【選択形式で進めていくスレッドλ】

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1柳川裕也
どうもみなさんこんにちは。『選択形式で進めていくスレッド』へようこそ。
このスレも11番目に突入。スレが落ちてしまったので臨時に私がスレを立てさせてもらう。

A 前スレ(スレッドκ:http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1047448312/l50
B 支援サイト(http://www.geocities.co.jp/Playtown-Rook/6752/sentaku/index.htm
C 過去スレ・関連スレ及び諸注意(>>2-5
D えらいこっちゃ!
2柳川裕也:03/06/07 19:37 ID:J36sUScI
過去スレと関連スレ

(1スレ:α)葉鍵ゲーっぽく選択形式で進めていくスレッド
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1022/10223/1022339884.html
(2スレ:β) 〜 選択形式で進めていくスレβ 〜
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1024/10244/1024415274.html
(3スレ:γ) 〜 選択形式で進めていくスレ 〜 
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1026/10264/1026471373.html
(4スレ:δ) 〜 選択形式で進めていくスレδ 〜 
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1028/10280/1028044958.html
(5スレ:ε) 〜 選択形式で進めていくスレε 〜
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1029/10293/1029338142.html
(6スレ:ζ) 〜 選択形式で進めていくスレッドζ 〜
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1031/10311/1031124139.html
(7スレ:η) 〜 選択形式で進めていくスレッドη 〜
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1035/10353/1035374561.html
(8スレ:θ) 〜 選択形式で進めていくスレッドθ 〜
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1039/10391/1039189772.html
(9スレ:ι)選択形式で進めていくスレッドι
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1044/10445/1044541965.html

葉鍵リレー小説総合スレッド 第6巻
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1049041815/l50
3柳川裕也:03/06/07 19:38 ID:J36sUScI
柳川「鉄の掟も説明しなければな」

・選択できるのは大原則として「早い者勝ち」だ。
・しかし、あまりな展開になったら特例「リコール」が適用されることもあるからな。気をつけてくれ。
・選んだ本人でも一回選んだ選択肢の修正は出来ないからな。慎重かつ迅速に頼む。
・書き手は書き込む前に「リロード」するよう頼む。なるべくダブらないようにとの配慮だ。
・荒らしは何としても避けたい。sage進行ねお願いする。

 そして、俺たちからの頼みだ。
 
一つ、喧嘩はやめてくれ。
一つ、書き手は早さと技を互いに競い合うように頼む。
一つ、選択肢は好きなように選んでくれてかまわない。
一つ、言いたいことがあるのはわかるが、それならばいっそ自分の手で書いてしまえばいい。
一つ、お互いに思いやりの心を忘れないようにな。
一つ、『空気』や『流れ』というのにも気を配るようしてくれ。
一つ、楽しんでいってくれ。
一つ、気軽に参加してくれ。

 ルールは以上だ。後は基本的に選択者・各書き手に任せる形を取っている。
 みんなで協力して、素敵な作品を作っていくとしよう。
4柳川裕也:03/06/07 19:39 ID:J36sUScI
柳川「それにしても……まさか選択肢スレが落ちるとはな」
国崎「ああ。悪夢の30分圧縮、スクリプト爆撃、お前の話の停滞すら乗り切ったこのスレがな……」
柳川「…………」
国崎「しかし、まだ圧縮までは時間があったはずだ。なぜこのタイミングに……」
浩之「いや、どうやら圧縮じゃないみたいだぜ」
国崎「どういうことだ?」
柳川「……980オーバー、か」
浩之「ああ」
国崎「なんだそれは?」
柳川「980を過ぎたスレッドはな、自動的に落とされるらしい」
国崎「ほぅ」
浩之「いくらペースがゆっくりだからって、次スレ立てをさぼったのは拙かったな」
柳川「そうだな。次からは950を過ぎた時点でキッチリ次スレを立てるようすべきだろう」
国崎「ま、愚痴愚痴言っても落ちたスレが戻ってくるわけじゃない。俺たちは俺たちで、今スレで頑張っていこうじゃないか」
柳川・浩之「そうだな」
5名無しさんだよもん:03/06/07 19:54 ID:+yg/aiCi
とりあえず最後(多分)の2レスを張っとくよ
980 名前:名無しさんだよもん[sage] 投稿日:03/06/06 00:43 ID:Gm74wBVm
荒々しい光と音の洪水と共に緑色のプロペラ機が荒川上空に顕現した。
早速、機銃を撃ってくる震電。
「くうッ…おっちゃん、どうする?」
「ふん…あれは震電であって震電ではない、ただのまやかしよ。
見ておれ…」
ごそごそと足元を探っていた源四郎は、それを取り出した。
それは…

A フランクに淹れてもらった眠気覚ましのコ−ヒー
B 博物館長・源次郎からガメてきた草薙の剣
C 源五郎に作らせた特製メガホン
D 主より拝領した黒猫

981 名前:名無しさんだよもん[sage] 投稿日:03/06/06 00:45 ID:4UahcnkI
B
6名無しさんだよもん:03/06/07 19:56 ID:nExpkyec
zz
7名無しさんだよもん:03/06/07 20:21 ID:epC/92gd
乙彼と言いつつ即死回避。

ちなみに柳川は「祐也」で一人称は「俺」だったりする。
8名無しさんだよもん:03/06/07 20:32 ID:yszDs+jK
告知age
9名無しさんだよもん:03/06/07 21:22 ID:wNcTfMdO
立てんの早っ。
しかもなんでこのメンツなんだw
やっぱり最高・浩之・柳川の三人が選択肢スレッドの三羽烏なのか?

ていうか、支援板で
「落ちたことを区切りに、前スレまでの話は打ち切って心機一転やり直す」
とかいう意見も出てるみたいだが……それはどうよ?
10名無しさんだよもん:03/06/07 21:27 ID:wNcTfMdO
ついでにあげ
11名無しさんだよもん:03/06/07 21:44 ID:Nx96WynM
足元からぬっと出てきたのは古めかしい剣だった。
「これを使え。源次郎からガメてきた草薙の剣だ。まやかしの機体を斬るには最適だろう」
「ふ、いきなり戦闘機をなます斬りにしろとは、おっちゃんも要求が酷やで。うわっ!」
そう話している間にも、震電の機銃が外をかすめていく。
「素人の機銃、そうそう当たるまい、弾切れになったところを狙って決着をつけるぞ」

このとき、佐祐理の攻撃は震電の機銃に頼っていた。魔力を操縦支援に回していたため、
攻撃に用いることができなかったのである。
震電は速度に優ってはいるが、操縦する佐祐理は魔法による支援があるとはいえ素人。
大戦中いくつもの激戦をくぐり抜け、戦後も来須川で飛び続けた長瀬とは練度が違い過ぎた。
闇雲に機銃を撃つが、ことごとくがかわされてしまい、無駄に弾を消費していく。
と、零戦が反転。
「ここが最後のチャンスですね、えいっ」
がきっ…。弾が切れてしまっていた。佐祐理が自らの過ちに気付いたときには、もう零戦が目前だった。
零戦の上で由宇が構えた剣の放つ力は遠方からでも佐祐理を圧倒する。
「く、失敗しました。何か打つ手は…」
慌てて周囲を見渡し、残されていた訓練用固定機銃を反射的に撃つ。
二機が交錯するそのとき、一瞬の閃き。

そして震電は真っ二つになった。
ついでに佐祐理も真っ二つになり、煙と炎と血と肉塊を撒き散らしながら
不忍池方向へ落下していった。

しかし、操縦席の長瀬源四郎も傷を負っていた。
最期の弾が命中していたのである。

A 日頃の鍛錬の賜物、かすり傷で済んだ。
B パラシュートで脱出。
C 墜落死した。現実は非情である。
12名無しさんだよもん:03/06/07 21:54 ID:3PjbV5YH
13名無しさんだよもん:03/06/07 21:57 ID:3PjbV5YH
つーかよく読んでなかったけど…

ついでに佐祐理も真っ二つになり、煙と炎と血と肉塊を撒き散らしながら

…って佐祐理さんが(笑)

14FARE-M ◆7HKannaArk :03/06/07 22:05 ID:K7KBWkYF
乙です〜
いろいろと無線LANの不調とかありまして更新が滞っています。
半分ぐらいまではあげられるんですけどね。

過去ログはもうしばらくお待ちください。
15名無しさんだよもん:03/06/07 22:06 ID:za9wmEnn
むしろ真っ二つになるべきだったのは(ry
16名無しさんだよもん:03/06/07 22:11 ID:RI+RAPWh
「ふう、恨まんでや…」
落下していく震電を見下ろしながら、息をつく由宇。
振り返ると長瀬の飛行服がじっとりと血に濡れていた。
「お、おっちゃん、大丈夫か?」
長瀬はにたりと笑いながら
「若い者にはまだ負けぬと思っていたが、不覚を取ったわ」
途端に顔をぐしゃぐしゃにして泣き出す由宇。
「死んじゃ嫌やあ」
「落ち着け、どうやら口径の小さい訓練用銃のようだ。
 この程度の弾でこの長瀬が死ぬわけがなかろう、着陸するぞ」

上野駅前に降り立つ零戦。
駆け寄ってくる智子、祐介、瑠璃子、浩之、拓也、そして岡田。
口々に勇者を褒め称える。
ありがとう、長瀬、ありがとう猪名川。
保科の平和は君たちによって守られたのだ。

A エンディング〜或る日の喫茶店「エコーズ」〜へ
B 何か忘れちゃいないだろうか…?
17名無しさんだよもん:03/06/07 22:11 ID:wNcTfMdO
>>14
毎度、お疲れ様っす。感謝。

>>11
つーか、さゆりん機は琴音を回収してなかったっけ?w
ねこっちゃの運命やいかに。
18名無しさんだよもん:03/06/07 22:12 ID:za9wmEnn
B そもそも二人が出てきたのは?
19名無しさんだよもん:03/06/07 22:14 ID:aA5i94nK
>>9
個人的にはそこに雅史を入れて四天王にしたい。
いや、むしろ俺としては雅史がこのスレ最強の存在な気がする。

ああ、もう一度見たい。大魔王雅史の活躍をば。
20名無しさんだよもん:03/06/07 22:39 ID:NE5rI6y6
うんこー!

A うんこする
B うんこしない
C カレー!
D ハヤシライス!
21名無しさんだよもん:03/06/07 22:48 ID:rdeeZo60
D
22名無しさんだよもん:03/06/07 22:52 ID:NE5rI6y6
「ハヤシライスを頼む」
 俺は啓示によって何故かハヤシライスを頼んだ。
 …さて俺が今いるのは―

A ハニービー
B 学食
C とあるラーメン屋
D ヤック
23名無しさんだよもん:03/06/07 22:54 ID:rdeeZo60
A
24名無しさんだよもん:03/06/07 23:00 ID:NE5rI6y6
「はい、ハヤシライス」
結花が不機嫌そうにハヤシライスが盛られた皿を鼻先に突きつけてきた。
このアマ…これが客に対する態度か!?

つか、どうしてこいつはこんなに機嫌が悪いんだ?

A きっとツケがたまってるからだ
B 多分この前のデートのことだ
C …あの日か
D 近所の郵便局を爆破したからだな
25名無しさんだよもん:03/06/07 23:02 ID:HM5R98Py
荒らしは無視して>>18より

「しかし…アンタらは誰や?」
 智子がセバスチャンたちに向かって話しかける。
「それは私から説明させてもらうわ」
 唐突に、智子の後ろから声が聞こえてくる。
「あっ! アンタはあんときのエージェント!」
「リサって言うの。よろしく」
 軽く投げキスを飛ばす。
「彼ら、セバスチャンと由宇も私の仲間。イルカの会を見張っててくれたんだけど…ずいぶん派手なことしてくれたわね」
 零戦と草薙の剣を見つめながらため息をつく。
「…面目ない。我ながら血が騒いでな」
「まぁ、いいわ。取り合えず保科さん、これで貴方の身の安全は保障されたわ」
「…ありがとう」
 そのとき

A 琴音が残骸の中からぼろぼろになりながらも這い出てきた
B 滞りなくエンディングへ。恐らく琴音さんは落下したときに死亡したんでしょう
26名無しさんだよもん:03/06/07 23:04 ID:rdeeZo60
B
27名無しさんだよもん:03/06/07 23:04 ID:rdeeZo60
上は>>25の選択肢です。
28名無しさんだよもん:03/06/07 23:19 ID:wNcTfMdO
うーむ、Aで書きたかったんだがまあ仕方ないか。
しかしなんかみんなして物凄い勢いで打ち切りにしようとしてるな…
29名無しさんだよもん:03/06/07 23:20 ID:G1sCJMz0
エンディングが選択されたのに終わらない罠w
我速攻的終了求願也。
30名無しさんだよもん:03/06/07 23:53 ID:wNcTfMdO
「Dr.トモコ診療所」
 ささやくような自分の声が響く。録音と分かってても変な感じ。けど同時に、どうしようもなく懐かしい。
 そう、今、私はラジオ番組のパーソナリティーしてるんよ。
 こないすぐに復帰できるとは思ってなかったんやけど……持つべきものは(ディレクターの)友達やね。
「今週もぎょうさんお便りきてるみたいやね。時間の許すかぎり、私なりに答えていくから」
 あれから、カリスマを失った「イルカの会」はあっさり解散して、吉井さんや松本も普通の生活に戻った。
 岡田の前世系妄想も、長瀬さん達の治療(別名毒電波)のおかげで順調に快方に向かってる。
 それは間違いなくええことで、私の力になってくれた人らには感謝してもしきれへん。
 せやけど……姫川さんのことを思い出すと、少しだけ胸が痛む。
 墜落事故に巻き込まれて行方不明になった彼女の生存は絶望視されてる。
 何も、命まで取るつもりはなかったのに……
 つい黙り込んでしもうた私のインカムに住井くんの指示が飛ぶ。
 ――そうや。今の私は、悩めるリスナーのためのDJ。落ち込むのは後回しにせなあかん!
「そしたら、今日ひとりめのお悩み相談者。ラジオネーム『ねこっちゃ』――えっ!?」
 あまりに意外な名前に絶句する。
 そんな私の様子を見て、また声が出んようになったとでも思うたんか、住井くんが慌ててCMに入らせる。
「お医者様でも草津の湯でも、どうにもできない不治の病……」
 聞き覚えのないけったいなCMが流れ出した。
「それは恋。あなたへの恋心です、お姉様!!」
 私はコケた拍子にガタン!と椅子から転げ落ちる。
 たぶんスタジオの外の住井くんも、番組を聴いてくれてる長瀬さんも、同じタイミングでコケたと思う。
「愛の力は無敵です! お姉様への愛ある限り、私は死にません!」
 今度は電波ジャックかいな。たいがいイリーガルな求愛行動に出る子やね、あんたも……
「あ、それとついでに全国の皆さんへ……私が新しく創設した『じゃがバター教』よろしくお願いしますね」
 私の心の叫びが、放送局中……いや、お台場中に響いた。
「あんたとは、もう、やっとれんわ――ッ!」


「Dr.トモコ診療所」 NEVER END...
31名無しさんだよもん:03/06/07 23:55 ID:WeDin4ax
はい乙。
んで、次はどうする?
32名無しさんだよもん:03/06/07 23:56 ID:72E9V3/c
A 順当に主役を決める。
B いきなりタイトルを決めてしまう。
33名無しさんだよもん:03/06/07 23:57 ID:rdeeZo60
B
34名無しさんだよもん:03/06/07 23:59 ID:72E9V3/c
A 国崎住人の最高伝説
B 七瀬留美の乙女な日々
C うたわれたもの
D ていうか勝手に決めるんじゃえゴルァ、俺たちに決めさせろ。
35名無しさんだよもん:03/06/07 23:59 ID:wNcTfMdO
>>32
いや、主役決めずにどうやってタイトル決めるんだよw
抽象的なタイトルにするの??
36名無しさんだよもん:03/06/07 23:59 ID:HTdIkZB6
タイトルから決める作品は、必ずつまらなくなる罠
37名無しさんだよもん:03/06/08 00:00 ID:NTANVMUK
38名無しさんだよもん:03/06/08 00:01 ID:gRxY3rSW
>>24から続ければ?
39名無しさんだよもん:03/06/08 00:01 ID:u6be1w+g
ではしばしタイトルをお出し合いください。
40名無しさんだよもん:03/06/08 00:03 ID:M55jRQN/
>>24 D
タイトル「まあ緩衝材として適当に」
41名無しさんだよもん:03/06/08 00:03 ID:wTUx2Vvy
>>38
俺もそう思ったわけだが
42名無しさんだよもん:03/06/08 00:04 ID:Y7n6iMPg
「お前もしかして
43名無しさんだよもん:03/06/08 00:05 ID:CgMr2XHS
ここで選択肢

A >>24>>40から続ける。主人公は健太郎。
B 新規に1からやり直し。
44名無しさんだよもん:03/06/08 00:06 ID:Y7n6iMPg
>>34
お前もしかして、その選択わざとか?(w

(タイプミススマソ)
45名無しさんだよもん:03/06/08 00:08 ID:QX9r+LdM
主人公、決めるの?
別に無理に決めなくてもいい気が…
46名無しさんだよもん:03/06/08 00:08 ID:vTK8PYOv
>>43
B
流石にうんこーからは始めたくない。
っていうかまじアン前にもやったし。俺わかんねーし。
47こんなことをしてみる:03/06/08 00:11 ID:u6be1w+g
やあ、みんな元気だった?
前スレは呆気無く落ちちゃったけど懲りずに立てたよ。
とりあえず、今の気分は何時代?

1、石器時代
2、平安時代
3、安土・桃山時代
4、近未来ジオX
5、>>47は無視してタイトル案をみんなで出す。
48名無しさんだよもん:03/06/08 00:13 ID:CgMr2XHS
5
49名無しさんだよもん:03/06/08 00:13 ID:Y7n6iMPg
>>47
思わず吹いてしまったではないか(w
50名無しさんだよもん:03/06/08 00:15 ID:hyOMnIWT
じゃあ次回のメイン作品を決めてみよっか。敢えて既出作品を落とすとこんな感じだけど。

A ナイト雀鬼
B フィルスノーン
C 雫
D 誰彼
E Routes
F MOON.
G ONE
H AIR
I おいおい、その他の作品は?
51じゃあこんなことも:03/06/08 00:16 ID:Y7n6iMPg
それでは、次のお話の第一声は…?

A 「こ、こんなハズでは…」
B 「俺が、地上最強の男だぁ!」
C 「ウリナラマンセー!」
D 「だから枝豆とさやいんげんは全然違うの!」
E  くだらない。何が何でもタイトルを考える。
52名無しさんだよもん:03/06/08 00:20 ID:EQGe0t16
>>50 E
>>51 D

で。
53名無しさんだよもん:03/06/08 00:21 ID:mT90XOSY
ごめん、ルーツ買ってない。

一名離脱
54名無しさんだよもん:03/06/08 00:23 ID:b5TdmMmD
俺もだ。

一名離脱。

個人的には>>47のノリで話を書きたかった……
55名無しさんだよもん:03/06/08 00:24 ID:CkZr88Ez
>>50
今度こそ真面目な奴だよな(w
それじゃぁCで。
56名無しさんだよもん:03/06/08 00:24 ID:4ic046e/
さてルーツ買ってくるか…
5755:03/06/08 00:25 ID:CkZr88Ez
リロードし忘れ…
吊って来よう。
58名無しさんだよもん:03/06/08 00:28 ID:vTK8PYOv
よし みんなきけ

話を整理すると
仮タイトルが「まあ緩衝材として適当に」(>>40
主要作品はRoutes(>>50
書き出しの台詞が「だから枝豆とさやいんげんは全然違うの!」(>>51)
ということだ
とりあえず選択肢を乱発するな、落ち着けみんな

ちなみにルーツ持ってないが、誰も書かないようなら勢いだけで開始させるぞ
59名無しさんだよもん:03/06/08 00:29 ID:b5TdmMmD
ところでふと気になったんだが>>50の基準は何なんだ?
「主役を排出していない作品」ならこみパやうたわれもそうだし、逆にONEやAIRは詩子・国崎が主役張ってるぞ。
60こうなったら多数決:03/06/08 00:30 ID:eioBT1+7
最初に骨組み作るのは、いやだ。
とりあえず、何も考えないで0から始めたい。OK?

A おう
B ふざけるな
61名無しさんだよもん:03/06/08 00:33 ID:CkZr88Ez
A。
懐かしき季節へ。
62名無しさんだよもん:03/06/08 00:34 ID:/tZCKhg3
ではヒロイン選択

A 湯浅皐月
B 立田七海
C 伏見ゆかり
D 梶原夕菜
E リサ=ヴィクセン
F 他のキャラにする
63名無しさんだよもん:03/06/08 00:35 ID:Y7n6iMPg

なんか、適当にやったほうが面白くなりそう
 おう、俺だ。浩之だ。
 だりぃよな。
 たりぃよな。
 じゃあ、どうする?
 
A 寝る
B ヤる
C メシ
D 学校
65名無しさんだよもん:03/06/08 00:38 ID:47k9Gthk
話を整理すると
選択は早い者勝ち(>>3)
仮タイトルが「まあ緩衝材として適当に」(>>40
主要作品はRoutes(>>50
書き出しの台詞が「だから枝豆とさやいんげんは全然違うの!」(>>51)
何も考えないで0から始める(>>60)
ヒロインは皐月(..62)
ということだ 、落ち着けみんな。
66名無しさんだよもん:03/06/08 00:41 ID:Y7n6iMPg
>>64
Dで。
議論はお腹いっぱいだ 
67名無しさんだよもん:03/06/08 00:41 ID:9UShSeJT
>>64
Aで。
 というわけで学校に来た。
 
 完璧に遅刻だが俺は普段の素行がいいから問題ないだろう。

 ええと……次の授業は……現国か。

A 真面目に授業に出る。
B たりぃ。学食に行く。
C だりぃ。図書館に行く。
D かみぎしぃ。あかりを探す。
69名無しさんだよもん:03/06/08 00:47 ID:9UShSeJT
C
70名無しさんだよもん:03/06/08 00:49 ID:Y7n6iMPg
だりぃ。図書室に逝く。
さて、図書室に来たからには…

A 本を読む
B 文学系美少女をナンパ
C 本棚でドミノ
D 雅史と暴れ回る
71名無しさんだよもん:03/06/08 00:50 ID:h25+uWYx
C
72名無しさんだよもん:03/06/08 00:51 ID:IwYaU83Q
本棚でドミノだ。
がたがたがた・・・

A タイーホ
B 誰か出てきた
C 逃げるんだよ〜
73名無しさんだよもん:03/06/08 00:51 ID:Vw4N9rjw
D

もうなにがなにやら・・・
でもある意味この混沌とした雰囲気も懐かしい(w
とりあえず支援サイトでの議論(あるのか?)が落ち着くまでこの話し続けてきゃいいかね
7473:03/06/08 00:52 ID:Vw4N9rjw
スマン
リロードしてなかった。
>>73は放置で
75名無しさんだよもん:03/06/08 00:52 ID:hahau0Ap
A
76名無しさんだよもん:03/06/08 00:53 ID:CYRCXQb9
俺は逮捕された。
BAD END

A 次の作品へ
B 法廷編へ
77名無しさんだよもん:03/06/08 00:55 ID:Y7n6iMPg
78名無しさんだよもん:03/06/08 00:56 ID:M55jRQN/
>>76 A 選択肢で法廷は無理ぽ
79名無しさんだよもん:03/06/08 00:57 ID:2kY77sqo
「あー、静粛に静粛に」

 うるせぇ。

「えー、被告人藤田浩之は……」

 裁判やってねぇじゃねぇか

A 無罪
B 死刑
C 島流し
D 超先生の下働き
80名無しさんだよもん:03/06/08 00:58 ID:Y7n6iMPg
A
81名無しさんだよもん:03/06/08 01:01 ID:2kY77sqo
「無罪とする!」

 というわけで晴れて俺は無罪放免となった。
 ……と、あれ? 先輩、どうしたんだこんなところに。
 え? 先輩が? 裏で手を回して? 俺を無罪にしてくれた?
 そうかぁ、それなら……

A このまま2人で遠くに行くかー
B 結婚しようぜー
C いや、俺実は綾香の方が……
D とりあえずホテルへ
82名無しさんだよもん:03/06/08 01:01 ID:4kr7qNbF
「無罪」

A 次の作品へ
B 出獄編へ
83名無しさんだよもん:03/06/08 01:01 ID:mK3SKtWw
84名無しさんだよもん:03/06/08 01:02 ID:pc1Wy/Xf
>>81 B
85名無しさんだよもん:03/06/08 01:02 ID:M55jRQN/
>>81 A
86名無しさんだよもん:03/06/08 01:02 ID:Y7n6iMPg
なんか、さっきから“次の作品”を連呼している香具師がいるけど…


迷惑です。お引取り願います。

87名無しさんだよもん:03/06/08 01:03 ID:Yx0LZP5i
「このまま2人で遠くに行くかー」
「…」(こくこく)

移動手段は
A 飛行機
B 鉄道
C 自動車
D 徒歩
88名無しさんだよもん:03/06/08 01:04 ID:2kY77sqo
「このまま2人で遠くに行くかー」
「………はい」

 うっしゃ。先輩とのバカンスだ。
 楽しそうだぜぇ。
 
 しかし、どこに行ったものか……
 
A やっぱここは海だな。
B いやむしろ山だ。
C そういやトゥスクルって國がよさそうだよなー。
D 宇宙。それは最後のフロンティア。
89名無しさんだよもん:03/06/08 01:05 ID:CLkBK8QR
>>87 A
>>88 A
90名無しさんだよもん:03/06/08 01:07 ID:Y7n6iMPg
飛行機で海に行くことにした。
俺と先輩だけの楽しいプライベートタイムになるはずだったのだが…

A 飛行機がハイジャックされた
B 飛行機に乗っていた超能力者が…
C 飛行機の機長が変な奴だった
D 飛行機が…
91名無しさんだよもん:03/06/08 01:08 ID:mK3SKtWw
92名無しさんだよもん:03/06/08 01:08 ID:M55jRQN/
D
93名無しさんだよもん:03/06/08 01:11 ID:Y7n6iMPg
飛行機の機長が妙な奴だった。
いや、何が妙かって言うとな、そいつは…

A 剣を振り回す無口な女
B 漫画ばかり描いてる無口な女
C 盲目の機長
D 貧乳年増の自称鬼
94名無しさんだよもん:03/06/08 01:12 ID:O1xyzXD1
c
95名無しさんだよもん:03/06/08 01:14 ID:DFKWanBG
機長は盲目だった。
ってそれでいいのか、おい!

