葉鍵キャラを性別反転させてみよう!その16

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811名無しさんだよもん
>>807
メイド陽子は見たことあるけどメイド朋美は見たことないな・・・
812名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 08:29:26 ID:pACGYNUw0
 転校を機に男の中の男と認められようと狙っていた七瀬(男)だが、登校前に偶然出会
った双子にそのもくろみを完膚無きまでに叩きのめされることとなるのだった。
 登校途上の曲がり角で折原浩平に吹っ飛ばされ、運悪く折原ひろみのスカートの中に頭
を突っ込みぼこられた。これだけでも十分不運なのだが、問題はそれだけではなかった。
転校先のクラスに折原兄妹が居たのである。

「今度転校してきた七瀬です、皆さんよろしくお願いします」
「あー!今朝の痴漢野郎」
「おお、あのひろみに手を出した勇者か」
 七瀬が挨拶した途端に折原兄妹から発せられた言葉、これで七瀬の評価は確定した。
「あの凶暴な折原(妹)に手を出した命知らずな男の中の男」
「あの折原(妹)なんぞに手を出す悪趣味な変態、女なら誰でもいいのか、まさに漢だ」
「痴漢なんだって嫌らしいわね。ああ言うのが男ってものなのね」
 これが彼に対する級友達の評価だった。

「よかったな七瀬、希望どおり男の中の男と認められたぞ」
「俺の望んでたのはそう言う意味じゃなーい」
「黙れ、変態男」
「あれは俺のせいじゃない」
「そうやって人のせいにして逃げるのは男らしくないぞ」
「そうそう、そんなやつ願い下げね」
「お前が言うな、100%お前のせいだー!」
 折原兄妹のステレオ攻撃に、七瀬の叫びがむなしく教室に響き渡った。
813名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 13:54:33 ID:VJxpp8vJO
>>807こんなんできた
携帯で即興だから見にくいかもしれんけど許してくれ
秋江サイド
どうした小娘。こんな所に呼び出して‥‥?
あん?夜の回数?
あー、そういうことか。あたしゃてっきり猿みたいにヤリ捲ってるもんかと思ってたけどお前も案外‥‥なあ。
ほんっとに、バカかお前?こーゆーのは女からその気にさせるだよ!
渚とか早生みたいに普段ぼけーってしてる奴でも性欲だけはちゃんとあるんだからよ。そこんとこを‥‥あん?後ろ?

やべっ!?

‥‥ちっ。あたしは早生の夜のフランスパンも大好きだー!!

(中略)

はぁはぁ、とにかく!
渚としたいんならまずその気にさせる事!
そのためにコイツだ!
‥‥なんだその目は?メイド服だよメイド服。見りゃ分かるだろ?
ちょっ、お前、バカか?!
漢ってのは最終的には見た目なんだよ!何でザクが赤いか分かんねーのか?格好いいからだよ!何で角があるか分かんねーのか?格好いいからだよ!何で足が無いか分かんねーのか?飾りだからだよ!
‥‥コホン。とにかく!騙されたと思って一回着てみろ。お前のサイズの用意しとくから。
814813続き:2005/05/15(日) 13:57:38 ID:VJxpp8vJO
‥‥一日後
朋美サイド

‥‥結局着ちゃった。
ていうか、ホントに大丈夫なのこの服?
スカートの丈こんなに短いし、歩いただけで見えるんじゃ?
胸だってこんなに強調させて‥‥あーもうっ!騙されたっ!からかうつもりで渡したに決まってるわ!
やっぱり秋江になんか相談するんじゃなかった!
‥‥はぁ、バカやってないで着替えて晩ご飯の準備しよ‥‥

“ガチャっ”

っ!渚!?

え?ああ。今日は速く終わったんだ、仕事。
‥‥へ?この格好?あー、気にしないで
お帰りなさいませご主人様ー。
なんちゃってね〜
今、晩ご飯の作っちゃうから先にシャワーでも浴びて‥‥はぁ?ご主人様より旦那様のほうがいい?ちょ、なに言って‥‥っはうぅっ!
え、
あ、
うぅ、
ば、ばかぁ。そんなとこ‥‥
へ?口答えしたからお仕置きです、って‥‥?

ぁぁぁぁああ!!
ひぐっぅぅ!!

あああっ、ダメっ!そこはホントにダメぇっ‥‥!

(省略されました続きを読みたければココを一秒間に十八連打してください)
815642から続き:2005/05/15(日) 14:25:22 ID:RI/Hvnjs0
更に、担任から授けられた言葉は、俺の混乱を加速させた。
「解らない事があれば長瀬に聞くといい。いいかな、長瀬?」
「はい」
長瀬、と呼ばれた十波由真が回申。
ながせ…?どういうことだ一体…。
能面のままの彼女は俺の記憶の十波と離れるばかりだった。

「くっそ〜マジ、ショックだぜ…。こういうのは同じクラスってのがパターンなのによぉ」
「いつまでもグダグダ言うな。メシが不味くなる」
昼休み。俺達は申し合わせていた通り屋上で昼食を摂っていた。
「どう貴子さん?転校生として上手くいってるかしら」
「当り障りなく、とはいっても視線が集まるのは勘弁だよ。誰も俺の事を知らないってのも
 違和感あるよな。A組の奴らで面識あったのは数えるほどしかいないからだけどさ」
話しながら十波…じゃないや……長瀬の事を思い浮かべる。
HR以後も担任の言伝を口実にして何度か話し掛けてみたものの、彼女の反応はそっけない。
事務的というか、機械的というか。
人って、こんな短期間に変貌できるものかと、頭を悩ませた。
「貴子さん?駄目よ?他の人にタカ坊の事、聞いたりしちゃあ」
「自分から馬脚表すような事はしないって」
ふぅ、ほんと鋭いんだからなタマ姉は。
「さっそくちょっかい掛けられたりしてないだろうな?うちのクラスでも話題の的だぜ。
 スレンダーでカワイイ娘が転校してきたってな」
「………」
そんな評価は願い下げだ。にしても今の俺の外見ってそんなに注目されるものなのだろうか。
じっくり鏡で自分を眺めたことがないので、いまひとつ実感が湧かない。
もとより、例え俺が絶世の美女だと謳われたとしても全然嬉しくない。
むしろ悲劇だ。
816名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 14:26:18 ID:RI/Hvnjs0
この場で口にこそしなかったが、俺に向けられた視線は好奇からくるものばかりじゃなかった。
いや……好奇ではあるのだろう。ただし…悪意の付加された。
まず顔をしたためて、次に……胸。時には足まで。視線の主はいずれも男だった。
女になって初めて雄二と対峙した時もジロジロと見分されたが、嫌悪感は当時の比ではない。
男の時は見られていると感じても、なんの感情も湧き上がってはこなかったというのに
あの感覚は何だというのだろう。
視線に晒されたこの身は、まるで裸で真冬の路上に投げ出されたような悪寒に襲われるのだ。
女というものは皆こうなんだろうか?それとも俺の感覚がおかしくなってしまったのだろうか。
学校に来てたった数時間だというのに、この有り様。
今、俺は危うい立場にいた。
周りの男に幻滅しようものなら、それは俺という人格をも否定することになる。
だからといって慣れろ、と言われても容易に順応できるかどうかは怪しい。
気が滅入りながらも食事をとろう、と重箱の蓋を開ける。
「わぁ!タマお姉ちゃん、今日のおべんと、すっごい豪勢!」
「ふふーん。でしょお?なんといっても貴子さんとの合作だものね」
「えっ?本当?どれとどれ?」
箸で自作のおかずを指す。いずれも和食である。
指し示すたびに、このみがそのおかずをつまんでいく。
「嘘っ、おいしいよ!?」
「なんだよ、その『嘘』ってのは。失礼な奴だな」
「だぁってだって。前はこんなに美味しいの、ううん、それ以前に料理だってあんまり
 作らなかったタカ先輩が私よりお料理上手だなんて許せないでありますよ」
「たゆまぬ努力の成果ってやつだ。人間必要に迫られれば何だって上達するんだよ。
 悔しかったらもっと春夏さんに教わればいい。必殺カレーばっか練習したってしょうがないだろ」
「なんか物騒な名前のカレーだな…」
ふと、雄二の飲んでいるパックジュースに目がいく。見たことの無い銘柄。
「雄二、それは?初めて見るような…」
「ああ新作だよ。お前がいなかった間いくつか入荷してたんだ。こいつは今日はじめて飲むんだけどな」
「上手いのか?」
「飲むか?」
俺は「ん」と短く肯定して、ストローからずずっと吸い込む、が、中身がでない。
817名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 14:28:20 ID:RI/Hvnjs0
そのことに首を傾げるのと同時に三人から「あ…」という声が漏れる。
なんだというのだろう?いや、そんなことよりこのジュースは…。
「雄二…これ、中身が出てこないんだけど?」
改めて紙パックを持ってみると確かに質量はあるのだ。なのに吸い出せない。
「え……あ、それな。コツがいるんだとよ。吸い出すんじゃなくてパックを潰して中身を
 押し出すんだ。今までは、なんか怪しげな名前だから敬遠してたんだけど、ネタには
 なるかと思って、な」
言われてパッケージを見る。どろり……?
マスカット味の限り無く固体に近い液体は、そこそこうまかった。
一口分戴いて雄二に返すが、パックを…というよりストローを凝視して止まない。
気が付けば、このみが先程からジュースの行方を呆けた様子で追っていた。
「どうしたこのみ。お前も飲んでみたいのか?」
「ううん、そうじゃなくて…えと…」
「…?なんだ?」
「かっ、か、間接…キス……」
「はあっ?」
このおぼこは何をのたまってくれるのか。
俺と雄二だぞ?飲み物のハシゴくらい珍しくもなんともない。
「キス…って気色悪い表現するな!だいたいストローだぞ。なあ雄二?……雄二?」
「いやぁ…そいつはなんというか男の悲すぃーサガってやつで…」
「意識してる、とかぬかすんじゃないだろうな」
雄二は否定しない。
わかっている…わかっちゃいるけど雄二までが他の男子と同様に見えてしまう。
それが居た堪れなくなり俺は早々に弁当を平らげ席を立つ。
「私は先に戻ってるから」
「あ、おい!?貴子…?」
背中に戸惑いの声を受け止めたが振り返ることはしない。
818名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 14:29:45 ID:RI/Hvnjs0
「……」
―――ギギギギギギギギギ……
「割れる〜〜〜〜!!!なんで俺が〜〜〜〜!!?」
「自分で考えなさい!貴子さん!放課後に、ね」
その言葉と雄二の悲鳴で卑屈になった心が少し和らぐ。
今度は、背を向けたままだけど手を振って意思を示した。

