葉鍵キャラを性別反転させてみよう! その1

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1名無しさんだよもん
「スレ住人」の妄想は、スレをつたって、キャラの性別を変化させ…
葉鍵ゲーを特殊な二次創作に変える!
主人公・ヒロイン・脇役に強力な萌えパワーをあたえるッ!

これがッ! これがッ!
これが『性別反転スレ』だッ。
そいつにふれることは、萌死を意味するッ! ハンテン・フェノメノンッ!


◆前スレ:葉鍵キャラを性別反転させてみよう! その10.5
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1090583749/l50
2名無しさんだよもん:04/09/25 04:27:36 ID:823ZQtWe
※過去スレなど※

◆初代スレ:葉鍵のキャラを性転換させたらどんな感じ?
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1015/10153/1015395011.html
◆2代目スレ:葉鍵キャラを性別反転させたらこんな感じ!
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1017/10178/1017826789.html
◆3代目スレ:葉鍵キャラを性別反転させたらいい感じ!
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1025/10251/1025102249.html
◆4代目スレ:葉鍵キャラを性別反転させてみよう! その4
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1030/10304/1030414461.html
◆5代目スレ:葉鍵キャラを性別反転させてみよう! その5
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1035/10359/1035923181.html
◆6代目スレ:葉鍵キャラを性別反転させてみよう! その6
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1038/10389/1038936645.html
◆7代目スレ:葉鍵キャラを性別反転させてみよう! その7
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1049/10492/1049292019.html
◆8代目スレ:葉鍵キャラを性別反転させてみよう! その8
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1066/10666/1066656649.html
3名無しさんだよもん:04/09/25 04:28:05 ID:823ZQtWe
◆9代目スレ(実質8スレ目代理):葉鍵キャラを性別反転させてみよう! その8.5
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1068/10686/1068646334.html
◆10代目スレ:葉鍵キャラを性別反転させてみよう! その8.6
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1070125178/
◆11代目スレ:葉鍵キャラを性別反転させてみよう! その9
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1080402614/
◆12代目スレ:葉鍵キャラを性別反転させてみよう! その10
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1090234112/l50



 名前が思いつかない、このキャラの反転名はなんだろう?など、名前にお悩みの方は
 下のまとめサイトを参考にどうぞ。(※強制ではないので、あくまで"参考"程度にどぞ)

◇まとめサイト:性別反転スレッド@葉鍵板
ttp://hanten.hp.infoseek.co.jp/
4反転葉鍵名鑑のようなもの:04/09/25 04:30:12 ID:823ZQtWe
To Heart

藤田浩子 (91-E)
1スレめより登場。
本編において攻略対象の女の子にしたことをされまっくている。
攻めのようで受けキャラ。
高校生組の中でトップクラスの巨乳。
5反転葉鍵名鑑のようなもの:04/09/25 04:31:03 ID:823ZQtWe
WHITE ALBUM

藤井ふゆ (78-B以下らしい)
1スレ目より登場。
初登場時点で恋人以外の人物にりょうじょくされるという
衝撃的なデビューを果たす。
反転した後のストーリーは月曜9時のドラマばりである。
本編ではヘタレだが反転すると運命に翻弄される少女風なとこがミソか。
ある意味反転スレの看板娘であり、薄幸なとこが特徴。
胸も薄い。

6名無しさんだよもん:04/09/25 04:31:34 ID:823ZQtWe
うたわれるもの

ハクオロ
3スレ目より登場。
人妻で未亡人で爆乳。
仮面の処理はそのままタイプとティアラっぽくしたタイプがある。
基本的に受け。
ちなみに半生は反転すると、愛する夫を解剖されるわ、
お腹を痛めて生んだ我が子は連れ去られるわと凄まじいものになる。
それで世界を滅ぼしたわけだが鬼子母神という言葉がしっくりくる。

7名無しさんだよもん:04/09/25 04:32:12 ID:823ZQtWe
AIR

国崎往穂(91-D)
1スレ目より登場。
さすらう女旅人。主に神尾家や霧島診療所に居候中。
ぶっきらぼうに見えて意外と純情派。
しかし、あまりおしゃれに気を使わないため
よく(主に晴彦の)視線を釘付けにする。
どうやら人形劇は相変わらずのようだ。
8名無しさんだよもん:04/09/25 04:32:41 ID:823ZQtWe
◆痕
柏木はじめ (93-E)
1スレ目より登場。
「双つの霊峰」と称される巨乳に加え、ラフな格好でいる事が多いという、
年頃の男にとっては極めて危険なボンクラ学生。
柏木四兄弟の独占欲を持ち前の優しさと愛で捌きつつ、逆ハーレムを形成している。
基本的に受け。事件後も梓とは縛りエッチするなど、ちょっとMの気があるらしい。


女耕一
4スレ目より登場。貧乳。
「耕一だけ反転させた話&百合ネタキボンヌ」という声から誕生。「父親が勝手に『耕一』という名で
出生届を出し、男として育てられた」という設定から「女耕一」で通じるようになった。
鬼の血を完全に受け入れており、その力は柳川(♂)をも圧倒する。
なお、覚醒時の性格は邪悪で淫乱かつサド。反転ヒロイン中でも数少ない攻めキャラとなる。
9名無しさんだよもん:04/09/25 04:33:10 ID:823ZQtWe
◆誰彼
坂神蝉枝(86-B)
2スレ目から登場。戦うお姉さん。
仙命樹の設定がそのままのため、戦闘後即濡れ場の危険性ありw
戦時中の軍人なので喋り方も時代がかっているが、
そこが(・∀・)イイ!という人も多いはず。
これを書いている現時点でSSが進行中。展開が楽しみである。
10名無しさんだよもん:04/09/25 04:33:51 ID:823ZQtWe
◆Kanon
相沢ゆう(83-B)
1スレ目より登場。
反転前よりもいい性格になってるような気がするのは、
反転したヒロイン(♂)連中が本編以上にキワドイ性格だからだろうか。
彼女自身、ごくごく普通の女の子を地で行っている、このスレでは希少な存在。

……叔父の秋人との爛れた関係に、首までどっぷりと漬かっている点を別にすれば、だが。
11名無しさんだよもん:04/09/25 04:36:18 ID:823ZQtWe


長瀬祐子(しめすへんに右) (80-B)
1スレ目より登場。
本編のネタがネタなためか基本的に
電波でぐちょぐちょになる子。
濃ゆいエッチシーンが多い。
天敵は月島拓美 (91-E)
12名無しさんだよもん:04/09/25 04:37:06 ID:823ZQtWe
ONE

折原(86-C)
1スレ目より登場。
反転ヒロインの中でいい意味でヨゴレ。
裸で寝てそれを幼馴染に見せても元は浩平と考えると
違和感がない子(いいのかおなごとして
何気にバットエンド保有率が高い。
13名無しさんだよもん:04/09/25 04:39:43 ID:823ZQtWe
◆まじかるアンティーク
宮田さつき(?)
1スレ目から登場。
実はまだサイズ設定が無いのだが、その古風で控えめな性格設定から
慎ましげなのではないかと予想される。
暴走気味のスフィーに振り回されたり大人のあきらさんにほだされたり、
とかく貧乳ヒロインとは健気である。
14名無しさんだよもん:04/09/25 04:41:27 ID:823ZQtWe
◆MOON.
天沢郁巳
6スレ目より登場。
高槻に比べて出番がやけに遅れたのは、
葉鍵唯一の女性主人公であった事と高槻の強烈さが原因か。
やや熱血系。
15名無しさんだよもん:04/09/25 04:43:01 ID:48aXZmKA
…その1?
16名無しさんだよもん:04/09/25 06:32:00 ID:jSnpJQfU
まぁ11を間違えたんだろうね。 何はともあれ乙
17名無しさんだよもん:04/09/25 08:09:15 ID:lo/FFzD2
>>1
新スレ乙〜。

ところでこれって既出だっけ…?
ttp://sakura2.room.ne.jp/~boogie/cgi-bin/img-box/img20040924184424.jpg
18ツッコミよろ。:04/09/25 09:31:43 ID:rNSBd7jy
◆ナイトライター
城戸芳美
2スレ目より登場。
生真面目なミッションスクール出のお嬢様のはずだが、最近どうも
堕落っぽい天使のパートナーにちょっと影響されつつある様子。
反転したのでエクソシストというよりシスターという方がふさわしいかも。
バイト仲間の江巳に気があるが、進展は……


ナイトライターやってみた。
一番大事なオパーイサイズは記入無し。続きマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
ナイト・雀鬼は胸の貧富の差が激しいからなぁ。巨か貧かの二択かと。
19名無しさんだよもん:04/09/25 10:01:36 ID:rncN/xAB
>>17
既出じゃ無いと思う
20名無しさんだよもん:04/09/25 10:03:39 ID:rncN/xAB
sage忘れた・・・
21名無しさんだよもん:04/09/25 10:17:33 ID:823ZQtWe
思い切り寝ぼけてた…ちょっくら逝ってくる
22名無しさんだよもん:04/09/25 11:02:26 ID:GPnDoLkM
>1
23名無しさんだよもん:04/09/25 17:37:50 ID:8KCZxNfJ
◆天使のいない12月
木田朱鷺乃
8スレ目より登場。
ダウナー系主人公。明確なインチ数はまだなし。
綺麗系の美人。生まれつきの赤みを帯びた長い髪。女の子だけど殴る時はぐー。
SSは現在継続中・・・?
諦観系の性格だが芯は強いと思われる。
気まぐれな猫の様に誰にも束縛できなさそうなトコが。

鎖に繋がれてても爪を隠して虎視眈々と脱出の機会を窺ってそうな風情があります。


勝手に書いちまったが、良かったのかね?
おかげで今、天いなを再プレイしてる最中っす。
やっぱこのゲーム好きだわ。
24名無しさんだよもん:04/09/25 19:14:01 ID:6G7EYeYY
某所で>>17画像に(;´Д`)ハァハァしたせいでハマりますた
常駐させていただきます
25名無しさんだよもん:04/09/25 20:06:57 ID:baC1amuR
>>17
こりゃまた、すんごい画像が投下されたなあ
26名無しさんだよもん:04/09/25 21:36:41 ID:vbZiRaOr
反転朋美&春原画像が増えてきましたな。
そういやクラナドの紹介文ないけど誰か作ってくだせぇ…
27名無しさんだよもん:04/09/25 23:07:50 ID:WMys9M+u
個人サイトという開いた場所に登場したからなあ。>反転岡崎&春原


そういや以前、某梓の偉い人がはじめさん達を描いてくれたわけだが、
もしあの人の画風でハクオロおかーさんを描いたら、さぞ素敵な爆乳になるんだろうな…(´д`*)
28ほっそー ◆DY.JgAOy9c :04/09/26 00:35:49 ID:SC4KBbI+
更新しましたっ。
あと、>>4以降のもまとめてみました。
29名無しさんだよもん:04/09/26 01:04:01 ID:rkyCvh9s
>>28
お疲れ様でっす!13スレはKEY作品が多いみたいですね。
ふゆと英二のえせ漫才とかまた見てみたいなぁ・・・

ところで即死回避っていくつくらいでしたっけ。
そろそろ作品投下も大丈夫なのかな?
30元380:04/09/26 01:12:38 ID:LYG36DXf
>>1
スレ立てありがとうございます。
そしてこれからもよろしくお願いします。
>>29
もう書き込んでも大丈夫だと思いますよ。
31四番目の選択肢:04/09/26 01:47:16 ID:rkyCvh9s
第七話:陽子危機一髪

「朋也っ!!」
超重役出勤で登校し教室で一息ついていると、杏が慌てて俺の所へとやってくるのが見えた。
「どうしたんだ、便秘か?」
ドゴォッ!!
「変な事言ってると殴るわよ!?」
もう殴られてますよ。
「って、それどころじゃないのよ!陽子がっ!!!」

「くそっ!」
俺はあの場所を目指してひたすら走った。

サッカー部の奴らが陽子を連れて行ったのをクラスメイトが見たっていうのよっ!
すごく嫌がってるように見えたみたいで、心配になってあいつの知り合いであるあたしに
教えてくれたってわけ!

「春原っ!」
無事でいてくれ!!

多分、部室に連れて行かれたんじゃないかって…
あたしは智代を呼んでくるから、あんたは先に行きなさいっ!

春原に手を出してみろ…
「あいつを弄んでいいのは俺だけだ!!」
32四番目の選択肢:04/09/26 01:49:19 ID:rkyCvh9s
「春原っ!無事かっ!?」
部室のドアを開けると、そこには予想もつかなかった光景が広がっていた。

「陽子ちゃーん、お願いだから戻ってきてよぉー」
「なっ、手を掴むなぁっ!」
「陽子ちゃんじゃないと俺達がんばれないんだよぉー」
「こらっ、足を触るなっ!」
「いつもみたいに俺達のユニフォーム洗ってくれよぉー」
「洗った覚えなぞないってのっ!」
「また、『先輩…先輩のためにお守り作ったの…だから陽子のためにがんばって!』って言ってくれよぉー」
「お前後輩だろっ!っていうか、頬を擦り付けるな!!」
「スマン、もう体操着とブルマ着用しろなんて言わないからマネージャーに戻ってきてくれ!」
十数名のサッカー部員が春原にしがみつき、必死に何かを訴えかけていた。
その横で顧問がペコペコと餅つきのように頭を下げている。
「……」
「朋也っ!お待たせ!」
「こんな格好ですまんっ!だが、これなら存分にやれるぞっ!」

「…やっちゃってください」
きぐるみの熊と辞書が飛び交う中、春原を回収するとさっさと帰ることにした。
カムバーーーック、陽子ちゃーーーーん
「何も聞こえんぞ」
33名無しさんだよもん:04/09/26 01:51:13 ID:rkyCvh9s
大丈夫そうなので久々に投下…
34名無しさんだよもん:04/09/26 08:25:50 ID:MCc+Cohb
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
35名無しさんだよもん:04/09/26 12:32:49 ID:7jGI4aIq
ワロタ
36名無しさんだよもん:04/09/26 17:24:48 ID:/b/9nWTc
【続魔女っ子戦隊パステルカノン。真のヒロインはわたしだおー】
 みんな久しぶり、わたしこそパステルカノンの真のヒロイン、カノンブルーこと水瀬名
雪だよー。
 前回はI・ザーワが勝手に自分をヒロインみたいに話していたけど、あれは大間違いだ
からね。タイトルを見ればわかるとおり、わたしこそが、真のヒロインだよ。
「何馬鹿なこと言ってんのよ。あんたがヒロインだなんてとんでもない、あんたはおと」
 ゴス!「グゥ!」バタッ。
「ふっ、キジも鳴かずば撃たれまいに、余計な一言は死を招くんだよ」

「うぐぅ、I・ザーワ生きてるー?」
「ユキウサギブレードで後頭部を直撃、名雪さんって素でこわいですぅ」
「大丈夫、峰打ちだから平気だよー」
「峰打ちって、ユキウサギブレードは確か両刃じゃなかったけ?」
「血がどくどくで池になってますし、後頭部がパックリ開いて頭蓋骨が見えてますよ」
「あゆちゃん、栞ちゃん、余計な詮索は死を招くんだよ」
「うぐぅ、ぼ、ぼくなんにも言ってないよ」
「わ、わたしもなにも言ってません」
「さーて、五月蠅い生ゴミを黙らせたところで、本編に行くんだよー」

 今日はパステルカノンの3人で海にやってきたんだよ。地球の平和を守る戦士にも、た
まには休暇が必要だよね。
「名雪さんは始終寝てるけどね」
「あゆちゃん(ギロ)、モノローグに突っ込むとそこの生ゴミの二の舞になるよ。でもま
あ、今日は機嫌がいいからここで止めれば許してあげるよ」
「その割りにはI・ザーワには容赦がなかったですけどね」
「栞ちゃん、二度とは言わないよ」
「えぅー、わたしはなにも言ってませんよ。きっと空耳です」
37名無しさんだよもん:04/09/26 17:26:34 ID:/b/9nWTc
「まあそんなことはどうでもいいんだよ。早く着替えよう、更衣室に行かないとね」
「名雪さん、なんでぼくの腕をとって歩き出すの」
「そうです、名雪さんは行く方向が違いますよ」
「えっ、だって女子更衣室はこっちでいいはずだよ。いくらパステルカノンの仲間でも、
嘘をつくと承知しないんだよ」
 こうやって迫力満点の声で、ついでにさっき同様鋭く睨み付ければ、あゆちゃんと栞ち
ゃんなんかちょろいもんだよ。

「「って、それで通るかー!名雪さんは男でしょうが」」
「うー、あゆちゃん、栞ちゃんいけずだよ」
 今度は泣き落とし作戦、すがるような上目遣いだよ。
「泣き真似しても駄目なものは駄目です。第一名雪さんの方が背が高いんだから、上目遣
いは無駄です」

 うー、きっぱりすっぱり拒絶されちゃったよ。二人とも極悪だよ、シクシク。
 って、泣き真似してみたけど二人とももういないよ。ちっぇ!仕方がない、大人しく男
子更衣室に行くんだよ。
「ギャー!女の子が入ってきたぞ」
「キャー、もうお婿にいけない」
「痴女だ、痴女だー!」
「信じられん、すごく可愛い子だぞ」
「あー、生きてて良かった」
「我が青春にいっぺんの悔いなーし!ウォー!」
 なんだか周りが五月蠅いよ。どうも最近は若者のマナーが悪くて困るよね。
38名無しさんだよもん:04/09/26 17:28:06 ID:/b/9nWTc
 だいたい男のくせにタオルで隠すなんて軟弱だよ。さて、ではすぱっとパンツを脱ぐよ。
「「「「「アンギャー!」」」」」
 五月蠅いよ。けど本当にマナーが、なってないね、更衣室で白目を剥いて寝るなんてね。
 それはともかく、わたしは着替え終わったよ。蒼いワンピースにパレオをつけて、結構
決まってるじゃん。あっ胸は自前だよ、ホルモン打ってるからね。まあ大きさはあゆちゃ
んや栞ちゃんと同程度だけどさ。
 さて、あゆちゃんと栞ちゃんはどんな水着かな、楽しみだね。女の子は支度に時間がか
かるものだけど、こうやって想像しながら待ってると時間なんかすぐにたつんだよ。

 さて、そのころ放置されたままのI・ザーワはと言うと
「あぅー、だから真琴が名雪は危険だって言ったのに。I・ザーワごときじゃあ、逆立ち
したってカノンブルーに勝てっこないわよー」
「やっぱりI・ザーワ様は世界一の不幸少女だな」
「まあ無駄に丈夫なI・ザーワ様のことだから、命に別状はないだろう」
「この話がギャグじゃなかったら死んでるけどな」
 結構薄情な下級戦闘員サイトー達。
「お前らそんなことはいいから、早くわたしを助けろ、ガクッ」
 あわれI・ザーワ、今回はここで退場。

 時間つぶしのどうでもいい場面が終わって、再びヒロインの名雪ちゃんだよー。
「名雪さんお待たせ」
「すいません、待ちましたか?」
 あっ、二人が来たよ。栞ちゃんは白いワンピース、ちょっぴりハイレグ、清楚な栞ちゃ
んのイメージにピッタリだね。ただ残念だけど、多分透けないタイプだよ。
 あゆちゃんの方は……って、あゆちゃんそれは反則だよ。まさか旧タイプスクール水着、
しかも胸元に「4の1つきみやあゆ」って、いくらなんでもマニアックすぎるよ。
39名無しさんだよもん:04/09/26 17:29:27 ID:/b/9nWTc
「あゆちゃん、いくらなんでもそれはまずいと思うよ」
「うぐぅ、だってぼく水着はこれしか持ってないんだよ。みんな、みんな、貧乏が悪いん
だよー!」
「わっ、あゆちゃん泣かないでよ、わたしが悪かったんだよ。とっても可愛いよ」
「そうです、あゆさん、とってもお似合いですよ」
「うぐぅ、それ全然フォローになってないよー」
 まずいよ、ああ見えてあゆちゃんって拗ねると結構厄介なんだよね。

「オーッホホホ、無様ねパステルカノン。所詮お子ちゃま集団には海辺のアイドルなんて
無理なのよ。それも一人は病弱貧乳娘、もう一人は心身共に小学生、そして最後の一人
がオカマちゃんじゃあねえ。もう無理も無理、こう言うのを不・可・能っていうのよ」
 うー、誰か知らないけどすっごく不愉快なやつが来たよ。なんかラーメンヘアーにアイ
マスク、更に黒いマントを身に纏い、その下は乳首が見えそうな黒革ビキニで、パンツは
ほとんどTフロントだよ。
 スタイルがいいからすごく似合ってるけど、これじゃ完全に露出狂だよね。

「うぐぅ、ぼくは小学生じゃないよ。君無礼だよ、名を名乗れ」
 あゆちゃん、悪いけどその格好じゃあ説得力ゼロだよ。
「オーッホホホ!聞かれたからには冥土のみやげに教えてあげるわ。わたしこそ、神聖魔
法国ナゾジャム一の敏腕指揮官、無敵司令官K・オーリよ」
 うわー、恰好も変態さんだけど、性格も高飛車だよ。最悪って感じ。

「えぅー、こんな変態さん嫌いですぅ。女王様です」
「だーれが女王よ、誰が」
「うぐぅ、なんか怒ってるんだよ」
 二人とも怯えちゃってるよ、ここはわたしがビシッと言ってやるんだよ。女の子を守る
のは男の子の義務だからね。
40名無しさんだよもん:04/09/26 17:30:39 ID:/b/9nWTc
「やい、あゆちゃんと栞ちゃんを虐めるな。変態を変態って言ってどこが悪いんだよ」
「えーい、五月蠅い!オカマに変態呼ばわりされる筋合いはなーい!」
 わー、言ってはならないことを。
「うー、酷いんだよー。わたしはオカマなんかじゃないよー。ただの女装好きのさわやか
美少年だよー」
「名雪さん、それって十分変態だよ」
「女装好きのさわやか少年なんて嫌ですぅ」
「うー、二人とも酷いこと言ってる?」

「ふっ、早速仲間割れかい?もろい友情だねえ」
 うー、なんだか馬鹿にされてるみたいだよ。
「うぐぅ、そうだったよ。こんなことしている場合じゃなかったよ。栞ちゃん、名雪さん、
パステルカノンに変身だよ」
「わかりました」
「了承だよ」

「「「奇跡転身、一心同体、三位一体、五色短冊、七色星団、九重親方、パステルチェンジ!」」」
「カノンレッド参上だよ」
「カノンホワイト参上ですぅ」
「くー、カノンブルー参上だおー」
「「って寝るなー!」」
 スパーン!
「くー、レッドとホワイトのハリセンが後頭部を直撃だおー。痛いおー」

「オーッホホホ、しょうもないどつき漫才ね。その程度ではわたしには勝てないわよ」
「うぐぅ、なんだか本当にそんな気がするよ」
「わたしもそんな気がしてきました。それに、さっきからどうも嫌な視線を感じてるんで
すけど」
「くー、どうもK・オーリは栞ちゃんを狙っているみたいだおー」
 わたしは寝てるときの方が洞察力が鋭いんだおー。
「えぅー、わたしはそっちの趣味はありません。アダルトDVD的展開なんて嫌いですぅ」
41名無しさんだよもん:04/09/26 17:31:31 ID:/b/9nWTc
「ウフフ、そうやって怯える姿も可愛いわよカノンホワイト」
「えぅー、本気で身の危険を感じますぅ」
 うわー、この人真性の変態さんだよ。びっくりして目が覚めちゃったよ。

「うぐぅ、ぼくも身の危険を感じるよ」
「わたしも同感だよー」
「えーい、やかましい!わたしはロリコンじゃなーい!小学生やオカマに手を出すほど飢
えてないわよ」
「うぐぅ、ぼく小学生じゃないのに」
「オカマって誰のことだよ」
「ふっ、言葉どおりよ」
 うー、なんか髪をかき上げる姿も様になってるよ。貫禄負けだよ。

「うー、さすがは年増の魅力。あの色気はわたし達少女には無理なんだよー」
「だーれが年増よ、誰が。わたしはまだ16よー!」
「そんなこと信じられません。そんなの名雪さんが女だとか、あゆさんが16だって言う
のと同じくらい信憑性がないです。あなたの正体はきっと26歳一流企業勤務の独身OL、
プライド高すぎて彼氏いない歴3年、クリスマスも過ぎてちょっと自分でも焦ってきたと
ころ、に決まってますぅ」
 栞ちゃん、やけに具体的な人物像だよ。妙に説得力があるけどね。
「うぐぅ、栞ちゃんさりげなく酷いよ」

「ちっがーう!わたしはそんな年増じゃなーい!もう許せない、貴様ら全員地獄へたたき
込んであげるわ。いけー剣士型戦術ゴーレムナナピー」
「はっ、K・オーリ様お任せ下さい。必ずや奴らの首を御前に捧げて見せましょう」
 なんだか巌流島の佐々木小次郎みたいな恰好の人が出てきたよ。やっぱり燕返しが得
意技なのかな?
42名無しさんだよもん:04/09/26 17:32:06 ID:/b/9nWTc
「ウフフ、そうやって怯える姿も可愛いわよカノンホワイト」
「うぐぅ、なんとなくだけど、いつも戦っていたアンテナ型ゴーレムよりは手強そうな気
がするよ」
「気をつけてください。わたしの戦力分析では、少なくとも20倍以上の戦闘力です」
 解説するよ、栞ちゃんはなぜだかスカウターを持っているんだよ。
「何故かポケットに入っていました」
「うぐぅ、シオえもんだよ」
「あゆさん、あとでゆっくりお話ししましょうね」
「う、うぐぅ」

「あっ、栞ちゃん、あゆちゃん危ない」
「えっ?」
「うぐぅ?」
 バキ、ガス。
「キャー!」
「うぐぅー!」
 わー、いきなりあゆちゃんと栞ちゃんがやられちゃったよー。
「ふっ、戦いの最中に無駄口を叩くなど、全くなっていないな」
 うにゅう、こいつ本気で強いよ。もしかして大ピンチ?この話ってお間抜けなI・ザー
ワとのなれ合い的お気楽ギャグじゃなかったのかな?

「さあ、残るはお前一人、覚悟するんだな。俺はオカマやなよなよしたやつが大嫌いだか
ら、貴様はそう簡単には許さないぞ」
 うにゅう、不敵に笑ってるよ。こんな相手にわたし一人じゃ勝てないよ。こんな大変な
ことになるなんて、聞いてないよー!
43名無しさんだよもん:04/09/26 17:32:27 ID:/b/9nWTc
 さて近くの小山の山頂からこの戦いを見守る影が。
「おやおや、不幸少女I・ザーワさんがあっさりやられるのはいつものことですが、パス
テルカノンいきなりの大ピンチですね。あっ、わたしは街の発明お兄さん、さすらいのジ
ャムマスター、ミナ、もといアマノガワアキトです」
「アキトさんの助手の月野ルリお姉さんです」

「ルリお姉さん、今回のパステルカノンについてどう思いますか?」
「全然連携がなってませんね。バカばっかです」
「あはは、いつもどおり手厳しいですね。さあパステルカノンはこの状況を挽回し、勝利
をこの手に掴むことが出来るのでしょうか?まあわたしは、ここからゆっくり観察させて
もらいますよ」
「次回『続魔女っ子戦隊パステルカノン第2話友情パワーで大逆転』お楽しみに」
 って、続くのか?
 多分続きません。
44名無しさんだよもん:04/09/26 17:33:55 ID:/b/9nWTc
>>36-43
 まともなSSが投下されたので、新スレのお祝いに色物を投下。
45名無しさんだよもん:04/09/26 17:44:22 ID:+5ynRpL6
コテハン希望
46名無しさんだよもん:04/09/26 18:27:16 ID:4zHnB8n3
>>45
作者はコテハンつけろってことか?
それとも最近見なくなった昔のコテハン作者にまた降臨してほしいってことか?
47名無しさんだよもん:04/09/26 19:48:18 ID:LPfLMr9n
パステリオンネタなんて誰が分かるんだよ…(笑
48名無しさんだよもん:04/09/26 22:45:31 ID:ua7e+jUd
>>18
>堕落っぽい天使のパートナー
某彩京の伝説的格ゲーが頭に浮かんだのは俺だけでいいw

個人的には、芳美は貧乳かな?
自分がいまいち性的魅力に乏しい事を気にしていて、江巳に
「女性はグラマーな方がいいですか?スレンダーな方がいいですか?」と
玉砕覚悟で尋ねてみるか否かで延々悩んでみたり。
49名無しさんだよもん:04/09/27 19:22:26 ID:3nbgkAf6
相沢ゆうの設定は決定済みでつか?
50名無しさんだよもん:04/09/27 21:50:16 ID:/hRcF5bO
このスレの「公式設定」は職人さんが書きやすいようにという例文程度の物。
別にそれらに縛られる必要はないよ。

俺的には、ゆうは倉田先輩といい雰囲気になってて久瀬奏さんに目の仇にされてるw
51名無しさんだよもん:04/09/27 23:51:38 ID:KjyJOJR6
「雪積ってるよ」
「雪積ってるじゃないです。お姉ちゃん遅すぎます。ゆうは凍えてしまいましたです」
 萌ー!ゆうちゃん可愛すぎだよ。ちっちゃいし胸もないし、わたしの好みにピッタリだ
よー。寒さで震えてるところも、真っ赤になったほっぺも可愛いよー。わたしが遅れたせ
いで少しむくれているのも萌萌だよー。これはわざと遅れて来たかいがあったよー。
「お姉ちゃんどうしたですか?」
 わあ、不思議そうに小首を傾げる仕草がまた萌萌だよー。もう生唾ごっくんだよー。もう手
を握っちゃうよー。

「お姉ちゃん、ちょっと顔が崩れてます。怖いです」
 おっといけないよ。ゆうちゃんの手を握ったまま意識があっちの世界に飛んでいたよ。
ちゃんとこっちの世界に戻らないと。
「なんでもないよゆうちゃん。後免ねお姉ちゃんちょっとお昼寝のつもりが寝坊しちゃっ
たんだよ」
「もうしょうがないお姉ちゃんですね。でも、お寝坊大王のお姉ちゃんならしかたがない
です。お姉ちゃんの特製プリンで5回で許してあげます」
「うー、わかったよ。でもゆうちゃん、体がこんなに冷たくなっちゃって。わたしがこう
して温めてあげるよ」
 手を引いて立たせたゆうちゃんの背後から覆い被さるようにギュッと抱きしめ。うん身
長150センチそこそこ胸は75くらいかな。小学生みたいで萌萌だよー。

「お姉ちゃん、恥ずかしいです。離れてくださいです」
「だーめ、可愛いゆうちゃんは絶対に放さないよー」
「放して、放して。お願いですよ」
 わたしの腕の中でジタバタと暴れるところがまた萌萌だよ。」
52名無しさんだよもん:04/09/27 23:52:52 ID:KjyJOJR6
「ねえお母さんあれなに?」
「しっ、たけちゃん見てはいけません」
「まあ、奥様最近の女子高生は公衆の面前で女子小学生を襲うなんて、なんて淫らなんで
しょう」
「本当ですわね。最近の教育はどうなっているのかしら」
「見てー、葵。あの子レズよ」
「なにー緑、何があるの?って、わー、恥ずかしい百合よ百合よ」

「お姉ちゃん、周囲の視線が痛いです。いい加減にしないとゆう怒りますよ」
「ってわー、そうだよ。ここはまずかったよ。ゆうちゃん行くよー」
「あれー!お姉ちゃん速すぎですー。ゆうの足は地面に付いてないですー」
 ゆうちゃんはなにか言ってるけど、ここは無視だよ。すっごく恥ずかしかったよ。当分
駅前に行けないよ。
 えへへ、でも今日から可愛いゆうちゃんと一つ屋根の下。最高だよー。もう萌萌。萌死
にしそうだよー!
「お姉ちゃんまた変です。危ないです」

 翌日です。ゆうはお姉ちゃんに無理矢理引っ張られてお買い物です。おまけにやけに大
きな買物袋を持たされてるです。なんだか初めてのお使いみたいで恰好悪いです。
 商店街に着いたですけど、なぜかお店の前で待たされてるです。寒くてつまらないです。
お姉ちゃん早くく買物を済ませて欲しいです。

「うぐぅー!そこの君どかないと危ないよー」
 なにか声がしたです。そう思った瞬間ゆうの体は宙を舞っていたです。多分誰かがぶつ
かってきて吹っ飛ばされたです。
 ゆうは151aしかないチビだから軽いです。どうせ胸もぺっちゃんこで小学生にしか
見えないです。などと思っているうちに地面に激突です。痛いです、意識が遠のいていくです。
「うぐぅー、ごめんなさーい」
 最後にそんな声が聞こえたです。
53名無しさんだよもん:04/09/27 23:53:54 ID:KjyJOJR6
 気が付いたらお姉ちゃんに背負われていたです。これも子供みたいで恥ずかしいです。
ぶつかって来た子はもういないみたいです。これはひき逃げです、許せないです、今度あ
ったら天誅です。

 その翌日です。今日から学校へ通うです。どうも制服のサイズが大きいです、ダブダブ
です。お姉ちゃんが着てると超ミニですのに、ゆうが着ると膝まで隠れるです。袖を3度
もまくらないと手が隠れるです。これはきっと秋子さんわざとです。楽しんでいるです。
 でもまあ、この方が恥ずかしくなくていいです。

 着替えも済んだからお姉ちゃんを起こすです。お姉ちゃんはきっと手強いです。
 まずは目覚まし時計を止めて、20もあったから疲れるです。それはともかく、とりあ
えず揺すってみるです。
「微震だおー」
 悔しいです。どうせゆうは非力です。16歳なのに小学生並みの体力です。
 でもめげずに更に揺するです。
「震度2だおー」

 効果なしです、お姉ちゃんは起きないです。怒ったので寝坊助お姉ちゃんの頭を思いっ
きり叩いてみるです。ゆうの力なら思いっきりでも問題ないです。
「うーん。頭の上にドングリが落ちてきたおー」
 その程度ですか。ゆうは情けないです。

「ケロピー。抱っこだおー」
「お姉ちゃん、ゆうはケロピーじゃないです」
 お姉ちゃんに布団の中に引きずり込まれました。押さえ込みです、動けないです。この
ままじゃあ遅刻です。秋子さん助けてです。
54名無しさんだよもん:04/09/27 23:54:35 ID:KjyJOJR6
 結局秋子さんに助けてもらったです。ゆうではお姉ちゃんは起こせないです。
 お姉ちゃんは朝ご飯もゆっくりなので遅刻しそうです。時計を見たら、ゆうの足では絶
対に間に合わない時間です。
「あらよっと、ゆうちゃん行くよー」
「えっ、お姉ちゃん何をするですか?」
 ゆうはお姉ちゃんに小脇に抱えられたです。お姉ちゃんはそのまま走り出しました。力
持ちです、速いです。

 あっという間に学校に着いたです。他の生徒に見られるのは恥ずかしいから、早く下ろ
して欲しいです。
「名雪、おはよう。相変わらず心臓に悪い登校ね」
「あっ、香里おはよう」
 お姉ちゃんに声をかけてきたのはすごく大人っぽい人です。一瞬先生かと思いましたが、
どうもお姉ちゃんの友達らしいです。
「ところで名雪、その子は誰?」
「この子は従妹のゆうだよー」
「そうゆうちゃん。わたしは名雪の親友の美坂香里。それにしても萌ー!萌萌だわ。名雪
にそんな可愛い従妹がいたんなんて。名雪、栞と交換して頂戴」
 この人危ないです。お姉ちゃんも危ないけど、もっと酷いです。

「こんにちは名雪お姉ちゃんの従妹の相沢ゆうです。それとお姉ちゃん、いい加減にゆう
を下ろして欲しいです」
「あっ、ごめんねゆうちゃん。あんまり自然だからゆうちゃんを抱えているのを忘れてい
たよ」
 どうせゆうは持っていることを忘れるほど軽いです。
55名無しさんだよもん:04/09/27 23:54:53 ID:KjyJOJR6
 やっと下ろしてもらえたです。やっぱり自分の足で地面を踏みしめるのはいいです。
「わー、本当に小さい。可愛いー!」
 そう言われてもあまり嬉しくないです。こう見えても今年の3月です17です。結婚だ
って出来る年です。
「栞よりも小さーい」
 今の視線は背じゃなくて胸です。この人ちょっと失礼さんです。

「すみません、栞って誰ですか?香里さんの妹さんですか?」
「ふっ、わたしには新学期早々にアイスの食べ過ぎで欠席するような妹なんていないわ」
「事情はようくわかったです」

「名雪、そろそろ教室に行かないと遅刻になるわよ」
「あっ、そうだね。ゆうちゃん同じクラスになれるといいね」
 あれっ、お姉ちゃんは知らなかったですか?
「お姉ちゃん、それは無理です。ゆうは1年休学してるから1年生です。お姉ちゃんと学
年が違うです」
「がーん、そうなのがっかりだよー」
「へー、じゃあ栞と同じクラスになれるといいわね」
「そうですね」
 ここで二人とお別れしてゆうは職員室にいくです。
56名無しさんだよもん:04/09/27 23:56:06 ID:KjyJOJR6
>>51-55
葉鍵主人公をロリキャラにしてみよう。
いや、ただもうそれだけです。
57名無しさんだよもん:04/09/28 00:22:35 ID:kq6eZm4L
(・∀・)ヨイヨヨイヨー
58航海長 ◆qhPMSKklCQ :04/09/28 01:53:33 ID:ZfQ/Qdf1
 だいぶ昔の住人です。
 むう、最近はなんだかクロスオーバーブームのようで…それも悪くないけど、初心忘れるべからず。
 たまにはちょっと正統派で行ってみよう。そして、願わくば彼女に新たな魅力が付け加わりますように。

反転版まじアン Ver.Sa

 私の名前は宮田さつき。花も恥じらう女子大生にして、骨董品店「五月雨堂」の店主…代行だ。
 本当の店主は父親なんだけど、いきなり世界の骨董を極めるとか何とか言い出して、海外旅行に
出かけてしまった。なんか、骨董に憑いていた変なモノにでも操られてるんじゃなきゃいいけど…
 そんなわけで、私は大学に長期休学の申請を出し、しばらく店の経営に専念しなくてはならなくなった。
幸い、父さんからはそれなりに目利きの技を教え込まれているから、やっていく自信がないわけじゃないけど、
それでも不安は隠せない。
 そんな事を考えながら、家の近くの公園まで帰ってきた時、急に視界にまぶしい光が飛び込んできた。
何事? と思って光の方を見ると、何か流星のようなものが私のほうに向かって一直線に飛んでくるのが見え、そして…

 私は目を覚ました。
「う〜ん…あれ、ここは…私の部屋?」
 身を起こした私はきょろきょろと辺りを見回し、そこが自宅である事を確かめた。
「あれ…何があったんだっけ…確か光が」
 そう、覚えているのはそこまでだった。何か光が飛んできて、それから頭にものすごい衝撃を受けたのは覚えている。
それで、気を失ってしまったんだと思っていたけど…夢?
 訳がわからず、私が戸惑っていると、背後でふすま(私の部屋は和室なのだ)が開く音が聞こえ、私はびっくりして振り向いた。
 家には誰もいないし、てっきり幼なじみの結一だと思ったんだけど、そこにいたのは見知らぬ男の人だった。
「ど、どなたですか?」
 こっちはか弱い女の子。しかも寝室。本来なら悲鳴の一つもあげるところなんだろうけど、その時の私は、その男の人に
すっかり魅入られてしまっていた。
59航海長 ◆qhPMSKklCQ :04/09/28 01:55:48 ID:ZfQ/Qdf1
背が高い…180cm以上は確実にあるだろう…うえに、完璧な八頭身。細身ではあるけど、しっかりと締まった筋肉の存在を感じさせる。それに、何といっても美形だ。長髪なのに、軟弱な感じがぜんぜんなくて、気品すら感じさせる。
恥ずかしい言い方をさせてもらうなら、彼は女の子が一度は夢見る「王子様」と言うイメージがぴったり合う人だった。
「目が覚めたようだね」
彼は笑顔で言ったが、すぐにまじめな顔に戻ると、私の前で床に額をこするようにして謝った。
「君には申し訳ないことをした。どうか許してほしい」
「え?」
私はなぜ彼が謝るのか理解できず、戸惑った。が、ある可能性に気づいて、青くなった。まさか…
「い、いや、君の貞操には指一本触れていない。それは神に賭けて誓おう」
すると、私の心を読んだかのように、彼が言った。そして、彼はとんでもない事を言い出した。
「僕の名前はスフィー。魔法の国グエンディーナの第一王子だ。修行のためにこちらの世界へやってきたが、門のそばに君がいて、激突してしまったんだ」
「…は?」
私はたぶん目が点になっていたと思う。それくらい、彼の話は理解できないものだった。魔法? 王子? 門? なにそれこの人電波?
「やっぱり信じてもらえないようだね」
スフィーはため息をつくと、魔法使いという証拠をみせるかのように、指先から火を出したり、電撃を出したりして見せた。いやいや、それは手品だ。私はだまされないわよ。
60航海長 ◆qhPMSKklCQ :04/09/28 01:56:29 ID:ZfQ/Qdf1
「まだ信じてないね…ともかく、僕と激突した君は…死んでしまっていた」
「え? ちょっと待ってよ。私はこうして生きてるじゃない」
スフィーがさらにものすごい事を言い出したので、私は驚いて聞き返した。自分の存在を確かめるように、胸を叩いてみる。
なんだか、固い感触がした。
「…あれ?」
その妙な感触に、私は首を傾げた。そりゃ特にナイスバディってわけじゃないけど、私だって19の乙女。それなりに胸はあるはずで…こんなに平らじゃない。
「えええぇぇ!?」
事実を認識して、私は叫んだ。胸がない。それだけじゃない。手が、パジャマのそでからちょこんとのぞく程度の大きさになっている。私は部屋の隅においてあった鏡台を見た。
そこには、小さい頃の…たぶん7〜8歳の頃の姿をした私が映っていた。
「な、な、な、何これえええぇぇぇぇぇぇぇぇっっ!?」
家中に私の絶叫がこだました。
61航海長 ◆qhPMSKklCQ :04/09/28 01:57:15 ID:ZfQ/Qdf1
「…というわけで、僕は君に蘇生の魔法を使い、それはある程度成功した。でも、まだ未熟な僕では、魔力が足りなかったんだ」
スフィーはパニック状態に陥った私が静まるのを待って、話を再開した。
「身体の再生が、その…子供の段階までしか進まなくてね。それに、生命を維持するには、僕とその腕輪でリンクしなきゃいけないんだ」
そう言われて、私ははじめて、自分の腕に何か腕輪がはまっているのに気がついた。一見安っぽい、そこらの屋台でも売ってそうなものだが…私はスフィーが止める間もなく、それを外してみた。
「…え?」
気がつくと、私は天井近くに浮かんで、真っ青な顔で倒れている幼女な自分の身体を見おろしていた。スフィーがその身体に飛びついて腕輪を戻すと、私の魂は身体に戻った。
「あ、危ないところだった…良いかい、絶対これをはずしてはダメだよ」
私は真っ青な顔のままこくこくと頷いた。さすがに、これだけの証拠を見せ付けられては、彼が魔法使いだと言うのを認めないわけにはいかない。
「そ、それで…私は元に戻れるの?」
私は一番気になっていた事を聞いた。
「うん、僕の魔力が溜まれば、少しずつ身体は成長して、最終的には元に戻るはずだ。その頃には、腕輪をはずしても大丈夫になると思う」
スフィーは頷いた。私は安堵のため息をついたが、すぐに問題点に気がついた。
62航海長 ◆qhPMSKklCQ :04/09/28 01:57:49 ID:ZfQ/Qdf1
「それで…だいたいどのくらいの時間がかかるの?」
「こっちの世界は魔力が少ないから…普通なら一年くらいかな」
「待てないわよっ!」
私がその答えに怒鳴ると、スフィーは慌てたように言った。
「ま、待って。今のはあくまで普通の場合だよ。この家の骨董には普通より濃い魔力が宿っているから、ここにいれば、一ヶ月くらいで大丈夫だと思う」
「一ヶ月…」
それでも長い。私は目の前がくらくらした。それに、ここにスフィーを置くということは、男の人と一つ屋根の下で暮らすと言う事で…
「…変な事しないでよ」
「するかっ!」
私の言葉に、スフィーは大声でツッコミを入れた。こうして、私とスフィーの奇妙な共同生活は幕を開けたのである…

自分でも考えますが、どなたでもこの設定で続きや思いついたシチュを書いちゃってください。スフィーとロリさつきのえちシーンとかでももちろん可というか大歓迎。
なお、スフィーがおとなしいように見えますが、猫かぶってるだけで、本当はもっとガサツな奴ですw。
63名無しさんだよもん:04/09/28 02:47:11 ID:tpDu2iXE
コテハンUZEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
64電波温水器 ◆kd.2f.1cKc :04/09/28 03:23:05 ID:F8OMe16y
>>63
あんたこのスレに何して来るんだ。
65名無しさんだよもん:04/09/28 03:58:58 ID:tUfkf8h3
>>58-62
ぐぅっっっっど!!!
GJですよ旦那。

というか続きが読みたいっっ。
さつきの方がロリになるという反転具合も良しです。
66名無しさんだよもん:04/09/28 05:08:00 ID:pPn9UuZR

「本当!?」
 受話器から聞こえる和己の声はとても嬉しそうだった。
「うん、こないだはゴメンね、悪いことしちゃって」
「そんなのいいよ、もう…」

 『ふたりだけのクリスマスをやり直そう』。
 私は和己にそう話を持ち掛けた。
 あいつはお人好しだから、すぐに私の言葉に乗ってくるだろうと思った。
 そしてそれは、あっさりと実現した。

「場所は学校にしようね。いろいろ飾り付けてあるから、きっと驚くよ」
「ひろみ、そういうのは僕に黙ってやるもんだよ」
「そうだね、ごめんごめん」
 あははっ、と和己は笑っている。
 その笑顔が、明日の今ごろにはどれだけ歪んでいるかと思うと、
 私は胸の内側から湧き上がってくるどす黒い笑みを堪え切れなかった。
「ふふ…じゃあ、明日の夜7時、校門前でね」
「うんっ!ひろみ、遅れないでね」
「うん」

 電話を切る。
 その瞬間から、私は声を出して笑っていた。
 和己を慕う奴らと、そして和己本人の純情を踏みにじるのだ。
 私はその日、ずっと楽しみでならなかった。
67名無しさんだよもん:04/09/28 05:08:47 ID:pPn9UuZR

「ひろみー、こっちこっちー」
「ごめん、遅れちゃった」
 見慣れた制服姿の和己が立っていた。
「じゃあ、行こっか。見たらきっと驚くよ」
「うん、楽しみだよ」
 誰もいない校舎は頼りない月の光だけが照明だった。廊下はしんと静まり返っている。
 私は和己の手をぎゅっ、と握りしめた。和己もすぐに握り返してくる。
 日の当たらない所に入った。真っ暗闇で何も見えない。
 私は和己の手を握ったまま、自分たちの教室の前で足を止めた。
 誰もいない暗闇の教室。…でも、本当はそうじゃないことを私は知っている。
「あ、うちの教室だね」
「うん、ここだよ、和己」
 事前に鍵を開けておいたドアから、和己を中に引きずり込む。
 急に手を引っ張られて、和己は2、3歩たたらを踏んだ。
「和己…?電気つけてよ、なにも見えないよ」
 和己はまだ私のことを信じて、手をつなぎ続けている。
「寂しい、和己?」
「え?」
「辛かった?ずっと独りで」
「どうしたのひろみ、こんなところで…?」
「なんでもないよ」
 私は和己の手を強く握り返した。
68名無しさんだよもん:04/09/28 05:09:21 ID:pPn9UuZR

 そして私は体を引いた。
 背後から感じる、人肌の温かさ。
 いるはずの無い暗闇の教室から現れた気配。
 しかし和己がまだ目の慣れない暗闇の中で、そんな事が行われていると知る由もない。
 ただ私を信じて疑わず、じっと手を握って離さない。
 やがてはぁ…はぁ…と男の荒く熱い息が私のうなじにかかる。もちろん和己のものじゃない。
「ひろみ…?」
 でも、和己に何が起きているのか分かるわけもなく…
 ただ私の手を握り締めていた。
 後ろから伸びる男の手が、服の上から私の身体をまさぐる。
 脇腹、胸、腰、お尻、膝裏…。
 がさがさと生地が擦れあう音が教室の中に響く。
 …………。
 ただ、私の手を握り締める和己の手…。
 握ってくれてる…。
 信じてくれてる…。
 男の手が私の服の中に入り込んだ。
 ぎこちない手つきでブラジャーを押しのけ、胸の芯をつまむ。
 布のあるなしでこんなに熱さが違う…。すごく、火傷しそうなほど…。
 …………。
 痛い…。
 痛いよ…、和己…。
 私…。
69名無しさんだよもん:04/09/28 05:09:53 ID:pPn9UuZR

 私は手を振り解くと、だんっ!と和己を突き飛ばした。
 暗闇からいきなりの攻撃を喰らって、和己は教室の外まで飛び出された。
「うわっ!」
 私は蛍光灯のスイッチを手探りで見つけると、その全てを点けた。
 そして和己が立ち上がる前にドアを閉め、内側から鍵を掛けた。
 これでもう窓を破らない限り和己は中に入れない。
 舞台は整った。
「いたた、いきなり何するの、ひろみ……………?」

 灯りの下に克明となる状況。
 突き飛ばされた和己。
 いるはずのない男。
 その男の腕に抱かれている私。

「え…?」
 信じられないものを見るような目で私を見る和己。
 信じていたはずのものに、ただ視線を注いでいた。
「あ…あれ?」
 まだ状況が飲み込めていないらしい。でも、これが全てだった。
「…ひろみ…?」
70名無しさんだよもん:04/09/28 05:10:36 ID:pPn9UuZR

「ごめん、和己」
 男の手がもどかしそうに私のセーターを剥ぎ取った。
 ブラを半分たくし上げられた胸が露わになる。
 扉の向こうから和己の吐息が伝わってくるようだった。
「私…」
「ひろみ…」
 どちらからともなく、二人はキスをした。
 ガラスを隔てて重なる唇は、とても冷たかった。
 できるならずっとこうしていたかった。
 
 だけど、私の体を蛇のようにのたくる男の指が途端に動きを増した。
 スカートを穿かされたまま、熱い指が下着の中で暴れる。
「…く……ふぁっ…」
「ひろみ!」
「和己……」
 私はガラス越しの和己の唇から離れると、言った。
「行って」
 男の舌が私の首筋をつっ、と撫ぜる。
 それだけで私は悲鳴を上げてしまいそうになる。
 冷えかけていた身体はもう内側から外側から、火を点けられてしまっていた。
「行ってよぉっ!」
「ひろみ…」
 和己の唇は最後になにかをかすかに刻み、閉じていった。
 そして視界から姿が消えていった。
71名無しさんだよもん:04/09/28 05:11:16 ID:pPn9UuZR

 そして、すべてが終わった。

 男は何も言わずにドアを出て行った。
 その間あたしはずっと、呆然と天井を見上げている振りをした。
 でも、振り向きさえもしなかった。
 教室に一人残された私は、とりあえず体を拭くことにした。
 上履きを履いてセーターを羽織り、水飲み場に行った。
 1月の、それも深夜の水道水はとても冷たい。
 汚れを洗おうと少し胸にかけただけなのに、ぶるぶる身体が震える。
 タオルで水を拭き取っても、それからしばらく身体の震えは止まらなかった。
 
 教室の時計はもう8時半を指していた。
 1時間以上あの男に抱かれていたことになる。
 …………。
 和己はもう帰っちゃっただろうな。
 そうだよね、今ごろお風呂にでも入ってるか寝ちゃってるよ。
 こんなことしちゃったんだもんね。
72名無しさんだよもん:04/09/28 05:34:00 ID:pPn9UuZR

 …………。
 やっとわかったんだ。
 私は和己が好きだったんだ。
 やっぱり和己が好きだったんだ。
 そんな和己に好きでいられたかったんだ。
 付き合い始めて、距離が縮まっていって、和己の優しさが伝わってきて…。
 その優しさが他の人に向けられるのが怖かったんだ。
 だから私にそれが向けられたとき、嬉しかった。
 …………。
 なのに…。
 私はそれを踏みにじり続けた。
 そうすることでしか、優しさを感じられなかったんだ。
 …あたし、ばかだよね。
 そんなことに、今まで気付けなかったんだ。
 ごめんね、和己。
 償いなんてできないね、これじゃ。
 そんな言い訳して、また和己の側にいることに甘えちゃうよね。
 ごめんね。
 きっといい人が見つかるよ、和己は優しいから。
73名無しさんだよもん:04/09/28 05:34:54 ID:pPn9UuZR

 『でもさ、僕はやっぱりひろみなんだ』
 『ひろみじゃなきゃ、ダメなんだよ』
 …………。
 和己…。
 あたしはもう、あたしが大っ嫌いだ。
 そんな言葉、もう聞けっこないのに期待してる。
 どこまであたしは自分がかわいいんだろう。
 もうダメなんだよ、あたしだと。
 和己が好きなら、あたしはもう和己の側にいちゃいけないんだ。
 それでいいんだ。

「ひろみっ」
 …………。
「ひろみっ」
 …………。
 ならあたしは、どうして和己の手の届く場所に来てしまったの?
 和己の手を離れなきゃいけないのに?
「ひどいよ、ひろみ」
 うん、あたしはひどい奴なんだよ。もっと罵ってよ。殴ってもいいよ。
「もうちょっと優しく突き飛ばしてよ。ちょっと擦りむいちゃった」
74名無しさんだよもん:04/09/28 05:35:53 ID:pPn9UuZR

「どうして…?」
「いきなりだったからさ、僕もびっくりしちゃって」
「どうして怒ってくれないの?」
「いいんだよ、もう」
「いい、って…」
 私は和己の体を押し退けた。
「なんで叱ってくれないの?あたし、ずっと和己にひどい事してきたのに!
 信じてくれてたのに…クリスマスの日だって、それに…」
 セーターの袖をきゅっ、と握りしめた。
「それに今日だって、あんな…」
「…………。」
「もう、別れようよ…。このままだと和己、だめになっちゃうよ……」
 これで最後だ。
 もう、和己の側にいなくていいんだ。
「そんなのやだよ…和己、好きだもん…」
75名無しさんだよもん:04/09/28 05:36:40 ID:pPn9UuZR

 はーーっ…
「ほら、はーーっ、てしてみて」
 和己は笑っていた。
 今日しかいない和己じゃなくて、いつも私の側にいたいつもの和己だった。
「…………」
「ほら、ひろみ、はーーっ、って」
 はぁーーーっ…
 白い息が夜空に一瞬だけ舞い上がって、すぐに見えなくなった。
「ずいぶん白くなったでしょ」
「……うん」
「僕は、ひろみの側にいたいよ」
「……うん」
「でもひろみが別れたいんだったら、それもいいと思うよ」
「……うん」
 はぁーーーっ…
「でもまたやり直せるよ」
「……うん」
「だって、僕とひろみだもん」
「和己…」
76名無しさんだよもん:04/09/28 05:37:16 ID:pPn9UuZR

「僕はね、ひろみじゃなきゃダメなんだよ」
 和己の言葉を、遠くの街並みを眺めながら聞いていた。
「やっぱり、ひろみじゃなきゃダメなんだよ」
「うん……」
 涙がこぼれるのをちょっと我慢しながら。
「あたしも和己じゃなきゃダメだと思う」
「うん、だったら平気だよ」
「…だね」
「じゃ、お別れだね」
 和己はにこにこと笑っている。
「でも、もうちょっと一緒にいてね」
「うん、いいよ」
「ずっと外にいたから寒いんだ」
「……うん」
 私たちはお互いの体をくっつけるように寄り添い、温もりを分け合った。
「ずっと和己の側にいるよ、私」
「…いたいから」
「うん」
 寒空の下、私たちはずっと、ずっと。
77元380:04/09/28 05:40:42 ID:pPn9UuZR
…ということで瑞佳クリスマスイベントネタを書いてみたわけなんですが…
前スレにあったネタが面白そうだったので、なんとなく便乗してみました。
>58-62
お久し振りです。ここの所、懐かしいお名前を立て続けに拝見でき嬉しいです。

それでは回線吊って首切ってきます。
78名無しさんだよもん:04/09/29 00:55:06 ID:gj6nlJN7
>>66-76
素直になれず結果的に相手も自分も傷つけてしまうひろみと、
それでもなお彼女と共にいることを願う和己。
あのクリスマスイベントを反転させるとこうなるのか…

萌えー!萌えー!!


