女子アナで百合萌え

アヤミナとか
妄想SS歓迎


姉妹スレ
レズプレイを見てみたい女子アナの組み合わせ 3
http://ex21.2ch.net/test/read.cgi/ana/1200314054/

萩野志保子好き

テレ朝の大木ちゃん前田ちゃん
かわいいｗｗ

百合系ぽいアナっている？

斉藤舞子はアイドル好き

やっぱ堂ちゃん(´Д｀)

やっぱテロ朝コンビかな
あとパンとみなぽんw

「斎藤（舞･ch８）さん」で百合！

百合プレイ実況生中継

小林姉妹

杉崎美香

彩 を背後から抱きしめる 美奈子。
両耳を交互にキスしながら 彩 の香りを目一杯吸い込み、ニの腕の柔肌を堪能する。
逃れようとする 動きを制し、美奈子の手が胸の膨らみをやわやわと揉みしだきだすと
彩 は微かな喘ぎ声を漏らし始め・・・

愛エプで大木アナの料理が不味いと言われているのを見て
大木の料理は美味いのにと泣いた前田アナ

西尾由佳理×滝川クリステル

ショーパンの手を引っ張って砂漠を越えた
大島由香里アナの男前さに

ニュースは女子アナだけでよい

同意

百合ニュース

百合ニュース

臨時百合ニュース

スイカップ・古瀬絵理アナは若い女子アナを狙ってそうだ

テレ東新人の相内優香と秋元玲奈はどうよ？

滝川クリさんと似合うのって誰かな…

くりさんといえば
森本さやかでしょう〜

高島彩と中野美奈子

>>25
「こうしてふたりは晴れて結婚することになりました」って言ってたね

kwsk

大江麻理子と水原恵理

>>28 なんだ
　大江さまは、相手が決まってるのか？！

大江は今ワシのチンポしゃぶってアンアン言っておるぞ
何か伝えることあるか？

>>27
夜中にCS見てたらアヤパンとみなぽんが旅行に行ったときの映像が流れてて、それを見終わったアヤパンが言ってた。
「本当にみなちゃんと結婚する気分になっちゃった」とも言ってた。

ﾄﾝ
結婚か、いいな

もうあやみなは結婚しちゃえばいい

手作りうどんを 彩 の体に盛り付けてむさぼり喰う 美奈子。

みなぽんの料理が美味しい事を知っているアヤパンが可愛い＞アナログ

エプロン姿で仲睦まじく料理をする２人。
包丁で指を切り涙目の彩。
そっと指を口に含み、出血を吸ってやる美奈子。

アヤミナはベストカップル。
個人的に好きなのは大島生野

>>37
禿げ同
大島の男前さはイイ

BLTの二人ロケで
大島さんが生野さんに「今日は同期デートだね」と言っていたのが良かった

fujiの待ち受けにあるツーショットはくっつきすぎ
なんであんなベッタリなんだ

レズ萌え受けを狙っているから

NHKの青山祐子アナも自局の若い女子アナを狙ってそうだ

>>42
神田あたり？

名誉毀損で通報しました

不治ばっかやな。他局はどないやねん

>>45
他局より絡みが多いからな
他局はテロ朝とかいいと思う

日テレはたまに早起きして見るおやよんがいいよー。

>>47
脊山も古閑も、中田が調教中。

あやぱん、○生で相当みなちゃんみなちゃん言ってたな

もう結婚しちゃえばいいよ

創作小説希望　

平井　×　高島

大橋　×　大江

前田　×　大木

昨日のアナログで斉藤舞子の田中れいなマンセーは凄かったなぁ…

ttp://live2.ch/jlab-fat/s/fat1214275725918.jpg

中田有紀がブログで嫁候補を紹介しちゃってる

>>52
二人の様子が強烈に可愛い!
ウットリ抱きつくミナと
そんなミナが可愛くって仕方が無いアヤの笑顔に癒されました。
それと中田有紀さんなら頼りがいのある旦那さんになりそうだねー。

test

大木ちゃんかわええ…

>>56
前田×大木好きな方でつか？

>>57
56じゃないけど前田×大木好き
大木ちゃんのかわいさはどうにもならん

>52
素晴らしい。動画を探さねば

>>57
56ですが、前田×大木も良いですけど
最近は松尾×大木でもえてますｗ

秋沢淳子×出水麻衣
小林麻耶×長峰由紀
小倉弘子×久保田智子

>>58>>60
ﾅｶｰﾏ。大木ﾁｬｿ好きいるな〜
ほんとあれはどうにもならん可愛さだは

>>61
出水を他の全員で責めたい。
５人に唇、両乳首、前後の穴を交替で責め立てられ
イカされまくる麻衣。

大島ってシスコンだったのか
しかも他のアナの美脚見て鼻血出そうとかw

>>64
ぜひkwsk!

>>65
富士にある研修日記読んでみw
姉とはシングルベッドで寝てるとか色々書いてあった
昨日の沢村では、しょっちゅう男になりたいと思ってて、男になったらまず全裸になって、でナンパしに行くって言ってたww

西尾由佳里×中田有紀

>>66
読んだ
手を繋いで泳ぐとか毎月DLデートとかw
あと座談会で大島さんが生野さんの母と名乗っていて萌えた
「（私がしょーこを）産みました」とか
身長差13cmとか萌える!

しかし原田笑アナ姉妹もスゴいね
＞あまりに妹の事が好きすぎて、実家に帰れば常に妹の身体に密着して行動し
高熱で意識を失いながらも留学帰りの妹を迎えに行き
車のナンバーを妹の誕生日にしてしまい、しまいには…
妹カップルのデートにも容赦なく参加するということで（汗）

シスコンを越えて姉妹百合だと思うw

そういえば小穴のブログ記事に後輩の同期が揃ったというのがあった
写真みたらみつが奥の人指してて真ん中で大島がしょーこ抱きしめてて笑った

大島は男に縁が無いけど女の子にもてるんですね

大島さんは女性アイドルの写真集をたくさん持ってるって言ってたから
女の子萌えの気持ちはあるんだろうね

写真集たくさんってそんなのあったのかよｗ
大島は女子校育ちだから色々と不思議ではないな

ここおっさんばっか？

46才はおっさんだな

しょーぱんとゆかりんの百合が見たいよ〜

ほとんど百合だろ



大島がたまに

由佳理と奈々

由佳里と阿部千代

24HTVネタで
由佳理とエドはるみ

このスレ的にはあやみなは結婚することになってるんだねｗ

最早してると言っても過言ではないんジャマイカ

>>80
まあ以前彩が美奈子と結婚することになりました宣言をしたからな

大江麻理子と堂真理子

マリマリレズ

なんかアナ板と変わらないな
ってことで職人さんいたらヨロ

あやみなのラブラブ小説が読みたい！

"モヤさま"のロケで恒例の巨大サイコロを振ることに…

項目を見ると ｢大江が大橋に抱きしめられる｣ ｢大江が大橋にキスされる｣ ｢大江が大橋に脱がされる｣ ｢大江が大橋に体中舐めまわされる｣ ｢大江が大橋と付き合う｣ ｢大江が大橋の嫁になる｣…

顔を赤らめながら、まんざらでも無さそうな大江…

そういえば、この前のものまね紅白歌合戦の総集編的なやつで高島さんと中野さんが時々見つめ合いながら歌ってたな…。

お酒飲みながら二人カラオケなんてしちゃってるんだろうなぁ
密室で二人きり…ラブソングなんて歌っちゃったりしちゃったりして

ふざけてキスくらいは絶対してるだろうな

(； ・`ω・´)な、なんだってー

アナログであやぱんが歌った「長い間」はみなぽんに向けられてると思ってた。

愛してる、まさかね、そんなこと、言えない〜♪

収録後、２人は手を繋いで
夜の街に消えていったそうな…

そしてその翌日、二人は仲良く一緒に出社したとかしなかったとか…。

>>91
そんな馬鹿な
言い合ってるはずだ
あの二人はもうなんでもアリだと思うw

旅行のやつは中々衝撃的だったｗ
朝ビデオ回してるのがどうみても事後にしか見えず

>>95
「キケンなにおいがするー」ってやつか
あれは確かに衝撃的だったな

>>95
事の最中のビデオテープはまた別にあるわけですね。
んで、そのビデオを見ながらまたあれこれするんですね。
わかります。

そのテープ…

幾らなら手に入りますか？

冨田憲子アナって、

わかりやすいよね。

あんなブタ顔でアナになるなんて、
親のコネ以外考えられないじゃん？

もう少しはばれない職業にしたほうが、、、

でも、相当偉い人のお嬢さんみたいね。

フジの他のアナ、無茶苦茶気をつかってるもん。

冨田憲子はドブス、マンセー！

100

女子アナ軍団がフレンドパーク出てる

菜々子を全員で…

ttp://live2.ch/jlab-fat/s/fat1215499636354.jpg

ああしょーぱんゆかりん

いいツーショットですね
だが生野ちいせえｗｗｗ
まだ大島と杉崎は巡ってんのかな

大島の硬派な独特の雰囲気が好き
ショーパンはまったく逆な感じだけどｗ

>>103
優しくて硬派なフェムタチと乙女チックなフェムネコ
理想的なフェムカップルだわ

その大島生野が反対で萌えるのは俺だけですかそうですか
実はサバサバな生野に、恋愛経験乏しい大島をリードしてほしいと思うのは（ｒｙ

大江が森本をだな

並んでるだけでいいのになぜおんぶしたｗ

>>110
kwsk

めざまし特番でアヤミナあるかな〜

ミナちゃん、お尻かきながらカメラの前を横切っちゃダメですよ…w

あとであやぱんに言われてしょげてるナカミー
とかありそう

ところで、ナカミがめざましにずっといるのは彩が手放さないからですか？

アヤは絶対タチだよねｗ

美奈子が彩の器から桃を食べてた気が……

>>115
美奈子×彩が人気あるけど俺もそう思うw

脊山と椎茸はガチだろ

大塚さん特番でミナが風邪で休んでたけど、
ミナが元気になって戻ってきたときアヤが見たことないぐらい嬉しそうにはしゃいでて
可愛かった

http://tv2ch.com/jlab-10s/s/10s38335.jpg

>>120
この後抱き合って激しくディープキス。

>>121
どうせなら亜季子も加えてのレズ３Ｐが見たい
めざどもダダ子・千佳を外して千明を入れてほしい。

最近女の子が好きです。

いや〜ん、レズ〜！

なんて言わないで〜。
女優さんだと、蒼井優ちゃんや宮崎あおいちゃん。もう本当に可愛すぎますっ♪
そしてアーティストだと、YUKIさんや木村カエラちゃん！


杉さまみかんのじかんから
なにこれ

ミドはさ、共演してる女子アナ全員と関係持ってそうだよな．．．

まぁなんかしらベッタリだもんな…

>>123
好みのタイプが完全にレズのそれです

これが二人の関係
http://oretati.net/cgi-bin2/src/1191084700085.jpg
http://oretati.net/cgi-bin2/src/1191084660246.jpg

美奈子の扱いには手慣れていそうな彩がかわいい

早く美奈子がめざましに戻ってくるといいのに

抱きつく美奈子と
抱きしめる彩…

200％ガチ！！

みどがまた
ttp://tv2ch.net/3/jlab-tv/s/83327.jpg

２７時間テレビはアヤミナ総合司会なんね。
はたして起きてられるか…

西尾由佳理と夏目三久の見たい

疲れたときこそお互いの絆がより深まる
つまり27時間TVではシラフでは見られない深いアヤミナ百合が…

>>131
そうなんか
気になるがチェック大変そうだな

あやみなはガチだ
とっておきの時間はまるで新婚旅行に来たかのようなはしゃぎようだった

あやみな
ttp://mj.dip.jp/jlab-beer/s/test1215036339738.jpg

大塚がジャマイカ。

マジ仲良いな
なんなの？

アヤミナは冗談でキスくらいは普通にしてそうだね

キスをみたいな
１０分キスしてくれるなら１０万円出してもいいｗ

青木ゆうこりんをレズらせたいﾊｱﾊｱ

青木とマヤヤ

27時間は放送よりも彩のブログの方があやみな率高そう

あやみな出た。
漫才やったよ

あやみな漫才
CSでやったときよりもキレがあった

>>144
その漫才の様子
http://jp.youtube.com/watch?v=U4AIJzFJjOQ&fmt=18

今頃あやみなの二人は夜のネオン街にいるか、あるいはどっちかの部屋で愛し合ってるか

あんなアイドルっぽかったあやぱんが
立派なオネエ様に成長されるとは

何がお姉さまかいな
ババアと言え

またツーショット
ほんとに仲いいね、あやみな

大島と生野

今放送中のフジ。
高島が中野のこと庇いすぎｗ

ミナの話をアヤが補足するパターンが多いね
どんだけミナの事詳しいんですか

200％ガチだな。

ミナを全力フォローのアヤ
ガチっぷりをアピールしてくれましたね

今日見た相棒の再放送、女子アナの百合ネタだったよ。
「こんなに愛してるのに手に入らないんだったら、殺してしまう」っていうので、
本当に女子アナが先輩アナのこと殺しちゃったやつで、マジで同性愛ネタだった。
相棒ってたまにこういうのやるよね。前も１回男同士の恋愛と妻のもつれ〜のネタあったし。

うわあ見たかった!
しかも女子アナかぁ
アヤミナ変換だとラブラブしか想像出来ないから
翠x本田朋子アナで変換してみる

アヤミナもいいけど、
最近は平井と本田もなかなかいい
先輩後輩でラブラブしてほしい
フジは人材の宝庫で妄想しがいがあるな

>>155
本田は松尾をメチャクチャ可愛がってそう
ゆりかもめのレポで、松尾が来たとき、「みーちゃんかも！」って興奮しててお互い駆け寄って抱き合ってたな
それで「翠が大喜び、私も嬉しいぃ〜」とか、変態くさい本田は長谷部だけでなく松尾にも手出してそう

>>156
>>157

平井→本田→松尾→千明

こんな感じかな？

フジはみんな仲良さげなのがいいね
TBSや日テレじゃこうはいかない

確かの他局はイチャイチャしてないねー
百合どころか仲良しカプさえいない

小林姉妹は本人達も認めるガチじゃないか
前世でとても愛し合っていた夫婦だから今も愛し合って当然だと占い師に言われて、納得してるんだぞ

>>160
黄色椎茸
せやまは日テレ

これね
ttp://stat.ameba.jp/user_images/67/81/10083429559.jpg
ttp://stat001.ameba.jp/user_images/ee/e0/10083429563.jpg
ttp://stat001.ameba.jp/user_images/a3/b3/10083429614.jpg
ttp://stat001.ameba.jp/user_images/6c/3c/10083431160.jpg

>>163
いい
スゴくいい
速攻タチネコが判断つくw

>>163
三枚目の手の組み方が、いかにもガチっぽい。

小林麻耶ってほんとの所どうなんだろうか

やっぱりフジの女子アナが一番いい

とりあえずアヤミナがいちばんいい

>>168
同意。
後輩の女子アナもアヤミナみたいにもっとラブラブになってほしい。

フジの後輩たちは先輩に続くといいよ

来週あやみなドラマ出るね
ラブラブに期待

ミナ→アヤ書いてもいいですか？

おお！
お願いします

「私、一番彩さんの近くにいるのに、なんにも分かってないですよね…」
「んー？どーしたの急に」

伸ばした腕。
掴んだ彩さんの腕はまた、細くなっている気がする。

「また痩せましたよね…？」

隔てた扉の向こう、もうすぐ生放送が始まろうとしている。
なのに、こんな気持ち、こんな顔。
私はフジテレビのアナウンサー失格だな…。

「えーそんなことないよ。
　あーもうほら、美奈ちゃんがそんな顔しないでよ。ね？」
「…やなんです」
「うん？」

やさしい声。
彩さんはいつも私にはとびきりやさしい。

「鈍感な自分も。彩さんが無理してるの見るのも。妹扱いされるのも」

また、困らせてる。
私、駄目な後輩だな。

「う〜ん、何だろう。妹扱いはしてないつもりだよ？
　美奈ちゃんは私にとって大切な存在だから、ちょっと過保護になっているかもしれないけど」

掴んでない方の手が、頬に近いところにある髪に触れて撫ぜる。
彩さんは知らない。そういうので私が一々ドキドキしてるって事。

「それに、美奈ちゃんの前では無理してないよ」

覗き込まれて微笑まれる。

「…でも、そうやって笑ってるのだって」

ちらっと見れば、当然のようにばっちりと目が合ってしまった。

「美奈ちゃんだからよ。自然と笑顔になっちゃうの」
「……よく、分かりません」
「そっか。残念。
　でも、私の事嫌いじゃないよね？」
「！
　嫌いだなんてそんな」
「うん。だったらこれからも一番近くにいてくれるでしょ？」
「――彩さんが、いいなら」
「いいに決まってるでしょ。
　もうねー当分お嫁に行かせてあげないから」

彩さんは楽しそうにそう言って、スイッチを切り替えた。


「じゃあ、行こうか」

私、この人の事が好きなんです。
美人でかっこよくて頼りになってやさしくて感情が豊かで、いつも隣にいる人。

「はい」

本当は、手を伸ばしても届かないところにいるのかもしれない。
だけどそれでも。
彩さんが好きなんです。


END

>172
お言葉に甘えて。

ｇｄｇｄ申し訳。
需要があれば高島サイドも書きたいとか言ってみたり。

ありがとうありがとう
ただイチャイチャするだけじゃなくて
お互いを思いやってるのがアヤミナっぽくて良いね!
＞掴んだ腕
何気にツボです

遂にktkr
是非またよろ

しょーぱんとゆかりんの百合も（・∀・）ｲｲ！！！

ショーパンFriday
ttp://fod.fujitv.co.jp/FOD/syoupan.asp

今週はタチなゆかりんがゲスト

>>175
繋がってるのにすれ違う切なさがいい。
ぜひ高島サイドも書いてください

後輩では本田アナが実力、ルックス的にもすごくいいんだけどなあ。
平井や松尾ともっともっとラブラブしてほしいと期待したいんだけど。
けど、彼氏がいるし、普通に男好きそうなのが残念・・・orz
平井や松尾とラブラブして、女にも目覚めてくれ〜ｗ

松尾とは中飯よ
ツベでゆりかもめの見てから色々妄想してしまうわw
でも松尾はチアキばっかりだよな

本田は妬いて松尾を振り回してやればいいのに(;´Д`)ﾊｧﾊｧ

>>178
寝ようとしてる生野を見る目がやヴぁい
個人的には生野が攻めたらクソ萌えるのだがｗｗ

>>175
ＧＪ！！！！！！
これはかなりいい！
彩さんサイド期待してる

>>175
ＧＪ！
また書いてくれー

昨日のアナログの翠発言「朋ちゃんと二人でやるのいい〜♪」は
かなりツボった

>>185
ブログ見ると翠・朋子・優里の３人でパーティーしたみたいだね。
まるで絵に書いたような仲良し３人組だなｗ

翠は優里とダイビング始めてたな
ところで、千明、本朋、亜季子、優里、苑子
誰が翠の本命でつか？

フジは高島中野の他にも仲の良い組み合わせが多いからいいよね。

平井・本田
翠・本田
翠・秋元
翠・本田・秋元
翠・千明

どの組み合わせも良い。
特に同期の翠・本田・秋元の仲の良さは萌え。
もっと仲良くなって開眼してくださいｗ
あと、舞子や宮瀬なんかも仲良しグループに加わってほしいな

>>187
翠と秋元の仲良しっぷりをもっと見たいね。
＞誰が翠の本命でつか？
みんなと仲が良さそうだけど、千明と一番相性が良さそう。
朝っぱらから間接キスとかしてるしｗ素晴らしすぎるｗ

http://momisage.sakura.ne.jp/a/src/1219066404724.jpg

素晴らしい

あやみなのドラマって何？

ナカミーは松尾とか生野相手だとあからさまにぎくしゃくしてて笑える

流れぶった切ってすまん

最近杉崎がガチに見えてしょうがない
なんかエピない？

>>193
とりあえずめざで一緒になったアナはとことん可愛がってるようなｗ

同じ専とで中田もガチに思えて仕方ない

>>189
翠ばかりじゃないかｗ
しかし一番見てみたいのが翠×朋子×優里だったりする…

>>193
しょーこを美香さんとゆかりんで取り合ってるらしいｗ
それにしてもめざにゅ〜のアナでも美香さんと玲子の熱々ぶりは異常

>>193
ぐーたんにて女性が好き発言
島谷ひとみと仲良し

>>195>>196
AJとは仲良いね
翠や千佳とも仲良い
女好きはまじだな

この二人の存在もそう。引き続き一緒に頑張ります、遠藤ちゃん。そして新たに妹分が入ってきました。松尾翠アナウンサー。私って実は女好きなのかしら……？と自分を疑ってしまうほど、二人が可愛くて、可愛くて仕方ありません(笑)。

2006.10.2の日記から
最近も女性シンガーとか上げて、レズって言わないで〜とか言ってたっけ
この人やたらと誤解招かないようにしてるんだよなｗｗ
やっとAJとラブラブできるって書いたあと、ラブラブって言っても誤解のないように(笑)
とか

岡村仁美×西尾由佳理
見たい。

　　　 .ﾉ′　　　 ｝ 〕　　　　,ﾉ　　　　　　　　　　　.ﾞ'┬′　　 .,ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ　　　　　 ｝ ﾞl､　　 」′　　　　　　　　　　 .,/′　　　.,ﾉ _,,y
　　　　.,v─ｰv_　　　　　　　　 〕　　　　　　〕 .|　　.ilﾞ　　　　　　　　　　　　《　._　　 .,,l(ノ^ﾉ
　　　,i(厂　 _,,,从vy　　　　　 .,i「　　　　　　.》;ﾄ-v,|l′　　　　　　　　　 _,ノﾞ|.ﾐ,.ﾞ'=,/┴y／
　　　l　　,zll^ﾞ″　 ﾞミ　　　　.ﾉ　　　　　　　.il|′ｱll!　　　　　　　　　　 .＞‐〕 ＼ _＞＜
　　　《　il|′　　　　 ﾌｰv,_ .,i″　　　　　　 ||｝ｰvrﾘ､　　　　　　　　　　　　　¨'‐.｀　　 ｛
　　　 ＼《 ヽ　　　　　.ﾞli ._¨''ｰv,,_　　　　　.》′　 ﾞﾞﾐ|　,r′　　　　　　　　　　　　　　　 ｝
　　　　　 ＼　,ﾞr_　　　 lｱ'　　　 .ﾞ⌒＞-vzﾄ　　　　.ミﾉ′　　　　　　　　　　　　　　　　 〕
　　　　　　 .ﾞ'=ミ:┐　 .「　　　　　 ./ .^〃　　　　 :､_ ﾘ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .｝
　　　　　　　　 ﾞ＼ｱ'　　　.--　　,,ﾉ|　　　 ､　　　 ﾞミ｝　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :ﾄ
　　　　　　　　　　 ﾞ^ｰ､,,,¨ -　　 ''¨.─　　　:!.,　　　ﾘ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ
　　　　　　　　　　　　　 〔^ｰ-v､,,,_,:　　　　 iﾞ「　　　｝　　　　　　　　　　　　　　　　　 .,lﾞ
　　　　　　　　　　　　　 l!　　　　 .´ﾞﾌ'ｰv .,y　　　　］　　　　　　　　　　　　　　　　　 'ﾞﾐ
　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　,/ﾞ　.ミ;.´.‐　　　 .］　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾐ,
　　　　　　　　　　　　　 |　　　　 ﾉ′　ヽ　　　　　　〔　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾐ
　　　　　　　　　　　　　 ｝　　　　｝　　　　　′　　　 ｝　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｛
　　　　　　　　　　　　　 .|　　　　.ﾐ　　　　 .<　　　　 〔　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〕
　　　　　　　　　　　　　 .｛　　　　 ＼,_　　 _》､　　　 .｛　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .｝
　　　　　　　　　　　　　　｛　　　　　　¨^^¨′¨'ｰ-v-r《　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〔

２００百合

翠いいね
共演する女子アナといつも仲良くデレデレしてくれるからありがたい
千明ともとても仲良くていい感じだしね
中野とも仲良さそうだし、レズってほしい

セントたらしだよな
美香、苑子、亜季子、千明って

翠は自分がフジの女子アナという強い立場を使って、
セントの女子アナに手を出してそうｗ
けど、逆に、セントの美人女子アナ達にかわいがられてそうｗ
木金土の千明との仲良しコンビは最高

175です。

>176-177 >179 >183-184
反応ありがとうございます。

話の流れをぶった切ってアヤミナ行かせて頂きます。
相も変わらずオチなしですが。

ソファでハートのクッションを抱えて居眠りするとは、何て無防備な子なんだろう。

「風邪ひくよ」

起こしたいのかそうじゃないのか。自分でも呆れるくらいどっちつかずなトーン。

「起きてまーす…」
「半分はね。でももう半分は寝てるでしょ」

目を開ける訳でもなく、返事をされる。
だから、無防備だって。

「もー…しょーがないですねぇ」

困ったなぁと思いながら見下ろしていると、右手が伸ばされて、何かを探すような仕草。

「彩さんも一緒にどーぞ」

その腕が美奈ちゃんが座る右側を叩いて、ココ、と言わんばかりに私を誘う。

「いや、私は」

お昼を目前にしたのアナウンス室は、普通の会社では考えられないくらい人気がなく、静まり返っている。
そのせいか自分の声が、抑えたはずなのに響くような気さえした。

「あやさん」

口が上手く回っていない。
たかが名前。されど名前。
覚えたての言葉を口にするみたいなリズムに、心臓がびっくりしたのが分かった。

ゆっくり、ゆっくり開かれる目蓋。

平常心を捜して、気付かれないようにと小さく息を吐いた。

「そっか。
　ひとりで寝るのは寂しいんだよね」

にっこり。

ほら、いつもの私。
君といる時の私。
大丈夫、出来てる。

「――」

呼ばれたスペースに腰を下ろした私に視線をくれるでもなく、宙に飛ばして。
何か言いたげに開かれたままにされた口唇。

「…違います」
「うん？」

首が傾げられて、やっと瞳に私が映った。

「彩さんがいないと、です」












「私がいないと寂しいんだ？」





「はい」






.

「そっか。一緒だね」

そう言ったら、美奈ちゃんは少し複雑そうな顔をして頷いた。

結構、真剣に言ったんだけどな。

落ち込む暇もなく、蝶ネクタイがトレードマークの大先輩の姿が視界の端に現れて、きっと、美奈ちゃんにも見えたんだろう。
恋人つなぎにされた右手と左手。
倣うようにして、頭を彼女の肩に凭れ掛けて目を閉じた。

先輩がいつものように、「仲良いなあ」と、「ラブラブだね」と、声を掛けてくれる事を祈りながら。

大丈夫。
そうしたらまた、いつもの君と私になる。

だから、どうか――。










「おやおやー？」



先輩が、私達のそばで足を止めるのが分かった。



ＥＮＤ

>>204
>>205-207GJです！！
今回もふたりらしい空気がいいですね。
次回作にも密かに期待

続編ありがとうございます!
寝転がったまま舌足らずな声で、名前を呼ばれるシチュが最高すぎです。
アヤさん切ない。軽部さん自重w

なんというＧＪ
軽部の存在感が異常ｗｗｗ

フジの撮っちゃった！で本田と松尾
まじで仲良すぎ

>>207
ＧＪの嵐！！！
すばらしい！！これはいいものだ！
中野さんの前では必死にいつもの自分を取り繕う高島さん
いやー最高でした

本田アナもいいね。
若くて美人でスタイルも良くて清楚。
男はいうまでもなく女からも人気がありそう。
アヤパンと本田アナはフジ最高の女子アナ。

どういういきさつからだったか、携帯の待ち受けの話になった。
彩さんが見せてくれたディスプレイには、
買い物に行った渋谷でたまたま見かけたというトイ・プードルが
不思議そうにこちらを覗き込んでいる。かわいいじゃないですか。

「美奈ちゃんは？」
「え。ああ、今、なんだっけ」
「見せてー」

話の流れ的に、嫌な予感はしたんだよね。
いや、そんな大したもんじゃないし、と、
しどろもどろになりつつも誤魔化そうとしたけれど、
頑なに渋るわたしの態度に、
彩さんはますます興味を持ってしまったようだった。

結局、引き下がらない彩さんに根負けして、
わたしはバッグから携帯を取り出した。

―――うう…怒るかなぁ、彩さん。

恐る恐る、携帯を開く。
それを見た彩さんの顔に、見る見る、困惑が浮かんでくる。

わたしの携帯の待ち受けは、彩さんの寝顔なのだった。
このあいだ、彩さんがウチにお泊りしに来たとき、
朝、たまたまわたしが先に起きてしまったのだけれど、
ふと見ると、かたわらで寝息を立てる彩さんがあまりに可愛くて、
思わず写メしてしまったのだ。
わたししか知らない、わたしにだけ見せてくれる、彩さんの顔。
それをどうしても、手元に閉じ込めたくて。

「ちょっとちょっと、どうしてどうして〜。いつ撮ったの、こんなの」

彩さん、顔真っ赤。うわ、かわいいな。
いや、心の中で、1枚いいですか？いいですよ、と、
一応断りは入れたつもりです。っていうか、
まさか見られるとは思わなかったし。

「削除…」
「え？」
「削除して、削除」
「ええー、せっかく可愛いのに」
「だめだめだめー」と、ぶんぶんかぶりを振る彩さん。
「だいたいコレ、よく見たら、ヨダレ垂らしてるし！」
「そこがこの写真のポイントじゃないですか」
わたしは本気で力説したのだけれど、
「イヤ〜！それに、めちゃくちゃブサイクだよ、これ。
　…ああ、うわぁ…なんか、落ち込んじゃうんだけど、本気で」

しばらく、彩さんは苦虫を噛み潰したような顔でディスプレイを見ていたけれど、
じきに、もう見たくないと言わんばかりの勢いで、
「はい、削除削除」と、携帯をわたしに押し付けてくる。

仕方なく、彩さんの厳重な監視のもと、メモリから削除すると、
待ち受けはプリセットの当たり障りのないイラストに設定して、
これでいいですか？と見せる。

彩さんはようやく安堵した様子で、しかし、
これからは勝手に写メしちゃダメだからねー、と、
しっかり釘を刺すことも忘れない。

「ごめんなさい。もうしませんからー」
美奈ちゃんは困ったさんだねー、と、彩さん苦笑い。
そして、続けた。
わざわざ写メなんかしなくても、いつもわたし、
美奈ちゃんのそばにいるでしょう？と。
あー、どうしてまた、そんなことを言って、
わたしをイカれさせるんですか。
これ以上夢中にさせて、どうするつもりですか一体。

ちなみに、メモリにはもう1枚眠っているわけだけど。
別角度からのもので、
待ち受け、どっちにしようかと迷ったぐらい、もう1枚も可愛い。

約束どおり、これからは勝手に撮らないけど、
もう撮っちゃってるものについては、しょうがないよね。
もう、待ち受けにするのは控えるけど、
ときどきメモリから呼び出しては、ニヤニヤすることにしよう。

あっ、オワリです。

うわわミナポン可愛すぎる!
心の中で断りを入れたのも律儀で良いw
優しさと大人の上品さ満載のいちゃいちゃっぷりが最高です
いつもありがとうございます

ここは、ちょいエローなSSもおkなのか？

いや、いらない。

>>220
読むのが自由ですから、書くのも自由ですよ
待ってます

ｱﾅﾛｸﾞ、大島ＭＣ卒業で涙目になってる後ろで同じく涙ぐんでたｼｮｰﾊﾟﾝ
この二人好きだ

>>220
待ってるｗ

>>223
あの二人は非常にいい
しょーこがアピールしても鈍感な大島は気付かない
みたいなの妄想して萌える
反対でも萌える

gdgdですが、生野×大島で。

公開収録を終えた舞台裏、
先輩たちが花束を抱えた大島を囲んで記念の写メを撮り、
ひとしきりの和みあいが終わっても、
まだ涙でグスっている大島のそばには、生野が寄り添い、慰めていた。
その生野も、笑顔の反面、涙ぐみながらではあったが。
社内では竹馬の友と言っていい、同期の友人の労いの言葉に、
ようやく大島は、ぐす、ぐすと泣き止み始めた。

