘密の花園:2007/06/29(金) 17:32:34 ID:nmbmiozc
>>268
GJですた!!
272名無しさん@秘密の花園:2007/06/30(土) 06:56:27 ID:wPZv9CU5
>>268
可愛くて良かった!GJ!


ところで今回のAice5のラジオ聞いたら妄想がとまらない
誰か智ますお願い
273名無しさん@秘密の花園:2007/06/30(土) 11:26:36 ID:qr1uFxDT
>>272
智秋が真澄がかわいいツンデレって言ったしね
智ますwktk
274名無しさん@秘密の花園:2007/06/30(土) 15:48:13 ID:33dcBsbh
智秋がますみんに可愛い可愛い言いすぎだったよなwww
ますみんも智秋にばっかりつっかかるし、見事なツンデレ
275Taiwanese:2007/07/02(月) 10:45:08 ID:pttNEIjL
ゆうの自由帳(裏)...藍ゆう...GJ!!!
276 ◆B99ftGuJKU :2007/07/02(月) 18:12:54 ID:G0mJIrPR
GJサンクス
需要があるようならまた投下させてもらうよ

とりあえず御礼カキコ。
277名無しさん@秘密の花園:2007/07/02(月) 23:25:14 ID:gtJfGF5v
藍ゆういいわぁ〜
投下まっとりますww
278名無しさん@秘密の花園:2007/07/03(火) 21:40:54 ID:IBrl4L4q
藍ゆうもいいですね!!
GJ!!!!!
279名無しさん@秘密の花園:2007/07/05(木) 01:33:01 ID:TsWowjDm
藍ゆうって異様に持て囃されてんのはなんで?
280名無しさん@秘密の花園:2007/07/05(木) 01:35:11 ID:l2fMT6DJ
Aice5の智ますもだな
スタチャ絡みはやたらGJするやつがいる
281名無しさん@秘密の花園:2007/07/05(木) 01:41:40 ID:6bZF3MwA
まあまあ何人かコアなファンが居るんだろ?
いいじゃないか
282名無しさん@秘密の花園:2007/07/05(木) 01:50:41 ID:TsWowjDm
コアなことは別に構わんのだが智ますにしろ藍ゆうにしろ信者っぽさがキメェというか
283名無しさん@秘密の花園:2007/07/05(木) 05:29:36 ID:njH98pWY
気にするなよ^^
ぬるーくこのスレを見守ろうぜ。
284名無しさん@秘密の花園:2007/07/05(木) 06:03:14 ID:uIb1qEDL
藍ゆうはサイトも多いし実際ファン多いんだろうなーと思ってたけど
智ますは何でだろ
逆にここでしか見られないからとか?

何にせよ作者の方々は気にしないのが吉
どんなカプであっても、投下しづらい雰囲気を作ってはいけない
285名無しさん@秘密の花園:2007/07/07(土) 10:29:48 ID:pObXI1cc
あみぺ期待


らぶらぶちゅっちゅっ
286名無しさん@秘密の花園:2007/07/08(日) 04:34:53 ID:prFczNUI
もえたんのラジオ聞いた人はいないのかな?
森永と戸松がいい感じだったんだけど。
287名無しさん@秘密の花園:2007/07/09(月) 19:05:42 ID:EQteioZX
川澄が千葉に恋愛相談する話希望。

自分と能登のことを「友達の話なんだけどね」とごまかしながら相談する川澄。

速攻で感づいたが知らないふりをして真面目に相談にのるor
「バレバレじゃん」と爆笑して茶化した後、苦笑しながらもやはり真面目に相談にのる千葉。

こんな話が読みたい。
288名無しさん@秘密の花園:2007/07/09(月) 21:30:49 ID:w9uqFI/y
>>287
読みたい、かつ、(ラジオで)聞きたい
289名無しさん@秘密の花園:2007/07/10(火) 21:28:41 ID:FpRFkuCU
声優じゃないかもな話だが。
今回のアニサマで水樹奈々がアリカさま(ALI PROJECT)のことをお姉さまと呼んだだけで萌えてしまった俺はダメな子ですか?
290名無しさん@秘密の花園:2007/07/10(火) 22:53:13 ID:wJmBAZNn
>>287
その二人の知識が皆無なんだがそのネタは書いてみたい!
書くのに必要だと思われる最低限の百合的知識、良ければ教えてくれ
291名無しさん@秘密の花園:2007/07/10(火) 23:00:13 ID:eg97Ed/u
文章力というものはあるけど二次妄想は知識やテクで書くものじゃない
愛で書くものだ
だから、自分で調べて好きにならなきゃ自分が納得してさらに人も満足させうるものは書けないと思うよ
292名無しさん@秘密の花園:2007/07/10(火) 23:06:24 ID:q7mCD4uE
>>291
不覚にも納得した
293名無しさん@秘密の花園:2007/07/10(火) 23:31:06 ID:FJg03KYR
やっぱそのカプを本当に好きな人が書いた方がたくさんの人を萌えさせる物が出来るんだよな
愛の力ってすごいよね
294名無しさん@秘密の花園:2007/07/11(水) 00:21:00 ID:1jgxpqVa
つまり、川澄さんが自ら書いてくれればいいわけだな
295名無しさん@秘密の花園:2007/07/11(水) 00:22:32 ID:nTi1YNK3
君は頭がよすぎる
296名無しさん@秘密の花園:2007/07/11(水) 02:42:05 ID:xheosFAM
>290
二人の知識が皆無ってことは、能登の知識はあるってこと?
どっちにしろ、川澄、能登、千葉の3人分の知識がいるので、
今の段階で知識皆無って言われちゃうと
どこから教えればいいやら分からんです・・・。
297名無しさん@秘密の花園:2007/07/11(水) 16:28:07 ID:vzmT2uBJ
そういえば、>>1のテンプレに

レズ声優出張所 第3の保管庫
http://voiceactorstory.web.fc2.com/

が、入っていないぞ。
298名無しさん@秘密の花園:2007/07/12(木) 00:52:17 ID:hranXBSF
>>287
千葉ってだけで異様に反応する自分はダメな子ですか?

千葉さんじ‥‥近いのに可愛すぎる。
299名無しさん@秘密の花園:2007/07/12(木) 08:10:12 ID:EywKzzuM
>>287
まず考えられんるのは、女の子なのに女の子を好きになってしまったという
リスナーからのメールが読まれることかな。
300名無しさん@秘密の花園:2007/07/12(木) 18:57:05 ID:UtLVnUKz
>>299
なら女の子なのに女の子を好きになってしまった俺がメールを送ろう。
301名無しさん@秘密の花園:2007/07/12(木) 22:55:36 ID:EywKzzuM
>>300
たしか、近いうちに、このラジオに川澄さんがゲストで来るはず。
ここにメールを送れば、もしかしたら・・・
ttp://te-a.i-revo.jp/bin-kan/mail.php
302名無しさん@秘密の花園:2007/07/13(金) 17:37:47 ID:/PAwNRqj
このラジオってどのラジオ?
303名無しさん@秘密の花園:2007/07/13(金) 18:12:32 ID:sXQQNsTS
>>302
bin-kanなラジオ。
304 ◆hhw1/YPUQw :2007/07/13(金) 19:54:32 ID:EypZ+e2N
流れぶった切ってしまいますが投下させていただきます。
以前書いたミンゴス→智秋の続きです、遅くなってすいません。
ここは智ます派の人が多いようなのでどうしようか迷ったのですが…
前回レス下さった方もいたので投下します。
ミンゴス視点、エロなし、短めですがよろしければどうぞ
305 ◆hhw1/YPUQw :2007/07/13(金) 19:56:15 ID:EypZ+e2N
今日は週に一度のラジオの収録。

智秋との、約束の日

いつも通りに打ち合わせして、いつも通りに収録して、
そしていつも通りに智秋が話しかけてきた。

「麻美〜今日は大丈夫だよね?」
「ん!なんもないよ。」
「じゃあさ、なんか食べたいものとか行きたいとことかある?」
「ううん、別にない。」
「じゃ、うち来ない?まだ時間早いしちょっとゆっくりしよーよ。」
「うん?…いいよ。」

約束したのだから、一緒に出かけるつもりではいたけれど
まさか家に呼ばれるとは思っていなかった。
でもそのほうがいいのかもしれない。
真面目な話になったら泣いてしまうかもしれないから。
そうなったら、私が恥ずかしいだけじゃなく智秋にも迷惑をかけてしまう。
…だから、ここは素直についていくことにしよう。
306 ◆hhw1/YPUQw :2007/07/13(金) 19:59:10 ID:EypZ+e2N
「はい上がって上がって〜。」
「お邪魔しま〜す。」
「ど〜ぞ〜。」
「なんか智秋の家久しぶりだねぇ。」
「そだね〜、まぁまぁ座ってくださいよ。」
「はぁい。」
「テキーラ飲む?」
「は!?」
「今日終わるの早かったからまだご飯って時間じゃないしねえ。」
「だからって酒飲むんですか智秋さぁん?」
「YES!」
「…ほどほどにしときなよ?」

智秋の部屋のソファに2人並んで腰掛けて、話題の映画とか、ファッションとか、そんなことを話していたのだけれど
ふっと会話が途切れて、智秋が言った。
307 ◆hhw1/YPUQw :2007/07/13(金) 20:00:54 ID:EypZ+e2N

「ねぇ麻美、最近なんかあったの?」
「ふぇ?あっ…なんで?」

やっぱり聞かれた。
それもかなり単刀直入に。

「え…となんとなく気になって。」
「…」
「ね、なんか悩みとかあるなら聞くよ?」

横を見ると、心配そうな智秋の顔が目に入った。
けど、やっぱり目を合わせられなくてすぐうつむいてしまった。
話をそらすことも、黙ってやり過ごすこともできそうにない。
それなら、言ってしまおう。
308 ◆hhw1/YPUQw :2007/07/13(金) 20:02:35 ID:EypZ+e2N

「あの、ね…」
「ん?」
「好き、なの」
「え?」
「智秋のことが好き、です。」

言ってしまった。
でも何故か少しだけ、気持ちが軽くなった気がした。

「本当?」
「うん…」
「それで最近様子がおかしかったの?」
「う、ん。」
「そっか…」

智秋の優しい声を聞いて、視界がぼやけたと思ったらあっという間に涙が溢れてきた。
一滴二滴と落ちる涙は、すぐには止まりそうにない。
309 ◆hhw1/YPUQw :2007/07/13(金) 20:05:17 ID:EypZ+e2N

「よかった。」
「…え?」
「嫌われたのかと思ってた。」
「そんなっ、こと、ない…!」
「うん。だから、よかった。」
「ごめん、ね。」
「いいよ。…ありがとう。」

そっか。
私の不自然な態度は智秋に悲しい思いをさせていたんだ。
そう思うと申し訳なくて、更に涙が溢れてきた。

ふいに智秋に抱きしめられた。
びっくりして、でも嬉しくて、すぐに智秋に身体を預けた。
智秋の手が私の頭を優しく撫でる。
私が泣き止むのを待って、智秋が言った。
310 ◆hhw1/YPUQw :2007/07/13(金) 20:07:52 ID:EypZ+e2N

「でもほんとによかった。」
「…ん。」

顔を上げると、すぐ目の前に智秋の顔があった。
もう目はそらさない。
真っ直ぐな智秋の瞳を、真っ直ぐ見つめ返す。

「ずぅっと目も合わせてくれなかったから、本気で嫌われたんじゃないかって怖かったんだよ〜?」
「…ごめんなさい。」
「早く言ってくれたらよかったのに。」
「う…だってさぁ……私たち女同士だし、まさか自分が女の子好きになるなんて思ってなくて、どうしたらいいか分かんなくて…」

同性愛というものに偏見があるわけじゃなかったけれど、自分がそうなるとは思っていなかった。
そして何より、智秋に嫌われることが怖かった。
311 ◆hhw1/YPUQw :2007/07/13(金) 20:11:37 ID:EypZ+e2N

「ずっと悩んでたの?」
「うん…」
「…ありがとう。」

私を抱きしめる智秋の腕に力が入る。
私もそっと、智秋の背中に腕をまわした。

「すっごいうれしい。」
「…ん?」
「あたしも好きだよ。」
「え、ほんとに?」
「うん。」
「…あたしでいいの?」
「麻美がいいの。」
「ありがとう…智秋。」

智秋の笑顔に、思わずつられて笑顔になる。
そしたら智秋の顔が近づいてきて、おでこに何かやわらかいものが触れた。
312 ◆hhw1/YPUQw :2007/07/13(金) 20:14:35 ID:EypZ+e2N

キスされた

そう気がついた途端に全身が熱くなってきた。
いま私の顔はきっと真っ赤になってる。

「智秋?」
「ん?」
「…なにやってんの?」
「キス♪」
「なっ…」
「いいじゃん晴れて恋人同士になったんだから。」
「…智秋のバカ。」
「なんで!?おでこにだよ!?」
「なんでも」
「ひどいなぁ〜、ほんとにあたしのこと好きなのぉ?」

智秋があたしを抱きしめた腕を少しゆるめて、顔だけ横を向く。
あぁ私いま遊ばれてるな、と思いながら、智秋の耳に顔を寄せてささやいた。

「だいすきだよ。」
313 ◆hhw1/YPUQw :2007/07/13(金) 20:18:27 ID:EypZ+e2N
以上です。
なんというかベタな展開ですいませんorz
314名無しさん@秘密の花園:2007/07/14(土) 09:26:01 ID:8/KzlBRl
>>313
超GJ!!
ベタな展開?寧ろそれが良しっ!
キングの包容力が凄ぇ。

だがテキーラが出た時点でノミンゴスを期待した俺は…(´・ω・`)
315名無しさん@秘密の花園:2007/07/14(土) 10:04:55 ID:d5WLBQF8
>>313
GJです!!ミンゴスが可愛すぎてニヤニヤが止まりません!!
316名無しさん@秘密の花園:2007/07/15(日) 13:52:03 ID:wlFQ6J94
GJ

あみぺ見たい
317名無しさん@秘密の花園:2007/07/15(日) 13:59:50 ID:y/BpRUFI
なばいと待ちsage
318名無しさん@秘密の花園:2007/07/15(日) 14:43:04 ID:N7o0MH4y
しかしそこで愛麻衣sage
319 ◆Nr/GtrTxMM :2007/07/15(日) 15:41:13 ID:NftKrVw/
旬は過ぎてるロンドローブネタです。
ブログの画像見ていてなんとなく妄想

こんな関係があったらいいなーくらいのものなのでエロなし…


生天目仁美×植田佳奈×伊藤静


「かな→なば」の言葉が標準語で
「かな→いと」の言葉が関西弁気味なのは意識してそうしています。

自分は関西弁がよくわからないので、
全ての会話を関西弁にするのは無理というのもありますが
対御前の場合、関西弁がデフォかもしれないと思って。
320RONDO ROBEで妄想 ◆Nr/GtrTxMM :2007/07/15(日) 15:42:10 ID:NftKrVw/
―――私たちはとても不思議な関係だと思う。

私は二人のことが大好きだし、会っているときは会っている相手が全て…。
けれど…いや、だからこそ、そこには嫉妬なんてないし
普段は必要以上に相手に干渉したりもしない。
しないようにしてるんじゃなくて、最初からその必要がないだけ。

でも決して体の関係だけじゃなくて…心も繋がっていて。

お互いがお互いに求めるものが違うから…かな。

仁美は私たちを優しく包み込んでくれる愛を与えてくれていて、
仁美自身はいつでもその愛に応えられる女性(ひと)を。

私は…仁美にはその包み込んでくれる優しい愛から生まれる安心感を。
静には親友そして恋人としていつでもふざけてじゃれ合えるような関係を。


そして、静は―――
321RONDO ROBEで妄想 ◆Nr/GtrTxMM :2007/07/15(日) 15:43:14 ID:NftKrVw/
piriririri…

「…佳奈ぁ…携帯、鳴ってるよ?」
「う…ん…出たくない…」
「……あー、出なきゃダメだよ。ホラ、静からー」
「静?はぁ…。う…ん…携帯…貸して…」

ゴゾゴソと仁美の腕の中から抜け出して、携帯に手を伸ばす。

ピッ

『もしもし、佳奈?電話、出るの遅いよぉ』
「おはよぉ…」
『いまどこにいるの?』
「…ん…ここ?…仁美んとこ…」
『…そ…うなんだ…。…ねっ!今から私ん家に来られない?』
「えー?まだ、ねむいわ…」
『なんで?私ん家で寝ればいいじゃん。ねぇ、来てよ!じゃね!』

そこまで言うと、電話を切られてしまった。

「静、なんだって?」
「はぁ…『今から来て』だってさー」
「(クスクス)佳奈、モテモテだね〜」
「何言ってんのー。まだ体だるいし、眠いー。ここにいたいよー」
322RONDO ROBEで妄想 ◆Nr/GtrTxMM :2007/07/15(日) 15:44:01 ID:NftKrVw/
仁美に包まれて気持ちよく寝ていたところを起こされてちょっと不機嫌。

「駄ぁ目。静んとこに行きなよ」
「んー。もう…折角の休みなのにぃ。仁美んとこに来るのも久しぶりだったのに……」

ホラホラ、そんなこと言わないのっ!
と仁美に促されて仕方なく出掛ける支度をする。

「んじゃ行くわ」
「静によろしくね〜」

―――静の部屋

「来たよー」
「佳奈〜!!」
部屋の奥から飛んできた静に抱きつかれる。
「うわっ!」
「佳奈っ!」
「むぐぅ…ん…。ちょっと…静、待って…」
「何?」
「…何って…。まだ眠いんだよぉ。少し寝かせて欲しいなぁ」

「……ヤダ」

まあ、多分そう言われるとは思ってたけれど。
そして拗ねている静を“可愛い”と思ってしまったのも事実。

「じゃあ…一緒に寝ようか?」

私は静の腕を取ってベッドへと向かった―――
323RONDO ROBEで妄想 ◆Nr/GtrTxMM :2007/07/15(日) 15:44:54 ID:NftKrVw/
「…ん〜…ふわぁ…」
結局あまり寝かせてもらえず、ふと気が付けば夕方。

「うー、疲れたぁ…。静のあほぉ…」

「すぅ…すぅ…」

静は私を抱きしめたまま寝息をたてている。
水でも飲もうとして起き上がろうとしたけれど

「うっ…身動きとれん…静ぁ、ちょお、起きてくれん?」
「すぅ…すぅ…」

どうやら、起きてくれそうにないし、離してくれそうもない。

「……まいっか。も少し寝よ…」

そのまま夜中まで寝てしまって、
翌日私は静の部屋からそのまま一緒に仕事に行くことになった。

二人同じ現場でその現場には仁美もいる。

私が昨日と同じ服を着ていたから、仁美にからかわれたのは言うまでもない。
324RONDO ROBEで妄想 ◆Nr/GtrTxMM :2007/07/15(日) 15:45:51 ID:NftKrVw/
―――後日、再び仁美の部屋

「どう思う?」
「静のこと?」
「そう。最近わがままっていうか、なんて言うんだろ?少し困ったなぁって」
「それだけ佳奈が愛されてるってことでしょ?」
「それは嬉しいんだけどさぁ…」
「私はそういう静も可愛いと思うんだけどな〜。佳奈はダメ??」
「ダメだとかいうんじゃないんだけど、少しだけ…ね」

「…そっかぁ、それじゃあ一度話してみたら?」
「…うん…。仁美も一緒にいてくれる?」
「もちろん一緒に話を聞くよ?私も関係してるんだし」


―――そして三人で集まることになった

私は静にもう少し自分の時間が欲しいと伝えた。

もちろん静のことが大好きだし、静と会うのは楽しい。
でももう少し、ほんの少しだけでいいから距離が欲しいと。

私は言葉を選んで、静に変な誤解を与えないように気をつけながら話をした。

静は私の話を困惑した表情で聞いていた。
一通り私が話し終えると、暫く黙っていた静が声を荒げる。
325RONDO ROBEで妄想 ◆Nr/GtrTxMM :2007/07/15(日) 15:46:32 ID:NftKrVw/
「…なんで二人はそんなにいつも冷静なの?どうして?」

「私だけ夢中になって、熱くなってるみたいじゃん。
 いつも、いつも…いつだってそうじゃん!」

「私のこと好き?ホントに好きなの??
 …怖いんだってばっ!私だけ置いていかれてるみたいでっ!!」

そこまで言って俯いた静は今にも泣き出しそうだった。

私たち二人の様子をここまでずっと黙って見守っていた仁美が口を開く。

「ごめんね…。静の気持ちに気が付いてあげられなくて…」

静の頬を優しく撫でて抱き寄せる。
抱きしめられて緊張の糸が切れたのか、静は仁美の胸に顔を埋めて肩を震わせていた。

そうなんだ。簡単なことだった。
それは私と仁美もかつて経験してきたこと。

―――静は不安で仕方がなかったんだ。
326RONDO ROBEで妄想 ◆Nr/GtrTxMM :2007/07/15(日) 15:47:28 ID:NftKrVw/
私と仁美は、今までいろいろと経験してきたから
無意識のうちにお互いの距離を測る癖がついてしまっている。

―――それが私たち二人には心地良かったから…
    全てを言葉にしなくても相手の気持ちがわかっていたし―――

だから静にも同じように接していた。

でも静はそんなに経験があるわけでもないし、なにより、誰よりも甘えたがりな子。
普段大人びたことを口にすることもあるけれど、実際はそうじゃなくて…

だったら、その不安を取り除いてあげればいい。
いっぱい、いっぱい、愛してあげればいい。

私たちがどれだけ静のこと想っているのか……それを静にわかってもらえるまで。

「静…。静…大好きや…」

仁美に抱きしめられている静を私も後ろから抱きしめて
そのまま首筋にキスをする。

「静?私も静のことが大好きだよ。愛してる…」

仁美は静の顔をあげさせてキスをする。

「…ぅん…」

その後は静が『もう無理』って言っても私たちは静を愛し続けた…

…一応ホントにダメになる寸前で解放してあげたんだけど。
327RONDO ROBEで妄想 ◆Nr/GtrTxMM :2007/07/15(日) 15:48:30 ID:NftKrVw/
―――翌朝

仁美と私とで朝食を作って静が起きるのを待つ。

「…おはよ…」

ぐったり気味の静が寝室から出てきた。

「おはよ〜。ご飯できてるよ?何か飲む〜」
「…とりあえず、お水ちょーだい…」
「テンション低いねぇ?どした?」

「…体中が痛い…筋肉痛みたい…」

体中の関節からギシギシ音を立てていそうな歩き方をしている静に私たちは苦笑した。

「激しすぎたかぁ?それともぉ…そんなに…良かったん??」
「…知らない」
「素直やないなぁ。私らの気持ち、よぉわかったやろ?」
「…それはもう、イヤっていうほどにわかりました…。わかったからもう勘弁して…」
「失礼やなぁ。静が『して』って言うたんやん?」
「もう無理って言ったあともずっとじゃん…全身痛いっつーの。ホント、佳奈のドS…」
328RONDO ROBEで妄想 ◆Nr/GtrTxMM :2007/07/15(日) 15:49:13 ID:NftKrVw/
ぷーっとふくれっ面をしているのも可愛いくて、見ていて思わず笑みがこぼれる。

「静、可愛いなぁ〜」
「何笑ってんのっ!何が可笑しいんだよっ。仁美さん早くご飯食べよっ!」
「はいはい、佳奈もそこまで。それじゃあいただきます」

もぐもぐ…

「でも、ありがと。私だけじゃないんだってわかって安心した。
 私も…仁美さんと佳奈、二人のことが大好き」

照れているのか、私たちの方を見ないで話す、
静の最後のほうの言葉は消え入りそうな小さい声だった。

「でね…。これからも二人に甘えて…いい…かな…?」
「当たり前やん?いいに決まってるやろ?私らも静のこと大切なんやから」

即答する私。

「そんなこと言わなくてもいいのっ。ダメなわけないでしょ?」
仁美はにこにこしながら静の頭を撫でている。

「うん!」
329RONDO ROBEで妄想 ◆Nr/GtrTxMM :2007/07/15(日) 15:49:54 ID:NftKrVw/
―――今日も三人忙しい一日が始まる。駅へと向かう私たち。

「なんかさぁ。たまには三人でってのもいいねっ」

すっかり機嫌の直った静はそう言うけれど。

「“たまに”なら、ね。私、結構大変なんやけど…」

ぼそっと言った独り言に、横を歩いていた仁美がふふっと笑う。

「佳奈、何言ってんのぉ。二人の相手して大変なのは私もだって」
「ぷっ…そうだったね、ごめんごめん」
「ホントだよぉ。でも楽しいじゃん?こーいうのも」

「楽しいねぇ。ずーっとこのままでいたいねぇ」
「もちろん。ずっとこのままだよ」

ずっとこのままの関係が続けばいいと思う。
この三人じゃなきゃ築けない関係だと思うから。


END
330 ◆Nr/GtrTxMM :2007/07/15(日) 15:56:56 ID:NftKrVw/
以上でした。

ロンドローブというか、ロンドローブに三人出てたよなぁと思って書いたものです。
ロンドローブとは直接関係なかったですね。

それはそれとして最近自分の投下したものを見ていて、やたら御前率が高いことに気が付きました。
なぜだろう??

ヤマもなにもない話になっててごめんなさい。

では失礼しました。
331名無しさん@秘密の花園:2007/07/15(日) 21:45:45 ID:Uvp3w3Br
>>330
3人仲良くというのもまたいいな。
ロンドローブといえば、記憶違いでなければ、たしか佳奈様はなばと静さん、
それぞれとツーショット写真を撮っていたな。
あのときは、そういう伏線があったんだな
332名無しさん@秘密の花園:2007/07/16(月) 01:30:10 ID:adNpDbQi
>>330 GJ!超GJ!
333名無しさん@秘密の花園:2007/07/16(月) 02:52:42 ID:ecKxNKU1
>>330
GJ!この3人の絡みが好きだw
334名無しさん@秘密の花園:2007/07/16(月) 03:01:25 ID:ljE5OZGr
GJ!
335名無しさん@秘密の花園:2007/07/17(火) 00:50:03 ID:MMcUkvH+
すいません、ミンゴス→智秋 麻美 って誰と誰のことですか?

川澄 能登さんのこと?
336名無しさん@秘密の花園:2007/07/17(火) 02:48:23 ID:iGWElfnB
ちげーよ。
337名無しさん@秘密の花園:2007/07/17(火) 06:28:03 ID:nogpiRyX
>>335
その場合の麻美は、「あさみ」と読みます。
つまり、今井麻美(いまい あさみ)さんのことです。
川澄さんが麻美と言えば、それは「まみ」と読み、能登さんのことです。
338名無しさん@秘密の花園:2007/07/17(火) 14:39:06 ID:2E9u5m8m
最近は職人さん減ってきたね
文才のない自分には悲しいなコラ
339名無しさん@秘密の花園:2007/07/17(火) 18:49:47 ID:MMcUkvH+
>>337
そうでしたか、ありがとう
340名無しさん@秘密の花園:2007/07/17(火) 21:49:28 ID:FPaUfnbf
妄想でシチュを提供するからだれか文章にしてほしい
341名無しさん@秘密の花園:2007/07/17(火) 23:19:18 ID:tUfGFKRy
その妄想とやらを書くだけ書いてみたら?
342名無しさん@秘密の花園:2007/07/19(木) 01:23:48 ID:TLOFZuUS
ますみんXほっちゃん書いてくれる神いるかなOTL
343名無しさん@秘密の花園:2007/07/19(木) 01:32:45 ID:Gg1b8eYa
佳奈×麻衣は需要あり?
344名無しさん@秘密の花園:2007/07/19(木) 10:46:30 ID:qLfKl354
ここで千葉×川澄派の俺がフカーツ

どくろちゃんねるを聞いた職人さん…お願いします
345名無しさん@秘密の花園:2007/07/19(木) 13:36:25 ID:9Gh59xsV
要求ばっかかよ
過疎るわけだよな
346名無しさん@秘密の花園:2007/07/19(木) 13:39:37 ID:rwWOXst1
過疎ってかいつもこんなもの
347名無しさん@秘密の花園:2007/07/19(木) 13:47:01 ID:LCb/ruIs
最近とくにひどい気がする
348名無しさん@秘密の花園:2007/07/19(木) 15:41:54 ID:5grI33w1
そりゃ毎回馴れ合いがどうとか、要求ばっかだと
落とす気無くすわ
349名無しさん@秘密の花園:2007/07/19(木) 22:05:46 ID:I+qLYzmm
>>343
あるに決まってるじゃないか
たくろあラジオは神だった
350名無しさん@秘密の花園:2007/07/19(木) 23:09:53 ID:/AZIFu7y
>>347
いや、単にちょっと前までは投下量の多い豊作時期だっただけじゃないか?
最近は投下量が落ち着いてきたんで、その差異でひどく感じるだけじゃね?
351名無しさん@秘密の花園:2007/07/19(木) 23:37:59 ID:9Gh59xsV
>>350藍ゆうの人が多作だったからな
書けない俺としてはあの時期はかなり良かった、本命のあみぺも投下されたし
352名無しさん@秘密の花園:2007/07/20(金) 01:12:48 ID:7wrFzT3b
藍ゆうウザいって話になったから職人さん遠ざかったんじゃないの?
…残念orz
353名無しさん@秘密の花園:2007/07/20(金) 12:35:05 ID:P84XayVh
>>350
すまん、俺だけかもしれんが要望多すぎだと思ったんだ…
書き手としてはできるだけ応えたいんだが、声優さんの知識ゼロじゃ書けないだろ?
書く気がなくなったわけじゃないから
もう少し長い目で見てくれたらうれしいんだがな。それじゃ駄目か?

とりあえずこの話はここまでで。
気を悪くした住人がいたらスマン

354350:2007/07/20(金) 13:07:00 ID:ONKxuF4Z
>>353
いや、責めるつもりで書いたわけじゃないし、
そういう風に見えてしまったのなら、こちらこそすまない。
ただちょっと前までは稀に見る豊作時期だったんじゃ?と言いたかっただけなんだ。
あと要望は基本スルーでいいと思う。
自分が書きたいのを書いて投下すればここの住人はきっと喜んで読む!
皆、守備範囲は広そうだしな!
355名無しさん@秘密の花園:2007/07/20(金) 13:22:04 ID:NYGWw1WI
そうそう。稀にしか投下されないカップルの話を鼻の下を長くして待っている人も
いるかもしれない。(こういう場合、首を長くしてと言うんだったかな、まあいいか)
356 ◆hhw1/YPUQw :2007/07/20(金) 21:37:28 ID:UTVU6xLc
>>314
>>315
レスありがとうございます
自分の中で智秋ちゃんは「あったかくて広い心を持った人」というイメージがあるのですよ


>>だがテキーラが出た時点でノミンゴスを期待した俺は…(´・ω・`)
そこまで考えつかなかったYO

ちょっとお聞きしたいのですが、ここに投下したSSを自分のサイトで公開してもよろしいでしょうか?
357名無しさん@秘密の花園:2007/07/20(金) 22:22:00 ID:IDMUwEis
>>356
>ちょっとお聞きしたいのですが、ここに投下したSSを自分のサイトで公開してもよろしいでしょうか?

問題ないと思う。
というかデフォだと思ってた。
358 ◆7LU1F3Ymc6 :2007/07/21(土) 00:35:03 ID:IO/9zup7
少し前のエルカザト通信の キスマーク話の後の
愛麻衣を書いてみました。

はじめてのSSなので  至らない点もあるかもしれませんが
その辺は ご了承下さい。
359おわびに・・・ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/07/21(土) 00:38:00 ID:IO/9zup7
今日は、久々に愛ちゃんが遊びに来ていて、今は
モカと一緒にじゃれ合っている所 あいかわらず カワイすぎww

ちなみに あの 出来事からは初なのです
あの っていうのは 愛ちゃんと宮野君がパーソナリティーをしている
ネットラジオで ゲストの伊藤さんが 愛ちゃんにキスマークを
付けられたという発言である

実は そのラジオが配信される前に 愛ちゃんから謝りのメールを貰っていて
その時は 何のことかわからなかったんだけど・・・

私も愛ちゃんの はじけっぷりが好きだったからラジオを聴いてたんだよね
聞き始めてから まぁ お泊りは愛ちゃん好きだしなぁ〜 と思ってたからいいとして
例のコーナーで 愛ちゃんのかわいぃ声に萌えた後に
伊藤さんの
 「この間 あたしにキスマーク付けたんだよー」
という暴露話が・・・
360おわびに・・・ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/07/21(土) 00:39:21 ID:IO/9zup7
完璧フリーズした私 数秒後に
「はいぃぃぃぃぃ!!」と思わず叫んでしまった
愛ちゃんが付けられるならまだしも・・・ イヤ それも嫌だけど!
でもでも 愛ちゃんがつけた方だなんてww
しかも 一週間も消えないなんてぇぇ(泣)

その後メールしたら
 やっぱり 怒っちゃうよね? ホントにごめんね (>_<;)

いい訳をするわけでもなく 本当に申し訳なく謝りの文を送ってくれた
でも ちょっとは 言い訳して欲しかったかな?だって愛ちゃんから すすんでしちゃった
みたいになっちゃって イヤなんだもの

かといって自分から 深く追求する勇気もなくて・・・
 あぁ いいよ それに先に手を出してきたのは伊藤さんだしぃ〜
 かわいがってもらうのはうれしいもんねぇ〜

なんて送ってしまった あぁ〜 あたしってダメだな〜
361おわびに・・・ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/07/21(土) 00:40:49 ID:IO/9zup7
今日午後からオフなんだけど会えるかな? って愛ちゃんからメールが来て
私は午後も少し仕事があったから 夕方からならってことでO.K.したんだけど
きっと愛ちゃんも気にしてるんだろうなぁ

そんな事を考えながら お茶を入れて 愛ちゃんの所に持っていく
「はい どうぞ愛ちゃん」 そして愛ちゃんの向かい側に座る
「あ ありがとう 麻衣ちゃん」 モカをひざに乗せたまま お茶を飲んでいる

「あ〜 それにしても久しぶりだね 家に来るの モカも大喜びだよ」
「うん そうだね」 あまり言葉のない愛ちゃん それにあまりこっちを見てくれない

「あの〜 あい・・」
「あのね! その 今日は この間のことをちゃんと謝ろうと思って・・」
話し始めようと思ったら 途中で とても真剣な表情で話し出した愛ちゃん
362おわびに・・・ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/07/21(土) 00:42:02 ID:IO/9zup7
「この間って?」 と思わず聞き返してしまった すると 少し言いにくそうに
「静さんに付けたキスマークのこと・・」 と返事してくれた

そりゃ そうだよね
「あぁ そのことか でも 愛ちゃんいっぱい謝ってくれたよ?」
「そうだけど・・ でも 麻衣ちゃんの顔を見て ちゃんと謝りたかったの」

「そ そうなの?」 愛ちゃんらしいといえば 愛ちゃんらしい
「うん それとも麻衣ちゃんは そんなに気にしてなかった?」
少し悲しそうな目で 私を見つめてくる
こんな時に かわいい と思ってしまう私って・・・ じゃなくて

「そんなことないよ! 私だって聞いたとき すごくショックだったし なんで
 愛ちゃんからなんだろう とかも思ったし って あ」 言っちゃった
「やっぱり そうだよね 麻衣ちゃん がまんしてくれてたんだよね ごめんなさい」
そう言って 頭を下げてくれる愛ちゃん ほんと愛ちゃんには 敵わないなぁ
363おわびに・・・ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/07/21(土) 00:43:58 ID:IO/9zup7
「うん ありがとう 愛ちゃん」 案の定 不思議そうな顔で
「どうして私 お礼を言われてるんだろう?」 と聞かれてしまった
「う〜んと 私の事をちゃんと 考えてくれ かな?」
それでも 上手く伝わらないみたいで いまいちな顔をしている ごめん 上手く言えないや

「あのね ホントはね 愛ちゃんにメールした時 なんで 言い訳してくれないんだろうって
思ってたのね」
「私が?」

「うん ほら 愛ちゃん 人見知りはするけど 慣れちゃうとすっごく仲良くなっちゃうでしょ?
だから キスマーク付けたくなるなるほど好きになっちゃったのかな〜
とか思ったりしてさ え〜と その(汗)」 なかなか言えないでいると
「もしかして 麻衣ちゃん 不安だったの?」
「え あ・・うん」思わず 恥ずかしくなって俯いてしまう
364おわびに・・・ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/07/21(土) 00:45:15 ID:IO/9zup7
しばらく何も言ってくれなかったから ちょっと目だけを愛ちゃんの方に向けると・・
なぜか うれしそうに 微笑んでいる
「やっぱり おかしいかな? 愛ちゃんは私の事 好きでいてくれるのにね」
と わざとらしく 笑ってみる

「ん〜ん おかしいわけじゃなくて 嬉しいの私 だって そう思ってくれるのは
私の事 好きだと思ってくれてるからだもんね」
本当にうれしそうに そう言ってくれる

「(たしかに そうだけどぉ) 愛ちゃん たまにイジワルだよね」
ちょっと 拗ねたように 言ってみる
「だって 本当にうれしいんだもん でも 不安にさせちゃうんだったら
最初に言い訳 しておけば良かったかな?」 照れぎみにそう言ってくる

なんだろう? どうやらメールや電話じゃなくて 直接 伝えたかったらしい
「あのね ホントに言い訳にしかならないんだけど あの時 私のテンション変に
なっちゃってて ボーっとしてたのね で 女の人が膝の上に乗ってきて
それで さらにテンパっちゃって・・ ほら 私 中身 男子中学生だから〜 でね
どういう訳か その女の人を 麻衣ちゃんと認識してしまって
麻衣ちゃんならいいよね とか思ってチューしたわけです」
365おわびに・・・ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/07/21(土) 00:46:42 ID:IO/9zup7
ん? てことは 愛ちゃんの中では キスマーク付けようとした相手って・・・

「でも気が付いたら なぜか静さんにしちゃってて・・ まさか麻衣ちゃんと
間違えましたなんて言えないしさ」

ヤバイ 嬉しすぎる/// きっと今 顔赤いよ私 そう思いながら 愛ちゃんを見ると
愛ちゃんも赤くなってるよ
「あの じゃあ 私に付けようとしたの?」 一応 確認してみる
うなずく愛ちゃん うぅw ヤバイ 抱きしめたいけど このままじゃ遠いよぉ

「あ でも 結果的には静さんに 付けちゃったわけだから 私の確認不足
だったのもあるし それで誤解させちゃったし・・」
「ん?」 なんだろうと思って聞いていると
「・・今日は 麻衣ちゃんのしてほしいこと言って なんでもするから」
「(え なんでもって) そんな いいよもう私 全然気にしてないから (あ〜 でも)」
366おわびに・・・ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/07/21(土) 00:47:55 ID:IO/9zup7
ときどき愛ちゃんは 大胆な発言や行動をする
「ダメだよ! これは 私の中でのケジメだから ちゃんと言って」
「そう? じゃあ ちょっと待って」 なんだか愛ちゃん ワクワクしてる?

