では、み転がり
⊂⌒~⊃。Д。)⊃ グエー
そしてコードネームAAな>951にも萌え
萌え転がりながら埋め!
⊂⌒~⊃。Д。)⊃ モエー
955 :
名無しさんだよもん:03/07/17 05:43 ID:5pgAWcTF
( ´_ゝ`)
956 :
42000:03/07/17 06:41 ID:CkgAqgtM
957 :
名無しさんだよもん:03/07/17 14:15 ID:s98AlG4k
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958 :
名無しさんだよもん:03/07/17 14:54 ID:Ucj1litn
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>>953 スレ立て乙。
ところでできれば次からは、スレタイに番号いれてくれ・・・
もっとも、いつまでたっても成長しないみさおの胸のようでそれはそれで萌えかw
960 :
名無しさんだよもん:03/07/17 19:56 ID:YDe3pmDD
EXTEND Japanって言う薬飲むと直るって言うよね。かなり効いてるみたいで
売り切れまくってるらしいよ。かなりコピー品が出てる、正規店は日本にはここだけみたい
スレが移行した後に没ネタを貼り付けるのがマイブーム。いや、嘘だけど。
そんなわけで
>>473からの分岐。ごめんね副会長。もとい471タン。
三口目を食べさせ、新たに掬ったお粥に息を吹きかけながらわたしはチャンスを窺っていた。
前から一度、アレをやってみたかったのだ。
アレ。全国1千万の乙女達の黒い願望。そう、口移し。
手順をもう一度確認する。あーしてこーしてそーする……よし、大丈夫だ。今日こそはイケる。
頭の中で軽くガッツポーズをとったわたしは、極自然にレンゲの先を、
餌を待って口をパクパクしている金魚のようなお兄ちゃんに、ではなく、自分の口に突っ込んだ。
「……みさお、何やってんだ? 古典的なギャグか?」
「あ、ふい」
「ついってお前……」
「いやほら、おいひほうはっははら」
「分かったから食べてから喋れ」
「うーん……ふぇも、ふぇっかくおにいひゃんのはめにつふったんはし……」
「思いっきり自分で食っといて何言ってやがる……いくらオレでも、人の口に入ったものは食えないぞ」
「……ほうはよね……わたひのふひにはいったほのはんて、ひはなふってはべられないよへ……」
ここでのポイントは、いかに『わたし傷付きました』って雰囲気を全身で表せるか。
表情は見せないで、ちょっと泣いているように震えてみせてお兄ちゃんの良心に訴える。
「そ、そんなことはないぞ!
オレはみさおの作ったものならゴキブリの姿焼きだろうが生アルミホイルだろうがぺぺぺのぺーでパーだぞ!」
勝った。
「ほんほっ?」
「ああ!」
「ひゃ、ふぁべへっ」
「……一度言ったからにはちゃんと食べるが、どうするんだそれ? 戻すのか?」
「わさわさそんなほほひないへも、ひょっほ、ひっほしへへね」
「ああ?」
運命の時は訪れた。高鳴る鼓動。紅潮する頬。
わたしはお兄ちゃんの頬に軽く手を添えると、ゆっくりと目標めがけて唇を近づけた。
「……それってまさか口移むっ」
お兄ちゃんが喋り終わるよりも早くその口をふさいでお粥を一気に流し込む。
ついでに舌をお兄ちゃんの口の中に突っ込んで弄くり回し、じっくりと味わった。
……数秒後、お兄ちゃんの喉がゴクンと鳴ってから顔をゆっくりと離した。
まだ吃驚したままでこちらを見ているお兄ちゃんがなんか可愛かったので、ちょっと笑ってしまう。
「えへへっ……美味しかった? ……ね、お兄ちゃん。もう一回食べてみる?」
三口目を食べさせてもらったまではよかったのだが、新たにお粥を掬うとみさおはいきなり固まってしまった。
レンゲに乗ったお粥を見つめて不気味にニヤつき、赤くなったり、ブツブツと何か呟いたりする。
「……みさお?」