教室に戻ろうと階段から廊下へ出るところで同じ顔をした女の子二人と出くわした。
「あー。貴子やー」
その片割れ、珊瑚ちゃんが「るー」と俺に挨拶する。
「珊瑚ちゃん?どうしたの?この階は二年の教室しかないはずだけど」
「ちゃうよー。うち、電算室にいってたんや」
「さんちゃん、このひと…誰?」
対して、もう一人の瑠璃ちゃんは怪訝な表情を送りながら、独特のイントネーションで
珊瑚ちゃんに問い掛けた。
流石に相手が女だと思ってると聞き方が違う。
男の時は初対面でこいつ呼ばわりだったのに。
「貴子はうちといっちゃん達と一緒に買い物したんよ。なかよしさんやー」
「ああ…っとぉ、河野、貴子。よろしくね……えと…」
このまま珊瑚ちゃんに説明させたら話題がほやほや〜っとあらぬ方向で飛んでいきそうなので
強引に自己紹介する。もちろん初対面だという演技込みで。
「瑠璃……姫百合瑠璃」
瑠璃ちゃんも珊瑚ちゃんの性格は分かり過ぎてるようで、阿吽で応えてくれた。
「あれ?そういえば貴子は何でガッコの制服着てるん?」
「うん。私は今日から転校生ってことで此処に通ってるんだよ」
「はー、貴子はメイドさんやのに勉強しとるんやなー。えらいなー」
「メっメメメメメメメメ、メイドぉ〜〜〜!?」
メイドという単語に瑠璃ちゃんが大声で反応する。
819名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 14:39:15 ID:RI/Hvnjs0
な、なんか……周りの皆がこっちの方、見てるんですけど。
「そやで。雄二のウチでぇ…メイドさんや〜」
何が嬉しいのか珊瑚ちゃんは「るー」のポーズ。
つーか…余計な事は言わんでよろしい!周りが聞き耳立ててるじゃないか!
「ふっ、ふっ、不潔やーーーーーー!!そんなメイドーーーー!」
君も火に油注ぐ発言するな!どんな歪んだメイド像浮かべてるんだ!?
「あああああのっ!私、用事あるから先戻るからっ!」
これ以上事態が悪化する前に戦略的撤退を発動するでありますっ。
背後から珊瑚ちゃんの「またなー」という屈託のない声が憎むに憎めなかった。
教室に戻り五限目の予鈴が鳴る頃。
周りの俺を見る目が二、三層ほど柄を上げたものに変わっていた。
バレてます!バレてました聞かれてました!!
おのれチビっこ姉妹が!俺が男だろうが女だろうが災厄を振り撒いてくれるか!
クラス中の「河野さんメイドなの?」視線が痛いです。
自分が元男だという事実を隠す為にも、静かに、安穏に過ごしていきたいという俺の
願いは初日を終えずして崩れ去ったっぽい。
俺自身には一切声を掛けることなく圧し掛かって来る重圧は教諭が入って来ると同時に収まった。
救われたような気持ちで顔を上げると、長瀬由真が肩越しに俺を窺っていたのだ。
気取られた事を悟るや、前を向いてしまったが、垣間見た彼女の爛々とした目の輝きは
俺に遺された十波由真のものとピッタリ重なった。

再び学校に通いだして早数日…。
新しいクラスにも問題なく溶け込んで――ーは、いなかった……。
それは例えば女子の輪の中で―――
「河野さん河野さん、今度来た物理担当の教育実習生見た?」
「あの根暗顔って〇〇〇に似てるよねー」
「私も見かけたけど…その芸人はわかんないな…」
「うっそー。〇〇〇知らないなんて今時テンネンキネンブツもんよ?」
元々さしてテレビっ子でもなく、ここ最近は学校に仕事と、あくせくな毎日を送る俺が
女子の話題についていけるケースは少なくて。
820名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 14:40:18 ID:RI/Hvnjs0
それは例えば更衣室の中で―――
クラスの女子は俺の持っていた予備知識以上にあけすけで、彼女たちが着替るなか、
俺はロッカーと睨めっこしながら努めて無心で着替えることを強いていた。
女子更衣室とはいえ十分な広さがある筈もなく、隣の子の素肌と素肌が接触することが
何度も起き、俺はその度に身を強張らせてしまい女子から訝しげな視線を送られる。
先日なんかは「河野さん突撃レポーぉト!」とかいって下着の上から胸を鷲掴みにされた。
その時の俺は、突然胸を握られたこととか、すぐ真後ろから香ってくる女の子の匂いだとか、
落ち着け、と自分に言い聞かせるより先に頭の中が真っ白になって、その子を跳ね除けてしまった。
その子や俺を取り巻いていた女子も、その時はおふざけが過ぎた、と苦笑して場を流したが
結果として女子からの不信に拍車を掛けたことだろう。
そうして現在。男子と話していた方が安心していられる自分がいた。
相変わらず悪意の混じった視線やセクハラ発言――と、定義していいのだろうか?――には
嫌悪バリバリだけど、河野貴子の本質はやっぱり男なんだと……そう、思う。

今日の昼食はひとり。さて、どこで食おうかと考えていると長瀬がいくつかのパンを
持って教室に戻ってきた。
彼女が十波と同じ行動パターンを取ってるんだとしたら、珍しい事。
二ヶ月前からも、A組にまわされてからも、彼女は大抵小牧と一緒に食事を摂るか、
でなければ学食で食べるのが常だった。
十波と長瀬。俺の疑念を解決するには良い機会じゃないだろうか?
思い切って正面に廻って声を掛けてみる。
「長瀬。今日の昼は、ひとり?」
「……」
声を掛けられたのが望外だったのか、少し目が泳いだがこくりと頷く。
「そか。なら、さ。私と一緒しないか?」
逡巡。やがて俯き、「ダメかな…?」と不安を覚えた矢先、
「いいけど…」
と短く了承してくれた。
821名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 14:46:01 ID:RI/Hvnjs0
じゃあ、とばかりに俺が弁当を持ち出して長瀬と向かい合うように座る。
食べ始めてからも、どう切り出したら良いか頭を働かせている間に長瀬が一つ目のパンを
食べ終えてしまった。
マズイ!早くとっかかりを得ねば…と焦っていると長瀬がナニヤラちらちらとこちらを
窺っているのに気付く。視線の先は……俺の弁当。
「ああ…食べるか?分けてやるよ」
「別に…っ、そんな…つもりは……」
「いいっていいって。そら、割り箸」
「う、うん………………あ…おい、しい…」
「口に合ってよかったよ。まだ三、四人にしか食ってもらったことないから」
「河野さん、料理、上手なんだ」
「貴子でいいよ」
『以前の由真』には河野貴明河野貴明とフルネームで呼ばれてばかりで、同じ顔、同じ声で
さん付け呼ばわりされるというのは肌に合わない。
「まあ上達するっきゃないって状況に立たされてたからな」
「ねえ貴子、さん「『さん』はいらないって」うん…。貴子ってその……め、め…」
「メイドって噂?」
聞くことに戸惑うのは彼女の性格か、はたまた長瀬もまた瑠璃ちゃんのようにメイドという
存在に歪んだイメージを持った後ろめたさからだろうか。
どんな理由であろうと長瀬が聞き易いよう、何でも無い事のように扱ってみせた。
「メイドじゃなくて、使用人だよ。雇われて他人の世話してることは一緒だけどさ」
「使用人……」
長瀬はその単語の意味するところを咀嚼するように呟いている。
「執事と使用人の違いってなに?」
「は?」
まるで進行中の刻を吹っ飛ばしたかのような脈絡の無さ。
でもこれって、十波といた頃はよくあった事…だよな?
822名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 14:46:53 ID:RI/Hvnjs0
「執事ねぇ……やることはそう変わらないんじゃないかな?ただ何となく主人の側を
 離れない、みたいなイメージあるよな。
 でもやっぱ同じかもしんない。身の回りの世話したり、雇い主の送り迎えやったり」
「楽しい?」
「楽な仕事なんて無いと思うけど…けどこうして上達した料理誉めてもらうのは悪かないよな」
「そう」
「興味でもあるのか?」
「別に…」
「そうか……?」
「…………忠告しておくけど」
おいおい、また話題が飛んだな。
「貴子って浮いてるから気をつけたほうがいいわよ」
「なんだよそれ?」
「女子から離れて男とばっかり話してるから。良くない噂、広まってる」
「なら、私と一緒にこうしてたら疑われるんじゃないのか?」
「いいの。あたしって元々馴染んでるタイプでもないし」
「ん。だったら、言いたい奴には言わせておけばいい」
お互い食べるものは無くなっていた。話すなら、今だ。
「長瀬、私も聞いていいか?」
「あたしの方も、名前でいいわよ」
「いや、それは遠慮しておく。なんか調子狂うし」
「ズルイわよ、それ」
何でだよ…。でも……いいぞ。ノってきたな?
「長瀬ってずっと前から目、悪い?」
「そうよ」
「先月、コンタクト着けてたりしてなかったか?」
「ううん。でもちょっと前まではこの眼鏡、修理に出してた。
 それもこれもあの…………??なんだっけ?」
俺に聞くな。
でも、なんだろう。今、彼女がもの凄く十波に近付いた。
ともかく裏付けは取れた。なんで俺に十波と名乗ったのかは分かんないけど、長瀬は十波だ。
ここから先は……リスクが伴う。でもここまで来て聞かずにはいられなかった。
823名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 14:48:08 ID:RI/Hvnjs0
「なぁ長瀬。十波って知ってるか?」
「なっ―――なんであんたが知ってるのよっ!?」
ガタンと椅子を押し退け立ち上がる。
教室にいた連中も何が起きたか解らずに視線だけが集まった。
長瀬も、それに気付き脱力したように腰を落す。
「もしかして…そっちが地なのか?」
「知らないわよそんなことっ。それより!どうしてその名前を知ってるのよ?」
ここが本当の境界。これ以上踏み込んでしまえば確実に怪しまれる。
俺は心のどこかで知られたがっていたと言うのだろうか?
この口が止まることは無かった。
「前に私の知ってる奴がさ。長瀬の事、十波って呼んでたんだ」
「誰よそれ」
「そいつ、貴明っていうんだけど……知ってるか?」
「たかあき?………たかあき……」
そこに人別帳でもあるかのように瞳を上方に向け、記憶の探ってる様子。
「―――知らない」
「えっ!?」
あっけらかんとした返答に今度は俺が面食らった。
「知らないって、どういうことだよ!河野貴明、本当にこの名前に覚えが無いのか!?」
自分が今どれだけ危うい発言をしているか頭では解っていたが感情が追いつかない。
「知らないってば。それ、あんたの兄弟?」
「嘘だ!…………あっ…」
声を張り上げる。のぼせ上がった俺は教室内の静寂に引き戻され、
「ごめん。変なこと訊いた」
短く詫びをいれて席に戻った。

