萌える!葉鍵シチュエーション#4

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538ゴール職人@萌道入門
天野は文芸部きぼー

「相沢さん、今日は月一の読書会ですから、サボらないで下さいね」
「う…わかった」

「なんで、真琴がここにいるんだ!」
「なによーっ、いちゃ悪いー」
「私が呼んだんです。迷惑でしたか?」
「別にかまわないけど、こいつおとなしく本読んでるかなぁ」
「だいじょうぶだもん!」
「言っとくけど、ここにマンガはないぞ」
「あうーっ、そんなぁ」
「絵本でも読んでろ」
「真琴子供じゃないから、そんなの読まないっ!」
「じゃあ、何読むんだよ?」
「う……」
「今日は私が朗読するから、真琴は聞いていて」
「うんっ」
「『マッチ売りの少女』」

「……こうして女の子は天国でいつまでもおばあさんと一緒に幸せに暮らしました」
「ううっ…女の子かわいそうだよ〜」
「それにしても…天野がこんなに朗読が上手いとはな。特にセリフなんか完璧に少女に
 なりきってるって感じだったぞ」
「そうですか、ありがとうございます」
「演劇部とかに入った方が良かったんじゃないのか?」
「私は創作の方が好きですから…」
539名無しさんだよもん:2001/06/04(月) 23:52
創作が好きなみしおたん。

オリジナルのラヴストーリーを作っては、自分の部屋で
そのセリフ(しかも恥ずかしい)を読み上げて、ヒロインに
なりきっているみしおたん。

しかもそのヒロインの恋人の名前は「祐一」。(笑)
540名無しさんだよもん:2001/06/05(火) 03:23
>>539
もちろん文章には名前を入れないが、
読み上げるときには少し小声で想い人の名を呼ぶのであった。
541名無しさんだよもん:2001/06/05(火) 22:19
部屋で一人で暗唱していたら、お母さんに聞かれてしまった美汐たん。
恥ずかしさの余り泣き出しちゃう美汐たん。
その日の夕御飯は食べないで部屋に閉じこもっちゃった美汐たん。
いつしか泣きつかれて寝入ってしまう美汐たん。
542名無しさんだよもん:2001/06/08(金) 23:43
(・∀・)イイ!
みしおたんスレにも〜
543名無しさんだよもん:2001/06/09(土) 00:19
祐一「天野って、子供に話を聞かせるの上手いんだな」
美汐「ええ。私がちっちゃい頃、おばあちゃんに色々なお話を聞かせて
貰うのが大好きだったんです……」

 みしおたん(6歳)「おばあちゃん、今日もお話聴かせてくれる?」
 みしおのおばあちゃん「おぉ、美汐や。今日は何の話を聞かせてあげようかねぇ…」

祐一「……なるほどな。納得がいった」
美汐「だから、私も誰かにお話を聞かせてあげたくて…。変、ですか?」
祐一「いや、全然そんなことないぞ。天野らしいと思う」
美汐「……ありがとうございます」
544名無しさんだよもん:2001/06/09(土) 01:12
>>538-548
みしおたんレスハァハァ(;´Д`)
545名無しさんだよもん:2001/06/09(土) 09:43
>>543
祐一「……なるほどな。納得がいった(おばさんくさいのに)」
546ゴール職人@萌道入門:2001/06/09(土) 17:19
もし、AIRの三人が美術部だったら

 俺は今、学校の美術室にいる。
 何故こんなところにいるのかといえば昨日、
「往人くん、手伝ってほしいことがあるんだよぉ」
「いやだ」
「お礼ははずむから〜お願いっ!」
「…分かった」
「内容は明日いうから、放課後美術室に来てね〜」
 という風に佳乃に頼まれ、その熱意に心打たれたからだ。
 断じて謝礼に目がくらんだ訳ではない。

