葉鍵ロワイヤルReturns

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1名無しさんだよもん
葉鍵キャラと葉鍵板の住人がロワするリレーSSを製作中です。
主人公格は「名無しさんだよもん」です。
つまり、読み手である貴方です。
自分ならこうするのに、といった思いをSSにしてみましょう。
自分の行動は自分で決める!というカンジで。
ただし、自分の思い通りの方向にストーリーが進まなくても泣かないこと。喚かないこと。
シナリオ通りには進まない、それが人生だと思うからです。
それを如何にして良い方向へ繋げるか、も大事だと思います。

避難所
http://jbbs.livedoor.jp/sports/19887/
仮保管庫
http://kanoyou.client.jp/2ch/koterowa/index.html
それと佳乃祐ハァハァ
前スレ
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1103960701/
感想・実況スレ
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1104050770/
2第38話 1/2:04/12/29 14:02:34 ID:xholXXqJ
「さいかのお家もあそこにあるの?」
「うん、おんなじところ」

 水を飲んで少しだけ休むとさいかはすぐに回復した。
 今は楽しそうにみちるやみさおと御喋りをしている。
 話を聞くとみちるとさいかは同じ町に住んでいるらしい。
 ……いや、それも分かっていたことだ。俺はこの子達のことを前から知っている。
 いい加減に受け入れよう。彼女達はホンモノだということを。信じがたいことだが。

「そういや、あの石投げるのはお前がもらった武器だよな」
 三人の会話が中断したところで、みちるに質問をしてみた。
「そうだよ」
「じゃ、みさおちゃんのは何よ?」
「えっと……てっぽーだよ」
「あんな奴か?」
 棚の上に置いてあるトカレフを指した。
「もっと小さいの。みちるでも持てるよ」
「だったら、なんでさっきはそれを使わなかったんだ?」
「だって、てっぽーなんかで撃たれたら死んじゃうよ」
「で、石ぶつけて追っ払おうとしたのか」
「うん」
「石だって、あのスピードなら当たり所が悪けりゃ死ぬかもしれないぞ」
「うにゅ…」
 そこまでの配慮はしていなかったようだ。しゅん…と表情が元気を無くす。
「それに、さいかに当たってたら確実に大怪我してた」
「うに…さいかには気づかなかった」
 背中にいたからよく見えなかったのだろう。さいかの方を見てますますみちるは小さくなってしまう。
「でもまあ、こんな状況で、相手を死なせないようになんて考えてるのはえらいと思うぞ」
 銃を使われていたらやばかったし。ふわふわの髪の毛を撫でてやった。
「えらい。えらい」
「にゃはは♪」
 今度は素直に喜んだ。
3第38話 2/2:04/12/29 14:02:53 ID:xholXXqJ
 すっかり仲良くなったみちるとさいかは下で一緒に夕食の準備を始めた。
 一応この場で唯一の大人ということで手伝いを申し出たが、それよりもみさおの話し相手をしてろとのこと。
「できたら呼ぶね。おにいちゃん」
「うん。頼むよ」
 ととと…とさいかは階段を下りていった。
「妹さんだったんですか」
「いや違うよ。ただ何となくそう呼ばれているだけだよ」
「そうですか。あの……私も京大繭さんのこと、お兄ちゃん、って呼んでもいいですか……?」
「いいよ」
 何だろうなこの展開は。
「えへへ、お兄ちゃん」
「はは……」
 なんとも照れくさいようなくすぐったいような。
「あ、あのねお兄ちゃん、あのね」
「どうした? みさお」
「あのね、あのね……ぐす」
 みさおのやせた腕が首に絡まる。
「ど、どうしたんだい? みさおちゃん」
 思わぬ接触に兄の演技も剥れる。
「ぐす、ぐす……どうして、どうしてみさおの側にいてくれないの? 痛いのに、苦しいのに、毎日毎日苦しいのに……」
「私きっともうすぐ死んじゃうんだよ。死んじゃうのに……どうしてみさおのところにいてくれないの……」
「さびしい……さびしいよぉ……お兄ちゃん……う……うう」
 あの分別はどこに行ったのだろう。幼い少女は青年にすがりついてぽろぽろと涙を零していた。  

 もう俺はこの現実を受け入れていた。俺はこの子の兄を知っている。
 折原浩平、葉鍵ゲー主人公の中で一番俺に近い色の魂を持つ男。
 だがなぜかお前はここにはいない。永遠の世界に行ったのか、ただ呼ばれなかっただけなのか。
 まあいい、この子達のためならお前の代わりぐらい立派に務めてやるよ。
 この子は、みさおは俺が守る。それに……
 
 椎名……
4'ヽ/ヽ:04/12/29 14:24:54 ID:KnXAisde
…なぁ、なんか>>1おかしくね?
5名無しさんだよもん:04/12/29 14:29:40 ID:6hDabUBZ
往生際わりー
6名無しさんだよもん:04/12/29 14:46:28 ID:HljwUB0l
はぁ!?まじふざけんなよ小泉お前結局森とおんなじかよ。
かー、腐ってんねまじで。まじむかつく。なんだよこれ。
7名無しさんだよもん:04/12/29 16:10:07 ID:iQu7hwPw
何度でもよみがえるさ
8名無しさんだよもん:04/12/29 16:27:54 ID:nh/0+0i5
フジモリ
9名無しさんだよもん:04/12/29 16:29:08 ID:KnXAisde
即死すんのか?
10(ノ>ヮ<)ノ☆:04/12/29 16:30:13 ID:xcf55fjF
即死回避なんてさせません
11名無しさんだよもん:04/12/29 17:09:31 ID:VTbwHZkE
死ねよ荒らしが
削除人批判する前にてめぇらのやってる事の正当性を説明してみせろよ
12名無しさんだよもん:04/12/29 17:20:08 ID:Sc/FdLfT
いろいろ文句言ってるやつは実はもう殺されたコテらしいよ。
13名無しさんだよもん:04/12/29 17:20:55 ID:W0uTWlVy
あぁカノユウとかいう売名厨か
14第39話1/2:04/12/29 17:53:16 ID:ac3Q+Fqg
『お前ら思い出せよ!俺らがあの板にいる理由は何だ!?キャラへの愛があったからだろ!!』
 黒板に映し出された映像の中で京大繭が叫んでいた。

「以上だ。 どうやらあちらの方向性も決まったようだな」
 ぞろぞろと動き始める彼らの姿を後ろに教壇の上に立つ男が言う。
 コテハン達とは別の場所に、葉鍵キャラとスタッフ達は集められていた。
 どうやら削除人は「板住民である」という発言から、
過去に葉鍵板におりオフにでたりマグナムと色々起こした原田宇陀児も
コテと認識されて向こうに放り込まれたようだ。 
「お兄ちゃん……」
 画面の中で、このゲームのルールを知らされても、自分達を守る為に呼びかけてくれている京大繭の姿をみて、
しのさいかは彼が思いやりのある人だということを改めて知った。
「ちょっと待ってよ! 士貫くんは何処に行ったのよ!?」
「088弓塚さつきか……。 残念ながら士貫いない。
 いるのは078琥珀のみだ」
「ふざけんじゃないわよ!! 士貫君がいないのになんでわたし…がっ!!」
 さっちんの腕にナイフが刺さっていた。
「最初に言ったはずだ、黙って聞けとな。この万年六位が」
15第39話2/2:04/12/29 17:53:40 ID:ac3Q+Fqg
「ぐ……力さえあればあんたなんか!!」
「今のはサービスだ。あちらで一人死んでいる以上、無駄に手をだしたくなかったからな。
 だが次は眉間を狙うぞ?」
 流石のさっちんもこの状況でこれ以上、手を出す気にはなれなかった。

 そうこうしている内に黒板に映る映像がコテハン達の消滅と共に消える。
 彼らが元の配置位置に戻るのだ。
「もう一度言う。貴様らは餌だ。このゲームを美味しくする為のな。
 それ以上のそれ以下でもない。まぁ、精々健闘するんだな」
 パチン。
 教壇の上に立った男が指を鳴らすと彼らもまた教室から消えた。
 映りゆく景色の中で、だーまえだけが原田宇陀児の死に気付いていた。
16名無しさんだよもん:04/12/29 18:43:15 ID:VTbwHZkE
ペド繭の一人称が何で俺なんだよ
キャラ知らないやつが書くなよ、出っ歯かてめーは
17名無しさんだよもん:04/12/29 18:45:16 ID:VTbwHZkE
つーかよく読んでみたけど全然キャラの特徴つかんでないし
なにこいつ?マジで出っ歯?
18名無しさんだよもん:04/12/29 18:47:56 ID:ac3Q+Fqg
俺、コピペしただけだからしらね。
19名無しさんだよもん:04/12/29 18:53:43 ID:Yy0loLxh
移転か、むこう変なの湧いてるけど(´д`)クマー
20佳乃祐 ◆QKANOYoUUs :04/12/29 18:54:05 ID:Yy0loLxh
名前入れ忘れた
21名無しさんだよもん:04/12/29 18:55:20 ID:Yy0loLxh
誤爆…
22名無しさんだよもん:04/12/29 19:04:14 ID:VTbwHZkE
変なのはお前
誤爆じゃなくて自爆
23☆ノ(>A<ノ):04/12/29 19:05:23 ID:xcf55fjF
佳乃祐は何処でも相変わらずですね…
24名無しさんだよもん:04/12/29 19:42:35 ID:KnXAisde
にははっ
25名無しさんだよもん:04/12/29 19:48:57 ID:KnXAisde
26名無しさんだよもん:04/12/29 20:34:07 ID:1TI0uQXF
つーかこの状況だと俺全く使い道無いな
究極にお荷物だ
27名無しさんだよもん:04/12/29 21:03:38 ID:7btluPKp
またキチガイ削除人に消される前にさくさく進めようぜ。
28名無しさんだよもん:04/12/29 21:35:38 ID:KnXAisde
てめぇがかけと。
2940話 1/2:04/12/29 22:51:33 ID:7btluPKp
さわたしまこと(018)は丈の長い草陰にしゃがみ込み、支給されたリュックサック物色しながら徐々に焦りはじめていた。
必要な武器が入っているはずのリュックサックから出てきたのはもやし1袋 42円(税込)だけだったからだ。
武器どころか食料としても極めて半端なしろものだ。
「ほんっとに馬鹿にしてるっ!」
リュックを逆さにして覗き込んだり、振ったりしてみたが、やはり他には何も入っていない。
あまりに腹が立ったので、のっそり起き上がると近くにある石を思いっ切り蹴飛ばした。
「〜〜〜!!」
予想外に石が重たくて、つま先に激痛が走った。
「ほんとにムカつく!ウザい!どいつもこいつもっ!」
いいながらふたたび石を……今度は軽く蹴飛ばした。

がさがさっ…
「だ…だれか…いるのか…??」
すぐ後ろの茂みから声がした。
(…しまった)
普段、生活のほとんどを室内で送っていた彼女は、思ったことをついつい大声で独り言として発する癖がついていた。
万事休す、かと思ったが、彼女にはその声に聴き覚えがあった。
「もしかして……ひかり?」
「え、え!?」
茂みがガサガサと揺れ、中からボウガンを構えた体格の良い男が現れた。
「さ、さわたしだったのか…」
「ひかり…くん」

これは…チャンスだ…さわたしは心の中でニヤソと邪悪な笑みを浮かべた。

ひかりは、ハッと我に返ると震える手でボウガンを構えなおし…そしてさわたしに照準を合わせた
「お、俺は……でも、これは仕方がなくて………その…」
さわたしはひかりの“正しい”行動に少々動揺したが、すぐに心の中で駄天使の笑みを取り戻した。
(ふん、お前にわたしが殺せるのかよ?プ)
「うん……仕方がないんだよね…?」
涙をたたえた瞳で、上目遣いにまっすぐひかりを見つめる。
3040話 2/2:04/12/29 22:52:59 ID:7btluPKp
「早く……殺して。つらい思いをしてまで生き延びたくはないの…」
「お、俺は……」
「わたし、どう頑張ったって生き延びられないし…自殺しようとしてたの…でもわたしの大好きなあなたになら殺されても……」
涙がひとすじの線になり、頬をすべり落ちる。
「よかった…こんなおそろしい場所で…さいごにわたしの一番大好きなひとに出会えて…」
「!!」
ひかりはボウガンをゆっくりと下ろした。
「俺…そんなつもりじゃ!!…こんなこと……!」

ぱぁん!
その時、近くの森から乾いた銃声が響いた。野鳥がいっせいに飛び立つ。
「来た! わたし…七夜に追われてるの!」
咄嗟にでまかせを口走る。
「あなただけでも早く逃げて…わたしに生き延びるすべはないから…」
自分は比較的良い武器を手に入れたと強運を自負していたひかりは銃声を耳にし、
途端に恐慌状態に陥った。まさか実銃まで支給されるとは思っても見なかったからだ。
「に、逃げよう!一緒に行こう 俺に、付いてきて……!ほら、あそこに隠れるのにちょうどいい民家が…」
ひかりは自分の出てきた草むらの方角に向き直ると遠くを指差した。、
「え?どこ…?」
「ほら!あそこだよ…!」
「え?えっ?」
「ほら、あのしゴヴぉ!!」
信じられないものを見るように大きく眼を見開いて、さわたしを振り返ると…ひかりであった物体はツイストを踊るように
滑稽に身をよじるとその場に崩れ落ちた。
(こんな石でも役に立つものね…それにしても本当に馬鹿なおとこ…)
硬直しつつある指を広げ、ひかりの手からボウガンを奪い取ると、さわたしは森と反対方向へ駆け出した。
そして数歩たたらを踏んで立ち止まると、ひかりの死体の転がる場所まで引き戻すと…
自分のリュックからもやしを回収すると無造作にポケットに突っ込み、再度走り出した。

ひかり(017)死亡
31第41話 1/2:04/12/29 23:14:49 ID:xholXXqJ
ある部屋の一室で一人の少女が目を覚ました。
054古河渚である。
彼女は起き上がると、自分の状況を思い出し、取り乱した。
「お父さん…お母さん…朋也くん…汐ちゃん…」
それらは全て先ほどまで実家で一緒にいた彼女の大事な家族の名前だった。
「そんな…どうしてこんなことに…」
ある休日の昼下がり、岡崎の姓を持つ小さな家族は、古河パンを訪ねていた。
同棲してから一度も欠かしていない習慣だ。
午前の店が一番忙しい時間が終わり、まったりとした空気が流れていた。
その日に限って、店主である古河秋生は外に遊びに行く事もなく、家の中にいた。
店番はその妻の早苗がしている。
渚と朋也は、彼女たちの愛娘・汐と一緒にテレビを見ていた。

「いらっしゃいませ…こ、ことみさんっ!?」
なにやら店の方で叫び声がした。
普段のおっとりとした印象からは程遠い母の様子に、彼女は慌てて店の方へ向かった。
朋也は「ここで待ってろよ」と汐に言い、彼女のあとを追った。
彼女たちは、そこで信じられない光景を見た。
店の前には彼女たちの高校からの友人である一ノ瀬ことみとその母がいた。
…問題なのは母親の方だった。
腹部から血を流し、息も絶え絶えといった状態だった。
「〜〜〜〜!!」
ことみがなにやら一生懸命に早苗に話しているが、全く耳に入らない。
それどころか全ての音が聞こえなくなっていた。
日常とはかけ離れた『死』の匂いは、彼女には衝撃的過ぎた。
朋也がそんな彼女の状態を見て抱きとめようとしたその時
―突然謎の男たちが店に入ってきた。
32第41話 2/2:04/12/29 23:16:18 ID:xholXXqJ
彼らの手には黒光りする銃、鋭利な刃先のナイフ。
早苗の悲鳴に、家の奥から秋生が飛び出してくる。
「早苗どうしたっ!?」
「くっ…もう追ってきたのね…」
ことみの母がそう言う。
「どうして私たちを狙うの!?やめてほしいの!」
「ヒヒヒヒ…お前達はエサなんだぁ。おとなしく殺されろぉっ!」
店のただならぬ空気を察知したのか、家の中からとてとて、と汐が出てきた。
それに気づいた男と秋生が汐の元へ駆ける。
「汐ぉぉーーーっ!」
「死ねェェェっ!!」
男の投げナイフが汐を襲う。
渚は、無意識に娘の元へ駆け出していた。
「汐ちゃん!ぬいぐるみをしっかり握っててなの!」
ことみがそう叫んだ。
汐が手にもっただんごのぬいぐるみを強く、抱きしめると…
「てぃび、まぐるむ…」
ことみの呟きとともに、ことみと水恵の体が光に包まれていく。
彼女たちだけではない。
汐も、男も、秋生も―そして、自分も。

…気づいたときには、彼女はここにいた。
娘はどうなったのだろうか。
店に残された夫や母は大丈夫なのか。
…思考は、突然の闖入者の登場によって中断された。
「…あの、どちらさまでしょうか?」

051 ほしのゆめみと054 古河渚 遭遇
33第42話:04/12/29 23:44:19 ID:ac3Q+Fqg
 黒い人は驚愕した。

 支給された袋がでかい。
 っつーか、俺よりでかい。
 人3人分ぐらいある。
 痛んだ胃の身体でこんなもんを持てというのか?
 うわっ、なんかブルブル鳴いてるし、ヒヒーンって何だよ!?
 馬じゃん、これ絶対馬だよ。
 ほら、地団駄踏んでる。
 うげっ、走ろうとしてるし!
 袋の中にはまだ他にも何かあるかもしれないのに!
 って、こんなんどう抑えろってんだよ!
 袋破りやがったし!!
 黒! この馬、黒! でかっ! こわっ!
 何とかして上に乗んないと!
 暴れるな、走るな、落ち着け!!

「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

 乗ったけど、こええよ!
 誰か助けてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!

061 黒い人 武器:黒王号
34第43話 1/4:04/12/30 00:24:21 ID:Q3MauQsM
「まてや、ゴラァ!!」

森の中では、033番と052番・072番が熾烈な戦いが始まっていた。

033 ガチャタラ(うたわれるもの)

「うたわれるもの」に出てくるキャラクター・・・もとい、動物。
その肝に万能の薬効ありとされて乱獲され、絶滅の危機に瀕するかわいらしい動物である。
この動物は、名付け親を本当の親と思い込む習性があり、ガチャタラという名前も
その名前を名付けたアルルゥという5・6歳程度であろう幼い少女が付けたものである。
アルルゥとガチャタラは本当に親子のように仲が良かった。
なぜこのBRに出てきたのかはわからない。ただ、いきなり仲を引き裂かれてこんなところに

その哀れな小動物を目を血走らせて石ぶん投げながら追い回すライターと金髪。

052番 麻枝准(ライター)と072番 春原陽平(CLANNAD)だった。

勝てる戦いには確実に勝たねばならない。それが生存競争。
道義なんぞ関係ない、こんな生物でも所持品はあるのだから見つけ次第全力で潰すべし
実に外道な考え方であった。

しかし、石を投げてもぜんぜん当たらない。春原は体当たりでそれを捕獲しようとするが、
その小さい動物はするりするりと、しかし必死に逃げる。
「意地でも押さえ込め!!」麻枝の檄が飛び、大人2人で一人の動物を追い掛け回す。
35第43話 2/4:04/12/30 00:24:45 ID:Q3MauQsM
 最期は春原はその動物の体を強引に捕らえた。彼にしてはよくやったと言うべきであろうか。
 「よっしゃあ!!」春原と麻枝はその動物を捕らえて喜々乱舞する。

 「よっし!!仕留めるのは私が行おう」
 麻枝が言う。

 「君には─、伝説の─ライター・キックを見せてやろう」
 「ライターキックっすか」と、春原。

 「ライターキックとはー、ライターが行うー、キックなのだよ。」
 と、藤岡弘の物まねで必殺技の説明をする麻枝。

 特に意味は無い。
 
 春原がその小動物を取り押さえ、一気に麻枝が両足飛び蹴りで30センチくらい飛んでその動物の頭に
 おもいっっきり飛び蹴りを行う。それだけでも死なないので、何度も何度も飛び蹴りを行う。

 しばらくするとその小動物は動かなくなった。

 「さらばだ、わが人生最強の強敵よ」

 麻枝はガチャタラの死骸を見て、そう言った。

 春原:「・・・・・・・・」



36第43話 3/4:04/12/30 00:25:29 ID:Q3MauQsM
 そして。とりあえず、戦後処理としてやる事は2つあった。
 一つ、奴(ガチャタラ)に支給されている武器を分捕る事。
 もう一つは、

春原:「そういえば、こいつの肝かなんかは、万能の薬になるとかかんとか」
麻枝:「何で君、そんな事知っとるん。」
春原:「『うたわれ』をやったんすよ。割れもんですけど」
麻枝:「おい」
春原:「なんかアレ、ちょうどいいんすよ。パッと見エロゲに見えないんでダマシによく使われるんす。」
麻枝:「まあ、甘露絵やからな。」
春原:「大体、友達同士で貸し借りするのは月姫・ネギまで、導入としてうたわれで。」
麻枝:「ほう」
春原:「罰ゲームとしてよくKanonやらされるっす。最悪の場合中学生ぐらいの時分はその写真に取られて女子に晒されるんす」
麻枝:「・・・」

春原:「一番オタク絵ですから、ネタにされてるっすよ正直」
麻枝:「やかましい」

 ・・・・・・とりあえずガチャタラの肝を取っておく。どういう効能があるかは分からんが、
 なんかの役には立つかもしれない。

 もう一つ、ガチャタラに支給されたブツはずいぶん重かった。重くて、ぶあつい板が
 一枚入っているような感じだった。
 袋を開けてみると、食料などの支給品の他に、透明な板が入っていた。

「シールドやな」麻枝は判断する。
3センチぐらいの厚さの透明な板に、取っ手が着けられている。
春原:「防弾盾っすか。」
麻枝:「かなり分厚いな。だが役に立つかもしれへん。もらっとこ」
そう言うと彼は、その獲得品を早速装備する。

春原:「・・・・・・俺のは・・・・・・・」
37第43話 4/4:04/12/30 00:25:54 ID:Q3MauQsM
死亡:
033 ガチャタラ(うたわれるもの) 所持品 防弾盾     死因:ライター・キック(By麻枝)

生存:
052 麻枝准(ライター) 所持品 いたる絵(53万相当)/防弾盾/ノートPC
                ヨドバシのポイント(以下略)

073 春原陽平(CLANNAD) 所持品 リキュームの肝 メシ(支給品・2人分)

38第44話1/2:04/12/30 00:53:36 ID:/l2KW8oA
「はっ……」
 ベッドから顔を上げる。最初に目に入ったのは眠っている天使の顔だった。
「夢……じゃ、ないよな」
 ついさっきの出来事を思い出す。
 『乗った』側の連中……俺の敵。そして、『乗らない』側……すなわち同志、味方、仲間。
 そうだ、あの時あの場所でお互いに敵味方が明確になったのだ。
 ならば取るべき戦術は決まってくる。まずは数を集めて優位を確保する。 
 こうしてはいられない。なんとかして仲間達と合流しなければ。

 だが。

 どうしてか、すやすやと寝息を立てる少女の顔にまた目が行ってしまう。
 みさおはあのまま泣き疲れて寝てしまったのだろう。目許にはほんの少し涙が光っていた。
 みちるは「みさおはもう動けない」と言った。
 そうである以上みちるもここから動かないだろう。
 さいかも……あの子にはもう無理をさせたくない。
 この家はあまり人が寄り付かないような淋しい場所に建っている。伝奇で語られる迷い家のように。
 ここに留まっている限りある程度の安全は確保できるのではないか……?
「ダメだ……」
 
「俺は、俺はこの子達の側を離れられないっ!」
 シーツの上で震える彼の拳にはいつの間にかみさおの手が重ねられていた。
39第44話2/2:04/12/30 00:55:16 ID:/l2KW8oA
「こんなことって……」
 終わりを迎えるその時までちっちゃい子と共にあろうと決意を固めた京大繭は、
 一階にいた二人も上に呼んでこれからのことを話し合っていた。
「こわい……」
「うぬぬ……」
 さいかは怯えを隠せなかった。みちるは唸っていた。
「……それでもこちら側についてくれた奴らもいる。悪いことばかりじゃないさ」
 正直仲間との合流はほとんど諦めているのだが。それは彼女達には言えなかった。
「そう言えばみんな一つずつ武器をもらってるはずだけど、さいかちゃんは何も持ってないよね?」
「わたしは……捨てた」
「うにに? 捨てちゃったの?」
「刃物で……怖くなって、道の端っこに……ごめんなさい」
 さいかは泣きそうな顔でみんなに謝った。
 そんなこと気にしなくていいよと言ってやりたかった。
 でもそれはますますさいかの自責の念を煽るだけかもしれない。だからこの話にはもう触れなかった。 
「みさおは鉄砲だったよな。みちるから聞いた」
「はい、これです」
「本当に小さいな。子供の手でも握れそうだ」
「でも私、鉄砲なんて撃てません。だからこれは京大繭さんが持っていてくれますか?」
「分かった。使いたくはないけど……預からせてもらうよ」
 みさおの手から京大繭の手に銃が渡される。
「うん。わたしのこと守って……お兄ちゃん……」
「あれ、なんで……? みさおちゃん……? おにいちゃん……?」
 困惑顔のさいか。
「うにゅ……おにいちゃん……」
 なぜかみちるまでその言葉を呟く。
 本当に、一体どういう展開なんだろう。これは?

