とりあえず、ほーか×うららで妄想しとく
2 :
名無しさん@秘密の花園:05/02/16 17:52:16 ID:Df3eGf47
2
デカレンのジャスミン×ウメコ最強
緑は死ね
ハリケンのフラビとウェンディが好き
おまいら猛者だな
響鬼の姉妹も結構いいかも。
「オッケー了解合点承知だあ〜っ!!」
「そんな言わなくていいから。」
のあたりとか、冷静なツッコミながらも
可愛い奴め的ニュアンスが篭ってる感じがグー。
つーか姉萌え。そういやサキュバスだし。
サキュバスのときより随分かわいいな
まあヒビキさんとラブロマンスとかは勘弁してほしいわけだが
麗香×澪でしたね
イガム×イアル
10 :
名無しさん@秘密の花園:05/03/06 22:45:17 ID:aP/Et2Dw
ナイとメアってどう考えるよ。
よく考えたらバンキュリアがオナーニするとき
分離してセクースするのか?
便利?かもなw
>3
同意。
オーレンジャーの二人もいいな。
でも、最強はバイオマンのひかるとジュンでしょ。
デカは桃×黄、マジは麗×芳香だな。
逆でもいいけどな。
「麗ちゃん、ちょっとそれ取って」
「はい」
「麗ちゃん、お菓子ちょうだい」
「はい」
「麗ちゃん、キスして」
「はい」
とか。
>8
自分も萌えた!
一話からずっと(´д`*)ハァハァ
姫は晋也とくっつきそうだがな…
15 :
名無しさん@秘密の花園:05/03/17 01:35:09 ID:D+CMTlww
指名手配でウメコとジャスミン出てたなー
デカレンのツインカムの回は高視聴率だったのに
なんで今年は姉妹なんかにしちゃったのかな。
女が二人居ればいいと思ってんだろう
近親百合をやるっていうサインなんだよ
そんなことになったらとんでもないネ申だが
あれ?デカの17話って視聴率悪いんじゃなかったっけ。
39話の方は知らんが。
>19
いやいや、年間通して17話のツインカムエンジェルが最高視聴率だよ。
39話もベスト5に入ってるはず。ウメコメインは、最後のほうの緑と絡んだ回以外は
みんな(デカレンジャーの中では)高視聴率。
緑は死ね
22 :
19:2005/03/24(木) 18:24:07 ID:HAvf//2T
>20
サンクス。
俺は何をどう勘違いしてたのだろうか…orz
<特捜戦隊デカレンジャー>
第1話…7.6% 第2話…8.0% 第3話…7.6% 第4話…7.8%
第5話…8.0% 第6話…8.5% 第7話…6.9% 第8話…7.1%
第9話…7.3% 第10話…8.1% 第11話…7.8% 第12話…7.6%
第13話…6.2% 第14話…6.9% 第15話…7.7% 第16話…7.3%
第17話…8.6% 第18話…7.1% 第19話…6.9% 第20話…7.7%
第21話…8.2% 第22話…8.0% 第23話…5.9% 第24話…6.6%
第25話…5.8% 第26話…5.5% 第27話…4.2% 第28話…5.8%
第29話…6.6% 第30話…7.9% 第31話…8.3% 第32話…6.3%
第33話…8.2% 第34話…6.2% 第35話…7.5% 第36話…7.5%
第37話…7.0% 第38話…8.0% 第39話…8.3% 第40話…7.0%
第41話…6.7% 第42話…5.8% 第43話…6.5% 第44話…7.3%
第45話…5.1% 第46話…5.3% 第47話…5.5% 第48話…7.1%
第49話…8.1% 第50話…7.1%
5、12、17、24、31、39、46がウメコメイン。
24 :
名無しさん@秘密の花園:2005/03/27(日) 18:00:00 ID:IN3MZDu+
来週のマジレンジャーは姉妹二人でメインをやるのか。
でも姉妹だからなぁ…
「かわりま〜す。芳香ちゃんバイブゥ〜! かわいいでしょ?」
「ひっ・・・! ほ、芳香ちゃん、やめて・・・」
「だ〜め。いっくぞ〜、そぉ〜れ」
「あっ、やああああ!」
だめだ、萌えん。他の人頼む。
玉〇島のウメコ×ジャスミン本はなかなか
楽しめたな…
後半3分の1は仮面ライダー剣だったがw
砕
>>27 もうちょっと詳しくレポートしてはくれませんでしょうか。
デカレンジャーを見るために、DVD5巻だけを買ってきた俺が来ましたよ。
いやね、内容的には全然期待してなかったんよ。
単にミニスカな2人が主役の話だからってんで17話見たわけですが・・・
メッチャいい!!
お互い相手に憧れているなんて、ありがちなのかも知れんがすごく
よかったよ。
つーか、今回初めてデカレン見たんだけど、ウメコとジャスミンは普段も
距離が近くてハゲしくいい作りだね。
情報くれた各位に感謝!
今日のマジレンやっぱり姉妹百合だったやん
ピンクの姉がブルーの妹に映画のオーディションを手伝ってもらう話
冒頭青が桃の部屋へフライパンがんがん叩きながら登場
話の流れで青も連れて行かれて桃が踊るのを魔法でカバー
が、ちょっと手違いで青の隠し身魔法が失敗して青が監督に見出される
オーディションをこのまま受けるか迷う青を桃はやさしくはげます
「うららちゃんのことはなんでもわかってるのっ。おねえちゃんだからね」
そう言って車に変身して会場まで青を送り届ける桃
途中で魔法が切れたのか会場にたどりついたときにはおんぶになってた
桃他マジレンジャーは冥獣退治へ
青、オーディション中に浮かない顔。桃の言葉が気にかかっていた
自分の気持ちに正直に…青は監督に「やめます!」と満面の笑顔
マジレンと合流し、しかし青と桃だけで踊りながら冥獣を撲殺
なんだかふっきれたような青が他マジレンに言いにくい一言を
びしばし言って終わり 桃になに言ったかは忘れた
多分美しい姉妹愛でした。
あと、今日はなんかパンツがたくさん映ってた
あんだけスカート短けりゃ無理もないが
>>34 おおお!レポートありがとん。
こりゃあ、DVD化されたら買わないとなぁ。
ところで、この話って第何話?3話か4話あたりかな?
ところで、
>>35で見えたのはスパッツではなくて?
デカレンはショートスパッツだったんだよなぁ。
アンダースコートもあったけど多分パンツもある
昨日はたしか8話くらいだった…
>31
39話もすげーぜ。でも17話と39話が素晴らしいだけに46話が許せないんだよな。
46話はデカレンの中で唯一見なくていい話
>>38 マジですかー!!
うぅ、また買ってこなくっちゃ。・・・39話だから10巻だね。
今日は、6巻買ってきたんだよ。
「TVドラマ・このカップリングこそ百合だ!」スレの
>>145を見て、
21〜23話を見ないといけなくなったんで。(まだ見てない)
もしかして、
>>23がウメコメインとしてあげている話のうち、46話以外は
ジャスミンとのラブラブな話ばっかりなのか?
(だったら該当するメディアを買ってくる気満々なんだが)
>40
いやラブラブはその2話くらいだが、
この二人普段の言動が百合なんで普通の話でもそれっぽく見えるんだよね。
初期のボムなどの雑誌での二人でのインタビューとか…。
この前テレ朝でやった指名手配でもあいかわらずだったし。
デカの黄桃サイトのスカイシアターのレポとかみても
百合話はあったみたいだし…
なんで今年は姉妹にしたのかなぁ。
女性の作ってる黄桃サイトがけっこうあるんでびっくりした。
たぶん女性がやってると思うがジャスミンのカレーサイトは萌えた。
デカレンジャーのDVD10巻が見つからず、失意の中で帰宅〜。
「しょーがねぇ、アマゾンあたりに発注するか」と思ったら、
まだ発売されてなかったー!!!!
おまいら有用な情報を多々下さってありがとうございます。
んじゃ、関連サイトを探してきまっす。
>41
インタビュー良かったよね。お菓子を食べるとき服を汚してしまうジャスミンと
それをかいがいしく世話するウメコとか、朝起きれないからウメコにモーニングコールを
頼むジャスミンとか…まだ始まってすぐの頃だけど完全にプライベートは百合だー!と
思っていたら、あの17話。そりゃ狂喜乱舞したよ。
黄桃サイトの情報きぼーん。アドレス乗せろとはいわんが
検索のヒントでももらえたらうれしい
>45
デカレン カップリング
などのワードで検索。あとは同盟などからいろいろなところに行くですよ。
新聞に載っていた、マジブルー役甲斐麻美のインタビューより。
「オフでは、マジピンク役の別府あゆみちゃんと遊んでいます。おそろいのものもたくさん持っていて、本当の姉妹みたいなんですよ」
我が地方新聞GJ!
さすがスカート短いだけあってえろいな
49 :
名無しさん@秘密の花園:2005/04/12(火) 18:50:07 ID:PIQqDYqo
刑事ファイナル行ってきた。
「ウメコはセンちゃんといい感じのようですが・・・?」の司会の質問に、
「車が一緒だったんで仲いいだけです。」とあっさり答える菊地嬢。
いやいやいやセンが否定するならとにかくお前かよ。
VSアバレといい、優しくしてくれるお兄さんに惚れっぽいだけのようだし、
センにその気も無いようだし・・・
百合だろ。
デカレンの桃黄はガチだよ
緑はいらない子
アニキはいる
>>49 ジャスミンとの仲については取り沙汰されなかったのか?
だとしたら、司会は当然ジャッジメント!
52 :
名無しさん@秘密の花園:2005/04/13(水) 01:43:17 ID:54/WDRx9
あー、いまいち絡みとまでは言えないが後戦闘終了後に、
センがウメコに抱きつこうとして避けられ、テツがジャスミンに抱きつこうとして避けられ、
前者はハイタッチ?を改めてしたもののジャスミンはそのままウメコのほうへ来てた。
そんではぶられたテツのもとへセンがフォローに行って色々。
(アドリブでやたら緑と白の絡みが多く、自然桃黄が固まる。赤も相棒と後輩ばっかかまってるし。)
上げちまった・・・スマン...
ついでなので追記。
ちなみに菊地嬢
>>49の後、が「ねー?」と伊藤氏に振ると「んー」と返していた。
テツがえ!?と横を向き、ホージーが眉を寄せ、ジャスミン苦笑、バンがこける。
お前もお前で否定しないのかよ!
と、緑も好きなのでフォローいれてみる。←フォロー?
来週のマジレンはピンクとイエローか……
もう、ピンクの相手はブルー、ブルーの相手はピンクで固定してくんないかな。
今日のアニキマジワロスwww
来週黄色なの?ピンクだけに見えた
>>57 2枚目(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア
>>57-58 今週無茶苦茶よかったのにあんまり盛り上がってなくて残念
それにしても何だかバイ○ルブラックのようなふいんき(なぜか(ry)だ
>59
これで桃に絡むのが黄色じゃなくて青だったら
もっと盛りあがったろうにな。
来週なんか桃、青、敵の三角関係になったろうに。
黄色のオンドゥル演技なんか見せてくれなくていいよなマジで
魔法姉妹の青は桃の事を、"芳香ちゃん"より"芳香お姉ちゃん"と読んでくれた方が
自分的に萌える。っつうか、姉をちゃん付けで呼ぶのって、普通の事なの?
そのへんに特殊なエピソードがあると深読み
今週もエロ過ぎ
>>62 俺は兄だが妹からはちゃん付け呼ばわりだぞ。年が近かったりしたら結構あるんじゃね?
追記
集金袋は家にあった
話の締めは青がひとりでお母さん役をこなすのではなく
兄弟みんなでがんばろうね、ということ
ピンクと黄は働くべきだと思う
百合関係ないんなら実況してくれなくていいです
なのたまいそ
樹里×桃とか、千里×みくに
ハァハァしてたのって、私だけですか?
>>71 ここにも ノシ
二組ともけっこうハードな対決話があったような記憶が。
メガの「こわいぜ!バッドな女たち」なんて、それはもう(ry
今日デカレンDVD10巻を買ってきてニコニコ顔の俺が来ましたよ。
夕ご飯食べるときい39話をみちゃいますよ。
あー、楽しみだー。
ナイメアか、メアナイか。そこが運命の分かれ道。
いや、どっちも変わらない気もしますが;
>>71 桃の凛々しい姿が今のあの必死キャラからでは想像できない ○| ̄|_
オーレン、桃の「じゅり〜」って言い方が好きで桃黄に萌えてた。
同じ系統でカーレンも桃黄(´д`*)ハァハァ
>74
感想はどうだった?
ここ2〜3週のマジレンの百合的見所の無さは異常
>>78 スマン、目を傷めてしまってまだ見てないんだ。
よって、楽しみ持続中。
みんな、甲斐麻美のブログ見たか?(;´Д`)ハァハァ
>>81 長女・次女・月聖者でトライアングル突入か!!?
>25
(・∀・)イイ!
早くマジレンジャー終わらないかな。
それか芳香か麗が実は血が繋がってないって設定にならないかな。
青の中の人の桃の中の人へのプライベートのラブラブっぷりはいいんだが。
青の中の人のブログでの共演する女の子へのラブラブっぷりは
非常に萌えるのだが、作品に反映されないからな。
デカレンジャーはその点、公私でラブラブだったからなぁ。
>公私でラブラブ
しかし最近の対談で桃が緑に浮気しててキレた
ジャスミンウメコを越す特撮あるの?
>>87 脚本陣がほぼ同じだから、メガの中の人も同レベル
今日のマジレン、青がヒカルに嫉妬しまくりでちょと妄想できたw
ただメガはあきらかに、桃と青、黄と黒がカップルだったからなぁ。
いまいち、百合的には萌えなかった。
黄桃の絡みの話も少なかったしね。
カーレンジャーは百合じゃないの?
>>90 修学旅行で喧嘩する話にはハァハァしまくりましたが何か。
もうマジレンジャーは諦めたから、
ウルトラマンマックスで、ミズキとエリーの二人がメインの話とかしてくれないかな。
俺も擁護してたけどどうでもよくなってきました
95 :
名無しさん@秘密の花園:2005/08/20(土) 09:50:06 ID:3y3wzfzz
>94
なんかマジって、青と桃の陰が薄いよね。
ジェットマンに、ブルースワロー(女子高生)が
入院中の少女を見舞う話があったな
35話・鳩がくれた戦う勇気という回
少女はゲストキャラにしては扱いがよかった気がする
(まあジェットマンはゲストキャラをないがしろにする真似はしないが)
古い作品&一話限りで申し訳ない
ウメコとジャスミンのエロ小説ないでつか?
あったら検索のヒントだけでもください
早くマジレンジャー終わらないかな。
つうか青桃メインの話をもっとやれよ!
>>98 でもマジカルシスターズだっけ?その回は少し萌た
それ以外はまったく萌ない
8話並みのクオリティでまた青桃話やってくれないかな
デカレンが懐かしい……
最近心配なんだ…マジが終わった後…
ダブルヒロインじゃなかったらどうしようって…
マジはひどい…自分もデカレンが懐かしい…
黄が作った惚れ薬を誤って青桃が…てのを希望
104 :
名無しさん@秘密の花園:2005/10/22(土) 22:54:32 ID:nmmtVL3l
変身ヒロインを出さないセイザーXが第一話から低視聴率で
ついこの間、超星神シリーズの中で一番の低視聴率を叩きだしたみたいだから
変身ヒロインの重要性が再認識されているといいなぁ。
ウメコが出てるauのCMはスレ違い?
あ、あれやっぱりウメコだったのか?
公式見に行ったけど書いてなかったから違うのかと思ってた
107 :
名無しさん@秘密の花園:2005/10/24(月) 04:22:56 ID:DtE1ezJF
姉妹でも百合はできると思ったが
マジのスタッフじゃ無理みたいだな。
早く次の戦隊になって欲しいよー
メタルヒーローにも目を向けてみよう
109 :
名無しさん@秘密の花園:2005/10/27(木) 20:40:59 ID:HLbyY6UP
ボスに振られたジャスミンをウメコが慰める。そのうちにお互い激しく求め合い、そして・・。
「ジャスミンには私がいるじゃん!!」
「ウメコ…」
みたいな
111 :
名無しさん@秘密の花園:2005/10/28(金) 07:20:14 ID:yaGOL0Oa
「やだよ、もう。悲しそうなジャスミン、見たく・・ないよ・・。」
「ウメコ・・」そういってウメコはジャスミンの唇に、自分の唇を重ねる。
誰か、上ので書いてくれ。
いや書いてください。
113 :
名無しさん@秘密の花園:2005/10/30(日) 22:37:50 ID:jKTOrZ4L
「わたし、ずっと・・ずっとジャスミンの事、見てて・・ボスに恋してるジャスミンも大好きで、でも・・」
ロッカールームでジャスミンに想いを告げながら、ウメコは泣いていた。震える声、溢れる涙。はじめはチームメイトの告白に躊躇っていたジャスミンだったが、徐々に切ない想いに包まれる。
114 :
名無しさん@秘密の花園:2005/11/07(月) 13:47:22 ID:TWqjLn4g
age
115 :
名無しさん@秘密の花園:2005/11/08(火) 08:06:43 ID:9AOi+LXq
「ジャスミン、いいよね?私、私・・。」
「ん・・はぁ、ウメコだめぇ、私たち女の子同士なのに、あっ、ああっ・・」
「私、ジャスミンのこと思ったらこんなになっちゃうんだ、もう、立ってらんない、みて・・」
「ああ・・キラキラさせて・・綺麗なウメコ・・」
117 :
名無しさん@秘密の花園:2005/11/09(水) 07:31:54 ID:N0+W9CZ4
「私、ウメコのここにキスしたい、ドキがムネムネする・・」
「ジャスミ・・ん、やああんッ!・・いや、でもいいの・・あっ、ああっ」
118 :
名無しさん@秘密の花園:2005/11/09(水) 20:59:33 ID:gTdKS4WN
リレー小説のようだw
119 :
名無しさん@秘密の花園:2005/11/23(水) 22:41:57 ID:a2dj1KLe
このネタでイラスト描きたくなった。
描いてくださいお願いします
122 :
名無しさん@秘密の花園:2005/11/26(土) 07:57:34 ID:9V/YGtoV
「ジャスミン、キスしよ」ウメコは震える声でそういって悲しみにくれるジャスミンに唇を重ねた。
ウメコの舌が、ジャスミンの口中に挿入されていく。「・・?」初めての、それもチームメイトとのディープキスに戸惑うジャスミン。
しかし感度の高まっていたジャスミンは、掌からだけでなく全身、絡められた舌からもウメコの想いを感じ取っていた。「ウメコ、こんなに私のこと・・」
すぐにジャスミンは唇を離し、チームメイトをぎゅっと抱きしめた。「ウメコ、私も、私もウメコの事、ウメコ・・」「ジャスミン、嬉しいよ、ジャスミン」
ジャスミンは再びウメコに唇を重ね、こじ入れるように再び舌を入れた。トロトロとお互いの唾液が混ざり合う。
125 :
名無しさん@秘密の花園:2005/11/27(日) 00:04:55 ID:CbUyHBGh
バンキュリア×お母さんとか妙に萌える
スフィンクス×ゴーゴンとか言ってみる
128 :
名無しさん@秘密の花園:2005/11/27(日) 15:57:39 ID:haKFD6v5
スフィンクスはエロいな。
129 :
名無しさん@秘密の花園:2005/11/27(日) 17:52:37 ID:sl9fhgZH
なんか急に盛り上がっとるな
131 :
名無しさん@秘密の花園:2005/11/29(火) 08:24:27 ID:HdfFt0bs
うひ
134 :
名無しさん@秘密の花園:2005/12/02(金) 14:10:33 ID:mhVcM4vz
うは、糸引いてる・・
136 :
名無しさん@秘密の花園:2005/12/09(金) 23:00:00 ID:G2ZQcNoL
age
137 :
名無しさん@秘密の花園:2005/12/09(金) 23:42:08 ID:FOD+lhuF
ウメ×ジャスは中の人たちも怪しいよな。特にウメコの中の人。
138 :
名無しさん@秘密の花園:2005/12/10(土) 07:42:35 ID:ZvYnD8Ki
どっちが攻めでどっちが受けと?
ウメコは受けがいいなぁ…中の人も
140 :
名無しさん@秘密の花園:2005/12/12(月) 20:48:25 ID:11sIYJtj
ジャスミンはやっぱり攻めで… (;´д`)ハァハァ
141 :
名無しさん@秘密の花園:2005/12/12(月) 21:25:21 ID:Cn34bzYW
攻め受け交代しまくって、激しく求め合う・・「ココ、かわいいよ」「ああっ、だめ・・」
142 :
名無しさん@秘密の花園:2005/12/12(月) 21:59:18 ID:11sIYJtj
あああぁあぁ、どなたか小説を…!!!!
ウメコの中の人が「百合」って言葉を知ってたときの衝撃が忘れられない。
普通に生きてたら縁のない言葉なのになぁ…
ちょ、そこ詳しく!
ちょっと話の流れは思い出せないけど
舞乙HiMEのネトラジで百合って言ってた。
ただでさえウメコの中の人は言動と行動が怪しいのに。
146 :
名無しさん@秘密の花園:2005/12/14(水) 07:59:26 ID:CJ7hvahz
お泊り会とかで、あゆ美チャソと美香チャソが一緒に風呂に入ってて、「美香ちゃんのオッパイかわいいね〜」「ちょっと、止めてよ〜」とかって言ったりして、
お互い触り合ってるうちにヘンな気持ちになって、どっちともなく「ねえ、キスしようよ」とかってなって、そんでもって・・
このスレ中の人もアリなのかw
ジャス子もあゆ美タンも誘い受けだと言ってみる。
148 :
名無しさん@秘密の花園:2005/12/16(金) 07:50:09 ID:L6myg8pP
誘い受けって・・何?
マジレスすると
精神的には攻め、肉体的には受け、という同人用語
のハズ。
150 :
名無しさん@秘密の花園:2005/12/16(金) 23:00:41 ID:oRYoJS1i
「美香ちゃん、私の舐めながら濡れてるよ、やらしい・・」「あゆ美ちゃあん、だめ、言わないで・・汗だもん、汗だもん・・」
「汗だったらこんなにヌルヌルしてる?美香ちゃん、かわいい・・」
152 :
名無しさん@秘密の花園:2005/12/17(土) 07:55:30 ID:MSGz61OX
「ひぅんっ!あゆ美ちゃ・・あんっ、あっ」「美香ちゃんが気持ちよくしてくれたから、お尻の穴に指入れてあげる。美香ちゃん、お尻で感じるんだよね」
「汚いよ、あゆ美ちゃん、あゆ美ちゃんっ、ダメッおかしくなっちゃ・・う・・っ、はぁんっっ」「汗がたくさん出てるよ、私のももっと舐めて!一緒にイこう、美香ちゃん、好きよ、美香ちゃん・・」
153 :
名無しさん@秘密の花園:2005/12/22(木) 13:08:25 ID:npmCwi3A
age
154 :
名無しさん@秘密の花園:2005/12/26(月) 19:06:44 ID:R8styt+P
ボウケンジャーどうよ?
>>154 黒黄確定なんじゃないっけ?あれガセかな…ガセがいい
156 :
名無しさん@秘密の花園:2005/12/27(火) 08:14:29 ID:infxEFu8
黄桃と聞いたぞ。マジより期待できるのか?
マジはいろいろと最悪だったからなぁ。
常に二人が主役ってことで、だいたい男にとられて
女性主役回がすごく少ない感じしたし、そのくせ二人主役のわりに
青桃メイン一回しかやらなかったし。
158 :
名無しさん@秘密の花園:2005/12/28(水) 08:42:13 ID:t3ShYN15
実際、放送開始前にキャストの顔を見たとたん「?」だった。
だってブスうわなnをすrやめ
159 :
158:2005/12/28(水) 08:42:51 ID:t3ShYN15
マジレンジャーの話ね。連投スマソ
やはりデカレンは神だった
161 :
名無しさん@秘密の花園:2005/12/28(水) 19:13:37 ID:PDtgLoc7
デカレンは本当に神だった でも緑はいらなかった
なぁ、何年くらい経ったらジャスウメを超えるヒロインが出るんだろう?
>162
ウメコ役の菊地美香もあの話はツインカムでやるのかと思っていた
みたいなことをどっかで話ていたような。
あの話の合い方が緑じゃなくジャスミンだったら
デカは完全に神だったのにな。
>ウメコ役の菊地美香もあの話はツインカムでやるのかと思っていた
つくづく菊地嬢は素晴らしい思考をしているな。
どんだけジャスミンが好きなんだ。
また絵でも描いてみようか・・。
168 :
名無しさん@秘密の花園:2005/12/30(金) 09:50:32 ID:TLA6Ikry
おまえさん達に聞くけど、いまだにジャスミンとウメコの呪縛に懸ってますか?
マジカルシスターズ・・orz
169 :
名無しさん@秘密の花園:2005/12/30(金) 12:14:37 ID:9+w+Mfc/
170 :
名無しさん@秘密の花園:2005/12/30(金) 12:24:25 ID:VDM1r0Yp
気持ちいいのに唇をかみ締めて赤面涙目でイジイジと抵抗するジャスミン、それに対して無邪気にジャスミンの身体を触りまくって舐めまくるウメコ。
>>168 なにをいまさら。
マジデカでは緑桃展開って噂を聞いて凹んでる。
ただの噂であってくれ(つД`)
173 :
名無しさん@秘密の花園:2005/12/31(土) 08:40:56 ID:45UgPJ/C
うぬれらおちつけ
戦隊で唯一、全部見て録画して残していたが、あの忌わしき
緑桃の話だけは、むかついてデリートしてしまった。
175 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/02(月) 15:44:31 ID:9AAbsVjm
ジャス子が受けだったら萌える、と言ってみるテスト
176 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/03(火) 19:22:59 ID:INS7GGRu
この二人でくりいむレモンみたいな展開は・・。
177 :
おんぷ:2006/01/03(火) 19:30:14 ID:H3wmrnCV
みなさんに相談があるんです・・・聞いてもらえませんか?
178 :
おんぷ:2006/01/03(火) 19:33:09 ID:H3wmrnCV
メール待ってます☆
179 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/04(水) 08:34:33 ID:EtyiRitp
(;´д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ( ; ´ Д `) ノ \ ア ノ \ ア
182 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/06(金) 08:01:01 ID:qMcBrC7n
183 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/09(月) 02:51:58 ID:I6H1GzGk
184 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/13(金) 13:07:47 ID:vMSMs+5C
あげ
次の戦隊も女の子二人ですよ
期待
186 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/16(月) 11:52:37 ID:fx9tXKpj
マジよりマシか?
女の子なのにショベルカー装備ってどうよw
188 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/16(月) 19:05:48 ID:wpWwQUNz
いまだにジャスミンとウメコの着信声使ってる漏れが来ましたよ
190 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/19(木) 07:36:05 ID:6gMNhOrm
ほほう、どんなの?
メール着信がジャスミンとウメコのランダムで普通にメールだよ〜とか。着信音がガールズトラブルデカレンジャーだけどね。今色々試し中
192 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/19(木) 13:16:15 ID:mi7l/J7P
ジャスウメの喘ぎ声の着信音とか・・ねーな、そんなもんはw
>>192 あったら萌えるなw しかし、公共の場では使えない罠w
ウメコの喘ぎはよく覚えてるよ
「ぐはぁ!」ってやつ。。。
195 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/20(金) 02:27:49 ID:3WL0UUoO
age
196 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/20(金) 07:51:27 ID:XXzJ1aKZ
ツインカムエンジェルには萌えれるのに、マジカルシスターズでは萌えれない。
やっぱジャスウメ最強だろw 戦隊ものでゆいつハマった
198 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/20(金) 10:53:25 ID:d7WEZppb
199 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/20(金) 23:51:04 ID:WbPp2a7M
ジャスウメ不足orz
200 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/21(土) 00:21:22 ID:ZTt3oF4f
200
201 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/21(土) 01:01:33 ID:blHqeML9
マジvsデカでジャスミンウメコのツインカムエンジェルに期待age
202 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/21(土) 08:01:31 ID:s+A7eufV
「ごめん、ウメコ。優しく・・しないで・・」「ジャスミン!!ちょっと待って・・」
ジャスミンはウメコの手を振り解くと、足早にブリーフィングルームを後にした。長かった髪をバッサリと切ってしまった
パートナーの去り際の顔を、ウメコは見ていた。目の下には泣き腫らしたあとがあった。ボスに振られたショックによる、心境の変化。
仲間たちの前では明るく振る舞っていても、どこか元気のなさにウメコは気付いていた。
ジャスウメ祭
ジャスウメの百合小説が読みたい…誰かいいサイトしらん?
204 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/21(土) 13:50:55 ID:CQfWayt4
206 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/21(土) 19:43:46 ID:7prmtF3Y
ジャスミンは一人シャワールームにいた。ドギーに自分の想いを伝えて数日。未だに自分の気持ちを整理できないでいた。
悲しみを洗い流すように、シャワーの滴が身体を伝う。「やっぱ、ダメかな、まだまだ・・」
「ジャ〜スミン、入るね〜〜。」悲しみを遮るように、ウメコが入ってきた。「私も汗臭くって。ねえ、洗いっこしよ」
いつもなら自室のバスルームで入浴するウメコだったが、どうしても相方の様子が気になって仕方なかった。いや、ジャスミンとドギーのやりとりの一部始終を偶然目撃してしまったウメコは、気になって仕方なかった。
ウメコはいつからか、ジャスミンに想いを寄せていた。友情とは明らかに違う感情。暗い過去を背負い、クールに立ち振る舞いながらもおどける姿、ドギーに想いを募らせ、顔を赤らめる姿・・。
禿しく続きが気になる…
208 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/21(土) 23:16:16 ID:fT7Ey8/k
ジャスウメ祭りage
>>179 再ぅpキボンします…出来れば前の作品もorz
210 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/22(日) 07:29:16 ID:8HxkGJ+5
ウメコは付けていたバスタオルを取って裸になると、ポニーテールを解いた。「あれ、もう浴び終わった後だったの?」
自分の身体を洗いながら、素っ気なさそうなジャスミンに話し掛けた。「ねえねえ、パフェの美味しいお店、見つけたの。今度一緒に行こうよ」
ジャスミンはウメコを無視するかのようにその場を後にしようとした。それは失恋の痛手を友達に見せたくないという、不器用なジャスミンの精一杯の強がりだった。
「待って、ジャスミン!!ちょっと位私に話してくれても・・」「ウメコなんかに私の何が解るっていうの?ほっといて、私の事なんて!!」
ウメコはジャスミンの返答を聞くが早いか、頬に平手を思い切りぶつけた。「・・!!」
「解るよ、何だって解るよ!・・ずっと一緒に居たもん。苦しいときも、嬉しいときも、ずっと一緒に居たもん。ずっと見てたんだよ、私。戦うジャスミンも、ボスの事好きなジャスミンも・・もう、やだよ。悲しそうなジャスミン、見たく・・ないよ・・」
暫くの沈黙の後、ウメコはまくしたてるように想いを告げながら泣いていた。今まで抑えていた自分の気持ちが溢れるかのように流れる涙。
212 :
209:2006/01/22(日) 08:39:36 ID:Y5tB5u7U
>>211 トン! 美味しく頂きますた
やっぱりウメジャスは最高ですねハァハァ
ウメコはジャスミンの手を半ば強引に引き寄せると、自分の胸元に当ててみせた。「ジャスミン、私こんなに想ってたんだよ、ねえ・・」
ジャスミンは、ウメコの胸元に当てられた自分の掌から自分への想いを感じ取っていた。徐々に切ない、優しい想いに包まれる。
215 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/22(日) 20:00:59 ID:oxUATrT9
なんだこのジャスウメ祭りは・・・
イイヨーイイヨー
216 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/22(日) 21:10:02 ID:8etlXbg6
そしてウメコはジャスミンの手を離すと、ゆっくりと口を開いた。「ありがとね。伝えられたよ。ごめんね。」ウメコはシャワールームから立ち去ろうとする。
ドアノブに手が掛かった瞬間、ジャスミンはウメコを後ろから思い切り強く抱きしめた。想いを「感じ取った」瞬間、チームメイトは特別な存在に変わっていた。
「え・・・・っ」「ごめんね、ウメコ。私、今まで気付かなくて、私・・」ジャスミンの声も震えていた。互いの体温と高鳴っていく心臓の鼓動を感じ取る二人。
>>211 もしも書いてくれるとしたら次はキスか貝合わせをキボンしたい
>>218 わざわざ抱き合ってるなんて素晴らしいw
>>218 ほんとに。麗と社員の恋話とかどーでもいい
よってボウケンはジャスウメを尊敬するべき
221 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/23(月) 07:37:02 ID:7cS95m4/
>>218 他ヌレで見た。抱き合ってる、抱き合ってる・・。
おまいらジャスウメ好きすぎww 漏れもだが
223 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/23(月) 13:19:39 ID:f9uOvIzK
そしてどちらからともなく、ジャスミンとウメコは唇を重ねた。二、三度、お互いの気持ちを確かめ合うように軽いキスをした後の、長い口付け。
絡み合う舌、甘い吐息。お互いの唾液がトロトロと混ざり合う。やがて唇を離すと、つうっと糸が引いていた。
「そういえば私、あまり体洗ってないよ・・」少し顔を上気させ、頬を赤らめるウメコを尻目にジャスミンはボディソープを手にし、それを手に分けると自分の全身にくまなく塗り始めた。
白くて柔らかなジャスミンの体が少しづつ桜色になっていくのを、ウメコは見つめていた。
「ねえ、洗いっこ・・しよ?」ジャスミンは恥ずかしそうに悪戯っぽく微笑んだ。
224 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/23(月) 19:59:22 ID:bz6JwD/A
ジャス子萌え
225 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/24(火) 01:13:22 ID:PFPEClP6
アナル責めを入れてください
226 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/24(火) 01:14:55 ID:MOft6a/Y
ヤッベェ!ジャスミン萌え
227 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/24(火) 08:09:10 ID:nUO2iLUN
ジャスミンはウメコを椅子に座らせると、ウメコの背中に乳房を当て、字を書くようにゆっくりと擦り付けはじめた。
全身に塗ったボディソープが泡立つ。「・・何かのお店みたいだね。」「オキャクサン、ハジメテ?」バスルームで冗談を言い合い、じゃれあう二人。
ジャスミンはウメコの髪をかき上げると、耳たぶをそっと唇で甘噛みした。そして口に含んだ耳たぶを舌で転がす。「ジャスミン・・やあんっ、耳、感じ・・んッ」
そして耳たぶからうなじに舌を這わせながら、ウメコの一番潤っている部分にゆっくりと右手を滑り込ませていった。
「ウメコ、凄く濡れてる、キラキラさせて・・」「ジャスミンの事、想ったらこんなになっちゃう事があるんだ・・感じ過ぎちゃう・・」
228 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/24(火) 14:40:13 ID:MOft6a/Y
このスレ見てデカレンジャーのDVD5巻買っちゃったw
レクイエムワールドの入った巻も買うといい。
礼紋探偵事務所モエス
231 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/24(火) 17:54:24 ID:Eb/i+nFY
久しぶりに来てみたら、なんか盛り上がっとるな。
>>233 サンクス!給料入ったら買うわ。てか、あとはツインカムはないんだっけ?
235 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/24(火) 23:11:00 ID:9BC2BStf
「ふあぁっ・・んっ・・ああっ」ウメコはジャスミンの愛撫に恍惚の表情で子犬のような声を上げた。
ドギーを想って、夜毎自分の身体を慰めていた行為。一番敏感なソコに指を滑らせ、割れ目をゆっくりとなぞりながらクリトリスを撫でる。
優しく指で弾きながら、時折強く、抓む。「ねぇ・・感じる?」耳元で囁く、あまりにストレートなジャスミンの問いにウメコは涙目で肯くしかなかった。
しかし快感が来る瞬間、ウメコはジャスミンの愛撫を静止した。「ジャスミン、イク時は一緒だよ。今度は私が気持ち良くしてあげるね、大好き・・」
虚ろな、しかし色っぽい表情でウメコは、攻守交替とばかりにジャスミンにキスをした。
236 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/24(火) 23:19:00 ID:qDkZF6Hi
237 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/25(水) 00:13:52 ID:W7cdRH25
やばい禿萌えage
なんかボウケンのイエローはブラックとフラグたってそうな設定だな。
240 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/25(水) 08:23:24 ID:EYgHs2T3
ジャスミンはバスルームの壁伝いに後ろ向きに中腰で立ち、お尻を突き出した。「ダメだよぉ、もっとお尻こっちに向けて。」ウメコは後ろからジャスミンの豊満なバストを優しく揉みながら、甘ったるい声で囁いた。
感度が高まり、ジャスミンの全身は性感帯のようになっていた。うなじから背中にかけて唇を這わせた後、ウメコは一番濡れているソコへと舌入り込ませた。「ん・・ふぅ・・んっ、くぅ・・ん」
花びらを舌でかき分け、中に入り込む。そしてさっき自分が指でされたように、じらすようにゆっくりとなぞってみせた。二、三度そうした後、クリトリスを優しく噛んでみせる。
「・・ッ、んくう!」ジャスミンは快感にむせびながらも、あられもない声を上げるのを躊躇っていた。「クールな自分が乱れてしまうのがいやだ」。そんな気持ちが、邪魔をしていた。唇をかみ締め、押し殺すようにする。
「ジャスミンのカワイイ声聞きたいな。・・スゴイ事してあげる・・」そういうとウメコは、お尻の双丘を割ると、そこにある蕾に指の腹で愛撫し始めた。
241 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/25(水) 14:53:27 ID:Sn/FC8j8
おしり責めキタよコレ
正直タマラン! ジャスウメ祭りバンザイ!
243 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/25(水) 21:23:21 ID:0cwplbz4
皺を一つずつ、ゆっくりとなぞる。「ひう・・ん、やああっ・・・・!!」愛撫を始めた途端、ジャスミンは身体を仰け反らせ声を上げた。
前にも増してポタポタと愛液が滴り、バスルームの床に落ちる。「駄・・目っ、そこ、汚いから・・触らないで。んっ、はあぁん」明らかに普段の立居振る舞いとは違うジャスミンだった。
「やだよ、もっとジャスミンのコト・・見たいんだもん・・」ウメコはそういうと、濡れたソコを舌で慰めながら蕾に指を少し挿れ、少しずつ動かした。
寸止めの焦らすようなウメコの愛撫に、ジャスミンは瞳を潤ませ、崩れるようにペタンと座り込んだ。「もう、立ってらんない・・焦らさないで、バカ・・」
244 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/26(木) 00:43:16 ID:JMF4SWG3
キタキタ!ジャスミン萌え!
245 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/26(木) 08:10:09 ID:pb70j50T
突然、ジャスミンの目から涙が溢れた。「ジャスミン・・?意地悪し過ぎちゃった?あの、ごめんね・・」「やだ、涙が出ちゃう・・女の子だもん。」
ジャスミンは声を震わせながらおどけて見せた。堰を切ったように、溢れる涙。エスパーゆえに蔑まれてきた自分を好きになってくれたウメコの存在。
ジャスミンは、はじめて一人の人と愛し合いたいと思った。何かを哀願するような眼差しで涙を流すジャスミンを、ウメコもまたたまらなく愛しく感じていた。
二人は何も言わず、見つめあいながらお互いの身体を密着させると、口付けを交わすように秘部を密着させた。「んっ・・く」「ふあぁっ」
身体をくねらせ、激しく腰を動かし合いながら、ウメコはジャスミンの右手を再び取ると、さっきやったように自分の胸元にあてがった。
「ずっと、好きだモン、ジャスミ・・あっ、あ、ふあっ、ん・・」「ウメコ、おかしくなっちゃう・・やああ、あんっ、あ・・!」
間欠泉のように吹き上がる劣情と共に、二人は絶頂に達した。
246 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/26(木) 13:25:00 ID:GacF4yBz
バスルームを後にした二人は、デカベースの最上階に居た。「私、センちゃんと終わっちゃったんだ」「え・・?」
ウメコは吹っ切れでもしたかのように口を開いた。
「ジャスミン、覚えてる?何週間か前のコト。」ジャスミンは思い出していた。ウメコが泣きじゃくりながらジャスミンの部屋を訪れたときの事。
センから告げられた突然の別れに絶望したウメコを、ジャスミンは何も言わず、ずっと抱きしめて慰め、一夜を明かした事。
「今思ったら、ジャスミンのコト好きになるきっかけだったんだ。でも・・ジャスミンったらヒドイんだもん、私が想ってるのにボスの話ばっかでさぁ〜。」
買った缶コーヒーを飲みながら、ウメコは屈託無く笑ってみせた。
「ごめんね。私、今までウメコの気持ちに気付けなかった。ううん、気付く余裕、無かったよ。」ジャスミンもまた、口を開いた。「何日か、辛かった。でも嬉しかったよ、ありがと。汗も・・かいたし」照れくさそうにはにかむ。
「あっ、でもボスのコト・・ホントに、無理してない?」「だいじょうV!まりかちゃん、よいこつよいこめげないコ」そういうとジャスミンは、ウメコの頬に軽くキスをした。
「あっ、ジャスミン雪だよ!」
今年最初の雪が、舞い始めた。まるで二人を祝福するかのように、優しく降る雪。
「明日、バンが遊びに来るまでに積もるかな?みんなで雪合戦しようよ」「そうだね。ボスとセンちゃんに、思いっきりぶつけてやろ!」
後日談ではあるが、2日後二人は揃って風邪を引いてしまい、数日間欠勤したのは言うまでもない。
fin
248 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/26(木) 22:32:28 ID:JMF4SWG3
すげえ、はじめのほうは正直、あれかと思ったけど、
中盤から落として終わる過程がすごいとおもた。
ハァハァ
小説を書いていた者です。はじめて書きました。駄文読んでいただき有り難うございます。
陵辱モノが苦手なので、こういう甘ったるい感じになりました。
252 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/27(金) 09:51:45 ID:r9HNxjTo
すばらしかったです
コミケでもろウメコがジャスミンの後ろを責めるマンガを読みました
まだ通販で買えるんじゃないかなぁ
ちょっと待ってね
掘り起こしたら報告するから
一段落したら小説の挿絵描きますか・・?
頼もうか
書いてくうちに段々上達するよ
258 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/27(金) 18:51:26 ID:DOBaTPSC
>>246 小説のラスト、少し甘酸っぱい切ない感じがいいな。
ジャスウメ人気だなw
>>250 テラd!
>>小説の人
今まで乙です!次回作もぜひジャスウメで!
261 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/28(土) 08:09:20 ID:n5MYmtPs
あんちゃ〜ん、わしはジャスウメが居ってくれたらそれでええよ、ギギギ・・
TMNの「crazy for you」って曲があったが、ジャスウメの世界観がこの曲まんまだな。
263 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/28(土) 20:14:02 ID:nzK9AP17
ジャスウメ最高age
>>262 あれ? マドンナにもそんな曲なかった?
マドンナのほうは、ヴィジョンクエストを思い出しちゃうな
>>255 その日が来るま楽しみに待ってる
特別編みたいな形でもいいからまたデカレン放送して欲しいな
もちろんジャスウメの百合要素いっぱいで
>>267 まったくだ。マジデカは期待できないしね
マジのゴスロリ二人組は皆さんダメなんですか?
>269
なんか、ほら萌えなさいって出されたけど、けっきょくそれらしい描写ないから
かえってあざとく感じてみんな反応しないんじゃない?
Episode-Ex「スイート・メディシン」
「ウメコ、具合どう?」バッグと買い物篭をぶら下げたジャスミンはノックをすると、ウメコの部屋に入った。
バスルームでの一件から二日。揃って風邪を引いてしまった二人は、三日間の病欠扱いを受け、休んでいた。
「う〜・・少し熱いよぅ。お腹空いたよぅ。」ウメコは氷嚢をあてがい、横になっていた。
「ほら、しっかりする!昨日、私と一緒にメディカルセンター行って、注射打ってもらえばよかったのに」ジャスミンはウメコの額を触って熱を確認しながら、そう言った。
「私が病院嫌いなの知ってて言うの、もう・・」少しふてくされるウメコ。病院嫌いはおろか、注射も勿論大嫌いなウメコの事、言ってもムダである。「何か、ごめんね。」
「それは言わない約束でしょ、おっかさん!一応、メディカルセンターで薬もらってきたから。」そういうとジャスミンはバッグから薬を出し、買い物篭の中身も出すとエプロンを付けた。
「お腹空いたでしょ?味噌煮込みうどん作ってあげる。」手袋を外すと、慣れた手つきで料理を始めた。
272 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/30(月) 11:50:34 ID:u0AFVgRN
祭り
273 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/30(月) 13:47:40 ID:sb+TCIw8
おいしかった、・・ごちそうさま。」
ウメコは、ジャスミンの作った煮込みうどんを食べ終わると、その場から逃げるかのように再び横になった。
「あっ、ウメコ薬は?」ジャスミンはウメコの行動が読めていた。山のように出された風邪薬。これを飲みたくない事は、充分に分かっていた。
「大丈夫だよ、寝てたら治るから。」まるで蛹のように布団に篭って出てこないウメコを、ジャスミンはまるで小さな子供でもあやすかのように言った。
「しょうがないな〜。じゃ私と薬飲もうよ。私もカゼ引いてるから・・。」
ジャスミンはウメコの被っている掛け布団を剥ぐと風邪薬の中からカプセル状の薬を一粒取り出し、口に咥えた。
「ヤダ、もぉ」「大丈夫、目、瞑って」
そういうとジャスミンはカプセルを咥えた状態で、ウメコの唇に自分の唇を重ねた。「ん・・むぅ・・んっ・・」
カプセルを舌で転がしてウメコの口の中へと運んでいった。ウメコはキュッと、ジャスミンの首に自身の腕を絡めるように強く抱きついた。
薬が喉を通っても、吐息とも声ともつかない息遣いで互いに舌を絡めあった。
「汗、かいちゃったほうが治るよ」名残惜しそうに唇を離すと、瞳を潤ませたウメコの額を触る。
「うどんの味噌、ニンニク効かせすぎちゃったカナ」「やだ、ジャスミンの意地悪。」
そういいながら、ジャスモンはウメコのパジャマをするすると脱がせ始めた。
いやGJ!間違いなくGJなのだが、最後の一ラインの
ジャスモンが……w
275 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/30(月) 15:38:04 ID:HcHYz0F9
座薬きぼんぬ
せめてティターンが女だったら・・と思う俺。
インフェルシアであり同性であるティターンと芳香の信頼関係そして引き離そうとするおにいちゃん
小説の者です、書いてる自分もカゼで魘されておりますorz
少し間が空くかもしれませんがご容赦ください。
278 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/30(月) 17:22:58 ID:TNLTsh8X
>>277 GJ!ハァハァしながら待っておりますのでお大事に ジャスモンワラタw
>>277 GJGJ!
やっぱデカレン二人組は神だなwww
体にお気を付けてくだされ
280 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/31(火) 13:04:26 ID:qF6Wqfzp
ウメコの着ている[S.P.D]のロゴの入ったパジャマを、ジャスミンは脱がせた。そしてブラジャーのホックに手をかけて外す。
肩から下がったブラジャーの紐をジャスミンは口で咥え、ウメコのブラジャーを取った。
「やん、ジャスミンのエッチ。」「ふふふ、パイパイないね、ウメちゃん」ジャスミンは含み笑いをした。
「ジャスミン、今・・エッチな事、考えてるでしょ・・?」
そんなウメコの問いに答えるかのように、ジャスミンはウメコの頬から首筋にかけてキスをしていき、鎖骨の窪みに舌を這わせた。「ふ・・うぅん」
「ウメコ、もうこんなに乳首、勃ってる。」そういって今度は鎖骨から胸の谷間、乳首へと口付けした。
「あぁっ、あは・・ああん」ジャスミンは乳首の周りに舌をなぞらせた後、乳首をチロチロと舐めた。口に含んで、甘噛みしながらの愛撫。
熱で火照ったウメコの身体は、さらに少し熱くなった。「やだ、熱いよぉ、熱いよ、ジャスミン・・あはぁぁん」
「かわいいね、ウメコ。ウメコの声聞いてたら・・私も・・」
ウメコの声はいつもとは少し違っていた。カゼの影響で喉を痛めてほんの少しかすれた、ハスキーな声。ジャスミンはウメコのその声にたまらない劣情を感じていた。
「待って。私も脱ぐから。」ウメコのパンティを脱がせる前に、ジャスミンはベルボトムのジーンズとセーターを脱ぎ捨てた。
「こんなになっちゃった・・」自らパンティを下ろすと、ソコはもう濡れそぼっていた。
281 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/31(火) 15:14:05 ID:wuWDR1yO
自分が裸になった後、ジャスミンはウメコのパンティをゆっくりと下ろした。「あれれ、イチゴさんのパンツじゃないんだ」「ばかぁ」
ジャスミンはウメコの濡れているソコへ顔を埋めるようにした。
「やぁっ、寝込んでて、カラダ洗ってないのに・・」恥ずかしがるウメコ。しかしジャスミンはそんなことお構いなしに舌を動かした。花びらを一枚ずつ舌で動かすように愛撫する。
奥のほうにこじ入れるように舌を入れた後、まるでキャンディでも舐めるようにクリトリスを転がす。
「はあ、ふああ、あっ、あっ、あん・・くぅ」まるでリズムでも取るようなジャスミンの愛撫に、ウメコは身体を仰け反らせながら声を上げた。
突然フッと顔を上げたジャスミンは、虚ろな表情を浮かべた。「ウメコ、お尻こっちに向けて、跨って。私も・・ドキがムネムネして・・」
「うん・・ていうか、イク時一緒だって前にも言ったじゃん。」熱で顔が赤面したウメコは、少しふくれながらジャスミンの言うようにした。
シックスナインの体勢になった二人は、お互いの濡れたソコを愛撫し合った。甘い声を上げる二人。全身の神経がソコに集中し、二人は悦楽に包まれた。
「ジャスミン・・一緒にお風呂、入ろ」「まだだよ。もう一つお薬あるんだから・・」ウメコの額にキスをするジャスミン。
しばらくして、少しぼうっとした表情のウメコをジャスミンは遮ると、薬の入った紙袋から解熱用の座薬を取り出した。
282 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/31(火) 16:13:04 ID:uezpo450
283 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/31(火) 16:22:12 ID:qA9urukm
小説きたこれ!