◆

「大島の部屋来るのも久しぶりだねー」
久しぶりに大島の薫りに満ちた室内を見回して、生野は言った。
相変わらず飾り気も色気もない。それが、なぜだか生野をホッとさせる。
「あー、そう言えばそうだよね。入社した頃は、毎日一緒に出勤してたし、
一緒に帰ることも多くて、ショーコ、よくウチに寄ったりしてたのにね」
同期入社以来、局では最もよくお喋りをする仲だが、
仕事が増えてくると、互いのスケジュールも合いにくくなり、
部屋に遊びに行くような機会もすっかり減ってしまっていた。

今日は卒業祝いだ、と、ふたりでささやかな夕げを楽しむことにした。
帰り、近くのスーパーで適当に出来合いのものを買い込んで、
大島の部屋にお邪魔していた。

ここで、できるオンナなら、キッチンに立ち、
ささっと気の利いたものでも作るものだろうけど、
ふたりとも、ない引き出しは引けないのだ。
袋からばりばりとプラスティック容器に入った惣菜類を取り出し、
テーブルに並べて出来上がり。

アルコールについては、大島の独壇場だった。
キッチンの引き出しから、次々にお酒の瓶が持ち出され、
要塞のようにテーブルに並ぶ。
でも、決して無理強いすることはなく、
生野の好みに合いそうなものを選んで試させてやる。
「あっ、これすごく美味しいね」と嬉しそうにすると、
満面の笑みで大島は笑った。

食事自体はお粗末なものだったが、話は弾んだ。
これまでふたりが経験したいろいろな失敗談や笑い話、その後日談など、
なにかと対照的なふたりだけに、話題には全く事欠かなかった。
笑いの絶えない食卓になった。

何気なく過ぎていく日常でしかなかったはずの毎日、
こんなに大島とのあいだに、
あるいは、そのそれぞれに色々なことがあったんだ、と、
なんだか生野は少し鼻の奥にツンとくるものがあった。
番組の卒業式だったことも手伝って、
少し感傷的になっているのかもしれなかった。

◆

前に泊まったときみたいに、
母親用に箪笥に仕舞ってある布団を出そうかと言ってくれたが、
生野の提案で、いっしょのベッドで寝ることにした。
シングルだから、自然と密着する形になる。
エアコンの温度を少し下げた。

電気を点けたまま、ふたりはベッドに入った。
一人暮らしをするようになって、大島は、夜寝るときは、
電気を点けていないと眠れないのだという。
そんな、ふだんの頼もしさとは違う、
恐がりなところも可愛いと生野は思う。

隣にある大島の横顔を見ながら、生野は尋ねてみた。
「ねえ、大島はさ、わたしのコトどう思う？」
最初は「いきなりなにそれ」と、笑っていた大島だったが、
生野の真面目な顔に、
「可愛いよ。ショーコは、すごく可愛いと思う」
その薄い笑顔が照れ隠しかもしれないと思うのは、生野の自惚れだろうか。

「じゃあ、わたしのことは」と、逆に大島が訊き返してきた。「どう思う？」
「え、あ、ああ…」
言葉に詰まってしまった。
何も考えず、自然に言ってしまえば、それでよかったはずなのに、
生野は妙に意識してしまい、細かく目を瞬いたのち、
「あの……大島は、綺麗だと思うし…」
ああ、ほかに言いたいことはあるのに。
「初めて会ったときから、低い声が素敵だと思ったし、しっかりしてるし…」
グダグダな答えに、自己嫌悪。

なかなか眠くならない。布団で寝かせてもらったほうが、ずっと眠れただろう。
隣に大島がいると思うと、なんとも落ち着かない。生野が望んだことなのに。

「ね、大島。手、握ってらせてもらっても、いい？」
例えば、1年後もお互い同じポジションだしたら、
生野はこんなことは言い出さなかったかもしれない。
でも、アナウンサーとしてやっていく上で、
”軸足”を決めることは大切なことだ。そしてその時は、お互いに来ている。
昨日の仕事も思い出せないような、必死だった入社当時とは違うのだ。
「ん、いいよ」
傍らの大島の手に自分のそれを重ね、やんわりと握る。
小さく握り返されるのを感じて、生野は幸せを感じた。
変わりゆくお互いの、今この瞬間だけは、
しっかりと繋ぎ止めたいという願いを込めて。

このまま眠ってしまっても、よかった。
しかし、あと数ヵ月後には、
なんだか大島がどこか自分から離れていく気がして、たまらなくなって、
あと1歩だけ、あと1歩ぐらいなら、と自分を焚きつけた。

「ねえ、わたしずっと、大島に言いたかったコトあるんだよね…」
「うん？なに？」

そこまで言ったはいいが、
唇を縫い付けられたみたいに、それ以上は口が開かない。
大丈夫。きっと大丈夫。大丈夫なはず。たぶん大丈夫。
考えるほど弱気になる自分を、それでも鼓舞する。
これまで、好きになったひとは何人もいたが、
単に気持ちを伝えようとするだけで、こんなに緊張することはなかった。

――今日は、手を握って眠るだけで充分、大収穫だよ。深追いは禁物。
心のなかで囁く声がする。
――いや、今日を逃せば、一生後悔するかもしれないぞ。
もうひとりが囁く。

握られた手から、大島の体温が伝わってくる。
その温もりが生野の背中を押してくれる。
どれぐらい経っただろう。生野は意を決し、
「わたしね、ずっと――」
繋いだままの手を離さないように注意しながら身を捩じらせ、
大島の横顔を見遣った。

大島はすでに安らかな寝息を立てていた。
呆気にとられ、しばらくそんな綺麗な横顔を見つめていたが、
――しょうがないよね、今日は歌ったし、泣いたし、少し疲れたよね。

もしかしたら、今夜の二人きりのにわか卒業パーティーだって、
大島は、むしろ自分のために泣いてくれた、
自分のために付き合ってくれたのかも知れないと思えた。

「ずっと大島のこと―――」
大島が聞いていないと分かれば、
その言葉は、あまりにあっさりと口にできた。
ぽつんと発したその言葉は、しゅわっと部屋の空気に吸われただけだった。

なんだか情けなくなってきた。
誰かに自分の気持ちを伝えるとき、こんなに覚悟がいるものだったか。
そして、その覚悟すらできないぐらい、自分は臆病だったか。

泣きたくなった。
いや、もう嗚咽が漏れた。きっと、変な顔で泣いてる。
こんなの、キャラじゃないよ、と思いながらも、生野の肩が震えた。
なにをやってるの、わたし。

「どうしたー？ショーコ」
間延びした大島の声がした。起こしてしまったらしい。
そしてすぐに生野が泣いてると分かったのか、
「どうしたの？……なんかあった？」と、心配そうに生野の顔を覗き込んだ。
生野は慌てて目尻を拭い、「なんでもないから。大丈夫」
「でも、泣いてるじゃん。どうしたの？」
「どこにも行っちゃヤだよ、大島ぁ」
「…はぁ……？」
大島はきょとんとして、それから、目を細めた。
「どこにも行かないって。だいたい今日のは、番組の卒業だったんだから。
明日からも、毎日のように局で会えるでしょ」

違う。そういうことじゃない。
上手く言えないけど、そういうことじゃ、ない。
どう取り合うべきか分からないのか、大島はしばらく狼狽したのち、
華奢な生野の肩を、ぎゅっと抱きしめた。
「わたしは、どこにも行かないから」
「……うん」
「ほら、鼻水出てるし」と、大島がそばのティッシュを引き抜いて、
生野の鼻の下を拭ってやる。
きっと大島は、卒業式の気分が盛り上がってしまい、
生野が感極まっているだけだと思っているのだろう。

変わっていくものと、変わらないものは、なにが違うのだろう。
生野は思う。
自分の今の、この気持ちも、変わってしまうんだろうか。
大島は、自分にこれからも同じように接してくれるだろうか。
いつか、想いを伝えられることはあるのだろうか。

「ねえ大島」
「うん？」
「このままで寝ちゃってもいい？」
「いいよ。おやすみ、ショーコ」

抱きしめられたまま、生野は目をつぶった。
安心した。得体の知れない不安感が消えていく。
これからのことは、これから考えればいい。
とりあえず、今夜は幸せだから、それでよしとする。

おわり

>>229
握ってらせて→握らせて　ですね。

>>225-233
乙
次はゆかりん目線で見たいな。

スーパーニュース見てたら
長野アナ×秋元アナ
で絡ませたら面白そうに思った。
全くニュース内では百合要素なと無かったんだが…

何というＧＪ

斉藤ってレズっ毛がある希ガス
モームスの田中が好きらしいし

>>233
乙andGJ
大島×生野でなく生野×大島って、一番好きな組み合わせだわ
もう生野は大島を食っていいよｗ
あ。余計なお世話かもしれないが生野は由香里って呼んでる

>>234
全くスキャンダルがない報道姉妹は意外にも色々妄想できる予感

>>236
モーヲタだっけ
でも田中好きって散々語ったあと、男の人はもっと好きって言ったからぶち壊しｏｒｚ
ついでに戸部もハロプロファン
ブログで言ってた

れんれすすまんこ

寝る前にやっつけで書いてみた。秋元×長野で。

本番まであとわずか。トイレで意外なひとに出くわした。
いや、今週は、代役でいっしょに仕事をしているから、
意外というわけではないか。
長野さんが鏡に向かってマスカラを塗っていた。
わたしは隣で手を洗いながら、鏡越しにちらと盗み見する。

―――あ、長野さん、唇尖らせてる。

そんなことを思っていると、
「優里ちゃんと一緒に仕事するの、久しぶりじゃない？」
不意に話し掛けられた。
「そうですよね。普段はいつも、すれ違いですもんね」
「すれ違い？そう？」
「だって―――」
と、わたしは、ペーパータオルを手に取って拭きながら、
勤務帯の違いや担当番組の違いなどなどから、
いかに社内で長野さんと自分が重ならないかを説明した。

すると、長野さんは塗り終えたマスカラを仕舞いながら、
可笑しそうに笑う。涼しげな笑顔。
「…なんですか？」
なにかヘンなことを言っただろうか。わたしは尋ねた。
「だって、そんなに真剣に、わたしとの会わなさ加減を
考察してるんだもん、可笑しいじゃない」
「可笑しいですか」と、苦笑いのわたし。
「うん、可笑しいよ」

なんだか急に、頬のあたりが火照っていくのが分かる。
そんな自分を悟られまいと、わたしは用事を思い出したがごとく、
バッグのなかを探り、携帯を取り出したりしてみた。
いや、なにやってるわたし。

長野さんは、憧れる先輩のひとりだ。
アナウンス技術はもとより、
仕事に対する姿勢も見習うべきものが沢山ある。
夕方の長野さんの安定したニュース読みは、
ついつい見入ってしまう。
そんなひとの動向を気にするのは、当然だと思う。

「じゃあ、先にスタッフルーム行ってるわね」
と、長野さんが出て行く。

―――要するに。
と、わたしは心の中で呟く。
―――あなたの唇がいけないんです。

わたしは開きかけた携帯を閉じて、先輩の背中を見送った。

おわり。
じゃ。書き逃げ御免。呼び方違ったらスルーで。

おいおいなんだこの素晴らしいｓｓ
長野の唇は確かにいけないなｗｗ

にゅ〜ストーリーで、美香に会えてホッとしたって、ショーパンは美香にかなり懐いてるね
美香も可愛がってるしいい組み合わせ

　　　　　　　　　ショーパンはｲﾗﾈ

いや無理だろと思いながら、懲りずに秋元×長野で妄想その2。


その日、放送後の反省会が終わってから、ふたりで中華を食べに行った。
かねてから気になっていた店で、わたしが予約を入れたのだ。

優里ちゃん、せっかくの機会だから―――と、
提案してきたのは長野さんのほうだった。
珍しく毎日いっしょになるのだから、晩ご飯でも行かない？と。

通された個室の座敷で、ふたりきりになる。
出てきた料理はどれも品があって、あっさりしたものだった。
ぷりぷりした海老が美味しい。

ときどき、思い出したように、「美味しいね」「美味しいですね」と、
言葉を交わした。
他のアナウンサーの話や、取材での失敗談なんかも出たが、
多少なりともアルコールが入っているにしては、
とても会話が弾んだとは言えなかった。

場を和ませるような、気の利いたことを言うのは苦手だ。
話の種も、すぐに思いつかない。
でも、長野さんはといえば、不意に沈黙が訪れても、
平然としているように見えた。
出てくる料理に、楽しそうに箸を伸ばしていた。
そんな長野さんを見ているだけで、わたしは充分だった。
この、ゆったりと静かに流れゆく時間が、妙に愛おしい。

店を出ると、雨が降っていた。
「えー、うそぉ…」
夜空から落ちてくる雨の線を見上げ、途方に暮れる。
結構強い雨だ。数分歩けば、充分シャワー代わりにはなる。
隣の長野さんが、トートバッグから折りたたみを出して開いた。
やっぱりこのひとは、抜かりがない。

「ちっちゃいけど、入る？」と、長野さんは、
すでにわたしを傘の下に入れていた。
「長野さんが濡れちゃいます」
「でも、優里ちゃんをずぶ濡れにはできないでしょ。
　大通りまで出たら、タクシーを拾えばいいし」

恐縮しながら、申し出に甘えることにした。
できるだけ長野さんの肩が濡れないように、寄り添って歩く。
自ずと、一歩ごとに肩が触れ合った。

「すいません」
「いいってば」
「濡れてないですか？」
「大したことないよ。優里ちゃんは大丈夫？」
「わたしも大したことないです」
っていうか、全っ然、平気です。

閑静な路地に、雨音と、わたしたちの足音だけが響く。
そんななか、長野さんが口を開いた。

「なんか、わたしと優里ちゃんって、似てるよね」
「え？どこがですか？」
「沈黙が気にならないところとか。マイペースなところとか。
　マイペースっていうか、不器用なのよね」と、そこまで言って、
「あ、決め付けちゃった。ごめん」と、長野さんは笑う。
「いいえ、確かにわたし、器用じゃないんですよね。
　ときどき嫌になっちゃいます」
「わたしたち、実は結構気が合うんじゃないかな。
　いっしょにいたら、ラクだよ、きっと。
　今まで、こんな機会がなかったから、分からなかっただけで」
「そんなこと言ってもらえたら、なんか嬉しいです」
と言って、わたしは小さく付け加えた。「わたし、誤解しちゃいますよ」
「うん？」と、小さく首を傾げる長野さん。
「いえ、なんでもないです」
馬鹿みたい、と、わたしは自嘲気味にかぶりを振った。

タクシーを拾うと、先に長野さんのマンションに回る。
結構降りますね。ほんと、大雨ね。
そんな取り止めのない会話をしつつも、
わたしは、隣に座る長野さんとの距離を妙に意識していた。
長野さんがあんなこと言うからだ。

そのマンションの前で車が停まった。
長野さんが傘を差して降り、「今日はありがとう。また行こうね」
「はい、ぜひぜひ。じゃあ、おやすみなさい」
「おやすみ。また明日ね」
そしてドアが閉まる間際、長野さんが言った。
「誤解じゃないかも」
ドアが閉まる。夜の中へタクシーが滑り出す。
わたしは慌てて振り返った。
雨粒が叩くリアウィンドウ越しに、
胸元で小さく手を振る長野さんの姿がみるみる小さくなっていく。
「…え？…え？」
わたしは目を瞬くばかりだった。

おわり

またまたｷﾀ━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━!!
GJ！いいなこの二人

　　２４６でーと

>>239>>243-244
超ＧＪ！
二人の落ち着いた雰囲気が出てて素晴らしいな。


>>240
確かに翼の唇はいけないけど、それ以上に二人のおっぱいが(ｒｙ
貧乳ばかりのフジの女子アナの中でこの二人(＋大島)のおっぱいは異常ｗ

>>247
報道姉妹のきょぬーは有名だなｗ

もう報道姉妹はみんな親密にしてればいいよ

優里と大島は同い年だから仲良さそう
ブログでもまた語り合いたいとか書いてたし
長野と大島はわからないが優里と長野は食事に行ってる
戸部付きでｗ

今、戸部×長野ってアリかもって思ってしもた
同期だしつばりんだし

無理を押し通す、>>244の続き。今回は長野×秋元で。


局のエントランスを通り抜け、エレベーターに向かう。
気持ちが重い。昨日の放送後の落ち込みが、まだ抜けないのだ。

昨日、番組に招いた有力政治家へのインタビューが、
自分が考えているように上手くはいかなかった。
政局が動いている今、番組にとっても、とても重要な局面だった。
肉薄して相手の本音を引き出せればよかったのだけれど、
緊張のせいか、どこか臆するところがあったようだ。
表面的な答えしか得られなかった。

番組後の反省会でも、そういった踏み込みの甘さが課題に出た。
やはり、安藤さんのようにはいかない。
それでも、所詮は代役だから、という言い訳はしたくはない。
立ち直りが遅い自分が、ただただ歯痒い。凹んでいる暇なんてないのに。

ふと、優里ちゃんのことが頭に思い浮かんだ。
時計を見ると、番組打ち合わせまでは、まだ間がある。
ふたり並んでコーヒーでも飲みながら、話を聞いてもらって、
うんうん、って頷いてもらったりして、甘えさせてもらって…。
そうだ、そうしよう。

これまでずっと、独りで背筋をぴんと伸ばしていたつもりだけど、
最近になって、漠とした疲れを感じるようになった。
そんなとき、目の前に現れたのが優里ちゃんだったのだ。
優里ちゃんは、まさに、曇り空の合間から差し込む日差しのようだった。

わたしにとって、彼女がとても居心地のいい場所であることを、
すでにわたしは知っている。
そして、わたしが甘えるのを許してくれるであろうことも。

だから、スタッフルームに行く前に、
わたしにとってもはや荷物置き場ぐらいでしかない
アナウンスルームに足を向けた。

◆

カードキーを通し、部屋を覗く。
途端、目に飛び込んできた光景に、わたしは呆気に取られた。
部屋の真ん中で、優里ちゃんに松尾が抱きついている。
「ゆりたん、ありがとーう、ゆりたぁん！」
「分かったから分かったから！あーもう、暑いからっ」
二人とも楽しそうだった。じゃれ合っているようにしか見えない。

まず、あれ？と思った。わたしが望むものが、いきなり拒まれたように思えた。
そして急に、胸のあたりがカッと熱くなる。
と、優里ちゃんと目が合った。
わたしは表情が悟られないように、ゆっくりとドアを閉めた。

予想通り、小走りで足音が追いかけてくる。
「長野さんっ」
呼ばれてわたしは足を止め、振り返る。
「あ、あのっ、さっきのにはワケがあって―――」

優里ちゃんが言うには、翠がずっと探していたCDを
昨日たまたまショップで見つけたから、買って来てやったところ、
感謝の印で抱きついてきたのだ、と。
そして、翠にとっては、同期に対してああいうスキンシップは
別段珍しくもないのだ、と、たどたどしい口調で続ける。
いつものクールさはどこへやら、優里ちゃんにあるまじき狼狽ぶりだ。

「だから、長野さんがなんか誤解しちゃいけないかな、って」
それまで黙って聞いていたわたしは、
「誤解って、なにを？」
発した声は、自分でも驚くぐらい冷たかった。
いまわたしは、どんな顔をしているだろう。
努めて穏やかな顔でいるつもりではあるんだけど。
「だからその、別に、翠とはなんでもない、っていう…」
彼女の表情が強張っていくにつれ、声も徐々に先細っていく。
「分かってるよ。そんなこと、わざわざ弁解しに来ることないのに」
突き放すような言い方になった。

そう、分かってる。松尾がそういう子だということも知っている。
ただ、理解はできても、気持ちが言う事を聞かない。止まらない。
別に彼女と特別な関係でもないのに、裏切られたような気分だった。

「話はそれだけ？」
声を荒げないようにしようと思うと、なおさら声のトーンが下がる。
「あの…はぃ……」
もはや消え入りそうな彼女の声。
「そう。じゃあ、先にスタッフルーム行ってるね」
わたしは歩き出した。
もう足音は、追っては来ない。

◆

打ち合わせ前のスタッフルームは、閑散としている。
給湯室でインスタントのコーヒーを入れ、自分の席に持って行く。
仕事前だというのに、気持ちが乱れたままだ。とりあえず自分を落ち着けなくては。
わたしはコーヒーをひと口すすった。
あ、クリーム入れ忘れた。
……もう、これでいいや。

デスクにマグカップを置く。背もたれにぐいと身を任せ、天井を仰いだ。
心を穏やかにしようとしても、どうしても彼女のことが思い出されてしまう。

あの夜、タクシーのなかではっきりと聞こえた。
―――誤解しちゃいますよ。
その、相手に届かなくてもいいような、密やか過ぎるアピールが、
なんとも彼女らしくて可愛いらしいと思った。
いつも慎重で、そのくせ不器用で。
そんな彼女のいろいろな表情が次々に思い起こされた。
ああ、こんなにわたしは、優里ちゃんのことを見ていたんだ。

そうして頭の悪いわたしは、ようやく自分の想いに気がつく。
優里ちゃんの存在を求めたのは、
独りでいるのが少し疲れたから、という理由だけではなかった。
もしそれだけなら、あんなに頭に血が上ることはない。
わたしの気づかないところで、もっと深いものが心の中で始まっていたのだ。

と、同時に、もうひとつのことにも気づく。
たぶん、取り返しのつかないことをしてしまった。

脱力感を押しやり、わたしは飲みかけのコーヒーを残したまま、よろりと席を立った。

◆

アナウンスルーム、報道2001のスタッフルーム、いずれも空振りだった。
廊下で目についた顔見知りのスタッフにも声を掛け、
秋元さんを見なかったか、と尋ねて回った。

きっと、彼女を傷つけた。
嫌われたかもしれない。
それでも早く謝りたかった。そして、伝えたいことがあった。
自然と足早になる。

しばらく歩き回ると、探す当てもなくなり、
途方に暮れるわたしの目に留まったのは、
初めてふたりきりになったトイレのドアだった。

◆

ドアを開けると、鏡越しにわたしと分かったのか、
洗面台の前に立つ優里ちゃんは、すぐさま表情を隠すように、うつむいた。
その手にはハンカチが握られている。

泣いている彼女の姿は、ひどく小さく、幼く見えた。
まるで、初めて失恋したばかりの学生みたいだ。
ふだん見せているクールな雰囲気からは想像できない。
そんな彼女の姿に、申し訳なさと自分の情けなさで一杯になる。
優里ちゃんのそばまで歩み寄り、大きく息を吸い込むと、
「ごめんなさい」
勢い、わたしは深々と頭を下げた。
いきなりのことで、息を呑む優里ちゃんの気配。
わたしは続ける。
「わたしの気まぐれっていうか、気分で、
　さっきみたいな冷たい態度を取っちゃったの。だから、ごめんなさい」
謝ったところで、許してもらえるかどうか分からないけど。
許してもらえたとしても、自分勝手なわたしに呆れるかもしれないけど。

「あの、なんかよく分からないんですけど、
　長野さん、わたし、別になにも気にしてませんから」
戸惑う優里ちゃんの鼻声。こんなときにも気遣いを忘れない子だ。

わたしは顔を上げ、なおも、「でも、ごめん、ごめんね。わたしが悪かったの」
すると優里ちゃんは、それまで張り詰めていたものを一気に吐き出すように、
ふはーっと長く息を漏らし、
「よかったぁ……わたし、てっきり長野さんに嫌われちゃったと思って…」
「ううん、それはわたしのセリフで。
　わたしこそ、優里ちゃんに嫌われたと思ってたから」
安心した自分の表情が緩んでいくのが分かる。

「そんなコトあるわけないじゃないですか」
眉根を寄せて、優里ちゃんが力いっぱい否定する。
そんな彼女の態度がわたしに力をくれる。
だから、「あのね―――」と、わたしは率直に自分の想いを伝えられた。

わたしの言葉を耳にして、顔を上げた優里ちゃんの表情は、
「え…？」と、呆然としている。
それはそうだ。この短時間のあいだに、
まず嫌われたと思い、次に謝られたと思ったら、訳の分からないうちに
今度はいきなり告白されたのだから、自分の耳を疑うのは無理もない。

「え……そんな…あの…」
と、優里ちゃんが、赤くなった目を瞬かせる。
「えっと……そう、なんですか？ほんとうに…？」
わたしは頷くと、もういちど、優里ちゃんに対する想いを告げる。

優里ちゃんは、力が抜けそうな体を洗面台に手を掛けて支え、
感極まった表情で、なにか言おうと口を開いたけれど、パクパクさせるだけで、
なにをどう言えば分からないようだった。

一方、わたしは、言ってしまったはいいが、急に照れ臭さが込み上げてきて、
「なんだかわたしたち、なにかとトイレに縁があるね」
そう言うと、ようやく優里ちゃんは笑みをこぼし、わたしを強く抱き締めてきた。
わたしも、優里ちゃんの背中に手を回して応える。
いま、優里ちゃんで、わたしは満ち足りてる。

スーツのポケットに入れた携帯が鳴った。
すると、呼応したように、優里ちゃんの携帯の着メロも鳴り始める。
そろそろ打ち合わせの時間のはずだ。
でも、あと1分ぐらいはいいでしょ。
いや、せめて10秒ぐらいでもいいから、どうかこのままで。

狭い空間に、ふたつの着メロは、まだ鳴り止まない。


んー、なんとなく今回で終わりかなー。とりあえず、成就？
なぜか、トイレに始まりトイレに終わってしまったけどw
妄想に付き合って下さった方、レス下さった方、ありがとう。

乙！！
楽しませてもらったよ
終わっちゃうのがもったいないw

優里と由香里の絡みがいいな。
お互い相性良さそうだし、体型も良くて巨乳、お美しい。
きっと絡みも激しそうだけど、ディープで美しそう。
愛し合ってほしい。

マキアージュのＣＭ見たら、大島と本田もありだと思った

アリかもね
でも本田はやっぱ翠がいいな〜
飛来とかもいいけど、みぃちゃんみぃちゃん言ってて微笑ましいｗｗｗ

渡辺真理ってレズだとばっかり思ってたわ。

跳べのブログ見てたら戸部×宮瀬とか妄想してしまった

Q.これらを使って、最も適切なペアを作りなさい（重複可）。

松尾翠　高島彩　杉崎美香　秋元優里　平井理央
本田朋子　生野陽子　中野美奈子　大島由香里　遠藤玲子

【芸能】小林麻央・皆藤愛子・杉崎美香ら「セントフォース」女性キャスターがピンクの衣装で勢揃い！朗読劇「SEASONS」（画像あり）
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1220565513/

> 杉崎美香（２９）は「華やかだな、かわいいなと男の目で見てしまいました」。

>>262
高島×中野、本田×平井
本田×松尾、平井×松尾
杉崎×松尾、松尾×秋元
杉崎×生野、杉崎×生野
秋元×本田、生野×大島
全員×AJ

大島は生野に限るな
高島は中野に限るな
松尾は受けにｒｙ
杉崎は攻ｒｙ
AJはもう可愛いから可愛がられてくれ

ああ疲れたｗ

>>262

高島×中野は王道。

松尾×本田×秋元の同期トリオはいずれも最高。

松尾×杉崎もいいけど、松尾×千明もすごくいい（ここにはないけど）。

マキアージュのCMでの本田×大島もいい雰囲気。大島はタチにぴったりだ。

スポルトつながりで、平井×本田もとてもいいコンビ。

ルーレットつながりで、中野×松尾もありかな。

どの組み合わせでもすばらしい百合が見れそうで
フジ（セントも含めて）はみんな仲良さそうでいいね。他局も頑張ってほしいなあ

>>263
> かわいいなと男の目で見てしまいました
これしょっちゅうじゃね？ｗｗ

>>262
翠×朋子×優里(どの組み合わせでもあり)
陽子×由香里(逆もあり)
美香×玲子・翠・陽子
だな。

アヤパン×ぽんは確かに王道だけどありきたりなので今回は却下
そして平井で百合なんて個人的には考えられないのだが。
しかし、前述のＳＳ見たら翼×優里がそのようにしか見れなくなった…


>>266
美香さんにとっては何時もの事だからなｗ
翠が共演してるアナと関係持ってそうとのレスが前にあったが
美香さんもそんな感じがしてきたｗ

高島×中野は固定
大島は押しに弱そう、みんなにちょっかい出されてオロオロしてればいいよ
そんで生野の機嫌を損ねて怒られると

>>262
とりあえずアヤミナ

>>267
美香は皆年下だし可愛くて仕方ないって感じ。翠には隣にいて欲しいって言ってたな
翠は千明やダダ子に迫り、亜季子に迫られてたら萌えるｗ
そんで美香は全員に手付けてりゃいいと思う

>>267
大島って意外にもＭだからそんなイメージあるわｗｗｗ

うわ安価ひでえｗｗｗ
下のは>>268ね

>>260は古くからのアナ板住人？
今や女子アナで百合ネタというと、アヤミナを軸としたフジアナになっちゃったけど、
アナ板開設時で百合と言えばマリーだったものだ。
後輩のマコ（進藤晶子）トーコ（雨宮塔子）女子中高から知り合いの八木（亜希子）先輩、
そこになぜか絡むヒナコ姉さん（樋口可南子）。アナ板の過去探せば、それらしい記述が
そこかしこに…って、そういえば旦那は八木さんの紹介で、婚姻届の証人欄には
ヒナコ姉さんが書いたらしいじゃん。まだ続いてるなマリーコネクション…

フジテレビは女子アナみんなほんとうに仲が良さそうさのでありがたいねｗ
高島と中野が時代を切り拓いた感じだけど、
その後の世代も翠＆本田＆秋元という仲良しトリオが出てきて、
さらにいろんな組み合わせの妄想も楽しめるし、素晴らしいね

下の世代はみんな満遍なく仲がいいのは結構なんだけど、
高島中野みたいに、ガチなカップリングがあって欲しいんだけどなぁ。

所属違うけど亜季子と翠はそれに少し近い感じがする
休みあると亜季子といる事が一番多いし、お揃い買うし、結構いい線（？）いってるような気がするけど

でもガチだろｗｗってのはやっぱ他にいない罠
日テロ黄色と椎茸はガチだと思ってたけど今はちょっとな…

高島中野はガチなカップルかなあ？？
高島は、中野の一挙手一投足すべてをちゃんとやってるのか心配でチェックしてそうだよね。
最近は恋人というより、お姉さん、お母さんって感じがするｗ
中野はどう思ってるのかなあ？
ちょっとウザイと思ってるのかもしれないけど、彩さんはしっかりものだしかわいいお姉さんだから
いつまでも言うこと聞いておこうと思ってるのか、そろそろ独り立ちしたいと思ってるのかな？
それでも、中野が他の女子アナに浮気したりしたら、高島の嫉妬とかすごそうだねｗ

あやみな妄想SS。エロは寸分でも見苦しいと思う方は、スルー推奨。

彩さんと一緒にケーキバイキングに来ていた。
評判に違わずハズレなしで、目ぼしいものは攻略し、
あとは皿に載ったエクレアを残すだけ。

昼下がりも遅めの時間、ホテルのレストランは人もまばら。
吹き抜けの天井は高くて、空調もよく効いていて心地いい。

わたしたちは窓際のテーブルを挟んで雑誌を広げ、
のんびりと最近見た映画やコンサートの話をしていた。

昨日、数ヶ月ぶりで美容院に行き、
女子としての勤めを果たしたという彩さんは、
いつもにも増して―――可愛いです、
あー、エクレアを頬張って舌鼓を打つ彩さんなんて、
いい加減反則ですよ。

