葉鍵サバイバル〜リメイキング〜

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1名無しさんだよもん
漏れとしては今まで失敗した部分を経験に
仕切りなおしたいんだけど
他の意見を聞いてみたい
2名無しさんだよもん:03/10/27 23:54 ID:Cp3KkTlT
終了
3名無しさんだよもん:03/10/27 23:55 ID:KptCW0Ub
一度終わったらリベンジは無理
4名無しさんだよもん:03/10/27 23:55 ID:b9ditIZN
>>1
賛成。事情は知らんけど。ついでに3げと。
5予告:03/10/27 23:57 ID:e0geHTvH
立て直し大戦記みたいに設定の話だけ盛り上がり
いざ書くとなると誰もいなくなる。
こういうのは何も決まって無くても勢いがなきゃ無理
6名無しさんだよもん:03/10/27 23:57 ID:wahzGsz9
落合げっと。
7名無しさんだよもん:03/10/27 23:58 ID:27Xk2/oy
ご利用、有難う御座いました

--------終了--------
8名無しさんだよもん:03/10/28 00:11 ID:ISxPX2tS
9名無しさんだよもん:03/10/28 00:11 ID:ISxPX2tS
といいつつあげ
10名無しさんだよもん:03/10/28 00:14 ID:s9rlSklR
文字通り、飛行機事故かなんかで無人島に流れ着いた葉鍵キャラたちが生きるためにサバイバルする話なら参加する
書き手としてな
11名無しさんだよもん:03/10/28 01:08 ID:BzyK4FBF
全く別な企画として立ち上げる度胸もないなら提案するな。
12名無しさんだよもん:03/10/28 01:19 ID:BzyK4FBF
>>1
あと……
>他の意見を聞いてみたい
話し合いがしたけりゃリレー小説総合スレッドでどうぞ。
無駄にスレ立てるな。

ちなみに、鯖が失敗した理由の1つは、
>>1のようなバカがいたこと、です。確実に。
13名無しさんだよもん:03/10/28 09:57 ID:VhYZKHm9
糞&マイナーゲーの雀鬼とフィルスは排除しとけや(藁
14名無しさんだよもん:03/10/28 23:59 ID:FXQ7Ss9D
○ルール
・過去ログを精読し、NGを出さないように勤めてください。
・同人作品からの引用はキャラ、ネタにかかわらず全面的に禁止します。
・作品の後に【】で簡単な説明をしてください。
・また【】の中に時間を記しておいてください。
 これは時間軸の矛盾を防ぐもので、『5:12』といったような正確な時間を記入しなくても
 『5時ごろ』のようにアバウトでも構いせん。しかし、『早朝』や『夕方』といったあまりにも
 範囲が大きいのはやめてください。
・基本的に同時進行をしたいので、1日に2回の時間軸合わせを行います。
 例として、午前と午後の12時をポイントとした場合、その時間に前後したチームは
 他のチームが追いつくまで強制で停止します。誤って停止したチームの作品を
 投稿した場合、その作品は無効となりますが、時間軸合わせが終了し次第で再投稿は
 自由とします。


○メンバー

【雫】
長瀬祐介   月島瑠璃子   新城沙織
藍原瑞穂   太田香奈子   月島拓也

【痕】
柏木耕一   柏木千鶴   柏木梓
柏木楓    柏木初音   柳川祐也

  【To Heart】
藤田浩之    神岸あかり   長岡志保
来栖川芹香   来栖川綾香   佐藤雅史
保科智子    宮内レミィ   姫川琴音
松原葵     マルチ     セリオ
坂下好恵    雛山理緒    シンディ宮内
矢島  セバスチャン
15名無しさんだよもん:03/10/29 00:01 ID:X2BQd7kL
【WHITE ALBUM】
藤井冬弥   森川由綺   緒方理奈
緒方英二   篠塚弥生   澤倉美咲
河島はるか 観月マナ   七瀬彰

【こみっくパーティー】
千堂和樹   高瀬瑞希   大庭詠美
長谷部彩   猪名川由宇 芳賀玲子
牧村南    塚本千紗   桜井あさひ
立川郁美   御影すばる 九品仏大志
立川雄三  縦王子鶴彦  横蔵院蔕麿

【誰彼】
坂神蝉丸   三井寺月代  砧夕霧
石原麗子   桑嶋高子   岩切花枝
杜若きよみ(白)   杜若きよみ(黒)   御堂
犬飼

【MOON.】
天沢郁未   巳間晴香   名倉由依
名倉友里   巳間良祐
鹿沼葉子   高槻

【ONE】
折原浩平   長森瑞佳   七瀬留美
里村茜    川名みさき 上月澪
椎名繭    柚木詩子   深山雪見
広瀬真希   住井護    氷上シュン
16名無しさんだよもん:03/10/29 00:02 ID:X2BQd7kL
【Kanon】
相沢祐一   水瀬名雪   美坂栞
沢渡真琴   川澄舞    月宮あゆ
倉田佐祐理 美坂香里   水瀬秋子
北川潤    天野美汐  久瀬秀一 

【AIR】
国崎往人   神尾観鈴   霧島佳乃
遠野美凪   みちる    神尾晴子
霧島聖    橘敬介   しのさいか

【スタッフ関係】
超先生

人数制限は作品で決めたいとおもいます。上記にある作品のキャラ以外は
出さないでください。また、上記の作品で出ていないキャラを出す場合は原作に
出てくるキャラで無理のないようお願いします。

※ナイト雀鬼、フィルスノーン、まじかるアンティークは除きました。
 天界関係も除きます。
17名無しさんだよもん:03/10/29 00:03 ID:X2BQd7kL
○舞台
今まで森の描写が多かったため島の森の部分を減らし建物を多くすることを提案します。

○モンスター
モンスターを恐竜中心から妖怪類中心に変えたいとおもいます。
なんかそっちのほうが盛りあがってたから

○もとネタ
前回のハカサバではジュラシックパークがもとネタで一方的殺戮がテーマとなっていました。
しかし、今回はバイオハザードもプラスして闘えばなんとかなるかもしれないというテーマにしようと思います。
つまり、なんにも無しに放り出されたのではなく、ある程度装備した上での
サバイバルゲームに似た感じにしたいと思います。

○前回のハカサバ
リメイキングということで完全に新しい企画ではありません。
よって、キャラの性格(前回のハカサバで作り上げた性格)はそのままつかおうと思います。
ただ、詠美や聖といった狂人系は始まったときからその性格だとおかしいので
その前の性格とします(精神的に狂いやすいということでお願いします)。
また、目的と主催者は前サバと変わらずにRRの追求と超先生にしたいと思います。


とりあえずはこれだけで。
これにそった作品は後ほど出します。
18名無しさんだよもん:03/10/29 00:10 ID:fZ/uU2Hf
>>17
>モンスターを恐竜中心から妖怪類中心に変えたいとおもいます。
>なんかそっちのほうが盛りあがってたから

ミ ラ ク ル バ カ !

そういう知性ありのオリキャラばかり出してたから収拾つかなくなったんだろ。
なにが「盛り上がったから」だ。
19名無しさんだよもん:03/10/29 00:13 ID:jkJdoIf6
>>18
安 心 し ろ !た だ 思 っ て い る だ け だ ! !
20名無しさんだよもん:03/10/29 00:20 ID:8lyBmuGK
知性ある無し関わらずに雑魚戦は叩かれてたわけだが……。
21名無しさんだよもん:03/10/29 00:28 ID:2FsWQw1l
>前回のハカサバではジュラシックパークがもとネタで一方的殺戮がテーマとなっていました。
しかし、今回はバイオハザードもプラスして闘えばなんとかなるかもしれないというテーマにしようと思います。

すまん。ひょっとして俺の記憶違いなのかもしれんから一応聞いておく。
闘いまくってたよな?何匹か倒してたはずだよな?理屈をこねるために事実を捏造するのはやめてくれ・・

つーかバイオハザードを+するのにモンスターを妖怪中心って・・・・・・どういうことですか?
22名無しさんだよもん:03/10/29 00:39 ID:jkJdoIf6
>>14-17はルール意外変えたほうがいいと思う。
とくにキャラなんか総合スレであんなに話されていたのに、
それを完全無視して究極とも言える100人OVER
しかも久瀬や矢島といったチョイ役多いというオマケつき。
前回の鯖設定をそのまま使うというのも「新しく始める」という姿勢と矛盾している。
つーか性格をそのまま使ってなんになるw
つまり俺が言いたいことを要約すると、



スフィーいねぇジャンヽ(`Д´)ノ!!
23名無しさんだよもん:03/10/29 00:50 ID:ezoaw8t7
さりげなくしのさいかとか入れてる辺りに個人的好みが出ていて凄く嫌。
24名無しさんだよもん:03/10/29 00:51 ID:jRZf2/iP
なんでしのさいか入ってるのかそれが不思議です。
25名無しさんだよもん:03/10/29 01:08 ID:13v+mhVR
【雫】 5
長瀬祐介 月島瑠璃子 新城沙織 藍原瑞穂 月島拓也
【痕】 6
柏木耕一 柏木千鶴 柏木梓 柏木楓 柏木初音 柳川祐也
【To Heart】 13
藤田浩之 神岸あかり 長岡志保 来栖川芹香 来栖川綾香 佐藤雅史
保科智子 宮内レミィ 姫川琴音 松原葵 マルチ セリオ 雛山理緒
【WHITE ALBUM】 9
藤井冬弥 森川由綺 緒方理奈 緒方英二 篠塚弥生 澤倉美咲 河島はるか 観月マナ 七瀬彰
【こみっくパーティー】 12
千堂和樹 高瀬瑞希 大庭詠美 長谷部彩 猪名川由宇 芳賀玲子
牧村南 塚本千紗 桜井あさひ 立川郁美 御影すばる 九品仏大志
【まじかるアンティーク】 5
宮田健太郎 スフィー リアン 江藤結花 高倉みどり 牧部なつみ
【誰彼】 10
坂神蝉丸 三井寺月代 砧夕霧 石原麗子 桑嶋高子
杜若きよみ(白) 杜若きよみ(黒) 御堂 岩切花枝 光岡悟
【MOON.】 6
天沢郁未 巳間晴香 名倉由依 鹿沼葉子 少年 高槻
【ONE】 11
折原浩平 長森瑞佳 七瀬留美 里村茜 川名みさき 上月澪 椎名繭 柚木詩子 深山雪見 住井護 氷上シュン
【Kanon】 11
相沢祐一 水瀬名雪 美坂栞 沢渡真琴 川澄舞 月宮あゆ
倉田佐祐理 美坂香里 水瀬秋子 北川潤 天野美汐
【AIR】 8
国崎往人 神尾観鈴 霧島佳乃 遠野美凪 みちる 神尾晴子 霧島聖 橘敬介

ちょい役や存在意義の薄いキャラ以外で構成すれば、まじアン入れても100人以内になるけど
これだとロワと変わらないうえに、やっぱり人数が多いんだよな。
でも、これ以上切り詰めようとすると絶対論争が起こりそう。
26名無しさんだよもん:03/10/29 01:10 ID:fZ/uU2Hf
しのさいかか、ワニに食われとったなぁ。
という所で、ちょっと振り返ってみる。

ワニ:しのさいか 夕霧
大蛇:芳賀玲子 高倉みどり
鴉:シンディ宮内

実在する動物による被害はこんなモノ。
あ、後巨大熊に誰かやられたっけか?
ともかく残りはほぼ全部が妖怪等ファンタジー生物の手によるもの。
恐竜中心ということだったが、恐竜による死傷者はついぞ思い出せず。
と言うか、全話を通して恐竜の出番なぞ十指に収まりそうだ(w

まぁ、恐竜の事を調べるより自分の脳内にあるモンスターを使ったほうが楽というのはあろう。
敷居も下がり参加しやすくもなろうが、その手間を惜しむようではいい物は書けんと思うよ。

妖怪系の欠点は「何でも出来うる」事。
これは長所(書きやすい)でもあるんだけど、佐祐理さんの時のトレントみたくむりを通そうと言う行為が生まれる温床でもある。

個人的にモンスターはいいとしても、魔法、超能力を使うような妖怪系は外すに限ると思うがどうか。
27名無しさんだよもん:03/10/29 01:36 ID:8lyBmuGK
一番殺しまくって、展開にも一役買ってたのは、オリキャラの妖狐だったわけだが。
28名無しさんだよもん:03/10/29 01:46 ID:/OlOD1wb
また釣りスレが立ったのか
29名無しさんだよもん:03/10/29 01:46 ID:fZ/uU2Hf
>>27
結局、展開しきれず鯖自体が潰れてしまった今、その功績は疑わしい。
と言うか、殺すことが目的じゃないし、モンスター側に思惑が生まれるなんぞ百害あって一利無しだと思う。
敵側はコミュニケーション不可。
腹減ったから襲う、縄張りに侵入したから襲うといった程度で十分だろう。

必要なのは障害としての敵であり、キャラクターでは無いと思うがね。
30名無しさんだよもん:03/10/29 02:26 ID:PsK9dMPg
だからバイオハザードを+するならいっそ島内の研究施設で超先生が開発したウィルスからバイオハザードが起こる。
そして職員のゾンビ化や、ゲームに出てきたような怪物を登場させたりして、中盤にはついに恐竜がウィルスに感染してしまい・・・とかにすれば普通に妖怪に頼らずとも十分だと思うんだが。
31RTO:03/10/29 06:22 ID:uyQFvN3h
前の続きからロードしてみたい気もするんですけどね……
話のストックだって無くもないのですがその後の展望が望めない以上、未完ですかね……

新しく始めるのであればまあ、出場者とルール、背景の煮詰めは必須だと思います。
前回は背景はともかくオールカマー&LF97設定使用可でやってしまったのが足を引っ張ってしまったと思っているので。
そのあたりは今現在総合スレで議論されている内容が活用できるのでは?
32名無しさんだよもん:03/10/29 07:53 ID:je8mPslX
エルクゥ及び仙命樹含有モンスター禁止。
キャラに仙命樹摂を取させても、催淫効果以外作用させない。

この二項は重要と思われ。
33名無しさんだよもん:03/10/29 08:23 ID:8lyBmuGK
>>31
あんたいたのかヨ!
RTO氏が鯖の続き書く気なら、普通に漏れもあの続きに参加するが。
34名無しさんだよもん:03/10/29 19:45 ID:j2p53Q9Q
今から旧鯖を復帰させる気がある人は、最後まで
書き上げるビジョンをもって復帰させた方がいい。

「自分一人でも最後までやります」という気概がある人
でないと絶対にまた落ちるでしょう。
35名無しさんだよもん:03/10/30 01:04 ID:q0CpQSQD
 南海に浮かぶ孤島に作られた空想上のモンスターが暮らすモンスターパーク。
 ここは遺伝子工学が生み出した夢の島。この島には空想上の生物が生息していた。
 実際は生息とは名ばかり、動物園と大差ない状態だ。
 その光景が映るモニターを横目にひたすらプログラムを走らせる一人の男が居た。

「檻に飼われたモンスターなんてリアルじゃない、真のリアリティを見せてやる。」

 禍禍しく歪んだ彼の顔の目の前にジープに乗って見学する何組ものグループが映し出された。
 彼らは運良く選ばれたパークの見学者、そしてこの大変有意義な実験の証人。

『システム掌握完了。』
 計画の第一段階が成功した事を知った彼は園内放送用マイクを握った。


「こんにちは、私が主催のテーマパークへようこそ。私は周りから超先生と呼ばれている者です。
 今回、開園前の予行練習という形で抽選の結果、皆様にお集まりいただきました。
 練習といえどこちらスタッフとしては皆様を十分に楽しませる義務があります。
 しかし、誠に残念なことにこの島のモンスターは檻やセキュリティーにより、身動きがとれない
 いわば出来損ないです。
 私の目指す真のリアリティの欠片も無い。だから私は決意した、この島でリアルリアリティを表現する事を。
 さあモンスターの制御装置は解除されました。全防犯システムも既にカット済みです。
 君達とモンスターを分け隔てる物は何も存在しません」
 超先生は一呼吸おくとまた続ける。
36名無しさんだよもん:03/10/30 01:06 ID:q0CpQSQD
「なお、今回のテーマパークは皆様にモンスターとのふれあいを主にしております。
 そこでここでの特別ルールを説明します。
 今回皆様全員は同じスタート地点から始まっておりません。
 これは島が広範囲なために皆様全員が全てを周るのは不可能に近いと判断し、
 あらかじめ希望を聞き、それによってスタート地点が配置されております。
 抽選の当たり通知と一緒にパンフレットをつけ、
 周ってみたい場所を第3希望まできいたのはそのためです。
 また、今回は皆様に足で楽しんでもらうためジープの燃料は走りつづけて
 1時間くらいできれる量しか入れておりません。
 次にもう一つ、皆様はふれあうといってもそれだけの力量を持ち合わせておりません。
 よってジープの中に私がランダムで皆様の名前つきのプレゼントを置いときました。
 一人一個ですが、ここにも特別ルールがあり、そのプレゼントは本人以外はつかうことができません。
 見ればわかると思いますが、プレゼントには全部特殊なチップが埋めこまれております。
 そのチップに皆様の名前が刻んであるのですが、このチップはそのプレゼントを持った方の
 体温、心拍音、脳波などを読みとり、本人かどうかを確認するものです。
 本人であればまったく問題ないのですが、本人以外の方がそれをつかおうとすると
 チップが反応してそのプレゼントを破壊するために爆発します。
 爆発といっても小さなもので人に危害を加えるようなものではありませんが、
 中には火薬をつかっているものもあるためそのようなものの場合は命の保証はできません。
37名無しさんだよもん:03/10/30 01:07 ID:q0CpQSQD
 そして、今回は激しい衝突が予測されるためにプレゼントが壊れるケースが多々あると思います。
 そのような場合はこのテーマパークに無数ある休憩所に行ってください。
 そこにコンテナのようなものがあり、蓋がついてあります。そこに壊れたものを入れれば、
 新しいのが出てきます。
 これは例え壊れたなくてもできますが、一日一回とさせていただきます。
 時間は午後12時をもってリセットされます。
 なお、プレゼントには銃器といったものが入っており、これはチップとコンテナを照らし合わせるだけで
 それに応じた弾倉が出てきます。これは一日何回でもできます。
 そして、重要事項としていいますが、チップが壊れるともう二度とプレゼントをわたされることはありません。
 壊れたものをコンテナに入れる場合、または二つ以上に分解できるものは
 チップがついているほうを入れください。 もちろんチップはそう簡単には壊れないようになっております。
 また、プレゼントは個人によって全て違うものとなっております。
 今ちょうど開園の午後12時となりました。皆様存分に楽しんでください。
 コレより真のモンスターパークの開園を宣言します。」




【各ジープは3〜4人乗り。メンバーは書き手の自由です。】
【ジープの燃料は走りつづけて1時間】
【個々に違ったプレゼントが配給】

【時間:12:00 ジャスト】
38メンバーはこれでいいですか?:03/10/30 01:09 ID:q0CpQSQD
○参加者
【雫】 5
 長瀬祐介 月島瑠璃子 新城沙織 藍原瑞穂 月島拓也

【To Heart】 13
 藤田浩之 神岸あかり 長岡志保 来栖川芹香 来栖川綾香 佐藤雅史
 保科智子 宮内レミィ 姫川琴音 松原葵 マルチ セリオ 雛山理緒

【WHITE ALBUM】 9
 藤井冬弥 森川由綺 緒方理奈 緒方英二 篠塚弥生 澤倉美咲 河島はるか 観月マナ 七瀬彰

【こみっくパーティー】 12
 千堂和樹 高瀬瑞希 大庭詠美 長谷部彩 猪名川由宇 芳賀玲子
 牧村南 塚本千紗 桜井あさひ 立川郁美 御影すばる 九品仏大志

【まじかるアンティーク】 5
 宮田健太郎 スフィー リアン 江藤結花 高倉みどり 牧部なつみ

【MOON.】 6
 天沢郁未 巳間晴香 名倉由依 鹿沼葉子 少年 高槻

【ONE】 11
 折原浩平 長森瑞佳 七瀬留美 里村茜 川名みさき 上月澪 椎名繭 柚木詩子 深山雪見 住井護 氷上シュン

【Kanon】 11
 相沢祐一 水瀬名雪 美坂栞 沢渡真琴 川澄舞 月宮あゆ
 倉田佐祐理 美坂香里 水瀬秋子 北川潤 天野美汐

【AIR】 8
 国崎往人 神尾観鈴 霧島佳乃 遠野美凪 みちる 神尾晴子 霧島聖 橘敬介
39メンバーはこれでいいですか?:03/10/30 01:10 ID:q0CpQSQD
○島のスタッフ
【スタッフ】 1
 超先生

【誰彼】 10
 坂神蝉丸 三井寺月代 砧夕霧 石原麗子 桑嶋高子
 杜若きよみ(白) 杜若きよみ(黒) 御堂 岩切花枝 光岡悟

【痕】 6
 柏木耕一 柏木千鶴 柏木梓 柏木楓 柏木初音 柳川祐也
40名無しさんだよもん:03/10/30 02:01 ID:Bt9lUoDd
ジープで放送を聴いていた4人。
藤田浩之、相沢祐一、国崎往人、長瀬祐介。

「おーい、聞いてたか?」
祐一に尋ねる運転手往人。
ぐー・・・
「寝てるし。藤田、どうしようか?」
「あーめんっっどくせぇぇぇ」
と言いつつ、浩之は大した問題だとは思っていなかった。
「めんどくせーから、祐介、いっちょお願いするわ。
 電波とか能力使っちゃいけねーとか使えねーとか、言ってなかったもんな。」

「わかった、まかせて。」
祐介は目を閉じ、広範囲に弱い電波を飛ばした。
リアルリアリティ反応あり。
今度は強い指向性電波で、超先生の精神を破壊した。
ついでにモンスターや猛獣の精神も破壊しておく。
「藤田くん、終わったよ。」

往人の運転するジープはテーマパークを出た。
祐一に続き、電波使って疲れたのか祐介も寝ている。
浩之がつぶやく。
「野郎ばっかでテーマパークじゃ盛り上がんねーよな。」
「まったくだ。港に着いたぞ、船が来るまで待つか。」


こうしてテーマパークの脅威は無くなり、全員船で帰っていった。
                             終了
41名無しさんだよもん:03/10/30 02:46 ID:c0f8upH+
モンスター廃止、地球上に存在した動物のみ。
凶暴化はアリ。なついたり意思の疎通をしたりはナシ。

30人切るあたりまでガンガン殺しちゃう方針で行なう。
各キャラ専用のコンテナが載ったカートが24台あって、自分が乗るべきカートの
番号と位置だけ知らされている。スタート地点付近には毒蛇の群れがうようよ
していて、早くカートに乗らないと危険。
カートに着いても、移動するまで危険性は高いまま。四人揃うのも待たずに出発
してしまうと、乗り遅れたキャラは武器も食料も無くほぼ死亡確定。
ただし同乗予定者は分からない。

カートは集団化を避ける超先生の意向により四人以上乗ると停止する。
カート同士が接近すると、速度が落ちる。カート間距離50m程度で停止する。
つまり四名以上での共闘は停止したとき以外不可能。
情報交換や睡眠時のキャンプなどはできるということ。
最高速度は人間の全力疾走程度と遅めだが、水陸両用である。
接近停止時などは、手で押して動かせる。

開始地点は島の南部で、超先生は北端にいる。
10人程度になったころ、ようやく超先生のいる建物が見つかる感じで。

だめぽ?
42名無しさんだよもん:03/10/30 03:12 ID:69IHuQSU
んじゃオナニー設定をひたすら語るスレということで。
43名無しさんだよもん:03/10/30 03:49 ID:oYgErdpv
>>35-41
旧鯖再開の話が出始めていたころにそげな書き込みするあんたに惚れる。
マジレスするとその設定からして一考の必要があると思われ。

>>34
せめてRTO氏でもその宣言を出してくれれば漏れももう一度乗ってやるかって気にもなるが……
そこんとこの覚悟というのは持ち合わせているだろうかね。
44コテとトリップ:03/10/30 04:51 ID:Xn6nYu0m
>>43

チミがその宣言をしてRTOを乗せてみれば?
自分は覚悟しないで人にばかり求めるのは感心しないぞ
都合よく固定を利用しすぎると可哀想ですよん。もっとうまく活用してあげよう
45名無しさんだよもん:03/10/30 07:49 ID:XQhs/Rdp
>>35-39と、>>40>>41はそれぞれ別人だろう。

旧鯖もログ読めない書き手の集まりだったのか?
4643:03/10/30 08:18 ID:oYgErdpv
>>45
正直すまんかった。IDにまで気が回らんかった。
そうでなくとも内容見てりゃ別人だってことくらい分かりそうなもんだが、マジすまん。

>>44
確かにそのとおりなのだが、漏れがそう宣言したところでRTO氏は乗ってくるだろうか、という不安が。
そんな心配をしてしまう時点で自分にはその宣言をする資格がないのじゃよ。
47名無しさんだよもん:03/10/30 11:52 ID:q0CpQSQD
旧サバが落ちて全然スレがたたないものだからリメイクってことでやったんで、
旧サバやるんであればそっち優先で。
48名無しさんだよもん:03/10/30 16:12 ID:731BV7KR
あんま言いたかないが。キャラを制限しようがしまいが
どうせすぐ死ぬのはいつもと同じメンバーで(まじアン勢とか)
活躍したり最後まで生き残ったりするのもいつものメンバー(耕一とか観鈴とか)か?
そりゃ使いやすいキャラと使いにくいキャラがいるってのはわかるし
プレイ人口に差があるのもわかるんだけどさ。
やり直すのなら、その辺前回や他のリレーと違う展開を多少でも見せてもらえぬもんか。

書けない奴が無茶言ってるのは承知してる。すまぬ。
49名無しさんだよもん:03/10/30 18:55 ID:XU/xfhma
旧鯖立ててみたら?
そして参加書き手は全員コテを名乗って復興スレが落ちたら
二度と鯖は書かないと最初に誓う。
自分で諦められないのなら自分を追い詰めてみるといい。

>>48
謝っても無茶なもんは無茶だろ。
よく分からないキャラが初期のどさくさに殺されるのは必然。
全員よく分かるメンバーの場合にどうなるのか興味はあるな。
50名無しさんだよもん:03/10/30 20:16 ID:hJchUiJ3
>>48
耕一はとっとと死んでたな。
でも確かにみすずちんとあゆは最後まで残りそうだ。
こういう生き残り物では能力や意志の強い奴らこそ早死にしそうなきがするな。
なんかお話で弱者を殺すのは難しい。

まじあん勢は……スフィーは確かに早めに殺っとかなきゃまずいが……
51名無しさんだよもん:03/10/30 22:11 ID:/R8WYZJQ
旧鯖は、続けたい人数よりも続けさせたくない人数のほうが多いのが問題だったよな。
叩いて叩いて書き手追い出して、とにかく粗捜しして。
で、スレが落ちたときに「ほれみたことか」と得意になるのを楽しみにしてる奴な。
たぶんこのスレもロックオンされてるだろうが。
52名無しさんだよもん:03/10/30 23:11 ID:VhEkYcHh
>スフィーは確かに早めに殺っとかなきゃまずいが……
扱いきれないで、ただ殺す為に出す位ならはじめっから出してくれるな、と言いたい。

53名無しさんだよもん:03/10/30 23:35 ID:oRetm9rB
スフィーは蘇生の魔法は使えるけれど、そうなるとレベル1に縮んで、
マナの少ないこの世界では元に戻るまで数ヶ月を要し、
しかもスフィーから三十メートル以上離れて数時間経つと蘇生者は死ぬというのに、
なにをそんなに警戒しているのかがわからん。
もしかしてザオリク並に手軽なもんだと思ってないか?
さらに本人によると、この術はかけた術者が死ぬ可能性もあるそうだ。
これ以外の魔法も、鬼とか電波使いとかと、能力の有用性については大して変わらないし。
54名無しさんだよもん:03/10/30 23:40 ID:XU/xfhma
だからって、かけたスフィーが死んだらNGNG騒がれると思うが。
55名無しさんだよもん:03/10/30 23:53 ID:oRetm9rB
>>54
六行目だけ見て見当違いのレス入れるな。
リスクがあると言うことを知らないで、早めに殺しとかなきゃとか考えるやつがいたから書いたんだ。
そんな理由で早めに始末する方がよっぽどNGだ。
56名無しさんだよもん:03/10/31 00:01 ID:NOnembt5
このまま行くと大戦記の二の舞になってしまいそうだ……。
だから一つ聞いてみるけれど、
鯖を「続きとして」もしくは「新しく」書こうとしている人はどのぐらいいるんだ?
何人かいるのなら適当にルール決めてとりあえず始めてみたほうがいいと思う。
多少の矛盾には目を瞑って……。
異論ばかり挟んでいるとSS書きの人たちが落としにくいだろうし。
57名無しさんだよもん:03/10/31 00:06 ID:HU4ZjLIG
まぁ、死者蘇生よりも問題なのは遠距離瞬間移動であろう。

「かもしか」レベルのリアンですら南極や日本へと自在にテレポートできる。
然るに、「マウンテンゴリラ」であるスフィーの魔力たるや・・・・・・
最終目的である「島からの脱出」などスフィー達にかかれば容易(な筈)なのだ。

まぁ、そこら辺は毎度恒例の「結界」で解決を見るのだが、結界は結局いつか解かれて
しまうため、それまでにスフィーは殺されてしまう羽目になる。
58名無しさんだよもん:03/10/31 00:08 ID:JYvsS3Cy
このスレじゃなくて全部リレー総合でいいと思うわけだが。
今でてる話全部。
59名無しさんだよもん:03/10/31 00:12 ID:JYvsS3Cy
>>56
鯖は以前から難癖屋の格好の的だったし、なにをどうやりなおしたって難癖つけるつもりなんだから、もうだめぽ。
60名無しさんだよもん:03/10/31 00:13 ID:TwZu+PfR
>>57
別に、それこそ書き手の腕の見せ所だと思うが……

スフィーの知り合いがまだ島に残ってる、とか、魔力が足りなくて全員運べない、とか、制御する理由はいくらでもある。
わざわざ裏技じみた方法使って、ストーリーを潰したいって書き手なら、NG宣言すりゃいいだけの話。
61名無しさんだよもん:03/10/31 00:22 ID:Y4VfXsNx
まじあん勢といえば主人公がどのリレーでも大抵活躍しねーよなあ・・・・
つーかヒロイン即死にそんな深い理由があったとは知らなかった。
単にまじアン自体の人気の問題だとずっと思ってたよ俺は。
62名無しさんだよもん:03/10/31 00:24 ID:HU4ZjLIG
>>60
うん、だから>>52で安易にスフィーを殺す行為を愚痴っているのよ…
ってあれ、ID変わってる?
63名無しさんだよもん:03/10/31 00:33 ID:2uwHg7N/
ハカロワでスフィーはかなり終盤まで残ったけど、放置が長かった。

結局、愚痴言う人はいても書き手の人気は無いんじゃない?
64名無しさんだよもん:03/10/31 02:37 ID:CXHm3hCy
まじあん出さなきゃいいじゃん。
魔法とかの時点でファンタジーだし。
>>56
俺は新しくやり直したい。
新しくって言っても全部が全部新しいってわけじゃないし、
終わらせにくいからもう一度考え直してことでいいんじゃない?
旧サバでは前からシステムについてもめてたし、それを引きづったまま
今にいたったわけだし。
編集サイトでもイントロでRTOがなんか言ってた記憶もあるし。
65名無しさんだよもん:03/10/31 02:38 ID:Oe50NTFM
書き手の人気と言うよりプレイ人口の問題だと思うけどね。
たぶん、極端に古いソフトを除けば、この板でのプレイ人口は最少クラスだと思う。
66名無しさんだよもん:03/10/31 03:30 ID:ViGSe3bX
ゲーム自体の評価は悪くないのにな>まじあん
逆に誰彼はリレーになるとキャラが映えるよな
67名無しさんだよもん:03/10/31 14:32 ID:CXHm3hCy
今って新しく始めたい人と続きやりたい人とどっちでもいいって人の
割合ってどのくらい?
とりあえず、なんにしてもサバ続けるのであれば
早く作品だせる状況にしようよ。
じゃないとそろそろ書き手も冷めるよ。
鉄は熱いうち打っておこう。
68名無しさんだよもん:03/10/31 15:27 ID:+FInoCbg
やるなら既出の意見だけど、参加者の半数から七〜八割は
ハナから殺すつもりでやんないと、てか殺さないと駄目だと思う。
それこそ登場した最初の話〜次の話くらいでモンスターに食われるか
それとも事故るか、もう時代劇かホラー映画の斬られ役のつもりで。
むしろそっちの方が生き残り役よりおいしい、ってつもりで華々しく、みじめに。
69名無しさんだよもん:03/10/31 16:00 ID:8QDtDgfS
>>67 続きに1票。
70名無しさんだよもん:03/10/31 17:51 ID:TwZu+PfR
>>68
残り2割が全て人気キャラで埋められる罠。

つか殺す候補で入れるなら最初から不要なんじゃ……
71名無しさんだよもん:03/10/31 20:14 ID:An1gaOLL
なに言ってんだか。

殺す候補も何も、死に役も必要だよ。
熱いうちも何も、既に冷めたから落ちたんだよ。
72名無しさんだよもん:03/10/31 23:02 ID:UOgRSJNl
>>67
やるなら続きでいいんじゃない。
正直0から始めても、まともに書き手が集まるか怪しいところだし。
73名無しさんだよもん:03/10/31 23:20 ID:TwZu+PfR
>>71
それが出来てたら、鯖はあんなに手間取らなかったってば……

なんで出来なかったか、考えた事ないの?
74名無しさんだよもん:03/10/31 23:31 ID:I8zyrbF4
>>73
話の流れだとその意見が正しいように見える……が、詭弁だよ。
戦闘の度に「雑魚戦うざい」と叩かれ、それでその話でいきなり死んだら「無意味に殺し過ぎ」と叩かれる。
どう扱っても叩くやつは叩くし、荒れるだけ。

つ〜か、鯖は別に殺すの目的じゃないし。
戦闘できない要員たちはホテルで待機して、腕に自信がある連中だけが敵のもとへ出向くとかいうやり方だってある。
そういうことを考えもせずに文句ばっっっかりの、叩くのが趣味の読み手が一番ウザイわけだが。
75名無しさんだよもん:03/11/01 00:29 ID:LchY8QeY
こういうリレーSSには必要な人材って何人かいるよね。
話を繋げる繋げ役に、
伏線を回収する回収役、
それから前半で多すぎるキャラクターをきるための殺し役。

>>68が言うようにある程度の人数ははじめから殺すつもりでやらなきゃ駄目だと思う。
ただ、そのつもりだということを読み手に悟られてはいけないだけで。
場合によっては人気キャラ? 知るか死ね!! てな勢いは必要かと。
おそらく死に役とかは「誰が死ぬかは分からない」のノリでやっていけば大丈夫じゃないかとは思う。
76名無しさんだよもん:03/11/01 00:40 ID:IAafZybp
しかし例えば、強引にキャラを生き返らせた話って何があった?

先に言っておくが、一番例にあげられそうな佐祐理がらみとかは、読み返したらわかるが別に生き返ってないぞ。
最後に一言言える程度の時間だけ、死を少し引き延ばしたって程度で無闇に叩かれてた。
……つ〜か、ああいう面白半分に叩く連中どうにかならないかね。
77名無しさんだよもん:03/11/01 00:41 ID:IAafZybp
↑ "生き返らせた"じゃなくて、生き延びさせた、が適切か……。
78名無しさんだよもん:03/11/01 00:44 ID:LchY8QeY
つまりは、書き手叩きが減れば問題ない……と。
そうやって考えると、実際鯖は書き手側よりも寧ろ一部の読み手側に問題があったのか。
79名無しさんだよもん:03/11/01 00:45 ID:1r1IiVOs
>>74
>つ〜か、鯖は別に殺すの目的じゃないし。
禿同。
いかに危機的状況から脱出できるか、が大事な訳で。
上手くやる奴もいれば、しくじって死ぬ奴も出る。
とにかく目前の危機から逃げを打ちながら救助を待つか、いわば元凶である朝鮮製をシメにかかるか、
或いは自力脱出を試みるか…この辺りも島内各所のグループによって差が出ると思う。
個人的にはそう言う複数の思惑が錯綜する群集劇を読みたい。
リレーでやるのは大変だとは思うけどね。
80名無しさんだよもん:03/11/01 00:49 ID:IAafZybp
>>78
なんでそういう叩きを待つようなこと言うかな。
書き手叩きも問題。
ストーリーの構成とかメンバー選択も問題。
書き手にだって上で述べられてるような問題も当然ある。

ただ、やっぱり書き手個人個人と読み手個人個人を比べた場合、読み手側のほうが傲慢だったなぁと漏れ的には思うけど。
佐祐理云々のときは、読み手に紛れた煽り厨が酷くて、それにのせられちゃった読み手が一緒に煽りだしたのが痛かったんじゃないかと、読みなおして重いマスタ。
81名無しさんだよもん:03/11/01 00:51 ID:IAafZybp
>>79
>リレーでやるのは大変だとは思うけどね。
禿同……つ〜か、この一言でかなりスッキリした。

人数が多いこととか、ユンナ関係のストーリーとかが叩かれてたのは、あくまで『リレーでやる上で』なんだな。
あの展開も物語としては好きだったから、叩かれてるのが今までどうも納得いかなかったわけだ。
82名無しさんだよもん:03/11/01 00:53 ID:LchY8QeY
>なんでそういう叩きを待つようなこと言うかな。
ごめん、そう言うつもりはなかったんだけど。
俺は>>80と同意見なんだ。
書いている身としては読み手>書き手の姿勢で書いているが、限度が欲しい……。
83名無しさんだよもん:03/11/01 01:34 ID:7gg3t6UF
>>80-81
の言ってることがイマイチ理解できんのだが……

リレーでやる上で叩かれるってなんだ?
84名無しさんだよもん:03/11/01 01:54 ID:DNPPU2A6
>>83
オナニーとSEXの違いみたいなもんだ
85名無しさんだよもん:03/11/01 01:58 ID:MiOk4kD3
>>83
人数が多い:書き手側に負担が増し、読み手側が追いつけないケースが出てくる
ユンナ関係:原作であるフィルスノーンを遊んだ人間が極端に少ない

例えばこれが、葉鍵ゲーを全制覇した奴1人が書くなら問題ないが、複数の人間が
リレーすると原作やキャラクターの把握度に差がある為、マイナーなキャラが放置
されたり、よく分かっていないまま先走ってしまったり、原作設定に基づいた伏線
に気付かず話を進めてしまったりして、話全体の展開に齟齬や滞りが生じる…
と言う感じかと。
86名無しさんだよもん:03/11/01 02:18 ID:bFIvGKPo
ユンナはナイトライターじゃないの?
8785:03/11/01 02:37 ID:MiOk4kD3
>>86
うわ、確かにそうだ。ティリアとかとごっちゃになってた。

とまあ、漏れみたいにイマイチよく分かってない香具師が多い、と>ナイト/フィルス関係
他にはシュン@ONE(PS版のみ)やすばる@こみパ(DC版のみ)とかも
マイナーキャラなのかも。
88名無しさんだよもん:03/11/01 02:39 ID:v9MS/1kl
シュンはPC版にも出てくるぞ。PS版のみは清(略だ。
8985:03/11/01 02:50 ID:MiOk4kD3
あれ、PC版にも出てきたっけか?
覚えないな…ちょっとやり直してみる
90名無しさんだよもん:03/11/01 02:54 ID:9AvYfnLS
続きでも最初からでもいいからやるんなら早くしる!
91名無しさんだよもん:03/11/01 03:33 ID:IAafZybp
>>83
漏れは単純に「物語りとしては面白いけど、リレーとしては扱いにくい」って意味で書いた也。
もちろん上で言ってるような意味も含めて。
92RTO:03/11/01 04:10 ID:RLzAczei
とりあえず続きから、で異論が出なければ明日あたり
私が何か続きを張ってラストチャンスの再開…ということでよろしいですか。
続きをやると決めた上でまだ議論すべきことがあればそれを先に片付ける方向で。

続きを張る際に>>34の宣言は出させていただこうかと思ってます。
あと、もし次も駄目だったら自分はもう鯖にかかわらない宣言も。
93名無しさんだよもん:03/11/01 05:01 ID:mMKiZ2bx
一人でもやる宣言ですか。
懐かしいなあ。

 葉鍵サバイバル=捲土重来=
 近日公開!
94名無しさんだよもん:03/11/01 09:01 ID:IAafZybp
>>92
待て待て。
なら、リレー総合の方にも書いておいた方がいいって。
一応他にも、やるなら書こうかなって人がいるかもしれないし、そういう人たちが作品用意する時間も欲しいかも知れないし。
いきなりスレたてられても作品用意してねえよってことになりかねないし。
95RTO:03/11/02 03:43 ID:oDU4hZPs
総合に告知してきました。
あとは復活の場をどうするかですが……
出来ればここを使って行きたい気もしますが、新スレでも私は一向に。

あと何か決めるべきことなどあればまた。
96名無しさんだよもん:03/11/02 06:26 ID:KiyDTf2j
鯖懐かしいな。
途中まで参加してたけど、キャラを殺す書き手が極端に少なかったんで抜けたなあ。
97名無しさんだよもん:03/11/02 09:37 ID:OPeiFoc1
>>95
週1くらいなら書き手で協力します。
(もちろん柱のコテであるRTO氏にはそれより上のペースでやっていってほしいところだけど)
スレはどうでもいいけど、編集サイトは最新まで更新しておいてほすぃ(´・ω・`)

>>96
じゃあ自分で殺すヨロシ。
ただ、殺す書き手は殺す書き手で、なんかせっかくもりあがってきた前話までの話をコロッと無視してコロっと殺すからなぁ。
リレーしようね。
98名無しさんだよもん:03/11/02 09:56 ID:F8cjy8+0
鯖って最後どうするか考えてる人っている?

小ネタを落とす人が百人集まっても、終わりはしないんだよね。
殺せなければ、尚更。
99名無しさんだよもん:03/11/02 10:28 ID:OPeiFoc1
>>98さんは評論家ですか?
100名無しさんだよもん:03/11/02 10:40 ID:OPeiFoc1
最後どうするかなんて、中盤どう進むかでいくらでも変わりますがなにか?
今の時点でも個人の妄想レベルならいくらでも考えられるけれどもさ。

それにしても>>51って当たってるな。
101名無しさんだよもん:03/11/02 12:45 ID:F8cjy8+0
>>100
まあムキになんなよ。

つか、まだ中盤にもなってなかったの?w
102名無しさんだよもん:03/11/02 13:37 ID:jBdzdZ/E
俺は参加したいな。前の作品は全く読んでないけど。

ただ、やるなら設定を全く新しくしてほしいな。サバイバルは忘れずに。
組織戦はだめなの?
飛行機が墜落した島で、皆共同で生活・脱出を試みる。
キャラの皆が話し合って、リーダーとか決める。
まあ、大人キャラ、秋子さんは色々荒れそうだから、蝉丸とかになるだろうが。

理緒みたく食料を調達する班、健太郎みたく遺跡を探索する班、警備をする班などに分かれて行動。
中には病気になる奴とかもいる。
島の秘密が明らかになるにつれて、したかったら怪獣とかも登場されればいい。

問題点はキャラが死なないため、話が長くなる事。
ただ、この設定なら、特定のキャラに照点を当てても、あくまでストーリーは全体の一つだけ。
むやみにキャラを分散させて個別のストーリーを展開させるより、最終的には楽と思います。
103名無しさんだよもん:03/11/02 14:21 ID:F8cjy8+0
漂流記スレでも作るかい。
むかし漂流教室なんて案もあったな。

それから蝉丸は大人ですよ。
104名無しさんだよもん:03/11/02 16:44 ID:fvpKiZ9l
>それから蝉丸は大人ですよ。
スマソ、そういう意味で書いたつもりは無かったが、これじゃ勘違いされるな。
リーダーには大人キャラが選ばれるだろうが、その中で秋子さんは最強厨とかで荒れそうだから英二とかになりそう、っていう風な意味なの。

ぶっちゃけ、キャラが死ぬ話は飽きたというのが本音。
105名無しさんだよもん:03/11/02 18:13 ID:PLeWMp8+
>つか、まだ中盤にもなってなかったの?w

年末には二周年になるというのにw
106名無しさんだよもん:03/11/02 23:15 ID:em9tZllx
蝉丸は軍人気質だから緊急性の高い初期はともかく、やがて反感を買う
ようになるかも。相手が子供だけに、尚更。
英二や弥生はあまり他人に自分の考えを説明しない上に、それを隠さない
から、優秀な指揮が出来ても人気が寄らない。

有能な人物が数人存在するが、決定的なカリスマが集中しない場合、秋子
や千鶴あたりを担ぎ上げるのは悪い選択でもない。

……なんて流れなら、特に荒れないんじゃない?
限度はあるけど、荒れるからと言って可能性を削除するのももったいない。

久瀬あたりも理想論を掲げて独立勢力を立ち上げる形なら、リーダーシップを
とっても久瀬厨とは言われない……と思う(w
107名無しさんだよもん:03/11/03 00:30 ID:hEit4fkf
どんな形を取ろうともKanonの男連中が出ばれば反感食うと思う。

ついでに。こんな設定話ばかり続いて結局本編は始まらないに100ペリカ賭けておく。
1081:03/11/03 00:47 ID:3ekOxc4d
続きからという意見が多いようですね。
やはり今までやってきたことを無駄にするっていうのは
もったいないというところですか。
総合のほうでも鯖は?って声が上がっていたから
これはまだいけると思って立てたもので、
リメイキングとつけたのはごっちゃになった設定を反省して
もう一度同じ設定でやりなおしたほうがいいかなと思ってつけました。
続きをやるんあれば一向に構いません。
このスレをこのまま使っても差し支えません。
つまりは鯖を復活させたかったということです。
109名無しさんだよもん:03/11/03 03:42 ID:oEJSDC5q
__________________________
         ↓鯖再開  
110名無しさんだよもん:03/11/03 15:19 ID:DdmK1sWT
鯖は書くだけで叩かれるイメージあるから(実際その可能性が高いから)、書き手の復帰が一番難しそうだけどね……。
111名無しさんだよもん:03/11/03 15:42 ID:/E5NxajE
なぜ、続きから?
それなら、同じ設定のまま最初からやり直した方がまだマシと思うが。

つーか、書き手が集まらんて。一度、失敗してるのに。
ファンタと同じ末路になるよ?
新しくやり直したら新規参入者も増えると思う。
同じ結果に終わる気がするけど。
112名無しさんだよもん:03/11/03 15:45 ID:DdmK1sWT
どっちにしろ駄目なもんは駄目っしょ。
少なくとも、鯖の名前を使う時点で初期参加者よりも初期議論・評論厨のほうが上回ると思う。
113マクラガエシ:03/11/03 17:40 ID:ypJhRAXA
今更かもしれませんが一応。

過去ログ

葉鍵サバイバル
http://game.2ch.net/leaf/kako/1009/10092/1009296019.html

葉鍵サバイバル 公開2日目
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1011/10118/1011896511.html

葉鍵サバイバル 公開3日目
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1023/10232/1023201795.html

葉鍵サバイバル 公開4日目
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1023/10236/1023643520.html

葉鍵サバイバル 公開5日目
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1028/10282/1028295933.html

葉鍵サバイバル 公開6日目
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1037/10373/1037377869.html

葉鍵サバイバル 公開7日目
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1038/10381/1038158399.html

葉鍵サバイバル 公開8日目
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1046/10461/1046184899.html
114マクラガエシ:03/11/03 17:41 ID:ypJhRAXA
続き

葉鍵サバイバル 公開9日目
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1048/10482/1048256570.html

葉鍵サバイバル 公開10日目
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1050/10505/1050590984.html

葉鍵サバイバル 公開11日目
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1063/10635/1063515095.html

葉鍵サバイバル 公開12日目
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1064/10644/1064496019.html


関連スレッド

葉鍵ロワイヤル2(レス82番から葉鍵サバイバル感想&討論スレ)
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1012/10122/1012216672.html

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http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1028/10282/1028217174.html

葉鍵サバイバル感想&討論スレ2
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1025/10256/1025685525.html

葉鍵リレー小説総合スレッド 第7巻
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1065811195/


「葉鍵サバイバル作品編集サイト」
http://www23.tok2.com/home/hakasaba/
115名無しさんだよもん:03/11/03 21:05 ID:XS1Bd89t
本当にこれでも、まだ中盤になってないの?

まあ、頑張れや……。
116名無しさんだよもん:03/11/03 21:14 ID:DdmK1sWT
>>115
さすがに序盤は過ぎてもう中盤だとは思うけどな。

つ〜か内容が中盤かどうかなんて、自分で読んで判断できなかったのかな?
人に判断してもらわなくても、みんな見てるものは同じなんだけどねえ。
117名無しさんだよもん:03/11/03 21:17 ID:MddAjQpU
叩く分には読む必要ないじゃん。
総合でさんざキシュツな鯖に対する煽り文句を繰り返すだけでいいんだからw
118名無しさんだよもん:03/11/03 21:38 ID:QMcmBOI4
取り敢えず、内容的には大体の面子が
右往左往するのだけってのは終了。
当面の目的を設定して、最初か2つ目ぐらいの難題にぶつかってる最中or解決 辺りか。

丁度、序盤とも中盤とも言い切れないぐらいの微妙な進行度だから
意見が割れるだけのような気もする。
119名無しさんだよもん:03/11/03 21:38 ID:lkIEOmI4
うう、俺はリレーしたいが、これ全部読むのは正直キツイな。
それに、一度失敗しているという先入観もあるし物語に入り込めないかも。
ど う す れ ば い い ん だ ?

