葉鍵学園 6時限目

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1名無しさんだよもん
もしも葉鍵キャラが一つの学校にいたら…。(現在、音楽祭中)


葉鍵学園 5時限目
ttp://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1036843355/


***過去ログ・関連サイト***

(#0)もしも葉鍵キャラが一つのクラスにいたら…@葉鍵板
ttp://wow.bbspink.com/leaf/kako/1024/10245/1024554151.html
(#1)葉鍵学園
ttp://wow.bbspink.com/leaf/kako/1026/10268/1026833803.html
(#2):葉鍵学園 2時限目
ttp://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1027867060/l50
(#3):葉鍵学園 3時限目
ttp://wow.bbspink.com/leaf/kako/1029/10299/1029942787.html
(#4):葉鍵学園 4時限目
ttp://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1034268091/

まとめサイト
ttp://www.baynet.ne.jp/~kappa/gakuentop.html

議論・感想掲示板
ttp://8407.teacup.com/rarirarurara/bbs


2名無しさんだよもん:03/02/21 13:00 ID:Baa6YNrm
>>1
乙、あとは即死だけ気を付けよう
3名無しさんだよもん:03/02/21 13:02 ID:hvtSPYrN
3げと
4名無しさんだよもん:03/02/21 13:04 ID:fAe3e5WO
>>1
もつかれー
5名無しさんだよもん:03/02/21 13:05 ID:dVidnQZU
>>1
誰彼〜♪
6名無しさんだよもん:03/02/21 13:12 ID:0jIWDc6i
6get
7名無しさんだよもん:03/02/21 13:28 ID:8OQ+c39H
1さん乙〜
8名無しさんだよもん:03/02/21 13:39 ID:8OQ+c39H
1さん乙華麗
9名無しさんだよもん:03/02/21 13:52 ID:8OQ+c39H
>7-8
書き込んで無いと思ったらあった。卯津打四脳
10名無しさんだよもん:03/02/21 14:07 ID:8OQ+c39H
>7-8
書き込んで無いと思ったらあった。卯津打四野兎
11名無しさんだよもん:03/02/21 14:21 ID:8OQ+c39H
皆スマソ
おとなしくロムってる
12名無しさんだよもん:03/02/21 15:20 ID:36y7qpBo
>>11
まぁ、なんだ…


パケ代に気を付けろよ
13名無しさんだよもん:03/02/21 16:07 ID:8OQ+c39H
>12
うん。ありがと

次からは何ごともなかったかのようにどうぞ
14名無しさんだよもん:03/02/21 21:51 ID:Je0g234U
名雪「ねぇねぇ志保ー、今進行中のイベントって、『オーケストラ』の他に何があるの〜?」
志保「そうねぇ…、『漫画研究会』がなんか蠢いてるわねー(前スレ>>778 >>784
    あと『演劇部』が、“葉鍵学園版ジゼル”をやる様な動きがあったけど…(前スレ>>744
    新聞部も探りを入れてるけど、その後の情報は掴めていないわ。多分、秘密裏に特訓中ね…!」
名雪「おお〜、楽しみだお〜」
志保「他には、MNOがバンドを組んで、ポルノをコピー…って、そこ! ヘンな想像しない!」
名雪「うにゅ〜」
志保「今売り出し中のバンド“ポルノグラフィティ”の曲をコピーするみたいよ。(前スレ>>796
    タラシの橋本先輩も参入した様ね。(前スレ>>798)」
名雪「図書館は危険スポットだね〜」
志保「あと、『緊急事態だ!?アストラルバスター部☆』(勝手に命名w)も解決した……
    ――のかな?(前スレ>>897-898)」
名雪「何だかもう一波乱あるかもだよ。長瀬くんモテるからね〜」
志保「…一番アレな高槻先生の姿が最近見えないわね。また何かヘンな物でも作ってるのかしらね…」
名雪「でも、出てきても、きっとまた勝手に自爆するお〜」
志保「そーね。つーか、そうなる事を祈るわ。そっちの方が面白いし♪」
名雪「他には何かある?」
志保「ん〜…、今のトコ手元にある情報はこんなもんね。もしかしたら見落としがあるかも…
    ――ああ、『オーケストラでアンコール?』の曲も未定ね。(前スレ>>843) アンコールに応じるかどうか
    自体も決まって無いみたい。ま、練習大変だからね〜」
名雪「みんな、無理はだめだよ〜?」
志保「――そーいえば何で名雪はオーケストラに参加しなかったの?」
名雪「えへへ〜、参加しようかどうするかを考えてたら、眠っちゃってたよ…うにゅぅ〜」
志保「はは……、名雪らしいオチだわ(汗
    あ、そうそう、情報(ネタ)の見落としがあったらフォロー宜しくね♪」



伯斗龍二「…誰か、ネタをくれ(´Д⊂)」
15名無しさんだよもん:03/02/21 22:18 ID:rq5auPgX
(打楽器パート(パーカッション)、練習後)
浩平「じゃっ、取り合えず今日の練習お疲れ様。では、頂きます」
3人「頂きます」
祐一「しかし、練習後にわざわざラーメン愛好会に来なくても(ずるずる)」
浩平「学生の寄り道の定番といえばラーメン屋だろ? それに、一応お前の所属部活だろ(ずるずる)」
祐一「お前もな…うーん、今日はとんこつですか。秋子さん、いい味してますよ」
秋子「ありがとうございます(にっこり)いつも練習ご苦労様です、いっぱい食べてくださいね」
アレイ「(ずるずる)ラーメン美味しい(感涙)」
祐一「今日は折原のおごりだからいっぱい食べていいぞ(ずるずる)」
アレイ「えっ!? 本当ですか? 有難うございます!」
浩平「まてぇい! 何で俺が奢らなくちゃいけねーんだよ!」
祐一「だってお前、パートリーダー(そのパートの責任者)だろ?(当然のように)」
浩平「いつから俺がパートリーダになった?」
祐一「パートリーダーってのは基本的にパートトップ、首席奏者が勤めるもんだろ?」
浩平「…まぁ、そういう所は多いな」
祐一「基本的に打楽器のパートトップはティンパニ奏者が勤めるもんだ。よってお前がパートリーダー(ずるずる)」
浩平「……くそっ、変なことばっかり覚えてきやがって」
アレイ「すみませーん! 今度は醤油ラーメンくださーい!」
祐一「あっ、俺は塩チャーシューを大盛りで」
秋子「はいはい、ちょっと待ってくださいね(楽しそうに作ってる)」
浩平「……鉢を買ったから金が無いのに(ため息)」


打楽器一同、ほのぼのと練習中
16名無しさんだよもん:03/02/21 22:23 ID:1QHqizuz
>>15
「鉢」って事は五月雨堂ですか(w
17名無しさんだよもん:03/02/21 23:33 ID:w2efrEZM
結局前スレでオーケストラ話は終わらせることはできなかった
のか…といいつつ即死防止カキコ
18名無しさんだよもん:03/02/22 00:08 ID:2UFLg6f8
>>17
まぁ、無理して終わらせる事は無いかと
慌てて終わらせても後味良くないだろうし



と、言いつつ同じく即死防止カキコ
19名無しさんだよもん:03/02/22 00:15 ID:m2WauIiU
みさき 「…まだ、みんな来てないのかな…? じゃ、一人で先に練習始めちゃおー♪」
巡回員「――いえ、お先に失礼させて貰っていますよ、川名さん」
みさき 「わ、びっくり…――えーっと、…巡回員さん?」
巡回員「はい」
みさき 「お仕事夜遅くまでやりながらなのに、熱心だね〜♪」
巡回員「やり始めたらハマってしまって(笑」
みさき 「あはは、解る解る。――じゃあ、二人で練習始めよっか♪」
巡回員「そうしましょう」
………
みさき 「ねぇ、“巡くん”――この…辺りの事なんだけど」
巡回員「“巡くん”…!?」
みさき 「え? あー、…だって“巡回員さん”じゃ、なんか呼び難いかなーって思ったから。
      “巡くん”――駄目?」
巡回員「い、いえっ! とんでもない! ……是非、“巡くん”と(チョト照れ」
みさき 「うん♪ じゃあ、巡くん、ここがちょっと引っ掛かる感じがして――」
巡回員「…(“巡くん”………嗚呼)」(なんとなく至福)

巡回員、みさき先輩の洗礼(w を受けてほんのりパゥワーアップ!
(とりあえずみさき先輩限定>“巡くん”   ――小ネタなので引き継がなくても構しませんw)

郁未「ちょっと…! あだ名まで付けられてるわよ…!?」
晴香「……あの娘(こ)も屈託が無いわねぇ」
由依「なんだか微笑ましい光景です…」
20名無しさんだよもん:03/02/22 01:49 ID:dt5ACbkm
以後”巡くん””巡さん””巡ちゃん””巡様”とか呼び分けられても面白いなぁ・・・と思いつつ即死防止支援
21名無しさんだよもん:03/02/22 01:59 ID:qQXQrPhj
読む方専門でつがいつも楽しませてもらってまつ

普段は書きこまないんですが即死対策含め応援カキコ
22名無しさんだよもん:03/02/22 02:50 ID:tpztuJ6t
つかそこのMoon三人娘はなに覗いてんだよw
23名無しさんだよもん:03/02/22 03:35 ID:ugij3PGL
トウカ  「ううっ……、とろんぼーんの吹き過ぎで唇が痛いでござるよ…
      それに……剣術の修行とはまた違う苦しみが…………これ程辛い物とは」
ハクオロ「トウカ」
トウカ  「――せっ、聖上…!? あっ、こっ、そそそっ、すっ、かっくっ、くけっ……!!(大慌て」
ハクオロ「ああ、そのままで構わない(微笑) ――所で、どうかしたのか…? 何やら苦しんでいた様だが」
トウカ  「いえっ、そのっ…! た、大した事ではございませぬ…!」
ハクオロ「唇が痛むのか?」(す……と、手を伸ばし、トウカの唇に触れる。
トウカ  「っ…!!!(一瞬で真っ赤&硬直)」
ハクオロ「管楽器は、慣れない内は唇がつらいらしい。…ふむ、大丈夫。
      少し…赤くなってはいるが、傷んでいる様子は無いな」
トウカ  「――――っっっ!!!」
ハクオロ「舐めれば大丈夫な程度だろう」
トウカ  「…なっ、舐めっっ…!!?(更に真っ赤」
ハクオロ「まぁ、何にせよ無理はするな。懸命になるだけでは、成し遂げられない事もある。
      ……もう少し、肩の力を抜いて行こう、トウカ」
トウカ  「は、はい…――…っ!? せ、聖上…! その指は…!」
ハクオロ「――ん? ああ、これか。…ふふ、私も少し力み過ぎていた様だ。だが、こんなのは痛みの内に
      入らんよ。それさえ感じられないくらいに、最近は楽しくて仕方が無い程だ」
トウカ  「楽しい……ので、ございますか…」
ハクオロ「そう――楽しいのだ。…トウカも楽しめ(微笑) …ん、もうそろそろ休憩も終りか。また後でな、トウカ」
トウカ  「あ…―― ……楽しむ…。…そう……そうでござった。演奏術を身に着ける事で一杯になってしまい、
      音楽を楽しむ気持ちを忘れ掛けてしまっていた…。――聖上、有難う御座います…!!(深々と御辞儀」

カルラ「……全く、もう少し柔らかく物事に接する事が出来ないのですかね、あの方は。
     あんな様子だから、主様にも無用なご心配を……」
悪初音「あーっ!? いつまで休んでやがるカルラ! もう休憩終わりだぞ! さっさと戻って来やがれ!」
カルラ「――(微苦笑) 解っておりますわ、末姫様。……さて、また音と戯れると致しましょうか♪」
24名無しさんだよもん:03/02/22 05:35 ID:AFx6mBEL
職人さん応援カキコ
25名無しさんだよもん:03/02/22 08:03 ID:5D5NqLEb
同じく支援保守
26名無しさんだよもん:03/02/22 13:09 ID:wS6mSYEi
MNO

斎藤「橋本さん。あなた、確か原作では女子に割と人気あるはずじゃなかったですか?」
沢口「そうですよ。いくら一度手を出して失敗したからって、あなたに俺達の気持ちは分かりませんよ」
橋本「…仕方ないだろ!こうでもしないと出番がないんだよ…」
矢島「…出番が欲しい気持ちは俺達に負けてませんね…」
阿部「まあまあ。人が増えるんならいいんじゃないかな。
   これで4人だから、メンバーは揃うよ」
斎藤「まあ、確かに…。なら、参入は認めますが、一番目立つボーカルの座は譲れませんよ」
沢口「そうですよ。後から来たんですから、それくらいは遠慮してください」
橋本「何言ってんだ、人の目をひきつけるにはやっぱりルックスが多少はあったほうがいいだろう。
   原作で顔もセリフもなかった君達よりはマシだと思うよ」
斎藤・沢口「ぐっ…」
阿部「まあまあまあ。他の人にも意見を聞いてみたらどうかな?
   …正直、僕も矢島君以外の3人の個性はよく知らないから、誰がいいかはちょっと選べないしね。
   誰がどの担当になるかでバンドの出来が大きく異なる可能性だってあるから、僕1人の一存じゃ決められないよ。
   後は君達で話し合って決めた方がいいと思うよ」
橋本「仕方ない…そうするか」
斎藤「仕方ないな。とりあえず他の人たちにも意見聞いてみるか」
矢島「阿部さん、アドバイスありがとうございました」
阿部「ああ。またいつでも相談に乗ってあげるよ」
沢口「はい。それでは」

MNO、ボーカル担当を誰にするかでもめる。
27名無しさんだよもん:03/02/22 13:21 ID:wS6mSYEi
阿部に言わせているように、俺の一存ではボーカルに誰を持ってくるべきか決められませんでした。
個人的には橋本でいいな、とは思っているんですが、キャラがキャラですしw
もし他にいい案がある人は、ネタで返すか感想・議論板に書いてください。
28名無しさんだよもん:03/02/22 17:57 ID:4kBW1OKG
>>26 MNO続き…
垣本「う〜ん、…ボーカルってのは大体歌の巧い奴が務めるものなんじゃないのか?
    リーダーとかならまだしも」
斉藤「いや、まぁぶっちゃけちまうと問題はそこに集約されるんだけどな」
橋本「でも歌が巧いだけじゃ、話題性って物がな…」
垣本「確かにそうっスけど……でも、実力勝負で行った方が好感を得られるはずですよ?」
沢口「手堅く行けって事か…」
矢島「垣本よ……お前からそんなマジな返答が返って来るとはな」
垣本「真剣に考えて答えた級友に対する返事がそれかよ(汗」
矢島「はは、悪ィ悪ィ。――じゃあ、ドラムは俺で決定だから(前スレの798)、ボーカルは一番歌巧い奴が
    やるって事にするか? 橋本先輩も、それでいいですかね?」
橋本「…うーむ………。…解った、それで行こうじゃねぇか。だがな、俺は歌も巧いぞ?(ニヤリ」
斉藤「何を仰る…! 俺だってかな〜り自信アリですよ!」
沢口「俺もかなりイケる方だ」
矢島「おお…! なんか盛り上がって来たっぽいぞ!? 部活の合間に悪ィな垣本。」
垣本「おう、頑張れよー」

――― ……
矢島「という訳で、三人の歌唱力対決だ。この長瀬先生が作ってくれたMD対応のカラオケマイクでな」
斉藤「いつの間にそんな物を…」
沢口「噂のよると、ママさんズ(秋子、ひかり、あやめ、他...)の発注を受けて作ってあったらしいぞ…」
橋本「――で? 対決はいいが、判定は阿部さんの他に誰がやってくれるんだ?」
阿部「その事で矢島君から連絡を受けて、判定役の人を集めておいたよ」
三人「「「ええっ!?」」」
阿部「この人達だよ。――どうぞ」

ボーカルはとりあえず実力判定(矢島はドラムス担当で除外)という事にしてみました。
判定役のキャラは誰にするか………他の方にお任せします(w
29名無しさんだよもん:03/02/23 02:36 ID:GpgWD4xm
英二「アンコール曲?」
橘  「はい。この学園の生徒の質から考えて、まず間違いなく求められるから…と、
    皆に相談されましてね。――私も同意見です。
    …何か、1・2曲、アンコール用に考えておくべきでしょう」
英二「今のやつでさえ手一杯なのにかい?」
橘  「難しい物でなくとも構わないでしょう。
    彼女達にも基礎力は付いて来ていますし、何とかなるかと」
英二「うーん……、…♪(名案がポン)
    ――そうだ、いい曲がある♪ 確かここにそのCDが…」
理奈「そこにあったCDなら私が回収済みよ、兄さん…(何か凄みのある笑み」
英二「っ……!!」
橘  「おや、緒方さん」
理奈「橘先生、オーケストラのアンコールについての件で、微力ながら協力させて貰います。
    この曲なんかいいんじゃないですか?(橘のCDを渡す)」
橘  「これは……『パッヘルバルのカノン』…?」
理奈「ええ。比較的簡単な事もそうですが、旋律も綺麗だし、輪唱形式で
    次々と楽器を流れの中に重ねて行く事が出来ます。
    それ用に兄さんが楽譜を書くでしょう…っていうか、書かせます。
    ――いい、兄さん?(笑顔」
英二「………はい(((;゚Д゚)))」
30名無しさんだよもん:03/02/23 02:38 ID:GpgWD4xm
橘  「ふむ…、これはいいかも知れないな。
    ――だけど、いいんですか? オーケストラと演劇部はライバル同士…
    こういう事をすると……何と言うか」
理奈「最初は邪魔してやろうかとか考えちゃったけど、皆一生懸命練習してるし、
    音楽に携わる者として、音楽祭は盛り上げたいし成功もさせたいじゃないですか。
    ――敵に塩を送るって感じでしょうか…ね(微笑)」
橘  「……有難う(じ〜ん」
理奈「それに、ヘタをするとオーケストラのメンバーのコを私物扱いする方もいますし(前スレ870)」
英二「( ̄Д ̄;)」
理奈「その人の考えるアンコール曲なんて、お見通しです。
    ――なんで、先手を打たせて貰いました♪」
英二「( TДT)」
橘  「そ…そうですか。ま、まぁ、何れにせよ大感謝です。有難う…」
理奈「どう致しまして♪ ――じゃ、兄さん、皆に合わせた楽譜の方は頼んだわよ。
     い い わ ね ? (にっこり」
英二「はい…(((( ;TДT)))」
橘  「………(なんかちょっと不憫だ…)」

英二、とっておきのアレなCDを理奈に没収(w 何のCDだったかは、想像にお任せ致します♪
オーケストラのアンコール曲、『パッヘルバルのカノン』でどうでしょう?
31名無しさんだよもん:03/02/23 02:48 ID:gOCqjvO1
>>29-30
先手を打たれたのか〜
前スレの870の方なら、マルチとあゆと理奈に
「LOVE DESTINY♪」を歌う&演奏させてください。
3229-30を書いた者です:03/02/23 03:12 ID:FgUl7X1Z
>>31
あう…、私は前スレの870の人ではないんですよー(汗
そこらへんの事も、どなたかがフォローネタを入れてくれるのを祈ります…
33名無しさんだよもん:03/02/23 03:29 ID:gOCqjvO1
何だかんだ言いつつも、ロリメガネのためにアンコールで
ラブデスを歌う理奈とかの展開もこのスレらしくていいなぁ。
34名無しさんだよもん:03/02/23 11:21 ID:TG0YqSsO
この程度でへこたれるロリメガネではあるまい(w
35名無しさんだよもん:03/02/23 15:14 ID:9GkeR8VE
>>33
その略し方だと『Love Death』みたいな名前を思い浮かべてしまう。
まんまデスメタル……
36演劇部――:03/02/23 23:05 ID:Oa1ujoVo
前スレッドの744の直後辺りで…――

由紀「葉鍵学園版『ジゼル』――かぁ…。本当はジゼルって、悲恋物語なのよね」
理奈「しかも、バレエね。私はバレエでも構わないんだけど――
    それを聞いた兄さんが、私や澪ちゃんのチュチュ姿を想像して何か良からぬ事を
    企んでそうなんで、ちょっと鬱だわ…」
澪  『ロリメガネの視線が何かヤなの』
住井「…緒方センセもエライ言われ様だな(汗」
美咲「だから、いっその事開き直って、ミュージカル仕立てにしてしまおうかと
    深山さんと話し合ってみました」
一同「…ほう?『なの』」
美咲「――で、ストーリーもいっそコメディにしちゃおうって事にしました。
    要するに、いつまでもフワついて腰を落ち着けようとしない男に喝を入れようって
    いうのがストーリーのあらましで」
雪見「…(チラリ...」
住井「…(うぐぅ……視線が痛い…)」
彰  「その捉え方も間違っている様な間違ってない様な…」
美咲「配役はこんな感じにしてみました」


    ジゼル>澪(声:あさひ)   アルブレヒト>住井   ヒラリオン>彰 
    ミルタ>理奈   ウィルフレット>由紀   バチルド>雪見 
    ジゼルの母>美咲   クーランド王>セバスさん(協力要請)
37演劇部――:03/02/23 23:07 ID:Oa1ujoVo
住井「こっ…、この配役は…?」
美咲「あと、ウィリー(乙女の霊達)役に何人か必要だったけど、岡田さん吉井さん松本さん、あと、砧さん
    と清水さんにも協力を要請しました。話を持ち掛けたらすぐに乗ってくれたので助かりました」
彰  「いつの間に…」
美咲「彼女達には村人も兼任して貰います。加えて、農夫役に長瀬君と月島会長、立川雄蔵さん――」
住井「…立川さんはともかく、長瀬とか月島さんがよく引き受けてくれましたね」
雪見「長瀬君は屋上部の部長さんとか瑠璃子ちゃん達が『農夫役なら出来るやろ』って言ってくれたし、
    月島会長は総長さんが『ん、了承』って言ってくれたから」
美咲「補佐役の香奈子さんも『最近仕事らしい仕事してませんしね』って言ってくれました」
住井・彰「「……(…光景が目に浮かぶ……って言うか、二人の意思はどこにも無いんだな…)」」
美咲「あと、横蔵院さんと縦王子さんにも農夫役をやって貰う事にしました」
住井「あの二人が…!?」
雪見「あさひちゃんとのツーショット写真プラスサイン色紙で、一発了承してくれたわ」
あさひ「……(赤」
澪  『部長さんと美咲さん、アクティブなの! すごいの!』
美咲「お祭りですから、楽しまないと…ね♪」
理奈「オッケー! では――」
由紀「頑張りますか!」
澪  『なの!!』

――と、いう事にしてしまいました(汗
38名無しさんだよもん:03/02/23 23:37 ID:Oa1ujoVo
拓也  「くっ…、名誉生徒会長の僕が農夫役……これこそ役不足という物だろう」
祐介  「まぁ、楽しくやっていきましょう」
瑠璃子「頑張ってね、長瀬ちゃん、お兄ちゃん」
拓也  「任せろ、瑠璃子(キリッ」
祐介  「( ̄▽ ̄;)」

芹香「………なでなで(皆さん、頑張って下さいね……私も頑張りますので)」
岡田「あう〜ん、師匠〜♪ 頑張りますー!」
吉井「あーっ! 岡田だけズルイー!」
松本「あははっ、師匠のなでなでは強力〜♪」

郁美 「頑張ってね、お兄ちゃん!」
雄蔵 「ああ。どんな仕事であっても、手は抜かん」
オタ縦「我々も同意見でござるよ」
オタ横「あ、あさひちゃんの為に頑張るんだな」

砧  「来た、来た、来たぁぁぁあああああっ! 遂に私達にも光が! 光があああああああっ!!」
清水「ぶっちゃけ、脇役ですけどね…。…元からそうだっていう話もありますけど」
砧  「何を仰います! どんな事でも全力で! 小さな事からコツコツと!」
清水「…あなたはどこかの目玉のおっきいお笑い芸人兼政治家さんですか」
砧  「誰のおデコがおっきいですってぇぇぇっ!?」
清水「誰もおデコなんて言ってないです! ぐる゛じい゛ぐびを゛じめ゛な゛い゛で…!!」
39名無しさんだよもん:03/02/24 01:17 ID:AVvJLdB9
凸凹コンビキターw
40名無しさんだよもん:03/02/24 13:17 ID:xNxkNSYl
(ちょっと休憩中)
久瀬「ふぅ…ヴィオラトレーナーとの兼任ですから結構疲れますね」
拓也「いつの間にか僕もバレエのほうに出演することになってしまったし…それにしてもドヴォルザークの新世界よりか…いきなり有名どころを持ってきたね」
久瀬「まぁ、盛り上がりますし、有名なフレーズが多いですから。それに個人的に好きなんですよね、ドヴォルザーク。スラヴ舞曲とか」
拓也「はぁ? スラヴ舞曲?」
久瀬「名曲じゃないですか! あの全体的に楽しげな音楽。あれこそ舞曲の何ふさわしいですよ」
拓也「フン。あんなものハンガリー舞曲の二番煎じ。大体、「ベートーベンの後継者」とも言われるブラームスが作ったハンガリー舞曲と比べると天と地だよ」
久瀬「へぇ? そのハンガリー舞曲、16〜21番までの編曲はそのドヴォルザークがやってるんですけどねぇ? ブラームス自身が編曲したのはわずか3曲。笑わせないでください」
拓也「曲の根底を作ったのはブラームスに間違いないんだよ。だいたい、ドヴォルザークはブラームスを尊敬していたんだぞ。ただの田舎者がハンガリー舞曲パクったスラヴ舞曲を作ったお陰で有名になったんだぞ。ドヴォルザークがあるのはブラームスのお陰だろ(藁)」
久瀬「パクリとは心外な。あれはハンガリー舞曲を出版した人が正式な依頼としてドヴォルザークにスラヴ舞曲を作らせたんだ。だいたい、あんな「いかにもクラシックです」って言いたげな暗い重い曲しかかけない根暗男と比べないで欲しいですね。プ」
拓也「ブラームスを? 根暗? 聞き捨てなら無いねぇ」
久瀬「大体、依頼で「大学祝典序曲」なんて明るい曲作ったと思ったら対照的な「悲劇的序曲」作ってるし。何処からどう見ても根暗作家だろ。プ」
拓也「そのドヴォルザークの一番有名な新世界よりか? あの有名な二楽章の主題だって黒人霊歌のパクリじゃないか。大体、ホームシックにかかった男が作った曲なんかが代表作なんて程度が知れてるよ(ワラ」

香奈子「…瑞穂、話してること判る?」
瑞穂「…ごめん香奈子ちゃん。ぜんぜんわからない」


クラシックわからない人はごめんなさい。わかる人はもっとごめんなさい(笑)
41名無しさんだよもん:03/02/24 21:31 ID:dGilQwWa
全体練習、二回目

英二「さあ、あれから1週間。…二回目の全体練習だ。
   みんな、今日は一回目のようなことにはならないように願っているよ」
瑞佳(うう…)
みさき(が、がんばらないと…)
詠美(もう足手まといになるのはごめんだしね…)
英二「…いいかい。全体練習といえど演奏する内容はパート練習となんら変わりは無いんだ。
   リラックスして、練習どおりに行くこと。
   それと、指揮者の僕を常に見て、自分のリズムをきちんと守ることを忘れないように」
一同「…(ゴクリ)」
英二「それじゃあ、始めるよ…」

〜♪
北川(こ、ここのスピードは…こうだよな)
〜〜♪
初音(弾き方は…力を抜いて…優しく…)
〜〜〜♪
マルチ(…そ、そうです。緒方先生との個人練習では、こんな感じでした…)
〜〜〜〜♪
神奈(久瀬どのは言っておった…周りの音を聴け、と…)
〜〜〜〜〜♪
御堂(…あいつらには偉そうなこと言っちまったからな…俺がミスしまくるわけにはいかねぇだろ)
〜〜〜〜〜〜♪

一同(絶対に…成功させるんだ……!)
42名無しさんだよもん:03/02/24 21:44 ID:dGilQwWa
〜♪
英二「(タクトを下ろす)…さて、今日はここまでだな」

(だめだ…ミスっちまった…)
(前よりは進めたけど…また遅れちゃったよ…)
(今回こそいけると…思ったのに…っ)

英二「…ダメだな。そこらの中学校の吹奏楽部のほうがまだいい演奏を出来る」
一同「……」
英二「お客さんを呼ぶのだったら、とてもじゃないがこんな演奏をお金を払って聞いてもらうわけにはいかない」
一同「………」
英二「まだ音程が微妙にずれてる人が多い。ささいなミスで自分を見失って、
   そのまま戻らなくなってしまう人もいた。誰かは自分で分かっているね?」
一同「…(自分だ…)」
英二「酷な言い方だけど…もっともっと練習してくれ。
   でないと、演奏会なんてひらけないよ」
一同「…」
英二「…だがしかし」
一同「…?」
英二「前に比べたら…確実にみんな進歩していた。君達の努力はたいしたものだ。
   …君達ならきっとできるはずだ。期待しているからね(微笑)」
一同「…!!」
英二「(やや赤面しながら)…コホン、かといって、これに満足したりしないように。
   …では、今日は解散!!」

一同「ありがとうございました!」
43名無しさんだよもん:03/02/24 22:00 ID:aMa5fG19
ロリメガネ…(勘当
44名無しさんだよもん:03/02/24 22:01 ID:aMa5fG19
勘当ってなんだ(w
派手に吊って来る。
45名無しさんだよもん:03/02/24 22:22 ID:xNxkNSYl
(居酒屋「石橋」にて)
橘「すごかったですね。素人の僕でもわかるぐらい。明らかに飛び出したり遅れたりする人が居ませんでしたから」
英二「正直、驚きました。1週間でここまでこぎつけるとは。指揮者を見る、周りの音を聞く、言うのは簡単ですけど実際にやろうとするとこれが難しい…っとと(酒を注ぐ)」
橘「っとと。やっぱり、それぞれ思う所があったんじゃないですかね。いいことじゃないですか(返しの酌を受ける)」
英二「でも、まだまだ周りの音を聞けないで自分の演奏に没頭してしまう人間も居る。不安で譜面にかじりついてしまう人間も居る。個々のレベルは高いんです、こんなもんじゃないですよ」
橘「楽しみですね、それは。完成が待ち遠しいですよ」
英二「橘先生、持論ですが俺は音楽に完成、完璧は無いと思ってます。ウィーンフィルだろうがベルリンフィルだろうがアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団だろうがN響だろうが。でも、俺は完璧に挑んでみたい(一気に飲む)」
橘「緒方先生…」
英二「そのためには努力は惜しみませんよ。……それにしても」
橘「?」
英二「カラヤン、バーンスタイン、アバド、クナッパーツブッシュ、ラトル、朝比奈隆、小澤征爾。彼らを見てると、俺はそんな名指揮者の中に名を連ねられるような錯覚を覚えてしまいますよ。アマチュアオーケストラなのに(呷る)」
橘「…緒方先生、相当彼らに入れ込んでますね(こっちも一気に飲む)」
英二「音楽家の端くれですからね、これでも」
石橋「…先生方、俺はあんたたちのオーケストラの演奏会を楽しみにしてるぜ。俺は、クラシックのクの字もわからないけどな(焼き鳥を差し出す)そして、これはオゴリ(にやり)」
橘「…(にやり)では、毎度のことながらオーケストラに」
一同「乾杯」
46名無しさんだよもん:03/02/24 22:29 ID:uUdhgr36
オーケストラの合同練習の音が、静かに、学園中へ染み出し、流れてゆく…――

はるか「………ん、…レベルアップ」
エリア「――え? ああ、オーケストラですね?」」
はるか「着実にレベルアップ…」
エリア「フフッ、そうですね。皆さん凄く頑張っていますから」
はるか「ん」

茜「………あゆさん、頑張ってますね。…後で、タイ焼きを差し入れに行きましょう」

智子  「……ええ感じやで、川名さん」
瑠璃子「…部長さんも、電波届いた?」
智子  「何でやねん(笑」

琴音 「〜………――み、みんな……がんばっt」
すばる「幽体離脱してる場合ではありませんの、姫川さん! 魂を削ってでも腕は動かす! ですの!!」
琴音 「あうぅ〜〜(涙」

千鶴「……まだまだ――ですかね?」
秋子「そう…ですね。――でも、確実に進歩しています♪」
千鶴「楽しそうですね、秋子先生…」
秋子「あら、千鶴先生は違うのですか?」
千鶴「まさか(微笑)」
秋子「ふふっ♪ ――いい音楽祭になりますよ、きっと(柔らかな笑み」
47名無しさんだよもん:03/02/24 22:57 ID:u89hSYH7
(金管楽器、合同練習後。焼肉屋「ひげ」にて)
柳也「それでは、無事に合同練習が終わったことを祝して」
一同「かんぱーい」
柳也「もちろん、未成年はジュースだぞ(笑)」
レミィ「やっぱり、Missがあったネ。まだ練習が足りないヨ(ため息)」
美汐「そんなこと無いですよ。音を殆どはずしてませんでしたし」
レミィ「エヘヘ。ありがとう(照れ)」
美汐「ユンナさんも、コリンさんもすごいですね。かなりのレベルですよ」
ユンナ「ありがとう、でも残念ながら美汐にはまだまだかなわないわね(ぱくぱく)」
コリン「あー! それ私の肉!」
岩切「理事長、私は貴方の恩を忘れません…(酔いつぶれてる)」
トウカ「聖上、聞いていてくれましたか…(こちらも潰れてる)」
御堂「…見事に潰れたな」
柳川「まぁ、練習で疲れているのを考えると仕方あるまい」
御堂「ケッ。個人的には今日の結果は納得できないけどな」
柳也「まだ皆慣れていないから仕方ないだろう。そういう俺もミスがあったしな(苦笑)」
柳川「…出番を待つのが苦痛だ(遠い目)」
二人「………」
柳也「とっ! 取り合えず! 金管楽器の団結を祈って改めて乾杯!」
3人「乾杯」
48名無しさんだよもん:03/02/25 21:19 ID:4Jpmqfiw
>>28
広瀬  「――私達が、その対決の判定をさせて貰うわ」
智子  「…厳しく行かせて貰うで」
詩子  「私のお耳も、結構厳しいわよー? フフフッ♪」
ユズハ「私でよければ、微力ながらお手伝いを…」
矢島  「……何か…微妙な面子ですね」
阿部  「ん? ああ、とりあえず忌憚の無い意見を言ってくれそうな人達を選んでみたんだ」
斉藤  「そういった意味では、かなり絶妙かも…」
広瀬  「さっさと始めません? あまり時間は無いんでしょう?」
阿部  「そうだね。――じゃ、誰から始める?」

歌唱力判定開始……そして――

阿部  「――さ、どうだった?」
広瀬  「…うーん、総合した場合のレベルとしては、三人共拮抗してるんじゃない?」
智子  「声量は、斉藤君やな」
詩子  「声質や唄い方からしたら、橋本先輩が一番バランスとれてるかもね」
ユズハ「沢口さんの歌声…、綺麗です。もう少し……力強さがあれば言う事無しなのですが…」
矢島  「……むぅ…。パワーなら斉藤、技なら沢口、バランス重視で橋本先輩か――」

顔を見合わせる、ボーカル候補三人…
判定員の三人娘も再び話し合い…

広瀬  「――よし。決まったわ。…私達が推薦するボーカルは、貴方よ!」
そう言い放った広瀬の指差す先には――

果たして誰であったのかは、引き継いでくれる書き手さんに任せます…
49アンコール曲について――:03/02/25 22:23 ID:cQc7FwQU
英二「…演奏会まで、それ程時間がある訳じゃない。皆には更なる努力を積んで欲しい ――と言いつつ、
    君達には他に練習して貰いたい曲がある」
浩平「? 何ですか、それ?」
英二「アンコール用の曲だよ」
 ―― 一瞬、ざわめきが上がる。
英二「(ニヤリ) まず確実に、アンコールを求められるだろう。君達も予測していたはずだ。
    …そこで、この曲をアンコール用に持って来る事に決めた」(楽譜を各パートに配る
美汐「これは……“パッヘルベルのカノン”…?」
英二「そう。有名な曲だから、一度は耳にした事があると思う。
    ―― 〜♪♪(ピアノで軽く弾いてみせる)…これだ。知ってるだろ?
    これを君達用に書き換え、ちょっとアレンジしたのが、今渡した物だ。
    地力が着いて来ている君等なら、メインの曲よりもやり易いと感じるはずだ。
    輪唱形式で曲調も繰り返しな所が多いから、腕に自信がある人は、“多少動いても”構わない」
綾香「――つまり、いくらかのアドリブを加えてもOKって事?」
英二「そう。こっちも細かく指示は与えないよ。
    ――但し、言う迄も無い事だけど、主たる流れから大きく逸脱しない様に。
    それと、メインより簡単だからといっても、音程を外したり狂ったリズムで弾いて良いという事では、
    決してないからね。手を抜く――なんてのは、もってのほかだ。
    誰もが知ってる名曲故に、聴衆の評価も辛くなるのは「新世界」と全く変わらない。
    …嘗めてかからない様に」
50アンコール曲について――:03/02/25 22:25 ID:cQc7FwQU
あゆ「うぐぅ…、ぼくの分の楽譜がないよぅ?」
マルチ「はわわ〜っ、私のも無いですーっ」
祐一「打楽器パートのも無いんですけど…?」
英二「月宮君とマルチ君、それと打楽器パートの皆には、歌を唄って貰う事にした」
アレイ「…歌……、ですか?」
英二「そう。歌だ。―― はい、これがその楽譜ね」
あゆ「…“人はただ…風の中を…”……?」
英二「この歌は、同じ“カノン”を元にして作られている。
    他のメンバーは楽譜通りに演奏してくれ。歌の所はもう組み込んであるからね」
浩平「ぐぁ……、なんかめちゃ緊張するな。大勢の人の前で唄うなんて…」
英二「…もしかしたら、ヤミツキになるかも知れないよ(ニヤリ)
    ―― あー、あと、月宮君とマルチ君は、この曲の方も憶えておくよーに」(…と言って、CDを渡す
あゆ「? …らぶ…です……てニ?」
英二「あー、オホン…! とにかく、各自練習をしっかりと、暗譜も完璧にしておく事。――以上!」

理奈「……やっぱり。簡単には諦めないわね。――ま、今回はノってもいいかしらね…」


やはり、あゆマルチ理奈でのアレを企んでるご様子のロリメガネ氏w
理奈も勘付くが、肩を竦めつつも案外ノリ気な感じが…?
51名無しさんだよもん:03/02/26 05:14 ID:ZyggNfs2
>>49-50
声ネタだと、見えない力であかりや香里が乱入したあげくに
エスパー琴音が尻ふりしそうな展開だな、おい。
52名無しさんだよもん:03/02/26 21:58 ID:Luct5VO6
秋子・千鶴に呼び出されたオーケストラ、演劇、そしてMNOの面々。
綾香「今日は全体練習でもないのに…何かしら?」
瑞佳「たぶん、オーケストラに関することだと思うけど…」
雪見「…でも、私達演劇部も呼び出されてるのよね?」
斎藤「俺達もだ」
ガラガラ(扉が開く)
秋子「みなさん、お待たせしました」
千鶴「今日はオーケストラを含めた音楽祭に関する大事な報告があります」
一同、それを聞いて静かになる。
千鶴「今回のオーケストラはチャリティーコンサートになることは、ご存知だと思います
   (5時限目の>>758)」
うなずく一同。
秋子「それで、勝手ながらこちらの方で会場を捜してみました。
   …その結果、この街で一番大きい市民ホールを借りられることになりました」
一同「ざわざわ…」
千鶴「そして、期日も決定しました。三月三日です。
   この日に、『葉鍵学園チャリティー音楽祭』と題して、オーケストラ、演劇、MNOの
   バンド全てを集結させ、練習の成果を発揮してもらいます」
浩平「三月三日か…近いな」
往人「時間はあまり無いな…」
秋子「時間がないのは承知の上です。みなさんには多少きついとは思いますが…
   この日を、どうか成功で終わらせられるよう、頑張っていただきたいのです」
千鶴「私達も楽しみにしています。皆さんの努力は並大抵のものではありません。
   皆さんの演奏が誰かのためになれるように…頑張って下さい」
一同(…もう後にはひけない。ここまで来たら…やるしかないか!!)
チャリティー音楽祭、三月三日に決定。
53名無しさんだよもん:03/02/26 22:02 ID:Luct5VO6
音楽祭が三月三日に決まったのは、私1人の意見ではなく議論板で他の方々が出した意見です。
とりあえず反対する人がいなかったため、仮決定とすることにしました。
もちろん、三月三日というのは現実の三月三日です。
職人のみなさん、三月三日に演奏会が開けるよう、みんなで協力して行きましょう。
オーケストラ、MNO、演劇部とネタはたくさんありたいへんでしょうが、職人のみなさんの
力を合わせて頑張ってみませんか?
もしこの決定にどうしても不満な方、ここではなく討論板でその旨を発言してください。
54名無しさんだよもん:03/02/27 02:30 ID:jkge9im8
別にオッケーかと。期限が(多分)早すぎってわけでもないと思われるし。
55名無しさんだよもん:03/02/27 12:43 ID:l2vr2rQP
職員室にて

高槻「参ったぁ!!
    俺は参ったぁ!!
    それは仕事が多すぎるからだぁっ!!!
    どうすりゃいいんだ、俺はっ!」
    こうやって猿のように仕事をするしかないだろうっ!」

良祐「高槻にオーケストラに参加している先生の分の仕事を任せたが大丈夫だろうか・・・
    なんか叫んでるし・・・」

高槻「いいのかっ!!
    とても大切な仕事じゃないのか、これはっ!!
    そんな仕事を俺にやらせていいのかっ!!!
    それでいいのかっ!!
    悔しくないのかっ!!
    惨めじゃないのかっ!!」