A 墜落した。現実は非情である。
B 機長は何かを要求している。
C そこでトラブル発生!
D だがしかし何事もなく到着。
96名無しさんだよもん:03/06/08 01:15 ID:hahau0Ap
A
97名無しさんだよもん:03/06/08 01:17 ID:CM3kzF28
C
98名無しさんだよもん:03/06/08 01:19 ID:Y7n6iMPg
で、どう墜落したかというと…

A 海上に着水。
B 無人島に不時着した。
C 貨物船に突っ込んだ。
D 飛行機自体が空中分解した。
99名無しさんだよもん:03/06/08 01:19 ID:nZNAWhV7
100名無しさんだよもん:03/06/08 01:21 ID:545loVLi
墜落した。
これ以上はないってほど見事に墜落した。
唯一の救いは無人島に不時着したってことだが、無傷ではなかった。

A 機長が死亡した
B 先輩が死亡した
C 俺が死亡した
D 二人死亡した(死亡者指定)
E 全員死亡した
F 奇跡ってあるんだな。全員無事
101名無しさんだよもん:03/06/08 01:23 ID:M55jRQN/
ここでC
102名無しさんだよもん:03/06/08 01:23 ID:nZNAWhV7
D
ダブル先輩とヒロ以外。
103名無しさんだよもん:03/06/08 01:23 ID:CM3kzF28
F
104名無しさんだよもん:03/06/08 01:24 ID:Y7n6iMPg
機長の凡ミスによりとある無人島に不時着してしまった。
「このアホ機長! 目が見えないくせに機長なんかするな!!」
「だ、だって選択で…」
「たとえ理不尽なことでも任された仕事を全うするのが社会人の務めだろ!」
「わたし、まだ学生だよ…」
ま、機長いびりはこのくらいにしておいて、飛行機に乗っていた同乗者は…

(ひとり1キャラづつ選択してください)
105名無しさんだよもん:03/06/08 01:24 ID:a4fSvTHK
俺は死んだ。

END

A エピローグへ
B 再生編へ
106名無しさんだよもん:03/06/08 01:25 ID:Y7n6iMPg
く…出遅れたか…てか、みんな急ぎ過ぎて話がw
107名無しさんだよもん:03/06/08 01:25 ID:M55jRQN/
>>105 終わらせんなよ B
108名無しさんだよもん:03/06/08 01:25 ID:nZNAWhV7
>>105
B
109名無しさんだよもん:03/06/08 01:26 ID:scJq9mq0
B
110名無しさんだよもん:03/06/08 01:26 ID:mK3SKtWw
WAで美咲行ってみよう。
111名無しさんだよもん:03/06/08 01:28 ID:nZNAWhV7
というか、一晩も経てば落ち着いてそれなりの話が書けるようになるだろう。
今はガス抜きタイムと考えるべきだろうな。今までのカッチンカッチンだった流れの反動。

まぁ、たまにはこんな流れがあってもいいんじゃないかね。
112名無しさんだよもん:03/06/08 01:28 ID:QX9r+LdM
終わらせ厨は無視ね。
書き手は落ち着いてストーリーを1レスで最低15行は書いてほしいな
113名無しさんだよもん:03/06/08 01:30 ID:a4fSvTHK
芹香です…
浩之さんが死んでしまいました…
復活の魔法もありますが…
そのためには、犠牲にしなければならないものがあります…

A 自分の年齢
B 誰かの命
C 特殊な魔法用品
D やっぱ復活魔法なんて無理。
11473:03/06/08 01:31 ID:Vw4N9rjw
この状況だと無理に終わらすより落ち着くまで続けたほうがいいだろうしねぇ。

>>113はCで
115名無しさんだよもん:03/06/08 01:31 ID:Vw4N9rjw
あー、名前消し忘れスマソ
116名無しさんだよもん:03/06/08 01:33 ID:a4fSvTHK
選択肢と本文繋がってねーじゃん。

そのためには、犠牲にしなければならないものがあります…
             ↓
そのためには、必要なものがあります…

で訂正よろしく。で、選択肢は>>114で、>>112は無視、と。
117名無しさんだよもん:03/06/08 01:33 ID:M55jRQN/
今はこのバカみたいなノリのチキンンレースを楽しみたい。
こんなの久しぶりだし。


…どうせ時間が経てば人も減るだろうし。
118名無しさんだよもん:03/06/08 01:37 ID:Y7n6iMPg
特殊な魔法用品が必要なのですが…それは…

A ドラゴンのしっぽ
B コウモリの黒焼き
C イカ
D 処女の生き血
119名無しさんだよもん:03/06/08 01:38 ID:a4fSvTHK
C
120名無しさんだよもん:03/06/08 01:41 ID:nZNAWhV7
「というわけで私たちはイカを取ることになったんだよ」
「…………………………」

 海辺に佇むダブル先輩ズ。2人のその手には一本ずつ銛が握られている。
 
「…………………………」
「え? みさきさんは大丈夫なんですかって?」
「…………………………」
「うん。うん。平気平気。大丈夫だよ。だって私には……」

A この耳があるんだから。
B この鼻があるんだから。
C この胃があるんだから。
D この南斗無音拳があるんだから。
121名無しさんだよもん:03/06/08 01:42 ID:hgKczlWf
C
122名無しさんだよもん:03/06/08 01:43 ID:Y7n6iMPg
胃かよっ!(w
123名無しさんだよもん:03/06/08 01:44 ID:mK3SKtWw
「……」
「大洋白鯨イカってイカのキモが必要なんだね。食べたら美味しいかな?」
 彼(浩之ちゃんと言うらしい)が死んでしまったのは私が墜落させちゃったせいだからね。
 やっぱり、生き返らせてあげられるならしたいんだよ。
 幸いこの近海に棲息している見たいなんだけど、こんな無人島でどうしようかな?

A.とにかく墜落現場から道具を回収してみる
B.とにかく他にどんな人がいるか確認してみる
C.とにかくどんな島なのか探検してみる
D.とにかく現物を拝んでみる
124名無しさんだよもん:03/06/08 01:44 ID:mK3SKtWw
やっぱ出遅れた……
125名無しさんだよもん:03/06/08 01:45 ID:vTK8PYOv
リロード推奨。
126名無しさんだよもん:03/06/08 01:47 ID:nZNAWhV7
「この胃があるんだから」
 みさきはポン、と自分の腹を叩く。
「…………………胃?」
「うん。胃。胃袋。英語で言うとストマックだね」
「………………………」
「え? 胃でどうするのかって? ふふふ……それはね!」

 言うとやおらみさきははかがみ込み、海水に口をつけた。
「びべべべ……(見ててね……)」
「……………………あの……」
「びっぶびょー!(いっくよー!)」
「……………………まさか……」


 その、まさかだった。
 
 
 ずごごごごごごごごごごぉぉぉぉぉぉ!!!!
 
 みさきはその口で凄まじき勢いで海の水を吸い込んでいく。電気掃除機など目ではない。
 ややあって、あたり一体の海抜が心なしか下がった頃……
 
「ふう、ここの水はけっこう塩辛いね。喉が渇いちゃったよ」
「………………」
 絶句する芹香。まぁ、もとから絶句状態とも言えなくもないが。
「それじゃ、吐き出すね。ぺっ、ぺっ、ぺっ」
 んで、みさきの口からもどってきたのは……
 
A ホタルイカ
B ダイオウイカ
C マッコウクジラ
D 人間
127名無しさんだよもん:03/06/08 01:49 ID:Vw4N9rjw
やっぱりそうきたか(w
同じ事書こうとしてたけどさき越されたわ。

でD
128名無しさんだよもん:03/06/08 01:49 ID:Y7n6iMPg
Aでおながいします
それにしても…彼女の胃袋は宇宙か!?
129名無しさんだよもん:03/06/08 01:49 ID:Cjjtca89
B
130名無しさんだよもん:03/06/08 01:53 ID:nZNAWhV7
「あぁぁぁ……!」
 みさきの口から出てきたのは一人の人間だった。

 ……出てくる時のビジョンは想像にお任せする。
 

「………………………」
 ぽんぽんとお腹をさするみさきは放っておき、芹香が心配そうに出てきた人を抱き上げる。
 
 そいつの名は……
 
A 高槻、といった。
B 月島兄、といった。
C ヌワンギ、といった。
D ディー、といった。
131名無しさんだよもん:03/06/08 01:54 ID:mK3SKtWw
Aだ!
132名無しさんだよもん:03/06/08 01:55 ID:vTK8PYOv
なんか妙な意図を感じるメンツなんだが…w
とりあえず
うたわれだけ候補者二人かよっ!
133名無しさんだよもん:03/06/08 01:58 ID:Cjjtca89
ウェーブヘアーのその男は高槻と名乗った。

A 彼は都合のいいことにイカを持ち歩いていた
B 見なかったことにして捨てる
C 放置
D 非常食として確保
134名無しさんだよもん:03/06/08 01:59 ID:nZNAWhV7
「参った! 俺は参ったぁ! あのガキにぶん殴られたらいつのまにかこんなところに来てしまったぁ! FARGOはどこにいったぁ!
 そうかっ! 海の向こうかっ! 見えないと思ったらこんなところに来てしまったのかっ!
 いいのかっ! 俺はいいのかっ! 仕事も巳間も小娘も放っておいて、こんなところまで来てしまっていいのかっ!
 よくないだろうっ! 給料減らされたりして、嫌だろう!
 ならどうすればいいんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
 
「……………………………(うるさいです)」

A 銛で刺す。
B 魔法で黙らせる。
C もう一度みさきに喰ってもらう。
D とりあえず話し合う。
135名無しさんだよもん:03/06/08 01:59 ID:Y7n6iMPg
Aにしゅる
136名無しさんだよもん:03/06/08 02:00 ID:nZNAWhV7
おっと。
137名無しさんだよもん:03/06/08 02:00 ID:93+TljTZ
この場合、>>133>>135となるのカナ?なるカナ?
138名無しさんだよもん:03/06/08 02:01 ID:M55jRQN/
>>136 ガンガレ
139名無しさんだよもん:03/06/08 02:03 ID:Y7n6iMPg
>>134は、速さでは負けたけど文章では勝ったな。
個人的にはイカを持っていたけど>>134な展開になったっていうのきぼんぬ
140名無しさんだよもん:03/06/08 02:06 ID:93+TljTZ
じゃあ>>139を踏まえて、コピペっぽいけど。

----------------

「参った! 俺は参ったぁ! あのガキにぶん殴られたらいつのまにかこんなところに来てしまったぁ! FARGOはどこにいったぁ!
 そうかっ! 海の向こうかっ! 見えないと思ったらこんなところに来てしまったのかっ!
 いいのかっ! 俺はいいのかっ! 仕事も巳間も小娘も放っておいて、こんなところまで来てしまっていいのかっ!
 よくないだろうっ! 給料減らされたりして、嫌だろう!
 ならどうすればいいんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
 
「……………………………(うるさいです)」

「わ、イカの匂いがするよっ」
男の服に目的の品が紛れこんでいるようです…どうしましょう…

A 銛で刺す。
B 魔法で黙らせる。
C もう一度みさきに喰ってもらう。
D とりあえず話し合う。
141名無しさんだよもん:03/06/08 02:07 ID:93+TljTZ
つか露骨にコピペだな…
回線切って寝ます
142名無しさんだよもん:03/06/08 02:07 ID:hgKczlWf
ここはAしか!
143名無しさんだよもん:03/06/08 02:09 ID:Y7n6iMPg
>>141
いや、俺の意見を汲んでくれてありがとうな
144名無しさんだよもん:03/06/08 02:14 ID:nZNAWhV7
「参ったっ! 俺は参ったぁぁぁぁぁぁっっ!!」
 口やかましくがなり立てる男。
 そのあまりのうるささに、普段は温厚な先輩もとうとう切れてしまった。
 海辺に立って暴れたり座ったりのたうち回ったり無駄な動きを示しまくる男の後ろに迫り、銛を構える。
 
「………………まじかる☆刺殺、です」

 キャラを間違えた呪文を唱え、一撃で高槻の胸を貫く。
 
 哀れ高槻はその場に崩れ落ち、その場に倒れた。
 
「まいっ……たあ……………っ………」

 死体からイカをもぎ取る。
「やったね芹香ちゃん!」
 嬉しそうなみさきが近づいてきた。
「………………………はい」
「でも、この人どうしようか?」
「………………………この人は……」

A 何かの役に立つかも知れない。治療して連れていく。
B 食料になりそうだ。みさきにもう一度胃袋の中にしまってもらう。
C 他にも何か持っていないか身ぐるみ剥ぐ。
D 海上投棄。
145名無しさんだよもん:03/06/08 02:15 ID:Y7n6iMPg
Aかしら
146名無しさんだよもん:03/06/08 02:20 ID:nZNAWhV7
「………………………………」
「うん、そうだね。何かの役に立ってくれるかもしれないし、死にかけた人を放ってはおけないよね」
「………………………………」
「え? 魔法で治療? 芹香ちゃんはぐそいんだねぇ」

 芹香は懐から一冊の本を取り出すと、息も絶え絶えの高槻の脇に立つ。
 
「foe......boie.........bilse........lie.........」

 その唇が呪文を刻むのに合わせ、2人の身体が徐々に輝いていく。
「………………………」
 んが、みさきにそれがわかるはずもない。
 
「………………ところで芹香ちゃん」
「……?」
「どういう魔法を使うの?」
「……………………」
「え? エナジードレインの反転魔法?」
「……………………」
「他の生物の魂をこの人の魂の再構築に使う?」
「……………………」
「……なんの生物を使うの?」

A イカ
B イルカ
C あめふらし
D ゾウリムシ
147名無しさんだよもん:03/06/08 02:22 ID:nZNAWhV7
訂正

×ぐそい→○すごい

ってかぐそいって何やねん。
148名無しさんだよもん:03/06/08 02:23 ID:hgKczlWf
>>511
( ゚Д゚)<
149148:03/06/08 02:24 ID:hgKczlWf
イヤンすっごい誤爆…

>>146
Dで
150名無しさんだよもん:03/06/08 02:30 ID:nZNAWhV7
「………………………………」
(たゆとうゾウリムシたちよ! 汝の命をここに集わん! 集束せよ! この男に、再び生の息吹を与えん!)

 ぺかーーーーーっ! と一際まばゆい光がまたたく。
 
「………………………………」
 けど、やっぱりみさき先輩にそれがわかるはずもない。
 
「………う……」
 高槻がゆっくりとその目を開ける。
「あ、起きた?」
「……………………はい」
「うううっ…………?」
「やっぱり芹香ちゃんはすごいねぇ」
 頭をおさえつつ、高槻はその身を起こす。
「………大丈夫、ですか?」
 そして、みさきの問いに答え……
 
「ゾウーーーーーッ! ゾウッ、ゾウッ、ゾウッ、ゾウリリリリーーーーーーッ! ゾリッ! ゾリッ! ゾウリリリーーーーーッ!」
 
 ……と応えた。
 ゾウリムシ語を操る男が、誕生した。
 
「……………………(前よりうるさくなりました……)」
 さすがの芹香も落胆した様子は隠せない。
 
 はてさて、そんなこんなで浩之の死体の場所に戻ってきた3人でありますが。
「ゾリリッ?! ゾリッ! ゾリーーーーーー!?」
(滅茶苦茶うるさいです……って、え……?)

 なんと……!
151名無しさんだよもん:03/06/08 02:31 ID:nZNAWhV7
A 浩之の死体はそのままそこにあった。
B 浩之は白骨化していた!
C 浩之の死体を野生の生物が貪っていた!
D 浩之の死体は消えていた!
152名無しさんだよもん:03/06/08 02:31 ID:Vw4N9rjw
D
153名無しさんだよもん:03/06/08 02:31 ID:CM3kzF28
ここでDだ
154名無しさんだよもん:03/06/08 02:33 ID:nZNAWhV7
そろそろオヤスミ。

次書こうと思ってる人、少なくとも漏れは戦線から離脱します。

安心してどうぞ。
155名無しさんだよもん:03/06/08 02:46 ID:kxi++3G2
なんと!
死体が消えてるーーー!?

A ハイ、ここで一旦CMで〜す
B 犯人はこの中にいる!(犯人指定)
156名無しさんだよもん:03/06/08 03:09 ID:0uZQTN5l
浩之さんの死体が消えてしまいました…。
折角イカを持ってきたのに…。
どうすればいいんでしょう…。

A.ここは自分(芹香)の推理力の見せ所
B.みさきの意見を聞いてみる
C.…ゾウリムシ男の意見を聞いてみる
157名無しさんだよもん:03/06/08 03:39 ID:fCjNg9fR
>>155のB、高槻で。
>>156も入れるならAで芹香の推理の結果、高槻が犯人という結末にすれば解決。
158名無しさんだよもん:03/06/08 03:47 ID:Y7n6iMPg
>>157
で? 俺らにその筋書き通りにやって早く終わらせろと?
159名無しさんだよもん:03/06/08 04:14 ID:Vw4N9rjw
「どうしたの芹香ちゃん?」
「…………………」
「え?死体が消えちゃったの?」
「…高槻さん……あなたが犯人ですね…?」
「ゾ!ゾリゾリーー!ゾウリー!」
「ちょっとまってよ芹香ちゃん。この人、今までいっしょにいたんだから隠せるわけないよ〜」
「ゾリ!ゾウリゾリ!」
…………

A キバヤシも真っ青のの名推理が炸裂
B やっぱり思い違いでした
C ハイ、ここで一旦CMで〜す
160名無しさんだよもん:03/06/08 04:19 ID:Bkt2kdRM
B
161名無しさんだよもん:03/06/08 04:22 ID:Bkt2kdRM
>>156>>158ももちつけ。
確かに漏れも>>155はどうかと思うが、それなら>>159みたいに受け止めて昇華しちまえばいいんだ。
第一>>157が終わらせたがってる奴とは限るまい。どうにか二つの話の整合性と取ろうとさせただけっぽいし。
162名無しさんだよもん:03/06/08 08:08 ID:WskoLiFb
「………」
「ごめんなさい、ノリで言ってみただけですって…」
 流石にちょっと閉口するみさき。
「ゾリ! ゾリゾリゾリゾリゾリゾリ!」
「高槻さんちょっと静かにしててね……それにしても誰が死体を?」
「………?」
 芹香も首を傾げて考え込んでいる。
「ゾリ! ゾリゾリゾリ!」
 すると、いきなり高槻が騒ぎ出す。
「何? うるさいよー」
「…………!」
 そのとき、芹香は気付いた。高槻は地面の一角を指差して叫んでいる。そこには

A 熊のぬいぐるみが落ちてた
B 竹刀が刺さっていた
C 日本刀が刺さっていた
D 9ミリPP弾が落ちていた
E シャボン玉のときに使うストローが落ちていた。
F アイスを食べるときについてくる木のスプーンが落ちていた
G 携帯型テトリスが落ちていた
H サッカーボールが落ちていた
I バレーボールが落ちていた
J テニスラケットが落ちていた
K 年代物の陶器の欠片が落ちていた
L 自転車が乗り捨ててあった
M 眼鏡が落ちていた
N 誰かの写真が落ちていた(人物指定)
163名無しさんだよもん:03/06/08 08:56 ID:FVoOfP7a
N 高槻
164名無しさんだよもん:03/06/08 10:50 ID:/zg7Dzt3
「ゾリゾウリッ! ゾリリリ! ゾウリリリー!」
 だんだんゾウリムシ語が板についてきた高槻。その高槻が地面の一角を指さして騒いでいる。
「……………………?」
 その指さす方向に目をやった芹香は、そこに一枚の紙切れが落ちているのに気付く。
 いや、拾い上げてみればこれは紙切れでなく……
「どうしたの芹香ちゃん?」
「……………………」
「芹香ちゃんは写真を拾った気がするよ。何となくだけどね」
 よく見えますね……というツッコミはさておき、芹香は写真の中身を見る。
 そこには一人の少年が写っており、こちらを向いてピースしていた。目つきは悪い。
「高槻さんが写っている気がするよ。何となくだけどね」
「……………………!」
 そう言われてみてハッと気付く。
 確かに、似てないこともないかもしれない。
 
「…………………?」
 芹香はゾウリムシに近づくと、その写真を示して見せた。
「ゾリッ! ゾウリツ! ゾウリリリーーーー!!!」
 すると高槻は芹香からその写真を受け取り、自分の財布の中にしまい込んだ。
 ……やはり本人が落としたものだったらしい。
 
「……けど、これからどうしようか芹香ちゃん」
「………………………」
「え? 浩之くんの死体を探す? うん。それは私もいいんだけど……」
「………………………」
「そろそろ暗くなってきそうな気がするんだよ。何となくだけどね」
 ……確かに。言われてみれば西の空で太陽も一日の活動を終えようとしている。
 浩之を捜すのも大切だが、あまり無理もできない……
 
A まずは食糧確保。みんなで協力して食べ物を探す。
B 寝床が必要だ。活動の拠点となるような場所を確保する。
C やっぱり浩之が最優先。即刻浩之(の死体)探索を開始する。
165名無しさんだよもん:03/06/08 11:05 ID:yyHUaU2f
C
166名無しさんだよもん:03/06/08 21:10 ID:INIi907Q
もう停滞かよ!
167名無しさんだよもん:03/06/08 21:23 ID:m4hnBwWY
>>32-63の流れを無視して勝手に始めた>>64が全て悪い。
168名無しさんだよもん:03/06/08 21:34 ID:Y7n6iMPg
「………………」
芹香さんは、「浩之さんを探しましょう、浩之さんが第一です、浩之さんヒロユキサンひろゆきさん…」
と、言ってるみたい。よっぽど彼が大切みたい。
「じゃあ、浩之くんの死体を探そうか。とりあえず、このゾウリムシさんも役に立ちそうだし…」
ま、役に立たなければ今日の晩ご飯になるだけだけど…
さてと、それじゃあ捜索にとりかかろうかな。
……それにしても、この無人島のどこを探せばいいのかな?
向こうにある小川に沿って歩こうかな?
それとも海岸線に沿って歩こうかな?
…あ、こんなところに奇妙な足跡がある。

さて、どうしよっかな?

A 小川に沿って探す
B 海岸線に沿って探す
C 足跡をたどる
D 手分けして探す(視点変更、キャラを指定してください)
169名無しさんだよもん:03/06/08 21:36 ID:YbnrHKvN
あえてA
170名無しさんだよもん:03/06/08 22:07 ID:Y7n6iMPg
小川かぁ…
もしかしたら小川に沿って歩けば浩之くんの死体が見つかるかな?
もしかしたら小川の奥で浩之くんの死体を持って行っちゃった犯人がいるかな?
もしかしたら小川の奥に魚とか果物とかいっぱいあるかな?
そういえばお腹すいたなぁ…
何か食べたいなぁ…
何か食べるものないかな…
何でもいいから食べたいなぁ…

そんな私の目(心眼)の前に飛び込んできたのは…

A 大きな魚
B 甘そうな果物
C 高槻
D 浩之
171名無しさんだよもん:03/06/08 22:12 ID:CL1GyzBn
ここでBですよ。
172名無しさんだよもん:03/06/08 22:13 ID:m4hnBwWY
D
173名無しさんだよもん:03/06/08 22:43 ID:2H/RYazZ
  どんぶらこー
      どんぶらこー

 その時、小川を流れてきたのは甘そうな果物!
 それも、人一人くらいなら余裕で入りそうな超特大サイズの桃!
 あれならお腹一杯食べれる!

「うわー♪」

A どうにか桃を引き上げる
B 桃に向かってジャンプ
C 引き上げる方法がないので見逃す
174名無しさんだよもん:03/06/08 22:44 ID:m4hnBwWY
B
175名無しさんだよもん:03/06/08 22:52 ID:i3WwWldK
もうデフォで目は見えているわけだな(w
176名無しさんだよもん:03/06/09 05:37 ID:pOXTGTao
私は跳んだ。
あのピンク色の宝玉に向かって。
手を伸ばす…せいいっぱい手を伸ばす。

私の手は…

A 届いた。桃は無事引き上げられた。
B 届かなかった。私は川に落ちた。
C 目が見えないため、高槻の尻に抱きついていた。
D 芹香を押し倒していた。
177名無しさんだよもん:03/06/09 05:40 ID:tru7ujzB
Dだな。
178名無しさんだよもん:03/06/09 06:00 ID:pOXTGTao
ずだーん!


……
「あれ?」
どうやら誤って芹香さんのほうへダイブしたみたい…
私はとっさに芹香さんの…その…胸元に…抱き付いてしまっていた…
「あ、わわわわっ! ご、ごめん芹香さんっ!」
私は慌てて起き上がろうしたけど、うまく起き上がれない。
それどころか、ますます怪しい体制に…
「………………」
「ち、違うの! ほ、ほら、私目が見えないから…」
必死に取り繕う。しかし起き上がれない。
これじゃあ私がアブノーマルな人間だと思われちゃうよぉ…

どうしよう?

A むしろこのまま…
B 落ち着いて起き上がろう
C 高槻が後ろで何かやっているのが気に食わない
D お前が今感(略
179名無しさんだよもん:03/06/09 06:24 ID:L+TPLtkr
Dを選びたいが敢えてC!!
180名無しさんだよもん:03/06/09 07:54 ID:pOXTGTao
私が四苦八苦していると、何やら後ろから怪しい視線が…
「ハァハァ…」
「ねえゾウリムシ君? さっきから後ろで何してるの?」
「ぎくっ!?」
私は、彼が何をしているのか視覚で捉えることはできないが、
聴覚や第六感を使えば何をしているか大よそ見当が付く。
「どうして私達をビデオカメラで撮影しているのかな〜?」
「ゾ、ゾマ……イゾゾ、メモゾゾゾリー…」
あ、何気に喋れるようになってきてるんだ、クスッ
どうやらマイメモリーとして私達の痴態をカメラに収めていたみたい…

さて、どうしよっかな?

A 物的損傷を与えるため、ビデオカメラを叩き壊す
B 肉体的損傷を与えるため、しばき倒す
C 精神的損傷を与えるため、しばらくシカト
D 性的損傷を与えるため、去勢

181名無しさんだよもん:03/06/09 08:12 ID:x8QNGzz0
でー
182名無しさんだよもん:03/06/09 08:25 ID:GJoiCs23
「………………………」
(チャキッ)
 私は懐からバタフライナイフ(護身用)を取り出し、刃を剥く。
 
「ゾ、ゾウリッ!?」

 さぁて、おしおき……しなきゃ、ね。
 
 去勢、しちゃおっ♪
 
 女の子の秘密を覗いた罪は万死に値するんだよ………フフフフフ……………。
 
A タマを一つ切り落とす。
B タマを二つ切り落とす。
C サオを一本切り落とす。
D サオの余った皮を切り落とす。
183名無しさんだよもん:03/06/09 10:37 ID:Z2nqxkNd
D。手術跡も残りません、詳しくはht(ry
184名無しさんだよもん:03/06/09 15:04 ID:ocWYGpOl
それそろ来そうだし保っておくか。
185名無しさんだよもん:03/06/09 21:31 ID:ymv9iipd
 一閃!
 
「ゾウリィィィィィィィ!??!」

 私の放った一撃は光と化し、ゾウリムシ君の余った皮を切り落とした!
 
「ゾウリャリャリャァァァァァァァァァ!!!?」

 自分の股間を押さえて悶絶するゾウリムシさん。フフフ……よかったね。
 
 これでゾウリムシ君も大人の仲間入りだよ!
 
