1 :
名無しさんだよもん:
>>3 「つまり、長編SSの投稿をする時には、
SS全体を33行以内、改行・スペースを含めて全角文字換算で1024文字までのブロックに分けて、
それぞれをゆっくりと時間をかけて投稿するか、人の多い時間帯を狙って一気に投稿すればいい、ってことだね。
「それから、名前欄にタイトルと、今投稿しているブロックが全体の何番目なのかを書けば、読む人にも親切だ」
「投稿しているのが17ブロック中3番目なら、たとえば名前欄が『真人 x 謙吾 3/17』ってなるわけだね」
「なんじゃそのタイトルはぁーーーーーーーーー!!!」
「茶番だぁーーーーーー!! 理樹ぃーーーーーー!!!」
>1
乙!
めちゃくちゃ乙だな。
いや、もうくちゃくちゃだ。
くちゃくちゃ
>>1乙(∵)
>>1乙!
では早速ホワイトデーSS投下…
とおもったら規制でPCから書き込めないΣ(∵)
なんでこんな理不尽なんだよ! ちくしょう!
9 :
ショコラ:2008/03/15(土) 00:14:42 ID:MsuLjvOw0
では残りを投下します。
今回で完結です。
全部で20レス弱なので途中で制限に掛かるかと思いますが、お付き合いお願いします。
それと前スレでの支援をしてくださった方、ありがとうございました。
では、投下します。
支援
「ところで直枝理樹」
「………え?」
しばらく会話なく2人揃ってその場に立ち続けていると、急に佳奈多さんが呼びかけてきた。
あれ、そういや呼び名が戻ってるな。
まぁ、こっちの方が慣れてるから良いんだけど、
いきなり親しげに名前を呼ばれると気恥ずかしいから統一して欲しいな。
「聞いてる、直枝理樹」
「あ、うん、なに、佳奈多さん」
振り返りながら彼女はもう一度名前を呼んできたので慌てて答えた。
「さっき手に変な感触があったんだけど、あなた、背中になに付けてるの?」
「へ?背中?」
言われて手を背中にやる。
ガサッ
すると指先に紙の感触を感じた。
「え?ええっ?」
なんで、どうして?いつの間にこんなものが?
僕が軽くパニックになると、佳奈多さんがしょうがないわねと言った表情で僕の後ろに回ってくれた。
「ごめん、佳奈多さん。取ってくれる?」
「…………」
僕の声に、けれど彼女は何も言葉を返してくれなかった。
不審に思って再度呼びかけてみる。
「佳奈多さん?」
「あっ、ごめんなさい。……取るわね」
ピッとテープか何かを外す音が聞こえると、佳奈多さんは紙を持って僕の前に戻ってきた。
「ありがとう。……それで、何なの、それ」
実は気づかないうちに虐めを受けてたとか?
それだったらちょっとショックだなぁ。
僕の不安げな表情に気づいたのか、佳奈多さんは小さく笑った。
「あなたの想像しているものとは違うわよ。……直枝理樹、あなたって本当に愛されてるのね」
「へ?」
意味が掴めずつい間抜けな声を出してしまう。
彼女はそんな僕に笑いかけたままその紙を見せてくれた。
そこには……。
「『売約済み Byリトルバスターズ女子一同』……って、なにこれっ」
そこにはデカデカと『売約済み』の文字が赤字で書かれていた。
いやいや、なにこれ、意味わかんないんだけど。
「さぁ、誰かが貼ったんじゃない?」
「誰かって……」
僕は今日の行動を思い出す。
こんなもの貼られた可能性があるのって……!?
「葉留佳さんだっ!?あの時やったのかっ」
朝、不自然に背中を叩き、ついでに抱きついてきたのはこのためかっ。
「なに、葉留佳なの?まったくあの子は」
僕の言葉に佳奈多さんは深い溜息を漏らす。
「いや、葉留佳さんだけじゃなくて、その……」
そういやあの時妙にみんなが話しかけてきたな。
クドがあの時僕の手をずっと握ってたり、鈴が背中を撫でてくれたのもそう考えれば説明が付く。
「ああっ、みんなグルになってたんだっ」
というかこんなの貼ってあって気づかない方がおかしい。
ああ、そうか。妙にこそこそ話してるって思ったけど、これのことか。
「……なんでこんなことを……」
絶対確実に生徒の大半がこれを目にしてるはずだ。うう、恥ずかしい。
すると僕の言葉を受けて佳奈多さんが呆れたように溜息をつく。
「なに言ってるの。そんなのあなたを独占したいからに決まってるじゃないの」
「え?」
「良かったわね。とりあえずリトルバスターズのメンバーは本気であなたのことを好きみたいよ」
まぁ、周知の事実でしょうけどねと彼女は加えるのを忘れなかった。
それに対してどうコメントしていいか分からず、僕は笑うしかなかった。
「まぁ、あの子たちといつ直接対決するかはとりあえず今は置いといて」
「や、なに物騒なこと言ってんの?」
「あら、これからの関係を考えるなら大切なことよ。……と、それはいいとして。
いいの?もう結構な時間が経ってるけど野球の練習があるんでしょう?」
「え?ああ、そういうこと。いいよ、今日は休みなんだ」
「あら、そうなの。残念ね、今日は風紀委員の仕事があるから相手をしてあげることは出来ないわ。
なんなら葉留佳を誘ってあげて。あの子、きっと暇だろうから喜ぶわよ」
「葉留佳さんと?」
「ええ。まぁ、あの子が騒ぎを起こさないように連れ出して欲しいって意味もあるけど」
そう言って微笑む彼女は間違いなく姉の顔だった。
「あー、でもごめん実は恭介に……って、あーっ、忘れてたっ!!」
すっかり忘れてた。何やってんだろう、僕は。
「な、なによ」
佳奈多さんは僕が突然大声を上げたのに吃驚して後ずさった。
「ごめん、でも佳奈多さんに伝えることがあったんだ。あのね、恭介がメールで……」
僕が佳奈多さんに話しかけた直後、タイミング悪く
ピンポンパンポンと連絡事項を伝えるメロディーがスピーカーから流れた。
『緊急の放送をお伝えします』
「来ヶ谷さん?」
聞き慣れた、でも聞き慣れない口調の声に思わず話し手の名前を口にしてしまう。
そう言えば彼女は放送委員長だった。
「なに、直枝理樹。途中で止めないでくれないかしら。棗恭介がどうしたの?」
「あ、うん、ごめん。実は恭介からメールがあってね。今日別のミッションをやるって」
「別のミッション。なにそれ。なんで早くそれを言わないの」
「い、いや、伝えられる雰囲気じゃなくて、その内ごたごたしてて忘れちゃって」
「うっ、それはそうかもしれないけど……」
状況が状況だからか、佳奈多さんは言葉を詰まらせた。
『今からある人物からお知らせがあります。どうぞ』
僕たちが見合っている間も来ヶ谷さんの放送は続いていた。
ある人物?ふと嫌な予感を覚えた。
『諸君、こんにちわ。3年の棗恭介だ』
「「え?」」
僕と佳奈多さんは揃って近くのスピーカーに顔を向けた。
「どういうことよ。なんで彼が放送室にいるのかしら」
「し、知らないよ」
そうこうしている間も恭介の言葉は続く。
『今からあるミッションの説明を全校生徒に伝える』
あるミッション?全校生徒に?
話の展開についていけない。
横を見ると、佳奈多さんもジッとスピーカーを注視していた。
『今日は知っての通りバレンタインデーだ。
そこで兼ねてよりメールやネットで通知していた通りあるミッションを決行する』
恭介の宣言に驚く。
通知、していた?そんな馬鹿な。
「え?僕知らないよ。佳奈多さんは?」
「私のところにも情報は上がっていないわ。待って、他の風紀委員に連絡するから」
僕の言葉に佳奈多さんは首を横に振り、携帯の操作を始めた。
けど知ってて佳奈多さんに情報をあげないなんてあるのかな。
でもそんな僕らの慌てる様子を嘲笑うかのように恭介は堂々と宣言を行った。
『そう、第一回・直枝理樹の手作りチョコ争奪、手に入れられる幸運な人間は誰だ選手権の
開催をここに宣言するっ』
うわー、いつも通りのネーミングセンス。
ていうか何それっ。全然聞いてないんですけど。
「なんで僕の名前が使われてるのさっ。佳奈多さん、そっちに何か情報は……佳奈多さん?」
佳奈多さんのほうに首を向けると、何故か彼女は動きを止めていた。
「もっしもーし、佳奈多さん?」
「はっ、直枝理樹。何、いきなり声を掛けたら驚くじゃない」
「い、いや、なんか動きが止まってたからどうしたのかと」
「……………別に何もないわ」
いや、その間は何かあったでしょ。
と言うかいやーな予感がするんだけど。
「ねぇ、直枝理樹。彼の言う手作りチョコレートって本当に作ったの?」
「え?あ、うん。恭介に作らされてね。ここにあるよ」
突然の質問に驚いたけど、僕は正直に頷きチョコの包みを取り出した。
「……そう」
包みを見つめると、何事か考えるように彼女は顎に手をやった。
『理樹とは俺たちが結成したリトルバスターズの仲間のことだが、
もしかしたら知らないやつがいるかもしれない。
そんなやつらは俺の一問一答が載っているサイトから紹介ページに行けるから是非見てくれ。
QRコードで携帯から簡単に見ることが出来るぞ』
「紹介ページ?」
いつの間にそんなものを。
僕は素早く携帯を操作した。
「なに、アドレスを知ってるの?」
いつの間にか佳奈多さんは僕の側に立って、携帯の画面を覗き込んでいた。
「あ、うん。時々恭介の一問一答を見てるから登録してあるんだ」
「ふーん、そう。知らなかったわ、そんなサイトがあるなんて」
「まぁ、恭介の話に興味ないとね。でも結構面白いよ……と、出た」
いつも見ている画面が表示され、携帯を操作して画面をスクロールさせていくと
『理樹の部屋』なるものを見つけた。
「いつ作ったんだか」
僕は溜息をつきつつその文字をクリックした。
「ぶっ、なにこれ」
いきなり僕の寝顔が表示された。
と言うかいつ取ったの?これって普通に盗撮だよね。
「あー、もう。他に何の画像を載せているかなっ!!」
僕は悪態をつきながら画面を操作した。
サイトにはいくつか僕のプロフィールも載っていた。
いや、これって立派な個人情報の漏洩じゃない?
出身中学や身長体重スリーサイズ、誕生日まで載っている。
趣味……は置いておこう。日向ぼっこって普通すぎるかな、やっぱ。
支援
「……あった、他の画像。だー、もうっ、今度は風呂上り?
食事中の画像とかもあるし、いったいいつ取ったのさっ」
届かないとは知りつつも僕は恭介に向かって叫んだ。
『さて、そろそろ理樹の姿を堪能した頃だと思うが、実はスペシャルな写真も載せている。
TOPページの一番下に隠しボタンがあるからそこをクリックしてくれ』
「スペシャル?なんか今日一番の嫌な予感がするよ」
僕は恐る恐る携帯を操作し、ボタンを見つけクリックした。
そこにあった画像は。
「なんで女装した時の画像があるのさっ!?」
少し前無理やり来ヶ谷さんたちに着させられた女子の制服を着たの僕の姿が載っていた。
「恭介っ、こんなの載せないでよ。あー、もう。明日からどんな顔して登校すりゃいいのさ」
女装趣味だって思われたら明日から生きていけない。ううっ、登校拒否しようかな。
『ちなみに理樹にそういう趣味はないぞ。これは来ヶ谷たちに無理やり着させられたものだ。
あと写真の提供も来ヶ谷たちからだ』
「来ヶ谷さーんっ!!」
思わず叫んでしまった。
あとフォローありがとう、恭介。でも出来れば載せないで欲しかった。
「あー、もう。なに考えてんだか、恭介たちは。佳奈多さんもそう思うよね。……佳奈多さん?」
いつの間にか佳奈多さんは僕の隣から消えていた。
いや違う。その場にしゃがみ込んで鼻を押さえていた。
「えーと、佳奈多さん?」
「え?な、なに?」
「……」
手で隠した佳奈多さんの鼻から鼻血が出ているように見えるのは僕の目の錯覚でしょうか。
「な、なにかしら?」
何気ない表情でティッシュで鼻を拭きながら尋ねてきた。
何故、と聞くのは止めておこう。怖いから。
「…………えと、放送室に怒鳴り込んだりしないの?」
「え?ああ、うん。そうね。もう少し様子を見てからでもいいんじゃないかしら」
……おかしい。
いつもの佳奈多さんならそんな悠長なことは言わず、冷徹迅速に行動を起こしているはずだ。
『さて、理樹の魅力を十分分かってくれたところで話を戻そう。
今から10分後、理樹の手作りチョコ争奪杯を開始する』
なんか名前が変わってるし……。
てか10分後にやるってなにさ。僕全然了承していないよっ。
『参加資格は自由。男女学年問わない。
参加方法は俺に直接連絡するかさっきのサイトからメールを送ってくれ。
すでに何人もの人間がエントリーを終えている。
まだエントリーしていない場合はドシドシ連絡してくれ。時間ギリギリまで受け付けるぞ。
それと制限時間はきっかり一時間以内で、一番最初にチョコを手に入れたやつの勝利とする』
ルールの説明は続いていく。
すでにエントリーしてるって来ヶ谷さんたちのことかな?
まぁ、みんながこういうイベント事に参加しないはずないものね。
でも、参加資格自由って他にこんなものに参加する物好きなんていないよ。……たぶん。
「ホント、なに考えてるんだろうね、恭介は」
「そうね」
過ぎった不安を掻き消すように佳奈多さんに話しかける。
でも一度浮かんだ不安は容易には消えない。
……なんか今日は異常な感じがするし。
それにもう一つ気になることがある。
男女ってどういう意味なんだろう。
男の僕からのチョコを貰いたい男なんているはずない。
とそこでふと頭を過ぎったのは幼馴染の3人の男達。……まぁ、恭介たちは別と言うことで。
僕は冷や汗をかきつつ恭介の次の言葉を待った。
『勝利者には理樹の手作りチョコが手に入ると同時に副賞として
さきほどのサイトの画像を含む秘蔵の生写真を進呈しよう』
「はぁっ!?まだ持ってんのっ」
あれ以上やばいものをばら撒かれては身が持たない。
仕方ない。今から恭介のところに抗議に行き画像データを全て削除させよう。
「佳奈多さん、行こう」
「そ、そうね。……ふぅー、さすがにこれはやりすぎだわ。
元よりこのような馬鹿騒ぎ、風紀委員として見逃せないしね。
安心しなさい。データは全て削除の上厳しい処分をしてあげるから」
佳奈多さんは一瞬で鬼の風紀委員長としての顔になり、校舎に向かって走り始めた。
僕も慌ててそれに続き走り始める。
とりあえずやりすぎないように注意しとくか。
……まっ、行動自体は止める気更々ないけどね。僕だって怒ってるんだから。
『それともう一つ副賞として理樹を一日好きなように出来る権利を与えよう』
ドカッ
「うわっ!?」
いきなり佳奈多さんが立ち止まった所為でぶつかってしまった。
「ちょ、いきなりどうしたの?」
僕は痛む鼻を押さえつつ尋ねた。
『一日24時間好きなようにだ。法律に反していない限りなにをしてもいいぞ。
買い物に付き合わせようが、雑用を頼もうが何をしても。……女装させて楽しむのもありだな。
さぁ、その権利を手に入れるため、各自全力でチョコを奪うように』
その間も恭介はノリノリでみんなを煽っている。
「法律に反してなければって、そもそも僕の人権の侵害をしてるってこと認識してよっ」
あー、もう一刻の猶予もない。
今日は本気で怒った。
とりあえず恭介をふん縛って、今回の馬鹿騒ぎに加担した人間にもお仕置きをしなくては。
僕は怒りに燃えた視線のまま佳奈多さんを呼んだ。
「佳奈多さん、僕もう行くよ。今すぐ懲らしめに行かなくちゃ」
僕は肩を怒らせながら校舎へと走り始めた。
「待ちなさい」
ガシッ
「ぐえっ」
襟首を掴まれたせいで轢かれたカエルのような声を上げてしまった。
支援
「ゴホッ……な、なにするのさ……」
恨みがましい視線を佳奈多さんに向ける。
今、邪魔されてしまうと行き場のない感情を佳奈多さんにぶつけてしまいそうで嫌なんだけど。
「きっと行っても無駄よ」
「はぁっ!?何言ってるのさ、こういう時動かなくてどうするのっ」
「そうは言ってもここまの大事を行うならきっと彼は色々と裏で手を回してるわよ」
「ぐっ……それは、そうかもしれないけどさ」
いや、確実にしているだろう。
恭介のことだ、教師陣にすら根回しをしている可能性すらある。
だけど、だからと言って大人しくしていられるはずがない。
それは佳奈多さんも同じだと思っていたんだけど。
「まっ、諦めなさい」
「出来ないよっ」
最初はチョコだけかと思ったら、なんか僕の貞操すら掛かってる気がするんだ。
潔く諦めるなんてできるはずがない。
「諦めろと言うのは棗先輩をどうこうすることよ。あなたが頑張って逃げればいいんじゃない」
「い、いや理屈ではそうかもしれないけどさ。
ここはそもそもこのミッション自体をどうこうするべきなんじゃないかな。
と言うかいつもの佳奈多さんならそう言うよねっ!?」
そう。まず前提がおかしい。こんな馬鹿なこと速攻止めさせるのが普通なはずだ。
「中止はダメよ。きっと暴動が起きてしまうわ」
「はぁ?そんなわけないでしょ」
何を言ってるのやら。
こんなイベント、極少数しか参加しないに違いない。
「いいえ、間違いなくなるわ。……だから全力でみんなから逃げなさい」
何故か確証を持って佳奈多さんは言う。
『ちなみに今回、俺と井ノ原真人、宮沢謙吾は理樹を守る側に付く。
向かってくるやつは覚悟しておけよ』
「ほら、優秀で強力な護衛も付いたみたいよ」
確かに佳奈多さんが言うとおり、あの3人が一緒なら逃げ切れるかもしれない。
でもなんで彼女の声はこんなにも楽しそうなんだろう。
『さて、これで説明は終わりだ。
……最後に一言。理樹、頑張れよ』
恭介は最後に僕にエールを送って締めくくった。
「………………はぁー」
僕は重い溜息をついた。
きっと恭介は僕なら逃げ延びられると信じてこのミッションを決行したんだろう。
たく、そう信頼されたら応えざるを得ない。それに。
『以上で棗氏からの連絡を終わります。
…………コホンッ、それと少年。当然私も元より参加するつもりだったから覚悟を決めたまえ。
サボったら殺す、騒いでも殺す、あと無抵抗でお姉さんにチョコを渡すなら色々とサービスしてやろう。
以上、頑張りたまえ』
来ヶ谷さんの物騒な言葉を残して放送は終わった。
こんなの聞いたらやるしかな選択肢ないじゃないか。
きっと僕がバックレたら100パー来ヶ谷さんにどうにかされるだろう。
「来ヶ谷さんも参戦を表明したみたいだし、参加せざる得ないんじゃない?」
「まあ……ね。はぁー、逃げ切れるかな?」
「大丈夫よ。なんだったら私が手助けするから。だから安心しなさい」
佳奈多さんの力強い言葉に思わず胸が熱くなる。
ヤバイ。今ならさっきの告白を受け入れてしまいそうだ。
僕は思わず彼女の手を取ろうとして。
「最悪、私がチョコを手に入れるから問題ないわ」
全力で距離を取った。
……えっと、え?
支援
支援
「なによ、いきなり離れて失礼な男ね。
大丈夫、葉留佳を仲間外れになんかしないし。2人で仲良く可愛がってあげるわ」
そんなところで妹思いの姉になられても全く感動できないし。
協力者だって思ってたら、実は捕食者の側ってオチですかっ?
ううっ、なんか目が獰猛類のそれに似てるよ、佳奈多さん。
「あの、佳奈多さん?風紀委員長として騒ぎを止める気は……」
「ないわよ。言ったでしょう、今止めたら暴動が起きるって。
それだったらこれくらいの騒動、目を瞑り黙認するほうが利口よ。きっと裏で手も回ってるでしょうし」
……数日前にも似たような会話をしていたような気がするけど、
その時と違って全然不本意って顔をしていないのは何故でしょう。
「……本音は?」
「デートって一度してみたいのよね」
「だー、もうっ。やっぱそういうオチっ!?」
予想通りと言えば予想通りの答えをありがとう。
「当然でしょ。私の気持ちは伝えた通りなんだから、こんなチャンス逃すはずがないでしょう」
……舌なめずりしそうな顔で訊かないでください。
なんで狙った獲物は外さない、鬼の風紀委員長の顔をしてるのかな。
「ほら、もう時間よ。逃げなくていいのかしら?」
佳奈多さんは自分の腕時計を指し示す。
それは暗にこのままなら自分が捕まえるわよと言ってるようなものだった。
「っ……分かったよ。あー、もう、絶対逃げ切ってやるっ」
「ええ、頑張りなさい、直枝理樹」
僕の宣言に佳奈多さんは余裕の表情で応援してくれる。
くそっ、絶対捕まるもんか。
僕は佳奈多さんに背を向け、全力でその場から立ち去った。
<Kanata/side>
理樹の姿が完全に見えなくなるまで見送った後、佳奈多は小さく息を吐いた。
「ふぅー、こんな日ぐらい大目に見てあげるわ。せいぜい楽しみなさい」
先ほどまでの楽しげな表情は消え、真剣な表情に変わっていた。
そのまま思いを巡らす。
「どうせあなたのためにこの騒ぎは企画されたのだから。本気でぶつかりなさい。
優秀な護衛もいるみたいだし」
恭介たちの顔を佳奈多は思い浮かべる。
彼らのことだ、きっと理樹を楽しませたい一心での企画なのだろうなと佳奈多は思った。
でなければわざわざこのような彼を巻き込むような催しは起こさないだろう。
(……それに彼らならそれこそ命がけで守るんでしょうね)
おそらく予想以上の大騒ぎになるだろうとの懸念を持ったからこそ護衛を買って出たのだろう。
ならば、全力で理樹を守ることだろう。
まぁ、それでも完全ではないだろうが、そうでなくては面白くないだろう。
「誰があなたを捕まえるのか興味はあるけれど。
……でも本当に嫌な相手に捕まりそうになったら助けるから。だからそれまで頑張りなさい」
届かないとは分かっていても彼にエールを送る。
きっととても大変な一時間になると思うから。
そして佳奈多は携帯を操作し番号を呼び出す。
少しでも理樹の手助けが出来るように愛しい自分の半身たる妹に対する説得と、
これからの予定を話し合うために。
<..end>
ブーン、ブーン
走っている最中に電話が鳴った。
こんな時に誰かと思ったら恭介だった。
「はい、もしもし」
『おお、元気か、理樹』
電話口の向こうからは能天気な声が聞こえてきた。
「元気かじゃないよっ。なんだよ、あの放送っ!!」
僕の怒鳴り声に恭介は楽しそうに笑う。
『面白いだろ。エントリーの連絡もたくさん来てるからな。
学校中の生徒がお前を狙ってるぞ』
「んなわけないでしょっ」
恭介は大げさなだなぁ。
『何を言ってる。お前や風紀委員に知られないようにこっそりと宣伝をしておいたんだ。
色々餌も撒いたしな』
「はっ!?」
『あのサイトもかなり評判いいみたいだしな。安心しろ、かなりの人数が参加するのは確定だ』
「それって全然安心できないよっ」
もうっ、本当になにをやらかしてくれるかな、このリーダーは。
『はっはっはっ、なに、楽しいぞ。多くの人間がお前に群がり、チョコレートを求めるんだ。
きっと愉快だぞ』
どうやら本気でこの状況を楽しんでいるようだ。
そりゃ何かやりたいと前に言ったけど、この状況は望んでなかったんだけど……。
『もしかしたら本当に全校生徒がお前を狙ってくるかもな』
「……あのねぇ。さすがにそれはないでしょ。うちの学校、半数は男子だよ」
うちはごく普通の進学校だから、男子と女子の割合もだいたい半々だ。
『ん?……あー、そうでもないぞ』
何故か恭介の歯切れは途端に悪くなった。
『運動部の男子がかなりの数、エントリーしてるんだな、これが』
「はっ?………冗談、だよね?」
『いや、マジで。いや、俺も吃驚だぜ。予想以上の人気だな、理樹』
「いやいや、全然嬉しくないからね」
と言うか今背中に冷や汗が流れたんだけど。
いや、マジで怖いって。
男子にだけは絶対捕まりたくない。何されるか、想像しただけでも鳥肌が立つ。
だからと言って女子にも捕まる気はないけど。
『いやー、ちょいとばっか宣伝しすぎたかな。女子も目の色変わってる奴いたし、
これは史上最大のミッションになっちまったかもな』
はっはっはっ、と恭介は笑い飛ばしてくれる。
うん、かなり他人事だよね。
今日を無事に乗り越えたとしても、僕は明日から平穏な生活が戻る気がしないんだけど。
「……恭介」
『ん?何だ、理樹』
「後で一発殴らせてくれる?」
とても爽やかな声で僕は尋ねていた。
「……………………………………………まぁ、それは置いといてだ」
どうやらスルーすることに決めたらしい。
でも声が微妙に震えているので動揺は隠し切れていないみたいだ。
『今から言う場所に行け。真人たちが待ってる』
「真人?そう言えば3人は今回護衛に回ってくれるんだっけ?」
『ああ、俺たちを信じろ。絶対守ってやる』
……本来は嬉しいはずなのに、全然そんな気分にならないのは何故だろう。
まぁ、いいや。とりあえず場所を聞こう。
「どこに行けばいいの?」
僕の問いに恭介は一拍間を置いて堂々とした声を答えた。
『グラウンドだ』
「グラウンド?隠れたりはしないわけだね」
『当然だ。攻撃は最大の防御。正面から堂々と立ち向かって蹴散らす。
……それとも隠れる方が良かったか?それも作戦上アリだが』
「いや、せっかく戦力が整ってるんだ、最初は正面突破でしょ。
さすがに全てを相手にすることなんて出来ないと思うから、その都度作戦は変えるつもりだけどね」
『その辺は安心しろ。状況に合わせて幾通りも戦略パターンは用意してある。
並みの相手なら問題ない』
さすがは恭介といった感じだ。頭の回転が凄い。
……まぁ、悪知恵働かせてる前にこの催しをやること自体思い留まって欲しかったけどさ。
「となると厄介なのはやっぱりバスターズの女子だね。一見安全そうな小毬さんやクドも油断ならないし。
とりあえず柔軟な動きが必要になると思うから、その時は僕から真人たちに指示をしたり
自分で対応してみるよ。フォローはよろしく」
『ふっ、任せておけ』
でもいざやるとなると体が疼くのは、僕もどっぷりバスターズに染まってるんだと自覚する。
そうこうしている内にグラウンドに辿り着き、そこで2人の男の姿を認めた。
「ふっ、待ってたぜ、理樹。こういうときこそオレの筋肉の見せ所だ。大船に乗った気でいな」
真人がいつも通り己が誇る筋肉を強調し、変わらぬ笑顔で僕を迎える。
「ふっ、真人だけではないぞ。……理樹、俺が全力でお前を守ってやる。だから安心しろ」
謙吾が見る者を安心させる頼もしい表情で僕を見つめる。
『俺は離れた位置から指示を出す。だが心配するな。状況に応じて俺も出る。だから俺を信じろ』
恭介が変わらぬリーダーとしての風格を纏い、指示を飛ばす。
ああ、やっぱりこの3人が揃って負けるはずがない。
一時間なんて余裕で逃げ切ってみせる。そんな気持ちすら沸いてくる。
「うん、みんながいるんだ。絶対大丈夫だって信じてるよ」
だから僕は全幅の信頼を寄せてみんなに答えた。
「理樹」
「ん?」
謙吾から携帯電話を手渡された。
……いや、違う。
「これは、トランシーバー?」
恭介自作のトランシーバーだった。
見ると2人とも別の自作トランシーバーを持っている。
「今後はこれで連絡を取り合うそうだ」
「そうなんだ」
なるほど。確かにこっちの方が連絡は取り易そうだ。
「恭介?」
『ああ、一度掛けなおす』
言葉と共に電話は切られ、すぐにトランシーバーから声が聞こえてきた。
支援
『聞こえてるか、3人とも。オーバー』
「うん、聞こえてるよ。オーバー」
「問題ねーぜ。オーバー」
「感度良好だ。オーバー」
恭介の言葉に僕たちは頷く。
『まぁ、オーバーって最後につける必要はないんだがな。
とりあえず作戦はさっき説明したとおりだ。まずは向かってくるやつらを蹴散らして校舎に飛び込む。
その後は随意作戦を切り替える。あと理樹。状況によっちゃお前が直接指示を出してくれ』
「うん、了解」
そして僕らは頷き合う。
そうだ、僕ら4人がいればどんな困難なミッションだってやり遂げられるはずだ。
『ふっ、気合入ってるみたいだな』
「当然」
僕は力強く頷く。
『安心しろ、お前のチョコレートはちゃんと俺らで守ってやる』
「は?」
けれど恭介の言葉に僕はその姿勢のまま固まってしまった。
「そうだぜ、理樹。お前のチョコはきっとオレらで死守してみせる」
「だからミッションが終わった暁には4人で食おう」
「おっ、いいねぇ。理樹を囲んで食べるわけか。なんかおぎおぎじてくるぜ」
『俺もだ。今から楽しみだぜ』
……ヤバイ、なんかテンションががた落ちだ。
さっきまでの盛り上がってた気持ちが嘘みたいだ。
そうだよね。3人とも欲しいって言ってたもんね。
と言うか欲しいならミッションにしなきゃいいのに。
恭介的には面白おかしくしたかったのかな。
『さぁ、それじゃあそろそろ時間だ。各自、全力でミッションを遂行せよ。いいか、野郎ども』
「……うん、大丈夫」
「任せろ」
「任せておけ」
恭介の言葉に萎えかけた気持ちを奮い立たせ頷く。
支援
支援
えーい、気合入れなきゃ比喩じゃなく捕食されるんだ。
頑張れ、僕。自分のために。
『それじゃあミッションスタートだ!!』
そして恭介の開始の合図ともに僕らは動き出す。
くそっ、全力で逃げ切ってやるっ。
……けれど、校舎から飛び出てくる生徒たちの姿を見て、一瞬怯む。
やっ、だって本当に男子が大挙して向かって来るんだもの。
なんでそんなにみんな一生懸命かな。僕は男なんだけど。
ホント、冗談じゃなく命がけで頑張んなきゃ。そう心に決めるのだった。
なお、結果については想像にお任せする。
とりあえず本当に過酷な戦いだった。
男に追いかけられるのがあんなにも怖いものだとは知らなかったよ。
でもそれ以上に女子が怖かった。危うく対人恐怖症になるかと思ったよ。
やっ、もう二度とやりたくないね。
僕の身体がもたないし。
そんな感じで僕のバレンタインは例年とは大きく様相を違えたものとなったのだった。
Fin
35 :
ショコラの作者:2008/03/15(土) 00:34:29 ID:MsuLjvOw0
以上、終了です。
支援してくださった方、呼んでくださった方、感謝です。
とりあえず今回はエクスタシー仕様なので古式さんは出ません。
期待してくださった方がいたら申し訳ないです。
それと佳奈多の描写が少々凝りすぎた上、キャラが違ってしまってないか凄く不安です。
ちょっとデレさせすぎましたかね。
初めてのリトバスSS。何年かぶりに書く文章。
拙いとこは多々あったと思うし、無駄に長くなってしまい反省仕切りです。
次回書くことがあればもう少し簡潔で短く書けるようになりたいです。
以上、感想などあればよろしくお願いします。
お疲れGJ!
佳奈多スキーとしてはヤバいくらいオギオギさせてもらいました
つか、続き読みてー!
>>35 乙GM
やばいニヤニヤが止まらんw
くちゃくちゃ面白かったぞ
理樹の写真で鼻血出す佳奈多に萌えまくったぜ。
>>35 GJ!!!佳奈多かわいいよ佳奈多。ニヤニヤが止まらんwwwww
お疲れっした!
>>35 とりあえずガチ大作乙。
このクラスのが来たのは久々じゃない?
>>35 完結乙。
2〜3のバスターズの面々からチョコ貰うシーンは全員キャラが立ってて面白かった。
ただ、それに比べて佐々美と佳奈多を少々もてあまし気味に感じた。
本編での下地があるヒロインたちと、一から描写しなきゃいけないサブヒロインの差のせいかな。
この二人のパートは無理に組み込まず、一つの独立した話にしたほうがまとまりがよくなったと思う。
後日廊下でQRコード撮ってる佳奈多が目撃されるんだね
>>43 乙、スレの貴重な遺産を保存なんて裏方作業をやってくれて自分のような新参はすごく助かる。
NHKが妄想スレに進出です
理樹「ねえ、官能…小説とか興味ない?」
美魚「…無くはありません」
理樹「じゃあ、…読んでもらえないかな?」
美魚「わかりました。では直枝さんその代わりには文面通りのことを忠実にやってくださいね」
理樹「わ、わかったよ(ドキドキ)」
(数分後)
恭介「よお、理樹」
理樹「き、恭介!?どうしたの!?」
恭介「なんか西園に呼ばれてさあ、なんかやるのか?」
理樹「………!?」
美魚「棗×直枝…これはいけます…」
美鳥(この、すけべw)
46 :
ショコラの作者:2008/03/16(日) 01:34:07 ID:9kKzUcsH0
皆さん、感想ありがとうございます。
機会があればまたなにか書いてみたいです。
>>41 やはりシナリオがちゃんとあるヒロインたちとまだシナリオのない元サブヒロインじゃ
どうしてもキャラが一定になりませんね。
その辺は今後書くときの課題って感じですね。
ただ自分はサブヒロイン好きなのでどうしてもこの2人は書いてみたかったんですよ。
というか佳奈多の話を書きたくてこの作品を書いたもので。
はるかな姉妹が一番のお気に入りです。あと理樹ちゃんも。
スレ止まりすぎ
おはようございます。前スレ726です……。
以前の書き込みで気分を害された方、本当に済みません。リアルで病みぎみだったんです。
今回はお詫びも兼ねて書きました。
今朝は起きたのが少し早かった。外では雀がチュンチュン鳴いてたし、ようよう白く成り行く山際
…って朝日も美しかった。そんな朝だから、グローブでも磨きに行くかと気合を入れた。
「うーん、頑張るかー」
頭はまだ薄ぼんやりとしたままだけど、考えるよりも先に体を動かしてしまおうと思った。そうす
れば目も覚めるだろうから。
布団をたたんで二段ベットから飛び降りて、その場で服を脱いだ。いつも真人のトランクス姿は見
させられてるけど……いや、部屋の中で脱ぐのも気持ちいいもんだ。まぁずっとこのままだとなんか
気まずいからすぐにシャワールームに入ったけど。
要領が良すぎるくらいの速さで仕度をしていた。気持ちの持ちようなんだろうきっと。
ようやく出かけられる準備が出来たところで、来ヶ谷さんからもらったコーヒーサイフォンにチャ
レンジしてみることにした。ちなみにマニュアル付きなので嬉しい。
「あれ……、どこに入ってるんだ?」
そういえばマニュアルがどこにあるかは聞いていない。
箱の内側に張り付いてるのかもと思って見てみるものの、張り付いている様子はない。表側に書か
れているのかも思いきや、書かれているのはサイフォンの名前だけだ。
「入ってるって言ってたはず……。なんか清々しい朝の時間が削られていくな……」
見つからないせいかより熱心に箱を眺めた、テーブルの上に乗せて上から、右から。硝子テーブル
なので下から眺めてみたりもした。でもよく分からない。振ったり叩いたりひとしきりしてみたとこ
ろでカッターで開いてみようかとも思った。そう思ってマジマジと見詰めていると……
「ん?」
ちょうど箱の側面、左側が膨らんでいるように見えた。
目の錯覚かと思うほどの微々たる違いだったので、見落としそうだった。
箱を小脇に抱えてハサミでちょきちょきと切った。するとその側面の裏にもう一枚の側面があるで
はないか!
一人テンションを高めているのが気恥ずかしくなってはいたが、シルバー船長の財宝を探り当てた
かのように喜んだ。側面には文字が直接書かれている。
『初めてのサイフォン 〜ひとり立ち編〜』
少し小馬鹿にされているような気になって目を細めてしまった。だが、忙しい中走り書きをしたよ
うなそんな文字、黒地に赤で書かれた学園カラーのその文字は、コーヒーについてやたらめったら詳
しく書かれていた。
じゅわっ
「わっ!?」
しばらく見ていたら消えてしまった……shit!
仕方なくなった僕はインスタントのコーヒーで我慢することにした。砂糖は二つにしておいた。
o
コーヒータイム
o
ひと息いれて腰を浮かせると、未だしんとした朝の気温を感じられた。朝型って思ったことはない
けど体は軽かった。ジョギングをするほどの体力はないけど、まぁいつかしてみるのも面白いかも。
渡り廊下から中庭を抜けて、グラウンドへと辿る。広々とした敷地にぽつりぽつりと人影が見えた。
本家野球部のうちの何人かがもう集まっていて、柔軟で組み合っている様子だった。
「うちの学校って結構強いんだっけ」
あまり知らないで言うとヒンシュク買いそうだけど甲子園だって目指せる、そんなチームだったは
ずだ。
そうだよ。恭介もあのチームだったら今ごろは全国に知れて、なんとか王子だとかいい名前をもら
ってたかも知れないよな。4番でエース。きっと決勝でノーヒットノーランとかやっちゃうんだ。
僕の妄想は一人歩きして、恭介がプロ野球選手を目指すだなんて話は一度も聞いたことがない、け
ど、それいいかもって思ったんだ。思った分だけ胸が躍るから。
野球部の隣り、間借りしている部室に入りこむなり目に付いたのは散らかった球具の数々だ。たし
かに昨日はみんな帰り際にバタバタしてたけど、改めて物の多さにびっくりする。
ボール、バットはもちろんのことだけど、シャーペンの芯や40円くらいのチョコレート。未開封
のお菓子や湯のみに緑茶、誰かが忘れていった携帯電話やメガネ……? 混然としているのでもはや
どれが誰の持物だか分からない。
「はは……」
思わず力を入れる必要がありそうだった。つーかこれ全部丁寧に片づけてたら半日じゃ終らないで
しょ。
自分へのツッコミを「喝」として、少し乱暴に片づけを始めていった。
がちゃがちゃパラパラと細かいものから、使いそうなものも使わなそうなものもひとまずカエルマ
ークが付いたダンボールへと収納していった。
ホントいろいろなものが詰まっていくなーと思いながら手を動かしていたら、床に落ちているビー
玉がおそろしい数であることに気付いた。窓からの光を浴びて宝石のように煌いていて、一つ一つが
とても淡い光を放っている。なんだか不揃いなくせに、そのどれ一つをとっても鮮やかな色を帯びて
いる。
っていうかこんなにあると転びそうだ!
僕はできる限り、朝、時間もないけど、ビー玉を拾った。一つ一つ、箸でお皿のマメを移す訓練を
受けているような気になっていったけど。
「ったく多いよ」
愚痴を漏らしてみればうちの風紀委員長みたいだった。ああ、彼女もこんな風に努めていたのかと、
今更ながらそんなことを思う。彼女のような仕事は大変だ。
没頭すれば意外と楽しめるほうらしい。まぁその価値を僕は知らないけど、綺麗だし。何より結構
葉留佳さん喜んでくれそうだし。
まるで花束でも集めているような気分になっていた。
時間も忘れて楽しんでいた。すると、本当にこれは、僕の体験の中でも一番に不思議なことなんじ
ゃないかと思うんだけど、僕ががちゃがちゃと仕舞っていったはずのみんなの大切なものが、ダンボ
ールの中では綺麗に収まっていた。
「……小人さん参上!?」
僕が左右を見渡せど、誰もいない。
やや薄気味の悪さを感じはしたが、僕自身があって欲しいと望んだように整理されていた。小毬さ
んの童話とはちょっとおもむきが違うような気もするけど、それを思い出さずにはいられなかった。
不思議なこともあるもんだ……。
これは魔法。RPGに出てくる類のものだと、そう思っておくことにしようと思った。
わずかな胸の高鳴りを抑え、一応片づけたつもりの部屋を出た。
朝の空気を肺一杯に吸い込んで、枝垂れかかる柳の下で春の微温を感じていた。
「なんだよ!」今日には驚かせられる。
部室からずっと離れた一番奥のほう。そこで恭介が 一人でトンボがけをしてるじゃないか。ってい
うかいつからだろうか。
「おぉおおーーーーいっ!! 恭介!!」
僕は大声で、恭介の名前を呼んだ。
……終わりです。
て、グローブ磨かずに終ってしまったぁー!
でも満たせないことは分かってる。後のことはよろしく。
???
うおぉぉぉ…
あ、頭が痛ぇ…
誰か、俺に新しい筋肉をくれ!
一際うなりを上げるやつをだ!
「どーするよ謙吾、理樹のヤツ、顔が真っ青だぞ…」
「もしや、スキップの揺れとバス事故直前の揺れが被って、気分が悪くなったのか?」
「いや、まだ思い出してないはずだが…今度はちょいとスピードを落としてスキップしてみっか?」
「だな」
「くっそー、絆スキップは封印かよっ
せっかく理樹の筋トレにもなると思ったのに、がっかりだぜ」
「……」
「お?どした謙吾っち」
「…これ以上理樹を苦しめると恭介がリセットしそうだな」
「あーーーー……みたいだな。なんかすっげえ羨ましがってるみてえだ」
「まったくあの男は…おい恭介、こんな時にまで覗くな。
理樹と肝試しがしたかったのなら、最初からお前も参加すればよかっただろう」
「だいたいよー、この肝試しは理樹と鈴に度胸を付けさせるためにって企画したんだろうがよ。
なんで理樹と鈴の二人で行かせなかったんだ?」
『まさか理樹が、おまえらを選ぶだなんて誰が予測出来たよ…………
理樹の好きな女子をさりげなく聞こうと思ったのに…ジェラシィイィイイイィ!!』
前スレより
>716 :名無しさんだよもん :2008/03/11(火) 02:57:03 ID:iujFKnvu0
>こまりんは潜在的な運動能力が高くて、投球フォームすぐマスターしちゃってたよね。
>てことは、エッチしてる時の腰の動きなんかも、教え込めばすぐ上手くなるんじゃないだろうか。
>教えた方(個人的には恭介がいい)が逆にK.Oされるくらい。
というわけで書いてみた。小毬×恭介注意。
「うおおおおっ……!!」
恭介はたまらず小毬の秘部から口を離して仰け反った。
小毬の唇は、舌は、的確に恭介の急所へ直撃を繰り返す。
恭介の反応を教材に、小毬の口戯はさらに精度を増していく。与えられる快感はすでに恭介の知識と想像をはるかに越えていた。
つい先日まで、先輩風を吹かせて口技のレクチャーをしていた手前がある。恭介は必死に小毬の急所へ反撃し、快感に喘がせて主導権と威厳を取り戻そうとするが…
「くはっ!?」
不意に先端が、今までと全く違う快感に襲われた。
すべらかで柔らかな何かに包まれていく感触。それでいて、最も敏感な一点に尖った刺激が鋭く突き刺さる。
それが小毬の胸だと理解するより早く、恭介は限界を越えていた。
「ふぁっ……」
白く弾けた視界に、小毬の甘い溜息が響く。
脳が生クリームに満たされたような心地で、恭介は小毬に白濁をぶちまけた。
「ご、ごめんな小毬。また俺だけ…」
ようやく息を整えた恭介が、バツが悪そうに呟く。
「ふぇ?」
胸に飛び散った精液で、乳房をデコレートして遊んでいた小毬は、
「恭介さん。それは違います」
体を反転させて恭介の顔を覗きこんだ。
「いいですか? 恭介さん、気持ちいい」
澄まし顔で立てた指を恭介に突きつけ、
「わたし、嬉しい」
その指で自分を指差し、にっこりと笑う。
「だから、恭介さんだけじゃないのです」
そう言って、立てた指をちゅぴ、としゃぶる。
「わたしも、とっても幸せ」
恭介の精液が唾液と混ざって粘った音を立てると、小毬は砂糖菓子を頬張った時の様な、蕩けるような満面の笑顔を浮かべた。
「……小毬っ」
たまらず恭介は小毬の体を抱きしめる。
「ほわぁっ」
小毬は驚いた声を上げたが抵抗はしなかった。大人しく恭介の腕の中に体を預ける。
「すげぇ感動した」
小毬も恭介の背中に手を回す。
指先に触れる、荒れた肉の感触。
……火傷の跡。
この傷に触れるたびに、恭介に尽くしたい気持ちがどうしようもないほど湧き上がってくる。
だが、恭介は決してそれを良しとはしない。感謝の言葉さえ受け取ってはくれない。
(お前らのためにやったことじゃないからな…)
そう言って笑った恭介の、今にも泣き出しそうな瞳を思い出す。
だから、小毬は祈らずにいられない。
今、わたしはこんなに幸せなのだから。
どうか、この人も幸せでありますように。
身を起こした恭介に横たえられながら、小毬は回した腕に力を込めた。
「ぐは…」
恭介の先端から、小毬の子宮めがけて精液が迸る。
脈動するリズムに合わせて優しく締め付けてくる小毬。
促されるように間を置かず力を取り戻した恭介は、再度小毬の奥の急所めがけて腰を突き出していく。
だが、小毬がそれにタイミングを合わせて腰を使うと、恭介の弱い部分が激しく擦り上げられてしまう。
たまらず恭介が動きを止めてしまうと、後は小毬の独壇場だった。
しなやかに踊る腰と淫靡に蠢く肉襞のコンビネーションに、恭介は目を回した。
「ぐはっ…!」
恭介の先端から、小毬の子宮めがけて精液が迸る。
脈動するリズムに合わせて、小毬が優しく締め付けた。
* * *
「きょ、恭介さん、だいじょうぶですか〜?」
「ま、まだまだ… 回数なんて問題じゃないっ」
「ほわぁあぁっ、恭介さん自分を不幸にしちゃダメですっ」
以上。
Good H!
Good M!
素晴らしい。
こまりちゃんえろいよこまりちゃん。
久々の恭介小毬ガチエロに感激した、GJといいざるをえない
<卵管内>
~゚○←こまりちゃんの
↑
恭
介
さ
ん
の
kanashiize
>>64 これは素晴らしいエクスタシースパイラル。
やっぱりこまりんは尽くすタイプですね。GJです。
私もひとつ書いたので投下します。
今回はすこし珍しい人を主役にしてみました。
「ふう… 終わった終わった…」
日曜日の昼下がり。
一仕事終えた俺は、肩をコキコキと鳴らしながら街を歩いていた。
俺の名前は三枝晶、前科持ちだ。
このご時勢、前科持ちじゃあろくな仕事に就けやしない。
けど、幸い俺は体力には自信があった。
安アパートを借り、日雇いの仕事でもやっていけば、十分食っていけるだけの稼ぎは得られた。
けど、俺はそうしていなかった。
日雇いの仕事はしているものの、安アパートを借りることはなかった。
かわりに、ある家に厄介になっていた。
その家には、俺がかつて惚れた女と、その女のもう一人の婿殿と、そして俺たちの二人の娘 ―佳奈多と葉留佳― がいた。
…べ、別に今も惚れてる女、気の合う男、そして可愛い娘たちと一緒に暮らしたいだなんて思ってなんかないんだからな!
あいつらがどうしてもって言うから仕方なく、そう、仕方なく一緒に暮らしてやってるだけなんだからな!
そ、そこんとこ勘違いすんじゃねーぞ!
で、な、何だったか。
ああそうだ、俺はあいつらの家に厄介になっている。
あいつらが俺の身元引受人になっていることもあるしな。
日雇いの仕事でそれなりに稼いで、生活費も入れている。
あいつらはそんなことしなくてもいいと言うが… さすがにヒモみたいな真似は出来ない。これは面子の問題だ。
…定職に就いてない人間の面子なんて軽いってことは分かってる。言うな。
…早いとこ定職見つけねえとな…
俺はため息をつきながら街を歩いていた。
そんな俺の目に、二人の人間の姿が飛び込んでくる。
見慣れた姿。
俺の… 俺たちの娘である、佳奈多と葉留佳だ。
そう言えば今日は一緒に出かけるとか言っていたか。
距離があるからか、二人は俺の方に気付いていないようだ。
内容は聞こえないが、何か話しながら歩いている。
と、突然葉留佳が佳奈多に抱きついていた。
こんな街中でまでやるとは思わなかったが、それ自体はいつものことだ。
大方、佳奈多が葉留佳に対して甘い面を覗かせたのだろう。
なんだかんだで佳奈多は葉留佳に甘いからな。
で、葉留佳はそれに大喜びして抱きつく。
すると佳奈多は(本当は悪い気はしない癖に)顔を真っ赤にして文句を言い、葉留佳を引き剥がす…、と。
本当にいつものことだった。
…それにしても、佳奈多も素直じゃねえよなぁ。
一体誰に似たんだか。
…
…俺、か?
あとの二人の親に比べて俺が素直じゃないってのは… まあ、認める。
じゃあ何か?
佳奈多が俺の娘で、葉留佳があいつの…
…止めだ止めだ。
娘たちは、それをあえて明らかにしないことを選んだ。
ならここでグダグダ考えるのは無粋ってもんだ。
どっちがどっちだろうと関係ない。
二人とも俺の… 俺たちの、大切な娘だ。
それにしても、こうして眺めていれば、本当に仲の良い姉妹にしか見えない。
誰が分かるだろうか。
最近まで、二人が盛大に仲違いをしていたことなど。
俺は直接それを見たわけではない。
ただ、話には聞いている。
二人の間にあったのは、罵声と憎しみ、ただそれだけだったと言う。
血の繋がった双子である二人の間に、だ。
けれど、二人はそれを乗り越えた。
互いに歩み寄り、心のうちを明かし、和解した。
本当に良かった。
あの二人が和解できて…
「あの二人、姉妹か? すっげえ仲良さそうだな」
その通りだ。
「ああ。しかも二人ともかなり可愛いじゃんか」
だな。さすがあいつの娘だけのことはある。
「声かけようぜ。お前どっちにする? 俺はあの変則ツインテの娘が好みなんだけど」
…ん?
俺は誰の言葉に内心同意してたんだ?
声の方向に視線をやると、そこには高校生ぐらいの男のガキが二人いた。
二人とも、見るからにチャラチャラした格好してやがる。
正直、俺の一番嫌いなタイプのガキだった。
そいつらは佳奈多と葉留佳を見ながら、どっちが声をかけるか、だの何だの相談している。
おかげで俺の視線にも気付いていないようだ。
また、佳奈多と葉留佳も距離があるためか、こちらに気付いている様子はない。
別に、娘たちがこいつら程度にどうにかされるとは思わないが…
気付いちまった以上、見て見ぬふりをするのも癪だ。
「おい」
俺は低い声をそいつらに向けた。
「あ? なんだよ… ヒッ!」
こういう時、第一印象でナメられたら終わりだ。
そいつらが振り向くタイミングで、思い切り睨みつけてやる。
狙い通り、一人が情けない声を上げる。
もう一人も声こそ上げないものの、気圧されてるのが丸分かりだ。
俺は佳奈多と葉留佳を親指で示しながら言う。
「あいつらに何か用か」
顔を近づけながら言う俺に、先程情けない声を上げたのではない方のガキが言う。
「あ… あの、あちらとはどういったご関係で…」
「聞いてんのはこっちだ! うちの娘たちに何か用かって聞いてんだよコラァ!」
卑屈な物言いをするそいつに、目を見開いて凄んでやる。
「う… うあ…」
「な、何でもありません! ししし失礼しましたっ!」
完全にビビッたそいつらは、尻尾を巻いて逃げていった。
そいつらが完全に見えなくなったのを確認して、吐き捨てた。
「けっ! 前科持ちナメんじゃねーぞ」
…しかし、失敗したかも知れない。
大声出しちまったせいで、ちらほらと視線を感じる。
通りすがりから見られようが気にはしないが、娘たちにばれると少し気まずい。
気付かれなかっただろうか?
俺はさっき佳奈多と葉留佳がいたあたりに視線を向ける。
しかし二人の姿は無い。
周囲にも視線を向けるが、やはり二人は見あたらない。
どうやら、気付かないまま行ってしまったらしい。
俺は気が抜けるのを感じながら、帰り道を歩んでいった。
その夜。
俺はリビングでソファーに座り、缶ビールを呷りながらテレビを見ていた。
テレビはプロ野球の試合を映し出している。
俺にとっての至福のひと時、ってやつだ。
そこにかけられる声。
「おとーさーん、今どっち勝ってるー?」
リビングに入ってきたのは、パジャマ姿の葉留佳だ。
風呂上りなのか、普段は特徴的な二本のしっぽになっている髪は湿り、下ろされている。
「七回表、三対一でベイカーズが勝ってるぞ」
「おおっ! そりゃ見ないと損ですネ」
パタパタと小走りに来ているのだろう、葉留佳の足音が後ろから近づいてくる。
テレビ画面の中では、葉留佳ご贔屓の左打ちの選手が右中間にクリーンヒットを放っていた。
「おー! ナイスバッティングー!」
葉留佳は最近、野球に凝っている。
なんでも、学校では草野球チームに入っているとか。
そんなわけで、こうやって一緒にプロ野球中継を見ることも珍しくない。
それはいいんだけどな…
「どういう体勢で見てやがんだよ…」
「んー?」
葉留佳の声が頭に響く。
俺の頭の上に葉留佳の顎が乗っている。
葉留佳の両腕は俺の肩越しにだらりとぶら下がっている。
つまり、葉留佳はソファー越しに後ろから俺に覆いかぶさるような格好でいる。
小さいガキじゃねえんだぞ…
そんな体勢なもんだから、その、なんだ、胸とかが首の後ろに当たってて。
…襲われても知らんぞ?
いや、いくら俺が前科持ちだからって自分の娘は襲わねえけど。
逆に言えばもし俺が親じゃなく、ついでにもっと若かったら… きっと襲ってる。
いや、間違いなく襲ってる。
こいつは見かけだけなら自分が結構いい線行ってるってことを自覚…
…して、ねぇんだろうなあ…
特に今のこいつは、湯上りで軽く身体を火照らせ、やや湿った長い髪を下ろし、靡かせている。
親のひいき目抜きにしても、それなりに色っぽい姿だ。
他の男にもこんな風にくっついたりしてねえだろうな?