015 京大繭 所持品 トカレフ ワルサーPPK
026 折原みさお 所持品 無し
038 しのさいか 所持品 無し
099 みちる 所持品 スリングショット
40(ヽ>A<)ヽ☆:04/12/30 00:56:24 ID:ahda2uY5
やっぱり
015 京大繭 所持品 折原みさお しのさいか みちる トカレフ ワルサーPPK
な気が
41'ヽ/ヽ:04/12/30 01:02:23 ID:Zw1eyD4/
…大繭ってこんな好い人なんか?
42プリン帯 ◆suFAZGOUKI :04/12/30 01:06:30 ID:ymhUVAL5
小さい子を扱う時には良い人です
43第45話:04/12/30 01:20:00 ID:UdyTQYMW
 やがて、男は目を覚ました。
 夢の中の出来事も全て承諾済みだ。
 彼にとってこの舞台は絶好の機会でしかない。

 ……予想通りだ。

 京大繭なら幼女の事を気遣って動かないという読みは当たった。
 血沸き、肉踊る。
 さぁ、もう身体も十分に休んだ。
 夢の中では、京大繭は自分が近くにいることに気付いていなかった。
 彼は守り手、自分は攻め手。
 しのさいかが落とした獲物は、後をつけていた自分が拾った。
 全てが己に有利に進んでいる。

 ふぃー……ふぃー……

 今にも絶頂に達しそうな気分を抑えながら、No.008ドリフは小屋へ忍び寄った。

008 ドリフ 所持品:野太刀 支給品:スタンロッド
44名無しさんだよもん:04/12/30 01:24:04 ID:1tvCSy9T
幼姦マンじゃないの?
45名無しさんだよもん:04/12/30 02:19:05 ID:TeBlyFTF
幼姦マンがなぜか主役級の扱い受けてるな(w
46名無しさんだよもん:04/12/30 03:19:20 ID:SJFCrBmr
ごめん、このスレのアンチだけど>>43に不覚にもわろた
47名無しさんだよもん:04/12/30 03:26:44 ID:EbZ2JKli
もうあぼ〜んには疲れたよ…
48第46話1/4:04/12/30 04:39:47 ID:/l2KW8oA
 日没が迫っていた。灯りの点かない部屋は薄暗かったが、京大繭はみさおと穏やかな時間を過ごしていた。
「ガスも出ないんだっけ」
「そうみたい……」
 話し合いが終わった後、みちるとさいかは夕食の準備を再開していた。
「火も電気も無しに何を作るつもりなんだ?」
 食べさせられる物に一抹の不安を覚えた彼は一階の様子を見に行くために部屋の出口をくぐろうとした。

 「きゃあああああああああああ!!」

 閉めていたはずのカーテンが、割れた窓から吹き込む風に揺れていた。
 みさおのベッドの上には短い棒を持った黒い影があった。
 「誰だっ!」
 侵入者の正体も知れぬままトカレフを引っ掴んだ。
 光る二つの目が間近に迫り、白刃が煌めく。とっさにトカレフを盾にして刃先を滑らせる。
 バランスを崩した京大繭は廊下に尻餅をついた。
「くうぅっ……」
 背中の傷が痛む。
 ドタドタと階段を上ってくる音。
 ナイフの追撃は、飛んできた白いものによって制止された。
 廊下に豆腐のパックが落ちてひしゃげる。
 「京大繭に、なにをするーー!!」
 みちるは今度はもう少し強力なもの、タマネギを投げつける。
 小さな体がくるりと前転し、避けると同時に距離を詰めてみちるに飛び掛かった。
「にょわっ!」
 段差を踏み外したみちるの頭が沈む。襲った彼女もそれに引っ張られれるように階段の下に吸い込まれていった。
49第46話2/4:04/12/30 04:42:49 ID:/l2KW8oA
 京大繭は胸焼けのするような混乱に陥っていた。

 あれは繭だった。繭が、俺を殺そうとした!? あれがこの世界の繭だっていうのか?
 何でみちるに銃を渡しておかなかった? 子供でも使えそうな銃だって散散言ってただろうが!
 なに? みちるに繭を撃たせるつもりか? ちっちゃい子にそんなことをさせるのか!

 階段の下からは物のぶつかる音と悲鳴が絶え間なく続いている。
 頭を振って余計な思考を追い払い、立ち上がる。

 半ば滑り落ちるように階段を駆け下りてリビングに飛び込んだ京大繭が見たのは、
 テーブルから落ちて床に飛び散った豆腐や野菜片やドレッシング、
 なるほど豆腐サラダなら確かに火も電気もいらない。材料の鮮度が気になるが。
―――ではなく、
 マウントを制し、今まさにみちるの喉に刃を落とそうとしている繭だった。
 視界の隅には台所の角で震えるさいかがいた。
 ついに京大繭は銃爪を引く決意をした。

(思いっきり狙いを外して、威嚇する! そして、ひるんだ隙に取り押さえる! これならば!)
 今の彼が見つけた精一杯の答えだった。

 ズパンッ

 手の中で金属が弾け、むわっと血と火薬の臭いが広る。

(そういや、日本に出回ってるトカレフって中国製の雑なコピー品が多いとか犯罪小説で読んだっけな……)
(それともさっきナイフを受けとめたりしたのがまずかったのか?)
(一大決心だったのに……どうしてこんな)

 床のサラダに肉片が加えられていた。 
50第46話3/4:04/12/30 04:45:20 ID:/l2KW8oA
 幸いなことにトカレフの破裂音は威嚇の効果を発揮し、怯んだ繭をみちるは撥ね退けていた。
 京大繭に駆け寄ろうとするみちるに、繭は再び切りかかる
 ナイフは鎖骨をかすめて緑色のタンクトップをビリビリと引き裂いていく。
 自失から立ち直った京大繭は、背後から繭に掴みかかり、痛みに痺れた両手の握力を振り絞って引き摺り倒す。
 体格差の前になすすべもなく繭は組み敷かれた。
 床に叩きつけられた手からナイフが飛び出して、クルクルと回転しながら床を滑りさいかの足元で止まる。
 すぐさまナイフを拾い上げ、しかと胸に抱く。この刃物は絶対に手放さない。

「繭、もう止めるんだ!」
 憎悪に満ちた目で自分を睨みつけてくる繭に、京大繭は泣きそうになりながら言った。
「…………」
 繭は無言でポケットから左手を出すと、

 パン

 発砲した。
 仰け反った男の手から素早く抜け出すと膝立ちでもう一発。 

 パン

(繭に……撃たれた……)

 運の良いことに、みちるの手の届く所には一丁の銃が落ちていた。
 撃たれた弾みで京大繭の腰から滑り落ちた”小さな銃”だ。
 さっと拾い上げ両手で構える。

 パン
51第46話4/4:04/12/30 04:52:50 ID:/l2KW8oA
「ふぇ…?」
 ぱちくりと呆けたように繭が瞬く。
 繭の体は京大繭の下にあった。力を失って倒れこんだだけなのか、それとも繭を庇ったのか。
「なんで……京大繭」
 これはみちるの呟き。どうやら彼の意思で行われたことのようだ。
 横たわっている二人の頭上で食器棚のガラスが割れていた。
「繭……もういいんだ……そんなこと、しなくても」
 繭にしか聞こえないような小さな声で囁き、赤毛の頭を腕に抱く。
「うくー……」
 憑き物が落ちたかのようにおとなしくなる繭をみちるとさいかはただ呆然と見ていた。
「ああ、やっぱり繭だ。もう離さない」
 指の欠けた血塗れの手で繭の髪を撫でる。
「繭……ごめんな……ずっと一人にして……真っ先に、お前のところに行かなきゃいけなかったんだよな」
「う……ぐすん……うぇぇぇ……」
「繭……泣くなよ……まゆ…………なくな……」
「京大繭ぅぅぅぅぅぅ!」
「おにいちゃぁぁぁぁん!」
 みちるとさいかが肩に背中にすがりついてくる。
「うわあああああああああああああん……」

―――繭、泣くなよ。お前は本当は誰よりもカッコイイ女の子なんだからさ。

 最愛の人を胸に抱きながら、さらに贅沢なことに彼を慕う二人の子供の熱い体温まで感じながら、

 京大繭は逝った。

015 京大繭 死亡 所持品 トカレフ(破損)
026 折原みさお 所持品 無し
038 しのさいか 所持品 ハンティングナイフ
099 みちる 所持品 スリングショット ワルサーPPK(残弾6発)
029 椎名繭 所持品 ダブルデリンジャー(弾切れ)
【残り82人】
5247話 1:04/12/30 04:53:43 ID:TeBlyFTF
(ふぅん……ここがひかりの言ってたハウス、ね。)
白塗りの、民家と呼ぶには少々みすぼらしく、廃屋と呼ぶにはまだ生活の跡が残る建物だった。
おそらく『ゲーム』開催にあたり住人が追い出されて間もない建物なのだろう。
篭城するには目立って危険過ぎるが、有益な物資を得ることもできそうだ…そして罠を貼るにも。
さわたしは少し遠巻きに建物を観察する。中には誰もいないようだが、注意しすぎるということはないだろう。
既に誰かが建物内部に潜んでいることもありうる。
ネット上では直情的に見える彼女だが、芯の部分ではかなり慎重であった。
(さぁて、人の有無をどうやって確認したものか…)
建物から顔を出した人間をボウガンで狙撃する方法も考えたが、
ボウガンの射程となる民家の周囲には遮蔽物と呼べるようなものはない。
万一、銃を持った人間が中に潜んでいては勝ち目がない。
銃を持った人間にとってみれば絶好のトーチカと言っても良いだろう。
第一、いつ顔を出すか…それ以前にいるのかいないのか分からない相手を待つほど悠長な暇はない。

(ここは…銃器を手に入れるまで後回しにしよう)
そう思い、踵を返そうとした瞬間、形容しがたい喘ぎ声が聞こえてきた。

ぶひぃ… ぶひぃ…
「しっかりしてくださいよー」
「ちょ、ちょっと待って…休ませ…て」
「う〜…もう24回目ですよー?それにあと20歩もないのですよ!?」
「ぶひょぉ…」

七夜だ…
(女の方は知らないが、仲間…か?)
緊張感ゼロ…というよりまるでピクニックでも見ているようだ。

5347話 2:04/12/30 04:55:24 ID:TeBlyFTF
「よ…ようやく到着…」
べたりと門のところに仰向けに転がる七夜。
肌は汗だかなんだかわからない粘液でいやなテカりを見せ、
まるで打ち上げられたドザエモンか日向ぼっこするトドのようだ。
警戒しまくっていた自分が馬鹿らしく思えるほどに気の、そして間の抜けた光景だった。
(あんなザコがよく5分以上も生き延びたな…)
呆れると同時に、自らの身をもって潜入者の有無を確認してくれた肉塊に感謝をした。…嘲笑混じりに。
(さてと…)
「にゃああ〜♪」
さわたしも彼ら同様に場に相応しくないひと声を発し、七夜へ近づいていった。
「うおッ!? さわたし!? さわたしッッ! さわたしまこと!!」
汗とか涙とか鼻水とか、色んな体液を流しながら七夜が跳ねるように起き上がった。
「ほよ?どなた様ですか?」
仁科りえが少し警戒気味に訊ねる。
「ほら! さっき話してた僕のマイスイートハニーさ! ぶひョ♪」
「この方が…」
頭が弱そうだが、人の心の奥底まで見透かすような眼差しを受け、さわたしは心なし目線を逸らした。
「おうち入ゆ…」
こんな目立つ場所にいつまでもいるわけには行かない。普段、七夜と話すときの緩い語尾の口調で二人を家の中へ誘う。

「いやぁ…俺のマイラバーさわたしが無事で良かった!俺がこれからは守ってやるからな! じゃき〜ん!!」
コルトガバメント、手榴弾、ナイフをテーブルに並べ、自慢げに小躍りする七夜。
鴨が葱を背負ってくるとはまさにこのことだ。幸先の良さに思わずさわたしの顔がほころぶ。
「それにしても運動したら腹が減ったよ…なんかないのぉ?」
「え〜と…袋入りラーメンが食品庫にありましたですよ?」
「ぶひょ♪ じゃあキムチラーメンにしようぜ!」
(そういえばさっきの…)
ポケットをまさぐり、先ほどのもやしを取り出す。
「もやし食べゆ」
「ぶひひ♪こんな時でもさわたしは普段と変わらない昼飯なんだな」
「うぐぅがおがお…」
(大きなお世話だブタ野郎…)
5447話 3:04/12/30 04:57:38 ID:TeBlyFTF
「あれぇ? 水道がない……」
「じゃあ、りえちゃんは井戸でお水汲んでくるのです〜♪」
仁科りえはそう言うと、鍋を片手に小走りで表へ出てゆく。

「……」
「やっとふたりっきりになれたね…」
「にゃあにゃあこねーこ♪」
七夜が喜ぶとはいえ、自分でもやってて反吐がでそうだ…さわたしは心の中で毒づく。
「もう俺、さわたしと会えないかと思ったよ…こんなわけのわからないゲームに巻き込まれて…」
現実に引き戻されたのか、再開が嬉しいのか、また涙を浮かべる七夜。
「七夜…」
じっと七夜を見つめながらつぶやくと、さわたしは七夜の腰に手を回した。
「キス…しようか?」
「え?」
「私も…そういう経験ないまま死にたくないし…」
「お、俺でいいのッ!?」
  ( ´∀`)ノぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪
七夜の頭の中でなんか違うファンファーレが鳴り響いた。
「七夜じゃなきゃ…やだよ」
「……!!!!」
頭にものすごい勢いで血液が昇り、顔をキムチ色に紅潮させる七夜。
ただでさえ普段から無駄にでかい体に酷使されている心臓が今にも悲鳴を上げそうだ。
「ん、ん! むちゅ〜ぅぅ」
唇を突き出し、むしゃぶりつくようにさわたしに顔を寄せる。
「ちょっと…まって…よ」
「ど、どうしたんだいッ!?」
「恥ずかしいから…目を閉じてよ」
「お、おうッ!」
言われたとおり七夜が瞼を下ろしたことを確認すると、さわたしはあいている右手をテーブルに回す。
そこに無造作に置かれていた得物をゆっくり手に取ると、そのまま七夜の左こめかみにあてる。
「うぉっ!? そこは…違うよさわたし…!」
「うぅん、ここでい・い・の♪」
5547話 4:04/12/30 05:00:33 ID:TeBlyFTF
パン!

乾いた音が轟く。





沈黙。


「い、い、いた、痛ぁぁああ!!!」
(ッ!? なんで頭部を撃ち抜かれた人間が悲鳴を上げる?)
「ほひぃ… ほひぃ…」
その場にしゃがみこみ、こめかみを両手で必死にすりすりしながら半泣きになる七夜。
「これって…エアガン?」
重量や質感から本物と思い込んでいたがまさか銃撃を頭部に食らって喋る人間がいるわけがない。
…七夜が防弾ヅラでもつけていたなら別だが。いや、それでも無理があるか…
「エアガンって…それエアガンだったの…? え、でも俺をそれで撃ったの? え…まさか本物だったら……俺を…!?」
股間が生ぬるく湿ってゆくことにすら彼は気付けないほど動揺していた。
天国から地獄へ突き落とされたのだ…当然といえば当然だ。
「チィッ!」
さわたしはテーブルの上のボウガンに目を移す。
七夜もその視線の先を察し、ボウガンを奪おうとテーブルに身を乗り上げる。
(引っ掛かった♪)
その背中にさわたしはゆっくりとナイフを突き立てた。

5647話 5:04/12/30 05:02:55 ID:TeBlyFTF
「ひゅぅぅぅ…ひゅぅぅぅ…」
肺まで達した穴からは、血を泡立てつつ、とめどもなく空気が漏れ出し…
まるでくたばる寸前のダースベーダーだ。
何か喋ろうとしているのか、悲鳴を上げようとしているのか、もはや判別できなかった。
「こんなオモチャで私を守ろうだなんて…安く見られたもんね…」
さわたしはオモチャのコルトをくるくると指先で回すと、今度は七夜の眉間に押し当てると
「ばーん♪」
おどけて引き金を引いて見せた。
それを知覚できたのであろうか…七夜の瞳からは既に光が消えていた。
「ほんと、使えないおとこ。あ〜あ…私って男運ないのよねぇ…花の20代だってのに…」
ぼやきながら手榴弾を手に取る。
どうみてもダイソーで売ってそうなプラスチック製の安物オモチャだった。
「ぶみゅん…」

(それにしてもあの子、遅いわね…)
水を汲みに出たが、どこまで行っているのだろう?
家の周囲にそれらしきものはなかったから結構遠くまで行っているのだろうか?
(一部始終を見られた……?)
いずれにしてもいつかは殺すべきターゲットだ。武器も持たない以上たいした脅威でもない。
(銃器がない以上、長居は無用ね…)
さわたしは物置で発見した灯油をペットボトルに移し変え、布やマッチとともに袋に詰めた。
これはいろいろと応用が利くだろう。それから、ラーメンも忘れないようにしないと…
一通りの準備を終えると、さわたしは廃屋を後にした。

002 仁科りえ 水汲みのまま行方知れず
016 七夜    死亡
018 さわたしまこと 所持品:七夜のナイフ、もやし一袋、ボウガン、灯油一升
57第48話 1/6:04/12/30 06:01:46 ID:4sZ4yHi4
「…貴方方は葉鍵キャラを狩る側に回ったと聞いていたが…?」
湯気を立ち上らせる鍋を囲みながら、俺は、
☆を構えて右に左に踊りながら麺類の調理法の薀蓄を披瀝し続ける2人組を見遣った。

「 誰にでも起きる気の迷いー☆ヽ(>ヮ<ヽ)」 「愛すべきキャラに出会った途端に即座に我を取り戻す(ノ>ヮ<)ノ☆」
「(ヽ>A<)ヽ☆それが葉鍵スタイル☆ノ(>A<ノ)」 「(ノ>ヮ<)ノ☆んーーっ汐ちゃんかわいいです汐ちゃん☆ヽ(>ヮ<ヽ) 」
「どれがふうちゃんだかわからないーー」 「もちろん風子はここにいますよ汐ちゃん☆」

ややこし過ぎる。

遺品のメモを見ていたことみが顔を上げた。
「この山の向こう側の台地に航空施設があるの。そこから暴露ビラを撒けば…」
「踊らされた戦闘は止むか?」「全面的にとは限らないけど…」
「その手段は?」「操縦できる人がいればそれに越したことはないけど…
気球や飛行船に取り付けて上空からばら撒くようにしてもいいし…」「なるほど…」

「ただ…」「?」
「このエリアには地下施設への連絡棟らしいものが存在しているとも書いてあるの。
そうだとすれば主催者側やそちら側についた参加者との衝突が起きかねない…」
「…そういえばそのあたりで警備兵らしい姿を見た…」麺を箸ですくい取りながら舞がうなづく。

「そこの攻略は他の協力者が揃ってからの方がいいかもしれないが…
犠牲を増やさないためにはなるべく早く航空施設に到達した方がいいだろうし、
この子の母親がその辺にいる可能性も否定できないしな…」

その時、舞が顔を上げた。「…この先に、殺気が…」「何?」
58第48話 2/6:04/12/30 06:04:36 ID:4sZ4yHi4
「襲撃が行われて、…1人死亡―」
更に誰かが外から襲撃を謀っている…相手は気付いていない?」

「どういうことだ? それは狩る側が葉鍵キャラ側を襲おうとしているということか!?」
立ち上がろうとする俺を、舞が制する。
「…待って…
そこにもう1人近づいて来る…全く警戒していない…」
「つまり戦場に非戦闘員が接近していると?」

この鍋の周りよりもややこしい事態がこの世にあるとは…

「とにかく行くぞ!」「待って…」ことみが冷静な声を発する。
「そんな混乱した場に汐ちゃんを連れて行くのは、この人数をもってしても危険だと思うの…」

「たしかに…どこからどういう敵対行為を受けないとも限らないからな…
パーティ分割で行くか。ことみと舞、現場への侵入を図って襲撃者の対処と生存者の救出に回ってくれ。
風子と俺は家屋外部からの襲撃者への接近を試みる。」
「了承する(ヽ>A<)ヽ☆」 「葉鍵スタイル☆ノ(>A<ノ) 」 「…?」「そう、お前だよ、お前」自分の顔を指差す小動物に向かって言う。

