中島美嘉と鬼束ちひろ

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952名無しさん@秘密の花園:2006/07/09(日) 22:06:30 ID:QPW/yO8r
♪カ♪ でしょ!はい次!


953名無しさん@秘密の花園:2006/07/09(日) 23:35:39 ID:arqoBFRd
954名無しさん@秘密の花園:2006/07/09(日) 23:48:25 ID:HDarHYVi
♪オ♪
955名無しさん@秘密の花園:2006/07/10(月) 00:31:31 ID:u6nqD9aD
有名人でハァハァすれでミカオチャーハンのSSあるね
結構昔のほうに
956名無しさん@秘密の花園:2006/07/10(月) 13:19:38 ID:7X80M5k8
あれー!プロフ見たらチャーハンが3歳お姉さんなんだねー!

一つ違いとずっと思ってた 勘違いだ^^;
957名無しさん@秘密の花園:2006/07/10(月) 21:45:29 ID:AgQbta1q
ど、どうか職人さん方SSを〜
958名無しさん@秘密の花園:2006/07/11(火) 00:07:59 ID:fEM2kKCO
959名無しさん@秘密の花園:2006/07/11(火) 03:01:05 ID:9vwcJK/v
私はすべてから逃げた。
美嘉ちゃんから。
美嘉ちゃんの住む世界から。
自分の大切なものから目を背け。
そして投げ出した。

あの思い出も、あの甘く優しい苦痛さえも、ぜんぶ振り切りたかった。



私がこの地に戻って来て、どれくらい経ったんだろう。
分からない。
もはや、これが夢か現実かという事さえ。
私の時は止まってしまっている。
私の中身は子供のままで止まってしまっているのだ。
もう子供ではいられないという事実から逃れたくて、私は限界まで己を貫き続けた。
本当は適応できない自分が間違っているんだと分かっていても。
周りの人間が強いたモラルに従えなかった。
そして最後に私に残された選択肢は、「逃げる」という事しかなかった…。



家族が寝静まったのを見計らって、私は音も立てずに外を出る。
人目を避けて外を散策するのが私の日課だった。
こうすることで唯一、自分がこの世に存在していると実感させてくれたから。
960名無しさん@秘密の花園:2006/07/11(火) 03:03:49 ID:9vwcJK/v
潮の薫りがする。
さざ波の音が鼓膜を振動させる。
ここが私の育った場所。
昔は何てことのない風景にしか思ってなかったのに。
まるで、今の私はここに来る為に生きてるようなものだ。
ゆらめく漆黒の海面と夜の色が溶け込んで、闇に引き込まれるよう。
でも、怖くはない。
今更、自分が闇に染まろうとどうでもいい。
このまま波にさらわれても構わないとさえ思えた。
「……?」
ふと、物音が聞こえた。
どうやら私以外に誰かがいるみたいだ。
足音と影が、こちらに近付いて来る。
その姿は闇に隠されてよく見えない。
でも、その人の付き従えた空気は思わず私をはっとさせた。
綺麗に歩く人だった。
その人が目の前に来た瞬間、
潮の薫りに混じって、私のよく知っている香水の香りが鼻を掠める。
この香り……。
「美嘉、ちゃん…?」
「……ちひろ…」
本当は、死ぬほど聞きたかった声。
気配を感じるだけで、苦しくなる。
「美…嘉……」
だめ……もうこれ以上は……。
頭の中でもう一人の私が警告する。
“もうこれ以上関わってはだめ”
「ーー…ッ!」
私は声にならない奇声を上げて反対の方向へ走った。
美嘉ちゃんから逃げる為に。
深い深い闇の深淵へ…。
961名無しさん@秘密の花園:2006/07/11(火) 06:52:18 ID:mOHa+ifM
(・∀・)
962名無しさん@秘密の花園:2006/07/11(火) 09:03:12 ID:fEM2kKCO
(゜Д゜;)
963名無しさん@秘密の花園:2006/07/11(火) 09:53:41 ID:XYf2T72R
>>956
学年では二つ違いですよ
中島さんは早生まれなんでww