284 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/31(火) 17:09:50 ID:t+JRK8dX
祭りキタヨ!ハァハァ
「もしかして、それ・・」「オフコース!これ挿れないと、熱下がらないよ」
紙袋から座薬を取り出したジャスミンは、おもむろにウメコに近付いていった。「やだ〜、そんなモン持ってニコニコしないでよ〜〜」
確信犯のように微笑むジャスミン。ウメコが横になっていた布団に来ると、後ろから手を回した。「さぁ、お尻こっちに向けて、四つんばいになって。」
ウメコは、カゼのせいで約一日半、寝たきりの状態だった。もちろん一日の日課となっていた、入浴も出来ていなかった。そんな状態で、ある意味「最も恥ずかしい部分」を見られるのは、心を許した相手とはいえかなりの躊躇いがあった。
「だって・・お風呂入ってないんだよ、私。やだよ、汚いから・・」今にも泣き出しそうな顔でこちらを見つめるウメコを見たジャスミンは、さすがに悪いと思った。
「あっ、イイ事考えた。」
ジャスミンは部屋の壁にもたれるように座り、ウメコは向き合うようにして身体を密着させてお尻を後ろ側に突き出した。「やぁん、これでも恥ずかしいよ・・痛いのかな・・」
不安そうなウメコを見るに見かねたジャスミンは、自分の左の人差し指を出した。「痛かったら、私の指、噛んでいいよ。」
ウメコはそんなジャスミンの優しさに、少し嬉しくなった。「ごめん、ワガママばっかで・・大丈夫だから、早く、して・・」
ジャスミンは右手の人差し指と中指をペロッと舐めると、ウメコの背中からお尻の谷間に手を滑らせていった。そしてお尻の穴に唾を塗りつけるように、愛撫のように触れた。
「は・・っ、はぁぁ、ああん!ん、んっ、うああぁ・・」
さっきの「コト」の時よりも、あられもない大きい声。「ウメコ、挿れるよ・・」ジャスミンは耳元で囁くと、スッと座薬を導き入れた。
「・・・・・・ッ!!」声にならない声と共に、ウメコはジャスミンに強くしがみついた。二度目のハレーションが、ウメコを襲った。やがて脱力感と快感がウメコを支配した。
「私もお尻で感じちゃった・・」ウメコは恥ずかしそうに舌を出し、微笑んだ。
「お風呂入って、晩御飯食べよ」「うん。」裸のまま、二人はバスルームへ向かった。
ウメコは寝息をたてて、気持ち良さそうに眠っていた。「熱、下がったね・・」
ジャスミンは、ウメコの前髪を愛しそうに撫でながら呟いた。まるで子供のようなウメコに、ジャスミンはクスッと笑った。
「そういえば、もうすぐバレンタインかぁ。二人でデート、出来るかな・・?」あれこれと考えながら、温めたミルクを飲み干した。
ジャスミンが帰ろうとした時、眠っているウメコの手は、ジャスミンの手を強く握っていた。そこからウメコの、ジャスミンに対する『想い』が伝わった。
「ウメコ・・」夢の中にいるウメコの暖かい想いに、ジャスミンは瞳を潤ませた。
「仕方ないなぁ。」ジャスミンはウメコの布団に入り込み、互いの寝息が聞こえる程に顔を近づけた。
「シアワセダナァ・・キミトコウシテイルトキガ、イチバンシアワセナンダヨ・・」
有名な歌の文句を口ずさみ、二人は眠りについた。
fin
287 :
名無しさん@秘密の花園:2006/01/31(火) 19:45:53 ID:qA9urukm
美しすぎます
一足早い甘いプレゼントキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
それともこれからか?
バレンタイン編も期待してます
289 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/01(水) 07:22:46 ID:6yvdub8E
うは、エロいww
この二人ラブラブだな。
エロすぎwジャスウメ最高!
291 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/01(水) 13:15:17 ID:u+eiOiD8
小説のモノです。なんとか一日で体調が戻り、書き切ることが出来ました。ありがとうございます。
ちょっと間を空けて「バレンタイン」のネタを書きたいと思います。イラストを描いておりまして、
今月末から月イチで個展をやります(勿論そっちはエロ無しw)。そっちの準備のため、間を空けます。
皆さん、ダラダラな文章を毎度有り難うございますm(__)m
因みに上の方で音楽の話題がありましたが、話を書くときに聞いてたのはボビー・ブラウンというブラック系アーティストの「Don‘t
Be Cruel」というアルバムです。甘いバラードがあって、オススメです。
個人的な乱筆乱文を、どうかお許しください。では又。
あ、間違えてアゲました、スミマセン。
次回作も期待してます!!
294 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/02(木) 07:10:59 ID:q3XJUaHF
すばらすい。ところでどなたか調教物書いてくれ。
小説、エロと思って読んでたら最後が甘甘ww
ボウケンジャー、2話目で黄色の菜月と桃色のさくらのメイン回!はや!
フラグたててくれねーかな。で、4回くらい二人がメインの話やって欲しいね。
297 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/03(金) 18:55:06 ID:NnHJROFZ
え、そうなのか????どっちが攻め、どっちが受け?
>296
気ままな記憶喪失娘(イエロー)に、手をやく(不信感を持つ)副リーダー(ピンク)だから
やっぱり、ピンクに受けて欲しいな、俺としちゃ
何て呼び合うんだろな。
300 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/04(土) 01:40:33 ID:RDBJIubk
300
ちょwマジレンのブルーって結婚したのかよww
302 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/05(日) 09:06:39 ID:E8UK/6Cb
ナニを今さらw
芳香ちゃんと姉妹百合やればよかったんだ。
>>303 今日久々に見たら、マジシャイン?ひかるせんせい?とかって
野郎と夫婦になってた…
>>304サンクス! 最近見てなかったからな。デカが見たい…
>>305 あるあるwww
ウメコ部屋でジャスウメの画像を見るけどすごくイイ
なんとなく、ショーとかの写真で
菊地が木下になついてる感じにも見えるから更にイイ
同じキャストでの続編が見てみたいw
まぁ、とりあえずやっとマジが終わるんだから、ボウケンに期待しよ。
2話目から二人がメインの話があるってことだしね。
こんなに早くヒロイン二人の絡みがあるってのは始めだよね。
ウメコがカブトにゲスト出演するらしい
(※ジャスミンはいません)
ジャスミンも出たら神だったなw
>>310 でも一番の相手はやっぱりジャスミンでしょww
ジャスミンも途中でゲスト出演してくれないかなw
313 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/07(火) 22:00:38 ID:hHyHKiNJ
Episode-Ex「ガールズ・バレンタイン」
「熱ッ!」
部屋中にチョコレートの甘い香りが漂う。ウメコは板チョコを湯せんで溶かしながら、大好きな人の顔を思い浮かべていた。
ジャスミンとウメコは合鍵を作り、お互いの部屋を行き来しあうようになっていた。それまで料理をしなかったウメコも、ジャスミンに教わりながら少しずつ、慣れない手つきで料理をやっていた。「えへへ、ビックリするぐらい美味しいの作るんだから・・」
バレンタインデーのこの日勤務があった二人は、勤務終了後に二人っきりの簡単なパーティーをやろうという事にしていたのだ。
「ただいま・・・・って、やっぱちらかってるね。」苦笑いしながらジャスミンが帰ってきた。
台所は、辺り一面に食器や調理器具が散乱している。「ジャスミンお帰り。ダメだよ、手伝わないで黙って見てて」「そうしたいけど・・ここアタシの部屋だよ」まるで外国人のようなジェスチャーをした後でウメコの頭を指先で小突き、散乱した食器を片付けはじめた。
真剣な表情でチョコを作るウメコの横顔を見たあと、ジャスミンは優しい表情で微笑み、頬にそっとキスをした。「チョコレート、付いてるよ。」
「私、ジャスミンが作ったチョコレート食べたいな」
食事が終わるころ、待ってましたとばかりにウメコが口を開いた。
「解ったわよ、お子ちゃまなウメちゃん」半溶けでまだしっかり固まってはいなかったものの、ジャスミンは冷蔵庫から自分の作ったチョコレートを出し、テーブルへと運んだ。
それはうっすらとレモンの香りのするものだった。
「・・おいしい!」幸せそうな表情でウメコは言った。子供のように無邪気なウメコを見て、ジャスミンもまた嬉しい気持ちになった。
「そういえばウメコのチョコは・・?」ウメコはジャスミンの問いに答えるかのように、手を握った。ジャスミンもまた握り返す。アルコールの入っていた二人の顔はいつにも増して赤く染まっていた。
「その前に、ジャスミンの事・・」ジャスミンはウメコの言葉を遮るように、チョコを口に咥えて目を瞑った。ウメコもまた、無言でチョコに齧り付くように口付けをした。深く唇を重ねあい、口の中でチョコを溶かしあうようなキス。
チュクッ、チュクッと、淫靡な音が響く。蕩けそうなほどに甘く長いウメコの口付けに、ジャスミンは意識が飛びそうになる。「んっ、んっ、んぅ・・」
ウメコは唇を離し、引いている糸を掬うように舐め取ると、ジャスミンの口元をペロリと舐めた。
「もしかして、言おうとしたこと、分かった・・?」「次のセリフは『食べちゃいたいたいの』でしょ?」頬を赤らめ、恍惚とした表情でジャスミンはさらに続けた。
「メシアガレ・・」
小説のモノです。すいません慌てて一部誤植ありますorz
合間にちょっとずつ書きます。
祭りキター!!
ウメコはジャスミンの上着を上までめくり上げると、そのままブラジャーをスルスルと外した。そして露わになったバストをゆっくりと揉みしだいた。人差し指で乳首を抑えながら、円を描くように動かす。
「ふうん・・あっ、あっ、はぁん」切ない表情で声を上げるジャスミンの頬に、ウメコはキスの雨を降らせた。弾丸のようなキスの雨。
「ジャスミン、声・・凄くカワイイ」ウメコはジャスミンのパンティを剥ぎ取った。そしてテーブルの上にあった、溶けかかったチョコレートを一つ取ると、何かを企むように舌をペロリと出して微笑んだ。
「やぁっ、くすぐったい、ウメコ・・」ウメコはジャスミンのバストの下から下腹部にかけてチョコレートを使い、アルファベットで『LOVE』の文字を書いた。
「私の気持ちだよ・・イタダキマス・・」ウメコは、文字に沿って舌を這わせていった。
チョコプレイ・・
おへそにワインを垂らしてすすってほすぃ
小説といい、写真といい、イラストといい、貴様ら、貴様ら・・
何てイイ奴らなんだww
「ふ・・あはっ、ああ、あっ・・」
ジャスミンは火照った身体を仰け反らせた。ウメコは舌をゆっくりとなぞらせながら、時折子犬がミルクを舐めるようにピチャピチャと動かしてみせた。
「ジャスミン・・美味しい・・」「あっ、あああああ、あぁん、あっ、あっ・・」
羞恥と快感。両極端な感情に苛まれて、ジャスミンの声はさらに大きくなっていった。白くて柔らかな身体は桜色に染まり、愛液が太腿を伝っていく。
「ねぇ、ココも食べちゃうよ?」チョコレートを全て舐め取ったウメコは甘い声でそう言うと、自分の服を脱ぎ捨てた。
そしてジャスミンの両方の太腿を持ち上げると、ビショビショに濡れたソコに顔を近付けて舌での愛撫をはじめた。
ソコの内側に入り込んだウメコの舌は、音を立てながらさっきなぞった文字と同じ字をゆっくりなぞった。
「んくぅ、あぁ、あっ、あん、イ・・・・・!!」ピクッ、と全身が一度震えた。快感の波涛に耐え切れなくなったジャスミンは、そのまま絶頂に達した。
「えへへ・・気持ちよかった?」ウメコはしてやったり、というような笑顔を見せた。しばらくぼうっとしていたジャスミンだったが、起き上がるとベッドからあるものを取り出した。
そしてジャスミンはウメコを優しく引き寄せ、こじ入れるように舌を入れてキスをした。抱き合いながらうっとりした表情で唇を離す二人。
「私たち、ディルド使うの・・」「初めてだから優しくしてね」
やがて二人はダブルディルドを濡らした。まるで男性のソレにするような舌使いでディルドを潤しながらウメコの手は、自分のソコを慰めるようにしている。
「ウメコ、私がしてあげるよ・・」「ん・・ジャスミン、あっ」
ディルドから口を離したジャスミンは、ウメコのソコに顔を埋め、クリトリスを抓みながらさっき自分がされたように奥に舌を入れ、文字を描いた。
『あ・い・し・て・る』
「あ・・・ん、あっ、あっ、あっ、ふあぁぁぁぁ、あはあああっ!!」
ポニーテールを振り乱しながら、ウメコも絶頂に支配された。
326 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/09(木) 19:42:42 ID:yPUxKP+U
いい!!
「ん・・ふぅん」ウメコは自身のソコにディルドの片方を挿れた。立てるようにディルドを置き、ゆっくりと腰を沈めていく。そして四つん這いになってお尻を向け、腰を上げた。
「ジャスミン、来て・・お願い」
甘く囁くようなウメコの誘いに、ジャスミンもまた導かれるようにディルドを挿れるとお尻を突き合わせた。「ん、んっ・・」
そしてどちらからともなく腰を動かしあった。ぶつかり合う二つの双丘は、恥らうように赤く染まっていく。互いの荒い息遣いと、泣き出しそうな切ない喘ぎ声が漏れる。
「あっ、あん!ああ・・」「んっ、んっ、ああ、あ・・」
暫くその体勢で動きあった二人。やがてウメコが口を開いた。「ジャスミン、顔見せて・・一緒にイこう。」
二人は体勢を変え、ウメコがジャスミンの上になった。快感に咽び、涙ぐむ互いの顔を見た途端、腰の動きは更に激しくなった。喘ぎながら、互いの名前を何度も呼び合う。
ウメコはジャスミンの手を握った。ジャスミンはウメコの想いも不安も、感度も羞恥も、全てを感じ取って受け止めた。ジャスミンはウメコの手を強く、指が折れそうな程に握り返した。
「あ・・・・ッ!!」「ひゃあぁん!!」
汗ばんだ身体が重なり合い、唇を重ねると同時に二人の頭は真っ白になった。流線型の形に抱き合いながら、二人は悦楽の余韻に浸った。
日付が変わろうとしている頃。シャワーを浴びた二人は、揃って下着の上にカッターシャツという格好で話をしていた。
「私、部屋に帰る前にスワンさんにプレゼント貰ったんだ」「?」思い出したようにジャスミンはそういうと、カバンの中から小さな包みを取り出した。
「何だろ?」「さあ。二人でいる時に開けてみろって」
丁寧に包装された小さな箱の中には、二人のトレードカラーである、イエローとピンクのハート型のペンダントが一つずつ入っていた。
「うわぁ・・!」「スゴイ可愛いね!」
思いがけないプレゼントに、二人は嬉しくなった。そして小さな、直筆の手紙も同封されていた。
『おめでとう。よかったわね!』
「スワンさん・・私たちのこと見ててくれてたのかな」「ま、ね。ボスやセンちゃんの時、お互いボロボロだったもん。それにこの前二人でスワンさんに顔見せた時、からかわれたじゃん。頭隠して、尻隠さず」
スワンの心遣いに、二人はさらに嬉しくなった。そしてジャスミンはウメコに顔を近付けると、自分の鼻の頭をウメコの鼻の頭にコツンと合わせた。
「フタリガズットイッショニイラレマスヨウニ・・」
そう呟いたジャスミンに、ウメコは胸が熱くなった。そして二人は微笑みながら、額を合わせた。「えへ・・」
「そうそうウメコ、チョコは?」「そうだった!美味しくてビックリするんだから」
ウメコは冷蔵庫を開け、しっかり固まったチョコレートを出した。そしてジャスミンは嬉々としてチョコレートを口に運んだ。
「どう?美味しいでしょ?」
ウメコの自信とは裏腹に、次第にジャスミンの顔は引き攣っていく。
「やだ・・どしたの?」「・・これ・・・・塩辛い・・」
流れる沈黙の後、作り笑いを浮かべた。やがて眉間にシワが寄り、肩が震え始めた。
「怒ったら美人が台無しだよ、ね・・?」「ウメコ・・待ちなさい!!!!」
fin
330 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/10(金) 07:23:14 ID:/zd0Lh+a
可愛い、保存した。
>>329 本当にこの二人は仲良さそうでいいなあ(*´Д`)
小説のモノです。読んでいただき本当にありがとうございました。今度はマジカルシスターズも書いてみたいと思います。
335 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/12(日) 08:08:16 ID:xu6/f/bd
ウメコカブト出演記念age
来週の予告にも映った?
337 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/12(日) 12:49:53 ID:rerRw3eG
すばらすい小説
>>333 何これwwwすごく萌えるんですが(*´д`*)ハァハァ
>>336 この回だけのゲスト出演だったみたい
予告には映ってなかったorz
小説はスワンさん公認wwジャスウメ最高ww何か二人が凄く可愛いなぁ。
341 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/13(月) 00:12:54 ID:zyJlfe4K
>>340 右がジャスウメ写真集
左がヒロビ
間違ってたらゴメス
343 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/13(月) 02:54:30 ID:8xTYBxEp
これはすごい
>>342 thx!
再度すまないがヒロビの方はvol.何に載ってる?
345 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/13(月) 09:45:10 ID:m/VV0+Cf
話ぶった切りですまんが、
555の真鶴(逆も可)って世間的にどうなんだろうか。
カブトに草加の中の人が出てたんで見返してたら
お風呂でやたら萌えたんだが。
次の戦隊も女2人だ!
早速妄想しなきゃ。マジは結婚するとかでちょっとな・・・
347 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/13(月) 20:18:09 ID:FOXvNPxu
無邪気な菜月と、それを甲斐甲斐しく面倒見るさくら。でもなぁ、本放送観てみなきゃ妄想しにくいな。
でも黄は黒とからむらしいよ
>348
とりあえず、黄桃がメインらしい2話を期待しようぜ。
>>334 遅れてごめん
17だった。バンの人が表紙だよ
>>350 二度もテラd!
あの袋とじか
今度、通販で頼んでくる
小説のモノです。マジ書こうと思いましたが、やっぱツインカムが好きなので、ツインカム続投したいと思います。
今書いておりますので、皆さんまた読んで下さい、宜しくお願いします。m(__)m
ガンガレ!
354 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/14(火) 20:11:22 ID:4JJ3z2fs
この速さなら言える
ジャスウメにセーラー服着せたイラスト描いた
ジャスウメにセーラー服着せたら似合うのか?orz
>>356 ジャスミンスレより
622 名前:名無しより愛をこめて [sage] 2006/02/14(火) 20:05:02 ID:p42ssE9/0
>>618 コラじゃないっすよ。
ttp://vista.x0.to/img/vi26514.jpg ほらね。
628 名前:名無しより愛をこめて [sage] 2006/02/15(水) 02:02:29 ID:R83rdiKy0
1年?くらい前のヒロビだね、ウメコと2人でいろんな格好した企画物。
あとメガネっことかネコ耳とかあった気がするけど……スケートの合間に探してくる。
ありえんくらいにクオリティが高い。セーラー服くらい普通に似合うと思う。
というかジャスミンは本編で着てたしw
気が向いたらでいいのでその絵をうpキボンw
358 :
356:2006/02/15(水) 13:00:00 ID:EzfK5Glb
>>357 これは・・ww
今回はエロじゃねいぞ。身体引っ付いてるけどw
今回は色塗って晒すから、時間掛かるぞ。それでもいいか?
>>253 を書いたものです。発掘しましたよ。
18歳以上の大きなおともだち
って同人誌でした。
>>358 それでも全然おkw
>>359 検索してみたけどそれらしきページがなかった…
もうちょい詳しく頼みます
またまたジャスミンスレにものすごいものが投下されてるんだがw
>>360 ロゴから「おともだち」って幼児雑誌のパロディなんです。
右上に「早期能力開発同人誌」って書いてあります。
表紙はプリキュアにセーラーマーキュリーにジャスウメ。
平成16年8月15日発行 発行人 IXTUTETU 発行所 甘味処さくら屋
ウメコのお風呂でジャスミンが攻められる話が18ページ続きます。
363 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/16(木) 07:34:04 ID:8fxvX5rL
連日のジャスウメ祭り… おまいらホント好きだなwww
漏れもだが
368 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/16(木) 22:08:33 ID:isVCdTml
>>367 うぬれ何を今さら
一緒に酒でも飲むか?w
370 :
メンタルな結び付きも書きたい:2006/02/17(金) 08:28:49 ID:U1X26+Au
Episode-Ex「ラブ・ブリザード」
S・P・Dの面々は、慰安旅行にこの地に来ていた。一面の銀世界。
「きゃああ!」「ウメコ、雪だるまみたい、アハハ!」
皆は揃ってゲレンデでスキーを楽しんでいた。毎年毎年の事ながら、ウメコはどうやらいつまでたっても慣れないようである。
少し膨れっ面なウメコを助け起こしながら、ジャスミンは嬉しそうな表情を浮かべる。
「大丈夫、怪我ない?」「うん、もっかい教えて!」
「最近、ジャスミン先輩とウメコ先輩、凄く幸せそうじゃないですか?」
遠くで二人の様子を見ていたスワンの元に、テツが駆け寄って話し掛けてきた。「そうね〜。お互い好きな人でも出来たんじゃない?」テツの問いに、スワンは含み笑いのように微笑んだ。
二人は付き合いはじめてから、変わっていた。ジャスミンはウメコと一緒に居る時、以前よりも明るく笑えるようになっていた。ウメコもまた以前よりも明るさが増していた。
何より二人は綺麗になっていた。それは二人が恋人同士というのを知らない周囲の傍目からも分かることだった。
「テツも、イイ人見つけたら?」、テツはそそくさとその場を後にした。「ホージー先輩と、滑ってきます!!」
テツの気持ちを知ってか知らずか、スワンはにやりと笑った。
「スワンさ〜ん、私たち上に滑りに行ってきます!」スワンに向けて手を振るジャスミンとウメコ。スキーが苦手なウメコのコーチ役を、ジャスミンは喜んで買って出た。
「気をつけてね!もうすぐ吹雪が来るらしいから、早く帰ってきなさいよ!」まるで自分の子供を見るような優しい眼差しでそう言うと、スワンもまた二人に手を振り返した。
「ジャスミン、どうすんのよ〜。」「まぁ、傷は浅い。何とかなるって。」
二人がリフトで山頂に登った直後、一帯は吹雪に見舞われはじめた。この日は何年かぶりの大雪になるという報道があった。
もうこうなるとスキーどころではなく、吹雪に巻き込まれそうになりながら二人は、リフトの近くにあった掘建て小屋に入り込み、その場をやり過ごす事にした。
悠長なことを言ってウメコを和ませようとしたジャスミンだったが、S・P・Dライセンスの通信機能も意味を成さない程荒れている天候に、少々焦っていた。
「ウメコ、お菓子持ってたよね。ここで少し食べちゃおうよ」ジャスミンが聞いた後、薪をくべて作った焚き火に当たりながらウメコは少し押し黙り、決まり悪そうに口を開いた。
「・・・・落としちゃったよぉ・・」「そっか、落としちゃったか・・って、えぇ??落としたって・・ウメコのバカ!!」「何よ、そんな風に言わなくてもいいじゃん!だいたいジャスミンがいけないんだよ、吹雪がくるのにスキーレッスンなんて!!」
言い争いになる二人。些細なケンカは今に始まったことではなかったが、空腹と疲れから来る苛立ちに、二人の気は立っていた。次第に涙声になる。「もう・・知らない!!」
そう言ったジャスミンは、背を向けて寝そべった。ウメコもまた、背を向けて膝を抱え込み、座り込んでしまった。
小屋の中に、約十分の沈黙が流れた。僅か十分。それでも二人にとっては、途方の無い、長い時間に感じられた。焚き火があるとはいえ、ヒンヤリとした空気。そして外からの暴風の音が、窓を叩く。
「ひぐっ・・ひぐっ・・。」
暴風の音に混ざって、ウメコのすすり泣く声が聞こえてきた。寒さと寂しさ、切なさで肩を震わせる。ジャスミンもまた、目に涙を溜めながら唇をかみ締めていた。
『バカなんて・・ヒドイ事言っちゃった。謝らなきゃ・・謝らなきゃ。』
次第に冷静になっていったジャスミンはウメコの元に駆け寄ろうと、寝そべっていた状態から顔を上げた。
そしてスキーウェアの手袋を外し、二重ではめてあった愛用のグローブも外すと、体育座りで肩を震わせていたウメコの後ろに寄り添った。
ジャスミンの掌が、ウメコの頬に触れる。はじめは俯くようにしていたウメコだったが、ジャスミンの掌が泣きはらした頬に触れた途端、顔をゆっくりと上げた。
二人は何も言わなかった。いや、言葉など必要なかった。柔らかな頬に触れた掌からウメコの気持ちを読み取ったジャスミンの頬に、溜まっていた涙が伝う。
「ゴメンネ・・」
ウメコは抑えていた感情を一気に爆発させた。振り向いてジャスミンの顔を見つめると、泣きながらジャスミンの胸に縋り付いた。
「私の方こそ・・酷い事言って・・」その先の、一番肝心な事が言えずに嗚咽を繰り返しながらジャスミンの胸に顔を埋めた。
小説のモノです。今回はスキーネタ、旅行ネタにしてみました。濡れ場までちょい長いですがご了承ください。
泣き止んだ後、二人は焚き火の炎に当たりながら寄り添いあうように座っていた。
「何かすっきりしちゃった・・」「困ったわね、泣き虫ウメちゃん」
自分のスキーウェアの上着をウメコの肩に掛けたジャスミンは優しく頭を撫でた。そしてジャスミンはウメコの頬に頬擦りした。冷たかった空気は、一瞬で暖かくなる。
「あったかい」「えへへ・・」まるで子猫のようにじゃれ合う二人。徐々に二人の気持ちは温まっていく。
「あれっ・・?」ウメコは自分のポケットに何かが入っているのを確認すると、それを取り出して見せた。アルミのドロップの箱。その中には、一粒だけドロップが入っていた。
「これ・・どうしよう」ウメコが呟いた直後、ジャスミンは自分の口にドロップを放り込むとそれを口の中で二つに割った。そして唇を重ね、舌を使って割った半分をウメコの口の中に入れていった。
「ん・・ん・・」
イチゴ味の、甘いキス。冷えた身体を温め合うようにきつく抱き合った。
「甘ぁい・・」「ハンブンコダヨ、イッショダヨ。」ウメコは瞳を潤ませる。ジャスミンはそんなウメコを、優しい眼差しで見つめた。
「温めてあげるね、ウメコ」
そう言ったジャスミンは、ウメコのスキーウェアのジッパーを下ろしはじめた。
いいね
376 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/18(土) 00:04:10 ID:06nXash8
萌え氏…
ツインカムキタコレww
スキーウェアとアンダーを脱がしあうと、敷布団のようにそれを敷いた。
「ウメコ、寒く・・ない?」少し心配そうなジャスミンに対して、ウメコは首を横に振った。そして二人は舌を絡め合いながら、ブラジャーとパンティーをゆっくりと脱いだ。
焚き火の炎に照らされて、二人の身体は染まり、二つの影が重なる。
「ふぅ・・あ、は・・」ジャスミンは自分の胸の突起を、ウメコの胸に合わせる。お互いの胸の突起がこすれ合い、そのまま右に左にうごいてみせる。
「あん、ああん、ジャス・・ミン」二人は体温を感じ合うように身体を密着させた。イエローとピンクのペンダントがカチン、カチンと重なり合う。
そして顎から首、肩へとキスをしていく。ソコは、少しずつヒクヒクと反応しはじめた。
ジャスミンはウメコの手を握りながら、腹筋の筋に沿って舌を這わせ、おへそにも舌を這わせた。
「やぁ、やあっ!ソコ、そんなトコ汚いよぉ・・」「汚いトコなんてないよ、全部可愛いよ。大好き・・」ジャスミンのその言葉に反応し、ウメコのソコは濡れそぼっていく。
そして一番熱くなっているソコの周りを、焦らすように舌でなぞる。太腿から少しずつ、渦巻を描いてゆく。
「やぁん・・ジャスミンの意地悪ぅ・・」切なげな声を上げながらウメコの身体は汗ばんでゆく。最後にジャスミンは、愛液を舐め取るようにソコに舌を持っていった。
「あはぁぁぁあっ、ぅあんっ!!」先ほどの焦らすような愛撫で意識が昏倒しかかっていたウメコは、僅かに舌を動かしただけで導かれてしまった。
「ジャスミン、今度は私が温めてあげるね。」暫くしてウメコはジャスミンに抱きついた。
ジャスミンはウメコの顔に跨るように下半身を持っていくと、そのまま腰を下ろした。ウメコは太腿を撫でながら、ソコを舐め始めた。
「あっ、あぁ、ふあぁぁん・・」ジャスミンの影は弓形に仰け反る。
「ねぇ、私たちだけなんだよ、もっと・・大きい声出して・・」
ウメコはソコ全体を口で覆い尽くすようにすると、音を立てながら愛液を啜り上げた。
ジュルジュルと卑猥な音を立てて見せた。
「ひんっ、くっ、ひゃああぁぁぁぁん、あ!!!!」泣き出しそうな声を上げながら顔を紅潮させ、ジャスミンも導かれた。
そして再び見つめあった二人は、何度もキスを交わした。手を握り合い、お互いの気持ちをぶつけ合う。愛しさと大切さを確認し合う様に、唇を腫らしそうになる程に何度も何度もキスをした。
二人は神経をソコに集中させると、身体を密着させた。
「あっん、あん、ああああ」「うん、あはああぁん、ひっ、いん・・」クリトリスが擦れ合い、全身が焼かれるような感覚に陥る。
ほぼ同時に静かに目を閉じた二人は、頭が真っ白になり、快楽に支配された。
「モウイッカイ、シヨ・・」
二人同時にそう言ったのと同時に、小屋の中に二人が聞き慣れた声が聞こえてきた。
「あ〜ら、元気でラブラブだこと・・って、アナタ達寒い所で何やってるの!?」
一気に正気に戻った二人は、大慌てではだけた部分を隠すとS・P・Dライセンスのモニターを見た。
「ス、スワンさん!???」
「やっと通信が復帰したかと思ったら、いきなりオッ始まっちゃってるんだもの、びっくりしたわ!どうせ二人で温めあおうって魂胆だったんでショ?」スワンはお見通しとばかりに口を開いた。モニターの向こうの顔は、怒っている様子は無かった。
「あ、あの〜〜・・いつから通信復帰したんですか?」「さぁ、詳しい事は解らないけど〜。二人で抱き合って泣いてた?」スワンはわざととぼけてみせた。
「まぁいいわ、無事で良かった。あ、他のコ達のライセンスとブレスロットルの機能は全部オフにしといたわよ。そんな事だろうと思ったから!すぐ助けにいくから、待ってなさいね〜!」
スワンからの通信が切れた後、火が出そうなほどに顔を赤面させる二人。「ジャスミン、温まっちゃったね・・熱いよ・・」「あは・・は・・」
二人はスワンに連れられて宿泊先のホテルに帰った。他のメンバーから自覚が足りないだのはしゃぎ過ぎだの散々嫌味を言われ、ウンザリしながら部屋に戻る。
部屋の明かりを付けると、暖かな食事が二膳用意されていた。
「うわぁ、良かった〜。」「これ、もしかして・・」
二人の頭の中に、スワンの顔が思い浮かんだ。
「なんか私たち・・スワンさんにお世話になりっ放しだね」ジャスミンは座布団を敷き、それに座ると苦笑いしながら呟いた。
「ジャスミン、あの・・もっと私がしっかりしなきゃいけないのに、ゴメンネ。」掘建て小屋でケンカをした時、泣きじゃくって言い出せなかった一言をウメコは口にした。
「私、甘えんぼなウメコが世界中で一番大好きだよ。それに、あっしは過ぎた事は忘れる主義でして」
おどけながらもはにかみ、ジャスミンは自分の想いを口にした。幸せそうな表情をウメコは浮かべた。
「イタダキマス!!」
fin
最高
ひとつだけ分かったことがある
ジャスウメ 最 強
>>383 何をいまさらwww
ジャスウメはエロエロでも甘々でもどちらでもいけるww
小説のモノです、いつもありがとうございます。
今回は時節ネタ(いつも)で書いてみました。バレンタインの話を書いた後、少しネタ切れしてしまい、マジカルシスターズに逃げようとしました。
現に形にもしてあるのですが、「惚れ薬」というあまりにもありがちな展開な上にマジレンジャー自体あまり本気で観ていなかったのでお蔵入りになりました。(機会があれば晒してはみますが・・。)
何気なく聴いていたユーミンのアルバム「SURF&SNOW」で閃いて、一気に書き切る事が出来ました。やっぱジャスミンとウメコは書いてて楽しいですw
どうしても「心理的な繋がり」も書きたくて、思い切ってケンカさせて仲直り、というのが上手くいったと思います。陵辱や調教は苦手なので、今後もこの路線でやってみたいと思います。
次も旅行ネタの続きで・・w
追記・最初に書いた作品のタイトルは「ティアーズ・コンフェッション」(涙の告白)です。
386 :
356:2006/02/19(日) 00:04:50 ID:GMSw76BV
小説の方乙です!w 最高ですた!
>>384 漏れ最近気づいたんだけど
ジャスウメしか萌えれてねぇ
>>386 GJ!GJ!
さて、ボウケンジャーの初日だったが見たヤシいる?
漏れやっぱジャスウメが…イイ!w
391 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/19(日) 08:24:28 ID:XE8ailJg
とりあえず初回なのでなんとも・・w
>>386 (*´Д`)カワイスwwwテラGJ!!
>>388 ありがたく頂いていきますね(*´Д`)
>390
イエローのぱんつがみえたyo
>>385 ぐっじょぶぐっじょぶぐっじょぶ!
ジャスウメが超りあるでイイ
今度の土曜日にやる旅行系番組で、木下あゆ美が温泉めぐり
するね。
相方は森下千里だけど・・・OTL。
もし中部限定だったら他地域の人スマン。
>>396 その番組の放送局はどこ?
温泉、木下と来れば普通、菊地が
相方として一番妥当なはずだろ。
一緒に温泉入ってるところが見たかったorzチキショウ…
>>396 すでにその言葉は、番組紹介CM見てる俺がTVに向かって
投げかけた。
>>397 テレビ愛知だから、関東だとテレビ東京に該当するな。
25日の19:00〜だよ。
まぁ、美香タンはニャンチュウで姿が見れるが、あゆ美嬢はあんまり
姿見れないから、とにかくハァハァするつもりだ。
みんなの意見を総合すると、木下あゆ美の出ているドッジ番組は女子リーグにして菊地美香もそのチームに入れるべき。
そういうことだなチキショウ。あぁーデカ復活しねぇかな
二十五日の夜十九時・・知り合いにビデオ録画してもらおう。
連投スマン、山口ならTVQかい?
405 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/20(月) 13:01:50 ID:hXJP1k97
小説、すごいねこれ。エロ交じりの恋愛小説だ。
あゆ美嬢温泉ハァハァ
ジャスウメ萌えのあゆ美嬢ヲタの漏れは絶対録画忘れないようにしなきゃ
あー相方が美香タンだったらなぁ…orz
>>407 GJ!GJ!GJ!
これはやばい!!テレモエス!
相方はやっぱり美香タンしかいなくねぇ?ww
なにがびっくりってこれヒーロービジョンの綴じ込みだもんな。
あの雑誌元々女性向けで男性俳優メインなのに。
っていうかもう特撮と別にジャスウメジャスでベツスレ立ててよくね?
410 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/21(火) 22:39:47 ID:VLZiWY90
>>409 漏れもそう思ってた。ジャスウメの別スレ立てたほうがいいな。今の戦隊はボウケンだし。
このままでいいんじゃない?
今独立させてもこのスレは過疎るだけだろうし
ボウケンもジャス梅も好きなので両方読めれば美味しい
私はこのままでいいよ
小説のモンです。このままがいいw
Episode-Ex「コールド・ストライキング」
「おはよ。」
スキーの一件から一夜明けた。外は、昨日の猛吹雪とは一転しておだやかな青空が広がっている。寄り添いあうように一つの布団で眠った二人。
先に目覚めたウメコは背伸びをした後部屋のカーテンを空け、ジャスミンの頬をプ二プニと指で突付きながら、起きるのを待っている。
「うう・・・・ん。今日、温泉入るんだったっけ。」「そうだよ。早くしよ!起きないとキスしちゃうよ」
ウメコに急かされ、起き立ての気だるい声でそう言いながら、ジャスミンはゆっくりと布団を出た。
二人は少し遅めの朝食を摂った後、下の階へと向かった。もうすぐ時計の針は昼を差そうとしている。下の階ではもうすでに他の皆が待っていた。
ジャスミンはウメコのポジティブさが移ってしまったのか、さして昨日の事を気にする様子はなかった。
「二人とも、もうあんまり迷惑かけるなよ」はしゃぐジャスミンとウメコを見たホージーは、苦笑いしながら二人に注意するように話し掛けた。
「ねぇ〜〜えホージーさぁぁん、私たちと一緒に混浴するぅ?」二人は顔を見合わせると、作ったような色っぽい声でホージーをからかった。
露天風呂に二人は小一時間浸かっていた。脱衣所の表には「S・P・D御一行様」の看板が掲げられ、貸し切り扱いとなっていた。
二人は大はしゃぎし、時折子供のようにつばい合いながらお湯を掛け合う。お風呂好きを自負するウメコは顔色一つ変えない。ジャスミンはというと顔が上気し、うなじにかけてうっすらと赤みを帯びていた。
「ジャスミン、凄く色っぽいね〜〜。」露天風呂の岩肌に腰掛け、ジャスミンの顔とうなじをまじまじと見ながら、ウメコは呟いた。
「あのさウメコ・・何エッチな目してるの?・・ちょっとだけよ、アンタも好きね。」
ジャスミンは笑いながら、足を湯舟から高く突き出した。冗談を言ってはみたものの、少しのぼせかかっている。気だるそうに口を開いた。
「ウメコ、ちょっと上がって部屋で休んでイイ?」「え〜〜、もう少しいいじゃん。でも・・少しのぼせてる?」
上気して真っ赤に染まったパートナーの額を触りながら気遣うウメコ。二人は湯舟から上がり、浴衣に着替えた。
部屋に戻るとジャスミンは氷水を作り、少し口に含むと満足そうに大きく深呼吸した。
「ジャスミン、ひざまくらしたげよっか・・?」突然ウメコはこう言った。ジャスミンは少し嬉しくなる。「うん・・じゃ、甘えちゃおっかな〜。」
ウメコは正座をすると、ジャスミンの頭を乗せて横たえさせた。そして団扇で、のぼせて赤くなったジャスミンの顔を優しく扇ぐ。
「キモチイイ・・。」
「・・ねぇジャスミン。何かさぁ・・」「何?どしたの?」
団扇で扇ぎながらウメコは何かを言いかけて止めると、再び口を開いた。
「何か私たち・・新婚さんみたいだね。」「え・・・・っ」
ウメコの屈託ない笑顔、何気ない一言。赤みが引きかかっていたジャスミンの顔は、再び赤くなった。ウメコの頬も徐々に赤く染まっていく。その後二人は押し黙った。
気まずい沈黙ではなく、互いに何かを言い出したくて仕方ない、その間を楽しんでいるかのようなくすぐったい沈黙。
団扇を離し、ウメコはジャスミンの髪をかき分けながら顔を近付ける。少し微笑みあった後、どちらからとなく呟いた。
「ダーリン・・」
二人が唇を重ね合うのに、合図は要らなかった。
ドキドキワクワク
続きが…続きがすごく気になるw
419 :
飲み食いの描写が多い:2006/02/23(木) 07:22:37 ID:/fiSqY5q
前日の続きを始めるように、二人はキスをした。舌を使い、お互いの口内を舐め回した。
「マタ、ノボセチャウヨ・・」
キスをした後、ウメコを誘うかのようにジャスミンは微笑んだ。ウメコもまた舌をチョコンと出し、はにかみながら首を縦に振る。
はだけた肩をさらにはだけさせると、ウメコはスルスルとジャスミンの浴衣の前側を開いた。浴衣の下に何も纏っていないジャスミンの肢体が露わになる。
「きれいだよ・・」長湯の後で桜色に染まったジャスミンの身体を見て、ウメコは耳元で囁いた。やがてほんのり石鹸の匂いのする首筋にキスをしていく。
「あんっ・・」「ジャスミン・・熱い?」
熱い肌に口付けしたウメコは、ジャスミンが飲んでいた氷水の氷を一つ取るとそれを口にし、肌にツッと氷を這わせた。熱い肌に冷たい感触を感じ取り、ジャスミンは全身に電流を流されるような感覚に支配される。
「う・・っ、ふああっ」
自分の肌に氷を伝わせるウメコの浴衣を、ジャスミンは脱がせていく。徐々にウメコの肌も露わになっていった。やがてジャスミンは袖から手をスッと抜き、裸になった。
ウメコはジャスミンの後ろに身体を回した。そうして口に咥えた氷を、うなじから舌、背中にかけて這わせる。
「あぁっ、あん・・いやぁっ」「イヤなの?イヤだったら止めちゃうよ?」
とっさに口をついて出た声に、意地悪っぽく微笑む。泣きそうな顔でジャスミンは首を振った。
「ウソだよ。ごめん。」軽く頬にキスをした後、再び氷を咥えた。そしてウメコの指は、ジャスミンのソコに伸びていった。クチュクチュと音を立て、ソコは潤う。やがてお尻を撫でていた片方の手が、後ろの蕾にも伸びていく。
ウメコはソコを愛撫しながら、お尻の穴に指を挿れた。ソコをなぞる度に、指はキュンと締まる。
「あはぁあん、あん、ひぁん、ああああっ!!」ジャスミンの声は大きくなっていった。
421 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/23(木) 09:00:27 ID:GoG6aZ10
「ダーリン、どうだった?」「ウメコ・・お黙り。」
甘い声で悪戯っぽく微笑んだウメコの唇を、ジャスミンは唇で塞いだ。
「シカエシダヨ・・。」
ジャスミンは氷を咥えた。耳から首に氷を這わせていき、乳首をなぞる。「冷た・・あはぁああっ」徐々にウメコは、部屋の壁にもたれかかっていった。
ウメコの足を持ち上げたジャスミンは、ソコに触れた。クリトリスを指で撫でながら、咥えた氷を口から離し、手にとるとお尻の穴に持っていった。
「ひんっ・・あああああああん、あっ、ジャスミ・・」氷をゆっくりゆっくりと動かす。
炙られるような熱さと氷の冷たさ、後ろを責められる羞恥で激しく濡れる。ウメコも果ててしまった。
ジャスミンは氷水を再び口に含むと、ウメコに口移しで飲ませた。「んっ・・・・んぅっ・・」
コクン、コクンと喉の鳴る音が聞こえる。ウメコが飲み終わったのを確認したジャスミン。二人は唇を重ねたまま、抱き合った。
やがて唇を離し、二度、三度舌を絡めあう。
「ねぇ、もう一回入ろうよ・・ダーリン」ウメコはジャスミンにニッコリとして頷いて、額を合わせた。「お背中御流ししますわ、ダーリン・・って、何か恥ずかしいね」ジャスミンとウメコは笑った。
その後二人は汗ばんだ身体の上に浴衣を羽織り、部屋を後にした。
温泉を堪能した二人は、外を歩いていた。雪景色に夕焼けの陽が染まった風景に、冷たい風が心地いい。
「凄い気持ちイイね。」のぼせて紅潮していたジャスミンの顔は、元の色に戻っていた。
「もう、熱くない?」自分のペースにジャスミンを合わせてしまった事を、ウメコは少々後悔していた。
申し訳なさそうに顔を覗き込むウメコの手をジャスミンは握ると、自分の頬に持っていった。「どう?湯上り玉子肌」ジャスミンはおどけた。ウメコはそんなジャスミンにニコニコした後、口を開いた。
「ゴメンネ、ダーリン・・」
再び時が止まる。また見つめあい、瞳を閉じて唇を重ねようとしたその時だった。
グゥ〜〜〜〜ッ。
何も食べずに温泉に浸かっていた二人。遮るようなお腹の鳴る音。二人は吹き出した。
「あははは、グウ〜〜ッ、だって!!」「ムードぶち壊しじゃん、もぉ!!」
「二人とも、ゴハンよぉ!!」二人に割って入るかのように、スワンの大きな声が聞こえてきた。
「皆でバーべキューやるんだった、行こう!!」「先に行くわよ、はらぺこウメちゃん!!」
二人は駆け出していった。
fin
425 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/24(金) 14:02:53 ID:UBMoiela
うひ、温泉・・w
426 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/25(土) 00:11:32 ID:42eDt7+6
ヤバイ萌えw 小説の方毎回乙です!
もうちょっとしたらイラストうpします。今回も色つける(予定)。
構図が何かベタなベッドシーンみたいでww
>>小説の人
今回も乙wwこの二人はやっぱすごく萌えるw
>>427 キタコレwwそのベッドシーンのイラストにワクテカww
小説のモンです、皆さん本当にありがたいです。いや、嬉しい。
なんか今回のは書きあがった後に色々後悔がありました(特に濡れ場)。ちょっとパワー不足な感じか?と思いまして。
次は・・ホワイトデー?ww
ここってフタナリも有り?
今日あゆ美嬢の温泉番組見たヤシいる? 関東のヲレは負け組orz
432 :
箸休め程度に:2006/02/26(日) 08:33:04 ID:d7+msTx1
「菜月さん、お砂糖は?」「うん、二つ入れて。あと、ミルクも」
ジャリュウ一族との闘いを終えてプレシャスを回収し、任務を終えた二人はサージェスのミーティングルームに居た。
甲斐甲斐しくコーヒーを煎れながらさくらは菜月に話し掛けた。
「さっきは、本当にごめんなさいね。」「ううん、いいの。でもヘンだよね、私。自分の記憶が分からないのに、『菜月』って名前だけ覚えてるんだモン」
出されたコーヒーを飲みながら、菜月は子供のように笑った。無邪気さと悲しげな影。そんな菜月を責めてしまったさくらは、自責とも罪悪とも取れない、言いようのない感情を抱えていた。
「あの、私不器用で・・」そう言い掛けた時、さくらは言葉に詰まった。人前では絶対に涙を見せないさくら。菜月はそんなさくらの許に近付く。
「ナイテイルノ、ワタシノタメニ」
菜月はさくらの目元の涙を指で拭うと、額にキスをした。顔が赤くなるさくら。
「これからも、よろしくね。」菜月は再び微笑んだ。
>432
GJ!
今日の放送は黄桃だったよな。
黄色がテラモエス
箸休め書いてて楽しかったw
>>429 小説を書かない俺なんかより全然マシorz
ホワイトデーにwktk!
>>431 同じく負け組orz
本スレでのキャプを見る限りなんとなくボケキャラっぽくて萌えたwもちろん入浴キャプにもw
しかし相方がorz
436 :
427:2006/02/26(日) 19:58:42 ID:MqHCJ/hl
>>436 何か実際にありそうな感じというか、シーツ被ってるのが萌えwwww
懐かし特撮で百合語れる人いない?
とりあえず、バイオマンの黄桃萌え
439 :
名無しさん@秘密の花園:2006/02/28(火) 07:55:28 ID:adU0EGtj
あげる
>>436 これはいいモエスですねwww
彩色にも期待w
>>438 スマン、ごく最近のしかわからない…
俺もプリキュアと一緒に見始めたからデカからだなー
ちょろっと見た覚えがあるのはカクレンジャーか。。。
自分はタイムあたりから見始めたけど
あれはクオリティたかかったよ。
リラとピンク=ユウリがもっとからんでほしかった
美女と美少女w
小説のモンです。ホワイトデーのネタは間に合わせたいので、少し遅らせます。
オマケに中の人の小説を書こうか・・スレ違いですねww
小説の方、いつもありがとう!!ジャスウメは勿論、おまけも期待してますよ!!
小説の方いつも乙!おまけも楽しみにしてますw
446 :
オマケが先なんてww:2006/03/01(水) 22:44:03 ID:MdwQlpsT
「テンダリー・レイン」
外は雨が降っていた。
デカレンジャーのクランクアップ打ち上げの後、美香はあゆ美の部屋に来ていた。
二人だけの二次会。美香は自分の想いを打ち明けようとしていた。いつからか芽生えた想い。『ジャスミン』の役柄とは違う、愛嬌のある可愛らしい性格。少し人見知りがちな美香は、そんなあゆ美を好きになっていた。
「そう言えばさ、色んな事あったよね」「うん・・そうだね。」
あゆ美は缶酎ハイを飲みながら呟いた。美香は相槌を打った後、自分の気持ちを悟られまいと押し黙った。
「美香ちゃん、どうしたの〜?寂しいんだぁ〜〜。」
あゆ美は美香の頭を撫でた後、愛しそうに抱きついた。いつもされている行為なのに、美香の胸は高鳴る。
ふっと、あゆ美の髪の匂いが美香の鼻を擽った。次第に赤面していき、どうしていいのか解らなくなる。
「あ、あの、あゆ美ちゃん・・」
美香はあゆ美に抱きつくと、そのまま倒れこんだ。小柄で筋肉質な美香の身体が、あゆ美の身体に重なる。
「あゆ美ちゃん、私のこと・・好き?」「えっ・・何言ってるの?好きだよ、大好き。」
美香はあゆ美の胸に顔を埋めたまま口を開いた。酔っているせいなのか、あゆ美も自分の気持ちが解らなくなっていた。
「友達」としてなのか、「恋愛対象」としてなのか。美香の問いに、あゆ美の心も揺らぐ。
美香はゆっくりと顔を上げた。目にはうっすらと涙が滲んでいる。子犬のような眼差しで見つめられ、一瞬あゆ美の胸はキュンと締め付けられる。
そのまま見つめあう二人。時が止まったような感覚に陥った。美香は目を瞑り、吐息が掛かり合う距離まで顔を近づけていった。
「ダメだよ、美香ちゃ・・ん」
美香は唇をあゆ美の唇に重ねた。軽く二度、唇を触れ合わせる。
「あゆ美ちゃん・・好き。ずっと、ずっと好きだったよ。」
キスの後、美香は泣き出しそうな切ない声で口を開いた。
「私も好きだけど、恐いよ・・。」
キスをされた事で、あゆ美の心は躊躇いながら美香に傾いた。愛しさと切なさに支配されたあゆ美は、声を震わせ涙で顔を滲ませた。
美香は震えるあゆ美の手を取ると、優しく指を絡めた。美香の指の温かい感触は、あゆ美の躊躇いを氷解させた。
「あゆ美ちゃん、キスしよ・・」
美香の囁きに導かれ、あゆ美は口付けをした。さっきのキスとは違うキス。互いの舌先が優しく触れ合う。柔らかい唇と舌の感触に、缶酎ハイの甘い匂い。外の雨音だけが響き渡る。やがて唇を離した。
「あの・・。」
しばしの沈黙の後、美香は決まり悪そうに口を開こうとした。あゆ美はそんな美香に少しはにかみながら首を横に振った。言葉はいらなかった。
あゆ美は美香の髪の毛を掻き分けると、少し熱い耳たぶを口に含む。
「あっ・・あ」
掻き分けられた髪が少しだけ乱れる。美香はすがりつくように、あゆ美の手を再び握った。
耳たぶや首筋を愛撫されながら美香はあゆ美の下腹部に手を伸ばした。ジーンズ越しにうっすらと湿っているのが分かる。ゆっくりと指を動かした。
「ああ・・ん」やがてジーンズとパンティを下ろす。美香は何も言わずにあゆ美の頬にキスをすると、一番敏感なところに口付けをした。
あゆ美の甘い声と吐息は、雨音にかき消される。美香のソコも、口付けをしながら濡れていく。愛しい人の声を聞きながら、何もされていないのに感じ始める。
二人はほぼ同時に達した。
「ホントに良かった?」
コトの後、二人は部屋の壁にもたれて座っていた。
「うん、気持ち良かったよ。」あゆ美はニッと笑い、美香に言った。
「いや、そうじゃなくて、その・・私でよかった?」そう言って俯く美香。無理矢理気持ちをぶつけてしまった罪悪感を感じていた。
あゆ美は少し黙った後、口を開いた。
「私もオーディションの時から感じてたんだ。可愛いコだなって・・想ってなかったら、抱きしめたりできないよ。」
あゆ美の言葉に、美香の瞳は再び潤んだ。膝を抱えて泣き顔を隠そうとする美香を、あゆ美は後ろから抱きしめた。
「ヨロシクネ、アイボウ」「・・相棒って言うな。」
fin
オマケ先になりました。とりあえず中の人の小説です。書いてて恥ずかしかった。
小説の方、毎回GJです!!!! いやぁ、萌えました!!