ついつい彩さんの一挙手一投足に見入っていて、ぼんやりとしていた。
ふつうに会話を交わしながらも、気はそぞろだった。

「あ、その映画、こないだ見に行きましたよ」

話の流れで、何気なくわたしは言った。

「へえ、誰と？」
「松尾と行ったんですけど、あの子、見終わった後、
　あんな終わり方ないですよねーとか言って、ひとりで腹立ててて―――」

そこまで言ったとき、ようやく、あ・しまった、と思った。

途中で急に口をつぐむのは不自然だし、
彩さんに、なにかあると思わせてしまってはいけない、
痛くもない腹を探られるのはお互いにとって気まずいだけ、
自然に流せば大丈夫大丈夫、
と心の中で必死に自分に言い聞かせ、
生放送で次のVTRの原稿が見当たらないときに匹敵するほどの焦りを包み隠し

て、
続けたのだった。

「ふうん、じゃあ、美奈ちゃんと松尾的にはイマイチだったんだね。
　結構前評判はよかったのにね」

彩さんが言った。
あ、自然なリアクション。よかっったぁ…………。
わたしは悟られないように、胸を撫で下ろした。

◆

それから、しばらくぶらぶらと目ぼしいショップをハシゴし、
秋物にいくらか散財した。

晩御飯は、予約していた日本料理屋。さんまが美味しい。

店を出た頃にはすっかり暗くなっていて、わたし達は家路に着いた。
家路って言っても、今夜は彩さん家にお泊りなんだけどね。

わたし達は両側を手提げ袋に挟まれ、並んでタクシーに揺られていた。

「最近、松尾とよくどっか行くの？」

いまハマってるお笑いタレントの話をしていたはずなのに、
不意に彩さんは尋ねてきた。その口調は詰問するようでもなく、
彩さんの表情は、いつもどおり穏やかだ。

「いま、番組一緒にやってますからねー、
　こないだは、なんとなくそんなことになっただけで、
　いっしょにどっか行くなんて、なかなかないですけど」

実際そうなんだけど、
んー、なんか言い訳っぽいな。もっと簡潔に言わないと。
でも彩さんは、「ふうん、そうなんだ」と、軽く受け流してくれた。
ふう、切り抜けた。と、思った。

◆

部屋で白ワインを戴いたあと、シャワーを浴び、寝る支度をした。
当たり前のように、ベッドの彩さんの隣に滑り込む。

どちらかと言えばいつもは受け身の彩さんが、今日はやけに積極的。
気持ちが溢れる”ぎゅー”や、
それ以上の”いろいろなこと”を経て、やがて……

「ねえ美奈ちゃん、
　わたしに言わなきゃいけないこと、あるんじゃないかなー」

いきなり、息遣いを充分に感じるほど至近距離の彩さんが、笑顔で言った。

「え……？」

頬を上気させたまま、わたしは戸惑う。
”もうちょっと”だったのに、”お預け”を食わされていたからだ。
梯子を外されたわたしの熱は行き場を失い、切なくさせる。

「なんで、わたしじゃなかったのかなー」
「あ、いや、その……」

うあ。まだ蒸し返しますか！
……だいたい浮気じゃ、ないんだしっ。
これだけははっきりしてますよ、エエ。別に、後ろめたいことなんてない。
それに、謝っちゃったら、まるで、わたしが悪いことをしました、って
認めちゃう、みたいなことになるじゃない。
それは、違うからっ。そこは、そこだけは譲れませんっ。

「あのぅ、だからそれは、たまたまそうなっただけで―――ん…っ」

唇で遮られ、また唐突に再開される。
といっても、そのちょっと前からやり直し。
少し熱が下がっていた体に、じきに火がつく。
それからしばらくのち―――

「やっぱり、なんか、わたしに言いたいんじゃない？」
「―――っっっ」

またも、ようやく昇りきるまであと1歩のところで、梯子を蹴落とされる。
まさに生殺し状態。

っていうか、ほんの一瞬生じた心の隙で始まったことに、
そこまで突っ込んできますか。

もう、こうなれば、こっちも意地。

「べ、べつに、言いたいことなんか、ないですっ」
「そう？」

彩さん、凶悪にニッコリ。
そして再び、行為は少し前まで巻き戻される。
そんなことが繰り返され、沸点間際を行き来させられるわたしは、
徐々に追い詰められていく。

逆襲しようにも、すでに彩さんの巧いやり方で、
わたしはすっかり融け落ちちゃってて。

そうして、とうとうわたしの心は折れてしまう。
気がつけば、本心かどうかも分からないまま、
うわ言のように、舌足らずに”ごめんなさい”を連発してしまっていた。

そもそも、彩さんは浮気だなんてこれっぽっちも思っておらず、
わたしが些細な気まぐれで他の子と二人きりで映画に行ったことが、
どうしても気に障って仕方がなかったみたいだ。

おまけに、さんざん焦らされた挙句、たがが外れたわたしは、
彩さんの要求を満たすことでは飽き足らなかった。
大好きなひとの前だというのに、”ごめんなさい”以外にも、
言ったこともないような恥ずかしいことを、次々に口にしてしまっていた。

そんなわたしの浅ましさに、彩さんの気も済んだのか、
ようやくわたしは、沸点に導いてもらうことができた。

息も絶え絶えのままのわたしに、彩さんはぴったり体を寄り添わせたまま、
体のあちこちに、しるしをいくつも付けてくる。唇で。
自分の持ち物に名前を書くみたいな感じで。

ああでも、当分、衣装選ぶの気をつけなくちゃ。

心地いい疲労感のなか、眠りに落ちる寸前、
彩さんの、いつもの心優しい声が聞こえた気がする。

―――迂闊だよ、美奈ちゃん。

◆

それにしても、甘いお仕置きだった。劇甘すぎです。
当分はいいです。へとへとです。
だって、翌朝の放送中、地に足が付いてない感じだったし。

それでも、同じように夜更かししたはずの彩さんは、
しっかりソツなくこなしていたけれど。
あぁもう、どうして、そんなに素敵でそんなに卑怯なんですか、彩さん。


おわり

いじょです。お粗末さまでした。…正直、後悔は少ししている。

>>283
やべええええええ
アヤミナはまりそうだｗｗGJ

こないだ優里×翼書いてた人だよね。ちゃっかり283まで取って…たまたまだろうけどｵﾒｺ
ついでに本朋と翠が見てみたいとか言ってみるｗ

>>283
個人的にあやみながツボだから最高でした。ふたりともかわいい！！

ぜひまた書いてください！

ありがとうありがとう。
なんかシフォンケーキかマシュマロみたいに柔らかくて可愛いHが最高です。
美奈を手の平で転がしまくる彩さんがお茶目で可愛すぎます。

>>282
彩さんも沸点に導いて！

＞美奈ちゃんから、讃岐うどんのおすそ分け☆

待ってましたー！

でも、意外と茹で加減が難しいのです…

美奈ちゃんお手製うどんが食べたいなぁ…
美味しいんですよぉ☆


彩ブログより。
なにこの夫婦

>>288
きっと遠回しな「美奈ちゃんうちにおいで」ってアピールだ

さっさと中野の家に乗り込んで饂飩より中野を頂戴すればいいのにw

そういえばここの住人は局アナ以外はどうなの？
杉崎とか名前上がってるけどチェックしてる人いる？

フリーならやはり中田有紀さんを中心に組み立てたい
結婚には興味ないと語ってたし
ただスキがないからネタを提供してくれないんですが

流れを豚切りすまん。今度こそ最後。需要無視で秋元×長野。
今日のスーパーニュース見てたら、つい書いてしまった。

目が覚めると、まず、いつもの朝と違う、
麻混じりのシーツの肌触りに違和感を感じる。
そして、視界がくっきりすると、すぐ目の前に長野さんの安らかな寝顔があった。

深い寝息。
うっすらと開かれた口。
シーツの下で、ゆっくりと上下する胸元。

改めて、昨夜のことが夢じゃなかったことを実感する。
こんな朝を迎えることになるとは、思ってもみなかった。
参ったなぁ。
なんとなく、参ったなぁ。
…いかん。顔が緩んでいく。

わたしは見慣れない部屋に視線を巡らせた。
長野さんの部屋は間接照明だけなので、
朝の光に溢れた部屋は、昨夜とはまるで違う表情を見せている。

隣の部屋に垣間見えるソファやローテーブルはシンプルなデザインで、
わたし好み。ちなみに、テーブルの上には、空けたビールの缶、
皿に残ったセロリのスティックが無造作に置き去りになっている。
昨夜、ほろ酔いでちょっとハイになった長野さん、可愛かったなぁ。

可愛いと言えば、コトのさなか、耳元で悪戯っぽく、
”つ・ば・さ”って囁いたときの長野さんの動揺っぷり。
ああいう不意打ちに弱いんですね。よく分かりました。覚えておきます。

いろいろ思い起こしていたら、あくびが口を突いて出た。
できるだけ押し殺したつもりだったけど、長野さんが身をよじるように寝返りを打った。
ああ、起こしちゃったかな。もうちょっと、寝顔を見ていたかったけど。

「起きてたの？」

舌足らずな口調で長野さんが尋ねる。
いつもニュースで聞く、しゃきっとした声の持ち主とは思えない。
寝起きで油断しまくりの表情とともに、
そのギャップがまた、わたしの心をくすぐりますよ。

「何時？」
「ええと―――」
見回すと、リビングのウッドの壁掛け時計が目に入る。
「8時過ぎです」
長野さんは、んーむ、と低く唸るように発してから、
「優里ちゃんて、休みなのに早起きだね」
と、気だるそうな声。
「あの、もしかして、朝、すごく弱いです？」
「そうじゃないけど…ゆうべ、優里ちゃんがしつこかったからでしょ」
そう言って、長野さんは枕に顔を埋めた。

そんなこと言われても―――
「…長野さんだって、満更でもなかったじゃないですか」
昨夜のことを思い出して、わたしはぼそっと呟く。
いけない。どうもわたしは、
たとえ小声ででも、本音を口にしないと気が済まないらしい。
…聞こえてなかっただろうな。

「………聞こえてるよー」
枕に顔を埋めたままの、くぐもった声。
地獄耳・長野、恐るべし。
とりあえず、不要なトラブルの種になりそうな妙な癖は、
さっさと治したほうがよさそうだ。

長野さんが顔を上げて言った。
「その、ぽろっと本音が出ちゃうの、治したほうがいいね」
「……長野さんってエスパーですか？」
「えーなにそれ」
「いえ、なんでも…」
「……だんだん、優里ちゃんの本性が分かってきた」
「わたしも、長野さんの本性が、昨夜、かなり分かりましたよケド」

ここで長野さん、がばっと顔を上げて、
「ちょっと！もう、優里ちゃんて、いやらしーいっ」
唇を尖らせるその顔がすごく真っ赤で、可愛い。
そんな顔で凄まれたって、ひるむわけがない。むしろ、朝っぱらから恰好の燃料です。
「なに思い出したんですか？」と、しれっとしたわたし。
「〜〜〜〜〜！」
まだ言ってやろっと。
「まぁ、いやらしいとか言われても、そっちもひとのこと言えないと思いますけどぉ」
「あーもうっ、優里ちゃん嫌いっ」
居たたまれなくなったのか、シーツに潜ってしまう長野さん。
勢いよくシーツを引き上げたせいで、太腿まで丸見えですよ、言ってあげませんけど。
あ、すぐ気づいたのか、つま先をうまいこと引っ掛けて、
シーツを少し引き下ろしちゃった。ちっ。

……わたしって、もしかして、ちょっとS入ってる？
あーなるほど、長野さんともうまくいくわけだ。

それにしても、不思議…。
ほんの数日前までは、まるで接点がなかった長野さんと、
こうしてベッドにいっしょに収まってる。
他の人から見たら、わたしと長野さんの相性なんて考えることすらないんだろうけど、
いざいっしょになってみれば、収まるべきところに収まるというか、
わたしにとっては、この空間がとても気持ちがいい。

「今日から夏休みなんですよねえ、長野さん」
「うん」

実家に帰るって、昨日言ってた。
長野さんの実家は、愛媛の人口数百人の風光明媚な小島だそうだ。
しまなみ海道のかたわらに浮かぶ、漁業と蜜柑の島。
毎年実家からたくさん蜜柑を送ってくるとかで、昨日も2個戴いた。
もうすぐ隣の島と橋が架かるらしいのだけど、
少なくともそれまでは、広島からフェリーに乗って帰るらしい。

「どうしたの？もしかして寂しい？」
顔半分までシーツを下ろし、長野さんが嬉しそうに訊いてくる。
そりゃそうでしょう。だって、こんなことになってすぐ、会えなくなるんですから。
「朋ちゃんもみぃちゃんもいますから、平気ですよ」
わたしったら、長野さんに対しては、やっぱりSだ。確信した。

でも長野さんは、怒るかと思いきや、じっとわたしを見つめてきた。
なにかを見極めるような眼差しで。
長野さんの顔って、黙ってると、泣きそうな感じに見える。
たまらなくなったわたしは、ぐわってシーツごと抱きしめた。
そして、昨日数え切れないほど言った言葉を改めて口にする。
すると、シーツのなかから「わたしも」と、返ってくる。

「休暇中、いっぱい写メして下さいよ？」
「うん、するする」
「ノルマ、1時間1枚で」
「そんな無茶苦茶なーっ」

◆

翌朝。朝の番組が終わり、昼過ぎ、わたしが帰宅した頃から、
頻繁に長野さんから写メが届き始めた。
わたしは自宅の部屋で寝そべりながら、それらを眺めた。

新幹線の車窓からの富士。
窓際に置かれたウーロン茶のペットボトル。
夕闇に落ちた広島駅のプラットホーム。
フェリーから見た真っ暗な瀬戸内海と、
その先にちらちらと煌めく港の光。

それらの写真の向こう側には、
バッグを携えて故郷に向かう長野さんの姿が思い起こされた。
部屋の掃除の合間にも、リアルタイムで届く写真を見ていると、
まるで、長野さんと一緒に旅をしてる気分だ。

最後は、実家の長野さんの部屋だった。
和室にどっしりした学習机、本棚には教科書やアルバム。
年に2回しか帰らないその部屋は、長野さんがそこで最後に過ごした高校時代の空気を
そのままに閉じ込めているように思える。

《1時間1枚は無理だよー！(´；ω；`)》
というメールで、その日は終わった。
冗談を真に受ける長野さんに、ちょっと申し訳ない気がしたけど、
正直、そんなことをいちいち気にしてくれていることが、長野さんらしくて、嬉しい。

◆

さらに次の日、出勤するわたしは、ゆりかもめに揺られながら、
今朝長野さんから届いたばかりの写メを見ていた。

長野さんの故郷の、晴れ渡った空。
その空の下に、今日の長野さんがいるんだと思うと、なんだか切ない感じがした。

お台場も、今日はよく晴れてますよー、とメールする。

写メじゃよく分からないけど、
東京の空と瀬戸内の空はきっと、ぜんぜん違うんだろう。
だから、こんなに切ないんだ。この空は続いてるのに、違う空を見ている。
これまで接点なんてろくになかったのに、
今や、長野さんのいない一日の始まりは、とても色褪せてる。

◆

ロケから帰って打ち合わせを終え、スタッフルームに戻ると、
携帯には何通ものメール着信の表示が。早速メールを開く。
それぞれには、写真と、簡単なコメントが添えられていた。

古い民家が立ち並ぶ、ひなびた集落の通り。
そこで、レンズに向かってはにかむような笑顔を見せる、
見知らぬ人たち―――みんな長野さんの知り合いらしい。
誰かに撮影を頼んだのか、古びた郵便局の前で、硬い笑顔の長野さん自身の姿も。

スタジオ入りまで、まだしばらくある。
それら1枚1枚を大切に見ていく。

きっと長野さんは、島のひとたちへの挨拶がてら、携帯を手に島を回りつつ、
どれも丁寧に撮ってくれ、その都度わたしに送信してくれているんだろう。
わたしも、長野さんといっしょに、島を散策することができた。

写真を開くたびに、小さな液晶画面のなかに、
長野さんを育てた瀬戸内の潮風の薫りと陽光が溢れる。
それらは、煩雑な取材のせいで滅入っていたわたしの心を心地よく洗ってくれる。

まだ未読メールは残っている。

細長く突き出した岬と砂浜。
島の中腹にあるという、かわいらしい白い展望台。
首を傾げたようなお地蔵様。
まぶしい山麓の緑のなかにちらちら覗く、蜜柑の黄色。

知りもしないその風景のどれもが、長野さんの記憶のなかで、
これまで長野さんを支えてきたに違いない。

ふと、長野さんのデスクに視線をやった。
そこに座って、原稿のチェックに没頭する長野さんの姿が思い出された。

急に視界が潤んだ。

あれ？
なんだろ、これ。

島の岸壁を上機嫌で散策する長野さんを想像して、
わたしは、その隣を歩きたいと心から思った。
いつか、そんな日が来るといい。叶う当てなんてないけど、そう願っていた。

◆

すっかり夜の帳も下りて、わたしはゆりかもめのホームで、次の列車を待っていた。
今日はなんとも疲れた。オンエア中、ずっと緊張していた。
今も目をつぶると、じーんと熱を持っているのが分かる。
―――明日もか……。
先週の、長野さんがメインでわたしがサブで、なんて、
すごく贅沢なことだったんだなぁ、と、実感する。

汗ばんだシャツの襟元に手をやり、ぱたぱたさせていると、
またメールが届く。長野さんからだった。

《お疲れ様。ニュース見てたよー。よかったよー。
　話せるようなら、メールください。》

はやる気持ちを抑えながら、すぐにメールを打ち始める。
形はどうあれ、今すぐ長野さんと繋がりたい。

それからベンチに座り、しばらく長野さんと話した。

『寂しいんでしょ？』
最後に過ごした朝と同じことを長野さんが尋ねてきた。
でも、あのときみたいな憎まれ口を叩くことはできなかった。
「たまには……わたしのことも思い出したりしてくださいね」
弱みを見せたくなかったけど、口に出さずにはいられなかった。
『なによ優里ちゃん、わたしの故郷のことで焼き餅焼いてるの？』
優しいお姉さんのような声。

なにワケの分かんないこと言ってるんですか、と言いながらも、
長野さんのその言葉に、あ、そうか―――と思った。
わたしは、長野さんを故郷に取られた気分だったんだ。
だから胸がこんなにざわざわしてるんだ。
どうやら、思ってる以上にわたしはおかしくなっている。

それから長野さんは、変わらない故郷のことをひとしきり話してくれた。
さして最後に、
『優里ちゃんには、なにか美味しいもの持って帰るから』
「期待してます」
わたしは含みを込めて言った。
どんなに故郷の美味しいものを持って帰ってきてくれたところで、
いちばん美味しいお土産は、あなた自身なんだから。

いじょ。
あ、先のあやみなに反応してくれたひと、ありがとん。また書きたいお。
ちなみに、フリーなら杉崎かなー。
生野・翠・遠藤に詰め寄られて、オロオロするがいいわよ。

>>299
おおおおおgj！あなたのせいで優里と翼が気になって仕方ないw
なんでもいいのでまた書いてくれ
あと3人の中にぶっ飛べ洋子も入れてあげてください(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ

そして自分もフリーなら杉崎、あとは麻央と中田様かな
杉崎の可愛い子大好きっぷりと、麻央のまやや大好きっぷりと、中田様のお姉様っぷりがタマラン

>>299
お疲れ様です。
素晴らしいの一言ですわ。

しかし、今日の優里のおっぱいは凄かったな。
あのおっぱいに抱きつこうと思えばいつでも出来る翠と朋ちゃんが羨ましい…

本当にありがとうございます。
優里が愛する人の故郷を想い描く所にグッときました。
会話の押し引きがウマくて感心します。
ベッドの上の甘い香りまで想像出来るような柔らかさも好きです。

中田さんは中島さん大好きだな、嫁候補だっけ
中島さんのブログの方にも頻出してるし
ええ。いい夫婦だと思います

杉崎も共演してる人らを可愛がりすぎだろｗ
疑惑もたれるわ、わざわざ否定するわ・・・
隠しているんですよね。わかります

>>300
戸部ちゃんが入るなら是非さおりんも…
ショーパン・翠・玲子・さおりん・戸部ちゃんに一斉に迫られて狼狽える美香さん…
(●●)みたいなのも美香さんの隣にいた事があるみたいだが、こいつは別にいいや。


フリーならあとは千明と亜季子だな。
二人掛かりで翠を食ってしまえば良いのにｗ

今日のニュースでも、ゆりりんに萌え尽きた。
昨日の服装もたいがい暴力的でしたけど。おかげで、また妄想SS書くしかねえよ、夏。
で、心優しい誰か教えてくださいませ。由香里は優里をなんて呼んでるん？

>>300
優里×翼が支持してもらえてよかったー。
さっそく書いてみます。上述のカップリングでよければ。…難しいかなぁ。
んー、でも、むしろ誰か書いてくれないかなぁ。

>>301
わたくし的に、今日はゆり株ストップ高です。
眼鏡とおっぱい、これ最強。ただ、今日で終わりなんですよねぇ。
でも、明日は明日の萌えがある。ゆかりんに期待w

>>302
里帰りのくだりは後から付け足したので、
バランスが悪いと思いますが、楽しく書けたし、
なにより楽しんでくれるひとがいて、よかったよう。ありがとう。

>>304
マーサｗｗｗｗｗ
このこだけはどこの板でも同じ扱いだな…さすがってところか

ちゃーきとあきこならこの二人であきこ×ちあきでもいける
あきこブログは完全にちあきこ状態
でも翠を食ってほしいな、まじでｗ

>>305
＞本日は大変お世話になりました。。。
優里さん大好きっす。
いや、がちで(笑)

ゆりブログよりコピペの由香里のコメント
優里さんだそうです、そしてがちで大好きだそうです

>>307
ありがとうございます、や、ガチで（笑

>>308
楽しみにしてまつ

下手糞な小説なんざいらねーんだがな

誰もいないうちにちょっと投下しますよ
亜季子×翠という超需要なさ気なものを投下しますよっと

あたしの目の前にいるのは、パフェを美味しそうに頬張る小動物。
もといみど姉。
「期待してもいいんだよね」
「にゃにを？」
みど姉って、すぐ漫画とかゲームとかスィーツに夢中になるよね。
あたしを誘うのも、ただついてきてほしいだけ？
そう思ったりするのに、あたしばかり誘うには、別の理由があるんじゃないかって、期待しちゃう。
「んーん、やっぱいいや」
「…なにそれ」
カチャン、とスプーンを置くと、頬杖ついて目を細めた。
それからからかうように言った。
「もしかして、寂しかった？」
「まぁ、パフェに夢中になられたらね…」
「ほぉ」
「パフェばっか食べて太る前に、あたしの方見たらいいんじゃない」

一言めでは優越感漂う表情をしたものの、二言めで頬杖から顎が落ちた。
「どゆこと？」
みど姉は慌てて崩れた体勢を立て直し、思ったより大きく食いついてきた。
どういう事だと思う？
「そういうこと」
「えー！わかんないよお」
ま、あたしならパフェなんかよりずっと甘く接してあげるし、満足させてあげるんだけどなー…ね、翠？

「お願いだから亜季子〜」
「…溶けてるよ？」
「あ、ほんと」
パフェのアイスが溶けてることを教えたら、ほら。
やっぱりパフェに夢中になる。
あたしは、みど姉がこっち見ないなら教えたりなんかしない。

気付けば、テーブルの上に置いておいた携帯が、LEDを光らせている。
携帯を開けばメールが入っていて、それは苑子姉ちゃんからだ。
『―どう？うまくいってる？
超オススメのお店だから、翠ちゃん喜んでるでしょ☆』
と、いう内容。
喜んでるけど、苑子姉ちゃんの作戦は失敗です。
あたしは取り繕う気にもなれず、失敗だと、正直に言おうと思った。
みど姉はパフェと戦っているだろうし、あたしはすぐ返信メールの作成画面を開いた。

「ねぇ」
不意にみど姉が言う。
にこにこと、屈託のない笑顔で。
「んー？」
「食べる？食べていいから教えてよ」
「まだゆってんのー？」
当たり前！って、ピースするみど姉に、あたしは笑うしかなかった。

あたしの目の前にいるのは、パフェを美味しそうに頬張る小動物。
もといみど姉。
「期待してもいいんだよね」
「にゃにを？」
みど姉って、すぐ漫画とかゲームとかスィーツに夢中になるよね。
あたしを誘うのも、ただついてきてほしいだけ？
そう思ったりするのに、あたしばかり誘うには、別の理由があるんじゃないかって、期待しちゃう。
「んーん、やっぱいいや」
「…なにそれ」
カチャン、とスプーンを置くと、頬杖ついて目を細めた。
それからからかうように言った。
「もしかして、寂しかった？」
「まぁ、パフェに夢中になられたらね…」
「ほぉ」
「パフェばっか食べて太る前に、あたしの方見たらいいんじゃない」

一言めでは優越感漂う表情をしたものの、二言めで頬杖から顎が落ちた。
「どゆこと？」
みど姉は慌てて崩れた体勢を立て直し、思ったより大きく食いついてきた。
どういう事だと思う？
「そういうこと」
「えー！わかんないよお」
ま、あたしならパフェなんかよりずっと甘く接してあげるし、満足させてあげるんだけどなー…ね、翠？

ひとしきり笑って、携帯に視線を戻す。
『残念だけど、失敗みたいで――
「あきぼん」
だーかーら、教えないよってば。
そう思って、メールは打ちかけのまま、またみど姉に視線をやる。
けど、みど姉の口から出たのは、あたしが予想していたものから、大きく外れていた。
「携帯、置こうよ…私、いるじゃん」
「あ、ごめん…」
「寂しいから、ね」
あはは、と小さく笑うと、すぐにうつむいた。
そんな姿、滅多に見ないから、自分がそうさせたと思うと、胸が痛んだ。
「…みどり？」
「何？」
「顔、上げよーよ」
「ん、やだ」

どうして？
…どうしよう。

頭の中が焦り始めたその時、髪の隙間から見えたみど姉の耳が真っ赤だった。
あたしは、自然と口元が緩んでいくのを感じた。
「みどり…そういうこと？」
「…」
「パフェ、もらうよ」
多分、いや、きっと。
あたしは確信した。
みど姉は、いつも期待を裏切らないし、今回もきっと応えてくれると。
あたしの言葉で、みど姉は目を輝かせて顔を上げた。
「じゃあ、教え―――」
いただきます、心の中でそう断って、口唇を頂戴した。
ほんのり甘い香りがする、とっておきのスィーツって感じ。

そっと顔を離すと、みど姉は目を真ん丸くして、瞬きもせず固まっていた。
「まあ…こういうことだよ」
「な、なっ…あ、あ、あ」
言葉になっていない声を漏らしながら、みど姉はあたしを指した。
「…なに？」
「ふっ、フライデーされたらどうすんのっ！」
「スキンシップ、でいいじゃないですか」
「で、も、お店の人とかが流したら…」
「スキンシップ、でいいじゃないですか」

普通、これで済むんだろうけどなあ。
みど姉は真っ赤になって、ぶつぶつと言っている。
つい、軽くふきだすと、みど姉は口を尖らせてそっぽを向いてしまった。
そーゆうところ、大好きよん。

ふと目に入った、開いたままの携帯。
画面には作成中だったメール。
あたしは一つ笑うと、一度全文を消去した。
そして、新しく全て打ち直して、送信ボタンを押した。


『―はい！！おかげさまで☆』
千明ちゃんから届いたメールに、私はほっと一息ついた。
「私も寂しいなぁ…」
晴れた休日、一人だけの部屋で、苑子は呟いたのだった。







終わり。
このスレの名作たちの中に変なの混ぜてすまんｗｗ下手なのは承知してる
キャラとかあんまわからんから壊れてるけどヌルーで

小動物な翠の可愛さが表れてて楽しいw
パフェとの対決に勝利した亜季子やるじゃんw

今日のｽｰﾊﾟｰﾆｭｰｽ翼の代打でゆかりんがｽﾀｼﾞｵ、ｼｮｰﾊﾟﾝが提供読み
少しニヤニヤしちまった

今日は報道3姉妹のオパー意は危険すぎると、改めて思った
ショーパンといえば、にゅ〜ストーリーのしょーこには禿ワロタｗｗ
あれ見たら、大島がしょ−このこと笑って怒ったしょーこが大島ほにゃららとか妄想してしまった

>>317
ごちそうさまでした。
気の利いたデザートのような話で、素敵なお味でした。小動物萌え。
これは、ふだんは見ないめざどを今週は見ざるを得ない。
妙なフィルターが掛かっていそうだが、それもまたよし。
また書いて下さい。

反応してくれた人THX
翠は攻めなイメージがありそうだけど、ちっさいから押されてるほうが可愛いだろうとか
そんな自己満足で書いたが、反応もらえてよかったｗ

亜季子のこと気になってくれたら、携帯セントのブログをオヌヌメしたい
千明や翠との絡みが多くて萌え死ぬと思うんだ
もう普通にキスしてるんじゃないかと思うんだ

由香里のゆりの呼び方聞いてた人まだかな？
ｗｋｔｋ

今回はエロ分多めなので、苦手な方は（略）。
リビドーのままに書いたら、無駄に長め、ぐだぐだです。

ひとり、ソファの真ん中に陣取って足を組んだわたしは、
「CHU-LIP」をBGMに、膝に載せた分厚い歌本をぱらぱらとめくっている。
そもそも、申し込んだ限られた時間内に少しでもたくさん歌わなければ！
という気はなくて、こうして無数の曲目を眺めているだけでも、
なんだか楽しい。

ひとりカラオケ（略してヒトカラ）は、
完全な密閉空間であるカラオケルームにひとり、ということに、
癒しと楽しみを見つけることこそが、真髄だ。
たとえこんなくだらないことであっても、語ってしまえるほど、
わたしはこのように過ごす時間と空間を気に入っている。

ただ、今日はいつもと事情が違う。
誰かとカラオケに来るのは、わたしにとって、とても珍しいことだった。
もっとも、まだ約束の相手は現れないけど。
もしかして、忘れられてる？
いや、まさか。朋ちゃんに限って、そんなことはない。

◆

そもそも昨日、朋ちゃんに声を掛けられたのが始まりだった。
最近、仕事で大ポカをやらかしたという朋ちゃんは、
カラオケで思い切り歌って発散したいのだという。

「そんなわけで、お邪魔してもいい？」

お邪魔もなにも、ひとりカラオケが好きっていうだけで、
マイ・カラオケルームとか持ち合わせてるわけじゃないんだけど。
たぶん、それはただ単に、
カラオケにいちばん慣れ親しんでいそうなわたしに付き合って欲しい、
という意味だったんだろう。
同期ということもあって、憂さ晴らしの相手には格好だったというわけだ。
女子アナひとりカラオケのインパクトは、それだけ強烈だったということか。

それで約束の今日。朋ちゃんも知ってるという、
このカラオケボックスに直接集合―――の、はずだったんだけど。

◆

ひとしきり新着をチェックし終えた頃になっても、朋ちゃんはまだ現れない。
腕時計を見る。約束の時間から10分強が過ぎていた。
メールしたとして、もしちょうどこっちに向かっている途中なら、
急かすみたいでいけない。
けれど、歌えるのに歌わないのは、なんだか勿体ない。
よし、いつものように、ひとりで始めるとしよう。

例によって、王道から行くか。
わたしはリモコンで番号を入力し、送信。ソルティードッグで口を潤すと、
画面が変わるのを待った。
しばらくして、カラオケランキングの画面がフェードアウトし、
ミドルテンポのイントロが流れ始める。
モニターに「負けないで」とタイトルが表示された。
すぐさまリモコンを手に、手馴れた操作でキーをひとつ下げたあと、
わたしは立ち上がり、両手でマイクを握る。
あとは、肩でテンポを取りながら、モニターに現れる文字を待つだけだ。

負けないでー、もーお少し、さーいごまで、走りぬぅけてー

自分で言うのもナンだけど、自慢できるほどじゃないにしても、
誰にも聞かせられないような酷さではないと思っている。
今日は声の調子もまずまず。ワンコーラス目のサビに差し掛かった頃には、
わたしはすっかりハイになっている。

