1 :
名無しさん@秘密の花園:
2ゲット
百合板にミカオ×チーチャンスレ、キタ--(゚∀゚)--ッ!!
噂板からきたけど、こっちのほうがいろいろ書けそうだわ
ちなみにあたしは美嘉リンファンのビアンタチです
4 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/16(木) 19:31:21 ID:3V6ZqhVz
噂板の者です。さっそく北。
5 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/16(木) 19:43:21 ID:XbhhFxMX
ここは何を語るスレ?妄想?小説?
何気に噂板と重複スレよね…
噂板のスレいい感じだから好きだけど…
こっちは何中心に語ればいいのかしら?
こっちの板はディープな話もできるね
SSも盛ん
8 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/16(木) 20:08:06 ID:27IWyxEv
漏れはあっちにかえるw
ミカオのファンってやっぱり女の子が多いの?
10 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/16(木) 20:44:33 ID:VUmdMrM+
書き手の人が何人か来てくれたらいいよね。
21禁だから過激でもいいんだし
21禁ならディープなミカオチャーハンがいいわ!
12 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/16(木) 23:27:56 ID:mg0uF2gN
ミカオは基本的に攻めだよね
年上のチャーハンに対しても
13 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/17(金) 04:23:38 ID:s3jbdbEV
美嘉は林檎とかあおいとか由奈とかいろいろ噂があるね。
14 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/17(金) 10:46:16 ID:C6R6CZUh
由奈はマジでミカオ狙ってそう
由奈の家は門限6時だったらしいが彼氏いた事あるのか?
15 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/17(金) 12:13:58 ID:8dbbK/tw
由奈のblog見るとすごく美嘉ちゃん大好きっていうのが伝わってきて軽く嫉妬するわ
チーチャンは見たのかな?
16 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/17(金) 12:32:39 ID:yXqeBkDZ
ちひろちゃんが見たら嫉妬に狂うね
17 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/17(金) 14:49:04 ID:8KvdnMMC
ユナのBLOGどこ?
18 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/17(金) 14:57:22 ID:/GCTjLIG
由奈の公式HPにあるよ
19 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/17(金) 18:27:25 ID:bEabcxr6
ミカオは女の子にモテすぎだね
無意識に女の子のハートを撃ち抜いてるw
20 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/17(金) 19:23:38 ID:H9iyUTuQ
美嘉ちゃんも密かに女の子にもてたい願望があると思う。
21 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/17(金) 21:52:02 ID:9YyTBka4
永瀬は偽装でありますように。
22 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/17(金) 22:24:44 ID:8dbbK/tw
ビアンの子もノンケの女の子をも虜にするミカオはすごすぎ!
23 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/17(金) 22:39:49 ID:yXqeBkDZ
ミカオはタチっぽい
年上に対しては甘えるかもしれないけど
24 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/18(土) 02:56:01 ID:ZBS6Dq3l
ミカオが優柔不断すぎるのよ!この女ったらしが!
25 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/18(土) 12:08:38 ID:F4tU+89t
でも由奈もちょっと可哀相だと思う。
あんなに好きでも、美嘉ちゃんは全く眼中に無さそうだし。
ミカオはエグザイル・アツシのファンで、付き合ってたらしい。
27 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/18(土) 18:02:10 ID:OYNMgq2V
>>26 ネタ古いわね!
付き合ったてたっていうのは違うみたいよ。
明日はチーチャンと一緒に誕生日祝うのかしら?
28 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/18(土) 19:59:23 ID:vIBZClD8
ちひろちゃんもメンフィスまで行って一緒に祝うのかな
29 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/19(日) 04:24:23 ID:HTXKVdSz
♪はっぴばーすでーぃミカ〜オ〜
30 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/19(日) 12:21:20 ID:UkOkfDU2
ミカオのマンコに指入れたいぃ
チンコなんて入れたら壊れちゃいそぉWW
31 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/19(日) 13:10:57 ID:OLNJjcH0
チャーハンの指は細くて爪も短くしてるから、ミカオを傷付けないね
32 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/19(日) 16:55:18 ID:8vS4jJR+
全身をくまなく愛情たっぷりにリップサービスでしょ…時間をかけてゆっくりよっくり…
あちらの流れと偉い違い
34 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/19(日) 19:30:44 ID:n5mXdvUp
もともと超過疎板だもの
35 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/20(月) 12:05:08 ID:ATbaQemo
美嘉ちゃんにはやっぱり鬼束さんが一番だと思う
盛りのついた男に汚染されて欲しくない
36 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/21(火) 10:47:34 ID:dskKHzvL
永瀬とは別れたの?
37 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/21(火) 20:50:38 ID:jj4ypa5q
この二人で一緒に幸せになってくれないと嫌。
別の男とくっついてもらいたくないわ。
38 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/21(火) 21:08:01 ID:MwJxLgn2
>>6 >何気に噂板と重複スレよね…
なんで板をまたいで重複スレになるんだよ?ボケ
なんで板をまたいでるのに重複スレになるの?
なんで板をまたいでるのに重複スレになるの?
なんで板をまたいでるのに重複スレになるの?
39 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/21(火) 23:35:10 ID:+6vkL1N3
ディープなミカオチャーハン見てみたい
激しく絡み合うミカオチャーハン
40 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/22(水) 01:32:33 ID:UdxwX9D3
クリスマス早朝
クリスマスの日の早朝、
美嘉はちひろと同じベットで目覚めた。
まだ寝ているちひろを起こさないように
そっとふとんから出ようとすると、
美嘉の袖を掴む手、美嘉が振り返る
美嘉 「起こしてごめん、ゆっくり寝ててね」
ちひろ「美嘉..今日はずっと一緒にいて...」
美嘉 「私もちひろと居たいけど仕事に行かないと」
ちひろ「いや、今日はずっとそばにいてくれきゃ、やだ。。」
ちひろは、美嘉の細い背中に腕を回し、抱きつく、
美嘉は、一瞬天井を見上げちひろの方を向き、
ちひろの首筋に残るまだ赤々としているkiss マークに手を当て、
美嘉 「これが消える前にちひろの元に戻ってくるから」
ちひろ「美嘉...」
ちひろの唇にkissをして部屋を出て行く美嘉。
41 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/22(水) 01:34:22 ID:UdxwX9D3
元日未明
ちひろの携帯に美嘉から
「CDTV終わったらちひろのマンションに行く、食事はスタッフと済ませる」
とメールが入った。
二人はクリスマス以来会っていない、
ちひろは一週間ぶりに会えることに心がときめいた。
メールから2時間くらい経って、インターフォンが鳴った、
急いで玄関へ飛び出すちひろ、
美嘉は微笑みながら「ただいま」 その顔にはかなり疲労感が漂う
ちひろは美嘉の顔を確認するとたまらず美嘉の胸に抱きついた「おかえり!」
しばらく美嘉の胸の鼓動を感じて、
ちひろ「あ、ごめん寒かったでしょ?早く中へ入って」と美嘉の手を引っ張る
「美嘉、何か飲む?」
美嘉 「コーヒー、、飲みたい、、」
ちひろ「分かった、すぐ作るね、部屋で待ってて」
42 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/22(水) 01:36:01 ID:UdxwX9D3
4,5分後、コーヒーを片手に部屋に行くとベットの上で小さくなり
寝ている美嘉の姿があった、テーブルにカップを置きながら
(・・え・もう寝ちゃったの?美嘉・・・)
ちひろは、寝ている美嘉の横に座り、美嘉の顔を覗き込むと小さく寝息をたてている。
(こんな華奢な身体でよくハードな日程をこなしてるね美嘉・・・愚痴など一言も言わないで・・
それなのに私は自分のことしか考えないで、わがままばっかり言って)
ちひろは自分の浅はかのない考えに腹が立ち涙をこぼす、すると
「泣かないで、ちひろ、、」
(え?美嘉起きてたの・・・?)
美嘉は薄目をあけ、「ちひろ、泣かないで、、おいで、、」と両手を広げる
ちひろ「美嘉!」 美嘉の腕の中に飛び込むちひろ
ちひろは美嘉の胸に顔をすりすりしながら
「美嘉...朝まで絶対離れないでね...お願い..ずーとずーと一緒だよ...」
美嘉は黙って2回うなずいた、会話はそれが最後だった。
ちひろ「美嘉....」
翌日早朝
「美嘉・・!?」
ちひろが目を覚ますと美嘉の姿はもうなかった、
空になったコーヒーカップを残して.....
43 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/22(水) 01:43:42 ID:nnvPJvts
いいね!もえる
てか本当にそんなかんじっぽい
44 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/22(水) 15:00:00 ID:vOXpZo7x
GJ!
ミカオってすっごく男前だねw
涼しい顔でチャーハンの上に乗って「どうされたい?」とか言っちゃうのかな?w
45 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/22(水) 15:35:01 ID:WDjYbUoB
ミカオってチャーハンを縛り上げたりしてそう
46 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/22(水) 16:36:12 ID:nnvPJvts
キスとか上手そう
エチーも…
チャーハンずり〜
47 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/22(水) 18:56:59 ID:UdxwX9D3
一月四日 午後1時頃
あまり仕事がなくなったちひろは、ずっとマンションから出ずに、
生活時間もおかしくなっていた。
太陽がてっぺんにのぼり遮光カーテンの淵からまぶしい光が漏れる。
ちひろ(ぅんん....まぶしいなぁ....)
と、反対の方向へ寝返りをうって時計を見ようと目を開けた。
するとベットに座り、優しく微笑む美嘉の顔がそこにはあった。
ちひろ(え!?夢?)
夢ではなかった、現実に目の前に美嘉がいた、
きょとんとしたちひろの表情を見る美嘉の目はどこか悪戯っぽく輝いていた。
48 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/22(水) 18:59:04 ID:UdxwX9D3
驚いて声の出ないちひろの目の前で、美嘉は部屋の鍵をポケットから取り出して見せた。
ちひろ「私の部屋の合鍵....」
(そう、、美嘉と付き合い始めた頃に合鍵を渡したの忘れてたわ...)
いつも、せわしなくインターフォンを鳴らす美嘉はその合鍵は今まで
一回も使ったことがなかった。
美嘉「ちひろ、びっくりした?」
ちひろは満面の笑みで「うん、びっくりしたよ!嬉しい!」と興奮した様子で言った。
ちひろ「今日は仕事なかったの??」
美嘉「うん、今日だけ正月休みもらっちゃった」
ちひろ「そっか〜嬉しい!!」
ちひろは嬉しさのあまり美嘉の身体に抱きついた。
49 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/22(水) 19:01:12 ID:UdxwX9D3
ちひろ(ん?....煙草のにおいがする.....)
ちひろ「美嘉....煙草吸ったの?」
美嘉とは以前、撮影以外では煙草は吸わないとちひろと約束していた。
そして煙草を吸う撮影は終了したはずだった。
美嘉「ああ、、ごめん昨日の打ち上げで吸っちゃった」
ちひろは、美嘉の身体のことが心配だったが、
あまり言うと美嘉の機嫌が悪くなりそうな気がしたのでそれ以上は言わなかった。
ちひろ「そっか、あまり吸わないでね...」
美嘉 「うん」
50 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/22(水) 19:02:15 ID:UdxwX9D3
ちひろ「そうだー!なんか食べるでしょ?何作ってほしい?」
美嘉 「ごめん、食べてきたよ、それと昨日のお昼から一睡もしてないの、一時間くらい眠ってもいい?」
ちひろ「うん、いいよ〜、そういえば美嘉は私の部屋に何時頃来たの?」
美嘉 「ちひろが目を覚ます数分前だよ、」
ちひろ「そっか、分かったじゃ〜 一緒に寝よう〜」
美嘉は笑いながら「ちひろ、また寝るの?」
ちひろ「だって、わたしが隣にいないと美嘉が泣いちゃうでしょ?」と冗談を言った、いつも泣くのはちひろの方だった。
美嘉「じゃあ、二人が目を覚ますまで抱き合って離れないでね、ずーっと、ずーっと一緒だよ。。」
と、美嘉は、ちひろの口調のものまねをした。これはいつもちひろが美嘉に言っているセリフだった。
ちひろ「えーー!真似しないでようー」
部屋には久しぶりに二人の笑い声がこだました。
51 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/22(水) 21:36:35 ID:vOXpZo7x
GJ!!
今度はおちゃめなミカオだ!w
きっとミカオはこのまま熟睡しちゃってチャーハンに悪戯されるんだねww
52 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/23(木) 00:56:48 ID:xTzravXa
今まで投下されたやつって前に噂板で投下されたやつだよね?
でもSSさらに萌える内容になってますょね?
54 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/23(木) 07:04:16 ID:xZQIl7aN
中島美嘉と鬼束ちひろぁぉぃ
55 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/23(木) 18:49:21 ID:vmT2BY9z
ミカオの「BLACK&BLUE」の歌詞エロすぎ
56 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/23(木) 20:44:11 ID:mkA+gqdW
>>55 あたしもBLACK&BLUEの歌詞エロいと思った!
ミカオ作詞してるよね〜
溢れ出したまま止まらない♪
とか…
いろいろ妄想したら萌えるわ〜
57 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/23(木) 21:33:02 ID:Q/n82YZl
歌詞どうやって見ればいいんだろう (・c_・`)
58 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/24(金) 00:18:17 ID:u2d/O4s2
この前もあったけど、噂板にいけないよぉう
21×は来れるのにぃ
萌てから眠りたかった。。。orz
59 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/24(金) 00:34:15 ID:UIrRHj+a
>>58 この前と同じだねぇ…人が多杉るのかな?
ミカオもう帰ってきててチャーハンの所に行ってるかな?
60 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/24(金) 02:08:56 ID:i1K1gVUi
61 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/24(金) 03:09:51 ID:xOfvG4U4
…orz
62 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/24(金) 03:45:48 ID:UIrRHj+a
>>60 いちいち泣くな。
…まぁある意味ミカオには必要な経験かも知れないよ、永瀬って存在は。。。
でも表に出されてる情報を盲信するのは危険だよ?。
真実も事実も…当事者と関係者しか知らないんだから…。
男は美嘉さんに触れないで欲しい。。
64 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/25(土) 23:51:22 ID:zWI9HaRB
あ(・∀・)げ
66 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/01(水) 13:12:14 ID:bbSE544V
美嘉ちゃんがすっぴんになったら、結構幼い感じになるよね
鬼束さんは変わらなさそうだけど
67 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/02(木) 03:18:38 ID:/i5GNrhz
アゲ(・∀・)誰かエロSSキボリーヌ妄想
68 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/02(木) 15:42:01 ID:E2PdorvO
69 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/02(木) 16:17:24 ID:O94TDszR
↑エロ糞動画
しかも梅宮アンナのが似てる。ぜんぜん似てない。
野郎との結合。
まさか金とられないよねー。これ。
70 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/02(木) 16:57:55 ID:DpEfOTDQ
71 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/02(木) 20:27:19 ID:8EFBWhED
うたばん見ろ
あの擦る音さえも耳障りだわ
早く逝ってしまえばいいわWW
73 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/03(金) 00:26:10 ID:r6tzDuXJ
w 使うなハゲ
74 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/03(金) 00:27:29 ID:r6tzDuXJ
NANA DVD age
75 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/03(金) 16:51:23 ID:r6tzDuXJ
NANA 見終わったヨカッタぉo(^o^)
76 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/03(金) 20:12:21 ID:r6tzDuXJ
今晩21時日本アカデミー賞
優秀主演女優賞にNANAの中島美嘉ノミネート.アゲ
78 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/04(土) 13:35:44 ID:MfdGh/4k
mixiじゃんどうみても。意味ワカンネ('A`)
79 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/04(土) 13:42:44 ID:FbOpycfs
エロSS投下きぼん
80 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/04(土) 21:21:54 ID:gzTUzEEO
左手の指で亀裂を押し開きおまんこの中に2cm程バイブを挿入した。
バイブに滴り落ちるミカミカの愛液。勿論鬼塚の左手にも充分に潤った愛液が絡みついている。
「お、奥まで。ちひろ様、お願いもっと奥に」
ミカミカの切なげな声が響きわたる。腰を振り少しでも奥深くに招き入れようとするミカミカ。
そんな姿に、鬼塚はバイブをゆっくりと浅く何度も差し入れしている。
鬼塚に焦らされ、満たされない欲求に狂いはじめるミカミカ。
「入れてーー、奥に、おまんこの奥に。美嘉のおまんこの奥まで。ちひろ様ー」と、
その姿はミュージシャンとは思えない、一匹のメス犬になり下がっていた。
ミカミカのおまんこはこれ以上はないと言うほど熱を帯び、まるで下半身だけが別の生き物のように暴れ出していた。
後から後からトローッとした白く濁った愛液が溢れ出している。
鬼塚はミカミカの乱れように、これ以上はまずいと思ったのか、一気にバイブをミカミカのおまんこに突き立てた。
「ひいいーーーーっ、」と、嬉しそうな声を発するミカミカ。
バイブを操る右手は愛液でグショグショに濡れ、大股から伝って流れた愛液は床まで到達し染みを作っている。
ミカミカは「ひっ!ううっ!」とか言うだけ、鬼塚の操るバイブに合わせてひたすら腰を動かし、まるで操り人形のように踊っている。
鬼塚はなおもミカミカの様子を窺いながらバイブを操っていたが、いきなりバイブを引き抜いた。
”ズボッ”と言う音とともにおまんこからバイブが抜かれるとミカミカは「・・??」という顔をし
直ぐに「いやああーー、抜かないでちひろ様。お願い続けて…」と幼児が駄々をこねるように泣き叫んだ。
鬼塚はそんなミカミカを片手で抱きかかえるとフトンに寝かせた。
その間もミカミカは「ちひろ様、お願い、お願い」と何度も祈願していた。
鬼塚はミカミカの股を大開にして、その間に座り込むとペニスバンドをつけミカミカのおまんこに宛った。
そして、ゆっくりと挿入していく。
「ああぁぁぁぁーーーーっ」と切なげな声が響きわたり、両腕を鬼塚の背中に廻し鬼塚の動きに身を任せるミカミカ。
幾度となく絶頂を迎えるミカミカ。鬼塚に教え込まれたのだろう何度も絶頂を迎える前には「イクッ、…イクッ」言葉を漏らし、体を仰け反らせていた。
ちょっと下品かな・・・もうちょっとやわらかめで・・・
って図々しくてすいません
82 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/04(土) 22:03:00 ID:kOvMLYaL
美嘉リンってタチじゃなかったのw?
>>77 自然に寄り添う由奈がうらやましい
こんな所でって感じで照れる美嘉に萌えw
84 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/05(日) 03:56:18 ID:t/aB2Inu
いやだったんじゃない?
85 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/05(日) 10:45:13 ID:NTY8Ohx0
86 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/05(日) 21:47:44 ID:Fgf2aF1W
あたしは運命とかかなり信じちゃうタチだから、
あたしたちの出会いは運命だったと思うんだ。
笑ってもいいよ ナナ---
?
信じちゃうネコだから、
89 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/06(月) 15:21:51 ID:nTc7+QxJ
美嘉ってタチだよね
90 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/06(月) 20:51:13 ID:WOjn/bgR
永瀬とは見てくれといわんばかりの派手なデートしてるよね
偽装としか思えない
91 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/06(月) 21:15:20 ID:IU5hFTS9
キョンキョンへのあてつけ
忙しい中、偽装のためにデートなんかしません。
92 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/07(火) 04:07:12 ID:nw/uueKC
話題作り、メディア戦略も立派な仕事ですが…?
93 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/07(火) 10:01:38 ID:V8nJw0iB
YUNAがいちゃつくのも、狙ってると思うんだが
94 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/07(火) 21:55:17 ID:V8nJw0iB
95 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/08(水) 01:04:56 ID:n2Ua+DFg
女の子だけど美嘉リンの子供欲しい(‘‘*)
96 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/08(水) 06:49:17 ID:hsMaYYbJ
美嘉はリビングのテーブルからタバコと灰皿を持ってくると、ベッドの上でシーツに包まって
震えているちひろの横に腰を下ろした。一本取り出し、ゆっくりとした手つきで火を点け、
おいしそうに煙を深々と吸い込んだ。
「ちひろ、どうしてお仕置きされなければいけないのか、自分の口で言ってごらん」
「グスッ、ヒック、ヒック、わ、わかんないよう…」
「ふーん、わかんないんだ、じゃあ判るまでお仕置きは終わんないね。かわいそう」
「タバコの温度って800度くらいあるんだって。ちひろは触った経験ある?」
美嘉は軽く微笑みながらこう続けた。
「さ、右手を出して」
97 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/08(水) 06:49:56 ID:hsMaYYbJ
「いやだいやだいやだ許して許してごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
涙で愛らしい顔をぐしゃぐしゃにしてちひろは哀願を繰り返した。
地面に這いつくばって許しを請うちひろの姿を、美嘉は薄笑いを浮かべながら眺めていた。
ときどき、自分でも制御できないくらいサディスティックな気持ちになる。
大好きなちひろ、ちっちゃくて白くて、乱暴に扱ったら壊れてしまいそう。
笑っている幸せそうなあなたも大好きだけど、恐怖に泣き叫んでいるあなたも同じくらい好きなの。
98 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/08(水) 09:10:45 ID:IYfEb3uV
>>92 お前は全然わかってないな!!グランド3周走ってこいバカ
99 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/08(水) 12:07:12 ID:beRRdvA5
この板で永瀬の話はいらん
100 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/08(水) 13:11:44 ID:fDIaBMp0
100ゲト
101 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/08(水) 15:34:40 ID:5SLDKLtF
画的に美しいエロSS見たいな
102 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/08(水) 17:25:52 ID:XvDFNaMD
103 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/08(水) 19:33:09 ID:6tbKVNo2
「わかったわよ。そんな聞き分けの無い人とはもうお付き合いできないわ。ちひろの事は
好きだったけど、これで愛想がつきたわ。さようなら」
美嘉はわざと冷たく言い放つと、サッサと玄関の方へ歩き出した。思ったとおり、背後から焦ったような
ちひろの声が聞こえた。
「ま、待ってッ!」ジャケットの裾を小さな手が掴んだ。涙でびしゃびしゃの顔が下から見上げていた。
「ごめんなさいっ、全部ちひろがわるいの。ちひろがいけない子だから、美嘉ちゃんが怒るの。
なんでも言う事きくから嫌いにならないで、ね、ね?」
「じゃあ、素直にお仕置きを受けるのね?どんなにつらくても、我慢できるのね?」
「う、うん…」
こちらの顔色を窺いながら、怯えた表情で返事をするちひろ。あまりの可愛らしさに思わず顔がニヤけそうに
なるのを、美嘉はやっとの事でこらえた。
104 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/08(水) 20:10:59 ID:9d3vTWN7
続きが気になっちゃうよ〜
106 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/09(木) 01:38:39 ID:xuu/jf2U
>>103 チャーハンはこんなキャラなのか?一応ミカオより年上だし・・・
107 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/09(木) 05:59:50 ID:QAa471He
数時間後、枕元のスタンドだけがぼんやり灯る寝室で、シーツに包まり、何も身に着けずにベッドの中に
寄り添っている二人の姿があった。美嘉はタバコをふかしながら、シクシクすすり泣くちひろの頭を撫でて
やっていた。
「よくがんばったねえ、えらいえらい」
「ヒック、ほんとにね、すっごいすっごい痛かったんだよ、すっごいすっごい怖かったんだよ」
包帯でグルグル巻きにされた右手はまだ相当痛むのか、左手だけで涙を拭いながら、いつまでもちひろは
シクシクとすすり泣いた。
美嘉はタバコを消すと、仰向けになったちひろの上に跨った。そして唇をちひろの耳元に近づけて囁く。
「ごめんねえ。そのかわりよくがんばったご褒美に、ちひろのことすっごく気持ちよくしてあげるね」
108 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/09(木) 11:00:35 ID:6wXo64nn
wktk
109 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/09(木) 11:21:10 ID:NEwPnPAK
110 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/09(木) 13:27:37 ID:UBNALYgs
ミカオはすっぴんでも綺麗です
>>107 続ききぼん
111 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/09(木) 17:10:32 ID:/LVzVee4
美嘉×ちひろSS wktk
112 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/10(金) 05:55:53 ID:6HeqQ4rI
耳元に近づけた唇でそのまま耳たぶを軽く噛んでやる。舌先をうなじから胸元に這わせると、すぐにちひろの
息が荒くなり始めた。さっきまで泣いていたのがウソのよう。わかりやすいコね。
胸元からあごの辺りを舌先でなぞりあげると、瞳を閉じたまま唇を突き出し、kissを求める仕草。その様子が
たまらなく可愛い。左手を首に回し、ねっとりと唇を重ねながら、空いた右手をちひろの下腹部へと持っていく。
「はあぁっ…あ、あぁ…」
ちひろの口から喘ぎ声が洩れ始めた。すでに熱く湿っているソコはプックリと開いて、少し刺激を与えただけで
敏感に反応し始める。
初めてテレビでちひろを見たとき、あたしはしばらくテレビの前から動けなかった。圧倒的な歌唱力と声量。
その時は意味はよくわからなかったけど(実は今でもあまりわかってない)、印象的な歌詞とメロディに、
なにか心のすごく深いところをえぐられたような気がした。
そして、あのなにもかもを見通すような神秘的な瞳。
その瞬間から、あたしはたぶん恋に落ちていたのだ。
113 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/10(金) 10:51:57 ID:Sv6h6/6u
114 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/10(金) 18:45:48 ID:mzfyg9mk
GJ!
続きも期待
115 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/11(土) 14:54:22 ID:S8DeRh8K
SS投下待ってるぞ
117 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/11(土) 23:27:21 ID:yj/QC/oB
ふたたびちひろの上に覆いかぶさり、全身にキスの雨を降らせる。細い肩や可憐なお臍のまわりにあたしの
唇が触れる度に、あたしの可愛いお人形は真っ白な身体を震わせ、無事なほうの左手でシーツを握り締めながら、
口から火のように熱い吐息を洩らした。
女のあたしが見ても惚れ惚れするような見事な乳房。その頂点で震えているサクランボを口に含み、舌先で
転がすと、ちひろの眉間には深い皺が刻まれ、口からはいっそう切なげな喘ぎ声が溢れ出す。
「くふぅっ… はぁ、はぁうぅ… はぁうぅぅぅッ…」
やべー、なんかめちゃくちゃ興奮してきちゃった。あそこがジュンッてなってくるのがはっきりと判る。
「可愛いよちひろすっごい可愛い…」
自分でもあまり意味の無い言葉を繰り返しながら、あたしは数え切れないほどのキスを浴びせ、執拗な
愛撫を繰り返した。四つん這いの姿勢をとらせたり、大きく足を上げさせたり…
「やああぁ…だ、だめぇ…い、いっちゃうよぉ…」
愛してるわ… ちひろ… だからこそあなたの全てを知りたいし、支配したいの。
明日はもっと酷い目に遭わせて上げるわね。
118 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/12(日) 00:13:18 ID:iVVm/HiR
>>117 待ってますた!ィィナWWこのSSで萌え死する所だたお。
120 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/12(日) 20:44:16 ID:sedYiydo
121 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/12(日) 21:38:08 ID:MRrFrLDs
アナル調教きぼんぬ
122 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/12(日) 22:11:14 ID:gyWxZ5kQ
シックスナインきぼんぬ
視感プレイきぼんぬ
フィニッシュは貝合わせで頼みます
125 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/12(日) 23:46:17 ID:i2f7+p2T
>>117 このssヤヴァイよ
あたしも美嘉リンに抱かれたいっ!!
127 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/13(月) 01:05:31 ID:oyQybQiS
「み、みかちゃん…」
ちひろの怯えた視線を無視して、あたしはわざと冷たい声でつぶやく。
「自分で出来ることくらい自分でしなよ」
今の自分の瞳は、多分氷そのものになってると思う。
ちひろは小動物のように震えながら、カーディガンのボタンを外していった。
「なに怖じ気づいて。その体だって自慢なんじゃないの?」
そんなあたしの言葉にいちいち反応しながらも、インナーと下着を脱ぎ捨てるちひろ。
「…そのままこっちにおいで」
おぼつかない足取りでちひろがやって来る。
そしてあたしの目の前まで来たのを確認すると、ちひろの下の茂みを指でもてあそんだ。
「ッ…」
そしてレールに沿ってゆるゆると
指の腹で往復させると、ちひろがモゾモゾと体をよじり始めた。
「んあ…美嘉ちゃん」
物欲しそうなちひろの顔。
でもまだあげない。
まだイカせない。
「美嘉ちゃん…っもどかしいよお…」
ちひろの切なげな声に、あたしの真ん中の部分が疼いた。
ちひろはもう我慢できないのか、粘り気のある汁であたしの指まで濡らしてる。
そろそろいいかな。
あたしは無造作にバスローブを脱ぎ、ちひろに逆向きに覆いかぶさった。
「そんなに欲しいならあげる。でも、あたしもよくしてね」
128 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/13(月) 01:21:38 ID:oyQybQiS
ちひろの返事を待つ前に、あたしはちひろの潤んだ花園をむさぼる。
「ひああっっ……あっああ」
焦らした分、ちひろの反応は今まで以上だった。
あたしはちひろの味を堪能するように
溢れ出る汁を啜り、
丹念に舌であらゆる箇所を探る。
「あふぅっ美嘉ちゃ…っ」
「ん…ちひろ、舌がとまってるよ」
軽く注意すると、ちひろは喘ぎながらも、負けじとあたしのそこに吸い付いた。
「っ…くっあ」
一瞬自分の体も大きく跳ねる。
部屋の中は二人の熱気と匂いが充満し、いやらしい音がやけに響いた。
「んっんぅう…」
「ちひろ…」
まだ…イカない。
まだイカせない。
もっともっとちひろには壊れてもらうから。
(‘‘*) GJ!!
>>128 GJ!待ってますたWヤベーwめっちゃ萌える
131 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/13(月) 03:40:14 ID:WReHuzrc
ミカオのSっぷりに萌えまくりww
132 :
117:2006/03/13(月) 03:53:04 ID:Wx8ywA6y
133 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/13(月) 20:00:56 ID:51CDwujk
@
「ピンポーン」
チャイムの音がした。紺のスウェットの上下というラフな格好でテレビを観ていたちひろは、インターフォンの
前に行く。ビデオカメラには大きなダンボール箱が映っている。
「どちら様ですか?」
「クロ○コヤマトでーす。ご注文の品をお届けにあがりましたー」
また美嘉が通販で何か買ったのかな?などと考えながらドアを開けた。
そこにはでっぷりと太った黒ブチ眼鏡の男が立っていた。男はヨレヨレの何か染みのような物が付いた汚い
ダンガリーシャツとジーンズを着、手には汚い紙袋を持っている。男の肌は異常に白く、おまけに額にはヘンな
汗が浮かんでいる。
「ッ! だ、誰?」
「ここここんにちはちちちちひろさんだねぼぼぼく昨日はかはか博多からはるばるややってきたたY本と
いいますおみおみお土産持ってきたんであがあがあがってもいいよねねね」
ちひろは反射的にドアを閉めた。すると男は体格に似合わぬ素早い動きでドアの隙間に足を突っ込んできた。
「いい痛いじゃないかあ」
男はニタリと笑いながら、ドアをこじ開け、ゆっくりと入ってきた。
134 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/13(月) 20:02:56 ID:51CDwujk
A
「お、お願いです。か、帰ってください」
軽くパニックになりながらちひろは哀願を繰り返した。どうしようどうしよう怖いよ…
「ちちちひろは恥ずかしがり屋さんなんだなあほほ本当はうれうれ嬉しいくせにに」
男はちひろの声が聞こえないかのように一人でベラベラと喋りながら、後ろ手でドアを閉め、靴を脱ぎはじめた。
「やっ、やめてよッ!!け、警察呼ぶわよッ!!」
ちひろは必死で男を押し出そうとする。両手で男の胸の辺りを押すと、男のシャツは長い事洗濯をしていない
のだろう、手の先にニチャリとした脂汚れのようなものがくっついた。
「うわっ、き、汚っさね!!」
狼狽したちひろは思わず後ずさりし、上がりかまちに足をとられてスッ転んでしまった。
「だだ大丈夫?いいいいま助けてあげるよよよよよ」
紙袋を放り出すと、男はちひろの上に覆いかぶさってきた。男は万力のような力でちひろを押さえつけると、
「けけ怪我しなかった?どどどこも痛くない?」などと言いながら、ちひろの身体を触ろうとする。
男の顔が近づき、腐った魚の臭いに似た生臭い荒い息が顔にかかった。
「あああれ?ちひろちゃんもももしかしてぼぼぼくのこと誘ってるんですかかかかか?」
「そんなわけないでしょッ!く、臭い、はやく放してッ!肩が、肩が痛いじゃないの!はやくはなしてッ!
お願い、もう許して…」
パニックのあまり訳の解らないことを叫びながら手足をばたつかせ、必死に抵抗するちひろ。
「ぐふ、ぐふふふふふ。すす素直じゃないなあ、ちひろは。だだ大丈夫。やややさしくするからさあああ」
ちひろタン可哀想(・c_・`)
136 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/13(月) 21:17:20 ID:/lWbdJ/c
続き気になる
ミカオ!早く助けれーーーwktk
138 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/14(火) 01:14:44 ID:iD45Nk+o
B
「何してやがんだ、コラァァァァアアアああああ!!!!!」
突然、何者かが男の襟首をつかむと、思いっきり後ろへ引っ張った。90キロ以上はありそうな男の巨体が宙を
飛ぶ。
「痛たたた…」
ドアに頭を打ちつけ、うずくまる男のみぞおちにハイヒールの爪先がめり込んだ。二発、三発、四発…力任せに
蹴りまくる。ハイヒールの踵が折れてしまい、それ以上蹴れなくなると今度は傘立ての中から護身用にと一本だけ
入れてあったゴルフのドライバーを取り出し、既に意識を無くしている男の頭といわず背中といわず、めちゃ
くちゃに殴り始めた。
鬼の様な形相でクラブを振り下ろし続けているのは、予定より早く仕事が終わって帰宅した美嘉であった。
139 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/14(火) 01:17:08 ID:iD45Nk+o
C
「まったく、いくらなんでもやりすぎだよ。僕が止めるのがもう少し遅かったら、確実に死んでたね」
「すいません…、ついカッとなっちゃって…」
「まあ、後は我々に任せといて、君はちひろちゃんの傍にいてあげなさい。大丈夫、こちとらプロだからね。
まあ、タレントの不始末のフォローは我々の最も大事な業務のひとつってことさ」
「本当にすいません。いつも迷惑かけてばっかりで…」
キモオタ男を連れてマネージャー達が帰ってしまうと、美嘉はショックのあまり未だにガタガタと震えている
ちひろの所へ向かった。
「ホントにしょうがないコね。あれほどヘンな人が来たら絶対ドアを開けちゃ駄目だっていってたのに」
美嘉は額をおしつけながら、ちひろを優しく抱きしめた。
「でもこれだけは信じて。あたしはちひろの為だったら、いつでも、どこにいてもちひろのところへ帰ってくる。
CDTVのリハ中だろうがMステの本番中だろうが関係ないわ。だからもう泣かないでね」
突然、ちひろは号泣し始めた。やっと緊張の糸が切れたのだろう、頑是ない幼子のように泣きじゃくった。
「エーン、怖かったんだよー、殺されちゃうのかなって思ったんだよー」
美嘉は優しく微笑みながら、いつまでもいつまでもちひろの頭を撫で続けた。まるで我が子を見守る母のように。
140 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/14(火) 01:26:42 ID:hC6hpJge
GJ!!キレたミカオ萌え
141 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/14(火) 02:02:53 ID:181TVSkL
GJ!
>>139 キターW 待ってますたWミカオかっこェェ
143 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/14(火) 03:31:46 ID:LuZrHFmY
シビレタ!!ミカオかっこよ杉ww
ヘムロックだね
でも宅急便て言われたら開けるしかないよね。。
チェーンかけながら荷物受け取れるのかな。。
>>144 それすらシカトさせるミカオがカッコイイおW
146 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/15(水) 08:14:43 ID:EjydtT7j
D
数週間後
「今日はちひろがゴハン作るから、美嘉ちゃんはテレビでも観ながらまってて」
「へー、ちひろ料理とかできたんだ?」
「前は全然やってなかったんだけど、ほらあたし最近すごいヒマじゃん?この際料理でも覚えようと思って
今テレビでいろいろ研究してんだ」
ヒマじゃんって…あんたね、待ってくれてるファンの事もちょっとは考えなさいよ、などというと
このコはまた不安定になってしまうので、黙って笑顔だけをかえし、台所はちひろに任せてあたしは
掃除でもすることにした。
(あ、あれは…あの時の…)
リビングの掃除を終え、次に玄関の掃除に取りかかった。散らばった靴を揃えている時、靴箱の横のスキマに
汚い紙袋を見つけた。例のキモオタ男の忘れ物である。あの時忘れ物に気付いてすぐにマネージャーに
連絡したのだが、「適当に処分しといて」といわれ捨てるつもりですっかり忘れていたのだ。
おそるおそる中身を出してみる。最初に出てきたのはどこかのキオスクで買ったような安物の明太子の箱。
何のつもりだよ、全く。 次に出てきたのは真っ赤な綿のロープの束だった。
ひぇー、これを使って一体何をするつもりだったんだよ。
最後に出てきたのは大きな紙包みだった。中に入っていたのは…
な、なんだこれ。
何枚もの新聞紙に厳重に包まれて入っていたのは、○○○○であった。
ネコの死体
148 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/15(水) 10:36:39 ID:yCnxtU38
○○○○を使ってミカオは、、、
149 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/15(水) 23:28:48 ID:aaHJNNyx
○○○○が気になる
150 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 04:34:10 ID:NPhfB0VQ
E
「ちひろ…なにこれ…」
目の前には得体の知れない料理?らしきものが置いてあった。ベースになっているのはピラフか何かだと思うの
だが、異様な事にその上にはドロドロに解けたチョコレートソースがたっぷりとかかっているのだ。
「なにって、ちひろオリジナルのチョコレートチャーハンだよ!?おいしそうでしょ?」
おいしそうって…なるほど、チョコレートもチャーハンもおいしいよ、確かに。でもそれは別々に食べた時の
ハナシであって、その二つが合わさったからおいしさも倍増すると考えるのはおかしいだろ。普通。
ほんのこつ、にょんじゃがねー、こんこは。
思わず文句が出かけたが、ちひろの満面の笑みを見ているとそれ以上何も言えなかった。
ちきしょう、なんて可愛い笑顔をしやがるんだよ…まぶしすぎるぜ…
しかたなしにあたしはそのおぞましい食品をおそるおそる口に運んだ。一口食べてみる。ゲッ、ま、マズ!!
「ゴホッ、ち、ちひろ、なにか飲み物…」
「ちゃんと用意してるよ!はい、コーラ」
やっぱりね…………。フフフフフ、まあいいわ。玄関で見つけたアレを使ってたっぷりお返ししてやるからね、
楽しみにしてなさいよ。
151 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 07:06:11 ID:Ws2iP+qJ
ミカオの方言変・・・
152 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 11:00:33 ID:kuSbhQMh
>>139 ちひろタンにとってミカオは白馬の王女様なんだね
153 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 11:15:56 ID:wJZ8Ul6V
154 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 11:46:31 ID:2x7kqHBJ
155 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 12:19:23 ID:wJZ8Ul6V
LOVE NO CRY
156 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 19:01:04 ID:BMxz53d+
関空でミカオチャーハンが目撃されたらしい
157 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 19:04:16 ID:PiHX0YB6
はらぐにさんバレバレ
ねえ、ミカ、私達の出会いを覚えてる?
私、運命とか信じちゃうネコだから、私達の出会いは運命だと思うんだ、
笑ってもいいよ
----mika----
159 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 20:35:31 ID:7oFyPG0K
161 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 23:26:58 ID:p12Rq65z
美嘉チャンって本当に女の子好きなの??
>>161 (‘‘*) <好きだよ、貴方も女の子なら好きになるかも
163 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 23:41:37 ID:p12Rq65z
わーぉ。何かの雑誌とかで証言してたとかなら信じるけど…なんか信じられん
164 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/17(金) 02:05:44 ID:OXXfPoCt
好きってことで妄想しませう
165 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/17(金) 10:31:28 ID:zqSh1ihs
SSの続きカマーン
166 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/17(金) 16:25:09 ID:Bkso5yIt
F
お昼ごはんを食べ過ぎたからという理由で、あたしはなんとかそのおぞましい食品から開放されることに成功
した。
食後のマッタリタイム。コーヒーを飲みながら(自分で入れた。ちひろに任すとまたヘンなもん入れられそう
だったので)、ちひろと二人で映画を観る。「MULHOLLAND DR.」というその映画は正直あんまり意味が
わからなかったけど、暗くしたリビングで、寄り添ってホームシアターのぼんやりと光る画面を眺めている
だけで、不思議に安らいだ気持ちになった。そのうえ、明日は久しぶりのオフ。ちひろと一日中過ごせる
んだと思うだけで、あたしの胸は幸福感と軽い高揚に締めつけられた。
ソファの上に体育すわりをして、ちひろは真剣な面持ちで画面を見ている。あたしはそっとちひろの肩に手を
回し、あたしの方に引き寄せた。逆らいもせずちひろはあたしの胸に頭をくっつけ、そのままの姿勢で映画を
観ている。
「ファ〜ア。なんかよく判んない映画だったね」
「ちひろ、もう眠い?」
「全然。だってちひろお昼にたっぷり寝てるもん」
「そっか…。じゃあどうしようかな…」
「………」
「…とりあえず、お風呂、入ろっか?」
「…うん…」
ちひろの返事は微かに湿り気を帯びていた。語尾がこれから始まる出来事への期待に、妖しく震えている。
長くて濃密な春の一夜が、始まろうとしていた。
167 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/17(金) 17:18:44 ID:eiPALltB
GJ!!!
続きが待ち遠しい
168 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/17(金) 17:58:25 ID:beIfPIL7
やっぱり「ヨンッ!○」だなw
169 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/17(金) 18:04:36 ID:beIfPIL7
↑は指で¥マークして両方の乳首のうえで○だかんねw
172 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/18(土) 12:36:58 ID:Wch2MUag
続きマダー?
173 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/18(土) 19:08:41 ID:RL+VnM58
この二人のベッドシーンは最高に萌えそう
G
数分後、バスルームの中には、出しっぱなしのシャワーに髪の毛までびしょ濡れになりながら、貪欲に
お互いをむさぼり合う二匹の美しい獣の姿があった。
「ちひろ、あらいっこしようか」
美嘉はボディーソープをたっぷりと手に取ると、ちひろを背後から抱きしめるようにしながら、スポンジ
を使わずに直接自分の手でちひろの身体を洗い始めた。美嘉はちひろより上背がある為、ちひろに覆いかぶさる
ような格好になる。ぬるぬると美嘉の手がちひろの白い裸身を這い回るたびに、ちひろの口からは「ひっ、ああ
…」と可愛らしい喘ぎ声がこぼれる。
「どうしたの?身体洗ってるだけでそんな声だして」
「あはァ…、み、美嘉ちゃんもあらったげるよ」
ちひろは自分もボディーソープを手に取り、負けじと美嘉の身体を撫で回し始めた。乳房同士をこすり合わせ、
濃厚なキスを繰り返しながらお互いの身体を確かめ合うように愛撫しあう二人。その姿はまるでこの幸せが
長くは続かない事を既に悟っているかのように、狂おしくそして激しかった。
「ちょっと寒くなってきたね。そろそろ出ようか」
「うん」
H
バスタオルを解くのももどかしく、二人はベッドに潜り込んだ。洗濯したてのシーツの滑らかさが火照った身体に
心地いい。二人はしばらく抱き合ったままじっとしていた。
「ちょっと痩せた?」
「かなあ。あんまり食べてないから」
本当は食べてもすぐに戻してしまうからなどと言って美嘉を心配させたくなかった。
「美嘉ちゃんこそまた痩せたんじゃないの?」
「そうかな?ここんとこ忙しかったから」
会話を打ち切るように美嘉はちひろの唇に自分の唇を重ねた。うっとりと目を閉じ、ちひろもそれに従う。
「んん…」
たっぷりと時間をかけ、丁寧なキス。やがて美嘉の唇は下の方へと移動し始める。可愛らしい頂点から白い
お腹、そして既にたっぷりと蜜を湛えている花園へと舌が触れる度に、敏感な反応が返ってくる。
美嘉は頭を中心にして、身体を半回転させた。すぐに応じて、ちひろの舌がこちらもすでに花蜜があふれ
出している美嘉のクレヴァスに絡みつく。
「んあ…、あふうゥ……」
思わず声が出てしまう。ちひろったら、いつの間にこんなに上手になったのよ…。やばい、負けそう。
だめよ。今日はたっぷりと楽しむんだから…
美嘉は慌てて身体をはなした。いきなり快楽を中断され不満そうな表情のちひろ。美嘉はベッドサイドの引き出し
からあらかじめ準備しておいた赤いロープを取り出した。
「ちひろ、たまにはこんなの使ってみよっか?」
176 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/19(日) 12:13:28 ID:blYJRyhd
GJ!GJ!