…なんか、心配になってきた。
「…お前な。学校でも誰彼構わずこんな風にくっついてんじゃねえだろうな?」
「そんなことしないよー。学校でこんなことする相手はお姉ちゃんと、姉御と、クド公と…」
俺の問いに対して、指折り相手の名前を挙げていく葉留佳。
…っつーか、そんなにいるのかよ。
「あと鈴ちゃんと、こまりんと、みおちんかなー… ってどしたの? 頭抑えてサ」
「いや…」
頭痛くもなるっつの。
佳奈多はともかく、それ以外の相手も多すぎだ。
とは言え、いずれも葉留佳の話によく出てくる名前で、女ばかりであることに少し安心していた。
…これで男の名前が混じってた日には、そいつツブしてたかもしれないけどな。
しかし、昼間の佳奈多との様子から考えても、こいつ、どうも抱きつき癖があるんだよなあ。
なんつーか、愛情表現がどこまでも露骨っつーか…
けれど、それも仕方の無いことなんだろう。
葉留佳は愛情表現の仕方をろくに知らない。
愛情を抱ける相手なんてほとんど居ないまま育ってきたのだから。
葉留佳の周りにいたのは、憎悪の対象ばかりだった。
誰かに対する憎しみを糧にして、こいつは生きてきたんだ。
その原因の一端である俺が偉そうなことを言える立場じゃないのは分かってるが。
それでも、思う。
人を憎むことしか知らなかった葉留佳が、人を好きになることを知り、それを拙いながらも精一杯に表現しようとする。
それは大きな、本当に大きな成長だと。
娘がこんな風に育ってくれて、本当に俺は……
「ねえ、おとーさん」
不意に葉留佳が話しかけてきて、俺の思考は中断される。
「ん、なんだ?」
頭の上から葉留佳の声が降ってくる。
「おとーさん、幸せ?」
…まったく、こいつは。
人が考えてることを先に言うんじゃねーよ。
けど、それをはっきりと言うのは癪なので。
「まーな」
とだけ、答えた。
「………」
しかし、葉留佳は何も言わない。
「おい、葉留佳。どうした?」
声をかけると、不意に葉留佳の顔がかくんと俺の左肩に落ちてきた。
「ふぴゅー…」
「…って、寝てやがるし」
葉留佳はその体勢のまま、寝息を立てていた。
体重はある程度俺の方にかかってきてるが、どうやら全部ではないらしい。
ちらりと後ろを見ると、ちゃんと足で体を支えている。
…つまり、半ば立ったまま寝ている。
よくこんな格好で寝れるもんだ。
「おい、こんなとこで寝てんじゃねえ。寝るなら布団で寝ろ」
肩を揺する。
ゆさゆさ。
「んー… ふぴゅー…」
「ほら、起きろっての」
頬を軽く叩く。
ぺちぺち。
「ん… くー…」
…ダメだ、起きやしねえ。
けど、このまま放っておくわけにもいかねえし。
しゃあねぇ、部屋まで運んで行ってやるか。
幸い、もうほとんど葉留佳を背負うような体勢になっている。
「よっ… と」
両腕を後ろに回し、葉留佳の両脚を持ち上げる。
これでおんぶの完成ってわけだ。
そのまま立ち上がる。
葉留佳の全体重が俺の体に伝わってきた。
…こいつも、昔と比べて重くなったもんだ…
…なんて、普通の親なら思うところなんだろうが。
俺には、比べる過去なんてない。
こいつ達が生まれたとき、俺は既に檻の中だった。
そして、出所したのはつい最近。
だから、これまで娘を抱き上げたことなんて無かった。
俺にとっては、今のこの重さこそが初めての娘の重さだった。
そして、その重さは。
俺が、初めて背負った娘の重さは。
本当に、本当に、重かった。
物理的に言えば、大した重さではないのだろう。
日雇いの仕事ってのは基本的に力仕事だ。
俺は、普段の仕事で100Kgを越える荷物だってしょっちゅう背負っている。
それに比べれば、葉留佳の体重なんて軽いもんだ。
そのはずなのに、娘の重さは今まで背負ったどんな荷物よりも重く感じられて。
俺は、一歩を踏み出すことができずにいた。
俺は、ずっとこの重さを背負うことから逃げ続けていたのかもしれない。
罪を犯したのも娘たちを想ってやったことだなんて、詭弁だ。
褒められたやり方じゃないってことは、最初から分かっていた。
時間を置いて冷静になってみれば、本当に馬鹿なことをしたと思う。
あの狂った家の中ででも、俺たちがしっかりとして娘たちについていれば。
娘たちと正面から向き合い、娘たちを背負い、親としての責務を全うしていれば。
娘たちはもう少しマシな人生を送れていたかもしれない。
もちろんこれは仮定の話だ。
実際にどうなっていたかなんて分かるわけがない。
ただ、一つだけはっきりしているのは…
俺たちは… 特に俺は… いい親ではなかったということ。
娘たちと向き合おうとせず、娘たちを背負って生きていこうともせず。
親失格と言われても仕方ないだろう。
けれど、それでも……
「ん… おとーさん…」
不意に葉留佳が声を上げる。
「葉留佳? 起きたか?」
「ん… すー…」
起きたのかと思ったが、ただの寝言だったようだ。
またすぐに葉留佳は穏やかな寝息を立てるばかりになる。
そうだ。
親失格と言われても仕方ないこんな俺でも。
娘たちは父と呼んでくれる。
だったら、精一杯父親面してやろうじゃないか。
もう、娘たちと向き合うことから、娘たちを背負うことから、逃げたりはしない。
そしていつか、胸を張って娘たちにこう言おう。
『俺は、お前たちの父親だ』と。
「…ダメ親父、返上しないとな」
そう呟いて、左肩の上にある葉留佳の顔に目を向ける。
「すー…」
穏やかな寝顔を浮かべている葉留佳。
その頭に手を伸ばし、ぽんぽんと軽く叩くように撫でる。
「ん… んふ…」
葉留佳が擽ったそうに身を捩るが、起きる様子はない。
それを確認した後、俺は一歩を踏み出した。
葉留佳を部屋に運ぶための第一歩を。
そして、まともな父親への第一歩を。
「…もう、できてるよ…」
葉留佳が何か寝言を言ったみたいだが、内容までは聞き取れなかった。
この家では、葉留佳と佳奈多の二人で一つの部屋を使っている。
コンコン。
その部屋のドアをノックし、中に声をかける。
「佳奈多、入っていいか?」
さほど間を置かずに、ドア越しでくぐもった返事が返ってくる。
「父さん? 開いてるわ、どうぞ」
その返事を確認した上で、ドアを開ける。
…この間、ノックせずに開けたら、その、まあなんだ。
娘二人が着替え中だったことがある。
あの時は二人がかりでさんざんにボコられた。
最近までキョウダイゲンカしてたくせに、恐ろしく息の合ったコンビネーションだった。
部屋の中には二つのベッド、二つのクローゼット、二つの勉強机…。
色違いだったり模様違いだったりするが、どれも基本はお揃いだ。
そのうち片方の勉強机に向かっていた佳奈多がこちらに顔を向ける。
「父さん、何かあっ…… 葉留佳…」
俺の背で寝ている葉留佳に目を留めて、佳奈多の問いは途切れる。
俺は軽く肩を竦めながら言う。
「テレビ見ながら話しかけて来たと思ったら、次の瞬間には寝てやがった… 葉留佳のベッドは確かこっちだったよな?」
この部屋に二つあるベッドのうちの一方 ―みかん模様の枕カバーを枕にかけている― を顎で指しながら佳奈多に確認する。
「ええ、そうよ」
佳奈多の答えを聞いて、俺はそのベッドに近づいていった。
意外にも、葉留佳のベッドは丁寧に整えられていた。
「…意外だな。こいつのベッドだからもっと荒れてるかと思ってたぞ」
思わず口に出した俺に、ため息混じりに佳奈多が答える。
「その子、ほとんど自分のベッドで寝ないのよ。しょっちゅう私のベッドの方にもぐり込んで来て…」
言われてみれば、佳奈多のベッドも十分整えられてはいたが、葉留佳のベッドに比べれば若干の乱れが見える。
「…狭くないか?」
二人の使っているベッドはどちらも、ごくありふれたシングルベッドだ。
女とは言え、二人で寝るには小さいはずだ。
「私もそう言ってるんだけど。葉留佳が『狭くてもお姉ちゃんと一緒の方が安心して眠れるんだもぅん』なんていうものだから…」
「はぁ… なるほどなぁ…」
聞いたことがある。
子供は、自分にとって安心できる存在が傍にいると、落ち着いて安眠できると。
ただ、普通それが当てはまるのはごく幼いうちだけだと聞いていたが。
ちらりと葉留佳の顔を見る。
「すー… ふぴー…」
相変わらず、穏やかな寝顔を浮かべている。
…もしかしたら、こいつになら当てはまるのかも知れない。
…待てよ?
ってことは何か?
葉留佳が俺の背であっさり眠っちまったのも、そういうことなのか?
今もこうやって熟睡しているのも…
「父さん? 何をニヤニヤしてるのよ」
唐突に佳奈多に声をかけられ、我にかえった。
「ああ… まあ、良かったじゃないか」
何とか平静を取り繕いながら言う。
我ながら苦しいと思ったが、意外にもその言葉は効果覿面だった。
「べ… 別に何も良くないわよ。こっちは寝苦しくていい迷惑よ、まったく…」
どもりながら言う佳奈多。
言ってそっぽを向くが、それでも頬が赤いのが見て取れる。
そもそも、本当に迷惑なだけだったら叩き出すだろうしな。
こらえきれずに、笑いが漏れる。
「くくく…」
「もう、何よ…」
その佳奈多の困ったような表情が、尚更に可笑しかった。
…にしても。
俺、そんなにニヤニヤしてたのか?
「よっ…と」
葉留佳をそっとベッドに下ろす。
とさ、と軽い音を立てて葉留佳の体がベッドに沈む。
葉留佳が起きる様子はない。
「すー…」
静かな寝息を立てるばかりだ。
そこに、掛け布団をかけてやる。
「…ん… ふふっ…」
いい夢でも見ているのか、葉留佳は笑みを浮かべる。
…まったく、お気楽なやつだ。
「ところで佳奈多は今まで何やってたんだ? 宿題か?」
先程まで佳奈多が向かっていた勉強机の方をちらりと見やって聞く。
そこにはノートや参考書、筆記用具などが広がっており、いかにも今まで勉強していた様子だ。
だが、葉留佳はさっきまでテレビを見ていた。
葉留佳のやつ、ちゃんと宿題とかやってんのか?
あんまり小うるさく言うつもりは無いが、やはり気にはなる。
そんな俺の考えを読んだかのように佳奈多は言う。
「今やってたのは自主学習。宿題の分は昼間に葉留佳と一緒にやっておいたわ。 …葉留佳は文句たらたらだったけど」
「…そうか」
苦笑しながら言う。
見ているかのように想像できた。
葉留佳の間違った解答を容赦なく指摘する佳奈多。
拗ねる葉留佳。
佳奈多は呆れながらも丁寧に解説してやる。
それを無碍にするわけにもいかず、葉留佳は渋々ながらも真剣に取り組み始める。
甘ったれで、気まぐれで、あけっぴろげで考えなしな葉留佳。
素直じゃなくて、頑なで、愛想が悪くて融通の利かない佳奈多。
こいつら、双子の癖に外見以外は全然似てない、つーか正反対なんだよな。
まあ、双子っつっても異父重複双子なんだから似てないのは当然と言えば当然なんだが。
そんなことを考えていたら、いつの間にか佳奈多が葉留佳の枕元で、その顔を覗き込んでいた。
「幸せそうな寝顔して… ほんと、この子は気楽なんだから…」
言いながら、寝ている葉留佳の頬を指でつつく佳奈多。
…こいつは、自覚してるんだろうか。
…して、ないんだろうなあ。
そう言う佳奈多自身、負けず劣らず幸せそうな、穏やかな笑みを浮かべていることに。
その佳奈多に向かって手を伸ばす。
「ま、お前はお前でもうちょっと気楽にしてもいいと思うぞ。葉留佳ほどまでとは言わねえけど」
そう言って、佳奈多の髪をぐしゃぐしゃとかき回してやる。
「もう、やめてよ父さん。髪が乱れるでしょ」
不平を言いながら両手で頭を押さえ、見上げてくる佳奈多の表情は、こいつらしくもなく年相応に子供っぽくて、自然に頬が緩んでしまう。
普段は表情に乏しく大人びている佳奈多だが、葉留佳が近くにいるときだけはそうでもない。
年相応に感情を表し、子供っぽい面を覗かせる。
こいつらはあまり似てないが、それでいいのかも知れない。
似ていないが、だからこそお互いがお互いを補えているのかも知れない。
双子の癖に似てないのではなく。
双子だからこそ対称的で。
二人セットでいることこそ、こいつらにとって本来あるべき状態なのかも知れない。
…だったら。
「佳奈多。お前は、葉留佳と一緒に居ろよ」
そうするように促そう。
葉留佳一人では、何を仕出かすか分からない。
佳奈多一人では、何か厄介ごとがあっても抱え込んでしまうだろう。
だが、二人一緒なら安心して見ていられる。
これまで紆余曲折があったが、二人は姉妹なんだ。
それこそが、こいつらの正しい姿であるはずなんだ。
ややあって、佳奈多が答える。
「…仕方ないわね。この子ったら、私がついてないとダメなんだから」
そう言って、また葉留佳の頬をつつき始める。
「…ん… むぅ〜…」
眠りながらも佳奈多の言葉が聞こえているのか、あるいは単に頬をつつかれるのが鬱陶しいのか… 葉留佳が不満そうに表情を歪める。
そんな娘たちを見ながら、俺は言った。
「ま、そうだな。葉留佳には佳奈多がついてないとダメだな」
…逆もまた然り、なわけだけどな。
「ねえ、父さん」
視線は葉留佳に向けたまま、不意に佳奈多が口を開いた。
「ん、なんだ?」
相変わらず葉留佳の頬をつつきながら佳奈多が口にしたその言葉は。
「父さん、幸せ?」
さっき葉留佳に言われた言葉と同じもので。
外見だけでなくこういうところも似てやがるのか、と思う。
だから俺は、さっき葉留佳に言ったのと全く同じ答えを返す。
「まーな」
「そう…」
佳奈多はそれだけ言って、葉留佳の頬をつつき続けている。
「お前はどうなんだ、佳奈多?」
俺が、そう聞き返してやると。
「まあ、ね」
とだけ、さらりと答える佳奈多。
しかし、その表情はやはり、普段ではまず見られないほど穏やかなものだった。
…まったく、素直じゃない奴め。
娘たちの部屋を後にしリビングに戻ると、つけっぱなしだったテレビはもう野球中継を映し出してはいなかった。
試合終了したのだろう。
かわりに、画面の中ではいかにも宗教家然とした男が何かを言っていた。
「ですから神は常に我々を――」
―プッ。
男の言葉の途中でリモコンを操作し、テレビを消してやった。
「…けっ」
ソファーの上で、ごろりと仰向けに寝そべる。
…神。
俺の一番嫌いな言葉だ。
…『三枝の神様』。
ガキの頃から、嫌になるほど聞かされてきた。
『三枝の神様に顔向けできないような成績は取るんじゃないぞ』
『三枝の神様が見ていらっしゃるわよ。行儀よくなさい』
なにかと言えば『三枝の神様』。
はっきり言って鬱陶しかったが、この辺はまあどうでもいい。
結局のところただの躾け文句に過ぎないからだ。
俺が本当に神という言葉が嫌いになったのは、あの時だろう。
『お前ともう一人の男で、あの娘を抱け。三枝の神様のためだ』
自分達の家系にそういう風習があることは分かっていた。
自分もそうさせられるということも知っていた。
俺は相手の女に惚れていた。
だからいいかと思っていた。
惚れた女を抱けるのならそれでいいと思っていた。
だがそこで『三枝の神様』を持ち出されて… 凍りついた。
俺は、あいつを抱きたいと思う。
それは俺があいつのことを好きだからだ。
三枝の神様なんて関係ない。
俺自身の意思だ。
なのに、それは三枝の神様のためだと言う。
俺の意思は、三枝の神様のための道具だとでもいうのか?
いや、それだけじゃない。
俺と、もう一人の男と、そして俺たちの惚れているあいつ。
俺たちの心も体も… 存在自体が三枝の神様のための道具なのか?
そんなの… おかしい。
そんなの、間違っている。
そんな俺の内心を見透かしたかのように、言葉が続けられる。
『…お前が嫌なら断ってもいいんだぞ? その時は別の男達をあの娘にあてがうだけだ』
ニヤついた顔で紡がれるその言葉に、俺は吐き気を催した。
俺は心底あいつに惚れていた。
あいつが知らない男達に抱かれるなんて、考えただけでも気が狂いそうだった。
いや、もしかしたらすでに気が狂っていたのかも知れない。
間違っていると知りつつも、俺は承諾してしまったのだから。
そして、俺がそのことに気付いたのは。
ことが終わり、愛する女が間違いに気付いて泣きじゃくる姿を見たときだった。
三枝の神様は、俺を苦しませ、俺の愛する女を泣かせた。
俺にだって非があることは認める。
けれど、やはり諸悪の根源は三枝の神様だ。
あまつさえ、三枝の神様は娘たちをも苦しませた。
娘たちを下らない掟で縛り付けた。
娘たちの仲を引き裂いた。
そして、娘たちを泣かせた。
これが神の行いだって言うのか?
「ふざけんじゃねぇっ!」
ガンッ!
思わず声をあげ、拳を振るっていた。
振るわれた拳はテーブルに叩きつけられ、嫌な音を立てた。
「―――っ!」
拳に激痛が走り、慌てて身を起こす。
無意識ゆえに、手加減も無しに拳を振るっていたのだろう。
テーブルは頑丈に作られてるおかげで壊れずに済んだが、反面俺の拳はひどく痛んだ。
しばらくの間、俺は拳を押さえながら俯き、痛みをこらえるばかりだった。
やがて拳の痛みが引いてきた頃、俺は顔を上げた。
大して物を置いていなかったので、強くぶつけた割にはテーブルの上は荒れていなかった。
ただ、一つだけ倒れていた物があった。
写真立てだ。
俺はそれを元通りに立て直した。
写真立てには、一枚の写真が納まっていた。
それには、この家を背景に俺たち五人が写っている。
中央に写っているのは佳奈多と葉留佳の二人。
葉留佳は楽しそうな、本当に楽しそうな笑顔で佳奈多に抱きついている。
佳奈多はそんな葉留佳から逃れようとしているが、本気で嫌がっているようには見えない。
どう見てもただ照れているだけだ。
…そう、だな。
三枝の神様は佳奈多と葉留佳を苦しませた。
けれど、今の二人は笑えている。
楽しそうに、幸せそうに、笑えているんだ。
三枝の神様は許せない。
しかし、もっとちゃんとした神様が他にいて。
今あいつらが笑えているのがその神様のおかげなのだとしたら。
まあ、その神様には、感謝しないでも、ない。
そして、もしその神様が聞き届けてくれると言うのなら。
もう、娘たちが下らない掟に振り回されずにいられることを。
娘たちが引き裂かれることなく、共に歩んでいけることを。
そして、娘たちの将来に、幸あらんことを……
…やっぱりやめだ。今の無し。
こんなの俺の性に合わねえ。
ガラでもねぇしな。
神様なんざ関係ない。
自分の力で佳奈多と葉留佳を幸せにしてみせる。
俺は、あいつらの父親なのだから。
自分の子を幸せにすることを、他人任せになんかしない。
自分の子を不幸せにしようとするなら、どんな相手にだって立ち向かってやる。
…それが、親ってもんだろう?
以上です。
アニメクラナドの22話を見て、父親の話が書きたくなって書きました。あっきーかっこいいよあっきー。
その影響で、プロ野球チームの名前がアレになってますが、そこはご愛嬌ということで。
今回、三枝晶をメインで書いてみたわけですが、本編での描写が少ない分、違和感を感じる方も多いかもしれません。
三枝晶のキャラの指摘、あるいは感想等ありましたらよろしくお願いします。
晶のキャラに関する指摘なんてできる訳が無かろうw
原作の性格上、本来の性格すら不明瞭なキャラだぜ?
しかし上手い。上手すぎる。
>>94 これはうまいwww。GJですっ!
皆さん。もうすっかり春ですね。春と言えばバレンタインです。
と言うのは冗談ですが、なんか自分が昔書いたと思われるバレンタインSSがあったので投下していいでしょうか?
季節感かなり無視してますが、大丈夫ですかね(汗)?
あ、ちなみに自分は昔このスレで謙吾の幼少期とかのシリアスSS書いてた馬の骨です。って誰も知りませんよね。
久しぶりに来てみたら、こんな良SSが…
俺もエクスタシーが出たら、またSS復帰しようと思ったけど、
これ見て、なんか書きたくなってきた。
でも、今、葉鍵板も、このスレも人いないしなぁ…
唯ねえの不思議な相談室以来、書いてない。
さて、レビュー行きます。お疲れ。よかったよ。三枝晶のアフターストーリー。
特に葉留佳を上手く、描写できていると思う。葉留佳のフレンドリーシップや
ファザコン、シスコンぶりは見てて微笑ましかった。
晶の葉留佳と佳奈多に対する、思いが良く伝わる文章だった。
父親の娘に対する、何気ない親馬鹿ぶりが楽しめた。
何より、今までにない三枝晶という視点が、斬新で素敵だった。
思わず、小次郎視点のSSを書きたくなるくらい良い出来だったと思う。
あ、手持ちのネタ、ばらしちゃったw GoodJob!
>>97 紹介してくれたら、レビューか、感想書くよ。
新SSも書いちゃいなよ!You!
>>94 原作の設定の隙間を利用するSSの醍醐味ともいえるSSだったよ
GJだ!
自分も続きを書くのに勤しむとするか
レスくれた方ありがとうございます!
と言うことで投下したいと思います。
内容としては
バレンタインもの
主人公は来ヶ谷嬢
甘〜いお話ではないです。ハーレム要素なども一切なし
切ない系をめざしたけどあらー?みたいな話です。22時半ごろから投下します。
wktk
2月14日はバレンタインデー!! などというワンパターンなキャッチフレーズが街にはあふれていた。
お菓子屋やコンビニの前では高級そうなチョコレートの店頭販売が行われ、
聖ヴァレンティヌスのヴァの字も知らなそうな女子たちがきゃあきゃあ言いながら長蛇の列に並んでいる。
「まるでピエロだな」
私はそんな人形劇を横目で見ながら苦笑を浮かべる。
今日は2月13日。貪欲な製菓会社言うところの『一年に一度の愛の日』を明日に控えて、街は浮かれ切っていた。
自分にとってはそんなお祭り騒ぎが億劫で仕方がない。バレンタインなどはっきり言って私には関係のない話だ。
今まで一度も異性にそんなものを贈った事はないし、これからも贈ろうなんて考えが浮かぶことはないだろう。
いや、ちょっと待て…。もしリトルバスターズの女子からチョコがもらえるとしたらそれは素晴らしいことじゃないか。
と考え直した私は、先程までの憂鬱な気分を吹き飛ばし、ニヤリと笑みを浮かべる。
「フフフ、なるほどバレンタインもあながち悪くない」
横を通りかかった女子が、私のニヤついた顔を見てビクッと後ずさる。どうやら驚かせてしまったらしい。
私がひらひらと手を振ると、その女子は気まずそうに顔をそらした。
まぁ、とにかく明日はなかなか楽しい一日になるかもな。と私が一種のハーレムを妄想していると、ちょうど通りかかったお菓子屋から、
バレンタインの宣伝文句が聞こえてきた。
『異性への告白のチャンス!! 一歩を踏み出すあなたを応援します!!』
ありふれたキャッチフレーズのはずが、その言葉は何故か私の耳にこびり付いて離れなかった。
何度も頭の中でリピートされる声を聞きながら、私は店頭に置かれたチョコレートに視線を向け、薄く笑みを浮かべる。
…一歩を踏み出せば奈落に落ちることがわかっている場合だってあるだろうに。それはもはや勇気とは言わないのだよ。
頭のどこかに浮かんだ否定の言葉は、口から発せらることはなく、その場で霧散していった。
…それは誰に向けた言葉だったのだろうか。
「私は何をやってるんだ…」
寮に帰った私はその場でガックリと項垂れる。世に言うorzという奴だ。そんな私の視線の先には何故か先程のチョコレートが転がっていた。
「自分でも知らないうちに手に取っているとは…。これがバレンタインの魔力と言う奴なのか…」
めでたくピエロの仲間入りを果たした自分に絶望しながら、衝動的に買ってしまったチョコレートの包みを見つめる。
頭の中に浮かぶのは、あの少女のような少年のはにかんだ様な笑顔。
って何を私はセンチメンタルな気分になっているんだっ!! 全部この包みが過剰包装すぎるせいだ!!
と、思わず責任転嫁をしながらも私はそのチョコレートから視線を外せない。
…彼には鈴君がいる事はわかっていた。それこそ私が一歩を踏み出したとしたらその先に待っているのは奈落でしかない。
わざわざ玉砕するために一歩を踏み出すなど愚の骨頂ではないか。叶わない恋のためにあがき続ける事がどれだけ不毛な事か、私は知っている。
「…知っているはずだったんだがな」
それでも、これ以上自分を偽る事はできそうもなかった。このまま不毛な想いを抱き続ける事なんて耐えられなかった。
それならいっそ玉砕してしまった方がまだマシなのかもしれない。
私の心に芽生えたひとつの願い。叶ってくれとは……言わない。だけど、せめてこの想いを伝えることくらいは、きっと残酷な神様だって許してくれる。
今日何度目かもわからない自嘲めいた笑みを浮かべながら、私はチョコレートについてきたメッセージカードに向き合うのだった。
2月14日朝。
いつもよりずっと早く目が覚めてしまった。昨日は何故かなかなか眠れないし、はっきりいってかなり寝不足だ。
遠足前に興奮する子供とはこういう気分なのだろうか。
「眠そうだな、来ヶ谷」
「…恭介氏か」
いつの間にか後ろに座ってチョコを食べていた恭介氏に対して私は振り返る。
良く見ると彼はチョコレートが山ほど入った袋を背負っている。袋を担いだその姿はまるでサンタクロースだ。
「相変わらず凄い人気だな」
「そうか?」
彼には同級生にも下級生にもファンが多いということは周知の事実だ。
なんでも彼の纏うミステリアスな雰囲気に多くの女子は憧れを抱いてしまうらしい。
確かに顔だけを見れば文句がない程の二枚目だが……彼の無茶苦茶な内面を知る自分からすると苦笑しかできない。
「ふむ、恋は盲目と言うわけか」
「ははっ、そうかもな」
「…そこはツッコミを入れてもらわんと張り合いがないんだが」
私の苦言を適当に受け流しながら、恭介氏はおそらく手作りなのだろう、いびつな形をしたチョコをパクッと口にした。
…彼はどんなに量が多くても、どんなに不味くても、もらったからには全部食べるのだろう。私たちのリーダー棗恭介とはそういう男だった。
「で、お前はどうなんだ来ヶ谷?」
いつの間にかチョコに向いていたはずの恭介氏の視線が私に向けられていた。その言葉の意図を理解するのに時間はかからなかった。
「…別に」
「ほう」
相も変わらず全てを見透かすような彼の瞳に、気恥ずかしくなってしまった私は視線を逸らしてしまう。
私に兄がいたらこんな感じだったのだろうか、などと一瞬愚考したが、やはりこんな奇特な人間が血縁なのは勘弁してほしいということでファイナルアン
サーだ。
と言うかひょっとして私は、今日一日中このネタでからかわれるのだろうか、と私がうんざりしていると…
「そうか、頑張れよ」
拍子ぬけするほどに呆気なく恭介氏は席を立った。
「お前が選ぶことだ。俺は何も言わないさ」
恭介氏はそのまま背中を向けて教室の外へと歩き出した。やはり……始めからすべてお見通しだったらしい。
叶わぬ思いにいつまでも操られるマリオネットのような私を、彼は嘲るでもなく、非難するでもなく、無言で送り出してくれたのだった。
「…私が選んだんだ。責任は私がとるさ」
見えなくなったその背中に向けて、私は小さくそう呟いた。
おそらく、今日私の恋は終わる。いや、終わらせるために私は彼にチョコを渡すのかもしれない。
彼は本当に強くなった。きっと私を操っている糸を私ごと全て断ち切ってくれるだろう。
その時、人形がどれくらい傷つくかは知らないが……それでも今よりはずっと救われるはずだ。私の恋の終焉が、今始まる。
支援
「さて…」
気障な事を言っておいて情けないが、ここからは全くのノープランだ。
理樹君を呼び出してから渡すのが一番無難だし、そうしようとは思うのだが……如何せんメールを打つ指が震えて動かない。
ええいっ、どこまでチキンなんだ! しっかりしろこのファッキンガール!! と自分自身を激励しながらなんとか携帯の送信ボタンを押す。
メールの内容は…
『おっぱい (・)(・)』
ぐあっ!? 何をやってるんだ、私は!?
メールを見たのだろう、自分の座席から振り返った彼のジトーという視線が突き刺さる。
それに対して私はと言うとなんとか威厳を保とうと、引きつった笑みで手を振り返すのが精いっぱいだった。
「ふぅ…」
どうやら誤魔化せたようだが、私は自分が思ってるよりも奥手なタイプらしい。
授業中何度も何度も彼を呼び出す文章を考えていたのだが、結局送信ボタンを押す事はできなかった。
とにかくメール作戦は失敗だ。こうなったらプランB、『偶然を装って彼とバッタリ出会い、
「やぁ、せっかくのバレンタインだ。これでも受け取ってくれたまえ」とでも言ってさりげなくチョコを渡す作戦』でいこう。
あとはメッセージカードを彼が呼んでさえくれれば、自ずと結果は出るだろう。
なんとも女々しいやり方な気もするが……これが今の私の精一杯なのかもしれない。はぁ、いつから私はこうなってしまったんだか…。
支援
支援
私は下駄箱の近くの柱の陰に隠れて彼が下校するのを待ち受ける。
カバンの中にしっかりとチョコが入ってるのを確認しながら、自分のはやる心を必死に押さえつける。待つことしかできないこの状況が非常にもどかしい。
「…よし」
いつも通りの私を演じられるように、今のうちに窓ガラスに映った自分の顔と何度もにらみ合ってイメージトレーニングを重ねておく。
こんな情けない姿は彼はおろか、誰にも見せることはできないな、と私が苦笑していると下駄箱の向こう側に、待望の彼……理樹君の姿があらわれた。
「っ!?」
その瞬間、私の心臓が跳ねた。まるで今までの練習を嘲笑うかのように、自分の鼓動が早くなっていく。
(落ち着け…いつも通り、いつも通りだ)
自分に言い聞かせるように深呼吸を繰り返して、なんとか心を落ち着ける。どの道玉砕覚悟、否、玉砕前提の特攻なのだ。
今更緊張したところでどうにもならないだろう。と必死に自分に言い聞かせるが、一旦早くなった鼓動はなかなか収まってはくれなかった。
そうこうしている内に、彼は外履きに履き替え、今まさに昇降口を出ようとしていた。もう時間はない。ここで何もしなければ一生悔いが残るかもしれないんだぞ。勇気を出せ! 来ヶ谷唯湖!
私は震える自分の体を必死に奮い立たせ、私のことに気づいていないであろう彼のもとへと歩き出した。何とか彼のもとへたどり着くと、私はできる限りの平静を装って喉の奥から彼の名前を搾り出す。
「理樹く…」
「理樹っ」
だが私のか細い声は、突如あらわれたもう一つの声によって掻き消された。それは、まごうことなき鈴君の声だった。
支援
「あ、鈴」
「理樹。一緒に帰ろう」
「そうだね。…あ、今日はチョコありがとう」
「う、うん……そ、その……どーだった?」
「あはは…手作りなんて初めてだったんだよね?少し形は悪かったけど」
「う…」
「でも、おいしかったよ。ご馳走様」
「うー…」
「ははっ、照れない照れない」
ピシッ
自分の胸の中で……何かが壊れる音がした。世界に満ちていた色も音も、いつの間にか全てが消えていた。
本当はこうなる事なんて始めからわかっていた。彼らの間に割り込む隙なんてあるはずがなかった。
だから、せめて私は…いつまでも胸を締め上げる自分の甘っちょろい幻想を粉々に打ち砕いてほしかったんだ。
そして今まさにその願いは叶ったんじゃないか。何を悲しむ必要がある?
支援
「あれ、来ヶ谷さん?」
「?…くるがや、どーした?」
こちらに気づいた二人が、その場に立ち尽くす私を心配するように声をかける。その言葉で我に帰った自分は、すぐさま二人に対して体裁を整える。
「…いや、今日も仲睦ましいな。と思ってな。思わずあてられてしまったよ」
「うにゃっ!?」
「またそうやってからかうんだから…」
「はっはっは、君たちが可愛いんだから仕方がないだろう」
自分でも驚くほどスムーズに言葉が出てくる。さっきまでがまるで嘘の様だ。
「さて、二人の邪魔はできんな。おねーさんは退散するとしよう」
「別に邪魔なんて…」
「では二人とも。ハッピーバレンタイン」
理樹君の言葉を最後まで聞かずに、私は二人に向かって背を向けた。これ以上ここにいれば、冷静さを保っていられる自信がなかった。鞄の中に入ったチ
ョコレートの感触を確かめながら、私は2月の寒空に身を震わせるのだった。
こうして私の一世一代のトラジディは、開幕する前に終わりを告げたのだった。
支援
「現実はチョコレートのように甘くはいかないというわけか」
そう言って私は薄く笑うと、鞄の中に入っていたチョコレートを取り出し、添えられたメッセージカードを手に取った。
昨日何時間も思い悩んだ挙句、結局「君のことが好きなんだ、恋してるってほうの好きだ」としか書くことができなかった、できそこないの恋文だ。
もう破れてしまった恋だ。だったらもうこの紙も必要がないだろう。私はそのカードを中の文字が見えなくなるまでビリビリに破いた。
そしてさっきまで一枚のカードだった無数の紙くずを上空に向かって一気に投げ捨てた。
「これで、全てが終わりだ」
風に煽られて散っていく自分の恋の結晶を見ながら、私はそうポツリと呟いた。そう、私はこの紙くずと一緒に、自分の恋心も全て投げ捨てた。
これで万事解決。もうこんなくだらない物に踊らされる心配もないわけだ。終わってみればなんとも呆気ないものだ。
「自然破壊だぞ」
「っ!?」
不意に背後から聞こえてきた声に私が弾かれたように振り向くと、そこにたっていた男……棗恭介はチョコを口にくわえながら「よっ」と手を上げて挨拶
した。
「何故ここにいる…?」
「別に。ただの散歩だ」
彼が嘘をついているのは明らかだったが、それを追及しようとは思わなかった。
もしそうしてしまえば、彼に対して自分の弱さを露呈してしまう気がした。だから私は努めていつも通りに、まるで何もなかったかのように振舞おうとした。
「そのチョコはどうしたんだ?それももらったのか?」
「いや、買ったんだ。甘いチョコばかりじゃ飽きるからな。カカオ98%だ」
「…それなら普通に違うものを…いや、なんでもない」
リトルバスターズの中でも一番の常識ハズレの彼に、今更そんなことを言っても仕方ないのは重々承知していた。
彼はいつだってそうやって無茶苦茶なことをしては子供のように無邪気に笑う。今の私にとっては彼のそんな笑顔は眩しすぎた。
支援
「来ヶ谷」
思わず顔を背けて苦笑する私に、さっきまで笑っていたはずの彼はトーンを落として問いかけてきた。
冬の冷たい風に落ち葉は舞い、紙屑はまるでダンスでもするかのようにくるくる回っていた。
「お前こそ、そのチョコはどうしたんだ?」
「……」
「渡さなかったのか」
私の手に握られたチョコを見ながら、彼は私に向って言葉を投げかける。それは攻めるでも慰めるでもなく…、まるで事態を確認するかのような平坦な言
葉だった。
彼に声をかけられた時からこうなることが予想できていた私は、彼に対して無言で肯定の意を示す。
「……いいのか?」
「いいのだよ」
私は納得の言っていない様子の彼に視線を向けてから言葉を続ける。人気のない静かな裏庭に私の声だけがこだまする。
「どの道あの二人の間に、私の入り込む余地なんて存在しなかった。だから渡さなくて良かったんだ。むしろ今回の件でスッキリした。見ただろう?さっ
きの紙くずを。私の恋心なんてあれと一緒に全部捨ててしまったよ」
私は自らの言葉で本当の自分自身を覆い隠す。何重にも何重にも仮面をかぶって気丈な自分を演じ続ける。大丈夫、自分は演技力には自信のあるほうだ。
たとえ相手が恭介氏だろうと、弱くて情けない本当の自分を隠し通すことくらいはできるはずだ。
「そうか…全部捨てたのか」
「ああ。今はむしろ清々しい気分だよ」
私がそこまでを口にすると、恭介氏は「はあ」と大きな溜息をつき、私の瞳をまっすぐに見つめ返してきた。世界に満ちていた音はもはや完全に消えてい
た。
「清々しいなら、なんでお前は泣いてるんだ?」
「っ!?」
一瞬で自分がかぶっていた仮面を全て引っぺがされたような気がした。私は慌てて自分の目元をこするが…そこには涙は愚か、水滴一つついていない。私
が彼にはめられたと気づくまで時間はかからなかった。
「…やられたな」
「いつものお前ならこんな手にかかったりはしないだろうに。重症だな」
「返す言葉もないな」
そもそもこの男に隠し事をしようとすること自体意味のないことだったのかもしれない。苦笑する私に対して、恭介氏は相も変わらず全てを把握したよう
に溜息を吐く。そんな彼の態度が今の私にとってはいたく不快に感じられた。
「で? そんな話を聞いてどうする? そうやって全て知った顔をして優越感でも感じたいのか?」
それが八つ当たりでしかない事はわかりきっていた。だが、どうやら私にも人間らしいところが残っていたらしい。理性ではわかっていても言葉は止まっ
てはくれなかった。自分の掌をきつく握りしめながら、声色だけはせめて冷静に言葉を紡ごうとする。
「それとも愚かな私を嘲笑いに来たか? 大層立派な心がけだな」
「俺は何もしないさ」
「っ、なら何をしにここに来た!!」
「話を聞いてなかったのか?散歩だよ」
この期に及んですました態度を取り続ける彼に対して思わず語気を荒げてしまう。しかしそれを聞いても彼は少しも表情を変えなかった。
支援
「来ヶ谷。お前、そんなに自分の内面を知られるのが怖いのか?」
「何?」
「そうやって色んなこと全部自分の中に押し込めて辛くないのか、って聞いてるんだ」
「言えば何かが解決するとでも?」
「解決なんてしないさ。だが言えば楽になることだってある」
「…それと同様に知られたくないことだってある」
ようやく彼の真意が見えてきた。いや、始めから私を慰めようとしていることはわかってはいたが……つまりは彼の考えはこうだ。「コイツの不満を聞い
てやって少しでも救ってやろう」というわけだ。リトルバスターズのリーダーともあろう男がなんとも殊勝な心がけじゃないか。
「なんだ聖人君子にでもなったつもりか。そうやって私を救えるとでも?」
「俺はお前に何もしないし、救いを与えられるとも思わない。だからお前が言いたければ言えばいいし、言いたくなければ言わなければいい」
「何だそれは。励ましに来たのではないのか?」
「言っただろ、何もしないって。俺はこれから何も聞かないし、何も気にしない。そうだな、ちょっと変わった形をした空気とでも思ってくれ」
そんな自己主張の強い空気があるか。とツッコミたかったが、なんとなく負けた気がするのでやめておいた。相変わらずふざけた男だが、不思議な事にい
つの間にか私は、他の誰でもない彼にならば自分の弱みを見せてもいい気がしていた。これも彼の纏う不思議な雰囲気がそうさせたのだろうか。今までも
そうやって彼は多くの人間の弱みを背負ってきたんだろう。まさか自分もその中の一人になるとは思わなかったが…
「言っておくが今のお前、俺じゃなくても何かあったのが見え見えだぜ?小毬にでもあったら一発だろうな」
その一言が最後の決め手だった。
「…わかった。すまないが愚痴に付き合ってくれ。ちょっと変わった空気」
支援
「少しは落ち着いたか?」
「…ああ、みっともないところを見せてすまなかったな」
「気にしないって言ったろ。空気に気を使うなよ」
「まだその設定は生きているのか」
結局私は恭介氏に促されるままに、自分の隠し通そうとしていた醜い部分を全て晒してしまった。その間恭介氏は一言も口をはさむことなく、ただただ頷
いて私の話を聞いてくれていた。話せば楽になることもある言われたが……本当にそうなってしまった事に驚きを隠せない。今私はようやく自分を鑑みる
事が出来るようになっていた。
「本当に愚かだな、私は。叶わないとわかっていながら願ってしまうとは」
それはここではないどこかでも思ったことだった。もうほとんど覚えてはいないが…あの時きっと私は機械だと思っていた自分の脆さに失望していたのだ
。そして私はまた同じことを繰り返した。叶う事のない、叶ってはいけない願いを持ってしまった。これを愚かだと言わずに何と言おう。
「しかもこの期に及んで未練たらたらとは……情けないだろう?」
「恋って言うのは深い落とし穴みたいなものだ」
「…?」
「落ちるまでは誰もその存在に気付かないから気を付けようもない。いつの間にか自分でも気づかない内に穴に落ちているんだ。そうして一旦落ちたらい
くらもがいてもなかなか脱出することはできないんだよ。ああ、恐ろしい」
どこか芝居がかった動きで苦笑する恭介氏の姿を見て、私も同じように苦い笑いを浮かべる。
「なるほど、だから恋は「落ちる」と言うわけだな」
「そう言う事だ」
全く、それは本当に恐ろしい話だ。落とし穴の中心でもがき続ける自分を想像して、私は自分の頭を抱える。いっその事この穴の中で何もしないでいるほ
うがずっと楽なんじゃないか、と思ってしまう。
「なぁ、私はこれからどうするべきなんだ?」
「それはお前が決めることだ。無理矢理穴から這い出るのも、さらに深みにはまっていくのもお前の自由だ」
「厳しいな」
「そうだな。ただ…」
「ただ?」
私がそう聞き返すと、恭介氏は先ほどまでとはまた違う、ニヤリという彼得意の不敵な笑みを浮かべた。夕焼けで赤く染まるその顔には、彼の子供っぽさ
と大人らしさという相反した二つを映していた。
「お前がどんな選択をしようが、俺は責任を持って最後まで見ていてやる。一人で悩んでいるよりはマシだろう?」
「見ているだけか」
「ああ、見ているだけだ。俺は空気だからな」
恭介氏はそう言って意味のわからないポーズをとる。こうして私たちはお互いの顔を見合せて笑いあった。
支援
「恋という物はもっと甘いものだと思っていたよ」
「ん?」
夕暮れ空の下。今日のせめてものお礼に彼にジュースを奢りながら、私はそう呟いていた。その言葉に彼はパックから伸びたストローに口をつけたまま振
り返る。私から見て逆行となっている彼に対して、私は細めた目を向ける。
「いや、漫画やドラマでは、主人公とヒロインが一緒になって甘い恋を演じているじゃないか。現実でもそう言うものかと思っていたんだがな」
「漫画やドラマだってそんなのばっかじゃないさ。悲恋ものだって当然ある」
「そうだな。結局、私の希望的観測だったのかもしれない」
「恋だからって甘いとは限らない。いや、むしろ苦さがあるからこそ甘さが引き立つんだろうな」
「はは、知ったような口を訊くな」
「全くだ」
苦さがあるから甘さが引き立つと言うのなら…今私が感じているこの苦い気持ちも、いつかはよかったと感じられるようになるのだろうか。数え切れない
ほどの後悔も、いつか明日につなげる事ができるのだろうか。その答えは…きっと誰にもわからない。自分で答えを出していくしかないんだろう。
「来ヶ谷、チョコいるか?」
「うむ、いただこう」
そんな事を考えながら私は恭介氏の投げたチョコレートを受け取り、球体のチョコを一つを口に運ぶ。次の瞬間口の中に極めて純度の高いなカカオの匂い
が広がった。
「これは……苦いな」
「苦さがあるから甘さが引き立つんだよ」
FIN
128 :
あとがき:2008/03/29(土) 23:10:02 ID:fK7/jMaM0
以上です
支援してくださった方ありがとうございます!!
鈴エンドの後の姉御の心境をイメージして書きました。
ハーレムってのはどうしても書けない人間なので…姉御には辛い話ですが、こんな形に…
その場合やっぱり恭介がこういう役を請け負うんですかね?まぁ元凶と言えばその通りですし
GJ!!
切ないがいい話だ
130 :
99:2008/03/30(日) 07:12:13 ID:6klLYu6a0
レビュー行きます。
前半は来ヶ谷の可愛さが、よく伝わってきて、思わずニヤニヤしてしまった。
彼女は感情が乏しいと、本人では思っているけど、本当は誰より感情に飢えてる女性なんだと、
俺は解釈してます。本編でも、そういうところが多々あります。
エンド後となると、さらに感情が豊かになっていると思います。
理樹が完全に忘れてしまっいるのを、
悲しく切ない表情で黙って教室から出て行くところなんか、
その典型ですからね。
そういう雰囲気の部分が書かれているのが、とても良かったと思います。
センチメンタルな気持ちというのは、万人受けしないと思いますが、
(誰だって、結ばれる恋の方がいいですもんね)
俺はこういう、ある意味、失恋ものも大好きです。
欲を言えば、姉御の涙が見たかったですね。
かわいいよ姉御かわいいよ。GJ!お疲れ様!!
この流れなら言える!
やっぱりさ、ディレクターズカット恭介作るべき
理樹×鈴確定後からで、メインヒロインこまりんで
>>131 中の人の別キャラじゃあるまいし…と思ったが中々にいいな
ただ女子とくっつくのはあまり賛同できないな
恭介には一人の女より仲間全員を愛するキャラでいて欲しい
なら姉御アフターを切に希望させてもらう
理樹×鈴後の
謙吾→古式、さささ、葉瑠佳
恭介→小毬、来ヶ谷、美魚
真人→クド、佳奈多、美鳥
編が見たいな、組み合わせはこのスレの影響だけど。
謙吾×古式、恭介×小毬、真人×クドは半公式だろう!
男性プレイヤーの場合、主人公以外の男キャラがヒロインに絡むのは嫌らうものだと聞いた事がある。
だからそう言った追加ディスクの実現は難しいだろうけど、
通常。ゲームクリア後なら、理樹に選ばれなかったヒロインは余るわけだし、今まで通り妄想すればいいよ。
真クドもキョマリも大好きだし。
理樹×鈴
謙吾×古式
恭介×来ヶ谷
真人×クド
葉留佳×佳奈多
美魚×美鳥
小毬×佐々美
これならみんな幸せ。
最初は恭介小毬で考えてたけどそれだと佐々美が…
相川くんがいるじゃん
沙耶はどうすんのw
でも改めて想像してみると真人×クドってどことなく犯罪臭が…
朱鷺戸美鳥
苗字も名前も鳥でイケてるね!
>>135 えっ…自分は男だけど、逆に他の男性キャラがなぜ恋仲にならないのか不思議で仕方ないんだが…
二次創作は基本的に絡みで考えるし…
というか自分は人間関係のドラマがなきゃいい物語はできない。
理樹×真人
鈴×小毬
理樹×真人
× ×
鈴×小毬
筋肉×筋肉×筋肉
× × ×
筋肉×真人×筋肉
× × ×
筋肉×筋肉×筋肉
敵は全部キン肉マンかよw
リッキマン2 〜I.マサトの増殖〜
PRESS START
MASATO MUSCLE INOHARA
MAN MAN SAN
KUZU BIO・ GEROINU
MAN T MAN
KINNIKU MAID MAAAAA
SAN FETI? AAAN
前口上みたいな奴を忘れてた
N.キョウスケの育て上げた、天然ショタジゴロ「リッキマン」によって
謎の天才学生M.スズキの学園征服の野望は阻止され、学園に平和はよみがえった。
しかし、B.タナカは甚大な打撃を受けていないので、とりあえず「リッキマン」に
新たな戦いを挑むべく、8体の強敵キンニクを送り出した………。
149 :
名無しさんだよもん:2008/04/04(金) 16:04:54 ID:9aJXx1c20
じゃあ、鈴=ロールか?
はるちんが自分のクラスにいるときの日常
男1「おい三枝、あれやれよあれ、直枝にやってたやつw」
男2「あれってなんだよ」
男1「こうして手をスペシウム光線みたいにして…はるちんまくすぱわーwww」
男3「ギャハハハwwwwお前マジ似すぎだってwww」
男2「パネエwwwwはるちんまくすぱわーwwww」
はるちん「…うう…」
酷い鬱だ
152 :
名無しさんだよもん:2008/04/05(土) 21:05:21 ID:Ojf5Mqgk0
そこの男!!はるちんをいぢめないで・・・(泣
それではるちんが逆上すると、
男1「うわー殺されるー!」
男2「犯罪者の子供に殺されるー!」
男3「ケーサツ呼ぼうぜケーサツwww」
って感じなんですね、わかります
>>150 鈴「こらあぁぁーーーーっ!」
男1「え?」
男2「なんだ?」
鈴「弱いものいじめは、めっだ!」
男3「り、鈴様!?」
葉留佳「…りん、ちゃん…?」
鈴「おまえら、はるかをいじめるな!」
男1「どうして鈴様が三枝の味方を…」
鈴「うっさい! おまえらには関係ないわ、ぼけーっ! ほらはるか、いくぞっ!」(ぐいっ)
葉留佳「あ…」
男2「…行っちまった…」
葉留佳「…して…」
鈴「ん?」
葉留佳「…どうして…たすけてくれたの…?」
鈴「リトルバスターズは悪を成敗する正義の味方だからだ」
葉留佳「…そ…っか…」
鈴「それにはるかはあたしのと…」
葉留佳「と…?」
鈴「うっ… と、友達、だからだ…」
葉留佳「鈴、ちゃん…」
鈴「はるかは変な奴だが、いっしょにいると面白い。いなきゃ困る」
葉留佳「…う、うわーーーん! 鈴ちゃん、ありがとぉーーー!」
鈴「うわっ! だ、抱きつくなっ!」
葉留佳「鈴ちゃん、ありがとぉ、ほんとうに、ありがとうねぇっ…!」
鈴「わかった、わかったから離れんか、こらぁーーー!」
佳奈多(棗鈴… う、羨ましい…)
>>154 GJ!!鈴GJ!!
この二人もなかなかいい絡みするよなぁ。
最後のかなたんの反応に噴いたww
男1「よー三枝。ちょっと話があるんだけど、いいかな?」
6時間目の授業が終わって野球の練習に向かおうとしてたら、クラスのいじめの主犯格が子分を引き連れて話しかけてきた。
はるちん「…何?ちょっと急いでるんだ〜…」
男1「いやさ、ちょっとクラスの奴等の前だと話づらいことだからさ、隣の空き教室に来てくんない?」
教室にはまだ談笑をしているクラスメイトが何人かいる。…私はその中に入ったことは一度もない。
断るのも面倒なので、私はあいつらについていった。
佳奈多「葉留佳をいぢめてもいいのは私だけよッ!!」
158 :
名無しさんだよもん:2008/04/06(日) 10:44:16 ID:KDt+0ojQO
>>154 GJ
だが、鈴からしたらこうじゃね?
鈴「はるかはあたしと…」
葉「と…?」
鈴「と…と……」
鈴『トムクルーズ』
葉「……」
理(そろそろ素直になっても良いんじゃないかな?)
名作レイプ申し訳ない(´・ω・`)
前スレでエスコンネタ書いてたひといまいるかね?
動画作ってニコニコにうpしていーかね?
しかし理樹は愛されてるな
それだけに誰かと正式に付き合いだしたら苦労しそうだな
正式に告白と言えば
小毬「理樹君と鈴ちゃんが恋仲に!」
小毬「お似合いですねー」
クド「らぶらぶわふー」
ハルカ「先越されたけどめでてー☆」
来ヶ谷「暖かく見守ってやろう」
美魚「つまらんカップリングDA!」
美魚「まさか直枝さんが恭介さんを捨てるとは・・・」
美魚「熟れた果実にはもう飽きたといいたげなのでしょうか?」
来ヶ谷「は?」
美魚「もしくは・・・」
美魚「当然年下ショタに目覚めたとか?ハアハア」
来ヶ谷「なにを言ってるんだ君は」
こんなのが4コマであったなw
姉御ーーーーーーーー!
好きだーーーーーーーーーーーーーー!!!
誰か姉御がやきもちして自爆するss書いてくれ
例えば、理樹と恭介があっちの関係になりかけてしまい
それを真っ当な道に戻そうと色仕掛けしたら理樹暴走とか
自分で書いちゃいなよ、ゆー
じゃあ姉御ED後で迎えにきた理樹とラブイチャするのとか
ふと思いついた小ネタ。
今日もまた、バトルランキングが繰り広げられていた。
今ここで戦っているのは謙吾と真人。
真人の一撃がクリティカルヒットとなって謙吾の胴に決まる。
苦痛と不覚に顔をしかめる謙吾。
その隙を見逃さず、雄たけびをあげながら追い討ちを加えようと謙吾に襲い掛かる真人。
近くで見ていた鈴は、その鬼気迫る表情に怯え、威嚇の声をあげるのだった。
「くっ!」
「どりゃああぁぁぁーーーっ!」
「ふかーっ!」
「わふっ!? 何だか呼ばれた気がするのですっ!」
「いやいやいや」
クスッとした
前スレのミラーてないの?
>>172 d。
そうか…Dos攻撃くらった時のスレだったのか。面白かったー
男1「よう、三枝wwwまた一人ぼっちかよwwwww」
男2「いや、はるちん(笑)だろwwwwwはるちんまくすぱわーwwwwwww」
はるちん「………」
男3「わっ、犯罪者の娘に睨まれたwwwwやべーwwwww」
男2「うはwwwwまくすぱわーで殺されるwwwwwww」
男1「許してくれよお…はるちん(笑)」
男2「ギャハハハハハハハwwwww」
はるちんいじめ…ちょっときついな…(∵)
あぁ、エクスタシー発売までおぎおぎしてきた・・・
初SSでも書いてみるかな・・・
やっちゃいなよ、ゆー
178 :
名無しさんだよもん:2008/04/29(火) 12:16:06 ID:cPXNMXCHO
エクスタシー発売されるまではこのままかなー
させ子と新キャラのSSが増えそうだな
沙耶の口調ってどんなだろ
天然ボケらしいから小毬みたいな感じか?