良祐「やっぱり、失敗だったか?」

高槻、オーケストラに参加している教員の仕事を押し付けられる。
良祐、高槻に仕事をやらせ後悔する。
56名無しさんだよもん:03/02/27 18:52 ID:wG0FE9ks
高槻「それにしても通知表の記入まで俺に任せるか? いい加減にもほどがあるぞ!
   うーむ、しかし……。絶対評価という制度か。
   ようするに生徒の頑張りを評価する制度ってわけだろ?
   そんなもの人なんざ十人十色だし、教師の好みで評価が変わってしまうではないか。
   特に俺のように成績優秀でも人格外道じゃ評価されないではないか!」

高槻「……やはりロリメガネだな。心なしかアイドル勢の評価が高い。
   あいつらは音楽なんざもともと才能あるからがんばらなくても
   優秀なわけで絶対評価的には下で無いとおかしいはずなのに。
   いや、がんばってるのかもしらんが、それは普段からあいつらに接しているからこそわかるわけだ。
   だから教師の恣意性に任せる制度はいかんというのだ。
   それにしても、逆に言えばバカでも頑張ってれば評価されるわけで
   神尾観鈴のような女は評価が高いというわけだ」

高槻「しかし、先にも言ったように普段の素行が悪くても影で頑張ってるやつはいくらでもいるということだ。
   そういう奴らが正当に評価されなくてはやはりいかん。
   つまり、普段からやつらを見守っていられるような機械を作れば……」

高槻「大庭ぁ!!」
詠美「びくっ。な、なによ!?」
高槻「おまえ昨夜は一夜漬けで勉強してたな」
詠美「な、何でそれを知ってるのよ?」
高槻「エライから評価を1段階あげてやるぞ」
詠美「あ、ありがとう……」
高槻「ところで、大庭。その歳になって毛糸のパンツをはくのは辞めておいた方がいいぞ」
詠美「な、な、な!!」
高槻「ふはははは。これで完璧に公平な評価ができるぞぉ!」

巳間「なんか嫌な予感がするな……」
57名無しさんだよもん:03/02/27 19:19 ID:KDfrUEsJ
高槻・・・やっぱり高槻だよ・・・
58名無しさんだよもん:03/02/27 20:17 ID:P/7wNWo/
大部では間違って無いどころか素晴らしいのに、さすがは高槻……根本でどこかずれてるw
59名無しさんだよもん:03/02/27 20:52 ID:MdDEMvNc
高槻、教師としては偉いが人としては最悪だな(w
60名無しさんだよもん:03/02/27 21:02 ID:QfD4feUP
とうとう教員仲間からもロリメガネと呼ばれるようになってしまったか……
61名無しさんだよもん:03/02/27 21:41 ID:0NKpgZUX
なんか高槻&詠美ペアって良いなぁ。御堂&あゆとは逆の意味でw
これってとら部の顧問部員繋がりか。
 ――低音パートから、ゆったりと始まる流れ。そして、高音パート…中低音パート…柔らかに重なってゆく、音と音。
 『カノン』――― ……それは、まるで時の流れさえ忘れさせるかの様な、優しくも美しい旋律だった。

綾香「…〜♪ ――と、ここで”歌”と繋がる訳ね」
瑞佳「“人はただ〜 風の中を〜♪”――だね」
芹香「………」
栞「“歌の部分は、あゆさん達が来てから合わせましょう”…? そうですね、その方がいいと思います」
詠美「でもでもぉ、結構イケてたんじゃない?」
オボロ「俺もそう思う。この曲は何つーか……弾き易い」
セリオ「――ですが、お二方は、もう少し音程の採り方を丁寧にされた方がよいかと思われます」
詠美&オボロ「「うぐぅ…」」
柳也「…確かに、この曲の命は、和音だな。いや、どんな曲であっても言える事だろうが、 この手の曲では特に肝心だ」
美凪「…柳也先生に同感で賞」
悪初音「……なぁカルラ…、あたいの、どうだった…?」
カルラ「(微笑) 音程の採り方もリズムの乗り方も、かなり良い具合でしたわ♪ 10点中、8点という所ですわね」
悪初音「8点か……もう少し、だな」
ハクオロ「何回か弾いて思ったのだが、低音パート陣は、リズムが遅れがちに成り易い。気を付けねばな」
健太郎&冬弥「「(……確かに)」」
往人「――“サビ”の部分だが、ちょっと走り気味だ、葉子」
葉子「(ガーン!)……はぅぅ…、気を付けますぅ…(泣」
往人「…いや、泣かんでもいいだろ……」
美汐「でも、緒方先生の仰られていた通り、この曲は嘗めてはいけませんね。旋律が美しいだけに、
    荒があると非常に目立ちます。…これは……」
ユンナ「――思った以上に、難しいですね…」
観鈴「にはは。でも、弾いてて楽しいね。観鈴ちん、気持ちが良かったよ♪」
浩之「うむ。それに、奥が深い。弾けば弾く程ハマっていく感じだ。アドリブれそうな所もたくさんあるしな♪」
綾香「浩之は遊び過ぎ(w」
浩之「何だとコノヤロウ」
一同『(爆笑)』
岩切「御堂…、お前、ここの部分を違う音で吹いていただろう? それはどういう事だ…?」
御堂「おっかねー顔して聞いてくんじゃねーよ。アドリブだアドリブ…!」
久瀬「御堂さんのアドリブは、曲にとても合っていましたよ。あそこでトランペットが盛り上がると
    非常に華やかになる。心に、かなり来ましたよ。流石です」
御堂「――つー訳だ。解ったら、もうおっかねー顔すんじゃねーぞ…?」
岩切「むぅ…。そうか、“あどりぶ”か。間違えたかと思って少し心配したのだ」
香里「北川君……、もう少し自信を持って吹きなさい。ちゃんと出来てるんだから」
潤「わ、解った…(ちゃんと聴いててくれてるんだな…)」
真琴「真琴は…あどりぶしない方がいいかも」
少年「うん、無理はしない方がいい。僕も、今以上の動きは付けないで行くから」
舞「…譜面の通りに吹くだけで、手一杯だった」
シュン「それでいいと思うよ。まず、流れを完璧に身に着けよう」
みさき「はぅぅ〜……それにしても、お腹減ったよぉ〜…」
佐祐理「あははーっ、では、ちょっと休憩に致しましょうかーっ?」
芹香「…こくこく ………」
綾香「“では、18時まで休憩”――だって。じゃ、各自時間まで解散!
   …久瀬くん、もうちょい指揮者の方、頼むわ(合掌」
瑞佳「御免ね〜、久瀬くん〜」
久瀬「構いませんよ。メトロノームでは、やり辛いですからね」
留美「緒方先生、何してるんだろ…?」
イビル「“歌”担当の奴等を指導してるらしいぜ? ――あ、待てよエビル! 食堂行くならあたいも行く!」
エビル「おごらないぞ」
イビル「ケチくせー事いうなよー」
芳晴「ははは……、僕が持ちますよ」
トウカ「…柳川殿は、休憩に入らないのでござるか?」
柳川「…俺はいい。見直したい箇所がいつかあるし、何せメインの方と違って最初から最後まで吹き続けだ」
トウカ「………某も、付き合わせて頂こう。構わぬでござるか?」
柳川「……好きにしろ」

「カノン(英二編曲)」の方の練習も、順調な様です。 …ちと、詰め込みすぎたか(w
64名無しさんだよもん:03/02/27 23:13 ID:MdDEMvNc
新コンビの(・∀・)ヨカーン
65名無しさんだよもん:03/02/28 00:47 ID:hkGagnQL
広瀬「――よし。決まったわ。…私達が推薦するボーカルは、貴方よ!」
そう言い放った広瀬の指差す先には――

斎藤「お、俺!?」
橋本「な、なんだって!?」
沢口「マジで斎藤!?」
広瀬「ええ。貴方達が求めるのは、バンド演奏によって女の子達に振り向いてもらうことよね?
   なら、求めるのはインパクトが一番だと思うわ。そもそもポルノは力強さが売りだしね。
   沢口君だと全体の印象が弱くなってしまう可能性がある。
   橋本先輩だといまいちバンドの魅力を引き出しきれない。
   元々素人の集まりなら、小手先云々よりは勢いで押し切るのがいいと思うわ」
矢島「…まあ、一理あるな」
斎藤「…すまんな。いいよな2人とも?」
橋本「まあ、現場の意見がそう言うのなら…残念だが仕方ないか」
沢口「…悔しいがな」
阿部「じゃあ、決まりだね。あとはギターとベースだけど…僕の個人的意見では、
   橋本君がベース、沢口君がギターの方が似合うと思うんだ。どうだろう?」
橋本「…ええ、別に構いませんよ」
沢口「正直、俺にはギターとベースの違いがよくわからないし」
矢島「それじゃあ、さっそく練習に入るか」
阿部「音楽室に楽器と教本はあったはずだからね…。
   それじゃあ君達、どうもありがとう」
詩子「いいっていいって。そのかわり、ライブには呼んでね」
ユズハ「演奏会…楽しみにしていますね…」
広瀬「途中で諦めたら承知しないわよ」
智子「うちらはたぶんあんたらには惚れんと思うけど、頑張りや〜」

MNO、パート決定。
66名無しさんだよもん:03/02/28 10:38 ID:+ladrssc
(全体練習中)
英二「(タクト振ってる)」
 〜♪
英二「(手を下ろす)ストップ。ヴィオラ、チェロ。頭から弾いてみてくれ」
チェロ&ヴィオラ一同「はい」
 〜♪
英二「うん…ヴィオラが走り気味だ。少し落ち着いて。じゃっ、全員で行こうか(手を上げる)」
一同「(楽器を構える)」

久瀬「(外から覗いてる)」
はるか「ん。サボってる人発見」
久瀬「(ビクッ)そっ総長…すみません、ちょっと心配でつい…」
はるか「まぁ、別にいいよ。本番が近くて心配なのはわかるし…」
久瀬「でも、準備とか色々大変なことも多いんじゃ…」
はるか「ん、心配ないよ」

(生徒会室にて)
ベナウィ「エリアさん、当日のタイムスケジュールのことなんですが…」
クロウ「当日の教員配置について何すけど」
エリア「…みんな居なくなってしまったから私一人でやるしかないんですね(しくしく)」
ベナウィ「当日、生徒会一同としてオーケストラの部員に送るプレゼントなんですが…」
エリア「…予算関係は住井さんが一番詳しいんですよね(ため息)」
クロウ「当日の俺たちの動きは…」
エリア「そういう統率とか現場指揮、計画は北川さんや久瀬さんがメインでしたからね(ため息)」
ベナウィ「地域住民の方々にチケットを送ったり御挨拶に伺ったりしようと思うのですが…」
エリア「そういう事は一番人当たりのいい芳晴さんとリアンさんが…(ため息)」
クロウ「色々と、計画の相談をしたいようなので、職員室に出頭して欲しいらしいですが…」
エリア「そういう事は口が上手い浩平さんが…(ため息)」
ベナウィ「…仕事はまだまだ大量にありますからね」
エリア「…もう嫌です(机に突っ伏す)」
67名無しさんだよもん:03/02/28 11:10 ID:K67dTg9P
おお!烏合の衆に見えて、実は適材適所なやつらだったのか!
68名無しさんだよもん:03/02/28 11:14 ID:+ladrssc
(ガラガラ)
エリア「…今度は何ですか?」
茜「失礼します…」
佐織「失礼しまーす」
エルルゥ「失礼します」
結花「失礼します」
由起子「失礼します」
エリア「…ずいぶん脈略の無いメンバーですけどどうしたんですか?」
茜「実は…」
結花「…やっぱりね、自分のよく知っている人間が頑張っていると助けてあげたくなるって言うか」
エルルゥ「やっぱり忙しいようなのでお手伝いさせてもらおうと思って」
エリア「えっ! 本当ですか!?」
由起子「ふふっ。息子が頑張っているのに母親が頑張らないでどうするんですか?」
佐織「そうそう。で、本番当日の役割を買って出たいんです。人手不足なんですよね」
エリア「(ぐさっ)えぇ、確かに…」
茜「私と佐織さんはクローク係(いわゆる受付のようなもの。荷物がある場合はここに預けるが、演奏者や団体に贈り物がある場合はここで受け付けられる)を」
エルルゥ「私は渉外係(この場合、学校の外の仕事を受け持つ。ホール関係、楽器を運ぶトラックの発注など)を。本番はアナウンスをやらせてください」
由起子「私は渉内を。任せておきなさい(学校の中の仕事。各種許可や物品の貸し出し申請など)」
結花「当日はモギリを。演奏会前は…雑用があったら何でも言って」
茜&佐織「私たちも」
エリア「(ジーン)ありがとうございます」
由起子「あっ、ちなみにエリアちゃんは当日ステマネ(ステージマネージャーの略。タイムスケジュールなどを決める舞台の責任者。当日は舞台袖に居て最初から最後まで気を配る)だから。気にしなくていいわよ」
エリア「(;゚Д゚)!!」

生徒会。援軍あり(演奏会まで)
69名無しさんだよもん:03/02/28 11:25 ID:4UFdM0wF
>>68
×息子
○甥
ですね、一応。
70名無しさんだよもん:03/02/28 11:43 ID:SgWXNTch
まぁ、立場的には母親みたいなものだし、本人はそのつもりなのでは無いかと推測
71名無しさんだよもん:03/02/28 23:31 ID:v1F9vL4q
あゆ 「ひっとっわただ〜、かっぜぇのなかっを〜ー♪ まよっいーなぁがら〜、あるきっつぅづけるぅ〜♪」
祐一 「出たな、怪獣うぐぅドン」(3時限目の403氏のネタより)
あゆ 「うぐぅ! 怪獣じゃないモンッ!」
祐一 「何も、お前の事だとは言っとらんがな」
あゆ 「ボクの事見ながら言ったじゃないか〜っ!」
浩平 「……遊んでんなよ、お前等…」
アレイ「クスクス(笑)…♪」
英二 「――4人共、歌の方は問題無い様だね。ただ、月宮君は歌い方に気を付けて…、いや、その、俺的にはその
     唄い方にはかなりクるモノがあるんだが…、もう少し…ね。イインダ、イインダケド」(震えながら、何かを耐える様に
あゆ 「うぐぅ……、解りました。先生、ボク頑張りますっ…!」
英二 「ほわぁ〜ん…(´Д`)」
祐一 「……ポソポソ(…なぁ? 先生って、やっぱりかなりアレなのか?)」
浩平 「……ポソポソ(やっぱりも何も、今更解りきった事だろうが)」
72名無しさんだよもん:03/02/28 23:31 ID:v1F9vL4q
英二 「問題はマルチ君だね。最初の頃と比べれば大分良くなって来てはいるが…」
マルチ「はうぅ〜っ! ずみ゛ま゛ぜぇぇえ゛ん゛んんんっ!(涙」
英二 「…いや、いいんだ。君は学習型だからね。このまま練習を繰り返していけば、問題無いだろう」
祐一 「緒方先生。他の歌も一緒に憶えさせようとするから、ペースダウンしちゃうんじゃないですか? ニヤニヤ」
浩平 「そうそう。何か企んでるんでしょ、先生…? ニヤニヤ」
英二 「…今はまだ、トップシークレットだよ」(眼鏡が白い透過光に染まる
浩平 「……いやもうこれでもかというくらいにバレバレなんですけど」
祐一 「あの衣装、誰に着せるつもりなんですか?」
あゆ 「何か、演奏会のアンコールでじゃなくって、終った後の学園での打ち上げで理奈さんに――」
英二 「そこまでだ、月宮君。……それ以上言えば、君からおやつのたい焼きを没収しなければならない」
あゆ 「うぐぅ! そ、それはイヤだよぉっ!」
一同 『………( ̄▽ ̄;)』
英二 「――よし。では、今度は他の皆と一緒に歌を含めた練習だ。君達も『新世界』に戻らなければね。
     …むこうは18時まで休憩中の様だから、君達もそれまで休憩。では、また後で――」

例の曲(L・D...)は、演奏会後の学園での打ち上げパーティー(後夜祭?)にて…らしいです(w
73名無しさんだよもん:03/02/28 23:46 ID:Li3Y1AHs
やるべき事はきっちりとやる、流石だなロリメガネ(w
74名無しさんだよもん:03/03/01 00:10 ID:vz+mYKCk
佐織って誰?
75名無しさんだよもん:03/03/01 00:12 ID:6FeJu52p
瑞佳の友達。
76名無しさんだよもん:03/03/01 00:31 ID:dbeAkmWR
阿部「まずは、基本からだね。
   ギターとベースは持ち方。指の動かし方。弦の抑え方。
   あとはコードの理解と暗記から。
   ドラムはセッティングの仕方から始めて、シングルビートの練習や
   リズム感を身に付けるところから完璧にしていこう。
   ボーカルは発声練習からかな」
MNO「はい!」


阿部「沢口君、指の動きがぎこちないよ。橋本君はリズムが一定しない。
   矢島君は、ちょっと叩き方にムラがあるね。
   斎藤君は高音のところで音程がずれがちだね。
   もっと頑張って!!」
MNO「はい!!」

阿部「…あと三日で演奏会だよ。残された時間は少ない。
   みんな、ひたすら練習あるのみだよ!!」
MNO「はい!!!」

MNO、脇役の意地でひたすら練習を重ねる。(w
その甲斐あってか少しずつ上達中。
77名無しさんだよもん:03/03/01 00:35 ID:cYQoCuWr
浩平「英二先生もな〜、ん?あれは・・・おーい瑞佳〜」
瑞佳「あ、浩平」
浩平「どうだ、調子は?」
瑞佳「順調だよ、そっちは?」
浩平「順調と言っていいと思う・・・たぶん・・・」
瑞佳「?良く解らないけどうまくいってるんだね」

  ・・・・・・・・・・・・

浩平「しかし、演奏会がここまで大きくなるとは思わなかったな」
瑞佳「そうだね・・・」
  
    ・・・・・・・・・・・・

浩平・瑞佳「あのさ!」
瑞佳「あ・・・浩平から言って・・・」
浩平「いや、瑞佳から言ってくれ」
瑞佳「うん・・・あのね」
瑞佳「絶対に成功させようね、演奏会」
浩平「ああ、もちろんだ」

浩平「なあ、瑞佳」
瑞佳「な、何?浩平(どうしたんだろう?真面目な顔して・・・)
浩平「肝心な演奏日っていつだ?」
瑞佳「・・・」
浩平「・・・」
瑞佳「そういえばいつだろう?」

演奏日はいつですか?
78名無しさんだよもん:03/03/01 00:47 ID:sZu5t2wW
明後日、三月三日だよ。
79演劇部――:03/03/01 01:03 ID:UTP4coYm
美咲「――はい、ここで住井君ことアルブレヒトは、貴族の服を脱いで農民ロイスに変装します」
雪見「はい、脱いで、住井君」
住井「こっ、ここでですか? 客席から丸見えじゃないですか!?」
雪見「コメディだから。お客さんにサービスだと思って脱ぎなさい」
住井「サ…サービスって……(汗」
雪見「――ああ、巧く脱げない穿けないとかでズッコケたりするギャグなアドリブも忘れないでね?」
住井「コントですか…!? …もぉ、解りましたよぉ…、全く…(ぬぎぬぎ...」
美咲「それを物陰から目撃する、ヒラリオン役の七瀬君」
彰  「………(ほあ〜…、住井君の背中って意外に……凄く綺麗だなぁ…)」
住井「…な、なんか視線がいやに粘りつく…」
美咲「従者ウィルフレット役の由紀さんは、住井君がジタバタしても一切手伝わないで下さい」
由紀「はい」
雪見「…で、頃合を見て、バタつく住井君から服を引っぺがし――」
住井「ふひょあぁああっ!? ゆゆゆ由紀さんあんまり乱暴にしないでぇっ!」
由紀「御免なさい。最近ちょっと溜まってて…(冬弥がオケ班参加の為会う時間が無い)ハァハァ」
美咲「着替えたら、ジゼルの元へ向かいます」
雪見「ここ、本来ならパントマイムでジゼルへの恋慕を表しながら行くんだけどね」
住井「そんな高等テク身に付けてないですよ…」
美咲「音楽を流すので、それに合わせた踊りを。住井君、センスがあるから、基本は任せますね?」
住井「…解りました。ふぅ…」
美咲「――では、今の流れをもう一度さらってみましょうか」
雪見「そうですね。――じゃ、住井君が服を脱ぐ所からもう一度」
住井「マタデスカ!?」

理奈「台詞は大丈夫? 澪ちゃんの動きとの合わせはOK?」
あさひ「だ、大丈夫です…!」
澪  『ばっちりなの!』『シンデレラの魔法使いを演じた時の黄金コンビなの!』
セバス「年甲斐もなく、胸が躍りますな」

※今迄演劇部は、こんな感じで秘密裏に練習していた……という事にしといて下さいw
8079:03/03/01 01:18 ID:UTP4coYm
すいません…。“由紀”ではなくて、『由綺』ですね(汗)   大 失 敗 ……鬱
8179:03/03/01 01:23 ID:UTP4coYm
嗚呼、しかもシンデレラ演じた時に澪っちに声あてたの、あさひちゃんじゃなくてみさき先輩だし…
本当に申し訳無い……寝ます…(涙
82名無しさんだよもん:03/03/01 03:08 ID:N6CSm2I8
何故左の人がいるんだ……と思ったw いや、左だったっけ?
83名無しさんだよもん:03/03/01 20:16 ID:N7gri4ZK
英二「ふふふ…、この衣装の出来は完璧だ…! 何と言ってもプロの職人に作らせた物だからな…」
 “あの衣装”を見つめながらほくそ笑む。
英二「……しかし、どうやって着て貰うか…」
??「――悩み事?」
英二「ああ。折角作ったし、一度もお披露目しないままクローゼットの奥へしまい込むのは、 余りにも…だろう?
    たった一度だけでもいい。服は、人に着られる事にこそ、その存在意義があるという物なんだから…」
??「…………そ。――じゃ、着てあげよっか?」
英二「いやいや。有難いけど、この服は理奈に着ても貰う為に拵えた物だからね。サイズも理奈用に設定してある。
    …でも、着てはくれないだろうな。説得する自信も無いし…。こうなったら藤井君をイケニエに差し出して」
??「(溜息)…だーかーらー、着てあげるって言ってるの」
英二「――っ?!」
 振り向けばそこに――妹の理奈が立っていた。
英二「*+」p^¥0‘|いー098えお:@&%!!??! りりりりりりりりりりり理奈ぁぁぁああああああ!!??」
理奈「何よ、その驚き方は…? って言うか、声掛けられた時点で私である事に何故気が付かないの?」
 腰を抜かした英二をちらりと見やり、理奈は例の衣装をしげしげと観察する。
理奈「……ふーん」
英二「いやこれはそのあの」
理奈「ふむ――いい出来じゃない? 素材は勿論、仕立て職人の腕の良さが伝わってくるわ」
英二「り…理奈……?」
理奈「いいわよ。私に着せるつもりで作ったんでしょ、これ?」
英二「ほ……本当か…? ――でも」
理奈「兄さんも頑張ってるしね…――と言いたい所だけど、勘違いしないでよね? 演奏会後の学園でやる
    打ち上げパーティーの時くらいなら、着てあげる。但し、この衣装はそれっきりで、私が没収――これが条件。
    飲む? ……飲むわよね、勿論?(笑顔)」
英二「ぅぐ………………、わ…解った」
理奈「成立ね。じゃ、私は演劇部の練習に戻るから」
英二「………理奈…、一体……どんな心境の変化が…?」
理奈「ふふ……♪ ま、たまにはいいでしょ、たまにはね(微笑)」

演奏会後の打ち上げで、理奈、例のコスプレをする事に決定の様子です。
84名無しさんだよもん:03/03/01 23:51 ID:iMm4yqDR
はるか「人はただ風の中を… 祈りながら歩き続ける…
     その道でいつの日にか… めぐり合う遠い日の歌…   〜♪」
志保  「これはスクープ♪ 総長さんの歌を口ずさむシーンをゲット〜」
はるか「…ん〜、じゃ、総長権限でそのハンディカムを没収。逆らったら、高槻先生と密室の中で三日三晩」
志保  「ま…、まぢデスカ?」
はるか「…ん〜、冗談。でも、他の人に見せちゃ駄目。お願いだから。私にも恥じらいという物が」
志保  「…解りました(苦笑) ――で、今の歌は?」
はるか「英二先生が『カノン』とくっつけた歌。カノンベースの」
志保  「ほうほう」
はるか「……知らないの?」
志保  「あ、あはは…。今流行りの物ならまだしも、そっち方面はちょっと…(汗」
はるか「『遠い日の歌』」
志保  「…っていう歌なんですか?」
はるか「うん。中学校以来かも、この歌に触れるのは」

〜♪   …オーケストラの奏でる音が、静かに響いて来る。

はるか「…完成間近みたいだね」
志保  「短期間でよくここまでと、関心しない人はいないですよ」
はるか「取材しないの?」
志保  「オケチームは休憩時以外取材出来ないんですよ〜。前に練習中に忍び込んだらヒロの奴に追い出されたし、
     演劇部もガードが固くてなかなか情報掴めないし! MNOはまだしも… デモイマノMNOハナントナクキモンダシ」
はるか「新聞部も大変みたいだね」
志保  「ま、好きでやってる所もありますからね〜。
     ――あ、そうだ、演奏会は新聞部が全編映像として記録しますから。いいですよね?」
はるか「…構わないけど、着替え用の更衣室とかにカメラとかしかけちゃ駄目だよ。
     やったら、高槻先生と密室で一週間――」
志保  「やらないです絶対に!」
85名無しさんだよもん:03/03/02 00:02 ID:XeOOG28E
阿部「それじゃあ、残った時間も少ないし、各パートをあわせた合同練習に入ろう。
   オーケストラもそうだったみたいだけど、パート練習で出来たことが
   合同練習では出来なくなることが多い。初めて周りと連携を取るのが難しいからね。
   たぶん最初はうまくいかないと思うけど…一回や二回の失敗で自信をなくしたらダメだよ。
   それじゃあ、準備はいいかい?」
MNO「いつでもOKです」
阿部「それじゃ、一曲目からスタート!!」

〜♪
沢口「…」
〜♪〜♪
橋本「…」
阿部「…えっ…?……なんと…こんな…」
〜♪〜♪〜♪
矢島「…」
斎藤「僕らが生まれてくる もっともっと前にはもう〜!!」
〜♪〜♪〜♪〜♪
阿部「こ、これは…」

合同練習一回目終了

阿部「す、すごいよ君たち!もちろん初めてだから小さなズレや遅れはあったけど…
   初めてとは思えない連携の良さだ!!
   君たちは一体…」
矢島「ふっ…阿部さん。我々を即席のオーケストラと一緒にしないで頂きたい」
MNO4人「「「「我らもてない男・MNO!その共通の悲しみを抱えた我々の絆は、
         ダイヤモンドより固いのですよ!!!」」」」
阿部「…(褒めるべきなのか?それとも同情すべきなのか…?)」

MNO、もてない男(しかも脇役)という共通の悲しみを持っているだけあり、
初回から並々ならぬ団結力を発揮するw
まだ荒削りとはいえ、そこそこいけそうな予感を感じる4人。(+阿部)
86名無しさんだよもん:03/03/02 12:03 ID:2twqn/d6
エリア「タイムスケジュール……順番としては、最初にMNOの方々、続いて演劇部の方々、
     最後にオーケストラ ――…これが妥当でしょうか?」
ベナウィ「そうですね。では、その順番で…と」
エリア「各チームの公演時間は把握していますね?」
香奈子(※手伝い中)「はい。…これです」
エリア「…合間合間の時間が短いですが、大道具やオーケストラの椅子などの並べは…」
クロウ「力仕事なら任せて下さい。我々なら五分もあれば充分っスよ」
ベナウィ「私とクロウは、演劇部公演中にも道具持ちとしての要請を受けています」
エリア「所謂“黒子”ですね。連絡は受けていますので、そちらの方は宜しくお願いします。
     …楽器運搬用のトラック、演者の皆さんを運ぶバス、公演中の照明スタッフの方々は、
     エルルゥさんが手配済み…。――ふぅ…。手伝ってくれる方々がいるお蔭で、仕事運びが大分楽ですね…」
クロウ「でも、ステマネというか舞台監督って、本番中が一番大変なんスよねぇ〜」
エリア「…言わないで下さい……(涙)」

浩平「……エリアさん、今頃大変だろうな」
瑞佳「そうだね…」
北川「救援に駆けつけてくれた人がいるらしい。…久瀬、あんたか?」
久瀬「…と、リアンさんです」
浩平「…すまん。気が回らなくて」
久瀬「いえ…、僕も仕事そっちのけの身ですし(苦笑)」
リアン「――代わりに、打ち上げではエリアさんに、うんっと楽をして貰いましょう」
瑞佳「ですね♪ エリアさんは座ってて貰って、美味しい物とかどんどん食べて貰うんだよ♪」
リアン「あ……、でも、お酒だけは駄目です。飲むと凄い事になるので」
一同『それは……見てはいけない様な、でも見てみたい様な…』
87名無しさんだよもん:03/03/02 19:08 ID:Ms1YPX4F
(オーケストラ、練習の合間のひと時)
浩之「…ついに明日か。もう逃げ出せないな」
オボロ「いや、逃げ出そうと思えば逃げ出せるぜ。逃げるか?(にやり)」
浩之「ほざけ。ここまで来て逃げられるかよ(にやっ)」
みさき「そーだよ! もうここまで来たら私だって女を見せるよ!」
ルミラ「…でも、まだまだ不安は残るわね。自分自身も、オーケストラ全体を見ても」
メイフィア「まっ、今更グチグチと言ったってしょうがないでしょ? 明日なんだから」
ハクオロ「全くだ。ここまで来たら自分の力を信じるしかない」
巡回員「俺たちがやってきたことは無駄じゃないさ。それは自分自身がわかってるだろ?」
みどり「でも一番気になるのは、結局緒方先生が「いい音楽になった」と言ってくれないことでしょうか?」
ドリィ「緒方先生の性格上それは絶対に言わないような…」
グラァ「うん、僕もそう思う」
祐一「…思えば怒られてばっかりだったな」
浩平「お前は毎回毎回入るタイミングを逃すからだろうが(軽くひじうち)」
祐一「そういうお前もロールが遅いって怒られてたしな(お返し)」
アレイ「…パーカッションの練習っていつもこんな感じでしたね(苦笑)」
裏葉「私どもも色々大変でした。大庭さんたちがどうなるかと正直ヒヤヒヤしておりましたが」
瑞佳「大分「聞ける」ようになったね」
御堂「で、その問題の3人は何処に行ったんだ? さっきから姿を見ねぇが」
スフィー「もう今日は練習は終わりって言ったんだけど…最後の追い込みだって行って別室で練習中。セリオが見てくれてるけど…」
御堂「…ケッ。無理はほどほどにしとけと伝えておけ」
裏葉「はい、承知しました(にっこり)」
柳川「取り合えず…今日はそれぞれゆっくり休むことだな。明日は早めに集合してゲネプロ(いわゆるリハーサル)があるからな」
北川「ンじゃ、解散としますか。お疲れ様」
一同「お疲れーっす」

オーケストラ、本番を控えゆっくり休養
88名無しさんだよもん:03/03/02 23:04 ID:wO28/Xz5
〜〜♪ ………――

セリオ「………」(振っていたタクトを下ろす)
詠美 「………どう?」
真琴 「……ゴクッ(ノドを鳴らす)」
あゆ 「…………(ハラハラ…)」
セリオ「…合格です。皆さん」
三人 「「「っ…! 本当ーーっ!!?」」」
セリオ「はい。音程、リズム、皆さんの動き…また、譜面に目が囚われない、指揮者に集中するなども、
     問題有りませんでした。
     ――本来、私が評価すべきでは無いのかも知れませんが、皆さん、ここ迄よく上達しました」
詠美 「ふふん! とーぜんよ! だって私は、くぃーんなんだから!」
あゆ 「…うぐぅ…、でも、ボクちょっと間違えちゃった所があったよ…」
真琴 「真琴も…」
詠美 「(誇らしげなポーズのまま固まる)」
セリオ「――はい。私の方でも確認しています。
     ですが、それに囚われず、何事も無かった様に演奏を続けたのは、賞賛に値します」
詠美 「でしょ!?」
真琴 「うん。くよくよしてやめちゃうんなら、最後までやり通した方が絶対にいいし」
セリオ「…そうです。決して諦めない……それが大切です」
あゆ 「――………ボク、セリオさんが微笑むの、初めて見た…」
89名無しさんだよもん:03/03/02 23:07 ID:wO28/Xz5
セリオ「…私は今、笑っていましたか…?」
あゆ 「うん、笑ってた。…あ、今度は赤くなった。セリオさん可愛い〜♪」
詠美 「セリオは私のしたぼくよ! かわいいのは当たり前!」
真琴 「“したぼく”って何よ? “下僕”でしょー? おおばか詠美〜(プププ」
詠美 「ふみゅうぅぅぅ〜!! 何よー! きつねのくせにぃー!!」
あゆ 「うぐぅ! ケンカは駄目だよぉ!」
セリオ「…では皆さん、今日はこれで終りにして、明日の為に休養致しましょう。
     先程、裏葉先生からも早めに切り上げる様、指示を受けましたので」
詠美 「…そ、そーね。そーしましょ…」
真琴 「…疲れたしね…」
あゆ 「でも、今日はセリオさんの笑顔が見れて、すごく自信が付いたよ♪ 照れた顔も可愛かったし」
セリオ「……からかわないで下さい(照」

英二 「……済まないね、気を遣わせたみたいで」
セリオ「…緒方先生」
英二 「本来なら、俺が彼女達を励ますべきなのだろうけど……」
セリオ「緒方先生。先生は、最後に褒めて下されば良いのだと思われます。その一言で、皆さんの今迄の努力が
     報われるのですから」
英二 「ははは。また、気を遣わせてしまった。…本当に――君には感謝してるよ。大庭君が脱落せずに
     今日迄来れたのも、君のお蔭だ。俺ではどうも…音楽に関わると熱くなり過ぎる所があってね。
     彼女の様なタイプとは、恐らく衝突してばかりだったろう。緩衝材となるべき存在がいなかったら、
     どうなっていたか……――君の様な、ね」
セリオ「私は…」
英二 「いや、いいから。本当に感謝しているんだ。明日は……楽しもう、皆で。――じゃ、また」
セリオ「――緒方先生。今日の我々の演奏は、如何でしたか?」
英二 「………訊く迄も無い。――最高だよ、君達は」
セリオ「………」
英二 「お?――笑ったね。君が微笑む姿を見るのは、俺も初めてだ。これは良い物が見れた♪」
セリオ「からかわないで下さい…(照」
90名無しさんだよもん:03/03/02 23:17 ID:/rSPJiYL
>>88-89だけ読んでたら、炉利メガネと英二が同一人物とは思えない。
91名無しさんだよもん:03/03/02 23:21 ID:iG24tnee
ロリメガネは対ロリ以外では常識人なのだと言ってみるテスト
92名無しさんだよもん:03/03/02 23:22 ID:Rj3ve3l1
高槻「参ったぁ!俺は参ったぁ!!
   なぜどいつもこいつも明日は学園休みにしてオーケストラに行くと言うのに、
   俺は学園に残って仕事をしなくてなならんのだぁ!?
   トラブルメイカー部の連中もなんだかんだでオーケストラに参加してしまうし…
   俺は本当にこんなことをやっていていいのかぁっ!?
   …よし、決めたぁっ!!俺も明日は仕事などサボって乱入してやろうじゃないかぁっ!?
   自分達だけ楽しもうったってそうはいかんぞぉっ!!
   …そうと決まれば、さっそく久しぶりにあいつらを呼び出すかぁ!!」

……
………
人骨M「ひ、久しぶりの登場です〜」
人骨S「…それで、我々は何をすればいいのですか?」
高槻「お前達人骨軍団よ、この歌を覚えろ!お前達の国王・高槻様をたたえる歌だぁ!
   これを携えて明日の音楽祭に俺達も出るぞぉ!!」
人骨たち「「「了解しました。頑張りましょう」」」

高槻、裏で動き出すw
93名無しさんだよもん:03/03/02 23:27 ID:Rj3ve3l1
感動的な>>88の後にこんな話で申し訳ないw
いよいよ明日ですね。
他の職人のみなさん、力をあわせて頑張りましょう。
94名無しさんだよもん:03/03/02 23:32 ID:Rqcop0G3
一応、現役オーケストラ部員&「新世界より」は演奏したことあるので、なんか書ければなーって思ってたりする(笑)
95名無しさんだよもん:03/03/02 23:45 ID:/kvcqCMk
佐織「(ワープロを打ってる)えっと、由起子さん。当日配るアンケート用紙の草稿はこんな感じでいいですか?」
由起子「どれどれ?(よむ)ふむ、オッケイ! 大至急塚本さんに回して印刷してもらって」
佐織「ハイ!(走っていく)」
由起子「パンフレットの進行はどうなってるの?」
由宇「取り合えずパンフレットに入れる漫画、自分の分はできたで? スの字のほうはもう少しや。で、パート紹介とかは彩がやってくれとるがもうちょっとや」
由起子「バンド、およびオーケストラの楽器搬入。演劇部の大道具小道具の運搬の手はずは」
瑞穂「それは、エリアさんがきっちりと分担しておいてくれました。さすがに慣れてます」
由起子「取り合えず、パンフレット作成は何とかなりそうね…。当日、不測の事態が起こってもすぐに対処できるようにできることはやっておきましょう」
エリア「すぅ…すぅ…(寝てる)」
由起子「…この子にもずいぶん無理させちゃったわね」
茜「今だけはゆっくり休んでもらいましょう……」
由起子「そうね、どうせ明日は血反吐が出るほど働いてもらわなくちゃいけないんだから
茜「Σ(;゚Д゚)」
結花「(がらがら)黒子用の服、何とかなったよ! あちこちの問屋駆けずり回ったから疲れたよ…(へたり)」
由起子「お疲れ様。取り合えず少し休んでいて」
エルルゥ「こっちも当日のお弁当、何とか全員分予約が取れました。その代わり、パンフレットに自分の店の広告を入れてくれないか? ってか○ど屋さんが」
由起子「あぁ、それぐらいはお安い御用よ…さて、もう一踏ん張りしますか」
一同「はい!」

裏方一同、実は結構頑張ってる
96名無しさんだよもん:03/03/02 23:46 ID:8TADpyw7
それでこそ高槻だw
97名無しさんだよもん:03/03/03 00:10 ID:kKA+f1Nz
エリア「いつの間にか眠ってしまっていた様ですね…。皆さんには申し訳ない事を――」
はるか「エリりん」
エリア「(びくッ!)――そ、総長さん…! 貴女はどうしていつもそう神出鬼没なのですか…!?
     もう夜ですし…、びっくりするじゃないですか!」
はるか「ん、ごめん。でも高槻先生だったらもっとびっくりしたでしょ」
エリア「その時は問答無用でウィルド・バーンです。……所で、何か御用ですか?」
はるか「うん。その高槻先生、音楽祭でなにか企んでる模様」
エリア「ホントですか!? ――まったくあの人は! とっちめて来ます!!」
はるか「待った」
エリア「はい?」
はるか「今は泳がせておいて」
エリア「ええっ! で、でも――」
はるか「オーケストラの方に教師陣の何人かが流れて、その負担があの人にも結構掛かった。
     毒性も強いけど、それなりに頑張ってくれたから、多少は大目に見てあげて」
エリア「…本気ですか?」
はるか「うん。今潰すと後で余計に暴れそうだし。それに、実は学園長からの指示でもありんす」
エリア「ありんすって…。…はぁ、学園長も何を考えているんだか…」
はるか「ん。多分、お笑い大道芸かと思われるくらいで、そんなに大騒ぎにはならないと思ってる。
     あの人の場合いつもギャグで終るから。で、お客さんに実害が及ぶ様なら、エリりん始末の方を宜しく。」
エリア「……エリりんは止めて下さい」
はるか「ん。じゃ、エリちん、エリっち、エリっぺ、エっちゃん」
エリア「どれもヤです…! エリアでいいです!」
はるか「ん、解った。ちょっとからかってみた。ごめん」
エリア「まったく……。総長さんは、時々何を考えていらっしゃるのか解りません…」
はるか「私も時々解らない事があるよ。…ん、そーだ、対高槻先生用の救援部隊として、郁未ちゃん達にも
     協力要請済み。いざという時エリアちゃんの指示に従う様頼んでおいたから」
エリア「…そうですか。解りました。注意しておきます」
はるか「ん。ステマネ頑張ってね」
エリア「はい。…………――そうです、総長さん。ちょっとお訊きしたい事が――って、もう居ないし!?
     忍者か何かですかあの人は……!?」
98名無しさんだよもん:03/03/03 00:13 ID:9u7Dl9+w
>>95
明日の今日で、今パンフレット&アンケートを作ってるのがすごい。
流石は葉鍵学園のメンツ(こみパ中心?)だw

しかもこれから印刷するというのが輪をかけてすごい。
流石は塚本印刷、仕事が速い(笑)。
99名無しさんだよもん:03/03/03 00:15 ID:654PUP97
総長流石だな。