ところで反転誰彼の続きはまだですk(ZAPZAPZAP
79名無しさんだよもん:04/09/29 23:34:51 ID:Zs8yoXj8
【突撃カノン隊】
 突然だが俺はスットン共和国の精鋭部隊カノン隊中尉相沢祐一だ。
 今回語られるのは、俺の身に起こった、本当は思い出したくもない事件である。
 そもそも、俺の周りには元々ろくでもないやつが多いんだよな。そうまずは我が隊のお
荷物、悪戯者の沢渡真琴少尉。
「あぅー、祐一ごときに真琴がお荷物呼ばわりされる筋合いはないわよー」

 それと、戦時中に俺にそっくりだったらしい相沢博士が開発した戦闘用アンドロイド、
月宮あゆ。やる気はあるけどドジで空回りなんだよな。
「うぐぅ、ぼく一生懸命頑張ってるよ」

 そしてスチャラカ三馬鹿隊員の陰険江久瀬曹長、変態北川軍曹、影薄斉藤伍長。
「まったく、陰険とは酷い言いぐさですねえ。あっ、ここほこりが残ってますよ」
「俺のどこが変態だ。おっ、そこの姉ちゃんパンツ見せてくれー!」
「俺のどこが影薄だー」
「おや、君は誰ですか?」
「俺も知らんなあ」
「ひでー、いいんだいいんだ、どうせ俺なんか」

 隊長はやる気ゼロの石橋大佐だし、唯一比較的まともなのは従軍看護婦の天野美汐さん
くらいだな。物腰が上品だけど。
「まあ、お前らの好きにしろ」
「失礼ですね。おばさん臭いと言って下さい。って、あっ、間違えました」

 特殊部隊キー隊隊長の水瀬名雪大尉もなあ、職務熱心ではあるんだけど、どこかがずれ
てるしなあ。それに大概寝てるような気もするし。
「くー、わたし、特殊部隊の隊長さんだおー。にんじん食べれるおー」
 えっと、もう他に言うことはないな。んじゃあ早速本編スタート。
80名無しさんだよもん:04/09/29 23:36:14 ID:Zs8yoXj8
【突撃カノン隊】
 突然だが俺はスットン共和国の精鋭部隊カノン隊中尉相沢祐一だ。
 今回語られるのは、俺の身に起こった、本当は思い出したくもない事件である。
 そもそも、俺の周りには元々ろくでもないやつが多いんだよな。そうまずは我が隊のお
荷物、悪戯者の沢渡真琴少尉。
「あぅー、祐一ごときに真琴がお荷物呼ばわりされる筋合いはないわよー」

 それと、戦時中に俺にそっくりだったらしい相沢博士が開発した戦闘用アンドロイド、
月宮あゆ。やる気はあるけどドジで空回りなんだよな。
「うぐぅ、ぼく一生懸命頑張ってるよ」

 そしてスチャラカ三馬鹿隊員の陰険江久瀬曹長、変態北川軍曹、影薄斉藤伍長。
「まったく、陰険とは酷い言いぐさですねえ。あっ、ここほこりが残ってますよ」
「俺のどこが変態だ。おっ、そこの姉ちゃんパンツ見せてくれー!」
 うーん、わたしはなぜか霧の中を歩いているんだおー。向こうの方に人影が見えるおー。
そっちの方に行ってみるんだおー。
 だんだん姿が見えてきたおー。女の人の後ろ姿だおー。すらりとした長身で、後ろから
でも美人ってわかるんだおー。
「もしもしそこの人、ここはどこなんだおー?」
 女の人が無言で振り向いたんだおー。

「って、祐一だおー!祐一、また女装して。カノン隊祭はもう終わったんだおー」
「あら、名雪ちゃん。それは違うわよー」
 祐一がオカマ言葉だおー。でも、いつもより声が高いおー。ハスキーボイスの女性みた
いだおー。
「どう違うんだおー?」
81名無しさんだよもん:04/09/29 23:37:25 ID:Zs8yoXj8
 祐一がにっこり微笑んだおー。一瞬気が遠くなるほど強烈な笑顔だおー。これは効きま
すおー。
「それはね、触ってみればわかるわ」
「どういう意味なんだおー?」
 祐一はわたしの手を取って自分の胸に押し当てたおー。柔らかいおー、気持ちいいおー。
でもそんなに大きくはないおー。勝ったおー。
「って、違うんだおー!なんで祐一に胸があるんだおー!」
「アン!名雪ちゃんったら乱暴。ゆう泣いちゃうから」
「わっ!御免なさいだおー」
 びっくりしたから思わず思いっきり祐一の胸を握りしめてしまったおー。失敗だったお
ー。あれー、なんか違うおー。

「もう、名雪ちゃんったらあわてんぼうさん。こっちは優しく触ってね」
「わかったおー」
 どこか間違っている気がするけど体の芯からわき上がってくる性衝動に逆らえないんだ
おー。祐一の細い指にひかれるままに祐一の股間にわたしの手が……。
「ない!ないんだおー!」
「そう、ないでしょう。だから、わたしは女装じゃなくて、本物の女のなの」
「だ、だおー!大変だおー!」

「わー、大変だおー!」
 って、自分の寝言で目が覚めたよ。わたしとんでもない夢を見ちゃったんだよ。
 でも、今の夢でわたしの本当の気持ちがわかったよ。わたしはカノン隊祭のイベントで
女装した祐一を見たときから女装した祐一、ううん、女性の祐一が好きだったんだよー。
この気持ちは誰にも止められないよ。
82名無しさんだよもん:04/09/29 23:38:25 ID:Zs8yoXj8
「そうですか。名雪の気持ちは良くわかりましたよ。あとはわたしに任せなさい」
「って、お母さん、いつからいたの?っていうか、わたし声に出していなかったと思うん
だけど」
「企業秘密です。どうしても知りたいのならこのジャムを」
「わっ、わー!わかったよー!別に聞きたくなんかないんだよー」
「そう、残念ね」
 ふー、あやうく女性の祐一に会う前にあの世に行くところだったよ。でも、お母さんが
バックに付いていれば名雪ちゃんに不可能はないね。
「ふふふふ、ふふふふ」
「あらあら、困った子ねえ」

「と言うわけで、早速祐一を捕まえたんだよー」
「なにが、と言う分けなんですか水瀬大尉?」
「五月蠅いよ。そう言うことは祐一は知らなくても読者がわかっていればいいんだよ」
「あぅー、そんなの分けわかんないわよー」
 祐一の横で同じように縛られてころがされている、自称祐一の恋人のカノン隊員の沢渡
真琴がいらぬ口を挟んできたよー。

「五月蠅いよ。アホ真琴。所詮低能狐には高度な思考は理解できないんだよ」
「なによー馬鹿名雪。あんた、そんなこと言ってるけど自分は言っていることの意味ちゃ
んとわかってるんでしょうね」
「ギクッ!」
「なによー、今のギクッは?」
「な、なんでもないんだよー。あー、忙しい、忙しい。悪戯狐になんかかまっている暇は
ないんだよー」
「思いっきり怪しいぞ」
83名無しさんだよもん:04/09/29 23:39:07 ID:Zs8yoXj8
「まっ、それはともかく、早速作戦開始だよー。お母さんお願いするよー」
「はーい了承。スマイリー秋子のスペシャル・イリュージョンよ」
「なんなんだそれは?酷く怪しげだぞ」
「あぅー、すごく不吉な予感がするのよー」
「あらあら、問答無用です」
「止めてくれー!ウッ、ギャー!」
 大変残酷な場面なのでとても見ていられないよー。だから目をつぶって、100数えて
から目を開けるんだよー。

「1,2,3……35、くー36だおー、37だおー……1457だおー」
「名雪、いい加減に起きなさい」
 そこまで数えたとき、後頭部に強烈な痛みを感じて目が覚めたよー。いけないよ、いつ
の間にか眠っていたよ。でもお母さん、いくらなんでも100トンハンマーは酷いよ。
 っと、それどころじゃないよー。祐一はどうなったんだよー?

「秋子さん、いったいなんてことをしてくれたんですか。あー、声が南央美みたいな声に
なってるー」
「あぅー、祐一の背が縮んでる。おまけに胸があるよ、真琴と同じくらいだけど」
 すごいよー。祐一滅茶苦茶可愛いよー。身長が10センチくらい縮んでわたしと真琴の
中間くらいだよー。柔らかなウェーブのセミロングの栗毛も素敵だし、不思議の国のアリ
ス風の水色のエプロンドレスが似合いすぎだよー。
 こんなに可愛いんだからもう祐一なんて呼べないね。これからはゆうちゃんと呼ぶよー。
84名無しさんだよもん:04/09/29 23:40:02 ID:Zs8yoXj8
 で、もうこれ以上我慢できないよー。
「ゆうちゃーん、可愛いんだよー。抱きしめちゃうよー!ルパーン・ダーイブ!」
「うわー、こんな危ないとこいられないわよー!」
「うー、ゆうちゃんが逃げちゃったよー。なんか滅茶苦茶逃げ足が速くて見失ったよー」
「うそよー、名雪がルパンダイブに失敗して床に激突。そのまま寝ちゃったからよ。あれ
からもう2時間は過ぎてるんだから」
「えー、馬鹿狐の言うことなんか無視してゆうちゃんを捜すんだよー」
「あらあら、しょうがないわねー名雪は」
「なんでもいいから、いい加減に真琴の縄を解きなさいよー」
「無視だよー」

 そのころゆうがどうしていたかというと……。
「あーもー、今度は女装じゃなくて本物の女性ですか?まったく水瀬大尉にも困ったもの
です。しかし、秋子さんって何者ですか?」
 このままでは基地にも帰れませんし、いったいどうしたらよいんでしょう?途方に暮れ
てしまいますね。
 あれっ、今気が付きましたけど口調も思考も女の子みたいになってますよ。秋子さん凄す
ぎです。ゆうはちゃんと元に戻れるんでしょうか?

 とりあえず、こんな服装では基地には入れないですね。せめて男物の服を手に入れれば
どうにかごまかせるかも。でも、今は財布も持っていなし……。
「あっ、あそこにいいものを見つけました」
 どうも、どこかの男子寮みたいですね。申し訳ないけどあそこにかかっているジーンズ
とジージャン、それにTシャツを拝借して。あとは髪をどうにかすればなんとか祐一に
見えるでしょう。うーん、考えが甘いでしょうか?
85名無しさんだよもん:04/09/29 23:40:24 ID:Zs8yoXj8
 ひょいとジャンプして物干しに飛び乗ってと、少しサイズが大きいですけどまあこれで
いいでしょう。
「あのー、どなたさんですか?」
 ってえー、しまった寮の住人さんに見つかってしまいました。ゆう大ピーンチ!
 これからゆうはどうすればいいの?もしかしてここの住人達に捕まって、泥棒の罰で犯
されちゃうとか……そんなのイヤー!
 とまあ、ゆうの大ピンチのまま次回に続くんです。
86名無しさんだよもん:04/09/29 23:42:32 ID:Zs8yoXj8
>>79-85
すいません、また色物です。
最近他の方のまともな作品が投下されていていいことですね。ではこれで失礼します。
87名無しさんだよもん:04/09/29 23:43:45 ID:Zs8yoXj8
あれっ、>>79>>80がダブってましたすいません。
88航海長 ◆qhPMSKklCQ :04/09/30 01:23:59 ID:saldGGKT
>>77
こちらこそお久しぶりです。相変わらずグッジョブな作品には感服しております。

では、久しぶりでここの流儀を忘れていたので回線切って吊ってきます。
89名無しさんだよもん:04/09/30 03:17:32 ID:Lzfr8A2Y

「本当!?」
 受話器から聞こえる和己の声はとても嬉しそうだった。
「うん、こないだはゴメンね、悪いことしちゃって」
「そんなのいいよ、もう…」
 あははっ、と和己は笑っている。
 その笑顔が、明日の今ごろにはどれだけ歪んでいるかと思うと、
 私は胸の内側から湧き上がってくるどす黒い笑みを堪え切れなかった。
「ふふ…じゃあ、明日の夜7時、校門前でね」
「うんっ!ひろみ、遅れないでね」
「うん」

 電話を切る。
 その瞬間から、私は声を出して笑っていた。
 和己を慕う奴らと、そして和己本人の純情を踏みにじるのだ。
 私はその日、ずっと楽しみでならなかった。

 和己の手を握ったまま、自分たちの教室の前で足を止めた。
 誰もいない暗闇の教室。…でも、本当はそうじゃないことを私は知っている。
「あ、うちの教室だね」
「うん、ここだよ、和己」
 事前に鍵を開けておいたドアから、和己を中に引きずり込む。
 急に手を引っ張られて、和己は2、3歩たたらを踏んだ。
「ひろみ…?電気つけてよ、なにも見えないよ」
 和己はまだ私のことを信じて、手をつなぎ続けている。
90名無しさんだよもん:04/09/30 03:18:17 ID:Lzfr8A2Y

「寂しい、和己?」
「え?」
「辛かった?ずっと独りで」
「どうしたのひろみ、こんなところで…?」
「なんでもないよ」
 私は和己の手を強く握り返した。
 そして私は体を引いた。
 入れ代わりに別の体が和己の前に立つ。
 しかし和己がまだ目の慣れない暗闇の中で、そんな事が行われていると知る由もない。
 ただ私を信じて疑わず、じっと手を握って離さない。
 やがてはぁ…はぁ…と荒く熱い息がゆっくりと和己に襲い掛かる。
「ひろみ…?」
 でも、和己に何が起きているのか分かるわけもなく…
 ただ私の手を握り締めていた。

 いい…。
 いいよ…、和己…。
 そういうの、ありだよ……。

 私は手を振り解くと、手探りで蛍光灯のスイッチを入れた。
 そして…
「え…?」
91名無しさんだよもん:04/09/30 03:19:29 ID:Lzfr8A2Y

 和己の身体に手をかけていたのは私じゃなかった。
「ゆ、佑織(ゆうり)!なにやってるんだよこんな所で!」
「だってさ〜…」
 稲城くんはぷー、とほっぺたを膨らませた。
「和己、クリスマスにも来てくれなかっただろ、みんなで毎年来てくれてたのに。
 あれ実は相当ショックだったんだぜ。だってさ…」
 言葉を途中で切って、稲木くんは和己を自分の胸に抱き寄せた。
 和己の青い性が、彼の胸の中でたおやかに花開いていく。
 私は鼻血が垂れそうになるのを堪えるので精一杯だった。
「佑織!?」
「俺はお前目当てであれやってたんだから」
「ええええっ!?」
「折原さんからこの話聞いた時、嬉しくて思わず叫んじゃったもんね。
 さ、もう時間無いからさっさとヤっちゃおうぜ」
「ひろみっ!?」
 私はその時にはすでに教室の外に避難していた。
「ひろみぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!?」


 そして、すべてが終わった。

「僕…もう、笑えないよ…」
「ほら、和己、はーーーっ、ってしてみて、はーーーーっって!
(胸の内にたぎる興奮と情欲を抑えきれないほどのテンションで)」
92元380:04/09/30 03:22:01 ID:Lzfr8A2Y
こないだのやつのおまけですw
前スレの>641からなんとなく2番を選んでみました。
ひろみって腐女子の素質があると思います、絶対にw
93名無しさんだよもん:04/09/30 23:22:24 ID:qcUKQW61
はーーーっ


じゃねえだろw
94名無しさんだよもん:04/09/30 23:23:45 ID:qcUKQW61
…なんか誤解招きそうだ。

最後の3行にバカ受けしての突っ込みです。文句言ってるわけではないので。
95名無しさんだよもん:04/09/30 23:47:29 ID:KMufi01+
 担任の平植樹(たいらうえき)先生に連れられて教室に着いたです。先に入った先生に
呼ばれるまで廊下で待つです。待つことしばし、呼ばれたので教室にはいるです。
「転校生の相沢ゆう君だ。みんな仲良くしてあげるように」
「相沢ゆうです。よろしくお願いするです」
 とりあえず挨拶して頭を下げるです。でもなんだか反応が静です、ゆうは歓迎されてい
ないですか?

 顔を上げてみたら、みんな固まっているです。確かにゆうはチビですけど、そんな固ま
るほど珍妙ではないはずです。なんだかプンプンです。
「うぐぅ、き、君は」
 ようやく一人だけ再起動したです。ゆうとあまり背丈が変わらない小柄な子です。おま
けに童顔です、でも胸はゆうより有るみたいです。全般的に言って小学生か中学生くらい
に見える子です。
 それはいいとして、この子はゆうを知ってるですか?

「あなたはゆうのことを知ってるですか?」
「う、うぐぅ、知らない。ぼ、ぼくは、き、君なんか、ぜ、全然知らないんだよー」
 そうですか、ゆうの勘違いですか?でも、うぐぅってどこかで聞いたことがあるです。

「えー、月宮、話があるならあとにするように。それで委員長の美坂は……欠席だったな。
では副委員長の天野姉、相沢の面倒を見てやるように」
「はい、わかりました」
 返事をしながら立ち上がったのは落ち着いて上品な感じの人です。そう言えばこの人だ
け最初から固まってなかったです。
「相沢、今立ち上がったのが副委員長の天野姉だ。お前と並ぶと親子に見えるかもしれん
が、一応同級生だ。じゃあ天野姉、あとは任せたぞ」 
 平先生は余分な一言いいやがったです。おまけにかなり無責任です。
96名無しさんだよもん:04/09/30 23:49:02 ID:KMufi01+
「先生、そんな酷な説明はないでしょう。それにわたしは天野美汐と言う名前がちゃんと
あります。天野姉なんて呼ばないでください」
 この人も怒っているです。当然だとおもうです。
「あははは、すまんすまん。まあとにかく相沢のことを頼むぞ」
 平先生は苦笑いしながら教室の外に逃げたです。文字通り名は体をあらわすの、無責任
一代教師です。

「困った先生ですね。それはそうと相沢さん、わたしが天野美汐です。よろしくお願いし
ますね」
「美琴ちゃんは美汐お姉ちゃんの妹の天野美琴ですの。よろしくお願いするですの」
 わー、この子わたしよりちっちゃい。146か7くらいですか?目が細くてちょっと狐
目だけどすごく可愛いです。でもお姉ちゃんと全然似てないですね。
「これはどうもご丁寧な挨拶痛み入りますです。相沢ゆうです。こちらこそよろしくお願
いしますです」
 とりあえずこの姉妹とは仲良く出来そうです。

「ところでクラスの人達はどうしたですか?このままでいいですか?」
「別に問題はありません。相沢さんがあまりに愛らしいから見ほれているだけです」
 そんなはずはないです、美琴ちゃんの方がずっと愛らしいです。ゆう程度で驚くはずな
いです。多分物珍しいだけです。
「そうでもないと思いますけどね」
「えっ、今ゆうは声を出していましたですか?」
「うぐぅ、ぼくは聞こえなかったよ」
 またうぐぅですか。なぜだかうぐぅと聞くと腹立たしい気分になるです。でも、どうし
てかは思い出せないです。なにか不愉快な記憶があるですが。
97名無しさんだよもん:04/09/30 23:50:10 ID:KMufi01+
 この際、疑問点は単刀直入に確かめるです。
「そう言うあなたは誰ですか?」
「ぼ、ぼくは月宮あゆだよ」
「あゆさんですか。本当に前にあったことがありませんですか?」
「う、うぐぅ、全然、全然無いよー。初対面だよー」
 怪しいです。うぐぅは怪しすぎるです。うぐぅの顔を凝視してみるです。

「う、うぐぅ、何を睨んでいるの?ぼ、ぼくの顔には何も付いてないよ」
「うろたえているです。うぐぅは怪しさ大爆発です」
「ぼくは、うぐぅじゃないよー。美汐さん、年の功で助けてよう」
「あゆさん、はっきり言わせてもらいますが、怪我で1年留年して先日17になったあな
たの方が、先月16になったばかりのわたしより約1年年上なんですよ」
「あれ、うぐぅも留年してるですか?」
「うぐぅ、うぐぅじゃないってさっきから言ってるんだよー!あれっでも、もってことは
ゆうちゃんも留年なの」
「そうです、7年前の病気で留年したです。3月生ですからまだ16ですけど」
「それだとあゆさんはクラス最年長のままですね」
「変わらないですの」
「うぐぅ」

 なんだか、他の人はそのままで放課後になったです。天野姉妹が校内を案内してくれた
です。広いですけど、まあ普通の学校です。お姉ちゃんは廊下で柔軟体操をしてたです。
 さすがは部長さんです。恰好いいです。と思ったら柱に頭をぶつけたです。どうも寝て
いたみたいです。評価が急降下です。
「くー、わたしちゃんと起きてるおー」
「って、すぐに寝るなー!この寝惚け部長」
 お姉ちゃんを怒鳴っていたあの人は副部長さんですか?
98名無しさんだよもん:04/09/30 23:51:15 ID:KMufi01+
 その後は街を案内してくれたです。美味しい甘味屋さんもわかったです。冬は温かいお
汁粉が嬉しいです。あとは古本屋さんや骨董のお店とか案内してくれたです。
「うぐぅー!そこの人どいてよー!」
 また後方から、不快な声が聞こえるです。気が付いたらゆうはまた宙に浮いているです。
また吹っ飛ばされたですか?
 一瞬そう思ったけど違うです。ゆうは誰か猛烈な勢いで走っている人に手を引っ張られ
ているです。スピードが速すぎてゆうの足が地に着いていないです。

「こらー!たい焼き泥棒待てー!」
 後方からそんな声が聞こえたです。見てみたらジャムお○さんみたいな顔のエプロン姿
のおじさんが追いかけてくるです。この人はたい焼き泥棒ですか?
「うぐぅー、やばいよー!」
 またうぐぅの人です。どうもゆうとうぐぅは相性が悪いみたいです。
 うぐぅの人はお姉ちゃんより速いくらいで、すぐにおじさんの姿は見えなくなったです。
でも、うぐぅはそれでも止まらないです。ゆうはこのまま誘拐されるですか?

 ようやく止まったです。ここはどこですか?だいたいゆうは引っ越してきたばかりで、
この街に詳しくないです。わかるわけがないです。
「うぐぅ、ようやく逃げ切れたよ」
 うぐぅの人の正体はうぐぅだったです。それにしてもたい焼き泥棒とはあきれ果てたう
ぐぅです。右手で胸に抱えている紙袋が、戦利品のたい焼きに違いないです。

「やっぱりたい焼きは焼きたてが一番だね」
 うぐぅは呑気に盗品を頬張っていやがるです。犯罪の自覚もゆうを巻き込んだという罪
悪感もまるでないです。食べている様子を見ていたら、ゆうは唐突にわかったです。昨日
のひき逃げ犯の正体もうぐぅに違いないです。

「天誅です。たい焼き泥棒兼誘拐犯兼ひき逃げ犯の重犯罪人思い知るです」
「痛い!君、いきなりなにをするんだよ。って、ゆうちゃん!」
 後ろから頭を叩いたら、うぐぅは涙目で振り向いてきたです。それんしてもうぐぅのや
つ、今まで気が付いていなかったですか?
99名無しさんだよもん:04/09/30 23:52:16 ID:KMufi01+
「うぐぅ、ぼくはひき逃げ犯や幼女誘拐犯じゃないよう」
 こいつ言うにことかいて、ゆうを幼女扱いするですか。ますます許せないです。
 それでもさすがに現行犯のたい焼き泥棒は否定しないです。

 一発程度では許せないです、引き続き叩くです。
「痛い、痛いよ」
 うぐぅは抵抗しようとジタバタと暴れたので持っていた紙袋が落ちたです。
「うぐぅー!ぼくのたい焼きがー!もー許さないぞー!」
 なんですかその言いぐさは、盗人たけだけだけしいです。って、体当たりされたです。
ゆうはまた吹っ飛ばされたです。街路樹に当たったです。痛いです。
 つくづく自分の軽さが嫌になるです。

「あたっ、痛いです!」
 ドサドサ、ぶっかったはずみで雪が落ちてくるです。急いでよけるです。
「あっ!きゃー」
 誰かゆうじゃない人の悲鳴が上がったです。雪の下敷きになったですか?

 雪の下からストールを身につけた少女が立ち上がってきたです。
「えぅー、あゆさん酷いです。もう少し落ち着きを持ってください。それにいくら見かけ
と精神年齢は同じようでも、もう17になったんですから、小学生と本気で喧嘩するのは
感心しませんよ」
 なんですかこの人は、すごくほっそりして色白の中学生くらいの人ですが、小学生って
もしかしてゆうのことですか?
 確かに小さいですけど今は制服を着ているです。なんで間違えるですか。もしかしてコ
ートで隠れて制服が見えてないですか?
100名無しさんだよもん:04/09/30 23:53:06 ID:KMufi01+
「うぐぅ、栞ちゃんそんなにポンポン一遍に言わないでよ。それとこの子は今度転校して
同級生だよ」
 ちょっと待つです、するとこの人も同級生さんですか。ゆうの周りには見かけどおりの
年齢の人はいないですか?

「ところであゆさん、また食逃げをしたんですね。本当にしようがない人ですねえ」
「うぐぅ、あとでちゃんとお金は払うよう。それより栞ちゃんこそその荷物はアイスだね。
腹痛で休みだったのに、香里さんに言いつけるよ」
 どっちもどっちです。ゆうの周りは変な人ばっかりです。
「仕方がありませんね。あゆさん、お互いこのネタは永久封鎖ということで」
「うぐぅ、了解したよ」
 あれっ、今気が付いたですけど、この人は朝会った香里さんの妹さんですね。全然似て
ない姉妹です。
 その後ようやく天野姉妹と落ち合えて家に帰れたです。結構疲れる一日だったですね。
101名無しさんだよもん:04/09/30 23:54:34 ID:KMufi01+
>>95-100
 こりずにロリカノンの続きです。
102名無しさんだよもん:04/10/01 01:05:31 ID:miZIFH/w
>>86
今度はパッパラ隊かYO!w
それはそれとして、なんか普通に続けられそうな感じ。


>>92
ひろみ、ついに一線を越えたか…w
この後はBADEND直行しか考えられんw


>>101
ロリカノンマンセー!
でも俺は見て愛でるだけに留めてるから犯罪者ぢゃないよ。

>ゆうの周りには見かけどおりの年齢の人はいないですか?
いたる絵にそんなのを期待しちゃ(ry
103名無しさんだよもん:04/10/01 01:30:17 ID:vojMxnCp
>>101
とりあえず、『うぐぅ』『えぅー』『あぅー』『だおー』を一切使わずに書いてみないか?
104名無しさんだよもん:04/10/01 09:54:13 ID:VAiXIX82
まーとにかく、コテハン化希望。
105四番目の選択肢:04/10/01 14:23:43 ID:Fb6qKwpq
第八話:相談

ぺらっ
雑誌を読んでいると突然春原が話しかけてきた。
「あ、あのさ、岡崎…」
見てみると顔を赤らめながらモジモジしている。
「なんだ、まだ満足できなかったのか?」
「ち、ちがうって…そうじゃなくてっ!そろそろ自分の、あの、し、下着を買わないとなぁ、なんて」
「ああ、そういやそうだな」
「あと服も買わないといけないかな」
「上はともかく下はベルト巻いてもゆるゆるだったな。いっそのことシャツだけ着て下は
何も穿かないってのはどうだ?」
「外に出れないよっ!」
「なかなか乙な姿だと思うんだが」
今度そういう格好をさせてみよう。
「それで誰かについてきてもらいたいんだけど」
「そうだな…」
「杏か智代ちゃんなんて考えてるんだけど、どうかな?」
「やめておけ、あいつらはお前が元・男だって知ってるうえに敵意を抱いてるからな…
嬲り殺しされるのがオチだ」
「そ、それもそうだね…」
「他に頼めそうなやつは…古河や宮沢もお前の正体知ってたしなぁ」
「って、ちょっとまったーーーっ!」
「ん?」
「有紀寧ちゃんも渚ちゃんも知ってるってどういうことさっ!」
「正確に言うとちょっと違うんだがな、杏達から逃げてたときに資料室で宮沢と会っただろ」
「うん」
「あの時、宮沢はお前が男だと思ってたそうだ」
「えーっと、それってつまり」
「早い話が女装して俺と付き合ってたと思ってたみたいだ」
「え゛…」
宮沢は将来大物になるな。
106四番目の選択肢:04/10/01 14:24:22 ID:Fb6qKwpq
「古河に関しては、この前廊下を歩いてたときにばったり会って、
春原さん何で女の子の制服きてるんでしょうっ、と聞かれた」
「ばっちり覚えてますね…」
「でもすごく似合ってますっ、って言ってたぞ、よかったな」
「全然よくないっ!」
「二人ともお前が女になったと思ってないみたいだから、下着を買いに誘うのはまずいな」
「というか、そのときに説明しといてくださいよっ!」
「いやー、受け入れてるようだし、いいかなって」
「……」
「杏も智代も駄目、宮沢と古河もアウトだとすると…ああ、そうだ美佐枝さんなんてどうだ?」
「美佐枝さん?」
「お前確かここで飯食ってるんだよな?ラグビー部の連中や美佐枝さんと顔あわせた時の
反応はどうだったんだよ」
「うーん、実は変化したときから会ってないんだよね」
「夕飯とか洗濯はどうしてるんだ?」
「えっと、外食ですませたり、夜中こっそり自分で洗ったり…」
鍵っ子や下着を汚した思春期の男がやるようなことをしていた。
「とりあえず今後も顔を合わせないわけにはいかないわけだし」
雑誌を机の上に置き、ドアのほうへと向かう。
「行くぞ」
「行くって、何処に?」
「美佐枝さんの所だよ」

「ホントに大丈夫かなぁ」
「覚えてないなら買い物や女性特有の悩みにも乗ってくれるだろうし、知ってるなら
事情を話して協力してもらうしかないだろ…美佐枝さんなら大丈夫だって」
ドンドンッ
「美佐枝さーーん、いるー?」
二人で美佐枝さんの部屋の前まで行きドアを叩いたが、何の反応もなかった。
107四番目の選択肢:04/10/01 14:24:58 ID:Fb6qKwpq
「居ないのか…しかたない出直すか」
ドアに背を向けて歩き出そうとすると
「岡崎ー、鍵開いてるみたいだよっ」
すでに入ろうとしていた。
「お前な…鍵が開いてたからって勝手に開けるなよ」
「寝てるだけかもしれないじゃん。あっ、もしかしてイケナイことしてたり…くふふ」
いやらしい顔をしてシタリ笑いをする春原。
「…今この場でイケナイ事をお前にしてやろうか?」
「冗談でーーっす…」
とりあえず春原の言うとおりかもしれないし、ちょっと見てみるか。中に入ると
春原の部屋よりも格段に女らしい部屋住まいとあたりに漂う甘い香り。
「へえー、これが美佐枝さんの部屋かぁー。いい匂いがするねっ」
「俺はお前の匂いのほうが好きだけどな」
「んなっ!」
とたんに真っ赤になる春原の顔。ういやつめ。
「ご、ごほんっ……あっ、ベッドが盛り上がってるよ。やっぱり寝てただけだったね」
「そうだな。とりあえず美佐枝さんには悪いが起きてもらおうか」
「美佐枝さーん、起きてくださーい」
そういいながら膨らみの上に被さっていた毛布を春原が取った。
「…あれっ!?」
「どうした」
近寄ってみてみると
「誰だ…」
見知らぬ少女が眠っていた。

「まさか部屋に戻ったら岡崎と春原がいるなんて思ってもみなかったわ…」
心なしげっそりとした顔をしながら美佐枝さんは俺と春原とその見知らぬ少女に紅茶を差し出した。
108四番目の選択肢:04/10/01 14:25:41 ID:Fb6qKwpq
「それで、女性の部屋に忍び込んで一体何の用よ」
「その前に聞きたいことがあるんだけど…春原って女だったっけ?」
「はぁっ!?岡崎熱でもあるのっ?春原は昔から男じゃない…ってあら、雰囲気や顔が全然違うわね…」
「美佐枝さん私のこと覚えてるんだねっ!これってやっぱり愛っ?愛っ?」
「お前が色々やらかしたから忘れたくても忘れられないだけじゃないのか?」
「ひどい事言いますね、あなた…」
「ちょっと、一体何なのよ」
「ああ、実は…」

「というわけだ」
「はぁー、春原も女にねえ」
そういってチラッと春原を見るとまたため息をつく。
「とりあえず女の子になっちゃったことはわかったけど…あたしにどうしろって?」
「美佐枝さん、やけに簡単に信じちゃうんだね、やっぱり私の人徳がなせる技っ!?」
「あー、いや、ちょっと、ね…」
そういって愛想笑いのようなものを浮かべる美佐枝さん。どうしたのだろうか?
「ところでさっきから気になってたんだが、その女の子は美佐枝さんの何?」
「えっ!?あーー、えっとね…し、親戚の子よ。ほらっ、挨拶してっ」
美佐枝さんが急かすと今まで黙って紅茶を冷ましていた女の子がこちらに顔をあげ、話し出した。
「あ、あの…僕、美佐枝さんの親戚の志摩…賀津美です」
「へぇー、美佐枝さんと違ってずいぶんとシャイなんだね、
私は春原陽子、よろしくねっ」
「岡崎朋也、よろしく」
「よろしくおねがいします…」
モジモジと小さな声でそういうと美佐枝さんの後ろに隠れてしまった。
「ご、ごめんねー、この子ちょっと人見知りするから」
「かわいいねっ、この子」
春原はその子を見てニコニコと笑っている。どうも最近、女性が欲望の対象から
同姓に対するそれにシフトしてきている傾向があるな。これも日ごろの努力の賜物か。
109四番目の選択肢:04/10/01 14:26:43 ID:Fb6qKwpq
「それで、その親戚の志摩はここで何をしてるんだ?」
「ちょっとした用事でこっちにね。部屋に下宿させる代わりに食事や家事を手伝ったりしてもらってのよ」
「なるほど」
春原は縮こまっている少女にちょっかいを出して遊んでいる。
「ところでなんであの子は帽子を被ってるんだ?」
部屋の中にいるにも関わらず、志摩賀津美と名乗る少女は耳元まですっぽりと帽子を被っていた。
「あ、あは、なんでだろうねー、帽子が好きなのかな、あの子」
なぜかしどろもどろしながら美佐枝さんはそう答えた。
「あれっ賀津美ちゃん、スカートの中に何か入ってるよ?」
スカートの中に手を伸ばす春原。
「だ、だめですっ…きゃふっ!」
「えっ、なにこれ…しっぽ?」
春原の手の中には黄色いしっぽが握られていた。
「あ、あーーー、だ、駄目よ、志摩ちゃん、いつまでもおもちゃのしっぽなんてつけてちゃっ!」
「へぇーー、かわいいね。いいなー、このしっぽ」
羨ましいのかしきりにしっぽを弄り回している。なんかこの子に会ってから春原の乙女指数が
急上昇してるような。
「にゃっ、きゃふっ、あ、ぁあ…」
「苦しがってないか?」
「き、気のせいじゃない?それより話があったんでしょ、ほら、早く言いなさいっ!」
「ああ、そうそう実は「あああーーーーー」今度はなんだよ…」
大声を上げた春原のほうを見てみると
「…ネコミミ?」
春原が志摩の帽子を手に持ったまま、ボーゼンとそれを見ている。
「かっ…」
「「かっ?」」
「かわいいーーーーーっ!すごい似合ってるよ、それっ!いいなーー、いいなーー!」
志摩に飛びついてネコミミを弄りながら頬擦りをしはじめた。
「な、なにか春原のやつずいぶんと女の子チックになってないかしら…」
「まあ下心全快で迫っているわけじゃなさそうだし、いいんじゃないかな?というかあの子は何で
ネコミミつけてんだ」
110四番目の選択肢:04/10/01 14:28:35 ID:Fb6qKwpq
「えっとね、そ、そう、あの子ネコミミメイドのコスプレが好きなのよっ!あの年でずいぶんと
マニアックよねぇ、アハハハハ」
「まあ、似合ってるけどな」
春原に抱きつかれて耳を弄られながら真っ赤になって俯いている。
「春原、そのへんにしておけ。話が一向に進まないぞ」
「話ってなんだっけ?」
「お前の服と下着のことだろうが…」
「あーっ、そうだった。賀津美ちゃんがあまりにもかわいいから忘れてたよ」
「かわいい、ねぇ…やっぱりそう見えるわよね…」
そういってため息をついている美佐枝さんがなぜか落ち込んでいるように見えた。
「美佐枝さん、悪いんだけどこいつの服とか買うのに付き合ってやってくれないかな?」
「それはいいけど、いつ頃いくわけ?」
「明日なんてどうかな?ちょうど休日だし」
「それまたずいぶんと急ねえ。まあ別にいいわよ…ついでに志摩ちゃんの服も買おうかしら」
「ええっ!?べ、別にいらないですよぉ」
「だめよ、服なんて二、三着しかないじゃない。それもあたしのお下がりだし」
「ううぅ」
「賀津美ちゃんも一緒ーっ、一緒ーっ」
春原がえらい喜んでいる。どうやらずいぶんとお気に入りのようだ。
「そういう事で美佐枝さんよろしく。俺はちょっと用事があるんで三人で楽しんできてよ」
「あれっ、岡崎はいかないの?」 
「ああ、残念だが俺はパス」 
「あっ、そ、そうなんだ…」 
「なんだ、お前寂しいのか?」
「そ、そんなことありませんよーーだっ!」
「ばっちり美佐枝さんにコーディネートしてもらえよ。それじゃ、また明後日な」
「あっ…」   
そろそろ飯時なので退散することにした・・・遅れると母さんに泣きつかれるしな。


「バカ……」
111思いついた中の人:04/10/01 14:33:56 ID:Fb6qKwpq
ちょっと長すぎた…
ところでふゆはまだですかっ!?

>>93
はーーーっ 、ってのはきっと匂いをかぎたかったのに違いない!
だって口にも発射s(ry

>>101
先生の名前、聞いたことないなと思ってたら思い出した。
無責任艦長ですか…
古すぎるっ!!
112名無しさんだよもん:04/10/01 18:08:04 ID:BWKm1umG
>>111
陽子完璧に女の子化してますね
というか志摩君が出てくるのは全く予想外です。
しかも性別反転してるし。先が気になりますね。
この続きも期待してます。
113岡崎×裏春原:04/10/01 21:19:01 ID:avX0npna
春の陽気がただよい眠気を誘う。
相変わらず今日もあいつは遅刻。
昼休みになってからようやく金髪のあいつは姿を見せた。
「昼は今日も学食?」
「おまえは、ずっと居たみたいに言うな。今、きたところだろ」
「でも、おはようって時間でもないよね」
「まぁな」
「じゃぁ、どうしろって言うの?」
「そうだな…。取り合えず、雪山で遭難してしまい、もう出会えないと思っていたカップルが奇跡的に再会出来た時のように挨拶しろ」
「いや、もう、わけがわかんないんだけど」
「おまえなら出来る。なんたって大女優目指してるもんな」
「目指してないですよぉっ!」
「いや、お前には女優の才能がある。だから演技してくれ」
「…まぁ、そこまで言うなら頑張るよ。折角の才能を無駄に出来ないもんね!」
自分に才能があると信じ込み嬉しそうに笑うこの単純バカは春原陽子。
金髪ヘタレと見た目通り期待を裏切らない奴だが、どうにも最近こいつの事が妙に気になって仕方がない。
と、言うのも、何故か3年になってから古川や智代やことみ…他にも多くの女たちと出会った訳だが、どうにも一緒に居ても余り楽しいと感じない。
それなのに、何故か春原と居るときは違う。
春原といると楽しいと感じる自分がいる。
(これって春原と一緒に居るのが一番好きってことなのか?うーん…)
「岡崎ー?学食行かないの?」
「あ…あぁ。行くに決まってるだろ」
「今日もカツ丼食べる?」
「いや、今日はうどんぐらいでいいや」

……
それから学校が終わって、家へ帰った。
春原の部屋に行く気になれなかったから、ずっと自室に引きこもっていた。
そこから延々と春原の事を考えていた。
(何だよ…何でこんなに春原が気になるんだよ?)
ベットの上で転がりながら春原の顔を思い浮かべる。
(あいつ…大人しくしてれば普通に可愛いよな。中身もバカなところとか意外に可愛いかもしれねェ。てか、何で俺は春原と出会ったんだ……?)
114岡崎×裏春原:04/10/01 21:23:07 ID:avX0npna
次の日。
またも隣の席は空席。
俺は机につっぷしてうつらうつらと眠気に身を任せていた。
ガラガラと扉が開く音が耳に届く。続いて聞き慣れた声も聞こえてきた。
「岡崎!岡崎だよねっ…!」
名前を呼ばれて顔をあげる。そこには春原がいた。
「岡崎…。やっと会えた…!あの日、あの雪山で…突然の雪崩で離ればなれになって以来、もう出会えないかと思ってた…。
でも、こうやって再会出来たなんて奇跡みたいだよね…。岡崎さ…雪崩が起こる前に学食に行こうって言ってたよね?
その約束果たすためにも学食に行こうよ…」
「……芝居の練習か?」
「あんたがやれって言ったんでしょっ!」
「なんて言ったっけ?」
「奇跡的な再会を演じろって言ったじゃないですかぁー…」
その瞬間、俺は感電してしびれたような衝撃を受けた。
そして、俺が抱えていた気持ちは一気にはじけた。
「奇跡…そうか。俺とお前が出会ったのは神様が与えてくれた奇跡だったんだ…」
115岡崎×裏春原:04/10/01 21:23:50 ID:avX0npna
「え?岡崎、何言ってるの?」
「分かったんだよ」
「何が?」
「俺とお前が結ばれる運命にあったってことがさ!」
「なっ…なに、その運命って!」
驚く春原。
今ではその顔すら愛しく見えるぜ。
「よく聞け。俺は今まで多くの女と出会ってきた。だが、何故か俺はトキメキを感じなかった。それは…既に春原陽子という運命の相手に出会っていたからなんだ!」
「そんなおおげさな…」
「俺は本気だ。春原…お前と恋人以上夫婦なりたての関係になりたい」
「夫婦なりたてってなんですかぁー!普通は恋人以上夫婦未満だよねっ!」
「その関係ならいいのか?」
「う…!」
春原がしまった!という顔をする。してやったりだ。
まぁ、運命には逆らえない訳だがな。
「俺は本気だ。…春原は俺が嫌いなのか?」
少し意地悪に聞いてみる。
すると、春原は目を丸くして顔を真っ赤にした。
少し間を開けてしどろもどろとだが答えてくれた。
「きっ…嫌いなわけ無いよ…。ただ、いきなりそんなこと言われちゃったから驚いてるだけで…」
「なら問題ないな。今日から俺がお前の彼氏でお前が俺の彼女な。あ、後、今日からお前の部屋に住むから。楽しみだな〜、お前との生活」
「ひぃっ…!夜も居座るってことですよね!」
「当然だろ?一緒に大人の階段登ろうなっ!」
「ひぃぃぃっ…!!私、まだ子供で十分ですよぉっっーー!!!」

そんな春原の叫びは虚しく。
大人の階段を半ば無理矢理登らされた春原だったとさ。
116岡崎×裏春原:04/10/01 21:32:02 ID:avX0npna
余りにも裏春原に萌えたから書いてみました。
文章書くのって難しいなぁ・・・orz
>>111氏の書く春原は可愛くていいです。激しく好みですよ。ハァハァ。
117名無しさんだよもん:04/10/01 23:56:41 ID:Fb6qKwpq
>>116
(;´Д`) ハァハァ
そのまま連載キボン!!!
とりあえず大人の階段をのぼる所から…
118名無しさんだよもん:04/10/02 06:19:19 ID:PDgJ1ofr
君はまだ、シンデレラさ
119名無しさんだよもん:04/10/02 21:20:03 ID:hhSfcjTb
ではまず、ガラスの靴が脱げて転げ落ちるところから…。
120ロリカノンですか?:04/10/02 23:40:31 ID:jgaluqbj
 さてまた朝がやってきましたです。昨日は敗北したですが、今日はお姉ちゃんを起こし
てみせるです。ゆう頑張るです。
 さて、ゆうも馬鹿じゃあないです。昨日の経験で力ずくでは駄目なことがわかりました
から、頭を使うです。搦め手からいくです。
「お姉ちゃーん起きるです。可愛い可愛い猫ちゃんが。廊下にいるですよー。にゃーあ」

 あれっ、反応がないですね。お姉ちゃん糸目のままです。
「猫?猫さんだおー!」
 いきなり起きあがったお姉ちゃんはゆうを押し倒してのしかかってきたです。
「お姉ちゃん違うです。ゆうは猫さんじゃないです。猫は廊下です」
「猫、ねこー、ねこー」
 だめです全然聞いてないです。おまけに糸目のままです。起きてないです。猫の泣き真
似は失敗だったですか?

 結局今日もお姉ちゃんの手荷物として登校したです。
「もうゆうはお姉ちゃんを起こすのを諦めたです。人間あきらめが肝心です」
「ゆうちゃん、あきらめが早すぎるよ。わたしが遅刻はさせないから、毎朝ちゃんと起こ
して欲しいんだよ」
「ゆうの辞書に不可能の文字はちゃんとあるです。人間一生懸命努力しても、出来ること
出来ないことがあるです」
「うー、そんなこと言わないで、チョコパフェ奢るから」
 ちょっとだけ心が動いたです。

 教室に入ったらコートを着たままの女の子達に囲まれたです。って言うか教室内に男子
生徒は一人も見あたらないです。これはどうしたことですか?
「ゆうさん、あなたの制服サイズが全然合ってませんね」
 栞さんいきなり何を言い出すですか。
「そうです、だからこれに着替えましょう」
 クラスメートAさん、それは制服じゃないです。
「ちょっと待つです。それは制服と違うです」
121ロリカノンですか?:04/10/02 23:41:45 ID:jgaluqbj
「問答無用だよ。それー、かかれー!」
「キャー!止めるです」
 うぐぅが手に持っているのは幼稚園児用のスモックです。しかも「りす組あいざわゆう」
とか書いてあるです。なんですかこれは、ゆうはみか先生じゃないですよ。やっぱりうぐ
ぅはゆうの天敵ですー!

 シクシク、ゆうは制服をはぎ取られてしまったです。スリップだけだと寒いです。
 男子生徒がいないのこのためだったですか?あれっ、もしかして廊下のぼろ雑巾の山が
男子生徒だったですか?
 まっそれはどうでもいいです。寒いし、恥ずかしいし、早く代わりの制服を着せて欲し
いです。スモックはいやですけど。

「はい、ゆうさんこれに着替えてください」
「それは……」
 栞さんの差し出してきた服を見て思わず絶句です。スモックよりはいいですけどこれも制服
じゃないです。
 とにかく寒いから着るです。しようがないです、不可抗力です。

「キャー、思った通り可愛いー!」
「すごーい、お人形さんみたい」
「ふっ、この美坂栞の見立てに間違いはありません」
 一応誉めてもらってみたいですが、あまり嬉しくないです。
「ぜったい、こっちの方が似合うのに」
 うぐぅは黙るです。まだスモックを持ってるです。あたまに蛆がわいてるですか?

「栞さん、似合うはいいですが、こんなピンクハウスみたいな服を着てもいいですか?制
服でないと校則違反だと思うです」
「その点は大丈夫です。このクラス委員の美坂栞に抜かりはありません」
「どういうことですか?」
「実は我が校の校則には制服着用とはあるのですが」
「あるのですが?」
 緊張の一瞬です。栞さんの発言の続を待つです。
122ロリカノンですか?:04/10/02 23:42:57 ID:jgaluqbj
「なんと、肝心の制服が指定されていないのでした」
「はー?」
 なんですかそれは?衝撃過ぎる事実です。
「だから、どんなものであれ制服を着用しさえしていればいいですよ。それこそ軍服だろ
うがミニスカポリスだろうが」
 それ制服の意味があるですか?頭痛いです。それに……

「栞さん、こんな派手な制服あるですか?」
「それは、隣町のプリンセスハイスクールの制服ですよ」
「はい?」
 まさかあの赤いワンピースより派手な制服が実在するとは……。しかもプリンセスです
か?もう頭がプリンです。わけわかんないです。

「ちなみに今日のわたしはこれです、市立病院の制服」
 栞さんはコートを脱いだです。その下はなんとナーススタイルですか。右手の注射器の
中の紫色の液体が怪しげです。昨日香里さんと似てないと言ったのは訂正です、姿はとも
かく中身はそっくりの危ない人です。
「美琴ちゃんは喫茶ピアキャラットの制服ですのにょ」
「メイド服しかもオレンジ色ですか。それはいいですが、そのにょってのはなんですか?」
「ピアキャラットのウェイトレスさんの決まり文句ですのにょ」
 そんな店、あまり行きたくないです。オタク様御用達ですか?