普通にチューでもいいんだけど・・・ 目隠しでチュー?・・・ って私は変態かい!
思わず 一人でつっこむ・・・
「それじゃあ 私のひざの上に乗ってくれる?」 ポンと自分のひざをたたく
「えっ」 と一瞬とまどったみたいだけど モカを膝から降ろして
立ち上がり 私の前に来て

「それじゃあ 失礼します」 と言って 私のひざの上にまたがる
「確かに これは刺激的だね(笑) 男子中学生にはキツイわ」 ちょっとからかってみる
「もう 麻衣ちゃ〜ん う〜」
「あ〜 ゴメンゴメン」 笑いながら 愛ちゃんのほっぺをつつく
367おわびに・・・ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/07/21(土) 00:49:10 ID:IO/9zup7
「うぅ でも 麻衣ちゃんの上目遣いも新鮮だね」 そう言って頭を撫でてくる
確かに 愛ちゃんの顔が上にあるのは 不思議な感じがする
と おもむろに 愛ちゃんの胸元にある 少し大きめのリボンがほどかれる
そして
「いいよ 麻衣ちゃん 付けて」
「(あれ ばればれ?) じゃあ 遠慮なく」

真ん中より少し右寄りに 跡が残るようにキスする 愛ちゃん
すごくドキドキしてる
「愛ちゃん かわいい 大好き」 と愛ちゃんの握りしめているリボンが目にはいる
う〜ん 動きの止まった私に気付いて
「どうしたの?」 って顔を覗き込んでくる と思わず
368おわびに・・・ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/07/21(土) 00:50:34 ID:IO/9zup7
「いや〜 愛ちゃんなら 目隠ししても チューできるかなーって」 口にしてしまった
一瞬 おどろいたみたいだったけど すぐに 手に持っているリボンを差し出してきて
「えっと/// 試してみる?」 進められてしまった・・
「愛ちゃん こういうの好きそうだね」
「アハハ/// ちょっと興味ある」

「じゃあ お願いしようかな 目隠しでチュー」 少し照れながら お願いする
「麻衣ちゃん しばってくれる?」 それを引き受ける
愛ちゃんは 後ろが見える様に 頭を下げて 私の顔の横にもってくる
「よっ と いいよ 愛ちゃん」 耳元でささやいてみると
「んっ」 声がもれてきた 必然的に耳元なわけで ヤバ

愛ちゃんは 顔を元の位置に戻すと
「なんか視覚がない分 他が敏感になるねコレ」
そう言う 愛ちゃんの格好も エロイよ とそんな事を思っていると
私の肩にあった 愛ちゃんの両手が動き出して 上へスライドして 首を通って
「あぅ くすぐった〜い」
369おわびに・・・ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/07/21(土) 00:51:42 ID:IO/9zup7
「あぁ ごめんね ちょっと待ってね」 そして両頬
そのまま チューしてくるのかと思ったら なにやら顔をぺたぺたと確認している

「ここが 麻衣ちゃんの目・・ 鼻・・ それから唇・・・」
「なんだか 楽しそうだね」
「だって 目を閉じて 触れることってないでしょう? それに
触れると ちゃんと麻衣ちゃんの顔が見えるんだよ?」
「さすが 愛ちゃん」
「大好きな人の顔だし・・・」 小さい声だけど そう言ってくれる愛ちゃん

「ありがとう 私も大好きだよ」 と 愛ちゃんの顔が動き出した
そして 自然なタイミングで顔を傾け そのまま 唇に近づいてくる
もう少しで 触れると思った瞬間 目を閉じた私 でも 触れなかった
あれっと思って 片目を開けると ほんの手前で止まっていて ふいに
「麻衣ちゃん だぁいすき」 そう言って 愛ちゃんの唇が触れた
「ん (やられた 愛ちゃんすごすぎだよ) う ん はぁ」 唇が離れる
370おわびに・・・ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/07/21(土) 00:52:44 ID:IO/9zup7
「愛ちゃん 出来るとは思ったけど 完璧だよ〜」
返事のない愛ちゃんに イジワルのつもりで 耳元で
「私 惚れ直しちゃった」 て また囁いてみた そしたら カチッと
スイッチが入ったような音がして・・

「ま いちゃん」 て言われて
「ん?」 て言った 次の瞬間 すごい勢いでキスされて
「ちょ あいちゃ・・」 そのまま 首筋をちろっと舐められ 思わず声がもれた
「麻衣ちゃん かわいぃ」 耳元で 小悪魔っぽく言う愛ちゃん
そもまま 耳を甘噛み
「あ 愛ちゃん どうしちゃったの?」 ついに ソファーに押し倒された私
371おわびに・・・ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/07/21(土) 00:53:58 ID:IO/9zup7
「ん? なんかスイッチ入っちゃったみたいだから 今日はこのまま・・・」
「え ウソ? (そういえば さっき音がした気がするわ)」
「麻衣ちゃんが 入れたんだから 責任とってね 麻衣ちゃん♪」
あ〜 普段は 私が攻めなわけなんだけど その 愛ちゃんのスイッチって
いうのがあって それが入った時だけ 愛ちゃん攻めになるらしい・・ それも かなり(汗)

「それは〜 先ほど 囁いた件でしょうか?」 丁重に確認してみる
「うん! 目隠ししてたから 入りやすかったみたい だからヨロシクネ」
思いっきり 笑顔の愛ちゃん

「みたいって・・ あの〜 私の言うこときいてくれるっていうのはもう・・」
最後の抵抗をしてみる
「もうだめだよぉ 逃げちゃやだぁ 麻衣ちゃんのかわいい声 聞きたいぃ」

「(あ〜 そんな泣くなんて ずるいよ〜) わかったよ
・・・おてやわらかく お願いします」 覚悟を決めて 愛ちゃんにみをゆだねる
372おわびに・・・ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/07/21(土) 00:54:46 ID:IO/9zup7
目隠ししてるのに ・・はずなのに! いつも以上にめちゃくちゃにされてしまった
なんでww?
最後は もう限界で 試しに目隠しを取ったら おさまってくれた

「あの〜 ごめんねホント(汗) 麻衣ちゃ〜ん」
ボロボロだったらしい 私を見てそう言う

「あ〜 う〜・・・」 もう うめき声しか出ない私
もう 二度と 目隠しなんて頼まないんだから
そう心に強く誓った

〜完〜
373 ◆7LU1F3Ymc6 :2007/07/21(土) 00:59:03 ID:IO/9zup7

以上です。
書いていて楽しかったので、思いついたら
また、お邪魔します。
374名無しさん@秘密の花園:2007/07/21(土) 03:48:52 ID:sjISecYh
おお!一番有名なカップルなのにSSは珍しい
375名無しさん@秘密の花園:2007/07/21(土) 08:36:10 ID:UykVQQ5I
>>373
GJっす!実は愛麻衣の方がもっと好きなんだ〜
ご馳走様でした!
376名無しさん@秘密の花園:2007/07/21(土) 08:42:49 ID:NADA0EC2
>>373
GoodWork! GoodJob! 久しぶりに愛麻衣キター!
思えば前スレで「私達の出番がない」と嘆いてた時以来、初登場か?
静カザドキス事件ネタは誰かかいてくれるかと思ってたがついに来たな!
初SSでこの分量、登場人物の特徴の捉え方は恐るべし。
次回作も首を長くして待っとりますぞ。
377名無しさん@秘密の花園:2007/07/21(土) 14:50:26 ID:xHH2NP9P
愛麻衣はマジ久々だな〜
そんでGJ!
攻め側が目隠しというのも新鮮でよかったv
378 ◆hhw1/YPUQw :2007/07/21(土) 21:54:30 ID:+Dpe3GC8
>>357
やっぱりそうですよね
自分が書いたやつだからいいかな〜とか思いつつ一応確認しておきたかったのですよ

>>373
超GJ!!!
久々の愛麻衣、萌えさせていただきました!
379 ◆7LU1F3Ymc6 :2007/07/21(土) 22:49:46 ID:c2KlexZ5
GJありがとうございます!すごいうれしいッス!
改めて読み返したら、誤字 脱字がぁ
次回は、気をつけよう…
380名無しさん@秘密の花園:2007/07/23(月) 14:28:54 ID:32YeDSwV
381名無しさん@秘密の花園:2007/07/24(火) 04:05:49 ID:w95eAArd
>>379
GJです!遅ればせながらニヤニヤさせていただきました!
前スレのスレ埋めで「愛麻衣少ない」と嘆いた甲斐がありましたwww
382 ◆MpL1D2oOcQ :2007/07/24(火) 04:09:08 ID:w95eAArd
興味にかられて智ますを書いてみました。
早朝からコソリ投下、よろしくどうぞー。
383「通い犬を一匹ほど」:2007/07/24(火) 04:11:24 ID:w95eAArd
1

「疲れた…おかえり自分…」

家に着いてまずすること。
部屋着に着替えるより前に、アビちゃんの様子を見る前に、メイクを落とす前に、ベッドにダイブする前に。
まず、これが出来るまで家に着いた気がしない。

「…疲れたよー眠いよーもうなんにもしたくないよーぅ」

家に着いてまずすること。
盛大に弱音を吐くこと。

「明日、急に休みになったりしないかな…」

384「通い犬を一匹ほど」:2007/07/24(火) 04:13:36 ID:w95eAArd

吐いてしまえばすっきりする。
根気良く溜め込んだものも、突如湧き上がったものも、
外に出してしまえば後は勝手になんとでもなってくれる。
一日の締めが弱音なんて情けなさ過ぎるから誰にも言ってないけど、
私にとっては結構大事な行為なのだ。
モヤモヤしたまま次の日の仕事のことなんて考えたくないし、考えられない。
良い事、悪い事。
ある程度割り切っていかないと、人間なんて簡単に潰れちゃうんだから。

「さっ!顔洗おうっと!」

今日は失敗というか凡ミスが多くて、いつもより凹んでいる。
だからガシッと顔洗って台本をチェックして、すぐ寝よう。

洗面所の鏡に映った顔は、ちょっと目が充血していて自分の顔ながらなかなかの酷さだった。
バシャバシャと乱暴に水を当てつけてすっきりしたあと台本に目を通していると、
不意に玄関のチャイムが鳴った。
ピポピポン!て連続押しかよ今何時だと思ってんだよ全く。
覗き窓で来訪者を確認しようとしても、何故か扉の向こうは真っ暗で確認できない。
ていうか若干怖いんですけど…。

ほんと誰だろう、こんな時間に。
385「通い犬を一匹ほど」:2007/07/24(火) 04:15:25 ID:w95eAArd

鍵を手にかけ、どうしようかと迷ったが、結局は来訪者を放置することに決めた。
幸い、近所に迷惑になるような行為はまだしてないし、いざとなったら警察を呼べばいい。
自ら得体の知れないものを確かめに良く必要もないだろう。
そうして10分くらい経過したころ、今度は携帯が騒ぎ始めた。
着信。しかも公衆からだ。

「なんだよもー」

誰から掛かって来ているのかわからない非通知と公衆からの着信は、
日頃、通話相手を事前に知ることの出来る携帯電話に慣れてしまっている
身には出るのに勇気が必要だった。

「…」

とりあえず通話ボタンを押す。
もしかしたら仕事関係の電話かもしれない。
前にも一度、仕事先で携帯を壊したとか言うマネージャーが公衆から掛けてきたことがあった。

…それにしたって普通こんな時間にかけてくるか?
いやいや、もしかしたら緊急の用事が…。

まぁいいや、とりあえず出て変な電話だったら電源を切ればいい。
続くようなら番号を変えればいい。
そんな軽い気持ちのフリをして電話を耳に当てた。

386「通い犬を一匹ほど」:2007/07/24(火) 04:16:53 ID:w95eAArd





『あっ?もしもしぃー?まぁすみぃーん?』




387「通い犬を一匹ほど」:2007/07/24(火) 04:17:27 ID:w95eAArd





「………え?」




388「通い犬を一匹ほど」:2007/07/24(火) 04:18:42 ID:w95eAArd

肩透かしっていうの?
すんごい大きい箱を持ち上げようと気合入れて手をかけたはいいけど、
中身は緩衝材だけで思いのほか軽くて気合い入れ損の上、勢い余ってよろけちゃった感じ?

『もしもーし?真澄なのー?』
「もしかしなくても…智秋ちゃんだよね…」
『そーでーっす!!』

ということはさっきの連続ピンポンも智秋ちゃんの可能性が高いよなぁ…。
チェーンを掛けたまま、おそるおそるドアを開ける。

『今、部屋―?』
「そうだよ。もうすぐ寝るとこだった」
『えー!早いよー!中学生じゃないんだからさー!あはははは!』

電話の向こうでけたたましい智秋ちゃんの笑い声。
いつもながらに酒無しでこのテンションは尊敬に値するなぁと思う。

「うるさいなぁ、明日朝からだし、今日は疲れたんだもん…ん?」

10センチも開いたところで、ドアに何かが当たって重くなる。

『そっかー、じゃああたしが今から真澄を元気付けに行くから!』
「やっぱあんたか…それより智秋ちゃん、ドアの前になんか置いた?」
『ああ、荷物置いといた』
「は?」
389「通い犬を一匹ほど」:2007/07/24(火) 04:21:46 ID:w95eAArd

2


「荷物放置ってどんな神経してんだよー、なんか盗られても知らないよー?」
「だって重かったんだもーん!」
「何が入ってるわけでもないでしょうに」
「入ってるよーだ!チアキング七つ道具が!!」
「あっそ。世の中物騒なんだから気ぃつけなよ」
「はいはーい!」

マンションの外にある公衆電話から電話していたらしい智秋ちゃんを呼び戻し、玄関の前で迎えた。
荷物を渡して、何も盗られてないか確認して部屋に引っ込む。
もう日付が変わって一時間が経とうとしている。
深夜と言える時間帯に廊下でおしゃべりなんて他の住人の皆様に迷惑だろう。

390「通い犬を一匹ほど」:2007/07/24(火) 04:22:59 ID:w95eAArd

「ますみん、部屋にあがっていっていーの?」

あたしの後を付いてくるかと思った智秋ちゃんはドアを押さえたまま、自信なさげにそう聞いてきた。

「…?当たり前じゃん、こんな時間だしもう電車ないでしょ?」
「やったー!」
「つーか確信犯だろ絶対」
「まっさかぁー!ほんとは顔見てすぐ帰ろうと思ってた」
「それじゃ何しに来たかわかんないじゃん」
「もーぅ!ますみんの顔を見に来たんじゃーん!!」
「うわっ!」

不意打ちで後ろから抱きつくとは卑怯な…。

「歩きにくいんですけどー」
「いいじゃーん、スキンシップは正義!」
「どこの正義だよ…」

391「通い犬を一匹ほど」:2007/07/24(火) 04:24:24 ID:w95eAArd

首に巻きついた腕は剥がれそうになく、そのまま部屋まで引きずって行く。
部屋についても剥がれそうになかった智秋ちゃんに、
「離れないと口聞かない」と凄んで怯んだ隙に腕から抜け出した。
ポカンとしてた顔を笑ってやって、冷たいお茶でよくわからない乾杯。

「で、どしたの?」
「ん?なにが?」
「なにが?じゃなくて、なんで私の家に来たのかって」
「あー!だからぁ、ますみんの顔を見に来たのよ」
「ほんとにそんな理由で来たの?」
「来ちゃったー!!」
「はぁ、そう」
「あれ?なんか疲れちゃってる!?」
「いや大丈夫」

正直、疲れてはいるんだけどこの無駄に元気な智秋ちゃんを見てると、自分の疲れを見失いそうになる。
ぶっちゃけたった今見失ったところだ。
智秋ちゃんが顔を見に来ただけと言ったのは本当の事だろう。
今、私が少しでも疲れた素振りを見せればすぐにでも大通りにタクシーを捕まえに行くはずだ。

言い切れる。
だって智秋ちゃんはずっと入り口の傍に立ったまま、まだ座ってもいない。

392「通い犬を一匹ほど」:2007/07/24(火) 04:25:16 ID:w95eAArd

「…座らないの?」
「ん?いい、もう帰るよ。やっぱり真澄疲れてるし」
「疲れてんのかわかんなくなった」
「そう?」

智秋ちゃんは困りながら笑うという非常にマンガ的な表情を見せた。

「それにまだ元気付けてもらってないんですけど」
「あ、ああ!そうだっけ!」
「自分が言ったんじゃん」
「じゃあこれから浅野真澄強制元気付けプログラムに入りまーす!」
「いや、ちょっと待って。やっぱりキャンセ―」
「ノークレーム・ノータリン!!」
「さりげなく二個目違うよね?それ一種の悪口だよね!?」
「よーいスタートッ!!」
「ずいぶん勢いのいいプログラムだ、ね…?」

一体何が始まるのか不安な想像しか出来なかった、
『浅野真澄強制元気付けプログラム』なるものが始まった…らしい。

393「通い犬を一匹ほど」:2007/07/24(火) 04:29:41 ID:w95eAArd

「…で?」
「真澄が元気出るまでこうしてる」
「こうって…私には特別なことしてるようには思えないんだけど」
「『ますみん早く元気になってね』電波を特盛で送ってる」
「何その入院してる友達に書く手紙の決まり文句的な電波は」
「チアキング比で三割り増し」
「いつもとそんな変わんないじゃん…」
「特別に送料無料」
「いつもは取ってんの!?」

智秋ちゃんがやってるのはいつもと変わらない気がするスキンシップ。
そう、私を抱きしめているだけ。
ただそれだけ。

私の話を聞くでもなく、
フォローの言葉を並べ立てるでもなく、
一緒になって自棄になるでもなく、
二本の腕をぎゅっと、暑苦しいくらいに私の体に巻きつけているだけ。

本当に、それだけだ。
これが…『浅野真澄強制元気付けプログラム』?

394「通い犬を一匹ほど」:2007/07/24(火) 04:31:01 ID:w95eAArd

「へこんだ時にはこうやってもらうとなんか…元気になれるかなーって…ダメ、だったかな…?」
「智秋ちゃんは、さぁ、ずるいよ…」
「へっ?」
「あたしがかまって欲しい時に限ってそうやってあたしの顔色伺ってさぁ」
「え、あ、だって…」
「あたしが会いたいなぁって思った時に限ってノコノコ現れてさぁ」
「それは半分くらい偶然かなぁ……残念なことに…………」
「あたしが…へこんでる時に限って控えめでさぁ、いつもの勢いはどーしたんだよっ」
「だ、だぁってさぁ!いつもみたいにガツガツ行ってまた真澄に呆れられたらやだしさぁっ!!
 あたしこれでも結構、気を使ってるつもりで…!」
「あたしが!!…あたし……………………智秋ちゃんばかっ!」
「ばかってなんで!?」
「今更そんなこと気にしてんのかよ遅いんだよ!」
「ぅえええああああたし通り越してた!?」
「気付けよ!あんたもう来るとこまできちゃってんだって!」

握り締めた拳が、嘘みたいに震える。

395「通い犬を一匹ほど」:2007/07/24(火) 04:32:11 ID:w95eAArd

「来るとこって…なんの?」
「…………〜っ!!!察しろ!!!!」

胸の辺りが疼いて掻き毟りたい衝動に駆られる。

「無茶言うなぁ!」
「あたし寝る!」
「あたしも寝る!」
「智秋ちゃんはそっちで寝て!」
「ちょ、あたしも一応疲れてるんですけど!」

智秋ちゃんは私が指差したソファを二度見してから抗議の声を上げた。
いちいちリアクションが芸がかってんなちくしょう!

「うるさい!ハウス!」
「あたしのハウスはそのベッドだもん!」
「その前にペット設定否定しろよ!」
「もう真澄のペットでいいもん!」
「自信満々に何言ってんだばかっ!」
「一生養ってくださいねご主人様!ふーんだっ!!」
「なんっ…!」



なにが養ってくださいだ!!!!
こっちが一生傍にいろってんだコノヤロウ!!!!!


396「通い犬を一匹ほど」:2007/07/24(火) 04:34:31 ID:w95eAArd


「浅野さん、なんかあったの?」

「え?何がですか?」

「いやぁ、今日は妙に演技が吹っ切れてるなぁと思ってさ」

「ああ、なんというか、ばかな犬ほどかわいいって気持ちが近頃わかった気がしまして…」

「へぇー、犬とか飼ってたっけ?」






「ええ、まぁ………通い犬を一匹ほど、昨日から」


397「通い犬を一匹ほど」:2007/07/24(火) 04:50:59 ID:w95eAArd




通い犬を一匹ほど・完



398 ◆MpL1D2oOcQ :2007/07/24(火) 04:54:34 ID:w95eAArd

最後の最後で規制にひっかる作者orz
チアキング思いのほか犬くさくないことに気付き、さらにorz。
とにもかくにも「通い犬を一匹ほど」以上です。

それではまた次の機会に。
次は懲りずに水沢松来を書きたい。


作者・カシン
399名無しさん@秘密の花園:2007/07/24(火) 08:25:28 ID:Pmw5dyMz
>>398
GJすぎて涙出そう…!智ます大好きッス!
そういえば昔Q&Aで、ますみんは智秋を動物に例えるなら「チワワ」って書いたような希ガス
400名無しさん@秘密の花園:2007/07/24(火) 08:37:41 ID:5KmrJ8Ox
>>398
GJ!
セリフがリアルで想像しやすかった

>>399
チワワwwどういう意味だろ
どう見ても大型犬に見えるんだが
401名無しさん@秘密の花園:2007/07/24(火) 12:16:52 ID:BARDtpFI
>>398
GJ!
ノークレーム・ノータリン吹いたwwwww

なんかタイトルがセンスあって上手いなー、と思った。
402名無しさん@秘密の花園:2007/07/24(火) 14:47:45 ID:AKD6bxBG
>>398
やばい…今でこの2人にあんま興味なかったんだが
貴方のSSで転びそう…っつーかスッ転んだwwwwGJ!!!
403402:2007/07/24(火) 14:48:27 ID:AKD6bxBG
× 今で
○ 今まで

orz
404名無しさん@秘密の花園:2007/07/24(火) 21:46:04 ID:Z3Scfx0b
>>398
GJ!!!
可愛かったwあなたの書くSSは文体にセンスがあって何か好きw
水沢松来も楽しみにしてるよ!!
405 ◆MpL1D2oOcQ :2007/07/25(水) 05:51:50 ID:6oa6KfE4
読んでくれた皆様、感想くれた方々ありがとうございます!
手さぐりの智ますだったが好感触をもらえて良かった!
GJもらえた分、妄想フィルターを強化したい今日この頃です。


>>404
水沢松来に反応ありがとうw
406 ◆hhw1/YPUQw :2007/07/25(水) 22:23:50 ID:XMGnduEe
>>405
GJ!!ラブラブな智ますはいいなぁ
カシン様と呼ばせていただきますw
407名無しさん@秘密の花園:2007/07/26(木) 19:15:14 ID:TMdwsOhS
そろそろ藍ゆうを…
408名無しさん@秘密の花園:2007/07/26(木) 20:49:31 ID:az6fdC8P
俺も見たい
藍ゆう分切れ過ぎだ
409名無しさん@秘密の花園:2007/07/26(木) 21:17:47 ID:CUcUb9yG
藍ゆうはググればサイト幾らでも出て来るだろ。それ以前に飽和
410名無しさん@秘密の花園:2007/07/26(木) 22:01:43 ID:NN8hp61I
あみぺ!あみぺ!
411名無しさん@秘密の花園:2007/07/26(木) 22:59:47 ID:5mM3UQ7w
そろそろtiara分を・・・・・・
412名無しさん@秘密の花園:2007/07/26(木) 23:33:45 ID:0ZUzIiaB
またこの展開か
413名無しさん@秘密の花園:2007/07/26(木) 23:39:20 ID:29iCWHR/
ここらで落ち着けよ〜
414名無しさん@秘密の花園:2007/07/27(金) 02:41:34 ID:fHHDRKo7
カップリング書くだけじゃなくて妄想で自家発電しようぜみんな
シチュとか書きあったりしてるうちに書き手の創造意欲上がってくるかもしれんし
415名無しさん@秘密の花園:2007/07/27(金) 09:01:55 ID:/Za4I10h
今月のボイチャの表紙がゆうたんだった。スゲェせくしーな衣裳だったv(`∀´v)
そして巻頭インタビューでコスプレグラビアとかあって…そしてそのページをめくると藍ぽん特集だった!!
編集者さん藍ゆう意識し過ぎだって(´ω`*)
萌えたわ〜
416名無しさん@秘密の花園:2007/07/27(金) 13:01:20 ID:3XcsLVU+
藍ゆう儲と顔文字キメェ
417名無しさん@秘密の花園:2007/07/27(金) 13:06:25 ID:DuMSJ1iu
このまま藍ゆう書くのがタブーにならなきゃいいが・・・
418名無しさん@秘密の花園:2007/07/27(金) 13:31:38 ID:hu56b6gN
厳しいな
アンチとか荒らしじゃないんだし別にいいんじゃね?
419名無しさん@秘密の花園:2007/07/27(金) 23:02:55 ID:BecAaBmJ
そんなに厳しくする意味がまずわからない
大事なのは書き手がこのCP書きたいのか、書きたくないのかだろう?
リクエストする側がコントロールできることじゃないし
適当にスルーすればいい

みんな百合大好きだから、どんなCPでもどんどん投下してくださいな
420名無しさん@秘密の花園:2007/07/28(土) 00:36:10 ID:mJil+cTb
419に甘えて、
藍ゆうの空気も読まず智ますの小ネタを投下。


「はぁ〜・・・」
「おっきいため息してどうしたの、浅野さん」
「ほっちゃん・・・」
「また、智秋ちゃん?」
「うん・・・智秋ちゃんがさぁ・・・休憩時間にいっつもかまえかまえってゆっくり休ませてくれなくて疲れが溜まって・・・それだけならいいんだけど、最近は本番でもちょっかい出してくるし・・・ってほっちゃん聞いてる?」
「聞いてる聞いてる」
「ならなんで笑ってるのさー?」
「だってその浅野さん惚気話もう5回くらいきいたよ」
「え、そうだっけ?・・・って惚気話じゃないっ!!」
「はいはい」
「はいはいじゃなくて!!」
「ふふっ」
「だから笑わないでよー・・・あ〜もう、なんであんなのに惚れられちゃったかな・・・」
「浅野さん」
「ん?」
「惚れられた、じゃなくて惚れちゃった、の間違いでしょ?」
「っ!?・・・ち、ちがっ///」
「おんや〜?リーダーと真澄ではないか〜♪」
「ち、智秋ちゃんっ!?」
「何で驚くのよ?ってか風邪でもひいたの?顔赤いよ」
「浅野さんね、今自分と智秋ちゃんののろk・・・」
「だから違うって!!・・・もう、智秋ちゃんのばかー!!///」
「なんであたし!?」


以上です。
お目汚しすまん。
421名無しさん@秘密の花園:2007/07/28(土) 01:14:24 ID:mJil+cTb
↑+智ます今週のラジオネタ投下。


楽屋の扉を開ける。
「あ、浅野さんだ」
「いらっしゃ〜い」
「っていらっしゃいはおかしいでしょ」
迎えてくれたのはAice5のメンバー。


Aice5のメンバーが皆そろって仕事というのも珍しくて本当は一人ひとりで楽屋を用意されていたんだけど、ほっちゃんの独断と偏見によって5人で1部屋ということになった。
スタッフさんだってその方が部屋が少なくて住むわけだし、あたしたちはみんなと久しぶりにたのしくおしゃべりが出来るというわけで即、その案は承諾されたのだ。
422名無しさん@秘密の花園:2007/07/28(土) 01:15:30 ID:mJil+cTb

まぁしかしだ、だからといっておしゃべりをしなければならないというわけではない。
会話をそこそこに楽しんだ後、ふと眠気を感じ手近にあった椅子に座り込んだ。
そういえばここ最近仕事が詰まっていてゆっくり休んでなかったな・・・。
その上読みたい本があったから夜更かしも多かった。
ちらりと時計を見上げるとまだ本番までに時間がある。
少しぐらい寝ても大丈夫だよね・・・。
腕を枕に目を閉じると予想外に早くあたしは眠りの世界に入り込んでいった。
・・・はずだったのだが、
「・・・うわっ?!」
背中に当たる柔らかな感触に目が覚める。
あぁ、智秋ちゃんか・・・。
いきなりの衝撃にちょっと驚いたけどすぐに冷静さを取り戻す。
ここで変に慌てたら調子に乗ってもっとちょっかいを出してくるだろうし、それに実のことを言うと抱きつかれるのは嫌いじゃない。
でも、抱きつかれだけであぁ、智秋ちゃんか・・・なんてわかるぐらいになってしまったあたしはどうなんだろうと思う。
「何、智秋ちゃん・・・?」
「暇だしかまってよ〜」
かまって欲しいなら他の3人に言えばいいのに、と顔を上げるがいつの間にか3人の姿がない。
どこへ行ったんだろう?・・・そんなに気にすることでもないか。
あたしに智秋ちゃんのお守りが回ってくるのはいつものことだし。
423名無しさん@秘密の花園:2007/07/28(土) 01:16:39 ID:mJil+cTb
「はいはい・・・ったく」
そういってあたしが智秋ちゃんの腕に触れるとそれを見た智秋ちゃんの腕に力がこもる。
ぎゅ〜、なんて効果音が似合いそうなぐらい。
「こらっ!痛いってば」
「なはは、逃がさないよ〜」
「ちょ、危ないって!水が・・・!」
狙ったわけではなんだろうけど、上手い具合に智秋ちゃんの腕があたしの前に置かれたコップ(水入り)を倒した。
机を伝ってあたしの服には見事に円形の染みが作られた。
水だったのが幸いか。
おそらく服に跡は残らないだろう。
「あ、あちゃ〜あははは・・・」
「もう、どうしてくれんのさー?」
とはいえ濡れたままの服を着ているのは気持ちが悪い。
でも、まだ本番には早いから本番用に着替えたくはないし・・・どうしたものか。
「ね、ね、真澄」
「ん?」
智秋ちゃんはあたしの手を取ってあたしの前で跪いた。
わかりやすく説明すると小説の中とかドラマの中とかで見る騎士が君主に忠誠を誓うようなポーズである。
そして、―――女性に言うのはどうかと思うが―――紳士的に小さく微笑んで、

「これは失礼しました、すぐに変えのものを用意させましょう」

手の甲に唇を落とした。
424名無しさん@秘密の花園:2007/07/28(土) 01:17:34 ID:mJil+cTb

今時そんなこと、っていうか昔の人でも真面目にそんなことするような人はいないでしょ。
あんたはどこの気障男だ。

頭の冷静なところではそんなことを思っているのに、他のところは不覚にもその行動にときめいてしまった。
体中を熱が駆け巡る。自分でもわかるぐらいに真っ赤になった。
智秋ちゃんはしっかりとラジオを聞いていたのだろう。
自分が出ているのを聞くのは当然として仕方ないんだけど、こんなことなら言うんじゃなかった・・・。

あたしは過去のあたしを深く恨みながらも少し感謝した。


以上。
連投&駄文ですみませんでした。
425名無しさん@秘密の花園:2007/07/28(土) 09:45:26 ID:tImVMtDT
智ますktkr!超GJ!
俺まだラジオ聴けてないけど楽しめた
426名無しさん@秘密の花園:2007/07/28(土) 13:12:06 ID:EAC2wSSP
GJッス!
いいツンデレしてるなますみん
427名無しさん@秘密の花園:2007/07/28(土) 16:14:03 ID:Q6qO5nZm
これからは要求だけじゃなくて簡単なシュチュエーションもいっしょに書いとけば少しはいいんじゃないか?

希望カプ○○、○○で○○が〜

みたいな
428名無しさん@秘密の花園:2007/07/28(土) 16:56:05 ID:fBqaKZ8x
智ます妄想を飯に生きている人間としては、最高の補給だ!ありがd!
429名無しさん@秘密の花園:2007/07/28(土) 22:53:30 ID:nGwb3/kK
>>427
俺もいいと思う
ネタも書いとけば書き手としては参考になるんだしな
430名無しさん@秘密の花園:2007/07/28(土) 23:18:09 ID:BUoEY95T
そうだな、シチュエーションか。

川澄さんと千葉さんのラジオを聞いて二人の仲の良さに嫉妬する能登さん。
嫉妬した能登さんは、solaいろラジオに駆け込みで出演することを決意する。

大好きな能登さんが出演していたアニメのラジオが最終回ということで、
ラジオを聞いてみる川澄さん。

能登さんと中原さんの仲の良さに嫉妬する川澄さん。
麻美と一緒に軟骨のから揚げを食べるのは私だって決まってるのに・・・

うーん・・・
無理があるか
431名無しさん@秘密の花園:2007/07/28(土) 23:44:30 ID:d+oixyZo
川澄さんは今まで散々嫉妬させられてると思うので、
ここでまたラジオ聴いて嫉妬する川澄さんを書くのはクドいな。

ドクロちゃんねる聴いて嫉妬する能登さん。
そこではっと気付く。
「あー、そうか。私が豊口さんやナバとやってたことって・・・」
「ねえ綾ちゃん、もしかして、気にしてた?」
「やだ早く言えばいいのに綾ちゃん!」

・・・みたいな話を、ふくらませて書いて一本。
432名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 01:16:27 ID:o9z5UkyT
あやまみもいいけど、
ドクロちゃんねる聴いて完全にちばすみに転んでしまった


なので・・
綾子ん家で一緒に料理しながら○○する
イチャイチャパラダイスなちばすみを読んでみたいです
433名無しさん@秘密の花園:2007/07/30(月) 00:22:25 ID:3uYVpunD
昔Q&Aで智秋ちゃんがチワワっぽいって言ったますみん
今日のQ&Aでチワワの子犬に萌えたと言うますみん

智ますで妄想せずにはいられません
434名無しさん@秘密の花園:2007/07/31(火) 01:45:47 ID:JBCAiyEl
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| ○荒らし、粘着厨は常に誰かの反応を待っている。
|| ○ウザイと思ったらとにかく放置。完全無視。脳内あぼーん。存在抹消。
|| ○荒らしにレスするやつも荒らし。ノセられてレスしたらその時点でお前も荒らし。
|| ○「荒らしウザイ」と書いた時点で荒らしに構っていることになる。
||   荒らしを無視するとは、あたかもそこに荒らしが存在しないかのように振る舞い
||  荒らしに関する一切のレスをしないことを意味する。    ∧(())))∧
|| ○ それでも荒らしや粘着厨に我慢できないという人は  \ [´Д ` ;] キホンダゾ
||  そもそも2ちゃんを使うのに向いていない。逝ってよし。 ⊂  ⊂ (((
||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_             | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
     (; ∧ ∧__ (   ∧ ∧__(;   ∧ ∧            ̄ ̄ ̄
   〜(_(; ∧ ∧_ (; ∧ ∧_ (;  ∧ ∧  …は〜い。
     〜(_(;   ,,)〜(_(;  ,,)〜(_(;   ,,)
        〜(___ノ  〜(___ノ   〜(___ノ
435名無しさん@秘密の花園:2007/07/31(火) 01:51:58 ID:xKYerj5X
誤爆か
436 ◆MpL1D2oOcQ :2007/07/31(火) 08:47:39 ID:f94SGx1d
>>432で、ひとつ。

だいぶん方向性が違っちゃったけど、初のちばすみ。
よろしくどうぞー。
437「無意識属性」:2007/07/31(火) 08:49:21 ID:f94SGx1d


誰かの為に何かをするというのは楽しい。

手間を掛ける楽しさ、反応を予想する楽しさ、その反応を裏切られる楽しさ。
時に怖かったり、面白くなかったり、悲しくなったりもするけど、やっぱりそれは楽しさの一面で…
一人で気ままにやるのもいいけど、私は誰かの為に何かをしているほうが好きだ。

「あやこっ」
「んー?」
「こっちこっち、見て見てー」
「なによー」

紗子が訪ねてきてからずっと台所に立っている。
さすがに客人を放置しすぎたかと思案して、手元の包丁に付いた野菜の切りくずを指で落としてから目線を上げる。

438「無意識属性」:2007/07/31(火) 08:50:50 ID:f94SGx1d

「おー、かーわいいねー」

紗子の手には手のひらに収まるくらいのコンパクトなビデオカメラらしきものがあった。
本人から所有しているということを聞いたことは無い。
今日は仕事場から直接来たようだし、何かの仕事絡みで持たされているのだろうか?

「これねー凄いんだよ?408万画素」
「へー。それで何してんの?」
「あ、綾子あんま興味ないな?」
「だってどう凄いのかわかんないんだもん」

向けられる無機質なレンズの向こうで紗子が笑っているのがわかる。

「実は『ある日の綾子記録・その1』を撮っているのです」
「なにそれー」
「これも仕事のうちなのです」
「そうなの?じゃあ、なんかしたほうがいい?」
「綾子はノリがいいなぁー。でもなんかやって」
「えー、何すればいいー?」
「料理紹介して。テレビショッピング風に常にカメラ意識して表情豊かにね」
「ちょ、それ難しいって!」

439「無意識属性」:2007/07/31(火) 08:52:18 ID:f94SGx1d

「いいからいいからーやってみてー」
「ええー?」
「やってやってー!」
「…じゃあやるよー!」

体を揺らして駄々を捏ねる紗子は、普段の振る舞いからは考えられないくらい幼い。
だけどそれは全部わざとで、紗子が私に対して見せる愛情表現みたいなものだと知ってるから愛しい、嬉しい。
そしてそのワガママを退けられない甘い自分も、この状況を楽しむ自分も、嫌いじゃない。

「こちらが本日、千葉紗子様に献上する予定の一品目、大根と水菜にじゃこを
 ぶっかけただけの野菜サラダでございます」
「聞きようによっては手抜きに聞こえるんですけどー」
「そんなことはございません!このサラダに使われている素材は全て国産でですね、
 紗子さんの健康を常に念頭に置いた出来になっておりますー」
「ああ、そりゃどうもありがとうございます」
「そしてこちら、本日のメインと言えばメインの―」
「わー!見えないー!」

平べったい鍋の蓋を持ち上げると中に満ちていた湯気が立ち上り、レンズを曇らせたらしい。
紗子はカメラのレンズを服の袖口でおざなりに拭きながら、鍋の中を覗き込んだ。
440「無意識属性」:2007/07/31(火) 08:53:16 ID:f94SGx1d

「鯖味噌でございます」
「まぁ、匂いでわかってたけどね」
「そこは『今知った!』みたいなリアクションしてよー!」
「うわぁー!すごくおいしそーう!」
「でしょー?味見とかしちゃうー?」
「しちゃうしちゃうー!」

引き出しから銀色のスプーンを取り出し、紗子に手渡す。

「はい。熱いから気ぃつけてね」
「はーい」

紗子はカメラを覗いたまま、器用に味噌だけを掬った。
火を止めて数分が経っているが、とろりと濃い色をした味噌からはまだ湯気が立ち上っている。
味は自分で言うのもなんだが申し分なかった。
きっと紗子にも気に入ってもらえるはずだ。

「はい」
「え、私?」

紗子の口に運ばれると思っていたスプーンは、迷い無く自分の口元へと運ばれていた。
441「無意識属性」:2007/07/31(火) 08:55:17 ID:f94SGx1d

「うん」
「何で?私、さっきもう味見してるよ?」
「いいからいいから」
「紗ちゃんの感想聞きたかったのにー」
「後でちゃんと言うから」

引きそうにない紗子に負けてほどよく冷めた味噌を二度目の味見。
差し出されたスプーンを口に迎え、味噌を舌の上で分析する。
いい感じだ。味噌の甘さに昆布の出汁がうまく深みを出してくれている。

「おいしい?」
「もちろん…おいしいよ?」
「はは、自画自賛だ」
「おいしくなかったら紗ちゃんに食べさせられないじゃん!」
「あ、そっかー」
「そうだよ。まずいもの食べたいの?」
「食べたくないけど食べるかなー」
「なんで?」
「え?綾子が作ったか、ら………あれ?」

紗子は自然な流れでその言葉を口にしたが、
恥というものは大概気付かないうちに積み重なるものである。

…非常に残念なことだが。
442「無意識属性」:2007/07/31(火) 08:56:46 ID:f94SGx1d

「………今、本人を前にして言うには最高に恥ずかしいこと言ったね」
「うん。言ってから気付いた」

ふざけたように甘えることはあっても、さっきのような無意識の好意は珍しい。
そして恥ずかしい。無意識に寄せられる好意は無邪気な分、恐ろしく甘く感じるのだ。

「ちょっとどころじゃなく恥ずかしいんですけど」
「紗ちゃんに照れられると私まで異様に恥ずかしくなるんでやめて下さい」

照れ隠しの含み笑いがうつる。
互いの気持ちまでうつってしまったようで余計に恥ずかしい。

「あー、それじゃあなんか出来たみたいだし、た、食べよっかー?」
「そだね!私、持ってくから紗ちゃんはあっち座ってて?」
「はーい」

湯気の立つ鯖を無心で皿に盛り付けることで、波立つ心を乗りこなす。

(別に、照れることでもなくない?だって紗ちゃんだし。そう、相手は紗ちゃんだよ?)

443「無意識属性」:2007/07/31(火) 08:59:11 ID:f94SGx1d
寸分も進んでいない思考を巡らせながら白髪ねぎを散らす頃には、すっかり平常心を取り戻せていた。
二人分の鯖味噌は彩り良く皿に収まり、白いご飯が欲しくなる匂いを漂わせている。

「よし」

両手に皿を持って紗子が待つ部屋に足を向ける。
テレビでも見ているのか、紗子はこちらに気付かない。

「持ってきたよー、何か面白いテレビでも…」
「あ、面白いっちゃ面白い…かな?」

テレビの画面に映し出された素の自分を見て面白いと感じる人間がどれほどいるのだろうか。

「いや、別に変な意味で撮ってたわけじゃないんだよ?どっかで公開するわけでもないし、
 使い方を知ろうとね?こういうのはさ、習うより慣れろって言うでしょ?」
「うん、そういうのは別にいいんだけどさ、ここで見るのは恥ずかしくないかい…?」
「…恥ずかしいねぇ」
「じゃ、何で見てんの…」
「動作確認?」
「あー…なるほどね…うん」
444「無意識属性」:2007/07/31(火) 09:00:28 ID:f94SGx1d

まともな理由を言われちゃ、ろくに茶化すことも出来ない。
消化不良な恥ずかしさは後を引くのは経験済みだ。
きっとふとした瞬間に今の気持ちが蘇って、その度に周りに勘ぐられるんだ。きっと。

「それ見たら消しといてよ?」
「うん」
「誰にも見せないよって」
「ほんとにー?」
「ほんとだって。もったいないじゃん!」
「…」
「…」
「…」



「…あれ?」 


445 ◆MpL1D2oOcQ :2007/07/31(火) 09:07:22 ID:f94SGx1d

「無意識属性」以上です。

元ネタは>>432氏。勝手してすんませんでしたorz
一緒に料理してねぇ!!!とか、どこがイチャイチャパラダイスじゃ!!!とか、
そういうツッコミは可ですwww
あんまり練らずに直感で書いたんでこんなものが出来上がりました。

楽しんでいただければこれ幸い!
それではまた次の機会に。

作者・カシン
446名無しさん@秘密の花園:2007/07/31(火) 10:37:09 ID:yZvFxQmT
>>445
ななななななななんだこれは!!!!
GJすぎてもうGJとしか言えない!GJ!
>>432氏ではありませんが、堪能させて頂きました!
さえぽん無意識かわいいよさえぽん
447名無しさん@秘密の花園:2007/07/31(火) 10:43:59 ID:KtWDRtAC
超GJ!
GJGJGJ!
この二人は普通にこれやってそうだよなー
448名無しさん@秘密の花園:2007/07/31(火) 12:11:17 ID:Wc6iKkyp
激しくGJ!!!
萌えすぎてヤバい(*´д`)=3
あやちー可愛いよあやちー
449名無しさん@秘密の花園:2007/07/31(火) 12:38:37 ID:T2lYxa+f
>>437なんて普通にありそうじゃないか。GJだよ、バーロー!!!

ところで、その試し録りした動画の行方はいかに
450名無しさん@秘密の花園:2007/08/02(木) 00:41:49 ID:gwaFlHb4
スレチかもしれんが落ちてしまった声優総合の「声優が登場するSS」
の話をサルベージか保管してる人はいないかい?

451名無しさん@秘密の花園:2007/08/02(木) 01:01:37 ID:9iAty6UX
風呂入って藍蘭島見たらどっかのろだに上げるわ
452名無しさん@秘密の花園:2007/08/02(木) 02:17:00 ID:9iAty6UX
これでいいのかな?
ttp://doiob.net/doiob/uploader/src/up8724.zip
453名無しさん@秘密の花園:2007/08/02(木) 02:18:52 ID:gwaFlHb4
サンクス

たすかった
454 ◆MpL1D2oOcQ :2007/08/02(木) 03:40:38 ID:fQ7b/o/O
読んでくれた方々、感想くれた方々毎度ありがとうございます!
そして修正させて下さい。

>>444
「それ見たら消しといてよ?」
「うん」
「誰にも見せないよって」
「ほんとにー?」



「それ見たら消しといてよ?」
「うん。誰にも見せないよって」
「ほんとにー?」

に修正。

時間経ってから修正箇所に気付くと恥ずかしすぎるorz

>>449
動画は私が千葉さんから脳内回収しました(・∀・)ニヤニヤ
455名無しさん@秘密の花園:2007/08/07(火) 02:20:08 ID:QyN4JNU9
保守
456名無しさん@秘密の花園:2007/08/07(火) 11:11:45 ID:KW21xHH7
何と言う過疎
457名無しさん@秘密の花園:2007/08/07(火) 14:26:09 ID:pldGfukW
おもしろいくらい過疎ってるなw
みんな夏休みの行楽に出かけたようだ。

イイナァー(´・ω・`)
458名無しさん@秘密の花園:2007/08/07(火) 17:43:56 ID:knzbgfK7
>>454
動画うpうp!!
459名無しさん@秘密の花園:2007/08/11(土) 14:03:02 ID:skQT1Rb6
>>458
それはきっと無理だ。
◆MpL1D2oOcQ氏が回収した動画を、ある人が回収して削除してしまっただろうから。
その人の名前は明かせないが、たしか、里に住んでいる人で、その里は南に位置するはず。
てゆーか、そんなにがめつくもんじゃないぞ。
460名無しさん@秘密の花園:2007/08/11(土) 18:24:09 ID:zXPmjbcB
やきもち焼き。
だと思う。

だってゆーちゃんが誰かと仲良さそうにしてたらヤだし、触るのはもっとヤダ。
手つなぐのなんか絶対ダメ。
束縛とかそうゆうことするのは趣味じゃないっていうか、信頼してないみたいだ
からしないけど、あたし以外とはあんまり関わってほしくないのが正直本音。

………結構なレベル来てるよね、これ。
言わないし言えないけど、付き合ってるなら少しは思ったってヘンじゃないでし
ょ?
461名無しさん@秘密の花園:2007/08/11(土) 18:25:00 ID:zXPmjbcB
「ゆーちゃんはさ」

「はい、」

「やきもちとか焼くタイプ?」

「やきもちですか」

「うん。」

「それ、は、多少は。」

「うそ、ほんと?」

ゆーちゃんはいつもふにゃ〜っとしてるから、やきもちとかそんなイメージはか
けらも見つけられなくてちょっと驚いた。

「しますよ。
…そりゃ。」

「ふーん……
じゃ、さ」

袖をひっぱって指を絡める。

「あたしが誰かと仲睦まじくお話してたらヤですか?」

「…そういうのは度合いとか、話の内容によりけりでしょう」

462名無しさん@秘密の花園:2007/08/11(土) 18:26:24 ID:zXPmjbcB
「む〜」

「え、え、違いますか?」

「あたしは無条件だもん」

「?」

「あたしはそーゆうの関係なくゆうちゃんが誰かと仲良くしてたらやだもん」

「……ぁう。」

「あたしとゆーちゃんには温度差がありますねー」

「な、なに言い出すんですかぁー、いきなり」

お、困り出した。

「別にぃ?
ゆーちゃんはあんまりやきもちとか焼いてくんないんだなーって思っただけでー
す」

あたしとゆーちゃんの性格の違いなんだろうけど、こうゆうトコ、…さみしいか
も。

ワガママ言ってるのは勿論、わかってますよ。

ゆーちゃんがあんまり好意を表す言葉や行動を目に見える形では出してくれない
のは知ってるもん。
それが照れからくるものだってこともわかってるから……へいきだもん。

463名無しさん@秘密の花園:2007/08/11(土) 18:28:06 ID:zXPmjbcB
「ぁ、あ"ー、
の、のなかさん?」

「うん?」

「のなかさん、は…」

「なぁに」

なんか妙ちきりんなこと言い出す気配。
だって証拠に顔が赤くなりかけてる。

「やややきもち焼きさん、ですか?」

「はい?」

予想通りとんちんかんな発言。
…聞かなくたってわかるでしょぉが、このアホ助が。

「知ーらない」

「あうー?!」

「あたしが誰かと仲良くしてても全然へいきなゆーちゃんの質問なんか答えない
ー」

「ぜ、全然って…」

「なにー、違うのー?」
464名無しさん@秘密の花園:2007/08/11(土) 18:29:34 ID:zXPmjbcB
毎度お馴染み誘導尋問。
こうやってけばゆーちゃんはあたしの思う、言ってほしい言葉を掛けてくれるか
ら。
これでヘタレと付き合うのが如何にたいへんなことかわかってもらえるかな?か
な?