諦めろ? ……はい。
120名無しさんだよもん:03/11/03 21:48 ID:ypJhRAXA
>>119
がんがれ!
Never,never,never surrenderだゴルァ(゚Д゚)
121名無しさんだよもん:03/11/03 22:12 ID:nbOgrN/P
俺も参加したい。
続きからというならば暫くかけて過去ログを読み直してくることにするよ。
しかし、NW未プレイだったりするが。
122名無しさんだよもん:03/11/03 22:24 ID:PIGr6jA4
新しくやるにしても、続きからやるにしても、参加してみたい気はする。
ただ、前の話をよく知らんので、続ける場合は一度全部読まねば…

…でも全部読むのキツイな。
再開してもすぐ参加って訳にはいきそうもない。
123名無しさんだよもん:03/11/03 22:26 ID:ypJhRAXA
>>121
本当はNW遊ぶのが一番なんだろうが、過去ログ読みの合間にでも
この辺りを読むと、大まかなキャラのイメージが掴める鴨だ。

エビルたんに甘えるスレ@兼雀鬼・NW総合スレ…?
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1067454888/l50
ルミラ様に甘えるスレ
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1037807720/l50
高橋パパによるNWキャラ紹介
ttp://www.bungle.info/work/work.htm#night

漏れはこれからNW(中古)買いに逝ってきまつ。
124名無しさんだよもん:03/11/03 23:03 ID:j3dS/2CS
なあ、新しく始めるという案はもう駄目なの?
俺は新規参入者だし、今までの全部読んでしかも頭の中で纏め上げるというのは結構大変なんだ。
今まで新規は俺一人だけかも知れんと思って黙っていたが、上を見る限り他に三人はいそうだし。
てか、一度失敗したのに、何のリメイクも改善もなしに続けるなんて理解できんのだけど。
125名無しさんだよもん:03/11/03 23:05 ID:DdmK1sWT
思うに、単に新しいものやりたいならばリレー小説総合スレッドの方がいいと思われ。
126名無しさんだよもん:03/11/03 23:24 ID:j3dS/2CS
>>125
そういう風に捉えないでくれ。
一応、このスレは元々、新しくやり直すためのスレじゃなかったのかな、と思ってね。
127名無しさんだよもん:03/11/03 23:31 ID:MddAjQpU
設定からしてリセットするならそもそも何で鯖の名前でやりなおすわけ?
鯖じゃない別な企画として立ち上げりゃいいじゃん。


そもそもこのスレだって、総合で話し合いもせずに暴発した>>1が立てただけであって、ログの大半は総合で話せばいいような議論だし。
128名無しさんだよもん:03/11/03 23:38 ID:j3dS/2CS
うわ、めちゃ納得。言われてみればそうだな。
お茶を濁して、スマソ。

皆、頑張ってくれ。
俺も気が向いたら、過去ログ読んでみるよ。
129名無しさんだよもん:03/11/03 23:46 ID:fcbDYgzv
てーかRTO氏はどうしたんだ?
そろそろ新スレ立てるなりここに投下するなりしてホスィ(゚Д゚)

規制の巻き添え食らって書き込めないのかもしれんが。
130名無しさんだよもん:03/11/03 23:49 ID:cfdoF0De
新規さん用に、それまでのストーリーの粗筋をまとめられるといいんだけどな。
チーム別にまとめて、続きが書ける程度に。

とはいえ、それだと10の物語が6か5ぐらいしか伝わらないし、伏線の取り逃がしも増えそうではあるが……
自分が書いたパートはともかく、他人のパートまで上手く纏められるか、という問題もある。
131名無しさんだよもん:03/11/04 00:29 ID:bBFFTu/H
しかし、前みたいに「RTO氏は作品書かずに編集だけしてろ」とかいう厨読み手がいないことを祈るよ……。
132名無しさんだよもん:03/11/04 01:05 ID:MZO6pQvE
RTO氏は作品書かずに編集だけしてろ
133名無しさんだよもん:03/11/04 01:14 ID:IlMIUGjV
九官鳥か、きみは。
134名無しさんだよもん:03/11/04 01:54 ID:w9X6WBUi
>>133
見事な突っ込みに爆笑w
135名無しさんだよもん:03/11/04 03:15 ID:W3gm+5bC
鯖って、色々と人数やら背景やらで問題とか指摘されてるけど、それでもちゃんと書いてる書き手はいたよな。
それを叩きまくって追い出した読み手連中の存在が、リレーSSとしては一番の問題なんじゃないかと思うけど、リメイクしようが再開しようがそれが変わらないんじゃ無駄だよなあ……。

叩き煽りは減ったとしても、感想は書かないけど鯖の継続に対する皮肉屋はここにもたくさんいるしね。
136Back Door:03/11/04 03:36 ID:tSJS5b4Q
(……さて)
 機械仕掛けの―――しかしそれはもはや機械のそれを越えた―――頭脳をフル回転させて、彼は考える。
 それは、自分の考え。自分であり、自分で無い男の考え。
(あまり、私も長くは無いか)
 彼は、先ほどから部屋の隅で押し黙っている少女に声をかける。
「君にこれを渡しておこう」
 彼は、少女に大きめのデイパックを手渡した。彼女にはいささか重かったようではあるが、問題は無いだろう。
「……これは?」
「それも"餞別"さ。この島から脱出できる、数あるキィの中のひとつだよ。
 生きる意志があるのなら、その中のキィの謎を解いて、君はあわよくば彼……浩之くんと脱出できるだろう。
 もっともそれは、まず彼が生存するということが大前提となるわけだが……そのハードルに関しては彼を信用するしかないな」
 少女は、その言葉でまた彼をにらんだ。それに気づかぬかのように、彼は続けた。
「……それでは、これでサヨナラだ」
 彼はパチンと指を鳴らす。瞬間、何処から出てきたかスライムのようなものが彼女の全身を包む。
「―――!」
 少女の顔がこわばった。
「心配しなくていい。私も彼との約束を果たさねばならないのでね。
 君にはこれからそのスライムにこの施設のさらに地下にある本土への緊急用トンネルに連れ去られてもらう。
 そして見事、浩之君が任務を果たした暁にはスライムは即座に君を彼の元に送り届けるだろう。そして、君たち二人をそのトンネルに導いてくれる。
だがもし彼が死ねば、そこでそのスライムの役目も終わる。君は―――自由だ。」
137Back Door:03/11/04 03:37 ID:tSJS5b4Q
 自由、その言葉の意味が分からないほど、少女はおろかではない。
「君も知っているだろう? この島に、私の想定しなかった何かの力が干渉していること。少なくともあの天使君が画策したことには違いないだろうが……
 ……そんなときのための"保険"であるはずのトンネルが、こんな形で使われるだろうとはね。
あの天使君にこれを教えなくてよかった」
 彼は、少女に背を向けて歩き出す。時間は無い。私ならば、そろそろ[やる]だろう。
「君の友人達もトンネル連れていけるだろう。君達はやはり、私と、私の娘達が見込んだとおりの人物だった。
……Good Luck!」

 やがて、通路の奥に彼は消え、少女の視界から彼が完全に消えたころ、何かが爆発するような音を、彼女―――あかりは聞いた気がした。
 その音にも、朝鮮製が最後にはなった"娘達"という言葉にも、彼女は違和感と疑問を覚えたが、スライムが移動し始めると、その思考はすべてある人物のことに切り替わる。

(浩之ちゃん……)


【以上 二日目 午後】
【あかり スライムに包まれ移動中 デイパックの中身はまだ空けてない】
138RTO代理:03/11/04 03:39 ID:tSJS5b4Q
RTOが見事にアクセス規制祭り(小規模)につっかかってしまったので代理張り。
これが鯖復活の狼煙となるかどうかは定かではありませんが、頼まれましたのでとりあえず。
139名無しさんだよもん:03/11/04 06:39 ID:AOmPzbAP
長瀬祐介は俺が守る氏キター
140名無しさんだよもん:03/11/04 07:47 ID:WwjY+Kkz
新作ついにキタ━━━━━━━━ヾ(。Д゚)ノ゙━━━━━━━━!!
141名無しさんだよもん:03/11/04 08:54 ID:clBYP0t1
再開おめ!
142名無しさんだよもん:03/11/04 16:04 ID:ZlOzMb/G
再開はめでたいが、新規参加希望者も結構いるみたいだし
ストーリー進めるの、もうちょっと待ってみたら?
何日か後に開始みたいにして、新規が過去ログ読む時間作ったほうが
流れがスムーズにいくと思うんだが。
143名無しさんだよもん:03/11/04 17:02 ID:exsD0vyi
それには禿同。
漏れも噛み砕くのに2日ほしい。
144名無しさんだよもん:03/11/04 17:26 ID:W3gm+5bC
前から話をあたためてた人とかがそれを投下するくらいはかまわなくない?
出だしだけでも元気にいきたいし。
145名無しさんだよもん:03/11/04 18:13 ID:W3gm+5bC
……と、その前に感想書こうじゃないか、読み手のシゴトだ。

新作見て、なんか今更ながらに朝鮮製たちが格好よく見えてきた。
壊されるために作られかた天才、自分達でそれを自覚してしまったのはすげぇ切ないな。
ただ一人無事だった朝鮮製がいたと思うけど、そいつの今後に期待(ってか今回の話には直接関係ないけど)

なにげに「島の地下」ってキーになりそうなヨカソでそちらも期待。
146名無しさんだよもん:03/11/05 00:24 ID:UK++bU13
結局ノところ、投下しちゃ駄目なのかな……?(´・ω・`)
147名無しさんだよもん:03/11/05 00:44 ID:HtuWkWCb
>>146
新規書き手の人はログ読み中、ストックがある人は自分の作品を改めて
読み返したり手直ししたりしているのでは?と言ってみるテスト。

かく言う漏れも投下しようと思ってたSSに矛盾があるのを見つけて
書き直し中DEATH。
148名無しさんだよもん:03/11/05 01:28 ID:wctZYGzo
書ける人は参加して、ちょっと勢いつけた方が良いと思うな。
12スレ把握できた奴が数作進んだとこで問題無いだろ。
149まかろー:03/11/05 02:46 ID:Kk6Re6Cy
時間表

○1日目
 20:00  犬飼俊伐

○2日目
 0:15頃  ホテル組
 5:30頃  氷上シュン組
 6:00頃  リアン
 6:30頃  石原麗子組
 7:00頃  鹿沼葉子組 
 8:00    緒方英二組 
 8:00頃  柳川祐也  エリア
 8:20頃  ティリア組
 8:50頃  大庭詠美  
 9:00頃  千堂和樹  九品仏大志組
 10:00頃 藤田浩之  篠塚弥生組
 11:00頃 北川潤組  
 11:30頃 坂神蝉丸組  住井護組  立川雄三組  水瀬秋子組
 12:00頃 神岸あかり  柏木千鶴組
 12:30頃 国崎往人組  柏木楓組 久瀬秀一組 朝鮮製
 12:45頃 岩切花枝組  城戸芳晴組
 13:00頃 御堂組  病院組
 17:30頃 佐藤雅史組


○時間不明
メイフィア
ユンナ
七瀬留美  
ルミラ
150まかろー:03/11/05 02:49 ID:Kk6Re6Cy
新しく始めるにしても時間軸の表示と
時間軸合わせは必要かと思いまとめてみました。
ちなみにこの時間表ほとんど勘で
見方によって、3時間くらいずれてるグループもあります。
一応、それでも一番可能性が高い時間を表示しました
151名無しさんだよもん:03/11/05 06:16 ID:mB3utw2q
まかろー氏乙。
今後の書き手達の礎になりますな。


RTO氏、相変わらずのクオリティで。
朝鮮製爆死の伏線、僅かにユンナとの関係も匂わせ琴音以外の娘の存在も示唆、
どうとでも使えそうな「キー」と脱出手段の用意。
伏線回収屋のあだ名は伊達ではないといったところですかな。

ここや某スレの作品を見るに原作ネタの絡め方にはかなりのこだわりを持っているようで、期待。
152名無しさんだよもん:03/11/05 07:50 ID:9Nv6CdFz
まかろー氏グッジョブ!
一番時間が進んでいたのは御堂だと思い込んでいたけど、雅史組が
夕方まで進んでいたのは正直見落としてた。

あと、今後話を投下する人は最後に【二日目 12:00】とか書いておくと
後に続く人がやりやすくなるんじゃないかと思った。
153名無しさんだよもん:03/11/05 14:17 ID:UK++bU13
まかろー氏サンクス!
それじゃあ……RTO氏に頼る形になるけども、編集サイトが今の時点での最終スレまで更新されてから、
ミスがないのを確認して投下することにしまつ。
154RTO:03/11/06 05:56 ID:mVX7g9xm
書ける串発見……長かった。
リアル友人君はちゃんと貼り付けておいてくれていたようで、なによりです。

で、サイトの話が出ましたが次回更新時にサイトを移転します。
理由はHDDが死にデータがすべてなくなったからで……
ここのところ満足に帰宅も出来ていない状況なので移転作業も進んでません。本当申し訳ないです。
155名無しさんだよもん:03/11/06 12:31 ID:FljBd7+S
RTO氏がんがれ

ところでチームによっては時間がかなり離れてるけど合わせるの?
漏れとしては一回12時前のチームを12時以降にした方がいいと思うんだけど
156名無しさんだよもん:03/11/06 14:51 ID:A+osF99n
初めて葉鍵サバイバルを読んだものです。
耕一について自分なりの考えがあるので書きこまさせてもらいます。

悪夢を告げる産声を読んで思ったのですが自分は耕一復活の可能性はあって
いいと思います。

 ある意味耕一は致命的なダメージ(100パーセント復活不可能)なダメージは受けていないと思います。
致命的なダメージの例を挙げると肉体に修復不可能なダメージ(内部器官破損、出血多量など)だと自分は思います
出血多量などでは一度死んだらエルクウでも二度と復活できないでしょうが(魔法は例外)、凍死なら肉体が無事?に
近いので復活の可能性は0ではないと思います。
耕一の細胞は生きているみたいなので今の段階で死んでいるキャラのなかではもっとも復活できる可能性が高いキャラ
だと思います。(死んだキャラの中でもっとも肉体が無事に近いと思う)
さらに耕一は自分の知っている限り全キャラの中でもっとも生命力が高いキャラだから凍死なら復活できる可能性は高い
と思います。
なら凍死から復活するのはそこまで不自然ではないと思います。(書き方によりますけど)
それに冷凍睡眠から蘇る?というのはよく聞く話だと思いますし。
あと耕一は死亡に近い状態(というより死亡では)から復活することは良くあることですしw(痕本編、ハカロワ)





157名無しさんだよもん:03/11/06 14:53 ID:A+osF99n


自分は生き返り大好きという人間ではありません。(多少は生きていてほしい派ですけどねw)
でも生き返り反対人間でもありません。
自分は作品が良くなるなら死亡でも生き返りでもいいと思います。
今回のケースなら耕一は十分復活OKだと思います。
耕一は生命力最強、肉体蘇生可能範囲(凍死ですから冷凍睡眠に近いということで)
魂最強(声の話を参考にしました、でもあんまり関係ないかもしれないw) 
ここまで条件がそろってれば書き方次第では復活は十分許されると自分は思ってます。
一人ぐらい復活して欲しいと自分は思ってます。(それは耕一以外ありえないと思います)
それに耕一がいないと最強の敵(耕一の細胞を使った?に勝てない気もw)

耕一が復活することで話が盛り下がる可能性もありますけど逆に盛り上げられる可能性も十分あると思いますので考える可能性は十分あると自分は思っています。
このまま誰も復活しないのはたしかに王道かもしれませんがより良い作品の可能性のため死んだキャラは絶対復活できないみたいな可能性はいったん捨て一度真剣に考えてみて欲しいです。
しつこいですがもし復活できるキャラを考えたら(魔法なし)耕一以外絶対いないと思いますので・・・(あくまで今回の小説限定の話です)

ただ自分は文才がない(小説書いたことがない&耕一復活発案者)なので出来れば別の人に耕一の話を書いて欲しいです。(無責任なのは承知の上ですけど自分が書くのは正直自信がないのです・・・)
一応耕一復活する場合のポイント(ご都合主義にならない)は、耕一の魂だと思います。
耕一の魂は現在ユンナに囚われてるのでその魂をどうにかしないと耕一は復活できないと思います。
この点は一番注意することだと自分は思っています。
魂が戻れればあとは書き方次第で復活OKと自分は判断します。(というよりして欲しいが本音w)

というわけで小説も止まっているしその間に考えてみてください。
自分も時間が取れて考えもちゃんとあったら書いていきます。
新参者の長い文ですがよろしくお願いします。あとこれからも小説書いたり意見出している人たち、がんばってください。
それでは失礼します。




158名無しさんだよもん:03/11/06 16:25 ID:aOrHhTb5
>>157
キャラが生き返るのを皆が嫌うのはご都合主義だからという訳ではないの。それなら、KANONだってそうだし。
せっかく頑張ってキャラを減らしている段階で、また増やされたら意味がないからなの。
それを理解しているなら、復活させても構わないと思う。ただし、耕一限定、二度目は無しの方向で。
作者も少ないし、書くなら今がチャンス。
159名無しさんだよもん:03/11/06 17:05 ID:mEdv6LUs
俺は耕一好きだけど復活させるのはまずいと思う。
他にもたくさん死んだ奴いるんだから、そのうち耕一だけって感じで復活されたら、
他の死んだキャラたちのファンに不の感情が芽生えてしまうだろう。
160名無しさんだよもん:03/11/06 17:19 ID:l3WBJKvT
とにかく誰か書いてみてもいい話だね。
しかし、>>159の書いていることも当然納得できる。
中途半端な話は彼らの感情を逆撫でし、耕一復活の芽は完全に消えうせるかもしれない。
かなりハードルは高いけど、一度見てみたい。俺は書けそうに無い。
161名無しさんだよもん:03/11/06 17:49 ID:A+osF99n
すみません、ちょっと自分誤解していました。ご都合主義は嫌だからと思ってました。
本当に申し訳ありませんでした。
一応書いときますが自分も耕一限定で二度目は無しの考えです。
現在のストーリーでは、耕一以外の復活はご都合主義以前に話とかみ合わないと思いますから。
さらにキャラを減らしている時点で増やされたら意味がないというのはもっともですし。
ただ今の段階では自分の技量では書けません。耕一の魂が幽閉されている以上は、復活は難しいと自分は思ってますので。(魂をどうにかしないと)
でも書けない最大の理由は自分の小説書きのレベルです。自分の未熟なレベル(小説書いたことがないし、小説書きの勉強もしていない)自分が上手く書ける自信がありませんし、どういう形で復活させるかもまだ頭に浮かんできません・・・
自分もなんとか書けるようにがんばってみますが物語に間に合う&出来る保障がないのでだれか別の人が書いてくだされて結構です。というよりお願いします。(自分は耕一に復活してほしいのであってその話を自分が書きたいという訳ではないので)
もし誰か先に書いて自分も出来たらアナザーという形で出させてもらおうと思いますので自分に遠慮せずにどなたか書いてください、ぜひお願いします。(自分も話を考えますが、時間もなく、正直上手く出来る自信がないのでだれか本当にお願いします)
158番の方説明どうもありがとうございました。
それでは失礼します。

あと自分は1週間に一回ぐらいの割合でしかここに目を通せないことを一応書いときます。


162名無しさんだよもん:03/11/06 18:05 ID:A+osF99n
159番の方の意見はもっともです。自分もそう考えました。
自分も他のキャラのファンの人たちがどう思うか正直言ってかなり不安です。
でも耕一復活は最初に書いた理由によりあってもいいと自分は思ってます。(復活してほしいという自分の感情もあります)
問題は今の自分には技量も時間もなく他人任せになりそうと言うことです。(発案者なのに書けそうになく本当に申し訳ありません)

追伸 自分への返信が必要なメッセージは1週間以内にはなんとか返事を出せるようにいたします。

163名無しさんだよもん:03/11/06 18:18 ID:FljBd7+S
耕一復活は勘弁。
なかなか華々しく散っていたんだから、そのままにしておきたい。
それに最強といっても過言でない耕一が死ぬことによって、
この島は甘くないってイメージがついたし、
それによって耕一の向かうところから死ぬまでの一貫の話が面白い。
これからもこのような良作が出ると期待してるので
今生きているキャラに魅力を感じて欲しい。
けど、つじつまさえ合えば復活もいいと思う。
それによって話がつまらなくなったというのはエゴだしね
164名無しさんだよもん:03/11/06 19:21 ID:gG1FWyWm
>>155
確かにその方が書き手もやりやすいかもしれないね。
ただ、12時以降組の行動(例えば、何か大事なアイテムを忘れて行ったり)が
12時以前組の話に影響(そのアイテムを発見、それで危機を脱出したり後で
忘れていった組と合流した際に渡したり)するような話を考えてる人がいるかも
しれないので、もう少し様子を見てもいいかも。
165名無しさんだよもん:03/11/06 20:08 ID:61nhm8cy
当店では驚異的人気のセブンスヘブンからなかなか手に入らない レアな商品まで幅広くお買い求めいただけます。今なら全品1割引! http://www5f.biglobe.ne.jp/~heaven-s-star/
166名無しさんだよもん:03/11/06 21:42 ID:iQCF/ywH
俺は>>159に同意だな。
もう既に「いきなり出てきて耕一だけ限定で復活って何様だよ」という思いがあるし。
167名無しさんだよもん:03/11/06 22:07 ID:jYEZRl7u
・・というか、さ。延々と長文を書き連ねた挙句結論が自分では書けない、ならまともに議論する必要性を感じないのは俺だけか?
どこのお人よしの書き手が一他人のラブレターに答えてわざわざリスクの多い、困難な話を、しかも復活したてのリレーで書くっていうんだよ。
ただでさえあれな提案なのに、書けもしないって本当においおいって感じ。


168名無しさんだよもん:03/11/06 22:33 ID:s0MWAv6b
>自分は耕一に復活してほしいのであってその話を自分が書きたいという訳ではないので

この部分にガクッときたよ……。
まともに返答して損した気分。
169名無しさんだよもん:03/11/06 23:00 ID:xdfyB0zo
寝る前に見たらいくつか書き込みがあったので返信します。(168まで見ています)

今回自分が書き込んだことをもう一度整理します。
自分がサバイバルを読んだのはつい最近で読んでみて耕一を復活させるという考えもあるんではないかと思い、こういうのはどうですかというつもりで自分の考えを書いてみました。
無論、耕一が復活して欲しいという気持ちもありました。(好きというのもありますが物語を自分なりに読んでこの先を考えたら耕一を復活させたほうがいいと自分は考えたからです)
そこで皆さんはどう思いますかと聞く事により「耕一復活」の可能性を作家に考えて欲しいと自分は思ってました。(そのときの自分の考えでは作家や読者達は生き返り反対派が圧倒的に多いと思ってたのでこのまま進んだら多分耕一復活可能性はないと思ってましたので、
この点は自分の思い込みみたいですので申し訳ございません)

170名無しさんだよもん:03/11/06 23:06 ID:z09hmWSP
>>169
2ch慣れしてませんな。
サバ以外にもリレーはあるからまずは、ハカロワ辺りを読んで雰囲気をつかんでみてはどうだろう?
そして過去の議論、感想スレを直接読めば完璧。
171名無しさんだよもん:03/11/06 23:13 ID:iQCF/ywH
>>169
メール欄にsageと入れるのも忘れずにね。
172名無しさんだよもん:03/11/06 23:13 ID:F3xQ0VdR
色んなリレーで色んなレスを見てきたが、書きもしないのにストーリー展開を要求する奴は初めて見たよ。

煽りも批判も非難も、ある程度の書き手に対する要望もありだとは思うが、それにしたって普通はささやかに短い文でレスするし、というか多少は遠慮するもんだ。
すっげー非常識。

173名無しさんだよもん:03/11/06 23:15 ID:xdfyB0zo
ここからが自分の一番重要なことなんですが自分は読み手でいたいと言う事です。
理由をあげますと第一に自分は耕一復活というのも物語に取り入れたいと思ってますがこれを書いた時点でその具体案がないということです。
自分一人の小説なら時間は待ってくれますがここはリレー小説、具体案もないのに自分が書くというのは無責任だと思い言えませんでした。
物語にはタイミングがあると思いそれを逃したら耕一復活というのが書けても全体のストーリーが壊れてしまいそうでそれは大変ご迷惑をおかけすると判断しました。
 第二に自分は小説を書いた事がありません。小説の勉強もしていません。こんな自分がちゃんとした話しをかける自身が今の段階では正直ありません。さらに小説を書く時間などもありません
自分が小説書けない理由を簡単に書くと以上の二つが大きい理由です。



174名無しさんだよもん:03/11/06 23:19 ID:JL7c4qQL
君さ、もう引け。
175名無しさんだよもん:03/11/06 23:23 ID:drvUYbUM
最後の微妙なスペースが気になった
176名無しさんだよもん:03/11/06 23:25 ID:2LlDHnib
いや、どう見たって素人さんだろ。
一見とは言え、この葉鍵板の習性を知っていれば、ここまで見事にタブーには触れない。
まー、リレーでは珍しいかも知れないが、SSリクってのはけっこういるわけだし。
真に受けて書く阿呆が出てこないことを祈るよ。
100%叩かれて、大荒れすることは請け合い。

>>169
次からは下げて(>>171参照)、長文も止めとき。
で、定番の煽り文句だが、『半年ROMっとけ』
半年というのは定型文だから気にするな。慣れろ、ってこった。
丁寧で礼儀を守っているつもりでも、その土地では非常識に受け取られることもある。
177名無しさんだよもん:03/11/06 23:34 ID:TzaH+R5K
ここからが自分の一番重要なことなんですが
自分は読み手でいたいと言う事です。
理由をあげますと第一に自分は耕一復活というのも物語に取り入れたいと思ってますが
これを書いた時点でその具体案がないということです。
→読み手でいたい、じゃない「読み手でしかいられない」

自分一人の小説なら時間は待ってくれますがここはリレー小説、
具体案もないのに自分が書くというのは無責任だと思い言えませんでした。
物語にはタイミングがあると思いそれを逃したら耕一復活というのが書けても
全体のストーリーが壊れてしまいそうでそれは大変ご迷惑をおかけすると判断しました。
第二に自分は小説を書いた事がありません。小説の勉強もしていません。
こんな自分がちゃんとした話しをかける自身が今の段階では正直ありません。
さらに小説を書く時間などもありません
自分が小説書けない理由を簡単に書くと以上の二つが大きい理由です。
→ヤマダなんとかの「リアル鬼ごっこ」参照の事(笑)。
理由じゃなくて単なる甘え
以上


178名無しさんだよもん:03/11/06 23:37 ID:TzaH+R5K
>というわけで小説も止まっているしその間に考えてみてください。

この1フレーズ、ナニサマかって話なんだが(笑)
179名無しさんだよもん:03/11/06 23:42 ID:z09hmWSP
しかし素人さんってまだ来てるんだなあ。
ちょっと吃驚。
180名無しさんだよもん:03/11/06 23:48 ID:TzaH+R5K
昔アスキーアート長編「ヒッキーのクリスマス」結編後に
「その後」を付け加えた奴がおりました。
「クリスマス」は幕切れにヒッキーが雪に埋もれて絶命する話ですが、
そいつが付け加えた「ハッピーエンド」は、まず雪の中で震える
ヒッキーのドアップから始まる(笑)。もう幕切れの美はどこへやら

ユースケ版フジテレビ「アルジャーノン花束」みたいなもんですが…
まぁ、復活してほしいんだろうねぇ・・・(笑)
181名無しさんだよもん:03/11/06 23:54 ID:OPL6QJyC
結局ゼロをマイナスにしただけだけの話だな。
182名無しさんだよもん:03/11/06 23:57 ID:xdfyB0zo
自分でも最初あたり書いたとおり「耕一復活」ということを言った以上書く努力はします。
でも自分一人のせいで皆様に迷惑をかけたくありません。(具体的にいうと自分がなかなかできないせいで物語の展開を止めてしまったりなど)
正直にいって現段階の自分で書けないのははっきりしてますのでならばいつになるかわからないし出来も未知数すぎる自分が書くよりは、書ける人が書いたほうがいいと思いまして
自分も発案者としてがんばって書く、しかし100パーセント書けると断言できない以上、書ける人や書きたい方がいたら自分にかまわず書いてほしいと思いました。だから自分が絶対書くという言葉はさけました。
書けないなら書くなというのはたしかに理があります。でも非常識でも「耕一復活」と言う考えを聞いてもらうのは今のタイミングしかないと自分は思いあえて「読み手」として書かせてもらいました。
今回不愉快に思われた方、申し訳ございません。
ただ自分がはっきり言いたい事は、自分は作家ではなく読者として発言した事、発言者である以上自分は出きる限り書けるようにがんばること、でもそのせいで書ける人や書きたい人が書かないという自体は避けたい事、自分はこうしたらどうかなという意見を発言した、
あとこれは要求ではなく意見のつもりで書いたということです。
無責任と言われても非常識と言われても構いません。そのかわり「耕一復活」という考えについても考えてください。どうかよろしくお願いいたします。
最後に真剣に意見書いてくださってがっかりされた方、本当にごめんなさい。170番の方、2Chに初めて書き込んだ自分にアドバイスありがとうございます。172番の方、実はこれでも短く書いたつもりです。
(信じられないと思いますが自分は大真面目です)こういうこと(書き込み)はあんまりしないので皆様ほど上手くまとめられませんが。
それでは失礼します。









183名無しさんだよもん:03/11/07 00:18 ID:D9FLRHsq
素人って怖いね―
いや、怖いのは無知かな。
無知は恐ろしい・・
184名無しさんだよもん:03/11/07 00:31 ID:i9e0l9O1
>>182
2chの流儀に慣れてないあなたには解らないかもしれませんが、あそこまで死んだ耕一を復活すると間違いなくその作者は叩かれます。
それに個人的に耕一は好きなキャラですが、それでもそういう様に特別扱いされるのはこういったリレーではやめて欲しいとおもいます。
これまで実は生きているという伏線が多少なりともあったなら話は別ですが、そんなのは欠片もないどころか完全に死んでいるという情報ばかりです。
つまりはこれは話の流れをぶっ壊します。
解りやすく言うと耕一の復活は駄目です、NGです。


とりあえず過去ログを読んでどれだけここが荒れやすい場所なのかを理解していただけると助かります。
そしてその耕一復活は間違いなくここが荒れる原因となります。
>>176でも言われてるようにまずは2chの流儀を知ってください。
慣れろとは言いません。
185名無しさんだよもん:03/11/07 01:31 ID:ciJz2SGJ
まずE-mail欄に”sage”って入れてくださりませ
186名無しさんだよもん:03/11/07 04:01 ID:qu8YKhWm
__________________________
         ↓再開  
187名無しさんだよもん:03/11/07 10:42 ID:mak2tdSK
xdfyB0zoのターン!
おおっと!いきなり復活話をリアルタイム執筆だぁーっ!
188名無しさんだよもん:03/11/07 19:16 ID:udku5mKm
漏れ、ほとんど全部リアルタイム執筆だったけどなあ。
189名無しさんだよもん:03/11/07 21:33 ID:6FlTIy4t
>>184
IDがすごいが

今夜は又遊べるかな(笑)
190名無しさんだよもん:03/11/07 23:41 ID:13RiDER1
                            。
                           /―――--,
                           /  13命  /
                        .  /――――`'
                         /
                        /
                    ∧_∧
                  /( ・∀・ )< あと、20分しかないのに。スレの半分も巡回してませんyo!!
      lニニニニニl=====⊂/\__〕 ノ  
                  /丶2    |m;  ブゥーン
                  / //7ゝ〇 ノ\     ブゥーン
            /   (_///⌒γノ/___)
             /  ///  ///ノ//  /
            //  |/  ///◎)   パラリラ
            / / /  //       パラリラ
             // V ノ        \
191名無しさんだよもん:03/11/08 12:11 ID:qBlqxArE
まあ編集サイトがちゃんと立ち直て再開するまではまたりと。
192名無しさんだよもん:03/11/08 16:18 ID:EAqdM73Q
みなさん考えていただけたでしょうか?(私は書く努力をしました。無理だと思ったので人にお願いするしかありませんが・・・)
言われて通りロワイアルの過去ログを見ました。私はやはり耕一の復活を希望します。(そのほうがおもしろいとおもったので)
今はNG(耕一の復活を望まない)人もいますが一つの流れとして捉えていただければ復活した方が作品に魅力が増します。
後から見れば皆さんそうおもうはずです。(私が保証します。)
書ける人はどうか耕一復活の話を書いてみて下さい。(私は書けないのでお願いするしか出来ません)
どうかお願いします。(私も書けるようになったらリレーに参加したいとおもいます。)



193名無しさんだよもん:03/11/08 16:25 ID:eg7wpxWg
>>192
              ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ナデナデ (´∀` )< えらいねー。よしよし。
  _/ ̄ ̄ ̄ ̄\⊂( ∪ ) \________
 ?煤Q    ∪ ´∀`)(_(_)
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ モキュモキュ
194名無しさんだよもん:03/11/08 16:26 ID:GDYtVK/G
誰かマネーの虎ばりの突っ込みやってやれ。
流れ無視する自己厨に。
195名無しさんだよもん:03/11/08 16:32 ID:2xqHKa5t
このタイプの煽りが今後増えるかもな。

慇懃無礼に無理な展開をしつこく熱烈希望し、ageまくる。
同時に、自分では何も出来ないと言い切るのも忘れない。

このノーガード戦法は、なかなか強力だ。
196名無しさんだよもん:03/11/08 16:40 ID:CWWbvfAR
まー無視すればいいだけの話なんだが。

ただ、この手の香具師が凶暴化すると手が付けられないからねえ…
何とか穏便にお引取り願う上手い手は無いものか。
197名無しさんだよもん:03/11/08 16:42 ID:cJd7Guxz
>>194
ノー耕一でフィニッシュです。
198名無しさんだよもん:03/11/08 17:35 ID:kOqBO7vz
>>192
まずはsageからしたまえ。(メール欄に半角でsageと入力。上にあると広告が付きやすくなる)


>復活した方が作品に魅力が増します。
根拠を出してくれ。正直サバイバルは余裕がないので、書き辛い題材は書き手を減らす。
書き手から見て、物凄く書きにくいネタだという事はわかるよな?

だいたい、耕一を復活させたとして 面 白 く 書 く 自 信 が 持 て な い。
少なくともオレは無理。 どう料理したらいいのかさえわからん。

というか、自分が書くから「面白い」と言うのならまだしも、他人に書かせるのに面白くなると言える奴の気がしれん。
言っておくが、オレも含めてSS書きなんて素人の集団なんだぞ。
199名無しさんだよもん:03/11/08 19:11 ID:QqfXUxKP
http://wow.bbspink.com/leaf/index.html

ここの注意書き読め。荒らしは完全放置だぞ?
200名無しさんだよもん:03/11/08 19:55 ID:Y4KW2W0j
>>192は偽者の確率が非常に高い。

しかしどっちにせよ痕好きの俺はこの流れはつらすぎるよ。
>>156=>>157=>>161=>>162=>>169=>>173=>>182
君の行為は痕ファンを苦しめてるよ。
なぜかは聞くな、それが葉鍵版という所だ。
できればもう書き込まないでいただけるとありがたい。

>>192
便乗荒らしすんな。
201名無しさんだよもん:03/11/08 23:31 ID:ipwdYTK+
一週間こないって、素人ながら明言しとるのに、何故192に引っかかる奴がこんなにいるんだろう・・
202名無しさんだよもん:03/11/09 00:23 ID:KVIY2EUj
>>201
この板には釣られやすいお子様が多いからね……。

こういう連中が「月厨が葉鍵板に侵攻している!」とか騒いでコピペ荒らししてるんだろうな。
203名無しさんだよもん:03/11/09 21:51 ID:Dxy69Xjt
そろそろ新作投下期待。
204名無しさんだよもん:03/11/09 21:55 ID:WfbkLn4y
編集サイト更新されるまでは書き手も待機って流れだと思うんだが……。
205名無しさんだよもん:03/11/09 22:54 ID:1I5Ezq7+
しかし>>154を見る限りもう少し時間がかかりそうなんだよなあの人の場合。
一つか二つ作品張っておいてハッパかけておいてもいいと思うのだが。
206名無しさんだよもん:03/11/09 23:47 ID:50KfSMb9
てか、串ってつかわなそんなまずいの?
207名無しさんだよもん:03/11/09 23:51 ID:KltO3C/G
串使わずに投下するとどんな不都合が生じるの?
漏れは串持ってないけど、出来れば参加してみたいので…
208名無しさんだよもん:03/11/09 23:53 ID:50KfSMb9
>207
ああ良かった。
俺以外にもよくわかってない人いたんだ・・・いや、俺は使ってるけど、なんとはなしだから実際何がまずいのかさっぱりわからん。
ここで聞くべき事でも無いとは思うんだが、できればだれか教えて欲しい。
209名無しさんだよもん:03/11/10 00:59 ID:Cw1nb5mm
プロバイダの規制をくらってるから生では書き込めないっていうだけのことでしょ<串

連続投稿は専用ブラウザで回避できるし…ログに残るのが嫌というのでなければ、
他に理由は無いと思うけど。
210名無しさんだよもん:03/11/10 01:49 ID:vdN02+Az
ま、話考えつつもう少しマターリ待ちますか。
一時期と違って今はそこそこ書き込みもあるから圧縮落ちは無さそうだし。

>>207
漏れは話を投下するときに串使った事ないでつ。
別に悪さはしてないからログが残っても平気だし、何より下手な串使うと
耐えられないほど重くなっちゃうんで。
211名無しさんだよもん:03/11/10 08:37 ID:wnawrujH
ネタか……
話が一時凍結した原因の一つに伏線の回収が困難になったってのもあると思うんだが。

大志&舞VSアレイ戦の大志の伏線とか。
212名無しさんだよもん:03/11/10 18:03 ID:NQFiVig1
>>211
何かあったっけ?>伏線
213名無しさんだよもん:03/11/10 18:50 ID:ifc2VCPy
せっかくだから、伏線でも本線でも、まだ書かれてない気になる部分あげてみる?
とりあえず思いつくのは……

・志保と超の関係
・ユンナの本拠地
・妖狐一家
・生き残りの朝鮮製
・自衛隊が介入しようとしてるんだが正直来んなと言いたい

とか?
214名無しさんだよもん:03/11/10 23:08 ID:edmT15/B
ハカロワじゃないんだから無理に人数減らさなくてもいいんじゃないか、と思う。
無論反対意見はあるだろうけど…
個人的には能力者のフルパワーの戦闘が読めるのが楽しい。
個人サイトだとどうしてもU−1チックになるし。

>>213
診療所組の矢島のバッグの中にある「秘策」も。
215名無しさんだよもん:03/11/11 02:35 ID:m5pirEfu
能力者同士のフルパワーもいいが、そのフルパワーの能力者を一般人が集団で倒すのも面白いな。
ハカロワでは最後だけだし、あれも鬼四人いたしね。
216名無しさんだよもん:03/11/11 03:47 ID:exRh4tNp
>>215
鯖ではモンスター相手に一般人チームが頑張ってたりするじゃん。そういうのは違う?
七瀬チームなんてみちる意外結局全滅だけど、序盤の各チームの展開で比べれば一番読みごたえあったチームだと思うよ。
217名無しさんだよもん:03/11/11 04:02 ID:0/G+FO5B
こういう事言うのもあれだが、逆に(ほぼ)全滅したからこそ
展開的に自然で、綺麗な部分もあるかも。<七瀬チーム

全員一般人なチームは生き残らせるのにだいぶ無理が
っつーか、無理矢理だろ、ログ嫁よ、ってケースもわりと多い。

勿論、ビシッと決まれば格好良いんだけどね。
218名無しさんだよもん:03/11/11 10:04 ID:5y1jgDuy
サバイバルなら蝿の王がいいといってみる
219名無しさんだよもん:03/11/13 00:41 ID:w9gzRrax
>>RTO氏
編集サイトはどのくらいでできそうですか?
場合よって作品投稿を始めたほうがいいと思いまして
せっかく始まったのになんかこのまま廃れていきそうで
220名無しさんだよもん:03/11/13 02:59 ID:DGcYSqYN
正直、サイトを気にせず、もう新作を投下した方がいいと思う。
このままじゃあ、熱が冷めちゃうよ。

221名無しさんだよもん:03/11/13 20:37 ID:/iFKujbX
(・・・さて) 

スライムに目的地まで運ばれる途中、思考を一巡させていた。
地下施設であの機械人形から受けた依頼は、化け狐・・・妖狐の女の子の暗殺だった。

妖狐 ・・・見た目はともかく聞けば想像を絶する力をもつと言う。この島の連中にさえ手に余った化け物・・・
武器として渡された特別製の銃・・・これの威力がどれほどのものかは知らないが、それでも力の差は歴然だろう。
しかも、妖狐の女の子が狂気に走った事情も知らされている・・・正直、気が引ける。
(でも、その子は止めなきゃな・・・人間に対する復讐か・・・事情はわかるが、させるわけにはいかねぇ)
狂気に走った妖狐の女の子が、雅史や志保・・・先輩や委員長それに綾香を手にかける場面を想像して頭を振った。
(・・・それだけはさせねぇ)
だが、それでも妖狐の母子の事情を考えると途端に気が重くなる・・・彼女らもまた犠牲者なのだ。
(なんとかならねぇかなぁ・・・)
222名無しさんだよもん:03/11/13 20:37 ID:/iFKujbX
いろいろ考えてみるが、堂々巡りで一向にまとまらない。だが、自分がすでに半分目的を達成していることに気がつき苦笑する。
(そうだよな・・・あかりの無事だけは何とか保証されたわけだしな。どこまで信用していいかわからねぇけど、少しは自分らしくやるか)
安堵と共に普段の自分らしさが戻ってくる。ある一つの決意と共に・・・
(狐の女の子の母親はまだ生きている・・・うまくいけば説得できるかなぁ、いや、信じてもらえず殺される・・・
なら、母親を救出して娘に合わせる・・・助けたとたんに殺されそうだ、母親の方も人間達を恨んでるだろうしなぁ)
・・・でも、それでも
(でも、しぁーねーなぁ・・・先に手を出したのは、俺達人間の方だし出来だけやってみるか)

どうしようもない・仕方がない・・・ないないずくしに、嫌気がする。自分が朝鮮製になにを見込まれたか知らないが腹が立った。

(約束は殺すこと・・・でも、かんけーねーや、あかりはなんとか無事だし、だったらあの朝鮮製の野郎の思惑の上をいってやらぁ)
そもそも朝鮮製は自分を買いかぶりすぎている。美人の母娘を見せられたら当然・・・
(だいたい俺は、母娘丼、うーは、うはっ!!・・・って言うキャラなんだよな、この場合。見せてやるよ藤田浩之って男なぁ!!)
どんどん、自分を自覚する・・・開き直っただけなきもするが。
223名無しさんだよもん:03/11/13 20:39 ID:/iFKujbX
(といっても、戦うことも考えなきゃいけねーか・・・どー考えても避けられそうにねぇ)
最悪の事態の想定・・・殺し合うことを考える、殺してしまった時のことを考える・・・殺されることは考えなくてもいい
(それがもっとも一番高い可能性なんだけどな・・・ま、なるようになるだろ)

「おい、スライム野郎・・・かどうかは知らねぇが、帰ったらてめぇの主人に伝えろ・・・もしくはこのメモを渡せっ!!」
懐からボールペンとくしゃくしゃな紙切れ・・・島に入る前に見ていたパンフだったものを出し、書きなぐる。
スライムに包まれているせいでうまく書けないが・・・

「首尾よく目的を達成したら、俺の分の帰りのチケットは来栖川姉妹のどちらかに渡せっ!・・・もし、二人とも無事じゃなかったら
佐藤雅史という男を救出しろ、それが駄目なら委員長を・・・その次は・・・」
次々優先順位を書きなぐっていく

精一杯、考えたことだった。あの二人のどちらかがが先んじて脱出に成功すれば、来栖川財閥の救援も期待できる・・・政治的圧力も関係ない。
綾香がすでにその妖狐の犠牲者となっていることは知らずに・・・
(もし、最悪の事態となっていて・・・雅史のやつが脱出することになっても。あいつならなぜ自分が先輩たちの次だったのか、この意味がわかるはずだ
・・・委員長や琴音ちゃんでも ・・・志保のやつは・・・大丈夫かなぁ、あいつちゃんと来栖川財閥に救援たのめるのかよ。不安だ・・・)
224名無しさんだよもん:03/11/13 20:40 ID:/iFKujbX
あの姉妹がこの島の犠牲になったと知れば、来栖川財閥は怒りに身を任せこの島に攻め込むだろう。そうすればみんなが助かるチャンスは跳ね上がる。
これが浩之が考えた手だった。優先順位の変更を向こうが認めてくれるかどうかは分からないが、様々な事態を想定して出来るだけ手を打つことにする。
最悪、あかり一人でも大丈夫だろう・・・

次の瞬間、あたりが急に明るくなった。どうやら目的地、トレントの森に着いたらしい。身を包んでいたスライムが剥がれ落ちる。
あたりを見渡し後ろを見れば、先ほどまで自分を包んでいたスライムが地中に沈んでいくのが見えて、あわてて声をかける。
「言い忘れていたことがあった・・・俺は自力で脱出するとあかりに伝えといてくれ、じゃあな」
反応なくスライムが地中深く沈んでいくのを見送り、再び惨劇の場に目を向ける
(さて、どこまで出来るかな・・・俺に)

一握りの銃を手に、一つの決意を胸に、浩之は一歩ずつ進みだした。

【以上 二日目 午後 トレントの森】
【浩之 目的 妖狐の説得・もしくは殺害】
【所持品 特別製の銃】


初カキコ、駄目だったらNGしておくんなせぇ
225名無しさんだよもん:03/11/13 21:49 ID:/iFKujbX
熱が、冷める前に投下してみますた。タイトルは「俺らしく」で

この後の流れとしては以下のことで続きを考えていたり、いなかったり
漏れもがんがってみるので、みなもがんがってくれにゃも

1  浩之・妖孤 接触 戦闘 浩之あぼーん
2  浩之・妖孤 接触 説得成功 母狐救出へ
2.5 消耗した力の回復のため、狐母娘 中華式精力回復法にて母娘丼突入へ(マテや)
3  浩之先に母狐救出へ(幽閉先は朝鮮製から聞いている・ラミアがいる)
   ラミアの協力を得て母狐説得 妖孤説得へ 
3.5 消耗した力の回復のため、狐母娘 中華式精力回復法に Λ||Λ
4  浩之・妖孤 接触 戦闘 浩之勝利
   東鳩メンバーの誰かとあかり合流謎解きへ
   母狐・娘の死を知り、封印破り更なる復讐鬼となり浩之を狙う
5  そもそもこんなもんNG ( ´Д`)  ヘギョー?

重たくなりすぎていたので少し力を抜こうとしてみますた





226名無しさんだよもん:03/11/13 22:23 ID:wRVlgnUY
新作乙。
RTO氏待ちのつもりだったけど、このまま進めてくのもいいかな……。

ときに、今後の展開みたいなのは次の話を書く人が考えるものなんだから、ちと蛇足なり。
227名無しさんだよもん:03/11/13 22:33 ID:a0UFDiIi
>(だいたい俺は、母娘丼、うーは、うはっ!!・・・って言うキャラなんだよな、この場合。見せてやるよ藤田浩之って男なぁ!!)

そんなキャラだっけ?という突っ込みはおそらく野暮なのだろうな。
どっちかというとあ〜めんどくせえなあ、といいつつしっかり行動するタイプだと思うけど・・まあ新作乙です。
228名無しさんだよもん:03/11/13 22:56 ID:oIrWe2PQ
気持ちはわかるが、キャラの性格の細部についての突っ込みは避けよう。
あまり厳しくしすぎるとリレー小説自体が成り立たなくなる。
229名無しさんだよもん:03/11/13 22:59 ID:bvzxvPn5
明らかにゲームやってないとしか思えんキャラ設定だが、
そんなこと言ってたら書き手が集まらないからなあ。
しょうがないのかも。
230名無しさんだよもん:03/11/13 23:04 ID:Oc1Di8Mj
>228
自分は〜っていうキャラなんだよ!って言ってるキャラが思いっきりゲームのキャラと違うのは細部じゃないと思うんだが・・
別にキャラの性格自体はある程度流動的でいいと思うんだけどね。
231名無しさんだよもん:03/11/13 23:12 ID:rN6aZKO0
さて、こうして書き手叩きが始まったわけだが
232名無しさんだよもん:03/11/13 23:15 ID:67C+C5lB
>>227 うん、野暮だ。
そもそもキャラクターの性格なんて100%原作の通りにするなんて不可能。
出来るのは書いた高橋だけ。多少違ってたっていいじゃない?
233名無しさんだよもん:03/11/13 23:21 ID:Oc1Di8Mj
>232
多少じゃないだろーよ・・親子丼なんか完璧書き手のしゅ・・
あ〜でも、こういうのが行き過ぎると叩きとか言われるんだろうな。
でも100%なんて不可能なことはできんだろうが、ある程度作品準拠でイメージはたてて、そこから話の中で、形を変えるなり崩すなりするもんじゃないのか?