「ご両人は汐を連れて、接近する非戦闘員の捜索と保護。いずれかから敵対行為を受けたら反撃してもらいたい。
…その装備はあんまりだな。さっきの敵が持ってたのを持って行ってくれ」
前回の敵が持っていたライフルを渡す。

「☆ノ(>A<ノ) 後ろを狙う」「葉鍵スタイル(ヽ>A<)ヽ☆」「違ーーう!元の持ち主に合わせなくていい!」
「もちろん冗談ですっ (ヽ>A<)ヽ☆」「それではー☆ノ(>A<ノ) 」
両側から汐と手を繋いで駆けて行く。

襲撃を受けようとする家屋の裏から回り込む、ことみと舞。既に両名の手には愛用の得物が装備されている。

風子の鼻を頼りに、もう1人の襲撃者の掃討を開始する俺達。

辺り一帯に緊迫が走った。
59第48話 3/6:04/12/30 06:06:01 ID:4sZ4yHi4
そこに近づくもう1つの影。

制服に羽織ったカーディガン姿。
僅かに窺える疲労にもかかわらず、
その整った中に親近感を覚える風貌にはいささかの翳りもない。
汗をぬぐい、視線を上げて、彼女は呟いた。

「繭ちゃん、どこなの…? …わたしだよ…」

状況整理

092 川澄舞 所持品 剣
077 一ノ瀬ことみ(CLANNAD) 所持品 ヴァイオリン、『資料』、『メモ』
廃屋に侵入開始

008 ドリフ 所持品:野太刀 支給品:スタンロッド

045 伊吹風子(CLANNAD) 所持品 ヒトデ手裏剣
073 名無しさんだよもん3 所持品 インスタント食品、拳銃
廃屋周辺の敵を掃討開始

029 椎名繭 所持品 ワイヤー ハンティングナイフ

014(ノ>ヮ<)ノ ☆ 所持品 新明解国語辞典、故068肛門Bouのライフル
030☆ヽ(>ヮ<ヽ) 所持品 大きな銃
090 岡崎汐  所持品 だんご大家族

094 長森瑞佳
60第48話4/6:04/12/30 06:07:50 ID:4sZ4yHi4
剣呑な刃物が、うら寂しい廃屋の入口に光る。
その刃先に、勝利を確信した凶悪な笑みが映る。
意外な襲撃者によって京大繭の頸を横取りされたが、中には未だ極上の獲物が残っている。

その左右から、殺人音波兵器を構えたことみと、
幾多の血路を切り拓いてきた愛剣を装備した舞が迫る。

一気の跳躍で敵前に躍り出ようとした舞。しかしその動作に瞬時に制動をかける。
気付いたのだ。
既に中には敵がいないこと。
別の敵が侵入を図ろうとしていること。
そして何の前触れもなくその場に向けて直進して来た高速の敵意に。

いましも扉に突入を図ろうとする兇刃の主。
その頭部の周囲を、二度、三度、何かが回転した。
蝿か何かか…
振り払おうとした男が、突然目を剥いた。
急速に顔色が赤らみ、やがて紫へ。相貌は苦痛に歪み、苦悶を表現する手先から凶器が落ちる。

舞は咄嗟に向かいの樹を見遣った。
飛びのいた外壁に、カツンと硬く小さなものが跳ね返り、地面に転がる。
その小石に結び付けられた細長いものの片端が、件の樹へと伸びていた。
てぐすだった。

それを頸に巻き付けた男が、のけぞりながらがくりと後方へ引きずられる。
その頚動脈から鮮血が噴き出した。何らかの加工を施してあるのか。

その時。ことみは自分の視角から確認した。
鼻をひくつかせて捜索を行う風子と、周囲を見回しつつ拳銃を構えた名無しさんだよもん3。
そして、樹上からその様子を窺う小柄な影。
それは疑いなく、風子と名無しさんだよもん3を狙っていた。
61第48話5/6:04/12/30 06:10:50 ID:4sZ4yHi4
「間違いありません。こちらの方角から葉鍵キャラの匂いが漂って来ます。
しかもこれは女の子…」「マジかよ…」「信じないんですか?最悪ですっ」
その時…

にわかに怪音が耳を抜けて、俺の脳天を直撃した。
世界広しと言えどもこの音を発する存在は、彼女の他には…
しかし、他ならぬ自らのパーティに属するその人物が、この行動中に音を発する意味に気付いた時。

空を切る微かな気配が俺に届いた。

咄嗟に風子を押して身を伏せる。横転しながら銃を構える先。
頭上に発見した女の子の姿に、俺は驚愕の目を開いた。
白いタートルに黒っぽいフリース。あまりに身軽な動作で樹を飛び降り、駆け去ろうとする。

そこへ。「今そっちへ行ってはいけませんっ(ノ>ヮ<)ノ☆」 「引き止める。葉鍵スタイル☆ヽ(>ヮ<ヽ)」
「で、でも! 凄い音がしたんだよ!? もしかしてあの子が何かに巻き込まれてるかも…」

「みゅーー」俺達より先に、その声に女の子が反応した。
そして駆け去って行く前方には、駆け寄って来る、あまりに有名な姿―
一目散にカーディガンの胸に駆け込み、わんわん泣き始める。
「もう大丈夫だよ、泣かないで…」慈愛すら感じられる表情でその頭を撫でる彼女が、俺の方を向いた。
その微笑を始めて直に目にする。「この子がお世話になってます… 長森瑞佳です」
「い、いや、別に世話なんて… ケガはない?」

「みゅーー」突然繭が動いた。
長森の胸から離れて直行する先には、ようやく追いついた汐のリュックから覗く、まるく罪のない姿―
「わー、だんごとっちゃいやだー」たちまちのうちに奪い合いが始まる。
やれやれ、何とか―
一件落着か、と思った俺の目の端に、何かが飛来する姿が捉えられた。
それはまっすぐに、長森の方向へ―
62第48話6/6:04/12/30 06:13:10 ID:4sZ4yHi4
「長森!よけるんだ!」そう叫ぶか叫ばないうちに。
黒い姿が飛び込んで来た。
長森に抱きつくようにして覆いかぶさったその背中には、瀕死の襲撃者が投擲したスタンロッドが深々と突き刺さっていた。

にこりとして…そのまま力を失う小柄な姿。
「繭ちゃん―繭…ちゃん?」 「繭ちゃんっっ!!」長森はそのまま泣き崩れた。
襲撃者に止めを刺したことみと舞が駆け寄って来る。
傷の様子を調べたことみが、沈痛な表情で頭を横に振った。
舞が黙って血塗られた認識票を取り出した。
その番号は、当面最も共闘可能性のある男が、非業の最期を遂げたことを告げていた。

その時、ひときわ高く、廃屋の中から、幼い泣き声が聞こえて来た。
「く… 遅かったのか… もっと早く動けていれば…」
これ以上の尊い犠牲を出すわけには行かない…
複数の嗚咽が、裏寂れた廃屋を包んでいた。

008 ドリフ 死亡 所持品:野太刀 支給品:スタンロッド
029 椎名繭 死亡 所持品 ワイヤー ハンティングナイフ

092 川澄舞 所持品 剣
077 一ノ瀬ことみ(CLANNAD) 所持品 ヴァイオリン、『資料』、『メモ』
045 伊吹風子(CLANNAD) 所持品 ヒトデ手裏剣
073 名無しさんだよもん3 所持品 インスタント食品、拳銃
014(ノ>ヮ<)ノ ☆ 所持品 新明解国語辞典、故068肛門Bouのライフル
030☆ヽ(>ヮ<ヽ) 所持品 大きな銃
090 岡崎汐  所持品 だんご大家族
094 長森瑞佳
026 折原みさお 所持品 無し
038 しのさいか 所持品 ハンティングナイフ
099 みちる 所持品 スリングショット ワルサーPPK(残弾6発)
63第49話 1/2:04/12/30 08:00:28 ID:UdyTQYMW
 007番、地獄車はこの状況下にあっても冷静だった。
 否、このような時だからこそ彼の真価が発揮される時である。

(今までのバトルロワイヤル物ではマーダー側がことごとく壊滅してきた……)

 理由は到って単純だ。マーダーは自ら動く、それは自ずと戦闘回数も多くなる。
 戦闘回数の多さは死ぬ確率も高くなるということだ。
 大分甘いが毎度50%の確率だとしても最後勝ちつづけれる確率は極めて低い。
 更にマーダーは、襲うだけでなく他同様マーダーの襲撃も受けるので必然と危険に陥る回数は増える。

(統一されてない意思の元で起きるマーダー同士の戦闘、最も愚行だな)

 そしてマーダーは信頼関係が生みにくいということだろう。
 個人の間ではいくつか例外はあったが、未だ嘗て大規模なマーダーによる連合はない。
 何しろ、最後は殺しあわねばならぬ仮初の同盟にすぎぬのだ。
 中には率先してパートナーを裏切るものもいた。
 マーダーという立場に耐え切れず裏切る者もいた。
 だが、幸いな事にこのゲームのルールは少々簡単だった。
 敵は、愛するキャラを守るために必ず同盟を作るだろう。
 ならば、自分は狩るための同盟ができるように動けばいい。
64第49話 2/2:04/12/30 08:00:50 ID:UdyTQYMW
(決して深入りせず、出来上がった派閥がぶつかりあうのを待つ)

 いずれ来る時のために、極力戦いを避け、物資を蓄える必要がある。
 殺せる奴は即殺すなどという戦略では、かつて散っていったマーダー同様最後まで生き残れるはずがない。
 
(まずは同じ目的で俺に信頼を置いてくれて使える仲間探しからだな……それまでは殺害は我慢するとしよう)

 冷静かつ狡猾。
 参加メンバー最大の鬼畜。
 地獄車が動き出した。

007 地獄車 所持品:???(不明)
65第50話 1/2:04/12/30 11:23:57 ID:ytsKIoN3
「あの人、なんて卑怯なんでしょう…」
仁科りえはただ水を汲みに行ったわけではなかった。
さわたしのあまりにも不気味な笑顔の裏に何かを感じ取った彼女は、
影に隠れて様子を見ていたのだった。
「七夜さんがうまく始末してくれればいいのだけど…」
しかしもともと武器と言ってもまともに使えたのはナイフくらいのもの。
七夜はさわたしにゾッコンなのにそれで勝てるはずもなかった。
「鍋しか持ってない私がここで飛び出しても、自殺行為ですね」
仁科りえはそのままさわたしが出て行くまで隠れていることにした。
「ぶみゅん…」
さわたしはそう呟き、荷物を袋に詰め廃屋を出て行った。
66第50話 2/2:04/12/30 11:26:56 ID:ytsKIoN3
「七夜さんは無事でしょうか」
仁科りえはさわたしが遠くまで行ったことを確認し、慎重に廃屋の中へと戻って行った。
するとそこには、血まみれになった七夜の姿が…!
「七夜さん!大丈夫ですか!」
「ぶ、ぶひ…」
「良かったまだ息がある。死なないで!七夜さん!私あなたのことが…」
七夜の目に光が戻る。
「ぶひ、りえちゃん。りえちゃんを残して逝けないよ」
「七夜さん…」
抱き合う二人。
「さぁ行きましょう。あの女に復讐を」
「我は、この一刀に賭ける修羅…」

002 仁科りえ 鍋
016 七夜    嫉妬マスク
67第51話:04/12/30 11:47:48 ID:Zw1eyD4/
「そうか…奴が死んだか…」
ククッと含み笑いをして男が言う。
「…ならば『アレ』を起動させるのですか?」
男の傍らには白衣を身に纏った女。
「そうだ。もともとやつとアレとは一心同体。同じ空間には存在できんからな。」
「では…」
「うむ。code000、お前の出番だ。」

男の視線の先に現れた一つの影。
その四角い影が揺れた。

「僕は幼姦マン」


【000幼姦マン 参戦】
68第52話:04/12/30 11:53:22 ID:SnlOApP/
002 仁科りえは狂っていた
目の前で人の死を認識したあまり、狂ってしまった
本当は七夜はもうしんでいるのに
しかし、そこに光が差した。
そう七夜とは世を忍ぶ仮の姿
その真の姿は━━━━━━
 キ ム チ さ ま が み て る 、 光 臨 ! ! 

002 仁科りえ 鍋
016 七夜    死亡
101 キムチさまがみてる 参戦
69第53話:04/12/30 11:55:11 ID:UdyTQYMW
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・
       _________
       |           |
    |   |            |   |  コミケで幼女補導してくる〜♪
    ヽ  |  スタッフ     |  /
      \|            |/
       |           |

          .__
          ヽ|   |ノ
           |__| ┣¨┣¨┣¨┣¨・・・
           く ゝ
            _____
          ヽ|   |ノ ドドドド・・・
            ゙r-r'
           .____
           j  ト ドドドド..
           .TT

           `□' ドドドド...
            "
           я ・・・...

「ま、待て! 幼姦マン! お前にはやることが!」
「ダメです、主任! 彼の移動速度は時空を超えています!」

【000幼姦マン 離脱】
70第54話 1/2:04/12/30 11:57:14 ID:smY+moqO
018 さわたしまことは廃屋を出て、川原で所持品チェックをしていた。
「けっこう結局増えた武器はこのナイフだけか・・・」
さわたしはナイフを手に持ち、軽く振ってみた。
シュッシュク
「結構手になじんでいい感じね。あれ・・・」
ナイフが手から離れない。
「なにこれ・・はなれなさいよぅ」
しかしいくら離そうとこころみてもナイフは手から離れないばかりか、ますます手に吸い付いていった。
「これはまさか七夜の呪い?」
さすが本州じゃないだけあって七夜の怨念はすさまじかった。
71第54話 2/2:04/12/30 11:57:49 ID:smY+moqO
さわたしがショックでべそをかいている所に、007 地獄車が通りかかった
「さわたしちぇき〜(≧▽≦)」
さわたしは助けを求めようとしたが・・・
「力が勝手に・・・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」
さわたしが動き出す。
まるで蜘蛛のような動き━━━━━
地獄車は17個の肉塊と化した

007 地獄車 死亡
018 さわたしまこと 所持品:七夜のナイフ、もやし一袋、ボウガン、灯油一升 、七夜の呪い
72第55話:04/12/30 12:04:59 ID:WTWIX4RR
「んみゃぁあ゛あ゛ぁ゛ぁぁあ!! ちんぽイクッ!! ちんぽイクぅッ!! ちんぽミルク射精(で)るぅっ!!」

聞く者全てを発狂させるような絶叫が響く。声の主はひよまん[074番]だ。
ゲーム開始以来、日報代理[034番]、流水搭[075番]、マイケッシャ[076番]の手で
ついさっきまで延々と彼に与えられていた過酷な制裁、

――葉鍵板コテハンによるド迫力の4Pファック――

の末にひよまんの精神は崩壊していた。
彼の頭にあるのは自身の腫れ上がった陰茎を摩擦して射精の快楽を反復することだけである。

「ひよまんのこってりしたのがたっぽしたっぽしでちゃううううう!! あ、あ、あ゛み゛ゃあ〜〜っ!!」 

果てしなく自慰に耽るひよまんに既に興味を無くしていたコテハン3人はその場から立ち去る。
あとにはファブリーズしても全然ダメなくらい部屋中に精液の臭いを撒き散らすひよまんだけが残された。
だが床と壁と天井に付着した白濁液の量を見れば誰もが言うだろう。

  あれは精液ではないよ

と。

「射精(で)るっ、またひよまん汁射精(で)るっ、こくまろひよまん汁とまらないぃぃぃぃぃ!!!!
 なつぅぅぅぅぅかのんんんほぉぉなかったぁことにぃぃぃぃぃ・・・・・・!!!!」



やがて沈黙が訪れた。

034 日報代理 所持品:手錠
075 流水搭 所持品:荒縄
076 マイケッシャ 所持品:イチジク浣腸1グロス(残り93個)
074 ひよまん 死亡 死因 腎虚
73第56話:04/12/30 12:08:46 ID:smY+moqO
「わたし、これからどうなっちゃうの・・・」
目の前の肉塊を目にして、さわたしは意識を取り戻した。
しかし・・・まだナイフは手にくっついちゃったまま。
「ぶみゅ・・・」
すると頭の中にどこからともなく声が聞こえる
「さわたし〜死んでも僕はさわたしのそばにいるよ〜ぶひっ☆」
「(●´Д゚●) 」

018 さわたしまこと 所持品:七夜のナイフ、もやし一袋、ボウガン、灯油一升 、七夜の呪い
74第57話:04/12/30 12:15:00 ID:dz1ji42b
仁科りえは目覚めた。
「あれ・・・七夜さん・・・?」
そこには七夜の死体。
「あれは・・・夢だったの?
あんなに愛しあったのに・・・
これから私どうしたら・・・」
そこで仁科りえは思い出す
「そうな、七夜さんがいつも口ずさんでた魔法の呪文。
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪ と唱えれば七夜さんもよみがえるはず!」
仁科りえは心を込めて叫んだ
「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪ 」
しかし何も起こらなかった。
「やっぱりあのバットが必要なのね・・・
まってて七夜さん。りえが必ずあなたを助けてみせます!」

002 仁科りえ 鍋、復活の呪文
016 七夜    死亡
101 キムチさまがみてる 夢オチ
7558話1/2:04/12/30 12:21:46 ID:UQ6+Y29u
森の中をさまよう名無しさんだよもんAは瀕死の男が草むらに倒れているのを発見した。

「こりゃ酷い……あんた、いったいどうしたんだ!」
「あ……ああ。ちょっと撃たれてな……」

ちょっとどころではなかった。弾は腹部にあたったらしく服は血が乾いた真っ黒な色に染まり、
無精髭のはえた顔はすっかり青ざめ、いまにも色を失おうとしていた。

「ちょっとどころじゃないだろ! 待ってろ、今てあてを……」
「いや……それには及ばない。……おれはもう駄目だ」
「いったいどうしたんだ……どうしてこんな……」
「よく……わからないな……。気づいたら……こうなってた。
それよりも、あんた……名前はなんていうんだ?」
「俺? 俺には名前がない。名無しさんだよもんだ。あんたは?」
「おれは……いや……おれも名無しだ……そのはずだったんだ……がな。ぐふっ……」

瀕死の男はそこでまた血を吐いた。
7658話2/2:04/12/30 12:22:08 ID:UQ6+Y29u
「大丈夫か! しっかりしろ!」
「……もうここまでのようだ。それよりあんた……生き残る意思はあるか」
「生き残る意思?」
「不条理にはじまった……この戦いを……勝ち抜く意思は……あるか」
「ある。こんなふざけた場所で死ぬのはごめんだ。生き抜いてみせる」
「それならば……おれと同化しろ」
「……はぁ!?」

死に際の男が震える手を差し出すのを、名無しさんだよもんは訝しく見つめた。

「死にかけて……ようやくわかることもある……おれは少しだけ……
この世界の秘密に気づいた……その記憶をあんたに与えることは……
どうやらもう……できそうにないが……せめておれのスキルをあんたに……」
「……わかった」

名無しさんだよもんが男の手をとると、あたりを不思議な光がつつんだ。
そして血を流す男の姿がふっと消え失せ、また闇が戻ってきた。

「そうか……あんただったのか」

一緒に行こう。心の中に響く、今は名無しとなった職人の声を受け、
名無しさんだよもんAはその一歩を、闇の中に踏み出した。

025名無しさんだよもんA テキスト職人のスキルゲット
046Tonks 名無しさんだよもんAと同化
77第59話:04/12/30 12:25:57 ID:dz1ji42b
013祈原は復讐心に燃えていた。
「まさか地獄車がああも簡単に。もうじごぐるファミリーはお仕舞いだ・・・
かくなる上は、刺し違えてもあの女狐を・・・討つ!」
USSRトカレフTT33、コルト・トルーパーMk.Vを両手に持ち、さわたしの前に躍り出る!
「ぶみゅ!」
「銃身が焼きつくまで打ち続ける!」
と言っても弾はあんまりないが。
刹那、殺気を感じたさわたし(七夜)はその弾を華麗によける
「当たらなければどうということはない!」
「な、なんだってー」
「あけてももかんたまてばこー(●´∀゚●) 」
弾切れとなって祈原をさわたしがナイフで一閃
「犬死か・・・じごぐるファミリーに栄光あれーーーー」
「呪いはきもちわるいけど、このまま勝ち進んでいけそうね」
そういうと、さわたしは祈原のもつ銃器を持ち、その場を後にした

013 祈原 死亡
018 さわたしまこと 所持品:七夜のナイフ、もやし一袋、ボウガン、灯油一升 、七夜の呪い
                   USSRトカレフTT33(弾無し)、コルト・トルーパーMk.V(弾無し)
78第60話 1/3:04/12/30 12:49:00 ID:dz1ji42b
「おなか減ったなぁ」
さわたしは空腹になっていた。
「やっぱりお鍋を持ってくればよかったわ
もやしだけじゃこの先生き残れないよぅ」
さわたしはその場にへたりこんだ。
「そもそも右手にナイフがくっ付いてるからご飯食べにくい・・・ぶみゅ」
途方にくれるさわたし
そこになにやらパコパコと足音のような音が聞こえる・・・
「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!おとろしゃーーーーーーー」

79第60話 2/3:04/12/30 12:49:49 ID:dz1ji42b
黒い物体がものすごい勢いでこちらに向かってくる
061 黒い人と馬だった!
「(●´Д゚●) <ぶみゅん!」
馬は急に立ち止まった。
「あれはさわたし・・・。そうか黒王、俺にあいつを殺れというのか」
「おっきいよぅ・・・こわいよぅ・・・」
「よし、ゆけ!黒王!」
馬がさわたし目掛けて突進していく・・・!
「ぶみゅーーーーー」
さわたしは辛うじてその突進をよけたが、地面に置いていたラーメン、もやしはは踏み潰されてしまった
80第60話 3/3:04/12/30 12:51:03 ID:dz1ji42b
「てめぇ・・・ちんぽもぐぞ!」
さわたしが構える
「あの構えは・・・まさか・・・」
「斬刑に処す。
極死、七夜━━━━━━」
「なぜあの滅びた退魔の技を貴様が・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」
まるで蜘蛛、さわたしのその動きは常人の目で捉えることはできず、黒い人の頭は胴体と離れていた
「食べ物の恨みは恐ろしいのよぅ」
ふとさわたしは気づいた
「このお馬さん・・・」
さわたしはそう呟くや否や、ナイフで馬を解体し、その肉の半分に灯油をぶっ掛け火を点けた。
香ばしい香り、ほどよい焼き加減になった所でさわたしはその肉を一口。
「馬い!」

061 黒い人 死亡
018 さわたしまこと 所持品:七夜のナイフ、ボウガン、灯油0.5升 、七夜の呪い
                   USSRトカレフTT33(弾無し)、コルト・トルーパーMk.V(弾無し)
                   馬肉
81第61話:04/12/30 13:01:43 ID:F3szV/1S
「ピアノミサイル!!」

「ぐはっ!」

ぐっちゃりとした音を立てて、名無しさんだよもんAは黄金のピアノに押しつぶされた。

「危うく、Tonksが復活するところでしたね」

「見張っておいて正解だったな」

「今度こそ成仏しろよ」

完全に肉塊となったのを確認すると二人はほっとした表情で去っていった。

025名無しさんだよもんA 死亡

047ヨリタケ 所持品:コルトパイソン
086紫の人 所持品:黄金のグランドピアノ@ピアノミサイル
82第62話:04/12/30 13:11:35 ID:dz1ji42b
「おなかいっぱいなのよぉ〜」
食事を終えたさわたしは、森の中を彷徨っていた。
「どこかにいい獲物はいないかしら・・・」



「今度こそ成仏しろよ」
「ぶみゅ!?」
慌ててさわたしは地面に伏せる
「わたしに言ったんじゃないみたいね・・・」
さわたしが注意深く辺りを見回すと、そこには肉塊と、047ヨリタケ、086紫の人が居た。
「あいつら、銃器を持ってるのね・・・飛び道具は危険だわ・・・草薙さん風に言うと、
てめぇ・・・素手で勝負しやがれぇぇぇぇって感じ☆」
さわたしはゆっくりと彼らに近づいていく
シュッシュッ
後ろから綺麗に2人の頚動脈を斬る
「「しゅーしゅー」」
二人は声を発することも出来ぬまま、朽ちて言った。
「あっけない・・・
でも武器は頂くわ
ピアノはいらないけど・・・」

047ヨリタケ 死亡
086紫の人 死亡
018 さわたしまこと 所持品:七夜のナイフ、ボウガン、灯油0.5升 、七夜の呪い
                   USSRトカレフTT33(弾無し)、コルト・トルーパーMk.V(弾無し)
                   馬肉、コルトパイソン(残弾6、)
83第63話:04/12/30 13:12:57 ID:UdyTQYMW
ダァーン!!