「の、のなかさんが…誰と話してようとへいき…なんて、そんな…ことは………
、」

「ことは?」

「…ないのです。」

「ヨクデキマシタ。」

初めてのテストで満点取った小学生にするみたいに頭を撫でる。
尤も、あたしより10数センチ背の高いゆーちゃんをなでなでするのはなかなか至
難の技ですが。

大人しく撫でられていたゆうちゃんはあたしの手をそっと掴むとそれをゆっくり
下に下ろした。

「?
ゆーちゃん?」

「ややや、焼きますよ?」

俯いてるから少し声がくぐもってる。
465名無しさん@秘密の花園:2007/08/11(土) 18:31:00 ID:zXPmjbcB
「ゆー、ちゃん?」

「わ、私もすごく…焼き、ます。」

がんばってる。
がんばってあたしの欲しいモノ、出そうとしてる。

「ん?」

どん、と背中に壁の感触。

「え?
わ、ちょ、」

むぐ。
手首を壁に押さえ付けられたかと思ったら、重なってきた唇にしばしの思考停止


「…焼きます。
やきもち。」

間合い1センチの超至近距離で低めの告白。
吐息が鼻先に掛かった。
ちょ、ちょっといつものヘタレゆーちゃんと毛色が違う。

「ゆぅ、…ちゃん?」

腕、動かない。
466名無しさん@秘密の花園:2007/08/11(土) 18:32:23 ID:zXPmjbcB
「私は子供だから、」

「んぅっ、」

再度降って来た唇に二の句を告げる余韻もなかった。

「自分のものが誰かに触られるのは嫌です」

ゆうちゃんは少し乱暴で、普段の穏やかな物腰が見当たらない。

…なんか、あたしちょぃぴんち?

「ゆ、ゆうちゃん」

「私以外に微笑いかけるなんて考えるのも、嫌です」

「う、うん。」

さっきまでうるさいくらい響いてたセミの声も聞こえない。
目の前はゆーちゃんの匂いと体温と声で構成されていて、他のものは介入する隙
がないみたいだった。

「だから、」

握られた手首に力がこもる。

467名無しさん@秘密の花園:2007/08/11(土) 18:34:07 ID:zXPmjbcB
「誰の目にも触れない所に隠しておきたい、と思うことさえあります。

だって、」

微かに唇を舐められて背筋がびくついた。

「可愛いから。」

耳に掛かる髪の上から、囁くような声。

………………どうしてこうなの、このヒトは。

いつもそう。
いつもあたしが主導権を握っているように見えても、実は。

みんなの知らないゆうちゃんは、時々あたしの前に居た。

「や、あの、ゆぅ…ちゃん、
……ぁ、暑い。」

外界の熱気を遮断する為にがんがんに掛けたクーラーの稼働理由を否定してみる


「そうですか。」
468名無しさん@秘密の花園:2007/08/11(土) 18:35:10 ID:zXPmjbcB
無視かい、などと悠長に突っ込んでいる場合ではない。
もしかしてあたしは今非常に危険な目に遭っている最中ではないだろうか。

依然両手首は拘束されたままだし、あたしの全体に影を作る長身のヘタレっ子は
猫がするみたいに鼻先で首筋をくすぐる。
それで、時々甘く噛み付いてくるから、ちょっと変な声が出そうで。

「ゆぅ、ちゃ、
…くすぐったい、です。」

「知りません。」

する、と腕の拘束が解けた。

「…?」

疑問符が浮かんだと同時に、首筋に抗い難い感覚が襲って来た。

思わず、ゆうちゃんの肩をぎゅぅ、と掴む。

ゆうちゃんの唇が離れる音がした。

「しるし、付けておかないと」

「…、は、
ゃ?」

「しっかりしるし付けておかないと心配ですから」

そう言って普段の穏やか笑顔。
469名無しさん@秘密の花園:2007/08/11(土) 18:36:15 ID:zXPmjbcB
「……もしかして……随分目立つとこに…付けてくれちゃった?」

「はいー。」

「『はい〜』じゃないぃぃぃっ」

「?」

「どうするの!
夏だからタートルネック着るわけにもいかないしー!」

「ぁ、あぅ」

「可愛くごまかしてもだぁーめっ!」

「ばんそうこ…貼りましょう」

ちょっとあわあわ対応策を提案されるけど即却下。

「いちばんばれるからそれ!
あぁああぁあ、絶対餌袋にからかわれるぅぅ」

「変な虫が寄り付かないように、という…」

「寄り付かれたってお断りしてるもん!
そもそもゆーちゃんがあたしにあんまり好きってゆってくれないのが悪いんだ―
――!」

「え、え?」

「カマかけてみただけなのになんか、…なんか、」
470名無しさん@秘密の花園:2007/08/11(土) 18:37:22 ID:zXPmjbcB
ゆーちゃんのペースに乗せられるのは、なんかちょっと悔しい。
普段がぼけーっとした人畜無害な雰囲気漂わせてるくせに『こういうこと』する
時のゆーちゃんは全然違う顔をするから、どうしても慌ててしまう。

しかも、だ。
切替えというか豹変というか…それがいきなりだから尚更。

豹変彼女は、あたしがプンスカしてる理由がわからないらしくきょとんとしてる


なんでこんなアホ子好きになっちゃったんだろ?
翻弄されまくりでちょっとムカつく…かも。

「あーもう!
バカ!バぁカ!度級馬鹿!!」

「なんでもいいですー。」

喉鳴らして懲りずに抱き付いてくるから、あたしもぎゅぅ、って抱き返す。

「……ばーか。」

「あは?」
471名無しさん@秘密の花園:2007/08/11(土) 18:38:25 ID:zXPmjbcB
でも、まぁ。

今日はゆーちゃんの気持ちが聞けたしまぁいいか、とか思ってしまった野中藍な
のでした。

なんだこれ。
……これじゃ度級馬鹿はあたし、か。



おわり


あ、

後日餌袋にはしっかりからかわれました。
472名無しさん@秘密の花園:2007/08/11(土) 18:41:16 ID:zXPmjbcB
◆AIo1qlmVDIです。
鳥の数字忘れちゃったので名無しで。
あまりにも過疎なのでやってしまった。お許しを。
では、お粗末さまでした。
473名無しさん@秘密の花園:2007/08/11(土) 19:26:41 ID:J5ZNGDRL
ど真ん中すとらいくのあいゆうにりあるに鼻血ふいた
474名無しさん@秘密の花園:2007/08/11(土) 20:32:37 ID:HOAEJBlK
>>472
おかえり
いつもながらGJ
475名無しさん@秘密の花園:2007/08/11(土) 20:50:31 ID:mUj0fAan
>>472
久しぶりに悶えました、GJ!!!!
最近暑いのはこの二人のせいだなw
476名無しさん@秘密の花園:2007/08/11(土) 20:51:56 ID:glyyF8NH
マンセーしてループになるのだけはやめてくれよ
477名無しさん@秘密の花園:2007/08/11(土) 21:07:17 ID:8Ns/PbXK
流れ読まずに質問。
麻里奈×咲で、咲が麻里奈を呼ぶ時に「まりな」と「まりなちゃん」を
使い分ける基準?ってだれか推測出来ますかw
現状よく解らんままプラスに書いた。
478名無しさん@秘密の花園:2007/08/11(土) 21:09:07 ID:Eh4rrmex
GJ!!!
まぁもうみんな分かってるだろ。
479名無しさん@秘密の花園:2007/08/12(日) 02:55:05 ID:+H4guSln
>>477
GJ! 麻里奈×咲をずっと待っていた。
480◇AIo1qlmVDI:2007/08/12(日) 10:11:33 ID:p/9562QI
もう一度過疎ることがあったら、あの時落とせなかったSSを投下するよ。

駄作にお付き合いくださりありがとうございました><
481名無しさん@秘密の花園:2007/08/12(日) 12:00:11 ID:ydB6IrVi
GJ!!
かなりの過疎だったなww
482 ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/13(月) 12:12:33 ID:K7U9miXL
過疎だし…いいでしょうか?

アレの裏にはこんなやりとりくらいあるんじゃない?

植田佳奈×伊藤静

483My Honey Shizuka ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/13(月) 12:14:04 ID:K7U9miXL
「…コレ、気付いてくれるやろか?」


“うちのハニーが1枚混ざっています”


何枚かのポラと一緒に載せた私の精一杯の告白………のつもり。

「はぁ…あかんなぁ。やっぱチャラけてるようにしか見えんわ」

あーもう!どうしたら『本気や』てわかってもらえるんかなぁ。
ブログにアップしたポラを眺めながら考え込んでしまう。

「最初のころにふざけ過ぎたから…」

その頃の自分を思い出すと凹む。

「あの頃はまさか本気で好きになるとは思ってもなかったからなぁ」
484My Honey Shizuka ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/13(月) 12:15:16 ID:K7U9miXL
「おはよっ!My honey 佳奈!」

ブログを見たんか。

「おはよぉ、どうやった?私の告白ぅ」
「もう、全身で受け止めた!愛してるっ」
「ほんまか〜?」

こういうやりとりするから、余計に『本気やない』思われるんやろな。

「でさあ。聞きたいんだけど、あれは、どういう意味で書いたのかな〜」
「何が?」
「うちのハニーってやつ」
「いつも『好きや』言うてるやん?うちの熱いラブコールや〜」

はあ、あかん…また無駄に『好き』て言うてしもた。
485My Honey Shizuka ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/13(月) 12:15:59 ID:K7U9miXL
「うーん、そこじゃないってば」
「ほんなら何?」
「…わかんないかなぁ。ハニーって愛しい人に向けて言う言葉じゃん。
 だから、私のことどう見てるのかなって。愛人?旦那?妻?」
なるほど。そういうことか。

「私は……静の旦那になりたい…だから、静は奥さんかなぁ」

これは何度目の告白やろ。なんや告白の大安売りしてる気分やわ。

「ふーん。じゃあ、奪えば?」
おや?いつもと違う反応?
「え?でも静には仁美という立派な旦那がいるやん?」
「だって私の旦那になりたいんでしょ?」
「そうや」
「だったら…仁美さんから私を奪ってみせてよ」

にこにこしながらまたなんて無茶なことを言うかね…。

「何言うてんのぉ。仁美と静の間に私の入る余地なんかないやろ?」
486My Honey Shizuka ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/13(月) 12:16:58 ID:K7U9miXL
―――って、うわっ!

いきなり静に抱きしめられてちょっと焦る。
「佳奈はぁ、なーんで試してもみないうちから『無理だー』みたいなこと言っちゃうかな〜」
「あ…」

あれ?なんか柔らかい感触が唇に…ってキス!?

「一度試してみるといいことあるかもよ〜。じゃあ、またね My honey!」

目を丸くして固まってる私に手を振りながら去っていく静。

うっわー。びっくりするわー。素面でキスされちゃったよー!!
二人して酔った上でふざけてしたことは何度かあったけどこれって!?

「…期待してもいいってこと?なら…」


後日、私は仁美に“あなたの本妻奪います!”宣言をしたんだけど…
487My Honey Shizuka ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/13(月) 12:17:41 ID:K7U9miXL
「???…はあ…」
「何?その気のない返事」
「いや、えっと…佳奈は『静が欲しい』と?」
「そうだよ」
「…どうぞ?」
「やけにあっさりだねぇ。いいの?」
「うん、まあ…いいけど?」
「後で文句言わないでよー!」
488My Honey Shizuka ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/13(月) 12:18:47 ID:K7U9miXL
「(詳細省略)…………ていうようなことがあったんだけどさー」

「ぷっ」

「笑い事じゃないでしょー?佳奈とどうなってんのよ」
「多分付き合うことになるんじゃないかなぁ」
「ようやく?長かったねぇ。…それはそれとして。
 佳奈、私と静の関係を思いっきり誤解してるみたいだったけど?」
「いいじゃん、旦那で通ってたのは本当なんだし。それに誤解もすぐ解けるって」
「最初は何言われてるかわかんなかったよ。…思わず話を合わせちゃったじゃん」
「悪ぃ!でも仁美さんには感謝してるよ。いろいろ相談にも乗ってもらってたし」
「ったく、もっと簡単にできないのぉ?」
「だって佳奈ってばなかなか…。うーん、私もなんだけどさぁ…
 最後んとこ超えるきっかけっつーの?がなくて」
「はいはい。自分から半歩踏み出してみたら、佳奈も半歩踏み出してきたと。よかったねー→」
「なんか引っかかる言い方するなぁ…」
「気のせい気のせい」
489My Honey Shizuka ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/13(月) 12:19:47 ID:K7U9miXL
傍から見てると、あんた達二人は最初っからラブラブにしか見えなかったんだけどねぇ。
本人たちは気が付かないもんなんだねぇ。というか…

「あー、馬鹿らしい。…私も早くいい人見つけよっと(ボソっ)」

「ん?仁美さん、なんか言った?」
「別にぃ〜」


―――もちろん、この後静は私、植田佳奈がいただきました。


END
490 ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/13(月) 12:23:44 ID:K7U9miXL
以上です。
日常会話を書いてみただけ…

491名無しさん@秘密の花園:2007/08/13(月) 13:06:35 ID:xz9J6jhE
>>490
GJです。

静佳奈の2人が微笑ましくて良いですね〜
生天目さんがどんな「いい人」を見つけるかも気になりますw
492名無しさん@秘密の花園:2007/08/13(月) 15:02:46 ID:cMfw73XV
GJ!
493名無しさん@秘密の花園:2007/08/13(月) 19:54:50 ID:SRiZGcmF
うああああGJ!!!!やっぱりしずかなは最後だよ!!
494名無しさん@秘密の花園:2007/08/13(月) 21:11:12 ID:SRiZGcmF
最後→最高
間違えたorz
495 ◆7LU1F3Ymc6 :2007/08/15(水) 22:44:57 ID:ksybg+oV
以前に確か、愛麻衣&なばいとの
絡みは、ありってのがあった気がするので

視点の移り変わりがあって、読みにくかったらすいません。
一応
 中原→なば→愛ちゃ→御前→中原
て感じです。 
496サポートしよ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/08/15(水) 22:48:59 ID:ksybg+oV
最近、愛ちゃんと出掛けることが少なくなっちゃったなぁ
それに愛ちゃん、今、役のせいもあって静さんにべったりみたいだし・・・
そんな事を考えながら歩いていると

「まいちゃ〜ん?」 後ろから呼ばれて振り向くと
「やっぱ そうだ」 と言って駆け寄ってくる
「あ〜 なばちゃん。 こんな所で会うなんて めずらしいね」
「そうだね。 あれ? 今日は一人? 相方は?」

「相方って・・・ あんまり時間が合わなくて 愛ちゃんとはあんまり・・・」
「やっぱ あいちゃんなんだ。 ほ〜」
「え、なばちゃん 分かってて言ってるでしょ?そうゆう なばちゃんも一人じゃん」
「ん?あたしは たまには一人もいいかと思って。 一人同士 お茶でもしていく?」
近くのお店を指差して言う。
497 ◆7LU1F3Ymc6 :2007/08/15(水) 22:50:52 ID:ksybg+oV
「うん してく」 お店に入って 二人でおしゃべり。 ここでちょっと相談。
「ねぇ。 最近 静さん 愛ちゃんの事何か言ってた?」
「う〜ん すごい懐いてきて かわいいって」
「そ〜〜なんだ」
「まいちゃん 声 裏返ってる」

「そう? ・・・なばちゃんは そうゆうの聞いても平気なの?」
「平気って言うか 元々 お互い女好きだし。 あいちゃん相手なら納得みたいな」
「納得?」
「あいちゃんの目って 良くも悪くも破壊力があるじゃん? う〜ん 睨まれると恐いけど
そうじゃなければ すっごいかわいいじゃん? なのに無防備だし」

「あ〜 それはいつも心配してる。 ホント無防備」
「まいちゃんも 苦労するね」
「で〜も〜 そこも かわいぃんだよねぇ」 思わず デレ〜っとしてしまう。
「のろけかよ・・・」 つっこみも 頂きました。
498サポートしよ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/08/15(水) 22:52:30 ID:ksybg+oV
「けど、ストパニの時 あたしがまいちゃんに近づくと 嫌がってたのに
静にべったりって どうよ」
「あれ? やっぱり 気になるんだ〜」
「そりゃ〜 ちょっとは・・ そうでしょ〜・・・」 なばちゃん かわいい
「まぁ 愛ちゃんの体質というか。 役に影響されやすいから しかたないんだけどね」

「なんなら あたし達もラブラブしちゃう?」 急に両手を握られ そう言われた
「イヤ 遠慮しとく」 冗談なのも分かってたけど 即答してみる
「早っ!」
「けど なばちゃん 愛ちゃんと同じ現場あるもんね いいな〜」

「あいちゃん かわいいよ〜」
「ちょっと なばちゃ〜ん?」
「うそうそ かわいいのはホントだけど。 今度 発破でも掛けておくよ」
「もぅ からかわないでよ〜」 確かにかわいいよ。 他の人に言われると うれしいけど
なんかビミョー。
499サポートしよ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/08/15(水) 22:53:34 ID:ksybg+oV

しばらく 話をして店を後にする。
「じゃあ ヨロシクね なばちゃん」
「はいよ 任された」 手を振って まいちゃんと分かれる
さぁ〜て あいちゃん どうしてくれようか

そして あいちゃんと仕事の日
「おはよ あいちゃん」
「あ〜 おはよう ナバちゃん」

直球でいってみるか
「最近 まいちゃんと会えてないって?」
「え そうだけど。 何で知ってるの?」 おっと ちょっと目が・・・
「いや〜 この間 まいちゃんと偶然会って そう言ってたもんだから」

「あ〜 そうなんだぁ 他に何か言ってた?」 お 気になってる
「なんか 静と仲が良くて 心配してたみたいだけど」
「そっかぁ どうしても私 役にはまっちゃうからな〜」 うん よく知ってる
なにやら 悩み始めてる 大丈夫か? こりゃ〜 静にも手伝ってもらうか

これが終わったら 電話でもしとくか
500サポートしよ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/08/15(水) 22:55:06 ID:ksybg+oV

あれから 何度か麻衣ちゃんとナバちゃんが 一緒に居たって話をきいた
そりゃ ナバちゃんと仲いいのは知ってるけど
やっぱり 私って嫉妬深いのかなぁ? 自分も静さんと仲良くしてるのに・・・
あぁ いけない こらから仕事なのに 気持ち切り替えなきゃ

「お あいちゃん 難しい顔して悩み事?」
「あれ 出てました?」 静さんが 声を掛けてくれた
「うん けどあいちゃん あんまりでない方なのに」
確かに 出さないようにしちゃうから

「そうなんですけど・・・ あの 聞いてもらえますか?」 麻衣ちゃんの事だから?
「いいよ〜 じゃあ これ終わったら ご飯でも行こっか」
「うん」 今はお仕事に 集中しなきゃ

「・・で 何を聞いて欲しいのかな? ナディさんに言ってごらん」
「えっと あの 最近 麻衣ちゃんとナバちゃん よく一緒にいるみたいで・・・」
「あ〜 そういえば この間も一緒だって言ってた」
「麻衣ちゃんと 時間がなかなか合わなくて 会えてないし・・・」
「そんで 仁美にちょい嫉妬してるわけね」 ちょっとっていうか・・・
501サポートしよ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/08/15(水) 22:55:58 ID:ksybg+oV
「そのぉ〜 だいぶ・・かな?」 遠慮ぎみに言ってみる
「あはは・・ そっかそっかぁ なるほど あいちゃんぽい」
「いやぁ 私も 静さんと仲良くしてるから お互い様なんだけど。 そうゆうのって
どうなんですかねぇ?」
「嫉妬することってことでしょ?」 うなずく私
「まぁ 人それぞれだと思うけどねぇ してもらうのも うれしかったりするし」

麻衣ちゃんはどうなんだろう?
「これ ちゃんと 思ったことは声にだしなよ」 また 顔に出てたみたで でこピンされた
「あぅ あの 麻衣ちゃんもうれしいのかな、と」
「あ〜 それは分からんわ。 けど お互いちゃんと分かって付き合ってんでしょ?
ならいいんじゃない?」

まぁ そう言われちゃうと なんとも言えなくなるけど
「はぁ そうゆうものなのかな?」
「そんなもんよ? まぁ 仁美の場合は してたらきりがないけどねぇ・・・ あー やだやだ」
そんななんだ 思わず笑っちゃった
502サポートしよ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/08/15(水) 22:57:15 ID:ksybg+oV
「お 笑った」
「あぁ ごめんなさい」 手で口をかくす
「いいよ いいよ。 そっちのがかわいいし 今すぐ抱きしめたくなるわ」
「もぅ 静さんてば そんなこと言って。 うまいんだから〜」
「何言ってんの あたしはいつも本気だよ?」

けど良かった だいぶ楽になったかな
「ふふ ありがとぉ」
「じゃあ お礼は またご飯に付き合ってくれるって事で」
「うん もちろ〜ん」
503サポートしよ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/08/15(水) 22:58:19 ID:ksybg+oV

あいちゃんと別れてから 電話する
「あ 仁美?」
「おぉ どうだった?」
「うん こっちは大丈夫みたい。 けど だいぶ嫉妬してたよ?」

「まいちゃん 愛されてるねぇ」
「けど ウソの情報ながしちゃって。 一回しか会ってないくせに」
「ん? ちょっとね その方が効き目あるかと思って。 お仕置きも兼ねてね」
「は? おしおき?」
「ああ〜 こっちの話〜」 なんで焦ってんの? まぁ いいや

「それで? これからどうすんの?」
「そりゃ〜 もちろん・・・」 とこれからの仁美の計画を聞かされた
「・・・その時間を どうやってつくるわけ?」

「え〜と そっちの次の収録っていつ?」
「確か 来週の・・・・」 その日付を伝えると
「ヨシっ その日! 終わったら また あいちゃん誘ってきて」
「ちょっと! いいけど まいちゃんの方はいいの?」 決めんの早いよ
504サポートしよ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/08/15(水) 23:00:42 ID:ksybg+oV
「ふっふっふ。 まいちゃんの予定は把握ずみよ」
「あんたねぇ いっそのこと捕まってみたら?」
「ひっどいなぁ 二人のためじゃ〜ん」
「はいはい。 じゃあ その日ね。」 と言ってさっさと電話を切る
まったく しょうがないなぁ

そして 作戦? 実行日。 予定通りあいちゃんを誘って 店に向かう
「ナバちゃん 他に誰つれてくるのかな?」
「そういえば 聞いてなかった」 ホントは知ってるけど
「知らない人だと 緊張しちゃうよぉ〜」 めちゃめちゃ知ってるよ

「仁美も それ知ってるから 大丈夫じゃない?」
「だといいんだけど・・・」 ちょっと不安げだ
ここで携帯が鳴る
「ちょっと ゴメンね ・・はい はい・・・え 今から? どうしても? あ〜 はい
そうですか。 分かりました」 携帯をきる
505サポートしよ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/08/15(水) 23:01:45 ID:ksybg+oV
「仕事?」
「う〜ん ちょっと呼び出し。 あいちゃん 誘っといて悪いんだけど・・・」
「ん〜ん しょうがないよ 気をつけてね」 ホントは不安なんだろうけど
「あ〜 場所 わかるよね?」
「うん 大丈夫。 もうすぐだし」
「ほんとゴメンね。 今度 埋め合わせするわ じゃあ またね」

あいちゃんから見えない位置にきて。 今度は仁美に電話する
そう さっきのは仁美からの電話。
「もしもし? あいちゃん 行ったよ〜」
「はい。 あ そうですか 分かりました。 じゃあ 今から行きます。」
よしっと。 これで 準備オッケー

仁美の所でも行くか。
506サポートしよ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/08/15(水) 23:03:32 ID:ksybg+oV

「なばちゃん 呼び出し?」
「ごめ〜ん 予定が早まっちゃった」 顔の前で 両手を合わせて謝ってる
「わかったよ 早く行きなよ 遅くなっちゃうよ?」
「ありがと。 じゃ あとよろしくね」 帰る前に お店の人に何か話してる
そして お店を出て行く

「ふぅ 静さん来るんだ〜」 なばちゃん居ると思ってたから ちょっと緊張〜
しばらく一人でいると お店のドアがあいて・・・

「あれ? あい、ちゃん?」 愛ちゃんも私に気付いて
「なんでいるの? ん? ナバちゃんは?」 二人とも疑問符でいっぱい
「え もう帰っちゃったよ? 急用でって」

「ナバちゃんも?」
「えっと とりあえず座りなよ。 すいません この子一緒で。・・・もしかして 静さんと
一緒だった?」
「なんだけど 途中で呼び出しかかっちゃって・・・」 それってもしかして
と思ってたら お店の人が 何か持ってきた
507サポートしよ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/08/15(水) 23:05:01 ID:ksybg+oV
「あの まだ頼んでないんですけど・・・」
「先ほど帰られた方から もう一人来られたら こちらをと・・・」
その こちらって いうのは。 ちょっと大きめのグラスの カップル用の飲み物らしく
ストローが二本さされちゃってるの。 なばちゃんたら しょうがないなぁ
せっかくだから 頂くことにした

「これ ナバちゃんが頼んだの?」
「そうみたい。 私が最近 愛ちゃんと会ってないって 話したから。 たぶん最初から
私達だけに するつもりだったんじゃない?」
「静さんも 一緒?」
「うん。 そうだと思う。 見事にやられたね。 なかなかのサプライズだよね?」
508サポートしよ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/08/15(水) 23:05:58 ID:ksybg+oV
「なんかぁ さっきまで 誰来るんだろうって すっごい緊張してたんだけど ま、麻衣ちゃん?
みたいな。 いっきにうれしいのと はてながいっぱいで・・・」
愛ちゃん テンション高いよ? 早口になってる

「私も めちゃめちゃビックリしたよぉ」
「・・・ていうか今 麻衣ちゃんと二人なんだよね?」 やっと実感してきたみたい
「そうだよぅ〜 だから〜 もう今日は 食べて。 いっぱいお話しよ? まずは コレね♪」

さっき持ってきてくれた グラスを真ん中に置いてみる
「麻衣ちゃん いいの?」 久々の愛ちゃんの上目づかい・・ う〜ん なんか感動!
「今日は もう 気にしないことにしたから。 大丈夫だよ?」

「そうなの? じ、じゃあ」 二人で一緒に ストローに口をつける
やっぱり ちょっと恥ずかしくて 笑いそうになる。 愛ちゃんも 笑ってる。
完璧 私たちバカップル?

なばちゃんと静さんに お礼言っとかないとだね
509サポートしよ ◆7LU1F3Ymc6 :2007/08/15(水) 23:07:12 ID:ksybg+oV

その頃の二人・・・
「あ〜 来た来た」 静が来た
「あいちゃん 入っていった?」
「うん もうラブラブしてるころじゃないの? 店員さんにも いいものお願いしてきたし」
「うわ〜 なんか 悪い笑いしてるわ」 すごい嫌そうな顔されたよ
「そんな顔しなくてもいいじゃんよ」
「まぁ いいじゃん。 それよかあたし達も ご飯食べ行こ?」
「お いいね〜 あたし達もラブラブですか?」
「やっぱ やめよっかな・・・」
「もぉ〜 冗談だよ〜。 ご飯 行こ行こ」 

〜完〜
510 ◆7LU1F3Ymc6 :2007/08/15(水) 23:10:51 ID:ksybg+oV

以上でございます。
4人いると、難しいですな。お恥ずかしい。
511名無しさん@秘密の花園:2007/08/16(木) 02:06:59 ID:w2cfiwRO
GJ!

だけど改行・スペース・句読点などを考えた方がいい。
読む前に敬遠する人もいると思う。
512名無しさん@秘密の花園:2007/08/16(木) 08:41:55 ID:UUu9ksYz
GJ!
二つのカプが楽しめて贅沢だなw
視点の切替えのタイミングは上手いと思う
513 ◆7LU1F3Ymc6 :2007/08/16(木) 22:34:44 ID:BqwQ0fnV
>>511
ご指摘ありがとうございます。

その辺は苦手なとこなんですが、
これからの課題にしていきたいと思います。
514名無しさん@秘密の花園:2007/08/18(土) 10:38:18 ID:dMHyeALP
だれか藍ゆう専用スレ作らねぇかなっと、
515名無しさん@秘密の花園:2007/08/18(土) 12:54:02 ID:ay9IjfY0
確かに藍ゆうは人気だが専用スレ作ったって職人もいないし過疎るだけだろ
516名無しさん@秘密の花園:2007/08/18(土) 21:22:55 ID:2U73qWAC
確かに2ちゃん外で見たほうが早いわな
517名無しさん@秘密の花園:2007/08/18(土) 22:30:22 ID:ay9IjfY0
同盟だってあるんだし読みたきゃググるなりなんなりしたほうが早い
518名無しさん@秘密の花園:2007/08/19(日) 00:16:37 ID:i3Bjw72U
職人フツーにおるやん。
519名無しさん@秘密の花園:2007/08/19(日) 13:07:51 ID:ypmHilY1
藍ゆう好きとして悲しいんだがあんまり話題に出さないほうがいい空気になってってないか?
マターリやろうぜ
520名無しさん@秘密の花園:2007/08/19(日) 13:52:47 ID:5EbvEHHd
この流れだと他のカップリングが投下しにくい雰囲気だからな
521名無しさん@秘密の花園:2007/08/19(日) 16:49:21 ID:RvjLs2Xm
>>496-509
「睨まれると恐い」に笑た

なば経由で聞かなくても麻衣・御前もなのはStSで共演してるんだけど
話をしてるのかとか、表に出てこないから分からんね
仮に今まで(愛・御前がそうだったように)面識がなかったとしても
旗様や千和を間において話ぐらいしてそうなものなのだが
522◇AIo1qlmVDI:2007/08/20(月) 09:06:42 ID:M/ZGAX4k


冬はすき。

私のいるこの地域はあまり雪は降らない。
だから雪が降った日なんかは年甲斐もなくはしゃいでしまうのは毎年のこと。
それを少し呆れたように見るあなたも実は雪がうれしいことを私は知ってる。

いつも私を子供扱いして、一段上のお姉さんでいたがるところが可愛いですよ、
と言ったら怒りそうだからこれはずっと秘密。



冬はあたたかさがしあわせのひとつのカタチなような気がする。
外から帰ってきて飲むほかほかのココアのおいしさはきっと何にも代え難いです
からね。
他にも炬燵、焼きたてのおもちとか具現化したしあわせはたくさんありますが、
どんな温度を持ったものにも敵わない『しあわせ』がある。

523◇AIo1qlmVDI:2007/08/20(月) 09:07:31 ID:M/ZGAX4k
「のなかさん」

「んぇう?」

マフラーに顔の表面積の大半を埋めた野中さんが聞き取り辛い声で返答した。

「声、こもってますよ」

淡い緑のマフラーを少しずらす。

「寒いんだもん…。」

「お気持ちは察しますが」

「ゆーちゃんはのっぽだからあたしより寒いんじゃないの?」

受ける風があたしより多いでしょ?と私を見る。
そんな大して変わらないような気もするのですがどうなのだろう。

私も勿論寒いと思っているけれど、そこまで大袈裟に騒ぐかと言われたらそうで
もない。
私は平熱が少し人より高いらしく冬で寒い寒いと言った記憶はあまりない。
その体温の高さを野中さんに『赤ちゃんみたい』とからかわれるのは毎度のこと
だ。
夏はそのせいで少しばてたりするけれど、お陰で今は人様と比べたら比較的過ご
しやすい。
524◇AIo1qlmVDI:2007/08/20(月) 09:08:47 ID:M/ZGAX4k
それに。
あなたが寒がってくれるのは大いに歓迎だ。

だってわざとらしい言い訳しなくてもあなたのその小さな手を冷えないように、
とつなぐことができるから。

「…あは、あったかい」

「それはどうも。」

着けていた手袋はポケットに退避させて私の手をきゅ、と掴む。

―この瞬間はたまらなく好きだ。

「やっぱりゆーちゃん手あったかい」

「お子様ですから」

「あは」

寒風で頬が少し染まってる。
傍からみたら初々しさの象徴に見えることだろう。

「?
あたしほっぺた赤い?」

前触れなしで軽く頬に触れたのが不思議だったらしい。
525◇AIo1qlmVDI:2007/08/20(月) 09:09:54 ID:M/ZGAX4k
「そうですね、ちょっと赤いです」

「ぅ"ー。
あったかいの飲みたい」

「着いたら作りましょう。」

「あたしココアー」

「はい。」

私を散々子供子供とからかう割にはチョイスが人のこと言えませんね。
そのアンバランスさに少し笑ってしまう。

「…なぁに笑ってんだ、こいつ」

「いえ。」

ぽす、と柔く頭を肩に預けられた。

「あんまり、寒くないかも」

「そうですか。」

それなら、普段は歩かない道で。
正確に言うと、少し遠回りになる道で帰ってもいいですか?

…もうしばらく、ね。
526◇AIo1qlmVDI:2007/08/20(月) 09:11:09 ID:M/ZGAX4k



明日は今日より冷えるだろうか。
叶うなら、今日よりうんと寒いといい。

そうすれば、何の理由もなくあなたを抱きしめられるでしょう?


うん、帰ったら。
手洗いうがい、そしてあなたのためにココアを作って、それから。

天気予報をチェックしよう。

右肩の確かなあたたかさを感じながら、そう思った。



おわり
527◇AIo1qlmVDI:2007/08/20(月) 09:12:29 ID:M/ZGAX4k
あまりにも暑いので気分だけ冬で!
お粗末さまでした。
528名無しさん@秘密の花園:2007/08/20(月) 11:15:45 ID:/yGGoPrH
>>527
GJ!!

余計に暑く、いや、あたたかい気持ちになりました。GJ!!
529名無しさん@秘密の花園:2007/08/20(月) 12:14:13 ID:qdKi2suG
>>527
アツすぎて俺の部屋が40℃を記録!
GJ!!!!!!
530名無しさん@秘密の花園:2007/08/20(月) 15:06:48 ID:yDW58ikl
小清水×菊地って需要ないん?
2人とも可愛いのになあ
531名無しさん@秘密の花園:2007/08/20(月) 17:36:10 ID:aeanvTUQ
>>527
心は暖かく、気持ちは涼しくなりました
GJ!

>>530
小清水はやっぱ三瓶なイメージ
このイメージを壊してくれるような小説を君が書いてくれる事を期待するよ
532名無しさん@秘密の花園:2007/08/20(月) 18:36:28 ID:xurI8ZbL
>>530
全て百合には需要がある
533名無しさん@秘密の花園:2007/08/20(月) 19:11:40 ID:2frt7+Ue
>>530
需要あるよ。

ぺ大好きの印象が余りに強すぎる小清水が
菊池にどのような愛を注ぐのか非常に興味ある。
534名無しさん@秘密の花園:2007/08/21(火) 00:05:47 ID:MeUVVtYf
小清水×菊地にやきもち焼くツンデレなぺとか。
あみぺ絡みの小清水×菊地とか、いいかもしれん

535◇AIo1qlmVDI:2007/08/21(火) 08:40:50 ID:0zZne2ld


春夏秋冬。
ハル、ナツ、アキ、フユ。
この国に計4回訪れる季節の移り変わり。
あたしはどれもそれぞれ好きだけど、いちばん好きなのを決めるなら…う〜ん、
ちょっと迷って冬…かな。

だってね、冬はゆーちゃんがいつもより3割増しでやさしいから。

冬のゆーちゃんが最も多用する台詞。

『寒くないですか?』

いっしょに外に居る時はほぼ必ず聞いてくる。
冬なんだから聞く必要ないと思うよ?なんて言っちゃいけない。
これはゆーちゃんの「暗号」だから。

ゆうちゃんらしくって、時々笑えてしまう。
上手く言えないその不器用さがあんまり沁みるから、時々泣きたくなることがあ
る。
536◇AIo1qlmVDI:2007/08/21(火) 08:41:33 ID:0zZne2ld
どんな涙でも、泣いたらゆうちゃん心配するからそこはぐっと堪えて答える。

『さむい。』

って。

するとゆうちゃんはうれしそうに少しはにかんであたしの手を取る。

ゆーちゃんの手は、いつもあったかい。
でもあたしは知ってるよ?
どんなに寒くっても手の温度を高く設定するためにゆーちゃんがポッケん中に常
時カイロ入れてること。

…全く、ばかなんだから。

ゆーちゃんがばかだから、だいすきだから、時々泣きたくなるんだよ。

…ね、あたしがその仕込みカイロの存在に突っ込んだらなんて答えるつもり?

多分、困って言葉が浮かばなくって、そっぽ向くんだろうな。

537◇AIo1qlmVDI:2007/08/21(火) 08:42:47 ID:0zZne2ld



今日は少しだけいっしょに外に出かける用事がある。
聞いてきたら答えよう。

『すっっっごい寒い』って。

それから…
「カイロは買わなくていいの?」と聞いてやろうか。
あと2個でなくなっちゃうの、気付いてる?

ん…、ちょっといじわるすぎるかな。

まぁいいや。

カイロがないならきっとだきしめてくれるから。



おわり
538名無しさん@秘密の花園:2007/08/21(火) 08:44:56 ID:0zZne2ld
昨日投下分と対にしてみました。
スレ活性化までの繋ぎにでもなれば。

では、お粗末様でした。
539名無しさん@秘密の花園:2007/08/21(火) 09:51:55 ID:ew5nDeYS
GJ!!
やっぱ藍ゆうなごむわ。
540名無しさん@秘密の花園:2007/08/21(火) 13:31:02 ID:uJnr4S6E
>>530です。
そっか、需要あるんか。なんか安心したわw特に>>532の言葉は力強く感じたw
小清水はちっちゃいコが好きだけど菊地には可愛いとか言いにくかったらしくて内心ハァハァしてんだろーなあ、とか
「あたしにはぺがいるのにこの気持ちは一体何ー?!」とか妄想がとまらんわけよ。
最近百合声優に目覚めたんだけどいいよね(*´д`)=з
自分に文才ないのがうらめしいくらい…

まあそんなわけでROMに戻るわノシ
541名無しさん@秘密の花園:2007/08/21(火) 17:17:01 ID:5JTYXKMN
>>540
菊地相手だと受身っぽいのしか思いつかんなw>小清水
54217才の女王陛下:2007/08/22(水) 21:48:05 ID:3GIwTA81
ということで近々やまなこ投下予定w
書いている最中ですが…

久しぶりにきたら保管庫に自分のが入っていてうれしいやら恥ずかしいやら


543名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 00:40:25 ID:h7OJKxOC
>>542
やまなこ待ってます!
544名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 09:43:13 ID:rQoFh8Ca
>>542
同じく全裸待機してます!!!
545名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 13:12:14 ID:IQLpRx+c
やまなこ期待!