やばい続きが気になる
177 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/19(日) 15:22:54 ID:ohv5hvRZ
178 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/19(日) 20:37:42 ID:Hfh8cvhL
この二人の夜に乾杯
179 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/20(月) 06:28:50 ID:fNX67aPO
アナル調教きぼんぬ
181 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/20(月) 19:29:06 ID:+ehNt+GT
イイ!貝合わせも(ry
182 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/20(月) 19:39:05 ID:JhKU/R2Q
カラスの天敵はハト
ミカ (‘‘*) <ちひろのことは別に好きじゃなかったんだけど
一回、私のあそこ舐めさしたら舐めるのが上手だったんで、付き合っただけだよ。
続きまだかなぁぁ
ムヘヘ…(*´ε`*)
185 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/21(火) 02:05:39 ID:MRtdFtM/
↑口元だらしないよ
186 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/21(火) 12:13:46 ID:C6067Til
まだかなあ
187 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/21(火) 14:48:55 ID:ZkvBcsFA
卒業式で涙を流し飽きたアナタにはコレ!
あんちやふーを見て、新たなる刺激を受けよう!
www.unti-yahoo.com/
188 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/21(火) 19:25:24 ID:2G8wkBCW
続きが読みたくてしょうがない。。。
189 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/21(火) 22:35:19 ID:N7dreEUM
I
美嘉は素肌の上にバスローブを一枚まとっただけの姿で、ベッドに腰を下ろしていた。手を伸ばして枕元から
愛用のジッポーとタバコの箱を取ると、慣れた手つきで火をつけ、深々と吸い込む。
「フーーッ」
ゆっくりと煙を吐き出すと、おもむろにベッドの上に目を移した。
そこには、一糸まとわぬ全裸を赤いロープでベッドに括りつけられ、人の字の形に拘束されたちひろの姿が
あった。両手はまとめて頭上で縛られ、縄尻をヘッドボードに繋がれている。大きく開かされた両足首は
それぞれに縛られ、縄尻をベッドの足元の左右のポールに繋がれている為、ちひろは無防備な裸身を晒したまま、
ほとんど身動きが出来ないようにされていた。
「フフッ。ちひろ、今どんな気持ち?」
「ああ…、は、恥ずかしいよ…、み、美嘉ちゃん、もうほどいてよ…」
ちひろは真っ赤な顔をシーツにこすり付けながら弱々しく哀願した。
「ちひろは嘘つきだね。もうこんなになってる癖に」
美嘉はタバコを右手に持ったまま、左手で大きく開かされたちひろの脚の付け根を擦りあげた。
「ひあッ、はあううんッ…!」
ちひろの身体がベッドの上で大きく跳ね上がる。構わず美嘉は左手をゆるゆると動かして、ちひろの最も敏感な
部分に淫靡な刺激を加えていく。
「はあん、はあああうんッ……すご、き、気持ちいいよおォ……ッ!」
うっすらと汗をにじませながら、ベッドの上でのたうつ白い裸身。それを眺める美嘉の目は、興奮のあまり妖しく
潤んでいる。
「本当にいらやしいコね。こんな恥ずかしい格好で感じるなんて。ちひろは変態なんだね」
「いやあぁん…そ、そんなことないよぅ……」
突然、美嘉は手を止めた。
「こんな変態のちひろにはうーんときついお仕置きが必要だね」
190 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/21(火) 23:01:14 ID:LsEVjize
>>189 待ってましたーー!
ミカオの攻め体勢にハァハァ
GJ!
氷の微笑みたいだ〜^^
192 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/22(水) 10:30:28 ID:8dX5Zyb1
ちーちゃんどうなっちゃうの〜??
193 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/22(水) 22:27:26 ID:TmAezXjP
195 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/23(木) 01:29:51 ID:ZAsQ33t2
SS投下期待して寝ます
196 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/23(木) 14:22:15 ID:wp7kObeD
一日最低でも十分はこの二人の妄想してしまう。。
197 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/23(木) 17:44:23 ID:AoXiiBp+
初めて来ましたが
>「何してやがんだ、コラァァァァアアアああああ!!!!!」
死ぬ程笑いました。以後よろしくお願いしますw
198 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/23(木) 20:25:37 ID:vVe3nylz
作者様つづきを恵んで下さい。。
199 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/24(金) 00:36:36 ID:NB/IYarP
さてSS投下期待
200 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/24(金) 00:57:11 ID:JKPx9niK
200だお(´・ω・`)
201 :
あんま期待しないでください プレッシャーに弱いんです:2006/03/24(金) 04:53:22 ID:Bf+Lk0d8
J
「い、痛いのはやだよ……?」
途端にちひろの表情が曇った。怯えた様子が本当に可愛い。泣き笑いみたいなその顔を見ていると、あたしの中の
サディスティックな欲望がムクムクと頭をもたげてくる。
「痛くなかったらお仕置きにならないでしょ?前から思ってたんだけど、ちひろって本当に鈍いよね」
「み、美嘉ちゃん…ひ、ひどいよ…なんで…」
まるで自分の物じゃないみたいに、あたしの口から酷い言葉がポンポン飛び出す。わざと無表情な顔を作りながら、
これ見よがしに右手のタバコに目をやり、こう言った。
「ちひろの一番敏感なとこにこれを押し付けてみよっか?あ、それともその自慢のオッパイに針でも刺してみようか?」
めちゃくちゃ言ってるな〜と自分でも思ったが、ちひろは真に受けてしまったようだ。
「いやいやいやいやああああっ!!!!絶っ対いやああああああっ!!!!!!うっ、うっ、うえ〜〜ん」
あ〜あ、泣いちゃった。
あたしは少し罪悪感に襲われたが、ちひろをもっと追い詰めてみたい衝動のほうが勝った。
「とりあえず、目隠ししてあげるね。人間は視覚を奪われるとそのほかの感覚が3倍になるらしいから、多分
気が狂うほど痛いと思うけど、ちひろはそういう目に合わされるのが好きなんだもんね〜?」
「いやああああああああああっ!!!! こわいよこわいよこわいよ許して許して許して許して許してッ!!!!」
ベッドに拘束された手足をばたつかせ、必死に暴れまわるちひろ。かまわずタオルでギュッと目隠しをすると、
しばらくそのままで放っておくことにする。
「針とか包帯とか取ってくるから、ちょっと待っててね」
202 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/24(金) 05:25:54 ID:vMkjcpO4
個人的な意見だけどさ、2人が愛し合ってるとしたら
もっと普通にセクースすると思うんだけど
他スレのBoAと倖田來未みたいに。
SMにとびすぎて親近感沸かないどころか嫌悪感‥
まぁあくまでも個人的な意見だけどね
‥とか言ってみるテスト
203 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/24(金) 08:00:17 ID:5Gy1x3sj
>>202 今そういうこと言う空気じゃねえんじゃね?
そういうことは終わってからいいなよ。
まぁあくまでも個人的な意見だけどね
とか言ってみるテスト
204 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/24(金) 10:26:16 ID:UQsiTP9a
>>201 ドSなミカオもイイ!
でもあんまり鬼畜にならない程度に続きお願いします
205 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/24(金) 15:38:24 ID:3HPDgkTV
エロ路線で希望
206 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/24(金) 20:11:26 ID:sJQnt3MV
>>204 あ、同意。ドS大変いいけどマジで釘さしたりしたらもうなんていうか(笑)
K
じゃあもう書きませんね
208 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/24(金) 21:05:37 ID:XkVwCUfk
209 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/24(金) 21:19:50 ID:NTdTZu8N
つづきを・・・
210 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/24(金) 23:35:44 ID:M7Erlcke
絢香って歌い方、ちひろちゃんの真似?
212 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/25(土) 04:38:22 ID:4iYRuveI
K
そ〜っと寝室に戻ってくると、ちひろは暴れ疲れてぐったりとしていた。目隠しのせいで表情はわからないが、
かなり泣いたのだろう、涙が白い筋となって頬に残っている。
気付かれないようにソッと近づいて…いきなり抱きついた。
「ワッ!!うそだよ〜〜ん!びっくりした?びっくりした?ちょっとからかっただけだよ〜〜あたしがちひ」
「…もういいよ」
「え!?」一瞬、凍り付いてしまった。今何て言ったの?
「…もういいからはやくほどいてよ。手首が痛いし、なんか寒くなってきたから、服着たいの」
「う、うん」
目隠しを外すと、ちひろは能面みたいな顔になっていた。
あたしは慌ててロープを解いた。ちひろは無言のままパンツをはくと、赤いイチゴの模様のパジャマを着て、
出て行ってしまった。トイレを流す音が聞こえ、戻ってきたちひろは、無言のままベッドに潜りこみ、あっちを向いて
寝てしまった。
「あの、ちひろ…」
「ごめん、ちょっと疲れたからもう寝るね」
やっべ〜、完全に怒ってるよ。
ちひろがこうなったらしばらくは何を言っても無駄なのは今までの経験でよく分かっていたので、あたしは無言で
べッドの反対側に潜り込んだ。
うーん、やっぱりやりすぎだったかな〜、気まずいな、あしたちゃんと謝らなきゃ…
などと考えているうちに、あたしもだんだん眠くなってきた。
数分後、ベッドの両端からは、スピースピーという規則正しい寝息が聞こえ始めた。
213 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/25(土) 04:40:30 ID:4iYRuveI
L
キーンコーン…カーンコーン… キーンコーン…カーンコーン…
初夏のさわやかな風の中に、チャイムの音が響く。
「おーい、早く席に着けよ、チャイム鳴ってるぞー」
担任の森田が入ってくると、ざわついていた教室が静かになった。起立、礼と挨拶が終わる。
「えー、今日からこのクラスに新しい仲間が増える事になった。 …じゃあ、入って」
森田の声と共に、ひょろりと背の高い、目つきの鋭い女の子が入ってきた。明らかに校則違反のプリーツのやたらと
入った超々ロングスカートに、短ランといういでたちで、高校生にしてはケバ過ぎる化粧をし、頭にはメッシュまで
入れている。
「…ちわっす。中島美嘉といいます。よろしく」
「えー、中島さんはお父さんの仕事の都合でこの町に引っ越してこられた。仕事の都合上、すぐに引っ越すこともある
そうなので、短い付き合いになるかもしれないが、みんな、仲良くしてやってくれ」
教室がざわついた。うわー、ヤンキーだよ。今どき。クスクス。でもけっこう美人じゃね?なに鼻の下伸ばしてんのよ。
そんなことねえよ。そうそう、それに眼つきが怖すぎるよ…。
「えーと、空いてる席は…、お、そこが空いてるな、中島、あそこに座ってくれ」
お、こりゃ面白い組み合わせだぜ。おチビちゃんの隣とはな。クスクス。いじめられっ子とヤンキーか。こりゃおチビ
ちゃんも災難だなあ。ホント、自殺とかしちゃうんじゃないの…。クスクス。
ヤンキー娘は教えられた空席に腰を下ろすと、隣の小柄な少女に声を掛けた。
「あたい、昨日この町に着いたばっかだから、ホント何も分からないんだ。まあいろいろと教えてくれよな。ところで、
アンタ、名前は?」
「あ、あたし、ちひろです。お、鬼束ちひろっていいます」
(;゚∀゚)=3
215 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/25(土) 10:22:38 ID:Dv0qfmd4
ちょ、ちょっとまてなんだこの展開
216 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/25(土) 10:48:06 ID:8A3SobM0
続きが気になる!楽しみにしてます
217 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/25(土) 13:40:25 ID:QliFmn59
12話いいな…と思ってたらものすげーことに。
218 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/25(土) 16:45:17 ID:IOQvBTLh
ミカオの夢の中??
早く続き読みたい
219 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/25(土) 22:29:26 ID:r+KkllYo
学園ものイイ!エロもきぼん
220 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/26(日) 07:29:14 ID:dmfsrxju
M
お昼休み。人気のない体育館の女子トイレの個室の中で、しゃがみこんでいる美嘉の姿があった。
チキショー、親父め、なにがチョコレートチャーハンだよ、訳のわかんないモン食わせやがって…あ、いたたた…
その時、トイレの中に誰かが入ってくる気配がした。どうやら一人ではないらしい。
「てめー、ちゃんと金持ってきたんかよ」
「す、すいません、親の財布の中にこれだけしかなくって…」
数人の女生徒に囲まれ、土下座させられているのはちひろだった。
「お前、あたいらのことなめてんの?10万持って来いって言っただろ?なんだよこれは。全然足りないじゃんかよ」
「ホント鈍いチビだね。また例のやつやってやろうか?」
「ご、ご、ごめんなさい、あ、明日までになんとかしますから、酷い事しないで下さい」
トイレの汚い地面に額を擦り付けて哀願を繰り返すちひろ。リーダー格らしい女生徒が、その髪を掴んで顔を上げ
させると、微笑みながら言った。
「しょうがないわね。今日は許したげるわ」
ホッとしたのも束の間、女生徒の口から冷酷な言葉が続く。
「…その代わり、明日は20万持ってきなさいよ」
「そ、そんな…!!む、無理です。10万円でも用意できるかどうか分からないのに…アウゥッ!!」
別の女生徒が脇腹を蹴り上げた。
「ユウナさん、やっぱこいつ痛い目見ないと分かんねーみたいですよ」
「やれやれ、どうやらそのようね。 …おめえら、服を脱がしてやんな」
「やあああっ!!ゆ、許してください!許して…」
思わず叫び声をあげるちひろの口を塞ぐと、女生徒たちはちひろを羽交い絞めにし、慣れた手つきで制服を脱がして
しまう。一糸まとわぬ全裸にされてしまったちひろ。ユウナと呼ばれた生徒は手にしたタバコをスパスパと忙しなく
吸いながら、顔をしかめた。
「フーーッ。相変わらずでかいオッパイだね。チビの癖に。…おい、おめえら、しっかり押さえとけよ」
既にいくつかの酷い火傷の跡がある乳房に、ユウナの手にしたタバコが近づく。
「ムーーーッ!!ンムーーーーーーーーッ!!!!」
なんだよ…あいつ、いじめられてんのかよ………… チッ、しゃあねえな。
221 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/26(日) 07:30:39 ID:dmfsrxju
M
ガボッ、ゴゴゴゴーーーーッ
トイレを流す音が聞こえ、ゆっくりとドアが開いた。
「お取り込み中すいませんがね、よってたかってそんなチビ助嬲りものにすんのもどうかと思うぜ」
タバコがちひろの乳房にふれる寸前、突然現れた闖入者に女生徒たちはざわついた。
「てめー、誰だよ。見たことない顔だね」
ユウナの鋭い視線にひるむ様子もなく、美嘉は平然と答えた。
「あたいは今日転校してきた中島ってもんさ。わりぃけど、そいつ放してやってくんないかな。一応あたいの知り合い
なんでね」
「うるせえよ。昨日今日現れたよーな新参者がつべこべのべてんじゃねーよ。とっとと消えな。それともてめーも
一緒にボコッてやろうか。あん?」
「フッ。弱えー犬ほどよく吠えるっていうけど、まさしくてめーらのことだな」
「んなんだとぉ、コラァ!!!」
勝負はあっという間に終わった。最初の女生徒のパンチを軽いステップでかわすと、体勢の崩れた相手のわき腹に
美嘉はすかさず強烈なボディブローをめり込ませる。二人目の蹴り、三人目のモップ攻撃も軽く身体を捻ってかわすと、
それぞれに凄まじい威力の膝、手刀を叩き込んだ。三人目は吹っ飛んだ勢いで大便器に顔を突っ込んでしまうほどだった。
「ほーら、やっぱり大した事なかった。…まだやるかい?」
「…チッ、おい、引き上げるぞ」
「おいおい、シッポ巻いて逃げる前に、こいつから奪った金かえしてやれよ」
「…てめー、このままで済むと思うなよ」
ユウナたちが帰ってしまうと、美嘉は散らばった制服を拾って、裸のまま泣き続けているちひろに渡した。
「おめーもいつまでも泣いてんじゃねーよ。とっとと服を着な」
「す、すいません、ヒック、すいません…」
「チッ、そんな卑屈な態度だからあんな奴らにつけこまれんだよ。もっとビシッとしろよな」
222 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/26(日) 10:20:46 ID:qaKLcssU
面白い!(*´∀`*)
223 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/26(日) 10:34:03 ID:TFDcoe1M
ちひろタンにとってミカオは白馬の王女様なんだね
「あたい」 って面白いね^^
225 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/26(日) 14:02:17 ID:vDZx0Qgt
ミカオカコイイ
続きも期待
226 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/26(日) 15:09:01 ID:AAKaRCwD
支援
ってかユウナって……w
228 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/26(日) 18:48:27 ID:NUB8NS2I
意外におもろい。
>>227 漏れは普通にユナが脳内に現れたぞWW
ヤベー学園SSにはまりそぉW
230 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/26(日) 22:01:44 ID:/hohPpzv
やばい、ここ覗くのがかなり楽しみ
231 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/26(日) 22:12:58 ID:GeidQMEr
いじめっこが女オンリーなのがグッド。
232 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/27(月) 02:01:16 ID:vj39Ty7T
ほんと、意外におもしろい。百合ってこと抜きにしても。
233 :
ずっとユウナだと思ってました…(汗):2006/03/27(月) 06:34:10 ID:+qO9H9Tc
O
「へー、お前、音楽なんかやってんだ?」
「うん。といっても家でひとりで歌ってるだけなんだけどね。あ、でも一応自分で作ったりもしてるんだよ」
「へぇー、すごいじゃねーかよ」
「へへへへ…ありがと」
とある日の午後。学校の近くにあるファミレスの中に、親しげに話しこむ二人の姿があった。体育館のトイレでの
一件から、二人は急速に仲良くなっていた。小柄な体格のうえに極端に内向的な性格が災いして、とかくいじめに
遭いやすいちひろと、一本気で男勝りな性格の美嘉。二人はまるで違うタイプだったが、もしかしたら前世では親友か
恋人同士だったのではないかとさえ思えるほど、お互い、一緒にいるだけで不思議と心が安らぐのを感じていた。
「でも美嘉ちゃんもすごいじゃん。めちゃくちゃケンカ強いもん。あの人たちこの辺でも一番ワルだって評判なんだよ。
あの時の美嘉ちゃんカッコよかったなー。あたししびれちゃった」
「フッ、ありがとよ。まー自慢じゃないがあたいは親父に鍛えられてっからな。そんじょそこらの奴には負けねー自信が
あるよ。…それより、おめえ、あれから、あいつらにいじめられてねえか?」
「うん。大丈夫だよ。なんかあたしが美嘉ちゃんと仲がいいから、あの人たちもびびって手が出せないみたい。
これも美嘉ちゃんのおかげだね」
「そりゃよかったな」
春の天気はとても変わりやすい。それまでは雲ひとつない穏やかな空だったのに、そろそろ帰ろうかという頃になって、
急に激しい雨が降り出した。
「クソ、冗談じゃねえぞ。今日はずっと晴れのはずだろ」
どんよりとした雨空を見上げて毒づく美嘉の後ろで、ちひろはカバンからイチゴ模様の折りたたみ傘を取り出した。
「えっへん、用意がいいでしょ?」
234 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/27(月) 06:35:14 ID:+qO9H9Tc
P
花冷えの雨は、凍りつきそうなほど冷たかった。
「なんだよこれ。ちっせー傘だな。ちひろ、もっとこっち寄らないと濡れるぞ」
「う、うん」
おもちゃみたいな折り畳み傘では、いくら身体を寄せ合っても、どうしても身体が濡れてしまう。
ちひろの家に着く頃には、二人とも既にびしょ濡れに近かった。
「じゃあまた明日な。すまねえけど、この傘借りて帰るぜ」
ガタガタ震えながら、びしょ濡れのまま帰ろうとする美嘉をちひろは慌てて引き止めた。
「まってよ、そんな格好で帰ったらぜったい風邪引いちゃうよ。シャワーだけでも浴びて帰ってよ」
「いや…急にお邪魔したら迷惑だろ?」
「ううん、そんなことないよ。お父さんもお母さんも仕事で遅いから、いま家には誰もいないし。着替えもあたしの
服は小さくてムリだと思うけど、お父さんのシャツとかあるからさ」
妙な所で遠慮深い美嘉をなんとか説得して家に上げると、二人は交代で熱いシャワーを浴びた。リビングのソファに
座って暖かいココアを飲むと、ようやく人心地がついてくる。
「いやー、やっぱおめえの言うとおりにして正解だったな。生き返ったような気分だぜ」
「うん…」
父のシャツを着て、すっかりリラックスした様子の美嘉を、ちひろはまともに見ることが出来なかった。なぜなら
美嘉は上半身はシャツを着ているものの、下半身にはパンツをはいているだけだったからである。
美嘉ちゃん、みてるこっちが恥ずかしいよ…頼むからなんかはいてよ…でも、本当に綺麗な脚してる…大人っぽいな…
あたしとは全然違うや…
「ん?どうした?急にボンヤリしやがって。まあいいや。それよりよ、あれだろ、おめえがいつも弾いてるピアノは」
美嘉の指がリビングの一隅に置かれたグランドピアノを示している。
「え?あ?う、うん。そうだよ。それがどうかした?」
「いやあ、もしよかったらさあ、なんか弾いてみてくんねえか?あたい、音楽なんかとは全然縁がない人生だったから
さ、なんかすっげえ興味あるんだよな。ピアノ弾けるなんてまじ尊敬しちまうよ」
「うん、いいよ。なんかリクエストある?」
「いや、あたいホントそっち方面には疎くてさ。…あ、そうだ、せっかくだからおめえの作った歌を聴かせてくれよ」
235 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/27(月) 09:30:22 ID:V2WDAEVn
GJ!
このミカオが島崎未来に見えるW
236 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/27(月) 13:43:19 ID:7yxuC4Ho
Gj!!早く続き読みたい
セーラー服の二人見てみたいなぁ。。。
エロスな展開あるかなw
楽しみです 素敵なSSありがd!
239 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/28(火) 00:36:05 ID:uO6zIpb4
やっべー!!この話、まぢで面白い!
近々また投下してくれるよな?
っつーか投下してくださいm(__)m待ってまつ!
240 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/28(火) 01:32:21 ID:7ChS2SYW
SS投下期待
今時「あたい」て・・・まじウケルww
お茶の間劇場みたいだねw
242 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/28(火) 05:58:16 ID:FG6KyXcI
Q
ピアノの前に座った途端、ちひろの表情が変わった。顔からは笑みが消え、しばらく何か考え込むような仕草をした後、
やがてちひろは歌いだした。
「…時計は動くのをやめ 奇妙な晩餐は静かに続く 何かを脱がすように」
ソファからだらしなく投げ出され、ブラブラと揺れていた美嘉の白い脚の動きが、ピタリと止まった。
「…もうそろそろ 口を閉じて 分かり合えてるかどうかの答えは 多分どこにも無い」
その時、室内を支配していたのは圧倒的な才能だった。家族以外の初めての観客を得て、はりきったちひろの歌声は、
自らの持てる能力を存分に発揮できる喜びに溢れていた。ある時は何処までも低く細く、またある時は感情を爆発させる
かのような激しい歌声。歌が終わってしまっても、しばらくの間、美嘉は金縛りにあったように動けなかった。
「フーーッ、ど、どうだったかなぁ?へ、ヘタクソでごめんね」
照れたように笑うちひろ。
「いや……、何ていったらいいか、あたい……。あ、あたい、ホントに音楽とか詳しくないんだけどよ、おめーの歌は
まじで、まじで凄かったよ。なんか泣きそうになったもん」
そういう美嘉の目は真っ赤に充血していた。
「えへへへ…、美嘉ちゃんにそういってもらうと一番嬉しいよ」
243 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/28(火) 05:59:15 ID:FG6KyXcI
R
その日以来、美嘉はちひろの家に時々遊びに来るようになった。
「あ、その店いったことあるぜ。でもよー、噂ほどはうまくなかったな」
スウェット姿でベッドに寝転がって情報誌を見ているちひろに、美嘉が覆いかぶさってきた。ちひろの右の耳に、
美嘉の息がかかる。
うわ、か、顔が近いよ…
「それよりよー、さっきのページのラーメン屋のほうがぜってーうまいって。こんど食いにいこうぜ」
美嘉はちひろの右側にぴったりとくっついて、雑誌のページをめくりだした。
あらためて間近でみると、美嘉は本当に綺麗な顔をしていた。スッと伸びた鼻筋、大理石を思わせる白い肌、そして
じっと見ていると吸い込まれてしまいそうなほどの神秘的な瞳…。
綺麗…まるでお人形さんみたい…
「おう、おめえもラーメン好きだろ?やっぱ豚骨派か?あたいは意外としょうゆのあっさり系も好きなんだけどな」
…口さえ開かなかったら、完璧なんだけど。
その時、ページをめくる手がぶつかった。顔を真っ赤にして慌てるちひろ。
「あっ、ご、ごめんね!?」
「…ちひろ」
「え?な、何??」
美嘉はしばらくだまってちひろの顔を眺めていた。少しの沈黙の後、美嘉は目をそらした。
「何でもねえよ」
うぉぉぉぉ、GJ!!!11!!111
245 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/28(火) 08:25:22 ID:P4moCaWa
朝から読めるなんて幸せ(・∀・*)ノ
GJっす!
(‘‘*) <あたいも嬉しいわ♪
247 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/28(火) 11:24:03 ID:rf/oxvCn
だれだオマエ
248 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/28(火) 11:29:38 ID:pqA5E47j
「とんねるず」の「たかあき」が朋子のお父さん
ヒント・・・ほんとは男の子だよ
249 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/28(火) 17:07:59 ID:zicwvR66
GJ!遂に恋の花が咲いたわけでつね
250 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/28(火) 22:22:36 ID:gm0QImu2
エロになだれこむのかなあwktk
しかしミカオの口調が昭和ノリなのがうけるww
だが、それがイイ!!
254 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/29(水) 05:52:34 ID:D8fKEu9f
S
「へ ん た い レ ズ ビ ア ン ち ひ ろ & 美 嘉」
黒板には、でっかい相合傘が描かれていた。それと、卑猥な落書き。
それを見ると、美嘉は「チッ」と舌打ちして教室を出て行ってしまった。ちひろは真っ赤になりながら慌ててそれを
消し始める。
クスクス。ヨウコがさあ、見たらしいのよ、なんか校舎の裏で抱き合ってたらしいよ。えー、マジで!?
なんか変だとは思ってたのよねー。あの二人ってさあ、友達にしては異常に仲がよすぎるじゃん?そうそう。だって
何をするにもどこへ行くにも一緒でしょ。絶対おかしいよねー。クスクス。でもレズビアンって本当にいるんだね。
なんかキモいよねー。ああいうのって生まれつきなのかなあ…
「おっ、ちひろ。今日さあ、おめえの家行っていいかなあ。ほら、この前おめえが教えてくれたじゃん。ジュ、ジュエル
だっけ?あいつのCD買ったんだよ。おめえと一緒に聞こうと思ってさ」
「…ごめん。今日は都合悪いんだ」
「あ、そうか…そ、そんならこれおめえに貸してやるよ。おめえもまだ聞いたことないんだろ?」
「…いらない」
「どうしたんだよ、元気ねえじゃねえか。…何かあったのか?あ!まさか、またあのユナって奴に…」
「美嘉ちゃん、前の学校で傷害事件起こしたって本当?」
「…誰に聞いたんだよ」
「ユナさんが教えてくれたんだよ。こんなこと言っていいのか分からないけど、美嘉ちゃんは有名なレズビアンで、
自分の思い通りにならない女の子に暴力をふるうって。だからお前も気を付けろって」
「なんだそりゃ。めちゃくちゃ言ってるな。…それでおめえはそれを信じるんかよ」
「そ、それは…そんなことないけど…」
「チッ、よく分かったよ。あんたみたいなキモいレズビアンなんかとはお付き合いできねえってことだな。さすが自分で
曲を作るようなお方は清潔でいらっしゃるねー。いっとくけどな、おめえの歌なんかはっきりいって大したことねえんだ
よ。ちょっと褒めたからってあんまいい気になるなよな」
255 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/29(水) 07:37:20 ID:/PyptWGz
続き楽しみ(*‘ω‘ *)
256 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/29(水) 10:33:21 ID:mztTzWNy
257 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/29(水) 23:16:39 ID:ahNyt/5A
続きをwktkして待つ
259 :
あなたのレスで私はやる気が出ます:2006/03/30(木) 05:47:39 ID:LP/Jitz7
21
その日以来、美嘉ちゃんはほとんど口をきいてくれなくなった。何かの用事で話しかけても「ああ」とか「うん」といった
返事しか返ってこなくなった。それどころか、最近は隣のクラスのアオイという子と仲がいいらしい。
…別にいいや。今までだってずっと一人だったんだから。前と同じ状態に戻っただけじゃない。それに、がさつだし、
音楽のこととか全然知らないし、あんな人こっちからお断りって感じ。
考え事をしながら歩いていたため、後ろからやってきた自転車に気がつかなかった。突然、背中の左側に強烈な衝撃が走る。
「バカヤロー!! 何処見て歩いてんだよォ!!ヒックッ。危ねーだろうが!!」
酔っ払いの自転車に跳ね飛ばされ、ちひろは前のめりに倒れこんでしまった。はずみで持っていたカバンが飛ばされ、
夕べの雨が残したぬかるみに落ちる。
「いたたた…」
肩をさすりながら立ちあがると、泥だらけになったカバンから、美嘉がくれたCDが飛び出していた。
「ヒ、ヒック、ヒック……ウゥッ」
我慢していたのに、平気なフリをしていたのに、たまらず嗚咽が洩れてしまった。
美嘉ちゃん、やっぱり淋しいよ…会いたいよ…… もう、あたしたち、駄目なのかなあ…
260 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/30(木) 05:50:00 ID:LP/Jitz7
22
「ちひろ。今日はひとりかい。すっかり振られちゃったんだね」
放課後、帰ろうとしていたちひろに声をかけてきたのはユナだった。
「いきなりで悪いけど、ちょいとばかしカオ貸してもらえるかなぁ?とぉーっても大事な用事があるんでねぇ」
数時間後、とあるビルの薄暗い地下室に、天井から下がったフックに縛られた両手を吊るされ、凄惨なリンチを受けている
ちひろの姿があった。
「ホラ、早く助けを呼べよ。美嘉ちゃん、たすけてーってよ」
「ヒャハハハハハハ」「ぶへへへへへへへ」「ぎゃははははは」
ユナの言葉に下卑た笑い声をあげているのは、屈強な暴力団風の男たちだった。
「お嬢さん、もしその美嘉って女がこなかったら、この娘やっちゃっていいんですよね?」
「ああ、構わないよ。もう使い物にならないくらいめちゃくちゃにしてやりな」
「まじっすか? へへへ、けっこう可愛い娘じゃないですか、こりゃあ俄然やる気がでてきたなぁ、へへへへへ」
ユナはちひろの髪の毛を掴んで顔を上げさせると、血まみれの顔に向かって話しかける。
「ちひろォ、あんま手間かけさすんじゃねーよ。あたしらはあの美嘉って女に用事があるんだからさあ。おまえさえ
素直にあいつを呼び出してくれたら、こんな痛い目に遭わなくて済むんだよ?」
「…ゲホッ、だ、だから、何度も言ってるじゃないですか。もうあたしは美嘉ちゃんとはなんでもないんです。あたしが
助けを呼んでも、ゲホッ、美嘉ちゃんが来るはずないんです。…もう勘弁してくださいよ」
「やれやれ、おまえはなんも解ってねえんだなあ。…あの女はマジでお前に惚れてるよ。あの眼はどんなことがあっても
お前を助けに来る眼だね。あたしにはよーく解るんだ」
「…たとえそうだったとしても、あたし、美嘉ちゃんを呼ぶ気はないですから」
「ふん、馬鹿なコだね。おい、おめえら、お嬢さんがもっと可愛がって欲しいそうだよ」
再び、凄惨なリンチが始まった。
261 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/30(木) 10:12:34 ID:mQMuk2uj
早く助けにこい
262 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/30(木) 11:48:52 ID:aif9je9P
続き気になりますねー!
ちひろ…(っД;)ユナがすんごい悪役でつねW
アオイと仲が良いてw
265 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/30(木) 19:12:47 ID:FObWGmlc
異色さが、またたまらいぃ〜(^∀^)d ♪
266 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/31(金) 04:33:41 ID:Jca/9Slj
23
「何ボーっとしてるの?美嘉さん」
「ん?ああ、ごめんごめん」
とある喫茶店の中に、美嘉は連れの女の子と座っていた。
「ここのチョコレートパフェは絶品なんですのよ。ぜひ美嘉さんにも食べて頂きたくって。どこが普通と違うかというと…」
アオイの言葉にも美嘉は上の空だった。
美嘉はその日の授業中に見た、窓の外を見ていたちひろの淋しそうな横顔が頭から離れなかった。ケンカしてすぐの頃は
何かと話す機会を探していたらしいちひろだったが、最近は話しかけてさえこなくなっていた。
フン、カンケーねーや。あんな女々しい奴、見てるだけでイライラしてくるぜ。縁が切れてサッパリしたってもんだぜ…
「…ねえ、聞いていらっしゃるの?私としてはコレかコレがお勧めなんですけど…」
「おう、ちゃんと聞いてたぜ。えーと、そうだなぁ、どれにしようかな。うん、こっちも美味そうだしな…」
「おいあんた、二年B組の中島だろ」
パフェを待っていると、後ろから不意に声を掛けられた。見覚えのある顔だった。先日、トイレでユナと一緒にちひろを
いじめていた中の一人であった。
「あん?今頃何なんだよ。あたいになんか用か?」
「ちひろがユナさんにさらわれたんだよ」
「何っ……!!」
「てめえにやられてからユナさんすっかり荒れちまってよぉ、あたいらにも八つ当たりがひどかったんだ。
実はユナさんはちひろの事が前から気に入っててよ、まああんな人だからいじめる事でしか愛情表現できなかったんだと
思うんだけど、そこへてめえが入ってきてちひろといちゃつきだしたからよぉ、ヤバイくらいにオカシクなっちまって、
とうとう今日家の若い衆を使って、あ、ちなみにユナさんの親父はヤクザの組長やってんだけど、そこの若い衆を使って
ちひろをさらっちまったんだよ」
「あたいらももうついて行けねえよ。てめえならなんとかするんじゃないかと思って、一応教えにきたのさ。駅前の第三
○×ビルってとこに捕まってるらしいよ。あ、あと、あたいから聞いたって事は絶対内緒にしといてよな」
ユナの元仲間が去ってしまっても、動けないでいる美嘉にアオイが声をかけた。
「…行っておあげなさいな。くやしいけど、美嘉さんとちひろさんの間にはあたしの入り込む隙間は無かったみたい。
あなたの瞳をみればそれがよくわかるわ」
「…すまねえ」
美嘉は店を飛び出すと、疾風のように走り出した。自分の助けを求めているはずの、最愛の人の元へ。
>>266 待ってますた!ミカオ!!wktk(・∀・ο)
268 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/31(金) 09:36:55 ID:6kT/8pK9
そう疾風の様に早く助けに行ったげてぇー(TΔT)!!
早きこと風の如し、動かざること山の如し
270 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/31(金) 10:44:03 ID:8b3Zdp9R
アオイあんたいいよ…
ユナはツンデレだったのか
272 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/31(金) 16:39:27 ID:M7doH+AD
早く助けに行け!
273 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/31(金) 17:59:52 ID:5tb0ry5d
アオイのお嬢様キャラワロスw
続き気になる
正義の味方カモン!!
275 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/31(金) 23:21:19 ID:qls8w6by
続きwktk
職人さんGJ!
続きを心よりお待ちしてまつ
278 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/32(土) 14:17:15 ID:QYqLM0Zu
これはヘムロックな展開
279 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/32(土) 16:49:30 ID:teFk57Cp
24
「ハーッ、ハッ、ハーッ」
天井から縛られた両手を吊るされ、肩で荒い呼吸を繰り返すちひろ。ズタズタに引き裂かれたセーラー服の間からのぞく白い
肌には、無数のアザや切り傷が刻まれ、ところどころには酷い火傷の跡さえつけられている。
「お嬢さん、もうその辺にしとかないと、その娘本当に死んじまいますぜ」
「フン、こいつは見た目と違って結構しぶといのさ。それに、ひどい目に遭わされるのが大好きなドMなんだよ。
そうだろう、ちひろ?」
ユナの言葉にもちひろは返事ができなかった。長時間におよぶリンチのせいで、ちひろの意識は半ば消えかかっていたのだ。
「最後にもう一度だけ聞くよ。どうしても、あの女を呼び出す気はないんだね?」
「ゲホッ、だ、だから何度も言ってるじゃないですか。あたしと美嘉ちゃんはもうなんでもないんです。それに、あたし
には美嘉ちゃんに助けを呼ぶ権利なんてないんです。あ、あんなひどい事言って、傷つけてしまったから…」
「じゃあしょうがないね、望みどおり、カラダがぶっ壊れるまで犯してやるから、いい声で啼くんだよ」
ユナの眼が嗜虐の悦びに妖しく光った。
その時、背後でドーンという物凄い音がして、スチール製のドアが開いた。何事が起きたのかと部屋にいた全員が振り返る。
逆光の中に、ひょろりとした痩せたカラスのようなシルエットが浮かび上がった。
美嘉だった。
「みずくせえじゃねーか、ちひろ。ピンチの時は遠慮なくあたいを呼べよ。ダチだろーが。それにあたいにはケンカしか
取り柄がねーんだからよ」
「み、美嘉ちゃん、どうしてここに…」
「まあ詳しくは言えねーんだが、暴力でしか女をものに出来ねーカスがここにいるって聞いたもんでな」
それから美嘉はユナのように向き直ると、鬼のような形相で睨みつけた。
「ユナァ、シャレになんねーことしてくれたなァ。この落とし前は高くつくぜ」
「フン、正義の味方のお出ましってわけかい。だけど今日は前のようにはいかないよ。おい、てめえら、出番だよ。あの
クソ生意気な女をぶっ殺すんだ」
280 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/32(土) 16:50:40 ID:teFk57Cp
25
声をかけられた男たちが美嘉のまわりを取り囲んだ。なかには木刀などの武器を持っている者もいる。
「お嬢さん、こんなヒョロヒョロのガキ相手に俺らを呼んだんですかい。こんな奴お嬢さん一人でも充分…」
「油断するんじゃないよッ!!そいつは見た目と違ってかなり出来るんだ!!」
ユナの言うとおりだった。美嘉は気をそらした一人の懐に潜り込むと、キレイな一本背負いで投げ飛ばした。そして慌てて
起き上がろうとした男の顔面を、渾身の力で踏み抜く。
「ごがっ」
後頭部を激しく地面に打ちつけ、男は気を失ってしまった。一気に男たちの目付きが変わる。
「このクソガキが!!」「ぶっ殺せ!!」
1対5の死闘が始まった。
アロハシャツを着た男が鋭いフックを繰り出す。美嘉は上半身を屈めてかわしながらスルリと男の背後に回り、思いっきり
腿の裏を蹴りつける。たまらず膝を突いた男の頭頂部に全体重を掛けた肘を落とすと、「ゴギン」といういやな音がして
男は白目を剥いてダウンした。タンクトップの男が背後から組み付く。美嘉はすかさず踵を後ろに振り上げ、男の金的を
いやというほど蹴り上げた。くの字に折れ曲がった男の頭を両手で抱え、渾身の膝を叩き込む。
次々と襲いくる男たちの攻撃を、美嘉はスカートの裾を翻しながら、ひらりひらりとしなやかにかわし、隙とみるやいなや
強烈な一撃を相手の急所にヒットさせていく。まるで華麗なダンスを踊るかのように戦い続けるその姿は、神話の中に登場す
る戦いの神、阿修羅そのものだった。
すごい、美嘉ちゃん、あんなに細い身体なのに、本当に強い…。
男たちは次々と倒され、とうとう最後の一人になってしまった。美嘉の身体がふわりと空中に舞い上がり、くるくると回転
しながら強烈な後ろ回し蹴りを放つ。防御のためにかざした木刀もろとも、スニーカーの踵が男の顔面にめり込んだ。
「うーん、つ、強い…」
どーんと派手な音を立てて、最後の男が倒れた。ストンと着地すると、美嘉は軽く爪先をトントンと踏み鳴らした。
「どいつもこいつもしょぼすぎるぜ。…さて、残ったのはてめーだけだな」
「フーッ。フーッ。ク、クソがぁ、どこまでもあたしをナメやがって…!!」
ユナは壁に掛けられた日本刀を手に取ると、すらりと鞘を抜き放った。
「…そんなもん持ち出して、本当に洒落じゃすまなくなるぜ」
激しい怒りにユナの顔が醜く歪む。その目には狂気が宿っていた。
「上等だァ、中島、殺してやるよ」
ユナは刀を大上段に構え、じりじりと間合いを詰める。美嘉も傍らに落ちていた木刀を拾うと、正眼に構えた。
「み、美嘉ちゃん、気を付けてッ!ユナは剣道部の主将なんだよ!」
281 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/32(土) 18:10:37 ID:JF+rM/Yt
ぬおっはげすぃ((;゜Д゜)
282 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/32(土) 19:39:27 ID:I5wTxmen
待ってましたー!
続きも期待してます
283 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/32(土) 20:18:11 ID:0qG2FL3S
>「うーん、つ、強い…」
相当笑った。かなり笑った。
284 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/32(土) 20:33:35 ID:H19TnEBq
美嘉と由奈がちひろを巡ってバトル
ちひろったら罪な女
285 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/32(土) 22:09:46 ID:hIRKV6aG
「すまねえ」
ここ最高
286 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/32(土) 22:56:40 ID:/AjKFj3b
キャア!!美嘉チャン素敵!!!
287 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/02(日) 03:42:19 ID:G9qpZUVQ
いやー最高におもしろいよ。
ベタな連ドラみたいな展開だけどなぜかはまりまくりww笑えるし
288 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/02(日) 15:27:14 ID:5AEhvvoO
続きが楽しみだ!
289 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/03(月) 02:32:47 ID:upFpiaJt
痛快!!
主題歌・挿入歌ヘムロック 合いすぎ!
続き期待↓
290 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/03(月) 04:45:25 ID:knVYSgu2
26
室内を、奇妙な静寂が支配していた。じりじりと右回りに円を描くように移動しながら、互いに打ち込むチャンスを窺う
美嘉とユナ。ユナを睨みすえたまま、美嘉が声を掛ける。
「ちひろ、大丈夫か?」
「う、うん。あちこちすごく痛いけど、平気だよ」
「そうか、もうちょっとの辛抱だからな。頑張れよ」
その時、ユナが動いた。
「キエェェーーッ!!」
裂帛の気合とともに打ち込んでくる。予想以上の鋭い太刀筋だった。刃が美嘉の脇腹の辺りをかする。
「だ、大丈夫っ!?み、美嘉ちゃん!?」
傷を押さえた手の間から、みるみる赤い血があふれ出す。ユナはゆっくりと大上段に構えると、再び間合いを詰め始める。
「どうしたァ、中島。さっきまでの威勢はどこいったんだよ」
「なーに、てめえの動きはもう見切ったぜ。次打ち込んできたときがてめえの最後だよ」
「ぬかせ!!」
ユナの高速剣が襲いかかる。美嘉の身体がクルリと回転した。黒い影となってユナの横をすり抜ける。次の瞬間、ユナの
みぞおちには深々と木刀が突き刺さっていた。
「が、がはあッ…!」
ユナは呻き声とともに口から大量の血を吐きながら、ばったりとその場に倒れた。
「フゥ、なかなかやるが所詮あたいの敵じゃねーよ。 …ちひろ、大丈夫かっ!?」
美嘉はちひろの元へ駆け寄った。すぐにフックから下ろし縄を解く。
「可哀想に。こんなにされちまって…、すぐに病院に連れて行ってやるからな。どうだ,歩けるか?」
「う、うん。なんとか歩けるみたい。…あ、ありがとう、美嘉ちゃん。あたし美嘉ちゃんにあんなひどい事言ったのに…」
「なーに、気にすんなって。あたいはそんなこといつまでも根に持つタイプじゃねーよ。それより早く病院行かねえと」
ちひろの無事な姿を見て安心したのか、それとも仲直りできたことで心のモヤモヤが晴れたためだったのか。
美嘉は背後の不穏な気配に全く気付いていなかった。
291 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/03(月) 04:45:59 ID:knVYSgu2
27
背中に焼けつくような痛みが走った。喉の奥から湧き上がってきた血で、口の中が一杯になった。
「ぐ、ぐはぁ…っ!」
こらえきれず吐き出した血が、ちひろの顔にかかる。
「いやああぁぁーーっ!!み、美嘉ちゃん!!」
血を吐きながら、美嘉は後ろを振り返った。ふらつく足取りで、日本刀を構えたユナが立っていた。振り向いた美嘉の
腹に、再び刀が突き刺さる。鮮血がほとばしった。
「ぐうぅっ、く、クソが…ッ」
美嘉は腹に日本刀を突き刺したまま、ユナの頭を掴んだ。最後の力を振り絞って、渾身の頭突きをかます。一発、二発、三発、
四発…美嘉の顔が返り血で真っ赤に染まる頃には、ユナはすでに事切れていた。ユナの頭を投げ出すと、美嘉もその場に崩れ
落ちる。ちひろが駆け寄り、美嘉の頭を膝の上に抱き上げた。
「ど、ど、どうしよう、ひ、ひどい怪我だよう。血が止まんないよ…どうしようどうしよう…?」
ちひろはパニックを起こしていた。オロオロと意味もなく美嘉の頭を撫で続ける。
「ぐっ、ち、ちひろ…お、落ち着けよ…この出血じゃ、あ、あたいはもう駄目だ…それよりよ、聞いてほしい事があるんだ…
ほ、本当はよ、あたい前からちひろのこと知ってたんだ。ま、前のガッコにいる時によ、たまたま見に行ったピアノの発表会
でピアノを弾いてたおめえを見てよ、ひ、一目惚れだったぜ。お、親父の仕事の都合とかもウソなんだ。お、おめーと同じ
ガッコに通うために三つ向こうの町から通学してんだ。はは…」
「ゆ、ユナの言うとおりさ。あたいは女しか好きになれないんだ。ご、ごめんな。ウソついてて…」
「ううん。そんなことはもういいの。…これが今のあたしの気持ちよ」
ちひろは自らの唇を、美嘉の唇にそっと重ねた。
出血がひどく、意識がだんだん遠のく。景色がぼやけ始めた。
あ、あたし死ぬのかな…ち、ちひろの腕の中で死ねるなら、まあ、いいか…
「いやああああーっ、み、美嘉ちゃんっ!!死なないでっ!!お願い、美嘉ちゃんっ、美嘉ちゃんっ、美嘉……」
ちひろの唇の感触だけが、最後まで残っていた。
292 :
やっぱエロの方がいいですか?:2006/04/03(月) 04:46:55 ID:knVYSgu2
28
「…ちゃん、美嘉ちゃん?」
「あ、ちひろ、おはよう…」
目が覚めると、あたしは見慣れたベッドの中で、顔を涙でびしょびしょに濡らしていた。目の前には、不思議そうにこちらを
見つめているちひろの顔。
「おはよう。目、覚めた?」
「う、うん。なんかヘンな夢見てた…」
「夢?ふーん、ま、いいや。お腹空いてるでしょ?朝ごはん作ったから。大丈夫、ちゃんと普通のゴハンにお味噌汁だよ。
冷めちゃうからはやく来てね」
「う、うん…」
ベッドから去り際、ちひろが何かをそっとつぶやいた。その言葉をあたしは聞き逃さなかった。
「助けに来てくれてありがとう。ヤンキー姿の美嘉ちゃんも可愛かったよ」
(了)
293 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/03(月) 04:57:32 ID:HpugHyiI
同じ夢を見て仲直りしたのかな?よかったです。乙!