放課後。午後の授業の内容は全く頭に入って来なかった。
十波が俺のことを覚えていない?自分はその程度の認識でしかなかったのか?
824名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 14:54:31 ID:RI/Hvnjs0
何かがおかしい。
じっとり厭な汗をかいた自分の手を見る。自分の体なのに妙に朧げで頼りなく見えた。
どうしようもなく不安に陥っていく。けど、どう確かめたら良い?
とぼとぼと昇降口から抜けると、遠くの方に場違いな容姿の女性を見つける。
イルファさんだ。大方珊瑚ちゃんと瑠璃ちゃんを待っているのだろう。
……そうだ!イルファさんなら、きっと…!
思い立ったが駆け足で彼女の元に駆け寄った。
「イルファさん。珊瑚ちゃん達のお迎えですか?」
「まあ貴子さま。今日はお二人とも早めに帰ると言っておりましたので、こうして…」
「ご苦労様です。ところでイルファさんに訊きたい事があるんですけど…」
努めて冷静に。
「はい。お役に立てることなら何なりと」
「あのですね……河野貴明っていう人を知りませんか?」
「ご兄弟の方ですか?」
「……そんなとこです」
イルファさんの目から瞳が失せて、人形のようになってしまった。
それでも、その姿は記憶を掘り起こす人間となんら差異は無く見える。
「―――少々お待ちください、もっと深いデータベースも検索してみます―――」
心臓を握り潰されたようだった。イルファさんまでも俺が身近な人間だったという記憶が欠如している。
いや、まだだ。ここからだ。だから俺は来栖川が誇るメイドロボの彼女を頼ったんだから。
重たい沈黙の果てに、イルファさんの目に光が戻ってきた。
「お待たせ致しました。結果なのですが……私のメモリー内に河野貴明という人物は
 おりませんでした。わたしが来栖川研究所からロールアウトされてから一ヶ月間、
 入力されてきた人物のデーターベースは一人足りとも削除されてませんので間違いは
 ないです。
 しかし…何故か私はその人の事を良く知ってる気がするのです。こんなことは初めて
 なのですが……お役に立てなくて申し訳ありません―――貴子さま?どこか具合でも?」
「いえ……なんでも……引き止めて………すみま、せん…でした………」

もう駄目だった。堪え切れず遮二無二走り出す。
どこへ向かおうというのか、この足は。
825名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 15:03:36 ID:RI/Hvnjs0
―――俺が、いない?河野貴明が?そんな、バカなこと!!
やがて足が止まる。息をするのも苦しいほど胸が痛い。
これっぽっちしか走ってないのに、この息の上がりよう。
精神的にまいっているのは明らかだ。
酸素不足の眩暈も収まり、改めて周囲を見渡すと俺は自分の家の垣根に背を預けていたのだ。
無意識の内に、俺自身のルーツを求めていたのか…。
縋るような想いで、予め持ち歩いていた鍵を使い久方ぶりの我が家に帰る。
アルバム!あれなら!
本棚を荒らしながら必死にアルバムを探す俺は、もはや半泣き状態。
「…見つけた」
うっすらとホコリをかぶった分厚い冊子。
めくろうとして、戸惑う。一分ほど、そうしていただろうか。
恐る恐る中身を認める。始まりは俺が赤ん坊の頃のもの。
親父か、母さんか、中々マメに俺のことを写真に収めていたようだった。
小さい頃の俺はどの写真でも髪が短く服装も男物で、男か女か判断できない。
段々、俺とこのみ、タマ姉に雄二と一緒の写真が増えていく。
温かな気持ちに包まれるのも束の間。厭なものを見た。
小学校入学式の写真。
にこやかな両親の間で緊張した面持ちの俺は―――赤いランドセルを背負っていた。
胸が痛む。ギリギリと俺を苛む。
信じたくない。その一心で更に、乱暴に、ページをめくっていく。
中学校の入学式。
俺の着ていた制服は、女子のものだった。
これは決定的だ。
自分に覚えが無い以上、この写真の人物が俺である確証は無い。
でもこれで決定付けられてしまった―――河野貴明が、いない……と。
ガタガタと震えが襲う。
まだ俺は少しも信じちゃいない!信じられる筈があろうか!?
「親父!母さん!」
この場にいない人間の答えを求め、受話器を取る。良かった、まだ通じてる。
電話番号のメモを取り出し、自由の利かない指先で慎重にダイヤルする。
826名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 15:27:56 ID:cf7q2Xbe0
>>807
(省略されました続きを読みたければココを一秒間に十八連打してください)
無理ww
827名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 15:28:26 ID:RS6YklCD0
>>815-825
メイドと学生の二重生活も始まってドタバタマターリ…と思いきや
なんかいきなり急展開!?
828名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 15:29:29 ID:cf7q2Xbe0
829名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 15:30:15 ID:RI/Hvnjs0
電話は………通じなかった。
何度もメモを確認して、何度も掛け直しても、電話は通じない。
おそらくはまた別の地域、あるいは別の国に飛んで連絡先が変わったのだろう。
これ以上誰に縋れと云うのか。
誰でもいい!俺を貴明と呼んでくれる奴は……。
自然と、この指は向坂家の番号を押していた。
この時間、果たして雄二かタマ姉は家に戻っているだろうか…。
「たのむ、たのむ、たのむ…!出てくれよっ」
[はい、もしもし]
「っっ、雄二か!?」
[おっ?ああ、貴子か?どうしたんだよ、電話なんて珍しい]
「なあ雄二!お前は俺がわかるよな?」
会話もへったくれもなかった。ただ悲痛に訴える他なかった。
[お、おい。なに言って…」
「答えてくれよ!!俺は…俺は…誰なんだよ!!」
[貴子!?どうしちまったんだ!おい!!今どこに「っっくっ!」―――]
切れた。いや、切った。
「貴子、貴子、たかこ。もう貴明なんてどこにもいないんだ。俺は…お、れ…」

あてもなく歩く。今は街の喧騒から少し離れた、いわば裏道にあたる場所にいた。
今は、向坂の家には戻りたくない。
どうでもいい。
それ以外、考えられなかった。
「――っ!―――?――――!?」
誰か俺の近くで喚いている。うるさい。でも、やっぱどうだっていい。
「おい!聞こえねえのか!?」
ふと見れば、知らない男数人に囲まれていた。
タマ姉じゃないけど、いかにも不良な出で立ちをした連中。
「お?この女知ってるぜ。ウチの学校で槍玉になってるヤツだ。なんでも、女共から離れて
 男とばっかツルんでるみたいでな」
830名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 15:31:36 ID:RI/Hvnjs0
なに言ってんだこの男?
こいつを含め、どう見ても俺より一回り年上なのに。とても高校生には見えないぞ。
「へっへぇ、そいつぁイイ。アッチもさぞやお盛んなんだろうなあ」
「なぁ、ちょっとオレタチに付き合えよ。極楽見せてヤんぜ?」
バカバカしい。相手にしてられるか。
男たちの間をすり抜け、ようとしたが腕を掴まれ強引に壁に押し戻される。
「逃げられっと思ってんのか?ああ!?」
「はな、っせ!!この!」
「おい。口塞げ。あそこに連れてくぞ。車回せ」
俺を知ってると言ったリーダー格の男に従って、一人が俺を抑え、もう一人はどこかに
消えていった。
どこか夢現であった俺は此処で初めて恐怖という感情を思い出した。
831名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 15:32:37 ID:RI/Hvnjs0
以上