今週のアニスパでほっちゃんが言った
「浅野さんが思ってる以上にわたし浅野さんのことスキなの」的発言にキュンときた
546名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 17:16:50 ID:aiZARWTe
俺はAice5のライブDVDの智ますっぷりに禿萌え
メイキングやべぇ
547名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 19:42:45 ID:HLYrrbXf
>>545
ナカマ ノシ
548名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 20:02:57 ID:h7OJKxOC
Aice5がほっちゃんのハーレムから智秋のハーレムに見えてきた俺やべぇ
549名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 20:32:38 ID:aEGOC8Km
>>545
前段と後段が限りなく乖離している気がするのだが
550545:2007/08/23(木) 21:08:50 ID:IQLpRx+c
>>549
やまなこも、ほちゃ×ますみんも萌えているということで許してくれ

542のやまなこが投下されるまでの場繋ぎでもおとしてみる。
アニスパ!の放送後の二人の会話。ということで。
誤字脱字や読みにくいとこがあったらスマソ。
551545:2007/08/23(木) 21:09:40 ID:IQLpRx+c
「わたし、浅野さんのことを浅野さんが思う以上に大好きじゃない?」

「あ、ホントぉ!?w」

公共の電波使って、わたしなりに頑張ってみたのに。
浅野さんってば、「あ、ホントぉ!?w」って…
何その、びっくりはてな。
わたしが浅野さんのことどれくらいスキか知ってるくせにー。
552545:2007/08/23(木) 21:10:14 ID:IQLpRx+c
「浅野さん、ヒドイよーっ」

アニスパ!の放送が終わってからほっちゃんがつっかかってきた。
はぁ?
何がヒドイんだぁ?
あたしの毒舌みたいなトークは癒さないってスタイルで癒してるんだよ?みんなを。

「わたし、浅野さんのこと大好きなのにー」

あ、そちらのお話ですか。

「だって、…別にラジオで言うことじゃなくない?
それにあそこで仲良しなんだー。って発言しちゃうとね、脅迫メールとかふえちゃうしさ。」

「あたしが天たまで注意しといてあげるよ!」

「それにさ、ほら、やまなこファンの方をイラっとさせちゃいけないじゃない?」

別にラジオのしゃべりくらい、そんなに気にしなくてもいいじゃんかよー。
なんでそんな、気にしてるんだ?ほっちゃんわー。
553545:2007/08/23(木) 21:11:27 ID:IQLpRx+c
「あ、浅野さんは、わかってない。
わかってなーいッ!!」

うわっ!!
今度は某作品の○1くんみたく叫びだしたw

「な、何さー!」

「あのねぇ、浅野さんは狙われてるの!
特に智秋ちゃん!
某巨大掲示板では智ますがブームきてるんだから、ちゃんとわたしたちのフラグたてておかないとダメなの!」

…はぁ?
何をいっとるんだ、この”ゆりえほい”は。
あ、今は”ほりえゆい”かw
髪は少しピンピンしてらっしゃいますけどw

「簡単に言うと、仲の良さをアピールしておこう。と」

「…うん。」
554545:2007/08/23(木) 21:12:27 ID:IQLpRx+c
…”ほりえゆい”のときにかわいい仕草とかされると、ちょっとキュンとくるから、困るな//
あ、
キュンとくるって…

「ダイジョブだよ、ほっちゃん!」

「ふぇ?」

「あたし、ほっちゃんにキュンとくるって言ったもん、ラジオ中に。」

「ええ!?
言ってないよー!」

「言った!
”ゆりえほい”ちゃんから”ほりえゆい”ちゃんになったときに『浅野さん』って言われたらキュンて」
555545:2007/08/23(木) 21:13:44 ID:IQLpRx+c
あたしがそう言ったあとに、ほっちゃんはなんか回想しているような。
あ、顔が。
目が点に。というのはこういうことをいうんだなって思った。

「あ、浅野さーん!
あんな、なちゅらるに言われたら気がつかないじゃない!」

「そ、そんなこと言われても知らないよぉ!」

「もういいよ!これからはちゃんと”ほりえゆい”で浅野さん♪って呼ぶから」

「うう!
それは…心臓に悪いよ。

とりあえず、髪ちゃんととかしてこようね。
あと、クーラーの修理とかさ。
モテ度UPとか、ね。
部屋もはやく片付ければいいな。とかさ。」

「浅野さーんッ!!」


...fin
556545:2007/08/23(木) 21:15:03 ID:IQLpRx+c
勢いで書いたので、意味不明でオチがないという…
文才ないなりに頑張ってみたつもり…。

この間のアニスパ!と一緒に読んでいただけたら光栄です。
55717才の女王陛下:2007/08/23(木) 22:22:57 ID:u4sHSoV6
浅野さんとゆりえほい乙w

やまなこSS‐嫉妬するゆかりたんはゆいたんが好き

まぁ中途半端な感じですが、ストーリはありませんw

ラジヲの発言ネタで嫉妬するゆかりたんとゆいたんの絡みを書いてみました

へたなのは勘弁
55817才の女王陛下:2007/08/23(木) 22:24:07 ID:u4sHSoV6
ひっくひくッ…

薄暗い部屋の中、ベッドの上で啜り泣く女がいた。
カーテンの隙間から差し込む夜の光はその泣いている女の躯を映し出す。
暗闇に目が慣れてくると少女の様な、おうとつに乏しい肢体が眼に映る。
そしてスラリと伸びた手脚が美しい。
薄めに茶色く色付いた長い髪は乱れ、ベッドの上で乱れた白いシーツにシワの陰影と違う色彩を刻んでいた。

しゃくり上げるように涙と声を漏らす裸の少女をすぐ間近かで観ている人影があった。
ピタリと寄り添うように、そして覆いかぶさる様にもう一人がその泣いている少女の頭を慰めるように撫でていた…。

当然の人の営みならば性別は当然想像に堅くないが、
ただその人物は肉付きは薄いくは無いがほっそりとした躯と黒い長い髪が特徴的だ。
控えめだかピンと主張する上向きな乳房、その胸の双丘が泣いている少女と同性である事を示していた。

世間では一般的ではないが彼女達の住む世界、声優業界ではそう珍しい事ではない。

彼女の名はゆいと言った。本名を知る人は数少ない、またそれを安易に呼ばれる事を嫌った。

互いに一糸纏わぬ姿、白い肌がすべて露になっている。
肩を震わせ泣いている少女の躯の曲線美、とでも言うのか、その綺麗なラインを視姦するようにじっと眺めている…


(さすがに少しやりすぎたかな…?)

ヌチャ…

指を引き抜いた
「…ひゃぁッん」
泣き声に鼻に掛かるような艶やかな嬌声が同時に発せられる。
急な刺激に驚きキュッと足の指を閉じ、両腕を抱き寄せ躯を丸め強ばらせる。
559名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 22:25:10 ID:u4sHSoV6
ふふっと黒髪の方の声が漏れる、目の前で確認するように引き抜いた指を眺める。
薄暗い部屋でキラリと光った。

中指と薬指を付けたり離したりすると粘度の高い体液が指に絡み付くように糸を引いた。
ぺろっと指を舐める、少女の味がした。そして視線を落とし蹲っている少女に、

ゆい「…ごめんね…少し強くしすぎたね。久しぶりだったから…嬉しくなっちゃった。」


大切なものを慈しむようにふふっとほほ笑み、濡れていない手で髪を撫でる。

ゆい「ふふふ…かわいいよ♪ゆかりたん…。」

言い訳をするように俯せに寝ている少女に語りかける

(ちょと激しすぎたかなぁ?)

このような関係、行為は今日が初めてでは無い、何年も前から始まっていた。
互いに愛情と信頼を重ね合い、結ばれた事に喜びを分かち合いそれが二人の運命だとも感じていた。
560名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 22:27:15 ID:u4sHSoV6
8月16日AM22:00頃
都内、ゆかりの部屋

何気なくラジヲを付けた。
いや本当はネットで調べ、ゆいがゲスト出演すると知っていたからだ。

(たしか今日だよね。)

その番組を聴く為にいつもより早めに食事をし、お風呂に入った。
いつでも寝られるように大きめの白いTシャツと弛めのハーフパンツを身につけていた。

風呂上がりなので少し熱い…
フィルターの掃除をしてないせいか設定温度通りの働きをしないクーラーの温度を下げる。

ゆかり「電娘チャンに怒られるよね…。」

ピッピとさらに2℃程下げる…と、ラジヲでは丁度ゲストが紹介された。
以前自分も出た事のある番組だった。扱いは…声の出るおもちゃ的だったが求められてる事が解りやすくやりやすかった。
スピーカーから聴こえてくる恋人の声が心地良い。相変わらず可愛い声だなぁと思った。

(ゆいたんだぁ…。最近中々一緒にいられないよぉ〜くすん。)

だが今期はなぜか仕事で共演する機会が多い。
現場でお尻を撫で合ったり、触り合ったり階段で軽くキスをしたり毎回アドレナリンも他のも?出っぱなしだったw

(あ〜そういえば最近お泊りしてないよね…)
番組は進み新しく出るCDの宣伝やコーナーを淀みなくこなし、笑いも織り交ぜるいくゆいに改めて凄いなと感じた。

ゆい『…アッ。普段はやりませんよこういうキャラw』

(ふふっ)
ゆかり「なんか会いたいなぁ〜。」
561名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 22:30:43 ID:u4sHSoV6
ほわ〜ぁんと和みながら聴いていると、次の番組が始まった。
理恵さんが出ている番組だった。

(今日はゆいたん大変だなぁ)
今頃有楽町の放送局に居るゆいの事を考える。

しかし…
理恵「今日のゲストは私の大好きなゆいさんです!」

ピクッ
理恵「ゆいちゃんの好きなところは…くちびる。」

ピクッ…
理恵「家に行きたいって言ったら汚いからダメだってw」
理恵「じゃあ私の家にw」
理恵「あとゆいとは結婚していま〜すw」

(な…に…?)
ゆかりの頭の中で理恵とゆいの言葉が何度もリフレインされる。

ゆかり「………ッ。」
ラジヲの向こうで楽しそうに会話している二人が凄く遠く感じ、とても羨ましかった…。
そのときゆかりの中では嫉妬の炎が沸き上がった。

(どういう事?ゆいたん、朱ちゃんの時といい、真純ちゃんといい…私だけじゃないの?)
ある程度はわかっているつもりだったがゆいには自分だけを見ていて欲しい…そう思っていた。

ゆかり「なんかひどいよ…。」
ぐすっぐすっ…
何か悲しい気持ちになりいつの間にか泣いていた。

(あーあ…こんな気持ちになるはずじゃなかったのにぃ…。)
562名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 22:37:19 ID:u4sHSoV6
PM25:05

しばらく泣いたら気持ちが収まった、すると物凄く喉が渇いた。耳障りな音を出すラジヲは消し、冷蔵庫を開けた。

目当ての飲み物を捜し当てると残りが少ない、少し迷いラッパ飲みをする。
少し零れた口を伝いTシャツの鎖骨辺りを濡らす。

少し後悔した…。

と、突然着信音が鳴った。この音は一人しか居ない!

(ゆいたん!?)

バッと急いでメールを確認すると…

>ラジヲ聴いた?
>
>     由子
563名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 22:39:31 ID:u4sHSoV6
先程の悔しい気持ちが甦る。

(ゆいたんのバカ!)
気持ちに任せて素早く打ち返す。

>聴いてなんかないもん!
ピ!名前も入れず勢いで送る。

10秒後、また少し後悔した…

頭が冷静になる…頭の良いゆいだ、たぶん自分の今の感情とか見抜かれてしまうんだろうと…

ゆかり「あ゙ー送らなきゃよかった…。」
とまた着信音…

ビクッ!と驚く

今度は電話だ…ゆいたんからの。
いつもなら嬉しいのだが今は複雑な気持ちだ。

ゆかり「はい…。」

ゆい「ゆかりたん!お願い!助けてッ!」
ゆかり「え、え!?」

突然の事に気が動転する。

ゆい「もう…ダメかもしれない…だから…。」
ゆかり「ゆ、ゆいたん!?」

ゆい「だから…速く…開けて!」
564名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 22:41:05 ID:u4sHSoV6
すぐには理解できなかったがどうやらすぐそこ…に居るらしい…。



……
ガチャッ
キィ…

ドア開けると…

ゆい「来ちゃったぁ♪」
満面の笑みのゆいがいた。
ゆかり「…………。」

キィ…バタン!

ガチャ…

ゆい「ちょwwwゆかりたん!」
ガンガンガン!
とドアを叩く、今が真夜中だと言う事を忘れている…。


居間
テーブルに向かい合いふたりが座っている。
プリンが二つ置いてある。

ゆかり「ごめんね…ゆいたん、すぐに理解できなかったから…。」
ゆい「………。」
ゆかり「怒ってる?怒ってる?」
ゆい「…ふぅ…怒ってる。」
ゆかり「やっぱり…はは。」
565名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 22:41:52 ID:u4sHSoV6
ゆかりは申し訳ない気持ちは有ったが目の前にゆいがいる事に少し浮かれていた。
それよりも…
(でも何でゆかりが謝っているんだろ?逆ぎれ?)

ゆいもそれが解っていてわざとそっけない態度をとる。

沈黙…

ゆかり「あッ…ラジヲ聴いたよぉ〜!」
ビクッとゆいが動揺する。
ゆい「……さ、さっき終わったばっかりで疲れちゃったぁ…お風呂借りるね♪」
ゆかり「ゆいたんッ…もぉ!」

パタンとわざとらしく風呂場に逃げ込むゆい、見送るゆかり。

(…でも泊りに来たって事だよね…?)

ゆかりの中で期待が高まった。
ニコニコしながらゆいのプリンまで食べていた。
566名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 22:44:28 ID:u4sHSoV6
ゆいの為に着替えを出す。
(ふふ…久しぶりのお泊りだよね。)

やがてバスタオルを捲いたゆいが出てきた。

ゆい「ゆかりたん…髪乾かすの手伝ってぇ♪」

「もぉ」と言いつつもドライヤーで乾かす。長い髪に触れ、後ろからゆいの躯を眺めているとやはり気持ちが高ぶってくる。

(はぁ…ゆいたん…。)

髪が渇いたのを確認しドライヤーを脇に置き、そっとゆいを抱き締める。

スーと鼻で息を吸い込む自分の使っているシャンプーや石けんと同じ匂いがした。
しかし微かに鼻の奥を擽るゆいの香がゆかりの躯を熱くした。
567名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 22:45:45 ID:u4sHSoV6
ゆい「…怒って…ない?」
ゆかり「……。」
ゆい「実はさっき…理恵ちゃんに誘われちゃった。」
ゆかり「(ピクッ)ふーん。」
ゆい「でもね…。」
ゆかり「もぉいいよぉ…。」
ゆい「ダメ!」
ゆかり「……。」

クルリと振り返りゆいが顔を近付ける、互いの口が触れるほどの距離で。

ゆい「ゆかりたんが一番好き…。」
ゆかり「……ばか。」
ゆい「みんなにはゆかりたんが一番好きって言ってきたの、でも私…女の子が好きだからみんなと…。」

ゆかり「…。」
ゆい「でもね、ゆかりたんが一番だった…他の娘じゃダメなの。」
ゆかり「あんまり嬉しくない…。」
ゆい「ばか…良子ちゃんの時は私も…。」
ゆかり「あれは朱ちゃんとゆいたんが…。」

「「もぉ…。」」

ゆかり「わたしはゆいたんが好き。」
ゆい「私はゆかりタンが好き。」

どちらともなく唇を重ね合う…

ゆい「…かわいい」
ゆかり「んん…」
568名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 22:47:41 ID:u4sHSoV6
電気を消し手を繋ぎながらベッドへ移動する二人、バスタオルを落とし裸になったゆいがゆかりの服を脱がす。
横になった(押し倒された)ゆかりは、なされるがままにされる。

ばんざいをした状態でTシャツを一気に脱がす。

ゆい「ノーブラなんだぁ」
ゆかり「お家だし寝る前だもん!」
ゆい「ふふ、そっかぁ残念…」
とゆかりの首筋にキスをすると反対側、鎖骨へと舌を這わせる。
ゆい「ん?なんか甘い味がする…」
さっき零れたジュースを思い出し恥ずかしくなる。

ゆいは舌を這わせながら下の方へ愛撫を移す。
ハーフパンツの隙間から閉じた脚の間に滑り込ませ、軽く触るとすでにじっとりと濡れていた。

ゆい「ゆかりたん濡れてるよ…」
ゆかり「んー恥ずかしいぃ。」
と脚をもじもじさせる、その甘い声と仕草にゆいの征服欲は限界に達していた。
ハーフパンツを脱がし、張りついた下着を丁寧にじっくりと脱がしていく。

暗がりの中、互いに何も纏っていない生まれたままの姿だ。
ゆい「ゆかりたん…触るよ」
ゆかり「…うん」

ゆかりの唇を求めゆいは吸い付く、片手で髪を撫で舌で口を犯す、膝を割り入れ太ももでなで合う。

ゆかり「ゆ、ゆい…たん。」
ゆい「気持ち良くしてあげる…泣いちゃうかもよ?」

久しぶりにゆかりの躯を味わうゆいは今日自分を押さえられそうに無かった。
だからゆかりをなぶり尽くすつもりだった…もちろん愛を以て。
569名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 22:51:02 ID:u4sHSoV6
―――いつの間にか涙は止まっていた。
自分が泣いていると気付いたのはついさっきだ。手で頬を拭うと濡れていた。

(また泣いちゃったんだ…。)
ゆいに責められ、与えられる快感の嬉しさとそれによる身体の生体反応だ。

ゆかり「イッちゃった…。」
ゆい「ふふ…まだ許してあげない♪」
ゆかり「ちょっと休ま…あん…。」

しかしそれは聞き届けられなかった、また快楽の波に意識が飛びそうになる。頭の中が真っ白になり躯の中でまた…快感が弾けた。


身につけているものをすべて脱がされるとゆいの指か忙しなく動く、それに合わせてゆかりの躯がビクンと反応する。
出てしまいそうになる声を我慢しているようだがゆいの前では無駄だった

ゆかりは自分が一番好きだと思っている女性にキスをされ、胸を揉まれた。
胸の先端が堅くなるのを感じ早く次の刺激が欲しいのに中々与えられない。
執拗に乳首を指で摘まれ撫でられ吸われた。甘噛みされ舌でなぞられる。もう一方はゆいの爪で何度も弾かれる。

ゆかり「あッ…ああっん…くっッ、はぁああぁぁ。」
ゆい「チュパッチュ…きもひいいぃ?ゆひゃはりたん?」
口に含みながらゆかりの先端を転がす。ゆかりの躯が跳ねるが抑えつけ更に吸い上げる。

ゆかり「いゃぁ…。」
脚を擦り合わせ躯を押しつける、眼でお願いと訴える、声では自分の意志を伝えられないくらい意識の自由が快感に奪われていた。

(ゆいたん…お願い!もっと…。)
躯をくねらせもっと快感を求めるように下腹部をゆいの脚に擦り付ける。
ヌルリとした感触が自分でも解った、しかし求めるような快楽は得られずもどかしさで頭が変になりそうだった。
(ゆいたんおねがい。ゆかり変になっちゃうよぉ〜ッ。)
散々焦らされていた躯は快感に対し敏感になっていた。
570名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 22:52:25 ID:u4sHSoV6
ゆい「我慢…できない?」

悪戯っぽい笑顔を浮かべゆいが尋ねる。

胸の先端を指で捏ねられ爪で弾かれ、アッアッと声を上げながらコクンコクンと頭を振り、ゆいにしがみ付くゆかり。
体を放し指先がツツッと腕、脇腹を撫で上げるとビクッ躯を反らせる。
胸、アバラ、鳩尾、ヘソへとスゥッと素早く舌を這わせる。
アアッと震えるような声を上げてしまった。先程より大きい快感に躯は仰け反り、快感を享受しただらしの無い顔しているなとゆかりは思った。

(みられてないよね…いまの?)

ふふっと笑みをもらし両手でぐいっとゆかりの両足を限界まで押し広げる。

ふっと股間に走る冷たい空気にようやく…と言う期待と恥ずかしさで体の芯がが熱くなる。

片足を肩に掛けゆいは何年も味わい尽くしたゆかりの秘処を眺め、指で押し広げ様とするが片手では滑ってしまう。

ゆい「ゆかりたん濡れすぎw」

ゆかり「んッッ!やぁあだぁ」
脚を閉じようと力を入れるゆかりに「ダァメ」とさらに脚を押さえつけ広げられる。
571名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 22:53:32 ID:u4sHSoV6
抵抗するゆかりの足首を掴み広げる、ゆいは縦筋に舌を尖らせ差し込む、首の力で一気に上に舐め上げた。
舌にヌルリとした感触とボコットした感触が伝わる。
ゆかり「ひゃぁ!くっッぅ……アァぁぁあ…ぁぅぅ。」
ビクンとゆかりの躯が大きく跳ねた、くっと肩に掛けた脚に力が入るのが伝わってきた。
また膝がふるふると震えるのが解った。
(あれ!?…ゆかりたんもしかして今のでイッタの?)

軽く達してしまったゆかりに更なる劣情を抱くゆい、猫のような瞳がすぅと細くなる。

(はははは、ダメだよゆかりたん。)

ゆかりとは異なり、中々気持ちに火が点かないゆいだったがゆかりとしている時だけは違った。

一瞬数人の女性の身体と絡んだ記憶が過る。
(やっぱりあの娘達とは違う、この娘は特別だ…。)
荒い息をつき、目を潤ませた無抵抗の少女に沸き上がる気持ちを押さえ切れない…

今日は朝までかな?
何となくそう思った。
572名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 22:54:28 ID:u4sHSoV6
ゆかりは思った、あぁまたバラバラにされると。

頭の裏側から足の先まで一気に痺れるような感覚に既視感と女としての喜びを認識する。

3度目に達した時はゆかりはもう息をするだけでも精一杯だった。
ビクンビクンと痙攣する躯で不規則な呼吸を繰り返していた。

目の前にある爪先までがピンと伸びた足をツツッぅとゆいの舌が這う、脚の付け根に向かうとまたゆかりが脚を閉じようとする。

(まだそんな力があるんだぁ…)
快感による脊椎反射なのだがゆいはまだ責め足り無いと判断しまた同じ責めを繰り返す。

まだひくひくとして濡れている花びらの中にゆいの指がつぷッと入り込む、キュウッとまたゆいの指を締め付ける。

ゆかり「はぁぁっ…んんッゆるひて…もぉ。」
ゆかりの腹筋に力が入るのがみえた、躯が逃げようするが抵抗する力は弱々しかった。

ゆいはうねうねと指をねぶるゆかりの中の感触を楽しむとさらに奥に推し進めていく。
ゆかりの膣壁はまるでゆいの指が主人だと解るのか中に中にへと導く。
しかし当の本人は与えられる快感に体を震わせている。

(ふふゆかりたんここが弱いんだよねぇ〜。)

手首を返し指をクッと裏返す、ちょうど膀胱の裏側のザラつく部分を指先で撫でるように押す。

ゆかり「あ゛アァッ!そこダメッ」

クッ、クッと押されるたびにゆかりの躯が波打つ、もうやめてと両手でゆいの手を押し退けようとするが力が入らない。
頭を左右に振りイヤイヤをするがゆいはさらに速度を早め、ゆかりを逝かせようとする。
敏感になったゆかりの躯には堪らない刺激だった。
573名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 22:55:23 ID:u4sHSoV6
ゆい「ゆかりたん?ダ・レ・の指が入って…い・る・の・かなぁ?」

ゆかり「あぁ…あ…あっアッ!ぁッ…。」
とゆかりの声の感覚が短くなってきた。
(またイキそうなのね…ゆかりたんw)
ゆい「まだダメだよゆかりたん…。言うこと聴かないと…。」
と動かしていた指がゆっくりと引き抜かれる。
ゆかり「ああッ…ゆいたん!やめないで!やめないでぇっ」

ゆい「お・願・い・は?」
ゆかり「ふぇ…うぅ゛おねがい…ゆ…いた…ん」
ゆい「ふふふ」
と満足したのかまた責めを再開する。

ジュプッジュプっと指を出し入るするたびにイヤラシイ音が響く。
ゆかりの腰が浮き膝が震えてる、そして止めとばかりにぷっくりと充血した真珠のような突起に吸い付く

チュ…チュパ、ジュル

ゆかり「あ、ひゃあッ!?、んッ!?いい゛ッ…いゃぁぁ…イクッッ…はぁぁッッ……。」
574名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 22:56:10 ID:u4sHSoV6
また数回ビクッビクッと大きく痙攣する。
同時に差し込んでいる指をギュウと痛いくらいに強く締め付けドロリと暖かい粘液を感じる。
口に含んだ突起への舌の動きは止まらない、レロレロと舐め続ける涎が溢れる野もかまわずに。

躯のが痙攣が納まるとゆっくりと舌の動きを止め、ヌプりと指を引きぬいた。
そして手首まで濡れたてをぺろっと舐めた。
(いっぱい出たねゆかりたん、えっちなんだぁ)


ガクガクと躯を震わせ途切れ途切れの呼吸をしているゆかりをみてゆいは軽く達していた。
カクンと膝が折れる、そのままゆかりにやさしく覆いかぶさるように重なる。

ゆかり「ゆひ…たん…?。」
ゆい「はぁはぁ…どうだった?気持ち良かったぁ?」
互いにトロンとした焦点の合わない眼で見つめ合う。
ゆかり「はぁはぁ…しらないッ…はぁ…」
顔を背けるゆかりの口に無理矢理キスをした。
そしてそれに答えるゆかり絡まる舌がピチャ、クチャッっと音を奏でる。

ゆかり「はぁん…ゆいたん好きだよぉ。」

ゆい「わたしもよ…ゆかりたん」

この娘は私好きなんだ…そして私も…

互いに満たされた充実感が眠気を誘う、抱き合うように二人とも眠った。
575名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 22:58:26 ID:u4sHSoV6
朝ゆかりの方が早く目を覚ました。
隣にゆいが寝てる

昨日の事は夢でなかったみたいだ躯がまだ少しふわふわとする。

ゆかり「ゆいたん好きだよ…ふへへ。」

ゆかりは寝息を立てているゆいの為に朝食を作り始めた。

外は良い天気、今日も暑くなりそうだ。

ゆいは幸せそうに寝ている。


576名無しさん@秘密の花園:2007/08/23(木) 22:59:21 ID:u4sHSoV6
8月18日PM22:00頃
都内、ゆかりの部屋


(たしか今日もゆいたんがゲストだったなぁ♪)。
ラジヲ付けてうっとりと聴いていると…

ゆい『わたし…浅野さんのことを浅野さんが思う以上に大好きじゃない?』

ゆかり「ちょwwwwwwゆいたん!?」
またゆかりの中で嫉妬の炎が…


番組終了後
ゆい「うーんまたメール打った方がいいかな?」



そしてまた夜中にゆかりたんの部屋の前でメールを打つゆいたんがいました…。



ちなみにゆかりたんはその日ライブの為、愛知にいましたとさ

めでたしめでたし?


《おしまい》
57717才の女王陛下:2007/08/23(木) 23:01:19 ID:u4sHSoV6
以上です

さいきんやまなこネタが無いので妄想ネタですw


それでは…
578545:2007/08/24(金) 08:17:42 ID:c2SD3vi7
うは、めちゃGJwwww
自分が投下したやつが恥ずかしい・・・
579名無しさん@秘密の花園:2007/08/24(金) 13:05:47 ID:bSSkADE9
>>577
なんという超大作…!!!!
GJだけでは言い切れないくらいのGJ!!!!

よかったらまたやまなこ妄想全開させてください!
580 ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/24(金) 21:32:43 ID:DqSd9OAg
>>577
久々のやまなこ!激しくGJ!!

そしてその大作の影にかくれてこっそり投下。

ほんのり 生天目仁美×植田佳奈 風味(^^;)

短いです。
581PARADISE LOST ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/24(金) 21:33:45 ID:DqSd9OAg

「どうして、髪、切っちゃったの?」

アフレコの合間の休憩中、いつものように私を膝に座らせていた仁美が言う。

「…別に理由なんてないよ。大分傷んじゃってたしさー。思い切って短いのもいいかなぁって」
「ふぅん…私はてっきり静と何かあったのかと思ったよ」
「ははっ…そんなことはないよぉ。順調、順調」

そう言ったあと「ふぅっ…」と息を吐き、遠くを見つめた。

今日も暑くなりそうだ。

「順調…か。静じゃなくて私のとこに来ればいいのに。ね、私にしない?」

冗談めかした口調で耳元で囁かれる。
582PARADISE LOST ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/24(金) 21:34:48 ID:DqSd9OAg

もちろん、仁美が本気で言ってないことくらいわかってはいるけれど
今の私にはこんな冗談ですら心地よく感じられた。

「仁美のことを好きになったりしたら、今よりも…」
「…今よりも?」
「………」

それに続く言葉を私は口にすることなく、仁美に体を預ける。

そして仁美はそんな私を黙って優しく抱きしめてくれた。
その腕と胸はとても温かい。


今だけはこの優しさに甘えよう。

ほんの少しの間でいいから…


END

583 ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/24(金) 21:43:22 ID:DqSd9OAg
佳奈様が髪を切ったというので…駄文失礼しましたm(__)m

なばいとは巫女ラジ・野望裏ともに絶好調でしたね。

それでは
584名無しさん@秘密の花園:2007/08/24(金) 22:08:11 ID:9LwCEvjv
GJ!
この三角関係いいよね
585名無しさん@秘密の花園:2007/08/25(土) 00:30:44 ID:nUH/PQ8K
>>577
GJ!
やまなこいい!
久しぶりのゆいたん、ゆかりたんw

>>583
GJ!
髪切ったの始めて知ったよw
586小籠包:2007/08/25(土) 12:53:54 ID:6ZzRlmr2
東京・銀座――。

(通りの反対側から歩いてくる2人の女性を見つけた千和)
斎藤千和:「あっ、なっちゃんと白鳥さんだ!」
桑谷夏子:「あっ、千和ちゃん!」
白鳥由里:「こんにちわ、千和ちゃん」
千和:「2人で何処へいくの?」
夏子:「由里さんに誘われて、中華を食べに行くのですよ」
由里:「うん、実は(川村)万梨阿さんから、ディナー券を貰ったんだけど、2名様用だったから勿体無いと思ってなっちゃんを誘ってみたの?」
千和:「い〜なぁ〜でも、どうしてなっちゃんなの?」
由里:「えっ、それは……」
夏子:「さては、千和ちゃん羨ましいんだな?」
千和:「そんなことないよ! それにこれから別の収録だし……」
由里:「そうなんだ……」
千和:「もう、私時間ないから、行くからね。なっちゃん、今度じっくり話を聞かせて貰うからね!」
夏子:「あははは……じゃあね」
(別れる千和と2人――暫くして)
由里:「ねぇ、なっちゃん?」
夏子:「ん? どうしましたか?」
由里:「なんだか急に小籠包が食べたくなったんだけど、どうしたんだろう?」
夏子:(ゆ、由里さん……それは千和ちゃんの顔が小籠包に見えたと……気持ちは分かるけど)
由里:「ねぇ、今日は思いっきり小籠包を食べましょう!」
夏子:「わ、わたしはフカひれとかの方がいいんですけど……」
(由里を追いかける夏子)

とりあえずおしまい
587名無しさん@秘密の花園:2007/08/25(土) 12:54:47 ID:6ZzRlmr2
百合っぽく無くなってしまったかもしれないが、お昼休みに咄嗟に作った即興なのでご容赦ください。
588名無しさん@秘密の花園:2007/08/25(土) 13:30:20 ID:pxubj7GV
この絡みは思いつかなかったなw
GJ!
589名無しさん@秘密の花園:2007/08/25(土) 14:00:50 ID:SgxGAamR
なんか放置プレイされてるみゆみゆを幻視したw
GJ!
590名無しさん@秘密の花園:2007/08/25(土) 19:12:05 ID:qXG3YPZz
>>588
そう言えば、桑谷はネギまのラジオでもハルヒの激奏でもしらたりさんの話題を出していたな。
千和の小籠包は本人が誰かのブログでネタにしていたな。
591名無しさん@秘密の花園:2007/08/26(日) 05:56:04 ID:bMjD5gzr
>>583
GJ!!
私も佳奈様が髪切ったこと知ったとき失恋か?(女の子相手に)と思ったw

>>590
>>千和の小籠包は
廣田詩夢のブログかな
詩夢が千和宅の留守番したってのも書いてあった
そんなことよっぽど仲良くないとできないだろうとは思うけど
詩夢と千和だと妄想しにくい…
592名無しさん@秘密の花園:2007/08/26(日) 07:15:02 ID:cc8mtHeM
>>583
GJ!
593名無しさん@秘密の花園:2007/08/26(日) 14:19:59 ID:46TgEqux
なんか急にGJな作品達が!!

それにしても保管庫の人仕事早ェ!
594名無しさん@秘密の花園:2007/08/26(日) 17:54:06 ID:gV72LU4k
作品の投下率が上がってるので自分も参戦してみます。
保管庫の藍ゆうを読んでて、脳内からでてきたようなモノです。
お目汚し失礼します。
595お悩みお助けいたしましょう。:2007/08/26(日) 17:55:02 ID:gV72LU4k
「ゆーちゃん、お風呂上がったよー。

……ゆーちゃん!?・・どしたの?」

わたしがお風呂から上がって部屋に戻ると、
ゆーちゃんはベッドに座って、ぼーっと天井を眺めていた。
あたしは手に持っていた、冷えたグラスをゆーちゃんのほっぺにあててやった。

そしたら、ゆーちゃんは、

「うひゃっ!」

って、すごいビックリして。
そのときベッドのスプリングが軋むような音が聞こえたのはきのせいかな?
でも、想像していたよりもゆーちゃんの驚き具合がすごくてあたしもビックリした。

「ゆ、ゆーちゃん、驚きすぎ…w」

「あ、スイマセン…って野中さん、そんなに笑わないでくださいよぉ」

様子がおかしくってふつふつと笑いがこみ上げてきて。
ちょっと止まらなくなってしまったのだ。

「あ、あはっ、ごめっ、ゆーちゃんっ。あははっ…」

ひとしきり笑った後、深呼吸を何度か。
596お悩みお助けいたしましょう。:2007/08/26(日) 17:55:33 ID:gV72LU4k
「はひー。

…で、どしたの?ぼーっとしちゃって。」

あ、ぼーっとしてるのはいつものことかな。
ということを付け加えようと思ったけど、機嫌を損ねちゃうと戻すのが大変なので心にしまっとこう。

「…」

「ゆーちゃん?」

ゆーちゃんはあたしのほうをチラッと見て、そのあとなんか言いたげな顔をしながらうつむいて。
何がしたいのだ、小林くん。
まぁ…なんとくなく…言いたいことはわかる、よ?

なので、ちょっと助け舟を。

「今夜はやりすぎちゃったなー。とか、思ってる?」

すこーし小さな声で、言ってみた。
小さな声だったんだけど、ゆーちゃんの耳にはハッキリと届いたらしくって。
顔がこわばっていくのがわかった。
597お悩みお助けいたしましょう。:2007/08/26(日) 17:56:11 ID:gV72LU4k
そう。
そういうことなんです。
今回も食べられちゃいました。っていう。

でもね、ここまでは想定内。
まぁ、あたしも今日は、ちょっと乗り気だったし…

で、狼さんもいつもより数倍増して乗り気だったので
密度も濃いし、回数も多いっていう。
おかげでまたまた、お腰が痛とうございますよ。

するのはヤじゃないし、むしろ嬉しいけど…
頑張りすぎちゃった後、ゆーちゃんはいつもヘコんだり、考え込んだり、ぼーっとしたり。
あたしの身体に気を使ってくれるのは嬉しいけど、ゆーちゃんだけヘコむ必要はないんだよ。

あたしはゆーちゃんの隣に腰をおとして、ゆーちゃんの肩に頭をのせてみた。

「ゆーちゃんはいっつも後になっていろいろ考えすぎ。」

グラスの中に入っている麦茶を零さないように、
開いている片手でゆーちゃんの頭をポコッとパンチ。
598お悩みお助けいたしましょう。:2007/08/26(日) 17:57:51 ID:gV72LU4k
うわ。
泣き虫な狼さんからチワワに変身したよ。コイツ。
このチワワの目には弱いんだよなぁ。

「あたしもお腰が痛とうございます。」

「;△;
す、すみませ、ふぐっ!」

体の向きをゆーちゃんに向けて。
グラスは近くのテーブルに置いて。

あたしは両手でゆーちゃんの顔をはさんでこっちに向けた。


「でも、



これも、いわゆる愛のしるしでしょ?
ゆーちゃんがくれる痛みなんて、ぜんぜん痛くないし…嬉しいもん。」

言ったあとに、なんかすっごく恥ずかしいようなことを言った気がして。
お風呂から上がって、けっこう経つのに。汗も出てきそうになった。

…ん?
汗じゃなくて、冷や汗かな?

ていうか、痛いのが嬉しいって…
あたしはM子か!
599お悩みお助けいたしましょう。:2007/08/26(日) 17:59:49 ID:gV72LU4k
と、一人ツッコミを入れていたら、
ゆーちゃんが、涙をポロッポロ流してるのに気がついた。

クリクリした目から流れ落ちる涙は
クリクリした目よりも大きくて、まるで水晶みたいで。
あたしは、人が流す涙がこんなにもキレイに見えることがあるんだなぁ。って、思った。

その水晶をぺろり。
舌でくみとってみた。

「ん、やっぱしょっぱいね。」

自分の顔がちょっと、にやけてるのがわかった。


 ○ ● ○


野中さんに目尻のあたりを舐められて、びっくりした。
しょっぱいね。って笑う野中さんはやっぱりかわいい。

痛みも、嬉しいんだよ。って言ってもらえたことが、すごく嬉しかった。
嬉しかったし、安心した。

わたしと…、
あ、その、そういう行為を、すること
…あの、うん、よかったって思った。
600お悩みお助けいたしましょう。:2007/08/26(日) 18:00:23 ID:gV72LU4k
照れくさそうに笑う野中さん。
わたしは、野中さんの両手で顔を挟まれたままだった。
その両手を静にほどき、今度がわたしが、両手で、
野中さんの顔に触れた。

「ん?
ゆーちゃん?」

無垢な微笑みを向けてくれる野中さん。

大好きです。

という意味を込めて。
あなたの甘い唇に、キスを、おとす。


「あたしも、大好きだよ。世界で一番。」

気持ちが通じたのか、はたまた見透かされたのか。
野中さんからも愛の告白。

えへへ。
嬉しくって。

ちょっと、調子に乗って。
また、
ベッドへダイブ。
601お悩みお助けいたしましょう。:2007/08/26(日) 18:01:44 ID:gV72LU4k
あ、みなさんこんばんは。
野中藍です。
昨夜のお話、変なトコで終わってますけれども
ご想像通り、続きがあるのです。

また食われましたね。
あんの、狼が。
一日の夜に何回食べれば気がすむのでしょうか。

…これからはもっと体力をつけなくちゃ、やっていけません。ハイ。

だれか、あたしの悩みを解決してー!


...fin
602お悩みお助けいたしましょう。:2007/08/26(日) 18:02:53 ID:gV72LU4k
タイトルと内容が一致してないのはおいといて。
読んでくださった方、いらっしゃったらありがとうございます。
誤字脱字あったらゴメンナサイ。
603名無しさん@秘密の花園:2007/08/26(日) 18:24:05 ID:d8cZVQ1m
GJ!
だが◆AIo1qlmVDI氏の設定(狼・チワワ等)が目立つから許可を得てからのほうが良かったかもしれんな。

いやしかし甘い藍ゆうGJ!!機会あればまた投下キボン。
604名無しさん@秘密の花園:2007/08/26(日) 22:37:44 ID:ld2bTmug
GJ!!
ゆうたん素敵(^ω^)
605名無しさん@秘密の花園:2007/08/27(月) 14:33:15 ID:btbxx4JR
606名無しさん@秘密の花園:2007/08/27(月) 14:44:55 ID:PjBTUb+L
冠SS書いてた矢先www
まぁ…、オメ!
でもゆーかさんのことも大切にしてあげてねw
607名無しさん@秘密の花園:2007/08/27(月) 17:59:38 ID:fee1GqFO
ゆーかのことはどーすんだよ…

しかしおめ!(;∀;)
608名無しさん@秘密の花園:2007/08/27(月) 19:23:14 ID:wWs3fVCW
なぁに、結婚相手=ゆーかたんなんてのはフィルターかければイケるぜ!
寧ろ甘々新婚生活のネタが出来たと喜ぶべきではないか!?

…現実逃避なのは分かってるよ、はは。
609名無しさん@秘密の花園:2007/08/27(月) 19:25:41 ID:wWqIEg1e
>>608

おいおい、こんな時まで現実見ててどうするんだよ?
610名無しさん@秘密の花園:2007/08/27(月) 19:31:08 ID:goBXifoP
>>608
ある意味核心ついてるんだが
賛同したら人間としてダメになる気がするなw
611610:2007/08/27(月) 19:32:12 ID:goBXifoP
>>609へのレスでしたorz
612名無しさん@秘密の花園:2007/08/27(月) 20:32:00 ID:FE4cI+B6
さぁ風雲急をつげる大展開。
飛び交うBBSの阿鼻叫喚の中、このまま紗子が結婚を実現させるのか。
結婚相手に立ち向かう侑香の歌はそれを阻止できるのか。
いよいよ決戦の地を修羅場と名を変えたましまろ会に移し、
業界からの引退をかけた全ての決着のために綾子が平手を放つ。
そして全ての謎が明らかにされる今、ただ一人不適な笑いで傍観する女がここにいた。

(`ー´) うふふふふ。そうよこれで良い。まさしく役者が揃うのよ。
     そう、何もかも私の思うがまま!むはははは!

・・・という話を誰か。
613 ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/27(月) 20:34:25 ID:jysTvCUD

なばかな風味のSSへのGJありがとうございました!

自分は甘々なのは書くのが苦手ですが、今後も少しずつでも書けたらなと思います。

それにしても・・・
さえぽんの結婚報告驚いた!しかも報告があっさりしすぎ(笑)

そして「RADiOティンクル☆くるせいだーす」
御前ときみきみだけあって、0回からいい感じですね。

では
614名無しさん@秘密の花園:2007/08/27(月) 22:33:56 ID:8dYgHipW
昔木村拓哉というタレントがいてだな
615tiarawayスレで拾った:2007/08/28(火) 00:03:51 ID:/R57oIZZ
619 :声の出演:名無しさん:2007/08/27(月) 21:57:30 ID:qBfxsloA0
二人で過ごした小さな部屋。ガランとした一間に、
少し開いた窓から初秋の朝特有の優しい風が吹き込む。
ゆうかたんは一人、壁を見つめながら物思いに耽っていた。
Y「やっぱり・・・ちょっとだけ、ちょっとだけだけど寂しいな。」
ふと押入に目をやると、さえぽん愛用のヘルメットとスコップ。
Y「・・・ゆぅのために、いっぱい働いてくれたんだよね・・・。」
ヘルメットにそっと手を置き語り始める・・・。
Y「ゆぅか、もぅ一人でも大丈夫だよ?もぅ、泣いたりしないよ、
  だって、さえぽんはいつも笑ってたから・・・。ゆぅも、、、
  いつも笑顔でいようって・・・決め・た・・・ぅっ・・・やっぱり、
  やっぱり無理だよ・・・寂しいよ・・・ぇぐっ〜」
必死で涙を堪えるゆうかに、声が聞こえた・・・。
S「寂しくなんかないよ?だって、思い出は無くならないもん。
  それに、さよならじゃなくて、いってらっしゃい^^・・・だよ。
  わたし、誰よりも幸せになります。」
Y「・・・さえぽん、、、ゅぅかも・・・ゆうかも頑張るよ!!いっぱい、
  い〜〜〜っぱい頑張って、いつかいっぱい幸せになる!!!」
そして、すっくと立ち上がると、迷い無く玄関の扉に鍵を閉め、
キラキラした朝の街に歩き出した。
Y「結婚おめでとう・・・末永くお幸せに^^」

                          tiaraway百合コメSS  完
616名無しさん@秘密の花園:2007/08/28(火) 00:10:02 ID:waYHStvU
>>615
関連スレの全住人が祝福しながら号泣した
617名無しさん@秘密の花園:2007/08/28(火) 12:08:06 ID:4D8iXrrW
ドカサエコ乙&ポメ
618名無しさん@秘密の花園:2007/08/28(火) 13:21:53 ID:JD83c2Su
千葉×南里のプロポーズ〜新婚初夜を描いたSSまだー?

正直妄想でもしないとやってられんor2
619名無しさん@秘密の花園:2007/08/28(火) 17:34:44 ID:of2p4zf2
偽装結婚という言葉も世の中にはあるぞ
620 ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/28(火) 22:19:25 ID:HD9c+2FD
あらためて、さえぽんオメ!