さすがにもう敬語キャラは出さないだろうし
なぎーみたいな感じとか
182 :
1/2:2008/05/01(木) 00:09:52 ID:skVriv1x0
直江理樹は苦しんでいた。
五時半。
多くの会社は定時となる。
残業が無い者は帰ってよい。
残業が有る者は帰ってはいけない。
しかし、直江理樹は有無に関わらずに帰る。
なぜなら、直江理樹は有無に関わらずに帰らなくては。
「直江〜帰んの?」
帰るためにロッカーを開こうとしていた手が一瞬止まる。
この動作が健康上のためで無い事くらい、彼は十分にわかっていた。
「す、すみません」
「いいよな〜定時君は」
先輩らしき男は好意0%の笑顔を向けて、営業で鍛えた冗談トーク風にしゃべる。
もし、そこで周りを見渡したならば、何人かの先輩が同じように好意0%の笑顔を向けていた事がわかっただろう。
だが、そんな事はわかりきっているので、見ないように勤めるしかない。
「……なにか手伝える」
「ね〜よ」
乾いた笑いがあちこちから聞こえ始め、いやでも誰が好意0%なのかを再認識させられてしまう。
耐えろ。耐えろ。耐えろ。
「……すみません。失礼します」
その返事に答えは無かった。
変わりらしき物と言えば、会社を出てドアを閉めた後に聞こえてきた“マジつかえね〜”だけだった。
183 :
2/2:2008/05/01(木) 00:11:42 ID:skVriv1x0
直江理樹はアパートで同棲生活をしている。
そう聞けば羨む人も多いだろう。
現に彼も同棲生活を始める時は、99%の不安の中にも1%の同棲生活の甘い希望を抱いていた事は事実だ。
もちろん、今は100%の苦悩しかない。
6時ちょうど、アパートに到着する。
階段を上り終えた時、ため息を3回もついていた事に気付いた。
それも一階から二階への、たった十四階段の間でだ。
軽く目を閉じる。
ドアを開けるまでに明るい笑顔を取り戻さなくては。
それが出来なければ、いけない立場に彼はいた。
自分が平穏になった事を確認し、我が家のドアを開ける。
「お帰り、理樹! 今日はシチューだぞ!」
ははは。
続くかもです。
wktk
一つだけ。
直“枝”理樹ね。
188 :
名無しさんだよもん:2008/05/02(金) 03:41:31 ID:qobrFAM7O
男A「おい三枝wwwwwまた独りぼっちかよwwwwwww」
男B「寂しいだろ?wwwwwww今日も仲良く一緒に遊ぼうぜ?wwwww」
男C「断るとわかってるよね?wwwwwwwwwwwwお前が怖い怖い犯罪者の娘ってばらしちゃうよ?wwwwwww」
男A「うしゃしゃしゃwwwwwwwwwwww俺たちパネェwwwwwww」
男B「大好きな直枝君に嫌われるよー?wwwwwww」
男C「今日の放課後、体育倉庫に来てねwwwwww待ってるよwwwwwwwwwwww」
はるちん「………」
はるちん「うっ……うっ………」
男A「やっべwwwwwwwwwwwwwwこいつ締まりだけはいいわwwwwwww
あ、いwwwwwwwくwwwwwwwwwwww」ドピュ
男B「おまwwwwwwwまだ使うのに中に出すなよwwwwwwwwwwww」
男C「次俺なwwwwwwwwwwww善良な市民の遺伝子を分けてやるぜwwwwwうれしいだろ?wwwwww」
はるちん「…………」
男C「おwwwwwww入った入ったwwwwwwwwwwww
もういwwwwwwwくwwwwwwwwwww」
EXではこういうの希望
はるちん「う…うっ…う…」
男A「ほーら、早く言われた通りにしろよwwwww」
男B「カメラに向かって全裸で笑顔で又開いて“はるちんせくすぱわー“だぞwwwww」
はるちん「そ、そんなの出来ないよ…」
男C「出来ないんだー、まあいいけどね。変わりに誰かにやってもらおうかなーwwwww」
はるちん「……え…?」
男A「お前と一緒にいつも野球やってる女の子達だよーwwwww」
男C「そっちのほうに変更しちゃおっかなーwwwwwぶっちゃけお前が一番低スペックだしwwwww」
男B「ギャハハハハハハwwwwwwwww言っちゃったよwwwwwwwwww」
はるちん「…………(睨み付ける)」
男A「…それとも、“お姉ちゃん”に代わりになってもらう?」
はるちん「…え!?なんでそれを…」
男B「バレてないとでも思ってたの?wwwwバカじゃね?wwwww」
男C「はるちん(笑)の頭じゃしょうがないっすよーwwwwwwwww」
男A「お前の全ての不幸をお姉ちゃんにも味わせてやんよwwwwwwwwww」
男C「お堅い委員長を集団レイプwwwwwたまんねーwwwww」
はるちん「や、やめて!!それだけはやめて!!!」
男C「じゃあやれよ、ほら早くwwwww」
はるちん「………は、はるちん…グスッ…せくす…グス…ぱわー……」
男A「笑顔でやれっつってんだろコラァ!!」バシッ
はるちん「いやっ!やめて!……はるちん…せくすぱわー…ニコッ……」
男B「うわwwwこいつマジでやりやがったわwwwwwwwwww」
男C「パネエwwwwwwwwwwせくすぱわーパネエwwwwwwwwwwwwwww」
男A「マジ最高の肉便器だわwwwwwはるちん(笑)はよwwwwwwwwww
男B「これのビデオいったいどれぐらい売れっかなwwwwwwwwww」
男A「男子生徒全員に3000円ぐらいで売るかwwwwwwwww」
男C「やべえwwwww俺達一気に金持ちじゃんwwwwwwww」
男A「いやっほーぅ!はるちん最高!」
はるちん「………良かった……これでみんなやお姉ちゃんは無事…だよね…」
おっきしたおれは、とても情けない
過疎るとこんなのまで沸くのか
内容はスレに沿ってるぞ(∵)
195 :
名無しさんだよもん:2008/05/03(土) 01:47:44 ID:tgnwmLObO
おkじゃね?スレ的に考えて
生まれて初めてSSとやらを書いてみた・・・
山無しオチ無しな駄文だけど出直したほうがいいか?
完成さえしてりゃ投下してもいいんじゃね?
ここは駄文を楽しむところだからいいんだよ
198 :
小ネタ:2008/05/03(土) 15:03:12 ID:ueaHtutn0
頑張って書いてみた。
日本語がおかしい、むしろおまえがおかしいとかあるかもしれないけどあれだったら
見なかったことにしてくれ
「さあのりたまご飯の時間だ!」
「ふっ、ならこっちは筋肉ご飯の時間だぜ!」
「いやいや、それは朝から胃にもたれるって・・・というか朝から静かにしようよ」
「はぁ・・・」
いつものように朝食に集まってきた幼馴染メンバーたちは、今日も今日とて馬鹿騒ぎを繰り
広げていた・・・のだが、今日は一人おらず、更にもう一人は少し前からため息ばかりつい
ている。
いつもなら一緒に朝食を食べている鈴だが、今日は「こまりちゃんたちと食べる」と言って
部室(といっても野球部の部室だが)に朝から行ってしまっていた。
「恭介・・・鈴がちょっと居ないくらいでそんなに落ち込まないでよ・・・・」
理樹があきれたような声色で言う。バス事故以前、恭介に助けられてばかりだった理樹だが
、あれから急にたくましくなり、最近は逆に恭介が助けられることが多くなっていた。
そんなこんなで前より女子からの人気が上がって、女子メンバーは危機感を抱いてたりする
が、それはまた別のお話。
「シスコンだな」
「ああ、シスコンだ、しかも(21)ときたら救い様がないぜ・・・」
謙吾と真人がやはりあきれたようにそれに続く。バス事故の後、恭介が居ない間に理樹がメ
ンバーをまとめていたせいか、恭介のリーダーとしての威厳は(21)疑惑と相まって男子
メンバーの間ではかなり落ちていた。
もっとも、あの事故以来彼ら4人の絆は前よりも深まっているようだ。
あの世界での出来事は、確かに彼らの間に根付いている。
199 :
小ネタ:2008/05/03(土) 15:04:24 ID:ueaHtutn0
「うるせええ!兄としては少し寂しいんだよ!あと俺にそんな趣味はねえ!」
「はいはい、僕は恭介がその・・・そっちの趣味でも気にしないよ、うん。」
と、言いつつ後ろに少し下がる理樹。
「お前・・・逞しくなったな・・・」
「?ありがとう・・?」
何か達観したような目で理樹を見る恭介。理樹は首をかしげている。すると
「そうか・・・理樹には前から目をつけていたけどよ、どうやら俺と一緒に筋肉旋風を起こ
せるまで強くなってやがったのか・・・」
腕を組み、感慨深そうに頷く真人。筋肉馬鹿なのか、彼の頭の中では逞しい=筋肉旋風と言
う謎の方程式が組まれているようだ
「何を言ってるんだ真人。理樹は俺とこのリトルバスターズジャンパーを着て、共にマーン
旋風を起こすと昨日誓ったばかりなんだぞ!」
「いやいや、そんな誓いを立てた覚えもないし、筋肉馬鹿になった覚えもないから」
「だそうだ、それに理樹は今バトルランキング一位の俺に夢中なんだ」
美魚が聞いたら鼻血を出しそうな台詞をのたまう恭介。
「んだとこのシスコンで(21)!
理樹、俺と筋肉旋風起こそうぜ」
「さあ理樹、俺とおそろいのジャンパーを着よう」
「理樹、ランキング一位の俺の胸に飛び込む勢いでかかってこい!」
「いやいやいやいや・・・」
理樹が鈴が居れば蹴飛ばしてもらえるのに・・・と思ったその時、
「きしょいんじゃこの馬鹿三人!」
ベキ、ドコ、ガスと鈴のハイキックが3人に決まる。
「ふわぁぁぁ!、理樹君たちってそっちの趣味だったの〜!」
「わふー!、ひじょうにえくすたしーなのです!」
「ああ、わたふたする二人もまた可愛いな・・・」
「ってゆいちゃんどこ触ってるの〜!」
「こっちもえくすたしーなのです〜」
慌てる小毬とクドを後ろから抱きしめる来ヶ谷。どうやら女子メンバー達の食事はすでに終
わったらしい。
「棗×直枝・・・美しいです」
「うわ、みおちんの瞳が怪しく光ってますネ・・・」
「いやいや、勝手に変な妄想しないでね」
続々と集まってくるメンバーたち。
「いって、何すんだよ鈴!その汚らわしい筋肉を理樹に近づけるなとでも言いたげだな、あ
ぁ!」
「誰もそんな事言って・・・ってもう遅刻しちゃうよ!あぁ〜もう無駄な喧嘩するから朝ご
飯食べられなかったじゃない・・・」
慌てる理樹。どうやら喧嘩している間に周りの生徒は皆学校へ向かったようで他には誰も居
ない。
「何、俺は理樹のためなら一食抜いたってかまわないぞ」
「いやいや、僕も食べてないんだけど・・・」
「まあそういうな理樹。後でマスク・ザ・斎藤と交換したもずくをやるよ」
「恭介、そのもずく変な匂いがするんんだけど」
「そうか?ってうおお!俺のスクレボがああああああ!」
「やっぱ馬鹿兄貴だな」
「鈴、そっとしといてあげなよ・・・あれ?他の皆は?」
「おまえ達が馬鹿騒ぎしてる間にくるがやがさらっていった」
「あの人は犯罪起こさなきゃいいけど・・・とりあえず僕たちも急がなきゃ!」
急いで食器を片付ける理樹たち。
「よし、それじゃ行こう!」
「よっしゃあああ!筋肉が唸る!唸りを上げる!」
「リトルバスターズジャンパーよ・・・力を貸してくれ!」
「いっやっほおおおううう!リトバス最高ー!」
「変な事言ってないで急ごうよ・・・というか恭介学年が違うよね」
「やっぱこいつら馬鹿だ!」
颯爽と駆け出す5人。この光景は昔とほとんど変わらないように見えるが、少しずつ変化し
ていることに彼らは気づいているだろうか。
しばらく走ったところで、先頭を走っていた恭介に理樹が追いつく。
「ねえ恭介」
「どうした理樹?」
「恭介が卒業しても、僕たちはずっとリトルバスターズだよね!」
「・・・・ああ!」
彼らの日常は続いていく・・・
以上。
山なしオチ無しの意味不明話ですまん
とりあえずキャラの把握の意味もかねて書いてみた。
不満点とか腐るほどあるだろうけど気づいたら教えてくれ
GM!面白かった!
しかし
>そんなこんなで前より女子からの人気が上がって、女子メンバーは危機感を抱いてたりする
のが少し気になった。
鈴Trueじゃないのかい?
いや、部室で女子メンバーと理樹が集まってお話的なのがあったような・・・
わかりにくくてすまん
204 :
名無しさんだよもん:2008/05/03(土) 21:15:13 ID:SvJZOn1JO
過疎りage
・・・
小毬さんがこちらに指を一本立ててにっこり微笑んだ。
毬 「・・・これが、幸せスパイラル理論だよ〜」
鹿 「へぎょー」
毬 「ほわぁ!?」
突然横から、鹿と、それに跨る学生服の男が屋上に姿を現した・・・!?
一体どこから出てきたんだ・・・。
??「僕はスパイラルに負けた。だが君達にはそのスパイラルを力に変えてこの先も強く生きていってほしい」
小毬 「ふえ?」
小毬 「・・・う〜ん」
小毬さんは鹿とそれに跨る男を見つめながら何か言葉を探しているようだ。
今度は鹿とそれに跨る男に向けて指を一本立てて微笑む。
小毬「私もぐるぐる、あなたも一緒にぐるぐる。私も幸せ。きっとあなたも幸せ。おっけー?」
しばらくの沈黙のあと―、
??「・・・ありがとう。だけど、すまない。僕はしばらく一人でシエスタすることに決めたんだ。僕に出来ることはスパイラルを見守ることだけだ」
そう言い終えると、鹿に乗ったまま悠然とその人は貯水タンクの裏側へと去っていった。
小毬 「?」
理樹 「・・・」
僕はその背中をただ呆然と見送ることしか出来なかった。
・・・あとで恭介から訊いた話ではあの人は3年の久弥先輩と言うらしい。
この学校に長らく在籍していていつも鹿と共に校内に出没して、なぜか風紀委員会からも一目置かれているとのことだった。
206 :
205:2008/05/04(日) 19:21:54 ID:R96jYQ8R0
わけのわからんネタで流れとめてスマソ。
以下、何事も無かったかのように、スレを進めて下され。
いや、ここんとこ過疎だからこれで正常
忘れられたか愛想つかされたか・・・
ふと思った。
鈴以外のルートはルートのヒロインが語り部のような位置に立ってシナリオが進む。
実際、クド、来ヶ谷、美魚の三人は特にその傾向が強い。
が、葉留佳ルートで、葉留佳が語り部である場合、佳奈多の心情は語れない。
これに関しては双子故に佳奈多の意識が葉留佳を通じて紛れ込んでる、と一応理屈付けは可能。
じゃ、小毬の場合。彼女のトラウマは自身では語ることができない類のもの。
既に克服していて、単にこういうことがあったんだ、と彼女が語っているだけの可能性は無いわけではない。
が、それだと小毬が黒すぎるので却下として。
小毬ルートにおいて、彼女のトラウマを話したのは小次郎。
男性陣のいずれかが現実で小次郎から聞いたのを話していたと考えるのが妥当か。
じゃあ、誰が聞いたのか。
世界を管理してる恭介、謙吾、真人の場合だと、ルート終了後小毬ルートを封鎖できるはず。
小毬自身が残っていてもそのくらいできると思った。
ひょっとして、小毬ルートは現実に理樹自身が経験したことではないのか、と。
ルートの語り部が理樹自身なら、誰にも封鎖なんてできるわけが無いし。
実際こう考えると、小毬ルートで墓地で見た謙吾の背中が違和感なくなったわけだが。
まあ、考察より妄想に近いってことで垂れ流しとく。
佳奈多とヤる場面が楽しみw
最初の方は変態!とか言って抵抗してるといい
そしてじわじわと快楽に溺れ,抵抗できなくなってしまうというのが良いw
状況を説明するテキストで、抵抗し難い快感が,彼女を支配する 等とあれば最高!
「こんなに濡れちゃって 佳奈多はいけない子だねぇ」
「エッチな風紀委員さん 今びしょびしょのは何て言うのかな?」
と詰ってやりたいw
きゅぴーん!
電波受信した。
佳奈多「あなた、そんなこと考えていつもココ大きくしてるの?」
理樹「そ、そんなことないよ!」
ぎゅっ!
理樹「・・・!?」
佳奈多「最低ね」
二木さんは僕の膨らんだ股間を掴んだまま嘲りの表情で僕の顔をじっと見つめてくる。
佳奈多「ふふん・・・」
後略
>>210 何故だろう
おぎおぎしたんだけどその後受信した電波がこんなのだった……
理樹「あなた、そんなこと考えていつもココ大きくしてるの?」
理樹「そ、そんなことないよ!」
ぎゅっ!
理樹「・・・!?」
理樹「最低ね」
理樹「二木さんは僕の膨らんだ股間を掴んだまま嘲りの表情で僕の顔をじっと見つめてくる。」
理樹「ふふん・・・」
佳奈多「……何やってるの?直枝理樹……。」
電波を更に受信。
理樹「うわぁぁぁぁ!!?」
いつの間にか教室の入り口に二木さんが立っていた。
まさか放課後の教室で二木さんのことを妄想しながら一人二役でオナニーしてたら、まさかその本人が現れるなんて!
佳奈多「直枝理樹……」
理樹「え、あ!いや、これは・・その、違うんだ!」
佳奈多「どう違うって言うの?」
二木さんはやれやれ、と言った様子で首を振る。
佳奈多「一つ、そのあられもない下半身。二つ、ご丁寧にも机の上に置かれた箱ティッシュ、三つ、その机の上にある・・・私の体操服」
佳奈多「これでも言い逃れしようって言う訳?」
理樹「・・・」
絶体絶命だ。もう何も言い訳できない。
このまま放課後の教室で二木さんの体操着をおかずにオナニーをした変態野郎として僕は永遠にクラスメートから蔑まれるんだろうか。
恭介も真人も謙吾も鈴も、みんなも、今回ばかりは庇っちゃくれないだろう。
想像図
鈴「よるな変態」(腕組みしつつ)
恭介「リキ、お前はただものじゃ無いと思っていたが、まさかこっちの方面でただものじゃなかったとはな・・流石の俺も驚いたぜ」(眉間に皺を寄せつつ)
真人「リキぃぃぃ!嘘だって言ってくれよぉぉぉ!お前がガチの変態だったなんてそんな過酷な事実、認めたくないぜ!」(頭を抱えて絶叫しつつ)
謙吾「・・・にわかには信じられんが。本当にお前がそんなことをしたのか?」(どうにか平静を保ちつつ)
クド「わ、わふ〜・・・リキさんは実は筋金入りのへんたいさんだったんですか・・・!?」
小毬「が、が〜ん・・・」
来ヶ谷「少年の性衝動がこれほどまでとはな・・。ぶっちゃけ今回は、おねーさんもドン引きだ。」
西園「人間失格です」
葉留佳「やはは・・・さすがに今回はあたしも大ショックですヨ・・・」
理樹「ぐわぁぁぁぁぁーー!!」
真人がいつもやってるように髪を掻き毟って絶叫する。
佳奈多「最低ね」
二木さんはこちらに向かってもう一度冷たく言い放つ。
あなたは本当に最低の男ね、ともういちど付け加える。
理樹「・・・!」
その度に見えない衝撃によって精神にダメージが走る。
佳奈多「偽善者」
理樹「・・・」
佳奈多「変態」
理樹「・・・」
佳奈多「変質者」
理樹「・・・」
佳奈多「性犯罪者」
・・・もう限界だ。
理樹「も、もうわかったからやめてくれ・・・!」
佳奈多「あら?これぐらいで許してもらえると思ってるなんてお気楽ね。」
佳奈多「これだけのことをしておいて、はいそうですか、で許してもらえると思ってるの?」
理樹「・・・」
我知らず体が震えてくる。
佳奈多「最高にみじめね・・・直枝理樹」
理樹「・・・」
その恐怖の中に何か甘美なものが混ざってるのをその時の僕はまだ気がつかなかった。
続きは未定。気が向いたらまた書きます。
おぎ… おぎ…
Sの俺にはあんまし来ないな…
佳奈多のほうも気になるが、させ子もどうなるやら
リトバスが他所のエロゲーメーカー/ブランドの作品だったら
けっこうな確率で葉留ちんはさせこ設定が付与されると思うの
はるちんルートのはるちんは理樹君大好き状態だから何をされても嫌がらないんだろうなあ
はるちんに「おまんこイクーっ」って言いながら腰を振るように言う。
もちろん理樹君大好きなはるちんは理樹が喜ばせるためにすすんでやるんだ。
もっとも、はるちんは調教されて淫乱ボディに仕立てあげられたんだけどね。
で、はるちんの顔が紅潮して淫らな顔になってきたあたりで耳元で
「葉留佳のお父さんとお母さんがこんな淫乱な娘だと知ったらどう思うかな…」
とつぶやくんだ。そしたらはるちんは急に泣き顔になって
「そ、そんないじわるな事言わないで…」って言うんだ。
さらに言葉攻めを続けて、
「私はセックスが大好きな理樹君の肉便器です!!」と言わせるまで煽るんだ。
仕上げに大きな鏡の前でセックスしながら今自分がどうなってるか詳しく実況させるんだ。
これをするとだんだん精神がおかしくなってくるらしい。
これを続けていればはるちんは完璧に理樹君の性奴隷になるんだ。
はるちんはやっぱり可愛いなあ。
>>213 鈴、リキと腕組みしつつ
だったら可愛すぎる
220 :
213:2008/05/08(木) 00:46:48 ID:5/9v0orU0
>>219 鈴「よるな変態」(リキと腕組みしつつ)
リキ「いやいやいや・・・もう腕組んでるから」
これで寝れるぜ。ありがとよ
222 :
213:2008/05/08(木) 01:05:18 ID:5/9v0orU0
クド「おやすいごようですっ!」
213→214→の続きっす(科学部部隊風に)
ふらっ
理樹「・・っ!?」
こ、こんな時に・・・
佳奈多「・・?」
目の前が暗転してゆく。またいつもの発作だ・・・。
そのまま机の上の二木さんの体操服に突っ伏してしまう
佳奈多「・・・!」
二木さんが何か言ったような気がするけど、もう僕には聞くことができなかった。
・・・。・・・・・・。・・・・・・・・・。
理樹「・・・」
目覚めると、そこは、教室ではなかった。ここは・・・和室だ。
さっきまでのことは夢だったのだろうか・・・。
いや、僕は夢を見ないはずだ。じゃあ・・・
佳奈多「目が覚めたようね」
理樹「!!?」
飛び上がるほどに驚いた。やはり夢なんかじゃなくてさっきのことは現実だったんだ・・。
佳奈多「あなたは私に迷惑を掛けるのが趣味なのかしら」
理樹「・・・」
佳奈多「年頃の娘にトランクスとズボンをはかせて、ここまで連れてこさせるなんて万死に値するわ」
佳奈多「まぁ、あのままあなたを放っておくことも出来たんだけどね」
佳奈多「でも、それじゃあ面白く無いでしょう?」
二木さんは一体何を考えているんだろうか。そして僕はどうなるんだろうか・・・。
佳奈多「直枝理樹・・・あなたには私直々に罰を与えるわ。ありがたく思うことね」
そう言うと二木さんは僕の顔に何かを放り投げた。
理樹「っ!?」
・・・さっきの体操服だ。
佳奈多「ほら、さっきみたいにおち×ちんしごいて二木さん、二木さんって情けない顔して喘(あえ)いでみなさいな。私がここで見ててあげるから」
たぶんつづく。・・・
俺のおぎおぎが大爆発だ
おぎおぎが有頂天に達した(∵)
213→214→223→「うむ。少年諸君がおぎおぎしてくれてるようでおねーさんも満足だ。では、続きを書こう」(来ヶ谷風に)
理樹「そ、そんなことできるわけ・・」
佳奈多「あら?あなたに拒否権なんて無いはずだけど?」
佳奈多「ね?・・・変態で偽善者で性犯罪者の直江理樹?」
理樹「・・・」
もう何も言い返せない。
たとえあの体操服が葉留佳さんが教室に突然持ってきて僕に預けたと言う経緯があったとしても、劣情に駆られてしまったのは僕なのだから。
佳奈多「ほら」
せかされる。
理樹「わ・・・わかったよ!」
もう、こうなったらやけだ。
僕は、学生ズボンとトランクスを少し下げて一物を取り出した。
・・・そして、右手で竿の部分を包むとゆっくりと、上下させる・・・。
佳奈多「ふふ・・・。口ではそう言ってても、体は正直ね。変態の直枝理樹」
こんな状況に置かれているにも関わらず僕の息子は段々と大きくなっていった。
すぐ横で二木さんは蔑みと嘲りの混じった表情で僕の情けない姿を見ている。
口元にはうっすらと微笑すら浮かんでいた。
見られている・・・ただそれだけで何でこんなにもゾクゾクとしてしまうんだろうか。
いつもの自慰とは違う倒錯的な快楽がぞわぞわと身を駆け上がってくる。
227 :
オナバス:2008/05/08(木) 23:12:53 ID:5/9v0orU0
理樹「・・・っ!」
こ、これ以上は・・・まずい・・・!
手の動きを止めようとする。
佳奈多「誰がやめていいなんて言ったかしら?」
理樹「!?」
佳奈多「ほら、続けなさいな。直枝理樹。」
理樹「で、でも・・・これ以上は・・・」
佳奈多「あなたに拒否権は無いって、言ったはずだけど?」
冷たく言い放たれる。
・・そう言われると僕は魔法にかかったように、その言葉に従ってしまう。再び手を動かす。
理樹「・・・っ・・・ぅ・・・」
・・もう限界に近い。でも、まるで二木さんに操られているかのように手が止まらない・・・。
理樹「・・・もう・・・ぃ・・・く」
佳奈多「なあに?聞こえないわ。もう一回大きな声で言ってごらんなさい?変態の直枝理樹」
理樹「も・・・もう・・・いく・・・!いっちゃうよ・・・二木さん・・・」
エクスタシーとはこういうことを言うのだろうか・・・もう快感で頭の中は真っ白だった。
つづく。
鈴「というか、書いてる方も、むちゃくちゃ恥ずかしい・・・というかもうこれは、くちゃくちゃだ!くちゃくちゃ恥ずかしい」
GM
理樹どれだけMなんだよ
そして佳奈多さんあんた風紀委員ですよねぇ!?
おぎおぎぃぃぃぃぃ(∵)
かなたんひゃほい三 (/≧▽≦)/
230 :
オナバス:2008/05/08(木) 23:19:50 ID:5/9v0orU0
真人「あまりのうなりに作者自身もついていけないぜ!」
真人「暴徒だ!妄想が暴徒と化した・・!」
真人「これは・・・妄想革命だぁぁぁぁぁ!」
鈴「えらいことになった・・・」
姉御が鈴をそそのかして書かせているんですね
おぎおぎ
来ヶ谷「ふはははは!エロかろう!」
鈴「来ヶ谷が壊れた・・」
西園「素だと思いますよ?」
鈴「もうこんなの写すのやじゃ・・・」
来ヶ谷「はっはっはっ。こういうことに免疫の無い女子に官能小説を写させると言う新たな羞恥プレイを開発してしまったかな?」
鈴「・・・!」
来ヶ谷「もちろん逃げようったって無駄だ。」
そういう姉御も自分がその立場になったら弱いくせにw
213→214→223→226→227→230→232→つづきです。
小毬「みんな集まって何書いてるの〜?」
鈴「!? こ、こまりちゃん!!見ちゃだめだ!!」
小毬「ほえ?」
来ヶ谷「ふはははは、よいではないか、よいではないか」
来ヶ谷、小毬にガバッと開いて本を見せる。
佳奈多「いいわ。出しなさい直枝理樹」
理樹「・・・ふ、二木さ・・・ん!」
意識が飛ぶ。
一瞬後、僕は劣情を放出していた。
どぴゅ・・どぴゅ・・どぴゅ・・
理樹「く・・・ぁ・・・ぅ・・・」
言葉にならない声を上げてしまう。
あまりの快感に何度も、何度も射精は続いた。
そして、放出された精液は・・・二木さんの体操着に次々と白濁したシミをつくっていった。
佳奈多「あらあら・・・こんなに出しちゃって。直枝理樹、あなた、そんなに気持ち良かったの?」
理樹「はぁ・・・はぁ・・・」
・・・僕は、最低だ・・・。
心の底からそう思った。
佳奈多「ふふ・・・そんなに自分を責めるような顔しなくていいのよ」
佳奈多「もうこれで放課後の教室で女生徒の体操着でオナニーしようなんて気は起きなくなったでしょ?」
理樹「・・・?」
はっとして僕は二木さんの方を見た。
佳奈多「これに懲りたらもう二度とバカなことを考えないことね」
理樹「・・・二木さん・・・」
佳奈多「あなたには性犯罪者になって欲しくなかったから。それだけ」
佳奈多「でも、これもある意味、風紀委員の仕事ね。私の暇潰しでもあったけど」
佳奈多「それにしてもあなたって本当にかわいいわね。直枝理樹」
理樹「!」
ちゅっ・・・
佳奈多「ふふ・・・またね、直枝理樹」
二木さんは和室から出て行った。
後には僕と精液のついた体操着が残された。
ミッション・コンプリート!
理樹「えええー」
おわり
小毬「ふええぇぇ〜!!??こ、これって・・」
小毬「・・・。見なかったことにしよう・・・見られなかったことにしよう。・・・おっけー?」
鈴「お、おっけーだ!こまりちゃん!」
西園「完成しましたが、どうします?」
来ヶ谷「ふむ。二木くんにこの本をばら撒かれたくなかったら余計な取締りはやめるようにと迫ってみよう」
西園「それは・・・」
以上で終了です。長々と失礼しました。。
読んで下さった皆様ありがとうございました!
ひゃっほぉぉぉぉ!
おぎおぎが有頂天を超えたぜ!三 (/≧▽≦)/
姉御ひでぇw
佳奈多に見せる前に葉留佳に見られて修羅場るのを想像したのは俺だけでいい
たまにはSS投下してもいいよね?答えは聞いてない!
「どうやら完全に閉じ込められてしまったようだな…」
「…みたいだね」
日光が窓から差し込んでいるが、辺りは薄暗い。
ほこりっぽい空気がここを使わない色々なものをしまっておく場所、
つまり倉庫と呼ばれる場所だと物語る。
「しかし、困ったな…」
謙吾がため息をついて近くに積み重ねられたマットに座り込む。
その声には、もうすぐ部活が始まる時間なんだがな…とか、小腹が空いたな…、
といった複数の困った思いがこめられていたが、
「いやー、まぁ夕方になれば誰か見回りに来てくれるでショ」
と葉留佳はいつも通りの能天気さ加減であった。
…宮沢謙吾と三枝葉留佳は2人、倉庫の中に閉じ込められていた。
謙吾と葉留佳が倉庫に閉じ込められた経緯の始まりは、現時点より
2時間ほど前に遡ることになる。
ことの発端は葉留佳が一人でやっている、もとい所属する整備委員会、
現在は風紀委員会に統合されているところの
整備部の活動内容の一環として、倉庫に眠る未使用品やまだ使えそうな品を「発掘」する
手伝いをする人手を求めたことだった。
当然のその募集先はリトルバスターズにも向けられたわけであり、
必然的に体力のある男子メンバーには特にラブコールがかかったが、
単純な力を見たときにトップが来る真人は補習授業のために出られなかった、
恭介は相も変わらず就職活動で忙しく、理樹は鈴との先約のためにいなかった。
幼馴染の男達が各々の事情を掲げて逃げていく中、残された謙吾は
途中で部活に行く、という条件付きで仕方なく1人葉留佳を手伝うことになったのであった。
というわけで今回の「発掘」現場であるところの倉庫で「発掘」作業をしていた
謙吾達だったのだが、作業が進む中で倉庫の奥へ奥へと進んでいった。
そうして奥へ進んだ結果、見回りの人間からは倉庫の扉が開け放っているように
勘違いされたのか、「発掘」作業に疲れた謙吾達が扉の方へ戻ってきたときには
すでに扉が閉められ、ご丁寧に施錠までされてしまったというわけであった。
「まったく今日は厄日だ…」
体操マットに腰掛けたまま、謙吾はうなだれる。
「謙吾君、何そんなに落ち込んでんの?もしかして小さい頃に悪いことして、
おしおきに閉じ込められた記憶がよみがえってブルー?」
「よりによってお前みたいなのとこんなところに閉じ込められれば、そりゃ落ち込む…」
「えぇ〜っ!?何ソレ、女の子と2人きりで閉じ込められたらチャンス!とか、
あんなことやこんなことを妄想しちゃったりするのが男の子ジャン!」
わざとらしく大げさに突っ込む葉留佳に対し、謙吾のテンションのギアはより一段下がる。
「あのな…三枝、俺の気持ちを少しは想像してくれ…」
「むぅ〜、つまんないの。まぁ、謙吾君らしいけど」
あまりにつれない謙吾に葉留佳は一瞬しぶい顔をしたが、にこやかな顔に戻る。
「そんなことより、誰も扉を開けに来ないようだが」
扉に目をやりながら言う謙吾につれなさに葉留佳は少し自分のいい加減な発言を後悔する。
「…そう、ですネ」
葉留佳の挙動を見て、謙吾は悟る。
「まぁ。整備委員会は今は風紀委員会の一部で、それもその辺りの活動をしているのは
お前くらいで、見回りの委員か教師はいったん施錠までしてしまったら、まずは
誰も開けには来ないだろう。倉庫に用でもない限りは、な」
「さ、さすが謙吾君、優れた洞察力ですネ…」
呆れ返る謙吾の姿に罪悪感を感じ始めたのか、何か話題を変えるタネはないかと
葉留佳は周囲を探し始める。そこでひとつの事実に気づいた。
灯りのない倉庫に閉じ込められている、にも関わらず、こうしてお互いの姿を見て
会話できるくらいには明るい。それは外から明かりが差し込んでいるからであり、
それなりの大きさの窓があるわけで。
そうして光の強くなっている方に目をやると、光が差し込んでいる窓を見つけた。
「ねぇねぇ、謙吾君。あそこに結構大きい窓があるよ。もしかしたらあそこから
出られるかも」
葉留佳は窓を指差す。
出られるアテがあることを聞き、謙吾はその指の示す先を見ると顔に笑みを浮かべる。
2人は窓の方へ駆け寄る。が、近寄ってみた窓の位置は高く、男子としても大きい部類に
入る謙吾でも手すら届かない場所であった。
「この高さだと何か踏み台になるものを持ってくる必要がありそうだな…」
辺りを探す謙吾だったが、謙吾の体重に耐えられそうな足場にできるものはなかなか見つからない。
そうこうしているうちに葉留佳がどこからか踏み台になりそうなものを見つけては積み上げて
足場を作り上げてしまう。
謙吾が乗るには不安な足場であったが、葉留佳の体重ならばなんとか耐えられそうだった。
「まぁ謙吾君、ここは身軽なはるちんにお任せあれ!」
と言うが早いか、葉留佳はさささっと足場を登り、窓の方へ手を伸ばす。
が、足場の上に立って背伸びしてなお、窓にはあと少しのところで届かない。
「おい、三枝。そんなところで背伸びするとバランスを崩して危ないぞ」
「んんっ、もう…ちょっ…と」
葉留佳はさらに背伸びの状態からつま先立ちに移行して、リーチを稼ごうとする。
とそこで、下から心配そうな視線で自分を見上げる謙吾に気づく。
そしてその位置からは自分のスカートの中も丸見えであることにも気づく。
「って、謙吾君!どさくさに紛れてスカートの中覗いてる!?」
葉留佳の悲鳴を受けて初めて自分の立ち位置がそういう位置であることに気づく謙吾が狼狽した
瞬間、慌てふためいた葉留佳がバランスを崩す。
踏みとどまろうと背を反らして頑張るも…落ちる、謙吾は素早く下に回りこみ、横抱きで受け止めた。
「な、ナイスキャッチ…」
受け止められた安堵か、謙吾の素早い反応に対する驚愕か、謙吾の腕の中で小さく身を縮めた
葉留佳が声を漏らす。
日ごろの修練の賜物か、受け止める謙吾の体はがっしりとしていながら、
奥から伝わってくるしなやかさがあった。
「まったく、だから言っただろうに…」
謙吾はため息をつく。安堵するも束の間、次の瞬間には腕の中の普段あまり縁のない感触に
はっとなる。
率直に言って、女の子の感触。
普段、スキンシップがあるのはリトルバスターズの男子だが、色々な意味で女子顔負けと
言われる理樹でもなんだかんだでこれほどやわらかな感覚はしない。
もっともその理樹も鈴という恋人を持ったせいか、最近は徐々に逞しくなっているわけだが。
他には恭介は普通のスレンダー体型だし、どたばたと日々もつれ合っている真人は論外の
筋肉質である。
謙吾の腕の片方は葉留佳の下半身をがっしり支えており、ミニスカートに
ニーソックスの葉留佳の柔らかみが伝わってくる。
葉留佳は赤らんだ表情の上目遣いで謙吾を見ている。
その視線に自分の鼓動が高まっていることに謙吾は気づいた。
それは葉留佳を危機一髪で助けることに成功したせいか
それとも普段はおちゃらけている葉留佳には珍しい表情を見てしまったせいなのか。
「え、えーと…そろそろ降ろしてくれますカ…?」
支援
「す、すまん…」
遠慮がちな葉留佳の声に慌てて謙吾は葉留佳を下ろす。
その頭は動揺を振り払うために日ごろの剣道の修練のことを思い出す。
禁欲、平常心、不動心…よーし、落ち着いてきた。
「いいか、三枝。こういうことになるからうかつにちょろちょろと動き回るな。
もう少し落ち着くんだ」
「は〜い…」
気を取り直し、倉庫から出る手段を謙吾は考え始める。
施錠されてしまった以上、通常の手段で出ることはまず不可能。
力技に頼るか、いや、扉は厚い鉄の扉、流石に破れまい。
となれば、何とかして外に自分達が中に居ることを知らせるしかないが、
この倉庫はグラウンドの片隅にある、用がなければまず近づく者はいない。
状況は芳しくないと言いざるを得なかった。
「理樹たち辺りが俺達の帰りが遅いことに気づくのを待つのが得策、か…」
出た結論は消極的なものだった。
「なんか冷えてきたね…」
葉留佳が体を震わせながら小さくする。
「日没を過ぎたせいか、流石に冷え込んできたようだな…」
そう言うが、普段から鍛えている成果なのか、謙吾はあまり寒さは堪えていないようである。
しかし、謙吾と葉留佳の座る体育マットも徐々にその冷たさを増してきており、
暗い倉庫内はより一層辛気臭い空気をたたえて来ていた。
日没を迎え、倉庫内に差し込んでいた日の光もなくなり、
窓から差し込む月明かりがほんのりと倉庫内を照らさなければ、自分の周りすら
おぼつかないところだ。
「今夜は満月なのがツイてましたネ」
「そうだな。月が出ている間に何か暖を取れるものでも探してみるか」
謙吾は腰をあげ、辺りの棚を探し始める。
やがて、近くのダンボール箱を開けて回っていた葉留佳が歓声を上げた。
「やっほ〜、セーター発見!」
その手には赤いセーターがあった。
が、サイズは明らかに小さく、子供服とまでは行かなくても、男性用ではなく、
まして謙吾のような体格の人間が着られるサイズではない。
「まぁ、謙吾君にはちょっち小さいけど、私なら着られるでショ。ではさっそく試着〜」
葉留佳はセーターにずぼっと頭と手を突っ込み、ぐっと通そうとする…が、
思った以上にセーターが小さいのか、はたまた葉留佳が大きいのか、
肩を入れようとした辺りでつかえてしまった。
「おい三枝、流石にお前でもそのセーターは小さいんじゃないか?無理をするな」
「いやいや…セーターなんて伸びるもん…んっ」
謙吾の制止を他所に葉留佳は強引にセーターに体を入れようとする。
「よっ、おりゃああああっ、ああああっ!?」
セーターを着ようとしているとは思えない力強い掛け声がしたかと思った瞬間、
その声が裏返り、そしてひっくり返る音が響く。
人間の下半身と毛糸でできた蠢く上半身を持つ怪生物とでも言うような外見で
じたばたとのたうつ様はちょっとしたB級ホラー映画に出てきそうなクリーチャーさながらである。
スカートもめくれ、白い下着の尻も丸出しである。
普通ならばそこはかとなくラッキーと言えなくもない状況なのだろうが、
どちらかというと不気味さや無様さが先立つ有様に謙吾はため息をつく。
「三枝、それ以上暴れるな、無理に動けば動くほど締め付けられるぞ…」
「ふぉんなほといってむぉぉ、くふひぃよぉ…」
謙吾はもう一度ため息をつくと、葉留佳が開けて回ったダンボールの中を見て回る。
そのうちかつて家庭科部辺りで使われていたのであろう、大きめの洋裁用のハサミを見つけた。
「おい、三枝。このはさみでそのセーターを切ってやるからちょっとおとなしくしてろ」
まだ床をのたうつクリーチャーに静止の声をかける。
「ふぇぇぇっ!?やらっ!へんらところきれちゃうはもしれないひゃん!ほわいよぉっ!」
謙吾の言葉におとなしくなるどころか、より一層にパニック状態に陥る葉留佳を見て、謙吾は
またひとつため息をつくと、表情を険しくする。
「じっとしてればすぐ終わる、おとなしくしろ、三枝!」
その頃、学園内では夜になっても寮に戻らない謙吾と葉留佳の行方の捜索が
リトルバスターズの面々に加えて、謙吾を心配した剣道部員に、最近妹馬鹿になったと
噂される風紀委員長こと二木佳奈多によって進められていた。
そして地道な聞き込み捜査により徐々に捜索の輪は縮められ、ついに謙吾と葉留佳が
倉庫にて「発掘」作業を行おうとしていた、という情報に行き当たり、
学園中の倉庫という倉庫を調査した捜索隊はついに葉留佳と謙吾が閉じ込められている倉庫
の扉の前に至ろうとしていた。
いつになくせわしない表情で捜索隊の先頭を切るのは風紀委員長・二木佳奈多、
少し遅れてリトルバスターズの面々が続く。
「もう調べてない倉庫はここだけね…葉留佳、今行くわ…!」
ぶつぶつと独り言をつぶやきながら前を行く佳奈多。
「な、なんだか二木さん、いつもと違うキャラになってない…?」
「た、多分三枝さんが心配で我を忘れている、のでしょう、多分…」
「理樹、あたしはもうなんかいろいろ疲れてきたぞ…」
後ろを行く人々の懸念をよそに佳奈多は倉庫の扉の前に立つ。
支援
その瞬間、扉の向こうから悲鳴、そして大きな男の声が響く。
「やはっ、やふぇへぇっ!ほわいよぉっ!」
「けがしたくなかったらおとなしくしろ!動くな!」
扉の前の一同に驚愕が走る。
「葉留佳っ!?直枝君、鍵をあけて!」
慌てて理樹が鍵を取り出し、倉庫の扉を開ける。
扉が開くや否や、懐中電灯をかかげ佳奈多が中へ突入した。
差し込む月明かりだけが照らす倉庫の中はまったく灯りがない上に広く、
中の様子は薄暗くぼんやりとしかわからなかった。
が、そこに佳奈多は人影を見つけ、そこに手にしていた懐中電灯を向ける。そこには。
切り裂かれかけたセーターに身をくるんだ状態で床に横たわり、涙と恐怖を顔いっぱいに
浮かべた最愛の妹の姿。
そしてその妹を片手で押さえつけ、はさみでその服を切り裂こうとしている大柄の男の姿。
佳奈多は絶句する。が、次の瞬間、激昂しながら佳奈多は男に飛び掛る。
その余りの迫力に押されてか、男はひるんだ。
その隙に仲間のピンチとあらばと、リトルバスターズの面々も男を取り押さえにかかる。
男が狼狽の表情で必死に弁解をしようとしていたが、そのことに誰も気づくことはなかった――
「いやー、ほんとにすいませんでした…ゴメンネ!」
葉留佳が頭をかきながら苦笑の謝罪をする。
「まったく…あの後、二木にどれだけどやされたと思ってるんだ…」
異端審問官のようだった二木の侮蔑の視線を思い出しながら謙吾は毒づいた。
あの夜、取り押さえられた謙吾は葉留佳がパニック状態のまま、ダウンしてしまったため、
無罪の証明はできず、風紀委員会にて延々と尋問され、結局釈放されたのは翌朝になって
からだった。
当然、当初の目的であった「発掘」作業は途中で止まったままであったため、
日を改めた今日、再び謙吾と葉留佳は「発掘」作業を進めていた。
黙々と作業を進める謙吾の背中を見ながら、葉留佳はふと問うてみる。
「ねぇ、謙吾君。どうして今日は手伝ってくれてるのかナ?」
「何故そんなことを聞くんだ?」
謙吾は振り向きもせず、作業を続けながらぶっきらぼうに問い返した。
「だって、こないだは私のせいで閉じ込められたり、危うく警察送りにされるところだった
わけだしさ…」
葉留佳は口ごもる。
日ごろ、トラブルメーカー扱いであり、騒がし乙女と呼ばれる葉留佳であるが、
流石に今回の一件は反省せざるをえないところであった。
だからただでさえ、普段呆れた目で自分を見ていることが多い謙吾は自分に対して
愛想を尽かしているかもしれないと思っていた。
しかし、実際には謙吾はこうして今も自分を手伝ってくれているわけであり、
それをうれしく思う反面、罪悪感も募ってしまってしまい、何故謙吾が手伝ってくれているか
という疑問が口をついて出てしまっていた。
視線の先にある謙吾の背中は沈黙を守っている。
葉留佳はため息を小さくつくと、作業に戻った。
作業を進めながら、やっぱり怒らせちゃったかな、という考えが頭をよぎった瞬間、
おもむろに謙吾が口を開いた。
「まぁ、一度手伝うと言ったことだ。ひどい目には遭わされたが、俺は筋は通さないと
後味が悪い主義なんでな」
ぶっきらぼうに放たれた言葉に葉留佳は手を止める。
視線を謙吾にやるも、相変わらず黙々と作業を続ける背中だった。
しばしその背中を見ていた葉留佳はふと自分の胸が何故か高鳴っていることに気づく。
「三枝、手が止まっているぞ。言いだしっぺなんだからせっせと働け」
背中に目があるかのように、背を向けたままで葉留佳を叱咤する声に葉留佳は慌てて
作業に戻る。
「あ、あのさ…ありがとね、手伝ってくれて」
それは心からの素直な感謝の言葉だった。
「礼はいらん、そんなことよりこないだみたいなことはもう勘弁してくれ…」
が、対する人間の反応はそっけなく、そして何かを思い出しているのか、どこか
疲れているように聞こえた。
「そ、そっか…じゃあさ、今度マフィンでも作ってご馳走しちゃいますヨ」
「ああ、どうせならそうしてくれ、部活前の腹ごしらえにでも食わせてもらおう」
「じゃあ決まりですネ…なんだか謙吾君が女の子たちの間で人気な理由が少しわかちゃったカナ?」
「何を訳のわからんことを…さっさと片付けるぞ、これから部活があるんだ」
怪訝そうな謙吾の声を他所に葉留佳はいつもの笑顔で手を動かし始める。
「はいはい、はるちんマックスパワーでがんばっちゃいますヨ!」
「やれやれ、まったく…すぐ調子に乗る奴だな」
ため息をつきながらダンボール箱を閉じる謙吾。
お気楽な笑顔でダンボール箱を開ける葉留佳。
二人の間には、呆れと喜びを含んだ不思議な親しみの空気が流れていた――
END
単にあんまり書かれていないネタを書いてみたかっただけだった、今は反省している。
支援してくださった方々、ありがとうございました。
>>252 GM!
謙吾とはるちん、いいねー。
謙吾ははるちん苦手って言ってたけど、はるちん√での謙吾はどうも思わせぶりな言動が目立つし、なんだかんだではるちんのこと気にかけてたんだと思う。
謙吾ってば天邪鬼だし。
あとフルスロットル謙吾とはるちんは、誰にも止められないある意味最強のコンビに違いない。
にやにやしっぱなしだったぜ!!GM!!
謙吾があきれながらも、はるちんが心配で一緒にいるって感じが大好きだ。
うむうむ青春じゃのう!GM!
作品の雰囲気がとても良いっす!
頭を打った謙吾「ははは、謙吾ちんもまっくすぱわーだぞ、三枝ー」
妹バカなかなたんもいいなぁ
はるちんがこまりん並みにぱんつ見せてるの想像しておぎおぎした。GM!
あと、はるちん&馬鹿謙吾でこんな電波が飛んできた。
「あははははかたじけのうござるかたじけのうござるかたじけのうござるっ!」
「メーン! ゥメーン! ムメーン! マーン! ママママママママママママーーン!!」
ばしばしばしばしばしばしばしばしっ
「ふえぇ〜、むむむむむむむむ無念なりぃ〜」
「お前ら、二人がかりでこまりちゃんいじめるなーっ!」
はるちん&ぶっ飛んだ謙吾の組み合わせはかなりおいしいなぁ。おぎおぎ。
クド「わ、わふぅ〜・・・!ま、輪姦(まわ)さないで下さい〜・・・!」><
・・・毒電波を受信しかけたが、濃ゆいの書くのは辛いので遮断した。
過疎ってるみたいだけど、初で何か書いてみようかな・・
ゆー、がんばっちゃいなよ
>>260 おいおい、いつだってここは新規は歓迎だぜ?
クド「どきどき・・・」
期待おぎおぎ
期待おぎおぎ(∵)
Σ(∵)
何か期待されてるよorz
頑張ってみるか・・・
俺も書いてみるかな・・・
誘拐チャイナよ!
クド「れっつ・ちゃれんじなのです!」(>ω<)/
支援おぎおぎ
期待おぎおぎ(∵)
支援おぎおぎ
俺は風呂に入ってくるからな!
上がるまでSS投下するなよ!絶対するなよ!
3分鈴
阻止
ここでも3分がΣ(∵)
なんでこんなに滞ってるんだ(∵)
一瞬俺の回線のせいかと思ったぜ・・・
277 :
私は考える:2008/05/13(火) 02:20:48 ID:McJAe50E0
修学旅行の事故の後、私の中にあったわだかまりが少しなくなったような気がした。私自身も驚くしかない。
なぜ素直な気持ちになれたのか、よく思い出すことはできない、
それでも、あの子と和解することができたそれだけで十分だと思った。
あの子とは当然喧嘩もする、些細なことで口論になったりもする。
当たり前のことだ、たった二人の姉妹なのだから。
それができずに憎みあうことしか出来なかった以前の姿が異常だったのだろう。
あの子が無事ならば憎まれ続けるだけで良いと思っていた、でもそれは違っていた
あの子はそう言ってくれた、記憶にはないがなぜか憶えていた。
最近、噂ではあるが風紀委員が私からすこしトゲがなくなったと言っているらしい
三枝葉留佳の行動が事故以前よりも破天荒になっているのに何故トゲがなくなったのかが
不思議で頭を抱えてもいる委員もいるそうだ。私は私自身がそんなに変わったとは思っていない
しかし直枝理樹やクドリャフカは「佳奈多さんは楽しそうな顔が多くったね」と言っていた。
もしかしたら私が気づかないうちに変わっているのだろうか。
時々考えてみることがある、でも結果はいつもかわらない、
姉としてあの子に接しているだけなのだ、以前の厳しさのままあの子に接している
そう言い返してみることもあった、それでもあの二人は微笑むだけだった。
私の何がかわったのだろう、そうしてまた私は考える。
外が騒がしくなってきた。あの子がまた何か騒動をおこしたのだろう
あの子、葉留佳が騒動を起こすのなら私は止める、姉としての義務である、当然のことだ
しかし4日連続で騒動をおこされるとなると私も我慢ができなくなる
普段よりも厳しくしなければならない。
そう考えて私は腕章を手に取り席を立った
おぎおぎしてるだけなのもつまらないので書いてみたけど如何でしょうか(∵)
今、リトルバスターズ エクスタシーの佳奈多ルート(仮)が完成したんだけど、
俺のプロバイダが規制食らっててうpできない。
規制が終わり次第うpする。適当に期待して待っててくれ。
http://little-busters.clannad-tv.com/ss/index.cgi?log=&page=0 こちらに、エロなしの内容。
で、このスレにはエロシーンの内容を書いたものをうpする。
っていうか、両方に、分割しないと、100KB弱あるので、うpできない。
でも、一応、そこそこ読めるシナリオにはできていると思うので、
暇があったら、ぜひ、読んで欲しい。規制食らってて、うpできないけど。
投稿小説サイトに序盤だけなら、うpできるんだけど…
理樹(あれから3年・・・、僕と鈴はあの浜辺に来ていた。卒業以来みんなともあまり会えない状況だった。)
鈴「理樹、どうしたんだ?そんな顔をして。」
理樹「うん、ちょっとね…。高校時代の事を思い出してたんだ。あの頃は毎日楽しかったなって。」
鈴「理樹は今は楽しくないのか?」
理樹「いや、そんな事はないんだけどね。ここに来たらなんだか懐かしくなっちゃって…。今みんなは何を
しているんだろうって…、そんな事を思っちゃってさ…。」
鈴「たしかにあいつらは何をしているんだろうな、小毬ちゃんやくるがやは同じ大学だから良く会うけどな。」
理樹「………そうだ、鈴。またみんなで集まろう、あの頃のように。僕たちなら出来るはずだ、なんたって
僕たちはリトルバスターズなんだから!」
鈴「理樹がそうしたいんだったらあたしはそれでいい、あたしもあいつらに会ってみたいからな。」
理樹「うん、わかった。じゃあ僕はみんなに連絡を取ってみるよ。」
理樹(そうさ、僕たちはリトルバスターズなんだ。きっとみんな来てくれる、そしてまたあの楽しかった日々を
たった数日だけどもう1度再現するんだ!)