  ヘ( `Д)ノ  俺は逃げるぞおおおおおお!!   
≡ ( ┐ノ
:。;  /
832ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:39:21 ID:ckuYGMhq0

「……」
 午前1時30分。僕の部屋は、エアコンの微かな唸りだけが響いている。
 本当ならもうとっくに寝てる時間だけど、僕の目は完全に冴えている。それというのも、さっきまで
僕が置かれていた状況が原因だと思う。
「ゆうのことはもう大丈夫……だよね」
 もう何があっても、僕が傍にいる限り、ゆうは自分を保っていられる――多分。
 少なくとも、目覚まし時計で大見得を切った以上、僕は彼女の支えでなければならない訳で……。
今はどうにか、それは達成されてる。
(それに、ついさっきのことだし)
 1時間半ほど前のことを思い返す。
 雪の中、僕はゆうを待ち続けた。そして、彼女は来てくれた。お互いの想いが一緒だったことも
確認できた。それを証明するようなキスの感触も、まだ僕の唇が覚えてる。
 でも、これで僕たちを取り巻く問題の全てが解決した訳じゃない。
「父さん……」
 事故で大怪我を負った父さん。まだ意識を失ったままで、これからどうなるのか、全くわからない。
 ゆうのことが解決したから、今度はそっちの方が余計に気になるようになってしまった。
(もしこのまま……ううん、そんなことはないよ。大丈夫、きっと大丈夫……)
 でも、この考えには全然根拠がない。ただ信じるだけ。
 傍らに置いてある、電話機の子機を見つめる。
 父さんの容態が変わったら、病院が電話してくれることになっている。だから、もしこれが鳴った時、
父さんは良くなってるかもしれないし、逆に……。
833ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:39:54 ID:ckuYGMhq0
「もう止めよう。ゆうもそろそろお風呂から上がる頃だし」
 無理に、考えを全く関係ないことに向ける。
 駅前から一緒に帰って来た時、僕たちふたりは寒さで震えていた。だから、ゆうに先に入浴するように
勧めたんだけど、彼女は「あなたはずっと外にいたんだから」と言って、僕に譲ってくれた。
 おかげで僕は助かった……1日中あの寒い中にいたんだ。お風呂のあったかいお湯でどうにか
生き返って……で、今はゆうが入って――。
 その時、トントン、とドアがノックされた。
「雪弥、まだ起きてる? いいかしら?」
 ゆうだった。噂をすればなんとやら。お風呂から上がったんだ。
 エアコンのある部屋とは違って廊下は寒いから、早く入れてあげなきゃ。
「あ、うん。どうぞ」
 即答すると、ドアがゆっくり開く――え?
「ゆ、ゆう……?」
 あれ? な、なんで服を着てないの?
 僕の前に立つゆうは、その身にバスタオルをまとっただけの姿で……。
「雪弥……」
 一瞬だけ、ゆうが笑みを見せる。すぐに壊れてしまいそうな、儚い笑顔だった。
 でも、僕が何か言おうとした直前、ゆうは僕に飛びついてきた。その弾みで、彼女を覆っていた
バスタオルが解けて……音もなく、床に落ちた。
834ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:41:02 ID:ckuYGMhq0
「私を、抱いて……」
「えっ、ええっ?」
 えーと……抱いて、って、それはあの……エッチなことをして欲しい、ってことだよね?
「あ、あのさ……まだ不安なのかな? その、僕じゃ……」
 あの目覚ましに吹き込んだ約束だけじゃ安心できなかったから、ゆうはいきなりそんなことを
言い出したのかもしれない。混乱しながらもそう結論づけた僕は、そう聞いていた。
「ううん、違う」
 でも彼女は、僕の胸元に顔を埋めたまま、首を横に振る。
「私は、雪弥がいれば平気よ。でも、やっぱりまだ怖い。秋人さんが……どうなっちゃうのかが」
 そう。僕も今の今まで、そのことを考えていた。父さんのこと。心配でたまらなかった。ゆうの心を
救えた今でも。
「だから、今だけは……今だけでいいの。それを忘れさせて。お願い、私の支えになって……」
 ああ……もうここまで言われたら、拒みきれない。
 それに、僕の身体は恨めしいくらいに正直だった。裸になったゆうに抱きつかれて、その、股間の
アレが……大きくなってる。
 僕は何も言わずに、彼女をベッドにそっと、なるべく優しく押し倒した……。
835ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:41:48 ID:ckuYGMhq0

 何も身に着けずに、美しい裸体を僕に晒すゆう。
(綺麗だ……)
 顔立ちはもう言うまでもないし、形の整った胸も、細い腰や手足も、ふっくらとしたお尻の部分も、
滑らかな肌も、何もかもが綺麗だった。
「ゆ、雪弥も脱いで。私ばっかり恥ずかしい……」
 僕の舐めるような視線に気づいたのか、ゆうが消え入りそうな声で訴えた。
「う、うん」
 僕もぎこちなく応じると、着ていたねこ柄の寝間着を脱いだ。そして下着も、全部。これで条件は
ゆうと同じ。恥ずかしいのもゆうと同じだけど。
 ただ、今はその恥ずかしさよりも、これからゆうとセックスができる、って期待感の方がずっと強かった。
 改めて、ゆうと重なる。素肌が触れ合い、彼女の温もりが伝わってくる。
「キス、するよ」
「あ、ゆき――んっ……」
 返事を確認もせず、そっと唇を重ね合わせる。さっき駅前でやったみたいな、軽い感じのキス。
 のつもりだったんだけど……。
(んっ……?)
 その最中、僕の唇に違和感。ゆうが僅かに舌を出して、それが触れていたんだ。
 今日のゆうはなんだかとても積極的だ。じゃあ僕も……。
「ん……はぁ、あっ……ふわぁ……」
 お互いの舌先がちょこん、と接触する。でも、それで済ませるつもりなんてなくて、ほぼ同時に、
僕とゆうの舌は絡み合いを始める。濃厚なディープキス。こんなのは初めてだ。
836ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:43:00 ID:ckuYGMhq0
「んんんっ……はぁっ、はっ……んむうっ……」
 ゆうの甘く色っぽい吐息が、合わさった唇の間から漏れる。それでますます淫らな気分になって、
より激しく舌を絡め、しまいにはお互いの口の中まで貪った。
 そうして、溶けるようなキスを終えて唇を離した時、唾液の糸が僕らを繋いで、崩れ落ちた。
「凄いや。余計ドキドキしてきちゃったよ」
「私も……」
 とか言いながらも、僕はそれ以上を求めてて、手がゆうのおっぱいを包み込む。
「あ……やあぁ……」
 半球の膨らみに指がめり込み、形を大きく変える。柔らかいのに弾力があって、僕の指を押し返そうと
抵抗する。
「んっ、いっ……あうっ!」
「大丈夫? 痛くない?」
「う、うん。でも……もうちょっと、優しく……」
 言われたように、そっと丁寧に、撫でるように。
 手のひらにポツンとした感触がある。それがだんだん固くなってきて、それに合わせてゆうの声も
艶を帯びてくる。
「あん……あっ、はあん……」
(感じてる……のかな?)
 少なくとも、痛いって感じじゃない。だから調子に乗って、僕は乳房の先端にある、ピンク色の突起に
しゃぶりついた。
「っ、あっ! ふあうっ!」
 それは僕の口の中でますます固く勃起していく。コリコリとした感触が、僕の唇や舌に心地良い。
軽く噛んでみると、ゆうは大きい声を上げた。
837ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:43:58 ID:ckuYGMhq0
「ああっ、ヤダっ! やめてぇっ!」
「ごっ、ごめんっ!」
「あっ、違う……もっと、して欲しい……」
 嫌がるように叫んだから、てっきり痛かっんだと思ったけど……。でも、まだ慣れてない僕の愛撫で
感じてくれて、求められるのは嬉しい。
「じゃあ、こっちも……」
 再び乳首にキスをするのと同時に、僕の手はゆうの下半身へと伸びた。
「そ、そこはっ……!」
(濡れてる……)
 ちょっと触っただけでもわかった。ゆうのそこは、もう熱く湿っていた。
 そのまま、指でまさぐる。くちゅり、って音と共に、僕の人差し指が、ゆうの柔らかい肉の中に
飲み込まれた。
「あっ!」
「凄く熱いよ、火傷しそうなくらい」
「あっあっ! やっ、イヤっ!」
 でも、今度は止めなかった。さっきみたいに、ゆうが本気で嫌がってる訳じゃないのを知っていたから。
 一度指を抜いて、入り口の部分を重点的に責める。
「っ! ひゃあっ! ひああっ!」
 薄い下の毛をかき分けて、一番敏感な部分を探り当てる。
 ゆうの蕾に触れると、彼女は今日で一番大きな嬌声を上げた。でも構わずに、既に固くなっていた
そこにクリクリと刺激を与える。
「そ、そこおっ、ダメっダメえっ! 感じちゃうっ! おかしくなっちゃうっ!」
838ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:44:35 ID:ckuYGMhq0
(女の子って、こんなに感じるんだ……)
 この前――僕らが初めて結ばれた時、ゆうはこんなには乱れなかった。僕が下手だったのはもちろん
だけど、とにかくひとつになることを急いで、こういった前座をおざなりにしていたからだろう。
 だから、僕はその轍は踏むまい、と思った。もっとゆうを気持ち良くしてあげたい。
 それに……僕も見たかった。ゆうの全てを。ゆうが僕の行為で感じてる姿を。
 いったん身体を離し、はぁはぁと切なく息を吐くゆうを見下ろす。そして僕は、彼女の両足を掴んで、
左右に大きく広げた。
「なっ、なにするのっ!? は、恥ずかしい……っ!」
「ゆうのこと、もっと良く見たいから……」
 薄く生え揃ったヘアーは丘の部分をうっすらと覆ってて、「飾り毛」という呼び方がピッタリだと思う。
その下にあるのは、ゆうの「女性」の部分。
 この前、僕が処女を奪ったところは、透明の液体で濡れてて、割れ目が少しだけ開いていて、その奥は
鮮やかなピンク色で……。
「ゆう……綺麗だよ……」
 僕の心の奥で、理性のたががひとつ、音を立てて砕け散った。
 その直後に、両手を使ってゆうの割れ目を思いっきり左右に広げた。
「きゃああっ! ひっ、開かないで! 見ないでぇっ……」
 彼女の抗議にも構わず、内側が明らかになったそこにキスをして、舌を這わせる。
「や、ヤダぁ……そんなとこ舐めるなんてぇ、汚い……」
「汚くなんかないよ。こんなに綺麗なのに。ゆうの味がする……美味しいよ」
「うっ、嘘よおっ!」
「ホントだって」
 僕はそう言って、ゆうの割れ目に深く口づけた。今の言葉を証明するように、蜜を強く吸い出す。
839ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:45:17 ID:ckuYGMhq0
「んっ、あっ! やっ、ちょ、ちょっとおっ――はんっ!」
 わざと音を立てて嚥下する。それだけじゃなくて、溢れた蜜も舐め取って、さらには膣内への入り口や、
小粒の真珠を思わせる秘芯にも刺激を与える。
「ひゃああっ! あはぁっ!」
 僕は興奮しきっていて、獣のようにゆうの女性器を貪っている。でも、頭のどこかでは冷静さがまだ
残っていて、どうすればゆうを満足させてあげられるかを考えていた。だから、一番敏感なクリトリスを
重点的に愛撫する。
「やああっ……だっ、ダメえっ! イッちゃうっ! これ以上はダメよっ!」
(あ……そろそろ、なのかな?)
 僕でも、女の子をイカせることができるんだ。男として、ちょっとだけ誇らしくなった。そして本当に
イカせるため、僕はゆうのクリトリスに口づけて、強く吸い上げた。
「ふぁああっ! ああああああっ!」
 その瞬間、ゆうの全身が弓のようにピーン、とのけぞって、やがて脱力した。
(やった……!)
 密やかな満足感を覚えつつ、僕は身体を起こして、改めてゆうと向き合う。
 肩で息をし、瞳もどこか虚ろだったけど、僕の愛撫で初めて絶頂した彼女はそれでも美しかった。
 僕はゆうが回復するのを待つ。少しして、ようやく彼女が言葉を発した。
「あぁ……はぁ、ふわあぁ……雪弥ばっかりずるい……その、私も……」
「えっ?」
「私も……雪弥のを、口でしてあげる……」
「……うん、じゃあ……お、お願い」
 いきなりの申し出にちょっと戸惑ったけど、それ以上にワクワクしていた。
 だから僕は、起き上がって僕の股間に目を向けるゆうに、全てを任せることにした……。
840ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:46:11 ID:ckuYGMhq0