テラモエスw 中の人のヲタの漏れとしてはたまらんかったw
GJ、気が向いたら続編頼む。
>>451 読んでるこっちも恥ずかしくなるくらいにすごく良かったwww同じく続編キボンw
もちろんジャスウメのホワイトデーネタにもワクテカw
小説のモンです・・好評とはww
だったら交互に発表してみようと思います。「中の人」は微エチで。
両方wktkしながら待ってます!!
460 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/04(土) 07:55:34 ID:vN2Db+nD
つまり要するに・・。
>>456 両方投下していたとはwすごいww
小説、イラストと共に楽しみに待ってますw中の人のも!
>>458 と、ゆーことは…そーゆーこと…?
462 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/05(日) 05:56:01 ID:/yirO1l6
これはいいウメジャスですね
464 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/06(月) 00:11:26 ID:5UzO3X3l
>>462 こーいう感じのどんどん描いちゃってww
>>462 いいよいいよーw
これはすごく萌えるww
Episode−ex「ホワイト・スイート・リベンジ」
ホワイトデー。一体誰がこの日を定めたのかは知らないが、ジャスミンとウメコの気持ちは高揚していた。二人揃ってオフのこの日は、一日一緒に過ごす事になった。
二人一緒は今に始まった事ではないのだが、バレンタインデー程ではないにしろ、いわゆる世間一般の「ラバーズデー」に一緒に過ごせるのは何より嬉しかった。
ウメコの部屋には、クッキーを焼く香ばしい香りが漂っていた。一ヶ月前にチョコ作りに失敗してジャスミンを怒らせてしまった手前、今度こそ、という気持ちでいる。
「今度こそ、美味しいのが出来ますように・・」
可愛いエプロンを付け、さながら幼な妻のようなウメコはオーブンの前で十字を切るような仕草をして祈った。
「こ〜うめちゃ〜ん、あ〜そぼ〜。」そんなウメコを急かすように、玄関でジャスミンの声がした。
「やだ、早いよぉ!」騒々しく迎えに来たウメコのエプロン姿。一瞬ジャスミンは見惚れた。
「焦がしちゃうよ、早く上がって、ジャスミン!」ぼんやりするジャスミンの手をウメコは引っ張った。
「ねぇオッチョコチョイなウメコ、砂糖と塩、間違えてない?」「んもぅ、バカにしないでよね!!」
笑いながらからかうジャスミンに、ウメコは得意げに言った。
「私も、クッキーじゃないけどプレゼントがあるよ。もし美味しかったら、ご褒美にあげる!・・美味しかったらだけど、ね〜。」ジャスミンは微笑んだ。
468 :
投下少しずつ:2006/03/07(火) 13:44:10 ID:ik3tlWXP
ウメコはテーブルに焼きあがったクッキーを皿に乗せて運んだ。こんがりと焼き色の付いたクッキーはいい香りが漂う。
「いただきます・・」ジャスミンは恐る恐るクッキーを口に運んだ。「どう・・?」不安そうなウメコに対し、ジャスミンはニコニコ顔で口を開いた。
「美味しい。ウメコ頑張ったね。小梅ちゃん、よいこつよいこめげないコ!!」
「よかったぁ〜〜!ね、ね、ご褒美ちょうだい、ね?」
幸せそうな顔で、まるで子供のように喜ぶウメコ。ジャスミンは微笑んだままだった。少し黙った後、グローブを外すとウメコの頬を触る。はしゃいでいたウメコも押し黙った。
瞳を閉じた二人。そのまま吐息を漏らしながらキスをした。
「美味しい・・」
激しく舌を絡めてキスをした後、ウメコは呟いた。まだクッキーの味見さえもしていなかったウメコは、ジャスミンとのキスで味を確かめた。
「ご褒美だよ・・」
ジャスミンからのあまりにストレートな『贈り物』に、うっとりした表情で首を縦に振った。エプロンからスルスルと脱いでいく。ジャスミンも服を脱いだ。
「アジャパ、せっかくおめかししたのに。」ジャスミンはちょっと自虐的に笑った後、ウメコのパンティを咥えて下ろした。ウメコも同じように、ジャスミンのパンティを下ろす。
二人は軽くキスをした後、ベッドに横たわった。
469 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/07(火) 18:05:11 ID:8qBZFnIR
うつ伏せになって横たわるウメコの上に、ジャスミンは覆い被さった。
「何するの・・?」甘えた声で聞くウメコの背中にキスをした後、ジャスミンは耳元で囁いた。
「イイコトダヨ。」そういうと肩から背中の筋にかけて舌をヌラリと這わせていく。ゆっくりとジャスミンは舌を動かす。
知り尽くしているお互いの肌と舌の感触。それでもウメコは激しく興奮し、ソコは濡れていく。やがて腰からお尻のへと下りる。双丘に八の字を描くように動かす。
いつにも増してゆっくりと時間が流れる。舌が徐々にソコへ近付いていくにつれ、ウメコは腰を上げてお尻を突き出していく。
ジャスミンは、ウメコのソコに舌を滑り込ませた。花びらをゆっくりと、丁寧に愛撫していく。
「あぁん・・あっ、んっ、ふぅ・・」甘い声が部屋に響く。クリトリスを甘噛みしたジャスミンは、内側を指で刺激しはじめる。堪えられなくなったウメコは足を少しバタバタさせた。
「あ、あああ、あぁぁん、はああぁぁっ!!!!」
ウメコはあられもない声をあげながら導かれていった。
470 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/07(火) 18:06:41 ID:8qBZFnIR
「今度は私にして・・」
ジャスミンはうつ伏せで余韻に浸るウメコに再び覆い被さると、自分の濡れたソコを押し付けるようにして言った。甘え上手になっているジャスミン。
「いいよ。覚悟してね」ウメコは起き上がり、ディープキスをする。唇を離したジャスミンは、壁にもたれるようにして後ろ向きに立った。
耳たぶにキスをした後、さっき自分がされたように、舌を這わせて少しずつ下りていった。
「ん、んっ・・ああん」
ジャスミンの声は、身体を重ねあうごとに大きく、大胆になっていた。ウメコの舌は、臀部を伝っていくと太腿に移動した。焦らされていくジャスミンのソコは濡れる。太腿に愛液が伝いはじめた。
「待たせてゴメンネ・・」甘えた声でウメコは言うと、ジャスミンのソコを舐めはじめる。
「あはぁぁ、ん、ああああ・・」
ウメコはクリトリスを舌の裏で弄るようにした。ジャスミンは壁に爪を立てるようにし、全身が震える。
「スワッチャダメダヨ・・」そう呟くのと同時にジャスミンは導かれ、堪えられなくなってその場にしゃがみ込んだ。
そして二人は向き合うと、互いのソコに指を這わせた。
「イッショニイコウ・・」首筋や頬、鎖骨に舌を這わせあいながら激しく指を動かす。
射してくる日差しに照らされる二人の身体。部屋中に聞こえる二人の声。次第に汗ばんだ身体を密着させ、二人は目を閉じながら絶頂を迎えた。
「ねぇウメコ、めんどくさいから部屋一つにしちゃおっか?」
シャワーを浴び終わり、めかし直した二人。ジャスミンは何気なくウメコに言った。
ジャスミンが本当に渡したかったプレゼントだった。次第にモジモジしはじめる。
「それって・・一緒に暮らす、って事・・?」「うん・・いや?」
ゆったりした静寂が流れる。先日の旅行の時のようなくすぐったい空気。ウメコはジャスミンの言葉を噛み締める様に聞いた後、ニッコリして首を縦に振った。
二人は手を取り合って子供のようにはしゃいだ。そしてジャスミンはウメコにキスをした。
「ダーリン、ダイスキダッチャ!!」
「今度、二人でお花見しよ!」「うん。ウメコの好きなもの、いっぱい作って、ね!」
やがて外に出た二人。外はもうすぐ桜の季節だ。少し暖かな小春日和の繁華街を、二人は歩いていた。ご機嫌なジャスミンは、さらに続けた。
「今日の御飯、おごったげるよ。ウメコ、何食べたい?」
ジャスミンの問いに、ウメコは大声で答えた。
「フランス料理!!」
暫く黙ったジャスミンは、ウメコを羽交い絞めにした。
「いいかげんにしなさい!!」
fin
小説のモンです。少しずつとかいいながら書き上がりましたw
いいかげんでごめんなさいorz
創作小説なのでこういうのもありかと・・w
いいんだいいんだ!!あんたはそれでいい!!!
最高!!そーいうのどんどん自信もっていい加減に書いてくれ!!それでいいんだ!!
>472
終わり方が丁寧なのが好きです。
最高
476 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/07(火) 21:07:24 ID:lnC/zvVY
GJ!
やっぱりジャスウメはイイ!!
おっきしました
小説のモンです・・おぉ!レスありがとうございます!
次は・・奇襲のように投下。お楽しみに。
>>478 いつも乙です
毎回、小説が来るのをワクテカしてますw
ラブラブっぷりが何とも…
(*´д`*)
次もワクテカして待ってます!!
481 :
平井堅の歌バカ聴きながら書きました。:2006/03/10(金) 07:29:00 ID:O/UdBcKh
「キスミー、キス・ミー・・」
二人は『逢瀬』を楽しんでいた。それ程大したものではなかったが、久しぶりのお泊り会。互いに時間を取り合ってのひと時だった。
美香はあゆ美を自室に招き入れている。夕食の前に二人は入浴をしていた。
「そう言えばさ、二人で一緒にお風呂に入るのって、どのくらいぶり?」
湯船の中で、あゆ美は美香に嬉々として話し掛けた。嬉しさでいっぱいのあゆ美はニコニコしている。
「どのくらいかな・・?でも、久しぶりだよね」美香は気が無さそうに返事をしながら、あゆ美を見つめた。
素っ気無い訳ではなかった。想いを伝えても美香にはまだ『実感』のようなモノが無かった。大好きな人が傍に居て、しかも一緒の時間を分かち合っているという事実。
幸せなはずなのに、まるで「醒めない夢」の中にいるような切ない気持ち。湯気に見え隠れしているあゆ美の姿が、余計でもそんな気持ちにさせていた。
不意にあゆ美は、ぼんやりと自分を見ていた美香の顔を覗き込んだ。
「みかちゃん・・?そうだ、背中流してあげる。」役同様、まるで美香の気持ちを見透かすようにあゆ美は手を引っ張ると、美香を椅子に座らせた。
「ねぇ・・私がホッペタ打っちゃった時ね・・痛かった?」
あゆ美は美香の背中を流しながら、ふっとデカレンジャーのエピソードを思い出し、話し掛けた。懐かしさで美香は嬉しくなる。
「・・うん!痛かったよ。あの時ゴハン食べられなかったくらい、チョー痛かったんだから!」
美香の悪い癖だった。嬉しいにも関わらず大好きな人をほんの少し困らせてやろうと、わざと意地悪っぽく言葉を返した。
突然、背中を流す手が止まった。暫く沈黙が流れる。やがてあゆ美は美香の背中にすがり付いた。背中に頭を付けたあゆ美の姿は、泣いているように見えた。泣かせるつもりの無かった美香は、気まずそうに振り向こうとする。
「あ・・・・やだ、冗談だよ。・・泣かないでよ、やだよ、こんなの・・」困った声でそう話し掛けた途端、あゆ美は顔を上げ、笑いながら美香に抱きついた。
「やぁ〜〜い、引っかかったぁ〜〜〜〜!!」「もぅ〜〜っ!!」
はじめはしかめっ面だった美香の顔は次第に緩んでいった。大声で笑いあった二人。やがて笑い声が止まる。静寂に支配されながら二人は見つめあった。
それまで笑顔だったあゆ美は憂いを帯びたような優しい表情で美香を見つめた。
「あゆみちゃ・・」
何かを言おうとした美香の唇を、あゆ美は唇で塞いだ。自分が前にされたように、優しく触れた。『夢』から醒めるような口付け。あゆ美は再び、美香の後ろに回った。
「ドキドキしてる・・?」
あゆ美は身体を密着させた。美香の心臓の鼓動が聞こえている。
「私もね、ドキドキしてるよ。」
美香もあゆ美の高鳴りを感じ取っている。美香はあゆ美の全てを感じ取るように瞳を閉じていた。やがて首に回っていたあゆ美の掌を取ると、自分の頬に当てた。
「イジワルシチャヤダヨ。イジワルシチャ・・ヤダヨ。」
あゆ美の手はやがて、下に滑っていく。指先がソコに触れ始める。美香はあゆ美の温もりを、一番敏感な部分で感じ取る。そして頬にキスをしていく。
チュッ、チュッ、という口付けの音に、唇をかみ締めて声を押し殺す美香の声にならない声が混ざり合う。
「大好きだよ」
キスをしていたあゆ美は、美香の耳元に顔を近づけて囁いた。その言葉に反応するように小さく動く身体。上に束ねていた髪が解けるのと同時に、美香の頭は真っ白になった。
「私ね・・何か夢見てるみたいだったんだ。あゆみちゃんの事好き過ぎて。」
身体を流して、再び湯舟に浸かった二人。美香は微笑みながら、自分に納得させるように言った。
幸せすぎて実感が湧かなかったこと。ほんの数日会えないだけなのに、逢いたくて想いを募らせた眠れない夜。何よりこんな自分の気持ちを伝えてしまう事で、あゆ美の心が離れていってしまうのではないかという不安。
「み〜かちゃん」
話を聞いていたあゆ美は突然美香の名前を呼んだ。そして自分のほうに顔を向けた美香に口付けをした。目を閉じようとした時、あゆ美は美香の下唇に歯を立てた。まるで「カプッ」と音がしそうな、甘噛みより少し強めの力で噛んだ。美香はすぐさま唇を離し、膨れっ面になる。
「やだ・・痛い!何するの?」あゆ美はそんな美香の鼻先に軽くキスをした。
「ユメジャナイカラネ、ダイジョウブダヨ」
「あ・・っ」
一瞬静まり返った後、美香の瞳に涙が溜まる。二度目の涙を見たあゆ美は、少しドキンとした。二人は深く唇を重ねあった。天井の水滴が、二人の顔にポタポタと落ちる。
やがて唇を離した後、美香は嬉しそうな、優しい表情で頭をあゆ美の肩にもたれ掛けた。
「アリガト・・ダイスキ。」
「百温まったら、みかちゃんの大好きなオムライス作ってあげる!!」あゆ美はニャハッ、と笑うと、美香の頬に手を当てながら言った。美香もまた笑いながら頷いた。二人は声を揃えて数をかぞえはじめた。
fin
小説のモンです。中の人続編です。・・こんな感じでいいでしょうか?ww
ホワイトデーネタと同時進行でした。
小説の方、毎回乙&GJです!
ええ、今回も激しく萌えましたとも!!!!!w
487 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/11(土) 07:25:21 ID:Me9Iidzb
小説のモンです。私用のため一週間〜十日空けます。次はジャスウメの小説です。
「中の人」の反動で激しくなるかも知れませんがご容赦ください。調子よければ絵もうpしますので。
488 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/11(土) 09:50:43 ID:qYUKbNcX
(*´д`)wktkしながら待ってます!!
490 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/11(土) 12:28:38 ID:+GMGhCK+
むしろ激しく!
あ、激しくてもラブラブの路線は変えませんのでwソフトコア。
もう一度言います。あんた最高だよ!がんばってください。
>>491 遅レスになっちゃったけど中の人小説乙wすごく萌えたwww
ウメジャス、中の人はラブラブでこそ、さらにすごく萌えるので
小説、イラスト両方楽しみに待ってますw
494 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/14(火) 08:06:09 ID:2iFAhwEC
初めて小説を読ませていただきました、すごくいいですw
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・)
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
496 :
週末より一日早く。:2006/03/16(木) 13:28:22 ID:EXTBdwrg
Episode−ex「テイク・マイ・ブレス・アウェイ」
「二人とも、お砂糖だけでいい?」「私、ミルクもお願いします!」
勤務を終えた二人は、引越しの前にスワンの研究室に来ていた。過酷な勤務が続くS・P・Dの面々は、ここでスワンの煎れるコーヒーを飲むのがいい気分転換になっている。
「そういえばあなた達、今日引越しでしょ?はい、お祝い。」
ジャスミンとウメコにコーヒーを出したスワンは自分の机から小さな包みを出した。
「あの・・いつもいいんですか?」
申し訳なさそうにしているジャスミンをヨソに、ウメコは嬉しそうな顔をしていた。
「いいのいいの。引越しって言ってもデカベースの中だから簡単なモンでしょ?作業が終わったら開けなさい。」
ウメコの頭を小突くジャスミンを見ながら、スワンはニコニコして言った。コーヒーを飲み終わり研究室を後にしようとした二人に、スワンはさらに続けた。
「初夜だからって、張り切っちゃダメよ!」コケそうになる二人を見ながら、スワンは微笑んだ。
497 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 13:29:42 ID:EXTBdwrg
「これでよし・・っと!」
引越しを終えた二人。揃ってデカベースの居住空間に部屋を借りていて、引越しとは言っても実際には世話好きで器用なジャスミンがウメコの部屋にさながら『押しかけ女房』のように簡単な荷物だけでやって来たのだ。
実質作業はごく僅かなもので、作業の殆どは散らかったウメコの部屋の大掃除だった。
「今日から一緒なんだから、あまりうるさい事言わないでよね!」
「一緒だから気になるの。お腹空いたからゴハンにしよ」ぼやきながらもとても嬉しそうな二人。
「引越し蕎麦じゃなくて、引越しパスタだよ〜。ウメコ、いい?」二人は制服のまま腕まくりした。
498 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 13:30:32 ID:EXTBdwrg
「おいしい!」
二人で作ったミートソースのパスタに、ワインクーラーで冷やした赤ワイン。簡単だが何よりのご馳走だった。
「当たり前田のクラッカー。ソース付いてるよ、ウメコ」
ジャスミンはウメコの口元に付いたミートソースを指で拭った。『初めての晩餐』をあらかた終えた二人。
「あ〜、ウメコのおかげで疲れた〜。明日も勤務だし、後は寝るだけだね。」
ジャスミンは笑いながらわざと意地悪を言った。ウメコは少しはぶてたような膨れ顔になる。
「ジャスミン、二人一緒の初めての夜なんだよ、何でそんなこというかなぁ。」
テーブルに置かれたアロマキャンドルの、ゆらゆらとした炎が二人の顔を照らしている。見つめ合う二人。ジャスミンは口を開いた。
「ウソダヨ。」
席についたまま二人はテーブル越しに顔を近づけた。
499 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 13:31:51 ID:EXTBdwrg
吐息が掛かりながら唇が触れ合う。ミートソースとワインの匂いが鼻をくすぐる。
「こんなキス、はじめてだよね・・」
そう言ったウメコに、ジャスミンは優しく微笑んで頷く。そして何度も触れ合わせた。唇だけのキス。
やがて椅子から立ち上がると、ジャスミンはウメコの額に軽くキスをした。それを合図にするかのように、二人は口付けた。抱き合いながら舌を絡め、クチュクチュと音を立てて唇の裏や歯を舐め回す。
「ん・・んんっ・・」唇を離し、滴と糸を引きながら再び唇を二、三度触れ合わせた。
「・・ドキドキシチャウ。」
ジャスミンははにかみながら何の躊躇いもなく胸のうちを露わにした。あまりに正直すぎるジャスミンに、ウメコはたまらない愛しさを感じる。
「寝かせないからね・・」ウメコはそう言いながら制服を脱がせていった。そして自身も制服を脱いでいく。
「甘えていいよ。」ジャスミンはウメコに囁いた。カチリ、とブラジャーのホックを外す無機質な音がした後、パンティも脱ぎ捨て裸になりながら重なり合う。抱き合いながら再びキスをした。
「じゃ、甘えるね。ジャスミン・・」
ウメコはテーブルにあったワインのボトルを手にした。
500 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 13:33:01 ID:EXTBdwrg
ウメコは立ったままのジャスミンの身体にワインを垂らしていった。鎖骨の窪みから胸の谷間、お臍に滴っていく。
白い身体に赤い液体が川のように流れ、紅く染まっていく。
この後何をされるか解っていたジャスミンの胸は高鳴り、ソコは濡れていく。
「えへ・・」
ウメコは舌をペロッと出すと、ジャスミンの身体に滴るワインを舐めとっていった。
「うんっ・・あっ、ああん」胸の谷間に何度も舌を往復させた後、柔らかな胸を揉みながら乳首を舌で転がした。
「そこ・・ワインかかってない・・んっ」ウメコの愛撫に、ジャスミンは甘い吐息混じりの声を上げながら身体をピクッ、ピクッと小さく動かす。
やがてウメコは舌で周囲に渦巻を描いた後、お臍に溜まったワインを啜った。太腿を撫でながらチュルッ、と音を立てる。
「ああん、あっ・・ああ」ジャスミンが声を上げ目を閉じたその時、ウメコは突然舌の愛撫を止めると立ち上がり、後ろに回った。
「もっと甘えていい・・?」
甘ったるく囁いたウメコに、ジャスミンは首を縦に振った。そして今度は背中からワインを滴らせた。背中の筋からお尻の谷間に滴が落ちていく。
「イタダキマス・・」耳元で囁いた後、ウメコはさっきと同じように舌を這わせていく。
「くぁ、ん・・感じすぎちゃ・・うっ、ん・・」ジャスミンの声をヨソに、ウメコは後ろ側の蕾へと舌を伸ばした。
501 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 13:33:56 ID:EXTBdwrg
「やぁぁぁん・・そこ・・だめっ・・」
ジャスミンの身体は大きく仰け反った。後ろ側にキスをされ、拒絶の言葉とは裏腹にソコはさらに濡れていく。ボタボタという音とともに愛液は滴る。
「ココ・・好きだよね」ウメコは舌を這わせながら濡れそぼったソコに指を忍ばせ、ゆっくりと動かした。時折舌を尖らせながら愛撫する。
「ひっ・・ひんぁ、ああっ、ああん・・はああああん!!」ジャスミンは徐々に声を荒げ、昇っていった。
余韻に浸っていたジャスミンは暫くしてワインを口に含むと、まるで何かを待っているようなウメコに口移しをした。
「・・ノコサズタベチャウカラネ」「うん・・きて。」ウメコはジャスミンに抱きついた。
502 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 13:34:54 ID:EXTBdwrg
ジャスミンはウメコをベッドに横たえさせた。そして自分がされたように、ウメコの身体にワインを垂らす。
「やぁぁ・・」「やだなんて言わせないよ。チャンス到来。」
顔を抑えて恥ずかしがるウメコにニタリと笑った後、首筋に滴るワインから、ジャスミンは舐める。妖しい舌の動き。首筋から顎、鎖骨。仕返しとばかりにゆっくりと舌を動かす。
「ああん・・」ウメコの甘い声はさらに甘く、大きくなっていく。小ぶりな両方の胸。乳首を噛み、舌で弾いてみせる。さらに脇腹にもキスの雨を降らせた。
さんざん舐め尽くした後、ジャスミンはウメコの濡れたソコに舌を伸ばす。思い切り足を持ち上げた後、クリトリスを舌で弄り、中に舌を挿れて激しくVの字に動かす。
「ああああ、あっああ、ふ、あは・・ああん」やがて愛液の垂れる後ろ側も愛撫した。
舌をこじ入れるように舐め回した後、キスのように唇で触れる。
「あんっ・・あああああ・・あはあああっ、あんっ!!!!」
持ち上げられた足が震えた。ウメコも大きく声を上げ、下に顔を埋めているジャスミンの頭を押さえながら果てた。
503 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 13:36:22 ID:EXTBdwrg
重なり合って再びキスをする二人。さっきのように唇で触れたり、舌で唇をなぞったり、舌を絡ませあったり。まるで楽しむように二人はキスをした。
気持ちと感度の高まっていたジャスミンは、ウメコの舌や唇、触れ合う肌からも気持ちを感じ取る。
やがてウメコは束ねたポニーテールを解いた。ハラリと解けていく。ポニーテールを括っていたピンク色のゴムバンドを自分の左手首に通すと、向かい合ったジャスミンの右手首に通した。まるでそれは手錠を連想させる。
「赤い糸だよ・・。」
二人は身体を密着させて動きはじめた。「あん、ああ、あああ」「あひっ、んっ!あん・・」
腰をくねらせ、動きが激しくなる程に「赤い糸」で繋がれた手は強く握られる。
504 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 13:37:22 ID:EXTBdwrg
時折ゆっくり、時折早く動きあいながら瞳に滲む涙。ずっと一緒に居たいという想いの強さが、蕩けそうな感覚と共に波涛のように襲い掛かる。
クリトリスと花弁が重なり擦れ合い、焼かれるように熱くなる二人の身体。
「お願・・い、ウメコ・・名前、呼んで・・」
泣き声混じりにジャスミンは言った。頬を赤らめるジャスミンに、ウメコは顔を近付けた。
「マリカ・・ダイスキ」
あだ名ではない、本当の名前を呼ぶのと同時に強く抱き締めあった。
「ああん・・っ!!」「ひゃああああん!!」手を握り、二人は声を上げて導かれていった。
505 :
気分は新婚さん(笑):2006/03/16(木) 13:39:13 ID:EXTBdwrg
ジャスミンが引越しの際の手荷物として持ってきた、懐かしい洋画のサウンドトラックが部屋に流れている。
シャワーを浴びた二人は、身体を重ねあった時の姿でベッドに入っていた。
「初夜終わったね。」「さすがに疲れちゃった〜〜。」
シーツに包まってじゃれ合いながら二人は笑っている。
「そうだ・・ウメコ、スワンさんの包み、開けてミソ」
ジャスミンは思い出したようにウメコに話し掛けた。枕元に置いてあった小さな包みを、ウメコはおもむろに開けた。
「これ・・」「あははは!!」
二人は思わず笑った。中に入っていたのはスワン特製の精力剤のアンプル。しかもご丁寧にもそれはスッポンとマムシのお手製イラストまで描かれてあるものだった。
本当は引越しの作業で疲れたときの気付けに・・かどうなのかは解らないが、『コトの後』で開けた二人は大笑いした。やがて二人は顔を見合わせた。
「どうしよ・・今から飲む?」「勤務終わったら非番だから、明日の晩に飲も。ラウンド2・・しよ。ヒイヒイ言わせてあげる」
少し悪戯っぽくジャスミンは笑った。そしてウメコの鼻先にキスをした後、頭を抱えるように抱き締めた。
「オヤスミノ、チュウダヨ!」
カチッ、と時計の針が12を指した。
「ジャスミン、朝になったらおはようのキスしてあげるね!」
「寝坊助の小梅ちゃん、ベロ入れちゃダメよ。」
二人はスタンドの灯を消すと、手をつないで顔を近づけて寄り添った。
「オヤスミ・・ダーリン」
fin
うはwwwwwキタコレ!!
小説の方、乙&GJです!!
小説の方>>
あんたはネ申だ!!
絵の方も楽しみにしてますww
もうこの二人は結婚しかありませんね
小説のモンです。いや終わった終わったw
ソフトコア・・ソフトコアってこんな感じなんですか?w
小説は基本的に続き物として書いてあります。
タイトルの「テイク・マイ・ブレス・アウェイ」は洋画「トップガン」の劇中歌のタイトルをそのまま使いました。
この話のラストで二人が聴いていたのは「トップガン」のサントラです・・再読するときはサントラ聴いてみて下さいw
実は絵の小さなコンサートの枠内でイラストの個展やらせていただいてて、そっちの準備で度々時間空けます。
絵も描きます。過激なモンは描きません!・・キスシーン描きますw
時間が掛かることもありますが、みなさんどうかご理解くださいませ。
追記・今回もありがとうございました。
511 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 21:40:59 ID:cGmGYMA+
これはちょっと凄いな。
「お願・・い、ウメコ・・名前、呼んで・・」
あくまでも個人的な感想だが、ここ、この流れなら
ウメコよりコウメのほうが良かったような気がする。
いや、でもそんなのどうでもいいくらい好きなんだけどね。
カタカナ語は、心理的にうそをつくときに使う言葉なので
おいらは、カタカナ台詞がなんかさめてしまうなぁ。
参考になります。なにぶん文章自体が初めての事なので、カタカナの方がいいのか?と思っておりました。
意見など書き込んでもらえると幸いです。
それはそれでいいような気も・・。
もうまとめサイトを作って欲しい勢いですな
…あくまでまとめね
>>515 あくまで参考程度にうけとめてよ
そのまんまがいいと俺はおもう
519 :
今後の予定:2006/03/19(日) 02:26:14 ID:6q9MP711
小説のモンです。皆さん、意見とかどうもありがとうございます。
次は「中の人」の話です。多分「触れるか触れないか」の距離感のヤツになると思います(要するに恥ずかしくて臭いw)。
>>519 遅レススマソ
いつも至福の一時をありがとうw今回もすごく萌えましたww
漏れからはなんのアドバイスも言えないけど
中の人小説、めっちゃ楽しみにwktkしながら待ってますw
521 :
奇襲ww:2006/03/20(月) 13:25:08 ID:pSbaEZCf
「プリーズ・ドント・リーブ・ミー」
「ごちそうさま〜!」
美香とあゆ美は食事を終えた。後片付けをしてからコーヒーを飲んで少しゆっくりした二人は、布団を布きはじめた。
美香の顔には曇った表情はすでに無く、とても幸せそうな顔。大好きな人とのひと時。嬉しさを噛み締めている。
「オムライス食べたら機嫌良くなったね」
「違うもん!」
笑いながらそう言ったあゆ美に対し、美香も笑いながら言った。そんなやりとりの中で二人は、布団を一つ布き終えた。そして押入れの中に手を入れようとした時、お互いの手が触れ合った。
「あ・・」
すぐに手を引っ込め、一瞬何かを言いかけて止める。ゆったりした空気の中で、なぜか取り繕ったような笑顔を見せ合う。やがて美香は、あゆ美の着ているパジャマの袖をそっとつまんで口を開いた。
522 :
お泊りの続きとしてお読み下さい。:2006/03/20(月) 13:26:30 ID:pSbaEZCf
「えっとさ、あの・・お布団、一つでいいじゃん。」
頬と耳たぶを赤らめる美香に、あゆ美は答える。
「うん。分かってるよ。枕、もう一つ出さなきゃ・・一緒に寝れないよ?」
ニコニコしながら美香の問いに答えたあゆ美だったが、美香と同じように顔は赤く染まっていた。
少し黙った後、瞳を閉じた美香は少し背伸びをして、僅かに身長差のあるあゆ美に顔を近づけた。あゆ美もまた応じるように目を瞑る。
徐々にお互いの吐息が胸の奥にぶつかり合うような感覚に支配されていく。胸の奥の僅かな痛み。
「待って・・灯り、消そ。」
唇が触れ合う一歩手前の距離で、あゆ美は美香を遮るように人差し指を顔の前に差し出す。そして美香の額より少し上の辺りに鼻先を軽く当てて言った。
523 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/20(月) 13:27:42 ID:pSbaEZCf
部屋の灯りを消して、一つの布団に寄り添うように潜り込んだ二人。暗くなった部屋の中で次第に目が慣れていき、お互いの顔が見える。
「私の言おうとしてた事・・分かった?」
「ウン。何となくね。」
一つの布団で朝まで寄り添って一緒に過ごしたい、一緒に居る時は片時も離れたくない、ずっと感じていたいという気持ち。
『友達同士』『片想い』の時は思うことすら許されない抑えていた想い。そんな気持ちを抱えていた美香を、あゆ美は暗闇の中で見つめる。
「あゆ美ちゃん・・」
「何?」
口を開く。美香は真面目な顔でさらに続けた。
「・・エスパーみたいだね」
あゆ美は暫く黙った後、思い切り吹き出してケタケタと笑いはじめた。
「ちょっ・・何で笑うワケ?」
美香は怒ったようにあゆ美に言った。
「もう・・きらい!」
なおも笑い続けるあゆ美に対して、美香は膨れた顔で言う。ほぼ同時にあゆ美は笑うのを止めると、『ジャスミン』のように掌を美香の頬に当てた。
ひんやりとした掌が、熱い頬に触れる。膨れていた美香は顔を見ながら、当てられた掌に自分の掌を重ねる。
「ここだったら・・分かるよ。」
あゆ美は瞼を閉じて言った。その言葉に導かれるように美香も目を閉じ、顔を近づけた。
暗い部屋で触れ合う唇。何度か触れ合わせた後、舌先を触れあわせて軽く動かした。
「何か恥ずかしいね。」
はにかみながらも胸が高鳴りはじめた美香の声は少し乾いて、掠れていた。あゆ美は美香をギュッと音がしそうなほどに強く抱き締めた。愛しさがこみ上げる。
身体が熱く震えているのが、パジャマの上からでも感じ取れた。
「おいで・・。」
抱き締めながらあゆ美は美香に囁いた。
囁きに応じるように、美香は首筋にキスをするとパジャマの上着のボタンを一つずつ外していった。
布団の中で露わになっていくあゆ美の白い肌。肩に手を添えたまま乳房に顔を埋め、キスをした。柔らかい肌にボディシャンプーの匂いがする。
「あんっ・・」
美香のぎこちなくも優しいキスが、あゆ美の気持ちを昂ぶらせていく。左胸。美香は唇からあゆ美の心臓の鼓動を感じた。肩に添えられていた手は腰に回り、固く抱く。
やがてあゆ美に身体を重ねるように上になると、下腹部に手が掛かった。
「待って。」
あゆ美はパジャマの上着以外の身にまとっていた物を脱いだ。
「私もいい・・?」
美香もまた、肌を露わにした。そして二人は声を上げながら代わる代わる指を這わせたりキスをしたりした。あゆ美が先に達した後、美香も達した。
コトの後、先に寝てしまったあゆ美の頬に微笑みながら手を当てていた。
「ハナレナイデネ・・。」
美香はあゆ美の口元まで顔を近づけて囁くと、「チュッ」と軽くタッチさせて眠りに就いた。
一夜明けた。次の日は互いに仕事で忙しいということで、二人は朝早くに別れた。
あゆ美と一緒に朝食を摂れなかった美香は少々寂しさを感じつつも、とても幸せな気持ちを感じ取っていた。
荷物をまとめ、仕事に出かけようとしたとき、携帯が鳴り響いた。メールの着信の合図。そしてそれは、あゆ美からのメールの着信を知らせるメロディーだった。
『来週、時間ある?またお泊りしようね!大好きだよ☆』
携帯を見た美香は、思わず微笑んだ。胸がくすぐったくなるような気持ちに支配される。
「来週まで、寂しさに負けないように・・ま、いっか!」
あゆ美に返事を打った後、独り言のように呟いて部屋を後にした。
fin
きたきたきたーー!!
うわぁww何か読んでて恥ずかしいなww
ハードなのもいいがこういうのも好きだww
小説の方、毎回乙です!!
反則ですよw 萌え死にましたがw
甘くて甘すぎてとても良かったwww
同じく萌え死にましたw
532 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/22(水) 08:01:17 ID:DDTOJc+k
小説のモンです。・・今回はエロでなくて萌えですw
引越しツインカムがエロエロだったので、今回はこういうのを書いてみたかったです。
中の人の方が恥ずかしいですが、書くの楽しい。「ウメコの中の人」の視点からの描写です。しかし甘えんぼだなw
今後の予定
イラスト(キスシーン。パジャマ着せてます・・小説の挿絵っぽいw)
ツインカム小説(多分お花見かなんかのネタ。)
・
・
ちょwwwww今後の予定読んだだけで、萌え死にしそうになったんですがwwwwwとりあえずwktkしながら待ってます!! 毎回乙です!!
>>534 ホーント美香はこーいうの好きだな
レズ疑惑が根強いのも無理はないwww
>>535 昨夜文化放送の「茅原実里の負けないラジオ」に出ていた
で、恋愛の話になって
恋心は抱いたことあるけど、男性と付き合ったことはないと言っていた
何かいよいよ怪しい、まあこーやってはぐらかすのも女優・声優・タレントのお決まりだが
美香の場合、絶対に恋愛話を語りたがらないの様子がリアルに伝わってくる
もしかしてマジでレズなのかもね、つーかそれでいいよもうそっちのほうが萌える
537 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/26(日) 07:29:25 ID:Dy/duIP6
>>537 乙!!もうジャスウメは特撮史上最強ですね
>>537 本当にありそうなのがイイ!!GJ!!!
今日のボウケンジャーには萌えたwwww
俺もww「菜月って呼んでくれたね」
ぐは・・。
俺はさりげなく菜月をかばってたさくらに萌え
今日のボウケンジャー萌えた。でも、できればちゃんと二人メインで仲良くなる話をやって欲しかったな。
だが、マジレンよりは期待できそうでこれからが楽しみだwww
>542
問題は今日の二人の絡みを確信犯的にやったのか、
二人の仲を近づかせるのを、一話使ってやるのが嫌だったから、男メインの回にいれてしまったかだな。
前者であることを祈る。
>>544 男共の影でちゃくちゃくと距離を縮め、最終的に気づけばバカップルもおいしいと思う。
で?皆は黄桃?桃黄?
私的には前者だ。
小説のモンです。今後の予定追記w
今後の予定
イラスト(キスシーン。パジャマ着せてます・・小説の挿絵っぽいw)
ツインカム小説(多分お花見かなんかのネタ。)
ボウケンジャー小説(菜月×さくら。)
・
・
しかしさくら姐さんってオクテそうw
>546
おお、激しく菜月さくら読んでみたい。
>>545 バカップルモエス
さくらは経験少なそうだから菜月が手取り足取り・・
ボウケンもののSSもくるのか!楽しみに待ってます!!
さくらは5話の時点で受けが確定しちゃった感じだよなw
「お子ちゃまに振りまわされて走りまわってたさくらさん、見たかったなー」
って菜月攻めくさいよ菜月
>>546 wktk
菜月って、さくらに抱きついて匂いとか嗅ぎそうだよね。
《サージェス博物館内》
「さーくーらさんっ♪」「もうっ、菜月さん…館内では走らないで下さい
と何度言ったら分か…」菜月は走ってさくらの元に駆け寄ると、いきなり
ぎゅっと抱きしめた。
「えっ・ぁ、ちょ、ちょっとっ…いきなり何するんですか菜月さん!!
離れて下さい!」さくらはどうしたら良いか分からず、じたばたしている。
やはり予想通りの反応。
菜月は暴れているさくらをよそにじっくりとさくらの感触を楽しんだ。
表情はさくらの胸に顔を埋めているため見えないが、口調からして顔が
真っ赤になっているであろう事が想像できる。
「さくらさんってホントーにかわいい!それにいいニオイがするぅ…」
菜月は更にきつく抱きしめ、胸に顔をすり寄せるとさくらに分かるように
鼻をクンクンと鳴らした。
「あっ…や、やめて…なつきさ…んっ」急にさくらの体の力が抜けた。
「おっと、あぶないあぶない〜。さくらさん、だいじょうぶ〜??」
倒れそうになったさくらを支えると、菜月はニヤニヤしながら事も無げに
言った。
「あ、あなたが悪いんですからねっ、そんな事するからっ!」さくらは菜月
の腕を振りほどくと、予想通りに顔を真っ赤にして逃げるように走って去っ
て行った。
「あっ、行っちゃったぁ〜。てか館内は走っちゃいけないんじゃなかった
のかなぁー
…ふふっ、でもさくらさんって菜月よりホントお子ちゃまなんだからぁ〜
まぁそんなトコがかわいいけどっ♪」
菜月は先程のさくらの様子を思い出し、一人ニヤついた。
end
Episode−ex「サクラ・サクラ」
パトロール中に迷子を保護したジャスミンとウメコは、一度デカベースに連れ帰った後で自宅まで送り届けた。
「ボク、よかったね!」
ウメコは男の子を抱きかかえて母親のもとまで連れて行った。そして母親に抱かれた男の子の頭を優しく撫でる。
顔を見合わせてニコニコする二人を見ていた男の子は口を開いた。
「二人とも、恋人みたい!!」
一瞬静まり返る。
「あ・・」
ジャスミンは内心喜びながらも横にいるウメコの反応を気にした。やはりというか何というか、案の定ウメコはニヤニヤして声を弾ませながら言った。
「ボクってばぁ・・いいコだね!でもね、私たち『恋人みたい』じゃなくって・・」
その先を遮るようにジャスミンはウメコの太腿を思いっきり抓った。
「・・とにかく、無事でよかったです。ね、ウメコ!」
抓られた足を押えて痛がるウメコを尻目にジャスミンは精一杯の愛想笑いで男の子と母親に挨拶をすると、痛がるパートナーを引っ張るようにしてその場を後にした。
「何すんのよぉ!ホントの事でしょ?」
「いや〜ん、まいっちんぐ!『秘するが花』って言葉知ってる?大体今は勤務中だよ!」
少し荒い口調のジャスミン。しかし同時に嬉しさもこみ上げ、顔が綻ぶ。
「あれぇ・・?ジャスミン、顔笑ってるよ?」「違うよ、コレは・・」
ウメコはさっき自分がされたように、ジャスミンの太腿を抓り返した。
「痛ッ・・こらっ!!」「勤務中だよ〜〜。」
ウメコはジャスミンの運転するドーベルマンから春の風景を眺めている。
バンがファイヤースクワッドに『栄転』してからというもの、ドーベルマンはジャスミンの指定機となっていた。
そしてウメコがセンとコンビを解消し、二人が本格的な『コンビ』を組んでからは完全なツインカムエンジェルの愛機となっている。
「今度の休みに、お花見しよっか?」
春風に舞いながらフロントウインドウにぶつかる桜の花びらが眩しい。それを見ながらジャスミンは思い出したようにウメコに言った。
「さっすが相棒!あたしの好きなもの、たくさん作って!ね?ね?」
ジャスミンは笑いながら子供のようにはしゃぐウメコの頬っぺたを指先で軽く小突いた。
「相棒っていうな!・・ご馳走一緒に作るんだよ。」
ウメコは頷き、鼻歌を歌い始める。ジャスミンは嬉しそうな表情でドーベルマンのアクセルを思いっきり踏み込んだ。
いよいよ休日の前の日。勤務を終えてから翌日の弁当を作っている。普段着のまま調理をしているジャスミンに対し、可愛いエプロン姿のウメコは「若奥様」のようである。
不器用だったウメコも、今ではかなり手馴れたものである。作り終えて辺りを見回すと、その殆どがウメコの好物ばかり。半分呆れながらも嬉しそうである。
「さてっと・・しかしホントにお子様ね、小梅ちゃん」
「いいじゃんもぉ!あと、お菓子もたくさん持っていくんだよ。」
作業を終えてご馳走の余り物で食事を済ませると、ベッドに上がって壁にもたれ、ホームシアターを流しながら寛いでいた。
まるで二人の心は、遠足の前の日の夜を迎える子供のような心境だった。ウメコはもとよりクールそうなジャスミンの心もワクワクしている。
ウメコはジャスミンの腕に幸せそうな表情でしがみついた。
「明日・・雨、降らないよね?」「私たち・・子供みたいだね。今晩眠れそうにないな〜。」
ウメコは心配そうに口を開いた。僅かに伏目がちになったウメコの頭を、ジャスミンは優しく撫でる。やがてウメコは、自分の頭をジャスミンの肩に乗せた。
「エプロン姿・・ドキがムネムネするよ・・」「褒めたって何も出ないよ。」
そんな会話の後、ジャスミンはウメコの唇を舐めた。ウメコもまた、ジャスミンの唇を舌でなぞる。糸を引き合い、唇を舐めあった後で深く口付け、さらに激しく舌を絡め合わせた。
「やだぁ・・ジャスミンのおかげでヘンなスイッチ入っちゃったじゃん、もぉ」
「しちゃった方が、ゆっくり寝れるよ、ね?」
二人は服を脱ぎ始めた。
ボウケンの菜月×さくら書いてみました。
エロ全くないし、駄文スマソ…
ホームシアターの青白い光が、裸になった二人の影を作る。ジャスミンはウメコを引き寄せながら倒れこんだ。ギシリ、とベッドの軋む音がした。
「食べて・・」
ウメコはさっき交わしたキスの余韻に浸っている。虚ろな表情で甘く囁いた。首筋から鎖骨にキスをする。わざとブチュッ、ブチュッと音を立てる。
「あっ・・あ、はぁ・・」
ウメコは徐々に声を上げていく。ジャスミンは四つん這いになったウメコの身体の下を潜るように身体を動かしながら愛撫を続けた。
胸元に差し掛かると唇の愛撫を止め、舌を這わせていった。
「あん、あっああん、ふぁ、んうっ・・」
泣き声にも似た声が部屋に響いた。その手はしっかりと握られている。
やがてジャスミンはウメコのソコにキスをする。
「ひゃあん、あっはぁっ」
舌を挿し込むと、身体が仰け反った。ピチャピチャと音を響き渡らせながら、花弁を一枚ずつ丁寧に舐め尽くす。
「くん、ぁ・・あああん、あああ、あっあ」クリトリスに吸い付いて舌で転がすと、さらに激しく声を上げた。
「オイシイ・・」そう言いながらソコへの愛撫を続け、双臀を撫で回した。時折、双丘を開いたり閉じたりした。
身体は熱くなり、大きな声を上げる。ジャスミンの顔の上に愛液を落としながら、ウメコは絶頂に登った。
「今度は・・して」
ジャスミンはウメコを誘うように、先に達したウメコと同じ体勢になった。ウメコは下に回ると首筋に手を回して、縺れる糸のように舌を絡ませた。
仕返しのような濃厚なキスに、ジャスミンは意識が飛びそうになる。唇に吸い付き、少し噛みながら離す。それを何度も繰り返した。
「腫れちゃうよ・・」「食べてイイって言ったじゃん・・」
ウメコは子悪魔のように微笑んだ後、汗ばんだ身体に舌を這わせながら同じように身体を潜らせる。
「あん、あんっ、あ・・はぁぁ」
甘い声に、ギシギシというベッドの無機質な音が混ざる。ジャスミンは四つん這いで目を閉じて、シーツをギュッと握りながらウメコの愛撫を受け入れていく。
ソコを舐められると、それまで四つん這いの身体は起き上がった。
「・・んっ、あああああっ」
ウメコはキスをしたように、舌を挿れては抜く。濡れたソコに息を吹きかける。堪らなくなったジャスミンはシーツから手を離し、顔を覆った。
淫らな声を上げながら、ジャスミンも呑み込まれた。
「・・ゆっくり寝れそう?」「うん。今日はもう閉店だよ」
余韻に浸るようにボンヤリした時を過ごした後、二人は裸のままでバスルームに行った。
汗を流し、二人はベッドに入って天気予報を見ていた。
「ウメコ、明日天気だって・・ん?」
話し掛けても返事のないウメコ。もうすでに夢の中にいる。膝枕のように、ジャスミンの太腿にもたれて寝息をたてていた。
「タベチャイタイナ・・」
愛しい寝顔を見つめながら呟くと、そのまま部屋の灯りを消した。
翌日はウメコの心配が杞憂であったかのように青空が広がった。昨夜作ったたくさんのご馳走を携えて近所の公園に出かけた二人。
「ね、天気よくて良かったね!」
そういってニコニコするウメコの頭を撫でながらジャスミンは答えた。
「雨なんか降ったら、ウメコ泣くもんね〜。寝る前に神様にお祈りしたんだよ」「何それ!」
楽しそうに会話をしながら、二人は座るところを探す。やがて春の陽気と喧騒に混ざって、二人を呼ぶ声が聞こえてきた。
聞き覚えのある男の子の声。以前保護した迷子だった。両親に連れられている。
偶然の再会。男の子は深々と頭を下げてお礼を言った。二人は嬉しさと優しい気持ちに包まれる。
ウメコはジャスミンがグローブを外すのを待った。そして二人が同時に頭を撫でる。
春の風が一陣舞う。ジャスミンはふっと、男の子から自分と同じ匂いを感じ取った。
「お姉ちゃんたち、ラブラブ?幸せにね!」
男の子は去り際にそう言ってその場を後にした。ジャスミンは大きく頷き、テレビのヒーローの決めポーズをとって男の子を見送った。
「何だろ、あのコ・・何で私たちの事が解るの?」
「さあね。・・でもイイんじゃない?今日天気いいし、ラブラブだし!!」
あの男の子がエスパーである事を気付かないウメコに、ジャスミンはキスをして微笑むと手を引っ張って駆け出した。
「行こう、ダーリン!!」
fin
小説の方>>
小説の間に流れブッタ切る形で書き込む形でカキコんでしまって
すいません。
今回もかなり萌えましたwwエロい場面以外もすごくしっかり書かれてて、
恥ずかしいほどラブラブですねww本当に毎回wktkして待ってます!
これからも期待してます!!
小説の方GJ!
ここにきて神が二人も現れましたね。最高でした!
>>563さん
いえいえ、こちらこそ申し訳ないですm(__)m
菜月×さくらモエスです。イイ!!いきなりツインカム投下したから・・ww
今回の話、7話と8話に出てきたエスパーの少年「氷狩」より少し幼い感じの男の子です。
ジャスミンが取ったヒーローのポーズは・・ヒビキさんのポーズで。
次は菜月×さくらです。多分さくらが菜月に片思いしている描写から・・ww
すごいな、ボウケンとデカのSS両方読めたワケか。
567 :
名無しさん@秘密の花園:2006/03/29(水) 23:59:16 ID:T1geJaNq
GJ!ここのスレええわあ(´∀`)
568 :
563:2006/03/30(木) 15:14:39 ID:1wJ4LxaT
ボウケンの菜月×さくらで馴れ初めを書いたんですが、エロなくてもいいですかね…
щ(゚д゚щ)カモーン
オッケイ、カモン!