一発の銃声が鳴り響き、さわたしの胸を貫いた。
「な、なにやつ!?」
勝利を噛み締めていたその時であった。
さすがのさわたしも、いや普段通りでまぬけに油断した。

ダァーン!!

二発目の銃声がさわたしの頭を打ち抜いた。
「い、一体どこから…」
相手の正体を確かめれることなく、さわたしの意識は闇に沈み消えた。

そこから700mほど離れた場所。
異臭が相手に届かぬ距離で、011葉鍵代表@もわ〜は獲物を仕留めたのを確認した。

「さすがにあれを残しておくのはやっかいっすからね。武器の勝利ッす」

018 さわたしまこと 死亡

011:葉鍵代表@もわ〜(コテハン) 武器:USSR AK-47突撃銃
                    弾丸148発
                    通常食の他にLRP戦闘糧食×6
84第64話:04/12/30 13:15:36 ID:dz1ji42b
「ただでは死なんぞ・・・
死に土産を頂く!」
さわたしは渾身の力を込めて、ナイフを投げた
「もわー」
018 さわたしまこと 死亡

011:葉鍵代表@もわ〜 死亡
85名無しさんだよもん:04/12/30 13:17:35 ID:Q3MauQsM
700メートル投げナイフかよおい(w
86第65話:04/12/30 13:38:26 ID:WTWIX4RR
彼はこの物語の主人公として最初に生まれた。
彼は希望。彼は夢。彼は全ての可能性を与えられていた。
だが・・・・・・「世界」の「調停者」は彼を異質なものと判断した。
彼は烙印を押され追放された。
そして今ここにある。
堕世門天の加護はもはや遠く、彼を導くものは何も無かった。

――いや、一つだけ残っている。

手を休めて、胸の下の目も鼻も口も無くなった顔を見る。
同じく調停者の任についていた、
ただそれだけの彼の姿を見た瞬間、目の前が白くなり、気付いたらこうなっていた。

「怒り」だ。

立ち上がり幽鬼の如くふらふらと歩き出す、その右腕には「@ピンキー」と刻まれていた。

彼はどこにいくのだろうか。

そして、光は………………

022名無しさんだよもん1
改め、
022名無しさん@ピンキー 所持品 メリケンサック

85 飛べない 死亡 所持品 ハサミ 死因 撲殺
8766話:04/12/30 13:51:44 ID:zT7KH8m/
森の中、一人彷徨う見慣れぬ神官の姿があった。

クリフト「う〜む。ここは一体どこなんだ?
    姫様を探していたら道に迷ってしまったようだ……
    おや? こんなところに行き倒れた人が……まだ幼女じゃないか……
    かわいそうに。成功するかどうかわからないが……ザオラルっ!!
    ふう。僕にできることはここまでだ。あとは君ノ運次第だね、お嬢さん
    さて、早く姫様を見つけないと。
    お〜い姫ぇ〜〜〜〜どこですかぁ〜〜〜」

クリフト 撤収

さわたしまこと 復活確率1/2 
88第66話:04/12/30 13:51:58 ID:dz1ji42b
さわたしは光に包まれていた。
「わたし・・・死んじゃったんだ
こんなことならもっと大人しくしていればよかった」
「そんなことはないよ」
そこに七夜の声が聞こえた
「七夜・・・人は変わってゆくのね。あたし達と同じよう 」
「そ、そうだよ。さわたしの言う通りだ」
「七夜は本当に信じて?」
「し、信じるさ、き、君ともこうしてわかり合えたんだから。人はいつか時間さえ支配することができるさ」
「ああ、七夜、時が見える」
さわたし、転生━━━━━━

102 さわたしまこと@ニュータイプ 参戦 所持品 七夜のナイフ(七夜の呪い)、ファンネル(6基)

89名無しさんだよもん:04/12/30 14:13:55 ID:iP2uWTPC
なんかさわたしと七夜だけ男塾冨樫なみに生き返りすぎなんですが。
生き返りとか呪いはやめにしようぜ。収拾付かねぇ。
90第67話:04/12/30 14:20:08 ID:Q3MauQsM
そう遠くない場所から光の柱が見えた。
だがそんな事を全く気にもせず、ライターと金髪はさっき捕らえた獲物を焼いて食っていた。
食うと言い出したのは麻枝である。薬になるんだから食えるだろうという単純な発想である。



「どうするんすか?」その中で、春原は麻枝にこれからの予定を聞いた。
「まあな。」

「とにかく逃げる。」と麻枝。
麻枝:「・・・・・・そしてほっぽかれた死体からひたすら武器を集める・・・・・・」


春原:「了解っす」


麻枝・春原 武装変わらず
91名無しさんだよもん:04/12/30 14:20:32 ID:aiI8HDT2
さわたしもそろそろウザイ。
92第67話:04/12/30 14:27:09 ID:ap653gMe
「まさか、このような結果になるとはな・・・」
一部始終をモニターしていた篁総帥はつぶやいた。
「心配することはないですよ。総帥」
「おお!とーるはんまーか!なるほどコテトリの義兄弟であるおまえが
行ってくれればワシもこころ強い」
「ええ、ですがその前に・・・」
とーるはんまーは、銃を構えると篁総帥に向けて放った。
銃声は奇妙な電子音を奏で篁総帥は一瞬で消失した・・・かに見えた。
「ムウッ!」
「ちっラストリゾートか」
「きさま一体何を!もしやとーるはんまーでは・・・」
「悪く思わないでくれ。じごぐるやいのりんがやられた以上僕もこんなところで
のんびりしてられなくてね」
そういって男はマスクをはがした。
「き、きさまは逝原!?」
「総帥一体何が、こ、これは何事」
警備隊を引きいて乱入した醍醐隊長は困惑した。
「これでは僕が不利だな」
ゆっきーは窓に向けて銃を放つとそこから飛び降りた。
「な?」
「ば、ばかな自殺・・・?」
しかし、その言葉はすぐに否定された。
彼らはヘリコプターにかけられた縄梯子に捕まった逝原を全員が目撃することになったからだ。
「まっていろ。すぐにじごぐるファミリーの恐ろしさを味あわせてやる」

041 とーるはんまー改め逝原@地獄車 所持品:サイコブラスター 弾数:不明
93名無しさんだよもん:04/12/30 14:28:06 ID:Zw1eyD4/
感想等の議論は実況でやってますんで、移動願います。
9492:04/12/30 14:28:31 ID:ap653gMe
ごめん。リロードしてなかった・・・68話ってことで。
95第69話:04/12/30 14:44:13 ID:dz1ji42b
「さてこれからどうしよう・・・」
生き返った?もののさわたしは今後について考えていた
「これまでみたいにただ無作為に殺すだけでは、いらぬ敵を増やしそうだわ・・・
やはりここは少し仲間を作るべきね
とりあえず七夜と一緒にいたあの女を捜しましょうか」

102 さわたしまこと@ニュータイプ 所持品 七夜のナイフ(七夜の呪い)、ファンネル(6基)
96第70話 還って来た“鬼”:04/12/30 15:05:57 ID:iP2uWTPC
そのころ、島の上空1700メートルを一機の戦略輸送機が通過していた。
轟音を立て、機体横に設置された扉が開け放たれる。
その扉の取っ手に腕を絡め、島を見下ろし、不敵に微笑むシルエット。
「ふふふ…こんな面白いイベントに俺様を呼ばねぇとはな……ッッ!」
既に機体内の兵は操縦士一人を除き、すべて潰れたトマトないし壁の染みと化していた。
「おい操縦士!」
「ハ!ハイッ!」
「……ご苦労だったな…」
言うが早いか、操縦士の頭を…ヘルメットの上から、片手で握りつぶした! …まるで豆腐でも潰すかのように…!

その“鬼”と呼ばれる男の肩が小刻みに痙攣する。
武者震いか、歓喜の笑いをかみ殺しているのか、あるいは…その両方か…!
「久々に血が騒ぐぜ……!参加者を全員捻り潰し、叩き潰し、捻じ切り、切断し、解体し、破砕し、喰らい尽くしててやるッッ!!」
狂気じみた愉悦に顔を歪ませると男はいよいよ身を乗り出した。
操縦士を失った機体が大きく傾き始める。
「そうそう…忘れちゃいけねぇ…俺を呼ばなかった運営陣どもはとくに念入りに微塵切りにしてやる…!さぁ…パーティーはこれからだ!!」
日輪を背負い、シルエットが機体から大きく跳躍した。
「マジ頼みますわーーーーーーーッ!!!!!」
そう、この瞬間! 今、まさに「地獄」に……“鬼”が降り立ったのだ…!
「ハハハハハァ!!   ……う!?」
男の顔から血の気が引く。
「…心臓痛い」


108 超俺様   死亡
97第71話:04/12/30 16:43:09 ID:Ty0rqCZY
さわたしは当ても無く彷徨っていた。
「あれから結構時間がたったからもう遠くに行っちゃったかな・・・」
とりあえずさわたしは廃屋のほうへと、行ってみることにした。
***
一方そのころ、002仁科りえは━━━━━━
「あの女とまともに殺り合うのは避けたいわね。
エスカリボルグを見つけるか、仲間を見つけないと…」
すると付近に人の気配が…
「あの周囲にいっぱい【♪(w】をばら撒いているのは二律背反。
彼なら・・・」
りえは思い切ってパイパンの前に踊りでた。
「ちょっと待ってください!」
「どうしたのかな♪(w」
「実は…」
りえはこれまでの経緯を説明した。
「なるほど♪(w
七夜ちゃんとも浅からぬ仲、ここはあなたの手助けをしてあげるんだよ♪(w」
「ありがとうございますっ」


002 仁科りえ 所持品 鍋、復活の呪文
019 二律背反 所持品 ボウガン

102 さわたしまこと@ニュータイプ 所持品 七夜のナイフ(七夜の呪い)、ファンネル(6基)
98第72話:04/12/30 17:24:41 ID:Ty0rqCZY
さわたしは森の深くまで来ていた
「ここに来るまで誰にも会わないなんて、妙ね・・・」
「さわたしげっとずさぁぁぁぁぁぁ」
「(●´Д゚●) <ぶみゅ!?!?」
さわたしは後ろから羽交い絞めにされた
「だ、誰なのよぅ」
062 蔵見だった。
「貴様に以前、割れ厨呼ばわりされた恨み、忘れてないぞ!」
さわたしはあせった。
「(このままじゃまずいわ、なんとかしないと・・・)」
「あれは私がやったんじゃないの!じごぐるにやらないとだるまさんにするぞっって脅かされて・・・」
「そうだったのか・・・」
「わたし、一人でこころぼそかったの。お兄ちゃん、まことをたすけてぇ」
「僕は本来年下萌えではないんだが、困った人を見捨てるほどちゃちな人間じゃないぜ」
「ありがとう・・・わたし、おにいちゃんになら何をされてもいいよ・・・」
♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥

102 さわたしまこと@ニュータイプ 所持品 七夜のナイフ(七夜の呪い)、ファンネル(6基)
062 蔵見 所持品 Gペン、Bフレのパンフ、コミケカタログ
99第73話 1/3:04/12/30 17:54:21 ID:Ty0rqCZY
002仁科りえと019 二律背反 は、102さわたしまこと@ニュータイプと062蔵見の濡れ場に遭遇した。
りえは鍋を構えた
「りえちゃんは下がってて欲しいんだよ♪(w」
パイパンはそういうと、ボウガンを構えた。
「2号ちゃま、ちょっとおいたが過ぎたみたいだね♪(w」
「てんめこの糞ネカマまじできえろやカスが」
「そんなこと言ってるとあのログ晒しちゃうよ♪(w」
「ふざけんなよこら、おら行け下僕1号!」
「漏れっすか(汗」
蔵見がGペンを手に襲い掛かる!
「くぉぉぉぉぉぉぉお
燃えろ!Gペン!!!」
蔵見の突き、突き、突き━━━━━━
「甘いんだよ♪(w」
パイパンはそれを颯爽とかわして行く。
「こんどはコッチの番だね♪(w
ゴッドゴーガン、乱れうちぃ♪(w」
パイパンのボーガン乱れ撃ち、全弾命中のコースで蔵見を襲う・・・!
「甘いな」
蔵見はそういうとコミケカタログを手に持った。
「コミケカタログにはこういう使い方があるんだ!」
なんと、蔵見はコミケカタログで矢を全て受け止めた。
100第73話 2/3:04/12/30 17:55:07 ID:Ty0rqCZY
「道を誤ったのだよ。貴様のようネカマのなり損ないは、粛清される運命なのだ!わかるか!」
「まだだ、まだ終わらないんだよ♪(w」
「パイパン!ボーガンを捨てろ!」
「むっ、2号ちゃま♪(w」
「大した役者だったよ、パイパン。
話し合いの余地がないとするならば、ここがお前の死に場所になるな」
「いや、もう一人役者がいるんだよ♪(w」
「ん?」
「ふっふっふ」
「そうだな、こんな芝居じみた事は蔵見の領分だったな? 」
「私は歴史の立会人に過ぎんから、そうも見えるか。が、パイパンよりは冷静だ」
「私が冷静でないだって♪(w 」
「そうだよ、貴様はその手に葉鍵板を欲しがっている」
「蔵見の言う通りだろう、パイパン?ならばなりきり・ネカマ撲滅に手を貸せばいい。
その上で葉鍵板の事を共に考えよう。」
「うっ!」
さわたしが蔵見をファンネルで威嚇射撃する。
「この小うるさい見物人を倒してな」
101第73話 3/3:04/12/30 17:56:26 ID:Ty0rqCZY
「2号ちゃま、私はただ、葉鍵板を誤った方向にもってゆきたくないだけなんだよ♪(w」
「では聞くが、わたしを倒し、荒らしを排除した世界で、お前は一体何をしようというのだ。」
「私が手を下さなくとも、ネカマへの覚醒で人類は変わるんだよ♪(w
その時を待つ。」
「私に同調してくれなければ排除するだけだ。その上でなりきり撲滅委員を再興させる。
それがわかりやすく、人に道を示すことになる」
「また同じ過ちを繰り返すと気付かんのかな♪(w」
蔵見が叫ぶ
「世界の都合というものを洞察できない男は、排除すべきだ! 」
「それは違います!」
「りえちゃん♪(w」
「本当に排除しなければならないのは、ネカマに魂を引かれた人間達でしょうう?
けど、そのために大勢の人間が死ぬなんて、間違ってます!」
「愚劣な事を言うんだよ♪(w」
「生の感情を出すようでは俗人を動かす事はできても、漏れ達には通じんな! 」
「ネカマの心を大事にしない世界を作って、何になるんです!」
「変態の足を引っ張ることしかできなかった俗人共に何ができた!
常に世の中を動かしてきたのは、一握りの変態だ!」
「違います!」
「りえちゃん退くんだよ♪(w」
「いやです!」
「ちっぽけな感傷は世界を破滅に導くだけだ、女! 」
「りえちゃん早く外へ♪(w」

102 さわたしまこと@ニュータイプ 所持品 七夜のナイフ(七夜の呪い)、ファンネル(6基)
062 蔵見 所持品 Gペン、Bフレのパンフ、コミケカタログ
002 仁科りえ 所持品 鍋、復活の呪文
019 二律背反 所持品 ボウガン
102第74話:04/12/30 18:09:50 ID:Ty0rqCZY
「漏れ達から逃げられるとでも思ったか!」
062 蔵見と102 さわたしまこと@ニュータイプが 002仁科りえと019 二律背反の道を阻む。
「くっ♪(w
一気ににここを脱出するよ、りえちゃん♪(w」
「あなたはまだやることがあるでしょう!この戦争で、戦争で死んでいった人達は、
葉鍵板が救われると思ったから死んでいったんです。わたしもあなたを信じますから! 」
「君のような若者が命を落として、それで葉鍵板が救えると思っているのか!」
「二律さん!」
「新しい時代を創るのは変態ではない!」
「ゆけ、りえちゃん!忌まわし記憶とともに♪(w」
「二律さーーーーーーーん」

    102 さわたしまこと@ニュータイプ 所持品 七夜のナイフ(七夜の呪い)、ファンネル(6基)
    062 蔵見 所持品 Gペン、Bフレのパンフ、コミケカタログ
離脱 002 仁科りえ 所持品 鍋、復活の呪文
    019 二律背反 所持品 ボウガン
103名無しさんだよもん:04/12/30 18:30:47 ID:divSM+Vr
おもしろくなってきたんで、age
104第75話 1/2:04/12/30 18:54:28 ID:Ty0rqCZY
「たった一人で何ができるっていうんだ」
「さっさと始末してあの女を追うのよぅ」
蔵見はGペンを構える。
「さわたしはそこで見ているといい。すぐに始末するから」
「私を見くびってもらっては困るんだよ♪(w
はぁぁぁぁぁぁ♪(w♪(w♪(w♪(w♪(w♪(w♪(w」
パイパンのテンションがどんどん高まっていく・・・!
パイパンはスーパーハイテンションになった!
「やるじゃないか、しかし貴様のボウガンはさっき撃ちつくして弾なしだ
攻撃する武器がなけりゃぁ勝ち目もある!
燃えろ!Gペン!!!」
蔵見がパイパンに襲い掛かる・・・!
「武器ならあるんだよ♪(w
鍛えぬいたこのネカマの身体が、私の武器なんだよ(w」
パイパンの殴打殴打殴打殴打━━━━━━
蔵見はボロ雑巾を化した。
105第75話 2/2:04/12/30 18:55:03 ID:Ty0rqCZY
「ちっ役立たずめ」
さわたしはパイパンが次の行動に移る前に、動きだしていた。
「弔毘八仙、無情に服す……!」
さわたしのすばやい動き!
そのナイフはパイパンの喉元へと迫っていく・・・!
「あまいんだよ、2号ちゃま♪(w」
なんとパイパンはそのナイフを白羽取りにしたのだった!!!
「これでもう武器は使えないんだよ♪(w」
「甘いな、パイパン!」
さわたしはぱんちゅの下に隠していたファンネルを展開した!
「これで終わりにするか、続けるか、パイパン!」
「そんな決定権が2号ちゃまにあるのかな♪(w」
「口の利き方に気を付けてもらおう!何!?」
パイパンは気合でさわたしをはじきとばし、ファンネルを墜とそうと試みる━━━━━━
「甘い!」
ファンネル一斉射撃!
「ぐわぁぁぁぁぁぁ♪(wwwwっうぇw」
「パイパン、私と来てくれれば・・・
さて、後はあの女を始末しないと・・・」
さわたしはりえの後を追った

    102 さわたしまこと@ニュータイプ 所持品 七夜のナイフ(七夜の呪い)、ファンネル(6基)
    062 蔵見  死亡
    019 二律背反  死亡
106第76話:04/12/30 21:00:03 ID:Ty0rqCZY
そこに彼女は居た。
002 仁科りえはそこに佇んで居た。
唯一の武器である鍋の捨て、徒手空拳━━━━━━
さわたしが追いつくのを待っていた。
「二律さんがやられるとは思わないけど、あの女だけはこの手で・・・」

002 仁科りえ 所持品 復活の呪文
107第77話:04/12/30 21:12:31 ID:Ty0rqCZY
さわたしは002 仁科りえを見つけた
「(七夜、私を導いてくれ・・・)」
ここはまず威勢のいい啖呵を切ったほうが勝ちと思ったのか、さわたしは叫んだ。
「よくもまぁ逃げずにいたわね
褒めてあげるわ」
「あなたがここに来たということは二律さんは・・・」
りえから靄のようなオーラが立ち込める
「(これは・・・勝身煙
この私にプレッシャーを与えるなんて・・・
しかし、私もニュータイプのはずなのよぅ)」
さわたしが怖気づいてるその一瞬の隙を突き、りえは間合いを詰めた。
「ぶみゅ!」
「・・・こう近付けば四方からの攻撃は無理のようね、さわたしさん!」
さわたしは猛烈なプレッシャーに恐れをなしている。
「な、なんなのよぅ」
「なぜ七夜さんを巻き込んだの?七夜さんは戦いをする人ではなかった!」
「ぶみゅん」
「さわたしさん!」
「あの女、仁科りえといったわね。どうしよう?あのニュータイプに打ち勝つ方法は?ん?
七夜、教えてくれ。どうしたらいいのよぅ?」
さわたしは森を駆ける。
ここは一時撤退するしか・・・・