「お、大きい……のね」
「そ、そうかな?」
 誰とも見比べたことなんてないから、僕のアレのサイズがどうなのかなんてわからないけど、それを
じっくりと観察しているゆうは、大きいと評価してくれた。悪い気はしなかった。
「こんなに大きいのが、私の中に……入っちゃったんだ。それに、不思議な形してるし」
 吐息を感じられるくらいに、ゆうの顔が近づいている。こんなに凝視されてると、確かに恥ずかしい。
さっきまでのゆうの気持ちが少し理解できた。
「じゃあ、するわね」
「うん――っ……」
 細くしなやかな指が、そそり立った竿に巻きつく。その感触に、思わず息を飲む。
 ゆうは僕のを握ったまま、さらに顔を近づけて、透明な液がにじみ出ていた先っぽをそのまま口に含んだ。
「ううっ……」
 彼女の唇が、僕の一番敏感なところ――先端と竿との境目の、くびれた部分を刺激する。その未知の
感触に思わず呻き声が漏れる。はっきり言って、気持ち良い。
 でも、ゆうはこれからどうすれば良いのかわからないみたいで……だから、希望をそのまま伝えた。
「そのまま、顔を上下に動かして。それと、舌も使って……」
 僕を見上げるゆうの視線が、微かに頷いて、僕の言った通りにしてくれ――っ!?
「痛っ!」
「ひゃっ! あっ、ご、ごめんなさい! 痛かった……よね。やっぱり」
「つつつ……だ、大丈夫だから、その、今度は気をつけて」
「うん。ホントにごめんなさい」
 八重歯が当たったもんだから、思わず叫んじゃった。あー、痛かった。
841ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:46:48 ID:ckuYGMhq0
 再び僕を咥え、口での奉仕を再開するゆう。
「んっ、んっ……ふああっ……んふぅっ……」
 ちょっと苦しそうだけど、それでも一生懸命、僕をしゃぶってくれている。ちゃんと唇でしごいて、
舌で舐めてくれて……あったかくて、くすぐったいようで、でも神経が麻痺するほどの快感に襲われる。
(これがフェラチオ、ってやつなんだ……)
 こんなことしてもらうのは初めてだったし、だから、そう長く保てなくて、ゆうがより奥まで僕のを
飲み込んだ瞬間、僕は達してしまった。
「っ、ゆうっ! うああっ!」
 何の警告もなしに、ゆうの口の中に精液をぶちまける。
「っ! んんっ! ふううっ……んっく、んんっ……」
 でも、ゆうはそのまま、僕を解放することもなく、喉を鳴らして……。
「ぷはっ……はぁ、苦い……」
「あ……ごめん。何も飲まなくても……」
「でも、雪弥のなんだし、全然イヤじゃなかったから」
 僕の射精したのを、全部飲み干してくれた。そこまでしてくれるゆうがたまらなく愛おしい。そして、
あれだけ出したにも関わらず、僕のペニスは、全然治まっていなかった。
 愛情と欲望が、僕の心の中で融合して、増殖して、ひとつの望みになった。
(もうダメだ。ゆうとひとつになりたい!)
 そう思うや否や、いきなりゆうの肩を掴んでベッドに押し倒す。その弾みで、長くサラサラした髪が
流れるように舞った。
「ゆ……ゆうっ!」
「きゃっ!」
 軽い悲鳴を無視して、もう一度、ゆうの脚を大きく広げた。
842ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:47:34 ID:ckuYGMhq0
「やあっ、ああっ……」
 僕に強引にご開帳されたゆうは、恥ずかしさのあまりに顔を両手で覆ってしまう。
 でも肝心な場所は、さっきの僕の愛撫で解れたのか、割れ目が左右に開いて、ヒクヒクしてて、
蜜もトロトロと溢れていて、僕を「おいでおいで」って誘っているようにも見えた。
「僕、もう我慢できないよ。ゆうが欲しい……」
 ゆうの両脚の間に、自分の身を割り込ませる。
 さっき出した精液がまだ残っている分身の先端が、ピンク色の入り口に触れた。
「顔を見せてよ」
「あっ、雪弥っ……」
 ゆうの手を取って、彼女の可愛い顔を見られるようにする。すると、ゆうも僕を正面から見つめてくれる。
 その表情だけで、ゆうの意志はわかっていたけど、一応確認は取らなきゃ。
「ゆう、挿れるよ」
「うん……私の中に、来て」
 その返答に僕は頷いて、腰を前に進める。まず先っぽが、次に竿の部分が、ゆうの膣に包まれる。
「んっ……あっ、あああっ……!」
「だ、大丈夫?」
「う、うん。そのままして……んああっ!」
 一気に押し込む。ゆうの悲鳴が痛々しいけど、それでも奥まで貫いた。
「全部、挿入ったよ……」
 僕の先端が、コリコリとした感触を得ている。ゆうの子宮とぶつかっているんだ。
 それに、僕とゆうの陰毛も触れ合って、混ざっている。その感触が少しくすぐったい。
843ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:48:27 ID:ckuYGMhq0
「あ……はぁあっ……ゆきやぁ……おっきいのが私に入ってる……」
「どう? 痛くなかった?」
「うん、大丈夫だから……動いていいわよ」
「で、でも」
「痛くないから……雪弥の好きにして。お願い」
 おそらく、嘘だと思う。瞳に涙を湛えるゆうの表情が「痛い」って言ってる。セックスするのはこれで
まだ2回目なんだし。
 でも、僕は……口では彼女を気遣いつつも、分身にねっとりと絡みつくヒダヒダの感触に、ちょっと
我慢できなかった。
「じゃあ、動くからね」
 確認するように言ってから、分身をゆっくりと引き出す。
「んんんっ……んっ!」
 抜けかかったところでまた戻す。ゆうの声はまだ苦しげだ。僕だけ気持ち良いんじゃ、なんか申し訳ない。
「ほら、ゆうも気持ち良くなってよ……」
 僕はゆうの手を取って、交わってる部分に導いた。そして一緒に、一番敏感なところをまさぐる。
「あっ、はうっ! はううんっ! あはあっ!」
 僕たちの指がクリトリスを刺激するたびに、ゆうの背が大きく仰け反る。それと同じタイミングで、
僕の分身がきゅっ、と絞めつけられる。
「はああっ! やっ、イヤっ! そこダメぇっ!」
(もう大丈夫……だよね?)
 そう判断して、腰の前後運動を再開させた。
「ふあぁぁ……あ、あっ、あうっ、あっあんっ!」
 声にも表情にも、もう苦痛みたいなものは感じられなかった。僕は安心して、ゆうを愛するのに専念する。
844ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:49:00 ID:ckuYGMhq0
「ふぁっ、あっ、はあっ! ああんっ!」
 僕の腰の動きに合わせて、ぷるんぷるんと揺れるゆうのおっぱい。それを思わず鷲掴みにする。
「あっ、あんっ! はあぁんっ!」
「うっ、ううっ……締まるよっ!」
 固く尖った乳首も一緒に弄ると、ゆうのあそこがさらに狭くなった。僕をより気持ち良くしてくれる。
 でも、それは僕だけじゃなくて……。
「んっ、はうんっ! ダメっ、いっ、イイのっ! ダメえっ!」
「ゆう、どっちなの?」
「ううん……あっ! イイっ……気持ちイイっ! 雪弥のがイイのっ!」
 ゆうが乱れる。僕がゆうの奥を突き上げるたびに、胸を揉みしだくたびに激しく、そして可愛く喘ぐ。
その顔は汗と涙とよだれに塗れていたけど、それでも女神みたいに美しい。
 そんなゆうの姿に、僕も堪えきれなくなった。もっと強く、もっと激しくゆうを求める。
「ゆう、ゆうっ! 好きだよっ!」
「あんっ、ああんっ! 私もっ、大好きっ! 雪弥が大好きっ!」
 僕のが、ゆうの膣をより激しく往復する。
 僕を咥え込んでる部分は、ピンク色の花びらがめくれ上がったり、押し込まれたりして、そして愛液で
ぐちょぐちょになっている。
 奥まで突っ込むと、お互いの恥骨が密着して、陰毛が絡む。それすらゆうが分泌する愛液が染み込んで、
僕のペニスも含めて、ベトベトになっちゃっている。
 それに、グチュグチュと淫らでいやらしい音がして、僕を包む感触も、凄く気持ちが良くて……もう
メチャクチャだった。身体も、そして心も。
 ゆうが好きだ、愛しいって気持ちと、もっともっと快楽を得たいと思う欲望から、がむしゃらに
腰を動かしていた。
845ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:49:42 ID:ckuYGMhq0
(ゆう、可愛い……)
 うっ……背筋が痺れてきた。もうそろそろ限界だった。
「ゆうっ……僕、もう出そうだよ……いいかな?」
「ヤダぁっ! 一緒が――雪弥と一緒じゃなきゃイヤっ!」
「うん、わかったよ……っ!」
 僕と「一緒」を望むゆうに、何としてでも応えたかった。おっぱいを揉む手に力を込め、さらに
ゆうに圧し掛かり、強引にキスをする。身体と精神、両方でゆうをイカせたかったから。
「っ! んんんっ……ふぁっ、はっ……」
 僕たちの唇が密着し、舌が激しく絡む。下半身での繋がりに負けないくらいに、大胆に。
 その時、僕の背中にゆうの腕が巻きついた。そのまま強く抱きしめられ、唇をさらに強く押しつけ合う。
「んっ、んぅんっ……はぁっ、はっ、あっ……ふわああっ!」
 息が苦しくなって唇が離れても、舌の絡め合いだけは続ける。おかげで、僕の方はどうにか堪えることが
できたし、ゆうの方は……そろそろみたいだった。
 舌も放れた途端、ゆうが悶えながら叫ぶ。
「あああっ、イッちゃうっ! イクっ! 雪弥っ! 私イッちゃううっ!」
 その瞬間、ゆうの膣内がこれまでになく締まった。
 僕の全身がブルブルと震え、ゆうの子宮を強く突いた時、これまで耐えていたものが一気に解き放たれた。
「ゆうっ!」
「ああんっ! はああんっ! ひああああんっっ!」
 僕の分身が歓喜にうち震え、脈打ちながら、ドクドクと大量の精液を放出する。
 子宮に直接流し込めるくらいの勢いで射精は続き、ゆうの膣内を満たしていく。
「はあっ、はああっ……ゆうっ……!」
「ああっ……熱いっ、雪弥のがいっぱい出てる……気持ちイイっ……」
「好きだよ、ゆう。愛してるよ。世界で一番愛してるから……」
「ゆき……や……私も、雪弥のこと愛してる。幸せよ……」
 お互い、快感に悶えながらも純粋な想いを口にする。
 でも、言葉だけじゃ足りなかったので、もう一度、深いキスを交わした……。
846ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:50:26 ID:ckuYGMhq0