とりあえず声をかけてはみるが、少しも反応せずに、赤い顔で「えへへへへ……」と幸せそうに笑っている。
正直かなり怖い。ていうか病人ほっぽり出して何やっているんだろうか、とも思う。
そんなオレの思考をよそにみさおの妄想はクライマックスに近付いているらしく、赤い顔がさらに赤くなっていく。
「……ね、お兄ちゃん。もう一回食べてみる?」
唐突にはっきりと聞こえてしまった。オレが出演しているらしい。一体何を食べさせられたのだろうか。
……そこでふと、みさおの左手にある、お粥が入ったお椀が斜めに傾いていることに気が付いた。そして。
「みさお! おい、みさお! こぼれてるこぼれてる!」
「え? ……あちっ! あちちちっ! ……っつー」
「大丈夫か?」
「う、うん、少しは冷めてたみたいだから……って、あれ? 口移しでマウストゥマウスはどうなったの?」
聞かなかったことにした。
「まったく、みさおはドジだなぁ。ほら、拭かないと。手伝うか?」
「あ、いいよ。お兄ちゃんは寝てて。それにしても……おっかしーなぁ……」
「おかしいのはお前だ」などとは言えず、なんとなく視線を窓の外に移してみる。
時刻は12時。憎いぐらいに眩しい太陽にニヤリと笑われたような。そんな真昼のひと時だった。
>>962-964 貴公の称号をキングからカイザーに変えることにした。脳内で。
つーか浩平シヴい、痺れるゼ。
(1/
「ん……ふわぁあ〜……まだこんなじかんかぁ……」
枕もとの目覚ましへ首だけ向けて時間を確かめ、すぐにまた目蓋をを閉じて布団へ潜りこんだ。
日曜なのに、いつもと同じ時間に目が覚めてしまった。
寝なおそうかな……と思ったけど、耳をすますと雀の声が聞こえる。
ここ数日聞いてなかった声にごそごそとベッドから窓へと向かいカーテンを開けると、視界が真っ白に染まった。
「まぶし……。 んんっ〜っ」
梅雨の合間の、久しぶりの快晴。 早朝特有の空気が気持ち良い。
そんな澄んだ空に今日は洗濯の日と決めて、とりあえずは顔を洗う為に部屋を出た。
洗い終わった服を持って庭に出て、手をかざして真っ青な空を仰ぎ見る。
ちなみに、家の中ではまだ続けて洗濯機が回ってる。
「よしっ、やっちゃいますか!」
何となく気合いを入れなおしたりして、洗濯籠を持って庭の物干し竿へと向かった。
真っ白に洗い上げた洗濯物を等間隔に吊るして行く。
お兄ちゃんのシャツとわたしのシャツを並べて吊るすと、その大小が余計に判る。
おっきくて、あったかくて、やさしいお兄ちゃん。
なんだか嬉しくて、楽しくなって、微笑みながら作業を続けた。
「ふぅ、これでひと段落……かな?」
目前には、大量に吊るされた洗濯物が垂れ下がっている。
わたしは縁側に座ってちょっと休憩。 そのまま、暫らくぼーっとしてる。
夏ほど強くない日差しは、ぽかぽかしてとっても気持ち良い。
「……あ、そうだ。 ついでにお布団干しちゃおうかな……」
ここ数日のじめじめした空気に布団もちょっと湿っぽくなっていて、あまり気持ちの良いものじゃない。
それを思い出して部屋へと向かった。
朝から窓を開け放してたおかげか、部屋に入ると溜まった湿気が結構とんでいる。
ベッドからシーツと、本体のマットの上に敷いてある薄い布団を剥す。
「よいしょっ……」
流石に二つともかけるのは無理なので、シーツを部屋の窓のところにかけて留め、布団を持って再び縁側へ。
物干し竿はもういっぱいなので、日に当てる様に縁側に広げて置いた。
「あとは……」
(2/
お兄ちゃんの部屋に入ると、むわっとした空気に包まれた。
「うわっ、あつ……」
とりあえずカーテンと窓を開けて空気を入れかえ。
吹きこんでくる風が涼しくて気持ち良い。
暫らく風を感じてから、ベッドの方へ身体を向ける。
そこにはわたしが入ってきた事にも気付いて無い様子で熟睡しているお兄ちゃんが居た。
「……」
何となくベッドの横に膝を付いて、寝顔を眺めて見る。
無防備なその寝顔に悪戯心が湧いてきて、手を伸ばしてほっぺを押す。
ぐにゅ。
「……う゛」
びくっ!