571 :
563:2006/03/31(金) 07:33:53 ID:kZgio18a
ここはボウケンジャー達のミーティングルーム。次のミッションの説明のため、
〇△時に集合を掛けられている。まだ集合時間の30分前だが、さくらはテーブルの側の椅子に
姿勢正しく座り、紅茶を飲みながら、本を読んでいた。
集合するのにはまだ早い時間だが、さくらはいつも30分前には集合するようにしている。
自分の性格的に、集合時間ギリキリに慌てて集まるのは性に合わないのと、
ここで一人で過ごすのが好きなのだ。
今、ミーティングルームはとても静かだ。本のページを捲る音だけが聞こえ、紅茶のいい香りがする。
プレシャスを探し、手に入れた瞬間は何事にも変えられない喜びはあるが、一番安らぐのはこの時だ。
さくらはゆっくりと深く深呼吸をした。
そうして5分ぐらいたった頃だろうか、廊下が急に騒がしくなった。さくらはなんだか嫌な予感がして、
本の世界に入り込もうとした。
ドタドタと音がし、ドアが勢いよく開くと同時に「あっ、さくらだぁ!早いねぇ〜」
…やっぱり。
嫌な予感は的中した。…さくらは菜月の事を嫌いではないが、苦手としていた。
素性が知れないのは仕方ないが、ガジャに二人で捕まった事がきっかけで協力し合い、
名前で呼ぶような仲にはなったものの、菜月の天真爛漫な所、素直に感情表現ができる所…
自分と正反対な性格を見ていると、なんだか自分に劣等感を抱いてしまう。
そして、さくら自身が感情表現するのが苦手だからかもしれないが、相手にストレートに
感情表現されるのも苦手なのだ。
572 :
563:2006/03/31(金) 07:36:33 ID:kZgio18a
「なーんか難しそうな本読んでる〜楽しい?」菜月はさくらの側にかがみこんで尋ねた。
「えっ、そうですね…新しい知識を得る事は、楽しいとは違いますけど、充実した気持ちに…」
ふと菜月の方に目をやると、菜月はテーブルの上にあったカップを手に持ち、
口を付けていた。
「あっ、何勝手に私の紅茶飲んでるんですかっ!」
菜月のマイペースさにはいつも手も足も出ない。
最近では少し慣れてはきたものの、まだまだ予想外の行動を取る事が多く、
いつも驚かされる。想定外のハプニングは苦手だ。
「う〜ん、これストレートティーだ…。
菜月、ミルクティーが良かったなぁ〜。ん、でも、さくらと間接キッス〜。」
菜月はニコニコしてさくらを見ている。さくらはなんだか恥ずかしさが込み上げてきた。
573 :
563:2006/03/31(金) 07:40:06 ID:kZgio18a
さくらは本をテーブルに置くと、菜月から紅茶の入ったカップを取り上げた。
顔がなんだか熱い。きっと顔は赤いのだろう。自分自身をコントロールできない
そんな自分に少しイライラしているのが分かる。
「べっ、別に、菜月に飲ませるために用意したんじゃありませんから…。
…あと、この部屋ではおとなしくしてて下さいね。あなたが下手にいじったりしたら
危ないものがたくさんありますから!とにかく、静かに座ってて下さい。」
菜月は不満そうに渋々はーい、と返事をすると、さくらの向かいに座った。
さくらは菜月の様子を見て、取り合えず一安心し、また本を読み始めた。
574 :
563:2006/03/31(金) 07:42:05 ID:kZgio18a
しかし、本の内容が全く頭に入らない。どうしても目の前の菜月の事を意識してしまう。
菜月といえば、椅子に座って、テーブルに肘をつき、ニコニコしながら、ずっとさくらの事を見ているのだ。
これならさくらでなくとも、何故自分の事をじっと見ているのか気になってしまうであろう。
ついに、この状態から耐えきれず、さくらは本から顔を上げ、菜月の方へ目をやった。
ちょうど目が合う。
「さっきから何ですか。ずっと私の事を見て…」
気恥ずかしくなり、思わずさくらは口を開いた。
「静かに座ってて下さいって言われたから約束守ってるんだよ〜でも、
する事なくてヒマだからさくらの事見てるのー」
菜月はそう言い、ガタンと音を立てて、椅子から立ち上がると、テーブルの前に身を乗り
出した。そして、手を伸ばし、さくらの黒く長い綺麗な髪に触れると、優しく掴み、そっ
と口付けた。
575 :
563:2006/03/31(金) 07:46:13 ID:kZgio18a
「さくらって髪の毛キレイだよね〜シャンプー何使ってるのー?
それにいいニオイだし〜。」
さくらは一瞬自分が何をされたか分からなかったが、次第に思考がクリアになり、
状況を理解すると、また顔が熱くなった。
「ぅ、あっ…なっ、菜月っ!何するんですか、いきなりっ」
ワンテンポ遅れて、さくらは反応した。
「あれぇ〜さくら、照れてるの〜?かっわいー」
菜月はさくらの両手を、自分の両手で包み込むと、一つに重ねて握り、
両手の自由を効かなくすると、今度は額に口付けた。
その後、さくらの耳元に顔を寄せ、急に真面目な声で囁いた。
「菜月ね…さくらの事、大好きだよ。」「…え」
今までされた行為により、さくらはパニックにはなっていたが、菜月の告白の
言葉だけははっきりと頭に入ってきた。だが、どうしても、菜月のさくらに対する
『好き』は、どういう形での『好き』か理解が出来なかった。菜月は誰にでも
スキンシップが多く、平気で好きとか恥ずかしい言葉を口にする。
特にボウケンブラック―伊能真墨には遺跡で倒れていた所を助けられ、今まで一緒
に過ごした時間も長いため、菜月はとてもなついていて、普通に仲間以上の感情を
抱いているとすら思っていた。
だから、今回も私はまたからかわれているだけなのだろう…
そう思うと何故か涙が溢れた。
576 :
563:2006/03/31(金) 07:49:01 ID:kZgio18a
「ちょっとっ、さくらぁ!泣いてるの…?菜月のせいだよね、ごめんね…」
そう言って、菜月はさくらから離れると椅子に座り、背を向けた。
「ひっく…どうせ、誰にでも言ってるんでしょ、そういう事…そ、んなに、
私の事からかって、楽しいですか…」
さくらは滅多に出さない感情を表に出した。声は嗚咽に紛れて、聞き取りづらかったが、
確かに言葉に表した。
「ちがうよ、ちがうよぉ…菜月は真墨も他のみんなのことも好きだけど、大好きなのは
さくらだけだよ…さくらだけだもん…」
菜月は椅子から立ち上がって、さくらの傍に近寄り、しゃがみこんで視線をさくらの目
に合わせると、話を続けた。
「菜月ね、さくらに会ってから、ずっと、さくらみたいになりたいと思ってたんだよ…
何でもできるし、キレイだし、すっごく憧れてた…
それで、やっとこの間、名前で呼んでくれて、しかも菜月の事かばってくれて
ホントに嬉しかったんだよ…」
さくらは驚いていた。自分をそんなにまで思ってくれている人がいたなんて、今まで
思ってもみなかったのだ。
577 :
563:2006/03/31(金) 07:51:25 ID:kZgio18a
菜月のストレートで、暖かい力強い言葉は、さくらの胸を一杯にさせ、これまで
感じた事のない気持ちを感じさせた。
そして、新たに生まれた菜月への想い…
さくらは椅子から立ち上がると、菜月の傍にしゃがみこみ、優しく抱き締めた。
「…本当ですか?」
とても恥ずかしいのだろうか、本当に小さな声だったが菜月の耳にしっかりと届いた。
「…ホントだよ。」
菜月はさくらの頭を優しく撫でながら答えた。
「…本当に本当に本当ですか?」
菜月は思わず笑ってしまいそうだったが堪えて、
「だーかーらー、ホントにホントにホントだよ…菜月はさくらの事が大好きだよ。」
578 :
563:2006/03/31(金) 07:52:44 ID:kZgio18a
菜月はさくらと向かい合い、手でさくらの涙を拭うと、頬に両手を添えて、
唇を近付けようとした。しかし、さくらは寸前で引き離した。
「えぇーっ、ちょっ、なんでぇ!?」
「も、もう5分したら皆さんが来てしまいますから…」
顔を真っ赤にしてそう言うと、菜月の頬に軽く口付けた。
そして立ち上がると、ぎこちなくテーブルの上の本とカップを片付け始めた。
菜月はさくらの唇が触れた所に思わずペタペタと手をやった。
どう考えてもさくらの唇が当たったとしか考えられない。
「さっ、さくらぁ…」
菜月は顔を真っ赤にして床にぺたんと座り込んでしまった。
579 :
563:2006/03/31(金) 07:55:14 ID:kZgio18a
集合時間になり、皆が集合した。
「よし、みんな集合したな。これから、次のミッションの説明をする…」
暁は仲間の全員の顔を見渡すと、いつもと様子が違うさくらと菜月に声をかけた。
「ん、お前ら顔赤いぞ、風邪でもひいたか?そんなんじゃ、最高の冒険は楽しめないぞ?
体調管理もきちんとしろよ。」
暁は笑って二人を注意した。すると、蒼太が横から口をはさんだ。
「そういえば、さくらさんと菜月、随分早くからここにいたみたいだよねー」
「へぇー、まぁた女同士で何やってんだか〜。」
真墨がニヤニヤと少々裏のありそうな言葉を口にすると、菜月は口を開き始めた。
「あのね〜真墨ぃー、菜月とさくらは今日、やーっと、こ…」
「なつきぃっ!」
菜月はミッションの説明が終ると、物凄く怒ったさくらに説教を喰らったのは
いうまでもない。
だが、ミッションが始まっているのにさくらが私情を持ち込むのは初めての事
だった。
end
580 :
563:2006/03/31(金) 07:57:09 ID:kZgio18a
今回は第6話の後の設定で書きました
ボーケンジャー達の集まる部屋の名前は分からなかったので適当になってしま
いました…
またまたエロなくてすいません…次こそエロシーン入れられるといいなww
小説のモンです。
オッケイオッケイオッケイ!!いいじゃねぇかよぉ!!読みたかった!!
>563
エロなしでも十分萌えた。個人的には無理してエロをいれなくてもいいと思う。
さくらモエスww
ボウケンメルマガより
>ボウケンイエローこと中村知世ちゃん
>彼女はとにかく寂しがりや。
>近頃は末永遥ちゃん(ボウケンピンク)にぴったりくっついて、
>遥ちゃんの子供みたい(笑)
キタコレ
585 :
なんとか間に合いました:2006/03/32(土) 08:02:10 ID:nSJ8fVS9
ミッション中はコードネーム!!
サージェス内部のシミュレーションルーム。菜月はさくらからゴーゴードリルとゴーゴーショベル操縦の特訓を受けていた。
「イエロー、何度言ったら解るんですか?」
「さくらさ〜ん、そんなに怒んなくってイイでしょ?」
いつまでも同じ動作を失敗する菜月に対して、さくらは眉を吊り上げて声を荒げた。さくらは既に明石から操縦のスキルを教わり、マスターしていた。
真墨や蒼太もまた、特訓を受けている。
「ミッション中はコードネームです、さあ、もう一回!!」
「今ミッションじゃないじゃん!!」
「あ〜あ、厳しいですね、チーフ」
「まあいいんじゃないか、厳しくても優しいのがあいつのいいところだ、俺たちも行くぞ」
明石と蒼太のやり取りを尻目に、こっそり逃げようとする真墨をさくらはマイクから怒鳴った。
「ブラック、何処に行くんですか!?」
明石は真墨の肩を叩きながら笑った。
「逃亡は、よくないぜ!」
訓練が終わって、さくらは基地内の自室に戻った。普段のお堅いイメージからはおよそ想像出来ない、生活感の漂う女性らしい部屋である。
今晩は菜月を招待しての夕食。今に始まったことではないが、さくらは菜月に対して厳しい態度を取ってしまった後、いつも自分を責めていた。
明るい笑顔をはじめ、自分には無い尊敬できる部分がたくさんあるのに、自分が厳しくしてしまうことでそれを否定してしまっているのではないのかという思い。
自分は『鬼』にしか見られていないのか。何より最近は夜に一人になると菜月のことばかり考えてしまい、眠れない夜を何日も過ごしている。
自分のことをどう思っているのか知りたかった。
「ふぅ・・私今日、酷かったかな・・」
一緒に食べようと煮込んでいるビーフシチューの香りが漂う部屋の中で、さくらは大きく息をつきながら呟いた。
脳裏に菜月の声と笑顔が浮かぶ。
やがて部屋をノックする音が聞こえてきた。
「さくらさん、来たよ〜!・・うわぁ、いい匂い!」
菜月は髪型こそそのままだったが、隊員服とは違う飾らない衣装でやってきた。勿論、有事の為にアクセルラーは携帯している。
鼻をくすぐるシチューの匂いに、菜月は嬉しそうに言った。
「さぁ、座って。お腹空いたでしょ?シチュー、一緒に食べましょう。」
さくらが誰かを部屋に招いたのは、これが初めてだった。笑顔を作ってみせる。
しかし緊張なのか、はたまた生来の不器用さなのかとても引きつっている。それでも精一杯の笑顔。
「うん!」そんなさくらに菜月は微笑むと、テーブルに付いた。
シチューを一口食べた菜月は、子供のように喜んだ。さくらは少しホッとした表情を浮かべる。笑顔が見れたことに幸せを感じていた。
「たくさんあるから、おかわりして下さいね」
さくらもテーブルに付き、シチューを食べ始めた。
「さ〜くらさん、アーンして」
声を弾ませながら菜月はさくらに言う。言われるままに口を開けると、菜月はスプーンで人参を口の中に入れた。
「なつき、人参嫌いなの。ゴメンネ」
間接キス。少し慌てたような表情で、何が起こったか分からないでいる。
「・・好き嫌いはダメです、菜月さん。」
しばらくした後、平静を装うように口を開いた。そんなさくらに、菜月は突然笑い出した。
「な・・何がおかしいんですか?だから菜月さんは・・」
ミッションや訓練と同じように声を荒げるさくらに、菜月は笑いながら言葉を返す。
「お弁当付けて、ドコ行くの?」
そう言いながら口元に付いていたシチューの汁を指で掬い取った。
菜月の指先が触れた瞬間、さくらの全身は熱くなった。赤くなっていく頬。
「どうしたの・・?熱・・あるの?ねぇ、大丈夫・・?」
あまりの紅潮の仕方に菜月は心配そうに顔を覗き込んだ。大きな瞳をさらに大きく見開いてじっと見ながら、さくらの額に自分の額を当てた。さくらはさらに顔を赤らめていく。
「熱じゃないです・・熱じゃ、ないから・・」
その先の一言に詰まる。時計の針の無機質な音が時を刻んでゆく。どうしようもなくなっていく自分の感情。
『何か』が音を立てて弾けていくのが分かった。
さくらは、顔を近づけていた菜月の肩に自分の手を回して抱きついた。
「さくら・・?」
「・・・・私のこと、嫌いじゃないですか?」
震えるさくらの声。菜月の知っている、厳しいサブリーダーのさくらとは明らかに違っていた。冷静なさくらの大胆な行動に、菜月の胸も高鳴る。
「さくらさんは、なつきの事嫌い?」
泣き出しそうな表情で抱きついているさくらの頭を撫でながら、菜月は囁くように言った。
菜月の腕の中で首を横に振った。何も言えないでいる。
答えるように菜月は身体を離してさくらの顔を見て微笑むと、静かに目を閉じて唇を重ねた。
唇の触れる僅かな時間が途方も無く長く感じられた。唇を離した後、さくらの目に涙が溜まる。
「私のこと好きになってくれたお礼だよ、さくら」
無邪気に優しくそう言うと、菜月は再びキスをした。舌先をゆっくりとさくらの口中に挿し入れると、唇の裏や歯茎をねっとりと舐め回した。
「ん・・」初めての濃密な口付けに戸惑うさくら。しかし次第に菜月の舌の動きを真似るように動かしていく。
舌を動かし合って滴を垂らしながら唇を離した後、さくらは服を脱ぎ始めた。
「じゃあ、なつきも脱ぐね。」
二人は服を脱いだ。白い肌と長い肢体が露わになる。裸のまま、見つめ合う。さくらは少し恥ずかしそうに胸を隠しながら微笑んだ。作っていない、自然な笑顔。
「さくら、かわいい!!」
菜月はさくらに飛び込むように抱きつくと、勢いで床に倒れこんでいった。
「痛っ・・菜月さん!!」
それまで笑顔だった菜月の顔が真面目になる。片方のポニーテールを自分で解いた。
導かれるようにもう片方のポニーテールに手を掛けるさくら。震える白い指が黒い髪に絡まる。
長い髪の毛が解け、下にいるさくらの胸元に掛かった。
それを合図にするように、菜月はさくらに愛撫を施し始めた。首筋にキスをした後、肩から鎖骨に舌を這わせた。チロチロと、まるで生き物のように動かす。
「?」突然、愛撫の手を止めた。快感に襲われながらも唇を噛み締めるさくらを、菜月は不思議そうに見た。
「・・ごめんなさい・・どんな風に、声・・出していいの、か・・。」
途切れ途切れに偽らない気持ちを口にした。普段自分の気持ちを出すことのないさくらを、菜月は愛しそうに見た。
「なつきに任せて。」
再び愛撫を始めながら、菜月は濡れたソコに指を滑り込ませた。
「んっあ、ああっ・・・・あ・・ん」
菜月が指での愛撫をはじめると、さくらは身体をくねらせながら切なげに声を上げた。
ゆっくりとなぞりながら、乳首を舌で転がすと、少しずつ声は大きくなっていった。深いキスで既に濡れていたソコはさらに濡れていく。
「くぅん・・やっ、あっ、あ・・恥ずかしいから・・見ないで、くださ、いんっ・・」
菜月にしがみつき、恥ずかしがりながらも声をあげていくさくら。ソコから指を離し、今度は舌を持っていった。菜月はさくらのソコへディープキスをする。
花弁に執拗にしゃぶりつき、突起に吸い付いた。
「菜月さ・・汚い・・っ、あぁぁぁん」
さくらは吐息を漏らしながらさらに喘いだ。足を広げたまま、顔を埋めている菜月の頭を右手で押え、左手でテーブルの足を強く握る。
「『なつき』って、呼んで」
音を立ててソコを愛撫しながら菜月は言った。あられもない声を上げながらさくらは菜月の名前を呼び捨てた。ほぼ同時にさくらに波涛が襲い掛かった。
「なつき、私上手じゃないかもしれないけど・・」
少し恍惚とした表情で言った。菜月はさくらの頭を撫でた。まるで子供をあやすように優しく抱き寄せて撫で、唇に唇を触れ合わせた。
「うん。いいよ」
そしてさくらはさっき自分がされたように愛撫をする。
「あは・・あ」菜月の甘い声。さくらの唇の音。自身のぎこちなさに少し戸惑いながら、濡れているソコに舌を這わせる。
「あはあっ、あ・・さく・・ら」
中に舌を入れて動かしながら菜月の声に反応し、さくらは再びソコを濡らす。
足先から力が抜けそうな感覚に襲われる。身震いのように、菜月は身体を動かした。
菜月は愛撫されながら自身の想いを口にした。菜月もまた、『厳しい仮面』の下の優しいさくらの事を想っていた。
『笑顔の仮面』に隠して言いあぐねていた気持ち。仲間の真墨に抱いている感情とは違う、特別な想い。
「さく・・ら・・すき・・だいす・・き・・ああっ」
自分と同じ想いである事が分かったさくらは、再び快楽に包まれる。さくらの頭をギュッと抱きながら菜月もまた達していった。
二人は汗を洗い流した後、冷めてしまったシチューを温め直して食べ終わった。
「さくら・・言い出せなくてごめんね」
後片付けをしているさくらの後ろから、椅子に腰掛けたまま菜月は言った。
コトの勢いで想いを告白してしまったこと。真墨にベタベタした態度を取ることで、さくらに不快な思いをさせていたのではないか。
悩んでいた気持ちを一言にまとめるように言った。さらに続ける。
「でも、さくらだけだよ!真墨とは違うもん、さくらが好きだもん・・」
洗い物をしていたさくらの手が止まる。そのまま黙って菜月のもとに歩み寄った。怒られると思った菜月は、少し俯く。
「こんな時、どうしていいのか解らないけど・・」
そう言ったさくらは、赤い顔で菜月の口にキスをした。『好き』といってくれた嬉しい気持ちを、素直に表現した。
「へ・・?」
菜月はきょとんとした表情で、さくらを見る。さくらは最高の笑顔で菜月を見つめた。
「さくら・・大好き!!!!」
菜月はさくらに抱きついた。
「痛い・・なつき!!」
さくらはそのまま続けた。
「明日もビシバシ行きますね!」
その瞬間、菜月の顔から笑顔が消えた。しょぼくれる菜月に笑顔で言う。
「その代わりミッションや訓練の後、また今日みたいに遊びましょうね。・・色々教えて下さいね、なつき。」
ちょっと恥ずかしそうに菜月に囁くと、菜月は再び笑顔になって頷き、冗談めかした。
「ミッション中はコードネームだよ、さくら!」
さくらの笑顔が、この上なく優しく見えた。
fin
594 :
563:2006/03/32(土) 10:22:46 ID:b6WNGx3k
小説の方>>
朝から萌え死にましたよwwww
なんだか明日のボウケンジャーが楽しみになってきましたよ!
GJ!!そして乙!
今、さくら×菜月で一応エロありで考えていますww
あまりエロくなくイチャイチャ重視になりそうですが…
やっべ、萌えすぎた…
よし、ボウケンジャー毎週ちゃんと見ることに決めた!
597 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/02(日) 18:50:50 ID:ShH8py2Q
今日のボウケンはフラフラの菜月にさくらが名前を呼び駆け寄る姿に萌えたww
598 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/02(日) 19:26:08 ID:1ShIjtW6
今日の萌えポイントだな
ボウケン+デカレン萌えの所悪いが未だにフラビ×七海に萌えてる俺ガイル
フラビたんとウェン姐さんは戦いのあとは人間として暮らしてるようだし妄想の余地はありかなと…
>599
二人で七海をレズレイプでつか?
wktkwktk´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)`Д´)-_-)≧w≦)ノД`)#・ж・)=゚ω゚)-д-)
小説のモンです。菜月×さくらって、こんな感じですか?
ミッション離れたら菜月が主導権握りそうで・・。
>>563さん、ゆっくりやってください。ボウケンのヒロインは本編観ながら書いていきます。
私用のため、また時間あけると思います。多分ゲリラ的に「中の人」が・・。
>403
もう、全部見れないがな(´・ω・`)
606 :
563:2006/04/04(火) 08:17:20 ID:TAYSoQdE
少しずつ投下させていただきます。
エロシーンはもうちょい先になります…
さくら×菜月です
607 :
563:2006/04/04(火) 08:25:34 ID:TAYSoQdE
「さーくーらーちゃん!」
菜月はさくらの部屋を両手でドンドンと叩いた。
それはもはやノックとは言えない。
そして、時刻は夜の10時。
この女性…というより少女は、部屋の主がドアを開けるまで叩き続けそうな勢いだ。
これはされる方にはとってはたまったものではない。
第一、周りの人の迷惑になる。
その時、さくらはBGMにジャズを流し、本を読んでいた。心地よい時間が音楽と共に
ゆったりと流れている。
だがその時間の流れを早くするかのように、ドンドンと音がし、聞き覚えのある声がする。
さくらは玄関のある方向へ目をやった。
(こんな事をする人物はただ一人しか思いつかない…。)
さくらは眉をしかめつつ、机の上に本を置いて立ち上がり、急いで玄関へ行くと、
覗き窓から相手を確かめもせずに勢いよく玄関のドアを開けた。同時に、夜にしては少々
大きな声で近所迷惑の張本人に巻くし立てた。
608 :
563:2006/04/04(火) 08:26:04 ID:TAYSoQdE
「菜月っ、あなた、今何時だか分かっていますかっ!近所迷惑じゃないですか。
そ・れ・に、私の事はちゃん付けじゃなくて呼び捨てで呼んで下さい!」
菜月はというと、そんなさくらの様子にお構いなしに、満面の笑みで立っていた。
「えー、さくらのけちんぼー。それに、さくらこそ夜中にそんな大きな声を出したら近所迷惑ぅー」
そう言うなり、菜月はさくらの唇に人指し指を添えた。
その後、さっとさくらの腰に手を回し、いきなり抱き付いた。
「あ、そだそだ、言い忘れてた〜。さくら、こんばんわっ。」
「ちょっ…」
さくらはいきなりの事で身動きが取れない。
「やっぱ挨拶って大事だもんねぇー」
そう言ってさくらから離れると、お邪魔しまぁーす、と言って、鼻唄を歌いながら
勝手にさくらの部屋に入っていった。
玄関には、そんな菜月の行動に呆然としたさくらだけが一人取り残された。
菜月の予想外の行動には相変わらず慣れる事が出来ないでいる。
「もう…」
胸の鼓動が妙に早く、体中が熱い。さくらは目を閉じ、思わず胸に手をやった。
そして、ため息をつくと、ドアを閉めた―
609 :
563:2006/04/04(火) 08:31:56 ID:TAYSoQdE
端から見れば理不尽な関係だが、一応さくらと菜月は恋人同士。
だが、恋人同士の甘い雰囲気は微塵も感じられない。
実際、まだ体の関係は無いし、キスも菜月がふざけてするぐらいで、まともにした事が無かった。
さくら自体経験が無い訳ではないのだが、どうしても恥ずかしさが先立ってしまう。
別にそういった事は焦る必要は無いとは思うのだが、一つ気になっている事があり、
そこから焦りを感じているのだ。
それは、菜月はさくらと付き合っている今も、誰にでもスキンシップ過剰な事だ。
特に相変わらず真墨にはべったりだ。
そんな菜月の姿を見ていると、何だかイライラして、菜月に対して厳しく接してしまう。
だが、菜月はどんな時も、さくらに対していつも笑顔で接してくれる。
さくら自身、何かに対して執着を持つ事はあまり無い方だと思っていたが、菜月と出会い、
恋人同士になる事によって、ここまで何かに執着し、嫉妬するなんて思っても見なかった。
正直な自分の想いを伝える事が出来たなら…
―あなたの事が大好きだから、他の誰にも触れないで。
あなたの事が大好きだから、ずっと私だけを見ていて欲しい―
さくらは菜月と二人きりの時は、まだ少々ぎこちないが、笑顔で接する事が
少しずつ出来るようになった。
だが、まだまださくらは自分の感情を表すのは苦手としている。
それに、他の人と必要以上に仲良くしないで欲しいと言うのは、子供の様でみっとも
ない気がしたし、第一、そんな我儘を言ったら嫌われてしまうような気がして、
とてもではないがそんな事を伝えられない。
そして、こんな自分勝手な理由で菜月に当たってしまう自分と、醜い嫉妬をしてしまう
自分が嫌で、最近は度々自己嫌悪に陥ってしまう。
しかし、いつまでもこのままではいけないのは分かっている…。
今日こそ自分の想いを伝えよう、そう決心すると、玄関にバラバラに転がっている
菜月の靴を揃え、菜月が待つ部屋へ戻った。
610 :
563:2006/04/04(火) 08:35:20 ID:TAYSoQdE
菜月は鼻唄を歌いながらさくらの部屋に入ると、さくらのベッドに腰掛け、辺りを
きょろきょろと見渡した。
白を基調としたシンプルな部屋。
部屋には机の上に本が置いてあり、邪魔にならない程度の音量でジャズが流れている。
相変わらずさくらの部屋はいつもきちんと整理整頓されていて、足の踏み場が無い
菜月の部屋とは大違いだ。
やはりさくらの部屋らしく、本棚には多くの本があるが、ドレッサーにはいつもさくらが
身に付けているネックレスとピアスや、香水のボトルや化粧品の類が置いてあり、普段の
生真面目で堅く見えるさくらからは想像つかないほど、大人の女性らしさに溢れている。
菜月はさくらの部屋を訪れるのは初めてではないが、訪れる度に普段のさくらとのギャップに
ドキドキしてしまう。
さくらはいつでも真面目だし、沈着冷静だが、たまに見せる笑顔はとても可愛い。
そんなさくらの姿を独り占め出来ると思うと、菜月の顔は勝手に緩んでしまう。
だが、最近では本当のさくらの笑顔を見る事が出来ないでいる。
611 :
563:2006/04/04(火) 08:40:07 ID:TAYSoQdE
菜月に対して叱る時も、普段のたわいの無い会話の時も、口調こそは厳しいが、
さくらの顔は心なしか辛そうで、どこか痛そうに見える。
さらに、真墨と話していた最中にふと目が合った時には、すぐに目を反らされて
しまったが、その顔は紛れも無く悲しそうだった。
「はぁ…菜月、さくらに嫌われちゃったのかなぁ」
柄にも無くため息をついた時もあった。
いつもポジティブシンキングな菜月だが、さくらに関する事だけは別だった。
あれやこれやと考えていると、どんどん考えが悪い方へと向かってしまう。
そして、前々から気になっていた事があった…。
菜月に対してさくらはちっとも触れてくれないのだ。キスも菜月からで、さくらからは
全然してくれない。
それでも、いつもさくらに触れていたい菜月は、さくらにじゃれついて、ふざけてキスをする。
もちろん、そういった行為だけで愛情が量れるとは思ってはいないが、さくらは本当に自分の事が
好きなのだろうか不安になる。
だが、キスして欲しいなんて我儘言ったら、普段真面目なさくらに嫌われてしまう気がして、
とてもじゃないが言う事が出来なかった。
―さくらの事が大好きだから、いつも笑顔が見ていたい。
さくらの事が大好きだから、もっと触れたいし、触れて欲しい―
こうやって、いつまでも一人でぐだぐだ悩んでいても仕方がない事は分かっている。
「よぉーし、アタックっ!」
今日こそさくらの笑顔を取り戻し、自分の想いを全て伝えよう…
そう決心して立ち上がると、ぐっと握り拳を固めた。
612 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/04(火) 11:14:22 ID:vrttGefd
GJ!続きキボンヽ(*´∀`)ノ
613 :
563:2006/04/04(火) 11:25:49 ID:TAYSoQdE
「菜月、人の家に上がる時は靴を揃えるのが礼儀ですよ。
それに、こんな時間にどうしたんです?」
さくらは部屋に戻ると、ベッドの側に立っている菜月に尋ねた。
菜月の格好は髪型こそは同じだが、ミッション時とは違い、淡いオレンジのチェックの
パジャマの上に、桜の花びらの色の様なピンク色のパーカーを羽織っている。
さくらは普段通りを装っていたが、内心では、普段とのちょっとした違いだけでドキドキしていた。
「うん、あのね〜」
菜月はベッドの上にどさっと座ると、さくらを見上げた。
さくらの格好も菜月と同様パジャマだ。色は菜月のパーカーと似ている淡いピンク色で、
その上にベージュのカーディガンを羽織っていた。
髪も普段はいつも後ろで結っているのだが、今は下ろしていて、それだけでいつもと
違うように見える。
自分とは違う大人の女性の雰囲気を感じ、菜月も同じように、ドキドキしていた。
「菜月ねー、独りじゃ寂しいからさくらと一緒に寝たかったんだ〜」
菜月の言葉にさくらは思わず赤面する。
「それに…」
言いかけると、菜月はうつ向いた。
「…それに?」
具合が悪いのかと心配になり、さくらは菜月の横に腰掛けると、顔を覗きこんだ。
さくらの長い髪が菜月に触れる。
「菜月、さくらにすっごく会いたかったんだもん…」
菜月の目は涙で濡れていた。自分の中で沢山の想いが溢れているが、それを伝えられない
もどかしさで胸が一杯になる。
そんな菜月を見て、さくらは思わず抱き締め、キスをした。
614 :
563:2006/04/04(火) 11:36:22 ID:TAYSoQdE
今日はここまでになります。
ここから先は少々気長に待っていただけると有り難いです。
エロ書くのは初めてなので…ww
小説の方も
>>563さんも、リアルな雰囲気がいいなぁ。
いっそこのまま、夜が明けるまで・・
(*゚听)oO(桃色な妄想)ポワワ
618 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/05(水) 19:09:30 ID:/D0zkIT9
GJ!!
激しく続きが気になる!!!
619 :
濡れ衣:2006/04/05(水) 19:10:23 ID:sBABQDl0
A・K・S・T・N・H・M・Y・R・W・N
620 :
563:2006/04/06(木) 07:00:33 ID:LRelUavk
「菜月、嬉しいです…」
唇を僅かに離し、素直な気持ちを菜月に伝えると、また口付けた。
今度は更に深いキスをした。さくらは少しずつ舌を入れると、歯茎、上顎とゆっくりと舌を這わせた。
お互いの吐息が溶けあう。菜月も最初は戸惑っていたが、次第に少しずつ舌を動かし、絡ませた。
お互いの背中に手を伸ばすと、強く抱き締めた。吐息が乱れ、声が漏れる。
さくらはもどかしげに唇を離すと、菜月の手を握り、真っ直ぐに見つめた。
「菜月…私は我儘です…。あなたが他の人や、真墨と仲良くする事が嫌みたいなんです…」
「さくら…」
「…こんな私でも、まだ好きでいてくれますか…?」
さくらの瞳から涙が溢れそうになったが、それを菜月に見られまいと、うつ向いた。
だが、涙の滴が二人の手の甲に零れる。
胸の鼓動はますます早く、大きくなっていく。
菜月はさくらの手を優しくほどくと、両手をさくらの頬に添え、顔を上げさせた。
621 :
563:2006/04/06(木) 07:02:28 ID:LRelUavk
お互いの瞳に、自分自身が映る。
2人の周囲だけ時間が止まっているような錯覚に陥いた。
聴こえるのは音楽のみ―
「えへへ、当たり前じゃんっ…菜月はね、さくらの事が大好きなんだからっ!」
菜月は弾けるような笑顔でそう言うと、急に真剣な顔をし、さくらに囁いた。
「…もっと、菜月に触って…菜月はさくらのものだよ…」
菜月はさくらの片手を取ると、自分の頬に当てて、優しく微笑んだ。
「あ、あの、私…今まで女性とは経験ないので上手くいかないかもしれません…それでも後悔しないで下さいね…」
さくらは耳まで赤くし、蚊の鳴くような小さな声で菜月に言った。
こんな時にまで真面目なさくらに菜月は思わず笑ってしまう。
「…だいじょうぶ、後悔なんかしないよ…。だから、ね…」
菜月はさくらの頬に軽くキスをすると、羽織っていたパーカーを脱ごうとした。
しかし、緊張のためか中々脱げない。さくらはぎこちないながらも脱ぐのを手伝う。
パジャマのボタンを一つ一つ丁寧に外していくと、少しずつ白い肌が見え始める。
「あーっ、もうっ。さくらがそんなに恥ずかしがってたら、菜月まで恥ずかしくなるよぉ…」
菜月は甘ったるい口調でさくらに指摘した。
よっぽど顔を真っ赤にしていたらしい。さくらの胸の鼓動は壊れそうなほど速度を上げた。
菜月はさくらにボタンを外してもらったパジャマを自分で脱ぎ、ズボンをゆっくりと下ろすと、
菜月は下着だけの姿になった。
「…さくらも脱いで…」
菜月は自分の事をじっと見つめているさくらに焦れて促した。
622 :
563:2006/04/06(木) 07:04:28 ID:LRelUavk
「あっ、ごめんなさい…」そう言って、さくらは慌ててするするとパジャマを脱いだ。
そして、菜月と同じ下着だけの姿になった。
菜月の体とは違う、大人の女性の体―
「さくら、きれい…」
菜月は思わず息を飲んだ。これまで経験した事がないほど胸の鼓動が速まる。
「本当に、後悔しないで下さいね…」
さくらは菜月を優しくベッドに寝かせると、耳たぶに舌を這わせた。
「やぁ…ん、くすぐった…い」
菜月は体をよじった。唇はどんどん下に下りていくと、首筋にキスの雨を降らせた。
「あっ、さくらぁ…んぅ…」
菜月は切なげにさくらの名前を呼ぶ。
さくらは菜月のブラジャーのホックを外し、菜月の胸に触れた。
「ひぁっ!」
感覚がいつもより研ぎ澄まされていて、少し触れられただけで感じてしまう。
さくらは優しく菜月の胸を揉みしだいた。
爪が綺麗に手入れされている指が乳首を摘むと菜月の体は弓なりに反った。
「あうぅ…やぁっ」菜月の体は素直に反応する。
乳首を口に含むと、体をびくっ、とこわばらせた。
ソフトクリームを舐め取るように、乳首を転がしつつ、甘噛みすると、菜月は悲鳴をあげた。
すすり泣きながら更に声を漏らす。
さくらはその姿を見て興奮した。体中の血液が駆け巡り、熱くなる。
623 :
563:2006/04/06(木) 07:05:58 ID:LRelUavk
「菜月…、こんな感じでいいですか…?」
さくらの声はいつもより上擦って高くなっている。
「ふ…っぅ、あっ、きもちい、いよぉ…」菜月は快感の溺れ、途切れ途切れになりながら答えた。
「…よかった」
さくらはそう言うと、下着越しに女性の一番敏感な部分に触れ、優しく撫でた。
もうしっとりと下着が濡れている。さくらはついに菜月の下着を下ろすと、直に触れた。
秘部からは愛液が溢れ、とても熱くなっている。指先にその感覚を感じ、思わず身震いをした。
愛液をすくい取ると敏感な突起に擦り付けた。
「ひあぁぅ、あっ、やぁんっ…」
菜月はいっそう甘い声をあげた。すると、さくらは菜月の秘部に顔を近付けた。
「やだっ、さくらぁ…そこ、きたないから、なめちゃやだ…」
さくらは顔をあげ、菜月に優しい笑顔を向けた。
「そんなことないです…。
菜月のことが好きだから、菜月の全てが知りたいんです…」
さくらは遠慮なく菜月の秘部に舌を這わせた。そこに吐息がかかり、それだけで体が反応する。
突起の周囲を丹念に舐め、吸いあげた。菜月の吐息が荒くなり、悲鳴をあげる。
「くぅん、あっ、さくらっ、まって…」
さくらはもう止められなかった。
624 :
563:2006/04/06(木) 07:08:17 ID:LRelUavk
熱い愛液が溢れている泉の奥へ指を入れると、激しく抜きさしした。
ぐちゃぐちゃと音が漏れる。
声が変わるところを見付けると集中的にそこを攻めた。
「あっ、やぁっ、さくらぁ、すきぃっ、だいっすきっ…んあああん」
「わたしも菜月が好きです…」
「もぉ、だめぇぇっ、あああっ!」
シーツを握りしめ、びくんと体を痙攣させると、菜月は絶頂に達した。
しばらく呼吸を整え、落ち着かせると、菜月はさくらの上に乗った。
「なっ、なつき!?何を…んんっ」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
ふふふ、萌える、萌える〜。さくらと菜月が萌える〜〜。
待ってましたっ!!
627 :
563:2006/04/06(木) 20:39:13 ID:LRelUavk
菜月はさくらの口をキスで塞いだ。
少し強引に舌をこじ入れると、激しく舌を絡めた。さくらから、苦しそうな吐息が漏れる。
その最中に、菜月はさくらの両耳を自分の両手でしっかりと塞ぎ、わざと音を立てるように
舌を動かした。
耳を塞ぐ事によりピチャピチャといやらしい音がさくらの頭の中に響く。
「んんんっ、くふっ…」
さくらはあまりの恥ずかしさに菜月の手を退けようとした。だか、思うように力が入らない。
体の血液が沸騰しているかのように体中が熱い。
菜月はようやく唇を離すと、さくらに甘ったるい声で囁いた。
「…さくらをなつきにちょうだい」
さくらのブラジャーを外すと、唇が胸元に降りていき、片方の乳首を含んで、舌で転がした。
もう片方の胸は手でまさぐり、乳首に指先を当てると、円を描くようにゆっくりと動かす。
「やっ……んぅっ…くっ…」
さくらは思わず口元に手をやり、声が漏れないようにした。
自分がしている時には感じなかった羞恥心で一杯になる。
628 :
563:2006/04/06(木) 20:41:45 ID:LRelUavk
それに、今まで真面目なさくらで通っていたのに、こんな姿を晒し、あられもない声を
上げるのに多少の抵抗があった。
「さくらのかわいい声が聞きたいな…」
耳元で囁くと、そこに息を吹きかけた。
「やっっ」
さくらはひっ、と喉を鳴らす。
「ちょっとだけ我慢してねっ」
菜月は片手でさくらの両手首を掴むと、頭の上の方にまとめあげた。
さくらには武道の心得はあるが、力なら菜月の方が勝っているし、この状態では力も入らないため、
手をほどく事が出来なかった。
「さくらぁ…もっと声を聞かせて…」
じらすようにゆっくりと上半身の至るところに指と舌を這わせる。
「はぁん…あんっ…」
最初は歯をくいしばり堪えていたが、次第に甘い声が漏れ始める。
頬は上気し、瞳は潤んでいて、今にも涙が溢れそうだ。
菜月はそんなさくらを見て、自分がますます興奮しているのを感じた。空いている手をさくらの下着の中に潜り込ませる。
「あっっ!!」
さくらは思わず悲鳴をあげると、体を退け反らした。
629 :
563:2006/04/06(木) 20:44:33 ID:LRelUavk
さくらの秘部も濡れていて、菜月の指は熱い潤いに包まれる。
「高そうな下着汚させちゃったね、ごめんね…」
菜月は今まで掴んでいたさくらの両腕を離すと、一気に下着を脱がした。
さくらの秘部からは洪水のように愛液が溢れ、後ろの方にも伝っている。その部分を綺麗にするかの
ように愛液を舐め取った。柔らかい舌の感触が徐々に快感を高めていく。
突起にキスをし、強く吸うと、たまらずさくらは菜月の頭を押さえ込んだ。
菜月は追い討ちをかけるように一層激しく音をたてて吸い上げた。
「ああっ、なつ、き…ぃ、も…ぅさいごまでつれていっ、て…っ」
苦しげに呼吸をし、さくらは泣きながら、切なげに懇願した。
菜月は汗で張り付いたさくらの髪を掻き分け、涙を舌で舐め取った。
そして、額にキスをすると、最後まで導くために指を指し込み、懸命に指を動かした。
空いている手はさくらの手を強く握り、指を絡ませる。
それに答えるかのようにさくら握り返した。
呼吸がますます荒くなる。
「ああっ、な、つき…ぁ、あなたの、こと、あいして…る」
さくらは今の全ての気持ちを精一杯菜月に伝えた。
菜月はさくらの『愛してる』の言葉で胸が一杯になる。
その言葉に答えるように、菜月は激しく指を動かした。
「なつきも、さくらをあいしてる…」
さくらは菜月の言葉と同時に果てた―
キタコレwwww
631 :
563:2006/04/06(木) 21:17:24 ID:LRelUavk
―菜月は行為が終わった後、すぐに寝てしまった。
ミッションや日々の慣れない生活のために疲れていたのだろう。
すーすーと穏やかな寝息を立てて眠っている寝顔にはまだ幼さが残る。
そんな菜月をさくらはとても愛おしく思う。
―破天荒で、常識知らずで、子供っぽいけど、どんな時でも真っ直ぐで、明るくて、
他人の事を思いやれる、強き冒険者のあなた―
さくらは思わず頬が緩んだ。こんなに自然に笑みが溢れる事は初めてだ。
「…‥そんなあなただからこそ私は…」
菜月の頭をそっと撫でると、二つに結ってある髪をほどいた。
「…ううん」
一瞬身をよじったが、菜月はちっとも目覚めなかった。
632 :
563:2006/04/06(木) 21:22:26 ID:LRelUavk
―これから菜月の記憶が戻ったらどうなるのだろうか―
そんな事も頭に過ぎったが、今は目の前の幸せに溺れていたかった。
こんなに暖かな気持ちになったのは久しぶりだ。
さくらも菜月の寝顔を見ているうちに眠気が襲ってきた。
部屋の照明を消し、眠りにつこうとすると、今更ながら音楽を流したままだったのに気付く。
止めようとして手を伸ばすと、聞き覚えのある曲が流れ、思わず手を止めた。
―But each time I do,just the thought of you makes me stop Before I begin
(すこしでも、あなたの事を思い浮かべただけで何もかも止まってしまう…)
Cause I've got you under my skin―
(…何故って?それは、あなたがわたしの肌の内側まで入り込んでしまってるから…)
さくらはその歌詞を噛み締める様に心の中で歌うと、音楽を止め、菜月にしっかりと布団をかけてやり、
自分も布団に潜った。
「…‥あなたをわたしの心の奥底に入り込ませてもいいですか…?」
さくらは寝ている菜月にそっと囁くと、菜月の手を握り、
深い眠りに落ちていった。
end
633 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/06(木) 22:23:14 ID:Kfys766R
不滅の名作
634 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/06(木) 22:26:24 ID:+/4+0ch3
さくら姐さんがたまらんwww
635 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/06(木) 23:44:06 ID:2qtaCn0Q
しばらくぶりに来たらジャスxウメに替わってさくらx菜月にシフトチェンジしてる。
イイッ!
>635
その流れになった決め手は
>584だな。
デカレンジャーが始まったころの週プレやボムのインタビューを彷彿させた。
小説のモンです。
>>563さん、すげえ、最高です!!いや、これは凄いや。内面描写が凄い。
I've got you under my skin・・渋い選曲ですね!私用が一段落したらいいもの書きます。ツインカムですけどww
ぜひとも切磋琢磨つd旦
ボウケンでここまで萌えれるとは思わなかった
ツインカムもWktkして待ってます!!
ボウケンメルマガより
>ピンクの遥ちゃんは本当しっかり者で、
>いつも知世の子守をしてくれてます(笑)
>相談事とかすると必ず的確なアドバイスが返ってきたり、
>本当頼りになります。さくらの役柄にもピッタリです。
子守 (´∀` )
いやはや、こんな良スレは久しい。
641 :
563:2006/04/07(金) 20:08:27 ID:KPXVF4w6
終わらせたつもりだったんですが、ほんの少しだけ続き投下します。
642 :
563:2006/04/07(金) 20:20:47 ID:KPXVF4w6
カーテンの隙間から光が射す。菜月は布団の中でもぞもぞと動いた。
「うぅ…ん」
菜月は眩しさで目を開けた。
「……あれ」
(白い部屋…?)
いつもの菜月の部屋ではない。
菜月は一瞬何が何だか理解できなかったが、次第に昨日の晩の事を思い出し、一人で顔を赤らめた。
時間を確認しようと、時計のほうへ目をやる。
まだ起き出すには早い時間だと判断した。
菜月の顔のすぐ目の前にはさくらの顔がある。菜月はそれだけで嬉しくなった。
何故かいつの間にか二つ結びの髪もほどけているし、さくらと手を繋いでいる。
さくらの細くて長い綺麗な指が菜月の指に絡まり、手のひらからは暖かな温もりが伝わってくる。
それと一緒にさくらの優しさが伝わって来るようで、思わず笑みが溢れる。
643 :
563:2006/04/07(金) 20:21:22 ID:KPXVF4w6
菜月はまじまじとさくらの顔を眺めた。
やっぱり綺麗な顔だなと菜月は思う。
「でも、寝顔はかわいいね…」
菜月は思わず呟いた。そして、空いている手でさくらの頭を撫でると、
長い髪を自分の人指し指に絡めた。
―真面目過ぎて、堅苦しくて、融通がきかないけれど、
誰よりも暖かくて、誠実で、優しい、深き冒険者のあなた―
「…菜月はね、そんなさくらが…」
菜月は目を閉じると、そっと指に絡めた髪に口付けた。
さくらは相変わらず深い眠りについている。とても安らかな顔をしていた。
「急にいなくなったりしないでね…」
急に切ない気持ちになり、何故か涙が溢れそうになる。
菜月は眠っているさくらに問いかけた。
「…‥さくらの心の奥には菜月はいるのかなぁ…?」
今日は訓練も、ミッションの予定も入っていない。
菜月はさくらが目覚めるまで、ずっとさくらの顔を眺めていた。
end
644 :
563:2006/04/07(金) 20:54:01 ID:KPXVF4w6
今回は心理描写を中心にエロありでさくら×菜月書いてみました
エロは初めてだったんですがこんなもんで良いのかwww
次はウメジャスで書ければ…
やっぱりボウケンは見ないと分からない部分もあるんで
>>小説の方
ありがとうございます!!実は私は小説の方の影響で特撮の百合を
書き始めたんですww
あとI've got you under my skinがわかるなんて…
次の作品も期待してます!!!!
645 :
563:2006/04/07(金) 21:00:53 ID:KPXVF4w6
読んで下さった方々、ありがとうございました。
646 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/08(土) 08:15:36 ID:AjGMjULe
まじさいこう
647 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/08(土) 08:54:38 ID:hts4uPF3
このスレこんな伸びるとは思わなかった
書き手の人達GJ!!