やがて最後のサビの繰り返しになったとき、ドアがゆっくりと開いた。
その小さく開いた隙間から顔を覗かせたのは、意外な人物だった。

「あのー、こんばんわ、お疲れさまです」
そんなおずおずした声は、ほとんど曲にかき消されてしまっている。
「あれ？由香里ちゃん…？あぁ、いらっしゃぁい。どうぞどうぞ」
わたしは戸惑いながらも、由香里ちゃんを招き入れる。
予想外の人物の出現に戸惑っているせいか、
高潮していた気持ちがしぼんでいく。

わたしはソファに座ってマイクを置くと、曲をキャンセルした。
そして、部屋に一歩入ったところで所在なさげな由香里ちゃんを隣に座らせる。
「すみません、場所が分からなくて、ちょっと遅刻しちゃいました」

いつもニュースのレポートで着ているようなヨソ行きスーツではなく、
黒いポロシャツに七分丈のスキニーデニムというラフな恰好。
まさに、アクティブな由香里ちゃんのイメージそのもので、
プロポーションのよさが際立っている。
でもその表情は、ふだんの由香里ちゃんではなく、
妙に臆した感じで、硬くなっているように見える。

「いったいどうしたの？朋ちゃんが一緒じゃないの？」
わたしは訊いた。
「えと、朋さん、急な仕事が入ったから、代わりに行くようにって言われて…」
「あ、そうなんだ？なんだろ、急な仕事って」
今夜のすぽるとは、理央さんの担当だったはずだけど。
「さあ、そこまでわたしは知らないんですけど…すみません」
「あーううん、由香里ちゃんが謝ることないってば」

でも、なにかヘンだ。なにかが引っ掛かる。なんだろう。

朋ちゃんのことだから、事情が変わったのなら、
メールのひとつでも送ってきてもよさそうなものだ。
それに彼女は、わたしがもともとヒトカラ好きということを
知っているのだから、わざわざ代わりをよこす必要はないんじゃないか。

もしかしたら、わたしが誰かとカラオケするのを
楽しみにしているんじゃないかと思って、気を回してくれたのかもしれない。
で、たまたま目の前に由香里ちゃんがいた、と。
うん、なるほど。それなら合点がいく。

「あの、すみません、朋さんじゃなくて」
しばらく考えを巡らせるあまり、押し黙ってしまったわたしに、
由香里ちゃんが申し訳なさそうに言った。
「あ、ううん、それはいいんだけど、由香里ちゃん、
　無理して来てくれたんなら、別に気を遣わなくていいよ？
　なんか用事とかなかった？」
すると由香里ちゃんは、ぶんぶんとかぶりを振り、
「大丈夫ですっ。先輩にお供しますっ」
と、唾が飛び散るほどの勢いで言った。
いや、そんなに力まなくても…。相変わらず体育会系だなぁ、この子は。
「わたしなら、ひとりでカラオケなんて、ごくふつうのことだから」
後輩に気を遣わせるなんて、わたしの柄じゃない。
気を利かせ、由香里ちゃんが帰りやすいように言ったつもりだった。
でも、由香里ちゃんはわたしに詰め寄るようにして、
「ひとりのほうがいいですか？」
と、じっと見つめてくる。

前から分かっていたけど、やっぱり由香里ちゃんって、すごく美人さん。
視線が吸い付けられる感じ。”大人っぽさ”と”可愛さ”と”凛々しさ”が、
黄金率でブレンドされたような感じ。
これでわたしと学年は同じだというんだから、この差に微かな嫉妬すら覚える。

「優里さん？」
「えっ？あ、なんだっけ？あぁ―――ひとりカラオケね、うん」
いけない、見とれてしまった。おまけに、なに頬を熱くしてる、わたし。
「別にひとりじゃなきゃダメっていうんじゃなくて、
　誰かといっしょにカラオケすんのも好きだよ」
そこでようやく由香里ちゃんは、表情を緩めて、
「じゃあ、ご一緒します」

由香里ちゃんのことは、嫌いじゃない。むしろ好きなタイプだ。
なかなかゆっくり話す機会はないけれど、
以前、アナウンスルームで真剣に話し込んでしまったことがあった。
アナウンス技術のこと、ダイエットのこと、
番組が自分たちに求めていること、ニュースを伝えるということ。などなど。
本音で色々なことを誰かと語り合ったのは、久しぶりだった。
そのとき、この子は信用できると思った。
そして、ライバルになるかもしれない、とも。

頑張り屋で、仕事に対して真面目で、
アナウンサーという仕事にプライドを持っている。
同時に、伴う責任や信頼感の重要さも充分理解している。
まさに、報道キャスターの有望株のひとりだ。
なにより性格がいい。今年入った後輩たちからも、
姉御肌で慕われているという話も聞く。積極的に周りのひとに関わって、
心地よくさせるという、わたしが足らない能力を、彼女は持っているのだろう。

なんだか妙なことになったけど、
由香里ちゃんといっしょにカラオケっていうのも、面白いかもしれない。
とりあえずフードメニューを開き、由香里ちゃんが選んだジン・フィズを頼む。
受話器を置いたわたしに、歌本を膝に広げたまま、由香里ちゃんが尋ねてきた。

「いつも優里さんって、ひとりで来てるんですよね？」
「うん、そうだよ」
「あの……いっしょに来るひと…とか、いないんですか？」
それは揶揄するでも、同情するでもない、静かで不思議な調子だった。
「あーもう、悪かったね、いなくてっ」
冗談を笑い飛ばすみたいに、明るく言い放ったつもりだったのに、
「すいません、ヘンなこと訊いて」
そんな恐縮した声で言われたら、なんだか急に自分が惨めに思えてきた。
ああっ、そこでますますうつむかないでっ。

「じゃあ、ここはひとつ、お詫びに石川さゆり聞かせてよー」
番組で由香里ちゃんが歌った「津軽海峡冬景色」は、なかなかの聞き物だった。

空気を変える意味でも、もういちど聞かせてもらうことにしよう。
「えっ！アレですかー？」
由香里ちゃんの反応は、戸惑っているわりに、嫌そうでもない。
わたしは歌本をひったくると、早速ページを手繰り始めた。
「ふふふっ、由香里ちゃんにはもう、拒む余地なんてないんだからねー」
津軽海峡……つ、つ、つ、津軽海峡冬景色、と。
番号を見つけ出し、送信。
ややあって、甘美で切ない昭和歌謡のメロディーが流れ出した。

「じゃあ、不肖大島、ガチで歌わせて頂きますっ」
由香里ちゃんは自らを奮い立たせるように言い放ち、
マイクを片手に立ち上がった。風を切るような、その凛々しい姿。
…まるで、敵の本拠地に乗り込んで、一大決戦に臨むかのような。

それはまさに熱唱だった。番組で披露したとき以上に、由香里ちゃん大熱唱。
最初は、気持ちよく歌うなぁ、と思い切りのよさに感心していたけれど、
そのうち、そんなに歌い上げて、なんかあった？と、杞憂さえ抱いてしまう。

つぅがるぅ、かいきょーお、ふーゆげぇぇぇぇぇぇしきぃぃぃ

由香里ちゃんは腰をくねらせて、音程を外さずにサビを歌い切った。
それにしても由香里ちゃん。あなたが歌うと、
吹雪の津軽海峡というよりも、ハリケーンのカリブ海…。

歌い終えた由香里ちゃんは、全力疾走のあとみたいに、
ぜえ、ぜえ、と息を切らしている。
「はい、お疲れお疲れ〜！」
と、”大島由香里オン・ステージ”の間に届いたジン・フィズを差し出した。
「ふは、ありがとう、ございます」
席に着くと、息を整える間もなく、
ぐいーっとグラスのほとんどを空けてしまう。
「ぶはーっ、気持ちいいーっ」
そのさまにわたしが呆気にとられていると、
「なんかおかわりしてもいいですか？」
「あ…ああ、うん、ドリンク飲み放題だから、ココ」
気圧されているわたしをよそに、由香里ちゃんはインターホンを手に取り、
「すみません、水割りひとつお願いしまーす」

……由香里ちゃん、たしかお酒強いんだっけ。

それからわたしたちは、歌いに歌った。
相手が歌っているときは手拍子を続けて盛り上げたし、
いっしょにマイクを握り、歌ったり踊ったりもした。
いつしか、来たときは表情が硬かった由香里ちゃんも、
アルコールも手伝ってか、ふだんの明るさをすぐに取り戻していった。
歌の合間には、わたしたちはげらげらと笑った。
人前じゃ見せられないような、馬鹿笑い。

たまには誰かといっしょに来るのもいいなぁ、と、率直に思った。
いや、それは正しくない。
相手が由香里ちゃんだから楽しいのだと思う。
やっぱり由香里ちゃんは、ひとを心地よくさせる力があるんだ。

柄にもなくはしゃぎすぎたのか、わたしは少し疲れてきていた。
せっかくのこの機会、由香里ちゃんといっしょにできるだけ楽しみたい、
という気持ちになっていた。ふだんひとりで来るときのカラオケと違って、
時間が惜しいと思い始めていた。

で、その由香里ちゃんはといえば、すでに3杯目の水割りを空けていた。
わたしが、次はなにかソフトドリンクのほうが、と言おうとしたとき、
アルバイトの男の子が小松帯刀を運んできた。
って、いつの間に頼んだのっ。

「そんなペースで飲んで、大丈夫？」
「だいじょうぶでぅよー」

……酔っても、顔に出ないタイプなのね。
でも、うふふふふふ、と、時に訳もなく不気味な笑いを漏らすさまは、
間違いなく放送禁止だ。
でも、由香里ちゃんにつられるようにして、わたしも結構飲んでるなぁ…。
カラオケに来たんだか、飲みに来たんだか、分からなくなってきた。

急に深刻な顔になって、由香里ちゃんが尋ねてきた。
「ねえ優里さん、わたしのことどう思います？」
「え。どう、って…どうって…」

いきなりそんなこと訊かれても、答えがすぐに思いつかないよ。
どういう答えが適切なんだろう。
どういう答えを求められてるんだろう。
いや、だいたい、わたしはどう思ってる？

それでも由香里ちゃんは、じっとわたしを見据えたまま、答えを待っていた。
濡れた、黒目がちの瞳がわたしを見ている。
にわかに自分の耳たぶが熱くなってくるのが分かった。

「由香里ちゃん、ちょっと、酔ってる？酔ってるんでしょ？」
すると由香里ちゃんは急に吹き出して、
「うふふふ、優里さぁん、わたし、酔っちゃいましたぁ」
ちぐはぐな会話に苦慮していると、インターホンの呼び出し音が鳴った。

予定の時間が来て、わたしたちはカラオケボックスを出た。
由香里ちゃんの様子を見ると、少し酔い覚ましの時間が欲しかったけど、
今夜は部屋が詰まっていて、延長は遠慮して欲しいとのことだった。

◆

街灯のナトリウムランプに照らされた街路樹が、さわさわと揺れている。
ビルの谷間を吹き抜ける夜の風は涼しく、
ほろ酔い加減で火照った頬に心地いい。もう今年の夏も、お終いみたい。
でも、いまわたしが肩を貸しているこの子には、
間違いなくそんな感慨にふける余裕はなさそうだ。

タクシーを拾い、由香里ちゃんを放り込むと、わたしも続く。
このままじゃ、とてもひとりで帰すわけにはいかない。
わたしたちは一介の会社員ではあるけれど、
テレビに出ているというだけで、世間的には特別視されている。
醜態があれば、写真週刊誌に絶好のネタを提供することになるだろう。

車窓に夜の街が流れていく。
まったく、なにからなにまでヘンな夜だ。
朋ちゃんは来ず、由香里ちゃんが来て、なんだかふたりで妙に盛り上がって、
成り行きで、酔っ払った由香里ちゃんをわたしの家に連れて行く。

ことん、とわたしの肩に重みが載った。
さらさらした由香里ちゃんのセミロングの感触が首をくすぐる。
わたしは何気なく、由香里ちゃんの横顔を窺った。

すらりと通った鼻筋と、細く尖った顎のライン。
綺麗に生え揃った長い睫毛、意思の強そうな眉。
どれもわたしにはないものばかり。なんか、また見とれちゃうな。

わたしは肩に心地いい重みを感じたまま、
できるだけ由香里ちゃんを起こさないようにパンプスを踏ん張っていた。

◆

マンションの前に着き、由香里ちゃんを揺すり起こす。
車を降りると、肩を貸さなくても由香里ちゃんの足元はいくぶんしっかりしていたものの、
ふらふらと今にもどこかに行きそうで、わたしは由香里ちゃんの手を引く。
陽気な調子で由香里ちゃんは、「あっ、ただいまーっ」と、
見上げたマンションに手を振る。

「いや、わたしん家だから」
「そうでした。何階ですか？」
「いいから、ついておいで」
そう言って、わたしはエントランスに向かう。
握られる手が、気のせいか強くなった。

エレベーターのなかで、
急に由香里ちゃんはわたしのほうによろめいてきたかと思うと、
ぎゅっと抱きしめてきた。
「あっ、こら」
バランスを崩したわたしは、由香里ちゃんを受け止める形で
壁にもたれ掛かった。その勢いのままに、胸に顔を埋められる。
胸元から「ふふふっ」と、こらえるような笑い声が漏れた。
「優里さん、でかっ！」
少なくとも由香里ちゃん、あなたには言われたくない。
「あの、汗くさいから…」
「それがいいんスよー」

酔いどれ大島、とうとうセクハラオヤジと化す。
っていうか……だんだん、典型的なうざい酔っ払いになってきた、かも。
部屋に入ったら、さっさと寝かしつけ、わたしも寝ることにしよう。
幸い、この程度の酔い加減なら、明日の仕事には響かない。

◆

リビングのソフトレザーのソファに腰を下ろし、
落ち着きなくわたしの部屋をきょろきょろと見回す由香里ちゃんに、
グラスに注いだエビアンを差し出した。
こくこくと半分ほどを空けると、由香里ちゃんは、ふーっとひと息つく。
わたしもグラスを傾ける。冷たい硬水が喉を潤していく。

グラスをテーブルに置くと、由香里ちゃんはわたしに向き直っていて、
「ところで、さっきの答え、聞いてないんですけど…」
「え？なんだっけ？なんか訊かれたっけ？」
「……わたしのこと、どう思ってるか」
あぁ、そんなこと聞かれたっけ。酔っ払いの戯れ言かと思ったけど…。
「好きだよ」
「ホントですか？」
「ホントホント」
あしらうように言ってしまう。
でも、わたしを見つめる由香里ちゃんは、至って真剣な表情だった。
そのまま上半身を乗り出すようにして、由香里ちゃんが近づいてくる。

ほろ酔いだったけど、わたしには、なぜか、なにをされるか分かっていた。
予感…めいたものがあったのかもしれなかった。
―――なのに。
わたしは、動けなかった。あるいは、動かなかったのかもしれない。
期待していた？そうしたいと思った？
いや、違う。
予感はあったけど、なにも考えられなかったんだ。

唇が重なる。ほんの一瞬のことだった―――触れ合うか触れ合わないかの。
そしてすぐに、由香里ちゃんは身を引いた。
濃密な眼差しは、わたしを見据えたまま。

わたしは目を瞬いて、「なに？今の」と、やっとのことで掠れた声を発した。
「キス、です」
「あ……なんで、あの…キスなんかしたの？」
「優里さんが、素敵だからです」
そうだ。由香里ちゃんは酔ってるんだ。だから、そんなこと…。
「あの、酔い、もうちょっと醒ましたほうがいいかも？」
「もうちょっと、酔ったままでいいです」

抱きしめられた。そのままソファに押し倒される。

「嫌なら、嫌って言ってください。そしたら、やめますから」
そして、金縛りにあったように動けないままのわたしの頬は、
由香里ちゃんの両手に包まれ、また、唇を重ねられる。
今度はそっと。
優しい接触。ゆっくりと押し付けてくる。
その唇の温度や柔らかさがしっかり分かるほどの、長い口づけ。

さっきはよく分からなかった唇の感触が、
まるで細かな襞の一本一本まで、やけによく分かるような気がする。
自分の唇に神経が集束して、できる限り、
由香里ちゃんのそれを感じようとしているみたいだ。

高校時代、クラスの仲のいい女友達同士が、
冗談の範疇でキスするのを何度か目にしたことはあった。
今のこれも、きっとそんな感じなんだろう。
実際、たとえ女の子であっても、
こうして綺麗な後輩にキスされるのは、決して悪い気分ではなかった。
むしろ、なぜかわたしは気持ちよさを感じ始めていた。

前に誰かとこんな風にキスしたのは、いつだったかな…。
そんなことを、ふと思い浮かべたら、
よそ見しないで下さい、とでも言うように、舌が入り込んでくる。
その生温かい異物の侵入に、肩が強張るのが自分でも分かった。
これはもう、少し行き過ぎた親愛のキスでは済まない。
そんなわたしの緊張感を和らげるように、
由香里ちゃんの両手が優しく抱き締める。
「…ん……っ」
絡み合う。
いや、絡め合っている。
……絡め合っている？
いつしか、わたしの舌は吸われているだけじゃなかった。自分のほうからも。

と、わたしの口を割って、「んんっ」と、喘ぎが漏れた。
由香里ちゃんの手が、シャツ越しにわたしの胸を包み込んでいた。
そしてそれは、ゆっくりと動かされる。

―――嫌だったら、嫌って言ってください。

由香里ちゃんの言葉が反芻される。
同性でこんなことって、おかしい。少なくとも、わたしにとってはおかしい。
それでも、由香里ちゃんがもたらす心地よさ、熱さ、
そして、胸のあたりから沸々と湧き出してくる何かしらの感情のうねりが、
わたしに「嫌」とは言わせない。

もしかしたら―――と、わたしは思う。
由香里ちゃんには、もともとこういう要素があったのかもしれない。
今夜、たまたまアルコールによって枷が外され、
こうして表に出てきたのかもしれない。
なぜかそれは、自分自身への言い訳のようにも思えた。

わたしの唇をひとしきり味わった由香里ちゃんの唇が、
首筋を滑り、鎖骨を乗り越え、胸へと下りていく。
シャツが引き上げられ、ブラをずらされ、執拗な愛撫が始まった。

「由香里ちゃん、そんな、胸、ばっかり…ぅん……」
「だって、優里さんの胸、素敵だから…」
口づけを繰り返しながら、その合間に由香里ちゃんが呟くように言う。
「だから………もっとしてあげますね」
由香里ちゃんの指がわたしの胸の上で踊り、
舌が、唇が、わたしの中枢に甘い刺激を響かせる。

「ね、ベッドに……ちゃんと、しよ？」
わたしは言った。
ソファでは、窮屈さが気持ちよさを邪魔する。
もっと、ちゃんと味わわせて欲しかった。
すると由香里ちゃんは、「はい」と、はにかみに似た笑みを浮かべた。

わたしたちはベッドに腰掛けて、お互いに服を脱がし合った。
由香里ちゃんのポロシャツのボタンをわたしが外し、
わたしのシャツの裾は由香里ちゃんに捲り上げられる。
鼓動が高鳴る。
由香里ちゃんもそうなんだろうか。
そう思って、ちらと目を遣ると、視線が絡み合った。
ばつが悪く、すぐにわたしも由香里ちゃんも目を逸らす。
なにをやってるんだか、わたしたち。

「優里さん、やっぱりすごいですね…」
由香里ちゃんが感嘆を漏らした。もう散々見られてるのに、今さら気恥ずかしい。
「…見なくていいから。そんなに見るんだったら、わたしも見ちゃうよ？」
「じゃあ、背中合わせで脱ぎます？」
分かってはいたけれど、やっぱり由香里ちゃんの体の線は綺麗だ。
見られるべきは、間違いなく由香里ちゃんのほうだと思う。
羨望と嫉妬がわたしのなかで混じり合う。

とは言え、恥ずかしさで、上半身を晒し合うのがやっとのわたしたち。
結局、デニムのベルトを緩めたところでベッドに入ると、
上になった由香里ちゃんに、わたしは改めて抱きしめられる。
ぴったりと密着した由香里ちゃんの体温が、とても気持ちがいい。
でも、ひとしきり唇を交し合ったあとは、安らぐ暇を与えられなかった。

「ん…っ」
未知の感覚に思わずわたしは発して、ひくん、と肩をすくめる。
「ここ、弱いんですね」
”ここ”ってどこ？
唇を胸の攻略に残しつつ、由香里ちゃんの指の腹が胸から肋骨の下端をなぞり、
おへその方へ這っていくのは、なんとなく分かった。
けれど、抱きしめられたままで、どこをどう触られているのかが分からない。
「ぁ、ん……ん…」
また、甘いくすぐったさが走り、わたしは息を荒げてしまう。

由香里ちゃんの指先は、徐々に際どいところへと下りていく。
デニムのボタンを外し、ショーツを覗かせると、
由香里ちゃんは、指先までぴんと伸ばした手のひらを潜り込ませてきた。

自分のそこが、すでにどういうことになっているかは理解していた。
こんなわたしのことを、由香里ちゃんはどう思うだろう。

ほどなくして、由香里ちゃんは来るべきところに至る。
すると、「ふ…」と、由香里ちゃんから漏れる息が、はっきりと聞こえた。
いま…笑った？
でも、胸に顔を寄せたままの由香里ちゃんの表情は窺えない。
息が詰まる。恥ずかしさで顔全体が火を噴きそうだ。
そのまま、滑るように、撫で回される。
顎が仰け反った。

「優里さんのここ、すごく熱いです…」
「わざわざ、言わなくて、いい、から…」
そんなこと、よく分かってるから。
なのに、
「ぬるぬるー」
と、なおも続ける由香里ちゃん。
わたしはもう、表情を見られないように顔を逸らすのがやっとで、
なにも言い返せない。

指先がしばらく庭先で遊び、わたしにいくぶんかの嬌声を強いたあと、
ゆっくりと入ってくる。
なかでうごめく。
体が熱い。どんどんあふれてくる。なにもかもが。
勝手に声が口を突いて出てしまう。

「可愛いですよ、優里さん」

また囁かれる。由香里ちゃんが、上目遣いでわたしを見ていた。
そんなこと言わなくていいって、言ってるのに―――。
わたしはその言葉でまた潤ってしまう。
早まる息遣いのせいで乾き気味の唇を、緩めて見せた。
由香里ちゃんの目にそう映っているのが嬉しくて。

アルコールはある程度抜けているはずだった。
でも、由香里ちゃんに酔っていた。
息が荒くなり、鼻を鳴らす。
自分がとても情けない人間のような気がする。我ながら浅ましい。

されてばかりは不公平だと思った。ほんの少し、悔しさもあった。
由香里ちゃんも気持ちよくしたい。
自然に泡立つ感情に従って、わたしは指先を伸ばし、
由香里ちゃんの具合をそっと確かめてみた。
「ぅん…っ」
予期していなかったのか、切なげな由香里ちゃんの吐息。
フライパンに溶かしたバターみたいに熱くなった、そこ。
少しその先にぬるりと沈めてみる。
そのたびに由香里ちゃんは、熱を持った息を漏らした。
そんな由香里ちゃんの反応に、わたしは不思議な悦びを感じていた。

由香里ちゃんの、わたしのなかの指の動きが止まる。
長い睫毛が伏せられて、震わせている。
形のいい唇が開き、吐息が漏れる。
肩幅が小さく上下を繰り返す。
普段はさっぱりした印象の由香里ちゃんが、今はとても艶かしい。

でも、そこまでだった。
「ダメですよ。わたしがするんですから」
こらえるように由香里ちゃんは言うと、再開した。

そこからわたしは、由香里ちゃんの好きなようにされた。
…好きにさせた、と言いたいところだけれど、実際にはなされるがままで、
由香里ちゃんの指先と、舌と、囁きが、わたしの理性を完全に痺れさせていた。
いろいろなことをされながら、
―――由香里ちゃんに、食べられてる。
なんだかそう思った。食べられるのは、こんなに気持ちがいいんだ。

大事ななにかを置き去りにして、わたしは身を任せた。
とりあえず、このまま流されたって、いい。
麻痺した理性は、まったく使い物にならない。

◆

エアコンの効きが悪いのか、それとも、
さっきまでの余韻がなかなか冷めないのか、まだ肌がかすかに汗ばんでいる。
わたしたちは向かい合わせで横になっていた。
ふたりで使うには小さいベッドが、わたしたちを密着させている。
わたしが由香里ちゃんを抱き、由香里ちゃんもわたしを抱いていた。

「あの、嫌じゃ、なかったですか？」
窺うように由香里ちゃんが尋ねた。
さっきまでの、有無を言わさない態度とのギャップに、たまらず吹き出した。
わたしをあんなにしておいて、今さらなにを聞いてるかなぁこの子は。
「嫌だったら、嫌って言ってるってば。由香里ちゃんがそう言ったでしょ？」
「じゃあ、気持ちよかったですか？」
真剣に聞いてくる由香里ちゃんにわたしは苦笑して、
「そのあいだはないの？」と誤魔化した。
うん、気持ちよかった。すごく。

それにしても。
まさか、由香里ちゃんとこんなことになるなんて、夢にも思わなかった。
いまも信じられない。
特に悪い気分じゃなかった。もし夢なら、まだもう少し醒めなくてもいい。
でも、心地いい虚脱感から生まれた本当の眠りが、すぐそこまで迫っていた。

そんなとき、由香里ちゃんが言った。
「こんど、告白してもいいですか？」
わたしはその言葉を聞いて、意味を咀嚼するのに若干の時間を要した。
ちょっと待って。
それは、いわゆる告白？
あるいは告白とは言わないのか。
っていうか、告白だとして、そもそも順番が逆じゃない？

わたしはなにかを口にしようとしたけれど、
そのなにかすら形にならないまま、意識が遠のいていく。
―――もーだめ。
自分の体の形がなくなっていく。
―――どっちでもいいや。
完全な眠りに落ちる寸前、そう思った。

◆

翌朝、わたしたちのあいだには、なんだか妙な空気が漂っていた。
わたしは由香里ちゃんの顔を正面から見られないし、
由香里ちゃんも、わたしになかなか話し掛けない。
でも、たとえば、初めていっしょに朝を迎えたカップルのような、
甘い気恥ずかしさはなかった。
気まずい、とか、よそよそしい、とまではいかないけど、
互いにどう接したらいいのか、量りかねているような感じだ。
昨夜のことを、ふたりとも一言も口にしないでいる。

「コーヒーとトーストでいい？あ、コーヒーはインスタントだけど」
「あ、はい、すみません」

わたしはコーヒーを入れ、ふたり分のトーストを焼いた。

「お砂糖とミルクは？蜂蜜もあるけど」
「ブラックでいいです」
両方とも入れる派のわたしは、
ひとり分のシナモンスティックとクリープを持って行く。

ふたり並んでソファに座り、元気そうな彩さんや美奈さんを見ながら、
トーストをもそもそと食べた。
昨夜、あれだけ一体感があったのに、この不自然な距離感はなんだろう。
由香里ちゃんも、どこか居心地が悪そうに見える。
ここで明るく振舞っても、単なる空元気に聞こえるだろう。

由香里ちゃんが耐え切れなくなったように、口を開いた。
「優里さん、ごめんなさい」
「え？なにが？」
わたしはなんとなく分かっていながら、訊き返す。
「酔って、その、いろんなこと……しちゃって」
口に出した途端に消え入るような声。最後のほうは、ほとんど聞こえなかった。

それからも会話が弾むことはなく、
由香里ちゃんはトーストを食べ終えると、
「そろそろ帰ります。お邪魔しちゃってすみませんでした」
駅まで送ると言ったけど、由香里ちゃんは丁寧に断ってきた。
仕方なく、玄関まで見送る。
ドアが閉まる寸前、垣間見えた由香里ちゃんの横顔は、
気のせいか、泣きそうに見えた。

マグカップと皿をシンクに置き、朝から回していた洗濯物を取り入れて、
わたしはベランダに出た。
ずっと、昨夜、由香里ちゃんとのあいだにあったことについて考えていた。
けれど、なにをどう考えていいか、よく分からなかった。

空を見上げる。
―――もしかしたら……。
深い青が、どこまでも高い。
中空に淡く浮かぶ小さな月のそばを、1本の飛行機雲が白い尾を引いていく。
「秋……」
なんとなくわたしは、口の形だけでつぶやいた。
―――寂しかっただけなのかな、わたし。
心なしか、今朝は少し肌寒い。

いじょです。規制のことを考えてなかったorz
お気に入りのふたりで書いたせいか、だらだらと締まりのない話になりました。
続きも考えてたけど、ここで力尽きたー。
それにしても、色々とゆかりんのせいで、ニュースが耳に入らない。
けしからん。もっとやれ。でも今日で最後なのよねー。

素晴らしい!
人間として仕事人としての尊敬と信頼の上に立った愛情が良いです
優里が由香里を受け入れていく心情の細やかさも
由香里の強引だけど優しいリードぶりにドップリ感情移入できました
別れの切なさも余韻があって良かったです

すいません
折角の書き込みで悪いんだけど、
小説は、できれば、誰と誰の絡み　その１、その２・・・というように
それぞれのレスに書いてくれれば見やすくてありがたいんですけど。

すばらしい、ｇｊであります
これはきょぬー分がすごい作品だｗ
もうどんどん書いてほしい
来週からは翼ですね
自分は3姉妹で翼が一番好きだけど、少し寂しい
おぱくまもゆかりんもたくさん見たいですねぇ

>>337
長編ご苦労様です。
素晴らしい以外に言葉がありませんわ。
酔っぱらった(フリ？)ゆかりん、そしてゆかりんに翻弄されるゆりりんが堪らないですね
しかし、続きがありそうな終わり方ですが…　
ちゅばさ・しょーこ・朋ちゃん・翠の動向が気になるｗ


本当は自分でも書いてみたいが、>>337氏みたいに文才が無いから無理…

しょーこさんには大島さんを食ってもらいたい
ともたんさんには翠をお願いしたいです
力関係はとも＞みー＞ゆりらしいので、食ってくれるはずなんです
自分で書けたら一番いいけど、萌えないし投下する勇気もアリマセヌ

2006年組のパワーバランスは真逆じゃなかった？
優里が頂点でしょーこのストーカーが底辺なのは間違いない。

いろんな先輩達にちょっかい出されるゆかりんに、しょーこは首筋辺りに所有の証をつけてあげればいいよ。

み）あるとき、秋元が私の秘密をばらしてしまって・・・（その内容は内緒★）
それ以来、順位がかわってしまったんです。
と）秋元→本田→松尾→小穴だったのが、本田→松尾→秋元→小穴になったんです。

忘れてしまっていたのでｗアナ室ニュースから持ってきた
正確には、3人＞＞＞＞越えられない壁＞＞おあな、だよね
なんにしろともたんがみぃより上なら構わない
つまりはそういうことです。ええ。可愛がってあげてほしいだけさ
バラしたのはみぃの秘密なのに朋子まで上にいくなんて、恐ろしい子

なまこちゃんとO島たんは見た目と関係が反対だと萌えますねぇ
誰か書いてくれんかねぇ

>>344
小穴が何かのインタビューで、３人が上手く噛み合ってて中に入れないと言ってたのを見た事がある。
それだけ朋子・翠・優里の絆は強いのか…

朋子…正統派美人・美脚・スポーツ中心
翠……ブサカワ系・幼児体型・バラエティー中心
優里…セクシー系・おっぱい・報道中心

これだけ違うから逆に良いんだろうな。

>>345
なんつーか、並べて見ると翠がすごく残念な子に見えるｗｗ
小さくて子供っぽいし、二人に可愛がってもらってんだろうな
羨ましいやつだぜ
優里がからかわれたりしててもいいな