 そして、ゾウリムシ君は……
 
A 細胞分裂した。
B 大人になった。
C ダンディーになった。
D サオが伸びた。
186名無しさんだよもん:03/06/09 21:33 ID:lpLjnvZy
せっかくだから俺はこのCを選ぶぜ!
187名無しさんだよもん:03/06/09 22:54 ID:U76bRZxA
 ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄
 ( ゚Д゚) < ゲッツ!
 (⊃ \⊃ \____
  \  )ρ
   く く  
   ↑  
ダンディになった高槻

A 何事もなかったかのように浩之(死体)の捜索を再開
B せっかくだからダンディになった高槻に浩之捜索を任命
C なぜか高槻を小一時間問い詰める
188名無しさんだよもん:03/06/09 23:06 ID:wfPb/zxw
189ちなみにこれは芹香です:03/06/10 01:01 ID:r/tIm1G7
私はふと、妙な立て札があることに気づいた。
それは、実に妙な立て札だった。
そこにかかれていた内容とは……

A.浩之はこちら
B.おならぷぅ
C.我は汝、汝は我
D.おっす、オレ浩之ッ!
190名無しさんだよもん:03/06/10 01:14 ID:GJqPkFzN
Cとか。
191名無しさんだよもん:03/06/10 02:03 ID:icEesCIk
何となくゲームブックを思い出すスレ展開。
192名無しさんだよもん:03/06/10 09:06 ID:zzYgS186
圧縮近いぞ。
193名無しさんだよもん:03/06/10 18:30 ID:VzgMTcJT
じゃぁ保守。
194名無しさんだよもん:03/06/10 23:31 ID:XxBrjLip
>>191
赤いレバーを引いただけで足下に穴が空いて溶岩の池に落とされるようなヤツな。
懐かしい限りだ。

14へ行け。
195名無しさんだよもん:03/06/11 15:20 ID:oUSmyy1j
「ん? どうしたの芹香ちゃん?」
「・・・・・・・」
「え? 立て札? 何て書いてあるの?」
「・・・・・・・」
「え? 『我は汝、汝は我』?」
「・・・・・・・」
「うーん、これはきっと・・・」

A 暗号だよ!
B パズルだよ!
C 戯言だよ!
D そんなことより腹が減った何か喰わせろ(喰いたいものを指定)
196名無しさんだよもん:03/06/11 15:49 ID:idZ5g/Zb
A
197名無しさんだよもん:03/06/12 00:09 ID:Sn/Ejgm2
「きっと……暗号だよ!」
「………………」
「うん。そう。暗号。暗黒の信号」
「………………」
「え? 何を示しているか?」
「………………」
「うぅん………………たぶん…………………」

A 浩之君の死体の場所だよ。
B この島からの脱出手段だと思う。
C こういうのはお宝って相場が決まってる。
D 夕飯。
198名無しさんだよもん:03/06/12 00:11 ID:7rrLmAip
A
199名無しさんだよもん:03/06/12 00:16 ID:Sn/Ejgm2
「浩之君の死体の場所だよ」
「……………………」
「うん。そうだよね……問題は、これの本当の意味……。うーん、我は汝、汝は我……。
 私はあなた、あなたは私……
 私は浩之君、浩之君は私……
 …………………………
 そうか! わかったよ! 浩之君は……!」
 
A 海にいるっ!
B 地下にいるっ!
C もうどこにもいないっ!
D 私のお腹の中っ!
200名無しさんだよもん:03/06/12 00:17 ID:reapdp1z
D
201名無しさんだよもん:03/06/12 00:18 ID:7rrLmAip
C
202名無しさんだよもん:03/06/12 00:38 ID:3J1AfGQN
「私のお腹の中だよっ!」
 みさきは自信満々に言い切った。
「…………………?」
 芹香の動きが凍り付いたように固まる。
「うん。実はね。私、芹香ちゃんとイカをとりに行く直前、すっごくお腹が空いたんだ。
 それでね、私たちの落ちたすぐそばからお肉のにおいがしたから、ぺろりって食べちゃったんだ。
 今思い出してみると、ひょっとするとあれが浩之君だったんだね。手屁っ♪
 みさきちゃん、しっぱ……い、いたっ! いたっ! いたっ!」
「…………………………」
 芹香は無言のまま、手に持った細い枝でみさきをぺちぺちひっぱたく。
「……………………(あなたが……)」
「…………………(あなたが……!)」
「……(犯人だったんですか……!)」
「い、いたいいたいいたたっ! や、やめてよ芹香ちゃん! そ、それよりさ、とりあえず浩之君の居場所はわかったんだから、
 これからどうするかが建設的だと思うよ! うん、そうだよ! さーみんなで考えよー!」
「…………………」
 はたと芹香の手が止まる。
「……………(……そうですね……。なら……)」

 果たして、芹香の作戦とは!?
 
A みさきにえぐり込むようなボディーブロー。この場で吐かせる。
B 心霊手術で腹の中から浩之の体だけを摘出する。
C 一日待てば勝手に出てくるだろう。
D いちじく浣腸。
203名無しさんだよもん:03/06/12 00:39 ID:7rrLmAip
A
204名無しさんだよもん:03/06/12 00:45 ID:3J1AfGQN
 ……ぱさり。
 芹香はその場で漆黒のマントを脱ぐと、構えをとった。
(内側からえぐり込むように……!)
 シュッ! シュッ!
(打つべし! 打つべし!)
 シュッ! シュッ!
(打つべし! 打つべし!)
 準備運動代わりのシャドーボクシング。かなりやる気は満々だ。
 
「……ねぇ芹香ちゃん」
「………………?」
「……さっきから聞こえてくる空を切るような音は何なのかなぁ?」
「……………空耳です」
「……………そう。ねぇゾウリムシさん。今芹香ちゃん、何してるの?」
「ゾウーゾウリンゾ」
「……………ねぇ芹香ちゃん。どうしてシャドーボクシングなんかしてるの?」
「…………………内側からえぐり込むように……」
「ねぇ、なんなのかなぁそれは……」

 一歩一歩、後ずさるみさき。
 
「…………………打つべしッ!」
「ちょ、ちょ、ちょ、芹香ちゃぁぁぁん!!」

 みさきの対応は!?
 
A 転身! 脱兎のごとく逃げる!
B 防御! ゾウリムシを盾にする!
C 反撃! クロスカウンター!
D 心眼! 真剣白刃取り!
205名無しさんだよもん:03/06/12 00:48 ID:fcl1WKEB
206名無しさんだよもん:03/06/12 22:43 ID:a2M2q4Io
D
207名無しさんだよもん:03/06/12 23:19 ID:MG+oJgan
>>206
まぁ、この展開が嫌なのは分かる。
が、>>3をもう一度隅から隅まで見直せコンニャロウ。
208名無しさんだよもん:03/06/13 00:40 ID:g88z9VnD
 キュピーーーーーーーーン!
 
 見えた! 見えたよ!
 芹香ちゃんの動きが! 見えるよ!
 
「………………………………浩之さんのためっ……!」

 低軌道で迫る芹香ちゃん。その腰は大きく右に捻ってあって、おそらく渾身の一撃を私のお腹に叩き込もうとしているっ!
 けどね、甘い! 甘いよっ! 私だってダテに暗黒の世界を生きてきたわけじゃないんだよっ!
 空気の動き! 筋肉の軋み! 血の流れ!
 全てが私に……光以上のものをもたらしてくれるっ!
 
「甘い! 甘いよ芹香ちゃん……! 我は見つけたり一筋の閃光! 全身全霊我が全てを賭して! いざや尋常に勝負ッ!」
「なっ……!?」
 下段から攻めてくる芹香ちゃんに対し、上段からの強烈な打ち下ろしッ!
 私の右腕が唸りをあげるっ!
 
「…………………! ……負けません……!」
 
 負けじと芹香ちゃんも体重を乗せ直すッ!
 そして……芹香ちゃんのボディーブローと、私のフックが……
 
 ……………………!
 
 激突ッ!
 
 果たして結果は!?
 
A みさきがダウン。
B 芹香がダウン。
C ダブルK.O.
D なぜかゾウリムシがノックダウン。
209名無しさんだよもん:03/06/13 01:13 ID:u7Yl5Rqo
210名無しさんだよもん:03/06/14 01:27 ID:0m1VrDbT
やべえ保守
211名無しさんだよもん:03/06/14 19:46 ID:77wwYW+B
これをマターリと見るか停滞と見るか…
212名無しさんだよもん:03/06/14 20:33 ID:Gf2Dt8N5
 ドキャァァッ!!
 あたりに凄まじい音が響く。
 二人の放った一撃は互いにクリーンヒットしていた。

「ぶぁッ、ばッ、がは…芹香ちゃぁん!!」
「……がッ…はァ、はッ……我慢…できませんでしたか、みさきさん…!」

 ドサッという音とともに、二人は崩れ落ちた。
 そして――――

A そのまま気絶。気がつけば朝に。
B みさきの口から何かが出てきた。
C …おや、高槻は何をしているのだろう?
213名無しさんだよもん:03/06/14 20:35 ID:eG6ux0d+
b
214名無しさんだよもん:03/06/14 20:51 ID:Gf2Dt8N5
 先程の攻撃のショックで、みさきのお腹の中は凄まじいことになっていた。
 いくらみさきが超人的胃袋を持っているとしても、外からのショックには耐えられない。
「うっ……出る、出ちゃうよ……」

 えれえれえれえれえれ
 でろりん。

 その気持ち悪い効果音とともにみさきが吐き出したモノは…

A ついに再会 藤田浩之
B 自殺未遂? ツインテールの女の子
C 生命の神秘 翼の生えた人
D 毛玉犬
215名無しさんだよもん:03/06/14 21:03 ID:9qc0ar4P
Aだな
216名無しさんだよもん:03/06/15 21:16 ID:YtQW4zPa
保守
217ちなみにこれは芹香です:03/06/16 12:46 ID:V1IAv1wU
その気持ち悪い効果音とともにみさきが吐き出したモノは…藤田浩之だった。
所々衣服が腐食されているものの肉体そのものには損傷はないようだ。
……むろん、生命活動は停止したままだったが。

「・・・・・・・・・・・・・・・(藤田さん!)」
芹香はあらん限りの声で叫び、愛する人へと駆け寄った。みさきの胃液やら唾液やらで強烈な臭いがするが、そんなことは今の彼女には関係がなかった。
「………見えないけど、感動の再会シーンだね。たぶん」
諸悪の根元がのうのうと感想を述べる。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「え、なに? これより術式に取りかかります? うん。わかった。準備するね」
そういって彼女は芹香へとイカを渡す。
「ところで、どんな魔法使うの? さっきと同じヤツ?」
「………・」
「ん、ちがうの? そうだよね、そんな今年たらこの人イカになっちゃうし」
……・それはそれでおいしそうだけどとみさきが心の中で思ったことは言うまでもない。

芹香は無言で浩之の口にイカをねじり込み、儀式を執り行った。その儀式の内容とは……

A.復活の呪文を唱えた(DQ2風味)
B.指をかんでその血を浩之に飲ました
C.魔法陣を描き、冥王を召還した
D.何か粉を振りかけながら呪文を唱えた
218名無しさんだよもん:03/06/16 13:43 ID:HlfWEQWY
Aかな。
219名無しさんだよもん:03/06/16 15:54 ID:xBhOJdYG
 じゅもんがちがいます。


「…………(しまったっ! 2タイプとって措くべきでした!)」
 人は失敗を繰り返す。
 『お約束』とも言うが。
 現場に絶望感が漂う。

 ああ、あの時間は全くの無駄だったのか?
 その問いに答えるものはいない……

 仕方がないので、

A 『め』を『ぬ』にしてみる
B 『べ』を『ぺ』にしてみる
C 以前のじゅもんからやり直す
D 最初からやり直す
E あきらめる
220名無しさんだよもん:03/06/16 16:53 ID:wsgjGRn+
ああ、懐かしい…
ロンダルギア超えたのが間違っていた時は人生を呪ったもんだ…

まずはAだな。全ての手を賭すまではあきらめないものだ。
221名無しさんだよもん:03/06/17 15:47 ID:juqHVRJi
「芹香ちゃん、『め』を『ぬ』にかえてみたらどうかな?
 ファミコンはドットが荒いから見間違えちゃってるかもよ?」
「…………」
早速『め』を『ぬ』に変えて復活の呪文を詠唱する芹香。

じゅもんがちがいます。

「…………(だめでした)」

A 以前のじゅもんからやり直す
B あきらめて別の方法を探す
C あきらめて絶望してみる
D ゆうていみやおう(ry
222名無しさんだよもん:03/06/17 18:04 ID:Dzev4yvU
どうなるんだ?
A.
223名無しさんだよもん:03/06/17 21:14 ID:Jr1nQC0f
そういう訳なので前の復活の呪文からやりなおします。
レス番を指定してください。
指定できるレス番は>>64以降の選択肢のあるものだけです。
選ばれたレス番の選択肢を選ぶところからやりなおしです。

また、ここまでの出来事についてのメンバーの記憶についても選択してください。

A 全員記憶はない
B 1人だけ記憶はある(キャラ指定)
C 全員記憶がある
224名無しさんだよもん:03/06/17 21:28 ID:e+x7YIp0
なんか未曾有の展開だなw
選択肢はパスで。
225名無しさんだよもん:03/06/17 21:32 ID:/cYfYVwu
C、>>217
226名無しさんだよもん:03/06/17 21:43 ID:Jr1nQC0f
結構まめに復活の呪文取ってるんだなw
では>>217の選択肢を選ぶところから。
227名無しさんだよもん:03/06/17 21:49 ID:qP1GnFD/
Aで(w
228名無しさんだよもん:03/06/17 22:32 ID:Jr1nQC0f
じゅもんがちがいます。


「…………(まあ、こうなりますよね)」
 人は失敗を繰り返す。
 と言うか、前と同じ行動を取ればこうなって当然だが。
 そして、やってくる選択肢もまた同じ……。

A 『め』を『ぬ』にしてみる
B 『べ』を『ぺ』にしてみる
C 以前のじゅもんからやり直す
D 最初からやり直す
E あきらめる
229名無しさんだよもん:03/06/17 22:35 ID:TSU/3PS7
E
230名無しさんだよもん:03/06/17 22:56 ID:dOWDDQ4R
「……………………(あきらめましょう……)」
 うなだれながら、芹香は呟いた。
「芹香ちゃん………」
「………………(所詮、人の魂を扱うことなど私には無理だったのです……)」
「ゾウゾウリリリー! ゾウリリリー!」
 なにやらゾウリムシが騒いでいるが、誰も気にしない。
「…………それじゃあ、浩之君(の死体)、どうしようか?」
「………………………」
 愛する人に芹香が出来る最後のこと。それは……

A 土葬
B 火葬
C 鳥葬
D 食葬
231名無しさんだよもん:03/06/17 23:09 ID:GkWr3st0
Cで。
232名無しさんだよもん:03/06/17 23:23 ID:dOWDDQ4R
「………………………………」
「………………………………」
「……………………ゾリ……」
 薮に潜み、浜辺に寝かせた浩之の死体を見守る(一人は見えないのだが)一同。
 すでに放置を始めてから半刻。いまだ鳥が姿を見せる気配はない。
「……………なんか、意外に鳥さんっていないもんだね」
「…………………(カモメやウミネコがいることはいるのですが……彼らはあまり人間の死体は好まないようなので)」
「ゾリリィ……」
「うーん、私だったら何でも平気なんだけどなぁ……。鳥さんって好き嫌いが多いんだね。悪い子」
「(人肉平気で食べれるお前の方がどうにかしているわ)」
「ん? 何か言った?」
「……………いえ、別に」
 などなど、楽しく語り合うことさらに半刻。
「……ゾリ!」
 ゾウリムシが小さな声を上げ、2人の肩を叩いた。
「……え?」
「……!」
「ゾリ! ゾリリ!」
「来たの?」
「………………(は、はい……。あれは……!)」
 そう、そこに飛んできたのは……
 
A 白い鳥
B 黒い鳥
C 目つきの悪い鳥
D 和服を着た鳥
233名無しさんだよもん:03/06/17 23:27 ID:bPlCvj3Z
鳥に目つきって…(w
つーわけでC。
234名無しさんだよもん:03/06/17 23:27 ID:+uZNxDz3
A わからんが。
235名無しさんだよもん:03/06/17 23:35 ID:dOWDDQ4R
 ばっさばっさばっさばっさ。
 その目つきの悪い鳥は翼を羽ばたかせながら、ゆっくりと浩之の脇に降り立った。
「…………ふむ」
 足下の死体を一瞥すると、つまらなそうに吐き捨てる。
「急な用事というから飛んできてみれば……何のことはない。若い男が一人か。つまらん」
 と、続いて手元の書類に目を通す。
「なになに……? 名前が藤田浩之、日本人……よくもまぁこんなところまで来たものだ。
 死因が……飛行機事故? それにしては随分と汚れているが……まぁ、いい。仕事は仕事だ」
 面倒くさそうに、よいしょと浩之の体を担ぎ上げる。
「やれやれ……なぜ解放者ウィツァルネミテアの分身たる我が死神のアルバイトなどしなければならないのだ……」
 ブツブツと何か言いながら、再び飛び立とうと翼を広げる。
 
「………………なんか、あの人とは昔戦ったことがある気がするよ。何となくだけどね」
「ゾリィ…………」
「あ、ゾウリムシさんも?」
「…………………(それは別次元のあなた達です……)」
 などと芹香の静かなツッコミには気づきもせず、目つきの悪い鳥人間はフワリと浮かび上がった。
「さて、急いで次の回収に向かわねばな……」

「…………どうするの? 芹香ちゃん」

A 飛べる人間がいるならちょうどいい。ここから助け出してもらうよう頼んでみる。
B やっぱり浩之を連れて行かせるわけにはいかない。止める。
C 撃墜する。
D 放置。素直に見送る。
236名無しさんだよもん:03/06/17 23:38 ID:+uZNxDz3
D
237名無しさんだよもん:03/06/17 23:42 ID:dOWDDQ4R
「やれやれ、死神というのも因果な商売だ……」
 ばっさばっさばっさばっさ…………
 
 徐々に後ろ姿が小さくなっていく。
 鳥人間と、担がれた浩之の姿が。
 水平線の彼方に、徐々に小さく。
 その後ろ姿を眺める芹香の目に一筋のきらめくものがあった……かどうかは、誰にもわからない。
 
「……で、これからどうしようか?」
「……………………そうですね、では……」

A とりあえず夕飯を探しましょう。
B とりあえず寝床を探しましょう。
C とりあえず帰投手段を探しましょう。
D とりあえずエンディングに行きましょう。
238名無しさんだよもん:03/06/17 23:44 ID:+uZNxDz3
D
239名無しさんだよもん:03/06/17 23:52 ID:dOWDDQ4R
拝啓 お母さんへ

 お久しぶりです。みさきです。
 お母さんがこの手紙を読んでいるのがいつなのかはわからないけど、私は楽しくやっています。
 連絡も入れずに墜落しちゃったから、ひょっとすると驚いてるかもしれないね。
 けど大丈夫。私は元気です。一緒に落ちちゃった芹香ちゃんと、海からやってきたゾウリムシさんと毎日を過ごしています。
 
 なんだかんだ言ってもゾウリムシさんはサバイバル能力が高く、お家を作ったり動物を捕まえたりがとても上手です。
 芹香ちゃんも知識がすごくて、地質を調査したり色んな野草からお薬を作ったりしてくれます。
 
 私も、私はできることは少ないけど、せめて私でもできることはがんばってやり、2人のお手伝いをしています。
 最初はどうなることかと思われた無人島生活ですが、2人のお陰で贅沢さえ言わなければ暮らしていくには十分です。
 
 この調子でゆっくり日本へ帰る手段を探していこうと思います。
 
 それじゃあ、バイバイ。またね。
 
                 みさきより
                 
「ゾリリリー!」
「え? ご飯? はーいわかった! 今いくよー!」
 後ろからのゾウリムシの声に気付くと、急いでみさきは書いた手紙を瓶に詰め、その口をしっかりと閉じた。
「それじゃあ海さん……お願いね。私の手紙、日本のお母さんまで届けてほしいな」
 そしてゆっくりと……打ち寄せる波間に、その瓶を置く。
 ほどなく小瓶は波にさらわれ、彼方遙かまで流されていった。
 
 海はどこまでも限りなく、
 空はどこまでも澄み渡る。
 
 そんな、夏のある昼下がりだった。
 
 Fin.
240名無しさんだよもん:03/06/17 23:53 ID:dOWDDQ4R
 では、次のお話です。
 
A とりあえず主人公決め。
B ンなこと考えずに適当に始めよう。
241名無しさんだよもん:03/06/17 23:54 ID:+uZNxDz3
A
242名無しさんだよもん:03/06/17 23:58 ID:dOWDDQ4R
 ではまず主作品から。
 
A フィルスノーン
B 雫
C 痕
D To Heart
E White Album
F こみっくパーティー
G まじかる☆アンティーク
H 誰彼
I うたわれるもの
J Routes
K MOON.
L ONE
M Kanon
N AIR
O CLANNAD
P ナイトライターwith雀鬼
243名無しさんだよもん:03/06/17 23:59 ID:+uZNxDz3
Jで
244名無しさんだよもん:03/06/18 00:03 ID:FMCVoImI
では主役選出

A 那須宗一
B 湯浅皐月
C 梶原夕菜
D 立田七海
E 伏見ゆかり
F リサ・ヴィクセン
G 伊藤
H 醍醐
I エディ
245名無しさんだよもん:03/06/18 00:04 ID:Tmdz58iw
分かりやすくCでいこう
246名無しさんだよもん:03/06/18 00:06 ID:FMCVoImI
 それでは

A 速攻スタートレディーゴー!
B タイトルを決めとこうか。
247名無しさんだよもん:03/06/18 00:06 ID:Tmdz58iw
Aでいこう。
248名無しさんだよもん:03/06/18 00:08 ID:1K7ZHJD8
って同一IDの連続選択ってよかったんだっけ?
Aで良いと思うけどさ
249名無しさんだよもん:03/06/18 00:08 ID:FMCVoImI
後は任せた。俺は流鬱やってない。
250名無しさんだよもん:03/06/18 00:10 ID:Tmdz58iw
後は任せた。俺は寝る。
251名無しさんだよもん:03/06/18 00:11 ID:1K7ZHJD8
後は任せた、やってないその二
252名無しさんだよもん:03/06/18 00:22 ID:ON+WuWfF
 私の名前は梶原夕菜。
 花の大学院生。
 だけどね、最近ちょっと悩みがあるの。
 
A 弟が帰ってきてくれないの。
B しつこい男にいいよられてるの。 
C 近くで連続殺人事件が起きてるの。
D 王様に魔王退治を任されたの。
253名無しさんだよもん:03/06/18 00:26 ID:PAXrsKYV
D
254名無しさんだよもん:03/06/18 00:27 ID:ZrLQQyjS
Aだな。
255名無しさんだよもん:03/06/18 00:44 ID:ON+WuWfF
 王様に魔王退治を命じられたの。
 でも私はごく普通の僧侶で、レベルだって3しかない。
 これじゃあ、魔王に勝てるわけがないよね。
 魔王っていうんだからきっと怖いんだろうなあ……
 どうしよう?

A 帰って、宗ちゃんに頼んでみようかな。
B ルイーダの酒場に行こうかな。
C 大学の友達にお願いしようかな。
D とりあえず一人で旅立とうかな。
256名無しさんだよもん:03/06/18 00:45 ID:J5BA2Ys/
257名無しさんだよもん:03/06/18 01:15 ID:ia0uS7yD
とりあえず、一人で旅に出ることにしようかな。
あっ、まずは装備を調えなくちゃ

装備を一つ選んでください。初期状態ではこれ以外は何も身につけていません。w

A般若の面装備
B混紡装備
C旅人の服装備
D幸せの靴装備
258名無しさんだよもん:03/06/18 01:36 ID:KhuDFVsf
         _____
     _/         \_
    / /           \\
   ,|  ._l┴┴┴┴┴┴┴┴l  |
   |  l |ヽ.___/ヽ__.ノ |´l  |
   |  ヽl ( ●) || (● )  l_/  |
  ,|   |〈   ̄ | |  ̄  〉|     |
  |   .||ヽ__,/(`   ´)ヽ_ノ |.|    |.
  |   |,l  {ヽ、`─´ ,/}  | |    |  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ,|   | ヽ. ヽ/=====ヽ/ / |    |<  
  |   .|  \ヽ=====′/ (⌒)   |  \    A
 .|   .|    \________/ ノ ~.レ-r┐|   \________
  |   .|     /\ /ヽ ノ__ | .| ト、
 .|    |  /ヽ_∞〈 ̄   `-Lλ_レ′
  |   | /|   ..‖..  ̄`ー‐---‐´.|
259名無しさんだよもん:03/06/19 14:34 ID:RszGclhE
ルーツまだやってないからなんともなぁ…
260名無しさんだよもん:03/06/19 15:01 ID:Psc6Usdb
かじわらゆうな は はんにゃのめん を そうびした。
なんと、はんにゃのめん は のろわれていた。

   でんでんでんでんで〜ででん♪

 そこに現れたのは愛しのそうちゃんでした。なんだかこちらを見て血の気が引いているみたい。
「ね…ねぇさん…それ…」
 あ…何だか…気分が…体が…
「そ、そうちゃん…私は人間を辞めるぞおぉ〜!!」
「だ、誰か、神父さんを〜!」
「殺す殺す殺す殺す殺す殺すころすころすkillkillkillキルゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」

A 目の前のそうちゃんを殺す
B 取り敢えず近くにいるデブヲタを殺す
C 取り敢えず近くにいる態度のでかい生意気そうなガキを殺す
D 取り敢えず近くにいるにっくき立田七海を殺す
E そうちゃんの愛の力で呪いが解ける
F 神父orシスター登場※人物指定
261名無しさんだよもん:03/06/19 15:11 ID:etCVdprW
F。ここで『イトップ』ですよ。
262名無しさんだよもん:03/06/19 17:22 ID:31gL0E+s
 いとっぷ が あらわれた!

 ちなみに かれの しょくぎょう は ・・・

A しんぷ だ!
B シスター だ!
C こむそう だ!
D ゴーストバスターズだ!
263名無しさんだよもん:03/06/19 17:29 ID:krmLx577
順当にA
264名無しさんだよもん:03/06/19 22:23 ID:R65hn6H1
「おい、伊藤……
 お前なんでウェディングドレス着てんだ?」
「『しんぷ』だからに決まってるだろう」
「……………じゃあシャナクは?」
 いろいろ突っ込みたいところはあったが、緊急の為、必要事項だけを聞く宗一。
「使えるわけないだろう。俺、しんぷレベル1だぞ」
「ああそうかい!
 くそ! このままじゃ姉さんが……どうする?」

A ちゃんとした神父を呼ぶ。
B いとっぷを生贄に悪魔を呼んでどうにかしてもらう。
C 無理やり剥がす。
D 実は宗一はレベル30越えの魔法使いだった
265名無しさんだよもん:03/06/19 22:29 ID:8fC81XWu
D
266名無しさんだよもん:03/06/19 23:44 ID:OHv/XbYf
ちなみに、一人の時は混乱していても戦闘中に魔法が使えないだけで問題なかったり。
あっ、周りに人いるのか。
267名無しさんだよもん:03/06/20 06:27 ID:9wLLeCtJ
いや、親しい女性が>>258みたいな外見になってる時点で大問題だろw
268名無しさんだよもん:03/06/20 11:13 ID:i3oXJ1NX
確かに大問題だw

てことは、俺が一人でバラモス退治をするために般若の面つけてたときなんて、アリアハンの人々は嘆いていたんだろうなぁ。
王様とか。
269名無しさんだよもん:03/06/20 11:33 ID:jDeWZS1o
しかしバラモスを一人でヌッコロスには般若の面は必須な罠。
270名無しさんだよもん:03/06/20 11:33 ID:jDeWZS1o
って、そのことを書いてるじゃないか…斜め読みしてスマンカッy=ー('A`)・∵.ターン
271名無しさんだよもん:03/06/20 12:33 ID:otWwIpku
スレ違いも甚だしいが、俺はアリアハンの王様はたぶん主人公の勇者には大した期待してなかったと思うぞ。
ろくな装備も渡さないままただ「倒してこい」だからな。
きっとあの男は他にもたくさん「お前が勇者だ!」と任命して前途有望な若者を死地に送りまくっているのだろう。
272名無しさんだよもん:03/06/20 19:30 ID:W5RN0Mnd
そういえばこの面は装備すると声の人が変わったりするのだろーか。
>ドラクエ
歴代で一番問題なのは2の王様だろうな。
息子に裸同然で旅をさせる鬼父。
273名無しさんだよもん:03/06/21 00:44 ID:0V816T2l
実は宗一はレベル30越えの魔法使いだった。

A じゅもん
B たたかう
C もちもの
D にげる
274名無しさんだよもん:03/06/21 00:48 ID:WZh8u5ap
Aで。
275名無しさんだよもん:03/06/21 00:48 ID:RL48ucvP
D
276名無しさんだよもん:03/06/21 00:48 ID:RL48ucvP
_| ̄|○
277名無しさんだよもん:03/06/21 00:50 ID:WZh8u5ap
>>275(´・ω・ω・`)ヽ(゚д゚ )
278名無しさんだよもん:03/06/21 01:07 ID:J9wpq4zC
「殺す殺す殺す殺す殺す殺すころすころすkillkillkillキルゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
「くっ、こうなったらボクがどうにかしないと」
このまま暴走している姉さんを放置しておいたら……・どうなるんだろう?
防御力高くてもこうげきりょくないし魔力ないし他の装備つけてないみたいだし裸だし問題ない気も。
いや、ダメだ。問題だ。裸とか。みんな仮面の異様さで気づいてないけど気づかれないうちに対処しないと。
「食らえ! ボクの究極魔法!」

A.メダパニ
B.マホトーン
C.アバカム
D.モシャス
279名無しさんだよもん:03/06/21 01:15 ID:NAaQp9Gj
>>278 学園スレ(・∀・)ミタヨー

C 開けごま(w
280名無しさんだよもん:03/06/21 01:17 ID:RL48ucvP
選択肢争いで負けた鬱憤をSSで晴らそうとしたらもう書かれてy=ー('A`)・∵.ターン
281名無しさんだよもん:03/06/21 01:23 ID:HUeQGi4a
ていうかシャナク使えよw
282今度こそ…:03/06/21 01:40 ID:RL48ucvP
こんにちわ、伊藤です。姉弟の激動の裏でこっそりヲチなんぞしております。
え?友人を助けないのかって?やだなぁ俺は一般人ですよ?
呪いの防具を引っ付けた方と高レベル魔法使い様の戦いに手を出せるわけないでしょ。
で、ヲチを続行してたら那須がお姉さんに追い詰められてるんですよ。
そこで、何をトチ狂ったか
「アバカムーーー!!!」
とか言いやがってるんですよ。もうアホかと。
お前一流のエージェントじゃなかったのかと。これくらいで動揺してんなヴォケが。

ジィーッ…

ん?下から何やらチャックが開くような効果音が…
なんと、オレの社会の窓が開いてるじゃないですか。おのれ、アバカム。
シャイなオレはそそくさとチャックを閉じ、再び姉弟のヲチに入ろうと思…って既に那須が血まみれになってるじゃありませんか。
しかもお姉さん…オレのほう見てませんかぁ!?