いきなり上がった声にびっくりして手を引っ込めた。
でも、起きた訳じゃないみたいで、わたしはもう一度寝顔観察に戻る。
「………………はっ!」
いけない、こんなことしてる場合じゃないんだった。
「お兄ちゃん、朝だよ、良いお天気だよー、起きて〜」
身体を揺すり、声をかけても反応が無い。
「むぅー、おにいちゃーん!」
ゆさゆさゆさゆさゆさゆさゆさゆさ!
揺さぶりを強くしてみる。
(3/
ぐいっ!
「……えっ!?」
どさっ……ぎゅっ……。
揺すってた手を掴まれた、と思うが早いか、すぐに手を引かれてベッドに倒れこみ、そのまま抱きかかえられた。
「……え? えっ!? え、あ、お、おにい、ええっ!?」
おにいちゃんの、べっどで、おにいちゃんに、だきしめられてる!?
もう、全身かちんこちんに緊張してて、頬が熱い。 多分顔は真っ赤になってるだろう。
「お、お兄ちゃん……」
なんとかそれだけ囁くような声で話しかけた。
ぎゅっ。
抱きしめが強くなり、より密着度が高まってお兄ちゃんの体温が感じられた。
それだけで何故か緊張していた身体の力が抜け、抱きしめられるままにくてっもたれかかるようになってしまった。
そのまま暫らくそうしてたけど、それ以上何も変化が無いので顔の方を向いて見ると。
「……すぅ……」
さっきと変らない、安らかな寝顔。
「……はぁーー」
さっきとは違う意味で力が抜けた。
絞めつけも緩くなってるみたいだったので、なんとか身体を捻りながら抜け出し、再びベッドの横に膝をついて見下ろす格好になる。
暫らくなんだか睨むように眺めたあと、そのまま身体を曲げて首を伸ばし、そして、
唇にあたたかい感触を感じた。
(4/
「お兄ちゃん! 朝だよーーっ!」
大声を上げながら、布団を取り上げる。
「うわっ!? なっ、なに、みさおっ!?」
「ほら、もう朝だよ。 良いお天気なんだから起きてよね」
「……まだこんな時間じゃないか……天気なんて関係無いだろ、日曜日なんだから……」
そう言って、再び眠りに落ちていこうとするお兄ちゃんを引きとめる為に、耳もとでもう一声。
「お布団干すんだから! 早く起きてよねっ!」
「うがぁ……、み、耳もとで叫ぶな……」
「お兄ちゃんが起きないのが悪いんだよ。 ほら、早くベッドから出て出て」
「理不尽だ……」
「ぼーっとしてる? 顔洗って来たら?」
しぶしぶお兄ちゃんの退いたベッドから、シーツを剥して行く。
剥し終わったそれを丸めて持ちあげると、丁度顔が埋るような格好になり、思わず深呼吸したりして。
よく知っている匂い。 お兄ちゃんの空気を感じる。
「……何してるんだ?」
「……はっ! え、あはは、シ、シーツも洗濯しちゃうね」
そう言って、丸めたシーツを抱いたまま部屋を飛び出る。
「こら、慌てるとあぶないぞ!」
洗濯したシーツを物干し竿に掛け終り、何となくまだ、そこにぬくもりが残ってる様で、唇に手を触れる。
「ん、おつかれさん、みさお。 ジュ−ス持ってきたぞ」
背中に声が掛かり、振り向くとお兄ちゃんが両手にグラスを二つ持って立っていた。
お兄ちゃんがそこに居る事に、そこに居るだけで何故か幸せを感じる。
唇から手を離して、そんな幸せを与えてくれるお返しが出来る様に精一杯の笑顔でいつものように答える。
「うん、ありがとうお兄ちゃん♪」
>>965 えーと、とりあえずありがとうと言っておきます、既知の外のお兄さん。
関係ないけど海はええもんですな。久々に見たくなりましたわ。でも微妙に遠いんだよなぁ。
>966-969
アレだ。行動、思考方向が主婦だ。エロゲの妹は大変だなぁ。ていうか新スレに(略
ところで俺は思うのですが
シーツに顔を埋めて「お兄ちゃんの匂いがする……」とほざくような妹は可愛いと思うわけです。
同様にYシャツあたりに包まって「お兄ちゃ(以下略」もやはり可愛いと。
ならば、下着や水着で(中略)なんか、ディモールト可愛いに決まっていますよね。……ね?