 僕たちの夜がそれで終わることはなかった。
 欲望に火がついたままなのはお互い様で、その後も何度も交わった。
「そんなぁ……後ろからなんてっ! こんなカッコ恥ずかしいっ!」
「でも、ゆうだって腰振ってるじゃないか。すごくエッチだよ。それにほら、胸だって……」
「イヤぁっ! 言わないでっ……あっ! あふっ、あんっ! ダメっ! 変になっちゃうっ!」
 動物のように後ろからゆうを責めたて、大きく揺れるおっぱいも一緒に弄くったり。
「あはぁあっ、ふっ、深いっ……! 奥まで届いてっ……」
「ふぅ……全部、挿入ったね。ゆう、そのまま腰上げて……」
「うん……っ、ふあああっ……はふんっ! わ、わたしぃっ、雪弥のこと犯しちゃってるっ!」
 寝そべった僕の上に、ゆうを馬乗りにさせて、気持ち良くしてもらったり。
「あん、あんっ! 雪弥っ、ゆきやあっ! 抱いてっ、強く抱きしめてっ!」
「ゆうっ! ゆうっ!」
「あぁ……嬉しいっ……! してっ、もっとっ! もっと愛してえっ!」
 座ったまま、正面から抱き合って、ベッドのスプリングを頼りに激しく突き上げたり。
 僕はゆうの膣内で何度も射精して、彼女も僕との行為で何度も絶頂してくれた。
 精力の限界が来ても、愛し愛されるのは止められなかった。お互いを舐め合って、汗やエッチな液で
汚れた身体を清めたり、口づけを交し合いながら、夜明けを迎えた。
 その間、最初の目的――父さんがどうなってしまうかわからないという苛酷な現実を忘れるという目的は、
十分達成できたと思う。不安は快楽で麻痺し、抱き合って布団に包まっていると消えてなくなった。
847ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:51:17 ID:ckuYGMhq0
「学校、またサボっちゃったわね……」
「良いよ、今日くらいは。明日からまた頑張ろうよ」
 だから僕らは今もこうして――本当は学校に行かなきゃならない時間にもかかわらず、何もせずに
睦み合っている。
(あ……お腹空いたなぁ)
 そういえば、昨日からろくな食事をしてないんだっけ。こんな時に思い出すなんて。
 それは多分、ゆうも同じはず。ご飯作ってあげなきゃね。
 で、それを食べ終わったら、少し眠ろう。昨日からろくに寝てないし、さすがにちょっと疲れた。
「昨日からほとんど食べてないでしょ。何か作るよ」
「じゃあ、私も手伝うわ」
 でも、僕らは愛し合った時の格好のままだった。ベッドから起き上がろうとして、それを思い出す。
「ちょ、ちょっと着替えて来るから……後ろ向いてて」
 ゆうが顔を赤らめながら、ベッドから降りようとする。
(さっきまで、あんなに恥ずかしいことしてたのにね)
 今更恥ずかしがることなんて、とか思ったその時……幸せの中にいた僕とゆうを現実に引き戻したのは、
一本の電話だった。
「っ!」
 一瞬凍りつく僕たち。病院からかもしれない。直感的にそう思った。
 日頃聞きなれた着信音だけど、今はやたらと耳障りに感じる。
「……」
 ゆうは少しだけ青ざめ、不安を隠せないでいた。僕も同じような表情をしているのかもしれない。
 僕は無理に笑顔を作って、「大丈夫だよ」という意味を込めて頷くと、電話の子機を手にした。
848ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:53:01 ID:ckuYGMhq0
「はい、水瀬です……は、はい。そうです……えっ!?」
 電話の相手から、その一言を聞いた瞬間、僕の頭の中は真っ白になった。
『水瀬秋人さんが、意識を回復されました。峠は越えましたし、もう命に別状はありません』
(父さんが、父さんが……助かった?)
「じゃあ、父さんに……父さんと話せるんですか!?」
『いえ、まだ治療は続いてまして、検査等もありますので、面会はもうしばらくお待ち下さい。それで、
今後のことなど、お話しすることがありまして……』
「はい! はい! あ、ありがとうございます……わかりました、すぐに行きます!」
 興奮しながら通話を終える。受話器を持つ手の震えは最後まで治まらなかった。
 ゆうも、僕の電話での話しぶりから、何が起こったのかは察しているみたいで、その表情には
さっきまでの不安はなく、逆に僕に何かを期待するような視線を向けていた。
 そして僕は、彼女の期待に応えた。応えられることが、本当に嬉しかった。
「父さんが、父さんが……意識を取り戻したって。もう大丈夫だって……」
「ゆ……雪弥っ! 雪弥ああっ!」
 ゆうが僕に飛びつく。僕にしがみつきながら、胸の中で声を上げて泣き出す。それはこの前みたいな
悲しいものじゃなくて……純粋な、喜びの嗚咽。
「ううっ、ふええっ……よかった、よかったああっ……」
「うん、うんっ……!」
 僕も、ゆうを抱きしめながら、涙が溢れてくるのを堪えられなかった……。
849ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:53:42 ID:ckuYGMhq0