(´Д⊂
295 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/03(月) 13:07:01 ID:Nwa62fk3
GJ!!!夢で良かった
次回作も期待
名作!
297 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/03(月) 16:03:24 ID:xKhl3yAp
貝合わせかバイブ攻めキボン
298 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/03(月) 16:35:02 ID:jZhYWF69
男ってそれ好きだよね
299 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/03(月) 21:34:55 ID:s7XGXr6i
女から見てもそれ萌えるかも
300 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/03(月) 22:05:04 ID:jZhYWF69
300
そういうもんかね
301 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/03(月) 22:40:22 ID:2eHPpwrq
302 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/03(月) 22:55:29 ID:jZhYWF69
あ、本当だ。今気付いた
あーあ。今日ヒマで色んなとこにカキコしちったよ・・・orz
(‘‘*) キャキャ
304 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/04(火) 11:26:16 ID:UsIj4K87
次回作期待あげ
305 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/04(火) 14:52:35 ID:Q1LaMiYe
愛あるアナル調教きぼんぬ
306 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/04(火) 21:40:22 ID:C48YetN9
やっぱりミカオが攻めがいいね
307 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/04(火) 22:16:03 ID:m+iICC3N
逆も可…
308 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/05(水) 14:50:38 ID:5YyRzkzv
続きwktk
309 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/05(水) 16:53:56 ID:KrRcHHZV
310 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/05(水) 20:40:46 ID:aotflUPR
別スレで新人のミカオをチャーハン(攻)が自宅に泊めるシュチュがあったけど、
あれよかったな。途中で終わっちゃったっけ。
311 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/06(木) 01:55:40 ID:pGKuq1yp
需要があったようなのでレポ報告。
会ったのは某有名女子大の21歳。メールは3日前から計17通。
ルックス○、性格○、Hの内容はオーソドックスで可もなく不可もなくって感じ。
最後はお腹でfin。中々よくしゃべるエロ可愛い娘だったw
無料のわりには好感触→
http://uv8994006.5.dtiblog.com/ 自分的には、星6つといったところ。
312 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/06(木) 05:51:49 ID:LrJb8tMo
29
「やっぱりちひろのVTR流れなかったね」
昨日のMステのことだった。
「まあ仕方ないよ。だってあたし今干されてるもん」
「干されてるって…随分軽いんだね。あたしは悔しかったけど」
「それは…そんな事ないけど…イタッ!」
少し動揺してしまったらしい。あたしは包丁で指を切ってしまった。赤いしずくがまな板の上にポタリと落ちた。
「大丈夫?みせて」
美嘉ちゃんが心配そうにあたしの手をとる。
「なんだ、大した事ないじゃない。こんなの舐めとけば直るよ」
言いながら美嘉ちゃんはあたしの人差し指を口に含む。咥えた指を美嘉ちゃんはなかなか放してくれない。うっとりと瞳を
閉じ、まるで甘いキャンデーをしゃぶる子供みたいにあたしの指を舐め続けている。
「…あのう、そろそろ放してくれません?早く野菜を切り終えたいんだけど」
「ちひろの指っておいしいね…なんか興奮してきちゃった…」
「は?はぁ… え…えっと…」
あたしが返事に困っていると、いきなり、唇を重ねられた。
「んん…ん」
唇をこじ開けられ、舌を滑り込まされた。美嘉ちゃんはネットリと舌を絡ませながら、あたしの左手の包丁をもぎ取ると、
シンクの上に置いた。そしてあたしの腰の裏に手をまわし、エプロンの紐を解こうとする。
「ちょ、ちょっと、こんなところで…止めてよ…お鍋焦げちゃうよ…」
「ごめんね。急に我慢できなくなったのよ。…いいでしょ?」
「ん…せめて、ベッドで、して…」
313 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/06(木) 08:06:09 ID:70J57tgG
萌える!!GJ!!
続きも待ってます
314 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/06(木) 13:02:14 ID:u6vXm5pt
ミカオの指フェライイ!
315 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/06(木) 18:53:03 ID:cSUiyfi3
ミカオって舐めたり噛んだりするの好きそう・・・
続き希望
干されてるからバロスwwwwwwwwwwwwww
ミカオ吸血鬼になっちゃダメだぉ〜^^
317 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/06(木) 21:09:27 ID:ztCcdNOz
グッジョブ!
318 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/07(金) 02:04:50 ID:mWCAPifS
(´Д`)素晴ラスィ。GJ!!!
319 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/07(金) 08:47:42 ID:q9zS+3yo
いま鬼束さんは何をしておられるのですか?
320 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/07(金) 11:10:15 ID:XwbMXV2q
いい所で終わってるから続きが気になってしょうがない
321 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/07(金) 11:52:55 ID:9BTysx4N
30
あたしは着ている物を全部脱がされた。美嘉ちゃんも服を全部脱ぐと、あたしを寝室へ連れ込む。
ベッドの上で、あたしは、美嘉ちゃんのおもちゃになった。
背後からまわされた美嘉ちゃんの両手にゆるゆるとオッパイを揉まれながら、うなじに舌を這わされると、全身の力が抜けて
しまうくらい気持ちいい。
「ちひろのうなじってすっごくいい匂いがするね。理性がふっとんじゃいそうよ」
耳元で優しく囁かれる。いえいえ、あたしの方が理性がふっとんじゃいそうです。あ、耳たぶ噛まれた。くすぐったいよぉ。
オッパイを揉んでいた右手が、ゆっくりと下の方へ移動する。お腹を通り、もっと下の方へ。
「あれ?もうビショビショじゃない。ちひろったらいつからこんなにいやらしいコになったの?」
「んっ…だって、美嘉ちゃんに仕込まれたんだもん…」
「ふふ…、それにしても濡れすぎだよ…」
熱く火照った身体を、今度は仰向けに寝かされた。四つん這いになった美嘉ちゃんが覆いかぶさってきて、たっぷりと丁寧な
キスをしてくれる。呆けたような表情のあたしの眼を見つめながら、悪戯っぽく囁く。
「次はどうしてほしいのかな?ちゃんと自分のお口で言わなきゃだめだよ?」
322 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/07(金) 12:24:07 ID:OOlX2qbj
キターーー!萌えるW
続きも期待
323 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/07(金) 16:55:25 ID:/qziKLM3
GJ!!クリ責めもきぼん
324 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/07(金) 20:35:15 ID:ACCj+toj
濡れ濡れチャーハン
325 :
SDASDSDA:2006/04/07(金) 20:50:45 ID:T4+ysG0s
ASDASDSGCGUJHER4NFGJ
>>326 うはっWWWWなんでつか!その萌えるイラストWあきらかに2人がモデルだお!思わず保存W思わず待受W
328 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/08(土) 08:39:14 ID:1/dKwYL5
見れない…誰か見えるようにしてください…お願いします(T_T)
329 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/08(土) 09:14:23 ID:7Zalzaqu
>>327 そうですよね?この絵のシリーズ他にないですか?
331 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/08(土) 15:39:10 ID:uomz7fDZ
続きをwktkして待つ
332 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/08(土) 20:57:13 ID:O+8fcENi
ネタが豊富な良スレだ
333 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/08(土) 23:04:49 ID:+kLpZqNb
さて続きを期待して寝る
334 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/09(日) 01:39:01 ID:mz03tlc4
ちひろがハードな服を好むようになったのはやはりミカの影響?
335 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/09(日) 01:56:05 ID:hdUVIsrs
NANAでミカオが来てた服と、チャーハンがライブで来てた服が似てるって話題になったね
どこで話題になったんだろう(・_・?)
『育つ雑草』を歌った時の服?(たしか赤と黒の…)
最近美嘉ちゃんがテレビに出ているのを観ると嫌な気分になるのはどうしてだろう。
……「どうして」なんて言うと理由が分かっていないように思えるけど、本当は分かってる。
嫉妬してるんだ……私はもうテレビの向こう側には立てない。
美嘉ちゃんはテレビで笑い、私の前でもそれと同じ笑顔で笑いかける。私にはそれが嫌で堪らない、
それでも私は美嘉ちゃんの事が大好きで、同じ人間に嫌悪と愛情両方を持ち合わせている自分は
病んでいるんだろう、と心のどこかで実感があった。
「それでね、今日のMステでさ………〜〜」
『……………………』
美嘉ちゃんは今日の収録が余程楽しかったみたい、帰ってからも終始しゃべりっぱなし。
けど仕事の話ばかり、二人で仕事を忘れてゆったりとした日が酷く遠く感じられた。
気が滅入ってくる……大好きな人の声を聞いているのに、話を聞いているのに………………
聞けば聞く程わたしが美嘉ちゃんにとって不要な存在だと思い知らされる。だけど当然美嘉ちゃんは
そんな事露ほども思っていないと思う、私自身の心の問題だ。
「ちひろ、元気無いけどどこか具合悪い?」
『!……っえ!?』
「さっきから上の空だし、それに何か顔色も悪いし………もう休む?」
『そ・そんな事無いよ、少しボーっとしちゃっただけ、アハハ………』
「だったらいいんだけど……それでねさっきも言った通り、私仕事で1週間泊り込みで帰れないの」
『えっ?そ・そうなの?』
まるで美嘉ちゃんが唐突にそんな事を言い出したかの様な勢いで驚く。我ながら重症だ、美嘉ちゃんの
話が全く頭に入ってなかった。
「うん………ごめんね、やっと仕事も落ち着いたから折角ちひろとゆっくり出来ると思ったのに」
『仕方ないよ、美嘉ちゃん売れっ子だし………』
「でも、ずっと仕事仕事でちひろに凄く寂しい思いさせてるし……やっぱり休み貰おうかな」
『駄目だよ!そんな事出来るわけないでしょ?スケジュールギリギリなんだし、私の事は良いよ』
とっさに出た言葉……本当は美嘉ちゃんにお休みとって欲しい。それで24時間ずっと私の隣に居て
くれたらと思う。ずっと美嘉ちゃんを見ていられたらと思う。けどそんな事は現実問題として無理だ。
それに、美嘉ちゃんへの嫌な思いも少しの間離れればきっと無くなる。
そんな何かにすがる気持ちから出た言葉………
『じゃあ美嘉ちゃんが帰ってくる日はご馳走作って待ってるね』
「ごめんね……ありがとうちひろ」
>>339 切なぃ感じがGJ!です!続きwktk!
>>336 本家のスレで随分前に話題になってたぉーW
341 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/09(日) 08:53:49 ID:7JycnqLh
このスレ最高
ちひろってイメージよりもちっちゃいんだね。
それなのにオパイは育ってて…
公式の寝転がってる写真とか最高。
342 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/09(日) 09:32:34 ID:FC+Xknpd
31
美嘉ちゃんは仰向けに寝かされたあたしの横で半身になってねそべり、指先であたしの身体を弄びながら、あたしに恥ずかしい
言葉を言わせようとする。
「どうしたの?ちひろ。お口がきけなくなっちゃったのかな?」
「あーん、美嘉ちゃんのいじわるゥ…恥ずかしくて言えないよう…」
あたし本当はこんなキャラじゃないんだけど、美嘉ちゃんの前では自分でもびっくりするくらい甘えん坊になってしまう。
それはきっと、あの、とても深くて静かな湖を連想させる、神秘的な瞳のせいだと思う。
あの瞳で見つめられるだけで、結構頑丈なはずのあたしの心のガードは、いともたやすく武装解除されてしまうのだ。
「言わなきゃいつまでもご褒美をもらえないよ?それでもいいの?」
美嘉ちゃんの細い指があたしの身体の上を這い回る。わき腹やおへそのまわり、内股の上をツーッと指が滑るたびに、あたし
の身体はキクンと硬直してしまう。だけど美嘉ちゃんの指は肝心のところには一切触ってくれない。あたしの身体と欲望は
美嘉ちゃんの指先一本に支配されてしまっているのだ。その屈辱感がさらにあたしに妖しい興奮を与え、あたしの声は
みっともないほどに上ずってしまう。
「あン…! お、お願い、ちゃんと言うから…、ち、ちひろの、あ、アソコに触ってほしいの…」
「フフ…、あそこじゃわかんないなぁ。もっとはっきり言ってよ」
「ん…いじわる…だから、そ、その…」
あたしは熱に浮かされたように卑猥な言葉を口にした。声が小さいといって何回も復唱させられるたびに、あたしの中の理性が
麻痺してきて、淫らな欲望がふつふつと湧き上がってくるのがわかった。
「フフフ、よくいえたわね。えらいわ。それじゃあご期待にお応えして…」
343 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/09(日) 10:43:06 ID:dqzyqNWd
>>339 GJ!!本当にそんな感じっぽい
>>342 GJ!!またいいところで終わってる!続きキボン
344 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/09(日) 13:26:03 ID:blIxdMvh
貝あわせを
>>342 GJ!すごくイイ!萌えます(´∀`#)
346 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/09(日) 15:36:31 ID:7JycnqLh
リアルでミカオがSっぽくてチャーハンがMっぽいのがいいんだろうね
しかも二人はどっちも孤独そうで、お互い寄り沿うことで心の平穏を保てる唯一の存在…
って感じが否が応でも連想させるわ
347 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/09(日) 16:30:34 ID:CXJrax/1
しかもミカオが場慣れしてるっぽいのがイイわ
チャーハンも今まで経験はそれなりにあるが、ミカオによって愛と性の喜びに目覚める
ってのが希望だ
そうであって欲しい
348 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/09(日) 20:41:18 ID:sCHNkLSH
ちーちゃんが欲情するのはミカオだけ
ココ、SSが豊富杉www嬉しいねぇ
>>338>>339 美嘉ちゃんが隣で寝ている。余程疲れているのだろう寝息一つ立てない、やっぱり美嘉ちゃんは可愛い……
美嘉ちゃんの全てが私のものになればいいのに……体・歌声・笑顔・仕草……美嘉ちゃんが私以外の
人間にそれを向けるのが許せない、美嘉ちゃんは私だけのものだ、誰にも渡さない!
美嘉ちゃんの首はとても細い……私が両手に力を入れれば、気管は圧迫されどうなるかは考えるまでも
無い、いやそれどころかこの華奢で儚いものはきっとあっけなく、それでいていい音で折れるだろう………
美嘉ちゃんが悪いんだからね、私以外の人間に笑顔を向けるから…………だって私はもう耐えられない、
気が変になりそうだ、美嘉ちゃんはきっと私の元を去るに違いない。そうさせるだけのものが彼女の周りに
はあるから。
だから私は力を入れるんだ美嘉ちゃんを私だけのものにする為に……………………
少し躊躇うと思ったのに、私は両手を美嘉ちゃんの首に添え戸惑う事無く力を入れた。まるで私の体じゃ
無いみたい、こんなに力一杯絞めているのに美嘉ちゃんは少しも抵抗しないし、苦しそうな様子も無い。
ただ私の力を跳ね返す意思が美嘉ちゃんの体から首から発している、けどそれも少しずつ弱まっていくのが
両手越しにハッキリと伝わってくる………もう少し……もう少しで美嘉ちゃんは私のもの………
体も歌声も笑顔も仕草もみんなみんなみんなみんな私のもの…………そして美嘉ちゃんの体から一切の意思が
無くなった………よかった…これで美 嘉 ち ゃ ん は わ た し の も の ……
またそこで目が覚めた。いつも同じ情景で目が覚める、そして最悪な気分も嫌な寝汗も全て同じ。
何もかもが同じで滑稽に思えてくる……馬鹿らしい、私が美嘉ちゃんを殺すなんてそれこそ有り得ない、
誰よりも彼女を大切に想う自信がある。あるからこそそんなマネは絶対にしないと言い切れる………………
けど誰よりも大切に想う事。それは誰よりも執着する事と同じに思える………
美嘉ちゃんが家を空け6日が経った。明日には美嘉ちゃんが帰ってくる、それまで毎日見続ける悪夢。
私は自分が怖い………本当に美嘉ちゃんに手を出さないと言えるのだろうか?彼女が私以外の人間に彼女自身を
向けた時、私はあの夢の感情を押し留める事が出来るのだろうか………私は私が怖い。
けど、どんなに考えても明日には美嘉ちゃんが帰ってくる。言い聞かせよう、私自身に…………
とりあえず約束のご馳走の用意しなければいけないし、買出しに行こう。美嘉ちゃんの好きなもの沢山作って、
一週間分二人で話して、二人で笑えばこんな事その内思わなくなる。言い聞かせよう……私自身に
「もしもし、ちひろ?寂しかった〜?」
『もー美嘉ちゃん、今仕事中でしょ?いいの?電話なんかかけて』
「大丈夫大丈夫!もう殆ど終わってるんだ、明日は6時前には帰れそう。忘れないでね? ご 馳 走 」
『さっそく買出ししてきたよ。美嘉ちゃんの好きな物沢山作って待ってるからね』
「ふふふ、ありがと……あっ!それとね一つお願いがあるんだ」
『な〜に?』
「うん、明日さ、あおいちゃんも一緒に行くから御飯も多目に作っておいて、それとお布団もお客様用のがあったよね?」
で、大して話も進展せず、陰気な内容でゴメソ……o)))rz
353 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/10(月) 00:49:54 ID:LsRcg65v
>>352 チャーハンの闇の部分が出ててイイ!マジで続きが気になる!
SS 乙です^^
それと
>>326 の画像の詳細お願いします
何かに怯えてた夜を 思い出すのが非道く怖い
ねえ私は上手に笑えてる?
今はあなたのひざにもたれ悪魔が来ないことを祈ってる
ねえ「大丈夫だ」って言って
嘘みたいに私を 強く強く信じているから
あなたの腕が声が背中がここに在って
私の乾いた地面を雨が打つ
逃げることなどできない あなたはどこまでも追ってくるって
泣きたいくらいに分かるから 分かるから
残酷に続いてくこの路で
例えば私が宝石になったら
その手で炎の中に投げて
邪魔なモノはすぐにでも消えてしまうの
ガラクタで居させて
貴方の腕が声が背中がここに在って
私の鈍った本音を掻き乱す
気付きたくなんて無い 自分を振り切る自分を
どこまで走らせてればいい?
あなたに聞かせられるような 綺麗な言葉が見当たらない
卑屈になって叫ぶ私を 縛り付ける前に 優しくなんかしないで
>>352 GJ!面白いお!続きwktk!
>>356 眩暈…チャーハンの曲で一番好き。SSに合ってる!イイ!
358 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/10(月) 03:57:39 ID:vPWizXCV
切なくて読んでて胸がズキンって‥
なんか前はSMチックっていうか
変態っぽかったけど今の話は
最高にGJ(´Д`)スバラシイ
359 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/10(月) 08:56:18 ID:6cNfpVcs
342さんも続き待ってるぞ!
360 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/10(月) 12:34:17 ID:LKegHLn5
エロもシリアスも両方続きが気になる
361 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/10(月) 17:39:41 ID:8V5/b6NQ
神だらけ
続きキボン
「お昼チャーハンつくるね」そう云いながら、ちひろはこちらを振り向く。
私は「うん」とだけ答えた。
冬の柔らかな陽射が心地よい。
>>350>>351 『やっぱりレン役に松田さんは合わないと思いません?中島さん』
「駄目だよ、あおいちゃんそんな誰もが思っているけど口に出せないことをハッキリ言っちゃ」
そんな二人を横目で見ながら「嗚呼……二人っきりの世界ってこんな感じなんだろうな」と冷静に分析
出来ている自分がいる、二人の会話が弾むのは当然だ……同じ場所に身を置くならそれは当然の事だし
それが分かるからこそ冷静に分析できる、嫉妬などしよう筈も無い。する必要は無いのだ、話が合う
事がどうしたというのだ、私と美嘉ちゃんの間は他人には測れない絆が有る。
嫉妬なんて……する…………訳…無い…………………………お願い……出て来ないで………夢の中の私
「………さん……ちひろさん?」
『えっ?』
「あの…やっぱり迷惑でした?急にお邪魔しちゃって」
『やだ、そんな事無いよ………最近疲れちゃってボーっとしちゃったみたい………二人とも御免ね
私もう休むね、洗い物はそのままにしてて明日私がするから』
逃げよう………もう駄目だ……抑える自信が無い……このまま二人を見続けたら……きっと、きっと私は
美嘉ちゃんを……………
逃げるように自室に戻る自分の後姿は、二人から見ればさぞ滑稽だろう……けどこれで安心だ、眠ってしまえば
後はどうにでもなる……眠ろう、眠って全て忘れてしまおう…そうすればきっと
「ちひろ!」
自室のドアを閉め、ベッドに入ろうとした直前に声を掛けられる
『美嘉………ちゃん』
「大丈夫?顔が真っ青だよ、お薬持って来る?」
美嘉ちゃんの心配そうな表情が私の顔色の悪さを物語っているのだろう………けどそんな事どうでもいい、
今は駄目、今は来て欲しくない……今来られたら………
『大丈夫、少し疲れてるだけ………寝れば治るよ』
努めて明るく振舞う。美嘉ちゃんに悟られてはイケナイ……心配させてはいけない…私は大丈夫大丈夫大丈夫………
「大丈夫な訳無いじゃない!本当に真っ青なんだよ?私がいない間に何かあったの?ちひろ……少しやせたよ」
『ふふ、気のせいだよ、本当に疲れてるだけ……あおいちゃんが来るから張り切り過ぎちゃったのかな、
一晩寝ていれば良くなるから。ほら!せっかくあおいちゃんが遊びに来てくれたんだから、相手してあげなくちゃ』
自分でも驚くほど嘘がペラペラと出るものだ、けどそれでいい……美嘉ちゃんを私から遠ざけるためなら、幾らでも
嘘を付こう、それが美嘉ちゃんを守る事になるんだ。
『ほら!あおいちゃん待ってるよ?』
「……うん、じゃあ具合が悪くなったら呼んでね?ちひろはそういう所、スグ遠慮するんだから」
『美嘉ちゃんは優しいね…………大丈夫、具合が悪くなったらスグに呼ぶから、白馬に乗って助けに来てね?』
そんな軽口を言いベッドに入ると、流石に美嘉ちゃんも私の部屋に留まる事も出来ず一言「おやすみ」と声を掛けてくれると
私の部屋を後にした。
余程精神的に参っていたのか、スグに眠気が襲ってきた………凄く疲れた…………このまま私が目を覚まさなければ美嘉ちゃん
は泣いてくれるだろうか?なんて馬鹿な疑問が頭をよぎった。
落ちていく意識の中、ドアの向こう側にいる二人の歓談の声がいつまでも耳に障った……………………………
エロないね………ゴメソ……
366 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/10(月) 21:41:12 ID:euYvPYmP
いや、面白いっすよコレ。
GJ。
でもちひろがかわいそうな目に会う度にハァハァしてしまうのはなぜだろうw
368 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/10(月) 21:44:45 ID:+hJl+NzI
>>365 GJ!!!
美嘉ちひろがどうなるのか楽しみです
続きも待ってます
370 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/10(月) 23:09:16 ID:v8/XktOz
でも342の続きも気になるわけで
371 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/10(月) 23:26:45 ID:W8aoeqWu
ここは21禁なんだからエロがあっても無問題
372 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/11(火) 04:20:22 ID:LmzV5wXz
あおいはどちらかというとタチなイメージがある
よってちひろ×あおいという絡みもうわなにすんだやm ry)
誰か通訳いませんか?
374 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/11(火) 10:50:26 ID:Tb99MBng
普通にわかるって…
375 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/11(火) 11:28:58 ID:zPf/TWY3
更新されてるかってことばかり考えてる自分は重症
376 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/11(火) 15:19:04 ID:Zx0Y3Hj6
377 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/11(火) 15:20:13 ID:Zx0Y3Hj6
>>363>>364 「馬鹿ね……自分から身を退いちゃうなんて、これで貴方の大切な美嘉はあの子のものね」
『ふざけないで!!美嘉ちゃんは………美嘉ちゃんは私を裏切らない!』
「なんでそう言い切れるのかしら?現に美嘉の心はもう貴方から離れてるじゃない……いい加減現実を
認めたら?」
『あなたに……貴方に何が分かるのよ!………わたしと美嘉ちゃんの事なんにも知らないくせに!』
「分かって無いのは貴方でしょ?クスクス……それとも認めたくないだけね、じゃあどうして美嘉は
あの子を連れて来たのかしら?せっかく1週間も会えなかった私達と一緒に居られる大切な初日に?」
言い返せない…………美嘉ちゃんを信じたい……けど信じられない………こんな事を思ってしまう自分が
イヤで堪らない……けどそんな思いよりも、なんで・よりによってこの日にあの子を呼んだのか……やっぱり
美嘉ちゃんはもう……………………………泣いちゃ駄目だ………分かってた事じゃない……もう美嘉ちゃんの
心に私の居場所は無いんだ…………
「……ごめんね虐め過ぎちゃったみたい、お詫びにまた教えてあげようか?……………美嘉を独り占めする方法」
もう一人の急な提案に心が揺れる
『そ……んな事、出来るわけ………………』
「忘れちゃったの?今まで何回も教えてあげたのに……すご〜く簡単だよ?ほら思い出して………………」
記憶を馳せる……思い出さなきゃ、思い出さなきゃ美嘉ちゃんは私の前から居なくなっちゃう、そんなの嫌……
絶対嫌!!……………
【よかった…これで美 嘉 ち ゃ ん は わ た し の も の …… 】
答えは簡単に見つかった………なんだ凄く簡単な事じゃない……初めからそうすれば良かったんだ
朝起きると洗い物は全て片付いていた。あんな夢見るなんて…………最低だ………
「おはようございます」
声に振り向くとあおいちゃんが起きてきている、美嘉ちゃんは………寝坊か
「ちひろさん、具合大丈夫ですか?……本当にすいません、急に押しかけちゃって」
『全然大丈夫だよ、一晩寝たら疲れもとれたみたい……あおいちゃん早いね、美嘉ちゃんは寝てばっかりだよ』
「仕方無いですよ1週間押せ押せで寝る時間も無かったみたいですよ?それに昨日はちひろさんの事が心配
で殆ど上の空でした」
あおいちゃんから、そんな話を聞き嬉しく思える自分がいる……現金なものだ、あんな夢を見たのに
やっぱりあおいちゃんが帰ったらお医者様に行こう、あんな夢見てしまうなんてまともじゃ無い。
「私、朝から収録があるんでもう行きますね、お邪魔しました」
『え!?もう行っちゃうの?待ってて、美嘉ちゃん起こしてくるから』
「いいですいいです、中島さん凄く疲れてますから寝かせてあげて下さい……お邪魔しました、又呼んでくださいね」
そう言うとあおいちゃんは部屋を後にした。良い子だと思う、明るくて礼儀正しくて…………………
何かが耳の奥で囁いてくる…………
「邪魔者は居なくなったよ?ホラ行かなくていいの?………今なら間に合うよ?美嘉を独占出来るよ?」
『美嘉ちゃんを………私だけのものに出来るの?』
「凄く簡単にね、昨日貴方が思い出した通りに、美嘉にしてあげればいいのよ………美嘉もきっと喜ぶわ」
『けど………けど、そんな事したら美嘉ちゃんが!』
「じゃあ我慢が出来るの?美嘉が他の人のものになっても………出来ないでしょ?……出来ないなら貴方がする事は
たった一つよ………ほら、ドアノブに手をかけて」
私は………美嘉ちゃんの部屋のドアノブに、手をかけた………………………………………………
もう少し………で終わると思います……タブソ
381 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/11(火) 19:21:24 ID:TRDrdDbN
読ませるねえ…
382 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/11(火) 19:45:26 ID:s+9C9BWe
384 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/11(火) 23:20:18 ID:KweVTNoJ
とうとうチャーハンがミカオを殺めてしまうのか
続き気になる
385 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/12(水) 01:17:56 ID:W0PpkMe2
NANA読んだけど、あれ百合目線で読んだらかなりくるものあるよね。
このスレのSSっぽいとことかあるし。
もちろんハチをちひろに置き換えて萌えてますがw
鬼束さん、テレビでみないけど、いま何をしているのですか?
387 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/12(水) 13:00:21 ID:0u7Prmso
このスレのおかげでほんとにチャーハン家にミカオが通ってる気がしてきた
チャーハンに感情移入して苦しくなってきた…
389 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/12(水) 19:21:50 ID:+uzWxvy5
続き期待
390 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/12(水) 21:27:01 ID:JEKNSdYk
エロの方も…
>>378>>379 心が通じ合う、何も言わなくても分かる。そんな事ありえない……けど美嘉ちゃんは違った。美嘉ちゃんは
私が何も言わなくても全て理解してくれたし、私の全てを受け入れてくれた。そしてそんな彼女と一緒に
居る内に『心は通じ合う事が出来る』と思える自分がいた。
皮肉なものだ……世界で一番愛しい人からそれを学んだのに、それを学んだ私自身がそれを信じきれず、
一番愛しい人を殺めようとするなんて………………………
美嘉ちゃんの寝顔はとても美しい………けど外面に魅かれた訳じゃない、美嘉ちゃんの美しさの芯は内面から
湧き出ている、だからこそ何よりも私は彼女の歌声に魅かれたんだろう………
彼女のベッドに腰掛ける……色白い肌…か細い吐息…細く儚い首………美嘉ちゃんの首にそっと手をかける、
美嘉ちゃんは気付きもしない………準備は整った、あとは力を入れればいいんだ………そうすれば……
『…………………………………………………………………………………………ぅ…っ………く……っ』
出来なかった……どうしても出来なかった………後は両手に力を入れればいいだけなのに、その一線がどうしても
私には越える事が出来なかった、歓喜・痛み・恐怖・哀しみ・愛情・憎悪………どの感情の所為なのか分からない、
力を入れれば彼女を独占出来るのに、その一線を越える事が出来ない、私は駄目だ……私は最低だ………
『……う………ぅ……ぐす…………』
涙が止まらない、止められない、止めようとしても留まる事無く溢れ出す……ベッドを濡らし、私の手を濡らし、
彼女の頬を濡らす………それでも止まらない…止められない。
私は彼女をこんなにも愛しているのに、その愛情故に私は手を下す事が出来ない………私は駄目だ駄目な人間だ。
『………あ』
美嘉ちゃんが目覚めている…………私は狼狽した……だって今の光景は誰が見ても異常な光景なのだから…
『美……美嘉ちゃん……わ・わたし………わたし!』
彼女は自分の手を私の手に沿え、真っ直ぐ私を見据えている………私は混乱した………どうすれば良いか分からず、
ただ涙だけが溢れ出た…………
けど、そんな私を見て……………彼女は……美嘉ちゃんは……たった一言囁いてくれたんだ………………
「いいよ」
私の中で何かが弾けた、あれ程自分では入れられなかった力を両手に込める………半端な事は出来なかった、嫌
したくなかった…………それが彼女の愛を裏切る事になるのが理解出来たから
力を込める、精一杯込める……それでも美嘉ちゃんは笑ってくれた……………受け入れてくれた
美嘉ちゃん!美嘉ちゃん!美嘉ちゃん!…………………………愛してる…………愛してる!…………愛してる!!
どの位力を入れていたんだろう?10秒程にも思えるし1時間にも思える……分からない………確かな事は私が
美嘉ちゃんを殺したということ……………それだけは……それだけはハッキリと理解できた
温もりを失いかける彼女の頬を触る…………
『美嘉ちゃん………美嘉ちゃんは……………私の涙を見ただけで…………受け入れてくれたね………最後まで笑って
いてくれたね…………最後まで私を見ていてくれたね…………理解……………してくれたね………』
もしも天国と地獄があるのなら、私も美嘉ちゃんもきっと地獄行きだろう。私は最愛の人を殺めた罪で…………
そして美嘉ちゃんは、私を理解するため自分を私に殺させた………私は人を殺め、彼女は殺めさせた、
行き先は地獄しか考えられない。
けど……それでも美嘉ちゃんは私への愛を証明する為に、命を投げ出した…………だから私も投げ出す………そうする事
が美嘉ちゃんへの愛情の証明になるから…………………………
使えるものなら何でも良かった。だから剃刀が目に入った時、私は躊躇しなかった…………少しも迷わなかった事が
自分よりも、美嘉ちゃんの方が大切だったという事を再認識させてくれる。
綺麗な綺麗な紅い花…………その花びらが宙に拡がり私達に降り注ぐ……………………なんでだろう色は全然違うのに、
雪の華を思い浮かべた………紅い花びらはシーツを紅く染め上げる……………意識が遠のく……遠のく中、私の手を美嘉ちゃんが
握ってくれた………気のせいじゃない…………きっと
神様、地獄に堕ちる私があなたに祈るのは滑稽でしょう………それでも、それでも祈ります……………もし……もし次、生まれ変わっても、
美嘉ちゃんと…………美嘉ちゃんと………………
『もーどうしてこんなに広いの!?』
私はすっかり迷ってしまった。困った、非常に困った、もうスグ本番なのに………このままじゃデビュー早々収録に遅刻だ……………
大体局がこんなに広いのが悪いのだ……と愚痴っても時は流れる………歩きはいつの間にか早歩きとなり、それが走りに変わるのに
時間は掛からなかった………走っている内に見覚えのある通路へと出る。安堵と共に走りに一層力が入る……その時
「きゃっ!!」
誰かとぶつかった、我ながら余程周りが見えていなかったようだ
「ちょっと!あなたどこ見て走ってるのよ!」
『ご………ごめんなさい……大丈夫ですか?』
「ほんとに、怪我が無かったから良かったけど………あなた新人?怪我は無い?」
『あ・大丈夫です。本当にすいません………収録に遅刻しそうだったもので』
「『…………………………………………………………………………』」
「ねえ」『あの』
「な……なによ?」『え?………あの…その………』
「『どこかであった?』」
二人の声が重なった時、通路の先のスタジオからマネージャーさんが私を呼ぶ声が聞こえた
『あっ!収録!』「何?共演者だったの?ほら行くよ」
そう言い終わらない内に彼女は私の手を引き、走り始めた………………………
「わたし、中島美嘉!…………ねぇ貴方は?」
『私は……………ちひろ……鬼束ちひろ!』
お粗末様でした……………何か色んな意味でゴメソ…………
GJ!!
完全に引き込まれてた…
398 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/13(木) 00:17:05 ID:1tUIryi+
>>396 うぉおおおGJ!!!
泣きそうになってしまいました
また書いて下さいね
死んだのか.......(・c_・`)
400 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/13(木) 00:57:16 ID:MVavFR4/
カナシス
でもよかった
このスレに舞い降りてきてくれてサンクス
GJですた
漏れががんがってドラゴンボール集めるから蘇らせて下さい(つд∩) ウエーン
32
美嘉ちゃんのぷるんとした柔らかな唇が、あたしのオッパイに触れた。優しく舌先で乳首を転がされると、ビンビンと甘い
快感が胸を走って、あたしは火のように熱い吐息を洩らしてしまう。するりとお腹を滑り降りた美嘉ちゃんの白くて細い指が、
もうみっともないくらいに濡れているあたしのアソコに触れた。
「あはあああああああん…っ!!」
その瞬間、とても重たくて甘い衝撃があたしの全身を突き抜ける。焦らしに焦らされ、あたしの淫らな欲望はピークに
達していた。美嘉ちゃんの指をもっと感じ取ろうとして、あさましく腰を突き出しさえしてしまう。
「はああぁんっ、き、気持ちいよお…っ、はぁ、はああん…っ」
「フフッ、ちひろったら本当にエッチなんだから。なぁにその顔。そんなに気持ちいいの?」
美嘉ちゃんの指があたしの中に入ってくる。あたしの身体を知り尽くした指は的確なポイントを捕らえ、ゆっくりと優しく
振動しはじめた。
「フフッ。いくらお腹が空いてるからって、指を二本も食べるなんて、くいしんぼうなんだね、ちひろは」
「やあん…ごめんなさい……」
いやらしい言葉で責められて、恥ずかしがるあたしの表情を見るのが近頃の美嘉ちゃんのお気に入りだった。
もう…変態なんだから…
そんなあたしも、その言葉でさらに淫らな欲望を昂らされ、両手でシーツをぎゅっと握り締めながら、苦悶とも快楽とも
つかない表情を浮かべて、快楽の波に汗まみれの全身を震わせてしまう。
「もっともっと感じて。ちひろの一番恥ずかしい姿をあたしに見せて。ちひろの全てをあたしにさらけだして」
美嘉ちゃんの瞳が妖しく潤んで、呼吸が荒くなっている。美嘉ちゃんすっごく興奮してる…嬉しい…
「可愛い、可愛いよちひろ…ねえ、もうイキそうなんでしょう?いいのよ。思いっきりイっちゃいなさい。そしてあたしに
ちひろのイくところ見せて…ちひろの一番可愛い表情を…」
駄目、もうわけわかんない。す、すご…、気持ちよすぎ… み、美嘉ちゃん上手すぎるよお…
「あんっ…やああ…ら、らめえ……ら、らめええっ……い、いくっ、い、いっちゃうよおおおお…っ!!」
33
「ふえーっ…さ、さすがにヘトヘトだよう…」
「ふふ…あたしもさすがに疲れたわ…ちょっと休憩しないとね…」
うつ伏せで寝転んだあたしのお尻を優しく撫でながら、美嘉ちゃんも同意する。
あのあと、続けざまに5回以上イかされ(正確な回数は途中で分かんなくなった、へへ)、さすがに辛くなってきたので
美嘉ちゃんに休憩をお願いしたのだ。
「それにしてもすごい乱れようだったよ。見ててこっちが恥ずかしくなっちゃった」
「やあん…だって美嘉ちゃんが上手すぎるから…」
実際、美嘉ちゃんのテクニックは凄いと思う。一体どこでこんな事を覚えたんだろうと訝しく思えるほどに。
「美嘉ちゃんってさあ、こんな…女の子同士っていう経験、以前にあったの?」
「さあて、どうだったかな…ちひろは?まさかあたし以外の女に抱かれてないでしょうね?」
「あたりまえじゃん!…こんなの美嘉ちゃんが初めてだよ…自分が女の子を好きになるなんて想像もつかなかったよ…」
「ふふ…。それよりさあ、お腹空かない?晩御飯まだ食べてないでしょ?」
「あ!そうだよ!台所散らかしっぱなしじゃん」
「でももう料理なんてする気力ないでしょ?軽くシャワー浴びてから、なんか食べにいこっか?」
「うん!あたしマクドナルドがいい!」
「ふふふふ…はいはい」
404 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/13(木) 07:34:19 ID:FJpvJwuD
405 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/13(木) 15:26:38 ID:brteH4Jw
みんなGJ!!!
次回作も期待大
淡いオレンジの髪揺らいで
遠く君が見えた気がして
辺り見回すけれど 知ってる
ここに居る筈も無い事は
どうかもう一度腕伸ばせば
遠く 場所に君を戻して
雨を傘で塞いだ 涙も
肩が濡れ心まで濡れた
あんな素敵な日を
あんな大切な未来を
なぜ簡単に奪ってしまうの?