>>966-969 こう言う日常の婆くせえ仕事を可愛くこなせるみさおがだいすっきさぁ。
つーかあんたの話を読んだ後はいつも緑茶を入れたくなる。あめえ〜(w
>>970 久しぶりにキチ言われた気がする……。
うちは海まで車で二十分、みさおまで妄想で0.3秒。イイだろぅ。
つーかYシャツにくるまってるみさおはアレだが
水着に鼻を押し付けてふがぐがイッてるみさおはナニだと思うゼ(w
それが可愛いんだと(略 はぁ…実家ならチャリで5分なんだけどなぁ。
で、ちょっと無理があるし、構図が違うんだけど、ま、いいよね。でも消える前に書くべきだったかも。
それはとある日曜日の昼下がり。久々に押入れの整理をしていると、よく分からないものを発見した。
もっとも、単に暗くて分からなかっただけなのだが。明るい場所に出してみるとそれは
「……使い捨てカメラ? ……ああ」
ポンと手を打つ。
そういえば3ヶ月ほど前に会社の同僚たちと花見をしたときの、まだ現像してなかったっけ。
今の今まですっかり忘れていたが、見てみると残数が……『1』。また都合よく残ったものだ。
「それじゃせっかくだし、あの二人でも撮りますか」
ということでリビングに被写体を探しに行くと、都合よく二人でテレビを見ていた。浩平がこちらに気付く。
「由起子さん、そのカメラは?」
「押入れの中から出てきたのよ。とりあえずあと1枚だけ撮れるんだけど……せっかくだからあんた達写る?」
「由起子さんは写らないの?」
「誰がシャッター押すのよ……」
「長森なら呼べば来るぞ」
「……流石にそんなことで呼ぶのはやめなさい」
「……そういえば、3人で写った写真ってなかったね」
みさおが思いついたように言った。
「……そうだったかしら?」
「確かに記憶にないな。……なんか是が非でも3人で写りたくなってきたな」
「それでこうなるのね」
「まあ仕方ないな。みさお、失敗するなよ」
「えっと、まあ、がんばってみるね」
私の左隣には浩平。その間の前にみさお。伸ばした腕の先にカメラを持ち、こちらに向けている。
結局、三人で固まって、みさおが勘でシャッターを押すことになった。
「……でも失敗したらどうしよう」
「安心しろ、お前のおさげにパワーを送ってやるから。失敗などありえない」
「ってわけの分からない理由でわたしのおさげで遊ばないでよっ!」
「まぁまぁ、おさげくらいいじゃない」
「由起子さんも人の頭ポンポン叩かないでっ」
みさおの反応が面白くて、浩平と顔を合わせて笑ってしまう。
「そんなことよりさっさと撮れ」
「そうね、とっとと撮りなさい」
「うぅ……なんか苛められてる気がしてきた……まぁいいや。じゃ撮るよ?」
諦めたようにみさおが言う。その割には楽しそうだが。
「ああ」「ええ」
きっと、いい写真が撮れる。根拠もなくそう思った。だってこんなに楽しいのだから。
「……はい、チーズ!」
>>972-973 ありがとう……いやもうとにかくありがとう…。
これしか言えんが、ありがとう。
あの絵にこんなエピソードが……
イイ、非常にイイ・・( ;´Д`)
スレも終了間際に良作品がいっぱいだ……
⊂⌒~⊃。Д。)⊃
みさお三銃士に加えてスラッシュ氏(勝手に命名)まで現れている状況に慄然。
相変わらずスレ移行前後は凄まじい爆発力を発揮しますなぁ。
とりあえず自分も便乗してなんか貼り付けてみようと思う。コバンザメって良いよね。
コンコンコン
今日の分の日記を書き終え、そろそろ床につこうかと考えていると、部屋の扉がノックされた。
こんな時間に誰だろう? 疑問を感じながらも立ち上がり、訪問者を出迎える。
「よっ」
「お兄ちゃん?」
そこにいたのはお兄ちゃん。こちらから尋ねていくのは多いけど、逆のパターンは珍しい。
なにかあったのかな。少し不安になって視線を向けると、お兄ちゃんはさらりと、でも私にとっては衝撃的な言葉を口にした。
「今日、みさおの部屋で寝ていいか?」
「えっ……?」
思考停止。フリーズ。強制終了。そして再起動。途中から何故かこの間習ったばかりのパソコン実習の風景が思い出される。
「駄目か?」
「いえ、そんなことありませんですっ!