002 仁科りえ 所持品 復活の呪文、威圧感
102 さわたしまこと@ニュータイプ 所持品 七夜のナイフ(七夜の呪い)、ファンネル(6基)
108第78話:04/12/30 21:16:10 ID:OgIV8vcN
突然目の前で行われた惨劇に悲鳴をあげる杏。
039 保守新党は考えていた。
(何処から…ッ)
辺りを見回し、そして杏の背後に一つの影を見つけた。
キラリ、と何かが光る。
「危ないっ」
そう叫び杏を押し倒す。
「ちょ、ちょっとなにすんの…」
地面が爆ぜた。辺りに立ち込める硝煙の香り。
「ちくしょう…外しちまったか」
物陰から一人の男が姿を見せる。
「だが、もう逃がさねえぞ」
肩に担いだのはグレネードランチャー。
「恨みはねぇが…まぁ俺の名を上げる礎になってくれや」
「やめろ…どうして殺し合いなんか…」
保守新党が問い詰める。
プリン帯はふん、と鼻を鳴らし
「そりゃぁ、還りたいからに決まってんだろうがおたんちんが」
ランチャーの照準を、杏を背に庇う保守新党に向ける。
(どうする…こんな武器じゃあ勝てるはずがないし…)
「あばよ」
プリン帯が引き金を引こうとしたその時―
「…ってぇぇぇいっ!!!」


顔面に萌えたん2をめり込ませたプリン帯の姿があった。
「アンタも女の子守るときぐらいカッコイイセリフの一つや二つ言いなさいよね!このヘタレ!」
「ぷるぉっ!!」
地面に二つ目の身体が転がった。
「生かしといてあげるから、せいぜいあたしの盾ぐらいにはなりなさいよね」
32 藤林杏 所持品:萌えたん1・2、004 プリン帯、39 保守新党
グレネードランチャー(残弾2発)、'ヽ/ヽ(触角?)
109第79話:04/12/30 21:25:49 ID:Ty0rqCZY
しかし、002 仁科りえは02 さわたしまこと@ニュータイプ を逃がずもない
「さわたしさんだってわかっているはずよ。本当の倒すべき相手が主催者だということを。それを邪魔するなんて・・・
・・・今の私になら本当の敵を倒せるかもしれないはずなの
主催者の正体がわかるんです」
「その力、七夜が与えくれたかもしれないのよぅ、ありがたく思うのね」
「あなたが七夜さんを戦いに引き込んだ!」
「それが許せんというのなら間違いね、りえ」
「な、なんですって?」
「コテロワがなければ、七夜のニュータイプへの目覚めはなかった」
「それは理屈よ」
「しかし、正しいものの見方なのよぅ」
「それ以上近付くと・・・」
「今、あなたのようなニュータイプは危険すぎ!私はあなたを殺すわ」
「貴様が最強の兵だからだ」
「本当の敵は主催者ではないの?」
「私にとっては違うのよぅ」
「うっ…」
「…」
「…」
「このっ」
「わかる?ここに誘い込んだ訳を(●´∀゚●) 」
「ニュータイプでも体を使うことは普通の人と同じだと思ったからだ」
「そう、体を使う技はニュータイプといえども訓練をしなければ」
「しかし私は、その訓練をしてるのよ」
「(●´Д゚●)」

002 仁科りえ 所持品 復活の呪文、威圧感
102 さわたしまこと@ニュータイプ 所持品 七夜のナイフ(七夜の呪い)、ファンネル(6基)
110名無しさんだよもん:04/12/30 21:44:51 ID:tVMAZQga
東鳩 同人実写映画化!
http://ubiquity.production-mokume.jp/
111第80話:04/12/30 22:05:43 ID:OgIV8vcN
コテとトリップは驚いていた。
目の前には彼の憧れの人。
しかも血まみれ。
「うぅ…アンタ誰やねん…」
苦しそうにうめく。
「ふふ…誰でもいいか…。」
苦しそうに笑う。
あんまりかわいいのでコテトリは水恵を抱き締めた。
あまりにも悲しい出会いだった。
「あぁ…こーいちろう…」
嬉しそうに涙を流した。
「…ことみを…頼みますわほんま…」
「あいつらから…守ってやってくれよなバカチン…」
そういうと水恵は息耐えた。
「誰がこんなことを…」
「水恵、ことみは俺が守ってやるからな」
コテトリは歩き出した。
112第81話:04/12/30 22:10:55 ID:Ty0rqCZY
「まてぃ!」
「!?」
002 仁科りえは声のしたほうを向いた
「力と己の欲のみでいつまでも人の心を惑わせると思うな。
固く握り合った手は暴力では離れない…人それを『絆』という」
「何者なの!?」
「貴様に名乗る名はないっ!!」
後光が差してまぶしくて見えない・・・!
「天空よりの死者、041逝原@地獄車参上!」
「わたしの邪魔をするというの・・・
面白い!」
「さぁ、いまのうちに!さわたし!」
「(●´∀゚●) 」
 
     002 仁科りえ 所持品 復活の呪文、威圧感
離脱  102 さわたしまこと@ニュータイプ 所持品 七夜のナイフ(七夜の呪い)、ファンネル(6基)
      041 逝原@地獄車 所持品 剣狼
113第81話:04/12/30 22:48:23 ID:Ty0rqCZY
「やるって言うなら相手になるわ」
002 仁科りえは不敵な笑みを残し、立ち向かった
「ゆくぞ!とぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
041 逝原@地獄車は剣狼 を手に斬りかかる。
逝原の斬撃!しかしりえはそれを安々といなして行く・・・!
「あたらなければ、どうということはないですわ」
「くぅ、クラナドの女キャラクターは化け物か!」
逝原の顔にあせりの色が見える。
「しかし、このまま終わるわけにはいかない!
荒らしコテの誇りを傷つけられた友・さわたしに代わって、俺が天誅を下す!!」
天にかざした剣狼を、一気に空へ投げる!
「ケンリュウゥゥゥゥッ!!」
光のエネルギーが頂点に達すると、剣狼は次元の壁を越えて、ケンリュウを呼び寄せるのである。
逝原は、ケンリュウと合身することにより、その力を数十倍に発揮することが出来るようになるのだ!
「闇あるところ光あり・・・悪あるところ正義あり!
天空よりの使者!ケンリュウ、参上っ!!」

002 仁科りえ 所持品 復活の呪文、威圧感
041 逝原@地獄車 所持品 剣狼(ケンリュウ)
114第83話:04/12/30 22:59:05 ID:Ty0rqCZY
「しかし私とて正義の死者。ただ悪を滅するわけではない
世界の半分をやるから仲間にならんか?仁科。」
「…君の…指図はうけんよ!逝原!」

002 仁科りえ 所持品 復活の呪文、威圧感
041 逝原@地獄車 所持品 剣狼(ケンリュウ)
115'ヽ/ヽ:04/12/30 23:00:54 ID:Zw1eyD4/
(何このスレ…)
116名無しさんだよもん:04/12/30 23:01:54 ID:H+KZwgem
逝原の所持品ってサイコブラスターだべ
117名無しさんだよもん:04/12/30 23:07:07 ID:Ty0rqCZY
ほんとだ・・・
見逃してました。
ごめんなさい
118第84話:04/12/30 23:28:29 ID:7t1qVg/j
「はぁ…はぁ……」
なだらかな丘陵を痩せこけた男が駆け登ってゆく。
「くそっ! なんで僕がこんなことに…!」
その男は唯一このゲームの特異分子といってもよい存在であった。
名前は長谷部彩。音楽とデリダをこよなく愛する二浪生だ。

ぼくには輝かしい早稲田の生活が待っているんだ!
こんなところでクズの愚民ヲタどもに殺されてたまるか!
ぼくは他の奴らと違って頭がいいんだ!優秀な遺伝子を持ってるんだ!
ヲタが毎日二次元キャラ見ながらティッシュに放出する遺伝子とは各が違うんだ!
ファッションセンスだって最高だし何をやっても誰にも負けない才能があるんだ!
ぼくが死んでいいわけない!特別な存在であるぼくのいない地球なんてあってはならないんだ!

長谷部は以前に一度『ゲーム』に参加させられ、機関銃を渡されるや否や運営陣を大虐殺し、
盗んだバイクで走り出し、逃走した過去があった。当時としては誰も思いつきもしないその手法は世間を驚かせた。
そしてその事件をきっかけに運営陣の警備は今のように過剰なまでに厳重になったのである。
しかし特別な存在長谷部は確かに特別だったのだろう。通常ありえない低確率のゲームの再参加を引き当てたのである。
そして、今回のゲーム開始の兆候にいち早く気付き、時限爆弾付首輪をつけられる前に長谷部はすばやく脱出していた。
これでどこかに潜んで終了までやり過ごせば生き延びることができる!
だが、脱出したもののここがどこだか分からない。
とにかくゲーム会場と思われる場所から少しでも遠ざかるため、こうして走り続けていた。

この丘を…超えれば…!

丘の頂上に到達すると…長谷部はその場に両膝を着いた。
眼前に広がっていたのはまさに「絶望」であったからだ。
「そんな…! 島だなんて…!!」

茫然自失の数秒を経て、嗚咽交じりに地面を数度殴りつけると長谷部は立ち上がった。
「ちくしょうちくしょう…!クソヲタどもがぁぁああ!!! ぼくは絶対生き延びて見せるぞ!!」

ナンバーレス  長谷部彩   所持武器なし
119第85話:04/12/31 00:41:47 ID:Bl5/K5OW
「すぐにあなたを倒し、あの女を追います」
002 仁科りえは041 逝原@地獄車に襲いかかる・・・!
「わたしをただの雑魚コテと思ったら痛い目にあうぞ!
とぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
逝原の踊るような剣さばき!
さしものりえも、これには驚きを隠せなかった。
「なるほど、やりますね・・・。でも!」
しかしりえはまるで動きを読むかのように、それをかわす。
「何故・・・ケンリュウの力を持ってしても適わないというのか!」
「私には見えるんです。一瞬先に起こることが・・・」
「・・・・・・・!先見の力だと・・・!?」
りえちゃんはまた変な能力を身に着けちゃいました

002 仁科りえ 所持品 復活の呪文、威圧感、先見の力
041 逝原@地獄車 所持品 剣狼(ケンリュウ)、サイコブラスター
120第85話 1/3:04/12/31 00:43:38 ID:1qIMaLPT
渚はゆっくりと身を起こした。
「ここは…」

「申し訳ございません。本当に申し訳ございません…
こちらの前で倒れていらっしゃるのを拝見しまして、勝手にお連れしてしまったんです。
薬局と通信しようとしたのですが、どうしても…」

よく見ると、人間とは細部で少しづつ異なる。
ひたすら人間のことを考え、人間のために働く存在…

その時、向かいの扉が開いた。
「気が付かれましたか…?」

照明が煌々と点灯した部屋を背景に、その表情は窺いにくい。
ただ、上品な物腰の中年男性だということはわかった。

「貴女も、この操られた殺し合いに参加させられた方でしょうか…」
「あの、それはどういう…」
「ほう、ということは、一箇所に集められて、ゲームの説明を受けたのではないのですな?
…もしかして、ことみのお友達の方で…」

「はい、渚です… では、あなたはことみちゃんの肉親の方…
やはり、いきなり襲われて…?」

「いや、私はゲームを強要される立場ではない。
むしろ、ゲームの『目的』の達成のための、
ある事柄の研究を担わされる立場に置かれている。  私の意思にかかわらず…」

「え…」
121第85話2/3:04/12/31 00:45:57 ID:1qIMaLPT
「わたしはここに軟禁され、その達成を強いられて来ました。妻の安否を伏せられたまま…
しかし、その完成が知られたなら、このような立場では済まない筈です…
そして、その成果は、どんなことがあっても彼らの手に渡ることがあってはならない。
人類のため、いや全宇宙のために…」

唐突な男の言葉に、渚は混乱したが、
目の前の男が自分に対する加害側とは少なくとも本心の部分で相容れず、
深い葛藤を抱いているらしいことは理解できた。

「そのロボットは、私の監視用に配置されたものでした。
しかしひそかに手を加えたことによって、元来とは異なる行動原理で動くよう調整してあります。

そして、その中に隠されたある情報。 これをことみに託したい。
それがたとえ叶わなくても、敵の手にだけは決して渡ってはならないのです…
どうかその役割を、渚さんとおっしゃいましたか、あなたにお願いしたい…」

「で、でも… あなたは同行されないんですか…?」
「…ロボットだけが行方不明になれば、
故障や敵襲での失踪といった釈明も成り立ちます。
追撃の手もさして厳しくはなりますまい。    しかし、私が動けば、全力での追撃がかかる。
研究の完成を疑う者も出て来るかもしれません。
…なにより、妻の安全がそれで完全に望めなくなる…」「そんな!!」

「渚さん、行って下さい。後のことは心配なさらずに。そのロボット、ゆめみが、必ずあなたの役に立つことでしょう。
そして、どうか、娘によろしくと…」
「えっ!?」
122第85話 3/3:04/12/31 00:47:22 ID:1qIMaLPT
いつの間にか、男との間に、金属の隔壁が降りて来ていた。
「時間がありません…早く、行ってください…こちらの動きを察知されないうちに」
「で、でも! 待ってください! それで、どうなってしまうのですか!? あなたは… あなたは!」
「…そして、合流してください…娘や、あなたのお嬢さんと」
「!?」
「世界は美しい」 男は静かな声で語り続ける。
「哀しみと涙に満ち溢れてさえ。
瞳を開きなさい。…自らの気持ちのおもむくままに行動しなさいと…」
その向こうに男の姿が消えてゆく… 「一ノ瀬博士!!」
代わって背後の隔壁が開き始める。長大な滑走路。冬の木漏れ日。

「あの、お客さま…早く行動されるよう促せとご主人さまから言いつかっておりまして…
このままだと、わたしが叱られてしまいます…」 
おろおろするゆめみの言葉に、我に返る。涙を拭い、目の前の広大な森を見上げた。
「しおちゃん…」

『理論物理学の世界的権威夫妻として知られる一ノ瀬浩一郎氏と水恵氏が、
ひとり娘のことみさんとともに、今日昼過ぎから行方が分からなくなっていることが、
大学関係者からの通報で明らかになりました…

夫妻は「隠された次元」の存在を解明する理論である…

警察は公開捜査に乗り出すとともに、何らかの事件に巻き込まれた可能性を視野に
一家の捜索を進めるものと見られています…』

【一ノ瀬教授夫妻失踪、事件性も視野に捜査】 (同時刻、某放送局定時ニュースより)

051 ほしのゆめみ 
054 古河渚
123名無しさんだよもん:04/12/31 00:48:52 ID:1qIMaLPT
申し訳ない、86話でした↑
124第87話:04/12/31 00:51:27 ID:Bl5/K5OW
ケンリュウ絶体絶命!? こうなれば・・・!!

「天よ地よ・・・火よ水よ・・・!我に力を与えたまえぇぇっっ!!」

雷鳴が轟き、狼の紋章が光る!!
041 逝原@地獄車の意志を受け、剣狼が空中で光となり、
時を越え次元を越え、バイカンフーへとメタモルフォーゼするのだ。
バイカンフーは地上全てのエネルギーとシンクロし、
自然現象さえも変えるパワーを出すことが可能となるのである!
ケンリュウが空中へ浮かび、バイカンフーの胸の部分に収まって・・・
「バァァイ、カンフゥゥゥッ!!」
ちょっとそれは卑怯だぞ逝原

「そんなものに頼る男に、私は負けません」
002 仁科りえは疾風のように駆けた。
そしてバイカンフーの真下へ・・・!
「このマシンの弱点を知ってるのか!?」
「さよなら、立場が違えば分かり合えたでしょうに」
「りえは右手に気を集中させ、真上に放った」
「仁科!おまえはおれのーーーーーーーー」
バイカンフーは砕け散った
「さすがにもう素手で戦うのは危険ですね。
この先こんな非常識な方が現れたら困りますし。」
りえは逝原の荷物から、サイコブラスターを回収した

002 仁科りえ 所持品 復活の呪文、威圧感、先見の力、サイコブラスター
041 逝原@地獄車 死亡
125第88話:04/12/31 02:10:26 ID:niuqTKUd
「……やはり駄目か」
柳川祐也[070番]は何の変化も起こらない自分の両手を見詰めていた。
この馬鹿げた遊びが始まる前に説明を受けた。
ここでは超人的な身体能力や超能力の類を持つ者もその力を大きく制限されると。
その通りだった。そして抑えられているのは力だけではなかった。
あの、自分に取って代わろうと執拗に付き纏っていたもう一人の俺……鬼の意志がまるで消えている。
この頃は夜ばかりか真昼の街中であっても奴の存在を感じない時間は無かったというのに。

どうやら、
「て、ててててて、てめぇぇぇぇ! やんのか!? やんのかよぉっ!」
考えに耽り過ぎていたらしい。月厨一人の接近にまるで気付かなかった。

「だまれ」

 ドシュ

(それって、俺が使う、得物なんじゃ……)
そんなつまらないことが彼の最後の思考となった。

今度は周囲に気を配りながら、彼は再び考える。
……もう諦めていた……人間「柳川祐也」として生きていくこと。
この島にはそれを可能にする何かがある。
絶望が支配するこの島で、彼は新しい希望を見出していた。

042 ランサー 死亡
070 柳川祐也 所持品 槍、金鎚
126第89話 1/4:04/12/31 11:41:37 ID:Bl5/K5OW
「ぶみゅ・・・」
さわたしは逃げていた。
「あの女・・・ただのちょい役かと思ったら主役級の活躍をしちゃって・・・
勝ち残るのはまことなのよぅ
でもあの女に一人で立ち向かうのも怖いし・・・
ファンネルも見切られそうだし・・・」
そんなさわたしの前に突然!
「「よぉよぉ、こんなところで幼女が一人でいると危ないぜぇ」」
004 プリン帯 005 人生ブラフ だった
「ぶ、ぶみゅ(なにこいつらちんぽもぐぞ)」
「待って!その子は私の知り合いなの!」
001 初音車 だった。
「姐さんのお知り合いですかい。こいつぁ失礼しました。」
プリン帯とブラフは初音車にヘコヘコしてた。
「初音車・・・その武器は・・・」
「これは催涙弾だよ」
「(あれさえあればりえを・・)」
A.そう かんけいないね
B.殺してでも うばいとる
C.ゆずってくれ たのむ!!
127第89話 2/4:04/12/31 11:42:55 ID:Bl5/K5OW
「(もちろんBなのよぅ)
逝って!ファンネル達!」
「さわたしさん、なにを!!きゃぁぁぁぁぁぁ」
ファンネル一斉掃射!
初音車は爆煙に包まれた。
「初音車、聞こえていたら君の生まれの不幸をうらむがいい
君はよい友人であったが、君の武器がいけないのだよ」
煙が収まる・・・
「ぶみゅ!?」
「ブラフさん!」
「俺は。。。姐さんの為なら死ねる」
「いやぁぁぁぁぁぁぁ」
「私、動けない!
もうこれ以上動けない!!
あの人が死んでしまった。。。
葉鍵板に帰ったって、もう、あの人はいないわ。
私まだ何も言ってないのに!
好きだとも、愛してるとも、抱いてとも言ってない、
何一つ・・・言えなかったのよぉ。
本当はあの時、キスして欲しかった。
・・・抱いて欲しかった。
好きだと言って欲しかったのよ。
それなのに・・・
それなのに・・・
このまま、もう逢えなくなってしまうなんて・・・
絶対にいやぁぁぁぁぁぁ!!」
128第89話 3/4:04/12/31 11:43:42 ID:Bl5/K5OW
「お姉様、しっかりして下さい!このままじゃ、やられてしまうわ!
ブラフの六ヶ月はどうなるの?
本当はブラフだって、お姉様と一緒にいたいはずよ!
最後の六ヶ月よ!!
本当は、行くなと抱きしめてやりたかったはずよ!
それをブラフは自分を捨てて、その半年を、あたし達に賭けたのよ!
これは、その六ヶ月なのよ!お姉様!!
いいえ!!ブラフだけじゃないわ!
二律も京大繭も、自分達の未来を、みんなあたし達二人に託したのよ!
そのあたし達が負けたら、みんな今まで、何の為に生きてきたのよ。」
「・・・」
「あたし達は!
あたし達は!!
必ず、勝たなきゃいけないのよ!」
「・・・」
「お願い!初音車!
戦ってぇ!!!!」
「わかったわ、プリン帯。合体しましょう!!」
「お姉さま!」
「(あなたの六ヶ月。この六ヶ月戦ってみせるわ。あなたの為に。
それが・・・あなたと同じ時を生きる、唯一の方法なのね。)」
「「初音☆プリン!」」
「お姉様。アレを使うわ!」
「ええ!よくってよ。」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「スーパーッ」
「イナズマッ!」
「「キィィィィィィィィィィィィィィィィクッ!!!」」
129第89話 4/4:04/12/31 11:44:24 ID:Bl5/K5OW
天高く飛び上がり、初音☆プリンが蹴りを放つ。
「ぶみゅぶみゅ!」
さわたしは間一髪のところでそれを回避した。
「このままではやられちゃうよぅ」
生命の危機に瀕したとき、さわたしは直死の魔眼に目覚めた!
さわたしは正面から初音☆プリンを見据える。
「視える、そこぉ!!」
さわたしは初音☆プリンの死の線を断ち切った!
「教えてやる、これが物を殺すっていうことだ」


001 初音車 死亡
004 プリン帯 死亡
005 人生ブラフ 死亡
102 さわたしまこと@ニュータイプ 所持品 七夜のナイフ(七夜の呪い)、ファンネル(6基)、直死の魔眼、催涙弾(弾数6)
130名無しさんだよもん:04/12/31 12:00:14 ID:tghundiQ
          |:|
          |:|
      __    从_
    _:ヘ V 7/∠_
  _∠_`「r-ィ`7ュ ´┴;
  _l..ィニ ̄   ^`  -'┐
 く┌        ュコ┘<
 'ァ/  〈_ィ_i ヘ <´ 、 >
 ヾ//// l l! t_」ヘ >ヽヽ>
  '‐;` ◎"''"゛ ◎ 〉ヾ'<
   `'゛>`i ー--.<.イ  ',
    /  /:`"" ´::::ヽ   i
   ( .イ:::::::::::::::::::::::\.ノ
     ´/:::::::::::::::::::::::::i;::::::',
    /::::::::i:::::::::::::::::::|';::::::',
    /;;:::ィ┴ '''7:l ̄``'i:、::_',
    ``'''|   /ーl   |‐ '´
        !   /  l.   !
131名無しさんだよもん:04/12/31 13:50:06 ID:yGcb1Trw
「ふぅ…参ったわね」
石原麗子は考えていた。
突如強制された殺し合い。殺す者。守る者。
「”力”は制限されている、か。用意周到なことね」
麗子がその身に宿した仙命樹の力も、どうやらこの島では本来の力の10分の1も発揮できないようだった。
当てもなく、森を彷徨う。
「もし、誰かに会ったら…私はどうするのかしらね」
ふと、木々の向こうから話し声が聞こえてきた。