 他のみんなもコートを脱いでいくです。セーラー服とかオーソドックスなものも含めて、
もうありとあらゆる制服があるです。美汐さんなんかはは巫女服です。地元の華音神社の
ものだそうです。似合いすぎです。
 うぐぅにいたってはスク水です。どうにもうぐぅの考えだけは理解できないです。寒く
ないですか?もしかして、うぐぅは風邪ひかないと言うやつですか?
 それにしてもここはどんな学校ですか?まともな授業があるですか?
123ロリカノンですか?:04/10/02 23:43:49 ID:jgaluqbj
 授業は普通だったですが、それがかえって不気味だったです。
 ちなみにあとで栞さんが教えてくれたです。校則を作るときにうっかり制服に関する規
定を漏らしていたそうです。一応はあの赤い制服のつもりだったらしいですが。
 前生徒会長S.Kさん(なぜ匿名ですか?)がそれに気が付いて、強引に学校当局に制
服ならなんでもいいと認めさせたのだそうです。
 本人はよく魔法少女の制服(そんなものあるですか?)を着て登校しているそうですが、
はっきり言って普通じゃないです。

 授業が終わって今日は土曜日で半日なのでまっすぐうちに帰ったです。お昼を食べたて
お勉強を済ませたあとは、秋子さんとお買い物です。
 一緒に歩いていると、秋子さんは「奥さん、とてもそんな大きなお子さんがいるようには見
えませんよ」とか言われていました。
 何となくわかるですが、この場合ゆうを小学生くらいだと思った上で言っているです。
つまり秋子さんは小学生の子供を持つにしても若く見えるです。ほとんど人間じゃないで
す、美の女神です。

 お買い物が済んで帰る途中ですが、秋子さんが買い忘れを思い出したです。秋子さんは
お米袋が重そうなので、ゆうが買いにいくです。
 今のゆうではお米袋は持てそうにないです、将来のためにもっと体を鍛えるです。
124ロリカノンですか?:04/10/02 23:44:08 ID:jgaluqbj
 さて帰り道です。突然大声が聞こえました。若い女性の声です。
「あんただけは絶対に許さないんだからー!」
 春でもないのに変な人です。誰に言っているのか知らないですけど、こんな人に絡まれ
るとは災難です。同情するです。
「ちょっとあんた、あんたに言ってるのよ無視するなー!」
「ひょっとして、ゆうに言っているですか?」
「そうよ、あんたのことよ」
「ゆうは思いあたる節がないですが」
「なんでもいいのよ、覚悟ー!」
 いきなり殴りかかってきたです。驚いたです。

 それからゆうは一方的に殴られているです。どうしてこうなるですか?
 実はあまり痛くはないですが、理不尽に殴られると悲しいです、涙が出るです。
 しばらくしたら急に痛くなくなったです。どうしたですか?
 目の前で襲ってきた女の子がのびているです。
 ようやく相手を観察する余裕が出来たですが、髪をツインテールにしてジャンパーとミ
ニスカートを着た中学生くらいの子です。
 ゆうはなにもしてないですが、人目があるのでこれは少々まずいと思うです。

 そこで、ここはこの手しかないです。
「うわーん!怖かったですー。わーんわーん」
 泣き真似(実際に半泣だったですが)しながら逃げるです。こうすればいきなり襲いか
かってきた中学生から逃げる小学生に見えるです。これで被害者役は完璧です。
 幸い女の子は追ってこなかったです。二度と会わないことを願うです。
125ロリカノンですか?:04/10/02 23:46:08 ID:jgaluqbj
>>120-124
 自分で書いておいてなんですが、どんな学校だよ。調子に乗りすぎだよな。
126名無しさんだよもん:04/10/03 01:22:09 ID:p1Vl9Pr3
>>125
>「実は我が校の校則には制服着用とはあるのですが」
>「なんと、肝心の制服が指定されていないのでした」
>「だから、どんなものであれ制服を着用しさえしていればいいですよ。それこそ軍服だろ
>うがミニスカポリスだろうが」
ワロタ。ギャグ漫画でもこういう方に突き抜けた学校はそうそう無いと思われ。
もっとやってくれ。

ところで、こいつはもしかして真琴ルート行き失敗ってやつですかぁ?(w
127初音×裕子(痕):04/10/03 21:17:12 ID:q/gXaIni
前スレ最後の裕子さんネタを見て、以前書いていて放置していた文を再構成しました。
なにげに、まとめ保管庫10スレ目の梓×はじめの続きっぽくなっています。
128初音×裕子(痕):04/10/03 21:17:44 ID:q/gXaIni
(やってしまった……)
とあるマンションの一室、スーツ姿の女性が一人、呆然と立ちすくんでいる。
(まさか、本当に実行してしまうとは思わなかったわ……)
自分のした事ではあるが、どこか他人事の様に感じていた。

女性の名前は、柳川裕子。刑事で、叔母で、ちょっとレズの入った人である。
前回、梓とはじめの情事の余波を受けて、一度は柏木兄弟の初音くんとの
はちみつ授業(爆)を妄想したりしていたが、無理矢理気持ちを落ち着かせてからは、
普段通りに初音と接していた。

(それなのに……)
そう、それなのに、今裕子の目のベッドには、その初音が眠っている。
穏やかな寝顔は、純真そのものといった風で、気を抜くとほっぺたをプニプニ
してしまいそうになる。
こうなった理由を説明する為には、時間を1時間程戻す必要がある。
129初音×裕子(痕):04/10/03 21:18:54 ID:q/gXaIni
ある土曜日の昼下がり、非番であった裕子は、軽く日用雑貨を買い込むために、
街へと繰り出していた。
そんな時、偶然初音と出会ったのだ。
少し元気がないような感じで、とぼとぼと歩いている。初音で『妄想』してからそ
う日が経ってはおらず、普通ならば顔を会わせづらい為、気付かれない様に
立ち去るのだが、いつものはつらつとした印象とは違う初音を、黙っては
見過ごせなかった。
「初音、こんな所でどうしたの?」
努めて普段と変わらない調子で話し掛ける。はっとして裕子に気付く初音。
「えっ?って、や、柳川さん!?」
一瞬きょとんとした表情になった後、声をかけたのが裕子だと分かると何故か
頬を赤らめて俯く。
「どうしたの?」
「あ……あの…ごめんなさい!」
俯いたかと思えば、急にあたふたして、走り出そうとする初音。
「ちょっ…待ちなさい。」
刑事という職業からか、様子のおかしい初音をそのまま行かせられず、
咄嗟にその腕を掴む。
130初音×裕子(痕):04/10/03 21:19:32 ID:q/gXaIni
「だ、駄目です!離してください!」
「急に逃げ出そうとするからよ。どうしたの?」
腕を掴んでも、なおも逃げようとする初音。腕を振り回し、裕子の手を外そう
とする。
「ちょ…こらっ…落ち着きなさい!」
ジタバタする初音をなんとか抑えようとするが、ふと周りの視線に気付き、
冷静な視点で分析する。
(周りから見れば、家出少年を補導しようとしている補導員、もしくは母…親……)グサッ!
冷静な思考が自分へのダメージとなって返ってくる。
(違うわ!母親だなんて。いくらなんでもそれは無いわよ!そう、周りから見れば、
年下の恋人との痴話喧嘩に見え…る…は…ず…)
妄想モード、スイッチオン!
(そんな、こ…恋人って、何を考えているのよ私!いいこと?初音は『甥』なのよ?
そりゃあこの前は、ちょっとそんな事を考えた事もあったけど、
あれは、はじめとの共鳴が原因で、私もおかしくなっていたし、欲求不満の部分もあったからよ!
そう、あの後一人で満足するまで『した』し、何よりも私はショタじゃないわよ!?
初音みたいな子供相手にそんな事…を…)

はにかんだ笑顔、柔らかそうな髪、すべすべした肌、華奢な身体、白いうなじ……
そんな初音とめくるめく夜を過ごす自分……
131初音×裕子(痕):04/10/03 21:20:17 ID:q/gXaIni
(イイ……(悦))

「離してください!!」
はっとする裕子。今にも初音が腕を振りほどきそうになっている。ついさっきまで
妄想に浸っていた頭がとんでもない事を身体に命令する。
「ていっ!」
ビシッ!
「あうっ」
初音の首筋に当身を喰らわせる裕子。ふっと力の抜ける身体を抱え、周りが反応
するよりも速く、その場を後にした。
132初音×裕子(痕):04/10/03 21:21:00 ID:q/gXaIni
そして冒頭の場面に戻ってくる。
「どうしよう……」
先程までの自分に自己嫌悪しながら、目の前の自体をどうするのか考える。
「取り敢えずは、初音を起さないとね。」
もう少し初音の寝顔を眺めていたい気持ちを抑え、気付けをする。
「ん…」
「大丈夫、初音?」
心配そうに顔を覗き込む。
「あ……柳川…さん?…ここは…?」
「ここは私の部屋よ。あなたがあんまり騒ぐから、ちょっと当身を入れちゃったの。ごめんね。」
「そうか……ううん、僕こそごめんなさい。急に逃げだそうとして…。
柳川さんの顔を見るのが恥ずかしかったから…」
「私の顔?」
「あっ…えっと…その…」
起き抜けの頭で、先程まで考えていた事をそのまま喋ってしまい、焦る初音。
「どういうことかな?私、あなたに対して変な事した?それとも私の顔が変なのかしら?」
こちらもさっきまでの強烈な妄想モードが抜けきっていない分、いつもの頭のキレがない。
心配していた分、カチンときて、つい意地悪な事を言ってしまう。
「私って、あなたに嫌われてる?」
沈んだ声で言う裕子。
133初音×裕子(痕):04/10/03 21:21:45 ID:q/gXaIni
「そんな事無いです!」
その沈んだ分以上に大きな声で否定する。あまりの大きさに、
さすがの裕子も一瞬怯んでしまう。
「あ…ごめんなさい。そんなつもりじゃなかったんです。ただ、
ここ最近変な夢を見て……その…」
「変な夢?」
「はい。最近、よく見るんです。ちょっと……エッチな…やつで…」
ここで、いつもの頭の回転が戻ってきた裕子は、思った事を口にする。
「もしかして、その夢に私が出て来てたりする?」
「あ…え………………はい。」
真っ赤になって頷く初音。ピンと来た。鬼の共感だ。元々エルクゥの間では、
テレパシー等の共感が行われていたが、その血を引く柏木家にもその影響が残
っている。特に初音は、柏木兄弟の中でもヨークとつながったりしていたか
ら、共感能力が高くなって、裕子の感覚とリンクしてしまったのだろう。
「そうだったの。それで街で会った時には恥ずかしがって逃げたって訳ね。」
「ごめんなさい・・・」
さらに俯く初音。
「あ、責めている訳じゃないのよ。」
そう言いながらも、真っ赤になって下を向く初音に対して、更に悪戯心が芽生
えてきてしまい、意地悪な質問を続ける。
「それで?エッチなって言っていたけど、どんな感じの夢なのかしら?」
「えっ!?」
夢の内容まで聞かれて口篭もる。
しばらく黙ったままだったが、裕子の視線に耐え切れず、
とうとう自分から口を開く。
134初音×裕子(痕):04/10/03 21:22:29 ID:q/gXaIni
「よ…夜のこの部屋の中で、裕子さんが一人でいるんです。
……ベッドの上で、裸になって…む…胸を揉んだり…下を……触ったりして……」
「ちょ、ちょっと待ちなさい!エッチなって、オ、オナ……」
自分の予想以上の初音の話に、取り乱す裕子。
(エッチなって言っていたから、てっきり私と初音の感覚が一緒になって妄想
を引き起こしたんだと思っていたのに、何で私のオナニーなのよ!それとも初
音って視姦趣味でもあるの!?)
軽くパニくってから、ふと気付き問う。
「その夢の中での私ってどんな格好をしてる?」
「え?……っと、確かTシャツに下着だけ……でした…」
Tシャツに下着。そんな格好でオナニーをする状況は一つしかない。はじめと
梓の情事にあてられた時だ。その時は、大抵朝までかかる為、簡易な服装です
るのだ。普段寝る時は、ネグリジェでしか寝ていない。
(よ、よりにもよって何で『そんな時』とリンクするのよー!)
衝動によって人を襲わなくなった今、『そんな時』でないとリンクしないのではあるが。
(まあ、はじめと梓の方にリンクしていないだけマシ……かな?)
そんなことになったら、『ご家庭の危機』につながるかもしれない。
「薄々は、柳川さんとリンクしている事には気付いていたんです。でも、こんな事…
誰にも言えないし、それに……」
再び口篭もる。裕子も黙ったままでいると、再び話始める。
「それに、その……裕子さんが一人でしてるのを感じて…僕もしちゃった……んです。」
顔を限界まで真っ赤にし、服をぎゅっと掴んで俯く初音。
「それはしょうがないわよ。感覚も共有しちゃうんだから、エッチな気分には
なるし、男の子だもの。どうしてもそうなっちゃうわよ。」
流石に見ていられなくなり、慰めの言葉を初音にかける。
「でも!好きな人を覗き見するだけじゃなくて、汚しちゃったんですよ!」
135初音×裕子(痕):04/10/03 21:23:10 ID:q/gXaIni
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「……好きな人?」
「あっ……」
しまった、と言う顔をする初音。
「私が?どういう事?あなたの好きな人って……」
(はじめじゃないの?)
最後の部分は、口に出さない。初音がはじめが好きな事は分かりきっている。
だが、それを口に出してしまうと、自分から何か大事な物を捨ててしまいそうになるので、
黙ったのだ。そんな裕子の心を察したのか、それとも自分の気持ちを全部伝えようと思ったのか、
初音が話始める。
「僕も、自分の好きな人は、はじめお姉ちゃんだと思っていました。小さい頃
に一緒に遊んでもらったり、何年かぶりに再会してからも優しいお姉ちゃんで、
ずっと大好きだったけど、もっと好きになりました。でも、違ったんです。梓
お兄ちゃんと付き合う様になったお姉ちゃんを見て、気付いたんです。僕はお
姉ちゃんを女の人としてじゃなくって、本当に『お姉ちゃん』として見ていた
んです。だから、梓お兄ちゃんと付き合うのもそんなに抵抗なく受け入れられたんだと思います。」
『もっと好きになった』と言う言葉を聞いた瞬間は、胸を掻き毟られる様な感
情に襲われたが、それも、はじめに対する初音の本音を聞いた瞬間に霧散した。
我ながら単純な物だと心の片隅で苦笑しながら続きを聞く。
「だから、僕の本当に好きな人は誰だろうって思ったんです。その時は分から
なかった。でも、『夢』を見るようになってから、気付いたんです。僕は柳川
さんの事が好きなんだって。」
136初音×裕子(痕):04/10/03 21:23:53 ID:q/gXaIni
(それは…違うわよ)
たしかに、裕子は初音から、進路の相談やその他家族には言えない相談事を
されたりして、頼りにされていた。しかし、それも自分の犯した罪に対する
贖罪の意味もあったのだ。そして、『夢』を見た事によって、裕子に『女』を
感じた初音が、それを恋と勘違いしたのだ。
それをなるべく傷つけない様に初音に話すが、初音は微笑んで首を振る。
「僕もそれは考えました。はじめお姉ちゃんに感じていた気持ちと同じで、
勘違いなんじゃないかって。でも違うんです。確かに柳川さんは『贖罪』として
僕に接してくれたのかもしれない。でも、すべての行為が『贖罪』じゃないと
思う。柳川さんは、壊れ物を扱うように僕と接する事はしなかった。優しい時
もあったけど、厳しい時にはちゃんと厳しくしてくれて、一人の人間として接
してくれました。そんな柳川さんだから、僕は好きになったんです。
だから…この気持ちは勘違いじゃないと……信じています!」
先程とは違い、真っ直ぐに裕子を見て、自分の気持ちをはっきりと伝える。

そんな初音を見ていると、たまらなく愛おしくなってきてしまう。もう、『叔
母』だとか『甥』だとかはどうでも良くなって来てしまっていた。

ただ、愛しい。
137初音×裕子(痕):04/10/03 21:24:35 ID:q/gXaIni
気付くと初音を抱きしめていた。
そして、ゆっくりと初音の顔を上げさせると、そのままキスをする。

初音は抵抗しなかった。

再び抱きしめる。
時間が過ぎていくが、二人とも一言も喋らずに黙ったままだ。
お互いの鼓動がどんどん速くなっていくのが分かる。
ドクンドクンから、
ドクドクドク、更には
ドッドッドッドッドッへ。
このままだと、破裂するんじゃないかと裕子が思った時、初音がついに爆発した。
「ゆ…裕子さん!!」
「きゃっ!?」
ボスンっと背後のベッドへ倒れこむ。身長差がある為、初音の顔が裕子の胸に埋まる。
138初音×裕子(痕):04/10/03 21:25:16 ID:q/gXaIni
「初音……」
「柳川さん……」
「違うわよ。」
「?」
「こういう場合の呼び方は……違うでしょ?」
「あ……」
初音は頬を染めて俯く。そして顔を上げ、意を決して相手の目を見つめ、答える。
「裕子……さん。」
「好きです。」
「僕は男として」
「女としてのあなたを」
「愛しています。」
「あなたと僕がどんな関係でもいい。」
「僕はあなたじゃないと嫌なんです。」
「あなたじゃないと駄目なんです。」
「あなたと、裕子さんと一緒に居たいんです。」
静かな、しかし確かな意思を持って紡がれる言葉。その一つ一つを聞く度に、
身体に電流が走ったかのような快感が襲ってくる。
139初音×裕子(痕):04/10/03 21:25:57 ID:q/gXaIni
今度は初音の方から顔を近づけ、そっと口付けをする。
初々しい初音のキスに裕子は感激し、しばらくはそのままでいた。
しかし、段々と物足りなくなり、自分から積極的に舌を絡めだす。
「っ!?」
ビクッと体を震わせてなすがままの初音と、興奮して初音の唇を貪る裕子。
押し倒しているのは初音なのに、裕子が襲っているような形になってしまっている。
だが、初音も徐々に慣れてきたのか、
次第にお互いの呼吸を合わせてディープキスを続け、いつの間にか服を全部脱ぎ去っていた。
首を、胸を、腰を、太股を、そしてお互いの性器を愛撫する時でもキスはやめない。
初音のペニスから先走りが、裕子の秘部から愛液が溢れ出した時には、お互い息も絶え絶えになっていた。
140初音×裕子(痕):04/10/03 21:26:36 ID:q/gXaIni
「裕子さん……」
「うん……しよっか……」
高揚した顔で初音に答えると、その視線が下に下がり、
(お……大きい…)
初音の股間でそそり勃っている男根に釘付けになる。
さっきまで触っていたのだから大きいのは分かっていたが、
実際に見てしまうとその大きさに驚いてしまう。
リンクしていた時に見た梓のモノよりは小さいが、
平均的な男性器よりも大きい。
(はい…るわよね?)
予想以上の大きさに、怖気づいてしまう裕子。
(これは……言わないといけないかな……)
恥ずかしいが、言っておかないと土壇場で怖くなってしまいそうだった。
「あ……あのね、初音。あなたのお兄さんやはじめにひどい事をしておいて、
こんな事を言うのもおかしいんだけど……」
「はい」
「私、男の人は初めてなの……」
141初音×裕子(痕):04/10/03 21:27:16 ID:q/gXaIni
「っ!?」
あまりの唐突さに、一瞬言葉に詰まる初音。
「あ……いや…厳密に言うと、初めてじゃないんだけど…その…なんて言うか
実を言うと、私、女の人としか付き合ったことがないの……。だから、指と
かバ…バイブとかではした事はあるけど、本物は………ね…」
正確には、鬼になっていた時に数度あったのだが、あれを初めてとは思いたくないし
あまりはっきりと覚えていない。
「お…女の人が好きだったんですか?」
「私は、たまたま好きになった人が女だっただけだって思っているけどね。
こんな性格だから、リードされるよりもリードする方に回っちゃったからかな?」
その顔が、初音には寂しそうに映る。
「……分かりました!」
「?」
「僕が…僕がもっと男らしくなって、裕子さんをリード出来るような男になります!
そして、そんな悲しい顔なんてさせません!」
「初音…」
顔立ちはまだ幼く、ともすれば女の子の様な初音だが、その時だけは今まで見た中で
一番男らしく感じた。
もう我慢したくない。
「……来て」
精一杯の勇気を振り絞って、一言囁く。
142初音×裕子(痕):04/10/03 21:27:58 ID:q/gXaIni
「ここ…ですか?」
「もう少し下…そう、そこよ。そのまま…お願い…」
「は、はい。い、行きます!」
ずにゅうっ!
「きっ…ひ…いッ!」
「あ、ああっ!裕子さんっ!」
柔らかく、それでいてきつく締め付けてくる秘腔に、初音は歓喜の声を上げる。
裕子の方も、通常時では初めてとなるペニスを膣口に迎え入れ、その異物感と熱さに苦しみながらも耐える。
「はぁ…はぁ…」
「ん……はぁっ」
初音は入れたまま動かない。裕子の方も、男根の鼓動を感じながらじっとしている。
しばらくそのままの状態でいたが、やがて初音から口を開いた。
「裕子さん、う、動きますね。」
「うん……いいよ。」
返事を受けて、ゆっくりと秘唇から男根を半ばまで抜き出し、再び入れる。
じゅぷ……ずぷ……
「んふぁっ…あ…ん…」
「あ…は…あっ…」
「ふぅっ…ん…あっ…」
優しくピストンされると、焦らされている様で、段々と感じて来てしまう。
しかし、初音も初めての膣の感触に、早くも射精の快感を堪えるので精一杯だった。
そんな初音の状態を敏感に察知し、裕子は優しく、
「良いのよ、初音。我慢しないで思いっきり出しちゃっても。
全部受け止めてあげるから……ね。」
囁きながら、かぷっと耳たぶを噛む。それがスイッチになったのか、初音が叫ぶ。
「ああぅっ!ゆ、裕子さあんっ!も、もう…だ、だめぇっ!!」
びゅくっびゅくっ!!
「あ、熱っうう!んんっ!」
胎内に浴びせかけられる精子を感じ、体を震わせる。
「はいっ…てぇ、あ……うんんっ…」
「はぁ…はぁ…」
143初音×裕子(痕):04/10/03 21:28:40 ID:q/gXaIni
息を切らせる初音を抱きしめ、囁く。
「まだ……固いわね。」
「はい……」
「今度は、私が上になってしてあげる。」
「え?……うわっ!」
つながった体勢のまま、ごろんと180度体を回転させ、騎乗位の格好になる。
男としてのプライドを傷付けない様に、出来る限り精一杯優しく微笑みながら
「今度は、もう少し我慢してくれると嬉しいかな。」
と言うと、
「が…がんばります。」
こちらも思いっきり真面目な顔で答える。裕子はくすっと微笑み、
「ええ。でも本当に我慢できなくなったら、遠慮なく出していいからね。
初音が気持ち良くなる方がその……、私も心が……気持ち良いから…。」
最後は少し照れながら言う。
「じゃ、じゃあ動くわよ?」
「は、はいっ」
恥ずかしくなった裕子は、唐突に動き始める。
じゅぷっ!ずぷっ!
「んぅあっ!あんっ!」
「はぁぁっ!」
一回目とは違う激しさに、初音だけではなく動かしている裕子も大きな声を上げる。
ずっ!ずぷっ!じゅぽっ!ずぷぅっ!
淫靡な音を響かせて腰を振り、きつく媚肉で喰いしめる。
やさしく、それでいて激しくしごき立てられたペニスは更に硬度を増し、裕子の膣内をえぐりこむ。
「ああっ!は、初音ぇ……さっきよりもどんどん大きくなってる。き、気持ち良いの?」
「い、良いです!裕子さんの中がきゅうってなって、ぬるぬるで、とっても良いですっ!」
「嬉しい…初音…」
裕子は少年の薄い胸板を両手で愛おしく撫で、乳首を愛撫する。
その間も行為は止まらず、淫らな腰使いは続く。
144初音×裕子(痕):04/10/03 21:29:23 ID:q/gXaIni
既に梓のモノ程になったペニスは、容赦なく膣肉をえぐり、子宮口を擦り上げる。
「ふああっ……すごいぃっ!初音のが、ぐりぐりって膣内で動いて、びくんびくんってぇっ!」
「裕子さん!裕子さんっ!」
成すがままだった初音も、自分から腰を動かし、裕子を攻め立てる。
一度出していることもあり、まだ我慢は出来るが、長くは持たない。
出来る事なら裕子もイかせたい。そんな男としての本能が、初音を動かす。
じゅぷ!じゅぷ!じゅぷ!じゅぷ!じゅぷ!
「ひぃっ!ああぁぁぁぁっ!」
攻め立てていたはずが、逆に下から攻められる格好になり、裕子は嬌声を上げる。
「駄目ぇっ!これじゃ私、私ぃっ!」
「裕子さん、お願いです。一緒にっ!」
ガシっと初音の両手がもたれかかって来た裕子の双乳を鷲摑みにする。
テクニックもなにも無いが、思いの丈を込めて揉みしだかれ、性感が一気に高まる。
「はあぁっ!それぇっイイ!もっと、もっといじってぇっ!」
乱暴だが、確かな愛情を感じるその手の動きに合わせ、腰を振りたくる。
「裕子さんっ!も、もう…」
「う、うんっ!は、初音っ!私も、私もぉっ!」
びゅくんっ!びゅるぅっ!どぴゅぅっ!
「はああぁぁっあぁっ!」
「ひぃぃいいいっ!熱い……熱いぃぃっ!」
二回目とは思えない程の精液を膣内に発射されて、裕子は凄まじい快感に襲われた。
そのまま倒れこみ、射精の快感に震える初音を抱きしめる。
145初音×裕子(痕):04/10/03 21:29:59 ID:q/gXaIni
「初音、愛してる…」
「僕も、愛しています…」
お互いの顔が近づき、そっとキスを交わす。
「もう、離さないからね……誰にも渡したりなんかしない。」
「はい…僕も、裕子さんを誰にも渡したりなんかしません。離れられないような男になります!」
「うん…」
裕子は、胎内に流し込まれた初音の熱さを感じながら、
幸せのまどろみへと沈んでいった。
146初音×裕子(痕):04/10/03 21:32:18 ID:q/gXaIni
以上、初音くん×裕子さんでした。

しかし、何か裕子さんの口調が少し若く(幼く?)なってしまった(汗)
まぁ、好きな人といる時は自然な口調に戻るって事で(笑)
文章長い上に、ボドボドですけどね(泣)

捏造も甚だしいんで、吊られてきます(誰に?)

 ∧||∧
(  ⌒ ヽ ブラン
 ∪  ノ
  ∪∪
147名無しさんだよもん:04/10/03 22:29:07 ID:uegTnS08
一通りつったらまたいらして下さいね
148名無しさんだよもん:04/10/03 22:38:50 ID:D3CoZALZ
裕子さん好きじゃぁぁぁぁ〜♪
149名無しさんだよもん:04/10/03 22:54:58 ID:0c8b9ztv
>>146
生`
150名無しさんだよもん:04/10/04 00:15:54 ID:t5TWJWIU
見てる内に感応しちまって悶え転がってしまった…

くそぅ、やっぱ俺の属性はショタ×年上なのかっ
151名無しさんだよもん:04/10/04 00:16:28 ID:9WhNwwVd
裕子さんキタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!

この後、通常は裕子さんがイニシアチブ取るとして、夜の部は
誰が主導権握るかでプレイの幅が変わったり。

1.日頃の妄想(青少年条例違反)を実地に生かしまくる裕子さん
2.発露したばかりの若い力を真っ直ぐにぶつける初音くん
3.やさぐれた某長兄のせいで発現頻度が増した悪初音くん

そして二人の行為が更にリンクして……
152名無しさんだよもん:04/10/04 00:39:42 ID:6UwaFURk
両方ともノーマル状態でのラブラブ和姦ってのはちょっと意外だったな。
襲うか襲われるかの二択しか思いつかなかったんで。

そして非処女だけど男とは未経験だった裕子さんに萌え。
153電波温水器 ◆kd.2f.1cKc :04/10/04 03:10:47 ID:0c9y4VDm
 -==-t-==- 
   ∧||∧
  (  ⌒ ヽ 飛びます、飛びます
   ∪  ノ 
    ∪∪

 
>>146氏GJ!!
154名無しさんだよもん:04/10/04 05:46:36 ID:PZOijgzA
155名無しさんだよもん:04/10/04 13:14:10 ID:6UwaFURk
>>153
一体どうしたー!?


それにしても楓くんが完全にカヤの外になっとるな…w
156名無しさんだよもん:04/10/04 22:55:41 ID:tZHssp+A
オチにしか使われない長男よりはまだマシかとw
157名無しさんだよもん:04/10/05 01:11:07 ID:Tm/uyhr7
そこで弟達からはじめさんも裕子さんも寝取ってしまう鬼鶴丸が降臨ですよ。
158岡崎×裏春原 大人の階段登る編:04/10/05 16:24:41 ID:h8iSeUZo
俺と春原は結ばれる運命だったと気がついたその日。
俺の世界は虹色に輝き出した。
そんなわけで帰りのホームルームも終わり帰宅の時間。
「それじゃ、俺、一回家に帰って支度してくるからな」
「支度ってなんの支度?」
「勿論、おまえと生活するための支度さ!と、言うわけで大人しく部屋で待ってろよ」
「待ってよ、岡崎…っ!」
背後で何か叫ぶ春原。俺が家に帰ってしまうのがそんなに寂しいのか。
春原に寂しい思いをさせるわけにはいかず、俺はさっさと家に帰り必要と思われる荷物をすべて鞄へ詰め込んだ。
もう帰らないと親父に告げて、俺は家から離れた。

春原の部屋にて。
「待たせたな」
「いや、別に待ってないけどね。…って、その大げさな荷物は何ですかぁっ!」
「生活用品一式だ。あぁ、もう家には帰らないから。よろしくな!」
「ここ…誰の部屋か分かってます?」
「俺とおまえの愛の巣だろ」
「ひぃぃっ!違いますよ!私の部屋ですよぉっ!!」
「昨日まではな。あ、これプレゼント」
俺は鞄から一足の靴を取り出した。
それは透明なガラスで出来た靴。雑貨店で安く売っていたのを買ってきたのだ。
それを春原に渡す。春原は不思議そうにガラスの靴を見ている。
「これ、ガラスの靴だよね?」
「あぁ、お姫様必須アイテムだ。さしずめ、おまえがシンデレラで俺が王子様だな」
「もう、なにを言っているのかわからないよ。はやく元の岡崎に戻ってくださいよぉ〜…」
「元に戻るもなにも無いって。俺はただ春原が好きなだけなんだからな」
ストレートに言うと春原はすぐに顔を赤くした。
顔を真っ赤にしてうつむいてる春原に近寄り距離を縮める。
すぐ近くにある春原の顔。赤く染まっている耳に囁くように言葉を落とした。
「春原、好きだぞ。だから顔をあげてくれ」
言われるがままに春原はゆっくりと顔をあげる。
その瞬間を逃さず、俺は春原の唇に自分の唇を重ねた。
159岡崎×裏春原 大人の階段登る編:04/10/05 16:25:45 ID:h8iSeUZo
「んっ……ん…!」
舌を春原の口内へ滑り込ませる。
舌先を絡めるとぴちゃぴちゃ…と直接、脳に音が響く。
気が着けば、春原は俺の腕にすがりつくようにしていた。
「ん…ふっ……ん」
強く舌先を吸い上げると、春原の身体がびくびくと震えた。
そして。春原の口内を思う存分浸食した後、ぴちゃっと湿った音をたてながら唇を離した。
透明な糸が互いを繋いでいる。
「気持ち良かっただろ?」
耳元で優しく聞くと、春原は顔を真っ赤にしてこくんとうなずくが、すぐにはっとなって、俺の体をぐいっと突き放した。
「お、岡崎…。な、なんでキスするんですかぁっー!」
「おまえが可愛いから」
「それは嬉しいけどさ、突然キスは無いよね!」
「なら先に言えば何やってもいいんだな?」
「へ?」
「よし。なら、今から大人の階段登ろう。ほら、今、おまえに聞こえるように言ったからな」
「嫌ですよぉっ!そんなの却下だよ!」
「その意見を却下。と、言うわけで……気持ち良くしてやるから安心しろって」
言うよりも早く、俺は春原の服と下着を剥ぐ。
そのままゆっくり押し倒し、あらわになった鎖骨から胸の突起まで舌をつつっと走らせてきて、辿り着いた胸の頭頂をついばむ。
「あっ……ヤっ…!」
キスだけでかなり高ぶっていた春原の身体は、少しの刺激でも大きな快感へと繋がっていた。
「ヤっ…だぁっ…!」
春原の抗議の声を無視して、弄ぶように舌先で突起を転がす。
片方の胸を指先で踊らせて、流れるように下腹部へと下ろした。
そのまま指を走らせ、下着の中…春原の一番敏感なところに触れた。
「ちょっ…岡崎…っ!そこは駄目ぇ…!」
「こんなに濡れてるのにか?」
「ふぁっ…!?」
割れ目に指を入れ、ゆっくりと出し入れをする。
くちゃくちゃ…ぴちゃぴちゃ…イヤラシイ音を奏でる。
160岡崎×裏春原 大人の階段登る編:04/10/05 16:27:10 ID:h8iSeUZo
「ぁんっ…恥ずかし…っ…よぉ……ッ」
涙目で訴えてくる春原。正直言ってそれは反則だ。
指を動かす度に漏れる甘い声とその泣きそうな表情に俺自身の昂ぶりが増す。
ふと、俺にしがみつく春原の腕に力がこもる。
「も…いいからぁ…っ…。お…岡崎の……」
語尾は聞き取れないほど小さな声だった。
だが、微かに耳に届いた。『岡崎の…欲しいよぉ……っ』という声が。
俺は春原の額に一度キスをする。
それから、ズボンのチャックを開き、硬く勃起した自分自身を取り出した。
それをべとべとに濡れた春原の秘部へとあてがう。
「挿れるぞ…」
「う…んッ…!」
見た目ほど俺にも余裕はなく、春原がうなずいたのを確認してから、すぐにソレを春原の中へ挿れた。
「あッ…ふぁァ!!痛…ッ!」
「っ…春原、分かるか?今、…繋がってるぞ…」
春原は眼から涙をこぼしながら、こくこくと苦しげにうなずいた。
少しずつ腰を動かしていく。結合部からはぐちゃぐちゃと液体の卑猥な音がする。
春原から流れてくる透明な愛液に血が混ざる。
内壁と肉棒が擦れる感覚にしびれを感じた。
「ひぁぁッ…!熱いよぉ…ッ変に…なっちゃう…!」
それは春原も同じだったようだ。
泣きつく春原のその顔は、普段からは想像出来ないような色気を帯びている。
その表情と声が俺を昂ぶらせる。どくんっと力強く脈を打つ。もう限界だと思った。
「悪い。もう、出る」
「え…っ!」
ぐいっと春原の腰を引き寄せ、勢いに任せて最奥を衝いた。
「ひっ…!んぁあァあっ!」
春原の体がびくりと反り返り、内壁は一気に収縮する。
締め付けられると同時に俺も限界を迎え、春原の中に精液をぶちまけた。
「ふぁっ、ッあァん!!おかっ…岡崎ぃ…ーッ!」
「春原ッ…!」
161岡崎×裏春原 大人の階段登る編:04/10/05 16:28:32 ID:h8iSeUZo
……事が終わった後、しばらくは余韻に飲まれて動けなかった。
春原の隣に転がり、ぼーと天井を見ていると、春原が身体を寄せてきた。
「岡崎…、ひどいよぉ」
「何でだよ。気持ちよくしただろ?」
「そう言う問題じゃ無いですよぉっ…!あー、もういいですよー…だ。寝ちゃうんですから…」
ぐいっと春原が俺の胸に顔を埋めてきた。
しばらくすれば、すぅすぅと寝息がもれてくる。
「俺も寝るか…」
春原を抱きしめながら俺も眠りについた。
162岡崎×裏春原 大人の階段登る編:04/10/05 16:30:38 ID:h8iSeUZo
前書いたやつの続きなんぞ書いてみました。
無駄に長くて正直、すみませんでした…orz
もっとエロい文章が書けるようになりたい…。
163名無しさんだよもん:04/10/05 18:04:13 ID:edmlHTqw
階段のぼっちゃったーーーっ!?
ハァハァ…
164名無しさんだよもん:04/10/05 19:18:49 ID:JdWzvyJ/
>>162
最も手短な感想を貴殿に送る。
GJ!
165名無しさんだよもん:04/10/06 13:49:12 ID:9ULh5wnA
隣のラグビー部がどんな反応していいか困っているだろうなw
166名無しさんだよもん:04/10/06 19:29:24 ID:GByjB3jt
順番待ち
167☆ヽ(>ヮ<ヽ):04/10/06 19:30:11 ID:4NJSj3dt
女春原さんなら当然女子寮にいるはずですっ
168(ノ>ヮ<)ノ☆:04/10/06 19:30:40 ID:4NJSj3dt
ということは隣は女子ラグビー部員の部屋になりますっ
169ロリカノンですか?:04/10/06 23:05:28 ID:q1cJ3muM
 今日は日曜日です。お姉ちゃんを起こさなくていい(と言ってもまだ一度も起こせたこ
とがないですが)から気が楽です。
 ちゃんと着替えて朝ご飯を食べるです。今朝は炊きたて御飯にタマネギとジャガイモの
おみそ汁、卵焼きとほうれん草のお浸しです。
「やっぱり日本人の朝食は和食です。重症のジャム中毒患者のお姉ちゃんは違う意見みた
いですが」
「そうだよね、日本人はやっぱり和食だよね。焼き鮭とか目刺もいいよね」
「そうです。蜆のみそ汁とかアサリの澄まし汁もいいです」
「そうそう、日本人は朝お米の御飯を食べないと力が出ないよ」
 って、ちょっと待つです。ゆうはいったい誰と会話をしているですか?

「あーっ、うぐぅがいます。なんでうぐぅがうちの食卓に当然のように座って、しかもゆ
うと御飯を食べているですか?」
「ゆうちゃん五月蠅いよ。御飯は静かに食べるものだよ」
 うぐぅの分際でゆうに説教するとは生意気です。でも、言うことはもっともなので一応
は黙るです。そのまま大人しく食べるです。王様のディナーならぬ女王様のモーニングを
堪能するです。

 食べ終わったです。食器もちゃんと洗ったです。これで心おきなくうぐぅの所業を追求
出来るです。
「さあうぐぅ、きりきり吐くです」
「あのねー、何度言ってるけど、ぼくはうぐぅじゃないよ。ちゃんと月宮あゆっていう名
前があるんだから」
「黙るです。そんなことはどうでもいいです。ちゃんと質問に答えるです」
 うぐぅのくせにどうでもいい話題を持ち出して、本題を誤魔化そうとするとはけしから
んです。最低です。
170ロリカノンですか?:04/10/06 23:06:42 ID:q1cJ3muM
「どうでもよくなんかないよー」
 ギロッ!聞き分けのないうぐぅです。学習能力ないですか?
「どうでも良くないのに……だからね、毎朝の日課の食逃げ、じゃなくて、そう、日課の
ジョギングをしていたら、この家の前で秋子さんに会って食事に誘われたんだよ」
 ずいぶん怪しげな突っ込みどころのある説明ですが、秋子さんが誘ったのなら仕方がな
いです。
「わかったです、うぐぅ。秋子さんのお客様なら、たとえゾウリムシでもスライムでもう
ぐぅでも歓迎するです」
「ゾウリムシやスライムと一緒なんて嫌だよう」
 うぐぅは情け無い表情でそう抗議してきたです。五月蠅いやつです、これ以上まだ文句
があるですか?

「仕方がないです。モルモットなみに昇格させるです。まったくうぐぅは贅沢です」
 ほ乳類になったですから、これで文句はないですね。
「もういいよ。ゆうちゃんは意地悪だよ」
 失礼ですね、ゆうはいい子ですよ。ただ恨みを忘れないだけです。

 ピンポーン、誰かお客様です。ゆうが出るです。
「やっと見つけたー」
 バタン。ドアを締めたです。鍵もちゃんとかけるです、もちろん二重ロックでドアチェ
ーン付です。
 ゆうはもちろん何も見てないです。さっきチャイムが鳴ったりなんかしてないです。

 ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン。
「ちょっとこら、あんた開けなさいよー」
 ピンポン、ピンポーン。
 ゆうには何も聞こえないです。空耳です、気のせいです、目の錯覚です、幻です。
171ロリカノンですか?:04/10/06 23:07:48 ID:q1cJ3muM
 ピンポン、ピンポーン。ドンドンドン。
「こらー、開けろー!」
 ドンドン。
「あのーゆうちゃん、さっきから誰か来ているみたいだけど」
「いいですかうぐぅ、それ以上なにか言ったらたい焼き屋さんに突き出すですよ」
「ぼ、ぼく何も聞こえないよ。なんにも言ってないよ」
「それでいいです」
 ドンドンドンドン。
「いい加減にしろー。無視するなー!」

「さあうぐぅ、朝のアニメでもみるです」
「そ、そうだね。ぼくアニメ大好きだよ。うぐぅじゃないけど」
「じゃあ一緒に見るです」
「アニメ、おもしろそうだね」
「うん、これ面白いよ」
「これは傑作です。……って、いつの間に、どうやって家に入り込んだですか?」

「えっ、この人が入れてくれたよ」
 謎の女の子はいつの間にか隣に立っていた秋子さんを指さしたです。
「あらあらゆうちゃん、お友達と喧嘩は良くないですよ」
「こんなやつ友達じゃないです。知らない人ですし、昨日いきなり襲いかかってきたです。
ゆうは怖くて悲しかったです」
「喧嘩は良くないですねー。ハイじゃあ仲直りしましょう」
 秋子さん、仲直りも何もこんな危ない子最初から知り合いじゃないです。でも、逆らっ
ても無駄なのはよくわかっているです。

「仕方ないです、秋子さんのお言葉ですから特別に許してあげるです。狸や狢程度には歓
迎するです」
「なによー偉そうに、第一狸や狢なんかじゃないわよー。高貴なお狐様なのよー」
「なんだかよくわからないけど、ぼくは狐も狸も似たようなものだと思うよ」
 うぐぅの言うことはいつもずれているです。
172ロリカノンですか?:04/10/06 23:08:58 ID:q1cJ3muM
「うるさーい、うぐぅなんて変な名前のくせにわかったような口を聞くんじゃないわよー」
「酷いよ、ゆうちゃんがうぐぅ、うぐぅ言うから、知らない子までうぐぅとか言い出した
よ。ぼくは月宮あゆでうぐぅなんかじゃないよ」
「あー五月蠅いチビね、そんなことはどうでもいいのよー」
 なんだかうぐぅとこの女の子は相性悪いみたいです。ゆうとも悪いですが。

「ちょっと待つです。ところであなたの名前はなんですか?なんでゆうに襲いかかってき
たですか?ちなみにゆうは秋子さんの姪で相沢ゆうと言うです16歳の高校1年生です。
それと、この本名うぐぅはうぐぅと言うたい焼きを常食とするを大変珍しい動物で、通称
を月宮あゆというです」
「ぼくはそんな珍妙な動物じゃないよう。それにあゆの方が本名だよ」
「まっそれはどうでもいいとして、あんたが高校生?ふっ」
 あっ、こいつ鼻で笑いやがッたです。あゆあゆの抗議を流すのはさすがですが。
「二人ともひどいよ」

「ゆうは人間が出来ているから今の発言は聞き流すです、それより早く名前を言うです」
「えっと、名前、名前ねえ。実は思い出せないのよ」
「なんですかそれは?あゆあゆじゃあるまいし、記憶力が足りないですか?」
「違うわよー!単なる記憶喪失よ。あゆあゆごときと一緒にしないで」
「そりゃあうぐぅよりはましだけど、あゆあゆでもないんだけど……」
「記憶喪失のくせになんでゆうのことだけ覚えているですか?」
「そんなこと知らないわよー」
「迷惑なやつです」
「ぼくって、完全無視?」

 ピンポーン、またベルが鳴ったです。今日はお客様が多いです。
「はーい、ちょっと待つです。今出るです」
「あんた、逃げる気?」
 馬鹿は無視するです。
173ロリカノンですか?:04/10/06 23:10:05 ID:q1cJ3muM
 ドアを開けたです。すると知っている人がいたです。
「おはようゆうちゃん、遊びに来たわよ」
「香里さんおはようです。でもお姉ちゃんはまだ起きてないですよ」
「あらそんなことは先刻承知の上よ。それよりゆうちゃん、わたしのことはお姉様と呼ん
でいいのよ。って言うか、むしろ呼びなさい」
 なんですかこの人は?なにか危ないものを感じるです。ゆうは貞操のピンチですか?

「さあゆうちゃん、お姉様がこれからいろいろと、お・し・え・て・あ・げ・る」
「我が姉ながら筋金入りの変態ですね。やっぱりロリっ子にはお姉様ですね」
 栞さん、そんなことを言ってないで香里さんを止めるです。
「すごい、ドキドキだよ」
「これが漫画で読んだ百合ってやつ?」
 あゆあゆと自称記憶喪失女、観察なんかしないです。第一記憶喪失のくせになんでそう
言う知識はあるですか?うさんくさいです。
「駄目だよ香里。ゆうちゃんはわたしの物なんだよ」
 お姉ちゃん余分なときだけ起きてこないで下さい。もうずっと寝ていていいです。もう
しっちゃかめっちゃかです。

 気が付いたらいつの間にか体操服にブルマー姿で、おまけにエプロンつけて台所でお茶
を入れていました。しかもなぜだかぐるぐる眼鏡まで装備です。
 これ全部香里さんの趣味ですか?いったい何を考えているですか?

 その後香里さんは秋子さんがお昼にジャムの瓶を持ち出した途端、栞さんの手を引いて
逃げだしたです。お姉ちゃんも知らない間に消えていたです。とりあえず助かったです、
秋子さんに感謝です。
 でも、なぜ逃げたですか?ゆうにはよくわからないです。
 ゆう達はジャムを塗ってパンを食べたですが、気が付いたら夕方になっていたです。
 それから何がどうしてこうなったのかよくわからないですが、自称記憶喪失女は水瀬家
に居着いているです。図々しいです。
174ロリカノンですか?:04/10/06 23:10:46 ID:q1cJ3muM
 でもまあ、秋子さんが了承してしまった以上は仕方がないです。とりあえず共存の覚悟を
決めるです。さて、そうなると問題があるです。
「一々自称記憶喪失少女と呼ぶのは面倒くさいです。名前を思い出すまでのとりあえずの
呼び名を決めるです」
「ぼくはあぅーがいいと思うよ」
「どこからそんな名前を考えつくですか?あゆあゆの考えは理解不能です」
「だからー、あゆあゆじゃなくてあゆだよう」
「とにかくそんな変な名前は却下、却下、却下、却下ー!」

「仕方がないです。所詮あゆあゆの考えはその程度です。ここはゆうが決めてあげるです。
凶暴だから凶田暴子、これで決まりです、これしかないんです」
「そんな変な名前があるかー!」
「贅沢なやつですねえ。じゃあ自分で狐だって言ってから狐田コン太」
「コン太じゃなーい!あたしは女よー!」
「じゃあコン子」
「手抜きするなー!」
「一々五月蠅いです。嫌ならちゃんと自分の名前を思い出すです」

「えっと、それじゃあ暫定でトリーシャ・フォスターとかカスミとか日野本あかりとか渡
嘉敷ヨウコとかロズウェルとか神代さくやとか長森瑞佳とか松原葵とかにしとく」
「なんだか微妙な名前ばっかりです」
「じゃあぼくはフローネ・トリーティアとかかな」
「あゆあゆは黙るです。アウン・フレイヤーとかフェイとかミントとかアールとかマルチとか呼
ばれたいですか」
「丹下桜声で、ヒナノイシュメルハイネウェイナン通称ヒナノや、ミルやマリア・ショー
トみたいなゆうちゃんには言われたくないよう」
175ロリカノンですか?:04/10/06 23:11:08 ID:q1cJ3muM
 あゆあゆのくせに痛いところをつくですね。ではこっちも反撃です。
「ゆうは木の人形さんや両性具有や失敗魔法少女じゃないです。十分ですとかおねにいさ
まーとか言ったりしないです。あゆあゆこそ、はわわー浩之さんとか、ラマラマラマラマ
ーンさまーとか、世界征服に手段は選んでいられないのよとか、馬鹿丸出しで話したりし
てるですか」
「いくら私が漫画好きでもそんなマニアックな話題付いていけないわよー!」
「あらあら声優ネタはそのくらいにしてくださいね。読者の人が付いてこれませんよ」
「あっ、放送部員の皆口ゆうさん」

「そうね、葛葉なんかどうかしら。安倍晴明のお母さんと言われる狐の名前ですよ」
「あっ、それ恰好いい。陰陽師だよね。それでいいよ。じゃあとりあえず葛葉は葛葉ね」
「コン子にはもったないような名前ですが、まあそれでいいです」
「コン子言うなー!」
 結局暫定葛葉に決定したです
176ロリカノンですか?:04/10/06 23:13:28 ID:q1cJ3muM
>>169-175
無駄に長いうえにわけわからん代物のような気がする。
うちのゆうはあゆや暫定葛葉と同レベルなので、大概低次元の口喧嘩になります。
177名無しさんだよもん:04/10/07 00:25:29 ID:JQhG3RAt
(・∀・)インジャナイ?
178名無しさんだよもん:04/10/07 01:11:46 ID:AQ9I6Zer
>>176
例の口調無しでも、工夫すれば結構キャラ分けできるんだな。
このドタバタ漫才加減はなかなか宜しいかと。
179四番目の選択肢:04/10/07 22:50:09 ID:1II+ezom
第九話:追跡

まさに日本晴れといったような天気の中、俺はある人物を尾行していた。
俺の追跡に気づいた様子もなく、その人は能天気にふわふわと歩いている。
「まったく、実の親を尾行するはめになるとはな」
事の始まりは一昨日まで遡る。

「そういや、母さんって何の仕事をしてるんだっけ」
この前は結局聞けずじまいだったし、丁度思い出したので聞いてみた。
「ええっ!?」
「いや、なんでそんなに驚いてるんだよ…仕事だよ、仕事。何やってるんだ?」
「えーーーっと…ひ、ヒミツっ!アハっ」
「いや、アハっ、じゃなくて…」
「たっ、たいした仕事じゃないのよ?ちょっと恥ずかしいから言いたくないだけなのっ」
一気にそこまでしゃべったかとおもうと、今度は猛烈な勢いでご飯を食べ始めた。
「ぐっ…ごふっ、ごふっ」
「落ち着け…」
一体この慌てっぷりはなんなんだ。ま、まさか人に言えないような仕事を
しているんじゃないだろうな!?

へへへっ、まったくピーー歳とは思えない身体だぜっ
あっ、あっ、ぃやっ、あぁ……(ごめんなさい、敦さん、朋也くん…)

…これは確かめる必要があるな。

昨日の出来事を思い返しているうちに、いつの間にか母さんの姿を見失っているのに気づく。
慌てて辺りを見渡すと、駅の中に入っていくのが見える。まずいな…どこまで買ったのかわからない。
とりあえず一駅分購入して、あとは清算で何とかしよう。切符を買い、慌てて追いかけた。
見つからないようにしつつ同じ電車に乗り込み、揺られ揺られて約三分。隣駅に到着すると、
どうやらここに仕事場があるようでスタスタと降りていった。
それからもつかず離れず後を追うと、最終的に母さんはある建物の裏口へと入っていった。
180四番目の選択肢:04/10/07 22:51:05 ID:1II+ezom
どうやらここが仕事場のようだ。しかし一体ここは何なのだろうか、裏から見る限りでは見当もつかない。
「表にいってみるか」
ぐるりと表に回ってみるとそこには
「ファミレス?」
有名な某チェーン店が建っていた。裏方の仕事でもしてるのだろうか。料理や掃除の腕は確かだから、
その可能性は高そうだ。
「…歳が歳だから、さすがにウェイトレスじゃないだろうな」
とりあえずまともな職についているようだし、帰って寝るとするか。
ぐぅぅぅ〜
…丁度いいから食べていこう。
ドアをくぐると、来客を告げる鐘の音と共におなじみのキャッチフレーズが俺を出迎えた。
「いらっしゃいませ、Pure・キュロットへようこそ!!…あーーーーーっ、朋也クン!!」
「んぁっ?」
声がした方へ目を向けると、そこには

「この町に何か用があったの?まさかわざわざご飯を食べにここまで来るわけもないよねっ」
「…おい」
「えっ、どうしたの?」
「何でお前がここにいるんだっ、勝平っ!!!」
勝平が女性用制服を着て首をかしげながら突っ立っていた。
「なんでって言われても、ここで働いてるからだよっ。ところで勝平って誰?」
「誰っておまえな…」
まさか……こいつもなのか!?さすがに五回目にもなると冷静に考える余裕もでてきた…うれしくないが。
勝平の胸元を見るとそこには『柊勝美』のネームポレート。
「それよりもっ!この前なんでボクのこと蹴っ飛ばしたのさっ!おかげでお腹のところが
痣になっちゃったよ!!」
そういって服をまくってお腹の部分を見せると…白い肌に浮かぶ見事な蹴りの痕。
「あ、ああ、悪い…ちょっと虫が止まってたんでな…」
さすがに嫌な予感がしたから蹴ったなどとは言えやしない。
181四番目の選択肢:04/10/07 22:51:50 ID:1II+ezom
「もうっ、すっごい痛かったんだからねっ!乙女のお腹に痕を残すなんて酷すぎだよっ!!」
「す、すまん」
俺は頭がものすごく痛いぞ。
「傷物にされちゃったし、責任とってもらおうかなぁー」
「せ、責任ってなんだよ…」
「それはもちろん、お 「柊さん、何をしてるのっ」 あ、チーフ…申し訳ありません」
「駄目よ、お客様をお待たせしたら…ああっ!!」
「えっ?」
「…今度はあんたか」
勝平にチーフと呼ばれたその人物は
「ど、どうして朋也くんがここにいるのっ!?!?」
母さんだった。

「チーフ、朋也クンを知ってるんですか?」
「あっ、やだ…朋也くんにこんな姿見られるなんて…恥ずかしい…」
顔を赤らめ頬に手を当てて恥ずかしがっていた。
「チ、チーフ?」
「…はっ!?あ、と、とりあえず朋也くんに席を案内してあげてねっ!」

きゃっ、チーフ危ないですよっ
ご、ごめんねぇ
いたっ
ああ、申し訳ありませんっ
ガラガラドッシャーン
あああ、すいません、すいません

あちらこちらにぶつかりながら奥に引っ込んでいった。
「派手にやらかしてるな…いつもああなのか?」
「んーん、普段はきりっとしていて仕事も難なくこなすクールビューティーって感じなんだけど…
あんなチーフ初めて見たよ」
「あれでねぇ」
どっちかというとトラブルメーカーに見えるが。
182四番目の選択肢:04/10/07 22:52:36 ID:1II+ezom
「あ、とりあえず席に案内するね。こちらでございまーす」
勝平に案内されて窓際の席へと着く。
「こちらがメニューとなります。ご注文がお決まりになりましたら、こちらのボタンでお呼びくださいませっ
…じゃぁ、またあとでねっ」
メニューを渡して遠ざかろうとする勝平を尻目に速攻でボタンを押した。
「って、はやいね朋也クン」
「スパゲティーと水くれ」
「それだけでいいの?」
「ああ、なんか腹がいっぱいな気分だ」
どちらかというと一杯一杯だが。
「ご注文を確認させていただきます。スパゲティーが一点、以上でよろしいでしょうか?」
「ああ、OKだ…なんかお前、そこそこ板についてるな」
「まあねー、結構前からバイトしてるし」
えへへと笑いながら奥に下がっていった。
しかし親父、おっさんに続いて勝平までも…
なんちゅう手抜き工事だ、あのクソガキ。

「へくちっ!」
ギギギ
183思いついた中の人:04/10/07 22:53:39 ID:1II+ezom
水を飲みながら十分ほど待つと、勝平が盆を持ってやってくるのが見えた。
「お待たせしました、こちらがスパゲティーとショートケーキになります。ご注文は以上でよろしいでしょうかっ」
「いや、ケーキは頼んでないぞ」
「ああ、これはチーフからだってさ」
指差すほうに顔を向けると、母さんがこちらに向かって片手をブンブンふっているのが見えた。
「なんか今日のチーフってすっごいかわいーっ!…ねえ、朋也クンとチーフってどういう関係なの?」
「一応母親だ」
元・親父ともいう。
「ええーーーーーーっ!あっ…朋也クンとチーフって親子なのっ?」
途中で声のトーンを下げながら聞いてきた。
「…まあな」
「信じられないなぁー、チーフってああ見えて子持ちだったのね」
俺も信じられん。
「それじゃボクと朋也クンが一緒になったら……お母さん?」
「はぁっ!?」
「そっかー、チーフとならうまくやっていけそうだなぁー」
不穏なセリフを残して勝平は去っていった。
「さっさと食って帰ろう…」
ついでにいい加減手を振るのをやめろ(元)親父…
184思いついた中の人:04/10/07 22:55:09 ID:1II+ezom
反転陽子話が増えて万々歳っ!古代神達も降臨し始めたし
あとはふy(ry
185名無しさんだよもん:04/10/08 02:01:44 ID:5p3mjw+W
>>179-183
天然系なように見えて、実は普段の仕事振りは格好いい(らしい)直子ママン萌え(*´∀`)
勝美ちゃんはなんか玲子っぽい?さりげなく不穏かつ積極的な発言する所とか。

手抜き工事だけどグッジョブだ謎の少女w
186名無しさんだよもん:04/10/08 20:29:28 ID:w1vslh60
>>184
やばい、陽子タンより直子ママンの方が萌える…!
勝平も反転すればいい感じだし。
ということでどんどんお願いしまっす!
187名無しさんだよもん:04/10/09 05:27:16 ID:AFGz3vRo
後付の設定なのかも知れんが、女の子をモロに蹴っ飛ばすのはどうかと思うんですが・・・


>>174 神代佐久耶で気がついた。
188名無しさんだよもん:04/10/09 12:12:55 ID:jut6+wUW
>>187
前スレ>>519-520を見てみればわかるかと…
そして>>179-183で反転発覚
蹴った理由はクラナド本編の勝平シナリオ参照ということでひとつ
189名無しさんだよもん:04/10/09 22:52:01 ID:zwbqSn69
アニメのプラネテス見ていて、
ふと草野球でホームランかっとばして「はっはー! ジャストミートぉ!」(CV:折笠愛)と
会心の笑みを浮かべる秋江ママンを想像してみた。

…イメージぴったりかも。
190名無しさんだよもん:04/10/10 01:01:39 ID:GcGU6erH

 目が覚めたとき、僕は自分がどこにいるのか分からなかった。
 どこを見ても真っ暗闇で、どこにも明かりが見えない。
「ねえ、誰かいる?…誰かいますか?」
 後ろを向いても、上を見上げても、真っ暗。
 そのうちに僕は、自分がまっすぐ立っているのかどうかも分からなくなった。
 いったいここはどこなんだろう。
 とりあえず、人を探しながら歩いてみることにした。

 少し歩いたら、夕貴に会った。
「夕、こんなところにいたんだ!ね、ここどこ?」
 夕貴は僕の顔を見たとたんに嫌そうな顔をして、
「あ、バケモノだ」
 と言って消えてしまった。
 僕は悲しくなったので、もう少し歩くことにした。

 もう少し歩いたら、高史さんに会った。
「高史さん!ねえ、なんでこんな所にいるんですか?」
 高史さんは僕をにやっと見て、
「月弥くんは怪物だから秘密です」
 と言って消えてしまった。
 僕は悔しかったので、もう少し歩くことにした。
191名無しさんだよもん:04/10/10 01:02:23 ID:GcGU6erH

 さらにもう少し歩いたら、おばあちゃんに会った。
「おばあちゃん、僕はなんで生きてるの?」
 おばあちゃんは僕から目をそらして、
「お前が生きているのは間違いだったかもしれんなあ」
 と言って消えてしまった。
 僕は死んでしまいたくなったので、もう少しだけ歩いてみようと思った。

 そしてもう少しだけ歩いたら、蝉枝に会えた。
「ねえ、蝉枝。僕はなんなのかな?」
 蝉枝は僕の顔をじっ…と見つめていた。
 そのままずっと何も言わなかった。
「蝉枝は僕のこと、嫌い?」
 こっちから話しかけても、蝉枝は僕を見ているだけだった。
 僕は悲しくなった。
「答えてよ、蝉枝…僕は嫌いなの?」
 ぼろぼろ、涙がこぼれていく、ぼろぼろ。
「嫌だよ、そんなの…助けてよ、蝉枝…」
 蝉枝は微笑んでいた。
 僕のことをぎゅっと抱きしめてくれた腕も、胸も、そのままなのに。
 蝉枝……どこにいるの……?
 足元の暗闇が音もなく崩れていく。
 僕は蝉枝の顔を見つめながらゆっくりと落ちていった。
 蝉枝は微笑んでいたみたいだった……
192名無しさんだよもん:04/10/10 01:03:28 ID:GcGU6erH

「ん………」
 落ちるのが止まったと思った時、僕の目は覚めた。
 光がまぶしい。
「お目覚めですか?」
 僕が目をしかめていると、近くから聞き覚えのある声がした。
「えっと…潔司さん?」
「おはようございます、と言っても夜ですけどね」
 ここはどこだろう。とにかく、起きなくちゃ。
 僕は体を起こそうとして、ちょっとくらっとした。
「ああ、気をつけて下さい。月弥くんは大事な人質なんですから」
「…うん、ありがと、潔司さん」
 やっと目が明るいのに慣れたみたいだった。周りを見回してみる。
 どこか、見たことない部屋の中だった。部屋の中には潔司さんと…知らないおばさんが一人。
 白髪で、サングラスをしたおばさんだった。潔司さんみたいに黒い服を着ている。
「潔司、水を一杯頂けるかしら」
「構いませんよ、俊代(としよ)さん」
 潔司さんが立ち上がって部屋の奥のほうに下がっていく。
「月弥、貴方には申し訳無いことをしてしまったわね…」
「おばさん?」
 突然俊代さんというおばさんに話しかけられて、僕は焦った。
「直に蝉枝がここに来ます、所詮御堂では彼女は止められない…」
「蝉枝が!?」
193名無しさんだよもん:04/10/10 01:04:16 ID:GcGU6erH

「ええ、貴方を助けにね」
 水の入ったコップを持って潔司さんが帰ってきた。
 コップを両手で受け取ったおばさんは、そのままゆっくりと水を飲み始めた。
「蝉枝が…僕を…」
「…どこでこうなってしまったんでしょうね、ねえ、潔司…」
 半分くらい入ったコップを握りしめて、おばさんはそうつぶやいた。
 潔司さんは答えず、僕は黙ってそれを見ていた。 誰も一言も話さなかった。
 少しして、部屋の外から銃を撃つ音が聞こえた。
 それが何を意味するのか、僕にはもう分かっていた。
 誰も何も話さないまま、僕たちは部屋のドアが開けられるのを待っていた。
 そして、ドアが開く。

「蝉枝っ!」
「月弥!無事か!」
 蝉枝だ。…蝉枝だ。…蝉枝だ……!
 やっぱり来てくれたんだ!
「蝉枝さん、扉をしっかりとお閉めなさい。邪魔者が入っては詮無いでしょう?」
 無言で頷くと、蝉枝は言われたとおりにドアを閉めて鍵を掛けた。
「犬飼、貴様は何を企んでいる?」
 僕が見た事のない顔で、蝉枝がぎらりとおばさんを睨む。
 おばさんは人形のようにふらふらと椅子から立ち上がった。
「これでお終い…」
「何を!?」
 潔司さんが何かに気付いた、その瞬間。
「いえ、まだ!」
 おばさんの隠し持っていた銃が火を噴いた――
194元380:04/10/10 01:06:27 ID:GcGU6erH
…ということで蝉枝さんの続きを書いたわけなんですが…
あと数回で終わる予定です、このまま続けば。