こうして僕たちリトルバスターズが久しぶりに会う夏が始まろうとしていた…
281 :
えろい人:2008/05/13(火) 19:25:46 ID:usSi29Mt0
>>277氏
来ヶ谷「うむ。やはり二木くんのお姉さんネタはぐっと来るものがあるな。おねーさんも姉妹愛には弱い」
>>280氏
来ヶ谷「ふむ。リトバスアフターとは興味深い。おねーさんも楽しみだ。」
そして、約束の日がやってきた。
恭介「よし、みんな集まったか?これから俺たちリトルバスターズの夏が始まるぜ!いやっほーーぅ!!」
真人「久しぶりに筋肉が暴走しそうだぜぇー!筋肉筋肉ぅーー!!」
クド「わふ〜、井ノ原さんの筋肉がすごい事になってます〜。」
真人「クー公も一緒にやろうぜ!筋肉筋肉ー!!」
クド「筋肉筋肉ー!!なのですっ!」
理樹「相変わらずだなぁ、あれ?そういえば葉留佳さんはどうしたんだろう?」
美魚「私たちもわかりませんね、でも三枝さんなら来るんじゃないですか?」
唯湖「ふふっ…、まあ葉留佳君の事だ、遅刻してくるんだろう。」
鈴「あいつらしいな、まったく。」
小毬「あ、はるちゃん来たみたいだよ〜。」
葉留佳「やはは、みなさんお久しぶりですネ、元気だったッスかー!?」
美魚「まあ私はよく会いますけど。」
葉留佳「みおちんは同じ大学ですからネ、よく会いますネ!」
唯湖「それよりこれで全員集まったわけだが、恭介氏どうする?」
恭介「そうだな、じゃあもう着替えるか。たしか脱衣場が男女別れてあったはずだからそこで着替えよう。」
唯湖「なら早く行こう、クドリャフカ君行くぞ?」
クド「はい、わかりました。井ノ原さん、宮沢さん、恭介さん、リキ、また後で会いましょう!」
真人「おう、また後でな!筋肉筋肉ー!!筋肉筋肉ー!!」
鈴「おまえも早く着替えに行ってこいぼけぇぇーーーーーーー!!」
真人「うおぉーーーーーーーーー!?ってて…、鈴てめえこのやろう!!」
謙吾「真人、バカな事をやっていないで早く行くぞ。」
真人「…わかったよ。」
理樹「みんな、また後でね。」
恭介「着替え終わったらまたここに集合だ。」
恭介「なんだ、俺たちの方が先か、じゃあ少し待つか。」
謙吾「そういえば理樹、最近どうだ?うまくやってるか?」
理樹「最近?そうだね…、なかなか楽しいよ。でもやっぱりみんながいないと少し寂しいかな。」
謙吾「俺は真人と同じ大学に行ったから退屈はしないな。」
理樹「そうなんだ…、恭介は就職したんだよね。でも大丈夫なの?いつも僕たちに5万円も仕送りして。」
恭介「まあそんな事は言うな。学生にそんな事はさせられないだろ?それに猫の餌代にも金が掛かるだろうからな、
だからそんな事は気にしなくてもいいんだぜ?」
理樹「うん、恭介ありがとう。あっ、みんな来たみたいだね。」
鈴「遅れてすまない、ちょっとくるがやが大変なことになってた。」
理樹「来ヶ谷さん、一体何があったの?」
唯湖「いやいや、理樹君が気にすることでは無いさ。」
葉留佳「改めて、海だー!青いぞー!そしてはるちんが一番乗りー!!」
理樹「ああ、葉留佳さん、準備運動はした方がいいと思うよ!足吊ったら大変だしさ!」
葉留佳「ひぎゃあぁぁぁーーーーーーーーーーー!!足がーーーーーーーーー!!」
理樹「遅かったみたいだね…。」
真人「よっしゃ、準備運動終了!いっくぜぇーーーーーーーーーーー!!」
謙吾「待て真人、俺も行くぞ!ひゃっほーぅ!!」
理樹「みんな行っちゃったなぁ。じゃあ鈴、僕たちも行こうか。」
鈴「ああ、そうだな…、ってきょーすけおまえは何をやっているんだ?」
恭介「ん?何ってこのひと夏の思い出をデジカメで激写するのさ!だから俺はここから見ているだけにする予定だ。
後で焼き増ししてやるから楽しみに待っててくれよ。じゃ、行ってこい。」
理樹「うん、鈴行こっか。って真人が凄い勢いでビーチボールアタックしてるよ!」
鈴「しょうがないやつだな…、誰かに当たったらどうするんじゃこのぼけぇぇーーーー!!」
真人「うお!?またかよぉーーーーーーーーー!?」
一同「(爆笑)」
そして1日がだんだんと過ぎていった
そしていつの間にか夜になっていた
恭介「よし、そろそろ頃合だな。今からバーベキュー大会を始めるぜ!」
鈴「バーベキュー!?どこにそんなものやれるほどの食べ物があったんだ?」
恭介「まあいいじゃないか。それとバーベキューが終わったら花火をするぞ、大トリを勤めるのはこの
打ち上げ花火だぜ!」
真人「おいおい、一体こんなのどうしたんだよ?どこで手に入れたんだ?」
恭介「実はな、理樹から連絡があったとき急に閃いてな。それで知り合いの花火師に頼んだってわけさ。」
真人「どんな人脈だよ、ったく。まあこれで面白くなったわけだな、俺の筋肉もそう言ってるからな。」
鈴「なんだ!?筋肉がしゃべったのか!?こわっ!!」
理樹「いやいやいや…。真人なりの表現の仕方だと思うよ・・・。」
恭介「まあいいじゃないか、それじゃ焼き始めるぞ。」
真人「よっしゃあ、どんどん食ってやるぜー!!」
謙吾「おい真人、調子に乗って1人で全員分食うんじゃないぞ?」
真人「大丈夫だって、俺がそんな風に見えるか!?」
唯湖「君は自分がどんな風に見られているかわからないようだな・・・。まあいい、もしそんな事になったら
おねーさんが天誅を食らわせてやるさ。」
小毬「よぅしクーちゃん、どんどん焼いていこうよ〜。」
クド「はい、焼いちゃいましょう。」
葉留佳「さあ、いきますヨ。」
美魚「私はあまり食べないので後からでいいですよ?」
真人「ひゃっほーぅ!どんどん焼いていくぜぇーー!!」
謙吾「おうとも!ひゃっほーーーーーーーーーーぅ!!」
鈴「こいつら馬鹿だ!」
一旦ここで終了です。続きは明日書けたら書きます
ある朝私が目を覚ますと、なにやら股間に違和感を覚えました。
美魚「・・・・・・なんでしょう、これ」
いや、見ればわかります。男性の生殖器です、最悪です。以前同人誌で見たものよりも、遥かに気味の悪い形をしています。
美魚「とりあえず、私が一人部屋で助かりました・・・今日は電話で休みを(ry」
バターン!
はるちん「おはよーっス、みおちん!この間リコーダーを置き忘れて・・・」
美魚「・・・・・・・・・」
これ以上ないくらい最悪なタイミングです。絶賛したい所ですが、生憎そんな余裕は微塵もありません。
はるちん「あわわ・・・・・・みおちんにリコーダーが・・・」
美魚「言っていることの意味がよくわかりませんが、落ち着いてください」
はるちん「なるほど、みおちんは実は男の子だったんですね!それではアデュー!」
美魚「三枝さん・・・逃がさんぜよ!」
はるちん「ひえー、みおちんに犯される!助けて姉御ー!」
こんな時に大声を出さないでください。誰か来たらどうす
姉御「どうした葉留佳君!?」
観念した私の意識は、そこで途切れました。
美魚「はっ!」
目を覚ましたとき、股間の違和感は消えていました。
美魚「夢・・・ですか・・・安心しました」
コンコン
こんな朝早くに、誰でしょう?
美魚「入っていいですよ」
はるちん「あの、みおちん・・・その、ちんこが生えちゃったんですヨ!!」
私の悪夢は、まだ続くことになりそうです。
00:00:00の人は本当にみおちんちんSSを書いたのかw
乙!
最近、佳奈多さんが報告の日から、二木家から帰って来るたび、佳奈多さんは僕を抱きしめるようになった。自分を自制する為に。
でも、決して、涙は見せなかった。もう、これ以上の無理は見ていられなかった。
葉留佳さんにも、教室や他で、あからさまな態度を取られているらしい。すれ違うとき足を踏まれたり、肘を入れられたり、教科書を破られたり、体操服を隠されたり。
報告の日にも、佳奈多さんが、二木の家で陵辱を受けているのは、明らかだった。
こんな、生活が続いたら佳奈多さんが潰れてしまう。実際に、佳奈多さんの精神は限界に来てるように見えた。
今日も人のいない教室で、抱き合っていた。
「直枝君…」
「何?」
「いつも、ありがとう…」
「お安い御用だよ」
「あのっ!」
佳奈多さんが突然、大きな声を上げる。
「な…何?」
「あ、あの…私、汚れてるから、言えなかったんだけど…」
「佳奈多さんは汚れてなんかいないよ」
「…でも、全身の痣は消えないわ……」
「そんなの、関係ないよ」
「……あの。もし、葉留佳と家の問題が解決したら……して欲しいの」
「な、何を…?」
「あの……キ…キス……と、セ…セックス……」
見ると、顔が真っ赤だった。
「う…うん」
きっと、僕の顔も紅潮しているだろう。顔に火照りを感じる。
「今も、キスくらいなら……」
!? …しまった! ちょっと、調子に乗って言ってしまっていた。
「ふふ。駄目よ。直枝君ってキスしたことないでしょう?」
「な…なんで、わかるの?」
「なんとなくで、わかるわよ。真面目で純情そうだし」
「そ、そうなのか…」
「だから、直枝君に取ってはファーストキスになるから、安易にはできないわよ」
「そう……」
「そんな残念そうな顔をしないで。まだまだ、問題の解決には時間がかかると思うけど、終わったら…いえ、終わらせて見せるわ…その時まで……」
「うん…わかったよ…」
ここまで、佳奈多さんに頼られて嬉しい反面、佳奈多さんとキスがしたい衝動を我慢しなければならない複雑な気持ちだった。でも、この子が前向きに生きてくれるだけで、僕は嬉しい。
僕は佳奈多さんが好きだ。
もう、はっきりと自覚していた。
その日の夜。僕は、自室で、本を読んでいた。隣の真人の筋トレの、ふっ! ふっ! と、いう掛け声が相変わらずうるさい。
―――プルルルルル!
電話が掛かって来た。なんだろう。こんな時間に。携帯を取る。
表示を見るとクドからだ。
「クド、こんな時間に何?」
『いえ。私よ。佳奈多。今日、携帯を教室に置き忘れたみたいなの。だから、クドリャフカの携帯を貸してもらってるの』
「ああ、そうなの。それで?」
『少し、葉留佳のことで話があるの…』
「うん」
『ここじゃ、ちょっと話せないから、中庭に来て。今、大丈夫?』
「大丈夫だよ。すぐ行く」
『ええ、お願いね』
急いで、中庭に行く準備をする。
「おい! 理樹! 何処に行くんだ!?」
「トイレだよ」
真人には適当に答えておく。
準備を整えて中庭に向かう。
中庭のベンチに佳奈多さんは座っていた。
腕章をしているので、すぐにわかった。
「おまたせ」
「ええ。ご苦労様」
佳奈多さんは笑顔で言った。元気が出てきたのだろうか。顔色もすごくいい。少し、安心した。
「それで、葉留佳さんの事って…」
「え、ええ…」
「何かあったの?」
「あのね。葉留佳にわかってもらえたの」
「何が?」
「私の悩み。もう全部、話しちゃった。お互い、これじゃダメだと思ったの。そしたら、理解してくれて」
「え!? 全部、話しちゃったの? 葉留佳さんは、もう、佳奈多さんを憎むことはないの」
「ええ。私の境遇も洗いざらい話して。今までの事も謝ったら、許してくれたの」
「よかったじゃない!」
「直枝君のおかげよ」
「でも、二木家の事はどうするの?」
「二人で決めたわ。一緒に戦って行きましょうって。方法なんていくらでもあるって」
「よかったね」
「ええ!」
心底、嬉しかった。今までに見たこともない佳奈多さんの笑顔だった。
「それで……約束のことなんだけど……」
「え?」
「キスとエッチ……」
佳奈多さんは頬を朱色に染める。僕はどきまぎする。
「た、確かに約束したけど……」
「今……して欲しいの……」
「いや…こ…こういうのは、時期やタイミングや雰囲気ってものが、あるんじゃないかな…別に、今じゃなくても…」
「今、して欲しいのよ…」
僕は、右手を引かれて、佳奈多さんの行くままについて行く。
ついて来たのは、体育倉庫だった。
「鍵は開いているから…」
佳奈多さんは扉を開いて、僕を導いた。
中は真っ暗だったが、月明かりと目で慣れてくる。
「ちょっと、待ってね。携帯をオフにするから。直枝君もお願い」
僕は、携帯の電源を切った。佳奈多さんは少し時間がかかっているようだ。
「もう少しだけ待って。少し、調子が悪いみたい」
佳奈多さんは、ボタンを色々と押している。やがて終わったのか、携帯をポケットにしまった。
そして、マットの上に足を横に崩して座る。
「じゃ、じゃあ、お願いね……私…痣があるから、制服着たままで、いいでしょう?」
僕は佳奈多さんのすべてが好きだ。だから、そんな事は構わない。
「いいよ。全部、脱いで。僕は佳奈多さんの全部を愛したい」
佳奈多さんは、しゅんとした表情をしてから、
「あの…やっぱり、見られたくないの…恥ずかしいから……」
無理に、脱がすわけにも行かないので、佳奈多さんの言うとおりにする。
「じゃあ、行くよ」
僕は、佳奈多さんにゆっくりと隣に近づいていって、座ってから抱きしめた。
その瞬間、佳奈多さんの体が、びくっと大きく震える。
「いいよ。続けて……キスして…」
佳奈多さんの唇に、優しく口付けする。
「んん……ちゅ……ん…」
甘いキス。僕と佳奈多さんの唇が、何度も重なる。
そして、お互い、唇を離す。
「直枝君の唇って気持ちいいわね…」
「そ、そう?」
「ええ。最高よ」
今度は、佳奈多さんから、僕の唇を求めてくる。同じように長い口付けを交わした。
その後、僕のスラックスのチャックに手を伸ばそうとするが、途中で手を止める。
「直枝君、ズボン下ろして」
「う…うん」
それに従って、自分でズボンを下ろす。そして、佳奈多さんが頬を染めながら、トランクスをゆっくりと下ろす。僕のペニスは、勢いよく勃起していた。
「じゃあ、口でするわね…」
僕のペニスに佳奈多さんの手が触れる。その手は温かい手でペニスを包み込み、上目遣いで、僕のペニスを口いっぱいに咥える。
「んん……」
佳奈多さんの口内が僕のペニスを刺激する。気持ちよかった。
頭を上下に動かして、吸い付く。
「ん…ちゅぽ……ちゅ…んふ…んん…な、直枝君…ひ…気持ちいい?」
ペニスを温かな口で動かされながら、佳奈多さんは尋ねてくる。
「う…うん…き…気持ちいいよ」
「ちゅ…ん……んん…ふ…嬉しい…」
佳奈多さんのフェラチオは気持ちよかった。一生懸命、口で奉仕してくれる。
「んん…ちゅぽ…ちゅ…ちゅる……ピクピク言ってるわ。んふ…イク時は遠慮なく私の口に出して。ちゅぽ…ちゅぽ…んん…ちゅる…直枝君、かわいい…」
その言葉が引き金だった。射精感がこみ上げる。
「ううっ! でるっ!!」
―――ドクン! ドピュッ! ピュッ! ピュ!
「んんん…! …んふ! んんー!!」
佳奈多さんは僕の精液を口で、受け止めた。口内射精。初めての経験。出した後でも気持ちよさが止まらない。
「はあ…はあ…佳奈多さん…大丈夫…?」
「んん…ん…くちゅ…くちゅ…んん……コクン」
飲み干した後、
「え、ええ。大丈夫よ。ふふ…でも、まだこっちの方は元気みたいね」
「う……」
「私のフェラ……どうだった?」
「す…すごく気持ちよかった…」
「そう…光栄だわ。うふふ…もっと気持ちよくしてあげる」
僕のペニスはまだ収まっていなく、興奮状態だった。佳奈多さんの膣内(なか)に入れたい。入りたい。頭も体も、それだけだった。
「直枝君…来て……今日は大丈夫だから、膣内に出していいわよ」
佳奈多さんは、自分でパンツを脱いでから、体育のマットに仰向けになって転がった。
僕は、もう自分を制御できなかった。
勢い良く、佳奈多さんに覆いかぶさって唇を合わせた。
「んふ…んん…ちゅ…ちゅ…」
お互い、唇を合わせあった後、僕は佳奈多さんのヴァギナに挿入を試みる。
あれ? この辺かな? 佳奈多さんのスカートの中に手を入れてから、手探りで膣口を探す。
「ここよ…もう、充分、濡れているから…」
佳奈多さんが、僕の手を掴んで、誘導する。
「挿入れて…」
「う…うん」
僕は探し当てた秘部に、ペニスを当て、佳奈多さんの膣内に勢いよく挿入した。
「んっ!! はあっ!!」
佳奈多さんが顔を歪めて声を上げる。
「ごめん! 痛かった?」
「だ…大丈夫よ。ちょっと、直枝君の勢いが強くて驚いただけよ。積極的なのね」
「ごめん…」
「いいのよ。それより、動いて。私の膣内で気持ちよくなって」
僕は堪らず、腰を動かす。佳奈多さんの膣内はとてもきつくて気持ちよかった。これが、セックス…気持ちいい。
「あん! あん! あん! うふん! ……あぁん! 気持ちいい? ねえ? 気持ちいい? 直枝君?」
佳奈多さんは喘ぎながら、僕に問いかけてくる。
「うん! 気持ちいい! すぐに出ちゃいそうだ! くっ…!」
「ん…! うふん! あん! あん! い…いつでも、出していいのよ!」
僕は佳奈多さんの膣内の圧迫で、すぐに限界が来そうだった。佳奈多さんの膣内に、思いっきり射精したい! 頭の中はそれだけだった!
―――ドン! ドン! ドン!
その時、体育倉庫のドアを叩く音がした。しまった! 宿直の先生か、警備員に、見つかったのか?
「大丈夫よ! 直枝君! なんとかなるわ! それより我慢できないの! 早く出して!」
僕は必死に腰を振り続けた。佳奈多さんの喘ぎ声が加速する。
「もう、ダメだ! 出る!」
「来て! 直枝君! 来て! 私の膣内に思い切り出して!」
―――ガシャーン!
体育倉庫の窓ガラスが割れた。石を放り込まれた? まずい! 先生達はそんなに激怒しているのか?
「ああんっ! もっと激しく動かしてっ!」
「はあっ! はあっ! はあっ! うっ!」
「気持ちいいよ! 直枝君のおちんちん気持ちいいよ!」
「……出るっ!!」
耐え切れず、思いっきり、佳奈多さんの膣内に精液を出した。射精感が止まらない。ドクンドクンと数秒間、放出し続けた。
「くっ…! うう…!」
僕は、快感で、思わず声が漏れる。
その時、割れた窓から大声が聞こえてきた。
「葉留佳!! やめなさい!! 直枝君もやめて!! 早くドアを開けなさい!!」
え? この声は…佳奈多さん? あれ? 佳奈多さんはここにいるのに。
僕は、体を重ねあっている佳奈多さんを見つめる。
佳奈多さんは笑顔で言った。
「気持ちよかった? 理樹君。私はちょっと痛かったけど…」
「……え?」
「すぐにわかるよ。ゲストも外に来てるみたいだし、招待してあげようよ」
「何を……言ってるの?」
「やはは。まだ、わかんないの? 私は葉留佳だヨ」
「葉留佳…さん…?」
「うん。じゃあ、外のお客さんを入れてあげるね」
佳奈多さん…いや、佳奈多さんの格好をした葉留佳さんは、パンツをはき直して、入り口に向かう。その後ろ足には、葉留佳さんの純潔の証の血と、僕の精液が流れていた。
佳奈多さんは…処女じゃない…! 快楽に溺れていて、全然、気付かなかった。
僕も急いで、ズボンをはき直す。
そして、葉留佳さんが鍵を開けて、本物の佳奈多さんを迎え入れる。
僕は頭が混乱して、パニックになっていた。
僕達は愛し合ってしまった。それも、佳奈多さんとではなく、佳奈多さんの姿をした葉留佳さんと。
葉留佳さんに、体育倉庫に招き入れられた、佳奈多さんはもの凄い形相で震えていた。
佳奈多さんは葉留佳さんの体をなめるように見つめた。足元に垂れている血と精液を見て思わず目線を逸らした。
「な…なぜ、こんなことを…したの?」
佳奈多さんの声は震えていた。
「理樹君と、エッチしたかったから」
「し、質問を変えるわ。さ…最初に、どうやって、直枝君を誘い出したの?」
「クド公の携帯借りて、ルームメイトのあんたのふりして誘った」
「どういうふうにして、直枝君と、セ……セックスに持ち込んだの?」
「葉留佳と仲を取り戻して、二木の家の問題も何とかなるって言ったら、簡単に信じてくれたよ。その後は、あんたが演技してた通り、教室でエッチの約束をしてたの聞いてたから、それに従って理樹君とエッチしたの」
「そう……」
「他には質問はないの? エッチの内容とかさ。理樹君ってイク時、とっても気持ちよさそうで、かわいいんだよ。それにね…」
葉留佳さんは楽しそうに話す。
「やめてよっ!! それ以上、言わないで!! 全部、携帯から聴こえてたわ!!」
「へえ…あんたでも、嫉妬するんだ…ちょっと意外……」
携帯!? 行為を始める前に、電源を切ってと頼んだとき、葉留佳さんはもたついていた。電源なんて、オフにするのにあれだけもたつくわけはない。佳奈多さんの携帯に電話をかけて、切らずにそのままポケットに入れていたのか…!
「それで、大好きな彼氏を寝取られた今の感想は?」
葉留佳さんの質問に、佳奈多さんの表情が強張り、目から涙の雫が落ちる。
「なにも……ないわ……」
「私は、理樹君の初めての女。あんたは二番目の女」
「黙りなさいっ!!」
「優等生ぶってる、あんたにも感情ってあるんだ……」
「うるさいわね! それ以上言ったら殴るわよ!!」
「やればいいじゃない。理樹君の精子おいしかったなぁ。膣内にたくさん出してくれた精液も温かくて、とっても幸せだヨ」
「このっ…!!」
駄目だ! 佳奈多さん!
リトルバスターズ エクスタシー 佳奈多(仮) 4
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僕は佳奈多さんの寝顔を見つめながらボーっとしていた。
少し、僕も眠くなっていた。窓の外は、すっかり夜で月明かりが照っている。
「んん……うん…」
佳奈多さんの声が聞こえた。
「起きた?」
「あ…え…ええ。あ…は、葉留佳は?」
「とっくに帰ったよ」
「そう…心配かけちゃったわね……直枝君にも…」
「別に気にしてないよ」
時計の針を見る。もう、夜の一時だ。後数時間で、僕達も晴れて退院。
退院の時のお互いの制服も、綺麗に買い直されて、引き出しに収まっている。
忘れ物がないかも確認して、恭介たちが持って来てくれたバッグに必要なものはすべて入っている。
「直枝君…」
「何?」
「屋上に行かない? ちょっと、夜風に当たりたいの」
「眠らないの?」
「ええ。なんだか目が冴えちゃって」
「でも、今日は外が冷えるらしいよ」
「制服を着ていきましょうよ。どうせ、明日、退院でしょう?」
「まあ、いいけど…」
「それに、どうしても、直枝君に伝えておきたい事があって…」
「僕に?」
「そう…とても大事な事…」
僕達は制服に着替えてから、屋上に来ていた。外には微かに肌寒い風が吹いていた。
ここに来ると屋上から飛び降りて助かった事が、改めて奇跡に思えてくる。
佳奈多さんと僕は、手を繋いでフェンス越しの夜景を見ていた。月明かりが綺麗で都会にしては、良い星空だった。
夜景も星も綺麗で、何より隣にいる佳奈多さんが一番綺麗だった。
初めはキツくておっかない感じだったけど、今は、もう、あの時とは別人にしか見えなかった。
優しくて、自分に厳しくて、実は不器用だったり、要領が悪かったり、嫉妬したり、怒ったり、泣いたり、落ち込んだり。
そして、何より心からの笑顔が一番可愛い。
佳奈多さんは夜景をボーっと見ている。僕は、そんな佳奈多さんの横顔をボーっと見つめていた。
「…屋上の…あの時、私がした最低の告白、覚えている?」
佳奈多さんは夜景を見ながら訊ねてきた。
もちろん覚えていた。でも、僕はあえて答えなかった。
―――あなたなんか好きになるんじゃなかった! 頼るんじゃなかった!
好きだったのに!! 本当に頼れる人だと思っていたのに!!
本気で好きな人が始めてできて舞い上がっていた、私は、一体、何!?
まるでピエロじゃない!!―――
僕が葉留佳さんを抱いてしまった後、佳奈多さんが屋上から自殺しようとしたときの告白だ。そんなの思い出させたくなかった。
「本当…最低……最初に好きだって告白したのが…あんな告白なんて…最低……」
そんな佳奈多さんの後ろに回って、後ろから優しく抱きしめた。
「…きゃっ!」
「僕は佳奈多さんが好きだ」
「……ひ、卑怯よ。私が直枝君の事、好きって知ってて告白するなんて」
「じゃあ、どうすればいいの?」
「そ、そんなの決まってるじゃない…」
佳奈多さんは、僕の方を振り向いて、僕の頭の後ろに両腕を回し、強引に僕の唇を奪った。佳奈多さんとの初めてのキス。柔らかい唇。
「んん…んふ…ちゅ……んんん…」
ん…!? 佳奈多さんの舌が入ってきた! なんだ、この感触は? 歯茎を嘗め回されたり、僕の舌のあらゆる部分を刺激する。
頭がクラクラしてきた。キスってこんなに気持ちいいものなのか? 気付くと僕も葉留佳さんの口内を舌で貪っていた。お互いの舌が絡み合う。
「…ん……んちゅ…ん…ン…ちゅ…ちゅ…んん…」
お互い時間を忘れて、ディープキスを繰り返す。
そして、お互い唇を離す。透明の糸が二人の唇から繋がってから途切れる。
「直枝君…好き…大好き…愛してる!」
「うん。ありがとう」
「あなたは、私がどれだけ好きかわかってないでしょう?
私が初めて好きになった男の子。私の体を救ってくれた男の子。
私の心を助けてくれた男の子。私の家族の問題を解決してくれた男の子。
ねえ!? 本当にわかってる!? 私があなたをどれだけ好きか……うう……」
佳奈多さんは僕の胸に顔を埋めて泣き出した。
そして、改めて涙を拭ってから言った。
「…私…未練がましい女だと思う……今でも、あなたが葉留佳を抱いた事を引きずってる…
…嫉妬深い女……こんなに自分が独占欲が強いなんて思ってなかった……」
顔をしかめながら、泣きそうな顔で僕の目を見つめて続ける。
「だ、だから……は…葉留佳にした時以上の事を…して……なんでもしてあげるし、直枝君の好きなようにして。手でも口でも胸でも、なんでもしていいわ。
いえ…してあげる。してあげたいの。どんな体位でもいいわ……お尻でもいいわよ……とにかく、私を…愛して。私をあなたのものにして……!!」
「佳奈多さん。落ち着いて。僕は佳奈多さんが好きって事は、もう、僕は佳奈多さんのものなんだよ。そんな事、言ったら、自分を安売りしてるように聞こえちゃうよ。僕は佳奈多さんの全部が好きなんだ。体だけが目当てなんかじゃない」
「…ううぅ……そうね。あのね。何か、不安なの。今まで信じられない人ばかりだったから、せっかく、好きになれたあなたに見放されたらどうしようって……」
「心配ない。大丈夫。不安になったら僕がいるから」
「うん。ありがとう…」
がっちりと僕達は抱きしめ合った。
「どう? 少しは落ち着いた?」
「ええ…なんだか、安心した……ちょっと興奮しすぎてたみたい…」
「まあ、僕も充分、興奮してるけど……」
「…こことか?」
佳奈多さんが、遠慮がちに、僕のペニスをズボン越しにさする。
…まずい! このままだとズボン越しに射精してしまう!
佳奈多さんの右手がゆっくりと、ズボン越しにペニスの形を捉えて、優しく上下に動かす。
「ちょっと待って! 佳奈多さん!」
急いで、佳奈多さんから離れる。
「え? ど…どうしたの? 何か悪かった?」
不安げな表情で佳奈多さんが見つめる。でも、ここで不安にさせるわけにもいかない。どうしよう。
「あ…あの。その…あまりにも気持ちよくて出ちゃうよ…」
「精液?」
「うん」
「そう。び…びっくりしたじゃない…じゃあ、口でしてあげる…」
佳奈多さんは、僕の前にひざまずくと、僕のズボンのジッパーを口で咥えて下ろしていく。手を使った方が早いのに。僕のペニスが外に出る。佳奈多さんは右手で僕のペニスを持ち、上目遣いで僕に言った。
「射精するときに言ってね。どこにかけてくれてもいいから」
その後、口で優しく包み込むように咥えた。奥まで咥え込まれる。
…ぐっ! 気持ちよすぎる! 凄い吸引力だ!
こんなので上下にピストン運動されたら、すぐに射精してしまう!
「んっ…ちゅ…んっ…んぐっ…ん…んっんっ…ちゅぽ…ん…」
気持ちよさが半端じゃない! いや、きっと佳奈多さんが上手いんだ。
「うっ!! 出る!!」
佳奈多さんは、僕のペニスから口を離した。
―――ドピュッ! ピュッ! ピュッ! ピュッ!
佳奈多さんは口を開けながら、顔で受け止めてくれた。思い切り願射してしまった。
「ご…ごめん」
「いいのよ。とっても熱かったわ」
うっとりとした表情で、顔に付いた僕の精液を手の平で集めて舐め取る。
「な…直枝君。ちょ、ちょっと、いいかしら…」
「何?」
「わ、私もイきそうなの…汚いかも知れないけど、触って欲しいの…」
僕の手を引いて、スカートの中に招き入れる。
僕は屈んでから、佳奈多さんの、おまんこを触ってびっくりした。
ぬるぬるでぐっしょり濡れている。まるで、おしっこでも漏らしたみたいになっている。
「あ…あんっ…!」
佳奈多さんは小さく声を上げる。
「はぁ…はぁ…も、もっと、もっと奥まで指を入れて…!」
僕は佳奈多さんの声に従い、パンツをめくって直接、おまんこの中に人差し指と中指を入れた。
「あン! ああっ!! も…もっと! お願い! な、中でかき回して…!」
ぐしょぐしょになっている、おまんこの中で指を必死に上下にピストンさせながらかき回す。
「あ!! あああああーーーーーっ!!」
佳奈多さんの絶頂の声と共に、膣内が締まる。
その後、ぐったりとへたり込んだ。
「はあはあ……なんで、こんなに感じちゃうのかしら。こんな感覚初めて…直枝君が触ってくれるだけで、すぐに濡れちゃうし、イきそうになるの…」
「僕も、佳奈多さんと触れ合うだけで興奮してたまらない…」
「つ…次はどうするの? 直枝君はどんな体位が好き?」
その言葉はヤバイ! 理性はもう、完全に吹っ飛んだ状態だけど、このままだと、佳奈多さんを無茶苦茶に犯しかねない。
僕は、少し、深呼吸してから言った。
「じゃあ、せ、正常位で……」
「………本当に?」
「う…うん…」
本当は騎乗位がいいけど…
「本当に好きにしていいのよ? 遠慮しないで欲しいの。そ…それとも、私って魅力がないのかしら……やっぱり、私、汚れているから…」
「佳奈多さんは、汚れてなんかない!!」
その言葉に思わず大声で反応してしまう。
佳奈多さんが、びくっと肩をすくめる。
「いや…大声出してごめん。でも、僕の好きな女の子の悪口言わないでよ」
「…え?」
「佳奈多さんのことだよ」
「うん…ありがとう…」
「自分を貶めないで。佳奈多さんは充分過ぎるくらい魅力的な女の子だよ。だから、困ってるんだ」
「困るって…?」
「このままだと、狼になって佳奈多さんの体だけ求めてしまう。そうなって、優しく抱いてあげられなくなるのが怖いんだ。
僕も男だから、欲望のまま佳奈多さんと何回でもセックスしたいのを必死で堪えてるんだ」
「……!!」
佳奈多さんが涙目になって、僕に抱きついてくる。
僕達はお互いの制服を脱がしあった。
二人とも真っ裸になる。
佳奈多さんの体はとても綺麗だった。
痣や傷なんて関係なかった。ただ、ただ綺麗で美しかった。
「私も我慢してるの。直枝君と何回も繋がりたい。セックスしたい。何度でも。何度でも」
佳奈多さんが僕の上に乗ってきた。結果的に望んだ騎乗位の形になる。
おまんこを自分の手で広げ、僕のペニスを膣口に誘導して、僕達は初めて一つになった。
初めての佳奈多さんとのセックス。
膣内は温かく程よい締まりで、僕のペニスを締め付けてくる。
「ああ! 直枝君! 直枝君! 好き! 大好き!」
「僕もだよ。佳奈多さん…くっ! 締まる!」
佳奈多さんが上から僕の唇を奪う。口の中でお互いの舌を貪りあう。
「ん…ちゅ…んん…直枝君…んん…好き……」
「佳奈多さん…ん…んん……んぐ…ん……」
お互い唇を離し、セックスを始める。佳奈多さんが喘ぎ声を上げて腰を上下に振ると、僕もそれに合わせて、佳奈多さんのおっぱいを両手で優しく揉む。
「あん! あは! あん! んん! …もっと…! もっと強くおっぱいを揉んでいいのよ! 直枝君になら、無茶苦茶にされてもいいの! あん! 気持ちいい!」
その言葉に僕は、佳奈多さんのおっぱいを思いっきり揉んだり、乳首を触ったりする。お尻を抱えると、すごくいい肉付きをしていた。
腰を触ったり、掴んだり、お尻を触ったり揉んだりする度に、ペニスへの締め付けがくる。
「私…何か…おかしい! もう、イっちゃう! 直枝君はどう? イきそう? 私の膣内でイきそう!? あん! あん! うふん! あん!」
「はぁはぁ……うっ…! 僕もイきそうだ!」
「イって! お願い! はあ! あはん! 私のおまんこの中に、直枝君のザーメン頂戴!!」
「ぐっ…イクっ!! イクよ! 佳奈多さん!」
「来て! お願い来て!」
僕達は絶頂に達しようとピストン運動を早める。僕は佳奈多さんのお尻を支えたまま、佳奈多さんは必死で腰を上下に振る。
……限界だ!
―――ドクッ! ドクン! ドピュ! ドクッドクッ!
「あああああぁぁぁぁーーーーー!! 膣内に入ってくる! 直枝君の熱い精液が入ってくる!」
佳奈多さんのエクスタシーの声が屋上に響いた。
そのまま、僕に倒れ掛かってくる。
僕達は再び軽い口付けを交わした。
「直枝君ってあったかい……」
「そうかな?」
「そうじゃなきゃ、安心なんてできないわよ…」
僕の胸にもたれ掛かってくる佳奈多さんもあたたかかった。
体も心もあったかい。その髪の毛を優しく撫でる。
「気持ちいい……」
「じゃあ、こっちは?」
おっぱいと乳首を優しく揉む。
「あん…こっちも、気持ちいい…」
「なんでも気持ちいいんだ」
「直枝君が触ってくれるからよ…」
「じゃあ、こっちも…」
クリトリスに指を沿わす。
「きゃっ…! ちょっと…そこは…それなら、こっちも…えい!」
うっ…! ペニスを握ってきた。すぐに勃起する。
お互い陰部を触り合ううちに、また、佳奈多さんに対して欲情してきた。
佳奈多さんが欲しい!
「佳奈多さん」
「何?」
「フェンスに手をかけて、お尻をこっちに突き出して」
「え? ええ。後ろからね」
佳奈多さんはフェンスに手をかけ、お尻をこちらに向ける。今すぐにでも挿入したいけど、ちょっと我慢することにする。
後ろから、佳奈多さんのおまんこにキスした。
「ひゃあっ!」
「どう?」
「どうって…気持ちいいとしか…」
「じゃあ、続けるね」
僕は突き出されたおまんこを、後ろから舐めまわした。
「あああん! ひゃう! んん! あん!」
今度は、思いっきり吸う。
「あん! 直枝君! そこダメ! ああん! 気持ちいい! あん! あふん! んん! ああ!! ダメ! ちょっと、待って!」
僕はそこで止める。
「どうしたの?」
「じ…じらさないで…お願い……」
佳奈多さんは切なそうな表情で、僕に訴えかけてくる。
「具体的には、どうしたらいいの?」
「いじわる……」
「ごめん…」
「ううん。いいのよ。直枝君が欲しいの…直枝君のペニスを後ろから、私のおまんこに入れて…」
「わかった。行くよ」
「ええ」
佳奈多さんの後ろから、僕のペニスを挿入する。すんなりと入った。相変わらず、膣内は充分に濡れていて、ペニスをスムーズに動かせた。ピストンを開始する。
「ああん! うん! あん! ああぁ! 入ってくる! あ、当たってる! 奥まで当たってる! 気持ちいい! き、気持ちいい! はあん! あん! な、なんで、こんなに気持ちいいの!? おまんこ気持ちいい!!」
僕は佳奈多さんの言葉に興奮して、さらに腰を振りを加速させる。
―――パン! パン! パン! パン! パン! パン!
屋上には、僕の下半身と佳奈多さんのお尻が当たる音が響き渡る。
「気持ちいい! ああ! 気持ちいい! もっと、もっと腰を振って! 滅茶苦茶にして! 私をイかせて! ああ! 直枝君! 直枝君! 好き! 大好き!」
こっちも限界に近づいてきた。
「か…佳奈多さん! もう限界! 出すよ!」
「もうちょっと! もうちょっとだけ! 我慢して!」
「わかった! でも、無理かも…」
「大丈夫! 私のクリトリスを愛撫しながら続けて!」
言われたとおり、クリトリスを愛撫しながら、腰を振る。
「あん! あん! あはん! そう! そうよ! もっと激しくして!」
右手でクリトリスを、さっきより強めに揉みながら、腰を振る。ダメだ!
もう限界だ! 出る!
「か…佳奈多さん! イける?」
「あん! え…ええ! い…いいわ! 大丈夫! 来て! あん! あん!」
僕はもう、腰を動かすことだけに夢中で思い切り、佳奈多さんの後ろからペニスを突く。
「ああああぁぁぁーーーん!!」
佳奈多さんが絶叫した。
…ぐっ! 膣内が強烈に締まると同時に、大量に佳奈多さんのヴァギナに精子を注ぎ込んだ! それにしても凄い! 精液がペニスの中身まで吸い取られる感じだ!
二人とも、その場に座り込んだ。佳奈多さんのおまんこからは僕のザーメンが流れ出ている。凄くエロティックな光景だった。
「佳奈多さん?」
「な…何? な…直枝君…」
「最後、一緒にイけたよね?」
「ええ…! でも、性も根も使い果たしたって感じ…」
「佳奈多さん、気持ちよくなれた?」
「なれたわ。直枝君は?」
「僕もだよ」
「そう。よかった」
そう言ってから、佳奈多さんは僕に抱きついてくる。
目を瞑って安堵の表情を浮かべている。
僕は優しく、その頭を撫でた。
「セックスって、こんなに気持ちいいものだったのね」
「別に、気を使ってもらわなくていいよ。僕、経験ほとんどないし、上手くできたかも自信ないんだ。まあ、これから上手くなっていけばいいだけの話だし」
「そういう問題じゃないわ」
「じゃあ、どういう問題?」
「本当に愛があるかどうか…それだけの問題…人間の体って、セックスすると、絶対に気持ちよくなるように作られているのよ。
そうしないと、種の繁栄もないわけだし。でも、人間には心があるでしょう。だから、好きな人とのセックスが一番気持ちいいセックスなのよ。
体の相性とか言うけど、私は違うと思う。心の相性や相手によって、同じセックスでも気持ちよくなれるかが違ってくるのよ」
「そうかもしれないね……」
「そうよ。だって、私が今日、身を持って感じたことだから」
その笑顔が、あまりに眩し過ぎて……僕は、佳奈多さんの唇に思わずキスしていた。
「ふふ。そろそろ、制服に着替えて戻りましょうよ」
佳奈多さんは、上機嫌だった。
僕達は着替えた後、来たときと同じように手を繋いで病室に戻った。
リトルバスターズ エクスタシー 佳奈多(仮) 6 エピローグ
http://little-busters.clannad-tv.com/ss/index.cgi?log=&page=&key=20080514182536&action=html2
やっとアップし終わりました。アップするだけで一時間半。
長編SSですけど、暇なときにでも読んでやって下さい。
いやぁ、実際のリトルバスターズ エクスタシーの佳奈多ルートはどうなるんでしょうね。
仮想、沙耶ルートも書いてみたいですが、その気力は、今はないです……
正直、疲れました。
すべて、読んでいたくれた人達に、改めて感謝を。
本当に、ありがとうございます。
>>284の続き
恭介「みんな大体食べ終わったな、それじゃ花火を始めるぜ!いやっほーぅ!!」
そうしてリトルバスターズ花火大会が始まった。みんなあの頃に戻ったかのようなはしゃぎっぷりだった。
僕と鈴はみんなと花火をした後、少しはなれたところで一緒に線香花火をしていた。
恭介「どうした2人とも、まだ花火は残ってるぜ?どんどんやらなきゃな!」
理樹「うん、でも一旦休憩してからにするよ。ね、鈴。」
鈴「ああ、そうだな。少ししてからまた行こう。」
恭介「まあ俺は写真を撮るほうが大切だからな、また行ってくるぜ!」
理樹「もう少ししたら行くね。ふう…、みんな元気だなぁ、ん?何か今、林の中で光ったような…。」
鈴「どうした理樹、首をかしげて。何かあったのか?」
理樹「うん、林の中で何かが光ったような気がしたんだ。ちょっと気になるなぁ…。」
鈴「なら見に行こう、何かあるかもしれないし。理樹、ほら行くぞ!」
理樹「ちょっと鈴、いいの?みんなに言っていかなくて。僕たちが居なくなったら心配するんじゃないかな。」
鈴「大丈夫だろう、どうせ少しの間だけだろうしな。あいつらもそれくらいなら気付かないだろう。」
理樹「そういうんだったら、まあ行ってみようかな…。」
そうして僕たちはその光を目指し、雑木林の中へと足を踏み入れていった。光が見えてくるにつれて
だんだんと霧が濃くなっていった…。
理樹「なんだろうこれ?なんか光がここに留まってるような…、なにか不思議な感じだね…。」
鈴「これだけか、ならもう帰ろう、何も無いんだったら来た意味がなかったな…。」
理樹「ごめん鈴、なんだか気になっちゃってさ。じゃあ帰ろうか。?、なんだろう?急に風が…。」
その時だった、その光が僕たちを引きずり込もうとしたのだ。何故だかはわからない、だけどその光から吹きすさぶ
空気は懐かしい匂いがした…。
理樹「く、なんだこれ…う、うわあああああーーーーーーーーーーーー!!」
鈴「ふにゃーーーーーーーーーーーーーー!!」
僕たちはその光の中に消えていった…、何がこの先に待っているのか、僕には何もわからなかった…
気がつくと僕たちは懐かしい場所に立っていた。それにさっきは夜だったのに今は昼間らしかった。
理樹「ここは…、学校?それも僕たちが通ってた…。」
鈴「なんだ?どうなってるんだ?なんであたしたちはこんな場所にいるんだ?」
僕たちは混乱していた、だってこの場所は2年前まで僕たちが通っていた高校だったのだから。
鈴「それよりなんで誰もいないんだ?普通学校ってのは人がいるもんじゃないか?」
理樹「う〜ん、なんでだろう。ちょっと校舎の中に入ってみよう、鍵が掛かっていない場合は…だけど…。」
僕は近くにあった窓から侵入を試みてみた。すると運よく鍵は掛かっていなかった。
理樹「よし、ここから中に入ってみよう。鈴、行こう。」
鈴「うん。しかしなんでこの学校なんだろうな?う〜〜〜…。」
理樹「と、とりあえず中を回ってみようよ、何かわかるかもしれないしね。」
僕たちは校舎の中を歩いてみることにした。だけどなんの手がかりもなかった。その時だった…
「キイィィィィーーーーーーーーーーーーーン!!」
懐かしい音だった。あの頃よく聞いていた音だった
鈴「なんだ?なんか聞いたことのある音だったぞ?」
理樹「多分誰かが野球をしてるんだよ。多分ね。」
僕は記憶の中から3年前のバス事故の時の不思議な感覚を思い出していた。断片的だったけど少しは覚えている
事もあった。校庭にいるのは多分…、僕たちだ。
そういや木製バットだからこんな金属バットのような音はしないよな・・・
明日ラストまで書く予定です。遅筆ですみません
>>312 長編GJ。佳奈多スキーにはたまらんかった。
>>280、
>>282-284、
>>313-314の続き
僕たちはいつの間にか音の聞こえた場所へ走っていた。そしてグラウンドに着いた僕たちの目に
映ったのは野球をしている僕たちだった…。
理樹「やっぱり…、そうだったんだ。ここはあの世界だ!」
鈴「どういう事だ、理樹?なんであたしたちがあそこにいるんだ?」
理樹「ここは、恭介が…、リトルバスターズのみんなが僕たちが強くなるようにするために作ったあの世界なんだ。」
鈴「しかしなんでその世界にあたしたちはいるんだ?あれはもう3年も前の事じゃないか。」
理樹「うん…、なんでこんな事になったかはわからないけど、今はあの頃の僕たちを見ていようよ。」
鈴「そうだな…。」
僕等2人は彼等の野球を眺めていた、そして恭介が真人と謙吾を見て指を1本立てるのを見た…。そして鈴(虚)はボールを投げる
僕(虚)がそのボールを打った。そのボールを必死に追う真人、そして…
理樹(虚)「危ないって!」
だけど真人はそんなのもかえりみず転げながらもキャッチした。僕等はその光景を黙って見ることにした
この世界は彼等のものだからだ。
真人「さて…、こいつを掴んじまったらもう去らなくちゃいけねえ…、お別れだ、理樹。お前とルームメイトに
なれてよかった、長い時間一緒に過ごせてよかった。俺はおまえと過ごせてよかったと思ってる。理樹、お前の方は
どうだった…?」
その気持ちは今も変わっていない、真人がいたからこんなにも楽しかったんだ。真人がいなきゃこんなに楽しいことは無かった、
そう思ってる。
真人「こんな馬鹿と過ごしてくれて…、ありがとな。」
真人が消えた。僕(虚)が戸惑う、そう、真人がいなかったら僕等はもっと違っていたかもしれない。それだけ大切な存在だった
だからだと思う、だから僕(虚)はこんなにも動揺したんだ。それに僕も見ていて胸が苦しくなった…
>>312 長編お疲れ様です!
佳奈多かわいいよ佳奈多。もう最高です
>>315 wktkしながら待ってます!
恭介「理樹、何をうろたえているんだ…?おまえがその強さで辿り着いた場所がここだ。これからおまえは
何かが起きた世界へと向かう。それが本当の世界だ。この世界は偽りだ。俺達が作り出した世界だ。」
そう、この世界は偽り。この時僕等はそれを知った。本当の世界はあのバス事故の現場なんだ…。恭介は
僕と鈴が絶望しないようにこの世界を作った。それがこの世界の秘密だったんだ。この世界を作るのにみんな
賛同してそしてこの世界が出来上がったんだ…。
僕はいつの間にか涙が溢れそうになっていた。これは過去の事、そう思っても胸が苦しくなってきたんだ。だって
それだけ僕等が愛されていることに改めて気付かされたんだから…。
恭介「理樹、おまえは十分に強くなった。鈴も昔からくらべるとずっと強くなった。だから鈴をつれてこの先へ進め
それが最初の一歩だ、すべてはそこから始まる、止まっていた時間が動き出す、どんな現実を目の当たりにしても…強く生きろ。」
結果的にはみんな助かったけどこの時はそんな事なんてわからなかったし、みんなのその願いを無駄にしないため、
僕等はその困難に立ち向かっていこうとしたんだ。
恭介「強く生きるんだ。いいか、絶対泣くな、ここから先は絶対に泣くな。そんな弱さはもう許されないんだ。さあ鈴、野球を再開しよう。」
そうして野球は再開された。鈴(虚)が投げたボールを僕(虚)が打ち返す、ボテボテのゴロだった。そのボールは謙吾の前に
転がっていった。その謙吾の顔が泣きそうになっているのを僕等は見つめていた。
謙吾「やっと遊べるようになったんだ…、ずっと遊んでいたかった、失った時間を…取り戻したかった…。
謙吾はずっと練習ばかりで僕等とも遊べなかった、だから謙吾はこの世界でやっとみんなと遊べる事が
出来るようになったんだ。だけどそれもここまでだった、だってこの世界が終わってしまったら絶望が待っているんだから…
僕は大丈夫だって、そう言いたかった…。
謙吾「俺の人生は幸せだったのか…?」
恭介「謙吾、それはおまえが決めることだ。おまえは今、どう思っているんだ?」
謙吾「…幸せじゃなかった…、なんて言えるわけないだろう…。おまえらみたいな友達に恵まれて、幸せだったさ!」
僕(虚)と謙吾は握手をする。友情の握手だ。
謙吾「リトルバスターズは不滅だ…。」
謙吾が消えると世界が震動と地鳴りのようなものが鳴り響くようになった。この世界を支えているのが恭介
だけだからだろうか。そして最後の1球、高く打ち上げられたボールは空高くへと消えていった。
僕はもう涙が止まらなくなっていた。悲しくて泣いてるんじゃない、僕等はこんなにも…、みんなに
愛されているっていうんだから…。
恭介が背中を見せる、駄々をこねる僕(虚)をなだめようとする。けど…
恭介「あのなぁ理樹…、そんなの俺のほうが嫌に決まってんだろぉぉ!!なんでおまえらを置いていかなきゃいけないんだよ
俺だっておまえたちと居てぇよ!ずっとずっと居たかったんだよ!なんでこんなに理不尽なんだよ、ちくしょう!」
恭介が泣いた、あの恭介が…。僕はもう涙が溢れ出していた、もう止まらないだろう。そう、僕等を一番愛していたのは
恭介だった。ずっと子供の頃から見守っていた、それがリトルバスターズであり恭介だったんだ。
恭介「行ってくれ…理樹、鈴を連れて。校門から出られる…、時間はもう無い…早く行け、もう迷うな!とっとといけぇぇーーーー!!」
二人は互いの手をとり走り出す。過酷な現実へと…。
理樹「鈴、僕たちも行こう。今ならこの世界から抜け出すことが出来るかもしれない。」
鈴「そうだな、行こう理樹。」
その時だった、いきなり突風が吹いてきたのは。目の端で見た恭介は何事も無かったかのように立っていた。
つまりこの突風は僕と鈴二人だけにしか影響していないようだった。
突風が止み、目を開けてみると空はいつの間にか茜色に染まっていた。
鈴「そうか!理樹、こっちに来てくれ。」
理樹「え?鈴?どこ行くのさ!?」
鈴「来ればわかる、たぶんあの場所だ!」
僕は鈴に付いて行った。着いた場所は校舎の屋上だった。
そこには鈴(虚)と小毬さんが立っていた。
鈴「たぶん理樹は知らないだろうけど、ここでこまりちゃんと約束したんだ。悲しいことがあっても
笑っていようって。だからあたしは泣きたくない、もうどんな事があっても。それがあたしが強くなった
証だと思うから。」
理樹「それは小毬さんらしいね。幸せスパイラルか…。」
日が暮れようとしていた。僕等は立ち尽くしていた、この終わりを迎えようとする世界で。この世界で
起きたことを噛み締めるように。そして、世界は光に包まれていったのだった…。
気が付くと夜だった。いや、元々この場所は夜だったんだ。そう、僕たちは元の雑木林の中にいた。
理樹「あれは一体なんだったんだろう?どうしてあの時の事をまた見ることが出来たんだろう?」
鈴「わからん、ぜんぜんわからん。」
僕は忘れていたんだ、みんなの助けで今を生きてきたんだって言う事を。だから僕はみんなに会えないからって
弱気になってちゃダメなんだ。あの時強くなるって誓ったんだから。
理樹「鈴、そろそろみんなのところへ戻ろう。心配してるかもしれないしね。」
鈴「そうだな、そのほうがいい。」
葉留佳「理樹くーーん、鈴ちゃーーん、どこにいるのー?あっいた。恭介さーん、ここにいましたヨ。」
恭介「なんだおまえらこんなところで、こっちはどれだけ心配したと思ってるんだ?30分も居なくなって。」
理樹「ごめん、悪かったよ。心配かけるような事をして…。それよりどうやってこの場所がわかったの?
林の中まで入っていかないとわからないのに。」
恭介「ん?それなんだがな、なんかここら辺から光の筋が上ったような気がしたんだ。で、そこにおまえらがいたのさ。
それより早くこれを打ち上げようぜ。みんな待ってるんだから早く行くぞ!」
理樹「うん、わかった。鈴も葉留佳さんも行こう。」
僕たちは元の浜辺に帰ってきた。みんな待っていてくれたんだ。
恭介「さあ、ついにメインの登場だ!そうだ理樹、俺はカメラを撮れないから理樹が撮ってくれないか?俺は打ち上げるので
手一杯だからな。
理樹「わかったよ、じゃあいってらっしゃい。」
恭介「おう、行ってくるぜ。どんなものが打ちあがるか楽しみにしててくれよ!」
支援
恭介が定位置に立ち、ついに花火が打ち上がった。
ヒューーーーーー、ドーーーン!!花火は打ち上がり、僕はどんな形の花火なんだろうと思った
でもそれは予想を超えたものだった、その花火は
『俺たち
リトル
バスターズ!』
と書いてあったんだから。僕は時が止まったような感覚が訪れたような、そんな気がした…。
みんなから歓声が上がった。今日の中で一番盛り上がったかもしれなかった。
恭介「どうだ?花火の出来は。最高だろう?」
理樹「うん、最高だよ…。やっぱり恭介には敵わないなぁ。」
恭介「まあな、必死に頼み込んだし、俺も制作に携わったからな。おまえらに喜んでもらえてよかったよ。それじゃ
宿に行こうか。」
理樹「そうだね、みんなそろそろ宿に行くよ!」
一同「いぇいいぇーい!!」
僕たちは歩き出す、この先の未来へ。どんな事があったって乗り越えて見せるさ、だって僕たちはリトルバスターズなんだから!
あれから数日、恭介から小包が届いた。写真が届いたらしい。その時僕の携帯が鳴った
恭介「よう理樹、写真は届いたか?」
理樹「うん、さっき届いて今から鈴と見ようかと思ってたんだけど…、それがどうしたの?」
恭介「ああ、それなんだけどな。その中におまえと鈴が線香花火をしている写真があるはずだ。それを見てくれないか?