前スレもちゃっかり埋め立てしてるし。
100名無しさんだよもん:03/03/03 00:49 ID:3Wiinbob
(印刷所にて)
千紗「にゃああ…そろそろ原稿が来てくれないと間に合わないです。この高槻先生が改造してくれた「インサツダジョーUX」でも間に合うかどうか…」
すばる「(飛び込んでくる)間に合いましたの! これがパンフレットですの! 急いで印刷して欲しいんですの!」
琴音「(口から魂出てる)」
彩「…何とか間に合いました(ふらふら)」
千紗「にゃっ! わかりました! 急いで印刷します!」
 (かちゃかちゃ。ピピピピピ)
千紗「ポチっとな☆」
 ウィィィィィィィン!
すばる「すごいですの…印刷スピードが尋常じゃないですの」
彩「…すごいです」
琴音「(口から魂出てる)」
千紗「……なんだかんだで高槻先生はすごいです」
 うぃぃぃぃぃんん!!
?「いいのかぁ!」
一同「ビクッ!」
印刷機「本当に俺なんかに印刷されていいのかぁ! 俺の口からお前らの大切なモノが入って俺の体で貴様らの分身を作り出し俺の下から生み出される! なんて卑猥な!」
千紗「……」
彩「……スピーカーが」
すばる「……どこかについているみたいですの」
琴音「(口から魂出てる)」
印刷機「ほらほら! もう100の分身を俺の体内で生み出したぞ。お前らの努力の結晶がこんな形で増やされていくぞ! いいのかぁ!?」
一同「……」

印刷、少々(?)の問題がありながらも順調に進行中
101名無しさんだよもん:03/03/03 01:38 ID:4ltyR+Na
面白すぎるぞ高槻!!
102名無しさんだよもん:03/03/03 07:12 ID:EPmDyTza
(生徒会、早くも集合)
エリア「皆さん、早くからご苦労様です。取り合えず時間が無いので急いで行動しましょう」
一同「はい」
エリア「取り合えず、私と結花さん、佐織さん、茜さん、瑞穂さん、ベナウィさんは私と一緒に市民ホールまで先に行きます。それで、できる限りのことはやっておきましょう」
5人「はい」
エリア「そして、由起子さん、エルルゥさん、クロウさん、太田さんは学校での荷物の搬入やそれぞれのメンバーの誘導をお願いします。トラックは後もう少ししたら来るんですよね?」
エルルゥ「ハイ、後30分もすれば…」
エリア「わかりました。では、それぞれ行動に移ってください。時間は待ってくれないですからね」
一同「はい!」

(そのころ演劇部)
一同「(教室で雑魚寝中)」
雪見「…うぅん。寝ちゃったのかな…?(ふっと時計を見て)」
澪『…おはようございますなの』
雪見「不味いわ! もうこんな時間! もう少し早く起きて向こうに行く前に通し芸子をしようと思ったのに…」
住井「ぐぅ…(寝てる)」
彰「すやすや(寝てる)」
雪見「ほら起きて起きて(手を叩く)」
澪『…みんな疲れてるから起きないの』
雪見「どうしようかしら…って、向こうの後者に屋上に居るの、御堂さんかしら?」
御堂「〜♪ 取り合えず朝の一吹きって奴か…」
雪見「御堂さん!(駆けつけた)お願いします」
御堂「?」

御堂「…本当にいいんだな?」
雪見「手加減無しでお願いします」
御堂「…わかったよ(息を吸って)」
 パァァァァァァァァァァァァァァァァァ!(大音量のトランペット)
一同「うわぁぁぁぁぁ!(飛び起きる)」
雪見「ほらっ! 時間は待ってくれないわよ! さぁ、少しでも練習するわよ!」
103名無しさんだよもん:03/03/03 11:00 ID:J4qGagyV
浩之「ふぅ…何とか楽器の搬入が終わったな(汗を拭く)」
オボロ「あー、ティンパニは運ぶのが大変だったぜ…」
祐一「取り合えず、さっさと礼服に着替えないか? 向こうに着いたら即リハーサルだし」
浩平「そうだな、さっさと着替えるか…って女性陣は着替えが終わったようだな」
みさき「あっ? オボロ君見て見て! おめかしして見たけどどうかな?(くるっと回ってみせる)」
オボロ「(黒のドレスの川名さん…ぐふっ! ダメージがきついぜ)あぁ、綺麗だと思うよ(声が裏返ってる)」
瑞佳「こうへいー! 私はどう?」
浩平「(うっ、黒の短いスカートに白のフリル付きのシャツ…いつもの制服とは違って)…まぁまぁじゃねぇの」
レミィ「Hi! ヒロユキ、私はどうかナ?」
浩之「(ちょっと待ってよ奥さん。そんなに胸を強調しなくても)…結構いけてるぜ」
あゆ「祐一君! ボクはどうかな?」
祐一「(…なんかいつもと雰囲気が変わってる)…なかなかだ」
瑞佳「もうすぐ出発だからね。早く着替えてねー!(女性一同去っていく)」
浩之「…女って怖いな」
一同「あぁ」
104名無しさんだよもん:03/03/03 13:52 ID:ZigEQvCL
斎藤「ふぅ…もう少しでリハーサルが始まるな」
沢口「俺達が最初なんだろ…?俺たちでつまづくわけにはいかないぞ」
橋本「うう…緊張してきた」
矢島「昨日の通しではいちおう合格貰ったけど…今日は会場が何千人も入る大ホール。
   しかも本番では大勢のお客さんの前で演奏するわけだしなぁ…」
阿部「…だ、大丈夫だよ。君たちならきっと大丈夫だ」
一同「………」
コンコン
阿部「はい?開いてますよ、どうぞ」
詩子「やっほ〜」
広瀬「なによ、なんか辛気臭いムードね」
沢口「な、何で…?」
ユズハ「応援に来ました…」
智子「…まーなんや、オーケストラの連中のついでやついで。
   あんたらでつまづかれたらオーケストラの連中まで調子崩しかねんさかい。
   あんたらには頑張ってもらわんとあかんねん。
   …け、決してあんたらのために来たんと違うからな!!」
川口「今回は私も来たわ。出番も最近無かったしね。
   はい、これ差し入れよ」
斎藤「…」
橋本「…」
矢島「…」
広瀬「…?どうしたの?」
MNO「「「「うおぉぉぉぉ―――っ!!生きててよかったぁ!!
    やる気出てきたぜぇ―――――っ!!」」」」
ユズハ「(ビクッ)…そ、それならいいんですけど…」
MNO「「「「それじゃ、行ってきます!!」」」」
智子「単純な連中やな…」
詩子「でも、あの頑張りは凄いと思うよ」
川口「私も。ちょっと見直したかも」
智子「ほな、次は演劇部のとこ行こか」
105名無しさんだよもん:03/03/03 19:40 ID:URApR3WJ
(リハーサル中)
貴之「じゃあ、時間も押してる事だし、行こうか」
一同「はい!」

私は私と はぐれる訳にはいかないから
いつかまた逢いましょう その日までサヨナラ恋心よ

貴之「…上達したな。驚き以外の何も無いよ」

涙が悲しみを溶かして 溢れるものだとしたら
その滴も もう一度飲みほしてしまいたい

貴之「…後は本番にどれだけ力を出せるかだな。数曲ぶっ通しでやるから彼らの集中力が持つか…」

MNO何とか形になってる様子
106名無しさんだよもん:03/03/03 20:21 ID:3iEQAFOH
(クロークにて)
茜「…少しずつですがお客さんが入り始めましたね」
佐織「えぇ。もうそろそろリハーサルも終わるでしょうし、もう少ししたら開場ですからね」
晴子「おー! やっとるな!」
茜「あっ、晴子先生」
晴子「これ、オーケストラのメンツに差し入れ(一升瓶を差し出す)」
佐織「はい、確かに承りました」
晴子「それと…これは居候と観鈴に(包みを二つ取り出す)」
茜「はい、わかりました。渡しておきます」
晴子「それにしても、えらいぎょーさん人が入ってきたなぁ」
茜「えぇ。結花さんも忙しそうです」

結花「本日はどうもありがとうございます(チケット切ってる)」
瑞穂「こちら、パンフレットになります(お辞儀)」
結花「あっ! ハイ失礼します。本日はありがとうございます…忙しいなぁ」
瑞穂「…エリアさんに比べれば私たちは楽なほうですよ」

(舞台袖にて)
エリア「そこ! 演劇部の大道具が倒れそうですよ! 補強しておいてください!」
ベナウィ「エリアさん、椅子が…」
エリア「椅子を使うのはオーケストラだけですよ! キチンと人数分揃えてください! 由起子さーん、マイクやその他アンプ類はバンドが終わったらすぐに回収してください」
由起子「はいよ!」
エルルゥ「喫茶店エコーズからお花が届きました!」
エリア「ロビーはもうお花でいっぱいです! ホワイエに並べておいてください!」
クロウ「新聞部が撮影をしたいらしいっすけど…」
エリア「もう話は通してあります! 新聞部の方にそれぞれの楽屋に言ってくださいと伝えてください!」

着々と準備が進行中
107名無しさんだよもん:03/03/03 20:59 ID:liY8QVCq
 演劇部に訪れた広瀬達は、そこで舞い踊る美しい妖精の如き姿を見た。
 ジゼル役の、澪だ。
 本番用の衣装は着ておらず、練習着のみ。だが、その踊る姿の可憐さ、美しさたるや、――そして、虚ろな表情の
中に見出せる悲愴な揺らめきは、悲恋の果てに命を落としたジゼルの、正にその物であった。
 ――美しい舞いが、終る…
広瀬  「……ホントにコメディ?」(拍手をしながら
雪見  「わ、びっくり。…駄目よ、練習中勝手に入って来ちゃ」
澪    『恥ずかしいの〜〜っ!!』(真っ赤
智子  「差し入れ持って来たんやけどな……。いや〜、ええもん見せてもろぉたわ…」
詩子  「思わず我を忘れちゃったわよ、この詩子さんともあろう者が…! やるわね、上月さん!」
川口  「う〜ん。正直、凄い」
ユズハ「あの……これ、差し入れです。どうぞ」
美咲  「あ…、どうもありがとう…♪」
広瀬  「もう一度訊きますけど、本当にコメディ?」
雪見  「ええ。コメディよ。只、メリハリを利かせるって意味で、魅せる所は魅せるの」
智子  「なる程…――で、今回の準主役はどこや?」
 ――隅っこの方で腐った顔をしているのは、住井…
川口  「いたいた。…って、何て顔してるのよ」
住井  「…だって、初っ端いきなり脱がなきゃいけないんだぜ? この劇…。いくらコメディだからって…」
智子  「何や訳解らんけど、今迄盗み撮りとかしとった償いと思って、そこら辺は諦めぇな。腹括りぃ」
住井  「うぐ…、そう言われてしまうと」
雪見  「――さ、じゃあギリギリまで練習するから、この辺で。…悪いわね」
広瀬  「解りました。じゃ、頑張って下さいね」
 演劇部を辞去する4人――…その背中へと、住井の悲しげな声が響いて来る。
住井  『最近、なんだか由綺さんとか彰先輩の目が怖いんですよ! なんかこう…獲物でも見る様な目で……!』
由綺  『そんな…、住井君をストレス解消のちょっとしたハケ口の道具に――なんて思ったりしてないわ♪』
彰   『そうそう。住井君の綺麗な背中にちょっと惚れちゃったりなんかしたりは、無いからさ♪』
住井  『嘘だ〜っ!!』

智子  「………次、行こか…」
移動バスの中――
七瀬「っ…! きっ、きっ、きっ、キムチがぁ〜!――――…はぅあっ!? ……………私、寝てた…?」
浩平「起きたか、七瀬よ」
七瀬「……………ね、ねぇ、私……変な寝言とか言ってなかった…?」
浩平「…いいや。どっちらけな寝言はともかく、なかなか漢らしい爆睡っぷりだったぞ」
七瀬「………。……………何か見た?」
浩平「いいや。水色のストライプなんか知らん」
七瀬「……見たのね…? …見たのねぇぇぇぇぇえええええええええ!!?」
浩平「不可抗力だ。寝ながらずり下がって行くお前が悪い。そうなりゃスカートがずり上がって――」
七瀬「だったら見えちゃう前に起こしなさいよこのアホォォォォォオオオ!!」
浩平「ぐるじいぐびをじめるな…!」
瑞佳「もぉ〜、何やってるの二人とも〜」

外――バスの屋根の上...
高槻「はぁーはっはっはっはっはぁあっ! いいのかぁ〜!? いいのかぁー!!? 俺はここにいるぞぉぉ!!」
人骨S「国王様、その様にお立ちになられると、危険です」
高槻「だいじょうぶだぁ〜!! 見ろぉ! いい朝日だぁ! 眩しいぞ! 網膜焼ける程になぁ!! さいたまーっ!!」
人骨M「はわわ〜! 国王様、そんなに立ち上がると標識に――」
ごげいんっ!!――
高槻「へぶぅぅっっっ!!!??」
人骨M「ああっ!? 国王様ぁ〜!」
高槻「俺は参ったああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーっっっ……!!!(ドップラー効果)」
人骨M「はわわ〜っ、どうしましょ〜っ!?」
人骨S「…仕方ありません。我々だけで先に到着しておきましょう。国王様もその内到着するでしょうから」
人骨M「い、いいんでしょうか…?」

バスの中――
綾香「? ねぇ、…何か悲鳴みたいな声聞こえなかった?」
浩之「気のせいだろ……。着いたら起こしてくれ…ムニャムニャ」
109名無しさんだよもん:03/03/03 21:38 ID:d62SauEH
高槻最高です。腹が痛いw

梓「よう、お疲れ様」
結花「あっ、梓さん」
楓「応援に来ました。耕一さんの演奏…楽しみです」
初音「もう1人の私の演奏もね」
瑞穂「きっと喜びますよ〜」
梓「ところで、客の入り具合は?」
結花「さっきから入りっぱなしですよ。…あ、いらっしゃいませ」
客「はい、チケット」
瑞穂「ごゆっくりお楽しみください」
結花「当日券を求める人も後を絶ちません。
   たぶん、ホールは人で埋め尽くされますよ」
梓「そりゃすごいな…」
客「ちょっとごめんよ。はいこれ」
瑞穂「はいどうぞ。ごゆっくりお楽しみください」
初音「今の人も男の人でしたね。若い男の人ってあまりクラシックに興味ないと思ってたんですけど、
   結構あういう人もいるんですね」
結花「それがねぇ…客層の半分近くが若い男なのよ」
楓「…え?それはいくらなんでも多すぎでは……ああ、もしかして…」
瑞穂「…ええ。由綺さんと理奈さん目当て。噂が広まっちゃってもうたいへんなんです。
   あさひさんも出ていますし…。
   オーケストラにしても綾香さん・芹香さん姉妹を始めとして、うちの学園は有名人や美女が多いでしょう?
   まったく、男って奴は…」
梓「なんだかなぁ…ちゃんと演奏聞いてくれんのかよ?」
結花「せっかくの演奏なのに寝てたりしたらぶっ飛ばしてやりたいですね。
   でも、ちゃんと音楽が好きで来てくれた人も大勢いるんです。きっと大丈夫ですよ」
梓「そっか…成功するといいよな。それじゃウチらはもう行くから」
瑞穂「ごゆっくりお楽しみくださいね」

客は順調に集まりつつある。おそらく満員御礼になるであろう。
110名無しさんだよもん:03/03/03 22:14 ID:ab9P5Ztb
(オーケストラ、リハーサル終了)
英二「(タクトを下ろす)……さて、もうここまで来てしまったな」
一同「………」
英二「もはやここまで来たら俺が言うことは何も無い。本番の指揮者台の上で、俺は気持ちよく踊らさせてもらおうと思う」
一同「(少し笑い声)」
英二「俺は、君たちの力を信じている。この葉鍵学園管弦楽団…葉鍵フィル…考えてみれば名前が決まってなかったな(苦笑)まぁ、それは置いておいて…」
一同「……」
英二「君たちがやってきた成果を見せてみてくれ。しかし、勘違いしてはならない。今日はお客さんに聞いてもらうんだ。ひとりよがりにならないように」
一同「はい!」
英二「じゃあ、本番まで各自、集中力を高めるなり練習をするなりしておいてくれ。まぁ、余り根を詰めないようにな。後、金管楽器は唇の疲労を蓄積させないように気をつけるように」
一同「はい!」

オーケストラ、準備万端
111名無しさんだよもん:03/03/03 22:55 ID:o5d7tY0K
(開演30分前)
エルルゥ『皆様、本日は葉鍵学園チャリティコンサートにお越しくださいましてまことにありがとうございます。開演まで後30分となりました。今しばらくお待ちくださいませ』

浩平「…後30分か」
オボロ「まっ、最初はバンドだから少し時間があるけどな…それより蝶ネクタイ曲がってないか?」
浩平「おっ、いいぜ」
祐一「蝶ネクタイなんかつけるの初めてだから変な感じだ…」
北川「蝶ネクタイのところもあれば白のネクタイの所もあるらしいぜ? まぁ、たまにはこういうのもいいんじゃないか?」
デリホウライ「…女性陣は決めてきているからな。我々も釣り合いが取れるようにしなくては」
浩之「しかし…かたっ苦しいなぁ」
耕一「全く。あー、苦しい」
ハクオロ「まぁ、そうぼやくな。めったに着る機会なんて無いのだからな」
健太郎「…俺は和服のほうがなれているから違和感バリバリだけど」
冬弥「…変な感じだな」
北川「……」
祐一「どうした?」
北川「(カメラ取り出して)すみません、コントラバスの皆さん、写真を一枚取らせてくれませんかね? できれば楽器を持って」
ハクオロ「…それはまぁ構わんが」
浩之「…なんだよいきなり?」
北川「まぁ、いいじゃないっすか。ささっ、楽器を構えて」
冬弥「こんな感じか?」
北川「そう、そんな感じで。じゃっ、いきますよ? ハイチーズ(カシャリ)御協力ありがとうございます」
祐一「…いきなりどうしたんだ?」
北川「いや、蝶ネクタイに礼服。そして楽器を持ってる葉の主人公5人集の写真、あとあと高く売れそうじゃん?(ほくほく)」
祐一「…抜け目無い奴」
112名無しさんだよもん:03/03/04 18:56 ID:tKrI47yL
(舞台袖にて)
貴之「ほら、もうすぐ緞帳が上がるよ。早くスタンバイしなくちゃ」
斉藤「…嫌」
矢島「その…」
沢口「今更ながら…」
橋本「緊張してきた(汗だらだら)」
貴之「…おいおい、今までの意気込みは何処へいったんだい?」
沢口「…俺たちって脇役だから」
橋本「今まで…」
矢島「こんな大舞台…」
斉藤「立った事なくて」
貴之「(ため息)いいかい君たち? 幕が上がってしまえばそんなこと関係ない。観客は、君たちの人格や立場なんて気にしない。気にするのは…」
一同「「「「…………」」」」
貴之「君たちがどんな演奏を魅せてくれるか。聞かせてくれるか。それだけだよ。音楽ってのはこういう意味では常に平等だ」
沢口「阿部さん…」
貴之「平等がゆえに、そこに天国もあれば地獄もある。君たちが天国を見るのか地獄を見るのかは……君たち次第だ」
一同「「「「…………(拳を握り締める)」」」」
貴之「さぁ、君たちの音楽を観客に晒してきな。丸裸になって、エゴ丸出しで、これが俺だって、俺の音楽だってアピールして来るんだ」
橋本「…俺、か」
貴之「さぁ、行ってこい!」
一同「「「「…………おう!!」」」」

MNO、舞台に上がる…演奏描写…誰かお願いします(他力本願)
113名無しさんだよもん:03/03/04 22:49 ID:m3tly4WE
みさき「……(…震えが……止まらない。指先が痺れてる感じ……ドキドキも…)」
智子 「――顔が固いで。川名さん?」
みさき「…ぶちょ……――保科さん…。…うん。もう……ここ迄来たらやるしかないよね」
智子 「そや。腹括ったか?」
みさき「…………――まだ…ちょっと」
智子 「……さよか…。ま、そんなに怖がらんでも、楽しんだらええねんよ」
みさき「えへへ…。ねぇ、智ちゃん…――智ちゃんって呼んでいいよね?」
智子 「智ちゃん……何か頭悪そうに聞こえてまうけど、ん…まぁ、ええよ」
みさき「智ちゃんに、勇気の出るおまじない…して欲しいんだ♪」
智子 「? 何やねん、それ?」
みさき「えっと、…もうちょっとこっちに来て」
智子 「? ……何やの…――わっ!? ちょちょちょ!??」
 みさきは椅子に座ったまま智子に抱きつき、その豊かな胸に頬を埋めた。
 ――周囲の、特に男性陣から、どこか羨ましげな唸り声が上がる。
みさき「ふふふ♪ 良い匂ぉ〜い♪ 柔らかぁ〜い♪ 温かぁ〜い♪ 落ち着くぅ〜…♪」
智子 「…いきなり何をすんねん……!(真っ赤」
114名無しさんだよもん:03/03/04 22:52 ID:m3tly4WE
みさき「………智ちゃん」
智子 「ん? …何や?」
みさき「……オーケストラに出るよう…勧めてくれて、有難う…」
智子 「…あほ。まだ礼を言うのは早いやろ。そういうのは、最後迄やり通してから言う物や」
みさき「……うん。でも……いっぱい、いっぱい、元気をくれて……有難う。
    智ちゃんがいなかったら、例え参加してても、続けていられなかったと思う。
    だから………感謝してるんだ、とっても…」
智子 「な、何を言うとんねん…(真っ赤) 私は、川名さんの背中をほんの少し押したっただけや。
    オボロさんや他の皆の協力もそやけど、ここ迄来れたんは、川名さん自身の力。
    他の何でも無い、川名さん自身の頑張りの成果や。せやから…」
みさき「えへへっ♪ 智ちゃん、照れてる。か〜わいいんだ♪」
智子 「あんたが恥ずかしい事言うからや…! まったく…」
みさき「ふふっ。でも、元気出たし、本番への怖さも大分消えたよ。智ちゃんの“ふかふかおまじない”で」
智子 「…何やねん、それわ(汗」
浩之 「いいんちょぉーーっっっ!! 俺も、俺にも“ふかふかおまじない”を! 緊張して腰抜けそうなんだ!」
綾香 「浩之〜? 浩之には私が“うめぼしおまじない”をしてあげるわ♪(笑顔&青筋)」
浩之 「何だよ、それ…って、痛痛痛痛痛痛痛っ?! こめかみにっ! こめかみに拳がメリ込むぅぅぅううっ!!?」
一同 『『『(笑)』』』
智子 「……ホンマのアホや…」
115名無しさんだよもん:03/03/04 22:53 ID:m3tly4WE
香里 「…良い場面なのに、台無しね」
北川 「…あ、ああ(…藤田の気持ちも解らなくは無い。ふかふかはいいよな、ふかふかは…)」
香里 「……何か良からぬ事を考えてない?」
北川 「(ギクッ…!) いっ、いや、別に?」
香里 「………。…大丈夫よ、北川君――」
北川 「へ?」
香里 「…貴方には、私が付いてるわ。だから……大丈夫」
北川 「………美坂…」
香里 「…何……よ…」
北川 「照れながら言われると、余計に萌えちゃうゼ♪」
香里 「……ばか」

広瀬 「はい、差し入れのお茶」
留美 「っ…、な、何よいきなり」
広瀬 「だから、応援の差し入れ。何せオケ班人数分だからね。持ってくるのが大変だったわ」
留美 「そ…。じゃ、遠慮無く貰っておくわ。パキョッ(プルタブ開)、くぴくぴくぴ…」
広瀬 「………(じぃ〜)」
留美 「…ぷはっ……、ノド乾いてたから、美味しぃ〜っ…!」
広瀬 「…飲んだわね(ニヤソ」
留美 「? 飲んだけど…? ――っ、まさかっ…!?」(血の気が引いてゆく
広瀬 「冗談よ。ここへ来てそんなイタズラするはず無いでしょ。からかっただけ(笑」
留美 「……ンっとに性格悪いわね、アンタ…」
広瀬 「思い詰めた表情してる方が悪いのよ。似合わないって、あんたにそんな顔。第一――漢らしくない」
留美 「アンタ迄そんな事言うかっ…! ムキィィィーーーッッ!!」
広瀬 「あははははっ♪」
116名無しさんだよもん:03/03/04 22:56 ID:m3tly4WE
オボロ 「………」
ユズハ「お兄様、差し入れのお飲み物です…」
オボロ 「をっ!? おおっ、済まんユズハ、有難く受け取っておく! パキっ……ぐびぐびっ…!」
ユズハ「…………。…兄様」
オボロ 「…あん?」
ユズハ「………恋、ですか?」
オボロ 「ブーーーーーッッッ!!」
栞   「うひゃあっ!? 何やってるんですかオボロさんっ!!」
リアン 「大変…! はやく拭かないと礼服が…、このタオルをどうぞ」
オボロ 「すっ…、済まん……ゲホッゲホッ...! ――唐突に何だ、ユズハ…!?」
ユズハ「…だって、お兄様、川名さんと保科さんの事を見つめていらしたではないですか」
オボロ 「なっ…、何故解る…!? …って、そうか、例の電波で…。…い、いや、そんな事は――」
ユズハ「違うのですか?」
 みさきと智子は談笑しており、オボロの視線に気付いた様子は無かった。
オボロ 「…なぁ、ユズハ。……胸を高鳴らさせる様な女が二人もいた場合、どうすれば良いのだろうな…」
ユズハ「…ええと、……よく、解らないのですが…。
     そういう場合は、摘み取れるだけ摘み取ってしまえば良いのではないでしょうか…?
     例えば、ハクオロ様のように」
オボロ 「兄者を基準に考えるのは、激しく間違っていると思うぞ…ユズハ」
ユズハ「…?」
117名無しさんだよもん:03/03/04 22:58 ID:m3tly4WE
詩子 「はぁい、あゆちゃんにはトクベツ♪ 茜からの差し入れもあるわよ〜。
    本番前だから一つで我慢して下さい、だって」
あゆ 「うわぁ、たい焼きだぁっ! 一個でもスゴい嬉しいよぉ♪」
真琴 「手袋のまま食べるのもどーかと思ってたけど、その服装でたい焼き食べるのもどーかと思う…」
少年 「ふふっ、なかなかシュールな光景だね」
スフィー「あ〜、何かホットケーキがメチャ食べたくなって来たわ〜…」
詠美 「本番前だってのに、よくお腹なんか空かせてられるわね…。私なんかノドからっカラ。飲み物もう無いし…」
セリオ「詠美様、私の分の飲み物をどうぞ」
詠美 「ふふん♪ さっすがこの私のしたぼく! 気がきくわね〜」
真琴 「だから“ゲボク”だってーの(プ」
詠美 「うるっさいわよきつね娘!」
川口 「…そうそう、ちょっと小耳に挟んだんだけど、高槻先生が音楽祭乱入を企んでるらしいわよ」
綾香 「うっそ、まぢ…!? まさか本番中にじゃぁないでしょうね?」
裏葉 「あらあら、そんな事をしてしまいますと――」
少年 「――理事長と学園長に、肉骨粉にされるね。シャレ抜きで」
詩子 「いやー、高槻先生も流石にそこ迄最悪な事しないでしょ」
一同 『…(いや、もぉ存在自体がアレな気もするんだども…)』
118名無しさんだよもん:03/03/04 23:00 ID:m3tly4WE
川口 「ま、何にせよ来てくれてるお客さんに被害が出ない様に、
    エリアさんとか“不可視パワーズ”が対応するらしいんだけどさ」
綾香 「エリアさんも大変ね。毎度毎度…」
スフィー「騒ぎが大きかろうと小さかろうと、どうなるにせよエリアさんにシバかれるわね、高槻先生」
セリオ「“そうならない”場合の方が、天文学的な迄に低確率です」
少年 「解ってやってるのかな、まさか?」
あゆ 「あ――高槻先生って実はエリアさんの事が好きで、わざと怒らせるような事を」
一同 『それは絶対に無い』
あゆ 「うぐぅ…」
綾香 「っていうか、そんな事言ったら彼女泣くわよ?」
少年 「それこそ、この世の終わりの如くね」
川口 「ん〜、ぶっちゃけ、そうなったらなったで面白そうなんだけど(クスクス」
スフィー「だからやめなさいって…(汗」


※長々と申し訳無いです(汗
※MNOの演奏、私からもどなたかお願いします…。
 恥ずかしながら、ポルノあまり知らないのです…(涙
119名無しさんだよもん:03/03/05 01:39 ID:STNzpGb/
なら、私が行きます。実はMNOの曲をポルノにさせたのは私ですし。
…本当に私なんかでいいんですね?

エルルゥ「皆様、本日は葉鍵学園チャリティー音楽祭にお集まりいただき、誠にありがとうございます。
     どうぞ、最後までごゆっくりお楽しみください」

二階席まで全て埋め尽くされ、満員のホール。
人々は雑談したりパンフレットを読んだりしながら、幕が上がるのを待っていた。
パンフレットもおおむね好評のようだ。
パンフレットにさえこれほどの力を入れているのなら、中身もきっとすごいものだろう―――。
そういった期待を、誰もが抱いていた。

エルルゥ「それでは、プログラムナンバー一番。
     本校の男子学生有志によって結成されたバンド・『MNO』による、
     『ポルノグラフィティーメドレー』です」
幕が上がる。
ステージ上には、四人の男たち。
〜♪
斎藤「私は私を はぐれるわけにはいかないから
   いつかまた 会いましょう その日までサヨナラ恋心よ」
ボーカル・斎藤が歌いだす。
皆の耳に、歌声が響く。

ワアアアァァァァァァァァァッ!!
湧き上がる歓声。

音楽祭が幕を開けた。
120名無しさんだよもん:03/03/05 01:41 ID:STNzpGb/
祐一「始まったな」
浩之「ああ。あいつら…大丈夫かね?」
浩平「大丈夫だろ。なんだかんだであいつらも必死に努力してたしな」
ハクオロ「我々もうかうかしてはいられないかもしれないぞ」
往人「だな。だがまずは…あいつらの成功を祈ろう」

斎藤「あなたの側では 永遠を確かに感じたから〜!!」

梓「あいつら…結構やるじゃないか」
楓「…そうですね。私はそのバンドはよく分かりませんが…なかなかだと思います」
初音「うーん、プロみたいって訳じゃないけど…上手いと思うよ」

橋本「…!……!!」
沢口「…♪〜〜♪」
一心不乱に楽器を弾く二人。
その姿からはオーラのようなものさえ感じられる。

秋子「あらあら…これはこれは」
千鶴「ここまでとは思っていませんでしたね」

斎藤「あなたに会えたそれだけでよかった 世界に光が満ちた
   夢で逢えるだけでよかったのに」
斎藤が熱唱する。
音楽を聴きなれている人間にとっては、いくらでも指摘するべきところはあったかもしれない。
それでも、斎藤の魂のこもった歌声は、聞く人々に何かしらの衝撃を与えていた。
121名無しさんだよもん:03/03/05 01:42 ID:STNzpGb/
矢島「…(このタイミングで…っ!!)」

矢島がスティックを回す。
練習したとはいえ、元々素人。
プロのように何度も連続してできるわけではなかった。
だが、回数は少ないながらも確実に、綺麗に決めることを目標に練習した甲斐があり、
矢島のスティック回しは絶妙のタイミングで成功した。

それと同時に、観客からは歓声が沸き起こる。

阿部「…すごいよ君たち。よくぞここまで…」

郁未「はぁ――あいつら脇役だと思っていたけど、意外とやるもんね」
晴香「ええ。見直したわ」
由依「…ちょっとかっこいいと思ってしまいました…」


斎藤「幸せについて本気出して 考えーてみたらー
   いつでも同じ想いに 辿り着くのさ」

素人集団の演奏。
内容としては、そこらのライブハウスでやっているアマチュアバンドのものとさほど変わらない。
基本は出来ているのだが、もう一味足りない、といったところだろう。
だが、それでも観客はその演奏から注意をそらす事が出来なかった。
MNO。
今まで脇役だった彼らが挑戦する、はじめての大舞台。
彼らがその舞台のために今まで努力し、培ってきた魂が、その音楽に本来無いはずの隠し味とも呼べるものを付け加えていたのだ。

そこにいるのは、もはや名前も無い脇役ではない。
この舞台では、彼らが主役だった。
122名無しさんだよもん:03/03/05 01:44 ID:STNzpGb/
広瀬「…驚いた」
智子「ホンマにあいつら、頑張ったんやな…」
ユズハ「…いい歌です。本当に頑張った人でないと、出せない歌…」
川口「斎藤君のあんなかっこいい姿なんて、もう一生見られないかもね」
詩子「う〜ん、いいね」

斎藤「僕らが生まれてくる ずっとずっと前にはもう〜!」
矢島「…!」
沢口「……!!」
橋本「………!!!」
〜〜♪

最後の演奏が終わった。
ホールには、一瞬のの静寂。

…そして……

ワアァァァァァァァァァァッ!!

耳をつんざくばかりの歓声。
惜しみない拍手。

MNOの彼らには、はたしてその歓声は聞こえていたのだろうか?
演奏が終わった後も、しばらく彼らはその場に立ち尽くしていた。
それは、全ての力を使い果たしたからなのだろうか。
それとも、少しでも感動の余韻を味わっていたかったからなのか…。

…歓声は、しばらく鳴り止まなかった。

…MNO、見事にトップバッターとしての責任を果たす。
123名無しさんだよもん:03/03/05 01:46 ID:STNzpGb/
とりあえず、未熟な文章ではありますが、ここまで書き上げました。
ツッコミがいろいろあるかもしれませんが勘弁してください。
他の職人の方、この後をよろしくお願いします。
俺はジゼルに関してはさっぱりなので演劇は書けませんので。
MNOにアンコールをやらせるのも、演劇部の方に移行させるのも自由ですので。
124名無しさんだよもん:03/03/05 03:05 ID:wa9W2BFG
矢島「みなさん! 申し訳ありませんが、未熟な演奏にもう少しだけお付き合い下さい!」
沢口「まだ終わってないです! 俺達の魂、しかと受け取って下さい!」
斎藤「では、俺達MNOの『MEMBER INTRODUCTION』を聞いて下さい!」


― 前日 ―
斎藤「MEMBER INTRODUCTION?」
阿部「そう。平たく言えば曲に合わせながらやる、メンバーの紹介だね」
矢島「でも、練習してる暇はありませんよ」
阿部「大丈夫。全パートとも簡単なフレーズを繰り返すだけだから。
   ただし、ボーカルがパートを紹介した時、
   そのフレーズをアドリブでアレンジするんだけどね」
橋本「そんなの俺達じゃ無理ですよ! ただでさえ素人の集団だってのに」
阿部「…橋本君の言いたいことも良く解るよ。
   だけどね、僕はみんなにバンドの面白さ、いや、音楽の面白さっていうのを味わって欲しいんだ」
沢口「音楽の面白さ?」
阿部「そう。君たちは今まで脇役だった。自分を表現できない辛さは人一倍感じてるはず。
   音楽っていうのは自分を表現できるって事を、僕は君達に感じて欲しい。
   明日の主役は君達なんだから」
斎藤「……わかりました先生、俺達やります! 
俺達はうだつがあがらない男じゃないことを証明してきます!」
125名無しさんだよもん:03/03/05 03:09 ID:wa9W2BFG
― そして…それは始まった ―
斎藤「それではLet's MUSIC!」
沢口「〜♪〜…♪!!」
橋本「…♪〜〜〜♪…」
矢島「…♪!…♪!……♪!」

斎藤「それじゃあ最初にバンドの要、縁の下の力持ち、ベースのH・A・S・I・M・O・T・O!」
橋本「〜♪♪!!!〜♪…♪!!!」
獣の唸り声のような低い音。それは彼の持つ力強い意思が作り出した、まさに咆哮であった。

斎藤「次! これまたバンドの要、パワーとテクニックの宝庫、ドラムのY・A・J・I・M・A!」
矢島「♪…♪!♪!♪!……♪♪♪♪!」
響くバスドラム、叫ぶシンバル、刻まれるタム、全てが力強さと技巧を兼ね備えた、実に繊細かつ大胆な響きだった。

斎藤「まだまだ行くぜ! バンドの華! 唸って痺れるギター、S・A・W・A・G・U・T・I!」
沢口「♪〜…!!!…♪!♪!〜〜♪!♪♪〜〜」
響く高音、それは今まで闇を見てきた者が光を見出した時の歓喜の叫びのように、ホールの中に響き渡った。

斎藤「そして最後! バンドで一番目立つ主役! ボーカル、S・A・I・T・O・U!」
一番目立つからこそ一番ミスが目立つ。しかし、彼の声にはそんな不安よりも力強いモノに裏打ちされた頑強なパワーがあった。

今まで日の目を見なかった彼らが主役を演じた時、彼らは初めて自分というものを感じ、表現した。
互いに支えあいながら自分を表現した彼らの演奏は、聴く者に“何か”を残せたはずだ。

沢口「〜♪〜…♪!!………」
橋本「…♪〜〜〜♪…………」
矢島「…♪!…♪!……♪!………」
全楽器「♪!」
斎藤「ありがとうございました!!」

※演劇に行くにもオーラスでもう一曲やるにも自由です。勝手ながら次の書き手さんに任せます。
 sage忘れた…マジすいません。吊ってきます…
126名無しさんだよもん:03/03/05 07:20 ID:l6d+84Za
(演劇部一同)
雪見「…バンドがアンコール中ね。もうそろそろ出番か(ため息)」
澪『もてない男の癖に…結構いい演奏だったの。会場も盛り上がってるの』
理奈「あいつらに負けたら…癪よねぇ」
由綺「理奈ちゃん…」
彰「…まっ、勝ち負け関係なく頑張るしかないんじゃないかな?」
住井「そうそう、俺たちは俺たちのできることをすればいいさ。おのずと、結果は付いてくるもんだろ?」
雪見「住井君…そうね。頑張るしかないわね。やるしか…!」
あさひ「わっ、私も頑張ります!」
美咲「私たちの演劇にはたくさんの人が協力してくれてるもんね…」
雪見「いい! 私たちは正式な演劇部員! 即席のバンド連中やオーケストラに舐められないように…気合入れていくわよ!」
一同「おう(なの)」

演劇部、スタンバイOK
127名無しさんだよもん:03/03/05 11:06 ID:E5P6JjqS
市民ホール入り口

人骨S「着ませんね、国王様」
人骨M「はわわ〜!大丈夫でしょうか、国王様」
人骨S「中ではもうMNOのバンドが終わったようですね。」
人骨M「はわわ〜、国王様〜、まだですか〜」

ガサッ

高槻「参ったぁ、俺は参ったぁ!!
    バスから落ちて、遅刻してしまうとはっ!!」
人骨M「国王様〜、ご無事だったんですね〜」
高槻「おまえら、待たせたなっ!!
    早速、市民ホールに入るぞっ!!」
人骨MとS「「はいっ!」」
128名無しさんだよもん:03/03/05 11:08 ID:E5P6JjqS
ウィーン

高槻が自動ドアの前に立つと、ドアが開いた
開いたドアの敷居を高槻のつま先だけがまたぐ

高槻「あははは、見ろ、先の部分が入ったぞ
    だがまだまだだ
    ほら、入ってゆくだろ。見えるだろ
    ずぶずぶと入ってゆくぞ
    見ろ、おまえのあそこに入ってゆくぞ
    信じられるか。俺のような今、会場についたばかりの男がだぞ
    いいのか、おまえは。そんなどこの輩ともわからない男に入られてるんだぞ
    とても大事なところに、入られようとしてるんだぞ。」

高槻が市民ホール内に入る。

高槻「ほら、入った
    根元まで入ったぁっ!」

高槻と人骨MとSが市民ホールに到着。
129名無しさんだよもん:03/03/05 11:21 ID:X7mr9Hup
人骨S「ところで国王様。その腕に結ばれた黒い物体はなんですか?」
高槻「うむ。さっきバスから落ちた時に腕が折れちまってどうにもならんかったんだな。
   そしたら偶然自衛隊員を乗せたトラックが通りかかったんで銃を一本パクらせてもらって
   添え木にしたんだ。折角だから俺の腕から自由自在に打てるよう改良したぞ。
   ぐはぁ、いいのか。この俺にこんな兵器を持たせて。好奇心に駆られて使っちまうかも知らんぞ」
人骨M「はわわ。本当に銃口が見えます!」

客「……じ、人骨と鉄砲持った人が歩いてるよ。なんなんだよ、あれ…・・・」
13036−38:03/03/06 02:20 ID:B8N8kt2O
演劇部の公演、書かせて頂きます。
なんだかとっても長ったらしくなってしまいました…御免なさい
出来は、よく解りません。
ただ言える事は、
「お笑いとかギャグとかコメディとかって、難しいんだな…」
…ということでした……
13136−38:03/03/06 02:21 ID:B8N8kt2O
ナレーション(セバス)
 「ここは、ライン地方のとある小さな村。今は葡萄の収穫祭であり、人々は日々の生活を忘れ、
  唄い、踊り、飲み明かす…」