「しかし、ゲームを潰すって言っても何からやったらいいんでしょうかね」
銀色の耐火服に身を包み、右手に消火器を携えた下っ端その1が言う。
「取りあえず、このゲームに乗っていない仲間を探しましょう。きっと、我々の他にもそういった考えの人はいるはずです」
「…!そこの陰、誰かいます」

(…見つかった?私も堕ちたものね…)
(乗るか、そるか。彼らの考えに従う、ってのも悪くないかもね)

「…我々は、このゲームを潰し、再生させることを目的としている。君はどっちだ?乗ったのか、そったのか」
下っ端その1が右手の消火器を突き出しながら木陰に向かって呼びかける。
しばらくして、陰から女性が1人、現れた。
「…ま、これもアリかもしれないわね。私の目的はあの場所に還ることだし…」
「私は石原麗子。貴方達の目的に賛同させてもらうわ」

003 石原麗子 所持品 ガンダムハンマーを持った志保のフィギュア(1/6スケール)
057 再生工場下っ端その1 所持品 消火器、耐火服
058 再生工場下っ端その2 所持品 リポビタンDのケース(12本)
059 再生工場下っ端その3 所持品 食紅で顔のかかれただんごパック(100個)
132名無しさんだよもん:04/12/31 21:07:37 ID:Sa1429f5
てす
133第91話 1/3:05/01/01 06:35:33 ID:/cYM98Jf
「…向こうの森の方… ただならない力の増大を感じる…」
「そんな所にもし古河がいたら… 一刻も早く捜索を開始しなければ!」

「でも、あの子達まで、そんな危ない所に連れて行く訳には行かないの…」
ことみの言葉に、部屋の一角を見やる。

「大丈夫だよ… ずっと側にいるから… 手を握っててあげるから…
こわい夢を見たら、すぐにお姉ちゃんを呼んでいいんだよ…」

自らの悲しみも癒えぬまま、幼い目の前で繰り広げられた惨劇の衝撃に打ちひしがれた子供達の心を、
微笑みさえ浮かべて、いたわり、支えようとする姿に、頭が下がるばかりだ。

「だが、ここに子供達を置いていけば、さっきと同じように狙われかねない。
葉鍵キャラを狩ろうとする側にとっては格好の草刈場になってしまうぞ。
みんなはここに残ってこの子達を守ってくれ。俺だけでも捜索に向かう」

「…却下」 
「私も同行すべきだと思うの。技術的な対応が必要になる場面も出てくる可能性があるし。
それに、この3人でも、中枢エリアを攻略するには要員が足りないぐらい…」

「だが、それ以上人員を割けば、ここが手薄になりすぎる」
「…確かに…少なくとも、もう1人、敵の気配を早期に察知する経験と勘を持った人がここに必要…」

「では当面、先程のようにパーティを分割して、ここの守りにつく部隊と周辺の哨戒にあたる部隊に分けてはどうでしょうかっ☆ヽ(>ヮ<ヽ)」
「もしかしたら渚さんを発見できるかもしれませんし、仲間となる人と遭遇できるかもしれませんっ… (ノ>ヮ<)ノ☆」
134第91話 3/3:05/01/01 06:40:59 ID:/cYM98Jf
その頃。 子供たちと長森を保護している家屋は、思いがけない2名の来訪者を迎えていた。

「…了承」 会場を覆う謎の力の下で抑制されているとはいえ、
パーティ分割に不可欠と思われていた、強力な索敵の勘を有するもう1人の人員が加わった瞬間であった。

そしてもう1人。 
「この方が来て下さった以上、ぜひとも『あれ』をやって頂かない訳には参りませんっ(ノ>ヮ<)ノ☆」
「さあさあ、舞さんも、ぜひこちらに並んで頂いてっ☆ヽ(>ヮ<ヽ)」 

「…?」  表情に疑問符を浮かべた舞が連れて来られ、来訪者の隣に立たされる。

フォーン、フォーーン… 「(ノ>ヮ<)ノ☆ドラゴンボール13個集まりましたっ。『あれ』をぜひお願いしますっ☆ヽ(>ヮ<ヽ)」
しぇんろん「たやすい願いだ」

「そこまでおっしゃるなら…」 並ばされた舞を見てため息をついたその人物が、ついにゆっくりと口を開いた。

「あ、あははーーーっ」     屋内は時ならぬ歓喜に包まれた。

「…ところで皆さん、外の警戒は大丈夫ななのでしょうか?」
秋子が口を挟んだ。 「先程から、ここを窺っているらしい気配を感じるのですが…」
「…?」 舞の目が、☆ヽ(>ヮ<ヽ)と(ノ>ヮ<)ノ☆に向けられる。

「あ、いえ…」急にしどろもどろになる両名。「い、いえ、新しい同志をお迎えするため一時的に…☆ノ(>A<ノ)」
「み、皆さん家屋内にいれば、短時間なら安全かと…(ヽ>A<)ヽ☆ 」

「うにゅー、下が騒がしいぞ」 その時、上階からばたばたとみちるが降りて来た。

「ところでしのさいかは、まだ帰って来ないのかー? 
私も元気を出さなくては、と言って、水汲みに出たまま帰って来ないんだが…」
135第91話 2/3:05/01/01 06:45:46 ID:/cYM98Jf
で、提案のとおり、捜索に出ている訳だが…

「こんな所まで来て、彫るための木片を探すつもりなのか?」
「もちろんです。これを手渡せば、きっと敵に回ったコテの方々も、
きっと初心に帰って、私たちについて下さる筈です。 何といっても、和みます…」 旅立ってしまわれた。

…いっそ手にした彫刻を何かと取り替えてみるか…

「ん…?」 「名無し3くん、どうしたの?」 ふと振り返った俺に、ことみが尋ねる。
「いや…」 気のせいか。かすかな気配を感じたようだったが…
それをトレースしようとしたが、そのあたりの感覚は、まだまだ舞の足元にも及ばない。

「ところでまだ我に返ってくれないのか…? 
この状況でどこかに置いて行く訳にもいかないし… 結局引きずって行くしかないのか…」

その頃。

「フフフ、探索に出たか。これで家屋の方の守りは手薄になってる筈…」
いずことも知れない森の奥に、ほくそえむ影があった。

突然身悶えして口走り始める。

「嗚呼、愛野美奈子ちゃん萌え! 激萌え! 超萌えーーーーーっ!!
ついに長森ちゃん本人を引きずり出して小一時間問い詰め、
             T.O.E
美奈子>長森という万物の公理を公認させる、千載一遇の好機がやってキターーーーー!
もし認めなければ、否、認めたとしても、可哀想だけど
美奈子ちゃんの超最高性を少しでも脅かすおそれのある存在は、その一派もろとも、この手で…

共に天を戴かず、英雄並び立たず、天は二物を与えず、一子相伝ーーーー」

明らかに故事成句の用法を誤っているのに突っ込む者とて側にない、電波な哄笑が、森に吸い込まれて行く…
136第91話 状況整理:05/01/01 06:46:39 ID:/cYM98Jf
家屋内
071宮沢有紀寧(CLANNAD) 所持品:おまじないの本、町の風土記  ←※071 皆瀬まなみ(同棲)に代えて
091水瀬秋子  所持品:ゾーリンゲンの調理道具一式、謎ジャム

092 川澄舞 所持品 剣
014(ノ>ヮ<)ノ ☆ 所持品 新明解国語辞典、故068肛門Bouのライフル
030☆ヽ(>ヮ<ヽ) 所持品 大きな銃

090 岡崎汐  所持品 だんご大家族
094 長森瑞佳
026 折原みさお 所持品 無し
099 みちる 所持品 スリングショット ワルサーPPK(残弾6発)


戸外
038 しのさいか 所持品 ハンティングナイフ


森の中
077 一ノ瀬ことみ 所持品 ヴァイオリン、『資料』、『メモ』
045 伊吹風子 所持品 ヒトデ手裏剣
073 名無しさんだよもん3 所持品 インスタント食品、拳銃


現在位置不明
079ヴィーナス星人(コテハン) 所持品 ナイフ、ラブリーチェーン(偽ブランド品)
137第92話 1/3:05/01/01 07:53:17 ID:u7PDcGHr
「やっぱり家屋に戻ってみる。さっきの気配といい、どうも嫌な予感がするんだ…」
山道の中、風子をずるずると引きずりながら俺はことみに告げた。

「分かったの、名無し3くんがそう言うなら…」

その時。
案の定というべきか。家の方角から、叫び声がこだました。

「きゃーー!お姉ちゃん助けてー!」
「フフフ、呼んでも助けはきませんよお嬢さん… 君のお仲間は今頃、森の中をさまよい歩い…」

「…てはいないわけだが…」
「ええっ!?」
いきなり現れた俺達に、一瞬ぎょっとなる男。
しかし、人質を押さえているという事実が、再び男に余裕を取り戻させる。

「フフフ、護衛も付けずに女の子1人水汲みに行かせるとは…」
「え?交代で戸外を警戒してた筈じゃ…」

「…☆ノ(>A<ノ)それが… 面目ありません…(ヽ>A<)ヽ☆」

なにやら庭から声が聞こえるが、姿が見えず… 
と思ったら、声は庭に掘られた穴の中から聞こえてくる。

その手前に、何かが落ちている。  どうやら五芒星形の…
まずいと思った時には、もう遅かった。

横合いから光速でダッシュした影が、ズサ−−−と土煙を上げて、その物体にスライディングする。
予想にたがわず、影は新たに開いた大穴に消えた。 
中からは「ほわーーー」という擬音が、和やかに立ち昇って来る。

思わず俺は頭を抱えた。
138第92話 2/3:05/01/01 07:55:35 ID:u7PDcGHr
「さあ、そちらの長森瑞佳ちゃんを出して、認めて頂きましょうか? 
美奈子>長森という、この万物の公理をっ…」

「え? ええ?」 面食らった長森が、目をぱちくりさせて言う。
「そんな、わたしなんて、あんな有名なキャラクターに比べられるような人じゃないよ…
そんなこと、認めるも認めないもないよ… だから、その子を放してあげて…」

これほどあっさりと容れられた犯人の理不尽要求を、俺は知らない。

「そうはいきません…」「何!?」 男の表情に邪悪が宿る。
「美奈子ちゃんの超最高性を少しでも脅かすおそれのある存在は、その一派もろとも、生かしておく訳には…」

男の手にあるラブリーチェーン(偽ブランド品) が怪しい蠢きを見せる。

「卑怯だぞ! それでも愛と正義のセ●ラ●戦士の信奉者か!」俺は問い詰めた。

「そもそも。美奈子>長森が万物の公理だと言うなら、
そんな卑怯な手を使って長森を亡き者にする必要はない筈だよな?」  「ぎく…」
「晩節を汚したくなければ、引くのは今だぞっ!」

「そ、そんな口車にッ!」 叫んだ男の手から、チェーン(偽ブランド品)が唸りを上げて長森に向かって行く。
その手元を狙って発砲しようとした時。   家の方から、不思議な詠唱が耳に飛び込んで来た。

本を片手に目を閉じた、頭頂部の長い癖毛が特徴的な、小柄な女性。
別の有名キャラにどこか通じる、和み系の人格がにじみ出る、その姿は…!

「アノナツカシキャラデテオイデ、アノナツカシキャラデテオイデ、アノナツカシキャラデテオイデ…」

その呪文に応えるように。 家屋の屋根の上空がまばゆい光を放った。
それが消え去ったとき。
5つのシルエットが、屋根の上に並んでいた。
139第92話 3/3:05/01/01 08:02:51 ID:u7PDcGHr
「天はキャラの上にキャラを作らず、キャラの下にキャラを作らず…」

光の中に立つその人物達が、往年の名調子で啖呵を切る。

「キャラを愛する気持ちが高じ、他のキャラを亡き者にせんとするその過ち…」

「月 に 代 わ っ て 、 お 仕 置 き よ !」

「キターーーーー!」

こぶしを振り上げて、奇声を上げる何者か。  見れば、犯人その人であった。

「ヴィーナス ラブリー チェーーン!」

その技の発する光芒の中、男は叫び声を上げ、メタモルフォーズを遂げていた。

「リフレーーーーーッシュ!」

スタッと屋根から飛び降り、倒れた男を抱き上げる、セーラーヴィーナスこと愛野美奈子。
幸せな男である。

にこりと微笑んで告げた。 
「あなたの先程の口車、お見事でした。 …受け売りとはいえ」
ずるうっっ! 「な、なぜ受け売りだと…」

「私達への愛に応えて、この方は、私達が元の世界へお連れします…
残念ながらここでこれ以上のお力添えはできませんが、今のお気持ちを胸にがんばってください…
きっと道が開かれると信じています。それでは…」

男を連れ、光と共に消えて行くセ●ラ●戦士達。 最高の励ましの言葉を残して。
俺達は誓いと勇気を新たにした。  ありがとう、セ●ラ●戦士達。そして、きっと…
次に待っていたのは、腕にすっぽりと収まりそうな、愛らしい稀代の魔導士との握手であった。
140第92話 状況整理:05/01/01 08:05:47 ID:u7PDcGHr
071宮沢有紀寧(CLANNAD) 所持品:おまじないの本、町の風土記  ←※071 皆瀬まなみ(同棲)に代えて
091水瀬秋子  所持品:ゾーリンゲンの調理道具一式、謎ジャム

092 川澄舞 所持品 剣
014(ノ>ヮ<)ノ ☆ 所持品 新明解国語辞典、故068肛門Bouのライフル
030☆ヽ(>ヮ<ヽ) 所持品 大きな銃

090 岡崎汐  所持品 だんご大家族
094 長森瑞佳
026 折原みさお 所持品 無し
099 みちる 所持品 スリングショット ワルサーPPK(残弾6発)
038 しのさいか 所持品 ハンティングナイフ

077 一ノ瀬ことみ 所持品 ヴァイオリン、『資料』、『メモ』
045 伊吹風子 所持品 ヒトデ手裏剣
073 名無しさんだよもん3 所持品 インスタント食品、拳銃

079ヴィーナス星人 浄化・記憶消去され、現実世界へと帰還   所持品 ナイフ、ラブリーチェーン(偽ブランド品)
141第93話:05/01/02 11:37:53 ID:j/gViOjY
芝浦八重は自分の中で果てしなく戦い続ける幼女のエゴを感じていた。
足元には胸に穴の空いた死体。

自分の力が抑えられていなければ、もう少し早くこの場に来ていれば……。
止められたかもしれない。助けられたかもしれない。

せめてもの安らぎを与えたくて、死体の側を彷徨っていた2つのエゴ
――六つの漏斗のような形をしたエゴと、それに寄り添う、絶え間なく液体を垂らす肉塊の形をしたエゴ――
を自分のエゴに取り込み、全ての望みが叶う夢の世界を与えた。
しかし、その夢の中でも、幼女は他者を否定し破壊しつづけ、人々は現実と同じように殺し合っていた。
それがさわたしが望むさわたし自身の在り方、さわたしの望む永遠だからだ。

芝浦八重はただ哀しみだけを感じていた。

095 芝浦八重 所持品 超合金電動コケシ
018 さわたしまこと 死亡 所持品:七夜のナイフ、ボウガン、灯油0.5升 、
                  USSRトカレフTT33(弾無し)、コルト・トルーパーMk.V(弾無し)
                  馬肉、コルトパイソン(残弾6)

(*)
第66話以降のさわたしと002仁科りえとの接触
及び、
062蔵見、019二律背反、041逝原@地獄車、001初音車、004プリン帯、005人生ブラフの死亡は夢オチ
142第94話:05/01/02 12:13:45 ID:/PZCNblV
102 さわたしまこと@ニュータイプは自分の中で果てしなく戦い続ける女のエゴを感じていた。
足元には胸に穴の空いた死体。

自分の力が抑えられていなければ、もう少し早くこの場に来ていれば……。
止められたかもしれない。助けられたかもしれない。

せめてもの安らぎを与えたくて、死体の側を彷徨っていた2つのエゴ
――六つの漏斗のような形をしたエゴと、それに寄り添う、絶え間なく液体を垂らす肉塊の形をしたエゴ――
を自分のエゴに取り込み、全ての望みが叶う夢の世界を与えた。
しかし、その夢の中でも、女は他者を否定し破壊しつづけ、人々は現実と同じように殺し合っていた。
それがさわたしが望むさわたし自身の在り方、芝浦八重の望む永遠だからだ。

さわたしまこと@ニュータイプはただ哀しみだけを感じていた。

095 芝浦八重 所持品 死亡
102 さわたしまこと@ニュータイプ 所持品 七夜のナイフ(七夜の呪い)、ファンネル(6基)、直死の魔眼、催涙弾(弾数6)

(*)
第66話以降のさわたしと002仁科りえとの接触
及び、
062蔵見、019二律背反、041逝原@地獄車、001初音車、004プリン帯、005人生ブラフの死亡は夢オチは夢オチ
143第93話:05/01/02 18:04:59 ID:/5FOqQDh
102番さわたしまこと(ニュータイプ)は14番(ノ>ヮ<)ノ ☆を発見した
(大胆な攻めと慎重な行動があって初めて生き延びることができるのよぅ)

さわたしは相手に死角にファンネルを三基配置させ、残り三基を展開、

(ノ>ヮ<)ノ ☆は新明解国語辞典を盾にしながらライフルでファンネルを落としていく
2基目…三基め…
展開された三基を落とした所で(ノ>ヮ<)ノ ☆は背中に熱を感じる

(ノ>ヮ<)ノ ☆「…背後からとは、油断しましたっ」
死角に配置された三基のファンネルによる一斉掃射で倒れる(ノ>ヮ<)ノ ☆

そこに銃声が轟く

「…なんで、わたしのお腹に穴が開いてるのよぅ…」
倒れたさわたしの後ろに立っていたのは☆ヽ(>ヮ<ヽ)

☆ヽ(>ヮ<ヽ)「遅れました(ノ>ヮ<)ノ ☆、あなたの分までヒトデを配りますねっ」
必要なものだけ二人の亡骸から武器を取り来た道を戻る☆ヽ(>ヮ<ヽ)

風はただ、冷たかった


102 さわたしまこと 死亡
14 (ノ>ヮ<)ノ ☆ 死亡

30 ☆ヽ(>ヮ<ヽ) 所持品:大きな銃+催涙弾数6
144第93話:05/01/02 18:06:56 ID:/5FOqQDh
>>141-142は夢オチが出た為

>>141>>142自体書き手の夢だったと言う事で
145名無しさんだよもん:05/01/02 22:20:30 ID:Eak3zQ2w

そのとき、日本の某部屋。

「なんじゃこりゃああ!!」
と叫ぶ一人のデブ。しかもニート。
そう、この男は、さわたしSSを望みもしないのにひたすら書き続けた職人気取りの馬鹿である。

自分の素晴らしいSSをどこの馬の骨ともわからないID:/5FOqQDhに
全ての内容を否定されたその男は、その設定を夢オチでさらに消そうと
さらに顔をキムチ色に染めながら必死で否定するSSを書いていた。


その時、突如部屋に雷が落ちた。

何がなにだかわからず、その男は周りを見渡す。
あたり一面は、いきなり砂浜になっていた。

そばには黒いカバン。
中にはネギが一本だけ入っている。


強制参加

105 ID:/PZCNblV
   仮名:さわたしまこと@ニュータイプをひたすら書き続けた男  所持品 ネギ

146第95話:05/01/03 08:15:56 ID:fjbG7cft
刀を研いでいた舞が、突然手を止めた。
「どうした?」「膨れ上がった気が、こちらに進路を…」「こちらに? ここを狙って来るのか?」
ことみと有紀寧を振り返る。 やや緊張した表情で二人は頷いた。
先ほど行ったミーティングで、巨大な力の源泉と思われる存在の能力推定と対策は、一応シミュレートしてある。

しかし舞はかぶりを振った。「…それはない。この先1.5キロの地点で倒れた…」 「え?」 「…あの2人が遭遇の上、殲滅…」
あの2人とは… 今周辺探索に出ている彼らがやったというのか。 しかし、なぜそんなに俯くのか…?
傍らの秋子さんが立ち上がった。 瞳に同じ悲しみの色を浮かべて。 「そうですね…1人の同志の犠牲の下に…」 「…え?」

数時間にも感じられた、重苦しい時間が流れた。 悄然と帰還した(ノ>ヮ<)ノ☆の手には、血に染まった☆ヽ(>ヮ<ヽ)の愛銃が握られていた。
様々なネガキャンにも飄々と、新スレを保守したり、新参者の書き込みに丁寧な対応をしていた姿が、走馬灯のように脳裏をよぎる。
今の俺達には、彼に哀悼を表する時間すら十分に与えられていないのだ…
俺は血に染まったライフルを握り締めた。 貴方の犠牲は無駄にしない。 そして必ずキャラ達とともに、この狂った闘いに終止符を―

翌未明、俺達は家屋を出た。もう一人の戦友の魂とともに―

家屋残留
091 水瀬秋子  所持品:ゾーリンゲンの調理道具一式、謎ジャム
030 ☆ヽ(>ヮ<ヽ) 所持品 大きな銃
045 伊吹風子 所持品 ヒトデ手裏剣
094 長森瑞佳 所持品 拳銃(←名無し3より)
026 折原みさお 所持品 無し
099 みちる 所持品 スリングショット ワルサーPPK(残弾6発)
038 しのさいか 所持品 ハンティングナイフ
090 岡崎汐  所持品 だんご大家族

渚捜索・飛行場潜入へ出発
071 宮沢有紀寧 所持品:おまじないの本、町の風土記
073 名無しさんだよもん3 所持品 インスタント食品、ライフル
077 一ノ瀬ことみ 所持品 ヴァイオリン、『資料』、『メモ』
092 川澄舞 所持品 剣
14796話 1/3:05/01/03 08:18:15 ID:fjbG7cft
「それにしても、布団の中から針を見つけ出すようなものだな…」左手をつないで歩きながら、誰にともなく語ちる。
ありきたりな表現だが、この会場全体の中で渚を捜索するというのは、まさにその比喩が当てはまる難事業だ。

「そうですね… あ、そうでした。『待ち人来る』のおまじないでしたら、確かこの辺に…」

右手をつないで歩きながら、左手でまじない百科のページを繰っていた有紀寧の動作が止まった。
「ありました。本来はコインを使うのですが、今回は略式でやってみましょう。
私がおまじないを3回繰り返し終わったら、待ち人を思い浮かべてください…」

「スピードノキアヌリーブスノゴトク、スピードノキアヌリーブスノゴトク、スピードノキアヌリーブスノゴトク…」

あれ、この呪文…? 記憶を喚起しようとする俺の目が、目まぐるしく回転した。

同じくクエスチョンマークを点灯させたことみと顔を見合わせ、
有紀寧を見やり、
更に左手をつないだ小さな手の主を…

ん? つ な い だ 小 さ な 手 …? 