あんましつこいのもどうかと思うので俺はこれっきりにしておくが。
つーかもう批判もあんましないほうがいいのかねやっぱ。
234名無しさんだよもん:03/11/13 23:21 ID:bZeO5+2a
そもそも彼はアニメとゲームでもそれなりに性格違うし。
しかし>>227の釣りは巧みですね。
235名無しさんだよもん:03/11/13 23:24 ID:bZeO5+2a
>>228
めんどくさがりなのはゲームユーザーからの印象であって、本人が自称どういうキャラかは違くたっていいじゃん。
志保あたりの「な〜にいってんのよ、あんた全然そんなキャラじゃないわよ」みたいなツッコミが入っているかいないかの話。
236名無しさんだよもん:03/11/13 23:25 ID:bZeO5+2a
>>229-230だった。
237名無しさんだよもん:03/11/13 23:29 ID:jCOb7BQT
>234
悪い、マジで釣りじゃないんだけど・・つーかちょっとした違和感書き込んだぐらいで釣り呼ばわりせんでくれ・・こんなことになるならもう批判的な事なんか書かないよ。
238名無しさんだよもん:03/11/13 23:37 ID:wRVlgnUY
>>237
批判的なことでもなんでも書く書かないはご自分で判断下さいな。
まあ、わざと皮肉的発言してるんだろうけど。
239名無しさんだよもん:03/11/13 23:44 ID:VOJT+AEF
>231=>238
が煽り。
240名無しさんだよもん:03/11/13 23:46 ID:bZeO5+2a
>>237
すまそ、釣りは言い過ぎたかも。でも……
>こんなことになるならもう批判的な事なんか書かないよ。
こういうのが鯖叩きの格好のエサなんで、やめといて。
241名無しさんだよもん:03/11/13 23:51 ID:wYf7SJ2w
どちら様もモチツケ。

確かに漏れもメンドク星人な浩之のイメージが頭にこびりついていたので
最初は違和感もちょっとあったけど、読み返してみたらあんまり気にならなくなった。
母娘丼云々は素で言ってるんじゃなくて、半ばキレ気味に居直ったと。
一方でチケットの優先順位をそれなりに考えて決めているし、少なくとも妖狐との
コンタクトに関しては戦闘よりも説得を優先してるっぽい。

決して悪くないと思う。
242名無しさんだよもん:03/11/13 23:58 ID:WeLjz5b8
あたりさわりの無い感想が一番!
243名無しさんだよもん:03/11/13 23:59 ID:pSrTv3CI
むしろ問題は>>225だな。
「本文中に書けなかった流れやら自分の希望やら後付設定やら何やらを後書きで書く」
なんて初歩的な馬鹿をやる奴が未だにいたとは思わなかった。
244名無しさんだよもん:03/11/14 00:10 ID:igYZZjcW
>>221-224の作者っす

いろんな指摘ありがとっす
原作はやったことあるけど、えらい昔でだいぶ原作の浩之の性格忘却してます。
てか、他のリレーなんかでの浩之の性格などを参考にしてました。

あと、親子丼設定はいいように利用されざる浩之が開き直って
やけくそ気味に勢いに乗っているのを書きたかったんですけど
むずかしいっす

せっかくなので、訂正してみました




245名無しさんだよもん:03/11/14 00:10 ID:fjsh8DrH
煽りも大漁だな
246名無しさんだよもん:03/11/14 00:12 ID:igYZZjcW
(約束は殺すこと・・・でも、かんけーねーや、あかりはなんとか無事だし、だったらあの朝鮮製の野郎の思惑の上をいってやらぁ)
そもそも朝鮮製は自分を買いかぶりすぎている。美人の母娘を見せられたら当然・・・
(だいたい俺は、母娘丼、うーは、うはっ!!・・・って言うキャラなんだよな、この場合。見せてやるよ藤田浩之って男なぁ!!)
どんどん、自分を自覚する・・・開き直っただけなきもするが。

以上を以下に訂正

(はぁ、だいたい俺はこんなに頑張る性格してねぇんだよなぁ)
人間達にいいように弄ばれていた狐の母子を思う・・・
(約束は殺すこと・・・でも、かんけーねーや、あかりはなんとか無事だし、だったらあの朝鮮製の野郎の思惑の上をいってやらぁ)
あたまのなかで浩之ちゃんなら大丈夫だよとあかりの声がする。浩之なら出来るよと雅史の声がする。
幼馴染の二人、いつも必要以上の期待をしてくる二人を思い出して苦笑する。
(おまえら、期待しすぎ・・・)
と、思いをはべらせていると
(だーじょぶだって、あなたなら出来るわよ浩之、でもあの子と同じように憎しみに囚われちゃだめよ)
(そうですよ、浩之さん。いつも他の人のために、頑張ってきたじゃないですか)
はっとして、意識を現実に戻す。やけにはっきりとした声が聞こえた気がした。
(綾香?琴音ちゃん!?)
気のせいだろうか、綾香と琴音の声が聞こえた気がする。
(気のせいに決まってるか、いかんなぁ)

頭を振り、浩之は次に出来ることを考え始めた

・・・浩之、頑張れ
・・・浩之さん、頑張ってください



変えすぎたかも・・・批評よろ
247名無しさんだよもん:03/11/14 00:17 ID:igYZZjcW
あと、>>225については、忘れてくれ、忘れてください、忘れろ

なんっだたら、あぼーんして下さい

248名無しさんだよもん:03/11/14 00:21 ID:7r7eGbXC
>>246
またベタな展開だな。が。

俺 は そ う 言 う の が 大 好 き だ ! !
249名無しさんだよもん:03/11/14 00:25 ID:++JNopoj
そんなに毎回毎回ポンポン直してちゃ信頼というものを(ry

えーと、とりあえず、ゴルァ!で済ませとくわw

ハイ、俺の言いたいこと終わり。
修整乙。

それと、最近の住人感情を考えると「あとがきはどっちかといえば蛇足」なんで、
いかに書きたいことを本文に組み込めるかに今後も腐心するといいよ。
250名無しさんだよもん:03/11/14 02:39 ID:P6kWmATf
>>248
奇遇だな。

俺  も  そ  う  言  う  の  が  大  好  き  だ  !  !
251名無しさんだよもん:03/11/14 02:49 ID:qHWswI4m
まあ、今はリハビリ期間だし、新しく入る人とかがいてくれるなら、
読み手側はやんわりと注意していけばいいんだし、

とりあえず乙!
252名無しさんだよもん:03/11/14 07:17 ID:gDyqlk3d
新しく入りたくて今過去スレ読んでいるんだが、恐いのであらかじめ聞きたい事がある。
展開が意外で面白いと思った作品があってさ。
当時の反応を見たくてワクワクしながら感想スレに行ったら、NGの嵐で驚いた。
そのため、NGの基準が解らなくなっちまった。ついでに、自分の感性も……(;´Д`)
どなたかNGの基準を教えてくれ。
原作設定、リレーの展開、これらの矛盾以外でね。

流れ、壊したらスマソ。
煽り防止のため、どの作品かは言わない。
253名無しさんだよもん:03/11/14 17:27 ID:oIlXPbFW
NGの基準って、それまでの展開と矛盾していること。
それだけじゃないの?

あとは、あんまり俺キャラマンセーな展開を張ったりすると、叩かれるかもしれないね。
254名無しさんだよもん:03/11/14 18:01 ID:8I6/nCuY
これはどう考えても駄作だからNGにしないか?
255名無しさんだよもん:03/11/14 18:15 ID:B7/K3MfN
正直、鯖の読み手は一時期どうかしてたと思うし、いままでのを基準にしてたらそれこそ終わりだよ。
後の展開次第でいくらでもやりようがあっても、少しでも気に入らないと書き手の人格レベルまで叩きまくってたから……。
256名無しさんだよもん:03/11/14 18:23 ID:MF7ae5Sd
>>252
参考までにどの作品なのか聞きたい……。メル欄でもどうでつか?
257名無しさんだよもん:03/11/14 19:50 ID:l3UBSQf4
少年を荷物に設定した人が好きなんだけど、まだ書いてるのかなあ。
258名無しさんだよもん:03/11/14 22:48 ID:OJIi83YI
>253
>255
返答サンクス。

では、頑張って続きを読みまする。
259名無しさんだよもん:03/11/14 23:17 ID:B7/K3MfN
逆に、新しく読んでみて展開が面白かった話もどれか聞きたい。
260名無しさんだよもん:03/11/15 10:14 ID:3BGMsHIP
>>258
がんばれ。超がんばれ。あとメル欄。
261名無しさんだよもん:03/11/15 15:55 ID:Wkby1Dz4
NGにしなくてもいいのにNGになった話もあったしね。
中には書き手のNG発言スルーして続きが書かれる珍現象もあったけど。
262名無しさんだよもん:03/11/15 17:28 ID:GzMTr3AZ
>259
めっちゃ前の話だけど、仙命樹in栞は意外というか続きが気になったなw
263名無しさんだよもん:03/11/15 17:44 ID:MtML6BGP
仙命樹は叩かれがちだけど、特種能力制限無しってのが売りである以上、
仙命樹の力が使われるのはある意味当然の成りゆきなんだよなぁ。
バランス悪くなるし、物語的に価値が下がるから、今後はそういうの少なめになるだろうけど。

ところで仙命樹in栞なんてあったっけ?
264名無しさんだよもん:03/11/15 17:52 ID:C/h1CGiE
NGとかそういうのとは関係無しに、ファンタジー系のマイナー戦闘集団が、ただ戦闘能力が強いというだけで思い入れのあるキャラをあっさり殺すのはむかついたなあ

子供っぽい感情とはわかるんだけどさ・・
265名無しさんだよもん:03/11/15 17:53 ID:XmIDV+G/
>263
というより、せみーの血が栞の体内に入った話。
いや、叩きじゃなくて、普通に面白かったと言ってるんだけど。
266名無しさんだよもん:03/11/15 18:16 ID:Wkby1Dz4
栞の発情か(w
267名無しさんだよもん:03/11/15 18:25 ID:GhixO6BP
>>264
マイナーなのは事実だが、そんなこと言われても困るんでは。
メジャーなキャラほど強くするとマルチや観鈴が強い変な状態になる。
弱い奴が強い奴に一瞬でやられた方がまだ自然。

それを受け入れられないのは、思い入れが強すぎるんだろうな。
268名無しさんだよもん:03/11/15 18:56 ID:Wkby1Dz4
あれはまあエビルじゃなくてもおそらくNGだったわけで。論点ずれてるよ?
269252:03/11/15 22:17 ID:104VZ2UM
読み手の意見が納得のいかんもんばかりに思えたんですよ。
まず、『ゾンビに電波が効かんはずなかろう? だからNG』とか、『ボケキャラのおたく縦横を殺すな!』とか。
逆ギレしたのは作者じゃなくて読み手だった気がした。にいむら扱いしてたしw
一番驚いたのは、それを諌める奴がいなかったことですが。
NG理由はどれも主観的なものが強い気がした。何ていうか、訂正の範囲内。

まあ、当時の事情を知らない奴の言う事だから、あまり気にせんといて。
これ以上、グタグタ言うと荒れそうだから。
つーか、スマソ。やっぱりどの作品かは言わない方が良かったな。
270名無しさんだよもん:03/11/16 00:41 ID:iyDvVUYi
>>269
まあでも、ここの住人のNG基準みたいなものがおぼろげながら分かった訳だし。

個人的には、NGになった原因はひとえに「キャラ殺しを急ぎすぎた」この一点だと思うよ。
これはモンスターにしても同じ事が言えるかもしれない(診療所の話とかね)
ピンチに陥った時に一番なってほしくない、一番起きて欲しくない事態が団体でやって来るような
そんな状況でどう足掻くのかがキモなんじゃないかなと。
そう言う意味では七瀬&広瀬&繭vs鵺の話は凄く良かった。
271名無しさんだよもん:03/11/16 01:19 ID:FnraW7OD
>>259
郁蔵が島まで泳いできたのが笑ったw
272名無しさんだよもん:03/11/16 23:21 ID:k+BYU2KL
とりあえず出来たので、落とすぞ〜〜〜
273名無しさんだよもん:03/11/16 23:22 ID:k+BYU2KL
トレントの森の中、少しは体力の回復した水瀬秋子・来栖川芹香の両名は倉田佐祐理の簡素ながらも墓を作ろうとしていた。
倉田佐祐理の蘇生を試み失敗、挙句体力を大きく消耗してしまった事に後悔はない・・・が、
そのために身動きが取れなくなり、その身を危険に晒していることは事実であった。
しかし、皮肉にもここで起こった大きな妖力の爆発のおかげで、警戒して他の怪物たちが近づいて来ないことは幸運であった。

「お墓を作りたい・・・ですか」
「・・・・」コクコク
「しかし、これ以上の体力の消耗は・・・」

まっすぐな目で訴えかける芹香に秋子は

「・・・了承」

少し迷いながらも同意し、墓を作るため穴を掘る為の道具の代わりを探すことにした。
体力の消耗を抑え、一刻も早く安全な場所に移動しなければならない事を考えれば、愚行としかいえない行為ではあった。
しかし、倉田佐祐理の遺体をこのままにしておくことは、どうしても出来なかったのだ。
・・・それは秋子にしても同じ思いではあった。
なにか手ごろな木片か何かないかと二手に別れ探していると。

「・・・」

小さな、今にもかすれて消えそうな、うめき声が芹香に耳に届いた。
274名無しさんだよもん:03/11/16 23:23 ID:k+BYU2KL
「・・・!?」

近づいて見れば、茂みの中でうつ伏せに倒れている一人の青年の姿が見えた。
あわてて駆け寄る・・・ひょっとしたら、佐祐理と呼ばれた少女の仲間かもしれない。

「・・・」

もしもしと声をかけてみる。どうやら気絶しているらしい。しかも、出血もしているようであった。
先ほどの佐祐理の姿が浮かび半ばパニックに陥っていると

「見つかりましたよ芹香さん、では始めましょうか・・・あら!?」

手ごろな木片を見つけ芹香と合流しようとした秋子は、芹香の後ろにいる青年を見つけ駆けつける。
青年の所まで駆け寄ると、少し観察し抱きかかえる。胸には刺し傷が、他にも所々切り傷が見られた。
どうやら胸の刺し傷が一番重く、他はそれほどでもない様だ。

「・・・胸の刺し傷が一番深いけど、急所は外れているわね。他は大したことはないわ、でも急いで手当てが必要ね。
 芹香さん急いで手当ての準備を・・・今から言うことをよく聞いて、用意してください。」

芹香に指示をする。少しパニックに陥っていた芹香は、落ち着きを取り戻し急いで手当ての準備を始めた。

「さて、私もすぐに用意を・・・」

今度こそ死なせない・・・強い決意を内に秘めて秋子は誓った。
275名無しさんだよもん:03/11/16 23:24 ID:k+BYU2KL
千堂一樹は夢を見ていた。
この島に来る前のこと、世界征服を叫ぶ友人、何かにつけて口を挟むお節介焼きの女性
同人誌と呼ばれる一冊の本との出合い。新しく出来た仲間達・・・変わることがないと、
ずっと続いていくと思っていた今まで、この島に来てから一瞬にして崩れてしまった今までを・・・

(千堂さん、千堂さん、起きて下さい、千堂さん)
(起きろー千堂和樹)

(うるさいなぁ、もう少し寝かせてくれよ倉田さん、みちる。まだ、眠いんだ・・・この島に来てからさ、ずっと空回りばかりで、
 自分でもどうしようもなくて、情けなくて・・・疲れてるんだ・・・だからいいだろ、倉田さん・・・)

倉田さん・・・くらた・・・

ハッとする、自分が何を約束したのかを、誰を守ると決めたのを・・・
冷や水をかけられたかのように意識が覚醒し全てを思い出し目覚ます。
276名無しさんだよもん:03/11/16 23:25 ID:k+BYU2KL
治療を済ませ・・・胸の傷口を消毒し縫い合わせ他の傷の手当てに入ろうとした矢先、
青年は突然身をよじりだした。どうやら、うなされているらしい。

「・・・」
「ええ、悲しい夢を見ているみたいですね・・・」

悲痛な叫び・・・芹香はいてもたっていられず、青年を抱きかかえた。

「・・・」

だいじょうぶです・・・だいじょうぶです・・・青年の悲しみを静めようと泣き言のよう芹香はつぶやいた。
やがて静かになると、突然青年は目を見開いた。

「倉田さん!?みちる!!」

意識が覚醒したらしいその青年は、倉田佐祐理ともう一人の誰かの名を叫ぶ

「ここは・・・?」

そして、自分の回りに人がいることに気づき、声をかける。

「ここはどこです?あなたたちは・・・そうだ、倉田さんとみちるは?」
277名無しさんだよもん:03/11/16 23:26 ID:k+BYU2KL
焼け焦げた周囲・・・かつては森だったところ
千堂一樹は二人の姿を捜し求める。
その姿を見て、悲痛な顔をし目をそむける芹香・・・秋子はゆっくりと諭すように話しかけた。

「私の名前は水瀬秋子、彼女の名前は来栖川芹香といいます。
 ここは、あなたが怪我と出血で意識を失っていた場所のすぐ近くです。あなたのお名前は?」

突然話しかけられて驚くも、すぐに落ち着きを取り戻し返事をする。

「俺の名前は千堂一樹っていいます。あなたたちが助けてくれたのですか?」
「ええ、でもあなたを見つけたのは彼女、お礼なら彼女にしてあげてください」

ふと、振り向くと芹香と呼ばれた少女と目が合う

「ありがとう・・・」
「・・・」

お礼を言うとふるふると首をふる、手当てをしたのは秋子さんで自分は何の役にも立っていないと小声でつぶやく

「でも・・・ありがとう、君が見つけてくれなければ俺どうなっていたかわかんないし。
 それに、秋子さん・・・手当てをしてくれてありがとうございます。助かりました。」
「いえいえ」
「すいません、助けてもらい、手当てまでしてもらっておいて申し訳ないですけど、
 俺いきます・・・待っている人達がいるんです。」

その一言に、秋子と芹香は悲痛な顔をして目をそむける。
その顔を見て一樹は二人に詰め寄った。
278名無しさんだよもん:03/11/16 23:27 ID:k+BYU2KL
「二人のことを何か知っているんですか、教えて下さい!俺、助けなきゃいけないんです。お願いします!!」

いまにも泣きそうなくらいの勢いで一樹は二人に詰め寄った。

「倉田佐祐理さん・・・彼女はもう・・・」

秋子は沈痛な面持ちで、静かに眠る倉田佐祐理の方を見る。
それにつられて一樹も秋子の目の先を見る・・・そして、

「うそ、だろ・・・」

怪我のことなど構わず走り出す、そして、巨木のうろに静かに眠る彼女の遺体を抱きかかえる。

「おい、おい、なぁ、目を開けてくれよ、なぁ、おい」

すでに泣き声に変わった一樹の叫びは、静かに眠る彼女に届くことはなかった。
静かに後ろから声をかける秋子と芹香の二人に一樹は振り向き

「ははっ、この子はさ、いつもぽけぽけ、しててさ、眠るとさ、なかなか起きないんだ、
 今も、寝てるだけ、でさ、きっと今に、目を、覚ますからさ・・・」
「一樹さん、私達が彼女を見つけたときには、もう・・・出来る限りのことはしましたが、助けられませんでした」
「だからさっ、彼女はさ、眠ってるだけなんだって、ひょっとしたら、さ、狸寝入りをしてて、からかっているだけかも」
「一樹さん・・・」
「・・・」

279名無しさんだよもん:03/11/16 23:28 ID:k+BYU2KL
芹香はそっと、一樹の頭に手を乗せてやさしく、撫でる。

「・・・俺はさ、守るって約束したんだ、みんなを、生きて帰ろうって、友達にも合わせてあげるって、
 いつも失敗ばかりで、空回りしてて、それでも俺を信じてくれてて、だから今度こそ守るって、
 ぜったい守るって・・・決めたのに、なんで、なんで、うわぁぁぁ」

すでに、泣き声から、嗚咽へと変わっていた。芹香の胸に顔をうずめ一樹は子供のように泣いていた。
芹香も泣きながら、一樹の頭を優しく撫で続けていた。



【二日目 午後 トレントの森】
【水瀬秋子・来栖川芹香・千堂一樹 合流 一樹は治療を受けある程度回復】
【所持品 一樹のサーベル】
280名無しさんだよもん:03/11/16 23:31 ID:k+BYU2KL
投下、完了〜〜、一遍書いた後で、過去ログ見てたら、一樹いたんであわてて書き直したよ

みなも、がんがれ〜〜
281名無しさんだよもん:03/11/16 23:39 ID:dEUugMAh
一樹……一樹、ねぇ。へぇ。
内容については触れない。触れたくない。



一樹か。
282ある夏の日々〜mail〜:03/11/16 23:44 ID:K5rexQDL
 狩猟者を殺してから約2時間くらいが経過していた。
 柳川は今回の任務の目的地にたどり着く。


――本州某所(サバイバルの2週間前)

 俺は長瀬さんに呼ばれ狭い応接間にいる。ちなみに今この部屋にいるのは俺一人だ。
 呼び出した当の長瀬さんはまだ来ていない。
 壁にかかっている時計に目をやると10時1分前だ。長瀬さんとの待ち合わせ時間は10時。
 どうやら、遅刻してくる線が濃厚だ。
 まあ、別に急ぎの用事があるわけでもないし、ちょっとの遅刻ぐらいはどうってことない。
 俺はソファーに座り待つことにした。
 天気は快晴でいかにも夏って感じの天気だ。
 しかし、俺の心はそんな空とは対照的に晴れ晴れとしていない。
 それはここのところ仕事づめ(しかも安月給)ってのが理由だ。
「クーラーがなかったら、こんな狭い部屋にいるのはごめんだな」
 ソファーの背にもたれながらそんな独り言を言った時だった、急に「ガチャッ」と後ろのドアが開く音がする。
 俺は自然とドアのほうを振り向くと、そこには白いハンカチで汗をふいている長瀬さんの姿があった。
「いや〜、今日はまた一段と暑いね」
 長瀬さんはそういうとそのままズカズカと歩き、俺の目の前のソファーに座る。
「ここは天国だな。外なんかもう砂漠状態だったよ。ちょっと出ただけで汗がだらだらだ。
 しかも、今年は例年より暑い夏になるって天気予報で言ってなかったっけ?
 実際40℃超える真夏日が続いているからね〜。暑さで倒れないように気をつけないとな」
 長瀬さんは汗をふきながらぺらぺらとしゃっべいる。暑いという割には元気がいい。
「何か冷たいものでも買ってきましょうか?」
 確かここを出てすぐのところに自動販売機があったはず、俺はソファーからちょっとだけ上体を浮かした。
「いや、結構だよ。それよりもだ…」
 長瀬さんはバッグから1枚の書類を取り出し、机の上に置いた。
「今日呼び出した理由はこの書類のことなんだが、まず目を通してもらいたい」
 どうやら、本題に入るらしい。俺は言われるがままに机に置かれた書類に目を通す。
283ある夏の日々〜mail〜:03/11/16 23:48 ID:K5rexQDL
『どうも初めまして、私は今夏開園予定テーマパーク「葉鍵アイランド」のスタッフです。
 この度このようなメールを送ったのは、あなたたち公安の力を必要としているからです。
 いきなりこんな話をされて困惑でしょうから、順を追って説明します。
 まず、今夏開園(予定)することになった「葉鍵アイランド」は今までに空想とされていたモンスターなどを
 この世に再現することがテーマになっています(ここらへんはテレビでも雑誌でも
 大きくとりあげられているので内容の方は説明しません)。
 その今までにないテーマパーク内容や島一つを全て使うことなどから
 7月15日より実際一般人を招待してのテストをすることになりました。
 このテストによって今夏から開園するか、先送りかを決めるわけですが、
 私はこのテストの準備段階である情報を仕入れました。
 それはこのテーマパークのチーフスタッフである竹林がモンスターの制御装置を解除して、
 モンスターに人間を襲わせるという情報です。
 このことを知ったとき私はあらゆる手をつくし、阻止しようとしていました。
 しかし、この事実を知っているのは私一人で下手に他人に情報を漏らし、それがもとで竹林の耳に入ったら、
 私は最悪殺されてしまいます。

 この件の作戦はそちらにお任せしますが、こちらのほうでもわずかながら援助させていただきます。
 小人数ではありますが、お客としてそちらのメンバーを招待いたします。
 それをどう使うかはそちらにお任せします。
284ある夏の日々〜mail〜:03/11/16 23:52 ID:K5rexQDL
 それではまた詳しい事件の情報や実験の内容は島で話します。
 その時私は自分の行方をくらます必要があるためにある建物にいます。
 私はそこから動けないでしょうから事件後、なるべく早く会いに来てください。
 その場所というのは、もし万が一モンスターが暴走した時のために作られたシェルターで、
 場所は一般客に配布される地図でご確認できると思います。現地では目立つように白い壁で囲まれています。
 ちなみにこの壁は島最強の防御壁で、どんなモンスターの攻撃でも耐えれるようになっています。
 それではあなたたちの働きに期待しています。

 なお、このメールには返信しないでください。
 そして、連絡も今回一回が最後とさせていただきます。
                                                  久弥』


「……なんですか、これは?」
 俺は文章を読み終わると、長瀬さんのほうを見た。
「見てのとおりだ」
「これって、ただのいたずらですよね。なんでこんなものを俺に?」
 長瀬さんはまっすぐ俺を見て、ふっと笑みをこぼす。
「柳川くん、君はこれをいたずらと見るか…まあ、妥当だな。じゃあ、問題だが、このメールはどこ宛てに届いたと思う?」
 長瀬さんお決まりのパターンが出た。この人はそのままあったことを話せばいいのに
 わざと問題にして、人を試す癖がある。

「そうですね、ここのホームページですかね。ここ以外に民間がメールを送れる場所はないんじゃないですか」
「ふむ、残念ながらここのホームページではない。もしそうならば、誰もがいたずらだと考えただろう。
 答えは警視庁長官の端末だ。しかも、オフィスのだ」
 今や誰もがパソコンと言う時代に長瀬さんはなぜか端末と言う。また、これもこの人のへんな癖の一つだ。
「警視庁長官のPC? じゃあ、知り合いか誰かがいたずらしたとか…。けど、オフィスのPCそんなことする人いますかね」
 すると、長瀬さんは再びバッグの中を探ると、また1枚の書類を出した。
285ある夏の日々〜mail〜:03/11/16 23:53 ID:K5rexQDL
「これを見てくれ」
 そういって渡された書類を見ると、数字、アルファベット、日本語の羅列が目に入った。
「これがなんですか?」
「なんだと思う? 柳川くん」
 こ、この人は…
「う〜ん、なんか数字やらアルファベットが適当に並んでいますね、暗号といった類かな」
 なかば投げやり気味に言う。
「正解だ。さすがだな、大したものだ。そうこれは誰が見ても暗号に見える。
 そして、実際暗号なわけだが…」
『大したものだ』と言っておきながら『誰が見ても暗号に見える』ときている。
 誉めているのかいないのかわからないところだが、本人としては誉めているのだろう。
「これを解けたのは私が始めてだったらしい」

「へぇ〜、それはすごいですね。長瀬さんって暗号解読できたんですか。けど、わざわざ長瀬さんに見せなくても
 暗号解読のプロに見せればよかったのに」
「いや、プロには見せたらしい」
「…え?」
 意外な言葉に俺は聞き返す。
「その手のプロ全員に見せたらしいが、それでも解けず、まわるにまわって私のところにきたってところだな」
「じゃあ、この暗号はそこらの素人が考えたものじゃないってことですか?」
「そういうことになるな。これの送り主は本気で内容が漏れることを警戒してるらしい」
「ということは、この書類に書いてあることは本当に起こるって事なんですか?」
286ある夏の日々〜mail〜:03/11/16 23:54 ID:K5rexQDL
「ん〜、やっと話についてこれるようになったね、柳川くん」
 長瀬さんはにやりと笑う。
「書類の最後に『久弥』という名前がある。これは長官の知りあいではないらしい。
 なぜこいつが署長のアドレスを知っていたかは不明だが、
 見ず知らずのやつからのメール、そして極めて高度な暗号、面白そうだと思わんかね?」
「面白そうって…ここに書いてあることが本当だったら大事件ですよ!」
 俺は興奮して思わず身をのりだす。
「まあまあ、落ち着きたまえ。まだ、いたずらという件も消えたわけではない」
 長瀬さんはもっともな意見で興奮する俺を静める。
「そこでだ。柳川くん、君がこの島に行ってみる気はないかね?」
「え、俺がですか?」
 俺は意外な話に驚く。

「そこに書いてあるだろう『小人数なら招待します』って、そこで署では、
 真実かいたずらか両方を考慮した上で招待だけでもされようと考えたわけだ。
 まあ、私はこの暗号を解いたこともあって半強制的に行かされるわけだが」
 長瀬さんはふぅ〜とため息をつく。
「つまり、もし本当だったなら、例え小人数であろうとその地に行かせたという事実があり
(人数はいくらでも後で変えられる)、いたずらなら小人数だから揉み消せるってわけですか。
 失敗した時、両方の批判に対応できるように」
「そんなところだ。メンツ問題ってところだな」

「けど、どうして俺なんですか?俺よりも適した人材はいるのに」
「ああ、それは私のリクエストだ。ちょうどいいやつがいるんでそいつを連れていきますって言ってな」
「それが俺ですか」
287ある夏の日々〜mail〜:03/11/16 23:55 ID:K5rexQDL
「そうだ、柳川くんとは組んでいてわかったんだが、結構相性がよくてな。
 なかなかの名コンビだと思うよ。それによく考えてみろ。柳川くんにだっておいしい話なんだ。
 もしこの件が嘘だった場合、そのまま島を観光をできるというシステムになっている」
「ああ、わかりました。つまり、話をわかりやすくすると、後者の場合、署が選んだ人間だと直行便で帰らされるから
 島の観光ができないと。その点俺ならどうとでもなると、そういうわけですね」
「なかなかわかってるじゃないか。そういうことでよろしくな、柳川くん。
 細かな作戦は後で署長が説明してくれるらしいから、その時になったらまた声をかけるよ」
 長瀬さんはさっきとはうって変わって目が輝いている。
「はあ〜、これで共犯者か…」
「いいじゃないか、夏なんだし若者はハジケないと」
 そういって長瀬さんは時計を見る。俺もつられて見ると、もう12時になっていた。
 ゆっくりと長瀬さんがソファーから腰を上げる。
「さて、昼メシでも食いに行くか」
 窓から見えた外は暑そうだった。いかにも夏って感じである。
 この件がいたずらだったらと考えると、不思議と自分の心が踊っっていた。


【柳川&長瀬刑事 参加】
【某所 メール届く】

【現在の時刻 2日目 10:00頃】
288まかろー:03/11/16 23:56 ID:K5rexQDL
誤字、指摘よろしくお願いします。
289名無しさんだよもん:03/11/16 23:56 ID:dEUugMAh
で、久弥か。


叩く気力すら抜けていく。
290名無しさんだよもん:03/11/17 00:25 ID:NPGzfmsD
もう終了
291名無しさんだよもん:03/11/17 01:56 ID:laDQFTBg
>>273-279
乙。
とりあえず、もう少し改行を少なくしてもいいんじゃないかな。
話自体は、インターミッションとしてきちんと機能していると思ったよ。

>>まかろー氏
乙〜。ひそかに心踊らせる柳川萌え。
このメールって、暗号を解読したものって事?それともメール自体は平文で
暗号に書かれているのはまた別の内容?解説きぼんぬ。


あと、妖孤の姿形で質問。
編集サイト219話「姉妹」での
>栗色の長い髪をした少女の姿
と、同331話「不可思議な知性」での
>それは、実験動物の成れの果て、と言った方が正しい姿で。
>本来あるべき美しい毛並みはなく、継ぎはぎだらけの皮膚から、ところどころ管や電極が飛び出していて。
>しなやかな曲線を描いているはずだった、後ろ足はすでにひとつ減っていて。
>そして、ひとつだけ残ったその瞳はとても……。
と、どっちが正解?
292名無しさんだよもん:03/11/17 04:43 ID:J3BYlZVj
>嗚咽
流れ的には普通にいいと思う。
ただ、一樹じゃなくて和樹なんで、そういうところ気を付けて欲しかったッス。

>ある夏の日々〜mail〜
個人的には、久弥とかスタッフネタはいただけないけど、他のスタッフが既に出てる以上問題はないんだろうな、とは思う。
でも、伏線をこれ以上無闇に増やさない方が展開的には良いのでは?
とりあえず、伏線張っちゃった以上、責任もって投下続けてください(w

>>291
その部分見てみたけど、あくまでみちるが見た『少女の中に見えた姿』ってのがそのボロボロの狐なんだと思われ。
トレントの力か、みちるの生まれ持っての力かはわからないけど、外見自体は真琴だと思う。
秋子さんが真琴の名前だしてた気がするし。
293名無しさんだよもん:03/11/17 04:49 ID:J3BYlZVj
今気付いたけど、話数から選ぶページと、選択してから331話が表示されてるページとで、タイトルが違うんだが……。

↑分かりにくくてスマソ。
RTO氏、もし見てたら331話のタイトル確認よろ〜。
294名無しさんだよもん:03/11/17 07:08 ID:oMaj1HAI
   ||
 Λ||Λ
( / ⌒ヽ 「嗚咽」の作者デス・・・
 | |   |
 ∪ 亅|     炒ってきます・・・強火辺りで
  | | |
  ∪∪     一樹をすべて和樹に訂正でよろしこ
   :
   :      もう、だめポ

 ‐ニ三ニ‐
295名無しさんだよもん:03/11/17 22:39 ID:dnSacUJU
>>294
・゚・(ノД`)ヽ(゚Д゚ )イキロ
296まかろー:03/11/17 22:54 ID:VmnrwZ8v
>>291
すまぬ、説明不十分だった。
暗号は久弥メールのことです
297名無しさんだよもん:03/11/19 21:46 ID:sR+UZMRC
新しい伏線増やすんじゃなくて、いいかげん今までの伏線活かさない?
298名無しさんだよもん:03/11/20 06:06 ID:dv/MDbSG
伏線消化を一人の書き手にまかせっきりにするのはいい加減やめにしないか。
299名無しさんだよもん:03/11/20 06:31 ID:tYb4DmZz
無理だろ。
300名無しさんだよもん:03/11/20 17:06 ID:n2WPHZUM
鯖が順調だと煽り甲斐がなくなるから嫌なだけだろ?
301名無しさんだよもん:03/11/20 21:00 ID:iarALGof
↑彼は鯖が今順調であると思ってるらしい。幸せだなおまえ。
302名無しさんだよもん:03/11/20 23:09 ID:n2WPHZUM
↑読解力の無いヘタレ。
303ある夏の日々〜シェルター〜:03/11/21 00:03 ID:LlncS43O
超先生「お〜い、誰か久弥の行方を知らんか?」











        ∧_∧ 
       ( ´Д`) < 俺まだいるよ。
    ____/  /     チキンだから隠れてるけど
  σ/∴∵/   | 
  ( _久弥  | 
   //|.| ̄| | ̄| |         
  // |.| | | | | 
  ∪ ヽ>.| |  | | 
       | | | | 
       ヽ) ヽ) 

304ある夏の日々〜シェルター〜:03/11/21 00:04 ID:LlncS43O
あ、ずれた…



【久弥シェルターにいるよ(チキンだけど)】
305ある夏の日々〜シェルター〜:03/11/21 00:06 ID:LlncS43O
追加
【久弥ずれる】
306名無しさんだよもん:03/11/21 22:06 ID:djipJeDM
( ゚д゚)ポカーン
まっまぁ、保守ったと考えよう。

ところで漏れ浩之の戦闘シーン書こうかと思ったけど、特別製の銃の設定に困ってる。鯖の雑談すれ・サイト無いし
賞味、書き手の裁量に任される範囲内だと思うけど後に続く人にメーワクかける訳にいかんし、
無茶・無敵なもんにするつもりサラサラないけど、どーしよう・・・編集サイトのエライ人助けて〜〜
あえて強力な武器にして、後で誰かにぶっ壊してもらうつもりで書いてもいいしなぁー
漏れて的にウルフウッドのパニッシャーに萌え(SSの流れ・描写的に無理あり過ぎ)なんで、
使い手の生命力削る魔銃ってどーよ・・・似非科学的要素加えてレールガン辺りも考えてる(坊、飛漫画の黒猫すぎるがネタがない)
アンチ仙命樹の弾は誰彼組とネタかぶりそーなんで使いたくないし・・・
他にいいネタあったらよろ〜〜♪

叩かれてもOK、むしろ罵倒汁!漏れMだし、言葉攻めハァハァ・・・
307名無しさんだよもん:03/11/22 00:54 ID:sFxzQPbu
特別製だから別に強くてもいいんだが、
U−1チックにならないようにね。
後何かの作品を踏み台にしなくて使用者の身体能力を上げなければいいんじゃ?

魔銃はちょっと根本の設定に合わない気がする…
308名無しさんだよもん:03/11/22 01:20 ID:5CNTK81Q
>>306
もはやどんな設定で書かれても編集サイトの偉い人がきっちり纏め上げてくれる気がしてならない
俺はもう鯖に染まってます。すいません。
おまいさんも言ってるとおりそれは書き手の裁量だと思うから
逸脱しない程度に肉付けしてやればいいのでは?

強力な武器だが残弾制限とかだと矢島とかぶるし
魔銃とかだと307の言うとおり根本の世界観と逸脱してるし…
RTO氏はどんなの想定してたんだろ。
309名無しさんだよもん:03/11/22 02:32 ID:Z6Q+lE1W
残弾制限は入れてもいいと思う。と言うか撃ち放題の方が問題だと思うな。
実弾系かレーザー系かは書き手次第だけど、それくらいの制限が無いと
却って後の書き手が扱いに困るんじゃないかと。

個人的には、レイフォースのロックオンレーザー(荷電粒子砲)みたいなのを
想像していた。
物陰とかも迂回して相手を追い詰めるビーム(?)弾、ただし一度撃つと
充電の為に数秒〜数十秒使用不能。
妖孤に焼かれないよう遠距離からの狙撃を試みる浩之と、攻撃を掻い潜って
何とか狐火の射程範囲まで近付こうとする妖孤、って感じで。
310名無しさんだよもん:03/11/22 03:17 ID:CWEXO8lq
なんにせよ、
科学=超先生側
魔術=ユンナ側
って区分けは必要だと思うけど。
311名無しさんだよもん:03/11/22 07:39 ID:25nmGYFC
「残弾制限の無い軽機関銃」

これが一番使いやすい。最強。
312名無しさんだよもん:03/11/22 09:29 ID:fwBHJa9j
>>306です

とりあえず、しのさいか食ったワニあたりと戦わせて見ようと思う・・・まだ健在だよなアレ
一応、通常弾とキッツイ一撃(リスクあり)を打ち分けれるものを考えてる
超先生とユンナって一応互いの目的の邪魔になんない程度で協力し合ってた、技術協力もある程度あったって解釈していいのかな
313名無しさんだよもん:03/11/22 15:30 ID:CWEXO8lq
>>312
あのさ、いちいちどんな話を書くつもりかとかは書かなくていいと思うんだが。
単に他の書き手に制限儲けてるだけだぞ。

>技術協力
モンスター造る際には協力してただろうが、わざわざ武器まで一緒に造らないだろ。
ていうか、駄目だとは言わないけど、特殊な武器を追加するのもまた「また伏線増やすだけの書き手だよ」とか言われるのがオチだぞ。
314名無しさんだよもん:03/11/22 15:30 ID:nmGXbkkI
>>312
>超先生とユンナって一応互いの目的の邪魔になんない程度で協力し合ってた、技術協力もある程度あったって解釈していいのかな
そうじゃない?
ただ、その武器に関してはユンナの目的からはかなり外れるので魔術的なものはナシかと。
やっぱり弾数制限ありのレーザーあたりかなぁ…
弾数は3発あたりで。
315名無しさんだよもん:03/11/22 23:51 ID:hTpchm4a
魔銃って……なんだかなぁ。
脳内超設定や超技術をいろいろ考えるのは楽しかろうが、まぁここは素直にコリン達の天使銃系列の兵器とでもしておけば?
精神力=弾で人が使うにゃ無理が生じるって感じか。

しかし超先生絡めりゃなんでも有りってのはどうだろうね。
仙命樹にしたってそう、そもそも生物に定着させるのが非常に困難なのにな。
完全体である蝉丸のクローンにだって定着しなかったって程なのに、ポンポン化け物量産しちゃうって何よ。
超先生とは違うが、梓が人魚の肉喰って簡単に仙命樹の力得てる辺りとか、とにかく書き手が都合よく解釈しすぎ。
316名無しさんだよもん:03/11/23 00:08 ID:OlIFZ2n1
よし、サイクロンガンナーにしようw
コツを掴まないと常に一発ずつしか撃てないが、浩之ならすぐに弾の込め方を理解できるだろうよ
317306:03/11/23 00:12 ID:hd76knMo
むーん、ネタバラシすっとバッテリー代わりに人間の生命力使うって話作ろか思ってたんだけどね。
レーザーにせよ荷電砲にせよ、バッテリー関係がデカクなりすぎて携帯性が失われてしまったため、
それを補うために、超先生が盗んだ?ユンナの技術使って、生命力>電気エネルギーに変換みたいな感じで・・・
それ以外は、似非科学でつう感じ考えてたよ・・・も一度考えてみよ

318名無しさんだよもん:03/11/23 01:01 ID:swgdOxgq
>>317はうまいこと考えたな。

先に設定を発表して、その設定の評判を確かめてから作品を投下すれば、
叩かれたりNGにされたりしないですむからね。
319名無しさんだよもん:03/11/23 03:40 ID:bGMNonlX
リレー小説の趣旨には反しまくった行為だと思うけどね。

とりあえずもう自分からネタ明かすのやめてウンウン唸って話しつくって投下してみれや。
320KAI-KOH:03/11/23 09:50 ID:lo5o7D0/
「……」
 窓から差し込む日差しに、意識が反応する。
(朝か……)
 まだ少し重い瞼を開く。
 仰向けのまま目の前に手をかざし、静かに握ってみる。手の筋肉が収縮する感触。
(今日もまた……僕は生きている)
 そんな事を考えて溜息をついた後、思わず苦笑いする。
 生きるにせよ、死ぬにせよ、どの道『このセカイ』にはそう長く居られないのに
目覚めて最初に思う事がそれだなんて。
 既に死に対して恐怖を感じなくなっていた筈の自分が、自分がこの世界で生きて
いることを確認して、しかも安堵の溜息まで漏らすなんて。
 この島に初めて来た時から?超先生と出会った時から?それとも、もっとずっと前から?
 分からない。唯一つ確かなのは、今の自分がとても滑稽だ、と言う事だけだ。
 彼……氷上シュンの唇からかすかに声が漏れる。
 それは掠れた笑い声とも、乾いた嗚咽とも取れる声だった。

 起き上がろうとして、シュンは自分に毛布が掛けられている事に気付いた。
 部屋を見渡す。自分に毛布を掛けた張本人……天野美汐がテーブルに突っ伏して
眠っている。
 シュンは美汐の傍らに立ち、思い出す。
 病。痛みと苦しみ。恐怖と絶望。衰える肉体と萎える気力。現実への諦念と幻想への逃避。
 この島。「患者」であると同時に「実験体」だった自分の体。超先生。治療。奇跡的な回復。復学。
 束の間の日常。暗転する視界。急変した容態。刹那に見た幻。そして……再びここへ。

「ん……」
 シュンが記憶を辿っていると、不意に美汐の肩がびくりと動き、長い睫毛が震え、瞼がゆっくりと開かれた。
321KAI-KOH:03/11/23 09:52 ID:lo5o7D0/
 それから小一時間後。
「コリン……ここの非常食を全部食っちまう気か?」
「むえ?わっふぇ、おなふぁふいへふぉうがまいんう゛ぁもん」 
「お前なぁ……」
 凄絶な咀嚼音を響かせながらパンを貪り食うコリンを見て、既に朝食を済ませた
芳晴は思わず頭を抱えた。
 深い溜息をついて何とか気を取り直し、芳晴は出発の支度をする手を休めて
シュンと美汐に尋ねる。
「氷上君、天野さん。俺達はこれからユンナを探すけど……君達はどうする?」

 美汐は答えに詰まる。
 日常と余りにかけ離れすぎた事態を把握しようとする事に精一杯で、これから
どうするかと言う事まで考えが行っていなかった。
「私は……」
 自分の足を見る。昨夜シュンのおかげで普通に歩けるようになったとは言え、
走ったり跳んだりはまだ厳しいものがある。
 しかもこの島では、どんな事が起きるか分からない。
 今の自分ではこの人達の足手まといになりかねない。
「……もうしばらく、ここに居ます。」
「独りで大丈夫なの?あたし達と一緒の方がいいんじゃない?」
 いつの間にかダース単位の菓子パンを平らげていたコリンが美汐に問う。
 『大丈夫か』と言う言葉の定義が分からず、美汐は口篭もる。
 独りで寂しくないか?と言う意味であれば、それは問題ない……孤独には慣れている。
 だが、この島で自分の身を守れるのか?と言う意味であれば……自信がない。
 自分の非力さ、と言うどうしようもない現実が美汐の心に重くのし掛かってくる。

「僕も残るよ」
 逡巡する美汐を見ていたシュンが、手に取りかけたおにぎりをテーブルに置いて言った。
「……お前が?」
 エビルが目を細め、射貫くような視線でシュンを見据える。
 シュンは天井を見上げて、続いてエビルを真っ直ぐ見つめ返して答えた。
「美汐ちゃんを独りにはしておけないからね」
322KAI-KOH:03/11/23 09:54 ID:lo5o7D0/
 それから更に一時間後。
 木を削る音が部屋に響いている。
 ソファに所在なげに座っていた美汐が、音のする方向に向かって声をかけた。
「……聞いてもいいでしょうか?」
「何?」
「どうして、ここに残る事にしたのですか?」
 美汐の質問に、シュンは小首を傾げながら答える。
「一人の方が良かったかい?」
「そんな事はありませんが……」

 シュンはサバイバルナイフで1m余りの木の枝を削る手を止め、
削りかすを手で寄せ集め、火の付いていない暖炉に放り込んだ。
「こんな感じかな?」
 ぱんぱんと手を払ってから枝を手に取り眺める。
 枝は節と角を取られ、一方の端は少々いびつなカーブを描いている。
「うん、これで出来上がり」
「……これは?」
「足はもう大丈夫だと思うけど、念の為にね。見た目は悪いけど」
 少し申し訳無さそうな笑顔で、シュンは美汐に自作の杖を差し出した。
「いえ……ありがとうございます」
 つられるように、美汐も微かな笑顔を返しながらそれを受け取った。

 美汐に杖を手渡した後、何かを思い出したかのようにシュンは扉に歩き出す。
「氷上さん?」
「小屋の周りを見てくるよ」 
 訝しげな美汐の視線を、曖昧な笑みでかわしてシュンが扉に手を掛けた。
「すぐ戻るから」
323KAI-KOH:03/11/23 09:56 ID:lo5o7D0/
 アスファルト舗装された巡回路から少し外れた場所に、小さな家を見つけた。
 人間が居るのかどうか、外から見る限りでは分からない。
 家ごと燃やしてしまってもいいが、人が居なかったら無駄骨だ。
 中を覗いて、人が居たら嬲り殺しにすればいい、それだけのことだ。
 トレントの森を抜け出し、次なる獲物を求めていた妖狐の足が、休憩所に向けられた。

 扉から、人間が出てきた。
 ここから焼き殺してしまってもいいが、それではつまらない。恐怖と絶望に醜く歪む人間の顔、
喉笛から搾り出される断末魔、苦痛から逃れようと滑稽に転がり踊る様……そう、あの琴音と
呼ばれていた人間のように、もがき苦しみながら死んで行く様子を特等席で見たい。

 妖孤は小屋を見下ろす木の枝から飛び降り、その人間の目の前に突風のように現れ、
「こんにちは……あなた、黒焦げになるのと八つ裂きにされるの、どっちが」
 目の前の人間の顔を一瞥して、
「やあ……久しぶりだね」
 驚愕に、眼を見開いた。