 収穫祭へ向かう村人達が、通り過ぎてゆく…――遅れて、一人の青年が姿を現す。――ヒラリオンだ。
ヒラリオン(彰)「ジゼル…収穫祭では、君と踊りたい。君となら、何時迄でも踊っていたいよ…。
         ああ〜んっ♪ ジゼルぅ〜〜(悶」
 ジゼルに見立てた一本の木にしがみ付き、ハァハァと悶えるヒラリオン。――客席からクスクスと笑い声が上がる。
ヒラリオン(以下『ヒラ』)「――はっ…!? 誰か来る…!」(慌てて隠れる
 …やって来たのは、二人の男だった。――青年伯爵のアルブレヒトと、その従者ウィルフレット。
アルブレヒト(住井)「収穫祭では、ジゼルと踊りたい……愛しい人よ…。…だが、私は――このままでは
           彼女とは踊れない。解るだろう、ウィル?」
ウィルフレット(由綺)「はい。伯爵様」
 従者ウィルフレット役の由綺――その男装姿を見て、男性客と一部の女性客から、歓声が上がった。
アルブレヒト(以下『アル』)「変装用の服を頼む」
ウィルフレット(以下『ウィル』)「はい。ここに用意して御座います」
アル 「有難う、ウィル。――さて、どこで着替えるか…」
ウィル「このあばら家は如何でしょう? ここなら誰も来ませんし、荷物も隠しておけます」
アル 「そうしよう。では――」
 あばら家で服を着替えるアルブレヒト。露になった細身の上半身――なかなかどうして綺麗なそれに、
客席から嬌声が上がる。
13236−38:03/03/06 02:22 ID:B8N8kt2O
アル 「――しかし、あれだな、ウィル」(貴族の服を脱ごうとしてバタつく...
ウィル「何で御座いましょう」(冷ややかな目でそれを見守る...
アル 「この…ロイスという名の農夫に変装するのも」(更にバタつく...
ウィル「はぁ」(何もせず、見守る...
アル 「やる度に楽しくて、クセになりそうだ」(服がからまり、どてーんっ!…と、スッ転ぶ――客席・一笑い
ウィル「左様で。――というか、何をしているのですか貴方は」
アル 「こんぐらがってしまった……あっ!? ウィルっ! 乱暴にしないで! 優しくしてえぇぇっ!!」
 悪代官の手篭めに遭う娘よろしく、ウィルフレットに服を毟られるアルブレヒト。
 その悲痛な叫びの演技に(半分本気の悲鳴だったが)観客が大笑いする。
   弥生「(…流石、由綺さん。藤井さんを引き剥いているテクニックをここで活かすとは…)」
アル 「――さてと、これで変装もバッチリな訳だが」
ウィル「ズボンを忘れています」
アル 「を? をおっ! すまん」
ウィル「……それでは、行ってらっしゃいませ(深々と頭を垂れる)」
 音も無く二人の黒子が現れ、それ迄の背景を袖の方へ下げてゆく…
アル 「ジゼル…ジゼル…ジゼルぅ〜♪ これで君と踊れる。踊り明かそう。そして愛を語り合おう〜♪」
 流れる音楽に合わせて軽やかに踊る、ロイスに変装したアルブレヒトこと、住井。
   はるか「(ん〜…、やるね、住井君。キめる所はキめつつ、どこかコミカルなダンス…見てて楽しい)」
 ――やがて、アルブレヒトは一軒の家の前へと辿り着く。そこは、愛するジゼルの住む家であった。
13336−38:03/03/06 02:23 ID:B8N8kt2O
アル 「〜♪」(コンコン――と、扉をノックして、すぐさま扉の影になる方へ身を隠す…
ジゼル(澪・声:あさひ)「――ロイスっ!?」
 どばあぁぁんんっ!!――と、扉が勢い良く開かれ、隠れていたアルブレヒトを潰す。(客席・一笑い)
アル 「きゅぅ〜…」
ジゼル「…誰も居ない…。ロイスが来てくれたかと思ったのに……がっかり」
 落ち込んだジゼルは、重い溜息を吐いた。倒れたロイス(アルブレヒト)を踏んずけているのだが、
落胆の余りその事に気が付かない。
アル 「じ……、じぜ……る…」
ジゼル「っ!? ロイスっ? 声はすれども姿が見えず…」(踏んずけたまま、辺りを見回してくるくると動く
アル 「うぐぐ…っ! じゼルっ……! ここだ…ここだよ……!」
ジゼル「何処ですっ!? ロイス、私をからかわないでっ…!」
アル 「君の……足の下だよ…」
ジゼル「…大変っ! 踏んずけられた足跡だらけ……一体誰がこんな事を…!?」
アル 「……君以外に誰がいると…?」
ジゼル「まぁ…、私以外に居ないだなんて、何て愛に満ちた言葉なのでしょう(…ぽっ」
アル 「はははは、君には敵わないよ、ジゼル」
 バカップルそのものな二人のやり取りに、堪え切れない笑い声が客席から漏れ出していた。
アル 「愛しているよ、ジゼル…」
ジゼル「……ロイス…」
 愛を誓い合う二人――二人は互いの手を握り合い、踊り始める………が。
13436−38:03/03/06 02:23 ID:B8N8kt2O
ヒラ 「待った待ったぁっ!!」
 二人を引き裂くかの様な声。――ヒラリオンが、何故かロープに掴まって天井から降りて来る。
アル 「……何だ君わ? ――というか、一体何処から降りて来た?」(観客・笑い
ヒラ 「うるさいっ! お前の様な訳の解らない男などにジゼルは渡さん!」
ジゼル「貴方の方がよっぽど訳解らないと思うの、ヒラリオン」
ヒラ 「愛の為さ(意味不明) ――収穫祭では、僕と一緒に踊ってくれ、ジゼr」
ジゼル「やだ(カブり気味に即答)」
ヒラ 「ちくしょぉーーーーーーーーっっっ!!!!」
 ジゼルの凄まじい程の即答ぶりとヒラリオンの泣き逃げっぷりに、観客が爆笑する。
 ――そして、笑いの内で、暗転。
   郁未「(ウケてるわね。上月さんも当ててる声と演技がぴったり噛み合ってるし……見事だわ)」
13536−38:03/03/06 02:24 ID:B8N8kt2O
 フォークダンスを踊る村人達。その輪の中に、楽しげに踊るアルブレヒトとジゼルの姿もあった。
アル 「楽しいかい、ジゼル?」
ジゼル「ええ、ロイス。ずっとこうしていたいくらいに…」
村娘A(岡田)「無理しちゃ駄目だってば、ジゼル」(踊り相手は、農夫Aことオタ縦)
村娘B(吉井)「そうそう。いくら相手が好きな人だからって」(踊り相手は、農夫Bことオタ横)
村娘C(松本)「貴女体が弱いんだからぁぁああああ〜〜〜〜〜っっっ?!!」
 村娘Cこと松本が、ダンスの相手である農夫Cこと雄蔵に軽々と持ち上げられ、くるくると振り回される。(観客・笑い)
アル 「ジゼル…」
ジゼル「大丈夫よ、ロイス。あと少しだけ躍らせて…」
 村人達の踊りは派手だが、アルブレヒトとジゼルの踊りは、どこか切なげだった…
ベルタ(美咲)「――ジゼル」
ジゼル「お母さん…」
ベルタ「踊りは、もうそこ迄。家に帰って休みなさい」
ジゼル「でも……私、まだ踊っていたい」
ベルタ「いけません。貴女は心臓が弱いのです。それに、貴女はまだ未婚の身。…もし何かがあったら、
    彷徨える乙女の霊――“ウィリー”になってしまうのですよ?」
ジゼル「…解ったわ。御免なさい…ロイス」
アル 「いや、いいんだ、ジゼル。僕も、もっと君の体を気遣うべきだった…」
 ――二人がダンスを止めると、他の村人達も踊りを止め、ぞろぞろと引き上げてゆく…
ジゼル「ロイス……、また一緒に踊って下さる?」
アル 「…勿論だよ、ジゼル」
 二人も、互いに別の方向へ帰ってゆく。――そこへやって来る、ヒラリオン。
ヒラ 「…くそっ! ジゼル! あのロイスとかいう男のどこがいいんだ!? 得体の知れない馬の骨じゃ――」
 ――その時、角笛の音が鳴り響いた。
ヒラ 「っ!? クーランド王の狩猟一行か…! ここにいると面倒だ、隠れよう…!」
 黒子が音も無く舞台へと押し出したあばら家に、ヒラリオンは身を潜める。
13636−38:03/03/06 02:24 ID:B8N8kt2O
クーランド王(セバス)「――ふぅ。少々疲れたな。ここら辺で一休みにせぬか?」
バチルド(雪見)「ええ。構いませんわ、お父様。――あら、貴方はウィルフレットではなくて?」
ウィル「っ…、こ、これはこれは陛下。そして、王女様…」
 跪くウィルフレットを手で制し、クーランド王が微笑む。
クーランド王(以下『王』)「よい、ウィルフレット。――所でアルブレヒトは息災か? バチルドは、何かある度に
                彼の者の名を口にするでな。余程愛しいらしい」
バチルド「いやですわ、お父様…(赤) その様な事を仰らないで下さいな」
 バチルドこと雪見が、照れて顔を俯かせる。高貴で美しい姿と相反する様な、純朴で不安げなその仕草は、
観客達に微笑みを誘った。
王  「はっはっはっはっは! 何れは何時でも会える様になるのだ。今は、その“会いたい”というもどかしさを
    存分に楽しむが良い。――所でウィルフレットよ。我々は一休み出来る場所を探しておるのだが…」
ウィル「それでしたら、陛下。近くに村が御座いますので」
王  「おお、そうか。ではそこに行くとしよう」
護衛騎士A(祐介)「陛下、あそこに家が御座いますぞ」
ウィル「――あ、その家は…」
護衛騎士B(月島)「誰かおりませぬか?」(扉を叩く
ベルタ「(カチャリ…)っ――国王様…!?」
王  「ああ、そう畏まらなくともよい。…少々疲れたでのう、茶を一服、所望する」
ベルタ「まぁ、それは光栄で御座います。粗末な所ですが、どうぞ」
 王と王女が扉をくぐると同時に、黒子二人が大道具を動かし、一転して家の中の背景へと変えた。
 ジゼルとベルタは王と王女を粗茶と茶菓子でもてなした。その時ジゼルは、茶を楽しむ王女の姿に見入っていた。
ジゼル「…王女様、とてもお綺麗です。お傍へ寄っても宜しいですか…?」
バチルド「ふふっ、貴方もとても可愛らしくてよ?」
 バチルドの傍へ寄ったジゼルは、バチルドの腕にそっと頬を押し当てる。その仕草と表情に、
アレな属性の強い男性客達の目が、一際輝きを増した。
   玲子「(うう〜ん、ロリキラー・澪! さっすが凄い威力ぅ〜♪)」
13736−38:03/03/06 02:25 ID:B8N8kt2O
 バチルドは、愛らしい仕草のジゼルが気に入り、微笑みながらその髪を撫でて愛でた。
バチルド「可愛らしいジゼル…。…貴女の好きな物を教えて下さる?」
ジゼル 「お裁縫に糸紡ぎ…働くのは好きです。唄う事はもっと好き…、でも、一番好きなのは踊る事です…」
バチルド「まぁ、本当に可愛らしい方ね、ジゼル。――…そう、貴女にお気に入りの首飾りを差し上げましょう。
     よろしいでしょう、お父様?」
王   「お前の好きにするがよいぞ」
バチルド「有難う、お父様。――では、ジゼル……これを差し上げましょう」
 バチルドが取り出したのは、首飾り…――ではなく、首輪だった。
王   「……バチルドや(呆れ」
バチルド「あら、いやですわ。間違えてしまいました」
 客席から、クスクスと笑い声が上がる。
バチルド「ジゼル……貴女にこれを」
ジゼル 「…まぁ、……何て、綺麗な…」
 美しい王女が、可憐な少女に首飾りを掛けてやる…
 耽美なその光景が、暗転して闇の中へと溶けた。
13836−38:03/03/06 02:26 ID:B8N8kt2O
 ――村の外れにある、あばら家。
ヒラ 「これは…っ!? これは、あいつの着ていた服か!」
 あばら家で見つけた貴族の服と剣――アルブレヒトの身に着けていた物を手に取り、広げているヒラリオン。
ヒラ 「…………クンクン…イイ匂い――って、違う!」
 おもむろに服の匂いを嗅ぎ、独りツッコミなどするヒラリオンに、客席から笑いが飛ぶ。
ヒラ 「やっぱり奴は嘘つきだ…! これで証拠も手に入ったし、あとはジゼルの前で奴を…――っ、人が来た…!」
 ヒラリオンは証拠の品を再び隠し、自分も目立たぬ場所へと身を隠した。――遅れて、村人達がやって来て、
彼等は再び楽しげなフォークダンスを踊り始めた。
ジゼル「……お母さん、私も踊りたい」
ベルタ「…………いけません」
農夫A 「よいではござらぬか、母御殿」
農夫B 「そ、そうなんだな。祭りだし、踊らないと損なんだな」
農夫C 「少しくらいなら平気だろう。大事に至らぬ様、我々も注意する」
村娘C 「んきゃぁぁぁあああああああ〜〜〜っ!!?」(相変わらず豪快に振り回されている――観客・笑い
ベルタ「……(溜息) …解りました。でも、程々にするのですよ、ジゼル?」
ジゼル「有難う、お母さん…!」
 ジゼルは舞台の中央へ歩み出ると、軽やかに踊り始めた。
 ――その踊りに、観客は目を奪われた。
 妖精だ。――春の柔らかな陽射しと揺らめきを一身に集めた様な、可憐な妖精が踊っていた。
 軽やかにステップ、ターン、ジャンプ…優雅に舞う肢体に、観客達は、舞台上の演者達も、一度ならず息を飲んだ。
   志保「(す、すごい…澪! あの子今でも充分プロに太刀打ち出来るんじゃ…!? ――ちゃんと撮ってる、理緒!?)」
   理緒「(撮ってるよー…! カメラだと澪ちゃん表情迄よく解る…! 凄い綺麗〜……♪)」
13936−38:03/03/06 02:26 ID:B8N8kt2O
 瑞々しい生命力の輝きを帯びた踊りが終り、ジゼルの傍へ進み出て来たアルブレヒトは、ジゼルの手を握り、微笑んだ。
アル 「踊ろう、ジゼル」
ジゼル「ええ、ロイス…!」
 今度は、陽気で優しいダンス。二人は互いを見つめ合いながら、微笑む…。そこへ――
ヒラ 「だからちょっと待てぇぇえーーーーーーっっ!!」
 袖から乱入して来たヒラリオンが、踊る二人を強引に引き剥がす。
ジゼル「ヒラリオン…!? 何をするのっ!」
ヒラ 「ジゼル! こいつは…、この男は嘘つきだ! 君を騙しているんだ!」
アル&ウィル「「っ……!」」
ジゼル「何を……何を言うの、ヒラリオン。理由も無くそんな事を言ってはいけないわ」
ヒラ 「証拠ならある! ――これだ…!」
 ヒラリオンは、あばら家で発見した貴族の服と剣をジゼルに見せた。
ジゼル「これはっ…! ――クンクン………イイ匂い」
ヒラ 「そう。とってもイイ匂いなんだ――って、違う! これは、この服はっ、元々この男が着ていた物なんだ!
    こいつはロイスなんて名前じゃない! アルブレヒトという伯爵様なんだよ!」
ジゼル「そんな……嘘よ。…ヒラリオン、貴方の方こそ嘘つきだわ!」
ヒラ 「っ…!! どうすれば信じてっ…! …くっ! け、決闘だ、嘘つき野郎!!」
 持ち出して来た二本の剣の一方をアルブレヒトに投げ付け、ヒラリオンは剣を抜き放つ。
 決闘に応じた訳では無いが、アルブレヒトも剣を鞘から抜き放った。――そして、剣戟。
 二人の打ち合いは真に迫り、客席に座る者達の手に汗を握らせる程の物だった。
   ティリア「(ちょっと…! あの動き……! 只の殺陣にしては太刀筋が…!!)」
   フィーユ「(……実はかなりの使い手なのか、あの二人は……!?)」
ウィル「馬鹿な事を…!」
 二人の剣が打ち合わさった瞬間、横からウィルフレットの剣が割って入り、両者の剣を弾き飛ばした。
14036−38:03/03/06 02:27 ID:B8N8kt2O
ヒラ 「くっ…! ――み、見ただろうジゼル! 今こいつが僕達の決闘を止めたのは、
    自分の主人が傷付けられるのを止める為だ! ジゼル!」
ジゼル「っ…、いっ、イヤよ! 信じない!」
ヒラ 「何故だ……!? くそっ!――そ、そうだ!」
護衛騎士A「――あっ!? 何をっ…!」
 護衛の騎士が持っていた角笛をひったくると、ヒラリオンは自棄気味にそれを吹き鳴らした。
ウィル「しまった…!」
 角笛の音を聞いた王とバチルドが、ジゼルの家から外へと出てきてしまう。
バチルド「……何事ですか? ――アルブレヒト…!?」
アル  「バチルド…!? 何故ここに…!」
バチルド「…アルブレヒト……貴方こそ、何故…その様な服装を…?」
アル  「………」
 アルブレヒトは何も言えない。只、黙したまま、バチルドの左手に唇を寄せる…
 ――その薬指にある指輪を目にして、ジゼルが小さく悲鳴を上げた。
ジゼル 「ロイス…、その人は……、王女様は……」
バチルド「? この方は、ロイスという名ではなくてよ? アルブレヒトという、私の婚約者です」
ジゼル 「嘘……嘘です………そんな、私だって…ロイスと……約束………結婚…」
 震えながら左手を握り締める、ジゼル。――その薬指に、指輪が…
アル  「ジゼル…」
ジゼル 「……ロイス、嘘…よね……? 嘘だと言って………――お願い…」
アル  「………」
 アルブレヒトは、見つめてくるジゼルから……………目を逸らした。
 ジゼルの顔が、絶望の影に染まる。
 ――それだけで、ジゼルは全てを悟ってしまったのだ…
14136−38:03/03/06 02:29 ID:B8N8kt2O
ジゼル「いやぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああっっっっっ!!!??」
アル 「ジゼル…!」
ジゼル「来るな! 来ないで! いや……! 私……私は………! わたっ………!」
 一際大きく震えると、ジゼルはバチルドから貰った首飾りを引き千切り、地面へ叩きつけた。
バチルド「……ジゼル…!」
 悲痛な声を上げるバチルドを、ジゼルは見やった。――苦悩が、悲しみが、ジゼルの顔に浮かぶ。
 憎めない。誰も憎めない。
 バチルドも。ヒラリオンも。ロイス――…いや、アルブレヒトも。
 許せないのは………自分だけ。夢に酔い、甘えていた…
ジゼル「………っ」
 力なく地に着いた手が、先程の決闘で落ちた剣に触れた。虚ろな表情で、それを拾うジゼル…。そして――
 ――誰かが止めに入る間も無く、彼女は剣を自分の体に突き立てていた。
 鮮血の様な赤い照明が、舞台を深紅に染め上げる。
「「「ジゼルーーーーーーーっっっ!!!」」」
 誰かの、幾人かの、叫び声が響き――
 舞台は三度暗転する。
   聖「(……上月の演技に、度肝を抜かれてしまったぞ…。何と言うか、…言葉が出ない……)」
14236−38:03/03/06 02:29 ID:B8N8kt2O
 林の中の、小さな墓。
 その墓の前にうずくまり、ヒラリオンは泣き続けていた…
ヒラ 「ジゼル…、済まない……僕がいけなかったんだ…。ジゼル…、ジゼル……」
通り掛かりの猟師A(月島)「…よお、あんたもさっさと帰った方がいいぜ?」
猟師B(祐介)「夜になると、ここには“ウィリー”達が現れるって話だ」
猟師C(雄蔵)「彼女等に会ってしまったら、最期だ。命が惜しいのなら、ここにいない方がいい」
 そう言い残し、猟師達は去って行った。
 ヒラリオンは、もう暫く泣き続けていたが、やがて立ち上がると、頼りない足取りで墓の前から去って行く…
 ――夜が…訪れた。
 闇の中から染み出して来るかの様に、ヴェールを被った一人の女性が現れる。
 ミルタ――彷徨える乙女達“ウィリー”を統べる、女王である。
 ヴェールを脱いだ彼女の姿を目にした観客達が、唸る様な歓声を漏らした。ミルタ役の理奈の、
その冷たい迄の美しさに心を打たれたのだ。
 アイドルとしての彼女ではない、また別種の存在感…!――彼等は、一瞬ならず我を失った。
 …やがて、ミルタは静かに踊り始める。それは、優雅な程に冷たい、死の舞踏。そして、女王たるに相応しい、
華やかで堂々たる舞いであった。
 舞いを終えたミルタは、木から二本枝を折り、神聖な力場を作る為にそれを地に置く。そして、優雅に
両手を振ってみせる…
 その手に呼び寄せられる様に、舞台袖から次々とヴェールを被った少女達――ウィリーが現れる。
14336−38:03/03/06 02:30 ID:B8N8kt2O
ウィリーA(砧) 「ジゼルを迎えに〜」
ウィリーB(清水)「ジゼルを迎えに〜」
ウィリーC(岡田)「ジゼルを迎えに〜」
ウィリーD(吉井)「ジゼルを迎えに〜」
ウィリーE(松本)「ジゼルを迎えに〜」
ミルタ(理奈)「あーっ、もう、駄目駄目っ!」
 いきなり、振り払うかの様にミルタが手を乱暴に振り、ウィリー達の歌声を遮った。
ミルタ「和音が成って無いわよ!? そんな事じゃ、霊魂を呼び寄せられないでしょうが!」
ウィリーA「だってしょうがないじゃないですか。私、生前は音痴でしたし」
ウィリーB「そうそう。私の所なんか、音楽のオの字にさえ関わらないような家系でして〜」
ウィリーC「それにぃ、こんな収穫祭真っ只中ん時に死なれてもねぇ」
ウィリーD「男にちょっと騙されたくらいで自殺って…、純過ぎたのねぇ…。ま、解らんでもないけど」
ウィリーE「私なんて、つまみ食いしたお菓子に当たってコロリ――だったからね〜、あっはっはっはっは♪」
ミルタ「貴女達ねぇ…(怒)」
 先程の神秘的な雰囲気とのギャップに、客席から笑い声が起こる。
ミルタ「とにかく、もう一回やり直しよ…! この儀式をやらないと駄目なんだから…! ――んっ、さん、はいっ」
ウィリーA「ジゼルを迎えに〜」
ウィリーB「ジゼルを迎えに〜」
ウィリーC「ジゼルを迎えに〜」
ウィリーD「ジゼルを迎えに〜」
ウィリーE「ジゼルを迎えに〜」
 今度は、見事に和音が成立する。
 そして、次はウィリー達のダンス――ミルタの命令のままに、激しく踊りまわるウィリー達。
ミルタ「目覚めよ…死せる乙女、汝の名は――ジゼル…」
 ミルタが魔法の杖を墓に翳すと、その影から、ゆっくりと立ち上がって来る細い姿――ヴェールを被り、
ウィリーとなったジゼルである。彼女は虚ろな表情のまま進み出て、ミルタの前に跪く…
ミルタ「…汝の名は、ジゼル…」
 ミルタは、跪いたジゼルのヴェールを外し、その額に魔法の杖を触れさせた。
 再び、ゆっくりと立ち上がるジゼル。――そして、ゆっくりと踊り始める…
14436−38:03/03/06 02:33 ID:B8N8kt2O
 …踊りが大好きだったジゼル。踊る事をこよなく愛していたジゼル。生きていた頃には、その踊りには輝く様な
瑞々しさと美しさがあった。――だが、今のジゼルには、それが無い。美しい。その踊りは生前の頃の物よりも、
ずっと美しくさえあったが……それは、凍りついた美しさだった。悲愴な美しさであり、その踊りには、悲しみと
絶望が満ち溢れていた…
 ――やがて、ウィリー達は一人、また一人と姿を消し、ミルタも姿を消し、ジゼルもまた、木々の奥へと消える…
 …その墓所に、人影が二つ現れる――従者ウィルフレットと、その主・アルブレヒトだ。
アル 「……ジゼル。君は許してはくれないだろう…。でも……」
ウィル「伯爵様…」
アル 「……ウィル、向こうで待っていてくれ。独りに…なりたい……」
 そういうアルブレヒトに、ウィルフレットは何か言いたそうな顔をするが――だが、やはり何も言わず、
頭を下げて主の言葉に従った。
アル 「…………っ、ぶめぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ!」
 独りになるなり墓にしがみ付き、恥も外聞も忘れて泣き出すアルブレヒト。
 その凄まじい泣きっぷりに、観客がまた笑った。
14536−38:03/03/06 02:34 ID:B8N8kt2O
 …と、木の影からぴょこっと頭を出し、誰かが泣き喚くアルブレヒトの様子を伺っている。――ジゼルだ。
 ジゼルは悪戯っぽい表情でゆっくりとアルブレヒトの傍へ寄り、その肩をちょんちょんと突付いた。
アル 「ふぎゃぁぁぁぁ〜…!」
 が、アルブレヒトは気付かない。
 今度は、ぽんぽんと強めに――
アル 「みぎゃあああぁぁ…!」
ジゼル「………(怒)」
 ジゼルは小さく“怒マーク”など浮かべつつ、舞台袖の方へ下がる…。
 …そして、再び出て来た時――その手には、『100d』と銘打たれた特大ハンマーが(観客・笑い
アル 「――おっ…、おおっ、ジゼル!? ジゼルなのか!!?」
 折角持ち出してきた『100d』ハンマーは、使われる事無く終った。…ジゼル、軽く舌打ち(また一笑い
アル 「…今、舌打ちした?」
ジゼル「してないわ、ロイス……いえ、アルブレヒト様」
アル 「いや……ロイスと呼んでくれ。今だけは…、ロイスとして――」
ジゼル「…ロイス。……また、一緒に踊って下さる?」
アル 「勿論だよ、ジゼル…」
 手を握り合う二人。――そして、踊りながら木々の奥へと消える…
14636−38:03/03/06 02:35 ID:B8N8kt2O
 誰も居なくなった墓所に、また人影が現れる。ヒラリオンだ。
ヒラ    「ジゼル……、今ここでジゼルの声が聞こえた気が…」
ウィリーA「あら、人がいる」
ウィリーB「人がいますね」
ウィリーC「人ね」
ウィリーD「しかも生きてるわ」
ウィリーE「これは一大事だね〜」
ヒラ    「なななななっ…!?」
 ヒラリオンは、いきなり現れたウィリー達に、あっという間に囲まれてしまった。
ヒラ    「どっ、どいて下さい! 家に帰ります!」
ウィリーC「ええ〜? 帰りたいんだってー」
ウィリーD「でもねぇ…生きてるし、私達も見られちゃったし」
ウィリーE「うんうん、これは一大事だよね〜」
ウィリーA「ま、こういう時は親方に」
ウィリーB「親方〜!」
ミルタ   「親方って言うな…!」
ヒラ    「ああっ! 貴女が親方ですね! 助けて下さい! 何も見てません! 僕は家に帰りたいんです!」
ウィリー一同「「「「「どーしますぅ?」」」」」
ミルタ  「却下(即答)」
ヒラ    「しょんなぁぁぁあああああああああーーーーーーっ!!?」(観客・爆笑
ウィリーA「はーい、一名様ご案なぁーい♪」
ウィリーB「はぁ〜い、準備おっけー?」
ウィリーC「おいっすぅー」
ウィリーD「はい、この中入ってー」
ウィリーE「怖くないからダイジョブですよー」
ヒラ    「何ですかこの樽わ…――わぁっ!?」
 黒子が音も無く押し出してきた樽の中へ、ヒラリオンは放り込まれてしまった。
ミルタ   「アディオス!!」
ヒラ    「何でぇぇぇぇぇえええええええええええーーーーーーっっ…………!!???」
 ガコン!…と、ミルタが樽を蹴っ飛ばす。樽は、袖に向かってごろごろ転がってゆく――
14736−38:03/03/06 02:36 ID:B8N8kt2O
 そして、袖の影で、大破――派手に砕け散る音が響く。
 ――同時に、樽が消えた袖から、一匹の猫がぴょんと飛び出して来る。
「…にゃ」
 猫は優雅に着地。とてとてと反対側の袖へ歩いて消えてゆく…(この間、客席爆笑
   名雪「(………ぴろ?)」
 ミルタとウィリー達は、暫く目を点にしていたが…(台本になかったらしい…
ミルタ「ま…、まあいいわ。次は――アルブレヒト、貴方よ…!」
 木の影の一角を指差すミルタ。その影から、アルブレヒトとジゼルが姿を現す…
ミルタ「我々の姿を見た生者は、黙って帰す訳にはいかないのよ…」
 再び、黒子が樽を押し出して来る。
アル 「そんな…! 見ただけで駄目だなんて、あんまりだ!」
ミルタ「我々ウィリーは、“神秘的な存在”でなければならないのよ! でも実際はこう――見たでしょう?
    あっぱらぱーなのよ…! 何かこう……ハズカシーじゃない…!」
アル 「そんなしょーもない理由で樽ごと吹っ飛ばされないといけないのか…!?」
ミルタ「おだまり! ――ジゼル、その男を樽の中へ」
 ジゼルの顔が、苦悩に歪む。ウィリーとなった身では、ミルタの命令には逆らえないのだ。だが――
ジゼル「――ミルタ様、私の最初で最後のお願いを聞いて下さい。…彼と……踊らせて下さい。
    彼が…疲れ果てて、抵抗する気も失せてしまうくらいに」
アル 「ジゼル…!?」
ミルタ「………――いいわ。好きになさい」
ウィリーA「あー、贔屓だ贔屓だー」
ウィリーB「親方ずるーい」
ウィリーC「年食うと若いコが好きになるっていうけど」
ウィリーD「ミルタ様もこの仕事長いからねぇ」
ウィリーE「そろそろ隠居ですか〜?」
ミルタ  「おだまり!」
14836−38:03/03/06 02:37 ID:B8N8kt2O
 ウィリー達のやりとりを他所に、アルブレヒトとジゼルは、ダンスを始めていた。
アル 「ジゼル……、僕は、君になら――」
ジゼル「黙って…。――このまま、夜明け迄踊り続けるの…。朝日が昇り始めたら、私達は……消えるから」
アル 「そんな……、それで………最後なのか、僕達は…?」
ジゼル「私はもう過去の人間――私が愛したロイスも…夜明けと共に」
アル 「…でも……夜明けまで………持ちそうも、無い……」
ジゼル「駄目…! ステップを止めないで――ロイス」
アル 「ジゼル…」
ジゼル「夜が明けたら、アルブレヒトとして、バチルド様と共に生きるの…」
アル 「…バチルド……」
ジゼル「これからの貴方を、愛してくれる人を……大切にして」
 そして、墓所に一条の光が差し込む。――朝日だ。夜が、明けようとしている。
 ミルタは、ジゼルの考えを悟っていたのだろう。朝日を浴びて輝くジゼル達を静かに見やり、やれやれと
ばかりに溜息を吐いて、ウィリー達と共に光の中へと消えていった…
アル 「ジゼル…!」
 踊り疲れて跪いているアルブレヒトを置いて、ジゼルも光の中へ消えて行こうとしている――
 光の中で、ジゼルが指を差した。――その先には、バチルドの姿が。
アル 「バチルド…」
ジゼル「さようなら、ロイス――…最後に、バチルド様に口付けを」
14936−38:03/03/06 02:38 ID:B8N8kt2O
 ――最後の台詞に、アルブレヒト…いや、住井の目が、点になる。
アル  「…は?」
ジゼル「…だから、最後にキスをして見せて、バチルドに」
 台本に、そんな台詞というか場面は、無い。『さようなら、ロイス…』で、終りのはずなのだ。
 自分の台本だけ、最後の部分が違う!?――その事察した住井は、バチルドを…いや、雪見を非難する眼差で
睨んだ。ズルイですよ!――と。
 …が、雪見も、呆気に取られた様な表情を浮かべている。――彼女の台本も違うのか…!?
 住井は、舞台袖に引っ込んでいる、他のメンバーの顔を見やった。――そして、全てを悟った。
住井  「(やられた…)」
ジゼル「――早く、キスを」
 観念したか、アルブレヒト――いや、住井は、ゆっくりと立ち上がり、バチルドに…雪見に近付いて行く…
 雪見が、目で語ってくる。
雪見「(本気なの…!?)」
住井「(先輩とキス…初めてな訳じゃ無いですし…)」
雪見「(でもっ、こんな公衆の面前で…!)」
住井「(諦めましょう…。せめて、フリだけでも)」
 …二人は既に密着する程に接近していたが、やはり踏ん切りがつかないのか、暫く固まったままだった。
ジゼル「あーっ! もう、何をしているの! さっさとしちゃいなさい!」
 痺れを切らしたか、ジゼル役の澪が二人に飛びつき、後頭部を掴んで押し付けた。
 むちゅ〜〜〜〜〜っっっ!!!
住井&雪見「「うむむみゅぅぅぅぅぅうう〜〜っ!!?」」
 何千人もの観客の前での口付け…!(無理矢理)
 観客が、『おお〜っ!!』と、歓声を上げた。
 ジゼル役の澪が優雅に一礼。暫くくっついたままだった住井と雪見が、真っ赤になって倒れ込み――


 大歓声と嬌声、そして拍手喝采の中、『葉鍵学園版コメディジゼル』は、こうして終幕を迎えた…。
150名無しさんだよもん:03/03/06 07:09 ID:SYg3LjeU
オケのメンバーがわからなくなった…(;´Д`)
スマソ、誰かメンバー表のうpキボン
151名無しさんだよもん:03/03/06 07:25 ID:vgGRJfEG
>>150
>1の「まとめサイト」って所に行って、“オーケストラ〜!”ってトコに行けばメンバー表が出てますよ〜
152名無しさんだよもん:03/03/06 08:07 ID:SYg3LjeU
>>153
即レスthx。良い確認になった。
153名無しさんだよもん:03/03/06 12:27 ID:81ao0KoG
>>152
いいってことよ。
オムライス好きに悪い奴はいないってことさ(w
154名無しさんだよもん:03/03/06 23:07 ID:K2BhSnYW
>>153
とりあえず、よくやった。
155名無しさんだよもん:03/03/07 17:26 ID:hEMI3Sh3
アナウンス(エルルゥ)「続きまして、オーケストラ部による演奏をお聞きください。曲目はドヴォルザーク交響曲第9番『新世界より』です」

 そのアナウンスと共に、オーケストラのメンバーが入場してくる。左手からは1stトランペットを勤める御堂が、右手からは1stトロンボーンを勤める柳也が入場してくる。それと同時に、会場から拍手が巻き起こる。そして、全員が入場すると拍手がぴたりとやむ。
 会場は静謐に包まれている。メンバーはそれぞれ、微動だにせず前を見つめている。そして、舞台袖から燕尾服を身にまとった緒方英二が入場してくる。
 パチパチパチパチパチパチ
 観客が、大きな拍手を送る。英二は、その拍手を身に受け壇上に上る。そして、メンバーの顔を見回す。会場の拍手がピタリとや止む。それと同時に、英二はタクトを構える。そして、それぞれが楽器を構える。

Symphony No.9 in E minor, op.95 "From the New World"
交響曲  第9番 ホ短調 作品95 ≪新世界より≫
チェコで活躍していたアントニン=ドヴォルザークがアメリカの音楽院院長の誘いを受け渡米し、アメリカの様々な文化に感動しつつも故郷への郷愁の年をこめて作られたドヴォルザーク最後の交響曲(パンフレットより抜粋)
156名無しさんだよもん:03/03/07 17:32 ID:hEMI3Sh3
1楽章:8分の4拍子 Adagio−Allegro molto(ゆるやかに−非常に早く)
 タクトを振り下ろす瞬間、出だしのメロディを勤めるヴィオラパートを見つめる。それぞれ、決意に満ちた目で英二を見つめ、パートトップの佐祐理がにっこりと微笑む。そして、タクトは振り下ろされる。
 低弦が、ゆっくりとメロディを形作っていく。静かに。厳かに。
 ホルンがロングトーンで音を鳴らした後、フルートとオーボエが美しくメロディを奏でる。そして、唐突に弦楽器がフォルテッシモでショッキングともいえるメロディを激しくかき鳴らす。そして、合いの手をティンパニが入れる。
 やがて、弦がかき鳴らしている最中、ホルンが美しく第一主題を奏でる。そして、メロディが続いた後曲は一気に盛り上がっていく。
 トランペットがファンファーレのように音を鳴らす中、木管楽器と弦楽器がメロディを歌っていく。そして、曲を弦楽器が淡々と、メロディを歌っていく。
 そして、曲も後半に指しかかろうとするところで金管楽器が一気にフィナーレに向けて盛り上がりをつけていく。繰り返される主題。それに伴い、英二のタクトも激しく踊る。そして、一気に曲は静かになる。フルートとオーボエがメロディを奏で、再び盛り上がっていく。
 弦楽器が一気に盛り上がっていく中、トランペットがファンファーレのように歌った後、弦楽器が盛り上げていく最中ティンパニがそれに抑揚を付け、全パートが激しく鳴らす中、1楽章は終わる。英二がタクトを下ろす。そして、全員楽譜をめくる。
157名無しさんだよもん:03/03/07 17:32 ID:hEMI3Sh3

2楽章:4分の4拍子 Largo(のびのびと)
 再び英二がタクトを構える。今度は、美凪に視線を送る。美凪は、自信に満ちた表情で、小さく頷いた。
 そして、タクトが動き出す。最初、弦楽器が休みの最中、トランペットが序奏を奏でる。そして、弦楽器が抑揚をつけた後、オーボエからイングリッシュホルン(コーラングレ)に持ち替えた美凪が有名な主題を歌いだす。
 イングリッシュホルン、そのひなびた中音域の美しさは、オーボエと共に人々を魅了してやまない。
 後に「家路」と言うタイトルで歌曲にまとめられた世界一有名ともいえるイングリッシュホルンのソロを美凪は完璧に、そしてわずかにヴィヴラードをかけながら美しく歌っていく。
 この曲の心臓とも最も有名な部分が、観客の心に染み渡っていく。イングリッシュホルンがソロを歌い終わったと、その主題を今度はヴァイオリンとチェロが歌っていく。そして、繰り返される主題。曲は終始美しく進行していく。
158名無しさんだよもん:03/03/07 17:35 ID:hEMI3Sh3
3楽章:4分の3拍子 Scherzo.(快速な3拍子の意) Molto vivace(非常に快速に)
 3楽章。再び英二がタクトを上げる。そして、今まで出番のなかった祐一がトライアングルを構える。その手は、かなりガチガチに固まっている。英二は視線を祐一に向ける。大丈夫だ、お前ならできる、と言わんばかりに。
「……」
 その目を見た祐一は、小さく微笑み、頷いた。そして、タクトは振り下ろされる。
 弦楽器と木管楽器がいきなりフォルテでかき鳴らす中ティンパニがリズムを打ち、トライアングルがロールをしながら曲が始まる。短い、ヒステリックとも言える主題を弦楽器が繰り返し奏でていく。
 その主題にティンパニが味をつける。そして、その後はとたんに曲調が変わり、ファゴットがのんびりとしたメロディを奏でた後、クラリネット、フルート、低弦とメロディが渡され、盛り上がっていき再び繰り返される主題。
 そしてその主題が終わると、さらに曲調が変わりのびのびとしたメロディになる。トライアングルが細かく音色をつけて曲調を華々しくする。その後に細かくティンパニがリズムを刻む。
 中盤部分をのびのびとしたメロディが支配した後、曲調はとたんに元に戻り、曲の頭まで戻り、ファゴットののんびりとしたメロディ、クラリネット、フルート、低弦と最初と同じ流れで曲は進んで行き、一気にフィナーレに向かう。
159名無しさんだよもん:03/03/07 17:38 ID:hEMI3Sh3
4楽章:4分の4拍子 Allegro con fuoco(早く、熱情を持って、熱烈に)
 最後の楽章。タクトをあげる前に、岩切、御堂のトランペットパートを見つめる。
 二人は、その瞳を見つめ返す。次に、ユンナとマルチ、ホルンの3rdと4thを受け持つ二人に視線を向ける。ユンナは自信ありげな瞳で英二を見返し、マルチは戸惑いながらもしっかりと英二を見つめた。そしてタクトを上げ、振り下ろす。
 ジョーズのテーマを髣髴とさせる弦の動きの後、有名な第1主題をトランペット2本とホルンの3rd、4thがフォルテッシモで強く、雄大に奏でる。
 そして、その主題がもう一度繰り返される前に御堂に顔を向ける。御堂は、英二をよりいっそう鋭い瞳で見つめる。英二は満足そうにタクトを振るう。そして、繰り返される主題。
 今度はトランペットの1stが今まで吹いていた音域の1オクターブ上を激しく鳴らす、張りのある音が会場に響き渡る。そして、曲は進んで行き、2楽章の主題、3楽章の主題が顔を覗かせる。
 そして、第1主題をトロンボーン、クラリネット弦楽器など様々なパートが奏でた後曲は一気に終わりに向かっていく。いったん、曲がさびしげになっていく。弱弱しく叩かれるティンパニがそれに拍車をかける。
 しかし、それでは終わらない。再び曲は盛り上がり、トランペットが第一主題を吹き曲は一気に加速して、全パートが盛り上がり、最後のメロディをかき鳴らし後、最後はだんだんと音量が落ちて行き、消えるように終わる。
160名無しさんだよもん:03/03/07 17:56 ID:hEMI3Sh3
 曲が終わった直後、英二は少しの間を持って、タクトを下ろした。それぞれ、団員も楽器を下ろす。会場は、最初と同じ静謐に包まれている。団員が、不安に思う中、一人の女性が立ち上がった。
晴子「……ブ」
 そして、ひとつ間をおいた後
晴子「ブラボーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
 そう叫びながら、強烈な拍手を送る。それを合図としたように、会場が凄まじい拍手の波に包まれる。口笛やブラボーなどといった賞賛を送る声まで聞こえる。
 その拍手を背に受け、団員たちににっこりと微笑んだ。そして、ソロを立派に吹き切った美袋に目線を送り、立たせる。その瞬間、よりいっそう強い拍手が巻き起こる。
 そして、団員を全員立たせた後くるりと振り返り、客席のほうを向いた。会場を見回した後、観客に一礼をする。すると、舞台袖から女性が出てくる。
エリア「……」
 ステージマネージャのエリアが2つの花束を持って出てくる。花束のひとつを英二、もうひとつを芹香に渡す。渡した後、エリアはちらりと、団員の顔を見回し…木管楽器の辺りを見て微笑みながら舞台袖に帰っていった。
 英二は花束片手に、コンミスの芹香と握手を交わす。芹香の顔は、心地よい疲労が垣間見えた。拍手は鳴り止まない。そして、英二は舞台袖に帰っていく。
 だが、その帰り道にぴたりと足を止めて、くるりと団員のほうを見た後、花束をティンパニ奏者の浩平に向けて放り投げた。驚きながらも浩平はそれを受け取る。そして、英二は舞台袖に帰っていく。
 それでも、拍手は鳴り止まない。少しの間をおいて、英二は再び舞台袖から出てくる。そして、客席に向かって一礼した後、再び指揮台の上に上った。拍手が鳴り止む。
アンコール。ヨハネス=パッフェルベル作曲(編曲:緒方英二)『CANON』