「ハァ…ハァ…ツギノ…エモノ…ミツケタァァァ!!」

これはヤヴァイ、と感じたオレは…

A. 諦めて戦闘態勢をとることにした
B. とっとと逃げることにした
C. 命乞いすることにした
283名無しさんだよもん:03/06/21 01:43 ID:+VuDiyyX
C
284名無しさんだよもん:03/06/21 16:57 ID:pdv07GTz
そろそろ来るぞ。
285名無しさんだよもん:03/06/21 21:39 ID:W8Bs3Qwe
286名無しさんだよもん:03/06/22 12:07 ID:2i4wYkfj
う〜ん・・・
287名無しさんだよもん:03/06/22 21:48 ID:yeyVcmI+
るーつー
るーつー

るーつわかんねー
288名無しさんだよもん:03/06/22 23:21 ID:Z3pu3MHM
ど う す れ ば い い ん だ
289名無しさんだよもん:03/06/22 23:42 ID:7N6+cmj+
「俺達の戦いはまだまだこれからだ!」でED
290名無しさんだよもん:03/06/22 23:57 ID:oEkw9tmu
じゃあ。
A 名無しさんの次回作にご期待ください
B 馬鹿、続けるに決まってるだろ。
291名無しさんだよもん:03/06/23 00:00 ID:BkRRsF0z
292名無しさんだよもん:03/06/23 00:02 ID:KseZ+cRN
じゃあ書いてくれよ>>291
293名無しさんだよもん:03/06/23 00:03 ID:lzgGtgnc
じゃあ、せめてルーツ知ってる奴はキャラ解説してくれ。
口調、一人称、二人称とかそこらへん。
294名無しさんだよもん:03/06/23 00:22 ID:lNYVQOEk
「お願い助け……ヘブゥッ!!」
 命乞いすることにした伊藤だったが、その暇すら与えずぶっ飛ばされる。

 そしてそれを皮切りに始まる殺戮。



「ハア、ハア……浩之、僕達友達だよね……グフッ…………」

「貴之……すまないな……どうやら帰れそうにない……」

「最後に、折原君に会いたかったな……」



 様々な思いが、般若の豪腕によって狩り取られていく。
 そして―― 

「フッフッフッ、気に入った」

 そこに現れるは漆黒のマント。

「見事なホモ刈り、まさに私の片腕に相応しい……」
「ギイアア!!」
「フッ、我に従え。般若に染まりし者よ!」

A 従う
B 従わない
C むしろ襲い掛かる
D そのとき○○がシャナクを(人物指定)
295名無しさんだよもん:03/06/23 00:25 ID:q3YlusIa
C
296名無しさんだよもん:03/06/23 00:29 ID:HZFn8332
>>293
那須宗一:本編主人公。一人称は常に俺。幼少時は僕。微妙にシスコン。
夕菜に対しては姉さん。伊藤に対してはいとっぷ。他キャラは下の名前で呼び捨て。
性格は相沢・折原に近い。ある事情により躁鬱が激しい。(躁:永井シナリオ 鬱:まるいシナリオ)

梶原夕菜:宗一の義理の姉。一人称は私。微妙にブラコン。
宗一に対しては宗ちゃん。他メインキャラとは遭遇すらしてません。キャラは川名みさきをやや暗くした感じ。

伊藤:宗一の友人。宗一からはいとっぷというあだ名をつけられる。一人称は俺。
宗一には那須orなすびん。女にキャラは苗字にさん付け。性格・口調は北川を熱くした感じ。


今まで出たキャラだけ書いてみたが、こんな感じか?
297名無しさんだよもん:03/06/23 00:30 ID:HZFn8332
×女にキャラは苗字にさん付け。
○女キャラには苗字にさん付け。
298名無しさんだよもん:03/06/23 00:47 ID:lzgGtgnc
>>296
ありがとう。努力してみるよ
299名無しさんだよもん:03/06/23 00:48 ID:mi/fQjLl
贅沢ばっかでスマンけど、個人的には「○○っぽい性格・口調」と説明されるよりも具体的なやりとりを抜粋してもらえた方がありがたい。
MOON.とかは他所のネタやSSである程度わかるが、Routesはまだ絶対量が少ないのでね。
300名無しさんだよもん:03/06/23 06:50 ID:RhW+u8Sr
「シャァァァァァ!」
 般若の面を被った夕菜が跳躍して男に手刀を突き出す。
「ちぃ!」
 黒マントを着た男の悔しそうな声があたりに響く。
「ワレ…シュラナリ……………ダレニモジャマハサセン」
 軽く前傾姿勢を保ち、今すぐにでも飛びかかれる体勢をとっている夕菜が低くうなる。
「……ふん、仕方ない。ここは引くか」
 夕菜が突進してくる。その前にばさりとマントで自分を覆い隠す。
「忘れるな。必ず貴様を我が物にしてくれる。我が名は……」
 夕菜がマントに手刀を突き出す。だが、届く寸前に男の姿は消えていた。
「魔王」
 そんな声だけがその場に残った。


A 今度こそ聖職者が登場
B 剣士が現れた
C 殺戮ショーはまだまだ続く
301名無しさんだよもん:03/06/23 07:29 ID:BsbMi4+j
逝ってよC
302名無しさんだよもん:03/06/23 09:51 ID:eI1PXY62
 こんにちは、いとっぷです。こうやってのんきに挨拶している場合じゃないと思いますが、恐らくアバラがへし折れてるし、内臓がイっちゃってるんで勘弁してください。もう立てません。
「キシャァァァァァァァァァァァァ!」
 修羅のごとく辺りの人を傷つけています。って言うかやばいです。地味に全滅モードって言うかバットエンド?
「ゲフッ」
「ゴフッ!」
「死ぬ…」
 そんな声があたりに響いてます。頼りのなすびんはまだ起きません、って言うか頭から血をどくどく流しているし右手は変な方向に曲がってるから、ほっとくと死ぬぞあれ。
「殺す……………」
 誰か…助けてくれー!


A 救世主出現
B そんなものは現れない、現実は非情である。
303名無しさんだよもん:03/06/23 10:12 ID:HZFn8332
A。ここらでクロスオーバーきぼん。
304名無しさんだよもん:03/06/23 10:26 ID:kuIorK1K
「…無粋だな」
 その時、そんな声があたりに響いた。伊藤は痛む体を持ち上げてその方向を見る。
「まったく持って…酷い」
 そこに立っていたのは、一人の青年。たたずまいから、どうやら聖職者や僧侶の類に見える。
「ベホマラー!」
 指をぱちんと鳴らして呪文を唱える。すると、辺りで呻いていた怪我人の傷が癒されていく。
(スゲェ…)
 伊藤は、自分のあばら骨や内臓が癒されていくのに感動を覚える。
「ジャマヲ…………スルナァァァァァァァァァァァ!」
 夕菜が男に向かって突進する。男は、驚きもせずひとつ息を吐いて夕菜に向かって手を向ける。
「シャナク」
 男の手が軽く光ったような気がした。すると、夕菜の動きがぴたりと止まった。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
 生理的嫌悪感をもよおす叫びを上げた後、般若の仮面がぽとりと地面に落ちる。そして、夕菜も一緒になって地面に倒れる。
「梶原さん!」
 伊藤が驚いて呼びかける。すると、男は悠然と伊藤のほうを振り返り、
「安心していい。気絶しているだけだ。それにしても…意識があったんだな」
 少し驚きの声を上げる青年。
「アンタは……いったい?」
 男は、軽く微笑んで、
「俺は…」

A 北川潤
B 住井護
C 南明義
D 矢島
E 垣本
305名無しさんだよもん:03/06/23 10:31 ID:BkRRsF0z
306名無しさんだよもん:03/06/23 17:30 ID:C4btej1m
「俺は住井護。魔王と敵対するものだ……」
 静かに声を発する男。
「アンタが……住井護?」
 その名は伊藤も聞いたことがあった。
 現在の人類の中で、ただ一人魔力において那須の宗一と並び称される男だ。
「んで、こんなところに何のようだ住井?」
 先程のベホマラーで回復した宗一がいつの間にかやってきて口を挟む。
「……ご挨拶だな、命の恩人に向かって」
「この前助けてやったのでチャラだろ?」
 軽い口調で宗一。
「まあ一応礼は言っとく、助かった。姉さんに殺されるってのは洒落にならん」
「ふ、シスコンは相変わらずか」
「うっせい、いいだろ。
 お前こそ相変わらず『魔王と敵対するもの』なんて恥ずかしい事言ってるじゃねえか」 
「……魔王は許せんからな」
 魔王の名が出たとたん声に怒りをにじませる住井。
「……俺に力を貸せ宗一」
 宗一はうんざりしたようなため息をつき。
「……やっぱり相変わらずかよ……、そんなに魔王が嫌いなのか?」
「当たり前だ! 奴は『薔薇』を否定しやがったんだぞ!」
 ハア? ちょっと待ってください?
 吃驚したのは、今まで聞くとはなしにビッグ2の会話を聞いてた伊藤だ。
(薔薇……この場合花のそれではないだろうな。となるとやはり……?)
 それ程勉強は得意でない伊藤だが、そちら系の知識はバッチシ。
(さっきの魔王の発言とも合うしアレか?)
 アレだ。
 さて伊藤の反応は?

A 魔王派につく
B 住井派につく
C むしろ住井をナンパ 
307名無しさんだよもん:03/06/23 17:50 ID:Ci8DESRb
ウホッ!C
308名無しさんだよもん:03/06/23 18:47 ID:nSjM6Q7S
このスレでこんなことを言っても意味のないのはわかっているが。

この住井、嫌SSのU-1の香りが猛烈にただよってくる。

いや、いきなり出てきて「こいつは強いんです」と説明されてもなぁ。
309306:03/06/23 19:12 ID:C4btej1m
すまんそう思えるかもしれんが、むしろ制限かけたつもりなんだよ。
住井がやたらかっこよく登場したから、アホな宗一と互角にして。
310名無しさんだよもん:03/06/23 19:33 ID:Ke6jj9jZ
とりあえず口調が全然住井じゃないからそう感じるんだろうな。
正直>>306の「住井」の部分をU-1としての「祐一」に変えると完全にソレ系のSSになるし。
311名無しさんだよもん:03/06/23 22:07 ID:gzD1JhRi
いっそまんまU-1にしちゃえば?
ギャグとしてならそれでもよし。
312名無しさんだよもん:03/06/23 22:16 ID:xRxAXlL5
大丈夫。
このスレの場合、選択肢しだいで設定なんてあってなきがごとしだから。
なにしろ、最強と名が付くキャラでも秒殺出来るしね。基本路線ギャグだし。


おまけ
激しくどうでも良いことをいうと、般若の面装備しても攻撃力かわらんのよ。
だから、姉さんのパワーは……ガクガクブルブル
313名無しさんだよもん:03/06/24 03:31 ID:gDIlWBKR
結局このスレ馬鹿バトル物にしかならないなー
314名無しさんだよもん:03/06/24 15:52 ID:TlAYwtqd
たしかに。書苦笑ぎみ。
315名無しさんだよもん:03/06/24 19:54 ID:Vog+u1bd
なぜだろうな。
316名無しさんだよもん:03/06/24 20:07 ID:GI2pso62
じゃあホモ路線に変更ということで。
317名無しさんだよもん:03/06/25 02:39 ID:gQsuRvr3
「住井さん住井さん」
「ん?」
「どうしたんだいとっぷ」
 ここは彼とお近づきになっておいても損はないでしょう。
「あのですね、そのですね」
「なんだ」
 長いものには巻かれろと言いますし。
「俺と、俺と……」
 意を決し、プロポーズをかけようとした、その時……!
 
「ウッ! ゴッ! アァァァァーーーーーーーーーッ!! 主役は私ジャーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」

「お付き合ブラッゴォ!?」
 いきなり横方向から強烈な跳び蹴りキックをもらったわけですよ。
 そこで意識が消えてしまったわけですよ。
 
「ウオォォォォ! このクソガキドモガァァァァァ! 主役の私を放ってもりあがってるんじゃネェェェェヨォォォォォ!!!」

 シャナクを喰らい、般若の面を外すことには成功したはずの夕菜。
 が、その顔面にはいつの間にか新たな仮面が発現していた。
 そう、それは……
 
A 古代アステカの石仮面! 「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァァーーーーーーーーッ!!!!」
B 世紀末救世主の鉄兜! 「俺の名を言ってみろォォォォーーーーーーーッ!」
C 伝説の変態仮面! 「フォォォォォーーーーーーッ! エクスタシーーーーーーーッ!!!」
D 葉鍵から離れるわけにもいかず、ハクオロさん装備のウィツ仮面。
318名無しさんだよもん:03/06/25 03:38 ID:n5ax98cX
B
319名無しさんだよもん:03/06/25 12:25 ID:fqz2PI31
「ね…ねぇさん…それ…」

姉さんはいつの間にか世紀末救世主の鉄兜を被っていた。
どこから出したんだ?

「俺の名を言ってみろォォォォーーーーーーーッ!」

さてどう返答したものか。

A 「梶原夕菜」とまじめに答える
B 「俺の最愛の姉さんだ」と愛を込めて答える
C 「ん〜、なんのことかな?フフフ…」
D 「俺を愛していると言ってみろ」
320名無しさんだよもん:03/06/25 13:37 ID:CoOWEwkS
主役が次々入れ替わってる気がするが、D
321名無しさんだよもん:03/06/26 19:59 ID:rh+1stPp
ほす
322名無しさんだよもん:03/06/27 09:58 ID:ow2U/s0v
 宗一はツカツカと夕菜に歩み寄ると、おもむろに彼女の抱き締めながら、言った。
「俺を愛してると言ってくれ」
 鉄兜をかぶり醜悪な姿をさらす姉相手に、一歩も引かない。
 
 そして、それを受けて姉・夕菜は……
 
A 「もちろんよ。宗ちゃん大好き」大円団のエンディングへ。
B 「姉より優れた弟など存在しねー!」銃身でめった打ち。
C 「わはははははーーーっ! 私の早い拳が見切れるかーーーーっ!」北斗神拳炸裂。
D 「嫌です」
323名無しさんだよもん:03/06/27 10:04 ID:GfbMfrHR
A
324名無しさんだよもん:03/06/27 19:47 ID:6FiWhSgX
「もちろんよ。宗ちゃん大好き」
そう言って夕菜は宗一に抱きついた。
「ねっ、姉さん!?」
「うふふ、私。宗ちゃんことずっと、ずっと好きだったんだからね」
世紀末救世主の鉄兜を付けたまま抱きつかれて宗一は困惑する。
「あっ、やっぱこんなおばさんじゃダメかな?
 そうだよね。宗ちゃん格好いいから、他の娘の方が似合ってるよね。
 相手は誰なの? 幼なじみの泥棒? 7500万の腕時計してる狸? それとも財布一つで買ったペドっぽい女の子?
 ね? 怒らないから姉さんに話してみて?」
とか言いつつ、その目は自分の恋敵を狩る悪魔の目だ。
「そうじゃないよ!! ていうか、何で姉さん彼女たちのこと知ってるの!?」
「宗ちゃんのことなら、何だってお見通しだよ」
「それはそれで怖い気がするけど、俺が好きなのは彼女たちじゃないよ」
「えっ、じゃあもしかして……」
宗一の言葉に夕菜は何か思い当たったらしく頬を染める。
「そうだよ、俺が好きなのは」
「醍醐隊長なのね!? 男同士の禁断の愛! ごめんね、姉さんちっとも気づかなかった」
「違う! それだけは断じて違う!! 俺は隊長なんかと……」
「それはつれないな」
325名無しさんだよもん:03/06/27 19:47 ID:6FiWhSgX
どこからともなく、”狂犬”醍醐隊長が現れる。
「意識のない俺を無理矢理ひんむいたあげく縛り上げたのは貴様だろうが!!」
「宗ちゃん……、そんな過激なプレイまで」
「ちっ、違うよ! 隊長も何訳の分からない事言ってるんだよ!」
「事実だ。あの時から俺は『”真の”ナスティーボーイストカー』になったのだ」
その目は限りなく妖しかった。
「宗ちゃん、人の顔色伺ったりすることはないんだよ?」
「だから……」
「いいの。何も言わないで。姉さんこれからちょっと魔王倒してくるから。本当は宗ちゃんに協力して貰おうと思ったけど……」
そう言って夕菜はちらりと醍醐隊長の方を見る。
「あんな、すてきな方を置いていけないよね。大丈夫。姉さん一人でもがんばれるから」
「すまぬ、義姉殿」
「お前が、姉さん事”義姉”とか呼ぶな!!」


そして、夕菜は旅だった。その後、男に振られて意気消沈したパツ金エージェントとかその他諸々と旅をして魔王を打ち倒すことになるのだが……


A.まだ終わりじゃないぞ、あともうちょっとだけ続く
B.それはまた別の話。終了。
326名無しさんだよもん:03/06/27 20:06 ID:tN6+1VkS
B
327名無しさんだよもん:03/06/27 21:46 ID:5HEs32T4
浩之「まぁ、なんだ。アレだな。Routesの面々はもう少し作品自体が葉鍵板に浸透してから来てくれってこったな」
国崎「そうだな……。まだ純然たるプレイ人口が大したことないだろうからな。書こうにも、人格、能力、本編のイベントがわからないからどうしようもない」
柳川「話は同意だが…。なぜ俺たちが出てきてるんだ?」
浩之「そりゃあ…」
国崎「何はともあれ一作終わったんだから、さっさと次を決めないとな」
柳川「そういうものか…?」

A では、早速次作品を決めにかかるか。
B 細かいこと言いっこなし。適当に始めちまおうぜ。
328名無しさんだよもん:03/06/27 21:51 ID:1obnymkf
aかな
329名無しさんだよもん:03/06/27 21:56 ID:5HEs32T4
国崎「早速行くか。まずは主作品決めからだ」
 
A フィルスノーン
B 雫
C 痕
D To Heart
E White Album
F こみっくパーティー
G まじかる☆アンティーク
H 誰彼
I うたわれるもの
J Routes
K MOON.
L ONE
M Kanon
N AIR
O CLANNAD
P ナイトライターwith雀鬼
330名無しさんだよもん:03/06/27 22:11 ID:cQEKpgoJ
俺的にはクラナドをベースに妄想バリバリで逝きたいんだが…やっぱ駄目だよなぁ(;´Д`)
331名無しさんだよもん:03/06/27 22:25 ID:SfzqL1qh
f
332名無しさんだよもん:03/06/28 00:03 ID:2d0nAaGY
浩之「んじゃ次は主役決めだな。しっかし…こみパは登場人物が多いからなぁ…」

A 千堂和樹
B 九品仏大志
C 高瀬瑞希
D 猪名川由宇
E 大庭詠美
F 長谷部彩
G 牧村南
H 芳賀玲子
I 桜井あさひ
J 塚本千紗
K 立川郁美
L 立川雄蔵
M 御影すばる
333名無しさんだよもん:03/06/28 00:14 ID:72C7HmEi
M
334名無しさんだよもん:03/06/28 00:27 ID:EuHEy0zf
ドリカス版やってないなぁ( ´ー`)y-~~
335名無しさんだよもん:03/06/28 00:29 ID:a1KMGSER
前回の失敗がちっとも活きていない悪寒。
336名無しさんだよもん:03/06/28 00:29 ID:rnWZj3LD
「ぱぎゅう」と「ですの☆」つけてりゃ大丈夫だろうといい加減なことを言うDCE未プレイな俺。
337名無しさんだよもん:03/06/28 00:49 ID:O0o/mT6O
「……………………」

 暗闇の中、呆然と佇む彼女の名前は御影すばる。
 選択肢スレッドにおいてはものっそい久しぶりのご登場である。
 夢見る合気道少女。その豪腕はトラックをも吹き飛ばす。
 
 しかし……今の彼女は、一つ。大きな悩みを抱えていた。
 
 そう、それは……
 
A 原稿が〆切に間に合いそうにない。
B 千堂和樹が失踪してしまった。
C 妊娠してしまった。
D 記憶を失ってしまった。
338名無しさんだよもん:03/06/28 00:50 ID:3QXmJALS
339名無しさんだよもん:03/06/28 00:57 ID:njQsMJit
「困りましたの。全然原稿が終わってませんの」

 そう。目の前には山のように積まれている真っ白い原稿。
 次のこみパの新刊。落とすわけにはいかない。
 表紙フルカラー、44ページ。
 ……いまだに線の一本も引けないでいた。
 
「ぱぎゅう……弱りました。ええと、確か、〆切は……」

 〆切は伸びてくれない。
 〆切は待ってくれない。
 〆切は目の前に迫っている。
 
 そう、印刷所の〆切は……
 
A 30分後だ。
B 3時間後だ。
C 12時間後だ。
D 48時間後だ。
340名無しさんだよもん:03/06/28 00:58 ID:6mq3A0rY
 そう! 原稿が〆切に間に合いそうにないのだ!
 しかもその原因が……

A.仕上げのトーンが切れてしまった
B.腕を折ってしまってマンガが描けない
C.某編集長に「1000部売れる同人誌を作れ」と言われてプレッシャーで何も出来ない
D.大庭詠美が「しゅくだいてつだってよぉ……ふみゅ〜ん」と泣きついてきた
E.そもそもネタが思い付かない
341名無しさんだよもん:03/06/28 00:58 ID:6mq3A0rY
ぱぎゅう。
342名無しさんだよもん:03/06/28 01:02 ID:27nVsO3O
Aで。
343名無しさんだよもん:03/06/28 01:06 ID:njQsMJit
「ああもう! 30分しか時間はありませんの!」

 30分。
 1800秒。
 あまりに絶望的な数字である。
 これでは下書きすら出来ない。
 
 すでに道は八方塞がりである。
 まともな方法ではどうしようもない。
 
「落としたら……落としてしまったら皆さんに会わせる顔がありませんの!」

 しかしどうしようもないものはどうしようもない。
 
「……仕方ないですの。こうなったらぁ……っ……!!」

 何やら決意を固めた様子のすばるさん。
 
 ……彼女の作戦とは。
 
A 世を捨て人を捨て友を捨て旅に出る。さらば、こみっくパーティー。
B 知り合いに泣きついてみる(※知り合いを指定)
C 肉体言語にものを言わせて他人の原稿を強奪する。
D こみパそのものを運営不可能にしてしまう。
344名無しさんだよもん:03/06/28 01:10 ID:hgTNY15y
A
345名無しさんだよもん:03/06/28 01:12 ID:5fiFosCn
B 妥当に千堂和樹
346名無しさんだよもん:03/06/28 01:18 ID:AHFqBpZi
「もう皆さんに合わせる顔が無いのですの……」
 そう決意して彼女は旅に出る。取り合えず向かった先は…

A 隆山
B どこかの海辺の町
C とある北国
D 取り合えず関東圏内
347名無しさんだよもん:03/06/28 01:19 ID:rEAt9vlm
cで。
348名無しさんだよもん:03/06/28 01:40 ID:GySb1zT/
 ブルルルルルル……
 
 エンジン音をやかましく鳴らし、バスが駅を離れる。
 残されたのはすばるがただ独りだ。いつも通りの胴衣と、小さなバックが一つ。
 彼女の道連れはそれだけ。
 
「うう……寒いですの」

 無理もない。
 北に真っ直ぐ向かったことも大きいが、何より目の前には純白の粉雪が舞っている。
 さすがにこの格好では寒すぎる……
 
「とりあえず……どうしましょう……」

 ……すばるの取った行動とは。
 
A とりあえず寝床を確保するのが先決だ。宿を探しに。
B お腹空いた……商店街へ。
C 一人になりたい気分だ……人気のない山の方へ。
D 先立つものが必要……仕事を探そう。
349名無しさんだよもん:03/06/28 01:43 ID:rnWZj3LD
D。俺も仕事探さないと。
350名無しさんだよもん:03/06/28 01:43 ID:voz2MgfU
A
351名無しさんだよもん:03/06/28 01:48 ID:GySb1zT/
「お仕事……探さないといけませんの」

 そう。確かに彼女にも多少の蓄えがあったが、お金は節約し、なおかつどうにかして自分で稼がなければならない。
 適当にぷらぷらしていたのでは、すぐに底をつくのは目に見えていた。

「けど……」

 彼女は家出同然の身。
 まともな仕事になどありつけようはずもない。
 
 ここは……
 
A 同人作家の腕を生かし、公園で似顔絵描きをする。
B トラックをもひっくり返す豪腕を生かし、大道芸をかましてみる。
C 格闘家の体力を生かし、ガテン系。
D ……犯罪行為に手を染めるしかない。
352名無しさんだよもん:03/06/28 01:50 ID:zgAu6CeJ
A
353名無しさんだよもん:03/06/28 01:57 ID:GySb1zT/
「はぁ……っ」

 もう何度目であろうか。
 白いため息をかじかんだ手に吐きかけ、無理矢理に鉛筆を握りしめる。
 
 彼女は今、駅から少し離れた先……並木道を抜けたところにある公園、そこの噴水脇に腰掛けていた。
 すでに彼女の体は凍えきり、体にはうっすらと雪も積もっている。

「……誰も……いませんの」

 誰もいない。人っ子一人。
 無理もないかもしれない。こんな雪の日に、しかも、夕暮れ間近のこの時間。
 誰が好きこのんでこんなところで……しかも、似顔絵など描いてもらう者がいるだろうか。
 