では回線吊って首切ってきます。
195名無しさんだよもん:04/10/10 17:03:24 ID:+juADMqD
いいところで終わってますよ!
196名無しさんだよもん:04/10/10 20:56:15 ID:24k013+3
毎日同じことの繰り返し…
つまらねー
この世は腐っている
                           退屈

「そろそろ行くか」
「ん?どこ行くんだ、ダリエリ」
「レザム界はどこに行ったって不毛だぜ、ヒヒ」
「TSノート落としちまった」
「ギャハハー、今度はまたすげードジしたな」
「つーか、おめー高橋大王騙くらかして二冊持ってたじゃねーか。二冊共落としたのかよ?」
「で、何処に落としたかわかってるわけ?」
「人間界」
「「「え!?」」

このエルクゥが人間界に落とした一冊のノートから二人の選ばれし者の壮絶な戦いが始まる

                                   - TSノート -

「ん?」
ふと窓の外を覗くと校庭に黒いノートが落ちているのが見える。なんであんなもんが落ちてるんだろ?
…まぁ、今は授業中だ。見に行くわけにも行かないし、たかがノート。どうでもいいか。
……

「…(まだあるし)」
授業も終わり家に帰ろうとすると、窓の外から見えたノートが未だ誰にも拾われずにポツンと
落ちているのに気がつく。
「(TSノート…何の略?)」
とりあえず中を見てみることにした。
「これはエルクゥのノートです…ぷっ」
HOW TO USE、全部英語で書いてある…TransSexual=TSか。
197名無しさんだよもん:04/10/10 20:56:50 ID:24k013+3
・このノートに名前を書かれたものはTSする
・書く人物の顔が頭に入っていないと効果はない
・ゆえに同姓同名の人物に一遍に効果は得られない
・名前の後に紀伊界単位で40秒以内に変因を書くとその通りになる
・変因を書かなければ全てがジャムのせいとなる
・変因を書くと更に6分40秒、詳しい変化の状況を記載する時間が与えられる

…なるほど。楽にTSさせたり苦しめてTSさせる事ができるってわけか。
「悪戯もここまで手が込んでるとまぁまぁかな」
名前を書くとTSする、ね…
「くだらない」
そう思いながらも手放せない何かがそのノートにはあった。

五日後

「ただいま」
「おかえりー」
リビングに向かうと机の上に模試の結果を置く。
「わっ、また全国共通で一位」
「まあね…これから勉強するから邪魔しないように」
「わかってるよー、あっ、お母さんが何かほしいものがあったら何でも言って、だって」
「特にないかな」
欲しい物は既に手に入ったよ。
「ふ、ふふ…」
「気に入ってるようだな」
「うわっ!」
自分しかいないはずの部屋に知らない声が響く。
「何故そんなに驚く。そのノートの落とし主、エルクゥのダリエリだ…その様子だと、
もうそれがただのノートじゃないってわかってるんだろ?」
「エ、エルクゥ…ふふ、エルクゥか。驚いてないよ、ダリエリ…いや、待ってたよ」
198名無しさんだよもん:04/10/10 20:57:25 ID:24k013+3
「ほう…」
「エルクゥまで来てくれるとはね…既にこれが本物であると思ってたけど、こうして色々なことを
直視する事で、ますます確信をもって行動できる…」
そこまで一気に喋ると少し間をおき、さらにこう続けた。
「それに聞きたいこともある」
ノートをダリエリに見えるように開く。
「くくっ…これはすごい…!逆にこっちが驚かされた。過去にTSノートが人間界に出回った話は
何度か聞いたが、たった五日でここまで変えたのはお前が初めてだよ」
ダリエリはそう言うと嬉しそうな顔をしてこちらを見つめる。
「並じゃビビって書けない」
「……覚悟はできているよ、ダリエリ。このノートの効果を解って使い、そしてエルクゥが来た…
魂でも取るつもり?」
「ん?何だそりゃ?人間の作った勝手な空想か?俺はお前に何もしない」
「……!どういうこと」
「下界の地に着いた時点でノートは人間界の物になる。もうお前のものだ。いらなきゃ他の人間に回せ。
その時はお前のTSノートに関する記憶だけ消させてもらう…そして」
ダリエルは窓を開け放つと外に飛び出し、電柱の上に乗った。
「元・俺のノートを使ったお前しか俺の姿は見えない。もちろん声もお前にしか聞こえない」
「TSノートが」
「人間 ゆうとエルクゥ ダリエリをつなぐ絆だ」
「…絆」
それを聞いて今までの緊張が一気に抜ける。
「では、本当に代償というものは何もないのね?」
「……強いて言うなら、そのノートを使った人間にしか訪れない苦悩や恐怖…そしてお前が死んだ時、
俺がお前の名前を俺のノートに書くことになるが―― 」
「TSノートを使った人間が天国や地獄に行けると思うな」
「………!」
「それだけだ」
「…ふ、ふふふ」
「くっくっく、死んでからのお楽しみだ」
199名無しさんだよもん:04/10/10 20:58:05 ID:24k013+3
「じゃぁ、もうひとつ。なぜ私を選んだ?」
「はぁ?うぬぼれるな。俺はただノートを落としただけだ。たまたまこの辺に落ち、たまたまお前が
拾った。だから一番ポピュラーな英語で説明をつけたんだぜ」
「では何故落としたの?丁寧に使い方まで書いておいて、間違って落とした、何て言わないでよ」
「何故かって?それは退屈だったからだ…エルクゥがこんな事言うのはおかしいが、生きてるって気が
しなくてな。実際今のエルクゥってのは暇でね、昼寝しているか博打うってるかだ。下手にTSノートに
人間の名前なんて書いてると、何ガンバッちゃってるの?なんて笑われる」
「………」
「自分はレザム界に居るのに人間界の奴をTSしても面白くもなんともない。だからといってレザム界の奴を
ノートに書いてもTSしないんだからな。こっちに居た方が面白いと俺は踏んだ」
そう言うと、ダリエリはノートを手に取り再び中身を見た。
「それにしても随分名前書いたな」
「…私も……退屈だったから…もちろん最初は信じなかった。でもそのノートには人間なら誰でも一度は
試してみたくなる魔力がある…」

五日前

どうしてもノートの存在が気になり、信じてはいないが物は試し、というわけで書いてみることにした。
「待てよ…万が一TSしたら私は犯罪者か?」
TSしてもいい人間、しかも私とはまったく関係ない人間の方がいい。そしてTSしたかどうかすぐわかる
人間…そういえば。
ピッ
ふと閃いてテレビをつけた。
『昨日、新宿の繁華街で無差別に六人もの人をTSした通り魔は、今もなお幼児と保母八人を人質に
この保育園に立て篭もっております』
『警視庁は犯人を高槻真吾 ファーゴ教団研究員 29歳と断定。高槻は一昨日…』
そこまで聞くと、ノートに高槻真吾の名前を書く。たしか40秒だったな。…そのまま40秒待ってみるが
何も起こらない。
「当然か」
『あっ、人質が出てきました!全員無事のようです!入れ替わるように警官隊が突入!犯人逮捕か!?』
200名無しさんだよもん:04/10/10 20:58:53 ID:24k013+3
『ザワザワ』
『あっ、もう出てきました!?』
「ん?」
『犯人らしき者は出てきませんね、一体どうなってるのでしょうか!?…今情報が入りました!
犯人は保育園内でTS!!犯人はTSした模様です!!』
「TS!?」
『警官が、無理やりTSしたのではない、と強調しております!』
『人質の証言では突然倒れた、と』
まさ……か?
「ひ、一人じゃわからない、偶然ってことも…」
「ゆうー」
ビクッ
「もう6時25分だよー。今日は塾の日でしょー」
名雪が下から私を呼ぶ声が聞こえる。
「あ、ああ、今支度しているところ」
準備をしながらも、頭の中ではTSノートのことで一杯になっている。
「だ、誰かTSしてもかまわない…いや、TSしたほうがいい人間…」
そうなるとやはり男臭い人間か…しかしあまり大物でもその事実をしばらく隠される恐れがある。
すぐに結果が欲しい!
……
「ねえ、智ちん」
「なんや、岡田」
「ちょっとでいいからノート見せてよ」
「またかいな」
「ラッキー、今日もこれでばっちり」
「しょうがないやつやなー」
塾についてみると、そんなやり取りが聞こえてきた。
「…(岡田…TSしてみるか?いや、身近な人間はなるべく避けたほうが……そんな気にすることもないか。
こんな奴の一人や二人TSしても誰も何も思わない…)」
パシ
「いたっ」
授業中ボーっとそんなことを考えていると、突然私の頭に何かが当たった。
201名無しさんだよもん:04/10/10 20:59:38 ID:24k013+3
「コラーッ、全国模試一位の相沢、ボーッとしてるんじゃない。お前はうちの看板なんだ、しっかり頼むよ」
「はい、すいません先生」

塾が終わり帰路に着こうとする私の耳に、塾仲間のくだらない会話が次々と飛び込んでくる。
どいつもこいつもTSしたほうが世の中のためになる奴ばかりに見えてくる。そんなことを考えながら
コンビニの前を通り過ぎようとしたとき、バイクに乗った男が通りすがりの女性をナンパしているのが
目に付いた。
「おねーさーん、これから俺らと遊ばない?」
「さすが、はしもっち、すんげー美人ゲット」
「俺、橋本孝則、通称はしもっち。へへ…付き合ってよ、おねーさん」
「くく、そればっか」
「まあ、ラジオネームも兼ねてるし」
「こ、困ります…」
……こいつでいいか。私はコンビニの中に入ると雑誌をカモフラージュにして、ノートに思いつく限りの
漢字の組み合わせで奴の名前を書いた。ついでに事故TSとつける…さあ、どうなる!!
「女が逃げたぞっ!」
「おっと、こっちはバイクだぜ」
追いかけるバイクの男。そのとき
「はしもっち、危ね…」
ドガァッ!!!
追いかけようとして横からトラックにぶつかり、吹っ飛ぶ男。数度地面にバウンドした奴の体は、
ガードレールに股間からモロにぶつかり、痙攣し始めた。
「はしもっち!!」
「バ、バカヤロウ!急に飛び出しやがっ…ひっ、ひえぇっ!」
「き、決まり…なの!?TSノート……本物!!」
呆然としながら家にむかって歩き出す。
「うっ!…二人…TSしたっ!人を、二人TS…私が…ど、どうする…こ、こんな恐ろしいノート、捨てて…
いや、TSしたってかまわない奴だった!」
初めに変えた男の顔が脳裏によぎる。しかし
「二人目はどう?TSするほどの悪人じゃない……」
そう、ただナンパをしていただけだった。
202名無しさんだよもん:04/10/10 21:00:27 ID:24k013+3
「……違う、いつも思っていた事じゃない…世の中は腐っている!!腐っている奴はTSしたほうがいい!
できるんだ、これがあれば……」
問題は…精神力!たった二人変えただけでこれだ。当たり前か、転換だ…軽いはずがない。
耐えられるのか?やめるか?…いや、やめちゃだめだ!精神や性別を犠牲にしても誰かが
やらなくてはいけない!このままじゃいけないのよ!!例えば、誰かにこのノートを渡したとして、
かわりにできる奴がいる?いや、そんなすごい奴いるわけない。私にならできる…いや、私にしか
できない!やろう!!TSノートで世の中を変えてやる!!!

「なるほど」
「さすがに夜はうなされるし、この五日で5キロ痩せたよ」
「いいダイエットになったじゃねえか」
「それでも地球の掃除と思い、名前を書き続けた。そうなると今の世の中は便利でね、24時間世界の
ニュースを流すテレビ、どんな情報でも手に入るインターネット。すぐに結果が出てくる」
「しかしなんでガードレールに股間をぶつけた男しか変因を書いていないんだ?面倒だからか?」
「変因を書かなければみんなジャムのせいになる。そこがTSノートの一番いいところだよ、ダリエリ」
「どういうことだ?」
「すでに有名人物は書きつくし、徐々にマイナーな方に移行している。それが全てジャムによってTSする!
どんなバカでも誰かに変えられているってことに気付く」
同じ原因で変化するんだ。そうなれば…
「世の中に私の存在を知らしめるのよ。TSの裁きを下すものが居ることを!そうすれば誰にでも素直に
萌えることができる。確実に良い方向に世の中が進んでいく」
「くく」
「変化して当然の人物がTSする裏で、濃い人間や萌えない人を少しづつ病気や事故で変えていく。それすら
いずれは気付くだろう、こんなことをしていたらTSさせられる、と。そして私が認めた人間がすばらしい
萌える世界を築き上げる」
「そんなことをしたら性格悪いのお前だけになるぞ、くくく」
「何を言ってるの、ダリエリ。私は日本一といっていいくらいの模範的なヒロインよ。そして私は」

                 『新世界のネ申となる!!』

「ククク(やっぱり、人間って………面白!!)」
203思いついた中の人:04/10/10 21:01:08 ID:24k013+3
やってしまいました…流行のクロスオーバー
また何か変なものが脳内に降臨してきたんで、つい(´A`
対決構図は女祐一(ライト) vs 女浩之(L)あたりか?
ほとんど原作のまんまです。続けて良いのか、コレ…
204(ノ>ヮ<)ノ☆:04/10/10 21:05:12 ID:vQ201LEv
      r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/      >::::::::::ヽ
.      〃  ヽル1'´        ∠:::::::::::::::::i
       i′  ___, - ,. = -一   ̄l:::::::::::::::l
.      ! , -==、´r'          l::::::/,ニ.ヽ
      l        _,, -‐''二ゝ  l::::l f゙ヽ |、 ここはお前の日記帳じゃねえんだ
        レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_   !:::l ) } ト
       ヾ¨'7"ry、`   ー゙='ニ,,,`    }::ヽ(ノ  チラシの裏にでも書いてろ
:ーゝヽ、     !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、       ,i:::::::ミ
::::::::::::::::ヽ.-‐ ト、 r'_{   __)`ニゝ、  ,,iリ::::::::ミ    
::::::::::::::::::::Vi/l:::V'´;ッ`ニ´ー-ッ-,、:::::`"::::::::::::::;゙ ,  な!
:::::::::::::::::::::::::N. ゙、::::ヾ,.`二ニ´∠,,.i::::::::::::::::::::///
:::::::::::::::::::::::::::::l ヽ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /
::::::::::::::::::::::::::::::! :|.\;::::::::::::::::::::::::::::::/ /
205☆ヽ(>ヮ<ヽ):04/10/10 21:06:28 ID:vQ201LEv
元ネタを持つのは悪い事じゃないですっ
でも原作とほぼ一緒の内容だと面白くないです。
ただのパクリから二次創作へときちんと昇華させてください
206名無しさんだよもん:04/10/10 22:06:58 ID:RusvYjOJ
…いや、これでいうTSってどういう意味になってるのよ。
>『昨日、新宿の繁華街で無差別に六人もの人をTSした通り魔は、今もなお幼児と保母八人を人質に
人間が簡単に他人を性転換できる世界なのか?
…それとも、男性自身を切り取っちまうだけ?

ネタは楽しげだが、デス→TSとキャラクタ変更以外にももう少々設定を作った方がいいと思うが…
207思いついた中の人:04/10/10 22:36:34 ID:24k013+3
>>206
一発ネタ扱いなんで、殺人をTSに変えただけであって、そこまで設定練ってるわけではないです_| ̄|○
細部まで設定作ってるとそれだけでえらい長くなってしまうので…
話自体も下手にいじらないで1話をそのままなぞれば、わかりやすくネタとして通用するかな、と…
208名無しさんだよもん:04/10/11 00:06:55 ID:4pIsXuaF
一発ネタというには長すぎるけど、意欲と発想は悪くないかと。
209名無しさんだよもん:04/10/11 15:00:38 ID:yNZ7sWe3
206ですが。
>ほとんど原作のまんまです。続けて良いのか、コレ…

この台詞があるから、この設定で連載するのかと思ってつっこんだんだが、
一発ネタだったのか。だったら余計なお世話だったね。
しかしそれならもっと要所を抜き出してまとめた方がインパクト出せたかと。

ま、自分の意見も要約すれば208と同じ。
210146:04/10/11 22:10:12 ID:ZaV+xznJ
上に書いた話>>127-146で、オチをギャグにしたバージョンを投下。

「私は、たまたま好きになった人が女だっただけだって思っているけどね。」
「…………」
「初音?」
「僕が…」
「?」
「僕が女の子っぽいから好きなんですか?」
「っ!」
「やっぱりそうなんだーーーっ!僕なんて、僕なんてーーーっ!(脱兎)」
「は、初音ーーーー!」

ひゅるるーと風が吹き、一人取り残された裕子は叫ぶ。

「この体の火照りをどうせいっちゅうんじゃーーーっっっ!!!(泣)」

A.そこら辺の男女かまわずとっ捕まえて陵辱
B.はじめに調教してもらう
C.初音にフライングニーかまして、媚薬を打って、荒々しく奉仕させる
D.大人のおもちゃでセルフ陵辱プレイ


とまぁ、最初は初音くんが女っぽいのにコンプレックスを抱いていて、
しかもヘタレぎみだった場合のギャグバージョンを考えていたんですが、
これをやると「寸止めヤロー!」とか「面白くねぇー!」とか言われそうだったので、却下しました。


でも初っ端の部分でかなり暴走した裕子さんを書いている時点で、ダメダメですけどね(死)
211名無しさんだよもん:04/10/11 23:23:51 ID:33n0xAhz
E.鶴丸さんに捕まって地下室で慰み(ry
F.楓君に捕まって当然地下室で慰み(ry
G.何故かかおりちゃんに捕まってやっぱり地下室で慰み(ry

まあHappy ENDを目指すなら初音くんが茸の力を借り一念発起して
色々な意味での男らしさを裕子さんの身体に叩き込むのがよろしいかと。

つうか全裸で街中駆け出すのはどうかと思いますよ、初音くん。
212名無しさんだよもん:04/10/12 00:03:54 ID:ZV1tYbN1
H.「私は大好きよーーーーーっ!!!」と言って追いかける。

でお願いしま。

>>203,207
最初言っていた
>>ほとんど原作のまんまです。続けて良いのか、コレ…
には、個人的には賛成できない。で、その後に言った
>>一発ネタ扱いなんで 云々
には、GJと言わせてもらう。

……反転CLANNAD、待ってますよー。
213名無しさんだよもん:04/10/12 01:47:09 ID:cQOiwMbM
はしもっちワラタ
214名無しさんだよもん:04/10/12 05:07:30 ID:MHGdo6JX

 打ち上げ花火が目の前ではじけたら、こんな感じだったのかな。
 ふと、そんなことを思わず考えてしまうくらいに、僕はわけが分からなくなっていた。
 おばさんが銃を構えて、蝉枝が動くのと同時くらいにあのすごい音が部屋の中に響いて、
 僕は思わず目を閉じて耳をふさいだ。そして、目を開けたとき、これはうそだと思ったんだ。
 ――潔司さんが倒れているなんて。

「潔司っ!」
「蝉枝…さん」
 うつ伏せに倒れている潔司さんの胸に、小刀が生えていた。蝉枝が持っていたはずのものが。
 それを握る指から、赤い血がじわじわと流れ出していた。
 黒い服も、白い指も、部屋の青いじゅうたんも、全部ゆっくりと赤く染まっていく。
「僕は…なんて莫迦なんでしょうね…貴女なんてどうでもいいと思っていたのに……」
「潔司さん!しゃべっちゃダメだよ!すぐ救急車呼んであげるから!」
「駄目です!」
「!」
 部屋の外に出ようとした僕を潔司さんは制して、言った。
「…もう、いいんです、月弥くん」
「潔司……ああ、なんと…」
「犬飼、何を慌てて…………まさか!?」
 俊代さんの言葉から何かがわかったのか、蝉枝が顔色を失う。
「ええ…この子は少ないのです、仙命樹が…これだけの損傷では、補えない…」
「ふふ…そうです、月弥くん。僕は君と同じだ…永遠になんて、生きられないんだ…」
 潔司さんは寂しそうに笑って、胸につきたてられた小刀をじっと見つめた。
 それは小刻みに震えていた。
215名無しさんだよもん:04/10/12 05:08:28 ID:MHGdo6JX

「潔司よ…お前は私を憎んでいたのではなかったのか?」
「…憎んでいると……思いました?僕は…僕は、ただ…」
 潔司さんの息が小さく、早くなっていく。
「ええ…蝉枝さんに、振り向いてほしかっただけでしたよ、……ずっと」
「何故だ!?」
「僕は…本当の、潔司さんに、なりたかったんです…なれません、でしたけどね」
「どういうことだ、犬飼!」
 潔司さんの頭を抱きかかえながら蝉枝は俊代さんの名前を叫んだ。
 蝉枝の腕の中で、潔司さんは安心したような、そんな顔をしている。
「…忘れもしないわ、あれはまだ…」
 俊代さんはしばらくの間うつむいたまま黙りこくっていたけれど、
 やがて、自分が潔司さんと初めて出逢った時のことを、ぽつぽつと話し始めた。

「私がまだ帝国陸軍の研究施設に勤めていた時の事です。
 施設に杜若様がお見えになり、その時に潔司さんの姿もありました。
 その時から既にお体を悪くされていたようでしたが、それでも気丈に振る舞っていらっしゃいました」
 俊代さんはまだ、うつむいて床をじっと見ている。
 あのサングラスの中で、俊代さんはいったい何を考えているんだろう…。
「彼は私に対して、大変親しく接して頂きました。優しい方でした。
 それを私は…年甲斐も無く、彼に惹かれている自分に気がついてしまったのです。
 …今思えば、それが全ての罪の始まりでした」
216名無しさんだよもん:04/10/12 05:09:22 ID:MHGdo6JX

「罪…?罪だと…?」
「女というだけで色眼鏡で覗かれた時代です。貴女にも分かるでしょう、蝉枝さん?」
「…………」
「在りえてはならない恋だったのです。私が生まれて初めての恋心を抱くには、彼は遠すぎたのです…。
 私は彼を忘れようと研究に没頭し、やがて私は強化兵の開発を任されました。
 貴女達の訓練が最終段階を迎えたとき、私は潔司さんの死を人伝に聞きました。
 それと、貴女が自分の血を潔司さんに分け与えたという事を…」
 僕はそっと潔司さんのそばに近寄り、手を握った。
 潔司さんは僕に気がついて、つないだ手をきゅっと握り返してくれた。
「すぐに検死を行えと、私の所に潔司さんの遺体が運ばれてきました。
 私は先程聞いた話を思い出し、彼の体に仙命樹を投入しました。…そして、奇跡は起こったのです。
 死後34時間経過した潔司さんの身体が、仙命樹によって命を再び吹き込まれたのです」
「それで、本物の潔司さんも…」
 俊代さんは僕を向き、首を縦に振った。
「不老不死となった彼と寄り添う為に、私にも自ら仙命樹を投入しました。
 闇の世界にしか生きて行けぬとしても、最早構いませんでした。
 潔司さんと永遠に生きていけるのですから…。もう、充分だったのです。
 幸せを…私は、生まれて初めての、幸せを……幸せをっ…」
「犬飼?」
「幸せを…手に入れたはずだったのに…」
「何があったのだ、犬飼!?潔司に何かあったのか!?」
217名無しさんだよもん:04/10/12 05:10:29 ID:MHGdo6JX

「僕が…説明、します」
「潔司さん!」
 目を閉じたまま、息も荒れたまま、潔司さんは言葉を続ける。
「その後、潔司さんは、何者かに、連れ去られました」
「なに…潔司が!?」
「彼の妹の仕業…でしょう。それからというもの、俊代さんは、…潔司さんを、探し続けました。
 崩壊寸前の、軍を捨て、何年も、何年も。でも、…見い出せませんでした。
 そこで、俊代さんは……複製技術を、使うことに…」
「潔司!それ以上話すな、身体に障る!」
 もう見ているのが辛かったのか、蝉枝は潔司さんの口を手で押さえようとした。
 でも、潔司さんは自分の顔に添えられた蝉枝の腕をそっと払った。
「蝉枝さんは…優しい、ですね…」
「潔司…」
 蝉枝はそれからもう、何も言わなかった。ただ、潔司さんをずっと抱いていた。
「どこまで、話しましたっけ…。ああ、複製技術の件、でしたね。
 俊代さんは、不十分な、地下の秘密施設で、実験を行いました。そして、生まれたのが…僕です。
 僕は、潔司さんの寸分違わぬクローンで、俊代さんの、探し求めた、潔司さんに、なるはずの…」
「…いえ、それは違います」
 俊代さんが、床に伏したまま、言った。
「私が間違っていたのです…。貴方を欠陥品と決め付け、月弥を造り出してしまった…。
 生活環境を整えることで、より潔司さんに近づけようとしました…。
 しかし、そんなことは必要が無かったのです。
 私はもう、貴方を手に入れていたのに…」
「…俊代、さん――」
218名無しさんだよもん:04/10/12 05:11:21 ID:MHGdo6JX

「私は…とんだ痴れ者でした…貴方を作り物としか見ていなかった…
 私の心が…心さえあれば……心、さえ……こころ、さえ……」
 …泣いているみたいだった。あのサングラスの中は、きっと、涙であふれている。
「貴方は潔司さんです。私如きのために命さえ投げ出してくれた……貴方こそ、本当の潔司さんです!」
「俊代さん…」
「…私を許して下さい…。今まで貴方に行ってきた事を…」
「…いいんです。最後に、貴女に、振り向いて…それだけで、嬉しい…です…」
「…御免なさい」
「月弥、くん…?」
「はいっ」
「ごめんね、僕は…君に、酷い事、言ったね…謝るよ。自棄に…なってたんだ」
「ううん、僕は平気だよ…」
 握った潔司さんの手が、ゆっくりと力を失っていく。
 いやだ。そんなのいやだ。こんなに優しい人なのに。
「僕はね、君が、羨ましかった…。多くの人が、君を愛した…蝉枝さんも、命を賭けて、来て…。」
 蝉枝はずっと潔司さんを抱きしめ、俊代さんはそっと潔司さんを見つめていた。
「違うよ。きっと…潔司さんも一緒に友達になれたよ」
「ありがとう…月弥…僕の……弟…………」
 潔司さんは目をそっと開き、俊代さん、蝉枝、そして僕を、おだやかな顔で見た。
 そして、水がこぼれていくように、僕の手のひらから潔司さんの腕が、
 

 落ちた。

219名無しさんだよもん:04/10/12 05:12:14 ID:MHGdo6JX

「…月弥、ありがとう。潔司のために涙を流してくれて」
「うん……ぐすっ……としよ…さん……」
「私たちに構わず、ここからお逃げなさい。すぐにでも警察が踏み込んでくるでしょう」
「俊代さんは…?そうだ、一緒に逃げようよ!今ならまだ間に合うよ!」
 だけど俊代さんは無理です、と言って首を振った。
「なに、心配は無用です。貴方や蝉枝の事は決して口外致しません」
「で、でも……」
「時間が無い。行くぞ、月弥!」
「蝉枝……!」
「お行きなさい、蝉枝さん。月弥を抱えて走れば間に合います。非常階段なら安全でしょう」
「…済まない、犬飼。後を頼む」
「月弥を頼みましたよ、蝉枝さん」
 蝉枝は僕を肩に抱えて、廊下に飛び出していった。
 僕が最後に見た俊代さんの顔は、サングラスで隠れていたけれど、微笑んでいたような気がした。

 非常階段に出た蝉枝と僕は、とにかくこの建物を脱出するのに必死だった。
 蝉枝が階段に身を乗り出し、足を踏み込んだのと同じくらいのとき、

 ガアァァァーン!………ァァーーン………ァァーー……

「蝉枝…」
「…………行くぞ」
「蝉枝!戻らなきゃ!俊代さんが!」
「月弥!犬飼の言葉を忘れたか!」
「…!」
「行くぞ、月弥!お前は生きるんだ!」

 僕たちは、誰にも見つかることなく、建物を脱出することができた。
 俊代さんのおかげで…。
220元380:04/10/12 05:22:06 ID:MHGdo6JX
…というわけで>>190-193の続きを書いたわけなんですが…

とりあえず、回線吊って首切ってきますね。
221名無しさんだよもん:04/10/12 19:13:39 ID:V87y/j6W
>>220
グッジョブな悲恋展開ゴチになりました。
ベタながらも、犬飼でこんなに萌えるとは思わなかった。
222名無しさんだよもん:04/10/14 22:03:31 ID:yeHg/+og
>>214-219
GJ!

ところで初音×裕子が大フィーバーなわけですが、元ネタの方じゃ二人はろくに絡まなかったような?
223名無しさんだよもん:04/10/14 22:48:39 ID:Il9mp5sL
セイカクハンテンダケでフィーバーした初音に振り回される裕子がみてみたい…
>>222
原作だと接点はバッドエンドで楓と共に蹂躙されるくらい?

224名無しさんだよもん:04/10/14 23:08:44 ID:MX+wEZTI
つーとその反転ってことは、裕子さんが楓くん初音くん蹂躙しまくり?!
ショタ兄弟まとめ喰いっスかヽ(゚∀゚)ノ
225名無しさんだよもん:04/10/14 23:18:13 ID:Il9mp5sL
ショタ踊り食いですなぁ。
でも奥で鶴丸さんがご臨終に…
226名無しさんだよもん:04/10/15 00:12:25 ID:nji36IR8
>225
きっと裕子さんに骨の髄まで搾り取られて放心しているに違いないw
…梓はどこ?・゚・(ノД`)・゚・
227名無しさんだよもん:04/10/15 00:28:00 ID:vq5LOGhE
>>226
クスリやら何やらで鬼性欲全開になったはじめさんに枯らされてるw
228名無しさんだよもん:04/10/16 05:48:16 ID:QT9mVPio
鶴丸さんも梓も幸せなのかどうなのか微妙なラインだなw
229名無しさんだよもん:04/10/16 23:52:10 ID:m3DNf22q
初音「も…もうダメ…う、あッ…!」
裕子「ん…ッ! ふふ、これじゃあなたの子を宿してしまうかもね?」(ツヤツヤ
はじめ「それ、言う相手が違います。
     …ていうか私つい昨日まで処女だったのに、なんだってこんな事に…」(シクシク
裕子「その割には随分楽しんでたみたいだけど? 彼らも満足じゃないかしら?」

 ∩_∩       ∩_ .          
(。Д。⊂,,楓つ  ⊂鶴丸⊃。Д。)⊃
    _∩_ ∩          
   ⊂,,,梓,⊃。Д。) タイヨウガ、キイロニミエル…

 柳川裕子、色々な意味で復讐完了。          
230名無しさんだよもん:04/10/17 04:22:54 ID:I9qE8rOX
裕子さんいいなぁw
231東鳩2:04/10/17 17:19:18 ID:/tiu8IEB
好巳「お〜い、タカちゃん、なに黄昏てるの?」
貴子「…いやぁ、もうすぐ登場も近いっていうのに、あたしたちの出番全然ないなぁと思って」
好巳「クラナドの時なんて、みんな結構妄想してたのにね〜」
貴子「はっ、もしかしてあたしたちって余り期待されてない!?」
珠樹「いや、そんな事はないぞ」
好巳「あっ、タマ兄」
貴子「おはよう、タマ兄。そんな事ないってどういうこと?」
珠樹「俺の見るところ、期待が大きすぎて下手な事は書けない…ってところかな?」
貴子「それなら良いんだけど」
珠樹「あと、もう一つ理由がある。みんな、出て来い」
ルーク「うーたちやるーはまだ良いとして…」
瑠璃「ボクもまだ、反転雫の瑠璃君の前例があるからええけど」
珊悟「正直この字はどうよ。珊瑚そのままでええんちゃうの?」
遊馬「俺は…まぁまぁかな? でも、後の二人は…」
愛佳男(仮)「それはまぁ、僕なんかは変えにくいだろうけど…」
花梨男(仮)「って言うかこの仮名やめて(泣)」
貴子「うわぁ…」
珠樹「聞いての通り、なかなか良い名前が思いつかないらしいんだなぁ、これが」
貴子「まぁ、あたしの名前もかなり安直だと思うけど…」
珠樹「貴明って言うのもちょっと変えにくいよな」
好巳「でも、浩子先輩の例があるから、妥当だと思うよ〜」
貴子「それもそうね…ところで好巳」
好巳「ん?」
貴子「そのタカちゃんってのやめて。なんか某ガッツみたいだから(汗)」
好巳「えー、でもタカちゃんはタカちゃんだし〜」
貴子「…(無言で好巳を殴る)」
232航海長 ◆qhPMSKklCQ :04/10/17 17:21:20 ID:/tiu8IEB
という訳で、なんか誰も手を付けてなさそうな東鳩2のキャラ名を考えてみたり…未完ですけど。
実際、誰も手を出してないのは何ででしょうね?
それでは回線吊って(ry

233名無しさんだよもん:04/10/17 17:28:26 ID:dv/c4ukO
正直存在すら忘れ(ry
234名無しさんだよもん:04/10/17 23:40:58 ID:jYNlbaEE
テネを登場させる剛の者はいないだろうか。
235四番目の選択肢:04/10/18 21:22:35 ID:HzeA76F1
第十話:ばったり

食欲を満たして店を出る。時計を見てみると時刻は二時過ぎになっていた。
片腕を伸ばして軽く背伸びをし、駅にむかって歩き始める。
「あれっ、岡崎じゃない」
声がするほうを振り返ってみると
「あーーーっ、岡崎、こんな所で何してるのっ」
「こ、こんにちは…」
美佐枝さんと春原と志摩がいた。
「あれ、お前ら何してんだ?」
「何って、見ての通りだよ」
春原が手に持った紙袋を俺に見せる…ああ、そうか。
「ここで買い物してたのか」
「あの町だと大規模なデパートないしねぇ」
「確かにな」
「お、岡崎さんはここで何をしていらしたんですか?」
「ちょっとした野暮用でね」
「今から?」
「いや、もう帰るつもりだ」
「丁度よかった、岡崎これ持ってよ」
そういって美佐枝さんが手に持った紙袋を一つ渡してくる。
「何で俺が…しょうがないな」
「あー岡崎、私もっ」
「お前は自分で持て」
「ぶーー、何でよぉー、差別はんたーい」
「お前は元・男だろうが」
「…(なにさ、普段は恋人恋人って言ってるくせに!そう思ってるなら少しはやさしくしてよっ!)」
「何か言ったか?」
「べっつにーーー」
一人でさっさと先に進んでいった。
236四番目の選択肢:04/10/18 21:24:04 ID:HzeA76F1
「美佐枝さん、あいつ何か怒ってない?」
「はぁ、岡崎も結構あれよねえ。ま、そもそもあんた達が付き合っているって事自体アレだけど」
「ん?」
「ああ、いいの、気にしない気にしない」
「まあいいけど…ところで、志摩、その手に持ってるものを俺に貸せ」
「えっ?」
「両手に袋をもって歩くのはお前には酷そうだから、持ってやるよ」
「だ、大丈夫ですよっ、こうみえても僕…あ、とにかく平気ですっ」
そう言いつつも現在進行形でふらふらしながら歩いている、というか袋に振り回されている。
「いいから、ほらっ」
「あっ、す、すいません…」
礼をいうとそのまま俯いてしまった。
「あんたってさりげなくツボを突くのうまいわね…でもこの子に手を出しちゃだめよっ!」
「何がだ?」

駅から出ると俺達は寮を目指し歩き始めた。
「岡崎、いまさらだけど春原を見てなんとも思わないの?」
「?どういうこと?」
春原を見てみると、機嫌も直ったのか今は志摩と二人手をつないで楽しそうに歩いている。
「あとで顔をよく見てみなさい、ついでに服も…それじゃあたし達は他に買い物があるから
ここでいいわ」
俺が持っていた二人分の紙袋を受け取ると
「志摩ちゃん、夕飯の買い物に行くわよっ」
志摩と二人で歩いて行ってしまった。寮に戻って一旦荷物を置いてくればいいのに、と思ったが
(気を使ってくれたのかな?)
美佐枝さんの気配りにはホント頭が下がる…今度お礼をしないとな。
「しかし三つも紙袋もってさらに買い物に行くとは…パワフルだ」
「岡崎、何か言った?」
「いいや…俺達は帰るとするか」
「そうだね」
春原と二人並んで歩く。
237四番目の選択肢:04/10/18 21:26:12 ID:HzeA76F1
「ほら、荷物持ってやるよ」
「いまさらいいですよーーっだ」
「何すねてんだよ、美佐枝さんは買い物に付き合ってくれたんだし、志摩はふらふらとしてて頼りないから
受け取ったんだろ…いいから貸せ」
「あっ、もう……ありがと」
そういやさっき美佐枝さんがよく見てみろっていってたな…ああ、そういうことか。
「その服とメイク似合ってるぞ」
「えっ、あっ、えええっ!?」
さらりと言ってやると、春原は鳩が豆鉄砲を食らったかのようにうろたえた。
「まあ、大方美佐枝さんに無理やりやられたんだろうけど」
「そっ、そうなんだよねーっ、アハハ」
「化粧の練習もしないとな」
「…………うん」
春原はしばらく顔を赤くして俯いていたが、何かを決意した表情をするとこちらを向き、口を開いた。
「あ、あのさ岡崎……その「朋也クーーーーーンっ!!」えっ?」
「ん?」
後ろから聞こえる声に二人で振り向くと、そこには(旧)勝平が手を振りながら走ってくるのが見えた。
「かっぺ、勝美?」
「はーーーっ、やっと見つけたよ、朋也クン…さっきの続きしようよっ」
「「はぁっ!?」」
「だから続きだよっ、さっきは途中で終わっちゃったからね」
続き…ああ、話の続きのことか?とりあえず聞き返そうとしたが、次の発言によりそれを問いただすことは
できなかった。
「あんな事したんだから、セキニンとってよっ」
「「なんですとっ!!!」」
「なっ…岡崎、どういうことさっ!?」
「お、おい何を言ってるんだお前はっ!」
「すっごく痛かったんだから…」
そういって顔を赤らめる(元)勝平。
238四番目の選択肢:04/10/18 21:28:24 ID:HzeA76F1
「…へ、へーぇ、岡崎って相変わらずモテモテだねぇ〜。それなら私なんていらないよねっ」
「お前勘違いしてるぞっ!」
「それじゃあ、私はお二人の邪魔にならないように退散しますかねぇー!!」
吐き捨てるようにそう言うと春原は肩を怒らせながら走っていった。
「お、おいっ!」
追いかけようとしたが、騒ぎの元凶に腕をつかまれて後を追うことができない。
「ねー、朋也クン話聞いて…ぶべっ!?」
裏拳で黙らせ腕を振り払ったが、すでに春原の姿は見えなくなっていた。
「まったく…」
とりあえず道に倒れている物体を蹴っ飛ばしておく。

春原の行きそうな場所を考えてみるが、どうにも思いつかない。
まあ、あいつのことだから部屋に戻ってすねてるだろう。どのみち荷物も置かなければいけないし
寮に向かってみることにした。
しかし春原がやきもちを焼くとはな……んっ?やきもち…か
ニヤリ

「入っていいかー」
「…もう入ってるじゃん」
部屋に入ると春原はベッドにうつぶせになって寝転がっていた。
「お前、荷物忘れてるぞ」
「…そこに置いといて」
「まったく、急に走っていくなよな」
「置いたら出て行ってよ…」
「休憩くらいさせろって」
荷物を適当なところに置くと、いつもの場所に座り込んだ。
「あの子をおいてきていいわけ?」
「別に構わないさ。ただの知り合いだし」
「だって…責任とか言ってたじゃないっ!」
「ああ、この前蹴っ飛ばして腹に痕つけちゃったからな。慰謝料払えってことだろ」
とんでもない事を請求してきそうだがな。
239四番目の選択肢:04/10/18 21:29:57 ID:HzeA76F1
「け、蹴っ飛ばした?」
「まあな…それよりいい加減こっちを向けよ」
「いっ、いいじゃないですかぁ…」
ぐいっ
「!?っ…」
「目が赤いな…泣いてたのか?」
「そっ、そんなこと…だ、大体なんで私が泣かなきゃいけないのっ!」
結構強情だな…ならば。春原を抱きしめ、一緒にベッドの上で横になると耳元で囁いた。
「俺が好きなのはお前だけだ」
そういってさらに強く抱きしめる。
「あっ……」
おずおずと春原が背中に手を回してくる…さて、最後の仕上げといくか。
一旦春原から身体を離し、起き上がる。
「さて、お姫様には嫌われちゃったようだし退散しますかね」
「あっ!」
帰るそぶりを見せると、春原が慌てて袖を掴んできた。
「どうした?」
「……いで……」
「聞こえないぞ?」
そう言いつつ耳を春原の顔に近づけると

「…………」
「…了解」
240思いついた中の人:04/10/18 21:31:38 ID:HzeA76F1
なんか最近作品うpが減ってるような…
ないよりましだろうということで投下
241名無しさんだよもん:04/10/18 23:50:29 ID:Xnusv8kn
>>240
ないよりましだろうっつーか、あなたの作品が楽しみでここ来てる俺。

春原、もう完全に落ちてるなこりゃ。一丁前に焼き餅やいてる辺りとか。
この調子だとドツキオチ要員にされてしまうぞ(元)勝平。もっとガンガレ。
242名無しさんだよもん:04/10/19 01:14:32 ID:KjQYZRIA
最近、SS書きが減ってるような希ガス
243名無しさんだよもん:04/10/19 01:22:33 ID:s+NP7Pwc
いやー、この板で此処より作品数や作者の人が多いスレってあんまないと思うぞ?
代重ねてたシチュ系スレで今でも作品投下されてるところってそうはないだろ。

まあSS書けなくてもこのスレに参加する方法は他にもあるわけだし。
裕子さーんヽ(;´Д`)ノ
244名無しさんだよもん:04/10/19 01:34:37 ID:Ss0rKwGK
>>240
待ってましたよ。やっぱ陽子かわええー。
というよりこれからという所で終わりかよw
ということで早急に続きキボンヌ!
245187:04/10/19 10:23:30 ID:VE3eKcYo
>>240 勝美の扱いが変わってない・・・・
朋也と陽子のいちゃいちゃは読んでて楽しいんですが、やっぱりその影でぞんざいに扱われる、というか裏拳とか蹴っ飛ばしたりとか見ると悲しくなってきます。
何でだろ、別にカッペイ好きでもないし、陵辱がダメって訳でもないけど、勝美が可哀相で仕方ありません。

もっと勝美に愛を与えてやってくださいm(__)m
246名無しさんだよもん:04/10/19 14:31:12 ID:73gn3ONC
たしかに勝美の扱いは何気に酷い。ギャグと割り切っても。
いくら元が男でも今は女の子なんだから暴力はちとマズイよね。
なにはともあれ続き楽しみにしてます。
247名無しさんだよもん:04/10/19 23:29:41 ID:WZ2uaEtm
そこで自作(一発ネタでもSSでも絵でも)ですよ!

つーわけで、
実は本当のターゲットは朋也ではなく直子ママの方だった百合っ娘勝美
とか思いつきで言ってみるw
24810話:外伝:04/10/20 00:50:45 ID:IPmB3LKv
行為の後の気だるさの中、腕の温もりを感じながらボーっと天井を眺める。
春原は目を閉じ、幸せそうな顔をして俺の胸元に頭をすりよせている。
「…あのさ、春原」
「ん、なに?」
「怒ってる?」
「さっきの子のこと?」
「いや…お前を女にしちゃったこと」
「……どうして今頃聞くわけ?」
「今なら大丈夫かなと思って…ずるいか?」
「ずるいね…」
身体にギュっとしがみついてくる。
「何時も私を振り回して、怒らせて、笑わせて…喜ばせて。親友だと思ってたら
いきなり恋人宣言しちゃったり、私を女にしちゃったり……無茶苦茶だよね」
「そうだな」
「認めちゃうんだ?」
「後悔はしてないけどな」
「ひどいですね」
「そうだな」
そこで会話が一旦途切れる。目を開け春原のほうを見ると肩がむき出しになっているのが見えた。
「ほら、肩までかけとけ」
「ありがと…あのね」
「ん?」
「私は…以前の私じゃないのかなって思ってる」
彼女の顔を見てみると、思いのほか真剣な眼差しにぶつかる。
「だってそうでしょ?もし春原陽平のままだったら、あの時殴ってでも抵抗したはず…
だから私は私じゃないんだ」

つまらなかった学校、岡崎と出会って変わった生活。傷の舐めあいでも楽しかった日々、
失いたくない明日。一瞬でも岡崎がかっこよく見えたなんて、キスで蕩けてしまったなんて、体の反応に
流されてしまったなんて、いいかなって思ってしまったなんて………ありえない。だから………でも

こんな私でも一緒にいてくれますか?
249思いついた中の人:04/10/20 01:01:18 ID:IPmB3LKv
某春原好きの人に捧ぐ。所詮は狭い範囲の中の幻想なのです。
サスナルは駄目でもサスナル子はokみたいなもんです(謎
などと言い訳をしてみる…
今の今になってやっと気づいたよ_| ̄| 三○
実はこの後予定の反転岡崎編が話の片割れになってるとか、なってないとか
勝平は……どうなんでしょうか
とりあえずイジメテごめんなさい orz
250名無しさんだよもん:04/10/20 01:14:27 ID:eJE/QSXg
あんた神だ。以上。
251名無しさんだよもん:04/10/20 14:57:26 ID:AOptKUQ4
陽子が可愛すぎだー!ハァハァ
もう、神としか言いようが無い。
ここ見に来てて本当に良かったと思える!
252名無しさんだよもん:04/10/20 15:39:51 ID:JaGyoHvW
>>249
お前はそのままでいい。
253名無しさんだよもん:04/10/21 02:01:24 ID:bd+aY0pk
>>249
片割れも楽しみにしてます。頑張ってください。
どうもありがとうございました。そして、ごめんなさい。
254名無しさんだよもん:04/10/23 15:21:14 ID:aSWq8+nx
「planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜」の反転ネタを望むのはまだ無茶か?w
255萌虚仮 ◆VDVqNOfj.c :04/10/23 15:23:16 ID:953OWzpZ
初代スレを読み返してて、ふと思いついた反転こみパキャラ……
かずきの部屋に泊まりこんでたのはこんな奴らだったんだろーなぁ、と。

>猪名川由哉(ゆうや)
 萌えと燃えの融合を目指して日々研鑽を積む気鋭作家。
 良質のネタと独自の美学が貫かれた作品は評判を呼んでいるが、
 ジャンルの流行り廃りに頓着しないため未だに中堅どまり。
 外見は典型的オタク(縦)だが、それを自覚してか身なりだけは清潔。
 「このアホンダラぁ、商業作家にできんことをしてこその同人ってモンやないか!」

>大庭詠一(えいいち)
 並ぶもののない画力と、流行ジャンルに対する嗅覚で一大帝国を築き上げた男。
 しかしながら栄達が早かった分、自分の名声のあしらい方を心得ていない。
 おかげで性格は横暴にして傲慢で、周囲からは「人格的にイタい奴」と見られている。
 そういえば、此奴は確か高○生だった筈なんだけど……いいのか、女の子の家に外泊なんかして(笑)
 「偉そうなことは部数を捌いてから吠えな、キモメガネ!」

>長谷部綾(りょう)
 反転させたら引き篭もり一歩手前になってしまった(汗
 対人コミュニケーションが苦手で引っ込み思案で口数も少ない……って、
 これは女の子だから許されたパーソナリティなんだなぁとしみじみ。
 多分、ネットでは雄弁だったりするんだろう。
 「『RYO : 今月も宿所は千堂さんとこ? だったらお土産にDVDセット持って行きますね(200X.12.26 0:07:28)』」

>芳賀玲(あきら)
 ジャニーズ系の女顔にスマートで引き締まった長身。ファッションセンスも良い。
 さらに、良いコスプレは良い姿勢からという信念の元、肉体トレーニングも欠かさない。
 黙っていても……もとい、黙ってさえいれば女の子が寄ってくる得な奴。
 しかしながら、そのドタマの中では百合色のあれやこれやがワゴンホイールしている。
 「来月の新刊はせんどーちん×九品仏さん本だから、楽しみにね〜♪」
256名無しさんだよもん:04/10/23 20:18:50 ID:rrYRQBQ1
>>254 

キツすぎ。


「で、あんたはなんなの?」
「はい。申しおくれました。解説員のゆめじといいます」
「……ゆめじ」
「はい」
「……プラネタリウム」
「そうです」
「庭石にぬれてちる灯や星祭……だったかな。
 たしかにここなら濡れないけどね」
彼に借りたタオルで頭を拭う。
こんな風になってしまったこの都市では、たしかにプラネタリウムくらいしか
星を見る方法はないだろう。
そもそも見る人間は、ここらではあたししかいないわけだけど。

「大事なことを、忘れていました」
「なに?」
「いらっしゃいませ」
「は?」
「当プラネタリウムにお越しいただき、ありがとうございます」
「あたしは客じゃない」
「いいえ、大切なお客さまです」
「客なんて来ないわよ」
「わたしの基本データベース及び、現在までの蓄積データベースを照合
 しますと、お客さまはかならずお越しになると考えます」
257名無しさんだよもん:04/10/23 22:47:04 ID:xKMQAVJ/
>>256
よりにもよってゆめじかw
なんか見た瞬間初老の執事を思い浮かべ(ry
258名無しさんだよもん:04/10/24 03:51:24 ID:3ql344K5
>>255
面白いなぁ、特に詠一。
実際にこういう奴が回りにいたらかなり痛そうだが。
259名無しさんだよもん:04/10/24 09:04:16 ID:AYyaO033
>255
由哉は竹を割ったような斑目に思える
260名無しさんだよもん:04/10/25 00:27:28 ID:+nmiWM0O
>>259
玲の「黙ってればイケメンだけど中身は激しくヲタ」ってあたりもげんしけんっぽいな。
261ぶらんにゅうはーと:04/10/25 00:29:16 ID:i0Csbzlg
男としてこの世に生を受け早数十年、まさかこの生活がひっくり返るとは思いもよらなかった。
事の始まりは、忘れたくとも忘れられない忌まわしきあの日。
無事受験戦争を切り抜け、あとは卒業を待つだけとなったある初冬の昼下がり、幼馴染兼親友の
燈人と雅美、そして腐れ縁の保志と共に屋上で飯を食べていた時の事だった。

「卒業記念&受験戦争さよなら記念パーティー?」
「そっ、みんな無事同じ高校へ進学できたことだし、ここらでいっちょぱーっとやろうじゃないかっ」
昼休み、俺達をこんな所に引っ張り出したと思ったら、いきなり保志がそんな事を言い出した。
「俺には保志が合格したことが未だに信じられないな」
「なにいってるんだよ、ヒロ。この保志クンだってやるときはやるんだからっ」
「お前なー、そんなことなら教室で話してもよかっただろうが。何が悲しくて冬の昼下がりに屋上で
飯を食わなきゃいけないんだか」
「まぁまぁ、浩之ちゃん…」
「ったく、それでまたカラオケにでも行くのか?」
「おっ、さすがヒロ。話がわかるねぇー」
「僕は浩之ちゃんがそれでいいならかまわないよ」
「私もみんながいいならそれで」
適当に話題に出したところに保志が食いつき、燈人と雅美がそれに賛同するという何時ものパターン。
その日もそんな普通のやりとりで終わるはずだった。しかし
ガシャッ!!
「………っ!!」
「浩之?」
突然下腹部に広がる鈍い、しかし強烈な痛み。あまりの痛さに声も出せず、思わず寄りかかっていた
フェンスを強く掴む。
262ぶらんにゅうはーと:04/10/25 00:31:41 ID:i0Csbzlg
「どうしたんだよ、ヒロ。そんなに力んじゃって、まさかお通じ?なんちゃってーー」
何時もどおりの保志の軽口。しかし俺はそれに答える余裕がなかった。……駄目だっ…
どさっ
「ヒロ、どうしたっ!?」
「ひ、浩之ちゃん、どうしたの!?」
「浩之、しっかりしてっ、浩之っ!!」
いつの間に頬につめたい感触を感じていた。俺は…倒れたのか?なぜか3人の声がやけに遠く聞こえる。
それさえも腹の痛みにかき消されて………



 ─春が、すぐそこまで来ていた。

パステルカラーのタイルが敷き詰められた歩道を歩く。
暖かい日溜まりのなか、道端にはいつものように鳩たちが群がっていた。
見慣れた景色、いつもの朝。
ただ、ゆるやかに吹く風に、少しずつ春の訪れを感じさせるものがあった。

「また、少し暖かくなったね」
私の顔を覗き込んで、燈人が言った。
前髪がちらちらと風に揺れていた。
「もう春だもんね」
「そーだな」
無感動な私の反応に、なにがおかしいのか、燈人はくすっと笑った。
「もうっ、そのしゃべり方直さないとだめだよっ!」
「…そうね」
「それじゃ、行こうか、浩子ちゃんっ」

 ─新しい春が、すぐそこまで来ていた。
263名無しさんだよもん:04/10/25 00:34:09 ID:i0Csbzlg
めっきり投下が少なくなった今日この頃
鍵作品だけだとさびしいと思って投入…
しかし東鳩なんてすっかり内容忘れてるなぁorz
264名無しさんだよもん:04/10/25 01:50:03 ID:uyGEODGI
そこでTH2DXパックですよ
265名無しさんだよもん:04/10/25 09:11:41 ID:ogNlAnR2
>>261
GJ!
反転する過程をすっ飛ばすのも面白いね
266名無しさんだよもん:04/10/25 17:57:58 ID:81Do5CeJ
一時期に比べれば全然作品投下数多いよ
267思いついたネタ本編:04/10/25 23:26:39 ID:i0Csbzlg
日々のお勤めから開放され、今は愛しの陽平と至福のひと時。そして視線の先には黙々と
雑誌を読んでいる彼。私はそんなあの人にドキドキしながら声をかける。
「お茶まだ?」
「僕はあなたの何なんですかねぇ…」
目の前で不満そうな顔をしている彼。もぅ、そんなわかりきった事聞くなんて、ね。
「やぁね、恋人でしょ?というわけで、はい、お茶」
「いまいち腑に落ちないんだけど」
そうは言いつつも甲斐甲斐しく私にお茶を入れてくれるマイダーリン。これも教育の賜物といったところか。
「あー、やっぱり冬はオコタにコレね」
「なんかジジくさいね、岡崎」
「それを言うならババくさい、でしょ……って、だれがババァだっ!」
「ひいぃぃーっ!」
あらやだ、思わず逆切れしちゃった。あ、でもその顔好き。
「と、ところでさ」
「ん、なに?」
「岡崎って僕のどこが好きなわけ?」
………!
「いや、なんでそこで固まるかな…」
「そういえば考えたことなかったわ」
「えっ、マジっすか!?てかおかしいでしょ、それっ!」
「顔と頭がおかしいアナタに言われたくないわね」
「ひどっ!ていうかそんな僕を好きだと言ったのは誰だよっ!?」
「私よ!」
両手を腰にあて、ふんぞりながらきっぱりと言う。
「何でそんなに偉そうなんですかね…」
「恋する乙女は何時だって無敵よっ」
「いや、意味わからない上に、岡崎って元おと「陽平?」なんでもないです、お嬢様!」
「わかればいいのよ」
「…………」
「…………」
268思いついたネタ本編:04/10/25 23:28:50 ID:i0Csbzlg
「……えーっと、なんの話をしてたんだっけ」
間の抜けた顔をして私に聞いてくる。なんだっけ?……ああ、私が陽平を好きな理由か。
………
生活指導受けた後、幸村のじぃさんに連れられてた時初めて会ったんだっけ。
ボコボコに顔を腫らした春原を見て、なんだかすごくおかしくなって大笑いして。つられて向こうも笑って…
夢も希望も失った此処でまだこんなに笑えるなんて、一緒に馬鹿をやれる奴と出会えるなんて……
思わなかったのに。充実した日々。壊れた希望。絶望の毎日。出会い。戻った生活。
数多くの出会いがあっても居心地がいいのはやっぱり何時も同じ場所。
出会ってから今までの記憶が走馬灯のように流れる。それは速すぎて肝心なことは捉えられなかったけど、
でも……

「あ、思い出した。岡崎が」
「ねえ」
陽平の言葉を遮りながら彼に近づく。
「しょうがないでしょ、好きになっちゃったんだから。それよりも…シよっ」
「えっ、えっ!?」

ねえ、知ってる?恋愛って先に惚れた方の負けなんだってさ。コップに絶え間なく水を注ぐように。
受け入れてくれるまで愛を注いで、溢れても止められない。
でもそんなの勿体無いじゃない?見返りを求めないなんて。少なくとも私の主義じゃないのよ。だから……