 長い上にわかりにくいですね…すみません。昔、演奏していたときを思い出して書いたんですが…難しい。ちなみに「CANON」は誤字じゃなくてドイツ語表記だとこうなるようです…。
161名無しさんだよもん:03/03/07 17:57 ID:EenSqFkp
ブラボー!!
その一言に尽きます。
162名無しさんだよもん:03/03/07 17:57 ID:hEMI3Sh3
取り合えず、アンコールはほかの人にバトンを渡したほうがいいのかな?
…それにしても誤字が多い。吊ってくる…
163名無しさんだよもん:03/03/07 23:38 ID:/+MnxpkT
そしてひたすら
奴の登場も待つ
164名無しさんだよもん:03/03/08 01:27 ID:zQTXKKdP
「そして」が大好きだなw 2,3行に一回使ってるのでは?
まぁ、長文乙ー。

・・・しかし、なんだな。あんまり「葉鍵学園」って感じが出ないなぁ…
キャラの個性が出てくれればこその葉鍵学園オケだと思うのだが。
つまり、例えばこの文章、キャラ名を「田中一郎」「山田花子」とかに置き換えて
投稿されても違和感無く読めてしまうんでない?
自分の演奏の経験を再現しすぎてしまったんじゃなかろうか。
「葉鍵学園」の演奏に変換してほしかったな〜。

と、いうのが俺の感想。まぁ、SS作るの難しいし。
次のSS書くときの肥やしにでもしてください。
165名無しさんだよもん:03/03/08 01:43 ID:wP308Thf
なんか起こるかなーと期待してもうた
奴が来るか
166名無しさんだよもん:03/03/08 09:09 ID:qMH/A8eC
人骨S「国王様、オーケストラの演奏が終わったようです。」
高槻「おお、そうかぁ!!
    そろそろ行くとするかぁ!!
    店員、オムライスうまかったぞぉ!!」
店員「ひぃぃ!!」
高槻「オムライスはいくらだぁ!?」
店員「ひぃぃ、お代は結構ですぅぅ!!」
高槻「馬鹿野郎っ!!
    金を払わずにここを出たら食い逃げになってしまうではないかぁ!!」
人骨M「はわわ〜、さすが国王様です、無料でいいと言っているのにお金を払うなんて。」

高槻、市民ホール内の喫茶店でオムライスを食べ出かける。
店員、銃をつけている高槻に恐怖する。
167名無しさんだよもん:03/03/08 10:58 ID:x1tLW1i8
人骨は気にしてないのか店員
168名無しさんだよもん:03/03/08 12:26 ID:GWUo+oKS
英二がタクトを上げると、数人の男女が立ち上がり、指揮台の隣に移動する。
ソプラノ:月宮あゆ
メゾソプラノ:マルチ
アルト:アレイ
テノール:相沢祐一
バス:折原浩平
 英二がタクトを下ろすと、低弦とチューバがゆっくりと音を伸ばしていく。そして、ソプラノのあゆが息を吸って一人歌い始める。
あゆ「人はただ 風の中を 迷いながら 歩き続ける」
 あゆが口を閉じ、次はテノールの祐一が口を開いた。
祐一「その道で いつの日にか 呼びかける 遠い日の歌」
 そのフレーズを歌い終わった瞬間、弦楽器や木管楽器がメロディを奏で始め、今度は5人全員が口を開いた。
5人「人はただ 風の中を 迷いながら 歩き続ける」
 見事な五人のハーモニーが会場に響き渡る。その声色に、ため息を漏らす観客も居る。
あゆ「その胸に(ボク、いっぱい頑張れたよ。…下手糞かもしれないけど、とっても気持ちい)」
マルチ「はるか空で(美汐さんは私にホルンを教えてくれました。へたくそなのに教えてくれました。英二先生は一生懸命歌を教えてくれました。みんなみんな…やさしくしてくれました」
アレイ「呼びかける(…浩平さん、祐一さん。ラーメンおいしかったです。最高のパーカッションパートだったと思います)」
女声3人「遠い人の歌」
 女声パートのソロが終わった後、LULULUと弱く歌っていく中、男性パートがメロディを歌い始める」
祐一「人は今 風の中で 燃える思い 抱きしめている(……俺は、変われたか? トライアングルも、歌もがむしゃらにやってきたけど、買われたのか?」
浩平「その胸に 満ち溢れて ときめかす 遠いの歌(…最初はただの思い付きだった。なんとなく、長森との世間話だった。…でも、こんな立派な演奏会を開けた。泣いちまいそうだ)
 そして、再び5人で歌っていき、終わっていく。各パート、アレンジを入れ、二重三重とメロディが重なっていき、終わる。そして、再び会場は歓声に包まれた。
169名無しさんだよもん:03/03/08 12:27 ID:GWUo+oKS
すまん! 上げてしまった…
高槻は他の方に(他力本願)
 一度降りた幕が、再び上げられて行く。――やがて、幕が上げられた後、舞台には、演者一同が勢揃いしていた。
 MNOバンドのメンバー。コメディ・ジゼルの出演者達。そして、オーケストラの面々。
 演者達の中でも、特に女性陣の多くは、感極まって涙を浮かべ、流していた。マルチなど、ハナ迄垂らして泣いていた。
 拍手は鳴り止まない。
英二「皆さん、有難う。有難う! 音楽祭が盛り上がったのも、我々自身の努力、そして何より、訪れて頂いた皆さんの
    お蔭です…! ――ですが、今一人、この音楽祭の為に身を削り、魂を削り、尽力してくれた人を紹介したい!」
 英二がちらりと目をやると、綾香とレミィが頷き、舞台袖へと小走りで向かってゆく。
 ――再び姿を現した時、綾香とレミィに引き摺られる様に、一人の少女が連れられて来た。
エリア「わっ、私はいいです…! 止めて下さい…!」
綾香「いいからいいから♪」
 必死に訴えるも、綾香とレミィは彼女の両腕をがっちりと掴んで放さない。
英二「――彼女はステージマネージャの、エリア君です。彼女は今日迄、この音楽祭が無事開催出来る様に、力を尽く
    してくれました。彼女がいなかったら、今この素晴しい日は訪れなかったでしょう…!
    有難う、エリア君。君には、感謝の念が絶えない。本当に有難う…!!
    皆さん、彼女にも盛大なる拍手を――!!!」
 英二の求めに、観客達も応じる。輝かんばかりの、拍手、喝采、歓声。演者一同からも、拍手と喝采。
 エリアは当初、その表情に羞恥と戸惑いの色を浮かべていたが、人々の心からの拍手喝采に、表情が崩れ、やがて、
微笑みに変わったその双眸から――ぽろぽろと大粒の涙を流し始めた。
 ――拍手は鳴り止まない。いつまでも………鳴り止まぬかの様であった…

 ……が、舞台袖では――
郁未「………そろそろ“来る”頃かしらね?」
晴香「主戦力は貴女よ…、頼むわね」
由依「う〜…、今更ながら緊張して来ました…」
ベナウィ「我々も微力ながら助太刀致します」
クロウ「なーんか腕が鳴りますねぇ、大将…!」

 高槻、迎撃態勢準備ヨロシ…!
171名無しさんだよもん:03/03/08 16:45 ID:RgAHn5P4
と、突然場内の照明が落とされる。
非常灯を残して、辺りは真っ暗闇に…!

 ――ひとつ独りで姫始め〜

郁未「…この歌は!?」

 ――右手も今年もよろしくな〜

晴香「ま、まさか……」
由依「すご〜く嫌な予感がします……」
 カシャッ!! カシャカシャッ!!!
 客席後方、正面入り口にスポットライトが!

 ――ちんこもみもみも〜みもみ〜

人骨M「はわわわわ、なんなんですかこれは〜〜?」
人骨S「まさか本当にやってのけるとは…国王様、流石です」

 ――ちんこもみもみも〜みもみ〜

 両脇に奇怪な人骨を侍らせ、その男は開口一番こう叫んだという……


高槻「参ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!!!!!!!!!!」



 続きどなたかヨロですw
172名無しさんだよもん:03/03/08 19:00 ID:xUkioJgm
高槻「どうだ! 最高のタイミングで横合いから殴りつけてやったぞ! 悔しいかっ!(腰に手を当てて叫ぶ)」
出演者一同「(呆然)」
高槻「さぁ行くぞ! ミュージックスタート!」
〜〜♪〜〜♪
郁未「…これって」
由衣「Mr.Childrenの『ニシエヒガシエ』です…絶望的に似合いませんね」
高槻「また俺の中の欲望が蠢く〜♪」
郁未「うわっ! 歌詞変えて歌ってるわよアレ! 」
晴香「…それにしてもあんな難しい歌をよく歌えるわね」
高槻「やらなきゃいいのにって いう事ばっかり〜♪」
少年「(…自覚は指定るのかな?)」
高槻「みんないつか認めるんだ〜♪ 当たり前のものとして 受け入れるんだ〜♪」
 その瞬間、舞台に駆け上がる人影が居る。
久瀬「(……まぁ、たまには協力してあげるかな)」
貴之「(久しぶりに、こういうのもいいかな」
 そして、二人がヴィオラとギターと言う異色の組み合わせで伴奏をする。そして、人骨たちもコーラスに入り始める。
3人「魔法で弾き飛ばされたって、力であぼーんされたって!さあ さあ さあ さあ! 俺の欲望は尽きませんぜって、変態プレイも歓迎です! さあ Ah コシフレコシフレ(一緒に腰を動かす)」
出演者一同「(…しかしその歌詞は)」
 すると、再び演奏に参加する陰が
御堂「(……たまにはいい思いをさせてやるか)」
芹香「(……この曲は知っているので何とかなります)」
瑞佳「(うー、もうやけくそだよもん!)」

高槻、熱唱。…何だかシリアスなんだかギャク何だかよくわからん
173名無しさんだよもん:03/03/08 23:52 ID:IihSML8k
浩平「こんな楽しそうな事に」
祐一「参加しない訳には」
浩之「いかないな!」

乱入者追加
174名無しさんだよもん:03/03/09 00:53 ID:05/fiv4Y
観客席にて
リサ「宗一、事件よ」
皐月「ワクワク、ワクワク」
ゆかり「宗一君……」
エディ「ッシャ、マカセローーッ」

宗一「はいそこの3人、むやみに人を煽らない。
   あと変態黒人ミュージシャンはだまっとれ」

Routes組観客席で出番待ち
175名無しさんだよもん:03/03/09 06:53 ID:aYuQ8Xl9
高槻「愛だ恋だとぬかしたって! 所詮俺はアニマルなんです! さあ Ha ha ha!」

(舞台袖にて)
由衣「あぁ、皆が演奏に乗っていきますよ…」
晴香「バックには、オーケストラ、バンド、ダンサーとまぁ豪華なものね」

高槻「FARGO再生にゃ手が届かないが! 不満ならべたってきりがないし! Ha ha ha ha!」
少年「(…まさか、高槻の演奏を補助する日がくるとは(何とか適当にあわせてる))」
巡回員「(しかし…歌唱力は本物だな(こちらも何とか合わせてる))」
高槻「コシフレェコシフレェ!(シャウト)」

(舞台袖にて)
郁未「! 曲が終わったわ! 急いで緞帳を下ろして! 綺麗にまとまってる内に早く!」
由衣「はい! エルルゥさん、アナウンスを!」
エルルゥ「はい! でも高槻先生は…?」
高槻「(シャウトした体勢のままイってる)」
晴香「…達してるわ、あの男」

下りていく緞帳。そして、呆気に取られていた観客が大きな拍手をする。

エルルゥ「皆さん、本日は葉鍵学園チャリティコンサートにお越しくださいましてありがとうございました。お帰りの際は…」

 取り合えず、高槻の目的は達成(?)その後どういう目にあうかはほかの方にお任せ(笑)
176名無しさんだよもん:03/03/09 07:50 ID:RgjuHZwK
瑞佳「ど…、どーする? 高槻先生…」
郁未「うーん……、正直な所、このまま捨てておきたいけど…」
綾香「…いや、流石にそれはまずいでしょ」
はるか「ん、鎖か何かでふんじばって、学園へ回収」
住井「うわっ!? 総長いつの間に…!」
エリア「いつもの事ながら本当に神出鬼没ですね…」
はるか「取り合えず、皆は早く帰る準備を。料理部の人達(音楽祭参加者と千鶴さん以外)がご馳走を作って打ち
     上げの用意してるから。マルチちゃんとセリオちゃん、あと人骨デュオは高槻先生の捕縛回収の作業宜しく。
     ベナウィさんとクロウさんは、大型の楽器の片付けを手伝ってあげて」
エリア「あ、あの…総長さん――」
はるか「お仕事ご苦労様、エリアちゃん。エリアちゃんのお仕事はこれでおしまい。後は任せて、体を休めて欲しい」
エリア「でもっ…」
リアン「いーからいーから、エリアさん、早くいきましょう♪」(エリアの腕を掴む…
エリア「あっ? でもあの、ちょっと…総長さんっ…!――」(そして引き摺られて行く…
はるか「郁未ちゃん達も御免。取り越し苦労に終っちゃったみたい」
郁未「(小さく肩を竦めて)――いえ、大した事にならなかったのが一番ですしね」
はるか「ん。やっぱりギャグっぽく終ったね。私も木刀持って来てたけど、使わずに済んでよかった」
晴香「…?(木刀……どこに隠し持ってるのかしら…? ヒソヒソ)」
由依「…(さぁ…? 手ぶらにしか見えませんけど、何せ総長さんですから… ヒソヒソ)」
セリオ「高槻先生の鎖での拘束が完了しました」
はるか「ん、ありがと。皆のバスに乗せると色々厄介だから、安全策として学園長と理事長の乗って来た車に
     乗せる。先生達には、私が話を通しておく。私も先生と一緒に乗るから」
栞「そんなぁ〜っ! 総長さんも私達と一緒に…って言うか、私の隣の席で帰りましょうよぅ〜っ!」
澪『そんな変態放っておいて、一緒に帰って欲しいの』『総長さんは、私の隣に座って欲しいの』
はるか「ん〜、そうしたいのは山々だけど、そういう訳にもいかないし。御免。打ち上げで会お。
     ――じゃ、そーいう訳で、皆お疲れ様」
――学園にて打ち上げパーティー。高槻先生おしおきは、恐らくそこで…(w
177名無しさんだよもん:03/03/09 11:59 ID:k2daaJA8
葉鍵学園・学食にて

栞「あっ、総長さーん!」
澪『総長さん来たの。学園長さんと理事長さんたちも一緒なの』
エリア「…高槻先生、まだ目覚めていないんですね…」
郁未「…気を失ったまま引きずられてきてるわ」
はるか「ん、みんなお待たせ。それじゃ学園長と理事長。向こうの席にどうぞ。
    高槻先生、どうします?」
少年「天井から吊るしておけば?」
秋子「それはさすがに気の毒ですよ。せめて、そこの柱に縛り付けておくくらいにしましょう」
千鶴「あら、美味しそうな料理ですね」
あかり「はい。みんなで協力して頑張りました」
千鶴「私も手伝った方がよかったですかね?」
名雪「と、とんでもないですよ!千鶴さんは理事長としてオーケストラを見るべきですよ〜!!」
瑞希「そ、そうですよ。ここは私達だけで十分でしたから」
あかり「…でも、私も浩之ちゃんの演奏見たかったな…」
秋子「それでしたら大丈夫ですよ。ちゃんとビデオに一部始終撮ってありますから。
   後でダビングして、希望者に無料で貸し出すことにしましょう」
祐一「それはいい考えですね」
エリア「しかし…よりによって最後に高槻先生が来るとは。
    しかもみんなして乱入に参加しちゃって…どういうつもりですか」
久瀬「い、いえ、だって…」
浩平「楽しそうだったし…なあ…」
巡回員「彼もそんなに悪気があったわけではなかっただろうし…」
エリア「ハァ…」
晴香「でも、大丈夫よエリアさん。お客さんもみんなノリノリだったわよ」
エリア「え?本当ですか?」
川口「クスッ。そうね。中には音楽にあわせて手拍子を送ったり、踊ったりしてたわ。
   歌詞はアレだけど、最後にお客さんと一緒になって楽しめたんだからよかったんじゃない?」
エリア「…そうですか。まあ、お客さんが満足してくれたのなら幸いですが…」
178名無しさんだよもん:03/03/09 12:16 ID:k2daaJA8
良祐「…で、結局こいつ(高槻)はどうするんだ?また樹海にでも飛ばすのか?」
エリア「…本心はヒマラヤまで吹き飛ばしたいのですが…」
郁未「…別に一般の人にそんなに迷惑かけたわけじゃなかったしねぇ…」
晴香「出来るなら当分立ち直れないくらいにフクロにしたいけど…」
由依「さすがに今回そこまでするのは可愛そうな気が…」
はるか「んー、分かった。なら、今回に限り高槻先生の処分は保留。
    今回のことで高槻先生もいいストレス解消になっただろうし。
    でも、もしまた何かやらかしたら次は無い。これでいい?」
一同「賛成」
綾香「あ、セリオ。念のため高槻先生の腕にある銃外しといて。弾が入ってると危ないから」
セリオ「了解しました」
浩平「しっかし、長森まで高槻先生の演奏を手伝うとはなぁ」
瑞佳「うー、それは言ったら嫌だよ…」
岩切「御堂、お前まで…」
御堂「あー、その、なんだ。なんとなくだなんとなく!!」
北川「まっ、楽しかったからいいか」
英二「あの歌詞は二度とごめんだけどね」
一同「(爆笑)」

ベナウィ「お待たせしました」
クロウ「片付けも終わり、ただ今帰還しやしたぜ」
すばる「お疲れ様でしたの。ここ空いてますの〜」
はるか「それじゃ、乾杯いこ。エリアちゃんよろしく」
エリア「…私でいいんですか?」
エルルゥ「ここはエリアさんしかいませんよ」
エリア「…ありがとうございます。それではみなさん。今日は…いえ、今まで、
    本当にお疲れ様でした。みなさんのおかげで音楽祭は大成功を修めることができました。
    音楽祭の成功と、これからの葉鍵学園に…乾杯!!」
一同「「「「「乾杯―――!!」」」」」
179酔いどれ剣奴 人情派:03/03/09 13:37 ID:zt5l+iYs
悪初音「こういちーっ! あたいガンバったぜ! こうい…ち――」
千鶴 「素敵でしたよ、耕一さん♪」
梓  「やるじゃん! 見直したぜ!」
悪初音「こういちーっ! あたいガンバったぜ! こうい…ち――」
千鶴 「素敵でしたよ、耕一さん♪」
梓  「やるじゃん! 見直したぜ!」
楓  「かっこ……よかったです…」
耕一 「有難う、皆。でも…実を言うとちょこちょこトチってたりしたんだけどね」
三人 「「「(笑)」」」
千鶴 「でも、本当に…素敵でしたよ、耕一さん…」
耕一 「ちっ…千鶴さんっ……」(赤)
梓  「あーっ!? ずっけーぞ、ちづ姉! いっつもいっつもぉ!!」
楓  「……年功序列。優先権があるのは、一番年喰ってるから」
千鶴 「…何ですって、楓? よく聞こえなかったわ……もう一度言ってくれる…?」(ゴゴゴゴ…
楓  「…聞こえなかったの? …耳まで年寄りになった?」(ゴゴゴゴ…
梓  「うあ…、こわ…」(たじ...
耕一 「あ…あははは……。お、穏便にね、皆…?」(汗)
悪初音「………」
耕一 「――あれ…? 初音ちゃんは? 打ち上げ始まるのに…」

悪初音「ケッ……。“あたいのまま”じゃ、居心地悪いんだよな……アレは…」
カルラ「――あら、末姫様。お独りですか?」
悪初音「……悪ィかよ。…お前だってひとりじゃねーか」
カルラ「今はまだ、熱気があり過ぎて騒がしいくらいですからね。静かに余韻に浸るのもまた、一興ですわ…♪」
悪初音「…そうかい。……邪魔したな」
カルラ「………。――そうですわ。末姫様も御一緒に、如何です?」(すっ……と、脇に抱えた酒樽を撫でる
悪初音「…酒だろ、それ? いいのかよ、ガキのあたいに酒なんか勧めて」
カルラ「フフッ♪ 野暮な事は言いっこ無しですわよ、末姫様…?」
悪初音「………解った。付き合わせて貰うぜ」
カルラ「そうでなくては。――では、参りましょうか。良い場所がありますので」
悪初音「…ああ。カルラに任せる…」
180酔いどれ剣奴 人情派:03/03/09 13:40 ID:zt5l+iYs
 学園の外れにある、少し古びた東屋。目立たない場所にあるので、あまり人の訪れる事が無い…
カルラ「美しい月光……。月見酒――ですわね…」(くいっ…
悪初音「………」(ちび…ちび…
カルラ「……長姫様達の所へは、行かなかったのですか?」
悪初音「…居心地、悪ィんだよ。あたいのままじゃな。アイツらも気ィ遣うし…人をハレ物みてーによ。それに――…
    …それに、どーせ耕一は、後々千鶴辺りとくっつくだろ…。いいんだよ、あたいは……」(ちび…
カルラ「あらあら… 貴女までそんな事では、今眠っておられる方の末姫様はどうすれば良いのでしょうね」(くいっ…
悪初音「………そう…だな。ちっ…! 演奏終って気が抜けて、疲れが出たのか…!? 何か“らしくも無い”考えばっか
    浮かんで来やがるっ…! くそっ……!」(ぐびっ…!
カルラ「そんな調子で飲むと、呑まれますわよ?」
悪初音「…飲ませてんのはそっちじゃねーか。言ってる傍から注いでるしよ…」
カルラ「飲み干した杯を出して来たのは、末姫様の方ですわ♪」
悪初音「フン……」(ぐびっ…、ぐびっ…!

悪初音「……悪ィ。呑まれちまった……動けねぇ…ヒック」(カルラの肩に寄り掛かりながら
カルラ「構いませんわ…(微笑」
悪初音「ヒック…こーいちの、バぁカ。…ちづるの、アホぉ…。二人でシヌるまでイチャついてやがれってんだ…。
    代わりに…あたい達は酒浸りだぁ…ヒック…ザマーミロぉ………へ…へへへ……………ヒック」
カルラ「………」(くいっ…
悪初音「……カァるラぁ…」
カルラ「…何ですか、末姫様?」
悪初音「……………………………練習、とか……付き合って…くれて………その……………色々と……
    ………………………………………………………………………………………………ありがとう…」
カルラ「……フフッ。感謝のお言葉、光栄ですわ……(微笑」
181酔いどれ剣奴 人情派:03/03/09 13:40 ID:zt5l+iYs
耕一「(きょろきょろ…)…初音ちゃん、どこ行っちゃったんだろう…?」
 ――と、どこからか、静かな歌声が流れて来る。
耕一「…? ――あっちか?」
カルラ「〜…♪」
耕一「……カルラさん?」
カルラ「〜♪ ……あら、これはこれは…」
耕一「あー…、えーっと…」
 初音は、カルラの膝枕で眠っていた。その小さな体の上に、カルラの上衣が掛けられている。
カルラ「…今は、酔い潰れて眠っていますわ」
耕一「…酒、飲んだんですか…?」
カルラ「咎め立てなら、どうか私独りの身に。酒に誘い、飲ませたのは、私ですから」
耕一「いえ…咎めたりする気は無いですけど…」
カルラ「…長姫様に、どう言い訳しようか――ですか?」
耕一「長姫? …ああ、千鶴さんの事ですか。そう…ですね。許してくれるかな…?」
カルラ「許して頂かなくては。大体、長姫様も堪え性の無い方ですわね。愛する殿方に甘えたい気持ちも
    解りますが、夜、他の方々が寝静まった後で幾らでも甘えられますわ。…最上の方がああでは、
    一番ワリを食うのは最下の者ですのに」
耕一「……(ううっ、何も言い返せん…)」(汗)
カルラ「…今おられる末姫様も、もう一人の末姫様も、見ていて痛ましく思えてしまう時があります。
    お二方とも、余り器用では無い様ですからね。
    ……二人きりの時くらい、気兼ねなく甘えさせてあげて下さいな」
耕一「…面目無い。全く…、返す言葉が見つかりません」
カルラ「野暮な言葉しか思い浮かばなければ、何も仰らずに抱き締める事をお勧め致しますわ。
    フ……、これ以上は、私も野暮ですわね…」
 言うなり、カルラは初音の肩を叩き、眠りから引き戻した。
182酔いどれ剣奴 人情派:03/03/09 13:41 ID:zt5l+iYs
悪初音「…う〜……、もう少し休ませろ……って、ゲッ…! こーいち…っ!?」
耕一「や、初音ちゃん」
悪初音「〜〜〜〜〜っっ!!(大慌て) っ…! カっ、カルラぁ!!」
カルラ「ごゆっくりどうぞ、お二人とも♪ 邪魔者は退散させて頂きますわ」
 楽しげな微笑と共に、カルラの姿は月光の下の蒼白い闇の中へと消えた…
耕一「初音ちゃん」
悪初音「う……、な、何だよ…? こんなトコに来てる場合か? 千鶴達んトコへさっさと戻れよ。
    後でドヤされっぞ…!?」
耕一「いいんだよ。あっちはあっちで他の皆と盛り上がってるから」
悪初音「だったら尚更早く戻れよ! アイツが放っておくはずねぇ…っ、あっ…!? 何を…!?」
耕一「……(きゅ……と、初音を抱き締める)」
悪初音「…は……離せよ(真っ赤) あたい、今…酒臭いぞ…? さっき迄飲んだ暮れてたから…」
耕一「俺もさっき迄飲んでたから、おあいこだ」
悪初音「〜〜〜〜〜…っっ(真っ赤っ赤)」
耕一「…………………………お疲れ様、初音ちゃん」
悪初音「…………………………………………………………………………………………………………うん」







カルラ「さて――…私は、長姫様達の居る所へでも行く事に致しましょうか。
    飲み直しついでに、足止め――なんかもしませんと……ね」
183179:03/03/09 13:42 ID:zt5l+iYs
ぐあ…
前の部分、ミスった…! 恥ずかしい!
184酔いどれ剣奴 人情派:03/03/09 15:11 ID:zt5l+iYs
千鶴「…もうっ、耕一さんったら、どこ行っちゃったのかしら」
梓「だから、初音を探しに行ったんだって。その内来るから先に楽しんでましょ♪――なんて言ってたの、ちづ姉だぜ?
楓「……あっちに居そうな気がする」
カルラ「お待ち下さいな、御三人方」(音も無く現れる
三人「「「……っ?」」」
カルラ「ここから先へ進むのは、今暫くの間ご辛抱をお願い致しますわ」
千鶴「……それはどういう事ですか、カルラさん?」(ゴゴゴゴゴ…
カルラ「…言葉通りの意味ですが?」(ゴゴゴゴゴ…
梓「お…おい、ちづ姉ぇ!?」
千鶴「…何のつもりか解りませんが、狩りますよ……?」(ゴゴゴゴゴ…!
カルラ「(不敵な笑み)どうぞご随意に――と、言いたい所ですが、こんな好い夜に死合うのは些か無粋と言う物。
     ここは一つ、飲み較べでも如何ですか?」
 ――と、何処からともなく酒樽を取り出すカルラ。
千鶴「…私はこの学園の理事長であり、教師でもあるのですよ? そんな…お酒の飲み較べなんて、
    するはずが無いでしょう。先へ急ぎます。行くわよ、二人とも――」
カルラ「あら…逃げるのですか? 遥か天空より来たりし星鬼の長姫様――いえ、“偽善者”さん?」
梓&楓「「っ……!!」」
 一瞬にして凍てつく空気。
千鶴「………本当に狩られたいのですか、貴女は…」(“鬼”の双眸…
カルラ「…その瞳、危険な程に美しいですわね♪(不敵な笑み) ――さあ、私の申し出を断りますか? それとも?
     私が負けたなら、耕一さんの居場所をお教え致しましょう。その後、私を狩るなり何なりして下さっても結構。
     加えて、そちらは一人ずつ来られても構いませんわよ?」
千鶴「…いいでしょう」
楓「……本気?」
千鶴「耕一さんの居場所を聞き出す為です。貴女達も手伝いなさい」
梓「まぢかよ…!?」
185酔いどれ剣奴 人情派:03/03/09 15:14 ID:zt5l+iYs
楓「……Zzz」(酔潰
梓「…ぐぁ………、も…もうぉ……飲めないぃ〜……」(酔潰
千鶴「………ぐぅっ…しょ、底にゃし……れしゅか…あにゃたわ………ヒック」(真っ赤っ赤
カルラ「あらあら、大丈夫ですか? 目の焦点が合ってませんわよ?」(ぐびっ…と、杯を一気に
千鶴「くっ…、までゃまでゃあ〜……んぐっ…んぐっ…んぐっ………………ぽふぁ〜…。…どうだぁ〜っ……ケふっ」
カルラ「…フフ。まあ、よく保った方ですわ……」(ぐびっ…と、また一気に
千鶴「くくくっ……くしょぉ〜っ…、アきリゃめましぇえん、勝つまでわぁ〜…ヒック」
カルラ「(…そろそろいいでしょう) ――その不屈の意志に感服致しましたわ、長姫様。
    …耕一さんは、学園の外れにある東屋にいるはずです」
千鶴「しょ…しょんなトコにぃ〜…? こ…こおいちしゃぁあん……待ってて…下しゃいぃ〜…ヒック」
カルラ「…ああ、そんな急に動いたりしますと――」
千鶴「………きゅうぅぅぅ〜〜…」(前のめりでダウン
カルラ「――すぐに回ってしまいますわよ…って、とうとう潰れてしまいましたか。
    フフ……、晴子先生や秋子先生程ではありませんわね…♪」(ぐびっ…
 カルラは、空になった酒樽に腰掛ながら、夜空を見上げた。
カルラ「今宵の月は、本当に美しいですわ…。――…〜♪ 〜〜♪」
 そして、静かに、穏やかな旋律の歌を口ずさむ。
 ――柔らかな風が吹いて、カルラの艶髪を微かに揺らした。


                                                           了



連続書き込み、失礼致しました<m(__)m>
186名無しさんだよもん:03/03/09 16:56 ID:7XEAi+5X
高槻「うぬぐぅぅぅ〜〜〜…むがっ!? ――ひょっ、こっ、ここはどこだ! 何だこの鎖は俺は参ったぁぁああああ!?」
郁未「うあ…、もう復活した」
高槻「俺の為の拍手喝采は何処へ行ったぁぁあ!? いやいい! 拍手喝采より、俺にもメシ食わせろぉぉぉおおお!」
あかり「ええっと、ちょっと待って下さいね」(小皿に適当に見繕い始める…
エリア「――あかりさん、ここは私が」
あかり「えっ…? でも――」
エリア「私が」
あかり「わ…、解りました」(眼力に気圧される…
エリア「……私が食べさせてあげます。高槻先生」
高槻「おお、エリアか! うむ、さっさと食わせてくれ。それと何故鎖で縛られているのかも教えてくれるがいいぞ!」
エリア「鎖で縛られている理由は、その内解ります。…はい、あーんして」
高槻「(素直に、あーん)……んぐ、スパイシーサラダか。巧いぞ。そっちは何だ……あぐあぐ…、チキンカレーか」
エリア「…乱入なんかせずに、素直に演者として出ればいい物を、何故乱入なんかしたのです?」
高槻「アホかお前は。普通に出ても面白くないだろうが! それは何だ…んぎゅ、四川風麻婆豆腐か。ピリリとしてイイぞ」
エリア「……愉快犯的行動理念は、相変わらずですね。はいどうぞ…海老チリソースです」
高槻「おお、悪いな…がふがふがふ。……エリアよ。辛い物続きでそろそろ口の中が煉獄風味だ。飲み物をくれ」
エリア「……飲み物? ――何の話です?」(ゴゴゴゴゴ…
高槻「何を言ってるのだ。口の中が燃えそうだから何か飲み物を……――――はっ!(←エリアの罠に気が付く」
エリア「結局何事も無く終ったから良い物の、乱入した罰です。――暫く苦しんでて下さい。飲み物はその後で」
高槻「まっ、待てエリア! 汚いぞおおお!? 無抵抗の相手に、お前は鬼か悪魔かあああっ!!?
    人骨シスターズ! 助けろ! 口が燃える!! 俺を助けろぉぉぉぉおおおおおお!!!」
人骨シスターズ「「なんでだろ〜、なんでだろぉ〜、なんでだなんでだろ〜♪」」
高槻「宴会芸なんかやってる場合かぁぁあ!!? 俺は参ったぁぁぁぁぁあああああああああああああああああ!!!」
北川「…ヒソヒソ...(おい…、エリアさん笑ってたぞ…?)」
浩平「…ヒソヒソ...(ああ。やっぱ怒らせたら駄目だな、エリアさんは…)」
187名無しさんだよもん:03/03/09 23:47 ID:XxRY69m0
良祐「しかし、戦闘沙汰にならなくてよかったな」
巡回員「そうだなぁ…俺たちは一般人だし、高槻と関わりがあるからとばっちりは受けやすいし…」
少年「君たちも大変だね」

郁未「あ、いたいた。ちょっとこいつ借りてっていい?」
少年「こいつって…僕? 借りてっていいてそんな、人を物みたいに…」
良祐&巡回員「了承(1秒)」
少年「え、ちょっとそんな…」
郁未「ほら、行くわよ。最近ぜんぜん構ってくれなかったんだから、たっぷり埋め合わせしてもらうわよ」
少年「いや、だから僕の意思も少しは考慮してほしいんだけど…(ずるずる)」

巡回員「内心嬉しいんだろうな、あいつも」
良祐「だろうな」

晴香「良祐、今 暇?」
良祐「ん? そうだな、暇といえば暇だが…今はこいつと飲んでるんだ」
巡回員「俺は気にするな。行ってこい。たまには兄妹水入らずも悪くないだろう」
良祐「いや、そういう問題じゃあ…」
晴香「お言葉に甘えさせてもらうわ。ほら良祐、行くわよ」
良祐「ちょっと待て、飲みかけのワインが…(ずるずる)」

巡回員「なんだかんだで仲がいいな。流石はシスコン×ブラコンコンビだ」

由依「…あれ?さっきこっちに郁未さんたちがいませんでしたか?」
巡回員「ああ、今頃男といちゃついてるぞ」
由依「…うー」
B-58「巡さん、お一人?ご一緒していいですか?」
巡回員「(巡さんって…)いいぞ。名無し同士、気楽にやろう」
B-58「はい」


由依「…えうー」
188名無しさんだよもん:03/03/09 23:49 ID:nWnsXN0O
観鈴「にはは…皆楽しそう(ジュースをちびちび)」
晴子「観鈴ー!(走ってくる)」
観鈴「あっ? お母さん…? 会場から戻ってきたのかな?」
晴子「観鈴! ようやった! ようやったな!(抱きしめる)」
観鈴「わぷっ。お母さん苦しい…(ぎゅー)」
晴子「お前は本当にようやった! かっこよかったで!」
観鈴「にはは…そんなことないよ。ルミラさんや倉田さんみたいには弾けないから」
晴子「そんなこと無い! お前が一番かっこよかった! 自慢の娘や!」
観鈴「…自慢の娘?」
晴子「そうや! 皆に自慢したるで! 私の娘はかっこよくヴィオラを弾けるってな!(ぎゅっ)」
観鈴「……お母さん(目じりに涙)」

橘「…僕の出番は無しかい?」
柳川「…取り合えず、母と子の感動を味あわせてやろう」
189名無しさんだよもん:03/03/10 00:58 ID:suE/LjkW
北川「いやーしかし、よく成功したもんだな」
住井「まったくだ。はっはっはっ」
浩之「そういうお前こそ、ラストでおいしい思いしやがって」
住井「ぐえっ!ギブギブ」
男一同「(爆笑)」
斎藤「おー!やってるね諸君!…ヒック」
浩平「おおMNO。お前らもなんだかんだでお疲れさん。見直したぞ」
南「そうとも!もう俺達をもてない男なんて言わせね―ぞ!…ヒック」
祐一「うわっ、酒臭っ」
ハクオロ「もしかしなくても…酔ってるな…」
橋本「だいたい、君たちはモテすぎなんだよ…ウイッ」
冬弥「誰だよ、酒飲ませたの…」
矢島「だが、明日からの俺達は今日までの俺達とは違うぜ!きっとモテてみせる…ヒック」
耕一「うわ、すっかり出来上がってるよ…」
橋本「よう折原君、氷上君。軽音楽部の君たちから見てさあ。俺達の演奏どうよ?
  よかったら俺達が軽音楽部に入ってあげようか?わはははは!」
氷上「…すごい盛り上がりだね…まあ、酒のせいなんだろうけど…」
往人「今まで目立たなかったからな。今回大役を果たせた反動もあるんだろ。
   …明日になればまたいつものこいつらだろ、きっと」
沢口「…いいんだいいんだ、どうせ俺なんてなぁ…名前も無いセリフも無い…ぐすっ」
祐介「な、泣き上戸…」
斎藤「一番斎藤!歌うはあの名曲:『ガッツだぜ!!』行きます!!
   モテない出来ない!ヤレそうもなーいーーっ!!」
矢島「ウオ―――!!」
斎藤「このチンケなオイラに、愛をちょうだぁーあーーいーっ!!」

名雪「あそこは楽しそうだね〜」
香里「…そうかしら…?」
190名無しさんだよもん:03/03/10 01:03 ID:suE/LjkW
ごめんなさい、一箇所
南「そうとも!もう俺達をもてない男なんて言わせね―ぞ!…ヒック」
とありますが、
沢口「そうとも!もう俺達をもてない男なんて言わせね―ぞ!…ヒック」
の間違いです。
南ファンの皆様(いるのか)、並びに読み手の皆様、大変失礼いたしました。
191名無しさんだよもん:03/03/10 08:57 ID:0puROkOu
国崎が雰囲気を楽しみながらしみじみ飲んでいるところへ

葉子「国崎先生、演奏とても素敵でしたよ」
国崎「本当か?実は、演奏するので精一杯で自分の演奏がよく分からなかったんだが」
葉子「本当ですよ。国崎先生のフルート演奏する様、本当に美しくて
   惚れ直してしまいました」
国崎「そうか、それは良かった。って『惚れ直した』?」
葉子「そうですよー。国崎先生ったら、私がいくらアピールしても気づかないんですもの。
   でも、そんなところも素敵なんですけど。
   大丈夫。私でしたら、『鹿沼』姓を『国崎』姓に変える準備はもうしてありますから」
国崎「準備はもうしてありますからって…。葉子、飲み過ぎてないか?」
葉子「そんなことありません。第一、私はまだ素面です。
   その証拠に私はまだeirw#dspo…」
(もはや呂律が回っていない)

国崎「誰だー。葉子にこんなに飲ませたのはー」


葉子、酔った勢いで国崎に告白
192名無しさんだよもん:03/03/10 09:43 ID:nw5Dc3n6
(コントラバスパート一同)
浩之「ンじゃ、パート一同、ご苦労様でした。乾杯」
一同「かんぱーい!」
ハクオロ「しかしやれやれだな。本当に上手くいってよかったな」
耕一「全く。一時はどうなることかとヒヤヒヤしたけど。健太郎は最後まで微妙に走ってたしな」
健太郎「そういう柏木こそ最後まで早い音符は遅れてたけどな(ぐびぐび)」
冬弥「まぁまぁ…。しかし、音楽ってのもいいもんだな。少し、由綺の気持ちがわかった気がする」
健太郎「全く、こんなに楽しいならもう一回ぐらいコンサートをやりたいな」
浩之「何言ってんすか。もう次の演奏日程は決まってますよ」
健太郎「あれ、いつの間に。何処でやるんだい? 曲は?」
浩之「あー…でも、先輩は出られませんね」
健太郎「…どうして?」
浩之「そんな、言わなくてもわかるじゃないですか(バンバン)曲はメンデルスゾーンの「結婚行進曲」ですよ」
健太郎「…え゛、もしかしてそれって?」
浩之「先輩の結婚式での演奏に決まってるじゃないっすか(ゲラゲラ)」
健太郎「Σ(;゚Д゚)! セッカクサイキンハワスレラレテイタノニ…」
193名無しさんだよもん:03/03/10 22:32 ID:bToJGB7y
(端のほうのテーブルにて)
北川「これは、アンテナ部の皆からか…。これは、水瀬さんからか…(ごそごそ)」
浩平「ン? 北川、何やってんだ?」
北川「折原にもいくつか届いただろ、プレゼント。以外と届いてるから、まぁ、誰から届いているか確認」
浩平「あぁ、俺も届いてたな、そう言えば。由起子さんとか、茜とか…」
北川「そうそう………あれ?」
浩平「どうした北川?」
北川「いや、このプレゼント、名前が無い? クロークの人たち確認しなかったのか?」
浩平「書き忘れたのか?」
北川「ん? メッセージカードが付いてる(ごそごそ)」
浩平「なんて書いてあるんだ?」
北川「なになに……」