そういえば新人二人が気になる
つばきはサプリで生野といちゃついてたな

資生堂のやつ、意外な組み合わせだったからスルーしてたけど
ttp://www.hsjp.net/upload/src/up43036.jpg
やられた

カ、カッコイイ!
腕と指の絡ませ方がエロティック

>>347
たまに見返すいいキャプだが、改めて100万回保存した。誰かこの綺麗なふたりで（略

>>349
ここの住人はチェックしていたか…さすが

大体既出ものだがなんかネタになるかと勝手に期待してお気に入りうｐ
ttp://kissho.xii.jp/1/src/1jyou48496.jpg
ttp://kissho.xii.jp/1/src/1jyou48498.jpg
ttp://kissho.xii.jp/1/src/1jyou48499.jpg

おまけ
ttp://kissho.xii.jp/1/src/1jyou48500.jpg
たぬ子好きなんだけど絡みが・・・
この前の戸部くらいしか

松尾さんと大島さんの横で実は激しく嫉妬してる生野さんの構図ですね、わかります

あやみなは公共の電波すら私物化していちゃつく素敵夫婦なわけですね

放送見てたけど、こんなのされるとこっちが照れる

高島×中野です。
前の大島×秋元の続きがうまくいかず、気分転換に書いてみた。よろしかったら。
長めなので、連投規制で時間が空くかも。
タイトルは「中野美奈子ニューヨークへ行く」。
ちなみに、エディ・マーフィは出てこないし、美奈ちゃんも王族ではない。

めざましのオンエアが終わって、
デスクのパソコンに向かって取材のまとめをしていると、
「おはようございまーす」
すぐそばで声がして、振り返ると、
アナウンスルームでの振舞いも落ち着いてきた、ルーキー加藤ちゃんがいた。
その手にはデジカメがあり、加藤ちゃんは直接わたしにではなく、
液晶画面に映るわたしに向かって話しかけているのだった。

「あ、おはよー。で、なに撮ってるの？」
「こんど『アナログ』で、新人でひとつ企画をやることになったんですよ。
　それでー、アナウンスルームの日常っていうテーマで、
　とりあえずカメラを回すようにっていうことでー」

わたしをフレームに収めたまま、加藤ちゃんが言った。
ふうん、そうなんだ？と、わたしは当たり障りなくうなずく。
まだあまり話したことがなくて、まだこの子のキャラが掴めない。
もっとも、今のこの時期からキャラが炸裂してたんじゃ、
手に負えないような問題児だと思うけど。

高島アナのデスクはどうなっていますか？というので、とりあえず、
デスクに仕舞っているお気に入りのステーショナリーを紹介してみた。
番組でもらった、立体パズルになった消しゴムとか、
クロムメッキで帆船の模様をあしらったドイツ製のレターオープナーとか。
手前味噌だけど、なかなか面白いと思うものもある。

ひとしきりインタビューを終えると、
「ありがとうございましたー」と、加藤ちゃんは去っていった。
少しずつああやって、この放送局の空気に慣れていくのだ。
初々しいなぁ。自分にもああいう頃があったんだろうな。

ところで、美奈ちゃんがニューヨークに出向するという噂を聞いたのは、
その次の日ぐらいだったと思う。

◆

収録番組の打ち合わせが終わって、廊下で缶ジュースを買っているとき、
「美奈さんから、なにか聞いてます？」
と、話しかけてきたのは生野ちゃんだ。
これからロケらしい。バスガイドの衣装を着ている。可愛いなぁ。
「ん？なにか、って、なに？」
「あれー？彩さんが知らないんじゃ、デマかなぁ」
と、生野ちゃんはぶつぶつ言っている。
「えっ？なに？美奈ちゃんに関すること？」

そこで出てきたのが、美奈ちゃんのニューヨーク行きの話だった。
このあいだ佐野さんが行ったところなのに、またひとり出向させるのか。
それとも、人員を増やすのか。
でも、そんな話、美奈ちゃん本人からはひと言も聞いていない。
いきなり出向を命じられたのだろうか。
なにしろ、美奈ちゃんとニューヨークがうまく結びつかない。

平静を装っていたけれど、内心はとても波立って、どうしようもない。

◆

「あの、彩さん…」
首筋への口づけを休めて、美奈ちゃんが言った。
わたしは美奈ちゃんを見上げる形で、「うん？」
「……わたしが、いけない？」
「え？なにが？」
「なんか、今夜の彩さん、ぜんぜん、その……よくなってないみたいだから」
いけない。いつの間にか、上の空になってたみたいだ。
「えっ、そんなことないよ。気持ちいいよ」
と、わたしはとっさに笑顔を作ってみたけれど、うまくいかなかったのか、
美奈ちゃんはわたしの心のありようを見透かしたように、
わたしへの手を止めて、ぎゅうっと抱きしめてきた。
美奈ちゃんの若干汗ばんだ髪の匂いが、鼻腔を満たす。
「なんか、ありました？」
「あ、ううん、別に」
「……そう、ですか？」
「ちょっと疲れ気味、なのかな…？」
「…言ってくださいね。なんかあったなら、なんでも」
「うん、ありがとう、美奈ちゃん」

美奈ちゃんからもたらされる気持ちよさは、いつものように受け止めていた。
なにしろ、わたしの弱いところはぜんぶ知っているんだから、
心地よさからは逃れようがない。
事実、わたしのなかは完全に火照って、そのしるしも溢れていたし、
その他にも、見ればすぐに分かるようなところも、明らかに反応している。
とは言え、今日はやはりどこか、声や表情が鈍く感じられたのかもしれない。

なんせわたしの集中を妨げるのは、美奈ちゃん、あなたのことなんだから。
なにかあったなら―――っていうのは、むしろわたしのセリフだよ。
でも、美奈ちゃんがなにも言ってこない。
……ということは、デマなんだろうか。

「ねえ、美奈ちゃん…」
と、わたしは美奈ちゃんを体から離すと、真正面に美奈ちゃんを見据えた。
「はい？」
「…………なんか、今日のチュー、優しいね」
「わたしはいつでも優しくチューしてますよぉ」
美奈ちゃんはふわりと笑う。

もう少しだけ勇気が足らず、やっぱり訊けない。
たとえ軽い調子ででも、訊いてみればいいだけのことなんだけど、怖かった。
もしあの噂が本当だったらどうしよう。
美奈ちゃんがいなくなったら、わたしはどうしたらいいんだろう。

もし噂が真実だったとしても、わたしから尋ねるのではなく、
美奈ちゃんのほうから言って欲しかった。

けれど、とうとうその夜は、美奈ちゃんからその話は出なかった。
寝息を立てる美奈ちゃんの寝顔を見ながら、思った。
こんなにくっ付いているのに、こんなに体温を感じるのに、
今夜は美奈ちゃんがなんだかとても遠い。

◆

アナウンスルームのホワイトボードに辞令が貼り出されていた。
それは、美奈ちゃんにニューヨーク支局への出向を命じるというものだった。
来月一日付け。ということは、あと2週間余りしかない。

翌朝のめざましの会議で、美奈ちゃんの出向の話が出た。
でも、番組では話題にしないこととする、という約束ごとが決められ、
美奈ちゃんの後任については、新人の誰かから抜擢されるということが
告げられただけで、あとは通常の打ち合わせになった。

約束ごとについて、スタッフからも出演者からも異論はなかった。
いきなり発表して、巷の話題をさらうためだ。視聴率の狙いも見え隠れする。
正直、人事異動をネタにして数字を稼ぐなんて、どうも感心できない。
それに、みんなそれについてなにも言わない。仲間なのに、薄情だ。

そもそも今回のことに関して、1から10まで、なにもかもが気に入らない。
わたしは不機嫌な表情を押し殺して、打ち合わせを終えた。

めざましの放送が終わってアナウンスルームに戻ってくると、
明日収録の『アナログ』の台本がデスクに載っていた。
台本と言っても、パソコンからプリントアウトした原稿を
コピーしてホッチキスで留めただけの、簡単なものだ。
1枚目、『さよなら中野美奈子 超送別会！』と、
ブロック体のタイトルが太字で踊っている。
オンエア予定日は、めざましで発表する日よりもあとだから、問題ない。

「お疲れ様です」
律儀そうな男性の声。小穴君がデジカメを手に、わたしの傍らに立っていた。
今日は小穴君が担当というわけか。
「なんか、微妙な時期の取材になってしまいました」
「うん…そうだよね」
「やっぱり、寂しいですよね…」
「そりゃ、寂しいよぅ。片腕をもぎ取られるみたいに辛い…」
「彩さんにとって、美奈さんって、どんな存在ですか？」
「んー……」わたしは少し考えて、「絶対的存在…？」
「……すみません、よく意味が分からないんですけど…」
「とにかく、絶対なの。わたしにとって、唯一無二の存在。
　かけがえのない、大切なひと、っていうか」
「…なんか、今日は沈んでますね、彩さんにしては」
「そりゃもう……もう、どうしたらいいか、分からないよう…」

いよいよ、実感が沸いてきて、わたしは頭を抱えた。
いなくなってしまうのだ。わたしの前から。大切なひとが。

なんとなく日常を過ごしていれば、10月になっても、
美奈ちゃんがふつうにわたしの前にいるような気がしていた。
終わらない、わたしたちの日常。
終わらない、わたしたちの大切な日々。
どうやらそれは、単なるわたしの思い込み、あるいは逃避だったみたいだ。

確実に美奈ちゃんはニューヨークに旅立つ。
明日はたぶん、それを嫌というほど実感させられる日になるだろう。
その前に、どうしても美奈ちゃんと話をしておきたかった。わたしたちの話を。

◆

美奈ちゃんを誘って、社員食堂でランチをした。
わたしはヘルシーランチ。美奈ちゃんは竜田揚げ定食。
めざましの放送前後でも美奈ちゃんと話す機会はあったけど、
話題にすることはなかったし、美奈ちゃんからも話を振ってくることはなかった。

窓の外は霧雨が舞っている。食堂内を彩るゴムノキの緑も、色褪せて見える。

怖がっていても仕方がない。もう公になっていることなんだから、と、
自分を鼓舞して、わたしは切り出すことにした。

「ニューヨーク、いつ決めたの…？」
すると美奈ちゃんは箸を止め、切ないような、申し訳なさそうな、
なんとも言えない表情になった。
「あの、確か………半年ぐらい前、です」

聞けば、ニューヨークで世界のニュースを伝える、動いている世界を実感したい、
というのは、かねてからの美奈ちゃんの希望、夢だったらしい。
予定の期間は2年間。行くなら少なくともそれぐらいの期間は当然だけど、
わたしたちにとっては、あまりにも長い。
「そっか……」
いつもは、箸が転ぶだけで笑えるような楽しいランチが、今日はとても辛い。
唐突に聞かされる話のすべてが、わたしにとって初めてのものばかりだったから。
「そんなこと、わたしにひと言も言わなかったよね」
「すみません…」
そうすんなり謝られると、すごく複雑だ。

「美奈ちゃんは、わたしのことなんてどうでもいいの？」
ああ、最低。こんなコト言うなんて、すごく恰好悪い。
「どうでもよくなんか…そんなこと、ないに決まってるじゃないですか」
「でも、ニューヨークに行ったら、わたしたち、おしまいだね…」
「そんな！おしまいなんかじゃないですよっ。ちょっと離れてるけど、
　ふつうに遠距離恋愛ですよ」
「2年間。東京、ニューヨーク。無理だよ……少なくともわたしには、無理……」
こんな風に、美奈ちゃんと終わっていくなんて、嫌だ。
「ねえ、考え直さない？まだ間に合うかもしれない」
「無理ですよ、それこそ。もう、決めたし、決まっちゃったんですよ」
「わたしにひと言の相談もなく、ね」
「彩さん……」
すがるような、美奈ちゃんの視線。だけどわたしは―――
「ごめん、先行ってるね」
泣きそうだった。振り絞るように言って、
わたしは半分以上残っているランチのトレーを手に、席を立った。
いつも一緒にいるだけでテンションが上がっていたのに、
それが遥か昔に感じてしまう。
気持ち悪い。なんか、吐きそう。

◆

翌日、集まれるアナウンサー陣がスタジオに集まり、
アナログ『さよなら中野美奈子 超送別会！』の収録が始まった。

美奈ちゃんがニューヨークに行くことになった旨の話を枕として、
美奈ちゃんはなぜか玉座のように飾り付けられた安楽椅子に座って、ご機嫌だ。
まず、美奈ちゃんの歴史を振り返るVTRが流された。

27時間テレビでの提供読みで始まり、めざましテレビ初出演、
番組で見せたメイドコスプレ、国会議員の選挙事務所からの真面目な中継、
体操服での前転など、さまざまな秘蔵映像で綴られていた。

それから、美奈ちゃんに関するいくつかの証言？が、
何人かのアナウンサーから語られた。どれも知っている話だった。
あれ…？わたしにも話を振られるはずだったのに。

「じゃあ、お別れの挨拶を、
　長年、番組でパートナーを務めた高島アナにお願いしましょう」

えっ！そんなの聞いてないよ！なんにも考えてないよ！
動揺を隠せないまま、わたしは周囲に促されるようにして、
スタジオの真ん中に連れて来られた。
目の前には美奈ちゃんが連れ出され、改まって向かい合う形になる。
照明が暗くなる。わたしと美奈ちゃんだけにスポットライトが当てられた。

美奈ちゃんがわたしを見つめる。
ふだん、ふたりでいるときは決して見せないような、硬い表情。
昨日のランチのときのこともあって、気まずいまま、こんな時を迎えるなんて。

空気的には、なにか言わないと…。
わたしは思いつくままに語り始めた。できるだけ、美奈ちゃんの顔を見て。

「あの、美奈ちゃん、
　ずっと憧れていたニューヨークに転勤が決まって、おめでとう。
　……よかったね。
　本当は寂しくてたまりません。今も泣きそうです。
　だけど………それが美奈ちゃんの夢だったのなら、
　わたしはお祝いしてあげなくちゃいけないんだと思うんです。
　たとえそれが、自分の本心じゃなくても、
　美奈ちゃんの人生にとってプラスになるんだったら、
　わたしは、行ってらっしゃい、って、
　………笑顔で言わなくちゃ、いけないんだと、思います。
　でもわたし、美奈ちゃんにそんな夢があるなんて、知らなかった。
　こんなにずっと、いっしょにやってきて、
　それでもまだまだ……知らないこともあるんだと思って、
　正直、ショックでした。保護者失格です」

保護者、というくだりで小さな笑いが起きる。
そこまでざっと語ると、わたしは次の言葉を探した。
けれど、思いつかなかった。それでもひと息つくと、わたしは続けた。

「たった2年と言っても、人が変わるには充分な時間だと思います。
　だけど……美奈ちゃんとわたしの絆は、決して変わらないと信じてます。
　だから、帰ってきたら、またいっしょに美味しいものを食べて、
　楽しいところに行って、いっぱい馬鹿なことして、それから……
　それから……まだまだわたしたち、いっぱい話すことがあるんだよ」

話しながらも、美奈ちゃんと過ごした膨大な記憶のいちいちが、
急速にフィルムを巻き戻すみたいに頭に流れ込んできた。
涙が溢れてきた。
止められない。こらえ切れない。
嫌だ。好きなの。美奈ちゃん好きなんだから。こんなの嫌だ。
わたしはマイクの音量も考えず、声を荒げていた。

「でも、2年なんて長すぎるからっ！嫌だ。
　わたし、美奈ちゃんが足らなくなっちゃうよ。困る。すごく困るんだけど！」

最後は、ほとんど子供が駄々をこねるようになっていたと思う。
そこまで言って、特に〆の言葉も思いつかず、えづくような呼吸を整えると、
ぺこりとお辞儀をして、美奈ちゃんを見た。
美奈ちゃんも、赤くなった目尻を手で拭っていた。

思いつくだけのことは言った。
本当はもっと言いたいことがあるんだろうけど、気が急いて、思い浮かばない。
ふだんの収録の賑やかな様子からは打って変わり、
スタジオは水を打ったようにしんと静まり返っている。
普段の様子からは決して想像できないような表情をわたしが見せたせいか、
朋ちゃんなんて、美奈ちゃん以上にもらい泣きしてる。

ややあって、スタッフと出演者からぱらぱらと拍手が起こった。
その輪はほんの数人のものから始まって、徐々に広がっていき、
温かいものへと変わっていった。

思いの丈をぶつけただけだったんだけど、これでよかったんだろうか。
っていうか、今の話って、放送に使えないんじゃないかな？
全然、別れのメッセージとしてまとまってないし。
でも、わたしが言えるすべてだったし、これでよかったんだ、きっと。

と、そこで気がついた。
温かな拍手がいつしか、熱気を孕んだものに変わっている。
指笛や歓声も混じって聞こえる。出演者も全員、立ち上がって拍手。

……ん？なにこれ？
状況を把握できない。なにこの雰囲気。

「ええと―――」
椿ちゃんがいつの間にかわたしの隣に立って、マイクを握っていた。
「あの、実はこの感動的な雰囲気でとても言いにくいんですけど、
　言わなくちゃ終わらないんで、発表します！」
そして次に、やはり隣に立っていた加藤ちゃんが声を張り上げた。
「実は高島さん、こういうことです！」

急に照明が上がり、加藤ちゃんが手で差し示した方を見ると、
スタジオのカメラケーブルを避けるようにして、近づいてくる人影があった。
小穴君だった。赤いヘルメットをかぶって、大きなプラカードを掲げている。
そこには”アナログどっきり　大成功！”とある。

……ええと。どこから突っ込めばいいですか？

企画の趣旨としては、美奈ちゃんとわたしとの仲のよさを例にして、
アナウンサー同士の絆を浮き彫りにするというものだった。
今回はその題材として、美奈ちゃんがニューヨークに出向するという設定で、
別れを惜しむわたしの様子をウォッチしていたというのだ。
要するに、”どっきり企画”だったというわけ。
新人ちゃんたちがカメラを回していたのは、すべてこの企画のためだった。
言われてみれば、わたし以外に新人ちゃんたちが
カメラを向けているところに出くわすことはなかった。

聞けば、他のアナウンサーたちはおろか、
めざましスタッフも一部グルだったという。
あっそう。知らぬはわたしだけだったってワケね。

ターゲットになったのが自分だったせいか、悪趣味だと思った。
騙されていたことの悔しさもあったけど、
美奈ちゃんへの想いを公に利用されたみたいな気がして、すごく腹が立った。

「ひとの想いをなんだと思ってるんですか！」

わたしは我慢できずに、怒鳴っていた。
これにはさすがのスタッフたちも度肝を抜かれたようで、
その場は、さながらわたしの説教部屋と化した。

「当然、美奈ちゃんも知ってるワケよね？」
わたしが尋ねると、「はぁ…えぇ、まぁ」と、かなりばつが悪そうに答えた。
ただ、目尻が赤いのは、本当に感動していた証拠だ。
「本当にごめんなさいっ！」と、美奈ちゃんは深々と頭を下げた。

その後、スタッフと主任とが話し合いをして、
ネタばれしたあとの、わたしのリアクションから撮り直しということになった。
製作した素材の量もそれなりになったし、
番組としてなんとか成立させたい、ということだった。
ようやく気持ちが落ち着いてきたわたしは、
辛うじて大人の判断をすることができた。

仕切り直しで小穴君が再びスタジオのドアのほうから現れて、改めてネタばらし。
「ああーっ、もうっ！やられたわぁ！」
身をよじるようにして、わたしは我ながら寒々しい演技をしてみせた。そして、
「でも、美奈ちゃんとこれからもいっしょにいられて、ホントに嬉しいっ！」
と、抱きついた。
「ねえ美奈ちゃん」
わたしは、マイクが拾わないようにオフ気味の声で囁く。
「今夜はゆっくりと、反省の言葉を聞かせてもらわないと。覚悟しといてね」
それを聞いたあと、美奈ちゃんの顔色がにわかに悪くなってくるのを見て、
わたしは、とりあえずの腹の虫の収まりどころを見つけることができた。

◆

その言葉どおり、その夜、美奈ちゃんからは、
”謝罪の言葉”をたくさん聞かせてもらった。
「うぅ……も……許してぇ……」
ベッドの上で、ぐったりとのびた美奈ちゃんに乗っかる。
「ぐぁっ、彩さん苦しい〜」
「わたしが受けた苦しみは、こんなもんじゃないんだからねー」
ただ、それでも息も絶え絶えになりながら、
「わたしだって、良心の呵責はあったんですよ」
「寂しそうな彩さんの顔を見て、辛かったんですから」
などと言い逃れめいたことを言うので、
『ごめんなさい』だけじゃ気が済まなくて、
それ以外にも、いろんな言葉をわたしの求めに応じて口にしてもらった。
もちろん、ひと晩かけてたっぷりと。
今日の今日で、愛のかたちを修復するには、これぐらいは必要だよ。

◆

結局、収録までしたこの企画が放送されることはなかった。
当初のネタばらし後のわたしのリアクションが、あまりに洒落になっておらず、
どっきり企画としては後味が悪かったことと、
さらには、仕切り直して撮ったわたしのリアクションが
あまりに大根だったかららしい。
番組のお蔵入りは珍しくないが、こんな理由は稀有だろう。

数日は周囲がわたしに腫れ物に接するように話し掛けてくるのが、
なんだか可笑しかった。でも、あのときは錯乱しちゃったんだもの、仕方ない。
あ、今はもうすっかり立ち直ってるよ。

ともかく、10月になっても、こうして美奈ちゃんはわたしの家に遊びに来ている。

「彩さん、早くー。これ、ホントいけるらしいんですよ」
「うん、じゃ、食べよっか」

わたしはお皿、フォークと包丁を持って、リビングに向かった。
テーブルには、美奈ちゃんが丹波笹山からお取り寄せしたという、
黒豆のロールケーキ。窓の外は、秋晴れの群青色。

こんな普通の日々が、とてもいとおしく思えるのは、
あのどっきりのお陰だろう。と、いうことにしておく。まだちょっと癪だけど。

「でもね」と、美奈ちゃんは思い出すように、頬を緩めて言った。
「わたし、収録のとき、
　彩さんが滅茶苦茶に怒ってて、ホントに嬉しかったんですよ」
「あーあー、わたしもニューヨーク行きの希望、出してみようかなぁ」
「だからわたし、そんなこと言ったことないんですってば」
「ニューヨークかー」
「やめてくださいっ、お願いだからやめてくださいっ」
しばらくこのネタで、いっしょの夜を過ごすたびに、美奈ちゃんには
恥ずかしい”ごめんなさい”をたっぷりしてもらおうと、わたしは思った。

いろいろあるけど、わたしたちの日々は、まだまだ続くのだ。

いじょです。規制かからなくてよかった。
ところで、感じを掴もうと彩さんブログ覗いてたんだけど、
あんたホントに美奈子好きねぇw

>>362
あなたが神か
もう何回GJ言っても足りないがGJ！
やはりあやみないいなー
本当に丁寧なSSで感動したよ

ちょっと彩を全部見てくるわ

GJ！普通に感動してしまった
あやみないいわー

素晴らしい!
彩さんのスピーチの所で感動してしまった…
ドッキリと知ってても もらい泣きする朋ちゃんもイイw
首筋への口づけから始まるラブシーンも
相変わらず甘い香りに包まれたように可愛くて素晴らしかった。
やっぱりあやみな最高です。ありがとう。

優里が筋金入りのドSって本当なんだろうか？
いじめっ子優里はあは（ｒｙ

ＧＪ！！
素晴らしいですね。
彩さんの言葉に感動しました。
リアルにそんなどっきりを仕掛けられても、彩さんは「ひとの想いをなんだと思ってるんだ」って怒るんだろうなぁ。
やっぱりあやみなは最高ですね。

ttp://www.sanspo.com/geino/images/080916/gnj0809160432007-p1.jpg
ttp://www.sanspo.com/geino/images/080916/gnj0809160432007-p2.jpg
ttp://www.sanspo.com/geino/images/080916/gnj0809160432007-p3.jpg　

ここ的に新人はどうなの？
仲は結構いいみたいだけど

しょーこ由香里が新人の時は
砂漠登頂企画の仲良し振りで話題になったよね
今年の新人もそういった企画があるといいのですが

椿と綾子の身長差が生野大島と被るんだよなーww
アヤパンが美奈ちゃん美奈ちゃん言うように、カトパンには慶ちゃん慶ちゃん言ってほしい

しかしカトパンって無理があるな…アヤパンツだろjk

>>367
まだよそよそしい感じがする。
仲良いのは間違いなさそうだが。


>>369
砂漠登頂企画は最高だったな。
弱音吐いてるしょーこを励ましながら登る男らしいゆかりん。
あの二人は何があっても逞しく生きていけそうだなｗ

フジテレビアナマガplus（ブログサイト）へのご意見・ご感想より

向日葵（女・30's・主婦）
高島アナのブログ、彩り大好きで毎日見ています。中野アナととっても仲良しで、
時々中野アナがぜんぜん出てこないと、あれれ？？って思ってしまいます。

ここであれこれ言わなくても、視聴者はとっくにお見通しｗ

>>372
それだけ浸透しちゃってるんだな
あやみなはもう公認だと思うよ

あやみな程メジャーではないが
ゆかりんとショーパンも一部ではデフォになりつつあると思う

>>374
由香里ファンにですね。わかります

高島×中野
松尾×千明
平井×本田
のペアが個人的には毎週楽しみだな。

他には、秋元、大島、斉藤、宮瀬、石本あたりも
もっと女の子といっぱい絡んでみてほしいな

中村仁美好きは私だけのようですね。

>>377
仁美さんすきだよー
もっと美奈ちゃんと絡んでほしい

>>377
なめるな！大好きだぜｗｗ

>>376
飛来と朋子って、アナログとかでよく飛来から手つなぐよね
翠と千明はかなりいいコンビだは。でも最近ベタベタしないな〜
そして飛べちゃんもいれてあげてください
って、これ前も言ったわｗ
あ、エンドゥーレも忘れずに…
（●●）は由香里と仲いいけど萌えないからいいや

個人的にはめざどやらめざにゅーのめざましファミリーがいい
からまないかな

>>380
＞飛来と朋子って、アナログとかでよく飛来から手つなぐよね

へ〜そうなんだ。アナログはあまりみてなかった。情報ありがとう。
あんなかわいい二人が手をつないでくれるなんてありがたいね。
すぽるとでも平井が朋子のことを「朋ちゃん」って呼んでるし、
けっこう仲良さそうだね。これからいいコンビになりそうだね。
アナログもチェックしてみます。

＞翠と千明はかなりいいコンビだは。でも最近ベタベタしないな〜

たしかに、今まで通り仲はいいけど、最近あまりベタベタしなくなったね。
あまりにも仲がいいから、ベタベタしないように注意されたのかもｗ
百合萌えとしては今まで通りいちゃいちゃしてほしいのだけど。

＞個人的にはめざどやらめざにゅーのめざましファミリーがいい

セントの女子アナもフジの女子アナに負けないくらいかわいい子
が多いからね。
美奈子と愛子はいいかもね。二人で旅行とかしちゃってほしい。
アヤパンがすげえ嫉妬しそうだけどｗ
美香さんと戸部ちゃん、美香さんと石本、美香さんと翠も
久々のめざにゅ〜同窓会でも開いていちゃいちゃすればいいのにね。
千佳子や山縣、もう辞めちゃったけど麻央なんかもフジの女子アナ
と絡ませたい。
女だらけの女子アナの旅みたいな番組でも作ればいいのにね。
ふつうにできそうだけど・・・どうなんだろう？

何故か真麻ﾌﾞﾛｸﾞに由香里がやたら登場してるな
｢優里さん｣が大好きならむしろそっちのﾌﾞﾛｸﾞに出てきて欲しい

マーサとデキて（ｒｙ
マーサブログが別な人のブログだったら萌えたかもしれないのに勿体ない

ところで、優里スレやPremiumの見てる人なら知ってると思うがコピペ

小穴「ってかさ逆に、二人だけでなんか計画してるでしょ、ダイビングだっけ」　秋元・松尾「うん」
小穴「それもちょっとズルイなと思ったわけよ」　秋元「なんでずるいの？」　松尾「なんで？」
小穴「俺と朋子は？」　秋元「え、じゃ二人でなんかやれば」　小穴「それは無理だって事わかってるでしょ」
松尾「え・・・なんかめんどくさい」　秋元「めんどくさーい、きっちゃおう」　ブチッ
松尾「ほんと、こう、もうめんどくさい」　秋元「えー？今の何？ずるいって言うのはなに？ｗ何がずるいの？ｗ」
松尾「なんでも一緒にやらなきゃいけないのかなｗ」　秋元「えーそんなんやだー、超キモイｗ」
松尾「しかも朋子までダシにしてきて」　秋元「いや無いわ、リアルにごはん無いよね、無い」
松尾「ダイビングずるいじゃんは引いたわ、ま、いやな事忘れようか」　秋元「忘れようか」
松尾「朋子と3人でご飯いこうね」　秋元「うん、トモクック食べに行きたい」　松尾「行きたい行きたい」

なんかこんなので優里×翠に見えたんだが末期だな
もう朋×優里×翠とかなればいい

>>381
千佳やダダ子はあまり好きじゃないんだよな…
何が嫌いとかじゃないんだが。
しょーこ・翠・玲子・ちあきこ、皆まとめて美香さんに食われたらいいさ。


>>382
最近優里ブログの更新ないな。
報道２００１終わってどうなるのか…
個人的には日曜朝から早起きしなくてすむから良いけど。

何が言いたいかといえば、翼・優里・由香里でスーパーニュースやれって事ですよ。

>>384
じゃあ千佳子とダダをくっつければいいw
UP TO BOYの千佳ダダ密着ツーショはなんかよかった
あとちあきこ対談もよかった
あの二人はできてても驚きません
そんでもう牙姫が翠、AJ、戸部、生子あたりを食ってても驚きません
ショーパンに対しては最近露骨だし

燃料不足

職人さんもいないし、ネタもない…

熱い視線
この二人イイ
ttp://up.mugitya.com/img/Lv.1_up73833.jpg

ところでサキヨミの由香里実況に、今週も百合ネタ書いてる香具師いたがここの住人か？ｗ
お決まりになりつつあるな

ミナポンがアヤパン以外の女子アナとラブラブするところを見たい
愛ちゃんか翠とラブラブしてほしいな
それを知って激怒するアヤパンを見たいｗ


由香里は朋子と共演したマキアージュのＣＭがよかった
とても美人な二人だから最高。
由香里と優里も見てみたいな。二人とも恵まれた体で
すごいエロそうｗ

>>325-336の大島×秋元の後半。今回は大島視点。見切り発車で申し訳。
今回はエロ分多めなので（略）。出来についてはスルー推奨で。

アナウンスルームに入ると、エサを見つけた子リスみたいに、
朋さんがそそそっと近寄ってきた。
デスクにバッグを置くわたしに耳打ちで話しかけてくる。

「それで、手ごたえはいかがでしたか？」
さすが、すぽると担当。訊き方がそれっぽい。
でも、アスリート気分を味わえるほど、わたしの心は軽くはなかった。
「はぁ、まぁ……」
わたしの鈍重な反応に調子が狂ったのか、朋さんは怪訝な表情になる。
「ちょっとちょっとぉ」と、わたしは肩を抱かれ、
アナウンスルームの片隅に設けられた休憩スペースに連れて行かれた。

「ハイここ」
言われた通りにソファの隣に座ると、「約束、覚えてるよね？」
「はい、まぁ……」
一向に生返事しか返さないわたしに痺れを切らしたように、朋さんは、
「なんか辛気臭いなぁ。うまくいったら、わたしに話す約束でしょ？」
そこまで促されてもなお、わたしの気は進まなかった。

そう、確かに約束ではあった。
けれど、あれはうまくいったと言えるんだろうか。
ほれ、話してみ話してみ、と、人懐こい表情で
しつこく食い下がる朋さんに根負けして、わたしは重い口を開いた。