理樹「うん、ちょっと待って…。えっと、これかな…。え?何これ…、誰か写ってない?まさかこれって…。」
恭介「ああ、心霊写真らしいな。で、知り合いの霊能者に見てもらったんだけどな、そんな悪影響を及ぼす
ようなものじゃないらしい。寧ろ影響が無いどころかいい影響を与えてくれるらしい。いわゆる守護霊って
やつだな。まあ言いたいのはそれだけだ、だから気にしなくてもいいぞ。じゃあな。」
電話を切った僕はもう一度その写真をよく見てみた。たしかにそこには女の子が写っていた
鈴「ん?なんだこれ、誰だ?この子は。それにしてもなんであたしたちが行ってた学校の制服っぽいもの
を着てるんだ?」
理樹「よく見るとたしかに着てるね…、それにこの場所って光があった場所辺りじゃない?それに誰だろうこの金髪の子は…。」
鈴「もしかしたらこの子があたしたちを呼んだのかもしれないな。」
理樹「う〜ん、どうなんだろう?でもそうだとしたらなんでなんだろう。」
鈴「そうしたかったからじゃないのか?もう一度あたしたちにあの世界を見せたかったんだ、そう思う。」
理樹「そうか、僕はみんなとの絆を忘れかけてた。だけどあの世界に行って改めて僕等は大切にされているって気付いたから、
それを気付かせるために呼んだとしたら…。」
鈴「たぶんそれだな、だから呼んだんだろう。あいつらとの絆を、途切れる事の無い絆を思い出させたかったんじゃないか?」
理樹「うん、僕もそうだと思うよ。僕たちはどれだけ離れていても強い絆で結ばれているってわかったしね。」
そう、僕等2人は忘れない、あの世界の事を。そしてそれを気付かせてくれた女の子の事を…。
どれだけ離れていても絆は消えない、リトルバスターズは不滅なんだから!
これで終わりです。久しぶりにSSなんて書いたから上手く行かなかった(TT)
やっぱりSS書くのって難しいなぁ・・・
◆opeqA.6Hso
GM!
支援
age
330 :
名無しさんだよもん:2008/05/20(火) 01:37:57 ID:4HH7QiiXO
保守
はるちん(理樹君にクッキー作っちゃった…!…料理はあまり上手じゃないけど…喜んでくれたら嬉しいなあ…)
ドンッ
はるちん「あっ!」
バサッ(クッキーの袋を落とす)
男1「いってーな!どこ見て歩いてんだ…お、はるちんじゃねーかwwwwwwww」
男2「おっ、はるちん(笑)がなんか落としましたよーwwwwwwwwwww」
はるちん「あっ、それは…」
男2「はるちん(笑)に似合わない乙女チックな可愛い紙袋ですなーwwwwwwww」
男1「中身は…おっ、クッキーじゃねーかwwwwwww」
男3「ははーんwwww大好きな直江に作ったんだなwwwwww」
男1「へーあのはるちんがクッキーねーwwwwwww」
はるちん「かっ、返して!返してよっ!」
男3「やーだーねーwwwwwうひゃひゃひゃひゃwwwwwwwwww」
男1「ほーらあーげたー(ヒョイ)wwwwwwwwww」
男2「ギャハハハハハハハwwwwwwwww」
はるちん「…う…ううう……ヒック…ヒック……」
男1「ああ!?泣いてんじゃねーよ!!うぜーんだよカスが!!」
グシャッ!グシャッ!
はるちん「ああ!…酷い…酷いよお…あぁあぁぁぁん…ふあぁぁぁあん」
男3「ギャハハハハハハハwwwww1さんマジやることパネーっすwwwwwwwwww」
男2「あーあwwwwwやっちゃったwwwwwwwww」
男1「ますくぱわー(笑)で再生しろwwwwカスがwwwwwwwwwwwwwww」
男1・2・3「ギャハハハハハハハハハハハwwwwwwwwwwwwww」
〜体育倉庫〜
男1「てめえのクッキー踏んだとこが汚れちまったから嘗めろ」
はるちん「………はい…………」
レロ…レロレロ…レロ…
はるちん(んん…汚い…臭いよう…)
男1「早く嘗めろ!!」
ドゴッ!
はるちん「…お、おえっ…おえええええええ…」
男2「おいおい、はるちん吐いちまったぜ?……てかくせええええwwwww」
男3「うわwwwゲロゲロはるちんだwwwwwwえんがちょーwwwwwwwwww」
はるちん「ゲホッ…ゲホゲホ…も、もうやめ…許し…」
男1「ざけんな、もっと汚くなっちまったじゃねえか!全部嘗めろ!」
はるちん「……は……い……」
本当に書いてるw
こwwのwwwやwろwwwうww
自治厨うぜえ
>>1にジャンルは問わないって書いてあるだろ 何でもどうぞ、ともな
アレな内容のものでも人の書いた文を最低レベルとかよく平気で言えるな
妄想スレなのに最低もクソもねーだろ
俺は女のオナニーなら興奮できるんだZE☆
食後に見てしまった俺としては注意書き欲しいってのだけは同意だな
>>335みたいなのが一番うぜえwww
エロパロ板で何いってるんだ?
ちゃうちゃう、ここは葉鍵板や。エロパロ板ちゃう。
注意書きするよう注意するぐらいでそこまで目くじら立てなくても良いんじゃないか?
343 :
えろい人:2008/05/22(木) 00:53:55 ID:lWyRlGpe0
おまえら抜いて落ち着け
まあ陵辱スレ向きってのも注意書きするべきってのも確かだけどね。
いくらなんでもその言い方はどうかと。
主張を通す為には、言い方って重要だよね・・・
電車の中とかでマナー注意される時に、荒っぽく罵倒気味に言われたら
それがどんなに正論だったとしても反発したくなるからね
まあ穏やかに相手を諭せば済む話なんだからカッカせずにいこうよ
>>332は別スレで(TT)ってたけど、俺はこういう文章も嫌いじゃないしめげずにまた書いてほしいな
ただし注意書きを忘れずにねw
・・・マジレスでごめん。でも下らん事で荒れるのも嫌だよ
>>332には悪いが、正直ほっとしている。
同じような内容のを何度か書いてるけど、いずれもかなり人を選ぶ、注意書きあったほうがいい内容なのは間違いない。
初めての一回だけとかならともかく、何度も何度もそんなのを注意書きなしで出されるのはかなりきつい。
…そう思いつつも早い段階で指摘できなかった俺にも非はあるんだろうけどさorz
そんなわけで次は注意書き宜しくお願いします。
801、TS、凌辱、スカ、リョナはどうしたって苦手な人が居るからね
注意書きについてはいくつか前のスレでも議論されてたよね。結局テンプレには載らなかったけど。
ここらでテンプレに入れることも考えた方がいいのかもね。このペースじゃ次スレが立つのは当分先だろうけど。
スレの伸びはエクスタシー次第な気もするけどね
,.,.,、
:i" ,;i:
/゙"゙7'
/_,,二/
'"  ̄ ` ー‐<__ /
/: : /: :/: : 7⌒ヽ:`ヽ /
/: / / : : /: : : : : : : : : : : :.ヽ
l: /: :{ : : /V!: : :{: { : : : l : : : :',
レl: :∧: /-ヘ{: : ハト\: :l: : } : j}
|: {: :V\ \{ __, ハ|: / : :リ
GJ! まさしく ヽハ{  ̄ r ┐ \ /: : |/: : :/
これはヒトデです!.: :ヽ、 `‐' _ _/: : :/: ヾ〈
間違いありません_;斗: 7:>/)7/厶斗ヘ{i: :八
{_x'了∠-‐‐く:_/>∨: } }
,ィ《ヾ、「====、Y´ `l_ノノ
{ハ \j-―― -、} '´ ̄j|<_
/ \/'´ ̄ ̄ ̄} /」 / )
/ ヽ、 { Z /_/ jr
「西園さん…この本読んでくれないかな」
「は、はい…わかりました。」
僕は部屋のベットに腰掛けて膝の上に西園さんを乗せ、買ってきたカバーのついた小説を朗読させる。
「…誰もいない夜の砂浜。そこで絵里香は和樹と交わっていた…?!な、直枝さんこれは…」
「う、うん…その…官能小説。買ってきたんだ。」
この本を買った時の店員さんの顔は一生忘れないだろう。
「こ、こんな本を私に朗読させるんですか?」
少し赤くなった顔で西園は上目遣いで僕に聞いてくる。
僕は西園さんの腰に手を回し、耳元で囁く。「…その、ダメかな?」
「…ッ」
西園さんはうつむいてしまい、表情を見ることができない。
「西園さん?」
そう聞くと、
西園さんはまた僕を見上げ、
「直枝さん…変態です。」
と頬を赤らめながら弱々しく呟き、朗読を再会した。
…その、いきなりすまない。不評なら続きは書かないんで
変換ミスorz
最後の行
×再会
○再開
理樹黒いww
期待おぎおぎ(∵)
「…和樹は絵里香に覆い被さり、その大きな胸を…も、揉みしだく…ッ」
僕は腰に回した右手で西園さんの胸を触る。大きくはないけれど、とても柔らかくて夢中になってしまう。
「…え、絵里香はここが外だということを意識してか、声を押し殺す。『ん、んぅぅ』…あっ!」
胸の乳首を服の上から指先で優しくこする。西園さんが興奮しているせいか、乳首は立っていた。
僕は服のボタンをとり、手を入れ直接胸を触る。服の上から触るのとは違って西園さんの胸は熱く、少し汗ばんでいた。
「な、直枝さん…んっ、これでは朗読に集中できません…っ」
西園さんが潤んだ瞳で僕を見る。
「ごめん…でも続けてくれないかな?西園さんの綺麗な声で読んでもらいたいんだ。」
西園は
「…恥ずかしいです。もっと…ふ、普通にしませんか?」
西園さんはさっきより顔を真っ赤にしてそう言った。
僕はー
A優しく抱きしめる
B朗読を続けてもらう
C 真人と遊ぶ
359 :
名無しさんだよもん:2008/05/24(土) 03:45:32 ID:5j3Jx4X+O
優しく抱きしめて続きを読んでもらう!!!!!
D:セックスいくいくー
Bを選択
「続き…読んで」
僕がそう返事をすると西園さんはちょっと拗ねたような顔で
「…鬼畜です」
と言って小説の朗読を続けた。
「…和樹は胸だけでなく絵里香のひ、秘所に手をのば、んっ…した。」
僕も再び手を動かして西園さんの胸を愛撫した。今度は左手で白いスカートの中を弄る。
「あっ、ダメです…そこは…」
西園さんは身体をよじり逃れようとする。
僕は熱くなった自分の分身をスカート越しのお尻の谷間に押しつける。
「…んぅぅ、すごく…熱いのが当たっています。…あっ、んぅ」
僕は左手で西園さんの大事な所を触りながら自分の分身をこすりつける。
西園さんは顔を真っ赤にして快感に耐えている。
そんな姿を見て僕は我慢できなくなった
もう、ダメだ…
A押し倒す
Bキスから
Cいきなり挿入
いきなりはだめだろ押し倒s
この状況で朗読は続けられるかな
B!
いきなり挿入して何事もなかったように朗読を再開させる
D:さすらう
Bを選択
「西園さん、もう朗読しなくていいよ」
「…え、んぅっ ちゅ」
振り向いた西園さんの顔を左手で固定して逃れられないようにし、キスをする。
しばらく小鳥がついばむようにして唇を吸い、ディープキスをする。
「くふっ…んんっ、ぅ…ぁふっ…」
しばらく続けてから口を離すと西園さんは顔を真っ赤にして息を吸う。
「はぁぁっ…」
西園さんは呼吸を整えて僕の方を向き、
「…直枝さんばっかり私にお願いして…ずるいです」
と、困った顔で言った。
「…ごめん。じゃあ今度は僕が西園さんのお願いを聞くから」
僕がそう言うと西園さんは考えているのか黙ってしまい、やがて顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。
何をお願いするんだろう?
Aさらに激しいキス
Bシックスナイン
C挿入
D僕がBL本を朗読
E 真人と遊ぶ
F さすらう
G ジュースを買いにいく
H 学食に行く
おや・・・バスターズたちのようすが・・・!?
フリーダムな選択肢ですね
ここはDだろ
空気を読まずにA
常考A
手古希D
「あ、あのっ…」
西園さんが何か言おうとした時ー
ーガチャッー
「!?」
「あっ」
「ただいまです、西園さ」
ドアを開けたクドは僕達を見て瞬時に固まる。
「わっ、わふ〜〜、あっ、あのっ、その、ごめんなさいです〜。」
クドが顔を真っ赤にして勢いよくドアを閉める。バタッバタッと走って行く音が遠ざかっていく。
どうする?
Aクドを追いかける
B続ける
A
見られたからには生かして帰さない
B 専念しようぜ
Aを選択
「ごめん、西園さんクドに謝りに行ってくるよ。」
「え、あのっ、直枝さん!」
僕は西園さんの制止を振り切って寮から出る。校舎の方を見てもクドは見えない
校門の方を見ると一人の女の子がちょうど外に出かけるようだった。
「?!」
その後ろ姿は…西園さんに似ていた。
…何か忘れている。ふとそう思った。
―私には□がいるんです―
いつか誰かから聞いた気がした。
どこで?
…思い出せない。
僕は―
A女の子を追いかける
B部屋に戻る
Aを選択
僕は女の子を追いかけることにした。
あれ? 西園さん? いや、違う。西園さんじゃない。
いつか見た夢の少女。
そう、あの時、修学旅行でバスが転落したときに、僕が夢として西園さんと過ごした日々。
あの時の少女…名前はよく思い出せない。
いや…覚えている…
思い出した。
―――私には妹がいるんです。名前は美鳥。
夢の中で見た、夢の中の少女。
西園さんでありながら、西園さんでない少女。
一体、なぜ、あの少女がいるんだ?
ここはまぎれもない現実。
僕は幻を見ているのか?
あれ、俺が2人いる
違う。幻なんかじゃない。あれは美鳥。
「直枝さん!! 近づいてはいけません!!」
後ろから、西園さんの声が聴こえた。
見ると一生懸命に走る西園さんが…
「はあ…はあ…はあ…直枝さん。ま…また、あの世界に迷い込んでしまいます…あの時、わたしたちが見た夢の世界に…」
西園さんは息を切らしている。
いつか見た少女…美鳥は、それに反して僕に話しかけてきた。
「ねえ。理樹君。また、一緒に遊ばない?」
凄い魅力的な声だった。明らかに、この世界の少女と違う雰囲気。この感覚はなんだろう…
「駄目です! 直枝さん! 誘いに乗ってはいけません!」
A 美鳥の誘いに乗る
B 西園さんの意見に従う
この美鳥だと「悪意」に満ち溢れている
C 真人と遊ぶ
>>385 マジで書きますよ? >C 真人と遊ぶ
そのときだった。聞き覚えのある大声が聞こえてきた。
「おーい! 理樹! 見てくれよ! この間、輸入で筋肉アップできる秘薬を買ったんだよ!」
真人だった。この場面で出てくるとは正直思わなかった。というか、空気を読んで欲しかった。
上機嫌に真人は続ける。
「それでよ。なんと、それを飲んだ瞬間、いきなり飛躍的に筋力がアップしてよ。びっくりしちまったぜ。見てくれよ。この上腕二頭筋を!」
確かに、真人の腕はもの凄い筋力で満ち溢れていた。例えるならシュワルツネッガーやボディビルダーのような腕だった。
野球で言うとカブレラのような腕をしていた。僕は正直、引いていた。
異常すぎる。どんなにトレーニングしても、ここまで筋肉がつくはずがない。一体、何をしたんだ?
「ふーん。すごいね。真人君」
「い…井ノ原さん…その筋肉がアップした薬は、もしかして違法薬物ではないのですか?」
僕は真人の異様過ぎる筋肉に、西園さんや美鳥の事をすっかり、忘れていた。
「俺は筋肉がアップしたら、それで、幸せなんだよ。今も飲み続けてるしな。それにしても一日目から、いきなり効果が出たからびっくりしたぜ」
真人は筋肉を見せびらかしながら、得意げに話す。はっきり言って、僕達は引いていた。
「それって、ひょっとして、筋肉増強剤じゃ……真人は、どこから手に入れたの?」
「いや、知り合いにインターネットの海外の通販で、いい薬があるから1万円で買わねえかって言われて買ったんだよ。ホントよかったぜ」
A 「真人、凄いよ! 筋肉フィーバーだよ! マッスルの神様も驚いてるよ! 良かったね!」
B 「あの…真人…まさか、注射とかまでしてないよね…?」
SS乗っ取りとは斬新だな。
俺はどうしたらいいのやら……
気にせず本流としてやれば良いんじゃないかな?
ID:4pqln2FM0のは支流って事で
正直人が減ったから選択肢方式はわずらわしい
>>388 すみませんでした。書きたくて調子に乗ってました。
>>379から、お続けください。本当にごめんなさい。
これからは、もう、乗っ取ったりして書いたりしません。
最初から、するべきではありませんでした。
書きたいんならもういっそ支流ということで書いてしまえばいいんじゃないか、とか思うんだが
美魚っちSSを書いた者ですが、支流なら問題ないです。ただ、いきなり書かれたので少し戸惑いました。次からは許可を得てSSを書いて下さい。よろしくお願いします。
まっ、いきなりは良くないよね。
本流も支流も待ってます。
リトバルスキー
HD漁っていたら俺が書いたとおぼしき
小毬と鈴のレズSSが見つかったんで投下する
小毬の口調が何か変だ。
(あらすじ:理樹と恭介から鈴の敬語の指導を頼まれた小毬。
鈴の飲み物に媚毒を仕込み、もじもじしはじめた頃を見計らって
介抱と称し、鈴を人気のない屋上に連れ出したのだった!!)
(色々と略)
「こ、こまりちゃん、嫌だよぉ、やめてよぉ…」
媚毒でとろけきった鈴の身体は、既に小毬のなすがままだった。
ぷちん、ぷちんと見せつけるように制服のボタンが外されていく。
腕は抜かずに、まくり上げるようにずらし、腕を自由に使えなくさせる。
「鈴ちゃん、とぉってもいやらしい恰好だよ…」
小毬はシャツの上から、鈴のひかえめな胸を、手のひらを使って撫であげてやる。
下の方から、じっくりと、丹念に、なぞるように。
「あっ!!」ぴくん、と鈴の身体が震えた。
先端が引っかかり、ブラの布地に擦られる感触に、抑えていた嬌声がハッキリと漏れてしまった。
「や…やだ……」鈴は視線を逸らして顔を赤らめる。
「うふふ…かわいい、鈴ちゃん…」
小毬は満足げに目を細めた。
「こ…まりちゃん…。どうして、こんなことするの…?」
「鈴ちゃん、あのね、これはね、鈴ちゃんのためにやってるですよぉ」
「……?」
「理樹くんと恭介さんに、(略)
まずは身体から素直になるのが一番かと思って」
小毬はゆっくりと鈴のブラジャーをまくり上げた。
「…あふっ!?」
カップが乳首が引っ掛かり、鈴の身体に快感の電流が走った。
鈴の薄茶色の乳首は、既にぴんぴんに屹立し、その存在を主張していた。
「どう、鈴ちゃん?何かしてほしくなぁい?」小毬がたずねた。
小毬の淫蕩な笑みに、心臓がどきりと跳ね上がる。
乳首や股の付け根が、じんじんと熱を帯びていく。
「べ、別に…。」鈴は脳裏に浮かんだ桃色の想像を振り払い、首を振った。
「そうだよねぇ…。こんな程度じゃあ、鈴ちゃんも素直になれないよねぇ…」
「………うぅっ!!」
小毬のたおやかな指が、鈴の剥き出しの胸を這いはじめた。
小毬は決して鈴の乳首には触れようとしない。
その回りを緩慢に撫でさすったり、はぁ〜っと湿った息を吹きかけてやったり。
鈴の屹立しきった乳首はその度に、おねだりするようにふるふると震える。
「う…うぅ………。はぁっ…」
既に媚薬で熱を帯びていた身体は限界が近かった。
鈴は何とか刺激をえようと、恥も外聞もなく、胸を揺すって乳首を小毬の手に擦りつけようとする。
が、小毬は意地悪くそれをかわしてしまう。
徹底的に高ぶらされた鈴は、胸に籠もった淫熱を発散したくて気が狂いそうになる。
「鈴ちゃん、まぁだ素直になれないのかな…?」
「はぁっ……。はぁっ……」
思いっきりつねってほしい。優しく舐めあげてほしい。強く噛んでほしい。
小毬の目の前でも、淫らに泣き叫んで、あられもない姿をさらしてしまいたい。
鈴の心に、そんな被虐心が芽生えはじめていた。
それなのに、小毬は決定的な刺激を与えてくれない。
「うぅぅ〜〜〜〜!!!」
だが、理性がブレーキをかけて、どうしても口にすることができない。
もどかしくて、もどかしくて、気が狂いそうになる。
鈴は上着が絡みついた腕を、動かそうとした。
小毬はそれをやんわりと押さえつけ、腕を絡みつかせて拘束した。
鈴の顔に浮かんだ絶望の色に、くすりと微笑む。
「ほら、鈴ちゃん、ちゃんとお願いしなきゃ駄目だよぉ……」
小毬は愛撫の範囲を、脇の下やおへそ回りまで広げていく。
「あ……!い、いやぁぁ…!!」
鈴の快感曲線は緩やかに、だが確実に限界を目指して上昇していった。
小毬の”指導”が始まってから、二十分ほどたったころ。
「……わっ……わって……」
ついに、鈴の理性や矜持や恥や外聞が、本能に屈した。
「………。え?なぁに?鈴ちゃん?」
鈴の望むべくはわかっているだろうに、小毬が意地悪く訊ねる。
「こま………ちゃん…………さわっ…………よぉぉ……」
「鈴ちゃん、大きい声で、ハッキリと言わないと駄目だよぉ」
「…………こ…まり、ちゃん、さわって…」
「違うよぉ、鈴ちゃん、人にお願いするときは何ていうの?」
乳輪をかりかりと引っ掻いてやる。
鈴の口からひときわ強い嬌声が漏れた。
・
・
「こま、ちゃん、お願いだよぅ……」
「もう一息だね……うふふ……」
・
・
「ーーどう、どうか…おねがい…」
「ほら、鈴ちゃん、頑張って……」
・
・
「ーーど、どうかわたくしめの淫らでふしだらなお願いを聞いていただきたく存じます…。
こ、このいやしいいやしいわたくしめの、いやらしいいやらしい淫突起と、はずかしい痴液でどろどろの淫壷を、
小毬お姉さまの指で、むちゃくちゃにくちゃくちゃになぶってやってくださいませぇぇぇぇ!!!!!!」
「…………あ、あれれ?」
方向性がいつのまにか間違っていた!!
Mission Failed!!
終わり。レズ注意って書くの忘れてた、ゴメン。
最後www
誰かにそういうの読まされてたのか?ww
403 :
名無しさんだよもん:2008/06/09(月) 20:25:13 ID:35dvJE8OO
>>402 鈴の心を全開しようとした小鞠であったが、いつの間にか鈴のレズM属性を開花させてしまった
結果ミッション失敗!!
「AVを撮ろう」
「タイトルは…」
「リトルバスターズだ」
そんな、何宮ハ○ヒのエロ同人みたいな…
【小毬】「AV?おーでぃおびじゅあるのことですか?」
【理樹】「いやいや…」
【理樹】「というわけなんだよ。ま、集まるとは思ってないしね」
【小毬】「…」
【小毬】「…私、やるよ」
【理樹】「えっ?」
【小毬】「うん、私、やる。頑張るっ」
【クド】「AV?なんですか、AVとは?」
【理樹】「え、ええとだね・・・」
【理樹】「とまぁこんなかんじだね。無理に参加を強制する訳じゃ」
【クド】「わかりました・・・参加します!」
【理樹】「うん、ここは参加したほうが・・・えぇ!?」
【クド】「不束者ですが、よろしくお願いしますっ!!」
【理樹】「う、うん・・・」
練習風景とか鬼畜すぎる
その流れは
羞恥に耐えて真っ赤になりながらも
行為の主導権を握ろうと奮闘する姉御が見える・・・!
【葉留佳】「AV?それってエロエロなアレ?」
【理樹】「あ、うん、それ・・・」
【理樹】「今のところは新規で小毬さんとクドが参加してくれたんだ」
【葉留佳】「えぇー!二人とも凄いですネ・・・」
【理樹】「はは、確かにね」
【葉留佳】「うーん、そうだ、姉御が入るんなら考えてもいいですヨ」
【理樹】「え・・・ああ、わかったよ・・・」
さあみんなでじゃんじゃんいこうぜ
【唯湖】「やぁ少年」
【理樹】「来ヶ谷さん、どうしたのさ、ワンカップもずくなんか持って」
【唯湖】「いや、君と神北女史が歩いてるのを見てな。何か楽しいことをしているのだろう?」
【理樹】「いや、まぁ…」
【唯湖】「私も混ぜろ」
【理樹】「えぇっ、でも…」
【唯湖】「うるさい黙れ一生口の聞けない体にしてやろうかこの×××」
【理樹】「(うわ…)で、でも中でヤッてるのは……だよ?」
【唯湖】「な、なんだと…!?」
【来ヶ谷】「私にもぴちぴちの少女達と一緒に、しっぽりと青春の汗をかかせろ」
【理樹】「いやそんな怪しい表現されても困るけど…」
【理樹】「…結構みんな本気でやってるんだよ?」
【来ヶ谷】「ふむ、なおよろしい」
【来ヶ谷】「私は戦力になるぞ」
【理樹】「まあ確かにそんな気はするけど…」
【理樹】「えー?」
…いや、確かに来ヶ谷さんはおっぱいとかすごかった気がするけど…。
なんていうかそのままでもエロいなw
【佳奈多】「AVって自分が何を言ってるかわかってるの?直枝理樹…」
【理樹】「もちろん、わかってるよ…」
【理樹】「今のところ、小毬さん、クド、それに葉留佳さんも参加してくれたんだ。」
【佳奈多】「クドに葉留佳まで参加してるの・・・?直枝理樹、いったいあなたどうやってあの二人を口説いたの?」
【理樹】「ははは・・・」
【佳奈多】「あの子達が参加してるなら仕方ないわね、いいわ参加してあげる」
【理樹】「え、本当にいいの!?」
こんなかんじか
表向きオーディオ部として活動しているリトルバスターズ
佳奈多は怪しく思い、調査を試みた
こんなんも思い浮かんだ
活気があって良いね
小毬ちゃんが来るまではこんなかんじか
【鈴】「こんなもの挿れられるわけないだろふにゃー!」
【理樹】「でもそれも無理だと本番は絶望的だし・・・」
【鈴】「うぅ・・・これは無理だよう・・・」
【真人】「バイブとローションで慣らしていけばいいんじゃねーか?」
【恭介】「ま、そうするしかないな・・・それと理樹、メンバーをスカウトしてきてくれ」
【理樹】「えぇーっ!?」
【恭介】「鈴一人だと層も狭まるからな、頼んだぞ」
小毬ちゃん追加後
【理樹】「うぅ、そろそろ限界だね・・・うあ!」
【真人】「口でしてもらってる俺もまずいな・・・うぅ!」
【小毬】「あむ、んぐ・・・んんーっ!!」
【鈴】「うぁ・・・なかなか挿れらないな・・・」
【小毬】「もっとほぐしてあげると、いいかもですよ〜」
【鈴】「っ!?」
【小毬】「怖がらないで〜、リラックスリラックス」
【鈴】「ふにゃ・・・あんなに激しく頑張った後なのに、凄いな・・・」
【小毬】「そう改めて言われるとすっごく恥ずかしいよ〜!」
【鈴】「・・・すまない」
【小毬】「私が気持ちいいなら、相手も気持ちいい・・・みんなで気持ちよくなって、幸せスパイラルですよ〜」
【鈴】「・・・そういうものなのか」
西園さんは当然、理樹×恭介の絡みで撮っていると勘違いして入部するんですね。
姉御追加後
【恭介】「小毬、すっげえ気持ちいいぜ・・・」
【小毬】「私も、ですよっ、はうっ!」
【来ヶ谷】「・・・・・・」
【理樹】「来ヶ谷・・・さん?」
【来ヶ谷】「す、凄いな・・・まさかここまでとは」
【理樹】「はは、確かにね」
【来ヶ谷】「普段のほんわかとした神北女史とは思えない乱れっぷりだな・・・」
【理樹】「うん、僕も驚いたよ」
【来ヶ谷】「・・・よし、私も一肌脱ぐとしよう」
【理樹】「本当にいいの?」
【来ヶ谷】「あぁ、神北女史も頑張っていることだしな」
【来ヶ谷】「え・・・これは、入るのか?」
【来ヶ谷】「理樹くんっ、強すぎだ!優しくしてぇ・・・」
【来ヶ谷】「理樹くんのが・・・中で、溢れて・・・」
美魚追加後
【美魚】「直枝さん・・・」
【理樹】「な、なんだい?」
【クド】「井ノ原さん、そろそろ・・・いいですよ」
【葉留佳】「棗せんぱい、イッちゃうよぉ!」
【美魚】「なんですか、これは?」
【理樹】「いや、さっき説明したとおりAVの・・・」
【美魚】「話が違います!恭介さんと直枝さんが絡むんじゃなかったんですか!?」
【理樹】「いやいやいやいや、そんなこと一言も言ってないよ(途中からあまり聞いてなかったみたいだったしなぁ)」
【美魚】「生憎ですが、私の望んでいたものではなさそうですので、これで失礼・・・」
【来ヶ谷】「逃がさないぞ西園女史」
【小毬】「美魚ちゃんも一緒に気持よくなっちゃお〜!」
【美魚】「直枝さん・・・お前ゲロ犬」
【理樹】「はは、ごめんなさい・・・」
こんな変態スレがあったのかΣ(∵)
葉??「かなたん」突然そう呼ばれても二木佳奈多は自分が呼ばれているとは気がつかなかった
?留?「かなた〜ん」もう一回呼ばれた、もしかしたら私のことを呼んでいるのだろうか、
??佳「ねェ、か〜な〜た〜ん」もし間違っていたとしても振り向いてみよう、何とでも言いつくろえる、そう決心がついた
後ろを向いてみる、そこには妹である三枝葉留佳が立っていた
佳奈多「・・・何のようなの?それにかなたんって・・・」
呆れ半分とりあえず聞いてみた
葉留佳「いやですネ、お姉ちゃんって呼ぶのにも少し飽きてきたかなァ〜と思って」
案の定、脈絡のない答えが返ってくる
佳奈多「あなたって子は・・・」
少し厳しく言っておこうかと思った矢先、耳障りな単語が耳に飛び込んでくる
「かなたん女史ではないか、姉妹揃って仲が良いなおねーさんはうれしいよ」
ハッハッハと笑いながら唯湖は去っていた
「ふた・・・かなたんさ〜ん、あ・・・三枝さんとお話中でしたかまた後にしますね」
クドリャフカはちょこちょこと歩いていってしまった。
また、かなたんという名前で呼ばれていた。
佳奈多「葉留佳・・・これはどういうこと?」
佳奈多自身は怒っていないと思っていたのかもしれないが、その剣幕に葉留佳は少し驚いていた。
「え〜実は、今日のミッションの勝者の命令にはメンバーは絶対服従なんですヨ、それで偶然に私勝っちゃって
メンバーはお姉ちゃんのことを”かなたん”って呼ぶことに・・・」
佳奈多「今すぐにやめさせなさい、あなたが勝ったんだから命令の取りやめも可能なのよね?」
葉留佳に言い寄ろうとした矢先
恭介「おっと、そいつは無理な相談だぜ、風紀委員長、いや”かなたん”」
彼は非常識にも窓から恭介は現れた。
佳奈多「それは何故なのかしら、棗恭介先輩」
おおよその見当はついていたが一応聞いてみる
恭介「今回の罰ゲームはそれと同時にミッションでもあるんだ、俺たちリトルバスターズにとってミッションは
鉄の掟でもある、それを破るなんて考えられないぜ、もし止めさせたければ三枝を捕まえるんだな」
納得できないような理屈を並べられ、少し頭が痛くなりつつも佳奈多が
何か言おうとした時には既に恭介の姿は無くなっていた
葉留佳「・・・まぁ、そういうわけなんですネ」
それじゃそういうことでー!葉留佳はその台詞とともに駆け出していた
佳奈多「待ちなさい!葉留佳」
少し前ならば直ぐに追いつくことが出来たのだろうが、葉留佳は日々野球で体を鍛えられており
その逆に佳奈多は風紀委員のデスクワークで運動をすることがすくなくなっており、
その差はどんどんと広がっていき、葉留佳の姿は見えなくなっていた。
葉留佳を捕まえなくとも、明日になればかなたんと呼ばれなくなるではないか
一瞬、そんな考えもよぎったが風紀委員長である自分がそんな恥ずかしい呼称で一日呼ばれるだけでも・・・
とりあえず、葉留佳を探そう。そう考え直し佳奈多は歩き出した。
知らず、葉留佳の行動を考えながら歩いていた為か思いのほか早く、佳奈多は葉留佳と遭遇することになった
葉留佳「あれ、かなたん・・・何でここにいるんですカ?」
佳奈多「さぁ何故かしらね、もしかしたら無意識のうちにあなたの行動を予測してたのかもしれないわ」
この時の佳奈多の後ろにはオーラのようなものが渦巻いていた、
後々にそう証言する者もいたが、真偽の程は定かではない
佳奈多「謀らずもここに追い詰めることができたってことよね、葉留佳?」
葉留佳「やはは・・・そうなりますネ・・・」
佳奈多「さぁ、観念して私に捕まりなさい」
葉留佳「これははるちん最大のピンチ!しかし私は奇跡を起こすのだー!!」
葉留佳が突然叫び、佳奈多は一瞬ひるむ・・・かと思ったが
佳奈多「そんな手には引っかからないわよ、これで終わりよ葉留佳」
葉留佳「ちぇー」
こうして三枝葉留佳はあっけなく御用となり、佳奈多はかなたんと呼ばれることは無くなった
佳奈多「ところで葉留佳、なんであんな突飛なこと言い出したの?」
葉留佳「それは、あのー・・・」
葉留佳は少し言いづらそうにしていたが、決心したのか口を開く
葉留佳「最近のおねえちゃんは、ずっと仕事ばかりだったじゃない?だから少しでも運動してもらえればなぁーと思って」
言われて気づいたが、最近は進んで運動をしていないことを佳奈多は思い出していた
佳奈多「・・・そういうことならミッションなんて言わないでもっとしっかり伝えなさい」
葉留佳「ってあれ、それだけですカ?」
佳奈多「私が自分自身を管理しておくべきことだから、それだけよ」
口調は厳しくはあったが口元は笑っている、葉留佳にはそう見えていた
なんとなく勢いで書いてみました(∵)
よく頑張った これをやろう
(∵)つもんぺち
俺も筋肉でよけりゃやるぜ
乙
保守
保守点検
430 :
名無しさんだよもん:2008/07/03(木) 00:44:21 ID:KQC1vdQ6O
過疎ってるなぁ…
今や本スレが妄想スレになってるからな
あれだ、主人公以外の男とくっつけるのを嫌悪する人は本気でそのキャラが好きなんだよ
恋愛ゲームって主人公を通してヒロインと交流するだろ?
だから他の組み合わせだと自分以外の男とくっついた様な感覚になる訳だ
だから理樹以外とくっつける時はちゃんと表記した方がいいぞ
・・・あれ、俺お呼びじゃない?
そしたら自分はどんだけ惚れっぽいんだ(∵)
過疎ってるな……。
三(f∵)f
(∵)
(∵)(∵)
(∵ ) 三 (∵) 三 ( ∵)
┗(∵ )┓三
┏┗ 三
('A`)σ
σ)∵)
興 干
理樹 「ほら、佐々美さんも脱いでよ」
佐々美 「や、やっぱりこういうのは恥ずかしいですわ!」
佐々美 「私とするのならまずはこの三人を相手にしてからにしなさい!」
三人娘「佐々美様の為なら、身も心も理樹さんに捧げられます!」
理樹 「ええー」
エクスタシー販売後に期待だの
アニメ化するとしたらループしてる個別ルートをどうまとめるんだ?
ループそのものが物語の根幹に関わってるから面倒臭そうだな
妄想スレだしそのへん妄想しまくればいいか。
虚構世界事体が無限ループ仕様じゃなくて(みなの体力の限界で)2度までで、
1週目で個別ルート分を全部解決して、2週目がリフレインって流れにするとか
(だったら気持ちよく1回しか無いほうがいいがそれだとリフレイン部分を大幅に再構成する必要があるしねぇ)
1週目で個別ルート全クリするとしたら、理樹がそれぞれ5人まとめて解決するのは難しそうだから
鈴→小鞠のように理樹の知らないところでフラグ進めたり
真人→クドみたいな組み合わせでGM側同士で解決しあっちゃうルートがあってもいいかもしれん。
結局理樹はリフレイン見れば鈴ひとすじになっちゃうわけだから、
各ヒロインは別の誰かと解決できればそれが一番な気がする。
いっそアニメはバッドエンドとかどうだろう
理樹と鈴が生き残って子供同士で傷を舐めあってみたり
理樹とはるちんが生き残って不器用な子同士で傷つけあってみたり
理樹とクドが生き残って自罰的人間同士で鬱を深めてみたり
するのが楽しいと思います
>>448 どれか一つだといくらなんでもだなぁ
そういうエンドを並立させるとしたら…やっぱループを律儀にこなすしかないのか
ループするごとに性的なテクニックが格段に上昇していく理樹なんて…ありですね
1周目はみおちんに責められる理樹も
9周目にて姉御を「ゆいこさんゆいこさん」いいながら手篭めにするんですね、
9周目の理樹くんならマックスを見習って
ゆいちゃんゆいちゃん言いながら姉御に
9週目だが、美鳥に弄ばれる理樹。
と見せかけながら、実は誘い受けだった強理樹。
それはいけます
(f∵)f
(f∵)fがおー
三(/≧▽≦)/うひょー
こわっ!(∵)
恭介×小毬
鈴×理樹
で小毬に対して「おねぇちゃん」とよぶ二人を妄想してたが中の人は普通に言っていることに気づいた
ゆいちゃんゆいちゃん言いながら姐御をいぢる小毬を想像した。
しかし、中の人もそう変わらなかった。
こうして考えると、やっぱり小毬は最強だな。
中の人的にも。
461 :
名無しさんだよもん:2008/07/25(金) 05:20:58 ID:Wo4XUehGO
EXがアレだったからこのスレの価値が上がると思うんだ
462 :
名無しさんだよもん:2008/07/25(金) 20:16:45 ID:X+Wr3QZTO
買ったはいいがプレイする気にならない
とりあえずBGMがアレな時点で、エクスタシーなシーンで抜くのは無理だろう…
465 :
名無しさんだよもん:2008/07/28(月) 10:55:26 ID:nfv0szi5O
沙耶√のエロだけ糞BGMじゃなかった気がしたんだが寝ぼけてたのかね、俺
そうだよ
467 :
名無しさんだよもん:2008/07/28(月) 13:18:16 ID:pkqRjPl40
恭介×沙耶
沙耶×恭介
うん、いけるな
小毬も美味しいがこの組み合わせも美味しそうだ
それもいいが、やはり捕虜ごっこと称して沙耶を目隠し&拘束したままHするのが好きそうな理樹×沙耶なんてどうだろう。
沙耶はさりげにドMみたいだしないこれはいけるな
後、恭介と潜ってたならどんな展開なるだろうと妄想している
>>469 理樹と恭介が、ってこと?
そりゃ、一緒に休憩して弁当を食べたり、背中を預けあって闘ったり、トラップをかわすときに抱きついたり、一緒に温泉に入ったり……
西園「それはもう、火薬と汗の匂いをさせた2人の少年の熱く美しい展開が……」
理樹「何書き込んでるのさ西園さん。普通に沙耶さんと恭介の二人が、ってことでしょ…」
沙耶の好みは
年上で
背が高くてスラっとしてて
包容力がある
あ・・・れ・・・?
もしかして恭・・・介・・・?
いや俺だろ
>>468 理樹には鈴、それに次いでクドがいるからまずはこの2人を押しのけないとな。
馬鹿理樹ならなんとかしてくれるよ!
>>469 恭介と一緒にいったら無駄に凝ったダンジョンになってて
沙耶はところどころでブチキレしてそうだ
奇跡パワーでも何でもいいから二人仲良く幸せに暮らす理樹と沙耶を想像しただけで悶える
ああ可愛いなぁもう
案外Sっ気のある理樹だから、沙耶はもっとえろえろに調教されてしまうに違いない
毎晩鬼畜プレイされて、涙目になりつつももっとやって!みたいな風に・・・
>>476 トラップで死に続けると、沙耶もM属性開花するしな。
調教1日目
沙耶「やぁっ、縛られたままなんてイヤっ」
沙耶「だめぇ……バイブなんて入れないで……」
沙耶「……っ!? そ、そこ違うっ! そっちはお尻の……!」
理樹「ダメだよ、捕まった女スパイはこうされるのがお約束なんだ」
覚醒後
沙耶「わーい、今日も拘束プレイだ――!」
沙耶「よっしゃぁー! バイブカモーン!」
沙耶「じゃ、今日もお尻でしましょう♪」
理樹「うん、そんな沙耶も可愛いよ♪」
……ボドドドゥドオー。
調教X日目
沙耶「ねぇ・・・もっとして・・・あっ、ああああああっ!」
理樹「あれ?沙耶はお尻を叩かれると感じちゃうような女の子だったんだ?」
沙耶「そ、そうじゃな・・・あ、あ、あっ、あああああっ!」
理樹「ふふふ・・・指を入れただけでイッちゃうなんて」
沙耶「・・・その・・・嫌いにならないでね?」
理樹「うん。沙耶は大好きだよ。えっちな女の子でも僕は気にしない」
沙耶「うん」
理樹「さて、今日は寝かさないよ」
沙耶「も、もっと、いっぱいしてね!」
どう見ても調教済みだな(∵)
全裸で首輪とリードを付けた沙耶が理樹に連れられて夜のお散歩
途中で所構わず交尾しちゃいます
480 :
名無しさんだよもん:2008/07/31(木) 19:50:44 ID:TCpsTrHH0
GJだ。
沙耶はMで黒理樹とセットでお願いするぜ!
うっかり本スレに書いて大ひんしゅくをくらったんだが
佳奈たんがクドのパンツでオナニーしてる夢を見た。
それ以来俺の中では佳奈多×クドの妄想が止まらない(たまに佳奈多×葉留佳も)
482 :
名無しさんだよもん:2008/07/31(木) 22:23:38 ID:TCpsTrHH0
じゃあ、ここに書いてみろ。
俺は、なにも言わない。
まあ、俺的には、はるかなの方がいいけどな。
なんだ「クドリャフカ……、あぁ、それ、いい(ry」
483 :
名無しさんだよもん:2008/07/31(木) 23:23:21 ID:TCpsTrHH0
>>479 「す、涼しいっ・・・ってんな訳あるかああああっ!!」
「それで涼しかったら変態だもんね」
変態、という言葉に反応してしまった沙耶。
「っ!!」
「あれ、どうしたの?」
「そうよ! あたしは全裸で首輪をつけられリードで理樹くんに引っ張られてる変態よ! あーっはっはっは!」
「まだ、余裕なんだね。そんなこと、言えるんだから」
その言葉の裏にある意志を読みとった沙耶は。
「あ、ああ! これは違うのっ! もう充分だよ理樹くん、・・・っていうかほんとになんか感じちゃいそう」
だが抵抗むなしく。
「感じさせてあげるよ」
そう言って、理樹は沙耶の体を撫で回し始めた。
「ひゃぁぁぁっ」
「僕が優しく言ってる間に言うこと聞かないと、どうなるか。分かってるよね」
「う、うん」
胸を揉みしだく。
「ふああっ」
秘部を刺激する。
「ちょ、待って、あ、いやっ。くぅっ・・・」
「こんなことじゃ済まなくなっちゃうよ!!」
485 :
沙耶スレからきますた:2008/08/01(金) 09:16:20 ID:gE8W2dQS0
>>483については失礼するとして。
沙耶スレ(
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1207998311/700-800)のえーと、
>>797の続きな。
「というわけで終わってしまった妄想だが、その遺志を引き継ぐぜ」
「何言ってるの恭介、って言うかそのシャンプーハットとろうね」
「露天風呂、来た来た来たぁっ!」
「「えっ、露天風呂?」」
僕とあやさんの声が重なった。
「僕は何か大切な事を忘れている気がする……」
「り、理樹君っ、それは――むぐっ!?」
「理樹が自身で思い出したのなら仕方がない。だが、思い出させるのは、俺が認めない」
「……」
運転席をちらりと見ると。
「わあああぁぁ!! ちゃんと運転してよ、恭介!」
「覚えておけ。理樹は"世界"を忘れた。強くなったのは――」
強くなった、の後は聞こえなかったし、何を言っているのかも分からなかった。
仕方がないので、足をのばしてブレーキを踏み停車させる。
みんなには悪いけど、運転はしようという気にならない、というかしちゃ駄目だけど。
それよりも、僕の頭にはいろいろなものが飛び交っていた。それは、言葉。思考。覚えているはずのない記憶。
それにっ、約束をした。デートしようって。誰と? くそっ、名前が思い出せない。
あの自動販売機の裏手。彼女の体をなでていた。その存在を確認するために。いや、それだけじゃない。
僕たちは繋がっていた。そうだ、繋がっていたんだ……。
唐突に、僕は車から飛び降り、海に向かって叫んだ。
「沙耶ーーーーーーーーーっ!!! 僕は、僕は、君のこと、愛してるよっ!!! この気持ちは、変わらない。いや、変わってたまるもんかーっ!!」
叫んだら、少しだけすっきりした。
さあ急いで続きを書くんだ
わっふるわっふる
べるぎーべるぎー
まっするまっする
沙耶かわいいよ沙耶
鈴かわいいよ鈴
クドかわいいよクド
姉御かわいいよ姉御
さささかわいいよさささ
筋肉かわいいよ筋肉
佳奈多かわいいよ佳奈多
小毬かわいいよ小毬
恭介かわいいよ恭介
みお可愛いよみお
葉留佳かわいいよ葉留佳
だが謙吾、お前は駄目だ
直枝・・・
「また一つ奥深い言葉が生まれちまったぜ………」
『葉留佳かわいいわ葉留佳』 (ベッドの上でぬいぐるみに頬ずりしながら)
「きしょい」
「鈴、あんまりはっきり言ったら佳奈多さんが可哀想だよ………」
「理樹!俺のことも心配しろよ!」
「そうだぞ理樹!俺のことも心配するんだ!?」
「だが、君たちはかわいくないぞ」
「棗さんはかわいいですわよ……いえ、宮沢様や直枝さんが劣っているというわけではありませんが((ry」
「これは、はるちんぴんちの予感っ!」
「そういう姉妹愛も素敵ですよ」
「素敵な姉妹愛なのですっ!」
「仲良しさんだねー」
「そんなの名言とは言わないし、女子寮は男子禁制よ!」
「なんでそこに突っ込むのさ!?」
>>485 そこで沙耶と言ってしまうのか
まあアヤという名前は記憶にないのだから当然か
>>493 さささが一番へんな人に見えるわけだが。
ここのSSを勝手に漫画にしてここにアップしてもいいのかい?
個人的には是非!だが・・・微妙じゃね?
じゃあ辞めとくか。エロシーン全く書くつもりないし。邪魔したなノ
おいおい、一枚くらいあげてから去ってくれよ
絵をみないとどうともいえないじゃないか
>>496 まぁ座ってくれ。
「二度目の修学旅行に行くワゴン車を
自転車で鬼の形相で追いかける沙耶(アヤ)」
を書いてくれまいか・・・
アヤと沙耶の容姿は同じでまったく問題ないと思われ
SS書いてみたいけど、EXも含めた呼称表とかってないかな?
ざざみ→謙吾『宮沢様』
→理樹『あなた』
→鈴 『マイハニー』
→真人『筋肉いぇいいぇーい』
504 :
After √ (1/?):2008/08/04(月) 10:13:39 ID:LpPUy8GR0
「佳奈多さん」
僕は小声で呼びかけた。
「なに?」
向こうのベッドで寝ている佳奈多さんはまだ起きていたみたいだ。
「もう頃合いかと思って」
「何の?」
「そ、その……」
「はっきりしなさいよ」
「え、えと……葉留佳さんが寝たんじゃないかなあ、と」
「で、何が言いたいわけ? 確かに眠りについたと思うけど」
僕は意を決して言った。
「したいんだ」
「へ?」
「佳奈多さんと、したい」
さすがに時が止まった、と思う。
「……安眠妨害もほどほどにしてくれる?」
「冗談じゃないよ、真剣に。ほら、ここ最近全然してないじゃん。疼いて仕方ないんだよ」
「そ、そんなの……だって」
「え、なに?」
「それは私、だって……」
「あ、佳奈多さんもだったんだ。安心したよ。そんなこと思ってるの僕だけじゃないかって」
「ばか……」
そっぽを向く佳奈多さんをよそに僕は――。
A:なんとか説得
B:抱きかかえてお持ち帰りぃ!
まぁ、書いてみたくなっただけだ。クドのとかやってたじゃねーか?
逃げた後の話ー、かもな。駄文だが、選択してくれ。
B!B!
あえてB!B!
B
508 :
名無しさんだよもん:2008/08/04(月) 13:52:11 ID:34AOi+pzO
Aで
その日、ロックバンド『リトルバスターズ!』のメンバー4人が集まっていた。
「昨日のライブは最高に盛り上がったけど、所々は極端に盛り下がり……最終的にはお通夜のようになってしまった。
何で僕達のライブはいつもそうなんだろう?」
「俺が思うに、真人のボーカルが場を盛り下げている原因なんじゃないのか」
「何ぃ!? オレのせいだってのかよ!」
「お前はライブ中でも私生活でも筋肉筋肉言い過ぎだ。
せっかくノッてた客もお前が筋肉旋風を始めると皆一様に小首をかしげていたぞ」
「だったら謙吾、お前には筋肉が無いってのかよ!」
「いやいや、そういう問題じゃないからね」
「だいたい、こいつの書く歌詞はベタすぎる」
「げっ、鈴まで敵に回った」
「あ……実は僕もちょっとそう思ってた。
『心に愛が無ければ』とか『愛する友の眼差しが』とか、なんか生まれてきた時代を間違えてるような気がするよね」
「ガーーーーーーン!! 理樹よぅ、お前だけは信じてたのに……」
「とにかくだ、真人。次にライブ中筋肉コールをしたら、もうボーカル代えるぞ」
「ふざけんなっ! オレ以外の誰にリトルバスターズのボーカルが務まるんだよ!」
「そういえばこの間卒業してった恭介、すごく歌上手かったよね」
「なんてこった……もう目星がついてただと……」
「バルキリーの操縦ができるのだけが取柄のお前の代わりなんて、いくらでもいるんだ」
「何だよ、よってたかって。ライブが盛り下がるのはオレのせいじゃねーよ! 理樹のギターが足ひっぱってんだよ!」
「ええっ!? 僕のギターは何の問題も無いよ」
「お前1曲目のイントロの部分から早くも姿消してたじゃねぇか。おかげでどこから歌い出せば良いのか完全に見失ってたぞ」
「あ、いや……クドのルームメイト探してて……」
「確かに理樹はバラードの曲に限って、西園の本を捜したりしていて、何かタイミングが悪い気もするな」
「そーだな。この間、ライブ後の打ち上げの時に小毬ちゃんとお菓子をつまんでたしな」
「ホラ見ろ。お前が悪いんじゃねーか」
「いや、何でライブ後にお菓子をつまんでて怒られるのかな」
「とにかく次のライブも無断欠席したら、もうギター代えようぜ」
「そんな!? 僕のギターあってのリトルバスターズじゃないか! 僕の代わりなんて……」
「うちのバカ兄貴、たしかギターもやってたと思う」
「ええ〜〜〜、もう目星ついてた!?」
「全方位ツッコミだけが取柄のお前の代わりなんて、いくらでもいるんだぜ」
「そんな事言うなら、鈴にだって責任はあるよ!」
「何ぃ!? あたしが悪いのか!?」
「ライブになると鈴はいっつも猫を客席に呼ぶじゃないか。気になるんだよ、アレ」
「そんなの気にしなければいいだろ」
「気になるよ! 呼ばないでよ毎回毎回1番いい席に」
「理樹はひょっとしてあたしの事がキライなのか……」
「それとこれとは話が別だからね」
「とはいえ、鈴の猫が最前列を占拠しているのは俺も正直ひいていた」
「オレもだ、昨日のライブでは4回も引っ掻かれたしな」
「ほら、皆も迷惑してるんだよ」
「おまえ猫に何か恨みでもあるのか!?」
「無いよ! とにかく、もし次のライブで猫を客席に置いたら、ドラムは変更するからね」
「ふかーーーーーーーっ!!」
「つってもよ、鈴の代わりができる奴なんていたか?」
「問題無い。たしか恭介がプロ級のドラムテクニックだった筈だ」
「理樹なんて嫌いだっ!」
「なんで僕だけ……」
漠然とし過ぎていて、微妙に面白い。
特に理樹の行……………バンドやろうぜっつーか、すでにやってるじゃねーか。
「よし、それじゃあそろそろ解散とするか」
「ちょっと待ちな、謙吾の先生よぅ。
ライブが盛り下がる理由、心当たりが無いとは言わせねぇ」
「何の話だ? 俺のベースには何の問題も無いぞ」
「とぼけんな! お前がいっつも盛り上げるために鳴らすクラッカーの事だよ!」
「盛り上げると言ったら、クラッカーだろう」
「クラッカーって、家で鳴らすと確かに盛り上げるけど、ライブ会場で鳴らすと、かえって淋しい感じがするよね」
「なっ!? 淋しいだとっ!?」
「それに謙吾が持ってくるクラッカーって、2つに1つはしけってて不発だよね」
「それに昨日のライブなんて、ラストの曲の前にお前……
『3発いっぺんに鳴らすぜ!』とか叫んで、結局3発ともしけってて不発だったじゃねぇか」
「何ぃ! じゃあ逆に、どこに行けばしけってないクラッカーを買えるというんだ!?」
「いや、普通にそのへんで買えるからね」
「普通にそのへんで買っているぞ、俺は」
「じゃあおまえが懐に入れてる間にしけるんじゃないのか」
「おっ……俺のせいでしけるだと……」
「これはもうベースを代えるしかないな」
「そうだね、じゃあ次にライブ中にクラッカーを鳴らしたらベース変更しよう」
「俺のベースが必要ないだと……屈辱だ……
しかし、俺以上にベースを扱える者など、そうはいまい」
「甘いぜ謙吾、恭介の奴はベースも達人ラスなんだぜ!」
「ふざけるな! 俺は絶対に辞めないからな」
「オレだって辞めねぇよ!」
「僕だって!」
「あたしもだ!」
次回『全員恭介』に、ご期待ください。
途中で時間が空いたのは、連投規制が原因です。
恭介がトゥメに取り付かれてるんですね
普通に面白かったよ!