648 :
久々の。:2006/04/09(日) 09:22:58 ID:P0n9vUbI
Episode−ex「オープン・アームス」
「ねえジャスミン」
「うぐ?何じゃらほい」
いつもの朝の風景。ジャスミンの洒落っ気なのか、ウメコのこだわりなのか、朝食時には優しげなAORのナンバーが流れている。
ブルーベリージャムをたっぷり塗ったトーストを齧りながら、ウメコはジャスミンに話し掛けた。
「今日何の日だか知ってる?」
ジャスミンもトーストを齧っている。ただし『お子様』なウメコとは違う、バターを塗ったオーソドックスなトーストである。
口を動かしながらハムサラダにも手を伸ばそうとした時、ウメコはそれを制止するように機嫌悪そうに言った。
「ちょっとぉ、聞いてるの?」
「うん。え〜っと・・そうだ!」
何かを思い出したような態度を見せたジャスミンに、ウメコは嬉しそうな表情を見せる。
「何、ねえ何?」
「今日、報告書の提出日だ!」
「・・それ明後日だよ。」
少し唖然とした後、頭を押えながらウメコは言った。
この日は二人が『一つ屋根の下』で暮らし始めてから丁度一ヶ月。ひと月毎にお祝いをしようと、引っ越した次の日にウメコが提案した事だった。
お互いに了解した事なのだが、ジャスミンはというと早速忘れてしまっているのか、惚けた様子である。
「あっ!」
「何、やっと思い出したの?」
再び嬉々としたウメコを現実に引き戻すように慌てたように続ける。
「もうあんな時間!」
二人は朝食を紅茶で流し込むと、大急ぎで部屋を後にした。
ブリーフィングルームへと向かいながら、ジャスミンはウメコに話し掛けた。
「ウメコ、今日私用事があるからちょっと早く切り上げて帰るね。」
「何でよぉ?」
さっきのジャスミンに少し膨れっ面になっているウメコ。ムスッとしながら口を開いた。
ジャスミンはウメコの口元に付いたジャムを掬うと、含み笑いのように微笑みながらその指をウメコの唇をそっと押えた。
「内緒だよ〜。一足お先、光の速さで明日へダッシュさ!」
「あっ、待って!!」
ジャスミンが昼過ぎに早退してしまった後、ウメコは勤務の仕上げであるパトロールに出掛けていた。
いつもなら居るはずの『相棒』が隣に居ないのはそれだけでもかなり調子が狂う。
それが災いしてなのか、はたまた『記念日』を忘れてしまっているであろうジャスミンが気になって仕方なかったと言った方がいいのか、この日のウメコは勤務の随所でケアレスミスに泣かされてしまっていた。
陽が落ちかかり、オレンジ色に染まった空をドーベルマンの中から見つめているマーフィー。誰も居ないのは寂しいからとマーフィーを隣に乗せたウメコだったが、その寂しさが紛れる筈もない。
信号に引っかかり、停車した所でマーフィーの頭を撫でる。
「もぅ・・ジャスミンのバカ、マヌケ、オタンコ茄子・・」
ぼやくウメコの心を夕陽が感傷的にさせる。泣きべそをかきそうになるウメコの気持ちを慰めるようにマーフィーはセンサーを輝かせながら一声吠える。
「そっか・・そうだよね!小梅ちゃん、よいコ強いコめげないコ!!」
そう言った後、信号が変わる。ウメコはデカベースへと車を走らせた。
落ち込んだ自分を鼓舞しながら勤務を終え、ウメコは自室に戻った。
「あれ・・?」
架っている筈の鍵が開いている。不思議に思いながら部屋の扉をゆっくりと開ける。
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
けたたましいクラッカーの音が3、4度、暗い室内に鳴り響いた。何が起こったか解らないでいる。やがて部屋の灯りが灯された。
木の板に殴り書きされた愛の言葉。テーブルの料理。何より、優しく微笑んだ大切な人が居る。
突然の出来事が理解できないでいたウメコだったが、次第に状況が判断できていく。
熱いものが徐々にこみ上げていく。ウメコが一日抱えていた切なさと寂しさを断ち切るようにジャスミンは口を開いた。
「おかえり・・ひと月だよ、相棒!!」
ウメコは涙を溢しながらジャスミンに答えた。
「あいぼうって・・相棒っていうな・・!!」
オーバーに両手を広げたジャスミンに応じるように、ウメコは飛び込んだ。
泣き笑いのような顔で胸に飛びつきながら、小さな子供のようにしゃくり上げた。
ジャスミンの瞳にも、うっすらと涙が滲んでいる。
ウメコを喜ばせようとほんの少しからかうつもりだったのが、グローブを外した両手がウメコの寂しさや切なさを読み取っていた。
しっかりとパートナーの気持ちを感じ取りながら抱き締めている。
「・・ジャスミンのばか。絶対許さないもん、バカ・・」
ウメコはそう言いながらもジャスミンの身体をしっかりと抱いている。
「泣き虫ダーリン、どうしたら許してくれる?」
ジャスミンの問いに、それまでずっと縋るように抱きついていたウメコはゆっくりと顔を上げてジャスミンを見つめる。
泣き腫らした目で見つめた後、ウメコは目を瞑ってジャスミンの首に手を回し、唇を重ねた。
まるで寂しい気持ちをぶつけるようにウメコは口付けた。
舌を挿し入れ、クチュクチュと音を立てながら口の中を隅々まで愛撫する。
甘くて激しいキスに、ジャスミンは蕩けそうになりながらウメコを抱き締める。
喘ぎとも吐息ともつかない声を漏らしながらの長い口付けの後、唇を離したウメコはジャスミンの口元に付いた滴を愛しそうに舐めとっていった。
肩に手を回したまま少し黙った後、ジャスミンは言った。
「・・ウメコ、水っ洟くっ付けたね」
「やん、もぉ!!」
頭を合わせて笑い合った後、甘ったるい声と表情でウメコは口を開き、ポニーテールを解いた。
「お風呂入ろう。」
「うん、よござんすよ。」
映画のワンシーンに出てきそうな浴槽にお湯を張り、二人は浸かった。
「焦らしちゃった?」
「うん!でも・・嬉しかった。」
ウメコは少し膨れながらも幸せそうに言った。そんなウメコの姿を見ながら、ジャスミンは優しい表情になった。
「喜ぶ顔、見たかったんだ・・大好きだよ、小梅」
名前を呼ばれたウメコはジャスミンの方を向いた。ストレートな愛の言葉に顔を真っ赤にして微笑みながら見つめ合う。
そのままキスをしようと瞳を閉じ、顔を近づけるジャスミンをウメコは止めた。
「待って・・この子達見てるよ・・」
湯舟に浮かんだウメヨとウメノスケ、ウメゴローを指差して恥ずかしそうにはにかんだ。
二人はバスルームの洗い場に転がり、戯れながらキスをした。さっきと同じような激しく、濃厚なキス。
何度も唇を重ねては離しながら、時折糸を引きながら舌をねっとりと絡める。
「洗ったげるね・・」
キスをした後、ウメコは身体にボディシャンプーを塗ってジャスミンの上に重なり、身体を洗うようにゆっくりと動いた後で首筋に優しく歯を立てる。
「あっ・・んん・・」
もどかしい動きに、ジャスミンの身体は反応し、僅かに仰け反る。耳元に顔を近付け、ウメコは悪戯っぽく囁いた。
「今度は私が焦らしてあげる・・覚悟いい?」
ジャスミンはウメコを引き寄せるように抱き締め、妖しく微笑んだ。
「残さず食べてねって・・おばあちゃん言ってた。」
「ふぅ、あ、はぁぁ・・ああん」
泡の付いた肌に舌を這わせていく。声を上げるジャスミン。
ウメコの癖が移ってしまったのか、バスルームの共鳴作用なのか。いつになく色っぽく大きい声がウメコの心に劣情を催す。
乳房の下部に舌を這わせ、胸の突起を舌で転がした後、ウメコはおへその周りにキスをしながら太腿を撫で回す。
言葉どおりの焦らすようなねちっこい愛撫にジャスミンのソコは濡れていく。
やがてウメコは足を持ち上げ、撫でていた太腿にキスをした後ソコを舌で愛撫しはじめた。
ボディシャンプーとは違うぬめりが、ソコを充たしている。
まるでキスをするように口全体で覆い尽くし、舌を挿し込んで激しく動かす。知り尽くしたお互いの感触。
「ねぇ、気持ちいい・・?」
「んっ、んくぅん・・あんっ、ひぁああ、あっ・・ああん・・」
突起を唇で挟むようにすると、ジャスミンはさらに身体をくねらせた。そして指を入れて激しく動かしながら、太腿を甘噛みする。
甘い声と愛撫の淫靡な音が響き合い、混ざり合う。
「ウメコ・・いっ、くっ・・・あんっ、ふぁああん!!」
ジャスミンはウメコによって導かれていった。
迎えた後、深呼吸したジャスミンはウメコの頭を撫で、笑いながら言った。
「おイタが過ぎてよ、ウメコ。」
ウメコはジャスミンの言われるまま、正面を向いて立った。
ジャスミンは膝を付きながらウメコの小ぶりな胸を愛撫し、手を肩甲骨のあたりに回した。
「あん・・はぁぁあ」
仰け反り、抵抗するように動く小柄な身体を離すまいとするように、ジャスミンは固く抱く。そしてそのまま手と舌は徐々に下へと降りていく。
「んはぁ!ひんぁ・・あああん、ジャス、ミン・・・・」
双丘を撫で回しながら、立っているウメコのソコを舌で愛撫した。とめどなく溢れる愛液を舐め取るように、太腿から舐め上げたりする。突起を優しく舌で弾く。
「立って、らんない・・ジャスミンのばかぁ・・あん、はぁぁん、あああああっ!!」
愛撫に堪えられなくなったウメコは絶頂を迎えた後、その場にしゃがみ込んでしまった。
向き合った二人は足を広げ、ソコをお互いの太腿に擦り付け合う。
焦らしあいながらゆっくりゆっくりと動かした後、密着させた。
「あん、あん、ああ、ひんっ」
「んっ、くぅん、ああん・・」
泣き声にも似た二人の声がバスルーム中に響き渡る。手を握り合いながら達するのと同時に、ウメコはジャスミンに身体を預けながら抱きつき、倒れこんだ。
出しっ放しのシャワーの音だけがする中、余韻に浸りながら二人はしばらく重なり合った。
「もう焦らすの止めるね。一日ゴメンネ。」
バスルームから上がり、食事を摂りながら少し申し訳なさそうにジャスミンは口を開いた。
ウメコを抱き締めたときに感じた切なさや寂しさ。
大好きな人を喜ばせようと思ってやった行為が、かえって仇になってしまったのではないかとジャスミンは感じていた。
「ううん、いいよ。だって今凄く幸せだもん!」
ウメコはフライドチキンを頬張りながら、子供のように無邪気な笑顔を見せた。
ウメコの正直な感情表現に、ジャスミンは自分の気持ちが癒されるのが解った。
子供のように単純で、泣き虫で・・そんなウメコを堪らなく愛しく思った。
「今度はウメコがお祝いしてね!」
「うん!・・焦らしてあげる」
「バカ!」
ジャスミンはウメコの頭を笑いながら小突くと、同じようにフライドチキンにかぶり付いた。
fin
小説のモンです。久しぶりのツインカムです。
今回あっさりと「ある一日」みたいなのを書きたかったのですが、何かあっさりし過ぎております(特にラスト)。
タイトルはアメリカのロックバンド「JOURNEY」のヒット曲「open arms」を拝借しました。
遅れまして
>>563さん、駄文を褒めていただき、どうもありがとうございます!m(__)m
皆さん、いつもありがとうございます!
660 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/09(日) 19:45:51 ID:OPLSiAGt
おぉ、ツインカムキタコレ!!
やっぱツインカムイイ!!
ボウケンはフラグ立ちまくりだからな…
今日は菜月のためにお土産買うさくらが良かったww
でも遊園地行くのにさくら姐さんを誘ってほしかった…OTZ
662 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/10(月) 04:08:18 ID:F6m0ybOD
カブトの岬さんのコスが可愛すぎる件
カブトの樹花×ひよりってどうかな?
僕女はちょっとなぁ…
667 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/10(月) 23:41:04 ID:6tN5CLFU
やっぱ岬さんかな
彼女もツンデレ
668 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/11(火) 21:04:24 ID:BNAi38Xj
669 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/12(水) 00:06:15 ID:hRaHWUBQ
このスレの新参物ですがジャスミンxウメコ、菜月xさくらと小説萌えさせてもらいました。
ちなみにマジレンの芳香x麗だと姉妹だから百合板では×なんでしょうか?
669>>
自分的にはアリだが麗は社員と結婚したからなぁ。
563>>さんのツインカムお待ちしてます
菜月とさくらに転んだwwww
672 :
563:2006/04/12(水) 15:31:26 ID:UcA+rlhe
ウメジャスで書こうと思ったのですが今週のボウケンでさくらが菜月にお土産
を買って行くシーンとか見て更に萌えたのでまたさくら×菜月を投下すると思います。
早く女の子主役の回がやるといいなぁwww
マジレンで考えてみたらどうしても芳香が黒い感じになってしまう…
麗がヒカル先生に少しずつ惹かれていくのが悔しくて、抑えていたものが
我慢出来なくなり、ついに麗を押し倒してしまう…みたいなorz
673 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/12(水) 15:42:22 ID:1lOnSBtE
小説のモンです。・・菜月とさくら、ツインカム並にはまりそうww女子二人のエピソードやって欲しいですね。
実は今自分もお土産ネタで書いております。
>>563さん、wktkしております!!
マジの話は一つだけ書きました(未うp)。麗の結婚ネタ以前に書いたもんで、間違えて芳香の惚れ薬を飲んだ麗が芳香を押し倒し・・(笑)
675 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/13(木) 00:06:24 ID:bxNsiemd
小説の方
この際社員との設定は無視しますのでその麗ネタうPしてください!
>672
俺も黒芳香をみたい!
677 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/13(木) 17:10:16 ID:O9qbk1vR
wktk
まぁあまり書き手さんの負担にならんようにな。
679 :
563:2006/04/14(金) 20:31:51 ID:6l5cgNP1
ラブラブでない小説を投下してもいいかな?
今書いてるのが結構暗いし痛い終わり方になるかも…orz
マジレンはちょっと考えてみただけだから実際書くかはわからない
スマソ
ちょっと見てみたい。
小説のモンです・・さくら×菜月、ベタ甘になりそうです。数日後に投下します。
マジカルシスターズは、もし投下するなら手直しします。ぐちゃぐちゃなので。
682 :
563:2006/04/15(土) 15:07:30 ID:ney8brfr
さくら×菜月投下します
黒いさくらと二人がラブラブでないとダメな人はスルーしてください
683 :
563:2006/04/15(土) 15:11:05 ID:ney8brfr
―恋は短い命だから、早く愛を語って…。
小声でそっと…。
貴方が私の側にいる間に―
暁、真墨、蒼太、菜月、さくらはやっと暇を貰った。
しかし、サロン内には誰かが残っていなければならない。
その残る誰かはいつもの方法…しりとりで決めた。
やはり、案の定、いつものパターンで菜月は負けてしまった。
「また菜月がお留守番〜」
菜月は膨れて、真墨をポカポカと叩いた。
「そんなの、お前が悪いんだろ。『メロンパン』なんて言うから…」
「だって、お腹空いてたんだもん〜」
「この間も『食パン』って言って負けてたじゃねえか!」
二人は周囲をよそに、言い争いを始めた。その様子はまるで、兄妹の様だ。
だが、このままではなかなか収集がつかないだろう。
そんな二人を見て、さくらはある意見を提案した。
「…では、私も残ります。
やはり菜月一人を残して行くのは心配ですし、この間は蒼太君が残っていてくれたので、
今日は私が残ります」
その姿はさながら、二人の兄妹の母親の様だった。
「わぁ、さくらさんも残ってくれるの?やったぁ」
菜月は嬉しさのあまり、さくらに抱き着いた。
「さくらさんがいるなら寂しくないし、退屈しないね」
そう言うと、菜月はさくらの胸に頬をすりよせた。暖かい温もりが伝わってくる。
684 :
563:2006/04/15(土) 15:12:36 ID:ney8brfr
「菜月っ、そんなにくっつかないでください」
さくらは皆の前で抱きつかれた恥ずかしさで顔を赤らめて、菜月を引き離した。
その時、いつもの真墨とは違う視線を感じた。
さくらは何と無く理由は分かっていたが、気付かないふりをした。
「そうか…お前がそう言うならな。わかった。じゃあ留守番任せたぞ」
暁はそう言うと、一足先にサロンから出ていった。
「ありがとう、さくらさん。二人にちゃんとお土産買って来るからね…
あ、菜月ちゃん、さくらさんにしりとりの必勝法教えてもらえば?
では、いってきます!」
さくらと菜月に笑顔を向けると、続いて蒼太も出ていった。
「…全く。
菜月、さくら姐さんに迷惑かけんじゃねえぞ」
真墨は菜月の頭を軽くこづく。
はぁい、と菜月はニコニコと嬉しそうに返事をした。
そして、真墨はさくらの方を向いた。
「…じゃあ、さくら姐さん、菜月をよろしくな」
…またあの目をしている。色々な感情がごちゃ混ぜになっている目。
多分自分自身でも何が何だか解らず、持て余しているその感情。
「大丈夫です。私がついていますから。真墨君は安心して休みを取って下さい」
さくらはそんな真墨の瞳をしっかり見据え、きっぱりと言い放った。
その瞬間、真墨の瞳に戸惑いの色が見える。
顔を一気に紅潮させると、慌ててサロンから出ていった。
685 :
563:2006/04/15(土) 15:16:00 ID:ney8brfr
「変な真墨ー。どうしたのかなぁ」
菜月は首をかしげる。
「…わかったぁ!真墨、さくらさんに見つめられてドキドキしちゃったんだね。あぁ納得っ」
菜月は更に、胸の前で両手を合わせると、その場でくるっと一回転をした。
「違いますよ」
さくらは呆れてため息をついた。
やはり、真墨の菜月への想いに菜月は気付いていない。
まぁ、それはさくらにしてみれば、予想通りの事だったが。
「そうかなぁ、菜月だったら絶対ドキドキしちゃうのになぁ…」
菜月はさくらの両手を取り、ぎゅっと握ると、さくらに向かってにっこりと微笑んだ。
さくらもそれにつられて自然と笑みが溢れる。
「さくらさん、一緒に残ってくれてありがとね」
手を離すと、菜月は自分の手を後ろに組み、さくらに背を向けると、辺りをうろうろした。
菜月はいつでも小さな子どもみたいに落ち着きが無い。
「でも、今日、今までずっと忙しかったから休憩したかったんじゃないの…?」
ゆっくりと、後ろを振り向くと、さくらの前に立ち止まり、菜月は本当に心配そうに尋ねた。
「…見ていられなかったから」
「えっ…」
菜月は意味が分からず、思わず聞き返す。
その言葉と一緒に、さくらからいつもと違う様子が伝わってくるのを感じた。
「いえ…何でもないです。
…別に今休みを取らなくても大丈夫ですから。
そんなに私ヤワじゃないですよ」
菜月に心配をかけまいと、必死に笑顔を作る。
当然、先程の笑顔と違い、こわばっている。
686 :
563:2006/04/15(土) 15:21:15 ID:ney8brfr
「さくらさん、どうしたの?なんか変だよ…具合悪いの?」
菜月はさくらの頭に両手を添えると、自分の額をさくらの額に当てた。
「ちょっと熱っぽいかも。無理しちゃ駄目だよ」
そう言って、さくらの頭を優しく撫でた。
菜月の綺麗な茶色の瞳からは、ただ真っ直ぐな優しさだけが伝わってくる。
自分の体温がどんどん上がっていく様な感覚に陥い、なんだか頭がぼぉっとする。
さくらはなんだか自分自身をひどく醜く感じ、そんな自分をかき消すように頭を左右に振った。
そして、あるモノを買った事を思い出した。
687 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/15(土) 19:39:49 ID:830MLlKa
wktk
688 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/15(土) 23:24:41 ID:EpzqD+l1
リアルだな
689 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/16(日) 01:02:03 ID:AwTFext1
デカレンとマジレンのインパクトが強すぎてボウケンは見下してた感があったけど
この小説を読んでたら劇中のさくらと菜月にハマりそうな自分に気が付いた。
明朝の放送が気になってしょうがないっス。
690 :
563:2006/04/16(日) 01:05:49 ID:VsBI0TNX
「菜月、今川焼食べますか?レンジで温めるだけのものですからあまり美味しくはないと思いますけど」
さくらは菜月の顔色を伺う様に尋ねた。
「うん、食べる!お腹ペコペコだもん」
菜月は満面の笑みで頷くと、テーブルに着き、足をバタバタさせている。
その様子を見て安心すると、さくらは素早く今川焼をレンジで温め、一緒に緑茶を用意した。
緑茶特有のいい匂いがする。
「どうぞ」
小皿に今川焼を一つ乗せ、緑茶が入った湯呑みを菜月に差し出すと、菜月の隣に座った。
さくらの分の小皿にはちゃっかり二つ取ってある。
「さくらさんずるい、菜月より一つ多い」
菜月は目ざとく見つけると、さくらに文句を言った。
さくらも菜月も甘い物に目が無い。
特にさくらは色々な甘味処へ行き、食べ歩きをするのを趣味としている。
やはり、さくらはあっさりとは折れなかった。
「私が買ってきた物ですから、私が多く食べてもいいじゃないですか」
しかし、菜月も負けじと言い返す。
「…この間、菜月のお菓子勝手に食べたくせに」
「うっ…」
さくらはたじろぎ、言葉に詰まった。
「『食べてません!』は今回は通用しないからねっ」
菜月は勝ちを確信し、ニヤリと笑った。
「仕方ないですね…わかりました。半分ずつ分けましょう」
さくらは渋々自分の皿から一つ取ると、それを丁寧に半分に割って菜月に手渡した。
切口からほわほわと湯気が上がっている。
「わーい、さくらさんありがとっ」
菜月はお礼を言うなり、即座にかぶりついた。
その姿を見て、さくらは優しく微笑む。
「いただきます」
手を合わせ、さくらも食べ始めた。
691 :
563:2006/04/16(日) 01:09:08 ID:VsBI0TNX
―それからどれ位経っただろう。
二人はしりとりをしたり、色々な話をした。たわいの無い話だったが、とても盛り上がった。
そして、菜月は時間が経つにつれて、真墨の話ばかりした。
何かにつけて、「真墨がね…」「真墨はね…」と繰り返す。
その時の顔が、とても嬉しそうで、楽しそうで、その表情を見ているとさくらの胸は
ズキズキと痛み、悲鳴を上げる。
さくらの心には少しずつ黒いモノが沸き上がっていた。
(…そんな顔しないで下さい)
菜月は本当に楽しそうに話続ける。
さくらは今までの苦労や困難は全て、それらに打ち勝とうとする努力によって乗り越えてきた。
しかし、こればかりは上手くいかない。
そんな自分に苛々する。
分かっているのだ、本当は。
菜月の心は真墨で満たされている…
(嫌だ、もう聞きたくない…)
さくらは無理矢理に笑顔を作った。
平常心を保とうとする。
だが少しずつ、さくらの優等生の仮面にヒビが入っていく。
(…なつき、もうやめて…)
692 :
563:2006/04/16(日) 01:10:40 ID:VsBI0TNX
ガタン―。
サロンに無機質な大きな音が響き渡った。
「いたたた…さ、さくらさん?」
菜月は大きな愛らしい瞳を更に大きくして驚く。
さくらは菜月をテーブルに押し倒していた。
菜月はいきなりの事で何が何だか分かっていない様で、さくらの姿に呆然としている。
さくらの目にはいつもの様な輝きが無い。
そして、身も心も氷つくような視線。
菜月は本来の勘で身の危険を察知し、さくらを押し退けようとした。
力では勝っているはずなのに、いつもと違う、尋常でない力で押さえられ、
動く事が出来ない。
さくらは自分のジャケットから白いハンカチを取り出した。
普通に使うだけではなく、傷の手当てなどにも使えるように、普通のハンカチより
大きめの物を持ち歩いている。
さくらは菜月の華奢な手首を掴むと、ハンカチで後ろに縛り、手の自由を奪った。
693 :
563:2006/04/16(日) 01:13:12 ID:VsBI0TNX
「…なんでこんなことするの…さくらさん…」
戸惑い、脅えた菜月の問いかけに、さくらは一瞬我に返る。
(なつきがおびえてる…)
じわじわと罪悪感が襲い、手に込められた力が抜けていく。
だが、菜月の真墨に対する笑顔を思い出し、また瞳に闇が宿る。
さくらの胸の奥では黒い炎が燃え滾る。
さくらは菜月のジャケットのジッパーを下ろし、はだけさせて、インナーを捲り上げると、
鎖骨に沿って口付けた。
菜月の体はびくんと反応する。
さくらはじっくり菜月の肌という肌に唇を落した。
自分の所有物に印をつける様に、紅い印を残していく。
菜月は顔を真っ赤にし、本当に痛々しく泣いた。
ときどき嗚咽を漏らし、目からはぽろぽろと涙が溢れる。
その姿にさくらは目が反らせない。
菜月の瞳はひどく悲しそうにさくらを見つめる。
だが、まだ、その瞳の奧から伝わってくる、さくらに対しての信頼の気持ち―。
自分がこんな事をされ、酷い目にあわされたとしても、まだ、相手を信じようとする、
純粋で、綺麗な心。吸い込まれる様な瞳。
694 :
563:2006/04/16(日) 01:15:20 ID:VsBI0TNX
(わたしはそんなあなたがだいすきでした)
さくらは何だかくらくらしてきた。
(そんな目でわたしをみないでください…)
そして、さくらは自分のジャケットのベルトに手をかけると、するすると外し、
それを菜月の目を覆い隠す様に巻いた。
素材は革だが、軽く、柔らかい為、痛くはないだろう。
菜月はもう、何も抵抗しようとはしなかった。
「…さくらさん、なつきのことがきらいになったの…?」
菜月は自分の全てを振り絞るように言った。
静かな部屋に不規則な呼吸だけが響き渡る。
「違いますよ…」
さくらは静かに、だがはっきりと答えた。
意識が妙に冴え、心の奥底にひんやりとしたものが流れ込んでくる。
「じゃあ、なんで…」
「あなたの事を愛しているから…」
(解っています…私に愛を語る事なんて出来る訳がない)
さくらはいつの間にか涙を溢していた。
自分でも気付かない内に。
695 :
563:2006/04/16(日) 01:20:43 ID:VsBI0TNX
自分の顔に手をやり、雫に触れる。
菜月の物と比べ、何て自分の涙は汚いのだろうと思う。
(…私は本当に愚かです)
「なつきはね…、さくらさんも、ますみも、そうたさんも、チーフもみんなだいすき…。
でも、それだけじゃだめなのかなぁ・・・」
目は覆い隠されているはずなのに、真っ直ぐなあの眼差しで見つめられている様な感覚。
さくらはその場に崩れ堕ちた。
涙の滴が菜月の皮膚に落ちる。
「さくらさん…ないてるの?なかないで…」
さくらは声を出さずに泣いた。
菜月は必死に腕を動かすと、手首を縛っていたハンカチが緩み、ほどけた。
そして、自分で目隠しを取ると、さくらをしっかりと抱き締めた。
さくらの体は痛いほど熱い。
抱き締めていると、一緒に苦しさも伝わってくる気がする。
「ごめ…んなさ…い」
時々、嗚咽を漏らしながら、さくらはかすれた声で謝り続けた。
「ううん…」
菜月はさくらが落ち着くまでずっと無言で抱き締めていた。
end
696 :
563:2006/04/16(日) 01:39:02 ID:VsBI0TNX
黒いさくらを書いてみました
なんだかヘタレぎみですがwwww
基本的に続きもので書いてるわけではないので呼び方とかが前に投下した
小説とは違います
次回は普通に甘い話を書くつもりです
小説の方>>
もうゲロ甘なの頼みますwwwwwww
697 :
小説の野郎ですww:2006/04/16(日) 06:29:55 ID:roglz3Fx
食アタリを起こしましたorz
数日後投下します。後は任せろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これから投下します。
>>563さん、挨拶遅れました。いいもの見せていただきました。
幸せになります・・よね、この二人wポリスやらスティングを聴きながら読ませていただきました。
自分がラブラブ路線以外の術を知らないので、とても楽しめました。
何か一日大変で・・重ね重ねスイマセン。では・・。
Who‘s that girl in love?
支度に帰宅した菜月はすこぶる機嫌が悪かった。それもそのはず、蒼太に擬態したプレシャス「ヴリル」によって腕に怪我を負わされた上に甘いものを食べ損ねてしまったのだ。
何よりミッションの後に遊園地へ行ったものの、さくらと一緒でなかった事が一番の不満だった。
他の皆のいう「ミッションに私情は挟まない」というルールは少しずつではあるが守っていたつもりだったし、しりとりで負けてしまった自分がいけない事は解っていた。
それでもさくらと一緒の時間を過ごしたかった。
イライラした菜月の心は、徐々にやり場のない寂しさへと変わっていく。
二つに括っていた髪を解き、服を乱雑に脱ぎ捨て、大きめのトレーナーとカーゴパンツに着替えた菜月はベッドに乗っかると、膝を抱えて俯いた。
腕の痛みもあってか、いつもの元気さからは程遠いマイナスの感情に支配された菜月の気持ちは、迷子になった子供のように愛しい人を求める。
さくらに逢いたい。
さくらの声を聞きたい。
さくらを抱き締めたい。
それでも連絡できない。
自分の寂しさをぶつけて鬱陶しがられるのが恐くなっていた。さくらが本当に自分のことを好きでいてくれるのかが不安になっていた。
何よりこんな事を考えること自体が『いつもの自分』ではないという事は充分に解っていながらそれでも苦しかった。
菜月の瞳に涙が溜まり始める。
「さくら・・今何してるのかなぁ・・。」
やがて部屋の静寂をかき消すようにアクセルラーが鳴りはじめた。
しかしその音はミッションや緊急事態を知らせる音ではなく、仲間からのもの。
「ふん・・真墨か蒼太さんでしょ。出ないもん・・」
ミッション以外に連絡してこない明石ではない事は分かった。
てっきり真墨のボヤキか蒼太からのデートの誘いだと思った菜月は膝を抱えたままやり過ごした。
やがて着信音が切れた後、アクセルラーから声が響き渡った。聞き慣れた声。その声に菜月は即座に顔を上げてその場から立ち上がった。
「なつき・・?どうしたんですか?なつき?」
心配そうなさくらからの声。菜月はアクセルラーに飛び付いた。
「今日はお疲れ様。大丈夫?」
「うん!なつきは元気だよ!」
目尻に付いた涙を拭いながら、菜月はさくらに応対した。その直後、さくらからの通信が切れるのと同時に部屋の扉が開く音が聞こえた。
「こんばんは」
「さくら〜〜!!」
さくらは笑顔で玄関に立っていた。その手には紙袋を携えている。大好きな人のちょっとしたサプライズ。菜月はさっきまで泣いていたのが嘘のように声を弾ませた。
「お土産のお菓子、なつき食べ損ねちゃったでしょ?ワッフル買ってきたの。一緒に食べましょう」
「早く上がって!」
菜月はニコニコしながらさくらの手を引っ張った。
部屋に招き入れられたさくらは、たくさんのぬいぐるみと雑貨に囲まれた菜月の部屋を見回した。
いかにも『女の子』然とした佇まいの部屋である。小さな頃から武道や茶道、華道を身につけてきたさくらにとってはまさに『未知の世界』である。
「可愛いですね。」
「ありがとう!褒められちゃった」
菜月は照れくさそうに頭を掻きながら笑った。さくらはそんな菜月をじっと見つめる。
「あっ、ワッフル!待ってね、コーヒー煎れたげるね」
「その前に・・なつき、腕を見せてください。」
さくらは台所に向かおうとした菜月を止めるように声をかけた。
さくらは微笑みながら見透かしたようにさらに口を開いた。
「腕・・痛いでしょ?なつき、今日のミッションが終わってからずっと手の使い方がおかしかったから」
そう言われた後、菜月はハッとしたような態度を見せる。
いつも菜月を見ているさくらは、痛がる様子やいつもと違う腕の使い方も見ていた。優しく傷の様子を問い掛けてくるさくらの思いやりにとても嬉しくなる。
言われるままに菜月はさくらに近付き、痛々しい痣のある腕を見せた。
「何でこんなに酷いのに言わなかったんですか!?」
「だって・・病院で痛いことされるの、ヤだったんだもん・・。」
さくらに問い詰められ、決まり悪そうにそう言った後、菜月は口をへの字に噤んだ。
普段は明るくてわがままな『強き冒険者』の弱さを受け止めたさくら。
それと同時に、素直な気持ちで自分を想ってくれている菜月への愛しさが涙と共に込み上げる。
しばらく黙った後、菜月を抱き締めながら耳元で口を開いた。涙声でおどけてみせる。
「大好きななつきと、一緒にあんみつを食べられなかったさくらも・・可哀相な女の子」
菜月はそんなさくらの一言に反応するように離れると、泣き腫らした眼でさくらを見つめた。
「何・・それ」
「なつきの口癖ですよ。」
二人は瞳に涙を滲ませたまま笑った。何故か可笑しくて、大声で笑い合う。
散々笑った後、さくらは菜月の頬に流れていた涙をそっと指で拭った。もうありきたりの言葉など必要なくなった二人。
瞳を閉じた菜月。さくらは胸を高鳴らせながら口付けをした。さくらを引き寄せながら倒れ込んでいく菜月。二人はきつく抱き合った。
さくらはゆっくりと舌を挿れていき、中で動かす。
不規則に上唇と下唇の裏に舌を動かした後、歯を舐める。
菜月もそれに応えるように舌をさくらの口中に挿し込む。緊張しているように舌を動かすさくらとは違い、荒っぽく舐め回す。
「抱いていいですか・・?」
舌を絡ませた後で唇を離した後、頬を赤くしたさくらは菜月の唇を指で触りながら言った。
育った環境のせいなのか、単純に恥ずかしいのか。古風な言い回しで誘うさくらに菜月はクスッと笑った。
ぬいぐるみだらけの部屋は、少しずつゆったりした、甘い、濃密な空気に支配されていく。
「なつきを抱いて・・」
さくらは菜月の一言に導かれるように頬と首筋にキスをする。トレーナーを脱がせようと手を掛けると、菜月は腕を上げた。何もまとっていない肌が露わになっていく。
首筋から鎖骨、乳房に舌を這わせていく。少し不器用な感じの舌の動きは、かえって菜月を興奮させていく。
「んっ・・んっぁ・・さく、ら・・」
乳首の周りにキスの雨を降らせた後で、愛しそうに突起を舌で転がす。声はさらに甘く大きくなっていく。
「きたない、よぉ、やだぁ・・」
「ううん。とってもいい匂い・・」
すでにシャワーを浴びていた菜月の身体。クンクンと鼻を鳴らしながら石鹸の匂いのする脇やおへそにも舌や唇をなぞらせ、カーゴパンツとパンティを脱がせていくと、菜月は足をスッと抜いた。
さくらは下腹部に顔を潜り込ませ、ソコへ舌を挿し込んで動かした。ピチャピチャと音を立てながら舌を抜き挿しすると、菜月は泣き出しそうになりながら歓喜の声を上げた。
「ひゃっ、ああん・・あっああ!・・手、握って、さくら・・さくらぁ・・!」
濡れたソコを愛撫しながら、菜月の指に自分の指を絡ませるさくら。太腿に付いた愛液さえも愛しそうに舐め取っていく。
身体を仰け反らせながら達した。
落ち着く間もなく、急くようにさくらを求める菜月。穿いているジーンズを下ろしていく。下着の上から指をねちっこく這わせた後で、剥ぎ取るように脱がせていった。
「さくらを抱いていい?」
「なつき、来て・・・・ください。私もう・・」
下を脱がせた後、さくらの着ているカッターシャツのボタンを外していく。
一つずつ外れていく程にさくらは胸を早鐘のように高鳴らせていった。
さくらの唇を唇で塞いだ菜月は、舌を動かしながらブラジャーを外し、双丘を揉みしだく。
ベッドにもたれたさくらのソコに、菜月はキスをする。
「あっ、あっん、はああ!・・んああっ、なつ・き・・ぃいっ」
前側を開いたカッターシャツを羽織り、ブラジャーが肩に掛かったままのさくら。
その名のように肌を染めながら長い髪を振り乱し、肩をはだけさせて声を上げた。
指でソコを広げながら内側にチロチロと舌を蠢かせた後で突起を何度も弾くと、吐き出すように愛液を滴らせていく。
「なつき、もう、もう・・んっ、んっくぅ・・」
さくらに絶頂が襲い掛かる寸前、菜月は顔を上げてさくらを見つめると身体を動かし、自分のソコをさくらのソコへと密着させるようにくっつけた。
ぐっしょりと潤ったソコをキスのように重ねあう。はじめて味わう感触は、二人の身体に電流のような衝撃を走らせた。
「あん、あん、あ・・なつき・・っ、やぁぁ、なつきぃ!!」
「熱いよ、さくら・・ぁ、あん」
突起を擦り合わせるように動かす。二人の淫らな声と、クチュクチュという卑猥な音が混ざりながら、燃えるように熱い汗ばんだ肌が重なる。
互いの名前を呼ぶことすら許さないほどの悦楽。それでも息が絶え絶えになりながら、菜月は泣きながらさくらに哀願するように言った。
「なつきだけ見て、なつきだけ・・見て・・」
さくらは愛の言葉ですら追いつかない程の自分の想いを伝えるように菜月に顔を近づけると、首筋に歯を立てた。
あられもない声を上げ、二人は昇り詰めていった。
さくらはワッフルを食べながら菜月を見ている。幸せそうな表情でワッフルにぱく付く菜月を見つめながら、それまで抱いていた不安のようなものが洗い流されていくのを感じた。
―もしも記憶が戻っても、いますぐこの場で記憶が戻っても、菜月を愛し続けよう。でも今は、この優しくて幸せな気持ちに浸ろう―
祈りを捧げるように目を閉じたその時、手に持ったワッフルが軽くなっているのに気付く。
目を開けると、そこにはクリームを顔に付け口を動かしている菜月の顔。
「食べないの〜?」「なつき!!」
やがてワッフルを平らげた二人。さくらはおもむろに腰を上げた。てっきり帰り仕度をするものだと思い込んだ菜月は少し淋しそうな表情を浮かべる。さくらは少し焦らすように黙ってから口を開いた。
「パジャマ貸してくれませんか?」
さくらは少しはにかみながら、表情を伺う。曇りかけた表情の菜月はすぐに嬉しさを一杯にしながらさくらに抱きついた。
「パジャマなんてないよ。今日は、なつきがパジャマとお布団になってあげるね」
You‘re the girl in Love!
fin
710 :
563:2006/04/16(日) 21:00:14 ID:VsBI0TNX
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
萌え死にましたwwwww
二人とも可愛いなぁおい
今回もGJ!!
711 :
あ・・orz:2006/04/17(月) 07:35:51 ID:EVJ/iFIn
お手数ですが
>>703と
>>704の間にコレを挟んでください。かなり大事な場面を忘れてた・・
菜月の着ているトレーナーの袖をまくって薬箱から湿布と包帯を取り出すと、さくらは慣れた手つきで手当てを施す。
傷ついた肌にさくらの掌が触れる。菜月はさくらの優しさや温もりを、ひんやりとした指先から感じ取る。それまで笑顔だった菜月の瞳に再び涙が溜まる。
自分の事をちゃんと見てくれていたさくらの存在。
「なつき・・痛かったの?ごめんなさい、大丈夫?」
「あ、あれ、・・痛くも、悲しくも・・ないの・・・・に・・」
さくらがそう言うのと同時に、菜月の頬に涙が伝う。やがてくしゃくしゃになりながら、滲んで映るさくらに抱きついた。
「なつきね・・・・なつき、さくらと一緒に・・遊園地行きたかったんだよ・・観覧車に乗りたかったんだよ、とっても・・寂しかった・・んだよ」
さくらの胸の中で菜月は子供のように嗚咽を繰り返しながら心情を吐露した。
712 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/17(月) 17:20:01 ID:UvSs/Ubo
「抱いて」って言い回しはエロイね。
マジデカもあったことだし
ほーか×うめこなんていうのも・・・ぐへへ
確かエロパロの戦隊シリーズの総合カプスレに少しだけあった気がする
でも緑×桃前提だが…
717 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/18(火) 07:24:47 ID:AiyPYIDi
それならいやです!
やはり緑はいらない子。未だに46話は許せない
そしてマジデカもなぁ…orz
はじめまして、小説を読みました。こんなスレあったなんて・・もっと早く気付けばよかったww
菜月の中の人はレズって噂があるらしいがどうなんだ?
近いうちに「中の人」の小説をひさしぶりに投下します。
ちょっと時間かかりますがどうぞ宜しく。
723 :
563:2006/04/20(木) 21:16:14 ID:6S6SJn4b
『…あっ、あの、菜月…』
『なぁにー、さくら?』
『え、あっ、その…』
『うん?』
『…今日の訓練の後、…わ、わたしの部屋に泊まりがけで来ませんか…?』
『うわぁ…っ、行く行くっ!絶対行くっ!』
明日、さくらと菜月は久しぶりに二人一緒に丸一日休暇を貰った。
緊急事態が無い限り、好きな事をして過ごす事が出来る。
さくらは菜月と二人の時間を過ごすには丁度良い機会だと考え、今日の訓練の後に
自分の部屋に泊まりがけで遊びに来ないかと誘ったのだ。
だが―
724 :
563:2006/04/20(木) 21:17:48 ID:6S6SJn4b
「むぅーっ」
さくらのパソコン越しに、菜月は膝小僧を抱えてむくれていた。
今日の訓練が終わると、菜月は服もそのままで、うきうき気分でさくらの部屋に直行した。
だが、さくらは少し気になる事があると言って、部屋のミニテーブルの上にノートパソコンを置き、
先ほどから、パソコンとにらめっこをしている。
自分から誘っておいてそれはないんじゃないかと菜月は思ったが、何事に対しても後回しにしないで、
直ぐに片付けてしまうのはさくらの良い所だとも思っているので、作業が終わるまで大人しく待っているつもりだった。
だが中々パソコンから目を離そうとしない。
「さくらぁ、まだ終わらないの〜?」
菜月はついにぼやき始めた。
そして、忌々しくパソコンを見つめる。
せっかくの二人っきりなのに、それを邪魔する機械の箱が憎たらしい。
725 :
563:2006/04/20(木) 21:21:01 ID:6S6SJn4b
菜月が声をかけると、さくらはようやく顔を上げた。
だが急に慌てて、すぐに下を向いた。
「な…菜月っ、下着、見えてます…」
菜月のスカートはとても短い。
その格好で体育座りなんかをしていたらどうしても見えてしまう。
顔をほんのり赤くし、恥ずかしそうに呟くと、またすぐにパソコンに向かった。
下着が見えているのは菜月の方なのに、さくらの方が恥ずかしがっていたのがおかしくて、
菜月はくすくす笑った。
「菜月、さくらにならパンツ見られてもいいよ〜」
「うっ…、な、何、馬鹿な事言ってるんですかっ!もう…」
さくらは先程より更に顔を赤くし、声は上擦っていた。
菜月はこういった事を普通に言うからたまらない。
無理矢理にパソコンの画面に集中しようとした。
菜月はニコニコとさくらを見つめる。そんなさくらの反応が面白くて仕方ない。
少々長い間待たせている仕返しにもう少し困らせたくなった。
726 :
563:2006/04/20(木) 21:24:39 ID:6S6SJn4b
菜月はゆっくりと立ち上がり、さくらの背後にそっと回りこんで、膝を着くと、いきなり抱きすくめた。
わざと胸がしっかり当たるように少し強い力でぎゅっと寄り添う。
「ねぇ〜さくらぁ、まだ終わんないのー?つまんないよぉ〜」
菜月は甘えた声で耳元で囁き、さくらの顔を横目で伺う。
さくらは今の状況にしどろもどろになっている。
他人に触れる事に対しての緊張と恥ずかしさで、頬の色がますます紅く染まる。
この状況をどうしたら良いか思考を巡らせているようだ。
「さくら、かわいい〜」
菜月はまた耳元でくすくすと笑った。
「ぁ・・・菜月ももう子供じゃないんですから、そんなにくっつかないで下さいっ…」
あまりの緊張と恥ずかしさでさくらは少々ずれている発言をした。
727 :
563:2006/04/20(木) 21:33:49 ID:6S6SJn4b
胸の鼓動が菜月に聴こえてしまいそうなほど早く、大きくなっていくように感じる。
自分の表情を見られる事が恥ずかしくなり、うつ向き、顔を隠した。
「菜月、もう子供じゃないもーん」
菜月は冗談で軽く膨れて見せる。
さくらの恥らう姿を見て、菜月は胸の高まりが止められなくなる。
そして、急に立ち上がった。
「よいしょっと」
いきなり菜月は軽々とさくらを抱き抱えた。
俗に言うお姫様だっこというやつだ。
菜月は華奢な体をしているが、思いのほか力がある。
「ちょっ…菜月っ!」
顔がとても近い。
さくらは菜月の腕の中でじたばたした。
だが、そう簡単にはびくともしない。
菜月の茶色の綺麗な瞳がいたずらっぽく輝く。
「えへへ・・・あのさ、菜月とオトナなコト…しよ?」
菜月はさくらを抱き抱えたままさくらのベッドになだれ込んだ。
728 :
563:2006/04/20(木) 21:35:51 ID:6S6SJn4b
とりあえずここまでです
甘甘なのを目指します(`・ω・´)
wktk
730 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/21(金) 00:21:12 ID:iHvLLuu5
うはwwwwwww
菜月の無邪気攻めイイ
お!
流石、強き冒険者だなw
733 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/22(土) 21:40:05 ID:Ibbs4+H4
続きが激しく気になる!!
734 :
563:2006/04/23(日) 09:32:47 ID:ba7Qp/ov
さくらの上に菜月は覆い被さった。
「痛・・・ちょっと菜月、何馬鹿な事言っ…」
菜月はさくらの唇を自分の唇で塞いだ。
「さくらが悪いんだよ…そんな可愛い顔するから・・・」
さくらの柔らかい唇をゆっくりと人指し指でなぞる。
「…それに、寂しかったんだからね、すっごくっ!」
菜月は思いきり抱きつき、さくらの胸に顔を埋めた。
さくらは菜月の頭にそっと触れる。
自分から誘ったのにこんな事になってしまったのを心から申し訳無く思った。
「本当にごめんなさい…。ずっと待たせてしまって。
つい、夢中になってしまいました・・・もう止めますね!」
さくらは菜月の様子を伺う様に優しく声をかける。
「あっ、何か飲み物飲みますか?用意しますね。」
そう言って、さくらは菜月を起き上がらせ、自分もベッドから降りようとした。
「・・・・」
「菜月?」
何だか意味深げな笑みを浮かべ、菜月はさくらの顔をずっと見つめている。
「ううん、飲み物はいらない・・・さくらが欲しい!」
「ばっ、馬鹿…っんっ・・・」
735 :
563:2006/04/23(日) 09:35:10 ID:ba7Qp/ov
菜月は強引に口付けると、舌をこじ入れた
。口内を舌が荒っぽく這い回し、舌を絡める。
途切れ途切れに苦しげな息が漏れる。
しばらく経ち、菜月は思う存分感触を楽しんで満足すると、ようやく唇を離した。
「…あははっ、知ってる?馬鹿って言った人のほうが馬鹿なんだよぉ〜」
さくらはそんな事を菜月に指摘され、かなり癪だったが、これ以上何か言えばきっと菜月の思うツボだろう。
いつもの自分なら何も言わず、上手く交していただろうが、今日は違った。
「…あ、あなたにそんな事言われたくないです!」
「えーっ、ひどーい!」
自分のペースがどんどん乱されていくのが分かる。けれど、それが不思議と不快で無かった。
そんな自分が何だかおかしくて、少し笑ってしまう。
「どうしたの、さくらぁ?」
菜月は不思議そうに尋ねた。
「…いいえ、何でもないです」
さくらは菜月の頬に手を沿え、微笑んだ。
他の人には無器用な笑みに見えたかもしれないが、菜月には言葉に出来ないほど、
とても美しく見えた。
「……菜月となら、しても…いいで…す」
本当に小さい声でさくらは自分の気持ちを伝えると、菜月の唇にほんの一瞬口付けた。
だが、そんな事をした自分に酷く恥ずかしくなり、直ぐにそっぽを向いてしまった。
瞳は潤み、頬は紅潮していて、いつもと違う匂い立つ様な色気が漂う。
菜月は思わず息を飲んだ。
さくらの言葉、行動の全てが愛しくなり、幸せな気持ちで一杯になる。
736 :
563:2006/04/23(日) 09:36:58 ID:ba7Qp/ov
「さくら、大好き!」
「んんっ…痛いです・・菜月・・・」
菜月はさくらを思い切り抱き締めた。
さくらはあまりの力の強さに顔をしかめる。
「ごめんね、すっごく嬉しくって」
そう言うと、菜月はさくらのジャケットのジッパーに手をかけた。
少しずつ服を脱がせていく。しかし、ブラジャーのホックがなかなか外せない。
「……もう…いつまで恥ずかしい思いをさせるんですか・・・」
さくらは自分でホックを外した。
華奢な身体だが豊かな乳房が露になる。さくらはぎゅっと目を瞑った。
菜月は乳房を優しく揉みしだく。
そして、唇が乳首を包み、舌先でじっくりとなぞった。
途中で吸い上げ、甘噛みをする。
体はそれに応じて反応し、乳首は隆起する。
「んん…っやあ…っ…あぅ」
さくらの吐息は荒くなり、いつもと違う声を漏らし始めた。
菜月の手はさくらの上半身の様々な部位を這い回る。
さくらは様々な部位を触れられる度に敏感に反応した。
身体中の血液が炭酸水の様にしゅわしゅわと音をたて、弾けていく感覚に陥る。
さくらの肌はその名の通りにほんのりと桃色に染まっていく。
小説のモンです。
>>563さん、すばらしい!!
ヒロインMAX買います。で、菜月とさくら描きます。ホッペタにキスしてるとこでも描いてみますww
738 :
563:2006/04/23(日) 09:38:31 ID:ba7Qp/ov
菜月は手だけではなく、唇も様々な所に這い回した。
「あふぅ…はぁっ、んん……あっ…いゃ」
身体中を快感が駆け抜ける。さくらは手で顔を覆い、表情と声を隠そうとする。
こんなに乱れた自分を見られるのは戸惑いがあった。
「菜月、さくらの全部が見たいなぁ…。隠しちゃ駄目だよぉ・・・」
舌ったらずな甘えた声で囁くと、さくらの手を片方取り、自分の指を絡めた。
そして、余っている片方の手をさくらのスカートの中に滑り込ませた。
「ひあぅっ!なつきぃ…」
さくらは嫌々と首を振った。瞳からは涙が溢れる。
菜月はさくらの涙を唇で拭った。
その間も菜月の手はさくらの下着の上から一番敏感な突起を上下に撫でた。
「んんぅ!いや…あッ…」
さくらの下着はもうじっとりと濡れている。
「さくら、気持ちい?もっと気持ち良くしてあげる…」
739 :
563:2006/04/23(日) 09:42:53 ID:ba7Qp/ov
菜月は下着の隙間から直にさくらの秘部に触れた。
溢れ出る泉にから、熱い蜜をすくい取ると、人指し指と中指で小さな突起を挟みこみ、優しく動かした。
「ひぁん…うっく‥ぁああん……あぅ」
指を動かす度、首を左右に振り乱し、切なげに声を漏らす。髪がさらさらとシーツの上に広がる。
その様子はとても扇情的で、菜月の心臓は破裂しそうなほど鼓動を早めた。
「さくら……入れるね」
「なつ・・・きっ、ああッ、は…んぅぅ」
菜月は人指し指と中指を泉の奥深くに沈み込ませた。ぐちゃぐちゃと卑猥な音が部屋中に
響きわたるほど、激しく抜き指ししつつ、かき回し、親指で突起を刺激した。
さくらは全てをさらけ出し、快感の海に溺れていく。
菜月の指はますますさくらを追い立てた。
「あっ、あぅぅ…なつ、きぃっ・・・もう、だめぇッ…」
菜月はさくらに口づけ、舌を挿し込み、強引に絡めた。吐息が更に乱れ、さくらの声がくぐもる。
「はうんぅ、んんん…ふうっ、ぅうんっ、ん――ッ!」
さくらの意識はふっと遠退いた――。
740 :
563:2006/04/23(日) 09:48:29 ID:ba7Qp/ov
「もう……菜月はやっぱり子供です」
さくらは先程からずっとうつ伏せ、顔を塞いでいる。
セックスの後に膨大な恥ずかしさが襲っているようだ。
先程からずっと顔を上げない。
菜月はベットに腰掛けてさくらの背中を見つめていた。
「菜月、子供でいいもーん。
ずうっと、さくらを独り占めしたいもん・・・。
真墨と蒼太さんとチーフになんかにあげないんだから〜」
「………」
さくらは怪訝な顔をし、菜月を見た。
「何故、そこに真墨君と蒼太君とチーフが出て来るんです?」
さくらは本当に理解出来ないという表情をしている。
「……さくら、鈍いよぉ・・・」
菜月は大きな瞳をぱちくりさせた。
「だっ、だって理解出来ません!菜月ならともかく、私は可愛くないですし…。
何故、あの三人とその様な関係になるのか・・・」
さくらは当たり前の様に話している。
さくらは自分自身の事についてはかなり鈍感だった。
自分の容姿が他の大勢の人間よりも秀でている事に気付いていないのだろう。
それでもって、並大抵の事は何でも出来てしまい、女らしい一面をも合わせ持つ。
そんな彼女を世の中の男性が放っておく訳が無い。生真面目過ぎるのが玉に瑕だが。
741 :
563:2006/04/23(日) 09:57:36 ID:ba7Qp/ov
「・・・さくらの方がお子様だよぉ。もう…」
菜月はため息をつく。
「さくらのあんな可愛いところ見たらみんなメロメロだよ〜」
先程の事を思い出し、一人にやけた。
「さくらがあんな可愛い声出したり、あんな可愛い顔したり……
えっ、ちょっ…うわぁッ!何するのぉ〜さくらぁ・・・」
さくらは思い切り菜月に枕を投げつけた。
顔は耳まで真っ赤になり、綺麗に整った眉をこれでもかとしかめている。
「っ…もう知りませんっっ!菜月なんか大っ嫌いです!!」
「そ、そんなぁー!ひどいよさくらぁ〜」
菜月はさくらに泣き付く。
「酷いのはどっちですかっ!!」
菜月は怒ったさくらにしばらく口を聞いてもらえなくなり、
好物の甘い物を大量に貢いで、ようやく機嫌を直してもらった――。
end
742 :
563:2006/04/23(日) 11:12:00 ID:ba7Qp/ov
遅くなりましたが菜月×さくらです
甘め・・・のつもり(´・ω・`)
タイトルをつけるなら「Love Communiction」と言ったところ…
今までのタイトルは投下した順に「Hug」「The Lady Meet A Girl」
「I've Got You Under My Skin」「Speak Low」です
二つほどJAZZのタイトルから拝借しています
>>小説の方
中の人の小説も菜月とさくらの絵もwktk!!