◆

カラオケボックス前には、実は優里さんよりも早く着いていた。
計画では遅れていくはずだったにも関わらず、
高鳴る鼓動を抑えきれず、早めに退社してしまったのだった。

ところが、優里さんが店に入るところを見届けたあと、
わたしは二の足を踏んでしまう。
やっぱりこれは、してはいけないことなんじゃないか。

その一方で、このなかに優里さんがいるんだ、行けばふたりきりだ、
と思うと、潔く立ち去ることもできなかった。

時間だけが過ぎ、店の前を行ったり来たり、
同時に、気持ちも行ったり来たりを延々繰り返した挙句、
朋さんがせっかく協力してくれたんだから、と、ひとのことを言い訳にして、
わたしは地下のカラオケボックスへの階段に、足を踏み入れた。

部屋に入って最初は緊張していた。自分でも体が硬くなってるのが分かった。
なんせ、密室にふたりきりなんて初めてだ。
優里さんが、そんなわたしの様子を察してくれたのか、
気持ちを和らげようとしてくれていたのが分かった。
と言っても、わたしの想いなんて、夢にも思ってなかっただろうけど。

わたしは思い切り声を張り上げて歌い、アルコールのグラスを一気に空けた。
ふたりだけで過ごしているんだから、楽しくしたいと思った。
それ以上に、わたしには思惑があった―――酔った振りして優里さんに迫るためだ。

ただ、思いついたときは、よし、と思ったものの、いざとなると及び腰だ。
オーダーしては、アルコールを次々に飲み下していくわたし。
かたわらで心配そうな優里さんの様子に、少し後ろめたさを感じた。

実際に酔っ払うような勢いで飲んだけど、呂律がやや怪しくなる程度だった。
優里さんの表情をドキドキしながら常に目で追っていたし、
酔った振りがオーバーになってはいないか、注意していた。

それとなく、自分のことをどう思ってるか訊いてみたけど、
なんとなくはぐらかされた。
こうなれば、ますます振り向かせたくなってしまう。

酔ってると思われているのをいいことに、優里さんに甘え倒した。
最初は体の一部の接触だったのが、徐々にエスカレートしていく。
そして、挙句の果てに………見事に”送り狼”。
同い年とはいえ、先輩にこんなことをするなんて、自分自身が信じられない。

体さえ自分のものにしてしまえば、あとはなんとかなるんじゃないか。
わたしを忘れられなくなって、また、わたしを求めてくれるんじゃないか。
そっちの方面で別に自信があるわけじゃなかったけど、
そんな幼い考えが、身近に優里さんを見ているあいだに芽生えていた。
アルコールも少しは手伝って、豪気な気持ちにさせたのかもしれない。

わたしは精一杯、優里さんを気持ちよくしたつもりだったし、
そのときの優里さんの様子を思い起こせば、それはたぶん、うまくいったと思う。

けれど、すべてが終わり、ふたりで横になっているとき、だんだん恐くなってきた。
わたしのことをどう思ってるかも分からないひとと、してしまった。
もしかしたら、すごくひどいことをしちゃったんじゃないか。
自分の気持ちを伝えて、優里さんの気持ちも確かめなくちゃ、と思った。

告白してもいいか、と尋ねた。緊張しちゃったせいか、妙な聞き方になった。
すべてのコトが終わってからなんて、まったく今さらだった。
答えはなかった。今の今まで話していたのに、寝息が聞こえていた。

なんで、体を先に、なんて思ったのか。わたしは考えた。
たぶんそれは、まだ付いてもいない傷の痛みが怖かったんだ。
これまで付き合ったひとは何人かいたけれど、こんなことを思うなんて、初めてだ。

翌朝、わたしと優里さんのあいだの空気は、ひりひりしてた。
本当の傷口が大きく口を開いてしまったようだった。
優里さんはなんにも言わなかったけど、
わたしと関係してしまったことを、なんだか後悔しているようにも見えた。
だからなおさら、優里さんとのこれからがないと思えて、
優里さんの部屋を出るときには、もう泣きそうだった。

◆

際どい話はなるべくぼかすようにして、ざっと掻い摘んで話した。
とつとつとした口調のわたしの話を、
朋さんは黙って、ときどき小さくうなずいたりして聞いていてくれた。
しかし、話が進むにつれ、朋さんの表情は徐々に翳り始めた。

話し終えると、ふーむ、と朋さんは腕組みし、
「つまり、互いの気持ちがちゃんと通じ合っていないのに、
　ええと…その、いわゆる、して、しまった、と…？」
針穴に糸を通すような慎重な口調で、窺うように言った。

わたしと朋さんのあいだに流れる沈黙が、事態の行き詰まり感を示していた。
優里さんとふたりきりになったのは計画通りだったけど、
その夜のうちに、行くところまで行ってしまうのは、
朋さんにとっても予想外だったみたいだ。
そりゃそうだ、他ならぬわたしにとっても予想外だったんだから。

朋さんが取り繕うように、
「あーでも……ほらっ、体から始まる愛っていうの？そういうのもあるっていうし…」
朋さんがそんなことを本気で言ってるとは思えなかったけど、
慰めようとしてくれていることは、よく分かった。
「まだ、望みはある」
そう言って、朋さんは自分のデスクに戻る途中でいちど振り返り、
笑顔で小さくガッツポーズを作って見せた。

ありがとう、朋さん。でも、当分は自己嫌悪から立ち直れそうにないです。
わたしの座右の銘は”全力で当たって砕ける”だけど、
今は、”砕けてどうする”って思ってる。

ホワイトボードで確認すると、今日は優里さんはロケとある。
ホッとした。
午後に帰社ってあるから、午後からロケのわたしとは入れ違いになる。

まったくどうかしてる。想い相手の顔を見られないことで、安心するなんて。

◆

それは思いがけないメールだった。
優里さんから、今夜、ウチに来ない？というものだった。

互いの気持ちを確かめずに行為に至ったことを嫌悪していながらも、
わたしは、のこのこ優里さんの部屋を訪れてしまう。
やはり自分の気持ちには抗えない。
誰かを好きという気持ちは、誰もが打ち勝てない万有引力のようなものだ。

恐る恐る開けたドアの向こうで出迎えたのは、
このあいだの朝とは打って変わって、いつもと変わらない、
涼しげな笑顔を浮かべる優里さんだった。
道すがら、延々と色々なことを考えていたわたしは呆気にとられた。

手料理をご馳走になった。
綺麗に盛り付けられた、蒸し鶏のサラダにトマトの冷製パスタ。
結構手間が掛かってることは、ひと目で分かる。
ちゅるんとひと口、口にすると、「どう？」と感想を訊かれたけど、
「美味しいです」と答えるのがやっとで、
実際、味もよくわからなかった。
わたしの心中は、これからどうなるの？という心配でいっぱいだったからだ。
でも、わたしの口調がなによりも雄弁な答えになっていたようで、優里さんは、
「そっかー、イマイチかぁ。由香里ちゃんって甘党？」
確かにこのパスタ、ちょっとピリ辛だ。

食べ終わると、わたしたちはしばらく他愛もない雑談をした。
このあいだの話は出ない。優里さんも避けてるんだろうか。
だったら、どうしてわたしを呼んだんだろう。

そんなことを考えてると、優里さんがわたしに寄り添うように座り直した。
「今夜は、わたしがしてあげる番ね」
優里さんはそう言って、わたしに唇を重ねてきた。
いつか番組で、誰かに、息もできないようなキスをしてやりたい、
と言ったことがあった。それを、いきなり優里さんにされた。
執拗にわたしの口のなかを味わったあと、優里さんの唇が離れると、
わたしの気分はもう昂ぶっていた。胸の早鐘が息苦しいほど。

ベッドに移り、服を脱がされ、髪が優しく撫でられ、また口づけられる。
互いの息遣いが乱れ、交錯する。
抗しようにも、舌はすぐに絡め取られ、言うことを聞かされてしまう。
このあいだとは、立場が完全に逆転していた。

優里さんはわたしの体を開いていくたびに、「綺麗だね、由香里ちゃん」と、呟く。
わたしが我慢しきれずに声を漏らせば、「可愛いね、その反応」と、囁かれる。

違うのに…。そんなことよりも、言って欲しいことがあるのに。
そんな気持ちが徐々に炙り出されてくる。
言って欲しいのは、なにかもっと、別の言葉なのに……。

閉じた足のあいだに、優里さんの膝が割って入る。
おのずとそこが外気にさらされ、ひんやりした。
それは、わたしがもうすっかり溢れていることの証拠だった。

「由香里ちゃんって、なんかやってたよね。バスケだっけ？」
改めて優里さんが、裸になったわたしを見下ろすようにして、言った。
「バレーボールです。高校時代に…」
「そっか、それで。体の線が、すごく綺麗。
　すらっとした筋肉が付いてて、出るトコは出て、引っ込むトコは引っ込んで」
「あんまり…その……見なくていいです…」
わたしは顔を逸らすように横を向いた。

わたしは、いま、誰と、してるんだろう。

眼を閉じたら、きっと、すごく怖い。
わたしのなかを探るそれは、間違いなく優里さんの指先なんだけど、
なぜだか優里さんじゃないみたいな気がする。
それでも感じてしまっている自分が、すごく浅ましい。
優里さんにされて嬉しいはずなのに、恥ずかしさだけが先に立ってくる。
それは決して、好きなひとに見せるような恥じらいじゃなくて、
ひととして恥ずかしい感じが、わたしの気持ちを鉛みたいに冷たく重くしていく。

指先がなかでうごめく一方で、違う指の腹が出口あたりの一点をゆっくりと刺激した。
甘く鋭い快感が、わたしのお腹のあたりから鼻先までを走り抜ける。
顎が上擦り、声を上げる。
でも、そうなればなるほど、わたしのなかで正体不明の悲しさが広がってくる。

わたしに甘美な刺激を送り込んでいた指先が、不意に動きを止める。
「優里ちゃん―――？」
荒く息を繰り返し、胸を上下させるばかりのわたしに、
優里さんの声が優しく降ってきた。
「どうしたの？」
「え……？」
「ほら」
優里さんの手の甲が、やんわりとわたしの頬を拭った。
涙だった。

「なんで泣いてるの？」
優里さんが尋ねた。わたしはしゃくり上げながら、
「好き、って言ってください…わたしのこと。
　嘘でもいいです。だから、好きって…」

たとえ偽りの告白であっても、それでわたしは、
とりあえず、このどうしようもない夜を越えることができる。
優里さんの想いをください、なんておこがましいことは言えないけど、
せめてそれぐらいなら、許されるかもしれないと思った。
もしそれも叶わないなら、このまま壊れてしまいそうな気がする。

すると優里さんは、わたしの耳元に顔を寄せ、囁いた。
優里さんは、”好き”とは言わなかった。
でも、もっとすごいことを、言ってくれた。

わたしはその言葉がにわかには信じられなくて、呆気に取られていた。
そんなわたしに、念を押すように、優里さんの口づけが落とされた。
さっきとは違って、優しい唇。
口づけでようやく少し我に返ったわたしは、優里さんの瞳を見た。

「嬉しい、です」
わたしがやっと、つぶやくように言うと、優里さんは意外そうに首をかしげて、
「信じるの？」
優しいまなざしがわたしを見ている。
「信じます」
「そんなに簡単に信じちゃって、いいのかな？」
「簡単に、じゃないんで」
わたしが好きになったひとは、
その場しのぎの言葉で体の関係を持ち続けようとするような、
そんな姑息なひとじゃない。優里さんがそんな風に器用じゃないのは、
実は、優里さんに初めて会った日に知ってる。だから、好きになった。

頭が、真っ白になっていく。
優里さんの匂い。優里さんの熱。それらをわたしはたくさん感じた。

「ねえ、由香里ちゃんって、なんかMっぽいって言われない？」
そう言って、優里さんは意味深な笑みを浮かべる。
そんなの、考えたこともなかった。
ある番組では、堅物の秘書っていうキャラもあったんだろうけど、
事あるごとに”S”呼ばわりされてたから、てっきりそっち寄りなんだと思ってた。
それに、Mだと言われると、自分のなかの負けず嫌いが疼いてしまい、
「違いますよ。そんなことありません。どっちかって言えばSって言われるし、
　少なくとも、ニュートラルですよ、わたし」
「そーお？」
そう言って、優里さんはふふふ、と含み笑い。
あっ。きっと、さっきまでのわたしのさまを、思い出してるに違いない。
「思い出さないで下さいっ」
「えーダメなの？」
「そっ、そういうの、ムッツリスケベっていうんですよっ」
わたしの顔は真っ赤になってるはずだ。ヘンな汗が出てきた。
「まあ、わたしの前ではMなひとってことで」
「んむむーっ、なんかこだわりますね」
「だって、周りがどんな目で見ていようと、
　わたしの前でだけは、特別な由香里ちゃんでいて欲しいじゃない？」
「……なんか、うまいこと言いますね」
丸め込まれた気もするけど、なんか別にもう、どっちでもいいや。楽しいから。

「ねえ、ところで、由香里ちゃんは、いつからわたしのこと想ってくれてたの？」
「えっと、初めて会った日からです」
わたしは即答した。
そんな馬鹿な、と優里さんは吹き出したけど、
至って真面目なわたしの表情を見て笑いは失せ、
「え…？ホントに…マジで？」と、訝しがる。
「ホントです」
うなずくわたし。
優里さんと初めて顔を合わせた日を思い出す。自分でも表情が緩むのが分かった。

◆

主任に連れられて、わたしたち新人3人は、
アナウンスルームにいた各アナウンサーたちに紹介されて回っていた。
そのとき、たしか優里さんは、
デスクでコーヒー片手に原稿にペンを走らせていたと思う。
あるいは集中していたところに横槍を入れられて、気を悪くしたのか、
優里さんは、「あ、こちらこそよろしくお願いします」と、
実に素っ気ない挨拶のあと、またすぐに原稿に戻ってしまった。
まるで、自分には構ってくれるな、と言わんばかりの態度。
一緒に回っていたしょーこが、「ちょっと怖いね…」と耳打ちしてきた。
そのあと、昼休みになって、部屋で電話番をするわたしたち新人に、
優里さんが話しかけてきた。
「さっきはごめんね。あの、分からないことあったら、なんでも訊いてね」
平身低頭、申し訳なさそうな、どこか気恥ずかしそうな、そんな態度だった。
優里さんが去っていくと、「いいひとかも」と、
また耳打ちするしょーこに、うなずくわたし。
このひと、自分のことが好きじゃないんだなぁと、なんとなく思った。
その日、帰ってからもなんだか優里さんのことが頭から離れず、
それは次の日、また次の日へと続いていった。
いつの間にか、これってつまり、好きなんだ、と自覚するようになった。

……という話をざっと優里さんに話して聞かせたけど、
優里さんはやっぱり、まったく覚えてなかった。そりゃそうだけどね。

「じゃあ、優里さんは？いつわたしのこと、その…」
口に出そうとすると、なんだか恥ずかしくて、口ごもってしまう。
「好きになったか？」
ああ、そうですそうです。うなずくわたし。
「よくわかんないんだよね。強いて言えば……たぶん今日。
　それも、ついさっきから、かな」

思考停止。
……再起動。
再起動中。

「ぇえっ！」
「ぅああっ、びっくりしたぁ。由香里ちゃん、急に大声出すから」
「びっくりしたのはこっちですよ。なんですかその”さっきから”ってのは」
がらがらと足元が崩れていく感じ。
文字通り、めまいも覚えながら、わたしは続けた。
「じゃあ、あの、さっきわたしに言ってくれた気持ちっていうのは……」
「あ、それはホント。ホントにそう思ってるから言ったんだよ」
「じゃあ、今夜、会ったときは？」
「うーん……正直、よく分かんないんだよね。
　寂しかっただけなのか、自分でもよく分からなくって。
　それを確かめたかったっていうのもあって、由香里ちゃんとこうして会いたかった。
　このあいだは、いろいろと突然だったから、よく分からなかったけど、
　ひと晩だけの遊びとは違うかもしれないって思った。
　さっき由香里ちゃんとしてたら、いつの間にか、好きかも、ってなってて。
　それで、由香里ちゃんの泣き顔みたら、とうとう堕ちた、って感じ？

　でもね、自分で言っておいてなんだけど、
　好きとか愛してるとか、そんなの、ただの言葉遊びだと思わない？
　由香里ちゃんって、真面目なところがいいと思うけど、
　意外に理屈っぽいからなぁ…まぁ、そこもいいんだけどさ」

”意外に”というところに少し引っ掛かったけど、
それよりも、どういうことなのか、もう少し詳しく聞きたい。
優里さんがなにを言ってるのか、わたしにはよく分からない。

優里さんは続ける。
「つまり、わたしは、由香里ちゃんとしたいの。でも、ほかのひとじゃ嫌。
　それじゃダメ？」
「それはその、体の相性とか、そういう問題ですか？」
それを聞いて、優里さんは苦笑して、
「そういうこともあるかもしれないけど、
　でも、とにかく、由香里ちゃんとじゃないと嫌だな、って思う。
　いっしょにこうしてるだけでも、すごく嬉しいし、
　たとえ恥ずかしいことでも、いっしょにしたいと思うのは、由香里ちゃんだけ。
　それでいいと思わない？」
「…わたし頭悪いんですね、きっと。
　それか、考え方が子供なのか…よく分かりません……」
「心じゃなくて、体のほうが愛を感じることだって、あるんじゃないか、ってこと。
　わたしはそっちのが信じられるかなぁ」

たぶん今夜、わたしのなかで、優里さんに対するイメージが少し変わった。
思ってた以上に、クールで、大人のひとだ。
優里さんのイメージを形にしようと考えていると、不意に、耳に息を吹きかけられた。
「ひぁぁっ?!」
うわ、なんかヘンなところから声出た。反射的に体を大きくよじってしまう。
「可愛い声だねー」
楽しそうな優里さん。なんか、悔しい。わたしは優里さんをじとっと睨んで、
「野太いから、大嫌いです」
「そんなことないってば」
「ううん、だって―――あふ…！」
再びの同じ場所への不意打ちに、背中が反り返る。学習しないわたしもいけないけど。
「なぁんだ、耳弱いんだったら、早く言ってよ」
優里さんが嬉しそうに目を細める。ふだんは大人っぽいのに、
まるで新しいおもちゃを見つけた子供だ。
わたしは恨みがましい横目で、「自分から言いませんよ、そんなこと」
「だったら先に訊いとくけど、他にどこが弱いの？」
「……教えません」
「んー、まぁいいけど。これからゆっくり見つけるから」

もし気持ちよかったら、そこには一縷の愛があるんだよ。
それから優里さんは、そんなことを言ってくれた。
そうしたら、少し、心と体がラクになって、好きなだけ優里さんを感じた。
やっぱりわたしは、優里さんのことが分からない。
それでも、優里さんといっしょにいたい、と思う。

その夜、優里さんによって、たくさんの弱いところを発見されてしまった。
なかには、わたし自身が知らなかったものもあったりして、
戸惑うわたしをさらに優里さんが面白がったりして、かなり恥ずかしかった。
でも、そんなことでさえ、優里さんにもっとわたしを知ってもらえてる気がして…。

……やっぱりちょっと、M入ってるのかな？わたし。

◆

デスクで手帳を開いてスケジュールのチェックをしていると、
「ねえねえ由香里ちゃん、なんかあった？」
いつかのように、朋さんがそそそっと寄ってきて、囁いた。
「えー？なんですか？」
「こないだはお通夜みたいだったのに、今日は結婚式当日の花嫁みたい」
「そうですかー？ふつうですよ、ふつう」
「うそだぁ。教えてよう、ねえねえったら」
「約束してないから、教えません」
わたしは緩む表情を抑えきれずに言った。
「えー。けちー」
でも、朋さんはわたしの表情だけで、ある程度のなにかを悟ったようで、
「たまには幸せのおすそわけしてよね」と言い残して、取材に出て行った。

ホワイトボードを見ると、今日の優里さんは、またしてもロケで出払っている。
なかなか時間が合わないのは知ってはいたけど、
こういう間柄になってしまうと、ますます気になってしまう。
だけど、先日とは違って、嬉しい気持ちだ。

相変わらず優里さんが言ったことの意味が、わたしにはよく分からないけれど、
間違いなく体だけの関係じゃないって、わたしは思ってる。
もし優里さんが納得しなかったら、思い切り気持ちよくしてあげる。
それで一縷の愛とやらが増すんなら、わたしはいくらでも優里さんを愛してあげる。
もしかしたら、まだわたしたちは、始まってもいないのかもしれない。
でも、始めることは、できるんだ。

いじょです。荒っぽいけど、出来はどうあれ、大事なのは終わること（汗
それにしても、ゆり好きにとっては日曜日の朝が物足りなくなるなぁ。
さらにゆかり好きでもある身には、切ない秋になる予感…orz
せめてブログを…。

生野×大島。これで前SSはなかったことに…ならないかなぁ…。

パソコンの電源を落とし、バッグにいくつかの書類をしまっていると、
「ゆかり、もう帰る？」
しょーこが尋ねてきた。
「あ、うん。あっ、あと1本電話しなきゃいけないんだった」
「じゃあ、待ってる」
「なんで？」
「傘、忘れちゃってさー。このあいだの雨で、置き傘持って帰ったままにしちゃって」
なるほど、窓のそばまで行くと、街灯に照らされて細かな雨の線がかすかに見えた。
歩道は黒く光り、小さな水たまりも浮いている。
つまり、駅まで入れてくれってワケね。
「ちょっと時間かかっちゃうかもしんないけど？」
「いいよ、待ってるから」
なるべく早く済ませるから、と言って、わたしはデスクのそばの受話器を取り上げた。

◆

外に出ると、ひんやりと秋めいた空気なのに、じとっとした夏の雨だ。
わたしは傘を開き、しょーこと並んで歩き始めた。
「ごめんね」と、しょーこが軽く申し訳なさそうに言った。
「いいっていいって」
「傘、持とうか？」
「いいよ、わたしのほうが背あるし」
「ゆかり濡れてない？」
「うん、大丈夫。しょーこは？」
「大丈夫」
どうも、しょーこの様子が落ち着かないように見える。気のせいかな。
「なんかあった？」
「ん？なにが？」
「いや、なんにもなければいいんだけどさ」

密着して肩が濡れるのを少しでも避けるためか、しょーこの手がわたしの腕に絡まされる。
徐々に雨脚が強まってる気がする。
そんなことを思ってると、「ねえ―――」と、しょーこが尋ねてきた。
「もしゆかりが男だったら、わたしらって、カップルに見えるかな」
「そりゃあ、そうじゃない？」
わたしが平然と答えると、しょーこが急に、人懐こい顔を寄せてくる。
「ホントに？ホントにそう思う?!」
っていうか、なによ、この食いつきは。
「だって、男と女があいあい傘なら、たいていカップルじゃない？」
するとしょーこはなぜか、深々とため息をつく。
なんで？なんか見当違いなこと言った？

ゆっくりとかぶりを振って、しょーこは、
「はぁー、違うんだよなぁ、なんっか…求めてるのは、そういう答えとはちがくて…」
「えー、じゃあ、なによぉ？」
「ゆかりサンには分からんでしょうが、わたくし今日もまた、不戦敗です」
神妙な口調になってみせるしょーこに、わたしは、
「ちょっと待って。ほんっとワケわかんない。なに？なにそれ？」
眉根を寄せると、しょーこは「べーっ」と、舌を出した。
そもそも、わたしが男って設定が少し気に入らないんだけど。
まぁ、しょーこは女の子だからなぁ。あ、わたしも女の子だけどね。

ラッシュアワーは終わって、人もまばらな車内で、
わたしたちは、ドアの際にもたれ掛かるようにして、
だらだらと非生産的な会話を続けた。車内にも関わらず、
つい大きな声で笑ってしまったりして。
やっぱり同期はいい。気の置けないところが。
電車に揺られながら、収録中の失敗談や、ネットで買った服の話なんかをしていると、
しょーこが降りる駅が近づいてくる。
「ね、駅から大丈夫？」
わたしは訊いた。しょーこはキョトンとした表情で、
「ん？」
「雨。傘ないんでしょ？」
「あー、まぁ、駅前のコンビニで買ってもいいし」
「そんなら、わたしのこと待ってる暇に、
　局のコンビニで買って帰ればよかったじゃん」
わたしは笑った。
「あっ、そっか」
しょーこも笑った。

◆

ゆかりを乗せた列車が滑り出す。
窓越しに手を振る。笑顔で振り返される。
エスカレーターへと流れる人込みのなか、ひとり立ち止まり、
列車のテールランプの赤がトンネルの向こうに消えるまで見送ると、
わたしは改札へと歩き始める。
地下鉄の出口を上がっても、雨は降り続いてた。さっきより、いっそう降りが強い。

―――今日で、何連敗目だろ。
降ってくる雨を見上げる。

―――もう数え切れないけどさー。
ため息をつく。
ふと、ゆかりの顔が胸のあたりにふんわりと描かれる。
それは綺麗で可愛くて、少し切なくて、じんとする。
常に不戦敗のわたし。いや、攻めあぐねてることも気づいてる。
それは、わたしの意気地のなさが原因だ。
―――なんていうか、果てしないわー。

それでもやっぱ、ため息は想いのしるしなんだろうね。
わたしはバッグから折りたたみを出して開き、自宅への道を急いだ。

いじょです。連投、本気ですまそ。
燃料不足で萌えも足りないが、とりあえずのつなぎで。

>>402
ありがとうありがとうありがとう
お疲れ様でした
由香里受けっていいな
しょーこ×由香里って一番好きだわw
優里の方も無事終わってよかったよかったww
次もまた勝手に楽しみにしてる

何というGJ
しょーこはゆかりん好き好き大暴走してればいいよ

毛色のちょっと違うSS2連発ありがとう!
まさかの優里ver.ハッピーエンドで良かった
優里かっこいいわ
好きな人に新しい自分を発見させられた由香里も女冥利に尽きるね

しょーこはもう可愛すぎるw
云う事が一々可愛い　本当にありがとうございました

しょーこがゆかりんを食べちゃうとか
翠が朋子にいじわるされるとか
そんなの読んでみたいｗｗ
職人さんお願いしますorz

大黒摩季がショーパン出演のとき、ショーパンかわいいかわいい言ってたのに萌えた。観た人いる？

見てないな
てか大黒はアナじゃないだろｗ
可愛い可愛いなら美香もいってるしボディタッチ多い

とりあえずsageようか

>>406
朋子・翠・優里・由香里・陽子の５Ｐで良いんじゃないか？
どの組み合わせでも面白そうだ。

つーかＳＳ書いてみたいんだが、どう書いたら良いか分からん…
思い付くままで良いのかな？

>>406
>しょーこがゆかりんを食べちゃうとか
リクエストに応じられるほど器用な性分じゃないけど、書いてみた。

翠さんと社食でランチしているとき、翠さんの携帯が鳴った。
バッグから取り出された携帯に、ふと、目がとまる。
携帯からぶらぶら揺れているストラップ。
月といくつかの星が連なった、洒落たデザイン。
翠さんの電話は、ロケの時間が繰り上がるという連絡だった。
可愛いですねー、そのストラップ、と言うと、
コンビニのオモチャだけどね、と翠さんは肩をすくめて笑う。
コンビニで売っているものも、最近はあなどれない。チープささえキュートに見える。
「ごめん先に行かなきゃ。しょーこは、このあとなに？」
「えっと、わたしもロケです」
「そっ。じゃあ、そっちも頑張って。先行くね」
そう言って、翠さんは行ってしまう。

後から思えば、このことがなければ、
わたしとゆかりは、あんなことになってなかったのかもしれない。
そういう意味では、翠さんには感謝、なのかな。

◆

それからしばらく経ったある日の午後、わたしは落ち込んでた。
美奈さんの代打でめざましに出て、散々な内容だったから。
テンパッてたせいで、思うようにうまく原稿を読めなかったし、
段取りで決定的に間違えてしまったものもあった。
番組としては特にマイナスにはならない、って、
周りのスタッフの人たちは笑ってフォローしてくれたけど、
わたしにとっては、まだまだいろいろと足りない、と実感させられる経験だった。
出演者が次々に夏休みを取る期間は、わたしみたくキャリアの浅い者にとっては、
自分の力をアピールする絶好のチャンスだっていうのに。

わたしの浮かない表情を見て取ったゆかりが話を聞いてくれて、
気付けに飲み明かそう、と、互いの休み前の日、自分の家に誘ってくれた。

こんなとき、いつの間にかわたしのそばにいてくれるのは、ゆかり。
同期でありながら、ひとつ上のお姉さんでもあるゆかりは、
とても素敵で優しい。おまけに、凛とした綺麗なルックスまであったりして、
反則だよ。ジャリっぽさがいまいち抜け切らないわたしとは大違い。

>>409
ここに投下するかどうかは置いといて
とりあえずローカルで書きたいように書いてみる
で、完成してから自分で読み返してみる
良いものが書けたと思ったら投下する
ダメダメだったらまた新しく書いてみる
大事なのは投下したとき反応を気にしすぎないこと
物凄く萌えてもＧＪコールをしない人は沢山いる
その逆もいる
自己満足なんだ！ぐらいの気持ちで書いたほうがいい

偉そうに長々と書いたけどおまえのＳＳ期待して待ってるよ
頑張れ

◆

ドアを開けると、ふんわりといい香りがする。
「いらっしゃい」
出迎えたのは、ポロシャツにジーンズのラフな恰好のゆかり。
最近はスーツ姿しか見てなかったから、
こういうゆかりを見ると、なんだか懐かしい友達に会った気分。
プライベートで会うのなんて、どれぐらい振りだろう。

「はい、これお土産。冷蔵庫ね」
「おっ、ありがと。勝手に上がってきて」
ミュールを脱ぐわたしを残して、ゆかりは先に部屋に行ってしまう。
久しぶりに訪れたゆかりの部屋は、以前となにも変わってなかった。
世話のいらないドライフラワーに、黒いレースのカーテン。
匂いの正体はすぐに分かった。
気を遣ってくれたのか、ゆかりは、
前に誕生日にわたしが送ったアロマオイルを炊いてくれてたのだ。

わたしたちはソファに座り、テレビを見ながらおしゃべりをした。
今夜だけは特別だから、と、誰にともなく言い訳してピザを取り、
ゆかりが最近ハマってるお酒を頂戴した。

それなりに会話はあるけれど、やっぱり表情がどこか浮かないらしい。
それを察してくれるゆかりは、
大丈夫だよー、わたしも毎回、生放送で反省することたくさんあるよ、
と、励ましてくれる。
「優しいね、ゆかりぃ」
「おーよ、同期は宝だよ」
ゆかりの両手がわたしの頬を包み、ぐりぐりする。
「んー、なにふるおぉ？？」
「なんか表情暗いからさ、強制マッサージ。あはは、しょーこ、ヘンな顔ーっ」
意識はしてなくても、今回の落ち込みは心のどこかで尾を引いてるみたいだ。

手のひらが離れ、わたしは、自分の顔が緩むのが分かった。
にわかマッサージも、持続する緊張を和らげるには充分だったみたいだ。
「わたしにできること、なんかない？」
「ううん、ゆかりの気持ちだけで充分」
そこでゆかりは、そうだ、と立ち上がった。
「お土産に買って来てくれたプリン食べよっ」
そう言って、ゆかりはリビングに行ってしまう。

ふと、ソファの足元に置かれたバッグから覗くゆかりの携帯が目についた。
いや、正確には、バッグから少しはみ出してるストラップのほう。
月と星をあしらった、光沢のあるデザイン。
色使いが少し違うけど、間違いなく翠さんのものと同じデザインだ。
不整脈でもないのに、鼓動が速まる。

ゆかりが皿にプリンとスプーンを載せて、戻ってくる。
「このストラップ、翠さんのと同じ？」
「このあいだ、ロケで翠さんといっしょになったとき、
　ちょうどそばのコンビニで見つけたんだよ」
「へぇ〜。いいなぁ」
いいなぁ、っていうのは、ストラップ自体はもちろんだけど、
でも、それだけじゃなく。
「翠さんがお揃いで買おう、って。翠さんのはシルバーっぽくて、色違いなの」
なるほど、ゆかりのはゴールドっぽい仕上げだ。
「ねぇ」と、わたしは言った。
「最近、翠さんと仲よすぎ。局でも、ぴったりくっ付いちゃったりして。
　なんか誤解されちゃったらどうするの？」