恭介が出てこないなぁと思ったらまさかこんな使い方をするとは
520 :
After √ (2/?):2008/08/04(月) 19:10:19 ID:LpPUy8GR0
※Bを選択
「抱きかかえてお持ち帰りぃ!!!」
「……何言ってるの?」
なんか今からすると思うとニヤニヤが止まらない。
「ま、気にしないで、くふっ」
そしてそのまま、僕はベッドから降りて、佳奈多さんのベッドの傍らに立った。
「な、なによ、その『くふっ』って」
佳奈多さんが掛け布団をつかみながら後ずさり始めた。でも、ベッド面積は狭すぎて。
「きゃあっ」
「おっと危ない」
そのまま倒れこみ背中を支える。ふふふ、予定通りではないけど押し倒してるみたいな感じだ。
「あ、ありがと」
頬を染めながら感謝してくれた。うわ、可愛い。
「え、ちょ、ちょっと」
その態勢からそのまま足を抱えてだっこした。お姫様だっこだね。
「下、行くよ」
「……」
佳奈多さんは無言だった。
A:ちゃんと準備してから、する。
B:いきなり、する。
まぁ、呼称については、同棲がすすんで名前で呼ぶようになった、ってことにしておいてくれ。
選択、ありがとよ。 あと、内容が薄いけど悪いな。
BBB
そして何となくオチ分かるような分からないような
Aかなぁ
エロはあるんだろうな!エロは!
AAAAAAAAA
AAAAAAAAA
>>くふっ
キモイwww
A!A!
かなたんを乱暴に扱うなんて!
Bだろ、jk
_ ∩
( ゚∀゚)彡 A!かなたん!
⊂彡
はるちん絶対覗いてるよ・・・
>>527 これではるちんが邪魔する展開になったらかつての冷凍筋肉のように冷凍はるちんの刑ね
※Aを選択。
で、1階に連れてきて、一応ソファの上ですることになったんだけど。
「どうしようかな」
「何のこと?」
「いや、初めての時みたいにちゃんと準備してからの方がいいかなって。結局準備万端じゃなかったみたいだけど」
「・・・いたかった、ばか」
「ごめん。で、でもさ、あんなにやらしく濡れてたんだからもういいかなって思っちゃうよ」
うん、確かに濡れていた。
「なっ!」
佳奈多さんが照れ隠しにポカポカと僕を叩き始めた。
「ご、ごめんって言ってるじゃん、いててっ」
結構痛い。だけど、唐突にその手が止まって。
「今度は・・・」
「な、なに?」
「やさしくして」
今ので精神的ダメージをかなり喰らったけど、ここは落ち着け。
「分かった。そうするよ」
「うん」
〜 完 〜
531 :
After るーと(4/?):2008/08/05(火) 00:32:59 ID:qbDwuwsh0
ソファに横たえた佳奈多さんの上に位置する。まずは胸からだろうか。
「ふぁっ、んぅ」
揉んだり、撫でたり。服ごしでも柔らかいものは柔らかい。
「そ、それ・・・ひゃぁっ」
先を摘まれるのがお好みらしい。集中的に刺激する。
「だ、だめっていってるっ・・・のに」
「まあまあ、感じてほしいっていうか、逝ってほしいんだよ」
「逝く、ってちがっ、ぅくっ」
「今は佳奈多さんが優先だからね、僕は後でたっぷり」
「うぅぅ、りきのばか」
服越しじゃ僕もいきなり理性を失うことはないだろう。僕は安心して愛撫を続けた。
「はぁっ、んんっ」
>>530 勝手に終わらすなwww
はるちんはぐっすりです。安心してください。
>>531 なるほど、親が起きているわけですね、わかります。
533 :
After るーと(5/?):2008/08/06(水) 19:49:59 ID:5IO4DkQg0
「やぁぁっ・・・」
喘ぎ声に余裕が無くなってきた、とでも言うのだろうか。
「そろそろ逝きそう?」
「・・・はぁ、はぁ、その質問には拒否権を発動するわ」
「ふっ、体で示してくれる、と言う訳か」
って、僕は何を言ってるんだ。本か何かで読んだのかな。そのまま、胸を揉む。
「んぁぁっ・・・」
「さらに隠しきれない、か。よし、逝かせてあげるよ」
喜色があらわになった。口の端がつりあがっている。果ては、涎まで垂れている。
「そんなに嬉しい?」
「・・・ふぇっ?」
「い、いや、そんな我を忘れるほど嬉しかったの?」
こく、と頷く佳奈多さん。体が震えているのが見て取れる。一歩手前かな? これでどうだと、最後の一押し。
「あっ、んんっ、ひぁぁぁっ!」
逝ったみたいだ。次はどうしよう。
A:もう準備いいから入れちゃう。
B:まだまだいじり続ける。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 かなたん!B!
⊂彡
黒理樹はねっちこくなくては。
BBBBBBBBBBBBB
女装理樹が女子寮で輪姦された上ペットとして飼われる電波を受信
文章化できない自分がもどかしい(∵)
>>536 どうせなら男子寮で飢えた運動部の連中に・・・
最近個別ルートがSS、野球勝利までと鈴ルート、リフレインが原作という感じに思えてきた
当然B
こいつらくちゃくちゃ面白いなwwwww
>>533 ねちっこくB!
542 :
sage:2008/08/07(木) 12:34:13 ID:yE4WOWoE0
リトバスEXが全年齢版になることを望んでいる者
挙手!!
しっぽりむふふといきたいところですなって事でB
夏や・・・
Bですヨ
Bだね!三 (/≧▽≦)/
B
もっとかなたんとイチャイチャしておくれ
548 :
After るーと(6B/?):2008/08/07(木) 22:37:34 ID:dNNfBQhZ0
※Bを選択。「そ、そんな事していいのかな・・・(By普通の理樹)」
もう入れてもいいかな、と思ったけど、もっといじることにした。服越しだったし。
「佳奈多さん」
「な、なに・・・?」
「脱がしていい?」
ふふ、顔が真っ赤になった。
「す、好きにしなさいっ」
「ありがとう」
一応礼を言って、パジャマのボタンに手をかけ外していく。
「うぅ・・・」
初めてした時みたいに、前だけを開く格好になっている。なんか、ブラがきつそうに見えるんだけど・・・。
「いつの間にこんなに大きくなったの?」
・・・睨まれた。でもこれは僕の所為じゃないはずだ。だってあれから一度もしていないのだから。
禁欲生活、とでも言うかな。
「自分でしてた?」
僕は溜めに溜めてきたんだよ、と言ってやりたいぐらいだ。
「う〜」
「いやいや。失礼なのはわきまえてるよ。けど僕に秘密でしてたなんて、ひどいじゃないか」
「ちがうものっ・・・」
549 :
After るーと(6B/?):2008/08/08(金) 01:25:04 ID:bkh2nqGd0
佳奈多さんは「ちがうもの」を連呼し始めた。まあこっちでいじめすぎても意味がないだろう。
もうひんむくことにした。然しながら下着が高級そうな代物故手荒な真似は出来ない。
結局ゆっくりと脱がしていくことになった。
「じ、じらさないで……」
「じらしてないよ。下着の所為だし」
「なあぁっ!?」
「でも、佳奈多さんはじらされるの、好きでしょ?」
「や、やだっ……」
やだ、じゃない。僕がいいって言うまで愛液を溢れさしてろ、と言おうと思ったのは秘密だ。
と、そうこうしているうちに、音を立ててブラが外れた。
「ひぅっ……」
体を縮こませる佳奈多さん。
「……っ」
対する僕も思わず呻いた。何に呻いたか。
ブラが外れたときにとてつもなく柔らかそうに震えた双丘に呻いたんだ。
今まで溜めてきた分、一度刺激を与えれば、出さないと満足しないな……。
「ごめん、抜かせて」
「……えっ、だ、出すの?」
「そうだけど。佳奈多さんがやってくれるの?」
具体的に答えてくれ。
口で、とか、手で、とか。
なるべくkwsk頼む。
口でちゅぱちゅぱ
理樹にデレデレかつ一生懸命に奉仕するかなたんで(∵)
かなたんのぱんつコキ
理樹くんに対して「変態、変態」言って
もらえるとおぎおぎ(∵)
552 :
名無しさんだよもん:2008/08/08(金) 05:31:12 ID:fHbKSyfk0
口で奉仕か足で罵倒されながらか・・・悩むな
ゲームブックじゃないんだからもうちょい長く書けよw
ハカロワとかでもこんな短い奴いなかったぞ。
あとこの方式を続けると他の書き手が書き込みにくくなるし、何より一生懸命完成させてる人より
1レス2レスで小分けにする方が反応もらえるとかきっちり妄想を仕上げてる奴が馬鹿を
見る仕様だからあんま流行らさないで欲しい。
一生懸命完成させてる人に反応してあげればいいんじゃね?
どっちにせよ供給不足気味なんだからいちいち作者やスレ全体のモチベーション下げるような発言は謹んで欲しい
555 :
名無しさんだよもん:2008/08/08(金) 09:23:51 ID:bkh2nqGd0
言ってくれれば、自重する。
今の今でもいい、名乗りあげてくれ。
投下を自重しろとは言わんが、前の投下分とかを追うのも面倒だったりするので、
少なくとも、5〜10レス分ぐらいは書きためてから投下してくれ。
これじゃSSじゃなくて散文だ。
557 :
名無しさんだよもん:2008/08/08(金) 17:44:59 ID:bkh2nqGd0
選択肢に至るまで5レスごと書けばいいか?
かなたんドSルート
罵倒されながら足でとか、お尻ペンペン(∵)
vipでよくある形式だな
あっちは選択肢選んでもらって10分ぐらいで書き上げての繰り返しで
その日のうちに終わらすのが通例だが
まあある程度まとめてsageて書き込んでれば文句はでないんじゃない?
書くの遅いからな、俺。
表でも同じだ。
その日とかwww
沙耶から与えられるミッション
「手をつないで歩く」
「耳打ちして驚かせる」
「後ろから抱きつく」
これらの相手の選択肢に佳奈多があれば……と思ったのは
おれだけではないはず……もちろん理樹は馬鹿モードで…
さささ加入後のリトバスのメンバー(なぜか佳奈多も一緒)で4人部屋x3に分かれて泊まるとしたらどうなるんだろうか。
男部屋x1+女部屋x2は確定ってことで女部屋をどう割り振るか考えてくれ。
ちなみに自分はこんな案を考えてみた。
女部屋1: 鈴 小毬 さささ 佳奈多
女部屋2: 姉御 葉留佳 クド 美魚
姉御が危険だがこういう案も。
女部屋1: 姉御 鈴 クド 小毬
女部屋2: 葉留佳 佳奈多 さささ 美魚
危険なのは姉御だから、まずは姉御をどう処理するかから優先して決めたい。
まず姉御は鈴や小毬とくっつけると危険。
1:姉御
2:鈴 小毬
「姉御」という呼び方の元祖である葉留佳は姉御とくっついていたほうがいい。
また美魚とは変態仲間でくっつけるべき。
1:姉御 葉留佳 美魚
2:鈴 小毬
さささと鈴はそれぞれくっついているべき。また、葉留佳と佳奈多は同室であるべき。
1:姉御 葉留佳 美魚 佳奈多
2:鈴 小毬 さささ クド
↑以上が適正な割り振りに違いない。
俺だったら恭介×姉御、真人×クド、謙吾×さささ、鈴×リキあたりで男と同室に放り込みたいが
姉御危険視されすぎワロタ
低学歴は英語力関係ないもんね
正当化したいんだよね英語力ないのが
姉御は葉留佳なんかよりも性的に危険
>>565 誤爆だろうが、一瞬クドのことかと思ってどういう解釈をすればいいのか悩んだ。
>>563 さささはリトバス加入後なら鈴×リキ×さささだなぁ
>>567 理樹奪い合いフラグですね分かります。
普通にクッション役として小毬も一緒に入れるしかないな。雰囲気がヤバい気がする。
ってか男女同室おkにしたら結構楽しいことになりそうだしそうしてみるかw
部屋1: 理樹 鈴 小毬 さささ
部屋2: 姉御 美魚 葉留佳 恭介
部屋3: 真人 謙吾 クド 佳奈多
って真人と謙吾同室はカオスフラグだな。もっといい組み合わせを誰か考えてくれ。
俺的にはコレかな
部屋1: 理樹 鈴 小毬 さささ
部屋2: 姉御 美魚 恭介
部屋3: 真人 謙吾 クド 佳奈多 葉留佳
部屋1: 理樹 鈴 小毬 さささ
部屋2: 姉御 恭介 真人 謙吾
部屋3: クド 葉留佳 佳奈多 美魚
これでどうだ。女子全員の貞操が守れるぜ。理樹の貞操だけは危険だがな。
部屋1: 理樹 鈴 クド さささ
部屋2: 姉御 恭介 真人 謙吾
部屋3: さささ 葉留佳 佳奈多 美魚
これでどうだ!
理樹君争奪戦(ry
っていうか姉御可哀想杉ワロタwww
沙耶も部屋1に入れてあげたい
寮長杉並さんも追加して5人部屋にしようぜ
小毬一人部屋かよw
こまり入れ忘れたwwwww
部屋3のさささと交換してくれ
さささは二人いるのか?哲学的な数え方なのか?
狭川佐々美と笹瀬川砂美に分裂したんだよ
真人から理樹を奪うのはかわいそうだろw
部屋1:さささ、マックス、鈴
部屋2:葉留佳、佳奈多、わふ〜
部屋3:美魚、姉御、あや
クドのルームメイトが佳奈多だったとして、
葉留佳がそこに行く。→部屋2
一人部屋の美魚、姉御のどっちかの部屋を部屋3にする。
小毬と佐々美の部屋に鈴が行く。→部屋1
結果、合法的に鈴の部屋と美魚、姉御のどっちかの部屋が空き部屋に。
当然、しっぽりむふふ、といきたいものですな。
男でかたまっちゃつまらんだろう
姉御ってわざとああいう態度取ってるだけで実際誰かと一緒になっても
からかうだけでマジに手は出さないと思うけどな。
感情はないけど周りの期待に答える、盛り上げるためにあんなキャラを
演じてるだけで。
>からかうだけでマジに手は出さないと思うけど
これは同意だが
>感情はないけど
とは思えん。小毬に「ゆいちゃん」と呼ばれて悶絶するシーンはやっぱり本当に萌えてると思うぞ。
姉御は肝試しイベントで気絶したこまりんのおっぱいを揉んじゃうんだぜ?
クドとルームメイトになったら悶死するとか手を出しかねないとか姉御自身が言ってるんだぜ?
部屋1:女子全員&理樹(女装)
部屋2:男子&猫
うむ、非の打ち所が無いな
リアルに輪姦されかねん
今度は理樹が退行して鈴が送り迎えする展開に
なんという逆レイプ
恭介「泣くな理樹、お前の心の傷は俺が癒してやる!」
理樹「ほんとう?」
恭介「ああ。本当だ」
理樹「こわくない?」
恭介「ああ、俺も真人も謙吾も、お前を怖がらせたりしないさ」
真人「なんつーか、怯える小動物って感じだな」
謙吾「ああ。強くなったあの理樹をここまで傷付けるとは……あいつらいったい何をしたんだ」
理樹「僕を裸にして縛ったり、僕の顔をおっぱいではさんだり、僕の○○○○をみんなで舐めたり、僕のおっぱいを吸ったり、僕の上に裸で乗っかったり、僕に女の子の服を着せたり、僕のお尻に変なもの入れたりしない?」
真人「…………」
謙吾「…………」
恭介「…………」
真人「なぁ謙吾。これ、俺たちは男として羨ましがるべきだと思うか?」
謙吾「いや……不思議なことにまったく羨ましいと思えてこない」
恭介「録画したシーンがあれば、理樹の心の傷の原因がもっと詳しく分かるんだがな」
理樹「っ!?(ビクッ)」
真人「そこの変態はおいといてよ……これ、戻せんのか?」
謙吾「どうなんだ、恭介?」
恭介「分からん……だがひとつだけ言えることは、退行したこの理樹は可愛すぎて、女子の気持ちがよく分かるってことだ」
理樹「ーーーーっ!(ビクビク)」
真人「うおっ! ちょっと待て逃げるな理樹! ほら、お前の好きだった筋肉だぜ! 筋肉筋肉〜!」
謙吾「恭介えぇぇぇぇぇ――――!!」
恭介「……マジですまん」
男も混ぜて4×3にしてみた
まず小毬と鈴は親友だし一緒の部屋に
クドはやはりルームメイトのかなたんと一緒に
かなたんとはるちんこを一緒にしたい所だがはるちんはクドにドス黒い嫉妬心を持ってるのでかなたんとセットのクドとは分ける
美魚ちんは特に相性の良し悪しはないのではるちんと
さささは鈴とは相性が悪いので分ける
小毬、鈴
クド、かなたん、(さささ)
美魚、はるちん、(さささ)
で、この組み合わせに男を入れる
いろいろ組み合わせが考えられるがとりあえず謙吾とさささは気まずいだろうから分ける
小毬、鈴、理樹、恭介
クド、かなたん、さささ、真人
美魚、はるちん、謙吾、沙耶
姉御
完璧だな(∵)
>>588 これはいいな
理樹×鈴
恭介×小鞠
真人×クド
多くのカップリングを満たしてる
まず、さささにハーレムを提供する。
素敵な人達ばっかりで、私困ってしまいますわウッヒョウという感じだ。
さささ 謙吾 理樹 鈴
次に筋肉旋風を巻き起こす。
クドが筋肉すれば佳奈多も筋肉せざるを得ないし、佳奈多が筋肉なら葉留佳も筋肉だ。
真人 クド 佳奈多 葉留佳
そして、馬鹿二名と全方位型の突っ込み役と和み役をバランス良く掛け合わせる。
恭介 小毬 沙耶 姉御
小毬、鈴、理樹、恭介、真人
クド、美魚、謙吾、真人
姉御、沙耶、さささ、真人
かなた、はるちん、真人
これでおk
ここで4x3じゃなくて沙耶混ぜて6+7だとどうなるのかを考えてみる。
部屋1: 理樹 鈴 小毬 さささ 美魚 姉御 沙耶
部屋2: 恭介 真人 謙吾 クド 葉留佳 佳奈多
理樹と恭介はあえて離す。
ちなみにこの場合だと分け方が数学上は約1700通り存在する計算になる。
(参考までに4x3の分け方は約5800通り。それと両方とも部屋を区別しない前提。)
数学できる人ミスってないか検算してくれ。眠くて計算ミスしてる可能性が高い。
えーと理樹と恭介を除いた11人を5と6に分けると11C5で462通り。
奇数人数だから理樹と恭介のそれぞれに7人部屋と6人部屋になる場合を考えて924通りか?
部屋を区別して1848通りかね
ついでに3*4は全て不特定だから
12C3*8C3/3!になって5775通りかな
やべぇ数学Aなんて久々に解いたからうろ覚えだわ
理樹と恭介は違う部屋という前提で、
部屋を区別すると部屋は二通り
理樹の部屋→A、恭介の部屋→Bとして
他の11人について考えると、11!/6!5!通りの分け方がある
よって、2*11!/6!5!になるはず
計算めんどい(∵)
今リトバスメンバー+沙耶+かなたんで校内射撃ゲーム的なSSを書いてるんだけど、
ヒロインは鈴と沙耶どっちがいい?
上手く出来たらこのスレに投下する
>>596 かなたん……みおち……沙耶だな、うん。
鈴には恭介と組んで何か分からないもやもやした気持ちで理樹ペアを襲ってほしい(∵)
理樹+沙耶+佳奈多
恭介+鈴+はるちん
こうすれば完璧
鈴とはるちんのなんだかよく分からない気持ちパワーで理樹ペアにいたずらしてほしいところ。
607 :
After √ (7/?):2008/08/11(月) 16:00:48 ID:wtiU9uBx0
※無難なところで口に決定。でも、先に手でしてもらう。
う〜む。まあ、口が妥当かな。思い立ったが吉日、ってこれはその日のうちにやらなかったら何なんだ、だけど。
「口でしてくれない?」
「え、えっ?」
佳奈多さんがあたふたしているうちにズボンなんて脱いでしまえ! 体勢も変えないと。
僕はソファに普通に座り、佳奈多さんにはソファから降りてもらった。僕が降ろしたんだけど。下着は脱がなかった。
「ほら、僕は準備完了だよ」
「あっ……」
久しぶりに僕のを見て恥ずかしがってるのかな。あ、初めてしたときは見せてなかったか。
……って、あれ? なんか僕、さっきまで黒かった気がするのに今度は馬鹿路線突っ走ってない?
「ほら。見えるでしょ? 僕が」
勃っているのが如実に見える。
「……口でするの?」
「うん。お願いできるかな?」
「変態よ、理樹……」
僕が馬鹿になっていく〜。でも変態変態うるさかったので下着も脱いでしまった。
「へんた……」
あ、フリーズした。まあ、いきなり“はーど”は要求しなくてもいいか。佳奈多さんの脳内処理を待った。
はい、完了っ! 目に光が戻ってきたね。
「佳奈多さん。ほら」
「……ほんとに、するの?」
「うん」
608 :
After √ (7/?):2008/08/11(月) 16:01:28 ID:wtiU9uBx0
「し、仕方無いわね。理樹は」
なんとか漕ぎ着けたか。
「じゃ、じゃあするわよっ」
『セイシンシューチューバーモント』
「ぶっ!!」
なんだ、今の妹譲りの脈絡なさはっ! ……妹からは譲られませんね。
「えと……」
何を迷っているやら、ぼくを握ってきた。
「うぁっ」
「ひゃあっ! な、なにこの熱いの」
「それ僕の」
「……こんなものなのね」
そうですがなにか、と言いそうになってしまった。
「?」
口の前に手でもやっちゃうの? 佳奈多さんは手で一回上下に擦ってくれた。
「うぐっ!?」
久しぶりだったのでそれだけで出そうになってしまった。ふう、危ない。
「今の気持ち良かった?」
「あ、ああ。良かったよ」
「そう」
今度は何をするんだろうと見ていると、先端部分をつまんできた。
「くっ」
棒の中の血液か何かが逆流するような感覚を覚えた。
「大きくなってない?」
「佳奈多さんだからだよ。こんなに大きくなるなんて僕も思ってなかったけど」
「ふぅん」
また擦り始めた。柔らかい手だなあ。
「はぁっ……はぁっ」
びくびく震える棒が面白いのか一心に擦ってくれている。
「うっ……くぁっ、はぁっ……はぁっ」
609 :
After √ (7/?):2008/08/11(月) 16:02:16 ID:wtiU9uBx0
こすれる音に加えて、水音が混じってきた。じゅぶ、と。
「なにか出てきたわよ?」
「うん、そうみたいっだねっ、くっ」
「だ、大丈夫?」
「気持ちいいよ、佳奈多さん」
「そ、そう」
先走りが出てきたんだ。と一物を見ると確かにそうだったが、その先にふるると揺れる双丘を見てしまった。
「うぐぐっ!!」
「……本当に大丈夫なの?」
「ぼ、僕の、ことはいいからっ」
意識が飛びそうだ……。っていうか、佳奈多さん、自分が裸なの全然気にしてないんじゃないかなって思うんだけど。視覚からの刺激もあいまって来た。
「はぁっ……はぁっ」
「いくわよ、理樹」
な、なんか意気込んでるんだけど……。
「え、え? な――――っ!!」
ものすごい勢いで擦り始めた。もう、でる……。
びゅくびゅくびゅくびゅくっ。
「うああっ、あぁっ、はぁっ、はぁっ」
「きゃっ! ちょ、こんなに出るの!? んんっ」
まだ、アレはびくびくと脈打ちながら液体を出しているが、片目を開け佳奈多さんを見ると、顔が汚れていた。
「よ、汚れてるよ、佳奈多さん」
「り、理樹が汚したのよっ」
「ご、ごめん」
610 :
名無しさんだよもん:2008/08/11(月) 16:03:37 ID:wtiU9uBx0
>>606 さいこーだな。そのくみあわせ、さいこーだな。
>>596 鈴で頼む
>>606 沙耶と佳奈多とか絶対問題起こるだろw
はるちんも鈴のことは苦手そうだしなあ
>>596 鈴!!!!鈴!!!鈴!!!
大変大事なことなので三回言いました
617 :
596:2008/08/12(火) 14:04:46 ID:aishQfAy0
おk、皆ありがとう
沙耶で書いてくる
あまりクオリティには期待せず待っていてくれると嬉しい(∵)
618 :
596:2008/08/12(火) 14:05:50 ID:aishQfAy0
連レススマソ
>>596の計算だけど、普通に2*11C5でおkだった
以前のホルマリン漬けはるちんと格闘ゲーSSのように面白い話がある時はつまらない話は相手にされないものなのです
最近真っ黒なSSが見れなくて少し寂しいな、冷凍筋肉とかホルマリン漬けはるちんな話もまた読んでみたい
部屋の話で言うなら、出来る限り沙耶と理樹は同じセットで考えたいなあ。
無理なら真人か、変な方の謙吾で。
いっそのこと 理樹 謙吾 恭介 真人 沙耶の組み合わせが最強だ。
部屋割りだが、まず一番反対しそうな佳奈多を説得する。
まず部屋1は
佳奈多 クド 葉留佳 真人
クドはルームメイトだし、葉留佳はかわいい妹だし断りはしないだろう
筋肉?…べ、別に真人×クドや真人×佳奈多が好きなわけじゃないんだからねっ!
そして部屋2は
理樹 鈴 恭介 小毬
理樹は鈴と小毬が一緒のほうがいいだろうし、恭介は鈴の兄として
同室になろうとするだろう。(鈴は反対しそうだが…
…べ、別に恭介×小毬が好きなわけじゃないんだからねっ!
あまつさえ乱交フラグとか考えたりしてないんだからねっ!
そして部屋3は残りの
謙吾 姉御 美魚 沙耶
となる。…まあピンでいけるやつらが揃ったと思ってくだされ
さささ?取り巻き3人組とですがなにか?
クドと真人は同室であるべき 異論は認めん
>>623 その組み合わせはヤンデレはるちんが爆弾になるから駄目だ
はるちんの前でクドを可愛がりまくるかなたん、「わふー>ω<」とか言って気持ちよさそうにするクド
それを濁った目で見つめるはるちん・・・
やはり理樹、恭介、クド、かなたん(以下略だろう
理樹はハーレムで恭介もロリ欲を発散出来る
真人×佳奈多を推すあなたは妄想スレの昔を知っている漢だな!!
あの頃のような多種多様な妄想がまた生まれることを祈って乾杯。
>>626 でもEX後はそれ有り得ないなと確信した
真人より謙吾の方がまだ似たもの同士で良いなと思う
理樹とお似合い過ぎるというか頑張った結果のデレかなたんが可愛すぎるし他ヒロインと違う直枝って言い方もオギオギするよ
カップリング?そんな物は知らねーな!
この際だから全員同じ部屋で
リトバスはAir、蔵と違い自由に妄想できるんだぜ
リトバスメンバーの枕投げは凄いことになりそうだ
枕投げは姉御最強説、鈴も意外とやってくれそうだ。
しかしその場合小毬がかわいそうなことになると思わないか?
新聞紙ブレードの時と同じような感じになりそうだな
たださささがいる場合は鈴はそっちと争いそう
沙耶は・・・理樹に来る枕を狙撃?
「私が枕を撃ち落とすから、理樹君は私のサポートに徹してちょうだい」
「いや、この場合は逆だね。つまり、沙耶が僕のサポート!」
「ちゃんと作戦を聞きなさい!私のほうが機敏に動けるし―――」
「しっかり付いてきてね!」
「聞けよ!」
―――――――
「朱鷺戸は6死球で退場っと………ボロ負けじゃないか理樹!」
「うーん、なにか間違ってたのかなあ」
「うがあああーーーー!!!納得いかねぇー!」
枕投げ中(何故か)セクハラ大王の標的となった葉留佳。
「のわーーー! はるちん、大ピンチ!!
こうなったら『おさげディフェンス』に代わる新必殺技『双子大分身』」
説明しよう『双子大分身』とは、佳奈多と自分の髪飾りを外して見分けがつかない状態にし、
追手を混乱させる必殺技である。
「ふっ……ならば二人同時に手籠にするまでだ。
おとなしくおねーさんの餌食になるがいい」
「ちょっと、何するのよ」
「うっさい、こうなったらお姉ちゃんも道連れじゃ〜〜〜。
おとなしく唯ねぇの毒牙にかかれぃ!」
「こうなったら……葉留佳防壁!!」
説明しよう『葉留佳防壁』とは、三枝葉留佳をサクリファイスして、災難から逃れようとする必殺技である。
「ふむ……逃げられたか。まあいい、行きがけの駄賃は手に入った。
さて葉留佳君、君のおっぱいの成長っぷりをたっぷりと味わうとしようか」
その後、男子全員前かがみ。
サクリファイス吹いたwww
>君のおっぱいの成長っぷりをたっぷりと味わうとしようか
成長が味わえるほどはるちんのおっぱいは急成長してるのだろうか?
けど急成長してるのだとしたらはるちんのおっぱいのデータと実際のサイズの不整合は説明がつくな。
最後に81と計測され、その直後あたりから急成長しだした、とか。
Saya's songの編曲の人=ガンスリ2期EDの編曲の人って事を知った勢いでリトバスのみんなでガンスリをやったらどういう展開になるのかとか一瞬考えてしまった。
枕投げはさささと鈴がどっちがよく姉御やはるちんとかから小毬を守れるか的な展開になりそう。
んじゃまあどこかのパン屋からゾリオンを調達してきて、と。
640 :
名無しさんだよもん:2008/08/14(木) 11:11:17 ID:ZzbBmY6QO
沙耶エンドのedの男組と沙耶のやつにカツサンド浮いてんのな
べ、別にカツサンドを使ったssなんて考えてないんだからね!
パン×カツ×パン
643 :
名無しさんだよもん:2008/08/14(木) 12:08:07 ID:ZzbBmY6QO
>641
しまった、カツサンドって三角関係モノだったのか。
おい、おまえら料理をいれだすとバスの中とか克明に書かなきゃいけなくなるからそこまでだ
久々にバトルで武器を妄想してみた。
新武器:お弁当
小毬「りんちゃん、あーん♪」
鈴「にゃにい!?」
小毬「食べてくれないの?(涙目」
鈴「う、ううううう」
小毬「ね、あ〜ん♪」
鈴「で、できるかあああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・」
理樹「あ、逃げた」
恭介「凄いな、精神的ダメージ+フリーズ効果だったぞ、今の」
何か対鈴用必殺武器になりそうな気がした。
しかし、真人や謙吾が持ったら・・・。
・・・・・・・考えるのはよそう。
真人専用武器:電話帳
使い方……引き裂く
美鳥専用武器:薄っぺらい本
使い方……引き裂く
↑の上位互換
美鳥専用:BLの本
美鳥専用:薄っぺらい本(プレミア物)
使い方……引き裂く
忘れ去られた誰かにダメージを与える
↑の上位互換
美魚専用?:SS8/8
650 :
1/8:2008/08/15(金) 15:05:54 ID:43KonWsi0
今朝は起きたのが少し遅かった。外では雀がツピーツピーと鳴いていたし、山の端いと近うなりたるに
…って夕日が美しかった。そんな夕暮れだから、グローブでも磨きに行くかと気合を入れたくなった。
「よーし、頑張るかー」
頭はまだ薄ぼんやりとしたままだけど、考えるよりも先に体を動かしてしまおうと思った。そうすれば
目だって覚めるだろうから。
布団をたたんで二段ベットから飛び降りて、その場で服を脱いだ。いつも真人のトランクス姿を見せら
れてるけど……うん、この時間帯にはいないみたいだ。まぁずっとこのままだとなんか体冷えるからすぐ
にシャワールームに入ったけど。
要領のよい速さで仕度をしていた。気持ちの持ちようなんだろうきっと。
いくらかして出かけられる準備が出来たところで、来ヶ谷さんからもらったところてんにチャレンジし
てみることにした。プラスチックのところてん突き棒で押し出すだけなので簡単だ。
「でも……、食べても大丈夫なのかな」
そういえばもらってからだいぶ経ってしまっている。
四角い容器に包まれたうららかなゲルを眺めてみるものの、賞味期限が書かれている様子はない。手首
を返して裏側を見てみようが、とてもおいしそうであるということしか僕にはわからない。
「作りたて食べればよかった。なんか申し訳なくなってきたな……」
僕の手先が不器用だということを知った来ヶ谷さんが気を使って贈ってくれた品だ。先端の片側は出口、
もう一方は押口になっているそのフォルムを熱っぽく見据えた。保存状態さえ悪くなければ食べられなく
なるようなことにはならないものだ!と思い直し、ひと呼吸、ふた呼吸してから決意した。
「あ」
しかし、そこで僕は自分が過ちを犯していたのだということを明確に悟った。
何故だ……と一言では拭えそうもないくらいの深い失望の念に捉われる。
もはや失われたのだということを信じることがどうしても出来なかったから、いっそころころと転がし
てしまおうかとも思った。ところてん突き棒を捨ててしまっていたのだ……!
651 :
2/8:2008/08/15(金) 15:09:21 ID:43KonWsi0
一人テンションが下がっていくのが歯がゆくもあったが、どうにもならなかった。仕方がないからスプ
ーンの裏側で突くことにした。けど長さが足りないのは知れていた。
…まったく、キミは馬鹿だな…
長いもん何かないかなぁとカトラリーケースをあさった。菜ばし使えばいいじゃん、そうだ、と思い至
ったので試してみたけどうまくはいかなかった。うわついた軽さの焼き物の中にところてんを滑り込ませ
たとき、せっかくのところてんはぐにゃぐにゃに崩れてしまっていた。
ちゅるちゅる…
「う、でも全然いける」
輪郭の濃い三杯酢の風味が食欲をそそらせた。自家製と思われるカラシが染み入る。
夕暮れの中、もっとおいしく食べられたかもしれないなぁなんて思いながら夏の味覚を食した。
○
ところてんブレイク
○
ひと息いれて腰を浮かせると、未だすっとした秋の空気を感じられた。こんな遅くまで寝ていたせいか、
体がやたら重かった。ジョギングでもしてみるいい機会なんだろうけど、まぁそれはいつかにしよう。
渡り廊下から中庭を抜けて、グラウンドへと辿る。広々とした敷地にてんてんと人影が見えた。本家野
球部のうちの何人かが、居残りでティーバッティングを続けている。
「だからうちの学校強いんだろうなー」
あまり知らないのは確かだけど、甲子園にだって出てるようなチームだったはずだ。
そうだよ。恭介もあのチームだったら今ごろは全国で活躍して、超異例の大抜擢で星野JAPANして
たかも知れないよな。それに高校野球でも春夏国体神宮を制し……。
……そんなまさか。
652 :
3/8:2008/08/15(金) 15:12:33 ID:43KonWsi0
僕の妄想は一人歩きして、恭介がメジャーリーグに兆戦するだなんて話は一度も聞いたことがない、け
ど、それいいかもって思ったんだ。思った分だけ胸が高鳴るから。
そうこうしているうち、間借りしている僕らの部室へと着いた。ドアがぎしりと重い。いつもどおりの
雑然とした様子を期待しながら、入るなりにまず蛍光灯のスイッチを入れた。さてどこからしよう。
はいはい、ボールやバット、シャーペンやチョコ、お菓子に湯のみに緑茶にメガネ……ってあれー?
男所帯じゃないし意外ってことでもないんだけど、部室は整然としていた。床やテーブルに散乱してい
たはずのバラエティーグッズ的な何か、どっきりドーナッツもぴりぴりクロワッサンもない……。
残念なことにややこしいアイテムを中心に片付けられていた。つーか今日は掃除する必要なんてまった
くなさそうだった。
誰かがしてくれたことに文句があるわけじゃない。なのに人手が行き届いた部屋は別の部室のように感
じられた。僕一人イメージの中に取り残されてしまったのだ。2,3回きょろきょろ見渡して突っ立って
いた。まるでそういう役で登場する人がいる喜劇の一節みたいに。
っていうかグラブオイルあったっけ……
気を切り替えた僕は陰干ししてあるグローブに手をかけて作業を始めた。ぱしぱしと土ぼこりを払い、
スポンジで汚れを拭い、ほどけた紐を結んで。
「……………」
653 :
4/8:2008/08/15(金) 15:15:57 ID:43KonWsi0
黙々黙々。一心に打ち込めば元の革の色が見えてくるくらいにきれいになるだろう。こうして集中して
いるところなんかは謙吾みたいでもあった。ああ、今日も剣を振るってんのかな。
没頭すれば意外と神妙になった。謙吾のようにはいかないけど。………。補球面にはスクワランオイル
だったろうか? 今度小毬さんに聞こう。
僕は丸椅子に腰掛けて、指先をたたたと動かしていた。
部屋の中がだいぶ暗くなったように思う。空はもう紫に染まっていた。人数分はそうたいした量でもな
かったからあっという間に終わってしまっていた。もっと多いような気がしていたけど、実際は少なかっ
た。背面を塗り終えたところでたかたかと立てかけた。
これでいいことにしておこう。
グローブの表面に鈍い光が浮かんでいた。濁りは消えずにただ薄く延びたようなだけのような気もした。
だけどこのグローブを磨くことができるのは僕だけなんだと、もっともっと使いやすいように、ずっと大
切に磨いた。
――…――
いや、分かってるよ恭介。
青白い夕闇だ。金色から赤、そして緑へと変化する花火だ。
白銀に映る鏡のような黒、世界が千変万化する。
まばたきの合間の出来事だった。
誰かが苛立っていく様を認めていた。冷静というよりは無感情に近くなっていく彼女を、知り合いでは
ない人、もっと言えばただの通行人に対してするのと同じように、眺めていた。
「あははははは!!! おっかしいっっ、ふふ、くくく」
654 :
5/8:2008/08/15(金) 15:19:08 ID:43KonWsi0
彼女が始めた高笑いが耳障りだから、最初、その喉をしめてしまおうと思った。そうすればこのキンキ
ンとした、管楽器を床に叩きつけたような響きも消える。だけど、彼女がまだ正気であるように思えたよ
うに、僕もまだ正気だった。
「はは、あはっ。……ほら、狡いよね」
彼女は憔悴しきっているように思えた。気持ちが流れ込んでくる。理解されない苦しみが。
彼女は廊下の前で佇んでいた。ここからは、厚みが均一でないレンズから覗いたように歪んで見えた。
胸の中が重暗い。
落ちていく陽の光がまるでその部分を切り取るように、彼女のほおから胸にかけて差し込む。
彼女が唇を動かしたような気がした。「必ず死体の目を潰せ」
ああああ。
燭台の灯りのようなものが二、三慌しく駆けている。跳ねる水の音の間を縫って男たちの靴が土を噛ん
でいる音やまばらな歓声が聞こえる。はるかさんの名を呼ぶ声が聞こえる。
「いい? 十数えたら、十数え終わったらよ?
ここから抜け出す……転んだら駄目。走れるわね」
確固とした姉の口調に、ぼくもまたそれが本当になるのだということを感じていた。
ミズナラやカエデの先に小道があるって教えてくれたのはお姉ちゃんだった。お外なんてつまらないのに、
ほんとうは違うって……いつも言うんだ。
「……わたし…」
動く灯りはくるま、人が乗るもので、免許がないと動かしちゃいけないもの。
動かない灯りはおうち、人が暮らすところで、わたしたちがいるこのお屋敷と一緒。
夜になると遠くのお山がぽつぽつと光るけど、それがこことは違う世界の灯の光だってことは…分かる。
わたしは、不安に対して無力だった。
今どうしてもしないと駄目なの? そんなことないよね……。
655 :
6/8:2008/08/15(金) 15:23:57 ID:43KonWsi0
「ぼくは、行けないかも」
この時も少し、姉の描く世界のことについて思いを巡らせていた。
街まで行けばアイスだって食べられるし、街は広くて、歩くだけでも気持ちがいいものなんだって。学
校に行けば、理科の教科書もずっと新しいものが見られるし、一番大事な、友達だって待ってる、てさ。
こんな風に言ったかな。違うような気もしたけど、思い出したのはこうだよ。わたしはお姉ちゃんが教え
てくれる世界を感じられないこの耳が恨めしかった。
「十数えたら来なさい、ちゃんと聞いて。二度なんてないんだから」
わたしの怖じ気もともに伝わっていたと思う。でも、そんなものは関係のない話だった。余裕の感じら
れない姉は……接し方、懸かる真剣さといい、そのままの彼女だった。わたし自身は……ひどい目に遭っ
ているなんて自覚はなかったのかも知れないのに。
「数えたら来るのよ、いい?」
鍵の掛けられた物置のような一室。出る手段も、出られるなんてことも考えていないわたしに、お姉ち
ゃんは優しい微笑みを与えてくれた。隙間から風が吹き込むくらいがせいぜいのわたしの部屋だけど、
何もないなんてことは無かった。
「ヤダ、行かない……」
発育の遅れているわたしはいつからか、役に立たなくてもいいんだって、そう言われ続けてきた。
「……行けないよ。こわい……」
お庭には出ることもなくなった。好きだったような気がするのになんでしなくなったんだろう。
この部屋にいるだけでも近くの沢の音は聞こえてくるけど、それが最近のお気に入りだから?
自分のことだけど、分からない……
聞こえなくなる、遠くなる。
紡がれた記憶だ。不規則に心臓が拍動していた。
ここにいられればいい……
私は自分の体が急速に冷えていくのを感じていた。
656 :
7/8:2008/08/15(金) 15:28:11 ID:43KonWsi0
「うっ、うっ、くらい…くらいよぉ…どこ…」
気づいてしまったのはいつだろう。私が目覚めるこの学校によく似たこの世界には、もうあいつは、例
え望んだとしても現れてはくれない。
振り返った先で私を迎えてくれるのは虚像。向き合えない私の像なのか、こんなのが私なのかなんて…
どっちでもいい。どっちにしても内証的な心の壁。これから先、ここに人が訪れることはないんだ。
私が立っている場所は変わらない夕闇の校舎の中にあった。
地べたに腰をつけて、ソックスが汚れるのも気にならない。すぐ隣に誰か……いてくれたことが辛く思
える。学校……グラウンド……。色々な気持ちが支離滅裂に内出を始めて、どうにかなっていくのだと思
った。泣きすぎて頬がひりひりした。私は唐突に叫んだ。
「出して! ねぇ、出してよ!! 私おとなしくしてたじゃん!! 出してくれるっていったよ!?」
苛立ちをそのまま表してしまったことに後悔さえない。受け止めてくれる誰かもなく、気を紛らわすこ
ともできない。それなのに段々と、体に熱が宿っていくのが分かった。
「もう終わらせてよ! 私、してない! そんな馬鹿な真似しないよ!?」
憤りの瞬間は僅かだったけど、がらんとした校舎にはしばらく泣き声がコダマした。脳裏に焼きついて
離れないのはもう一人の父を中傷する男たちの顔。クラスメイトのちょっとした冗談までが黒い血の巡り
の中に染み込んでくるようだった。私は眩暈寸前の状態で呆然と突っ立っていた。何してるんだろう……
っていうくらい。
笑ってって、誰かが言ってくれれば笑えただろうか? ……こんな時の笑い方なんて知らない……
心からは笑えない。笑えなかった。でもそれで良かった。
誰も非難しない。誰もいない――
――…――
座り込んだときに擦れて切ったのだろうか、手首がひどく痛む。
絶えず頭の中で約束がジャラジャラと鳴る。
657 :
8/8:2008/08/15(金) 15:30:13 ID:43KonWsi0
手が……、
手が震える……うぅあああぁあああ。
悲しいことがあった。
あったということだけが残る。
心神喪失に等しいぬけがらが叫んでいる。
おかしい。だっておかしいよ。
それが冷笑であれば救われたのかもしれない。僕は緊張の適応に失敗した。
今は立ち直れない……
ようやくといっていいのか、僕はまだ春の終わりの夢の中にいることに気付いた。
まだ終わりは見えなかった。
三回読み直したが、こういうのは感想の付け所が難しいな。
決して嫌いじゃないんだけど。
難しいな
葉留佳シナリオを元にした虚構世界のお話?
なんにしても感想をつけ辛い作品だな。
正直理解できなかった。誰か要約頼む
詳細はわからんが、ようするはるちんは失敗したってことじゃないか?
書いた本人からの説明を待ったほうがよさそうだな
>○
>ところてんブレイク
>○
チンコの形
「ま、また負けた…。」
私は自分の買ってきたパンと理樹君のパンを見比べて落胆する。最近地下迷宮探索はそっちのけで毎日理樹君と遊んでいる。一流のスパイとしては失格かもしれないけど、息抜きは大事だ。それにアレが届くのはもう少しなわけだし、届いたら一気に迷宮を蜂の巣にしてやる。
そう考えていると理樹君がニコニコした笑顔でこっちを見ているのに気がつく。「何?」
「また僕の勝ちだね。…約束覚えている?」といいながらポケットに手を入れる。
「んっ…り、理樹君!?」
私は顔を赤らめ、腰をもじもじしながら彼を見つめる。
理樹君は私の耳に顔を近づけて
「今晩…校舎で」と囁いた。
「う、うん」私は顔を真っ赤にしながら返事をする。
うれしかった。
だって―
また理樹にいじめてもらえるんだもん
夜の教室に月の光が差し込み沙耶と僕を照らしだす。彼女の汗ばんだ陶磁器のような白い肌をさらに際立たせ、僕と沙耶の結合部から出る愛液で床に水たまりができ、光っていた。
―パンパンパン
「ああっ!理樹君だめぇっ!そんなに強くしたら私…」
沙耶は窓に両手をついて髪を振り乱しながら叫ぶ。
僕はその言葉を 聞き逃さず、腰の動きを止め彼女の耳もとで何を言おうとしたのか聞く。
「い、いやぁ…恥ずかしくて言えない」
「ふーん、じゃあ止めようか。代わりにバイブを沙耶のま○こに突っ込もう」
僕は腰を引いて床に落ちている沙耶の愛液まみれのバイブを取ろうとする。
「だ、だめぇっ!」沙耶を腰を突き出し僕のものをくわえ込む。
「理樹君のおち○ちんじゃないといけないの…だから…」
僕はその言葉にゾクリとし、沙耶の形のいいお尻を掴んで奥まで突き込む。
「あっああっ!理樹君のおち○ちんすごく熱いよぉ」
沙耶も自分から腰を動かす。
僕はそれに負けじとさらに強く沙耶を求める。
―まだ夜は始まったばかりだった。
エロが苦手の人はスルーしてくれ
>666
2行目でカツサンドや竜太サンドが目に浮かんだ…‥なんか喰おう。
草野球チームと感じたエクスタシー度
はるちん>ひんぬーわんこ>>みおちん=ゆいちゃん>>…越えられない壁…>>コマリマックス
特にMAXはおぎおぎすらしなかったな(∵)
670 :
650:2008/08/16(土) 13:36:59 ID:4FeDWy7C0
えーと、650です。
○んちんバージョンを書いてみた。
鏡を眺めていた。
何の目的も無い。
ぼうっとしている。
時々笑う。
いやな気持ちになる。
眠くなる。
この先があれば許せたのかなと思う。
でもここから始まるということなんてない。
「間違い」を期待した愉快犯、
それが私だった。
……なんだか…虚しいね。
落ち込んだ顔で私の顔を覗く理樹くんがいた。
尋ねてくれるのは信じてくれているから?
分かってもらえるなんてことない。だって私にも分からないから。
そう頑なにしている私に理樹くんは言った。
僕にはこう感じられたんだ。違ってたら……ごめん。
……葉留佳さん。
理樹くんの肩がぎこちなく、迷っているように不安げに揺らいだ。
息を一度吐いた後、しっかりとした口調で言った。
やっぱり僕には思えない。
声が加速していく。
自分を追い詰めるようなことをするようには思えなかった。
何か企みがあってやっている訳じゃない。それも確かだと思う。
私は深海魚だった。ふわふわと漂ったまま、それを聞いていた。
どうしてなのかは分からないけど……
一番証明したくないことを証明してしまったんだ。それも心から。
私には理樹の言っていることが分からない。
嫌な気分にも、辛くて、誰かに頼りたくても、気力も、
…笑顔だって、
詰まり詰まり聞こえる声は文字にすればきっと読点で細かく区切られていた。
ふぁ、は、
聞こえない。
やっ……、ぞくぞくってするよ…
聞こえない。
ぁ、ん
聞こえない。
埋められた記憶の先端がどくどくと脈打って、止んだ。
んっ、ぃやだよ……
触れ合った体が僅かだけ離れた。
気持ち悪い……
深夜にふと目が覚める……
暑くて目が覚めたに違いない。
とりあえず喉の渇きを潤そうとジュースを買いに部屋をでることにする。
出ようとした瞬間、後ろから「筋肉〜♪筋肉〜♪」と真人の寝言が聞こえた。
「頭の中が幸せでいいなぁ」と僕は呟いた。
部屋をでて中庭の自販機にやってきた。
(なんで僕は学校まで来たんだろう……僕は馬鹿だ、寮の近くにあったのに…)
まぁ、いいかと納得して飲み物を買う。
「はりゃっ、ほれっ」
体育館の方から声が聞こえたような気がした。
興味をもった僕は走って体育館に向かった。
「いやっほぉ〜ぅ、夜間の学校最高」と叫びながら。
何分経過しただろう、僕は硬直したまま倒れていた。
違う、縛られているんだ。(たぶん)
僕には妄想壁があるらしい。
「あっ、らめぇ掘られる〜♪」
「お前はナニを語っているんだ!?」と渋い声が響く。
「だ、誰だ?」
「俺か?俺は通りすがりの変態だよ。ところでお前女みたいだなぁ」
「!、こいつ変態なのか?」
「いいことを思いついた!お前俺に犯られろ。」と男?は言った。
しばらく僕の身体は変質者に好き放題やられていた。
「よかったのか?無抵抗で俺は無抵抗でも犯っちまうんだぜ!」と自信満々に語った。
僕も僕で気持ちよかったからいいやと納得した。
拘束されていた身体も自由になり寮に戻った。
暗闇の部屋の中僕は自分のベッドに戻った……はずだった。
朝起きると僕の身体は真人によって……アッー!アッー!
BAD END
無理やりはいけません…
恭介は就職、謙吾は体育大学志望ってのが本編で出てきたけど、
他の人の進路志望は出てきてたっけ?
クドは俺の元に嫁いでくるって言ってたぜ
>>677 4コマで小毬は明治大学を志望していたな。
あのあとどう変わったかは知らんが。
お菓子関係なら専門学校か
管理栄養士とかの免許取るため家政科かな?
理樹はナルコあったから、病気がいつ発病してもいいように大学出て事務系の仕事に〜みたいなことは鈴シナリオで考えていたよな。
ナルコ克服した後でも、やっぱり大学行きそうな気はするが。平凡なサラリーマン目指して国立の経済学部とか?
このスレらしく妄想するなら、
クド…こすもなーふと一筋
鈴…獣医学部
姉御…海外留学
かなたん…法学部
はるちん…文学部(マスコミ志望)
美魚…文学部(作家志望)
ささこ…ソフトボールの強い女子大学
あたりではないかと思うが。
何故MAXがいない・・・・・・
>>682 文盲にも程があるな 直ぐ上にあったとは……
恭介ってよく考えたら進路が有るようで無いよな なんかいつも就職活動とは名ばかりの冒険してるみたいだし
>>681 リアルだとこんな感じだろ
小毬…明大志望→そのまま明大→明治製菓
クド…こすもなーふと一筋→挫折してマーチ→ロシア語通訳
鈴…獣医学部志望→受験失敗でニッコマ経→ニート嫁
姉御…海外留学→アイビーリーグMBA→コンサル
かなたん…法学部志望→浪人して旧帝法→司法試験合格
はるちん…文学部志望(マスコミ志望)→マーチ→マスコミ一般職
美魚…文学部志望(作家志望)→中堅女子大→プロ同人作家
ささこ…ソフトボールの強い女子大学→日本代表→社会人クラブ所属
やけに生々しいなw
はるちんはそんなに勉強できたっけ。それに勉強するはるちんとかあまり絵として浮かばないのは気のせいか?
リサイクルショップの店員という構図がはるちんシナリオの某イベントのせいで離れないんだけどな・・・。orz
理樹は秘書とか向きそうだな。佳奈多が弁護士にでもなったら秘書になってそしてフラグという可能性が・・・
クドは佳奈多に少し厳しく指導してもらえば普通にいけそうなんだけどな。努力家だし。
真人は筋肉を生かすために卒業したら即就職だろうな。肉体労働こそ真人に一番向くような気がする。
謙吾とかさささはスポーツ推薦で行ってそのままプロとしてやっていきそう。
鈴は・・・理樹と一緒がいいとか言いはじめそう。
はるちんは「出された問題をその場で解くのが好き」とか言ってたし、それはむしろ研究室向きの気質で、大学進学は大いにアリだと思う。
まあはるちんの場合基礎が不十分だからいい大学に行こうと思ったらかなり頑張らないといけないだろうけど。
姉御は何やっても成功しそうだけど、やり手の女社長とかいうイメージがある。
クドはやっぱりこすもなーふとでしょ。あと身長4cm、頑張れクド!