 しばらくボーッとしていると戸が開き、見知った顔が入ってくる。観鈴と遠野だ。
「あ〜往人さんだ〜こんなとこで何してるの?」
「お前らこそ何でここに来るんだ?」
「わたしたちは部活だよ」
「部活?」
「美術部だよ」
「遠野って天文部じゃなかったか?」
「かけもち…」
 まあ、文化系のクラブには良くあることだな。
「それで、往人さん。どうしてここにいるの?」
「佳乃に手伝ってほしいことがあるって頼まれたんだが」
「霧島さんに?」
「ああ…そういや佳乃って美術部か?」
「部長さんだよ」
「じゃあ、手伝いっていうのも美術部に関係したことなのか?」
 なんだか、嫌な予感がするので、聞いてみることにする。
「う〜ん?あ、きっとアレだよね遠野さん」
「アレですね」
 二人は俺を無視して、勝手に納得している。
「アレって…」何だと俺が言いかけたとき、
547ゴール職人@萌道入門:2001/06/09(土) 17:19
「みんな〜、おまたせだよ〜っ」
 美術室の戸が勢いよく開き、佳乃が入ってきた。
「あ〜往人くん、来てくれたんだ〜」
「頼まれたからな。で、これからいったい何をすればいいんだ?」
 おそるおそる俺は聞いてみる。
「今日デッサンをやるから、そのモデルをやってほしいんだよぉ」
 まあここまではいい。俺はうなずく。
「それでね、服を脱いでほしいんだ」
「は?」
「ヌードデッサンをしたいから、服を脱いでっていってるんだよぉ!」
「…帰る」
「わ〜待ってよぉ、パンツははいてていいから〜っ」
 そういう問題ではない。何が悲しゅうて、肌を人目に晒さにゃならんのだ。
 俺は美術室から出ようとする。
「こころづくしもつけるからぁ」
 こころづくしという言葉に少し心が動くが、やはり嫌なモノは嫌だ。
「ね〜二人もお願いしてよぉ」俺にしがみつきながら佳乃が言う。
「往人さん、おこづかいピンチだけどわたしもお礼するから、お願い」
「国崎さん…私も出来るだけのことはしますので…お願いします」
 結局、俺は折れることとなった。
「…上半身だけなら脱いでもいいぞ」
「わかった、それでガマンするよぉ」
548ゴール職人@萌道入門:2001/06/09(土) 17:21
「あ〜ちかれた」
 ようやく、地獄から解放され、一息つく。
 思った以上に一つのポーズでじっとしているのはしんどかった。
 俺は凝り固まった筋肉をほぐす。
「往人さん、お疲れさま〜っ」
 そう言って観鈴が紙パックを差し出す。
「おお、サンキュー」
 それを受け取り、ストローをさして飲み始める。
 どろり、爽快とはいえないのどごしがした。ラベルを確かめてみる。
『どろり濃厚 ピーチ味』
「なあ、観鈴、俺をいじめて楽しいか?」
「え〜っ、そんなことないよ。みんなにもおいしいって評判なんだよコレ」
「んなわけないだろっ!」
「だって、ほら」
 観鈴が指さした先には、
「やっぱり部活の後は『どろり濃厚』だよねぇ」
「こくこく」
 うまそうにどろり濃厚を飲む佳乃と遠野がいた。
 ひょっとして、俺の味覚がおかしいのか…そんなことで思い悩んでいると、
「国崎さん、今日は頑張ってくれたのでこれを進呈」
 遠野がいつもより分厚い封筒を差し出した。中身を確かめる。
「………」
 お米券が10枚ほど入っていた。
 やはり、観鈴や遠野の謝礼に期待するんじゃなかった…
 しかしまだ、佳乃の謝礼がある。
「私からはコレだよぉ」
 佳乃も封筒を差し出す。遠野のやつより幾分薄い。
 ひょっとしていちまんえんとか入ってるのか。期待に胸躍らせ封筒を開く。
『流しソーメン券』
「…なんだこれは?」
「コレをうちに持ってくると、いつでも流しソーメンが食べられるんだよぉ」
 こいつらにまともな謝礼を期待した自分が情けなくなり、涙が出る。
「わっ、いくら嬉しいからって、男の子が泣いちゃダメだよぉ」
「往人さん、お食事券の方が良かったんだ。それじゃあ、わたしからも
 『ラーメンセット券』」
 カキカキ
「私も『特製ハンバーグ券』進呈」
「こんなにお礼がもらえて、よかったねーっ、往人くん」
「キシャーーーッ!!」
「ああっ、往人くんが壊れちゃったよぉ!?」