立て続けに投下失礼します。
誕生日ネタなので時期がずれないうちにと。

堀江由衣×浅野真澄

621プレゼント ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/28(火) 22:19:59 ID:HD9c+2FD
「浅野さん、浅野さん」
「あっ、ほっちゃん」
「お誕生日おめでとう!!はい、これ!私から」
「あーっ!ありがとー!袋、開けていい?」

…あれ?でもこれ、カサカサいってる。まさか………やっぱり…………見るんじゃなかった。

中身はというと、どこでこれだけ集めたのかっていうくらい袋いっぱいの
“ミッフィーグッズ”がもれなく貰えちゃうシール。

…これは、いらないっつーの。しかもこんだけあったら、どんだけ貰えるんだよぉ。
以前アニスパで「シール集めてるんだ」とかって話した顛末を思い出した。

でもふと見上げれば、目の前には笑顔のほっちゃん。

ほっちゃんも一所懸命集めてくれたりしたのかな?
シールを包装から剥がしているとこを思わず想像してしまった。それは可愛いかもしれない。
622プレゼント ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/28(火) 22:21:34 ID:HD9c+2FD
うん、もしそうだとしたら、嬉しいなぁ。まあ、シールはいらないんだけど…

「えっと…ありがとう…」
「浅野さん、嬉しい?」
「もっ、もちろんだよ!嬉…しい…よ?」

「………ふふっ」
「なっ!なんだよっ。私、何かおかしい?」
「ふふっ…浅野さん、ホント嘘つくの下手だよね〜」
「ちょっ…それどういう意味だよっ」
「もう、そんなに怒らないで?ソレは冗談だってば。本当はこっちを渡したかったの」

はい!と差し出された箱。

「ケーキ??」
「うん。少し小さめだけど、フルーツたっぷりのタルトなの。二人だったらこれで十分でしょ?」
「二人?」
「二人で浅野さん家でお祝いしようかなって…ダメ?」
623プレゼント ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/28(火) 22:22:23 ID:HD9c+2FD
てっきりAice5の皆でお祝いしようって言うかと思ってたのに。
皆とはラジオとかで簡単にお祝い済ませてるからかな。まいっか。

「じゃあ、今からでも良ければうちに来る?」

―――私の部屋で簡単な食事をした後、ほっちゃんからもらったタルトを食べた。

「おいしーーい!!」
「気に入って貰えて良かったぁ」
「おいしいよ、これ!ほっちゃんありがとー!!」

「えっとね、浅野さん。実はもう一つプレゼントがあるんだぁ〜」
「えっ?まだあるの?何、何?」
「Happy Birthday 浅野さん。ちゅっ」

「…へ?」

ちょこんと私の隣に座ったほっちゃんが頬にキス。
624プレゼント ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/28(火) 22:23:26 ID:HD9c+2FD
「それだけ?」
「え?」

あ…間違えた。そんなことが言いたかったんじゃないのに。
私の馬鹿っ!

「これだけじゃダメ?」
「あっ…ゴメン…変な意味で言ったんじゃないんだよ」
「じゃあ…浅野さん…ん…ちゅ…」
「ん?ぅん!?………んん…ぷはぁ…」

えーーーーっ!!ほっちゃん!?何?何??
さっきの“ほっぺにちゅっ!”とは全然違うキス。

「ふぅ…満足した?」

『満足した?』ってオイっ!こんなのどう返事したらいいかわかんないよっ。
でもって、何、この急展開は!なんだかドキドキしちゃって、心臓飛び出そうじゃん!!
625プレゼント ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/28(火) 22:24:34 ID:HD9c+2FD
「こ…こんなときにも『浅野さん』なの?」

私は何を言っているんだろう?
あーもう!ちっがーう!!こんなことが言いたいんじゃなーい!!

「何?浅野さん」
「だからぁ『浅野さん』じゃなくて、ま・す・み・ん!!」
「だから何?浅野さん」

あ…すっごい被り気味に返された。

「………もういいです」

どうやら意地でも『浅野さん』以外の呼び方をしてくれないらしい。
でもこのドキドキはなんとかしたい。

よし!!意を決して行動に移す。それでこそ私!
626プレゼント ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/28(火) 22:25:18 ID:HD9c+2FD
「ほっちゃん…」

全身が心臓になったかと思うくらいにドキドキしてる。
あともう少し、もう少しでほっちゃんの腰に手を回して…

「あーーーーっ!!」
「なっ何?どしたの?」
「ゴメン、浅野さん。私、明日、朝早いのっ。もう帰るねっ」
「えーーっ!?」
「また今度ゆっくりね。じゃあね!おやすみ〜!!」

バタバタと慌しく部屋を後にするほっちゃん。そして呆然とする私。

ちょっとーー!おあずけなの??なんだよそれーーっ!!



END


追記

―――いつかきっと、私のことを『ますみん』って呼ばせてみせるっ!
627 ◆Nr/GtrTxMM :2007/08/28(火) 22:30:50 ID:HD9c+2FD
以上です。

前にAice5の皆さんを書くのを途中で投げたのでリベンジのつもりです。

ほっちゃんとますみんはこんなんじゃない!
と思われた方すんません。

読んでいただけた方ありがとうございます。では。
628名無しさん@秘密の花園:2007/08/28(火) 23:46:35 ID:xBMNh5Ys
GJ!!
出だしのミッフィシールにビールフイタww
629名無しさん@秘密の花園:2007/08/28(火) 23:53:55 ID:bcYO1n4N
GJ!!
結局ますみんはおあずけくらっちまうのねw
630名無しさん@秘密の花園:2007/08/29(水) 00:38:38 ID:PgBp2c1L
GJすぎて言葉出ない…
最後に逃げたほっちゃんが最高に萌えたw
631名無しさん@秘密の花園:2007/08/29(水) 03:13:14 ID:zK3hKgEE
632名無しさん@秘密の花園:2007/08/29(水) 18:49:31 ID:7YRtNR84
GJ!
ツンデレますみんに萌えた
633名無しさん@秘密の花園:2007/08/30(木) 11:21:54 ID:nZmQsyZE
今更だが、今週のラリルれで
藍ぽんがゆうたんのバイチャの服装に触れていて、ちょっと嬉しかったw

藍ゆうのネタになるといいなぁと思った。
以上。
634名無しさん@秘密の花園:2007/08/30(木) 12:53:09 ID:cfwihRmf
>>633
(*´∀`*)あいぽん…!!!!!
635名無しさん@秘密の花園:2007/08/30(木) 17:53:26 ID:nL5Ukp0o
あの二人は漂うほのぼの感がいいよなー。
あー、いい藍ゆう読みてえ
636名無しさん@秘密の花園:2007/08/30(木) 18:33:01 ID:XX9voT7w
@

はい、野中です。
なんかな〜最近ほんっとになんかこう…面白くないとゆーか、なんとゆーか……。

まぁあたしの恋人についてなんですけどね。
前から思ってたんだけどさ

「今さらだけどゆうたんってモテ過ぎじゃないですかー?」

ここは楽屋だ。これからネギまのイベントが始まるという時、佐藤利奈がわざとらしく大きな声で言った。

「あ、それあたしも思ったッス!」

うりょっちこと白石涼子がビシッと右手人差し指を立て利奈に相槌をうつ。

「いやぁ私は前から来るなーとは思ってたよ?」

堀江由衣が髪を整えながら鏡越しに他のメンバーに向かって言った。

「まぁ見た目も性格も言う事ナシだからねー、あの天然も可愛いしね。…てゆか藍ちゃん、さっきから何してんの?」
神田朱未がふてくされる藍にたずねた。

「なんッッでかなー……」

藍は首をかしげて深く考えこんでいる様子。

「どしたんスか?野中さん」

「あたしの恋人……なんっであんなにモテてるんですかーッ!!?」

637名無しさん@秘密の花園:2007/08/30(木) 19:11:24 ID:XX9voT7w
A

青ざめた藍がワナワナと震えながら楽屋の開いたドアの外を指差す。
そこには他の声優達に囲まれた小林ゆうの姿が…。そこには若手声優もいればベテランさんもいる訳で…
若手声優達は可愛くはしゃいでいて、ベテランの方達は腕を組んだり頭を撫でたりとゆうを可愛がるスキンシップを…
ゆうは顔を赤くして照れている。もともと恥ずかしがり屋の彼女だから耐性が無いのであろう…。

そんなゆうの姿を見て、胸の奥が熱くなった。
これはヤキモチだ。なんか苦しくて、もやもやして…

「ぜーったいおかしいから!だいたいゆうちゃんはあたしの恋人ですから!そこ忘れちゃダメでしょコラァッ!!」
「「お、落ち着け〜;」」

◇◆◇◆◇

そんなこんなでイベントは終了し、打ち上げも早々にお開きとなった。

「野中さん、着きましたよ。」

藍の大好きな声が聞こえ目を開けるとそこは藍のマンションの寝室だった。

目の前にはゆうがいた。

638名無しさん@秘密の花園:2007/08/30(木) 19:28:02 ID:XX9voT7w
B

「ん……ゆう…ちゃん…」

「野中さん酔って潰れてしまったんですよ、今お水をお持ちしますね。」

そう言ってニッコリ笑うゆうに少しときめいた。酔っているからか体が熱くてもどかしい。
リビングからは賑やかな声が聞こえる。藍の頭上に?が並ぶ。

「野中さんが誘ったんですよ?覚えてないんですか?」
「うん全く。」

ゆうはゆっくりと藍に説明した。
打ち上げが終わり、まだ暴れ足りない猛者共が二次会をするとかで話していた時に、藍が勢い良く手を挙げた…と。その瞬間、藍は意識を手放したらしい。
我ながら情けない。藍は頭を抱え込んだ。
あの猛者共の事だ、きっと今さら帰れと言って帰る訳が無い。そしたら朝まで続いて…家の中もメチャメチャにされて…考えただけでも悪寒が走る。

「てかさぁ…全部ゆうちゃんのせいだよね。」

「えっ私ですか…!?」

ゆうはあたふたとパニックに。「な何かしましたっけ!?」必死に記憶を呼び起こしている様子。

「ゆうちゃんが他の女の子とベタベタするから、お酒のペース全部くるったんだよッ」

639名無しさん@秘密の花園:2007/08/30(木) 19:55:58 ID:XX9voT7w
C

「えっ…ベタベタなんて、そんな」
「してたよ。見てたもん。」
うつむく藍の肩が震えていた。ゆうはそれに気付き、目を細めた。

「…ヤキモチ…ですか?」

ゆうは藍の顔をのぞき込んだ。

「…そうだよ、バカッ。」

藍の震えた声に、ゆうは抱き締めたい衝動に駆られて、そして…

次の瞬間、甘い香りに包まれた。ギュッと強い力が加わる。
そう、ゆうは藍を抱き締めたのだ。
月明りが窓から差し込む。薄いドアの向こうからは騒がしい物音が聞こえてくる。

――とくん…とくん…

だが今はもう、心臓の音だけしか聞こえなかった。

「ゆうちゃん…酔ってるの?」

紛らわすように藍は呟いた。分かっているのに、その沈黙が少し怖くて…

「はい…もしかしたら、酔ってるの、かも……」

ゆうは甘える様に藍の首筋に顔を埋めた。ゆうの息が首筋に当たり、妙な気分になってくる。するとゆうの手が、スルリと胸元に延びた。
「――…っ!!」
ピクンと反応する藍の体。ゆうはそのままベッドに藍を押し倒し、藍を見つめた。
640名無しさん@秘密の花園:2007/08/30(木) 21:05:27 ID:XX9voT7w
D

「野中さん、私もう…」

切なげな表情でそんな甘い声で言われて、藍の体はもう反応しきっていた。

「待ってッ向こうに人いるんだよ…?もしバレたら…んむっ」

最後まで言う前に、唇でそれを塞がれた。それは優しくとろけそうな甘いキスで…
ゆうの手は藍のスカートのホックを外して脱がした。下着の上から藍の敏感な部分を指でそっと撫でる。

ゆうはそのままもう片方の手で服を下着ごと捲りあげた。そして露になった綺麗な形の胸に舌を這わせた。

「はぁ…っ!ダメっゆうちゃん…ッ」
「すみません…もう我慢できないんです、」

そう言ったゆうは藍の下着を取り払った。そこはもう十分な程潤っていた。

「野中さん…濡れてます、」「…〜っ!!」

隣には他のメンバーがいる。藍は必死に声を堪えていた。そんな藍を見てゆうは「可愛いです」と囁いた。

くちゅ…

ゆうの指が中に入ってきた。藍の体が快感に震える。
ゆうはその指を素早く動かす。淫らな水音がそこから溢れる。

「はっはぁっ、ゆうちゃ…ッ!やぁっ…!」
「野中さん…可愛い、」

ゆうの囁きによりさらに感じる藍。絶頂へと導かれて
641名無しさん@秘密の花園:2007/08/30(木) 21:56:59 ID:XX9voT7w
E

そして藍はゆうの腕の中で果てた。

◇◆◇◆
―ゆうちゃん、あたしね、たまに不安になるんだよ?
ゆうちゃん可愛いしモテるから、あたしなんかよりもっと良い人なんてイッパイいるから…いつかあたしに愛想尽かして他の人のトコに行っちゃうんじゃないか、って

こんなあたしでも、好きな人の前では優しくありたいんだよ。
愛する君のため可愛くいたいんだよ。

ヤキモチ焼くあたしは素直じゃないから自分でも嫌なんだよ?
大好きな君のために素直でいさせて。

◆◇◆◇

「……野中さん」
「ゆうちゃん…」

藍はゆうの腕の中で目を閉じた。ゆうはそんな藍の頭を優しく撫で、額にそっとキスをした。

「不安になるなら…私がその不安がなくなるまで、ずっと抱き締めてます。」

「……――――」

「信じられないなら…信じてくれるまで、ずっと“好きだ”って言い続けます。だから…」
ゆうはギュッとその体を抱き締めた。

「愛する貴女の前では…貴女だけの私でいさせて下さい…。」

それを聞いて藍はゆっくりうなずくと、眠りについた。
642名無しさん@秘密の花園:2007/08/30(木) 22:24:57 ID:XX9voT7w


安らかな寝息をたてて眠る藍を見つめて、うっとりとため息をついた。
可愛くて、愛しくて、そっとまた額にキスをして、自分も深い眠りについた。

◆◇◆◇
――バンッ!!

「ゆうた〜ん!いつまで野中さんの介抱して…ってギャー!!?」
「藍ちゃん酒足んなー…うわぁぁあ!?」
「何してんスか2人共〜!?///」
「きゃーっきゃーっ!v」

突然飛び込んできた利奈達に一気に目が覚め飛び上がる藍。
「Σななな何何ッ!?」

そして藍は自分の今の状態を思い出した。
裸で、ベッドで、隣にはスヤスヤと眠るゆうの姿。
(コイツはまずいぞ…っ)
藍の額からは冷や汗が。
「あたしのゆうたんに何してんですかーっ!!」
「野中さんズルイっスよ!あたしもゆうちゃんと×××したいっス!!」
「藍ちゃん無防備過ぎだよ、隣に人いるのによくもまぁ…」

「はいー!?それ全部ゆうちゃんに言って下さいよっ!;ねぇゆうちゃん!ゆうちゃんってば起きてよ!!」
そう言ってゆうの肩を揺らす藍。

「ん…野中さん…私…もう……ムニャムニャ」

これが決定打となり、ゆうファンからヤキモチを焼かれる事になった藍でした。

――おわり
643名無しさん@秘密の花園:2007/08/30(木) 23:49:27 ID:GryrNVuW
>>642
GJだけど、sageろ
それとまさかペースト使わず直打ちしてる?
644名無しさん@秘密の花園:2007/08/30(木) 23:54:19 ID:nL5Ukp0o
それ俺も思った
間隔が大きいよな
645名無しさん@秘密の花園:2007/08/31(金) 00:44:10 ID:ALFQBIAP
携帯からなんじゃ?
646名無しさん@秘密の花園:2007/08/31(金) 00:51:37 ID:sC1dz4TX
携帯からでもコピペはできるだろ。不便だからやる奴ほとんどいないだろうけど
と、大半を携帯で投下してた私が言ってみる
647名無しさん@秘密の花園:2007/08/31(金) 01:25:57 ID:SlBaVVWA
>>618
俺も読んでみたいが、このタイミングで千葉ネタ書いてくれる職人さんは流石にいなさそうだなぁ…
648名無しさん@秘密の花園:2007/08/31(金) 06:46:35 ID:xuCuK6bo
>>642
とりあえず素敵な藍ゆうありがとう
649名無しさん@秘密の花園:2007/08/31(金) 10:12:04 ID:ALFQBIAP
さっきの藍ゆう作者です。初めて投下したから不慣れなもんでスンマセン。
コピペってなに?どうやるんですか?;
650名無しさん@秘密の花園:2007/08/31(金) 13:04:50 ID:yMcu5ySL
(=ω=;)
コピペもsageも知らんのに書き込むなよ…
651名無しさん@秘密の花園:2007/08/31(金) 13:18:16 ID:1vkR2S2S
>>649
コピペとは、コピー&ペースト(貼り付け)のこと。
sageとは、メール欄にsageと入力すること。半角じゃないとダメ。

コピペしたい場合、コピペしたい文章を選択する。
マウスの左側の部分を押しっぱなしにして上下に動かすと選択できる。

選択したら、次はマウスの左側部分を離して、マウスの右側の部分を押す。
選択した範囲の文章の上で押さないとダメ。

次に、コピーの部分を選んで、マウスの左側を押す。
最後に、その文章を貼り付けたい場所でマウスの右側を押し、
貼り付けの部分を選んで、マウスの左側を押す。

これで一連のコピペ作業はできるはず。
652名無しさん@秘密の花園:2007/08/31(金) 14:03:23 ID:Odg+1TWq
まあ過疎板だからそんな気にしなくてもいいかもねー
653名無しさん@秘密の花園:2007/08/31(金) 14:15:57 ID:sC1dz4TX
過疎だからageてもいい、直打ちOKみたいな空気になったら凄いがw
「過疎だから」を理由にしちゃダメだと思う。過疎でも最低限は守ってほしいな
654名無しさん@秘密の花園:2007/08/31(金) 14:42:19 ID:Odg+1TWq
誤解を与えたならごめんね
あんまりルールに煩くして職人さんのやる気を削ぐ必要はないと思っただけだから
655名無しさん@秘密の花園:2007/08/31(金) 22:41:43 ID:ALFQBIAP
やっぱ下手に手出すのは良くないよな;携帯からだとなかなか上手く出来なくて…
まぢごめんなさい。
656名無しさん@秘密の花園:2007/08/31(金) 22:51:32 ID:JxacA0az
>>655
だからsageろってww
もう一度651をよく読んでください
657名無しさん@秘密の花園:2007/08/31(金) 23:01:38 ID:H2wxb8pI
半年ROMってろ
658名無しさん@秘密の花園:2007/08/31(金) 23:44:07 ID:ZTUhkipN
>>657
こんなのが居るから過疎る
659名無しさん@秘密の花園:2007/08/31(金) 23:54:18 ID:ALFQBIAP
あわわわわ
660名無しさん@秘密の花園:2007/09/01(土) 00:00:54 ID:WGJo0va7
>>659

sageできてんじゃん!

それでおk
661名無しさん@秘密の花園:2007/09/01(土) 00:07:51 ID:DF3RC8OF
>>660の優しさに吹いたw
一人の藍ゆう好きとして応援しますぜ、>>659
662名無しさん@秘密の花園:2007/09/01(土) 00:12:32 ID:kU1ksV4/
あーやっとやり方分かった(・ω・)
教えてくれてまぢdくす
663名無しさん@秘密の花園:2007/09/01(土) 00:18:49 ID:DF3RC8OF
sage習得はいいんだがその餓鬼臭い「まぢ」ってのは受け付けねぇわw
ワラとか言い出すなよ?



イチャイチャからエロに発展する藍ゆうを書いてくれるネ申はいないだろうか
664名無しさん@秘密の花園:2007/09/01(土) 04:32:12 ID:fdBs2Iwm
いいじゃん細かいな
665名無しさん@秘密の花園:2007/09/01(土) 12:12:57 ID:Rt8MxVYq
こうやって見ると、けっこう見てる人はいるんだな
666名無しさん@秘密の花園:2007/09/01(土) 16:07:37 ID:ONym2NlM
まぢとかは俺も使われるのは嫌だわw

つか書き込むの初心者ならちゃんと調べてから書き込めよと。
でないとこうやって言われるわけで。
自分も含めこんなんでレス数増やすのはもったいない。
面白い場所見つけて、衝動的に書きたくなるのは分かるんだけどさ。
667 ◆rGGLh1CC/M :2007/09/01(土) 16:41:13 ID:PHzYVKuX
流れ断ち切りますが、智ます投下します

ライブDVDで智秋がアビちゃんの物真似をしてたのが何か可愛かったので衝動的に書いてみた
智秋はラジオとかでもアビちゃん発言多いし、きっと浅野さんの家に通ってると予想w
では、どうぞ
668 ◆rGGLh1CC/M :2007/09/01(土) 16:42:08 ID:PHzYVKuX

「マスミサンッナニカッ!?」

似てないとか最早そういう次元じゃない物真似を、鳥籠の前に座り込んで延々と続けるコイツをどうしたらいいのか。

「いやーアビちゃんは相変わらず素っ惚けた顔してんねー」

けらけら笑うその表情は見えない。
だって私に向けられているのは、いつも通り露出度の高い服のせいで肌色面積の多い背中だけ。
そう、智秋ちゃんは私の家に来たかと思うとアビちゃんの元へと一目散、家主である私の事はかれこれずっと放置なのだ。

「…智秋ちゃんさぁ、いつまでそうしてんの?」

少し離れた椅子に座っている私が痺れを切らしてそう言っても、こっちを見もしない。

669 ◆rGGLh1CC/M :2007/09/01(土) 16:43:43 ID:PHzYVKuX

「何がー?」
「だーかーらっ、いつまでアビちゃんで遊んでんの?」
「だぁってアビちゃん可愛いじゃーん」

そんな事知ってる。
アビちゃんは可愛い。
でも、そうじゃなくて!

「智秋ちゃんそんなにアビちゃん好きだったっけ」
「好きだよー?だって真澄のペットじゃん」

だから違くて!
その飼い主である私を放っておいて構う程アビちゃんが好きかと!私は聞いてるんだよ!

「…楽しい?」
「楽しいよ〜」
「…ふーん」
「真澄のペットだし、」
「うん」
「アビちゃんの顔面白いし、」
「まぁね」
「それに、」

そこで智秋ちゃんが振り返り紡いだのは、聞き捨てならない一言。

「真澄がヤキモチ妬いてくれるし」
「……はぁ?」

670 ◆rGGLh1CC/M :2007/09/01(土) 16:45:05 ID:PHzYVKuX

やっとこっちを向いた事よりも、そのニヤリと笑った表情の方に気を取られて一瞬反応が遅れてしまう。
今何て?ヤキモチ?

「…誰が」
「真澄が」
「…いつ」
「今ぁ」
「…何で」
「アタシがアビちゃんばっかで真澄に構わないから?」
「……」

コイツ…っ確信犯かよ!!

「『私にも構ってよ』ツンデレ真澄はその一言が言えず、一人悶々とするのでした…やぁだ真澄ってばー!可愛いなぁもう」
「勝手に物語を作るなー!」

智秋ちゃんを調子に乗らせたくないし、何かそれを口にしたら負けな気がして、自分でも見て見ぬ振りをしていたヤキモチ。
ていうか何?わざとってわけ?
そうやって馬鹿みたいにアビちゃんアビちゃん言いながら私の反応を見て楽しんでたってわけ!?

「…むかつく!!」
「まぁまぁ、照れんなってぇ」
「照れてないし!!」

671 ◆rGGLh1CC/M :2007/09/01(土) 16:46:47 ID:PHzYVKuX

寄ってくる智秋ちゃんの頬は嬉しそうに緩んでいる。

「アビちゃんタイムは終わりー。今からは待ちに待った真澄タイムね」
「何それ」
「真澄を可愛がる時間〜」
「はぁ」
「お待ち兼ねでしょ?」
「何言っ…、…」

キスで遮られた反論は、唇が離れていった後にはうまく私の口から出て来てくれなくて。
軽く睨んで目だけで歯向かってみるものの、智秋ちゃんの笑顔は崩れない。

「アビちゃんの何倍も可愛がってあげるから許してね」
「……」
「真澄ぃ?」
「………何十倍じゃなきゃ許さない」
「なはっ、おっけー何百倍、ね」

――その代わり、もう充分って泣いてもやめてあげないからね
そう耳元で囁いて笑う智秋ちゃんに早くも私は後悔をし始めるのでした。
あぁやっぱり、コイツには勝てない…。




672名無しさん@秘密の花園:2007/09/01(土) 19:21:22 ID:VJK1lEDG
ぐはあGJ!!
673名無しさん@秘密の花園:2007/09/01(土) 19:50:56 ID:42ol2ts4
智ますktkr!超GJ!
なんか就活落ちて荒んだ自分の心が癒されたよ
674記念小話「さよならtiaraway」:2007/09/01(土) 20:11:24 ID:MP/OgTYN
tiarawayが、非公式だけど再結成されることになった。
でも、その再結成の場所は……
「それでは、新婦とかわいい妹分、南里侑香さんのユニット、一日だけの再結成です」
司会者の声に、来客から歓声が上がる。
ステージの上には、いつになくおめかしした私、そしてその横に、花嫁姿のさぇこさん。
そう、ここはコンサート会場じゃない。
さぇこさんの結婚式場だ。
「曲はtiarawayで、usual space!」
拍手とともに、前奏が流れ出した。
前奏を聴きながら、私は思い出していた。
さぇこさんとの出会い、南少での日々、tiarawayで活動した日々、共演した作品のこと……
さぇこさんが結婚すると聞いた時は、泣いて、泣いて、思い切り泣いた。
でも、もうさぇこさんには旦那様がいる。それはどうにもならない事実なんだ。
夕べ一晩泣き明かして、さぇこさんへの思いは断ち切った。
あとは、この一日だけの再結成で、思い切り歌うだけだ。
さよなら、tiaraway……
さぇこさんと私は息を吸い込んだ。
「♪ひとりぼっちじゃ〜」
「「松来が歌うんかい!」」
675名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 00:03:04 ID:Giuf1F7E
智ますGJっす!!萌えすぎだろうこれ…超GJだよ
ライブDVDでは智ます満載でいいよな!
676名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 00:06:36 ID:6uu33wA4
こむちゃ、しゃべる新谷&井上の後ろでほのぼのな藍ゆう想像してフュ・フュフューチャーしてる同志の方、いらっしゃいますか。
677名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 00:22:01 ID:4wZG6s+s
>>676
はい、此所に。

きっとテーブルの下で手つないだりしてるんだぜ!席隣なのは規定事項!
しっかりゆうたん指名してる藍ちゃまモエス

>>668
文章力が凄いんだが。
全く興味ない組み合わせなのに読み切ってしまった
678名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 01:56:07 ID:umBpWVZ1
智ますGJ!!
ライブDVDは本当に智ます的にも良い感じだった
679名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 03:35:55 ID:drnNJ94P
>>674
あーもう、切なさMAXで号泣してやろうと身構えていたら……
ヒドイオチだなオイ!(笑) まつらいさんめげずに頑張れ超頑張れw
680名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 03:53:38 ID:m+pSCrKG
流れを考えずに藍ゆう投下。

藍ぽん視点、へたれゆうちゃん。
ゆうちゃんはいちゃこらしてるときも遠慮がちだと萌えるなぁという妄想から。
681名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 03:55:26 ID:m+pSCrKG

時々、本当に時々、なぜだかとても聞きたくなる事がある。

いつでも、どこにいたって、あなたはその答えを私へ全力で示してくれているのに。
言葉にしなくても、あなたを見ていれば、答えなんて分かりきっているのに。

あなたの言葉で聞きたくなるの。




それは発作のように何の前触れもなく私の中に振ってくる。



682名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 03:56:12 ID:m+pSCrKG




コンビニから私の家への帰り道、キャスケットの淵を人差し指でひょいと弾いて視界を広げ、夜空へ視線を投げる。
今日は朝からずっと晴れていたから雲に邪魔されることなく、たくさんの星がきらきらと輝いていた。
田舎のおばあちゃんちには負けるけど、市街地にあってこれだけの星空を見られれば十分。
ちなみに、この綺麗な夜空はここに住むと決めた理由の一つだったりする。

隣へ視線を向けると、薄手のカーディガンを羽織ったゆうちゃん。
彼女が一歩進む度にさらさらの髪が小さく揺れる。
その下の小さな顔が、夜空の星と相まって、なんだか、太陽の下で見るよりも何倍も大人っぽく見えた。
不覚にもどきりとして、私はゆうちゃんに気づかれないように静かに視線を逸らす。

元々ゆうちゃんは、顔立ちは大人っぽいのだけれど、丁寧すぎる言葉遣いと挙動不審のせいで、
普段の彼女に大人っぽいなんてこれっぽっちも思わない。
なのに、こんな時だけ変に大人びて(実際大人なんだけど)見えるのは反則だ。ゆうちゃんのくせに。


ぽつりぽつりと思い出したように立っている街灯の灯を頼り薄暗い道を歩く。


本当に、全く、ゆうちゃんは。
黙って立ってれば綺麗なお姉さんで十分通るのに、見た目と性格にギャップがありすぎる。
私とのことだってそうだ。小さな子供が母親の頬に、ちゅ、と触れるだけの拙いキスをしただけでも途端に耳まで赤く染めてあわあわと慌てだす。
て、言うかアナタ、私たち付き合い出して何ヶ月経ってるか分かってる?
そんなのキスの内にも入らないくらい色々やってるくせに、今更慌てる意味が分からない。
……まあ、そんなゆうちゃんも何だかんだで好きだと思っちゃう自分が一番意味分からないけど。
683名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 03:56:48 ID:m+pSCrKG

ちらりと隣に視線をやると、ゆうちゃんがそれに気づいてこっちに顔を向け、ふにゃりと笑った。

「どうしました、のなかさん」

作らない素の声で問いかけられて、私は「べっつにー」と返し夜空へ視線を戻す。
未だに苗字に“さん”付け呼びもゆうちゃんの分からないところの一つ。
プライベート用の柔らかな声で「のなかさん」と呼ばれるのが嫌いなわけではけれど、
やっぱりちょっと、名前で呼んで欲しいと思ってしまう。
だって、なんだか、そっちの方が特別っぽい。

「あ、寒いんですか?」

どこをどうしたらそうなるのか、やっぱりゆうちゃんは分からない。
全く見当違いな言葉に、思わずゆうちゃんを見つめた。
そしたら、真剣な瞳とぶつかって一瞬言葉に詰まる。

それを肯定と受け取ったのか、私がゆうちゃんの言葉を否定するよりも早く、
ゆうちゃんは羽織っていたカーディガンを脱いで、ぱさりと私の肩に掛けた。

「8月って言っても、この時間は冷えますもんね」

にこにこと嬉しそうに笑うゆうちゃん。
さっきの大人びた雰囲気最初から無かったかのように小さな子供のような笑顔で、
やっぱり見当外れな事を言いながら、ご丁寧にカーディガンのボタンを留めようと、―――って、ちょっと待て。

慌てて彼女の手を掴む。
684名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 03:57:18 ID:m+pSCrKG

「ゆうちゃんゆうちゃん、大丈夫。別に寒くないから」
「え、あ、……そうですか?」

ゆうちゃんは捕まえられた手と私の顔を交互に見て、きょとんとした表情を私に向けた。
頷いてみせると、ゆうちゃんはまた手と私の顔を交互に見つめて。


「でも、えっと、冷えますから、着ててください」


そう言って、ふにゃりと相好を崩した。

いつもならその厚意に素直に甘えるけれど、今回はそういうわけにはいかない。
だって、カーディガンを脱いだゆうちゃんはノースリーブで、
ゆうちゃんのカーディガンを着る前の私よりも薄着だったから。
さっきゆうちゃんが自分で言っていたように、8月とは言えこの時間になってくると肌寒い。
そんな中にゆうちゃんをこんな格好のままにしておくわけにはいかなかった。

「駄目だよ、ゆうちゃんが風邪ひいちゃうじゃん」
「私は大丈夫です。体だけはじょうぶいですから!」
「そういうことじゃないでしょー」

やっぱりゆうちゃんはどこかズレてる。
苦笑して、ゆうちゃんの手を押しやり、ゆうちゃんが留めたボタンを外そうとしたら、
ぱっとゆうちゃんにその手を捕まえられた。さっきとは逆の構図にゆうちゃんを見やる。

ゆうちゃんは私の視線を受け止めると、またふにゃりと笑った。

「大丈夫ですよ。のなかさんちまでもうすぐですから」
685名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 03:58:02 ID:m+pSCrKG

確かに私の家にはあと数分もしないうちに着いてしまうんだけど、
だけど、それで納得するくらいなら最初から抗議なんてしていない。

「だめ。ゆうちゃん明日も仕事なんでしょ?風邪引いたら大変だよ」
「それは、のなかさんも、です」
「そうだけど、ゆうちゃんすっごい薄着じゃん。だから、」

言いかけたところで、捕まった手にぎゅうと握られた。
ゆうちゃんは相変わらずふにゃふにゃした笑みを浮かべていて。



「でも、のなかさんが風邪引いたら、私が悲しいですから」



そう言って、私の手を引っ張って歩き出した。
私はその後ろに続きながら、頬に熱が集まっていくのを自覚する。

――― ゆうちゃんは、

ゆうちゃんは、こういうところが本当にずるいと、思う。
ほっぺにちゅうで照れて慌てるくせに、どうしてこういう言葉を恥ずかしげもなく言えるんだろう。
ふにゃふにゃ締まらない表情で、日常会話の延長線みたいな感じで。まるで何でもないことみたいに。
分からない。全然分からない。

私の手を引くゆうちゃんの背中を見つめる。
686名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 03:58:41 ID:m+pSCrKG

ゆうちゃんの後に素直に付いていってしまう自分も相当分からないけれど。
あんな風にさりげない言葉がどれくらい心にきちゃうか、絶対ゆうちゃんは分かってない。
いつも照れて恥ずかしがるゆうちゃんだからこそ、そんな風に発した言葉にも何の裏もなくて、
純粋な本音だと分かるから。ゆうちゃんはそういう子だって知っているから。

嬉しいのと恥ずかしいのと何だか納得できないのがごちゃごちゃになった複雑な思いで視線を送る。
ふわふわ揺れるゆうちゃんの髪の毛を眺めながら、不意に思った。


――― ゆうちゃんって、こんなこと私以外の人にしてないよね?


振って湧いたそれを、私は否定することができなかった。

だって、やってそうだ。
前を歩くこの子はなーんにも考えずに寒そうだったからっていうそれだけの理由で、
さりげなく平然と、やっていそうだ。

しかも、さっきの言葉付きで。

「………」

想像してみて、私は顔を顰めた。

いやだ。ものすごく、いや。
想像しただけで、ふつふつとお腹の辺りから黒いものが這い出してくるくらいに。
ゆうちゃんに変な気がなかったとしても、ただ単純に心配してやった事だとしても。
……すっごい腹立つんですけど。
687名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 03:59:43 ID:m+pSCrKG

複雑な心境で前を歩く人を見やる。彼女の髪の毛が夜空に向かって能天気にぴょんと跳ねた。

想像だけで、私をこんな気持ちにさせる人なんて、アナタしかいないんだから。
ねえ、ゆうちゃん、分かってる?


「ゆうちゃん」


私の声に足を止めて、ゆうちゃんが振り返ると、彼女の髪の毛がそれに合わせてふわりと揺れる。
「なんですか?」と、不思議そうに小首を傾げたその姿に、私は湧き上がる気持ちを自覚した。


「ゆうちゃんは、」


それは時々発作のように私の中に降ってくる気持ち。



「私のこと、好き?」



ぎゅう、とゆうちゃんの手を握りながら問いかけた。

その答えは、私は十分すぎるほど知っているけれど。
なぜだか突然聞きたくなる。
688名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 03:59:56 ID:CVgSH1sR
智ますGJです!
自分もあまり興味ない組み合わせだけど面白かった!
また何か書いてください
689名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 04:00:58 ID:m+pSCrKG

繋がった手が一瞬小さく震えたかと思ったら、ゆうちゃんの顔がみるみるうちに真っ赤になった。
それは夜目にもはっきりと分かるほどで。

その反応が答えのようなものだけど、今の私はゆうちゃんの言葉で聞きたかった。

「え、え、あ、あの、とつぜんっ…」

真っ赤になってあわあわと慌てだしたゆうちゃん。
何度も口にしてくれている言葉なんだから、ここまで慌てることもないだろうに。
まあ、そこがゆうちゃんのゆうちゃんたる所だけど。

「どーなの?」
「いや、それは、その、あの、え、ええと……」

もごもごと口の中で何事か言いながら、ゆうちゃんは赤い顔ごと視線を逸らした。
その反応が気に入らなくて繋がった手を、きゅ、と握って小さく引っ張る。

「教えてよ」
「う、…あの、でも、ですね。……どうして突然そんなこと……」

「聞きたいから」

至極完結に、正直に、そう言うと、ゆうちゃんはそろそろとこっちを向く。
戻ってきた真っ赤な顔は、困ったように眉が八の字になってた。
でも、そんな顔したってダメなんだから。

だって聞きたい。
ゆうちゃんの声で、言葉で、答えを教えて欲しい。
690名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 04:01:51 ID:m+pSCrKG

「………じゃ、じゃあ、のなかさんちに戻ってから、言います」
「やだ、そんなに待てない」

ゆうちゃんは、短く唸って、ますます眉尻を下げた。

「でも、でも、ここ公道ですし……」
「だから?」
「だ……、誰かに聞かれちゃう、じゃないですか……」

弱りきった声音でそう言って、ゆうちゃんは「ね?」と私を宥めるように小首を傾げる。
私はその言葉に片方の眉をひょいと上げて、辺りをぐるりと見回した。
ぽつぽつ並ぶ街灯に静まり返った住宅。周りにはそんな光景が広がっているだけで、人の気配は感じられない。

「だいじょぶだよ。誰もいないもん」
「で、でも……っ」
「でもじゃないー」

唇を突き出して不機嫌ですってアピール。
こうすればゆうちゃんは今よりももっと慌てて、きっと私の望んだ言葉をくれる。
やり方が卑怯だとは思うけれど、こんなんじゃいつまで経ってもゆうちゃんは口を開いてくれないだろうから。
実際にゆうちゃんは弱ったように眉尻をもっと下げて、黒目がちな瞳を何度か瞬かせた。

――― あともう一息だ。
心の中で呟いて、握り締めていた手の力を少し抜いた。
そしたら、ゆうちゃんの目が僅かに開かれて、焦ったように、ぎゅう、と手を握り返される。

「のなか、さん」

弱りきった声に、だけど、私は返事をしない。
じっとゆうちゃんを見つめるだけ。
691名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 04:03:16 ID:m+pSCrKG

ただ二文字の言葉がどうして出てこないの。
さっきのあんな言葉は誰にでも(と思う)するする出てくるくせに。
仮にもお付き合いしている相手にどうしてその気持ちを声に出せないの。

私は言えるよ。
ゆうちゃんにだったら言える。ていうか積極的に知って欲しい。
さっきゆうちゃんが言ったみたいな事だって、ちょっと躊躇しちゃうかもしれないけどゆうちゃんになら言えるよ。


――― ゆうちゃんにしか言わない。


他の誰にも、言わない。

「の、のなかさん……」
「…………」

弱々しく私の名前を呼ぶゆうちゃんを完全に無視して、じっとその黒目がちな瞳を見つめる。
暫く無言で見詰め合っていたら、真っ赤な顔をした彼女が口を真一文字に結んで、ぎゅ、と目を瞑った。

ゆうちゃんは何かを決心したみたいに小さく頷いて、瞼を押し上げる。

「のなかさん」

その口から出てきたのは私の名前。
ゆうちゃんの瞳がじっと私を見つめた。
さっきよりは弱々しさが軽減したけど、やっぱりどこか頼りなさげ。
692名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 04:05:36 ID:m+pSCrKG

きゅ、と繋がった手に力が込められた。




「す、……好き、です」




小さな小さな呟きは、でも、ちゃんと私には届いてた。

胸の中にふわりと何かが広がっていく。
それは、温かくて柔らかくて、酷く甘い。

心臓がさっきよりも数段早く動いてるのはきっとそれのせいだ。
恥ずかしそうに目を逸らして俯くゆうちゃんの姿に、頬がどうしようもなく緩んでいくのもきっとそれのせい。

私はゆうちゃんの手を握り返した。


「うん、私も、……好きだよ」


そっと呟く、ゆうちゃんにだけ聞こえる大きさで。

そしたら、そっぽを向いていた瞳が私へ戻ってきて。
視線が絡まる。ゆうちゃんの瞳が嬉しそうに揺れた気がしたのは、きっと思い過ごしじゃない。
693名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 04:06:35 ID:m+pSCrKG

だって、ほら。
嬉しそうに、照れたように、ふにゃりと相好を崩してゆうちゃんがはにかんだから。


「……はい」


嬉しそうなその声に、表情に、うずうずと我慢できない衝動にかられる。
私はそれを必死に抑えて、ゆうちゃんの手を一瞬、ぎゅう、と力いっぱい握り締め、
さっきとは逆にゆうちゃんを引っ張って歩き出す。
後ろで小さく驚いたような声が聞こえたけど、今は構ってられない。

嬉しそうな声に、表情に、私は今すぐ、ゆうちゃんに抱きつきたかった。
でも一応ここは公道だし。そんなことしたらさすがにまずいだろうし。
なにより、ゆうちゃんが恥ずかしさで死んじゃいそうだし。

うちに帰って一番先に抱きついて、抱きしめて、それでもう一回大好きって言ってやる。


好きって言うだけで中学生みたいに照れちゃうゆうちゃんも、
そのくせ、誰にでも(これはちょっと直してほしいけど)さらりと恥ずかしいこと言っちゃうゆうちゃんも、
真っ赤になってはにかむゆうちゃんも、全部、大好きだから。



いざ進め。

目指すおうちは、あと、少し。


694名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 06:36:51 ID:0V2YX3mi
>>674
松来さんw
695名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 08:25:49 ID:BtmnV3G5
>>693GJ!!
清水日記がラブラブになってんぞ
696名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 08:59:37 ID:b9TAdEQk
>執筆して下さると言う方はトリップだけは忘れないで下さいね。

職人増えるのは良いけど>>1くらい読もうぜ
697名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 11:14:06 ID:edP2rr5k
>>693
ぽかぽかになれました。二人がかわいすぎる……!!!!
GJ!!!!!!!!!!

>>695
ラブラブ?
698 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/02(日) 11:49:32 ID:m+pSCrKG
>>695
ごめん。>>680だが興奮しすぎた。
おくれたがトリップ
699名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 14:55:12 ID:8O31botL
>>689
藍ゆうGJ!!やっぱゆうたんが攻めってええよね
700名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 22:38:45 ID:U2vP00JF
これはいい藍ゆうだ
GJ

ゆうさんと藍ぽんはガチで仲いいんだね
ボイチャ1号なんかまさにスレ的に最高だったか?