チャーハンに向けた歌詩にしか見えなくなったw
すごくチャーハンの今の状況を心配してるように見える内容だし。
でもこれ別れの歌っぽいんだよね…でも締めの言葉は『夢で会いましょう』(*・ω・)
ミカオったら…「僕」とか「月」とかよく使うんだね
>>406 それ亡くなった友達の事を思って作ったって言ってたような…。
うろ覚えだから違うかもしれないけど。
>>407 そっか…「淡いオレンジの髪揺らいで 」って出だしなもんでつい
409 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/13(木) 20:53:42 ID:5gC2b0oK
このSS無理矢理くっつけて「生まれ変わっていちゃついてる」ってことにしとく(つдT)
ん?もともとあのSSの終わりは二人とも死んだけど、生まれ変わってまた出会って終わってる
から続きがあるとしたらきっとイチャイチャさ。ならなきゃ二人が(特にチャーハンが)不憫杉(´д⊂
411 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/13(木) 23:21:25 ID:uYkBscU0
なんかミカオチャーハンがほんとに心中した気になってしまった
412 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/14(金) 03:36:28 ID:HoCKbKit
>「さあて、どうだったかな…ちひろは?まさかあたし以外の女に抱かれてないでしょうね?」
>「あたりまえじゃん!…こんなの美嘉ちゃんが初めてだよ…自分が女の子を好きになるなんて想像もつかなかったよ…」
>「ふふ…。それよりさあ、お腹空かない?晩御飯まだ食べてないでしょ?」
軽くかわして話題変えちゃってる…ミカオったらw
それに気付かないチャーハンも……www
413 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/14(金) 16:59:34 ID:DsCLcUeR
414 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/14(金) 18:25:01 ID:Xp8SB3p0
へたれ攻だったとオモ
チャーハン「美嘉ちゃんの好きにしてみて」
ミカオ「ち、ちひろさん」
ある午後の昼下がり
ちひろは、PC画面とにらめっこしていた。
「えー!うそー!、2chねるに私達のこと書いてあるよー!!!」
ベッドで寝ながらファッション誌を読んでいた美嘉は、雑誌から目を離さずに言った。
「にちゃんねる??なにそれ?」
ちひろ「美嘉ちゃんはパソコンやらないから知らないかな。日本で一番大きい匿名掲示板だよー」
美嘉「とくめいけいじばん??」
ちひろ「うーんと。。分かりやすく言うとインターネットの世界で
知らない人達といろいろ話したりするところかな。」
美嘉「ふーん、で、なんて書いてあるの私達のこと?」
ちひろ「うーんと、まだあんまり読んでないけど、私と美嘉ちゃんが付き合ってるのはばればれみたいよ」
美嘉「ふーん、別にいいんじゃない〜」 美嘉は、めんどくさそうに生返事をした。
ちひろ「別にいいんだけど、いろいろ嘘なんかも書かれたらファンの子も驚くかなって思って。」
美嘉が返事をしなかったため、ちひろの言ったことは独り言のようになってしまった。
しばらく、沈黙が続く・・・・・
数分後、沈黙を破るちひろの金切り声が部屋にこだました。
「ええええええええええええええ!!!うそー!!!!!!!なにこれ!!!!!」
美嘉は、今度はさすがにちひろの方を向いて
美嘉「もー・・・今度は何?」
-2-
ちひろ「私と美嘉ちゃんの事が小説?物語?みたいな感じで書かれてて、
その話で私が美嘉ちゃんのことを独り占めしたくて・・・・」
美嘉「何?」
ちひろ「わたしが、ノイローゼみたいになって、美嘉ちゃんのことを殺す話になってるの。。。。コワイ」
美嘉「あははっはっはあはははっはは、なにそれ〜〜」
ちひろ「笑わないでよう、私そんなことしないもん。。」
美嘉「ちひろが書く詩が暗いのばっかだから、そんな風に思われるんじゃないの?」
ちひろ「そうなのかなー、私そんなに鬱は入ってないのにー。確かに詩は明るいとはいえない内容だけどー
んんんん!!?冷たい!!」
急に、ちひろの首筋に冷たい感触がほとばしった、それは美嘉の氷のように冷たい手だった、
美嘉がいつのまにかちひろの背後に立ち、ちひろの首を両手で触っていた。
ちひろ「美嘉ちゃん!?」
美嘉「ねえ、ちひろ私の為に死んでくれる?」
ちひろ「え?なに!?なんで?」
美嘉「本当に私の事が好きなら、私の為に死ねるでしょ?ねえ?」
ちひろは美嘉の突拍子もない言葉に困惑した。
明日、休みなんでちょっと書いてみました。出来るだけ早く完成させます。
419 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/15(土) 02:07:56 ID:fp1GqNag
>「ふーん、別にいいんじゃない〜」
言いそうwミカオこんな感じっぽい
>>418 続き楽しみにしてます♪
ワクテカしながらもハラハラドキドキ
34
マクドナルドの夕食を終え、リビングでまったり過ごす二人。
パチン…パチン…
美嘉はソファに座り、真剣な面持ちで爪を切っている。その横にはゲームに夢中になっているちひろ。
「うああああ、死んじゃったー」
ちひろはコントローラーを投げ出した。
「これ全然面白くないよー。せっかく5年も待ってたのに、期待はずれもいいとこだよ」
「ふーん…そりゃ大変だね…」
美嘉は適当な相槌をうちながら、相変わらず爪切りに集中している。細いやすりを使って、丁寧に爪のとがった部分を
削り、どこまでもなめらかに仕上げていく。
「ねえ、美嘉ちゃんってしょっちゅう爪を手入れしてるよね?どうして?」
「ふふ…それは……あたしの大事な物に、傷をつけたくないから…かな?」
「?ふーん…?」
「ふーっ、こんなもんかな。…ねえ、夜も遅いし、そろそろ寝たほうがいいんじゃない?」
「うん。ゲームもつまんないしね。これ明日売ってこよっと」
数分後。灯りを落とした寝室。ベッドの中にはシーツにくるまり抱き合って横たわる二人の姿があった。
「でも困った事に全然眠くないんだよね、これが」
「ファーア。ちひろはお昼寝しすぎなんだよ。明日早いから、あたしもう寝るよ?」
「えー、やだよう!一人にしないでよう。淋しいじゃん」
「まったく、甘えん坊なんだから。…じゃあ、ひとつ、お話をしてあげるから、それが終わったら寝なさいよ?」
「え?うん!してして!(わくわく)」
「ふふ…えーっとね、昔々あるところに…」
35
昔々あるところに、それはそれは大変きれいなお姫様がおりました。
お姫様の名前はちひろ姫といい、身長こそひくかったものの、とても綺麗な瞳と、透き通るような白い肌を持ち、
またとても素直な性格でしたので、国中の者から愛されておりました。
ちひろはお姫様でしたから、沢山の召使を持っていました。
その中でも一番のお気に入りは、美嘉という名の召使でした。ちひろ姫と年齢が近いせいもあって、ちひろ姫は
美嘉をまるで仲のいい姉妹のように思い、大切にしていました。
423 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/15(土) 08:45:52 ID:Xx2y0Lo0
二人がエッチと甘々ライフを送りつつ夢の中で昼ドラを繰り広げ、仕舞いには
独占欲闇チャーハンがミカオを殺めつつも、そんなチャーハンを寝付かせるため
寝物語を聞かせるミカオが大活躍するスレはここですか?
もうミカオがチャーハンの病気を治すため中国に渡って海王と戦ったりしても
驚かない。いやほんとに
418 続き
-3-
美嘉「ねえ、このまま殺していい?」
美嘉はそういうと、首を触ってる手に少し力を込めた。
ちひろ「美嘉ちゃん。。聞いて。私、美嘉ちゃんの事大好きだし、一緒に死んでもいいと思ってるけど。。。
私、まだやりたいこともいっぱいあるし、今は人前で歌ったりしてないけど、もう一回
昔みたいな華やかな舞台に立ちたいし、、美嘉ちゃんと同じ舞台に。。」
美嘉「ちひろ、こっち向いて」ちひろは振り返った、「本当に、私の為に死んでくれないのね?」
ちひろ「うん。。。」
ちひろは、そう返事をするとうつむいた、すると美嘉が下からちひろの顔を覗き込む、
美嘉がにこーっと満面の笑みで微笑んだ、
美嘉「嘘、嘘〜〜冗談だよー、なに、まじになってんのよ、驚いた〜?」
ちひろ「もーー!嘘なのー!びっくりするじゃん驚かせないでよ〜〜!!!」
「もう、怒った、口聞いてあげないもん。」
美嘉「ゴメン、ゴメン、悪かった驚かせてごめん」
「もう知らない!」 美嘉「じゃあどうやったら許してくれるの?」
「・・・・・」 美嘉「ねえ?」
「・・・・・・ュウ・・じゃあ・・・ちゅうして・・」ちひろは小さい声でつぶやいた。
美嘉は、ちひろのほっぺを両手で持つと、
思いっきりちひろの唇に自分の唇をぶつけるように勢いよくキスをした。
それから美嘉は、唇を離すとちひろの小さな体を力いっぱい抱きしめながら言った。
「ちひろ、、必ず私の立っている舞台に戻ってきてね、、絶対だよ。。」
そういう美嘉の声は震えていた、、
「美嘉ちゃん......」
----終----
>>393 頃のSSが 悲しすぎたんで、書いてみました、読んでくれた方ありがとう。
429 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/15(土) 12:04:48 ID:kivLLBC7
全部のSSが作風も内容も違うのに、全部同じ世界で起きてるような、良い意味で変なスレだ
このふたりってふたりでいるときは九州弁しゃべるのかなー
それとも練習がてらに標準語で会話するんだろうか
431 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/15(土) 20:24:33 ID:m1x6saQq
ここを覗くのがホントに楽しみだ
432 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/15(土) 21:14:36 ID:8uUCXJvl
うむ。どれも全部面白いしね。
433 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/16(日) 02:40:04 ID:j13vHkYC
>>424 昼ドラも面白かったねぇww
ここ最高すぎるよーニヤけっぱなしでヤバいw
434 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/16(日) 10:40:52 ID:o09LVcHL
チョコレートチャーハンさんの続きもwktk
∧,,∧
(;`・ω・) 。・゚・⌒) ミカオにチャーハン作るよ!!
/ o━ヽニニフ))
しー-J
アッ! 。・゚・
∧,,∧ て 。・゚・。・゚・
(; ´゚ω゚)て //
/ o━ヽニニフ
しー-J 彡
∧,,∧ ショボーン
( ´・ω・)
c(,_U_U ・゚・。・ ゚・。・゚・ 。・゚・
━ヽニニフ
よしバレてない
クルッ ∧,,∧
ミ(・ω・´ )つ サッサ
c( U・ ゚U。彡・ 。・゚・
━ヽニニフ
∧,,∧ 。・。゚・。 ゚・。゚・ チャーハンできたよ〜
( ´・ω・)つ\・゚・ 。・゚・・/
>>435 チャーハン、アリガトゥ(;゚ー゚)/(‘‘*)エッヘン
437 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/16(日) 22:17:28 ID:YwGGS1TM
「ん……美嘉…」
「やっと起きた?ねぼすけ」
美嘉ちゃんの声に、あたしの意識がじわじわと覚醒する。
顔を上げて美嘉ちゃんと目を合わせると、彼女は不敵な笑みを浮かべた。
「あたしを無視して寝続けるんなら
このまま襲うよって、さっきまで忠告してたんだけどなあ〜。
ちひろ、覚えてない?」
「そんなぁ……覚えて…な、い」
「ま、そうだろうね」
そう言って美嘉ちゃんはあたしの左手をぐいっと掴み引き寄せた。
「んんっ?!んふうっ」
あたしの口内を美嘉ちゃんの舌が蹂躙する。
湿った音を立ててあたしのいいところを擦り上げられ、
感覚が鮮明になっていく気がした。
「ぃやあ…美嘉ちゃ…」
少しの抵抗を見せたものの、あたしの心もカラダも美嘉ちゃんに支配されていた。
あたしの奥はもう美嘉ちゃんを求めて疼いてる。
「いいねちひろ…とても綺麗よ」
美嘉ちゃんの冷たい手がやんわりとあたしの胸を揉み、
痛いくらいに立った乳首を口に含んだ。
「あッ…はぁあ」
甘い快感が駆け巡る。
自分で触らなくてもわかる。
もうそれだけであたしのアソコはびしょびしょになっていた。
「なあに、ちひろ。こんなにお汁垂らして…やらしいね」
438 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/16(日) 22:19:38 ID:YwGGS1TM
美嘉ちゃんのせいだ。
あたしをこんな体にして。
もう、あたしの体は美嘉ちゃんなしでは生きてけない体になってる。
「ここも真っ赤に膨らんでる。いじって欲しいの?」
美嘉ちゃんは熱い息を吐きながら、あたしのクリトリスを指で潰れるほど弄った。
「ひゃうッ!」
強い刺激にあたしの腰が浮く。
「そう、ここがいいんだ」
美嘉ちゃんは面白そうにニヤリと笑うと、
赤い舌を出してあたしのクリトリスをチロチロと舐め始めた。
「ぁアっ…あぅうんっ美嘉ちゃぁんっ」
いつしか、美嘉ちゃんの顔に押しつけるような体勢になっていた。
「あんっ…おねが……もっと…擦って…」
クリトリスから全身に痺れが広がってく。
どうしようもないくらい気持ちいい。
包皮をめくって舌で素早く擦られると、一瞬にして頭が真っ白になった。
「んぁあああッ!」
軽い絶頂を迎え、あたしの体からガクンと力が抜けた。
「もう?まだこれだけで終わらないよ、ちひろ」
美嘉ちゃんはあたしの汁でまみれた口元を綻ばせた。
(;゚∀゚)=3 ムハムハ
>>437氏グジョーブ!
このスレってジャンルが一通り全部揃ってるのが凄いと思う。職人さんが
何人いるかは分からないけど、各々のジャンルに特化している感じ
441 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/16(日) 23:36:40 ID:DgAyBCWW
すまねえage
どSなミカオたまんない
いつも余裕な態度なのも…
36
「背が低いはよけいだよー」
「まあまあ、黙って聞きなさいよ。さて…」
召使の美嘉の方も、姫の事が大好きでした。美嘉は早くに親を失くし、またこれといった親族もいない孤独な
身の上でしたので、姫の愛情が本当に嬉しかったのです。
ちひろ姫は今年で25歳。結婚の早いこの国では完全に行き遅れの年です。このことは父である国王の唯一の悩みの
タネでした。王は国中からこれは、という血筋、ルックス、性格を兼ね備えた青年を集め、次々に姫に見合いを
させるのですが、「鼻の形が気持ち悪い」とか「喋り方がくどい」とかしまいには「髪をかきあげる仕草がなんかイヤ」
などという些細な事まで理由にして、姫は一度として首を縦に振りません。誰か好きな男が他にいるのだろうかと思い
問いただしても、ちひろ姫は曖昧な返事をするばかりです。
業を煮やした王様はついに、来月開かれる予定の宮廷舞踏会で、姫の相手を決めると宣言しました。
「ちひろ姫よ。このままではおまえは一生結婚できんじゃろう。もうワシも我慢の限界じゃ。よいな。来月の舞踏会では
必ず一人の男を選びなさい。この決定は絶対じゃ!」
「待ってください、お父様…」「ならん!!」
可哀そうに、ちひろ姫はたいそうショックを受けた様子で、顔を蒼ざめさせたまま自室に入ってしまいました。
37
翌朝、いつものように美嘉がちひろ姫を起こしにいくと、姫の様子がおかしい事に気がつきました。いつもは明るい声で
「おはよう!美嘉ちゃん!今日は何して遊ぶ?」などと声を掛けてくださるのに、この日は暗い表情で俯いたまま、
一言も話してくれません。
「ちひろ様?ご気分が悪いのですか?」
美嘉の問いかけにも姫は悲しそうに首を振るばかり。いくつかのやりとりの後、ようやく、姫は喋れなくなっているのだ
という事に気づいた美嘉は、大慌てで人を呼びに行きました。
さっそく国で一番の医者が呼ばれました。慎重に診察を終えると、医者は重々しく口を開きました。
「残念ながら、私には直せそうにありません。これは憶測ですが、原因はどうも精神的なことのような気がします。
その原因さえ取り除いてあげれば、あるいは…」
「何を言っておるか、このヤブ医者めが!姫にはなに不自由ない暮らしをさせておる!ええい、もうよいわ。お前は下がれ!
おい大臣!大臣はおらぬか!このヤブ医者を打ち首にしてしまえ!」
「まあまあ王様、そう興奮なさらないで下さい。この者を打ち首にしたところで姫様がよくなるわけではございません。
それより、いかがでしょう、例の魔女に相談なさるというのは…」
「うむむ、あいつか…しかし、あいつは気まぐれだからなあ。そう簡単に協力してくれるとは思えんが…」
魔女というのは、この国の北半分を占める広大な森の奥深くに遥か昔から住んでいて、森羅万象この世のありとあらゆる
知識に通じているという評判でした。しかし、たいそう気難しい上、問題を解決した見返りに大変な報酬を要求するため
(命を取られた者もいるそうです)、人々からは森の魔女と呼ばれ忌み嫌われていました。
「しかしこの窮地を救えるのは、あの者しかいないと思います」
「うむむむ… むっ、ひらめいた!こういうのはどうじゃ?あの魔女から姫の治療法を聞き出し、みごと姫の病を治した
者を姫の婿に迎えるというのは?あの魔女を説得するほどの人物なら姫の婿として不足はあるまい?」
「それは…さすが王様、すばらしいご意見です」
王は決して悪人ではありませんでしたが、人の心の機微ということにかなり疎い方でした。このことをきいて姫がさらに
暗い表情になったことなど全く知らず、翌日、王は国中におふれを出しました。
「森の魔女を説き伏せ、みごと姫の病を治した者を、ちひろの婿として迎えることとする。なお、このさい一切の身分は
問わん。我こそはという者は、今すぐ北の森へ向かえ!」
ロード・オブ・ザ・チャーハン o(^o^)
447 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/17(月) 13:13:40 ID:SA2lB3iY
続きかなり気になりますねー!
448 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/17(月) 16:15:25 ID:nLv9H1RH
面白い。wktk。
449 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/17(月) 20:14:33 ID:m7KtBipm
続きハァハァ
ふたりとも西洋風なファッションが似合いまくりそう
451 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/17(月) 22:48:42 ID:ztNfNev7
>>437 >>438 「ふはあっ…やぁんっ美嘉ちゃん…ッ」
「ほら、もっと声あげなよ」
美嘉ちゃんは円を描くように指であたしの中を掻き回す。
もう何度イカされたかわかんない。
イク度にあたしの全身は更に敏感になっていく。
あたしのアソコはじんじんと熱を持って、ぐちゅりとあとからあとから汁が滴る。
「はんッ…はんッあ、あッ…ま、またイッちゃうよぉっ」
「いいよ…ちひろ。思いきりイッて」
美嘉ちゃんの空いた方の手が、あたしの乳首を摘み上げた瞬間、激しい快感の波が襲った。
「うあぁっイッちゃう…イッちゃああうッ
きゃあぁあんっっ」
あたしは思い切り背中をのけぞらせて果てた。
美嘉ちゃんが満足そうな笑みを浮かべながら、ゆっくりと指を引き抜く…。
そこで、プッツリとあたしの意識が途絶えた。
452 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/17(月) 22:51:17 ID:ztNfNev7
「…ん……」
うっすら目を開けると、見慣れた部屋の景色。
おぼろげだったはずの記憶がはっきりと蘇って来る。
ああ、そっか。あたし、あのまま気絶して…。
ふと、あたしの隣から艶っぽい吐息が聞こえた。
目を向けると、美嘉ちゃんが一人で…。
「…美嘉ちゃん?」
「うわッ!ち、ちひろ?」
美嘉ちゃんは、悲鳴に似た叫びを上げて、
それから悪い事をして見つかった子供みたいにうなだれた。
「美嘉ちゃん、一人で…?」
「…〜ッ」
美嘉ちゃんの顔が紅潮する。
「もう…そういう時はあたしを呼んでよ」
「ち…ちひろは疲れてるでしょ?
ていうか、ちひろがあんなにいやらしい姿見せるから…」
最後は、ぼそぼそと消え入るような声。
そんな美嘉ちゃんの可愛い姿を見て、あたしはさっきまでの疲労が吹き飛ぶ気がした。
もう、意地っ張りなんだから。
美嘉ちゃんのこと、思いっ切り愛してあげたくなっちゃった。
「美嘉ちゃん、今度はあたしがする番だからね。じっとしてて」
「ええっ?ちょっとちひろッ」
それから、あたし達は一睡もすることなく朝を迎えたのであった。
>>452 GJ!ムハーー興奮しますたW欲を言えばミカオがやられてるトコも妄想したかったおW
流れ豚切ってスマソ。
漏れの友人が化粧品の販売員をしているのだが
去年の年末にチャーハンが来て、接客を担当したとか。
友人曰く「背がちっちゃくて、とにかくテンションがローだった」とのこと。
取り敢えず、チャーハンに触れた友人のお手々をしっかり握ってきますた。
あ百合
457 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/18(火) 05:52:51 ID:R1jxwu5Y
オ尻攻めきぼん
38
国民的アイドルのちひろ姫でしたから、このおふれの反響はすさまじいものがありました。
なにしろ身分を問われないのですから、どんなに身分が低い者でもチャンスがあるのです。すこしでも自信のある
若い男は(つまりほとんどすべての若い男は)、こぞって北の森へ向かいました。
おふれが出されてから一ヶ月が経ちました。しかし、治療法を聞き出せた者は一人としていませんでした。
ちひろ姫の容態は次第に悪化し、いまや自力で歩くことさえできなくなり、一日中ベッドの上で過ごすようになっていました。
かいがいしく姫の世話をしてきた美嘉でしたが、日一日と弱っていく姫を見て、ついにある決心をします。
「ちひろ様。少しの間だけおそばを離れる事をお許しください。美嘉は、これ以上ちひろ様が駄目になっていくのを黙って
見ていることなんて出来ません。あたしも北の森へ行きます。そして、必ず治療法を聞いてまいります」
ちひろ姫は何か言いたげに弱々しく首を振りましたが、一度決めたらテコでも動かない性格の美嘉は、てばやく荷物を
まとめると、「両親の墓参りをしたいので」という理由をつけ、約一週間の休暇をとりました。
その日の夜。静かな月光に照らされた宮廷の裏門から、ひとつの黒い影が旅立ちました。女である事を隠すため、
黒いマントと黒い帽子に身を包み、護身用にとかつて姫から授かった銀のサーベルと、僅かばかりの荷物を身につけ、
愛用の白馬に跨っているのは、紛れもなく美嘉でありました。
459 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/18(火) 08:49:59 ID:5/E4unj1
うおお格好いいぜ!眠れないねこれは。あと
>ひらめいた!
このへんの台詞のセンスがたまらない…
460 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/18(火) 15:17:27 ID:pVMjBDe/
男装の美嘉カッコヨスギw極めつけは白馬かいっ!
これは目が離せない展開…w
ミカオって普段は白馬ならぬ白いバイクとか駆ってそう
462 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/18(火) 20:32:38 ID:heizO1gZ
>454
まじっすか?!?場所とか(詳細じゃなくていいんで)
化粧品のブランドとか教えて欲しいです!!
チャーハン復活いのってます!
ミカオもチャーハンも大好きなんでこのスレ最高っす!
みなさん話つくるのうまい!!
「信じてたのに……………ちひろの事……信じてたのに!!」
『美嘉ちゃんお願い聞いて!違うの……………』
なんで信じてあげなかったんだろう、なんで聞いてあげなかったんだろう…………………
【鬼束ちひろ熱愛深夜デート】
その見出しは何の前触れも無く、ゴシップ紙のトップを飾った。今思えばその雑誌は信憑性も無くちひろの事を面白ろ
可笑しく書き殴っているだけの低俗なものだった。良く考えればそんな事は分かったのにちひろへの嫉妬と怒りが私の
眼を曇らせた………………
私の仕事はただ歌を歌っていれば良いわけじゃ無い。そこに利害が絡む以上、歌以外の仕事もしなければいけない……
けどそれは私の理想と現実の溝を大きく裂くのに充分な働きをし、ストレスは限界まできていた。
もう何もかもが嫌になった時、ちひろと出会い私は救われた。ちひろの笑顔・ちひろの仕草・ちひろの全てが私を癒して
くれた。………今も歌を歌っている事が出来るのはちひろのお陰だ
それなのに………それなのに私は信じてあげられなかった
「聞く!?何を聞くのよ!」
『嘘だよ………こんな雑誌…………嘘だよ……お願い、信じて美嘉ちゃん………………』
私は余程の剣幕だったのだろう、ちひろの声に全く耳を貸さなかった…………ちひろが私以外の人間に笑顔を向け、体を
許したのが許せなかった。ちひろは私の物じゃ無いのに、その時の私にはそれが酷い裏切りに思えた。
「信じる?……どうやったら信じられるの!?………どう見たってちひろじゃない、ねぇ楽しかった?それともドキドキ
した?私を裏切りながらのデートは」
『違うよ………………………私、デートなんてしてないよ…………ぅ……ぐす…』
ハッピーエンド…………ムリポ……オレノSSコンナノバッカ………orz………ゴメソ
465 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/18(火) 23:06:30 ID:mvbmkjrk
466 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/18(火) 23:16:20 ID:+88DV9zc
>>451 >>452 数時間前…
「ダメだよ、今度は美嘉ちゃんが感じてくれないと」
あたしに組み敷かれてもまだ、美嘉ちゃんはあたしの胸を弄ろうとする。
「でもさあ…」
「だからダーメ」
あたしは美嘉ちゃんの手を払い、
美嘉ちゃんの首筋から胸元にかけてを唇でなぞっていった。
ちゅっちゅっと音を立てながら、小悪魔のようなキスを繰り返す。
その度に、美嘉ちゃんが細い腰を震わせる。
「ん…ふぅ」
整った顔を切なげに歪ませ甘い吐息を洩らす美嘉ちゃんは、ほんとに綺麗。
「そ…そんなに見ないでよ。
なんか、ちひろに見られたら…恥ずかし…胸もないし」
…可愛い。
美嘉ちゃんがあまりにも可愛くて、綺麗で。全部を独り占めしたくなる。
全部を愛したくなる。
「何で?美嘉ちゃんの胸、大好きよ」
あたしはさっき美嘉ちゃんにされたのと
同じように、美嘉ちゃんの胸を揉みしだき、ピンと立った乳首を舌で転がした。
「く…ッ…んぁ」
美嘉ちゃんの体がぴくっと跳ね、少し抑えたような声があがる。
舌を胸からお腹の方へと這わせながら、
太腿の内側をそっと指先でなぞると、過剰なくらいの反応があった。
467 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/18(火) 23:17:21 ID:+88DV9zc
「ちひ、ろ」
美嘉ちゃんは肩で息をしながら、潤んだ目であたしを見つめる。
本当は美嘉ちゃん、ずっと欲しかったんだ…。
こんなになるまで我慢しちゃって…。
「大好きよ…美嘉ちゃん。
美嘉ちゃんの感じてる顔も、声も、なにもかもが好き。
美嘉ちゃんの全部が好きだよ」
美嘉ちゃんの割れ目からは、トロトロとした快感の証しが流れ出ている。
あたしはその幾筋も流れる汁を啜り、源泉に向かいゆるゆると舌を進めた。
「はぁあッ…!」
美嘉ちゃんの割れ目がひくひくと収縮し、溢れる液が甘い匂いを放つ。
「ふふ…美嘉ちゃんの…美味しいよ」
あたしはもっと美嘉ちゃんを乱したくなって、
ぬちゅっと舌を美嘉ちゃんの奥に差し込んだ。
「うあ…やッあっぁあ」
舌の深さに比例して、美嘉ちゃんの喘ぎ声が大きくなる。
締め付けは一層きつくなり、舌だけでも窮屈に感じるほどだ。
それでもあたしは中の熱くざらざらした部分を、激しく舌で擦り始めた。
468 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/18(火) 23:32:27 ID:j9OPxLqg
どうなっていくんだよっ!
469 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/18(火) 23:34:17 ID:j9OPxLqg
萌え!
>>467 キター!待ってますたょ アナタをW萌える!21板クォリチーマンセ
471 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/19(水) 01:11:30 ID:t/cI/yYY
472 :
454:2006/04/19(水) 02:11:15 ID:wQl6LqPl
>462
場所は渋谷です。ブランドは○ス○○ーロ○○ー。
スキンケアばかり10マソくらい買って行ったらしい。
めったに外出しないからまとめて買っていったと思うとセツナス
474 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/19(水) 13:04:23 ID:9uW/cNDr
続きわくてか
475 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/19(水) 21:15:23 ID:4DZpd8Xw
さてSS投下を待つか
結局私はその場を逃げるように立ち去った。ちひろの涙には弱い………あんな記事が出鱈目なのは分かってる、それなのに
ちひろを信じる事が出来ない自分が嫌になる、それと同時に自身の嫉妬深さに驚いた。
色々考えると眠れそうに無いが、ベッドに入るとスグに睡魔が襲ってきた…………………ちひろを許せるのだろうか?
『あ……お・おはよう美嘉ちゃん』
ちひろは元気が無い。当然だ昨夜あんな事になったのだ、バツが悪い………ちひろの顔を真っ直ぐ見れない。
顔を背ける私にちひろはそれでも無理に笑顔を作り話しかけてくる。
『美嘉ちゃん、今日は収録で大変なんでしょ?……美嘉ちゃんの好きな物沢山作ったから』
テーブルの上にはちひろ特製のチャーハンが湯気を立てている。流石ちひろ、チャーハンの何たるかを分かっている。正直ちひろの
チャーハンだけで御飯は3杯行ける………だけど今は
「朝から……チャーハンなんてこってりしたもの食べられる訳無いでしょ…………いらないわ」
『ご………ごめんね…そ、そうだよね……じゃあお弁当作ったから持って行って』
ちひろ……凄く哀しい顔してる。最低だ、どうしてこんなこと言っちゃうんだろう………………
「いらない、スタジオで食べるから…………………」
『だ・駄目だよ!スタジオの御飯は栄養が偏っているの分かってるでしょ?体に悪いよ』
「別にいいよ」
『で・でも…………』
凄く簡単な事が出来ない。笑顔で「ありがと」と言い、ちひろのお弁当を受け取れば良いのに……それが出来ない。
代わりに出てきたのは
「いらないって言ってるでしょ!!私なんかに作ってる暇があるなら、彼氏にでも作って上げればいいじゃない!」
また私は逃げ出した………ちひろが泣いてしまうのが分かったから………私はその場に留まる事が出来なかった
478 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/19(水) 22:15:54 ID:nHYspaID
>チャーハンだけで御飯は3杯行ける
どんだけ米食うねーん
479 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/19(水) 22:29:08 ID:gDM5YgbD
なんか展開はやくないか〜い!
480 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/19(水) 22:29:49 ID:gDM5YgbD
負けた!
素直になれないツンデレミカオ
482 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/19(水) 23:42:45 ID:YLL3LmHv
>>466 >>467 美嘉ちゃんは腰をくねらせ艶やかな声を洩らす。
そんな美嘉ちゃんを見てるとあたしも感じてしまう。
美嘉ちゃんの内部の壁の感触を舌で確かめると同時に、
好奇心のようなモノが生じ、あたしは下の堅く閉じた蕾を指先でなでた。
「なッ…ちょっ」
美嘉ちゃんが驚いたように体を硬直させる。
でもあたしは構わずにそのくぼみの更に奥へと指を進めた。
指一本でも、今あたしが舌を差し挿れているソコよりもかなりキツく感じる。
それでも、美嘉ちゃんの溢れる汁が
潤滑油がわりとなって、あたしの指が飲み込まれていく。
「やッだめ…!そんなトコぉ…抜い…て…っ」
「やだよ…美嘉ちゃんの全部に触りたいんだもん」
あたしは引き続き美嘉ちゃんを攻め立てた。
舌で美嘉ちゃんの奥を激しく犯しながら、
指は下の蕾を、傷付けないようにゆっくりと突く。
「んあぁあ…」
美嘉ちゃんの脚がせわしなくガクガクと震え、あたしは絶頂が近い事を悟った。
「も、ダメ…ッ…イキそう…」
あたしはその言葉を聞き、ラストスパートをかける。
思い切り感じて。
あたしの手によって乱れた美嘉ちゃんが見たい。
「くぅ…ッい、イクッ…あっぁあああ…!」
あたしが壁を押し上げた瞬間、
大きく背中を反らせてから、美嘉ちゃんの体は糸が切れたように、再びドサッとベッドに沈んだ。
483 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/20(木) 00:15:31 ID:Pbq/U102
>472
ありがとうございます!
チャーハンの近況(?)が聞けて安心&うれしいっす
図々しいんですけど、さらに髪型とか髪の色とか服装とか・・・
もっと詳しくしりたいです!
あとチャーハンの体型も・・・
PVのベスト見てるとチャーハン、体型の変動が激しいんで・・・
484 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/20(木) 03:00:46 ID:DB7QyT3i
>>476 >テーブルの上にはちひろ特製のチャーハンが湯気を立てている。流石ちひろ、チャーハンの何たるかを分かっている。正直ちひろの
>チャーハンだけで御飯は3杯行ける………
シリアスなのにここでかなり笑いましたw
485 :
472:2006/04/20(木) 04:57:47 ID:z2Nov8TG
>483
髪型や服装に関しては、パンク路線に走る前のイメージだったみたい。
本当に小さくてビックリしたって言ってたよw
その子はチャーハンにあまり興味がないらしく、あんまり憶えて居ないみたい。
ただ、とにかくテンションが低かった、と。
関係ないのだが、この間は岩下シマ姐さんを接客したらしいww
39
「へへ、やっぱ美嘉ちゃん助けてくれるんだね」
「さあねぇ、このあとどうなるのか分からないよ?」
お城を出発した美嘉は、一昼夜もの間、ろくに食事も睡眠もとらず、ただ一心不乱に馬を走らせました。
町をとおり、草原を駆け、小川を渡り、また次の町を走り抜けました。
そして翌々日のお昼ごろになって、ようやく、美嘉は目的の森の近くまでたどり着いたのです。しかし、さすがの美嘉も
疲れきっていましたので、一旦その辺りで野宿する事に決めました。手ごろな場所を探してトボトボと歩いていると、
突然、前方から動物の悲鳴が聞こえてきたのです。
みると、汚いダンガリーシャツを着た男が、小さな黒猫の首に縄をつけて引きずり回しているではありませんか。
可哀想な事に猫は乱暴に引っ張られるたびに「にゃーにゃー」と悲鳴を上げています。
大の猫好きの美嘉は、たまらず走り出すと、反射的にその男を突き飛ばしてしまいました。
「いいいいたいじゃないかあ。いいいいきなりなにをするんだよよよよ」
「そっちこそなにしてんだよ!かわいそうじゃないか!」
「だだだだけどこの猫がぼぼぼぼくのお弁当をたべたべ食べちゃったんだよよよよ。そそそれでぼぼぼくついカッと
なっちゃって…」
美嘉はポケットから銀貨を数枚取り出すと、男に渡しました。
「これやるから、もう許してあげてよ」
「えっ、い、いいの…?こここんなに」
頭をぺこぺこ下げながら男が行ってしまうと、美嘉は黒猫の縄を解いてやり、抱き上げて頭を優しく撫でてやりました。
「可愛いオチビさん。でも勝手に人のお弁当を食べちゃだめだよ?」
すると驚いた事に、子猫がいきなり喋りだしたのです。
「オイ、あんなまずい弁当とったくらいでいちいち説教たれんじゃねーよ。それに俺様にはディオって立派な名前があるんだ。
チビ扱いはやめてもらいたいね」
487 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/20(木) 13:18:54 ID:b0GLjv51
dioワロスW
続き期待
488 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/20(木) 19:22:55 ID:Pbq/U102
>485
ほんとにありがとうです!!
なんだか幸せだ・・・
早く復活してくれろ〜〜
みなさんそれぞれの路線で最高っっすね!
>>476 収録中はちひろの泣き顔が浮かんでは消え、浮かんでは消えて全く集中出来なかった。
家に帰りたくない、自分で事態を酷くしておきながら……その……気まずい。とっくに収録は終わり後は電車に乗って
帰るだけなのに、足が駅の方へ向かず意味も無く街をブラブラすると思わぬ人物に出会った。
「M・N」……正直私はこの男が苦手だった。やけに馴れ馴れしい上、自身タップリな態度が鼻に付く。私の好みは
一言で言い切れば「ちひろ」なんだ……けど今朝あんな事があったばかりなので、その男の誘いに乗り食事を摂る事に
する。まぁ、男がその後の事を考えてるのはその表情から予想は付いたが知った事では無い………………
嗚呼最悪の食事だった……会話の合わない人間との食事がいかに拷問に近いのかを実感した。延々と男の自慢話を聞かされる
事3時間、考えれば一方的に話を聞かされるのだから「会話」じゃない。しかし中でも特に許せなかったのがチャーハンだ!!
美味しいチャーハンの店があると言われ少しは期待したが、味付けは滅茶苦茶・御飯はベトベト・付け合せの漬物は「不味い」
としか形容出来ず、3分の一食べて辟易……ついでに男の話にも辟易。
改めてちひろという存在の大きさに気づかされる。やっぱりチャーハンにしても恋人にしても私はちひろじゃ無いと駄目なんだと
実感する。帰ったら謝ろう………謝ってちひろを抱き締めるんだ。あんな雑誌を少しでも信じてしまうなんてどうかしてた、
そう思うとちひろに酷い事を言い、傷付けてしまった事が何よりも悔やまれる…………………男は…ほっておこう、うん。
さっさと帰ろうと意気込んだ…………は良いのだが……終電。すぐさまタクシーを思い浮かべる………が手持ちが足りない。
「ただいま!ちひろ本当にゴメンね!」→抱き締め!→『ううん……美嘉ちゃんが信じてくれればそれで良いの』
→抱き締め返し!→「それでねちひろ、ここまでタクシーで来たんだけどお金足りなくって……貸してくれる?」
→『美嘉ちゃん………………』
だ・駄目だ………いくらなんでも格好が付かない。それどころかむしろちひろに失礼だ……………仕方ない今日はビジネスホテル
にでも泊まろう。ホテルに入りベッドに転がると色々と頭に浮かんでは消える………
「ああ………早くちひろに…会いたいな……………ごめんねちひろ」
そう呟くと気づかぬ内に私は眠りについていた。
自分で投下しておきながらなんだけど、方向がオカシクナッテキタような……………………
それにしても
>>482さんのエチーなチャーハンとチョコレートチャーハンさんの国民的アイドルチャーハンは
堪りません。
ちひろが無事でいるかどうか不安だ
493 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/20(木) 23:42:38 ID:3+8tuwLq
494 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/20(木) 23:51:56 ID:XGPRusSa
>>482 「美嘉ちゃん大丈夫?」
「…大丈夫じゃない…」
しばらくシーツに顔を突っ伏したままだった美嘉ちゃんが、
うらめしそうにそう言ってむっくり起き上がる。
そして猫みたいにしなやかに体をひねり、あっという間にあたしは美嘉ちゃんに組み敷かれてしまった。
「まったく…ちひろってばどこで覚えて来たの?」
複雑な表情で、美嘉ちゃんがあたしの口元に絡んだ愛液を舐め取る。
どこも何も。
「ん…どこって…美嘉ちゃんがいつもしてくれる事を、そのまましただけだよ」
「あたし、いつもそんなに激しくしてるかなぁ?」
一寸首を傾けて、考え込むような美嘉ちゃんの仕草。
じ、自覚なかったんだ…。
「思いっきりしてるんだけど…。特に今夜の美嘉ちゃんなんて、激しすぎだよ。
だからさっきのは…美嘉ちゃんへのちょっとした仕返し、かな?」
あたしが悪戯っぽくにへっと笑うと、美嘉ちゃんは顔を赤くしながらそっぽを向く。
そして、「…も、もう寝る」とぼそっと一言だけ呟くと、もそもそとシーツの中に潜ってしまった。
いつもは涼しげな顔をしてあたしを乱す美嘉ちゃんなのに、今はなんだか不器用で可愛い。
仕返しと称して、こんな美嘉ちゃんも見られるなら、激しくさ
495 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/21(金) 00:15:11 ID:lwcWrZkj
>>494 れてもいいかもしれない。
「ほら、そんな頭までかぶったら息詰まっちゃうよ?」
あたしは半ば強引に美嘉ちゃんのかぶったシーツをはがした。
「…っ!」
自分を隠す物を奪われ慌てたような表情をしたものの、それも束の間。
美嘉ちゃんは再び寝る体勢に入っていた。
「ぉ……おやすみっ」
ほんっとに意地っ張り…。
そこも可愛くて好きなんだけどね。
「はい、おやすみ美嘉ちゃん」
あたしは呆れたような微笑みを浮かべながら、
さっき美嘉ちゃんから奪ったシーツを、今度は二人で共有した。
end
496 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/21(金) 03:38:25 ID:SlaiRLO9
Happyな気分になれますた(*´ `*)
GJ!!
なんでこのふたりはこんなに萌えるんだろう
498 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/21(金) 20:08:10 ID:iMYOV1Jx
ビジュアル的にも美しい
チャーハンのが一応年上なのに受けっぽいのも萌え
>>490 帰ってちひろに謝って抱き締めてこの件は終わり、そして元の生活に戻る。簡単な事だ
ちひろに早く謝りたい一心で足早になる。そんな時あの雑誌が目に入る…………私は凍りついた
「中島美嘉、俳優M・Nと深夜デート」
その雑誌のトップは私が飾っていたのだ………ちひろの時と違い「デート」を裏付ける全てが掲載されている、
ちひろのあの記事を見た時、写真の掲載も無くいい加減な記事にそれが嘘だと分かっていても私は目の前が真っ暗になった。
こんな記事をちひろが見たらきっと……………………私は駆け出していた。
マンションに着き施錠の有無も確認せず、ノブに手をかける。何故か開いているという確信があった
「ちひろ!!」
『!…………美嘉…ちゃん……』
ちひろの顔は真っ青だ。そして手にはあの雑誌が…………
「ちひろ聞いて、それは違うの……その人とは何でも無いの」
『……………………………………………………………………』
『なん……で?…………………どうして?』
「お願い!聞いて……本当に何でも無いの」
お互いの立場が一昨日と全く逆。私はあの時のちひろの気持ちを理解し、ちひろはあの時の私の気持ちを味わっている。
だけどあんな記事は事実無根だ、説明すればきっと分かってくれる………そんな甘い希望を持ち私はちひろに近づく……が
『…………来ないで…』
「ちひろ!」
『来ないで!!』
「ちひろ、落ち着いて……お願い。私の話を聞いて…………」
『……………酷いよ……酷いよ……こんな形で当て付けするなんて、酷いよ…………』
あの時のちひろの気持ちが痛いほど伝わってくる。好きな人に信じてもらえない事がこんなにも辛い事だとは思わなかった、
それ程までに私はちひろを傷つけたんだ。……けど、だからこそ引けない……ここで引いてしまったら全てが終わってしまうから。
あんなゴシップ記事に絆を裂かれたく無い。
「ちひろ……………」
『…ら…ぃ………大嫌い!』
だけど、そんな私の希望を神様は見捨てた…………何を言われたのか理解できなかった……だってその言葉はちひろの口から
私に対し出ることは絶対にありえなかったから………
【大嫌い】
嘘だよ………そんなわけない……ちひろが私にそんな事言うはず無い……………言うはず無いよ
「ちひろ!」
気が付いた時には私はちひろを押し倒していた。きっと怖かったんだと思う………【大嫌い】………このたった一言の言葉で
私は全てをちひろに拒絶されたと理解できた……愛情も人格も思い出も………何もかも全て……………………………
だから印を付けたかったんだと思う。私がちひろを愛したという印を………………そうすればちひろが私のものになる気がした
私は最低だ…………………ちひろ………ごめんね
501 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/21(金) 21:17:54 ID:7tf2ug4M
ぐっじょぉおおぶ!
続きが気になってしょうがない!!
。・゚・(ノД`)ウワーン
503 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/21(金) 21:51:17 ID:de6Qc2Ho
これ全米が泣くんじゃね?(´;ω;`)
504 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/21(金) 23:57:09 ID:vd+SWMh8
めちゃくちゃいいとこでぇ・・・・!!!!
キーっ
505 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/22(土) 02:32:35 ID:S7I7n5NY
ドラマですな
506 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/22(土) 10:40:50 ID:DkEI9vUk
続き早く読みたい
507 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/22(土) 22:25:59 ID:0p7GdYwC
続きマダァ?
その日以来私は毎日ちひろを抱いた。毎日抱き、毎日印を付けた…………仕事で2日・3日帰れなくとも、終われば
真っ先に帰り真っ先にちひろを抱いた。嬉しかったのはちひろが拒絶しなかった事………それが何よりも嬉しかった
ただ、幸せは人の眼を曇らせる…………自分の幸せを実感するあまり、私はちひろの傷に少しも気づいてやれなかった。
少し……ほんの少し彼女を見てあげれば気づけたのに…………それが今でも悔やまれる
「大好きだよ……ちひろ」
事が済んだ後、私はちひろを抱き締め必ずこの言葉を発す。人間は大切なものは失って初めてその大切さを理解する……
けどそれは嘘だ。失って理解するんじゃない、失いかけた時には既に理解出来ているのだ。失ってから理解したのでは
遅すぎる………逆を言えば失ってからしか理解できない人間はそれを延々と繰り返すのだ。
私は違う。失いかけたものは二度と失わない様にする………
『美嘉ちゃん……苦しいよ』
「ふふふ、いいじゃん。もう少し抱き締めさせて」
『…………………………………………』
「私はね、ちひろとこうしている時が一番幸せ。また明日から仕事山積みで2日位帰れないし、今日の内に一杯抱き締めなきゃ」
私は幸せだった………嫌、幸せすぎたのかもしれない………
「じゃ、仕事終わったらスグに帰ってくるからね」
『……………うん』
………だから少しも気づかなかった、私が幸せになればなるほどちひろが傷ついて行く事に……………気づいてやれなかった事。
それが今でも悔やまれるのだ
都合の良い女・愛玩動物・性欲処理の対象
彼女の私に対する価値……………きっとこんなものだと思う。もしかしたらもっと低いのかもしれないけど、そんな事
どうでも良かった。もうそんな事考えても意味は無いから……………………
拒もうと思えば拒めた、けど押し倒された時それをする気にはならなかった………甘い期待があったのだ、彼女はちゃんと釈明してくれて
私はそれを信じ、終わると思ってた…………
けど彼女は釈明せず私を押し倒した………結局体だけが目当てだったかの様に………………その時、もう何もかもがどうでも良くなった。
それ以来彼女は私を抱き続けた………どうせ外では男と一緒にいるのに
けど、もうどうでもいいと思う一方で、彼女に振り向いて欲しいと思っている自分もいる。どうせ振り向いてくれる事は無いと分かっていても……
『………………馬鹿みたい………何やってるんだろ……………私』
馬鹿な事と分かっている……手首に切っ先を当てる、深くならない様に気をつける……………切っ先の後からは薄っすらと血が滲み流れ始める。
分かってる、この位切っただけじゃ死ぬ事は無い。分かった上でやっているのだ………そうしていれば、彼女が気づき
「ちひろ、大丈夫?」
という声を掛けてくれる気がして…………けどそれが甘い幻想だという事は、自分が一番よく分かってる。現実に彼女は私の傷に少しも
気づかなかった………当然だ、ただの性欲処理の対象を気遣う人間なんていないから…………………………
彼女は帰ればきっと私を抱く………………そして心では思ってもいない言葉を私に掛けるんだ………そしたら私はどうするんだろう?
また彼女に気づいて欲しくて、自分を傷つけるのだろうか?…………………………
『…………なんで、こんな事になっちゃったんだろ………もう……疲れちゃった……………………な』
もう傷つく事に耐えられなかった…………傷つき続けるくらいならいっそ………………私は処方された睡眠薬を手に取った
アンカー忘れました失礼
>>499>>500って事で
前回からの引きでエロ期待した方スイマセン……………orz……エロヤッパムリポ
511 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/22(土) 23:56:04 ID:zj/vhIHL
>509
こういう系、たまりません!
大好きです!!
続きが気になりすぎます!
(*゜∀゜)=3ムッハー
続きを…早く続きを…w
513 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/23(日) 10:30:01 ID:hDmA7Q3G
続きが気になる
チョコレートチャーハンさんのSSの続きも
>>508>>509 仕事を終え帰り道を急ぐ。気分が良かった、一週間のオフ……夢みたいだこれでちひろと一緒の時間が増える
「ただいま〜、ちひろ〜?」
ノックもせずちひろの部屋へ入る、ちひろはベッドで横になっている…………眠っているのだろうか?