「…………しゅ……ん……?」

 実験体という名の嬲り者にされていた。
 ある日、実験室に連れて行かれる途中、廊下のガラス越しに人間の少年を見た。
 いや、容姿こそ人間のそれだが、本当に人間だったのかは分からない。
 彼は透明な檻の中で、何本ものチューブやケーブルにつながれて、死相すら漂う
青白い顔色でこちらに微笑みかけた。
 その笑顔が今、実物大で目の前にあった。
324KAI-KOH:03/11/23 09:57 ID:lo5o7D0/
【二日目・10:00頃】
【氷上シュン・天野美汐 休憩所に留まる】
【妖狐 シュンと再会(?)】
325名無しさんだよもん:03/11/23 12:46 ID:1bO4EEV/
無責任な伏線をこれ以上つくらないで欲しい。
伏線作るだけ作って続きかかない書き手ばかりなんだから。
なんかこんな感想ばかりで申し訳ないけど。
326名無しさんだよもん:03/11/23 12:54 ID:OlIFZ2n1
まあ、これは一種のおふざけだと受け取っておくよ
たぶん冗談でしょ?
327名無しさんだよもん:03/11/23 13:48 ID:v1t1H2ec
俺、このスレからしか鯖読んでないけど、どこが駄目なの?
328名無しさんだよもん:03/11/23 14:55 ID:WUooF6Cl
ログを読みましょう。
329306:03/11/23 18:04 ID:ghK0Azh6
「それにしても、酷いな・・・焼け野原じゃねぇーか」
やがて、巨木の根元に花が添えてあるのを見つけた。
(・・・燃え残った?んな事ないか・・・ってことは誰かが置いていった?)
花が無事であることを考えると、火が収まったあとで誰かがここに来たことになる。
一輪の花に近づき、花を手に取る・・・一つの考えが頭に浮かび元に戻した。
「誰かの墓かよ・・・くそっ、ここで何があったんだ!?」
花のあった場所・・・よく見れば、何かを埋めたように土が盛ってあった・・・
そしてジープの車輪の跡・・・おそらく、ここにあった亡骸を埋葬した者達のものであろう。
手を合わせ冥福をいのる・・・不謹慎であること自覚しつつ、ここに眠るのが知り合いでないことを願いながら・・・
「ここに誰かが来ていた、まだ近くにいるなら合流して、情報を手に入れたいとこだな・・・」
車輪の跡を確認し、どちらに向かっていったのかを思案する
(えーと、車輪の向きがこうだから・・・こーきて、あーきて・・・えーと、こっちか・・・)
悩んだ挙句、進む方向を決め足を踏み出したとたん、進路方向の森の中から木々をなぎ倒して何かが這い出してくる。
開けた場所へ現れたのは一匹のワニだった・・・ただし、浩之の知っている常識とはかけ離た大きだったが・・・
「あ〜そのなんだ、いい天気だよな〜、そうは思わないか?それじゃあな」
『ルグググゴゴォォォ・・・ゴガァァ!』
間抜けな挨拶には見向きもせず浩之の姿を確認すると、巨体に似合わぬスピードで顎を開いて突っ込んでくる。
「だああああああっっ!?」
叫び声を上げながら、身をかわす。目の前を横切る巨体目掛けて、銃を二連射・・・
ズドン・ズドンと鈍い音を立て放たれた至近距離からの一撃は、硬い表皮に阻まれてまるで効果を上げていなかった。
「畜生!こんな奴に付き合ってられるか!!」
身を翻し一目散に逃げ出すと同時、先程までいた場所に突風が通り過ぎる・・・どうやら尻尾の一撃だったらしい。
(あっあぶね〜、逃げてなきゃ死んでたな)
そのままの勢いで走り去ろうとするが、後ろからワニもこちらを喰らおうと迫ってくる。
「くそっ!向こうの方が速い・・・何とかしないと」
330306:03/11/23 18:06 ID:ghK0Azh6
「にしてもなぁー、この銃・・・特別製と言ってたけど、どう特別なんだ?」
トレントの森の中、浩之は一人愚痴っていた。
手にした銃に再び目を向ける・・・
大型の銃身・・・小さなランプやよく理解できないパーツやらがくっついている。
砲身には、この銃の銘であろう文字が彫られていた。
(読めんなぁ、日本語使えよ!)
読むのを諦め、武器の詳細な情報の書かれたレポートに目を落とす。
(・・・えーと、よく分からん。なになに、メイドロボの動力と同じ原理でエネルギーを供給・・・冷却と再チャージに約30秒を要す・・・)
専門的な技術説明が書いてあるらしく、ニュークリアーなどわけの分からない単語ばかりで肝心なところが書かれていない。
「つまり、必殺技を放つには30秒間タメが必要で、その間はただの銃って事だろ・・・で、どうやって使うんだ??」
(・・・んっ!?)
木々を掻き分けて森を進む浩之の鼻に森の香りに混じって何か焦げ臭い匂いが充満する。
匂いの方向へ足を速めると、やがて開けた場所へと出た。
「火事か・・・?」
さらに意識を研ぎ澄ましながら、警戒して足をすすめ、頭の中で朝鮮製との会話を思い出す。
(朝鮮製の奴の話じゃ、妖孤の女の子は狐火を使うんだったな・・・この火事がその子の仕業なら・・・近い!!)
それと同時に、頭の中で一つの悪い考えが浮かぶ・・・
(その子が狐火を使ったってことは・・・使う目的があったってことだよな・・・それはつまり・・・)
それはつまり、彼女の目的・・・人間に対する復讐に使われた事を意味していた・・・
警戒は解かず、妖孤の姿を探すが見当たらない・・・すでに立ち去った後だったようだ。
あたりからは焦げ臭い匂いが充満し、生い茂っていたはずの木々は無残にも焼け落ちていた。
後に残っていたのは、以前はさぞ立派であったであろう、巨木の根元が焼け残っていただけであった。
331306:03/11/23 18:07 ID:ghK0Azh6
「それにしても、酷いな・・・焼け野原じゃねぇーか」
やがて、巨木の根元に花が添えてあるのを見つけた。
(・・・燃え残った?んな事ないか・・・ってことは誰かが置いていった?)
花が無事であることを考えると、火が収まったあとで誰かがここに来たことになる。
一輪の花に近づき、花を手に取る・・・一つの考えが頭に浮かび元に戻した。
「誰かの墓かよ・・・くそっ、ここで何があったんだ!?」
花のあった場所・・・よく見れば、何かを埋めたように土が盛ってあった・・・
そしてジープの車輪の跡・・・おそらく、ここにあった亡骸を埋葬した者達のものであろう。
手を合わせ冥福をいのる・・・不謹慎であること自覚しつつ、ここに眠るのが知り合いでないことを願いながら・・・
「ここに誰かが来ていた、まだ近くにいるなら合流して、情報を手に入れたいとこだな・・・」
車輪の跡を確認し、どちらに向かっていったのかを思案する
(えーと、車輪の向きがこうだから・・・こーきて、あーきて・・・えーと、こっちか・・・)
悩んだ挙句、進む方向を決め足を踏み出したとたん、進路方向の森の中から木々をなぎ倒して何かが這い出してくる。
開けた場所へ現れたのは一匹のワニだった・・・ただし、浩之の知っている常識とはかけ離た大きだったが・・・
「あ〜そのなんだ、いい天気だよな〜、そうは思わないか?それじゃあな」
『ルグググゴゴォォォ・・・ゴガァァ!』
間抜けな挨拶には見向きもせず浩之の姿を確認すると、巨体に似合わぬスピードで顎を開いて突っ込んでくる。
「だああああああっっ!?」
叫び声を上げながら、身をかわす。目の前を横切る巨体目掛けて、銃を二連射・・・
ズドン・ズドンと鈍い音を立て放たれた至近距離からの一撃は、硬い表皮に阻まれてまるで効果を上げていなかった。
「畜生!こんな奴に付き合ってられるか!!」
身を翻し一目散に逃げ出すと同時、先程までいた場所に突風が通り過ぎる・・・どうやら尻尾の一撃だったらしい。
(あっあぶね〜、逃げてなきゃ死んでたな)
そのままの勢いで走り去ろうとするが、後ろからワニもこちらを喰らおうと迫ってくる。
「くそっ!向こうの方が速い・・・何とかしないと」
332306:03/11/23 18:08 ID:ghK0Azh6
振り向きざまに銃を撃ち放ち、方向を変え森の奥へと駆け込んだ。
(あの巨体じゃ、森の中なら満足に動けないだろ・・・このまま逃げ切る)
予想とは裏腹に、浩之は信じられないものを見ることとなった。
『ゴアアアァァァ!!』
木を噛み砕き、なぎ倒しながらワニが追ってくる。多少つっかえることもあったが、あの巨体にはあまり関係がないらしい。
「嘘だろ!?何でもありかよ、あいつ!!」
呆れながらも、焦りが出てくる。こうなってくると木々を避けながら走る自分の方が不利になってくる。追いつかれるのは時間の問題であった。
「くっ、いい加減しつこいんだよっ!」
焦りながら、銃を乱射するが木々に阻まれて当たらない、当たっても足止めにもならない。このままでは先に体力が尽きてしまう可能性もあった。
(焦るな、俺・・・あの巨体だ、小回りは利かないはず・・・森の中である以上視界も制限される・・・なら回りこみながら、身を隠して逃げる)
すぐに決断し、実行に移す。予想通り巨体ゆえにワニは、森の中では満足に方向を変えることが出来ないでいた。
(よっしゃぁ!これなら逃げられる)
安堵する・・・その一瞬の気の緩みが致命的な隙を生むことになり、その期待をすぐ裏切ってしまうこととなった。
『グヲオォォォーン!』
咆哮と共に木が飛んでくる・・・直撃こそしなかったが、飛んできた木は辺りの木を巻き込みながら浩之目掛けて倒れこんできた。
「なっ!うわァァ!?」
ワニが木を噛み砕いて咥えて投げつけてきたのだった。知能があるのか、本能か、あるいは唯の偶然かは判らないが・・・
なんにせよ、一瞬とはいえ油断していた浩之は、そのまま倒れてきた木々に足を挟まれ身動きが出来なくなってしまう。
木々に潰され圧死しなかったことが幸運かどうかは判らないが・・・
333306:03/11/23 18:09 ID:ghK0Azh6
「くっ、ぐっぅ!足が抜けねぇ!!」
『グルルル・・・』
浩之が身動き出来ない事を理解したのか、ゆっくりとワニが近づいてくる。
「くそっ、くそぉっ!こんな所で死ねるか、死んでたまるかぁ!!」
9メートル・・・8メートル・・・明確な死が近づいてくる、それに抗うように銃を乱射するもやはり効いていなかった。
途中、カートリッジを交換して更に連射するも、押し返すことが出来ない・・・
7メートル・・・6メートル・・・目の前を覆いつくす巨体を睨みながら毒づく。
「畜生、どこが特別製だ!!」
自棄になって、銃を木に叩きつける・・・すると何処かのスイッチにあたったのだろうか、機械の駆動音ととも銃に赤いランプが灯り、チャージを開始する。
よく見ればセーフティ解除の更に奥にレバーが入っていた。どうやらこれが最終解除だったらしい。
だが、チャージに30秒かかる事を思い出す。既に巨大ワニは3メートル近く近づいていて、とうてい間に合いそうもなかった。
「あ〜あ、やっぱり俺はこんなもんだよなぁ、まねけと言うか・・・すまねぇ、あかり」
銃を下げて観念する、情けなくて泣きそうになりワニの方を見る。ワニがその巨大な顎を開けようとした時、一枚のボロボロになった布切れが浩之の目に入った。逃げている時にはまったく気がつかなかったが、よく見れば小さな女の子用の服が破れて牙に引っ掛っていた。
まだ、これからがあるだろう・・・家族や友達もいるにもかかわらず、こんな所で人生が終わってしまった幼い命・・・リアルリアリティだか何だか知らないが自分勝手な現実を押し付けてくる超先生に対して怒りが湧いてくる。静かな闘志と共に・・・
334306:03/11/23 18:10 ID:ghK0Azh6
浩之は自分のなかで何かが切れた様な気がした。怒っているような気がしていたが、その割に澄んだ水の様に意識が透き通っていく。
下げていた銃を再び上げる・・・チャージはまだ終わっていない様だったが構わず、ワニの顔目掛けて銃を撃つ。さっきと違うのは闇雲にではなく、ある一点を狙って連射していることだった。その内の一発がワニの目を撃ち貫く。
『グルルゥガァァァグオオォォォァ!?』
思わぬ反撃に、初めてワニがその巨体を大きく暴れさせる。辺りの木々がなぎ倒され、次々ワニと浩之に倒れ掛かるが、浩之は構わずカートリッジを交換してワニに狙いをつける。
ワニの方も浩之を怒りの眼で睨みつける。三つの目が合った時、銃のランプが赤から青へと変化し、それを合図とするかのようにワニは浩之を拘束する木ごと喰らうため巨大な顎を開いて襲い掛かった。
335306:03/11/23 18:11 ID:ghK0Azh6
『グガァァオォォン!!』
「あばよ・・・」
浩之がトリガーを引くと同時に銃の周囲が帯電し、目が眩むようなマルズフラッシュの閃光が輝く・・・超荷電圧によってプラズマ化した銃弾は電磁誘導によって加速され、巨大なワニの顎へと飛び込んでいった。
銃弾は上顎を吹き飛ばし、周囲の木々をなぎ払って彼方へと飛んでいく。後には上顎ごと頭をなくしたワニの巨体と、足を挟まれたままグッタリ疲れ切った浩之が残されていた。


【二日目 3時頃? トレントの森】
【浩之VS 巨大ワニ 浩之勝利】
【目的 妖狐の説得・もしくは殺害】
【所持品 特別製の銃・・・リニアレールガン?】
336306:03/11/23 18:16 ID:ghK0Azh6
あれ!?
なんか変な感じに書き込まれとる?・・・すみませんが>>329の存在は無視して下さい
自分何か変な事したんやろか?逝ってきます・・・
   ||     ⊂⊃
   ||    ∧ ∧
   ||    (  ⌒ ヽ  みなさん、御免なさい
 ∧||∧   ∪  ノ
(  ⌒ ヽ 彡  V
 ∪  ノ  フワーリ
  ∪∪
337名無しさんだよもん:03/11/23 19:06 ID:Ww2CTdnd
浩之ちゃんが生き生きしてて好きだ。
でも、タイトル……。
338306:03/11/23 20:16 ID:ghK0Azh6
>>337・・・すみません、タイトルは「静かな闘志」でおながいします。
逝ってくるよ・・・
   ||     ⊂⊃
   ||    ∧ ∧
   ||    (  ⌒ ヽ ホントニ、モウダメポ
 ∧||∧   ∪  ノ
(  ⌒ ヽ 彡  V
 ∪  ノ  フワーリ
  ∪∪
339名無しさんだよもん:03/11/23 20:45 ID:K/GZmjsE
>>320は結局NGなのか?

んでもって浩之と妖狐は簡単に出会わないでほしい。
浩之あぼーんだったら別にいいんだが、
説得、勝利だったら真琴や祐一への伏線が台無しになるし。
340名無しさんだよもん:03/11/23 21:03 ID:1bO4EEV/
なんでもかんでもNGとか言い出すのもそれはそれでこのスレの欠点だと思うが。
あれはあれで通しでいいと思うよ。
通ってる作品に大して野感想として、ちと苦い意見が出ただけで。

別にあれくらい、後の進み具合でどうにでもなりそうだし。


>>339
下三行は感想とは言わないな。
言っちゃ悪いが、読み手にそういうこと言う権限はない。
341光岡流:03/11/25 00:54 ID:ffxpn9y7
ごそごそ、ビヨーン…パチン!
「よし、次はあの木だ」
ごそごそ、ビヨーン…パチン!
「次は…」
さっきからずっとこれの繰り返しだ。ポケットから小石を取り出してゴムを引っ張り、よく狙って弾く。
ぱちんこを使いこなすため、北川は木に命中させる訓練をしていた。
始めのうちはこれはこれで楽しいものもあったが、変化のない動作に北川は少々飽きていた。

ごそごそ、ビヨーン…パチン!

石が指定された木から大きく外れた。
「どうした北川。さっきより命中率が下がっているぞ」
光岡のチェックが入る。
「いやぁ〜、なんかさっきから同じことの繰り返しで飽きてきて、
だんだんと集中力のほうもなくなってきっちゃった」
なかば怒られるのを覚悟で言ったセリフだが、光岡のほうは別段変わった様子はない。
「…そうか。そうだな、そろそろぱちんこも手になじんできたことだし、本格的に使い方を教えるか。
貸してくれ」
そう言って光岡は北川からパチンコを受けとる。
「あ、な〜んだ。いきなり『撃って』ってだけ言われて渡されたから、何にも教えてくれないかと思った」
「そんな風に見えたか? ぱちんこの一番初めは感触をつかむことだ。こればっかりはどう教えても意味がないからな。
それよりも説明を始めるがいいか?」
「あ、どうぞ、どうぞ」
光岡は北川に確認とると説明を始めた。
342光岡流:03/11/25 00:55 ID:ffxpn9y7
「まず、フォームからだが、ぱちんこ本体はしっかりと固定し、撃ったときにぱちんこが前方に動かないようにする。
これは次の動作をスムーズするためのものだ。次にゴムを引っ張るときは肩でひく。実際、発射点である
手でひこうとして力を入れると、微妙なぶれがでて照準が狂う。そして、弾のほうだが、今使っている小石などは2、3個手の中にまとめて持っておくと連発が可能だ」

ビィッ、パチン!  ビィッ、パチン!

一通り説明が終わると光岡は実際にぱちんこを弾いて見せた。光岡の撃った弾は葉と枝の間に全弾命中し、確実に葉だけを落としていった。
「おお〜」
この技術を目の当たりにした北川は光岡の凄さに感動していた。
自分の2、3倍ともなる動きの早さ。正確無比の命中率。
同じぱちんこを使っているのにこうも違うものなのか。
(いや、それよりも…カーッコイイ!!)
「こんなところだな。さっき言ったことを注意して練習再開!」
光岡がぱちんこを渡そうすると、そこにはさっきとは明らかに表情の違う北川がいた。
「オッサン、すげーな。俺もあんたみたいにできるようになるかな?(格好良く)」
「ん? ああ、できるようになるんじゃないか。しかし、そうなるには今のペースだと厳しいな。
もっとまじめ取り組まないと…」

できるようなるんじゃないか…できるんじゃないか…できる(格好よく)!!

すでに北川の頭は「できる」という都合のいい文字だけで埋め尽されており、
後の言葉は耳から耳へつきぬけていった。
「そうか。一気に何個も持つのか。気づかなかったな」
(しかし、これで格好良く美坂をを助けてやれば、美坂は俺のことを……うひゃ〜〜)
ぱちんこを手にした北川はさっそくさっき言われたことに注意して練習を始めた。
343光岡流:03/11/25 00:56 ID:ffxpn9y7
ビヨーン…パチン!  ビヨーン…パチン!

言われたとおりに練習する北川はさっきよりはフォームが良くなった。しかし、それを見ていた光岡がある重要点に気づく。
「北川、ちょっと待て。もう1つ教えることがあった」
光岡が北川を止める。
「銃もそうだが、こういうぱちんこのような武器はある程度威力は安定している。よって、大切なことは
威力よりも抜くスピードになってくる(その使っている銃の威力が安定しているということで、
銃の種類を変えたり、改造をすれば、威力はもちろん変わります。また、ぱちんこもゴムの伸縮度を変えたり、
弾を変えれば同じ結果になります)。
今お前がやっていたのはゴムをひっぱってから狙いを定めている。しかし、実践でそれは遅すぎる。
まず、ゴムをひく前に狙いを定める。そして、それについてくるようにして腕を上げる、と同時にゴムもひっぱる。
そして、照準まで発射点が到達したら撃つ。この順序でいけば構えると同時に撃ちだせる。
実践では、こっちが構えれば相手も構えるからな」
北川なるほどという納得した顔するとすぐに言ったことを試してみる。

ビィン、パチン!

北川はさっきよりも確実に早く弾けるようになっていることが自覚できた。しかし、小石は狙っていた葉のわずか
数センチ右を通る。
「ちっ、はずしたか。…けど、確かにこっちのほうが早くて格好いい」
キラン! 北川の歯が光る。北川は明らかに自分に酔っていた。
横で見ていた光岡も北川のさっきとはまるで別人のような吸収力に感心する。
「格好いいかはわからんが筋はいい。さっきと違って集中力もある。これだったら意外と早く実践で使えるかもしれ…」
「格好良くなかったの!?」
北川は驚いたかのような声を上げて光岡を見る。
光岡のほうもいきなりの声に驚く。
344光岡流:03/11/25 00:56 ID:ffxpn9y7
「いや、筋はかなりいいぞ。大体の場合、動作を早くすれば命中率は下がるのだが、そういった点も見られんしな。
次の段階の弾をまっすぐ飛ばすところまですぐだな。それができればある程度実践で使える」
「筋がいいだけかぁ〜〜」
またも北川の集中力は低下していった。



【北川 ぱちんこ特訓中】

【現在時刻 12:00頃】
345まかろー:03/11/25 00:58 ID:ffxpn9y7
誤字・脱字・矛盾点があったらよろしくお願いします。
346名無しさんだよもん:03/11/27 18:37 ID:4o7bsZYe
内容はいいんだけど、台詞中に()で説明書きをするのはあまりいただけない。
そういうものは地の文で違和感なく説明できるようになれば良くなると思います。


……しかし、ここの読み手は口だけで、作品出ても放置三昧だな。
347名無しさんだよもん:03/11/27 19:36 ID:l/iVcfgv
リアル超先生はお亡くなりになりました。

このリレー小説どうなるの?
348名無しさんだよもん:03/11/27 19:41 ID:uey1js0A
別にやめる必要はないだろ。
349名無しさんだよもん:03/11/27 22:10 ID:qmcZ1b2p
書き手の良識と倫理感を問われるとこだな。
個人的にはギリギリ朝鮮製までが限度だと思うが
350名無しさんだよもん:03/11/28 07:15 ID:oRYvItpw
どうあっても書きたいなら止めないが、こうなった今、
モチベーションは落ち込み、倫理観が書く手を鈍らせる
のは間違いない。

一時期考えられた、やりなおし案を真剣に検討する時が
きたのかもしれない。
351名無しさんだよもん:03/11/28 13:57 ID:hPU9RsiW
↑感想は書かないくせに議論になるとうじゃうじゃ沸いてくるな。

やめる必要はないだろうが。
倫理観倫理観言ってるけど、結局は単に鯖をさっさと終了させたいだけの体の良い理由が出来ただけだろ?
アンチ鯖連中のさあ。
352名無しさんだよもん:03/11/28 18:00 ID:hdvI/hhA
別にそんなつもりは更々無いが…
理由云々抜きでそう思ってる。

故人をいじくることに抵抗を感じないのか?
353名無しさんだよもん:03/11/29 11:03 ID:Sigu/TdG
561 :名無しさんだよもん :03/11/28 09:27 ID:EIWV8UZv
お亡くなりになったのは竹林氏であって超先生じゃねーだろ
散々ネタキャラ化してしまった超先生を故人と同一に扱うほうがよっぽど失礼だと思うがね
354名無しさんだよもん:03/11/29 17:37 ID:jLx5qp7I
竹林氏=青紫氏=超先生
ですが?

ろみゅ氏のHPに青紫こと竹林明秀って書いてるし。
355名無しさんだよもん:03/11/29 19:20 ID:sfkP1+DS
>>354
……えと、天然の文盲?
356名無しさんだよもん:03/11/29 23:03 ID:3AdEIUmg
天然は厄介だな。

もはや鯖の超先生を、シナリオライター竹林氏と考えて読んでる奴・書いてる奴はいないだろ? ってことだよ。
357名無しさんだよもん:03/12/01 01:39 ID:OCQA4M+F
>>356 同感。
358名無しさんだよもん:03/12/01 20:54 ID:Wn2uPE0N
んで結局どうするん?
話は出来てるんだが投下しづらいよ。超は出てこないんだけどさ。
359名無しさんだよもん:03/12/01 21:01 ID:OCQA4M+F
>>358 荒らしを気にせずどうぞ。
360名無しさんだよもん:03/12/02 23:20 ID:2VApNmrB
新作まだ〜?
361名無しさんだよもん:03/12/02 23:23 ID:S/5ipjvl
>>360
そういう言葉は感想書いてから言え。
362名無しさんだよもん:03/12/02 23:37 ID:dGW4UfSU
総合落ちた?
363Give...:03/12/03 00:50 ID:pcvVQM0H
「はっ、はっ、はっ……」
頭に、紅い霧がかかる。視界には、血のオブラートで包み込まれたよう。
「苦しいのか、彰?」
彼―――愛すべき、僕の親友―――は、心配そうな目で僕を見下ろしている。
眼は、口ほどに物を言う……と何かの本で読んだ。冬弥は訴えている。
すまない、何もしてやれなくて、すまない、すまない―――と。今の僕にその思いは、有難く、同時に少し重すぎた。


ほんの、数分前に時間を戻してみよう。
「本体を叩くしかない……私達は、吸血鬼を倒しに行く」
身支度をしながら、エビルは冬弥に告げる。
「……率直に言おう。彼が完全に吸血鬼と化すのが早いか、私達が吸血鬼を倒すのが早いか。それは誰にも分からない。
そこで、彼を救いたいのであればお前にはここにいてほしい。
……心に支えがあるのなら、それはそのまま吸血鬼化にブレーキをかけることになるかもしれない」
冬弥は、強く頷いた。
「分かった。俺は彰につきそう。だからあんたらは……」
「わかってる……それと」
エビルは、一振りのナイフを冬弥に握らせる。なんとなく、わかる。銀のナイフってやつだろう。
364名無しさんだよもん:03/12/03 00:51 ID:pcvVQM0H
「芳晴に頼んで、ここの展示品に力を込めてもらった……
……持っておくといい」
言われるままに握ったナイフは、心持ち淡い光を放っているように見える。表面には、冬弥の顔が映りこんでいる。
ひどい顔をしているな、と冬弥は思った。と同時に、このナイフが意味するところに思考が行き着き、激昂した。
「待てよ! 俺は……いらねぇぞ! こんなもの! これは、これは、つまり……!」
「お前が死んでしまっては意味がない。"万が一"の為だ。せめて手元においておけ」
「ざけんな! 俺に、できるわけが……!」
「冬弥さん」
割って入ったのは芳晴だった。
「何も"これで彰さんを"と言っている訳ではありません。ただ、置いておけばいいんです。
 こういうものが近くにあれば、それだけで彰さんの中の吸血鬼を抑える役割を果たすでしょうから」
「……」
冬弥は、あらためて手元のナイフを覗き込んだ。その手の感覚に全く縁がない冬弥でも、このナイフにこもっている"気"は認識できる。
ならば……この言葉は、信用に値するかもしれない。
「……わかった……だが、俺は絶対に……!」


(……いいのか?)
(ああでもいわないと、冬弥さんは意地でも拒否するでしょう? それに、僕達が間に合いさえすれば何の問題もないことです)
365名無しさんだよもん:03/12/03 00:52 ID:pcvVQM0H
そして、時は今に至る。
あの奇妙な集団は行ってしまったし。この部屋には、冬弥と僕の二人きり。
僕は横になって、当夜はそのわきに座り込みながら、何をするともなく時の過ぎるのを待っている。
そして、時折。

------馬鹿がッ!


------何処まで傲慢になれば気が済むのだ、人間!


「くッ……!」
イメージ。逆流してくる思念、"マスター"の視界、状況。
死体、死体------闘っているのは少年だ……駄目だ、逃げたほうがいい……コイツは、強い……


「彰ッ!」
冬弥の耳元で叫ぶ声で、僕の意識は覚醒する。
「……大丈夫か?」
「大丈夫だよ。ちょっと、夢を見てい……あちっ」
小指が、何か熱い物に触れた。熱いもの、というよりこの感覚は、多分。
「あ……悪い、ちっと近くに置きすぎた」
あのナイフが、僕の傍らにおいてある。やはり僕の指に触れたのはこれ……触れただけで、僕は灰に……
366Give...:03/12/03 00:55 ID:pcvVQM0H
駄目だ! このままだと今すぐにでも、奥の部屋の葵ちゃんに襲い掛かってしまう……
それから……その後のことは、考えたくもない!
あの人たちは多分、間に合わない……間に合っても勝てるかどうか……だめだ……理性がはがれていく……

今度こそ……僕は僕で、なくなってしまう……


「彰?」
冬弥はふいに、彼の名前を呼ぶ、何故だか、そうしなければいけない気がした。
「……彰?」
返事がなかった。冬弥は彰の顔を覗き込む。眼を見開いたまま、彼はぴくりとも動かない。
「おい……おいったら! 彰!」

冬弥に体をゆすられる、彰のその双眸が、うっすらと赤みを増していくことに、まだ誰も気づかない……


【芳晴一行 シュベスト討伐に出発済み】
【芳晴 謹製の銀のナイフを置いていく 彰の体に異変】
367名無しさんだよもん:03/12/03 02:39 ID:1IhbkQ4m
うわあ……どうなるんだろう…?続きに期待。
368名無しさんだよもん:03/12/03 19:05 ID:M10YcnMS
すげー緊迫感だ。グッジョブ!
続きを期待してまつ。

全く関係ないが、冬弥の喉元を赤い瞳で熱く見つめる八重歯の生えた
彰を想像してちょっと萌えた。
369名無しさんだよもん:03/12/03 19:17 ID:CwTIilFe
>>368
お前の感じてる感情は(ry
370名無しさんだよもん:03/12/04 17:19 ID:/mJ7olFH
治し方をしっていた人物はもういない……。
371変化:03/12/04 23:48 ID:ptLOiNXd
 詠美は視点の定まっていない目で、ただふらふらと一直線に歩いていく。時折、南の首が容赦なく木々にぶつかるが、
 そんなことを彼女は気にもとめなかった。
 今あることは全て上の空。例え目の前に何かが横切ろうと全く気づかない状態で、詠美の意識は自分の頭の中にあった。

 恐怖を知ってから心臓が激しい。体ごと破裂しそうな勢いだ。
 この強烈な鼓動は一拍ごとに自分を崩していく。
 だけど、この鼓動はだんだんと規則正しくなっていった。

 それが私を変えていったんだ。

 内から滲み出る感情はなんなの?
 この島は危険なのに笑わずにはいられない。
 そうだ、私はわかったんだ。自分が正しいことを…
 全てを壊してそれを証明してやる。
 目を広げ相手を睨みつけて、力を入れて筋肉を剥き出しにするの。
 相手を指差して挑戦状を叩きつけてやる。
 大丈夫、闘おうと大したことはない。
 相手はただ縮こまるだけで、この私の大きさには敵わないんだから。
 そうなったら上からまた指をつきつけてやる。勝利の声とともに

 南の首は何度も叩きつけられて原形をとどめていなかった。だが、詠美はそれを知らない。
 何も見ることなくただ歩いていくだけだった。詠美に目的地などなかったから…


【詠美 あてもなく歩く】

【現在時間 9:10頃】
372まかろー:03/12/04 23:50 ID:ptLOiNXd
話は全く進んでないし少ないけど、なんか急に思いついたもんだから。

矛盾点などの指摘よろしくお願いします。
373人間如きの足掻き:03/12/05 01:42 ID:X2meDiG1
戦闘等という物からは遠い。
虐殺、というには語弊がある。
狩り?  駆逐?
近い。
だが何かが違う。


あの化物にとっては――食事。


「良いぞ、貴様たちの恐怖。血の次に私の好きなものだ」
化物が笑う。
右手はもう使えない。左肩にも傷。
痛い。痛いし怖い。痛みより恐怖の方が大きい。
逃げるのは簡単だ。茜を見捨て、診療所の外に行けば良い。
だがそれも一時のこと。夜になれば島全域が奴の活動範囲。
そして何より――自分の近くで死んでいった者達に会わせる顔が無い。
自分は男なのだ。そしてここにいる男は自分だけなのだ。
だから、逃げることなど許されない。

恐怖よりも大きいもの――男の誇り。


「その子を離せッ!」
密着し、肩へデザートイーグルを発砲。
発砲音に軽い眩暈を覚え、反動で飛ばされる。
茜は拘束から逃れた。
シュベストは――
374人間如きの足掻き:03/12/05 01:44 ID:X2meDiG1
ガッッ

頭を捕まれ壁に押さえつけられる。
「鬱陶しい。 半死半生の人間風情が!」
少しずつ、少しずつ力が加えられていく。
頭蓋骨が悲鳴を上げる。
「ぐがああぁぁぁぁぁあぁああぁッッ!」
「すぐには殺さん。 あらゆる苦痛を与えてから緩慢な死をくれてやる…
 刺し、斬り、裂き、潰し、千切る。 その間に私を怒らせた事を存分に後悔し――」
「ゴチャゴチャ抜かしとらんでこっち向かんかいボケェ!!」

ザシュッ

シュベストの腕に割れたガラスが刺さる。

「矢島君を離さんかい! この猟奇趣味者が!!」
震えながら智子が叫ぶ。
「…気の強いお嬢さんですな。 ですが…無駄なのですよ
 意味があるとすれば、それは私を怒らせるということ
 抵抗すればするほどあなた方は苦痛の中で死んでいくことになる――」
シュベストは片手で智子を壁に投げつける。
「手始めに、この鬱陶しいのを始末しようというわけですよ」
ぐったりした智子にいやらしい笑みを向け、矢島の腹を殴る。
「ぐ…げええぇぇぇっ」
たまらず矢島は胃の中の物を逆流させる。
「しかし、油断のしすぎは良くない。
 事実、私が油断していなければこれほどの屈辱は無かったはず。
 つまり…貴様はすぐに殺しておいたほうが良い。
 なに、心配無用。恐怖と血は残りのお嬢さん方から頂く事にするよ」
矢島の頭に更なる力が加えられる。
「ぎ、ぎイいぃィあぁァぁあぁアァぁぁッッ!!」
375人間如きの足掻き:03/12/05 01:45 ID:X2meDiG1
もうすぐ自分は死ぬ。
悔しい、という思い。
情けない、という思い。
早くこの苦痛から開放されたい、という思い。
自分の頭が潰される隙に智子らは外に逃げるだろう。
あの三人だけは守れた、と思いたい。
そうでなければ惨め過ぎるから。
そうでなければ香奈子や晴香に何といわれるだろう。
香奈子の伝言は、伝えることが出来なかった。
会ったら、謝らなければならない。


――まだ、痛みを感じている。
死んだら、痛みも何も無くなるのではないのか。
死んだ後も痛みは痛みなのか。


バキッ

打撃音。
頭の圧力が消える。
まだ、自分は死んでいないのだとわかる。
目をうっすらと開いた。
見えたのは――壁に吹っ飛ばされたシュベストと逞しい銀髪の青年。
「きよみ、それから亜麻色の少女、そこの少年と少女、郁美を頼む。 この化物は――俺に、任せろ」

頼もしい声だ。
そう思いながら矢島の意識は薄れていった。
376人間如きの足掻き:03/12/05 01:45 ID:X2meDiG1
【シュベスト、矢島、茜、智子、きよみ、蝉丸 郁美 薬剤室に】
【矢島 意識を失う 生死不明】
【智子 気絶】
【秘策入りウェストバッグはそのまま矢島所持】
【デザートイーグル弾切れ】
377名無しさんだよもん:03/12/05 01:46 ID:X2meDiG1
誤字、脱字、矛盾点
その他何かあったら指摘お願いします。
378名無しさんだよもん:03/12/05 01:52 ID:8PRNfntt
すげー!一気に新作が2つも!!
379名無しさんだよもん:03/12/06 18:02 ID:+DdF26PZ
うーん人間如きの、いいですな。良作。
矢島がこれ以上活躍したら萎えるとこにいい感じでやられてくれました。
380名無しさんだよもん:03/12/07 00:45 ID:9vM0cWdQ
続きが気になる。
381名無しさんだよもん:03/12/07 12:57 ID:kZPjitXI
とりあえず、全部チームの時間合わせない?
382名無しさんだよもん:03/12/07 14:12 ID:Erp5FCYi
言うだけは楽だよね。
383名無しさんだよもん:03/12/07 15:05 ID:g6yFhuJH
それは難しいな。
一番時間が進んでるチームはどこだっけ?
384名無しさんだよもん:03/12/07 18:03 ID:ay41ZmHI
浩之あたりが進んでいると思ったが・・・よくよく考えてみるとほとんど2日目なんだよな、まだ初日の方々もいらっしゃるみたい

進行形のイベント一覧や時間・メンバー表はたしかにホスィ・・・
385名無しさんだよもん:03/12/07 23:04 ID:g6yFhuJH
雀鬼はやってないけどナイトライターはやった。
これで芳晴組書いても良いかな?
コリンはどんな攻撃出来るのか全く解らないんだが
386名無しさんだよもん:03/12/08 01:27 ID:UPvJnY2/
>>385 どうぞ。
387名無しさんだよもん:03/12/08 23:12 ID:wGtXwlFn
コリンは役立たず系。攻撃らしい攻撃なんて無理。
というか、ナイトライターやったんなら、なんとなくわかると思うけど。

まぁ、光線銃撃てたりするのかもしれんけど。
388名無しさんだよもん:03/12/09 01:34 ID:ekDTT2wY
>>387
ストーリーモードじゃコリン攻撃しないけどVSCOMモードじゃユンナ見たいな光の
波動で攻撃してなかったっけ?
威力にムラがあって、たまみたいな威力(難易度)だったりするかと思えばルミラ
級の攻撃をかましたりもしてきたように記憶している。
389名無しさんだよもん:03/12/09 22:34 ID:ir6hYNOW
VSCOMモードで一定の攻撃力を持たないとゲームが成立しないだろ。
基本的にはストーリーモード準拠じゃないの?
そういうのは。
390名無しさんだよもん:03/12/09 23:05 ID:eCrnmtop
雀鬼では芳晴とコリン、ユンナはどういう位置づけで出てくるんだ?

……もしかして、出てこない?
391名無しさんだよもん:03/12/10 00:34 ID:cKEdoLYb
('A`)…デテコナイ
392名無しさんだよもん:03/12/11 16:11 ID:BgQrqWbz
雀鬼には出てこないよ。

芳晴とコリンは二人で一人前って感じだろうな。
芳晴はコリンのサポートがなければ肉体は人間だから魔物あいてはできないだろうし。
コリンは壁抜けや芳晴の守護天使としては力を発揮できるが、攻撃は芳晴任せにしてたことからいっても
単体ではたいしたことはできないだろう。
393名無しさんだよもん:03/12/12 10:31 ID:eTrKCxt1
>>392
肉体強度は関係ないだろ、別に魔物相手に肉弾戦挑む訳でも無いし。
戦闘時のシールドもあれ芳晴の自前だろ。
というか、対ユンナ戦以外で守護天使の加護なんざ受けたこともねぇw
394名無しさんだよもん:03/12/12 23:58 ID:2KGshbt8
肉体はともかく、シールドや攻撃に使う霊力(?)もコリンが増幅してなかったっけ?
395それぞれの胸中:03/12/14 01:13 ID:H1oxZytk
ジャングルに響くエンジン音。
失踪するジープが一台。
少年が二人、少女が二人。

助手席で眠っている少年、折原浩平。
彼の頭の中にあるもの。
眠っていても頭から離れないもの。
光岡のこと、リアンのこと、繭のこと。

自分がしっかりしていれば、今光岡と合流していたかもしれない。
自分がもっと強かったら、サトリの手からリアンを救い出せたかもしれない。
自分が真っ先に他の皆を探しに行っていれば、繭は死ななくて済んだかもしれない。

――もしこうしていれば――
言ったところで何が変わるわけでもない。
全く意味の無い、後悔。
396それぞれの胸中(2):03/12/14 01:15 ID:H1oxZytk

"えいえんはあるよ――"

永遠の世界からの誘い。

ここで自分が永遠を望めば、死ぬことは無い。
始まりも終わりも、昼も夜も無い、メビウスの輪のような世界へ行くだけ。

しかし、自分には守らなければならないものがある。
牧部なつみ、長森瑞佳。
だから、永遠へは行けない。

他の自分の友人達はどうしているだろうか?
もうこの世界にいない者もいるのではないか。
その考えを振り払う。
自分が信じなくて、誰が信じるのだろう。
そう、みんな、きっと、生きている――


後部席に横たわっている少女、長森瑞佳。
――眠っている? 気絶している?
どちらにしても、肉体的、精神的に無理が出ていた結果。
397それぞれの胸中(3):03/12/14 01:16 ID:H1oxZytk
繭。繭。
裏山で会った娘。
妹のようだった娘。
大人になろうと、一生懸命に頑張った娘。
短い間だったけれど、繭と一緒にいた学校はとても楽しかった。
勝手に学校に入ってきた繭を浩平と追いかけた。
昼休み、食べきれないハンバーガーを七瀬さんと浩平と繭で食べた。
学校帰りにファンシーショップでぬいぐるみを買ってあげた。

もう、戻ってこない。

繭は死んでいた。

ぼろぼろになって、闘技場に横たわっていた。

泣きたい。凄く泣きたい。
繭のために、大声を上げて泣いてやりたい。
繭のために、喉が潰れるまで泣いてやりたい。
繭のために、涙が枯れるまで泣いてやりたい。

でも、それは、今は出来ない。
浩平を心配させてしまうから。
ここが狂気の島だから。

だから、戻ったら、繭のために泣いてあげようと思った。

大声をあげて、喉が潰れて、涙が枯れるまで。
398それぞれの胸中(3):03/12/14 01:16 ID:H1oxZytk
繭。繭。
裏山で会った娘。
妹のようだった娘。
大人になろうと、一生懸命に頑張った娘。
短い間だったけれど、繭と一緒にいた学校はとても楽しかった。
勝手に学校に入ってきた繭を浩平と追いかけた。
昼休み、食べきれないハンバーガーを七瀬さんと浩平と繭で食べた。
学校帰りにファンシーショップでぬいぐるみを買ってあげた。

もう、戻ってこない。

繭は死んでいた。

ぼろぼろになって、闘技場に横たわっていた。

泣きたい。凄く泣きたい。
繭のために、大声を上げて泣いてやりたい。
繭のために、喉が潰れるまで泣いてやりたい。
繭のために、涙が枯れるまで泣いてやりたい。

でも、それは、今は出来ない。
浩平を心配させてしまうから。
ここが狂気の島だから。

だから、戻ったら、繭のために泣いてあげようと思った。

大声をあげて、喉が潰れて、涙が枯れるまで。
399それぞれの胸中(4):03/12/14 01:17 ID:H1oxZytk
運転している少年、久瀬。
彼は思う。
少し前のこと。
森の中で出会った青年と少女――蝉丸と郁美。
自分は撃った。
初めて人を撃った。
彼はもう生きてはいない。
自分が撃ったから。
頭を撃ち抜かれて生きている人間などいない。
手に残る感触。
ナイフで刺したわけでもないのに、手に残る。
人を、殺した。
それは、同じ人として絶対の禁忌。
自分が生還したとして、それは法で裁かれるのだろうか。
いや、法などが問題なのではない。
"guilty"ではなく"sin"

一人殺したのなら、何人殺そうと同じではないのか。
例えば、助手席に座っている浩平を撃ち、
後部席の二人もろともジャングルに捨て、一刻も早く超先生の宿題を完遂すべきではないのか。

腰の銃に手をやる。
400それぞれの胸中(5):03/12/14 01:18 ID:H1oxZytk

「くっ」
ザッ ザザーーッ
「おい、何片手運転なんてやってんだよ! もう少しで事故るところだったじゃないか!
 大体ジープの片手運転なんてモノは俺のような優れたドラテクを持っていないとだな――」
「――おい、着いたぞ」

いつの間にか、ホテルに着いていた。

「おっ 本当だ! やるじゃないか、流石は俺が見込んだだけあるなぁ」
「いつ君が僕を見込んだんだっ いいからさっさと後ろの二人を起こせ! 僕は早く出発したいんだ!」
「すぐに行くのか?」
「ああ」
「少し休んだ方が良いんじゃないのか? かなりヤバそうな顔してるぞ?」
「君は僕が信用出来ないんだろう? そんな人間とは一緒にいるべきじゃない」
「まぁ、そうだったけどな、俺が寝ててもちゃんとホテルに送ってくれたしな。
 本当に『自分のためなら他人はどうなってもいい』って奴だったら俺たちを殺して捨てて行くだろ?
 ――ってこれはちょっと極端な発想か。 ま、ゆっくり休んで行けよ、えーと、名前なんだっけ?」
「久瀬。 久瀬 秀一だ。」
「ゆっくり休んでいけよ」
それも、悪くはない。

二人を起こし、自己紹介を済ませ、ホテルへ向かう。
手を見つめ、彼は思う。

もし、ホテルに着いていなかったら、僕は――

401それぞれの胸中(6):03/12/14 01:19 ID:H1oxZytk
ホテルへ向かう、蜜柑色の髪の少女、牧部なつみ。
彼女は知っている。
スフィーの、健太郎の死を。
リアンが攫われたことを。

力の使い方を教えてくれた、気まぐれな先生。
しっかりしているけど、どこか頼りない、もう一人の先生。
そして、自分の居場所になってくれた、骨董屋の店長。
頼れる人は、みんないない。

それは、つまり、魔法を使える人間は自分だけということ。
だから、戦わなくてはならない。
グエンディーナの魔女として。
ミュージィの娘として。


ホテルの中に入った。
「そっちも色々あったみたいだね。でも、久瀬君達が無事でよかったよ」
出迎えてくれた青い髪の少女に連れられて、医務室に向かう。
そこにいたのは、ショートカットの少女、たおやかな女性、目が真っ赤に腫れている男。
開口一番、私は言う。
「ここに誰か怪我をしている人はいない?」
「え、い、いるけど、でも大怪我して今眠っているところだから…」
「私に治させて下さい! 私なら治せます!」
402それぞれの胸中(7):03/12/14 01:20 ID:H1oxZytk
ベッドに横たわっている少女。
「ここが傷口なんだけど…」
たおやかな女性――高子さん――が言う。
「はい。 あの、少し、静かにしていて下さい」

傷口に手をかざし、集中する。

攻撃魔法は使えない。
でも、回復魔法なら――

人を助けたい。人の痛みや苦しみを、自分が背負ってあげたい
回復魔法の源は、そんな思い。

手と傷口が淡く光る。
高子さんが目を見開く。

「……終わりました。でも体力は戻ってませんから、休ませてあげた方がいいと思います」

そう、これが、私の戦い方。
私は、グエンディーナの、ミュージィの娘。


【浩平 久瀬 瑞佳 なつみ ホテルに到着】
【郁未の傷 かなり回復 体力は消耗したまま】
403名無しさんだよもん:03/12/14 01:21 ID:D5X3oMZF
久々の新作乙です。
404名無しさんだよもん:03/12/14 01:21 ID:H1oxZytk
えーと、やたら長い話になってしまいました。
しかも(3)を2重カキコしちゃったし…
…ゴメンナサイ。

誤字、脱字、矛盾点ありましたらよろしくお願いします。
405名無しさんだよもん:03/12/14 01:41 ID:2jGSoEX+
>それぞれの胸中
新作乙!
なにはともあれ物議を醸し出しそうな『回復魔法』だけど、そもそもそういう能力もありでスタートした鯖だから、問題ないと思います。
つ〜か、なつみ格好いい……。最後のニ行で惚れそうになった(´Д`;)
406名無しさんだよもん:03/12/14 02:19 ID:q0YvLkza
>目が真っ赤に腫れている男

高槻、だよなあ?
この状況で何もいわんあいつは想像つかんが、それぐらい少年の死が堪えたのか・・
こっから先郁未も含めてどういう風になっていくのか結構期待してる。
407名無しさんだよもん:03/12/14 03:54 ID:Qa1J5Qi3
話は面白いかった。
けど、気になる点があった。
矛盾ってわけじゃないけど、ホテル組ってまだ夜明け前じゃなかったっけ?
久瀬たちは昼頃だったと思うからそれを考えるとホテル組ってかなり時間が
経過することになるよね。
もうちょっとそこらへん考えって欲しかった。
408名無しさんだよもん:03/12/14 06:32 ID:gjJQxa5Z
「2、4……残り8人か。ハ、こりゃまた盛大に減ったもんだな」
 地獄のような一夜が過ぎたホテル。
 そのホールに集まった面々を見て、高槻が忌々しげに毒づいた。
 8人は誰もが、高槻本人さえもが、酷く疲れ果てた顔をしていた。
 一人、ソファーに寝かせられた郁未さえも例外ではなかった。
 それっきり誰一人口を開かずに長い時間が過ぎた。

「それでこれからどうするのだね?
 まさか、このままボーっとしている訳にもいくまい」
 場の沈黙が、更に沈黙を固定していく悪循環を断ち切る様に、長瀬主任が声を上げた。
 それに伴い周りの者もにわかにざわつき始め、そしてそれ以上の視線が相互に交わされる。
 迷うように定まらない各々の視線は、やがて発言者である長瀬主任に集まっていった。
 が、それまで特にどこも見ていなかった主任がチラッと横に目を流す。
 それにつられる様にして他の視線も動き……本人を除く全員の視線が高槻に集まっていた。
「うお……オレか?」
 思わず声を上げる高槻。
「自分で言うのもなんだが、私は研究者でね。参謀の真似事さえも出来るかどうか怪しいんだよ」
 驚く高槻に主任は何でもない事を言うように告げる。
「クソ、無責任な……オレだって研究者だぞぉ……」
 しばらくブツブツと反論していたが、やがて覚悟を決めたようだった。
409名無しさんだよもん:03/12/14 06:34 ID:gjJQxa5Z
「さて、本人の覚悟も決まったところで、これからの方針を決めるとしようか」
 長瀬主任は先を促す。
「クソッ……軽く言ってくれやがって…。まあいい。まず、長瀬は管理室のコンピューターに防壁を構築しろ」
「ふむ……まあ、一応専門だし出来ないことはないがね。
 だが、どうやってもこの島では超先生とやらの方が権限が圧倒的に上だよ」
 つまり、また先のような事になるかもしれない。
 そう言外に滲ませるように長瀬主任は答えた。
「ああ、勿論回線を切った後で良い」
「…………?」
 では一体何の為に、と言った目で答える高槻を見る。
「確かに、あの馬鹿にこれ以上引っ掻き回されるのは御免だが、反撃する時にもう一回繋げるからな。
 電情戦の準備と併せてやっとけ」
 ニヤリと笑って高槻が言葉を終える。
 答えを聞いた長瀬主任は一瞬驚いたような顔で高槻を見つめたが、すぐに同じようにニヤリと笑って返した。
「それで、他には何かあるかい?」
 問われて、高槻は暫し黙考。
 数十秒の後に指示を再開する。
「回線を切った後に、閉められる設備を全部閉めとけ。
 ヤツのように中途半端じゃなく、全部だ。
 表玄関以外は非常口から全隔壁に窓のシャッターに各室の扉まで、全部だ」
「残すのは玄関前の正面ホールだけかい? 流石にそれでは手狭ではないかな?」
「……そうだな、少し修正しよう。
 残す区画は、玄関口と医務室、食堂の辺りまでだ。
 その辺をそっちで適当に固めといてくれ。
 おっと、それに最上階の管理室までの道のりもな」
 館内見取り図を見ながら、高槻が答えた。
「エレベーターと階段があるが」
「……一応、両方残しておけ」
 突然の変化についていけない周囲をよそに二人の話はまとまったようだった。
410名無しさんだよもん:03/12/14 06:34 ID:gjJQxa5Z
「了解だ。……そうだな、マルチは借りていくよ。この子の頭脳はこちらの方が役立てられるかもしれない」
 本当はこんな事のためにあるんじゃないんだがなあ、と誰にも聞こえない声でついでに呟いて。
「さて、マルチ。手伝ってくれないか」
「……ハ、ハイ。お手伝いします」
「エレベーターは……まだ細工される可能性もあるか」
 そう嘯きながら、長瀬主任はマルチを連れて階段の上へと消えて行った。

「わー、凄いや! おじさんをリーダー1号さんに任命するよ!」
 また暫らくして佳乃が活動を再開し、何時もの様に勝手に任命した。
 対して高槻は、ケッ、と毒づく。
 密かにおじさんと呼ばれた事が最もショックだ。
「でも、どうしてホテル中を閉めちゃうの? 折角広いのに、勿体ないよ?」
 しかし、そんな高槻を全く気にせずに、疑問と好奇心とが半分ぐらいづつな視線を向けて佳乃は問う。
 他の人間も多かれ少なかれ同じような顔で高槻を見ていた。
 仕方ない、といった顔で高槻は答え始める。
「1つは、出来るだけ多人数でいた方が良いってのがある。
 ……バラけると碌な事がないのは身に染みて分かったしな」
 高槻の答えに何人か、特に名雪、が顔を曇らせる。
 しかし、高槻は気にも留めず続ける。
「2つ目には、警戒する範囲を狭められる。
 閉め切っときゃ、横からは来れないし、無理矢理来るにしても時間が稼げる。
 つまりだ。神経は取りあえず正面に集中しときゃ良いんだ。
 その上、窓や扉を一撃でブチ破って侵入でもしてこない限り、どこから来るのかが丸分かりだ。
 ……それなら、今の天沢でも、十分に『力』を当てられる」
 言い終えると、周囲から納得と感嘆の声が漏れた。
 唯一、高子のみが最後の部分に咎めるような視線を送ったが、高槻は黙殺。
411名無しさんだよもん:03/12/14 06:35 ID:gjJQxa5Z
「あの、それならもっと真ん中の部屋に立て篭もった方が良いんじゃないですか?」
 二人の無言のやり取りに気付かずに、敬介がふとした疑問を投げかけたが
「それだと玄関ホールに陣取られたら外に出れなくなるし、他のヤツらもわざわざ入って来なくなるだろうが」
 スッパリ斬られて、ちょっとヘコんだ。
 実際の所は、ホテル外に怪物がたむろするような状況になれば話は同じなのだが
そこまで考えるとどうにもならなくなるので、高槻も敢えてそこまで頭を回す事はしない。
 一方ばつの悪そうな顔をして辺りを見回した敬介が、同じような顔をしている名雪に気がついた。
「……やあ、どうしたんだい? どこか調子でも悪いのかな?」
 照れ隠しか、何とはなしに声をかける。
「……あの、真琴が、川に飛びこんだの……、助けに、いかないと……」
 きっかけを貰った名雪は、オズオズと暗い顔のままで言った。
 先の、碌な事、で思い出したらしい。
 状況が状況とはいえ、今まで忘れていた事に罪悪感を感じているようだった。
「……それは……うん、どうしようか……」
 ……非常に頼りにならない男だった。
 新たに降って湧いた難事に、全員の視線が再び高槻に集中する。
 その先の顔は、露骨に嫌そうな表情を作っていた。
「……天沢の足がやられた時のか……10階だろ、きっと助からん」
「でも、テレビだと大丈夫だって……」
 名雪が抗議する様に言った。
「……川に流されたら、流石に助からないに違いない」
「わたしは生きてるよぉ」
 佳乃が何も考えずに言った。
 詰まった。
 そして、諦めた様に嘆息し、冷たく言った。
「……ダメだ、捜索には人を裂けん」
 なまじ信頼が出来始めていただけに、反動もひとしおだったのかもしれない。
 女性陣3人は、酷いショックを受けたような表情で高槻を見た。
 敬介は、リーダーだしそんなものなのかな、と思ったが、取りあえず似たような表情を作っておいた。
412名無しさんだよもん:03/12/14 06:36 ID:gjJQxa5Z
 ……と、そこで。
「やっぱり、あなた高槻ね」
 何時の間にか起きていたのか、天沢郁未が上半身を起こしながら言った。
「見直しかけてた私が馬鹿だったわ」
 それまで以上の侮蔑の視線を浴びせながら、高槻を睨む。
「名雪、肩貸して。私が一緒に行くわ」
「……あ、うん。わかったよ」
 駆け寄った名雪が肩を差し出す。
「待て」
「駄目です郁未さん!」
 すかさず高槻と高子が声を上げる。
「……大丈夫よ、高子さん」
 しかし、当の郁未は動きこそ鈍い物の表情を変えずに、名雪の肩を借りて立ち上がった。
「………ッ!!」
 立ち上がると流石に傷が痛むのか一瞬顔をしかめるが、それでもすぐに元に戻し危なげなく歩き始める。
 むしろ、名雪の方が引き摺られているといった感じだった。