「弱りました……」

 徐々に体の感覚が無くなってくる。
 そして……心の感覚も。
 ああ……ここで終わりなのか。
 昨日までの楽天の日々は、もう戻ってこないのか。
 
「……いいえ……」

 自分が悪いのだ。
 楽しさにかまけ、命の次……いや、命以上に大切な原稿を疎かにした……その罰だ。
 因果応報とは、このことを言うのだろう。
 
「……あの」
「え?」

 そんな折、突然すばるは頭の上から声をかけられた。
 顔を上げてみると、そこには……
354名無しさんだよもん:03/06/28 01:58 ID:GySb1zT/
A すばると同じようにスケッチブックを握った女の子が。
B 心配そうにこちらを覗き込むおばさんが。
C うさみみを付けた小さな女の子が。
D たい焼きを差し出す女の子が。
355名無しさんだよもん:03/06/28 02:04 ID:/f2vPKkZ
356名無しさんだよもん:03/06/28 02:21 ID:GySb1zT/
「……あの……大丈夫?」
 顔を上げてみれば、そこにはこちらを心配そうに覗き込むおばさんがいた。
 おばさんとはいえ物腰からは年増な感じは受けず、どちらかというと「上品」や「優雅」とでも言うべき雰囲気だ。
 ……が、今のすばるにそんな細かいところまで観察する気力は残っていない。
「……似顔絵屋さんですの」
「え?」
「あたしは、似顔絵屋さんですの。似顔絵描くのがお仕事ですの。一枚百円ですの」
 虚ろな視線で、なんとか口上だけは述べることができた。
「いえ……それより……大丈夫なの? そんな格好で……それに、みたところまだ学生さんみたいだけど……」
「すばるは似顔絵屋さんですの。……似顔絵を描かなきゃいけないんですの。関係ないのなら……どっかに行っててほしいですの」
 傍目から見ればずいぶんな物言いだが、それはすばるがそんなことにも気が回らない状態であることを示していた。
 女性もそれを見て取り……逆にあまり無理強いすると逆効果と判断。
 すばるの目の前の木箱に、ゆっくりと腰掛けた。
「それじゃあ、一枚、お願いしようかしら」
 頬に手を当て、にこりと微笑む。
「わかりましたの……ちょっと待っててくださいですの……」
 すばるもそれを受け、震える手でスケブを開き、鉛筆を手に取る。
 
 粉雪が舞う中、しばしシュッシュッと鉛筆が走る音が響く。
 2人とも何も言わず、いや、すばるは何も言えず、ただ一心不乱に己の全てを線に込める。
 描く、描く、描く。
 それは今まで当たり前のようにこなしてきた行為。だが、かけがえのなかった行為。今更わかった行為。
 これが、どんなに素晴らしいことだったのか。
 ……いつの間にか、すばるの目からは涙がこぼれ始めていた。
357名無しさんだよもん:03/06/28 02:23 ID:GySb1zT/
「……出来ましたの」
 後半は涙のせいで景色が歪み、線もブレまくりではあったがどうにか完成までこぎつけた。
 紙を一枚切り取り、女性に手渡す。
「まあ……」
 女性は大仰な歓声を上げると、もう一度にっこりと微笑んだ。
「大変上手ね。プロの方?」
「いいえ……プロだなんて……あたしは、アマチュアにすらなれなかったんですの……あたしは……」
 目を伏せ、黙り込む。そして、ややあって、
「一枚……百円ですの。お願い……しますの」
 ゆっくりと、右手を差し出した。
「ああそうだったわね。それじゃ……」
 女性は自分の財布を覗き込むと……顔を上げ、わざとらしく困った表情で、
「あらあら……私としたことが。うっかり。今買い物帰りでお金がないことを忘れていました」
「え……?」
 すばるの顔からさらに血の色が引く。……気にせず、女性は続けた。
「うーん、とはいえ代金を踏み倒すわけにはいかないから……こういうのはどう? これから我が家は夕食なんだけど、すばるさん、
 ご一緒にいかがかしら? それで代金の代わりに……というのは。ああ、気にしなくていいのよ。どうせ家には私と、私の娘しかいないから」
 もう一度頬に手を当て、にっこりと。
 
 すばるの答えは……
 
A 「じゃあ、お言葉に甘えて……」女性の家まで着いていく。
B 「もう、いいですの……。次からは、気をつけてくださいですの……」丁重に断り、この場を去る。
358名無しさんだよもん:03/06/28 02:29 ID:ffp9NwV3
A。

秋子さんとすばる…面白い組み合わせだ。
359名無しさんだよもん:03/06/28 02:29 ID:PnpuMUE7
Aだ!
360名無しさんだよもん:03/06/28 02:30 ID:oWV79aUc
実はひかりさんというどんでん返しがあるやも。
361名無しさんだよもん:03/06/28 02:44 ID:/CcbC3Zb
誰かすばるのプロフィールを教えてくれ。
LeafのHP行ってもロクな情報が載ってない。
何歳ぐらいでどういう出身だったりして特技は何なんだ?
漫画の腕はいいのか?
こみパメンバーとの人間関係は?

……DC、買おうかな……
362名無しさんだよもん:03/06/28 03:13 ID:ffp9NwV3
・18歳前後?
・特撮が好き。
・絵は上手いとは言えないが、情熱は人一倍。
・「大影流合気術」という本格的な合気道術を習得している。
 奥義の一つに「流牙旋風投げ」がある。原作ではこれでダンプを吹っ飛ばしたらしい。

犬威サソのコミック版こみパしか知らんからこのくらいしかわからんな…俺もDCE買うか…
363名無しさんだよもん:03/06/28 03:26 ID:/DgHcPMx
俺は美汐だと思ってた>おばさん
364名無しさんだよもん:03/06/28 03:27 ID:JccubZcU
「じゃあ、お言葉に甘えて……ご馳走になりますの」
「はい。それじゃあ、付いてきてね」
 公園の反対側に向けて歩き出した秋子の背中を追い、すばるもその場に立ち上がる、が……
 
 ぐ ら っ
 
「あ……れ……?」
 突然、世界が反転した。反転したというよりも、歪んだ。
 平衡感覚が麻痺し、とても真っ直ぐ歩けない。いや、立つことすらできない。
「これ……は……?」
「……すばるさん?」
「あれ……? あた……し……?」
 体力の限界であった。
 雪の中、薄着で数時間もジッとしていればこうなってしかるべきだったのだろう。
 それでも、これまで何とか自分を保っていられたのは、格闘家としての体力……
「すば……ん……!」
 女性の慌てた声が、聞こえて……
 
「…………はっ!?」
 どのくらい眠っていたのか。
 暖かい布団の中、突然すばるは目を覚ました。
「ここは……?」
 頭に置かれたタオルをどかし、上半身を起きあがらせてあたりを調べる。
 見慣れない部屋。見慣れない家具。見慣れない景色。
「……カエルさん、ですの」
 そして、見慣れぬ(悪趣味な)自分の寝間着。
「あたし……どうしちゃったんですの?」
 ゆっくりと深呼吸し、混乱した記憶を整理してみる。
「ええと……あたしは……こみパから逃げ出して……北へ、北へ向かって……お金を稼ごうと、公園に行って……
 女の人が来て、お金の代わりにお夕飯を……! そ、そうですの!」
 自分の身に何が起きたのかを思い出す。
「あ、あたし……倒れちゃったん、ですの……。ということは、ここは……」
365名無しさんだよもん:03/06/28 03:28 ID:JccubZcU
「……あ、起きた? おかーさーん、目が覚めたみたいだよー」
 ……と、すばるが一人上手しているといつの間にやら部屋の扉が開いており、そこには先ほどの女性……そっくりの女の子が、こちらを見ていた。
 
「目が覚めたのね。よかった」
 すばるの隣に、先ほどの女性と、その娘だという女の子が集まる。
「改めて自己紹介するわね。私は水瀬秋子、この子は私の娘、水瀬名雪。よろしく、すばるさん」
「よろしくね、すばるちゃん。それと……ごめんね、お母さんがご迷惑かけたみたいで」
「そ、そんな……迷惑だなんて。あたしこそ……秋子さんのお手を煩わせちゃいましたの……」
 シュン、とうなだれるすばる。
「いいのよ。元はといえば、お金を払えなかった私が悪いんだから。これは、せめてものお礼」
 にっこりと微笑む。
「それで、すばるちゃんは?」
 明るい名雪の問い。
「あ……」
 ……そうだ。順当に考えれば、次は自分の自己紹介の番。
 けど……事実上今の自分は家出の身。どう説明したものか……
 
A 「名前以外何も覚えていない」と嘘をつく。
B 「訳あって家を飛び出してきた」と言う。
C 「友達を裏切ってしまったので逃げ出してきた」と言う。
D 「…………………」沈黙。
366名無しさんだよもん:03/06/28 03:31 ID:c1w/ZQKj
367名無しさんだよもん:03/06/28 03:37 ID:JccubZcU
……と、書いといて何ですが実はこみパDCはやってません。
すばるの家族構成ってどんな感じなんです?

一人暮らし? それとも実家が道場だったりしてそこに家族と一緒に住んでたりとか?
368名無しさんだよもん:03/06/28 07:12 ID:9gUW3Yvh
実家が道場って訳ではなく通い弟子の模様。
家族構成はいまいち不鮮明だがおそらく両親は健在兄弟はいないっぽい。
都内の一戸建てって言うか結構な邸宅に住んでいる。
御影家は資産家のようで、自室の広さは上等さは葉でもトップクラス。
フィギアコレクションやバイトもせずにオフセ本ほいほい出す辺り金回りは良さそうである。
369名無しさんだよもん:03/06/28 11:04 ID:G3+khoxj
>>363
娘いるのか美汐たんw
370名無しさんだよもん:03/06/28 12:00 ID:cV2BClc4
実は四十台の美汐たん。
秋子さんより年上の美汐たん。
……ありうるから怖いんだよな。

しかし祐一も真琴もいない水瀬家か。まぁ、祐一がいると
どうしてもそっち方向に話が引っ張られるからいいのかもしれないな。
371名無しさんだよもん:03/06/28 20:04 ID:PnpuMUE7
今更だが、秋子さんじゃなくて椎名華穂だと思ってた>おばさん



ONEよりKANONの方が好きなのに、何故だ。
372371:03/06/28 20:42 ID:PnpuMUE7
って言うかそもそも北国と言うフラグすら見落として椎名華穂だと思ってた。
吊って来る…
373名無しさんだよもん:03/06/28 23:09 ID:DLgn4+43
「私……私っ!」
 そこですばるは両手で顔を押さえて押し殺した泣き声をあげる。二人は突然のことに少々驚いた。
「私…みんなを裏切っちゃったんですの。みんな…私に期待してくれてたんですの……でも私…自信がなくて…やり遂げることができなくて………逃げてきちゃったんですの」
 多少支離滅裂で要領が得ない。その証拠に、名雪は状況を理解しようとしても掴みあぐねている。
「……そう」
 だが、秋子はその説明で大体のことは把握したようだった。人としての年季が違う証拠なのであろう。
「すばるちゃん」
 秋子はすばるの肩を抱く。
「…え?」
 泣くのをやめてきょとんとするすばる。
「あなたに何があったかはよくわからないわ。でも、とっても辛かったんでしょう? 大変だったのでしょう…?」
 肩を、強く抱く。
「事情は聞かないわ。だから…私はずっと貴方の味方でいてあげる」
 言葉だけ聴けば、高圧的とも捉えられる。だが、秋子が言った言葉はすばるの心にすっと入り込む。
「だから、ここでゆっくり休んでいきなさい。貴方が立ち上がるその日まで」
 そう言って、より一層すばるを強く抱く。
「うっ…うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
 すばるは、子供のように秋子の胸で泣きじゃくった。

A そして、しばらく水瀬家で厄介になることになったすばるは…?
B その頃、すばるが失踪したこみパチームは
374名無しさんだよもん:03/06/28 23:11 ID:xt6x0ys7
Aで。
375名無しさんだよもん:03/06/29 03:20 ID:n2DKZo1B
>>369
>>354-355の選択肢でBが選ばれた時点で、だよ。
376名無しさんだよもん:03/06/29 22:43 ID:Q0XZbfsR
何故人がいない
377名無しさんだよもん:03/06/29 22:47 ID:RB3PkTYV
レポート
378名無しさんだよもん:03/06/30 02:33 ID:AM04yugD
「世話になる以上、食い扶持を探さないと行けないですの」
 と、言う訳ですばるは仕事を探す事にした。さて、その仕事は…

A 五月雨堂と言う骨董屋
B この街に新しく出来た鶴来屋の支店
C 誰彼探偵事務所
D たいやき屋
E その有り余る体力を生かして土方
F その大影流の技を生かして用心棒
G Honey Beeと言う喫茶店
379名無しさんだよもん:03/06/30 02:42 ID:HvpvX6z8
いきなり雰囲気が変わったな・・・

Fで。
380名無しさんだよもん:03/06/30 02:45 ID:TZxGlWU8
またバトルものになりそうな悪寒。
381用心棒のチャンスと言う事で:03/06/30 02:55 ID:AM04yugD
「すばるに出来る事と言ったら漫画を描く事以外ではこの大影流の技しかないですの。
 この技を生かす事の出来る仕事…とは言ってもそうそう無いですの…」
 すばるがうなだれていると、少し先に何やら人だかりが出来ていた。
「む、悪の匂いがするですの!」
 すばるは直感的に悪の匂いを感じ取り人だかりの分け入り事の中心に向かった。
 そこでは──

A 女の子がいかにも時代遅れの不良に絡まれていた※人物指名。2、3人
B 二人の男が決闘をしていた※人物指定
C あるカップルの痴話喧嘩※人物指定
D 暴れ馬
E 学生同士の抗争
382名無しさんだよもん:03/06/30 02:58 ID:R9Cu3Do6
D
383名無しさんだよもん:03/06/30 02:58 ID:RGWMBU3Y
Dかな。
384名無しさんだよもん:03/06/30 03:02 ID:32A7F8MZ
「ブヒヒヒーン! ブヒヒーン!」
「うわー! 暴れ馬だー!」
 見れば、駅前で一頭の巨大な馬が暴れていた。
「馬さんですの……!」
 今はまだ広場の中心でのたうち回っているだけであるが、一度走り出し、周囲のギャラリーにでも突っ込んだら怪我人が出るのは避けられないだろう。
「ブヒヒーン!」
 ……と、見ている間にもどんどん馬は興奮している。
 
「よ、よし……ここはすばるの出番ですのっ!」

A 肉体言語で馬を大人しくさせる。
B 愛の心で馬をなだめる。
C とりあえずどこか人の少ない場所までおびき寄せる。
D むしろ飛び乗る。
385名無しさんだよもん:03/06/30 03:13 ID:R9Cu3Do6
B
386名無しさんだよもん:03/06/30 03:27 ID:32A7F8MZ
「てぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーいっ!!!」
「おおっ!? なんだあの子は!?」
 鬨の声高らかに、すばるは群衆から飛び出した。
 高々と飛び上がり、すたっと暴れ馬の正面に降り立つ。
「き、君っ! 危ないぞっ! 下がるんだっ!」
 誰かのしごく一般的な忠告が聞こえるが、気にしない。
「ぶひひひひーーーーん!」
 すばるの姿に気付いているのかいないのか。変わらず馬は暴れている。
 そんな馬をビシィッ! と指さして。
「ラヴアンドピース! 愛と正義の味方御影すばる! ここに参上ですの!
 さぁお馬さん、何が起きたのかは知りませんが大人しくなってくださいですの! 大人しくしてくださればすばるがおいしいおいしい角砂糖を……」
 愛の心と物欲(主として食欲)を使い、馬をなだめようとするすばる。だが……
 
 がぶりっ。
 
「…………………」
 もろに、頭に齧り付かれた。
「ブヒヒーン! ブヒヒーン!」
「いいいいいい痛い痛い痛いですのー! 放してくださいですのー!」
 馬はすばるの叫びも気にせず、ぶひひんぶひひん暴れ続ける。
「はーなーしーてーくーだーさーいーでーすーのー!」
「ぶーひーひーひーひーんー!」
 ……コントのようなやりとりを繰り広げる一人と一匹。
 先に切れたのは、すばるであった。
「いい加減にィ……」
「ぶひ?」
 頭を馬の口内におさめたまま、拳に力を込める。
「しなっさーーーーーいですの! 騎乗の不利を知れ! 北斗七死兵斬!」
 ドゴドゴッ! ドゴッ! ドゴドゴーーーーーン!
「ぶひひー!?」
 本来騎兵に対して使うべき技を、直接馬の体に叩き込んだ。
 見事秘孔を付いたすばるの拳は、馬からダウンを奪うことに成功する。
387名無しさんだよもん:03/06/30 03:28 ID:32A7F8MZ
「はぁ、はぁ、はぁ……畜生の分際で。正義の味方に盾突こうとはふてぇ野郎ですの」
 唾液まみれの頭を拭きつつ、すばるは一息つく。
「とりあえずこれで……一件落着ですの?」
 辺りを見回してみれば、ギャラリーも平静を取り戻しつつあった。
 程なく警察や馬の持ち主も現れるだろう。
 
「さて……これからどうしようですの」

A 馬の後処理に立ち会う。
B とりあえず水瀬家に戻る。
C 用心棒の働き口を探す。
D そのへんをぷらぷらする。
388名無しさんだよもん:03/06/30 03:37 ID:SAbthQv2
D 何か適当にイベントがあるだろ。
389名無しさんだよもん:03/06/30 03:45 ID:32A7F8MZ
「……そのあたりをぷらぷらしてみましょうですの」
 倒れた馬を尻目に、すばるはゆっくりと商店街の方向へと歩き始めた。
 群衆は一撃で馬を倒したすばるを奇異の目で見つめ、その道を空けるが、すばるはモーゼのごとく気にしない。
 
 そして歩くこと十数分。すばるは商店の建ち並ぶ路地へとたどり着いた。
 
「ここは……商店街ですの」
 ぐぅ。
 その時、すばるのお腹が小さくなった。
「ううん……ちょっと、お腹が空きましたの。何か食べたいですの」

 さて、どうする?
 
A コンビニ行ってアイスでも食べる。
B 吉野屋行って牛丼でも食べる。
C 近くの屋台でたい焼きでも食べる。
D 目の前の喫茶店で軽食でも食べる。
E 商店街の先まで行ってみる。
390名無しさんだよもん:03/06/30 03:54 ID:+F3Prm1N
B!!でお願い。
391名無しさんだよもん:03/06/30 04:05 ID:32A7F8MZ
「お金は無いけどお腹は空いた。それなりにいっぱい……お肉やお米が食べたい」
 すばるはブツブツと自分の欲望を言葉にする。
「それなら答えは一つですの」

 吉野屋!
 
 どーんと擬音を伴い、すばるの目の前に吉野屋の看板がそびえ立つ。
「やっぱり吉野屋は庶民の味方ですの。こんな雪国にもあるなんて……」
 聞きようによっては失礼な言葉を呟きつつ、すばるは扉を開く。
「一人ですの。ねぎだくの玉を一つお願いしますですの……」

 ……と、中にいたのは、
 
A 無表情に牛肉を食し続ける黒髪の少女。
B あははーっとか微笑みながら牛鮭定食をつつく女性。
C つゆだくを注文する神経質そうなメガネの男。
D ナイフで刺し合ってる向かいの客。いつもの光景だ。
392名無しさんだよもん:03/06/30 04:12 ID:oIg0E7uF
Cかね。
393名無しさんだよもん:03/06/30 04:20 ID:nLEN3/vp
ふと、目に入ったのは赤い垂れ幕。
牛丼で有名な吉○屋のものだ。安さをアピールする文字がデカデカと書かれている。
「150円引き…これくらいなら手軽に食べられますの!」
ガーッ!
自動ドアが開き、
「いらっしゃーせー!!空いてる席へどーぞー!」
店員の大きな声。なかなか良い応客態度だ。
時間が昼前なせいか、客は数名しかおらず、ガランとしていた。
適当なところに座り、メニューに目を向ける。
(さっきの運動でお腹がすいちゃったし…食べやすく、量も丁度いい大盛りつゆだくを頼んじゃいますの!)
「すみませーん、牛丼大盛りつゆだくお願いしますですのー!」
「しばらくおまちくださーい」
「…大盛りつゆだく?」
ふと、隣から聞こえる声。すばるの横に座っていた少女からの声だ。
「大盛つゆだくで、なんてきょうび流行らない…」
「…?」
「本当に大盛つゆだくでを食いたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい…」
「あ、あの…?」
「最新流行はやっぱりねぎだく…」

何やらブツブツと言っているけれど…私にはさっぱりですの。
とりあえず…

A. おなかが減っているので無視。
B. 何の事なのか少女に問い詰める。
394名無しさんだよもん:03/06/30 04:22 ID:5jLh4rIC
ふと、目に入ったのは赤い垂れ幕。
牛丼で有名な吉○屋のものだ。安さをアピールする文字がデカデカと書かれている。
「150円引き…これくらいなら手軽に食べられますの!」
ガーッ!
自動ドアが開き、
「いらっしゃーせー!!空いてる席へどーぞー!」
店員の大きな声。なかなか良い応客態度だ。
時間が昼前なせいか、客は数名しかおらず、ガランとしていた。
適当なところに座り、メニューに目を向ける。
(さっきの運動でお腹がすいちゃったし…食べやすく、量も丁度いい大盛りつゆだくを頼んじゃいますの!)
「すみませーん、牛丼大盛りつゆだくお願いしますですのー!」
「しばらくおまちくださーい」
「…大盛りつゆだく?」
ふと、隣から聞こえる声。すばるの横に座っていた少女からの声だ。
「大盛つゆだくで、なんてきょうび流行らない…」
「…?」
「本当に大盛つゆだくでを食いたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい…」
「あ、あの…?」
「最新流行はやっぱりねぎだく…」

何やらブツブツと言っているけれど…私にはさっぱりですの。
とりあえず…

A. おなかが減っているので無視。
B. 何の事なのか少女に問い詰める。
395393-394:03/06/30 04:26 ID:5jLh4rIC
20分も出遅れた上にブラウザの調子が悪くて二重投稿…吊ってきます∧‖∧
396名無しさんだよもん:03/06/30 04:31 ID:32A7F8MZ
「へい、お待ちっ。ねぎだく玉ね」
 ゴトリと丼が目の前に置かれる。
「こちらはつゆだく……っと」
 そして、隣の男の目の前にも。
「ああ……ありがとう」

「それじゃ、いただきますですの」
「はぁ……」
 図らずも声が重なった。もっとも、その抑揚は正反対であるのだが。
 
「…………(はもはも)」
「…………はぁ」
「…………(はもはも)」
「…………はぁ」
「…………(はもはも)」
「…………はぁ」
「………………」
「…………はぁ」
「…………あの」
「ん?」

 すばるの食事の音と、男のため息。
 いい加減無視を決め込もうかと思ったすばるだが、隣で辛気くさい顔をされては飯も不味いし、良い気分ではない。
 とりあえず話だけでも、と声をかけてみることにした。

「………どうしたんですの? 先ほどからため息ばかり……」
「ああ……失礼。ちょっと憂鬱な出来事があってね……悪気はなかったんだ。失礼した。君の食事を邪魔するつもりはないんだ。僕のことは気にせず、続けてくれ」
「はぁ…………」
 再度うなだれる男。とりあえず、とすばるは食事を再開する。
 
「…………(はもはも)」
「…………はぁ」
397名無しさんだよもん:03/06/30 04:33 ID:32A7F8MZ
 ……変わらない。その上、気になる。
「あの……」
「ん? 今度は何だい?」
「何か悩みがあるのでしたら……あたしに話してみませんか?」
「……君に? なぜだい?」
 怪訝な表情をするメガネの男。
「その……悩みって、意外に誰かに話してみるとすっきりするものですの」
「君は赤の他人じゃないか」
「赤の他人だからいいんですの。行きずりの女に話したとしても、状況は悪化しないと思いますですの。話すだけ話してみたらいかがですの?」
「…………………」
 メガネの男はしばし丸い目ですばるの顔を見つめた後、
「……………ふぅ」
 再度大きなため息を吐くと、クッとメガネの位置をズラした。
 
「なかなか面白いことを言うね君は……いいだろう。話すだけ話してみようじゃないか」

 話の内容は簡単だった。
 彼はこの近くの学校の生徒会長を務めている……「久瀬」という少年であり、最近その学校で深夜何者かにガラスを割られる事件が頻発しているらしい。
 いや、「何者」かはわかっている。わかってはいるのだが、その少女の友人が彼と浅からぬ因縁を持っており、なおかつ父親が有力議員で学校にも
 大きな影響力を持っており、強く咎めることが出来ないのだという。だが、変わらずガラスが割られる事件は続いている。
 それで、どうすればいいんだ……という状況らしい。
 
「はぁ……なるほどですの」
「彼女の処罰に関してはどうにかするとして……問題はガラスだ。ほとんどのガラスは内側から破られている。戸締まりはしっかりしているにも関わらず、だ。
 彼女がどこから侵入しているのか。皆目見当がつかない。学校側には警備員を雇うよう何度も陳情しているのだが……なしのつぶて。
 一般生徒を見張りに置くわけにもいかないしね。ほとほと弱っていたところなんだ」
「……警備員?」
 
 それを聞いたすばるは
 
A 自分が警備員をやる、と提案した。
B 適当な助言を与え、この場を去った。
398名無しさんだよもん:03/06/30 04:47 ID:YurbpBDa
流れは変わるか?Aで!
399名無しさんだよもん:03/06/30 06:48 ID:pHblZuBs
「あの……あたしが警備員をやりましょうか?」
「君が?」
「はい、こう見えてもあたし、武術の心得があるんですの」
 ふむ……と少しの間思考を巡らす彼は……。

「いいでしょう、あなたを雇いましょう」
 すばるを雇うことにした。

「ありがとうございます。あっ申し遅れましたですの、あたし御影すばるといいます。よろしくお願いしますですの久瀬さん」
「こちらこそ御影さん」
 商談成立、握手を交わす二人。

「警備の内容ですが…ガラスの防衛及び彼女の確保です。それと…」
 言い淀む久瀬。
「それと……何ですの?」
「いや…ガラスの件とは関係無いんだが…」
「だから何ですの?」
 問い詰めるすばる。
「学校に…幽霊が出るんだ」
「幽霊?」
「生徒達の間で『兎の耳を着けた少女の霊』を見たと言う事で騒ぎになっている。所詮、噂に過ぎないのだろうが生徒達を不安がらせないためにも調査を行っているんだが……」
 ふぅ、とため息を吐く久瀬。
「とにかく君は警備の方に専念してほしい」
400名無しさんだよもん:03/06/30 06:49 ID:pHblZuBs
「さて…夜までどうしましょうですの」
 吉野屋を出て久瀬と別れたすばるは……。

 A 水瀬家へ
 B 学校へ
 C 公園へ
 D 商店街へ
 E 森へ
 F ものみの丘へ
401名無しさんだよもん:03/06/30 06:53 ID:sw3OUQdp
Bで
402名無しさんだよもん:03/06/30 07:27 ID:kNrU3JRY
「やっぱり下見は大切ですの」
ということで、早速久瀬さんの学校にやって来た。
中々広いところで、大きいグラウンドだけでなく裏庭まである。グラウンドでは陸上部らしき人影も見える。
(生徒達の間で『兎の耳を着けた少女の霊』を見たと言う事で騒ぎになっている。
 所詮、噂に過ぎないのだろうが生徒達を不安がらせないためにも調査を行っているんだが……)
そういえば、彼はそんなことを言っていた。彼はガラスの件との関連は無いと言っていたが、あたしの中には何かつっかかるものがあった。
…ちょっとだけ、あたしも聞きこみをしてみることにした。

とりあえず、何処へ向かおうか?