 病院から吉報が届いてから、およそ一週間後。
 僕とゆうはいつものように、父さんを見舞いに病院に来ていた。
「ああ、雪弥、ゆうさん。いらっしゃい。毎日じゃなくても良いのに」
「いえ、秋人さんとお話しできるのは私たちも楽しみですから。ね、雪弥?」
「そうそう。で、父さん。今日の調子はどうなの?」
「まだ食事はできないけど、身体の痛みはもうほとんどなくなって……」
 今日1日、何があったか――それこそ日頃の、取るに足らない出来事だって、父さんは楽しそうに
聞いてくれたし、僕らもそれを話すのが楽しかった。
 ただ、僕らには家のこともあるし、病院側の都合もあるから、そんなに長居はできないけど。
「じゃ、父さん。今日はそろそろ帰るよ。明日も来るから」 
「雪弥。その前に少し話があります。ゆうさん、ちょっと席を外してもらえますか?」
「あ……はい、わかりました」
 ゆうが一足先に病室を出る。「そこで待ってるわね」と言い残して。これで、病室は僕と父さんの
ふたりだけになった。
「で、父さん。話って?」
「時に、避妊はしてるのか?」
「えっ!?」
 あ、ああ……な、何で知ってるんだよ!? 僕はまだ、ゆうとそんな関係になったなんて、一言も
話してないよ!
「ど、どうして……?」
「空気が違ってたし、お前もゆうさんも、お互いを見る目が以前とは変わってた」
「何でそんなことを……」
「私はお前の親だよ? これまでずっとふたりで過ごしてきたんだ。それくらいのことはわかる」
850ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:54:32 ID:ckuYGMhq0
(うーん……ダメだ。やっぱり父さんにはかなわないや)
 これじゃ、何を言っても無駄だよね。いや、別に隠すつもりなんてないし、頃の良い時に、ゆうと
ふたりで打ち明けようと思っていた。「僕たち、つきあってます」って。
「うん。僕とゆうは……その、父さんの思った通りの関係だよ」
 でも……ゆうは僕の従姉弟。血の繋がりもある。父さん、僕がゆうとつきあうのに反対なのかな……。
「ゆうさんと同意の上でなら、父さんは何も言わないよ。お前たちももうそういう年頃だしな……」
 そう言って「そうか。道理ですっかり男らしくなって……」とか続けながらうんうんと頷く父さん。
なんかひとりで納得してるし。
 でも反対されなくて良かった。それに、これで僕とゆうは「公認」ってことになるのかな? あ、そうだ。
それには後で伯父さんと伯母さん――ゆうのお父さんとお母さんにも話して、認めてもらわないと……。
 そんなことをとりとめもなく考えていると、微笑を浮かべていた父さんの表情が変わった。父親としての
威厳に満ちた、真面目な顔に。
「でも、男としてのけじめだけは、しっかりつけなきゃいけないぞ。まだ高校生なんだし、もしも万一の
ことがあったら、私も兄さんとお義姉さんに顔向けできないしな……」
「……」
 何も言えなくなる僕。確かに父さんの言う通りだった。これまでゆうと、その……セックスをする時、
避妊をしたことは一度もない訳で……。
「という訳で、後で薬屋さんに行ってきなさい。見栄を張らずに、ちゃんとサイズが合うのを買うように」
「はい……」
 僕はただ、父さんの重みのある言葉に、素直に頷くだけだった……。
851ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:55:23 ID:ckuYGMhq0

 廊下へ出ると、ゆうが扉の傍で僕を待っててくれていた。
「ね、秋人さんと何話してたの?」
「えっと……それは、後で話すよ。ここじゃちょっとね」
「?」
 そんなことを話しながら、病院の外に出た。
 まだ2月だし、相変わらず寒いけれど、今日は見事なまでの冬晴れで、僕の心の色みたいだ。
 人通りの少ない病院の敷地内を歩いている時、とうとう待ちきれなくなったのか、ゆうが少し小声で
聞いてきた。
「ねぇ雪弥、さっきの話って……」
「あ、うん。あのさ、僕たちの関係なんだけど……父さんにバレてた」
「えーっ!? まだ話してないのに?」
「そうなんだよ。僕も驚いた……それで、今日買い物行くでしょ?」
「え? ええ。晩ご飯の材料買ってこないと」
 今は父さんが入院中だから、僕たちは家事を助け合って生活している。それはまるで……その、
新婚夫婦みたいだなー、なんて思ったりして。って、何考えてんだろ、僕。
 気を取り直して、本題に入る。
「その時にさ、ちょっと薬屋さんに寄って行くから」
「薬屋さん? 何か切らしてたかしら……」
「切らしてたってよりも、もともとなかったからさ……えーと、その……避妊具」
「……っ!」
 僕の一言で、たちまち真っ赤になって絶句するゆう。こんなこと言うのは僕だって恥ずかしいけど。
でも、大切なことだから、ちゃんと言わなきゃ。
852ひとつになる想い:2005/05/15(日) 22:56:26 ID:ckuYGMhq0
 周りに人がいないことを確認して、僕は話を続ける。
「あのさ……まだ子供つくっちゃう訳にはいかないでしょ。父さんとの話ってのはそのこと」
「そうなんだ……ああっ、恥ずかしいっ! 明日からどんな顔して秋人さんに会えばいいのよ? もう……」
「父さんはああいう人だから、別にいつも通りで良いと思うけど……ゆう、ごめんね」
「えっ? なんのこと?」
「その……今まで避妊のこと、全然考えてなくて」
「ううん、それは私が……雪弥のこと、そのまま受け入れたかったから……」
「ゆう……」
 ここにいるのが僕らだけで良かった。つくづくそう思った。今の話は、他人に聞かれるにはあまりにも
恥ずかしいから……。
「でも、ありがとう。私のことも考えてくれて」
 そんな場所だからか、基本的に恥ずかしがりやさんのゆうが、満面の笑顔を僕に向けた。
 僕は一瞬呆気に取られ、心奪われた。そのあまりの可愛さに。
「い、いいや、僕はゆうに嫌な思いをさせたくないから……」
 それだけを言うのが精一杯だった。けど、今のゆうはとても積極的で、率直だった。
「イヤな思いなんてしないわよ。私、雪弥の赤ちゃん、欲しいから……」
「えっ? ええっ?」
「あ……な、なんでもないわ。さっ、行こっ」
「う、うん」
 僕もゆうも、照れてしまって相手の顔をまともに見られない。
 でも、僕の右手とゆうの左手はしっかりと繋がれてて……それが僕らの、ひとつになった想いを
象徴しているのかもしれない。
 雪融けの季節はまだまだ先だけど、僕の心の中は、もうすっかり春だった。
853702:2005/05/15(日) 22:58:36 ID:ckuYGMhq0

 以上、>>690-701の「降り積もる想い」と「咲き誇る想い」の間の話となる、
 「ひとつになる想い」でした。
 前作を書いた直後、雪の駅前で結ばれた雪弥とゆうが、その直後にどうなったのか。それがふと
思いついたのですが……。
 悪乗りし過ぎたorz
 でも書くのが楽しくて止められんかった……。
 長文スマソ。それと内容スマソ。今はそれしか言えません。
 では吊ってきます。

 ∧||∧
(  ⌒ ヽ
 ∪  ノ
  ∪∪
854名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 23:27:20 ID:DMBy4rut0
>>853
エロ乙。
まあなんと言おうが、俺は好きだ。
855名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 23:49:59 ID:4zibnNTT0
なんか大作が一気に二つも…お腹いっぱいです。GJ!!

しかしながら、失礼を承知で素直な感想を少し…
>>830 このシリーズ大好きです。いつもこちらの想像を上回る展開が次から次へ出てきて、いつも楽しみにしてまうす。
が、エロ導入が露骨… 別に21禁板に居るのは解ってるし、エロが嫌いなわけでもありませんが、
よりにもよってこのタイミングでエロにしなくても… ちょこっとFateのエロ導入を思い出してしまったorz
いや、まだエロ展開になると決まった訳では無いんでしょうが…
どんな展開になっても多分このシリーズが楽しみであることは変わらないと思うし、続きも期待してます。ただちょっと言ってみたかったんです。許して下さい…

>>853 秋人さん、おっさん杉じゃね?w 秋子さんを意識するなら、もう少し若さを出したほうがイイカモ???
他は最高でした。 皆またカノンかよとかいうけど、様は内容がしっかりしていればKanonでも全然問題ないんだよね。
ご馳走様でしたw
856名無しさんだよもん:2005/05/16(月) 00:18:12 ID:CXbTcn/b0
大作連続で影が薄くなっちゃったけど、
>>812
そういう方面の「男の中の男」もあったかw
ひろみに手を出すのが悪趣味というのは不細k…ゲフンゲフン
美少女だけど性格が悪すぎるからなんだろうな。

>>813-814
そう言って、夜は受け専でグチョグチョだってことは判明してるんですよ秋江さんw
やっぱそのメイド服の効能は実践済みなんですか?