ところで、ゆうさんと絡ませたい声優さんている?
金朋と能登を個人的に絡ませたいな
701名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 23:05:51 ID:lXWBnYpg
個人的にはまた利奈さんと組んで欲しい。
あのほのぼの百合なラジオがまた聴きたい!
702名無しさん@秘密の花園:2007/09/02(日) 23:41:06 ID:4wZG6s+s
「好きなんですね、利奈さんが」


だもんなぁ…
703名無しさん@秘密の花園:2007/09/03(月) 04:28:23 ID:naYBDzux
鹿野さんとゆうさんが意外とバランス良いと思った。
704名無しさん@秘密の花園:2007/09/03(月) 04:47:42 ID:DZwnU2Y8
>>700
金朋とゆうさんってまたずいぶんカオスなペアだなw
ラジオやったら笑いすぎて死んでしまいそうw
個人的にはうりょとの絡みをみてみたいな
705名無しさん@秘密の花園:2007/09/03(月) 17:48:03 ID:AuSyPa8s
りにゃさんとの絡みがいいなぁ
なんだかほかほかするw
706名無しさん@秘密の花園:2007/09/03(月) 18:06:02 ID:VbsNPDCx
>>674
遅レスだがオチにワロタww
707名無しさん@秘密の花園:2007/09/03(月) 19:29:03 ID:PHCuJTSc
ゆーちゃんの人気に嫉妬
708名無しさん@秘密の花園:2007/09/03(月) 20:08:30 ID:5XsjpdpY
>>707
野中乙
709名無しさん@秘密の花園:2007/09/03(月) 20:58:32 ID:9vtGoUB/
ゆーちゃんの愛を一身に受ける野中さんに嫉妬
710名無しさん@秘密の花園:2007/09/03(月) 21:06:14 ID:PHCuJTSc
>>710が藍ゆう投下します
711名無しさん@秘密の花園:2007/09/03(月) 21:07:05 ID:PHCuJTSc
>>712が、だなw先走ったぜ
712名無しさん@秘密の花園:2007/09/03(月) 22:52:00 ID:ibSqr6fo
また藍ゆうの流れか
713名無しさん@秘密の花園:2007/09/03(月) 22:56:48 ID:NK2kgLUV
いいじゃん別に
俺は藍ゆう嫌いじゃないし(むしろ好きな方だ)職人さんに藍ゆうが多いというだけで
このスレ的には無問題と思うんだが?(藍ゆうの流れになってても他を投下してくれる職人だっている)
ゆかりん×奈々を期待してるが自分じゃ描けないし…とついでにわずかな希望を書いてみるw
714名無しさん@秘密の花園:2007/09/03(月) 23:16:54 ID:wkloNqF/
智ます最近熱いなー
ライブDVDのコメンタリーでますみんのおばあちゃん話に本当に泣く智秋に萌えたw
715名無しさん@秘密の花園:2007/09/03(月) 23:38:30 ID:xzxeUKmh
とりあえずバランスとか考えなくてもいいんじゃね?
みんなが楽しめるもんならなんでもおk

>>714
だよな!
急に泣き出して本当に可愛かった
716名無しさん@秘密の花園:2007/09/04(火) 00:59:27 ID:w1U5NCgQ
智ますでエロって需要ある?
717名無しさん@秘密の花園:2007/09/04(火) 01:00:55 ID:vKUV8tWe
>>716
ごめん・・・超ある
期待して待ってて良いですか
718名無しさん@秘密の花園:2007/09/04(火) 01:37:43 ID:UrieGBjB
>>716
全然ある
むしろ来い
719名無しさん@秘密の花園:2007/09/04(火) 01:43:25 ID:sm34BZ1J
>>716
wktk!
よく智ます書いてるけどエロが書けなくて悩んでるので学ばせてくれ
720名無しさん@秘密の花園:2007/09/04(火) 11:53:49 ID:t0EVPD5X
>>716
あるあるあるあるっ
721名無しさん@秘密の花園:2007/09/04(火) 16:49:44 ID:SoYyv/BQ
藍ゆうってこんなに人気あったっけ?
最近急に絡みが多くなったとかストパニEDみたくすげぇのがあったわけでもないのに
722716 :2007/09/04(火) 20:57:58 ID:w1U5NCgQ
期待するようなもんができるかわからないががんばってみる。
723名無しさん@秘密の花園:2007/09/04(火) 21:21:17 ID:PKaSsG30
智ますも藍ゆうもどっちも楽しみにしてる。

職人さんがSSを書いてくれて投下してくれて、
それが読めるだけで俺は幸せだよ。
724名無しさん@秘密の花園:2007/09/04(火) 23:44:14 ID:NeUc1k3Y
絡みが必ずしも妄想に繋がるわけじゃないと思う
もうなんか名前が並んでるだけでいいっていう俺みたいな相当なヤツもいるから
725名無しさん@秘密の花園:2007/09/05(水) 01:31:29 ID:R77E6db3
ゆうたんのブログにあいぽん出たww
726名無しさん@秘密の花園:2007/09/05(水) 01:47:02 ID:ipCYpG72
さえぽんの結婚に続いてまるなび終了
727名無しさん@秘密の花園:2007/09/05(水) 01:59:33 ID:mHgtcdsw
ゆうさんのブログでは初の声優さん登場だね。
しかし画伯は顔が小さいな…。
728名無しさん@秘密の花園:2007/09/05(水) 07:21:40 ID:kngr1bPb
ぎゃああああいぽん!!!!!
729名無しさん@秘密の花園:2007/09/05(水) 13:30:52 ID:RAcRUjUR
近い!!!距離が近い!!!!
ゆーたんの方が寄り添ってるっていうか積極的に距離を詰めようとしてるのはどうしてなんだぜ!!

ああ何かが降ってくる
730名無しさん@秘密の花園:2007/09/05(水) 17:48:57 ID:O3PtPH+P
何か久しぶりに二人並んでるのみて涙が出そうなんだぜ
これいつなんだろ。ネギま関係のライブのコメンタリー?の時か?
731名無しさん@秘密の花園:2007/09/05(水) 18:25:39 ID:mHgtcdsw
画伯は天然百合属性というか。
今週のラジオ日誌は何気に良かった。
732名無しさん@秘密の花園:2007/09/05(水) 18:36:06 ID:CtI0P+lq
ほんとに近いよこの二人www
顔がニヤけちゃったじゃないか!!
733名無しさん@秘密の花園:2007/09/05(水) 20:06:39 ID:euzuBA7/
>>730
プリフェスDVDの特典映像
734名無しさん@秘密の花園:2007/09/05(水) 21:16:59 ID:RAcRUjUR
ほんと完璧だなこの組み合わせ…
百合的な意味で
735名無しさん@秘密の花園:2007/09/05(水) 21:19:06 ID:JIAqUH2r
まるなび最終回で藍ゆうに負けてられない
川澄さんと能登さんがハッピーエンドのお話を希望
736名無しさん@秘密の花園:2007/09/05(水) 22:54:12 ID:1/+gD1Xs
なんだ?藍ゆう、愛麻衣とか俺らを挑発してんのかwwww
737名無しさん@秘密の花園:2007/09/05(水) 23:38:49 ID:ltQoYm9A
画伯は「女の子がいっぱいだといいですよね!いい匂いがしますよね!(うろ覚え)」
とか言ったりするからなぁw
738名無しさん@秘密の花園:2007/09/06(木) 02:08:53 ID:Mkjkenhr
>>736
愛麻衣のツーショットも良かったよね!!
久し振りに見れて悶えた
739名無しさん@秘密の花園:2007/09/06(木) 18:05:24 ID:dpz0tqdz
気にすんな。
俺みたく
良作品読めりゃよくて あんまルールとか こだわらない奴らもいるから
あんま細かい事ゆって作家のモチ下げるような事言うなよ。

読むの楽しみにしてんだからさ…と初めて書き込んでみた。電車の中より。
740名無しさん@秘密の花園:2007/09/06(木) 18:45:02 ID:SqDlv8Eg
>>739初カキコおめでとう
次からは場の流れをよんでカキコむといいよ
とマジレスしてみる
741名無しさん@秘密の花園:2007/09/07(金) 11:37:07 ID:+p975Ske
今更Aice5DVDの話に戻しますが、
オーディオコメンタリーみた!

ますみん攻め攻めだと思ってたけど、これみたらますみんが受けだということに気がついた。
アンコールでほちゃがちゅーしてるとことか、カンチに隠れてちあきが手繋ごうとしてるとことかw
なんか、ほちゃとちあきでますみん取り合ってるみたいだw
742名無しさん@秘密の花園:2007/09/07(金) 13:12:22 ID:gPzZpKa3
Aice5は
ほちゃ→ますみん
ちあき→ますみん
ますみん→カンチ

あれ、一人名前ない…
743名無しさん@秘密の花園:2007/09/07(金) 13:34:07 ID:3g5LFlva
俺的にはほちゃ→ますみん←智秋の妄想が楽しくてしょうがない
744名無しさん@秘密の花園:2007/09/07(金) 15:44:32 ID:+p975Ske
メイキングとか見ると、まどかがいっつも一人でいるような印象をうけた。
まどかー!

>>743
奇遇だなw
自分のその妄想が楽しくてしょうがない。
明日のアニスパどうなるか楽しみだw
745名無しさん@秘密の花園:2007/09/07(金) 17:08:03 ID:RLP43G5z
自分は
智秋→←ますみん
ほちゃ→カンチ←まどか
異端でサーセンwww
746名無しさん@秘密の花園:2007/09/07(金) 19:59:09 ID:ynL3t1ku
智秋→←ますみん
ほちゃ→カンチ まどか→←佐和
747名無しさん@秘密の花園:2007/09/07(金) 23:39:13 ID:xpT0WIo8
カンチ←ほちゃ→ますみん←智秋←まどか
私の中に、Aice5はこうゆう関係ですw
748名無しさん@秘密の花園:2007/09/07(金) 23:42:53 ID:3g5LFlva
そして
カンチ→リオ
ますみん→お金
749名無しさん@秘密の花園:2007/09/07(金) 23:47:05 ID:+3DUO1Sa
>>746さん
まどか→←佐和
はどっから?
750名無しさん@秘密の花園:2007/09/08(土) 00:21:29 ID:wRH2YzKP
Aice5のオーディオコメンタリー、智秋は真澄が真澄が、ってますみんに絡みすぎw
751名無しさん@秘密の花園:2007/09/08(土) 00:32:58 ID:rE/V5VKG
>>746
佐和っちとの関係は分からないけど
まどか→←あずみん(浅倉杏美)とか。
752名無しさん@秘密の花園:2007/09/08(土) 00:38:42 ID:Fg+RlN2i
アゲゲーン
753名無しさん@秘密の花園:2007/09/08(土) 01:37:18 ID:c/EVJAlW
ほちゃ→ますみん←智秋
カンチ→←まどか
なイメージがある俺も上はともかく下は異端か・・・?
754名無しさん@秘密の花園:2007/09/08(土) 07:30:21 ID:Xvp8Be7z
俺も>>753と同じだな
最初は智秋を栗とくっつけてもいいかと思ってたが、
最近の状況を見ると、どうもそうはいかなくなってきたw
755名無しさん@秘密の花園:2007/09/08(土) 17:28:49 ID:+sKpNwLx
>>749
ああー書いといてなんだけれど私もあんまり詳しくはわからないんだ、ただその組み合わせをサイト巡っててたまに見かけるもんだから。
ネギま時代からなのかな、大分仲が良いみたい。最近のあれだと先週のアニスパのまどかちゃんのやつのゲストで佐和さんが出るってことで、佐和さんブログで"前日は寝れなかった"とか超楽しみにしてたらしくて。まどかも。
今日もアニスパ出るらしいから聞いてみるね。なんか適当なこと言っちゃってごめん。
756 ◆rV/vFX9wbg :2007/09/08(土) 17:35:20 ID:mv2yGLeb
DVDメイキング妄想。

「野菜たっぷり幕の内弁当を食べる浅野さんと?
そして智秋ちゃんは?」
「春らんまんー」
「春らんまんお弁当〜」
「智秋ちゃんの頭は今日も春らんまんだけどね(ぼそっ)」
「そうでーっす♪真澄が甘えてくれたらー、アタイはいつだってちょー春らんまんでー」
「か、カットカーット!
(…ちょっと智秋ちゃん!これ特典映像になるんだってば!)」
「えー、いーじゃんいーじゃん、どんどんカミングアウトしよーぜい?」
「そうそう、一部のファンの人は喜ぶと思うよ?」
「ほっちゃんまでなに言ってんの!?てか一部ってなんだよー!」
「うはは、真澄ぃ〜。耳元が赤いぞ♪
もー照れちゃって、かーわいいv」
「赤くないし照れてもない!ちょ、どさくさに紛れて抱きつくなって!ここは車内で、一般のお客さんもいるんだから!
ちょっとほっちゃんも!どアップ禁止!
……うあーもうっ、この席いやだー、智秋ちゃんのバカーっ!!!」
「…というわけで、浅野さんは今日もかわいいツンデレでした♪」
「勝手にナレーションをするな!!」
757 ◆rV/vFX9wbg :2007/09/08(土) 17:38:30 ID:mv2yGLeb
会話文のみの拙い小ネタでスマン。職人さん達の妄想のつなぎにでもなれば。
758名無しさん@秘密の花園:2007/09/08(土) 20:50:39 ID:wRH2YzKP
萌えた・・
さっきDVDでその場面見て、普通にニヤニヤしてたんだけど。もう普通には見られないw
759名無しさん@秘密の花園:2007/09/08(土) 23:03:03 ID:yH9qoofJ
やっぱますみんはツンデレでなければな!
ポーリーの前で普段の余裕がなくなるところがイイ
760名無しさん@秘密の花園:2007/09/08(土) 23:34:15 ID:F5LWdv5/
アニスパがAice5告白大会になってた
761名無しさん@秘密の花園:2007/09/08(土) 23:44:05 ID:kl+CwLzb
それにしても智秋は幸せ者だな。
ますみんと栗とミンゴスの三人に想われてるんだから。
762名無しさん@秘密の花園:2007/09/09(日) 10:18:57 ID:3h6eBq6i
アニスパ最高でした
カンチの「好きだ」がすべてを誘発しました
763 ◆7LU1F3Ymc6 :2007/09/09(日) 21:56:59 ID:feU2Zax7
なんだかAice5の流れで、そちらも気になるところですが。
なんとなく思い立って藍ゆうです。
良かったら読んでください。
764 ◆7LU1F3Ymc6 :2007/09/09(日) 21:58:11 ID:feU2Zax7
今日のゆうちゃんは、私に対する態度がおかしい。
普通に話しているときは、いつも道理なんだけど、何気なく私が触ろうとすると
ふっと避けられている気がする。
けど私以外の人に対してはそんなことなくて・・・。
私だけみたいで、なんだか嫌だ。
だからダメもとで家に誘ったんだけど、あっさりオッケーされちゃってよくつかめない。
765 ◆7LU1F3Ymc6 :2007/09/09(日) 21:59:11 ID:feU2Zax7
そういう訳で今は私の家にいます。ゆうちゃんはというと。
お話しするのは、やっぱり普通にしてくれている。

「・・・のなかさん?」
唐突に名前を呼ばれ
「ん?どうしたの?」

「何か、悩み事ですか?」
時々鋭いところを突いてくるんだよね。
「なんで?」

「え、いや、あの、なんとなくなので・・・その、気にしないで下さい。」
「聞きたい?」

「の、のなかさんが差しつかえなければ、聞きたいです。」
姿勢を正して、相変わらず控えめだね。
「じゃあ、解決できるように手伝ってね?」
「も、もちろんです!!」
766 ◆7LU1F3Ymc6 :2007/09/09(日) 22:00:18 ID:feU2Zax7
もう、聞く体勢ばっちりのゆうちゃんに私は手を伸ばす。
その行動を見たゆうちゃんは、

「! 触っちゃダメです!」
いつもにない大きな声で拒まれてしまった。
動きの止まった私を見て、やってしまったという顔をしている。

「さすがに、へこんじゃうよ?」
出来るだけ笑顔で言ってみる。
「あ、の、ち、違うんです。嫌とかでは、なくてですね・・・」

「ゆうちゃん、今日ずっと私に触わられるの避けてたよね?」
「? あ、悩み事って、そのこと・・・」
「他の人が触るのはいいのに、私は・・・」
あたし、今きっと嫌な子だ。これは嫉妬だ。ゆうちゃん、あきれちゃうかな?
767 ◆7LU1F3Ymc6 :2007/09/09(日) 22:01:30 ID:feU2Zax7
「のなかさん!」
思いっきり抱きしめられる私。

「え?」

「あの、あれは避けていたのではなくてですね。我慢していたんです。」
なんですと?がまん?
「ど、どうして?」

しばらく黙って言いにくそうにしている。そして、
「えっと、触れられたら、歯止めがきかなくなりそうで・・・。今もすでに危ない状態ですけど。」
おそらく、真っ赤な顔で言ってるのかな?ゆうちゃんの顔があるほうの耳が少し熱い。

「歯止めがきかないのはいつもでしょ?」
「あぅ、そ、それはそうなんですが。」
「それに、急にそんな事されたら・・・不安だよ?」
「・・・すみません。今度からはちゃんと言ってからにします。」
もう、そこじゃなくてね。
768 ◆7LU1F3Ymc6 :2007/09/09(日) 22:02:56 ID:feU2Zax7
「そんなに遠慮しなくてもいいのに。私だって、ゆうちゃんに触りたいんだから。」

「は、はい。ありがとうございます。」
ずっと抱きしめれていた状態から解放され、ゆうちゃんの顔が見えて。
「しかしですね、私としては、やはりのなかさんはその、大切な人ですから、私の歯止めが
きかなくなると、のなかさんの、こ、腰に負担が掛かってしまって、辛い思いをさせてしまって
いるので、それが嫌だったんです。」

あ〜、そっか、ゆうちゃんなりに私の事を気遣ってのことだったのね。けど腰って・・・。
でも、なんだよ、うれしいじゃんかよ。だから、今度は私がゆうちゃんを抱きしめる。

「うわぁ。だ、ダメですよ〜。そんなことしたら・・・。」
「いいの。その相手がゆうちゃんなら、私は嬉しいからさ。」
だた、それをからかわれるのが嫌なんだけど・・・。
けど、ゆうちゃんに触れられない方がもっと嫌だから。

「・・・でも、ちょっとは加減をしてくれると嬉しいな。」
「はひ、努力します。」

この後は、もちろんいただかれちゃったわけだけど、やっぱり制御出来なかったみたい。
でも、そんなゆうちゃんも含めて、私はゆうちゃんを好きなんだよね。

もう、私ベタ惚れじゃん?


〜完〜
769 ◆7LU1F3Ymc6 :2007/09/09(日) 22:13:48 ID:feU2Zax7
以上です。
もっと、ほんわかな感じにしたかったのですが、
今回は、これで御勘弁を。

それから、最後の方
 ×だた、それをからかわれるのが
 ○ただ、それをからかわれるのが
でした。すみません。
770名無しさん@秘密の花園:2007/09/10(月) 00:18:14 ID:v9TxRTeU
藍ゆうの人臭がするが…

とりあえずGJ


771名無しさん@秘密の花園:2007/09/10(月) 00:19:13 ID:5q8iM0IX
>>769
GJです!ほんわか良い藍ゆうでしたよ!
772名無しさん@秘密の花園:2007/09/10(月) 00:30:16 ID:PqS1pzZE
GJ!
しかし確かにちょっと影響受けてる感は否めないな
773名無しさん@秘密の花園:2007/09/10(月) 00:31:28 ID:zOqUbVY+
>>755
いえ、ご説明本当にありがとうございます!
佐和さん好きなんで知りたかっただけです。
774名無しさん@秘密の花園:2007/09/10(月) 09:37:10 ID:8I0PF29b
智ますって普通に萌えると思わない?
私は一見その気が無さそうな2人が百合ん百合んしてるの見るとたまらなく萌えてしまう。
とにかく大好き!

http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/voice/1188322258/

同志はレズ声優スレに何か書き込んで!
今一番旬なカップリング・智ますを一緒に盛り上げよう!
自演呼ばわりしてる人がいるけど、IDがたくさん出てれば自演よばわりはできなくなるハズ。
775名無しさん@秘密の花園:2007/09/10(月) 12:09:56 ID:PqS1pzZE
こんなとこまで出張してくるとはw
776名無しさん@秘密の花園:2007/09/10(月) 12:23:37 ID:wFJvW7Ku
頼むから面倒な流れをこっちに持ち込まないでくれ。

前にもこんなことあったな。
777名無しさん@秘密の花園:2007/09/10(月) 19:33:40 ID:uuwKKjim
智ます大好きだけど静かに平和に萌えたいです
778名無しさん@秘密の花園:2007/09/10(月) 21:25:24 ID:v9TxRTeU
智ます大好きだしどんなカプも歓迎だけどあまりにも酷い信者発言はなぁ。
智ますにしろ藍ゆうにしろ過剰すぎるのはな…
779名無しさん@秘密の花園:2007/09/10(月) 21:29:19 ID:h3Ws7vzE
では間をとって綾麻美のSSをだれか
780名無しさん@秘密の花園:2007/09/10(月) 22:29:57 ID:B3+yJkHz
自分も智ますや藍ゆうとか好きなカプを平和に楽しめれば嬉しい。

また智ますに話を戻すようで悪いのだが、アニスパのサイトに写真がうpされてて
全員集合の写真で、ちあきがますみんに絡みすぎてて萌えた。
781名無しさん@秘密の花園:2007/09/10(月) 22:46:29 ID:2ZOoWWvz
同じく。絡みすぎだw
782名無しさん@秘密の花園:2007/09/10(月) 22:59:00 ID:DT1KiMxC
久々にしずかなとか
783名無しさん@秘密の花園:2007/09/10(月) 23:08:41 ID:PqS1pzZE
いいね
あみぺとかも
784名無しさん@秘密の花園:2007/09/10(月) 23:23:24 ID:+zmOXICG
じゃあ俺はtiarawayを推す
785名無しさん@秘密の花園:2007/09/11(火) 00:05:35 ID:Q6t+Zh9B
かんほちゃとか
どうすか?


二人で旅行行ったと聞くたんびひそかに萌えてたんですが
786名無しさん@秘密の花園:2007/09/11(火) 00:20:06 ID:owXWJa1K
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| ○荒らし、粘着厨は常に誰かの反応を待っている。
|| ○ウザイと思ったらとにかく放置。完全無視。脳内あぼーん。存在抹消。
|| ○荒らしにレスするやつも荒らし。ノセられてレスしたらその時点でお前も荒らし。
|| ○「荒らしウザイ」と書いた時点で荒らしに構っていることになる。
||   荒らしを無視するとは、あたかもそこに荒らしが存在しないかのように振る舞い
||  荒らしに関する一切のレスをしないことを意味する。    ∧(())))∧
|| ○ それでも荒らしや粘着厨に我慢できないという人は  \ [´Д ` ;] キホンダゾ
||  そもそも2ちゃんを使うのに向いていない。逝ってよし。 ⊂  ⊂ (((
||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_             | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
     (; ∧ ∧__ (   ∧ ∧__(;   ∧ ∧            ̄ ̄ ̄
   〜(_(; ∧ ∧_ (; ∧ ∧_ (;  ∧ ∧  …は〜い。
     〜(_(;   ,,)〜(_(;  ,,)〜(_(;   ,,)
       〜(___ノ  〜(___ノ   〜(___ノ
787名無しさん@秘密の花園:2007/09/11(火) 00:21:18 ID:owXWJa1K
_________________________
   ||
   || 2chの鉄則 【 荒らしは無視・放置 】 しましょう。
   || 
   || ★ 荒らしは放置されるのが一番苦手です。
   ||   → ウザイと思ったらそのまま放置!
   || ▲ 放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
   ||   → 釣られてレスしたらその時点であなたの負け!
   || ■ 反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。
   ||   → 荒らしにはエサを与えないで下さい!
   || ☆枯死するまで孤独に暴れさせておくのが一番です。
   ||             ∧ ∧   。
   ||         [;´Д`]/ ジュウヨウ!!      E[]ヨ  
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ  つ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                /  ̄ ̄ ̄ ./| _____________
                | ̄ ̄ ̄ ̄| | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|____|/|
                        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      \    は〜〜〜〜い      /
    ∧ ∧    ∧,,∧   ∧ ∧
    (_,''' ▽∧▲ ミ  ∧ ∧ ( ∧∧
  〜(_(  ∧ ∧_( ∧ ∧_川o・-・)∧ ∧
    @(_(`ー´)@ (   *)〜ミ_ (   ,,)
      @(___ノ 〜(___ノ    〜(___ノ

788名無しさん@秘密の花園:2007/09/11(火) 00:55:23 ID:T1Ydqdza
>>785
いいねぇ
その二人の小説見た事ないから是非読んでみたい
アニスパでもいちゃついてた事だし
789名無しさん@秘密の花園:2007/09/11(火) 03:23:52 ID:9PnVOFQB
アイマスレディオ好きの俺は智秋とミンゴスを推してる少数派
790名無しさん@秘密の花園:2007/09/11(火) 04:58:32 ID:nAsU5jAE
ますほちゃ大好きの俺は希少派
791名無しさん@秘密の花園:2007/09/11(火) 07:18:15 ID:+yr9FZJz
>>789
俺も俺も
SSが欲しいよな
792名無しさん@秘密の花園:2007/09/11(火) 10:37:07 ID:MQOtzoNu
>>790
俺はますほちゃと智ますも大好きですが
793名無しさん@秘密の花園:2007/09/11(火) 21:13:45 ID:r4JpSjr0
私も〜。智ますを密かに携帯の待ち受けにしてるw
他人には見せられないけどね

智ます好きな人はレズ声優スレで一緒に盛り上がろう
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/voice/1188322258/

ますみん関連の話すると必ず「ウザイ」とか言ってくる人がいるけど、
そういう人は基本的に荒らしだからスルーしてね。
794名無しさん@秘密の花園:2007/09/11(火) 21:39:06 ID:AUaC84+N
あみぺ分が足りぬ!!



書きたいけどシチュ提供くらいしかできないしな・・・
795名無しさん@秘密の花園:2007/09/11(火) 21:46:25 ID:3OziioKv
>>789
>>791
このスレか前スレで見た気がする
796名無しさん@秘密の花園:2007/09/11(火) 22:26:49 ID:qk0dDCrF
>>793
話をするのは自由だがおまえの行動かウザイ
自重しろ
797名無しさん@秘密の花園:2007/09/11(火) 22:31:37 ID:Dorxji8u

とりあえずsageろよ
798名無しさん@秘密の花園:2007/09/11(火) 22:58:12 ID:tnqqzakb
最近なんかおかしい荒し湧いてきたなぁ
どしたの?
799名無しさん@秘密の花園:2007/09/11(火) 23:21:40 ID:T1Ydqdza
>>794
書きたいけどシチュが浮かばない自分に是非提供してくれ!
絶対に書くと請け負えないのが技術不足の悲しいところだが
もしかしたら他の職人さんの目にもとまるかもしれないし
800名無しさん@秘密の花園:2007/09/11(火) 23:30:48 ID:D9yzzLpB
>>796
スルーしろ
801名無しさん@秘密の花園:2007/09/12(水) 23:10:03 ID:pDoEd4uO
>>798
本スレでスレ趣旨を無視した書き込みを行う非常識がいるから。
802名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 00:57:04 ID:bVPz0Tm3
どうやら落ち着いたみたいだから、もう蒸し返さずマターリいこうぜ


>>799
他カプでも良ければ妄想シチュいっぱいあるんだが
803名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 01:07:45 ID:RZ5xybeD
なのは座談会を見てから奈々×ゆかり話を書きたくてしょうがないんだが、
いかんせんゆかりんの性格が分からなすぎるんだぜ
804名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 10:00:13 ID:iYrMEjX2
>>803
超正座して待ってる!!!11!!(*゚∀゚)=3

基本ゆかりんは嬉しくても素直に喜ばないよなw
本人は「ふざけデレ(?)」とかなんとか言ってるみたいだけどw
805名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 13:35:22 ID:/IsvFnAd
黒ウサギがwktkされてるみたいだけど藍ゆうは需要ある?
806名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 14:06:22 ID:nEVWZdJE
需要の無いカプなんてここにはない
807名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 14:13:37 ID:bVPz0Tm3
いえす
何でもこい!
808名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 17:29:00 ID:3vqe7Pyd
「やっぱ夏の夜はいーなぁー」

「涼しいですからね。」

「昼間あんなに暑いのにね!」

「嘘みたいに熱気が引きますねー」

夏の最後を締め括る割と小規模の花火大会。
地元町内会が運営している慎ましやかなものなのだが、その『地元っぽさ』が心
地良かったりする。

花火も出尽くして、見物客も疎らになってきたということであたし達ももう帰ろ
っか、というムードになり現在おうちに向かって夜の散歩中。

昼間は汗かいちゃうから、手とかつなぎにくいんだけど鈴虫の鳴声が涼を誘う夏
の夜道はそんなことお構いなし。
809名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 17:31:27 ID:3vqe7Pyd
「ゆーうーちゃんっ」

うしろからどん、と腰に腕回しながら抱き付く。

「転びますよ、浴衣なんですから」

「転んだらゆーちゃんにおんぶしてもらって帰るからいい」

何言ってるんですか、と苦笑するゆーちゃんの手を取る。

細くて華奢な指があたしの手を握り返す。

「へへー」

「?」

「なんかー、
しあわせ。」

「はは」

「手、つなぐと思うの。
しあわせー。って。」

「…そうですか。」

月明りが、口数のあまり多くないゆーちゃんの横顔を照らす。

カラン、コロンと履き慣れない浴衣用の下駄が立てる音を聴きながらぼんやり思
う。
810名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 17:32:49 ID:3vqe7Pyd
ゆーちゃん、だいすき。

言うと控え目に頬染めてそっぽ向いちゃうから今の大胆告白は保留にしとく。
いつまで経っても照れ屋なトコだって、だいすきだから。

「今年の夏はいっぱい遊べたかなあ?」

「出来る限りの場所に行けた、と思いますが」

「そぇでもまだなんか足りない気分するのはなんでだろねー」

「それが夏というものな気がします。」

そう言ってくすくす笑うゆーちゃんの肩に頭を預ける。

「冬は、さ」

「はい。」

「雪だるま作ろね?」

「気が早すぎませんか」

「ゆーちゃんといろんなこと、したいの。
かまくら作ったりー、あとー、」

「あったかいもの飲んだり?」

「あ、それがいちばんいいかもしんない。」

「インドアだなぁ」
811名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 17:34:26 ID:3vqe7Pyd
……なんでこんな、優しく笑えるんだろう。

なんかもう、ほんと、

「だいすき。」

「う?」

「ほんと一々だよー…。」

「う??」

「今日はもう早く寝ちゃおうねっ」

「そうですね、何だかんだでたくさん歩きましたから」

「あたし寝るまでだっこしてくれる?」

「断っても無駄なんでしょう?」

「アタリマエー」

「はは。」



優しいとか、そんなんじゃなくて。
上手く言えないけど、些細なことがほんとに一々だいすき。

ね、ゆーちゃん。
あたし、ゆーちゃんいなかったら生きてけないと思う。
812名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 17:36:01 ID:3vqe7Pyd
*****


「のなかさん」

「あ、ありあと。」

ゆーちゃんが手渡してくれたポカリ入りのグラスに口を付ける。

「ゆーちゃんていいおヨメさんになれそう」

「おヨメには行きません」

「あ、そっか、ゆーちゃんはあたしの旦那ちゃまだもんねっ」

「そうだと、いいですね。」

冗談めかして言ったから、照れて否定すると思ったのだけど。
だからそのままのノリで言ってみる。

「だとするとー、あたし小林藍、かぁ。
なんかへんなかんじっ」

言ってからやっぱりちょっとはずかしくなって、こく、とグラスを傾ける。

……お祭りの後だからかな、ちょっとテンション変なのかも…

2割位残ったグラスにゆーちゃんが手を伸ばす。
そしてあたしからグラスを取ると、キッチン横のシンクに置いた。
813名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 17:37:14 ID:3vqe7Pyd
「?
ゆーちゃん?」

何も言わずにぎゅぅ、と抱きしめてきて驚いた。
そこには何の前触れもムードもへったくれもなくて。

「ゆ、ゆう、ちゃん?」

「ね、寝るまで、だっこしろって。
…おっしゃったじゃないですか」

「あ、今からなんだ?」

普通ふとん入ってからじゃない?と笑ってもはぐはぐは解除されない。

「野中さん、いい匂いする」

肩にゆーちゃんの額が乗っかって、首筋に髪が触れてるのがわかる。

「…ちょっと、付けてるから。」

鼓動が伝わりそうでどぎまぎする。
だって、浴衣だからあたし…今下着付けてないし。
…気分的な問題で流石にぱんつは履かせて戴いてますけど。

「ゆー、ちゃん?
眠いの?」

「…少し。」

814名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 17:38:45 ID:3vqe7Pyd
そっか。
微妙に納得した。

ゆーちゃんは眠いと甘えたさんになるから。
これじゃ寝るまでだっこ、はあたしの任になりそうだ。

髪を撫でると、シャンプーの匂いがふわりと漂った。
へんたいみたいだからあんまり言いたくないんだけど、ゆーちゃんのこの匂い、
すき。

「お風呂入ってもう寝よっか」

喉をごろごろ鳴らす大型にゃんこにそう提案。

「ゆーちゃん先入る?」

「ふとんいく。」

「そ?
じゃ、あたし先入ってきちゃうね。」

よしよし、と頭を撫でてベットまで誘導してあげる。

「お?!わっ、」
815名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 17:40:48 ID:3vqe7Pyd
どさん、とふとんにダイブしたゆーちゃんに巻き込まれてあたしもベットに仰向
けに倒れる。

「を"ー、ゆ、ゆーちゃーん」

未だ喉を鳴らし続けるゆーちゃんが抱き付いてくるから、襟元が乱れそうで少し
焦る。

「ゆう、ちゃん。
おふろ。入んないと」

「…うん。」

「汗、かいちゃうよ」

「……うん。」

倒れ込んだベットの上で目が合った。
とろん、としたちょっぴり眠そうな目許が可愛い。

「…のなかさん」

「ん?」

「帰り道、」

「帰り道。」

「私のこと、…すきだって、言ってくれましたよね」

何気なく、ってこともないけどサラリと言ったつもりの一言。
なのに確認されるとはずかしいのはなんなんだろう。
816名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 17:41:49 ID:3vqe7Pyd
「………あれ、
…うれしかった」

眠いからだろう、少々熱っぽい左手が頬に触れる。

「あんなの、言ってくれる人たくさんいるでしょ。」

モテんだから。

「ベタでぅねー…
言われてうれしい人と、しあわせな人の区別くらい…付きますよ」

「………………。
……ばか」

気障な台詞ひとつ残して、ゆーちゃんはあたしに3分の1くらい覆い被さったま
ま眠ってしまった。

817名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 17:43:23 ID:3vqe7Pyd
*****


ゆーちゃんの安心しきった寝顔がなんだかどうしようもなく可愛くて、先に入る
と言ったおふろにいく決心がなかなか付かなかったあたしだけど、そうもいかな
いので起き上がる。

…よく寝てる。

ちょっと考えて、少し屈んで。

ゆーちゃんの長い睫毛が触れるのを感じた。

「寝込み襲うのって、ちょい罪悪感するね」

聞こえてない筈だけど、贖罪の意味を込めて。

「早く入んなきゃ」

今度は自分に言い聞かせ、足早におふろ場まで歩みを進めた。


818名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 17:46:07 ID:3vqe7Pyd
「爆睡だなー…」

聞いてたらこっちまで眠くなっちゃいそうな寝息立てて、相変わらず俯せで。
窒息しそうに見えるから仰向けで寝なさいって言ってるのに聞かないんだから。

「ゆーちゃん」

つん、と肩をつっつく。

「おふろ、空いた」

絶対聞こえてないよなー、とか半ば諦めながら声を掛ける。

「ゆーうー、ちゃーん。」

早朝突撃取材みたいなトーンで耳元で。

「おーふろー」

微かに、反応。
起きるかな?

「ゆーうちゃーん」

「ん…
むぅ…」

ほんのちょっぴり目が空いたから、ぽすん、と真横に寝転がる。
819名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 17:48:16 ID:3vqe7Pyd
「起きて?」

「ん…えぅ?」

「おふろ。」

「みゅぅ……」

むぐむぐと、またまどろみに落ちる音。

「あ、コラ!
起きろぉぉぉ〜」

ぐりぐりと額で胸元を押す。

「ぅ"ー」

唸り声が聞こえてきた。まだ寝ていたいらしい。
って。
今は朝じゃない。夜なんだからその感覚はダメでしょっ。

「のな、のなー、」

「なぁーに、起きたの?」

「のなー、かー、ひゃー、」

「ちょ、ゆーちゃん?」

ぎゅうううっと抱きついてきた大型にゃんこに少し驚く。
820名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 17:50:07 ID:3vqe7Pyd
「いー…におい。する。」

「…おふろ入ったもん」

ゆーちゃんまた属性増えてる。
匂いフェチ。
…あたしの。

「ほら、起きたんならおふろ入っておいで」

お?無視ですか?2度寝デスカ?

「んー」

「む、」

重なってきた唇に戸惑う。

「な、なに、ゆーちゃん」

「…したかったら、しちゃダメ、なんですか」

「え、ぇえぇ?

ひゃ、」

馬乗りされながら首筋に降ってきたキスの雨に思わず声が出た。

唇が触れるだけならまだいいけど、時折明らかに「痕」を付けようとしてくるか
ら幾分慌てる。
821名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 17:51:37 ID:3vqe7Pyd
「こ、コラ、ゆーちゃんっ」

だって、痕を付けたがるのは決まって『そーゆう気分』の時だから。

するのが嫌、なわけじゃない。
ただいきなり…さっきまでにゃんこだったのに突然狼モードになられるのは戸惑
うのだ。
心の準備がまるで出来ていない。
6時入りの仕事に6時に起きちゃったようなもの。
って言えば1割は伝わる…かな。かな。

「ゆう、ちゃん」

肩に手を付けて少しばかりの抵抗を試みる。

だけどみーみー鳴いて擦り寄ってくる様は拒否の意思なんか容易に吹き飛ばして
くれるのは説明の必要すら感じない。

「ゆー…ぅーちゃん…」

「あぃー」

「おふろは」

…聞いてない。

『人の話を聞けぇぇぇ!』
とチョップしてやりたい場面ではあるが、ひっ付いてくるゆーちゃんは正直言っ
て。
………ものすごく可愛いわけでして。

822名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 17:53:18 ID:3vqe7Pyd
「…もー…」

溜め息が漏れる。
あたしはどうもこの馬鹿には弱い。
何も考えてないんじゃ?と思うようなへにゃへにゃの笑顔や完璧ヘタレかと思い
きやちょっと違う所とか。

…ぜんぶ、すきだけど。

「ゆーちゃん?」

「う?」

はぁ。と、もいちど溜め息。

目線を合わせて、言う。

「あたし、ゆーちゃんすきだけど?」

「………。
あは」

823名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 17:55:18 ID:3vqe7Pyd
…やれやれ。
どうやら今夜中…か明け方にまたおふろに入る必要がありそうだ。

その時は、この猫科のヘタレもどきと入るかな。
まぁ、多分素面に戻ってて照れまくるんだろうけど。

仕返しはその時でも遅くはない。

でしょ?




おわり
824名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 17:59:25 ID:3vqe7Pyd
◆AIo1qlmVDIです。
最近妙な流れになったりしてたので場しのぎ程度になれば、と。
予想以上にgdgdですいません。

お粗末さまでした。
825名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 18:32:04 ID:d4OzWPc2
ごちそうさまー
ニヤニヤしながら読んでる自分がキモイぜww
826名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 18:42:56 ID:VwNx0AlB
>>824
ぐ っ じ ょ ぶ で す
827名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 21:22:08 ID:icelw3WK
これはこれはいいものを・・・
ごちそうさまです
828名無しさん@秘密の花園:2007/09/13(木) 23:57:03 ID:XPw8cAnG
>>810のようなほんわかした感じ好きだな
829名無しさん@秘密の花園:2007/09/14(金) 00:26:30 ID:JPjO8ypB
最近、藍ゆうのSSが増えて嬉しいよ(´;ω;`)
職人さんGJです!
830名無しさん@秘密の花園:2007/09/14(金) 00:38:52 ID:wQeiyDxr
いいなぁ

他の声優で書いてみたいが性格が解んないんだよなぁ

小林ゆうはラジメロみたいな天然系で猿の真似を全力でやる純真な娘ってイメージなんだがおK?
831名無しさん@秘密の花園:2007/09/14(金) 01:00:12 ID:D6CTfz83
「あ、奈々ちゃん」
「ゆかりさん。お疲れ様です」
「お疲れちゃーん。あ、そうだ、ゆかりね、DVD見たよ、奈々ちゃんの」
「ホントですか〜!?どうでした?どうでした?」
「んっとね、あのね、凄かった。衣装が」
「…衣装?んーまぁ、はい。気合入れましたから!衣装には」
「あとね、アレはなんなの?あの、ジュディ・オングみたいなやつ」
「あははは!オング!ありましたね〜!あれはね、オングを意識したんですよ」
「うわ〜やっぱりそうなんだ〜!あれはね〜凄いと思ったね。だってオングなんだもん」
「あの〜、ゆかりさん、ライブ自体はどうだったんですか?感想とか…」
「…嫌だよ!言わないよ!だって悔しいんだもん!」
「えええ〜ゆかりさ〜ん!」

ごめん、ラジオネタで勢いで書いた。いざ書いてみると百合風味がでないなぁ〜…
832名無しさん@秘密の花園:2007/09/14(金) 02:08:50 ID:K18Vsz51
>>824です。
変なの湧いたり過疎になった時また投下するかもなんでよろしくどうぞ!

藍ゆうは飽和気味かと思ってたんだがそうでもないみたいで安心したぜ。
読んでくれた方、ありがとでした><
833名無しさん@秘密の花園:2007/09/14(金) 03:30:06 ID:eAg+CWRn
飽和気味なんてとんでもないっ、また投下待ってるぜっ
834名無しさん@秘密の花園:2007/09/14(金) 15:18:36 ID:EDtJUaE0
きみきみとかをるんが同棲止めてた、前からそうじゃないかなとは思ってたけどショックだ
835名無しさん@秘密の花園:2007/09/14(金) 15:28:46 ID:cTys/6Ml
>>834
kwsk
836名無しさん@秘密の花園:2007/09/14(金) 18:21:01 ID:EDtJUaE0
>>835
ttp://www.target-ent.com/inn-radio.html
きゅーるのラジヲで言ってたよ
837名無しさん@秘密の花園:2007/09/14(金) 21:33:47 ID:6gtwBIZo
>>831
ホントにしてそうな会話萌えた。
838名無しさん@秘密の花園:2007/09/14(金) 23:17:24 ID:3+we+IKy
>>834
マジで・・・。。
839名無しさん@秘密の花園:2007/09/14(金) 23:32:29 ID:KhOn544N
>>834
なるほど、お互いが花嫁修業のためにたしょう距離をとったか。
840名無しさん@秘密の花園:2007/09/14(金) 23:39:55 ID:2G6VacS0
あまり続くと下手したら共依存みたいなことになったりするだろうしな
841名無しさん@秘密の花園:2007/09/15(土) 02:06:52 ID:dLb6aDQn
唯一の同棲カポーが・・・
842名無しさん@秘密の花園:2007/09/15(土) 02:42:00 ID:47WwFZYn
きっとお互いぎくしゃくしちゃったんだよ
今まで友情だと信じていたのに、どっちかがどっちかを……いや、どっちもお互いのことを!