「お前が行けば、残った奴らが死ぬぞ!」
 止まらない郁末に高槻が叫んだ。
 郁未は振り返りはしなかったが、歩を止めた。
「5人死んで、2人消えた。
 残ったのは、弾切れの拳銃に、壊れたマシンガン。まともな銃は一丁だけだ」
 それ以上は言わなかった。
 それが、この極限状況では笑えるほど心許ない装備でしかないのは、島で一日を過ごせば誰にでも分かる事だった。
「……だから、また寝てろって言うの?
 私が、寝ている間に、皆死んでしまったのに……真琴まで見殺しにしろって言うのッ!?」
 振り返り、叫んだ。
 内側に押さえ込んでいたものを吐き出すように食って掛かった。

 一方、片隅では敬介が、そう言えば刑事の方の長瀬から拳銃を貰いっぱなしだったなー、などと思い出していたが
無茶苦茶緊迫した状況にびびったので気付かなかった事にしていた。
413名無しさんだよもん:03/12/14 06:37 ID:gjJQxa5Z
「ただ待つんじゃない。他の奴を待つんだ」
 激昂する郁未に言い聞かせるように高槻が語り始めた。
「……鹿沼葉子や名倉有里も……この島に来ているんだろう?」
 少し、迷いを見せながら高槻が問いかける。
「……葉子さんは来てるわ」
 しぶしぶといった感じで、郁未も認める。
「でも、葉子さんがここに来てくれるとは限らない」
 続けて出てきた言葉に、高槻は痛いところを突かれた表情をする。
 その様子を見て、郁未は外に向かって踵を返そうとするが
「……自分達だけが特別だとは思わない方が良い。使えるヤツは案外どこにでもいるもんだぞ?」
 そう言って、高槻も慌てずに回りの人間に視線を投げかける。
 最初に視線が合った高子がハッとした様に言った。
「あ、その、私の……知り合い人達に不思議な方々がいます。
 こういう状況でも、きっと頼りに出来る人たちです」
 郁未の動きが再び止まる。
「はぐれちゃったけど、私のお姉ちゃんもなんだって出来ちゃうよぉ」
 更に佳乃が贔屓目気味ではあるが、確かに頼りになる姉を挙げる。
 敬介も目つきの悪い青年の名を出そうとしたが、別居中の娘の話題に触れる事になるので何だかヘビーだからやはり止めた。
 郁未はすがる様にすぐ側の名雪に目を向ける。
「……学校の先輩で、剣とか振り回してる人が……」
 しかし、その名雪も周りと、それに郁未の怪我の方を取り、後ろめたそうにそう呟いた。
「郁未さん。早く横になってください。冗談じゃなくて、本当に死んでしまうかもしれません……」
 意気を沈ませる郁未をいたわるように高子が声を掛ける。
「……ゴメン」
「いいよ、無理しないでね……」
 名雪と高子に肩を借りながら郁未は医務室の方へと歩いていった。
414名無しさんだよもん:03/12/14 06:48 ID:2jGSoEX+
↑……タイトルとか最後の【】情報とかがないと分かりにくいんだが・゚・(ノД`)・゚・。
415名無しさんだよもん:03/12/14 06:49 ID:gjJQxa5Z

 途中、ホテル全体が唸り声を上げるように揺れた。
 窓や通路の設備がゆっくりと降り始めてきていた。
 閉まりゆく窓の隙間を見ると、東の空にはようやく太陽が見え始めていた。
 しかし、それはやがてシャッターに遮られ、通路には人工の灯りだけが残った。

 そうして、ベッドにたどり着いて郁未の意識は再び闇へと落ちていった。
 
【ホテル組……現状維持(追加戦力待ち)】
【長瀬主任・マルチ……電情戦の準備】
【現在、高槻が銃を所持。(橘敬介も密かに所持)】

=====

で、出遅れたー。
ので、407氏のコメントに託けて一応落としてみたり。
時事系列的に後付になってるんで、NGは当然のものとして覚悟済みです。
あと、長くてゴメンナサイ。
416名無しさんだよもん:03/12/14 06:50 ID:gjJQxa5Z
ゴメン、連投規制に引っ掛かって死にたくなってた……。
てか、サンクス。
417名無しさんだよもん:03/12/14 06:56 ID:2jGSoEX+
あ、連投規制だったのか。
ならもっと気の効いた書き込みにしておくんだった(´・ω・`)
でもやっぱしタイトルないぞ(w

かなり、繋ぎとしては良い出来だと思う。
今後もわかりやすいし、説得力もあるし、ベネ(良し)
418名無しさんだよもん:03/12/14 09:23 ID:hj/jQ67S
結局今ホテルにいるのは誰なんだ?
419名無しさんだよもん:03/12/14 10:42 ID:BZ8/bSfF
ホテル組は
高槻、高子、郁未、名雪、マルチ、源五郎、敬介、佳乃
浩平、瑞佳、久瀬、なつみ
だな。

段々このスレにも人が戻ってくるといいなぁ…
420名無しさんだよもん:03/12/14 11:05 ID:ong31Zvi
出来れば人死にはもう無しにして欲しいもんだ
421名無しさんだよもん:03/12/14 15:56 ID:eqT1m8eu
>>420
そりゃ無理だべ。人死にメインのリレーじゃないが
どうしたって死者は出てくるだろ。殺しどころがすごく難しいのは確かだが。
422名無しさんだよもん:03/12/15 19:12 ID:HRdi9PLA
420と421やりとり読んで思ったんだけど、鯖のエンディングってなに?
それなりに考えてみたんだけど

・超先生を倒す
・それぞれが違う脱出方法で島から逃げる
・結局、最後は生き残ったやつらが一緒になって脱出
・全滅

まだ他にあると思うけど、言い出したらキリがないので無難なところで。
しかも、上記にある全滅エンド以外は生存者の数によっても進め方が違うので、
一桁にするのか二桁中盤でいくのかも大まかに決めて欲しい。
そうでないと、書き手全員が違うストーリー展開だとやりにくいし、また荒れる。
一応、書き手なんだけど、どう進めたいのかがわからないと書きようがないんだけど
423名無しさんだよもん:03/12/15 19:28 ID:WUUSkC8l
全滅、無難かよw

人死には、無しにしない方が良いと思うよ。
選択肢は多い方が書き易いはず。
死ねばキャラが減るからまとめやすくなるし、
その怨讐から話を繋ぐ事もできる。

だから殺しまくれと言う事ではないけどね。
選択肢の一つとして残しておくべき。
424名無しさんだよもん:03/12/15 20:30 ID:0kyJS4qS
先を考えるのは楽しいだろうが、せめて全チームが二日目午後入るくらいになってからにしようぜ。
今までの伏線の処理・あるいは引継ぎもしないで、新たな展開ばかり書きたがるのはイクナイ。
425誓い:03/12/15 23:24 ID:bpkpL1dI
「どっこらしょっと・・・つったく、よけーな時間取らせやがって・・・ふぅー」
巨大なワニをしとめた後・・・ようやく悪戦苦闘の末、浩之は木々の間から足を抜き出し木々に腰を下ろして一息つく。日がそろそろ沈み始めていた。
「さーてと、どーすっかな・・・」
妖狐の女の子を追おうにも随分時間が経ってしまった・・・おそらくもう別の場所へ移動しただろう、追跡するにも情報が少ない
・・・殺したくはないが、これ以上の被害を許すわけにもいかなかった。時間が経てば経つほど、被害者は増え続けるだろう・・・いづれは雅史達もその被害者となってしまう。
「相手は無差別・・・規則性がねぇ・・・かといって待ちに徹すりゃ被害が広がるしな・・・しょうがねーなやっぱ、こっちから押しかけるしかねぇか」
頭の中で地図を広げる・・・朝鮮製のラボやパンフで見たいくつかの施設を思い浮かべながら。
(彼女の狙いは人間、それなら人の多い場所を狙うよな・・・島がこんな状況だ、生き残った連中なら合流して助けが来るまで何処かに立てこもるか、もしくは脱出ルートを切り開くかどっちかだよな・・・誰でも一人じゃ心細いだろーし)
みんなが集る場所になら彼女もそこに向かうはず・・・そう思いながら、自分が一人であることを再認する。
(てーか、何気に俺がヤバイ・・・ティリアや祐介とは離れ離れになっちまったしな・・・祐介、死んでねーだろーな・・・あれだけカッコつけたんだ、死んだらマジで怒るぞ)
かなり無茶な注文を付けながら祐介達と別れてからのことを思い出す・・・みんなを助けるため決死の思いで立ち向かった祐介とそれを助けるため留まったティリア達、
力なく逃げる以外できず、あまつさえ朝鮮製と取引した自分・・・情けないが、今は自分に出来ることをしながら、祐介たちのことは信じて待つしかない。
(ディスクは無事かな、ティリアも無茶すんなよ)

426誓い:03/12/15 23:25 ID:bpkpL1dI
何時までもここにいるわけにもいかず、腰を上げる・・・ふと、物言わぬワニの巨体に目を向ける・・・残った下顎にはボロボロになった女の子の服が引っかかっていた。それを手に握り締める・・・
「いっしょに帰ろうな・・・それまで少し勇気をくれないか、俺ってな〜んかめんどくさがり屋でさ、さっきみたいに追い詰められてからしか必死になろうとしねぇ・・・だから、ちょっとだけ尻を叩いてくれないかな」
少女の服に語りかけ、服の一部を無造作に頭にバンダナのように巻きつける・・・
「さてと、篭城しやすそうなところでホテルあたりか・・・何にせよ一旦もとの場所まで戻らねぇとな」
身を翻して元の場所へと向かう・・・ふと、ある事を思いついて振り返る。
「・・・ワニって食えたっけ??」

阿呆なことを考えたあともとの広場・・・焼け野原に戻り、ジープの行く先へと足を向ける・・・地図では、この先を進んでいけば先は長いがホテルに着くはず。そう思いながら足を進める・・・すると
「こんばんは、あっ!?まだ、こんにちはでしたっけ?」
一人の少女が挨拶をしてくる・・・年は同じくらいだろうか・・・警戒するが、すぐ馬鹿らしくなり構えを解く。
「微妙だな・・・つーかどっちでもいい、何時からそこに?一人か?」
「あははーっ、二つもいっぺんに答えられませんよー、それにまずは自己紹介からです」
「あっわりぃ、それもそうだな・・・俺は藤田浩之、あんたは?」
「あははーっ、浩之さんですね〜佐祐理は倉田佐祐理といいます」
「えっ〜と、佐祐理さんね・・・で、どうしてここに?」
427誓い:03/12/15 23:26 ID:bpkpL1dI
「佐祐理でいいですよ、わたしは人を探していました・・・何とか見つけたのですが、佐祐理一人ではどうしようもなくて、助けてくれそうな人を待っていました」
「あ〜っと、ひょっとして俺!?」
「あははーっ、ひょっとしなくても浩之さんですー、見てましたよ、さっきは凄かったですねー」
「見てたんなら助けてくれよ・・・って無理か」
胸中で無神経なことを言ってしまったな、と後悔する・・・案の定、彼女は顔を伏せてしまう。
「すみません・・・ムシがいいことなのは判っています。ですがもう佐祐理には代わりに食べられてあげることも出来ないんです・・・でも、お願いします。助けてあげて欲しい子がいるんです」
「(代わりに食べられてあげることも出来ない?)わかったよ・・・俺にも用があってさ、つい・・・でその子はどこに?」
顔をパッっと明るくして、微笑む
「ありがとうございます、では早速行きましょう」

森の中を歩いていく二人、どういう訳か佐祐理の方が足取りが速い
(人は見かけによらないか・・・見た目、華奢なんだけどな・・・てーか、俺が運動不足なだけか、ちょっとショック・・・)
浩之が何気に凹んでいると、佐祐理が覗き込むように声を掛ける。
「さっき、浩之さんが話していた目的って何なんですか?」
「あーっとな・・・」
428誓い:03/12/15 23:27 ID:bpkpL1dI
答えていいのか迷ったが、復讐に燃える妖狐の女の子が島中を駆け巡っている以上、危険を避けさせるためにも事を全て伝える。
「・・・そういう訳だったんですか、それで浩之さんはその女の子を・・・えーっと、殺しちゃうんですか・・・」
「・・・わかんねぇ、殺したくはないけどな、説得して駄目なら・・・これ以上人殺しさせたくねーし、雅史たちを殺させる訳にもいかねぇ・・・まっ、もっとも俺が返り討ちになる可能性のほうが高ぇけどな」
「きっと、大丈夫ですよ・・・でも、そうでしたか・・・だからあの子はあんなにも人を憎んでいて、でも悲しそうで」
「!?・・・あんたその子と会ったのか!?なんでもいい、話を聞かせてくれ」
「・・・はい、ですがまず約束して下さい・・・いきなりズドンとあの子を撃つのではなく、ちゃんとまずお話をすると・・・勝手な事を言っているのは判ってます、浩之さんを余計な危険に晒してしまうことも、でもお願いします」
「・・・わかった、もっとも、こっちもそのつもりだったしな」
「ありがとうございます」
またパッと笑い出す・・・よく表情が変わる子だなぁと思いながら、彼女の話に耳を傾ける。
「・・・そして、その子はある女の子を焼き殺してしまったんです」
「・・・そっか、もう無理に話さなくてもいいぜ」
「・・・浩之さん、彼女のことは、許してあげて下さい・・・佐祐理は彼女を恨んだりなんかしていませんから・・・だから」
「わかってる・・・まずは話だけでもしてみるさ、後はそれからだ」
「やさしいですね、浩之さん・・・友達に、浩之さんみたいに誰かが傷ついたりする事をほっとけない人がいるんですよ〜、出来ればもう一度会いたかったです・・・」
「会えるさ・・・会わしてみせるって俺が、それなりに強力な武器もあるしな・・・だから元気出せよ」
「あははーっ、やっぱりやさしい人です」
429誓い:03/12/15 23:28 ID:bpkpL1dI
「それはそうと、探している子ってどんなこだ?」
「えーっとですね、みちるって言う女の子です。とっても元気で、強くて、でもまだ誰かが支えてあげないといけないそんな女の子です」
「あー、つまり、やかましくて生意気で、でも寂しんぼなんだな」
「あははーっ、そんなこと言ってるとみちるキックが飛びますよー・・・もう少し先に小屋があります。みちるはそこに隠れています・・・みちるの事、よろしくお願いしますね」
「ああ、任せとけって・・・ってか佐祐理も来いよ」
何時の間にやら後ろのほうで佐祐理はたたずんでいた。
「あははーっ、佐祐理は後からいって、みちるをびっくりさせたいんですよ〜」
「・・・わけわからん、まぁいいや、んじゃ先行くぞ」
『はい・・・本当にありがとうございました』
ふと、気になって後ろを振り向くがそこには誰もいない、隠れて別の方から進んだのだろうか?疑問を浮かべて先に進む、すると小さな小屋が見つかった・・・
作業員の詰め所か何かだろうか?浩之はドアの取っ手を回してドアを開いた・・・
430誓い:03/12/15 23:29 ID:bpkpL1dI
小屋の中、みちるは一人で息を殺して隠れていた・・・和樹とはぐれて、佐祐理が焼かれて、トレントに助けられて・・・また一人ぼっちになって。
「こわいよ・・・美凪、一人はいやだよ・・・国崎」
ギィ・・・扉が開く音がする・・・恐怖に駆られて息を呑む。
「うおーい、みちるとか言うちみっこ、もう大丈夫だ、助けに来たぞ〜、かくれんぼはもう終わりだ」
ベッドの下、隠れているみちるの耳にかったるそーな、浩之の声が響く
「ほんとう・・・!?」
恐怖よりも、寂しさに負けておずおずとみちるが這い出してくる。
「ああ、もう大丈夫だ・・・佐祐理に頼まれてな、彼女もすぐに来るぞ・・・おまえを驚かせたいんだとよ」
「!?・・・うそつくな〜〜〜!!!」
急にみちるが怒鳴りだしたことに訳がわからず、浩之はうろたえる。
「佐祐理はみちるの目の前で、変な女に焼き殺されたんだ!!」
「!?・・・えっ?だってさっきまで俺、一緒だったぜ!?」
みちるは、かんしゃくを起こして今まであったことをわめき散らした・・・佐祐理や和樹の事・・・泣きながらとめどなく話す、やがてそのまま泣きつかれて寝てしまった。
「・・・なるほどな、佐祐理・・・あんたも随分お節介なんだな・・・後は俺に任せろよ・・・この子は引き受けた。あと、いきなし約束破ってすまなかった・・・友達に会わせてやるなんてな・・・すまねぇ」
涙を堪えて浩之はどこへでもなく話しかけた・・・誓いが届くと信じて・・・

(ありがとうございます・・・やっぱり、あなたはやさしい人です)


【浩之・みちる合流】
【場所 トレントの森はずれの作業小屋】
【時間 2日目午後5:00頃】
【目的 浩之 みちるの保護・妖狐の説得または殺害のため人の多そうなホテルを目指す】
431名無しさんだよもん:03/12/16 00:01 ID:KIsXwM7D
ええ話じゃ。
432名無しさんだよもん:03/12/16 00:02 ID:YM2qmd12
これ単体としてみれば良い話っぽいのだが、今までの経緯を思うと、そこまでしてまだ佐祐理出したいのかと
愕然とする気持ちの方が強かったなぁ。
433名無しさんだよもん:03/12/16 00:07 ID:1If1tV5l
新作乙です。

>>424
同意。遅れてるチームはどこだっけ?
弥生組、国崎組、セバス、雄三…他にも誰かいたと思うけど…
434名無しさんだよもん:03/12/16 00:13 ID:/b8sWHIq
>>433
それよりもパッと思い出せないメンバーこそが一番ピンチなんだろうな(w
435名無しさんだよもん:03/12/16 00:28 ID:54+uLDAw
いい話です。
佐祐理は…まあいいや。ハカロワ御堂も2回死んだし。その手のアレでしょ。
436名無しさんだよもん:03/12/16 00:48 ID:m5oMEaSU
NG承知で耕一話書いてみても良い?

と空気読めないカキコをしてみる
437名無しさんだよもん:03/12/16 01:05 ID:n5D8qKL/
いいんじゃない?
罵倒浴びせられてNG宣言されて終わりだと思うが、それ覚悟なら問題無し。
オナニーするのは人の勝手なわけだし。
スレ保守のネタにもなるしな。
438名無しさんだよもん:03/12/16 01:29 ID:lC9JCsnE
>>437
解った。
スレが落ちそうな時に落としてみようと思う。

…でも自分の文章、特徴あるから耕一話落としてNG喰らった後
他の話書いたら、ことごとく叩かれそうな気がするんだが…
やっぱりそれも覚悟するべきなんだろうか?
439名無しさんだよもん:03/12/16 01:32 ID:Lt93DPXI
>436
初めからアナザーじゃ駄目なの?
こういったリレーはルールにほんと厳しいから、どんなに面白くてもたぶんNGになると思う。
それでも書くのなら、尊敬に値する度胸だ。敬意をもって、しっかりと中身を読むよ。
440名無しさんだよもん:03/12/16 01:35 ID:/b8sWHIq
耕一話つったって色々あるしなあ。
楓が死のふちで耕一とのやりとりを回想するとかだって立派な耕一話だし、そういう場合は別にNGにゃならんだろうし。

というわけで、NGになっても仕方ないって割り切ってるなら、せっかくだから落としてみリャいいじゃんか。
441名無しさんだよもん:03/12/16 01:43 ID:n5D8qKL/
>440
NG覚悟ってことは耕一復活話ってことじゃねえの?
まあ尊敬はするし、凄いとも思うが、それ以上にちょっと引く。
442名無しさんだよもん:03/12/16 01:52 ID:/b8sWHIq
どっちにしろ、投下する理由もないが投下しちゃいけない理由もないし。
好きにすりゃいいんじゃ?
それともいちいち空気の読めない発言すること自体が釣りだったりとかな(w
443名無しさんだよもん:03/12/16 03:02 ID:GTTDkvNF
新作乙だけどちょっとNG気味?
みちるはすでに雅史に引き取られてしまってます。
ただ、時間によっては雅史がいないので大丈夫といえば大丈夫なのですが、
場所が土産屋なのでそこを変えれば問題ないかと
444親友再会:03/12/16 03:50 ID:OWZ41nzM
「さて、どうしたもんかな……」

 何らかの作業小屋と思われる場所で、浩之は独り呟いていた。
 みちるという少女と出会ったはいいが、その少女は今は夢の中である。
 浩之1人ならすぐにでもホテルへと向かうこともできるが、さすがに少女をおいていくわけにもいかず、かと言って背負って行くにはこの島は危険すぎる。
 結論。今は、起きるのを待つしかない。

「……だな。せめて、今くらいは俺が守ってやるしかねえもんな」

 この少女がどれだけの惨劇をくぐり抜けてきたのか、血にまみれた彼女服を見れば分かる。
 佐祐理、そして和樹という仲間に起きた悲劇。
 美凪という親友が、助けてくれた広瀬、七瀬、そして椎名という人物が今はもういないこと。
 泣叫ぶ少女の説明だけでは要領を得ない部分も多かったが、浩之もは、それを察するだけのことが出来る人間だった。
 これから先も、おそらくこの少女は悲劇に立ち向かうことになるかもしれない。
 けれど、だからこそ、今くらい、自分が守ってやろう。

「しかし……ったく。ぐっすり眠りやがって」

 小さく呟いて、みちるの頬についた血を、指で拭ってやる。
 その頬の柔らかさに、不思議な懐かしさを感じたーーーその時だった。
445親友再会:03/12/16 03:51 ID:OWZ41nzM


  ガサッ

(な、足音!? ……おいおい、この小屋に誰か来るってのか?!)

 迂闊だった。
 浩之は、自分の迂闊さを呪った。
 この眠る少女を守るためにやることは、横で見守ることではない。
 いつ襲いくるかわからない『敵』から守ることだった。
 しかし、気付いたときはすでに遅し。
 足音は、徐々に、確実に、この小屋へと近付いてくる。

(……敵か、味方か。扉が開いてみなけりゃ分からないってか)

 静かに、物音を立てないように、みちるの前に、扉と向かい合う形で立ち。そして、銃を構え、チャージを始める。
 窓は曇りガラス、外は見えない。自分から物音をたてて窓をあけるなら別だが、それはあまりにも危険だ。

(朝鮮製のくれた銃が、ここまで頼もしいとは思わなかったぜ……ったく)

 そして、足音が扉の前で止まり。
 ガチャリーーーノブが、回された。

「チャージ完了! 動くな! ゆっくり扉をあけろ!!」

 扉が開くのと、浩之が叫ぶのは、ほぼ同時だった。
446親友再会:03/12/16 03:52 ID:OWZ41nzM



「………………」
「………………」

 沈黙。
 銃を構え、来客を迎え撃とうとする浩之。
 みちるのために水を汲んできて、まさか部屋に何者かが入るとは思っていなかった、浩之の親友。
 あまりの再会に、きっかり15秒の沈黙が流れた。

「……ひ、浩之?」
「……雅史か?」
「うん。雅史だよ、浩之」
「なに……してたんだよ」

 銃を床に、投げ捨てた。

「いま、向こうにある土産物屋から、水を汲んできてたんだ……」

 ゆっくりと歩み寄り、銃撃の代わりに、渾身の力を込めて、お見舞いしてやる。

「……驚かせるんじゃねえよ、バカやろっ!!」

 親友にだけ許せる、熱い、抱擁だった。
447名無しさんだよもん:03/12/16 03:56 ID:OWZ41nzM
【浩之、みちる、雅史、ソフィア。再会・合流】
【土産物屋近くの作業小屋】
【時間 2日目午後5:00頃】
448名無しさんだよもん:03/12/16 03:57 ID:OWZ41nzM
NGにするのは勿体無いし、勝手に補完してみますた。
大丈夫そう?
449名無しさんだよもん:03/12/16 05:30 ID:GTTDkvNF
>>447
さらにツッコんで悪いんだが、最後の話が午後5時半頃って書いてあるんだよね。
そこまで雅史と浩之は会った形跡がないのだが…
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1050/10505/1050590984.html
ここのスレの168〜170と245〜249を読んでもう一度根本から修正してくれ
450名無しさんだよもん:03/12/16 05:35 ID:466oKkij
んじゃNGでいいや。
他人のために「根本から修正してくれ」とかエラそうな物言いされる筋合いないし。

すまんが>>430の人はがんがって自力で補完してください。
451名無しさんだよもん:03/12/16 05:36 ID:466oKkij
あ、漏れは>>444-448なんで。ID変わってるけど。
452名無しさんだよもん:03/12/16 16:39 ID:zV4kDgql
>>450
さも自分が不当な扱いを受けたかのごとき口ぶりだが、結局自分が前後の話を確認もせずに作品あげたのが
原因なのに、それを指摘され逆切れとはどういう了見だ。
エラそうも何も指摘自体には虚偽も誇張も無い事実だろ。
親切ごかして半端な事してんなよ。
453名無しさんだよもん:03/12/16 18:33 ID:/G257cTa
「誓い」の中の人です・・・投下した後、朝早いんでそのまま寝ちまったけど、なにやら迷惑かけまくってしまいました・・・すんまそ
>>443・・・;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン ・・・指摘アリガトウ、過去ログ再度読んで確認しますた・・・やっちまった、確かにNGだわこれ
確認したつもりでも、つもりじゃ駄目なのね・・・みちる、フリーだと思ってたよ・・・完璧見落とした
おまけに「親友再開」の中の人にサポートまでしてもらってるし・・・>>450、何とかがんがってみるよ
とりあえず、何とか手直ししてみます・・・明後日の夜中12時までに投下出来なかったらNGなりアナザーなりの判決してください
途中ヘタレて、佐祐理以下をバッサリ切り捨ててインターミッションぽくするかもしれんが、がむばるよ

あと、「親友再開」の中の人、使わないかもしれないけど、ひょっとしてネタでつなげて調整するかも知れんのでパックってもいい?

454名無しさんだよもん:03/12/16 18:36 ID:F8TIQrPh
素で三点リーダーの多い子だ
455名無しさんだよもん:03/12/16 19:07 ID:h6ecjMxV
>>452も前後のレスを確認するべきだと思った。
456名無しさんだよもん:03/12/16 19:56 ID:54+uLDAw
こんな途切れ途切れの確認作業もひと苦労な状況の中、書き手の方々はお疲れさんです。
457壁一枚:03/12/16 21:46 ID:w7K+ibHW
その生き物は、少なくとも英二の常識から言えば「猿」と呼べる代物に似ていたように思う。
似ていた、と言葉を濁すのは、その生物の面構えがあまりに凶悪であったことに起因する。
狭い通路にひしめき合う猿、猿、猿。その中の一匹の例外もなく、猿達はただ英二一行を睨みつけていた。
(完全に退路をふさがれている……前は敵の群れ、後ろは開かないドア……か)
ここで死ぬわけにはいかない。何よりまだ死にたくない。しかし、状況を打開する具体的な策があるわけでもない。
これまでか……英二の、否、その場にいる人間全員の脳裏に、およそその人物の考えうる最悪の状況が浮かんだ。

そして、互いの均衡を破るきっかけはすぐにやってきた。
「ギャウッ!!」
ついさっき、蔕麿(通称:横)の一撃により気を失っていた休憩所内の猿が息を吹き返し、蔕麿の腕に喰らいついたのだ。
「ぐぅっ……は、離すんだな……ぐぐ!」
なんとか引き剥がそうと努力する蔕麿だが、それ以上に先ほどの傷と同じ場所を噛まれた痛みが先走る。
彼の左腕が痺れて全く動かなくなるまで、10秒とかからなかった。
「た、助けてなんだ……な……」
横は顔を上げて、猿に襲われているのが自分だけではないことを自覚する。

「くそッ! はなせ!」
「数が多すぎるぞ! どうするんだ英二!」
「痛い、痛いネ!」
「お母さん……」
「ひ、雛山どの! く、っくそ!」
458壁一枚:03/12/16 21:47 ID:w7K+ibHW
そう、誰一人として、敵の攻撃を受けていないものなどいないのだ。自分の身は、自分で守るしかないのか。
考えたってしょうがないじゃないか、どうせ、死ぬんだ……


今にして思えば、このとき生じた彼の心の軋みが、その直後の彼の運命を決定付けていたように思う。


蔕麿が幾許かの放心に入っているころ、英二と鶴彦(通称:横)は必死に思考をめぐらせていた。
一時しのぎでいい、さがる余地がほしいと考えている鶴彦が、あることを思い出す。
彼はレミィの買い物袋を奪い取ると、それを猿の群れめがけて放り投げる。
買い物袋は放物線を描き、その中身を撒き散らしながら群れの中ほどに落下した。
と、猿の注意が袋と中身に集中する。その中身を引っ張り出した猿は、一心不乱にそれをむさぼり始めた。
袋の中には、休憩室から持ち出した食料が入っていた。それを見て英二たちを襲っていた猿達も、食料のほうに向かっていく。
「ナイスだ鶴彦君! 今のうちに退がろう。みんな歩けるか?」
「いちち……やるじゃねーかノッポ。デブもノッポを……おいどうしたデブ?」
イビルが縦の異変に気づく。彼の視線はここを見ていない。ここではないもっと遠く……或いは、今ではない、過去の時間を見ている。
「……なんでも、ないんだな」
「デブよぉ、ボケっとしてたら今度こそ喰われるぞ。腕の怪我なんて無視してとりあえず逃げるぞ」
去り際にイビルはちらりと猿のほうを見る。袋にいっぱい詰め込んだとはいえ少ない食料を100匹はいそうな猿同士で奪い合っている。
ふと見ると、ある猿が別の猿の腹を食いちぎっている、共食いがおこり始めたのだろうか。
流石のエビルも体が震えてくるのを感じ、早々に英二たちの後を追いかけることにした。
459壁一枚:03/12/16 21:49 ID:w7K+ibHW
「かといってこのカードではこのドアは開かないし、パスワード入力装置のようなものもない、か」
こりゃあやっぱり、あの猿の群れに突撃するしかないかな。英二は諦めたように笑った。
ただ一人、縦だけが先ほどからカードリーダーを相手取って格闘している。
「漫画ではこの手のドアは叩くなりすればひらくでござるが……流石にそう甘くはないでござるな」
「アタシ、疲れたヨ……」
「早くあけろよノッポ……奴らが来るぞ」
「お母さん……」
「……」
460壁一枚:03/12/16 21:50 ID:w7K+ibHW
ピピーという音とともに吐き出されるカードキー。昨日に続いて本日何度目かの光景。
縦は思わずため息をつく。これも何度目かの光景。
「何だよ……やっぱりあかないのかよ……」
イビルが今度こそ絶望だという声を上げる。ほかの人間は、もう何も言わなかった。
「……きた」
静かに、英二は言う。長い通路を少しづつ埋めていく茶色の波。あの波に飲み込まれたとき、自分達は骨も残らず消えうせてしまう。
ごくり、とレミィはつばをのみこんだ。顔から笑みが消えていた。
横は相変わらず無言のままだったし、縦はドアと格闘……
ピーーっと、今までとは違う音が通路に響いた。続いてドアノブから、かちり、と何かの外れる音。
「……開いたでござるッ!」
ドアノブを捻り、手前に引く。開く。確かに、中に入れる。
「いいぞ! 早く入れッ!」
われさきにと、ドアの中に誰もが滑り込んでいく。そしてまた―――
「おいデブ! 早く入れって!」
「わ、わかったんだな」
横を除いた全員が退去を完了し、イビルのあきれ気味な声が響く中……
「い痛ッ!!」
足をもつれさせ、横が派手に転倒する。その際に、体でドアを押して扉を閉じてしまった。
「バッカ、デブ! いい加減にしねーと切れるぞこの―――」
怒りをあらわにして、ドアの向こうにいる横を吹き飛ばしそうなくらいの力を込めて、ドアを押す……
461壁一枚:03/12/16 21:51 ID:w7K+ibHW
開かない。


「……え?」
イビルの表情が凍りつく。
「おいデブ! そっちから押さえてんじゃねーぞ!」
「こ、こっちからも開かないんだな!一応言うけど、ちゃんとドアを"引いてる"んだな!」
「いかん、多分オートロックでござる。……聞こえるでござるか!」
縦は、カードキーをドアと床の隙間に差し込みながら言う。
「早くドアを開けるでござる! そのカードを、裏面の何も書かれていない側を上にして、印刷面の矢印とは
逆の方向からカードリーダーにカードを差し込むでござる!」
「わ、わかったんだ……なああがッ!!」
がり、とも、ぐちゃ、ともつかない、肉の食いちぎれる音がドアの向こうから聞こえた。
続いて、ドアを叩く音。声。叫び声と、怪物の声と、そして助けを請う声が。
「た、助け、痛い、開けて、痛い、助け……ぎゃあぁぁッ!」
「デブ! 早く、早くしろぉ!」
「こちらからでは開くことが出来んのでござる! なんとかキーを差し込むでござるよ!」
「ぐぁぁ……あぐ、ひいいぃ……」
462壁一枚:03/12/16 21:52 ID:w7K+ibHW
必死で叫ぶ声もむなしく、徐々に横の声は薄くなり……そして、消えた。
あとには、ドアの向こうで相変わらず何かがうごめく音、開かないドア、立ちすくむ5人……

そして、ドアの向こうの彼が手にすることの出来なかったカードキーと、その隙間から染み出してくる真っ赤な血だけが残された。

【オタク横 死亡】
【英二一行、扉を突破】
463名無しさんだよもん:03/12/16 22:07 ID:pmUm+kg+
(いいんだけど、毒電波使おうぜ兄貴)Oo。
464作者:03/12/16 22:17 ID:w7K+ibHW
す い ま せ ん で し た 
OTLウツダシノウ……

初投稿でこんなことしてしまって非常に申し訳ありませんが、
月島兄の存在のため改訂させてください……
465名無しさんだよもん:03/12/16 22:27 ID:t7hn4YY3
頑張れ。話は面白かった。
466名無しさんだよもん:03/12/16 22:27 ID:C9rMrgHQ
新作乙。ってーか改訂するのかw
月島兄の電波阿鼻地獄に期待してるよ。

でも、これはこれで面白いとオモタ。
467名無しさんだよもん:03/12/17 01:24 ID:bluNZpcW
ところで、このスレに書き手の人は何人くらいいるんだろうか?
468名無しさんだよもん:03/12/17 07:16 ID:csbN57Vd
「誓い」の中の人です、改訂版完成しますた。
ただ、「親友再開」の中の人と被ってるので2つに割ったります。
片一方だけ落として、「親友再開」の中の人の意見を待ちたいと思いますんで・・・
これで帳尻は合うと思うが審議の程よろ〜
にしても、これがあるからリレーは怖いんだよな・・・荒しや煽りの土台にもなっちまうし
だけど、気をつけても落ちるんだよなこの落とし穴

出来れば、そろそろ編集サイトの偉い人、編集キボンヌ
早見表も今んとこ、まかろー氏が書きこした>>149のタイムテーブルしかないし
イベント・メンバー・場所・所持品・時間軸等の一覧はホスィ
469名無しさんだよもん:03/12/17 07:20 ID:csbN57Vd
忘れてた>>428-430までを訂正
470名無しさんだよもん:03/12/17 07:22 ID:csbN57Vd
答えていいのか迷ったが、復讐に燃える妖狐の女の子が島中を駆け巡っている以上、危険を避けさせるためにも事を全て伝える。
「・・・そういう訳だったんですか、それで浩之さんはその女の子を・・・えーっと、殺しちゃうんですか・・・」
「・・・わかんねぇ、殺したくはないけどな、説得して駄目なら・・・これ以上人殺しさせたくねーし、雅史たちを殺させる訳にもいかねぇ・・・まっ、もっとも俺が返り討ちになる可能性のほうが高ぇけどな」
「きっと、大丈夫ですよ・・・でも、そうでしたか・・・だからあの子はあんなにも人を憎んでいて、でも悲しそうで」
「!?・・・あんたその子と会ったのか!?なんでもいい、話を聞かせてくれ」
「・・・はい、ですがまず約束して下さい・・・いきなりズドンとあの子を撃つのではなく、ちゃんとまずお話をすると・・・勝手な事を言っているのは判ってます、浩之さんを余計な危険に晒してしまうことも、でもお願いします」
「・・・わかった、もっとも、こっちもそのつもりだったしな」
「ありがとうございます」
またパッと笑い出す・・・よく表情が変わる子だなぁと思いながら、彼女の話に耳を傾ける。
「・・・・・・そして、その子はある女の子を焼き殺してしまったんです」
「・・・そっか、もう無理に話さなくてもいいぜ」
「・・・浩之さん、彼女のことは、許してあげて下さい・・・佐祐理は彼女を恨んだりなんかしていませんから・・・だから」
「わかってる・・・まずは話だけでもしてみるさ、後はそれからだ」
「やさしいですね、浩之さん・・・友達に、浩之さんみたいに誰かが傷ついたりする事をほっとけない人がいるんですよ〜、出来ればもう一度会いたかったです・・・」
「会えるさ・・・会わしてみせるって俺が、それなりに強力な武器もあるしな・・・だから元気出せよ」
「あははーっ、やっぱりやさしい人です・・・ところで、さっきから担いでるその包みはいったい何ですか?」
471「誓い」改訂版:03/12/17 07:23 ID:csbN57Vd
布切れに包まれた何やら棍棒の様にも見えるが、柔らかそうにしなって腰までたれ下がっている物体を見て疑問を告げる。
「武器兼、洗濯板兼、食料だ」
「はぁ」
「それはそうと、探している子ってどんなこだ?」
「えーっとですね、みちるって言う女の子です。とっても元気で、強くて、でもまだ誰かが支えてあげないといけないそんな女の子です」
「あー、つまり、やかましくて生意気で、でも寂しんぼなんだな」
「あははーっ、そんなこと言ってるとみちるキックが飛びますよー・・・もう少し先に土産物屋があります。みちるはそこにいます・・・みちるの事、よろしくお願いしますね」
「ああ、任せとけって・・・ってか佐祐理も来いよ」
何時の間にやら後ろのほうで佐祐理はたたずんでいた。
「あははーっ、佐祐理は後からいって、みちるをびっくりさせたいんですよ〜」
「・・・わけわからん、まぁいいや、んじゃ先行くぞ」
『はい・・・本当にありがとうございました』
ふと、気になって後ろを振り向くがそこには誰もいない、隠れて別の方から進んだのだろうか?疑問を浮かべて先に進む、すると確かに小屋が見つかった
・・・どうやら土産物屋の裏手に出たらしい、浩之は従業員用の裏口兼休憩所の入り口のドアを開いて中へと入っていった。
472「誓い」改訂版:03/12/17 07:24 ID:csbN57Vd
土産物屋の休憩室の中、ソファーに寝かされたみちるは悪い夢にうなされていた・・・和樹とはぐれて、佐祐理が焼かれて、トレントに助けられて・・・また一人ぼっちになって。
「こわいよ・・・美凪、一人はいやだよ・・・国崎」
「かわいそうに・・・」
ソフィアも眠ってはいたが、うなされているみちるの声に目が覚め看病を始めていた。雅史は何か役立つものがないかと探しに出ている。自分が何とかしなければ・・・
ギィ・・・扉が開く音がする・・・恐怖に駆られて息を呑む。
「・・・雅史!?」
「うおーい、みちるとか言うちみっこ、もう大丈夫だ、助けに来たぞ〜」
ソフィアの耳にやたらとかったるそうな声が響く
「誰!?」
恐怖よりも、この子を守らなくてはという思いが声を出した。中に入った浩之とソフィアの目が合う。
「あれ?聞いてた話と随分違うな〜あんたがやかましくて生意気で、でも寂しんぼさんか?」
非常に機嫌が悪くなる。体調不良も加わって目眩が酷くなった・・・雅史と目の前のこの人間の男が月と猿に見えてきた。
「失礼な男ね、ひょっとしてこの子の仲間かしら・・・この子、この小屋の前で倒れていたのを連れ合いが見つけたの」
「そっか、俺は仲間って訳じゃないけどな・・・さっきこの子の仲間の女の子に助けを求められてここに来た。つーことは、この子がみちるか」
眠っているみちるを前に浩之がつぶやく・・・するとみちるの目がうっすらと開く、どうやら目を覚ましてしまったらしい。
473「誓い」改訂版:03/12/17 07:25 ID:csbN57Vd
「ほら、あなたがやかましいからこの子が目を覚ましちゃったじゃない」
「俺のせいかよ?」
「うっ・・・ここはどこ?」
「もう大丈夫よ・・・わたしはソフィア怪しいものじゃないわ、こっちの目つきの悪い猿は怪しいにも程があるけど・・・あなたはここの目の前で倒れていたの覚えてる?」
「目つきの悪い猿って、どーいう意味だよ?まあいいや俺は藤田浩之・・・ひょっとして、おまえがみちるか?」
みちるはしばらく意識が呆然としていたが次第に思い出していく
「うん・・・あっ!?でもなんでみちるの名前を??」
「ん?ああ、さっきお前の仲間に助けを求められてな、ここにお前がいるから助けてくれってさ」
「ほんとうか?」
徐々にはっきりしてくる頭でみちるは考えた・・・おそらくは千堂和樹だろう
(そっか、千堂和樹無事だったんだ〜)
少しだけ元気が出てくる。だが、浩之の口から出た答えはまったく別の名前だった。
「ああ、もう大丈夫だ・・・佐祐理に頼まれてな、彼女もすぐに来るぞ・・・おまえを驚かせたいんだとよ」
「!?・・・うそつくな〜〜〜!!!」
予想外の名前が出て、佐祐理が炎に包まれる場面がフラッシュバックする。急に全てが信じられなくなってくる。
急にみちるが怒鳴りだしたことに訳がわからず、浩之はうろたえる。
「佐祐理はみちるの目の前で、変な女に焼き殺されたんだ!!」
「!?・・・えっ?だってさっきまで俺、一緒だったぜ!?」
みちるは、かんしゃくを起こして今まであったことをわめき散らした・・・佐祐理や和樹の事・・・泣きながらとめどなく話す、やがてそのまま泣きつかれて寝てしまった。
ソフィアも浩之を睨みつける・・・もうこの男は信用できない。
474「誓い」改訂版:03/12/17 07:26 ID:csbN57Vd
「どういう意味かしら・・・」
しかし、浩之は睨みつけてくるソフィアには見向きもしないで呆然としていた。
「ちょっと、聞いている?」
「・・・なるほどな、そういうことかよ」
ソフィアが怒鳴り散らしているが、相手にしない・・・そして理解する。自分をここへと導いた存在を。
「佐祐理・・・おまえも随分お節介なんだな・・・後は俺に任せろよ・・・この子は引き受けた。あと、いきなし約束破ってすまなかったな・・・友達に会わせてやるなんて調子こいちまって・・・すまねぇ」
「なっ何を突然・・・あなた気は確か!?」
涙を堪えて浩之はどこへでもなく話しかけた・・・誓いが届くと信じて・・・

(ありがとうございます・・・やっぱり、あなたはやさしい人です)


【浩之・みちる・ソフィア合流】
【場所 トレントの森はずれの土産物屋】
【時間 2日目午後5:20頃】
【目的 浩之 みちるの保護・妖狐の説得または殺害のため人の多そうなホテルを目指す】
475名無しさんだよもん:03/12/17 14:35 ID:RqQtjNRA
乙〜
もう続き落とせば〜本人もNGとか言ってるし
476名無しさんだよもん:03/12/18 15:25 ID:53TvFHc2
壁一枚:新作乙、おもろいと思ったら改定するんでつね…
月島兄については軽いパニックで電波使ってる暇なっかたと解釈してもいいと思うだけに…
にしてもそっか…横だけで死ぬこともあるんだなぁ、ついつい縦と横はワンセットと思っていただけになんだか新鮮
てか、すでに漏れの中では体一つに頭二つみたいな生物(妖怪)にまで昇華してたよ…

誓い:作者さん改訂乙、過去ログみたけど問題ないっぽいと思う。
>>475同意、続きがあるなら気にしないでもう落としていいんじゃない?他の人ど〜よ?
477名無しさんだよもん:03/12/18 16:07 ID:W0XiJPTO
上に同意。落としていいと思う。
478名無しさんだよもん:03/12/18 23:48 ID:GP/ocSq3
さらに同意
479名無しさんだよもん:03/12/19 03:02 ID:ZXVPPrQB
さらに(ry
480名無しさんだよもん:03/12/19 15:59 ID:1IqlX4co
↑この上の数レスは、読み手はいるのに感想を書こうとするやつはいないという例。
481「誓い」の中の人より:03/12/19 21:03 ID:jOR9E40y
う〜ん、親友再開の中の人の意見待ちたいんだけどな・・・
かといって、ほっとくわけにもいかんか、後に書く人もいるだろし
二日ばか待ったしいっか・・・落とします。
つっても、つじつまあわせ臭いのは勘弁しとくれw
482タイトルどうすんべ・・・:03/12/19 21:04 ID:jOR9E40y
(・・・この男、いったい!?)
ソフィアは目の前で荷物を置いている男が何者か計りかねていた・・・みちるの話を聞く限りは信用できないはず。
だが、その話を前後して軽薄な雰囲気はそのままに急に別人の様な重圧を感じる。自分やみちるが知らない何かを知っているのだろうか?どう問いかけていいのか分からないでいた。
「あなた・・・何者?」
「さっきも言ったろ、藤田浩之、助けを求められてここに来ただけだ・・・んな事よりあんたの連れはどこへ行った?」
「彼は・・・役立ちそうなものを探しに出て行ったわ・・・ところでその棍棒みたいな荷物はなに?」
「武器兼、洗濯板兼、食料だ・・・つったく、女二人放っといて何してんだか、ここに来たのが俺じゃなくて怪物だったらどうするつもりだよ・・・」
さっきまで巨大なワニに追いかけられていたばかりだったし、妖狐の女の子の事もある。そんな浩之にソフィアもムッとしながら反論する。
「勝手なことばかり言わないで、彼だって必死なのよ!」
「・・・・!!」
「・・・!、・・・!!」
やがて口げんかが始まるが先に浩之が折れる。
「悪かった、悪かったよ!確かに俺ならこういうヘマしでかすよ、でも俺の幼馴染のダチならこういうヘマは間違ってもしないもんでな・・・つーか、いい加減にしようぜ、また、みちるが起きちまう」
「うっ!?」
「おいおい、大丈夫かよ?って熱あるじゃねーか!」
「さわらないで・・・」
言い合っていたせいか、目眩が酷くなっていく・・・雅史以外の男にさわられることに嫌悪感を感じるが、力が入らない。
「んなこと言ってる場合か!とにかく寝てろ!!」
強引に寝かしつけられる。
483タイトルどうすんべ・・・:03/12/19 21:06 ID:jOR9E40y
「なんのつもりかしら?ひょっとして恩でも売るつもり?」
「別に・・・病人にウロウロされる方が面倒なだけだ」
「そうね、でも、わたしはあなたを信用しないわ・・・」
「勝手にしろよ」
そういって会話が止まり、しばらく静寂の時が流れる。だが、突然その静寂の時が打ち破られた・・・凄まじい力でドアを破ろうとする音と共に。
『!?』
ガタン、ドガッ、バギッ、ガリッ・・・爪か何かをドアに叩きつける音、この薄いドアなら1分持たないだろう。おもむろに浩之は立ち上がり、おまじないのつもりだろうか?バンダナに手を当てて持ってきた荷物を構える。
「・・・あんたの連れは面白いノックをするんだな」
ソフィアもみちるを守るため無理やり起き上がる。
「馬鹿言わないで・・・あなた、どうしてそう冷静なの?」
「別にそうでもねぇよ、まあ、鍵も掛かっとらんドアを叩き壊そうしてるんだ。まともな奴じゃないのは確かだな・・・」
バギィィ、一際大きな音を立てて黒い影・・・ハンターがドアをぶち破って部屋の中へと飛び込んでくる。それと同時に浩之も持っていた荷物を振り下ろす。
「そ〜らよっと!」
飛び込んできたハンターが凶悪な爪を振り下ろそうとするが、浩之の獲物の方がリーチが長い・・・部屋に飛び込んだまではいいが、着地する前に重い不意打ちの一撃をカウンターで受けて、ハンターはそのまま来た道を弾き返される。
「こいつは釣りだ、とっとけよ!!」
浩之は懐から銃を取り出し連射する、頭に数発の銃弾を受けて叫び声を上げながらハンターは絶命した。
それと同時に荷物の包みがはだけて、ソフィアはその荷物が何であるのか理解した。
(ワニのしっぽぉ〜!?)
484タイトルどうすんべ・・・:03/12/19 21:07 ID:jOR9E40y
雅史は急いでいた・・・ハンターに襲われて手間取ってしまったのだった。2組で狩を行うハンター達、一方は倒したがもう一方がおそらくソフィア達を狙っているはず。気持ちばかりが先に進み、体が先へと進んでくれないのがもどかしい。
「僕はなんて迂闊なことをしてしまったんだ・・・ソフィア、無事でいてくれ!!」
必死に祈り、走る。だが、雅史が土産物屋に着いたときに見たものは、無残にも打ち破られたドアだった。
「おそ・・かった・・?」
愕然としてその場にへたり込む・・・もう、あの中は血の惨劇に渦巻いているだろう。後悔の涙があふれる。
「ごめん・・・ソフィア・・・」
それと同時にハンターが弾き飛ばされて出てくる。
「!?!?!?」
急な事態に思考がついていけず、訳も分からず呆然とする。
『こいつは釣りだ、とっとけよ!!』
銃声が響くと同時に何処かで聞いた懐かしい声が響く・・・別に優しくも美しくもない。だが、鮮烈で鋭い。彼が飢餓感を感じるほどあこがれた、あの力強い声。
扉の奥から懐かしい顔がひょっこりと出てくると同時に雅史は上ずった声を上げる。
「・・・ひ、浩之?」
「ん?おおっ!ひょっとせんでも・・・雅史か?」
「うん。雅史だよ、浩之」
「んなとこで何してんだ?お前??」
「浩之こそ、何してんだよ!?」
普段どおりの気だるそうな顔を見る、まるでこれから『学校に行くのめんどくせ〜』と言わんばかりだ。疲労と安堵と色んな感情がいっぺんに渦巻いて力が抜ける。
「そっそうだ!浩之、ソフィアは、彼女は無事!?」
「あ〜あの女か・・・無事じゃないぞ!」
「そっ、そんな!?容態は?傷の具合は?まさか死・・・」
「んなこと言ってもな・・・リンパ線腫れてるし、熱も出てる、ただの風邪だと思うぞ?」
「ひ〜ろ〜ゆ〜きぃ〜〜」
「分かった、分かった、んな情けない声出すなよ・・・無事だ、きちんと五体満足、怪我もねぇよ、口が悪いけどな」
「はははっ!あはははっ・・・」
突然、雅史は起き上がり浩之に抱きつく
「うおっと、驚かせるんじゃねぇよ・・・まったくよ」
「ありがとう、浩之ぃ〜〜」
ようやくめぐり合えた頼りになる親友の力強い安心がそこにあった。
485タイトルどうすんべ・・・:03/12/19 21:08 ID:jOR9E40y
【浩之・雅史・みちる・ソフィア合流】
【場所 トレントの森はずれの土産物屋】
【時間 2日目午後5:30頃】
【目的 浩之 みちるの保護・妖狐の説得または殺害のため人の多そうなホテルを目指す】
486タイトルどうすんべ・・・:03/12/19 21:16 ID:jOR9E40y
タイトル・・・「親友再開」でもいいし、別にしたほうがいいんだろか?