大した違いはないですけどw
964名無しさん@秘密の花園:2006/07/11(火) 12:48:59 ID:9VwDooTr
GJです、続きどうなるのかはらはら!!
965名無しさん@秘密の花園:2006/07/11(火) 17:47:23 ID:1zbWtiWt
新しいSSキターーーー!!待ってましたよ!GJ!!!
966名無しさん@秘密の花園:2006/07/12(水) 02:37:34 ID:8IaRZmgi
>>960
「ちひろ……!!」
背後から、張り詰めた声が槍のように私を突き刺す。
でも立ち止まる事なんてできない。
「来ないで!」
もう二度と会わないと思ってたのに。
会うべきなんかじゃないのに。
呼吸が乱れる。
酸素を求めて心臓が激しく震える。
それでも、月明りだけを頼りに私は闇の中を走り続けた。
捕まったら最後…。
今度こそ、私のすべてが崩れ去る。



どのくらい走り続けたんだろう。
もう自分の鼓動や足音さえも聞こえない。
まるで暗い水の中を走っているよう。
この世から自分一人だけが切り離されたような錯覚に陥った。



「……!?」
そんな世界から突然、何かによって現実に引き戻される。
腕に強い圧力を感じたと同時に私はバランスを崩し、地面を膝を打ち付けた。
じわじわと膝に鈍い痛みが広がっていく。
一瞬何が起こったのか分からずに、のろのろと視線を上げてみると、
目の前に黒い影が立ちはだかり、その影が私の腕を掴んでいた。
「…美…嘉ちゃ…」
思わず、喉に張り付いた名前を口にする。
その姿は闇に溶け込んではっきりと見えない。
けれど、気配だけで私をこんな気持ちにさせるのは……美嘉ちゃん以外にいやしない。
967名無しさん@秘密の花園:2006/07/12(水) 02:47:10 ID:8IaRZmgi
私は逃げる事も、その手を振り払う事もできずに、ただ目の前の影を見つめていた。
「どうして突然、何も言わず私の前から消えたの…?」
美嘉ちゃんは責めるわけでもなく、淡々とした口調で私に問い掛ける。
けれど、その体から、はかりしれない情念が揺らめき立ち、私に向かって来るのが分かった。
いつしか空高く上った月に照らされて、美嘉ちゃんの姿がぼんやりと闇から浮き上がる。
真っ直ぐで全てを見透かすような美しい瞳。
破壊的な美嘉ちゃんの引力。
今はこの美嘉ちゃんの瞳が怖い。
“これ以上一緒にいれば、ともに破綻する”「ちひろ?」
答えを急かすように、ぎりっと私の腕を掴む手に力がこもる。
何かが、私を警告する…。
「…お願い、放して…。私はもう、美嘉ちゃんと同じ世界には住めない……。
わかるでしょ?美嘉ちゃんは、向こう側の人なの……。もう、一緒にいるべきじゃないんだよ」
「何それ…わかるわけないじゃん!許さないから…私から離れるなんて、絶対に許さない」
「美嘉ちゃ……」
私達は強く惹かれ合い、お互いを狂おしい程に求め合った。
その気持ちはこれからも変わらない。
だけど、私達を繋ぐ愛には、果ての無い執着と憎悪が絡み付く。
気付くのが遅過ぎたのかもしれない。
出会った時から歯車が回っていたのだと。
そして私達にはもう、破滅の道しか残されてないという事に。
968名無しさん@秘密の花園:2006/07/12(水) 12:46:49 ID:sEtX74Hp
。・゚・(*ノД`*)・゚・。
969名無しさん@秘密の花園:2006/07/12(水) 13:55:13 ID:taQh24LM
てらぐっじょぶ!
970名無しさん@秘密の花園:2006/07/12(水) 17:45:09 ID:XOpXC5os
GJ!!ヤバイ!続き気になる!!
971名無しさん@秘密の花園:2006/07/13(木) 16:48:24 ID:9+LrB2hd
あ、あれ今日はお休みですか?
972名無しさん@秘密の花園:2006/07/13(木) 17:57:34 ID:MbIcjywp
チャーハン  テレビ出てよぅ (・c_・`)
973名無しさん@秘密の花園:2006/07/13(木) 21:28:59 ID:hSAFxgFw
続き待ち
974名無しさん@秘密の花園:2006/07/14(金) 01:51:55 ID:EgLhcAi4
>>967
今、私達を繋ぐ糸は張り詰め、きりきりと軋む。
もう、限界だ。
その糸が千切れ、全てが破綻する事は目に見えている。
「お願いだから聞き分けて……
私は、自分がどれほど恐ろしい事を考えてたのか…思い知ったの……」
“どうしようもないくらいに、好き”
私達は、まるで欠けていた破片が合わさるようにお互いを求めてる。
その情熱はとどまる事を知らなくて。
きっとお互いの為なら、全てのものが破滅する事を厭わない。
そんな自分が。美嘉ちゃんが…たまらなく怖い。
どうしてこんなにまで、惹かれ合わなくてはならなかったんだろう。
どうして私達は出会ったの。
「ちひろ…どうしてそんなに怯えてるの?
怖いものなんて何も無いよ。
私は、ちひろがいるなら何も怖くない……」
そう言って強く掴んだままの私の腕を美嘉ちゃんが引き寄せる。
その力に逆らえずに私の体は、そのまま美嘉ちゃんの胸に倒れ込んだ。
975名無しさん@秘密の花園:2006/07/14(金) 01:55:54 ID:EgLhcAi4
「美嘉ちゃん…何も分かってない……」
美嘉ちゃんの檻の中で、私は震える声で告げる。
けれどそんな僅かな抗いの言葉を口にしても、
もう私には抵抗する気力も残ってなかった。
「分かってないのはちひろの方……。
私達はもう…離れられないんだよ。
今更どちらかが欠けるなんて、考えられない…そうでしょ?」
美嘉ちゃんの瞳には、既に狂気に似たような、闇の炎が灯っていた。
私は絶対にこんな風にならないと……
そんな事、どうして言えるだろう。
闇に自分の身を預ける事は、あまりにも容易な事だった。
私はもう、とうの昔からそうして生きて来た。
そして美嘉ちゃんはきっと、自分の魂さえもその闇に売ったんだ。
自分が破滅するという恐れを捨てて。
976名無しさん@秘密の花園:2006/07/14(金) 23:27:06 ID:VG4jSBhA
な、何がおこったの〜いやぁ〜!
977名無しさん@秘密の花園:2006/07/15(土) 04:22:54 ID:IyMvX4y4
この後どうなるか予想できなさすぎて続きwktk
978名無しさん@秘密の花園:2006/07/16(日) 19:06:36 ID:e1Pazvrr
続きはまだですか?
979名無しさん@秘密の花園:2006/07/16(日) 21:06:07 ID:6+yg9XVP
コレデモノンデ(´・ω・`)_且~~
980名無しさん@秘密の花園:2006/07/17(月) 02:27:05 ID:sBflL0fd
>>975
突然、美嘉ちゃんの腕が私を解放し、体が離れた。
「えっ…?」
つい先ほどまで私は、美嘉ちゃんの胸にもたれかけていたため、思わずよろけそうになる。
それでも何とか地面に転倒するのを免れ、私は美嘉ちゃんの姿を目で追った。