意識してしまった↓
もう一緒にいられない↓←いまここ
でもまだ募る想い↓
また同棲。今度は完全に相思相愛へ

なんちてな
843智秋xミンゴス ◆//BssqWnJ. :2007/09/15(土) 03:34:32 ID:U7wXQj8o
サーセン、智秋xミンゴス投下させていただきます。
お疲れキングと鬱陶しいミンゴスでひとつ。
844智秋xミンゴス ◆//BssqWnJ. :2007/09/15(土) 03:35:03 ID:U7wXQj8o
何の前触れもなく唐突にやってきて、何の断りもなくあたしのお気に入りのソファーを
占領している無駄にエロい猫科のイキモノ。
おかげであたしは床にぺったり体育座りなのでありますが、
ねえ、そろそろお尻が痛くなってきましたよ。

「ちあきぃ」
呼びかけても反応なし。そんな気はしたけどちょっと寂しい。
この無駄にエロい猫科の生き物は心身ともに疲れ果て、
顔を上げることも声を出すこともできないようです。

いつも周りを圧倒するほど元気な彼女のこと、疲れた横顔くらいなら何度も見てるけど、
流石にここまで疲弊しきってるのは初めてで、これってもしかしてかなりレア?
どうしよ写真撮りたい、なんていけないことを考える。
845智秋xミンゴス ◆//BssqWnJ. :2007/09/15(土) 03:35:47 ID:U7wXQj8o
ああ、だって、乱れっぱなしの髪も、崩れ気味のメイクも、投げ出されたままの素足も、
ここから見える全部がいい具合に混ざり合って引き立て合って
ホントもう同じ女として溜息しか出ない仕上がりです。
なんで智秋ばっかりこんなにエロいんだー。いいなーいいなーずっるいなー。

ちゃんとリアクションしてくれるなら声に出していじけてやるのに、今の智秋相手じゃ意味がない。
だって困ってくれないし、そもそも聞いてないし、完全にスイッチ切れてるし…。

こんな智秋はレアだけど、でもごめん、正直面白くないんだなぁ。

疲れ切ってへろへろで、家帰ってさっさと寝た方が絶対楽なのにわざわざうちに来てくれた。
あたしに会いたかったのかなーとか、あたしじゃなきゃダメな何かがあったのかなーとか、
いろいろ思って嬉しかったのに、何を言っても何を聞いても生返事だし、
ってゆーかこっち見てもくれないし、ソファーに倒れ込んでからは完全に無視だし、
放置プレイにも限度ってもんがあるんだバカ。
846智秋xミンゴス ◆//BssqWnJ. :2007/09/15(土) 03:36:38 ID:U7wXQj8o
「ちあきーちあきーちあきっきー」
静かに寝かせておいてあげるのが大人の優しさでしょうか。
頭ではわかってるんだ。頭では。
「起きてー」
体育座りをやめてソファーへ。
顔を覆っていた腕をどけて、おでこに張り付いた髪をかきあげる。
明かりの下、伏せられた薄い瞼が眩しそうにぴくぴくして、かすれた声が小さく唸った。
きっと抗議のつもりだ。でも怖くない、智秋が悪い。

「ちーあき」
「……んー…」
「ちあき」
「…ん、…んん」
「起きた?」
「……………」
「はーい、起きてくださーい、お・き・て!く・だ」
さ・い!と続ける前に心底鬱陶しそうな目と目があって、むかついた勢いでデコピンしてやったら
「ひどぉ…」
と語尾の消えかけた情けない声。
可哀想だけど可愛くて、思わず囓りたくなったけどそれは我慢。
グッジョブあたしの理性。褒めてあげよう。
847智秋xミンゴス ◆//BssqWnJ. :2007/09/15(土) 03:37:13 ID:U7wXQj8o
「…なに、もう…なに」
今日初めての見つめ合いながらの会話なのに、智秋の意識の半分以上がここにいない。
眠いのはわかるけど、どうしても聞きたいんだ。
その口から、智秋の言葉で聞かないとだめなんだ。

「ね、なんでうち来たの?」
何しに来たの? 寝るためだけに来たの? すぐ寝られるならどこでもよかったの?
矢継ぎ早に出かかった言葉をぐっと飲み込んで、
もうウザイって顔もできないくらいに省エネモードな智秋をじっと見つめる。
眠すぎて感情のはがれ落ちた無表情も好き。大好き。
848智秋xミンゴス ◆//BssqWnJ. :2007/09/15(土) 03:38:10 ID:U7wXQj8o
「…あー…あいす、の、りは…」
「うん」
「でした」
「はい」

先生、智秋がカタコトです。

「でぇ、」
「うん」
「…におい? がぁ、かぎたくなりました。…あさみの。」

先生、智秋が倒置法です。

「って、なんじゃそら」
いろいろツッコミたいのに、もーむりー、と最後の言葉を残して智秋はバタンキュー。
ベッドじゃなくていいのかな、とか、メイク落としてあげたいな、とか、
思うけどダメだ、頭がうまく働かない。

とりあえずこのニヤけっぱなしの顔、まずはなんとかしないと。


849名無しさん@秘密の花園:2007/09/15(土) 09:41:13 ID:SVl4Zqff
GJ!です。
所々、笑えて楽しかったです。
850名無しさん@秘密の花園:2007/09/15(土) 16:01:00 ID:X5i03Tv6
GJ!!!!!
上手く言えないけどなんかすっごいよかった。萌えた
ミンゴスに興味わいたよ
851 ◆7LU1F3Ymc6 :2007/09/16(日) 00:30:00 ID:BBIdFmgA
愛ちゃんの9月1日の日記から
かってに愛麻衣の妄想です。
良かったら、どうぞ。
8529月1日の日記より ◆7LU1F3Ymc6 :2007/09/16(日) 00:32:15 ID:BBIdFmgA
今日は、「sola」の打ち上げの日。唯一、愛ちゃんとの共演作。

「本当に、お二人って仲良いですよね〜。」
そう言ってくるのは、本多陽子ちゃん。

「だってよ?愛ちゃん。」
「うれしいね。そうだ!久しぶりにブログに麻衣ちゃんとの写真載せたいな〜。」

「あ、私撮りますよ。」
「じゃあ、お願いしようかな。」

そう言って陽子ちゃんに、携帯を渡す愛ちゃん。
「撮りますよ〜。」

それを合図にピース。そして、私の右腕に抱きついてくる愛ちゃん。
ふに・・・えっと、当たってるよ?

そこにシャッター音。――カシャッ。
853名無しさん@秘密の花園:2007/09/16(日) 00:33:01 ID:tn0PC+Pq
>>848
智ます好きだけど
これもなんかイイ!
8549月1日の日記より ◆7LU1F3Ymc6 :2007/09/16(日) 00:33:28 ID:BBIdFmgA
「ありがと〜、陽子ちゃん。」
「なんだか麻衣さん、すごい嬉しそうに写ってますね。」

ドキッ

「そんなことないよ〜。陽子ちゃんが上手いんだよ。」
ホントは、愛ちゃんの胸が腕に当たってたもんだから、勝手にニヤケちゃったんだよ。

「そうですか〜?それなら良かったです。」
「うん、よく撮れてる。ありがとう。」

ニコニコしながら、撮ったばかりの写真を見ている愛ちゃん。
何て書いてくれるか楽しみだな〜。

て言うか、もしかしてさっきのって、当ててたとか?愛ちゃんならありうる。
そんなことを考えながら、solaの思い出話や何やら話している。
8559月1日の日記より ◆7LU1F3Ymc6 :2007/09/16(日) 00:35:03 ID:BBIdFmgA
「私、お手洗い行って来るね。」
そう言って席を立つ愛ちゃん。

これはチャンスかも・・・。て何のだっての。
・・・他に行く人もいなそうだし、私もお手洗いへ。というか愛ちゃんの所?

中に入ると、あ、いたいた。

「あ、麻衣ちゃん。先に行ってるね。」
そのまま、横を通り過ぎて、ドアノブに手をかけようとする愛ちゃんの後ろから、
ドアが開かないように、ドアを手で押さえる。

「?どうしたの?」
そう言って振り向く愛ちゃんに、笑顔で迫る私。
危険を感じたのか、後ずさってドアにくっつく愛ちゃん。
8569月1日の日記より ◆7LU1F3Ymc6 :2007/09/16(日) 00:36:23 ID:BBIdFmgA
「な、なに?」

「さっきの〜、写真撮ったときって、アレはわざと?」
「わざとって?」
「胸、当たってたんだけどな〜。」
「え、イヤ・・・。」

「触ってほしかったのかな?」
うろたえる愛ちゃんの胸に、手を触れて言ってみる。
「そ、そんなつもりじゃぁ・・・。」

「それとも〜・・・。」
俯いている愛ちゃんの手をとって、
「触りたかった?」
ふざけて触れさせる。

「あ、///・・・。」
私を見て、どうしたらいいのか、分からなくなった真っ赤な顔で硬直している。
そんな顔されたら、もっと意地悪したくなっちゃうじゃない。
8579月1日の日記より ◆7LU1F3Ymc6 :2007/09/16(日) 00:37:36 ID:BBIdFmgA
「もっと、かわいいお顔が見たいな〜。」

まずは、愛ちゃんの前髪をかき上げ、おでこにキスする。
そこで、ハッと我に返った愛ちゃんが、

「ダ、ダメだよ〜。人が来ちゃうよ〜。」

顔を背けても無駄だよ?
「大丈夫だよ。外からは押さないとだから、私達で開かないもん。」
ワンピの下から手を入れて、じかに胸に触る。

「ちょっ、と、そういう問題じゃぁ・・・。」
私の両肩に手を置いて、引き離そうとしている。

でも、
「そうはいかないよ?」
8589月1日の日記より ◆7LU1F3Ymc6 :2007/09/16(日) 00:39:04 ID:BBIdFmgA
触れている方の手で、愛ちゃんを刺激する。

「あっ、ぅ。」
私の肩にあった手が、きゅっと服を掴む。

「外に聞こえちゃうよ?」
そう言うと、また真っ赤な顔で口をおさえる。
かわいいな〜、も〜。耳を甘噛みして、さらに攻める。

「んっ・・・ぁ。」
必死に耐えている愛ちゃん。私にもたれかかって、抱きつく感じになる。
さすがにお店だし、これ以上は可愛そうかな?

「今は、これで止めておいてあげるね。」
小声でそう言って、愛ちゃんを解放する。壁にもたれて呼吸を整えている。
8599月1日の日記より ◆7LU1F3Ymc6 :2007/09/16(日) 00:40:06 ID:BBIdFmgA
「もぅ、麻衣ちゃんのバカ。」
なんて、まだ少し赤い顔で言われたけど、
「それもかわいいよ?えへ。じゃ、お先〜。」
そのまま出て行く私を、半分呆れ顔で見送る愛ちゃん。


―――パタン。
「・・・麻衣ちゃん、いったい何しに来たのよ・・・。」


〜完〜
860 ◆7LU1F3Ymc6 :2007/09/16(日) 00:45:41 ID:BBIdFmgA
以上です。
やっぱり、愛麻衣が好きだな…。
ども、お目汚しでした。
861名無しさん@秘密の花園:2007/09/16(日) 02:26:17 ID:7OMCtPFS
オイオイぃ〜w!
GJすぎるよ!!(^O^)/
アタシも愛麻衣好きだからとっても嬉しかったww!
本当にGJです!
862名無しさん@秘密の花園:2007/09/16(日) 02:55:51 ID:ny9Qb7fB
GJ!
愛麻衣久し振りで嬉しかった
863 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/17(月) 00:41:00 ID:rM1aj2Qe
キャラが全く掴みきれてないくせに萌えの赴くまま、奈々×ゆかりん投下。
某所のインタビューで、
奈々さんがゆかりん以外の共演者にはスキンシップしまくりなのに、
ゆかりんにだけは何か遠慮してるのはこういう理由だったらいいな妄想。

ところで、奈々×ゆかりんはなんて略すんだ?
864 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/17(月) 00:42:59 ID:rM1aj2Qe


彼女への想いを隠して声を出すこと。普通の笑顔を作ること。

それは、私の武器だった。
自分の気持ちを自覚してから、必死で身に付けた私の武器だった。

ゆかりさんに対して、どうしようもないほど大きくなってしまった自分の気持ちを隠すための、

武器、だった。





865 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/17(月) 00:44:27 ID:rM1aj2Qe

***


「奈々ちゃん」

スタジオの入り口の前でくるりとこちらを振り向いて、ゆかりさんが私の名を呼んだ。
その拍子に落ち着いた色の彼女の髪がふわりと揺れて。
名前を呼ばれただけで、年甲斐もなく胸がきゅうと締め付けられるのを自覚する。

「…はい」

そんな内面の変化をみせず声を出すことにこの3年間で大分慣れた。
にこりと“普通”の笑顔の作り方も上手くなったと思う。

「どうしました?」

上着を羽織ってスタジオのテーブルの上に置いてあった自分のバッグを肩に掛けながら問うと、
ゆかりさんが微笑んだ。



「うん、あのさ、一緒に帰らない?」






866 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/17(月) 00:45:33 ID:rM1aj2Qe

***


微かにタバコの匂いのするタクシーの窓から流れていく景色をぼんやりと眺めた。
こんな時間でも街の灯りは消えることはなく、昼間ほどじゃないにしても行き交う人の姿も見える。

スタジオでのゆかりさんの誘いを断る理由はどこにもなかった。

ゆかりさんは電車がいいと言い張っていたけれど、さすがにこの時間に彼女を電車で帰すわけにも行かず、ゆかりさんのマネージャーさんが鬼のような素早さで拾ったタクシーで帰ることになった。
ゆかりさんは少しだけ不満そうな表情を見せたけれど、それ以上何も言わず、迎えに来たタクシーに乗り込んだ。

信号が黄色から赤に変わり、タクシーが徐々にスピードを落として、揺るやかに停車する。

「こんなに遅く終わるのも久しぶりだね」

声のした方に顔を向けると、子供が一人座れるほどの距離を空けた先にゆかりさんの笑顔。
ただその笑顔を見ただけで小さく鼓動が跳ねた。
初恋したての中学生じゃないんだからと自分でも思うけれど、
どうにもならないって事はこの3年間で嫌と言うほど分かってる。
だから、せめて顔にだけは出さないように私はいつも通り“普通”の笑顔を返す。

「ですね。ちょっと疲れちゃいました」
「あ、あ、ゆかりもー。なんかね、腰がね、痛いんだけど」
「あは、腰って。マッサージでもしましょうか?」

自分の腰を摩りながら心底げんなりとした様子のゆかりさんの姿に思わず噴出して、
冗談交じりに提案してみる。
867 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/17(月) 00:46:34 ID:rM1aj2Qe

「おーらっき。じゃあ、お願ーい」

嬉しそうにそう言って、腰を差し出すように私に背を向けたゆかりさん。

がたん、と小さく車体が揺れて、タクシーが静かに走り出す。
それとは逆に、私はゆかりさんの背中を見つめたまま固まった。

そんな答えが返ってくるなんて思ってなくて。
ましてや、すぐにでもお願いって感じで、背を向けられるなんて予想外もいいところで。
あんなこと言うんじゃなかったと後悔しても、もう遅い。

ゆかりさん越しに見える窓をきらきら輝くネオンが通り過ぎてく。
彼女の背中に一房流れた髪が僅かに揺れて、私に背を向けたままゆかりさんが顔だけこっちへ。
一向に動かない私に彼女は不思議そうに首を傾げた。

「奈々ちゃん?」

多分ここで、しょうがないですね、ってマッサージするのが仕事仲間としての正しい有り方。
それは分かってる。分かってるんだけど。

これが、他の共演者なら、スタッフさんなら、私は、間違いなくそうしている。
だけど、目の前にいる人はそのどちらでもなくて。

ゆかり、さんで。
私は、触れるのを躊躇した。

868 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/17(月) 00:47:18 ID:rM1aj2Qe

大型トラックが私たちの乗るタクシーの横を耳障りな音を響かせながら追い抜いていく。

誰かに触れたり、スキンシップするのは嫌いじゃない。
だってそれは、相手に好意をダイレクトに伝えられるモノだから。
会話の最中に相手の肩を叩いたり、笑いながら手をとったり、そういう事は仲の良い人に対してなら割りと日常的に行ってる。
だから、逆に相手からのそういうスキンシップにも特に抵抗は感じないし、
2、3日前に「初めまして」と挨拶をした仕事仲間にも平気でとったりもする。


だけど、それは、
好意の“意味”によって大きく変わるんだ。


私のゆかりさんに対する好意は、他のそれとは全く意味合いが違うから。

ゆかりさんに触れるっていうことは、私にとって、すごくすごく勇気のいることで、重要なことで。
軽々しく、行えることじゃなくて。

「奈々ちゃん、どしたの?」

ゆかりさんの言葉に、眉尻が下がっていくのが自分でも分かった。

言い出した手前、このまま黙っているわけにもいかない。
けれど、ゆかりさんのお願いに応えるのも、私の心情的に色々と問題があるわけで。
869 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/17(月) 00:48:00 ID:rM1aj2Qe

「……あの、ここで、じゃ、ちゃんとマッサージできないですから。
 今度、スタジオで、……あ、ほら!大きいソファあるじゃないですか、そこでしますよ」

身振り手振りを交えながら何とかそこまで言った。
根本的な問題が解決したわけじゃないけれど、今はそれでいい。
だって、今は何よりもこの状況を回避するのが先決だから。

「ね?」と、同意を求めるように首を傾げると、ゆかりさんは不満気な表情を見せた。

「えー。今痛いんですけどー」
「……や、でもですね。この体勢だとちょっと…」

ゆかりさんは黙って何事かを思案するように視線を宙に這わせた後、くるりとこちらへ体を向けた。
改めて私へ向けられた彼女の顔には、さっきの不満気な表情は見えなかったから、
私はほっと胸を撫で下ろした。よかった。諦めてくれたみたい。

だけど、次の瞬間、新たな爆弾投下。



「じゃあ、うちおいでよ」



清々しいほど爽やかな笑顔で放たれたその言葉に、本日二度目のフリーズ。
自分で発した言葉によって、更に戦況が悪化した。
870 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/17(月) 00:48:51 ID:rM1aj2Qe

あのちょっと待ってくださいゆかりさん。そっちに持っていきますか。
ていうか、あの、マッサージさせるためだけに家に呼ぶんですか。さすがにそれは傍若無人すぎでは。
色々と脳裏を掠めていくけれど、そんなこと口には出せない。

冷静になれ、と混乱する頭を叱咤する。断る手段はたくさんあるはずだ。

「あの、でも、時間も時間だし…」
「えー」
「ほら、明日も朝から仕事でしょう、お互い」
「……そーだけどー」

ゆかりさんは不満そうに唇を尖らせる。
年上とは思えないその表情に、やっぱり行きます、と応えそうになるのを必死に堪えた。
私だって、こういう感情を抱いてる相手のお願いには、できるだけ応えてあげたいと思うし、
もっと仲良くなりたいとか、もっと相手のことを知りたいとか、どんな部屋に住んでるんだろうとか、
そういうの興味がないわけじゃないけれど、それとこれとは話が別だ。

「んー、そんじゃあ、うちに泊まればいいよ」
「とっ……!」

そのお誘いはすごくすごく嬉しいのだけれど。

ゆかりさんの言葉に、どんどん眉尻が下がっていく。
言葉を濁して、どう説得しようかと考えていたら、それまでじっと私を見てたゆかりさんが目を伏せた。
それから、そろりと視線を上げる。
その表情が何だかちょっと悲しそうに見えるのは気のせいだろうか。
871 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/17(月) 00:49:36 ID:rM1aj2Qe



「奈々ちゃんは、うち来るの嫌、なの?」



心底寂しそうに呟かれた言葉に、意識せず眉間に皺が寄る。
反射的に「違う!」と叫んでた。
突然の大声にゆかりさんが目を丸くしたのが見えて、少し気まずくなって俯く。

「……ちがい、ます」

嫌なわけじゃない。
ゆかりさんがそんな風に誘ってくれたことは理由はどうあれ素直に嬉しかった。

だけど、その誘いを受けてしまったら、全部無くなってしまいそうで。
この3年間必死に堪えてきたことが全部壊れてしまいそうで。

膝の上に置いていた手をぎゅうと握り締める。

初めて自分の気持ちを自覚した時、ゆかりさんに伝えたいとは思わなかった。
いい加減いい大人なんだし、そういうのを仕事場に持ち込むことは憚られた。
それによって仕事がやりにくくなるのも目に見えていたから。

この気持ちは、自分の中にしまっておこうと決めた。
872 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/17(月) 00:50:17 ID:rM1aj2Qe

多分、私はどこかで高を括ってたんだ。
この仕事が終われば彼女に会うこともなくなって、連絡をとることだってなくなる。
だんだん疎遠になって、そうすればこの気持ちもいつかはきっと消える。

そう、思ってた ――― 。


「奈々ちゃん?」


――― だけど、現実は。

3年の間に私の気持ちは、ただ、大きくなる一方で。
もっと、ずっと、ゆかりさんが好きになってた。

ゆかりさんとの今の関係を壊すことなんて、私にはできないから、
この気持ちを伝えることはこの先もきっとないけれど。

膝の上で握り締めた私の手に、白くて細い手が乗せられた。
突然の温もりにびくりと震える体。

その手が誰のものかなんて、考えなくても分かった。

「ゆ、かりさん」

不意打ちのように与えられる彼女の感触に私は3年経った今でも慣れることができない。
会話の最中とか、一緒にご飯食べてる時とか、たまたまエレベーターの中で会った時とか、
彼女は何の前触れもなく私に触れる。今、みたいに。
そこでは、なんでもないように声を出すことも、普通の笑顔を作ることも、何の意味も持たない。
873 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/17(月) 00:51:36 ID:rM1aj2Qe

そろりと顔を上げると、微笑むゆかりさんと目が合った。

「何が、違うの?」

子供に言い聞かせるように、優しい声音でゆかりさんが私に問いかける。
するりと手を撫でられる感覚がして、ざわざわと心が揺れた。

ゆかりさんは。

ゆかりさんは、こんな風に不意打ちに与えられる温もりに、
私がどれだけ心を揺さぶられているか知らない。

「ゆかりさんの、家に、お邪魔するのが嫌なんじゃないん、です」

自分は今どんな顔をしてるんだろう。
考えて、すぐに投げ出す。だって、きっと、酷い顔をしてる。
夜の闇に紛れて、ゆかりさんに私の顔がはっきり見えていないことをただ願った。

「よ、夜、遅いから……」

手を撫でていた感触が離れて、代わりに、腕に別の温もりを感じた。
視線を向けると、ゆかりさんの人差し指が、私の腕をゆっくりと肩に向かって這っているのが見えて。
ぞくり、と背筋を何かが駆け抜ける。

視線を戻す。ゆかりさんは相変わらず優しく微笑んだままで。
その口がゆるりと動いた。
874 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/17(月) 00:52:34 ID:rM1aj2Qe

「奈々ちゃんさぁ、」

ゆかりさんの指が二の腕を通り過ぎて肩に辿り着く。

「嘘、つくの、下手だね」

紡ぎ出された言葉にはっとして、叫ぶ。

「嘘じゃな……!」
「違うよ」

言葉尻を奪うように発せられた彼女の声。
その意味が分からず、私はゆかりさんを見つめた。

「そっちじゃない」

肩に留まっていた彼女の指が再び動き始めた。
今度はするりと鎖骨を這って、降りていく。
それはちょうど左胸の心臓の上辺りで止まると、くるりと一つ、円を描いた。



「こっちの、話」



――― なにを、言ってるの。
ゆかりさんは、何の話を、してるの?
875 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/17(月) 00:53:33 ID:rM1aj2Qe

問いかけたって、答えなんか出てこない。
どくり、どくり、鼓動の音がやけに大きく聞こえた。
ゆかりさんにまで聞こえちゃうんじゃないか、なんて、場違いな心配が脳裏を掠める。

混乱して、ただ、ゆかりさんを見つめることしかできない私の目の前で、彼女は楽しげに目を細めた。
形の良い唇から漏れる、小さな笑い声。


「やっぱり奈々ちゃん、今日はうちにおいで?」


続いた言葉に、私は、ただ頷くしかなかった。





「教えてほしいことがあるから」





心臓の上の彼女の指が、またくるりと一回りした。






876名無しさん@秘密の花園:2007/09/17(月) 01:04:59 ID:S07r3mig
>>863
GJ!

略し方は普通にななゆかorゆかななでいんじゃないか?
877名無しさん@秘密の花園:2007/09/17(月) 01:17:22 ID:7n/8XehC
>>863
ちょwwwwwそこで終わるなよ!
お願いだから続き書いてくださいっ
878586:2007/09/17(月) 01:24:13 ID:P0ysVEJ/
今日、私は香菜ちゃんとフットサルの練習をした後で、サイぜリヤでご飯を食べた。
「ねぇ、裕香ちゃん、能登さんってひどいんだよwwww」
香菜ちゃんは今日はご機嫌斜めだ。
「あのね、『ぽてまよ』の収録が終わったから、綾子さんと一緒にご飯を食べに行きたかったのに、それを能登さんが『隣のスタジオでアフレコしていた』とか言っちゃって、綾子さんを連れて行っちゃったんだよ!」
香菜ちゃんはパスタのソースを口の周りに付けながら憤慨している。
私はサンドウィッチを食べながら、香菜ちゃんの話の聞き役に回っていた。いや、性格には話に割って入りづらかったというのが本当のところかも知れないけれど。
「しょうがないよ。あの二人は本当に仲良しなんだもん……」
「違うよ、綾子さんはみんなの天使なの! それなのに、能登と来たら、癒し系だかイヤラシ系だが知らないけど、綾子さんを誑かして……そんなことが許されると思っているの!」
「香菜ちゃん……先輩を呼び捨てにするのは……」
「裕香ちゃんは、こんなことを許していいと思っているの? 私だって、もっと前から綾子さんと知り合っていたら、もっと色々な事が出来た筈なのに!」
「あ、あの……私……」
「私だって、綾子さんともっと早く知り合いで、もっと早く大沢事務所に入っていれば、絶対に2人だけで温泉に行ったり、綾子さんのラザニアだって食べたり出来たのに……」
(香菜ちゃん……わ、わたしだって……)
「こうなったら、綾子さんのおうちにアタックしてみようかと思うんだけど、裕香ちゃんも付き合ってくれないかな?」
私はちょっとキレて、サンドウィッチを口に銜えたまま立ち上がった。
「香菜ちゃん、私だって香菜ちゃんと一緒に温泉に行ったり、香菜ちゃんの作ったラザニア食べてみたいんですけど!!」
(い、言っちゃった……)
私は思わず顔を赤くする。
一方、香菜ちゃんは暫く呆然していたが、すぐに我に帰ったみたいで……。
「あの……裕香ちゃん。いくら、ここのメニューにラザニアが無いからって、私作れないよ……」
ドスッ!
私はその場にひっくり返った。
879名無しさん@秘密の花園:2007/09/17(月) 01:25:13 ID:P0ysVEJ/
最近、井口裕香が同じ事務所・学年の花澤香菜をフットサルチームに入れたと聞いて思い浮かべた即興ネタです。
880名無しさん@秘密の花園:2007/09/17(月) 08:29:38 ID:L9Dl42YN
>>863
GJ!!
奈々ちゃん切ないな〜
ゆかりんはやく奈々ちゃんを楽にしてやってください
881名無しさん@秘密の花園:2007/09/17(月) 11:56:58 ID:NOIfnJSY
>>863
GJGJ!
リリなのスキーとしては、ニヤニヤせざるをえない!
出来れば続きも期待してます。
882名無しさん@秘密の花園:2007/09/17(月) 13:38:27 ID:zP/QJ4Za
>>863
ななゆかりキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
やべぇやべぇ!本気で保存しまくった!!!!
そこで止めないでええええ続きを続きをおおおお!!!!
883名無しさん@秘密の花園:2007/09/17(月) 13:39:14 ID:zP/QJ4Za
連投すまん

>>863
某所のインタビューkwsk!!
884名無しさん@秘密の花園:2007/09/17(月) 13:42:28 ID:T7WywgFU
>>863
GJ
俺も某所のインタビュー気になるw
885名無しさん@秘密の花園:2007/09/17(月) 13:52:02 ID:x7+GxeW9
>>863
GJ!この後きっと良いことになったに
違いないw
>>878
ぽてまよラジオでも辻さんとあやちーの
取り合いしてたもんなぁw
886 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/17(月) 13:57:20 ID:rM1aj2Qe
リリなのエースDVD特典>某所インタビュー
清水さんとの対談では奈々ちゃん結構スキンシップしてるのに
対ゆかりん時は触れそうで触れないあのじりじり感を目指して書いてたんだぜ
887名無しさん@秘密の花園:2007/09/17(月) 14:12:28 ID:zP/QJ4Za
>>886
おお、dd!!もっかい見直してみるかな
俺は逆にA'sインタビューでの3人対談の時(ななゆかり&ぱよとか)には
「この2人くっつきすぎだろwwwぱよとの距離なにこれww」と思ったクチなんだぜw
たしかにスキンシップは少なかった気がするな、肩に寸止めとか
888名無しさん@秘密の花園:2007/09/17(月) 22:57:03 ID:/1S8E7lO
>>886
なんというところで寸止め
これは、ROUND2 FIGHT!
じゃなくて、ROUND2 WRITE!ですね。
889名無しさん@秘密の花園:2007/09/17(月) 23:05:26 ID:/1S8E7lO
>>878

>能登と来たら、癒し系だかイヤラシ系だが知らないけど、
>綾子さんを誑かして

この辺りの台詞を川澄さんの前で言えば、きっと二人っきりになれると思うんだ
その後どうなるかはわからないけど
890名無しさん@秘密の花園:2007/09/18(火) 00:39:03 ID:X2/i00rS
>>878
むしろメインテーマは1つに夢中になると後はおざなり的なまよらじの花澤。
いい空気の井口乙。
891名無しさん@秘密の花園:2007/09/18(火) 01:45:00 ID:gpwSoKlJ
>>863
GJ!おまいさんの文章好きだ!久々に引き込まれたわww
892名無しさん@秘密の花園:2007/09/18(火) 14:05:20 ID:Z4+DhnY0
脳内5歳児設定…

なな「ねー、ゆかりちゃんおそとであそぼうよー」
ゆかり「やだよぉー!ゆかりこのご本よむんだもん!」
なな「あとでいいじゃん!おそとであそんだほうがたのしいよぉ!」
ゆかり「だっておそとあついもん!」
なな「もー!ゆかりちゃんはすぐそうやっていうからきらい!」
ゆかり「に゛ゃ!うぅ…いいもん!ゆかりだってななちゃんきらい!」
なな「うぬぬぬぬ…」
ゆかり「ふぬぬぬ…」

ゆかり「じゃあ…」
なな「…?」
ゆかり「あとでこのご本いっしょによんでくれる?」
なな「うんっ!」

昼間から何かいてんだ俺羞恥プレイされてくる
893名無しさん@秘密の花園:2007/09/18(火) 17:47:53 ID:e+xtjjoM
奈々さんとゆかりんの距離が近すぎて妄想を友人に話したら、「お前百合好きッていってもそれ重症だろ」とか言われたんだぜ。


俺おかしくないよな?
894名無しさん@秘密の花園:2007/09/18(火) 20:09:38 ID:86xYXoPZ
ここに居る人間としては至って普通

定期的にスレを覗き新規SSを楽しみにするようになるのが初期症状。
自分でSSをためしに投下してみるのは重症です

数作書くようになると末期です
責任をもって住人を喜ばせてくださいw

895名無しさん@秘密の花園:2007/09/18(火) 21:01:41 ID:iwE9Fw/N
>>893
全然おかしくないよ
896名無しさん@秘密の花園:2007/09/18(火) 21:07:53 ID:+X5NXpzU
>>894
数作どころか数十作書いてブログまで立ち上げちゃったんですが。
廃人ですか?わかりません><
897名無しさん@秘密の花園:2007/09/18(火) 22:00:29 ID:CVQkYBu/
きみきみ×かをるんが読みたいです、同棲解消してたのがショックすぎるorz
898586=878:2007/09/19(水) 01:01:09 ID:udvvP83A
>>878のタイトルは「ラザニア」でいいと思いますよ。

保存庫の中の方へ。
899名無しさん@秘密の花園:2007/09/19(水) 02:08:16 ID:pgMFJ3eT
>>894
ナカーマ(・∀・)人(・∀・)

自分もブログをw
最近更新止まってるけど
900名無しさん@秘密の花園:2007/09/19(水) 02:09:29 ID:pgMFJ3eT
>>896だた
901 ◆rV/vFX9wbg :2007/09/19(水) 21:14:50 ID:WnLLFVY7
いよいよ明日は運命の日ですね。
明日の写真集にますみん撮影のオフショットが載るときいたので、相変わらずな小ネタですが投下。
902 ◆rV/vFX9wbg :2007/09/19(水) 21:15:28 ID:WnLLFVY7
「ま〜すみぃ〜〜」
「なに?暑苦しいんですけど」

「なんかさぁー、アタシらのツーショット、少ないと思わない?…そりゃ確かに真澄の写真はウマいけどさぁ、真澄が撮ってたらアタシと一緒に写れないじゃん」
「…あのねぇ、あたしたちは5人で売ってるんでしょ。智秋ちゃんとのセット売りじゃないんだから」
「そんなこと言って、リーダーには抱きついたりするじゃんYO〜」
「だーかーらー、ほっちゃんにはやまなこ時代から、そういうファンがついてんの。大体さあ、あたしと智秋ちゃんじゃキャラが正反対すぎて百合萌えできないんじゃない?別に表に出るところでベタベタする必要は…あ」

「……。」

「ふふーん、ま・す・み♪」
「わ、ちょっと、やめて!今のは失言だった、自分で気づいたから!」
「スタッフさーん、これ、オフショットには載せないでくださーい。カワイイ真澄のオネガイなんで♪」
「ぎゃーっ、やだ、離れろ!
てゆーかおいっ!そこで見ている豆!エサ袋!2.5次元!意味ありげにニヤニヤするなー!」

「…あ、怒られちゃった」
「浅野さんに怒られちゃった」
「じゃあニヤニヤするのやめて、退散しよっか?」
「「はーい♪」」

「え、ちょっと!おいっ!」
「真澄ーvvお待ちかねのふたりっきりだYO〜♪」

「待ってなーい!!!」
903名無しさん@秘密の花園:2007/09/20(木) 01:19:25 ID:OsyIaXmX
>>901
乙です。いよいよ今日ですな。
想像しただけでちょっと泣きそうだったんで和みましたw
904名無しさん@秘密の花園:2007/09/20(木) 01:37:34 ID:DenswHwT
>>901
まだ投下途中かと思ってしまったw GJです!
いよいよ今日ですね
905名無しさん@秘密の花園:2007/09/20(木) 07:22:06 ID:bhzqurtF
>>901
GJ!!!!!
あなたのおかげで和めました!
906名無しさん@秘密の花園:2007/09/20(木) 12:26:58 ID:9B8UAsDO
このスレも今週末はAice5祭かな?
907名無しさん@秘密の花園:2007/09/20(木) 22:25:26 ID:TJy/AcTT



―手、つなごっか。


初めてそう言われた日のことはよく覚えてる。

空はちょっと曇ってて、少しだけ肌寒かったこととか、
微かに染めた頬を隠すようにそっぽ向いて、あなたが控え目に出した手に触れた
こと、とか。

そういうどうでも良くって、何よりも大切な記憶があれば、

それさえ、あれば。

908名無しさん@秘密の花園:2007/09/20(木) 22:26:01 ID:TJy/AcTT
「別れ、ようか」

その言葉はどこか予想がついていた。
だから、何も言わなかった。

「あたし達…これ以上一緒にいても…しょうがない、よね」

野中さんが自嘲めいた微笑を浮かべながら言うのを、人事のようにぼんやりと見
つめる。

そう、どこか予想はついていた。

「ゆうちゃん」

野中さんが私の名前を呼ぶ。
それはとても久しぶりな気がしたけど、でも私は、何も言わない。

「今まで、
…ありがとう。」

何も言わない私に向かって呟く。

「あたし…
……ゆうちゃんのこと、大好きだった………」

知っています。
あなたがどれ程私を好きだったか。
自惚れなんかじゃなく、…あなたは。

909名無しさん@秘密の花園:2007/09/20(木) 22:27:44 ID:TJy/AcTT
「ゴメンね」

何を謝るのだろう。
共に過ごした3年間に対してですか?

…別れ話というのはこんなに静かなものなのかな、なんて思って、自分が一言分
も口を開いていないからだと気付いて、その滑稽さが少し笑えた。

昔のあなたなら、こんな私を『しょうがないなぁ』って優しくばかにしてくれる
のでしょうね。

『昔なら』。

そのあまりにも寂しい響きは、冷えきって何も感じなくなった私の心にも突き刺
さる。

たかだか数年一緒にいた位で、何を思い上がっていたんだろう。

自分はこんなにもちっぽけな無力な存在だって、もっと早く気付けたら良かった

そうしたら、あなたを傷付けることもなかったかもしれない。

あなたの体温や匂いを覚えてしまう前に、出会いを否定できていれば良かった。
そうしたら、枯れる程泣くこともなかったかもしれない。

でも、それすらも…じきに終わる。
思いと想い等、そんな程度のもの。


910名無しさん@秘密の花園:2007/09/20(木) 22:29:15 ID:TJy/AcTT
「私、も…」

絞り出すような声で言ってみる。
その微かに震えた声は、皮肉にもまだ自分にも凍っていない部分があることを教
えていた。

「私も…
大好き…だった…」

「…うん。」

「だいすき…っ、でした…」

―多分、今でも。
きっと。
ずっと。

だから、さよならしようと言うのでしょう?
一緒に笑い合った年月に涙を重ねながら。

911名無しさん@秘密の花園:2007/09/20(木) 22:30:19 ID:TJy/AcTT
「ばいばい、『ゆーちゃん』。」

思い出すことのないように、刻んでおこう。
あなたがもう2度と発することはないだろう私の名、その少し舌っ足らずな呼び
方を。

瞳を閉じればあなたが甦れるように、逢えるように。

「……さよなら、『のなかさん』。」



どうでも良くって、何よりも大切な記憶があれば、

―それさえ、あれば。



おわり
912名無しさん@秘密の花園:2007/09/20(木) 22:31:24 ID:TJy/AcTT


*****


「ねぇ餌袋、何この出来の悪いお涙頂戴系三文小説」

「えー?あんた達2人のノロケ話飽きたから書いてみたんよ」

「『みたんよ』じゃないよ
ゆーちゃんバカだからこれ読んでわんわん泣いてたっつうの」

「ゆうちゃん視点なのになんで泣くんだろうね…」

「あたしもそこは本当にわからな…
って!!
泣き出すからよしよしってして泣きやませるの大っ変だったんだからね?!」

「(´ν`)」

「おぉ!?何そのムカつく顔文字!!」

「あんた達2人がバカップルすぎて腹立たしいので書いてみました」

「本音怖!!」


今度こそおわり
913名無しさん@秘密の花園:2007/09/20(木) 22:33:18 ID:TJy/AcTT
AIo1qlmVDIです。
Aice5祭が始まる前にコッソリ投下。
たまにはこんなのもいいかな、と。

お粗末様でした。
914名無しさん@秘密の花園:2007/09/20(木) 23:49:49 ID:hD6jtZS1
>>913
GJ!!!!
最初みたとき(えっ…?別れ話!?)って思ったけど

最後みてワロタwww
やっぱりラブラブだったかw

よかったらその泣きやますシーンのとこを書いてほしい!
915名無しさん@秘密の花園:2007/09/21(金) 01:35:16 ID:/ZqhWE2M
>>913
GJです!!!!
泣きそうになってしまったw
916名無しさん@秘密の花園:2007/09/21(金) 19:16:20 ID:0mjtGh73
>>913
GJ!
顔文字ワロタww
917名無しさん@秘密の花園:2007/09/21(金) 19:27:59 ID:lpru0gWx
>>913
マジでビビッた
918名無しさん@秘密の花園:2007/09/21(金) 23:41:39 ID:jzpTbpBt
>と、先週エルカザド通信の公録にいってきた訳ですが
>エリナディorナディエリ好きな人は来週の放送聞くべきです…
>ポエムコーナーで伊藤さんが思いっきりナディ声で「愛してる」とか「絶対に守る」的ポエムを。
>直前の宮野へのポエムとの温度差がすごかった(笑)
>清水さんが腰砕けで撃沈。返事は席を立って、伊藤さんに後ろから抱きついて
>「もう離さないから…」と耳元で囁いておりました。
>伊藤さん曰く、その後どさくさにまぎれて清水さんは伊藤さんにほっぺちゅーしたそうな。
>…なんていうか間に挟まれて「後は若い二人に任せて…」と身を引いていた宮野が
>ちょっと哀れでした(笑)
919名無しさん@秘密の花園:2007/09/22(土) 00:21:09 ID:koxFBI4u
某ドラマCDにて
好きな言葉は?との質問に
伊藤静「しけこむ」

最近気付いたそうですwwwww
920名無しさん@秘密の花園:2007/09/22(土) 08:19:32 ID:veWV9tBw
>>919
それ聞いたww
どーしたんだよ伊藤さんw
921 ◆rV/vFX9wbg :2007/09/23(日) 03:04:09 ID:IacF1Rpf
会話文小ネタは脱したんですが、相変わらずひねりの無いオチです。
ますみん妙にヲトメ仕様。
922あたしたちの現実 ◆rV/vFX9wbg :2007/09/23(日) 03:06:02 ID:IacF1Rpf
「あれぇ、真澄?なに見てんのー?…もしかして、新しい童話とか?」
言いながら肩に重みがかかる。いつものこと。

「んー、ファンの妄想読んでるだけ。ていうかジャマだよ智秋ちゃん。暑苦しい」
あたしはパソコンの画面を見たまま、そっけなく返す。これもいつものこと。

「妄想ぅ?どれどれ……おー!スゴいじゃーん、萌え萌えじゃん?アタシたち」
「ポジティブだなー智秋ちゃんは…ていうかなに、その目」
後ろから抱きついたまま、あたしを一生懸命のぞきこもうとするから、ちょっとだけ顔を向ける。
そしたら明らかに何かを期待してる、チワワのような眼差し。

「ふふーん、ねえねえ。ま・す・み・さん♪やらないのー?」
「は?なにを」
「ほらぁ…リーダーとはやったって言うじゃん?アフレコごっこ。アタシらもやろうYO〜」

うっと詰まって身を引くあたしと、同じくらいぐいっと近付く智秋ちゃん。
近すぎる。
慣れてないワケじゃないのに、思わず目をそらしてしまう。

「あー、あれは…まあ、あれはさぁ、ラジオのネタにっていうのもあったし…、ヤバいセリフを恥ずかしそうに言うほっちゃんが可愛かったからねぇ…。
智秋ちゃんだと気合い入れてエロくしそうでさ、それだとかえってひくっていうか」
「えー?なんだよそれ」

あたしの言葉に不満そうに尖る唇。
でもどうしても、こればっかりはイヤだ。
今さら純情乙女かよって自分でも思うけど…やっぱ嫌だ。

923あたしたちの現実 ◆rV/vFX9wbg :2007/09/23(日) 03:11:49 ID:IacF1Rpf
あたしたちは、作り物のカップルなんかじゃない。

仕方なく、確信犯なセリフを口にした。
「こういうのは非現実だから楽しいんだよ。ほら…うちらでやったらリアルになっちゃうじゃん?」
「お?」
一瞬きょとんと目がまん丸くなる。それはすぐに細められて、妙にうれしそうなニヤニヤ笑いに変わった。
はぁ…。直視できなくて、あたしはまた目をそらしてしまった。

「真澄ぃ。ナイス発言だねー♪♪わかってる?わかって言ってる?」
「…………わかってる。」
まとわりつく腕がなんだか熱い。ちらっと見れば、満足そうな笑顔と目があった。
…まあ、どうせ今さらだし?たまには少しくらい、認めてやってもいい。
耳元で囁く智秋ちゃんの声を聴くのも、確かに嫌いじゃない。

「まーね、別に作り物をリスペクトしなくても、アタイはオリジナルでどんどん言ってくからいいよ。…ますみ、あいしてる。アイシテルマスミ!照れて不機嫌に見えてもカワイイ!愛してるよ真澄ーー♪」
「ぐわーっ、うるっさーいっ!!ウザいにも程がある!自重しろ!」
さすがに耐えられなくって騒ぎだしたあたしの横で、抱きついたままの智秋ちゃんがケロッと笑った。
「ふふん、そんなところも大好きだYO♪」

…なにそれ。なんか負けた気分。

悔しい。
クヤシイ。
赤くなってる自分もくやしい!