後、遅れとる組ってどいつらだ・・・せめて2日目昼までは持ってきたい
487名無しさんだよもん:03/12/20 02:43 ID:uVDH3KNN
>>486 乙です。
つじつまあわせ臭いなんて感じはしませんでしたよ。
すんなり読めました。
488名無しさんだよもん:03/12/20 18:02 ID:2nALoJTc
>>486
乙。
特に不自然な点は無かったし、良いんじゃないか?
ただ、何となく浩之がU−1的な印象を受けた。
489名無しさんだよもん:03/12/20 21:20 ID:LuE0DDbV
浩之はもともとそういう万能キャラなところあるからなあ。
それに雅史はやたらと浩之を高く買ってるし。

最近U1U1言う人が多いけど、あれは余程酷い時以外は
持ち出すべきでないと思う。侮辱に近い。
490名無しさんだよもん:03/12/20 21:58 ID:PNHMhnv3
>>489に禿同。
つ〜か、浩之がその気になればなんでもこなせちゃうのはほとんどオフィシャルの扱いからきてるわけだしなぁ。

浩之がユンナより魔法強かったり、蝉丸より格闘技が上だったり、あるいは浩之を引き立てるために雅史が当然のように駄目キャラになってったり。
そういうことならU1的と言ってもいいだろうけど……。
491タイトルどうすんべ・・・:03/12/20 23:45 ID:ko6aJHKt
うぉ!?「親友再開」じゃなくて「親友再会」だった・・・
逝って来る・・・;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
492名無しさんだよもん:03/12/20 23:50 ID:q5aHBS59
まあ、1日2日試験勉強するかしないかでテストの点が10点単位で変動するキャラだからなあ・・
雫とか痕もそうだけどリーフのライターは基本的に最強設定好きっぽい。
雅史の評価は彼の憧憬が多分に含まれてるので基準にするのはあれだが。

でもやればできるということは、
やらなきゃできないということと同意であって、
高いポテンシャルは秘めていても、普段から常人以上の能力を持ってるキャラじゃないんだけどな。
特に肉体は普段使ってなければどうにもならん。
綾香シナリオでも結局綾香の温情でどうにか当てられたようなもんだし。

493名無しさんだよもん:03/12/21 02:23 ID:YN8Ci2rJ
しかし最強議論以前に、今回出てる『ハンター』は、
サッカーボールキックで殺されまくる弱小モンスターですよ?

それ倒した話で最強議論に入り込むってのがすごい。
494名無しさんだよもん:03/12/21 02:35 ID:617rY2KV
ところで雅史はもう少し泰然自若としたキャラと思うのだが。
個人的には「タイトルどうすんべ・・・」の雅史なんだか微妙に彰が入っている印象を受けた。
495名無しさんだよもん:03/12/21 02:44 ID:nAIs1nXV
ハンターの前に巨大ワニなんかも倒してたりする。
というか別にあの話についての批判ってわけじゃねえべよ?
流れ的にそういう方向性に行っただけで議論というほどでもない。

ようは浩之=やる気を出せばその瞬間に何でもできるキャラという認識はおかしい、というだけの話だろ。
それについては俺も同意。
ハカロワとかやりたい放題だったからなあ・・・



496名無しさんだよもん:03/12/21 03:01 ID:dCWS8MIF
さすがに半々みたいだけど、ハカサバ読者の一部ってどうしてこんなに
厳しいの?w どうにかしてケチつけようとしているとしか思えない。

ハカロワの浩之は戦闘能力は以上に、テレポートしたかのような神出
鬼没の移動が問題となっただけだろう。
あとはキャラ死にに慣れていない読者が騒いだだけ。

浩之の能力が高くて、何が不満なの?
U-1っぽいとか、浩之は万能じゃないとか釘をさすのは、もっと暴走しそう
になってからで充分じゃないか?
ファンタジーで銃が乱造され始めたときのようにね。

余計なこと言わない方が、スムーズになると思うよ。
そのほうが余程スレのためになると思うが、どうだろうか。
497495:03/12/21 03:24 ID:lVresByd
>496
つーか俺は490と492のレスに対しての反論をしただけであって、鯖に対しての批判なんかした覚えないし。
495でちゃんと話についての批判じゃないとも書いてる。
もっとわかりやすく

495の4行目を490と492でいうような、
浩之=やる気を出せばその瞬間に何でもできるキャラという認識はおかしい。

とでも書いておけば良かったかもしれんが、
そこまでしなくてもだいたい鯖全体への批判じゃないことぐらいわかるだろ。
まあ最後に俺も同意だとかハカロワがどうとか蛇足を付け加えたのも悪かったのかもな。
498名無しさんだよもん:03/12/21 03:41 ID:Kijno3B1
>496
夜中にレスがついてると思ったら…

一つだけ。
レスにw入れたり、ケチつけるとか挑発的な書き込みは控えましょう。
諌める方が荒れる原因作ってどうする。
499名無しさんだよもん:03/12/21 03:49 ID:uIMxRaCg
>>494
同意見。へたりこむよりそのまま突っ込んで殺しそうな感じだもんね。

結局浩之の場合、一般人にしてはあっさり殺しすぎたことが問題になったんだよ。
雅史、U−1、久瀬、北川、矢島あたりなんかは墓鯖の話の中でけっこう段階を
踏んで強くなってるんでよね、しかも毎回ギリギリ。
矢島なんかはデザートイーグルの反動で吹っ飛ばされてたし。
浩之はそういうところないからかな。
500名無しさんだよもん:03/12/21 03:53 ID:uIMxRaCg
それからもう一つ
ソフィアってもうこの先長くないんじゃなかったっけ?
501名無しさんだよもん:03/12/21 04:04 ID:PH5yoIvc
結局、雅史に関しては書いてる人が、
自分の考えた話の展開>>個々のキャラの性格で話を組みたてたってことだと思う。
つまり浩之を頼りに成るヒーロー的な存在として際立たせるためには雅史は弱々しい方が都合がいいと。


502名無しさんだよもん:03/12/21 04:49 ID:5tTEHzKP
>>497
鯖と関係ないなら、わざわざ書くなよ。
503名無しさんだよもん:03/12/21 04:56 ID:awj5G7sB
>501
それはまあ、仕方が無いな。
整合性、キャラの性格、意外な展開などを全てカバーできる万能作家はプロでも珍しいし。
つーか、あんた等素人に求めすぎだ。
504名無しさんだよもん:03/12/21 05:10 ID:PivY0nqU
たったの数日なのに段階踏んでいればそれでいいのだろうか。
それに全員段階踏んで強くなる話ばかりではマンネリになる。
元から才能ある奴がいてもいいだろう。それが浩之だと嫌なのだろうか。
久瀬や北川が数時間で強くなるより、浩之が一瞬で強くなる方が主人公効果で納得できるけどな。

疑問なのは「浩之が一瞬で強くなるのはおかしい」と主張することで何か益があるかという事。
現状では何の益もないと思わないかな。
今の鯖に必要なのは寛容。
U-1そのものなら指摘するべきだが「U-1的」くらいスルーしる。
505名無しさんだよもん:03/12/21 06:43 ID:a5t9Llqj
ハカロワでの雅史は
ただのレイプマンだったよな
そういえば
506名無しさんだよもん:03/12/21 08:00 ID:6T2YVM3F
てか、>浩之が一瞬にして強くなる
=RRに反する様な気がする。

とかいってみる
507506:03/12/21 08:05 ID:6T2YVM3F
スマン sage忘れた。。

雅史にレイプされてきま(ry
508名無しさんだよもん:03/12/21 09:14 ID:tVP28oPK
>>504
浩之の場合、「一瞬にして強くなる」と言うより「自分が(意外に)強いと知る」って感じかもね。
格闘でも何でもいいが、その道のエキスパートにはとても太刀打ち出来ないにしても
素人にしてはかなり筋が良い、飲み込みが早いと。
ま、フィジカル面に関してはそれこそ雅史の方が一歩リードだろうけど。

>>507
雅史に物凄い勢いで剥かれて、涙目でいやいやしながら後ずさろうとするが
脚を掴まれて身動きが取れず、覆い被さってくる雅史の重みに絶望と諦めの
嗚咽を漏らしながら、陵辱の嵐が早く過ぎ去るのをひたすら祈る>>506ハァハァ。
509タイトルは早く決めれ…:03/12/21 09:47 ID:Zjfn4fv5
>>500
ソフィアってもうこの先長くないんじゃなかったっけ?
…んな描写ってあったっけ?なんか持病もちであることと、熱出して休んでるという描写しかないんだが?
漏れの見落としか?
>>他
一瞬で強くなる?って言うよりワニの時はリニアレールガン、これを大トリに出しているのでしょうがない、実際浩之ピンチだったし強くなったとは言えんが?
ハンター、これについては戦い次第だと思われ、以前からハンター自体がだいぶ弱く書かれとる上、今回は不意打ちがうまくいっただけと思うが?
むしろ、不意打ちがうまくいかんくて、どつきあいになったときに圧倒したら問題だと思うが…
総じて一瞬で強くなったというより描写の問題、皆もそこまで求めんでくれよプロじゃ無いんだし、連戦勝利が問題なのか??
510タイトルは早く決めれ…:03/12/21 10:05 ID:Zjfn4fv5
あと、タイトルは早く決定したほうがいいと言ってみるテスト

ま、浩之も鯖内で段階と場数は踏んでるし、駆け引きもうまくなってる。
他のよりも戦闘技術レベルUP補正は高いだろ、体力は無理でも
511名無しさんだよもん:03/12/21 10:27 ID:eqGPrmJy
これ、別にスルーしちゃってもいい問題だと思うがね。
最初から読んでると、コレくらいのものはいくらでもあったわけよ。
ROM妄想高めすぎるのもいい加減にしろよ。書いてくれる人が皆無になるぞ。
512名無しさんだよもん:03/12/21 10:28 ID:RX+BgWSW
後浩之は性格的に最強チックになりやすいんだよな。
天界からの男と戦ったときも「こっちも膠着か」とか言ってたし

513名無しさんだよもん:03/12/21 12:11 ID:NEgiRz80
浩之に関してはどのリレーでも過剰に持ち上げてるなとは思ってた。
雅史の浩之はやればできるという言葉を信じ過ぎてるというか。
普通にゲームしただけだと単に一般人よりもちょっと小器用な人って印象だったけどな。
少なくとも万能キャラって感じではなかった。
まあそういう設定が好きな人にとっては便利なキャラなんだろうけど、
批判する側が出るのは仕方ないだろう。
鯖の主人公が浩之っていうんなら主人公補正とかでもいいかもしれんが、
これは一応群像劇だからそういう補正を行使すると読む側に違和感もでる。
514名無しさんだよもん:03/12/21 12:34 ID:Cwj2hwDA
個人的には雅史を浩之の引き立て役にするために性格改竄してるのがちょっと嫌だった。
515名無しさんだよもん:03/12/21 15:00 ID:szFNlwHu
>>513>>514
君たち、もう荒らし決定。ごめん、俺釣られた。
516名無しさんだよもん:03/12/21 22:41 ID:3sWYUV+W
浩之本人は自分の事をちょっと小器用程度と思っている。
だけどあかりや雅史にとって、「浩之(ちゃん)はやれば何でも出来る」奴であり
実際いざとなれば信頼に応える男であろう。
そういう「頼れる奴」ってのは、万能とか言う以前に注目すべき葉鍵主人公屈指の
浩之の資質であり、そんな浩之に対する雅史の信頼感なんかはLF97のラストバトル
前の1コマなんかを参照してもらいたい物である。
517名無しさんだよもん:03/12/21 22:44 ID:tfDCQH1l
つまり浩之ちゃんを強めに書いていた書き手の正体は、あかりや雅史だったのか
518名無しさんだよもん:03/12/21 22:48 ID:YN8Ci2rJ
おまいら、議論したいだけならリレーSS総合いけや。
普段感想も書かないエセ読み手はいらん。
519名無しさんだよもん:03/12/21 23:22 ID:eqGPrmJy
葉鍵リレー小説総合スレッド 第7巻
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1065811195/
520514:03/12/21 23:54 ID:7M1GVXAt
>518
その意見は妥当だと思うが、
作品を批判する奴は全員感想投下まるでしてない奴だとかいう認識は止めて欲しい。

俺は自分が面白いと思った話には感想を書き、不可解な点は指摘してるだけ。
なんで釣りだとか言われなきゃいけないんだ。
521名無しさんだよもん:03/12/22 00:02 ID:3RQEy8Ua
感想なしで、20レス近く……逆切れしとる香具師やらいろいろ居るが、言えることは唯一つ
この一連の流れで怒っていいのは、作者だけだ!!
あんた、よくやったよ…改訂やら続きやら、その割りに感想一つなしで放置プレイ喰らって
怒っていい…お前は今怒っていいんだ…
とにかく、くじけないでガンガレ〜〜!!
522名無しさんだよもん:03/12/22 00:12 ID:PQfodTg7
>521
感想ちゃんと有るぞ。
>487 >488 >494 >510 
523名無しさんだよもん:03/12/22 00:33 ID:fN1Rw7XZ
とりあえず、雅史は念願の浩之とも会えたし、ソフィアは浩之のこと嫌ってるし、
浩之も脱出方法を持ってるし、みちるは佐祐理をほっといて逃げてきたし、
今後の展開が面白いのは良いことだ。

今読んだんだけど、前の作品の『誓い』で気になったんだが、
佐祐理って魔法かなんか使えるの?それとも幽体離脱?
なんで死んだ佐祐理が出てきたのか教えて欲しいんだが
真琴が狐ってことは知ってるんだが、佐祐理もなんかそういう方面?
524名無しさんだよもん:03/12/22 00:39 ID:DN8oUHcU
俺は幽霊だとずっと思ってた。
確かだいぶ前に焼け死んでなかったっけ?
時間軸とか気にせず上から読んでるだけだから正確なことはわからないんだが、描写もそれっぽいし。
525名無しさんだよもん:03/12/22 02:22 ID:ov5nDq40
芹香の甦生魔法の残滓とかね
526名無しさんだよもん:03/12/22 02:26 ID:3KMDozBl
それならトレントの方が
527名無しさんだよもん:03/12/22 03:36 ID:Z4wmvt1l
812 :名無しさんだよもん :03/12/22 00:12 ID:PhFAZqNj
520は確信犯てやつだな。
僅かな違和感すら見逃す事ができん狭量さが>>806
状況を作り上げたんだろう。

完結したハカロワなんて穴だらけだ。
当時はノリや勢いで切り抜けられたが今は無理。

813 :名無しさんだよもん :03/12/22 00:18 ID:ptMyTIff
しかし、鯖って本当に頭が悪い子が常駐してるな。
今度は、さっきまでのが議論だったか感想だったかどうかについて議論したがってますよ?

814 :名無しさんだよもん :03/12/22 00:18 ID:PQfodTg7
まあ確かに周りは見えてなかったと思うけどな・・・

なんでこんなところで自分の書き込み晒された上に確信犯だとまで言われにゃならんのだ・・
816 :名無しさんだよもん :03/12/22 00:21 ID:3KMDozBl
なんでなんでと言ってるうちは成長は見込めないな

817 :名無しさんだよもん :03/12/22 01:31 ID:nI4iPzHT
鯖はどうもヴァ書き手名無しで必死に
自己弁護して批判を封殺してるように見えるな(ワラ
528壁一枚:03/12/23 01:29 ID:OVWTYNzV
その生き物は、少なくとも英二の常識から言えば「猿」と呼べる代物に似ていたように思う。
似ていた、と言葉を濁すのは、その生物の面構えがあまりに凶悪であったことに起因する。
狭い通路にひしめき合う猿、猿、猿。その中の一匹の例外もなく、猿達はただ英二一行を睨みつけていた。
(完全に退路をふさがれている……前は敵の群れ、後ろは開かないドア……か)
ここで死ぬわけにはいかない。何よりまだ死にたくない。しかし、状況を打開する具体的な策があるわけでもない。
これまでか……英二の、否、その場にいる人間全員の脳裏に、およそその人物の考えうる最悪の状況が浮かんだ。

それは、精神操作の能力を持つ月島拓也とて例外ではなかった。
この島に来て学んだことだが、電波の力は一定以上の知能を持った相手でないとその効果が薄いのである。
人間やそれに近い思考を持ったものなら卓也の意のままに動かせる。しかし、厄介なのはこういう「本能しか持っていない相手」である。
まず、思考中枢を狂わせて体を操るという手段が通用しない。
かといって、下手に思考を破壊してしまうとそれこそ
敵の興味が「こちら」に向かっている以上、自分達が真っ先に襲い掛かられるのは眼に見えている。
(今は無理だな……なんとか注意をそらすきっかけがあれば)
別の何かで興味を引き、こちらから注意がそれたタイミングで奴らを「壊す」ことが出来ればさがる余地を作れる……
(今はこれがいい、この空気がいい……この空気の間に、何とかその手段を……)
529壁一枚:03/12/23 01:32 ID:OVWTYNzV
だが、互いの均衡を破るきっかけはすぐにやってきた。
「ギャウッ!!」
ついさっき、蔕麿(通称:横)の一撃により気を失っていた休憩所内の猿が息を吹き返し、蔕麿の腕に喰らいついたのだ。
「ぐぅっ……は、離すんだな……ぐぐ!」
なんとか引き剥がそうと努力する蔕麿だが、それ以上に先ほどの傷と同じ場所を噛まれた痛みが先走る。
彼の左腕が痺れて全く動かなくなるまで、10秒とかからなかった。
「た、助けてなんだ……な……」
横は顔を上げて、猿に襲われているのが自分だけではないことを自覚する。

「くそッ! はなせ!」
「数が多すぎるぞ! どうするんだ英二!」
「痛い、痛いネ!」
「お母さん……」
「ひ、雛山どの! く、っくそ!」
「こいつら……ぐぅ」

そう、誰一人として、敵の攻撃を受けていないものなどいないのだ。自分の身は、自分で守るしかないのか。
考えたってしょうがないじゃないか、どうせ、死ぬんだ……


今にして思えば、このとき生じた彼の心の軋みが、その直後の彼の運命を決定付けていたように思う。
530壁一枚:03/12/23 01:33 ID:OVWTYNzV
蔕麿が幾許かの放心に入っているころ、英二と鶴彦(通称:横)は必死に思考をめぐらせていた。
一時しのぎでいい、さがる余地がほしいと考えている鶴彦が、あることを思い出す。
彼はレミィの買い物袋を奪い取ると、それを猿の群れめがけて放り投げる。
買い物袋は放物線を描き、その中身を撒き散らしながら群れの中ほどに落下した。
と、猿の注意が袋と中身に集中する。その中身を引っ張り出した猿は、一心不乱にそれをむさぼり始めた。
袋の中には、休憩室から持ち出した食料が入っていた。それを見て英二たちを襲っていた猿達も、食料のほうに向かっていく。
「いまだッ!」
拓也はイメージする。炸裂させるまでもない、やつらの心の奥に少し電気を通してやればそれでいい。
壊れろ。壊れてしまえ。そうだ、目の前にあるものがすべてだ。やりたいように、思うようにすればいいんだ。
喰らって、犯して、殺して。喰らって、犯して、殺して……

ちり

ちりちりちりちりちりちりちりちり

「よしッ! さがるぞ!」
"仕事"を終えた卓也が叫ぶ。これでいい、食い尽くすまでやつらはここを動かない!
「いちち……やるじゃねーかノッポ。デブもノッポを見習……おいどうしたデブ?」
イビルが縦の異変に気づく。彼の視線はここを見ていない。ここではないもっと遠く……或いは、今ではない、過去の時間を見ている。
「……なんでも、ないんだな」
「デブよぉ、ボケっとしてたら今度こそ喰われるぞ。腕の怪我なんて無視してとりあえず逃げるぞ」
去り際にイビルはちらりと猿のほうを見る。袋にいっぱい詰め込んだとはいえ少ない食料を100匹はいそうな猿同士で奪い合っている。
ふと見ると、ある猿が別の猿の腹を食いちぎっている、共食いがおこり始めたのだろうか。
流石のエビルも体が震えてくるのを感じ、早々に英二たちの後を追いかけることにした。
531壁一枚:03/12/23 01:36 ID:OVWTYNzV
「かといってこのカードではこのドアは開かないし、パスワード入力装置のようなものもない、か」
こりゃあやっぱり、あの猿の群れに突撃するしかないかな。英二は諦めたように笑った。
ただ、拓也と縦だけが先ほどからカードリーダーを相手取って格闘している。
「くそ…何とかコレであける方法はないのか……」
「アタシ、疲れたヨ……」
「早くあけろよ拓也よぉ……奴らが来るぞ」
「お母さん……」
「……」

ピピーという音とともに吐き出されるカードキー。昨日に続いて本日何度目かの光景。
拓也は思わずため息をつく。これも何度目かの光景。
ついでに拓也はこのとき何度か機械に向けて電波を放ってみているが、無駄な足掻きだった。
「何だよ……やっぱりあかないのかよ……」
イビルが今度こそ絶望だという声を上げる。ほかの人間は、もう何も言わなかった。
「……きた」
静かに、英二は言う。長い通路を少しづつ埋めていく茶色の波。あの波に飲み込まれたとき、自分達は骨も残らず消えうせてしまう。
そのときイビルだけが、猿達がさっきよりもずいぶんと減っていることに気づいたが、とにかく、それどころではなかった。
ごくり、とレミィはつばをのみこんだ。顔から笑みが消えていた。
すい、と卓也が先頭に立った。効くかどうかは分からないがここまで追い込まれてはやるしかない。
もう一度、今度は最大出力で、やつらに電波を……
ピーーっと、今までとは違う音が通路に響いた。続いてドアノブから、かちり、と何かの外れる音。
「……開いたでござるッ!」
ドアノブを捻り、手前に引く。開く。確かに、中に入れる。
「どうやった?」
ドアにもつれこみながら、拓也は縦に問う。
「漫画に書いてあった方法を試してみたでござる」
「……」
俺の思考は漫画以下なのか、と拓也は少しだけ沈んだ。
532壁一枚:03/12/23 01:37 ID:OVWTYNzV
「いいぞ! 早く入れッ!」
われさきにと、ドアの中に誰もが滑り込んでいく。そしてまた―――
「おいデブ! 早く入れって!」
「わ、わかったんだな」
横を除いた全員が退去を完了し、イビルのあきれ気味な声が響く中……
「い痛ッ!!」
足をもつれさせ、横が派手に転倒する。その際に、体でドアを押して扉を閉じてしまった。
「バッカ、デブ! いい加減にしねーと切れるぞこの―――」
怒りをあらわにして、ドアの向こうにいる横を吹き飛ばしそうなくらいの力を込めて、ドアを押す……


開かない。
533壁一枚:03/12/23 01:38 ID:OVWTYNzV
「……え?」
イビルの表情が凍りつく。
「おいデブ! そっちから押さえてんじゃねーぞ!」
「こ、こっちからも開かないんだな!一応言うけど、ちゃんとドアを"引いてる"んだな!」
「いかん、多分オートロックでござる。……聞こえるでござるか!」
縦は、カードキーをドアと床の隙間に差し込みながら言う。
「早くドアを開けるでござる! そのカードを、裏面の何も書かれていない側を上にして、印刷面の矢印とは
逆の方向からカードリーダーにカードを差し込むでござる!」
「わ、わかったんだ……なああがッ!!」
がり、とも、ぐちゃ、ともつかない、肉の食いちぎれる音がドアの向こうから聞こえた。
続いて、ドアを叩く音。声。叫び声と、怪物の声と、そして助けを請う声が。
「た、助け、痛い、開けて、痛い、助け……ぎゃあぁぁッ!」
「く……!」
拓也は横に向かって電波を照射する。できないことはないはずだ、まずはそこのカードを拾わせて、それから…!
「ぁあああ…っぐぅぅ…あ、頭が…」
ぎり、と拓也は歯噛みする。駄目だ、もうコイツの精神は完全に参ってしまっている。
こんな微量な電波でも神経に変調を覚えてしまうのでは……ここを開けられる、開けられないの問題ではなく、もう"助からない"!
「デブ! 早く、早くしろぉ!」
「こちらからでは開くことが出来んのでござる! なんとかキーを差し込むでござるよ!」
「ぐぁぁ……あぐ、ひいいぃ……」
そのうち、電波で動かそうとしている対象---右手が"消失"したことを感知した。文字通り、もう手は残されていない。
「くそ……!」
534壁一枚:03/12/23 01:40 ID:OVWTYNzV
必死で叫ぶ声もむなしく、徐々に横の声は薄くなり……そして、消えた。
あとには、ドアの向こうで相変わらず何かがうごめく音、開かないドア、立ちすくむ6人……

そして、ドアの向こうの彼が手にすることの出来なかったカードキーと、その隙間から染み出してくる真っ赤な血だけが残された。

【オタク横 死亡】
【英二一行、扉を突破】


月島兄の描写を加えて改定してみました。
535名無しさんだよもん:03/12/23 01:40 ID:CVWjGuTV
連投支援。
536名無しさんだよもん:03/12/23 01:41 ID:CVWjGuTV
……いらなかったか・゚・(ノД`)・゚・。

改定乙なり。
電波つかってることで、前よりも描写がリアルになってて良かったと思うなり。
537名無しさんだよもん:03/12/23 02:41 ID:j0c/Dl6n
基本は全く変えずに、それでいて違和感なく月島兄の描写が加えられている。
緊迫感も増しているし、この改訂は上手いね。
念の為言っておくと、別に他の改訂が駄目なわけじゃなくて、好みの問題だから。
538名無しさんだよもん:03/12/23 04:25 ID:SoSRL0dZ
>彼の視線はここを見ていない。今ではない、過去の時間を見ている。
そういやオタク横はああ見えて元外人部隊だったんだよなあ…
せめて重火器があったら…合掌
539名無しさんだよもん:03/12/23 08:36 ID:t3YHIZLr
改訂乙です。
う〜ん、電波使って強引に扉を開けさせようとするのが月島兄っぽくてグッジョブ!
話は変わるがこのメンバーって時間軸でどのへんなんだろ!?
上から流してよんどるのでよく分からんくなってまった…
RTO氏そろそろ降臨してくれんかなそろそろ二周年だし
540名無しさんだよもん:03/12/23 08:42 ID:AqZKVysx
改訂乙!
電波の使いどころやタイミングなど、月島兄の描写が加わったことで
展開に厚みが増したと思う。
グッジョブ!
541血と喜劇:03/12/24 02:24 ID:+1M2afVc
 人影が、ひとつ。
 全身を血糊に汚し、おぼつかない足取りで、何処へ行くともなく歩く人影が、ひとつ。
 石。赤く、血糊以外の"なにか"が付着した、かたまり。
「ふ……うふふふ……ふ」
 笑み。浮かべている、否。貼り付いている、尋常ならざる、それは笑み。
 首。書くも大切そうにぶら下げた、恐怖と戸惑いがごちゃ混ぜになった表情を浮かべた、それは首。
「ふふふ……あはははははははは……!!」
 人影が笑う。目の前のすべてが可笑しい、馬鹿馬鹿しいとでもいいたげに。
 からっぽの思考。敵、動くものは敵。排除。殺す。ただ、それだけ。
 自分に分からないもの、自分側からないもの、自分以外のもの、怪物、なにもかも、すべて。
「あはははははははははははは……あはははは…」


「なにやってんだ? そんなとこに突っ立ってないでこっちに来いよ」
 男っぽい口調の女の化け物が俺に話しかける。なんというか、そう、自分で行っておいてなんだが、男女だ。
「いや、その……はっはっは」
 笑ってごまかす。その手には乗るもんかネタは割れてるんだよ百戦錬磨の祐一をなめるな。


「ひそひそ……(千鶴姉、やっぱりあいつだめだよ。笑ってるばかりで近づいてこようともしない。寒いのにさ)」
「ひそひそ……(そうねえ、ひょっとしたら……いえ、まだ結論を出すには早いわ、梓)」
「ひそひそ……(ちぇ……いつも甘いんだから)」
542血と喜劇:03/12/24 02:25 ID:+1M2afVc
「へぇっきしっ!」
 くしゃみ一発。やべえ、なんだかんだでやっぱり体が冷えてやがる。
 いくら夏ってもこう日の差しづらい森の中でビショ濡れのままでいたんじゃ当然かもしれないが。
「ほらみろ! いいからこっち来てとりあえず上着だけでも脱いどけって」
「はっ!?」
 どういうことだ。どういうことだどういうことだ服を脱げとは。これはつまり、あれか。
 そういう方面で誘っておいていたいけな青少年であるこの俺を身も心もおいしくいただいてしまおうって寸法か。
 残念だったなネタは割れてるんだよ百戦錬磨の祐一をなめるな。


「ひそひそ……(千鶴姉、今度は変な顔し始めたよ。もううざったいからあいつ殺)」
「ひそひそ……(梓! ……でも、やっぱりモンスターなのかしらねえ)」


 どうする。俺には今武器と呼べるものは何もない。あるとすれば俺自身。むしろ俺が武器。全身凶器!
 ……という対北沢用大馬鹿思考をこんなところでまで持ち出すほど俺は間抜けじゃない。
 ここは、ここはそうだな。いったん誘いに乗るふりをして、その間に打開策を見つけ出そう。
 そうすればおいしくいただかれた挙句うまく逃げ切れて……いやいやそうじゃないだろ、なに手段と目的を混同してるんだ俺。しっかりし……
「……え?」


「ひそひそ……(千鶴姉、こんどは固まっちゃったよ。もうあいつ殺)」
「ひそひそ……(……そのほうがいいかもしれないわねえ)」
543血と喜劇:03/12/24 02:25 ID:+1M2afVc
「危ないッ!!」
 考える前に声が出た。あれは、あれはヤバい。目の前にいる美人のモンスターより多分何十倍もやばいやつが来た。
 だって……だってそうだろ? 服が血まみれで、手に真っ赤な石を持ってて、左手には人間の首だぞ?
 そんで、表情が、もうなんというか、キレてるんだよ。おかしいんだよ、気が狂ってるんだよ間違いなく!
 なんとなく……叫んじゃうだろ? 目の前にいるのが美人ならなおさらさ、「危ない!」だの「逃げろ!」ってさ。


「!」
 祐一の声に反応して、千鶴たちの持ち前の戦闘思考が立ち上がる。
 彼の視線……自分達を見ているんじゃない、瞳が……私達の後ろ……
 身をかわしながら体を反転。千鶴の耳の辺りを何かが掠める。
 背後に立っていたのは少女。その異常な雰囲気さえ気にしなければ、わりとどこにでもいそうな、普通の……

 凍りつく。眼が合った。にごった瞳。うつろな瞳。かろうじてぶら下がっている砕けた眼鏡。
 首。
「……ッ!」
 一瞬動きが止まる。取り立てて狙ったというわけでもなかろうが、その隙に千鶴の頭めがけて、第二撃……石が降ってくる。
544血と喜劇:03/12/24 02:26 ID:+1M2afVc
「せいッ!!」
 ドガッという打撃音。弾け飛ぶ体。梓のボディーブローの一閃が、千鶴をその窮地から救う。
「な……なんだってんだよ、あれは!」
 梓も動揺を隠しきれないようだ。それが、自分と同年代の女の子があんな格好をしていることか、それとも自分以外の誰かの死骸を目の当たりにしたことか。
 いずれにせよ、梓は動揺している。まだ、梓が完全に……何か、大切な感情をなくしてしまっているわけではないようだ。
 こんな状況だというのに、その事実に千鶴は安堵する。もっともその数分後には、彼女はそのことで自己嫌悪を覚えるのだが。
 とにかく、危機は去った。気絶してしまったのか、彼女の体はぴくりとも動かない。胸が上下しているところを見ると、死んではいないようだが。
「うわ、うわ、うわわあああああ!」
 背後から叫び声。
「ひと、ひとの首だああああ!」
 先ほどの少年。お手玉をするように暴れているのは人の首が飛んできたかららしい。梓の一撃で少女の手から離れたものだろう。
「……ったく!」
 梓は彼に近寄づくと、襟首つかんで持ち上げる。
「ゲホ、く、苦し」
 その表紙に手から首がぽろりとこぼれる。
「ちょっとの辛抱だよ!」
 ここから離れたい。梓の正直な気持ちだった。
 殺せばいいじゃないか? あんな少女など、一息に頭を柘榴のようにしてやれるじゃないか?
 沸きあがってくるそんな思考を、梓は頭を振って振り払う。それは、違う。怪物はともかく、あれは多分人間だ。
 それも、自分と同じくらいの。もし、もし「それ」をしてしまったら、自分は本当に「鬼」になってしまう。
「行くよ千鶴姉! まさかあれも連れて行くなんていわないだろうね!」
「……ええ」
 千鶴も、梓に反対できなかった。
545By RTO:03/12/24 02:28 ID:+1M2afVc
 その間、姉妹はひたすら無言で、その場から遠ざかっていった。
「や、やめてくれ! 離してくれ! いただかれる!」
 少年だけは、首のことなど忘れてしまったかのように騒いでいたが。


 "首"が、水面を滑っていく。
 その存在に果たして誰が気づくのか、このまま海に流れ着き、そこから永劫誰にも気づかれないのかもしれない。
 そして、森の中に倒れる少女。相変わらず前進を血糊で染めた眠れる少女のその寝顔は、
 もしも見るものがいるならば、なんと安らかな寝顔だと評することだろう。


 凶器も、狂気もなにもかも、今だけは、ただ深いまどろみの中――――――


【柏木姉妹+祐一 その場を離れる】
【詠美 気絶 南の首は川を流れていく】
546名無しさんだよもん:03/12/24 02:34 ID:dcLW15iT
オタク横だの南だの、適当な脇キャラを殺す事で狩猟本能満足させてる書き手が居るな。
547名無しさんだよもん:03/12/24 02:41 ID:U7KXZ3ib
RTO氏おかえりなさいませ。
首を見て祐一が絶叫するあたり、当然の表現を当然のように書けるのは流石だと思いますた。


>>546
はいはい、ログよんで出直してきましょうね。
548名無しさんだよもん:03/12/24 04:49 ID:z9Jfzb5g
RTO氏、Welcome-Back!
前半のおちゃらけ具合と、後半の緊迫感のコントラストが(・∀・)イイ!!
梓の殺戮衝動への揺らぎや、気絶状態から覚めた後詠美がどうなるのかも気になる。

あと、ちーちゃんの
「ひそひそ……(……そのほうがいいかもしれないわねえ)」にワロタ。
あんたやっぱり偽ぜn
549名無しさんだよもん:03/12/24 17:14 ID:tSeqS4gT
前回に引き続き百戦錬磨の祐一が激しく自称なところが笑えた。
けど、こうして読んでみると
RTO氏はちゃんと前の話を事前に読んでるということがわかる
550名無しさんだよもん:03/12/24 19:22 ID:QqLrOJI9
それ、当然の事では・・・・。
551名無しさんだよもん:03/12/24 19:43 ID:H58Hx3Je
うぉっ!?RTO氏カムバック!新作付、禿げしく乙!!
552名無しさんだよもん:03/12/24 22:04 ID:6oHRNPOx
>>550
リレー小説で矛盾なく自然に話を流すのは難しいもんだよ。
読むほうはリレーだろうが長編だろうが、プロだろうが素人だろうが労力は同じに感じるのかもしれないが。

なんにせよ、氏の復帰めでたいでぬ。
553名無しさんだよもん:03/12/24 23:22 ID:QqLrOJI9
前の話を事前に読むのは当然だと言ってるのだが・・・・。

鯖は不思議な人が多いな。
554名無しさんだよもん:03/12/24 23:30 ID:U7KXZ3ib
「前の話を事前に読んでいることが、読んで分かる」ように書くのが難しいんだってばさ。
鯖に限らずどのリレーでも、ロワですらも、それが全員できれば矛盾なんて発生しなかったんだがな。
555名無しさんだよもん:03/12/24 23:34 ID:a4vNMHuY
はい、ストーップ!ここいらでやめとこ、荒れてまう…どうせ漏れたち孤独な仏教徒だしさ、瞑想しようぜ
556名無しさんだよもん:03/12/25 00:08 ID:xyNOnv9T
祐一はやっぱ喜劇役者・・というかへタレがはまり役だな。
詠美は気絶してるがこっからどうなるんだろうって思うが、まあ・・・どうにもならないっぽいな。
557名無しさんだよもん:03/12/27 03:54 ID:d0cBvFW3
最近の鯖の話を読んでるとそれぞれのメンバー同士が終結したり、
脱出の方法があったり、ホテル制圧したりとかそれなりに話は進んできてる思うけど、
核心に迫るものがないような気がする。
結局、少しづつ目的に進んでいかないと同じことの繰り返しなんだよね。
今は違うけど、昔の読み手の中には核心に迫るとえらく叩く人がいて、
今もその名残りがあると思うんだけど。
558名無しさんだよもん:03/12/27 07:08 ID:Mln2OfUm
祐一は笑えるヘタレなら問題ないんだけどね。
人死にが絡むととたんに不快なキャラになるからな。
559名無しさんだよもん:03/12/28 16:12 ID:IFECVCF7
ほしゅ
560名無しさんだよもん:03/12/29 12:27 ID:HupRNgYS
保守
561名無しさんだよもん:03/12/29 18:28 ID:64g8UMat
そろそろ編集サイトの更新を…。
562名無しさんだよもん:03/12/31 10:22 ID:jp0oarEg
保守
563名無しさんだよもん:03/12/31 16:12 ID:j9bHXm1H
問題。

↑の「保守」してる連中は、書くべき感想やらを書いた上で保守しているか、否か。
564名無しさんだよもん:04/01/02 01:30 ID:6/ipa2uI
保守

感想を書くのも書かないのも読み手の自由だと思うのだが。
565名無しさんだよもん:04/01/02 06:58 ID:ir6v00Ep
自由だけど、感想があれば書き手のやる気が出て
保守しなくてよくなるかもしれない。

保守って書くだけの方が楽だけどな。
566名無しさんだよもん:04/01/02 07:12 ID:Xbf5Sf5i
保守はスレ自体は保守するが、誰のテンションも保守してくれないから。
書き手だって書くか書かないかは自由だが、投稿後も「保守」ばかり並ぶスレなんか書きたくならないのが現実。
567名無しさんだよもん:04/01/02 16:04 ID:tawC/pJR
元々どういうスタンスで企画に関わるかは個人の自由だ。
確かに感想を書けば作品のペースは上がるかもしれない。さっさと続きを読みたいのならそれも一つの方法だろう。
だがそれが全てではない。マターリと半分ROMのように感想もほとんど書き込まず、作品だけを賞味するのも一つの方法だ。
まぁ確かに何も書かずにさっさと続き書け、という奴はどうかと思うが、それでなければ感想を書く書かないは強制されることではなく、各々が好き勝手にやればいいだけのことだろう。
568名無しさんだよもん:04/01/02 16:19 ID:J6GKneE0
むしろ残ってる住人の半分以上が、今は書いてなくとも昔に一作は書いた事のあるヤツ
もしくはこれから書こうとしてるヤツではないかと妄想。
で、自分は(一応)書き手だから感想書かなくて良いやとか思ってる。オレとか。

てか、現時点で400話前後あると思われるので、多めに一人平均10作としても書き手40人。
期間が長いから去っていった人が多いにしても、4分の1残れば10人。甘めに考えればもっと増える。
で、たまに起こる騒ぎを見ても、良心でもって加わらないだけかもしれないが、常駐住人は3、40人いるか怪しい所。
……何かあんまりありえない話でもないような気もしてきた。
569名無しさんだよもん:04/01/03 02:16 ID:TbC8VLMQ
今までの鯖の感想を見ると感想のほとんどが新作についてだった。
別に前の話を持ち出してもいいんだよね?それこそ本当に初期の一桁代の話とか。
やっぱり良い作品はいつになっても良いんだから
570名無しさんだよもん:04/01/03 03:41 ID:NDGMYmjR
>>569 持ち出してもいいと思うけど、それだったら感想&議論スレみたいなのを立ててそこでやった方がよろしいかと。
   ここで新しい作品&前の作品を持ち出すと何か混乱しそう。何となくだけど。
   でも新しくスレ立てても人は集まらないだろうなぁ……。

   何か色々ごちゃごちゃ言ってスマソ。
571名無しさんだよもん:04/01/03 12:36 ID:UR1qNTet
>>570
そういう案は、実際に感想が活性化しすぎて不備が出たときにな。
この過疎スレがソそこまで活性化するなんてことはまずありえないが。
572名無しさんだよもん:04/01/05 17:18 ID:1zQjCJK4
保守

何か妙に改行制限きつくなってないか?
気のせいか?
573ultimate soldier:04/01/06 02:22 ID:/yukxnr3
対峙。

「貴様、ただの人間ではないな…」
化物が言う。
「――元大日本帝国陸軍特殊歩兵部隊 坂神蝉丸だ」
名を名乗る。それは、相手への礼儀。
例え殺し合いであろうとも、名乗ることを止めたくは無かった。
「丁寧な挨拶で恐縮するよ。
 ならばこちらも名乗らねばなるまい――私は吸血鬼。
 千年の時間と万人の血を吸った上級魔族、吸血鬼シュベストである」

吸血鬼。
坂神邸での記憶がよぎる。

月代が妙な映画を見ている。
「この映画はなんなのだ?」
「あ、蝉丸。 これは『吸血鬼ドラキュラ』ってホラー映画なんだよ」
ほらー映画……恐怖映画の事か。
「吸血鬼、とは一体どのような者だ?」
「そっか、蝉丸は知らないんだね。
 えーと、吸血鬼っていうのは太陽の光が嫌いで、浴び過ぎると溶けちゃうの。
 銀の武器と十字架、ニンニクが嫌いで、それで力とかも普通の人間よりずっと強くて、
 コウモリを手下にして、人間の若い女の子の血を吸って生きているんだよ。
 それで血を吸われた人はやっぱり吸血鬼の手下になっちゃうの。
 ……なんだか蝉丸に似てるかもね〜」
「む」
「あ、うそうそ、ごめんごめん、蝉丸はそんなコトしないし、弱い人の味方だもんね」
574ultimate soldier:04/01/06 02:23 ID:/yukxnr3

――常人離れした運動能力、異常なまでに日の光を嫌い、催淫効果に似た支配能力。
『吸血鬼』とは、歪んだ強化兵そのものではないか。
月代の言った事も、あながち外れてはいない。


「そこの死にかけには言ったがね、男には手加減しない性質なのだよ、私は」
シュベストが言う。
「俺もだ。敵であれば尚更」
二人、笑みを浮かべ、動いた。

疾る。
擦れ違いざまに相手の手刀をいなし、顔面へ右ストレート。
追い討ちをかけもう一度顔面へ。

ごきりっ

シュベストの鼻が折れた。

「――無駄なのだよ。いくら傷つけてもすぐに再生してしまうのでね」
シュベストが鼻を元の位置に戻すとみるみるうちに出血が止まった。
そして、骨も。
この再生速度は異常だ。 強化兵のそれの10倍は超えている。
仙命樹が移植されているのならば、血液を大量に失う事で奴は倒せる。
だが――ここに有効な武器は無い。
575ultimate soldier:04/01/06 02:25 ID:/yukxnr3
「驚いて声も出ないようだな。 では、こちらから行くぞ」
もう一つの方法。
つかみかかるシュベストの腕を合気道の要領で受け、極める。

嫌な音がして、肩の骨が外れた”
「ぎいぃああぁぁ」
耳に残る叫び声をあげながらシュベストは苦しむ。
これならば骨が折れたわけではないから、再生はしないのではないか。
「はぁっ はぁっ 貴様、後悔させてやろう。
 よく見ておけ、ただ再生するわけでは無いことを」
シュベストの肩から先が霧と化していき、再び腕の形をとる。
骨は、外れていない。

八方塞がりか。
いや、まだ最後の手段がある。
即ち、この診療所に火を放つ。 
シュベストは燻され、焼け死ぬか、太陽の下で溶けるかの二択を迫られることになる。
――だが、それは本当に最後の手段。
俺が負ける直前までその策を採るべきではないのだ。

そして戦闘は長引く。
スピード、技ならば蝉丸。
パワーならばわずかにシュベスト。
再生力は圧倒的にシュベストに分がある。
何より、相手に有効打を与えられない事で蝉丸は精神的に押されていた。

このままでは――
576ultimate soldier:04/01/06 02:26 ID:/yukxnr3
智子は気がついた。
「あ、智子さん、気がついたんですね。 良かった」
きよみが言う。
「きよみさん、矢島君は、あの吸血鬼はどうなったんや?!」
怒鳴るようにして問う。
「今蝉丸さん――白髪の男の人が吸血鬼と戦ってくれています。
 矢島さんはこっちに寝かせてありますが…怪我のほうが酷くて…」
聞くなり体を起こし、矢島の所で向かう。

矢島。まだ生きている。
いや、残酷なようだが怪我のほうはきよみと茜に任せよう。
それよりも――
「矢島君が持っていたウエストバッグはどこや!?」
今度は正真正銘の叫び。
「バッグはこっちに…」
バッグを引っつかみ、中身を漁る。
良かった、壊れてはいない。

「智子さん、そっちは吸血鬼が――!」
「その吸血鬼と戦ってる白髪の兄ちゃんに用があるんや!!」
茜の静止を振り切り、薬剤室へ。
577ultimate soldier:04/01/06 02:27 ID:/yukxnr3

ドアの無いドア枠を潜り抜る。
見えたのは、余裕の表情のシュベスト。
そして、焦りの表情の白髪の青年。

「白髪の兄ちゃん! これ使いぃぃ!!」

持っていたものを白髪の青年に放る。

「む」

「絶対それで吸血鬼は倒せる! うちら人間の秘策や!!」

蝉丸が受け取ったもの。
銀色の液体の入った、注射器。

【シュベスト、蝉丸、智子、薬剤室に】
【矢島、郁美、きよみ、茜、別の部屋】
【秘策→水銀入り注射器 蝉丸所持】
578名無しさんだよもん:04/01/06 02:28 ID:/yukxnr3
誤字脱字、矛盾点その他あったら指摘お願いします。
579名無しさんだよもん:04/01/06 18:43 ID:og9051J8
新作乙〜〜!
う〜んいいねぇ、中身は水銀かなんかか?
580名無しさんだよもん:04/01/06 19:36 ID:JYdSkTWE
水銀は銀と全く違う。
原子レベルで銀と違う。
銅とカドミウムくらい違う。

効くかどうかは不明だな。
581名無しさんだよもん:04/01/06 21:38 ID:orH5I6ly
>「絶対それで吸血鬼は倒せる! うちら人間の秘策や!!」

うーん……確か委員長って成績良かったはずだよなぁ。
582名無しさんだよもん:04/01/06 21:56 ID:ZmGJerMl
新作乙!
燃える展開だな、蝉丸かっちょいいぞ。

>>580
水銀は中世錬金術で「賢者の石」の素材として使われた他、
悪魔払いに鳴らす鐘の材料にもなったらしい。
純銀ほどの決定力は無いだろうが、あの状況では他に使えそうなものは
無かったって事かな。