みおちんは確かに文系でいいと思うけど、あの紙飛行機の短歌とか考えると、成功するにはちょっと頑張らないといけないかな。
こまりんは保母さんとかも良さそう。もちろん子供たちに遊ばれる側ねw
鈴は…正直理樹と一緒にいるか、後は猫絡みしか思いつかない。
あと、理樹は普通にリーマンでデスクワーク、恭介は漫画の編集、謙吾は実家の道場を継ぐ。真人はいっそレスラーなんかいいかも知れない。
あ、さささは本人にその気さえあれば十分プロでやっていけます。100メートル12秒フラットってw
なんでみんな鈴だと口篭るんだよw
まぁ理樹の嫁というのは規定路線としてだな、俺は保母さんとか意外にいいとおもったぞ
獣医もいいが、難しいからな。ペットショップ店員らへんが現実的?トリミング師とかあったよな
たとえ精神が強くなっても別に頭が良くなるわけではぬあいのだああああ
>>688 鈴は個別の後半を見る限り、保母さんとかはありかもしれないな。
それに精神年齢もちか(ry)
あと真人は体育大学とかいいかもな。
筋肉のことになると博学だし、大学とかの研究家は究極的にはそのジャンルの
マニアの集まりな訳だし。
>>690 体育会系は、体を鍛えるのが目的で体鍛えてるような奴が実際にいるからなあw
俺としては、いっそのことこの面子で会社を立ち上げてしまえと思うのだが。
大学生になった後でのオフ会で
理樹「昔みたいにみんなで何かやれればいいのにね」
恭介「やるか」
全員「は?」
恭介「会社を作ろう。会社名は、リトルバスターズだ!」
全「えーっ」
その後なんだかんだで入社してしまう面々。ああうまくいきそうだ
他の面子は色々思いつくが、鈴については色んな意味で理樹の嫁が妥当としか…
まあ順当というか話の流れ的に、鈴とくっつくのが普通だろうね
別にかなたんや姉御、クドがお嫁さんな妄想を否定するつもりはないけれど
むしろ好物
鈴の可愛さはマジ異常
鈴と同棲生活一日目的なSSを書こうと思うんだがどうだろう
ありがちなネタだが
>>694 鈴の事だから家事の一つ一つにやたら苦戦するんだろうなぁ。
……で、見かねて恭介がミッション発動と。
リフレインの後だったら、
鈴が自発的にミッションに仕立て上げるかも。
>>694 つーか鈴は他のメンバーと違い理樹とくっつかなかった場合
他の男とくっつくのが想像出来ない
他のメンバーは良い人見つけて幸せになりそうなのに
むしろ逆に鈴がほかの男とくっつくことを妄想する必要がない。おそらく需要がない。
まあ、ここで言われてるほど弱くもないとは思うけどね…
上で誰かが言ってたように保母さんあたりなら普通になれるでしょ。
家事もリキのためと思えばはかどるだろうし
鈴のポジションは理樹の妹分でいいと思うんだ
あと鈴の頭が悪いというのはひどいぜw
やれば出来る子だよ……多分
進学校に受験して入ってきてるんだから地の頭が悪いはずがない
真人でさえも
鈴はなあ…
じーちゃん家での生活で理樹が奔走してる間猫と遊んでいただけっていうのがきついと思うんだ
洗濯するとは言ったけどそれは羞恥心によるものだし
無論エンド後はもうちょっと成長してるんだろうけど、あの時点でも(結果的に失敗してもいいから)自発的に家のことやろうとするような気概を見せてくれていればちょっと違ったと思うんだ
ま、鈴の場合本当に家事をやり方をわからなそうな節があるから、教えさえすれば飲み込みはよさげだよな
駆け落ちのときも理樹全部やって鈴の成長の機会を奪っていったようなとこもある
なので、理樹は進んで家事を教えて分担していくべきだったな
それを拒否するような子でもないし、寧ろ言われたら進んで学ぶだろう
唐突に……
さささ専用武器:クロ
攻撃種類:猫使い
・ガトリング砲
・ミサイル
・巨大剣
の3つの攻撃方法を、ランダムに繰り出す。
……とか言ったら、受けるでしょうか?
サイボーグか
なんでも切れる剣ですねわかります
真人はリフレインで理樹や恭介でさえ真人に見えたのに鈴だけ真人に見えなかった
これだけで妄想が掻き立てられる
むしろ誰かと理樹がくっついてそこで初めて恋心に気付いて
芽生えた瞬間潰えた初恋に大粒の涙を流す鈴とかマジ萌える
せ、せつねぇ・・・(TT)
そういえば誰だったかのルートで
「あたしのほうがすきだー!」って嫉妬したのは萌えたな
>>704 地味にあのルートにおける理樹最大の失敗は途中まで鈴の成長を促す展開だったのに
駆け落ち以降というもの、理樹「一人」で何でもやるんだ鈴を守るんだと突っ走った点だよね。
じゃあ、どうするべきだったんだというと難しいが、結果として鈴の手を離してしまうことになったわけで。
それを踏まえたリフレインでは徹頭徹尾「二人」で頑張るスタイルが貫かれていて
あの時は離してしまうことになった手を今度は引くことで、未来を勝ち取れたという対比になっていると思うのですよ。
ああ、すまん、ちょっと語り過ぎたから久々のSSを書く作業に戻るとするよ。
>>712 お、あんたよくわかってるじゃないか
そうそう、んでこれからも手はずっと離れずに「二人で」がんばっていてほしいよな
書いてて恥ずかしくなってきた
SSがんばってくれ
>>709 鈴と真人が同棲とかしたら理樹が毎日ご飯作りに行かないと駄目じゃないか!
真人って割と料理できるんじゃなかったっけ?
語尾か頭に基本マッスルがつくぜ
鶏ムネ肉とかゆで卵の白身だけとか、そういう物を使った料理だけは得意そうだな。
真人周りの妄想と料理と言えば、前にこのスレで真人が手料理で佐々美を驚かすという
妄想全開のSSがあったりしたね、ああいうのまた見たいな
真人の料理の腕はマッスルエクササイザーにソースを入れる時点で終わってるだろう
まぁクド辺りが手伝ったとしても真人に変な事を吹き込まれて和風ドレシッング入れたりとかしそうだけど
>>719 馬鹿なことと料理が出来ないことは関係ない!
クドだって料理上手だけど、真人に変なこと吹き込まれたら変な物を作るかもしれんのだろ?
なにもしなけりゃいいのに、しないでいいことをしてメシを不味くできる人種ってのがいるんだよ。
………真人が料理出来るとは思わんけどな!
>>711 共通のマックスのパンツの前の会話じゃなかったっけ?
あとマックスルートで小次郎の所に行こうとする理樹を殴るのも
嫉妬みたいなもんだよな?
>>717 いや、ある意味鈴とは相性が良さそうだ。勝手な妄想だが
…まあ真人の料理のセンスは知れたもんだが
723 :
名無しさんだよもん:2008/08/20(水) 16:46:10 ID:2DBszCl40
ここを見てたら、初期メンバーで5Pでもやってそうだな。と考えた事を思い出してしまった・・・。
鈴にめっちゃ負担いくじゃねぇか
4:1は流石にきついだろー
近親相姦・・・ちゅるり(∵)
え?
初期メンバーで5Pって理樹が総受けじゃないの?
理樹にめっちゃ負担いくじゃねぇか
4:1は流石にきついだろー
むしろ3:1:1じゃね?
昨日から3年時のクラス分けが気になって仕方がない。
理樹だけ一人とか鈴とさささが隣の席とかそんな感じで
何故か規制されたから携帯から。
葉留佳と佳奈多は同じクラスで百合百合…もとい仲良し姉妹になってそう。
理樹は鈴とざざみが同じクラスになって積極的にいく鈴と対抗するかのように
アプローチするざざみ。そして理樹の天然Sに弄られて撃沈…
もう、くちゃくちゃだ
むしろ全員同じクラス。
そして窓際を占領。
クド 斉藤 沙耶
沙耶 理樹 さしみ
鈴 謙吾 葉留佳
唯湖 真人 佳奈多
美魚
おい、斉藤就職は?
沙耶が二人いるのは哲学的な考え方の結果で、
マックスがいないのは俺なりに考えがあってのことなので、深く追求しないでくれ。
斉藤「俺だって、お前たちと一緒に卒業したかったんだよ!」
留年ですね、わかります
736 :
名無しさんだよもん:2008/08/20(水) 23:19:33 ID:4dvVhueR0
真人にエロが似合わないと思う俺は筋肉厨なんだろうか……
真人はクドとくっつく二次創作が多いな。
クドは真人が鈴を除いて一番よく話してる女キャラってのと
クドが筋肉に理解があるのが主な理由だろうが。
同じく恭介が小鞠と結ばれているSS等も良く見かける。
これはあまり理由がよくわからないんだが、小鞠のトラウマが
兄関係で恭介が兄属性だからだろうか。
恭介が鈴以外で唯一名前で呼び捨てるのが小毬。
あと小毬が最後まで残ってて、恭介の心配もしてたから、とかいろいろあったような。
まあ具体的な理由はともかく、クド真&マックスス恭は想像しやすいってのがあると思う。なんかこうすんなりいくというか
>>738 恭介の足りない部分を小毬が補うからってのもありそうだが。
あと、切れモノと天然って組み合わせは美味しいってのもなw
クド真人は、色々と似通ってる部分が多いし、実際絡む場面も多いからね。
お互いの理解もありそうな描写があるし、理樹がクドとくっつかなかった場合、支えになれる男が真人だろうからな。
クド真人はほんと狙ってるくらい多い
リキ除いたすべての男×女キャラの絡みでは一番多いはず。
たとえば筋肉ルートの入り口とかマッスルカーニバルとか。
>>743 クドルートでもやたらと出てなかったっけ?
あと、クドルートの、理樹に助言する真人が印象に残りやすいのもある。
過去の自分と重ねてクドを見てるっぽいセリフとかねー。
まぁ、弁当もってこいが、普通に成功してたのが、カップリングにされる一番の原因だろうがw
二次創作でたまに見る真人の好き嫌いを治すために奮闘するクドとか最高に
萌える
実は鈴より友達がいない真人
筋肉が友達
筋肉関係の友人が…
一見バスターズ以外に人付き合いなさそうな真人だが
本人の発言を信じるなら「筋肉関係」なる謎のツテを持っている
蔵のラグビー部のような連中がいるんじゃないだろうか。
実は筋肉系の舎弟がいっぱいいる真人。
ゆけい!我が支配下にあるラグビー部員達よ!
やめたげて!春原のライフはもう0よ!
真クドは好きだったんだけど、エクスタシーで追加された
理樹とクドが一緒に母親の遺したDVDを見るシーンを見てから
やっぱりクドの相手は理樹じゃないと駄目だと思うようになった。
普通に遊んでる分にはいいんだけど、クドが真人に恋愛感情持ってる
ように書かれると違和感の方が先に出る。
そんなん言い出したら「全ヒロイン理樹が相手じゃないと〜」ってなるじゃないかw
さらに言い出したらシナリオ的にも幼なじみ連中的にも鈴がメインヒロインで理樹と〜みたいになってしまう。
他を否定するんじゃなくて有り得ないかもしれないシチュを妄想して悦に浸るのがこのスレなんだから。
じゃあ理×謙も全然アリってことだな。
>>753 真クドも好きで、でもやっぱり理樹とクドが一緒のほうがいいと?
クドが2人ともひとり占めって考えればいいじゃん。
その発想はなかったが、大いにアリだ。
…妄想系ネタではもっぱらクドばっか優遇されすぎじゃね?
カプネタはいつも不毛だなぁ
カプネタは自己主張激しい子が多いからな
生暖かい目でスルーしてやれ
しかしまぁ、公式による影響力はでかいわけでEX追加部分のおかげで妄想し辛くなったネタは結構ある
それはさておき、ホモ臭くない男同士の絡み方を考えるのは案外大変だ
小毬ルートは現実であったこと?という仮説を見てこんな妄想が飛び出した俺はきっと病んでいる。
現実一学期:理樹・小毬いきつくとこまでー
虚構世界:恭介が理樹の記憶消しちゃった。
現実二学期:記憶が無いせいで理樹、鈴といきつくとこまでー
その後。小毬の妊娠が発覚。
うわなんて超修羅場。
毬子誕生フラグ
彼氏を別の女に取られてしまったら…
葉留佳・佳奈多 ヤンデレ化。間違いない。
クド・唯湖 泣き濡れるが立ち直りは早い
沙耶・さささ・鈴 本人の前で強気に出た後泣き崩れる。
小毬・美魚 現実を拒絶。目のハイライトが消える。
そういや理樹のハーレムに対して怒ってくれそうなのは謙吾ぐらいじゃね?
そもそもどういう話し合いの結果
理樹にギャルゲーさせるという結論に達したのだろうか
>>766 修学旅行前に全員トラウマが発動してたからついでに
……という事にすると修学旅行前が凄いことになるな。
黒はるちんと妹小毬の掛け合いとか想像できねぇw
>>764 でもはるちんは彼氏を他の女に譲ってたよね
まあ相手がおねえちゃん限定かも知れないけど
あと姉御が立ち直り早いってことはないと思う
姉御がさっさと立ち直れる人ならあのシナリオは成立しないでしょ
>>770 大丈夫、書いているよ(∵)
四分の三は、というか夕方まで書いたからもうすぐ投下できるよ
すまんね
即レスわらたw
期待しておぎおぎしながらまってるよ!
まて、夕方まで、ということは勿論しょ、初夜の営みも…
わくわく
>>773 えっちはさせるつもりだが具体的に書く予定はないんだ
エロとか書くの難しすぎだろ常考・・・
まあそんなに期待しないで待ってて欲しい
あんまり年頃の女の子的なことに興味がないのが来ヶ谷だが虚構世界での出来事に対して未練は強いと思う。
以下、考察というには少々穿った見方だから妄想として語る。
よく言うところの鈴EDじゃない方の大団円EDにおいて、来ヶ谷は鈴と理樹のじゃれ合いを兄妹のようだ、と評した。
が、鈴には恭介という実兄がいて、その関係を見れば鈴にとって兄とはそういう存在であると思われる。
よって少なくとも鈴についてはあまり的確でない表現をしていることになる、ことメンバー屈指の理知キャラにも関らず。
では何故来ヶ谷はああいう表現をしたのか、それは、
「未だ恋心に目覚めていない鈴に理樹との間柄が恋愛関係に発展してもらっては困るから」
来ヶ谷以外の女子についてはほぼ記憶はリセットされていると思われるだけに、修学旅行直後に
理樹が来ヶ谷以外の誰かと恋愛関係になることを恐れる可能性を心配するのも来ヶ谷だけであり、
あるいは修学旅行前と何か変わった理樹と鈴の立ち位置に何らかの憂いを感じたのではないか、と。
カプの話になると・・・・・
男が少なすぎるんだよおおおおおお
というわけで男女比を考えると双子は百合ルートに行ってもらわねば……
ところで『唯ねえ×アヤ』はアリだろうか?
それより謙吾と組めそうな相手が思いつかんのだが…
ざざみ
古式…は死んでるからさせ子かなあ
うずらさんとこのSSでは西園と絡ませてたけど、イケたな
>>776 馬鹿唯湖×アヤか?
それはそれで面白そうなんだが。
めっちゃ寛容なんだな、このスレw
昔の鍵系の妄想スレだったら主人公以外の男キャラとヒロインをくっつけようとか言おうものなら
住人総出で叩かれてたのに
つかリトバスの男キャラの人気が高いだけか
あの○○なら俺の××をやれる!みたいなお父さん的心情とかw
どれも等しく妄想さ(∵)
で皆流してくれればいいんだけどなー
まあ恭介も真人も謙吾も皆かっこいい品
別にリトルバスターズの面々じゃなくても彼女くらい自然にできるだろうと思える
まあリトバスは他の男も主人公と同じぐらいかそれ以上にかっこいいもんな
ましてあのグループのみんな仲良しな空気を考えれば、女子メンバー全員が理樹だけに惚れるって方が余程不自然に思える
あのメンバー内での男女カップリングなら、俺はどの組み合わせでも受け入れられると思う
…ただし恭介×鈴は例外ね。
>>783 最後の一文に吹いた。
そりゃそのカップリングだけは禁断すぎるわなw
>>781 春原が風子や智代とくっつく妄想ネタで結構慣らされたんじゃね?
美魚×美鳥
北川×香里とか前から結構あったと思うのは俺だけですかそうですか
真人とクドは無印から絡みが多かったけど、
EXで更に増えたしなぁ
(佳奈多ルートの食堂とか、マッスルエクササイザーセカンドとか)
恭介×小毬の一番の理由は他のヒロインに比べて格段に恭介の名前を呼ぶ回数が多いからだろうな(無論鈴を除けば)
共通ルートの募金シーンとか、
ホットケーキのお礼とか。
ぶっちゃけ理樹とくっつくよりもぱっと見恭介のが自然に見えるぐらい。
ってかあの流れから理樹への告白と話が転がって行く理由がイマイチ……
結局ループ設定的にデフォで理樹が好きな設定になってるクドや葉留佳と同列の扱いでいいんだろうか?
理樹×沙耶
真人×クド
謙吾×さささ
恭介×小毬
姉御×鈴
葉留佳×佳奈多
美鳥×美魚
ゴメン
無印時代からなんだが
どうしてもさささと謙吾のビジョンが浮かばん
うん
実は俺も
791 :
誰か二人を止めて(1/2):2008/08/23(土) 00:42:21 ID:eqU0SwIR0
即行で書いてみたーよ。理樹×沙耶。現実であやが生きてた&転校してきて
理樹と付き合ってるっていう仮定で。
「おはよう、あや。ところで一つ頼みがあるんだけど」
「あら、おはよ、理樹くん。なに?」
「今すぐ一緒にお風呂はいらない?」
「何言ってんの?」
「今すぐ一緒にお風呂はいらない?」
「いや、そんな冷静にくり返されても……。もうちょっと具体的に説明して
くれない?」
「僕たち、恋人同士だよね」
「っ……。そ、そうね」
「二人でお風呂に入るのってとても自然なことだと思うんだ」
「そ、そうかしら……?」
「じゃあ行こうか」
「え、今ので説明終了!? ていうかどこ行く気よ!?」
「実は昨日の旅番組でこの学校のすぐ近くに混浴のおふろがあることがわかっ
たんだ」
「まだ授業あるじゃないのっ。ていうかHRすら受けてないじゃないっ」
「学校サボって二人で過ごすってすごく興奮しない?」
「何か今の理樹くんまた微妙におかしいわよ……」
「……嫌なの?」
「へ?」
「もしかして、恥ずかしい?」
「っ」
「恥ずかしがり屋だなあ、あやは」
「だ、誰が恥ずかしがり屋よっ!? り、りりり理樹くんと混浴だなんて全然
たいしたことないわよ! なんなら今ここで素っ裸になってあげましょうか、
この豊満な胸をお見せしましょうか!? 見たければ見ればいいじゃない、そ
れで好きなだけ興奮すればいいじゃないの! この変態!」
「それいいね!」
「え?」
792 :
誰か二人を止めて(2/2):2008/08/23(土) 00:43:05 ID:eqU0SwIR0
「それすごく興奮するよ、あや!」
「……い、いや、その、あの」
「あれ……ダメなの?」
「り……理樹くん、頼むから元に戻ってよぉ」
「え……あれ? ちょ、ちょっと、あや、泣かないで、ごめんってっ。僕が
悪かったよっ」
「うぅ……ひぐ、理樹くん、いじわるよ……」
「……あや」
ぺろっ。
「ひゃあぁぁっ!?」
「ごめん。意地悪がすぎたね……。ごめん」
「い、意地悪、だったの……? ひっ」
ぺろ。
「うん。……ねえ、あや」
「く、首、なめないで……っ。な、なに……?」
「キスするね」
「え……んっ?」
ちゅぱ……ちゅぱっ。
「……ぷはっ」
くたっ。
「……あれ、あや?」
「……うーっ」
「あや?」
「理樹くんのばか……」
「何でさ。いたっ。たたかないでよ」
「ばか、ばか……ばかぁっ」
「痛いっ。痛いってっ。あやは力強いんだから、手加減してよ」
「うるさいっ……理樹くんの、ばかぁ!」
恭介は小毬とか根強いけど、恭介は葉留佳(黙っていれば)が好みなんだな。
そんな描写あったっけ?
ロリロリバスターズが冗談なのはわかるがw
そういや恭介が葉留化につける称号でそんなのがあったな…w
>>793 荒らしがたてたスレなんて使う気おきん
しかももともとカプねたはここのスレのものだ
>>797 「黙っていれば可愛いのに惜しい」か。
これを“好み”と捉えるか、単に「一般的に見て可愛いほうだ」という意味で捉えるか…
みんな自己主張激しいなぁ……('A`)=3
異論は認める
理樹×はるちん
恭介×小毬
謙吾×二木
真人×クドリャフカ
理樹×かなたん
謙吾×はるちん
理樹×沙耶
恭介×小毬
真人×クド
謙吾×
姉御×佳奈多
鈴×さささ
美魚×小鳥
俺×はるちん
>>803 まぁ待て、とりあえず落ち着け。
そして小鳥の詳細を頼む。
文字通り、中庭で小鳥さんと戯れる文学美少女(自称)のことだろう。
謙吾×葉留佳
というのはどうだ?
謙吾っちははるちんの事をうるさい女だとか言いつつもなんだか気にかけてるようだからな
>>806 その組み合わせの是非はともかくとして、
姉御ルートで謙吾にくどかれた時のはるちんの台詞が好きだ
「いやー、相変わらず頭わいてますネ」ってやつ
大切な人を亡くしたもの同士、謙吾には小毬かクドが合うと思う俺は間違いなく少数派。
なんかこう、過去の共通点から一方的な親近感持ってたのがいつしか愛情に変わるとか
そういうシチュが大好きなんだ。
もうカプ話とかどうでもいいから・・・
そういうスレなのに何言ってんの?
どれも等しく妄想さ(∵)
カリカリしてないでクドとカツサンドダンスしようぜ!
じゃあ俺は鈴と「筋肉さんがこむらがえった」して遊ぶわ
なら俺ははるちんとシャカシャカヘイっ!
じゃあ俺は姉御と「ホモと友情って紙一重だよね」
という議題で喋って来るわ
俺は中庭でみおちんと一緒に本読んでくるわ
姉御は百合方面じゃね
葉留佳&佳奈多と姉御の関係が……
リフレイン恭介視点で「理樹に優しい言葉をかけてやれたら……」
とか謙吾が理樹に「一生お前を守る」とかと同じように
唯湖も葉留佳を抱きしめて
「私は君の姉になろう。君を一生守ってみせよう。だから、もう何も不安に思わなくていい。」
って言いたいのを双子の本当の幸せのために踏みとどまってる……
とかだったらいいな、と思わなくもない。
>>817 「はるちん、そのケはないのですヨ」
と一蹴されて 終 了
葉留佳は人に必要とされたがってる部分が結構あるから
どんな相手でも強く自分を思ってくれてるってわかればなびくんじゃないか?
まあ容姿の美醜や性格の良し悪しも影響するだろうが、リトバスで
それぞれ平均以下のキャラっていないし。
物を知らない、どう対応すればわからないってキャラはいるけど。
特に正確の良し悪しで行けばリトバスメンバーは超人クラス
春原みたいな「ダメなところもあるけど良いところもある」ってタイプですらない。
クドとか真人とか恭介あたりは悟ってる感があるよな
自分で書いといて何だけど、リトバスメンバーは同じリトバスメンバーには神クラスの
優しさ、頼もしさだろうけどそれ以外には普通かそれ以下の対応をする人もいそうだぞ。
それを差し引いてもってかそれを考慮に入れてもまあ平均以上だとは思うが。
恭介とか募金の時そういってるな
実際まったくの他人にも優しくできるのはマックスぐらいじゃね?
824 :
823:2008/08/24(日) 00:10:37 ID:p3ODMHRD0
ごめん「優しく」はなんか違うな・・・
なんて言えばいいんだろう?
ぼのぼの
>>824 関係のない他人には本気になれないって理解してるな、俺は。
楽しむことも、助けることも、怒ってやることも、仲間に対しては本気であたれるが、まったくの他人にはできない。
対して、しゃべったことのない人でも、本気を向けることが出来るのが小毬。
だからこそ、仲間内でしかまともに会話もできない鈴に対するのが小毬なんだろう。
恭介では教えられないことを、小毬は自然と鈴に教えていた、というわけで。
恭介と小毬がくっ付いたら小毬は鈴のお姉さんに・・・
大いにアリだな。
真人:うなれ 嵐の上腕筋!!
謙吾:燃えろ 炎の後背筋!!
真人:しなれ 疾風の大腿筋!!
謙吾:叫べ 雷(いかづち)の三角筋!!
二人:荒ぶる肉体にすべてをかけた!!不動禁仁宮陣!!
・・・・・・うん、吊ってくる。
>>828 無駄に格好良さだけはあって噴いたwww
すでに懐かしいぞそのネタ………
てっきりクロコダインのあれかと思ったwww
懐かしすぎて吹いた。
そういえばリメイク版もう出てるんだな…。
833 :
694:2008/08/25(月) 18:12:52 ID:2CIpLVD+0
鈴との同棲SS書き終わったあああああああああああああああ
33kb862行\(^o^)/
投下ここでしていい?
いけええええええええええええ
GOGOGO!!!
836 :
694:2008/08/25(月) 18:34:29 ID:2CIpLVD+0
!注意
・一部理樹君が壊れます。
・理樹×鈴を宣言しておきながら、もう一キャラを登場させます。
・甘々を目指したつもりでしたが、シリアス分も含みます。イチャラブ50%、シリアス25%、ギャグ25%くらいで見ていてください。
・自分の独自解釈、間違った解釈を含む可能性があります。そのときは投下の後で教えてくれると嬉しいです。
*投稿支援よろしくお願いします。すみませんorz
大学入学を目前に控え、僕と鈴はとある都内のアパートの前に立っていた。
「これがあたしたちの部屋か」
「まあそういうことに」
築10年ちょっとと言うから、それほど古い建物ではないだろう。
白いタイル張りの壁、小さめの駐車場。
右手には2階に通じるちょっとさび付いた階段。
まさに典型的なアパートだった。
「よし、いくぞ理樹」
鈴はガラガラとスーツケースを引っ張り引っ張っり進む。
相当重いだろうに、それを苦も無く引っ張って歩く鈴の体力は凄い。
まあ、僕もそれなりに鍛えられてはいる。
見た目は僕も鈴も華奢だけど、力は人並み以上にあるのだ。
「よいしょっと」
身の回りの品を適当に詰め込んだ旅行用カバンを3つ抱えて歩き出す。
僕の荷物が1つ、鈴の荷物が1つ、あと共用のものを入れた荷物が1つ。
結構な重量になっていたけれど、それほど苦痛には感じなかった。
これは真人にお礼を言っておかないと、なんて考えながら、僕は鈴の後を追った。
僕らの部屋は2階にあった。
ここは僕らの大学も近いし、それなりに交通の便もいい。
今回の鈴との同棲のことは、出来る限り恭介の手を煩わせないように頑張ったつもりだった。
が、ある日寮の自室で住宅情報誌を漁っていたとき、
「おい理樹、開けてくれ」
と言って、突然恭介は僕の部屋に姿を表したのだ。
一体突然どうしたのさ、と聞く前に、
「これは鈴にも秘密だぜ」
と言って、僕の手に大きな封筒を押し付けた。
「理樹、俺にはこのくらいしかしてやることが出来ない。悪いな」
そう言った恭介の顔は、苦々しく歪んでいたのを覚えている。
彼は用事があると言って、ぽかんとする僕を置いてどこかに行ってしまった。
後でその封筒の中身を空けてみると、中には数枚のA4版のプリント。
そこには、僕と鈴の進学の決まった大学の近くのいくつかの物件の情報が書かれていた。
僕の考えていた物件よりかなり安く、その上どれも比較的綺麗な建物ばかりだった。
そしてその中から選んだのがこのアパートというわけである。
アパートの右手にある、少しさび付いた階段は春の穏やかな日差しを受けて、きらきらと光っていた。
僕は荷物を両手にぶら下げて、階段をゆっくりと上った。
僕が段をひとつ踏むたびに、カンカンという小気味いい足音が鳴った。
2階の廊下真ん中のあたりで鈴が手招きしている。
「理樹、ここだ」
「うん、今行くよ」
とりあえず鈴の前にあるドアの部屋番号を確認。
よし、ここの部屋だろう。
「鈴、ちょっとこれ持ってて」
鈴に手荷物を手渡して、僕はポケットから鍵を取り出した。
多少入りづらかったので強引に鍵穴に鍵を差し込んで回すと、がちゃんと鍵の外れる音がした。
「開いたよ」
僕は少しずれて部屋の入り口を譲ってあげた。
鈴はまるで猫が新しいおもちゃか日当たりのいい寝床を見つけたように、ちょっと興奮した面持ちでドアノブをひねる。
ぎぃ・・・
鈴はドアを開けるなり、さながら子猫のように、中に飛び込んだ。
「おおー」
いや、何がおおーなんだろう。
「鈴ー」
とりあえず僕も中に入ってみよう。
僕は荷物を春の日差しが差し込む廊下に置き、鈴に続いて中に入った。
「おおー」
おおー。
中は標準的なアパートの一室という感じだ。
リビングダイニングキッチン、奥に6畳の和室。
玄関の左手にはお風呂とか洗面台、トイレの入り口になっていた。
「・・・これはすごいな」
「うん」
いたって標準的なアパートの一室のはずだけれど、寮生活に長く慣れた僕らにとっては一気に豪邸に越した気分だった。
大学生が2人生活するには少々手狭なのは否めない。
でも、真人との生活に慣れた僕としては広すぎるくらいだと思った。
それに何より。
これから鈴と、今まで以上にずっといられることが嬉しくてたまらなくなった。
それは鈴も同じらしい。
僕を顔を赤らめてじっと見ている鈴。
唐突に鈴を抱き締めたくなって、彼女の背中に手を回す。
「・・・ん」
額にキス。
「たりない」
「僕も足りないかな」
数分も経っただろうか。
多分最長記録のキスを終えた僕らはしばらくお互いに見つめあう。
「・・・理樹は、えろいな」
「鈴もしてほしかったんでしょ」
鈴は僕の腕の中で顔を伏せた。
結った彼女の髪の毛が僕の鼻腔を刺激する。
幾度も嗅いだ鈴の匂いを確かに感じて、僕は一層鈴を強く抱き締めた。
どうやら春の陽気とは、頭までとろとろにしてしまうものらしい。
春の暖かさと鈴の体温を感じて、何だか今にもとろけてしまいそうな気がした。
「・・・ということは、あたしもえろいのか」
「・・・ん、自覚無かったんだ」
「うーみゅ・・・そうだったのか」
真面目に過去の記憶を遡っている鈴が可愛らしい。
僕の覚えている限り、二人でそういうことをするときに積極的だったのは大体鈴だったと思う。
鈴の「今夜、これるか(∵)」とだけの簡素なメールは、未だ僕の携帯のメール受信箱にたくさんある。
もちろん、僕が鈴に送ったこともある。
そういうことをするために夜、部屋を抜け出すたびに、
「理樹よう・・・別に男として否定しはしないけどよう・・・俺らと遊んでくれたっていいじゃねぇか」
と真人に呟かれることには閉口したけれど、鈴の部屋への隠れ通路を歩くうちにそんなことは忘れて。
「まってたぞ」
ぎゅっと彼女を抱き締めて、キスして、ベッドに押し倒した時には、僕はもう鈴のことしか考えていなかっただろう。
「・・・んっ!」
頬に暖かい、でもちょっとさっきとは違う感触を感じた。
「しかえしだっ」
つま先立ちになった格好の鈴が僕を見上げた。
うわ、本当に可愛い。
ここで強引に押し倒してしまおうかと思ったけど、まだ世間は日中正午。
同棲生活一日目から、あまり派手なことをするのも気が引ける。
「仕返し」
もう一度鈴の唇にキスして、彼女を解放した。
「理樹はやっぱりえろい。はじめてのときも、理樹からキスしてきた気がする」
「そうだったっけ?」
「まったくひるまから、本当に理樹はしかたのないやつだ」
「だって鈴が可愛いから、仕方ないでしょ」
「理樹はいじわるだ・・・」
喉からボドドドゥドオーが出てきそうなのをこらえて、僕は表に戻る。
外に置きっぱなしの荷物を手分けして中に運び込むことにして、何とか衝動を抑えるのだった。
荷物自体はそう多くない。
家具の類は明日また配送する予定になっているし、電化製品の類は新しく購入する予定だ。
今ここにあるのは、借りたトラックに積んで持ってきた小さなちゃぶ台とクッション2つ、それと寝具の類。
さっき手荷物として持ってきたお互いの私物と服と、コップとか洗面用品みたいな共用品だけだ。
二人で部屋の中に運び入れると、この部屋でやるべきことがなくなってしまった。
暇をもてあました鈴は窓際に陣取り、ぼーっと外を眺めている。
その様子はまさに日向ぼっこに興じる猫のようで、非の打ち所のないほど鈴らしく可愛い姿だった。
・・・本当に押し倒してもいいかな。
「うー・・・みゅうみゅう」
「いや、それ絶対違うからね」
「なにがちがうんだ」
「色々と、まあ」
842 :
694:2008/08/25(月) 18:56:58 ID:PE2C5yDnO
携帯から自力で
843 :
694:2008/08/25(月) 18:57:50 ID:PE2C5yDnO
携帯から
連投支援
845 :
694:2008/08/25(月) 18:59:17 ID:PE2C5yDnO
携帯から
つか投下って大変なのなorz
アパートのすぐ近くの自販機で買ってきたペットボトルのお茶を一口飲む。
さっき買ったばかりの冷えたお茶は、とろけきった僕の脳を刺激した。
あー、さっきから僕らは惚気まくっていたのか・・・
ちょっと自重するべきかなぁ・・・誰が聞いてるか分からないんだし。
僕は鈴の隣に腰を下ろした。
「お茶いる?」
「ん」
さっきのペットボトルを手渡すと、彼女は一息に残り全部を飲み干した。
今更間接キスなど気にする間柄でもない。
その点、僕も鈴もだいぶ図太くなっているのかもしれなかった。
「おなかすいたから、何か食べにでもいこう」
「菓子折りのひとつかふたつも買わなきゃいけないから、あそこの大きめのデパートまで行ってみようか」
昔は隣部屋や階下の部屋とかに挨拶に出向いたというけれど、今の日本の東京ではあまり一般的ではないだろう。
大家さんにだけ挨拶すればいいかな。
「おーや?なんだそれは。沖縄っぽい名前だな」
「いやいやいや、それはゴーヤだから」
「ならなんだ、何か面白いものを見つけたひとの言葉か?」
「それだと伸ばさないからね」
「それともカレーか!」
「モウヤ●のカレーとか誰も知らないって」
「昔きょーすけたちがやってただろ」
「あの頃のカード事情はよかったね」
「まったくだな、今じゃ一枚であどばんてーじはぼーん!フィールドはこっぱみじんだ」
全くどうでもいい話を随分とした後、昼食と買出しを兼ねて駅近くのデパートまで足を運ぶことにした。
///
「・・・もうこんな時間だ」
「そうだね・・・」
デパート自体はすぐそこにある。
さっき鈴の覗いていた窓からもだいぶ近く見えたし、歩いて10分か15分というところだろう。
デパートにたどり着いたのは実に40分を超えたところだった。
「理樹と手をつなぐと、デパートは遠くなるのか?」
「僕たちの歩くスピードが遅すぎるだけだよ」
鈴と手を繋ぎながら、春の陽気の中で二人っきり。
歩行速度がガタ落ちするのは自明の理だった。
1時過ぎにアパートを出てきて、着いたのは2時。
先に菓子折りをひとつ買い、二人で和食屋でトンカツ御膳を食べたところで、すでに3時を回っていた。
菓子折りを渡すのはまた明日のほうが良いかも知れない。
「じゃあ夕飯の材料を買いに行こうか」
会計を済ませて出てきた和食屋の前で、鈴は何やら壁のチラシを凝視していた。
鈴が見ているのは家電製品のチラシのようだった。
「あたしは電化製品のほうを見てきたい。分散したほうがはやいだろ」
「別にいいけど・・・一緒に行こうよ」
鈴と二人で買い物というのは、間接キスと同じく今までも一杯してきたことだ。
これからはしようと思えば毎日買い物に二人で行けるわけで、別に今更どうということはない。
こうやって鈴一人で行動させることも、鈴のためには必要だろう。
でも、やっぱり一緒にいたいのは当然の心理だった。
「行かせてくれ理樹。たいへんなんだ」
「じゃあ行ってもいいけど、必ず携帯の電源入れといてよ」
「わかった」
こくっと頷くと、鈴は走っていってしまった。
しょうがない、一人で食料品を買いに行くか・・・
唐突に、恭介が僕を買い物に誘ったときに断ったことを思い出した。
ああ、一人で買い物ってこんなに悲しいのか。ごめん恭介。
なんだと?支援してもダメなのか。
世間的には学生は春休みで、デパートの中は結構混んでいる。
エスカレーターから降りた先の食料品売り場は、子連れの母親で賑わっていた。
今日は夕飯に何を作ろうか。鈴は何が好きだったかな。
入り口のショッピングカートを引っ張りだして、カゴを乗っけた。
寮生活に慣れた僕としては久しぶりな感覚だ。
調理器具は今まで使っていたものを使えばいいだろう。
これからはカセットコンロを使わなくていいことを考えると、もうちょっと大きめのフライパンを買ってもいいかもしれない。
僕は特価!と銘打たれた豆腐を2パックカゴに入れて、野菜売り場に向かおうとした。
「あら、直枝さんじゃありませんの」
そこには紫色のツインテールの少女、笹瀬川さんがいた。
「笹瀬川さん?何でこんなところに」
「近所ですもの」
新生リトルバスターズの一員、笹瀬川さんは買い物カゴをぶら下げていた。
何となくいつものお嬢様っぽい雰囲気と不釣合いで、ちょっと笑ってしまう。
「あたくしがお夕飯の買い物に来たのが、そんなにおかしいんですの!?」
「いや、まあ」
あの世界で、笹瀬川さんが随分と家庭的だったりするのは知っている。
というか、虚構世界の記憶で、まだまともに覚えているのは最後の世界と笹瀬川さんのときだけだ。
笹瀬川さんはスポーツ推薦で超一流の大学に入学する予定だ。
去年の夏の、笹瀬川さん率いるソフト部は、見事悲願の全国優勝を果たしていた。
元々ソフト部に関しては強豪校だったけれど、優勝できたのは笹瀬川さんの縦横無尽の大活躍のおかげだ。
全国大会中や、その後しばらく笹瀬川さんは全国クラスの有名人だった。
打者に回れば安打連発の俊足打者、投手に回ればプロ並みの剛速球と変化球。
チームのキャプテンを兼ね、その上稀代の美少女ともなれば、話題沸騰、お茶の間での人気が爆発するのは無理もない。
また、動物好きなことが報道され(彼女によるとストレルカや鈴の猫と戯れているところを知られたらしい)、ハンカチ王子ならぬイヌネコ王女だった。
恭介も連れて、リトルバスターズ皆で応援に行ったのは記憶に新しい。
確かそのときは小毬さんが熱中症状で倒れたり、来ヶ谷さんが笹瀬川さんグッズを買いあさったりで大変だった。
「直枝さんは確か、棗さんと一緒に暮らしてらっしゃるんじゃありませんの?」」
「うん。今日越してきたばかりだけどね」
カラカラとショッピングカートを進めながら、僕は彼女の質問に答えた。
「仲睦まじいのはよろしいことですわ。安心いたしました」
安心って・・・
笹瀬川さんのカゴの中にはひき肉や生姜、豆腐など諸々が入っている。
ついでにカゴのすみに、モンペチとおぼしき丸い缶が置かれているのを発見した。
「ところで、直枝さんはどうしてこちらへ?」
「同じく夕飯の買い物と、挨拶用の菓子折り。鈴は上の階にいるよ」
「そうですの?じゃあ後でご挨拶だけ」
「うん、そうしてやってよ。鈴も喜ぶだろうし」
一昨年笹瀬川さんがリトルバスターズに参加してからは、鈴とはだいぶ打ち解けたみたいだ。
今でも笹瀬川さんが一方的に鈴をライバル視する図式は変わらないようだったけれど。
「今笹瀬川さんはどこに住んでるの?」
「実家のほうに。とはいえ、今父と母は海外なので一人暮らしみたいなものですわ」
「そうなんだ」
「ちょっと寂しいですけれど、もう慣れましたわ。中学のころから父と母は留守にしがちでしたし」
笹瀬川さんの実家はたぶん凄いお金持ちなのだろう。
何となく笹瀬川さんが寮付きの学校を選んだ理由が分かった気がした。
僕も両親のいないつらさはよく分かる。だからその分、恭介や鈴、謙吾や真人と出会えて本当に良かったと思っている。
孤独を癒してくれたのは間違いなく、友達の存在だった。
「よし、今日は笹瀬川さんもうちで夕飯を食べていかない?」
「は?」
凍結した。空気が絶対零度に達した。めちゃくちゃ、もうくちゃくちゃ温度が下がった。
「いや、今日の夕飯を一緒にどうかなと。寂しいでしょ?」
「あなた…棗さんとの同棲生活一日目から何言ってるか分かってるんですの」
親切心で言っただけなのに、物凄い勢いで呆れた顔をされてしまった・・・
「どうせ笹瀬川さん一人なんでしょ?」
「なんかもう、あなたの当初のイメージが崩壊していることを肌で実感させられましたわ・・・」
当初のイメージって何なんだろう・・・
「その、わたくしは別にかまいませんけどっ、あなたには棗さんが・・・」
とてつもない勘違いをされていた!
真っ赤になっている笹瀬川さんと見るのは久しぶりだった。
「いや、ご飯食べてかないかと言っただけなんだけど」
「そ、それだって大事ですわ!」
「あの世界だってそうだったでしょ・・・」
「あの世界は仕方ありませんわ!それに棗さんがいなかったからいいんですの!全く、あなたという人は・・・」
「で、どうするの?」
はぁ、と彼女は呆れたようにため息をつくと、頷いて見せた。その上で
「棗さんがいいと言ったらの話ですわ」
と付け足した。
鈴にその旨を伝えるべく、僕は尻ポケットから携帯を取り出して開く。
「笹瀬川さんと会ったんだけど、一緒に夕飯食べることにしない?」
という文面のメールを打って、送信ボタンを押した。
メール送信中の、手紙が左へと飛んでいくアニメーションを遮って、携帯をぱたんと閉じる。
「じー」
ぱたんと携帯を閉じると、笹瀬川さんが僕をじっと見ているのに気がついた。
「何?」
「・・・何でもありませんわ」
そう言うと、笹瀬川さんはさっさと歩いていってしまった。
「ちょ、待ってよっ」
「・・・直枝さんは。乙女心というものを少しは理解するべきですわ」
「・・・まったく、どうして私たちはこんな方に・・・」
「え?」
最後に呟いた独り言は、カートを走らせる音と店内のBGMにかき消され、僕には聞こえなかった。
「何でもありませんわ。参りましょう」
すぐに尻ポケットの携帯は震え、鈴からの返信を知らせた。
「ささみだと(∵) 理樹がいいならいい」
ほぼ予想通りの返信を受け取って、笹瀬川さんに見せる。
「はぁ・・・棗さんも棗さんですわね。というより(∵)ってどんな・・・」
「鈴の無表情マーク?」
「無表情で驚くとはまた随分と高度ですわね・・・」
突っ込んだら負けだよ、多分。
「分かりました。ではご一緒させていただきますわ」
そう言って、彼女はカゴの中を見返した。
「ちょっと足りませんわね」
笹瀬川さんはそう言うなり、くるりと方向転換して歩き始めた。
「何が?」
「招待されただけというのはわたくしの沽券に関わります。お夕食、この笹瀬川佐々美が腕を奮って作って差し上げますわ!」
「重いよ、笹瀬川さん・・・」
僕は食材満載のビニール袋を6つも提げて、颯爽と歩く笹瀬川さんに付いていく。
どこからどう見ても荷物持ちだ。
「鈴さんは電化製品売り場でしたわね?」
「うん」
ようやっとエスカレーターまでたどり着いた僕は、足元にビニール袋を置いた。
見れば手は真っ赤、線が幾筋も刻まれていた。
「それにしても、こんなに買っても食べきれないんじゃない?」
支援
「何とかなりますわ。ほら、降りますわよ」
危ういところで、置いていたビニール袋を引き上げる。
エスカレーターに挟まらなくてよかった。
僕は重いビニール袋を引きずらないように何とか持ち上げた。
もっと真人と筋肉しておけばよかった、もとい、もっと鍛えていればよかったのだろうか。
真人よ、僕に筋肉の力を!永遠不滅の筋肉の絆を!うおおおおおおおおおおお!
おお軽い、あれほど重かった袋が軽いぞ!
筋肉最高!筋肉の絆最高!イヤッッホォォォオオォオウ!
「・・・直枝さん?」
笹瀬川さんに引かれていた!
「棗さんならあそこですわよ」
笹瀬川さんの指差した先で、鈴は熱心に何かの棚を眺めていた。
「うーみゅ・・・どれにしたらいいんだ」
陳列棚の上に吊り下げてられている看板には『デジタルカメラ・ビデオカメラ』とある。
僕と笹瀬川さんは鈴に気付かれないようにそーっと彼女に近づく。
ビニール袋6つをぶら下げての隠密行動は至難の業だったが、驚いた鈴の顔の見たさはそれを容易に忘れさせた。
負担軽減能力はは筋肉の絆<<<|超えられない壁|<<<鈴への悪戯心であるらしい。
さらば筋肉の絆。僅か1分で敗北した筋肉の絆に敬礼。君のことは多分すぐに忘れる。
鈴が熱心に見ていたのは、どうやらデジカメであるようだった。
新旧様々な小さい箱型のデジカメが、ところせましと棚に並んでいる。
鈴はあれやこれやと説明を読んだり、覗き込んだりしていた。
「りーん」
「ふかーっ!!!!」
あ、鈴が猫化した。
この鈴の表情を見たいがために、僕は後ろから忍び寄ったのだ。
今すぐにでも頬ずりしたかったが、それはさすがにやめておくことにする。
「なんだ理樹か・・・そしてそっちはささせがわささみ」
「お久しぶりですわ・・・と言っても、最後に会ったのは先々週ですから、お久しぶりというほどでもありませんわね」
「まあそうだな」
「お夕飯をご馳走して差し上げますわ。この笹瀬川佐々美の料理の腕の前にひれ伏しなさい、おーほっほっほ!」
すっかり乗り気な上に、鈴と一緒だと何かタガが外れてしまうらしかった。
「こいつばかだ」
「馬鹿とは何ですの!?」
「じゃあくちゃくちゃばかだ」
「棗鈴・・・このわたくしをそこまで愚弄するとは!」
笹瀬川さんがアホの子になった。
「まあまあ」
いつものパターンでバトル勃発しそうなところで、僕が仲裁に入る。
元来ボケばかりのリトルバスターズにおいて、ツッコめるのは僕と笹瀬川さんと佳奈多さんだけだ。
佳奈多さんは思っていた以上、というか過剰なまでの妹思いに加え、天性の天然属性持ち。
笹瀬川さんは鈴のことになると、さっきのようにやたらとアホの子化する癖がある。
佳奈多さん曰く、僕も「筋肉って何なのよ・・・馬鹿じゃないの?」らしいので、多分コンスタントに突っ込める人間など存在しないのだろう。
「デジカメ?」
「うん。喉から猫が出るほどほしい」
猫は出ないよ、鈴。
「なにっ、そうなのか!馬鹿兄貴にだまされたのか、あたしは・・・」
恭介も何言ってるんだよ・・・
鈴は再び視線をデジカメに落とした。
「何で?」
「猫を撮る」
それで話が掴めた。
「あの約束のことか」
ちりん、と鈴(すず)の音を鳴らして頷いた。
猫をアパートで飼うことはできない。
一緒に鈴に同棲の話を打ち明けたとき、唯一鈴が渋ったのはそこだった。
今までのように、猫をどこかに集めて可愛がることも都内では出来ないだろう。
思った以上に鈴の猫に対する執着は強く、正直僕も頭を抱えてしまった。
迷った末に僕が提案したのは、カメラを買って写真を撮ることだった。
「これなら、いつでも猫の顔が見れるでしょ?」
それでようやく、彼女は首を縦に振ったのだ。
「・・・あと、それ以外にもある」
「何ですの?」
鈴の顔がちょっと赤くなる。
僕に助けを求めるような視線。
僕は何となく言いたい理由を把握した。
ダメだよ。ちゃんと自分で言わなくちゃ。
「・・・理樹やみんなと写真が撮りたい」
よく言えたね、鈴。
鈴の頭を、猫に手でブラシをかけるように撫でてやる。
「うう・・・きもちいいのかわるいのかわからん」
上目遣いのトロンとした表情のあまりの可愛さに、本当に僕は理性決壊数センチ手前まで突き落とされた。
「直枝さん、もうちょっと場というものを考えたほうがよろしいですわよ」
「ああ、うん」
それこそ今の表情を写真に撮りたいと思うほど名残惜しかったが、そう言われては仕方が無い。
曖昧に頷いて手を離した。
「で、どういうのがいいの?」
「これとか」
鈴が僕に突き出したのは、猫の写真を宣伝に使っているデジカメだった。
鈴、猫に釣られたね・・・
値段自体は平均より安いものだ。
「買うんですの?」
「うん、約束だからね」
笹瀬川さんにそう返して、僕はその棚の商品引き換え票を取った。
デパートを出るころには、もう夕暮れだった。
時間は5時を回っている。
今から帰って夕飯の支度を始めれば丁度いい時間帯だ。
鈴は先を機嫌よく夕陽の中をスキップしながら、腕の中の紙袋を後生大事に抱えていた。
その後ろを、買い物袋を下げて僕と笹瀬川さんが歩く。
「棗さんは、いつまでも無邪気なままですわね」
「うん。でも僕は、そんな鈴が好きだよ」
「惚気話はあまり聞きたくはありませんわね。詮索するつもりもありませんけど」
確かに鈴は未だに子供っぽい。
こういうときに見せるしぐさや表情。言動。
鈴の持つ純真さの表れだ。
「いつまでも純真さを忘れない心・・・まさに、リトルバスターズの鑑ですわ」
そうだ。僕らはリトルバスターズ。
悪を成敗する正義の味方。
今思うと、なんと子供らしい無邪気な文句だろう。
真人も。謙吾も。僕も。
その恭介の、リトルバスターズの持つ無邪気さにただ惹かれた。
皆何も知らない、純真さの塊だったから。
だからあのとき、僕らは恭介のリトルバスターズに入ったのだと思う。
でも、今の僕らの、僕が作ったリトルバスターズは違う。
あの最後の世界で僕は恭介の後を追った。
あの時の僕も、真人も、謙吾も。恭介も。
皆、無邪気な楽しい永遠の時間など存在しないことを知っていた。
支援
859 :
694:2008/08/25(月) 19:27:12 ID:PE2C5yDnO
携帯から
円滑に投稿できなくて申し訳ないですorz
C
862 :
694:2008/08/25(月) 19:29:35 ID:PE2C5yDnO
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863 :
694:2008/08/25(月) 19:31:15 ID:PE2C5yDnO
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支援で育てる
否が応にも知らなければならなかった。
それでもなお、僕らはリトルバスターズとして最後の時間を過ごそうと決めた。
壊れゆく世界のグラウンドで。
今の、この世界のリトルバスターズもそうだ。
最後にリトルバスターズとして集まったときの日。
「またすぐ会えますヨ。また春休み中にでも遊ぼう」
「わふ、またしばしのお別れなのですっ。またお会いしましょう」
「今度はワッフルパーティをやろうねー」
「ああ、是非私も参加しよう。そのときは小毬君や能美女史にはメイド服を・・・ゲフンゲフン」
「いや、皆で筋肉祭りだな・・・へへ、筋肉が疼くぜ」
「何おぅ!?筋肉祭りより筋肉旋風を優先させるべきだ!」
「筋肉旋風ですって!?ヘイ、筋肉カモーン!筋肉革命の前触れに違いないわね!」
「男と男の筋肉関係・・・美しくないです」
「葉留佳やクドリャフカ、皆と毎日会えなくなるのは寂しいわね」
「皆まだ学生ですし、いくらでも遊べますわよ」
皆いつもどおりの雰囲気。卒業のことすらネタにして大騒ぎ(あやさんと真人と謙吾の筋肉旋風には僕とクドも混ざった)。
でも、皆は知っている。
これからどんどん、会える頻度は減っていくであろうことを。
大学生になり、社会人になり、それぞれの家庭を持ったらどうなるか。
無邪気な楽しい永遠の時間など、この世界にも存在しないのだ。
それにはっきり気付いていないのは鈴だけだ。
それに今度の同棲の話だって、全てが無邪気で、楽しい話というわけじゃない。
これは鈴にも話していないし、皆にも話していない。
恭介と僕だけの、苦い現実の話だ。
去年の夏ごろの話だ。
笹瀬川さんの応援のために、恭介が学園に遊びに来ていた日だった。日曜だったと思う。
僕と恭介はふたり中庭の芝生で寝転んで、空を眺めていた。
「ねぇ恭介」
「何だ」
「学校卒業したらさ、鈴と同棲しようと思う」
恭介は寝転がりながら、僕のほうに首を向けた。
その表情は良く分からない。
喜んでいるのか、泣きそうなのか。
「それは単純に、お前らが一緒にいたいから。それだけの理由か?」
「そうだよ」
「嘘つけ。理樹は何にも考えなしにそんなことを言う奴じゃない」
「反対?」
「どっちでもない。半々だ」
そう答えて、また恭介は視線を空に戻した。
「・・・俺のことを考えてそんな結論に達したのだとしたら、お前が鈴と付き合う資格はない」
「鈴への想いは本当だよ。もう婚約までしてるんだから」
「・・・そうか。お前が望んで、鈴もそれを望むなら。俺は受け入れるしかない」
「ごめん恭介」
「別にいいさ。俺は所詮、妹一人満足に守ってやれないかもしれないような人間だ」
「そんなことないよ。僕やリトルバスターズの今があるのは、恭介のおかげでもあるんだから」
「俺のおかげか・・・理樹は優しいな」
「そうかな」
「そうだよ」
それだけのたった数分のやりとり。
僕らは十分すぎるほど、この世の現実をまた実感してしまった。
僕は相当な額の遺産を持っていること。
恭介が働いているのは鈴のためだということ。
大学に入り、学び、生活し、卒業するためにはたくさんのお金が要ること。
恭介がこうやって忙しく働いているのは、そのためだということ。
僕が同棲の提案を恭介にしたのは、そういう含みがあった。
誰もそんなことは言わないけれど、僕も皆も、それを知っていた。
それから僕は、もう一度だけ恭介と打ち合わせをした。
僕も恭介も、できればしたくはない相談だったけど。
支援
育てる
鈴の学費だけは恭介が持つ。
他は僕が持つ。
それだけの短いやりとりだった。
その後、そんな相談は忘れたかのように二人で、みんなと久しぶりの野球に興じた。
多分恭介は今度のことを負い目に感じているだろう。
あの家の情報を持ってきたことだって、多分『俺にはこのくらいしかしてやることが出来ない』と思っているからだろう。
だから僕は、恭介を手伝わせたくなかった。
知らないのは鈴だけ。
鈴は無邪気なままだ。
昔の、僕らのように。
僕は、そういう鈴の無邪気さに惹かれたのだろうと思っている。
いつまでも純真で、無邪気な可愛らしさ。
彼女を通して、一体僕は何を見ているのだろう。
過去のリトルバスターズの面影?無邪気で、楽しい永遠の時間?