くっそー、もうなんにも言わない!
智秋ちゃんなんか、やっぱりキライ!!



…うう。
顔が、かなり熱い…。
924名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 06:33:21 ID:yo4/GP2S
リアルに二人の声が聞こえてくる感じで激しく巧みです。
やっぱりちあますはいいね〜
925名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 07:34:21 ID:orKPl518
>>921
何か和んだ!
GJ!!
926名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 11:21:40 ID:DVx9o1Ky
>>921
GJ
なんかニヤニヤしたw
927名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 11:36:22 ID:reoScbBG
>>921
GJ!アイスと智ますも俺の中では終わってない!
928名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 13:14:08 ID:9do+o/nf
>>921
超GJ!
俺の中でも智ますは終わってない
929名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 16:14:31 ID:tDlTai3I
>>921
GJ!
確かに智秋はアフレコごっこやったらノリノリだろうなw
むしろアドリブまで入れそうw
930名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 16:24:57 ID:JE9Xdqye
アドリブ入れてそうだなww
last Aice5のDVDのオーディオコメンタリーが楽しみだwww
931名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 21:20:23 ID:Nlt77s+S
あいすネタ以外も落としていいかしら><
今日は自重したほうがいいかな?
932名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 21:23:35 ID:3pAfX9r+
>>931
問題ないとおもうぞ。
さあ投下するんだ!
933名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 21:42:26 ID:Nlt77s+S
あーもう、余計なことしくさってからに…

脳裏にあの餌袋面を思い浮かべながら内心舌打ちする。

「ゆーちゃん?
違うよ?だいじょうぶだよ?」

「のなっ、がっ、ひゃ…」

うぁぁぁ〜ん、とまるで漫画みたいな泣き声に一瞬笑いそうになったのは置いと
いて、しがみついてきたゆーちゃんを抱き止める。

「のな、な、っが、」

「だいじょうぶなんだよ?
あんなの嘘だよ?」

「う、ぅ」

ぐずぐず泣き続けるゆーちゃんの髪を手で梳きながら何度も安心に繋がる単語を
並べる。
どの言葉なら受け取ってくれる?
そろそろあたしの貧困な語彙にも限界が出て来たかな…

「ね、泣かないで、ゆーちゃん。」
934名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 21:43:05 ID:Nlt77s+S
背中に回った腕が熱い。
普段じゃ絶対ならないようなきつい締めつけにほんのちょっぴりサプライズを感
じて、不謹慎にも笑みが零れる。

泣いてるの可愛い、なんて本心言ったら怒るかな。
ゆーちゃんはあたしに対してのみだけど、妙に漢前であろうとする部分があるか
ら、可愛いって言葉をあまり喜ばない。
試しに言ってみようか。
それで泣きやむならしめたもの。

そうでしょ?

「ゆーちゃん、かぁいい。」

ぎゅ、と抱きしめて耳元にちっちゃめボイスをお届けする。

「…う…?」

「可愛い。って言ったの。ゆーちゃんが。」

「のな……?」

「泣いてるゆーちゃん、いつもの3割増しで可愛いよ」

「ぅ、」

…あれ?
怒らない。

まずいな、これは想定外。
どうしよう、打つ手が本格的に品切れだ。
935名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 21:43:41 ID:Nlt77s+S
*****


事の発端はトラブルメーカーとしてその名を轟かす、餌袋朱未。

独り身なせいかあたし達が二人でいるとやたらと絡んでくる。
うざいから無視してたら急に大人しくなったのがつい最近のこと。
諦めたか、やれやれなんて思ってたら、あんにゃろとんでもない隠し玉で攻撃し
てきた。

それが、『アレ』だ。

ちら、とこのプチ騒ぎの元兇を見やる。

作者・カンだ☆朱未
タイトル・冬景色の憧憬

と、でかでかと表紙に書かれた薄ピンクのホチキス留め小冊子。
それは控え室に無造作に置かれていた。
ゆーちゃんが控え室に入る頃合を見計らったんだろうな、奴の事だから。

で、思惑通りゆーちゃんはそれを読んだ…と。

そして少し遅れて控え室入ってみたら鼻水垂らして号泣寸前のゆーちゃんと鉢合
わせした訳で御座います。

当たり前だけどあたしは訳がわかんないからきょとんとしてた。
でもゆーちゃんが怪しげなブツを手に持って泣いていたから自然それにあたしも
興味を移す。
パラパラとページを繰ると、短めの小説の様だった。

936名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 21:44:30 ID:Nlt77s+S
だ、が。

その文章たるや、どっかで見たことあるようなフレーズが連発された超3流小説
でして。
まあ、そこまでならさして驚きはしない。
でもその登場人物があたしとゆーちゃんで、尚且つ内容があたし達の別れ話もの
と来たら話は別だ。

そんなこんなで泣いていたのか、と理解したころにはゆーちゃんはボダボダ大粒
の涙を零していた、と。

大慌てでなだめ始めると、ゆーちゃんはあ"ぅあ"ぅ言ってしがみついてきて、や
だやだやだやだ、とあたしのおなか辺りに額を押しつけながら本格的に泣きだし
た。

ずっとあれはフィクション、捏造、嘘八百だと言っているのに取り乱したヘタレ
王子は聞き入れてくださらないこの現状。

あぁ全く、余計なことしくさってからに…

「う、ぅ、の"な"…ッがじゃ…」

くしゃくしゃの泣き顔で、聞き取り難い声。

…あぁ、これは相当キてる。

こうなったゆーちゃんはなかなか正常には戻らない。
以前にも、あたしがゆーちゃんを嫌ってると勘違いした時の狂乱ぶりと来たら凄
まじかった。
わめくわ泣くわ走るわこけるわ破くわエトセトラエトセトラ。

937名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 21:47:34 ID:Nlt77s+S
あの時はどうしたんだっけ。

しばし思考を止めて記憶を取り出す。

…あぁ、そうだ。
逃げるゆーちゃんを捕まえる為に策を弄し罠を張りありとあらゆる手段を用いて
あたしんちに追い詰めて、ぎゅってして…

『違う』って。
『そんなはずない』って、ただひたすら繰り返した。
ゆーちゃんは思考が猪タイプだからどこかに激突するまで止まれない。

混乱してたゆーちゃんの思考に思い切りぶつかって、止めさせた。

なんか、懐かしい。

って、懐かしんでる場合じゃなかった。
早く猪思考を止めないと二の舞になるのは目に見えてる。


938名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 21:50:15 ID:Nlt77s+S
そして。
ゆーちゃんを諭すこと数分。

「…落ち着けゆーちゃん。」

「あぅ"…」

「あれ何の根拠もないでしょ?あたしここにいるでしょ?
違う?」

鼻水を引っ込める音。
あーもう、子供だなー。

「………ちが、く、ない。です。」

「…よし。」

…やれやれ。
一段落、付いただろうか。
髪を撫でて、届くかはわからないけど「だいじょうぶだから」って気持ち込めて
、ぎゅっとする。

あたしはずっとゆーちゃんと居るよ。
あんなへったくそな文章みたいになんかなんない。
なるわけない。

だってその証拠に、あたしはゆーちゃんがスキだよ。
だいすき。

だいっ、すき。

939名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 21:51:10 ID:Nlt77s+S
思ってることを全部ストレートに伝えられたらいいのに、と思った。
想いが心を透けて目に見えたなら、きっとゆーちゃんはこんな下らない物に惑わ
されたりしないから。

「落ち着いたかな?」

「…ぅ。」

「そ。」

ゆーちゃん、耳が赤い。
ホント、子供。

「だいじょうぶだから」

「う。」

「あたしの気持ち知らないの?」

「知って、まぅ。」

「じゃあそれだけ信じてて?ずっと。」

ぼろ、とまた大粒の滴。
940名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 21:51:44 ID:Nlt77s+S
「わ、なんだー、ゆーちゃん」

「ごめ、ごめなさぃ…」

「ん。
次からこんなので泣いたらおこるからね。」

「ぅ。」

「…良し。」

わしゃわしゃともっかい頭を撫でて、笑って見せた。

「の、なかさん」

「なーに」

「あの、」

「うん。」

そろりと立ち上がって、細い腕を伸ばされた。

「を"、ゆーちゃん」

「信じてます。
…信じて、ます。
だいすきです。」

「知ってる。よ。」

声が近くて、どぎまぎする。
941名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 21:52:57 ID:Nlt77s+S
「だいすき、だから、わるいふうに…考えちゃうこと、が、あります。」

「うん。」

「…わたし、あ、あんまり、自分に自信が…な、なない、から…
のな、かさんがわたしに呆れられてしまうかも、しれないって、たたたまに、思
ってて」

「…ばか」

ただでさえ同時にいろいろ考えられないくせに何アホなことを…

「それで、いつか…あの、冊子さんの様になって…しまうかもしれ、ない、って
…思って…」

「バカ、じゃないの」

「す、すいまひぇ…」

「…………ばーか…」

942名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 21:54:23 ID:Nlt77s+S
あぁ、……もう。



「ゆーちゃんは、あたしのことすき、だ?」

「は、はひ。」

「…うん。
あたしも。だよ。」

控え目にあたしの服の隅をつまんでたゆーちゃんの手をちょっと優しめに握る。

「だから、それでおしまい。」

「の…?」

「あたしはゆーちゃんがすき。
ゆーちゃんも、……あたしを、すき。
それで完成。おしまい。
…だから、終わらない。


宜しい?」

「う、ぁう。」

「うん。」

そろりと、指があたしの手を掴み返してきたのがわかった。
それは普段と比べるとほんとに弱い力だったけど。
943名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 21:55:23 ID:Nlt77s+S
「遠慮とか、心配とか、しないで」

こん、と額を胸元に預ける。

「あたし、は、ゆーちゃんが御希望…なら、ちゅーとか、する…
…………………
…………したい、し、
て、も、つないで…たい。…よ?」

世話が焼ける。
手間がかかる。

何言わせるの、このバカわんこは。

あーもう、あんな下らない創作物に一々反応すんな、ゆーちゃんは猪突猛進バカ
なんだからあたしだけを見てればいいよ。

目の前のあたしを、見てればいいんだよ。


944名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 21:55:56 ID:Nlt77s+S
凄まじくハズカシイ台詞を放った後だから、たった数秒の沈黙がひどく長く感じ
た。

「あ、ぃ、……さん。」

「…なに。」

「藍、さん。」

「うん。」

「藍さん」

「…うん」

「よ…呼んだ…だけです」

「アナタ小学生デスカ」

「あ、や…、の、のなかさんが…あの、がんばって言ってくれた…気がした、の
で…
あの。」

「がんばって名前呼んでみたの?」

「は、はい、ぃ。」

ゆーちゃん、頭からシュンシュン湯気出てる。

945名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 21:56:31 ID:Nlt77s+S
「ゆーちゃん、初めてあたしのこと名前で呼んだね」

「ぅ"、」

「照れないでよ」

「て、照れます、よ。」

「もっかいゆって?」

「は、っ?」

「もっかい『藍』ってゆって?」

「え"、ぇ、あの、え、えと、」

「むー」

わざとらしいくらいに不機嫌なカオ作る。

「ぁ、…………あ、
あぃ、
さ。ん。」

「サラッとゆって!自然に!」

「う、ぅ?!」

あははは、…もー…
ほんっとに…
946名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 21:57:39 ID:Nlt77s+S
「ばか。だねー…」

心臓の音、聞こえる。

距離、温度、匂い。
ぜんぶ、ぜんぶ、あたしのもの。

そう確認するように抱き付く。
ゆーちゃんは言われた意味がわからないようで少し戸惑い気味。

「のな…かさん?」

呼び方が戻ってるけど訂正しないでおいてあげた。
これはこれで、ゆーちゃんらしいから。
どうしようもなくゆーちゃんっぽいから、許してあげるんだよ。
トクベツなんだから感謝して?

「ゆーちゃん」

「は、はいっ」

「さっきの、
あたしのこと名前で呼んだだけじゃ足りないよ」

「ふぃ?」

「あたしのがんばりに全然釣り合わないよ。」
947名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 21:58:11 ID:Nlt77s+S
「の、なかさ…?」

「だから、」

ぐいっ、と襟元引っ掴んで無理やり顔寄せさせて囁く。

「いっぱい、してくれたらチャラにする」

「?!

す…する、って、なななに、を、」

「さぁ?
自分で考えて?」

「あぅー?!」


948名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 21:59:24 ID:Nlt77s+S
とっけん【特権】
[意]特定の人・身分・階級・国家などに与えられる特別の権利。


あたしの特権は、ゆーちゃんをトコトン困らせられること。

あはは、ゆーちゃん何してくるかなぁ?

どんな意味に取ったかは後のお楽しみ。
困った顔もヘタレな物腰も凛々しいトコもぜんぶぜんぶ好きだから、例えなんに
もしてこれなくっても許してあげよう。
しどろもどろになりながら、言葉を曲解しすぎているらしいヘタレ王子を見なが
らそう思う。

藍さん。…かぁ。

どうしたって緩んじゃう頬を自主規制しながらも、あたしはさっきの呼び名の余
韻をかみ締めた。



おわり
949名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 22:03:17 ID:Nlt77s+S
レス数多すぎ&あいす祭の最中空気読めてなくてすまない><
スタドリでの藍ゆうっぷりがたまらなかったんだぜ、許しておくれ

AIo1qlmVDIでした、お粗末さまでした。

>>914
ネタ使わせていただいた、ありがとう
950 ◆7LU1F3Ymc6 :2007/09/23(日) 22:34:07 ID:pVmef1KK
>>949
GJ!!
ゆうちゃんの「呼んだだけです。」がかわいい。

便乗してAice5以外を・・・。
エルカザドの公録を聞いて、愛麻衣派なのに
愛しずに萌えてしまった・・・。
そんな感じで書いてみました。
951 ◆7LU1F3Ymc6 :2007/09/23(日) 22:36:47 ID:pVmef1KK
「愛ちゃん、さっきのポエムの返事ホントにドキドキしちゃった。」
公録が終わった後、静さんにそう言われた。

「いや、もう〜、あの告白に答えるにはあの位じゃないとダメかなと。」
自然と体が動いてしまっていた。
「お客さんにも、『おめでとう』とか言われたし。」
『お幸せに』とかも言われていた気がする。

「宮野君が、ちょっと可哀相だったけど。」
私達に対する静さんのテンションの違いに笑っちゃった。

「いいよ、あんなん気にしなくて、あたしたちがラブラブなら。」

あんなんて・・・。
「もう、ホント静さんて、私のこと喜ばすのが上手いんだよね。困っちゃうよ。」
私の頭の中で、ふと一人の顔が浮かんだ。私を喜ばすプロが・・・私の大好きな・・・。

「なんなら、もっと困らせようか?」
952二人共 ◆7LU1F3Ymc6 :2007/09/23(日) 22:38:15 ID:pVmef1KK
「え?」

ちゅっ

「さっきのお返しぃ。」
私がしたようにほっぺにチューされた。

「な、な、ず、ずるいよぉ。不意打ち・・・。」
めちゃめちゃドキドキしちゃってるよ。ヤバイよ私。

「先にしたのは愛ちゃんでしょ?責任とってもらわないとね。ずっと一緒に居てくれるんでしょ?」

「もう!そんなこと言う静さんには、えいっ。」
あー、また勝手に体が〜・・・。抱きついちゃった。もう、ごめんなさい。

実は、ずっとそこに居た宮野君にまた、
「・・・だからww、家でやってくんね?」

二人共はダメですか〜?


〜完〜
953 ◆7LU1F3Ymc6 :2007/09/23(日) 22:40:01 ID:pVmef1KK
以上です。
二人共・・・それもあり?けど、できればプロをw。
ちなみに、お分かりかもしれませんが、
プロ=麻衣ちゃんです。
ども、失礼しました〜。
954名無しさん@秘密の花園:2007/09/23(日) 23:04:41 ID:bWaUmTBx
>>949>>953二人ともGJ
ニヤニヤが止まらないぜww

今月中には1000いきそうだな
955名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 00:59:33 ID:8Er4uOx+
>>951-953
続きはaimaisizuの3P?
956名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 06:49:36 ID:93w1PH0H
やばい、とあるドラマCDで生天目と静のレズががが

狙ってるんかなこれ
957名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 09:03:53 ID:8jkxUuWd
kwsk!!!!!
958名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 13:00:51 ID:Cp7A3irV
くわしく
959名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 15:44:59 ID:93w1PH0H
ttp://www.comic-valkyrie.com/main/comics.htm
ここのレッする!アイドルって奴、正直ビックリだわ
960名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 16:24:45 ID:Ly4aeIKv
>>959
あ…買いたかったのに買う勇気がでなかったやつだ
961名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 16:27:26 ID:93w1PH0H
>>960
まあ限定版のドラマCDに二人が居るなんて分からないもんな
そういや二人のレズエロシーンなんて今まであったっけ?
962名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 16:43:34 ID:Ly4aeIKv
>>961
ドラマCDにキャスティングされてるの知ってたんだけどさ。すっげー後悔
百合姫のなばのとドラマCD付限定版は買ったのになぁ

なばいとのレズエロシーンか・・・
あえていうなら、巫女ラジの頭のショートドラマでたま〜にらしきセリフが(エロは妄想必須)
他にコレといって思い浮かばないな



963名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 16:50:02 ID:93w1PH0H
>>962
知ってて買わないなんてもったいないな
エロかったせいで二人の関係を勝手にエロ方向で妄想しちゃうようになったわ
964 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:16:14 ID:Cp7A3irV
なばいとが盛り上がってるみたいだが流れを考えずにゆかり×奈々投下

>>864-875の続き。
相変わらずキャラが掴めてないが、自分が楽しいからいいんだ
965 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:19:20 ID:Cp7A3irV



夢かと、思った。





***






「そこらへん適当に座っといて」

後ろから掛けられた声に小さく頷く。
遠ざかる足音を聞きながら被ってたキャップを外して、ぎゅ、と握り締めた。
辺りを見回せば、コンポにローテーブル、大きなテレビに何だか高そうなカウチ。
落ち着いた雰囲気の部屋の真ん中で、私は立ち尽くして、途方に暮れた。
966 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:20:21 ID:Cp7A3irV


結局、来てしまった。

タクシーでのやりとりがあった後、ゆかりさんはタクシーの運転手さんに行き先を自分の家へ変更して。
それから、それまでの雰囲気が嘘みたいに、彼女はスタッフさんにもらったお菓子の話とか、
最近知ったらしい芸能人の話をしてた。
いつも通り微笑んで、いつも通りの声で、それは、いつも通りの世間話だった。
でも、頭の中がぐちゃぐちゃになってた私が、それにきちんとした返事ができていたかどうかは自信はない。

キャップを持つ手を上げる。
ちょうど心臓の上辺り、ゆかりさんの指が円を描いた場所にそっと触れた。


――― 違うよ。


タクシーの中でのゆかりさんの言葉が耳から離れない。
目を閉じると、瞼の裏で、タクシーの中で見た笑顔のゆかりさんが私に視線を投げた。

くるり、と心臓の上を撫でられる感触。




――― こっちの、話。




瞼を押し上げる。
どくり、どくり、と心臓の音が頭の中に木霊した。
967 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:21:18 ID:Cp7A3irV

私も、もういい大人だ。
ゆかりさんの言葉が指す意味くらい、何となく分かる。

ううん。
何となく、じゃない。

これは、絶対に、気づかれてる。



私の、気持ち。



知らず溜め息が漏れた。
心臓の上に置いていた手を額にあてぐりぐりと掌で押して、ふと上げた視線の先に大型テレビ。
真っ暗な画面の中に私が反射して映ってた。
ああ。酷い顔。

ゆかりさん、いつから気づいてたんだろう。
私がこの気持ちを自覚してからゆうに2年は経ってる。
いつ気づかれたのかは分からないけれど、彼女には確信があったはずだ。
そして、あの口ぶりからして、それはきっと最近の事じゃない。
きっと、ずっと前から、ゆかりさんは ―――。

「………」

もう。本当に。
頭を抱えて、できることなら叫んでしまいたかった。
968 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:25:02 ID:Cp7A3irV

何だかもう、恥ずかしいとかダメすぎるとか、
そういうの全部通り越して、――― 馬鹿みたい。

それとも、気持ちに気づかれても、ゆかりさんが普通に接してくれていることを喜ぶべき?
いや、でも、変わらず接してくれるってことは、私の気持ちなんて気にするほどの事でもないって思われてるのかも。
気持ちを伝える気は全然なかったけれど、こう現実に突きつけられると、なんだか複雑だ。

それに、それを知った上で部屋に連れてくるっていうのはどういうことなんだろう。
やっぱり“私は全く気にしてないから、あなたも気にしないで”って事なのかな。
……ああ、素直に喜べないのが色々と嫌すぎる。

しかも「教えてほしいことがある」って。
多分、教えてほしいことっていうのは私の気持ちの事だと思うけど。
それを知ってゆかりさんはどうしたいの?

分かってるなら、今更聞かなくてもいい気がする。
気づかないふりをして、これまで通りでいた方が絶対にいいに決まってる。
掘り下げても良い事は何も無いのだから、お互いに。

は、と小さく息を吐いて手を下ろしたのと同時に、がちゃり、と後ろから扉が開く音が聞こえた。

「あれ、奈々ちゃん、なぁに突っ立てんの?」

続いた大好きな声に、私は複雑な気持ちを胸の中に押し込んで、ゆっくりと振り返った。
扉の前でマグカップが二つ乗ったお盆を持ったゆかりさんの不思議そうな視線とぶつかる。
あなたの事を考えてました、なんて言えるはずなくて、私は曖昧な笑みだけを返す。
969 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:27:25 ID:Cp7A3irV

「ほらほら、ソファ座って」

その言葉に従ってソファに腰を下ろすと、ゆかりさんは満足そうに微笑んで、
ソファの前のローテーブルの上にマグカップを置いた。
淡く立ち上がる湯気。コーヒーの香りが鼻腔をくすぐる。

「コーヒーで良かった?」
「あ、どうも」
「んー、お砂糖は自分でどーぞー」

砂糖の入ったビンをテーブルの真ん中に、とん、と置いてから、ゆかりさんは私の隣に腰を下ろした。

大人が3人は余裕で座れるソファの端と端に私とゆかりさん。
タクシーの中の方がよっぽど距離が近かったのに、その時よりも大きくなる鼓動を自覚する。
理由は分かってる。ゆかりさんの部屋でゆかりさんと二人きりというこの状況のせいだ。
私は、ゆかりさんがマグカップを取ろうと動くだけで、びくり、と、なりそうになるのを必死で堪えた。
気にしない、意識しない、と自分に言い聞かせる。

だけど。

気にしないって思う事は、気にしてる事と同じで。
私は不自然にならないよう細心の注意を払ってコーヒーに砂糖を入れて、マグカップを手に取った。
一口だけ飲む。いつもなら落ち着くはずのそれは、今日だけは何の味もしなかった。

どうしよう。どうしよう。
何か話さなきゃいけない。
そんな言葉がぐるぐると頭の中を回るだけで、肝心の話の内容は全く思いつかない。
人と話をするのは結構得意だと思ってたのに。こういう所で発揮できなくちゃ意味ないじゃないか。
970 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:30:51 ID:Cp7A3irV

「奈々ちゃん」

ぐるぐるしてた頭の中にゆかりさんの声がするりと入り込んできた。
そろりと彼女の方を向くと、苦笑を浮かべた顔と出会う。

「ひっどい顔、してるよ?」

ゆかりさんは茶化すようにそう言って、手にしてたマグカップをテーブルの上に置いた。

「取って食べたりしないから、そんなに怖がらないで」

小さな笑い声を聞きながら、私はどう応えればいいのか分からず口を噤むしかなかった。

――― ゆかりさんが分からない。

今までも、何から何までゆかりさんの全てを分かってたわけじゃないけれど。
それでも、ゆかりさんを前にしてこんなにも困惑したことはなかった。

その言葉を深読みしてもいい?
何故、私をここへ連れて来たの?
タクシーの中でのあの笑顔の意味は、何?

あなたは一体、何が知りたいの?

彼女の真意が、分からない。

そんな私の困惑を他所に、ゆかりさんは両手を挙げて背伸びを一つ。

「そんじゃあ、はじめますかぁ」
「え?」
971 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:32:02 ID:Cp7A3irV

はじめるって、一体、何を。
その意味を図りかねて、首を傾げる。

両手を下ろして、下から覗き込むようにこっちへ視線を投げたゆかりさんは、
悪戯を思いついた子供のように、にやり、と笑った。


「マッサージ。してくれるんでしょ?」


それが指す事を理解して、息を呑む。

「……やるんですか……?」

確かにタクシーの中で、マッサージしましょうか、と言ったのは私だけど。
この部屋に来たのだって最初の目的はそれだったけれど。

タクシーの中で言っていた“教えてほしいこと”はいいのだろうか。
ゆかりさんの言う教えてほしいことが私の想像と同じなら、もちろん尋ねられないに越したことはないけれど。
でも、この二人きりの部屋の中でマッサージするっていうのも、なんだか、ちょっと、その。

悶々と考えを巡らしていたら、ゆかりさんがぽつりと呟いた。

「んー?じゃあ、ベッド行く?」
「べっ…!な、なに言ってるんですか…!」
「えー、だって、広い方がいいでしょ?」

邪気の無い表情に、言葉が詰まる。
972 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:34:47 ID:Cp7A3irV

そんな彼女を見ていたら、不意に一つの憶測が私の中に芽生えた。

タクシーの中でのあの言葉に深い意味はないんじゃないだろうか。
ゆかりさんは、ただ本当に、マッサージしてほしかっただけなのかもしれない。

色々考えてぐちゃぐちゃになってるのは私だけで、ただ私が考えすぎてるだけかもしれない。

それなら。

ゆかりさんがそういうつもりなら、
――― 私が取るべき態度は一つ。

目の前の彼女に気づかれないように小さく息を吐いて、私は笑顔を作った。

――― 私が取るべき態度は、いつも通りでいること。


「ここで、いいです」


そう言って立ち上がると、ゆかりさんが嬉しそうに笑んで、ソファにうつ伏せに寝転がった。
彼女の腰がよく見える位置へ移動して床に膝をつく。
「ぐぐっとやっちゃって!」なんて、冗談めかして言うゆかりさんに苦笑を返して、
私は彼女の腰に手を伸ばした。

触れる直前で、一瞬、手を止めてから、私はそっとゆかりさんの腰に手を置いた。
掌に感じる温もりとその柔らかさに、意識とは関係ないところで心の中がかき回されるのを感じた。
やっぱり私は、この人の事がどうしようもなく好きなんだと、そんなことを再確認して、自嘲気味に笑う。
973 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:35:51 ID:Cp7A3irV

親指でぐっとゆかりさんの腰を押して、背骨に沿ってテンポ良く圧迫していく。

顔を見られなくて良かった。
だって今、私は、ゆかりさんの“仕事仲間”の顔をしている自信はないから。

「ぅおお、そこそこ!奈々ちゃん上手!」
「あは、ゆかりさん、おっさんみたい」

酔っ払いオヤジみたいな事を言うゆかりさんに、頬がゆるんだ。
さっきよりも力を入れて、ぐ、と親指で押す。
よかった。ゆかりさんのおかげで、幾分かは“仕事仲間”の顔が取り戻せた気がする。

「ああんっ、そこイイよぉっ」
「!!!」

耳に飛び込んできたピンクい声に、ゆかりさんの腰に体重を掛けすぎてしまった。
「痛い」と抗議の声が聞こえて慌てて体勢を立て直す。けど、今のは私悪くないと思うんだけど。

「……変な声、出さないでください」
「奈々ちゃんが出させてるんじゃーん」
「……や、言い方やらしいですから……」

頬が熱くなるのを感じながら言い返すと、ゆかりさんはくすくすと楽しげに笑った。
それにつられるように、私の頬も緩んでいく。
そのやり取りが、いつも通りの私たちの距離に保ててる気がして、少しだけ胸を撫で下ろした。
やっぱり、タクシーでの事は私の考えすぎだ。あの言葉に深い意味なんてない。
このまま、マッサージをして帰ろう。いつも通りに、何事も無く。
それで、また次に会う時に笑顔で話せればそれでいい。

それで、いい。
974 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:37:03 ID:Cp7A3irV

ぐ、ぐ、と順序良く圧迫していく。
時々他愛のない話をしながら、ゆっくりと、親指を背筋にそって移動させる。

ゆかりさんが息を吐くのが触れている所を通して伝わってきた。
彼女はクッションに埋めていた顔をちょこんとこちらへ向ける。



「奈々ちゃんてさ、ゆかりのこと、好きでしょ」



世間話をするような調子で発せられたその言葉の意味を、一瞬、把握できなかった。

だけど、徐々にその意味を理解して、手が止まる。
どくり、どくり、と大きく響く鼓動。

彼女のその言葉が指す意味が分からないほど私は子供じゃない。
もういい大人だ。

だから。

だから、私は、そこから動けなくなった。
仕事と責任と、変なプライドと、世間の常識。
恋の先にあるものよりも、目の前の柵に目が行って。

だから、伝えるのを止めた。この気持ちを胸の中に仕舞った。
もう昔のように、ただ好きな人に好きだと伝えられる無邪気な恋はできないから。
975 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:38:28 ID:Cp7A3irV

ゆかりさんの腰に乗った自分の手をじっと見つめる。
その手が小さく震えてることに今更気づいた。


「いつ、から、……」


掠れた声で問いかける。
顔は上げられなかった。だって、ゆかりさんの顔を見るのが怖かったから。

「んん、どうだろ。結構前から、かな」

――― ああ。そうか。

私の中の妙に冷静な部分が呟く。

やっぱり、気づかれてたんだ。

だけど、今までゆかりさんに私がそうだと気づくような態度の変化はなかった。
それは、つまり、そういうことで。彼女にとって私はそれくらいの存在だったってことで。

この気持ちを伝える気はなかった。
なかったけれど、どこか、何かが抜け落ちていくような喪失感が胸を包む。
同時に、ぎゅう、と押しつぶされてしまいそうな感覚に陥った。
苦しい、と理性で縛りきれなかった部分が叫ぶ。
ゆかりさんが好きだ、とココロが鳴いた。

ぎゅ、と手を握り締める。
976 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:39:09 ID:Cp7A3irV
「すみません……」

腰に置いていた手を、そっと戻す。

もっと上手にこの気持ちを管理していくつもりだったのに。
――― うまく、いかない。


「……何、謝ってんの」


さあ、何にだろう。

気持ちを隠してたこと?
この気持ちのままゆかりさんの部屋に上がってしまったこと?

ゆかりさんに、仕事仲間以上の感情を持ってしまった、こと?

もう、私には、分からなかった。

分かるのは、もうこの部屋にはいられないという事だけ。

「私、帰ります」
「……は?」

バッグを掴んで、ゆかりさんの声を無視して立ち上がる。

ごめんなさい。
ごめんなさい、ゆかりさん。

次に会う時には、きっと仕事仲間としての笑顔を見せるから。
今だけは、どうか、見逃して。
977 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:40:20 ID:Cp7A3irV

ゆかりさんの顔は見ずに、私は彼女に背を向けた。
歩き出そうとした瞬間、左腕に温もりを感じて、強く引っ張られる。

その感触に、体が固まった。


「奈々ちゃん」


左腕に触れているモノの正体なんて分かりきっていて、
触れられた場所からじわりじわりと全身に向かって広がる温もりに泣きたくなった。


「こっち、見て」


懇願しているようで、それは優しい命令だった。
そして、私は、その大好きな声に逆らう術なんて持っていない。

一度瞼を下ろして、押し上げて、ゆっくりと、振り返る。

いつの間にかソファに座っていたゆかりさんと絡んだ視線。
彼女があまりにも優しく笑ってたから、もう、何も言えなくなって。

「おいで」

すとん、とソファに逆戻り。

ここから少しでも早く逃げ出したいと思ってても、
どうしたって、本当の意味でゆかりさんを拒否することなんて私にはできない。
だから私は、彼女が満足してくれるのを待つしかないんだ。
978 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:41:21 ID:Cp7A3irV
手首を掴んでたゆかりさんの手がするりと下りて、私の手を握った。

「ねぇ、」

ゆかりさんの唇がゆるりと動く。
私は、ただ、それを眺めた。



「ゆかりのこと、好き?」



内緒話をするように小さく囁かれた、その言葉。
きゅ、と握り締められた手の感触。
楽しげに綻ぶ口元。

色々な感覚が彼女に浸食されて、もう何も分からなくなる。
でも、それは決して嫌なものじゃなくて。

小さく息を吐き出す。



「教えて?」



今更、そんな確認するまでもなく、ゆかりさんは、知ってる、くせに。

ああ。もう、どうして。
うまく管理していくつもりだったのに。
979 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:41:55 ID:Cp7A3irV

言わないと決めたのに。
このまま胸の中に仕舞って、仕事仲間として笑っていくと決めていたのに。

あなたのたった一言で、全部が、ひっくり返ってしまう。
私の中の、常識も、プライドも、責任も。全て。


「――― …き、です」


あなたが。
あなた、だけが。


――― 誰よりも。






「ゆかりさんが、好きです」







一緒に仕事して、仲良くなって。
それで、いつの間にか私の世界には、ゆかりさん以上に大切な物がなくなってた。
980 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:43:03 ID:Cp7A3irV

顔を見るだけで嬉しくて、声を聞いただけで胸が騒いで。
名前を呼ばれただけで、泣きたくなった。

気持ちを伝えなかったのだって、仕事がやりにくくなるっていうのも、
それはもちろん大きな理由ではあったけれど。

でも、本当は。

本当の本当は、今の関係を壊したくなかったから。
居心地の良いこの距離を、自分から壊してしまうようなこと、私にはできなくて。
ゆかりさんが無邪気な笑顔を向けてくれるこの距離を、私は、手放したくなかった。

だから、黙ってた。
だから、伝えなかった。

俯いて、床を見つめる。
濃い色のフローリングは艶やかで、照明の光できらきらしてた。

――― だから。

だから、ここは、越えちゃいけないラインだったのに。

「……ごめんなさい」

もう、後には、引けない。

「さっきから、謝ってばっかだね。奈々ちゃん」

きゅ、と握られる手の力が強くなって、穏やかなゆかりさんの声が響いた。
981 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:44:04 ID:Cp7A3irV
「こんなこと、言うつもりじゃ、なくて」

声が震える。
顔を上げられない。ゆかりさんの顔を見ることが、できない。

逃げ出したかった。
ここから、少しでも、早く。


「忘れて、ください」


するり、と繋がった手を撫でられる感覚。
すぐに、ぎゅう、と強く強く、握られて。

柔らかな温もりに、囚われる。



「い、や」



今にも笑い出しそうな楽しげな声音に、眉尻が下がる。

なんで、どうして。
ゆかりさんは、そんなことを言うの?

「忘れない」

繋がっていた彼女の手が、すい、と腕を這って行く。
触れるか触れないかのぎりぎりのラインで肩までやってきたそれは、そこを優しく撫でた。
982 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:44:56 ID:Cp7A3irV



「忘れてなんか、あげない」



大好きな声が紡いだその言葉に、眉間の奥がじんとする。
私は、その言葉の意味を図りかねた。逃げ出したい衝動だけが、ただ、強くなって。

肩を撫でていた彼女の手が、首を通り頬へ触れた。
くすり、と耳に届く小さな笑い声。


「なんで泣いてるの?」


ぱたりと零れた涙を止めることは、もう、無理だった。
鼻の奥がつんとして、後から後から溢れ出る熱いそれが膝の上に落ちていく。

頬を撫でた彼女の手が私の目元を、するり、と拭った。

「これじゃあ、ゆかりが虐めてるみたいじゃん」
「だ、って……」
「……あー、でも何か今、好きな子泣かせちゃう男の子の気持ちが分かった気がする」

苦笑気味に呟やかれた、それ。
目元を拭っていた指先の動きが止まる。
983 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:46:12 ID:Cp7A3irV

「奈々ちゃんはさぁ、しっかりしてるみたいで、なんかちょっと抜けてるよね」

目元にあるのとは逆の手が伸びてきて、頬を優しく包まれた。
そのまま顔を上げられる。
それはとても柔らかい動きだったけれど、どこか、拒否する事を許さない強引さを持っていた。

ぱたり、と涙が落ちて。

「だってさぁ、」

目の前には、困ったように笑うゆかりさんが、いた。



「ゆかりがどれだけ奈々ちゃんのコト好きか、知らないでしょ?」



彼女の赤い唇が紡ぎだした言葉に頭の中が真っ白になる。
その意味を理解することができない。

――― いま。

今、ゆかりさんは、何て、言った?

馬鹿みたいに大きく鼓動が跳ねる。
ぽろり、と睫の奥に留まっていた雫が零れた。

ねえ、今、ゆかりさんは ―――。

984 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:47:08 ID:Cp7A3irV


「な、に、それ」


やっとの思いで搾り出した声は、酷く掠れて弱々しかった。
目頭が熱くなって、また涙が溢れていくのを自覚する。
何かの拍子で零れてしまいそうなほどのそれのせいで、ゆかりさんの顔がゆらゆら揺れた。
頬を包んでる温もり。柔らかくそこを撫でる彼女の手。

「だーから、」

輪郭のぼやけたゆかりさんが苦笑したような気がした。



「奈々ちゃんのことが好きだっつってんの」



ゆかりさんの言葉が、するり、と心に染み込んで、じわりじわり、と私を侵す。
酷く甘くて、泣きたくなるほど切ない何かが、体中に広がっていく。


「なに、それぇ……」


伝えないと決めた気持ちだった。

ゆかりさんが好きだったから、何よりも大切だったから。
985 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:47:56 ID:Cp7A3irV

この関係を壊さずに、大事に仕舞っておいた。
いつか。いつかきっと、忘れることができるからって。

だけど現実は、忘れるどころか、出会った頃よりももっとずっとゆかりさんが好きになってて。
気持ちは大きくなる一方で。
だから、ゆかりさんと恋人になれたら、なんて思ったこともあった。

だけど。

叶わないと思ってた。
諦めていた恋だった。

そんな答えが返ってくるなんて、夢にだって思ってなくて。


「なん、ですかぁ、それ……」


ぎりぎりのラインで踏みとどまってた涙が、ぱたりと落ちて。
堰を切ったように、また後から後から溢れてく。

「だーかーらー、好きだって言ってるの」
「それ、は、もう聞きました、よぉ…」

苦笑を含んだ言葉に、嗚咽交じりの抗議をすると、ゆかりさんはちょこんと首を傾げた。
986 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:48:54 ID:Cp7A3irV

相変わらず涙で視界は不明瞭だったけれど、




「あー、つまり、お付き合いしませんか、ってこと」




そう言ったゆかりさんが照れくさそうに微笑んだことだけは分かった。

胸が熱くなって、切なく痛む。
だけど、それは同時に酷く甘い何かを孕んでて。

ゆかりさんに、この気持ちが伝わればいいのに、と思いながら私は笑った。



「……よろしく、おねがいします」



好きです。

あなたの事が何よりも。
諦めきれずに3年も片想いしてたくらいに。

泣き笑いをしながら頭を下げる姿はすごく滑稽だろうな。
そんなことを思ってたら、目の前のその人が、ぷ、と噴出して。
987 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:49:44 ID:Cp7A3irV

「ちょっと奈々ちゃーん」

笑いながら目元をちょっとだけ乱暴に拭われた。
つられて私もふへへと笑う。

少しだけ気恥ずかしくて、切なくて、だけど、甘くて嬉しい。
この歳になって、こんな気持ちになるなんて思ってもみなかったけれど、
ゆかりさんが相手なら、なんだか悪い気はしなかった。

「てかさー、ゆかり、付き合いませんかとか言ったの学生以来なんだけど」
「…ゆかりさん、告白したことあるんですか」
「まあ、この年まで生きてたらねぇ。色々ありますよ」
「……17歳じゃないんですか?」

「あ、そいうこと言うんだ」

うりうりとゆかりさんに目元を拭われるままにしながら、続く会話。
ゆかりさんの声音がそれまでとは変わったことに気づいて、私は少しだけ身構えた。

「よし、奈々ちゃん、お風呂に入ろうか」
「……は?」

唐突な言葉に対応しきれず、間抜けな声を上げると、
頬にあった彼女の手が、ぽん、と肩を叩いた。
988 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:51:36 ID:Cp7A3irV



「だって、今日は泊まっていくんでしょ?」



にやり、と悪戯が成功した子供のような笑顔を浮かべたゆかりさんは、
私が抗議の声を上げるよりも、一瞬早く口を開いて。



「ほら、明日早くから仕事でしょ、お互い」



どこかで聞いたことのあるフレーズを口にした。

眉尻が下がって、頬に熱が集まっていく。
人の悪い笑みを湛えた彼女の手に頬を一撫でされて、きゅ、胸が締め付けられるのを自覚する。
989 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:53:02 ID:Cp7A3irV



「奈々ちゃん?」



――― ああ、もう。


その声に逆らう術など、私は持ち合わせてはいないのだ。
ゆかりさんと出会った、その時から。



私は、口を噤んだまま、真っ赤な顔をこくりと上下させた。



990 ◆uBR/FPYc6Y :2007/09/24(月) 23:55:31 ID:Cp7A3irV
990げっつ
長々と失礼しました。
新スレ立ててきた方がいい?
991名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 23:57:26 ID:8V3nwQyF
>>◆uBR/FPYc6Y様
リアルタイムで読んでました。
とにかく楽しかったです!
ありがとうございます!
992名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 23:57:29 ID:QJGnkxqJ
蝶・GJ!!
ゆかり×奈々最高。
新スレおながい
993名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 23:59:23 ID:yzBHzm+N
ムッハー ってこういう時に使う言葉だったんだな。実感を伴って理解した。
ていうか、リアルに心臓がバクバクいってるwwww

蝶GJ!!!
994名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 00:00:06 ID:y582P0Ek
>>990
恥ずかしながら少し泣いてしまった。
何か真に迫る物があったよ。
素晴らしい作品をありがとう。
995名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 00:05:51 ID:yzBHzm+N
ゆかりん×奈々さん←美里
という関係を幻視したww
996名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 00:10:13 ID:OuSZMZ3f
>>990
GJ!!
もうね最高ですよ。これが読みたかったんだよ〜。
ほんとありがとう。
997990:2007/09/25(火) 00:45:27 ID:tVdqfe+K
998名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 00:58:30 ID:peW7oBdI
続きキテタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!
ありがとうどうもありがとう!!!!!
俺も少し泣いてしまった。
またよかったら書いてください
ななゆかり最高ーーーー
999名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 02:21:40 ID:2czW4j7w
1000名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 02:25:58 ID:Z0BWFl19
1000なら次スレも幸せな百合声優カプSSの嵐
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。