たくさんあげる。だから同じくらいください
269思いついた中の人:04/10/25 23:30:31 ID:i0Csbzlg
そしてここで忘れ去られた反転岡崎のほうを投下…
なんでこんなにポエミィなんでしょう。
ギップル100匹分くらいのパワーを感じる。
発作的に書きたくなってつい…orz
270☆ヽ(>ヮ<ヽ):04/10/25 23:43:25 ID:fgW4TVMj
ぎっぷりゃ
271名無しさんだよもん:04/10/26 00:10:33 ID:VqZYCzJ5
本当にどっちか女だったらよかったのにねぇ。
と一瞬思ったものの、本編準拠のあの「出会い」があったからこそ
今のこの彼らがあるのか。奥深い。

ああもう、お前ら、幸せになれ……。
272葉田信鍵 ◆.T76NLtXTY :04/10/26 11:25:33 ID:iZCXaCmO
  ____ ____  __/_   ー | ヽ
  _|_    |、     /_l_   ̄ ̄| ̄
    人      | ヽ. / | . | 」  ├  |
  /  \    |         |    ⊥!ノ \_/
273名無しさんだよもん:04/10/26 22:28:21 ID:4NMfsMqv
>>267-268
ああもうなんかゴロゴロ転がっちゃいたいくらいにラブラブ時空展開してますねあんたら

グッジョブ!
274名無しさんだよもん:04/10/26 23:39:20 ID:Pts6wAvK
あげ
275名無しさんだよもん:04/10/27 06:22:50 ID:SgzOu4ED

「蝉枝〜っ、麦茶飲む?」
「ああ、頂こう」
「うん、ちょっと待ってて」
 僕は冷蔵庫から取り出したキンキンに冷えた麦茶をコップに注ぐ。
 夏の日差しはまだまだ強く、冷たい飲み物がとにかく欲しくなる。
 本当はコーラとかの方が好きなんだけど、蝉枝が飲みたがらないから麦茶にする。
「はい、蝉枝。氷入れといたよ」
「済まないな」
「ううん、僕のにも入れといたから」
 それではいただきます。
 ぷはー。
「男前だな、月弥」
「え?そう?」
「ああ」
「うん、ありがと」

 僕が捕まっていた(後で分かったことで、街のほうのホテルだったらしい)建物のニュースは、
 あの後結構大変な騒ぎになってしまったみたいだった。
 その時は気付かなかったけれど、あの部屋から火事が起こったらしくて、
 僕たちがそこにいたのがばれてしまうような証拠は何も残っていなかったんだ。
 『犬飼のやりそうな事だ』と蝉枝は言っていたけれど、
 とにかく俊代さんたちのおかげで、僕は今こうして蝉枝と一緒にいられるんだ。
 本当に、ありがとう。僕、絶対忘れない。

 そして僕たちは、久し振りにのんびり出来るお休みを過ごせていた。
 そんな夜だった。
 蝉枝が家を出ると言い出したのは。
276名無しさんだよもん:04/10/27 06:23:46 ID:SgzOu4ED

「どうしてですか、いきなり…?」
「理由なくお主が動くはずもあるまい、話してみい」
「…そんな、急すぎます…!」
 みんなが蝉枝をいっせいに取り囲んで、話を聞こうとしている。
 …でも、僕はそうすることが出来なかった。
 蝉枝の言葉が信じられなかったのもあるし、僕がそれを分かりたくないのもあるし、
 もう、わかんないよ…わけがわかんない…!
「月弥!」
 僕は誰かが呼ぶのを振り切って部屋に駆け込んだ。
 後ろ手にドアに鍵を掛けて、それからベッドに倒れ込んだ。
 階段を駆け上がったから、心臓がどきどき言ってる。
 …そういえば、蝉枝の部屋に初めて行ったときもこんなだったな…。

 …なんで蝉枝はあんなこと言ったんだろう…?
 僕のこと嫌いになっちゃったのかな…
 やっぱり潔司さんの方が好きだったのかな…
 …じゃ、僕はどうなんだろう…
 僕は、蝉枝のこと…

「月弥、私だ」

277名無しさんだよもん:04/10/27 06:24:41 ID:SgzOu4ED

「……」
 僕は部屋の中で蝉枝と向かい合っていた。
「月弥、私はお前の望むようには出来ない」
「分かってる…」
 ベッドのそばの暗いライトが、僕と蝉枝の陰を部屋の隅に浮かび上がらせた。
「蝉枝は行かなくちゃいけないんだよね」
「分かってくれ」
 影の二人は、抱き合ってるみたいに近付いていた。
「蝉枝」
 僕は、真剣な顔で蝉枝を見た。
 蝉枝もそれを見て、僕のことをじっと見つめる。
「僕も連れてって…」
 精いっぱいの強がりだった。声が震えてても、力の限りの。
「例えお前の頼みでも、それは無理だ」
「ねえ蝉枝、僕って潔司さんのクローンなんだよね」
「ああ」
「潔司さんって、蝉枝の恋人だったの?」
「それは…分からない」
「なんで?」
「…自信が無い」
 蝉枝は僕が初めて見た顔をした。
 だって、蝉枝はいつも強くて、格好良くて、きれいで、何でも出来るから。
 困っている顔は見たことが無かったんだ。
278名無しさんだよもん:04/10/27 06:25:13 ID:SgzOu4ED

「自信、って?」
「あれは恋だったのか…私には分からないのだ」
「でも、好きだったんだよね?」
「…だろうな」
「僕ね、蝉枝」
 僕はじっと蝉枝の顔をのぞきこんだ。
「初めて蝉枝に逢ったとき、どきどきしたんだよ。こうやって蝉枝の顔を見たとき。
 それで、蝉枝と一緒にいるだけでそのどきどきがどんどん大きくなって、
 僕はいったいどうなっちゃったんだろう?って思ったんだ」

「そのあとでね、僕が蝉枝の恋人だった潔司さんのクローンだって知って、
 僕、そのときやっと気付いたんだ。
 …蝉枝のことが好きだったんだって…」
「月弥…」
「僕…初めてなんだ、女の人を好きになったの」
「…月弥、私も今、分かった。確かにお前は潔司なのかもしれない…
 私のこの思いは、潔司に対するものなのかもしれない…」
「蝉枝…」
「しかし、お前は月弥だ。ならばこの気持ちは月弥に対するそれだ…」
 僕は自然に足を踏み出した。そして、蝉枝は僕を抱きしめた。
 しばらくそうして抱き合っていて、そのうちに、
 どっちが先にしたかわからないくらいのタイミングでキスをした。
「蝉枝、好きだよ。大好き」
「私もだ……私も…」
279元380:04/10/27 06:28:54 ID:SgzOu4ED
…ということで>>214-219の続きを書いたわけなんですが…
神続出の間隙を縫ってのんびりと投下。
それでは回線吊って首切ってきます。
280名無しさんだよもん:04/10/28 12:47:51 ID:ZHPLL3P6
>>279
現役の旧神な人が何を言いますかw

なんとも不器用な二人の愛にGJ。
281名無しさんだよもん:04/10/29 18:16:45 ID:gqXh5gtz
>確かにお前は潔司なのかもしれない
>私のこの思いは、潔司に対するものなのかもしれない
>しかし、お前は月弥だ。ならばこの気持ちは月弥に対するそれだ

格好いいぜ蝉枝さん


ところで御堂って、いつの間にリタイアしてんだ?
282名無しさんだよもん:04/10/30 00:50:47 ID:jnOlwLhe
え、ホテルの廊下でばたんきゅーじゃないのw?
283名無しさんだよもん:04/11/02 01:51:33 ID:hKldzTNP
きっと後で蝉枝vs御堂の壮絶バトルなSSが投下されるんだよ!
と煽ってみるテストw
284名無しさんだよもん:04/11/02 08:12:30 ID:NJaVeg8m

 僕の胸が、蝉枝の胸と一緒にどきどきしていた。
 蝉枝も一緒なんだ。そう思ったら、なんだかうれしい。
「…脱ぐ、のか?」
「えっと、あ、うん」
 蝉枝はえりに手をかけて、くすんだ色の服を脱ごうとしたところで、手を止めた。
 そして僕を見て言った。
「月弥、余所を向いてくれないか」
「ご、ごめんっ」
 僕は蝉枝に背中を向けて目をつぶった。後ろのほうからすっ、すっ、と服を脱いでる音がする。
「済まない…お前に謝らねばならない事が、二つある」
「なに?」
「私と高史との行為を見ていただろう?」
「う……」
「咎めているのではない、分かっていて欲しかったのだ。私は生娘ではない」
「…うん」
 よく分からないけど、なんとなく分かる。
「長い軍属の中で、何時失ったのかさえ定かでは無い。気がついたら私の身体は穢れていた。
 それでも国に捧げたこの身体だ、どうなろうと別に構わなかった…つい、この間までは」
「…………」
「お前に純潔を捧げられなかった事を、いま心から悔いている。済まない…」
「あのね、蝉枝」
 目をつぶったまま、僕は後ろにいる蝉枝に話した。
「…僕、蝉枝に断られるのわかってたんだ。そしたら、そのままお別れだから…
 そんなの嫌だから、ダメでもいいから、蝉枝のこと好きだって言おうって思って。
 だからさ、もうそっち向いていい?蝉枝と一緒にいたいんだ」
「…それが、もう一つのことだ…。お前の顔を、真っ直ぐ見ていられない…」
285名無しさんだよもん:04/11/02 08:13:03 ID:NJaVeg8m

「このような感情、初めて抱いた…誰に抱かれても起こらなかったものを…」
 蝉枝はそう言って、僕を後ろから抱きしめた。背中に胸のやわらかさを感じた。
 僕の肩にもたれかかるように、蝉枝は腕を僕の首にかけている。
「蝉枝…」
「月弥、後生だ…この感情を鎮めてくれ…」

 ベッドの上で、僕たちは裸になっている。
 数え切れないくらいキスをして、頭の中がふわふわになっちゃったみたいだ。
「月弥、ここを…」
 蝉枝に言われるまま、僕は下着の上から指を触れる。
 さらさらした毛に囲まれた中に、熱くてぷにぷにしたものを感じた。
 本で読んだことくらいしかない、女の人の秘密の部分。
 しかも、僕はいま、蝉枝といっしょになろうとしているわけで、これは。
「っ…」
「あ、痛かった?」
「いや、違う…続けて」
 指でこする様に上下させたり、マウスをクリックするみたいに叩いてみたり。
 思いつくのに任せてどうにかやっていると、そのたびに蝉枝は声を上げる。
 最初は痛かったりいやだったりしたのかと思ったけど、それが気持ちよくなってるらしくて、僕もうれしくなった。
 そのうちに、指先がだんだん水っぽくなってきた。
「月弥…胸も、弄ってくれ…」
 蝉枝の声も、いつものヒーローみたいな格好いい声じゃなくて、弱々しいヒロインの人みたいになっている。
 僕は空いてる片方の手で蝉枝の胸を触った。
「ん…んっ…」
 蝉枝の甘い息が僕の顔にかかる。なんだか、すごくなった。
286名無しさんだよもん:04/11/02 08:13:38 ID:NJaVeg8m

 僕は蝉枝の下着を足首くらいまで下ろして、直接蝉枝の中を触ろうと思った。
「つ、月弥…」
 そこはもうすっかり濡れていて、やわらかくて。
 中に指を差し込んでみると、ぬるぬるしていて、とても熱かった。溶けそうだった。
 人間の体温は36.5℃なんだっていうのを、ものすごく実感した。
 そのまま奥まで突き進めて、一気に入口まで戻す。
「ふァ…んっ!」
 飛び上がりそうなくらい、蝉枝の身体が跳ねあがる。
 中からはどんどんあふれてきて、人差し指が中できっとふやけていると思った。
「月弥…!は、はやく…来てくれっ…」
「…うん、今いく」
 蝉枝が僕を呼んでいる。だから、僕はそれに応えるんだ。
 自分のを蝉枝の秘密の部分にそっとあてがう。
「「…っ」」
 多分、ここで合ってる。…はず。
「いくよ、蝉枝」
 僕が蝉枝に尋ねると、蝉枝は僕を見てこくこくとうなずいた。
 痛くしないように、僕はそっと中に入った。
「く……は…」
「うわ…」
 中に入った途端、すごかった。中でぎゅっと僕のが締め付けられてて、すごく気持ちいい。
 そのまま奥まで進んで、僕はベッドに横になっている蝉枝に抱きついた。
 髪をくしゃくしゃに乱している蝉枝は、本当にきれいで、僕は幸せだと思った。
287名無しさんだよもん:04/11/02 08:14:14 ID:NJaVeg8m

「蝉枝…ひとつになっちゃったね」
「ああ、そうだ…」
 そのまましばらく、そうしていた。なんだかもう、すごくて仕方ない。
 こんなのっていいのかな。もう、そればっかり考えてた。
「月弥…続けてくれ」
「…うん」

 そして、わけが分からなくなるくらい、僕と蝉枝は身体を重ねた。
 何がどうなったのかはよく覚えてない。でも、蝉枝がかわいかったことは覚えてる。
 僕は蝉枝の胸の中で、くったりと横になっていたことも覚えてる。
 そこから見た蝉枝の顔は涙が流れた跡があって、だけど、とても幸せそうだったのを覚えてる。
 それを見ている僕の顔も、きっと。


「辛くないか、月弥?」
「ううん、まだ平気だよ」
「次の町に着いたら、そこで少し休もう」
「うん、分かった」
 僕はうなずいて、帽子のひさしをくいっと押し上げた。
 目に飛び込んできた空は抜けるように青くて、限りなく広がっている。
 いまジャンプしたら、どこまでも飛んで行けるかもしれなかった。
「ていっ」
 記録…40センチくらい。
「どうした、月弥?」
「……なんでもない」
288名無しさんだよもん:04/11/02 08:15:06 ID:NJaVeg8m

 結局、僕は蝉枝と一緒に旅に出ることにした。
 はじめはおばあちゃんとか夕貴とかにずいぶん反対されたけど、
 最終的には『蝉枝と一緒ならどうにかなるだろう』ということに落ち着いた。
 それから家を出るまでの数日間、僕たちはまた今までのように過ごした。
 …ううん、普通には出来なかった。ちょっとした瞬間、例えばテレビを見てるときに、
 『もうこのテレビをみんなと一緒に見られなくなるんだよね』
 なんて考えちゃったりして、訳もなく泣き出して夕貴になぐさめられたり。
 そして出発する日、みんなで集まって僕たちを見送ってくれた。
 姿が見えなくなるまで手を振ってくれたことを、今でも昨日のように覚えてる。
 僕もみんなが見えなくなるまで手を振ったし、蝉枝も笑って応えてくれた。

「あ、町が見えてきたよっ」
「よし、あと一息だ。頑張れるか?」
「楽勝!」

 僕は長く曲がりくねった下り坂をダッシュで駆け下りた。
 それを見て、多分蝉枝は笑いながら追いかけて来てくれている。
 本当に綺麗な、いい笑顔で。
 たぶん、こんなのがいい感じなのかな、と僕は思った。
 見上げた空には、太陽がある。
 僕の心臓がどきどきしてる。ものすごくワクワクしてる。

289元380:04/11/02 08:20:01 ID:NJaVeg8m
…ということで>>275‐278の続きを書いたわけなんですが…
というわけで、月弥くんシナリオひとまずの終了でございます。
>>283
とりあえず、一休みさせてください…_| ̄|○

それでは回線吊って首切ってきます。 
290名無しさんだよもん:04/11/03 01:03:55 ID:JUOVURFJ
>>289
長編乙&グッジョブ!

月弥をリードするでもなく、むしろ乙女さながらの羞恥心や初々しさすら見せちゃったりする蝉枝萌え。
291名無しさんだよもん:04/11/03 13:15:50 ID:sAHfkNWQ
======
      ‖
      ‖
       ('A`) >>289
        ( )
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            || ノ(´ 
             ヽ <       o
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            || ドサ !! 
         Σ  ||   ∩  
         ⊂('A`⊂_ノ⊃    
           ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
 ∫ ∫                 ikiro
  ∬∫    _  ())二) ))A`) 、
   @ニ===)二二ニニ)""゙ヽ,  、,,, 
       ^ ̄" フ\''|ノ=ノ ̄,〇、,,ノ  ~ヽ 
           _/  \_

292名無しさんだよもん:04/11/03 23:14:03 ID:JUOVURFJ
なんか変な香具師に前スレ埋め立てられますた。
新スレ立ってから1ヶ月以上もってたんだな。


というわけで、第4回反転キャラ最萌投票の結果発表〜

1位 折原ひろみ  
   木田朱鷺乃  4票

3位 柳川裕子   3票

4位 柏木はじめ
   藤田浩子   
   坂神蝉枝   
   ハクオロ    2票

8位 藤井ふゆ
   国崎往穂
   春原陽子
   長瀬祐子
   天沢郁巳    1票 

以上の結果となりました〜。はじめさんV3ならず!
293ネタ本編:04/11/04 03:54:53 ID:43pDAc8N
ボーっとしていると、昔芽衣に聞いた他愛もない話が脳裏に浮かんだ。

ねえ、おにいちゃん知ってる?
知ってる、知ってる
もう、話の腰を折らないでよっ…あのね、親友と恋人って紙一重なんだって
どういうことだよ?
どっちも相手のことを強く想ってて、しかも一緒にいて楽しいって気持ちになるよね?
そういわれてもピンとこないな
その相手が同性なら親友、異性なら恋人…恋愛対象になるんだってさ
ふーん

なんとなく向かい側に座っている岡崎を見る。俯きがちに視線を下に向け、ピクリとも動いていない。
どうやらまだ雑誌を読んでいるようだ。窓から注いだオレンジ色の光は彼女を紅く染め、まるで
内側から光り輝いているように見えた。それはさながら一枚の絵画のように美しく、誰もが
見とれてしまうであろう光景だった。……今なら芽衣の言った言葉の意味がわかる……かもしれない。
その時、下を向いていた岡崎が不意に顔を上げこちらを見つめてきた。まるで自分の考えを
見透かされたようで、意味もなく慌てふためいてしまう。
「……暇」
「へっ?」
「暇だって言ってるのよ」
「…でも今まで黙々とその雑誌見てたじゃん」
「それはそれ、これはこれよ」
「相変わらずむちゃくちゃ言いますね…」
黙っていれば人形のように可愛らしいのに、口を開くと何時もの岡崎節。がっかりしつつもどこか安堵する。
「なんか面白い話でもしてよ」
「そう言われても……あっ、面白いかどうかはわからないけど一つあるかな」
「なになにっ」
「東京に行った時の話で」
294ネタ本編:04/11/04 03:58:30 ID:43pDAc8N
東京に引っ越した友達を訪ねるために、長年住み慣れた地元を離れ、数日向こうに滞在することに
なった。しかし新幹線を使い県内までは来たものの、都会の線なんて利用したことがなかったため
現在、駅の中で途方にくれている最中である。なんせどこまでの切符を買ったらいいかわからない上に
何時も見慣れた改札員の変わりになにやら機械が置かれていたからだ。

「友達は迎えに来てなかったの?」
「ああ、直接家に行くって伝えたからね」
「どうしてよ」
「子供のお使いじゃあるまいし、迎えに来てもらわないとたどり着けないようじゃ男が廃るからさ」
「普段は廃れまくってるくせに?」
「どこがだよっ!」
「それじゃ、今度智代にストリートファイト申し込んでおこうか」
「い、いやさっ、男が女を殴るのもどうかなー?」
「…ふっ、まあいいわ。それより続き話してよ」

周りを観察してみた結果、どうやらあそこに切符を通すということはわかった。しかしどれに乗れば
いいのだろう。とりあえず一人で悩んでいてもしょうがないので、駅員に聞くことにした。
………
路線も判りあとは切符を買うだけだが、いざ購入しようと販売機の前に立ったところで、ふと親にもらった
カードのことを思い出した。曰く、県内の移動の際にはコレを使え、だったかな。新たに買う必要がないのは
いいが、これをどうやって使えば……ははーん、あの機械、そしてこのカード…なるほどね。
テレホンカードのように読み取るわけか。我ながら自分の名推理にほれぼれする。

「誰でもわかるでしょ、それくらい」
「あまいなー、岡崎。僕は何もわかってない状態から正解を導き出したんだよ?
僕ってすごいよねっ、ねっ」
「ねえ、コーヒーまだ?」
「って、あなた全然人の話聞いてませんねっ!!というか頼まれてすらないしっ!?」
といいつつコーヒーを淹れてしまうところが飼いならされた結果というか、なんというか。
「ありがとっ。それでそのカードは改札に通すタイプだったわけね?」
「えーと…」
295ネタ本編:04/11/04 04:05:00 ID:43pDAc8N
とりあえずコレを使えばあそこを通れるらしい。しかしなんせ初めて利用するわけだ。
何が起こるかわからない。というわけで今一度観察してみることにする。……なるほど、
カードを入れて塞いでいる板が引っ込んでいる間に通り抜け、出てきたカードを受け取る。
何らかの理由でエラーがでた場合は開かずに警告音がなる、と。これは結構スリリングだ。
失敗したら晒し者というわけか。だがお子様でも当然のようにスイスイと通っているご時勢。
僕にできないわけがない!というわけで覚悟を決めて行くことにする。田舎者だと思われないように
さりげなく人の流れに乗り、改札口へと近づく。……落ち着け、春原陽平!スっといれて素早くスルーだ!
スっといれて素早くスルー、スっといれて素早くスルー…ドキドキしながらカードを入れ、すかさず進む。
なんせ制限時間があるかもしれないのだ。戸惑っているうちに閉まってしまう可能性もある。素早くゴーだ。
ピンポーン
「ひぃぃっっ!!」
板は開かず、僕の膝はおもいっきりそれにぶつかる。な、なぜなんだ!なぜ開かないんだ!!
僕が田舎者だからなのかっ!?キョロキョロと周りを見渡すと、僕の後ろで迷惑そうな顔をして
並んでいる人の群れが目に付いた。
「なっ、なんだよ、くそっ」
カードを使えば通れるんじゃなかったのか!?ま、まさか騙したのか、僕を!そ、そうだカードは
どうなったんだ!?
「ひぃっ、向こう側にでてるぅ!」
こ、これはもしや試験なのか?通れないって事は不合格ってこと?!頭の中が真っ白になる。
そのまま呆然としていると視界の端に駅員の姿をとらえた。もう駄目だ、強制送還なのか……
ガコガコッ
「すいませんねぇ、ここよく詰まるんですよ。さあ、どうぞ」
「へっ?」
……はは、なんだ。機械のせいだったのか。そうか…そうだよなっ!僕の才能が機械ごときに
測れるわけがないんだ!
「ゴ、ゴホン。毎度毎度困るよなー、まったく」
とりあえず通れたのでよしとしよう。
しかしそれは始まりに過ぎなかった。電車を乗り継いで目的の駅に着いたとき、再びそれは起こった。
ピンポーン
「んなっ!なぜっ!?」
296ネタ本編:04/11/04 04:08:27 ID:43pDAc8N
またなのかっ!?しかしすぐに先ほど駅員が言ってた様に、今度も機械のせいだという可能性を
思いつく。…駅員が飛んでくればカードを見せればいいかな。僕はそう考え、そのまま止まらずに
強引に通り抜けることにした。駅員のほうをちらりと見ると……特に気にしていないようだ。
どうやらここでは日常茶飯事のことなのだろう。まったく、人件費は浮くけど、これだから機械は困るよ。
なにやら今日一日で随分と都会の事情に精通した気分だ。

「それで数日後、帰宅することになったんだけど」
「うん」

友達の家に数日滞在し都会を満喫した後、友に見送られ帰宅することとなった。改札口についたとき、
エラーが発生したときのことを思い出したので出るときに詰まった機械は避け、別のところに
カードを通すことにしたのだが…
ピンポーン
…いくらなんでも壊れすぎだろっ!一言文句を言おうと思い立ち、駅員を探して問い詰めることにした。
「すいませんっ!このカード通したんですけど、機械が開かないんですがっ!!」
「どれでしょう…あー、これオレンジカードですよねえ。これ使ってあっちの販売機で切符を買ってください」
「…へっ!?」

「つ、つまり…」
「いやー、二種類あるなんて全く知らなかったよ。ハハハ」
「…………」
「あっ、面白くなかったか、やっぱり。それとも岡崎も知らなかった?イオカードとオレンジカードの
二種類あって機械に通るのはイオカードの方なんだってさ。いやいや、ためになったね」
「あ…あは、あはははは」
「岡崎?」
怪訝に思い岡崎のほうを見ると、俯いて肩を震わせていた。
「…ははは、あははっ!アハハハハハッ!!バッ、バカみたいっ!!オレンジカードとイオカード
間違えるなんてっ!そ、それで駅員に逆切れして文句言ったなんて、ぷっ、あははっ!!
おっ、お腹が苦しっ、アハハハハハッ!!!!」

とりあえず当初の目的は果たせたが、この切ない気持ちは何だろう…
297思いついた中の人:04/11/04 04:11:10 ID:43pDAc8N
まぁ、ほぼ実話なんですけどねorz
一緒にいた友人にものすごい勢いで爆笑された記憶が…
298名無しさんだよもん:04/11/04 11:49:32 ID:cgmXOEib
実話ですかいw
体を張ったネタ乙
299名無しさんだよもん:04/11/04 13:11:24 ID:OTfJ1YBv
前スレ>>712
>ベナ・薔薇さま
ttp://omowoho.hp.infoseek.co.jp/venawy_s.gif
こうですか?わかりません。
300名無しさんだよもん:04/11/04 13:31:33 ID:XsTxXA5D
最高だw
301名無しさんだよもん:04/11/04 21:18:09 ID:PwSq7lAB
うおお、ただの駄洒落が絵になった! GJです!
曲がった太刀はちょちょいと真っ直ぐにしてくれるのでしょうか…
302名無しさんだよもん:04/11/05 04:02:00 ID:+auUyxM5
ベナ姉さまはいつから鍛冶屋のスキルをw
303名無しさんだよもん:04/11/05 16:45:31 ID:NWbikXzN
ベナ姉!!
304名無しさんだよもん:04/11/06 02:46:43 ID:olln2sk+
逃げろベナ姉さま、ドリグラの手の届かぬうちに。
305名無しさんだよもん:04/11/06 03:27:35 ID:vSV2pMPd
なんか葉作品ものは食いつきいいなw
ビジュアルノベル3作+ホワイトアルバムしかやってないからさっぱりわからないよ・・・
鍵はもうだめなのかorz
306名無しさんだよもん:04/11/06 08:54:59 ID:olln2sk+
ここんとこ鍵ネタが多かったからじゃない?
ところで、まだ反転状態で書かれてないイベントって何があったっけ?
307名無しさんだよもん:04/11/06 16:57:47 ID:6vM7nCzg
>>297
遅ればせながらお疲れ様&ごちそうさまです。
妙に臨場感あるな、と思ったら実話ッスか。どおりで。

笑ってくれるというのも優しさのひとつなのではなかろうか。
頑張れ、春原。(と、297氏。)
あと、芽衣可愛いな! ……反転関係ねぇし。
308名無しさんだよもん:04/11/07 22:42:31 ID:tiNTaF7l
>>302
なにせ智勇兼備の完璧超人な人ですからw


「だが胸の大きさでは負けてねえ!」としょうもない張り合い方をするオボロ姐さま。
309名無しさんだよもん:04/11/08 05:24:43 ID:V/caKBb4
>>308
「聖上に比べれば、私などまだまだですよ(ぽっ///)」
と頬を染めてハクオロを見るベナ姉。
310名無しさんだよもん:04/11/08 13:59:47 ID:aATmcmyI
ベナのがきょにぅだと思ってました・・・
311名無しさんだよもん:04/11/08 15:04:27 ID:R3P1fcaj
なんとなく浮かんだ数字。

ハクオロ:102(H)
ベナウィ:97(G)
オボロ:95(G)
ドリグラ:75(A)
ヌワンギ:86(C)

……ウルト&カミュのイメージが強いのかしらん。

おまけ.
さつき:84(C)……細身っぽいイメージ。
かずき:91(F)……たまに勝手に瑞希の下着借りてるような無造作さがあると萌え。
クミ:90(E)……妊娠まで経験者ってことで。
朱鷺乃:86(C)……それなりに。
朋美:87(D)……凸凹コンビのでかい方。
陽子:79(A)……同じく、ちみっちゃい方。

こんなイメージ。あくまで個人的に。
312名無しさんだよもん:04/11/08 16:20:47 ID:VyN3ndYs
なら俺は、ベナとオボロの乳は大した事ないレベルで拮抗してたりと言ってみるテスト。
(おかーさんとムントたんがデカ過ぎるだけという話も)


あとディーは、
ハクオロ「(ジロジロ)…あなた本当に私の分身?」
ディー「…そちらこそ栄養の配分が少々どころでなく偏り過ぎているようだが、空蝉?」

  ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


な感じとかw
313名無しさんだよもん:04/11/08 22:47:28 ID:NDUb+YiV
>312
ttp://omowoho.hp.infoseek.co.jp/hVSd.gif
ゴゴゴゴさせてみますた
314名無しさんだよもん:04/11/09 00:16:42 ID:U4wE3E5+
素敵すぎるぜあんたw GJ!

つうかハクオロおかーさんが何とも色っぽくてハァハァ
315名無しさんだよもん:04/11/09 02:45:36 ID:W0OxUtWN
最近SSないね・・・寂しい。
今まで読むだけだったけど、俺もなんか書くか・・・と言ってみるテスト。
316名無しさんだよもん:04/11/09 22:14:10 ID:a/vY9InM
某所で裏表の岡崎&春原が投下
317名無しさんだよもん:04/11/09 23:34:37 ID:xUb9Q+9+
どこだ?
318名無しさんだよもん:04/11/09 23:38:04 ID:pDeYgNK9
詳細キボンヌ
319名無しさんだよもん:04/11/10 00:45:28 ID:MNAyk8YK
ttp://paradox.axisz.jp/
(;゜∀゜)=3ムッハァ
320名無しさんだよもん:04/11/10 01:31:28 ID:GvdgzFIx
>>319
なるほどそこだったかサンクス
陽子たん(;´Д`)ハァハァ


>>313
単に思いつきで出したネタを絵にしてもらえるとは、感謝!
見た感じディーさんも人並みにはあるのに、相手が爆乳属性じゃなあw


ムントたんは、自分のナイスバディが周囲の男共にどういう影響を及ぼしているのか
全然気付いてない(つうか理解できない)タイプですか?
321名無しさんだよもん:04/11/10 01:36:26 ID:j1TOq2yh
↑ここで反転クラナドのSSがあったのを見た覚えがあるけど
探しても出ていない・・・俺の勘違いか?
322名無しさんだよもん:04/11/10 09:24:42 ID:QHz5DvNY
Galleryに入ってる方に、このスレのまとめサイトへのリンクがあるけど、
これとは違うやつかな?
323四番目の選択肢:04/11/11 00:09:55 ID:1WJJLDCO
第十一話:封印されたビデオ

昼休み、いつものように春原といちゃつきつつ、鐘が鳴ったと同時に教室にやってきた智代と杏の
言の葉をいなしていると、めずらしく委員長が席にやってきて話しかけてきた。
「あ、あの、岡崎くんを呼んで欲しいという人が…」
最近このパターン多いな。そんなことを考えながら扉の方を見てみると
「古河?」
おどおどしながら手に何かを持って立っていた。
………
「これ、ビデオテープじゃない」
「みたいだねぇ」
俺の机の上には古河が持ってきた一本のビデオテープが乗っていた。
「ラベルは貼ってないようね」
「ずいぶんと古い物のようだな」
「古河、これがどうかしたのか?」
「はい、実は…」

お父さん、物置を整理していたらビデオテープがでてきたのですが
ああ、これね…懐かしいなぁ
一体何が映っているのでしょうか
……そろそろいいかもね…実際に見てみるといいよ
わかりましたっ

「でも、このテープの事はお母さんには教えては駄目だと言われたので、家では見ることができません…」
「なるほど」
とりあえずテープを手にとって見てみる。
「それで誰かの家で見せてもらおうというわけね」
俺の手からテープをもぎ取りつつ杏が続く。
「古河の母親には見せてはいけない内容だったか」
「古河、俺達も見ていいのか?」
「はい、学校で岡崎さんに相談することをお父さんに話したら、一緒に見ても構わないと言われました」
324四番目の選択肢:04/11/11 00:14:25 ID:1WJJLDCO
「それなら、視聴覚室に行けばビデオデッキが使えるはずだよ」
どうよ、とばかりに得意げな顔をして春原が提案する。
「生徒が勝手に使えないように鍵がかかってるだろ」
普通イタズラ防止のためにデッキを収納しているケース、さらに教室自体にも鍵がかかっているはずだ。
「ふっふっふ、この春原様に妙案アリ!というわけで智代ちゃん、鍵借りてきてー」
「おい、なぜ私が鍵を借りてこなければならない」
「あー、そんな事言っちゃって、渚ちゃんかわいそー。せっかく私達を頼ってきてくれたのに、
智代ちゃんは冷たくあしらっちゃうんだー?ひどーいっ」
「…いや、そもそも放課後に誰かの家にいって見ればいいことだろう。何も今でなくても」
「うっ、そう言われると…」
言いくるめようとして逆に言いくるめられる春原。どうやら一刻も早く中身を見たかったらしい。
垂れ下がった耳と尻尾が見えるかのようにションボリしている……しかたないな。
「智代、少し借りるくらいならいいだろ。古河だって一刻も早く見たいだろうし、俺もみてみたい。
お前なら先生からの人望もあついし、借りてきてくれないか?たのむっ」
「と、朋也がそこまで私を頼りにしているなら私は喜んで借りてくるぞっ!」
説得が効いたのか、借りる気満々になってくれたようだ。
「なっ、あんたねっ!…あたしだって教師受けはいいんだから、あたしが借りてくるわよっ!」
そのまま二人押し合いながら教室を出て行った。普段はわりとあっさり風味は杏だが、智代が絡むと
途端に熱くなるようだ。なんとなく猫チックなイメージがあるな。対する智代は基本スペックから言うと熊か?
中身は全然違うだろうけど。猫耳vs熊耳…むぅ、甲乙つけがたい。
「相変わらずモテモテですねぇ」
ぶーたれた顔をして春原が冷やかしてきた。
「俺が愛しているのはお前だけだぞ」
「なっ、そ、そんなこと言われても全然嬉しくないよっ!」
途端にでれでれした顔と入れ替わる。こいつはあれだな、感情をダイレクトに示す犬だ。
しかも自分のしっぽを追いかけてグルグル回りだすタイプの。まぁそこが可愛いのだが。
「お二人とも何時見ても仲がいいですねっ」
ハムスターチックな古河が的確に切り出してきた。
「ああ、いつでもラブラブだ」
「な、渚ちゃん、全然ちがうからねっ!」
325四番目の選択肢:04/11/11 00:17:25 ID:1WJJLDCO
しばらく春原で遊んでいると、息を切らした智代と杏が教室に戻ってくるのが見えた。
「おかえり。どうだった?」
「どうだったじゃないわよっ!まったく!」
毛が逆立っているのが見えるような杏に対し、
「朋也、私はやったぞ、ちゃんと鍵を借りてきたぞ!…こんな私でも朋也の役に立てたか!?」
めちゃめちゃテンションの高い智代。
「あ、ああ、ありがとう智代」

「じゃぁ、れっつごーー」
やたらテンションが下がっているうえに、なぜか棒読みの春原の合図で俺は席を立ち、
早速中身を見に行くことにした…のだが
「何か騒がしいな」
「そうね」
ドアの所まで行くと廊下がなにやら騒がしいことに気づいた。
「叫び声が聞こえるね」
「女性の声のようだが」
耳を澄ますと段々と近づいてくる声。
「あの声は…まさか」
俺の声と共にガラリと開くドア。続けて聞こえる叫び声。
「渚はどこだあああああああああっ!!!」
怒鳴り声と共に勢いよくドアを開けたのは…学校の女子指定服をきたおばさんだった。
「あ、お母さんですっ」
「おい、なんであんたがそれを着てここにいるっ!」
母さんといい、最近の母親は子供が通っている学校の制服を持っているのが主流なのかっ!?
「おっ、短小包茎野郎じゃないか。学校に行くなら制服でって昔から決まってるだろうが。ところで
渚は……あっ、お前がもっているのはっ!!!」
俺の手の中のビデオを見るなり、血相を変えて奪い取ろうとした。
「いきなり何なんだ、あんたは!」
「小僧…悪い事は言わない、それをよこしなっ!!」
326四番目の選択肢:04/11/11 00:24:26 ID:1WJJLDCO
「そこまで顔色を変えて取り返すって事は…」
俺達は顔を一瞬見合わせると
「春原っ!杏っ!」
「いえっさーっ!」
「わかってるわよっ!」
一瞬の隙をついて横をすり抜けるとそのまま駆け出した。
「あっ、こらっ、まちやがれっ!」
春原が古河を、杏が智代を引っ張って俺に続く。その後から顔色を変えたおばさんが追いかけてくる。
「最終目標地点はあそこだっ!春原達は鍵を持ってそのままそこを目指せ!杏と智代は俺と一緒に!」
「藤林っ、どうしたんだ、急にっ」
「えっ、あっ、ああ、一体どうなっているのでしょうかっ」
急に引っ張られて慌てる智代と古河。
「岡崎っ、待ってるからねっ!」
春原はそう言うと戦場から離脱していった。
「待てっ!このっ!!」
階段を下りた俺達は遠回りをしながらゴールを目指し、そのまま振り切ろうとするのだが、
差は広がるばかりか、逆に縮まってきている。
「とっ、朋也、一体どうなっているっ!なんで古河の母親が学校にいて私達を追いかけてくるんだっ!?」
自力で走り始めたものの、いまだに状況がよくわかっていない智代がそう尋ねてきた。
「…朋也っ!」
「おうよっ」
杏と一瞬でアイコンタクトを交わすと、智代に説明を始めた。
「智代、生徒会長を目指すお前がいくら生徒の母親とはいえ部外者が制服まで来て騒ぎを起こしているのを
何とも思わないのかっ!?」
「い、いや、しかし朋也、お前が」
「そんなことは些細なことだっ!お前は風紀を乱すものを放っておくというのかっ!?」
「!?」
それを聞くと智代はその場に止まり、後ろを向く。
「その通りだな。いくら保護者といえ学校で騒ぐのはよくないことだ」
「そうよっ、さすが次期生徒会長ねっ!」
「智代、ビシっと言ってやれっ」
そう言い残し、智代を残し二人で走り続ける。
327四番目の選択肢:04/11/11 00:27:39 ID:1WJJLDCO
「…それであの子で止められるの?」
「無理だな」
すぐ後ろで聞こえる叫び声、いや…
「駄目だったか」
「追ってきてるわよっ!」
後ろを見てみると指をくねくね動かしながら追いかけてくる女傑。
「今渡せば八分咲きで許してやるよっ!」
八分咲きってなんだよ!?
「一体何をしたんだ…」
「そんなことより、どうするのよっ!?」
「…仕方ない二段構えでいくか」
ゴニョゴニョ
「おっけーー!」
ばれないようにすばやくテープを杏に渡すと、俺は下に、杏はそのまま走り始める。
「ちっ」
一瞬迷ったようだが、そのまま杏を追いかけていった。
「するどいな…」
しかし、甘いぜ。
そのまま外に出ると、ある教室の真下まで駆け抜ける。杏は……いた!
「朋也っ!!」
「よしっ!パスだっ!!」
杏が勢いをつけないように窓からテープを俺のところに落とした。
「あーーーーーっ!てめっ!!」
おばさんが慌てて手を伸ばすが
「よっと」
既に下で俺がキャッチした後だった。
「あきらめな、おばさん!」
したり顔で言ってやった。
「秋江様と呼べっ!…それと、あたしをなめるなよっ!!」
おばさんは窓の縁に足を掛けるとそのまま
「うそっ、ここ二階よっ!?」
「げっ、飛びやがった!!」
328四番目の選択肢:04/11/11 00:34:21 ID:1WJJLDCO
風にスカートをはためかせながら、飛び降りてきた。むっ、白か。魅惑のデルタ地帯に気を取られていると
ズダンっ!!!!という音と共に目の前に着地するおばさん。そして上の教室では拍手の嵐。
「ちいっ、化け物かあんたはっ!」
「さっさとよこせっ!」
俺は再び校舎の中へと逃げ込んだ。

「はぁ、はぁ」
視聴覚室が見えたというのに、いまだに振り切れない。このまま部屋に飛び込んで鍵を掛けるべきか!?
そう考えた刹那、俺の肩に手の感触が。
「チェックメイトだ、小僧っ!」
「っ!?」
掴まれたショックでビデオテープを放してしまった。テープはそのまま床を滑るよう進み、ある生徒の足元で止まる。
「…渚、いい子だからそれを渡せ」
「お母さん、これには何が映っているのですか」
「見る価値のないくだらないものだ…さあ、渡しなさい」
おばさんが手を差し伸べながら近づいていく。しかし古河は両腕でテープを庇うように持ち変えると
静かに話し始めた。
「これには…お母さんの過去が映っているんですね」
「……」
「お母さんもお父さんもわたしに昔のことをほとんど話してくれません。でもわたしは知りたいんです。
今まで二人が何を思って過ごしてきたのか…」
「渚…」
「…これにはその頃のお母さんが映っているんですよね」
「ああ…」
「どうして違う道を選んだのかは…わたしにはわかりませんが……でも、見てみたいです、
お母さんの夢を…どれくらい大切に想っていたのかを」
おばさんはしばらく渚を見つめていたが、大きく息を吐くと、諦めた顔をしてしゃべりだした。
「……はーっ、わーったよ。出血大サービスだ、特別に見せてやる」
「お母さん、ありがとうございますっ」
「よかったな、古河」
「はいっ」
329四番目の選択肢:04/11/11 00:40:14 ID:1WJJLDCO
その後、杏と智代も視聴覚室にたどり着き、改めて試写会ということになった。
「しかしどのテープを持ってきたんだ」
「ええと、黒いテープで覆われていたものです」
「なっ、なにいいいいっ!よりにもよってアレかよっ!!……あー、やっぱやめないか?」
「往生際が悪いな、おばさん」
「秋江様と呼べ、小僧」
「そろそろ始まるわよ」
杏の声に画面に目を向けるとそこには……
誰もが知っているあるひとつの話がそこに映っていた。当たり前すぎて誰もが普段気にも留めない話。
でも俺達は一言も発することができずにそれに吸い寄せられていた。誰が見てもわかるだろう。
古河秋江という人物がどれだけこれに情熱を傾けているかを。このテープは…この人の夢の欠片だった。
「これが…お母さんのやりたかったことなんですね」
「そうだ」
「わたし…のせいでしょうか」
「古河…」
「わたしの身体が弱かったから……わたしがお母さん達の夢を捨てさせたんですね…」
二人の間にはあまりにも深い何かがあって、俺はそれを興味本位で掘り出してしまったのだろうか。
「…たった一人を幸せにすることがどれだけ大変なことかあたし達は知らなかった。そしてそれを
思い知らされた時、今までの夢を追っていることができなくなった。でもな、渚。勘違いしないでほしい」
目をそらさず、まっすぐに古河を見て話していた。
「夢を諦めたんじゃなくて、お前があたし達の夢になったんだ」
「お前がずっと笑っていてくれることが何よりの夢なんだ」
彼女はそこまで話すと古河を優しく抱きしめた。
「渚、今幸せ?」
「わたしは……」
「あたし達は今最高に幸せだ…渚は?」
「……はい、わたしは幸せです」
「なら、いうことないだろ?」
330思いついた中の人:04/11/11 00:46:12 ID:1WJJLDCO
今までで一番長かった…
SS投下が止まってるので掲載。
ネームバリューの割りに作品は少ないみたいなので
次は東鳩のぶらんにゅうはーとでも書こうか…
331名無しさんだよもん:04/11/11 01:11:17 ID:JqFANsEv
ドタバタと見せかけて最後はしんみりホロリ…こーいうのに弱いんだよな俺。
グッジョブ。
332名無しさんだよもん:04/11/12 01:45:08 ID:3+x17z97
これは絶対に、
あまりにもしょーもない内容なので反応に窮する一同&一人恥ずかしがる秋江さん
ってベタなオチだ!と思ってた俺は心が汚れているのだろうかorz


それはそれとしてGJ。>330
333名無しさんだよもん:04/11/12 01:49:16 ID:6C738iCh
先生!凄い物発見しました!
既出かもしれませんけど貼らせていただきます

http://moe-moe.dip.jp/cgi-bin/img-box/img20041112002011.jpg
334名無しさんだよもん:04/11/12 01:54:54 ID:NF+N4kPL
>>333
わああ…なんか、やっぱり春原は春原だ
すげー可愛くなるかと思ったけど、可愛いけど、ムカつく顔だ
335名無しさんだよもん:04/11/12 02:03:50 ID:3+x17z97
>>333
既出っつーか、ここの人が作ったものだぞそれw

しかし何度見ても違和感ないなー。
336☆ヽ(>ヮ<ヽ):04/11/12 02:16:52 ID:D67qK0H5
すいません、ID:6C738iChはまとめサイトを教えるべきでした…
337(ノ>ヮ<)ノ☆:04/11/12 02:17:02 ID:D67qK0H5
ちょっと反省
338名無しさんだよもん:04/11/12 02:53:34 ID:6C738iCh
>>337
反省されたのでこっちも猛省
339名無しさんだよもん:04/11/12 04:24:05 ID:MuT6nFER
340名無しさんだよもん:04/11/12 13:23:04 ID:yqXIintT
>>339
( ゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシ
 
(;゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
  _, ._
(;゚ Д゚) …!?


春原だけど春原じゃなくなってる…!
341名無しさんだよもん:04/11/12 18:05:21 ID:Qw4dJ8TA
>>339
なんか女の子がコスプレしたみたいだな…(;´Д`)

実際そのとおりなんだが…。
342名無しさんだよもん:04/11/12 21:15:28 ID:B5PHZHr8
>>339
顔の輪郭は春原でパーツが杏?
343十一話 おまけ:04/11/13 01:50:04 ID:sLMm9Fa0
すべての演技が終わり、画面は砂嵐を映すのみとなった。
「さて、それじゃもういいだろ」
そう言うとビデオテープを抜き取ろうとするおばさん。しかし
「あれっ、また画面になにか映ったわよ」
「…………っ!!」

『月に代わってオシオキよっ!』

「「「「「「……………」」」」」」
こ、これは…おばさんだよな?彼女は砂嵐から回復した画面の中で、ピッチリとしたセーラー服の
ようなものを着て決めポーズをとっている。あまり詳しくは知らないが、どうやら一昔流行ったアニメを
劇化したもののようだが……これは……
周りがどういう反応をしているのか気になったので見てみると
「これ子供の頃、毎週欠かさず見てたのよねー」
…杏は普通に楽しんでいる。丁度リアル世代だったようだ。ならば、と春原を見ると
「いけーーー!セーラー○ーン!」
……ひどくご満悦のようだ。そしてその横で呟く古河。
「お母さん、かっこいいですっ」
まあ君のその反応は予想通りだがね…
最後の砦とばかりに智代の方に顔を向けると
「生徒会に代わってオシオキよ!……うん、いいかもしれない。当選したら是非使ってみよう」
………見なかったことにしよう。というか、俺か?俺の反応がおかしいのか!?
一人頭を抱えて思わず真剣に悩んでしまう。
「ぐおおおおおおおおお……」
すると下から聞こえる唸り声。見てみるとおばさんがのた打ち回りながら床をゴロゴロと転がっていた。
どうやら本人に一番ダメージがいったようだ。というかパンツが見えているのは言わないでおこう。
しかし………くっくっく、このネタは使えるな。

四人が画面に釘付けになり、一人が床を転がりまわっている中、不穏な事を考える朋也であった。
344思いついた中の人:04/11/13 01:52:09 ID:sLMm9Fa0
とりあえず
>.332に見破られたオチをこっそり置いておきますねorz
345名無しさんだよもん :04/11/13 02:15:14 ID:EZN2b3ow
    。О(それにしても春原×朋美のSS誰か書いてくれないかな・・・)
(‐_‐)
346名無しさんだよもん:04/11/13 22:50:33 ID:Ecof6z5i
>>344
二段オチGJw
岡崎以外の四人が当たり前のように受け入れているのにワロタ。


…他のビデオテープ調べてみたら直子ママのもあったりして(ヲイ
347名無しさんだよもん:04/11/13 23:17:57 ID:wpeqikZf
場の流れ読まずに聖上とかみゅちー置いてきますね
ttp://omowoho.hp.infoseek.co.jp/hakuxkamyu.zip
zipですが一枚です
インフォシークでうpしていい画像じゃないような気がしたので・・・

あと冗談で描いてみた精神的ブラクラ
ttp://omowoho.hp.infoseek.co.jp/inkara.gif
348347:04/11/13 23:19:09 ID:wpeqikZf
あ、パスはメル欄で
349名無しさんだよもん:04/11/14 04:33:40 ID:KaivOJ0j
やばい、ブラクラ結構笑えたw
350名無しさんだよもん:04/11/14 12:21:20 ID:lxVdvxY9
>>347
これっておばさま攻めディスカー!?
カミュ君が絵の主体っぽくなってるのがちと残念だがハァハァ

あとブラクラ、リアルでも普通にいそうでイヤンw
351名無しさんだよもん:04/11/14 22:59:25 ID:aOp5QNWx
>>343
「旦那の趣味で夜のコスプレ撮影会かッ!?」と思ってしまった。
352ロリカノンですか?:04/11/15 21:46:20 ID:nOs5Ka+P
 月曜日、今日もさわやかな目覚めです。お姉ちゃんは結局昨日は香里さんに家にお泊ま
りして、帰ってこなかったですが、なぜか代わりにあゆあゆが泊まっていったです。
 そのせいか、今朝の朝ご飯も和食だったです。美味しかったです。

 あゆあゆは昨日はもちろん私服だったので、お姉ちゃんの中学の時のセーラー服を着た
です。馬子にも衣装で可愛いです。こっちの方が絶対に似合うです。
 ゆうは普段の制服でかまわないのですが、秋子さんが中学の時に着ていた制服を引っ張
り出してきたです。モスグリーンのブレザーにチェックのスカートです。田舎にしては時
代的にちょっと派手目の制服ですか?
 でも秋子さんの中学の時の制服がピッタリなのは悲しいです。

「ゆうちゃん、よく似合うわよ。わたしは中学に入ってから急に成長したから、この服は
すぐに着られなくなってほとんど新品同然なの。それでもったいなくてずっととって置い
たんだけどゆうちゃんに丁度良かったわね」
 それはもしかして、ゆうの体型は秋子さんの小学生の時と同じと言うことですか?もの
すごく落ち込む発言です。
 でも、おかしいです、理不尽です。ゆうは秋子さんの姪なのになんでこんなに差がある
ですか?お姉ちゃんも発育いいし、変です、許せないです。

「ぼくはなんかスカートが長いみたいに思うよ」
 良かったです、ここに仲間がいるです。
「変ねえ、あのころは名雪が短くしすぎて叱ったりしたものだけど」
「それぼくの足が短いってことなの?」
「あらあらそんなことはないですよ」
「あゆあゆ、お仲間です」
 がっちりあゆあゆの手を握るです。連帯感です。
「そんな仲間嬉しくないよう」
353ロリカノンですか?:04/11/15 21:47:44 ID:nOs5Ka+P
「ふふんだ。あゆあゆやゆうは七五三がお似合いよ。その点葛葉は制服があつらえたよう
によく似合ってるでしょう」
 葛葉は調子に乗ってお姉ちゃんの制服を着ているです。まあ秋子さんの許可あるですが。
でも確かに似合っているです。ちょっとだけ丈と胸が余っているですが。
 悔しいけど、ゆうよりかなりスタイルがいいのは認めざるを得ないです。

「えーい、こうなったら持たざる者は持たざる者どうしで団結するです。団結勝利頑張ろ
うです。立て万国の貧乳者です」
「バンコク?なんでタイの首都が関係あるの?それより、ぼくとっても惨めだよう」
「あゆあゆはのりが悪いです。そんなことでは立派な芸人になれないですよ」
「ぼくそんな者になりたくないよう。ゆうちゃんはなりたいの?」
「ゆうはまっぴら後免です。でもあゆあゆは素質あるから頑張るです」
「そんな素質いらないよう」
 あゆあゆはからかうと面白いですが、反応が素直すぎて今一相方には向いてないですね。

「それじゃあ食逃げのプロを目指すですか?立ち食いのプロの道は険しいですよ。でも、
あゆあゆは迫力も色気もないですから二代目けつねコロッケのお銀さんは無理ですね」
「あっ、葛葉レンタルビデオで見たからそれ知ってるよ。うる星やつらの必殺立ち食いウ
ォーズだよね。お銀さんと師匠のけつねたぬきの竜が格好良かったよ」
「あらあら、懐かしい青春時代ですねえ。わたしもお雪のコスプレなどしたものです。さ
すがにラムの恰好は恥ずかしくて出来ませんでしたが」
 秋子さんって実はオタクのはしりだったですか?