私としましては今日この機会を一日千秋の思いで待っておりました次第ではありますが何分唐突の事態とありまして出来れば再度の入浴と心の準備のための猶予期間をもうけて頂きたく……」
「……何を言うとるんだお前は」
呆れたようなお兄ちゃんの声に、はっと我に返る。いけない、また暴走しちゃったみたいだ。
恥ずかしくなって俯いた私を尻目に、お兄ちゃんは言葉を続ける。
「部屋のエアコンが故障したんで、みさおの部屋で寝かせてもらおうと思ったんだが……」
私の様子をちらりとうかがい、
「どうも都合が悪そうだな。今日は居間で寝る事にするわ。じゃあな」
そう言って踵を返す。いや、返そうとした。実際行動に移せなかったのは、私が袖を掴んだから。
「みさお?」
「ううん、急な話でびっくりしただけ。下で寝ると、由起子さんが出勤する時に気を使っちゃうよ。
ここで……私の部屋で、一緒に、寝よ?」
精一杯平静を装い、震える声をごまかすため、一語一語区切って答える。
それがことさら『二人』を強調しているようで、私は慌てて言葉を重ねた。
「あ、でもでも、お兄ちゃんが嫌って言うなら別にいいし、逆に私がお兄ちゃんの部屋で寝るってのも新鮮でいいかもしれ」
「オレが嫌なはずないだろ。パニクってないで、さっさと寝るぞ」
こつん。軽く頭を叩かれ、背中を押される。
動揺していたことを見ぬかれ、しかも真顔で返された私は、抗議の意味をこめてお兄ちゃんを睨みつける。
しかしお兄ちゃんには通じない。私は諦めてベッドに戻ることにした。
「遅いぞ」
私がベッドに腰掛けると、既に布団にくるまっていたお兄ちゃんに文句を言われた。
お兄ちゃんが早すぎるんだよ。そう返そうと思い、
……って、ええ〜〜っ!!
「お、おおおお、お兄ちゃん、なんで……」
「ん? だから一緒に寝るんだろ?」
「じゃなくて、なんでベッドに!」
「ん? だから一緒に寝るんだろ?」
オウムのように繰り返し。いや、でも、結果的にはこうなるとしても、お兄ちゃんが床で寝ようとして私がそれを遮って……って流れがあるじゃない!
言葉のキャッチボールをして緊張をほぐすつもりだったのに、こんな急に入りこまれたら……いきなり過ぎて困るよぉ。
「ん? だから一緒に寝るんだろ?」
尚も繰り返すお兄ちゃんを見て、私は急に今まで考えていたことが馬鹿らしくなってきた。
向こうは全然意識してないのに、私が勝手に一人相撲。なにも起きるはずがないのにね。
「……お兄ちゃんが真ん中で寝てるから入れないの。奥に行って!」
布団の端を持ち上げ、ごろんと転がす。ごちん。「痛っ、お前なぁ……」
抗議の声を上げるお兄ちゃんをよそに、私は空いたスペースへと体をすべりこませた。
「ふんが〜ごが、ふんが〜ごが、ギリギリ」
いびき・寝言・歯ぎしりに加え、寝相の悪さ。床について一時間。ロマンスのかけらもなかった。
当然私は眠れない。もちろん、乙女っぽい理由でなくて。
「ふが……」
と、急にお兄ちゃんが静かになった。顔を見ると苦しそうにしている。口の前に手をかざす。感じない。まさか、睡眠時無呼吸症候群?