A. グラウンド
B. 生徒会室
C. 裏庭
D. 屋上
E. 職員室
F. 武道館
G. 適当な教室へ
403名無しさんだよもん:03/06/30 07:36 ID:hdNFaxIa
f
404名無しさんだよもん:03/06/30 15:55 ID:3hbTwGcg
 というわけですばるは武道館までやって来た。
 中を覗いてみればなかなか設備が整っており、幾人かの生徒が筋トレに組み手にと練習を繰り広げている。
(体育会系の皆さんなら練習が遅くなることもままあると思いますの……まずはここから聞き込みを始めてみますの)

 というわけで、近くで休憩していた生徒を呼び止め、話を聞いてみることにしたすばる。
 
 さて、何を訊く?
 
A ガラス割り事件について。
B 犯人とされている女生徒について。
C うさみみの幽霊について。
D 久瀬生徒会長について。
405名無しさんだよもん:03/06/30 16:07 ID:pPtHLte/
406名無しさんだよもん:03/06/30 20:11 ID:oDvqqpFw
「夜な夜な学校に忍び込んではガラスを破壊して回っているという生徒さんについてお伺いしたいですの」
 心付けとしてのスポーツドリンクを手渡しながら、すばるは質問をぶつけてみた。

「なるほどですの……」
 相手の生徒はあんまり詳しいことは知らない、と言いながらも、かなりの情報をすばるにもたらしてくれた。
 女生徒の名前は川澄舞といい、学校中で有名な問題児であるということ。
 彼女は常に剣を携帯しているということ。
 倉田佐祐理という親友がいて、彼女が生徒会からの防波堤になっているということ。
 何度も停学処分を受けており、佐祐理の存在がなければとっくの昔に退学になっているだろうということ(停学中も学校には忍び込んでいたらしい)
 そして、そのあたりの兼ね合いで生徒会……特に生徒会長の久瀬とは強烈に敵対しているということ。
 
 日が暮れ始めた中庭で、すばるは得た情報を反芻する。

(大事な大事な学校の備品を壊すなんて……しかも、何度も何度も。
 夜の学校に忍び込んでまで……。しかも、剣を持っているなんて、すっごく危ないですの)
 
 そしてすばるは……
 
A 「川澄舞! あなたは悪い人ですの! あたしが成敗してくれますの!」打倒川澄舞の決意を固めた。
B 「けど、ひょっとするとご本人にも事情があるのかもしれませんの。まだ判断を下すのは尚早ですの」とりあえずもう少し情報を集めてみることにした。
407名無しさんだよもん:03/06/30 20:13 ID:hyj0Hw8x
Bで
408名無しさんだよもん:03/06/30 20:40 ID:AM04yugD
何か柳川24時の初期を思い出させるな。
409名無しさんだよもん:03/06/30 21:34 ID:bhmnQ9SV
「川澄舞さんっ! 許せませんの!」
 正義の味方としての使命感に燃え、打倒川澄舞の決意を固めるすばる。が……
「けど……」
 ちょっとそこで考え直してみる。
「……思ってみれば、すばるはまだ久瀬さんとあの生徒さんのお二人からしかお話を聞いていませんの」
 今のままではまだまだ偏った情報でしかない。偏向報道に踊らされたのでは、真実は見えてこないものだ。
「……確かに、ガラスを割るのはよくないことですが……ひょっとするとご本人にも事情があるのかもしれませんの」
 よしっ、と再度意気込む。
「まだ判断を下すのは尚早ですの。もう少し情報を集めてみた方がよさそうですの」

 では、次はどこに行こうか。
 
A もう少し一般生徒への聞き込みを続ける。
B 細かいことは言いっこなし。「川澄舞」へ直談判する。
C とりあえず本人に近い筋として「倉田佐祐理」から話を聞いてみる。
D 教師陣とも話をした方がいいかもしれない。職員室に行ってみよう。
410名無しさんだよもん:03/06/30 21:43 ID:eGcS9JhN
Cで。
他のはどれも変わり映えがしない。
411名無しさんだよもん:03/06/30 22:41 ID:9QKXhR+H
「初めましてですの。あたし、御影すばるっていいますの」
「こちらこそ初めまして。倉田佐祐理です」
 校舎の外れで向かい合う少女2人。とりあえずは穏やかな挨拶を交わす。
 最初はそんな簡単に個人を発見できるか不安ではあったが、さすが有名人。道行く人に倉田佐祐理の名を尋ねたら簡単にクラスが返ってきた。
「それで、すばるさんは佐祐理に何のご用ですか?」
「………………」
 すばるはやや間を置き、迷ったが単刀直入に訊くことにした。
「あたしは……佐祐理さんの親友の川澄舞さん。彼女が起こしたという事件を今調べてますの」
「!」
 一瞬、佐祐理の表情が険しくなる。
「……そう、ですか」
 しかしすぐに元の微笑みに戻ると、平静を装って会話を続ける。
「でも、なぜすばるさんの様な外部の方がそんなことを?」
「すばるは警備員として、今夜からこの学校を見回ることになったんですの。生徒会長の……久瀬さんに雇われたんですの」
「!」
 再度、佐祐理の表情が険しくなった。しかも今度は『嫌悪』の感情も含みつつ。
「……そう、ですか……。で、今日はなぜ佐祐理のところに?」
 あからさまに雰囲気が先ほどと変わっている。かなり、警戒されてしまっているようだ。
「はい、そのことですが……すばるはまだ、川澄さんの評判は久瀬さんと一人の生徒さんからしか聞いていませんの。
 一方的な情報からだけで判断すると、真実を見失ってしまいかねませんの。そこで、『擁護派』である佐祐理さんからお話を聞こうと思って伺いましたの」
「……なるほど……」
 佐祐理は感心したような様子で。
「……ありがとうございます。助かりました。今までは、お話を聞いてくださる方もいらっしゃらなくて困っていたところなんです……」
 深々と、頭を垂れた。
 
「では、聞かせてもらえますの?」
「はい。……けど、実を言うと、佐祐理にもなぜ舞が毎夜学校へ行ってるのかはわからないんです」
 あらら。
 思わずバランスを崩すすばる。
「わからないって……お二人は親友じゃないんですの?」
「はい。もちろん親友です」
「じゃあ、なんでですの?」
412名無しさんだよもん:03/06/30 22:42 ID:9QKXhR+H
「舞は……舞は、佐祐理にも……理由を、話してくれないんです。いえ、夜の学校に行ってることも……舞本人は、佐祐理に秘密にしているつもりなんです」
「…………………」
 絶句するすばる。
「もちろん、久瀬さん……生徒会の方々から尋問されても、先生から訊かれても一つも答えません。本人は、そんなことは全然気にしていないようなんです……」
「じゃ、じゃあ……」
 かろうじて、すばるは言葉を繋げる。
「なぜ……佐祐理さんは、川澄さんを弁護してるんですの?」
「それは……」
「それは?」
 佐祐理はにっこりと微笑みながら、
「……佐祐理と舞は、親友だからです」
 
 話し合いの最後は、佐祐理の
『舞をよろしくお願いします』
 で締めくくられた。どうやら、彼女の脳内ではすばるは『川澄舞の味方』になりつつあるようだ。
 ……が
(……弱りましたの)
 すばるにしてみればたまったものではない。あくまでもすばるは『両者の言い分を聞いている』だけだ。
 そして、直接的な物的証拠は無いとはいえ、状況の全ては川澄舞が事件の張本人だということを指し示している。
 しかも、それを弁護する佐祐理は根拠に具体的証拠や理由の一つも挙げず、ただ「親友だから」という理由に留まっている。
 これでは基本的に第三者であるすばるのとる行動は決まってしまう、が……
 すばるは
 
A 今の状況ではとても川澄舞を弁護することなど出来ない、と素直に告げた。
B やはり川澄舞が犯人なのだろうと確信した。
C 根拠は無いが佐祐理を信じてみることにした。
D とりあえずこの場は切り上げ、水瀬家へ帰ることにした。
413名無しさんだよもん:03/06/30 22:48 ID:mzzuLnrU
B
414名無しさんだよもん:03/06/30 22:53 ID:h4CE0Rz8
「そうですの。まず倉田さんと言う人に話を聞いてみるんですの!」
 そうと決まれば活動的な彼女。夕暮れ迫る校庭で早速行動を起こす。
「えーっと、誰か…」
 その時、中庭に人影が見えた。木陰に誰かがいるが、逆光なのでよく顔が見えない。
「あの人に倉田さんの教室を聞いてみるですの。早くしないと倉田さんが帰っちゃうかもしれないですの」
 その人影とは?

A 吹奏楽部の少年だろうか? クラリネットを持った線の細い少年
B オーケストラ部なんてあるのか? チェロを持った一人の女生徒
C バレー部だろうか? バレーボールを持った一人の女生徒
D サッカー部だろうか? リフティングをしている一人の少年
E 天文部だろうか? 望遠鏡を組み立てている一人の女生徒
415名無しさんだよもん:03/06/30 22:59 ID:eGcS9JhN
>>414
惜しい。
だが、この方が流れを変えるという点ではよかったかも知れん。
416名無しさんだよもん:03/06/30 23:06 ID:h4CE0Rz8
うー無念…リロード忘れてたし
417名無しさんだよもん:03/07/01 02:17 ID:wTXbRHUI
「やっぱり川澄さんが犯人ですの。悪は許せないですの。悪を倒すですの!!」
 そうと決まれば活動的な彼女。夕暮れ迫る校庭で早速行動を起こす。
「えーっと、誰か…」
 その時、中庭に人影が見えた。木陰に誰かがいるが、逆光なのでよく顔が見えない。
「あの人に川澄さんの教室を聞いてみるですの。早くしないと川澄さんが帰っちゃうかもしれないですの」
 その人影とは?

A 吹奏楽部の少年だろうか? クラリネットを持った線の細い少年
B オーケストラ部なんてあるのか? チェロを持った一人の女生徒
C バレー部だろうか? バレーボールを持った一人の女生徒
D サッカー部だろうか? リフティングをしている一人の少年
E 天文部だろうか? 望遠鏡を組み立てている一人の女生徒
418名無しさんだよもん:03/07/01 02:26 ID:doCnno+R
Dか。
419名無しさんだよもん:03/07/01 02:27 ID:JdUL9UEL
誰がドイツなのかわかんねー(;´Д`)
ということで俺はパス(´・ω・`)
420名無しさんだよもん:03/07/01 02:39 ID:UmSCc0kp
「やっ、はっ、よ……っと」
 ポン、ポン、ポン。
 すばるの目に映ったのは、木陰で一人リフティングを続ける少年だった。
 その動きはなかなか業に入っており、サッカー部かあるいはそれクラスの実力があることを思わせる。
「って、感心してる場合じゃなかったですの!」
 慌てて思考を切り替えるとすばるは少年に歩み寄り、川澄舞の教室を訊ねた。
「え? ああ、三年の川澄? だったら……あそこだな」
 と、少年は三年棟の一角を指さす。
「ありがとうございますですの。それじゃ、すばるは急ぎますの……っと!」
 踵を返し、駆け出したすばる。が、数歩進んだところで脚を止めると、改めて少年に向き直った。
「お兄さん、お名前は何て言いますの?」
「垣本。サッカー部だ」
「垣本さんありがとうございましたの。あたしは御影すばる。いつかきっとお礼に伺いますの! では、さらばっ!」
 もう一度駆け出し、今度は立ち止まることなく、校舎の中へと消えていった。
 
「……御影すばる……か」
 後に残された垣本は、ポーンとボールを蹴り上げ、遠くの籠に放り込むと。
「……なかなか可愛かったな」
 木の根本に置いておいた鞄を担ぎ、帰路についた。
 
「ここですの!」
 一方三年棟の教室にたどり着いたすばる。教えられたクラスの目の前に立ち、一際大きく気合いを入れ直す。
「ここに諸悪の権化、川澄舞さんがいらっしゃいますの。……行きますのっ! 正義の味方御影すばる、ここに……けんざーーーーんっ!」

 バーン! と勢いよく扉を開くすばる。そこには……
 
A 誰もいなかった。すばる寂しい。
B 今夜に向けて剣を研ぐ川澄舞の姿が。怖いぃ……
C まだホームルームの最中だった。すばる赤っ恥!
D 椅子がすっ飛んできた。
421名無しさんだよもん:03/07/01 02:43 ID:HRetDrqa
A♪
422名無しさんだよもん:03/07/01 02:46 ID:3064G5Kf
垣本って雅史の友人だっけ?
423名無しさんだよもん:03/07/01 06:45 ID:RtcPrzV9
確かそうだったはず。
てっきりDは雅史かと思ったが…
424名無しさんだよもん:03/07/01 07:22 ID:12Ts1U/A
確かあの男も雅史と同じでサッカー部だと思ったぞ。
425名無しさんだよもん:03/07/01 08:47 ID:IHyZT3dM
なんてマニアックなところを。w
斉藤や河口と違ってSSもあまりないから最初わかんなかったよ。


ところで、
>A 吹奏楽部の少年だろうか? クラリネットを持った線の細い少年
て誰? まさか、OVA浩平じゃないよね?
426名無しさんだよもん:03/07/01 09:44 ID:o3MBkmle
線が細いって書いてあるし、シュンだろ。
ちなみに俺はオーケストラ部がわからん。
427名無しさんだよもん:03/07/01 11:57 ID:U6N8aZBm
上からシュン、だよもん、さおりん、雅史、美凪かな。
垣本とは思わなかったが(w
428名無しさんだよもん:03/07/01 13:12 ID:KaS1/JdM
>>427
だよもんってチェロなんて弾けたっけ?
429名無しさんだよもん:03/07/01 18:50 ID:iooXR6WD
なんか検索したら瑞佳はチェロの腕前は学年トップクラス、
音大に行けるほどとまで言われてた…
このまえONEやり直したばかりなのにすっかり忘れてた…
430名無しさんだよもん:03/07/01 22:27 ID:o0bTOQr6
「川澄舞さん! 神妙に正義の名の元に…」
 勢い込んで開けた教室の中には誰も居ない。夕焼けの色がかなり強く、もうすっかり外は茜色だ。
「………川澄さんは?」
 無論、その問いに答えるものは居ない。誰かが演奏しているのか、チェロの名曲、サン=サーンスの「白鳥」が遠くから聞こえてくる辺りが物寂しさに拍車をかけてくる。ロマンティックともいえるシチュエーションだが、今の状況じゃ寂しいだけだ。
「夜になる前に家に帰っているのかもしれませんの…」
 ガックリと肩を落とす。
「夜になるまで…どうしましょう?」

A 校舎内をぶらぶらして時間を潰そう
B 購買に行って何か買って食べてよう
C いったん水瀬家に帰ろう
D …夕日が暖かい。ちょっと一眠りしよう
431名無しさんだよもん:03/07/01 22:30 ID:i5iLz3Eo
Cで
432名無しさんだよもん:03/07/01 22:46 ID:CrwtI5/a
「ぱぎゅぅぅ…仕方がありませんの。一旦、秋子さんの家に帰りますの」
 夕方と言っても今の季節は真冬。日は釣瓶の如く落ちて行き既に日は落ちつつあった。
誰もいない教室から出、玄関で靴を履いて外に出ようとしたまさにその時、長身の剣を持った女の子
が今まさに校門から入ってきた。
(考えてみれば、夜にセキュリティーの厳しい学校に入るよりも夕方の学校が閉まる
 直前に忍び込こむ方が簡単ですの)
 すばるは玄関のすぐ傍に身を隠し、舞が入ってくるのを待ち構えた。
(う〜ん…彼女に直接話すべきか、後をつけるか…)

A 警備員に見つかるといけないので一旦すばるも身を隠す
B 今この場で会ってみる
C 取り敢えず彼女の後をつけてみる
D 一旦水瀬家に帰って準備をする
E 後ろから何者かに話し掛けられた※人物指定
433名無しさんだよもん:03/07/01 22:48 ID:cHwPpeYD
E 垣本。忘れ物を取りに来たってことで…
434名無しさんだよもん:03/07/01 23:05 ID:CrwtI5/a
(取り敢えず何処に向かうかここで様子を見させてもらうですの)
「あの〜」
 後ろから何者かに話し掛けられているのだがすばるは舞の動向に集中していて気付かない。
「もしもし〜」
「しっ、黙っていてくださいで…」
 そこではじめてすばるは気付き、ぎこちない動作で後ろを振り向くと、そこには先ほど話し掛けた
垣本と言う男がすばるのすぐ後ろにいた。
「え、えと、すばるは決して怪しいものではなくて…あなたはさっきまでグラウンドにいたのに…」
「忘れ物があってね。教室まで取りに帰ったんだけど…すばるちゃんはここで一体何を?」
「え、えと…それは…」

A 正直に話す
B 話さない
C 協力を求める
435名無しさんだよもん:03/07/01 23:09 ID:Gw7tXTSu
とりあえずAで
436名無しさんだよもん:03/07/01 23:35 ID:CrwtI5/a
「えっと…実は…」
 すばるは生徒会の久瀬から川澄舞の行動について調査するように頼まれた事を正直に話した。

「ふぅん、ま、このガラスが割られる件に関しては川澄舞の仕業だと前々から言われていたけど」
「この事は出来れば秘密にして欲しいですの。内々で処理して欲しいそうですから」
「まぁ、いいけど。この学校には警備員はいるにはいるけど…真面目に仕事していないしセキュリティ装置も
 内側には皆無だからな。まぁ、話を付けるにしても、とっ捕まえるにしても直接会ってみないとわかんないよな」
「あ、そう言えば今まさに彼女がここに向かっている所ですの」
 気付いたら彼女はあと数十メートルほどで玄関に入ろうとしている所だった。
「っと、一旦隠れた方が良いかもな」
 舞は土足のまま玄関から校舎に入り、そのまま3年の教室があるほうへと向かっていった。
「それは止めた方が言い。噂で聞いたんだけど川澄は剣術の達人で30m先に落とした硬貨
 の種類を全て聞き分ける事が出来ると言う話だ」
「……とっても眉唾物な気がしますが、彼女が只者で無いのは確かなようですの」
 すばるが見る限り舞のその身のこなしは何らかの武道をやっている者の動きであった。
「で、すばるちゃんはどうするつもりなんだい?」
「取り敢えず身を隠して彼女が動き出すのを待つですの」
「だったら教室の掃除道具入れに隠れると良いよ。警備員は一応最初の一回は見回りはするから。」
「ありがとうございますですの」
「じゃぁ、頑張れよ、すばるちゃん」
「はいですの」
 そう言うと垣本は玄関から出ていった。

 垣本の言う通りすばるは一旦2年生の教室の掃除道具入れに身を隠し夜が更けるのを待った。
(いったい…彼女の目的はなんですの?単なる遊びとは思えないですの)
 そうしている内に夜が更け、すばるの傍を警備員が通り過ぎたが気付く様子はなかった。警備員が
通りすぎ、校舎内に懐中電灯の明かりが消え去ったのを見計らってすばるは行動を開始した。

A 単刀直入、いきなり話しかける
B 彼女がここで何をやっているのか調べる
C 突如、殺気を感じた
437名無しさんだよもん:03/07/01 23:36 ID:JMxepift
B−
438名無しさんだよもん:03/07/01 23:43 ID:6VyxXVZ7
どうでもいいが秋子さんに連絡入れなくていいのか、すばる。
439436:03/07/01 23:43 ID:CrwtI5/a
間違えた…
11行目と12行目の間に

「彼女のあとをつけてみるですの」

を入れてくれ。
440名無しさんだよもん:03/07/01 23:54 ID:TYG9b9Zr
てーか>>430-431の選択肢が意味なかったような……
441名無しさんだよもん:03/07/02 00:05 ID:kXOf6Ird
>>440
選択された動作の途中に別フラグを立てるのは書き手の特権。イインデネーノ?
442名無しさんだよもん:03/07/02 00:07 ID:w7BjaSMY
(まずは彼女が何をしているか調べるのが先決ですの)
 すばるはまず、彼女を探し出す事にした。暗闇の校舎の中動き回る人間を探し出すのは容易でない。
しかし、すばるは精神を集中させ彼女の気配を探った。
(どこ…どこですの…)
 しばらくすると金属同士を叩きつける音が聞こえた。
「あそこですの!」
 すばるは健脚を生かし、その音のする方角へ向かった。

 そこでは舞が剣を構え何者かと対峙していた。その相手は…

A みずぼらしい格好をした猫背で白髪の男
B すばるの目には彼女以外は映らなかった。しかし、殺気だけは存在した
C 鋭い目に頬に傷を持った白髪の精悍な男
D 全身に外套を纏った男
E それは…鬼と呼ぶのに相応しい化け物だった
443名無しさんだよもん:03/07/02 00:09 ID:xuxbFAaM
B
444名無しさんだよもん:03/07/02 02:49 ID:w7BjaSMY
 すばるの目には彼女以外は映らなかった。しかし、殺気だけは存在した。そう、舞の敵は確実に「そこ」にいる。
「シィッ!」
 舞がその場から飛び退く。その刹那、彼女がいた場所に亀裂が走った。明らかに人為的な力によって破損したものだ。
「ハァッ!」
 舞は突如何もいない空間、いや殺気の塊向かって剣を振るう。一見、何もない空間に剣を振り回しているだけにしか
見えないが、何回かに一回、一瞬だけ切っ先の速度が何かにぶつかる様に鈍った。
すばるは確信した。この川澄舞と言う子は間違いなく「何か」と戦っている。
(どうするですの?助けるべきか…とは言え見えない相手にどうやって…)
 すばるが迷っていると、その「何か」がすばるの存在に気付いたのか一直線にこちらに向かってきた。
ここではじめて舞はすばるの存在に気付いた。
「人?危ない!」
 その「何か」に対してすばるは───

A 大影流合気術流牙旋風投げ!
B 大影流合気術地竜走破!
C 仙氣発勁衝!
D 回避
E 北斗十字斬!


445名無しさんだよもん:03/07/02 02:53 ID:bPqz0lK8
D
446名無しさんだよもん:03/07/03 00:27 ID:QmgVSQMi
「く……っ……!」
 その圧倒的な「存在」を感じたすばる。
 現在時分は「違うモノ」と相対していることを瞬間的に察知したすばる。
 すばるの格闘家としての勘が命じた行動は、「回避」だった。
 床を蹴り、身をよじり、おそらくギリギリの位置で「ソレ」の突進をかわす。
 
 バン!
 
「ツゥ、ッ!」
 勢いよく床にたたきつけられるすばる。が、受け身を完璧に取っており、その体にほとんどダメージはなかった。
 改めて自分の後ろ……おそらく「ソレ」がいるであろう空間を見つめる。
 だが、何もない。何も見えない。「いる」はずのものが見えない。
 ……刹那、
「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
 すばるの存在など気にしないかのように、空間に向かって舞が跳躍、その剣を振り下ろした。
 ガキッと鈍い音とともに剣線がブレ、そのまま床に食い込む。
 
 パリンパリンパリン……パリーーーーーーーンッ!
 
 廊下の奥に向かい、まるで「何か」が逃げるのに合わせるかのように、次々と窓ガラスが割れていった。
 そして、気配も霧散する。
「……フゥ」
 舞は一息つきつつ剣を鞘に収めると、何事もなかったかのように校舎の向こうへと歩いていった。
 すばるは……
 
A 舞を追いかけ、問いつめる。
B 現行犯。取り押さえる。
C 呆然と見送る。
D あたりを調べる。
447名無しさんだよもん:03/07/03 00:34 ID:oWGBQ9Cd
B
448名無しさんだよもん:03/07/03 00:41 ID:QmgVSQMi
「……はっ!? そうですの!」
 しばし呆然としていたすばるだが、はっと自分の仕事を思い出す。
「舞さんを捕まえないといけませんの! 直接彼女がやったかどうかは微妙ですけど……ともかく重要参考人であることに変わりはないですの!」
 キュッと腹帯を締め直して気合い入れ直し。
「待つですの!」
 校舎の奥に消えた舞の背中を追い、駆け出した。
 
「舞さん! 待つですの!」
 普通に歩いていた舞との距離はそんなに離れていなかった。数十秒も走れば追いつくのは容易い。
「……なに?」
 片手に剣を下げたまま、無愛想にふり返る。
「あたしの名前は御影すばる! 今夜からここの警備員をやっていますの! 川澄舞さん、あなたを窓ガラス破壊の現行犯で拘束しますの! 大人しくするですの!」
「………………………」
 が、舞は無言のまま踵を返すと、そのまま再度歩き出す。
「待つですの! 逃げようと言ってもそうはいきませんの!」
 その背中に向かい、飛びかかる。
「…………………」
 舞は……
 
A 抵抗した。
B 大人しくなった。
C 走って逃げ出した。
449名無しさんだよもん:03/07/03 00:46 ID:GbiG++5C
450名無しさんだよもん:03/07/03 00:46 ID:RULt2kTA
Bかな。
451名無しさんだよもん:03/07/03 00:57 ID:QmgVSQMi
「神妙にお縄に付くですの!」
 こちらに背中を向けたままの舞に飛びかかるすばる。手荒い真似はしたくないが、相手が従ってくれないのなら仕方がない。
 だが、舞は
「………………ふっ!」
 ふり向きざまに手刀を繰り出す。
 すばるを倒そうというわけではないものの、当たればそれなりのダメージを負い、しばらくは動けなくなるほどの威力だ。
 しかし……そこは大影流合気術の使い手、御影すばる。
「甘いですの!」
「!?」
 事も無げにその一撃を受けると、間接を逆に極め、そのままポーンと華麗に投げ飛ばした。

「……っぐっ!?」
 所詮多少の腕はたつとはいえ我流剣術の舞。受け身も満足にとれず、呼吸を整えようと悶絶している間にのし掛かってきたすばるによって完璧に間接を極められる。
「抵抗しないですの!」
 さらにすばるはどこから取り出したのかロープを掴むと、舞の両手を後ろ手に縛りあげ、脚も拘束した。
 本職顔負けの手際のよさだった。
 
「………何をするの」
 怨みがましい視線ですばるを見上げる舞。
「川澄舞さん、あなたは悪い人ですの。どういうわけだか知りませんけど、ガラスを割るのは悪いことですの。
 すばるは悪い人は許しませんの。第一、あなたはなぜこんなことをしているんですの?」
「……………………」
 沈黙。沈黙だった。噂通り、舞から返ってくる答えは沈黙のみ。
「……そうやって黙ったままじゃ、もしあなたに何かやむに止まれぬ事情があるとしても、誰からも理解なんてされないですの」
「……………………」
 しかし、やはり沈黙。
「………はぁ……仕方がないですの」
 さすがに呆れたすばる。彼女は電話を取り出すと
452名無しさんだよもん:03/07/03 00:58 ID:QmgVSQMi
A 久瀬に連絡した。
B 佐祐理に連絡した。
C 警察に通報した。
D 教師に通報した。
453名無しさんだよもん:03/07/03 01:01 ID:hy6Fn3n7
Bで。
454名無しさんだよもん:03/07/03 01:10 ID:QmgVSQMi
 実は昼間会った時、「何かあったらここに連絡を」と佐祐理の連絡先を聞いていたすばる。
 このまま通報してもいいが、さすがにそれもどうかと思った彼女はまず親友である佐祐理を呼んでみることにした。
「……………………」
 数回のコール音の後、ガチャッと反応があった。
『もしもし、倉田ですが……』
「あ、佐祐理さんですの? あたしですの。すばるですの」
『ああ……どうもこんばんはすばるさん……。何か、あったんですか?』
 ただならぬ雰囲気を感じ取ったのか、佐祐理の声に不安げな気配が聞いてとれた。
「その通りですの。あなたの親友川澄舞さんが現れ……ガラスを、割りましたの。今彼女はこの場にいますの。
 けど、何も話してくれないので、あなたに来てもらいたいですの」
 まるで万引きした子供の親に連絡するみたいだな……と思いつつ、すばるは自分の要求を伝えた。
『!? わ、わかりました……今すぐ行きます!』
 かなり狼狽した様子で、電話は切られた。
 
「…………………」
「…………………」
 電話も切れ、再度静寂が辺りを包む。
 すばるも何も話さず、当然舞も何も話さない。

 …………。
 
A しばらく待ってると何事もなく佐祐理登場。
B 何か話しかけてみる。
C 再度『見えない何か』の襲来。
455名無しさんだよもん:03/07/03 01:15 ID:TdSaX7Je
A
456名無しさんだよもん:03/07/03 01:25 ID:QmgVSQMi
「……舞っ! すばるさんっ!」
「……佐祐理?」
「来ましたですの」
 待つことしばし。静寂に包まれていた廊下に、慌てた佐祐理の声が聞こえてきた。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
「佐祐理……」
 よほど慌てていたのか、肩で息を整え、時期にもかかわらず額にはうっすらと汗がにじんでいる。制服もリボンがかなりちぐはぐだ。
「ご、ごめんなさいすばるさん……舞が、舞がご迷惑をお掛けしてしまったみたいで……」
 とりあえず、とばかりにすばるに頭を下げる佐祐理。しかし、そんなのはすばるの望むことではない。
「あたしに謝らなくてもいいんですの。それより、迷惑を受けているのは学校の人や一般の生徒さんたちですの」
「あ……」
 彼女にしては珍しく、少々キツイ言い方をしてしまう。
 やはり、何を訊いても無反応な舞にイラついているのだろうか。
「……本来なら、あたしはここで久瀬さんに連絡するべきなんですが……」
「それはっ…!?」
 目を見開く佐祐理。
「……けど、ガラスはどうやら舞さんが『直接』割ったわけじゃないですの。舞さんが戦っていた『見えない何か』によって割られたと思うですの。
 あたしも、理由によっては、そして、こんなことがもう二度とないというのなら……あまり舞さんを通報するような真似はしたくないですの」
 ひとまず正論を言ってみるすばる。
 舞は何を聞いても俯いたままではあるが、佐祐理はその場にしゃがみ込み、舞の肩を抱きながら……
「……ねぇ、舞。話してみようよ。すばるさんは、他の人たちとは違うよ。話せば、わかってくれる人だよ。
 舞にどんな事情はあるかわからないけど……けど、このままじゃ舞の立場は悪くなる一方だよ? ねぇ……話してみようよ」
 優しく、諭すように伝えた。
 ……舞は……
 
A やはり沈黙を守ったままだった。
B ポツリ、ポツリと話し始めた。
C 「……私は魔物を討つ者だから」とだけ答えた。
457名無しさんだよもん:03/07/03 01:28 ID:GbiG++5C
B
458名無しさんだよもん:03/07/03 01:41 ID:QmgVSQMi
「私は、私は……」
 ポツリ、ポツリと。少しずつ。しかし確実に。
 佐祐理の説得が功を奏したのか、舞は自分の出生を語り始めた。
 
(舞シナリオ終盤を思い出してください)
 
「……マジですの……?」
 聞き終えたところですばるは思わず嘆息を漏らした。はっきり言って、常識で計れる話ではない。
「そうだったの……」
 が、佐祐理は完璧に舞の方に感情移入してしまっている。まぁ、無理もないと言えば無理もないが。
「……すばるさん……」
 そして、何か言いたげな視線をこちらにぶつけてきた。
 言いたいことはわかる。『舞を許してやってほしい』、『弁護してやってほしい』とかその辺りだろう。
(けど……)
 しかしすばるは悩む。
(……あたしは、どうするべきですの……?)