「へへへ……お休み一週間もとれたよ、どこに遊びに行く?」
『………………………………………………』
「こんなに長い休暇は久しぶりだからね、ちひろはどっか行きたい所ある?」
『………………………………………………』
「ちひろ〜……起きてよ〜、無視するな〜〜」
一方的に話し掛ける私と、それに全く反応を示さないちひろ。…………何かがオカシイ……何かが
「ちひろ?」
その時、私の手に何かが当たった………………
「なに……これ……睡眠……薬?」
動悸が激しくなるのが手に取るように分かった……頭が混乱する………睡眠薬?ちひろ?何でこんなもの持ってるの?
「ちひろ!……ねぇ!ちひろったら!………寝たふりなんかしなくて良いから起きてよ!…ちひろ!」
何度も呼びかけ体を揺するが、ちひろからは何の反応も無い……………きっと寝てるだけだ、そうに決まってる………
そう信じたかった………けど………
「………………えっ…………何……これ………………」
………ちひろの手首に刻まれた幾つもの切り傷……初めは理解出来なかった、更に頭が混乱する………
手首の切り傷………睡眠薬………………分からない………どうして?………どうしてちひろが………………
気づくと、119番をダイヤルしている自分がいた
なんで気づいてあげなかったんだろう………どうして自分の幸せばかりに目がいってしまったんだろう
時間が酷く長く感じる………もし、手遅れだったら……………………ちひろが死んでしまったら………どうしよう……
ちひろは、スグに集中治療室へと運ばれた……胃の洗浄をする為らしい。医者の話だと、通常有り得ない量の睡眠薬を
飲んだらしい………きちんと処方を受けた人間なら有り得ない量……………
………それはちひろが自殺を図ったという何よりの証拠だった
何も終わってなかったんだ、少し……ほんの少し彼女を本当の意味で気遣っていれば分かったはずなのに……………
私が安易に体を求めた所為で、ちひろは傷つき続けた……………私の所為だ……………
永遠と続くかと思われた時間…………それも医師がICUから出てくる事で終わりを告げた
ちひろは眠ったままだ………今夜一杯は眼を覚まさないらしい。ただ医師によれば奇跡らしい………それでも手首の傷・
多量の睡眠薬摂取とちひろが自殺を図ったのは覆らない事実だ。眼を覚まし退院した後も心のケアが必要と言われた。
彼女を傷つけた私が傍に居てもいいのか……………………………きっと傍に居るだけで私は彼女を傷つける……………
けどせめて……せめてちひろが目を覚ます時には傍にいたい……傍にいて謝りたい……許してもらおうなんて思わない
それでも…………それでも彼女の傍に居たい、心からそう思った。
『………………………………んぅ…………わた……し?』
「ちひろ!…………良かった……本当に良かった………………ごめんね……本当にごめんね」
ちひろが目覚めたのは医師の言う通り明け方だった………涙が止まらなかった。安堵と後悔・嬉しさ色々な感情が混ざり合い、
涙が止まらない止める事が出来ない
「………う……ぅ……ぐすっ…………ごめんね………ごめんねちひろ……………本当にごめんね……………」
泣き続ける私の頭をちひろは慰める様に、そっと撫でてくれた……私にはそれが凄く嬉しかった
もう少しです………タブン………スイマセンこんな内容ばっかで
>>516 凄くイイ!ですよ。なんかリアル!ミカオチャーハン、たまに悲しげな遠い目してる時あるんでSSの様な恋愛しそう…
518 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/23(日) 18:53:38 ID:molgyzjH
お願い幸せに終わって幸せに
520 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/23(日) 23:41:58 ID:XZvbx+eL
ミカオチャーハンって、恋愛とかの域超えてると思う
激情って言った方がいいかもしれない
>>514>>515 ちひろの病室のドアを開ける。ノックはしない、何故ならちひろへのお見舞いは日課になってしまったから。
どんなに忙しくても必ず会いに行く
「ちひろ、具合どお?」
『凄く良いよ。今日は天気も良いし久しぶりに外に出たいな』
「ふふ……そう言うと思って準備してきたよ」
私に対し無邪気な笑顔を向けるちひろ、あの日以前と変わらない笑顔がここにある。
「じゃ、いこっか」
ちひろを車椅子に乗せる………ちひろはまだ歩けるほど回復していない、本人は大丈夫と言い張るが医師のお墨付き
も出ていないし、勝手をする訳にもいかない………初めは大変だったが、車椅子の扱いにももう慣れた。
【あの日】以来毎日の様に使っているのだ。当然といえば当然かな
『いい天気だね〜……私も早く退院したいよ』
「焦らなくてもゆっくり直せばいいよ。これからは天気なんて良くなるだけだし、ちひろが退院する頃には毎日外で遊べるよ」
『あはは、そうだね』
ポカポカの陽気に、時折吹く風が心地良い。この瞬間が永遠に続けばいいと思ってる自分がいる……………
『けど……ごめんね』
「ん?なにが?」
『美嘉さん、お仕事忙しいのに毎日お見舞いに来てくれて………私、美嘉さんが来てくれるだけで本当に嬉しい』
【美嘉さん】……ちひろの口からこの言葉が出る度に私の心が軋む。もう時が戻らないのだと嫌でも実感させられる。
ちひろは、奇跡的に一命を取り留めた………けど、その代償で彼女は無くした………以前の記憶を……………
全て無くしたのだ、今までの自分も……………私との思い出も……何もかも全て………………。
「そんな事無いよ、ちひろの所には私が好きで来てるんだから、気にしないで」
『けど、本当に嬉しいんだ……私、その…こうなる前の記憶無いでしょ?だから一人でいると凄く怖くて……………
辛かったの。そんな時に美嘉さんが来てくれて、楽しくて……それに心強くて……だから本当にありがとう』
言わないで………お礼なんて………言わないで………嬉しいなんて。ちひろをそんな風にしたのは私なのに…………
ちひろを傷つけ続けたのは私なのに…………お願い……言わないで
「……………………………………………」
『美嘉さん?………大丈夫?……やっぱり疲れてるよね………私は大丈夫だから、帰って休んで』
「……も、も〜…病人が気を使わないの!疲れてなんかいないよ。私はちひろと一緒に居れるだけでいいんだから」
けど、挫けられない。私が挫けてしまったらちひろを支える人がいなくなってしまうから……せめて…せめてちひろの
記憶が戻るまでは………挫けてはいけない
『あの………美嘉さん……その……………』
「ん?な〜に?」
『私と美嘉さんって………どういう関係だったんですか?』
「ちひろは………私にとって……凄く……………大切な人だったし、それは今も変わらないよ」
『そっか、良かった……きっと私に彼氏がいたら美嘉さんみたいな人だったんだろうな〜』
医師の話では、同じようなケースで記憶が戻るケースが殆どらしい。ただそれには個人差があり、何かの拍子で戻る事も
あれば、時間が解決してくれるケースもあるらしい………裏を返せばいつ戻るかは分からない
「ねぇ、ちひろ………もし良かったら、退院したら一緒に暮らさない?」
『え?』
「私、出来るだけちひろの力になりたいんだ………だから……もしちひろさえ良ければ……一緒に暮らしたいと思ってる……駄目?」
『…………嬉しいな、そう言って貰えて……けど、私記憶がこんなだし……きっと美嘉さんに沢山迷惑かけちゃうよ』
「それでもいいよ………私はそれでもちひろの力になりたいの。ちひろと一緒にいたいの」
いつ記憶が戻るか分からない。それでも……それでも私はちひろと一緒にいたかった、ちひろの力になりたかった……
ちひろが記憶を戻す為に全てを捧げたかった。それが私がちひろにしてあげられる唯一の贖罪だから………
『ありがとう……迷惑かけちゃうけど、私も美嘉さんと一緒にいたいな』
「お礼を言うのは私の方だよ……よろしくね………そろそろ戻ろっか?」
………もう傷つけない……絶対にちひろを傷つけない
『え〜……もうちょっと散歩したいな』
「あらあら……退院する前にもうわがまま?」
『違うよ〜これはわがままじゃ無くて、甘えてるの』
「はいはい、じゃもう少しだけね………………」
『ふふ、やっぱり美嘉さん凄く優しいね。私美嘉さんの事、大好きだよ』
ちひろの記憶は何時どんな状態で戻るか分からない………戻った時【あの日】の記憶も戻っていればちひろは私を決して
許さないだろう。けどそれでいい………私は許されてはいけない。
愛する人間の傷に気づかず、自分の幸せだけを謳歌した人間なんて許されるべきじゃない……………もし……もしも
ちひろの記憶が戻り、彼女が私を壊すならそれでいい………それが私の贖罪になるんだ。
その時が来たら……その時が来たら………私は全てを受け入れる
お粗末様でしてた<○>
525 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/24(月) 00:25:33 ID:1KvKlrBL
終わりですか?
526 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/24(月) 01:15:48 ID:tE0cNGVP
うわあああミカオ切ない
是非続編も
527 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/24(月) 02:19:24 ID:I1ZXF3bw
美しい・・・・!!
続編に希望を託してよいですか・・・
528 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/24(月) 02:22:50 ID:ob1AgO+0
SSで泣きそうのなったの初めてです(ノД`;)
出来れば美嘉さん→美嘉ちゃんに戻る瞬間が見たいです!
だめだ…こういう話に弱いんだよなぁ><
40
その日の夕暮れ、美嘉は手頃な野宿地を見つけると、焚き火をおこし、パンと冷凍肉の簡単な夕食を取りながら、膝に乗せた
黒猫のディオに事情を説明していました。
「…という訳で、あたしはどうしても森の魔女から治療法を聞いて帰らなきゃいけないの。ちひろ様の容態はどんどん悪く
なってるし、医者はもってあと半月とか縁起でもないことを言うし…」
「もぐもぐ、ふーん、アンタも大変なんだね。…でも、可哀想だけどアンタじゃちょっとムリだと思うよ」
分けてもらった冷凍肉の切れ端に噛り付きながら、ディオは素っ気ない感想を述べました。少しムッとした美嘉は聞き返します。
「何でそんな事わかるのよ」
ディオの答えは意外なものでした。
「なぜなら、俺様こそが偉大なる森の魔法使い、テツコ婆様の飼い猫だからさ」
「ええっ!……本当かなあ…ちょっと信じがたいんだけど」
「疑うんなら俺様の首輪を見な。こんな立派な首輪をしてる猫がそこらにいるか?」
首輪を見たところで本物かどうかなんて分かるはずもないのですが、確かにその首輪には、なにか不思議な雰囲気が
ありました。それはプラチナ製のシンプルな物でしたが、なにやら複雑な文字のような物がびっしりと彫られており、胸元
には妖しく輝くルビーがはめ込まれています。
「だいたい猫がしゃべってる時点で十分おかしいだろ」
「あ、それもそうだね。じゃ、じゃあ、キミは魔女様の家を知ってるの?」
「もちろんだとも。…だけどアンタに教える事は出来ないよ。テツコ婆様に固く口止めされてるからね。テツコ婆様は相談に
来る奴の気持ちが、どれだけ真剣かをとても重視なさるんだ。そのためにわざとあんな辺鄙な所に住んで、相談者の熱意を
試してるんだよ」
「そっか…残念。やっぱり自分で探すしかないか」
気落ちする美嘉に、ディオは言いました。
「まあそう早まるなよ。おいしい晩メシもご馳走になったことだし、あんたの膝の上も気持ちよかったし。少しヒントを出す
くらいならテツコ様も怒らないだろ」
41
翌朝、美嘉は黒猫のディオと別れると、いったん近くの町へ引き返し、ディオに教えられた物を買い揃えました。
そして森の正面は避け、森の東に広がる湖へ向かったのです。
『森の正面は見晴らしがいいから、花婿志願の男たちは大抵そこから森に入ろうとする。確かにルート的にはそこが一番分かり
易いんだけど、志願者の中には他人を蹴落としてでもって奴がごろごろしてるからな、女のアンタが行っても犯られるか、
ヘタすりゃ殺されちまうのがオチだ。だからここは、多少遠回りでも東の湖を渡るルートが正解なんだ』
ディオに教えられた道を行き、湖のほとりに出た美嘉は、それが思っていたよりも遥かに広大な事に驚きました。
「うそ…ここを渡るの…?」
対岸の森は遥かに霞み、やっと肉眼で確認できるかどうかというほどの遠さです。熟練した漕ぎ手でさえ、一人でここを渡れと
言われたら、返答に詰まることでしょう。しかし美嘉には迷っている暇はありませんでした。こうしている間にもちひろ姫は
刻一刻と死に近づいているのです。美嘉は覚悟をきめると、一番漕ぎやすそうな白い小舟に乗り込みました。
そしてコートと帽子を脱ぎ捨てると、武骨なオールを握りしめ、広大な湖へと漕ぎ出したのでありました。
オールはとても重く、華奢な体格の美嘉には手に余る代物でした。一漕ぎするだけで、全身の筋肉が悲鳴を上げます。
それでも美嘉は必死でオールを漕ぎ続けました。一漕ぎ一漕ぎ、ありったけの力を振り絞り、少しづつボートを進めていきます。
しかし、四分の一も行かないうちに、美嘉は激しい後悔に襲われました。もしかしたら、あたしは物凄く無謀な事をしている
んじゃないだろうか。すでに体力は限界に近い。もしかしたら自分は騙されたのかも知れない、そんな疑いが脳裏をよぎります。
あんな妖しい猫の言う事を真に受けて、あたしはなんて愚か者なんだろう…こんな湖渡れるはずがない。ああ、あたしは
すっかり騙されたんだ、どうしよう…
そのとき、激しい疲労と酸欠で朦朧とした美嘉の脳裏に、ちひろ姫の淋しそうな、泣き笑いのような笑顔が浮かびました。
だめだ!!弱音を吐くんじゃない。ここであたしが諦めたら、ちひろ様は…そんなのいやだ!!!
消えかかっていた美嘉の闘志が、再び、メラメラと激しく燃え始めました。オールをしっかりと握り直すと、前にも増して
必死に漕ぎ始める美嘉。美嘉の白くて華奢な手の皮がめくれ、血が滲み出しました。しかし美嘉はまったく意に介さず、
オールを漕ぎ続けます。ちひろ様がいなくなってしまう、二度とあの笑顔、あのお声が聞けなくなる…それに比べれば、
手の痛みなど何ほどのことがありましょうか。美嘉は一心不乱に、血に染まった真っ赤なオールを漕ぎ続けました。
いったい、どれほどの時間が経ったのでしょう。永遠とも思える長い時間、全身を襲う激しい疲労と苦痛、もはや原型を
とどめない程ズタズタに引き裂かれた手の痛みに耐え続けた美嘉は、朦朧とした意識の中で、船の舳先が砂浜にぶつかった
衝撃を感じた瞬間、まるでピストルで撃ち抜かれたように、深く暗い無意識の底に沈んでいきました。
532 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/24(月) 14:09:24 ID:oS+5qZ4l
チョコレートチャーハンさんもGJ!!
ミカオヘムロックだねW
533 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/24(月) 15:07:38 ID:ob1AgO+0
美嘉はちひろの代わりなら なんだって背負える
心配せずにずっとそばで笑っていて欲しい〜♪
534 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/24(月) 20:36:00 ID:ap+9Q935
美嘉×ちひろは相変わらず最高でつね
チャーハンが攻めにも受けにも対応可ってのはいいね
536 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/25(火) 03:38:02 ID:xs53AmDi
チャーハンの危機を何度ミカオが救ったことかw
SSでは、チャーハンは危機に何回遭遇したことか (;´Д`
42
「えーと、あの、み、美嘉ちゃん?ちょっと、ト、トイレに行ってきてもいいかな…?」
「……どのくらい時間が経ったのでしょう、美嘉が目を覚ました時…」
だめだこりゃ、完全に自分の世界に入ってるよ…目がキラキラしちゃってるし…
どの位時間が経ったのでしょう。美嘉が目を覚ました時、辺りはすっかり明るくなっていました。
湖を渡っていた時には、すでにあたりは夕闇に包まれていましたので、どうやら美嘉は一晩中気を失っていたようです。
全身の疲労は相変わらずひどく、ズタズタになった両手は血が乾いて岩のようになっていましたが、しかし美嘉は少しも休みたい
とは思いませんでした。とにかく一刻も早くテツコ婆に会わなくてはと、今の美嘉にはそれだけしか考えられませんでした。
湖の水で傷を洗い、包帯で簡単な手当てをすると、荷物をまとめ、重い身体を引きずるようにして森の中に入っていきました。
『湖を渡ってしばらく北へ進むと、ちょっとした広場に出る。そこは森の動物たちの遊び場のようになっていて、テツコ様の
ところで飼ってる動物たちもやってくるんだ。その中に林檎が大好きなクモザルがいるから、そいつをうまく捕まえて道案内
させればいいんだよ』
ディオのことは正直あまり信用できなくなっていましたが、今はその言葉を信じるしかありません。
しばらく森の中をゆくと、少し開けた所に出ました。どうやらここがその広場のようです。
美嘉は用意してきた鳥篭を広場の一番目立つところに置くと、中においしそうな林檎をセットしました。
そして物陰に隠れてしばらく待っていると、はたして一匹の小さなクモザルがあらわれました。クモザルは林檎を見つけると、
しばらくキョロキョロと辺りを見回した後、嬉しそうに鳥篭の中へ…今だ!美嘉はすかさず紐を引っ張り、首尾よくクモザルを
捕まえたのです。
美嘉はクモザルの背中にたっぷりとインクの入った小さなビンを括り付けました。ビンの口には綿が詰められていて、インクが
少しずつこぼれていく仕掛けになっています。
「クモザルさん、あたしをテツコ様の所へ導いて!」
美嘉が手を離すと、クモザルは脱兎のごとく駆け出し、あっという間に森の奥へと消えてしまいました。そして、その跡には
点々とインクのみちしるべが残されたのです。
よかった…あとはこの跡を辿っていけばテツコ様に会えるんだ…
ようやくテツコ婆に会える見込みが立ち、ホッとする美嘉。そのときでした。突然、背後から声を掛けられたのです。
「ようあんた、なかなかアイデアが光ってるじゃねーか。後は俺たちに任せて、てめえはもう帰っていいぜ?」
539 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/25(火) 16:40:43 ID:kAmBI8NJ
ミカオピーーーンチ!
どうなっちゃうんだよっ
徹子への道のりは長い…
この男達も不幸だな、主役とチャーハン愛補正がかかってるミカオに喧嘩をふっかけるなんてw
しかしチャーハンは声が出なくなったり記憶を無くしたりと不幸続きだな…
ミカオが何とかしてくれるからある意味幸せか
542 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/25(火) 22:51:55 ID:/Pkdn6LM
SS期待あげ
543 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/26(水) 08:58:25 ID:6rrcMf+R
はー ここ何日かで急に
ちまんなくなったなココ
とかいってみたりなんかしちゃったりするテスト
544 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/26(水) 12:44:06 ID:J+6sj6cC
その意見に同意してみるテスト
545 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/26(水) 13:33:10 ID:zXpa/qCp
エロもきぼん
43
農民風のその男たちはいずれもがっしりとした体格で、丸太のような腕を持っていました。それぞれ肩には食料などを
詰め込んだズダ袋を担ぎ、腰にはそれぞれ鉈や山刀を下げています。
長い間森をさまよってきたのか、全身からムッとするような体臭がただよい、髭は伸び放題、シャツやズボンは汗やら泥やら
その他訳のわからない汚れでよれよれになっていました。
美嘉は思わずサーベルを抜こうとしました。しかしズタズタになった手では思うようになりません。
「へへへ、無理すんなよ。手が震えてるじゃねーか」
「ち、ち、近寄るんじゃないっ!!」
一人の男がニヤニヤ笑いながら近づいてきました。美嘉の必死の突きを軽くかわすと、軽い動作でサーベルを叩き落とします。
美嘉の腕をつかんだとき、そのあまりの細さに男は不審そうな声を上げました。
「あれ?おまえもしかして…」
次の瞬間、帽子が剥ぎ取られました。はずみで後頭部でまとめていた髪がはらりとほどけてしまいます。
「うひょう、コイツ女だぜ!」
男たちが去ってしまっても、美嘉はしばらくの間呆心したまま動けませんでした。やっとのことで起き上がると、あちこちに
散らばってしまった下着やシャツを拾い集め、のろのろと身に着け始めました。殴られた時に切れたのでしょう、口の中に
は鉄の味が広がっています。
「うっ、うううっ…」
思わず洩れる嗚咽。けれどどんなに辛くても、美嘉には泣いている暇はないのです。
なんとか身支度を終えると、美嘉はインクの後をたよりに、再び森の奥へと進み始めました。幸いな事に、先に行った男たち
はインクの後を消してはいないようでした。既に日は傾き始め、真っ赤な夕日が木立の間から差し込んでいます。なんとか
明るいうちに辿りつきたかったのですが、いくらも進まないうちにあっという間に陽は落ちてしまいました。
美嘉は木立の間から洩れる月光をたよりに、インクの後を辿って進み続けました。
どのくらい歩いたのでしょう。いつのまにかあたりには靄のようなものがかかっていました。
547 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/26(水) 15:44:40 ID:ZkOgFnd7
イヤァア!ミカオ犯されたんかい!
548 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/26(水) 23:40:21 ID:d9BWKkpi
続き希望
549 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/27(木) 02:19:48 ID:OLKpfKEm
ボロボロになっても健気にがんばるミカオ(:_;)
550 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/27(木) 12:42:06 ID:VzqIJrWe
期待あげ
551 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/27(木) 23:25:00 ID:xjxyrt0i
「い、いやぁ……美嘉ちゃんお願い…もうほどいて…」
ベッド付近のポールに手首を紐でくくりつけられたちひろが、顔を真っ赤に染めて美嘉に許しを請う。
しかしそれが美嘉を更に高ぶらせる事となるとは気付いてないらしい。
美嘉はちひろの無意識に発する色香に、既に理性の限界を感じていた。
「ダーメ。ふふ…いつ見ても綺麗な体だね。このまま飾っておきたいよ」
美嘉はちひろの肌に指先をツッと滑らせながら、何度もキスを落としていく。
「あッ…美嘉ちゃん…」
初めは優しく、そして加速していくように徐々に激しく…。
と、美嘉の足に美しい毛並みの猫が身を擦り寄せて来た。
「なあに?ディオも混ざりたいの?」
ディオとは、美嘉の愛猫の名前だった。
美嘉はちひろへの愛撫を中断し、ディオを優しく抱き上げ頭を撫でてやる。
「よしよし…あ、そっか。ミルクの時間だったね。ちょっと待ってて」
思い出したように美嘉はベッドから離れ、数分後に容器に入ったミルクを持って戻って来た。
「お待たせ」
美嘉が妖しくニヤリと微笑んだ時、ちひろは何かを察したのか表情がみるみる変わっていく。
「み、美嘉ちゃんまさか…」
次の瞬間、ちひろの胸から太ももにかけて容器からミルクが零れ落ちる。
「ひっ!冷た…っ」「ほらディオ、じっくり味わってね」
ちひろの上に乗せられたディオは、ちひろの肌に飛び散ったミルクをペロペロと舐め取り始めた。
「やぁッッ!…ダ、ダメ…ぁあ」
猫特有のザラザラした舌がちひろの肌を這い回り、その都度ちひろの口から切なげな声が洩れる。
「猫に感じるなんて…ホントちひろは変態だね」
含んだ笑いを洩らす美嘉の瞳には、妖しい光が宿っていた。
DIO URYYYYYYY
GJです^^
553 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/28(金) 01:39:56 ID:amcl1UGK
おしり!おしり!
44
ボロボロに傷ついた身体を引きずるようにして、なおもどんどん進んで行く美嘉。辺りに立ち込める靄は一段と濃くなり、月光を
反射してきらきらと輝いています。それはまるで夢の中の世界のような、不思議な光景でした。
ふと、前方に何か蠢く影があらわれました。先ほどの男たちかと、警戒する美嘉。やがてその影が靄の中から正体を現しました。
それは、とうの昔に死んだはずの、美嘉の母親でした。
「そ、そんな…お、お母さん…?どうして…」
美嘉の思い出の中そのままの姿の母は、昔と変わらぬ優しい微笑をたたえています。ふと、美嘉のひどい格好を見て、心配そうに
表情を曇らせました。
「美嘉ちゃん、どうしたの?そのひどい格好は?可哀想に、ひどい目にあったんだねえ。あんなわがままなお姫様のせいで…」
「どうしておまえがあんなお姫様の為にそこまでボロボロにならなくちゃいけないの?たとえ首尾よくお姫様が助かっても、
おまえには何の得もないんだよ?」
「私には分かっているんだよ。おまえはお姫様の事が好きなんだろう?それも主人に対する敬愛なんてもんじゃない、おまえは
心の底では、ちひろ様の事を自分の恋人にしたいと願っているんだ。おお、なんて恐ろしいこと!一使用人が主人に対して
そんな気持ちを持つだけでも大それたことなのに、その上おまえは女じゃないか!女と女が愛し合うなんて、まともな事じゃ
ないんだよ!?女は男と、男は女と結びつくのが自然の摂理というものだよ。ささ、悪い事はいわない、そんな妙な気持ちは
さっさと捨てて、私といっしょに帰ろう。お姫様の事は誰かがなんとかしてくれるよ」
美嘉の手を引いてどこかへ連れて行こうとする母に、美嘉は静かな、けれどとてもまっすぐな声で答えました。
45
「お母様、きいて。確かにお母様のいう通りよ。あたしはちひろ様のことを誰よりも愛している。できることなら生涯一緒に
生きて行きたいとさえ思ってるわ。でもこの気持ちは誰にも言った事はないし、これからも言うつもりもないの。お母様の
いうとおり、そんな事は決して許される事じゃないと分かっているから。でも、たとえどんな事があっても、あたしのちひろ様を
愛する気持ちは変わらない。いつかちひろ様がどこかの貴族の男性と結婚して、あたしのことをすっかり忘れてしまってもいい。
それくらいちひろ様のことが好きなの。だからそのちひろ様が死にかけている今、あたしは命がけでちひろ様をお助けするの。
報われる事なんてのぞんじゃいないわ。ただ、そうせずにはいられないだけなの」
美嘉の固い決意に、母は冷たい言葉を返します。
「やれやれ、あたしは不幸者だよ、こんな聞き分けのない娘を持って!おまえは実の母より赤の他人をとるというんだね?
この罰当たりめが!!そんナオヤふこうモノハ、イマすぐココデシンデシマウガイイ!!」
すると、母の白目がみるみるうちに赤く濁り、ありえないほど吊りあがった唇からは白い牙がとびだしました。身体がひと回りも
大きくなり、爪が異常な速さで伸びはじめます。
あっ…これは母じゃない…!!化け物だ!!!
美嘉はとっさにサーベルを抜き放ち、無我夢中で異形のものを切り付けました。何度か切りつけているうちに手ごたえがあり、
案外あっさりとそれは倒れました。
「あれ…?」
草むらの上に倒れていたのは、化け物の死体でも何でもなくて、一体の壊れたマリオネットでした。
「…?」
美嘉は訳がわかりませんでしたが、とりあえず先を急ぐ事にしました。
556 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/28(金) 07:14:54 ID:xUJ+n/qy
GJ!
朝からご苦労様ですた(ノ∀`*)
557 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/28(金) 17:27:09 ID:xCo4x59+
ミカオえろす
558 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/29(土) 00:52:37 ID:G6ogdE4j
GJ!!
ミカオがんばってー!!
559 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/29(土) 21:37:17 ID:iFs+A77a
なんか職人さん減った
だって.......(・c_・`)ダッテ
46
しばらく歩いていると、辺りの靄はいつしか薄くなってゆき、やがてすっかりなくなってしまいました。元の静かな森の中を、
美嘉は月明かりとインクの跡を頼りに進んでゆきます。目的地が近づいているせいでしょうか、それまで細いけもの道の
ようだったものが、次第にちゃんとした道らしい道になってきました。
足の裏に感じる地面は、人の手でならされた平坦なものになり、格段に歩きやすくなりました。
インクの後はいつしか途切れていましたが、美嘉にはこの道で間違いないという確信がありました。やがて、前方に大きな家が
見え、道はその家の門に繋がって終わっていました。ついに、美嘉は目的地に到着したのです。
「テツコの家 御用の方は中まで」
そうかかれた大きな門をくぐり、家の前まで行くと、美嘉はドアをノックしました。
「ごめんくださーい、テツコ様にお願いがあって参りましたー!ごめんくださーい!」
なんどか大きな声で繰り返していると、やがてしずかにドアが開き、現れたのは…大きな黒いタマネギでした。いや、タマネギの
ような頭をした小柄な老婆でした。老婆は泥やら血やらその他訳のわからない汚れでボロボロの美嘉の姿を見ると、びっくりした
ような声を上げました。
「ホホホ、よく来たねえ。おまえさんの用件は分かっているよ。…おやまあそれにしてもなんてひどい格好なんだい!とりあえず
中へ入んなさい!お風呂とお薬をあげるから、話はその後だよ!」
47
薬草のタップリ入った大きな湯船に浸かっていると、なにか魔法の成分でも入っているのでしょうか、道中の疲れと汚れがウソの
ように消えていきました。お風呂から上がり、貸してもらったモスグリーンのナイトドレスに着替えると、美嘉は本来の
美しさを取り戻すことができました。
「おやまあ…ここへ来た時はまるでボロ雑巾のようだと思ってたのに、本当のアンタはとてもキレイなんだねえ…驚いたよ」
美嘉の手の傷に魔法の薬を塗り、包帯を巻いてやりながらテツコは感心したようにいいました。
「いやあ…、照れるじゃないですかあ…。ってそんな事はどうでもいいんです。ここへお伺いしたのは…」
「わかってるよ。ちひろ姫のことだろう?」
テツコ婆は懐から小さなガラス瓶を取り出しました。中には青っぽい透明な液体が入っています。
「あたしの見立てでは、あのお姫様は何かとても人生に絶望する出来事があって、思い余って密かに準備していた毒薬を飲んだ
んだね。だけど量が少なかったので、即死には至らず喉が潰れただけで済んだのさ。けれど心は深い絶望を抱えたままだった。
そしてその病んだ心が生きることを拒んでいるのさ。どうしてそんな事が分かるのかって?ふふふ、あたしはこの部屋にいながら
にして、世界中で起きているあらゆる事を知る術があるのさ。その方法は秘密だけどね」
「このビンの中身でお姫様の喉は直るだろう。でも深い絶望に閉ざされた心には、残念ながら有効なクスリはない。残酷な
ようだけど、あのお姫様はもう助からないよ。まあ、世の中には諦めが肝心ってこともあるってことだね」
「そ、そんな…」
48
美嘉はテツコの冷酷な言葉に、激しいショックを受けました。いったい自分は何のためにここまで来たのだろう?いや、そんな
ことはどうでもいい。あたしの苦労なんてたかが知れている。それより、ちひろ様がもう助からないなんて…
いままで、あえてそのことは考えないようにしてきた残酷な事実。ちひろ様がもうすぐ、この世から姿を消してしまう…
テツコ婆の口からあらためてその事実を突きつけられ、美嘉は軽い思考停止に陥ってしまいました。
こんなことなら、せめてちひろ様のそばにずっといればよかった…!!
部屋を飛び出そうとする美嘉に、テツコがとんでもない事を言い出しました。
「おっとっと…おまえさんを帰すわけにはいかないよ。…あたしゃ昔から、綺麗な娘がひとり欲しいと思っていたんだ…あたしの
跡継ぎになれるようなね」
テツコの瞳が妖しく輝き始めました。口元にはさっきまではなかった邪悪な笑みが浮かんでいます。
「あたしの見立てでは、あのお姫様さえいなくなればおまえは世間への興味を失い、従順な娘になることができるだろう。悪いけど、
おまえさんには当分の間ここで暮らしてもらうよ」
えぇー
ちょwwテツコ悪人ww
566 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/30(日) 18:01:38 ID:rVMbnh0o
テツコって噂によるとレズらしいね
数年後テツコに仕込まれた美嘉は、立派な跡継ぎとなっていた。
る〜るる るるる る〜るる るるる る〜る〜る〜る〜る〜
「皆様こんにちは。テツコの部屋でございぁす。無事一年が終わり、今年も最後の放送となりぁした。
毎年恒例でございますぁね。ぁたくし、この方をお迎えすると一年の仕事納めなんだなぁという気が致します。
それでは、お迎えしましょう。本日のゲストはタモリさんでございぁす。」
そんな姿をスタジオの影からテツコは目を細めて見守るのであった。
「美嘉…立派になって…」
568 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/01(月) 15:15:36 ID:Vf+/8bSn
ミカオタマネギ頭になっちゃうの?(´・ω・`)
569 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/02(火) 16:33:25 ID:95bQnUjC
かそ
570 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/02(火) 17:17:04 ID:Mxx7Q7jz
ミカオのタマネギ頭なんかミタクナイ!
ミカオのトグロ巻きヘアーもどうかとオモタが、タマネギヘアーもまた凄いなW
572 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/02(火) 17:30:42 ID:0Povh2lR
ミカオは黒髪のウルフが一番似合うとオモ
573 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/02(火) 18:09:00 ID:NgkPV8S9
ミカオならタマネギ頭でも似合うかも
574 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/02(火) 18:17:35 ID:aTQXqZe6
つか今のミカオならやりかねんww
575 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/02(火) 21:34:02 ID:UF2V/cTP
SS投下希望
576 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/03(水) 12:54:02 ID:6Oo/2S3K
エロでもギャグでもシリアスでも何でもいいからSSキボンヌ
美嘉ちひろ不足………
577 :
あお:2006/05/03(水) 15:46:32 ID:gthAFtb0
いい天気 雲1つない青空
窓から春の風が吹き抜ける
美嘉はソファーに深く座り、雑誌を見ている。
ちひろはコンポの前でMDを物色している
お気に入りの音楽‥
まったりとした時間が過ぎていく‥
美嘉「あ〜ぁ、なんかお腹空いた」
ちひろ「うん、だねぇ」
そう言いながら美嘉の隣に腰掛ける。
美嘉「なに食べる??」
ちひろ「なに食べよっか‥」
考えてるちひろを見て美嘉がクスっと笑う
「なに??」
「ん〜ん、なんでもない」
そう言ってまた美嘉はニヤニヤ笑う
「もー。なーに?」
「ん〜ん。カワイィな〜って思ってサ」
そう言って笑うと美嘉はチュッっと音を立ててちひろの唇にキスをした。
真っ赤になるちひろを見て微笑み、美嘉はもう1度
今度は愛しそうにそっとキスして言った
「ごっそーさま^^」
窓から覗く青い空
風に揺れるカーテン
心地よい音楽
2人のケタケタ笑う声
チュッ チュッ
キス合戦の音‥
GWの穏やかな午後のひとときでした。
携帯から失礼しました。
578 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/03(水) 17:46:27 ID:6Oo/2S3K
>>577 GJ!!!
癒されました
また書いて下さいね^^
ちひろ「お寿司おごるよ」
あおい「やったー、私マグロ!」
由奈「じゃあ私は玉子」
テツコ「私は鯖をもらおうかしら」
ちひろ「美嘉ちゃんは?」
美嘉「チャーハンで」
>>577 GJ!ほのぼの系キター >>ごっそーさま…カーワーユースー!
>>579 ミカオワロスWWW
581 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/04(木) 19:58:47 ID:83KyrbKg
ミカオ(ちひろってお酒に酔うとどうなるんだろ・・・
脱いだりするのかな、ムヘヘ)
ミカオ「ちひろ〜。ハイ、コーラ(実は黒ビール)。」
チャーハン「あ、ありがと〜。ゴキュゴキュ・・・ブハーー何これお酒じゃん!!」
ミカオ(あ〜あやっぱバレちゃった)
チャーハン「・・・・・・・・・ふへへ」
ミカオ「??」
チャーハン「ふへぇえ」
ミカオ「ち、ちひろ?」
チャーハン「美嘉た〜〜ん!!ガバッ」
ミカオ「ぎゃーーー」
チャーハン「美嘉た〜〜〜んしゅきしゅき〜〜☆」
ミカオ「う、うわーーーー」
チャーハンかわゆすW
583 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/05(金) 20:30:45 ID:8S919D8B
SS投下きぼん
職人も黄金休なんだろな
585 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/07(日) 12:37:07 ID:CuhBvm7d
続きマダ?
586 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/07(日) 14:15:56 ID:uQ8s+J4h
そろそろミカオチャーハン欠乏症による禁断症状が出そうだ…○| ̄|_
587 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/08(月) 11:42:03 ID:5Xzcg+Eu
神様、どうか恵んで下さい
588 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/08(月) 21:31:19 ID:9F693iCM
ズテッ!!!
『ちひろ!!』
ちひろが転んだ。必死で起こす美嘉。
『大丈夫?痛い?』
「うん…大丈夫。ありがと。美嘉ちゃん…」
『ちひろはドジだから、ちひろと出かけるときは救急グッズを持っていかなきゃダメだね(笑)』
「美嘉ちゃん〜照」
『立てる?』
「手つないで」
『フフフ』
589 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/08(月) 23:28:52 ID:Jg/WSAhI
GJ!
爽やかだす
590 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/09(火) 17:42:14 ID:jE8yqDCq
>>588GJだった!!ところで…話が途中のままのSSなかったっけ?職人さんは何処へ??
591 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/10(水) 01:14:47 ID:mluiwNrP
職人様、どうかSS投下して下さい。
592 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/10(水) 01:39:00 ID:KePdLRq1
>>563の続きが気になる!!職人さん、待ってますよぉ〜!
49
テツコの部屋の大きな書棚の裏には隠し扉があり、その先は深い深い地下室へとつながっていました。古い鍾乳洞を改造した
というその地下室の最奥部には頑丈な造りの牢屋があり、美嘉はそこへ閉じ込められてしまったのです。
「いいかい?美嘉。なんせあたしには時間がないんだからね。おまえには超ハイペースで授業を受けてもらうよ。歴史、算術、
地学、風水学からルーン語、ドラゴンの言葉まで、おまえには覚える事が山ほどあるんだ。少しでも怠けてごらん、食事抜きは
もちろん、この痛い痛い鞭でお仕置きだからね!いひひひひひひひひひひひ」
なぜか少し興奮しているテツコに、美嘉は必死で帰してくれるよう頼みましたが、次の言葉を引き出すのがやっとでした。
「しょうがないね。おまえが真面目に勉強するなら、誰かにこのクスリを届けさせてやるよ。だけどもうどうせ無駄だと思う
けどね。さあ納得したらとっとと勉強を始めな!あとでチェックしに行くからね!」
ガチャンと大きな音をたてて扉が閉まってしまうと、地下室はロウソクの明かりの他は全くの闇に閉ざされてしまいました。
美嘉はロウソクの明りをたよりに、部屋の中を見回してみました。ほぼ正方形の部屋は四方を頑丈な漆喰の壁で囲まれ、天井と
床は分厚い一枚岩で出来ています。唯一の出入り口である扉には南京錠が掛けられ、その鍵はテツコが持っていってしまいました。
鉄のドアを思い切り蹴飛ばしてみましたが、ビクともしません。
ああ、どうしてこんな事になっちゃったんだろう……ちひろ様…ちひろ…あたし、どうしたらいいんだろう…
美嘉は顔を手で覆うと、思わずうずくまってしまいました。今度こそ本当にどうしていいか分かりませんでした。気丈な美嘉の
肩が小刻みに震えています。とうとう、美嘉の喉から小さな嗚咽が聞こえ始めました。
そのときでした。
部屋の隅のくらがりから、聞き覚えのある声がしたのです。
「よう、だいぶ困ってるようじゃねーか。いよいよ俺様の出番かな?」
594 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/10(水) 10:43:11 ID:mluiwNrP
待ってますた!GJ!!
595 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/10(水) 15:47:05 ID:crkikrfP
キャー誰かしら!
ディックンかしら?
596 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/10(水) 18:07:54 ID:8oUz1xyU
50
暗闇の中で、首輪に付けられた赤いルビーがキラリと光り、闇の一部がこちらへやってきました。
「キ、君は…く、黒猫のジジ、じゃなくてホーリーナイト、じゃなくて……ディオ!」
「無理やりぼけなくてもいいよ。…しかし今回のテツコ様の行動には俺様も正直びっくりしたぜ。テツコ様は多少は自分勝手な
所はあるけど、本当はあんな強引なことする人じゃないんだけどね。それにしても苦労してようやく辿り着いたのに、
この仕打ちはないよな。俺様としても今回のやり方は納得できねーから、アンタを助けてやる事にするよ」
「でも…どうやって?逃げてもすぐばれちゃうんじゃないのかな?」
思いがけず現れた援軍は嬉しかったのですが、それが口だけ達者な子猫とあっては、美嘉はあまり手放しで喜べませんでした。
「心配すんなって。テツコ様の行動パターンはよく知ってるんだからよ。今日はテツコ様は世界fushigi会議に出席しているはずだ。
この会合に出席する時はいつも日が落ちるまでは絶対に帰ってこないから、今から逃げ出せば夕暮れまでにはテツコ様の手の
届かない所まで行けるだろう。ほら、鍵も持ってきたぜ」
ディオは懐から小さな鍵を取り出しました。それは紛れもなく、この地下室の鍵でした。
こっそりと隠し扉を抜け、辺りを見回します。どうやら本当に、テツコ婆は外出しているようでした。
「おい、グズグズしてないでサッサと行こうぜ。あと数時間しかないんだからよ」
「うん、ちょっと待ってよ。ちひろ様のお薬持っていかないと…」
ドレスの裾をくわえて引っ張るディオを抱き上げると、美嘉は辺りを見回しました。テツコの部屋は、見たこともないような
不思議な品々で埋め尽くされていました。壁には呪術的な雰囲気のある仮面や美しい絵画などが所狭しと掛けられ、作り付けの
大きな棚には色とりどりの液体や薬草などが入った様々な種類のビンや、奇妙な形をした、なんに使うのかもよく分からない
道具などが並べられています。ちひろがこういう神秘的なアイテムを好むので、美嘉はそれらにとても興味があったのですが、
しかし今はそんな事に気をとられているヒマはありませんでした。美嘉はテーブルの上に昨日の青い小ビンを見つけると、
ディオを胸に抱えたまま、大急ぎでテツコの家を後にしたのでした。
51
息を切らしながら、美嘉は必死で走り続けました。今度はディオの案内のおかげで道には迷いませんでしたが、ドレスを着たまま
飛び出したため、走りにくくてたまりませんでした。
「ほら、そこの大きな岩のところを右に曲がって…、あとはしばらく一本道だぜ。…っておい、顔が真っ青じゃねーか!大丈夫
なのかよ。少し休むか?」
「ハアハア…そ、そうだね。すこし休憩しよっかな…」
美嘉はそのままペタリと座り込んでしまいました。無理もありません。もう二時間以上も全力で走り続けていたのです。
短い休憩を終え、そろそろまた走り出そうとした、その時でした。
突然、巨大な地響きが起こり、テツコの家の方角から割れ鐘を鳴らすような恐ろしい声が、辺りに響き渡ったのです。
「おのれえええええええええ美嘉あああああああああ!!!!に〜げ〜た〜な〜あ〜あああああああああ!!!!!!」
599 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/10(水) 22:00:28 ID:Unt9L4fp
>世界fushigi会議
議長仁くんでしょ
600 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/10(水) 23:42:41 ID:8oUz1xyU
>>598GJ!!やっべー!ミカオ早く逃げてっっっっっ!!!!!!!
601 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/11(木) 01:50:02 ID:kc1HTMbY
徹子こえ〜〜〜〜〜wwでもおもしろいっ!!
602 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/11(木) 02:26:06 ID:K4qmLiIB
美嘉おガンバレ、ちーちゃんを助けるんだ!
606 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/12(金) 17:47:38 ID:fKinv8M5
607 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/13(土) 00:32:17 ID:pekIZr6B
ミカオがパイパンって噂本当でつか?
作者様SS待ってます
608 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/13(土) 07:31:32 ID:hNoctABQ
パイパンってなに?
609 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/13(土) 12:50:43 ID:AjKdhztc
下の毛が生えてなくてつるつるなこと
ミカオのパイパン萌えぇ
611 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/13(土) 20:54:31 ID:7Ovng4oN
そらチャーハンと貝合わせもしやすいわな
612 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/14(日) 14:04:19 ID:F88SKDTW
チーチャンの毛もミカオに剃られてそう
ワロスw
614 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/14(日) 20:44:22 ID:7G4BBUW8
SS投下まだですかぁ〜??