「むぐぐっ、なんてな……んごご」
本っ気で殺意を覚えた。思わずこぶしを握り締め――そっと自分の胸に、当てた。
「寝顔だけを見ると、かわいいのになぁ」
「誰が可愛いって?」
「ひゃあ!」
急に目を見開いたお兄ちゃんに驚き、ベッドから転げ落ちそうになる。
「お、お兄ちゃん、今起きたの?」
「いや、お前を驚かそうとずっと寝たフリをしてたんだが……流石に一時間も続けると飽きてくるな」
呆れて声も出ない。昔からいたずらには手間ひまを惜しまなかったけど、まさかここまでするとは思ってもみなかった。
「……明日学校で眠くなっちゃうよ」
「学校で寝るから大丈夫だ」
全然安心できない答えを返し、ごろりと壁に寝返り一つ。それから数秒もたたないうちに、今度は普通の寝息が聞こえてきた。
私はお兄ちゃんの背中にしがみつき、鼓動のリズムを感じながらゆっくりと目を閉じる。
先程まで感じていた緊張感は、今やすっかりと消え去っていた。
「と言うわけなの」
その言葉で、澪ちゃんへの説明を締めくくる。
今日、私とお兄ちゃんは学校を休んでいた。ずる休みでなく、病欠。二人とも風邪を引いてしまったから。
理由はいくつか考えられる。一つの布団を二人で使ったから。睡眠時間が短かったから。でもやっぱり、一番の原因は――
『浩平先輩のせいなの』
「やっぱり……そうなるのかな?」
私が眠りについた後、トイレに立ったお兄ちゃんが冷房を最大にしてしまったそうだ。
暗くてよく見えなかったみたい。自分の部屋のものとはタイプが違っていたとか。なんで全部あいまいなのかというと、
(浩平、みさおちゃんに謝るんだよっ!)
(オレも風邪引いてるんだから五十歩百歩だろ)
(使い方間違えてるし全然違うよっ!)
……こういうわけ。私は全然怒ってないから、隣の部屋で問い詰められているお兄ちゃんを想像すると、ちょっぴりかわいそうに思えてくる。
『明日もお休みするの?』
「ううん。大分と良くなったから、今日もう一晩寝たら大丈夫だよ」
私の返事を聞いて、わがごとのように喜んでくれる澪ちゃん。
そんな彼女を見ていると、自分には待っていてくれてる人がいるんだな、と、心の中があったかくなった。
『そろそろ失礼するの』
ちょうどいい頃合と見たのか、荷物を整理し出した澪ちゃんを追って、私も腰を上げようとした。
「玄関まで送っていくね」
『駄目なの。絶対安静なの!』
強行に反対する澪ちゃんに、私は苦笑いしながら隣の壁を指し示す。
「ううん、どっちにしても立たなきゃいけなかったみたいだし……」
(だいたい浩平はだらしなさ過ぎなんだよっ! 高校生にもなって一人で起きられないのなんて、クラスで浩平ぐらいだもん)
(別にお前に迷惑かけてないからいいだろ? それともなんだ。オレになにか思う所でもあるのか?)
「ね?」
なんとも言えない表情をしている澪ちゃんに微笑みかけ、私は勢いよく立ちあがった。
>977-980
適度な距離感と歯痒さが、そりゃもう良い感じ。
…同衾はたまにするから味わい深いのだなあ、と思わせてくれる逸品だっw
あ、それと締めの文章が凄く好き。
こういう「この後」を想像させてくれる記述は個人的にツボなので。
ハイエナもコバンザメも既知外もスラッシュも仲良くやれればいいね。
でも、願わくば新スレに…w
>>977-980 久しぶりに正攻法のみさおを読んだ気がする(w
つーか新スレって見かけると新スジって見えちゃうの、俺だけじゃないよな? な?
1,000いかないうちに落とすのは忍びない…
⊂(。A。⊂⌒ヽつモエー
やっとリアル仕事が終わってみれば、萌えみさおが花盛り……
>962-964
リアル世界で葉鍵野楼を実現する女、折原みさお……
かと思ったじゃないですか!!
いくら1千万の乙女達の黒い願望とはいえ、そんな物実現させたら
お天道様に顔向け出来なくなりますよっっ
>966-969
何て言うか…、こう、秘めた思いを胸の内でそっと暖めている感じが
とても良いですね。
浩平と居るだけで幸せと思える、そんな暖かい折原家が浮かんできます。
>972-973
この一家がこれからも幸せでありますように…
……さて、あとはこの一言だけ
みさおも浩平も、そして由起子さんも、 ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ モエー
>977-980
エアコンが壊れたらイベント開始!ですか ←それは、はじ○す
みさお相手でもギャグに手を抜かない浩平に拍手!
何故か、みさおより浩平が主役の話に見えてしまった俺は異端ですか?
はじるす
ハピレス
エルシス
エルポド
エルメス
エルメェス
エルルゥ
みさおの〜
チチでぇ〜
パイズリしたい〜
挟めないなら〜
擦りつけてぇ〜♪
乳首コリコリ〜
谷間ゴリゴリ〜♪
1001 :
1001:
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