「あのねえ、実はあの話に出ていた立ち食いのプロの一人、回転焼きの甘太郎って、ぼく
のおじいちゃんがモデルなんだよ」
 衝撃の事実ですが、あゆあゆだと本当にあり得るから怖いです。
「なるほど、あゆあゆのたい焼き好きは血筋ですか。やっぱり食逃げのプロの血統です。
頑張って精進するです」
「ゆうちゃんひどいよ」
 自分で振っておいてそれはないです。
354ロリカノンですか?:04/11/15 21:48:57 ID:nOs5Ka+P
「ところであゆあゆにつられてこんな馬鹿なことをやっていたら遅刻です。早く学校にい
くです」
 折角お姉ちゃんがいなくてゆっくり登校できると思ったのにこれですか。ゆうは落ち着
いて登校できない運命ですか。
「ひどいよゆうちゃん。ぼくのせいじゃないよう」

「あっ、もう行っちゃうの?」
「葛葉、もしかして寂しいですか。ゆうが学校から帰るまで我慢するです」
「さ、寂しくなんかないわよー!葛葉は大人なんだから。がきんちょのあゆあゆやゆうと
は違うわよー!」
 一々言うことが可愛くないです。でも、ゆうは大人だからここはグッと我慢です。
「ぼくって、ひょっとしてみんなにからかわれるために生まれてきたの?」
 あゆあゆのその自己認識は正しいです。人生定めです。

 まあ朝の騒動はともかく、無事学校に着いたらゆうの今日の制服はかなり好評だったで
す。さすがは秋子さんのお見立てですが、素直に喜べないところもあるです。
 つまり栞さん曰く、ゆうは美琴ちゃんとあゆあゆとでクラスの3大マスコットだそうで
す。もう少しまともなことで認めて欲しいですが。

 学校が終わって家に帰ってきたら、葛葉が待ちかまえていたです。
「葛葉なんですか?やるですか?」
 腕力では勝てないですが、ゆうも黙って引き下がる気はないですよ。
「なによう身構えちゃって。葛葉はゆうみたいなちびっ子をいたぶる趣味なんか無いわよ。
なんって言っても葛葉大人だもんね」
 一昨日いきなり襲いかかってきたやつの台詞じゃないです。まあゆうは自称大人の葛葉
と違って本当に大人ですから、そんな些細なことを指摘して子供の葛葉を虐めたりなんか
しないです。

「なによう、その人を見下したような笑顔は」
「別になんでもないです」
 案外鋭いですね。なんとなくですが、葛葉には野生の勘という言葉が似合うですね。
355ロリカノンですか?:04/11/15 21:50:33 ID:nOs5Ka+P
「まっ、そんなことはどうでもいいのよ」
 どうでもいいですか。切り替えが早いというか、むしろ鳥頭ですか。
「葛葉は本当の名前を思い出したのよ」
「そうですか、それならちゃんと自分の家に帰るですよ」
「いきなりなによー、せめて名前を聞くぐらいは礼儀でしょう」
 葛葉に礼儀のことを言われるとは思いませんでした。なんだかむかつきますが、ここは
堪えるです。やっぱりゆうは大人ですね。

 まあ一応聞くくらいは聞いてやるです。
「そうですか。それで葛葉の本当の名前はなんと言うですか?」
「じゃーん、葛葉の本名は沢渡真琴でしたー。可愛い名前で驚いたでしょう。もちろん負
けたって思ったわよね」
「ちょっと待つです。可愛いはともかく、なんでゆうが負けるですか。納得いかないです」
「へへーん、真琴の名前の方が可愛いからよ」
「そんなことないです。ゆうの名前の方が可愛いです」
「なによー、やる気」
 結局やるですか?葛葉、じゃなくて真琴はやっぱり子供です。

「はいはい、家の中で喧嘩は止めてくださいね。どっちの名前もとっても可愛いですよ」
 秋子さんが出てきたので、ここで幕引きです。それより大事なことがあったです。肝心
なことを聞くのを忘れていました。つい真琴につられてしまって、ゆうも子供っぽかった
です。反省です。

「さて真琴、名前を思い出したのですから、住所とかも当然思い出したですね。家の人も
心配しているです。早く家に帰るです」
「そんなこと言っても無理なのよー」
「どうしてですか?まさか名前だけしか思い出していないですか?」
「そうじゃないのよ。ちゃんと全部思い出したけど、真琴には元々家なんかないの」
「家がないって、その年でホームレスですか?」
「そうじゃなくってー、真琴は狐だから、住処はあっても家なんかないの」
 はい?前にも狐と言ってましたが冗談でなかったですか。
356ロリカノンですか?:04/11/15 21:51:22 ID:nOs5Ka+P
「えっと、ちゃんと説明してもらえないとゆうにはよくわからないです。狐ってどういう
ことですか?」
「だからー、真琴は7年前にゆうに助けてもらった子狐で、その恩返しのために人間にな
ったのよー」
「そう言えば確かに子供のころに狐を助けたことがあるですが、でもその説明じゃあよく
わからないです」
「なんでわかんないのよー」
 真琴はかんしゃくを起こしているです。やっぱり子供です。

「そんなことを言われても、唐突すぎて理解不能です」
「だからー、ものみの丘の狐の掟で助けて貰ったときは恩返ししないといけないの。それ
で普通はなにか簡単な願いを叶えてあげるだけでいいんだけど、ゆうがこの街からいなく
なっちゃったから7年分の利息が付いて恩返しも簡単に出来ないの」
「なんだか、狐の世界もいろいろ大変ですね」

「そう大変なのよー。それでゆうの気配を7年ぶりに感じて慌てて人化したんだけど、急
いだせいで術を失敗しちゃって一時的に記憶はなくすは、ゆうを見つけられないわで、困
っていたのたのよね」
「それはわかりましたですが、それならどうしてゆうに襲いかかってきたですか?あれで
は恩返しどころか、恩を仇で返すです」
「いやだから、一つは記憶を無くしたせいだし、お腹は減るし、不安だし、いろいろと苛
ついていたのよ」
「いい迷惑です」

「まあとにかく、恩返しできるまでゆうの側にいるからよろしく」
 なんだか、恩返しと言うより居候が出来ただけのような気がするです。
「ところで、恩返しっていつまでかかるですか?」
「さあ利息が相当たまってるから、すぐには無理だよ。それに実は元に戻る方法忘れちゃ
ったから、下手すると一生このままかも」
 それじゃあ、むしろ疫病神に取り付かれたようなものかも知れないです。だいたい、真
琴はどじが過ぎて恩返しという名目で人間界に体よく追放されたではないですか?
357ロリカノンですか?:04/11/15 21:51:43 ID:nOs5Ka+P
「あっそうだ、秋子さんに事情を話したら、明日から同じ学校に通えることになったから
そっちでもよろしく。なんか同じクラスになれるらしいよ」
 了承です、秋子さんの了承が出てしまったです。多分真琴の恩返しは悪戯されるより質
が悪いと思うですが、了承が出た以上どうしようもないです。
 おしんのしんは辛抱のしんならぬ、ゆうのゆうは憂鬱のゆうになりそうですが、忍耐の
心で頑張るです。
358ロリカノンですか?:04/11/15 21:53:01 ID:nOs5Ka+P
>>352-357
 もう覚えている人もいないかもしれませんが、久々に帰ってきました。
359 ◆LAMPq94ziM :04/11/16 08:06:18 ID:t2qx9CbS
>>358
俺はお前を待っていた!!
GJ!!
360名無しさんだよもん:04/11/16 19:46:55 ID:kg1vvWNW

俺の名前は相沢裕一。

性別…女。
男だったハズなのに。
何処でどう間違えたんだか。
今は紛れも無い女。

鏡の前に立ち、にっこりと笑ってみる。
…すごく、変な感じだ…。
ついこの前までの自分とは似て異なる存在が、
鏡の中から微笑み返す。
それが自分である事に強い違和感と、
それなのに安心している気持ちがある。

鏡の中の自分は、従姉妹の名雪にチョット似ている。
あんなに綺麗な青みかかった長髪は私にはないが、
それでも全体的な雰囲気は何となく似ている。
俺は決してあんなに天然ボケじゃないと誓って言える…か?

そもそも、なぜこうなったんだろう?
鏡を見ながら俺は数日前までの自分を思い起こしてみた―
361名無しさんだよもん:04/11/16 19:50:05 ID:kg1vvWNW

俺の名前は相沢裕一。

両親の都合で、従姉妹の家へと強制的に送られる事になった。

という事で、長いようで短い電車の旅も終わり、
こうして従姉妹との持ち合わせの場所へと来たのだが…。

………。
「遅い」
…ったく、何やってやがんだ名雪のヤツは?
かれこれ、もう一時間はオーバーしてるぞ。
この雪の降る中、そんなに俺を遭難させたいのか?

ちなみに今、天候はこの場所についたときとは違い、
既に大荒れ。
横から叩きつける風に混じった、霰のような雪が
正直痛い。
痛い。
痛い、痛い。
イタイ、イタイ、イタイ、イタイ………!
「イテテテテテテテテテテッ!!」
おおぅ!
マジでいてーよ!
名雪!早く来やがれ!!
流石に寒くて上着の上から着込んだ薄いコートが、
強風に煽られバタバタとはためく。
そんな俺の姿を公衆トイレを退避場所とし、
遠巻きに眺めている犬ッコロが、
「バカジャネーノ?」
てな具合に小首を傾げたのが何とも気に食わない。
362名無しさんだよもん:04/11/16 19:51:50 ID:kg1vvWNW

…いわないで。
自分でも、こんな状態で何やってんの?って思ってるから…。
ヤツ(犬)以外は、この天候ゆえか、例え見かけても
直ぐに俺の視界からは見えなくなる。
当然、たまに目が会ったりすると、不思議そうというか、
関わり合いたく無いといった風情でさっさと通り過ぎていく。
その都度、この雪国の気候と人間は冷たいよのー。
とか思ったりなんだり。
完全にヒガミですが。

そんな事より、名雪だ名雪!
あの、おっぺけぺーめ。
やって来たら、タダじゃすまない。
絶対に肉まん10個は奢らせてやる。

すると、今の今まで酷い吹雪だったのが、緩やかに落ち着き、
どんよりと忌々しい程暗く固まっていた空が裂け、そこから
暖かな日差しが差し込んできた。

「………」
俺は、ようやく晴れてきた天候にほっと息をつき、
助かった…。
と心から感じた。

とそこへ、首に白いマフラーを巻き、頭には毛糸の何やら不気味な
帽子をかぶった(カエルかあれは…?)、髪の長い女の子がやってきた。
363名無しさんだよもん:04/11/16 19:54:00 ID:kg1vvWNW

その髪は太陽の光を浴びて、青光りしている。

俺の記憶の中に、こんな青っぽい髪を持った人物は二人しか知らない。

女の子は俺の目の前まで来ると、困ったような、そして懐かしむような、
更には哀れむような表情をした。
「…ゆう…いち…君?」
その瞬間、俺は頭に積もった雪を両手ですくい、それをギュッギュッっと
固めていく。
「あ…あの、…ゆういち…君…だよね?」
女の子は困ったように俺に問い掛けてくるが、取り合えず俺はまず雪を
カチンカチンに固めてから、おもむろにそれをかじった。
「…え…?」
困惑する女の子。
そりゃそーだろ。
俺に対してどうリアクションすれば良いのか分かりかねているようだ。
そこで俺は一言「ああ」と言った。
「え?」
「だから裕一だ」
そのとたん、女の子の瞳は嬉しそうに輝き、ホッとしたのか胸に手を
やりハァ〜っと息をつく。
「あ…。良かった…。あんまり黙っているから、ひょっとして人違い
なんじゃないかなーって思っちゃったよー…」
このマイペース女め。
364名無しさんだよもん:04/11/16 19:56:10 ID:kg1vvWNW
「ごめん、すごく待ったよね?」
「ああ」
「寒かったよね?」
「見れば分かるだろ」
「…う、うん…。ご…ごめんなさい…」
しょげ返りやがった。
世話の掛かるヤツだ。
「肉まん10個」
「へ?」
「肉まん10個。それで手を打とう」
………。
ちょっと困ったような顔をしている。
だが、俺の苦労を考えれば、10個でも安いぐらいだ。
「…おしるこ…」
…?ん。
「…おしるこじゃダメかな?…来る途中の自販機で買って来たんだけど」
そういうと、既に適度に冷えつつあるおしるこの缶を俺に手渡す。
「冷えてる」
キッパリハッキリ冷たく言い放つ俺。
「…!…ごめんなさい…」
もはや涙目になっている。
365名無しさんだよもん:04/11/16 19:57:43 ID:kg1vvWNW
「まぁいい。取り合えず、ここまで遅れた訳を聞きたいですな。お嬢さん」
「う〜…。今朝は寒かったんだよ〜。それで、なかなか起きられなくて…」
「ほう。それで?」
「3時過ぎに目が覚めて、それでお腹がすくといけないからちゃんとご飯食べて」
「ほうほう」
「それで、ご飯食べてる時にそういえば今日、お休みだけど裕一を迎えに行かなくちゃ
いけないんだって思い出して…」
「結局、忘れてたのが原因か!」
「わわっ!?きゃああああぁぁぁ〜〜〜〜〜!」
俺は身体中に積もったままの雪を千切っては投げ、千切っては投げた。
「わわわわわ!ご、ごめんよ〜ゆういち〜」
クソっ、謝りながら殆ど避けてやがる…。
なんだか無性に腹は立つが、ここで何時までもじゃれていても埒があかない。
「ふん…。行くぞ」
「え?…あ、うん」
「ちゃんと、案内しろよ」
「わかってるよ〜」
慌てて俺の後を追いかけてくる。
まるで、子供の頃と一緒だ。
そう思い浮かべた時、怒りも忘れ、ふと顔が緩んだ。
366名無しさんだよもん:04/11/16 19:58:34 ID:kg1vvWNW
「なに笑ってるの裕一?」
「ん?別に」
「つれないよ〜」
「引っ付くな、バカ。みっともない」
「う〜。だって、くっついてた方があったかいよ〜?」
「離れろ馬之助」
「馬之助じゃないもん。名雪だよ〜」
「やかましい。吾郎左衛門」
「名雪だよ〜」
「ど左衛門」
「名雪〜」
……。
………。


「肉まん10個」
「許してよ〜」



こうして、俺「相沢裕一」とその従姉妹である「水瀬名雪」は、
七年ぶりの再開を果たした―。
367名無しさんだよもん:04/11/16 19:59:54 ID:kg1vvWNW


「却下」
え?今なんと…?
「却下」
ええええ〜〜〜〜〜〜〜?


何だかんだで、これから世話になる水瀬家に辿り着いたのは、
もう辺りも暗い午後5時。
名雪の馬鹿がそもそも遅れなければ、こんな時間にはならなかったハズだ。
そして辿りついた末、おじさん―名雪の父親である水瀬秋人さんにこれから
この家で世話になるためその挨拶をしたのだが、秋人さんはイキナリ俺を
鋭い目で一瞥すると、即座に言い放った。
「却下」
368名無しさんだよもん:04/11/16 20:02:22 ID:kg1vvWNW
「…え?だって、あの、親父達から連絡は入ってますよね?」
「もちろん。キミの事を頼むと言われたよ」
「だったな…」
「私は頼むといわれたが、ハイ分かりましたとは言ってはいない」
「え…?」
そんな俺と秋人さんのやり取りを名雪はオロオロしながら眺めている。
流石にもう家の中なので、マフラーも、あの珍妙な帽子もかぶってはいない。
「で…でも、お父さん!お父さん裕一の事ちゃんと面倒見るっておじさんに
言ってたよね?私、あの時の電話の会話聞いてたもの」
名雪が秋人さんに必死になって訴える。
「ああ、もちろん」
「だったら…!」
「まぁ、待ちなさい名雪。そして裕一君」
秋人さんは興奮する名雪をなだめ、また鋭い目つきで俺を睨み話し出した。
「確かに、私は君の父…すなわち私の兄に、君の面倒は見るとは言った。
だが、ハイ分かりましたとは言っていない。ましてやこの家で君を養うとは
一言も言ってない」
「それって…」
また名雪が口を挟むが、秋人さんはそれには構わず先を進める。
「家には君を置くつもりはないが、他の場所で君を生活させようという事だ」
「え…?」
キョトンとする俺と名雪。
369名無しさんだよもん:04/11/16 20:03:53 ID:kg1vvWNW
「え…、と。じゃ、じゃあ、俺はそのほかの場所とやらに行けばいいんですか…?」
「そうだ。この家の直ぐ反対側。道路を一つ挟んでの裏側に、アパートを借りてある。
君はそこで暮らすんだ」
「え…で、でも俺…!」
「自炊ぐらいは出来るだろう?お金も心配は要らない。ちゃんと君の両親から毎月生活費は
送られてくる。それに、いざ何か困ったときは、私に連絡すればいい。もし、料理のレパー
トリーが足りないのなら私が幾らでも教えてあげよう」
矢継ぎ早に言われて何も言い返せない。
何よりも、突き刺すような秋人さんの視線が俺を萎縮させる。
「お…お父さん…」
名雪も何か言いたそうだが、結局何も言えない。
「裕一君。君には大変かもしれないが我慢してくれないか?最大限のサポートは保証する」
「は、はぁ…」
「分かって欲しい。流石に年頃の一人娘と、健全な青少年の君を一つ屋根の下で一緒に生活
させるのは親として、どうしても不安なものがあるんだ。君を信用していない訳じゃない。
だが、どうしても私はその不安が消える事が無かったんだ…」
秋人さんはそこで初めて俺に弱弱しい表情を見せた。
それを見て、俺は釈然としない気持ちは消えはしないが、腹をくくった。
「分かりました」
「え…?ゆういち…」
「秋人さんの気持ちも分かります。名雪に何かあったら…、秋人さんがそう思うのも仕方が
ないです。俺だって、一応それなりに男だから…。いつ何時、そういった気持ちになるかもしれない」
「そうか…。ありがとう」
秋人さんは、ふと微笑んだ。
さっきまでのキツイ表情と比べると随分とこちらも落ち着く。そんな表情だ。
「名雪も、それでいいよな?」
370名無しさんだよもん:04/11/16 20:04:56 ID:kg1vvWNW
「あ、う、うん…。…ゆいち…がそれでいいなら…」
まだ何か言いたそうな名雪だが、俺の気持ちが変わらないと判断したのか、その場ではそれっきり
黙ってしまった。
「よし、じゃあこれからアパートまで案内しよう。それと君の荷物も、運送屋に連絡して運んでもらう
場所を変更しなければいけないから、後で連絡をしなさい。足りない物があるようなら、いつでも私に
連絡しなさい。携帯は持っているかね?」
「あ、はい」
「じゃあ行こうか」
「はい」
玄関へと進む、後ろから名雪もついてくる。
「私も一緒に行くよ〜」
一瞬、秋人さんの目が冷たく光ったが、別に何も言わなかった。

こうして、俺たち三人は、俺の新居となるアパートへと歩を進めた。
371名無しさんだよもん:04/11/16 20:05:43 ID:kg1vvWNW
「ふわーっ」
あの日の晩、このアパートに対する最初のイメージは「ボロイ」だった。
それは今でも勿論代わらないが、だが古い割には案外作りはしっかり
しているみたいだ。
実際、俺の部屋の両隣には比較的年齢の近い(といっても相手は20代だと思うが)人が住んでいて、
良く友人とかも来ているみたいだが、さほど物音が聞こえない。トイレの音や、風呂(生意気にも小さい
ながらも付いていた)の音なども殆ど気にならない。試しに、わざとドンドンと壁を叩いてみたが、
隣からは何のリアクションもなかった。後で聞いたが、やはりこのアパート、見た目は兎も角、騒音関係は
割としっかりと対応してある事が分かった。

で、今俺は午前中に届いた自分の荷物を整頓している訳だが…。
「ゆういち〜。コレは何処に置くの〜?」
「裕一君。これはここで良いね?」
水瀬親子が手伝いに来てくれているという訳だ。
それにしても…。
「何故、二人ともココにいるんですか?」
ニコニコと名雪が言う。
「裕一の引越しのお手伝いをしに来ているんだよ〜」
あのなぁ…。
「名雪…。今日は平日だ…。俺は兎も角、お前、学校はどうした」
「だって、裕一の大切なお引越しの日だもん。学校だって休んじゃうよ〜」
コイツは…。
それに…。
「あの…、秋人さん?お仕事は大丈夫な…」
「ノープロブレム」
あっさり返された。
372名無しさんだよもん:04/11/16 20:07:05 ID:kg1vvWNW
「は、はぁ…」
昨日の怖いともいえる(正直怖かった)、秋人さんと比べると、今日の秋人さんは随分印象が違う。
とゆーか、別人?
何やら気持ちが楽になっているというか…なんと言うか。
そんなこんなで、小一時間程で大体片付いた。
「こんなもんかな…。二人とも、ありがとうございます。もう良いですよ」
秋人さんもいるので、なんだかやりにくいと言えばやりにくい。
「そうだね。こんなものだろう」
秋人さんは俺が取り合えず足りないもので上げた物を購入してくれてたようで、冷蔵庫、洗濯機、
炊飯器、コンロ、棚などなど…を購入してくれていた。
まとめて運ばれてきた時は中々迫力があったが。

食器などは、水瀬家のものを数点頂いた。
残りの細かい物も、いくらか頂戴した。
何だかんだで世話になりっ放しである。
正直ありがたい。

「ほら、もういいから、名雪は今からでも学校に行けよ」
わざとさりげなく追い払おうとする。
秋人さんにああ言った手前、名雪がべったりしてきても何か困るのもあった。
「え〜…、だって〜、まだ裕一に街の案内をしていないよ〜」
「名雪。裕一君を困らせるのは良くないよ」
秋人さんが名雪にニコニコと諭す。
なんか、すごい嬉しそうだな…。
373名無しさんだよもん:04/11/16 20:07:50 ID:kg1vvWNW
「大丈夫だって、適当にぶらついて自分で見て回るから」
「迷子になっちゃうよ〜?」
「なるか!」
「ほらほら、名雪。裕一君もああ言っているんだし、私達はもう帰ろう」
「う〜…」
名雪はすごく不満げだ。
「…わかったよ。だけど、迷子になったら直ぐに連絡してね?ちゃんと携帯の番号入れてあるよね?」
「迷子にはならん。だが、何か困った事があったら連絡はするから心配するな」
「約束だよ〜」
「ああ」
コイツは心配性だなー…。ふぅ…。
「じゃあ、裕一君。私達はこれで失礼するよ」
「あ、はい」
「裕一〜。何かあったら連絡するんだよ〜?」
「わかったって」
はっはっは。
と、秋人さんは楽しそうに名雪を引きずって去っていく。
絶対だよ〜?
と名雪は何やらその姿が確認出来なくなるまで何か言っていた。


「さて…。んじゃ、取り合えず出掛けるか」
俺は新しい学校は明後日から、それまでに懐かしいこの街の風景を思い出すため、
何処がどう変わったのか確認するため、部屋を後にした。



今思い起こせば、この時、「もし」出かけなかったら俺は「俺」のままだったのかも知れない―
374名無しさんだよもん:04/11/16 20:10:45 ID:kg1vvWNW
>360-373
なんとなく、書いてみたくなったけど…。
導入長すぎるね…。スマヌ…。
375ID:kg1vvWNW:04/11/16 20:46:26 ID:kg1vvWNW
うわ煤i ̄ロ ̄;)
しかも誤字あるし…。


…豆腐のかどに頭ぶつけて逝ってきます…。
376名無しさんだよもん:04/11/16 22:04:43 ID:imYYAYQK
うん、長すぎる。
削れるところはとことん削ったほうがいい。
文章は悪くないがだらだらひっぱりすぎ。
完成後にダイエットしてください。
あと祐一が裕一なのは誤字の範疇?
377ID:kg1vvWNW:04/11/16 22:13:14 ID:kg1vvWNW
>>376
ご意見さんきゅ。
やっぱりスッキリ短くしないとねー…。

裕一はもはや単なる大ボケミスです。
気付いていなかったよ…。
378名無しさんだよもん:04/11/16 22:27:08 ID:3Ymu6ey1
360で性別:女って言ってるのに369じゃ男になってたり

よくわからないですぞ
379名無しさんだよもん:04/11/16 23:00:22 ID:deW8QhD3
>>358
ちゃんと憶えてるよー。ゆう・あゆ・真琴が何ともいいトリオだな。
三人とも、自分だけがまともでツッコミ役だと思ってそうだw


>>374
まあドンマイ&続き希望。
正統派TS(男だった時の記憶あり)ものって久しぶりか?

秋人さんの判断は薄情な感じもするけど、男親にしてみりゃまあ当然の帰結なんだろう。
つうかそもそも秋子さんが懐深すぎなわけで。


>>378
369の時点では男だったってことでしょ?回想シーンだし。
380名無しさんだよもん:04/11/17 16:54:44 ID:LMTOVfKn
>360-373
長編乙彼百円
文章量に関してはやはり導入部としては長い気もするけど
それは今後の展開でバランス取ってくれる事に期待
っつー訳で漏れが代わりにゴールしとくから>>ID:kg1vvWNW氏はガンガレ、蝶ガンガレ
381名無しさんだよもん:04/11/17 23:46:39 ID:PWGoQ7ke
>>360-373の続き

懐かしい街並みを散策する俺。
昨日降り積もった雪の為、少々歩きにくい。

「思ってたほどは変わってないか…」
などと感想を小さく漏らしながら歩みを進める。
細かいところは色々変わっているが、印象的には余り変わっていない。
そんな街並みにホッとした。

商店街を歩いているとタイヤキ屋が見えた。
幾つか買って行こうかな―
そう思って向かう途中。
イキナリ、タイヤキ屋からの怒声。
ちょっとびっくりしてるところに、タイヤキ屋から駆けて来る小さな人影。
ピョコピョコとゆれる―白い羽?
それは減速することなく俺に…?
って、ええっ!?
382名無しさんだよもん:04/11/17 23:48:30 ID:PWGoQ7ke
「………?」
気が付くと、目の前で何やら心配そうにこちらを伺うオッサンの顔。
「…うわ…っ!」
がばっと身を起こす。
「おお。大丈夫かい嬢ちゃん?」
は―?
「まったく、あのチビ助め。買い逃げどころか、他所様に更に迷惑をかけるなんてよぉー…」
ぐちぐちぐち。
「何はともあれ大丈夫そうでよかった。なかなか気がつかねーから、どっかヤバイとこでも
打ったんじゃねーかって心配したぜ」
「は、はぁ」
ん…?なんだ、変な声…?
それにさっき、このオッサン俺にその…。
「あ、あの」
「ん?」
「…嬢ちゃんって…?」
絞り出した声はやはり聞きなれない声だ。
「何言ってる?あんたしかいねえだろ?それとも、やっぱり、頭かどこか強く打って混乱
してるのか…。…やっぱり医者に一度見て貰ったほうが…」
オッサンの最後の方の言葉は余り聞こえてなかったが。
「い、いや大丈夫だから…」
俺は兎も角、その場から離れたい衝動に駆られ、あわてて立ち上がり逃げるように走り去った。
「…おかしな嬢ちゃんだな…」
後には首をかしげるオッサンだけが残った。
383名無しさんだよもん:04/11/17 23:50:04 ID:PWGoQ7ke
「なんだコレ…?」
あわてて商店街を走り去った俺がやって来たのは、懐かしい子供の頃の思い出の場所。
そこは本当なら来たくは無かった場所…。
だが気が付くと俺の足はそこへ向かっていた。
そこには、俺の記憶にあるはずの大きな木が切り株となって物寂しげにあるだけだった。
「………」
俺は複雑な気分になりながらも、切り株から目を逸らす。
「なんでここに来たのかな…」
変に高い声が更に気分を憂鬱にさせる。
溜息をつくと、改めて自分の身体を確認してみる。
…そして確認し終わると更に気分は憂鬱になっていた。
「……ははっ。女になってるよ」
別段衝突されたことによる怪我も無い。
ただ、身体は明らかに男から女になっていた。
「困ったな…」
意外なほど今は落ち着いているが、正直どうすりゃ良いんだろう?
そりゃ、タイヤキ屋のオッサンも嬢ちゃんっていうよな…。
俺は、名雪ほどではないが上着を押し上げる二つの乳房を下から持ち上げてみる。
腰周りも正直ズボンが緩んでいる。
「…一応、連絡した方が良いよな…」
携帯を取り出し、名雪へと連絡を入れることにした―
384名無しさんだよもん:04/11/17 23:51:54 ID:PWGoQ7ke
「祐一?……なの…?」
「ああ、一応」
名雪は何とも言えない表情で俺を見ている。
そりゃそうか。
電話越しで一応説明はしておいたが、そう簡単に信じられるはずも無い。
男だったハズの従兄弟がイキナリ女になってるんだから。
こうやって迎えに来てくれるだけ、名雪は良いヤツ、あるいはお人好しなんだろう。
―取り合えず家に戻ってお父さんに相談しよう。
そう言うと名雪は俺を促した。
その道中、名雪は色々と俺に質問してきた。
当然、俺が本物の「祐一」であるかの確認の為だろう。
中には俺と名雪しか知らない事も多々含まれる。
当たり前のように答える俺を見て、名雪はどうにか俺を「祐一」だと認めてくれたようだ。
そうこうしている内に水瀬家へと辿り着く。
正直なんだか気まずいが、名雪に導かれるように中に入った―
385名無しさんだよもん:04/11/17 23:56:48 ID:PWGoQ7ke
>>381-384 = >>360-373の続きです。

こんなんでも続き希望してくれる人がいるのは、
やっぱ嬉しいもんです。
386名無しさんだよもん:04/11/18 01:16:46 ID:oBKjQ8pi
>>381-384
ミもフタもないほど唐突で強引かつ犯人明白な展開だなw
もっとやってくれ。
387ロリカノンですか?:04/11/19 00:00:23 ID:j5f23FQ7
「そうかこの子は真琴って言うんだね。明日からよろしくね」
 突然の声にびっくりしたです。お姉ちゃんいつの間にか帰ってきていたですか?唐突に
横から口を挟まれると驚くです。しかもあっさり真琴のことを受け入れているです。
「わたしは狐さんより猫さんの恩返しの方がいいよ」
 お姉ちゃんの好みは聞かれなくてもよくわかっているです。とにかくマイペースな人で
す。まともに相手をすると疲れるときがあるです。

「あぅー、この人誰?」
 なるほど、真琴はあの騒ぎだから昨日はお姉ちゃんの存在に気が付いていなかったです
ね。実質的には初対面です。
 それにしてもちょっと人見知りさんです。なんでゆうの後ろに体を縮めて隠れるです
か?ゆうより体が大きいのに子供みたいです。もしかして野生動物だからですか?

「あっ、そうだゆうちゃん、貸してあげた去年のノートを返して欲しいんだよ」
 唐突に話題が変わったですが、この程度のことでいちいち驚いていては、とてもじゃない
けどお姉ちゃんとはつきあえないです。
「わかったですお姉ちゃん、今取ってくるからちょっと待つです」
 部屋に帰ってお姉ちゃんのノートを探すです。なぜか真琴も付いてきたです。そこまで
人見知りですか?
「真琴はご恩返しのために探すのを手伝ってあげるのよ」
 ちょっと押しつけがましいですね。それはともかくノート探すです。真琴は横の方で部
屋を散らかしているです。どっちかというと邪魔ですが。

 思いつくところは全部探したですが、なぜかノートは出てこないです。
「ないです。どこにもないです、どうしてですか?」
 しばらく腕を組んで考えたです。
「そうです、うっかり学校に置き忘れてきたです」
「やっぱり、ゆうはドジねえ」
 やかましいです。真琴に言われる筋合いじゃないです。
388ロリカノンですか?:04/11/19 00:01:41 ID:j5f23FQ7
 仕方がないから下に降りて正直にお姉ちゃんに話すです。
「お姉ちゃん御免なさいです。ゆうはノートを学校に忘れてきたです。すぐに取りに行く
のでしばらく待つです」
「駄目だよ、ゆうちゃんみたいな可憐な美幼女がこんな遅い時間に外に出たら、すぐに人
さらいにさらわれちゃうよ。そんな危ないことさせられないよ」
 お姉ちゃん、ゆうのことを心配してくれるのは嬉しいですが、もうすぐ17の女の子を
つかまえて幼女はないです。それにそんなに強く抱きしめたら苦しいです。
 なんだか気が遠くなってきたです。あー、もう駄目です。

 えっと、ゆうが気絶しちゃったみたいだからここからは真琴が語りね。
「ちょっとー、そこの女手を放しなさい。ゆうが白目を剥いてるわよー」
「うー、わたしにはちゃんと名雪って名前があるんだよ。出来たらなゆちゃんって呼んで
くれると嬉しいんだけど」
「だからー、今はそれどころじゃないわよー。ゆうが死んじゃったら真琴は恩返し出来な
くて困るのー」
「うにゅう、ゆうちゃんが死んじゃう?……ってあー!ゆうちゃんが気絶してグッタリと
なってるんだよー、いったい誰がこんな酷いことを?」
 自分でやっといてなにを言ってるの?この女馬鹿?

「そうだ真琴、真琴が学校までノートを取りに行くといいんだよ。そうすればゆうちゃん
への恩返しになるからね」
 いきなりなにを言い出すわけ。真琴はゆうには恩返しするけど、こんな変な女の言うこ
となんて聞く気なんかないわよ。

 あっそうだ、それに断わるいい口実があったわ。
「真琴は学校の場所知らないもん。取りにいけって言われても無理よー」
「うー、役に立たない狐さんだよ。やっぱり飼うなら猫さんの方がいいんだよ」
「真琴はペットなんかじゃないわよー!」
 なんてって言うか自分のペースを崩さないと言うより、人に合わせようって気が全然無
い女ね。とってもむかつくんだけど。
389ロリカノンですか?:04/11/19 00:02:47 ID:j5f23FQ7
「そうだよ、いいことを思いついたんだよ」
 やっぱり人の話を全然聞いてないし。
「ピッポッパッと、もしもし美坂さんのお宅ですか、あっ、香里ー。わたし、うん、名雪
だよー。それでねー、香里にいいお話があるんだよー」
 どうせろくな話じゃないに決まってるのよ。
「あのねー、ゆうちゃんのノートを学校まで取りに行って欲しいんだよ。そうすればゆう
ちゃんに感謝されるんだから、香里にとって悪い話じゃないと思うよー」
 よく言うよ。そんなので納得するやつなんているの?

「そう、やってくれるの。うん、香里なら当然承知してくれると思ったよ。やっぱり持つ
べきものは親友だよね」
 いたわよ納得しちゃう子が。それにしてもよくこんなことを承知するわね、香里って子
はこの女のパシリ?

「さて問題も解決したことだし、ゆうちゃんをお着替えさせて一緒にお休みだよー」
 なんだか邪な微笑みに見えるんだけど、真琴の気のせい?
「さあゆうちゃん、このパジャマにお着替えしましょうねー」
 あれってパジャマ?どっちかって言うと白猫の着ぐるみに見えるんだけど。第一いつの
間にそんなもの取り出してきたわけ?

「さあ脱ぎ脱ぎしましょうね」
 ゆうに意識がないからって、やりたい放題よ。それにしてもゆうって本当に貧相って言
うか、胸無いわね。もしかしてブラ不要じゃないの?万歳したらずれちゃったりして。
「ゆうちゃんは本当にお子さま体型だよー。もしかしてアレはまだなのかなー?」
 まさかー、いくらなんでもそんなことはないと思うけど。

「さっ、出来たよ。可愛い猫さんだよー。萌萌だよー。アレルギーのでない猫さんだよー。
幸せだよー」
 あーあだらしなく相好崩しちゃって。滅茶苦茶幸せそうだけど、この姿は男の子には見
せられないわね。
「うーん、なんか苦しいですー。とっても危険ですー」
 ゆうが苦しそうに頭を振っているよ。意識が無くても身に迫る危険はわかるみたいだよ。
390ロリカノンですか?:04/11/19 00:04:00 ID:j5f23FQ7
「名雪ー、ご要望どおりノートを取ってきたわよ」
「こんばんわー、わたしも来ちゃいましたー」
 突然部屋の中に女の子が二人入って来たわね。こいつら誰?
「ちっ、香里、丁度いいところで、やけに早いよ」
 ちって、あんた結局それが本音ね。怖い女。
「うーん、助かったような、余計危険になったような。微妙ですー」
 えーっと、ゆうは寝てるんだよね。目を覚ましてないよね。これ寝言だよね。

「香里、ご苦労様。栞ちゃんいらっしゃい」
 えっと、どうも背の高いラーメンへアーのちょっときつそうな女がさっき電話していた
香里で、もう一人のボブカットでなぜかストールを身につけた子が栞みたい。
「わー、なに、すごーい、愛らしい。もうお土産にもらって帰りたーい」
「本当です、縫いぐるみさんみたいに愛くるしいです」
 なんかこの二人も危なそう。ゆうって襲われ体質?まあ何となくそうなっちゃう理由は
わかるけど……。
 って、あーそれどころじゃないわよー。ゆうにご恩返ししないと真琴はいつまでも元に
戻れないんだからー。

「うーん、美少女と添い寝最高の贅沢ね」
「うー、ゆうちゃんはわたしのものなのにー」
「二人ともずるいです。わたしも混ぜてください」
 あー、こいつらいつの間にかお布団出してゆうと添い寝してるー!全く油断も隙もない
わね。狼みたいな連中よ。
「うーん、うーん、なんだか寝苦しいですー」
 もう、ゆうは嫌がってるじゃない。離れなさいよね。
391ロリカノンですか?:04/11/19 00:04:43 ID:j5f23FQ7
「うふふっ、眉間に皺を寄せて寝言、不釣り合いだけど可愛い。しかもゆうちゃんと栞に
挟まれて……まさにロリロリ美少女天国だわ」
 あぅー、この女滅茶苦茶に危ねーわよ。
「寝言で名雪さんの従妹だって納得できますね。普段はとてもそう見えませんけど」
「栞ちゃん、それはどういう意味かなー?」
「別に深い意味はありませんよ」
「うー、なんか納得行かないような気もするけど……」
 名雪、あんた完全に誤魔化されているわよ。それにしてもこの女、しれっと答やがった
わ。どうもこいつもただもんじゃないわね。
 なんだか真琴じゃあこいつらに太刀打ちできそうにないわね。仕方がないから真琴も一
緒に寝ようっと。おやすみなさーい。

 目が覚めたです。今何時ですか?……6時前です。まだちょっと早いですが、もう眠く
ないから起きて朝ご飯の支度をするです。
 ところでゆうはどうしてこんな着ぐるみを着せられているですか?横でお姉ちゃん達が
寝ているですし。
 鏡で確認したら猫の着ぐるみだったです。すると当然犯人はお姉ちゃんですね。プンプ
ンです。

 えっと、気を取り直して着替えるです。
「くー、ゆうちゃん裸エプロンプリーズ」
「却下です。もうお姉ちゃんは絶対に起こさないです」
「くー、酷いおー、薄情だおー」
 もうお姉ちゃんなんか知らないです。とっとと朝ご飯の支度をするです。

 まずクラムチャウダー風にベーコンと玉葱とジャガイモでミルクスープを作るです。そ
れと、目玉焼きにレタスとグレープフルーツのサラダを添えるです。
 あとはトーストを焼けばできあがりです。
 それでは真琴を起こすです。他の人は知らないですが、真琴はさすがに起こしてあげて
学校まで連れて行く義務があるです。我ながらゆうは責任感あるですね、大人です。
 まあお姉ちゃんはきっと香里さんが起こしてくれるから問題ないです。
392ロリカノンですか?:04/11/19 00:05:35 ID:j5f23FQ7
 真琴は割と素直に起きたです。秋子さんと3人で朝ご飯を食べていたら、栞さんが起き
てきたです。後かたづけも済んで準備も出来たので3人で学校に行くです。
 栞さんには当然のように食べながら真琴の転入のことは説明したです。もちろん正体は
いまのところ内緒ですが。

 さて今日は転校以来初めての余裕の登校です。って言うか、きっと一番乗りです。
「やっぱり自分の足で歩いていくのはよいです。ガンダム大地に立つです」
「ゆう、それなんか間違ってる」
「ゆうさんもマニアですね」
 二人がかりで突っ込まれてしまったです。どうも今朝は調子が出ないです。

「あははー、見つけましたよ」
「こっちからゆうを探しに来た」
 学校の前まで来たとき、突然上級生の二人組に声をかけられたです。黒髪で長身の先輩
と、大きなリボンで朗らかそうな中背の先輩ですが、いったい何者ですか?
 真琴と言い今回と言い、ゆうはやたらに絡まれるですか?
393ロリカノンですか?:04/11/19 00:10:05 ID:j5f23FQ7
>>387-392
 ゆうと真琴は互いに相手の保護者のつもり。その実互いにお荷物?
 というわけで続きでした。

>>381-384
 犯人は明白ですが、犯行動機と殺害(違うって)方法が今のところ不明ですね。
 解決編をこうご期待ってことでよいですか?
394名無しさんだよもん:04/11/19 15:26:20 ID:9KYmYHnf
>「さっ、出来たよ。可愛い猫さんだよー。萌萌だよー。アレルギーのでない猫さんだよー。
>幸せだよー」
>「うふふっ、眉間に皺を寄せて寝言、不釣り合いだけど可愛い。しかもゆうちゃんと栞に
>挟まれて……まさにロリロリ美少女天国だわ」
情景イメージしたこちらが萌え殺されそうです先生!


真琴も引くほどの見事な突き抜けっぷりですね彼女達。
舞と佐佑理さんまでゆう狙ってるし。
395名無しさんだよもん:04/11/20 00:58:53 ID:nu+mAxgb
>350
血とか吸いたくなって夜這いに行ったら逆に食べられますた、な状況です

需要があるのか全くもって謎なスオンカスなんぞ描いてみました
美少年はべらす色食女皇で少年カルラを食べちゃったとか、
ハクオロおかーさんは近隣諸国から彼女と同類に見られてたりするとかそんな感じで
ttp://omowoho.hp.infoseek.co.jp/sonkas.gif
396コテとトリップ:04/11/20 07:49:37 ID:fqol8xam
反転スオンカスはクリでも食いちぎられちゃってるのかな?
397名無しさんだよもん:04/11/22 15:43:48 ID:JuajATrY
>>395
需要なら今できたw
ショタ好み色魔な反転スオンカス様GJ

反転カルラとの間は…あれだ、
美味しくいただくつもりが、少年のパワー漲る暴れん棒で自分の方がオモチャにされちゃったとか。
クリ食いちぎられたっつーのもガクブルものだがそれはそれで。
398名無しさんだよもん:04/11/23 05:14:30 ID:I7AmgNjQ
元が ちんこ潰された  なら、反転したら ちんこつけられた  だと思うのですが
399名無しさんだよもん:04/11/23 14:26:13 ID:Qj+CiTL7
カルラ少年に調教されて…
400名無しさんだよもん:04/11/23 23:37:29 ID:x9C00cPA
ふたなり女皇スオンカスにバックから責められるハクオロおかーさん、
それを酒の肴に観賞中の男カルラ

という訳わからん妄想が…
401名無しさんだよもん:04/11/24 02:22:19 ID:RkpKaPxX
>>400

神勅だ、間違いない。

二人のどちらかは知りませんが
402ロリカノンですか?:04/11/24 22:14:59 ID:BYvuJx0A
「えっと、あなた達はどなたですか?」
 とりあえずわからないことは素直に質問するです。
「忘れるなんて薄情」
 黒神の先輩さんはちょっと悲しそうな表情になったです。でも、ゆうには全然覚えがな
いです。

「御免なさいです。思い出せないです」
 ゆうは嘘が下手なので、ここは正直に答えておくです。なんとなくですが誤魔化すと良
くないことがありそうな気がするですし。
「ねえねえゆう、この人誰?」
 真琴はまたゆうの後ろに隠れてゆうの襟を引っ張りながら聞いてきたです。
「知らないって言ってるです。真琴は耳が付いてないですか?」
「なによー、ゆうは意地悪よー」
 すぐかんしゃくを起こすです。本当に子供です。

「ぐしゅぐしゅ、そんなのない。わたしを無視してそんな狐女と仲良し」
 なにも泣かなくても、それにこれが仲良く見えるですか?んっ狐女?……って、あー真
琴狐耳が飛び出してるです。
「あぅー、なんか真琴が悪いような、罪悪感がひしひしと」
 耳が寂しげに下がっているです、真琴って案外気が弱いのかもしれないです。

「うーん、舞を虐める人は許せませんねー」
 リボンの先輩さんに見つめられているです。笑顔なのに目が笑ってないです、怖いです。
「ゆうですか、ゆうが悪いと言うんですか」
「えっと、わたしは他人です。偶然一緒に歩いていただけですよ」
 栞さん、自分だけ校門の影に逃げるなんて酷いです。
403ロリカノンですか?:04/11/24 22:16:20 ID:BYvuJx0A
 しばらくしたら黒髪の先輩さんは落ち着いたみたいです。
「仕方ない、これならわかる?」
 あれっ、黒神の先輩さんの後ろに誰か小さい影が隠れていたです。先輩さんはその影を
押し出したですが、小学校低学年くらいの可愛らしい女の子です。
 それはいいですが、この時期に薄いワンピース一枚です。おまけにうさ耳カチューシャ
ですか?可愛いですがちょっと変わった子です。
 でも、この子どこかで見たような気が……。
「あー!思い出したです。うさ耳マイマイです」
「そうだよ、魔法少女プリティマイマイちゃんだよー」
 こういうC調なところは全然変わってないです。

「あれっ?でも変です。なんでマイマイは10年前から変わってないですか?」
「だってあたしは舞の分身だもん、成長なんかしないよ。それでこの子が本物の舞だよー」
 へっ、なにを言うですか?マイマイが指さしたのは、黒髪の先輩さんです。
「そう、わたしがマイマイ」
 まあ確かにマイマイは同い年か一つ上くらいだったですから、本物は今頃高校生です。

「えへっ、舞の代わりにマイマイちゃんが説明するよー。わたしはゆうと遊べなくなって
寂しくなったマイマイが作り出した分身なんだよ。ほら鬼ごっこ時も時々あたしが出てき
てたでしょう」
 そう言えばそうでした。時々マイマイは二人になってたです。
「まそれはいいとしてです。なんなんですかこの乳は?あのマイマイがなんでこんな牛乳
(うしちち)になるですか?前はわたしと変わらなかったです。うー、世の中絶対に間違
ってるです」
「牛乳、言い得て妙。これも牛丼の力。それよりゆう、力を入れると痛い」
「御免なさいです。つい感情的になってしまったです」
 興奮のあまり舞の巨乳を揉みしだいてしまったです。失敗です。
404ロリカノンですか?:04/11/24 22:17:29 ID:BYvuJx0A
「ふぇー、舞なにをするですか?」
「お返し。……ゆうは全然成長してない」
 舞に胸を触られてしまったです。この場合ゆうの方が触っちゃったから仕方ないですが、
舞の感想はズビシと効くです。哀しいです。
「ゆう、あたしと同じ、ペッタンコ」
「えへへん!真琴はそれなりにあるもんね」
 うっうっゆうは小学生並みですか?それにどこが恩返しですか?真琴はやっぱりただの
疫病神です。

「ところで舞、この人はどなたですか?」
 この人ゆうのことを聞いているです。もしかして今まで状況を知らずにいたですか?困
ったもんです。
「全校公認のわたしの娘」
 舞、なにとんでもないことを言い出すですか。
「あははー、そうですか、可愛い娘さんですね。この飴をあげましょう」
「違うです、ゆうは舞の娘じゃないです」
 酷いです、ゆうは幼児じゃないです。
「佐祐理、ここは突っ込むところ」

「そうですよね、いくらなんでも高校生の舞に小学生の子供がいるわけありませんでした」
 この人大ボケさんです。
「ちょっと待つです。違うです、ゆうはこう見えても高校生です。それも飛び級とかじゃ
ないです」
 ここのところははっきりとさせておくです。

「ゆう、その人にもらった飴玉なめながら言っても説得力ゼロだよ」
「真琴こそ、片膝付いて舞の手の肉まん食べてるです。それじゃ犬です」
「あたしは、どっちもどっちだと思うよ」
「マイマイ、ペロペロキャンディーなめながら言う台詞じゃないです」
「いいのよ、あたしは本当に子供なんだから」
 開き直りですか、けど生意気です。それはそれとしてこのパイナップル味の飴は極上物
です。値段高いですか?
405ロリカノンですか?:04/11/24 22:18:23 ID:BYvuJx0A
「本当は友達……むしろ親友のゆう」
 やれやれ、ゆうのまわりの人達はみんなマイペースです。それとさっきから気になって
いたですが、舞はどうしてこういう話し方ですか?
「あははー、舞の親友さんなら当然佐祐理の親友さんですね。申し遅れました佐祐理は舞
の親友の倉田佐祐理ですよー。それでお嬢ちゃん達のお名前は?お年はいくつかな?い
い子いい子ですねー」
 佐祐理先輩はゆうと真琴の頭を撫でているです。これはゆう達を完全に子供扱いにして
るですよ。憤慨するですよ。あーでも気持ちよくてなにも考えられなくなるです。ほわー
んです。真琴のあんなに安心しきった顔見たことないです。

 って、まずいです、このままではいかんです。気をしっかり持って自己紹介するです。
「ゆうは相沢ゆう、16歳です。子供扱いはけしからんです」
「真琴は沢渡真琴、えっと多分15歳。真琴はがきんちょのゆうと違って立派なレディー
なのよー」
 真琴、祐に喧嘩売ってるですか?真琴に子供扱いされる筋合いはないです。
「二人とも本当に可愛いですねー。マイマイちゃんと同じくらい可愛いです。もう二人と
も佐祐理の妹です。どーんとお姉ちゃんに任せるですよ」
「佐祐理、また悪い病気。可愛い子はみんな妹」
 そうですか?そうなんですか?この人もちょっと特殊な趣味の持ち主ですかー?
 まあ香里さんよりは、邪でないだけはましです。
406ロリカノンですか?:04/11/24 22:18:43 ID:BYvuJx0A
 しばらくしてようやく解放されたです。とにもかくにも教室へいくです。
 それで今朝は一番乗りだと思ったですが、あゆあゆがもう来ていたです。
「あゆあゆ、早いです。さすが年寄は朝が早いですね」
「ぼくとゆうちゃんは2、3ヶ月しか違わないよう。ぼくは元気なよい子の早起きで、若
年寄の美汐ちゃんとは違うんだよう」
 あゆあゆ、そんな天をも恐れぬ台詞を言って知らないですよ。後ろに気をつけないのは
駄目駄目です。
「あゆさん、今のお話はどういう意味ですか」 
「う、うぐぅ」

 可哀想にあゆあゆはこれはさんざん説教されるですよ。でもまあ自業自得です。
「あゆさんは注意力が足りないし、口が軽すぎますね」
 栞さんいつの間にそこにいたですか?神出鬼没です。まあそれはともかくです……。
「栞さん、的確な分析だと思うですが、少々薄情です。友人ならあゆあゆに忠告するです」
「無駄ですね。いいですかゆうさん、懲りないからうぐぅって言うんですよ」
 なんだか妙に説得力があってゆうには反論できないです。と言うわけで、あゆあゆ人生
辛抱です。強く生きるですよ。
407ロリカノンですか?:04/11/24 22:20:10 ID:BYvuJx0A
>>402-406
 えっと最近SSがなくて寂しいので枯れ木も山の賑わいの続きです。
408名無しさんだよもん:04/11/24 23:20:32 ID:IZlgsEI5
枯れ木乙
409名無しさんだよもん:04/11/25 23:08:52 ID:vkDtpmpW
舞って下手なグラビアアイドルよりスタイルいいから、
そりゃ「小学生並み」のゆうにとっては酷な比較対象である罠。
とはいえ、いたる絵だと(ry

さゆりんに飴玉で懐柔されてるゆう可愛ええ。
410名無しさんだよもん:04/11/25 23:20:30 ID:w6qxxBrr
つかぬ事をお聞きしますが、反転ネタを使って二次創作するのは可ですか?
陽子たん本が作りたいんですが…('A`)
411名無しさんだよもん:04/11/26 00:06:10 ID:iLbgPpWq
反転ネタ自体が二次創作だからなあ
本人の了承をとるのが一番いいだろうけど、
ダメでも俺は見たいw
412名無しさんだよもん:04/11/26 01:37:31 ID:VGcw8bsn
単に反転したキャラでの本が作りたいってだけなら何の問題も無いけどね。
名前とか参考にするなら一応は了承を取るのがマナーだと思う。
413名無しさんだよもん:04/11/26 01:43:06 ID:TZ2Lver8
既に複数の人間が陽子朋美って名前でSS書いたりCG描いたりしてるし
葉鍵板発祥の共有ネタってことで勝手に作ればいいんでないの?
414名無しさんだよもん:04/11/27 23:40:03 ID:+43wjc5a
>>407
時期的にみんな忙しいからねえ…と言いつつGJ。
415名無しさんだよもん:04/11/28 22:51:47 ID:9wL48NNW
ttp://www.nikkansports.com/ns/sports/p-sp-tp0-041128-0005.html

最初見たとき思わず笑ってしまった。
偶然なのか、こっちの「朋美」の名前の元ネタ(?)なのか。
416ロリカノンですか?:04/11/28 23:40:50 ID:Fn8YMzpU
 昼休みになったです。実は佐祐理先輩に昼食に誘われているです。本音を言うとあまり
お近づきになりたくない気も少しはするですが、行かないと余計まずいことになるのは目
に見えているです。ここは大人しく御相伴にあずかっておくです。
「ゆう、ごちそう楽しみだよねー。肉まんあるかな?おまけにお昼のお金が浮くから漫画
も買えるし、もう最高だよね」
 全くお子ちゃまの真琴は脳天気でいいですね。正直な感想を言うと五月蠅いから言わな
いですが。

「倉田先輩は料理上手って評判なんですよ。デザートのアイスが楽しみです」
 栞さんは都合のいいときだけ仲間になるですか、要領良すぎです。
「えっとねえ、美琴ちゃんはケーキが食べたいな」
 美琴ちゃんは、見かけどおりに無邪気です。
「それはいいのですが、どうしてわたしまで一緒になっているのでしょうか」
「お姉ちゃん、細かいこと気にしない」
 美琴ちゃんは少々浮かない表情の美汐さんの手を引きながら、元気よく先頭に立って歩
いているです。可愛いです。

「ねえねえゆうちゃん、本当にぼくも一緒でいいの?」
 振り向いたらあゆあゆが心配そうな表情でゆうの顔を見つめているです。
「あゆあゆは割と控えめですね。食逃げ犯にしては意外です」
「だから、その話はもういいよう。それとあゆあゆっていい加減に止めて欲しいんだけど」
「却下です。可愛くて良く似合っているですよ」
「そうよ、あゆあゆはあゆあゆだからあゆあゆなのよ」
「そうそうあゆあゆって可愛くていいよ」
 真琴、全然理屈になってないですよ。美琴ちゃんもあゆあゆって名前が気に入ったみた
いです、良かったです。
「みんな酷いよ」

 ところで、どうしてこんな大人数になったかと言うとです、佐祐理先輩が是非お友達も
呼んできてくださいね。十人以内なら平気ですよー。ってあははーって笑いながら言われ
たからです。
 もう、そう言われたらゆうは逆らえないですよ。まさに蛇に睨まれた蛙状態です。
417ロリカノンですか?:04/11/28 23:43:07 ID:Fn8YMzpU
 それで思いつく人はみんな声をかけたです。それでもゆうを入れてもたったの6人です。
 うーんこれはお姉ちゃんにも声をかけた方が良かったですか?でもお姉ちゃんは従姉
で、友達じゃないです。
『ゆうちゃんそれはちょっと薄情だよー』
 空耳ですか?貴重な昼休みにお姉ちゃんが起きているわけないです。
『その認識は間違ってるよー。学食のAランチのためになら起きるよー』
 返事が返ってくるとは凄い空耳です。

『ゆうちゃん、わたしのことを忘れてるわよ。この香里お姉様を……。栞と二人合わせて、
香里お姉様が、か・わ・い・が・っ・て・あ・げ・る』
 ゾクッ、また空耳が聞こえたです。
「ゆうさん、今悪寒を感じませんでしたか?」
 栞さんが振り返ってきたです。その情けなさそうな表情は同病相憐れむですか?

「やれやれ美琴ちゃんは変なお姉ちゃんがいなくて良かったよ。ちょっと地味で過保護な
お姉ちゃんだけどね」
「美琴っ!あとでお姉ちゃんとようくお話ししましょうね」
「あっ、ぐっ、美琴ちゃん、し、失言かな?」
 美汐さんって怒らせると怖いです。

「ぼくは一人子っだから、そういうのって羨ましいよ」
 あれが羨ましいですか?まあ隣の芝生はよく見えると言うですから。それの後あゆあゆ
から視線を元に戻すときに真琴と目があったです。
「ま、真琴は別に羨ましくなんか無いわよー」
 別に誰も真琴に聞いてないです。墓穴です。
418ロリカノンですか?:04/11/28 23:44:56 ID:Fn8YMzpU
「おーい、ゆう遅ーい。可愛い可愛いマイマイちゃんが自ら迎えに来てやったよ」
 突然目の前にマイマイが出現したです。
「マイマイ、こういう出現の仕方は心臓に悪いから止めるです」
「えーっ!どうしてー。マイマイちゃんの得意技なのにー」
「どうしてじゃないです。少しは常識を持つですよ」
「心外だなあ、この常識が服を着て歩いているようなマイマイちゃんを捕まえて」
「マイマイの常識って裸なの?」
「真琴にしてはナイス突っ込みです」
「えっ?どこが突っ込み?ゆう、今のどういう意味?」
 真琴、わかってなかったですか。天然ですか?疲れるです。

「まっ、いいじゃん。早く行かないとサユリンがお冠だよ。マイマイちゃんサユリンだけ
は怒らせたくないなあ」
「そ、それは、ゆうも同感です。急ぐです」
「そうですね。倉田先輩のご機嫌を損ねるのは得策ではありません」
 美汐さんがそう言われるのなら間違いないです。
「真琴、ぐずぐずしないで急ぐです」
「もう、ゆうはどうして真琴にだけ言うのよう」
「いいから急ぐです」

「あっ待ってよ。僕をおいて行っちゃあ嫌だよう」
「全く、あゆあゆは食逃げの時以外はとろいですね」
「キャハハ、あゆあゆはドジでのろまな亀さんだね」
「うぐぅ、こんなちっちゃい子まであゆあゆ扱い。もういやだよ。これもみんなゆうちゃ
んが悪いんだからね」
419ロリカノンですか?:04/11/28 23:46:46 ID:Fn8YMzpU
「でも、あゆあゆさんっていかにもあゆあゆって感じです」
「栞ちゃんまで。ぼくの方がゆうちゃんより年上だし、背も高いし、胸も大きいのに」
「でも真琴はあゆあゆの方がどことなく子供っぽいと思うよ。まあ大人の真琴に比べたら
五十歩百歩だけどね」
 だから、真琴はそうやってすぐ大人ぶるところが子供です。まあ、それに気が付かない
あゆあゆも十分子供ですね。
 それにしても、真琴も大分人見知りが治ったです。やっぱりいきなり強烈すぎる人達と
出会ってショック療法になったですか?