52
地響きは恐ろしい速さでこちらに近づいてきました。ドーンドーンという音をたてて、何か巨大な物が森の木々をなぎ倒しながら
まっすぐこちらへ向かってくる気配がします。
「ちっ、まずいな…テツコ様本気だぜ…」
ディオが顔をしかめました。いや、猫なので表情の変化はよくわかりませんが、そんな気がしました。
「…しょうがねえ、おい、美嘉。ちょっとオレのこの首輪をはずせ。首の後ろの留め金を引っ張れば簡単にはずれるからよ。
自分じゃ手が届かないんだよ」
突然ディオはおかしなことを言い出しました。けげんそうな美嘉に、ディオはイライラした様子で続けます。
「いいから、早くやれってんだよ。この封印の首輪を外してくれたら、テツコ様から逃げることができるんだって」
「もう…どういうことなの…」
半信半疑のまま、美嘉は言われた通りに首輪を外しました。すると…
「ウ…うぐるるるるるるる…うおがああああアアアアアアアアアアア!!!!!!」
何ということでしょう!封印の首輪を外されると、ちっぽけな子猫だったディオの身体が、まるで煙のようにムクムクと膨らみ
始めたのです。
「う、うそ……すごい」
数秒後、そこには、一頭の巨大な虎がいました。いや、全身は真っ黒な毛並みのままでしたので、正確には虎かどうかは
分かりませんでしたが、とにかく、そこにいたのは、鋭い爪と牙、そして鉄のような逞しい身体をもった精悍な黒い猛獣でした。
「ぐるるるるる…この姿に戻るのは久しぶりだぜ。…なんておしゃべりしてるヒマはないな。美嘉、とっととオレの背中に乗りな。
あっという間にお城まで送ってやるからよ」
「う、うん」
53
美嘉を乗せると、ディオは軽く身震いしました。そしておもむろに駆け出したのです。その速いこと速いこと!!
背中に乗せている美嘉の重さなどまるで感じないかのように、ディオはまるで一陣の風のように走り続けました。辺りの景色が
まるで走馬灯のように流れてゆきます。美嘉一人ならぐるっと迂回しなければならない大きな岩も、一飛びで飛び越えてしまい
ました。ちょっとした岩なら、強烈な前脚の一閃でなぎ払ってしまいます。
「す、すごいよ!ディオ!キミにこんな力があったなんて…!」
振り落とされないよう必死にディオの背中にしがみつきながら、美嘉は感激したように叫びました。ディオの身体の体温と力強い
筋肉の動きが、お腹の下から伝わってきます。
「フン、まあ訳あってこの姿は封印していたんだが、今回は非常事態だしな。それより、油断するんじゃないぞ。テツコ様は
そんなに簡単に振り切れるほど甘くないからな。お城に着くまでは気を抜くな」
はたして、ディオの言うとおりでした。あっという間に森を抜け、町を通り越して、お城の近くの広い野原に差し掛かった
ところで、凄いスピードで何者かが追いすがって来たのです。
「まああてえええええええええ!!!!!逃げられると思うなよおお!!」
何者かはディオを遥かに凌ぐ凄い速さで二人を追い越すと、通せんぼするように目の前に立ちはだかりました。ディオも思わず
止まってしまいます。それは、一頭の大きなハゲワシに姿を変えたテツコ婆でした。首から上だけが元のままのタマネギ頭です。
「フハーーーッ、フハーーーッ、…ディオ、あたしのおかげで生きていられる癖に、よくも裏切ってくれたねえ。この恩知らず
めが!…美嘉、おまえも馬鹿な娘だね。このテツコ様から逃げられるとでも思ったのかい?さあ、二人とも大人しく家に戻るんだ。
さもないと…」
テツコ婆が右の羽根を軽く振ると、突然、美嘉たちの前の地面がぱっくりと裂け、巨大な地割れができました。それは底が見えない
位の怖ろしい深さでした。
「…ッ!!」
「さもないと、おまえたちもこんな風に真っ二つにしてしまうよ!!」
617 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/15(月) 07:58:15 ID:gEJA23SV
キターーーー!GJ!!続きもwktk
618 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/15(月) 10:30:33 ID:ngITow91
GJ!
続きもwktkして待ってます(`・ω・´)
619 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/15(月) 16:56:48 ID:0oB8xJ56
>一頭の大きなハゲワシに姿を変えたテツコ婆でした。首から上だけが元のままのタマネギ頭です。
千とちひろの神隠しでも見たことあるような・・・
620 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/15(月) 17:46:32 ID:DsfDQjfT
チョコレートチャーハンさんGJ!続き楽しみにしてます♪
621 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/15(月) 21:24:06 ID:D3yLpTAy
なんか頭の中でジブリ絵に直してしまう
歌えば歌うほど虚しくなる………
夢を売る仕事と言えば聞こえは良い、けどそれは外面だけ……実際は夢なんて売ってない、私が歌う事によって生まれるのは
お金だけ………夢も希望も抱いてこの世界に入り必死でのし上がった、そしてのし上がった時に気づいた
この世界には夢も希望も無い…………あるのはお金だけ
歌えば歌うほど虚しくなり、歌うほどお金は生まれ、お金が生まれる度に私は虚しくなる……………私はただ歌いたいだけ……
けど周りはただ歌う事だけを許さない、お金を生む歌を歌わなければ許されない。
そんな周囲に嫌気が差し、それを込め歌う………けどその歌がまたお金を生み、私を虚しくする……………
だからスグに分かった、彼女が私と全く同じ想いで歌っている事に。彼女の歌を聴き、直ぐにアプローチした。
どんな事でも良い、ただ彼女と話がしたかった。彼女を一番理解出来るのは私しかいないと思い。また、私の事を
一番理解してくれるのは彼女しかいない………その時はそんな思いがあった
それは、彼女と出会い確信に変わった…………きっと私は彼女がいなければもう駄目だと思う。今でも歌う事が虚しさに繋がる。
それでもしっかり立っていられるのは彼女のお陰………彼女がいるから私は歌える
ずっと……ずっと一緒にいられたらと思う。私は彼女さえいてくれれば何もいらない………ちひろさえいてくれれば
私は逃げた……虚しさに耐えられなかった。自分を売る事が出来なかった………周りに夢を与える代わりに自分の夢を汚す。
そんな生活から耐えられなかった……逃げたかった
けど逃げ出し、私の中の虚しさが一層大きくなった…………皮肉なものだ、歌っていても、逃げ出しても私は虚しさから逃げる事は
出来なかった………その日以来私は何も感じなくなった…………彼女と会うまでは
初めのアプローチは彼女から。物好きな人もいるんだ程度の気持ちしか無かった………けどそんな気持ちは彼女と会い一秒で
どこかに飛んだ。まるで鏡を見ている様………彼女は私だった。私と同じ想いを抱き、同じ悩みを抱え、同じ虚しさに身を染めていた。
彼女と出会い私は自分の新しい生き方を見つけた。
彼女を支える………私にしか支えられない。他の人間には絶対に出来ない…………何故なら、彼女を支える事は私自身を
支える事になるから………だから私は彼女を支えるんだ
けど、時間が無い…………もう時間が…………。
この世の中に神様がいるなら祈ります。時間を下さい……支える時間を下さい……美嘉ちゃんを支える時間を…………
624 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/15(月) 23:23:20 ID:gEJA23SV
ぐっじょおおおぶ!!
続きも期待してます
いい!いいよ!凄くいい!!
GJ!!!!!!
リアルでイイ!チャーハン切ないな…
627 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/16(火) 19:14:44 ID:b8zA2PtW
GJ!!!!続きわくてか
>>622>>623 『美嘉ちゃん?……どうしたのこんな時間に?』
「ご…ごめんね、そのちょうど仕事が近くで終わったからどうしてるかな〜……って思って」
我ながら下手な口実だと思う、近くで終わった仕事場はここから数えて駅で5つ……まぁ少なくとも近くじゃあ無い。
「ごめんね、こんな時間に……その…えと………ちひろ元気にしてるかなって思って。けどこんな夜更けに非常識だね
ごめん!じゃまたね」
駄目だ……ちひろを前にするとどうして良いか分からなくなる。念入りにシミュレーションしたのに彼女の顔を見ると
何も言葉が出なくなってしまう………こんな夜更けに来ちゃうなんて……駄目だ…嫌われたよ………
夜中の0時も回ろうかとする時間。普通の人間ならこんな真夜中の訪問者はまず歓迎はしない。彼女を前に大混乱し、
足早で立ち去ろうとする私の腕を彼女が掴んで引き戻した
『他の人なら兎も角、美嘉ちゃんなら迷惑じゃないよ……何かあったんでしょ?上がって』
ちひろは私が何時、どんな時に来てもいつも同じように出迎えてくれる………私はちひろの所に何時、どんな時に行っても
いつも混乱し大失態………………けど、そんな私を笑顔で出迎えてくれるちひろの優しさが何よりも嬉しい
『明日はオフ?だったら泊まっていって』
「………うん」
彼女の優しさを嬉しく思う反面、嫌な事や辛い事があると彼女に依存してしまう自分が許せない。私は彼女の重荷になって
ばかりだ……ちひろの為に何もしてあげられず、してもらうだけの立場が歯がゆい………ちひろに出会う前の私はもっと
強かったのに…………ちひろと出会った事により、私は自分の心の弱さを実感した…………凄く…凄く歯がゆいよ
『………元気無いね?』
「……その……私、いつもちひろに頼ってばかりで……今日だってこんな時間に約束も無しで………いつも私の仕事の
都合ばかりで……けど私ちひろじゃないと駄目で…………だけどちひろに迷惑掛けてばっかりで………だからごめ……!?」
自分でも何を言ってるかさっぱり分からない。ただ嫌われたくない一心で必死に伝えようとした言葉を彼女が遮った。
私を抱き締める形で
『美嘉ちゃん……謝る必要は全く無いんだよ?私は好きで美嘉ちゃんといるんだから……美嘉ちゃんはもっと私を頼っていいの。
私は頼ってもらえて凄く嬉しいよ………だから話して?』
今まで彼女に何でも相談に乗ってもらった………それでもこの相談だけは出来なかった………嫌、意図的にしないように
していたと言った方が正しい。ただちひろは気づいているんだと思う、私の事を一番理解してくれるからこそ彼女は私が一番
相談に乗ってもらいたい事を理解しているんだと思う。
それでも怖い……この気持ちをぶつければきっと今の関係が変わってしまう…………変わってしまえばきっとちひろとは
もう会えなくなってしまう……………そうしたら私はどうやって立ち続ければいいんだろう?彼女という支えを無くした私は
きっと今までみたいに立つ事は出来ない
「ちひろ………きっと……この話を聞けば私達はもう会わなくなると思う………ちひろはそれでも聞いてくれる?……
聞けばきっとちひろは私の事軽蔑するよ………………」
『美嘉ちゃんが話さない事で納得出来るならそれでいいと思うよ……けど、話しても話さなくても美嘉ちゃんが後悔して苦しむなら
私は聞きたい………聞いた上で美嘉ちゃんと付き合っていきたい……………それにね』
「…………?」
『私が美嘉ちゃんを軽蔑する事は絶対に無いよ…………どんな話でも受け入れる……美嘉ちゃんの事、全部受け入れるから』
ちひろは凄く強いと思う………私なんかよりずっと。
だから彼女がいなくなってしまった今でも、私は力強く立っていられる。彼女から色んなものを一杯もらったから
(´Д⊂ 映画化、せつに願う
631 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/17(水) 08:14:29 ID:U1Q7/lWh
GJ!!いいところで終わっちゃってるので、続きwktkして待ってます
GJ!!ミカオがテラカワユス
続きもwktk
ドキドキする。ムハー
634 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/17(水) 17:44:29 ID:xJ8uFyli
GJ!ミカオとチャーハンの立場が逆転してる(´∀\)タハー
635 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/17(水) 20:37:51 ID:NgbPIQGb
GJ!遂に愛の告白ですか??!
「ちひろは、誰かを好きになったことある?」
『あるよ』
「じゃあ、同性を好きになった事はある?」
『………………………………………………』
自分でも馬鹿な質問だと分かってる。ちひろが応えられない事も充分に分かってる。それでも聞きたかった…………
きっと拒絶の言葉が軽蔑の言葉が来るだろうと覚悟はしていた………それでも聞きたかった
「
自分でもオカシイと思ってる………女の私が女の人を好きになるなんて…………けど、その人の事を考えると凄く
胸が苦しくなるの。その人が他人と話していればイライラするし、他人に笑顔を向けると哀しくなる………………
ちひろはそんな事ない?それともそんな風に思ってしまう私は変なのかな…………」
『そんな事無いよ…………私。今も美嘉ちゃんと同じ気持ちだから』
意外な返答。自分が考えうる答えと180度間逆の答え…………けど……それはちひろに今現在好きな人がいる事も示していた。
「………そっか……少し安心したよ、こんな気持ち持ってるの私だけじゃ無かったんだ。………けどちひろに好かれる人は
幸せだね…………ありがと!話聞いてもらって凄く楽になったよ」
同性を好きになる気持ちが自分だけで無かった安堵。一方でちひろが私以外の同性を好きになっている事実…………心が
乱れる……この場合私は安心すればよいのだろうか?それとも哀しめばいいのだろうか?
ただ、このままこの場に留まれば泣いてしまう事だけは分かった………
「ちひろ、ありがとね!……じゃ、またね!」
【またね】もうそんな日が来ない事は分かっている。彼女に好きな人がいる以上、私は傍に居てはいけない……傍に居れば
ちひろが好きな人はきっとおもしろく思わない………私には分かる……だって私がそうだから………ちひろが、私以外に
笑顔を向け、笑いかける事は凄く辛かったから
ちひろとはもう、会わない………それが今までちひろから支えてもらった私が唯一出来る恩返し
………短くてスイマセン……orz体調テラワルス
638 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/17(水) 23:43:15 ID:U1Q7/lWh
GJ!!
体調がいい時にまた続きお願いします
ミ…ミカオォォ(つд゜)
続きをwktkしてまつ!
>>637 ぐっじょおぉぶ!!体調復活したらでイイので続きお願いしまつ
チャーハンも復活しないかな…
641 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/18(木) 20:31:14 ID:U5LsoqD6
GJ
いいかんじ〜
642 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/19(金) 13:15:05 ID:z6yGHF5R
続きわくてか
このカプには幸せになってホシス
643 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/19(金) 21:07:28 ID:4+YFMDAV
SS投下期待
>>636 分かってたよ。だって美嘉ちゃんは私を写す鏡みたいなものだから………………彼女の気持ちはずっと分かってた。
けど、私には時間が無い……だからこの気持ちは最期まで心に仕舞っておくつもりだった。
彼女への【愛】をしまい込んで、最期まで支え続けると誓ったのに………誓ったのに……いざ彼女の口から気持ちを聞くと
決心が揺らぐ………駄目なのに……いなくなってしまう私は彼女を好きになってはいけないのに…………。
そんな気持ちを思い出す前に私は行動していた。……………彼女の気持ちに応えたかった。
けど、私のエゴはきっと美嘉ちゃんを傷つける。だけど………それでも私は美嘉ちゃんの気持ちに応えたかった
『美嘉ちゃん!待って!』
気づいた時には美嘉ちゃんを引き寄せ抱き締めていた
『まだ……最後まで聞いて無いよ?…………美嘉ちゃん、聞かせて………美嘉ちゃんの好きな人』
「……………言えないよ……言える訳ないよ…………ちひろには言えないよ!」
『……全部受け入れるよ…………………受け入れさせて?』
「………………………………………………………………………………………………………………」
『………………………………………………………………………………………………………………』
長い沈黙。どの位だったのだろう、ほんの数秒にも思え何時間にも思えた…………………
「………きなの…………」
『…………美嘉ちゃん?』
「好きなの……………ちひろの事が好きなの、ちひろがいてくれないと駄目なの…………ちひろじゃなきゃ駄目なの!」
凄く嬉しかった。好きな人から【愛】を必要とされる事はなんて素晴らしい事なのだろう………本当に嬉しい………
「ごめんね…………ごめんね、ちひろ…………………ぐす……ぅ……」
彼女の涙を見たとき、心に決めた………もう私に残された時間が少なかったとしても……彼女を愛する事により、結果
彼女が傷つく事になろうとも、未来の事よりも今現在この時この瞬間の美嘉ちゃんの気持ちに応えたい。
心からそう思った…………だから、もう彼女に掛ける言葉は決まっている。
『美嘉ちゃん……私ね、どうしても出来なかったの………自分の夢を売る事が。だから………逃げ出しちゃった………
今もそれが正しかったかは分からないの…………ただ、逃げる前に感じていた虚しさは逃げ出した後でも無くならなかった。
……………それからはね、私の景色は灰色になっちゃった。何を観ても、何を食べても、何を感じても灰色で何も感じなく
なった………何もかも嫌になったよ』
「ちひろ………………………」
『けどね………けどね、そんな灰色の景色に色をくれたのは誰でも無い………美嘉ちゃんなの。美嘉ちゃんと一緒にいて
食べたり・話したり・笑ったりする度に灰色の景色はどんどん色を帯びて行った。今はもう………景色が灰色に観える事は
無いよ……………』
『だからね……その……美嘉ちゃんから言って貰っただけじゃ不公平だよね………だから言うね』
「ぇ………ちひろ?」
『私も美嘉ちゃんが好き……美嘉ちゃんじゃなければ駄目だよ……………美嘉ちゃんの事愛してる』
きっと私の顔は真っ赤だったと思う。だって顔が熱くなっていくのが分かったから…………けどハッキリとは分からない。
そんな事考える余裕は無かった…………もの凄く混乱してしまって、自分の足が地に付いていないのを実感した。
それでも、涙と笑顔で顔をくしゃくしゃにした美嘉ちゃんから、力一杯抱き締められるとそんな愛情に浮ついている
自分が凄く好きになれた。
もう私に時間は無いけれど………時間は無いけれど………時間が切れるまで美嘉ちゃんを精一杯愛そう………それが
彼女を傷つける事になったとしても
なまらGJ!
647 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/20(土) 03:54:37 ID:IIIVt05x
うぉぉおぉぉおおぉぉぉ!!GJ!!!!!
648 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/20(土) 04:15:13 ID:XviJoxst
GJ!!
フィクションだとはわかっていても現実におもえてきてセツネーよぉ
鬼はどうなるのどうなるのぉ
649 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/20(土) 08:40:27 ID:YRsAHUF4
GJGJ!!
二人はリアルでも付き合ってると思いたい
やっぱこの二人が最高に萌える
ゴメン、なんで時間ないんだっけ?(・c_・`)
652 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/20(土) 20:36:03 ID:+zxAaVkl
それがこれから分かるんだよ
てなわけで続きお願いします
653 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/21(日) 12:03:45 ID:bfczcWtp
続きwktk
ミカオチャーハン一線超えるか?
654 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/21(日) 20:33:20 ID:jojia/Q+
待ちきれないYO
続き本当にwktkだな
現実でもこうだとイイな
656 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/21(日) 23:38:08 ID:HvrRsfzD
続きまだかな
>>644>>645 押しかけ女房?………になるのだろうか?
告白からスグ、私はちひろのマンションに住み始めた。いわゆる同棲…………押しかけ女房だけど、私は仕事に出かけ
そんな私にちひろは御飯を作って待っていてくれる…………これじゃあ私は女房じゃなくて旦那様かな?と思いつつ、
同時に新婚生活ってこんな感じなのか?と考えている自分がいる
………まぁ色々難しい事を言ってはいるけど、要するに私は今凄く幸せ。
凄く幸せな生活………美嘉ちゃんと暮らす日々は凄く充実している。美嘉ちゃんと知り合い、相談に乗っていた日々も
充実していた、けどやっぱり一緒に暮らし同じ時間・同じ気持ちを共有するのとではやっぱり違う。
前以上に充実した日々…………ただ、一つだけ……一つだけ彼女に秘密にしている事がある………絶対にバレル秘密。
伝えなければならない………遅くなれば遅くなるほど、彼女を傷つけるのは分かってる。けど、どんなタイミングで伝えれば
良いのか分からない
………私は今凄く幸せだけど……どうしよう…………本当にタイミングって難しい
「ただいま〜」
『お帰りなさい美嘉ちゃん………御飯にする?お風呂にする?それともわ・た・し?』
「ち・ちひろったら………」
美嘉ちゃんと暮らし気づいた事が一つ………彼女は思いのほか凄く純粋なのだ。私のこんなちょっとした言葉に顔を真っ赤に
するのは見てて楽しいし嬉しくなる。美嘉ちゃんの顔を紅くするのはもう日課になってしまった………
『ふふふ、美嘉ちゃん顔真っ赤だよ?』
「も〜……ち・ちひろが変な事言うからだよ」
『ゴメンゴメン、けど本当にお疲れ様御飯出来てるよ、一緒に食べよ?』
日課といえばもう一つ。美嘉ちゃんは御飯の時、今日一日何があったかを全部話してくれる………楽しかった事・辛かった事
全部話してくれる…………愛している人と一緒の時間・気持ちを共有できる事は凄く素晴らしい事だと実感出来る
『じゃ美嘉ちゃん、おやすみなさい』
「うん、おやすみ………ちひろ、明日ちゃんと起こしてね〜」
御飯も・お風呂も終わり………二人で色々な事を話す。そしてその話題も尽き気づけば夜中の12時前………これも日課の最後の一つ。
美嘉ちゃんはもっと話していたい、というけどそうもいかない。
美嘉ちゃんも自分の部屋へ戻り、自分のベッドに横になると眠気が襲ってくるまでいつも考えてしまう事がある。
【自分にはあとどの位時間が残っているんだろう】この事ばかりを考えてしまう。そんな事を考えていると凄く不安になり、哀しくなり
涙が出てくる………けど、美嘉ちゃんと出会い私が夜中に考えてしまう事が一つ増えた。
【私がいなくなったら美嘉ちゃんはどうするんだろう】……ずっと一緒にいて支えてあげられればと思う。けど無理だ………
自分の事は自分が一番良く分かっている………だから早く彼女に言わなければならない……………けど、どうすれば良いのだろう
コンコン……………私がそんな事を考えているとドアがノックされた
『美嘉ちゃん?』
「ちひろ、まだ起きている?………だったら入っていい?」
一緒に暮らし始めて初めての事。美嘉ちゃんの悩みは眠る前に全部聞いてあげているから、こんな事は無かった………けど断る理由は無い。
『起きてるよ。どうしたの?入って』
「えと………ごめんね何か眠れなくって」
『良いよ私もそうだったから……美嘉ちゃん、枕持ってきて。一緒に寝よ?』
二人で枕を並べ横になる。まだ話していたいという美嘉ちゃんに『駄目』とは言ったが、正直私だってもっと話がしたい………けど、いざ彼女が
隣に……しかもこんなに密着していると、緊張してしまい一体何を話せば良いのか分からなくなってしまう。あれだけ彼女に『顔真っ赤』と言って
からかったが、その実今の私の方が顔が真っ赤なのだろう………良かった、電気が消えていて。
「何かゴメンね………頼ってばっかりで」
最初に口を開いたのは彼女だった
「ちひろと一緒にいれて凄く楽しいよ………ちひろあの時言ったよね。私と出会う前、景色が灰色だったって」
『うん……………』
「私もそうだったんだ………自分を切り売りする仕事に嫌気がさして……それでも辞める訳にもいかなくて………どんどん景色が色を失っていった」
『…………美嘉ちゃんも、だったんだ』
「うん………そんな時ちひろと出会ってさ…………だから、ありがと………これからもよろしくね」
『そ・そんなに改めて言われると恥かしいなぁ』
「ふふ、ちひろ顔真っ赤だよ?」
『えっ!?』
「う・そ………そうやって驚くって事はやっぱり今真っ赤でしょ?人のこと言えないなぁ」
『も・も〜………明日も仕事でしょ!眠るよ!』
「はいはい……オヤスミちひろ………」
『オヤスミ、美嘉ちゃん』
そんな会話をして眼を瞑ると、スグに眠気が襲ってきた…………眠りに落ちる寸前、美嘉ちゃんの言葉が聞こえた
「ちひろ………いなくなっちゃヤダヨ」
私は応えられなかった。それが眠りに落ちる寸前だった為か、『うん』と応えて彼女に嘘を付く事が嫌だった為かは分からない。
私は眠りは決して浅い方じゃない。一回眠りに付けば朝まで何があっても起きない………そんな私が夜中に眼を覚ました。声がした………凄く苦し
がっている声が………………
「ちひろ…………?」
……………真っ先にちひろの事が思い浮かんだのは当然だ、この部屋には私の他にちひろしかいないのだから。
『………く……ぅ…………ぁ…………は…………ぅ……………っ…………』
眠気が一気に覚めた………私が見たのは今まで出会った中で見たことも無いような苦しがるちひろ…………私を驚かせる
為の演技じゃ無い…………そんなのは見ればスグに分かる
『……っ…美……嘉……ちゃ………ぅ……………………美嘉……………ちゃ…………っ』
「ちひろ!?どうしたの?大丈夫!?………ちひろ!ちひろ!」
一線越えムリポ…………何かこの二人には悲恋って言葉がぴったりだよね………と言い訳orz
661 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/22(月) 00:25:11 ID:PDiOXQGT
どうした!チャーハン!!!
662 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/22(月) 00:49:15 ID:1QFw/6xL
GJ!!
続きが気になって仕方ない
チャーハンどうなるのさ
GJ!!!
俺は一線越えなくても楽しめるので続き待ってます
664 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/22(月) 18:07:07 ID:mFpEjeGv
チャーハン!!どうしたの!?続ききになる!!!!!!!
665 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/22(月) 21:43:17 ID:0jp9HZNl
続きが気になります
666 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/23(火) 00:07:15 ID:PswQLvFz
今日もSS投下希望
667 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/23(火) 20:31:45 ID:7agL/o6R
今日こそSS投下希望
>>657>>658>>659 ちひろ!?どうしたの大丈夫!?」
『……………ぅ………く………っ』
初めて見たちひろの苦しみがりよう………何が起きているのか全く分からなかった。ほんの数時間前まで笑っていた
ちひろが今は顔を歪め苦しがっている。混乱と同時に救急車を呼ぶ為に電話に手が伸びる………が、私のその手を
ちひろが留めた
『………美、美嘉ちゃ………だ……ぃ……じょ……ぶ………スグ…………治……まる……から』
「大丈夫じゃないよ!待ってて今救急車呼ぶから!」
『お………ねがい………一人に……っ……ぅ……しない……で』
ちひろにそう言われれば何も出来ない………本当は救急車を呼んだ方がいいに決まってる。けど【一人にしないで】
という台詞が私を押し留めた…………スグに治まると彼女は言ったが、顔を歪め延々と苦しがるちひろを見ていると
何も出来ない自分が嫌になる………………………
時間にして数分………ちひろが苦しがった時間……私が何も出来なかった時間………苦しみも引いて穏やかな表情に
なったちひろがゆっくりと口を開く
『………ごめんね……驚かせちゃったね』
「………………もう、大丈夫………なの?」
『……うん………後はお薬飲めば』
「………………くす……り?」
彼女の言った単語が引っ掛かった【薬】……ちひろはどこか悪いのだろうか?そんな事信じられない。だってちひろは
私の前ではいつも笑顔だった………あんな顔を歪めて苦しがった事は一度も無かった
『……本当は、もっと早く言うつもりだったんだ…………ねぇ美嘉ちゃん………落ち着いて聞いて欲しいの』
私はちひろのこの時の言葉を一生忘れない………………
『私……そんなに長くないの』
この世界に神様なんていないのだと、灰色の景色以来……ちひろと出会って以来思い知らされた…………
『…………逃げ出した理由ね……もう一つあるの…………体が言う事聞かなくなっちゃって…………自分を売る仕事が
辛かった事もあるけど………それと同じ位、どんどん体が弱って…………だから……ね』
「嘘だよ………だってちひろ、私の前じゃあんなに元気だったじゃない!」
『美嘉ちゃんと出会ってね、体の具合は凄く良くなったよ………本当に……美嘉ちゃんと出会ってからは発作も起きなかったし
………もしかして本当に治っちゃったんじゃ無いかって勘違いしたくらい』
「嘘だよ………………」
『最初はね、美嘉ちゃんの気持ちにも応えないつもりだったの…………もうスグいなくなってしまう人間が恋愛したって
お互い辛くなるだけだし…………けど……自分の気持ち、抑えられなかった……………』
「………………………………………………」
『だから、早く言おうと思ったけど………もうスグ私死ぬなんて言えなくて…………………ごめん』
信じられないよ……あんなに元気で笑顔で…………私に色々な物を与えてくれて………そんな彼女がもうスグ死んでしまうなんて。
『………ねぇ……美嘉ちゃん…………………終わりにしよう…………」
「え………………………」
『このままいれば美嘉ちゃん、絶対不幸になるよ…………私なんかと一緒にいちゃ…………今なら大丈夫だから………
今なら美嘉ちゃんも私も傷つかなくて済むから……………だから………別れよう』
「ちひ………ろ…………………」
………あの後、長い沈黙の末、結論は出さず眠る事にした………けど私の中で結論はもう出ていた………確かにちひろの
言う通り、今ならお互い傷つかずに済む……………私はちひろが寝ている内に、マンションを後にした…………………
670 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/23(火) 22:36:33 ID:HIaBgvkt
セツナス
gjgj
672 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/24(水) 00:21:00 ID:ApyTkZMQ
GJ!!
鬼、元気でいてほすい。
673 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/24(水) 00:50:46 ID:Imq/atfv
(;;;;;Д;;;;;)))
674 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/24(水) 10:44:53 ID:6khPyHsL
別れちゃイヤァ
これからどうなる!?
675 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/24(水) 21:08:28 ID:y/s1ZqYx
続き わ く て か
>>668>>669 朝起きたら美嘉ちゃんはいなくなってた。彼女の荷物はそのままだけど、きっと後から取りにくるんだろう。
これで良かったんだ、互いが傷つく前に終わったんだから喜ぶべきなんだ
けど………どうして目の前が霞むんだろう
美嘉ちゃんと別れてから4日経った。何もする気が起きない、食事も洗濯もテレビを点ける事すら出来ない。
それなのに発作はまだ一度も起こっていない……皮肉なものだ
ピンポーン
チャイムが鳴った……どうせ勧誘か荷物か何かだろう。ほっておこう………と思ったが
ピンポーン……もう一度チャイムが鳴り、更に続けざまにチャイムが鳴り続ける。しつこい……少しの怒りに
突き動かされ乱暴にドアを開ける
『うるさいわね!何の用!?』
と怒鳴ってから目の前に美嘉ちゃんが立っている事に気づいた
「ただいま」
彼女はそう言うと、驚きのあまり棒立ちの私の横をすり抜けただ一言
「お腹空いた〜御飯できてる?」
と、呑気にそれでいてとびきりの笑顔で私に話しかけてくれた……………その後は急いでありあわせのもので
夕食を摂った………けど、彼女の真意を計りかねる。
「仕事休んできたから………無期限で」
食後のお茶を飲みながら彼女はさらっととんでもない事を口走った………
『な……っ何言ってるの?そんな事駄目に決まってるでしょ!?』
「駄目も何ももうマスコミ通じて発表しちゃったし……テレビ観てないの?結構大々的に報じられたみたいだよ?
【中島美嘉活動無期限停止】……って」
めまいがした……美嘉ちゃんが何を考えているのかさっぱり分からない。私の体の事を知って数日でここまで
物事が目まぐるしく流転するなんて思いもよらなかった
『………どうしてよ…美嘉ちゃん今凄く売れてこれからだってのに。何でこんな馬鹿な事…………』
「馬鹿って言わないでよ、これでも良く考えて決めた結果なんだから」
『何を良く考えたの?美嘉ちゃん仕事結構詰まってたんでしょ?それをいきなり無期限で休むなんて』
「詰まっていた仕事は全部終わらせたし、別に心配するような事じゃないよ」
『心配するなって………無理だよ、大体……………』
私が小言を言おうと口を開いたと同時に彼女も口を開く
「ちひろと一緒にいたいのよ」
もう私は何も口に出来なかった…………………
「迷惑かもしれないけど、ちひろと一緒にいたいの!………仕事なんていつでも始められる。それよりも今は
ちひろと一緒にいたいの!ちひろを支えたいの!」
『そんな……駄目……だよ』
「駄目って言っても聞かないから……私は最後までちひろを支える!もう決めたから……今まで通り一緒に住んで
一緒に御飯食べて、一緒に笑う」
『どうして!………もう私の体の事知ってるのにどうして?もう一緒にいればお互い傷つくだけなんだよ?』
「傷ついたからどうだっての!?そんな事より私は今ちひろから顔を背けて逃げ出した方がよっぽど傷つくよ!
ちひろが死んじゃうのだって分かってる………けど、もうちひろがいないのは考えられないよ。」
涙で目の前が霞む…………泣かないつもりだったのに、彼女の一言一言が胸に突き刺さる
『ずるいよ………そんな事されたら、死ぬのが辛くなっちゃうよ………………』
「ごめん……けど、私はちひろから大切なもの沢山貰ったから……だから今度は私が支えてあげたい」
『…………今度は……私の方が迷惑かけちゃうね……………』
「いいよ………どんどん迷惑かけて……………時間がある限り精一杯、笑って・泣いて・怒って暮らそ?………
……ちひろ、一緒に生きよ?」
私は本当に弱い人間なんだ…………好きになる事が彼女を傷つける事だと分かっていても、気持ちを抑えられず、
このまま一緒にいる事がお互いを…美嘉ちゃんを傷つける事になるのが分かっていても、やっぱり気持ちが抑えられなかった。
けど………本当に嬉しかった……自分勝手で我儘だけど………凄く嬉しかったんだ
もうちょっとかな……と
何かミカオかチャーハンのどちらかが毎回不幸になって、こんな話が嫌いな人には
ホント申し訳ないです<○>
680 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/24(水) 21:47:21 ID:BGeDs2ZV
いやすごい好きだよ
泣けてくる
GJ!切ないけどイイ!
682 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/24(水) 23:08:10 ID:i1Q2fER8
GJ!切ねぇ…涙出そう……
683 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/25(木) 11:39:52 ID:MfQ/CUUU
ぐっじょおおぶ!悲恋もイイ!続き希望
GJ!いつも良いSSを書いてくれて、ありがとうございます。
GJ!!
SETSUNEEEEEEEEEEE!!
他の職人さんもどしどしカモン!
686 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/25(木) 20:38:00 ID:2R5VACWu
チョコレートチャーハンさんのSSはどうなったのかな?
687 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/25(木) 21:17:22 ID:/aWMFATm
職人様方。どんどんSS投下して下さい
>>676〜
>>678 ちひろを最後まで支えると誓った……それなのに挫けそうになる。彼女が発作を起こし苦しむたび何も出来ない自分が
許せない。ちひろの苦しみの何分の一でも受けられればいいのに………………
『いてくれるだけでいいんだよ…………』
そんな私の気持ちを見透かすように彼女は発作のあと、微笑みながらいつも私に対しこう言う。発作が治まった後も
元気に、そして気丈に振舞うちひろ…………けど彼女は少しずつ痩せ始め、肌も血色が失われていく………………
毎日彼女を見ているからその推移が嫌でも分かってしまう……………………
考えたく無い……考えたくないが、死が少しずつちひろに近づいている…………………………
『………っ……ぅ……大丈夫………治まったから』
「大丈夫?………今お水持ってくる」
仕事を休み、最期の刻までちひろと過ごすと決め一月が経った……発作は日毎に増し、ちひろの体力がみるみる減っていく
のが分かる……………
『………私……あとどの位もつのかな…………』
「……………………………………………………」
掛ける言葉なんて無い………気休めなのが分かっているから。私は何も出来ない、彼女の苦しみを肩代わりしてあげる事も、
そして彼女に言葉を掛けてあげる事も………………………
『美嘉ちゃん………ごめんね………こんな事言ってもどうにもならないのにね』
「ううん………ちひろがそう言って少しでも気が楽になるなら言って………私は聞く事しか出来ないから」
『そんな事ない………美嘉ちゃんがいてくれるだけで、気持ちが楽になるんだ………いてくれるだけでいいんだよ』
……………もう、時間が無い。認めたくないけど、ちひろはもう長くもたない。私が出来ることは無いけど……無いけど
ちひろの希望は叶えてあげたい…………
「家にいてばかりじゃなんだし、ちひろどっか行きたい所ある?外行こ?」
『………嬉しいな………じゃあ、さ……………私、海に行きたいな』
「海?………今行っても泳げないよ?」
『あはは……違うよ、ただね……海に沈む夕陽が見たいな………って』
普通、看病する人間なら病に侵されている人間の具合が悪くなる所には連れて行く事はしないだろう………けど、もうちひろは
時間が無いんだ…………好きな事をさせてあげたい………少しの余命を永らえるために床に伏せさせるよりも、ちひろの希望を
全部叶えてあげたい…………私達はすぐに海へと向かった………………
…………海に付く頃には、丁度日も暮れ夕陽は海へと沈む少し前
『綺麗だね……………』
「………うん」
『ふふふ………美嘉ちゃんと出会う前は考えられなかったな……こんな綺麗な夕陽が見れるなんて………』
「私もだよ………………」
『あはは……私たち似た者同士だね』
ちひろの屈託無い笑顔が眩しい……………
「ねぇ…………ホントに死んじゃうの?」
『…………ごめん……ね…………』
「出会いなおせたらいいのに……………そうすればもっと一緒にいられるのに…………」
『うん…………………』
時間よ止まれ………………止まって、この時この瞬間が永遠に続けば…………そうすれば
『……けどね、私美嘉ちゃんと出会えて本当に良かったんだ………今まで何も輝く事の無かった人生が美嘉ちゃんと
出会えた事で………何もかも変わったよ……………ありがと…………ほんとにありがとう』
「………………………私も嬉しかった、凄く嬉しかった…………だけどね………」
『ん?』
「今直ぐ死ぬ訳じゃ無いんだし、遺言みたいな言い方は駄目だよ」
『そうだね……あはは………』
「じゃ、日も落ちたことだし帰ろっか?………車とってくるね」
車を回してこようと立ち上がり車に向かう………………振り向いたのは偶然………本当に偶然だった……………
…………あんなにゆっくりと時が進む様に感じたのは初めての事だった…………………
私と一緒に立ったちひろが、ゆっくりと………凄くゆっくりと…………砂浜に………………倒れた………………
「ちひろ!!」
そう、彼女の名前を叫び、ちひろの元に駆け出す私の動きも凄くゆっくりに感じられた……………………
691 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/25(木) 23:45:36 ID:TisUTwr0
GJ!!!せつなすぎるよぅう
涙で明日が見えない(;´Д⊂)
693 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/26(金) 17:26:45 ID:dhlYmUJz
ちひろ死んぢゃいやぁぁ
694 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/26(金) 18:15:57 ID:yTTpa/H/
GJ!!チャーハァァァァァァァン!!!!!!あ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛ぁ゛(;Д;)
695 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/26(金) 20:44:14 ID:PMoGmoth
ぎゃあああ
重大なところでえええ!!!
696 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/26(金) 22:51:24 ID:5EQ5ZnIw
続き読みたいです
>>688〜
>>690 現実………もう、炎は消えるんだ…………………
「ちひろ!ちひろ!今病院に連れて行くから!」
希望………消えないで…………………
ちひろを病院へと連れて行くため、体を支え起き上がらせようとする私をちひろは押し留めた。
『………いいよ』
「…いいよって……馬鹿言わないで!」
『…………自分の体………だから…………わかってるよ』
ちひろの口からその言葉が出た時、私の足に根が張ったかのように動けなくなった……………もう……もう………
「なに……も………なにも!……なにも!なにも!何も出来なかった!…………ごめんね……ごめんね………」
何も出来ない、何もしてあげられない………ちひろがいなくなってしまうのに涙すら流せない。
私は最低だ、私は薄情だ……そして私は役立たずだ
『………自分を責めないで……美嘉ちゃんはいっぱいしてくれたよ………いっぱい支えてくれたよ…………私にいっぱい愛情をくれたよ』
「………………ちひろ」
『謝るのは私の方、こうなっちゃうのは分かっていたのに……………けど……私は今、凄く幸せだよ………美嘉ちゃんは違う?』
「……ううん……幸せだよ……凄く…凄く幸せだよ」
ちひろが一生懸命話しかけてくれる………ちひろが一生懸命私を見てくれる…………ちひろの気持ちに応えたい
『嬉しいな…………………美嘉ちゃんと出会えて………』
「ねぇ、ちひろ………何か話そっか?……お話しよ?」
もう私に出来ることは限られる……ちひろによりそって会話してあげる事だけ…………それだけ……けどそれだけだからこそ、
最期まで、最期までちひろの為に何かしてあげたい
「覚えてる?私達の出会い………びっくりしたよ、ちひろの歌を聴いたとき私が歌っているかと思った」
『私だって…………ふふ、美嘉ちゃんと初めて会った時、私そっくりだと思った……………………』
「………凄く………緊張したんだよ………」
『何が?』
「……………その……告白……した時」
『あはは……まぁ、私には分かってたけどね……美嘉ちゃんが、私を好きだって事』
「自信過剰」
『分かるよ………私も、美嘉ちゃんの事大好きだったから』
『……美嘉ちゃんと一緒にいて、色々気づいた事あるんだけどさ』
「なに?」
『私、すっごく嫉妬深かったんだって事……………美嘉ちゃんがテレビに出ている時、実はねちょっと『ムカ』ってした事もあったよ』
「あはははは」
どの位話していたんだろう…………ちひろと出会ってから今までの事、全部話している様な気分になった。
また、私の会話に軽快に応えるちひろを見ていると死んでしまうのすら何かの間違いじゃ無いかと思い始めてくる……………けど………
「それでさ、あの時ちひろったら……………………」
『ねぇ………………美嘉ちゃん…………』
「ん?何?」
『………もう………眠って……い……ぃ……………?』
その時、大きく風が吹いた………凄く大きな風が……………
「ちひ……ろ?」
『……………………………………………………』
ちひろは………もう眼を覚まさなかった
699 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/26(金) 23:24:59 ID:BNYFZZ3I
一年後
私は仕事に復帰して忙しい日を送っている。一年も休めばもう私に対する需要なんて無いと思っていたが、そうでも無いらしい。
相変わらず自分の夢を売っている…………けど、一年前ほどの虚しさは感じなくなった……………それはきっと彼女のお陰………………
二人で過ごした部屋はあれからスグに引き払った…………あそこには思い出が多過ぎるから………………けど逃げたわけじゃない。
本当に大切な思い出は胸にしまってあるから……ちひろとの大切な思い出は。
それでも……それでもちひろと凄く会いたくなる…………………その衝動が抑えられなくなる事もある……………
だけど私は生きている……今まで何度もその衝動に身を任せそうになったのに………私は生きている…………だってちひろのお陰で輝きを
取り戻した人生だから……………………だから最期まで生き抜く………そうすればまた、きっと出会える
ちひろ………きっと何十年と待たせると思う。私がそっちに行くのはきっと私がしわくちゃのお婆ちゃんになってから……………けど、
ちひろは私をスグに見つけてくれるよね………だから待ってて……………私がそっちで笑顔でちひろと話せる為に…………………
私は今日も夢を売る………そして歌う…………けど、哀しくない
………………………………歌いきった先にちひろが待っていてくれるから
お粗末様でした<○>
GJ〜〜!
おつかれさまでした!!
感動をありがとう☆
はいはい鬱展開ワロス
703 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/27(土) 02:04:46 ID:erRTCnx9
職人さんGJです!ウワァーン(;д\)涙が止まらない。
704 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/27(土) 02:19:27 ID:irj75onk
エロSSキボンヌ
705 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/27(土) 12:07:03 ID:ZbpfzQBL
GJ!!マジ泣きした
エロSSも読んでみたいと言ってみるテスト
706 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/27(土) 14:50:07 ID:erRTCnx9
職人さんどうか新しいSSを投下してくださいまし
708 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/27(土) 20:12:40 ID:ySuHVV2w
エロSSキボリーヌ
お疲れ様でした
710 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/28(日) 02:40:16 ID:1xmiiu1F
刹那すぎて死にそう
711 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/28(日) 11:45:53 ID:I3XFzR+h
SS投下を強く希望いたします。
712 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/28(日) 20:43:22 ID:tBJFbqRJ
SS投下希望!!