「ななし3のおにいちゃん、じゃがりこ、まだあるー?」 な、なぜ汐がここに…!?

その時。
「…敵襲! そこの小屋へ!」
舞の叫び声とともに、俺たちの体がぐいっと押される。
俺達はもつれ合うように、道端に位置する小さなあばら家に押し込まれて行った。
薄暗く狭い空間。入口付近にまで積み上げられた薪の束に体を押し付けられる。

バタン! 次の瞬間室内が闇に閉ざされた。
閉じられたドアの向こうで、バラバラという着弾音が聞こえて来た。
14896話 2/3:05/01/03 08:23:11 ID:fjbG7cft
「舞ッ!」 暗闇の中、ドア口ぎりぎりまで迫った薪の束に肘を擦りむくのも構わず、ドアを肩で押し開けようとする。
ドアは外側から閂でもかけられたように、ぎしぎし軋むだけで、いっかな開かない。
「…大丈夫… そこでその子を守って…」ザッと走り出す足音が遠ざかり、
俺達はほとんど真っ暗な扉と薪の山の狭間に、身動きもままならないまま閉じ込められた。
あばら家の外壁の隙間から薄明かりが差し込むのが唯一の光源だ。

「何でこんなことに…あっ、思い出した! さっきの呪文って、確か…」
「あ、あはは、気づかれましたか… おっしゃるとおり、間違えちゃいましたね…」
「か、解呪の呪文は… えっと、えっと… ど忘れしちまった…    何だっけ…?」
「そ、それが、本も、いま押し込まれる時、落としちゃいまして… あはははは…」 …何いっ!

つ、つまり、舞が無事戻って来て、解呪スペルを読み上げてくれない限り…

古い木のにおいが充満する閉鎖空間。 そこに3人分の少女の薫りが、むせ返るほどに濃度を増してゆく。
その時、初めて思い至った。現在のシチュエーション。 隙間なく完璧に密着した、蔵の特A級メインヒロイン3人衆… 

思わず硬直。狭い狭い所に、その硬直した俺自身が、両側からきつく、熱く、しっとりと挟み込まれている。

「い、痛いの…」「わ、私もですっ…」「ななし3おにいちゃん、とってもきついー」
これではじっとしている他はない。しかし、それにも限界はある。

「ク、ク… このぐらいの動きだったら、どうかな…?」
「わっ、一方の側ばかりに偏るなんてダメなの… いじめる? いじめる?」 「わかったわかった…」
「きゃ、今度は私ばかり凄くきついですっ… も、もう少し、皆さんに均等に…」

「と、とってもとっても熱いの…」 合わさった躯が互いの体熱を昂め、お互いの躯から分泌される液が混ざり流れ、接合部分を潤滑する。。

丸みを帯びた弾力のあるモノが、俺との間で完全に押し付けられ、ひしゃげるのがわかる。

「こ、こわれちゃうよー」「ああっ、そこを壊しちゃダメなの… 優しく扱ってほしいのっ…」

「くっ、このままでは全員限界だ! 舞、一人でいくなんて水臭いぞ! いくときはみんな一緒だ!だから早く…」
14996話 3/3:05/01/03 08:27:27 ID:fjbG7cft
「…ノロイナンテヘノカッパ、ノロイナンテヘノカッパ、ノロイナンテヘノカッパ…」

突然目の前に光がはじける。
「うっ…」 「きゃああああ」 「あああああんっ」 「わああああ」
中で押さえ込まれ必死に耐えていたていた緊張がドバッと一気に開放され、外に飛び出す。

「はあ、はあ…」 「すごかったですね…」 「そとにでちゃったー」 「とってもとってもよかったの…」

「…みんな疲れてる… でも、なんだか楽しそうだった…」 まじない本を片手に、横目で窺って来る舞の視線が痛い。

「ま、舞、サンクス…と、とにかく無事でよかった… で、敵は?」
「…」 指差す先には、狙撃者だったらしい死体が転がっている。

「汐ちゃん、大丈夫なの? 壊れなかった?」「だいじょうぶー」
いろんな仕掛けが施されているらしいだんご大家族は、何とか押し潰されずに済んだようだが。
もう少し、ミスリーディングでない表現を使ってくれないものか…

「名無し3くん」 「名無し3さん…」 「おにいちゃん…」
場のふいんき(変換(Ry)を逃れるべく歩き出そうとする俺の肩をむんずと捕らえるように、3方から耳うちがかかった。

「優しい方なんですね…」 「必死で耐えてくれてうれしかったの…」 「いやじゃなかったー」

そういう発言は、舞の流し目と地獄耳のないところでやってもらいたい…


105 さわたしまこと@ニュータイプをひたすら書き続けた男 死亡  所持品 ネギ

071 宮沢有紀寧 所持品:おまじないの本、町の風土記
073 名無しさんだよもん3 所持品 インスタント食品、ライフル
077 一ノ瀬ことみ 所持品 ヴァイオリン、『資料』、『メモ』
092 川澄舞 所持品 剣
15096話 状況修正:05/01/03 08:31:36 ID:uMX7F8gd
家屋残留

091 水瀬秋子  所持品:ゾーリンゲンの調理道具一式、謎ジャム
030 ☆ヽ(>ヮ<ヽ) 所持品 大きな銃
045 伊吹風子 所持品 ヒトデ手裏剣
094 長森瑞佳 所持品 拳銃(←名無し3より)
026 折原みさお 所持品 無し
099 みちる 所持品 スリングショット ワルサーPPK(残弾6発)
038 しのさいか 所持品 ハンティングナイフ



渚捜索・空港潜入作戦行動中

071 宮沢有紀寧 所持品:おまじないの本、町の風土記
073 名無しさんだよもん3 所持品 インスタント食品、ライフル
077 一ノ瀬ことみ 所持品 ヴァイオリン、『資料』、『メモ』
092 川澄舞 所持品 剣
090 岡崎汐  所持品 だんご大家族
15197話:05/01/03 09:22:26 ID:+xRpJCUV
・・・はぁ。

海沿いの崖下に座り込んで溜息をついているのは坂上鷹文(027番)だ。
彼は姉、坂上智代のことを考えていた。
町内で負け知らずの喧嘩無限段で頭も良い姉はこのゲームに最適の人材だろう。
その姉が呼ばれないで、なぜ自分がエントリーされたか? 分からない。
あの姉なら最後まで勝ち抜いて生きて帰れるのではないだろうか。

・・・いや、違うな。

こういう時、姉なら参加者をまとめて主催者を倒してこの島から脱出しようとするはずだ。
あの姉ならそうしようとするだろうし、できそうな気がした。
鷹文は右手のずしりと重い塊に視線を落とした。
将棋の駒やハバネロなどを支給された者もいる中で、彼に与えられたのはS&W M29。
大当たりのマグナム拳銃だった。
それでも彼の気持ちは晴れなかった。
手持ちの武器が強力でも、ごく平凡なただの高校生である自分が生き残る可能性が高いとは思えない。

・・・いや、それも違うな。

制服のズボンの上から手で触れてみる。
痩せた脚。皮のすぐ下に感じる硬い骨の感触。
大事故に遭って(正確には自分から車に飛び込んで)大怪我をして、2年近く車椅子の生活を送った末に、
リハビリの結果、最近やっと普通の歩行に支障が無い程度にまで回復したところだった。

・・・ごく平凡じゃなくて、ハンディを背負った高校生だ。
・・・こんな体でどうしろって言うんだ。

震えが止まらなかった。

027 坂上鷹文 所持品 S&W M29
152第98話:05/01/03 15:21:17 ID:6gQi8bet
「諸君達には、再び殺し合いをして貰う」

突如、教室に集められた地獄車は、流石に自分の身に何が起きたのか理解し切れなかった。

「君達は、ID:dz1ji42bもといID:Bl5/K5OW
または、ID:Ty0rqCZY、もっといえばID:/PZCNblVの手により殺された者達だ。
たった一人のあほのためにゲームが一気に下火になってしまった」

祈原は思い出した。
彼の場合、死んだコテハンの肉体に憑依させられたりと無茶苦茶な事までされていた。

「だが、安心したまえ。諸悪の根源である彼にはゲームに参加してもらった。
まぁ、恨みを買ってるだけあって即行で死んだようだがな……」

突然の復活宣言に殺された者達はざわめき始めた。
「また参加させられるのか」と思うもの。
「次こそは」と高揚する気分を抑えれぬもの。

「しかし、このゲームには、復活は認めれぬという基本ルールが存在する。
今回のさわたし厨書き手の暴走は早々に止めれなかった此方にも問題あるが
次回からは、二度と起こさせはしない。
まぁ、コミケ大晦日正月と繋がって、人がいなかったのもあるのだからしょうがない」
153第98話 2/3:05/01/03 15:21:54 ID:6gQi8bet

至極どうでもいい事を付け加えながら、教壇に立っている男は力説した。

「よって、君達をそのまま戻す事はできない。
それ相応のハンデをつけて貰う」

 カッカッカッ……

喋りながら男は黒板に文章を書いた。

「好きな方を選びたまえ」

1:所持品無しで全員復活
2:殺し合いをし、一人殺したものから復活
3:放棄
4:あみだクジ
5:じゃんけん大会
6:踏絵
……etc

明らかに4以降は適当にかかれたものである。
実質彼らの選ぶ道は1,2,3のどれかだろう。
47,61,62,86のヨリタケ、黒い人、蔵見、紫の人は1を希望した。
彼らは戦いを避け仲間と合流するというカケを選んだのだ。
地獄車、祈原の両名も意外にも1を希望した。
彼らはこの状況下に於いて所持品の有無は、さして問題ないと考えていた。
154第98話 3/3:05/01/03 15:23:15 ID:6gQi8bet
生き残る為に、どう動くか、それこそが最も重要であると知っているのだ。
これにより初音車等は、2を希望していたのだが多数決で1が決まった。

「では、決まったようだな。諸君達の健闘を祈る」

001 初音車
004 プリン帯
005 人生ブラフ
007 地獄車
011 葉鍵代表@もわ〜
013 祈原
019 二律背反
047 ヨリタケ
061 黒い人
062 蔵見
086 紫の人

所持品なしでそれぞれバラバラの場所で復活。
155名無しさんだよもん:05/01/03 16:14:55 ID:N1noOWmI
>>152-154はNGです。
理由は自分の胸を揉んでください。
156名無しさんだよもん:05/01/03 16:23:15 ID:JBcrcg1v
さわたし厨必死すぎ
157第98話 1/2:05/01/03 16:38:50 ID:N1noOWmI
空はよく晴れて、雪をいただいた山々の稜線がくっきりと鮮やかに切り立って見える。
―ゆうべも星がきれいだったな。
小高い丘の上の岩に頬杖をついて、空を見上げながら、コテとトリップはぼんやりと考えた。
傍らには、彼が唯一愛した女(もっとも既婚者だが)の骸を埋めた後の土の膨らみがある。
あの時ゲームに乗ると思った自分はどこに行ってしまったのか。
彼女の最後の言葉が頭の中で響く。
「ことみを助けてあげて…か」
もうゲームに乗る気など萎えてしまったし、それに他でもない彼女の最期頼みだ。
「守れっつってもなぁ…」
158第98話 2/2:05/01/03 16:47:11 ID:N1noOWmI
右手に持った彼の武器を見る。
「こんなもんで守れるかよ…」
溜め息と共に天を仰ぐ。
武器が必要だ。
そう思い、彼女の所持品のことを思い出す。
「…いいもん持ってんじゃねぇか」
水恵の鞄からレイピアを取りだし、彼は立ち上がった。
ことみを守る為に自分は何ができるか。
生憎ことみ自体にはなんの萌えもないし、見つける手間も惜しかった。
―なら、決まりだな。
ことみに危害を加える恐れのある奴ら。
つまりこのゲームに乗った奴を片っ端からかたずければいいじゃねぇか。


コテとトリップ 所持品 レイピア 将棋の駒(桂馬)×2
159第100話 1/2:05/01/03 16:52:21 ID:PKeimB+A

「どうやら本当に復活したみてぇだな」 

 005人生ブラフは再び森の中に自分が舞い戻ったのを確認した。

「姐さんやプリン帯の奴はいないな、見事にバラバラにわけやがって……」

 ブラフは三人で徒党を組めば、殺し合いなら絶対に自分達が有利と思っていた。
 恐らく地獄車や祈原が1に入れたのもその辺の手合いもあるのだろう。

「ちくしょう、荷物なしでどうしろってんだよ!!
 あいつらは絶対にぶっ殺してやる!!」

 怒りに任せて地団駄を踏む。
 踏みつづけて、少しは落ち着いてくるとブラフは考え始めた。

「まずはアイテムだ。これがなくちゃ話にならねぇ。
 そうだ、死体だ。さわたしのあほはあんまりアイテム拾ってる様子がなかったからな。
 殺された現場に行けばアイテムが残ってるかもしれねぇ」

 ブラフは死体漁りをすることに決めた。
160第100話 2/2:05/01/03 16:54:10 ID:PKeimB+A
 がさがさ。

「死体を捜して三千里!! ついにあたりを発見したぞ!!」

「こんなの役に立つんですか?」

 自分の髪の毛より光り輝く金色の物体を見て、金髪はライターに尋ねた。

「これを持ち帰ればウハウハではないか。もうKeyなんておさらばできるんだぞ?」

 目を嬉々として輝かせながら麻枝は喋っている。

「その前に生き残る事の方が優先じゃ……」

「地獄の沙汰も金次第というじゃないか」

「いや、命の方が大事だし」

 あいからわずの漫才を繰り広げる金髪とライターのコンビ。
 それを木の陰から見つめるのは先ほどの人生ブラフ。

「あいつらも死体漁り組か……。
 さてどうするか、死体漁りするぐらいだから案外気も合うかもしれない。
 ここは盾が欲しい所だしな」

 やはり気は合うようだ。

「様子を見て話し掛けてみるか」
161第100話:05/01/03 16:54:22 ID:PKeimB+A
052 麻枝准(ライター) 所持品 いたる絵(53万相当)/防弾盾/ノートPC
                ヨドバシのポイント(以下略)黄金のピアノ

073 春原陽平(CLANNAD) 所持品 リキュームの肝 メシ(支給品・2人分)
 
005 人生ブラフ
162101話 1/2:05/01/03 17:08:37 ID:hdVgMBXP
「納得いきませんね…(汗」
初音車は毒づくことで、決定に不服であることを態度で示しつつも、
その内心では笑っていた。…先ほど教室で偶然拾ったナイフを後ろ手に弄びながら…
「多数決だ。しかたあるまい」
男が嗜める。暗がりに佇むその顔は窺い知る事ができない。
「ですが、この”復活”そのものがイレギュラーですよね?決定方法が多数決というのは主催者の意志でしょうか?」
男は沈黙を守っている。初音車は、それを見て取るとさらに続けた。
「恐らくは貴方の独断ではありませんか?では復活に際しての方法を決定する手段を第一に決めるべきではないでしょうか?
この大会そのものが知力体力時の運全てを使い勝ち抜くという性質を持つ以上、多数決なんて決定方法は
弱者が延命するだけの観戦者にとってもつまらない展開になりうる可能性を含んでいます。そもそも…」
「見苦しいぞ初音車!」
「お前は場を乱したいだけで荒らしと一緒だ!」
他のコテハンが野次を飛ばす。
「文句のある方は、"反論"してくださいね?(w」
一歩も引かず不敵に笑う初音車。
163第99話:05/01/03 17:12:27 ID:AUZa1Dn2
22番、名無しさん@ピンキーは支給されたメリケンサックを外し汗を拭く
大分歩いたが…あれからどのぐらいの時間が流れたろう
崖から少し離れた木にもたれ、座る

空腹で意識も薄らいでいく中
崖の傍に兎がいるのを発見した

足元の石を投げつけ兎を捕まえる

幸先がいいな…
腹を壊すのを承知で兎をむさぼるようにして食べる

空腹も癒された頃
ふとメリケンサックが無いのに気付く

「……石じゃ、無かったのか…」

22番 名無しさん@ピンキー 所持品:兎の肉半分
メリケンサックはロスト
164102話 2/2:05/01/03 17:14:38 ID:hdVgMBXP
「…だが時間をかけて議論をする暇はない。不服なら貴様らの首を全て例外なく刎ねてもいいんだぞ?」
男がはじめて口を開く。
初音車は、いよいよニヤリとほくそ笑んだ。
「いえ、決定は仕方ありませんが、再び議論する時間がないことは私も理解しています。
そこで私は妥協案を提案したいのです。」
初音は男とコテハン一同を流れるように見渡すと、こう言い放った。
「解放の順番ですが、別意見を唱えた少数の人から解放してください」
一同がどよめく。
「当然ですよね?(w ケーキを定規や秤のない状態で二等分し、二人で分ける場合、
公正を期すのであれば、一人が切り、もう一人が選ぶのがどちらからも不満の出ない方法になります。
同様に、多数決決定を行使する以上、少数の反対派提唱者から開放すべきです。第一、…」
「いいだろう」
男がうんざりするように遮る。
一同から一層ヤジが飛ぶ。
面倒くさい初音車の議論ごっこに付き合いたくないというウンザリした雰囲気があたりに満ちていた。
男はヤジが収まると、吐き捨てるように呟いた。
「では口やかましい貴様からさっさと出て行け。3分おいて次の人間を解放する」

ここまでは初音車の計画通りだった。
これで校舎から出てくる装備を持たぬ他の復活者を一人ずつ待ち伏せし、ナイフで確実にしとめることができる。
どっちに転んでも「2」と大差ないのだ…しかも初音車にとって圧倒的に有利な条件で。
夏の到来はまだ大分、先であるのに妙に汗ばむ掌でナイフをしっかりと握り締め、校舎近くに初音は潜伏した。
地獄車すら舌を巻く詭弁と性悪さを武器に持つ初音車は、さながら蜘蛛の巣のように罠を張ったのである。
165名無しさんだよもん:05/01/03 17:28:56 ID:hdVgMBXP
しまった…>>154に「バラバラの場所で復活」って書いてあるじゃん…ごめん>>162と164は無しで。
166名無しさんだよもん:05/01/03 17:49:52 ID:WJFYkFO2
>155 名無しさんだよもん 05/01/03 16:14:55 ID:N1noOWmI
>>152-154はNGです。
>理由は自分の胸を揉んでください。

そう、自分の胸を揉みながら書いていた男が一人いた。
105:ID:/PZCNblV  仮名:さわたしまこと@ニュータイプをひたすら書き続けた男 は、
ネギを背負ってひたすらチラシの裏に書き続けていた。

もはや誰も読まないその文を、何を考えているのかわからないがひたすら書き続ける。
そう、彼は天才だ(と自分でおもいこんでいた)。
彼の文章は今の人間には理解できない(と勝手に思い込んでいた)

そう、管理人が悪い、某コテが悪い、ひろゆきが悪い、高橋が悪い、麻枝が悪い、下川が悪い、
そして最後には、自分を認めぬ社会を認めず、そして政府を意味も無く批判する。
ある意味糞サヨの典型である。

そして最後に佳乃祐が悪いと彼は決め付けた。
「奴の体だけは粉々にして食わねば気がすまない」
バカな中国人並みのDQNな事を考えながら彼は、
現実に起こっている歴史を修正しようと、彼は筆でその歴史を書き換えようとする。

彼は、天才の文を残しておく事こそ後世に自らが生きた証と考えていた。

・・・・・・誰も読みはしないのだが。

105:ID:/PZCNblV  仮名:さわたしまこと@ニュータイプをひたすら書き続けた男

所持品:ネギ ネギを包んでいたチラシ
167☆ヽ(>ヮ<ヽ):05/01/03 17:53:22 ID:JlnHGGz1
やっぱりこの手の物は復活が一度出ると後はもうぐだぐだになりますね
168名無しさんだよもん:05/01/03 17:58:58 ID:N1noOWmI
そこで結論を出しちゃ駄目だ。
俺達が変えるんだ。
169名無しさんだよもん:05/01/03 18:20:35 ID:4gZTc/Ik
105は既に96話で死んでますが
170名無しさんだよもん:05/01/03 18:23:22 ID:WJFYkFO2
>>169

すまん、正直気がつかなんだ。
171第100話? 第102話?:05/01/03 19:01:31 ID:oDHSW4PW
空港の上をくるりと旋回し、総合車輌は活き活きとしてMD90を操縦していた。
優先する男は自分の趣味をひたすら優先しつづけた。
それが手遅れを生み不幸な結末を生むとも知らずに。

空港から離れた位置で蠢く影。
「あれが空港か?」
「…ここからが厳しくなる…」
「お兄ちゃん大丈夫だよね?」
「大丈夫、きっといけるさ」
その時だ。
ブーン。
「何の音?」「…危ない」「え?」
「速すぎる、避けれない、無理」

ズドーン!!
大空を待っていたMD90がすさまじい勢いで彼らのいた場所に突っ込んだのだ。
辺りは炎上、飛行機は勿論大破。
機体の異常に気付かなかった総合車輌は幾人もを道連れにして愛機と共にあの世へと旅立った。

064 総合車輌 死亡
071 宮沢有紀寧 死亡
073 名無しさんだよもん3 死亡
077 一ノ瀬ことみ 死亡
092 川澄舞 死亡
090 岡崎汐 死亡
172ハイパー☆いんね:05/01/03 20:13:49 ID:y+vixjX+
わらたぁぁぁぁぁぁぁ
173第100話 1/2:05/01/03 20:51:53 ID:N1noOWmI
二人の男を撲殺した032藤林杏は、気絶したままの男達をその場に残して歩き去った。
泉水のかたわらに野営を張り、簡素な食事を摂った。
突然こんな狂ったゲームに参加させられたことが、最初は信じられなかった。
しかし、つい先程自分に武器が向けられたことを思い出すと信じざるを得なくなった。
「あたしにどうしろって言うのよ…」
その呟きに答えるものは何もなかった。
「何にせよ、誰かと合流しないと…」
参加者の中には、同じ高校だった者や、自分の教え子とその母親などがいたはずだ。
「とりあえず知り合いを見つけないとね…」
174第100話 2/2:05/01/03 20:52:17 ID:N1noOWmI
みだしなみを整え、杏は二冊の本を持って歩き出した。
行く先にたちはだかる峰々は青ざめた灰色で、まといつく雲の上に、するどくとがった頂上がどこまでも並んでいるさまは、丸で鮫の歯のようだった。
深呼吸を一つ。
気合いを入れて歩き出した彼女の後ろには、彼女を追う一つの影があった。
「…杏かわいいよ杏…にゃりにゃり♪」
その二本の触角が風に揺れていた。