「美嘉ちゃ……!?」
美嘉ちゃんは真っ直ぐに暗い波打ち際へと足を進める。
一歩、一歩と進むにつれ、ゆらめく波が美嘉ちゃんの足元から飲み込んで行く。
波の音が耳を震わせる。
どこか懐かしい、音。
でも今は、それが悪魔の雄叫びのようにも聞こえる。
「美嘉ちゃん――――!!」
そんな音さえもかき消すように、私は、愛しくも恐れている人の名前を叫ぶ。
そこでようやく、美嘉ちゃんばピタリと足を止めた。
その時にはもう、美嘉ちゃんは胸の辺りまで浸水していた。
そして、ゆっくりと。ゆっくりと美嘉ちゃんが振り向く。
この時の美嘉ちゃんの表情を、私は忘れない。
淡い月の光と闇に溶け込みそうな……今にも消えてしまいそうな美嘉ちゃんの姿。
私はその姿を身動きせずに見つめていた。
981名無しさん@秘密の花園:2006/07/17(月) 02:31:06 ID:sBflL0fd
微かに美嘉ちゃんの口角が上がり、唇が動く。
「ちひろ…おいで」
美しく、残酷な微笑み。
けれど慈しむような、限り無く優しい瞳。
“行っては駄目”
脳が赤く警告する。
危険だと。
それでも私は、まるで催眠術にかかったように、ゆっくりと美嘉ちゃんの元へと歩き出した。
音が消えた。
波の音も、砂が擦れ合う音も聞こえない。
何も感じない。
水気を含んでまとわりつく服にも、海水の冷たさも。
私のすべてはただ美嘉ちゃんに向かっている。
操り人形のように。