「ネバー・チェンジ」
グツグツと鍋の煮える音といい匂いが部屋中にしている。
デカレンジャーのファイナルツアー初日を数日後に控えたこの日、美香とあゆ美はひさしぶりに『二人だけの甘い時間』を楽しんでいた。
材料を切って放り込むだけの鍋物。それでも一手間かけたかったあゆ美は魚のすり身でつみれを拵えた。
あゆ美は長い髪を後ろに束ねている。ただそれだけなのにいつもと違って見えるのか、それとも久しぶりのお泊りだからなのか、美香は少しドキドキしていた。
そしてもう一つの、『よく解らない感情』が美香を支配している。
この数日間抱えている感情だったが、それが何なのかは解らないでいた。
「ピーマン入ってないよね?」
複雑な胸の高鳴りを抑えようとするように美香は言った。
食事が終わり、後片付けを後回しにした二人は部屋の壁にもたれるように座り込んで話をしている。
他愛もない話から突然、それまで膝を抱えていた美香は胡座をかき、ポツリと口を開いた。
「一年間やってきた皆と、これで離れ離れになっちゃうのかな、って、思ったら・・」
美香はそう言いながら、自分自身を支配していた『よく解らない感情』の正体に気付くのが解った。
ゆっくりと目を閉じる。皆の顔がチラついては消えていく。
龍二の顔。
剛の顔。
陽祐の顔。
友一の顔。
そしてあゆ美。
不意に目の前のあゆ美の顔を見るのが怖くなった美香は、顔を背けるようにした。
―淋しいんだ、私。皆と離れるのが、恐いんだ―
小さな声でそう呟くと、美香はそのまま肩を震わせた。
あゆ美の目には後姿しか目に入っていないものの、悲しそうに泣く美香の顔が容易に想像できた。
あゆ美は何も言わなかった。背を向けた美香の背中を抱き締めると、自分の顎を泣きじゃくる美香の肩に乗せた。
ただ時間だけが過ぎていく。
美香の肩の震えを、寂しさを、自分自身に乗り移らせるように抱き締め続けた。
「泣き止んだ?」
すすり泣く声と、肩の震えが止んだのを確認したあゆ美は耳元で囁く。
あゆ美は泣き止んで自分の方を向いた美香に、少し強引に重なるように倒れこんでいった。
倒れこみながら美香の顔に落ちる、あゆ美の涙。
「泣き虫移っちゃったよ・・・・バカ・・」
自分も同じ気持ちだった。
皆と離れる寂しさや悲しさに向き合うのが恐かった。
そんな心を悟られるのが恐かった。
全てを許した美香にも悟られるのが恐かった。
逃げるように明るく振る舞っていた自分の気持ちに気付いていく。
それでも強がりなのか、泣きながら笑顔を見せ続けた。
やがて笑い顔は消え、唇を噛み締めて悲しみに咽びはじめる。
「泣かないで、お願い・・」
あゆ美を引き寄せるように抱き締めると、美香は唇であゆ美の涙を拭い取っていった。
しばらく見詰め合ったあと、音も立てずに触れ合っていく唇。
涙の味のキスを何度も交わした後、深く口付けて舌を絡め合わせる。
唇を離して服を脱いだ二人は、まるでお互いの気持ちに向き合うように身体を求め合った。
口付けながら互いの全身に指と舌を這わせていく。
唇の温度。
舌の温度。
指の温度。
肌の温度。
泣きながら何度も名前を呼び合い、全てを感じあうように求め合っていった。
「変わらないよね・・」
美香がうわ言のようにそう口にした後、あゆ美は頷く。
やがて二人は飲み込まれていった。
二人は夜の公園を散歩している。犬を散歩させている老夫婦や空手の胴着姿でランニングをしている人、ストリートミュージシャンに混ざり、春風には程遠い冷たい夜風に当たりながら歩いた。
「はい」
道すがらに立ち寄ったコンビニで買った缶コーヒーの一つを、美香はあゆ美にポンと投げ渡した。手近なベンチに座ると、あゆ美は熱いコーヒーの入っている缶を自分の頬に当てながら、言葉を選ぶように何かを考えていた。
「あのね」
「うん・・」
こういう状況ならいつもは答えを急かす美香だが、あゆ美の言葉を待つようにぼんやりと虚空を見つめている。その表情は穏やかだ。
「リュウジ君や、剛、陽祐、友一と離れ離れになっても、変わっても、私たちはね・・」
自分の想いを込めるようにあゆ美は美香の手を握り締める。
二人は一度だけ深呼吸をした。
「絶対に変わらないよ」
『ツインカムエンジェル』のようにピッタリと、息を合わせたように口を開いた。見事な「ハモリっぷり」に、真剣な表情だった二人は目を丸くして見詰め合う。
「考えてたこと、同じだったね」
「うん、アハハハ!!」
二人は顔を見合わせて嬉しそうに笑った。
―寂しい気持ちは、変わらない。でも二人なら乗り越えていける―
そう心に言い聞かせた。
748 :
オチが・・w:2006/04/23(日) 12:09:12 ID:JOsS+ZJl
少し向こうでギターをかき鳴らしていたストリートミュージシャンは、甘い愛の歌を歌い始める。
ひんやりとした冷たい空気と夜の静寂の中に、わずかに草木の匂いのする風が二人を包み込む。
「あゆ美ちゃん・・」
美香は導かれるように目を閉じると、あゆ美に顔を近づけた。
「ダメだよ!」
あゆ美は笑いながらそう言った後、人差し指で自分の指を触り、その指を美香の唇にあてがった。
「何で?」
「誰か見てたら困るよ!」
間接キスに気勢を削がれたような気分の美香は、白い息を吐きながら拗ねたように言った。
あゆ美はニッと笑いながら美香の缶コーヒーのタブを開けた後、自分の缶コーヒーを開けた。
街路樹がざわめく歩道を通って帰る途中、今度は美香があゆ美に笑顔で問う。
「ねえ」
「なあに?」
「『誘い受け』って、何?」
爆弾のような美香の言動。一瞬ではあるがあゆ美は静まり返り、引きつったような表情を作った。
「ねぇ何?どういう意味なの、ねぇ?」
「・・帰ってから教えてあげる。明日オフだし・・」
顔を赤くして笑いながら、あゆ美は美香の手を引っ張り、雑踏へと紛れていった。
fin
小説のモンです・・
>>563さん、萌え殺すつもりですか?え?え?え?ww
かわいい、さくら姐さんかわいい(*´д`)多分ヤキモチ焼きだねこりゃww
ジャズのタイトルが付いてるから、凄くお洒落ですね。
今回の話は久しぶりの「中の人」ですが、時間感覚がかなりズレてる上に何か・・
タイトルの「ネバー・チェンジ」は意味ないですが、これ書いてるときに聴いてたのがポリスというロックグループの「見つめていたい」という曲です。
750 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/23(日) 17:54:52 ID:CupDGCg1
GJなものをありがとう!
これでまた明日からガンバれるお
ここの書き手さん達はサイトとかはやってるのかな?
戦隊百合好きって、意外とモーニング娘。ファンが多いんだよね。
確かに多いかもね
。(ノリノ)))。
lミノ人ヽ ) ((・ヮ・*b ^)
ノ q ゚ ー゚ノ /<y>ヽ⌒i
( //<y>ヽ : 日 |ロ|
/ 」 - |/ ̄ ̄ ̄ ̄/ .| |
__(_ニつ/ 百合 /__.|__|__
\/____/ (u ⊃
好きなカップリングアンケートスレに菜月×さくらが・・・
757 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/25(火) 04:19:52 ID:DCWvPzy7
>>756 ツインカムもあった
ここのスレの住人が書いたんだろうな
しかしお前らホントにツインカムと菜月×さくら好きだな・・・
まぁ俺もだがwwww
>>757 ななな何を今さらww
しかしこのスレがこんなに伸びるなんて誰が想像しとっただろうか、なぁ。
759 :
563:2006/04/25(火) 08:45:07 ID:vYp7Virl
>小説の方
キタコレwwwwww
この二人って妙にリアリティがあるよなぁ
ウメコの中の人なんか特に(*´д`*)こんな事を実際にしてたらますますファン
になりますって!!
実はマジレンの方の小説もこっそり期待( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)
自分はサイトはやってないです。そのうち作ろうかと思っていますが…
昔から百合は好きだけどモー娘。のファンではないです
760 :
563:2006/04/25(火) 09:06:55 ID:vYp7Virl
>754の次の展開・・・
すいません。ちょっとやってみたかっただけですwwwwww
r===================
.|| ギシギシ・・・
___________||r――――――――――
..||\r──―/⌒⌒⌒\ヾ─
/ ̄ ̄ ̄ ̄/ .||\ ::::::::::::::::ノ / ヾ
___ _/ 百合 / ..|| \ ::::::::::::::: / / ヾ
|\ \/____/\....|| \ :::::::::::: 〃 なつき… やめなさ…っ…あっ
/\\. \ .\ ::::::::::::::::::::::ノ 〃
/ \| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| \\:::::::::::::::::::
\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ \.\::::::::::::: さくら、かわいい…
\ /. \
(__________ン
761 :
小説のモン:2006/04/25(火) 11:52:03 ID:d9TnGPL8
>>760こと563さん
えうxmうぇfxる、うぇtぇいお。szwqぽえ。ぜwqprz・れq
壊れる壊れるww
>>760 なんだろう、これ・・百合や特撮とは関係ないけど「釣りバカ日誌」の合体を思い出したww
ほのぼの過ぎて何かもう・・ww
>>762 うはwwwww釣りバカかよwwwww
だがなんかイイ!!
私用終了後、マジレンジャー小説を手直しして投下します。前に書いた未うp物の手直しです。
麗×芳香で、深雪さんが居なくなってまヒカルが出てこない時期の話。強引に引っ付けます。
まだ手直ししてないですorzGW前ぐらいには投下出来るかと・・皆さんすいません。
765 :
563:2006/04/26(水) 12:56:22 ID:Jb50QAIP
いつも楽しませてもらってるよ
| | ソ〜〜
| |∧_∧ >>小説のモンさん
>>563さん
|_|´・ω・`) どぞ〜。
|萌| o ヽコト
| ̄|―u' 旦~旦~
766 :
563:2006/04/26(水) 12:59:32 ID:Jb50QAIP
すいません。自分まで入れてしまいました。
申し訳ありません。
しばらく書き込むのをやめます。
今までずっとお二方の小説を読ませてもらってた。
>>563 確かにジエンはよくない。反省すべきだと思う。
でもこのスレは書き手が少ないしこれでいろいろな作品が読めなくなるのは個人的には非常に残念だ
。
せっかくここまでスレが伸びたんだし
もし
>>563に反省する気あるならまたここでさらに萌える作品を書いて欲しい。
長文スマソ
>>766 罰として絵でもSSでもよいので久々にジャスウメを書きなさい
小説のモンです。
>>563さん、自分もマジカルシスターズの後にツインカム書きますから、競いませんか。
書き手様が増えて嬉しかったので、どうか戻ってきてください。
「小説のモン」と「
>>563様」は別人です、念の為。
771 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/26(水) 23:13:50 ID:Re1Hx4eH
>>563 全然気にしてなぃッスからどんどん投下してください。
このスレがこれだけ萌えあがった功労者の1人なんですから。
ここのスレの奴ホントみんないい奴らだな
>>563よ…ここは是非ジャスウメ書いて名誉挽回しろよ
773 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/27(木) 01:38:42 ID:O95xIyW6
>>563いつも楽しく読ませていただいてる者です。
気持ちの整理が落ち着いて、書きたくなったら戻ってきてください。あんまり考えすぎて落ち込まないで下さいね。
wktkして待ってます!!
774 :
563:2006/04/28(金) 15:14:52 ID:M/TKHk+i
皆さん本当にすいませんでした。
皆さんの温かい書き込みを見て思わず泣きそうになりました。
本当に感謝しています。
これから良い作品が書けるよう、一層努力したいと思います。
実は自分はジャスウメは書いた事がないのでどのようになるかわかりませんが
GW中には投下したいと思います。
>小説の方さん
競えるような作品を書けるかどうかわかりませんが、どうかよろしくお願いします。
>774
もっと気楽にやろうぜ。
これからマジカルシスターズの話を投下します。手直しして強引にくっつけましたw
ではどうぞ。
魔法のくすり
「もう、魁ったらまたこんな本隠して!!」
麗はいつものように兄弟たちの部屋の掃除をしていた。母である深雪が生死不明になってからは、小津家は長男である薪人と次女の麗が母親代わりを勤めている。
生来お節介焼きの麗はボヤキながらも、こうして兄や姉、弟の世話を焼く事を内心とても嬉しくもあり、喜んでいた。その表情もどこかしら幸せそうだ。
「さてと・・今度は芳香ちゃんの部屋ね。」
次男の翼、三男の魁の部屋を掃除し終わった麗は腕まくりをしながら、掃除機とハタキを携えて芳香の部屋の扉を開けた。
長女の芳香の部屋は、年頃の女性らしからぬ部屋である。モデルらしくたくさんの洋服や化粧、香水に囲まれてはいるのだが乱雑に散乱されている。
もっと悪く言えば整理整頓のされていない部屋である。
「芳香ちゃんてば・・綺麗だし可愛いんだから部屋もキレイにすればいいのに・・あれ?」
そう言いながら脱ぎ散らかされた衣服を片付けていた麗は、見慣れない香水のような液体が入った瓶が机の上に置かれてあるのに気付いた。
いつも芳香の部屋を掃除しているので、衣服や香水の類はだいたい把握してあるつもりだった。
「何だろ。これ・・」
いつもなら他人の物、例えそれが兄弟の物でも勝手に開けるようなことはしないのだが、瓶に入った淡い紫色の液体は普段『化粧』や『香水』といった物に疎い麗の興味を引くには充分過ぎるものだった。
罪悪感と好奇心が、麗を支配していく。
沈黙の中、麗は祈るように目を瞑った。
『芳香ちゃん、ごめん・・』
心の中でそう言った後、コルクで封をされた瓶を麗はゆっくりと開けた。
蓋を開けた麗は、瓶の口に鼻を近づけて匂いを嗅いだ。
その途端、立ち眩みを覚える。軽めの眩暈は次第に大きくなり、麗の視界がぐるぐると回りはじめ、微かな快感も味わう。
早鐘のように鼓動は高鳴っていき、快感は次第に大きくなっていく。自我を保てなくなっていった。抗おうとすればする程、全身が熱くなる。
「なによ、これ、ぇ・・ん・・ッ・・・・」
味わった事の無い、襲い掛かる『何か』に耐えられなくなった麗はその場にくず折れるように倒れ伏していった。
「た〜〜〜だいま〜〜!!」
仕事を終え、声を弾ませながら急くように自宅に帰宅した。モデルの仕事をしている芳香は気が向いた時にだけ美貌を活かしている。
そして自分の色眼鏡に適うお気に入りの男性を見つけた時にのみ、次男の翼に頼み込んで『媚薬』を調合してもらっていた。
今日はその完成の日だった。
「芳香ちゃん、今日は負けられないんだから!!」
そう言いながら歩を弾ませ、自室へと足を運んでいった。
自室の扉を開けると、倒れた麗の身体が芳香の眼前に飛び込んできた。
「ちょっ・・麗ちゃん?うららちゃん!!」
芳香は血相を変え、倒れている麗を助け起こす。いつも兄弟の世話をしている麗。
てっきり心労が祟って倒れてしまったと思い込んだ芳香は慌てるように麗の名前を呼んだ。
「麗ちゃんが死んじゃうよ、お兄ちゃんか翼ちゃんか魁ちゃん呼ばないと!!」
泣きそうになりながら芳香は自室の扉を開けようとしたが、扉は閉まっている。閉まっているのではなく、施錠をしたように固く閉じてしまっている。
「だめだよ。カギ閉めちゃったもん。」
倒れ伏していたはずの麗はいつの間にか立ち上がり、マージフォンを手にしていた。しかしその表情は虚ろで、どこか妖しい感じすらしている。
「麗ちゃん!気が付いたんだね、良かったぁ」
嬉しさと安堵のあまり、麗に飛びつくように抱きついた瞬間、芳香は嗅ぎ慣れた『甘い匂い』を感じた。嫌な予感が頭を過る。
「麗・・・・ちゃん?」
麗は自分の名前を呼ばれるのと同時に芳香の首に両腕を強く巻き付け、唇を唇で塞ぎ、ねちっこく舌を挿していった。
「んっ、んーっ、んっぅ・・」
麗を振り解くように嫌がっていた芳香。しかし麗が唇や頬の裏、歯や歯茎をゆっくりと舐めていくと次第に身体の力は抜けていった。
長い口付けの後、麗は糸を引かせながら唇を離した。
「やだよぉ・・麗ちゃん、何で?何でこんなことするの?」
実の妹に突然キスをされた芳香は涙ぐみ、嗚咽を堪えるように口元を押えた。
「芳香ちゃん、好きよ・・私、芳香ちゃんを初めての人にしたいの」
麗は芳香の頬に伝う涙を舐め取ると、泣き出しそうな表情で甘ったるく囁いた。『媚薬』がさせている事なのか、麗の本心なのか。混乱している芳香は分からなくなっていた。
麗は再び瓶を手にすると、中に入っている紫色の液体を口に含んで芳香に口移しで飲ませた。
「だ、め・・・・んっ」
拒絶の言葉を漏らす芳香の喉の奥に溶けそうに甘い液体が通っていくと、徐々に淫らな気持ちを起こさせていく。薬の効いていった芳香は激しく舌を動かし、ピチャピチャと音を立ててキスをした。
口付けたまま、麗は芳香に身体を預けるように重なっていく。
「本当に、芳香ちゃんでいいの・・・・?」
「芳香ちゃんにあげるね、全部あげる・・待ってたんだよ」
麗は芳香の問いに答えた後、首筋にキスをし、顎の下に舌を這わせていった。抱かれながら芳香の中で『兄弟』『同性』という壁が、音を立てて崩れていく。
愛撫の中、芳香はゆっくりと服を脱いでいった。少しずつ肌を晒していくと、露わになった胸に顔を埋めていった。立ち上がった乳首の回りにしゃぶり付いていくと、総毛立っていく。
「あっ、ひゃあああぁ・・ああん」
短めのスカートを脱がせた麗は、パンティの上から濡れた部分に指を動かしていく。布越しにじっとりと湿ったソコに愛撫をしながら胸の突起に唇で挟むように噛み付いた。
「うららちゃ・・ああっ!!・・やぁぁ、ぅうぁぁ」
指の動きを激しくしながら麗は芳香の上半身を舐め回した。何かの生き物が蠢くように、這いまわらせていく。妹に身体を許していくことの背徳的な快感に、芳香の心身は打ち震えていく。
「だめだよ、もう許して」
「芳香ちゃん・・まだイっちゃだめだよ。」
そう言った麗は、芳香の下着を剥ぎ取ると自身も服を脱いでいった。
スラリとした身体ではない、適度に肉感的な裸身。服を脱ぐ麗の様子を見ていた芳香は異様な高揚感に支配される。
胸の高鳴りを覚え、敏感な部分がさらに濡れていくのが分かった。
全てを脱ぎ捨ててしまった二人。麗は自身の濡れた部分を芳香の顔に向けるようにお尻を突き出して被さり、芳香の下腹に顔を持っていった。
「ねぇ、一緒に・・・・ね?」
ソコはもうすでに愛液で潤っており、太腿にまで滴っている。麗は何かをねだるような表情で妖しい笑みを浮かべ、芳香の口に秘部を押し付けるように腰を落としていった。
「んっあ・・あっああぁぁぁ」
芳香が愛液を舐め取るように舌を動かすと、身体を仰け反らせながら声を上げた。
指で広げながら秘肉をしゃぶり、突起を人差し指と中指で摘むとさらに声は大きくなる。
麗もまた芳香のソコにキスをする。内側に指を差し込んで、大きくなった突起を口に含んで吸い上げた。
「麗ちゃん、気持ちいい?ねぇ、うららちゃん・・あっ!」
「何かくるよ、ほうかちゃ、ん・・あはぁぁん、あっ、あぁぁ・・ッ!」
達した直後、麗の頭はモヤがかかったようになった。薬の匂いを嗅いだ時と同じような感覚を感じ、少し昏倒した後ですぐに意識を取り戻した。
「麗ちゃん!・・ねぇ、大丈夫?しっかりして」
「芳香ちゃん・・?」
「麗ちゃん、本当に元に戻ったんだね!」
それまで妖しかった表情と瞳の色は元に戻っていた。安堵と疲労を感じた麗はわずかに微笑み、芳香に寄り掛かるように倒れていった。
芳香は正気を取り戻した麗を寝かせ、慣れない手つきで介抱していた。
本来なら薪人の手を借りたい所だが、こんな出来事を他の兄弟達に話すわけにもいかず、「過労で倒れた」という事にした。
麗は薬の副作用で熱を持った赤い顔で姉を見ながら言った。
「芳香ちゃん、ごめんね。大事なものだったのに・・。」
「麗ちゃんは悪くないよ!!悪いのは芳香ちゃんだもん。」
芳香は麗の額に氷嚢をあてがいながら申し訳なさそうに言った。
「でもね、正直な気持ちになれたのかな・・・・私。」
麗はさらに続ける。
「あのね・・前にお母さんがね、『本当に大切な人はずっと近くにいる』って言ってたんだ。これからどうなるのか分からないけど、今のね、今の私にとって大切な人は・・・・」
赤く染まった顔のまま、布団で顔の半分を隠しながら言った。芳香も徐々に麗と煮たような表情になってゆく。
兄弟の愛情とは違う感情。瞳を潤ませる目の前の妹をたまらなく愛しく感じる。
「でも、初めては男の人に取っとくモンだヨ!!」
芳香はVサインを作っていつものポーズを取ってウインクした後、麗の被っていた布団を取り、お互いの唇を重ねようとした。
「麗姉、お粥とカボチャの煮物持ってき・・オイ、何やってんだよ!!!!」
ノックもしないで入ってきたのは魁だった。氷のような冷たい空気。
「ちょっ・・魁のバカ!!何でノックもしないで入って来るのよ?大体あの本・・」
「ああ〜〜、魁ちゃん有り難う!お粥持ってきてくれたんだね!熱測ってたんだよ」
ベッドから起き上がり恫喝しようとする麗の口を手で塞ぎながら芳香はその場を取り繕った。
「芳姉、チイ兄が用事あるからって・・」
「だめっ!芳香ちゃんは私のものなの!!」
fin
>>563さん
書き込みを見て安心しました。マジカルシスターズどうぞ。
786 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/29(土) 16:35:09 ID:2nk9kNc5
積極的な麗に萌えた!!
何故に社員となんかと結婚してしまったんだ…orz
近親百合でもイイじゃないか
787 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/29(土) 20:06:17 ID:ij3e0k9o
投下お疲れさまでした。
姉妹という設定上、ジャスxウメや菜月xさくらと違った萌えの雰囲気がありました。
今度は前々から噂の黒芳香を投下してください。
788 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/30(日) 08:09:48 ID:VjGQE2j1
ボウケンジャーのスーパー戦隊紹介、エライ事になってたねww
実況も・・
今日のボウケンジャーはやばかった
久しぶりに黄桃分補給しますた
百合キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
菜月はガチ!
本スレや実況みる限り、黄×桃の需要高そうw
菜月も中の人もガチでいいだろ、もうww
>791に同意
今までのを小説を読み返してさらに萌えた!
中の人の場合はやっぱり知世×遥かね?
793 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/30(日) 13:34:37 ID:Ea5dc3hW
さっき今朝の放送分見ましたがラストを見て
このスレの小説が現実になった気がして萌え死にそうになりました。
来週は菜月xさくらがメインみたいですね。
毎週の放送と共にこのスレの小説が楽しみでしょうがありません。
案の定スレが伸びてるwwww
796 :
名無しさん@秘密の花園:2006/04/30(日) 16:50:39 ID:xhtJ1L2U
何だ!今朝のEDは? マジヤバいっス!
>>795 GJ!!
ハ−トマ−クの枠の中で抱き合ってるぞ。顔がキスしそうな程近付いてるぞ。
すべてが百合の道を通ってる。
798 :
563:2006/05/01(月) 00:10:18 ID:WhSaaAzx
what are you thinking?
さくらは一人でサージェスミュージアム内を歩いていた。
ボウケンジャーとしてプレシャスを保護するのも仕事だが、普段は館内の警備も行っている。
今日も家族連れと、遠足や社会科見学で来たであろう学生達で賑わっていた。
学生達が目を輝かせて、展示されているプレシャスを眺めている。
さくらは遠目からその様子を眺めていた。
(こうやって、冒険に憧れる人が増えていくんですね…)
さくらは暁を思いだし、一人微笑んだ。
そして、もう二人、心に浮かぶ人がいる。
(あぁ…、あの二人が入隊してから本当に色々な事がありましたね…)
799 :
563:2006/05/01(月) 00:12:15 ID:WhSaaAzx
ボウケンジャーに真墨と菜月が入隊してから、もうすでにそれなりの月日が経つ。
最初、真墨は暁にライバル意識を燃やし、反抗してばかりいた。
サブチーフのさくらとしては気を許す事が出来ない相手であったが、今は真墨も成長し、
「五人の力をあわせるんだ!」
と、とても前の真墨なら考えられない発言もする様になった。
さくらもその時は驚いて思わず
「ブラックらしくないアドバイスですね」
と言ってしまったが、これはこれで良い傾向だとも思っていた。
そして、菜月…
(………)
何だか、ぎゅっと何かに掴まれたように胸が苦しくなった。
菜月の事を思い浮かべるといつも胸が苦しくなる。
そして、暖かな気持ちにもなった。
さくら自身も何故そうなるのか理解出来ないでいた。
800 :
563:2006/05/01(月) 00:14:07 ID:WhSaaAzx
菜月は入隊した頃からさくらにベタベタしてきた。
自分と同じ性別の人間がさくらしかいなかった事もあるだろう。
いつも
「さくらさーん」
とついて来た。
さくらは最初の頃、菜月をネガティブだと疑っていたし、そして、今まで、男性ばかりいる環境で生活していたので、
久し振りに同性と接するのは正直面倒だし、煩くて仕方無いと思っていたが、菜月とミッションを重ね、色々な事を知って
いくにつれ、その気持ちはどんどん薄れていった。
逆にもっと色々な事を話してみたいし、教えてあげたいと思っている自分がいた。
最近、蒼太に
「何だか最近、さくらさんは表情豊かになって可愛くなったねー。好きな人でも出来たの?」
と聞かれた。
801 :
563:2006/05/01(月) 00:15:08 ID:WhSaaAzx
蒼太は基本的に女性にはとても優しいし、キザな部分もあるため、その言葉を真に受けはしなかったが、
菜月に
「さくらさん、可愛い!」
と言われた時は顔が真っ赤になったのは覚えている。
菜月の表情、仕草、声、言葉…
全てに自分の心が連れ去られてしまう。
ふざけて抱きつかれ、頬にキスされそうになった時は心臓が破裂するかと思った。
菜月に心臓の音は聞こえるはずが無いのに、聞かれる気がして恥ずかしくなり、
「やめて」
と拒否するので精一杯だった。
声もいつもと違い、上擦った、普段より高めな声。
あの出来事は思い出すだけで本当に恥ずかしい。
でも、何故だか嫌では無かったのだ。
それどころか逆の感情を抱いてしまったのだ。
(これが恋ですかね…まさか。菜月は私と同じ女性ですしね…)
802 :
563:2006/05/01(月) 00:16:31 ID:WhSaaAzx
――誰かが近付いてくる気配がする。
「だーれだ?」
突然、後ろから何者かの両手で視界を遮られる。
「………」
その両手からは優しい温もりが伝わってくる。
「ねぇねぇ、だーれだ?」
この手の温もりと声は貴方しかいない。
「バレバレですよ?菜月…」
「えへへ〜ばれちゃった」
さくらは菜月の手をそっと退かした。
すると、菜月はさくらに後ろから抱きつき、横から顔を覗かせると、満面の笑みで微笑んだ。
キス出来そうな位の近距離に菜月の顔がある。
さくらは無理矢理冷静を装う。
「…どうしたんですか?菜月。
何かあったんですか?」
自分が普段通りでいられているかが気になる。
「ううん〜別にぃ。
美味しいお団子があるから、さくらさんと食べようと思って呼びに来たの!
あ、もしかしていらない?」
803 :
563:2006/05/01(月) 00:17:58 ID:WhSaaAzx
(お団子…)
それはさくらにとってはとても魅力的だった。
「た、食べないとは言ってないじゃないですかっ!
菜月がそこまで言うなら食べてあげてもいいですよ!!」
菜月は顔を真っ赤にして、しどろもどろに反論するさくらを見て思わず笑う。
「…なっ、何がそんなにおかしいんですか!」
さくらは相変わらず真っ赤な顔をしかめる。
「素直じゃないんだから〜
じゃ、早くいこ!
早くしないとチーフと真墨に食べられちゃうよ!!」
菜月はさくらの手を取り、握ると、勢いよく走り出した。
さくらはリードに繋がれている犬に引っ張られるように、菜月の後を追う。
804 :
563:2006/05/01(月) 00:19:10 ID:WhSaaAzx
「菜月っ、館内で走ってはいけません!それにあんまり急ぐと転びますよ」
やはりいつものさくららしく、もっともらしい発言をする。
「転ぶ時は一緒に手ぇ繋いでるさくらさんも一緒だから大丈夫〜」
そして、菜月は菜月で相変わらず、訳の分からない理屈をこねる。
「ちょっ……もう…」
さくらは今の状況が何だかおかしくなり、一人笑う。
「さくらさんどうしたの〜
なんか楽しい事でもあったの?」
菜月の顔は見えないが、菜月も笑っているのが分かる。
さくらは思った事を素直に伝えてみる。
「…はい、今が楽しいです!」
「菜月もっ!
じゃあおんなじだねっ」
思わず二人そろって笑った。
(私も最高の冒険が出来そうです…チーフ。)
「いつか理解できるかな…」
さくらは独り呟く。
「えっ、何か言った?」
「いいえ…
早くしないとお団子食べられてしまいますよ」
「あ、そうだった!」
女性と少女は恋人の様に手を繋ぎ、館内を駆けて行った―――。
end
805 :
563:2006/05/01(月) 00:28:39 ID:WhSaaAzx
ジャスウメ投下する前に思わず書いてしまいました。
あまりにも今週のボウケンに萌えすぎたのでwwwwww
ジャスウメ期待した方、すいません!
GW中にはきっと!!
>小説の方
麗×芳香楽しませてもらいました(*´д`*)
デカとボウケンとはまた一味違う萌えですねwwww
次の作品もwktkして待ってますyo
キタコレ
小説のモンです。
>>563さんたまらなくGJ!!
昨日テレビの前で気が狂いそうになりましたwwだっていきなりあんなモン見せられたら・・ねえ。
先にツインカム投下してから菜月×さくらを投下します。来週の放送見て書きます。
ツインカムは今週中に投下しますので。しかし昨日のは問題意識が高かったな(しつこい)
808 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/01(月) 12:40:57 ID:WYw4NnJv
>>563 さん乙です!
早速EDの後日談を投下されるとは恐れ入りました。
あの放送を見てから頭の中で現実と妄想とがごちゃまぜになってます(W
心情的には菜月はこのまま百合街道突き進んでもっとさくらやシズカまで
困らせるシーンで萌えたいような、
番組的には素直に蒼太クンと仲良くなって欲しいような悩むな・・・・
>563さんGJ
まだ恋人じゃない微妙な関係の二人に萌えた!!
>>809 このスレ的には百合街道突っ走りだろw
そうだ!最初からフラグ立ってるならまだしも、刑事緑みたいに横から取るような描写は・・
マジデカ・・
ホント次回のボウケンはどうなるのだろう…
やっぱりあんまり期待しすぎると痛い目見るかなorz
百合シーンあるといいな(´・ω・`)
>811
そうなんだよな。マジvsデカ見るとまだむかつく。
814 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/02(火) 11:53:25 ID:WXALkrdL
しょっぱなから緑桃だからな…
ウメコがあんなに着飾って緑の事待ってるしorz
今度は、シズカに抱きついて困らせて欲しいな。
シズカの中の人、身長169cmだから、似合うと思うんだよね・・・ って何がだw
>812
脚本が小林靖子だからな……期待しないほうがいいと思う。
小説のモンです。ツインカムの小説出来上がりましたのでこれから投下します。
マジデカの雰囲気が嫌だったので(笑)、終始イチャイチャさせてます。
昭和の流行語とかって、難しいなぁorz
では・・
Episode−ex「ナウ・アンド・フォーエバー」
デカベースのブリーフィングルームには、懐かしい来訪客がやって来ていた。
「ファイヤースクワッドではどうなの?」
「おかげさまでバリバリだよ」
ジャスミンとウメコはそう言ってコーヒーを煎れながら、変わっていないながらも少し落ち着きの身に付いたバンを見た。
他の男衆はバンを見た後、パトロールに出かけている。
二人は地球署を離れたバンと、母親のようなスワンには自分達の関係を打ち明けていた。
かつてのそれぞれの想い人、恋人であるドギーやセンには勿論のこと、何となくお堅い感のあるホージーや色恋に対して幼すぎるテツには相談すら出来なかった。
自分たちの事を見守り続けて悟ってくれたスワンの他にも、信頼の置けるかつての仲間に打ち明けておきたかったのだ。
熱血で実直、義理堅いバンは二人にとっては年の近い兄のようであり、弟のようでもある信頼できる存在だ。
「そうそう、マリーとも上手くいってるんだよね」
「ふ〜〜ん。仕事バカで絶対モテないと思ってたのにね。ヒューヒュー」
ウメコはテーブルにコーヒーを運ぶと口を開き、ジャスミンもそれに掛け合うように言う。
バンは照れくさそうに頭を掻いた。
「まぁな!・・・・で、二人もラブラブなのか?」
「えっ?解る?バンちゃんいいコだね〜〜」
「解るって。だって前よりキレイになったし、手ェ繋いでんじゃん」
会話を続けながら、二人は自然に手を繋ぎ合っているのに気付かなかった。
ケジメを付けるのは二人の暗黙の了解だったのだが、最近は二人きりになると公私問わずにこうなる事も少なくなかった。
からかうようにニヤニヤした後、バンは手元にあるシュークリームに手を伸ばそうとした。
ジャスミンとウメコは顔を赤らめながらシュークリームの入った皿を取り上げた。
「あっ、おい!!」
「バンにはあげないよ!べーーッだ!!」
二人は惚気るように口をそろえた。
和やかな雰囲気を破るように、突如としてアリエナイザー出現のサイレンが鳴り響く。
「手伝ってやるぜ、行くぞ!」
「あったり前じゃん!!」「一気に行くべし!!」
三人は駆け出していった。
その日の日誌をまとめて勤務を終え、部屋に帰宅した。
翌日は非番、しかも夜にはバンとの再会の祝杯を地球署の面子で上げる事になっている。
この日は二人にとってはさながら『天国』といったところか。
懐かしい気持ちに浸りながら、制服のまま暫くベッドに転がっていた。
「あ・・・・ご飯の仕度しなきゃ!」
思い出したようにウメコは言い、起き上がった。
「今日は晩ご飯外で食べよ。いいお店知ってるし、おごるから」
「マジ!?チョー嬉しい!」
そう言うと、ウメコはとても嬉しそうな顔をして寝そべったままのジャスミンに軽く抱きついた。
ウメコのポニーテールの甘い匂いがふっと香る。
手を繋いでいた事を誰かに気付いてもらえたのが嬉しかったのか、自分のことを抱き締めているパートナーへの愛しさや存在のあり難さが加速していくような気持ちになった。
「ねぇ、ウメコ」
「何?」
「ウ〜〜〜〜メコ」
「だから何?」
「ウメコちゅわん!」
「何なのよ〜〜、一体!?」
ジャスミンが名前を呼び、ウメコは少しイライラしたようにそれに答える。
そんなやり取りを続けた後、ジャスミンは自分の心臓の鼓動を噛み締めるように目を瞑り、自分の額をウメコの額にコツンと合わせて囁いた。
「ダーリン」「・・なあに?」
それまで笑っていた二人の頬は紅潮していく。
少し黙った後、ウメコは伸びたジャスミンの髪を優しく撫でると、手を取ってグローブを口で咥えて外し、指を絡めるように握った。
「チュー、して・・」
そんなウメコに少し恥ずかしそうにそう言うと、ジャスミンは再び目を閉じた。
ジャスミンとウメコはキスをした。
何度も唇を重ね合わせた後、深く口付けて舌を挿し入れる。
ジャスミンのコクン、と喉を鳴らす音を確認した後、ウメコは舌を動かす。
手を握って『想い』を込めながら唇の裏と歯茎を舐めると、全身から力が抜け始める。
くまなく口の中を愛撫しながら、唾液を啜るようにチュルチュルと音を立てるようにすると、唇が塞がったジャスミンはウメコの手を振り解き、ギュッと抱き締めた。
二人が休日の前夜に求め合うのはいつもの事だった。
ウメコを愛しく思い積極的になるジャスミン。
積極的なジャスミンを愛しく思うウメコ。
どんなに肌や唇、舌の感触を知り尽くしていても、そんな二人の思いが昂ぶりあい、初めて肌を重ねあった時のような気持ちにさせていく。
「いや〜ん、ウメコのいけずぅ」
「そっちもじゃん!」
そう言ってじゃれ合いながら、唾液で濡れた唇を何度か重ね合わせた後、ウメコはジャスミンをベッドの上に座らせて後ろに身体を回した。
ウメコはジャスミンの制服のジャケットとシャツを脱がせていった。
ジャスミンの髪は伸びており、以前のようなロングストレートの綺麗な髪型に戻っている。
黒髪に見え隠れする首筋に息を吹きかけると、赤ら顔をわずかに上に仰け反らせた。
「ん、ふぅっ・・んっ」
ウメコは耳たぶを何度か舐めた後で甘く噛み、スカートもゆっくりと下ろし、ジャスミンの肌を少しずつ露わにしていく。
下着のサイドに括られた紐を解かれたジャスミンは静かに眼を瞑った。
「はんっ、あ、あん・・」
後ろから手を回し、濡れた部分に伸ばしているウメコの指の微動に、声を上ずらせながらジャスミンは切なく声を出した。
「エッチだね、このパンティ」
「おだまり・・」
ウメコの一言に、ジャスミンは顔をさらに赤くした。紐が解けた下着は剥がれるように落ちていき、下腹部が露わになる。
もう片方の手でブラジャーを外し、柔らかい胸を撫で回しながらウメコはジャスミンの背中の真ん中にツウッ、と舌を動かす。
ヌラリとした生暖かい感触に、思わず身体は仰け反る。
ウメコも制服を脱いでいった。
服を脱いだ後、背中に八の字を描くように舌を這い回らせていくウメコ。
唾液が滴る程に執拗に舐め回した後、ゆっくりと舌を動かしていった。
両膝を立てていたジャスミンは、猫のような四つん這いの体勢になっていく。
「ココかわいいよ・・ビショビショだよ」
ウメコは双臀に顔を埋め、蜜の溢れるソコに舌を挿し入れて行った。
「ひぐっ・・・・あああぁあぁ、ふぅ、ん・・」
中で蠢く舌先。花弁を一枚ずつ口に含むようにすると、ジャスミンの声はさらに大きくなり、ベッドの軋む音と混ざり合う。
「ねぇ、全部もらうよ」
「やぁう、あっ・・あはぁぁん!!」
ウメコが充血した突起まで弄るように愛撫し、舌を再びこじ入れるとジャスミンは導かれていった。
「交代だよ」
快感の余韻を浸り尽くした後、ジャスミンはわずかに擦れた声でそう言いながらウメコに被さりキスをしていった。
片方の手で手を握り、もう片方の手でポニーテールを解きにかかる。唇を塞がれているウメコは、喘ぐように舌を絡ませていった。
「早く・・」
唇を離したウメコは甘ったるい声でそう言うと、ジャスミンはそれに答えるように首筋から徐々に愛撫をしていった。
キスの雨。いや、雨という表現では生温い、弾丸のようにウメコの身体中に舌と唇を這い回らせていく。
「あ、あああぁ・・・・あんっ、あぁんぅ」
ウメコの声は大きくなる。やがて可愛いおへそにも舌が伸びる。ジャスミンは愛撫の最中、ウメコの小さな乳房を撫で回した。
乳首を抓んで転がしたり、擽るように揉みしだいたりする。
胸から手を離したジャスミンが太腿を持ち上げて蜜壷に滴る愛液を掬い取っていくように舌を動かすと、ウメコは少女のような声で喘いだ。
「ふ、っ・・・・ああああっ、茉莉、花・・やあっ、ああ・・」
さっき自分がされたように突起を舌先で突付き、貫くように中を舐め尽くした後、ジャスミンは顔を上げた。
「どうして止めちゃうの?」
ウメコの問いにジャスミンは含み笑いをしながら答えた。
「一緒にしよ・・」
二人は身体を向き合せてお互いのソコに指を忍ばせていった。
「いあぁっ、ああん、あああ・・・・ッ!!」
「ん、んっあ、ああぁあん!ひ、ぃん・・」
感じる部分を弄り合うように指を動かす。蜜の溢れている敏感な場所は、抜き挿しする指を溶かしてしまいそうに熱くなっている。
声にならない声は、さらにあられもなくなっていく。
「いい事してあげる・・」
ウメコは企むように微笑んで口を開き、もう片方の手をジャスミンのお尻の滑らせていった。
「あ・・・・っ!!やああぁぁあっ、ぅふ、ん・・ああ」
「気持ちいい・・?」
ジャスミンの声は泣き声に変わる。ウメコは後ろの蕾に指を辿らせ、愛撫を施し始めた。
焦らすようになぞった後、ゆっくりと指を突き立てて出し入れすると蜜の壷はさらに愛液を吐き出させながらキュンとなり、ウメコの指を締め付けていく。
「小梅、もう、もうっ・・!!」
「ひゃああんっ!!」
名前を呼んで口付け、二人は抱き合いながら達していった。
「ところでさぁ、晩御飯って・・何食べさせてくれるの?」
コトの後でシャワーを浴び、ウメコはジャスミンに問い掛けるように言った。随分とめかし込んだウメコにジャスミンは答える。
「そう・・中華とチキンかな?でも、キレイな服じゃなくってもイイかも・・」
「本当?」
私服に着替えた二人は部屋を後にした。
ウメコの顔は風船のように思い切り膨れていた。
確かにジャスミンの言うようにチキンの焼けるいい匂いがしていた。
確かに中華料理もあった。
しかしそこは『建物』という形のお店ではなかった。
『味自慢 ラーメン やきとり』と書かれた提灯が赤々と照らされ、愛想のいいオバさんが店を仕切っている。
屋台の席では仕事帰りの会社員数人が泣きながら愚痴をこぼしていた。
「おごってくれるんならもうちょい気張ってよ、ケチ!これじゃオジサンだよ、もぉ〜」
屋台の隣の簡素な席に着き、ラーメンを注文した二人。
文句ばかりのウメコの隣でジャスミンはただニコニコしていた。
やがて二人のもとにラーメンが運ばれてきた。
「お腹空いたんでしょ?食べないの?」
話し掛けた後、ジャスミンは割り箸を二つ取ってウメコに渡し、一つを割った。機嫌が悪そうだったウメコだったが、空腹とスープのいい香りに負けてしまう。
「美味しいんだよ、とっても」
既に麺をすすり始めたジャスミンの言葉に半信半疑で箸を取り、ウメコも箸を割って食べ始めた。
「・・・・おいしい!!」
仏頂面は一瞬で笑顔に変わり、同時にホンワカとした優しい気持ちになった。
「ジャスミンと一緒だから、美味しいのかな」
素直に感情を表現したウメコを優しく見つめて、ジャスミンは頭を撫でた。
「小梅ちゃん、さっきのムッツリはどこ行ったの・・って、こらっ!私のチャーシュー返せ!!」
「明日のバン達とのパーティね・・」
のんびりとした春の夜風が吹く帰り道の陸橋で、ジャスミンは口を開いた。
「手袋しないよ」
「えっ?大丈夫なの?」
勤務中や人前では自分の能力を抑えるためにしている手袋。それをしないと言ったパートナーをウメコは心配そうに覗き込んだ。
そんなウメコの手を優しく握りながら、ジャスミンは顔を向けてはにかんだ。
「ウメコ、手袋になって」
すぐに意味が分かったウメコもまた、ニッと笑い返した。
「見せつけちゃおうよ、皆に」
「うん!でもキスはだめだよ・・オッパイも」
手を繋いで歩く二人を、街頭が照らしていた。
fin
一応後記です。
タイトルの「ナウ・アンド・フォーエバー」はリチャード・マークスと言うアーティストの曲のタイトルを拝借しました。
バンを登場させました。スワンさんでも良かったのですが、仲間内で誰か一人、二人にとっての味方が欲しかったので・・スイマセン。
ちなみにバンは「フルブラスト・アクション」のゲストキャラ、マリーと付き合ってるという設定です。
ラストは・・これ書いてた時に上記の他にフォーク聴いてました。ゆず、かぐや姫、吉田拓郎、チューリップ、若い頃の長渕剛・・変ですww
フォークの世界がこんな感じで、「赤提灯」とかのキーワードが出てきます。
乱筆乱文お許し下さい、いつも有り難う御座いますm(__)m
829 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/03(水) 00:46:34 ID:D6Jst2EF
小説のモン さま 乙です。
最近菜月xさくらに話題が行きがちでしたがやはりジャスxウメは最強です。
男キャラをほんの少し絡めるだけで話の奥行きが広がっていく感じがしました。
ひさしぶりにキタ!!
831 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/04(木) 00:57:04 ID:asPgl/G5
小説の方、こちらこそ、いつもありがとうございます。
毎回萌え死にしそうになりながら、楽しみにしています。
次回作も期待しています^^
832 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/04(木) 01:42:03 ID:TsIujKiw
わたしの勝手な妄想なんですが
0Vみたいにシリーズの枠を超えてジャスx菜月、ウメxさくらの黄x黄 桃x桃
ってのはアリなんでしょうか?
833 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/04(木) 07:28:54 ID:DhUmKeVo
やっぱりジャスウメはたまらないな
多分明日、菜月とさくらのイラストうpします(下描き)。
835 :
563:2006/05/04(木) 23:23:16 ID:KSSW7ReU
遅くなりましたが小説の方GJ!
最後のジャスミンの「手袋しないよ」と「ウメコ、手袋になって」
ってセリフがとてもグッと来ました。萌えあり、グッとくるシーンありで
本当に良かったです。
絵の方も楽しみです。
これから、少しずつツインカムものを投下します。前置きが長いですが
どうぞよろしくお願いします。
場面はデカ放送終了後少し経ったぐらいで書いています。
タイトルのつけ方は小説の方のつけ方をお借りします。
勝手にすいません。
836 :
563:2006/05/04(木) 23:25:37 ID:KSSW7ReU
――桜が満開のあの頃に私は失恋し、桜が舞い散るあの頃に、私は自分の長い髪をばっさり切った。
そんな私にあなたは無邪気に笑って『失恋したの?』と尋ねる。
もちろん私も笑って『そうよ』と答える。『ラブラブなウメコ達が羨ましいわ』
と最後に付け加える事も忘れない。
だってそれがあなたにとって、一番幸せなはずだから――。
Episode−ex『ユアズ・オンリー』
髪を切った最初の頃は首がスースーしてなんだか落ち着かなかったが、徐々に慣れていった。
でもあなたに対する気持ちは変わらない。
837 :
563:2006/05/04(木) 23:26:50 ID:KSSW7ReU
「ねぇねぇ、今日、ジャスミンの部屋に泊まりに行っていい?」
今日の勤務が終わり、二人でロッカールームで着替えていた。
「よござんすよー
でもウメコ、今日はセンちゃんとデートじゃないの?」
ジャスミンはTシャツを脱ぎながらウメコを横目でチラっと見た。
ウメコはすでに上半身はブラジャー一枚だけで、手は私服の薄手のニットの方に伸びている。
ジャスミンは慌てて目を反らした。
「たまには女同士で語り合うのもいいじゃん?
ねっ?」
ウメコはニットを着ると、ジャスミンに向かって、にこりと笑いかけた。
「わかったわ。なら早く下も着替えて荷物も整頓してちょうだい。
でないと置いていくわよ」
そんな事を言いながら、内心は本当に嬉しかったのだ。
でも、それを表に出さないよう必死に振る舞った。
「あぁん、待ってててよぉーっジャスミンっ〜!」
ウメコはポニーテールを振り乱しながら、慌てて私服のスカートと履き替え、荷物を鞄に詰め始めた。
その様子を見てジャスミンは手を口に添え、くすくすと笑った。
838 :
563:2006/05/04(木) 23:29:06 ID:KSSW7ReU
二人はデカベースの住居スペースに住んでいる。
ウメコがジャスミンの部屋に泊まりに行くと言っても、お互いの部屋が同じフロアにあり、
部屋の造りも同様なのであまり変わらない。
ウメコはよく、「一人じゃつまんなーい!」と言って、センと付き合う前にはちょくちょく
ジャスミンの部屋に押し掛けてきた。
今となっては、ウメコがジャスミンの部屋に来るのは本当に久し振りだった。
「相変わらず何にもない部屋だね。ジャスミンらしいけどー」
ウメコは部屋に上がり、リビングでソファーに座るなり、かなり率直な感想を述べた。
ジャスミンの部屋は良く言えばシンプル、悪く言えば何も無い。
なんだか生活感を感じる事が出来ない部屋だった
839 :
563:2006/05/04(木) 23:30:07 ID:KSSW7ReU
「それは悪うございましたねー
…まぁ誰かさんの部屋は散らかり放題だけど」
その言葉にウメコは頬を膨らませた。
「そんな事ないもん!みんな大事なモノだから捨てられないだけだもん」
「はいはい」
そんなウメコをなだめるようにジャスミンはウメコの頭をぽんぽんと軽く撫でた。
ウメコは不満そうな顔をしていたが、急に立ち上がった。
「ねぇ、ジャスミン!お腹空いたよ。
冷蔵庫見ていい?」
そう言うと、ジャスミンの返事を待たずに勝手に冷蔵庫を開けた。
840 :
563:2006/05/04(木) 23:31:24 ID:KSSW7ReU
「え、見てもいいけど何もな…」
「ちょっとジャスミン!何にも無いじゃん!!」
ウメコはジャスミンが返事をすると同時に大声を出した。
「もう…そんな大きな声出したらお隣さんの迷惑になるでしょうが」
ジャスミンは眉をひそめる。
「普段何食べてるのよっ!ちゃんと栄養取らなきゃダメでしょ!!
倒れちゃうよ」
ウメコは人さし指をジャスミンの鼻先に当てるとこれでもかと巻くしたてた。
「んもう、ちょっと待ってて!私自分の部屋から何か持ってくる」
そう言ってどかどかと部屋を出ていった。
部屋には呆然としたジャスミンだけが残された。
ソファーの上でうずくまる。
独りきりになり、部屋がまたいつものようにがらんと静まり返った。
「いつもお菓子ばっかり食べてるウメコには言われたくないわ…」
ジャスミンは独り言ちた。
841 :
563:2006/05/04(木) 23:33:28 ID:KSSW7ReU
でも、酷く強引だけどとても優しいあなただから好きになったのだと思う。
この能力のせいで、沢山の人、そして両親からも気持ち悪がられたこの私。
それでも受け入れてくれた地球署の皆。
特にウメコは私の能力を知っても少しも遠慮無く接してくれた。
ふざけて抱きついてきたり、手を繋いだり、叩いてきたり…
――そう。普通の人なら誰しも経験するような事をやっと私は経験したのだ。
普段は手袋をし、他人の心を読まないようにしようとしても、
その時の体調によって力がコントロール出来なくて誤って読んでしまう事がある。
そんな時に伝わってくるウメコの暖かい心。
その心を感じるだけで、私はなんだか安心する事が出来た。
私達はお互いに信じ合ってる。
今では最高のペア。
それはずっと変わらない。
けれどね、私、一つだけ嘘付いてる。
センちゃんとウメコの幸せを心から祝ってあげる事が出来ない…。
842 :
563:2006/05/04(木) 23:34:39 ID:KSSW7ReU
「ジャスミーン!おまたせっ。
カレー作ろうと思ってカレーの材料持ってきたのっ」
勢いよくドアが開くと同時に元気な声が聞こえる。
ジャスミンは急いでウメコを玄関まで迎えに行った。
「こんなに一杯持ってきたの…?食べるのは二人よ?」
あまりの材料の量に、ジャスミンは呆れた。
「ジャスミンが余った分を食べればいいんだよ。
そしたらしばらく食事に困らないでしょ?」
カレーは嫌いではないけど流石に毎日食べる気はしない。
ジャスミンはわざとため息をついた。
「ねぇ、ウメコ。私、デカイエローだけど、イエローだけにカレーが
大好きってわけじゃないのよ?」
ウメコはきょとんと不思議そうにジャスミンを見ると、頬を人指し指でポリポリと掻いた。
「うーん、いまいち何の事言ってるのかよくわかんないよ〜ジャスミン!