713 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/28(日) 20:47:09 ID:Kq2fFLGi
714 :
福岡デート:2006/05/29(月) 00:06:53 ID:V8WqjDAo
「ねえちひろ、私と一緒に福岡行かない?」
それは突然の言葉でした。
私は美嘉ちゃんの前置きなしの発言に、目を何度もしばたたかせた。
「へっ?福岡?」「メインは福岡なんだけど、できれば……私の実家にも付き添って欲しいんだ」
「美嘉ちゃんの?」
美嘉ちゃんが生まれ育った場所。今の美嘉ちゃんを形成する一部。だから関心を持たずにはいられない。
今まで何も頭の中で思い描いてた。
まあ、それは単なる私自身の妄想にしかすぎないんだけど。
「イヤ?」
「ううん、すっごく行きたい!一緒に連れてって」
身を乗り出して私がそう言うと、美嘉ちゃんは可愛らしい笑顔を見せてくれた。
「そっか、良かった。じゃあ当日を楽しみにしてるよちひろ」
715 :
福岡デート:2006/05/29(月) 00:29:59 ID:V8WqjDAo
>>714 そして当日
「ちひろ、仕度できた〜?」
「ごめん、あとちょっとだけ待って。」
私は間際まで悩んでようやく選んだ、美嘉ちゃんのご両親への贈り物をそっと大きな鞄に忍ばせた。
美嘉ちゃんの実家に行くって事は、ご両親とも対面するわけで。
なんだか緊張しちゃうなあ。美嘉ちゃんのご両親ってどんな感じなんだろ。
…って、これじゃまるで結納交わす直前の恋人みたいじゃない。
結婚なんて…できるわけないのに………。
こればっかりはどうする事もできない。余計に意識してしまった事で深みに嵌りそうになる。
考えないようにしてたはずなんだけどな。
「んもう、ちひろまだ〜?」
「あっ!い、今行く」
その声に急かされ、我に返った私は慌てて美嘉ちゃんの所へ向かった。
鹿児島かぁー
ちひろの実家は宮崎だから、中島家のあとに鬼塚家ハシゴできるねえ
717 :
福岡デート:2006/05/29(月) 00:56:42 ID:V8WqjDAo
>>715 美嘉ちゃんの故郷の町を歩き始めて数十分。
温かい風が、更に私の頬を火照らせる。歩き回ったせいかちょっと暑い。東京なら、もう肌寒くなる時期なのに…。
「ちひろそれ重そうだね。荷物一個持ってあげる」「えっいいよそんな…」
私が最後まで言い終える前に、美嘉ちゃんがひょいっと私の荷物を持ち上げた。
「もうすぐ着くからね」
「あ、ありがと。ごめんね美嘉ちゃん」
荷物一個分が増えたにもかかわらず美嘉ちゃんは相変わらず涼しい顔をして、歩を進めている。
…私、昔は結構体力には自信あったんだけどなあ。
それより、一体美嘉ちゃんの細い体のどこにそんな力があるんだろ。
ごちゃごちゃ考えてるうちに、突如美嘉ちゃんが嬉しそうな声を上げた。
「ちひろ、着いたよ」
続きwktk!妄想して寝れそうにない
719 :
福岡デート:2006/05/29(月) 01:34:10 ID:V8WqjDAo
>>717 美嘉ちゃんのご両親は、まるで友人のように接して私の訪問を喜んでくれた。
美嘉ちゃんが過ごした空間の中で、私の存在を受け入れてくれる事。それが純粋に嬉しかった。
ご両親との会話も弾み、思っていた以上に楽しんでいる自分がいた。
でも、愛しい人の肉親となればやっぱり緊張してしまう。
世間の恋人達も、こういう時には私のように取り乱したりするのかな?
この状況をどうすればいいのか自分でもわからない。
夕食をご馳走になり、美嘉ちゃんと入れ替わりにお風呂を使わせてもらった後。
私は美嘉ちゃんの部屋だという場所で、やっと一息つく事ができた。
「疲れた?」
「ううん!ちょっと緊張したけど、ここに来られて嬉しいよ。美嘉ちゃんのご両親にも会えたし」
「お母さん達も喜んでたよ。珍しく上機嫌だった」
「へへ…そっかあ」
美嘉ちゃんにそう言ってもらえると、お義理じゃないって信じられた。
「でも、ちひろ…今日はいつもよりちょっとカタいね」
「そりゃそうだよ。美嘉ちゃんの実家なんて初めてだもん」
と、美嘉ちゃんがぐっと私の腕を掴んで引き寄せた。
「リラックスしてよ、私の部屋なんだから。
………緊張…解いてあげようか?」
>>719放置プレイだ。。・゚・(ノД`)・゚・。
SSキテターーーーー!!と思ったら
ちょwwww
一番良い所で放置プレイですかwwwww
722 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/29(月) 20:47:05 ID:Rk690bLI
723 :
福岡デート:2006/05/30(火) 01:44:43 ID:EhVcofiA
>>719 何か言葉を発しようとした私の唇は、美嘉ちゃんの唇に塞がれた。
私の首を抱き、何度も私の唇を求める。
「ん、はぅ…」
美嘉ちゃんの熱い舌が湿った音を立てて、私の口の中をかき回す。
唇が離れてしまっても、余韻は消えない。ふわふわと宙に浮いているみたいだ。
「…ちひろかわいい。このまま抱きたいよ」
美嘉ちゃんの甘い声が溶かされた私に降りて来る。
「だ、だめ…だよ……こんな……」
「いいじゃん。ちひろはシタくない?」
「それは…」
私の気持ちを見透かした上で、いつも美嘉ちゃんは意地悪い質問をする。
このやりとりの甘さを際立たせるための……。
「ひゃっ」
突然のひやりとした感覚に体が硬直する。
美嘉ちゃんが私の足の爪先をそっと撫でていたのだ。
「どうしたのこれ」
そういえば合わない靴を履いて来ちゃって、靴擦れしてたんだっけ…。
「大丈夫。大したことな…」
次の瞬間、私の言葉を遮るように、美嘉ちゃんは私の足の指から舌を這わせた。
724 :
福岡デート:2006/05/30(火) 02:08:30 ID:EhVcofiA
>>723 「はっ…んふ…ぅ…」
思わず甘ったるい声が出てしまう。
猫が毛繕いするみたいに、美嘉ちゃんの舌が丁寧に私の傷を舐める。
「美嘉ちゃん…っ……」
「どうしたの、しみる?それとも…感じてるのかな」
「……ッ」
急速に顔が紅潮していくのが自分でもわかった。
そんな私を、美嘉ちゃんは小悪魔みたいな笑みを浮かべて抱き寄せる。
「わかってるよ。ちひろもシタくなっちゃったんでしょ?」「いっ意地悪……」
羞恥心からか、体中が熱い。
年下の女の子にこんな風にいいようにされるなんて。
でも、今はそんな自分すらも愛しく思えてしまう。
美嘉ちゃんが欲しい。そしてなにより、大好きな美嘉ちゃんも私を求めてくれてるのが、とても嬉しい。
726 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/30(火) 19:32:07 ID:DFOjjvEl
>>724GJ!(´∀\)タハーこれまたいい感じのところで!職人さんやりますなー!!
>>724 おつかれさま!かわいいエロさがたまりましぇんね。
続きまってます
職人さんGJ!!
くそ、じれったいww
729 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/31(水) 00:58:22 ID:362+2IRw
>>724 二人には少し狭いベッドの中で、私達はじゃれあうようにして温もりを分け合っていた。
「美嘉ちゃ…電気消して……」
「ダメだよ。こんな早い時間から真っ暗にしたら、怪しまれちゃうかもよ?」
美嘉ちゃんは悪戯っぽく笑いながら、私の寝間着を手際良く脱がしていく。
今更、恥ずかしがるような仲じゃない。
もう何度も抱き合ったし、美嘉ちゃんは私の体を知り尽くしてる。
頭で理解していても、その真っ直ぐで
綺麗な眼に見つめられると、今でもどうしていいかわからなくなる。
「逃げないでちひろ…こっち向きなよ」
美嘉ちゃんの視線から逃げようとしても、それもかなわない。
私の顎に手をかけ、少し強引に自分と向き合わせる。
そして私が晒された膨らみを両手で覆い隠すより先に、美嘉ちゃんがそこに顔を埋めていた。
730 :
福岡デート:2006/05/31(水) 01:23:18 ID:362+2IRw
>>729 「ゃ…んっ…」
体に優しい電流のようなものが流れる。
既に固く尖った私の胸の先端を、味わうように美嘉ちゃんが口に含んでいた。
そして空いた手で、私の素肌を優しく撫で回していく。
それだけで、体中の産毛がざわざわと逆立つのが感じられた。
「ふあ…あ…美嘉ちゃ…ん…」
頭の芯がくらくらする。体の奥に喜びが走る。
全身がもっともっと美嘉ちゃんが欲しいってせがんでる。
まだ足りない。もどかしさに太股を擦り合わせてしまう。
それに気付いたのか美嘉ちゃんは、私の足の間に入り込んだ。
「ちひろ…口でするのと指と、どっちがいい?」
「っ…両…方」
さっきまであれほど私の心を占めていた羞恥というものが、消え去ろうとしていた。
「ちひろは欲張りだね…いいよ」
キャーGJGJ!続きがまてん・・・
732 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/31(水) 18:19:17 ID:vsH8zqx7
GJ!あらまー!!昨日よりさらにいいところで終わってる!
GJ!ミカオカッコヨスw
734 :
福岡デート:2006/06/01(木) 01:39:20 ID:L6xgCJa7
>>730 「ちひろの望むままに」
そう言うやいなや美嘉ちゃんは私の中に一気に指を沈め、秘所に舌をに這わせていた。
「は…あっ……」
別の生き物のように妖しくうごめく美嘉ちゃんの指と舌。
それは次第に緩急をつけ、こね回すようにねっとりと、そして巧みに動いていく。
きつく甘美な刺激。私は自分を抑える事もせず、美嘉ちゃんの与える全てに身を委ねていた。
「あぁああっ!!」
「ちょっ…馬鹿、そんなに声出しちゃ…」
美嘉ちゃんの少し慌てたような声で我に返り、ひやりとする。
今置かれてる状況、忘れちゃってた…。
「感じてくれるのは嬉しいけど…今はちょっとだけ我慢ね」
子供を諭すみたいに優しく囁いてから、再び美嘉ちゃんは私の秘所に顔を近付け愛撫を始めた。
735 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/01(木) 01:50:06 ID:+qAfcT5V
736 :
福岡デート:2006/06/01(木) 02:08:31 ID:L6xgCJa7
>>734 美嘉ちゃんの指と舌の動きは、さっきよりも遠慮なく、ねちっこいものになっていた。
「ん…ん……ぅうん………」
縋るものを求めて、美嘉ちゃんの髪を指で掻き乱しても、熱は募る一方で。
今の私には、大きな声を洩らさないようにするのが精一杯だった。
「くっあ…美…嘉ちゃ…」
全身をビクビクと震わせ、甘い苦痛と激しい快感に悶えているうちに、意識も遠のきそうになる。
私はうわ言のように美嘉ちゃんの名を繰り返し呼び、ただ絶頂の到来を待つ。
と、私の充血した蕾を、美嘉ちゃんにそっと甘噛された瞬間。
「や……あ…ッッ」
私の背中が大きく反り、頭の中が真っ白になった。
「ーーッ」
もう声にもならない。
ぼやけていく視界の中で、美嘉ちゃんが優しく微笑んだ姿を見た気がした。
737 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/01(木) 03:42:53 ID:10w93dgX
めちゃくそ上手い!
GJ!!悶えるちひろモエスw
絵もウマー!
たまらないWWW GJです!
740 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/01(木) 16:12:49 ID:GNCA5HSh
職人さんグッジョブ!
>>735 イイ!この二人のえろイラストも描いてほすぃ
うはwちひろマジ萌えるww
742 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/01(木) 19:07:20 ID:YCsvdxfj
GJ!いやー!いいね!!たまんないわ!!!
さいこおおおおぞ!
744 :
福岡デート:2006/06/02(金) 02:14:30 ID:bzej8Ckr
>>736 「…まぶし……」
淡い陽光と、軽く圧迫感を感じゆっくりと重い瞼を上げると、目の前に美嘉ちゃんの寝顔があった。
そこで、美嘉ちゃんが私を眠ったまま抱き締めてるのだと分かる。
身じろぎしても、私の体に巻き付いた美嘉ちゃんの腕はびくともしない。
私は起き上がるのを諦めて、美嘉ちゃんの寝顔を堪能する事にした。
やっぱり、美嘉ちゃんは寝顔も綺麗…。
穏やかで、なんだか優しく微笑んでるみたいで…大袈裟だけど、マリア様のようにも見える。
その寝顔を、私が飽きもせずしばらくの間眺めていた事を、美嘉ちゃんは知らない。
こんな風に毎朝、起きて一番に美嘉ちゃんの姿を見られたら、どんなにいいだろう。
745 :
福岡デート:2006/06/02(金) 02:35:28 ID:bzej8Ckr
>>744 しばらくして、美嘉ちゃんのまつげが波のように揺れた。
あ、起きちゃう。もうちょっと寝顔見ていたかったな。
「ぅ……ちひろ…?」
「おはよう美嘉ちゃん」
「うん…」
まだ寝起きの美嘉ちゃんの声は、いつもより低くて掠れてる。
でも、そんなけだるい感じの美嘉ちゃんも色っぽいな……。
そう思った直後。「やっぱ…も少し寝かせて……」
美嘉ちゃんは私の肩に顔を埋めて、再び眠ってしまった。
「も、も〜美嘉ちゃんってば。それに私、抱き枕じゃないんだからね」
「……んー………」
どうやら、私の言葉も耳に届いてない様子。
まあ、いっか。
今のうちに美嘉ちゃんに睡眠を摂ってもらっておこう。
もしかしたら今夜は眠れなくなるかもしれないし、ね。
('-'*)♪ほのぼの・ほのぼの
748 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/02(金) 17:47:20 ID:vfoa0N/K
GJ!今夜眠れなくなっちゃうかもってwチャーハン何する気!?
749 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/02(金) 18:18:25 ID:LmHaZDj/
今度はチャーハンが・・・?!?ww楽しみ〜GJ
751 :
福岡デート:2006/06/03(土) 02:15:33 ID:l7Ru6nUh
>>745 美嘉ちゃんの実家を後にしてから数時間後。
私達はようやく福岡に辿り着いた。
そして今夜泊まるホテルに荷物を預けてから、人目を忍びつつこの街を観光することにする。
散策している間、私達はずっと無言だった。変に目立つような事はなるべく避けたいし、周りに好奇の目で見られる事もイヤだけど。
でも。
本当は、もう少し、寄り添って歩きたいな……。
そんな私の心の声が聞こえたのか、美嘉ちゃんはさりげなく私の腰に手を回した。
「美嘉ちゃん…」
照れ隠しなのか、美嘉ちゃんは相変わらず、前を見据えて歩いてる。
美嘉ちゃんの隣にいるだけで、気配を感じるだけで、愛しさが増していく。
美嘉ちゃんを誰にも渡したくない……。
美嘉ちゃんが他の人に気持ちが傾きかけていても。
たとえ美嘉ちゃんに嫌われても。
752 :
福岡デート:2006/06/03(土) 02:39:11 ID:l7Ru6nUh
>>751 ホテルの部屋に入ってから、私は今度こそ本当の安息を得ることができた。
二人きり。他の誰も入って来られない空間…。
「ちひろ、先にシャワー浴びてて」
「?うん」
いつもなら一緒に入ろうとするのに。
不審に思いながらも、私は衣服を脱いでバスルームに足を踏み入れた。
シャワーのコックを捻り、熱いお湯で今日の疲れ共々を洗い流していく。
と、バスルームの外から美嘉ちゃんの話し声が断片的に聞こえて来た。
「……でも………今…………
……撮影は………………」
何の話?
私は故意にシャワーを出しっ放しにしてから、バスルームを出る。
そして素肌にバスローブを一枚ひっかけた格好で、美嘉ちゃんの声のする方にそっと近付いていった。
誰かと電話してるみたいだ。
私の気配に気付く様子はない。
「うん……考えておくから……だから永瀬さん、今は切るね」
753 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/03(土) 02:46:14 ID:4OOgbS3y
永瀬キター(;;;;;Д;;;;;)))
754 :
福岡デート:2006/06/03(土) 03:06:18 ID:l7Ru6nUh
>>752 “永瀬”その名前を、私は聞き逃しはしなかった。
「やっぱり…予想してた通りだった」
「ちっちひろ!?」
美嘉ちゃんが驚いて、手にしていた自分の携帯を落とす。
私は美嘉ちゃんを追い詰めるようにじりじりとにじり寄っていく。
「福岡に来たかったのは、あの人と会いたかったからだよね?私は…ついでだったんだ」
そんな気はしてた。認めたくなんてなかった。
「ちひろっ…違うよ!そんなわけないでしょ?彼は……」
もし美嘉ちゃんの心があの男に奪われても、私は美嘉ちゃんを手放すつもりなんてさらさらない。
美嘉ちゃんを繋ぎ止めておく為には何でもする。
私は美嘉ちゃんの唇を強引に塞いだ。
より強い温もりを求めて、舌を絡ませる。
「んっんんー……」
苦しいそうな美嘉ちゃんの声を聞いても、私はそれを無視して唇を貪り続けた。
「私が美嘉ちゃんを抱いてあげる。だから、行かないでよ」
GJGJ!!展開はやくて退屈しNEEEEEEEEEE!!
ていうか同じ事思った瞬間だったから
>>753に思わず吹いた
756 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/03(土) 07:47:02 ID:l/7p6xWo
GJ!GJ!!永瀬めぇぇ。塚チャーハンが野獣化してる
GJ!!GJ!!
ほんと続きがまてんさぁ(><)
758 :
福岡デート:2006/06/04(日) 01:52:48 ID:uxfPcy8u
>>754 行かせない。あの男のところになんて。
美嘉ちゃんは誰にも渡さない。
私以外の人間が美嘉ちゃんに触れるなんて、絶対に許さない。
「ちょっと、ねぇ、ちひろ落ち着いて……話を聞いてよッ」
美嘉ちゃんはベッドに押し倒されても、まだ弁明しようとする。
そんな美嘉ちゃんが、今の私には憎らしく見えた。
「そんなの聞きたくない…どんなに一緒にいても、美嘉ちゃんは
やっぱりあの男の事が頭から離れないんだ。
どうやっても…私は二番目……」
肺が苦しい。
嗚咽が洩れそうになるのを堪えながらも、私は羽織っていたバスローブを脱ぎ捨てた。
美嘉ちゃんの目には、何も身に付けてない私の姿が映ってるだろう。
けど、今は恥じらう余裕すらなかった。
そしてためらいもなく、美嘉ちゃんの服にも手をかける。
「待って、ちひろ…ッ」
美嘉ちゃんの下着を剥ぎ取り、胸元に印を刻み付けていく。
何度も、何度も、赤い華が咲くまで。
美嘉ちゃんは私のものだって、まるであの男に牽制するかのように。
759 :
福岡デート:2006/06/04(日) 02:14:48 ID:uxfPcy8u
>>758 「っちひろ…信じてよ……私はちひろの事を一番……」
私は聞こえていないかのように、まだ十分に濡れていない美嘉ちゃんの中を一気に突き上げた。
「いッ……ぁあ!」
美嘉ちゃんの整った顔が歪む。
眉間に皺を寄せて、私の与える痛みを必死で受け入れようと。
「痛い?でもそんな事言って、もう濡れて来たよ…
永瀬さんに抱かれてる時も、こんな風に濡らすの?」
私は、狂ってる。
誰よりも愛しい人を、傷付けてしまいたいと…壊してしまいたいと思うなんて。
「ち…ちひろ…ぉ」
「ねえ、教えてよ…。あの男の前で、どんな声で鳴いた?」
私は内壁を押し広げるみたいにして、更に奥へと指を進めていく。
「ぃ…やッ……あっぁ…」
私の指の侵入を拒むように、美嘉ちゃんが私を締め付ける。
私を拒まないでよ。
お願いだから。
今の私は嫉妬に狂う醜い女だ。
それでも、美嘉ちゃんを愛する気持ちはあの男に負けない。勝てるはずないんだ。
760 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/04(日) 03:03:44 ID:cUZuM4m0
GJでした!!ミカオとチャーハンの立場が逆転してる。でも・・・それがまた(・∀・)イイ!!
761 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/04(日) 03:05:37 ID:VDk09sDS
GJ!!
そうだ!二人の間に入れるやつはいねぇ!
763 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/04(日) 20:18:04 ID:GdXCu8De
愛に狂う女は美しい
764 :
福岡デート:2006/06/05(月) 01:43:14 ID:7nakCgK2
>>759 お願いよ美嘉ちゃん。
ずっと私の側にいて。私から離れないでよ。
「ぁ…ちひ……ろ…ッ」
私が指の動きを速めると、美嘉ちゃんはベッドの上で
華奢な体をくねらせ、切なげな吐息を洩らす。
中性的で、植物のような細い…体。
この折れそうな体を、あの男が抱いているんだ。
あの男が。あの男が………!!
「好き、美嘉ちゃん…好きなの…」
好き?今の私の心を占める感情は、きっと…そんな美しいものじゃない。
どうして好きなだけじゃいられなかったんだろう。
どうして、私はこんな風になっちゃったの?
教えて。私を助けて美嘉ちゃん。
「ぁあ…ちひろ…ちひろッッ!」
指に熱を感じる。
次の瞬間、美嘉ちゃんが壊れそうなくらいにのけ反って、果てた。
765 :
福岡デート:2006/06/05(月) 02:02:22 ID:7nakCgK2
>>764 どれくらい時間が経ったんだろう。
美嘉ちゃんが達したのを見届けた瞬間、私の中のどす黒い炎が、一瞬にして消え失せた。と言うより、その感情よりも後悔や罪悪感の方が強まっていた。
あれから私はどうする事もできないまま、呆然とベッドに座っていた。
美嘉ちゃんは、はだけた服のまま、私の側で横たわっている。
美嘉ちゃんの表情は見えない。
いや、見る事もできない。
どうしよう。きっともう、嫌われちゃった……な…。
「ごめん……ね…美嘉ちゃん。頭、冷やして来るよ…」
私は鉛のように重い腰を上げ、バスルームに向かった。
シャワーを浴びてから、すぐにこのホテルを出よう。
美嘉ちゃんにとってもきっと、その方がいいんだ。
766 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/05(月) 16:18:31 ID:Rw5qmTVb
これからどうなる!?
永瀬なんかに負けるな!!
767 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/05(月) 17:08:26 ID:Kg9nxDoH
本日20:00より美嘉ちゃん出演
ヘイ!ヘイ!ヘイ!◇ゆかりトークのゲストは中島美嘉。
ゆかりの人に若槻千夏と畑正憲氏が登場する。
中島の世界一のファンを自称する若槻は、
いかに自分が中島のことを知り尽くしているかを懸命にアピール。
自分と絶対に友達になるべきだと話す。また、ツーショット写真を撮りたいという若槻のリクエストに
松本人志がカメラマンとなって応える。
一方、動物好きだという中島は畑氏に子供のころから会って
みたかったという。中島は、飼い猫が懐かないという悩みを畑氏に相談する。
トークゲストは木村カエラ。
松本にあだ名を付けてほしいとリクエストする。
768 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/05(月) 17:48:26 ID:uIAbQ1D8
GJ!どうなるんだ!ミカオチャーハン
770 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/05(月) 21:14:53 ID:IPm9cGmF
SS投下期待
771 :
福岡デート:2006/06/06(火) 01:23:42 ID:wSlKdW8M
>>765 ちひろの怯えたような、今にも壊れそうな瞳に肺がじくじくと痛んだ。
また私はちひろを傷付けた。もう二度とちひろに哀しい顔はさせないって決めてたのに。
いや、違う。私が決断を下さない以上、ちひろが苦しむ事は目に見えていた。
それなのに私は答えを出すのを先延ばしにしてたんだ。
本当は、どちらかを切り捨てなければならないという状況から、逃げていたんだ。
私にとってどちらが大切なのかは、もう分かりきっているはずなのに……。
私はのろのろと、自分の乱れた衣服を整えた。
こんなにもちひろを追い詰めたのは、他の誰でもないこの私。
私が安易な考えでいたから……。
どうしてこうなる前に気付けなかったんだろう。
ちひろ…ごめんね……ごめんね。
772 :
福岡デート:2006/06/06(火) 01:35:05 ID:wSlKdW8M
>>771 美嘉ちゃん…美嘉ちゃん……。
どうして私はあんな事しちゃったんだろう。
自分の感情に身をまかせて。
美嘉ちゃんの気持ちなんて一切無視して。
あの後……。いっその事、私を汚い言葉でめちゃくちゃに罵ってくれれば良かったのに。
その方がいくらか気分が楽。
美嘉ちゃんの一番正直な感情を、ありのまま私にぶつけて欲しかった。
でも美嘉ちゃんは何も言わなかった。私の目さえ見ようとしなかった。
もう、私と関わる事も放棄しようとしているの?
ねえ……私を嫌いになっていてもいい。
美嘉ちゃんの本当の気持ちを知りたいよ。
知りたかったよ。
773 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/06(火) 01:37:56 ID:s8M9ml7v
774 :
福岡デート:2006/06/06(火) 01:52:45 ID:wSlKdW8M
>>772 ふらふらと歩きながら、ふと何気なく顔を上げる。
ホテルのロビーの片隅に、人目を忍びながら佇む、見覚えのある影……。
目深にかぶった帽子。
黒いサングラス。
個性的な服装。
思わず息をのむ。
明確にその顔を確認する事ができなくても、一目で分かってしまった。
あの……男だ……。
私が、憎らしく思いつつも、身悶えするほど羨む存在。
『「!!」』
次の瞬間、あの男の視線が、私と絡み合った。
向こうも私の存在に気付いてしまったらしい。
やだ…見ないで。来ないでよ。
このまま逃げ出したかった。でも足が動かない。体が言うことを聞いてくれない。
私の意思に反して、あの男がゆっくりと近付いて来た。
GJ!
ついにでた〜〜まじ続き気になるし!!
wktk!!!!
ちーちゃん、ちなつに嫉妬しないでね。。
GJ!毎回続き気になるWいいトコで…wktk
>>777 大丈夫だぉ ミカオ相手にしてなかったっぽいしW
ミカオはチャーハンしか見えてないもんね
780 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/06(火) 17:56:06 ID:CFVpfWRs
>>774GJ!!あ゛ぁ゛ー!!!気になるぅーー!!
781 :
福岡デート:2006/06/07(水) 01:28:56 ID:1nSugYh/
>>774 あの男が一歩一歩近付いて来るにつれて、私の動悸も激しくなる。
来ないで。来ないで。……………
私はあなたなんか見たくない。
せめて私の世界では、あなたという存在を抹消したいの。
忘れたいの。
あなたさえいなければ。
美嘉ちゃんは……私だけを見てくれるって信じられる。
私の事だけを抱いてくれるって。
それが、私の中で描きあげた虚像の美嘉ちゃんでしかなくても。
………そんな思いが向こうに通じるわけもない。
彼は、私の目の前でピタリと足を止めた。
『「…………………」』
重々しい空気が流れる。
それでも、どちらも目を逸らせようとしなかった。
できなかった。もう、逃げるわけにはいかないんだね………。
この世界の音が消えた。私の時も、思考も止まった。
この時は、息の仕方さえ忘れていたんだと思う。
782 :
福岡デート:2006/06/07(水) 01:53:50 ID:1nSugYh/
>>781 「……初めまして、と言うべきかな」
思っていたよりも低い声に、私はびくっと身を強張らせる。
「ッ…ぁ…」
まるで喉に何かがはりついているように、声が出せない。
小刻みに震える私の手に一瞥くれてから、彼はそっとこう言った。
「………少しの間でいい。俺に付き合って欲しいんだ。……付いて来てくれる?」
逃げちゃダメだ………今ここで逃げたら、私は負けを認めてしまう事になる。
そんなのはイヤ。
美嘉ちゃんの気持ちがこの男に傾いてても、私はそれを美嘉ちゃんの自身の口から聞くまで認めない。
闘わずに逃げるなんて事……もう、絶対にしないんだ。
「はい……」
絞り出すように返事をして。私は首をゆっくりと………縦に振った。
783 :
福岡デート:2006/06/07(水) 02:20:50 ID:1nSugYh/
>>782 「どうぞ」
私は導かれるままに、そのホテルの一室に足を踏み入れた。
「無理言って悪かったね」
「…いえ……」
男が、薄暗かった部屋に明かりを灯す。
そして、サングラスを外した瞬間。
露になったその目を見て、私はぞっとした。全てを見透かしたような……瞳。
疑いが確信に変わる。
この男は………知ってるんだ。
私の気持ちを。そして、美嘉ちゃんの本当の姿を。
「…俺は近いうちに、美嘉に結婚を申し込みたいと思ってる」
ああ、やっぱり。美嘉ちゃんの話だ……。
「できるなら、俺が生涯美嘉を支えて、幸せにしたい。
……君は…?美嘉にどうなって欲しい?美嘉と、どう幸せになりたいんだ?」
「どう…って…」
どう幸せになるかなんて、考えた事がなかったように思える。
私と美嘉ちゃんは、結婚もできない。
決して祝福される事もない。
だから、そんな甘い幻想はとうの昔に捨てた。
美嘉ちゃんを好きになった時から、破滅の道を歩む覚悟はできていたから。
ちょ、この状況って…
永瀬がチャーハンをレイp(ry
すげ、予想外の展開キタコレwww
チャーハン頑張れチャーハン
GJです!
ほんっとイツモいいところでぇ・・・w続き楽しみ!
787 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/07(水) 18:22:03 ID:CgiU3Xez
GJ!こんな展開になるとはwこの先どうなるんだ!?
ネ申展開キタコレ
789 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/08(木) 01:32:47 ID:p3RcfY0C
蠍座なんですね。やっぱ天才なんですよ
790 :
福岡デート:2006/06/08(木) 01:39:19 ID:qKrJHOky
>>783 「…わかりません…。自分でも、戸惑ってるんです。
確かに美嘉ちゃんには幸せになって欲しい。
私は……笑っている美嘉ちゃんが大好き。
でも……嫌なんです。
私がいないのに、他の誰かと幸せそうにしている彼女を見るのは」
私は靄のかかった頭の中から、限られた言葉を選りすぐり、掠れた声を絞り出す。
自分の心に嘘をつく事はしたくなかった。
この男にどれほど厭われようが、自分自身が汚れようが構わない。
もう、私は闇に染まった獣と化しているから。
「…矛盾してますよね。でも、全て私の本心なんです。
誰かを傷付けても、私は美嘉ちゃんの側から離れたくない。
それが、私自身……そして美嘉ちゃんであっても……」
彼は微動だにせず、私を直視していた。
引き込まれそうな瞳……。
この時の彼の瞳は、美嘉ちゃんの瞳に少しだけ似ている気がした。
791 :
福岡デート:2006/06/08(木) 01:59:24 ID:qKrJHOky
>>791 「…あまりに自分勝手な物言いに呆れてますか?
自分でも……驚いてます。
私は、こんなに浅ましくて醜かったんだって」
もしかしたらもう、この想いは愛とは言えないのかもしれない。
執着と欲望にまみれた、醜い私の感情……。
でも、もう私にはどうする事もできない。
私には美嘉ちゃんがいればいい。
美嘉ちゃんは私そのもので、私のすべて…だから。
美嘉ちゃんが私を必要としてくれる。それが私の存在意義。
だから美嘉ちゃんが他の誰かの手をとった瞬間。
私の存在は……消え失せる。
「美嘉ちゃんとなら…一緒に、幸せにも…不幸にもなりたい……そう………思うんです……」
792 :
福岡デート :2006/06/08(木) 02:25:49 ID:qKrJHOky
>>791 そう言った次の瞬間、私の体が何かに覆われた。
「………ッ」
この男に…抱き締められたのだと気付くのに、かなりの時間を要した。
美嘉ちゃんを抱き締めるその腕が、私を包む。
憎んでも、憎み切れない存在…。でも私は抵抗する気には…なれなかった。
「君は…ずるいな。そうやって……美嘉を………」
男の声が遠くで聞こえる。
視界がブレる。
呼吸が乱れていく。
今まで必死に塞止めていた自分の歪んだ感情が、一気に溢れ出す気がした。
美嘉ちゃん………。
お願い。私を一人にしないで。
側にいて。他の誰も見ないで。
私のためだけに存在してよ。
死ぬまで離れないでよ。
「美嘉ちゃん………美嘉…ちゃん……」
朦朧とする意識の中。最愛の人の名前を呟きながら、私の記憶はそこで途絶えた。
793 :
福岡デート:2006/06/08(木) 02:27:15 ID:qKrJHOky
いつもありがとうございます。
一応断っておきますが永瀬さんと一線は越えてませんよ(^_^;)
795 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/08(木) 15:19:31 ID:Kq85eGyi
>>793 これからどうなるのか気になる!!
wktk
ちょ、本当展開が想像つかねえww
毎日wktkしてますよ
>>793
797 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/08(木) 18:14:12 ID:eS3FeITZ
>>793GJ!いつもありがとう!!これまた想像つかない展開だなw続き期待
798 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/08(木) 23:05:29 ID:zmWQuIaP
今後のSSには新たに若槻も参戦するんだね…。
799 :
福岡デート:2006/06/09(金) 01:42:41 ID:kHGzwkN2
>>792 「……ろ…ちひろ……」
真っ白な空間の中で、誰かが私を呼んでる。
お願い、目を覚まさせないで。
時よ止まって。
私から離れて行く美嘉ちゃんなんて見たくない。
……ううん、今までの事が全部夢だったらいいのに。
目覚めて、全ての苦しみから解放されたい………。
「ぅ………美嘉……ちゃん?」
ゆっくりと瞼を上げる。
目が光に慣れて、ぼやけていた視界が鮮やかになっていく。
目の前には、美嘉ちゃんの心配そうな顔があった。
「美嘉ちゃん……私…」
ここは…私達が泊まっている部屋?
確か私、あの男に会って部屋で話をして…それから…。
「何で私ここに…?」「………」
美嘉ちゃんは私の問い掛けには答えず、気まずそうに目を伏せた。
どうやら、あの男が関係しているらしい。
そっか…やっぱり夢じゃないんだ。
800 :
福岡デート:2006/06/09(金) 02:07:08 ID:kHGzwkN2
>>799 もう、現実から逃げるわけにはいかない…。
私はゆっくりと体を起こして、ベッドから降りる。
そして美嘉ちゃんの正面に回った。
私は逃げない。美嘉ちゃんを逃がさない。
美嘉ちゃんの口から、真実を聞くまでは。
「美嘉ちゃん私…さっき、永瀬さんに会ったよ」
「…うん…知ってる」
真っ直ぐに美嘉ちゃんを見つめると、美嘉ちゃんも同じように私を見据えた。
「あの人は自分が美嘉ちゃんを幸せにしたいって言ってた。
そして、私に美嘉ちゃんとどうなりたいんだって聞いて来たんだ…」
美嘉ちゃんは何も語りかけて来ない。
ただ私の次の言葉を待つように、瞳で何かを訴えている。
美嘉ちゃんは私の全部を知る覚悟でいるんだ…。
だったら、醜い部分を見せて嫌われてもいい。
私は自分の心の闇をも晒け出す。
「私はね…あの人みたいにはなれない。
美嘉ちゃんに影を落としてでも、
美嘉ちゃんの側にいたいって思ってしまう。
…私がいないのに…、幸せにならないで」
テラセツナス…
福岡デートGJ!!です。お忙しい中毎日投下していただきありがとうございます。
803 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/09(金) 17:53:10 ID:NL+oO6NH
GJです!切ねぇ(;Д;)
GJ!続きwktk
805 :
福岡デート:2006/06/10(土) 01:52:37 ID:EtgxqxYK
>>800 私は自分のことばかりだ。
自分の欲望には正直で……なんて、浅ましい。
「本当なら、どんな結果になっても、好きな人の幸せを願うべきだよね…。
でも、私はそれができないの。
他の誰かと幸せになったら…きっと美嘉ちゃんは私の事なんて忘れちゃう。
このまま美嘉ちゃんに忘れ去られるくらいなら、
嫌われた方が…憎まれた方がずっといい」
そうすれば、嫌でも美嘉ちゃんは私を忘れないから。
私の存在を、消したりなんてできないから。
「…ちひろ」
そこで美嘉ちゃんがようやく口を開いた。
そして次の瞬間には、私の唇は美嘉ちゃんの唇にきつく奪われていた。
「ん……ッッ」
息もできないような激しいキス。
どんなにもがいても、美嘉ちゃんの腕はゆるまなかった。
806 :
福岡デート:2006/06/10(土) 02:23:44 ID:EtgxqxYK
>>805 「忘れられるわけないでしょ!私だって…」
「え?」
酸欠でぼんやりとする頭に美嘉ちゃんの声が降りて来る。
「私だってちひろが私以外の誰かと幸せになるのは耐えられない。
そうなったら、私はちひろにひどい事しちゃうかもしれない…そんな自分が嫌なんだよ。
永瀬さんには、そんな感情生まれて来なかった。
……初めてだよ…こんなに見苦しいくらい他人に執着するのは」
跡がつきそうな程、美嘉ちゃんの指が私の肩に食い込む。
凄く、苦しそうな顔…。
「永瀬さんといれば、この感情も薄れると思った。
世間一般で言う“普通の恋愛”じみた事をしてれば、この異常な想いは消えるって。
でも…ダメなんだ。
どんどん自分を嫌いになってく。
結局私は、ちひろから逃げてたんだよ…」
「美嘉ちゃん……」
いつも私を力強く引っ張っていってくれた美嘉ちゃん。
そんな美嘉ちゃんが今は、小さな雛のように震えてる。
美嘉ちゃんも本当は私と同じ気持ちだった?醜いとさえ思ったこの感情を、私と同じように持ってたの?
GJ!週刊誌の事実の裏側の真実はこういうことだったんだ、
そうに違いねぇぇっぇぇぇぇ!!
やべぇせつねぇ
808 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/10(土) 10:13:41 ID:olD2RPL+
GJ!いつも素敵なSSありがとう!!続きに期待します
809 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/10(土) 12:38:43 ID:wxYYgKTW
いつも楽しみにSS読ませてもらってます。中島美嘉ファンですが、最高ですね。続き期待してます。
ぎゃあああ
遂に思いが通じ合うううう
811 :
福岡デート:2006/06/11(日) 02:21:30 ID:Gpyx69U9
>>806 「ダメだね私は……いつも中途半端…。
……挙げ句ちひろを傷付けて」
私は美嘉ちゃんの震える背中にそっと手を添えた。
そうだ。美嘉ちゃんだって平気でいたわけじゃない。
本当の美嘉ちゃんは誰より優しくて、脆い人だから……。
そんな事、私がよく知っていたのに。
「美嘉ちゃんは美嘉ちゃんなりにちゃんと応えてくれたよ。
私にも…そしてきっとあの人にも」
だから泣かないで。
美嘉ちゃんが苦しむ必要なんてないから。
「ちひろ……」
どちらからともなく、二つの唇を重ね合う。
美嘉ちゃんの涙の味が唇に残る。
それが、私の胸の奥に微かな痛みを落とした。
「泣かなくてもいいよ…大丈夫だから」
親が子供を宥めるようにそう囁いてから、
今度は、私から美嘉ちゃんにくちづけた。
それに応じて、美嘉ちゃんも私の唇を求めて来る。
それは今まで交わしたどんなくちづけよりも激しくて、そして優しいものでもあった。
812 :
福岡デート:2006/06/11(日) 02:58:50 ID:Gpyx69U9
>>811 ベッドの上で、私達はしばらく抱き合ったまま離れなかった。
お互いの存在と体温を逃さないように。
そしてゆっくりと体が離れた後、美嘉ちゃんの手が遠慮がちに私の頬を撫でた。
「抱いても……いい?」
いつもは涼しげな顔をして私を乱してたのに。
そう思うと、少しだけおかしくなって、ふっと笑みが零れた。
「うん…」
美嘉ちゃんの手が頬から胸元にかけて降りて来る。
指先が微かに私の肌と接触するだけで目がくらみそうになる。
でも、美嘉ちゃんの指はいつもと違いどこかぎこちなくて。
お互いの身に着けていたもの全てを脱ぎ終えた後も、
美嘉ちゃんは私に覆い被さったまま、次の行動に移さないでいた。
「どうしたの?」
「……なんか……今更緊張、してるんだ。
変だよね。ちひろとこうするの、初めてなんかじゃないのに」
「ふふ…私もだよ……美嘉ちゃん」
胸の奥から、美嘉ちゃんを愛しいと思う気持ちが溢れ出る。
そこには嫉妬や憎悪という歪んだ感情はもう潜んでなかった。
美嘉ちゃんが好き。
今は、今この瞬間は…私には、それだけで充分だから。
813 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/11(日) 11:21:52 ID:blcA/m2A
福岡デートさん、最高です。いつも、めちゃ楽しみにしてるので、これからもSSお願いします。美嘉チャン大好きなんで、ちひろになりたいです(笑)
814 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/11(日) 11:49:33 ID:zPuZ6IzA
GJ!!ぬぉぉぉぉぉぉぉ!二人の思いが通じ合ったぁぁぁぁぁぁぁぁ!
GJ!最高です!
電車の中で読んだが最後、
一人ニヤケちまったどうしてくれるううううwwwww
GJ!素敵!この2人の妄想は絵になるからイイ!
818 :
福岡デート:2006/06/12(月) 01:46:47 ID:aJUoVGEi
>>812 触れ合うだけの動きは、徐々に熱を増したものと変わっていった。
「ちひろ……ッ」
美嘉ちゃんのなまめかしい吐息が私をくすぐる。
「美嘉…ちゃん…」
名前を呼ぶ度に、美嘉ちゃんが嬉しそうに、そして切なく微笑んでくれる。
そんな美嘉ちゃんを見ると、私の何かが弾けた気がした。
「お願い…もっと…っ側にきて」
そううめくように私が呟いた次の瞬間、
美嘉ちゃんの空いた左腕が私をかき抱き、右手の指は一気に私の奥まで進めていた。
「っぁあ……」
こんな風に美嘉ちゃんに抱かれるのは初めてじゃないのに。
今まで以上に劣情が高まっていくのを感じた。
美嘉ちゃんの指が、私の中を彷徨うように蠢く。
もっと強く美嘉ちゃんを感じさせて。そして私を知って欲しいの。
「はぁ…っ美嘉ちゃ…美嘉ちゃん…っ」
「ちひろ…」
美嘉ちゃんが指を中でぐっと曲げた瞬間。
私は背中を反らせて高みに上り詰めた。
819 :
福岡デート:2006/06/12(月) 02:24:45 ID:aJUoVGEi
>>818 「…ごめん、ちひろ…私、もう我慢できない……」
「……え……?」
切なげな囁きと共に美嘉ちゃんは、達したばかりでまだ言うことのきかない私の脚を開く。
そして美嘉ちゃんの中心を、むき出しにされた私のそこに重ねた。
「あ…」
美嘉ちゃんも…凄く熱い。
初めて美嘉ちゃんを見た時は氷のようだと思っていたのに。
私を求める美嘉ちゃんは、こんなにも熱くて…蕩けそう……。
そんな事を思った時には、既に美嘉ちゃんは律動を始めていた。
「!ぅあっ……あっ」
敏感すぎる程敏感になった私のそこが、美嘉ちゃんの動きに反応する。
充分に潤みをたたえた肉が擦れ合い、淫らな音を響かせる。
「ん、あ…はっ…美嘉ちゃん……っ」
「ちひろ…ッちひろ……」
私の喘ぎに応えるように、美嘉ちゃんの動きが激しさを増した。
本能と感情のままに私を求めてくれる。
それでも、私を置いていかないように、私の手と自分の手を重ねて強く握り締めてくれた。
そんな美嘉ちゃんが、たまらなく愛しくて、苦しくて。おかしくなってしまいそうになる。
美嘉ちゃん……愛してる……愛してるよ。
こんな言葉を何度使っても足りないくらいに。
ぎゃ〜更新されてる♪
GJ!!もぉさいこーでツヨ
GJ!(*´Д`)SSウマー
萌えるお
マジ萌える!!
823 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/12(月) 21:47:53 ID:rQxxrEhO
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824 :
福岡デート:2006/06/13(火) 02:24:11 ID:k5RsdtY9
>>819 上り詰めた私の意識は、一瞬の空白の後、ゆっくりと風に乗る羽根のように舞い降りた。
乱れていた呼吸が穏やかになっていく。
うっすら目を開けると、私は美嘉ちゃんに腕枕されていた。
私を見つめる美嘉ちゃんも、さっきまでの余韻が尾を引いているのか、濃密な色香を放っている。
やっぱり美嘉ちゃんは……凄く綺麗……。
「…美嘉…ちゃん」
掠れた声で愛しい人の名前を呼ぶと、
美嘉ちゃんの目が嬉しそうにすーっと細くなる。
そして…その綺麗な瞳から、涙がゆっくりと一筋零れて頬を伝った。
「美嘉ちゃん…?」
「何でもないよ……泣きたくなるくらいちひろが好きってコト…。
ふふ…今になって再確認するなんて」
「私もだよ……。美嘉ちゃん」
825 :
福岡デート:2006/06/13(火) 02:45:17 ID:k5RsdtY9
>>824 私はあやすように優しく、美嘉ちゃんの涙を唇で拭う。
こんなにも誰かを愛しく思った事なんてなかった。
美嘉ちゃんの存在の、なんと大きかったことか。
だからこそ、私は美嘉ちゃんに固執してしまう。
私の中には、綺麗な想いと醜くどす黒い感情が存在しているのだ。
どんな事があっても、美嘉ちゃんから離れたくはないと願うから。
たとえどれ程美嘉ちゃんに傷付けられても。
「ちひろ………もしお互いに傷付け合う事になっても……ちひろは、私の側にいてくれるの?」
「うん……どんなことがあっても、私は美嘉ちゃんの側がいい」
お互いの気持ちを確かめ合えたのなら。
一緒に同じ気持ちを共有できたのなら。
もう恐れるものなんて何もないから。
「だから、私は美嘉ちゃんに付いて行くよ」
あの世で罰を受けるとしても後悔しない。
私はもう、一人なんかじゃないから。
826 :
福岡デート:2006/06/13(火) 02:46:11 ID:k5RsdtY9
終わりです。駄文に付き合っていただき、本当にありがとうございました。
ハピーエンドで良かったです。・゚・(*ノД`*)・゚・。
828 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/13(火) 05:05:22 ID:h5kqJ6rS
ぐっじょぉぉぉぉぉぶ!!読んでるこっちも幸せな気持ちになりますた。また新作が出来たらよろしくお願いします。
829 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/13(火) 14:15:24 ID:E3xNSWcn
福岡デートサン>>めちゃくちゃ良かったです。また新作に期待してます。
乙でした!楽しかったっす!!