蛇足かつ板違いだが、「ヘルシング」ではアーカードの使う銃弾に水銀弾頭が
使われていた。
ただしあっちは法儀式済みの水銀。
583名無しさんだよもん:04/01/06 23:12 ID:qf33jehe
なんで書かれていない先のことを議論したがる?
584名無しさんだよもん:04/01/07 09:36 ID:aYjXSHxw
果たして本当に水銀なのかな?
それ以上詮索すると楽しみ自体を潰すのでここまで
585名無しさんだよもん:04/01/07 12:41 ID:HMwDI5l+
>【秘策→水銀入り注射器 蝉丸所持】
いやさ。水銀入りって書いてる。それとも本編に書いてないから無効って事か?
586名無しさんだよもん:04/01/07 14:02 ID:ng/qdq9M
まぁどうやって使うかは書かれてないし。
587名無しさんだよもん:04/01/07 15:15 ID:xNlpa/Wt
蝉丸が自分に注射して、仙命樹との相互作用でパワーアップとか(w
588名無しさんだよもん:04/01/07 16:10 ID:mWukeWEq
シュベスト先生を水俣病に冒すとか。
589名無しさんだよもん:04/01/07 18:42 ID:H2AjL4VG
純銀と水銀・・・そー言えば、銀って吸血鬼に効くのか?
漏れお馬鹿だから、太陽とにんにくと十字架と止めが杭打ちしか知らん
・・・あと、墓場の土入り棺おけでしか川だか海だか越せんことくらい
ヘル寝具で水銀出てるなら別にいいよーな…
学のない一般人?には水銀も弱点なんだ〜とか言われると素直に納得してまうぞ「へぇ〜」みたいに
…にんにくジュースを注射されるよかはいいんでね猛毒だし、だいたいコイツ作り物のナンチャッテ吸血鬼だし

590名無しさんだよもん:04/01/07 19:52 ID:PZKpQUkI
なっとくいかないなら鯖お得意の「あとで困るかもしれないからNG」にでもしちゃえよ。
591名無しさんだよもん:04/01/09 10:35 ID:d0Uj4Ctd
>>590 また書き手が減るよ
592名無しさんだよもん:04/01/09 15:59 ID:A3k0u7Rj
オカルト的効果はさておいて、水銀弾頭ってのは現実に存在する。
弾丸内部の空洞に比重の重い水銀をいれる事で
発射時の加速で空洞の後ろに押し付けられた水銀が
弾丸が対象に撃ちこまれる瞬間の急減速で弾丸前方に向かって反発し
結果として「撃ちこんだ穴より後ろに開いた穴が大きい」と言わしめるほどの
馬鹿みたいな破壊力を生み出す弾丸なのです。
593名無しさんだよもん:04/01/09 19:32 ID:otQ5Uk/1
>>592の言うとおり、水銀弾は物理的な破壊力を向上させる仕掛け。
ヘルシングで登場した弾は、水銀弾で組織を効率的に破壊し、施した
法儀式が再生などを妨げるように期待した物なのではないだろうか。
もっともヘルシング基準で吸血鬼を語ると、ほぼ無敵になってしまう
可能性もあるのだが。

そうは言っても一般に語られる吸血鬼相手でさえ、オカルト的効果が
ないものは結果を期待できない。
さらには通常の注射器を使用するため、針を刺すには短時間とは言え
相手を停止させる必要がある。

それだけの苦労をした挙句、効果なく反撃され、失意のうちに斃れるのも
面白いのではないだろうか。
こう言うと荒し臭いけど、本気で続きを楽しみにしている。
この条件なら数人死ぬのも悪くない。
594名無しさんだよもん:04/01/09 19:39 ID:7iitfx5n
半分釘を刺す意味でも確認しておきたいのだが。


仙命樹にこの状況をひっくり返すようなスーパーパワーは無いよな?
595名無しさんだよもん:04/01/09 21:16 ID:yRv1jF9x
血を浴びて吸血鬼ハァハァくらいのパワーなら
596名無しさんだよもん:04/01/09 22:26 ID:ovPKWwB/
御堂のような結末をたどる可能性もあるよ
597名無しさんだよもん:04/01/09 23:26 ID:qDvXJqAN
まぁ書き手に任せた方がいいんじゃないか?
それであまりに納得いかないんならNG出せば良いんだし。
598Born to be...:04/01/10 00:31 ID:ZfpRt9hK
 部屋の中、上質なベッド---周りの装飾の趣味はともかく---にに横たわる少女。松原葵。
 そして、そのわきにたたずむ一人の男。
 紅い眼を爛々と輝かせ、その唇からは今にも凶悪な牙がのぞいてきそう。
 そして……
「彰ぁッ!」
 追う男、彼の親友、藤井冬弥。
「……冬弥」
 彰と呼ばれた男は振り返る。冬弥は見た。紅く光る狂気の目。けれども、まだそこに僅かに浮かぶ、怯えと、困惑の色。
 彰は続けた。
「駄目なんだよ……わかるんだ。今だってほら、玄関からここまで来たときの記憶が無いんだよ」
 その表情は、諦めにも似ていた。
「"そのこと"しか考えられないんだ。だから早く冬弥だけでもここから逃げてよ。はやくしないと」
 彰の呼吸が荒くなる。それは苦しんでいるように見えたし、また、興奮しているかのようにも見えた。
「そろそろ、葵ちゃんから眼をそらすことも出来なくなってきた」
 どくん、と冬弥の胸が鳴る。それは、冬弥が絶対に考えたくなかった可能性。冬弥にとって起きてはならなかった理不尽。
「それとも、そのナイフで、僕を刺してくれるかい?」
 冬弥は認識する、自分の右手に握られたナイフ。いつの間に持ってきてしまったのか。
 考えるより前に、冬弥の手が動く。思考より、言葉が先走る。
 すい、と刃先を彰に向けて。
599Born to be...:04/01/10 00:32 ID:ZfpRt9hK
「……葵ちゃんから離れろ……頼む、離れてくれ」
 押し殺した声。
「……どうしてだい冬弥? もう、このままだと気が狂ってしまいそうなんだ……そう、水が、紅い水がほしいんだ」
 そこまで言って、彰の目に、また……あの、不安定な色が宿った。
「怖いんだよ、このまま何も出来ずに狂って死んで行くのが! ……でも、駄目なんだ!
 ここで葵ちゃんの血を吸ってしまえば、もう歯止めが利かなくなる! 僕はその後"自分の記憶に残ってる女性"を探しに行くに違いないんだ!
 わかるだろ!? そうなると、間違いなく僕は由綺ちゃんや、美咲さんだって吸ってしまう! それも……それも同じくらいに怖いんだ!」
 一気にまくし立てると、彰はまたぜえぜえと息を荒げた。死ぬことも怖いが、吸血鬼になったその後も怖い。
 綱渡りのような精神状態ではあったが、逆にその極限の恐怖心、緊張感こそが彼の心をシュベストの契約を受けながらにして
 これまで人間たりえさせてきたものの正体といえた。



「……彰」
 冬弥は何も言えず、押し黙った。今の俺……そう、ただの人間である自分にしてやれることなど、もう……
「それとも」
 突然近くから聞こえてきた声に、冬弥はうなだれていた頭を上げる。音も立てずに、彰が目の前まで来ていたのだ。
「それとも……冬弥」
 瞬間、冬弥は両肩を掴まれる。指先が、肉どころか骨に食い込んでくる感覚。とても彰の力じゃない。
「あ……彰、離……」
「冬弥の血を吸って……それから由綺ちゃんの血を吸って……それでも駄目なら、葵ちゃんの血を吸うことにするよ。それなら許してくれる?」
「! な……」
 由綺と聞いて、一瞬。ほんの一瞬だけ、冬弥の中で殺意の炎が燃えた。その瞬間だけは、親友じゃない、敵を見る眼で、自分を拘束している男の顔を睨みつけた。
600Born to be...:04/01/10 00:34 ID:ZfpRt9hK
 ―――そこで、終わってしまった。
 睨みつけた相手の眼が、あまりにも紅く、あまりにも深いものだったから。
 そこにもう、自分の知っている親友の面影は、何処にも残っていなかったから。
(―――ああ)
 ごめんな、由綺。本気でそう思った。なんとなく、お前じゃ多分逃げ切れない気がするから。
 思った。多分コイツは、次に美咲さんを手にかけてもきっとなんとも思わない怪物なんだろうな。
 祈った。万が一にでも俺の血を吸った後に、こいつが正気に戻らないように。
 そして……眼を閉じた。直前の光景は、大口を開けた彰―――だった男の顔だ。

 そう、睨みつけた相手の眼が、あまりにも紅く、あまりにも深いものだったから。
 そして、そこにもう、自分の知っている親友の面影は、何処にも残っていなかったから。


 ……だから、手が動いた。
601Born to be...:04/01/10 00:36 ID:ZfpRt9hK
 眼を開けたのは、肩にかかる力がなくなったからだった。きっと眼を開けたら、綺麗な花畑と緩やかな川があると思った。
 違った。目の前にあるのは、やっぱりあの部屋と足元に横たわる男の体だった。
「……なんで?」
 我ながら間抜けた呟きだったと思うし、ひょっとしたらすぐさま足元の男を助け起こしたのもひょっとしたら大いなる無謀だったかもしれない。
「……やあ、冬弥」
 そこにいたのは、紛れもない親友の姿。変わり果てた、でも間違えようの無い、親友の姿。
「馬鹿だな……慣れない物使うもんだから、手を、怪我してるじゃない、か……」
 言われてから、右手にちくりと痛みが走る。このナイフのやたらと尖ったグリップで引っかいたんだろう。
 ……待て、問題はそこじゃない。だったらどうして、刃のほうに血がついてる?
 俺は何か言おうとしたが、彰のほうが先にしゃべりだした。俺は口をつぐんだ。
「ありがとう、冬弥。これで、もう……」
 そして彰には悪いが、彰の言葉が俺の耳には入っていない。軽すぎる。彰の体。そして、足のほうからさらさらと砂の流れるような音。
 ちょっと待て、何だよ。それは、俺が、彰を……そういうことか?
「あき……あき、彰」
「うん……?」
「なに……なにやってんだよ……ひ、ひとの、人の傷口、というか指先なんて、な、舐めて」
 何だろう、会話にならない。自分の行為と思考がぐちゃぐちゃになっているからか、それとも彰がまた真顔でとんでもないことをやっているからか。
「しょっぱい」
 それは多分俺の涙だ。そうか、俺、泣いてるんだ。
「でも……やっぱり、血なんてさ。おいしいもんじゃないよね」
602RTO代理:04/01/10 00:38 ID:ZfpRt9hK
 そう……彰は、にっこり笑って、そう言った。もう、息をしていなかった。


 まだだ。まだ時間はある。こいつが本当に灰になってしまうまで、まだ時間はあるだろう。
 彰。俺の親友。俺が殺した、俺の親友。
 その間くらい、こいつの体を抱いてやったってばちは当らない。いや、もう、俺も正常な思考が。そう、彰は俺が殺したんだ。


 俺は、声を張り上げて泣いた。


【七瀬 彰 死亡】


代理貼りです。単に本人が規制巻き添えで書き込めないってだけですが。
603RTO代理:04/01/10 00:39 ID:ZfpRt9hK
書き忘れました「NG覚悟」だそうです。
604名無しさんだよもん:04/01/10 00:49 ID:IiutOKZS
GJ!
彰人外化を防いだのは英断だと思うよ。
605名無しさんだよもん:04/01/10 00:56 ID:wiVSdpVu
彰には多分これしか残されてなかったんだよな。
ここに限らず場面場面の演出がうまいね。良くも悪くも。

丁寧に書かれているとは思うんだけど、横死亡とのスパンが短かったせいか
いつもより少し殺し急いでる印象が否めなかったのが残念。
横のほうはRTO氏じゃないし俺の単なる感想だが。
606名無しさんだよもん:04/01/11 03:34 ID:6aWQppOW
これしか残されてなかったんだよ。

……かぁ。
言い得て妙だけど、それを敢えて書いた氏にお疲れさまといいたいね。
607名無しさんだよもん:04/01/13 00:08 ID:6DvteUek
保守しとくか
608名無しさんだよもん:04/01/14 04:06 ID:UI9HNHTR
同じく
609名無しさんだよもん:04/01/15 14:15 ID:Z3l6ZuYq
保守
610名無しさんだよもん:04/01/17 03:36 ID:3qHuR2i5
ちょっと思ったんだけど、このスレ(というか鯖という企画)的にエロ描写ってのはどうなの?
書くから伺いをたてておこうってわけでもないがちょっと気になった。
過去には楓のちょっとしたリョジョーク描写もあった気がするのだが・・・
611名無しさんだよもん:04/01/17 06:31 ID:sWaiP6Yf
>>610
ここは21禁の板だからエロ描写自体は問題ないと思うが、読者の各キャラへの
思い入れと話の整合性を壊さずに書くのは結構骨が折れると思われ。
そのハードルに躓けばいつもの3倍増しでNG連呼の悪寒。
止めはしないが推奨も出来ないな。
612名無しさんだよもん:04/01/19 04:34 ID:GsQ7MEWQ
ほしゅ

エロ描写はかなりの冒険になると思われ
もし書くのならだが。
613名無しさんだよもん:04/01/19 09:22 ID:jSwifXAS
編集サイト…
614名無しさんだよもん:04/01/19 23:10 ID:qWK6a91t
そろそろ…
615名無しさんだよもん:04/01/20 03:05 ID:erI0DepE
更新を…
616名無しさんだよもん:04/01/21 00:23 ID:pUQqlNwt
お願い……
617名無しさんだよもん:04/01/22 00:58 ID:ECkXN3yy
します…
618名無しさんだよもん:04/01/23 18:13 ID:OC565Qtm
新作…
619名無しさんだよもん:04/01/25 10:18 ID:WEDZnVYg
保守
620名無しさんだよもん:04/01/26 17:39 ID:aoF/CBXo
ほしゅ

RTO氏は逆に書き手に専念するのはどうだろう。
編集を誰かに任せて・・・しかし誰がやるのか という話になってくるか。
621名無しさんだよもん:04/01/26 18:33 ID:v5gJYOyn
もう…
622名無しさんだよもん:04/01/26 21:08 ID:u+VijOyZ
書きたいんだが時間軸が怖くて手がだせん…あとパーティが

御堂や大志はむずぃ…他に誰か書きやすいのはと…
623名無しさんだよもん:04/01/27 00:53 ID:SdvH6heu
まかろー氏作成の時間表(>>149)を元に、現在の各キャラの時間軸を
まとめてみました。

○1日目
 20:00  犬飼俊伐

○2日目
 0:15頃  ホテル組
 6:00頃  リアン
 6:30頃  石原麗子組
 7:00頃  鹿沼葉子組 
 8:00頃  エリア
 8:20頃  ティリア組 緒方英二組 
 9:00頃  九品仏大志組 
 10:00頃 篠塚弥生組 柳川祐也 氷上シュン組+妖孤
 11:30頃 住井護組  立川雄三組  
 12:00頃 柏木千鶴組+相沢祐一&大庭詠美  北川潤組  
 12:30頃 国崎往人組  柏木楓組 神岸あかり 水瀬秋子組+千堂和樹
 12:45頃 岩切花枝組  城戸芳晴組
 13:00頃 御堂  病院組+坂上蝉丸&立川郁美 藤井冬弥組 ホテル組+折原浩平&久瀬秀一&長森瑞佳&牧部なつみ
 17:30頃 佐藤雅史組+藤田浩之

○時間不明
メイフィア
ユンナ  
ルミラ

もし時間的齟齬・抜け落ちなどありましたらご指摘お願いします。
なお、『+』と言う表記は>>149以降に合流したキャラクターです。
624622:04/01/27 20:55 ID:iZIu23mG
うぉ!レスありがとん!!
なんとか、がんがってみるよ
625623:04/01/27 21:24 ID:7/BiCtT8
今見直したら思いっきり間違ってるし…
2日目・0:15頃のホテル組は削除してください。13:00頃の方が正しい時間です。
626名無しさんだよもん:04/01/28 19:04 ID:j5q+37gg
やっぱり無理…だったのか?
627名無しさんだよもん:04/01/29 13:59 ID:bmxXfP0f
>620
自分はできないの?
628622:04/01/30 19:33 ID:4eAJd6zV
誰も居ない…投下するならイマノウチ…
629タロットの導く先:04/01/30 19:34 ID:4eAJd6zV
「…タロット?」
「………(コクコク)」
千堂和樹は水瀬秋子の運転するジープの上で来栖川芹香の提案に耳を傾けていた。
佐祐理を弔い、離れ離れになったみちるを探そうとしていた和樹だったが、秋子達に止められ、みんなが集る可能性の高いホテルへと向かうこととなった。
そんな中で不安げにしている和樹を見かねて芹香が占いを提案したのだった。
「彼女の占いは本格的だし、気休めかも知れないけど…やってもらう価値はあると思うわ」
「判った、頼むよ…あっ!でも気をつけてな、揺れてるから」
「……(はい)」
無造作にだが車上にもかかわらず、器用にカードを並べていく…そしてカードをめくろうとしたその時…急ブレーキを踏まれ思わずバランスを崩す。
「あら?洞窟…?」
秋子ののんびりした声に二人は振り向いた。言われれば確かに洞窟が…地の底に続くように口をあけていた。
「へんね…地図ではホテルに向かってた筈なのに…道を間違えたのかしら??」
「秋子さん、入り口の所を見てください…ほら、あそこに『地底探検大冒険』って書かれてますよ」
和樹に言われて秋子は入り口をみた。確かに『地底探検大冒険…地獄への坂道』施設建設中・蔵等組・完成予定日…」と書かれた看板が立て付けられていた。どうやら建設途中の施設らしかった。
「あらあら、どうやら建設中だったみたいですね、あちこちに作業道具が散乱してますし…危ないですから、ちゃんと整理整頓はしないといけませんよ」
秋子が誰に向かって躾けているのか和樹には判らなかったが、たしかに洞窟の入り口近くには大小様々な建機や道具などが放置されている。近くには作業員達が寝泊りする仮設小屋もあった。
630タロットの導く先:04/01/30 19:34 ID:4eAJd6zV
「そー言えば、ここは元々テーマパークで俺たち遊びに来てたはずなんだよな…」
「……(和樹さん、あちらを…)」
芹香に言われる先を見ると、岩肌に沿って別に道が続いている…ホテルへ続く道はこっちらしい。
「秋子さん!こっちに道が…って何してるんです?」
ふと見るといつの間にやら車を降りて秋子が建機やら道具やらを漁っていた。まさか本当に整理整頓をする訳でもないだろうがあり得そうで怖くなり、自分達も車を降り駆け寄った。
「いえ…ちょっと探し物を…何か役立つものもあるかも知れませんし…」
確かにつるはしでも武器にはなるだろう。今は少しでも武器が欲しい。
何となく洞窟の中を覗き込む、中は暗く奥が見えないが、奥に向かって下り坂になっている様だった。
「おぉぉ〜い!!誰か居るか〜ぁ!!居たら返事しろ〜〜っ!!!」
他に生存者が…みちるが居るかもと、淡い期待を込めて叫ぶが返事どころか物音一つ無く叫びだけが木霊する…
「まぁ…流石に居ないわな…にしても気味悪い」
薄気味悪く、何か住んでいそうだった。
「和樹さ〜ん、小屋の中を調べたいんで手伝ってもらえますか〜!」
秋子に呼ばれて小屋へと向かう。
「…芹香さん、申し訳ないですけど見張りをお願い出来ますか…では、和樹さん入りましょう」
『…(コク)』
二人して頷く、和樹はサーベルを抜き構えゆっくりとドアを開けて中へと入る。
中は薄暗く埃っぽかった。静かに様子を伺う…動く物の気配は無かっが、何か異臭を感じ辺りを見渡す…やがて物陰に何かを見つけて近づいていった。
631タロットの導く先:04/01/30 19:36 ID:4eAJd6zV
「…!?これって…」
「……ここの作業員の方ですね」
そこには一体の死体が倒れこんでいた…死後数週間は放置されていたのだろう、あちこちが腐り、ボロボロとなっている。
「…テーマパークとして建設中だった以上はこういった人たちも島にいたはずですが…この様子だと…」
そこで口を閉ざす…ここの施設を作った者たちもここの犠牲者となってしまったのだと…
そんな中、和樹は物言わぬ死体に妙な違和感を感じていた。
(あれ?この人…熊か何かに襲われたのか?あちこちに引っかいたようなあとがあるし…これが死因か?でもなんか変だよな??)
和樹が違和感を感じていると…場の空気を打ち破るように秋子の声が響く…
「手分けして探索しましょうか、和樹さんはあっち側をお願いします…水や食料とかあればいいんですけど…」
思ったより淡白な秋子の対応に面食らうが、自分達も彼の仲間となってしまう可能性は十分にある以上、言われたとおりに探索を始める
…机やロッカー手当たり次第に開けていき、やがてカップ麺や救急箱を見つけた。
「秋子さ〜ん!いい物見つけましたよー!」
「こっちにもありました〜」
荷物を抱かかえて秋子の方へ向かう…そこには木箱が置かれていた…
「これ、何です?」
「ふふふ…ダイナマイトです」
「ブッ!!!だっ、ダイナマイト〜ぉ!?」
「こういう現場ならあるんじゃないかと思っていましたけど、思ったとおりでした…あまり多くはありませんが…十分でしょう」
「まっまぁ、すごく頼りにはなりそうだけど…」
和樹と秋子は手分けして救急箱とダイナマイトをジープに積んでいく…また、和樹はすぐ使えるよう、腹に何本かのダイナマイトを仕込んでおいた。
そして再び手分けして探索を行い、一通り探し終ようとしたとき和樹は作業員の作業日誌のような物を見つけた
…ところどころ破れていたがこの島での異変について何か書かれていないかと思い、読めそうな場所を開く…
632タロットの導く先:04/01/30 19:38 ID:4eAJd6zV
「○月×日(晴れ)この島の研究員が現場を見に来た。テーマパークに研究員…変な取り合わせの上、気味の悪い連中だがこの不景気だ、金を貰っている以上文句も言えない」
「○月△日(曇り)またこの島の研究員が現場を視察に来た…文句を言いにきたのかと思ったがそうでもなかった。いくつかの施設はすでに完成している。
ここは少し遅れているとはいえ期日には間に合う、何しに来たのか尋ねると「君達の健康状態を見に来た」と言っていきた。
体調の悪い者(俺もだが)にビタミン剤を投与していく…なんだったんだあいつら?」
「△月×日(晴れ)妙に体がだるい、風邪だろうか?どうやら先日の薬は役立たずだったらしい…注射を打たれたところが妙に痒い」
「×月△日(あめ)なかまのひとりがようすをみにきたかだじゅうをかいているおれをおこりにきたらしいあたまにきてかみついてやったかゆい」
「×がつ×にち かゆい かゆい かゆい」
633タロットの導く先:04/01/30 19:39 ID:4eAJd6zV
「…なんだこりゃ??」
『ひっ!いや!!和樹さ〜ん!!』
結局手がかりは見つからず、秋子と合流して引き上げようとしたその時…秋子の悲鳴が響く、和樹はあわてて秋子のもとに駆けつけると信じられない物を見ることになった。
「なっ!?」
先ほどまで死体だったはずの作業員が起き上がり秋子に覆いかぶさっていた…秋子も懸命に振りほどこうとしているが上手くいかないようだった.
『おぉぉぉ…』
「かっ、和樹さん…」
「くそ!このぉ!!秋子さんを放せ!!!」
後ろから思いっきりサーベルを鞘ごと叩きつける…『ぐずっ』っと、生理的嫌悪を感じそうな手ごたえを感じながら、作業員の死体の首がもぎとれる…
腐っていたのが幸いだったのだろうか、首を失った死体は力を失い崩れ落ちた…
「秋子さん!大丈夫ですか!?」
「えっ、ええ…和樹さん、ありがとうございます…せめてシーツをかけてあげようと思ったら急に動き出して…」
「ゾンビって奴かよ…」
そんな時、急に芹香が部屋の中に飛び込んできた…恐怖で怯えている。秋子も先まで酷い目にあっていたにもかかわらず、芹香を優しく抱きかかえ落ち着かせた。
「落ち着いて…それで、なにがあったんです?」
「…………」
芹香の声は小さかったがそれでも何が起こったのかが判った…小屋の周囲をゾンビが十数体、うろついているとのことだった…どうやらあの洞窟から這い出てきたらしい。
「秋子さん…俺が時間を稼ぎます!秋子さんは芹香ちゃんと何とかジープを動かして下さい」
「……(和樹さん…)」
「大丈夫だって…こいつらはそんなに強くない、動きも鈍いし…無茶をしなければなんとからなりそうだ…それにこれもある」
といって和樹は懐からダイナマイトを一本取り出した。
634タロットの導く先:04/01/30 19:40 ID:4eAJd6zV
「囲まれたらヤバイ、急ぎましょう…」
「判りました、気をつけて…」
そう言って、和樹は表に飛び出した…ダイナマイトに火を点けてゾンビの集団に投げつける。やや間をおいて爆発しゾンビが数体吹き飛んでいく…
「秋子さん!今だ!!」
和樹の声に秋子と芹香も小屋から飛び出しジープへと駆け出し飛び乗る…エンジンをかけようとするが、こういうときに限ってなかなかうまくかかってくれない…そのうち何体かがジープへ向かう。
「秋子さん!早く…くそっ、こいつ!」
ジープへ向かう一体にサーベルを叩きつけて打ち倒す…次を相手しようとしたその時、後ろから一体のゾンビが覆いかぶさるように和樹をとらえた
『あぉぉあぁ!!』
「!?あがぁ」
思いっきり肩口に喰いつかれ、肉が食い千切られる。痛みが和樹を襲うが和樹も負けじと力任せに振りほどいてサーベルを叩きつける…だが、数が多く次第に取り囲まれていった…
(駄目か…)
諦めかけたその時…『グ・グ・グ・グォン…』エンジンの音が響く
「かかった…和樹さん!」
秋子はゾンビの集団の中にジープを突っ込ませた…何体かのゾンビを跳ね飛ばして、和樹の横にジープを寄せる。
「和樹さん!早く乗って!」
「助かった…」
すばやくジープに飛び乗り、囲いを抜ける…だが秋子はそのまま逃走せずに未だにゾンビが這い出てて来ようとする洞窟へとジープを走らせる。
「秋子さん何を!?」
「和樹さん…一度だけ洞窟の入り口を横切ります…つんであるダイナマイトで入り口を爆破してください」
「!?…判った!」
秋子に言われて荷台に積んであったダイナマイトに火を点け木箱ごと入り口前に投げ落とす…洞窟の奥から長い坂道を登ってくる蔵等組の作業員達のゾンビの前で大爆発が起き、洞窟は崩れ去った…
635タロットの導く先:04/01/30 19:42 ID:4eAJd6zV
「…ふぅ」
「危ないところでしたね…」
「……(コク)」
洞窟から大分離れたところで一息つき手当てをする…ふと、和樹は自分のポケットの中に何か入っていることに気がついた。
取り出してみると、それはトランプ程度の大きさのカード…最初、占ってもらうつもりだったタロットカードだった。4枚ほど出てくる
…いつの間にか紛れ込んだらしい、死神やら吊り下げられている男やら獅子やら騎馬を操る騎士やらと絵柄の意味はよく判らなかったが、それを芹香に手渡す。
やがて進む先にホテルらしき建物が見えてきた…


【和樹・芹香・秋子組 ホテル到着】
【時間 2日目午後3:30頃】
【所持品 サーベル ダイナマイト十数本(うち和樹が数本所持) カップ麺数個 救急箱】
636名無しさんだよもん:04/01/31 00:03 ID:lyWR9sBE
ホテル到着キタ−ーー(゚∀゚)ーーー!!


思えば長かったな。
637名無しさんだよもん:04/01/31 00:08 ID:vlPmpwmW
新作キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!!

臨場感たっぷりですな。
あと、和樹は軽傷を負っているを加えておいた方が良いかと。
肩の肉食い千切られてるし。
638名無しさんだよもん:04/02/01 00:09 ID:P/CQX5aS
新作乙!
アレイが生きる屍みたいになってるけど、考えてみたら純粋なゾンビって
出てなかったっけなあ。不思議と言えば不思議。
タロットの組み合わせが何を暗示しているのかも気になる。
(デス、ハングドマン、ストレングス、チャリオッツ…で合ってる?)
639名無しさんだよもん:04/02/01 01:03 ID:CciJ5PRj
>>638
ゾンビは今までにも何ケ所で出てた気がするが。
折原・光岡組とか、石原麗子組とか。確認してないし、確認するほどのことでもないけどさ。
640名無しさんだよもん:04/02/01 01:09 ID:LV2dA50H
新作キwwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜タ─ !!!!

>>638 JOJO3部程度の知識でいいなら
たしか 死神:氏 吊り男:自己犠牲 力:意志 戦車:勝利 だと思った…違ってたらスマソ

んなことより…蔵等組…長い坂道登りきったところで爆破されて封印って・・・

_| ̄|Σ∴:'、-=∋○ リアル怖いわw

ほんとに腐れてゾンビになったらいやだな〜 (; ´∀`)
641名無しさんだよもん:04/02/01 01:09 ID:LV2dA50H
そして漏れはLV2・・・弱っ!!
642名無しさんだよもん:04/02/01 08:27 ID:FW60ELrm
>>640
それで合ってると思われ。
逆位置だと確か
死神:回復・心機一転
吊り男:悪あがき・現実逃避
力:弱気・思い切りが無い
戦車:無鉄砲・挫折

凄くノーフューチャーw
643Desperate situation:04/02/03 04:25 ID:Tw0Ogqai
 アイツの視界から、自分達が消えないギリギリの位置。
 そんなもどかしい距離を保持しつつ、かつ全力で逃走するのは、なかなか骨の折れる作業だった。
 自分の手を引く眼鏡の男は、先ほどから何も口を利かない。ほんの30分ほど前までの陽気で饒舌だった
 その姿からは、とても想像できない変化だった。豹変、と表現してもいいだろう。
「でも、どうするの? 私の剣ではあいつの鎧を断ち切れないし、あなたは武器を持ってるわけじゃない」
 策が無いわけではないはずだ。私は、彼の真意を確かめたかった。
「武器博物館なるものがあるらしいが、我輩の地図はマイシスター瑞希にくれてやってしまったからな。ありものを使うしかあるまい」
「ありもの……?」
「地の利という言葉を知っているか川澄。我輩の記憶が確かならば……奴限定の、一撃必勝ウェポンがあるはずなのだ。……この先に」


 鎧武者―――アレイが二人の姿を見失ってから僅かの時間がたった。
 ガーゴイルにかけられた魔術により、その思考能力が著しく奪われたアレイは、それでもただ、二人の後を追うことしか考えなかった。
 人間を殺して魂を集め、主であるルミラを助け出す。それだけが、今の彼女を支配し、突き動かす思考のすべてだった。
 だから彼女は、ある面において"生ける屍"と表現したところでそれは間違いではないのである。
 だから、川縁に立つ先ほどの二人のうち一人―――川澄と呼ばれていた少女―――を見つけたときも、表情一つ変えずに、手にしたクレイモアを握り締めて、
 ただ、その命を奪うために、迷い無く、淀み無く。
 ……ただ、まっすぐに、向かっていったのである。
644Desperate situation:04/02/03 04:26 ID:Tw0Ogqai
 舞の頬を、冷や汗が伝った。
 大志の打ち出した案は、決して悪いものではなかった。あいつ限定の一撃必勝の武器というのも、決して嘘とはいえなかった。
 ただ、数分間。ほんの一・二分だけ、あの鎧武者と向き合う必要があった。その間だけあいつと本気で切り結ばなければならない。
 剣の柄を握りなおす。"集中力"という概念を、その切っ先にこめるが如く。
 目に映るは、目の前の敵と、手にした刃のみ―――
 背水の陣。我ながら、笑えない。


 キィンという金属音が、戦いの始まりを告げる号砲代わり。
 スピードで勝る舞がその利点を活かし、手数で鎧武者を圧倒しようとする。
 しかしその鎧の前に、舞の努力はあまりにむなしいものだったかもしれない。強化プラスチックのその鎧は、
 舞の手にした刃にはあまりに分厚く、硬い壁だった。
 縦に振り下ろされたクレイモアを、最小限の動きでかわす。空を切る音が、舞の耳元で唸りを上げる。
 "この場所を動いてはいけない"それが、この鎧武者を倒す上で唯一のリクエスト。
 鎧武者を中心に、円を描くように小さく、細かく。
 重々しいその攻撃を、対照的に軽やかな動きで舞は華麗に避けていく。
645Desperate situation:04/02/03 04:27 ID:Tw0Ogqai
 今度こそ―――今度こそ!
 最大限の力で、クレイモアが振り下ろされる。渾身の一撃。舞の剣など、ひとたまりもない。
 その一撃を、舞は後ろに―――即ち、川に飛び込んで―――避ける。そのまま、着水。
 そして―――
「くらえッ!」
 木の蔓をロープ代わりにして、あたかもターザンのように大志が、アレイの後ろから蹴りを見舞う!
「!?」
 二重の意味で虚をつかれ、鎧武者は川底へ落ちてゆく。鎧を脱がない限り、川からはあがってこれないだろう。
「怪我は無いか、川澄?」
 舞を川から引き上げながら、大志は彼女の体を気遣う。
「……大丈夫」
「うむ……すまんな。我輩は楽な役回りだった。……まあ、これも月並みな詫びではあるが」
「……気にしてない。こっちこそ合図が遅れて……」
「我輩のほうこそ気にしてはおらん。寧ろ最高のタイミングであったぞ。川澄おまえも我輩の覇道をともに歩むのはどうdぐほほぉっ!!」
「……調子に乗らない」
「な、なにも剣の柄でテンプルを殴らずとも良いではないか……と、とりあえず戻ろう、話はそれから……」
646By RTO:04/02/03 04:32 ID:Tw0Ogqai
 走り出した大志たちは気づかなかった。
 その背後、あの川べりで、静かに立ち上がるひとつの影。
 クレイモアを手にしたその水着姿の少女は、彼らを追って走ろうと試みて、やがて糸の切れた人形のように倒れた。
 それが、アレイとしての彼女に蓄積された疲労によるものか、それとも彼女に施された魔術の限界によるものかそれは分からなかったが。


 ともあれ南蛮鎧武者少女に、つかの間の安息が許されたことには間違いない―――

【大志&舞 アレイ撃破 瑞希たちのもとへ】
【アレイ 昏睡】


tok2のFTP鯖djおよびMyHDD物理的あぽーんによりサイト作り直しを余儀なくされてますが
どんなもんでしょうか……
647名無しさんだよもん:04/02/03 17:20 ID:o5dOANK9
新作乙です。上手く進ませましたね。
舞と大志の掛け合いが良いなぁ。

サイト作り直しですか…厳しいですね。他の方が誰かやると言うのならそちらに任せて良いかも
しれませんが、やはりRTO氏に続けてもらいたいです。話の流れや内容、スレの進み方を一番把握
していると思いますし、更新は遅いかもしれませんが丁寧だと思いますから。
個人的な意見ですけど…。
648名無しさんだよもん:04/02/05 15:58 ID:bSp4lfNN
ほしゅ
649名無しさんだよもん:04/02/07 19:53 ID:ccAPI0Sy
ほいっちょ
650名無しさんだよもん:04/02/08 00:19 ID:W1vmMnis
ほにっちょ
651名無しさんだよもん:04/02/09 22:14 ID:N8cLrbfO
全部RTO氏が自サイトで個人連載して完結させちゃえばいいじゃん。
これ以上保守オンリースレ作ってどーすんのか、と。
652名無しさんだよもん:04/02/10 03:03 ID:KOUPeBBx
何気にタロットの導く先って恐ろしい話だな
さらっと読んで坂道云々でクスッとなって
で、640の感想で改めて読み返してあーそうかと
もう全部暗喩ですな
深い話です
653名無しさんだよもん:04/02/12 00:48 ID:SoFny0Nl
やべぇ 落ちる。。

あの頃の 勢い は


どうした の 


だろう



654名無しさんだよもん:04/02/12 00:49 ID:2JUDUbXn
じゃあ自分で話かけばー?
655名無しさんだよもん:04/02/13 22:41 ID:khgYMZpH
「真田日本一の兵なり」が見れない
ていうか正宗が止められねえよ_| ̄|○
656名無しさんだよもん:04/02/13 22:47 ID:khgYMZpH
  (-_-)ヤッチャッタ……
  (∩∩)
657名無しさんだよもん:04/02/14 00:16 ID:ceFbFhQ9
>>656
イキロ
658名無しさんだよもん:04/02/14 01:50 ID:7+Rs0tI5
ばれんたいんでー

ひゃっほうー!

659happy child:04/02/14 05:55 ID:hQNCxD7O
「ふう……」
肩までお湯につかりながら、篠塚弥生は考える。
これまでのこと、これからのこと。
いや……弥生は思考を変えた。
起こってしまったことを考えても仕方が無い。今は、この先どうするかを考えたい。
(由綺さん……)
彼女は無事だろうか。いや、無事だ。無事に違いない。
あの藤井という少年とともに首尾よく生き残っているだろう。今は、信じるほか無い。
脱出手段。正直見当もつかない。なにより自分たち三人……と一人だけでは、脱出はおろかこの先の生存も難しいかもしれない。
人が集まるところ……やはり、ホテルあたりを目指してみるべきだろうか。
決して近いといえる道のりではないが、少なくともここで四人固まっているよりはましだ……たどり着けたなら。
(……駄目ですね……)
うつむいて、弥生は首を振った。どうしても思考が悪い方向へ流れていってしまう。
湯面に映る自分の顔がひどく頼りなさげに見える。いけない、私がこんなことでは。
ぱしゃぱしゃと顔をお湯でぬぐう。そして小さくため息をひとつ。先に入ったみさきさんたちには悪いが、もう少しお湯につからせていてもらおう。
660happy child:04/02/14 05:56 ID:hQNCxD7O
(……?)
なにかの気配を感じて、弥生は辺りを見回した。
敵……。風呂釜の傍らには念のための忍者刀が置いてある……弥生はそれに手を伸ばしかけて……やめた。
「どうしたの?」
風呂場の戸の隙間から心配そうにのぞいているのは、あの座敷童だったからだ。


釜のそこに足がつかない座敷童を手で支えながら、弥生はまた別のことを考えていた。
別のこと……すなわち、この少女のことだ。
こうして触れ合っていると実感できるが、この子はまず間違いなく人間ではないのだ。
いまいち幼少の子供という知識には自信の無い弥生だったが、その拙い知識を持ってしてその事実は断言することが出来た。
触れた肌からじかに伝わってくる"気配"それが、すべてを物語っていた。

加えて、手のひらサイズ、ポケットサイズとまではいわないが、如何せん小さすぎる。
ついさっきまでみさきがこの子を「おぶる」という芸当が出来たのは彼女の小柄な体格ゆえだったのだろう。

「あなたも入る?」
そうたずねると、身に着けている古風な着物を器用に脱いで湯船に近づいてきたときには驚いたが……
体格と、ボールペンで引いたような眼と、口をきかない、あるいはきけないこと。
顔を上気させながらうっとりと湯船につかるこの子を見ていると、それくらいの差異はどうということはないように思えてきた。
661happy child:04/02/14 05:58 ID:hQNCxD7O
こんな話を思い出した。
座敷童とは、まだ日本が戦国の騒乱期にあったころに生まれた妖怪なのだ、という話。
何の幸せも、何の愛も受けることなく幼くして死んだ少女の魂が妖怪となったのだ、という話。

座敷童は、自分が得られなかった幸せを、他人に分け与えている妖怪なのだ、という悲しい話だ。

ハッピーチャイルド……そんな名前で呼ばれることもあるらしい。

ふと見ると、座敷童は湯船から出ようとしていた。
のぼせた、という風でも、十分にあたたまったから、という風でもない。もしかしたら、自分の役目を思い出してしまったのかも知れない。
妖怪としての、自分の役目。自分の幸せを、他人に分け与える役目。
……それは、自分が不幸であり続ける役目。

「……駄目です」
脱出寸前だった座敷童の体を抱えあげると、弥生はふたたび湯船の中に戻した。
弥生の顔を見上げる座敷童の表情には、抗議の意味こそ無かれども、明らかな疑問の色が浮かんでいた。
「……お風呂から上がるときには、10数えなくては駄目なんです」
「……! (ふるふる)」
困ったような顔をして、座敷童は首を横に振る。しかし、その表情に不快の色は見えなかった。
「喋れませんか?」
「……(こくこく)」
「いいんですよ」
662happy child:04/02/14 06:00 ID:hQNCxD7O
「いっしょに数えて……それから、二人であがりましょう」


座敷童は、弥生から眼をそらして、それから小さく頷いた。
湯面に映る自分の顔が、今までに見たことが無いような顔をしていたので、座敷童は少し驚いた。



「……着ないんですか?」
「絶対に」
「よかったねえ、さっちゃん。弥生さんといっしょにお風呂に入れて」
「……(ふらふら)」
「着てみたいと……思いませんか?」
「そういう美咲さんは、どうお考えですか? ……あなたは着ていないようですが」
「さっちゃん、ごはんはこっちだよー。忍者食だよー、独特の味だったよー」
「……(ぱたっ)」
「ほら、こういうのは弥生さんのような大人の女性が似合うんですよ……私はほら、その」
「二十歳を超えている、と考えますと私もあなたも似たようなものです。……まあ、とりあえずは持って行きましょうか」
「さっちゃん、のぼせちゃった?」
「……(すやすや)」


30分にわたる激論の後、この「着用後の容姿に大きく問題のある」忍者装束はとりあえず持っていくことになった。
「着ませんよ、絶対に! ……下着の替えに持っていくだけです」
とは、弥生の弁だ。
「今が12時ですから……2時か3時ごろにはホテルにつけるはずです」
663By RTO:04/02/14 06:04 ID:hQNCxD7O
【篠塚弥生一行 忍者屋敷出発 忍者装束は持っていく】
【全員入浴してリフレッシュ済み】


誤字脱字修正矛盾などございましたら。

#HPB2003がインストールできません_| ̄|○ナゼダ……
664名無しさんだよもん:04/02/14 07:37 ID:Tr5bKOfP
新作乙です
でも、この一行って妖怪軍団に襲われて窮地に陥ってたような
一人が妖怪に半ば喰われかけ死に体、さてどうなるかだったはず
記憶違いだったらすまんですが
665RTO:04/02/14 11:13 ID:hQNCxD7O
し……しまった……その通りです
間違ってふたつ前の話から繋げてしまいました……

まこと申し訳ないですがNGでお願いします……
_| ̄|○
666名無しさんだよもん:04/02/14 12:00 ID:oGWBCVd3
>>RTO氏
激しく勿体無いけどしょうがないね……。・゚・(ノд`)・゚・。
話はこれはこれで良い味出てると思います、何はともあれ乙。

全然関係ないけど、HP作成にはDREAMWEAVERを勧めたい。
667名無しさんだよもん:04/02/14 16:19 ID:eBybS58/
NGするのもったいないし、差込かアナザーでいいと思う

・゚・(ノд`)・゚・ アー、モッタイナイヨ
668名無しさんだよもん:04/02/15 00:20 ID:B6j3odjl
誰もいないな…闇討ちするならイマノウチ
669名無しさんだよもん:04/02/15 00:21 ID:B6j3odjl
「あっ、あたし、あたしあさひちゃんを……」
見捨てた…霞がかった記憶の中で自分の手からこぼれた温もりを思い出す…
「あなたは悪くないわ…あの子の体力じゃしょうがない、しょうがないなんて言いたくはないけれど現実はこんなものよ…」
「違う!!違う…あたし、あさひちゃんを見捨てた!あたしが手を離して、自分だけでも助かろうとして…」
「それこそ違うわ…あの寒さの中では手の感覚なんてすぐに無くなる、しっかり握っていたとか離したなんてあてにならない
…力尽きた人間はあなたが考えている以上に重いのよ、それに例え手を離さなかったとしても彼女は助からなかった」
「でも、でも…」
「いいかげんになさい…それ以上は自惚れよ、自分の手に余ることが出来たなんて思わないこと…それに不手際といえばそれこそわたしが手間取ったことが原因よ…」
「そんな…麗子さんは…」
「つまりはそうゆうこと…責任とか言ってもあの子は帰ってこない、なるようにしかならない…もし、思うことがあるのなら、まず生きて自分のするべきことをしてからになさい」
「はい…」
「さてと…あなたは意識があるからいいとして、こっちの子はと…」
麗子は医者としての顔になると結花の体を調べていく…先頭で詩子たちを引っ張っていた
結花の体は風除けとして吹雪を一番受けていたため、だいぶ冷たかったが軽度の凍傷以外目だった外傷は見当たらなかった。もっとも随分と体力を失っていたようだが…
この後、麗子は結花をおぶってジープに戻り二人を休ませながら車の様子を見ていた。
…雪の化け物のせいでエンジンルームが凍っていたが、日が高くなるにつれ解けてきている。物理的な破損が見当たらないのは幸いだった。
「うっ…う〜ん……」
「どうやら、気がついたみたいね…」
「……………結花さん」
「あれ…ここは…」
670再開…石原診療所の場合:04/02/15 00:23 ID:B6j3odjl
ハッキリしない頭で問いかけてくる…麗子はゆっくり言い聞かせるように結花にこれまでのことを説明する。
「…………と、これがこれまであったこと…あさひちゃんは助けられなかった。あの子の亡骸は可哀想だけど置いてきたわ…他に余裕なんてないしね」
「そんな…あさひちゃん…」
「…………」
泣き崩れる結花と目をそむける詩子…それでも前に進むしか道はない
「ほら、立ちなさい…もう随分時間も過ぎたわ、ここで泣いていてもあの子は帰ってこない…悲しむことは後にでも出来る…今は前に進みなさい」
麗子の叱咤に頷く二人・・・再びジープに乗り込みエンジンを回す、鉄の心臓は再び火を灯して動き出した。
ユンナ……けじめはきっちり取ってもらう。麗子はそう胸に秘めてジープを運転する。二人が気づかないその鋭い眼光はまるで刃の様に鋭かった。
何度もエンストしながらもやがて、眼前にホテルらしき建造物が見えてくる。三人は車を降りてその建物を見上げる…ホテルというよりは砦…信じられないことに窓という窓には鋼のカーテンが覆いかぶさっている。
「……まぁ、島がこんなだし一筋縄ではいかないと思ってたけど、想像以上におかしなことになっているようね…長生きしたけどこんなシュールな建物は見たことなかったわ」
「やっぱり、何かあったと考えるべきよね…」
「どうしよう…引き返しましょうか…他の場所の方が安全かも…」
「いんや、誰かいる…進むか他をあたるかは、まず話をしてからにしましょう」
そう言って、麗子はドアに手をかける…ギシィと軋んだ音を立てて重い扉がゆっくりと開いていく。麗子はショットガンを構えてゆっくり中のロビーへと進んでいった。
その後を追って二人もついていく…ロビーは薄暗く静かで人の気配はなさそうだが突然明かりが灯る。
671再開…石原診療所の場合:04/02/15 00:26 ID:B6j3odjl
『ふっ、フリーズ!!動かないで!!!』
踊り場から大きく声が響き渡った。静かに人影が姿を現す。
「銃を捨てて伏せてください、さもなければ撃ちます…言っておきますが、銃を持っている人はわたしじゃありません…別の場所からあなたたちを狙っています。変なことは考えないで下さい」
「そりゃかまないけど…一つ聞いてもいいかしら?高子」
「なんですか…ってえぇ!?」
「ここ、タバコって置いてあるかしら?」
「せんせい…!?」

【麗子・詩子・結花…ホテル組と合流】
【追加戦力?】
【ホテル組所持品に麗子のショットガン追加】
【時間 2日目 午後2時頃】
672名無しさんだよもん:04/02/15 00:31 ID:B6j3odjl
こめん…タイトル再開じゃなくて再会だわ

_| ̄|○ ダレカ、カイシャクオナガイシマス
673名無しさんだよもん:04/02/15 00:53 ID:iczfRi4/
イキロ。そして新作おつ。
あっさりホテルについてしまったのがちょっと気になるけど。
銃を持っているというのは高槻あたりか。

>>RTO氏
忍者装束というアイテムの矛盾さえ解消できれば
差込で通りそうな話でもあるしそれで行ってみては。
674名無しさんだよもん:04/02/15 04:49 ID:59xB91xi
乙。
正直一番忘れられ気味だったパーティーのサルベージかも。
あと、再会といえば詩子と浩平・瑞佳、結花になつみも再会か。

話とは関係ないけど、今まで足引っ張る側だったホテル周りの時間軸が
今度は矛盾しないようにあわせるので大変になってきそう。
675名無しさんだよもん:04/02/15 13:21 ID:IcTzOfyd
住井香里組も忘れられぎみな気が…
676名無しさんだよもん:04/02/15 20:14 ID:rkk/podK
そ〜言えばホテル組のメンバーって現在誰が居るんだろ?所持品とかも…さっぱりワカらんくなってきた…
677名無しさんだよもん:04/02/17 00:40 ID:VEfUYUd4
倉等対策保守がてらにまとめると

一日目
生存
  高槻 天沢郁未 桑島高子 長瀬源五郎
  マルチ 水瀬名雪 霧島佳乃 橘敬介
     (死亡                              )
     (  少年 セリオ 長瀬源三郎 長谷部彩 河島はるか)
     (行方不明                           )
     (  柳川裕也 沢渡真琴                  )
                              所持品
                                拳銃……高槻
                                拳銃(隠し?)……橘敬介
二日目
13:00頃
  折原浩平 長森瑞佳 久瀬秀一 牧部なつみ   
                              所持品
                                ソードブレイカー……折原浩平
                                銃器他多数……久瀬秀一 ※
                                ※所持品の公開性については不明

14:00頃
  石原麗子 柚木詩子 江藤結花
                               所持品
                                 ショットガン……石原麗子
こんな感じかも。
678名無しさんだよもん:04/02/19 06:59 ID:CeYKcWSy
保守
679名無しさんだよもん:04/02/19 23:46 ID:ZGPyk2Qf
>>677
乙。
正直膨れ上がりすぎた感が。
680名無しさんだよもん:04/02/20 00:44 ID:8NHaT1PL
それはあらゆる部分にいえると思うが。
681名無しさんだよもん:04/02/20 00:51 ID:Jo/HkvhX
何度も言われたことだが纏める人がいないからな。
纏めるサイトもなくなりそうなんだろ?