 ―――演奏会、お疲れ様です。貴方の演奏している姿はとても素敵です。貴方のことは、一人の人間として尊敬し、敬意を抱き、好意を持っています。 E―――

北川「…E? 誰だ?」
浩平「(お前の周りでEって言ったら一人しか居ないだろうよ。バカな奴…)」

エリア「クシュン」
はるか「ん、風邪?」
エリア「いえ、そういうのじゃないですから…(やっぱり、わかっちゃうでしょうか?)」
194名無しさんだよもん:03/03/11 07:32 ID:AVNauVfA
真琴  「お〜、ぶちょ〜、どこ行ってたのよぅ〜(ちょっと酔っ払い状態」
悪初音「…ちょっと……色々だ」
詠美  「んん〜? なんか顔赤くないー? 何してきたんだか(ニヤニヤ」
悪初音「う…うるせぇっ!(真っ赤) ………」
 千鶴、梓、楓の三人は、端っこの方でシートの上に寝かされている。…何があったかは解らないが、多分カルラが
何かしたのだろう…。そのカルラは――今はトウカをからかって遊んでいる。
悪初音「…(……あいつにゃ、暫く頭が上がらねぇな)」
観鈴  「にはは、部長さんも何か飲む?」
悪初音「ん? ああ、いっちょ冷えたやつ頼むぜ」
観鈴  「じゃ、どろり濃厚ピーチ味――」
悪初音「そのテのやつ以外で頼む」
観鈴  「が、がお…」

理奈「兄さん」
英二「ん? ――おお…!? 理奈……理奈…!」
理奈「約束通り、着てあげたわよ」(咲yのコス&髪型も)
英二「…似合ってる…! 流石だ…! ハァハァ」
理奈「………なに、その手は?」
英二「ハァハァ…――え? ああ、その……抱き締めたりしたいなー…とか」
理奈「却下」
英二「うぐぅ… ――じゃ、じゃあ、それを着ている間は、『お兄様』って呼んでくれ。頼む…!」
理奈「…そんな、床に頭擦り着けてまで頼んでこないでよ…。(溜息)――解ったわ、“お兄様”」
英二「じぃ〜ん…(T▽T)」
理奈「…(まったく、この人は…。――ま、今は好い目を見させてあげましょ♪)」
195名無しさんだよもん:03/03/11 11:37 ID:jR8cpQ/m
和樹「ではとりあえず、オーケストラの成功と、原稿の無事完成を祝って…乾杯!」
一同「乾杯!!」

千紗「みなさん、本当に間に合ってよかったです。お疲れ様でした」
由宇「ホンマや。いつもの事ながら、ギリギリやったもんなぁ」
一同「(笑)」
すばる「すばるは姫川さんがいないと危なかったですの。本当に手伝ってくれてありがとうですの」
琴音「…お願いですから、次は他の人に頼んでください…」
瑞希「…(気持ちはよく分かるわ…)」
郁美「それで、漫画の評判はどうだったのだ?」
大志「結構好評だったと聞く。中には余ったパンフレットを漫画目当てに売って貰おうと
   する客までいたという話らしいぞ」
南「それはすごいですね…」
ベナウィ「私から見ても、よく出来ていたと思いますよ」
すばる「あ、ありがとうですの〜(赤面)」
由宇「おーおー、アツアツやなご両人」
ベナウィ「か、からかわないで下さい。私は事実を言ったまでで…」
カミュ「私も読んだけど、すばるさんのも由宇さんのも面白かったよ〜」
アルルゥ「ん、アルルゥも読んだ。面白かった」
真琴「真琴も〜。すばるのも由宇のもよかったよ〜」
由宇「おーきに」
千紗「でも、今度はもっと早く仕上げてほしいです。もうあの印刷機(>>100)はこりごりです〜」
一同「(爆笑)」

彩「…あの…私の漫画は………」
196名無しさんだよもん:03/03/11 11:39 ID:jR8cpQ/m
一箇所ミスがありました。
郁美「それで、漫画の評判はどうだったのだ?」
とありますが、これはその後の大志のセリフとごっちゃになってしまったことによる
ミスです。
本当は、
郁美「それで、漫画の評判はどうだったんですか?」
となるはずでした。
皆様、本当にごめんなさい。
197名無しさんだよもん:03/03/11 21:22 ID:667saHvg
オボロ「うぐっ、ちょっと飲みすぎたか…。ドリィもグラァも調子に乗って飲ませやがって(ふらふら)」
 ドシン
?「いたっ…」
オボロ「うわっ、すまん。よそ見してた…って」
みさき「オボロ君? うわっ、お酒くさーい」
オボロ「…そういう川名さんだって十分臭いぞ」
みさき「そうかな? エヘヘ」
オボロ「(…何だか酔ってるせいか妙に色っぽい)」
みさき「…ねぇ、オボロ君」
オボロ「何だ?」
みさき「オボロ君、いっぱい私を励ましてくれたよね。演奏中、何処だかわからなくなっちゃったとき手を差し伸べてくれたよね。楽譜も作ってくれたよね。励ましてくれたよね……ありがとう(頭を下げる)」
オボロ「(照れてる)別に、気にしなくていい。ほら、前も言っただろ。ユズハも目が見えないからな、他人とは思えないんだよ」
みさき「…それだけ?」
オボロ「…へっ?」
みさき「本当にそれだけ? 私に向けられる感情は同情? それともただの善意?」
オボロ「………さぁな。俺がやりたくてやっただけだからな(そっぽを向く)」
みさき「もう…はっきりしないなぁ。(くすりと笑って)さっ、もっといっぱい食べていっぱいのもう! もうすぐあゆちゃんがマルチちゃんが歌うらしいよ(手を引く)」
オボロ「おい! 引っ張るなって…気持ち悪い(ふらふら)」

ドリィ&グラァ「…しっとしっとしっとの嵐」
198名無しさんだよもん:03/03/11 23:00 ID:1yLQryHE
芹香「漫画…出来たのですか…私演奏していたのでまだ読んでないんです・・・読ませてもらえますか?…」
舞「…私も…読みたい…」
彩「…どうぞ…」

「俺も軽音部だったよな」

すべては、折原浩平のこの言葉から始まった
 「じゃあ、俺たちでオーケストラを開こうか」
かつてない規模の催しに盛り上がる参加者たち
 「最近オーケストラ部っていうのが積極的に活動してるらしいぜ」
「オーケストラか…ギターとかなら何とかなりそうだがクラシックはなぁ」
「俺も聞くのはJ-POPとかロックだからなぁ。結局ここでも出番は無しか…」
「そうだ! 俺たちMNOでバンドを組んでみたらどうだ?
  バンドやりゃ出番も増えて女にもてるんじゃないか!?」
同時にバンド結成に沸くMNO
   バレエ『ジゼル』
貴族がロリータな村娘と恋に落ちるが、その貴族にはきっちり大人な婚約者がいて最終的にはそっちを取る。
ロリコンなんてふりしてるけど本当は成熟ムチムチの女が好きなのよって話である。
演劇部も打倒ロリコンのために公演をする
  「お前達人骨軍団よ、この歌を覚えろ!お前達の国王・高槻様をたたえる歌だぁ!
    これを携えて明日の音楽祭に俺達も出るぞぉ!!」
  「「「了解しました。頑張りましょう」」」
乱入を企てる高槻
オーケストラは、いやがおうにも学園をヒートアップさせて行く

199名無しさんだよもん:03/03/11 23:03 ID:1yLQryHE
しかし、数多の困難が立ちはだかった 
 「…君たち、今まで何を練習して来た?(睨む)」
「ふみゅうぅぅぅ〜っ!! どーして弾けないのっ!? どーして巧くいかないのよぅっ!!」
「……あはは…、やっぱり厳しいね、音楽の世界って。…やっぱり駄目なのかなぁ…目が――」 
厳しい練習の中で、挫けそうになる演奏者たち。だが
 (芹香)「………」
 (浩之)「…みなさん、どうかもう一度私達に力を貸してください。
      もう一度、頑張ってみてください…」
 「…わ、解ってるわよ…! ちょっと躓いただけ。直ぐに立ち直ってやるんだから!」
 「……辞めないもん。…辞めないもん…! ここ迄やって来たんだもの、絶対辞めない! 諦めない!!」

これは、葉鍵学園のメンバーたちが汗と涙の結晶の末作り上げた音楽という名のドラマである。

『プロジェクトX 挑戦者たち  オーケストラを作り上げた人々』
200名無しさんだよもん:03/03/11 23:04 ID:1yLQryHE
彩「…どうですか…」
芹香「…とても、とてもよく出来ていると思います…、一度絶望した演奏者たちが再び立ち上がるところなんて特に…」
舞「…本当にすごい…オーケストラの練習だけでなく楽器の説明も正確だし…」
彩「……」
舞「…ただ、その、絵が…」
芹香「…劇画調のリアルな絵で…シリアスな雰囲気がしっかり伝わってくるのですが…
   私達を描くには向かないというか…少し怖いです」
彩「…そうですか…」
舞「…でも、みんなが一生懸命演奏の練習をしている姿…熱くて素敵…」
芹香「…私も感動しました、もう一度演奏をしたような気分です…」
彩「ありがとう…ございます…」



芹香(…でも…彩さんはどうやってこんなに取材したのでしょう?…明らかに二人きりのはずのシーンまで…)
201名無しさんだよもん:03/03/11 23:40 ID:BoQTHlsr
エルルゥ(一応司会進行)「はいはい、ご歓談中の皆様〜。コンサートミストレスの芹香さんから挨拶があります。舞台の方にご注目下さーい」

芹香「……」
綾香「(通訳)…皆さん、今日はお疲れさまでした」
一同  「「おつかれ〜」」 「「「お疲れさまでした〜」」」
芹香「……」
綾香「…一ヶ月、人によってはたったの2週間という短い練習時間であれだけのものを作り上げることのできたこのメンバーを、私は誇りに思います」
巡回員「(2週間…俺か…)」
浩平「(一月か。ふ…長かったような短かったような…)」
芹香「……」
綾香「…あの素晴らしい演奏を、素敵な仲間達と作り上げることができ、大変感動しています」
 うんっ、うんっと、観鈴とあゆが大きく半分涙目になりながらうなずく。
芹香「……」
綾香「…機会があれば、是非また皆さんと共に音楽を作っていきたいと思います」
御堂「(音楽を作っていく、か…。味なこと言うじゃあねぇか(にやり))」
202名無しさんだよもん:03/03/11 23:42 ID:BoQTHlsr
芹香「……(ぺこり)」
綾香「…コンサートミストレスとして色々至らない点もありましたが、ついてきていただいてありがとうございました」
耕一「芹香さんが至ってないというなら、俺達全員ダメダメだな」
ハクオロ「そりゃ違いないな」
あたりに笑いが広がる。
香里「むしろ、よくこのまとまりのないメンツをまとめ上げてくれたわよね」
氷上「そうだよ。芹香さん、ありがとう! そして、御苦労様でした!」
パチパチパチパチパチパチ…
惜しみない拍手とともに、そこかしこでありがとう!、とか、お疲れさま!、などのねぎらいの言葉がかけられる。

芹香はほんの僅かに微笑んで、また続ける。
芹香「…………」
綾香「…オーケストラメンバー募集に尽力をつくしてくれた長森さん、神岸さん、北川さん。
   ならびにエルラさんをはじめとする、このオーケストラに関わってくれたみなさん。
   皆さんのおかげで、メンバー一同安心して音楽に打ち込むことができました。メンバーを代表して、御礼申し上げます。ありがとうございました」
一同「「「うんうんうん」」」
瑞佳「(思えば、浩平のいつもの思いつきからはじまったんだよ…。よくここまでのものができたんだよ…)」
芹香「……」
綾香「…そして、奏者の皆さん。ほんとうに。本当に、」
芹香「…ありがとうございました(ぺこり)」
 ・‥…パチパチパチパチ・・・!!!
浩之「よ〜し! もっぺんいっとくかぁ! みんな、杯の用意は良いかぁ!?
   よし! では、我等がコンミスに!!」
一同「「「かんぱ〜〜いっ!!!」」」

エルルゥ「では、各自もうしばらくご歓談下さい」
203(・∀・)サヨケ ◆v8Z5lRfUD. :03/03/12 00:10 ID:UEquaRXO
(・∀・)サヨケ 
204名無しさんだよもん:03/03/12 12:18 ID:CcUu10Gb
高槻「口中が火事だぁぁ!!ヒリヒリしてるぞおぉ!!
   汗が出るぞぉぉぉ!!辛いからだあぁぁぁっ!!
   辛いぞホントにヒィホッホオォォォ!!!
   辛いぞホントにヒィホッホオォォォォッ!!!」
久瀬「高槻先生!食事中はもう少し静かに出来ないのですか!?」
秋子「ダメですよ高槻先生。お食事中はお行儀良くして下さいね」
高槻「ワザと、ワザと言ってるだろおぉぉぉぉぉ!!」
悪初音「よう、高槻センセ」
高槻「おお、トラブルメーカー部ではないか。頼む、助けてくれ。
   この鎖を外してくれ…でなければ、なにか飲み物をくれ」
悪初音「…断る」
高槻「な、なにぃ!?待てお前ら、俺はお前らの顧問だぞぉ!?」
詠美「だって、面白そうだもん♪」
悪初音「顧問だろうと時には容赦しない。それが、あたし達トラブルメーカー部の掟だ」
あゆ「今回はボク達、一生懸命オーケストラやったのに、それをジャマしようと
   したんだからお仕置きだよっ」
真琴「…てことでせんせー。右手にはピザ用のタバスコ。左手にはお寿司用の練りワサビ」
あゆ「…栞ちゃんから見ればどっちも人類の敵だね…」
悪初音「さあ、今夜の高槻の飲み物は、どっち!?」
高槻「や、やめろおぉぉぉ!!どっちも嫌に決まってるだろうがあぁぁ!!」
悪初音「…んじゃ、せっかくだから両方プレゼントだ」
真琴「りょうかーっい♪」(ドボドボ)
高槻「○△!☆□?◇@%&$▽―――――!?」
あゆ「…ボク初めて知ったよ。人間って、本当に口から炎吐けるんだね…」
詠美「いいわねこの表情。使えるかも。スケッチしとかなきゃ」

久瀬「高槻先生!!静かにしたまえ!!」
秋子「高槻先生!!」
205名無しさんだよもん:03/03/12 18:28 ID:iJKln/0x

堤さやか 長瀬愛 白石ひとみ サンプル画像発見
http://www.media-0.com/www/moro2/index2.htm



206名無しさんだよもん:03/03/12 21:36 ID:I0BVifED
あかり「あの…、エリアさん? もうそろそろ高槻先生の事、許してあげては…」
エリア「甘いです、あかりさん。
     傍迷惑な事ばかりするんですもの、もう少し懲らしめてもバチは当たりません」
あかり「いえあの…、そういう事よりも――」
繭   「おじさん、マヨネーズとってほしいの」
御堂 「ん? ああ、ちょっと待ってr」
高槻 「参ったあ! 舌が燃える歯が溶ける! 辛いぞ、辛いぞお! 
     俺は一体どうすればいいんだあああ!!」
御堂 「がぁーーっ!! うるっせええええええええええ!!!
     蜂の巣にされてーかこの変態野郎!!!」
繭   「みゅ〜…」
あかり「騒音問題で人的被害が出てしまう前に…(汗」
エリア「………〜(深い深〜い溜息)
     …仕方無いですね。あかりさん、何か飲み物を用意して頂けますか?」
あかり「解りました」
207名無しさんだよもん:03/03/12 21:39 ID:I0BVifED
エリア「…高槻先生」
高槻 「エリアぁあ…! この煉獄の悪魔めぇええ! 
     口の中がメルトダウン寸前だぞぉぉ、どーしてくれるぅぅ!」
エリア「…少しは反省しましたか?」
高槻 「ふん! 俺は高槻様だぞ!? 退かぬ!媚びぬ !省みぬ!」
エリア「反省して 謝るなら、飲み物をあげます」
高槻 「ごめんなさい反省してます」
エリア「…その言葉に嘘偽りは無いでしょうね?
     私はそういう嘘が一番大嫌いなんですから」(ゴゴゴゴゴ…
高槻 「(ぐぁ…、“殺ス”目だ…!)
     ――嘘では無い。とっても反省したぞ。ハナミズ垂れ流す程にな」
エリア「……(溜息)
     ――いいでしょう。あかりさん、飲み物を」
あかり「はい。高槻先生、牛乳にハチミツを混ぜた物です。
     こういう物を飲むと口の中の辛さが早く引きますよ?」
高槻 「おお、神岸、悪いな。飲ませてくれ――んぎゅっ、んぎゅっ、んぎゅっ……ぷはぁっ…!」
エリア「………」
高槻 「……ふ、ふはは、ふはははははぁっ!
     馬鹿め小娘共! 口の中が回復すればもう用無しだ〜!!
     反省だと?――アホかぁ!! 反省など一秒でもすれば事足りるのだぁああっ!!」
エリア「――みたいな事言ったら、今度は鼻からグラグラに煮たマスタードを流し込みますが宜しいですか?」
高槻 「うs…――でなくて、ちょっとした冗談だ。許せ、エリアよ」
エリア「そうですか。…私はそういう冗談も嫌いです。
     今度また言ったら、生きたまま鳥葬にします。

     ―――― い い で す ね ? (氷の眼差」
高槻 「………はひ(((( ;゚Д゚)))」
あかり「………(お…怒ると怖いのね、エリアさんってやっぱり……汗」
208名無しさんだよもん:03/03/13 21:49 ID:X6S89vHI
智子 「お〜、やっとるなぁ〜(ほろ酔い加減」
みさき「あ〜、智ちゃーん♪」
オボロ「っ…(うっ…! 保科智子…!)」
みさき「どこ行ってたのぉ〜? 寂しかったよ〜、おいでおいでぇ〜♪」
智子 「ん〜? 川名さん酔っ払っとるなぁ? 顔が火照ってエロっぽくなっとるで〜」
オボロ「…(それを言うなら“色っぽく”だ。…つーか、お前も酔っ払っとるだろうが)」
みさき「智ちゃんだって酔ってるー。ちょっとロレツがローレンツ縮退してるよ〜? ふふっ♪」
智子 「なんやそれわ〜? ふふんっ、レミィと喋っとったら、ちと飲み過ぎてもうたわ。ここで一息入れさして貰おか…」
 ぽふんっ…――と、みさきの反対側、オボロの隣に腰掛ける。
オボロ「っ…!? な、何故そこに座る…!?!(どきどき…!」
智子 「あぁ〜ん? どこに座ろうが私の勝手やないか。何か文句あるんかぁ〜?」
 ぐぐぐっ…!っと顔を近付けてガンくれモードの智子だが、その所為で豊かなお胸がオボロの腕に押し付けられている
事までは、気が付いていない。――ふにゅっ、ふにゅっ…!
オボロ「っ…!! おっ…! おいっ…!? あ、あまり、あまり…その……何だ、くっつくと…!」
みさき「あ〜? オボロ君照れてる〜? お顔熱〜い♪(ぺたぺたと顔を触る」
智子 「なんやの? 隣に座られただけで顔赤くしとんのかぁ〜? 純やなぁ、自分」
オボロ「……っ(座られただけじゃないから赤くなってんだよ…!)」
智子 「そーいう時は、もっと飲みぃ。注いだるわ――(どくどくどくどく…」
オボロ「おっ、おい…!」
みさき「は〜い♪ オボロ君どんどん行こぉー♪」
オボロ「んぐぐぐぐぐぐ…っ!!?――――ごはぁ〜っ…!」
智子 「おお〜、ええ飲みっぷりやないか。もう一発行っとこか〜」
みさき「えへへ〜、じゃんじゃか行っとこうねーっ。ぐびぐび〜ぐびぐび〜オボロ君ぐびぐび〜っ いぇい♪」
智子 「ほほぉ〜? やるやないか。さぁ〜、まだまだ行けるでぇ〜」
オボロ「……ゲプ(…このままじゃ……いつか理性が吹っ飛ぶな………それとも、酔い潰れるのが…先か……?)」

ドリィ&グラァ「「……僕達の入る隙がますます…。おのれメガ熱子め…!」」
209名無しさんだよもん:03/03/13 22:28 ID:8+lHWuj3
晴子「さあさあ、恒例となりました、一発芸コ〜ナ〜!!」
祐一・浩平・浩之「イエー――――ッ!!」
往人「…お前ら、酒入りすぎだ…」
葉子「…すー、すー……」(寝てる)

由宇「一番・猪名川由宇!いっくで―――!
   あんた、ちょっとそこに立ってくれへん?」
すばる「ぱぎゅう?すばるですの?」
由宇「ああ。…そこでええ。ほなウルトはん。ちょっとスーちゃんに向かって
   風の術法撃ってくれや。もちろん、怪我しない程度に、でも割と強風でな。
   ベナウィはん、そんなに睨まんといて。スーちゃんに危険はあらへんから」
和樹「スーちゃんって…由宇の奴もだいぶ酒入ってるな…」
すばる「…分かりましたの。由宇さんを信じますの」
ウルト「…分かりました。行きますよ……吹き荒れろ、風よ!」
ビュオオオオオオオッ!!
吹き付ける風に、なんとかこらえるすばる。
由宇「それでは、ミュージック、スタート〜!!」
ジャガッジャガッジャガッジャジャジャッ、ジャガッジャガッジャガッジャガッジャッ…
あさひ「…ん?このイントロって…」

由宇「風の中のす〜ば〜る〜〜〜!!」

一同「………ドッ!!(思わず吹き出す)」
詩子「きゃはははは、由宇ちゃん最高〜」
レミィ「HAHAHA!これぞ一発芸の骨頂ネ!!」
由宇「イエ〜!!」
一同「イエ〜!!」

蝉丸「…すごい盛り上がりようですね、あっちは…」
ハクオロ「ええ。若い連中がちょっと羨ましいですよ」
210名無しさんだよもん:03/03/14 22:47 ID:KAkCm0hE
保守。
211名無しさんだよもん:03/03/15 02:36 ID:QVa73k/M
そろそろ編入手続とか新任教師とかそういう関係の話題がありそうな予感
212名無しさんだよもん:03/03/15 05:52 ID:H0aRKmpt
マルチ&あゆ『アイタイLoveLoveLoveLoveのに アエナイLoveLoveLove 今夜は 窓を打つ雨より激しい嵐に揺れてる♪』

智子  「お〜、声が見事にハモっとる…」
晴子  「んん〜、せやなぁ〜」
あかり 「真ん中の理奈さんの、あの服装は…?」
香里  「何かのゲームキャラのコスプレらしいわ。緒方先生…お兄さんが特注した物らしいけど」
真琴  「振り付けが可愛いかもー♪」
葵   「振り付けは理奈さん指導らしいですよ?」
吉井  「このままカラオケ大会とかになったりして…」
彩   「…『異邦人』……入っているでしょうか?」
雅史  「でも…、お酒飲んで宴会芸やって歌唄って……僕たち、学生だよね?…一応(汗」
シュン 「ま、いいんじゃない? キメル所はきっちりキメテ、楽しむ所はとことん楽しむ。ね、――学園長?」
秋子  「了承♪」
瑞佳  「うぃ〜、このカルーアミルクって、とっても美味しいんだよ〜…ヒック」
みちる 「にょわ〜、このハンバーグ美味いぞー♪ 美凪のが一番だけど」
舞   「……ハンバーグ、嫌いじゃない…」
広瀬  「…ホント、賑やかな学園よね、ここって」
佐祐理「あははーっ、賑やかなのはいい事ですよーっ♪」
観鈴  「にはは、観鈴ちんも賑やかなの好きだよ♪」

マルチ&あゆ『だからLoveLoveLove アイタイ だけどLoveLoveLove アエナイ もう戻れはしない これが最後の真実♪』


浩之「なんだ…、その……喋ってる奴らも、なんつーか、声が…?」
浩平「…深く考えるなって」
名雪&ぴろ「「にゅ〜〜……」」
祐一「………(……そー言えば、名雪がぴろの声真似すると、見分けがつかんな…)」
213名無しさんだよもん:03/03/15 16:01 ID:MWDwQuyu
>>212
ワラタ。
さて、確かにそろそろ締めた方がいいと思われ。
…緒方が締めるのか? まぁ、それが妥当かと思われるけど微妙かも?
214名無しさんだよもん:03/03/16 07:47 ID:T2YXwmdG
高槻「おい、おまえらぁ! 今日が何の日か忘れたわけじゃないだろうな?」
トラブルメーカー部一同「ギクッ……!!」
高槻「バレンタインのお礼におまえ達のために素晴らしい発明を作ってきてやったぞ、喜べ!!
    それは、おまえらより20%すごいクローンだ!!」
詠美「な、なによ、それ……」

横「す、すごいんだな。実際の大庭詠美よりもクローンが描いた漫画の方が
  いつもの2割増は萌えるんだな」
詠美クローン「そう、あたしってば宇宙一の天才だから!」
縦「横柄さも2割増でござる」
詠美「ガーン!」

真琴C「あんたの部屋にダイナマイトをぶっ放してやるんだから」
祐一「……いたずらのひどさが2割増だ」
美汐「でも、実際の真琴より2割増は可愛がってあげたくなるわ」
真琴「あぅ〜……」

観鈴C「もう、ゴールしてもいいよね……」
晴子「あかん、実際よりも2割増涙が止まらん!」
国崎「しかも、2割増人と仲良くなれない」
敬介「2割増放っとけない!」
観鈴「がお・・・…」

北川「おお、いつもの初音ちゃんより2割増アンテナの感度が良い!」
悪初音「だからなんなんだよ……」
215名無しさんだよもん:03/03/16 07:49 ID:T2YXwmdG
高槻「どうだぁ! おまえらのアイデンティティを全部崩壊させてやったぞ!」
人骨M「はわわ、いつもの国王様より2割増で忠誠を誓いたくなります」
高槻C「ふははは。穴姉妹しかいないではないかこの学園は!」
人骨S「しかも、いつもの国王様より言っていることが2割増どころじゃなくひどいです……」
高槻「参ったぁ。自分のアイデンティティまで崩壊してしまった。どうすりゃいいんだ、俺は!」

巳間「アホだ……」
216名無しさんだよもん:03/03/16 08:40 ID:CGawGvAZ
緒方「(時計を見て)皆、聞いてくれ。そろそろ夜も老けてきたから解散にしようと思う…んだが」

みさき「オボロ君、まだまだ飲めちゃうよー! いっぱい飲むよー!」
オボロ「……揺らさないでくれ(瀕死)」
エリア「だいたい、いつもいつも私ばっかり貧乏くじ引いて。何で私ばっかり(しくしく)北川さんは気が付いてないみたいだし(しくしく)」
リアン「うえぇ…もう手がつけられません」
観鈴「アノウミードコマデモーアオカアッター(ふらふら)」
晴子「観鈴ー! しっかりせい!(がくがく)」
神奈「もう飲めん…(ぐてー)」
裏葉「酔いつぶれている神奈様……何とかわいらしい(ぽー)」
七瀬「酒もってこいやぁ!(暴れてる)」
浩平「痛い痛い痛い痛い!」
デリホウライ「…ヴィオラパートは底なしか(がくり)」
ルミラ「まだまだ飲めちゃうわよ(ぐびぐび)」
浩之「みなさーん。結婚行進曲の楽譜、後で緒方先生に編曲してもらって送ります。先輩の結婚式の演奏お願いしますねー」
健太郎「Σ(;゚Д゚)! ジュンビチャクチャクトススンデルー!?」
コリン「芳晴芳晴! まだ飲めるまだ飲める! 激しく飲むわよ!(天使銃を振り回す)」
芳晴「…勘弁してくれよ。頼む(半分泣いてる)」
氷上「川澄さん、飲みすぎだから…」
舞「氷上には世話になった。お礼に飲んでくれ(口にビール瓶突っ込む)」
氷上「モガ!?(ごくごくごく)」
香里「ほらっ! 立ちなさい! 演劇部の連中とカラオケに行くわよ!」
北川「むりですみさかさんはきそうですごめんなさいゆるしてくださいねむいですねかせてください(直立不動)」
斉藤「アレも欲しい! これも欲しい!(熱唱中)」
久瀬&芹香&綾香&瑞佳「(即興で伴奏中)」

緒方「……一応順次解散と言うことで」

打ち上げその他はお任せー
217名無しさんだよもん:03/03/16 11:27 ID:ItOc5FJe
トウカ 「一人、また一人と帰って行く……祭りの終りと言うのは、何やら…ほの寂しい物でござるな」
柳川 「…何にでも終わりは、必ずやってくる」
トウカ 「――柳川殿」
柳川 「それに、祭りなら、また始めればいい…」
トウカ 「…ふふ、そうでござるな。――…柳川殿は、まだ帰らないのでござるか?」
柳川 「…ああ。帰ってもする事が無いしな…(貴之も……MNOやら軽音部の連中とまだ騒いでいるし…)
     そういう君こそ、帰らないのか?」
トウカ 「某は………まだ、良いでござるよ。アルルゥやカミュ殿は、今迄聖上に甘えられなかったでござるからな」
柳川 「ふ……、そっちも似た様な情況か(微苦笑)」
トウカ 「? 何の話でござるか?」
柳川 「いや、何でもない。気にしないでくれ」
カルラ「――あら、お邪魔でしたかしら?」
トウカ 「カルラ殿…」
カルラ「(微笑)――お暇でしたら、付き合いません事?(ぽん…と、小脇に抱えた酒の樽を軽く叩く」
トウカ 「…カルラ殿は四六時中飲んでいる様な気がするが」
柳川 「…付き合おう。祭りの後の余韻酒というのも、またいい物だろう」
カルラ「解っていらっしゃいますわね♪」
みどり「あの…、もしよろしければ、私にも付き合わせて下さいますか?(酒の代わりに、おつまみ各種を持参」
カルラ「ふふっ…、どうぞ御気になさらずこちらへいらして下さいな♪――…トウカは、どう致しますの?」
トウカ 「………無論、某も付き合わさせて貰うでござるよ…」

柳川 「……祭り終わりにあぶれ者が顔を揃えて、些か侘し過ぎる物があるかもな (ぐびっ…」
みどり「あ…酷いです、柳川さん (ちびちび…」
カルラ「……その横顔――――恋のお悩みですわね? (くぴっ」
柳川 「…………その手の話題は、苦手だ。触れないでくれ (ぐびっ」
カルラ「…(鬼族には、不器用な方が多い様ですわね…) (くぴっ…」
みどり「それにしましても…、綺麗な月…… (ちびちび…」
カルラ「…ええ、本当に…… (くぴっ」
トウカ 「………(…聖上……) (くいっ…」
218名無しさんだよもん:03/03/16 14:23 ID:WJ2tIG2R
往人「ふー、そろそろ解散か。…どうするかな俺。こいつをほっとくのも…なんだしなぁ…」
葉子「…むにゃむにゃ…(往人の膝の上で熟睡中)」
往人「…惚れ直した、か…。俺はそんなにたいした男じゃないんだがな…。
   俺よりお前の方が頑張ってたぞ、葉子…」
晴子「よう、居候。あんたも罪な男やな」
往人「晴子。…それに橘」
啓介「橘先生、です」
晴子「啓介、あんた相変わらず堅いやっちゃな。今日は無礼講や無礼講」
啓介「…あなたはいつも無礼講でしょう」
往人「まあいい。それで、何か用か?」
啓介「ああ。もし君がこの後何もないようなら、彼女を送ってやったらどうかと思ってね」
往人「彼女って…葉子のことか?」
晴子「他にだれがおんねん。まさか、あんた恋人こんなとこに置いてくようなマネせんよな?」
往人「い、いや、別に恋人ってわけじゃない。
   そりゃ、ほっとくわけにはいかないが…観鈴はいいのか?」
晴子「観鈴はウチが背負って帰るからええ。佳乃ちゃんと遠野さんは大丈夫みたいやしな」
啓介「僕もついてるから、観鈴は大丈夫だ」
往人「…それもあるんだが…その…俺は観鈴達の気持ちを…」
晴子「観鈴があんたを好きっちゅうことか?」
往人「…分かるのか」
晴子「これでも母親やさかい。あの子の気持ちは多少はわかっとるつもりや」
往人「…あんたらはいいのか?俺が観鈴を選ばなかったこと…」
啓介「父親としては複雑だけどね。観鈴は自分の幸せより君の幸せを願ういい子だよ。
   だから…君は観鈴の分まで鹿沼先生を幸せにしてあげないといけないよ」
晴子「たしかにあんたは観鈴を選ばなかった。でも、あんたが観鈴を傷つけたことは無いはずや。
   第一、あんたみたいなアホに観鈴を任せておけるかいっちゅうねん。
   観鈴にはもっといい相手がきっと見つかるさかい、あんたはあんたの人生を歩みや」
往人「…すまん」
晴子「何で謝るんや。うちらは謝られる筋合いはないで」
往人「…わかった。…ありがとう」
啓介「そう、それでいいんだよ」
219名無しさんだよもん:03/03/16 14:32 ID:WJ2tIG2R
往人「しかし、俺は葉子の住んでるところ知らないぞ」
秋子「大丈夫です。これが鹿沼先生のアパートの住所です」
往人「学園長」
秋子「鹿沼先生をよろしくお願いしますね。まだ鹿沼先生も子供みたいなものなんです。
   誰かが彼女と一緒にいて、支えてあげる必要があるんですよ」
往人「…分かった」

往人「よっ…と(葉子を背負う)」
観鈴「…すやすや…」
往人「観鈴…お前も頑張ってたぞ。本当に成長した」
佳乃「あれぇ、往人くん帰るの?」
往人「…ああ。葉子を送らなきゃいけないしな」
佳乃「そっか…」
美凪「…お気をつけて」
往人「ああ。遠野。お前もよく頑張ったな。お疲れ様」
美凪「…ぽ」
往人「それじゃな。あまりハメを外しすぎるなよ」
佳乃「はぁい」
美凪「はい」

佳乃「…やっぱり、ダメだったねぇ」
美凪「…しょんぼり」
佳乃「しっと隊も、解散かなぁ…」
美凪「…今まで応援ありがとう…」
佳乃「葉子先生…幸せにねぇ」
220名無しさんだよもん:03/03/16 14:44 ID:WJ2tIG2R
葉子「…国崎先生…むにゃむにゃ…」
往人「…こうして背負ってみると…葉子ってこんなに軽かったのか。
   学園長の話じゃないが…本当に、まだ子供みたいな奴なんだな。
   ちょっと不器用で、世間知らずで、でもあきれるくらいに一生懸命で…
   ある意味、観鈴たちより心配な奴だよ本当(苦笑)」

葉子「…ん?んん……あ、あれ…?」
往人「ん?起きたか葉子」
葉子「…く、国崎先生…?ど、どうして私、国崎先生に背負われて歩いてるのでしょうか…?」
   こんな幸せなこと…も、もしかして夢ですか…?」
往人「いや、夢じゃない。お前が酔いつぶれて寝てたから、学園長にお前の住所を教えてもらって
   送り届けるところだ」
葉子「…ごめんなさい。迷惑をかけてしまいました」
往人「構わんさ。お前は本当によく頑張っていたからな」
葉子「いえ、国崎先生がいなければ私は何も出来ませんでした…。
   今だから正直に言いますけど、私は国崎先生がオーケストラに参加すると聞いたからあそこまで
   頑張れたんです。そうでなければ、私はたぶん自分からはなにもしなかったでしょう」
往人「…それは、本当に俺目当てだけか?最初はそうなのかもしれないが、少なくとも最後は違うんじゃないか?」
葉子「…最後?」
往人「ああ。葉子、お前は人一倍努力して、自分のパートを完璧にしようとしていた。それは俺のためじゃないだろう?
   おまえ自身が、「オーケストラを成功させたい」と思ったからこその努力のはずだ。
   お前にだって、ちゃんとできるんだよ。自分の意思で、誰かのために…な」
葉子「…国崎先生…(目に涙が浮かぶ)
   国崎先生の背中…大きいです…。男の人の背中って…こんなに大きくてあったかいんですね」
往人「…今日だけだぞ」
葉子「今日だけでもいいです。…今、私はこんなに幸せなんですから」
往人「…(赤面)あ、こ、このアパートじゃないのか?葉子の住んでるところって」
葉子「え…?あ、そうですね。その2階の右から二番目です。…そう、ここです。今鍵を…」
221名無しさんだよもん:03/03/16 14:47 ID:WJ2tIG2R
中に入る2人。葉子の部屋はシンプルであまり女性の部屋という華やかさではなかった。
往人「で、だいぶ酒が入ってたみたいだが、大丈夫か?」
葉子「えっと…ちょっとまともには動けないみたいです、すみません…」
往人「ならベッドに横になってろ。台所勝手に使わせてもらうぞ。今水を持ってきてやる」
葉子「ありがとうございます」

葉子「(考えてみれば…今私は国崎先生と2人っきり……。こんな、こんな日が来るなんて…)」
往人「ほら、水だ。…顔が赤いな。大丈夫か?」
葉子「ひゃうっ!?だ、大丈夫です。ちょっと緊張してるだけですので…」
往人「緊張って…あ、あーそうか…た、確かにこの状況は…な……」
葉子「(ゴクゴク)お、おいしい水ですね。お、おかげで少し落ち着きました」
往人「そうか。…葉子。今日は本当にお疲れ様だったな。今までよく頑張った」
葉子「国崎先生こそ…お疲れ様でした」
往人「本当は、頑張ったご褒美にラーメンでもおごるつもりだったが…また今度行くか?」
葉子「…はい。国崎先生となら、喜んで」
往人「…よし、約束する。…それじゃ、俺は帰るわ」
葉子「…!帰ってしまうんですか?」
往人「そ、そりゃあ…さすがにいろいろとまずいだろ」
葉子「………」
往人「じゃあな、また明日…って、葉子…?」
気がつくと、葉子は往人に後ろから抱きついていた。
自分でも何故そうしたのか分からない無意識の行動だったが、1つだけ葉子にはハッキリしていたことがあった。
葉子「国崎先生…今夜は…帰らないで欲しいです」
往人の背中に顔をうずめながら、小さな、でも何かを決意した声で葉子は言った。
222名無しさんだよもん:03/03/16 14:53 ID:WJ2tIG2R
葉子「私は確かに酔ってますけど…この気持ちは本当です。
   私は国崎先生が好きです。…私の側にいてください…」
往人「……いいのか?」
葉子「はい」
往人「俺は金もないし、センスもないし、常識知らずだ」
葉子「それはずっとFARGOで育った私だって同じです」
往人「おまけに、いつもアホなことばかりやらかしてきた」
葉子「それでも、国崎先生は優しい人です」
往人「…後悔しないか?」
葉子「しません。今、この気持ちを伝えないと…その方がずっとずっと後になって後悔します」
往人「…葉子」
葉子「国崎先生…」
往人「…往人、でいい」
葉子「往人…さん……」
往人「愛してる…葉子…」

オーケストラという大きなイベントを共に乗り越えることにより、ある2人の男女の絆は
より強いものとなり、そして、結ばれたのだった……。


以下ふたりがどうしたのかはご想像にお任せします。
元々ここ21禁だから隔す必要ないんですけどねw
こういうの嫌い、って人もいるでしょうし。
223名無しさんだよもん:03/03/16 15:01 ID:uQxcHaei
うん・・・いや、あれだ。
とりあえず先手を打って

議論・感想掲示板
ttp://8407.teacup.com/rarirarurara/bbs

再度貼っておく。
224名無しさんだよもん:03/03/16 21:41 ID:/tY98IK5
あ〜あ、やっちゃったw
225名無しさんだよもん:03/03/17 02:47 ID:r2DY+4cU
某銀河天使アニメのごとく、明日から何事もなかったように普段の2人に戻るという展開希望。
>>218-222は素晴らしいSSだと思うが、一見さんお断りになるのはちょっと…


ところで俺は5時限目途中になって遅刻してきたのでよくわからないんだが、
議論・感想掲示板ってなんのためにあるの?
このスレを読むなら見ていて当然、みたいな雰囲気をうけるのだけど。

リレー小説という形を取っている以上、話の持って行き方を話し合うとか、
そういうもののために、あるべきだとは思うが感想とかは直に書き込んだ方がいいのでは?
少なくとも俺は、一人のSS書きとして、
反対意見だろうと賛成意見だろうと同じスレに書き込んでほしいと思うのだが。
他の職人さんはどうなんだろうか。