自分で言いながらも、ひとのことは言えない。
たとえば、わたしだって、局の廊下なんかで久しぶりにゆかりに会ったら、
生き別れの姉妹の再会みたいに抱き合ったりしてるから。
でも、最近の翠さんとゆかりのスキンシップは、目に余るんだもん。
正直、気になってた。面白くない、って。

するとゆかりは、にんまりして、
「なーに？妬いてるの？妬いてるのか？ん？ん？」
わたしのおでこが突付かれる。そして、ヨシヨシと頭が撫でられる。
「可愛いねー、しょーこは」
そう言って、抱きしめてくる。ゆかりの髪の匂いがわたしを包む。
ゆかりは優しい。
でも、ゆかりは誰にでも優しい。べつに、わたしが特別じゃない。たぶん。
「さっき、自分にできることない？って訊いたよね？」
ゆるく抱きしめられたまま、わたしは言った。
「うん、言った」
「だったら、傷心のわたしをさ、その、慰めてよっ」
気恥ずかしくて、半ば茶化した口調になった。
顔を突き合わせてたら、絶対言えないようなセリフをわたしに言わせたのは、
ゆかりの肩越しにわたしの目に映った、ゆかりの携帯ストラップだった。

「うん、慰めてるじゃんかー、こうやって」
変わらない優しい口調のゆかりに、
わたしは、胸のあたりからふつふつと湧き上がる熱を抑えるように、
「こんなんじゃ、だめだよ」
「え…？」
ゆかりの怪訝な声とともに、抱きしめていた腕が、ほどかれる。
「じゃあ、どうしたらいいのよー？」
眉を寄せ、困った風なゆかりの笑顔。その表情は、ゆかりの顔で好きなもののひとつ。
そんな表情の些細な変化で、わたしの気持ちは揺れる。
「なんにもしなくていい」
目を瞬かせるゆかりに、わたしは、
背筋を伸ばすようにして唇をゆかりのそれに重ね、すぐに離れた。

ほんの一瞬のことで、ゆかりは、その刹那、
なにが起こったのか分かってないみたいだった。
「あ…」
呟いて、自分の唇に指先をやるゆかり。
そして、わたしがしたことを確かめるように、「あ…」と、もういちど呟いた。
そういや、いつか見たギャング映画で、男が撃たれたのに気づかず、
胸のシャツに血の赤が広がっていくのに気づいて、崩れ落ちるってシーンがあったなぁ。
そんなことを思い出す。
でも、ゆかりはこんなことで堕ちない。もう一撃お見舞いしないと。
わたしはさらに、わたしよりも広いゆかりの肩幅を抱き寄せると、
再び、ゆかりの形のいい唇をいただく。こんどは、さっきよりも深く。
「―――っ」
まだ状況をうまく掴めない様子のゆかりは、抵抗なくわたしの唇を受け容れる。

入社試験のとき、ゆかりを初めて見たとき、綺麗なひとだなぁと思った。
だから、いちど不採用になって、二度目の挑戦だと聞いて、信じられなかった。
面接で落とした担当者にも、ゆかりの根性の強さにも。
いっしょに入社できて、ラッキーだと思った。
ゆかりはとても周囲のことを考えるような、いい子だ。
悩みも聞いてくれるし、わたしもゆかりの相談に乗ったりした。
でも、いつしか、物足りなくなった。
ゆかりの表情のひとつひとつに反応するわたしの心の振り幅が、
徐々に大きくなっていることを感じていた。
ゆかりはどうなんだろう。わたしがこんな想いを抱いてるって知ったら、
避けられちゃうだろうか。もう、遅いけど。
もし嫌がられたら、ちょっと過ぎた冗談だったことにしてしまえばいい。

キスを続け、深いところまで探りを入れても、ゆかりはわたしを止めようとしない。
恐る恐るだった舌が、わたしを受け容れ始める。
強張った肩の力が抜け、腰に手を回された。
互いの息遣いが、ときどき不規則になりながら、交錯する。
唇を離すと、わたしは、
「…びっくりさせちゃった？」
「ん、ちょっと……っていうか、うん、びっくりした。でも……」
「でも、なに？」
「イヤ、じゃなかった、から…」
「だったら、もっと、ゆかりのこと欲しいんだけど。いい？」
自分でも、けっこう緊張してるのが分かった。
「プリン…」
ゆかりがぽそりと言った。
「うん？」
「プリン…食べなきゃ」
「わたし、ゆかりを先に食べたい」
「わたし、しょーこに食べられちゃうの？」
「うん、そう。食べちゃうの。食べたいの、ゆかりのこと。
　もし、ゆかりがプリン食べたいんだったら、わたしのこと食べてからにして」
「…ん、分かった」

ふたりでベッドに横たわる。
ゆかりの匂いがする。
丁寧に、って思うんだけど、ゆかりの気が変わるのが怖くて、ついつい急いてしまう。
ゆかりのシャツを脱がし、ジーンズのボタンを外す。少したどたどしい動きになる。
そんなわたしの様子に、
「そんなに慌てなくても、逃げないから」
と、ゆかりは柔らかく笑ってくれる。
わたしも下着だけになって、シーツのなかでパンツを脱いだ。
「……いい？」
わたしがいちおう尋ねたら、引き寄せられて、ゆかりが唇で答えをくれた。
そこからはもう、ためらわなかった。

◆

わたしはそれから、ゆかりをたくさん食べた。
吸ったり、舐めたり、こすったり、歯を立てたりして、貪欲に。
指先も、汗も、匂いも、声も、ゆかり自身が知らないものも、ぜんぶ食べた。

ふだんげらげら笑うゆかりからは、とても想像できないような表情、声。
それをわたしだけが独り占めしてるってことが、すごく嬉しくて、ぞくぞくする。
裸も、ロケ先で見たことがあったけど、
こんな空気のなかで見ると、まるで別のものみたいだ。

最初は貪るようだったのが、徐々に余裕ができてきて、
ゆかりのそれぞれを吟味するように、ゆっくりと味わう。
それらは、わたしを深く幸せに満たしてくれた。
そして、ゆかりにも、わたしを食べてもらった。
お気に召してくれるかなと思ったけど、
ゆかりも嬉しそうだったから、よかった、と思った。

◆

食べたり、食べられたりして、いろんな意味で満足し、
なにをするにも億劫な気分のわたしたちは、シーツに包まったままソファに戻り、
もうすっかりぬるくなったプリンをいっしょに食べた。
ひと口すくったスプーンを口に運んだゆかりは、
「冷えてたら、もうちょっと美味しいんだろうけどなぁ」
「ゆかりが延々と焦らすからでしょー」
「喜んでたくせに」
「ふーんだ」
ふたりで笑った。
わたしもプリンを口にしてみると、
なるほど、ゆかりの言うとおり、ぬるくて、ムダに甘い感じ。
だけど、ぬるいぶん、わたしたちが睦み合ったってこと。
そう思えば、ヘンな言い方だけど、嬉しいぬるさ。

食べ終えたプリンのカップをさらに置くと、
またしても、バッグに収まったゆかりの携帯のストラップが目につく。
「ねえ、このストラップ、外してよ」
「ええっ。それは無理だよ。だって、みーさんが買ってくれたものだし」
と、さすがにゆかりは困り顔だ。わたしは、ちょっと待て、と引っ掛かる。
「ちょっと待って。買って、もらったの…？」
「うん、ふたりでお揃いにしたい、って」
「ふうぅぅぅん。じゃあさ、わたしにくれる、ってのもダメ…だよね？」
「ダメだよ。そんなことしたら、翠さんなら、
　『ちょっとー！なんで生野がそのストラップしてんのっ?!』って怒るに決まってる」
そうか。そうだよね。翠さんって、結構しつこいもんなぁ…。
「やっぱダメー？」
それでもわたしは食い下がってみるけど、
「ダメだってばぁ」

◆

「ちょっとー！なんで生野がそのストラップしてんのっ?!」
昼下がりのアナウンス局をつんざく声。
もちろんその主は、愛すべき先輩・松尾翠で、
現在の状況は、デスクに座るわたしの前で仁王立ち状態。
デスクのわたしの携帯から伸びたストラップを摘まんでいる。
これが動かぬ証拠よ、とでも言わんばかりに。
「ああ、そっか。じゃあ、翠さんとお揃いですねー」
「そうゆうこと言ってるんじゃなくて、それ、ゆかりんからもらったのっ?!」
どうやら話を聞いてたのか、書類棚の向こうからゆかりが顔を出して、
「あ、わたしのなら、ほら、ここに」
と、携帯にぶら下がるストラップを揺らしてみせる。
どゆこと？と翠さんは、
わたしのストラップとゆかりのそれのあいだで、視線を往復させる。
「気に入っちゃったんで、わたしも探して買っちゃいましたよー」
そう言って、笑顔になるわたし。

でも、翠さんは釈然としない様子で、「もおー、なんで混じってくるのよお」
「中和するためですよ」
「中和ぁ？」
「はい。これで、不均衡は是正されました」
わたしがうなずいて言うと、翠さんは目を細めて、
「……それはさ、宣戦布告ってこと？」
口元を引きつらせた翠さん、ちょっと怖いんだけど。
「ええー？なんのことですか？」
「あっそ、そっちがその気なら、こっちにだって考えがあるんだから」
「でも、今の時点で、すでに翠さんは負けてるんですよぉ」
「えーなによ、どういうこと？」
「色ですよ、色。わたしのはゴールド。ゆかりのもゴールド。さあ、翠さんのは？」
わたしの言葉に、さっと顔色が変わる翠さん。
「……！！！！しまったぁぁ！」
ふふん、色までお揃いにするのは、どうやら照れ臭かったと見える。
そんなわけで、本当におそろなのは、わたしです。
「それに翠さん、もうすでに、大勢は決したんですよ」
「な…っ！ど、どういうこと、それ?!」
「教えて、あげまっせぇーん。おっほっほっほっほっ！」
わたしは席を立って、バレリーナみたいに
その場でくるくると回って見せた。しかも、かなり不恰好に。

「むっ、むかつくーっ！感じ悪いっ、超感じ悪いっ」
「翠さん、最近、美容院怠けてるんじゃないですかー？
　髪の毛、ここいらへん、ちょっとダメになってますよ」
わたしはセミロングの襟足のあたりを触ってやった。
「くっ、悔しい！すごく悔しい！」
立て続けにわたしが放った波状攻撃に、松尾翠、もはや万事休す。
開き直ったのか、両手を腰にやって、
「ゆかりん、今夜デートするから！いい？空けといてよ！―――って、あれっ?!」
すでにゆかりの姿は部屋にはない。
仕事なのか、あるいは、不穏な空気を察知して避難したのか。
屈んで静々と出て行ったところを見ると、どうやら後者のほうだけど。

とうとう地団駄を踏みだした翠さん。すごい。地団駄踏んでるひと、初めて見た。
「ああもぉっ！生野、あんたねぇーっ！」
苛立ちのやり場はわたしに向かってきた。羽交い絞めにされる。
「どこまでいった？キスか?!それともその先か、
　どこまでいったんだー！吐け、さあ吐けぇ！」
「ぐがぁ苦じいでずよぉ翠ざん…っ」
「なんであんた、ニヤけながら苦しがってるのよ、器用ね、もぉっ！」
視界をぐらんぐらん揺らされながらも、
きっとわたしの顔は、どうしようもなく緩んでるハズだ。

実はキューピッドなのは、翠さんなんですよ、って言いそうになったけど、
さすがにそれはあんまりかな、と思って、心のなかに仕舞っておくことにする。

いじょです。
生野のキャラが掴めない…安直ですまん、途中でレスのタイトル抜けたことと合わせて謝る。
ああ、仕事を後回しにしてこんなの書いて…。

>>409
またーり待ってますよん。

GJ!!!!!!
リアルタイムで遭遇したの初めてで感動してる
ちょっと軽めな感じがいい！読みやすいし続きが気になる
あなたの優里×ゆかりとアヤミナと翼×優里がすごく好きだったんでこれからも期待してるよ

そして横入り本当に本当にすみません
読んでる人にも土下座したいorz

>>409
＞5P
3年目の3人で3Pならまだしも、その発想はなかったわｗ
どんなものでも読ませてもらってる側だからありがたいよ
待ってる

>>419
まさか書いてもらえるとは！！
応じすぎてもうｙばいです
二人とも可愛すぎて…翠もでてるし
本当にありがとう萌えすぎて死ねる

生野はあんまりかわいくないしまったく萌えないから別にいい。

由香里は優里か翠と、
美香は翠か戸部ちゃんか石本と絡んでほしい

>>422
ちょ、もちつけｗ
おまいがショーパン好きじゃないのはわかったからｗｗ前から言ってるの知ってるからｗ

だから美香の辛味の中にAJをいれたげてｗｗｗ
仕方ないからショーパンと（●●）はいいからさ、な？

めざまし今週はみなもとのコーナーに
あやぱん参加してないんだな。
愛ちゃんとみなぽんのコンビでもっと仲良くなって
あやぱんを嫉妬させちゃってほしいな。

>>411
アドバイスThanks
とりあえず>>409の設定で書いてみる。
途中で挫折するかもしれんが。

>>419>>421
頑張ってみるが期待しないでくれ。
>>419氏みたいなクオリティの高いＳＳは無理かも…

でも他局ではなかなか妄想難しいな。
何でだろうか…

×>>411
〇>>412

先が思いやられるな…

GJGJ!!
モテモテゆかりんって素敵だな

>>425
その設定でとかすごすぎワロタ
勇者だなwktkしてまってる
出来れば可愛いみぃが見たいとか言ってみるｗｗ

ｼｮｰﾊﾟﾝの最終回にゆかりん出てたな夏休み中なのに、あとﾐﾂも

一緒に歩いていこうぜ

ってプロポーズかよ

いいタイミングで生野×大島書いてよかったよー。
ウチはショーパン見られないけど…
動画見てないけど、ラスト、ゆかりんはしょーこにチューしようとしてるのか？w

ttp://jlabkarin.or.tp/s/karin1222362581087.jpg
ttp://jlabkarin.or.tp/s/karin1222362603510.jpg
ttp://jlabkarin.or.tp/s/karin1222362614428.jpg ←注目

http://tvde.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/jlab-dat/s/298821.jpg
http://tvde.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/jlab-dat/s/298822.jpg
http://tvde.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/jlab-dat/s/298823.jpg
http://tvde.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/jlab-dat/s/298824.jpg

動画で確認してみた
多分そうｗ

「一緒に歩いていこう」って凄くいいプロポーズだね

>>409で書いてみると言った者だが
すいません、無理でした。

設定に無理があったのか、俺の力不足か、
間違いなく後者なんだが、上手く表現出来なかった…
改めていつもＳＳ書いてる方は凄いと思ったよ。

期待していた方々、本当にすいませんでした。

多分設定が難しいよｗｗ
自分も絶対書けないわ
今度は一組だけで書いてみてくれないかな…

てことで変わりに投下していい？
千明×翠で需要なさ気なんでないなら控えるｗ

お願いします!
SSの書き手さんはどうぞ肩の力を抜いて投下して下さいませ。

>>437
ありがとう
じゃあ温いけど投下させてもらいます

以下

いつものように変わりなくOAが終わり、反省会が始まる。
それも変わりなく進んでいって「お疲れ様でした〜」って、変わりなく終わった。
違うのは、私の心の中の天気。
いつもいつも晴れていて、とてもいい気分だった。
太陽はいつも私を照らしていてくれた、…隣で。

スタッフ達がぞろぞろと退室していく中、私はまだ頭の中がいっぱいで、その流れへ飛びこむことが、出来なかった。
飛びこんだら、きっと、私と私の好きな人がいつもいたそこが、なくなってしまう。
そんな気がした。

「今度、新しいひと入るね〜」
不意にポン、と肩を叩かれる。
軽い口調で横へやってきた翠さん。
「加藤アナウンサー、ですよね」
「うん、新人だけどいい子だよ」
「へぇ、安心したっ」
「そんで身長が高い、こーんくらいあるよ！」
私の心境なんか知りません見えません、そんな感じでニコニコと楽しそうに身振りをする。
翠さんは、なんとも思わないのだろうか。
担当が変わるなんて、いつか来ることだってわかっていても、すごく寂しいはず。
少なくとも私は。

「私ね、もう卒業かと思ってた」
「卒、業」
「うん、残留でよかった、皆いるし」
翠さんは、ぱちんと手を合わせて「ねっ」と、はにかんで見せた。
…なんでそんなに笑えるんだろう。
私なんて、きっと引き攣ってるんじゃないかな。
確かに皆いるけど、でも私は…

「でも、私は翠さんの隣から……っ」

言ってしまってから、私は慌てて言葉を飲み込んだ。
言わなければよかった、最悪。
どうして困らせるようなこと、言ってしまうんだろう。

昇ってきた朝陽が、お台場を照らしてる。
窓際にいた私達を、朝陽が見てる。
恐る恐る見た翠さんの顔は、逆光で影しか見えなかった。

「眩しいね」
翠さんが言って、ブラインドをおろす。
「目、平気？眩しそうだったけど」
ああ、私は何も見えなかったのに、翠さんは私を見てた。
私、どんな顔をしていたんだろう。
妙な顔とかでまた困らせたかも。
「…大丈夫、ありがとうございます」
出来る限りの笑みで、私は返した。
翠さんは何も言わずに、寂しげに笑った。

「食べる？」

スタッフさんがいつも置いておいてくれる、お菓子の入ったバスケット。
翠さんが赤色の飴玉を取り出しながら、バスケットをこちらへ差し出す。
翠さんのハの字になった眉を見ながら、私の中で何かが弾けた、そんな気がした。
「いいです」
「珍しーね、意外」
「…今は翠さんの隣が欲しいです」
何を言っているんだろう私は。
ほら、翠さんがまた笑った…多分困らせてる。
「私いるよ、ちーちゃんはお天気になるだけ」
違う、そうじゃなくて。
隣を取られるのも嫌だけど、そうじゃない。
時間が経っていくうちに、忘れられていくのが、怖い。
私はきっと翠さんを忘れられないから。
それはもう、色々な意味で。

だから―
「離れたくないんです」
笑っている翠さんの顔が、泣きそうだ。
空になった飴玉の袋が、手から落ちていった。
動揺してるのか、ぎこちない動作をする翠さんの手を、包むように握る。
「離れたくないだけなんです」
年上なのに可愛くて妹みたいで、けどしっかりお姉さんで、私はそんな翠さんが――

…わがままな私には、それじゃ足りない。
どうせ、翠さんの隣が、他の誰かの新しい場所になるなら、いっそ全部ぶちまけちゃえ。

「ほしいです」
「ん？」
「翠さんの「好き」が…」
私は翠さんが好きだから、翠さんも私を好きになってよ。
OA中でもくっついてきた翠さんを、私忘れないんだから。
「うん」
一呼吸おいて、翠さんが頷いた。
あぁ、やっと素直に言える。
さっきまでのように曲げることなく、伝えられる。
「私、翠さんが好きです」
両手を広げてみる。
翠さんが、ふにゃっと笑って腕の中へ収まる。
あまり変わらない身長差が、お互いの肩へ顎を乗せさせた。

「ありがとう」
甘い甘い声。
背中に感じる心地よい圧力。
私はこれが欲しかった。
「翠さん、これからも遊んでくださいね」
「ちーちゃんもね」
絶対離したくなんかない。そう思いながら、翠さんを開放した。
改めて見た翠さんの顔は、あたたかい笑みでいっぱいだった。

「ちょっと歩こうか」

翠さんがドアの方へ近づいて、私へ振り向いた。
あぁ、終わるのかなって思う。
けれど私も近づいて、当たり前のように手を取る。
盗み見た翠さんの顔が穏やかだったから、指を滑り込ませて恋人繋ぎ。
指先まで体温を共有する今、私たちが離れることはないんだと確信できる、そんな気がした。
「なんか恥ずかしいね」
照れた翠さんから、イチゴの飴玉の香りがした。

まだ人の少ない、明るい社内を、手を繋いだまま歩く。
何も話さずに、ヒールの音だけが鳴る。
けど、その沈黙を重く感じることなんてなくて、寧ろ心地よいくらいだった。
翠さんとなら、なんだってキラキラなんだよ。
翠さんもそうだといいな。

ねぇ、翠さん――

何気なくそっちを見たら、目があって
私たちは私たちだけの明るい廊下で、どちらからともなく、触れるだけのキスをする。

「またね」を言って角を曲がった後も、あのイチゴの香りは鼻から、唇から、脳内から、消えることはなかった。








終わりです
めざにゅ〜で千明がお天気になるので書いてみたものの、どこに座るか、完全にお天気だけになるのかもわからないんだよなｗ
突っ走りすぎたわ

早速の投下GJ!です
両手を拡げたら腕の中に収まって来る翠が可愛い。
触れるだけのキスで別れるのも情緒があって良いかも。
ありがとう。

亜季子めざど卒業か…
みどあき・ちあきこが見れないのは寂しいな。
これでフジにアナウンサーとして入ったら面白いんだけどｗ

>>443
乙
翠を自分のものにしようとする千明が可愛すぎるｗ


ところで皆はフジのアナじゃ誰が好きなんだ？
ちなみに自分は
ちゅばさ＞ゆりりん≧ゆかりん≧朋ちゃん≧翠＞しょーこ≧玲子＞椿＞アヤパン＞綾子＞舞子≧戸部ちゃん≧さおりん≧たぬ≧理央≧仁美＞＞＞＞＞＞(越えられない壁)＞＞＞＞＞ぽん＞＞＞＞＞(更に越えられない壁)＞＞＞＞＞(●●)
なんだが。

>>445
翠＝ちゅば≧ゆかりん≧優里≧生子≧朋子＞姫≧パン≧たぬこ≧さおりん≧飛べ≧AJ＞テンコｗ＞マイコー≧仁美＞ぽん≧りおりお＞＞かとあや＞＞＞＞(越えられない壁)＞＞＞＞＞(●●)マーサごめんマーサｗ

ちなみに
美香＝千明＝亜季子＞有紀様＞千佳子＞麻央＞愛子≧しっち＞モッチー＞＞八田＞＞＞＞＞ダダ子＞他＞＞吉田

吉田は2001を返してくれorz

めざにゅ〜、ちゃんと千明は杉さまの隣座ってたわｗ
みどの隣にも座り続けることになるわな
突っ走りすぎたSS恥ずかしいorz

とりあえず杉さまの可愛い妹が一人増えたな

10月から大島と秋元スパニュのフィールドキャスターなんだな
週末は反省会という名目で会ってればいいよ、二人きりで

告知でミナが噛んでもアヤは笑顔
ミナのすることならなんでも許せるんだな

>>449
嫁だから優しく見守るのは当然なんだろう

あきこのブログ見てて思ったんだが、あれちあきとデキてるんじゃないのか
あきことの写真の時ちあきはいつもベッタリ&キスのそぶりだよな

>>409が提案した5Pネタに無謀にもチャレンジして、力尽きた出来損ないを投下します。

こんな夢をみた。
ひとの夢の話ほどつまらないものはないっていうけど、少し付きあって欲しい。

◆

気がつくと、わたしは自分の部屋のベッドで横になっていた。
明るい。電気がついてる。
お酒飲んで、寝ちゃったんだっけ。目覚めたばかりで、ぼーっとしてる。
たしかあれは、翠さんがウチに持ってきた、
中東の珍しいお酒だとか…。ボトルには見慣れない文字が並んでた。
飲んだら、ひと晩に千の夢を見られるとか、翠さん言ってたっけ。
そうだ、部屋に来た翠さんとそれを飲んでて、
それで…それで………あれぇ？思い出せない。

誰かの話し声が聞こえる。
誰…？
「―――まさら、なに言ってんのよー」
「わたし的には、やっぱり、ちょっっっと、問題があると思うんですけど…」
「でもさー、もうやっちゃったじゃん。あんたも共犯なんだからね」
翠さん？それに、しょーこ…？

視界のピントが合ってくる。足元で話してる、というか、
いさかいを起こしてる、ふたつの人影。
「あの、なにして―――」
起き上がろうとしたら、ガチャン、と頭上で鈍い金属音が響いた。
って、あれ？どうなってんの、これ。
見上げると、両手がベッドとつながれてる―――手錠で。なんだこれ?!オモチャ？
「あっ、気がついた?!ゆかりー」
「おっはよー、ゆかりん」
しょーこと翠さんだった。
「あの、おはようございます。えっと、これ、どうなってんですか？」
手をかろうじて動く範囲でガチャガチャと鳴らして、
手錠で拘束されていることをアピールする。
自由を奪われるということが、こんなにもひとを不安にさせるのだと、実感する。
たとえそれが、ふだんから仲のいいひとたちの前であっても。

「あのね、あたしたち、平和的に解決することにしたの」
翠さんが言った。次いでしょーこが、
「わたしたち、好きでこういう手段に出たわけじゃないんだよ。信じてね」
ぜんっぜん話が見えない。わたしは喫緊の課題として、
「ええと、とりあえずこれ、外しません？」
と、再び両手を揺らして手錠の音を鳴らした。
とんでもなく嫌な予感がするのはなぜだろう。
わたしは、これから行われることを、直感的に察知していたのかもしれない。

「ごめん、それだけはできないんだなぁ」と、
翠さんがゆっくりとかぶりを振った。アメリカ映画でよく見る”ヤレヤレ”のポーズ。
「ゆかりも悪いんだからね、わたしと翠さんにこんなコトさせて」
「生野の言うとおりだよー。
　ゆかりんが、いつまで経ってもハッキリしないのがダメなの」
「はいぃ？？」
わたしは目を瞬かせるばかり。なんでわたしが責められてんの?!

「あのね―――」と、翠さんがわたしの顔のところまで寄ってきて、腰を下ろした。
「わたしも生野も、ゆかりんのことが大好きなの。知ってるでしょ？」
「あ、あの、そうですか。なんか、ありがとうございます」
改めて面と向かって言われると、なんだか気恥ずかしいやら、気まずいやら。
「でも、ゆかりんはひとりしかいないじゃん。
　で、いつまで経っても、どちらを選ぼうともしない。
　そんな状態が続いていると、あたしと生野のあいだも、なんだかギスギスするし、
　そのせいで、アナウンス室の空気もちょっと淀んじゃったりするわけよ。
　仕事もやりにくいし、周りにも迷惑でしょ？」
いや、そんな大げさな話？翠さんの考えすぎじゃ…

でも、「わたしも困ってるんだよねー」と、しょーこ。
いつのまにか翠さんとは反対側に歩み寄り、わたしを覗き込むように見下ろしている。
「わたしがゆかりに近づくと、必ず、翠さんの視線を小姑みたいに感じるから、
　思うようにゆかりんとイチャイチャできないんだよね」
小姑、という言い回しに、翠さんがしょーこにギロリと殺気立った視線を走らせたけど、
しょーこはどこ吹く風で続ける。
「それで、休戦協定をして、平和的に白黒つけようっていうことになったの」
「平和的に…？白黒ぉ？」
「そう。どっちがゆかりんを満足させられるかで、決めるってわけ」
そもそも、平和的もなにも、
わたしは自由を奪われてるわけだけど、なんか根本的におかしくない？
ん……？いまなんて言った？
わたしを満足させられる、とかなんとか。
「あの、ちょっと待ってください。いったいどういう―――」
「じゃあ、さっそくキスで勝負ね」
「どっちが先攻か、じゃんけんで決めましょっか」
「聞いてよぉ！ふたりとも！」
「「じゃぁんけん―――」」

「くっそぉ…」と、苦虫を噛み潰したような表情の翠さんが一歩引くと、
「じゃ、わたしからってことで。ゆかりん、じゃあ、行くね」
しょーこがニコニコと天然の笑顔を浮かべて言った。対してわたしは頬を引きつらせる。
行く、ってどこへ―――って、しょーこが近づいてきたーっ?!