「美汐さん、子供ばかりだと保護者役は大変ですね」
「周りは子供ばかりですからもう慣れました。ボソボソ(あなたも含めてですが)」
「本当に子守は大変です」
 なんだか栞さんと美汐さんが後方で不愉快な会話を交わしているですが、急ぐので今の
ところは捨て置くです。
 佐祐理先輩は絶対にただ者じゃないです。逆鱗に触れては駄目です。女の勘です。

「ゆうちゃーん、こんな所にいたのね。もう、お姉様を置いていくなんて酷いわー」
「キャッ!びっくりしたです」
 いきなり抱きつかれて床に押し倒されたです。なにが起こったですか?
「もー、ゆうちゃんがあまり軽いからつい押し倒しちゃった」
 嘘です、目が笑ってるです。絶対に確信犯です。

「お姉ちゃん、人前で恥ずかしいことは止めてください!」
「あら栞、嫉妬?あなたは家で存分に可愛がってあげるわよ」
「そう言う問題じゃありません」
 香里さん駄目駄目です。人間として終わっているです。
「とにかく早くゆうの上からどいてください。お尻が冷たいです」
「あら御免なさい」
 香里さんはようやくどいてくれたですが、どさくさ紛れに胸を触っていったです。
420ロリカノンですか?:04/11/28 23:48:06 ID:Fn8YMzpU
「なんだか怪しい光景だったよ」
「まっ、子供のあゆあゆにはわかんないだろうけど。ああ言うのをレンズとかひまわりっ
て言うのよ」
「真琴ー、それを言うならレズと百合だよ」
「そ、そうとも言うわね」
 真琴そうとしか言わないです。それにマイマイに指摘されるようでは駄目です。

「ところでお姉ちゃんはどうしたです?一緒じゃないですか?」
「うーん、名雪は『さすがに100メートルをマイナス7秒で走ると疲れるおー』って言っ
て教室に入った途端に寝ちゃって、その後目を覚まさないから置いてきたわ」
「それは光速を超えて時間を遡ったってことですか?」
「ただの寝ぼけだと思いますよ。まあ世界新記録くらいは出したかも知れませんけど」
 なるほど冷静に考えれば、多分栞さんの言うとおりです。

 って、今気が付いたですが、それは朝お姉ちゃんを見捨ててきたってことですね。
「ゆうちゃん、名雪を起こすのは普通の人間には不可能なの。それより、どこに行くとこ
ろなの?」
 口に出してないですが、ゆうはそんなにわかりやすいですか?まっ、それはいいです。
「倉田佐祐理先輩にお呼ばれです。香里さんも一緒にいくですか?」
「当然よ。じゃあ行きましょう」
 即答です。それよりどうして腕を組むですか?
『ねえ、わたしだけ放置?』
 空耳には返事しないです。

 いろいろあったけど香里さんに半分引きずられてやっと第3会議室着いたです。ところ
で「サユリン・パレス」って看板が出てますけど、これなんですか?
「さすがは倉田先輩、侮れないわ」
 なんだか香里さんが無意味に対抗意識をメラメラと燃やしているです。微妙に怖いです。
421ロリカノンですか?:04/11/28 23:49:39 ID:Fn8YMzpU
「あははー、遅いですよ。佐祐理は待ちくたびれてしまいましたー」
 突然ドアが開いて佐祐理先輩が出てきたです。なぜかアンミラ風の服にうさ耳が付いて
いるです。
「佐祐理なんでもいいから早く食べる。すごく空腹」
 舞も同じような恰好ですが、スカートの色がオレンジです。
「そうでした、とりあえずごちそうにしましょう」
「わーい、肉まん肉まん」
 真琴ははしゃぎすぎです。保護者として恥ずかしいです。第一きっと肉まんなんかない
ですよ。

 とりあえずごちそうになったですが、本当に肉まんやアイスがあったです。おまけにた
い焼きまであったです。ゆうは佐祐理先輩を見くびっていたですか?
「倉田家の情報収集能力をもってすればなんでもないですよー」
 また見透かされているです。

「さあ、御飯も済んだしお着替えの時間ですよ。黒子さん達お願いしまーす」
 デザートまで食べ終わったら、佐祐理先輩の掛け声で隣室に通じるドアが開いてなにか
の衣装をもった黒子さん達がわらわらと現れたです。
「きゃっ!なにをするですか?」
「うぐぅ、ぼくもなの?」
「あぅー、なんなのよー!」

 しばらくたったです。また無理矢理着替えさせられてしまったです。
 この恰好はなんですか?なんだかナイチンゲールの頃のナース服みたいですが、どうし
てナースキャップに熊の縫いぐるみみたな耳が付いているですか?
「ゆう、それはピヨン・アナクーロ3世だよ。それで真琴は部下のクール中佐、美汐がカ
イン少将だよ」
422ロリカノンですか?:04/11/28 23:50:18 ID:Fn8YMzpU
 うーん真琴の知ってる漫画ですか?そう言う真琴はTシャツに短パンのラフな恰好です
が、短パンに犬の尻尾が付いて帽子が犬の耳みたいです。
 あとは美汐さんが眼鏡で白衣に犬尻尾、美琴ちゃんは青いワンピースに猫耳帽子。栞さ
んはセーラ服にブルマー猫耳帽子付です、なんかエッチです。
「それでどうしてわたしがデンコなのかしら。わたしが悪だって言いたいわけ」
 香里さんは可愛い猫耳メイド服ですが、その恰好は悪ですか。それとあゆあゆも猫耳で
すが……。
「ぼくは、婦警さんみたい恰好だよ???」

 ドドドドドドドド!
 この物音はなんですか?誰かが猛烈な勢いで走っているような音ですが、急速にこっち
に近づいてくるです。
 ドドドドドドドド!ガラ!ドーン!
 誰かがドアが壊れそうな猛烈な勢いで乱暴に開けたです。どうして室内なのに土煙が立
っているですか?お陰で誰だかよくわからないです。

「ねこー、ねこー、ねこさんだよー。可愛いんだよー」
「わっ馬鹿、名雪放しなさい」
 もう正体モロバレです。香里さんに抱きついて頬ずりしてるです。お姉ちゃんがこうな
るともう駄目です。それにしてもなんでここがわかったですか?お姉ちゃんの猫レーダー
はきっと世界一優秀です。
 
「これがかの有名な水瀬陸上部長の猫バーサークですか。佐祐理は始めてみました」
「猫さん嫌いじゃない」
「あははー、舞は佐祐理のネコさんだものねー」
「ちょっとわたしは、ネコよりタチの方なのよー!名雪放しなさい」
「ねえゆう、たちってなに?」
「さー、ゆうはよく知らないです」
 それはともかく、こういう時はお姉ちゃんとは他人の振りをしたいです。
423ロリカノンですか?:04/11/28 23:52:50 ID:Fn8YMzpU
>>416-422
 えっと特にコメントないけど続きです。コスプレの元ネタはモロばれですね。
424名無しさんだよもん:04/11/29 23:14:50 ID:2QFcOB08
これでいくと、名雪は人魚さんコスでマイマイはユーレイさんですか?(w

いつも陰ながら応援してます…って、ちゃんと書き込めよ俺。
425ロリカノンですか?:04/12/02 21:12:48 ID:+SrniJB2
 ゆうは最近憂鬱です。それというのも、なんだかみんなゆうのことを着せ替え人形かな
にかだと思っているからです。
 ゆうはお人形さんじゃないです。ちゃんとした人格をもった立派な大人の女性ですよ。
確かに体格は小学生並みですが。中身は本当に大人なんです。
 ってゆうは一体誰に向かって力説してるんですか?謎です。

 まあそれはとにかく、ゆうもたまには一人になりたいです。と言うわけで今日は一人で
帰るです。昨日は真琴が初登校なので連れて帰ったですが、今日は真琴も一人で大丈夫
なはずです。やっぱり過保護は良くないですからね。
 とりあえずその辺を適当にぶらついてみるです。ちなみに今日のゆうの恰好はセーラー
服ですが、実はゆうはひだスカートがお気に入りです。だからうきうき気分で元気いっぱ
いに手を振って歩くですよ。

 思わず鼻歌なんかも歌っちゃうです。曲は昨日真琴が教えてくれたプレイヤーズのテー
マソング「ゴーホーム」です。お姉ちゃんはゆうは音痴だって言うですが、自分が楽しけ
ればいいから気にしないです。
「ゴホーム、ゴーホム♪ゴーホム、ゴーホム、ゴーホム火星人♪生まれたてに嵐で、サン
ザン♪ミズスマシに引かれて、きょろきょろ♪(以下省力)」
 しかしいつも思うですが本当に変な歌詞ですね。

 さて、さっきまで元気いっぱいだったゆうですが、ここはどこですか?知らないところ
です。これは完全に道に迷ってしまったです。忘れていたけどゆうは方向音痴だったです。
 うーん、これは困ったです。さてこれからどうするですか?
「お嬢ちゃん、チョコレートを上げるからお兄ちゃんと遊ばないかい」
 立ち止まって悩んでいたら横からそんな声がしたので、一応周りを見回したですがゆう
の他に女の子はいないです。するともしかしてゆうに言ってるですか?
426ロリカノンですか?:04/12/02 21:14:29 ID:+SrniJB2
「知らない人に物を貰ったり付いていったりしないです」
 これはよい子の常識です。それでもちろん声をかけてきた軽薄そうな金髪の少年を睨み
付けたです。
「おー、その表情がまたかわええ。ひとたまりもない」
 なんかこの人危ないです、感情につられて頭のアンテナがピコピコと動いているです。
これは一刻も早くこの場から立ち去るです。

「おっと、逃がさないよ」
 逃げようとしたら襟首を掴まれたです。そのまま引き寄せられて持ち上げられたです。
「こら痴漢、変質者放すです。ゆうを猫みたいに持ち上げないです」
 なんたる侮辱ですか。ゆうの首根っこを掴んで持ち上げやがったです。
「へへへ、猫みたいに背中を丸めちゃってもう最高」
 こいつ本物の変質者です。ゆうはどうされてしまうですか?

「かわええ、かわええ」
 ゾゾゾゾー!無精髭の残った顔で頬ずりするなです。もう怒ったから蹴ってやるです。
「エーイ!エイエイ!」
「あはは、お嬢ちゃん元気があっていいねえ」
 うー、なんですか、かえって喜んでいやがるです。こういう時は自分の非力がつくづく
嫌になるですよ。

「とまあ冗談はこのくらいにしてっと」
「えっ冗談ですか?」
 金髪君はさわやかに笑いながら下ろしてくれたです。でも今のは半分くらいは本気だっ
たと思うですが。
「君、うちの学校の生徒でしかも転校生だろう?」
「そうですが、なんでわかったですか?」
「俺は北川潤、君の従姉の水瀬のクラスメートさ」
「ああそうですか、北川先輩はお姉ちゃんと同じクラスの人ですか。相沢ゆうです、よろ
しくお願いするです」
 まあ目上の人には一応挨拶はちゃんとしておくべきですから、ペコリと頭を下げるです。。
427ロリカノンですか?:04/12/02 21:16:12 ID:+SrniJB2
「うむなかなか礼儀正しいお嬢ちゃんだ。それで相沢さんは道に迷っていたんだろう」
 見透かされていたですか。知っていてからかうなんて人が悪いですよ。
「そのとおりですが、道を教えてくれるですか?」
「おやすい御用さ」
 北川先輩はちょっとだけセクハラ野郎で軽いですが、本質的にはいい人みたいです。

「こらー!妖怪変態アンテナー!わたしのゆうちゃんになにをするー!」
 えっ、香里さんの声がしたですが。
「ウギャー!ハンゲ、ホガガ」
 北川先輩が吹っ飛ばされて頭から雪溜まりに突っ込んだです。香里さんの跳び蹴りです
けど、パンツ見えたですよ。でも黒のレースとは、さすが色っぽい香里さんですね。

 あっ、そんなことより北川先輩大丈夫ですか?
「美坂ー、いきなりなにをするんだ!」
 起きあがって香里さんに怒鳴り返しているですから大丈夫みたいです。頑丈な人です。
「五月蠅いわね!あんたがわたしのゆうちゃんに触ったらゆうちゃんが穢れるの。あんたみ
たいな色魔がゆうちゃんに触ったらゆうちゃんが妊娠しちゃうじゃない」
「俺は、そんな化けもんじゃねえ!」

 滅茶苦茶言ってるです。いくらゆうでもそんなことで妊娠しないのは知ってるです。
「香里さん、そんなことでは妊娠しないです。赤ちゃんはキスしないと出来ないです」
「へっ、ゆうちゃんまさかそこまで純粋培養だったのね」
 香里さん驚いて体が固まったみたいです。びっくりさせて香里さんの動きを止めるとい
うは狙いは一応成功です。

「冗談です。ゆうも現代の女子高生です、そこまでカマトトじゃないですよ。性教育くら
いはきちんと受けています」
「あはは、そ、そうよねえ。そうに決まってるわよね、あはは」
「ははは、まあ当然そうだろうな」
 二人ともなんで真に受けるですか。これは相当にショックです。
428ロリカノンですか?:04/12/02 21:17:41 ID:+SrniJB2
「それはそうと、ゆうちゃんは迷子なんでしょう。わたしが家まで送ってあげるわ」
「それじゃあお願いするです」
 ちょっと下心見え見えで心配なところもあるですが、まあここは香里さんのご厚意に甘
えておくです。
「じゃあ北川先輩バイバイです」
「はい、さようなら。それにしても本気でかわええ」
 北川先輩、涎でてるですよ。やっぱり香里さんに頼んで正解ですか?

 さてそれから10分近く香里さんに手を引かれて歩いたですが、一向に知っている場
所に出ないです。
「香里さん、一向に水瀬家が見えてこないですが」
「まあまあもうすぐだから。裏道を通っているから見覚えのあるところに出ないだけよ」
 なんだか疑わしいですが、方向音痴のゆうは香里さんに付いていくしか仕方がないです。
 それに例え道がわかっても、香里さんにギュッと手を握られていては逃げられないです。

 それから更に3分ほどして香里さんは知らない家の前で立ち止まったです。
「さあ、着いたわよ」
「って、ここ水瀬家じゃないです。表札に美坂って書いてあるです。香里さんはゆうを騙
したですね」
「まあまあそう興奮しないで。折角来たんだからあがっていきなさいよ、お茶とお菓子く
らいは出してあげるから」
 まあ確かにここで断わるのも大人げないですね。
「わかったです。それではお邪魔するです。お茶菓子にプリンとかあると嬉しいですね」
「もちろんあるわよ」
「ワーイです。それじゃあ遠慮なくいただくです」
 って今のはちょっと子供っぽかったです。
429ロリカノンですか?:04/12/02 21:18:58 ID:+SrniJB2
 その後応接室でお茶を待っていたら香里さんの声が漏れ聞こえてきたです。
「ふふふっ、家に連れ込めばこっちのものだわ。栞は沖津マートチェーンのアイス半額セ
ール全店制覇で後1時間は帰ってこないはずだし、ルンルン♪」
 香里さん、そう言うことはせめてゆうに聞こえないように言うものですよ。なんだかゆうは
乙女のままこの家から出られるかどうか心配になってきたです。
 それにしても栞さんのアイスにかける情熱、執念、これはただもんじゃないです。

 さて、ゆうは知らなかったですが、そのころ他の場所ではこんなおかしな光景が展開さ
れていたです。
 ここからは、神出鬼没のプリティ魔法少女マイマイちゃんが実況するよー。
 まずは学校のグラウンド。部活中の名雪さんが突然叫び声を揚げたんだよ。
「大変だよ、ゆうちゃんの貞操の危機なんだよ」
「部長、訳のわからないことを言って部活をさぼろうとしても無駄ですよ」
 駆け出そうとした名雪さんは、すぐに部員の人達に捕まってしまったよ。どうも時々こ
ういうことがあるみたいで、部員の人達も手慣れたもんだね。

「放してよ、ゆうちゃんが、ゆうちゃんがピンチなんだよ。わたしが行かないと大変なこ
とになるんだよ」
 名雪さんはそれでも凄い勢いで逃げ出そうと暴れていて、取り押さえるのはなかなか大
変みたいだね。
「もう、部長ったら逃がしませんよ。作戦B発動」
『イエッサー!』
「ワーみんななにをするんだよ。あっ、ちょっととそこは……」
 名雪さんを押さえつけた部員の人達は、あれあれ縄なんか持ち出してきたよ。多分あれ
で名雪さんが逃げられらにように縛っちゃうつもりだね。
 まあ暴走状態の名雪さんはそれくらいしないと止められないよね。
430ロリカノンですか?:04/12/02 21:20:00 ID:+SrniJB2
「うー、酷いよみんな。それでどうして亀甲縛りなの?あっでも、縄が食い込んで気持ち
いいかも」
「部長変態さんですよ」
「でも面白いかも?ここ触っちゃえ」
「あー、そ、そこは駄目だよ」
「わー、すごい。へー、こんな風になるんだ」
「あ、あっはん」
「部長、胸が大きい。羨ましいー」
 なんだか名雪さんの胸に顔を埋めたりとか、縄を食い込ませたりとか凄いことしてるけ
ど、マイマイちゃんは子供だからよくわかんないや。

 さて次は沖津マート華音本町3丁目店だよ。アイスコーナーから特大バニラアイスを3
個抱えてレジに向かうストール姿の少女がいるよ。
 お一人様三個までって張り紙がなければもっとたくさん持ってそうだね。
「クッチュン!誰かわたしのことを噂してます。これだから美人はつらいですね」
 キャハハすっごーい自分に都合のいい勘違い。シオリンは幸せな人だねー。

 今度は華音中央公園だよ。小柄な女の子が懸命に走ってるね。 
「なんだかゆうちゃんがピンチになってる気がするんだよ。でも、今はそれどころじゃな
いんだよー!」
「待てー!たい焼き泥棒ー!今日こそゆるさんぞー!」
 そうか、あゆあゆはエプロン姿のおじさんに追われてるんだ。
「うぐぅ、大ピンチだよー!」
 はー頭痛い。あゆあゆは一度捕まってお仕置きされるべきだよね。

 さてその次は商店街だよ。ツインテールの女の子が歩いているね。
「はっ!今ゆうがピンチ。真琴の恩返しのチャーンス。レッゴー!」
 野生の勘でゆうのピンチを察したらしいマコちゃん、いきなり駆け出したんだけど……。
「あっ、コンビニ発見。肉まーん!」
 あーあ、なにやってんのよ。マコちゃんったらコンビニに突入しちゃったよ。
「ハフハフ、やっぱり冬はほかほかの肉まんが一番よね」
431ロリカノンですか?:04/12/02 21:20:48 ID:+SrniJB2
 マコちゃーん、こんなところでのんびり肉まん食べてる場合じゃないよ。
「あっ、思い出した。ゆうのピンチよ急がなきゃあ。真琴ダーッシュ!」
 肉まんを食べ終わってようやくゆうのことを思いだしたみたいで、再び駆け出したマコ
ちゃんなんだけど……。
「あー、前方に本屋さん発見。そう言えば今日は少女マガジンの発売日ー。早速買っちゃ
おうーっと」
 今度は本屋へ突撃、駄目だこりゃ。

 お次はどこかの民家の縁側だよ。女の子が二人縁側に腰掛けてお茶飲んでるね。誰か
と思えばミシミコ姉妹じゃん。
「はー、やはり日本人は縁側で日向ぼっこか炬燵にすっぽりです。お茶が美味しい」
「お姉ちゃん、言ってることには同意するけど、溜息が年寄臭いよ」
「美琴、親しき仲にも礼儀有り。そう言うことを言うのは失礼ですよ」
 ミッシーがミコちゃんを軽く睨み付けたけど、ミコちゃんの方はなにか頬張っていて全
然聞いてないよ。

「ほんがふが、この豆大福美味しいねえ。でお姉ちゃん、今なにか言った?」
「しょうががありませんね美琴は、ふふっ」
「あー、また美琴ちゃんを子供扱い。ぶー」
 膨れたミコちゃんを優しい目で見つめるミッシー。うーんなんて言うか、ここは平和だ
ね。理想の母娘って感じ。
「はっ、今誰かが不愉快なことを考えています」
 うーん、さすがはミッシー年の功、結構鋭いよー。退散退散。

 さーて、他のお馬鹿な人達は放っておいて、サユリンや舞達の様子だよー。
 サユリンパレスでサユリンとお茶会の最中の舞が突然立ち上がったよ。
「佐祐理大変。今ゆうが絶体絶命のピンチ」
「ふえー舞、一体どうしたんですか?突然大声を出したら驚きますよ」
 サユリンってちっとも驚いたように見えないんだけど。まっ、それがサユリンだしね。
432ロリカノンですか?:04/12/02 21:21:17 ID:+SrniJB2
「昨日知り合った香里という女。今ゆうに迫っている」
「香里さんというと、デンコさんですね」
「そう、性格もデンコそっくり。ゆうを家に連れ込んでいる。他の家族は留守」
 すごいね舞、さすが超能力少女、よくわかってらっしゃる。まるで見てきたみたい。
「うーん妹のピンチを見過ごすのは姉として不出来ですね」
「その考え、相当に嫌いじゃない。とにかく急ぐ」

「あははー、事情はわかりました。そう言うことなら魔法少女サユリンと相棒の超能力少
女マイ、可愛いゆうさんのピンチを救うため出動ですよー」
「合点承知」
 サユリンも舞もやる気満々だね。
 さーて、この辺でマイマイちゃんも混ぜてもらうよー。

「ワーイ!マイマイちゃんも出動」
「あははー、マイマイちゃんいつからいたんですかー?」
「さっきからだよ」
「じゃあ3人で行きますよー、まずはマジカルチェーンジ!」
 サユリンの掛け声で移動用更衣室を黒子さん達が運んできて、サユリンをお着替え、お
着替え。あっ、モニターの前の君覗いちゃ駄目だよ。

 やっとお着替え終了、魔法少女の衣装に着替えたサユリンは決めポーズ。
「佐祐理、ポーズはいいから急ぐ」
「あははー、そうでした。さあこんどこそしゅっぱーつ!いよいよ必殺マジカルステッキ
の出番ですよー」
 出たー!サユリンの十八番マジカルステッキこと超合金メイス、あれって破壊力抜群な
んだよね。これは修羅場になりそう。キャハ!
433ロリカノンですか?:04/12/02 21:22:11 ID:+SrniJB2
>>425-432
何か最近過疎ですね、以上。
434名無しさんだよもん:04/12/02 21:41:18 ID:lPnD26FA
長いだけだな
435名無しさんだよもん:04/12/02 22:17:41 ID:zEu3gBxG
>>433
>「ゴホーム、ゴーホム♪ゴーホム、ゴーホム、ゴーホム火星人♪生まれたてに嵐で、サン
>ザン♪ミズスマシに引かれて、きょろきょろ♪(以下省力)」
元ネタは『火星人ゴーホーム』?えらく気になる歌だな。

みんな変すぎて、北川がロリペドだってのが何の驚きにもならないのはどうにかしてくれw
ゆうの危機にも一人己の世界を貫く美汐にちょっと萌えた。
…っていうか単にオールドタイプってだけなのk(ターン
436名無しさんだよもん:04/12/04 01:14:42 ID:6yOoD80L
>ロリカノン
次のコスプレはガンスリかローゼンメイデンか…
437ロリカノンですか?:04/12/05 19:26:02 ID:9fOFoX4r
「プリン、プリン、プリンです♪」
「もう、ゆうちゃん無邪気で可愛い。あっ可愛いほっぺにカラメルソースが」
「えっ、あっひゃあ!びっくりしたです」
 いきなり頬をなめられたので驚いたです。

「香里さん、何でゆうの髪をいじるですか?」
 香里さんさっきから静だと思ったらいつの間にかゆうの背後に回っていたです。
「ふふっ、三つ編み編んでるのよ。折角セーラー服を着ているんだからいいでしょう」
「まあそのくらいならかまわないです」
 でも香里さん、ひょっとしてマニアはいってますか?

「さあ出来たわよ。やっぱりよく似合うわねえ。じゃあこれも付けて」
 香里さんが差し出してきたのは黒縁眼鏡です。やっぱりマニアですか?
「まあ、プリンもごちそうになったですし、眼鏡をかけるくらいはいいです」
 かけてみたです。もちろん度は入ってないですね。
「キャー!可愛い可愛い可愛いー!」
 ギュッと抱きしめられて頬をすり寄せられたです。ゆうは縫いぐるみか抱き枕ですか?
まあ女性の肌は気持ちいいですから、北川先輩にされるよりはましですが。 

「ゆうちゃん、わたしも着替えてくるからちょっと待っててね」
 しばらくしてさんざんすりすりした香里さんはようやく満足したみたいです。それでそ
う言い残して部屋から出ていったです。香里さんなにをするつもりですか?ゆうはちょっ
と不安です。

「お待たせー」
 香里さんその恰好は、紺のスーツで髪を引っ詰めにして三角眼鏡までかけて、手には指
示棒です。こ、これは……。
「女教師香里放課後愛の個人指導、って感じです」
「なによそれ?」
「何となく思いついたです」
「まあいいわ、やろうと思っていることはそのとおりだから」
 ってなんですか香里さんその危ない微笑みは?
438ロリカノンですか?:04/12/05 19:27:23 ID:9fOFoX4r
「えっと、ゆうは急用を思い出したので帰るです」
 なんだか非常にやばい気がするので、ここはもちろん三十六計逃げるにしかずです。
「お待ちなさい、補修をさぼろうなんて許しませんよ相沢さん」
 逃げようとしたけど入り口をかためられてしまいました。香里さんなりきってるです。
「さあ、席に着きなさい」
「わかったです」
 怖くて逆らえないです。それにしても、香里さん似合いすぎです。でもよく考えたらゆ
うと一ヶ月も違わないですよ。するとゆうが幼いですか?香里さんが老けてるですか?

「相沢さん、今なにか不愉快なことを考えなかった?」
 そんな目で睨まないで下さい。ゆうはちびりそうです。
「えっと、えっと、香里さんが格好いいなあって思ってたです」
「まあそういうことにして置いてあげます。それはそうと相沢さん、わたしのことは美坂
先生と呼びなさい」
「わ、わかったです美坂先生」
 仕方がないです、ゆうは弱い女の子です。

「ところで美坂先生、補修はなんの授業ですか?」
 そう質問したら、香里さんにまた睨み付けられたです。
「いいかしら相沢さん、そんなこともわからないようだから補修になるのよ」
 そんなの言いがかりです。でも怖くて口答えできないです。

 それから香里さんはにっこり微笑んだですが、目が怖いです。
「もちろん、保健体育の実習に決まっているわよ。わたしが実地で性教育をしてあげる」
「嫌です、ゆうは帰るです。誰か助けてです」
 大方予想は付いていたですが、はっきり言われると脅威です。
「ふふふっ、逃がさないわよ相沢さん、いいえゆうちゃん」
 やっぱり逃げられないですか?ゆう絶体絶命のピンチです。
439ロリカノンですか?:04/12/05 19:28:50 ID:9fOFoX4r
 でもまだ諦めるのはやいです。とにかく逃げるです。ってあれー、体に力が入らないで
す?どうしてですか?
「ふふふふっ、栞のコレクションから失敬した痺れ薬が効いてきたわね」
 香里さん、それはいろんな意味で問題って言うか、むしろ犯罪です。
「ふぉれふぁふぁんじゃやひでひゅ」
 駄目です、文句言いたくてくても舌も上手く動かないです。

「ふふっ、赤ちゃんみたいで可愛い。じゃあまずはこれにお着替えしまちょうねえ」
 抵抗できないゆうは、香里さんに服を脱がされてしまったです。
「きゃー、スリップ姿も可愛いー!このまま食べちゃいたい」
 ふぇーん、ゆうはもうどうすることもできないですか?

「まあ時間がないから惜しいけど次にいきましょう。はいゆうちゃーん、いい子でちゅか
ら大人ちくちてるんでちゅよ」
 なんで赤ちゃん言葉を使うですか?まさかゆうにおむつとか当てるつもりじゃないです
よね。それは酷い侮辱です、許せんことです。
 でも幸い違ったみたいです、香里さんが手にしているのは網タイツと黒のワンピースタ
イプの水着みたいな物とかです。あと、うさ耳みたいなものがピコピコ揺れてもいるです。
 って待つです。これはバニースーツです。

「さあ出来たわよ。一度ゆうちゃんにこの恰好をさせてみたかったのよね」
 この恰好はゆうには似合わないです。これは舞みたいなおっぱいの大きいお姉さんが着
るものです。ゆうが着ても滑稽なだけです。だいたい胸がすかすかです。
「うーん、可愛い。貧乳バニー最高。栞のサイズでも胸が余るところがまたそそるわねー」
 もういやです。この際北川先輩でもいいから助けて欲しいです。
440ロリカノンですか?:04/12/05 19:29:51 ID:9fOFoX4r
「お姉ちゃん、一体なにをやってるんですかー!」
 天の助けです、栞さんが帰ってきたです。
「栞?あなたどうしてこんな早い時間に帰ってきたのよ?」
「お姉ちゃん、わたしの薬に手を付けましたね。どこにいても薬に何かあったらすぐにわ
かるようになってるんです」
「ちっ、まさかそんな仕掛けがしてあったとはね。抜かったわ」
 ゆうはとんでもない姉妹に関わってしまったです。もしかして今の状況は前門の虎後門
の狼なんですか?

「ふっ、まあいいわ。例え実の妹でもわたしの邪魔はさせないわよ。返り討ちにしてゆう
ちゃん共々可愛がってあげるわ」
「いくら変質者でもお姉ちゃんの趣味をとやかくいうつもりはありませんが、わたしはそ
れに付き合うつもりはありません。それと、わたしの薬に手を付けた報いは受けてもらい
ますからね」
 あきれ果てた姉妹です。体が動くのなら今のうちに逃げるですが。

 それからしばらく緊迫した睨合いが続いたですが、その均衡が破れるときがきたです。
「栞、あなた一つ重大なことを忘れているわよ」
「ふっ、わたしの気を逸らそうとしても無駄ですよ」
「馬鹿ねえ、そんなじゃないわよ。早くしないと折角買ってきたアイスが溶けるわよ」
「はっしまった!って、えー!卑怯です」
「遅い!」
「アッグー!ガクッ」
 栞さんがアイスのことに気を取られた一瞬で勝負がついたです。恐るべし香里さん。

 って感心してる場合じゃないです。栞さんが倒れた以上ゆうって絶体絶命のピーンチ!
助けて秋子さん、舞、佐祐理先輩、マイマイ、美汐さん、美琴ちゃん、あまり当てになり
そうないけど真琴、全然期待してないけどあゆあゆ、お姉ちゃんは……肝心なときに起き
てるわけないからパスです。
441ロリカノンですか?:04/12/05 19:30:54 ID:9fOFoX4r
 バーン!突然ドアが開いたです。今度は誰がきたですか?
「お待ちなさい、いたいけなゆうちゃんを薬を使ってものにしようなんて、そんな悪事は
正義の魔法少女が許しません」
「なによう、ひとんちに勝手に入ってくるなんて不法侵入よ」
 どっちもどっちな気もするですが、佐祐理さんゆうのために頑張ってください。

「悪い妹はこのみんなのお姉ちゃんマジカルサユリンが天に代わってお仕置きですよー」
「なーにがお姉ちゃんよ。本当のお姉ちゃんであるこのわたしに説教師用なんて百年早い
わ、この姉失格人間」
「あははー、『わたしには妹なんていないわ』とかほざいた女がお姉ちゃんとは片腹痛い
ですね。サユリンは頭が悪い普通の魔法少女ですからそんな理屈は理解不能ですー」
「言ったわね、年甲斐もないコスプレ年増」
「軽く十歳は拭けて見える人に言われる筋合いはありませんね」
「なんですってー!」
 なんだか無茶苦茶な言い合いです。でも聞いているうちに少し痺れがとれてきて、よう
やく口は動かせるようになったですよ。

「佐祐理、今日は一段と怖い」
「サユリンめちゃめちゃ怖いよー。マイマイちゃん逃げるー」
 佐祐理さんに付いてきていた舞とマイマイですが、頂上対決に圧倒されて割り込めない
みたいです。
「待つです、ゆうを置いて逃げるなんて、そんな薄情なことは許さないです」
「マイマイ、逃げる駄目」
「わーん、二人ともマイマイちゃんにすがりつかないでよー」
 そんなこと言われても絶対に放せないです。
442ロリカノンですか?:04/12/05 19:31:52 ID:9fOFoX4r
 その後どうなったか覚えていないですが、気が付いたら元のセーラー服を着て水瀬家の
近所にいたです。下にバニースーツを着たままですが。しかも舞に背負われているです。
でも、舞に背負われているとなんだか懐かしい気分になるです。
「お母さん」
「ポカッ!わたしはそんな年じゃない」
 ホッとしたせいか思わず甘えてしまったら、下ろされた後舞にチョップされたです。
「御免なさいです舞お姉ちゃん」
 冗談でお姉ちゃんと言ってみたです。

「ゆう、もう一度言う」
 舞、そんな強く肩を掴んでは痛いです。
「えっ、御免なさいです」
「そこじゃない、前の方」
 舞、無表情のまま迫らないでください。怖いです。
「舞お姉ちゃん?」
「お姉ちゃん、相当に嫌いじゃない。是非そう呼ぶ」
 これは本気ですよ、有無を言わせない勢いです。ギュッと抱きしめられたら顔が舞の胸
にすっぽりはまってしまったです。不用意な一言が招いてしまった身から出たさびですか?
なんだかなあ、舞もそう言う趣味があったですか。まあ舞の胸はふかふかで気持ちい
いですから、今だけなら呼んであげるです。

「しょうがないです。今日だけは舞お姉ちゃんと呼ぶです」
「お姉ちゃん、最高。まあそれはともかく、ゆうここからなら帰れる」
「わかったです。ところで舞お姉ちゃんが助けてくれたですか、ありがとうです」
「無我夢中だった、ああなった佐祐理は止められない」
「もうあの二人は駄目駄目です、放っておくです。そう言えばマイマイはどこですか」
「逃げた」
「マイマイはしょうがないですね。舞お姉ちゃんせっかくだから家によるですか?」
「もう遅いから帰る」
「それじゃや舞お姉ちゃんバイバイです」
「さよなら」
443ロリカノンですか?:04/12/05 19:32:29 ID:9fOFoX4r
 舞と別れてから気が付いたですが、香里さんに脱がされたスリップを置いたままです。
もしかして香里さんのコレクションにされるですか?それはいやですが、怖くて取りに帰
れないです。まったく今日はさんざんな一日です。

「ただいまです」
「あっ、ゆうお帰り」
 真琴はソファーに寝転がって漫画を読んでいるです。やっぱり頼りにならないですね。
それと顔くらいは上げるです、行儀悪いですよ。まあ挨拶が帰ってきただけでも真琴にし
ては進歩ですか。
「ゆうちゃんお帰り、お邪魔してるよ」
 なんであゆあゆがいるですか?真琴に誘われたですか?

「ゆうちゃんそんなに睨まないでよ。えっと、ちょっと追われていて、ほとぼりが冷めるまで
ここに置いて貰ってるんだよ」
「なるほど、また食逃げですね」
「な、なんでわかったの?」
「笑止です、口元のあんこ、そして床の紙袋、近所にエプロン姿のおじさんはいたですし、
状況証拠はバッチリです。この程度ワトソンでも推理できるです」
「うぐぅ」
 まあ、それが無くてもわかるですが。
「しょせんうかつもののあゆあゆは犯罪者に向いてないのよ」
 そのとおりですが、あゆあゆもきっと真琴には言われたくないですよ。

 などとやっていたらお姉ちゃんが帰ってきたです。
「うー、今日は酷い目にあったよ。悪いのはケイちゃん達なのに、学校で淫らな行為は駄
目だってわたしがお説教されちゃったよ。もうサンザンだよ」
 うーん今日はみんな厄日ですか?淫らな行為ってちょっと気になるですが。まあ気を取
り直して明日も頑張るです。
444ロリカノンですか?:04/12/05 19:32:45 ID:9fOFoX4r
 さて、その後の夕食の時間です。
「ところでゆうちゃん、わたしからお願いがあるんですけど」
「なんですか秋子さん?」
「わたしののことも秋子お姉ちゃんと呼んでみてくださいね」
「りょ、了承です。秋子お姉ちゃん」
 もしかして秋子さんは舞との会話を見てたですか?
「うにゅう、お母さんがお姉ちゃんってことは、わたしはゆうちゃんの姪なのかな?」
 お姉ちゃん、おおぼけです。今日は活動停止時間が早すぎるですよ。
445ロリカノンですか?:04/12/05 19:38:47 ID:9fOFoX4r
>>437-444
>>434さんがおっしゃるとおりに無駄に長い続きです。
>>424 マイマイは単純にチビアカリのつもりでした。名雪は特に考えてませんでした。
     ですが言われてみればお説のとおりでよいですね。
>>435 ゴーホームは一応Welcomeの替え歌のつもりです。
     ウェルカムをゴーホームにかえて、ゴーホームときたら火星人だろうという発想です。
     後半は歌詞を適当にもじって、意味不明にしただけですね。
446名無しさんだよもん:04/12/05 20:15:33 ID:pTgzguuO
長いからスルーしてるんだけど、これ面白いの?
447名無しさんだよもん:04/12/05 21:33:16 ID:3xphRagE
カノンはもういいよお腹いっぱい。
448名無しさんだよもん:04/12/05 22:19:55 ID:aMxYgmms
てきとーにしか読んでなかった口からこんぐらいしか評価出せないね
継続は力なり
自分のHPを作っとくことをお勧めする
449名無しさんだよもん:04/12/05 22:20:22 ID:aMxYgmms
あと肝心なのも
枯れ木も山の賑わい
450名無しさんだよもん:04/12/05 22:35:40 ID:BN9WQmE+
あんたらも文句ばっか言ってないで、せめてネタ振りしたらどうか。
「○○なシチュキボンヌ」とかさ。


>>445
このところ他に書く人いないせいかケチつける人も出てきてるけど、ドンマイ&GJ。
俺は面白く読ませてもらってるぞ。
三つ編み+セーラー服+黒縁眼鏡だのロリバニーだの、えらくマニアなチョイスだな香里。
451名無しさんだよもん:04/12/06 10:56:43 ID:ORAnDXQt
最近忙しくて書けてないなぁ…と愚痴りながら保守。
何書いたらいいかな。
452名無しさんだよもん:04/12/07 01:37:01 ID:/oGOmxn+
女番長の雄子と心臓病弱少年郁実のシナリオを書いてくれる人はいないものか。
…絵的にかなり綺麗な気がする。
453名無しさんだよもん:04/12/07 02:00:08 ID:du2hSu+r
ガッツ?
454名無しさんだよもん:04/12/07 10:33:03 ID:dQQgR6ZN
なんか下がりすぎてるからたまには上げときます。
455名無しさんだよもん:04/12/07 19:03:21 ID:khho29BY
>>453
あずまんが大王の榊さん(ガクラン装備)みたいなのとか。
456名無しさんだよもん:04/12/07 23:32:17 ID:XrzZq7nU
さらしでも抑え切れないきょにぅが……
457名無しさんだよもん:04/12/08 02:57:22 ID:7UC8ZcRH
>396-401
>クリでも食いちぎられちゃってるのかな?
スタンダードにいったらそんな感じですかねぇ

>美味しくいただくつもりが、少年のパワー漲る暴れん棒で自分の方がオモチャにされちゃったとか
これは逆に喜んじゃうんじゃいそうです

>ちんこつけられた
どんな状況だろう・・・
玩具縫い付けられるとか・・・?

ここで頼まれてもいないのに男女比を少し変えてみるテスト
ギリヤギナの奴隷王子カルラ
ttp://omowoho.hp.infoseek.co.jp/karura.gif
とその主ハクオロと情事の前の接吻
ttp://omowoho.hp.infoseek.co.jp/karuxhaku.gif
川澄舞人が年上の男の子に見えた瞬間 by相沢祐美
ttp://omowoho.hp.infoseek.co.jp/mightxyumi.jpg

女番長雄子と病弱少年郁実は描いてみたいけど、こみパやってないからしっかりしたイメージが出てこない・・・
458名無しさんだよもん:04/12/08 21:06:21 ID:geOfFRgS
ttp://paradox.axisz.jp/
よかっ種!
459名無しさんだよもん:04/12/08 23:06:52 ID:kaP0JrRk
うれシード
460名無しさんだよもん:04/12/09 23:58:55 ID:Ai/C3FUc
>>457
もしかして反転スオンカス、SもMも両方OKな人?
つうか淫乱の度合いが突き抜けてるのか。


反転カルラも舞人も、いい感じで主人公っぽくなるな。GJ。
461名無しさんだよもん:04/12/10 02:38:57 ID:CbV6u3HZ
でもスオンカス以外もそうだが、反転うたわれだと本編では殺してしまったようなキャラが
陣営入りしそうですな。
462名無しさんだよもん:04/12/11 10:08:08 ID:RdW7q+jv
現状では反転インカラに引導渡すのに何のためらいも感じないけどなw
非ブラクラな美熟女暴君インカラなら…ってどんなだよ。

スオンカスの場合、陣営入りっつーかカルラのペットに志願してたりして。
463名無しさんだよもん:04/12/11 19:55:13 ID:RndQmsNg
っつーかすでにセバスという反則技が出ているような。
464名無しさんだよもん:04/12/12 03:53:26 ID:1XYaF/Vz
葉鍵板的に、美熟女ってどんな感じだろ?直幸ママンとかそれくらいしか出てこないんだが・・・
465名無しさんだよもん:04/12/12 08:21:12 ID:k0rvMH+0
秋子さん晴子さんあたりは美塾女じゃないかな…。
晴子さんは違うか。
466名無しさんだよもん:04/12/12 12:58:31 ID:ZAx7F2PA
あれこれ変な属性が後付けされる前の秋子さんなら熟女といっていいかも。
他には、早苗さん、ソポク姐さん、ひかりママあたり?


そういや、ゲンジマルを反転させると武力最強のお婆ちゃん(しかも隻眼)
になるのか…うーん、実に武侠小説テイスト。
孫はヘタレお姉ちゃんヒエン&ドジショタっ子サクヤか。
467名無しさんだよもん:04/12/12 13:40:19 ID:1XYaF/Vz
ヘタレは流石に言いすぎじゃない?w
一応、最期は芯を通してたじゃん?
468名無しさんだよもん:04/12/12 14:10:14 ID:/7J2HH+1
反転美熟女といえば、秋江のオバサン以外に誰がいると。
469名無しさんだよもん:04/12/12 15:16:18 ID:/TUvoWUn
橘敬子はどうだ。
470名無しさんだよもん:04/12/12 15:42:51 ID:k0rvMH+0
>>469
やつは男としてまだまだ青いから
熟女にはならないと思う
471名無しさんだよもん:04/12/13 00:30:00 ID:AwXuyfdv
>>470
異様に若々しい(つうか幼い)上に実の息子に食指を伸ばす事も厭わない
悪女な橘敬子、って作品も前あったな。
472名無しさんだよもん:04/12/14 01:10:40 ID:Md26a+Hv
反転熟女・・・この辺とか・・・
女教師長瀬一子叔母さん
ttp://omowoho.hp.infoseek.co.jp/nagase_g1.gif
年齢的に若すぎず老いすぎずかと
473名無しさんだよもん:04/12/14 06:28:23 ID:tkMi5VjJ
>>472
祐子さんを僕にください
474名無しさんだよもん :04/12/15 00:47:20 ID:CG5hszdz
それより誰かクラナドの朋美SS書いてくれよ。
そろそろ純愛みたいな物も読んでみたいな。
春原(男)とくっつくのが面白そうだな。
475名無しさんだよもん:04/12/15 11:38:42 ID:sNFxPLWx
馬鹿野郎、くっつきそうで全然くっつかないからいいんじゃねえか
476名無しさんだよもん:04/12/15 22:31:16 ID:CG5hszdz
でも最後はくっついて欲しいよな
477名無しさんだよもん:04/12/16 00:22:09 ID:l4RhVXHw
なら俺は、
どこをどうまちがったのか春原と直子ママがくっついて( ゚д゚)ポカーンとなる朋美キボンヌ
これも寝取られになるのか?
478名無しさんだよもん:04/12/16 14:17:22 ID:7ZVTJLgu
PARADOXさん更新キター
二人は春原
479名無しさんだよもん:04/12/18 00:34:01 ID:xowQkMx7
最近SSないね・・・・
誰か反転春原SS書いちくり。
480四番目の選択肢:04/12/18 03:59:14 ID:+CrqhMjy
第十二話:芽衣襲撃前編


いつものように春原の部屋でマンガを読んでいると、ドアを叩く音が聞こえた。
丁度春原が出払っていたので、しかたなく俺が出ることに。
「はいはい…って美佐枝さんか」
ドアを開けると美佐枝さんが立っていた。
「あら岡崎のほうなのね。春原はいる?」
「今コンビニに行ってるところだ」
「あら、タイミング悪いわねえ」
「美佐枝さん、どうかしたのか?」
「あ、そうだ、岡崎また代わりに出てよ」
「はっ?」

「というわけで明後日来るそうだ」
「いや、わけわかんないんだけど」
眉を八の字に曲げ、頭にハテナを浮かべている春原にさっき代わりに電話に出たことを話した。
「また勝手にでたのっ!?」
「そういや芽衣ちゃんって、将来俺の義妹になるのか……お兄ちゃんっ、か……悪くないな、いやむしろ…」
「人の話ぜんぜん聞いてませんよねっ!…というか時々岡崎って私よりバカだよね」
「さて、今日は縄使ってみるか?」
「ごめんなさい、冗談ですっ!」
「まあ、縄はおいといて」
「といいつつ、縄をちらつかせないでくださいよぉ…」
「ちっ、後で楽しみにしておけ」
「それで話の続きはっ?」
「そうそう、今回はただ単に俺達に会いたいだけだそうな」
「ふーん、芽衣がねえ」
「今度はわたしが掃除しなくてもいいように部屋を綺麗にしといてよねっ、お兄ちゃん!だそうな」
「最近綺麗にしてるから問題なーし………って、おおアリですよっ!!!!」
481四番目の選択肢:04/12/18 04:01:06 ID:+CrqhMjy
「何がだよ、もう偽者の恋人でっちあげる必要もないし、気楽に会ってやればいいじゃないか」
「岡崎…さっき言ったこともう一回言ってみて」
「さっき言ったこと?というわけで明後日来るそうだ」
「もっと後っ!」
「さて、今日は縄使ってみるか?」
「…もっと後っ!」
「ちっ、後で楽しみにしておけ、か?なんだもう我慢できないのかよ」
「違いますよっ!部屋を綺麗にしといてよねっ、お兄ちゃん!って芽衣が言ったんでしょっ!?」
「ああ、そうだが…あ」
「どうするの…」

「例によってばっちりと覚えているわけか」
「どうしよう、岡崎…」
「とりあえず落ち着け」
立ち上がっておろおろし始めた、中途半端に縄が食い込んでいる春原を座らせる。
「芽衣ちゃんが覚えているってことはお前の両親も覚えているってことだろうな」
「うー、サッカーで高校入って三年たったら女になりました、ってシャレにならないよぉ…」
「ごまかすか、暴露するかだな。後のことを考えると素直にしゃべっちまった方がよさそうだが」
「それだけは駄目っ!」
「…解決になっていないが、とりあえず電話をかけて断ってみるか。駄目なようならまた考えよう」
「おかざきぃ…」
「んじゃ、さっきの続きな」
「えっ……ぁあんっ」
春原を床に転がすと先ほどの続きにとりかかった。

次の日、二人で考えていてもたいしたアイデアが出なかったので、
昼休みの合間に杏と智代に相談し、一緒に対処法を考えてもらうこととなった。
「それで私達に相談というわけか」
「あたしは別に陽平が地元に強制送還されてもかまわないんだけど」
「そんなこと言わないで助けてよぉー、杏ちゃぁーん!」
「ちょっと泣き憑かないでよっ、気色悪いっ!」
杏に蹴りを入れられている春原を尻目に、智代に向かって話しかけた。
482四番目の選択肢:04/12/18 04:06:17 ID:+CrqhMjy
「それで、何かいい案ないか?」
「その前に電話で断れなかったのか?」
「それが電話をかけてすぐ家を出ちゃったみたいでな」
「しかし、こっちにくるのは明日のはず。なぜその妹さんはすぐに家をでたのだろう」
「なんでも転校した友達を先に訪ねたそうな」
「賽は投げられたというわけか…やはり問題解決にはなってないが、ごまかすしかないな」
「ごまかすといったってな…」
杏にチョークスリーパーを食らっている春原を見てみる。
「確かに今の春原は男には到底見えない。しかしその妹さんが未だに兄だと思っているなら」
「先入観を利用して、ってことか…」
「風邪と偽ってマスクをつけてしまえば顔はどうにかなるだろう。髪は伸ばしていることにすればいい。
問題は声だ」
「今の声だと到底誤魔化しきれないぞ」
「話さないのは不自然、かといって声に出したら気付かれる…いっそ声を取り替えられたら便利なのだがな」
そういってため息をつく智代。
「声を取り替える?…そうだな」
「何か思いついたのか?」
「ああ、ちょっとな…お前ら二人もいい加減話に加われっ」
「あっ、やだ、ちょっと夢中になっちゃったわ」
「ああ、おねえさまぁ〜、もっとぉ」
「…人の彼女を調教するなよ」

憂鬱な授業から開放されると、俺達は早速行動に移すことにした。
春原達には部屋で芽衣ちゃんの対応を考えてもらい、俺は単独で古河の店に向かうことにする。
「ちーっす」
店のドアを開け、あたりを見渡すと、おばさんが一人で店に突っ立っているのが目に入った。
「らっしゃーい…なんだ、小僧か」
「おばさんに聞きたいことがあるんだが」
「ちっ、この若々しい秋江様をおばさん扱いするとはいい度胸だなっ、おい」
むしろあんたのその若さは異常すぎだ。
「この町にボイスチェンジャーが置いてある店しらないか?」
現在進行形でガキ大将のおっさんならそういった面白小道具に手を出さないはずがない。
483四番目の選択肢:04/12/18 04:08:21 ID:+CrqhMjy
「知ってるぞ、というか持ってるな」
「なにっ!貸してくれ!!」
「…それが人に物を頼む態度かっ、あぁんっ?」
「いつまでも若々しくてお美しい秋江様、どうかこの迷える子羊にお情けをくださいませっ!」
「…そこまで言われると逆に気持ち悪いな。というかキモッ!」
…このクソヴァヴァアが。
「まあ貸してもいいが、現代社会の基本は持ちつ持たれつ、だ。というわけで、ほれっ」
そういって白っぽいパンを見せた。
「これは…まさか」
「そう、早生の新作『エクソダスパン』だ」
「…これを食えと」
「食ったらボイスチェンジャーはお前のものだ」
震える手をパンに向かって伸ばす。
「エクソダス、するかい?」

「はっ!?」
「やっと正気に戻ったか」
「俺は何をしてたんだ…」
「お前はよくやったよ。これをもっていけ」
そういって極薄型の紅いボイスチェンジャーを手渡してきた。
「これがそうなのか」
「おうよ。あたし専用の高性能かつ超薄型、夜も安心な通常の三倍性能物だ。ありがたく使え」
「よくわからんが、サンキューな」
さっそく春原の部屋に持っていって試すとしよう。
「…五分三十秒か」
カキカキ

「こんなので本当にごまかせるのかしら」
部屋に戻り、プライドを投げ打ってやっとのことで手に入れてきた戦利品を春原たちに見せた。
「春原、試しに使ってみろ」
「あいあーい」
春原はボイスチェンジャーを調整し口元に当てるとしゃべりだした。
484四番目の選択肢:04/12/18 04:10:19 ID:+CrqhMjy
「あーあー、マイクのテストちゅうー。本日は霹靂なり、本日は霹靂なりぃ」
「それを言うなら晴天なり、だろう」
「あら、意外と違和感ない音声ね」
「元の声とはさすがに似つかないがとりあえず低音にはなったな」
チェンジャーをマスクで隠して分厚い服を着ていれば早々ばれないだろう。
「それでね、朋也。あたし達考えたんだけど」
「何をだ?」
「春原に恋人役をつければさらに完璧になるとは思わないか?」
「恋人?しかしその作戦は以前失敗しているしな…」
よほど自然に見えないとばれるだろうな。
「あーら、ここにぴったりの人がいるじゃなーい」
「ご、ごめんねぇ、岡崎。止められなかったよ…」
途端に黒いオーラをだす智代と杏、そしていきなり謝りだす春原に
「な、なにがだ?」
意味もなくしりごみした。

「おい…」
「驚いたわ、あまり違和感ないわねぇー」
「しかし何かが足りないな」
「ぷっ、岡崎、かわいいよっ」
杏と智代に取り押さえられた俺は無理やり春原のスカートとセーターを着せられていた。
むう、ちょっといい匂いがするな。
「お前らっ、これはどういうことだっ!」
「あんた達恋人同士なんでしょう?だったらあんたがやればぴったりじゃない!」
「ふふ、まさか恋人役を私達にやらせるわけはないよな?」
こいつ等、根にもってやがる…
「いや、そもそもそんな作戦いらな「「却下っ!!」」なんでそこまでこだわるんだよ」
どうにもこの暴走を止められそうにもないな…
その後も抵抗するも、女性相手に力任せに暴れるわけにもいかず、なすがままになっていた。
485四番目の選択肢:04/12/18 04:12:09 ID:+CrqhMjy
「もう一押しって感じだねっ」
「化粧もしてみましょうか」
「そうしよう」
「やめろーーーーっ!!」
再び押さえつけられて顔を弄繰り回された。
……………
「いい感じじゃない」
「アクセサリーが欲しいところだな」
「カツラもねー」
「お前ら、単に面白がってるだけだろ…」
その後も三人に散々いじくられた。

「では明日、妹さんが来る前に最終打ち合わせをするからな」
「小道具とかは任せておきなさいっ」
「よろしくぅー」
人を散々オモチャにして満足したのか、捨て台詞をはいて杏達は部屋を出て行った。
「穢された…」

翌日、まだ朝靄が立ち込める中、杏と智代に電話でたたき起こされた俺はある場所に呼び出されていた。
「おはよう、岡崎」
目的地に着くとすでに二人共そろっているのが見える。
心なしか二人の顔がにやけているのは気のせいだろうか。
「なんでまた古河の家なんだ」
「ふっふっふ、それは助っ人を用意したからよっ!」
「すでに準備できているぞ」
嫌な予感をビシバシ感じながら店内を通り抜け、家の中に入ると
「きたな、小僧」
「おはようございますっ、岡崎さん」
「岡崎さん、がんばってくださいっ」
古河家一同が待ち構えていた。
486四番目の選択肢:04/12/18 04:14:12 ID:+CrqhMjy
「…どういうことだ」
「渚のお母さんが演劇をやっていたってこの前わかったでしょ?だから、色々小道具持ってるんじゃないかと思って聞いてみたのよ」
「小僧、事情は聞いたぞ。女形をやってみたいなんてなかなか乙なこというじゃないか。
あたしがばっちりメイクしてやるから、ありがたく思えよっ!」
「岡崎さん、きっと似合いますっ」
「では、ぼくは店番をしてきますね、岡崎さん楽しみにしてますよっ」
早生さんはそういって店のほうへと出て行った。
「では、岡崎、さっそくとりかかろうか」
「…ちなみに拒否権は」
「あるわけないじゃないっ!」
もう好きにしてください……

「…よし、これで完成だ」
やれやれ、やっと終わったのか。拷問にも等しい時間をなんとか耐え、俺はやっと一息ついた。
「「「…………」」」
「それで、どんな感じになったんだ……どうした、お前ら」
「お、岡崎さん、すごいですっ!とても綺麗ですっ!!」
「まぁまぁね(いやがらせで提案したのにこれじゃ意味なしだわ…)」
「朋也…さすがにそこまで綺麗になられると、私としては…」
一体どうなってしまったんだろうか。
「ふーっ、さすが秋江様のメイクテクと伝説の小道具だけあっていい仕事してるじゃないか」
「おばさん、鏡は?」
「そこだ」
鏡を見てみるとそこには
「っ!!」
驚いた顔をしたみしらぬ人物が映っていた。
487四番目の選択肢:04/12/18 04:18:58 ID:+CrqhMjy
「これが……俺?」
カツラは元の髪色と同じようだが、地毛より艶がでているような気がする。長さは杏と同じくらいか。
肌の色は何かを塗られたせいか、以前より白くなっているようだ。そして肝心の顔は・・・
睫毛がえらい長くなっている。眉も細くカットされていて、目元の印象はだいぶ変わっている。
唇は紅く塗られており、それほどいじったようには見えないのに、顔全体を見てみると元の俺の顔の
面影は余り見られない。美形タイプか・・・なんというか自分で言うのもなんだが、いいかんじだ。
着ている服とあいまってどこかのお嬢様にも見えなくもない。というか、誰かに似ているような…
しかしメイクってここまで変わるものなのか。なんか……サギっぽいな、おい。
「お母さん、この服はなんというのですか?」
「ああ、これはいわゆるゴスロリだな。なんとなくコイツに似合うと思って着せてみた」
「とてもかわいいですっ」
「藤林、ゴスロリ…とはなんだ?」
「ゴシックロリータよ。黒地に白レースのスカートに黒や白のブラウスを合わせるような黒を基調にし、
かつ少女的なファッションで、まあ、ああいうような感じの服の総称ね」
「なるほど…(あれを着れば私も…)」
「変装はこれで良さそうだけど、声がなぁ…やっぱりこれはやめないか?」
「ふっふっふ、抜かりはないわよ、朋也っ!」
そういって渡してきたのは
「スピーカー?」
超薄型のスピーカーだった。
「とりあえず、それをこのチョーカーリボンと一緒に首に巻いて」
「こうか?」
「おーけー。それじゃ…コホン『はぁい、私、岡崎朋美。趣味は春原イジメ、好きな人は杏お姉様。
よろしくね?』 どう?」
「うおっ!?」
首に巻かれたリボンを通して杏の声が聞こえてきた。というか趣味は合ってるが、後半は違うぞ。
「口パクで併せないといけないから、なるべく、えーと、芽衣ちゃんだっけ?その子の方に顔を向けないほうがいいわね」
「…これなら俺がマイクで喋って、恋人役は杏達でもい 「朋也クーン?」 なんでもないです…」
こええ……
488四番目の選択肢:04/12/18 04:26:07 ID:+CrqhMjy
「あたし達はばれない程度に近づいて様子を見ながら喋るから、あんたはひらめきと感性とはったりで
なんとか恋人の雰囲気をだして」
「んな無茶な…」
「朋也、藤林、そろそろ春原の部屋に行ったほうがよくないか」
「それもそうね。それじゃ、行くわよっ!」
「…おー」
古河家一同の声援を背中で受け、あふれ出る不安感に苛まれつつ寮へと向かった。