A 舞の話はあまりに現実離れしすぎている。とても信じられない。
B いやしかし自分は確かに見えない魔物と戦った。信じてみる。
C 嘘か真かはどうでもいい。あとは当人達で話し合うべき。久瀬に連絡を入れ、お仕事終了。
459名無しさんだよもん:03/07/03 01:45 ID:p5TkdZsI
常識的にC
460名無しさんだよもん:03/07/03 02:00 ID:QmgVSQMi
「……はぁ、わかりましたの」
 心底疲れたようなため息と共に、すばるは呟いた。
「え? じゃあ……」
 受け入れてもらえたのかと思い、笑顔を咲かせる佐祐理。
「……とりあえず、すばるのお仕事はここまでですの。あとは佐祐理さん、あなた方の間で話し合うべき事柄ですの」
「え?」
 その顔が、凍り付く。
「あたしが頼まれたのは、『夜の校舎の見回り』、そしてあたしの目の前でガラスは割れ、その場に舞さんはいましたの。
 魔物のお話はあたしには判断が付きません。あとは久瀬さんや学校側との間で話し合いをするようお願いしますの」
「け、けど……すばるさん……」
「残念ですけど、あたしはただの雇われ警備員。口を出せる問題じゃないですの」

 そしてすばるは久瀬に連絡を入れた。
 彼の家は学校から近いのか、ものの数分の内に駆けつけ、縛り上げられた舞を見て勝ち誇ったような笑みを浮かべる。
「ご苦労様でしたすばるさん。お手柄ですね。これは僕からのほんの心付けです」
 その笑顔のまま、上機嫌に久瀬は茶封筒をすばるに手渡す。ずっしりとした手応え。どうやらかなりの額が入っているようだ。
「さて川澄さん、倉田さん。文句はないね。何せ今回は現行犯。御影すばるさんという確実な目撃者がいるんだ。言い逃れも黙秘もできないよ?」
「………………」
「違うんです。違うんですっ! 舞には、理由が……ガラスを割ったのだって、舞が直接やったわけじゃ……!」
「……ということだそうだが、すばるさん、ガラスは川澄さんが割ったんだろう?」
「……それはわかりませんの。ただ、ガラスが割れた『その場に舞さんがいた』のは確かですの」
「……だ、そうだ」
「だから、それはっ……!」
「ああ、わかったわかった。細かい話し合いは明日、生徒会室でお願いしようじゃないか。何か話が聞けるのなら、それも悪くない。
 まぁ、最終的な処分が変わるとも思えないがね」
「………………」
 勝ち誇る久瀬と、ひっしに食らいつく佐祐理と、一人うつむいたままの舞。
 すばるは、もう自分はこれ以上この場にいるべきではないだろうと判断し……校舎を、後にした。
 
461名無しさんだよもん:03/07/03 02:00 ID:QmgVSQMi
「ただいま戻りましたの」
 外に出てみれば日はすっかり暮れていた。うろ覚えの夜道を歩き、どうにか水瀬家までたどり着いたすばるは水瀬家の玄関を開く。
「あらあらお帰りなさいすばるさん。遅かったですね」
「はい。お仕事をしていましたの……これ、お給料です。ただでお世話になるわけにもいかないので、受け取ってくださいですの」
 久瀬から手渡されたお給料を、そのまま秋子に手渡す。
「え……?」
 秋子は一瞬怪訝な表情を浮かべ。
「………あらあら、これはどうもご丁寧にありがとうございます。こんな気を使って頂かなくてもよかったのに」
「いえ……けど、やっぱりケジメはしっかりしないといけませんの」
 最初は拒否しようかと思った秋子。だが、すばるの頑固な一面を知っている彼女は、ここは受け取っておくのが上策だと判断した。
「さて、それじゃすばるさん。ご飯が出来てますよ……そろそろお夕飯にしましょう。今夜は、お鍋です。名雪もお腹を空かせて待っていますので」
「はい……では」
 一歩進み、水瀬家の敷居を、またぐ。
 
「ありがたく、いただきますのっ!」

A Fin.
B いやいや、終わるにゃまだ早いよ。
462名無しさんだよもん:03/07/03 02:01 ID:ecI23jz+
B
たまには続けてみようぜ。
463名無しさんだよもん:03/07/03 02:02 ID:GbiG++5C
もちろんB
464名無しさんだよもん:03/07/03 02:19 ID:XsgWEH61
 人には誰でも、後悔したくなる時というものが在る。
 例えばそれは、青春の一時。好きな相手を前に、どういう言葉を言うか悩む一瞬。
 例えばそれは、運命の分岐点。自分の針路のマークシートに印を刻む時。
 例えばそれは、人生の岐路。言葉を過てば伴侶と子供が路頭に迷う決断の場。

 今、御影すばるの目の前に、その時が訪れようとしていた。

 すなわち、目の前の鍋は、ジャムフォンデュである。

A.喰う
B.喰わない(体調不良を訴える)
C.喰わない(鍋ごとひっくり返す)
D.喰わない(ジャムを食うなと先祖からの言い伝えが)
465名無しさんだよもん:03/07/03 02:22 ID:tlaSZ+n1
Aしかあるまい
466名無しさんだよもん:03/07/03 17:02 ID:jw4psFfo
食った。
「ぱぎゅう!」
すばるは死んでしまった。

A終わり
B前の選択肢からやり直す
467名無しさんだよもん:03/07/03 17:11 ID:h8A5J8fD
Bで
468名無しさんだよもん:03/07/03 17:39 ID:IkFsABTG
前の選択肢からやり直すってことは、>>464の選択を再び選ぶのか?
469名無しさんだよもん:03/07/03 17:49 ID:gB8f19G7
ジャムネタ・・・
470名無しさんだよもん:03/07/03 17:52 ID:dV2gZAaV
初っぱなは普通の優しいお母さんだったように見えたのだが。
471名無しさんだよもん:03/07/03 22:37 ID:I4p1jTkL
さすがにこれはリコールだろ……

>>462の選択が終わったところからのやり直しを提案する。
472名無しさんだよもん:03/07/03 23:15 ID:sIFi2HdT
>>471
リコール同意。
でも軽々しくリコールするのもあれなんで、他の人の意見多数求む。
473名無しさんだよもん:03/07/03 23:27 ID:64674EYy
>>465
からでいいと思うが
474名無しさんだよもん:03/07/04 00:17 ID:YDVOU5vy
>>465からだと「意外と美味かった」以外は悪い方向に行きそうなんで
>>462からのリコールに同意
475名無しさんだよもん:03/07/04 00:43 ID:OHpfrebd
465か、464の選択肢からでいいんじゃね?
476名無しさんだよもん:03/07/04 00:44 ID:lnUQrq2Z
で、いつもの選択

A >>464のやり直し
B >>462から
477名無しさんだよもん:03/07/04 00:45 ID:lnUQrq2Z
ごめん、追加

C >>465から
478名無しさんだよもん:03/07/04 00:45 ID:o6TK9G8x
Bで
479名無しさんだよもん:03/07/04 23:58 ID:ySpMgdxl
これは危険ですの、なんとか喰わない方向に持っていくですの。
「これは遠慮しておきますの…」
「どうしたんですか?」と切り返されました。
「えっと、体調が悪いんですの」
「まあ、それはいけませんね。それでは…」
素早く支度を始める秋子。ふと気がつくとすばるは

A 某病院の西病棟503号室にかつぎこまれていた。
B 秘密の地下室に監禁されていた。看病体制はばっちり。
C 傭兵の契約書にサインさせられていた。
D 都会の寒空の下に放り出された。のたうち回るしかない。
480名無しさんだよもん:03/07/05 00:03 ID:6twe4c6/
>>479
それは>>462の続きでなく>>464の続きでは?
481名無しさんだよもん:03/07/05 03:18 ID:6LZ7lrb/
取りあえずD
482名無しさんだよもん:03/07/05 07:11 ID:u/drpBvU
>>479
選択肢無視はいけないと思いますよ〜
483名無しさんだよもん:03/07/06 07:21 ID:7zkHEz10
書きたい、が…眠い…
484名無しさんだよもん:03/07/06 12:24 ID:NbnmODQW
無視というか単なるミスに見えるのだが
464と479を矛盾しないようにまとめられないかな
485名無しさんだよもん:03/07/06 14:54 ID:BD4J6ZUa
>>478に従い>>462の選択肢を受けた続きから。


 ジリッ……チン!
「………………」
 目覚ましが鳴る直前、すばるは目を覚ました。
「……………まだ、五時……」
 ゆっくりと上半身を持ち上げ、時間を確認してみれば時間はまだ早朝。
 普段の生活で身に付いた早起きの癖はこんな時にも発揮された。
「もう、そんな必要はないのに……」

 昨晩、心ゆくまで秋子さんの手料理を堪能したすばる。
 束の間の幸せと心地よい空腹感と共に、そのまま床についた。
 全てが仮初めであったとしても、それが快いことに変わりはなかった。
 
「……………けど、起きちゃったことは仕方ありませんの」
 などとまぁ、湿っぽい話は無しにして。
 とりあえず目覚めた彼女は……
 
A 早朝マラソン。町内一周の旅へ。
B 朝と言えば乾布摩擦。裸で庭へ。
C かっちり演舞。練習は欠かせない。
D むしろ二度寝。ああ、無上の幸せ。
486名無しさんだよもん:03/07/06 16:04 ID:iyB6vVJR
C
487名無しさんだよもん:03/07/06 20:27 ID:PSvRsEOl
 手早く着替えを済ませ、二人を起こさないようにこっそりと庭に出る。
「寒いですの…」
 玄関の扉を開けた瞬間にとたんに激しい例気が身を襲う。雪がちらちらと舞っており寒さに拍車をかけている。
「さてと…」
 庭に移動する。歩くたびにサク、サク、サクと小気味よい音がする。関東育ちのすばるにとってはこの感覚は新鮮だった。
「ふーーーーっ」
 呼吸法、歩法、型など基本的な訓練を流れるような動作でこなす。訓練をしながら内心で自分を見つめなおす。
「ふぅ…こんな所ですの」
 毎日こなす訓練を一通りこなし、ひとつ息を吐く。程よく体が温まり、頭もしっかりと活動し始めた。
「おはようございます」
 そんなとき、朝の挨拶が投げかけられた。それは…

A 頭に触覚のようなものが生えた黒髪の少女。牛乳配達のようだ。
B 垣本だった。ランニングをしているようだ。
C 目つきの悪い黒いシャツを着た青年。…何をしているのだろうか?
488名無しさんだよもん:03/07/06 20:51 ID:W9WDWjX8
A.
まあ、朝といえば。
489名無しさんだよもん:03/07/06 21:50 ID:HyNaRmYs
490名無しさんだよもん:03/07/08 01:58 ID:jxku+2ej
誰だって質問ついでに保守
491名無しさんだよもん:03/07/08 01:59 ID:pqvcz8jR
ピカチュウだろ。
492490:03/07/08 09:23 ID:CXk8Gaxk
あ、思い出した。>ピカチュウ
493名無しさんだよもん:03/07/08 15:00 ID:3Ijc/KcY
494名無しさんだよもん:03/07/08 19:58 ID:MuV8dqZj
「おはようございますっ!」
 元気よく挨拶をしてきたのは小柄な少女だった。長めの黒髪に二本触覚のようにたった癖毛が特徴的な子だった。肩には牛乳瓶が入った籠が下げられている。どうやら牛乳配達の途中のようだ。
「おはようですの。お疲れ様ですの」
 見たところ、自分とさほど年は離れていないようだがこんな大変な仕事をしていることに感心した。
「ありがとうございます」
 そう微笑んで少女が通り過ぎ…ようとした時だった。
「あっ…」
 少女がそう呟いたときもう遅かった。路面の凍った雪に足を取られて思いっきり転倒する。
 ゴンッ! ガシャッ!
 牛乳瓶が中を舞い、路面に叩きつけられる。少女はしたたかに頭を打ち付けていた。
「だっ、大丈夫ですの?」
 慌てて少女に駆け寄る。しかし、気絶しているようだった。

A 取り合えず、家の中に運び込む。
B どうしていいかわからずおろおろする。
C その時、通りすがりの誰かが救いの手を…(人物指定)
495名無しさんだよもん:03/07/08 20:12 ID:0gRbgibX
C はるか
496名無しさんだよもん:03/07/08 20:36 ID:LEYafNsG
 そこに滑り込んでくる銀輪の音。
 すばるが顔を上げると、自転車はブレーキをかけて停止し、
乗っていたショートカットの女性が不思議そうにこちらを見た。
「えっと……この娘に牛乳瓶で殴りかかって金目のものを奪ってしまおうという展開?」
「ちがいますのーーっ」
 激しく誤解されかけたすばるは大慌てで否定する。
 その女性――河島はるかは自転車から降り、気絶した理緒の様子を見る。
「頭を打ってるね……ちょっとまずいかも」
「し、し、死んじゃいますの?」
「へたすれば」
 がーん、とすばるは目の前が真っ暗になる。そこにはるかは追い打ちで、
「殺人は罪が重いよ」
「だからすばるがやったんじゃないですのっ!」
 と、大騒ぎしていると、家の中から秋子が顔を出す。
「どうしたの?」
「実は……」
「この娘が足を滑らせて転んだんですのっ!」
 はるかが余計な口を挟む前に、事実を端的に説明する。
「頭打っているみたいだから、そっと寝かせてあげた方がいいと思う」
「そうですか、じゃあうちに運んで、様子を見ましょう。手伝っていただけますか?」
「ん」
「す、すばるも手伝いますのっ」
 理緒を客間に運び、壊れたガラスを片付けて、牛乳屋? に連絡する。
 直接の原因でないとはいえ、万が一死んだりしたら寝覚めが悪いとすばるは気が気でない。
 そんな中はるかはのんきに、
「……おいしい」
 ジャム付きトーストを囓っていた。すると、

A 理緒が目覚めた
B 名雪が下りてきた。
C 医者を呼ぼう(医者指定)
D 理緒がご臨終。すばるに殺人容疑が。 
497名無しさんだよもん:03/07/08 21:27 ID:ThysoO3A
498名無しさんだよもん:03/07/08 22:08 ID:hbuINdjs
まさか…アレを食べたのか?
499名無しさんだよもん:03/07/08 22:40 ID:KAgyTJTw
他なジャムもあるし……・。
まあ、はるかなら食えそうだけど。
500名無しさんだよもん:03/07/08 23:27 ID:u5gXCsrD
いい加減邪夢ネタは・・・
501名無しさんだよもん:03/07/09 00:06 ID:6ja9F9rk
 理緒がうっすらと瞳を開ける。
「あ、気がつきましたの。大丈夫ですの?」
「ここは……?」
 かくかくしかじか。すばるがほっとしつつ事情を説明すると、途端、理緒は青ざめた。
「牛乳が、割れた……?」
「割れましたけど……?」
「半分ばかり」
 はるかが冷酷に補足する。理緒は世界が終わったような表情で、
「あああっ、お給料から引かれちゃうっ……ううっ、せめて残った分だけでも配達しないと……」
 無理矢理立ち上がろうとするが、へなへなと布団の上に崩れ落ちる。
「まだ無理してはいけませんよ」
 秋子が寝かしつけようとするが、理緒は「でも、うちにはお腹を空かせた弟たちが……」と
うわごとのように呟きながら、布団から這い出ようとする。
「可哀想に……」
 はるかは二枚目のトーストを囓っていた。
「わっ、分かりましたのっ! すばるに任せるですのっ!」
 多少なりとも責任を感じていたすばるは、理緒の変わりに配達を買って出る。
「でっ、でも……」
「大丈夫ですのっ、世のため人のため正義のため、すばるは困った人は見捨ててはおけませんのっ!」
「すばるさん……」
 病床の理緒の手をがっちりと握るすばる。美しい光景に思わずはるかは拍手し、秋子は目頭を押さえた。
 そして、すばるは理緒の代わりに牛乳を抱え、配達へと旅立った。
 秋子とはるかは不安そうに、その後ろ姿を見送る。
「大丈夫かしら……すばるちゃん、土地勘ないのに」
「んー、無事に帰ってこられるといいね」
 さて、配達開始したすばるだが……

A やっぱり気になったはるかが、自転車で後ろから追ってきた。
B やっぱり気になった理緒が、息も絶え絶えで追ってきた。
C だよもんと語尾につける少女と遭遇した。
D 貧乏そうな白髪の男に牛乳を狙われた。
E 道に迷った。
502名無しさんだよもん:03/07/09 00:08 ID:w/hb4Efv
Aで。
503名無しさんだよもん:03/07/10 01:00 ID:YUmkQHoA
「ん。」
504名無しさんだよもん:03/07/11 00:19 ID:Wc89ePs5
「な。」
505名無しさんだよもん:03/07/11 22:54 ID:cLRKYxES
にゃ〜ん
506名無しさんだよもん:03/07/12 23:30 ID:Orv734yg
「うぅ…地図を見ただけでは道がわからないですの」
 案の定、すばるは道に迷っていた。つい数日前にこの街に来たばかりのすばるが判るはずも無かった。
「おーい、すばるちゃーん」
 すばるが途方に暮れていると後ろからはるかが自転車に乗って追い掛けて来た。
「君この街に来たばかりで道がわかんないだろ?あたしが教えてあげるよ」
「え、でも…はるかさんは通りかかっただけで…」
「そんな事言ったら君も似たようなものでしょ?ここまできたら乗りかかった船だって」
「…わかりました、道案内をお願いしますですの」

 その朝、垣本はとんでもない物を見た。二つの銀色の弾丸が街を疾走するのを。
後ろを走っていた自転車は積んでいた牛乳瓶のバランスを崩すことなく走っていた。
呆けていた彼が気付いた頃には二つの銀輪は彼方へと去っていった。
「えらい物を見たな…っと、朝部に遅れちまうな。急ぐか」

「すばるちゃん、次の角を右!そこが終わったら後4軒、急ぐよ!」
「わかりましたですの」
 そのコーナーを曲がった所にあった家の表札にあった苗字は──

A 藤田  G 長森
B 天野  H 立川
C 御堂  I  月島
D 坂神  J 長瀬
E 森川  K 柏木
F 七瀬  L 那須
507名無しさんだよもん:03/07/12 23:40 ID:HdUSs8Ww
E
508名無しさんだよもん:03/07/13 01:11 ID:+lCewwPX
「…ん。朝?」

目覚ましのアラームではなく、朝日で起きる。
数日前までは忘れていた感覚だ。

「そっか。今週いっぱいはお休みなんだっけ。」

そう、新曲製作、プロモ撮影。歌番組の立て続けの出演をこなし
さらにツアーを控えた彼女――森川由綺は久し振りの休日を迎えていた。

「牛乳、来てるかな」
のろのろと寝床から這い出し、玄関に向かう。デビュー当初の住まいは
落ち着かないんで一軒家にしてもらったのだ。

開錠して、ドアを開ける。そこには、

A 番犬と格闘の末ズタボロになったすばる
B いつもと同じ無表情のはるかが牛乳瓶を差し出している。
C いつもの場所にいつもの本数の牛乳。それだけ。
D 散乱したガラス瓶の破片と泣き崩れる少女with緑髪の友人

509名無しさんだよもん:03/07/13 01:14 ID:QfRSCZs9
B
510名無しさんだよもん:03/07/13 01:34 ID:cDBMXsbx
「あ、由綺だ」
 住所を知っているはずのはるかは、さして驚いてない顔でそう言った。
「……えぇと、おはよう」
「ん、おはよ。飲む?」
「う、うん……」
「コーヒーとかフルーツとかもあるけど、どれがいいかな?」
「あ、うちは普通のだから……」
「そう。では乾杯」
 チン☆
 はるかが勝手に取りだしたコーヒー牛乳と、由綺の手に渡った牛乳を軽く当てて、腰に手を当て一気飲み。
 んく、んく、と由綺は喉を鳴らし、ちょっと苦労して一瓶飲み干した。
「ぷはぁっ……ごちそうさまでした」
「どういたしまして」
 はるかはコーヒー色のヒゲを拭いながら、そう言った。
「えーと……朝の突撃リポーターかなんかかと思っちゃった」 
「んー、私はまだ芸能デビューしてないし」
 まだということはその内する気でもあるのだろうか。
「あはは、それもそうだね」
「じゃあ、仕事があるから」
「頑張ってねー」
 不意にはるかは事務的な口調で、
「120円になります」
「あ、はいはい」
 由綺は素直に硬貨を差し出し、去りゆくはるかを見送った。ドアを閉めてからようやく、
「……あれ? 私、月々ちゃんと払っている……よね?」
 しかも白牛乳なら100円だし。
「はるかさん、遅いですのっ。次の地区に行きますのっ!」
「ん、ごめん。友達に会っちゃって」
 二人は自転車をこぎだした。
511名無しさんだよもん:03/07/13 01:34 ID:cDBMXsbx
A 配達完了。ばんざーい。
B 次の家へ。>>506から選択。森川家のぞく。
C 角から突如暴れ牛が。
D なぜか地面にマキビシが。
512名無しさんだよもん:03/07/13 01:36 ID:QfRSCZs9
A
513名無しさんだよもん:03/07/13 10:30 ID:+lCewwPX
「というわけで、無事配り終わったですの!」
「ん」
「ほんっっっっとうに、ありがとうございます!!」
理緒が深々と頭を下げる。
「何かお礼をしないと・・・」
「いやいや、気にする事無いですの」
「でも・・・、そうだ、今うちの牛乳屋でキャンペーンやってるんです
 新規のお客様とかお得意さんに配ってるんですけど…
 よかったら、これでも。是非うけとってください!」
そうして触覚少女の差し出したものは…

A 青春18きっぷ
B 巨○戦のチケット
C バーガーショップ・BQ優待券
D どろり濃厚
514名無しさんだよもん:03/07/13 10:38 ID:OOM0unGZ
A
515名無しさんだよもん:03/07/13 10:51 ID:8D8gtxUe
516名無しさんだよもん:03/07/14 03:12 ID:a/9yJ9ax
「それじゃ、私学校がありますから」
「あ、はい。いってらっしゃいですの」
理緒を見送ったあと、すばるは手の中の青春18キップを見て、しばし悩む。
これがあれば電車乗り放題ではあるが、しかしすばるは流浪の旅の末、ここに流れ着いた身。
原稿から逃げ出し、秋子に拾われこの地に居着いたはいいが、あてもなく日々を過ごすのみ。
では、この青春18キップはいかな運命をもたらすために、すばるの前に現れたのか。
「これは、ひょっとして……」

A 懐かしの故郷へと戻り、原稿に立ち向かえと言う啓示ですの。
B もっと遠くへ逃げ出さなければ、いつまでも過去は付いて回るという警告ですの。
C これを売り払って当面の生活費用に充てようと言う皮算用ですの。
D 寒くて風邪ひいた。きっぷで鼻かんだ。ちーん。
517名無しさんだよもん:03/07/14 03:36 ID:3gscr3nO
C
518名無しさんだよもん:03/07/15 01:21 ID:8ycQ8xt4
「そうと決まれば早速売っ払うですの」
 これを売れば当分の生活費には困らない。
「けど……」
 ただ売るとは言っても色々方法はあるだろうし、値段も変わってくるだろう。
 そうだ。なるべく高く売らなければならない。ただし、怪しげな方法は危険が伴う……
「むむむ……義理と人情の板挟みですの」
 それは違う。
「そうですの。ここは……」

A 手堅く金券ショップで売却する。
B 秋子さんのツテを頼ってみる。
C インターネットオークションに出品してみる。
D 駅前でダフ屋行為に及んでみる。
519名無しさんだよもん:03/07/15 01:40 ID:6IJsC3K3
C
520名無しさんだよもん:03/07/15 08:59 ID:OKtlM6Cx
「そうですの! インターネットのオークションに…」
 ここまで言ってすばるは自分の過失に気が付く。
「…そう言えばパソコンがないですの」
 そう、水瀬家にはパソコンがなかったしもちろん自分も、ノートパソコンなんて持っていなかった。
「…仕方ないですの」