「やっと……つかまえた」
美嘉ちゃんの声が私の耳元でゆるやかに響く。
いつの間にか私は美嘉ちゃんの元へと辿り着いていたようだった。
「ちひろ……」
痛いくらいに抱き締められる。
美嘉ちゃんの熱を感じて、再び意識と感覚が鮮明になっていく。
「こんなに抱き締めても…私達の距離はこれ以上縮まらない。
どんなに体を重ねても、完全にひとつにはなれない。
…私はそれがもどかしいの……」
「美嘉ちゃん…」
私だって、今まで何度も願った。
美嘉ちゃんだけを感じて生きられたらどんなにいいだろうって。
でもそれは不可能だった。
生きていく限り、他を完全に排除する事など、できはしない。
982名無しさん@秘密の花園:2006/07/17(月) 09:07:36 ID:GHHcX7mL
。・゚・(*ノД`*)・゚・。 +。*。 ゚. 。☆。゚. 。* 。,´。.☆。。゚。+ 。.
983名無しさん@秘密の花園:2006/07/17(月) 17:25:39 ID:9Tb0iCEd
GJ!!あぁ・・・切ない
984名無しさん@秘密の花園:2006/07/17(月) 17:33:12 ID:L6WdAqlY
GJです!!
くぅっ・・・!!!
985名無しさん@秘密の花園:2006/07/17(月) 21:03:04 ID:Y5pnElWq
少し探すけど中島美嘉と鬼束ちひろの秘密画像やエロ動画が無料で即ダウンロードできました。
ゆっくりサイトを見ると掘り出し物が結構ありました。
http://8hp.jp/?id=hostweb
986名無しさん@秘密の花園:2006/07/17(月) 23:09:18 ID:8Z1SLM89
↑ワンクリ?誰か開いた人いる?
最近ひっかかたから怖くて見れんorz・・・
987名無しさん@秘密の花園:2006/07/17(月) 23:14:31 ID:GHHcX7mL
ちーちゃんの歌聴いてるから静かにして下さい。
988名無しさん@秘密の花園:2006/07/17(月) 23:53:40 ID:jGnUp3az
>>987
奇遇だね。私も聴いてたw
989名無しさん@秘密の花園:2006/07/18(火) 11:00:45 ID:rFmMKfPr
鬼に「雪の華」を唄ってほしい。
990名無しさん@秘密の花園:2006/07/18(火) 11:02:31 ID:rB8s7LBE
鬼!?
991名無しさん@秘密の花園:2006/07/18(火) 12:16:00 ID:/8sItn7/
次スレは?
992名無しさん@秘密の花園:2006/07/18(火) 21:28:11 ID:lmNrgyA7
中島美嘉と鬼束ちひろ2 立てました
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1153225623/l50
993名無しさん@秘密の花園:2006/07/19(水) 17:49:00 ID:iaNJg3e/
じゃあこっち埋めとこ
994名無しさん@秘密の花園:2006/07/19(水) 20:18:16 ID:ztH2uHGH
うめ
995名無しさん@秘密の花園:2006/07/19(水) 20:19:09 ID:ztH2uHGH
yんw
996名無しさん@秘密の花園:2006/07/19(水) 20:40:00 ID:lGjOE7Fv
>>992
乙華麗!
997名無しさん@秘密の花園:2006/07/19(水) 22:20:36 ID:Cse9zUco
まださげんの?
998名無しさん@秘密の花園:2006/07/19(水) 22:22:19 ID:uxg4l/f/
sage
999名無しさん@秘密の花園:2006/07/19(水) 22:23:44 ID:6AucaTpH
うめん
1000名無しさん@秘密の花園:2006/07/19(水) 22:37:11 ID:zNZ1joYR
1000!!
次スレもよろしく
10011001
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。