ところで、容量的にもうすぐ新スレが必要になりそうだな
テンプレその他の用意キボンヌ
857名無しさんだよもん:2005/05/16(月) 00:43:34 ID:1InLwPe70
ここのスレの神様たちは偉大ですね。
ここの影響で今まで頑なに鍵派だったのに今日うっかり
TH2買ってきちまった。朱鷺乃も好きなんでTH2クリアしたら次は天いなだ。
反転なんて今まで興味の対象外だったのに
反転ヒロインは誰をとっても皆萌えてたまらんな。
858名無しさんだよもん:2005/05/16(月) 01:11:40 ID:Pvb5iH5L0
ぜひふゆやはじめの元も見てあげてくださいな。
859名無しさんだよもん:2005/05/16(月) 19:53:14 ID:xYlHWq/p0
男名雪と秋子さんの母子相姦は有ったけど、秋人と名雪の父子相姦ってのは
確かまだないよね。
それでそのただれた関係を改めさせるべく秋人の前に身を投げ出すゆう。
歩「ゆうちゃん、ボクはそれって大して変わらないと思うよ」
誠「誠を置き去りにした三角関係なんて許さないんだからなー」
舞人「わたしは背徳を切るものだから」
紫苑「ぼくを無視してそんなことする人たち嫌いです」
860名無しさんだよもん:2005/05/17(火) 01:35:40 ID:A54Q4RRj0
>>815-830
いきなり急転直下でトンでもない事に!?
男だった自分の記録がなくなってるって昔サンデーでやってた「天使な小生意気」を思い出すねえ。
しかしこの後DQN集団にジョンソン確定?
それとも、るーこかワールド使い登場の伏線かなあ。
861名無しさんだよもん:2005/05/17(火) 01:42:35 ID:+vrGgMWV0
ま、ま。今後を先読みされるとやる気なくすからやめとき。
862名無しさんだよもん:2005/05/17(火) 17:30:27 ID:Zzm0EVN70
これからどうなるか楽しみだな。
特に雄二と貴子の関係はw
863名無しさんだよもん:2005/05/18(水) 16:23:41 ID:nGGHeOWcO
前スレのレス数を追い抜いてしまった件について。
864名無しさんだよもん:2005/05/18(水) 16:34:40 ID:F6ZVSYZ50
まあ向こうは向こうでゆっくりやってるからな・・・
865名無しさんだよもん:2005/05/18(水) 19:36:08 ID:K6teA7hZ0
今480KB
芹香姉さんにドキドキの思春期綾人君。
それに絡むのは浩之の方が良いのか浩子のほうがよいのやら。
866名無しさんだよもん:2005/05/18(水) 21:53:06 ID:JlTTZiaC0
浩之に使うための薬を綾人で実験、とか。
867名無しさんだよもん:2005/05/18(水) 22:02:14 ID:vbdR9Q6j0
サクラカエリザキ (/´∇`)/ 〜Φ

http://sickness.notlong.com
868名無しさんだよもん:2005/05/19(木) 17:06:22 ID:HPNOLut+0
このみにコスプレするかずき・・・
869名無しさんだよもん:2005/05/19(木) 17:15:42 ID:cZ7xrvNU0
アメリカ第16代大統領まだー?
870812の続き:2005/05/19(木) 21:21:48 ID:nT/U1Yu20
「おいこら折原ーっ!この請求書はなんのつもりだー!」
「なんだ七瀬、五月蠅いぞ」
「お前じゃない、ひろみの方だ」
「ひろみなら居ないぞ。で、なにがあったんだ?」
「これだよ、これ。お前の妹が山葉堂の飲食代を俺のつけにしていやがったんだ」
「その程度で怒るとは器が小さいぞ。真の男なら女性に奢るのは当然だな」
「うっ、そう言うものなのか?」
「そう言うものだと思うぞ、そうだよな長森」
「いきなりぼくに振らないで欲しいんだよ」

「そんなことはどうでも良い。賛成か反対かどっちなんだ」
「浩平はいつも強引だよ。まあいいよ、どうせぼくはひろみに奢らされる運命なんだよ」
「ほれみろ、長森もこう言ってるぞ。これを払ってやれば、七瀬、お前も男の中の男だ」
「男の中の男、良いかもしれん。……って騙されないぞ」

「疑り深いやつだな。よし、他のやつにも聞いてみよう。どう思う住井、沢口」
「あたしは奢ってもらえるなら男の中の男と認めちゃうよ」
「わたしは南だって、いい加減覚えなさいよね」
「まあ細かいことに拘るな。それで返事はどうなんだ」
「細かくない!まあそれはともかく、男の中の男とかともかく、奢ってくれる程度の甲斐
性もないようじゃあ、男として駄目じゃないの」

「うっ、世間の認識はこうなのか」
「そうだぞ、男とはかくあらねばならぬ辛い存在なのだ」
「そうです、男ならワッフルを奢ってくれなくては嫌です」
「わたしも茜に賛成」
「うんうん、わたしも奢ってくれるなら男の中の男と認めるよ」
「みさきに奢れるよなら真の男と認めても良いわね」
『男ならお寿司をどんと奢るの』
871812の続き:2005/05/19(木) 21:22:27 ID:nT/U1Yu20
「ほらみろ、みんなこう言ってるぞ。やはり俺は正しいんだ」
「わかった、今日の帰りにでも払ってくるぞ」
「偉いぞ七瀬、それでこそ真の男だ」
「と言うわけで浩平奢ってください」
「わたしも一緒ね」
「浩平君ありがとう。わたし思いっきり食べるよ」
「みさき、あんたは腹八分目にしておきなさい。その分わたしが食べるから」
『澪も頑張って食べるの』

「って、わー!お前らいつの間に?」
「浩平、これも定めだよ」
「兄貴がんばれよ。じゃあ七瀬行こうか」
「行こうかって、おいひろみ、まだ食うの気なのか?」
「当然よ。ああ兄貴、七瀬の説得サンキューね」
「この裏切り者ー!」
 茜とみさきに両腕をとられて連行される浩平の絶叫、BGMはドナドナだ。
872名無しさんだよもん:2005/05/20(金) 00:58:49 ID:ckk70+Tg0
>>870-871
いつの間に七瀬とひろみがそんな仲にΣ (゚Д゚;) そして浩平哀れw
あと、残り要領ヤバそうだけどテンプレネタ貼ってみるテスト

このさきには
暴力的で
鬼のような
性別反転ヒロインどもが
あなたをまってます。

そ れ で も 進みますか?

<はい>       いいえ


ひろみ「…って、誰が暴力的だってのよこら!」
朋美「まあアタシじゃない事は確かね。春原?あれは遊んであげてるだけよ」
はじめ「私は鬼ですかそうですか」
朱鷺乃「正直どうでもいい……あーダル」


前スレ:葉鍵キャラを性別反転させてみよう!その16
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1110339530/l50
873名無しさんだよもん:2005/05/20(金) 08:49:09 ID:t/6YlkqO0
その面子に浩子とかハクオロおかーさんは入らないのかなぁw
874名無しさんだよもん:2005/05/20(金) 13:46:46 ID:OZxMntAW0
年寄りくさい朱鷺乃萌えw
875名無しさんだよもん:2005/05/20(金) 20:27:34 ID:3KL11mCv0
俺の中では陽子の声はかないみかだから
876名無しさんだよもん:2005/05/20(金) 23:13:22 ID:dhPiGX/WO
俺の陽子は榎本温子。
877名無しさんだよもん:2005/05/20(金) 23:55:02 ID:6iWKBXNg0
>>875 いいかも。

>>876 いいかも。
878名無しさんだよもん:2005/05/21(土) 07:50:50 ID:+VbNj0Yt0
俺の朋美は冬馬由美・・・・

合わんな・・・
879名無しさんだよもん:2005/05/21(土) 09:20:08 ID:neWp91up0
葉鍵キャラを性別反転させてみよう!その17
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1116634632/

たてたよ
880名無しさんだよもん:2005/05/21(土) 10:25:07 ID:mWRwinve0
>>879
早すぎだ
せめて12?スレにトドメを刺してから立てるべきだ
三重複で消されるぞ
881名無しさんだよもん:2005/05/21(土) 10:42:17 ID:fucEq6kw0
立っちゃったものは仕方ない。
早急にここと前スレ埋め立てるべ。

>>878
俺なら朋美のCVは田中理恵だな。あずまんがのよみ風。
882名無しさんだよもん:2005/05/21(土) 11:16:38 ID:idukyo+q0
17が即死しないように、んで12?とここの埋め立て…

いっそ3スレまたぎの連載SSでも期待しますか。
883名無しさんだよもん:2005/05/21(土) 18:26:57 ID:+VbNj0Yt0
絵板に朋美の絵があった!!
884名無しさんだよもん:2005/05/21(土) 20:17:11 ID:Fpx+94f30
ここの埋め立ては反転キャラのCVネタか?
朋美は根谷美智子がいいな。
885名無しさんだよもん:2005/05/21(土) 21:10:58 ID:85w9RVQb0
>>859
それは、ゆうが名雪(女だからね)に正しい男を教える為に秋人以外の、KANON男性衆とくんずほぐれつヤラセまくるって話しかい?
886名無しさんだよもん:2005/05/22(日) 00:22:07 ID:mPbYzYc/0
12?スレに誤爆してしまった(苦笑

個人的に秋江さんは折笠愛で譲れないところだったり。
あと、
往穂→高山みなみ
浩子→かかずゆみ
長瀬ちゃん→能登かわいいよ能登

追加
蝉枝→井上喜久子(MGS3のザ・ボスっぽく)
さつき→桑島法子
887名無しさんだよもん:2005/05/22(日) 03:24:10 ID:tybYSBsP0
蝉枝には高野麗を推したく。
888名無しさんだよもん:2005/05/22(日) 08:19:20 ID:Nvx54/BV0
往穂は三石琴乃さんを希望。
なんとなく、自分の中で某先生とイメージが被るものがあるので。
889名無しさんだよもん:2005/05/22(日) 11:02:29 ID:iAS8E8570
ハクオロおかーさんには榊原良子はどうか。
いや、自分がファンなだけなんだが。
890名無しさんだよもん:2005/05/22(日) 12:28:14 ID:jH9hAsMe0
>889
17歳の人もよさそうだ
ふだん先生風味で戦場ではザ・ボス
891名無しさんだよもん:2005/05/22(日) 17:07:29 ID:dBpMcdhL0
チキンなので
SS書いても投下できない…
俺はいつだってそうだ
行動を起こそうと思っても、何もできないんだ…
892名無しさんだよもん:2005/05/22(日) 17:20:13 ID:ODqVbK9w0
んーじゃあしばらくみんな目つむってるから投下してみ?

大丈夫誰も見てないから。
893名無しさんだよもん
(屮゚Д゚)屮 カモーン
不安ならどこぞのあぷろだにでも上げてみなされ
無論パスは付けといてね
添削希望なら各々なんらかのカタチで応えられるだろうし