A バイトしていた高校のパソコンを借りよう。
B てきとーなパソコン屋のインターネット体験コーナーを利用しよう。
C その辺のパソコンオタクっぽいヤツを締め上げて何とかしよう。
521名無しさんだよもん:03/07/15 09:44 ID:kDnBKavI
A
522名無しさんだよもん:03/07/16 01:29 ID:n2zFHZ3+
そんなことより保守させてくれよ1よ
523名無しさんだよもん:03/07/17 09:42 ID:xnINu611
保ってみる。
524名無しさんだよもん:03/07/18 23:15 ID:Cj6kwVBn
捕手保守。
525名無しさんだよもん:03/07/19 14:12 ID:dnwR01kA
「あの高校のパソコンを借りようですの!」
 そうと決まればすばるの行動は早い。早速携帯電話を取り出し、あの一件で知り合いになった久瀬へ連絡を入れる。
 
 トゥルルルル………
 
 数回のコール音の後、反応があった。
『もしもし? 御影さんですか?』
「あ、久瀬さん! お久しぶりですの!」
『ええどうもこちらこそ。今日はどういったご用件で?』
「はい、実は……」

 かくかくしかじか、と事情を説明する。
 
「……というわけですの。ちょっと学校のパソコンをお借りしたいですの」
『学校のパソコンですか? それなら……』

 久瀬の返答は……
 
A 構いませんよ。早速学校まで来てください。
B むしろ僕のPCを使わせてあげます。僕の自宅まで来てください。
C 僕の古いPCでよかったら差し上げます。
D ダメです。
526名無しさんだよもん:03/07/19 14:14 ID:BVyWPLzL
D
527名無しさんだよもん:03/07/19 17:35 ID:PV8eUsKX
『ダメです』
「え!?」
 ほとんど即答だった。
「な、なんでですの!?」
『流石にまだ学校がやってる時間に、関係無い人間を私用で入れさせる訳にはいきませんから』
「……むむ」
 それもそうだ。
 すばるは暫く考え―――

A 放課後なら何ら問題無いはず。 もう少し掛け合ってみる。
B 警備員である事を理由にすれば大丈夫なはず。 もう少し掛け合って見る。
C 違う方法を探そう。 電話を切る。
D そう言えば舞や佐祐理はあの後どうなったのだろう。
528名無しさんだよもん:03/07/19 17:36 ID:BVyWPLzL
C
529名無しさんだよもん:03/07/19 19:38 ID:xTwZYpD0
単語ばっか
530名無しさんだよもん:03/07/20 00:24 ID:J1vq+lzv
どうしたものかな。
531名無しさんだよもん:03/07/20 00:41 ID:M1ULxdQl
「インターネットは諦めたら?」
はるかがそんなことを言ってくる。

「でも…」
「じゃあ、こういうのはどう?」

A 家主親子にお礼として切符をプレゼント
B 買い取る。私が。言い値で。
C 私と一緒に、そうだ、○○行こう。*地名指定
D チョコ一万円分と交換しよっか?
532名無しさんだよもん:03/07/20 00:42 ID:J1vq+lzv
C 海水浴に。
533名無しさんだよもん:03/07/20 00:46 ID:M1ULxdQl
今は冬ではなかったかw
534名無しさんだよもん:03/07/20 00:46 ID:XazixY9b
念のため先に言っておくと今作の季節は冬だ。
535名無しさんだよもん:03/07/20 00:47 ID:UiGvAKhA
ま、はるかだしw
536名無しさんだよもん:03/07/20 00:47 ID:XazixY9b
>>533
不束者ですがよろしくお願いします…
537名無しさんだよもん:03/07/20 01:00 ID:7o23VgyE
 ざぱーん。
「ん、絶景かな」
 冬の日本海は激しく荒れ狂っていた。
「えーとちょっと待つですの。原稿が上がらなくって、逃避行して、秋子さんに救われて、
 久瀬さんを助けて、牛乳を配達して、青春18キップを売り払おうとして……
 で、なんでキップ使っちゃってるですのーーーっ!?」
 すばるの叫びが波が砕ける音の中に吸い込まれてゆく。
「旅は道連れ世は情け」
 はるかは分かるような分からんようなことを言った。
「ううっ、これでまた1からやり直しですの……」
 寒風が二人の髪を激しくはためかせる。
「そうでもないかも」
「え?」
「ほら」
 はるかが指差した先で、なにか騒動が起こっている。
 どうやら子供達がなにかを囲んでいじめているようだ。
「助けてあげれば、なにかお礼してもらえるかも」
「なるほどっ! じゃ、ないですのっ! 悪の存在を正義はけっして許しませんのっ!
 そこのお子様達、やめるですのーーっ!」
 すばるが駆けてゆくと、子供達は蜘蛛の子を散らすように去っていった。
「まったく、寄ってたかっていじめるなんてひどいですの。大丈夫ですの?」
 と、すばるが手を差し伸べた相手は……

A 囲まれ慣れている金髪の少女だった
B ぴこぴこ鳴く変な生物だった
C いかにもとろそうなメイドロボだった
D 玉手箱らしき物体だった
538名無しさんだよもん:03/07/20 01:02 ID:J1vq+lzv
C だな
539名無しさんだよもん:03/07/20 01:23 ID:7o23VgyE
「はわわ〜、助かりましたぁ」
 マルチと名乗ったメイドロボは、泣きながら何度もすばるに頭を下げる。
「気にすることないですの。すばるは悪いことをしている人は見逃せませんのっ!」
「一日一善だね」
 はるかがざぱあっと、荒れ狂う波の中から立ち上がりながら、横から口を挟む。
 頭にワカメが引っかかっていた。
「……なんで泳いでいるんですの?」
「実は前々回の選択肢は『海水浴』だったのに泳いでないことに気づいて」
「はぁ」
「つっこまれる前に泳いでみた」
「ごくろーさまですの……」
「ごくろーさまですぅ」
 さすがにちょっと寒そうだった。
 震えているはるかを見ていたマルチは、
「あ、そうですっ。助けてもらったお礼といってはなんですけど……」
 
A 3つの願いを自分にできる範囲で叶えてさしあげますっ
B 竜宮城ならぬ、来栖川邸にご招待いたしますっ
C 枯れ枝を集めて、焚き火を起こして暖めてさしあげますっ
D 出力全開、人肌で暖めて差し上げますっ
540名無しさんだよもん:03/07/20 01:37 ID:UiGvAKhA
A
541名無しさんだよもん:03/07/20 01:43 ID:J1vq+lzv
律儀だ…
542名無しさんだよもん:03/07/20 02:06 ID:7o23VgyE
「3つの願いを自分にできる範囲で叶えてさしあげますっ!」
「ほ、ほんとですのっ!」
「できる範囲でですよー」
「えーとそれじゃあですの……」
 とすばるが悩んでいる隙に、さっさとはるかが口を挟む。
「なにか暖まるものないかな?」 
「えぇとですねぇ……はい、どーぞ。さっきバスの中でお婆さんに席を譲ったらもらったんですぅ」
 マルチは缶紅茶とクッキーを差し出した。
「ん、暖かい」
「喜んでもらえてなによりですー。さぁ、あと2つですよー」
「ちょ、ちょ、ちょっとまつですのっ!」
 マルチは2秒ほど停止した。
「なんですかー?」
「助けたのは私なのに、はるかさんの願いを叶えちゃうんですのっ!?」
「はぁ、でも困ってましたし」
 はるかがじっとすばるを見る。
「すばるちゃんは、凍えそうな私を放っといてでも自分の願いを叶えて欲しかったと」
「う」
「友情なんて儚いものだね。げほごほ」
「だいじょうぶですかー?」
「いつもすまないねぇ」
 などとわざとらしくも悲しげにやられては、さすがにそれ以上主張はできない。
543名無しさんだよもん:03/07/20 02:06 ID:7o23VgyE
「わ、分かりましたのっ。じゃあその一つははるかさんにあげて、あと2つ……」
「あ、後一つですよ」
「はい?」
「さっき、ちょっと待ちましたからー」
 すばるが硬直した。
 あんな些細な一言を、『願い』と解釈して一個消費。
 この野郎本当は人に奉仕する気なんかねえだろと言いたくなる詐欺っぷりである。
「な、なんてことですの……」
「さぁ、最後の願いをどうぞー」
 すばるは悩んだ。この脳天気に見せかけて巧妙なメイドロボから
 もっとも有効的に願いを叶えてもらうにはどうするべきか。
「では……」

A 願い事を百個に増やせですのっ
B 私のしもべになれですのっ
C 原稿を手伝って欲しいですのっ
D その他、なにか面白そうなのを自由にどうぞ。
544名無しさんだよもん:03/07/20 02:07 ID:J1vq+lzv
Bで
545名無しさんだよもん:03/07/20 02:13 ID:UiGvAKhA
>J1vq+lzv
選び過ぎでは…?
546名無しさんだよもん:03/07/20 02:16 ID:J1vq+lzv
3回、しかも連続じゃないのにそんなこと言われても。
547名無しさんだよもん:03/07/20 02:18 ID:5pmjT7Gx
ま、もちついていこう。
548名無しさんだよもん:03/07/20 02:19 ID:UIUKgLiY
まぁそれだけがんがってるってことだ。
選びたいならチミもがんがってこまめにチェックするよろし。
549名無しさんだよもん:03/07/20 02:21 ID:7o23VgyE
とりあえず俺は三回連続で書いたんで今日は寝ますw
あとこみパDCEやったことないんで、すばるが変なとこあったら指摘よろ。
550名無しさんだよもん:03/07/20 09:20 ID:M1ULxdQl
>536
遅れましたがこちらこそ…
551名無しさんだよもん:03/07/20 14:07 ID:M1ULxdQl
「私のしもべになれですのっ !」

ひときわ高い波が近場の岩を叩く。
飛沫が各人の体を濡らす。

「は、えーーと、もう一度仰っていただけますか?」
「だから「私のしもべになれですのっ 」ですの」
「ううっ!」

マルチは口元に両手を当てて泣きだしてしまった。
だが、涙をぬぐって顔を上げると、二人に向かい直って、

A 「バッテリーがもう切れますので新しいマスター、買ってください。」
B 「前のマスターにご挨拶に行かせてください…」 *指定
C 突然耳から蒸気が噴き出し倒れこんでしまった!
D 逃亡ッ!!
552名無しさんだよもん:03/07/20 14:13 ID:r5DPDJZJ
d!!
553名無しさんだよもん:03/07/20 23:36 ID:sxxaD0/D
そういや、マルチって錆びないんだっけ?
554名無しさんだよもん:03/07/21 00:50 ID:PYS/u3Sv
555名無しさんだよもん:03/07/21 18:17 ID:ItLgVRMt
ナンデ? アルミ?
556名無しさんだよもん:03/07/23 16:55 ID:R5DebD33
保守
557名無しさんだよもん:03/07/24 08:58 ID:soL1ACOT
質感が金属なマルチはイヤソ
558名無しさんだよもん:03/07/24 15:33 ID:R4NeApSs
「逃げさせていただきます〜」

ダッシュ。

マルチはくるりと向きを反転すると一目散に駆けだした。

やっぱりつらかったようで
その目には大粒の涙をためて前にある障害物につまずいて
こけては立ち上がり、よろよろと立ち上がっては
また走り出し、ついには見えなくなった。

「……いっちゃったね」

すばるの返事がない。

「んー、なにしてるの?」
「あのマルチって名乗ったメイドロボ何か落としていったですの」

落ちていたのは

A 来栖川のロゴの入ったハンカチ
B 財布。(中身は少し)
C 家からの買い物先への地図
559名無しさんだよもん:03/07/24 17:01 ID:Kyt5wV/H
C de
560名無しさんだよもん:03/07/26 18:55 ID:nrwIfAp5
561名無しさんだよもん:03/07/27 00:52 ID:Xjj+VrKl
保守
562名無しさんだよもん:03/07/27 01:05 ID:rSIKxe6s
 それは迷わないように地図が描かれた、買い物メモだった。
「買い物メモですの」
「買い物メモだね」
「どうしましょうか……」
「どうしたらいいんだろうね」
「って、はるかさん、鸚鵡返しばっかりですの!」
「とりあえず近いお店に行こうか」
「……っとと、急に素に戻らないで欲しいんですの」
「難しい年頃だね」
「でもアイデア自体はいいと思うんですの」
「待ってればその内やってくるだろうしね」
「そして会えたら、ばっちししもべになってもらうんですのっ☆」
「こだわるね」
「ふふふっ……すばるを謀った罪は重いんですのっ!」
「罪な人だね」

 さて、メモに載ってる一番近い店は。

A ハンバーガー屋さん。
B ごく普通のCDショップ。
C エロ本も売ってる本屋さん。
D その他店指定。
563名無しさんだよもん:03/07/27 01:31 ID:l7NsUWuV
Aでいいや。
564名無しさんだよもん:03/07/27 01:46 ID:rSIKxe6s
「ちょうどお昼時ですし、ついでに腹ごしらえもすますですの」
「了承」
「いらっしゃいませー」
 某ヤクドナルドに入った二人は、店員さんの眩しい笑顔に迎えられる。
「前から思ってたんだけど」
 はるかがぼそりと呟いた。
「ヤクドナルドって、ヤバイ薬とか決めてそうで危険な雰囲気だよね」
「しーっ、しーっ!」
 店員さんの笑顔が微妙に引きつった。
「ご注文をどうぞー」
「えぇと……すばるはチーズバーガーセットをオレンジジュースでお願いしますの」
「かしこまりました」
「80円バーガーと水」
「ご一緒にポテトはいかがですか?」
 赤字ぶっちぎりの素っ気ない注文に、店員は嫌がらせの如く追加注文を促す。 
「そこまで言うならスマイルもう一つ」
 危うく笑顔が壊れかかった。
「ありがとうございましたーっ」
 品物を渡す店員さんは、それでもなんとか笑顔を保っていた。
「さすがプロだね」
「あんまり心臓に悪いことはしないで欲しいんですの……」
 二人は一階の席に陣取り、マルチがやってくるのを待つ。
 すばるが油断なくドアに目を光らせてる隙に、はるかは勝手にすばるのポテトをつまんでいた。
 そして、次にドアが開いたとき、そこにいたのは……。

A マルチ。
B マルチによく似た青い髪の格闘少女。
C マルチに似てないツインテールの少女とそれにぶら下がってみゅーみゅー鳴く少女。
D ヤックやない、ヤクドや! という主張を持つ眼鏡の委員長。
565名無しさんだよもん:03/07/27 02:23 ID:zDx1gRYl
D
566名無しさんだよもん:03/07/27 18:12 ID:W/udO6Oa
 入ってきた少女はいかにもお固そうな、眼鏡に三つ編み、関西弁バリバリで、
 ヤクドナルドをヤックと言おうものなら烈火の如き剣幕で「ヤクドや!」と叫びそうな女性だった。 
「ずいぶん分かりやすい外見ですの」
「あれ?」
「どしたんですの?」
「『Dr.トモコ診療所』って、ラジオ番組のパーソナリティーさんだ」
「詳しいんですのね」
「声聞けば分かるよ」
「まだ喋ってませんけど……?」 
「それはさておき」
 さておいていいのかと思いつつ、どうでもいいので流しておく。
 智子はなにかセットを注文すると、トレーを持って2人の方へと歩いてくる。
 というのもこちらがわに二階席への階段があるからだが。
 そこですばるは……。

A よく考えたら前々回の主役でしたの。スルーしますの。そもそもマルチさんと関係ないですの。
B なんとなく通せんぼしますの。
C にこやかに話しかけ、情報を引き出しますの。
D なんとびっくりはるかさんとマブダチでしたの。って、そんならさっさと言ってほしいですの。
567名無しさんだよもん:03/07/27 19:14 ID:Sw5pNlee
マルチも7歳くらいになってるのかと思いつつC
568名無しさんだよもん:03/07/27 20:38 ID:D4yRyNCr
「ちょっといいですの?」

すばるは脇を通って階段に向かっていたトモコさん
に声をかけていた。

「…何ですか?」
「すばるこの辺りで緑の髪のメイドロボを探しているんですの、
 もし何か知ってたら教えて欲しいですの!」
智子はすばるとはるかを一瞥すると、

A 「お嬢ちゃん、メイドロボやったら電気屋に行った方がええよ」
B 突然、すばるの肩をつかんで揺すりながら何か問い詰めてきた。
C 「それはウチのマルチの事?」と仰いました。
D 顔を真っ青にして呆然とはるかを見ている。
569名無しさんだよもん:03/07/27 21:00 ID:LgIqL20d
まぁA
570名無しさんだよもん:03/07/28 19:22 ID:t2uBRXSe
「お嬢ちゃん、メイドロボやったら電気屋に行った方がええよ」
 いきなり話しかけられた智子は、怪訝な顔をしながら、そう答える。
 どことなく視線には『なんやいきなり、可哀想な子なんやろか?』という成分が含まれているようにも見えた。
 それはそれでむかついたが、言っていることはもっともなので、
「ぱぎゅう……分かりましたの」
 と、素直に引き下がるしかなかった。
 智子はすばるの奇妙な呻き声に、可哀想な子であるとの確信を深めつつ、階段を登っていった。
「ううっ、なんにも分からなかったですの」
「残念だね」
 ポテトはすっかりなくなっていた。 
「やっぱり見ず知らずの人にいきなり聞いても埒があかないんですの」
「そりゃそうだね」
「はるかさんはこれからどうしたらいいと思いますの?」
「んー」
 はるかはお冷やをストローですすりながら考えた。

A だめだこりゃ、買い物メモの次の店に行こう(店指定)。
B いつか来るはず、このままじっと待ち続けよう。
C こうなったら手がかりを求めて歩き回るしかない。
D 諦めて、とりあえず秋子さんの所に戻ろう。
571名無しさんだよもん:03/07/28 20:39 ID:qgUiWBFL
D de
572名無しさんだよもん:03/07/28 21:06 ID:RGaGFYLt
「諦めて、秋子さんの所に戻ろうか」
「でっ、でもっ、しもべになってもらう約束が……」
「だけど人様の物を、勝手に私物にしたら犯罪だよ」
「ぱぎゅ……」
 確かにメイドロボならどこかに所有者がいるはず。
 すばるは渋々頷いた。
 二人は店を出て、駅までの道を話しながら歩く。
「楽しかったね、海水浴」
「すばるは泳いでませんの」
「願いも叶えてもらったし」
「2秒止まってもらっただけですの」
「ポテトもおいしかったね」
「すばるはろくに食べられませんでしたの」
 なにやらすばるは機嫌が悪そうだ。
「すばるちゃん、ちょっとノリ悪い」
「てーか、ここに来ていいこと一つもなかったよーなきがしますのっ」
 売ろうと思ってた青春18キップも使っちゃったし。
 などと文句を言いながら歩いていると、

A こそこそしているマルチに出会った。
B マルチが持ち主を連れて現れた(持ち主指定)
C すばるを追ってきた○○に出会った(こみパキャラ指定)
D 何事もなく駅に着いた。さぁ、秋子さんの所へ帰ろう。
573名無しさんだよもん:03/07/28 21:36 ID:/p5RN2XH
Bで秋子さん
574名無しさんだよもん:03/07/29 00:53 ID:SKQwuknH
「ううっ、すみません……買い物の使命を果たせないばかりか、ご足労までかけてしまって……」
「いいのよ。それよりも早くすませましょう、名雪が帰って来ちゃうわ」
「はいっ! マルチ、頑張りますっ!」
 と、どこかで聞いたような声が2種類、前方から聞こえてくる。
「今の声……」
「さっきのマルチちゃんだね」
 メイドロボの声って全部共通かも知れないと思ったりもするが。
「それに秋子さんですのっ!」
 というすばるの叫びは秋子の元にも届いた。
「あら、今の声……」
「はわっ!」
 音紋照合したマルチが(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルしはじめた。
 そして偶然、四人の間を遮っていた、人の流れが途切れる。
「秋子さん……」
「すばるちゃん?」
「マルチちゃん発見」
「はわわわわわわわっ」
 すばるとはるか、秋子とマルチ、微妙な緊張感を孕んで対峙する四人。
 はるかが呟く。
「――これはもう麻雀で勝負をつけるしかないね」
「なんでそうなるんですのっ」
「えーと、どうしたのかしら?」
 秋子が不思議そうに首を傾げる。
 その後ろにマルチは隠れて張りつき、片目だけ出して様子を窺っている。

A かくかくしかじか。そーいうわけでその子はすばるの僕なんですの。
B 非常に惜しいけど、秋子さんの専用マルチなら仕方ありませんの。
C ここであったが百年目。大影流合気術の奥義をマルチにくらわせてやりますの。
D 何事もなかったかのようにお買い物の手伝いをしますの。
575名無しさんだよもん:03/07/29 01:00 ID:RL1JgZLG
Aで。
576名無しさんだよもん:03/07/29 10:57 ID:GG3lzydR
「かくかくしかじか。そーいうわけでその子はすばるの僕なんですの」
「了承(1秒)」
秋子は一も二もなく了承した。
「だめですよ、マルチちゃん。自分で言ったことはちゃんと責任持たないと」
「ふふふふ、これであなたはすばるの僕ですの……・」
「はわわわわわっ。だれかだずけてくださーい!!」

「でも、本当に良いの?」
怯えるマルチを追い回すすばるをしりめにはるかが秋子に尋ねた。
「メイドロボットって結構値段がすると思うんだけど」
「気にしなくて良いですよ。あの子は知人に頂いたものですから。それにマルチちゃんですから」
「納得」

「待つですのー」
「はわわわわわわわわわっ」
こちらではまだ追い駆けっこが続いていた。

そしてついに――

A マルチがすばるに捕まった
B すばるがマルチに捕まった
C 自爆した


577名無しさんだよもん:03/07/29 11:05 ID:iVJpg65w
C
578名無しさんだよもん:03/07/29 20:00 ID:IK5Aj+LW
「地球防衛少女まじかる☆さゆりん」を手直しして一本の長編SSにしたいのだが(このスレとは関係ない場所で)
やっぱり著作権的にマズーだろうか。
579名無しさんだよもん:03/07/29 20:14 ID:3Gw7dc90
>>578 面白そう。
580名無しさんだよもん:03/07/29 20:23 ID:iVJpg65w
>>578
・ここで一言断っておく(済)
・掲載場所にはその旨を載せておく
・完成した時にはここで報告

3番目は俺の希望だが、上の二つをやっておけば大丈夫だと思う。
581名無しさんだよもん:03/07/29 22:12 ID:g7hyl2d6
>>578
>>1の支援サイトの、支援板に新しいスレッド立てて書く…じゃ駄目か?
582名無しさんだよもん:03/07/30 00:37 ID:3l9Zj7EK
>>578
つーか、その理由は?
思い当たるのを箇条書きしてみた。選択肢スレっぽく。

A 良作だから売名に使いたいです。
B 良作だからこそ途中でキャラの口調が変わったのに違和感。そう言うの『だけ』をチョコチョコッと。
C 駄作だと感じたから手直ししてやる。感謝しる。
D その他。

どれよ?
583578:03/07/30 01:16 ID:z223FSYW
>>582
Bを含みつつのDかな。
あの作品はクロスオーバーのしかもアナザーワールド物として結構いい完成度を誇ってると思っている。
だからこそそういうのが多く投稿されているSS投稿系サイトに送ってみたいと考えた。
ただし一個のSSとして見た場合はキャラの人称、地の文、未回収の伏線とか
あまりに唐突すぎる展開、矛盾点が多いからその辺りを手直ししてSSとしての体裁を保ちたいと思っている。
ちなみに売名行為をするつもりはない。
前述の通り投稿系のSSサイトだし、HNは捨てハンを使うつもり。
584名無しさんだよもん:03/07/30 02:21 ID:MNba88CR
>>578
正直、面白いと思う。
漏れは>>580の条件を満たして、さらに>>583のようなうな意気込みなら賛成。

って言うか、ココじゃなくて支援サイトの掲示板で議論しない?
「総合雑談スレ」とかで。
585名無しさんだよもん:03/07/30 03:04 ID:oUYAt3j0
>578
個人的にはええよ。
FAアヴ・カムゥのくだりとか今読み直すと穴に入りたいが(w
一人が一貫して再構成したものはぶっちゃけどんなものになるか読んでみたいし、
あくまでもネタの延長みたいだし。
ただ、書いたら投稿する前に試し読みさせて貰いたいってのはあるな。
586578:03/07/30 03:12 ID:z223FSYW
>584,584
ありがとうございます。ご期待に添える物がかけるよう努力します。

しかしあまり本スレを潰すわけにはいかないので以後は支援掲示板の雑談スレで議論を進めようかと思います。
細かい話は、そっちの方で。

駄文で本編の進行を阻害して申し訳ありませんでした。
587名無しさんだよもん:03/07/30 06:14 ID:IyfwlVK1
がんばって下さいね。
それでは通常進行に戻りましょう↓
588FARE-M ◆7HKannaArk :03/07/30 09:54 ID:VRgtgTAy
多分テストが終われば更新ができるかもしれません。

>>578
おもしろそうですね〜
投稿したサイトにがリンク可能なら、その際にリンクさせてもらおうかなと。
589名無しさんだよもん:03/08/01 03:20 ID:hLL3Tr49
マルチ「ほしゅしまーす。どっかーーーーん」
590名無しさんだよもん:03/08/01 12:42 ID:Bzun5eZf
綺麗なおねーさんの綺麗なオマ○コ…
http://plaza16.mbn.or.jp/~satchel/wareme_tatesuji/omanko/

やっぱりイイィ!良すぎっ!(*´Д`*)ハァハァ…
591名無しさんだよもん:03/08/01 19:58 ID:AFmXF6tU
592名無しさんだよもん:03/08/01 19:59 ID:CWrWPehF

ものすごい数のサンプルと画像を集めてみました。モロ
動画系サンプル集、新たにアップ!
こきすぎ注意
http://www.h2.dion.ne.jp/~m_oka/moemoe/ero_03.html
593名無しさんだよもん:03/08/02 07:28 ID:wrKbrSqw
594名無しさんだよもん:03/08/02 23:07 ID:VyTFJq/C
どっかーん

……マルチは爆発した。

何かが当たる感覚と共に視界が暗転。
「見事な自爆だね」という無責任なはるかの声を聞きつつ
すばるは意識を失った。

気がつくと……そこには……

A なぜか無事なマルチと煤まみれの皆の姿
B 崩壊した水瀬家(皆の姿は見えない)
C お花畑(綺麗な女の人の姿が見える)
D ぐったりしている自分の体とそれを介抱する秋子さんの姿

があった。
595名無しさんだよもん:03/08/02 23:09 ID:l5HmBX8p
D
596名無しさんだよもん:03/08/02 23:11 ID:7/qs6gaq


勿論みんなアフロで(ぇ
597名無しさんだよもん:03/08/03 21:51 ID:tY2XdyDH
マルチどうなった?
598名無しさんだよもん:03/08/05 00:22 ID:eN2JdmW7
燃え尽きたな、これは
599名無しさんだよもん:03/08/06 00:26 ID:F6jIKO2d
600名無しさんだよもん:03/08/06 00:46 ID:hYzpu6gy
601名無しさんだよもん:03/08/06 06:48 ID:pF8E7peT
60286882:03/08/06 06:48 ID:5vP3V0OX
603名無しさんだよもん:03/08/06 15:59 ID:jrIuvPz4
604名無しさんだよもん:03/08/06 23:13 ID:1rEQg7EK
605名無しさんだよもん:03/08/07 02:32 ID:JVeIxSlc
606名無しさんだよもん:03/08/07 09:20 ID:gSsV7zv7
607名無しさんだよもん:03/08/07 15:12 ID:masuGWsu
608名無しさんだよもん:03/08/07 17:40 ID:4P78Mrdq
609名無しさんだよもん:03/08/07 21:51 ID:fBrWzEfM
これはあれか?
詩子さんにつづいて……
610名無しさんだよもん:03/08/08 02:28 ID:ifm0ouu/
とりあえず保守
611名無しさんだよもん