ほんとおつかれさまです!
そして、ほんとGJです!!また是非おねがいします
職人さん達どんどんSS投下しちゃって下さい!!
これは保管庫の出現も欲しい所…。
834 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/14(水) 01:29:04 ID:Zc59UuWB
あのぉ・・・。
チョコレートチャーハンさんの続きもず―――――――――
――と気になってるんですけど・・・。
835 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/14(水) 19:00:57 ID:YewJbXS7
チョコレートチャーハンさんは何処へ?
836 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/14(水) 21:14:39 ID:POpr/MlU
エロでもパロでも何でもいいからSS投下して下さいませ
837 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/15(木) 00:37:03 ID:dN822lr3
チョコレートチャーハンで盛り下がって福岡デートで盛り上がった
それが答えだろ‥
アレを本当に読みたい奴がいることに驚き
839 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/15(木) 23:20:31 ID:B+PeUdra
SS投下期待
840 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/16(金) 06:14:06 ID:ElwkHUSu
>>837 禿同
正直自分でも書いててあまり面白くなかったです
後先考えずに書き始めると後で苦労しますね
ヤンキー編書いてたときは結構楽しかったけどね…
まあ、もう書きませんので安心してください
841 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/16(金) 13:00:49 ID:zNCIgCte
>>840 チョコレートチャーハンさんのSSも好きなので、また書いて下さい!
842 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/16(金) 19:19:02 ID:DPQOlvZ1
>>840またSS書いてください!あなたにはあなたの面白さがある!!!!!!!!
843 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/17(土) 00:06:09 ID:zQRT9CRc
いま、邦楽女性板で2人のスレが並んでるよ!
>>837が素晴らしいSSを書いてくれるんじゃない?w
偉そうな事書くんだからもちろん書けるんだよね〜wwwwww
845 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/17(土) 09:40:55 ID:nMWyV1NS
誰でもいいので美嘉×ちひろSSの投下を強く希望致します
846 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/17(土) 21:13:21 ID:H0uGOKqJ
確かに美嘉ちひろ不足・・・
847 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/18(日) 23:05:00 ID:NXSNVapo
あ〜〜〜、職人様そろそろ新しいSSを・・・
848 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/19(月) 13:11:25 ID:QxU90dcB
(・c_・`)
849 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/19(月) 21:09:20 ID:t93fH83u
SSまだ??
850 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/19(月) 23:12:57 ID:YlH1H2+4
今日もSSなしかorz
851 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/19(月) 23:33:01 ID:O/4R4ChT
マターリ待とうぜ(´・ω・`)_且~~
そうそう。マターリペースのが負担かからないしな。
SS初挑戦様もどうぞご光臨下さいませー。
853 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/20(火) 18:37:39 ID:7b0HeAv/
じゃあ、マターリ待とう。今更な質問なんですが、結局チャーハンはバイなの?
>>853 チャーハン(炒飯)は白飯を様々な具と共に油で炒めた料理。英語ではFried riceと言う。
中国語の音表記ではチャオファンといった具合であるが、
日本語の上では中華風の味付けである物をチャーハンと呼び、
類似する米飯料理を焼飯(やきめし)または炒飯(いためめし)ないし炒めご飯(いためごはん)と
呼ぶ場合もあるが、その区分は余り厳密ではない。
856 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/20(火) 23:16:40 ID:U3XYyqhP
ちひろは美嘉の猛烈アタックによって目覚めたんだとおもうよ
859 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/21(水) 21:13:54 ID:Tm94etiV
ミカオってどんな風にチャーハンにアタックしてたんだろう
>>859 お客さん、それがSSで解明されるわけですよ (・∀・)♪
エエエエェェェェ(゜Д゜;) 終わった
862 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/22(木) 12:58:01 ID:+5DINCRt
ミカオはキスもエッチも上手そう
チャーハンはミカオに仕込まれたんだろうな
ミカオは何であんなエロさムンムンなんだろうか。。
歌の歌詞とかモロだよねぇ
男性的なエロさ感じる。。。そりゃ鬼もイチコロだな
864 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/22(木) 19:59:28 ID:tFTFM5cO
男性的な…って…orz
何か分かるけど…笑
ミカオ今のうたばんで「おしりと太ももが大きい人」が好きらしい・・・
何かすご〜く意味深やし!!!!!
866 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/22(木) 21:47:59 ID:Gb2WROdh
ミカオってSなイメージが強いけど、実はMだったらすごく萌える!!!そんなSS読みたいな
867 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/23(金) 13:07:04 ID:khtACpKc
ミカオのキスは長くて激しそう
868 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/23(金) 17:58:30 ID:CwNB71Nu
ミカオはあの手この手でチャーハンを喜ばせているに違いない
869 :
けんご:2006/06/23(金) 18:12:08 ID:yG4Kds5t
おっす!オラァけんご
870 :
かがり:2006/06/23(金) 18:22:04 ID:buH2GWcA
それは違うと思います。
871 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/23(金) 21:32:42 ID:4qFiSpgW
イラストでも投下してホシス
872 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/24(土) 20:44:11 ID:ZKAI+nyz
カナーリ美嘉ちひろ不足なんですが・・・
873 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/25(日) 13:08:22 ID:Kf4RxBXg
SSを投下してくださる神はおりませぬか?ものすごくミカオちひろ不足なのです・・・
874 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/25(日) 15:55:00 ID:YLId8Z4U
中島ちひろ=女子プロゴルファー
>>875 禿同! SS投下キボソ…ミカオチャーハンが足りません…
877 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/26(月) 02:54:03 ID:xS00TM/l
インターホンが鳴る。
その音が、どこかいつもと違うように感じるのはなんでだろう。
ロックを解除する時間も惜しい。
私は、はやる気持ちを抑えてゆっくりと扉を開けた。
「美嘉ちゃん、お待たせ」
「ちひろさん…」
目の前にいるその愛しい姿を認めて私は安堵の息をついた。
「ごめんね美嘉ちゃん、約束通りの時間に来られなくて。
思ったより仕事が長引いちゃって」
「そんな事。約束っていっても、私が一方的に取り付けたようなもんだから」
ちひろさんが忙しい事は百も承知だった。
けど、どうしても会いたいという願望を抑えられなくて、
気付けば私は教えてもらったばかりの彼女のナンバーにダイヤルしていたのだ。
その時、案の条彼女はまだ仕事が残っていて、それが終われば私の家に来てくれるという事になった。
私がちひろさんと接点を持てるようになったのはつい最近。
以前から彼女と親しくなりたかった私は、初めて顔を合わせた際、半ば強引に携帯のナンバーを聞き出したのだ。
それなのに私は懲りずに、今の今まで一方的に自分の感情を彼女に押し付け続けている。
自分でも呆れるよ…。
そういえば誘うのはいつも私からだ。
ちひろさん……私の事、どう思ってるんだろ。
878 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/26(月) 02:56:20 ID:xS00TM/l
知り合ったばかりの二人の話…という感じです。
879 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/26(月) 15:47:06 ID:YsHruznd
楽しくなってまいりました!!
機嫌直して 来いよ 来いよ
883 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/26(月) 20:09:34 ID:1i0k5+aM
GJ!!GJ!!待ってましたぁーー!!!続き希望しますっ!!!!!
884 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/26(月) 20:16:57 ID:s9XV6Y/k
885 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/26(月) 21:32:07 ID:a9U+AiP+
886 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/27(火) 02:56:48 ID:KCTGNxwK
>>877 と、突然すぅっと空気が動く。
その時になって、やっと彼女が私の側に来ていたのだという事に気付いた。
「美嘉ちゃん…?」
「えっ…あ、えっと」
私よりも背の低い彼女は、こうやって少し目線を上げて私を見つめる。
まるで瞳に射抜かれたようで、身動きができなくなる。
でも、その瞳は綺麗で、どこか可愛らしくもあって。
私は自分の頬がかぁっと熱くなるのを感じた。
今の自分の言動は、きっと誰が見ても平常とは言えない。
ちひろさんに不審がられてたらどうしよう…。
そんな考えがぐるぐる頭の中を駆け巡った時、私を包むような声が聞こえた。
「…ちょっと美嘉ちゃん疲れてるのかもね。
これお土産に持って来たから、一緒に食べて元気になろ?」
甘い笑顔を崩す事なく彼女は、小さな箱を開けて中に入ったケーキを私に見せた。
>>886 折角ちひろさんが持って来てくれたケーキなのに、私はまだ二口ほどしか手をつけてなかった。
別に食欲がないわけじゃない。
ただ彼女にばかり目がいってしまい、満足に食べられないのだ。
一方彼女は、美味しそうにケーキの味を一口一口噛み締めている。
「…美嘉ちゃんのも美味しそうだよね。ね、一口くれる?」
そして私と目が合うと、満面の笑みを浮かべて私との距離を縮めて来た。
「どうぞ…って、え?」
そこには、目を閉じて、控え目に口を開けるちひろさんの姿。
私に食べさせろ、と?「………」
しばしの沈黙。
そしてようやく覚悟を決めた私はスプーンでケーキの一部をちひろさんの口に運んだ。
「うん……おいし…ありがと美嘉ちゃん」
暫く味わっていたちひろさんが、ケーキのように甘い微笑みを私に向けた。
>>887 それは、私の理性を狂わせるには十分だった。
「美嘉ちゃんも私の食べさせてあげるよ」
ちひろさんは自分用のケーキをひとさじ、スプーンで掬おうとする。
その手を私は制して。
「…私はこっちの方がいいな」
次の瞬間には、今までの自分には考えられない行動をとっていた。
私はちひろさんの唇に付いたケーキのかけらを、自分の唇を使って取り去った。
「………!」
ちひろさんの顔がみるみる赤く染まる。
「…あ…」
その瞬間になって、私は自分のした事を理解した。
一瞬にして青くなる私と対照的に、ちひろさんは赤い顔をしている。
そしてその真っ赤になった自分の顔を、両手で挟み込むようにしてうずくまった。
「ち、ちひろさん……!ご…ごめんなさい!ごめんなさい……」
しまった。調子に乗り過ぎた。
友達同士でそういう事をする人も中にはいるとは思うけど、私達の場合は違う。
私はちひろさんに友達とも思われていないかもしれないのだ。
ましてや知り合ってあまり月日は経ってない。
それなのに私は…。
私は取り返しのつかない事をしたかもしれない。
「……て…」
その時、ちひろさんの唇から、震える小さな声が洩れ出た。
「え…?」
「……もう一回…して…欲し……」
889 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/27(火) 07:50:35 ID:W/tb4wOu
キタキタキター!
GJです!続き楽しみすぎる!!
891 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/27(火) 18:19:19 ID:iEJk0cu+
GJ!展開早ぇぇーー!!ニヤニヤしながら読んでしまった。続き楽しみにしてます(^∀^)
ちょw最後の一言で吹いてもうたwww
最高の展開キタコレ
893 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/28(水) 02:59:55 ID:0xIodIsB
>>888 ちひろさんの瞳が私を引き付ける。
まるで私は何かの魔法にかかったみたいに、そのまま再び唇を重ね合わせた。
と言っても、長くは触れられなかった。
これ以上は私が耐えられなくなる。
ちひろさんに、壊れた私を見せるのはまだ怖いから。
だから一瞬で、限り無く優しいものを。
キスとは言えないような、不器用で奇妙な戯れを終えた後、私はちひろさんから体を離した。
「はい、もう取れましたよ」
「あ…ありがとう」
ちひろさんの表情が、少しだけ残念そうに見えたのは気のせいだろうか。
ううん、きっとそれはただの私の願望だ。
私はそう自分に言い聞かせて、逃げるようにキッチンに向かった。
とりあえずお茶を淹れ直そう。
そして落ち着こう。
このままだと、まともにちひろさんと接する事ができない。
894 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/28(水) 03:10:16 ID:0xIodIsB
>>893 茶葉を探そうとした時、ふと、キッチンの隅に追いやられたあるものが目にとまった。
それは未開封のワインのボトル。
少し前に他の友達が持って来てくれたもの。
でも、一応未成年でもあり、その上あまりお酒を飲む方でない私は、手付かずのままで放置していたのだった。
「………」
そうだ、これを飲んで少しは落ち着け、私。
私は思い切って封を切り、力任せに栓を抜く。
そして、冷えてない赤い液体を迷わず一気に口に流し込んだ。
「や、やっぱり美味くない…。」
でも心を落ち着けられるなら味なんてどうでもいい。
空になったボトルを確認すると、一気に肩の力が抜けた。
よし、この調子。お茶を淹れ直すのも忘れて、私は再びちひろさんの元へ舞い戻った。
「ちひろさんお待たせ…」
うん、大丈夫。この分だったら普通にちひろさんと会話できそう。
と、そう思ったその時、ちひろさんが眉をひそめた。
「もしかして美嘉ちゃん…お酒飲んだ?顔赤いし、ふらふらしてる」
「ええ?まさか」
肩の力が抜けたというより……全身の力が抜けていってる?
そして体中の血液が駆け巡っているのが自分でもわかる。
「え…っ」
私の意志とは反して、自分の足がガクガクと笑っている。
そういえば私、まだ自分の飲める分量を完全に把握できてない。
「ちょっちょっと美嘉ちゃん!!」
ああ、このまま急性アルコール中毒で死んだらどうしよう。
ちひろさんの目の前で、そんなのカッコ悪すぎる…のに………。
夢の世界に引きずり込まれるようにそこで目の前が暗転し、私の意識が飛んだ。
チーチャン攻めの方がいいですか?
GJ
かこいいミカオもよしだが
チャーハンに攻められかわゆくあえぐミカオも興味あり!
二人でリバでいちゃいちゃもたまらないと思うが皆さんどうでしょう
どちらでもOK、最高www
GJです!!!!!
GJ!!!!!!神展開キタコレ。
ちひろ攻めみたいキガス
. ∩____∩: :.+
ワク. | ノ ヽ+.:
:.ワク/ ● ● | クマ 〜♪
ミ '' ( _●_)''ミ クマ 。
. / ._ |_/__ノヽ
-(___.)─(__)─
900 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/28(水) 17:52:45 ID:Qp0/79FP
GJ!!ミカオ飲酒しちゃったwチャーハン攻めに一票!!!
漏れもチャーハンが攻めキボンwktk!!
このときのまだチャーハンがお姉さんぽいのが萌える。
不器用なミカオをやさしくリードしてほすぃ
903 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/29(木) 03:27:32 ID:lnnQwdr/
>>894 浮遊感は消えない。
体が熱に溶かされたように力が入らない。
喉が渇く。
体中の水分が蒸発するんじゃないかと思うほど、今の私の体は熱を帯びている。
まだ朦朧とする意識の中で、雫が滴るような涼しげな音が聞こえた。
「……?」
そして次の瞬間、私の唇がやわらかい何かに塞がれ、隙間から液体らしきものが流れ込んで来る。
さらさらとして、渇いた口の中に染み渡っていく。
これは…水?
「…んっ…んんぅ……っ」
私は乳飲み子のように夢中で、少し生温いそれを飲み下した。
何度かその行為を繰り返した後、
さっきまで持ち上げる事もままならなかった瞼を、ゆっくりと上げた。
「ぅ…ちひろ、さん…」
目の前にはちひろさんのほっとしたような顔。
「良かった美嘉ちゃん……」
まだよく状況を把握できてない私は、ただ惚けた表情でちひろさんを見つめる。
ちひろさんの色付いた唇からは雫が零れ落ち、その様子がどこか色っぽい。
ちひろさんはそんな私の視線に気付き、濡れた口回りを、慌てて手で拭った。
>>903 やっぱり、さっきのやわらかいものはちひろさんの…。
疑いが確信に変わる。
私は、折角治まりかけていた動悸が激しくなるのを感じた。
「美嘉ちゃん大丈夫?何か欲しいものあったら言って」
そんな私を見てちひろさんは心配そうに、ひやりと冷たい手で私の額に触れる。
その手を私は掴んで。
「もっと…水が欲しいな……」
「えっ…?」
びくっとちひろさんが反応する。
「さっきみたいに………」
「美……」
ちひろさんにあんな事をされたと分かってしまったら、自分を抑えておけなかった。
縋るような視線を注ぐと、ちひろさんは顔を赤に染めながらも、側に置いてあったミネラルウォーターのペットボトルに口を付けた。
>>904 口にミネラルウォーターを含んだまま、ゆっくりとちひろさんが顔を私の顔に近付ける。
そして唇が触れ合った瞬間、とろとろと口の中に液体が流れ込む。
私はその透明な蜜を喉を鳴らしながら貪り、ちひろさんの唇にむしゃぶりついた。
「んっ…」
「んく…美嘉ちゃん……っ焦らないで」
お互いの熱で温まった水が私の唇の隙間からすり抜け、胸を熱く濡らす。
それだけで私の脳髄がじんと痺れた。
私の中の欲望の火が着けられたまま消えない。
もっとちひろさんの感触を確かめたくて、
私は甘いものをねだる子供みたいに、何度も欲しがってしまう。
「っ…ちひろさん…もっと……」
「はっ……んむ…」
幾度とお互いを味わい、貪り合っているうちに、ちひろさんの瞳にも妖しい光が宿っていくのが分かった。
「…ねえ、美嘉ちゃん……美嘉ちゃんに、触ってもいい…?」
GJ!!
これやばいイイ!!!!!
自分、なにも知らないんですが この二人ってビアンなんですか??
かなり初歩的な質問でゴメンm(__)m
908 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/29(木) 15:40:03 ID:dBbk66Pu
そう信じたいのです
仲が良いのは確かだよ
909 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/29(木) 17:49:58 ID:qA4RMtqf
>>905GJ!なんなんだ!この素晴らしすぎる展開はww二人とも初々しいところがまたイイ!!続き楽しみ!
>>905 返事の変わりに私はちひろさんをぐいっと引き寄せた。
やわらかい…。
白くて小さくて、私には無いものを持つ人。
この人の全部が欲しい。
つかまえて私だけのものにできたら……。
「美嘉ちゃん苦しいよ…」
「あっごめん…」
腕の中でみじろぐちひろさんを見て、私は慌てて力を緩める。
その隙に、ちひろさんが私の髪を一房掴みキスをした。
ちひろさんの細い指が優しくゆっくりと髪を通ってから、次にツッと私の首筋をなぞっていく。
「っ…」
産毛がざわざわと逆立つ。
背筋がぞくぞくする。
ただこれだけのことで。
まだ体の中に残ってるアルコールのせいだろうか。
「ほら、ばんざいして…?」
ちひろさんが私のノースリーブの端をつまみ、そっとまくり上げる。
私はちひろさんのされるがままだ。
でも、こういうのは多分嫌いじゃない。
ちひろさんが望んでくれるなら、何でもいい。
私もそれに応えたい。
>>911 「可愛い…」
ちひろさんの視線が私の裸体に降り注ぐ。
さしてちひろさんの吐息に混じった声が、私の耳に甘く響く。
ちひろさんに見られてる。
そう思うだけで、私の全身がかぁっと熱くなっていくのが自分でも分かった。
「恥ずかしい?でも…赤くなった美嘉ちゃんもすっごく可愛いよ」
「もぅ…また子供扱い…?ひどいよ」
人からはよく可愛げないと言われる私が、
ちひろさんから可愛いなんて言葉をもらうとは。
気恥ずかしくなって私はそっぽを向く。
そんな私の顎にちひろさんが手を添え、結局元の位置に戻された。
「違うよ…心からそう思うの。
美嘉ちゃんは本当に可愛くて綺麗で……だから美嘉ちゃんの
事をもっともっと知りたくなっちゃった。
美嘉ちゃんの一番可愛い姿を見たい」
>>908 返事アリガトウ^^
そうだとしたら素晴らしいですね
913 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/30(金) 15:35:04 ID:godmgQ+O
>>911 ぐっじょぉおぶ!!
お姉さまチャーハンと受けのミカオ萌え
915 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/30(金) 17:59:20 ID:YSof5dnw
>>911GJ!!!どんどん素晴らしい展開になっていくなwこのSSはwwたまらん(゜∀゜)
916 :
名無しさん@秘密の花園:2006/06/30(金) 23:52:14 ID:g/hbmd/M
鬼束ちひろって、バンプのボーカルと付き合ってたから、ビアンじゃ無くね?
917 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/01(土) 00:16:36 ID:Qf1D+iA4
↑
それソースもないような噂だし
>>916 2人ともソノ気はないのに惹かれ合っちゃう、っていう設定が萌えるんだよ
919 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/01(土) 02:11:54 ID:IiK+apdp
>>911 遠慮がちにちひろさんが私の胸に触れた。
そして包み込むように、ゆっくりと揉みしだく。
「美嘉ちゃんの胸、震えてるよ…すごいドキドキしてる」
今度は私の鼓動を確かめるように、ちひろさんは手のひらを使って愛撫する。
この心臓の振動を彼女が感じていると思うと、
本当はこのままシーツにくるまってしまいたいくらい恥ずかしい。
でも、ちひろさんの嬉しそうな、優しい瞳を見ると、それから逃れる気なんて出て来るはずもない。
「美嘉ちゃん…」
ちひろさんの熱い唇が私の肌に触れた。
跡がつかないように、限り無く優しく。
指で、唇で、舌で。私に、見えない刻印を刻んでいく。
「んん…はふぅ…」
思わず、鼻に掛かった、ため息のような声が出てしまう。
ちひろさんと目が合うだけで、気配を感じるだけで溶けそうなのに。
こんな風に触れられたら、私はいつ壊れてしまってもおかしくないだろう。
>>919 「可愛い、美嘉ちゃん…」
私は女の子として扱われる事が苦手で、今までそれらしく振る舞った事はなかった。
自分の女の体が邪魔だと思った事もあった。
でも、ちひろさんがこうして愛でてくれるなら、それも悪くない。
「はぁ…ちひろ、さん…っ」
「美嘉ちゃん…」
ちひろさんの声が、温もりが心地いい。
ちひろさんにならいつまでもされていたい。
でも…このままじゃだめ。
本当は私だってちひろさんに触れたいよ。
ずっとずっと触れたくてたまらなかったものが私の目の前にいるのに。
「待って…っ」
私は、なおも刺激を与え続けようとするちひろさんの手に
自分の手を添え、無理やり愛撫を中断させた。
「…?」
ちひろさんは食事中に急に餌を取り上げられた猫みたいな瞳で私を見つめる。
そんな瞳をどうにか受け止め、私はすねたように言う。
「ちひろさん、ずるい、よ…
私だけ脱いでるなんて。私にも見せて…
見たいよ」
そんな私の訴えを聞いてちひろさんは一瞬驚いたような顔をしたが、
次の瞬間ふっと目を細めた。
「別に見せるようなものじゃないけど…いいよ」
素晴らしい!!続きwktk
922 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/01(土) 10:14:31 ID:zth7VWHO
GJです!またいいとこで終わってるーーー!!続き期待!
最高です!!GJGJ!!
924 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/01(土) 21:55:45 ID:r57qoEpY
mikaocha-han
925 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/02(日) 03:04:21 ID:gdNEfbiM
>>920 蝶が羽化するように、ちひろさんはするすると服を脱ぎ捨てていく。
その白い肌に眩しさを感じ、目の奥が熱くなった。
「…やっぱり……恥ずかしい…な」
全てのものを脱ぎ終えた後。
ちひろさんは頬を染め、か細い声で呟く。
「綺麗だよちひろさん。もっとよく見せて」
目を離すことが出来ない。
本当に綺麗…。
私はそっとちひろさんの両肩に手を置いて、お互いに向き合う形をとった。
ちひろさんは私の視線から逃げるように、睫毛を伏せる。
「そんなに、見ないで…」
「やだ、見せてよ…」
もっとちひろさんを見つめていたい。
一秒でも長く。
私は片方の手をちひろさんの頬に添え、こちらに向かせた。
「ちゃんと私の目を見て」
その言葉を聞くと、ちひろさんはためらいながらも、ゆっくりと視線を上げる。
>>925 「ちひろさんは綺麗なんだから…恥ずかしいなんて思わないで」
そう言って、私はそっとちひろさんの肌を撫でた。
そして、明かりに照らされた真っ白な乳房を、ゆっくりと揉みしだく。
「ぁ…や…」
私の手の動きに反応して、ちひろさんが可愛らしい小さな声をあげる。
やわらかい。
手のひらに吸い付くようで、頭の芯がくらくらするほど心地よかった。
もっと触れたい。
もっとちひろさんを感じたいよ。
「ちひろさん……」
胸から手をすべらせ、下の方へと移動していく。
「んっ…待って……っだ、だめ美嘉ちゃん…!」
ちひろさんの一際大きい声に、反射的に私は手を止めた。
そしてそれと同時に、徐々に冷静な感情が戻って来る。
「ごめん…イヤだった…?」
やっぱり、年下の子供にされるなんて耐えられなかったんだろうか。
ちひろさんの態度をそんな風に受け止め、しゅんとした私を見て、
ちひろさんが慌てて否定した。
「ちっ違うよ美嘉ちゃん…イヤなんかじゃない!ただ…」
「ただ?」
「今夜は、ただこうして美嘉ちゃんと抱き合って、触れ合ってたい。
やっぱり、どちらかがされるだけじゃ、少し勿体ない気がしちゃったから……」
思いもかけないちひろさんの言葉に、私の思考は一瞬停止する。
しかし次の瞬間には、安堵と愛しさが込み上げていた。
GJ!!
928 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/02(日) 20:55:30 ID:iLNEG4Jd
GJ!!!!
二人とも初々しいよぉお
929 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/02(日) 23:28:55 ID:5PgbGpbU
もしかして福岡デートの職人さんと同じ職人さん?
わたしはあなたとしてみたい・・・
930 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/02(日) 23:41:53 ID:WsYwb7Ov
>>926 GJ!読んでるとドキドキしてくる。続きwktk!!
931 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/03(月) 02:08:54 ID:yXGevPvB
>>926 「うん…そっか。そうだね」
私はちひろさんの言葉を噛み締め、肯定の言葉を口にした。
よかった。イヤじゃないんだ。
ほっと肩の力が抜け、その後にじわじわと愛しさが全身に広がっていく。
「ごめんね美嘉ちゃん……わがままばっかり言って」
ちひろさんが私の顔色を窺うように見つめる。
さっきの自分の反応が、私を傷付けたのだと思って気にしているんだろう。
だから私は、そんなちひろさんの不安を打ち消すように、とびきりの笑顔を向ける。
「そんな事ない。だってほら…」
言い終えないうちに私は、ちひろさんのやわらかな体を腕の中に入れていた。
「こうしてるだけで…凄く気持ちいいよ」
「美嘉ちゃ……」
とくんとくんと軽やかな心臓の音が共鳴する。
二人の体温が混ざり合う。
素肌と素肌が合わさっているだけで、このままひとつに溶けていきそうな気がする。
ううん、ちひろさんとなら…このまま溶けて消えてなくなってもいい。
ちひろさんの腕が、ゆっくりと私の背中に回った。
愛しい体温が優しく浸透する。
ちらついていたはずの欲望の炎が、穏やかなものになっていく。
「美嘉ちゃん……温かいね」
「ちひろさんもだよ…」
抱き合っているだけなのに、どうしてこんなにも満たされてしまうんだろう。
それはきっと、私にとってちひろさんがかけがえのない存在だから。
強さと脆さを併せ持つ美しい人。
初めて見た時から、私を虜仕掛けにしてしまった罪な人。
それが私の…。
「…すき…」
思わず、言葉が零れ落ちた。
「え?」
「あなたが…好き、だよ…」
ちひろさんの表情は見えない。
でも、この瞬間、不思議と恐れはなかった。
今私を占めているのは愛しさと、心まで染み入るような温かな気持ち。
愛しい人に想いを伝える事で、こんな気持ちになるなんて知らなかった。
こんなにも誰かを愛しいと思うなんて想像もしなかったのに……
壊れそうなほどに惹かれてく。
皆さんありがとうございます。もう少しです。
>>929さん
え、えーと私なんかとはやめておいた方がいいと思いますよ…?(^^;)
“福岡デート”は今回の内容と合ってないので名無しにしました。
GJです!!
めっちゃあったかくなれましたよ、最高
935 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/03(月) 18:26:19 ID:G4XiYLeS
ぐっじょぉぉぉぉぉぉぶっっ!!なんて綺麗なんだ。表現うますぎです!!!
936 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/03(月) 21:37:54 ID:NOW/tX1D
裸でいちゃいちゃ萌え
937 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/04(火) 02:48:58 ID:CKLpP8Es
>>932 「……私も、美嘉ちゃんの事好きだよ。
最初は…どうして私なんかに好意を寄せてくれてるのか、わからなくて…
戸惑ったりもしたけど………凄く、惹き付けられてた…」
ちひろが手繰り寄せた言葉の糸を紡ぎ、ぽつりぽつりと口にする。
それが優しい響きとなって、私に降り注ぐ。
「……それは…ちひろさんと私の気持ちは同じだって、そう思ってもいいの…?」
返事の変わりに、ちひろさんは私の頬に手を添え、ゆっくりと唇を重ねて来た。
「…ちひろさん……」
真っ直ぐな二つの瞳が私を見つめる。
その瞳の中に住む自分の表情は今にも泣き出しそうで、情けなかった。
でも、この人になら、こんな自分の姿を見せてしまっても、きっと苦痛じゃない。
「ちひろでいいよ」
「…ちひ…ろ」
「もっと呼んで…?」
「ちひろ…ちひろぉ……」
私の声は震えてる。
それが今にも嗚咽に変わってしまいそう。
それでも、精一杯の想いを込めて、愛しい人の名前を呼び続けた。
>>937 「美嘉ちゃん…」
あやすように優しく、ちひろが私の背中を撫でる。
そしてもう片方の手で私の右手を掴み、指と指を絡み合わせた。
「このまま…朝まで眠ろうか」
「うん……」
そう言って私達は、じゃれるようにお互いを包み合って、深い深い眠りに落ちた。
傍らでちひろが静かに眠っている。
目覚めてからも、飽きる事なくちひろの寝顔を見つめていた事を、ちひろは知らないだろう。
ふと、ちひろの唇が何か言いたげに、微かに動く。
そしてまだ繋がったままの指が、強く私を握る。
「……ちひろ…?」
『……ずっと……そばに……』
声音にはならない。
だから私も同じように誓った。
『…ずっと、ちひろのそばにいるよ』
この時の私は、彼女が全てだった。
きっと私は彼女に縋っていたんだろう。
ずっと一緒だと本気で思っていた。
これからは、ちひろだけを見ていられると。
この気持ちがあれば、もう恐れるものは何もないと。
いつかは離れる時が来ると心のどこかで分かっていても。
これは、まだ私が、
終わりのないものがあると信じたがっていた頃の話………。
終わりです。
早くから二人がこんな関係だったらなという願望も込めつつ…。
GJ!今回も凄くよかったデス 良SS有難う!
ほんとおつかれさまでした!
GJです、サイコウでしたよ♪
942 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/04(火) 18:23:26 ID:8EaFZiXy
GJ!あなたのファンになりました!また新しいSSができたら是非投下してください!!!
943 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/04(火) 23:45:23 ID:YMBR7UbA
929です。ふられたうえにSSが終わってしまうとは・・・
ミカオの次に惚れました。
応援してますのでこれからもSSよろしく!!!!!
944 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/05(水) 17:36:40 ID:gajoaCpS
次はどんなSSが投下されるのか非常に楽しみ!!
945 :
めーだ:2006/07/05(水) 20:06:02 ID:pyVs2M/d
946 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/06(木) 20:58:46 ID:+IjlU5hS
期待してマス(^@^)
947 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/07(金) 23:01:47 ID:wjhKpZZX
あげとくか。
948 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/09(日) 02:06:16 ID:eh5EAtDk
あげとこ
949 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/09(日) 05:13:48 ID:ZWL6KI80
あげましょか
950 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/09(日) 18:20:08 ID:eh5EAtDk
SS投下まだかな?
951 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/09(日) 20:56:05 ID:QPW/yO8r
ミ
952 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/09(日) 22:06:30 ID:QPW/yO8r
♪カ♪ でしょ!はい次!
953 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/09(日) 23:35:39 ID:arqoBFRd
ヲ
♪オ♪
955 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/10(月) 00:31:31 ID:u6nqD9aD
有名人でハァハァすれでミカオチャーハンのSSあるね
結構昔のほうに
956 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/10(月) 13:19:38 ID:7X80M5k8
あれー!プロフ見たらチャーハンが3歳お姉さんなんだねー!
一つ違いとずっと思ってた 勘違いだ^^;
957 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/10(月) 21:45:29 ID:AgQbta1q
ど、どうか職人さん方SSを〜
959 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/11(火) 03:01:05 ID:9vwcJK/v
私はすべてから逃げた。
美嘉ちゃんから。
美嘉ちゃんの住む世界から。
自分の大切なものから目を背け。
そして投げ出した。
あの思い出も、あの甘く優しい苦痛さえも、ぜんぶ振り切りたかった。
私がこの地に戻って来て、どれくらい経ったんだろう。
分からない。
もはや、これが夢か現実かという事さえ。
私の時は止まってしまっている。
私の中身は子供のままで止まってしまっているのだ。
もう子供ではいられないという事実から逃れたくて、私は限界まで己を貫き続けた。
本当は適応できない自分が間違っているんだと分かっていても。
周りの人間が強いたモラルに従えなかった。
そして最後に私に残された選択肢は、「逃げる」という事しかなかった…。
家族が寝静まったのを見計らって、私は音も立てずに外を出る。
人目を避けて外を散策するのが私の日課だった。
こうすることで唯一、自分がこの世に存在していると実感させてくれたから。
潮の薫りがする。
さざ波の音が鼓膜を振動させる。
ここが私の育った場所。
昔は何てことのない風景にしか思ってなかったのに。
まるで、今の私はここに来る為に生きてるようなものだ。
ゆらめく漆黒の海面と夜の色が溶け込んで、闇に引き込まれるよう。
でも、怖くはない。
今更、自分が闇に染まろうとどうでもいい。
このまま波にさらわれても構わないとさえ思えた。
「……?」
ふと、物音が聞こえた。
どうやら私以外に誰かがいるみたいだ。
足音と影が、こちらに近付いて来る。
その姿は闇に隠されてよく見えない。
でも、その人の付き従えた空気は思わず私をはっとさせた。
綺麗に歩く人だった。
その人が目の前に来た瞬間、
潮の薫りに混じって、私のよく知っている香水の香りが鼻を掠める。
この香り……。
「美嘉、ちゃん…?」
「……ちひろ…」
本当は、死ぬほど聞きたかった声。
気配を感じるだけで、苦しくなる。
「美…嘉……」
だめ……もうこれ以上は……。
頭の中でもう一人の私が警告する。
“もうこれ以上関わってはだめ”
「ーー…ッ!」
私は声にならない奇声を上げて反対の方向へ走った。
美嘉ちゃんから逃げる為に。
深い深い闇の深淵へ…。
(・∀・)
(゜Д゜;)
963 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/11(火) 09:53:41 ID:XYf2T72R
>>956 学年では二つ違いですよ
中島さんは早生まれなんでww
大した違いはないですけどw
GJです、続きどうなるのかはらはら!!
965 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/11(火) 17:47:23 ID:1zbWtiWt
新しいSSキターーーー!!待ってましたよ!GJ!!!
966 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/12(水) 02:37:34 ID:8IaRZmgi
>>960 「ちひろ……!!」
背後から、張り詰めた声が槍のように私を突き刺す。
でも立ち止まる事なんてできない。
「来ないで!」
もう二度と会わないと思ってたのに。
会うべきなんかじゃないのに。
呼吸が乱れる。
酸素を求めて心臓が激しく震える。
それでも、月明りだけを頼りに私は闇の中を走り続けた。
捕まったら最後…。
今度こそ、私のすべてが崩れ去る。
どのくらい走り続けたんだろう。
もう自分の鼓動や足音さえも聞こえない。
まるで暗い水の中を走っているよう。
この世から自分一人だけが切り離されたような錯覚に陥った。
「……!?」
そんな世界から突然、何かによって現実に引き戻される。
腕に強い圧力を感じたと同時に私はバランスを崩し、地面を膝を打ち付けた。
じわじわと膝に鈍い痛みが広がっていく。
一瞬何が起こったのか分からずに、のろのろと視線を上げてみると、
目の前に黒い影が立ちはだかり、その影が私の腕を掴んでいた。
「…美…嘉ちゃ…」
思わず、喉に張り付いた名前を口にする。
その姿は闇に溶け込んではっきりと見えない。
けれど、気配だけで私をこんな気持ちにさせるのは……美嘉ちゃん以外にいやしない。
私は逃げる事も、その手を振り払う事もできずに、ただ目の前の影を見つめていた。
「どうして突然、何も言わず私の前から消えたの…?」
美嘉ちゃんは責めるわけでもなく、淡々とした口調で私に問い掛ける。
けれど、その体から、はかりしれない情念が揺らめき立ち、私に向かって来るのが分かった。
いつしか空高く上った月に照らされて、美嘉ちゃんの姿がぼんやりと闇から浮き上がる。
真っ直ぐで全てを見透かすような美しい瞳。
破壊的な美嘉ちゃんの引力。
今はこの美嘉ちゃんの瞳が怖い。
“これ以上一緒にいれば、ともに破綻する”「ちひろ?」
答えを急かすように、ぎりっと私の腕を掴む手に力がこもる。
何かが、私を警告する…。
「…お願い、放して…。私はもう、美嘉ちゃんと同じ世界には住めない……。
わかるでしょ?美嘉ちゃんは、向こう側の人なの……。もう、一緒にいるべきじゃないんだよ」
「何それ…わかるわけないじゃん!許さないから…私から離れるなんて、絶対に許さない」
「美嘉ちゃ……」
私達は強く惹かれ合い、お互いを狂おしい程に求め合った。
その気持ちはこれからも変わらない。
だけど、私達を繋ぐ愛には、果ての無い執着と憎悪が絡み付く。
気付くのが遅過ぎたのかもしれない。
出会った時から歯車が回っていたのだと。
そして私達にはもう、破滅の道しか残されてないという事に。
。・゚・(*ノД`*)・゚・。
969 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/12(水) 13:55:13 ID:taQh24LM
てらぐっじょぶ!
970 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/12(水) 17:45:09 ID:XOpXC5os
GJ!!ヤバイ!続き気になる!!
971 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/13(木) 16:48:24 ID:9+LrB2hd
あ、あれ今日はお休みですか?
チャーハン テレビ出てよぅ (・c_・`)
973 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/13(木) 21:28:59 ID:hSAFxgFw
続き待ち
974 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/14(金) 01:51:55 ID:EgLhcAi4
>>967 今、私達を繋ぐ糸は張り詰め、きりきりと軋む。
もう、限界だ。
その糸が千切れ、全てが破綻する事は目に見えている。
「お願いだから聞き分けて……
私は、自分がどれほど恐ろしい事を考えてたのか…思い知ったの……」
“どうしようもないくらいに、好き”
私達は、まるで欠けていた破片が合わさるようにお互いを求めてる。
その情熱はとどまる事を知らなくて。
きっとお互いの為なら、全てのものが破滅する事を厭わない。
そんな自分が。美嘉ちゃんが…たまらなく怖い。
どうしてこんなにまで、惹かれ合わなくてはならなかったんだろう。
どうして私達は出会ったの。
「ちひろ…どうしてそんなに怯えてるの?
怖いものなんて何も無いよ。
私は、ちひろがいるなら何も怖くない……」
そう言って強く掴んだままの私の腕を美嘉ちゃんが引き寄せる。
その力に逆らえずに私の体は、そのまま美嘉ちゃんの胸に倒れ込んだ。
「美嘉ちゃん…何も分かってない……」
美嘉ちゃんの檻の中で、私は震える声で告げる。
けれどそんな僅かな抗いの言葉を口にしても、
もう私には抵抗する気力も残ってなかった。
「分かってないのはちひろの方……。
私達はもう…離れられないんだよ。
今更どちらかが欠けるなんて、考えられない…そうでしょ?」
美嘉ちゃんの瞳には、既に狂気に似たような、闇の炎が灯っていた。
私は絶対にこんな風にならないと……
そんな事、どうして言えるだろう。
闇に自分の身を預ける事は、あまりにも容易な事だった。
私はもう、とうの昔からそうして生きて来た。
そして美嘉ちゃんはきっと、自分の魂さえもその闇に売ったんだ。
自分が破滅するという恐れを捨てて。
976 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/14(金) 23:27:06 ID:VG4jSBhA
な、何がおこったの〜いやぁ〜!
977 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/15(土) 04:22:54 ID:IyMvX4y4
この後どうなるか予想できなさすぎて続きwktk
978 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/16(日) 19:06:36 ID:e1Pazvrr
続きはまだですか?
コレデモノンデ(´・ω・`)_且~~
980 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/17(月) 02:27:05 ID:sBflL0fd
>>975 突然、美嘉ちゃんの腕が私を解放し、体が離れた。
「えっ…?」
つい先ほどまで私は、美嘉ちゃんの胸にもたれかけていたため、思わずよろけそうになる。
それでも何とか地面に転倒するのを免れ、私は美嘉ちゃんの姿を目で追った。
「美嘉ちゃ……!?」
美嘉ちゃんは真っ直ぐに暗い波打ち際へと足を進める。
一歩、一歩と進むにつれ、ゆらめく波が美嘉ちゃんの足元から飲み込んで行く。
波の音が耳を震わせる。
どこか懐かしい、音。
でも今は、それが悪魔の雄叫びのようにも聞こえる。
「美嘉ちゃん――――!!」
そんな音さえもかき消すように、私は、愛しくも恐れている人の名前を叫ぶ。
そこでようやく、美嘉ちゃんばピタリと足を止めた。
その時にはもう、美嘉ちゃんは胸の辺りまで浸水していた。
そして、ゆっくりと。ゆっくりと美嘉ちゃんが振り向く。
この時の美嘉ちゃんの表情を、私は忘れない。
淡い月の光と闇に溶け込みそうな……今にも消えてしまいそうな美嘉ちゃんの姿。
私はその姿を身動きせずに見つめていた。
981 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/17(月) 02:31:06 ID:sBflL0fd
微かに美嘉ちゃんの口角が上がり、唇が動く。
「ちひろ…おいで」
美しく、残酷な微笑み。
けれど慈しむような、限り無く優しい瞳。
“行っては駄目”
脳が赤く警告する。
危険だと。
それでも私は、まるで催眠術にかかったように、ゆっくりと美嘉ちゃんの元へと歩き出した。
音が消えた。
波の音も、砂が擦れ合う音も聞こえない。
何も感じない。
水気を含んでまとわりつく服にも、海水の冷たさも。
私のすべてはただ美嘉ちゃんに向かっている。
操り人形のように。
「やっと……つかまえた」
美嘉ちゃんの声が私の耳元でゆるやかに響く。
いつの間にか私は美嘉ちゃんの元へと辿り着いていたようだった。
「ちひろ……」
痛いくらいに抱き締められる。
美嘉ちゃんの熱を感じて、再び意識と感覚が鮮明になっていく。
「こんなに抱き締めても…私達の距離はこれ以上縮まらない。
どんなに体を重ねても、完全にひとつにはなれない。
…私はそれがもどかしいの……」
「美嘉ちゃん…」
私だって、今まで何度も願った。
美嘉ちゃんだけを感じて生きられたらどんなにいいだろうって。
でもそれは不可能だった。
生きていく限り、他を完全に排除する事など、できはしない。
982 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/17(月) 09:07:36 ID:GHHcX7mL
。・゚・(*ノД`*)・゚・。 +。*。 ゚. 。☆。゚. 。* 。,´。.☆。。゚。+ 。.
983 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/17(月) 17:25:39 ID:9Tb0iCEd
GJ!!あぁ・・・切ない
GJです!!
くぅっ・・・!!!
985 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/17(月) 21:03:04 ID:Y5pnElWq
986 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/17(月) 23:09:18 ID:8Z1SLM89
↑ワンクリ?誰か開いた人いる?
最近ひっかかたから怖くて見れんorz・・・
ちーちゃんの歌聴いてるから静かにして下さい。
989 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/18(火) 11:00:45 ID:rFmMKfPr
鬼に「雪の華」を唄ってほしい。
鬼!?
991 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/18(火) 12:16:00 ID:/8sItn7/
次スレは?
993 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/19(水) 17:49:00 ID:iaNJg3e/
じゃあこっち埋めとこ
うめ
yんw
まださげんの?
998 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/19(水) 22:22:19 ID:uxg4l/f/
sage
999 :
名無しさん@秘密の花園:2006/07/19(水) 22:23:44 ID:6AucaTpH
うめん
1000!!
次スレもよろしく
1001 :
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