まぁ要するに、こんなには食べないって事だよね?」
「ザッツライト!
花子さんもそう言いました。マルっ」
ジャスミンは腕を組むと、こくこくと頷いた。
843 :
563:2006/05/04(木) 23:35:29 ID:KSSW7ReU
「ウメコ…大丈夫?」
ウメコは先程からじゃがいもと格闘している。
二人はキッチンの流し台でカレーの支度をしていた。
ジャスミンは包丁を持つウメコを隣でひやひやしながらその様子を眺めていた。
「いいから、ジャスミンは黙ってて!
今日はあたしがご馳走してあげるから」
真剣な眼差しでじゃがいもを見つめながらウメコは答えた。
その気持ちは嬉しいが、その手つきは非常に危なっかしく、こんな様子を黙って
見てる訳にはいかなかった。
「ウメコ、ちょっと包丁貸してみそ」
「う、うん…」
ウメコはジャスミンの心配そうな顔を見ると、しぶしぶと包丁を手渡した。
844 :
563:2006/05/04(木) 23:36:25 ID:KSSW7ReU
ジャスミンは包丁を手にすると、器用にじゃがいもの皮を剥き出した。
皮がするすると長く繋がって剥けていく。
「うわぁ、ジャスミンすごーい!
ホントにジャスミンは何でもできるよねぇ」
ウメコに褒められて何だか恥ずかしくなり、思わず少し照れた。
「いえいえ」
もうすでにじゃがいもは剥き終わり、食べやすく切った後、ニンジンに取り掛かっていた。
「いいなぁ…羨ましいよ。
あたし、ジャスミンのお嫁さんになろうかな」
その言葉に思わず手の動きが止まる。
「………」
「あれ、ジャスミン、ノーコメント?
ひどいなぁ、もう!」
ウメコは笑いながら、ジャスミンの顔を覗きこんだ。
顔が何だか熱い。
「…ウメコ、野菜切り終わったから、炒めてくれる?
私はご飯炊く準備するから」
ジャスミンはこの雰囲気から逃れようと慌てて次の行動を進めた。
>>813 数字版の住人でもある自分からすればそれさえスパイスに過ぎません。
そこも萌えどころに変えるんだ!
作品を愛するならウメコの恋を応援しながらもやっぱり自分の気持ちはごまかせないジャスミン・・・
そこによみがえるサキュバス、揺れ動くジャスミン、その時ウメコは――
くらいのドラマを生み出せ!
>845
なるほどと思ったが、命令口調なので台無し。
>>846 毎度毎度乙です。
あなたにはいつか是非ともジャスウメと菜桜で貝合わせ絵をお願いした(ry
563さんGJ!
しかしこのスレには天才が多すぎて困る。こりゃノーベル平和賞もちかいな
852 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/05(金) 19:59:03 ID:Gt9KLiDl
>>850 このスレの百合小説がコミケで出版されたらきっと表紙はこんなイメージでしょうね。
853 :
563:2006/05/05(金) 23:30:10 ID:KB/0DU7M
「ふぅっ、後はちょっと煮込んでルーを入れるだけだね」
二人はお互いに自分の役割を終えると、キッチンの椅子に腰かけた。
「あ、ウメコ。
今のうちにお風呂入って来たら?
一仕事の後はさっぱりしたいでしょ」
ジャスミンの提案にウメコは顔を輝かせた。
「え、いいの?やったぁ!
じゃあ、ジャスミンも一緒に入ろうよぉ!」
思いがけない提案にジャスミンは顔が引きつる。
ウメコはその表情の変化を見逃さなかった。
「あたしと入るの嫌なの?
前はよく一緒に入ってたじゃない」
返答に困り、ジャスミンは黙りこむ。
確かに前はよく一緒にお風呂に入っていたが、今の気持ちのままでは、
一緒にお風呂に入ったらどうにかなってしまいそうな気がした。
854 :
563:2006/05/05(金) 23:31:11 ID:KB/0DU7M
それに、手袋はもちろん、衣服も無い非常に無防備な状態。
もし、誤って心を読んでしまって、自分が知りたくない、ウメコの心を読んでしまったら――。
「……あ、わかった!
もしかしてアレの日?」
ウメコは自信満々で尋ねた。
「違うけど…」
ウメコの勢いに押され、ジャスミンはぼそぼそと答えた。
「じゃあ決まりっ!
ほら、バスルームにレッツゴー」
ウメコは椅子から立ち上がると、はじけるような笑顔で、ジャスミンの前に手を差し出した。
「……ウメコ、私、まだ一緒に入るなんて一言も…」
ジャスミンの言葉をまたしても遮ってウメコは喋る。
「問答無用っ!ほらほら早くっ」
ジャスミンの手を勝手に握ると、ウメコは強引に引っ張った。
ジャスミンは思わずバランスを崩し、椅子から体が離れる。
「もう、強引なんだから…
わかったわよ。
お付き合いしますわ、ウメコ殿」
やはりウメコには敵わないと感じた。
そして、ウメコなら私の全てを受け入れてくれそうな気がしてしまうのだ。
「そうこなくっちゃ!」
ウメコはジャスミンに向かって、嬉しそうにウインクをした。
855 :
563:2006/05/05(金) 23:32:28 ID:KB/0DU7M
バスルームは白い湯煙とバスオイルの甘い香りが立ち込めている。
香りはウメコの好きな甘い甘いバニラの香り。
「ジャスミン、あたしのあげたバスオイル使ってくれてるんだね。
嬉しいな…」
――そう。湯船に垂らしたバスオイルはあなたからの誕生日プレゼント。
ジャスミンはバニラの甘い香りに包まれるだけで体の芯から熱くなってしまう。
この香りだけでウメコを感じる事ができた。
バスルームでウメコの事を思いだし、自分自身を慰める事も幾度となくあった。
「うん。この香り、気に入ってるわ。
本当にありがとうねウメコ」
今まで自分の行った行為を思い出し、ウメコの顔を直視できないほど恥ずかしくなる。
湯煙で顔がはっきり見えない事に感謝した。
――今、二人は湯船に向かい合ってつかっている。
ウメコは髪がお湯に使ってしまわないようにクリップで後ろに髪をまとめている。
ジャスミンも前まではウメコと同じように髪をまとめていたが、今はもう、まとめる必要がない。
856 :
563:2006/05/06(土) 06:20:19 ID:iUYZs4ps
「あー極楽極楽。
ウメコ、湯かげんはどう?」
自分の気持ちをごまかそうと、ジャスミンはウメコに声をかけた。
「うん…丁度いいよ」
(………ウメコ?)
ジャスミンは先程までとのウメコの様子の変化に気付いた。
風呂の湯を通じて、自分の気持ちと裏腹にウメコの心の破片を読んでしまったのだ。
何故かそれは切なげで、思い詰めたような感情だった。
「あのね、ジャスミン…」
「あのね、ウメコ…」
二人は同時に言葉を発した。
その頃には湯煙は薄くなり、お互いの表情もはっきり見える。
「ウメコから先どうぞ」
ジャスミンは発言をウメコに譲った。
「あ…うん」
しばらくの間があり、ウメコはようやく口を開いた。
857 :
563:2006/05/06(土) 06:21:27 ID:iUYZs4ps
「……あたしね、今日は、ジャスミンに伝えたい事があるの…」
ウメコはいつになく真剣な顔をしている。
「…あたし、今まで、いくつも恋をしてきた…
でね、初めてこないだセンさんに言われちゃった…。
『ウメコは一方的に相手に気持ちを押し付け過ぎだよ』ってさ…」
すでにウメコはいつ泣き出してもおかしくない状態になっている。
ジャスミンはじっと黙ってウメコの話を聞いていた。
「でもね、センさんったらおかしいんだ…」
ウメコは痛痛しく笑って見せる。
風呂の湯を通じて、ウメコの気持ちがどんどんとジャスミンに流れ込んでくる。
ウメコの感情が強過ぎて、もうすでに心を読む事を防ぐ事ができなかった。
858 :
563:2006/05/06(土) 06:24:00 ID:iUYZs4ps
「『ウメコは気付いて無いかもしれないけどね、ずっと、ずっと、
ウメコの事を想ってくれてる人がいるんだよ』って言ったんだ…
センさんってホント変だよねぇ…。
…要するにあたし、フラれちゃったの」
ウメコはぽろぽろと涙を溢した。
ジャスミンは無言でその涙を拭う。
「あたし、それからずっと考えてた…。
そしてやっと気付いたの。
どうして気付けなかったんだろうね…
こうやって、いっつも側にいて、あたしの事気にかけてくれてたのにね…」
ウメコはジャスミンの頬に両手を伸ばす。
ウメコの掌からとても暖かい感情が流れてきた。
今まで一緒に過ごした沢山の思い出と共に――。
「あなただったんだね…ジャスミン。
ずっと気付けなくてごめんね。」
その瞬間、ウメコはそっとジャスミンの唇にキスをした。
甘い甘いバニラの香りで胸が一杯になる。
859 :
563:2006/05/06(土) 06:25:19 ID:iUYZs4ps
「……ウメコ、好き。大好き」
ジャスミンもぽろぽろと涙を溢した。
とめどなく溢れる涙をもう止める事ができなかった。
「やだよ、泣かないでよ…あたしまでまた泣けてきちゃうでしょ」
ウメコもジャスミンがしてくれたように涙を拭い返した。
ふと、二人の視線が一つに合わさる。
何だか急に照れ臭くなって二人で笑った。
「もう、上がらない?のぼせちゃいそう」
いくら風呂好きのウメコでも、さすがに辛くなってきたらしい。
実はジャスミンも限界だった。
「そうね、カレーもきっと丁度いい具合に煮こめているわ」
二人はナイスタイミングとばかりに風呂から上がった。
860 :
563:2006/05/06(土) 06:26:12 ID:iUYZs4ps
二人はようやく風呂から上がった。
ウメコはジャスミンに借りたパジャマを着ている。
やはりパジャマはサイズが合わなくてぶかぶかで袖から手が出なかった。
そして、二人で一緒に作ったカレーを食べる。
あんな事があった後だったので何と無く気まずさがあったが、それは不快な
ものでは無かった。
今までよりもっともっとお互いの事を知りたいと思う気持ちが膨らんでいき、どこから話
したら良いか迷ってしまうのだ。
861 :
563:2006/05/06(土) 06:27:28 ID:iUYZs4ps
「ウメコは本当に私なんかで良かったの?」
ジャスミンはカレーを食べ終り、水を一口飲むと、真剣な表情でウメコに尋ねた。
こればかりはどうしてもウメコの口から聞いておきたかったのだ。
「何でそんな事聞くの?」
最後の一口のカレーをすくって食べるとウメコは何故そういう事を聞くのか分から
ないという様子でジャスミンに問い返す。
「だって…私、女よ?」
ウメコは目をぱちくりさせた。
「嫌だなぁ、わかってるよそんなの。
ジャスミンわざとボケてる?」
今度はしげしげとジャスミンを眺めた。
次第に、ジャスミンの表情が曇っていく。
862 :
563:2006/05/06(土) 06:29:53 ID:iUYZs4ps
「ちがくて…
だってやっぱり、世間の目とかあるじゃない…
……ウメコはいいの?」
「……じゃあ、ジャスミンは嫌なの?」
ウメコはジャスミンの目を見据える。
ジャスミンは首を振った。
「…そんな訳ないでしょ!
ウメコの事が…好きなんだから」
その答えを聞き、ウメコはにっこりとジャスミンに微笑んだ。
「あたしもおんなじ気持ちだよ。
ジャスミンだから好きなんだもん」
ウメコはジャスミンの手を自分の両手で包み込むと、目を瞑り、一つの気持ちを伝えた。
――まりかのことをあいしてるよ――。
「さてと、食べ終わった事だし、明日も早いから、早くかたしてもう寝よっ!」
ウメコはテーブルの食器を自分の分とジャスミンの分をまとめると、流台に運びに行った。
ウメコには本当に敵わないと思いつつ、ジャスミンは先程のウメコの言葉を噛み締めた。
――わたしもこうめのことをあいしてる――。
「ウメコ、私も手伝うわ」
ジャスミンは食器を洗うウメコの背中に声をかけた。
――こんなに幸せで、満たされた気持ちは初めてだった。
863 :
563:2006/05/06(土) 06:40:57 ID:iUYZs4ps
もう少々続きます…長々とすいません。
ツインカムは難しいorz
>小説の方
おおっ、さくら姐さんと菜月!!!!!
姐さんの表情に(*´д`*)ハァハァ
しかもお団子wwwwwwwww
新しい企画(?)が楽しみです!
小説のモンです・・なんで俺まで涙が出るんだ?ww
いや、ジョシュ・グローバンというアーティストの「クローサー」というアルバムを聴きながら読ませて頂いてます。
特撮と関係ないですが、トリノ金メダリスト荒川静香のエキシビジョン曲「ユー・レイズ・ミー・アップ」の入ったアルバムです。
本当に毎度関係ない話でスイマセン^^;
新しい企画というか、エロ抜きのショートストーリーです。ジャスミン、ウメコ、菜月、さくらの四人が出てきます。
今晩か明日でも話を投下です(絵はまだorz)。お楽しみに。
何かいいなあ、うん。幸せになれよおおおおおおおお!!
866 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/06(土) 09:05:58 ID:ZNKGZ+PY
>563
感動した!
もはやエロがなくてもイイ
しかし、このスレの神達はいつも早起きだなw
867 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/06(土) 11:11:14 ID:Hh4jEfXU
>>563さん
読みながら2人の切ない表情を妄想してしまいました(W
ハードなのもいいですが今回のようなしっとり系もまた味がありますね。
>>小説のモンさん
いよいよオムニバス投下ですか!エロじゃなくても期待しちょります。
868 :
563:2006/05/06(土) 12:32:04 ID:EioR3GUE
二人は食器を洗い、キッチンを片付けた後、明日もまた早いという事で、歯を磨き、もう寝る事にした。
「わぁっ、ジャスミンのベッドふかふかっ!」
「そう?いつもと一緒よ」
二人でジャスミンのベッドに潜り込んだ。
しかし、早く寝ようとベッドに潜り込んだのは良いが、やはり中々二人とも寝つけなかった。
今までも同じベッドで何回も一緒に寝た事はあるが、今日はお互いの事をとても意識してしまう。
自然とどんどん二人の鼓動が早まっていく。
そんな中、ウメコが口を開いた。
869 :
563:2006/05/06(土) 12:34:38 ID:EioR3GUE
「やっぱり、カレー残っちゃったね…」
突拍子の無い話題にジャスミンはくすくすと笑った。
ジャスミンの笑い声がウメコの耳元に心地良く響く。
「そうね、じゃあ明日の朝ご飯にでもしましょ…
一晩寝かせたカレーはおいしいわよね」
ジャスミンは嬉しそうに答える。
「あはっ…やっぱり、ジャスミン、カレー大好きじゃん……」
ウメコもジャスミンにつられ、堪えきれずに笑った。
とても穏やかな時間が流れていく…。
そして、いきなりウメコはジャスミンの手をぎゅっと握った。
もちろん今、ジャスミンは手袋をしていない。
870 :
563:2006/05/06(土) 12:35:51 ID:EioR3GUE
「………」
急にジャスミンは頬を紅く染めた。
ジャスミンに流れてきたウメコの心。
その心の声にあまりに驚き、ジャスミンは言葉を失った。
「…ねえ、ジャスミン。
今、私が思ってる事、聞こえてるよね?」
ウメコは恥ずかしそうに、ジャスミンを見つめる。ウメコもジャスミンと同様に、
頬が紅く染まっていた。
「……でも」
ジャスミンはウメコを心配そうに見つめ返す。
その表情は脅えたようにも見える。
ウメコはそんなジャスミンの頭を子供をあやすかのように優しく撫でた。
871 :
563:2006/05/06(土) 12:37:11 ID:EioR3GUE
「…いいの。
ジャスミンは可愛いウメコちゃんのお願いが聞けないって言うの?」
ウメコはジャスミンを不安にさせないように、わざとおどけて見せた。
ウメコ自身も不安が無いと言えば嘘になる。
ジャスミンはそんな小さな心の破片を感じ取ったのだろう。
だが、ウメコにはそれすら上回る強い気持ちがあった。
「あたし…もっとジャスミンに触れてもらいたい……」
ジャスミンはそろそろとベッドから起き上がり、ウメコの上に覆いかぶさると、
二人はじっと見つめ合った。
それは、二人の周りだけ時間が止まったかのようだった。
ジャスミンは自分から指をウメコの指に絡ませる。
ウメコにジャスミンの指が少し震えているのが伝わってきた。
ジャスミンはぎこちなくウメコに向かって微笑むと、そっと優しいキスをした。
872 :
563:2006/05/06(土) 12:55:24 ID:EioR3GUE
ちょっと外出先で投下したので朝投下したものとIDが違いますが563です
ハリアップ!カモン!
874 :
563:2006/05/07(日) 11:27:21 ID:KWgvfXqI
「えへへ…なんか照れるね…」
ウメコは思った事をそのまま口にした。
ジャスミンはウメコの気持ちを体一杯で感じ取る。
ウメコの気持ちも自分の気持ちと同じで何だか嬉しくなった。
「じゃあ、今度はお返しね…」
そう言うと、ウメコもジャスミンにキスをした。
先程よりも長いキス。次第にどちらからともなく、舌を絡め、深い深いキスをした。
断片的に伝わるウメコの心の声。
ジャスミンはウメコに溺れていた。
今までずっと求めていた、心と体。
それが満たされてゆく幸せで、またしても泣きそうになる。
「んっ…くふぅっ…」
二人とも甘い吐息を漏らす。
ウメコはもどかしげに唇を離した。唇からつうっと白い糸が引く。
人さし指でウメコの唇を拭うと、ジャスミンは虚ろな目でウメコを見つめた。
875 :
563:2006/05/07(日) 11:28:14 ID:KWgvfXqI
「…そろそろパジャマ、脱がない?」
ウメコは恥ずかしそうにはにかみながらジャスミンに提案した。
「ジャスミン、脱がせて…」
ウメコはちょこんとベッドの上に座ると、ジャスミンにぎゅっと抱きついた。
ジャスミンもそれに応じ、ぎゅっと
力を込めて抱き返した。
「……うん、じゃあ脱がすよ」
ウメコの両肩に手をかけ、そっと自分の体から離すと、ゆっくりとボタンを外していく。
次第に現れる白い肌。ズボンを下ろし下着のみの姿になったウメコは、
ジャスミンのパジャマのボタンに手を伸ばした。
「ジャスミンのも脱がしてあげるね……」
ウメコは素早くパジャマのボタンを外していく。あっという間にジャスミンも下着のみの姿になる。
二人は下着姿のまま向かい合った。
876 :
563:2006/05/07(日) 11:29:07 ID:KWgvfXqI
「なんか夢見てるみたい…」
小さな声でジャスミンは呟く。
すると、ウメコはジャスミンの鼻を軽く摘んだ。
「……夢なんかじゃないよ」
ウメコは自分のブラジャーのホックに手を伸ばし、自分で外した。
サイズこそ大きくないが、形の良い胸が溢れる。
そして、ジャスミンのブラジャーのホックにも手を伸ばし、ブラジャーを外した。
「ジャスミン、触って……」
ウメコはジャスミンの手を取ると、自分の胸に押し当てた。
ジャスミンは、最初は戸惑いながらも、ゆっくりとウメコの胸を揉みしだいた。
ウメコの表情、声…そして、伝わってくる心から、ウメコの感じる場所を探っていく。
「ぅあ…っや、や…だぁッ…んん…」
ジャスミンはウメコの首筋に唇を落とした。少しずつ唇が下のほうに移動していく。
胸の突起に唇が辿りつくと、ウメコは切なげに声をあげた。
877 :
563:2006/05/07(日) 11:31:01 ID:KWgvfXqI
ジャスミンは胸の突起を器用に舌先でなぞり、吸いあげる。
「あぁあッ…んふぅ…ジャスミン…」
「ウメコ、気持ちいい…?」
ジャスミンはわざと意地悪い質問をする。
「馬…鹿ぁッ…分かって…て、んっ…聞い…てるくせにっ…」
顔を真っ赤にして、力の入らない手でジャスミンを叩いた。
「…ごめんね、ウメコが可愛くてつい」
ジャスミンは顔を上げ、ウメコの頬にキスをすると、耳元で囁いた。
「…もっと、気持ち良くしてあげるね……」
ジャスミンはウメコのパンティに手をかけると優しく脱がしした。
ウメコは恥ずかしさで、思わず自分の顔を両手で覆った。
「……お願い。ジャスミンも脱いで…」
ジャスミンは素直に返事をすると自分のパンティをするすると脱いだ。
878 :
563:2006/05/07(日) 11:32:07 ID:KWgvfXqI
「ねぇ…ウメコ。顔見せて」
ようやく少しずつウメコは顔を覗かせた。
ジャスミンはウメコに向かって幸せそうに微笑む。
ウメコもジャスミンにつられて力無く、だが幸せそうに微笑んだ。
「ウメコ…」
愛しい人の名前を呼ぶと、ジャスミンはウメコの秘部に口づけた。
「ひっ…ぁあっ!?
だめぇッ…ぁ、ぁジャスミンぅ!やだよぉ…はぁんッ」
ジャスミンの巧みな愛撫にウメコは夢中になる。
愛液の泉に指を這わせ、一番敏感な突起を強く吸いあげると、とめどなく声が溢れた。
「……ぁ、ジャスミン、ちょっとっ…」
ウメコはジャスミンを遮った。
「…ジャスミンにもしてあげたい……」
そう言うと、ウメコは起き上がり、ジャスミンの体を起こすと、
自分より豊かな胸に手を伸ばした。
879 :
563:2006/05/07(日) 11:33:45 ID:KWgvfXqI
ジャスミンの胸の突起はすでに痛いほど張りつめている。
ウメコは胸の感触を味わうようにゆっくりと揉みしだいた。
(うわぁ…ジャスミンの胸大きいなぁ…あ、今の顔かわいい!)
ジャスミンの頭にウメコの声が響く。
「ちょっ…と、ウメコ、何考えてるのよぉ…」
ストレートに響くウメコの声はジャスミンの羞恥心を一杯にする。
「あっ、そうだった…ごめんごめん。
だって、あまりにもかわいくって」
ウメコは満面の笑みで、本気かどうか見分けのつかない様子で謝った。
「ぅ……」
ジャスミンはますます顔を紅潮させる。
そんなジャスミンを横目に、ウメコはジャスミンの胸の突起に軽く噛みついた。
「ひゃぁぁんッ!」
痛みと快感の入り混じった感覚に、ジャスミンは悲鳴を上げた。
あまりの快感に涙が溢れる。
880 :
563:2006/05/07(日) 11:35:02 ID:KWgvfXqI
同時に、もう片方の胸の突起を人指し指で刺激しつつ、激しく揉みしだいた。
「くぅっ…あっ、あぅんッ…」
最初は声を堪えていたものの、あまりにも激しく愛撫され、
ジャスミンはあられもない声をあげていく。
(あっ、やばい…すっごくドキドキしてる…。
もう、そろそろいいよね…?)
ウメコはジャスミンの秘部に手を伸ばした。
もうすでに泉から愛液が沢山溢れ、太股にまで滴り落ちていた。
「わぁ…すごい濡れてる…」
ウメコは心の声をそのまま口にした。
ジャスミンの体はかあっと熱くなる。
ジャスミンはたまらず小さくイヤイヤをした。
「嫌なの…?やめちゃうよ?」
ウメコは先程の仕返しとばかりに、わざと答えづらい質問をする。
(ジャスミン泣いちゃいそう……かわいい…じゃなくって、さすがに意地悪だったかな)
ウメコの心の声にびくんと体を震わせる。
「ジャスミンごめんね…」
額にそっとキスをすると、耳元でそっと囁いた。
「小梅…」
ジャスミンは肩で苦しげに呼吸をしつつ、突然、ウメコの本当の名を呼んだ。
881 :
563:2006/05/07(日) 11:36:06 ID:KWgvfXqI
「へっ!?」
ウメコは自分の本当の名を突然呼ばれ、驚く。
「……小梅と一緒にいきたい…」
ジャスミンは節目がちで蚊の鳴くような小さな声でウメコに求めた。
「茉莉花ぁ…
うん、一緒にいこう……」
二人はお互いの秘部を重ね合わせると、お互いの事を想いながら激しく動いた。
「ぃあっ、あっ、あぁぁん…」
突起と突起を擦り合わせ、ぐちゃぐちゃと卑猥な音を響かせる。
二人はどんどん登りつめていく。
「あぁん、あっ、まりかぁ…もぅだめだよぉッ!おかしくなっちゃうぅ」
ウメコの声と表情はますますジャスミンを刺激した。
「ひぁぁあっ!んんッ
、こうめ…わたしも…もう…あぁぁぁん!」
お互いの手を強く握り合った瞬間二人は同時に達した。
882 :
563:2006/05/07(日) 11:41:03 ID:KWgvfXqI
「ねぇ…また、髪のばして…」
ウメコはジャスミンの髪を優しくそっと梳いた。
空いているもう片方の手はジャスミンの腰に回している。
二人は行為の後、ベッドに横になり、しばらくぼーっとしていた。
「うん…。
じゃあ、ウメコの為に伸ばすわ…」
ジャスミンはゆっくりと瞳を閉じると、この幸せを噛み締める。
――もう、あなたに嘘はつかないから…小梅―。
いつの間にか二人とも深い眠りに落ちていった。
883 :
563:2006/05/07(日) 11:49:11 ID:KWgvfXqI
センとウメコはいつものようにマシンブルに乗り込み、日課のパトロールをしていた。
「――という事があったんだよセンさん!」
センはウメコの話にふんふんと適当に相槌をうつ。
「ちょっとぉ!
ちゃんと聞いてるのっ、センさん!」
「聞いてるよ。
良かったね、ウメコ」
センは運転をしているため、前方を見つめながら笑みを浮かべる。
それは妹を優しく見守る兄のようだった。
「……あたしね、センさんのお陰でやっと大事な人に気付けた。
本当にありがとうね…。
でも、センさんも大好きだよ。
……まっ、ジャスミンとは次元が違う好きだけどねっ!」
ウメコはあははと笑うと、真面目にお礼を言ったのが照れ臭くなって、
窓の外を見つめた。
「やっぱりウメコには敵わないなぁ…」
センはぼそりと呟く。
「なんか言った?」
素早いウメコの突っ込みに、センは頭をポリポリと掻いた。
「いや別に〜。
じゃあ、ウメコの大事な人が待つデカベースに早く戻るとしますか」
ウメコは窓を開けると、暖かい風を感じた。雲一つない青空。
心の中に愛する人を思い浮かべる。
外を眺めると、桜の枝に青々とした葉が茂っていた。
――今日もメガロポリスは日本晴れ。
end
小説のモンです。・・・・最高、もぉ最高!!
いや、
>>563さん凄い!可愛くて綺麗なエロですね。自分のが激情的で激しいからw。
いいものを見せていただいたお礼に、四人の出る話をこれから投下します。エロ無しのノロケ合いです。
舞台はサージェスのサロンなのか、デカベース内部なのかは想像にお任せします・・というか、あまりその辺は考えてませんw
では。
ガールズ・イン・トラブル!!
「いいかげんにしてよ、もう!」
「それはこっちのセリフよ!」
その二人の女性は言い争っている。女性というよりは少女のような、どこかあどけなさの残る佇まいである。
一人は束ねた大きなポニーテールを一つぶら下げている。
もう一人は小さなポニーテールを二つ拵えたような髪型だ。
大声で口を尖らせて喚きながら取っ組み合おうとする、少女のような二人に割って入る二人の女性。
「菜月、喧嘩なんていけません!どうしたんですか?」
「ウメコ、何があったの?ちょっとまりかちゃんに話してミソ」
喧嘩をしている二人とは違い、とても落ち着きがある。
双方クールな中に優しさを持ち合わせたような感の女性だ。
どうやら二人は各々の友達・・いや、それ以上の関係、恋人のようである。
『ウメコ』『菜月』と呼ばれたその二人はそれぞれ甘えて泣き付くように答えた。
「ジャスミ〜〜ン、菜月ちゃんたら私のシュークリーム食べちゃったんだよ!!」
「さくら、ウメコさんがなつきのお菓子箱の中身食べちゃったの、それも全部!!」
食べ物の恨みは恐ろしい、とはよく言ったものである。お菓子のことで口論を続ける二人にジャスミンとさくらは顔を見合わせ、腕組みしながら笑った。
「何か似てますね・・ウメコさんと菜月。」
「はい、とっても。ウメコ、凄く可愛いし純粋ですよ。たくさん元気もらってます。」
「それは菜月もですよ。とっても可愛くてすっごく優しいんですから。」
お互いの恋人を自慢し合うように二人は笑い合った。
「食いしん坊のペチャパイ!!ウメコさんにさくらは絶対に渡さないもん!!」
「ペチャ・・ちょっと、そっちだってペチャパイのくせに!!菜月ちゃんがジャスミンに手出ししたら、ギッタギタのメッタメタにしてやるんだから!!」
ついにお互いの恋人まで争いのネタにしたウメコと菜月は、それぞれS・P・Dライセンスとアクセルラーに手を掛けた。
ケンカの様子を笑って見ていた二人だったが、さすがにマズイと思ったのか再び止めに入った。今度はさくらがウメコを、ジャスミンが菜月を止めに入る。
「ウメコさん、美味しいケーキあるから後で皆で食べましょ?」
「おいたわしや、殿中でござる!菜月ちゃん、さくらさんの言うとおりにしよ?」
変身してまで争おうとする二人を制止しようとした二人だったが、さくらは暴れるウメコに振り解かれ、ジャスミンは菜月の怪力で跳ね飛ばされてしまう。
「痛っ!!!!」
ゴツッ、という鈍い音。
さくらとジャスミンは振り解かれた勢いでお互いの頭をぶつけ合い、その場に蹲ってしまう。
辺りは静まり返った。二人の身体はワナワナと震えている。
「あの・・さくらさん、よいこつよいこめげないコ!!だよ?ね?ね?」
「ジャスミンさん、笑お・・?お願い、笑ってよ〜〜!」
それまで言い争っていた菜月とウメコは、皮肉にも仲良く両手を取って、おびえるように身を縮めてさくらとジャスミンを見つめている。
顔を上げた二人の額には痛々しいコブが出来ている。
鬼のような形相でさくらとジャスミンは声を揃え、怒号を響かせた。
「二人ともここにお座りなさい!!!!」
fin
今日のボウケン…最初の青と黒と同じような状況に菜月がなって
そんときだけはさくらがうりたえてしまう、なんてあればよかったのに。
それとか、捕まったの黄色で、そんときだけは20%の危険を承知で助けにきたとか…
小林じゃなくて荒川に脚本を書いて欲しかった……
890 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/07(日) 15:14:28 ID:V2M4/3Sk
>563
ついに完結か!
二人のエロシーンが微笑ましい!!
あの二人には是非幸せになってほしいw
>小説の方さん
キタコレ!!
さりげなく自分の恋人を自慢するジャスミンとさくらイイ!
最後ワロタw
やっぱり今日のボウケンは期待はずれだったなorz
891 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/07(日) 15:35:33 ID:EQ8cIR/l
>>563さま 乙です。
センにジャスミンの事コクっちゃうとは意外でした。
でもセンの最後の台詞はこの話をビシっと締めてくれましたね。 流石!
>>小説のモンさま 乙です。文中最後のシーンを読んでいて
さくらとジャスミンは振り解かれた勢いでお互いの顔をぶつけてしまい、
その際、偶然にも唇同士が触れ合ってしまった。
なんて一瞬、新たな恋のはじまりを妄想してしまいました(W
892 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/07(日) 16:57:43 ID:uIfj+vP6
カブト観てて、樹花×ひよりをカプに思うのは自分くらいなのだろうか…
漏れも漏れも!
894 :
563:2006/05/07(日) 22:21:42 ID:KWgvfXqI
かなり遅くなりましたがツインカムものです
エロ書くかかなり迷ったのですが結局書いてしまいましたwwwww
自分なりのツインカムの馴れ初め編です
センとウメコは兄妹のような感じが希望だったので最後に二人のエピソード
も入れてみました
今回のタイトルはm-floのyours only,から取りました
歌詞は亡くした恋人への想いを歌っているのでちょっと違いますが綺麗なメロディ
の曲です
これでいいのか不安ですが、読んでくれた方々、本当にありがとうございました
>小説の方
やはり、さすがとしか言いようがありません!!!!
どのキャラの特徴も出てるし、オチに笑わせて頂きました^^
毎回毎回ホントに楽しませてもらってます
これからもいろんな作品読めるのを楽しみにしてます
895 :
892:2006/05/07(日) 23:07:16 ID:uIfj+vP6
>>893 (・∀・)人(・∀・)ナカーマ
なんか、ひよりが天道家に来るたび、樹花が心底うれしそうにひっつくの見てると百合センサーが反応するんだよね
小説のモンです。次は菜月さくらのイラストに色塗ります。次の小説はツインカムか菜月さくらか、はたまた違うものかは分かりません!(案外アバレのらんる×えみぽんとかww)
多分色塗るうちに何か思い浮かぶと思います。今回の四人の話を書いてて楽しかったです。もっと楽な気持ちで書けたらなと思います(笑)。
ひより樹花・・カブトは好きだけど、天道総司が好きであまり良く分からなかったので、今後はひよりと樹花に目を付けて観てみます。
ひよりはダークな感じだなぁ。
追記・曽我町子さんのご冥福をお祈りします。
>>898 どぅえええー!!?な、亡くなったんですか曽我さん!?
凄いショック・・・。こんな板ですがご冥福をお祈りします。
900 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/08(月) 09:31:19 ID:bzpsf7mQ
>>899 yahooによれば7日に自宅で急死されたという事です。
マジレンの最終回が最後のお姿に・・・・ 合掌
902 :
896:2006/05/09(火) 03:19:32 ID:crelSqxj
調子にのって文も書いてみる。
つ「ツインカムエンジェル」黄桃か桃黄かはお好きに。
903 :
1/7:2006/05/09(火) 03:21:11 ID:crelSqxj
「ねぇ、ジャスミン、今度の休み暇?一緒に行かない?」
「え?」
午後にはいってちょうど暇な時間帯。
ジャスミンはウメコが差し出したチケットを手にとった。
「・・・寄席?」
怪訝そうに眉を寄せてその顔を見返す。
「珍しいね、ウメコ。」
首を傾げたジャスミンに、ウメコは照れながら言った。
「本当はセンさん誘うつもりだったんだ。だけど本部に出張なのすっかり忘れてて。」
ああ、成程。
「いいよ。せっかく買ったんだもんね。一緒に、いこっか。」
「ありがとーv」
無邪気に喜ぶ笑顔が複雑ながらも嬉しい。ああ、なんてお手軽な自分。ジャスミンは小さく息をついた。
904 :
2/7:2006/05/09(火) 03:21:47 ID:crelSqxj
「ねぇ、センちゃん。センちゃんは結局どのへんまで本気なの?」
「なにが?」
今日は飲み会。
「はぐらかさないの。ウメコのこと。」
バンはホージーを引きずって早々に二次会へと消えた。
ウメコは当の昔に酔いつぶれて、唯一シラフだったテツ(だって未成年)が連れて帰った。
「ああ・・・。うん。可愛いと思ってますとも。俺はどっちかというとジャスミン狙ってたんだけど。」
「これ以上はぐらかしたら直接見るわよ。」
ジャスミンは手袋に手をかけた。センはわざとらしく、おお、怖、とポーズをとる。
「・・・いやさぁ。俺にとってウメコって妹みたいなもんだから。」
センはジャスミンのグラスに冷酒を注ぎながら言った。
「うん。」
「それでもまあ、ウメコが本気で俺のこと好いててくれてさ、
そう言ってくれたらまあお付き合いを断る理由はないんだけれど。」
「うん。」
ジャスミンは注がれたものをくいと飲みほし、逆にセンにお酌をした。
「多分さぁ、ウメコのは勘違いの恋だから。」
ジャスミンはセンの顔を見た。
905 :
3/7:2006/05/09(火) 03:22:27 ID:crelSqxj
「あれはきっとね、すり替えだと思うわけ。たまたま俺だったけど、同じ状況で、
気づいたのがバンならバン、ホージーならホージー、テツならテツが
好きになってたと思うんだよね、ウメコは。」
別に軽いとか言ってるわけじゃなくて、とセンは慌てて付け加える。
わかってるよとジャスミンは返した。
「だから、ここでもしウメコが俺に告白してくれたとして、
それでおつきあいしましょう、ってことになったら、ふかーいところでは
ウメコにとってよくないんじゃないかなと。」
でもお断りすると次の日から多分ウメコ気まずいでしょ?ジャスミンは聞きながらため息をついた。
これがただの嫌な男だったらキレられるのに、それなりにいい男で、というか、任せておける奴だから、
対応に困る。
「ウメコ泣かせたら許さないんだから。」
「だから、俺としてはさジャスミン。君に先手をうってもらった方がありがたいんだけど。」
「えっと、マティーニと、本日のデザートと・・・え?」
追加注文をしていたジャスミンはようやく振り返った。
「だから、ジャスミンが先にウメコをモノにしちゃえば、俺は嫌な役しないですむ。」
「・・・センちゃん、それありがたいとかじゃなくてやらせようとしてるんでしょ。」
「というよりも、ジャスミンならやりかねない、と思っている。」
飄々と返すこの男だけはよめないな、とジャスミンは思った。
906 :
4/7:2006/05/09(火) 03:23:56 ID:crelSqxj
多分いくらザルとはいえ、それなりにお酒はまわっていたんだと思う。
「・・・あれ。」
鍵がない。多分さっきの店だ。今日はとことんついてないや。
そして隣の部屋の扉を見た。ウメコの部屋。・・・寝てるよね、思いながら一応ノックをした。
「・・・ジャスミン?」
あ、起きてた。事情を話そうとした傍から部屋に引き入れられる。ああ、まだ酔ってやがるこいつ。
「いーよー、一緒に寝よー。」
だからまだなにも話してないでしょう。まあいいや。ジャスミンは招かれるままにベッドに入った。
・・・シャワーと着替えるのは起きてからでいいか。すでに片腕はウメコの枕になっている。
女の子はよくやることだ。すぐに寝息をたてはじめたウメコの顔を見つめる。
ああ、酔ってるなあ、と自分で思った。それより今日はセンちゃんが悪いんだ、と下手な言い訳。
初めて、その唇にキスをした。
惹かれるように、なんとなしにやったことでたったそれだけ。おやすみ、そう言って寝るつもりだったのに。
「・・・ん、ジャスミン?」
え、とジャスミンの心臓は凍りつきそうになった。・・・起きてた?
「・・・おやすみ〜」
おぼつかない語尾でそういったウメコはジャスミンにキスをした。勿論唇に。ジャスミンは目を見開く。
次の瞬間、もうウメコの意識はなかった。腕の中ですうすう息をたてている。え?なに今の。
寝ぼけてたのね?それか酔ってるんだね?どぎまぎしつつも眠気には勝てず、ジャスミンはそのまま目を閉じた。
907 :
5/7:2006/05/09(火) 03:24:53 ID:crelSqxj
目が覚めたけど、頭がぼんやりしている。左手が重い。ん?なんで?
そのあたりでようやく視界がクリアになった。目の前にパッチリした瞳のドアップ。うわぉ。
あーそうか、昨日部屋に入れなくて。酒豪の脳というのは忌まわしいもので記憶はバッチリ残っていた。
もちろんキスのことも。やっちゃったなあとジャスミンは頭をかく。
「・・・ねぇ、ジャスミン。」
「あ、覚えてないでしょ、ウメコ。ごめんねわたし鍵なくしちゃって・・・」
「ううん、覚えてる。・・・・・・・あの、その、だからね?ええっと・・・」
その様子を見て、さあ、と血の気が引いた。やっぱりウメコはあの時ちゃんと起きていたのだ。
「あっ、あのね、違うのウメコ!」
ジャスミンは慌てて身体を起こして言った。左手が痺れていて動かない。
「私昨日ちょっと飲みすぎちゃって、久しぶりに酔っちゃって、ほら、私キス魔で!」
ウメコが目を見開いた。
「そうなんだ。」
ジャスミンは細く息をつく。ごまかせた、だろうか。
「・・・そう・・・なん・・・だ。」
え、とジャスミンはウメコを見下ろした。ちょっ、ちょっと待って、私なにかまずいこと言った?それとも
キスがそんなにショックだった?ええそれって私としてもかなりショック、もしかしてファーストキスだった?
って違う!
「ウ、ウメコ!?」
「・・・あたし、あたしっ!」
908 :
6/7:2006/05/09(火) 03:25:31 ID:crelSqxj
潤んでいた目からぽたぽたと雫が落ち始めた。どうしていいのかわからなくて、ジャスミンは動けない。
「私、ジャスミンのこと好きだったのに・・・驚いたけど・・・嬉しくって・・・夢だと思ってやり返して・・・
でもね、あの後もう一回目が覚めたら隣にジャスミンがいて、本当だってわかって、すごく、すごく、
本当に嬉しかったのに・・・なのにただの冗談なんだね・・・。」
ジャスミンは、言葉のままに固まった。
「ごめん、いきなりこんなこと言われても、気持ち悪いよね。今まで仲いい友達だったもんね。」
「ちょっ、ちょっと待って、ウメコ!えっ、じゃあ、センちゃんは?」
「・・・センさんは優しいし、いつもああだけどカッコいいし、やっぱり好きだけど、・・・でもね、
だってそれって、ジャスミンが、女の子だから、だから、」
言葉が出てこない。ウメコは懸命に涙を堪えようとして喉を詰まらせた。
「・・・ウメコ・・・!」
たまらずにジャスミンはウメコを抱きしめた。ウメコが驚いて目を開いた。そして、哀しそうに笑う。
「やめてよジャスミン・・・私、勘違いする。」
「勘違いじゃない!私は、ウメコが好きなの!」
「だからやめてってジャス・・・・・・・え?」
すっかり泣きじゃくった顔をウメコは上げた。
「嘘なの。酔ってなんかない。いやそりゃ少しは勢いはあったけど、でも私は、ウメコが好きだからキスしたの!」
今度はウメコが固まった。よく理解できていないのだろう。
「・・・え、ってことは、両、想い?」
「そう、そうなの!だから泣かなくていいの!」
もう想いを伝えるというよりは、泣き止ませるのに精一杯で、さっきから直球な愛の告白を行っていることに
ジャスミンはまだ気づいていない。
909 :
7/7:2006/05/09(火) 03:26:12 ID:crelSqxj
「・・・・・・・・・・え、えー・・・!?」
がっくりとうなだれたウメコに、ジャスミンはまた驚いてそれにあわせてもう一段視線を下げた。
「え、ウメコ!?」
「ずーるーいー!!じゃあなんでちゃんとした時に言ってくれないの?
絶対、私からキスしようと思ってたのに・・・!」
ぽかんとしたジャスミンは、その直後に笑いはじめる。
こんなにうまくいっていいのかなぁ。まあその分の受難は昨日受けてる。
「じゃあ、もう一回しようか。」
両想い後最初だから、これが初めてのキスってことにしよう。ジャスミンは言って目を閉じた。
「ウメコからどうぞ。」
頬を膨らませたウメコは、それでもやっぱり目を閉じて、ジャスミンにキスをした。
軽いけど舌を絡ませる。
「大人のキスだ。」
ジャスミンは笑った。非常にすがすがしい笑顔で。恥ずかしげだったウメコもそれにつられて笑顔になる。
今日もメガロポリスは日本ば、
「・・・・・・・なんだか結局センちゃんのいいようになった気がする・・・。」
「なぁに?」
「いや、なんでもないよ。一緒にシャワー、浴びよっか。」
お目汚しすみませんでした。
ありがちだしやっぱりエロくないけど、初百合としては頑張った・・・と思う。
911 :
563:2006/05/09(火) 07:18:53 ID:49HFK1pE
>896さん
乙です!そしてGJ!!!!
「大人のキスだ。」 と喜ぶウメコが可愛い(*´д`*)
エロなくても全然いいと思います
朝から萌え死にましたwwww
また是非何か書いてください!
自分のほうは次回はまた、さくら×菜月を書こうと思っています
もしかしたら、絵のほうもうpするかもしれませんw
カブトは最近あまり見ていないのでこれからしっかり見てみます!!
小説の方の絵もwktk!!
小説のモンです。
>>896さん。二人が初々しくて可愛いww
さて・・即興で話が出来たのでこちらも投下します。凄く短い話です。多分エロ無しのジャスウメは初めてです。
「ある日常」。最後にエロ会話なのでww
ちなみに次は菜月×さくらになります。「ハーメルンの笛」の後のエピソードです。では・・
Episode−ex「パーフェクト?」
勤務を終えて私服に着替えたジャスミンとウメコはデカベースを出て、行きつけのスーパーに買い物に出かけた。
ちょっと前まではこの時間になると陽が落ちて真っ暗になっていたのだが、まだ明るい。
高くなった陽の下、人ごみの中に二人はいた。
「お給料日だからすき焼きでしょ?」
給料の出た日は贅沢をする日だと二人が取り決めた事だった。
ウメコが嬉しそうに言うと、ジャスミンも嬉しそうに頷きながら言った。
「当たり前田のクラッカー!お腹ペコペコだから早く買い物済ませよ」
二人は店内へ意気揚揚と入っていった。
「よござんすか?」
「うん!」
玉子や野菜やしらたきにワイン、そしてメインの肉と、あらかた買い物を終えた二人は帰路に着いていた。
昼間の激務でどうしても空腹に耐えられなかった二人はメロンパンを買った。
歩きながらウメコはパンをちぎり、買い物を持ったジャスミンの口に運びながら自分の口にもパンを運んだ。
やがて信号に引っかかった。
「あ、どうしよ!」
パンが全部無くなる頃、ウメコは何かを思い出したように口を開いた。
「何じゃらほい?」
「今朝出掛けに晩ご飯の下拵えしてたんだった!ガーリックステーキ・・・・ごめん!」
ウメコは今朝の事をしっかり忘れていた。
ステーキとすき焼き。腹ペコとはいえ二人で平らげられる量ではない。
ジャスミンは微笑むとウインクをし、ウメコに言葉を返した。
「スワンさんも呼ぼうよ!いつもお世話になってるから」
「あっ、うん・・そうだね!」
ウメコはジャスミンの持っていた買い物を手に取ると笑顔に変わり、大きく頷いた。
やがて信号が青に変わる。
ジャスミンはウメコの顔を見て含み笑いを浮かべて言った。
「ガーリックステーキって・・精力付けて何するつもりだったの?おマセなウメちゃん」
「いいでしょ、もう!ジャスミンのエッチ!」
少し赤い二人の頬。
ちなみに招待したスワンに同じような事を言われ、さらに赤面したのは言うまでも無い。
fin
915 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/10(水) 08:25:32 ID:rsd3JwTP
特撮板より。フラッシュマン紹介。
フラッシュマンの切ないラスト紹介を受けて凹む黄。
菜月『菜月もお母さん達と逢えないのかな…』
顔をおおって泣き出す菜月さくら『泣かないで菜月、私はずっと菜月の傍にいますよ…』
菜月『…ホント?』
さくら『もちろん!』
菜月『べぇ〜』
さくら『菜月?!』
菜月『さくらさん大好き♪ん〜チュ!』
こんなのやらないかな。もう一回ベタベタな二人を見たいw
916 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/11(木) 00:13:05 ID:Z4fO0vjy
EPISODE α 「ジェラシー・ストーム」
今日のジャスミンは夜が近づくにつれてウキウキしていた。
実は今夜ウメコが自分の部屋に泊まり掛けで遊びにくるのだ。
一足先に任務が終わった彼女、今夜の夕食の献立を考えながら自室に向かっていたが
マシンブルに自分のお気に入りのマスコットを忘れて来た事を思い出し地下駐車場へと向かった。
するとそこへセンとウメコが乗ったマシンブルがパトロールを終えて戻って来たのだ。
ジャスミンは悪戯心で急に2人の前に飛び出して「おつかれざますぅ〜!」と
驚かせてやろうと企み駐車場の柱に身を隠した。
しかしいつまで経っても車からセンとウメコは降りてこない。
「あん〜?」とジャスミンはそっと顔を出して覗かせて見たのだが「!」と、一瞬息を飲んだ。
何とマシンブルのコックピットでセンとウメコが抱き合っていたのだ。
そして2人は熱い接吻を交わし始めた、やがて舌を絡め合い激しく唇を求めあっている。
ウメコがセンにほのかな恋心を抱き始めた事はスケコ星人の事件の後からうすうす感じてはいたが
まさか2人の関係がここまで進展していようとはさすがのジャスミンも想像していなかった。
「・・・・」ジャスミンはそんな2人の愛の抱擁をしばらく目の当たりにしていたが
その時、車中のウメコと目が合ってしまったのだ。
その瞬間「!」と彼女の中で何かが弾けた。
気が付けばジャスミンは猛ダッシュで駐車場を後にし
そのままデカベース内にある自室に駆け込んだ。
そして気を落ち着かせるためなのか冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し
それを一気に飲み干した。
「ウメコ・・・」ジャスミンは心の中でそう呟いた。
何故か涙が溢れて来た。
「COMING SOON ?」
読むだけでなく思い切って書いてみましたが・・・・。
917 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/11(木) 00:35:17 ID:yH2RsmIA
イイヨー!!
続きキボンヌ
小説読み返しました。これ本出せるんじゃない?