もっと前にガイシュツな議論だったらスマソ
226名無しさんだよもん:03/03/17 02:53 ID:B78I0VeG
昔、北川論議でスレが荒廃した経緯があるのです。
議論に移行しそうになったら議論・感想スレに誘導、でよかったと思う。
227名無しさんだよもん:03/03/17 15:31 ID:oQp67/zy
感想については、議論・感想スレの過去ログ(まとめサイトにて公開)を見ればわかるはずです。
228218-222:03/03/18 22:52 ID:DduZWNgJ
葉子「…あっ…往人さん…そこは……はっ!?(ガバッ)」
葉子「(キョロキョロ)…あれ?往人さん…?…いたた…」
葉子が目覚めるとそこは自分の部屋のベッドだった。だが、たしかにさっきまで一緒にいたはずの
往人の姿も無い。おまけに、二日酔いのせいか頭がガンガンと痛い。
葉子「ゆき…国崎先生?」
ふと、枕もとに一枚のメモ帳が置いてあるのを見つける。
『葉子へ
 お前がベッドに横になったと思ったら、またすぐにぐっすり寝ちまったので俺は帰る。
 べ、別に変なことはしてないから安心しろ。
 その、なんだ…。今すぐ結婚とかってわけにはいかないけど、お前の気持ちは分かったから。
 サンキュな。今度、よかったらまたラーメンでも食いに行くか?
                         往人』
葉子「(えっと…私は確か部屋まで送ってもらって、そのあと帰ろうとするゆき…国崎先生を
    引き止めて…その後………でも、その記憶がはっきりしないし、この手紙の筆跡は
    国崎先生のですし、国崎先生何もしないで帰ったと言ってるということは……)」
ガンガンする頭をおさえながら、葉子はやがて1つの結論に達した。
葉子「もしかして…夢だったんですか〜!?」
魂が抜けたようになる葉子。
葉子「うう、せっかく国崎先生と結ばれたと思ったのですが……」
漫画のように大げさに涙を流す葉子。…だが、それも少しの間のことで、すぐに立ち直った。
恋する女は強いのである。
葉子「…でも、まだまだこれからですね。少なくとも国崎先生は私を受け入れてくれた
   みたいですし。
   国崎先生…ラーメンでもどこでもついていきますよ。楽しみにしています」
そういうと、葉子は微笑みながらベッドから起きると、ゆっくりと朝の支度を始めた。
少女のように純粋で不器用な鹿沼葉子の初々しい恋物語は、まだまだ先は長そうである…。
229218-222:03/03/18 22:56 ID:DduZWNgJ
ここのスレが止まったのはやはり私が原因でしょうね。
皆様、申し訳ありませんでした。

とりあえずの打開策として、「夢オチ」ということにしようと思い(議論掲示板で反対はなかった)
こういうSSで流れを変えることにしてみました。
これ以上はどうしたらいいのか私も分かりませんので。

そして、他の職人のみなさん。
私が悪かったですから、どうか戻ってきてください。
230名無しさんだよもん:03/03/18 23:35 ID:v6h3bMLW
>>229
今までも止まっていたことが何度もあったから気にするなって
231名無しさんだよもん:03/03/19 00:24 ID:ho7PbzEH
祐介「なんか心地の良い電波が飛んでいるな」
232名無しさんだよもん:03/03/19 03:25 ID:SlkCLKdw
>>229
今まで止まってたのは震災&鬼ごっこがほぼ同時期に稼動したからだと思う。
気にする事は無いですよ。
233名無しさんだよもん:03/03/19 11:09 ID:4HURTUbG
確かに>>218のせいではないな。
既に殆どの職人はこれまでのこういう無理矢理なのに嫌気さして去ってる訳だし。
今更だよ。
234名無しさんだよもん:03/03/19 11:43 ID:vVtoSoDu
>233
リアル高槻ハケーン。
235名無しさんだよもん:03/03/19 12:31 ID:80uG4X+W
だが、0時限の頃からずっといる職人もいるのだ。私のようにな。
ぶっちゃけこのスレは暴走→マターリ→暴走を繰り返して続いてるので、
多少停滞した所であんまり心配いらない罠。
次のテーマが決まった途端、またスレは走り出すさ!
236名無しさんだよもん:03/03/19 14:46 ID:ho7PbzEH
祐介「結局、シラフの人たちが打ち上げ会場を片づけるんだよね
    誰か片づけを手伝ってくれないかな?」
237名無しさんだよもん:03/03/20 01:07 ID:eCYc9qkU
3月3日 23:30 〜〜打ち上げ会場〜〜

柳也「……やれやれ、みんな後の事を考えずに飲むからたまらんなぁ」(片付けている)
セリオ「泥酔状態の方は、全てタクシー乗り場にお連れしました」
柳也「お疲れさん。こういう時、機械の身体っていうのは便利だな。いくら飲んでも潰れる心配は無い……いや、損なだけかな」
セリオ「それ以前に、私達に飲食物を接取する機能はありません」
柳也「え? マルチはウォッカやらアブサンやらをごくごく飲んでいたんだが」
セリオ「現在、マルチさんは長瀬主任の元でオーバーオール中です」
柳也「…………」
セリオ「私にはお酒の味は理解できませんが、皆さんとても楽しそうでした。あれが“美味しい”というものでしょうか」
柳也「さあ、酔った事が無いからなぁ」
セリオ「柳也先生は、アルコール分解機能効率が良好なようです」
柳也「一杯、人、酒を飲む。二杯、酒、人を飲む。三杯、酒、夢を飲む……ってね。俺も一度は酔いつぶれてみたいものだが」
セリオ「御心中察します」
柳也「ありがとう、セリオ」(なでなで)
セリオ「……このような場合、一般的には頭部を撫でるものだと思われますが」
柳也「形の良い尻を見ると撫でたくなる」
セリオ「酔っていますね」
柳也「さて、な」
セリオ「……複雑です」
238名無しさんだよもん:03/03/20 01:07 ID:eCYc9qkU

かたん

柳也「ん?」
セリオ「テーブルの影に熱源反応を確認」
柳也「泥酔者回収の取りこぼしがあったか……どれどれ」
吉井「むにゃむにゃ……頭がタコさんウィンナーだなんて……酷いよぉ……」
柳也「おーい、起きろー」(びろーん)
セリオ「吉井さんは、頬の伸縮率が高いのですね」
吉井「んにぃ……あ、先生おはようございます……セリオちゃんもおはよう……何かほっぺが痛い……」
柳也「気のせいだ」
セリオ「気のせいです」
吉井「あれ……もう打ち上げは終わっちゃったんですか?」
セリオ「まだ校内に残っている方も居られますが、現在、参加者の93%は帰宅しています」
吉井「岡田に松本は……帰っちゃったんだ。見捨てるなんて酷いよ」
柳也「酔っ払いに人権は無いさ。ほら、タクシー乗り場まで送ってやるから」
吉井「ありがとうございます」
セリオ「お尻に注意してください」
吉井「え?」
柳也「おいおい……」
239名無しさんだよもん:03/03/20 01:09 ID:eCYc9qkU

(突然、会場の灯りが消える)

吉井「え? え!? なに? なに!?」
柳也「落ちつけ」
セリオ「停電と推測されます」

(3分後、再び会場の電源が点灯する)

吉井「ああ、よかった……わたし、暗いのダメなんです」
柳也「また停電にならない内に、早く帰――」

バタン!!(会場の扉が開く)

雪見「はぁはぁ……はぁはぁ……」
柳也「ん、どうした深山」
吉井「深山先輩おはようございます……あ、こんばんわでした」
雪見「はぁはぁ……やっと人がいた……せ、せんせいが……先生が!!」
セリオ「落ちついてください」
雪見「裏葉先生が死んじゃう!! 早く助けて――!!」
吉井、柳也、セリオ「「「――!?」」」

……TO BE CONTINUED
240名無しさんだよもん:03/03/20 01:19 ID:RcBKsEIZ
推理ものかサスペンスものかな?
どっちにしろ期待!
241名無しさんだよもん:03/03/20 01:35 ID:nY0FFT+Y
あくまで、学園だということを。

期待してます。
242名無しさんだよもん:03/03/20 10:08 ID:7IbrfeQf
(学校音楽室にて)

詩子「何だか外が騒がしいね?」
茜「…何か起こったのでしょうか?」
佐織「そういえば雪見先輩が走っていきましたけど…。北川さんたちとカラオケに行ったはずなのにどうしたんでしょうか?」
エルルゥ「さぁ? それにしても…何か寂しいですね」
由起子「ここに居るのは祭に参加しそびれた連中ばかりだからね。寂しさもひとしおかな?」
名雪「あーあ…やっぱり参加しておけばよかったなぁ」
詩子「まぁまぁ…そのためにこうやって音楽室に忍び込んで私たちの音楽際をやろうとしてるんだから。さぁ、歌った歌った(ピアノを弾く)」
由起子「浩平は楽しそうだったわね…私も歌ってみるかな」
一同「〜♪」
243名無しさんだよもん:03/03/20 22:47 ID:vOUljZ7i
高槻「俺は参ったぁ!!」
244名無しさんだよもん:03/03/21 01:36 ID:XDJLpVem
245名無しさんだよもん:03/03/21 01:44 ID:IbTGnPWx
吉井「し、死んじゃうって?!」
セリオ「いったい何があったのですか?」
雪見「あ、あの、その、じ、実は、その、」
柳也「まぁ、おちけつ」 ぽんっ
雪見「きゃっ?!」
セリオ「…深山さんにも注意をしておくべきでした」
柳也「で? 裏葉がどうしたって?」
吉井「トラックにでも轢かれたとか? 救急車呼ぶの?」
雪見「そうじゃなくて、さっきの停電のとき、悲鳴が…」
セリオ「どこで聞こえたのですか?」
雪見「えーと、あっちの方…」
柳也「案内してくれ、行ってみよう」

(構内を移動中)
吉井「真夜中の学校って何か不気味だよねー」
雪見「そう、ただでさえ薄気味悪いのに、停電で真っ暗になっちゃって。そこにものすごい悲鳴が聞こえたものだから、ずいぶんと取り乱しちゃったわね」
吉井「うわー、そんな状況じゃパニくっても仕方ないって」
柳也「セリオ、念のため石原先生に連絡つけられないか?」
セリオ「はい、サテライトサービス経由で連絡しておきます」
柳也「しかし、裏葉は打ち上げではしゃぎすぎた神奈の面倒を見てたはずだが」
雪見「あ、私が悲鳴を聞いたのはこっちです」
吉井「こっちの方向って、確か」
セリオ「この先には宿直室があります」


続く
246名無しさんだよもん:03/03/21 02:00 ID:NXRilsNE
3月4日 00:24 〜〜保健室前廊下〜〜

吉井「裏葉先生、大事に至らなくて良かったですね」
柳也「……しばらく絶対安静だがな。偶然、深山が見つけなかったらどうなっていたか……」
吉井(柳也先生怖い……本当に怒ってる……私も怒っているけど)
柳也「宴会の席を外して探し物をしていた所を、背後から鈍器で一撃か。芸の無い真似するもんだ」
吉井「でも、なぜ裏葉先生は襲われたのでしょうか?」
柳也「自作初心者にいきなりFreeBSDをインストールさせるような女だが、他人に恨まれるような女でも無い筈だ……俺の知る限りでは」
吉井「裏葉先生が探し物をしていた歴史資料室も、特に荒らされた形跡は無いみたいですよ」
柳也「物盗りの線も薄いってことか」
セリオ(廊下の奥から登場)「その認識は改める必要があると提言します」
吉井「え?」
柳也「セリオが理事長室に呼ばれたって事は、ただ事じゃないと思っていたが……」
吉井「何かあったの?」
セリオ「あの停電の最中、希少物保管庫が荒らされたそうです」
247名無しさんだよもん:03/03/21 02:01 ID:NXRilsNE
柳也「なにっ!?」
吉井(き、希少物保管庫って……やっぱりこの学園、どこかヘンな気がするなぁ)
セリオ「幸い、特に損失した希少物は確認されませんでした。犯人が何らかの希少物を捜索したと思われる形跡はありましたが」
柳也「しかし、あの部屋は24時間高性能モニターで監視されているはずだろ?」
セリオ「ですから、停電の最中に荒らされたのです。予備電源に切り替わる3分間で荒らされました。私が理事長に呼ばれたのも、それを電子的に解析するためです」
柳也「それで、どうなった?」
セリオ「残念ながら、失敗しました。申し訳ありません」
柳也「方術――魔法を使える奴に見てもらえばどうかな」
セリオ「極めて困難だと推測します。あの部屋は保管物の性質上、非常に強力な魔法結界が展開されていますから。魔法で犯人を探知する事も、逆に犯人が魔法で進入する事も不可能です」
柳也「犯行に魔法は関与していないって事か」
セリオ「……もう1つ、提言したい事があります」
吉井「えぇ?」
セリオ「希少物保管庫への通路には、外部の者が許可無く保管庫に入れないように魔法による結界が展開されています。しかし、その結界は学園の教師及び生徒には適用されないのです」
柳也「……つまり、そいつは……」
セリオ「犯人は、この学園の関係者と推測できます」
柳也「……なんてこった」
セリオ「……複雑です」
吉井「あのぅ……ちょっといいですか」
248名無しさんだよもん:03/03/21 02:01 ID:NXRilsNE
柳也「なんだ?」
吉井「あまり考えたくないんですけど……裏葉先生を襲った犯人も、この学園の人だと思うんです」
柳也「……その根拠は?」
吉井「裏葉先生は背後から襲われたんですよね? つまり、犯人は裏葉先生が安心して背中を向けられる顔見知りで、資料室にいても不思議に思われない人なんだと思うんです」
柳也「……なるほどな、あれだけ勘が鋭い上に方術が使える裏葉が、見知らぬ相手に不意をつかれるわけがない」
セリオ「そうなれば、裏葉先生を襲った犯人と、希少物保管庫を荒らした犯人は――」
柳也「同一人物か、少なくとも協力関係にある複数犯だ。偶然で片付けるには勇気が要る」
吉井「……警察に知らせた方が……」
柳也「もう、知らせてあるさ……でもな、同僚を傷つけられて大人しくしていられるほど、俺は人間ができていないんでね」
吉井「先生……」
セリオ「微力ながら、協力します」
吉井「あたしも手伝っていいですか?……あまり役に立たないかもしれないけど……」
柳也「大歓迎だ。正直、1人で犯人を追い詰められる自信はなかった。皆で犯人にきつい御仕置きをかましてやろうな」
セリオ「了解です」
吉井「はいっ!」
249名無しさんだよもん:03/03/21 02:02 ID:NXRilsNE
柳也「――さて、まずは容疑者を絞り込む事から始めるのが基本だろうか」
セリオ「基本ですが、困難と推測されます」
柳也「は?」
セリオ「事件当時、オーケストラの打ち上げもあって、学園には数十人の生徒及び教師が存在していました」
柳也「ぐはっ……全員のアリバイを調べるだけで気が遠くなりそうだな。それじゃ現場を調べ直すか――」
吉井「あのぅ……ちょっといいですか?」
柳也「ん?」
吉井「裏葉先生の方はともかく、保管庫は停電の3分間の間に荒らされたのですから、事件当時に停電から3分以内で保管庫に移動できる距離にいた人を特定すれば良いんじゃないかなぁ……って思うんです」
柳也「なるほど……吉井、頭良いな」
吉井「そ、そんなこと無いです!! この前も現国と英語で赤点取っちゃったし……わたしなんて地味で普通な女生徒ですよぅ」(真っ赤)
柳也「謙遜だな」
セリオ「謙遜です」
吉井「だから、違いますってばぁ!!」(誉められる事に慣れていないらしい)

……TO BE CONTINUED
250246-249:03/03/21 02:05 ID:NXRilsNE
ぐはぁ!! リロード忘れて書き込んだら既に続きがあった……私のは忘れて下さい(涙
251名無しさんだよもん:03/03/21 02:23 ID:8z8cGcv1
>>245をストーリーA、>>246-249をストーリーBとして扱い、
二つを並列にやっていくというのが面白そうでいいんじゃないだろうか。


などと無責任に提案してみるテスト
252名無しさんだよもん:03/03/21 02:34 ID:wPP4v50i
>>251
それイイ(・∀・)!
絶対読んでるほう(俺とか俺とか俺とか)は混乱すると思うけど、
違った作品を同時進行で読めるってのも魅力的だし。
253ストーリーA:03/03/22 00:02 ID:Zii7XH1Q
吉井「というわけで、宿直室前に来ましたが」
柳也「誰も居ないな」
セリオ「センサーの範囲内に反応ありません」
柳也「誰かが争ったような跡も見られないな…」
雪見「でも、はっきりと悲鳴が聞こえたんです。裏葉先生の声で間違いないと思います」
吉井「聞き間違い…ということはなさそうね、声優ネタで別人というトリックは使えないし」
セリオ「その発言は大変危険だと思われます」
柳也「おーい、誰かいるかー?」(宿直室のドアをノック)
雪見「返事が無いですね。もう夜も遅いですし、寝てしまっているのでしょうか?」
柳也「いや、宿直室はあまり使われないんだ。用務員の御堂がいるから」
吉井「ねぇ。もし深山先輩の聞いた悲鳴が裏葉先生のものだったとして、どうしてこんな場所で聞こえたのかな」
セリオ「裏葉先生なら、神奈様をお連れしてお帰りになったはずですが」
柳也「タクシーを使わず、ここで一泊することにしたのかもな。裏葉は意外と出費に細かいからな」
吉井「じゃあ、そのとき何かに驚いて悲鳴をあげたのかな?」
柳也「その可能性はあるな。まぁ、停電が理由で叫んだわけじゃなさそうだが」
雪見「え、どうして分かるんですか?」
柳也「あぁ、PC関連でブレーカーを何度も飛ばしているから、慣れてるんだ(たいてい神奈が原因だがな)」
(しばらくドアのノックを続けていたが)
柳也「これだけノックしても返事が無いんだから、居ないみたいだな」
セリオ「……いえ、室内に誰か居ます。今、聴覚センサーで小さなうめき声らしきものを捕らえました」
一同「!」
254ストーリーA:03/03/22 00:03 ID:Zii7XH1Q
雪見「…ま、まさか」
吉井「裏葉先生が今まで熟睡して気づかなかっただけ…だと、いいなぁ」
柳也「おい! 裏葉、起きたならドア開けてくれ! おーい!」
セリオ「……人の起きだす気配は感じられません」
雪見「どうしよう…」
柳也「えぇぃ、万が一のこともある、人命優先だ、窓を破るぞ!」
ガシャーン!!
雪見「うわ、即断即決」
セリオ「問題ありません、窓ガラスは久瀬?長が交換しますので」
雪見「…そういう問題かな?」
柳也「裏葉! 神奈! 無事か?! っ!!」

 宿直室の畳の上で、布団も敷かずに裏葉が倒れていた。

柳也「死んではいない、気絶しているだけか」
セリオ「見たところ外傷はないようですが…」
吉井「でも、神奈さんがいないよ?」
雪見「これってもしかして、密室殺人(未遂)事件?」


続く

----------------------
とりあえず分岐させてみました。
被ったからといって互いに遠慮して、話が立ち消えになってしまうのが嫌なので。
リレー方式でやるのか、>250さんの力作投下なのか、確認しなかった漏れも
悪かった。ショウジキスマンカッタ
255ストーリーB:03/03/22 02:16 ID:G4gbr27c
3月5日 12:08 〜〜百花屋〜〜

柳也「――で、これが『停電の3分間に希少物保管庫へ進入できる距離にいた人物』のリストか」(むしゃむしゃ)
吉井「けっこう調べるのに時間がかかりましたね」(ぱくぱく)
セリオ「打ち上げ終了前に早退された方、及びタクシー等の交通機関を利用された方は、足取りを確認する行為は容易でした。ですが、事件当時校内に存在していた方に関しましては、本人の証言以外に居場所を確認する手段が少ないので――」(…………)
柳也「裏付けを取るのに時間がかかった、ってわけか。結局、全員調べるのとあまり変わらなかったな」(ずずず……)
吉井「それでも、1日で数十人分の足取りを調べるなんて、やっぱりセリオちゃんはスゴイなぁ」(ごくごく)
セリオ「ありがとうございます」(…………)
柳也「よしよし、手間賃代わりにセリオの分は俺が奢ってやるからな」(がつがつ)
吉井「あ、いーなー」(はむはむ)
セリオ「……ありがとうございます」←食べられない
柳也「しかし、こいつ等の中に犯人がいるってわけか……」(リストを見る)
256ストーリーB:03/03/22 02:17 ID:G4gbr27c

・霧島 聖
・来栖川 綾香
・カルラ
・日吉 かおり 
・九品仏 大志
・天野 美汐

柳也「……脈絡の無い面子が揃っているな」
吉井「みんな良い人ばっかり……信じられないです!!」
セリオ「あくまで保管庫を荒らした可能性のある人物です」
柳也「裏葉を襲った奴が含まれているとは限らないか……」
吉井「そういえば、深山先輩はどうしたのかな?」
セリオ「歴史資料室で裏葉先生を発見した直後に停電が発生したそうです。それから3分以内に希少物保管庫へ到着するのは不可能と思われます」
柳也「そうか」
吉井「…………」
柳也「ん、どうした吉井?」
吉井「ええと……ちょっと疑問に思ったんですけど、希少物保管庫を荒らされた事と裏葉先生が襲われた事って、何か関係あるのかなぁ……って」
セリオ「確かに、双方に関連性は見受けられません。あくまで現時点では、ですが」
柳也「これから調べればわかる事だ――よし、さっそく容疑者のアリバイを調べるぞ!!」
吉井「はいっ」
セリオ「了解しました」

……TO BE CONTINUED
257正義の味方の休日デート:03/03/22 17:15 ID:o91YfMkS
注:この話は現在進行中の推理モノとは全く関係のない小ネタです。
オーケストラが終わったあとの休日の1コマとして読んでください。

ベナウィ「次はどこに行きましょう?」
すばる「ん〜、あっちの画材店に行ってみたいですの。この前パンフレットに漫画を描いたので、
    ちょっとトーンやインクが心許ないですの」
ベナウィ「分かりました。お付き合いします」
すばる「いいのがあるといいですの♪」
今日は休日。
もちろん、葉鍵学園にだって休日はある。
学園のメンバー達は、各々休日を有効に利用していた。

オーケストラの疲れを取るため、家でゴロゴロしている者たち。
ハクオロ・御堂「…ハックション!」

いつもと変わらず、遊び歩く者たち。
浩平・北川・他「…ックショイ!!誰だ俺の噂してんのは?」

そして、オーケストラで忙しかった埋め合わせとして、久々のデートに繰り出す者達。
学園の異色カップル・ベナウィとすばるも、その例に漏れず商店街に繰り出していた。

天気もよく、気温も三月を過ぎて若干温かくなってきている。
商店街も人々で賑わい、デートにはもってこいの一日であった。

かなりの美形、クールな瞳には鋭い眼光を宿している風紀委員会実行部隊・ベナウィ。
同じくかなりの美少女。天真爛漫なその笑顔と真っ直ぐな瞳が可愛らしい御影すばる。
2人を知らない人々から見れば、彼らはかなりの美男美女カップルとして
羨望の的であっただろう。
258正義の味方の休日デート:03/03/22 17:20 ID:o91YfMkS
ベナウィ「結構買ったんですね」
すばる「漫画を描くにも色々な道具が必要ですの。
    …でもベナウィさん、退屈じゃありませんでしたの?」
ベナウィ「そんなことありませんよ。すばるさんが色々と説明してくれて、面白かったです」
すばる「…嬉しいですの♪」

…お熱い事で。
どんなに真面目な人間だろうと、馬鹿ップルになるものであることが判明されましたね皆さん。

すばる「あ、ここのクレープ屋さん、前に里村さんがおいしいって言っていたところですの」
ベナウィ「クレープ…ですか。食べたことはありませんが…美味しいのですか?」
すばる「え?無いのですの?美味しいですの♪」
目をキラキラさせながら、行列の出来ているクレープ屋を見つめるすばる。
そうなると、いくらハクオロ以上に色恋沙汰に関しては朴念仁なベナウィといえど、
やることが1つしかないことくらいは分かっている。

「なら、並びましょうか」
「はいですの♪」
嬉しそうに微笑むすばるの横顔を見て微笑が浮かぶ反面、
周囲の女子高生たちからのたくさんの視線がちょっと痛いベナウィであった…。

ベナウィ「…ん?」
すばる「どうしたのですの?」
ベナウィ「…いえ、気のせいですかね。誰かに見られていたような…」
すばる「ぱぎゅう?ベナウィさんはとってもかっこいいですから、周りの人たちがみんな見てますの」
きょろきょろと辺りを見回しながら、すばるが不思議そうに言う。
ベナウィ「…いえ、そういう視線ではなく、我々を知っているかのような視線なのです…まあ、気のせいかもしれませんが」
すばる「ん〜、あたしは感じなかったですの。あっ、もうすぐあたし達の番ですの。
    ベナウィさんは何にしますの?」
ベナウィ「…(まあいいでしょう)よく分からないですから、すばるさんと同じでいいですよ」
すばる「分かりましたの〜」
259正義の味方の休日デート:03/03/22 17:28 ID:o91YfMkS
その頃、クレープ屋から15メートルほど離れた所では…
志保「ふ〜、危ない危ない。もう少しで見つかるところだったわ」
由宇「ベナウィはん、勘鋭すぎやで、全く…」

…デートの途中で会いたくない葉鍵キャラベスト3には入ってそうな人物が2人もいた…w

由宇「しっかし、アンタも好っきやな〜」
志保「あら、それはお互い様でしょ。それよりなんで貴方がここにいるのよ」
由宇「ウチも画材買いに買い物に来とったんや。そしたらすの字とベナウィはんを見つけてな。アンタこそ…」
志保「そりゃ、事件の匂いがあるところこの志保ちゃんありだもの♪
   それより、由宇は1人で買い物?うわ、寂しいわね」
由宇「ほっとかんかい!アンタかて1人やろ」
志保「…だって、浩之はあかりとデートに行っちゃうしさ…」
由宇「…お互い様やな。ま、今はそんなことはどうでもええ」
志保「…確かにそうね。ここはあの2人を見守るのが最優先よ」
由宇「あ、動いたで!」
志保「OK!尾行再会!気付かれないようにね!!」

傍から見ればかなり怪しい2人であった。
普段のベナウィなら尾行に気付いてもおかしくない、幼稚な尾行であったが、休日の人通りの多さと
クレープを歩きながら食べるという初めての行為に集中していたせいもあり、2人は難なく
ベナウィとすばるの後をつけていく。

由宇「しっかし、他人のデートを覗くっちゅうのは、悪趣味やと分かっててもおもろいなぁ」
志保「全くよね♪どうせなら、もっと変わったことが起こってくれればいいんだけどね」
由宇「せやなぁ。あの正義の味方カップルやさかい。その辺の悪を倒して回るとか?」
志保「あ、それイイわね!そうなれば学園新聞のトップ独占間違いなしよ!」

…この2人に見つかるとは、ベナウィとすばるも運が悪いというかなんというか…。
260正義の味方の休日デート:03/03/22 17:31 ID:o91YfMkS
すばる「どうですの?」
ベナウィ「ええ、初めて食べましたがなかなか美味しいです」
すばる「それはよかったですの〜」
5分も歩くと、2人ともクレープを食べ終わった。
そして、次に行く当ても無くぶらぶらと商店街の舗装された歩道を歩いている。
何気ない、だが大切な一瞬。
特に会話を交わすでもなく、この瞬間を噛みしめるかのようにゆっくりと2人は歩く。

…と。
「キャ―――――――ッ!!」
喧騒の激しい商店街に、突如としてひときわ甲高い女性の悲鳴が響き渡った。

すばる「…悲鳴!?何ですの!?」
ベナウィ「我々の背後から…!!」
2人が、いや、その場にいた人間全てが声のしたほうを振り返る。
その目に最初に映ったのは、自転車に乗って全速力で走る男の姿と、その後方で倒れている中年の女性だった。
女性「ひったくりです!誰か、その男を!!」
その一言で、ベナウィとすばるは即座に状況を理解した。
自転車に乗った男が、ベナウィとすばるの横を風のように走り抜けた。
その自転車の籠には、どう見ても女物と思われる、高級そうなハンドバッグが入っていた。
今の男があの女性のハンドバックをひったくって逃走しようとしている、という状況でどうやら間違いはないと2人は確信した。
ベナウィ「追いかけますよ!」
すばる「はいですの!!」
2人は迷うことなく、自転車を追いかけ出した。

志保「事件よ事件!」
由宇「ウチらも追うで!!」

かくして、ごく普通のはずのデートは、一気に破天荒な展開へと変化したのだった。
261正義の味方の休日デート:03/03/22 17:35 ID:o91YfMkS
とりあえず、長編になりそうな推理モノだけではまた職人さんが離れていくかもしれない、ということで、
小ネタを1つ投稿。
…って、「小」になってないっすねw
後編はまた後ほど。

推理モノとは、基本的に時間軸は一緒です。
音楽祭終了の後はおそらく疲れを癒すために休日になるだろうから、
その休日の話、ということで。
この話の前後に推理モノが同時進行で話が進んでいたということにしてください。

なるべく、218〜222さんの二の舞にならないように展開には気をつけるつもりです。
262名無しさんだよもん:03/03/22 19:27 ID:s2H8W/Y8
>>259
>デートの途中で会いたくない葉鍵キャラベスト3には入ってそうな人物が2人

あと1人って誰だ?詩子さんか?
263正義の味方の休日デート:03/03/22 21:53 ID:VF3ioqt2
志保「いい記事になりそうね!」
由宇「同人誌のネタにも出来るかもしれへんな!」
気合十分、2人とひったくりを追い始めるかしまし娘2人。

1分後

志保「ちょっと離され出したわ!もっと気合入れるわよ!」
由宇「ウチの根性見せたるわ!行くで―――!!」
背景には炎が見えるかのごとく、燃える2人。

3分後

志保「…はあっ、はあっ…に、人間の足じゃ自転車という文明の利器に追いつけるわけ無いわよね」
由宇「あの2人…化けモンか…ぜえっ、ぜえっ…」
力尽きたかのように歩道に座り込む2人の姿があった…。

そんなかしまし娘sなど知る由も無く、ベナウィとすばるはひったくりの乗った自転車を追いかけていた。
すばる「こらー!待つですの―――!!」
ベナウィ「痛い目にあいたくなければ大人しく捕まりなさい!」
男「…なんなんだよあいつら。人間かマジ!?」
常人離れした運動神経を持つ二人。なんとか自転車に離されること無く追い続けている。
男は全速力で逃げ続けている。もちろん、歩道を歩く人々などおかまいなしに。
暴走する自転車をあわてて避ける人々。
小さな子供が危なくぶつかりそうになって、泣いていた。
できるならその子供をなぐさめてあげたいすばるだったが、ここで立ち止まるわけにはいかない。
(…ごめんなさいですの。あの危険な人はかならず捕まえてあげますの)
ぐっと堪えながら、ますます男への怒りの炎を燃やすすばるだった。
264正義の味方の休日デート:03/03/22 21:54 ID:VF3ioqt2
唯一幸いなのは、男は人通りの少ない通りに向かって逃げていることである。
少しでも捕まる危険を減らすためであろう。
…とはいえ、向こうは機械。こっちは生身。
距離が縮まない以上、いつかはスタミナ切れで逃げ切られるのは目に見えていた。
すばる「ベナウィさん、どうしますの!?このままでは…」
ベナウィ「…やむをえませんね」
すばるにはよく意味のわからない返事をすると、指を唇に当てて指笛を吹いた。

ピィィィィィ―――――!!

すばる「ベナウィさん、今のは…?」
ベナウィ「少ししたら分かりますよ」

それから2分。
そろそろ、2人の体力も底を尽きかけていた。
まだかろうじて自転車との距離を保っていはいるが、引き離されるのは時間の問題である。
すばる「はぁっ…はぁっ…く、悔しいですの……あ、悪人1人、捕まえられないなんて…」
すばるの目に、悔し涙が滲み始めた。
ベナウィ「…何を言ってるんです。すばるさんらしくもない。
     どんな時でも決して諦めないのが、貴方の憧れる正義の味方というものでしょう?
     …ほら、来ましたよ。」
すばる「…えっ?」
背後から迫ってくる気配を感じる。
風のように速く、稲妻のように強く。
「クキャアァァァァァ―――」

…それは、ベナウィの愛馬・ウォプタルだった。
265正義の味方の休日デート:03/03/22 21:56 ID:VF3ioqt2

すばる「…さっきの指笛は、この子を呼ぶものだったんですのね」
ベナウィ「ええ。普段は学園の飼育場に待機させてありますが、縄も柵もありませんから、
     私の合図さえあればいつでも駆けつけてくれます」
瞬く間にベナウィの隣に並ぶウォプタル。
自転車並みのスピードで走っているにもかかわらず、ベナウィは起用にそれに飛び乗った。
ベナウィ「…さあ、すばるさん!!」
手綱を右手で取ったベナウィが、すばるに左手を差し出す。
それをためらうことなく掴むすばる。
ベナウィの手に引かれ、すばるも無事にウォプタルに飛び乗れた。
すばる(…そういえば、ベナウィさんと手を繋いだのは初めてでしたの…)
さっき感じたその手の大きさ、温かさ、力強さを思い出し、ちょっぴり赤くなるすばるであった。
ベナウィ「しっかりつかまっていてください。…行きますよ!はぁっ!!」

ウォプタルは疾風のごとく駆け出した。
大人2人を乗せているとは思えないほどの馬力である。
道を歩く人々はもちろん驚いていたが、今は緊急事態である。
後で問題になるかもしれないが、やむをえまい、とベナウィは思った。

一方、すばるは振り落とされないようにベナウィの背中にしっかりとしがみついていた。
ぎゅっ、と両腕で抱き寄せるベナウィの体はとてもたくましく、
そうしているだけで不思議な安心感とドキドキが感じられるのだった。
すばる(ぱぎゅう…ベナウィさんの背中、広いですの…)
男性と触れ合うことなどほとんどなかったすばるにとって、その経験は
かなり新鮮で、それでいて刺激的であった。
思わず、自分達が今何をしているのかも忘れそうになってしまう。
266正義の味方の休日デート:03/03/22 21:58 ID:VF3ioqt2
男「…馬?い、いや、なんだあの動物は!?
  非常識もいいとこだぜ、ったくよぉ!!」
ひったくりの男の最大の不運は、その非常識な正義の味方を敵に回してしまったことであった。
必死で自転車を漕ぐが、みるみるうちに差を縮められてしまう。

そして、とうとうウォプタルが自転車に追いつき、そして追い抜いた。
正面に回ると、その大きな体を伸ばして男を威嚇する。
男「…うわっ!!」
それに驚いた男が、うっかりバランスを崩してしまい、その場に転倒する。
…が、男も往生際が悪い。
すぐさま起き上がると、反対方向へと逃げ出した。
派手に転倒したが、大きな怪我は負っていない。
…と。
逃げ出そうとする先には、いつの間にかウォプタルから降りたすばるが立っていた。
…そう。彼らは最初から挟み撃ちを狙っていたのである。

男「(…チィ!だが、女ならたいしたことはねぇ…。
   あの女を人質にすりゃあ、また逃げられるぜ…まったく、俺の悪運も捨てたモンじゃないな)
  …どけ!女!!」

だが、男は知らなかった。
彼の悪運など、とっくに使い果たしていたということに。

男がすばるに掴みかかろうとしたその瞬間―――
男「…へっ?」
男の視界が360度回転した。そして何が起こったか把握しようとしたその次の瞬間、
彼は地面に叩きつけられていた。

すばる「天誅、ですの」
ベナウィ「お見事です、すばるさん」
見事に目を回している男の横で、すばるは満足そうに微笑んでいた。
267正義の味方の休日デート:03/03/22 22:01 ID:VF3ioqt2
その後。
通報を聞いて駆けつけた警察に犯人を引き渡し、バックを取られた女性にバックを返し、
犯人逮捕への協力の感謝と女性からの心のこもったお礼と、
ついでに街中を動物に乗って駆け回ったことについてちょっとお説教をもらい、ようやく2人は
デートの続きを再会できることとなった。
だが、先の一件でほとんど体力を使い果たした上、もう日が落ちる時間となってしまい、
2人はどこへ行くでもなく公園のベンチでゆっくりと落ち着いていた。

ベナウィ「…すばるさん、すみませんでした」
すばる「ぱぎゅう?どうしてベナウィさんが謝るんですの?」
ベナウィ「いえ…せっかくのデートでしたのに、あんなことになってしまって…
     今度は、ちゃんとしたデートをしますから」
すばる「そ、そんなことないですの!謝らなくていいですの!
    あたしは、とっても楽しかったし、悪い人を捕まえられたし、これでよかったですの!!」
珍しく、すばるがムキになって言った。
ベナウィ「…ありがとうございます。私も、正直言って楽しかったですよ。
     前半の普通のデートも、後半の捕物帳も」
すばる「…そうですの。…でも、やっぱりベナウィさんは素敵でしたの」
ベナウィ「な、なんですか急に」
すばる「…だって、あたしは一度諦めようとしていたですの。そんな時、ベナウィさんが
    『どんな時でもあきらめちゃいけない』って言ってくれたから、もっと頑張れたですの。
    やっぱり、ベナウィさんはあたしが憧れていた正義の味方ですの」
ベナウィ「そんなことありませんよ。私は正義の味方なんてかっこいいものではありません。
     正義など、人によって違いますしね。私は私の信念のために行動したまでです」
268正義の味方の休日デート:03/03/22 22:02 ID:VF3ioqt2
すばる「ベナウィさんの信念って、何ですの?」
その問いに、ベナウィはやや恥ずかしそうに沈黙したが、やがて意を決したように口を開いた。
ベナウィ「私の信念は…私の手の届く範囲の人が、皆笑って幸せに暮らせるように力を尽くす事です。
     たとえそれが間違っていると言われようとも…聖上、学園のみなさん、
     この町で平和に暮らしている人たち…そういう人を守れれば、それでいいんです。
     …もちろんすばるさん。あなたのことも全力で守ります」
そう言ったベナウィの横顔には、迷いは全くなかった。
その顔にわずかに浮かんだ微笑みに、すばるの心の赤い実が弾けた。

すばる「…やっぱり、ベナウィさんはベナウィさんですの。
    あたしが好きになった、ちゃんとした自分の正義を持った人ですの」
顔を赤らめながらも、立ち上がってベナウィの正面に回り込み、笑顔で言った。
ベナウィ「…ありがとうございます」

…さて、忘れている方々もいるかもしれないが、この物語の登場人物は彼らだけではない。

志保「きゃー、すばるちゃん最高よ!(小声)」
由宇「同人誌顔負けの恥ずかしい展開やな。聞いてるこっちが赤面モノやで(小声)」

2人がいるベンチの裏の茂みの中に、かしまし娘2人は隠れて覗いていたのだった。
…えっ?ラブコメの雰囲気ぶち壊しじゃ無いかって?
いいんですよ、ここの基本はギャグなんですからw

志保「ね、ね、あの2人、どこまで行くと思う?」
由宇「そりゃもちろん、同人誌的にはこのままキス→ホテル直行やろ」
志保「でも、学園でも指折りの生真面目カップルよ。とくにベナウィさんの方は…」
由宇「なら、すの字が積極的になるっちゅう展開もアリやで。
   ホテル行かんと、この場で18禁的展開になったらもう最高なんやけどなぁ」
志保「うわ、あんたもすごいこと考えるわね。…そうなったら、いくらなんでも出て行けないわよ」

人間、人事だと思うととんでもないことが言えるものである。
269正義の味方の休日デート:03/03/22 22:04 ID:VF3ioqt2
すばる「ベナウィさん…」
ベナウィ「す、すばるさん…」
お互い、正面から向き合っている。
しかも、すばるがベナウィの顔を覗き込んでいるため、2人の距離は
センチメートルに直せば21、5cm。
しかも、すばるは真っ直ぐな瞳でベナウィを見つめており、
栞なら間違いなく『ドラマならキスシーンですね』と言っていただろう。

しかし、そこは女性経験の気迫さと生真面目さでは葉鍵学園トップを走るベナウィ。
ここで果たしてキスしてしまっていいものか、迷ってしまってさあ大変。
お互いに言葉を交わすことなく、しばしお見合いのように見詰め合っている。

志保「ったく、何やってんのよあの2人は」
由宇「ハァ…見てられへんわ」
志保「男なら、黙ってガバーと行っちゃえってのよねぇ全く」
由宇「せやせや。案外ベナウィはんも度胸ないなぁ。
   …まどろっこしいことこの上ないで」
志保「…はい、一分経過。よくあの2人あんな体制でい続けられるわね」

すばる「…」
ベナウィ「…」
2人の間に、やや気まずい沈黙が流れる。
どうしようか、とお互いが思っていたその時…
270正義の味方の休日デート:03/03/22 22:05 ID:VF3ioqt2
志保「あー!もうまどろっこしい!!」
由宇「何やっとんねん!男ならガツンと行かんか――い!!」

ベナウィの背後から、痺れを切らした2人が飛び出し、ベナウィを押し出した。
背中から押されたということは、即ち体は正面に向けて押し出されるということで、
すなわちベナウィの顔はその正面にあったものとぶつかるわけで、
その正面にあるものとはすばるの顔なわけで…

CHU♪

ベナウィ「………」
すばる「………」
志保「…あー、その…」
由宇「…はは、あははは…」
さすがにそこまでムリヤリやらせるつもりはなかった2人、少々気まずそうである。
と、我にかえったすばる。
最初に感じたのは、唇に感じる柔らかく甘い感触。
その次に、愛しのベナウィさんの後ろにいる2人に気付き、あわてて唇を離す。
すばる「…え?え?どうしてお2人がここにいるんですの〜!?」
すばる、一時的に混乱中。
ベナウィ「………」
由宇「…そ、その…なんや。いいモン見してもろたですの字」
志保「…ごめんねすばる。スクープのあるところ志保ちゃんありなのよ」
すばる「ぱ、ぱぎゅうぅぅぅぅ〜!?」
すばる、恥ずかしさも加わってさらにパニック。
ベナウィ「…………」
志保「べ、ベナウィさん…もしかして怒ってる?」
由宇「か、堪忍したってや。アンタが優柔不断なせいもあるっちゅうことで…」
ベナウィ「……………」
すばる「べ、ベナウィさん…?」
ベナウィ「…(ドサッ)」
すばる「ぱ、ぱぎゅうぅぅぅぅぅ〜!?」
271正義の味方の休日デート:03/03/22 22:06 ID:VF3ioqt2
嗚呼、純情青年ベナウィ。
本日が初デート。
しかも、突然のファーストキス。
女性に対する免疫などまるで無かった彼にとっては、あまりにも過激な経験だったのか。