「春原ー、俺だ、入るぞ」
返事を待たずにドアを開ける。
「邪魔するぞ」
「あら、意外と綺麗にしてるのね」
俺に続いて杏達もドアをくぐる。中に入ると春原がこちらに背を向け座っているのが見えた。
「ところで陽子の妹さんって何時来るんだっけ?」
「私は聞いてないぞ」
「そういや、聞いてなかったな。春原、何時くること……に……」
春原の向かいに座っているのは…まさか……!
「岡崎ぃ〜、ゴメン、ばれちゃった……あれっ?」
「岡崎さん、お久しぶりで………あれ?」
俺は芽衣ちゃんを、春原姉妹は俺の姿をそれぞれ見てその場で固まった。
………

「なるほど。来る前からすでに知っていたと」
「そういうわけだったのね」
「そうなんです」
硬直が解けた俺達は初対面の杏と智代、芽衣ちゃんの自己紹介を経て、テーブルを囲んで現状整理をすることとなった。
「つまり、家のアルバムを見たら春原…兄のかわりに見知らぬ女の子が写っていたので色々調べてみたら、ってことか」
「はい」
「芽衣、私に関しての、家にあるもの全部が入れ替わってたの?」
「そうだよぉー、だからわたしビックリしちゃって…」
「急いで来てみたらこうなってた、か」
無理もない、というような顔をして智代が相槌をうった。
489四番目の選択肢:04/12/18 04:30:37 ID:+CrqhMjy
「びっくりしたのはこっちだよ。ノックが聞こえたから岡崎だと思って開けたら芽衣だったし…」
「ちゃんと確認してから開けなさいよね」
呆れた顔をして杏が春原の発言につっこむ。
「それで肝心の懸念していたことはどうなったんだ?」
とりあえず一番重要なところを聞いてみないとな。
「芽衣ちゃんは春原が女になったことに対してどう思ってる?」
杏がそれに続くように質問をぶつけた。
「えーっと、最初は何がなんだかわからなくて、すごいショックだったけど…今ではなっちゃったものは
しょうがないと思っています」
「ちょっ、芽衣ちゃんいいのっ!?お兄ちゃん女になっちゃったのよ!?」
「いいんです。本人が納得しているなら」
「ま、まぁ本人達がそれでいいならあたしは何も言わないけど…」
「それに」
そこで一旦区切ると、芽衣ちゃんは真剣な顔をして春原と俺の顔を交互に見た。
「サッカーをやめてからのおにいちゃん、見てるのつらかったから…肩肘張って、見栄張って…
だから学校なんてやめちゃえばいい、こっちに帰ってくればいいとずっと思ってたんです」
「芽衣ちゃん…」
「でも今のおにいちゃん、すごいいい顔してる。本当に毎日が楽しいんだよね、きっと」
そういって微笑む芽衣ちゃん。この子は本当に春原のことを大切に思っているんだな…
「芽衣…うん、今すごく楽しいよ」
「それに岡崎さんの事を話すおにいちゃん、すごく幸せそうだった。だからそのままでもいいかな、って…」
「なっ、なっ、何言ってるんだよ、芽衣っ!!」
「ほほぅ、俺のことをねぇ」
どうにも顔が緩むのを止められない。もう春原は俺の虜というわけか…ふふふ。
「理解力があって兄想いだな…悪いとは思うが同じ遺伝子を受け継いでいるとは思えないぞ」
さりげなく智代がひどいことを言っている。まぁ、普段のこいつの行動を見ていれば
そう考えてもしょうがないが、春原には春原なりに良いところがあるし、今では案外この姉妹は
似たもの同士なんじゃないか、って思っている。
「全くね。ところで、両親のほうはこの事に関して何て言ってるの?」
「それが……」
芽衣ちゃんはそこで一旦深いため息をつくと、言い難そうな顔をして続きを話すことを躊躇っている。
490四番目の選択肢:04/12/18 04:33:17 ID:+CrqhMjy
「め、芽衣…?」
悲痛な顔をして春原が芽衣ちゃんを見ている。やはり息子が突然女になったら…怒るよなあ。
「その…お父さん達に聞いたら、特に問題なしっ!だそうで…」
………
「えっ?」
「寛大なのか放任しているか、はたまたどうでもいいのか…さて、どれかな」
「…どうリアクションすればいいんですかね?」
「とりあえず笑っとけ」
「そ、そんなのアリですかぁ〜」
真っ白に燃え尽きながら口から変な笑い声を放出している。
「ところで岡崎さん」
「なんだい?」
「ずっと気になっていたんですが…その格好は、その、一体…」
複雑な顔をして俺のほうを見ている。そういえば、すっかり忘れてたな…
「え、あっ、ああ、これね…そこの二人との勝負に負けて、まぁ罰ゲームってやつかな?あははは」
「朋也…あんたねぇ」
「岡崎…」
「すごく綺麗……ですね、おにいちゃんよりずっと…」
ため息をつきながら俺をみる芽衣ちゃん。むぅ、呆れてるのだろうか?
「そ、そうかな、あはははは…はぁ」
「さてと、問題も解決したことだし、折角こうして集まったんだから何か食べに行きましょうか…この綺麗なお姉さんの奢りでねっ!」
「悪いな、朋也」
「俺かよっ!?」
「あんた達のために貴重な休日を費やしたのよ?それくらいしてくれてもいいじゃない、ねえ芽衣ちゃん?」
「えっ、は、はぁ…」
「……まあいいけどな。とりあえず家に着替えに戻らないと」
「当然そのままの格好に決まってるじゃない」
「大丈夫だ、朋也は綺麗だぞ?」
「そういう問題じゃないっ」
結局このままで町に繰り出すこととなった。…まぁ、考えてみれば両手に華どころじゃないな、悪くはない。
ないんだが……商店街にでたときに、あまりのナンパ遭遇率にうんざりする羽目になるとはこのときは微塵にも思っていなかった。
491思いついた中の人:04/12/18 04:38:41 ID:+CrqhMjy
SS掲載がめっきり減っているようなので、枯れ木も山の賑わいで
忘れ去られたころを見計らって投下…
ちょっと長くなりすぎましたorz
現実世界でひと段落ついたから、やっとMMOをやりまくれる (`・ω・´)
492名無しさんだよもん:04/12/18 14:08:56 ID:sNuZwA6N
>>491
これずっと待ってましたよ!
反転クラナドの代表っすからね。
また続き期待してますよ。

誰か秋江の絵かいてくれないかなぁと思ってみたり。
493名無しさんだよもん:04/12/18 22:45:49 ID:E+5PxgU/
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
494名無しさんだよもん:04/12/19 00:49:43 ID:Iub112D9
めくりスレが妙な展開になってるw
陽子たん…
495ロリカノンですか?:04/12/19 08:28:31 ID:eJBjb1WM
 今朝はお姉ちゃんが早く起きてくれたです。ゆうは嬉しいですが、真琴はびっくりして
尻尾が出ていたです。精進が足りないですよ。
 さて折角早く起きたですが、お姉ちゃんは今朝もゆっくり朝ご飯です。
「お姉ちゃん、折角の早起きですから早く食べて、ゆっくり歩いて一緒に登校するです」
 ちょっと急かしてみたですが……。
「うにゅう、いちごジャムは最高なんだよー」
 訂正、いつも以上にゆっくりです、早く起きた意味が全然ないです。おまけにゆうの話
をちゃんと聞いてないです。

「お母さん、トーストといちごジャムお代りだよ」
「もう、しょうがないわね名雪は」
 まだ食べるですか?もう付き合いきれないですよ。
「もう知らないです、ゆうは先にいくですよ」
「わたしいちごジャムなら食パン一斤はいけるよー」
 お姉ちゃんは高校時代の椎名へきるですか?もう処置なしです、置いて行くです。

「真琴、いい加減に正気に戻って学校へ行くです。うん、なにゆうを見つめているですか?」
 今日のゆうは和装です。秋子さんのコレクションで駅前の和風喫茶「白鳥城」の腰元さ
ん(ウェイトレス)の制服ですが、ゆうは純和風体型だからこういう恰好は似合うですよ。
「はははっ、ゆう、その恰好七五三」
 また真琴がむかつくことを言っているですが、ここはグッと我慢ですよ。

「なに黙ってるのよー。ははあ、千歳飴がないから拗ねてるのね」
 ぐっ、子供言うことだからと我慢していたですが、いかに人格者のゆうでも今の発言は
我慢できないです。やはり暴言にはきちんと反論すべきです。
「ふっ、ゆうはがさつな真琴と違って、趣のある純和風美人だから和装が似合うです。悔
しかったら真似してみるです」
「和風美人って……確かにチビ・寸胴・ペチャパイって三拍子そろって日本人形みたい」
「プンスカ、もう真琴なんか知らないです」
 ゆうは完全に頭に来たので、ズンズン大股で歩くです。
496ロリカノンですか?:04/12/19 08:30:33 ID:eJBjb1WM
 バタン、和装で大股歩きは難しかったです、ゆうはものの見事に転けてしまったです。
これではあゆあゆや真琴の同類になってしまうです。
 ここは反省するです。やはり大人の女はおしとやかにするものです。
「はーい、ゆうちゃん痛かったでちゅか。痛いの痛いの飛んでいけー」
 真琴ー、ゆうに喧嘩売ってるですか?もう真琴なんか無視です。

「ふふふ、変な子なの。あなたががお姉ちゃんの言っていたゆうちゃんなの?」
 ゆうのことを笑っている子はセーラー服にベレー帽と全身白ずくめで、ゆうよりちょっ
とだけ背が低いですが胸は真琴よりも大きいです。なんだかそれは少々むかつくです。
「確かに相沢ゆうですが、あなたは誰ですか?」
「倉田一美なの、佐祐理お姉ちゃんの妹なの、よろしくお願いするの」
 佐祐理先輩の妹さんですか、さすがにフランス人形みたいで可愛いです。
「そうですか、お姉さんにはいろいろお世話になっているです。こちらこそよろしくです」
 まあ変な風にお世話になっている気もするですが、ここは社交辞令です。

 その後しばらく3人で歩いていたら、電柱の影から北川先輩が出てきたです。
「やあ、ゆうちゃんおはよう。今日は一段と可愛いねえ」
「あっ、北川先輩ですー。おはようです。えへへ、この恰好似合うですか?」
「あーうんうん、最高、最高にかわええ」
 北川先輩はちょっと危ないですが、あまり実害はないですし誉めてくれると嬉しいです。

「北川先輩、また涎出てるです。ゆうが拭いてあげるから少しかがむです」
「おー、何とかあいいだけでなく、心根も優しい。まったく美坂に爪の垢を煎じて飲まし
てあげたいねー」
 北川先輩幸せ一杯の表情です。なんだかこうしていると世話女房みたいです。
「ゆうを誉めてもなにも出ないですよ」
「いやいや、ゆうちゃんの笑顔が最高のご褒美さ」
 うーん、ゆうはそんなににやけてるですか?
497ロリカノンですか?:04/12/19 08:32:24 ID:eJBjb1WM
「今日は北川先輩も素敵ですよ。その恰好はドイツ海軍士官の制服ですね。SSでも陸軍
でもないのが渋いです」
 こうしてみると、北川先輩も凛々しく見えるです。制服の効果ですか?
「おっ、ゆうちゃんわかるの?君もなかなか隅に置けないねえ」
「あほらしいの、二人ともマニアなんだから付いていけないの」
 一美ちゃんはちょっとあきれた風です。ゆうはこの程度は一般常識だとおもうですが。

「えっと、そう言えば一美ちゃんはなにかゆうに用があるですか?北川先輩の方はゆうの
ストーカーだと分かっているですが」
 よく考えたら二人ともゆうを待ち伏せしていたような気がするです。
「ははは、ストーカーとは酷いなあ。せめて追っかけと言って欲しいもんだね」
「どっちでも大して変わらないの。それで一美は、お姉ちゃんに頼まれてゆうちゃんを守
りに来たの。と言っても見守る程度なの」

 一美ちゃんは意外なことを言ってるです。ゆうを誰から守るですか?
「もしかして、北川先輩からですか?北川先輩は病的ロリコン変質者ですが、ヘタレだか
ら危険性はないですよ」
「違うの。北川さんは末期的ど変態ロリコンだけど人畜無害だってお姉ちゃんが言ってた
の。危ないのは美坂姉の方なの。あの人は真性レズで病的ロリなの」
「はははっ、二人とも可愛い顔してきついなあ」
 北川先輩は照れくさそうに頭を掻いているですが、反論はしないですね。

「ところで、今日は佐祐理先輩はどうしたですか?」
「お姉ちゃんは美坂姉と相撃ちで今日はお休みなの。舞さんは看病なの」
「相撃ちですか?」
「さすがは倉田先輩。あの美坂と相撃ちに持ち込むとはただもんじゃないな」
 どうしてゆうの周りには危ない人が多いですか?と言うよりゆうはそう言う人を引付け
る体質ですか?なんだか自分が怖くなってきたです。
 まっ、悩んでいても仕方がないです。今は学校へ急ぐです。
498ロリカノンですか?:04/12/19 08:33:58 ID:eJBjb1WM
「そう言えば真琴はどうしたですか?さっきからやけに静かですが?」
「もむもむ、ゆう何か用?」
 肉まんを食べてたです。誰に貰ったですか?第一食べながら話すのはお行儀悪いです。
これは今後ゆうがきちんと躾しないといけないですね。
「真琴、その肉まんはどうしたですか?お行儀悪いですよ」
「もむもむ、これっ?その一美って子に貰ったよ。一美ってとってもいい子だよね」
 すっかり餌付けされてるです。情け無いです。

「いいですか真琴、口にものを入れたまま話すのははしたないです。それからほいほい人
から物を貰ってはいけないです」
 なんだか美汐さんみたいなお説教になったです。うつったですか?
「ゆう、そのお説教美汐みたい。おばさん臭いよ」
 うっ、痛いところをつかれて返す言葉がないです。

「真琴さん、今の言葉は聞き捨てなりませんね。わたしのどこがおばさん臭いんですか?」
「お姉ちゃん、その言い方がどこか説教じみていておばさん臭いんだよ」
 噂をすれば影、天野姉妹の登場です。こうしてみるとゆうの周囲には姉妹が多いですね。
ゆうも危なっかしいお姉ちゃん(従姉ですが)と、手のかかる妹(真琴のことです)がいるですが。これではしっかり者のゆうが少々おばさん臭くなるのは仕方がないです。

「いいですか真琴さん、そもそも登校中にものを食べるなどはしたないことです。それに
人の影口は感心しませんよ(以下クドクドと延々お説教が続く)」
「あぅー」
 やれやれ、今日の所は真琴の躾は美汐さんがしてくれるから安心です。でも多分真琴の
記憶容量を超えているから半分も覚えられないですね。

 まあその後無事学校について一時間目が始まったですが、栞さんは今日はお休みのよう
です。昨日の後遺症ですか?それともアイスの食べ過ぎでしょうか?この分だと香里さん
もお休みですね。今日は久々にのんびり出来そうです。
 香里さんと遊ぶのは嫌いではないですが、毎日だと疲れるです。
 ちなみに一美ちゃんは、隣のクラスだったです。今まで知らなかったですよ。
499ロリカノンですか?:04/12/19 08:35:54 ID:eJBjb1WM
 昼休みになったです。今日は自分で用意した御弁当があるです。みんなで御弁当を食べ
て、その後美汐さんが入れてくれたお茶を飲むです。
 あゆあゆがお茶請けにたい焼きを出してくれたですが、どうやったのかほかほかです。
みんな驚いているですが、あゆあゆも結構ただ者じゃないですね。
「こつがあるんだよ、こつが。やっぱりたい焼きは温かくないとね」
 あゆあゆはえへんとばかりに胸を張って得意げですね。
「真琴も肉まんならできるよ」
 真琴はどうしてすぐに張り合おうとするですか?

「あのねー、栞ちゃんはアイスを解かさない方法があるって前に言ってたよ」
「美琴ちゃん、それは四次元ストールですか?」
「そう言えば、あれは保温効果が異常に高い特別な素材だって聞いたことがありますね」
「その話はわたしも香里から聞いたことがあるんだよー」
 そうですか、なんだかみんな謎だらけですね。それにしてもお姉ちゃんいつの間に隣に
いたですか?それと今更ですが、校内でたい焼きを食べてもいいですか?

 昼休みが平穏に済んだので油断していたですが、放課後教室を出た途端にいきなり頭か
ら袋をかぶせられて誰かにさらわれたです。
「山寺のおしょさんが、猫を紙袋に突っ込んで♪」
 誘拐魔はこんな歌を歌ってるです。誰ですかゆうを猫扱いする不届き者は?袋の中だか
ら声が聞き取りにくくて主体が不明です。概ね想像はつくですが。
 だいたい真琴はなにをしてるですか?今こそ恩返しのチャンスですよ。
「あぅー、肉まん最高。美汐ありがとう」
 また餌付けですかー?
500ロリカノンですか?:04/12/19 08:37:32 ID:eJBjb1WM
「猫、猫ー、猫さんはどこなんだよー」
 この声は、お姉ちゃんです。今の歌を聞きつけてきたですね。この際猫と間違えてもか
まわないですから早く助けるです。
「お姉ちゃん、ゆうを助けるです」
「駄目ですよ部長、さあ今日は大事なミーティングがあるんですから行きますよ」
 あー、どうして止めるですか、陸上部員さんタイミングが悪すぎるです。
「猫さん、猫さん、猫さーん!」
 お姉ちゃんの声が遠ざかっていくです。もう肝心なときに役に立たないです。

 そのまましばらく運ばれたあとガラッとドアを開ける音がしたです。どうも目的地に着
いたですね。幸い校外には出ていないようです。
 ポス、どうもゆうが入れられた袋はソファかなにかの上に置かれたみたいです。
「はーい、ゆうちゃーん。もう出てきてもいいですよー」
 袋の口が開くと同時に聞こえてきたこの声、まあだいたい予想は付いていたですが、こ
れではっきりと犯人が分かったです。
「香里さん、これは拉致です、誘拐です。ゆうを直ちに解放するです」
「きゃー、怒った顔もまた可愛いー」
 全然話を聞いてないです、どうしてゆうの周りの人はみんなマイペースですか?ゆうが
迫力がないのが悪いですか?

「香里さん人の話を聞くです」
「ようこそ、『美坂香里愛と妹の部屋』に」
 聞く耳なしですか?それになんなんですか、その怪しげで珍妙な名前は?
「「「「「「キャー!お姉ちゃん素敵ー!」」」」」」
 突然黄色い声の一団です。なんですかこの人達は?全員ボブカットでやや小柄からかな
り小さめまで、ざっと10人近くいるですが、どうしてストール常備ですか?
 って言うか、はっきり言って全員どことなく栞さんに似ているです。

「これがわたしの大事な妹達よ。さあゆうちゃん、あなたもこの仲間になりましょう」
「「「「「「いっしょに香里お姉ちゃんの妹になりましょう。楽しいですよ」」」」」」」
 結局、香里さんのファンクラブですか?まあ香里さんの雰囲気からいってそう言うのが
ありそうな気はしていたですが。
501ロリカノンですか?:04/12/19 08:44:03 ID:eJBjb1WM
「えっと、ゆうはもうお姉ちゃんは間に合っているです。用がそれだけなら失礼するです」
 とにかくとっと退散するです。またこの間みたいに薬を盛られたくないですし。
「駄目、逃がさないわよ」
「「「「「「逃がしませーん」」」」」」
 駄目です、この人数で行く手を塞がれては逃げようがないです。諦めたわけじゃないで
すがとりあえず無駄な抵抗は止めて隙を探すです
 ところでよく見たら、香里さんは右手首に包帯巻いて額と左の頬に絆創膏張ってるです
が、根性で出てきているみたいです。ついでに言うと大分直しているですがそれでもラー
メンヘアーも一部焦げてるです。これは多分昨日は火事コント状態だったですね。

「さて、ゆうちゃん、わたしも着替えてくるからちょっと待っててね。シオリン1号から5号まで
はゆうちゃんを見張ること、逃がしちゃ駄目よ。残りは着替えタイムよ」
「「「「「かしこまりましたー!」」」」」
「「「「「「はーい!お着替え、お着替え」」」」」
 香里さんとシオリンズの半分はカーテンを引いてある一角に入っていったですが……。
「ふんふんふん♪それにしてもゆうちゃんの腰元姿可愛い♪やっぱり和装は貧乳に限るわ
ね、ルンルン♪」
「「「「「お姉ちゃんの言うとおりですー」」」」」」
 香里さん丸聞こえですよ。第一ルンルンっていつの時代の人ですか?

 しばらくして再び姿を現わした香里さんは、貫禄のある着物姿ですが首から上が問題で
す。なぜか丁髷のカツラに白塗りです。これってひょっとして馬鹿殿ですか?
「香里さん、わざわざ自分から汚れ役を買ってでなくてもいいと思うです」
「甘いわねゆうちゃん、この役はとっても美味しいのよ」
 そのセリフにはなにか危険なものを感じるです。
502ロリカノンですか?:04/12/19 08:50:44 ID:eJBjb1WM
「じゃあ舞台を開けて」
「はーい」
 シオリン何号さんか知りませんが、着替えなかったシオリンさんがカーテンを開けたら
馬鹿殿のセットみたいなものが準備してあったです。
 馬鹿殿姿の香里さんと小姓の扮装のシオリンさんが一団高い部分に上がって、三人の腰
元さんの恰好シオリンさんに引きずられるようにして、ゆうはその前の畳の上に座らされ
たです。あと一人はお局様というかそういう恰好です。この恰好、多分美汐さんが似合う
ですね。などと思わず現実逃避するゆうなのです。

「さて、そち達が新採用の腰元か?」
「「そうでございます」」
 香里さんの質問で始まったみたいです。腰元さんのうち一人はお局様の横に控えている
ですから先輩さんで、ゆうの両脇をかためているのが新人さんの設定ですか?
 ちなみに制服のままの1号から5号さんは油断なくで入り口や窓の方を固めているで
す。さすが香里さん抜かりがないですね。

「これそなた、年はいくつじゃ」
「16にございます」
「ういやつじゃちこうよれ」
 香里さんなりきってるです。などとおきまりのシーンを展開していたはずですが……。
「なんでゆうを膝の上に抱えるですか?袂から手を入れようとするのは止めるです」
「ふふふっ、今日こそ十八禁な展開に……」
 香里さん、表情が逝っちゃってるです。ゆうはおもちゃじゃないですよ。

 でもいつの間にか流されているです。気が付いたらゆうは立っていて、香里さんがゆう
の帯のはしを持って横にいるです。
「香里さん、これはひょっとしてアレですか?」
「そう、ご明察」
 香里さん、そのいやーな微笑みは止めるですよ。
503ロリカノンですか?:04/12/19 08:54:23 ID:eJBjb1WM
「必殺、帯ほどき攻撃」
 当然ですが、止めてくれなかったです。香里さんが勢いよく帯を引いてゆうはコマみた
いにクルクルと回されているです。
「あれー、お殿様いけませんですー。お戯れはやめるですー」
 結局ゆうものっちゃってるです。人間独楽回しは楽しいですが、目が回るですー。

 バシーン!目を回したゆうが床の上でのびていると、いきなりドアが開いて警戒中のシ
オリンズと誰かが揉めているみたいです。
「ゆうちゃん、一美が助っ人を連れて助けに来たの」
「困ります、ここはお姉ちゃんの許可がない人は立ち入り禁止ですー」
 一美ちゃんが助けに来てくれたですが、助っ人って誰ですか?

「美坂さん、校内でふしだらな真似は止めるように前にも警告したはずですよ」
 一美ちゃんに続いていきなり眼鏡の女生徒が部屋に飛び込んできて、腰に手を当てて偉
そうにしているです。
「「そうですわ、会長の御命令ですわよ」」
 後の太めの人と背高さんのでこぼこコンビはお供の人ですか?

「やあゆうちゃん、俺も来たぜい。ひとーつ密かに美少女を集め、ふたーつふしだらな怪しい
振る舞い、みっつみだらな女子高生を退治てくれよう桃太郎」
 どうでもいいですが北川先輩もいたですか、神出鬼没ですね。
「北川先輩、桃太郎侍風なの。恰好いいの」
「いやあ、そんなに誉められると照れるなあ」
504ロリカノンですか?:04/12/19 08:56:27 ID:eJBjb1WM
「お馬鹿な緒北川君はともかくとして、なにか御用かしら?学年じ・せ・きで生徒会長の
く・ぜさん」
 香里さんが嫌みたっぷりの口調で話しかけているのが生徒会長さんですか?
「「「「「「もちろん主席はお姉ちゃんでーす」」」」」」
「一々腹立つ人ですね。どうして次席を強調するんですか。まあそれはともかく、大丈夫
ですか?あなたが噂の相沢ゆうさんですね。わたしが生徒会長の久瀬静香です」
 久瀬先輩はゆうに手をさしのべて引き起こしてくれたです。久瀬先輩はちょっと冷たい感じ
ですが、それがまた恰好いいです。ちょっとあこがれるですね。

「美坂さん、こういうふざけたことに使うのでしたら、この部屋の使用許可は取り消さざ
る得ないですね」
「「当然取り消しですわね」」
 久瀬先輩は香里さんをキラリと光る眼鏡で睨み付けているですが、香里さんも負けずに
にらみ返しているです。
「生徒会長横暴よ。だいたいふしだらって、倉田先輩も同じようなことしてるじゃない」
「「「「「「そうでーす、生徒会長横暴。お姉ちゃんは常に正しいのです」」」」」」
 この人達クローンですか、毎回声がそろいすぎです。

「ふっ、倉田先輩の全女生徒を妹と思われる深い慈しみのお心から出た高尚なご趣味と、
あなたの病的シスコン変態趣味を一緒にしないで下さい。これですから育ちの悪い方は、
困りますね。お里が知れますよ」
「「そうですわ、お里が知れますわよ」」
「言ったわね、この成金娘の金権腐敗生徒会長&腰巾着軍団」
「「「「「「そうよそうよ、成金腐敗会長」」」」」」
 なんて言うか、これじゃあどっちもどっちです。
505ロリカノンですか?:04/12/19 08:58:04 ID:eJBjb1WM
「そのような事実に基づかない誹謗中傷は聞き捨てなりませんね。そちらがそう言う態度に
出てくるのなら、生徒会としても何らかの対応を取らざるを得ませんね」
「「誹謗中傷は許しませんわよ」」
「そう、そっちが権力を乱用する気なら、こっちは拳で話させてもらいましょうか」
「「「「「「いけー!お姉ちゃん、そんな眼鏡やっちゃっえー!」」」」」」
 なんだかだんだん低次元な争いになってきたような気がするですね。

「乱暴ですね、これですからがさつな人お話しするのは嫌なんです」
「「怖いですわ。嫌ですわねー」」
「それだったらわたしのすることを放っておきなさいよー」
「「「「「「そうよそうよ、お姉ちゃんの言うとおりよ」」」」」」
「そうはいきません。倉田先輩がご不在の時は先輩に成り代わってわたしが妹達を守る義
務があります。ことに相沢さんは先輩からくれぐれも宜しくと頼まれた秘蔵っ子、絶対に
あなたごときの毒牙にかけるわけにはいきませんね」
「「いきませんわよ」」
 なにか良くわからないですが、ゆうはそんなに重要人物ですか?

「なんか俺ここにいる必要がないような……」
「一美も蚊帳の外なの」
 北川先輩がボソッと漏らした言葉に一美ちゃんも同意してるです。
「この状態ならゆう達がこの場から消えても平気な気がするです」
「そうなの、もう帰るの」
 と言うわけで、ゆう達はそのままそっと部屋を出いったのでその後どうなったのか知ら
ないですし知りたくもないです。

 お父さん、お母さん、ゆうの周りはこんな変な人だけですが、ゆうは毎日楽しく過ごし
ているので全然心配しなくていいですよ。ではこれで今回は終わるです。
 またそのうちお手紙するですね。さよならです。
506ロリカノンですか?:04/12/19 09:02:45 ID:eJBjb1WM
>>495-505
 佐祐理お姉さまの実の妹一美&妹代表久瀬会長登場。
 この話はきりがないので一応全員出そろったことですし、今回で終わりの予定です。
 感想を下さった皆さんありがとうございます。
507名無しさんだよもん:04/12/19 11:46:20 ID:CNzQJZlG
>>506
乙カレーそしてありがとう。
百合とレズと変態の境界って一体どこにあるんだろw

シオリンズ…ヒィー(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
508名無しさんだよもん:04/12/19 22:22:43 ID:eqZzKN0q
ttp://paradox.axisz.jp/higawari.htm

陽子たん、キター!
509名無しさんだよもん:04/12/20 23:35:06 ID:WVDIfc6U
大分下がってきたので上げときます。
しばらく葉のほう見ませんね。
510名無しさんだよもん:04/12/21 23:38:22 ID:+DygjJfH
オボロの女ver描いちゃダメですか。
511祐一幻想曲:04/12/21 23:43:35 ID:r5ENYF7z
【祐一幻想曲】
 俺相沢祐一、ごく平凡な男子高校生だったはずなんだけどな……。
 両親の海外転勤で叔母の住む北の町にやってきた俺は、迎えに来てくれるはずの従妹を
駅前のベンチで待ち続けていたんだが、待てど暮らせど、来ないなあ。
 シナリオどおりなら2時間待ちで済むはずなんだけどな、あのボケ3時間待っても4時
間待ってもきやしない。あいつのことだからどうせ昼寝でもしてるんだろうな。
 あっいかん、気が遠くなってきた。

「きみ、大丈夫かな?」
 うん、俺を呼んでいるのは天使か?いや黒髪のお嬢様風の優しそうなお姉さんだな。
「えっと、とりあえずは生きていますよ」
 あれっ、なんか声の調子が変だな。寒空の下に長時間いたせいで喉でも痛めたのか?
「そう、店の前で倒れているから心配したんだよ」
 店の前ってことは駅前の商店のお姉さんかな?なんにせよ綺麗な上に親切な人だな。
「みゅー、良かった」
 お姉さんの他にもう一人いるんだけど、なんだこのちっこくて獣っぽいのは?言葉はし
ゃべってるけど明らかに普通の人間じゃないよ。

「それにしても、若い女の子の行き倒れは珍しいんだよ」
 はい?お姉さん、今なんとおっしゃいましたか?
「あのー、すいません。今なんとおっしゃったんですか?出来ればもう一度お聞かせ願い
たいのですが」
「別にかまわないよ。まだ疲れているんだね。えっとね、さっきは若い女の子の行き倒れ
は珍しいって言ったんだよ」
 間違いない、この人確かに女の子って言ったよな。
512祐一幻想曲:04/12/21 23:45:58 ID:r5ENYF7z
「あのー、俺は女ですか?」
 恐る恐る聞いてみたんだけど、返ってきた答は明確なものなわけで……。
「うん、わたしは見えないからよくわからないけどきっと可愛い女の子だよ」
「みゅー、可愛い女の子」
 そうか、動揺していたせいか今まで気が付かなかったけど、このお姉さんは目が見えな
かったんだ。ってそうじゃなくって、俺は女、なのかー?

 とりあえず胸を触ってみよう。うーむ触ったことがないから大きいのか小さいのかよく
わからんが、とにかく男にあるまじき大きさで膨らんでいることは間違いないな。まあし
かしだ、ホルモンの異常とかで男でも胸が膨らむことはあるから問題は下の方だな。
 ははっ、ないよ、ない。なんにもないよ。服の上から触ってみたけどなんにもない。
 オーマイゴッド!俺のあれはどこにいっちまったんだい。

「みゅー、この人変」
「モグモグ、よく分からないけど、モグモグ、しっかりするんだよ。モグモグ」
 えっとお姉さん、どうしてカレーを食べているんですか?しかも知らぬ間に横の方に空
の皿が2、3枚積み重ねてあるし。
「あっ、モグモグ、これはわたしのおやつだから、モグモグ、気にしなくていいんだよ。
モグモグ、ところでわたしはアリサだけど、モグモグ、君の名前はなにかな?モグモグ」
 お姉さんは、どうも俺の驚愕の視線に気が付いたようでそんなことを聞いてきた。その
間にも一皿平らげちゃったけどな。

「えっと、俺は相沢祐一。とりあえず助けてくださってありがとうございます」
「モグモグ、ご馳走様。おやつだからこのくらいにしておくよ。でユウイチちゃんか、ち
ょっと変わっているけど可愛い名前だね」
 アリサさんおやつには、普通カレー6皿も食べないと思うんですけど。それと普通祐一
って男の名前だと思うんですが、その点はお気になられないんですか?
「みゅー、テディ」
 えっと、テディってのが名前でいいのかな?
513祐一幻想曲:04/12/21 23:48:03 ID:r5ENYF7z
 そうこうしていたら白衣を着た二十代半ばくらいの青年が部屋に入ってきた。なぜか白
衣の下が通天閣と書かれたTシャツだったりするわけだけど。
「君が行き倒れか?わたしはこの町医者をやっているトーヤ・クラウドだ」
「あのー先生の助手のディアーナですぅ」
 先生の後からキャベツ色の髪の小柄な少女が顔を出してきた。と思ったらなにもないと
ころで躓いて転けたよ。

 バシャーン!女の子の持っていた洗面器が見事に俺の頭を直撃、見事なまでの前身びし
ょ濡れ状態。
「はわわー、また大失敗です。大変なことをしてしまいましたー」
「ディアーナ、済んだことはいいから落ち着くんだ」
「先生すいませーん。あっー!」
 ガシャーン!ドターン!この子今度はバケツに片足突っ込んで転けた。しかもその弾み
でひっくり返した花瓶が……。かろうじて直撃だけは避けたけどまた濡れちまったよ。

「はわわー、床が濡れてしまいました。すぐ拭きます、アー!」
 あーあ、今度は滑って転んで床にキスしてるよ。幸い今回はこっちには被害がなかった
けど、すごいドジ。って言うか床より、俺の被害が甚大なんだけど。まあこの子にかかる
と余計酷くなりそうだからこの方がいいのか?

 あまりのどじっぷりにもう怒る気にもなれずに女の子を見ていたら、アリサさんが着替
えを持ってきてくれた。
「ユウイチちゃん、そのままだと風邪をひくから早くこれに着替えるんだよ」
「アリサさん、ちゃん付けは止めて欲しいんですが」
「わかったよユウイチちゃん」
 なんか脱力感が……。
 それはともかく、濡れた服(なぜか女物に替わっていた)を脱いでみると、そこに現れ
たのはまごうことなき女性の体。こうまではっきりした証拠を突きつけられると、どうも
この現実を受け止めざるを得ないよな。けど、俺これからどうなるんだろう?
514祐一幻想曲:04/12/21 23:49:57 ID:r5ENYF7z
 その後一応と言うことで先生に診察して貰ったんだけど、多少疲労していること以外は
至って健康な15歳程度の女性だって。うーん。
 鏡も見せて貰ったけど、確かに中学生くらいの女の子の姿だよな、多少は元の顔の面影
が残っているけど、妹がいたらこんな感じかな?
 けどなあ俺性別が変わっちゃったのにやけに冷静だよなあ。あまりに一遍にいろんなこ
とが有りすぎて、女の子になっちゃったことのショックが少なかったのかなー?

 あとで多少は落ち着いてから聞いたんだけど、俺を助けてくれたアリサさんはこの街エ
ンフィールドで雑貨屋を開いているんだそうだ。それで俺を見つけてくれたのがペット?
のテディ。説明聞いてもよくわからんけど、やっぱり人間ではないらしい。
 うーん、それにしてもどうしてこんな所に来ちゃったんだろう?アリサさんの説明だと、
ここは俺がいたはずの北の街でないのはもちろん、日本ですらないよ。それどころかアリ
サさんは日本なんて国聞いたこともないっていってた。
 なんで日本語が通じるのかわかんないけど、って待てよ、俺本当に日本語を話している
んだろうか?まあとにかく、ここはどこか異世界なんだろうな。

 その後行くところもない俺、もとい俺改めわたしは、アリサさんのお店ジョートショッ
プで住み込みの看板娘をしています。
 えっ、「どうして口調が変わったんだ?」ですか?
 まあ客商売でもあることですし、わたしとか丁寧語の方があたしとかばりばりの女言葉
よりは抵抗感ないですから。
 と言うわけなので、皆さんお買い物は是非ジョートショップへ来てくださいね。笑顔笑
顔でサービスしますよ。
515祐一幻想曲:04/12/21 23:51:12 ID:r5ENYF7z
 さて最近は、お友達も出来て毎日充実しています。まずは自称魔法少女でショート財団
のお嬢様のマリアさん。とっても寡黙なんです。
「………………」
 えっと、「よろしくお願いします」だそうです。
 同じくお嬢様で、ピアノが得意なシーラさん。
「あははー、シーラはただの頭が悪い女の子だからよく失敗しちゃうんですよ」
 ってよくそう言ってるけど、本当はすごく上手なんですよ。

 マリアさんの言葉を聞き取れる数少ない人物の一人で、プレーボーイのアレフ君。
「えっ、マリアの言葉を聞き取れるのって別に普通だろう。それに俺はプレーボーイじゃ
なくてだれにでも親切なだけだぞ。なあクリス」
「女の子限定だけどね。それとそう言うのはお節介って言うんだと思うよ。でもねアレフ、
ぼく達ずっと友達だよ」
 この子はアレフ君の幼なじみのクリス君。もしかしたらこの二人怪しい関係かも?ドキ
ドキ。わたし最近毒されて来てますか。

 それから、街の宿屋兼食堂の娘パティさん。
「うちとこのうどんはエンフィールド一うまいんやでー、あっそこのおっちゃん昼食どな
いだっか。大盛りサービスするでえ」
 凄い商売熱心、負けそうです。

 エルフなんだけどなぜか魔法が使えないエルさん。ちょっと暗めでどこか放っておけな
いんですね。
「わたしにかまわないでください。わたしに関わると不幸になりますよ」
 寂しそうな表情でそう言われると余計に気になるんですけど。

 街の自警団のフォスター隊長の娘で必殺トリーシャチョップの使い手、格闘少女のトリ
ーシャちゃん。なぜかアレフ君を先輩って慕っているんですよ。
「格闘同好会への入会お願いしまーす。今ならトリーシャチョップのサービス付です」
 それサービスなんですか?
516祐一幻想曲:04/12/21 23:52:03 ID:r5ENYF7z
 街の図書館の司書イヴさんは実年齢より落ち着いているんですけど、ちょっと冷たい感
じでもありますね。この間は図書館の蔵書の整理を手伝ったんですけど、ちょっとでもさ
ぼるとすかさずお説教が頭上から降ってきましたね。
「わたし一人でこの膨大な蔵書をかたずけろというのですか?腰を痛めているわたしに、
そんな酷なことはないでしょう」
 あのー、わたしも今はか弱い女の子なんですけど……。
『シェリルと一緒に頑張るの』
 この子は街の文学少女シェリルちゃん。なにかこの子に励まされると頑張ろうって気持
ちがドンドンわいてきますね。けなげは強いです。

 まあそんなこんなでもう3ヶ月、この街の生活にも慣れました。男の子には戻りたいと
は思いますけど、この街で暮らすのも悪くないですね。どうせあの北の街には行きたくな
かったし、さあ今日も一日頑張りますよ。
「くー祐一、それはないんだおー」
「ぼくのこと思い出してください」
「あんただけはぜったいにゆるさないんだからー!」
「そんなこと言う人嫌いです」
「ぽんぽこたぬきさん」
 えっ、今空耳……ですか?
517祐一幻想曲:04/12/21 23:54:10 ID:r5ENYF7z
>>511-516
またなにか訳のわからないものが一つ増えてしまいました。
ユウイチちゃんの運命はどうなるのか?
カノンヒロインズの逆襲はなるのか?続きがあるかどうか未定。
518名無しさんだよもん:04/12/22 01:28:22 ID:9yGzQBNP
智代が一番好きだったのに、朋美が一番好きになってしまった(;´Д`)ハァハァ
519名無しさんだよもん:04/12/22 03:52:28 ID:iY8kDtCX
>518
こんな組み合わせを提示してみるテスト
ttp://omowoho.hp.infoseek.co.jp/tomoxtomo.gif
520名無しさんだよもん:04/12/22 22:55:51 ID:gnoWPoCe
>>510
ダメじゃないっつーか是非描いてくださいおながいします。

>>517
また微妙にわかりづらいネタで来たな…w
いや俺は好きだけど。こういうのも元ネタの方も。
521名無しさんだよもん:04/12/23 13:56:46 ID:7uBqTr+K
陽子オナーニの続きマダー?チンチン
522名無しさんだよもん:04/12/23 18:08:55 ID:xkZrnIjz
>>521
詳しく
523名無しさんだよもん:04/12/23 21:26:34 ID:wU6h6URH
>>522
このスレを一から見直してみろ。
524ポストマン ◆mGZfoq5fBY :04/12/24 13:33:12 ID:X5Q3YZR/
1000スレ突破記念火気庫ヽ( ´∀`)ノ ボッ
525名無しさんだよもん:04/12/25 01:28:45 ID:mh7Y4qAC
>>519
これはいい百合カポーですね。
2人の「お姉さま」のどっちがネコでどっちがタチなのか、後輩の女子の議論の的になってたりして。
俺的には朋美の誘い受けがいいな。


ところで反転うたわれの冒頭で、
大怪我を負った謎の女性(仮面付き)を辺境の少年エルルゥが手厚く看護するのはいいとして、
彼女の包帯取り替えたり体を拭おうとするたびに、無防備なナマ爆乳が少年の前にモロ晒されるわけだが。
健康的な心身を持つ年頃の男にとってビジュアル的に余りにも凶悪かと。

なんかある意味、もうお婿に行けない状態にされてるのかもしれないなエルルゥw
526名無しさんだよもん:04/12/25 08:53:47 ID:0S95mlRH
周りの目(アルルゥ、トゥスクル)もあることだし、医療行為だと自分をいさめ看護するものの、やっぱり気になって、夜おかずにするエルルゥ。
・・・う〜ん、なんかイマイチだなorz
527名無しさんだよもん:04/12/25 09:59:16 ID:FsLvSjq9
なんだかとてつもなく下がっていて驚いたようage
528名無しさんだよもん:04/12/25 15:02:18 ID:Eq2Z2oX6
>>526
あるいは夢精してしまうエルルゥ君とか


で、翌朝

エルルゥ「…」(ザブザブゴシゴシ
アルルゥ「ん、おはよ」
エ「うわっ! …お、おはようアルルゥ」
ア「何してるの?」
エ「見ればわかるだろ? 洗濯だよ」
ア「ふーん…」(クンクン
エ「朝ごはんはこれが終わってから支度するから、もうちょっと待って…」
ア「…なんか変な匂いがする」
エ「(ギクッ!)」
ア「お兄ちゃん、もしかしておねしょ?」
エ「するかーっ!!」
529名無しさんだよもん:04/12/25 23:06:07 ID:LLhwXPEV
真白いおねしょ・・・・
530名無しさんだよもん:04/12/26 01:40:11 ID:eabuwSGh
トゥスクルおじーちゃんに
「女御に滋養の高いものはアレじゃ、粥に混ぜなさい」
とそそのかされ
ハオクロの爆乳をオカズにして
ヌいてだした精液を粥に混ぜて
ハオクロにだすエルルゥとそれを美味しく食べきるハオクロ。

そしてその食べてるハオクロをオカズにまたヌくエルルゥ…
そしてその一連の流れをしっかり覗き見するトゥスクルさん



うほっ
531名無しさんだよもん:04/12/26 10:56:47 ID:4X7EfGD3
ハオクロ?
532名無しさんだよもん:04/12/27 04:06:37 ID:OXMrp5Sl
時々本気で間違えてるやついるからな。まぁいーじゃん、解るんだし。
533名無しさんだよもん:04/12/28 02:06:40 ID:XRJIjX4J
レス数戻し
534名無しさんだよもん:04/12/28 12:37:02 ID:6ZgYuqVK
>>530
中身に全然気付かなかったのか、わかった上で食べきったのか。

お返しはおかーさん特製ミルク粥で。
535名無しさんだよもん:04/12/28 12:38:35 ID:LzhsqAw6
サクっとあぼーんされてるな
536名無しさんだよもん:04/12/29 22:00:23 ID:k4qbrC/b
さて そろそろ反転東鳩2を期待するわけだが
537名無しさんだよもん:04/12/30 03:07:20 ID:Ax0qvp+g
>さて そろそろ反転東鳩2を期待するわけだが
早すぎだろwおととい出たばかりジャン。
538名無しさんだよもん:04/12/30 10:53:20 ID:mQZSPZUX
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539名無しさんだよもん:04/12/30 10:54:11 ID:mQZSPZUX
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540名無しさんだよもん:04/12/30 10:54:23 ID:mQZSPZUX
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541名無しさんだよもん:04/12/30 10:55:25 ID:mQZSPZUX
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542名無しさんだよもん:04/12/30 10:56:17 ID:mQZSPZUX
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543名無しさんだよもん:04/12/30 10:57:08 ID:mQZSPZUX
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544名無しさんだよもん:04/12/30 10:58:21 ID:mQZSPZUX
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545名無しさんだよもん:04/12/30 10:59:12 ID:mQZSPZUX
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    へ          へ|\ へ     √ ̄|        へ
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  \_ノ_/ /     (____)     し'      ノ/      / /  | 〜-,,,__
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546名無しさんだよもん:04/12/30 11:00:02 ID:mQZSPZUX
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547名無しさんだよもん:04/12/30 11:00:52 ID:mQZSPZUX
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548名無しさんだよもん:04/12/30 11:01:42 ID:mQZSPZUX
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549名無しさんだよもん:04/12/30 11:03:12 ID:mQZSPZUX
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550名無しさんだよもん:04/12/30 11:03:30 ID:mQZSPZUX
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551名無しさんだよもん:04/12/30 11:04:20 ID:mQZSPZUX
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552名無しさんだよもん:04/12/30 11:05:10 ID:mQZSPZUX
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553名無しさんだよもん:04/12/30 11:06:12 ID:mQZSPZUX
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    へ          へ|\ へ     √ ̄|        へ
   ( レ⌒)  |\   ( |\)| |/~|  ノ ,__√    /7 ∠、 \ .  丶\      _ __
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     ∠-''~                        ノ/         (_ノ   〜ー、、__)


555名無しさんだよもん:04/12/30 11:07:55 ID:mQZSPZUX
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 \\ノ |  / /      | |___∠-".   | |      ノ /       ノ |  /(
  \_ノ_/ /     (____)     し'      ノ/      / /  | 〜-,,,__
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556名無しさんだよもん:04/12/30 11:09:54 ID:mQZSPZUX
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557名無しさんだよもん:04/12/30 11:10:43 ID:mQZSPZUX
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558名無しさんだよもん:04/12/30 11:11:34 ID:mQZSPZUX
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559名無しさんだよもん:04/12/30 11:12:24 ID:mQZSPZUX
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560名無しさんだよもん:04/12/30 11:12:47 ID:mQZSPZUX
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561名無しさんだよもん:04/12/30 11:13:58 ID:mQZSPZUX
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562名無しさんだよもん:04/12/30 11:15:09 ID:mQZSPZUX
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563名無しさんだよもん:04/12/30 11:15:59 ID:mQZSPZUX
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 \\ノ |  / /      | |___∠-".   | |      ノ /       ノ |  /(
  \_ノ_/ /     (____)     し'      ノ/      / /  | 〜-,,,__
     ∠-''~                        ノ/         (_ノ   〜ー、、__)


564名無しさんだよもん:04/12/30 11:16:49 ID:mQZSPZUX
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 ~| |.| !! |.| .|.| | | .|ヽ. ./     .フ  <'ヾフ / .| .|    /!./ /_  ゙
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  |_,,,|   \_丿!-‐'>,.-'゙~`、/   ` |_,,l/-‐'゙‐、_| `‐- -‐' ヽ_/  `‐- - ‐'



                                            

    へ          へ|\ へ     √ ̄|        へ
   ( レ⌒)  |\   ( |\)| |/~|  ノ ,__√    /7 ∠、 \ .  丶\      _ __
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\_./| |/   \     .| |( ̄  _) |     )  | |    i  |  へ_,/    ノ   ,へ
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 \\ノ |  / /      | |___∠-".   | |      ノ /       ノ |  /(
  \_ノ_/ /     (____)     し'      ノ/      / /  | 〜-,,,__
     ∠-''~                        ノ/         (_ノ   〜ー、、__)


565名無しさんだよもん:04/12/30 11:17:38 ID:mQZSPZUX
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    へ          へ|\ へ     √ ̄|        へ
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566名無しさんだよもん:04/12/30 11:18:32 ID:mQZSPZUX
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567名無しさんだよもん:04/12/30 11:19:23 ID:mQZSPZUX
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568名無しさんだよもん:04/12/30 11:20:13 ID:mQZSPZUX
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569名無しさんだよもん:04/12/30 11:21:03 ID:mQZSPZUX
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570名無しさんだよもん:04/12/30 11:21:52 ID:mQZSPZUX
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571名無しさんだよもん:04/12/30 11:22:42 ID:mQZSPZUX
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572名無しさんだよもん:04/12/30 11:23:39 ID:mQZSPZUX
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573名無しさんだよもん:04/12/30 11:24:29 ID:mQZSPZUX
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574名無しさんだよもん:04/12/30 11:25:19 ID:mQZSPZUX
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575名無しさんだよもん:04/12/30 11:26:09 ID:mQZSPZUX
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576名無しさんだよもん:04/12/30 11:26:59 ID:mQZSPZUX
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577名無しさんだよもん:04/12/30 11:27:48 ID:mQZSPZUX
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578名無しさんだよもん:04/12/30 11:28:38 ID:mQZSPZUX
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579名無しさんだよもん:04/12/30 11:30:03 ID:mQZSPZUX
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580名無しさんだよもん:04/12/30 11:30:52 ID:mQZSPZUX
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581名無しさんだよもん:04/12/30 11:31:41 ID:mQZSPZUX
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582名無しさんだよもん:04/12/30 11:32:34 ID:mQZSPZUX
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    へ          へ|\ へ     √ ̄|        へ
   ( レ⌒)  |\   ( |\)| |/~|  ノ ,__√    /7 ∠、 \ .  丶\      _ __
|\_/  /へ_ \)   | |   | |∠  | |__   | /   !  |     | |_〜、  レ' レ'
\_./| |/   \     .| |( ̄  _) |     )  | |    i  |  へ_,/    ノ   ,へ
  /  / ̄~ヽ ヽ.   | | フ  ヽ、 ノ √| |   ! レノ  |  !. \_  ー ̄_,ー~'  )
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 | |  | |   / /    | | .  し'  ノ ノ   | |       / /     | |   ̄
 \\ノ |  / /      | |___∠-".   | |      ノ /       ノ |  /(
  \_ノ_/ /     (____)     し'      ノ/      / /  | 〜-,,,__
     ∠-''~                        ノ/         (_ノ   〜ー、、__)


583名無しさんだよもん:04/12/30 11:33:23 ID:mQZSPZUX
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 ~| |.| !! |.| .|.| | | .|ヽ. ./     .フ  <'ヾフ / .| .|    /!./ /_  ゙
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    へ          へ|\ へ     √ ̄|        へ
   ( レ⌒)  |\   ( |\)| |/~|  ノ ,__√    /7 ∠、 \ .  丶\      _ __
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 \\ノ |  / /      | |___∠-".   | |      ノ /       ノ |  /(
  \_ノ_/ /     (____)     し'      ノ/      / /  | 〜-,,,__
     ∠-''~                        ノ/         (_ノ   〜ー、、__)


584名無しさんだよもん:04/12/30 11:34:13 ID:mQZSPZUX
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585名無しさんだよもん:04/12/30 11:35:02 ID:mQZSPZUX
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586名無しさんだよもん:04/12/30 11:35:52 ID:mQZSPZUX
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587名無しさんだよもん:04/12/30 11:36:47 ID:mQZSPZUX
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588名無しさんだよもん:04/12/30 11:37:36 ID:mQZSPZUX
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589名無しさんだよもん:04/12/30 11:38:25 ID:mQZSPZUX
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590名無しさんだよもん:04/12/30 11:38:44 ID:mQZSPZUX
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591名無しさんだよもん:04/12/30 11:40:33 ID:mQZSPZUX
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 | |  | |   / /    | | .  し'  ノ ノ   | |       / /     | |   ̄
 \\ノ |  / /      | |___∠-".   | |      ノ /       ノ |  /(
  \_ノ_/ /     (____)     し'      ノ/      / /  | 〜-,,,__
     ∠-''~                        ノ/         (_ノ   〜ー、、__)


592名無しさんだよもん:04/12/30 11:41:23 ID:mQZSPZUX
  ,..、_      _  __  ..,,__         _,, ,,_  _           __
  l ./====/ \| .l ,、| ./ , 、    \''゙ <.| i=' `l ヽ\     _  7 フ,、
  / /.l`‐- ゙、| |=| .i- l ./= ,>   /,_、.ノ| |.| !∧.| l'    !、`'゙ _,,,..ゝ_,、
. /  |.| || | | |.|`' __'`ノi、l / /    二| /'゙∠,,> = '゙l .|     ゙7 .l ∠~_,,,,.)
 ~| |.| !! |.| .|.| | | .|ヽ. ./     .フ  <'ヾフ / .| .|    /!./ /_  ゙
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  |_,,,|   \_丿!-‐'>,.-'゙~`、/   ` |_,,l/-‐'゙‐、_| `‐- -‐' ヽ_/  `‐- - ‐'



                                            

    へ          へ|\ へ     √ ̄|        へ
   ( レ⌒)  |\   ( |\)| |/~|  ノ ,__√    /7 ∠、 \ .  丶\      _ __
|\_/  /へ_ \)   | |   | |∠  | |__   | /   !  |     | |_〜、  レ' レ'
\_./| |/   \     .| |( ̄  _) |     )  | |    i  |  へ_,/    ノ   ,へ
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 \\ノ |  / /      | |___∠-".   | |      ノ /       ノ |  /(
  \_ノ_/ /     (____)     し'      ノ/      / /  | 〜-,,,__
     ∠-''~                        ノ/         (_ノ   〜ー、、__)


593名無しさんだよもん:04/12/30 11:42:14 ID:mQZSPZUX
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  l ./====/ \| .l ,、| ./ , 、    \''゙ <.| i=' `l ヽ\     _  7 フ,、
  / /.l`‐- ゙、| |=| .i- l ./= ,>   /,_、.ノ| |.| !∧.| l'    !、`'゙ _,,,..ゝ_,、
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    へ          へ|\ へ     √ ̄|        へ
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594名無しさんだよもん:04/12/30 11:43:03 ID:mQZSPZUX
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    へ          へ|\ へ     √ ̄|        へ
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595名無しさんだよもん:04/12/30 11:43:53 ID:mQZSPZUX
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596名無しさんだよもん:04/12/30 11:44:43 ID:mQZSPZUX
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597名無しさんだよもん
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