919 :
563:2006/05/11(木) 15:19:26 ID:EgLd/74o
さくら×菜月投下します
エロは12禁ぐらいwwwwといいつつ全然エロくないw
酔っ払ったさくらが菜月を…みたいな話です
そんなさくらが嫌な人はスルーしてください
タイトルは広瀬香美さんの歌からであまり意味無いです
ではどうぞ…
920 :
563:2006/05/11(木) 15:24:51 ID:EgLd/74o
『甘いお話part4』
今日はボウケンジャーに新しく入隊した真墨と菜月の歓迎会。
二人が入隊してから、もうかなりの月日が経過していたが、
「歓迎会も兼ねて飲み会しませんかー?」という蒼太の提案により、
サージェスミュージアムの近所の居酒屋の座敷部屋を貸し切って、行われる事となった。
だが、最初に提案した蒼太が
「ちょっと女の子と予定入っちゃって〜」と、
途中で抜け、残された男二人は、真墨が暁の挑発に乗り、飲み競べをする事となり、
お互いに意地を張って相当な量の酒をあおったので、
結局、今は二人仲良くダウンしている。
921 :
563:2006/05/11(木) 15:25:43 ID:EgLd/74o
「ますみぃ〜、チーフぅ〜」
菜月は二人の側に駆け寄り、肩を揺すったが、二人とも何の反応を示さない。
「だめだこりゃ…」
二人の様子を見てさすがの菜月も思わず呆れた。
922 :
563:2006/05/11(木) 15:27:16 ID:EgLd/74o
――今回の歓迎会で菜月は一口も酒を飲んでいない。
菜月は過去の記憶が無く、実際の年齢はわからないが、推定で19歳となっている。
菜月も酒を飲もうと手を伸ばしたが、真墨に
「お前はお子様なんだから酒なんか飲むなよ!」と、阻まれた。
真墨は口では何だかんだ色々と言いながら、菜月の面倒をとてもよく見ているし、
大事にもしている。
菜月自身もそれはよく分かっていて、口では反抗するが、言われた事はしっかりと
守っていた。
「まったくもぉ…」
菜月は真墨の頬をつんつんとつつく。
(……そういえば、さくらさんは…)
ふと、さくらの事が気になり、横目で伺った。
923 :
563:2006/05/11(木) 15:28:39 ID:EgLd/74o
さくらといえば、先程からずっと無言で酒を飲んでいる。
それも、かなりのハイペース。
すでに目の前には多くのコップが並んでいた。
そして、今、口を付けているチューハイを飲みほすと、また新たに頼むつもり
なのだろうか、店員を呼ぶブザーに手を伸ばそうとしている。
菜月はすかさず、さくらの手を引っ張り、それを止めた。
「ちょっと、さくらさん〜!もう飲みすぎだよぉ!!」
「………」
さくらは無言で菜月を見つめた。
明らかにいつもとは様子が違う。顔はすでに紅く染まっていた。
「……菜月」
急に自分の名前を呼ばれ、どきりとする。
924 :
563:2006/05/11(木) 15:30:05 ID:EgLd/74o
「えっ……なあに、さくらさん…?」
菜月は緊張した面持ちで返事をした。
何だかとても嫌な予感がする。
すると、さくらはいきなり、菜月の背中にがっちりと手を回した。
「えっ!?」
さくらの整った顔が菜月の顔に急に近付いてくる。
「わあっッ!ちょっ…さくらさん何す…る…んんっ」
さくらは突然、菜月にキスをした。
普通のキスだけでは飽き足らず、唇を強引に舌でこじ開け、歯茎、上顎を舌でまんべん無く
なぞっていく。さくらは菜月の咥内の隅々まで犯していった。
(さくらさん、お酒臭い……菜月まで酔っちゃうよぉ…っ)
さくらの勢いは少しも止まらない。
「は……ふぅっ…んくぅ…んっ」
菜月は初めての感覚に戸惑い、身震いをする。
さくらはようやく菜月を解放した。
菜月は取り合えず一安心する。
だがしかし、さくらの手は菜月の太股に伸びていった。
925 :
563:2006/05/11(木) 15:31:33 ID:EgLd/74o
「ひゃあっ!」
菜月は反射的に体をびくんと震わせる。
冷たい手のひらが菜月の白い太股を這っていく。
「さくらさん!もうやめてよぉ〜ねっ?」
菜月は必死に懇願した。
さくらは菜月の顔をじっと見ている。
(さ、さくらさん、目がすわってるぅ…)
そして、菜月に向かって、さくらは不敵な笑みを浮かべた。
その表情はただならぬ色気を漂わせている。
「……菜月…上官に対して逆らうのですか?」
いつものはきはきとした喋り方では無く、舌っ足らずな、甘ったるい声。
あまりにも雰囲気が違うさくらに、菜月は胸の鼓動を加速させていく。
さくらは空いているもう片方の手で菜月の顎を掴み、くいっと持ち上げた。
926 :
563:2006/05/11(木) 15:32:42 ID:EgLd/74o
(もしかして…これって、ホントに危ない?)
菜月は本気で身の危険を悟った。
さくらの事は大好きだが、ここには真墨も暁もいる。
何より、こんな所ではムードも何もない。
身の危険に陥りながらも、菜月は少々場違いな乙女な事を考えていた。
「あ〜ん!もう、さくらさんってば酔っぱらい過ぎだよぉ〜」
ひとまず、どうにかさくらをなだめようとする。
すると、さくらは菜月の耳元に顔を寄せた。
927 :
563:2006/05/11(木) 15:33:39 ID:EgLd/74o
「菜月は私の事、嫌いになりましたか…?」
菜月は急に真面目に尋ねられ戸惑った。耳元で囁かれたその言葉。
それを囁くその声は、あまりにも弱々しく、今にも泣きそうな声だった。
「そんなことないよ…菜月、さくらさんの事大好き
だよ……」
菜月はさくらの頭を優しく撫でると、さくらの華奢な体をぎゅっと抱きしめた。
さくらは黙って菜月に抱きつき、じっとしている。
表情を伺う事が出来ないので、今、さくらがどんな顔をしているかは分からない。
(……はぁ、取り合えずどうにかなって良かったぁ…)
菜月はほっと息をついた。
928 :
563:2006/05/11(木) 15:35:03 ID:EgLd/74o
しかし、その瞬間、菜月のスカートの中にさくらの手が潜り込んだ。
「やぁんっ!!さくらさぁーん〜」
油断していたため、突然の事に身動きが取れなかった。
心臓の鼓動がこれでもかと加速する。
「嫌いではないんでしょ?
ならいいじゃないですか……
上官の命令は絶対です…観念しなさい」
そう言って、口角を上げてにっこりと微笑むと、さくらは菜月の下着に手をかけた。
菜月は冷や汗が流れるのを感じる。
そしてさくらは徐々に下着を下ろそうとしていた。
929 :
563:2006/05/11(木) 15:36:04 ID:EgLd/74o
「よっ、良くなぁーいっ!
さくらさんの馬鹿ぁッ!!」
菜月は思わず力一杯さくらを突き飛ばした。
「うぅん……」
あまりの力の強さで突き飛ばされたため、さくらはそのまま畳に倒れ込んだ。
「あっ!さくらさぁーん!!」
菜月は慌ててさくらの傍に駆け寄り、恐る恐るさくらの顔を覗き込んだ。
「え、息してるよねぇ…」
自分の手をさくらの口元に持っていった。手の平に温かい吐息を感じる。
「あぁ……生きてた…良かったぁ」
菜月は胸を撫で下ろし、その場にどさりと座り込んだ。
930 :
563:2006/05/11(木) 15:37:46 ID:EgLd/74o
「さくらさん、酔っ払うとあんなになっちゃうんだ…びっくりしたぁ……」
先程の事を思い出しながら、真墨の頬と同じように、さくらの頬もつんつんとつついた。
(……でもちょっと残念…あっ、そうだ!)
さくらの頭を自分の膝に乗せてみる。
「へへん〜膝枕っ!」
菜月は一人でニヤニヤする。
しかし、先にダウンしていた暁と真墨が視界に入った。
この後、この三人をどうしたら良いのだろうか。
それを考えると一気に気が重くなり、そして、遠くなる。
そして、怒りの矛先はある人物に向く。
この会を企画した張本人…。
「もぉーっ!蒼太さんの馬鹿ぁッ〜!!!!」
菜月はこの場にいない蒼太に向かって悪態をついた。
end
>>918 デカだけでも(中の人ネタ込みで)圧倒的な量だからな
小説のモンです。
>>563さん・・エロイですよ(;´Д`)ハァハァ
酒乱のさくら姐さん可愛いww
>(さくらさん、お酒臭い……菜月まで酔っちゃうよぉ…っ)
↑個人的にはここ好きです(笑)
もう少しして投下する菜月さくらの小説は、さくら姐さんが甘えん坊です。
その次は多分ツインカム(多分雨のネタ)です。絵の方、もう少しお待ちください。m(__)m
933 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/12(金) 00:40:50 ID:55oWFsxw
>>916です。
大作家の563氏、小説の方氏に影響され続きを書いてみました。
妄想のままに書いていますので駄文等何卒ご容赦ください。
「ジェラシー・ストーム」 2
ジャスミンはだんだんと胸の鼓動が激しくなるのを感じていた。
「何故だろう・・・本当ならウメコを祝福してあげるべきなのに・・・何で・・。」
ジャスミンは力なく身体を壁に持たれかけながらそのまま床に座り込んだ。
そしてジャスミンは手袋を取り制服の下から手を潜り込ませ
その手を直接そのふくよかな胸にあてがった。
自分で今の自分のココロを読んでみようと思ったのだ。
「ウメコがセンちゃんに取られゃう・・・そんな・・・。
えっ!私がセンちゃんに嫉妬?いや・・・ウメコに嫉妬?なの・・・?」
様々な意識がジャスミンの脳裏に交差していった。
ジャスミンとて1人の女性である。
実際、宇宙警察に配属される前には何人かの男性と交際していた事があり
当然ながら男女の関係もそれなりに経験はしていた。
だが肌を交えた時、あのチカラがどうしても制御が出来なかったのだ。
つまり相手の本心は彼女の内面的なココロの部分よりその外見やカラダだけに魅せられて
自分を求めている意識が大半を占めている事が分かってしまうのだ。
そのため交際は長続きせずいつしか彼女は男性不信に陥っていた。
今ではバンやホ−ジー達を向こうに回し男勝りに気丈に立ち振る舞ってはいるが
実際はそれらの過去の経験を手袋と共に封じ込めていたのだ。
しかし手袋を外した今、彼女の中であらゆる思いが溢れだしてきた。
やがて知らず知らずにウメコの事で頭が一杯になって来た。
「わたし・・・ひょっとしてウメコが・・・」そうジャスミンが呟いたその時
「ピンポン」と部屋のチャイムが鳴った。
つづく??
935 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/13(土) 01:21:15 ID:v+vQSOQB
>>916 「ジェラシー・ストーム」 3
ジャスミンは「はっ!」と我にかえると玄関口のモニターを覗いた。
画面にはまるで何かを思いつめた顔をしたウメコが写っていた。
その直後、彼女の鼓動は先ほどにも増して早くなっていくのであった。
「ジャスミン!わたしよ、アナタに話したい事があるの。」
「悪いけどまた今度にしてくれないかな・・・。」
「え〜っ!だって今夜は泊まり掛けで遊びに行く約束だったじゃない?」
「ゴメン・・・今ちょっとそんな気分じゃないの・・・。」
ジャスミンはその胸中とは裏腹になぜかウメコに対してよそよそしい態度で応対した。
「お願いジャスミン!私の話を聞いて!」
「今誰とも顔を合わせたくないんだ・・・悪いけどまた今度にしてくれる・・・。」
「だって!だって!今ジャスミンに言わないと私・・私・・・」
「今って・・・いったい何の話なの?」
「だって・・・私・・私・・・」ウメコはもう半泣き状態でジャスミンに訴える。
ジャスミンは悩んだがこのまま玄関先でウメコに泣かれては他の宿舎の住人に
迷惑をかけてしまう気がした。
「入って・・・。」そう言うとジャスミンは玄関のロック解除のボタンを押し
ウメコを部屋に招き入れた。
小説のモンです。先に菜月×さくらの話が出来ましたので投下します。
二人を結びつけるカギはチーフと牧野センセイです。では・・
When you say you love me・・
「チーフ、これでミッション完了しました。」
「うん、ご苦労だった。」
さくらは回収したプレシャスの解析結果をディスクにまとめると、暁に提出した。
サージェスのサロンでは疲れ切った様子のさくらと、ある人物を除いては皆一様にリラックスした様子だった。
ゆっくりとコーヒーを飲んでいる暁。
ギターをかき鳴らす蒼太とそれを嗾ける真墨。
そんな二人を見て笑う牧野。
「ふぅ・・。」
菜月はため息を付きながらさくらを心配そうに見つめる。
真墨や蒼太とじゃれ合いながらも、意識はさくらの方に向いたままだ。
「・・・・・・。」
ポツンと浮いたようなさくらと菜月。そんな二人を黙って見ていた暁は、コーヒーが注がれたカップをテーブルに置いて立ち上がり、さくらの肩をポンと叩いた。
「疲れただろ、今日はもう休め。」
「でも・・」
「これは命令だ。それに・・もしかしたら、後でイイ事があるかも知れないぜ?」
尊敬する暁の言動に、さくらは安堵の表情を浮かべる。
「じゃあ・・皆さん、失礼します。」
さくらは笑顔で一礼するとサロンを後にした。
見て見ぬふりをしていた牧野は、暁に近付く。
「明石くん、後は・・」
「そうです。若い二人に任せて、ですね・・」
こっそりと内緒話のように耳打ちすると暁は少し微笑んで頷き、菜月に手招きをした。
さくらは憔悴し切った表情で部屋に戻った。
着替えもしないままベッドの上に横たわると、一日のことをゆっくりと思い出した。
いくらその時は最良の選択だと思っていても、ミッションやプレシャスを優先させる余りに真墨や蒼太に辛い思いをさせた事。
そんな様子を一緒に行動した菜月に見せてしまい、どんな風に思われているのかという不安に駆られ、菜月の顔を見れも出来なかった自分にも苛立ちを覚える。
「そう言えば何も食べてなかった・・。」
緊張が解けて安心したのか、小腹の空いたさくらは身体を起こし、何かを作ろうと冷蔵庫を開けた。
菜食主義という訳では無かったが、野菜のスープならば身も心も癒してくれるだろうと思ったさくらはミネストローネを作ろうと、材料を出して台所に立つ。
それと同時に部屋のチャイムが鳴った。
二、三度鳴らされた後、扉が開く。
主は大体想像が付いていた。
さくらが玄関に行くと、パンの入った紙袋を持った手がニュッ、と現れる。
「出前だよ〜」
菜月の顔を見たさくらの心はさらに解され、自然と顔が綻ぶ。
「もう、何も言わないで来るなんて・・晩ご飯まだですか?」
さくらがそう言うと、菜月は嬉しそうに首を縦に振って口を開いた。
「一緒に食べようと思って、パン買ってきたの、ホラホラ」
紙袋の中身を覗き込んでみれば、一本のバゲット以外は案の定菓子パンだらけだった。
さくらは苦笑いを浮かべる。
「本当に子供ですね、なつきは」
「固い事言いっこなしだよ、おじゃましま〜〜す!」
そう言って菜月は、さくらに招き入れられる前に部屋に入っていった。
「何か作ってるの?」
台所の野菜やべーコンを見た菜月は目を丸くして言った。
「なつきがパンを持ってきてくれたから、美味しく作らないといけませんね」
さくらはそう言って野菜を切り始めた。
鮮やかな手つきに、菜月の目は釘付けになる。
「うわぁ、凄いね!菜月もやる」
「ダメですよ、指切っちゃうから!座ってて下さい」
「ぶぅ〜。手伝わせてもらえない、パンだけのなつきは可哀相な女の子。」
子ども扱いされた菜月はむくれながらベッドの上に座り、退屈そうに足をバタバタさせた。
暫くは会話も無かったのだが、やがて野菜を切る音に混ざり、さくらの鼻を啜る音が聞こえてくる。
不思議に思った菜月が目をやると、肩を震わせているさくらの後姿が視界に入り込んだ。
「さくら・・?どうしたの」
「あ・・玉ねぎ切ってたから・・。」
心配そうに顔を近づけて問う菜月に、さくらは答えた。
玉ねぎが目に染みたから流した涙ではないことは傍目から見ても充分に分かる事だった。
ミッションが終わってからサージェスに戻る際、そしてサロンでずっと伏し目がちになり、張り詰めたままで無理をしながら過ごしていたさくらをずっと見つめていたのだ。
「心配しないで。大丈夫ですから・・」
さくらは涙声で言い、目尻の涙を拭いながら水の入った鍋に切った野菜を固形スープと一緒に入れて火をかけた。
「さくら、しりとりしようよ!」
菜月は少し黙った後、笑顔でさくらの手を引っ張ってベッドに上がった。
しりとりを続けるうち、悲しそうな顔だったさくらは少しリラックスしたような表情を取り戻した。
「バナナ」
さくらは答えた。
「なつき、どうしたんですか?」
してやったり、というような表情でさくらは菜月を見つめた。
菜月は屈託の無い笑顔を作ってさくらを見つめ返し、深呼吸して答えた。
「なつきは、さくらが大好き!世界中で一番好き」
「え・・・・っ」
しりとりのどさくさに紛れた、ストレートな菜月らしい感情表現だった。
さくらは暖かい気持ちに包まれる。
そしてどこか思い詰めた、でもどこか優しい表情に変わる。
菜月はというと、ただニコニコしている。
―こうしてもらいたかった。寂しくて、切なくて、どうしようもなくて、あなたに好きだって言ってもらいたかった―
心の中でそう呟いた後、さくらの瞳に再び涙が溜まっていく。
目の前の菜月の笑顔が滲んでいく。
痛んだ心を癒して、洗い流していくようにとめどなく涙が溢れた。
「ねえ、さくらの番だよ、早く。」
菜月はさくらを抱き締めながら言った。
さくらは潤んだ瞳を閉じて涙を流しながら言った。
「キスして・・下さい。」
全部言い終わる前に、菜月は自分の唇でさくらの唇を塞いだ。
温度を確かめ合うような、浅く長い口付けを交わしながら菜月はさくらに身体を預けていった。
「いつもより熱い・・」
柔らかい唇を離し、さくらは菜月の唇を指でたどりながら言った。
菜月はそれに答えるように手を取って握り、舌でさくらの唇をなぞる。さくらも同じように唇を愛撫し、舌を絡め合わせていった。
心地よい胸の痛みがさくらを襲う。
「なつきが脱がせてあげる。」
吐息を漏らしてキスをした後、自分の着ているピンク色のジャケットに手を掛けたさくらを止めるように言った。
菜月にベルトを外され、ジッパーを下ろされていく音を聞いたさくらは堪らなく恥ずかしくなり、両手で顔を押さえた。
二人が行為に及ぶのはこれが初めてという訳ではないのだが、今日はいつにも増して恥ずかしさがさくらの頭を擡げた。
「それじゃ服脱げないよ、さくら」
菜月は笑いながらからかう。
「何か恥ずかしくて・・。」
さくらも言葉を返す。菜月はそんなさくらを愛しく感じ、優しく抱き締めた。
「今日はなつきに任せて・・」
さくらは手を除けた。
菜月は火照った頬にキスをしながらジャケットを脱がせ、白いアンダーを捲り上げてブラジャーを外し、突起を指で捏ね繰るようにした。
「あ・・っ・・・・なつき、んっぅ・・」
白いふくよかな乳房は赤く染まる。
「くぁっん、あぁああん・・・・ああ、っ」
菜月はさくらの左胸を揉みながら、右の胸の突起に歯を立て、口内で舌で転がす。
時折チュウッ、と音を立てて吸うとさくらの声は大きくなり、身体も震えていった。
そして胸から離れた菜月の指は、さくらのスカートに掛かる。
剥くように一気に下ろし、パンティの上から秘所を執拗に擦る。
下着を濡らすほど潤っていた。
菜月の指の動きと感触が、さくらを煮え滾るような淫らな気持ちにさせていく。
「やっ・・んんぅ、なつ、きぃ・・焦らさないでくださ、い・・」
さくらの哀願に似た声色に頷いた菜月は下着も取り、もうすでに潤った敏感な部分に顔を持っていくと唇で軽く触れ、舌を挿し込んだ。
さくらは身体をビクリと震わせ、悶えた。
菜月の舌の感触がはちきれそうな程の快感に転化していき、下腹部から全身に放射していく。
「んあぁ!!あっ、やっぅ、んくっ、あぁあん・・・・」
指でソコを広げて内側を舐めた後、紅く腫れ上がった突起を舌で転がした。
落ち着いた声は淫らに甘く、そして激しくなっていく。
「待って。なつきも脱ぐ・・」
口を離して拭った菜月は急くように服を脱ぎ始め、すぐに裸になった。
「私はどこにも行きませんよ。」
慌てたように服を脱ぐバタバタとした光景が可笑しかったのか、さくらは愛撫の余韻に浸るような恍惚とした表情で笑った。
再び重なり合ったさくらと菜月は、貪るように唇を重ねた。
舌を出し、ねっとりと絡め合って吸い合う。
求め合うような、いつにない濃厚なキスだった。
「今度は私の番ですよ、なつき・・」
「さくらぁ・・なつきもう我慢できないよ・・・・」
さくらは今にも泣きそうな表情の菜月の耳たぶを噛みながら、蜜壺に白い指を手繰らせて動かした。
菜月もまた、仕返しのように指をさくらの秘部に滑らせていく。
互いの突起を摩りあい、指を中に入れて激しく掻き回すとさらにあられもなくなる声。
「んんんぁ、ああう、はぁぁん!!あっ、んっ・・さくら、ぁ・・・・一緒にいこう・・」
「あああああん、はぁぁっ!!なつきぃ、なつき・・好き、だいす、き・・・・」
煽情的に声と身体が重なり合い、互いの顔を見つめながら二人は導かれていった。
「このパンね、チーフと牧野センセイが買ってくれたの」
「えっ?」
部屋の中は、コンソメとトマトのいい匂いが包み込んでいる。
出来上がったミネストローネと切ったバゲットを食べながら二人は会話をしている。
さくらは菜月が口に出した人物の名に少し驚いた様子だった。
「何故チーフが?」
「言ってたよ、『さくらの事を解ってやれるのはお前しかいない、お前はさくらの大切なプレシャスだから』って。チーフも牧野センセイも、さくらとなつきの事見ててくれたみたい!」
菜月はとても嬉しそうに答えた。
スープの湯気とほっくりとした具、そして目の前の菜月の存在がじんわりと心身に染み渡るような気持ちになった。
「なつき、後で一緒にシャワー浴びませんか?」
少し恥ずかしそうに、さくらは言った。
「きゃ〜〜、いや、やめて、なつき!!」
翌日。サロンの中で二人は仔犬のようにじゃれ合っている。
どさくさにまぎれてキスをしようとする菜月にさくらははしゃいでいた。
「おいおい、お前らデキてんじゃねえのか?」
「女同士で何やってんだか!」
真墨と蒼太は二人を見ながらからかうように笑いながら言った。
さくらと菜月は顔を見合わせた後、男二人に近付いた。
ドッ!!ドッ!!
唸る、女二人の鉄拳。強烈なボディーブローに真墨と蒼太は蹲ってしまう。
そんなやりとりを見ていた暁はさくらと菜月に微笑んだ。
「グッジョブ!!プレシャスはどうだった?」
「最高だったよ、チーフ、ありがとう!!」
「ダメですよなつき、浮気なんて許しませんから!」
Fin
>『さくらの事を解ってやれるのはお前しかいない、お前はさくらの大切なプレシャスだから』
この台詞いいな。
947 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/14(日) 00:22:53 ID:iJVkPT/j
>>916 「ジェラシー・ストーム」
ジャスミンの自室に入ったウメコはジャスミンと向かい合った。
ウメコは自分の潤んだ瞳でジャスミンの顔を見た。
するとジャスミンの頬に涙が伝わった跡がある事に気が付いた。
「ジャスミン・・・さっき駐車場に居たよね・・?」
「う・・うん、居たわ・・・それがどうかしたの?」
「あの・・私とセンさんの事・・・見ちゃってた・・・?」
「・・・・・・・。」その問いにジャスミンの胸中は一瞬激しく動揺した。
しかしすぐさまその感情を表に出さない様に必死に押し殺し
「もし・・もし見てたらどうだっていうの?」とあくまでクールに装った。
「だったら・・・ごめんなさい・・・。」ウメコは頭を下げて詫びた。
「ちょ・・ちょっと待って・・何でウメコがわたしに謝らなきゃならないの?」
「だって・・ジャスミンに嫌な思いをさせちゃったみたいで・・・。」
「そ・・そんな事これっぽっちも思ってないよ、逆に・・逆にさぁ・・
わたしの方がウメコに・・ウメコに悪い気がしちゃってさ・・・。
そ・・それにさ・・・ちょっと・・ちょっとびっくりしたけど・・・
センちゃんとウメコが上手くいってる事が分かって正直ホッとしているというか・・・
嬉しいっていうか・・・何ちゅうか・・・本中華・・・・。」
ジャスミンは得意のダジャレで場を和まそうとしたが
喜びとも悲しみともつかない複雑な表情のため歯切れが悪かった。
「ジャスミン・・・・」と小さい声で呟いたウメコ。
「ん?」と答えるジャスミンだったがその直後「!!」と言葉を失った。
突然ウメコはジャスミンの唇にキスをした。
来週カブトでゴンタソとひよりにフラグが。
冒険、奈月姉属性?
>>984 さすがです!いつもありがとうございます。
>>949 なつきの妹(?)龍騎のゆかりちゃんなのな。
当時かわいいなーと思って見ていたので成長に期待だ。
小説のモンです。まずは
>>916様、流れをぶった切ってすみませんでした。
是非書き切ってくださいw
>>563様、絵の方も描かれるんですか?もし描かれるなら是非見せてください!
>>896様、月9みたいな感じが好きです。
菜月×さくらの小説タイトル「When you say you love me・・ 」はジョシュ・グローバンの同名曲より拝借しました。
「好きだという貴女の言葉に」みたいな意味合いです。チーフは仲人さn(ry
絵は大変でしたw仕上げの作業場所が実家の応接間というデンジャラスな環境なので、時間が掛かります。
改めていろんな人の作品を読み返して、書き手さんが増えて良かったと思います。
今後、多分ツインカムを書く(描く)予定です。
小説の方は大方の話は出来上がってます。樹花ひよりはもう少し観察して書いてみようと思います。
いつも有り難うございます、では。
後記別にいらない気が。
954 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/15(月) 22:42:24 ID:IygvdVkM
イイジャン(´・ω・`)_且~~
俺もいいと思うが
956 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/16(火) 00:11:29 ID:IeKAByhM
>>916 「な・・なにっ?・・」ジャスミンはウメコの突然の行動に驚いた。
しばらくウメコと唇を重ねたままの状態が続いた。
だが「はっ!」と我に帰りとっさにウメコの唇から離れた。
そして自分の唇を指で触りウメコの唇の感触を確かめる。
「ウメコ・・・。」ジャスミンは問いかけようとするが後の言葉が出てこない。
しばらくお互い無言で向き合ったまま時間が流れていく。
そしてしばらく経った頃
「ジャスミン・・・わたし・・わたし・・アナタの事が好き・・・。」
ウメコは目を潤ませジャスミンにそう告白をしたのだ。
ジャスミンの頭の中はもうパニック状態である。
以前ウメコがべロンベロンに酔っぱらって「じゃすみぃ〜ん!」と言いながら抱きつかれ
顔中にキスをされまくった事はあった、だがそれは酒の勢いであったため
「やれやれ・・」といった笑い話で済んでいたのだが今度は勿論シラフである。
「す・・好きって・・・ウメコ・・だって・・あなた・・センちゃんと・・?」
やっとの事でとぎれとぎれに言葉を発したジャスミン。
するとウメコは無言で首を横に振り「センさんとは・・・もう・・終わったの・・・。」
「えっ・・・?」 ウメコのその言葉はさらにジャスミンに衝撃を与えた。
957 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/16(火) 18:43:46 ID:9WVArsEN
wktk
マダカナー
959 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/18(木) 00:23:16 ID:ngGbD5fz
>>916 何で?・・だってアナタ・・さっきまで・・・。」ジャスミンが当然のごとく問いかける。
するとウメコは涙声で
「さっきのは・・・さっきのは・・これでセンさんとお別れするケジメをつけたの。」
「けじめ?」
「そう・・・私はある日を境にセンさんが好きになってしまった・・・。
センさんもしばらくすると私の気持ちに気づいてくれて・・・。
それからは自然に付き合う様になっていったんだ。・・・けど・・・。」
「けど?・・・」
「でもセンさんもああいう人だからそのうち私の本当の気持ちが判っちゃったみたいで・・・。」
「ほ・・本当の気持ちって・・・。」
「本当の気持ち・・・?」
「うん・・・。」 ジャスミンがそう言うや否や再びウメコはジャスミンに唇を重ねた。
今度はさっきのような優しいキスでは無くウメコはジャスミンの頭を両手で抱え込み
激しく唇をジャスミンに絡めてきた。
ジャスミンはウメコの再びのキスに驚きはしたが、今度はウメコにされるがままに自分の唇を委ねた。
すると唇を重ねるうち何故か彼女のココロに暖かく幸せな気持ちが伝わってきたのだ。
その直後、ジャスミンはウメコの腰に手を回その華奢な身体を抱きしめた。
今度はジャスミンの唇がウメコの唇を求めて上下の歯の表面や歯茎の奥までも激しく侵食し始める。
2人の舌同士が幾重にもねじれて絡み合いその動きの激しさで唾液が互いの口からしたたり落ちる
そんな2人の激しいキスは数分にも及んだ。
>>916 もっといっぺんに投下できないのか?
書いてくれるだけありがたいのだが…
961 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/19(金) 00:26:00 ID:VPMG6U9s
>>916 ようやく2人の唇は離れた。
しばらく無言で目と目を合わせて向き合ったままだ。
「ジャスミン・・わたしの気持ち分かってくれた・・・・?」とウメコは小声で呟くように言う。
「ウメコのが・・・わたしの中に入ってくるのがどんどん強くなって・・・。」
ジャスミンはウメコとのキスで何か吹っ切れたような気がした。
「ジャスミン・・・・。」というとウメコは制服の上着を素早く脱ぎブラジャーも外し上半身裸になった。
決して大きくはないが形の整ったウメコの乳房が露になる。
ウメコはジャスミンの手を自分の乳房に押し付けた、勿論ジャスミンは素手である。
そしてその手を自分の乳房にあてがい「ジャスミン・・・こうすればもっと・・・。」
と言いながらその手を上下に動かし始めた。
その状態はジャスミンがウメコのココロの中の気持ちを読み取るには十分すぎた。
「あいしてる・・・・だいすき・・・・あなたがだいすき・・・・」
そんなウメコのココロの感情がジャスミンのココロに溢れ出るかのように伝わってくる。
「ウメコ・・・わかるよ・・アナタの気持ちが・・私の中に入って来るのが・・・。」
それはウメコが本当にジャスミンの事だけを思っている紛れも無い証であった。
それが判った時、ジャスミンはたまらなく嬉しかった。
ジャスミンはウメコの乳房を優しく上下左右に揉みしだきながら膝を床に付き
やがてウメコの双丘の突起に自分の唇をあてがった。
そしてそれを交互に口で吸い上げたり舌で転がしていく。
「あっ・・ああん・・ジャ・・ジャス・・ミ・・・ン・・はぅっ・・・」
ウメコはそう言いながらジャスミンの顔を自分の胸に押し付け恍惚の表情を浮かべる。
なおも愛撫を続けながらそんなウメコの顔を見上げたジャスミン、
もうたまらない衝動に駆られ立ち上がると再びウメコの唇を奪った。
そして2人はまた激しく互いの唇をむさぼり合いながら部屋の隅にあるベッドへと移動した。
>>960さん
実はほぼ書き終えていたテキストデータを誤って消去してしまいました。
なので思い出しながら再び少しずつ打ち込んでいる状態です。
まだしばらくかかりそうですので何卒ご了承の程。
>>962 てか抱きつきすぎだろ!!
そんな力込めて抱き締めちゃってw
つまりあれだな
そんなに好きなのかと
966 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/20(土) 19:13:34 ID:rQrurnxc
上げる!!
967 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/21(日) 01:17:21 ID:wMCys8Yy
>>916 ジャスミンはウメコをゆっくりと自分のベッドに横たわらせた。
ウメコに覆いかぶさる体勢でなおもキスは続いていたがようやく唇をウメコから離した。
「ウメコ・・・わたし・・・もう・・・我慢できない・・・。」
そう言うとジャスミンは制服を脱ぎ始めた。そしてブラジャーを外すと豊かな乳房が露になる。
ウメコは下着一枚だけになったジャスミンの姿を見た。
自分のスタイルに自信が無かったウメコにとってスレンダーかつ豊かな胸を持つ
ジャスミンのナイスボディは密かに憧れていたのだった。
ウメコも残りの制服を脱ぎ2人共下着一枚の姿になった。
「いいの・・?」ジャスミンが聞く。
「うん・・・。」ウメコが応える。
それが合図のごとく2人は改めてベッドに倒れこんだ。
ジャスミンが上になりウメコにキスを繰り返す、そして両手で小ぶりな乳房を揉みしだきながら
突起を舌でなぞる。
「はぅっ・・・ああんっ・・・はぅっ・・・」ジャスミンの愛撫にウメコは声を上げる。
そのまましばらくジャスミンがウメコをリードしていたが、
「今度は・・あたしが・・・」とウメコはそう言うとジャスミンと体を入れ替えた。
そしてベッドにジャスミンを座らせるとその背後に回り込んだ。
968 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/22(月) 00:31:22 ID:r4R/RbQM
>>916 ウメコはベッドの側にジャスミンを座らせるとその背後に回り込む。
そして両脇から両手を差し入れジャスミンの豊かな乳房に手を這わせた。
最初はゆっくりとその豊かな弾力の感触を確かめるかのごとくウメコの両手は動いていく。
明らかに自分のとは違う・・・ジャスミンのその身体。
ウメコはそんなジャスミンが愛おしくてたまらない気持ちでいっぱいだった。
ジャスミンは目を閉じたまま無言でウメコの愛撫をされるがままに受け入れている。
ウメコの手は上下左右にジャスミンの乳房を揉み、時折指で突起をつまんでいく。
「はぁっ・・・はぁっ・・・」ジャスミンの息がだんだんと激しくなってくるのがわかる。
そしてウメコの手は今度は激しい動きでジャスミンの胸を支配していく。
「ああんっ・・・はぁあっ・・・はぅっ・・・はんっ・・・」その快楽にジャスミンは夢心地だった。
ウメコはジャスミンをあおむけにベッドに横にすると今後は両方の乳房を掴み上げ
舌で激しく舐め回す、そして突起を転がしながらそれは唇へと伸び再び舌と舌とが絡み合う。
やがてウメコの右手はジャスミンの下着の中に滑り込んでいく。
その手は密集する穂をゆっくりとかき分けやがて蜜壷に到達した。
表面を軽くなぞってみるとその入り口は既に快楽の蜜で溢れんばかりの状態である。
「ジャスミン・・・」とウメコは口元でそっと囁くとその指を壷の中にゆっくりと挿入していく。
「あっ・・ああんぅ・・はぅ・・・あぁぁっ!」ウメコの指はジャスミンの中で変幻自在に動きまわる。
それに応えるようにジャスミンは身体を左右に揺すりながら普段は絶対に出さないであろう歓喜の声を上げる。
やがてウメコはジャスミンの下着を取り払い蜜壷の入り口を指で広げていく。
そして穂をかきわけて直接舌を這わせその先端にある突起を軽く転がす。
「あっ・・あぁぁぁぁっ・・・あぅっ・・・」その瞬間ジャスミンは部屋中に響き渡る大声で絶叫した。
昨日のボウケン・・菜月は真墨を兄貴ぐらいにしか思ってなかったらいいな。
やっぱりさくらと出来てて保水w
970 :
563:2006/05/22(月) 23:09:59 ID:NmJE220r
菜月×さくらです。
一応、『甘いお話part4』の続きです
『ラブ・バス』
「くぁ〜っ、いい湯だねぇ、さくらさん」
菜月は湯船につかりながら、ぐっと伸びをすると、勢いよく腕を下ろした。
目の前にいる さくらに水しぶきが飛ぶ。
「ちょっと、菜月っ」
顔にかかった水滴をさくらは手の甲で拭った。
971 :
563:2006/05/22(月) 23:11:47 ID:NmJE220r
今日、菜月はさくらの部屋の風呂にお邪魔していた。
本人曰く、何故かお湯が出なくなってしまったらしい。
さくらとしても別に断わる理由も無く、二つ返事で承諾した。
それに、こういう時に真墨ではなく自分を頼ってきたのが何だか嬉しくもあった。
…だが、菜月と一緒に風呂に入る事になろうとは思ってもみなかった。
菜月が『さくらさんも一緒にお風呂入ろうよ〜』と、あまりにも駄々をこねるので、
勢いに押され、仕方無く一緒に入る事になったのだ。
972 :
563:2006/05/22(月) 23:13:05 ID:NmJE220r
目の前にいる菜月は頬がほんのりと桃色に染まり、髪型がいつものツインテールではなく、
ストレートヘア。
それだけで普段より数段大人びて見える。
だか、はしゃぐ様子や、仕草を見ると、まだまだ小さな子供の様だ。
さくらはそんな菜月が可愛くて仕方がない。
「どうしたの、さくらさん。なんかぼーっとしてたけど…
のぼせちゃった?」
「いえ…大丈夫です」
さくらは菜月に優しく微笑む。
菜月とは対照的に、長い髪が湯につからないように後ろにまとめていて、白い首筋が覗く。
頬は菜月と同じ様に桃色に染め、その姿はまさしく大人の女性で、菜月は思わず見とれて、
どきどきしてしまう。
「ふぅん、そっかぁ〜。なら良かった」
菜月は鼻の手前まで湯船に潜り、口で湯をぶくぶくと泡立てた。
973 :
563:2006/05/22(月) 23:14:19 ID:NmJE220r
さくらは、自分と違って何でも完璧に出来る。
だからと言って、決して男勝りではなく、ネックレスやピアスや指輪などのアクセサリーを身に付けたり、
派手な色ではないが、爪をフレンチネイルにしたりと、女性らしさも充分にある。
そして、プレシャス回収のためには一見冷酷に思わせるような面もあるが、本当はちゃんと
仲間の事を思っている。
菜月はそんなさくらを尊敬し、大好きだった。
974 :
563:2006/05/22(月) 23:20:15 ID:NmJE220r
もちろん、好きという気持ちは真墨にもチーフにも蒼太にもあるけれど、
さくらに対してはそれとは別の好きなのだ。
頭を撫でて欲しいし、抱き締めて欲しいし、キスもして欲しいし…
…実はそれ以上のえっちな事もしたいのだ。
そんな事はもちろんさくらに言えるはず無い。
だけど、今日こそさくらと結ばれたい。
でも、さくらの気持ちはちっとも分からない。
歓迎会でさくらが酔っ払い、本気で襲われかけた事があったが、
あれでは真意を測る事はできない。
それぐらい菜月自身も分かっていた。
それに、さくらは目を覚ますと何も覚えていないようだったので尚更だ。
さくらはその気持ちを知ってか知らずか先ほどから楽しそうにくすくすと笑っている。
(あーぁ、今日も無理かなぁ…)
菜月はぶくぶくと更に湯船に沈んでいった。
975 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/23(火) 00:22:36 ID:11W+jycg
>>916 ウメコの愛撫にジャスミンはあと少しのところで絶頂に達しようとしていたが寸前で踏みとどまった。
今度はジャスミンがウメコを仰向けに寝かせ下着を脱がせ2人共に素っ裸の状態になる。
「わたしも・・・ウメコに・・・」とジャスミンはウメコの両足をVの字に広げた。
「いゃっ・・ジャスミン・・・は・・・はずかしいよぉ・・・」とウメコは顔を手で覆う。
そんなウメコをよそにジャスミンはウメコの蜜壷を探り始めた。
自分よりやや少なめの穂をかき分けその入り口の花弁を指で左右に広げる。
「ウメコ・・・キレイだよ・・・」ジャスミンは優しくウメコに囁く。
そして花弁をくまなくまさぐり突起を舌で転がしながら蜜壷の奥へと侵食していく。
「ああんっ・・・はぁあっ・・・はぅっ・・・はんっ・・」ウメコも恍惚の表情を浮かべる。
「あうんっ・・・あぁぁぁぁぁぁっ・・・・」ウメコもまた絶頂に達しようとしていたが
「ふたり・・・ふたりで・・・いっしょに・・・」とか細い声でジャスミンに言う。
2人は体を入れ替え互いの顔が相手の花弁を求める体勢になった。
ジャスミンが上、ウメコが下になり2人は互いの花弁をまさぐり蜜壷を愛撫し合う。
「あんっ・・・ああん・・・はうぅん・・・くはっ・・・あっ・・・きゃう・・・いっ・・」
下になるウメコは花弁や蜜壷に飽き足らず菊門までその侵食の範囲を広げていった。
976 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/23(火) 00:28:38 ID:11W+jycg
>>916 そして2人ともにいよいよ絶頂の時が近づいてくる。
「ウメコ・・・・わたし・・・もう・・イキそう・・・」
「わたしも・・・ジャ・・ジャス・・ミ・・ン・・・いっしょ・・・に・・い・・・こ・・・。」
そう互いに呼びかけ合うと身体の中から熱い感触が沸き上がってくる。
「あぁぁぁあああああぁぁぁっぁっっっっっぁあああっっぁぁぁぁぁぁあああああっぁあああ!」
2人はほぼ同時に果てた。
快楽の宴が終わりベッドではようやく落ち着いたジャスミンとウメコが余韻に浸っていた。
「わたしね・・・今日ジャスミンの部屋に来ると決めた時から本当の気持ちを言うつもりだったんだ。」
「ウメコ・・・。」
「すごく勇気がいった・・・でもよかった・・ジャスミンに・・わたしの気持ちが伝わってくれて。」
「ウメコ・・・わたし・・今までアナタに嫉妬してたみたい・・・ふふっ変な話よね・・・
ココロの奥底にある思いをずっと殻に閉じ込めていたようだから・・・。
でも、ウメコのココロがわたしのそれを打ち破ってくれて・・。
こればっかりはこのチカラに感謝しなきゃね。」
「ジャスミン・・・これからはひとりじゃないよ、ずっとわたしと・・わたしといっしょだよ。」
そういうとウメコはジャスミンの唇に軽くキスをする。
「ウメコ・・・。」そんなウメコの言葉にジャスミンは感極まったのか目から大粒の涙がこぼれる。
「ちょっ・・・ちょっとジャスミン!何もそんな・・・泣く事なんて・・・・」と困惑する。
「だって・・・だって・・・わたしのレジェンドパワーが暴走しちゃってるんだもん・・・。」
「あの・・・ジャスミン・・・それって番組が違うんだけど・・・・?」
「これにて一件チェックメイト!」
「もう〜っ! ジャスミンったらぁ〜!こんな時までギャグ言うかぁ〜!」
F I N
駄文にお付き合いくださりありがとうございました。
977 :
小説の人:2006/05/23(火) 07:16:18 ID:V40Ifp4T
>>916さんてばすご・・wwGJです。
雨の話はもうちょいして投下します。てかまたジャスウメの馴れ初めを書き直したい気分になりました。
もし次スレ出来たら投下します。
978 :
名無しさん@秘密の花園:2006/05/23(火) 14:37:24 ID:K2jhWATW
>916さん乙っす。
読んでてすげーエロかったっス。
>563さん
やっぱさくらと菜月は今が旬っスね。
979 :
563:2006/05/23(火) 22:10:54 ID:79Z3iAX7
……菜月は見ていて飽きない。
さくらはいつもそう思う。
いつもちょこちょこ動き回っていて、くるくる変わる表情。
ドジを踏む事も多く、イライラさせられる事も多いが、菜月の何事にも真っ直ぐな
姿勢は見習うべき所だとも思う。
そして、周りの人々の気持ちまでも明るくさせるあの笑顔は羨ましくさえ思えた。
最初はただ自分に妹が出来たように思っていただけだったのが、一緒の時間を過していくうちに、
いつの間にか、自分の感情が変化していくのに気が付いた。
普通に会話をするだけでなく、菜月に触れ、更に自分の手で抱いてしまいたいと
思っている自分がいた。
この感情はずっと、自分の胸に秘めているつもりだった。
伝えた事によって拒絶されてしまうのが怖かったのだ。
980 :
563:2006/05/23(火) 22:13:44 ID:79Z3iAX7
しかし、この間の歓迎会でついにやってしまった。
酒をどれくらい飲んだかは覚えていないが、相当飲んだはず。
目が覚めたら、自分の頭が菜月の膝の上にあった。
しかも、ちょうど真上から菜月が覗きこみ、顔が非常に近距離にある。
さくらは何が何だかわからなかった。
「あ、起きた!」
菜月はさくらの頬に手を添えた。
「…あれ……私…」
「さくらさん、お酒飲んで酔っ払っちゃった後、寝ちゃったんだよー」
「………」
何とかして記憶を遡ろうとする。
そして、次第に思い出す先程の行為の数々。
(え、あ、嘘…そんな…)
さくらは心底ぞっとした。酷く自己嫌悪に陥る。
血の気がさっと引いた。
だか、菜月はその事には何も触れてこない。
さくらは取り合えず胸を撫でおろした。
あの時は、何も言わずにやり過ごし、その事は黙っておく事にしたのだった。
981 :
563:2006/05/23(火) 22:15:44 ID:79Z3iAX7
(菜月はどう思ってるのでしょう…私の事……)
さくらは黙って目の前にいる菜月を見つめていた。
「どうしたの、さくらさん。なんかぼーっとしてたけど…
のぼせちゃった?」
菜月から急に声をかけられる。
その表情はとても心配そうだ。
「…いえ、大丈夫です」
さくらは慌てて、必死に笑顔を作った。
安心したのだろうか、菜月はようやく、ほっとした表情を見せる。
普段はツインテールで幼く見えがちな菜月だが、髪を下ろすと大人びて見える。
さくらはそのギャップに胸の鼓動を加速させた。
「ふぅん、そっかぁ〜。なら良かった」
菜月は鼻の手前まで湯船に潜り、口で湯をぶくぶくと泡立てている。
(……やっぱり、小さな子供みたい…)
そんな菜月の様子を見て、さくらは思わず笑った。
(でも、この状況って…)
今の状況をよくよく考えてみると、さくらは今更ながら、複雑な心境になった。
wktk
究極に触れそうで触れない距離というやつか。
984 :
563:2006/05/24(水) 21:46:03 ID:HvWcYS0a
「……菜月、あまりお湯の中に潜らないほうがいいですよ」
さくらはずぶずぶと沈んでいく菜月を見かねて注意をした。
「お湯は綺麗そうに見えて実はあまり綺麗じゃないですから」
菜月は勢いよく、顔を湯から出すと、水に濡れた子犬のように顔をぷるぷると勢いよく振った。
さくらは口元に手を添えて、先程より更に笑っている。
「もうっ!さくらさん、さっきから笑いすぎ」
菜月は頬を膨らませた。
「菜月があまりにも子供みたいで面白いからつい…」
ふふっ、と笑うと、そっと手を伸ばし、菜月の頬に張り付いてる髪の束をかき上げた。
菜月は急にさくらに触れられて、体をぴくりと震わせる。
985 :
563:2006/05/24(水) 21:51:22 ID:HvWcYS0a
「あ、いきなりごめんなさい。
ちょっと気になってしまって…」
菜月の反応を見て、さくらは慌てて謝まる。
「ううん、ありがと!」
菜月は満面の笑みでさくらにお礼を述べると、更に続けた。
「…あのね、こないだの歓迎会の事覚えてる?」
「………」
さくらの表情が固まる。
いつかは聞かれる事があると思い、覚悟はしていたが、こんな状況で聞かれるとは思わなかった。
さくらの顔はかっと熱くなり、一気に真っ赤になる。そして、目が潤み、すでに涙を溢しそうになっていた。
さくらは恥ずかしさと、菜月の反応が怖くて下を向いた。
「ねぇ、さくらさん…」
「ご、ごめんなさい!!…わ、私…」
さくらは目をぎゅっと瞑り、必死に謝った。
全身がこわばっているのが伝わってくる。
「…私、菜月の事が好きなんです……」
蝦の鳴くような声で自分の想いを全てぶつけた。
涙がぽろぽろと湯船に落ちて湯と混ざり合っていく。
さくらはまだ顔をあげる事ができない。
二人は気まずい沈黙に包まれた。
986 :
563:2006/05/24(水) 21:53:13 ID:HvWcYS0a
しかし、暗く落ち込んだ雰囲気を撃ち破るかのような声が突然バスルーム中に響き渡った。
「ハイドロシューターぁッ!!」
菜月はボウケンピンク専用のボウケンアームズの名を叫ぶと、湯船の湯を勢いよく手で払い、
さくらに大量の湯をかけた。
「うぁっ、菜月!何するんですかぁ…」
菜月に大量の湯をかけられ、さくらはらしくない、しおらしい声をあげた。
髪と顔から水か滴り落ちている。
頬に張り付く髪の束を邪魔にならないように横にかき分け、手の平で目元に滴り落ちる水滴を拭った。
「ねぇねぇ、さくらさぁん!!今のホント?」
菜月は首に手を回し、ぺったりとさくらに抱きついた。
体がお互いに密着し、女性特有の柔らかな触感を感じる。
お互いの鼓動が高まっていくのが伝わる。
さくらは菜月の問いにもじもじした。
987 :
563:2006/05/24(水) 21:54:20 ID:HvWcYS0a
「……す…き…」
「え、なになに、聞こえない〜」
蝦の鳴く様な声。
菜月はさくらが可愛くていじめたくなり、更に意地悪な問いをした。
「………ばか」
さくらは小さな声で悪態をつく。
「私、西堀さくらは、貴女の事が好きです!!
……これで満足ですか」
とても男らしい恥ずかしい愛の告白がバスルーム中に響き渡った。
さくらの顔はこれまでに無いほど紅く染め、眉をしかめて、口をへの字にしている。
菜月はそんなさくらを見て大口を開けて大笑いした。
「何がおかしいんですか!おかしいことなんて何もありません!!」
さくらは菜月の腕の中でじたばたした。
988 :
563:2006/05/24(水) 21:56:34 ID:HvWcYS0a
「はぁ…可愛いなぁ…さくらさんはホント」
笑い過ぎて疲れを見せるほど菜月は笑っている。
「なっ、何を言ってるんですか!?
可愛いのは貴女のほう……」
さくらは言った後にまた恥ずかしい事を言っている事に気付いたのだろう。
途中まで言いかけて、口を塞いだ。
「ふふっ、菜月が可愛いのは前からわかってたよっ」
そう言うと、菜月はさくらの額にそっと口づけた。
「さくら、大好き」
まるで、ぱぁっと辺りが輝くような笑顔で菜月はさくらに笑いかけた。
「あれ……さくら?」
さくらは急に菜月にもたれかかってきた。
どうやら、限界に達してしまったようだった。
完璧にのぼせてしまっている。
「ちょっと、さくら、大丈夫!?…もう」
これじゃあ、歓迎会の時と一緒だ。
「…今日こそチャンスだと思ってたのにぃ……」
菜月は天井を見つめながら呟く。
「……チャンスって何の………」
さくらは聞こえていたようで、声にならない弱々しい声で菜月に尋ねた。
「ナイショっ!」
嬉しそうに菜月は答える。
(まぁ、いっか、まだチャンスはこれからだよね〜)
一人でこくこくと頷くと、さくらの首から腕をほどく。
「さくら、もう上がろう?立てる?」
菜月は先に湯船から立ち上がると、さくらに手をさしのべた。
end
989 :
563:2006/05/24(水) 22:08:06 ID:HvWcYS0a
またまたエロないし、馴れ初め系な話で書いてすいません
そして、最近、書き手さんが増えて嬉しい限りです
916さんのツインカム、エロいし、リアルで激しく萌えました!
小説の方の次回作も楽しみにしてます!!
読んでくれた皆様、ありがとうございました。
すんばらすい
うん。すんばらすい