「ちょっと待っ―――んんっ……！」
逃れるすべを持たないわたしは、しょーこのキスを真正面から受けることになった。
唇に広がる、温かくて柔らかくて、少し湿った感触。
しょーこの口づけは、ふにゃふにゃとしゃぶる感じから徐々に深くなってくる。
甘えるような、可愛らしいキス。
やば。気持ちいいし…。
ゆっくりと時間を掛けてこもる緊張をほぐすようにして、わたしの口を開いていく。
温かいしょーこの舌が、わたしの口のなかをくすぐる。
しょーこの味。いい匂い。しょーこの匂い。それはちょっと、陽だまりの匂いに似てる。
しょーこの息遣いを感じる。わたしの息遣いが、唇と舌の動きで変化する。
まるで、互いの息遣いで会話してるみたい。
付き合い始めたばかりの、ラブラブなカップルのようなキスだ。

…と、酔いそうになったわたしを正気に引き戻したのは、
わたしとしょーこの前歯同士の衝突だった。
がちんっと重い衝撃のあと、鈍い痺れが前歯に響く。
思わず顔を上げ、「なっ、なにするんですかぁっ！」と、涙目で振り返るしょーこ。
わたしも、「いっ、痛かった、今の！」
「時間かけすぎー。もうー、早く代わってよ」
そんなに時間が経ったんだろうか。
あるいは、そう思ってしまうのは、もっと続けたかったということなんだろうか。

「さあさあ、そこで見てなさい」と、しょーこを後ろに押しやると、
翠さんがわたしのそばに、ずいっと真剣な顔を寄せてきた。
「いい？ゆかりん。わたし、本気だからね。気持ちを込めて、一生懸命するから」
もう、なにがなにやら。
しょーことの余韻に浸る間もなく、
翠さんは温かな両手でわたしの頬を包み込んで、キスしてきた。
「ん……！」

翠さんのキスは、飾り立てることも、ためらうこともなく、直情的だった。
わたしのすべてを引き寄せようとするような、ちょっと強引なキス。
唇や舌は吸われ、自分の想いのぜんぶをぶつけてくるみたいだった。
翠さんの舌は、なんだかやけに熱く感じる。
音をわざと立てて、わたしの劣情を煽ったりして。
最初は戸惑って、硬くなったわたし。
でも、まっすぐにわたしを求めてくる翠さんの想いが唇から伝わってきて、
ある種の甘い感情がこみ上げてくる。

ゆっくりと、唇が離される。余韻で呆然と口を半開きにしたままのわたし。
「どう？キモチよかった？」
瞳に映る翠さんが、柔らかい笑みを浮かべて尋ねてくる。
そんな顔するの、ダメですよ。だって、急に、殺人的に可愛いんだもん。
思わず、こくり、とうなずいてしまった。
そんなわたしの様子を見て取ると、
翠さんはしょーこに振り返り、人が変わったように勝ち誇った口調で、
「勝負、あったわね。あたしの勝ちってことで」
と、両手を腰に当て、堂々と宣言した。
「えーっ、ちょっと待ってくださいよ！
　わたしのチューの感想は訊いてないじゃないですか！」
「今のゆかりんの顔見たでしょ？ね？もう、勝負になんないでしょ」
「わ、わたしだって、もうちょっとでゆかりんをその気にさせられたのに、
　翠さんが途中で妨害したんじゃないですか」
「あれ以上やっても結果は同じと判断して、合理的に時間の無駄を省いたまでよ」
なにが平和的に、なのよ。さっそく喧嘩してるじゃないの。

相変わらず手錠で両手の自由を奪われたまま、
わたし今、ここで一体なにしてんだろう、と冷静に考え始めていた。

とうてい終わりそうにない、翠さんとしょーこのいさかいを終わらせたのは、
思いもよらない別の勢力の闖入だった。
「ちょっと待ったぁ！」
突然の声に、翠さんとしょーこは振り返った。
「抜け駆けはずるいんじゃない？」
ドアを開けて、現れたのは優里さんだった。
「ゆりりんっ?!」
「優里さん?!」
「わたしもいるよー」
朋さんまでもが、その後ろからひょいと姿を現して、胸元で小さく手を振る。
この体勢にいつしか慣れてしまっていたけど、両手の自由を奪われたままの、
なんとも言えない格好が急に恥ずかしくなる。

「そっかぁ、忘れてた。ゆりりんも狙ってたんだっけ？」
すると、優里さんは意味深な笑みをにやりと浮かべて、
「狙ってた、っていうか、もう事後だけどー」
「んな…っ?!」
初耳の翠さんは、動揺を隠せない。一方、しょーこはしみじみと、
「わたしらが知らないところで、みんな、ゆかりに手篭めにされちゃってるのね」
「てっ、手篭めだなんて、違うよっ！違うからっ！」
わたしは自由が利かない身のまま、必死にぶんぶんとかぶりを振った。
そんな、ないがしろに関係を持ったことなんて、いちどもないよっ！
「ゆかりんって、ほんっと、天然のたらしだよねぇ」
わたしの抗弁など聞く耳を持たない翠さんの指先がわたしの顎から滑り、
頬に達したかと思うと、ぎゅっとつまむ。
「悪気がないのが、かえって罪深いなぁ、コイツめー」
「ひがいまふぅ…！」
「でも、そんなゆかりんが好きだよ」
そんなことシリアスな口調で言われたって、えっと、なんだそりゃーっ。

「んで、朋さんはなんでここにいるんですか？」
遠まわしに威嚇するように、しょーこが尋ねた。
こういうとき、しょーこの天然は動物的な勘へと形を変え、抜群の冴えを見せる。
彼女のなかでは、最も朋さんが危険だと悟ったに違いない。
「あの、わたしは、ゆかりんさえイヤじゃなきゃ、その、構わないかなぁ、って…」
顔を真っ赤にして、もじもじと足元に視線を泳がせる朋さん。
そんな朋さんを白い目で見やって、翠さんは腕を組み、冷静に言い放つ。
「とりあえず、このカマトトぶってるのは追い出さない？」
「同期に向かって、えらい言い草」
優里さんが苦笑する。すると、翠さんは握りこぶしを振りかざして、
「当ったり前でしょ?!恋の道にルールも仁義なんてないのよっ」
「恋の道ですか？これが」
しょーこ、この状況で、意外にもあんたがいちばんマトモだわ。
同期の絆に、こんなときに感動するなんて。
嬉しいやら悲しいやら、いろんな意味で泣きそうだけど。

朋さんは思いの丈を語り始めた。
「わたしも、ゆかりん素敵だなぁ、って思ってて。
　インフォマーシャルの撮影のときに、
　手を握り合ったり、目が合ったりすると、ドキドキしちゃって。
　メイクのせいだと思ってたら、そのあとも、ゆかりんと話すのが嬉しくて。
　でも、他のみんながあんまり積極的だから、なんか、言い出しそびれちゃって」
完全に恋する乙女モードの朋さん。少女漫画なら、瞳がピンクのハートになってるはず。
そこに、
「よそ見、す・る・な・よ」
と、不意にいきなり迫った影に唇を奪われる。
「ん…っ?!」

寸前に目をつぶった優里さんの顔が垣間見えたけど、
たぶん、眼をつぶってても、これは優里さんだと分かったと思う。

「あっ、ちょっと勝手に…！」などと、
周りであれこれ声が聞こえたけど、それはすぐに遠のいてしまう。

優里さんのキスは、大人のキスだった。
くすぐって、わたしを誘い出し、求めると引っ込んで、さらにわたしが求めると、
こんどは逆に、わたしを絡め取って好きなようにされてしまう。
まさに、なされるがまま。
優里さんは、どうすればわたしが気持ちよくなるかを完全に把握してる。
例えばそれは、
部屋の電気のスイッチをつけたり消したりするのと同じぐらいの簡単さで。
ドキドキと鼓動が高鳴り、頬が上気し、自然に息遣いが乱れてくる。

そっと唇が離れた。一瞬唇のあいだに引いた銀の糸につられるみたいに、
わたしは少し首を伸ばして追ってしまう。
しまった。これじゃ、まるで物足りないみたいじゃん。
ごくり…と、他の3人が息を呑む気配を感じる。
「もっと欲しかったの？」
優里さんが悪戯っぽく微笑む。
どんな顔してるんだろ、わたし。すごく恥ずかしいよ。にわかに耳が熱くなっていく。
そんなわたしの表情を見て取る優里さんは、優しい口調で続けた。
「ねえ、ゆかりん。別に、いま選ばなくてもいいんじゃない？
　とりあえず、楽しくて、気持ちよかったら、それでよくない？人生長いんだしさ」

その優しい言葉は、ちょうど、今後の仕事の方針に悩んでいたわたしの心の琴線に響く。
……と言いたいところだけれど、
いや、選ぶもなにも、わたしの気持ちを誰も考えてくれないんですかーっ。

「さっ、さすがゆりりん。余裕のある大人コメントで、
　ゆかりんがいちばん弱いところを包み込む優しさで、
　ハートをガッチリキャッチだね！」
「翠さん、そんな解説しつつ、すごく悔しそうですけど。汗かいてるし。
　それに、傍から割り込まれちゃって、予想外の展開じゃないですかっ」
そう言って、はぅぅ、としょーこは意気消沈のため息をつく。
「1/2が、1/4になっちゃったよ…」
「まあまあ、好きなひとがモテモテってのも、悪くないかもよ？」
優里さんが励ますように言う。

こう着状態になりそうな場を打開すべく、
「よーしっ、みんな集合〜っ！協議するから！」
と、手を挙げる翠さん。完っ全に、合コンかなにかと勘違いしてない？
しょーこと優里さんが翠さんのもとに集まると、
顔を突き合わせ、なにやらひそひそと話し合いを始めた。

と、気づいた。朋さんはそばに佇んだまま、わたしをちらちら窺ってる。
「朋さんも……するんですか？」
「うーん、ゆかりんがイヤじゃない、なら」
そんな風に、ためらいながら口にする朋さん。
もう、ここまできたら、あとひとり増えようが、どうってことないし。
「いいですよ、どうぞ」
わたしはもう半ばヤケになって、眼をつぶり、唇を尖らせて、朋さんの唇を待った。
いっそのこと、これぜんぶ、なんかの罰ゲームだと思えばいいや。そんな気分だった。
でも、その直前に聞こえた、朋さんのか細い声は言った。
「―――ごめんね」
え…？
その言葉の意味を推し測る間もなく、唇が重ねられる。

それは、翠さんや優里さんのあとだからかもしれないけど、とても稚拙なキスに思えた。
すっかり柔らかくほぐれたわたしの唇に比べて、
朋さんのそれは、緊張のせいか心なし硬くなってるのが分かる。
息遣いが聞こえないように、こらえているようでもある。
まるで、中学生のファーストキスみたいだ。可愛らしくて、甘酸っぱい。
素っ気ないとも言えるキスを終えると、
「ありがとね…」
そう言って、朋さんは照れ臭そうに口元をほころばせた。
明かりのせいか、かすかにその瞳が潤んで見える。
いちばんぎこちないキスだったけど、なぜだか、いちばん気持ちがほっこりした。

でも、そんな幸せ気分をぶち壊したのは、
朋さんの背後で、いまも協議中の3人のあいだから漏れ聞こえてくる言葉だった。
「……このままじゃ、らちが明かないし………」
「…………もういっそのこと、体に聞くしかないんじゃ……」
「………実は、あの格好のゆかり見てたら、なんかムラムラしちゃって……」
「…いちばん”良く”したひとをゆかりんに選んでもらうってのは………」

わたしは恐る恐る「あのう…」と声を掛けた。凄まじく嫌な予感をもって。
すると、急に3人は円陣のまま黙り込んだ、というか、固まった。
協議は終了したのかもしれない。
そして彼女たちはゆっくりとわたしに振り返ると、
目を赤く光らせ、わたしに向かって飛び掛ってきた。
もちろんわたしは動けない。
こうして、わたしの意志をまったく無視したままで、狂乱の幕は上がったのだった。

◆

ええと。それからのことはあんまり覚えてなくて。結局、誰が勝者だったのかも、謎。
まぁ夢なんで、そんなもんなんでしょうけど。
鮮明に覚えてても、それはそれで、なんかイヤかも、なんて思ったりして。
覚えてても、思い出したくもないだろうし。

―――と、ここまで話すと、テーブルの向こうに掛けた初老の先生は、
ずれかけた黒縁眼鏡を指でちょこんと押し上げて、ふーむ、と鼻を鳴らす。
「それはもしかしたら、あなたが今後の仕事の方針で迷ってることが、
　こういった夢のかたちで、その一端が出てきたのかもしれないですねぇ。
　早く決めなきゃいけないんだけど、決められない。それでも時間は過ぎていく。
　そんな、焦燥感というか、強迫観念めいたものというか、
　そういったものが夢に反映したのかもしれません。」

◆

「どうだった？」
ドアを開けると、楽屋口で心配そうなしょーこが待ってくれていた。
「ずっと待ってたの？」
「ずっとじゃないけど、ちょっと心配で、
　まだかな、まだかな、って、この辺りウロウロしてた」
しょーこが番組で高名な精神学者の先生と共演するというので、
ヘンな夢を見たことで、気分がどうにも落ち着かないわたしを
引き合わせてくれたのだった。
本番後の学者先生の楽屋は、精神分析医のにわか診察室になっていたというワケだ。

夕方の局の廊下は、慌しく行き交う人が多い。
「でもなんか、あの先生、怪しくない？」
歩きながらわたしは言った。
「うーん、共演者なんで、コメントは差し控えてもいい？」
と、笑うしょーこ。

そう。世はコトもなし。
仕事のことも、焦るだけじゃしょうがないから、自分なりにしっかり考えればいい。

◆

アナウンス局のデスクでロケに出る準備をしてると、
「ねえ、ゆかりー」
呼ばれて振り返ると、にこにこと笑みを浮かべた優里さんがいた。
「ちょっと面白いお酒が手に入ってさー。近々、いっしょに飲まない？」
お酒、というところにやや及び腰になりながらも、
やはり”お酒”という語感に食いついてしまう、わたしの哀しいサガ。
「へえぇ、どんなお酒なんですか？」
「ロシアのお酒でね、飲んだら、その夜は千の夢を見られるらしいんだけどさ」
あれ？どこかで聞いたようなセリフ。
そのとき、不審な気配がして、ハッとして振り返ると、
部屋の入り口に覗かせていた、3つの見知った顔が、慌てて引っ込んだような気がした。

いじょです。5Pというか、結果的に、ゆかりハーレム？
えーと。努力だけは認めてもらえたら…。
っていうか、保存のための"5P"っていうファイル名が哀しかったです。
あと、えっちまで書き出すと終わらないと思ったので、逃げました。
なんなら誰か書いてください。

どの辺が出来損ないなのかと
激しくGJ!!!

ファイル名ワラタｗｗ
GJです

書いてみたいけど、えちーを書けないからな〜orz

届くかな？ ご無沙汰してます。

東京は台風が近づいてると聞きましたが、みんな元気ですか？大丈夫かな？

実は私、めざましテレビの取材でオーストラリアにきています。

大塚さん言ってたかな。

美奈ちゃん頑張ってるかな。

いろんな事情が重なってなかなか更新できなくて、ごめんね。

（待ってくれてる人がいた場合だけど…(^^ゞ）

この海外取材の報告は１０月１３日のめざましテレビでできる予定なので、見て下さいね。


大地の声を聞いています…


投稿： 高島　彩 | 16:28 | アナウンサーのコメント (0)

千明と翠のラブラブぶりをもっと見たいなあ。

アヤパンの留守中に代わりにめざましのメインで一生懸命がんばるミナちゃん。

海外に行っても、ミナちゃんがちゃんとやっているのか心配で仕方がないアヤパン。

仕事に真剣なアヤパンはずっとミナちゃんのことが頭から離れないんじゃないかなあ。

すごい愛を感じるね！

>>463
激しく胴衣
みどのめざにゅ〜残留で安心してそう
みどちあきこ3人はできてればいいよ

パンはもはやぽんの保護者だろｗ
好きで好きでしょうがないんだろう
海外にいようと連絡取り合ってるだろうね

ショーパンとみなぽんでイチャイチャしてほしい

ショーパンってSってか黒そうｗ
先輩をからかっていじめぬいてほしい

>>459
長編乙です。
あまりにストレート過ぎる翠としょーこ、
その二人と対照的にとても大人なゆりりん、
恥ずかしながらもやる事はやっちゃう朋ちゃん、
そんな４人の愛を真正面から受けるゆかりん、皆最高すぎるｗ
この続きは見たいけど誰も書けないと思うよ…

なぜ他局のアナではあまり萌えないのだろうか？
テレ朝の今年の新人女子アナ３人の座談会見たが何も感じなかった…

フジはなんか隣に並んでいるだけで
百合色の空気が漂ってる気がするw

SS職人さんスゴいなー
乱交?なのに愛を感じるラブラブHを書けるなんてw
ありがとうありがとう

美奈子と翠のコンビを見てみたい。
二人とも仲よさそうだし、女の子同士いちゃいちゃするのも
好きそうな二人だから、ラブラブなところが見れそう。

朋子と理央のすぽるとコンビもなにげにすごくいい。
理央が朋子のことをすごくかわいがってそう。
昨日もおそろいのメガネをかけて出演してかわいかった。

>>467
テレ等の秋元妹と相内のダブルエーはどう？
二人のブログがあるけど

>>469
ルー列島で一緒なんだよな、ブログでは仲よさ気だね

りおともはバレーボールでも一緒だったし、仲良いよね
あの二人はアナログでボディタッチ多かったしなかなかいい
とりあえずバボ姉妹で百合が見たい

めちゃ見てるｗ
ttp://areya.tv/up/200810/01/081002-0038470718-1440x810.jpg

理央も黒そうな感じがｗ

そんな理央が徹底的に後輩に虐められてる姿が見たい

メガネ可愛いw

http://ameblo.jp/tx-axa/
今月のsabraでテレ東同期の相内優香・秋元玲奈のグラビアが掲載されてた。
手を添えてたりしてラブラブだったよ。

http://mj.dip.jp/jlab-beer/s/test1223084174848.jpg

>>474
天才はええｗ
みどあきといえば、あきこ卒業回の栗スイーツの手繋ぎとあ〜んがよかった

>>475
ぜひ動画をください！

>>476
糞画質でアナログで時間かかってもいいならちょっとやってみるけど…
嫌だ！ってんならキャプでもいいし

>>477
もちろん糞画質でも上げていただけるならそれだけでもとてもうれしいです。
ご無理はいいませんのでもし可能でしたよろしくお願いします。

ごめん長すぎて気が狂いそうになったから糞キャプで許して

ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3511.bmp
「あきこ今行くよ〜」
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3513.bmp
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3514.bmp
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3515.bmp

おまけttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3517.bmp
みどあきの身長差萌え

横からですがありがとうございます。

ア〜ンしてる!? 可愛すぎます!

理央と朋子はすごくいいね。
朋子は清楚でとてもかわいいからモテそうだな。
かわいい理央に親しくされて朋子も満更でもないんじゃないかな？ｗ

みどあきもよかったね。
みど＆ちあきも負けないくらい仲の良いコンビになってほしい。
けど、加藤も入っちゃって３人になったね。
２人のいちゃいちゃぶりがよかったんだけどな。

>>481
理央はもう反高島派筆頭だから理央派のアナを全員食べてりゃいいよ

あきこと言えばみどあきという発言があったね
ちあきこにみどあきと、実はあきこってかなりオイシイな
加藤はスキャンダルがなければ、すぐに仲良くなりそうだしよかったかもしれないのに残念だ
椿がせっかく加藤と一緒に海外ロケ行きたいと言ったのに、萌えなかった…

今朝のｽﾞｰﾑｲﾝで西尾と佐藤両ｱﾅの相合い傘に不覚にも萌えてしまった
ﾌｼﾞでもやってくれないかなあ

久しぶりにメンバーの揃ったミナもと。
一瞬あやみなが見つめ合っていた気がして萌えた

>>483
よいこは人妻だぞ。
日テレだと黄色×椎茸くらいしか…

やっぱりあやみなはいいよね。
最近あまり仲がいいところ見ないけど。
あまりにも仲が良すぎるからあまりいちゃいちゃしないように注意されたのかなあ？ｗ
また２人旅とかやってほしいね。
みなちゃんを抱きしめるあやぱんを見てみたい。

平井と朋子はもっとペアで出てくれないかなあ。
とても仲良さそうだから、手をつないだところを見てみたい。
朋子も女に目覚めてくれればいいのになあ。

翠と千明も仲良くてよい感じだね。
加藤ではなくて由加里か優里あたりが加わればおもしろそうだなあ。

やっぱりフジの女子アナは層が厚くてみんな仲良いからいいよね。活気が違う。
他局もがんばってほしいなあ。

TBSでも昨夜からメガデジが再スタートしたけど
二人でロケ企画なのに全然仲良しな空気になんなかった。
フジで女子アナ二人ロケやったら、空気からして百合満載になるのにね。

>>486
優里がめざにゅ〜にきたら、朝からゆりりんみーたん連呼しかねないｗ
ここの同期と1つ下は特に仲がいいからなんでもいいので共演してほしい

>>487
フジでなら神番組になるな

>>487
ＴＢＳって女子アナが仲良いっていうイメージが全然ないものね。
逆にギスギスしてそうなイメージがある。
フジならふつうに手とか繋いでくれそうだものね。
それが当たり前のようになってるけど、よくよく考えるとすごいよねｗ

>>488
優里と翠ももちろん良いけれど、優里と千明のペアも一度見てみたい組み合わせだなあ。

おいおいもうみどあきできてんだろ
最新記事は亜季子がちょっと横向いたらぶちゅーってなんだろｗ

フラッシュでも朋ちゃん・翠・ゆりりんは仲良し３人組と書かれてたな。
翠とゆりりんが一時期険悪とあったけど、当人達は気にしてないだろうなｗ　

まあフラッシュだから女子アナ相関図も９割デタラメだろうがｗ

http://ana.20ch.net/s/ana20ch3446.jpg
みなぽんが食べてるアイスの蓋をなぜかこんな所に置いちゃうあやぱん

>>491
あの2人はダイビングのライセンス取得で仲良さをみせつけてくれたｗｗ

>>492
服汚しそうだｗ
しかし幸せそうにしてるねぇ
とりあえず、おｗｗｗｗおｗｗｗつｗｗｗかｗｗ

そういや今朝のにゅ〜の女子ゴハンで、千明が話してる時に
杉さまがほえ〜って顔で無言で生野のほう向いたら、生野が笑顔でうなづいててワロた
いったいなにがわかったんだろうかｗ

ゆり・とも・みぃの3人組が仲良しなのは、やっぱり癒される…。
これで、ゆりの露出が多ければ言うコトなしなんだけど。
にしても、朋子、ウェスト細っ

この子ら素直だよね
会えたら嬉しい嬉しいと、萌えるわ
ゆりの露出多くないか？少なくとも最新の風呂具は谷間がｗｗｗ
朋子は足の細さもすごいね

結構あやぱんは短いスカートにタイツをはくことが多い様だけど、みなぽんがそれに萌えるということはありなんだろうか？

>>497

ミスった。

>>497
あると思います！

５００

>>495>>496
深夜で良いからこの３人で番組やってほしい。
以前あった「超ＶＩＰ」みたいなの希望

でもゆりりんのあのおっぱいを好きに出来る翠と朋ちゃんが羨ましすぎる…

>>501
なにその恋人関係ｗ
じゃあ優里とみどは朋ちゃんのおみ足を好きにでき
優里と朋ちゃんは小さなみどをこねくりまわせるんですね

フジはこれで番組作れ

>>501
見たいｗｗｗ
「とっておきの時間」で今度は３人で旅行にいけば良いのに。

でもこの３人、語りだすと最後は号泣しながら語ってそうだなｗ

あやぱん×みなぽん
平井×朋子
みなぽん×翠
翠×優里
翠×朋子
朋子×優里
朋子×翠×優里
翠×由香里
朋子×由香里
優里×由香里
優里×宮瀬
森本×あやぱん
森本×舞子
あやぱん×宮瀬
あやぱん×石本
みなぽん×石本
あやぱん×みなぽん×石本

あえてセントは除いて局アナのみで。
個人的には、これらの組み合わせならどれでも最高なんだけどな。
どの組み合わせでもいいから共演番組を作ってほしいな。

色んなアナがかけ算の前になったり後ろになったりしてるが
大島は受けで固定なんだな
だがそれがいい

>>504
最近可愛くなってきた閣下が受けだなんて、おまいわかってるな

>>505
ゆかりんは押しに弱そうだから受け固定でいいよねｗ

ついでに翠は調子のってお仕置きされるタイプだと主張


てことで職人さんｷﾎﾞﾝ

あやぱんのオーストラリア旅行やってたな。
一人じゃなくてみなぽんを連れて行けばよかったのにな。
せっかくなんだから、二人旅にして、朝のワンコーナじゃなくて、一時間番組で放送すればいいのに。
二人で気球に乗るところとかみてみたいな。

夜の熱海アヤパン＆ナカミー艶会画像−めざましテレビが１泊２日慰安旅行
フジテレビ「めざましテレビ」、高島彩アナ、中野美奈子アナ/ フラッシュ(2008/10/28)/頁：94

あーもう、なんでそんな力んだ声になっちゃうの。
うーん、やっぱりダメ。ぜんっぜん、しっくりこない。
マックの新しいPCとか、どうでもいいから。
でも、いつもは興味がないことでも、
相槌打ったり、色々訊いたりするのに、
松尾の説明は、なんっか、やる気が出ない。
千佳ちゃんの説明は、すんなり入ってくるのに、
なんでだろ…。
―――って、あーあー、ほら、噛みそう噛みそう。

だいたい、さも、そこが自分の立ち位置みたいに平然としてるの、
なんか、むかつくんだけど。

………あれぇ？
わたしって、松尾のこと嫌いだったかなぁ？
いつの間にか、嫌なトコばっか探してる。
嫌な女になってるよ。こんな自分、イヤだなぁ。

…嫌いじゃないハズなんだけど、
オンエアが始まって、しばらくは平気なのに、
だんだん、イライラしてきちゃうよ。
なんとか顔に出てなきゃいいけど…。

松尾は松尾なりに、与えられた仕事を頑張ってるだけなのに。
慣れない役割をよくこなしてるし、
誉めてあげなきゃいけないぐらいなのに。
よし、こんな自分の罪滅ぼしに、
番組が終わったら、なんかおごってあげようかな。

はぁ…。

あ、ため息出ちゃった。マイク、拾ってないよね？

………早く来週にならないかなぁ……。

はぁ…。

●

そんな声が聞こえてくる、今週のめざましテレビなのでした。

>>509
きっと彩さんは美奈ちゃんの帰りを待ってるんだ、と思ってましたが
そうか、こういうことだったんですね

ゆかりんとショーパンブログ始まったな
これからブログのことで色々話せばいいよ、２人きりで

>>511
同感
あくまでふたりきりでいろいろ話していただきたい


それと あやみな
今日のめざましで彩が「美奈ちゃんなにしてますかね？」とか言ってた
気になるなら連絡取ればいいと思います

ルー列島を見てると、美奈子と翠のツーショットもなかなかいいと思った。
なかなか仲よさそうだし、もっといちゃいちゃしてほしい。
けど、美奈子はあんまり仲良くしちゃうと、あやぱんの逆鱗に触れそうだなｗ
「なんでわたしじゃだめなの？」ってあやぱんに詰問されるだろうな。
けど、嫉妬で喧嘩をしてしまうあやみなも見てみたい。

一昨日のめざましのあやぱんとショーパンのやり取りに萌えた。
ショーパンの衣装のフードをかぶせ、
「カワイイ」
というあやぱん・・
こうやって自分好みのかわいい子を育てていくのかな〜

あやぱんはみなぽん一筋だな
ほかは相手にしてなさそうだ
みなぽんがいなくて全然やる気のないあやぱんに萌え

すぽるとコンビの平井と本田もすごい仲良さそうで萌え

ぽんの方は翠と仲良かったりするな
寄り添って目閉じてる写真とかあったし

ttp://up.mugitya.com/img/Lv.1_up76128.jpg
みんな明らかに組み合わせがおかしいのにあやみなときたら

>>516
写真うｐよろ
みなぽんと翠のコンビもいいね
仲良いんだな

>>517
真ん中で輝くあやみなコンビｗ
お似合いのカップルだな
隣の翠と舞子のコンビもすごい萌え

皆さん既にご存知だったらすんません

『＜ｻﾝﾊﾟﾗ＞ｱﾅ★ﾊﾞﾝ！』
2008年10月20日
2:30〜2:55
中野が高島を激写＆女子ｱﾅ早寝王決定

知らんかった
トン

ショーパンはどうみても総受け

>>518
アナマガ登録しなよ
無料だし、かなり萌えな写真や記事あるぞ

昨夜のアナバン良かったねー。
5人の和気あいあいとした雰囲気も良かったけど
その中であやみなは二人だけの世界を作ってた。
特に彩の（私のミナは手間がかかる子なのよー）みたいな感じの
突っ込みや合いの手が以心伝心な空気で最高でした。

あ、翠の早寝はさすがでしたw

良かった
>>519に感謝
次回もミナがアヤの写真撮るっぽかったな

>>523
もはやあの二人は同じ画面にいるだけで百合
今度は3年目、2年目でそれぞれなにかやらないかな

ttp://kissho4.xii.jp/50/src/5yoshi7300.bin.html
ちょっとうｐしてみる
ひとちんに無茶言うホントモと、翠に大興奮のホントモに萌える

うp感謝
見忘れた人には良い機会かも

今日はぜったいアヤミナ２ショットが来ると思ったが、ほんとに来たｗ

みなは、あやみなと、みなみどがあると思います
先輩風吹かせてたらもえる
ttp://www.imgup.org/iup715485.jpg

>>529
美奈＆翠もいいね。
ルー列島で共演していっそう仲良くなってそう。
翠にいちゃいちゃされたら美奈もやさしくしてあげそうだね

そして彩の逆鱗に触れ、美奈はオロオロするわけですね

なんか目欄がうｐした時のまんまだったわｗｗ

翠も千明でもあきこでも朋子でもいいから誰かしらに怒られて
もう2人しておこられればいいよ
そんな妄想orz

>>529
ＧＪ！

>>530
>>531
>>532
いいですね〜
みなぽんと翠が仲良しになりすぎて嫉妬するあやぱん
かといって翠とはもっと仲良しになってしまい
オロオロするみなぽん
翠はそんなことお構いなしで誰とでもいい関係を
作りそうだな

生野＆大島ブログ　コメント欄より

>ショーパン最終回感動したじょ。
>ブログ一緒にスタート♪
>うれしーなー♪♪
>投稿：大島　由香里　 | 2008/10/17 13:19:22


>やっぱり由香里がロケに出掛ける時は、そうなのね。
>傘持って行こう〜
>
>ブログ、楽しいね。
>今度ツーショットを投稿したいわ☆
>投稿：生野陽子　 | 2008/10/22 14:13:01
>
>しょーこ(´∀｀)
>今の大島の目標は、しょーことの２ショットを撮って２人同時にブログアップする事です。
>ちなみに、雨はギリギリ降らなかったよ！
>投稿：大島由香里　 | 2008/10/22 21:22:16

もう完全にカップルのやりとりですw
大島さん文章可愛いなー

そういえば今朝の杉崎さんが由美かおるの話題になった時
「入浴シーンは女の私から見てもドキドキします」だって。

牙姫は女の人は優しいから好きなんだよ
多分まだ大島とショーパンの取り合いしてるだろう

そう考えたら牙姫とショーパン、みど千明のコンビは最強だったな
加藤抜ければいいのに…

>>536
＞加藤抜ければいいのに…

同意。
あの番組に３人はいらないよね。
翠と千明でうまくやってたし。
２人の仲の良さがすごくよかったのに。
一応加藤にも翠はやさしいけどなｗ

>>535
しょーことの２ショットも見たいが、ちゅばさ・ゆりりんとの３ショットが一番見たい。
時間が合わないんだろうけど、まだ３ショットは無いよね？
一度で良いからオッパイ３姉妹の揃い踏みが見てみたい。

>>536>>537
実は翠が綾子の事も狙ってたりしてｗ
で仲良くしてると、千明・亜季子・朋ちゃん・ゆりりんにこってりと怒られる翠…

ドバイのゆかりん、大変よかったですよね。仕切りも盛り上げも一生懸命で。
てか、主役はすっかりゆかりだしw
このスレ的には、しょーこか翠とのロケに脳内変換して楽しむのがよいね。

＞で仲良くしてると、千明・亜季子・朋ちゃん・ゆりりんにこってりと怒られる翠…
5Pですね。わかります
千明にハイテンションで怒られ、ともちゃんに駄々こねるように怒られる翠が浮かんだ
なぜかこの2人だけ想像できたｗｗ

ブログより
アヤパンはゆかりんの真っ直ぐな性格とグラマーなとこが好きらしい
どんな風にグラマーさを確認したのかと

>>541
みなぽんにやきもちを妬かせるための作戦かと思った自分は末期

>>540>>541
ゆかりんがアヤパンを指名した事に怒りだすしょーこを想像してしまった自分も末期

>>538
ゆかりんとゆりりんのグラマーコンビいいな。
ふくよかな体をいちゃいちゃさせたらいやらしいだろうな。

>>540
千明と朋子にペット扱いされる翠を想像。
このかわいい二人にペット扱いされるなら翠もうれしいだろうねｗ

>>541
アヤパンとゆかりんは珍しい組み合わせだね。
アヤパンに気に入られたのかな。見てみたいコンビだな。
アヤパンみたいなめちゃかわいい先輩に気に入られて、
ゆかりんも内心めちゃうれしいだろうな。

>>542
みなぽんは最近翠と仲が良いから、その腹いせなのかな？ｗ
お互い相手に焼き餅をやかせるくらいに仲良しなアヤみなに萌えるｗ

>>544
ゆかりんとゆりりん………ちゅばさは？ちゅばさはどこなの？ｗ

みどは実際朋子に困ったウサギみたいって言われてたっけ
翠ウサギとその飼い主朋子ﾊｧﾊｧ

あやみなは何があろうと、最終的にあやぱんが強引に丸めこんでしまえばいいと思います

B.L.Tのショーパンとゆかりんに萌えた。

>>542>>543
両方想像した自分は末期の中の末期

>>545
＞ちゅばさは？ちゅばさはどこなの？
ごめん。忘れてたｗじゃあ、ゆかりんとゆりりんとちゅばさのトリプルで。

＞みどは実際朋子に困ったウサギみたいって言われてたっけ
いつそんなこと言われてたの？
翠は困ったウサギみたいにいつもなつくから朋子にとっちゃあかわいいんだろうな。
すごい想像できるｗ

＞あやみなは何があろうと、最終的にあやぱんが強引に丸めこんでしまえばいいと思います
いろいろギズギズしても、最終的にはアヤパンが折れそうだよねｗ
みなぽんはプライド高くて強そうだから内心仲直りしたくても絶対に折れなさそうｗ
先輩なのに、みなぽんだけには弱くて、なんでもしてあげるやさしすぎるあやぱんが、
最終的には、ごめんなさいって言いそうで萌えｗ
ギスギスしても仲直りしてもっと仲良くなるアヤミナを見たい

>>548
＞おかえりー　2008年08月24日
＞みぃちゃん、お帰りぃ☆
＞なんか困ったウサギちゃんみたいだね(笑)

ブログ見れるならぜひ
ゆりと朋子はみーちゃんって呼ぶのがなんかもうペットっぽいｗ

そういえば前に見たが、朋子がHASEBEｗと別れて、翠が泣きながら髪染めるのに付き合ったとか
ガセかガチかわからないがなんか萌えるｗｗ

ゆかりん髪ショートにして男前になったな
先輩にちょっかいだされれたらどうしようとか、しょーこはハラハラしてればいいよ

>>550
これゆかりんスレ見てからここに来たゆかりんじゃね？