もう潮時ってやつだ。
682名無しさんだよもん:04/02/20 11:07 ID:Hk/TxQgS
まとめようとしているらしい人間ですら
>>659-663のような致命的ミスを犯しているわけだしなぁ。
NG宣言見逃して続き書いた前科もあるし。
683名無しさんだよもん:04/02/20 15:52 ID:57eRREO0
>>677のようにまとめもしない、自分は話も書かない、読んでるだけ、でも偉そうに評論だけはする人たちがあらわれた。
684名無しさんだよもん:04/02/20 19:12 ID:TxMV+bH6
評論ではなく事実だな。
685名無しさんだよもん:04/02/21 03:15 ID:iu3TZZ0j
事実だろうが批評だろうが指してる内容は一緒だろうが。
今までの欠点を指摘することで、書き手より優位に立った気になってる連中がいるってことに変わりない。
外からいろいろ言ってるだけで糞の役にも立たないんだけどな。


まあ、まだ続けてる書き手がいる以上、煽って煽って追い出さないと気が済まないんだろうけど。
せっかくここまで廃れさせたんだもんな。
気持ちはわからんでもない。
686名無しさんだよもん:04/02/21 03:41 ID:s0Udaqzw
いや全然分かってないだろ。
こんな指摘がいくつあっても廃れるわけがない。

SSスレは書き手が書かない事によってのみ廃れるんだ。
687名無しさんだよもん:04/02/21 06:14 ID:iu3TZZ0j
はぁ?
書き手がいなくなったら廃れるもなにも、そもそも書き手を追い出したのは読み手だぞ?
実際、鯖のコテ叩きがひどかったことは結構知られてるじゃん。
688名無しさんだよもん:04/02/21 12:52 ID:F74XmpDm
ワラタ
U-1作者の典型だな。(w

こういうのがHPで「マンセー感想以外は受け付けません!」とか言うんだろうなあ。
689名無しさんだよもん:04/02/21 19:46 ID:1pDcW0Tk
いや、実際このスレでの書き手叩きは酷かったんだよね実は……(´・ω・`)リアルデミテタ
とは言っても昔の話だし、もう今と昔じゃ読み手も入れ替わってるだろうけど。
690名無しさんだよもん:04/02/22 04:41 ID:MyHSlOyu
そんな中で途中コテンパンに叩かれたりしながらも
未だに諦めずに新作を投下する数人の書き手は
それなりに評価されてもいいのではないだろうか。
名前出してるのはRTO氏やまかろー氏だけだろうがほかにも多分いるんだろうし。
691名無しさんだよもん:04/02/22 04:51 ID:qSicC4D4
じゃあ、理不尽な煽りに嫌気がさしていなくなった書き手は評価する価値すらないわけか。
692名無しさんだよもん:04/02/22 05:21 ID:+QLRQbg2
直接の評価とは少しずれるが
あからさまに理不尽なのはスルーする要領とか
何か言われてもやる気無くさない度量も、才能のうちなのかもしれない。
693名無しさんだよもん:04/02/22 17:17 ID:5aw9NsRC
実は読み手が入れ替わる事は少ない
694名無しさんだよもん:04/02/23 00:02 ID:bdM6Al5u
読み手から書き手になることって少ないのかな?
695名無しさんだよもん:04/02/23 00:03 ID:EtPlDY3S
書くの面倒臭い
696名無しさんだよもん:04/02/24 01:32 ID:dBtyO+XB
書き手を叩いたのも一つだが、終わりが見えないってこともある
サバってかなりの長編っぽいし
697名無しさんだよもん:04/02/24 04:03 ID:A5UYvyMD
終わりが見えないもなにも、ぶっちゃけ極端に言えばユンナと超を倒すだけじゃん。
終わりが見えない終わりが見えないって前からしつこく言ってるヤツいるが、そもそもそういうヤツに限って全体的な展開を見てないんじゃないかと思われ。
ユンナの居場所や目的、その阻止の仕方も判明して、超の手もほぼ出尽くした。
拠点だって解放できたし、問題児だった吸血鬼組だって解決に向かってる。
それらの部分すらあいまいだった時期と比べたらかなりまとまってるというのに、そういう事実は無視して「話が広がりすぎるから駄目なんだろ」「誰もまとめようとしてないじゃん」と、とりあえず批判か。
読み手が全部悪いとは言わないが、そういった皮肉を言いたいだけの自称読み手がうざいだけなのは確かだな。
698名無しさんだよもん:04/02/25 03:25 ID:7VlngTPW
未だに697の出してるストーリーラインに乗れてない組もあるにはあるが
例えば「真相に全く近づけずにひたすら逃げ延びて生き残る」連中がいても
それはそれでおもしろいのにな、と思った。
「終わりが見えない」っていってる読み手がつつきたいのはその辺なんだろうし、
全員が全員ユンナや朝鮮製にたどり着けなくてもいいのではないか?
699名無しさんだよもん:04/02/25 05:56 ID:9p2NNXWf
>>698
誰も「全員が」なんて言ってないのになんでそういう話のもっていきかたになるのかと小一(ry
まあともかく、おまいは1つ間違っている。

終わりが見えない云々とか言うのは、リレー総合とかでの常套文句の受け売りで、自分で読んだ上での感想じゃないんだよ。
700名無しさんだよもん:04/02/25 13:08 ID:+qIbdYJc
終わりが見えている書き手がいれば、淡々と書き進めて
終了するだろう。

実際に終わりに到達しようとすると、その道筋が見えない
のかもしれないよ。
だから書き手は新作を投下出来ないのではないだろうか。
701名無しさんだよもん:04/02/25 15:45 ID:9p2NNXWf
>>700
考え過ぎだろ。こんな過疎スレ書くの面倒くさいだけだ。
702名無しさんだよもん:04/02/25 18:56 ID:r+tyCSns
そもそも終わりが見えないと書く気なくなるって言うなら、最初から誰も書かんだろ。
しかしあえて同意するならば、こんな過疎スレじゃ個人が数話書いたところで終わるはずがない、といった意味での「終わりが見えない」ならあるかな。

個人で進めるにはさすがに長編すぎるが、リレーで書くにはあまりにも過疎化しすぎ。
それに加えて、感想なしの批判ありじゃ、書き手にやる気だせっつーほうが無理だろな。
703名無しさんだよもん:04/02/27 22:25 ID:EtzoWBAy
ほしゅってみる

過疎…
704名無しさんだよもん:04/02/28 03:12 ID:5eAsOQzH
正直、リレー系での保守厨ってむかつくわ。

自分で新作書こうとはこれっぽっちも思ってない上に、感想どころか雑談にすらなりゃしない。
保守だけして待ってれば足長おじさんがきてリレーを完結させてくれますってか?
705名無しさんだよもん:04/02/28 10:48 ID:Dd1Oimug
>>704
そんな与太言はここに書かず総合スレに書け
706名無しさんだよもん:04/03/01 13:33 ID:RE1ag6Qh
与太と本当に言い切れるのかも疑問であるが
ここに書くべき内容じゃないだろうな。

何処から書けばいいんだ?
707空の駅のひととき:04/03/03 06:20 ID:HFDbdjaA
[建設中につき、一部施設のみの公開となっております
    葉鍵アイランドスタッフ一同]

よく分からないロボットの挿絵とともに立てかけてあったその看板を通り過ぎ、葉子たちはターミナルに到着した。
「へえ……」
友里が驚嘆の声を上げた。未使用ということもあるだろうが、ぴかぴかに磨き上げられた
ターミナル内部は、旅人を迎えるには最高の環境であったであろうし、客人を送り出すには最良の手向けであったろう。
嫌味にならない程度に設置されたレストコーナーや売店、券売機やカウンターの量などはそこいらの空港などより
よほど練りこまれ、計算されつくした構造になっているに違いない。
惜しむらくはこの場に雑踏、ましてや自分達以外の人の気配など無く、電源供給もいまいち行き届いていないらしいことだ。
「やはり、まだ未完成のようですね」
葉子が呟く。
「使える飛行機……なんて、ちょっと贅沢な望みだったかしら」
本土まで飛ぶことが出来、それでいて素人である自分達にも扱える飛行機。それがいかに都合のいい望みであるかは、
夢想するまでもなく友里自身も分かっていたことだ。分かっていたことではあるが……
「あらためて"無い"って突きつけられると、やっぱりちょっと、ねえ」
友里は、深々とため息をついた。
708名無しさんだよもん:04/03/03 06:21 ID:HFDbdjaA
「……それで、これからどうしましょうか」
運良く搬入がなされていたレストルームのレトルト食品に手をつけながら、葉子たちは今後についての会議をすることとなった。
「とりあえず由依……というか知り合いと合流したいところねえ……」
作りたてのスパ王をすすりながら、友里はわが妹の身を案じた。
もし郁未あたりがついていてくれたなら何の問題もないだろう。だが過度の期待が禁物であることも確かだ。
「もし彼女達がいる、となるとおそらくはこのあたりでしょうか?」
葉子が、地図の一点を箸で指し示す。
「ホテル、か」
「そうです。立地的に少々の不安はありますが生き残るための拠点として考えるなら
郁未さんはもとよりほかの参加者の方々もここに集まっている公算は高いです。
少なくとも、女性二人で無策にうろつくよりは安全であるといえましょう……ここを目指すのは」
「うーん……」
人が多そうな場所。そこに行けば、由依や郁未と合流できるだろうか。
「ですが……あえてこのターミナルの探索を続ける、という案もないではありません」
「……?」
709名無しさんだよもん:04/03/03 06:22 ID:HFDbdjaA
「使用可能な飛行機の有無がどうあれ、ここを施設として機能させることが出来れば生き残る上で有利になります。
外界に救援を求めるための施設もあるはずですし、その救援を迎えるための施設も必要となるわけです。
オープン日程的にもおそらく内部の工事などは既に済んでいるはずです。建物のどこかにそれを制御する
配電盤のようなものが存在するはずなのですが……」
「それを捜索してターミナルを立ち上げる、か……」
「方針は任せます」

スパ王をすする。自分がここに来たのは何のためだったか。
少なくともここで友里と二人でカップ食品を食べるためではないだろう。
帰り道。そう、友人と、最愛の妹のために帰り道を作るため。


「…探すわ、電源を」


レストルームの壁掛け時計が、静かに午後一時を告げた。

【友里&葉子 ターミナルに留まる】
710名無しさんだよもん:04/03/03 19:15 ID:103++eW/
新作━━(゚∀゚)━━キタ 北!!

乙!!脱出経路確保なるか?
にしても…居たなこのメンバー (; ´∀`)
忘れてたよ
711名無しさんだよもん:04/03/04 01:35 ID:Syft2cjQ
新作乙━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ある意味、「脱出」に向けてのインフラ面では一番恵まれた環境ではあるね。
それを扱えるかどうかと言う問題はあるけど。

でも友里さん、妹はもう……巨大熊の手で2枚にオロされて……。・゚・(ノд`)・゚・。
712名無しさんだよもん:04/03/05 17:07 ID:qa43TnHX
新作(・∀・)イイ!!
そう言えばこの二人って、まだモンスターと出会ってなかったっけ?
その辺りも含めて、続きに期待。
あと重箱で申し訳ないけど
>少なくともここで友里と二人でカップ食品を食べるためではないだろう。
これは友里ではなくて「葉子」じゃない?友里の心情描写っぽいし。

何はともあれ乙!>書いた人
713名無しさんだよもん:04/03/07 19:36 ID:Qmsl9Dp8
   ||
 Λ||Λ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( / ⌒ヽ < スレが沈んでる・・・
 | |   |  \_____________
 ∪ 亅|
  | | |
  ∪∪
   :
   :

 ‐ニ三ニ‐
714名無しさんだよもん:04/03/07 20:35 ID:z+ivIDKx
こそ〜り、( ・∀・)ノドゾー
715ターミナルの中で:04/03/07 20:36 ID:z+ivIDKx
「ん〜〜んと、さて何処から手をつけましょうか…」
食事を終え、今後の方針も決めた葉子と友里は施設を復旧させるために当初の目的として施設の電源を稼動させることとしたが、なにぶん施設の方も広く、まして専門的な知識も無い二人には何処から手をつけていいのかが問題であった。
「ターミナルの案内板なんかには載ってないしね…まぁ関係者以外立ち入り禁止なのは当たり前の場所でしょうから、手当たりしだい探していく?」
「いえ、案内地図には事務室もありますし、ここに行けば内部図とか見つかりませんか?」
「そうね…その方が手間がかからないわね、そうと決まれば急ぎ…あれ!?」
友里はそこで言葉を止めた…葉子は何事と思い声をかけてみる。どうやら友里は窓の外を隠れるように覗いているようだった。
「?…どうかしましたか??」
「……ちょっとね、さっき向かいの建物に人影が見えた気がしたから」
「えっ?本当ですか!?他にも人がいるのですか!」
「…ん〜と、あくまで気がしただけよ…それらしいのが動いていたような気がしただけで、あなたも覗いてみる?一階辺りだったわ、そのかわりそっとね…動いているのが人とは限らないし」
「わかりました…………あっ!?」
「っ!?」
二人して顔を見合わせる、そして確証する…さっきのは間違いなく人影だった、顔まで見て取れないが服を着ている…こちらに気づくことなく人影はやがて見えなくなる。
「今の…見たわよね…」
「えっ、ええ…見間違いないと思います」
「どうする?」
「行きましょう、仲間は多いほうがいいですから」
そう言って二人して準備を始める…水やカロリーメイト、パンなどかさ張らない食べ物をリュックに詰め込み案内図をポケットに入れ、さっき見た場所へと慎重に急ぐ…やがて目的の場所へとたどり着いた。
「……確かこの辺りよね」
716ターミナルの中で:04/03/07 20:36 ID:z+ivIDKx
周囲は小部屋が多い…従業員のロッカールームや休憩室といった場所が集った区画らしい、小声で葉子に話しかける。
「さっき私達が覗いていた窓があの辺りでしたから間違いないかと……っ?何か物音がしませんでした??」
そう言われて友里も耳をそばだてる…確かになにやらもそもそと音が聞こえる…音のほうへ慎重に足を進める…なにやら異臭が漂ってくる。音はどうやら少し先に見える開いたドアから聞こえているようだった。
「……なによ?この臭いは…」
「さぁ?何の臭いかまでは…音はあのドアの中から聞こえてくるみたいですけど…」
二人してそっと中を覗き込む…
『っ!?』
中には人が居た。こちらには気がついていない…何かを一心不乱に食べている。さっきからの物音は何のことは無いただの食事中の音だった。
(……さっきからの物音はこの人せいね…にしても納豆かなにかでも食べてるのかしらこの臭い、まったくもう!)
(……さっき見た人影はこの人ですか…それにしてもドアを開けっぱなしにするなんて無用心な方ですね…何を食べているのか知りませんが音を立てて食べるなんて、はしたない)
もう少し観察をする…来ている服は迷彩色で足元には自動小銃が置いてある。
「あの人…自衛隊の方でしょうか!?」
小声で友里に話しかける。
「多分…だとしたら救助に来てくれた人かしら…それにしては何か変…こんな所に一人で…」
警戒していつでも不可視の力を発動出来るように意識を集中して声をかける。
717ターミナルの中で:04/03/07 20:37 ID:z+ivIDKx
「あの…自衛隊の方ですか……?」
しかし、かけられた声を無視して自衛隊員はもしゃもしゃと未だに食事を続けている。
「ちょっと!聞こえているの!!」
友里はすこし腹が立って自衛隊員の肩をつかみ振り向かせようとする…そして、見てしまった。
「ひぃぃっ!!?」
そこにあったのは人間だったもの…人間の肉塊をその自衛隊員は食べていたのだった。
「あっぁぁ……」
ゆっくりと振り返る自衛隊員…その顔はすでに生者のそれではなく死相が張り付いている。
『おぉぉぁ…ぐおぁ……』
恐怖にあまりの異常に腰が抜け後ずさる…思考が、理解がついていかない…そのとき突然声が飛ぶ。
「伏せてください!」
声に反応して頭を抱えて伏せる…突然の炸裂音とともに自衛隊員だったものが吹き飛ぶ、葉子の放った不可視の力だった。
「大丈夫ですか?」
「えっ、ええ、ありがとう…それにしてもこんなのって……」
「あの方すでに死んでいた?…動く死者…死人?」
「とっ、とにかく移動しましょう…おかしいわ、ここ」
落ちていた自動小銃を拾い部屋を出る…響いてくるうめき声…さっきの炸裂音を聞いて何処からか自衛隊員だった者たちが何体か向かってくる…さっきの自衛隊員と同様に死相を顔に貼り付けて…
718ターミナルの中で:04/03/07 20:39 ID:z+ivIDKx
「友里さん!!」
「だめっ!数かわからない以上、下手に力を使わないで!……逃げるわよ!」
振り返って反対方向に走る。
「っ!?…向こうからも!!」
「こっちへ!」
途中の通路へと入りさらに走る。どれだけ走っただろうか…息もたえたえになり足をとめる。
「はぁ、はぁ、はぁ…ここまで来れば…」
「ふぅ、ふぅ、だいぶ、引き離したみたいですが…いつ、までも…」
「……なにが…起こって…もうっ!」
「……とにかく、これから、どうします?ふぅ、電源を探すにせよ……きゃぁ!?」
突然葉子の後ろのドアが開き、後ろから伸びてきた手に捕まれて葉子は中へと引き込まれる。突然のことにまったく反応できなかった。
「葉子っ!?」
あわてて、友里も葉子を助けに中に飛び込む。そして中に居る葉子以外の人影に自動小銃を向け引き金を引こうと…
「待ちたまえ!…驚かせてすまないと思うが私は死人ではない、君達に危害を加える気も無い…悪いがドアを閉めて鍵をかけてくれないか」
「えっ?ええ……そのあなたは?」
突然のことに引き金を引く指を止める…戸惑いながらも友里は言われたとおり、ドアを閉め鍵を掛けた。
「君にも驚かせてしまったな…突然のことだったのでね」
30代半ば過ぎぐらいだろうか、その男は葉子に謝罪し二人を見る。
「生存者か…すまないな…こんなはずではなかったのだが」
「あの、あなたは…この島でなにが起こったのか知っているんですか?何が起きているんですか教えて下さい!!」
「……そうだな、君たちには知る権利がある。私とて全容をつかんでいるわけではないのだが…まずは名乗ろうか、私の名は犬飼俊伐…」
その男、犬飼はゆっくりとこれまでのことを語りだした……


【友里・葉子、犬飼と合流】
【友里・葉子・犬飼 ターミナル別棟の一室】
【友里・葉子 自動小銃所持 犬飼 所持品不明】
【犬飼以下の上陸メンバーの状況は不明、すでにほとんどゾンビ化?】
719名無しさんだよもん:04/03/09 04:49 ID:y0QtB6lb
厳しい意見は書き手を追い出すことにつながるとは分かってるけど、あえて言わせてもらいますが……。

『これまでのこと』とやら、こういう展開にしたからには自分で書いてくれるのか?
正直、結論だけ先に書いて、あとは他人の辻褄あわせに期待ってのは痛すぎる。この書き手のいない場所においてはとくに。
しかも前回出演時までの話から察するに、犬飼の話とやらは、話を無駄に広げることがほぼ確実なだけに痛い。
さらに本音を言うなら、犬飼の存在自体蛇足の感があるわけで……。

まあほとんどは、この書き手の責任じゃなくて、前に自衛隊やらなにやらで無駄にかき回した書き手が悪いんだが……。
720名無しさんだよもん:04/03/09 06:50 ID:w5rMInhp
次からは何事もなかったかのようにどうぞ↓
721名無しさんだよもん:04/03/09 07:05 ID:w5rMInhp
おっと、肝心のことを書き忘れた。

百も承知の事をわざわざ書くな馬鹿。
そんなにこのスレから書き手を追い出したいのか?
722名無しさんだよもん:04/03/09 10:07 ID:SAqRAdus
少しは静観という言葉を覚えてくれ
何でもかんでも書き手が変わった展開書く度に文句言われちゃ、そりゃいなくもなるさ
723名無しさんだよもん:04/03/09 13:58 ID:6Q7CvJtb
静観ねえ……w
あからさまに感想書かないのとどっちが失礼なんだか。
724名無しさんだよもん:04/03/09 15:31 ID:tIKQ5TM+
うわーwすごーいwおもしろーいw拍手拍手〜www
はい感想。
725名無しさんだよもん:04/03/09 22:04 ID:y0QtB6lb
綺麗事ならべたところで、丸一日以上たっても乙もキタもないあたりが全てを物語ってたじゃないか。
すなわち、明らかに歓迎されてない。

見なかったフリしてスルー決め込む読み手よか、欠点を指摘する読み手のほうがマシだとは思わないのか?
726名無しさんだよもん:04/03/10 01:18 ID:NvanMnba
>>719に同意権。
「変わった展開」と「無茶な展開」は別物だと思う。
727名無しさんだよもん:04/03/10 06:20 ID:ReAz75Ku
マンセーできないものはスルーするー。
728名無しさんだよもん:04/03/10 12:03 ID:ejxZ0MG/
口だけの読み手が増長すると
書き手が逃げてスレがボロボロになるという現実を
如実に表していますね♪
729名無しさんだよもん:04/03/10 15:25 ID:bMCA0Rps
荒れた森なんか見渡して文句だけ言ってもどうすることも出来ない
それよりも目の前の木がちょっとでもキレイならそれでいいじゃないか

多少変でも活気があるほうがいい
それで最終的に潰れてもいまさら誰も文句言わんだろ
730名無しさんだよもん:04/03/10 16:48 ID:Ad8O7blH
イミワカラン
731名無しさんだよもん:04/03/10 17:35 ID:9S5kgLfN
要するにみんなもう興味ないんだよ
以下に美しくこのスレを潰すかが問題なわけさ
732名無しさんだよもん:04/03/10 17:44 ID:9S5kgLfN
あー、コテトリ来ねえかなー
そうすればこのスレも盛り上がるのに
733名無しさんだよもん:04/03/10 18:01 ID:bMCA0Rps
コテトリは腐りかけが好きだから腐ったものには興味ないと思う
734名無しさんだよもん:04/03/10 19:51 ID:owIxtLhc
わかりやすいw
735名無しさんだよもん:04/03/10 21:51 ID:R1UUPc7n
>>733
蝿じゃないんだからw
736通信回線:04/03/11 20:34 ID:rIVQ7g/U
……犬飼は淡々とここに至る経緯を語りはじめた。

……この島のこと、超先生と呼ばれる研究員の暴走、それを制圧するために非公式に自衛隊とアメリカ軍の合同災害訓練を装って公に出来ない部隊を急遽送り込んだこと、救援の為のヘリと輸送艦のことなどを

「……輸送艦?つまりこの島の近くには大人数を収容できる船があるってこと?私達助かるのね?」
「……残念ながらそれは無理だ……希望を持たせて悪かったがね、私達が飛び立ってしばらくして、交信が途絶えた……最後にクラーケンと言う言葉を残してな、ノイズに混じって爆発するような音も聞こえた。おそらくは撃沈したのだろう」
「……そんな!?」
「あなた達の乗ってきたヘリはどうなったのですか?」
葉子が至極当然の疑問を口に出す…
「それについても絶望しか口からは出んよ……この島の上空に差し掛かった辺りで異常な生物に襲われた……超先生の作品なのだろうな奴の得意分野だ、
いくつかの生き物を合成したような化け物だったよ……そうだなイメージとして近いのはグリフォン辺りか、一機は墜落、岩肌に叩きつけられて爆発炎上、下川もあれでは助かるまい。
私達は追っ払ったもののヘリの後部ローターをやられてこのターミナルに不時着を余儀なくされた。ヘリは大破、全員生きていたことが奇跡と言うべきだろうな」
『…………』
重い沈黙が時間を支配する…口を開いたのは友里だった。
「私は必ず脱出路を確保しなければならないんです!あなたもここの関係者なんでしょう?何かないんですか!!?……妹が、妹が居るんです!!」
(妹…家族か……)
ややヒステリー気味にまくし立てる友里に犬飼は遠い目を……きよみを思う自分と重ねながら……
「このターミナルが外部との連絡口となっているのはわかるな……だが、大型の物資や多くの観光客はフェリーで向かい入れる……」
「えっ、ええ……」
「飛行機の類は先に倉庫を見ているが見当たらなかった……だが、このターミナルにはフェリーの物資搬入や整備ドックとして使われる作業港が地下にあったはずだ……そこになら一隻くらい脱出に使える船があるだろう」
「!?……それじゃあ!」
737通信回線:04/03/11 20:35 ID:rIVQ7g/U
「あまり期待するな……あくまで可能性だ……それにしてもお前達よくも無事だったな」
「えっ、えっと……」
自分達の持つ力…不可視の力の事を話すべきかどうか迷ったが、事態の打開のためにも犬飼の協力は欲しい……友里と葉子は顔を見合わせて頷き、自分たちのことについて犬飼に打ち明けた。
「不可視の力……か、それでアレから逃げのびることが出来たのか……いや、大したものだな、なるほど竹…いや、超先生がこの島へ招いたわけだ……」
「あの程度でしたら、戦闘に支障ありません……すぐにでも向かいましょう」
「アレをあの程度か……つくづく大したものらしいな君達の力は、生き残った兵士…鍛え上げられた猛者達が為すすべもなく殺…いやあれは狩りだな、私はこそこそと隠れ逃げるしかなかったというのに……」
くくくっ、と苦笑いをする犬飼に二人は小さな違和感を感じていた……どうにも話がかみ合っていない気がする。
「あの……アレとはあのゾンビ達のことですよね?話を聞いている限りではおそらくあなたのお仲間さんのなれの果てだと思うのですが……」
「っ!?……なんのこと……ひょっとして……お前達はアレを知らないのか……いや、聞き方が違ったか……あの化け物と出会っていない!?」
「!?!?……えと…何のことだが判らないですけど」
「……そうか、合点がいった。考えてもみたまえ……誰が一体私達の部隊を死人に変えたと思っている??」
「あっ!?」
「そういうことだ……私が隠れているのも奴に見つからないためだ……銃弾を受けてもびくともしないどころか受けた傷から再生するような奴だ……おそらく仙命樹研究の産物だろうが
……鬼と言うものが居るのならアレはまさに鬼そのものだった……腕の一振りで人間を肉塊へと変える力。あまりにも単純で最も凶暴な暴力そのものだった」
738通信回線:04/03/11 20:36 ID:rIVQ7g/U
「………」
「どうやら君達はかなりの幸運の持ち主だったようだな……あるいは既に獲物はいないと踏んで立ち去った後だったか……何にせよ運が良かった事に変わりは無い」
言葉が止まる…背中に冷たい物を感じながら話を聞く……
「……ふぅ、ここで論議をしても始まるまい、動くか……君達なら死人相手なら油断しなければ問題ないのだろう、私は研究員でね…戦闘になると死人相手でも厳しいのでね」
「協力してくれるのですか!?」
「やむをえん……私一人ではどうにも出来んしな…だがお前達にも協力してもらうぞ」
「ええ、ではまずこの施設の電気を復旧させましょう」
そういって腰を上げ、部屋の外を伺いながら外に出ようとする友里と葉子を犬飼は制する。
「ああ、待つんだ……まずはこのワクチンだけでも打っておけ」
「……なんですか!?それ…」
不安げに聞いてくる二人。
「私とてただ隠れていたわけでは無いのでね……死体が動いたのには驚いたがその正体は掴んだ、この島には超先生が撒き散らしたか研究所から漏れたのか知らんが、あるウイルスが蔓延している。
これに感染していると体力差にもよるがいずれ死人の仲間になるぞ。感染力が低いので直接接触でもない限りは感染しないと思うが……死んでまで仲間に迷惑をかけたくないのなら大人しく意見を聞いておけ」
流石にそんなものになるのは嫌で黙って腕を出す二人、犬飼はアタッシュケースから無針圧力式注射器を取り出しワクチンをセットして二人に投与する。
「それにしてもよく作れますね……」
「私も超先生とは同じ畑でね……小型遠心分離機など必要な機材はあらかた持ってきている……ワクチンは元々自分の為に作ったのだが余りがあっただけだ」
犬飼は無造作に機材をアタッシュケースに詰め込んでいく……今度はバインダーを取り出してページをめくっていく。
739通信回線:04/03/11 20:37 ID:rIVQ7g/U
「……そのバインダーは?」
「お前達、発電室も知らないで何処へいくつもりだ……私とて観光に来たわけでは無いのでな、判る限りの地図や見取り図くらいは持ってきている……
あった、この東棟の地下一階か近いな、ここを起動したら中央管理室へ向かうぞ……通信や施設のコントロールはすべてそこで行っている」
再びバインダーをしまい今度は小さな銃のようなものを取り出す。
「それは?」
「武器だ……いちいち聞くな、無数の針を圧力で飛ばすニードルガンと言うヤツだ。針には毒が……仙命樹には致命的なものが塗ってある」
答えてるじゃん、しかも聞いてないことまで……友里は内心突っ込む、葉子の質問にいちいち答えるのは研究者の悪い癖だろうか…

部屋を出て発電室へ向かい犬飼の指示のもと再起動を行う……程なくして発電機が動き出し返す刀で中央管理室へと向かう……途中で数体の死人を犬飼の部下だった者達を打ち倒しながら……

「ここが……」
パチッ……薄暗い部屋に明かりが灯る。電気は問題なく供給されているようだった。犬飼は無造作にパネルに触れ次々と設備を起動させていく、やがて沢山のモニターに映像が映し出される……
監視カメラの映像だろうその中に整備ドックの映像もあった。
「あっ!あれ船じゃない!?」
映し出された映像の中にそれらしき一つの影が見える。
「ふむ、拡大してみるか……どうやら整備中か……故障しているようだが他には見当たらないな」
「でっ、でも直せば動くんでしょあれ……やった!やったあ!」
「直せればな……先に言っておくが私は畑違いだぞ、私は技術屋ではない」
「そっ、そんな……でっ、でもやってみなくちゃ……」
740通信回線:04/03/11 20:38 ID:rIVQ7g/U
「外に救援を頼めませんか?」
諦めきれない友里、そしてもう一つの可能性を示唆する葉子
「今やっている……が、やはり妨害電波か……予想はしていたが、くそっ!……ん?」
望みが次々と絶たれていく……そんな中、犬飼は通信回線の一つに目が止まる。
「……これは直通の専用回線か……通信先はホテル?ああ、客がセスナの空きや予約の確認などサービス用途に使う予定のものか……」
外への専用回線かと思ったが違うと判って失望する犬飼……そんなもの超先生がほっとくわけ無いなと一人苦笑いする……そこへ友里と葉子が声をかける。
「ちょっと……ホテルになら連絡出来るの?」
「ん?ああ……それがどうかしたのか?」
「私達の仲間が居るかもしれないんです……もし出来るのなら、お願いしたいのですが」
「……しても構わんが、だが相手が気づいてくれなければ意味が無いぞ……生存者が居るとは限らないしな」
とは言うものの自分にもひょっとしてという気持ちがあった。ホテルに生存者が居て、きよみもそこに居るかもしれないという希望が……意を決して回線を開き相手を呼び出す。
長いコールを続けるが一向に相手は出てくれない。やはりなと諦めた矢先、ピッと回線が開いた音に全員が目を見開く。
『はわわわ……主任〜すみませ〜ん、勝手にスイッチ触っちゃいましたぁ、これが電脳戦ですか!?わたし失敗しちゃいましたか!?すびばせ〜〜ん!!』
「…………」
なんというか、なんとも言えない反応に………なんとも言いようも無い重たい沈黙が犬飼たちを押しつぶした。


【二日目 2時頃? ターミナル中央管理室】
【犬飼・友里・葉子】
【目的 脱出経路の確保?】
【所持品 特製ニードルガン・自動小銃・機材の詰まったアタッシュケース・食料・飲み物】
741名無しさんだよもん:04/03/11 22:03 ID:3vkGdTDc
('A`)
742名無しさんだよもん:04/03/12 07:18 ID:EjzNDrsg
乙かれ、乙かれ
ま、いいんでないかね…難しい流れの中ガンガったんだ、乙かれ

話が変わるが鬼ごっこスレって……ある意味どこまで逝くのか
743名無しさんだよもん:04/03/12 07:33 ID:omo/L2qT
いや、いい感じだと思いますよ。
書き手の方、乙です。

しかしマルチ…w
744名無しさんだよもん:04/03/12 10:02 ID:X4+0A7Et
オチワロタ
745名無しさんだよもん:04/03/14 02:58 ID:yPNQA4Sr
電脳戦w
746名無しさんだよもん:04/03/16 00:17 ID:t+PbUqXD
メンテしておこうか。
747名無しさんだよもん:04/03/17 22:10 ID:xjOe3oUK
メンテ。
明日には書き上げたい…
748名無しさんだよもん:04/03/19 21:43 ID:6A+CWMEu
ほしゅう
749名無しさんだよもん:04/03/21 03:18 ID:Vk67YVJm
アクセス規制がひどいんだがどうか。
750名無しさんだよもん:04/03/21 11:48 ID:NwYlW2Gx
>>749
たしかに激しいな>アクセス規制
人大杉は専用ブラウザ使えば済むが、こればかりはなあ。
751A Sad & Strong:04/03/22 18:22 ID:2EdVPKYq
「……それで、もうこのあたりに藤田さんとあかりさんはいないみたいなんです……」
申し訳なさそうにしおれながら話すエリアの言葉に、ティリアとウィルは思わず天を向いた。
聞けば、エリアはさしたる時間差も無く先に博物館を脱出した浩之たちを追ったらしいのだが、
まるで神隠しにでもあったかのように、ぷっつりとその姿はなくなっていたのだという。
「普通に考えれば、まあ、逃げ切ってくれたんだろうが……連れ去られた可能性もあるか……」
うむ、と呟いてウィルは口をつぐむ。
「どのみち、今は探しに行ったりは出来ないわね……」
今は、二人の生存を願うしかない。さしあたって―――意識を失っている二人にちゃんとした手当てが必要だ。
「ホテルに誰かいるかもと思ったが、駄目だな。近いところで……そうだな、ここなんかどうだ」
ウィルが地図を指差す。
「診療所ね……それしかないか」
「たいした距離でもないさ。こんだけ日が昇ってるんじゃ激烈に体力を奪われるだろうが
 それは化け物どもも同じだろ」
「はあ……そう信じたいものですね」
752A Sad & Strong:04/03/22 18:23 ID:2EdVPKYq
ウィルは思考する。
巡るのは、つい数分前の光景。
剣の切っ先を、こちらの眼前に向けるティリアの姿。
―――先に言っとくわ、ウィル。
剣の切っ先は動かない。震えるのは、彼女の視線か、それとも声か。
―――サラを埋めるの……手伝ってくれてありがとう。でもね。
視界の端でエリアがおろおろしているのが見える。
―――あんたの……ユンナっていったかしら? その女が……
俺は何も答えない。答えられないといったところか。
―――この島のことに……さっきの連中のことに……ちょっとでも絡んでいるんなら……

―――あたしは、そいつを許さない。それだけは、覚えといて。

俺は、答えた。
そのときは、その通りにする。それを確かめるためにも、あいつを探すのを手伝ってほしい。
さっきの連中が俺ではなく、ユンナに関連して来ていたというのなら……俺があいつを裁いてやる、と。


時は正午を回る頃。診療所へ歩く影がみっつ……
753名無しさんだよもん:04/03/23 13:23 ID:Oodh4nDF
おい、なんでこんな中途半端に終わらせるんだ。
754名無しさんだよもん:04/03/24 17:48 ID:uFma+yun
sambaに引っかかりすぎて一時規制でも喰らったのではないか。


漏れ>>659-663に続けるつもりで弥生組の話し書いてたんだけど
これを組み込もうとするとどうしても次の話に矛盾が出てきちゃうんだな。
みさきの足の怪我だったり「風呂に入れなかった」という描写だったりするわけだが。
貼る直前になって気づいた(´・ω・`)
755名無しさんだよもん:04/03/26 14:43 ID:6R+dhzqN
ほしゅうしておく
756名無しさんだよもん:04/03/28 07:28 ID:FdkbPP6r
A Sad & Strong待ちめんて
757名無しさんだよもん:04/03/28 10:31 ID:u+p55Qyk
 
758名無しさんだよもん:04/03/28 22:45 ID:pfBrMXXf
何があるかわからんからな、一応だ。
759最下層民:04/03/28 23:37 ID:vPMoBysV
最下層
760みゅー♪:04/03/28 23:38 ID:gvcRQHGL
みゅー♪   
761名無しさんだよもん:04/03/28 23:38 ID:fJTNZBJ7
test
762名無しさんだよもん:04/03/31 04:05 ID:G0XyG22m
規制解除確認件保守
763名無しさんだよもん:04/04/02 00:04 ID:Wf8YfOvF
エイプリルフールは過ぎた。
764A Sad & Strong:04/04/02 04:42 ID:FCvCTfzf
ふと思いついて、俺は祐介の服のポケットからあるものを取り出した。
そしてそれを、ティリアのほうに投げてよこす。
沙織をエリアに任せていたため丁度手が開いていたティリアは、それを見ていぶかしむ。
「昨日ちょこっと言ったな? その中に俺が追われる原因になったヤバいもんすべてが入ってる」
ティリアに投げたのは、きのう祐介に渡していたあのディスクだ。
「そいつがなければ、ユンナに会えても俺は"おしまい"だ。ユンナは俺が裁くが、俺の裁きはティリアにまかす。
俺が許せなければ、そいつを煮るなり焼くなり砕くなり……」
「いい」
「好きなように……何? おいちょっと」
ぽい、とティリアはディスクを投げ返す。祐介を背負っている俺はあわてて口でキャッチした。
「……少なくともあんたは、あたし達やサラを殺そうとして近づいてきたわけじゃないんでしょ?
 だったら……いい。あたしは、いっしょにあいつらを追っ払って助けてくれたあんたを、信じる」
「……」
すまん、と呟くのが精一杯だった。
765A Sad & Strong:04/04/02 04:44 ID:FCvCTfzf
「そのかわり、話して」
「うん?」
「あんたが言う"やばいこと"あんたが展開ってところから逃げてきて、あまつさえ殺し屋まがいの連中にまで追われてる理由。」
「……そうだな。確かに俺にはそれを話す義務がある、が」
俺は、視線でティリアに訴える。俺の様子に気づいたティリアは視線の先を探り、気づく。


そこの茂みのカゲになにかいる。
ティリアが剣を構える。俺も羽を広げ、奇襲の体制を整える。
がさがさと、音は少しずつ大きくなる。茂みから飛び出してくるのは、例によって化け物か、それとも……?


【ティリア一行 「なにか」に遭遇 正午過ぎ】


上のやつを張った後でどうしても出かけなくてはならなくなってしまい、
帰宅したら規制喰らってました。ご迷惑をおかけしました。
766名無しさんだよもん:04/04/03 21:14 ID:pvV0J2IK
乙&保守。
767名無しさんだよもん:04/04/03 21:30 ID:F1VsGnfp
俺からも乙。
まだまだ鯖は終わらぬ!
768名無しさんだよもん:04/04/04 23:48 ID:FRxz0zJA
さて、規制解除……逝きます。
769決着!シュベスト戦:04/04/04 23:49 ID:FRxz0zJA
「絶対それで吸血鬼は倒せる! うちら人間の秘策や!!」
智子の叫びと共に銀色の液体の入った注射器を受け取りシュベストに向かって疾駆する蝉丸。その白髪の兵士を見据えてシュベストは警戒しながらも次の手を考えていた……
(さてどうするか……得体の知れないものをこの高貴な身に受けるわけにはいかないが、ただ避けるのでは些か無粋、ならば奴の打ち込みに対してその部分だけを霧へと変えるか……)
相手が如何に恐怖に怯えさせられるのか、ただそれだけを考える。余裕の笑みがこぼれそうになった。

(むっ!?)
シュベストに向かい疾駆する蝉丸……だが戦ってみて奴の能力を見た以上正攻法では通じまい、ましてあの余裕……こちらを見下すほどの余裕を見せている。
(その身を霧に変えるつもりか?)
奴の間合いに飛び込むべきか迷いが生じた……だが、その背中を押すように智子から更なる叫びが響く。
「かまへん!いったれ、白髪の兄ちゃん!中身は水銀や!!その単細胞生物にがつんと言わせたれ!!」
(ふっ、迷うとはまだまだ俺も未熟だな……ならば答えよう!奴が霧に変える一瞬も与えず叩き込むまで!!)
蝉丸はその一声で迷いを断ち、最速、渾身の一撃をたたき込まんと一気に踏み込んだ。

一方、シュベストの耳にもその一言は届いた。あまりの幼稚な秘策に呆れとも嘲りともつかぬ思いがこみ上げる。
(くくく……もっと賢いお嬢さんだと思っていたが水銀とは……吸血鬼のことを何も知らぬのか?それとももう気が触れていることに自分でも気がついていないのか?)
あの娘は嘘を言ってはいない……ならばと相手を恐怖に怯えさせることを考えていたシュベストに一つの案が生まれる。
(そうだな、ここは一つこの身に受けてみるか……そして自分たちの最後の希望が無駄であることを悟らせる……くくく、ハハハ……)
水銀は吸血鬼の弱点に当てはまらない、それを希望とする秘策をあえて受けて、打ち砕かれ絶望に歪んだ顔ををゆっくりと鑑賞しながらその血で喉を潤す……
あまりの愉悦に笑みがこぼれそうとなり相手を見やる……すでに男は目の前……シュベストは霧に変えずにその一撃を受け入れた。
770決着!シュベスト戦:04/04/04 23:51 ID:FRxz0zJA
「はあっ!!」
認識できぬほどの神速の一撃がシュベストの心臓に突き刺ささる……自身でもこの上ない渾身の一撃、確かな手ごたえを感じ、中の液体が全て相手の体に送り込まれる……だが、相手のこの余裕は何だ?
(……まさか、あえて受けただと!?)
不安が生じ、一足飛びに間合いを開ける……そしてシュベストの嘲笑が響き渡った。
「ハハハハハ、残念だったなお嬢さん……どこで間違った知識を手にしたのやら、たしかに水銀は全ての生き物には毒なのだろう、だが吸血鬼にはまるで意味がない……残念だったかね?」
「なっ?くっ!?」
シュベストの告白に何も知らない蝉丸は驚愕し、それでも次の手を考えるが、不死身の相手に打つべき手がない。
(せめて俺の刀があれば……こうなれば火をつけるか……俺も無事ではすまんが、奴をこのままにはしておけん……)
「どけ、男……私はな、そこのお嬢さんの顔が見たいのだよ……どのように絶望した顔を見せてくれるのか楽しみでならんのだ」
「くっ!?」
身構える蝉丸……なんとかこの娘だけでも逃さなければ……逃げろと声をかけようとしたその時大きな笑い声が響いた。
「あはっ、あははははっ……くくくっははぁっ、あはははははっっ!!」
『!?』
シュベストと蝉丸が同時に笑い声の方を見やる。大声で笑っていたのは智子だった……
「やれやれ、少しやりすぎたか……まさか気が触れてしまうとはな、興がそげた……まぁいい、見れば美しい娘……我が花嫁に加えようと思っていたが、血を吸った後は犬どもの餌にしてやろう」
「そんなことはさせん!貴様はここで仕留める!!」
「ふん、まだやろうというのか……愚かな、ならばその首を我が屋敷にて飾り付けてやろう!」
そう言いながら蝉丸を引き裂こうと踏み込み……そしてシュベストはその場で転げ倒れた……
771決着!シュベスト戦:04/04/04 23:52 ID:FRxz0zJA
『!?』
なにが起こったのか蝉丸には理解できなかったが相手が転んだ理由はわかった……シュベストの踏み込んだ足が根元からもげ落ちていたのだ。
「なっ!?なにが起こった!貴様何をした!!?」
自身でも理解できないのかありったけの呪詛をのせて蝉丸を睨み付ける……その答えは笑い声と共に智子から聞こえてきた……
「あはははっ!こんにうまくいくとは思てへんかったわ。せやけど思った以上に早よ効いたな、さすが心臓、回りが速い、やったな白髪の兄ちゃんあんたの勝ちやで」
「きっ貴様!!」
そう叫んで智子の方を睨もうと起き上がろうとして、腕がもげてさらに這い蹲る……考えられるとすれば先ほど中身が水銀というのは嘘で、中身は別の何か……嘘は言っていなかったはずだがそうとしか考えられない……
「まさか、先ほどの……貴様、水銀というのは出鱈目か!まさか……法儀式済みの銀と聖水の混合物!?」
「あははっ、ちゃうちゃう、失礼やなあれの中身はほんまもんの水銀やで、嘘なんか言ってへん、嘘やないってわかってるから、あんたはわざわざ受けてくれたんやろ?うちの予想通りに……まったく油断スキルAってとこやな」
「なっ!?馬鹿な……吸血鬼に水銀など……」
「下手に中身がわからんかったら逃げられると思って、中身をばらして正解やったわ、せやな、ほんまもんの吸血鬼には水銀なんて効かへん、でもあんた自分で言うてるやん全ての生き物には毒やて」
「すまないが、俺にも分かるように言ってくれないか?」
どうやら本当に勝敗が決したらしい……蝉丸は警戒を解かず成り行きを見守る。
「ん?かまへんよ……っても答えは簡単、こいつは吸血鬼なんかやあらへんだけや……吸血鬼によく似た特性を持つ生き物ってとこなんやろな……」
「ふざけるな!!我を侮辱するつもりかっ!!」
すでに虫の息を上げながらもありったけの呪詛を口に出す、だが目らしきものは赤く腫上り、顔の穴という穴からはゴポゴポと血がたれ落ちる……
772決着!シュベスト戦:04/04/04 23:53 ID:FRxz0zJA
「ふん、なら一つ訊くけどなあんたのその様はなにや、そもそもおかしいと思わへんかったんか?うちら薬で吸血鬼化を抑えたんやで、もっとも確証を得たんは茜のお陰やけどな」
「なんだと……」
「すまんが、まだ解せんのだが……こいつの霧化などの変身能力や吸血鬼化をどう説明するのだ?あれはいくらなんでも妖の類でなければ説明がつかん」
「それも想像やけども説明できると思う……確かに普通の生物には無理やな、せやけど白髪の兄ちゃん、あっと……蝉丸さんか、群体生物ってしっとる?」
「なんだそれは……っ!?」
どこかで聞いたことがある言葉……何処でだろうか、そして唐突に思い出す。
(仙命樹……たしか犬養もそのようなことを言っていたな……)
「つまりや、さっきも言ったけど単細胞生物……あれの集合体、例えばアメーバとか……それがそいつの正体なんやろ、こいつもここの研究所で生まれた化け物には違いないわ」
そう言えば確かにあの時、『単細胞生物にがつんと言わせたれ』と言っていたなと思い出す。
「認めぬっ、そのような戯言!!我はシュベスト……夜の貴族なり」
「吠えとれ、多分吸血鬼の特性と弱点を遺伝子レベルでプログラムされた単細胞生物の集合体、元にどんなん使こたんか知らんけど……
普段は外見どころか骨格や血管までも擬態し必要に応じ姿形を変える。吸血行為と一緒に相手の体内に入り中から相手を侵食し増殖する……
それがあんたの正体や、知らへんかったやろ、自分でも……なにせその自我ですら吸血鬼になりきるための擬態なんやから」
智子は自分の推理をすでに全身が崩れ落ちているシュベストに止めの一言として言い放った。
773決着!シュベスト戦:04/04/04 23:57 ID:FRxz0zJA
「ば…馬鹿…な……では自分は……一体…」
「まっ、そう言うことや、薬で吸血鬼化を止めれたのもその入り込んだ細胞から侵食を防ぐ特効薬、
水銀がここまで効いたのはあんたが自分自身で自分の存在を認めてへんかったから、全身隅々まで水銀が行渡って死滅し既に形態を維持できへんくなったからや
……もっともうちらじゃあんたにこの注射を打ち込むことなんて無理やったしな……蝉丸さんが助けに来てくれなかったらアウトやったわ、確かにあんたは恐ろしかった。それだけは認めたる」
「認…めぬ……私は………シュベ……ス…ト……」
そう言ってシュベストは崩れ落ちた……後に残ったのはシュベストの着ていた衣服と姿形を失ったゲル状のなにか……だがその何かも蒸発していく、確かにその最後は吸血鬼の伝説の様であった……。

【シュベストVS蝉丸・智子決着……シュベスト消滅】
【矢島、郁美、きよみ、茜、別の部屋】
【時間 1:30頃】
774名無しさんだよもん:04/04/05 00:38 ID:wR5PaR82
乙。
775名無しさんだよもん:04/04/05 04:29 ID:xSaGrw5i
今だから言うけど、吸血鬼は何げに火に弱いんだよな。
776名無しさんだよもん:04/04/06 00:16 ID:I0mHy0cv
斬新な発想で決着がついたな
777名無しさんだよもん:04/04/06 12:52 ID:mR3mBVx8
>>775
火に弱いんじゃなくて、診療所を燃やして天井に穴あけて
太陽の光に当てるってことだと思う。
778名無しさんだよもん:04/04/06 15:04 ID:7qogdb9D
いやそうじゃなくて、実際の吸血鬼の弱点として炎は存在するんだが……。
つっても、実際には吸血鬼なんていないわけだが。
779名無しさんだよもん:04/04/06 22:56 ID:NH3HHa8u
乙、出来れば芳晴の伏線の消化も期待したかったけど
水銀うんぬんの問題からよくぞここまでまとめ上げたと思うとカンドー新鮮だった
にしてもシュベスト……最初はぽっと出のやられ役かと思たのに長かったよな〜
ひょっとして鯖の中では一番長い対決だったのか…
なにはともあれオツカレサマです。
780名無しさんだよもん:04/04/06 23:53 ID:ZO8m+KC/
だれか各グループの時間軸のまとめやってくれないかなぁ 書くときの参考にしたい
781名無しさんだよもん:04/04/07 18:26 ID:MYaLIUrt
まとめサイトが事実上停止状態だかんね……なんかHDがおかしくなっちゃたらしいし
なんにせよパーティの見落としや時間軸での矛盾などなど油断すると出てくる…実際もう出てるし
782名無しさんだよもん:04/04/08 01:06 ID:uuI7m0dW
>>780
過去ログ嫁。せめて>>623くらい見れ。
783名無しさんだよもん
マンドクセ