僕はそれを否定したいと思うけど、たぶんそれは事実なのだろう。
だからこそ、今この世界に、ここにいる鈴をこれからも守り抜く。一緒にいる。愛し続ける。
あの日恭介が握ってくれた手の暖かさを、いつまでも忘れず、ふたりで強く生きていくために。
「こうして棗さんを見ていると、やはりわたくしでは敵わないことを実感してしまいますわね」
「ん?」
「リトルバスターズの皆さんが、あなたをどう想っていたか。知らないとは言わせませんわよ?」
そう言った笹瀬川さんの頬が少し赤く見えたのは、夕焼けのせいじゃないだろう。
多分、笹瀬川さんも僕を想っていてくれたということなんだ。
「・・・うん、知ってるよ。でも僕は、鈴が好きだから」
「ええ。そうでなくては困ります」
そう言って笹瀬川さんは、僕に寂しげに笑った。
「全く・・・この笹瀬川佐々美ともあろう者が、これで二人の殿方に振られてしまいましたわ」
「ごめん」
「謝らないでくださいな。その代わり、だからと言って浮気など許しませんわよ?」
「はは、それはないよ」
「安心しましたわ」
「おい、理樹ー!」
鈴が楽しげに手を振っている。
「行こうか、笹瀬川さん」
「ええ」
夕焼けは落ちようとしていたけれど、鈴の太陽のような笑顔はずっと輝いたままだった。
///
「出来ましたわ!」
小さいちゃぶ台に、ところ狭しと美味しそうな中華料理の大皿が並んでいる。
酢豚に麻婆豆腐、チンジャオロースー、チャーハンなどなど。
僕も手伝ったけど、笹瀬川さんの中華料理にかける情熱は凄まじかった。
相当な量で、これは3人で食べきれるのか少し不安になったが、濛々と立ち上る湯気と、鼻を刺激する香辛料の香りが食欲をそそる。
「わたくしの手にかかればこの程度お手の物ですわ!おーほっほっほ!」
「うーむ・・・これはささみの勝ちだな」
鈴が珍しく負けを認めた。
「じゃあ、冷めないうちに頂こうか」
「ええ、頂きます」
まずは麻婆豆腐を、僕と鈴の分を大きなスプーンで取り分ける。
「頂きます」
箸で一口め。
「か、辛ッ!」
山椒と唐辛子の刺激が僕の舌を刺す。
覚悟していたはものの、一気に全身から汗が吹き出るような気がした。
しかし水を一口含むとまた口に運びたくなる魔力を持つ料理だった。
「どうでしょう?あまり時間がなかったものですから、辛味の深さがちょっと心配ですわね」
「凄く美味しいよ!・・・辛っ」
また水を一口。
「お褒めに預かり光栄ですわ」
同じく鈴も辛さのあまりスーハーしていた。
「うう・・・からい」
でも鈴も水を一口飲んでまた一口食べる。
「からい!」
以下ループ、という感じだった。
次はチャーハンを口に運んでみる。
ゴマ油とご飯のパサパサ感、ちょっと薄口の味付けが最高にマッチしていた。
これは旨い、旨すぎる・・・ッ!
そしてチンジャオロースー。
チャーハンと一緒にいただく。
パクッ。
僕 の 味 覚 が 有 頂 天 に な っ た !
この喜びはしばらくおさまることをしらない。
あの世界で食べた味にもっと磨きがかかり、涙が出るほど美味しい料理だった。
このままじゃ僕の寿命がエモーションでマッハなんだけど・・・
「これは笹瀬川さん・・・反則だよ・・・」
「それほどでもありませんわ」
「やはり笹瀬川さんは天才的だしかもこれだけおいしいのに謙虚にそれほどでもないと言った!」
「直枝さんがだいぶ壊れてるような気がしますわ・・・」
「どうやってそれが僕が壊れてる証拠だよ?・・・旨い・・・旨すぎる!」
止められない止まらない、チンジャオロースー。
「あたしも料理が上手くなったら、理樹にこう言ってもらえるのか」
「うん・・・どちらかというと大賛成だよ・・・美味しいなさすがチンジャオロースー美味しい」
「理樹がおかしくなってるぞ。ささみ、何かまぜたのか」
「Bu●ont粉末という笹瀬川家秘伝の粉を混ぜましたわ。うん、おいしい」
「別にあたしが食べても何ともないぞ。どうしたんだろうな、理樹」
支援
「まあ、美味しいと言ってくださったことですし、何でもいいですわ」
「うーみゅ、そうなのか」
「ああうまい、きた、牛肉きた!これで勝つる!」
それから、すっかり皿が空になるまでの十数分、僕は超ハイテンションで暴走していた。
あんなに美味しかったから仕方ないよね。
お皿も空になり、3人で色々なことを話した。
次いつ集まって遊ぼうかとか、笹瀬川さんはどのあたりに住んでるだとか。
先月相川君を完全に振ったとも言っていた。ごめん相川君。
あと笹瀬川さんがときどき鈴に料理を教えてあげてくれることになった。
鈴が料理を普通程度に出来るようになったら、一緒に二人で台所に立てるようになるかもしれない。
その様子を頭に浮かべてちょっとにやにやしたり。
ちょっと前に見た真人のボケについてとか。
まさか全身にマジックで『筋肉』と書き始めるとは思いもよらなかったなぁ。
この間開発されたマッスル・エクササイザーフォースが感動的に美味しかったことも話した。
あれはとてつもなく美味しかったのだけれど、真人が筋トレしながら適当に作ったものなので作り方が分からない。
そのペットボトル2リットル分しか飲めなかったことなどなど。
話の種は尽きなかった。
「じゃあ、そろそろお暇しますわ」
そう言って笹瀬川さんが立ち上がったのは、もう9時を回ってからだった。
「もう帰るのか」
「家に帰ったら10時前ですわ。明日の準備もしなければなりませんし。それに・・・」
笹瀬川さんは僕に耳打ちした。
「一日目くらい、ゆっくりとその・・・なさりたいでしょう?」
言った笹瀬川さんが赤くなっていた。
「はは・・・」
まあ、当然そのつもりだ。
明日も休みだしね。
「ちょっと待ってろ」
鈴が和室に入って、何かを持ってくる。
「写真、撮ろう」
笹瀬川さんと僕が顔を見合わせる。
まさか鈴が、自分から写真を撮ろうと言い出すとは・・・
「いやか?」
ちょっと鈴が萎れる。
「ううん、写真を撮ろう。笹瀬川さんもいいよね?」
「ええまあ・・・それにしても意外ですわ」
「正直僕もだね」
「よし、理樹たちはそこらへんに立っててくれ」
鈴がカチャカチャとデジカメをいじって、デジカメ右上の赤いライトを点灯させる。
多分タイマーだろう。
それをキッチンテーブルに乗っけた。
「点いたか?」
「うん」
「・・・ようし」
鈴がこっちに走ってくる。
そんなに全力疾走しなくても間に合うから・・・って!?
「理樹っ」
鈴が僕に飛びつく。
「う、うわ、鈴?」
パシャッ!というフラッシュ。
鈴が持ってきたデジカメを覗き込むと、戸惑う僕と、僕に飛びついた真っ赤な顔の鈴、隣で呆れ顔の笹瀬川さんがいた。
でも何だかんだで幸せな写真だった。
これはこれで、残しておきたいと思ったので、鈴に保存を勧めた。
「もう一枚、今度はきちんと取りませんこと?」
笹瀬川さんが提案した。
確かに、あれ一枚というのも寂しいだろう。
「わかった」
鈴は今度は長めにタイマーを設定すると、悠々とこちらに歩いてきた。
「理樹、だきしめてくれ」
「ええええ!?」
「早くしろっ」
仕方なく、また赤くなっている鈴を抱き寄せる。
「あんまり見せ付けないでくださいます?」
「ごめんね」
「まあ、そのくらいのほうが宜しいのかも知れませんが・・・」
今度は万全(?)の状態でフラッシュが光った。
今度のデジカメの液晶には、にっこりと笑う僕と鈴、ちょっと苦笑気味に微笑む笹瀬川さんの姿が写っていた。
///
笹瀬川さんが帰って、とりあえずお風呂を入れてお皿を片付けることにした。
ついでに和室に二人並べて布団を敷いた。
今からちょっとドキドキする。
こうやって毎日一緒に寝られると思うと、心が躍った。
やはりというかまあ普通に考えて、浴槽は二人で入れるほど大きくない。
「先に鈴、入っていいよ。皿の後片付けしておくから」
「いい、理樹が入れ。それはあたしがやる」
「それじゃお湯がもったいないでしょ」
「うっさいぼけーっ!さ、先にはいってろ!」
鈴の赤い顔をもっと見ていたかったが、先にお風呂をいただくことにした。
というか、鈴は何をするつもりだろう。
僕は脱衣所で服を脱いで下着を脱いだ。
少し身体を流してから浴槽につかる。
僕は男としては小柄ではあったけど、さすがに浴槽は小さい。
僕はちょっと膝を抱えるようにしてお湯につかった。
明日の予定と、やりのこしたことはないかを確認する。
明日は家具の運び込んで荷物を入れて、後大家さんに挨拶に行かないと。
家具を運ぶ前に、もう一度綺麗に掃除しておくべきかな。
今日は一日中ドタバタしっぱなしだったから、それが終わったら鈴とダラダラ過ごすのもいいだろう。
持ってきたシャンプーで髪の毛をゴシゴシやりながら、これからに思いを馳せる。
二人で一緒に春のアスファルトの道を歩き、大学へと向かう姿。
鈴とこの部屋でレポートに頭を悩ませる姿。
一緒に料理を作る姿。
お風呂には一緒に入れないけど、洗いっこするくらいならできるかな。
そしてその後・・・
「ボドドドゥドオー」
僕は魂の叫びを抑えながら身体を洗い、お風呂を出た。
お風呂を出ると、鈴が携帯をいじりながらちゃぶ台の前に座っていた。
「上がったよ」
心なしか鈴の顔が赤い。
「理樹は先に布団に入ってろっ」
これは何か吹き込まれたのか・・・
いずれにしろ、悪い話ではなさそうだ。
多分来ヶ谷さんかあやさん、恭介あたりがけしかけたんだろう。
彼らの粋なはからいを期待して、僕は和室で寝転がって鈴を待つことにした。
「・・・理樹」
鈴がそこにいた。
いや、そこまでは普通なのだが。
その・・・格好というか服が。いや、下着か?
「誰に渡されたの、それ」
「くるがやだっ」
その、鈴の格好というのが・・・ボドドドゥドオー!
まず黒い下着だけというのが異常だ。
鈴はいつからこんな大人っぽいのを着けるようになったんだ?
それにその、下着というのがえろい。
男の心を刺激してやまないというか、完全にそれ向けの専用下着であることは間違いなかった。
さらにだ。その鈴の下着は、妙に透けている。
大事というかまあ、そのところ以外、うっすらと透けて見えるのだ。
「・・・理樹」
鈴は部屋の電気を消すと、僕の背中に胸を押し付けた。
「めちゃくちゃ、いやもうくちゃくちゃ恥ずかしい」
そのしぐさというのがまた、胸を押し付けているようで。
鈴の胸は最近とみに成長し、今はバストは82,3くらいあったはずだ。
つまりそこそこ胸があるわけで、これはその・・・えーと。
興奮せざるを得ない。
「・・・誰に教わったの」
「あや」
げげごぼしながら言ってる姿が目に浮かぶ。
「ほら、さっさと服ぬげ」
そう言われて、Tシャツとスウェットを脱ぐ。
これで僕は下着一枚だ。
「こっちむけ」
鈴に言われるがままに、後ろを振り向く。
「っ!」
鈴に唇を奪われる。
880 :
694:2008/08/25(月) 19:56:23 ID:PE2C5yDnO
携帯から
スレに長めのSSを投下するのは初めてなんだ
手際悪くてごめん
881 :
694:2008/08/25(月) 19:59:39 ID:PE2C5yDnO
携帯から
支援
支援
C
885 :
694:2008/08/25(月) 20:01:00 ID:PE2C5yDnO
携帯から
で、唇を割られてディープキス・・・までは良かったが、何か変な味がする。
「・・・っ」
鈴が離れると、妙に身体が熱い。
主に、身体の一部分が。
「・・・何したのさ」
「・・・きょーすけが持たせてくれた薬。するときに口に入れてキスしろって」
「・・・恭介・・・」
特製の媚薬か何かを飲まされたらしい。
というか、唾移しだけでそんなに効くって・・・危なすぎないか、それ。
そうこう言ってるうちに、本格的に媚薬が効き始めた。
「ん・・・」
僕と鈴は恭介の媚薬に支配されつつあった。
キスをして、鈴の身体を揉みしだく。
異様なほど鈴の身体も熱く、ちょっと下着の上から触っただけでも敏感に反応する。
「う、あっ」
鈴が僕のものに手を伸ばして、さすっている。
しかも、手つきが滅茶苦茶上手い。
・・・あやさん、一体何を教えてるんだ・・・
鈴のそこは、もう濡れまくっている。
「ん、ああああっ!」
その特徴的な下着の上から軽くそこを撫でただけで、鈴が絶頂に達した。
ちょっと待ってよ恭介と来ヶ谷さん・・・
その後、僕が鈴の中に入れるまで、軽く鈴は数回絶頂に達していた。
しかも僕の記憶が正しければ5,6回戦まで行ったはずだ。
僕が意識がまともに戻ったとき、半分鈴は失神したように寝込んでいた。
全身、特に下半身にかけて僕の精液でドロドロになっている。
今日の日付から考えて安全日だからまだ良かったけど、これ日を誤ったらやばかった・・・
リトルバスターズ超人ユニットの来ヶ谷さんと恭介とあやさんのコンビは本当に危険だ。
///
数日後。
家にパソコンが無いので、鈴がコンビニのコピー機で写真をコピーしてきた。
僕と鈴と笹瀬川さんの写真が最初の二枚、あとは猫の写真と僕とのツーショット。
鈴はそれと一緒に買ってきたらしいアルバムを開いた。
「よしっ、まず一ページ目を貼ろう」
一ページに写真が丁度2枚貼れるようになっているらしい。
一ページ目の上に貼ったのは、あの遠き日の写真。
あの蜂退治のときの記念撮影だ。
遠慮がちに笑う僕、暴れる鈴と押さえつけて満面の笑みの恭介。
焼け焦げた服で笑う真人。苦笑気味の謙吾。
1枚目の下には、あの修学旅行の後、土手で撮りなおした集合写真。
僕と鈴を中心に、恭介。謙吾。真人。笹瀬川さん。小毬さん。クド。葉留佳さんと佳奈多さん。あやさん、美魚さん、来ヶ谷さん。
2ページ目は何を貼ろう?
「そうだな」
そう言って僕らが選び出したのは、僕と鈴と笹瀬川さんの写った2枚の写真。
「これは、はじめてふたりで暮らした日だからな」
笹瀬川さんが聞いたら苦笑するだろう。
何で次の日のツーショットの方を貼らないんですの、と。
この写真は、僕が鈴と初めて本当の意味で一緒に生きることができた一日目だから。
3ページ目にはツーショットを貼った。
僕と鈴が、本当に幸せそうに、笑いを浮かべている。
「なあ理樹」
「なに?」
「・・・ずっと一緒にいてくれる?」
ずっと一緒、か。
本当の意味でずっと一緒、なんて有り得ない。
いつかの遠い日、別れの日がやってくるのだろう。
あの世界のように。
あの写真に写る姿さえ、いつの日か風化して跡形もなくなってしまうのだろう。
「僕は、鈴を守るって決めたから」
あの終わらない世界が終わろうとするまで、目一杯遊んだように。
崩れ行く世界で、あの日僕らが野球をしたように。
「そうか」
鈴と一緒に、生きていく。
あとがき
どうも、めちゃくちゃ投下に手間取って、gdgdになってすみませんorz
しかも超長文かつ駄文でごめんなさい\(^o^)/
エロなんて書けねーよ、何でこんなに理不尽なんだよ・・・ちくしょおおおおおおおおおおお!
1週目リフレインエンドのあと、さささ√を経て鈴とくっついたことにしています。
理樹と鈴とあと誰か欲しいなと思っていたのですが、個人的な書きやすさとお気に入り度でさささを起用しています。
後あや(沙耶)を出したのは完全に趣味です。嫌な人は脳内で削除お願いします。
今回シリアス分を入れたのは、どうして理樹は鈴が好きなのかを補完したかったからです。
随分強引な解釈をしていますが、理樹が鈴を好きな理由を自分なりに説明しようと頑張りました。
実はSSを投下するのはこれが初めてです。
こんなの鈴じゃねーよマジ
>>694氏ねよとか指の筋肉鍛えなおせなど、ご意見や批判等お待ちしております。
惜しみない拍手を送ろう
うむ、良作だ
有頂天で噴いちまったぜwww
GJ!
さささと3Pすんのかと思って焦っちまったぜ
…ふぅ
ふぅ・・・
またいつか投下してくれ
全裸で待ってる
全員揃ってこの結末を迎えてるというその事実だけで、
なんというか、いいもんだなあと思えてしまう俺がいる。
俺も時間があれば久々にSS書いてみるんだがなぁ・・・
899 :
694:2008/08/25(月) 20:48:02 ID:2CIpLVD+0
皆さんのお言葉に俺号泣(TT)
また時間が取れればSS書きたいです。
gdgdになってしまったのと、レス投下の関係上上手く改行をすることが出来なかったのが心残りかな
ちょっと加筆修正してから、保管庫かtxtファイルで投稿しておきたいと思うのですが、良いですかね?
いやーよかった!
初めてとは思えんな
終始ニヤニヤしっぱなしだったわ
こんくらい長いほうが読み応えあっていいよ!
投下は大変そうだけどねw
保管庫に投稿はいいと思うよ
つぎは「同棲1周年の日」くらいで頼むわ
理樹ブロント意外と違和感なく想像できてしまったw
あと写真のくだりが良かったぜ
俺のエクスタシーが有頂天に達したー!!
なんか読んでてこっちまで幸せな気持ちになれたよ。ありがとう。
904 :
694:2008/08/25(月) 22:03:05 ID:2CIpLVD+0
保管庫に亡霊Sとして登録させていただきました。
本当にありがとうございましたm(__)m
この流れなら言える
鈴は俺の嫁
なーに寝ぼけたこといってんだ
鈴は理樹の嫁にきまってんだろ
自分で書いといて呆けたか
ちょwwいつのまにこんなことにwww
超GJ!
694氏、お疲れさまです。
さささが名脇役で、
さささ好きの私としては、
とても楽しく読ませて頂きました。
マジでグッジョブ!
規制でGJすらまともに言えない僕を笑ってほしい
だから携帯で、最高のGJを贈りたい
超GJ!!
なんかSS書きたくなってきたな…だけど俺はDNMLしか作れないorz
SSとDNMLは似てるようで微妙に違うしなぁ(あくまで個人的な主観)
>>910 ならいま投下されたのをDNMLにするのはどうだ
今読んだGJ
912 :
694:2008/08/26(火) 00:47:43 ID:xs2P368c0
DNML化とか、してくれたら凄く嬉しいなぁ
たぶんDNML向きというか、状況描写の薄いSSなのでやりやすいとは思うんですが
というかこういう話が出てきたこと自体、作者は物凄い嬉しいです(TT)
向こうの保管庫で一声かけていただければ、私の作品はいくらでも使用してくださって構いませんよ。
というか二次創作に著作権もへったくれもないよね。
>>910 何故か今日は突っ込む気にならない(∵)
久々に胸が温まる良いSSを読んだぜ、GJ
しかし大半が民安声だと思い出すと……w
>>910 >>912 うーん、このSSはDNML化はちょっと難しいですかね。
DNMLには"原作に使用されている素材しか原則使用できない"ってゆう縛りが
ありますしねぇ。(これの場合佐々美の私服立ち絵が無い等々)
ずっと民安のターン!!
GJ!
悲しかった。でもcool!
>>919 このスレ覗くの久しぶりなんだが
厳密にはテンプレのはエロなしの一部が投下されてるだけで
ほとんどは過去ログあさるしかなかったような
さらに自作絵やDNML作品はもう見れない、かな?
SS投下するぜー
ヤマもなくオチもなくみおちんとキスするだけのヤツを
そういうのが嫌いな人はスルー推奨
924 :
1/4:2008/08/28(木) 01:55:55 ID:zQ4BUx9M0
場所は学校の中庭。時間は昼休みの中ごろ。
そんな中で僕が何をしているのかと言うと、中庭にある大きな樹に背を預けて座っている。
もちろん一人ではない。
僕の腕の中には最愛の人である美魚が、穏やかな寝息を立てている。
最初は僕の隣で体重を預けてくれているぐらいだったけど、本格的に寝入ってしまうとそのままの体勢ではバランスが悪かったようで、僕にしなだれかかって来てしまった。
そこで、ちょっとだけ美魚の細い体を持ち上げて体勢を変え、今では完全に僕の胸に背を預けている状態だ。
僕の腕は美魚のおなかのところに回しており、男子の中では比較的小柄な僕の体より小さな美魚は、まるですっぽりと僕に収まっているような感じになっている。
こうしていると、なんだか美魚の全部を包んでいるような気持ちになり、すごい充実感が胸にこみ上げてくる。
ほっそりとした美魚の体をきゅっと軽く抱きしめると、女の子特有の柔らかい感触と温かみが肌に伝わる。
なんというか、とても安らかで気持ちのよい、最高に幸せな昼下がりだ。
ふと目線を落とす。
そこには可愛らしく寝息を立てる美魚の寝顔があった。
僕の美魚。もう、絶対にどこへも行かない、行かせない、僕の大切な人。
そんなことを考えていると、脳裏に先ほどの会話が浮かんできた。
美魚の寝顔を見たいといった時、顔を真っ赤にして慌てていたあの表情はとても可愛かった。
ちょっと拗ねているような感じだったけど、それでも今はこうして無防備に僕にその寝顔を晒している……。
925 :
2/4:2008/08/28(木) 01:58:09 ID:zQ4BUx9M0
目線は動き続ける。
美魚の頭の上に飾られている真っ赤なカチューシャ。
風にが吹くごとに軽くたなびく髪。
女の子特有の長いまつ毛。
細くすらりとしたラインを描く首元。
そして、寝息を立てている小さな赤い唇。
(世の中には異性の食事姿にエロティシズムを感じる人がいるらしいですが―――)
先ほどの美魚の言葉が、ふと脳裏に浮かんだ。
あいや、確かに食事している美魚の唇にちょっと意識が向いたけれども別にそういう嗜好は持ってないつもりだ。
結局なんだか誤解されたままだったけど、僕が唇に意識していたのはあの時のキスを思い出してしまったからで――。
自分で思い返してなんだが、キスという単語が頭をよぎった瞬間に気付いた。
目線は美魚の唇から全く離れず、ただじっとその一点を見つめ続けた。
無意識に呼吸数が増え、ソレにあわせて鼓動が大きくなるのを感じる。
急激にのどが渇いたような衝動がこみ上げてくる。
意識してしまえばそこで終わりだということを今知った。
(キス……しても、いいかなぁ……)
じーっと美魚を見つめていたら、そんな言葉が頭をよぎった。
確かに美魚とは何度もキスをしている仲だし、それ以上のこともしてしまっている。
しかし、寝ている相手の唇を奪うというのはどうなんだろう……?
美魚の寝顔をもう一度覗いてみたら、そんなことばかり考えてたためか、視線は唇に釘付けになってしまう。
そこでやっと気づいた。
自分の心臓は早鐘のように鼓動を鳴らし、喉は何日も水分を取っていないかのように渇き、喉からの呼吸音が耳に響く。
なんと自分ははしたないのか……。こんな穏やかな昼下がりに、恋人に対して、その……
興奮している、だなんて……。
「……………んっ……」
見つめ続けていた美魚の唇からいきなり漏れた音に、ビクッと体が硬直した。
ヤバイ、起きたか?
926 :
3/4:2008/08/28(木) 01:59:14 ID:zQ4BUx9M0
きっと自分の顔は今真っ赤になっているだろう。そんなところを見られたら、絶対に怪しまれるはずだ。
と、そんな自分の緊張とは裏腹に、美魚は少し身をよじらせただけで、また寝息を立て始めた。
ちょっと緊張しすぎていたかな。……いや、なんかそういう問題ではない気もするけど。
兎にも角にも、正直なところ自分で自分が収まりつかないので、キスをしてしまおうと思う。
我ながら節操が無いというか、もう少し場をわきまえるべきなんだろうなとは思いつつも、若い衝動は抑えきれない。
自分にここまで度胸があったなんて驚きだな……とかなんとか、そうして自分に決心と言い訳を付け、美魚の唇まで少しずつ少しずつ顔を近づけて―――美魚と、目が合った。
「………………………………………………………。」
「………………………………………………………。」
長い沈黙。
お互いに言葉は無い。
鼻息までかかるような距離に顔を近づけさせているが、その状態のまま微動だにしない。というか、出来ない。
そりゃそうだ。身動きの取れない女の子の唇を無理やり奪うだなんて、恋人同士でも許されるかどうか。状況次第では殆ど強姦だ。
一気に冷めた頭のままで、長い長い、なんだか何時間も経ったんじゃないかという硬直時間の末に、美魚が一度あけた目を再度閉じた。
……あれ? 目を閉じた?
というか、なんだか少しだけ唇をこちらに向けているような……。
求められている……のかな?
ちょっとだけ美魚の大胆な行動にどぎまぎしたが、据え膳食わぬわなんとやらというか。
そのまま顔をさらに近づけ、そして、唇を合わせた。
「んっ…………。」
軽く唇を美魚に押し付けるような体勢を続ける。
あたたかい。
やわらかい。
なんだか一瞬で世界から自分たちだけが切り離されたような錯覚。
それほどまでに美魚とのキスは幸福感に溢れ、刺激的であった。
端的に言うと、すんごい気持ち良い。
そんな感じで幸せに浸っていたら
「ん……んー………。」
! 美魚の方から唇を押し付けてきた!?
気のせいなんかではなく、美魚から確かな心地よい圧力を感じる。
負けじと、こちらからもそれに応えるように体を抱きしめる腕に力を込める。
美魚のほっそりとした体から、暖かな体温と柔らかさに加えて鼓動までもが伝わってくる。
唇の方もただ合わせるだけでは飽き足らなくなってきて、相手の唇を唇で甘噛みする。
そうしたら、美魚も同じように唇を動かしてきた。
唇と吐息が絡み合い、お互いの熱を交換し合う。
まるで儀式のようなその行為は、しばらく続いた後に僕が顔を離した事で終わりを告げた。
美魚の顔を改めて覗く。
頬はほんのりと赤く染めらており、少し汗をかいているようにも見える。
先ほどまで閉じていた瞳はすでに開けられており、まるでこちらを伺うかのように視線を向け続けている。
錯覚か、あるいは僕の都合の良い妄想かもしれないが、その奥から情欲のようなものを感じ取る。
まるで僕を欲しているかのような―――
「………直枝さんは………。」
と、黙ったままで美魚と見詰め合っていたら美魚が口を開く。
少しだけ息は荒く、顔全体を真っ赤にさせながら唇が動く。
「…………女性の寝顔に興奮する性癖の持ち主でもあったのですか……。」
そして、ガクリと力が抜けた。
928 :
5/5:2008/08/28(木) 02:00:47 ID:zQ4BUx9M0
「ちょ、ちょっと美魚? ていうか『も』って……」
「……少々迂闊でした。目を開けたら、まさかキスされそうになっているとは夢にも思いませんでしたから……。」
なんだか止めようが無く美魚はまくし立て始めた。
なんだかこのままだと「いつものパターン」と化して、今後とも僕によく分からない性癖が大量に付加され続けるような、イヤな予感がした。
そして、あわてて止めようとしたのだけれども。
「……ですが……そんな直枝さんを知ることが出来たのも、素敵なことなんですよね……」
あぁ、なんというか、そんなセリフを本当に嬉しそうに言われてしまうと遮るのに躊躇われてしまう。というか無理。
きっとこんな感じで僕と美魚は過ごしていくんだろうなー、とそんなことを思っていたところで美魚を見る。
……先ほどと同じように、顔はこちらを向けたままに瞳を閉じていた。
なんというか、今日の美魚は凄い積極的だなぁとか、そんなこと考えてる間には既にこちらもまた唇を重ねていた。
今度は最初から少し荒々しく、こちらから押し付けるように唇を当てる。
驚いたかのように軽く体をすくめる美魚だが、すぐに唇を合わせてくる。
お互いの唇を食べあっているかのような、柔らかい行為。
刺激を、快楽を、お互いの存在を求め合う。
美魚はここにいる……そして、僕もここにいる。
なんだか唐突に始まったキスだけれども、それがなんとも暖かで、幸せだった。
「………大好きですよ……直枝さん……。」
ちなみに、お互いがキスに夢中になりすぎて授業に遅れかけたのは、まぁ、お約束ということで。
こんな電波に付き合って全部を読んでくれた人がいるならとても嬉しい。
というか、これはSSなのか?
まぁいいや。なんかとりあえずだだ甘い感じのものが書きたかったんだ。それだけです。
ご指摘、ご忠告、感想、批判、誹謗中傷、などがあればとても嬉しいです。
それでは。
GJ!!
美魚ちんと理樹の甘甘っぷりが良かったよ
>>929 終始おぎおぎが止まらなかったよ乙だ!三 (/≧▽≦)/
>>929 謙遜する必要は無いさ。
激甘だが、それがいい。
今、こいつ同じこと二回言ったぞ。
>>934 きっと
>>933なりに意味があったんだよ…そっとしておいてあげようよ
つーか、むしろかな(ry
936 :
名無しさんだよもん:2008/08/28(木) 17:46:25 ID:Y3+dv306O
佳奈多は侮辱の時に二回言うんだぜとマジレス
最低ね私・・・最低
恥知らずだな…
恭介「なりきり対決をしよう」
理樹「は?」
恭介「俺達メンバーの中でクジを引いて、そいつになりきって話す」
謙吾「・・・つまり何か、もし俺が能美の名前を引いたら、俺は能美のように振舞わなければならないということか?」
恭介「そうだ」
謙吾「・・・・・・これは、これは負けられん・・・!」
理樹「って謙吾やる気なの!?」
恭介「と、言うわけで会場も設置してみた」
真人「はええなおい」
鈴「・・・こいつ馬鹿だ」
恭介「ふ、馬鹿で結構。対決は一対一、別に名前は変えなくていい。そんで相手から素の言動を引き出した方の勝ち」
理樹「似てないことやられたら?」
恭介「周りからダメ出し三回で負けだ」
クド「面白そうな大変そうななのですー・・・」
恭介「おっと、忘れてた。相手に対してキモイとかそれに類する言葉で突っ込みいれたら無条件負けな」
鈴「にゃんだと!?」
理樹「鈴、最有力だね、それ」
鈴「ううううう」
恭介「と、言うわけで試合の組み合わせはこのクジで決める」
唯湖「ほう。どのようになるか楽しみだ」
恭介「楽しんでる場合じゃないぞ、来ヶ谷。第一試合はお前と理樹だ」
理樹「ええ!? いきなり僕!?」
唯湖「ほほう。理樹君がどのよーななりきりを見せてくれるか楽しみだよ」
理樹「うう、いきなり大変な相手だー」
恭介「よし、誰のまねをするかクジを引け。・・・引いたな。よし、壇上に上がれ。合図したら開始だ」
理樹「こ、これは、・・・・・・・う、うーん・・・よ、よし」
唯湖「ふ、造作もない」
恭介「よし、覚悟はいいな。ファイト!」
唯湖「よう、理樹。浮かない顔してるな、どうしたんだ?」
美魚「この口調は恭介さんのようですね」
恭介「のよーだな」
唯湖「なんだなんだ? 悩み事か? 水臭いな理樹、俺に内緒なんてよ」
理樹「(にっこり)あ、ゆいちゃん〜」
唯湖「ぐはっ」
真人「って、小毬かよ!」
恭介「来ヶ谷、ダメ出し1」
理樹「何でもないよ〜。ちょっと考え事〜」
唯湖「そ、そうか。ならいいんだが・・・」
理樹「あ、そうだ。あのね〜、ゆいちゃん」
唯湖「・・・・・・くっ」
鈴「何で理樹あんなに小毬ちゃんの真似上手いんだ!?」
小毬「わ、私に聞かれても〜」
理樹「ふぇ? ゆいちゃん、どうしたの〜?」
唯湖「(きょ、恭介氏っぽく、恭介氏っぽくだ・・・)」
理樹「ゆいちゃんってば〜?」
謙吾「理樹の奴、妙に楽しそうだな」
クド「わふー、しかも上手なのですー」
美魚「普段やられてばかりの来ヶ谷さんがあからさまにダメージを受けているのが楽しいのでしょう。やはり直枝さんは隠れドSですね」
小毬「ゆいちゃん顔真っ赤だねぇ」
理樹「ゆいちゃん、ねえ、どうしたの〜、ゆいちゃん〜(既にノリノリである)」
唯湖「こ、こんなん耐えられるかああああああああああああ!!!!」
恭介「ほい、来ヶ谷失格」
唯湖「くっ、しまった、不覚」
理樹「やったぁ、勝ったよ〜(満面の笑顔)」
恭介「・・・理樹、お前それ気に入ったのか?」
理樹「・・・・・・こほん。あはは、来ヶ谷さんがうろたえまくってるからつい悪ノリしちゃったよ」
唯湖「おのれ理樹君、この恨み、忘れんぞ・・・」
・・・という電波を受信した。それだけの話。これで終わりだ。駄文スマン。
でもここの住人ならもっと料理してくれるかもと思ったんだ。超他力本願。
>>940 ほんわりきゅーとなメルヘン理樹、ありだな……
つまり、コンビニ大好き馬鹿ざざみや、自虐ネタで自爆する馬鹿佳奈多もアリってことだな?
なんだと……続きを考えていいのかい?
みおちんなら楽に全員こなしそうだな……
>>942大いにアリだ。ぜひ頼む!
>>943そのために投下したようなもんだからね!
そして投下して30分後にネタがまた降る俺はどうかしている。
恭介「今度はクド対俺だな」
クド「恭介さんとですか?」
小毬「くーちゃん、ふぁいとっ、ですよー」
鈴「頑張れクド、馬鹿兄貴なんかに負けるな」
恭介「鈴、兄ちゃん悲しい・・・」
理樹「まぁまぁ、ほら、クドも恭介もクジ引いて」
恭介「・・・・・・げっ」
クド「わふー、これは大変なのです」
理樹「さ、壇上に上がって。覚悟はできた? それじゃあ、ファイト!」
クド「あ、きょーすけさん、こんにちはーなのでふ!?」
理樹「クド、慌てて口押さえてもだめ。減点1」
クド「・・・・・・(わ、わふー、危なかったのです、今口癖も出そうになりましたー)」
鈴「ところで、クドは誰の物まねをしてるんだ?」
謙吾「まだわからんな」
恭介「・・・・・・・・・・」
クド「きょーはひざしがつよいですね、てばなしたひがさがほしくな・・・ります」
美魚「どうやら私のようです」
葉留佳「でもクド公すっごい棒読みですヨ」
謙吾「すまんな、能美、さらに減点1だ」
クド「(わふー!?)」
恭介「・・・・・・」
クド「・・・? きょーすけさん?」
恭介「ふ、ふふふ、相変わらずクドリャフカ君はかわいいな。おにーさんハァハァだよ・・・」
一同「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
恭介「仕方ねーだろ!? クド前にして来ヶ谷の真似っつったらこれ以外になにがあるんだよ!!!」
鈴「黙れ変態」
恭介「うおおおおおおおおおおおおおおおおお、ちがうんだああああああああああああ!!!!!!!」
理樹「・・・とりあえず、恭介失格ね。完全に素に戻っちゃったし」
謙吾「哀れな奴」
ID:MXmAGhrs0
GJすぎる( ∵)b
話し相手は向こうがなりきってるキャラじゃなくて本人なのが難しいな…
ちょっと妄想した。ギャグだと思えれば丁度いいと思う。ギャグになればいいなぁ…
「好き勝手してるわけじゃない」
恭介は逡巡している。もったいぶったように首を傾げるこいつの仕草が不快だ。
「それがお前の責務なのか?…であればお前は捻じ曲げられた世界に対して自身を差し出さなければならない」
俺はお前を見届ける。友として……か。
俺は俺の知るところの記憶を有している。愚かだが、それを回想して臨む。
健全な記憶の在り処などもうとうに失われてしまったのではないかと、
そう思われてならない。そしてこの歪な器は捏ねられていく。
彼女の記憶も、クラスの誰かの痛ましい記憶も、知りたいという欲求に負けて明かされてしまうのだろうか。
雑念に捉われながらも沼の底へと沈み込むと決めた。どこであろうとも目を瞑ればそこは一人だ。
気持ちを集中させて、心の在り処を探す。繋がれた世界の悲しみがすぐ近くをよぎろうと。
ここは、これからを生きる人間の世界ではない。手遅れであるような気もする。仮の魂が宿る死の世界か。
数多の淡い想いが埋められていく。殴り合いのような影が当然のように視界を遮っていく。
――聞いた覚えのある声がどこかで響いた。
「あはは、おっかしいね。どうしていつまでもそんなこと考えてるの?
あまり思いつめたら体こわしちゃうよ?」
開け放たれた声の主は俺がまるで知己であるかのように快活に話す。
「だめだよ、じっとしてないと」
これは明らかに女の声だ。というより……西園の声に似ている。
水先案内人とでもいうわけだろうか。
俺は明確な西園の姿を思い浮かべた。すると、
今まで何もなかったはずの空間……思考の隙間、になるのだろうか、
そこには現前として西園の姿があった。
「お……どういうことなんだ。何故お前は……西園の姿をしている」
「えぇ、なんだかショックだなぁ……」
呼びかけに答えたところを見ると、彼女はどうやら西園であるらしい。
しかし俺は腑に落ちない。
「いや駄目だ。俺はまだ納得がいかないぞ。
そうだなぁ……そうだ。なぜ納得がいかないかというとだなぁ……」
西園は確かメガネを掛けていたはずだ。
「メガネだ」
俺は自分でも頓珍漢なことを尋ねている可能性はあるなと考えながらも、
話が途絶えてしまうよりはよいかと球を投げた。
「メガネ?」
「そうだ、メガネだ。掛けていたろう? シュッとしたやつを」
くわぁっだったか?
おそらく俺は頭が固い。だからというわけではないが、この西園を笑わせてやろうと思った。
「メガネッ! そうだな、西園のはシャレてるからアイウェアーだッッ!」
俺は指で逆さメガネを作り、片足を上げてポージングした。
一発芸はお手のものだ。
「……ん? 掛けてたかなぁ、どっちだっていいんでしょ?
はやく帰ったらいいのに」
西園はそう言うと俺に背を向けた。
「見限るか、忘れるかしかないよ」
なにかをつぶやいたような気がする。だがそれは俺には無用のつぶやきに違いない。
俺はタガが外れていく自分を感じた。
「西園……実は俺はもう気付いてしまっている」
「なにを?」
「お前が恭介だということをだ。何をとぼけている」
「えぇーー、そいつはショックだよっ! 驚いた!」
緊張感も何もない調子だ。分かっているのだろうか? 自分のしていることを。
この恭介は駆け巡ったあの日のままだ。少年のような声は殊更それを感じさせた。
「俺は長い時間ここにはいられそうもない。だから単刀直入に言う」
「何…、あまり怖いのはヤだよ?」
俺がたったさっき西園を笑わせたということも、きっと彼女の中に残るのであろう。
明確な出来事としてではなく感情として残り、傷つけられることがあれば、それも残る。
今恭介は彼女として動いているが、あくまでも借り物の体。しかし、恭介の心は恭介の心のまま。
終着点はどうあるべきかということは分かるが、これはやはり良いことではないのだろう、
恭介が何を感じ、どう思い、何をしようとするのかまでは分からない。
極端に言えば、適合しない臓器をそのまま移植してしまうようなことになる。
現実での想いのとおりであれば満たされて然るべき過去に、他人の感情が混じっていくのだ。
「……俺は関わらないからな」
誰も傷つけない。俺はそれを望む。
「自分を傷つけないためとは違うのかな。…って余分だね、ゴメン。
つまらない話はこれっきりにしたいね。出来るならとは思ってるんだけどさ」
延々と続く恨みや怒り。繰り返される呵責と未決定の日々。
この世界の作為はすべて、どれだけ個人的な活動であろうと、それを他の人に影響を及ぼす。
(言うまでもなく)
支援
954 :
名無しさんだよもん:2008/08/29(金) 19:39:33 ID:anwfKouK0
棗サンド理樹限定
後 真中 前
恭介 理樹 鈴
956 :
理樹検定:2008/08/29(金) 22:42:03 ID:NMLsjMdn0
理樹検定
第一問
『リキの奇妙な冒険』
ある日、能美クドリャフカは人間を吸血鬼に変える力を持った謎の仮面を祖父から譲り受ける。
その仮面はかぶると前が見えなくなる、心眼で捉えよ。
彼女の想い人、直枝理樹は能美との時間よりも筋肉の時間を大切にする男であった。
日に日に溜まってゆくフラストレーション……ついに彼女はヤンデレヒロインと化した!!
能美は仮面の力で人間をやめ、吸血鬼へと変貌する。
その有り余る能力で理樹を殺害、その後朝日の訪れと共に灰となり、崩れ落ちて逝った……
いや、これじゃあ話が簡単に終わってつまらないな……
その有り余る能力で理樹を殺害、その後朝日の訪れと共にいずこかへと逃げ去っていった……
理樹の親友、井ノ原真人は仇討を決意、能美を探す旅に出る。
吸血鬼を倒せるのは筋肉の力のみ。
真人はおせっかい焼きの宮沢健吾、そして筋肉の師、棗鈴と共に旅立つのであった。
上記の文章のツッコミ所を3ヶ所、理樹っぽく指摘しなさい。
(なお、ツッコミ所は3ヶ所以上あります)
>心眼で捉えよ。
いや、無理だと思うよ・・・
>その有り余る能力で理樹を殺害、その後朝日の訪れと共に灰となり、崩れ落ちて逝った……
えええ!?僕死んじゃうの!?
>いや、これじゃあ話が簡単に終わってつまらないな……
いやいやいや・・・
>リキの奇妙な冒険
「いやいやいや、僕死んでるよね?」
>宮沢健吾
「漢字間違ってるから」
>筋肉の師、棗鈴
すごいね、鈴の筋肉
>ある日、能美クドリャフカは人間を吸血鬼に変える力を持った謎の仮面を祖父から譲り受ける。
そんな危ない仮面譲るんだ・・・。
>心眼で捉えよ
なんか、どっかで聞いた話だね。
>直枝理樹は能美との時間よりも筋肉の時間を大切にする男であった。
いやちょっと待って僕そんなキャラ!?
>吸血鬼を倒せるのは筋肉の力のみ。
いや、普通十字架とかニンニクとかさ・・・。
おまけ。
>筋肉の師、棗鈴
んなわけあるかぼけぇー!!
しまった、うっかり三つ以上突っ込んじゃったじゃないか。
961 :
理樹検定:2008/08/29(金) 23:45:55 ID:NMLsjMdn0
>>959 恭介がニンニク普通に食えるって行ってたろw
『理樹のノート』
そこには『天国の扉の開け方』が記されているという………
>その仮面はかぶると前が見えなくなる、心眼で捉えよ。
いや、それ説明じゃなくなってるから
>いや、これじゃあ話が簡単に終わってつまらないな……
ちゃんとまとめてから喋ってよっ、恭介
>真人はおせっかい焼きの宮沢健吾、そして筋肉の師、棗鈴と共に旅立つのであった。
いやいやいや、鈴そんなに筋肉ないから
>>783 実はそれでひとつ構想があります。
どうやって物語に構築したらいいか試行錯誤の連続で、まだ形にできてないけど。
ようしっ、スレも盛り上がってきたところだし、もう一度書いてみよう!
>>956 きついなぁ…リトバスやらなきゃよかった…
気持ち悪い…
夜雷が落ちまくりでガクブルな小毬とそんな小毬を見て結局隣で寝ることにしたさささと翌朝それを目撃した鈴や姉御の反応でSS書いてくれる人はいないか?
昨日雷が鳴りまくっててとっさにそんなの思いついた。
>>968 そこまで考えたのなら自分で書いてみるのもいいと思います。
読んでみたい。
>>969 文才あったらやってる・・・
なんか文章にならないんだ・・・orz
971 :
理樹検定:2008/08/30(土) 19:57:30 ID:iqJQ+5sy0
第二問
『リキの奇妙な冒険』
あの惨劇の日から一ヵ月……
イギリス中を恐怖のドン底に叩き込んでいた凶悪犯罪者、セクハラジャックが突如として姿を消した。
彼女はひょんなことから能美の部下になったのだ。
能美の通好みな肢体が、セクハラジャックのハートを射抜いたのさ。
一方、能美を探す旅に出た筋肉の戦士真人とおせっかい焼き謙吾は、突如として謎の敵からの襲撃を受ける。
……出発した時には筋肉の師が居たような気がするだろうが、別にそんなことはなかったぜ。
そう、それは姿を消した筈のセクハラジャックだったのだ。
彼女は能美とのラブラブで激甘な時間を守るために、それを邪魔するであろう2人を始末しにやってきたのだ。
セクハラジャックは恐るべき身体能力をフル活用して真人達に肉薄!!
そして……むさい男しかいない事に気がつき、能美の元へと帰っていった。
その時、突然謙吾はこう言い放った。
「このグラスに入ったプロテインをこぼさずに奴を倒せ。
もしも一滴でもこぼしたら、俺はお前を見限る」
真人は何も言わず、一息にプロテインを飲み干した。
こうして、2人は旅を続けるのであった。
セクハラジャックのハーレム計画実現まで……あと4人。
上記の文章のツッコミ所を3ヶ所、理樹っぽく指摘しなさい。
ツッコミ所は3ヶ所以上ありますが、後続がツッコミ辛くなりますので、3ヶ所だけ指摘してください。
おまけ問題(採点対象にはなりません)
ところで、きついとか気持ち悪いとか言われてるんだが。
3問目以降は自重するべきだろうか? 一応、オチまで考えてあるんだが……
問題である以上、模範解答かけよ
本スレで枕ネタ書くって言ったやつだけど50分に投下開始していいかな
おk、期待してる
おk
長くなりそう?
支援するよ
「コレは家宝ものですヨ…」
今、目の前には理樹くんからもらった枕がある
貰った時は自分で言ったにも関わらず驚いてあひょーとかうひょーとか叫んでしまった
とりあえず枕に顔をうずめるてみる
「んー理樹くんの匂いがする…」
おもわず頬ずりをしてしまう
こんなとこを見られたらはるちんお嫁にいけない!等とアホな事を考える
「やはは…我ながら変態ですネ」
そんなことを言いつつも頬ずりは止まらない
しばらく枕に夢中になっていた葉留佳はノックの音に気づいていなかった
「ちょっと葉留佳?さっきからノックしてるのになんで出な…」
開いた口が閉まらなかった
佳奈多が見たのはただひたすら枕に頬ずりをしている妹の姿だった。
しかも少しだけ顔がにやけているように見えた
「は、葉留佳?あなた一体なにしてるのよ」
「ひゃあっ!お、お、おお姉ちゃんなんでいるんデスカ!?」
ちょっと涎の後が残ってた
「こっちが聞きたいわよ!用事があるから来てみたらあなた一体なにしてるわけ?」
「いやこれはですね…そうあれですよあれ!干してた枕が気持ちよくてついですね」
言った後に気づく
小毬ちゃんやクド公なら誤魔化せただろうけど今回は相手が悪かったなぁ、と
「あら、じゃあなんで枕が2つあるのかしら?」
うぅ、やっぱ鋭い…
「は・る・か・?」
開始1分葉留佳リタイア
とりあえず最高にhighになっていた理由を話す
「葉留佳…あなたアホじゃないの?」
「確かにはたからみたら変な子だったかもしれないけどストレートに言われたら傷つきますヨ…」
「直枝も直枝だわ。なんで断らなかったのかしら…」
「あれお姉ちゃんもしかして羨ましがってる?」
「なっ!?」
あっ、顔が真っ赤になった。照れてる照れてる
「な、なに馬鹿なこと言ってるのよ!?私がそんなこと思うわけないでしょ!」
胸ぐらを掴まれおもっきり上下に揺すられた。
「私が直枝の枕なんか欲しいと思ったの?ありえないわえぇ、ありえない」
「お姉ちゃんわかったから離してよー!」
そう言うと手が離される。あと少しでも揺すられていたらげげごぼするところだった…
「…葉留佳、あなた私をいじって楽しいの?」
「そんな事思ってないですヨ?」
確かに若干は楽しんでいた
「もういいわ…、ところであーちゃんーいえ寮長があなたを呼んでたわよ。また遅刻でもぇっ?なんで待つの?」
本気でわからないように首をかしげる
「どうせ宿題やってないんでしょ?手伝ってあげるから早く行ってきなさいよ」
「しまったはるちんすっかり忘れてたー!?じゃあパパーッと終わらしてきますよ!」
そう言って葉留佳は部屋を出て行った
「まったく騒がしいんだからあの子は…」
妹の事を思い苦笑、しかし先ほどのせいで少し枕を意識してしまう
「これが直枝の枕…」
おもわず手にとってしまった。
「少しだけなら大丈夫…よね?」
誰に問うわけでもなく呟く、そして顔をうずめてみる
あぁ…これじゃあ私も変な子じゃないと思いながらも体がいうことをきかない
「直枝って意外といい匂いがするのね〜…」
これは葉留佳が頬ずりをしたくなる気持ちもわかる、思わず枕を抱きしめていた
何分くらいそうしていたのだろうか?気づいたら外は赤くなっていた
「あれ…私寝てたのかしら…?」
まだ頭が完全に回らない
「たっだいまお姉ちゃ…」
「お帰り、ってどうしたのよ葉留佳固まって?」
「いやお姉ちゃんその枕‥」
言われて佳奈多は気づいた。枕を抱きしめていたのだ
「あ、いやこれは違うのよ葉留佳!別に直枝の枕気持ちいいなー、なんて思ってもないわよ!?」
「いいんデスヨ。お姉ちゃんも理樹くんの枕欲しかったんだよね?」
「ーーーーっ!!」
その後女子寮に一人の女生徒の魂の叫びが聞こえたとか聞こえなかったとか。
追記として理樹が枕を数十回変えざるを得なかったのはまた別のお話し
以上です。
投稿は初だし携帯だから改行めちゃくちゃだったらすいません
指摘待ってます、てかむしろ指摘するところ多いかも(∵)
スレ汚しスマソ
乙、なかなか良い出来ですよ
とりあえず、そのくちゃくちゃにされた枕をくれwww
ちなみに
>>978の「また遅刻でもぇっ?なんで待つの?」の部分はおかしいような?
>>981 ミスったΣ(∵)以下を脳内補完で
したんでしょ?」
思い当たる節が多すぎる
「うっ…いかなきゃダメ?」
「だめ、とっとと行ってきなさい」
「そんな事言わないでさお姉ちゃん?」
「だめ」
「わかったよ〜…、じゃあちょっと行ってくるネ」
「えぇ、帰ってくるまで待ってるわ」
「ふ
・・・ふ?
ぇっ?なんで待つの?」
>>983 二度も間違えました…OTZ
「もういいわ…、ところであーちゃんーいえ寮長があなたを呼んでたわよ。また遅刻でもしたんでしょ?」
思い当たる節が多すぎる
「うっ…いかなきゃダメ?」
「だめ、とっとと行ってきなさい」
「そんな事言わないでさお姉ちゃん?」
「だめ」
「わかったよ〜…、じゃあちょっと行ってくるネ」
「えぇ、帰ってくるまで待ってるわ」
「ふぇっ?なんで待つの?」
>>980 にやにやしながら見させて貰ったぜ ナイスだ
そろそろ次スレの季節か
>>980 人の為だなんて曖昧なものじゃなくて誰かの為に書いてみたいと初めて思えた。
上手く書けたら書く。書かないほうがいいような気もするから時間かけてよく考える。
眼福でした…!
唐突だがリトバスのパワプロとか出ないかねえ…あったら
諭吉くらい出してもいいから買いたい。
理樹編:初期能力は低いが彼女候補が多い。(古式、あーちゃん先輩除くほぼ全員)
キャッチャー向きの特殊能力イベントが多い。
真人編:とにかく大砲を作りたい人向け。
最初からパワーが高い上に筋トレ関連のイベントがよく起こる。(クドが彼女だとより顕著)
彼女候補→クド、佳奈多、美鳥
謙吾編:初期能力は一番高いが、剣道部との両立もしなければならない。
彼女候補→古式、佐々美、葉留佳
恭介編:強力なバランス型。さらに斎藤や時風のマスクを手に入れると
一気に強くなるが、他の編よりも練習期間が短い。
彼女候補→来ヶ谷、小毬、美魚、沙耶、あーちゃん先輩
鈴編:ピッチャー編。
彼氏候補→理樹、真人、謙吾、(恭介?)
(ただし友情タッグ相手の好きな相手と付き合った場合、
友情タッグ練習が一時できなくなる)
あや編:リトルバスターズを率いてひたすら試合をしていく編(ちゃんと恭介も鈴もいる)
勝利したチームから好きな人物を二人チームに加えられる。
対戦校→
≪弱い≫久瀬生徒会チーム、マジカルさゆりんズ、国崎サイコーズ、古河ベイカーズ
キャプテンチーム、笹瀬川ソフトボールチーム、筋肉マサトーズ、闇の生徒会チーム≪強い≫
筋肉マサトーズwww
真人以外のBadエンドは筋肉エンドかな
鈴編
彼氏候補→理樹、真人、謙吾、(恭介?)←
うわぁ・・・
美魚「なぜ私が恭介さんの彼女候補に?」
恭介「かつてここで俺とお前のカップル話が展開されたことがあるからだ」
美魚「なるほど。ですがそれ以上に疑問な点がひとつ」
恭介「何だ?」
美魚「なぜ宮沢さんと恭介さんの彼女候補に、直枝さんの名前が無いのでしょう?」
恭介「さー、次スレだ次スレ。さっさと埋めるぞ」
鈴「あたしの彼氏候補、理樹以外皆きしょいな」
恭介「なら理樹なら良いのかよ」
鈴「・・・っ、理樹がというならしてやらなくもある」
恭介「また奥深い名言が生まれちまったな・・・」
埋め埋め
埋め
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1001 :
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_φ___⊂)_ 以上、このスレッドは私が執筆した。
/旦/三/ /| 新しい新スレにも期待してくれたまえ。
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