032藤林杏 所持品 萌えたん1&2
012'ヽ/ヽ 所持品 スタンガン、ショットガン
175名無しさんだよもん:05/01/04 08:47:59 ID:4xx0rYAM
主人公格は「名無しさんだよもん」です。
つまり、読み手である貴方です。
自分の思い通りの方向にストーリーが進まなくても泣かないこと。喚かないこと。
シナリオ通りには進まない、それが人生。
荒しはスルー。それが大人。冬休み終るまでの辛抱です。

避難所http://jbbs.livedoor.jp/sports/19887/
仮保管庫http://kanoyou.client.jp/2ch/koterowa/index.html
それと佳乃祐ハァハァ
ネタスレ
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1103960701/
176(ノ>ヮ<)ノ☆:05/01/04 08:57:15 ID:4xx0rYAM
潰されてもまた立てるから別にいいですけどね
177名無しさんだよもん:05/01/04 09:56:12 ID:eeKRKfyq
ロワUの頃より更に退行してるよな
178名無しさんだよもん:05/01/04 10:32:15 ID:UJ8y0iBh
まあ、長谷部のような荒らし風情にできることは
手動によるAAコピペ連投くらいだからどうってことないな。
またスレを立てれば済むだけのことだ。まとめHPもあることだし、何もなかったかのように続けようぜ。
179名無しさんだよもん:05/01/04 10:44:00 ID:UJ8y0iBh
180名無しさんだよもん:05/01/04 10:48:46 ID:bYSgo1lE
181名無しさんだよもん:05/01/04 12:09:33 ID:n2yQSBSF
>>224
お前は作品で荒らしてるけどな
182名無しさんだよもん:05/01/04 12:15:51 ID:UJ8y0iBh
ハァ?
183名無しさんだよもん:05/01/04 12:28:43 ID:xndwvFt2
てst
184第101話 1/2:05/01/04 20:56:09 ID:N9tlIE9T
「もしかして…渚?」
突然振り返って自分を見つけた杏に'ヽ/ヽは驚いた。
「そ…そうにゃりよっあちきが渚にゃりっ」
必死にえへへ…と笑い取り繕う。
「あんたホントに渚?なんか変じゃない?」
「そ、そんなことないに…そんなことないです。えへへ…」
「…まぁいいけど。あんた一人なの?汐ちゃんは?」
「いえ、まだ会ってませんが…」
「そ。じゃあまずは汐ちゃんを探しましょ」
'ヽ/ヽの手を取り、杏は歩き出す。
185第101話 2/2:05/01/04 20:57:54 ID:N9tlIE9T
しばらく二人で歩きまわる。
何度か「にゃり」と言ってしまい杏に怪しまれたが、'ヽ/ヽはなんとか切り抜けた。
その時、二人の前方から女性の声がした。

「それで…わたしはどうすればいいんでしょうか…?」
「すみませんっ!博士からはただ『妻と娘を見つけてくれ』とだけしか…」

その二人組みに杏が気づいた。
「あれ…渚?」
「あ…杏さんですか?」
「???」
オリジナルとの遭遇に焦る'ヽ/ヽ。
はてさて。一体この先どうなってしまうのやら。

051 ほしのゆめみ 
054 古河渚
032藤林杏 所持品 萌えたん1&2
012'ヽ/ヽ 所持品 スタンガン、ショットガン
186(ノ>ヮ<)ノ☆:05/01/05 09:39:34 ID:264IBmRE
なんだか香ばしいスレを見つけましたっ
187☆ヽ(>ヮ<ヽ):05/01/05 09:39:58 ID:264IBmRE
ヒトデage
188名無しさんだよもん:05/01/05 10:51:16 ID:fzs7+jrQ
>>227-228
自覚なし
189(ノ>ヮ<)ノ☆:05/01/05 20:59:10 ID:264IBmRE
まだだ!
まだ終らないですっ
190名無しさんだよもん:05/01/06 12:28:32 ID:2QQzdC1T
今夜あたりかな?
191名無しさんだよもん:05/01/16 17:21:16 ID:4hj1pEB6
age
192名無しさんだよもん:05/01/20 19:02:26 ID:wEPicCb3
口ほどにもなかったな
193'ヽ/ヽ:05/01/20 20:14:36 ID:hDF6ffbH
…なんだか最後に出てるのが自分ってのはせつないな。
194名無しさんだよもん:05/01/24 20:34:46 ID:J3iO3Zpf
夏休みを狙ってスレ立てすればもう少し伸びたかも。
終わらないだろうが。
195名無しさんだよもん:05/01/27 02:05:25 ID:dVOJI1sU
テスト
196名無しさんだよもん:05/02/06 23:37:03 ID:z0eY2a1Q0
つづきは?
197名無しさんだよもん:05/02/14 23:01:01 ID:9mMeHQpXO
ちょっとageてみたりして(笑)
198名無しさんだよもん:05/02/14 23:02:36 ID:EbS7W0DA0
まだあったのかこのスレ。
199名無しさんだよもん:05/02/14 23:03:28 ID:9mMeHQpXO
ageないほうがよかったのか?
200名無しさんだよもん:05/02/17 07:06:40 ID:9lF2x3qA0
201名無しさんだよもん:05/02/27 12:49:52 ID:a1oXfMZc0
どうした続けろよ?
202名無しさんだよもん:05/03/03 14:27:59 ID:mGn5vFpC0
なにこれ
203名無しさんだよもん:05/03/03 16:51:39 ID:XcXtNajD0
ロワ2の縮小版
204名無しさんだよもん:05/03/08 14:40:07 ID:YPAQUk6S0
何もなかったように続けようぜ
205名無しさんだよもん:05/03/13 21:31:00 ID:X1Y1E9mJ0
ズガン
206名無しさんだよもん:2005/04/04(月) 06:12:03 ID:fka2/1Tg0
ついでに
207名無しさんだよもん:2005/04/04(月) 19:09:58 ID:dpCCXyjY0
age
208名無しさんだよもん:2005/04/05(火) 18:43:39 ID:E6JeLyfS0
age
209名無しさんだよもん:2005/04/06(水) 18:45:55 ID:758UD00d0
210名無しさんだよもん:2005/04/07(木) 07:40:25 ID:g06Ey1hi0
e
211名無しさんだよもん:2005/04/07(木) 18:41:50 ID:ecpBobdT0
;
212名無しさんだよもん:2005/04/08(金) 17:39:32 ID:VV6L0mTc0
u
213名無しさんだよもん:2005/04/09(土) 19:08:26 ID:j8QfbjHI0
214名無しさんだよもん:2005/05/01(日) 18:52:13 ID:JxqA/KM50
s
215名無しさんだよもん:2005/05/02(月) 22:36:14 ID:H0vLjB400
sien
216無尽君 ◆EQzuganSIM :2005/05/03(火) 00:42:53 ID:wE1RXcJv0
なんとなく登場。
217名無しさんだよもん:2005/05/03(火) 21:54:49 ID:89Pj+FK+0
久しぶり
218灯籠 ◆LAMPq94ziM :2005/05/05(木) 22:48:24 ID:UII+LMPDO
誰かここを再興する人がくるまで応援してみたり
219名無しさんだよもん:2005/05/06(金) 07:27:33 ID:PYee6VVD0
>>171ワラタw

でもこれじゃ話続かないな。メインキャラ全滅。
ネタ扱いにして何事も無かったかのように再開しては
>書き手
220名無しさんだよもん:2005/05/06(金) 09:48:48 ID:p2GS0WWw0
その回は実況スレでNGになったようで、纏めサイトでもそういう扱いになってる模様。
ttp://kanoyou.client.jp/2ch/koterowa/index.html
ただコテ名を挙げて生きた死んだとやるものなので、板内の空気再開に肯定的なのかというのと、
纏めサイトの中の人を最近見ないので誰がそれをするのかというのもある。
あと実況スレ(pinkなんでも)が落ちてる模様。
221名無しさんだよもん:2005/05/06(金) 12:35:52 ID:AjJ2ps8t0
コテハンとスタッフとキャラが共演してる時点でネタ企画なのに何言ってるんだかw
配布物もネタばっか、話もネタばっかじゃん。
222名無しさんだよもん:2005/05/06(金) 16:07:34 ID:zGS9AwNh0
>>221
ロワ2荒らし、帰れよ
223名無しさんだよもん:2005/05/15(日) 23:09:13 ID:4cvQXc+X0
保守
224名無しさんだよもん:2005/05/18(水) 18:08:41 ID:AbBj+Em20
w
225名無しさんだよもん:2005/05/28(土) 04:26:06 ID:+PZrFBBV0
226名無しさんだよもん:2005/05/30(月) 19:30:16 ID:0BtDiBfs0
227名無しさんだよもん:2005/06/02(木) 22:03:26 ID:RLHhrO8i0
228名無しさんだよもん:2005/06/10(金) 21:08:56 ID:r/+fro6T0
229名無しさんだよもん:2005/06/10(金) 22:24:40 ID:qqS7pzjp0
ラスボスk様にして続き書こうと思ってんだけど
どうかな?
230灯籠 ◆LAMPq94ziM :2005/06/10(金) 23:51:22 ID:AtdMBbRnO
俺は待ってるよ
231第102話:2005/06/11(土) 04:15:13 ID:gNST8RCI0
?《世界は美しい… 血と苦しみと絶望に満ち溢れてこそ…
  そうは思わんか? 

  ククククク… ヒヒヒヒヒヒヒヒ…》


?『やめろおおおおおおおおおおおおお!!出て行け… 

 でていけえええええええええ!!………』

………………………………………

(そして、静寂…)


ガバッ!!

「はぁ、はぁ…」
「ことみ…どうした!?すごい汗だ…」
「だ、大丈夫なの… なんでもないの…」
「ことみおねえちゃん…」
「…」


深夜、渚捜索・空港潜入作戦行動中

071 宮沢有紀寧 所持品:おまじないの本、町の風土記
073 名無しさんだよもん3 所持品 インスタント食品、ライフル
077 一ノ瀬ことみ 所持品 ヴァイオリン、『資料』、『メモ』
092 川澄舞 所持品 剣
090 岡崎汐  所持品 だんご大家族
232名無しさんだよもん:2005/06/11(土) 19:47:40 ID:si7j3l9cO
期待
233名無しさんだよもん:2005/06/18(土) 03:15:05 ID:c6eaD41h0
234名無しさんだよもん:2005/06/20(月) 13:26:47 ID:RUxcFANr0
sage
235名無しさんだよもん:2005/06/24(金) 04:45:52 ID:jL7QL8Rd0
236名無しさんだよもん:2005/06/30(木) 00:51:59 ID:jMZ8J3ZW0
237名無しさんだよもん:2005/07/04(月) 03:05:45 ID:5wUg5cCz0
238名無しさんだよもん:2005/07/10(日) 02:44:54 ID:p33ecOPW0
239名無しさんだよもん:2005/07/16(土) 03:22:47 ID:GVYdPsEp0
240名無しさんだよもん:2005/07/23(土) 03:00:04 ID:jz7QCwSr0
241名無しさんだよもん:2005/07/23(土) 03:13:31 ID:daHxtT+M0
242名無しさんだよもん:2005/07/24(日) 12:54:58 ID:rdXdZAPz0
うほっ
243名無しさんだよもん:2005/07/30(土) 02:43:57 ID:3CVAvLz60
244名無しさんだよもん:2005/08/07(日) 03:20:20 ID:b9xJsI880
245名無しさんだよもん:2005/08/13(土) 03:45:42 ID:ks574amk0
246名無しさんだよもん:2005/08/17(水) 17:58:41 ID:eaBCWtFIO
じゃああげるか
247名無しさんだよもん:2005/08/19(金) 10:29:29 ID:Ad2GrJDh0
ふーん
248名無しさんだよもん:2005/08/26(金) 03:29:51 ID:bFMBmHCi0
249名無しさんだよもん:2005/09/02(金) 02:45:21 ID:uy3VK3O70
250名無しさんだよもん:2005/09/24(土) 04:19:02 ID:tm7kANLL0
251名無しさんだよもん:2005/10/02(日) 05:23:08 ID:neh9hZ8O0
252名無しさんだよもん:2005/10/15(土) 23:08:36 ID:KG1ZY0t40
253名無しさんだよもん:2005/10/26(水) 00:28:29 ID:9cccVgW+0
254名無しさんだよもん:2005/11/12(土) 03:20:13 ID:4df00poP0
255名無しさんだよもん:2005/11/15(火) 01:23:00 ID:Q+endt9O0
test
256名無しさんだよもん:2005/12/08(木) 00:23:56 ID:UAYnqRSA0
257名無しさんだよもん:2005/12/12(月) 20:57:06 ID:4kEE6GhX0

258名無しさんだよもん:2006/01/03(火) 05:21:02 ID:nUfvQVml0
259名無しさんだよもん:2006/01/15(日) 16:54:19 ID:nH1ia5G60
260名無しさんだよもん:2006/01/23(月) 15:17:18 ID:sS5XVhy20

261名無しさんだよもん:2006/01/31(火) 01:53:48 ID:B0cWeju70
262名無しさんだよもん:2006/02/05(日) 04:02:02 ID:7zXRKMWJ0
            _ _    ___
         __// ,ヘヘ―/ベ ヽ
         / / / /l l H i7/〃l l l |
       /  / / /       '  ̄ヽ
   .   i  / /,// , / / / i 、ヽヽ 、\
      l / / // _l.L⊥Ll_ l i」⊥」_l lヽ    葉
   .   l / / / ,'T | /l| |l l l l l l T ||   鍵
      l l /l ,' l、lV、| V / lノ /リ ノレ'|/l/    ロ

   | v l l l    >   <  `/∨ |       ワ
.  l| l  、| |          l_ノ l/l       イ
  l| l l l|ヽlヽ.   ⊂つ   ノ | | | |       ア
.  l.| l l |l l _F`- . _ ,.  イ |l | | /l       ル
  l | l|l  |"三三t二二}ヾ⊥_l |li | |        |
 l| l/ l.l  l/ ̄〔  〕 ̄`ヽ  ヽ、l/
. l //'  lヘ、| ,/イ⌒lヽ、 /    ハヽ、
263名無しさんだよもん:2006/02/09(木) 13:44:26 ID:owBZLBBo0
いったい何だというのだ
264名無しさんだよもん:2006/02/16(木) 14:26:27 ID:AuWmr75d0
ほしゅ
265名無しさんだよもん:2006/02/16(木) 14:34:25 ID:v4PFnA6A0
2ってどうなったの?
266名無しさんだよもん:2006/02/16(木) 14:52:57 ID:QCdxIV0GO
大団円のエンディングを迎え熱狂と感動の中終了した。
267名無しさんだよもん:2006/02/16(木) 15:53:47 ID:aZLrRTBn0
大団円(企画として末期症状)のエンディングを迎え熱狂(議論厨の討論)と感動(駄企画としての伝説)の中終了した。
268無尽君 ◆JmtStMCL6c :2006/02/16(木) 17:32:19 ID:WNpPxdoJ0
第1話が俺だった時点でもう終わっていた。
269名無しさんだよもん:2006/02/22(水) 00:38:16 ID:3KX3eRPm0
終わってたのか。
んじゃロワイヤル3でもやるか。

伝説の初代、初代の威光に負けて落ちぶれる二代目、と来れば、
三代目はそこそこ秀才で持ち直す……筈。
270名無しさんだよもん:2006/02/22(水) 01:12:25 ID:Obt3U52X0
271名無しさんだよもん:2006/03/10(金) 03:59:59 ID:mhwoFZ/M0
272名無しさんだよもん:2006/03/20(月) 03:19:35 ID:ddExQjWw0
273名無しさんだよもん:2006/03/20(月) 17:42:57 ID:m3m2ZeAL0
274名無しさんだよもん:2006/03/25(土) 08:30:00 ID:xverRupu0
275名無しさんだよもん:2006/04/07(金) 00:29:49 ID:g4Zxx1Wi0
276名無しさんだよもん:2006/04/27(木) 01:04:37 ID:oJf6LvhR0
277名無しさんだよもん:2006/04/28(金) 23:36:45 ID:Sk6XnFVk0
最下層・・・
278名無しさんだよもん:2006/04/29(土) 09:49:02 ID:/GdGeBWs0
test
279佳乃祐:2006/05/01(月) 15:54:38 ID:3PesYJ8v0
一年近くネタが無い時点で新しく出直すか落としたほうが良い様な気がする…
280名無しさんだよもん:2006/05/17(水) 08:24:03 ID:bFezjQdt0
新しく出直すつってもなぁ
281hage:2006/05/28(日) 02:53:01 ID:CNDQJy5Z0
ひろゆき氏、2chへの投稿確認を変更「ワシの掲示板でワシが何をしようが勝手じゃろ」part2
http://news20.2ch.net/test/read.cgi/news/1148750655/


ハカロワオワタ

少なくとも、今後は同じことはできないだろう。
282名無しさんだよもん:2006/05/28(日) 10:40:03 ID:GzFIq3/r0
出版とか夢見てるアホはそうかもしれんが
別に遊ぶだけなら問題なかろう
283名無しさんだよもん:2006/05/28(日) 14:15:35 ID:esGhX1Jv0
ゲームのテキストとかここに投下してると、いきなりひろゆき作と称して売り出されかねない訳だ。
ネタナド型もアウトだな。
まとめサイトへの転載許諾すら禁止されたりしかねないというんじゃ、
文章にせよAAにせよ、絵やなんかと同様外部サイトに貼った方が良さそうだな。
284名無しさんだよもん:2006/06/26(月) 04:20:41 ID:wXy/SYGN0
世知烏
285名無しさんだよもん:2006/07/04(火) 16:50:02 ID:G/ETFnz20
つまりハカロワはひろゆきのものだと
286名無しさんだよもん:2006/07/21(金) 21:52:20 ID:uWanRM7K0
そうなのか?
287名無しさんだよもん:2006/07/22(土) 12:41:34 ID:/1lwNE4U0
そうなのだ
288名無しさんだよもん:2006/07/27(木) 20:31:32 ID:WVCkt1gU0
そうか
289名無しさんだよもん:2006/08/21(月) 11:22:09 ID:i+t5KfgH0
しゃあない
葉鍵板閉鎖に備えた思い出サイト兼
ネタ初出場所用サイトでも作って来るか…
290名無しさんだよもん:2006/08/21(月) 22:25:52 ID:0YI89mIc0
てかホントになくなるのか?
291名無しさんだよもん:2006/08/25(金) 04:19:30 ID:MsyyVxCP0
誰か情勢をわかりやすく解説してくれ
292名無しさんだよもん:2006/09/17(日) 19:50:21 ID:Wwjt5k640
皆死
293名無しさんだよもん:2006/09/20(水) 14:38:00 ID:HhwNHajI0
板ごと消滅まであと
294名無しさんだよもん:2006/09/21(木) 22:28:49 ID:6FP2WI5a0
このスレまだあったんだね
295名無しさんだよもん:2006/09/22(金) 15:55:37 ID:SxBwGAPz0
葉鍵で人狼やればいいよ
296名無しさんだよもん:2006/09/27(水) 21:23:32 ID:D0ES62Dt0
297名無しさんだよもん:2006/10/07(土) 15:45:44 ID:YOCH2opi0
497 名前: 名無しさんだよもん [sage] 投稿日: 2006/10/04(水) 22:28:22 ID:of7PD2pm0
ハカロワの影響力を知らんとは・・・・・
ガキだな
298名無しさんだよもん:2006/10/25(水) 08:01:48 ID:negNt+JN0
            ,、==-,.、 -- 、.. -- 、
            / __/-‐`:.:.:`~:.:.:.:.‐:`ヽ
           ,r/´: . /: . /: . : . : 、: . :`ヾrz、
        r‐r=7ーァ彡ソ:.:l:.:.:.:.:.:.ハ:.:'; .ヽ:.:.ヽヘ  三十路でこのスレを覗いてるお前!
       / /{  {{ ´_r_´:;l.:‐+.、:..: /- l:、!:.:.:';:.ヾ: .:ヽ そんなことをしてる場合じゃないであります!
     /   \__>r:.T|ハ!ヽ| ヽノ  ソハ:.:.:l:.:.:}:.:.:.:l
   /    _/:l:.l!:.:l:| z==`  ==ミ、j:ノ:.:/:.:.:.:.|
  /      /ハ:.:.:|ヽ(.l::!    、    ノィ/|:.:.:.:!:|
  /     /  `;:ト  {:人   「_ フ   /:.:リ |::::.バ
  {    ノノヘ、  ヾ  ヾドヽ、_  _, イフジ  j!ノ
  \      ヾー--r-、  ゙} ~´ {=、 ´   ´
    ヽ、    ヘ  ト| l  ̄{フ     マヽ_
      `丶    | ゙、'、  |r===、/   `ヽ
         `丶、 l  トヽ `、   /   /ハ
            ヾl!/ `ヽ、ヽ/___ ./l   !
                {__/ ̄テ{]≦-、  Y'´ |
             <   ´_ハ ヽ \ }  |
             lト、 /´/:;|: lヽ    〉'  |
             //`ー`´ | |_ノ___r{:.   |
               〈」‐=、__  l| ==、 ハ   |
299名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 01:22:01 ID:lSonVSLl0
3匹目のドジョウ
300名無しさんだよもん:2006/11/03(金) 22:18:11 ID:wZe5y8NB0




    、、。
     ;;:;:";: _ __
 ビシュ! ;;:;:∵  ヽl|/
・-   .;:;:;"" :;ノ)))〉 .. . . . . .. .. . . . ... . . .. . .
    __ !! !(l ゚д:'; ぎゃぅーっ
    ヽZ i| |⊂!Flつi|
     `ー从!リくム〉ノリ⊃
          U
301名無しさんだよもん:2006/12/04(月) 18:21:35 ID:flo2dbYA0
>>300
スレ違いですよ?
302名無しさんだよもん:2007/01/01(月) 07:05:34 ID:oc5w1U3I0
止まって2年か…
303名無しさんだよもん:2007/01/03(水) 01:29:43 ID:9c0/n2W50
感想スレ大荒れ警報!
集えMOON.厨!MOON.厨厨!
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1166852401
304名無しさんだよもん:2007/01/30(火) 23:18:54 ID:qWrl2Q/40
最下層到着につきage
305名無しさんだよもん:2007/01/31(水) 17:39:01 ID:7LEzvKm20
ナンパハメ撮り画像
http://bloglivedoor.jp/bestcom/
306名無しさんだよもん:2007/02/16(金) 07:53:48 ID:qVGXxiW/0
sage
307名無しさんだよもん:2007/03/25(日) 14:24:50 ID:zTj8qE2L0
>>297はギャグの人じゃないか
こんな廃墟でまで自演してたのかよwwww
308名無しさんだよもん