…だからって、気絶することはなかろうに。

すばる「ベナウィさん、ベナウィさ〜ん!しっかりするですの〜!!」

こうして、2人にとっての初デートは、
一生忘れられないものになりましたとさ。
めでたしめでたし。
272正義の味方の休日デート:03/03/22 22:10 ID:VF3ioqt2
…長っ(汗)
いかがでしたでしょうかみなさん?
小ネタとか書いてた割に、長編並みになっちゃったっすね。
1人で長々と書いてしまい、本当申し訳ないっす。
とりあえず、キスくらいは許してください。(汗)
218〜222さんとは違い、ギャグで済ませてますので。

>>262
あとひとり…誰でしょうね?
ギャグで書いたので、そんなに深くは考えてなかったんですよ。
まあ、詩子さんなら妥当なところだと思いますw
273名無しさんだよもん:03/03/22 22:22 ID:hgDfgu9s
乙です、面白かったぞ〜。
また時折こういうの書いて下さい。
274名無しさんだよもん:03/03/22 23:17 ID:lyyAxuu7
いくみん(未)もかなり会いたくない(w

それはそれとして…生真面目カプール(・∀・)イイ!!
もう激しく(・∀・)イイ!!
気が向いたら、是非また書いてくださいな。
275名無しさんだよもん:03/03/24 01:34 ID:61Xo/Yei
hos
276ストーリーB:03/03/24 01:51 ID:eJ0Mq38L
3月5日 15:20 〜〜保健室〜〜

聖「――打ち上げ会の夜に何をしていたか? 担ぎ込まれる酔っぱらいどもの相手をしていたのだが、それがどうかしたのかな?」
柳也「あの夜、停電が起きたのは知っていますよね。あの時の状況を教えてもらえると嬉しいんですが……」
聖「なるほど、私が保管庫荒らしの犯人かと疑っているわけか」(じゃきーん、とメス2本)
吉井「い、いえ……そういうわけでは……」
柳也「はっきり言えば、そうです。いや、そうだ」
吉井「せ、先生ハッキリ言い過ぎ……」
聖「ふむ、人を疑うのは勝手だが、もう少し論理的に考えてみることだ。確かに、私が詰めていた保健室は保管庫から3分以内の距離にある。
しかし、3分以内とはいっても、廊下を全力疾走して2分はかかる事を知っているのかな? とても1分程度では保管庫を荒らす事はできないと思うが」
柳也「う……どうだろう、セリオ」
セリオ「霧島先生の発言に、問題点は認められません」
柳也「むむぅ……」
吉井「あのぅ……ちょっといいですか? 停電の前から希少物保管庫の近くにいれば、時間の不足は補えると思うんだけど……」
聖「ほほぅ、あくまで私を犯人だと決め付けるわけかな?」(じゃきーん、とメス4本)
吉井「そそそそそそんなことありませぇん!!」
聖「それに関しては、証人がいる」
柳也「……ほう」
聖「来栖川 綾香君だ。停電が終わった直後に、気分が悪いと尋ねて来た。嘘だと思うのなら本人に聞いてみたまえ――」
277名無しさんだよもん:03/03/24 01:52 ID:eJ0Mq38L
同時刻 〜〜保健室前廊下〜〜

柳也「うーん、聖先生が犯人だと断定するには無理があり過ぎるかなぁ」
セリオ「元々、道程に2分かかるという距離では現場を荒らすには時間が足りないと思われます。停電の発生する以前から保管庫に向かっているのなら別ですが――」
柳也「しかし、証人がいるってわけか。確かに1分で保管庫を荒らして2分以内に戻るっていうのは、無理があるし意味も無いよなぁ」
吉井「…………」
セリオ「吉井さん、どうされたのですか」
吉井「ええと……上手くいえないんだけど、霧島先生の発言に、何か変な所があったような気がするの」
セリオ「矛盾があった……という事でしょうか」
柳也「それよりも、綾香の証言とアリバイを聞きに行く事にしよう。それで霧島先生の証言の裏も取れるだろう」
セリオ「…………」
柳也「ん? どうしたセリオ」
セリオ「いえ、問題ありません」

……TO BE CONTINUED
278名無しさんだよもん:03/03/24 13:36 ID:Oid0++WB
帆朱
279名無しさんだよもん:03/03/24 22:38 ID:7rN11rQ7
>デートの途中で会いたくない葉鍵キャラベスト3には入ってそうな人物が2人

今気付いた。玲子だ。
280名無しさんだよもん:03/03/24 23:49 ID:1drszLGJ
>>279
ソレカ!!
281ストーリーA:03/03/25 01:04 ID:z4A5tWwi
柳也「裏葉、裏葉!」
セリオ「不用意に揺するのは危険です、私にお任せください …医療データダウンロード開始」
 倒れている裏葉を診るセリオ、その後ろで苦虫を噛み潰したような顔の柳也。ピリッと張り
詰めた雰囲気の中、吉井と雪見は所在無さげに室内をきょろきょろと見回していた。
セリオ「薬物反応ありません、呼吸も脈拍も異常なし」
吉井「えーっと、ガラス片の掃除でもしよっか?」
雪見「そうね、ぼーっと突っ立っているのも何か気が引けるし」
 改めて部屋を見ると、宿直室は6畳+押入れ+半畳の三和土の広さがある。部屋の隅には
内線電話と屑篭が置いてあり、脚を折りたたんだちゃぶ台が壁に立てかけられている。三和土
のところの壁に箒と塵取りが吊るしてあったので、雪見がそれを手にとった。
吉井「新聞紙か何か、ないかなぁ?」
 押入れを開けると上段は二組の布団が、下段には細々としたものが雑然と詰め込まれていた。
どうやら前にここを使った人間は、整理整頓という言葉の範囲に普段見えないところは含まれて
いないようだ。
吉井「あ、学内新聞見っけ。“T槻先生復活! コンサート波乱の予感”… 3日前のだ、これ」
雪見「吉井さーん、ちょっと手伝って」
吉井「あ、うん」
 呼ばれて振り返りながら、ふとした違和感が脳裏をよぎり、彼女は首を傾げた。
雪見「どうしたの?」
 吉井に釣られて同じく首をかしげる雪見。吉井はすぐに違和感の元に思いついた。
吉井「うん、布団がね… 上げ下ろしされてるみたいなんだ」
雪見「それが何か?」
吉井「宿直室はあまり使われない、って話だったから。つい最近まで誰か居たのかなって」
282ストーリーA:03/03/25 01:04 ID:z4A5tWwi
セリオ「起きてください、裏葉先生」
 呼びかけながら頬をぺちぺち軽くたたいて刺激するが、反応は無い。
柳也「そんなんじゃ裏葉は起きんぞ、裏技を使おう。方法は俺が知ってる、俺に任せろ」
セリオ「裏裏俺俺、ですか」
 柳也はセリオの言葉をあっさり無視すると、裏葉の耳に口を近づけ、そっと囁いた。
柳也「幻のVooDoo6エンジニアリングサンプルがネットオークションに流れたらしいぞ」
裏葉「…………」
柳也「GeForeceFX用のGlideドライバが有志で開発されるとか」
裏葉「ぅ、ぅ…」
 睫毛を震わせ唇から吐息を漏らす裏葉。うっすらと開いた瞼の中で焦点の合わない
瞳が揺れる。
柳也「裏葉、裏葉!」
裏葉「…りゅうや、さま?」
柳也「怪我はないか?! 痛むところはあるか?」
 彼女の手を取りながら真剣な面持ちで容態を案じる柳也に、未だまどろみの縁にいる
裏葉がつぶやく。
裏葉「ございませぬ…」
 柳也が安堵の胸をなでおろすと、その雰囲気を悟ったのか、微笑んだ裏葉はゆっくりと
瞳を閉じた。
柳也「おい! 神奈はどうした?! おい!」
 必死の呼びかけにもかかわらず、心身ともに疲労している彼女は眠りの淵に急速に引き
込まれていく。だから彼女は失神前の記憶に残ったイメージを口に出すのが精一杯であった。
裏葉「…スプリガン……」

続く
283ストーリーB:03/03/25 06:40 ID:KJsIi4ph
3月5日 16:00 〜〜エクストリーム部部室〜〜

綾香「話は聞かせてもらったけど……セリオ、あなた私が犯人だって疑っているわけ?」
セリオ「……いえ、あくまで証人の1人として証言を――」
綾香「それを疑っているというのよ!!」
吉井「ちょ、ちょっと綾香さん落ちついて……」
綾香「だいたい、警察でもない貴方達がなぜ捜査なんかしているのよ」
柳也「趣味だ」(1秒)
吉井「趣味かな」(1秒)
セリオ「趣味です」(1秒)
綾香「…………」
柳也「別に俺達に逮捕権があるわけじゃないんだ。後ろめたい所が無いのなら、話してくれてもいいんじゃ無いか?」
綾香(溜息)「わかりましたよ……あの夜、ちょっと飲み過ぎて気分が悪くなったから、中庭で風に当たっていたわ。後で保健室に行って霧島先生に薬を貰ったけど」
柳也(聖先生の証言の裏は取れたか……)「何か変わった事は?」
綾香「停電ぐらいかな。中庭が急に暗くなったからびっくりしたわ」
吉井(……あれ?)
柳也「セリオ、どうかな」
セリオ「はい、綾香様が中庭に向かったという事実は、打ち上げ会場にいた方々に多くの目撃者があります」
柳也「ううむ」
綾香(ふふん♪)
284ストーリーB:03/03/25 06:40 ID:KJsIi4ph
セリオ「しかし、綾香様が中庭に向かってからの目撃者は、現在のところ存在しません」
綾香「……セリオ」
吉井(綾香さん怖い……)
綾香「でも、私が希少物保管庫を荒らすのは無理だと思うけど」
柳也「なぜだ?」
綾香「中庭から保管庫まで、走って2分30秒もかかるのよ。保管庫を物色する時間なんて無いと思うけど」
柳也「それも停電当時に中庭にいればの話だろ」
綾香「……あくまで私が犯人だと疑うんですか?」
柳也「いやいや、まだ証言を取っている段階の話だからな。後で目撃者が出るかもしれないし……さっき言った通り、俺達には捜査権も逮捕件も無いんだからな。気楽に構えていてくれ」
綾香「こんな疑いかけられて、気楽にできると思う!?」
吉井「そ、それじゃあ御邪魔しましたー練習頑張ってくださいねー」(逃げるように去る)
柳也「邪魔したな」
セリオ(無言で御辞儀)
綾香「セリオ」
セリオ「はい」
綾香「この事、覚えておくからね……覚悟しなさい」
セリオ「……はい」
柳也「…………」(さわっ)
綾香「きゃっ!! な、なにするのよ!?」
柳也「うむ、無駄な脂肪の無い引き締まった尻だ」
綾香(無言で正中線四連突き)
柳也「ぐはぁ」
285ストーリーB:03/03/25 06:41 ID:KJsIi4ph
数分後

柳也「いてて、酷い目にあった」
吉井「どう考えても、柳也先生が悪いと思うけどなぁ」
セリオ「柳也先生」
柳也「ん?」
セリオ「ありがとうございます」
柳也「さて、何の事かな」
セリオ「…………」
吉井「???」

綾香「……!?」(しばらくして、グローブと胴着の帯が、急に真っ二つになる)
綾香「い、いつの間に……まさか、突きを入れた時にあの男が!?」
???「ほう、やるではないか。さすがは神奈備命が随身よ……」

……TO BE CONTINUED
286名無しさんだよもん:03/03/25 13:58 ID:pa7sy+g7
裏裏俺俺にワロタ
287名無しさんだよもん:03/03/25 18:01 ID:fjhbNmIQ
吉井が金田一ばりに推理劇とかやるんかな
どうなるにしろ楽しみである
288備忘録:03/03/25 18:26 ID:2Pa3So+j
共通
>>237-239
>>242

ストーリーA
>>245
>>253-254
>>281-282

ストーリーB
>>246-249
>>255-256
>>276-277
>>283-285
289ストーリーB:03/03/25 23:24 ID:+AoQ0I5z
3月5日 16:40 〜〜屋上〜〜

カルラ「あの夜の事を話せと……そうですわね、たいへん月が綺麗な夜でした」
吉井「えーと、そういう意味じゃなくてね……」
カルラ「そうですわね、先生方が酒に溺れなさった後は、この屋上で1人月見酒と洒落込んでいましたわ」
柳也「何か変わった事は無かったか? 特に停電の前後とか」
カルラ「そう申されても、星々の中で月を愛でていては、下界の俗事など目に入らぬものですわ」
セリオ「つまり、何も気付かなかったと」
カルラ「有体に言えばそうですわね……あ、そういえば――」
柳也「そういえば?」
カルラ「……タダで教えるのも芸がありませんわね。そう、私と飲み比べで勝てば――」
柳也「じゃ、次行こうか」
セリオ「次は日吉かおりさんですね」
吉井「あ、待ってくださいよー」
カルラ「ちょ、ちょっと御三方、そんなあっさり……」
柳也「勝てない勝負はしない主義だ」
カルラ「連れない殿方は嫌われますわよ」
吉井「……代わりに、これでどうかな?」(どんっ)
カルラ「銘酒“美中年”ですか……これは私も1瓶しか持っておりません。いいですわ。交渉成立といきましょう――」
290ストーリーB:03/03/25 23:25 ID:+AoQ0I5z
数分後

柳也「――で、結局は『停電の時、中庭にいる綾香を屋上から見かけた』って事がわかっただけか」
セリオ「綾香様の証言の裏付けはとれました」
柳也「同時に、それはカルラが事件当時に屋上にいた証拠にもなるってわけか」
吉井(うーん、そうかなぁ……まだ確信はないんだけど、カルラさんの証言もちょっと矛盾があるんだよね……)
柳也「しかし、何で吉井があんな酒持っていたんだ?」
セリオ「私も意外です」
吉井「えーと、カルラさんのロッカーの中に落ちてたの」
柳也「……けっこうやるもんだな」
セリオ「……私も意外です」
吉井「えへへ」

……TO BE CONTINUED
291ストーリーA:03/03/26 00:31 ID:MFuc+d+g
セリオ「スプリガン… 北欧神話に出てくる妖精の一種でしょうか?」
吉井「そういうタイトルの漫画なら知ってるけど」
雪見「漫画はさすがに違うんじゃ? 死んで無いけど一応ダイイングメッセージなんだし」
吉井「うーん、体を張ったギャグ… でもないか」
雪見「そんなのは浩平君だけで充分よ、裏葉先生の性格でそれは無いわ」
柳也「それは後で考えよう、先に裏葉を保健室へ連れて行かないと… よっこいせっ、と」
 裏葉を背負った柳也が先頭、その後ろをセリオ、吉井、雪見が並んで真夜中の廊下を歩く。
冷たいリノリウムの床に響く足音と自らの呼吸音がやけに耳につく、重い雰囲気が一同を
覆っていた。
雪見「(小声で)柳也先生、機嫌がずいぶんと悪いね」
吉井「(小声で)そりゃ、恋人の裏葉先生が何者かに襲われて、被保護者の神奈さんも見当たらないし」
柳也「そこ、聞こえてるぞ」
吉井・雪見「あっ! すいません!」
柳也「まったく、俺と裏葉は… いや、やめとくか」
 ぷいっとそっぽを向いて渋い顔を作る柳也だが、年頃の乙女はこの手に関して敏感である。
吉井「(ヒソヒソ)照れてる照れてる」
雪見「(ヒソヒソ)恋人ってこと否定しなかったね」
吉井「(ヒソヒソ)でも言いよどんだから、まさか実は神奈さんの方が恋人とか?」
雪見「(ヒソヒソ)えーっ、まさか両天秤?! 二股?」
セリオ「(なぜか小声で)裏葉先生は柳也先生のことを『益体なし』と評しておりましたから、
そこまで甲斐性があるわけではないと思われます」
柳也「だから、聞こえてるっつーの!」
292ストーリーA:03/03/26 00:31 ID:MFuc+d+g
 そんなこんなで保健室に到着した一行。夜間は無人となるこの部屋も、セリオが緊急連絡した
ため、保険医である石原麗子が詰めていた。
柳也「夜分遅く、すいません」
麗子「緊急担当医だもの、仕方ないわ。患者はそこに寝かせて」
 ベッドに裏葉を寝かせ、麗子が簡単に診察する。
麗子「疲労で深く眠っているだけね。このまま寝かせておきましょう」
柳也「これでこっちは片付いたか… 後は神奈を探さないと」
麗子「神奈さんならそっちで寝ているわよ、ほら」
一同「え?」
 麗子がカーテンの隙間を手で広げて隣のベッドを示すと、確かにそこには神奈が寝ていた。
雪見「どういうこと?」
麗子「さぁ? 私がセリオから緊急連絡を受けてこの部屋に来たときには、もう寝てたわ」
吉井「??」
セリオ「実害が無かったことは喜ばしいことですが…」
柳也「なんだか良く分からん事件だな」


リサ「超一流のエージェントという割には、みっともないわね」
宗一「うっせぇ」
リサ「宿直室に無断侵入して長居した挙句、見つかりそうになって慌てて電気消して、
それでも見つかって騒がれて…」
宗一「…………」
リサ「目撃者の片方にはかなり遠くまで逃げられたしね。気絶させたあと丁寧に寝かせて
おいたのは誉めといてあげるけど」
宗一「うっさいなぁ、別に俺は青姦でも構わなかったんだけどな」
リサ「…………」


ストーリーA 終
293名無しさんだよもん:03/03/26 01:00 ID:2PWlRMRl
マジでスプリガンかよw
294名無しさんだよもん:03/03/26 21:46 ID:M53IZvKa
ほしゅ
295ストーリーB:03/03/27 05:37 ID:tubWP6iC
吉井「次はかおりちゃんだね」
柳也「どうせあいつの事だ、『梓先輩を探し回っていましたー!!』とかいうオチに決まっている」

3月5日 17:07 〜〜非常階段・踊り場〜〜

かおり「あの夜ですか? 梓先輩を探し回っていま――」
柳也「さて、次行こうか」
セリオ「次は九品仏大志さんです」
吉井「あ、待ってくださいよー」
かおり「ちょちょちょちょっと!! それだけですかぁ!?」
柳也「いや、あまりに予想通りだったからな」
セリオ「そもそも、一箇所に留まらずに梓さんを探し回っていたのなら、アリバイを裏付ける手段がありません」
柳也「ううむ……それなら、何か変わった事は無かったか」
かおり「変わった事、ですか……うーん、停電になった事ぐらいかなー」
柳也「それは知っている」
かおり「そういえば……停電の時、図書室で九品仏先輩が何か作業しているのをみかけましたよ」
柳也「ほう」
かおり「後は、カルラさんが屋上に上がるのを見たぐらいですね」
吉井「……カルラさんを見たのは、停電の前? それとも後?」
かおり「停電の直後かなぁ」
吉井(やっぱり……)
296ストーリーB:03/03/27 05:37 ID:tubWP6iC

柳也「結局、大した事はわからなかったなぁ」
吉井「…………」
セリオ「吉井さん、どうされましたか」
吉井「うん……ちょっと分かったような気がする」
柳也「犯人を特定できたのか?」
吉井「特定、とは違うような……あ、で、でもまだ確信した訳じゃ……でも、やっぱり……」
セリオ「まだ全員の聞き込みが終わった訳ではありません。現時点での即決は問題があると判断します」
柳也「そういう事だ。そう焦るな」
吉井「……はい」

……TO BE CONTINUED
297名無しさんだよもん:03/03/27 21:06 ID:nM5t09p8
保守っとく。
298小ネタ投下:03/03/27 23:57 ID:+l58jDVG
祐一「お前、ラーメン愛好会に入れ!」
風子「…ほえ?」
いきなりの勧誘に、目を大きく開けて、子犬チックに小首をかしげる
一年生・伊吹風子。
その姿は、ロリメガネが見たら理性を失いかねない破壊力を秘めていた。

風子「あの…?人違いでは…?私、ゲーム出てないですから、
   まだお料理得意かなんて分からないですよ…?」
祐一「何を言うんだ!あれだけ人の心を打つラーメンを作れるじゃないか!!
   お前のラーメン作りの腕を見込んで頼んでるんだ俺は!!」
風子「ほ、ほえぇ…」
祐一「お前はこのまま、単なる不思議彫刻星人で終わっていいのか?
   あゆより背が低く、栞より胸が小さいロリキャラとして終わっていいのかぁっ!?」
風子「は、はうぅぅぅぅぅ…」
朋也「…ウチの若いモンに何やってんだゴルァ!!(バキッ)」
祐一「グッハァ!!(キラーン)」
風子「朋也さん…」
朋也「ったく…テレビの見すぎなんだよあいつは…
   ほら、帰るぞ風子。俺達の出番はまだ先なんだしな」
風子「…はい♪」
もし尻尾があったらパタパタと振りそうな勢いで、風子は朋也の後をついていく。
やっぱり、風子=ロリキャラなのは否定できないと思うぞ、風子よ。

風子「ところで、どうして相沢先輩は私=ラーメンだと…?」
朋也「…最近N○Kで、『風子のラーメン』ってドラマがあったからな…」
風子「ほえぇ…」
299ストーリーB:03/03/28 20:53 ID:w0KpQQPe
3月5日 17:19 〜〜図書室〜〜

大志「おお、マイてぃーちゃーにマイ後輩よ。我輩に何か用かな」
柳也「昨夜の停電前後、何をしていたのか聞きたいんだが……」
大志「昨夜? うむ、この図書室で一晩中調べ物をしていたが、それがどうしたのかね」
吉井「何か変わった事はありませんでしたか?」
大志「途中で停電が起こったくらいだが」
柳也「ちょっとまて、停電の中で、どうやって調べ物ができたんだ?」
大志「ふっふっふ、それが素人の浅はかさ。そんな事で我輩の資料探索の旅を妨げる事ができると思うのかね!! これを見よ!!」
セリオ「そ、それは……ハロゲンランプ!!」
柳也「知っているのかセリオ!?」
300ストーリーB:03/03/28 20:54 ID:w0KpQQPe
覇櫓弦乱怖(はろげんらんぷ)――中国は唐の時代、当代随一の劇作家である覇 櫓弦(は ろげん)は多作で知られている。
その秘密は、月明かりも刺さぬ深夜でも己の燃える創作魂を物理的な光源にして、執筆を続けた事にあった。
近代、ハロゲン化物の混じったガス入りのランプをハロゲンランプと呼ぶが、その語源はこのエピソードに関連していない事は言うまでも無い……
――民明書房刊『美味しい浅漬けの作り方』より抜粋――
301ストーリーB:03/03/28 20:54 ID:w0KpQQPe
大志「備えあれば憂い無し。これさえあれば停電だろうと真昼のサハラ砂漠級の明るさを保てるのだ。漫研の備品に死角は無い。粉砕バットもあるぞ」
吉井(やっぱり、この学園ヘンだ……)
柳也「他に何か気付いた事は無いか?」
大志「特に気付かなかったぞ。調べ物に夢中になっていたからな……強いて言えば、綾香が図書室前の廊下を通り過ぎたぐらいか」
柳也(中庭から保健室に向かうには、図書室の前を通らなければならない……別におかしい所は無いか)
吉井「……その時の時間は分かりますか?」
大志「停電の最中だ」
吉井(やっぱり……)
302ストーリーB:03/03/28 20:55 ID:w0KpQQPe
柳也「うーん、あのメンバーの中では1番怪しいと思うんだがなぁ」
セリオ「柳也先生、偏見はいけません」
吉井「…………」
柳也「どうした、吉井」
吉井「ちょっと気になる事があるんです……みんなの証言に共通して、ヘンな所が――」
柳也「まぁ、最後まで証言を聞いてから考えようや。次は天野か……」
セリオ「――!!」
柳也「ん、どうしたセリオ」
セリオ「サテライトサービス経由で通信が入りました――天野美汐さんが、何者かに襲われたそうです」
柳也・吉井「「――!?」」

……TO BE CONTINUED
303名無しさんだよもん:03/03/29 21:36 ID:LH773z3V
保守しておきますよ。
最近投稿ないですねぇ…。
みんな鬼ごっこの方に行ってしまったのか…?
304名無しさんだよもん:03/03/30 02:42 ID:sc+KXqdk
まあのんびりいきましょうや
305ストーリーB:03/03/30 04:10 ID:Hb091wRD
3月5日 18:12 〜〜廊下〜〜

柳川「友人、知人を心配する君達の気持ちも分からない訳では無いが、ここから先は警察の仕事だ。それ以前に、理由が“趣味だから”では捜査内容を教える訳にはいかないな。ここは帰りなさい」

柳也「参ったぁ、俺は参ったなぁ……現場を調べる事ができないんじゃ、これ以上調べようが無いぞ」
セリオ「天野さんまで襲われたとなれば、警察が本格的に介入するのも致し方ないと思われます」
吉井「容疑者よりも先に現場を調べるべきだったね」
柳也「……で、天野の様子はどうなんだ?」
吉井「え? だってその件は警察が押さえちゃって――」
セリオ「すでに警察捜査データはハッキング済みです」
吉井「…………」
柳也「さすがはセリオ。後でメッコールでも奢ってやろう」
セリオ「……ありがとうございます」
吉井「それでそれで、天野ちゃんはどうなったの」
セリオ「外傷は大した事はありません。明日にも登校できます。ですが――」
柳也「ですが?」
セリオ「打ち上げ会が終了してから、現在までの一切の記憶を失っているそうです」
吉井「えっ!?」
柳也「なんだそりゃ、そんな都合のいい記憶喪失があるか? つまり事件に関係する事は何も証言できないって事じゃないか」
セリオ「明らかに、何らかの人為的工作が施されていると推測されます……それに、もう1つ情報があります」
吉井「え、え!?」
セリオ「事件の前後から、沢渡真琴さんが天野さんに対して『得体の知れない雰囲気』を感じていたそうです。あくまで推測ですが、彼女の妖狐の血が、何らかの気配を感知していたのではないでしょうか」
柳也「何らかの気配って……方術や魔法の類は、この事件には関与していない筈じゃなかったか?」
セリオ「魔法が関与していないのは希少物保管庫荒らしの事だけです。裏葉先生の件かもしれませんし、全く関係の無い事柄なのかもしれません」
吉井(……でも、それなら天野ちゃんじゃなくて……)
柳也「今は何を言っても推論の域を出ないだろうよ……とりあえず、駄目元で裏葉が襲われた歴史資料室を調べてみるか――」
306ストーリーB:03/03/30 04:11 ID:Hb091wRD
数分後

柳也「くそっ、ここも警察の許可は降りないのか」
セリオ「八方塞ですね」
吉井「先生、セリオちゃん、ちょっといいですか?」
柳也「なんだ?」
吉井「お腹空いたかな……えへへ」
柳也「腹が減ってはなんとやらだ。とりあえず食堂で飯にするか」
セリオ(移動中)「そういえば、歴史資料室から食堂に移動する際には、九品仏さんのいた図書室の前を通るのですね」
柳也(移動中)「それは関係無いだろ。確かにあいつは(人間的に)怪しいが、保管庫ならともかく食堂と資料室とは何の関係も――」
吉井(立ち止まる)「――!!」
セリオ「吉井さん?」
柳也「どうした吉井、鳩がロケットランチャー食らったような顔して」
吉井「分かったかも……しれない」
柳也「え?」
吉井「最後にもう1つだけ、確認する必要があるけど……分かったの」
セリオ「何が分かったのですか」
吉井「真犯人」

……TO BE CONTINUED
307名無しさんだよもん:03/03/30 04:44 ID:xzVYD2FK
やっと0限目からここまで読み終えた…

>>279
どう考えても高槻しかいないと思うのだが…

308名無しさんだよもん:03/03/30 12:27 ID:4Qy/T7jW
>>307
その通りだ。
由宇と志保ならまだデートさせてくれるけど
高槻の場合、半分の確率でご破算にになるわな。
309ストーリーB:03/03/31 01:50 ID:kubukGml
3月5日 20:36 〜〜食堂〜〜

聖「こんな時間にこんな所に呼び出すなんて、どういうつもりだね」
綾香「まだ私を犯人だって疑っているわけ?」
カルラ「お茶の一杯でも出して欲しいものですわね」
かおり「やっと先輩見つけたのにー」
大志「こう見えても我輩は何かと忙しい。さっさと要件を済ませてくれ」
柳也(ヒソヒソ)「……おい、本当に大丈夫なのか吉井」
セリオ(ヒソヒソ)「私も不安です」
吉井「大丈夫……だと思う……だと良いなぁ……」
綾香「そこっ、なにをヒソヒソ話してるの?」
柳也「あー、こほん。皆に来てもらったのは他でも無い。先日、裏葉先生が何者かに襲われて、同時に希少物保管庫が荒らされた件は知っているよな」
カルラ「不本意ながら、我々がその容疑者というわけなのですわね」
大志「その容疑者を一箇所に集めたという事は、つまり――」
かおり「つまり、このパターンは――」
柳也「そう、真犯人が見つかったんだ」
容疑者一同(ざわざわ)
セリオ「では、吉井さんお願いします」
吉井「あ、はい、えーと、そのー、よ、よ、吉井です。よろしくお願いします」
聖「自己紹介はいいから、さっさと話を進めたまえ」
吉井「あ、はい!!……えーと、ここで1つ、歴史資料室から食堂に向かうには、必ず図書室の前を通らなければならず、深山先輩もそのルートを通ったという事を頭に入れてください」
綾香「それが何か関係あるの?」
310ストーリーB:03/03/31 01:50 ID:kubukGml
吉井「……綾香さん」
綾香「何よ」
吉井「さっきの証言について、ちょっと聞きたい事があるんですけど……質問に答えてくれないかなぁ」
綾香「別にいいけど」
吉井「綾香さんは、『中庭で風に当たっていた時に停電になった』『気分が悪くなったので、保健室で霧島先生に薬を貰った』って言いましたよね。間違い無いですか」
綾香「一字一句その通りじゃないけどね」
聖「綾香君に薬を渡した事は、私が保証する」
吉井「……綾香さん、霧島先生は『停電が終わった直後に綾香君が来た』って言っているんです。つまり、停電の時間帯に中庭から保健室に移動したという事になるわけですよね」
綾香「そ、それがどうしたっていうのよ」
吉井「停電の暗闇の中で、どうやって中庭から保健室へ移動できたんですか?」
綾香「!!」
聖「むぅ」
吉井「次にカルラさん」
カルラ「……私が何か?」
吉井「同じく、停電の時に中庭の綾香さんを見かけたと言いましたよね。普通、屋上で月見酒を楽しんでいる時は、上から中庭を覗きこむような事はしないと思うんですが」
カルラ「そ、そのような事は私の勝手ですわ」
吉井「停電の中、どうやって中庭の綾香さんを見る事ができたのですか?」
カルラ「う……」
311ストーリーB:03/03/31 01:51 ID:kubukGml
吉井「えーと、かおりちゃんにも聞きたい事があるんだけど」
かおり「え? え?」
吉井「かおりちゃんは、『停電の直後にカルラさんが屋上に上がるのを見た』って言ったよね。カルラさんが屋上に上がったのは停電の前なんだけどなぁ」
かおり「あうぅ」
大志「い、一応言っておくが、我輩には後ろめたい事は何も――」
吉井「九品仏先輩」
大志「な、何かね」
吉井「深山先輩は、食堂で私達に会った時にこう言いました。『やっと人に会えた』って」
柳也(なるほど)
セリオ(そういう事ですか)
吉井「歴史資料室から食堂に移動するには、必ず図書室の前を通らなければならないんです。なぜ深山先輩は図書室で資料探しをしていた九品仏先輩に気付かなかったのでしょうか?」
大志「そ、それは……そう、停電だ停電……あっ!!」
吉井「ハロゲンランプ……でしたね」
312ストーリーB:03/03/31 01:51 ID:kubukGml
聖「それで結局、何が言いたいのだ」
吉井「みんな、嘘をついていたって事です。それも、御互いのアリバイになるような嘘を。では、なぜそんな嘘をつく必要があったのでしょうか……答えは1つです」
聖「…………」
綾香「…………」
カルラ「…………」
かおり「…………」
大志「…………」
吉井「真犯人は――あなた達全員です」
313ストーリーB:03/03/31 01:52 ID:kubukGml
柳也・セリオ「「ちょ、ちょっと待て(待ってください)」」(吉井を物陰に引っ張る)
柳也(ヒソヒソ)「いくらなんでもそんなわけが……ここはオリエント急行じゃないんだぞ」
セリオ(ヒソヒソ)「冗談みたいな話です」
吉井(ヒソヒソ)「冗談だよ」
柳也・セリオ(ずっこける)
吉井(ヒソヒソ)「物的証拠は何も無いんですよ。あくまで証言の矛盾点を突き付けただけだから、『あれは気のせいだった』って言われたらそれでオシマイだし……」
柳也「おまえなぁ」
吉井「でも、証言に変な所があったのは事実だから、そこを指摘すればドラマみたいに何か進展があるんじゃないかなーって思ったんだけど」
セリオ「だから、皆さんをこうして集めてみたのですか」
吉井「あはは……どうせ趣味なんだから、失敗してもいいかなーって」
柳也「……吉井」
吉井「はい?」
柳也「……どうやら、進展どころかドンピシャで真相に辿り着いたみたいだぜ……」

聖がメスを構え、綾香が拳を打ち合せ、カルラが大剣を担ぎ、大志は戦闘用ハリセンを、かおりは手近にあったナイフを手に取り、ゆっくりと吉井達に近づいていった――

……TO BE CONTINUED
314名無しさんだよもん:03/03/31 01:59 ID:YHXHV8qr
キタキタキタキタ━━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!
315名無しさんだよもん:03/03/31 08:34 ID:Sa3kAg88
戦闘用ハリセン萌え〜
316名無しさんだよもん:03/03/31 12:04 ID:Zk2ec2WS
激しくどうでも良いことだが大志には一度赤コート着て髪を立ててガンアクションをしていただきたい。
もちろん縦には黒スーツ(?)を着てパニッシャーを(謎
317名無しさんだよもん:03/03/31 18:57 ID:zr2wyJ6A
318名無しさんだよもん:03/03/31 23:45 ID:JhnRicoe
できれば黒スーツは由宇に着てもらいたい。
言葉や性格、なによりサラシのいらない体k
319名無しさんだよもん:03/03/31 23:51 ID:xfKtY2v3
>316
ネタが分からん…
320名無しさんだよもん:03/04/01 00:19 ID:FUjBP+JP
>316
トライガンだな。
321ストーリーB:03/04/01 02:24 ID:Xqe70t7r
3月5日 20:45 〜〜食堂〜〜

柳也「――どうやら、吉井の推理は大正解みたいだったな」
聖「その通りだ。お見事だよ吉井君」
綾香「でも、それを知った以上は……もう説明しなくてもいいわね」
セリオ「綾香様、正気に戻ってください」
カルラ「私達を心配する必要は無いですわ。もう心配する事もできなくなりますから」
吉井「え、え、え? ななななんで?」
かおり「大人しくした方がいいよ……無駄な抵抗しても痛いだけだから」
大志「死にたまえ。蟻のように」
柳也「正気――じゃないよな? こいつら」
セリオ「明らかに、何らかの外的要因により洗脳されてますね」
柳也「やるしかないか……セリオ」(鉄鞘の太刀をどこからともなく取り出す)
セリオ「はい」(戦闘用プログラムをダウンロードする)
柳也「吉井」
吉井「はいっ」(バケツをかぶってロッカーの中に隠れる)
柳也「死なない程度に頑張るぞ」
セリオ「了解です」
吉井「がんばれー」
322ストーリーB:03/04/01 02:25 ID:Xqe70t7r
刹那の静寂――

かおり「やああああああ!!」
大志「うおおおおおお!!」

 何の予備動作も見せず、飛びかかるかおりと大志。その手にはナイフと戦闘用ハリセンが握られている。
 その姿を、他人事のように平然と見上げる柳也とセリオ。
 ナイフがセリオの首元に、ハリセンが柳也の頭部に炸裂する――瞬間、

かおり「ぐっ!?」
大志「がはっ!?」

 銀閃と蒼雷の煌き。
 力無く崩れ落ちた2人の側には、太刀を鉄鞘ごと振り抜いた柳也と、伸ばした中指と人差し指の間から青い放電を走らせるセリオの姿があった。

吉井(ロッカーの隙間から)「わー、2人とも凄い! ぱちぱちぱち……って、かおりちゃんと大志先輩大丈夫!?」
セリオ「御安心を。殺傷力の無いレベルのスタンガンです」
柳也「峰打ちならぬ鞘打ちだ――うおっ!?」

 音よりも速く飛来するメス。ほとんど勘だけで打ち落とした柳也の眼前に、華麗に旋回する上段回し蹴りが迫る。咄嗟に上体を逸らし、ミリ単位で避ける柳也。

綾香(トントンとステップを踏みながら)「はーい、柳也センセイ元気してる? お気に入りのグローブの代金、その命で払ってもらうわ」
柳也「やれやれ……」

 溜息を吐いた柳也の視界の外から、音も無くメスを投擲しようとする聖――その前方に、全身に青い放電をまとったセリオが立ち塞がる。

聖「邪魔だっ!!」
セリオ「あなたの相手は私です」
323ストーリーB:03/04/01 02:26 ID:Xqe70t7r
綾香「はっ! やっ!! はぁっ!!!」

 瞬きの間も許さない連続攻撃が、うなりを上げて柳也に襲いかかる。その熾烈にて華麗な技の数々は、綾香がエクストリームの頂点に位置している事を百言にもまして証明している。
 ――が、

綾香「はっ!!」(ローキック)
柳也「おっと」(ひょい)
綾香「やっ!!」(掌底)
柳也「よっと」(ひょい)
綾香「はぁっ!!」(中段蹴り)
柳也「どっこいしょ」(ひょい)
綾香(こ、この男……私の攻撃を全て紙一重で見切ってる!?)

 驚愕の綾香が後ろ回し蹴りを放ち、それも避けられたと知った瞬間――

綾香「え!?……いない?」
柳也(綾香の背後で)「そのまま鍛錬を続けて、俺に触れられるようになるには――」

 当て身。
 崩れ落ちる綾香の向こうには、

柳也「10年と4ヶ月ってところかな」

 口元だけで笑う柳也の姿が。

吉井(ロッカーの隙間から)「はえー、柳也先生って強いんだ……見た目によらず」
セリオ「(メスを避けながら)「本気を出せばとても強い方なのです……見た目によらず」
柳也「お前らな――」
324ストーリーB:03/04/01 02:26 ID:Xqe70t7r
 衝撃波。
 地割れの如く裂ける床。木の葉のように吹き飛ぶイスとテーブル。破壊の奔流は隣の教室をも粉砕する。

柳也(ひっくり返って壁にめり込みながら)「くぉおおお……」
カルラ「あら、私の初撃をかわすなんて……流石ですわね」

 大剣を振り下ろした姿勢のまま、艶然な笑みを浮かべるカルラ。

柳也「……なぁ、セリオ」
セリオ(聖と取っ組み合いながら)「なんでしょうか」
柳也(よろよろと起き上がる)「人間が太刀1本でギリヤギナ族の戦士に勝てる確率ってどれくらいだ?」
セリオ「聞かない方がいいと思います」
柳也「……だよな」
カルラ「さあ、楽しませてくださいな」

……TO BE CONTINUED
325名無しさんだよもん:03/04/01 13:45 ID:ZjQX1lC/
バケツかぶってる吉井がかわいい。
326名無しさんだよもん:03/04/01 20:51 ID:LVbBDVna
吉井が鉢被り姫になりそうな予感。
327ストーリーB:03/04/02 04:38 ID:Yoehuax8
3月5日 21:15 〜〜食堂〜〜

 破壊の嵐が食堂で荒れ狂っていた。
 美しきギリヤギナの女戦士が大剣を振るうたびに、軌道上にある全ての物体は粉砕されていく。

カルラ「まったく、感心を通り越して呆れた方ですわね。耕一様や蝉丸様ならともかく、人の身でここまで私と戦えるとは……」
柳也(戦っているんじゃない、逃げ回っているだけだ)

 事実その通りだった。
 反撃など微塵も考えず、持てる技術と反射神経の限りと山勘を尽くして避けに専念しているから、かろうじて攻撃を食らわないでいるに過ぎない。もし一瞬でも『回避』以外の行動を取ろうとすれば、その瞬間柳也の身体は四散していただろう。

柳也(太刀を杖代わりにして荒い息を吐きながら)「ぜーぜー、し、しんどいな……セリオ、早く加勢してくれ。俺はもう限界だ」
セリオ(聖にコブラツイストをかけながら)「もう少々お待ち下さい」
吉井(ロッカーの隙間から)「せんせーがんばれー、あとお腹空いたからそろそろ決着つけて欲しいかなぁ」
柳也「やれやれ……それじゃ、覚悟決めるか」

 柳也は鉄鞘の太刀を腰溜めに構え、上体を半身に反らし、腰を落とした。右掌は開いたまま親指だけをつばに当てる。

カルラ「あら、抜刀ですか。面白いですわ、応じましょう」

 カルラも鏡絵のように同じ体勢を取る。
 空気が変質した。
 時が止まったように動かない2人。
 沈黙が世界を支配する。
328ストーリーB:03/04/02 04:39 ID:Yoehuax8
吉井「な、なんか緊張するなぁ」

 ごくりと喉を鳴らした吉井の頭からバケツがずり落ちる。
 緊張感の欠落した音が半壊した食堂に響いた――瞬間!!

柳也「――!!」
カルラ「――!!」

 同時に動いた。

カルラ(――え?)

 大剣を振り抜きながら、カルラは驚愕した。
 本来、抜刀は刀を抜きながら『踏み込む』。リーチを伸ばすためだ。
 しかし、柳也は逆にバックステップしたのだ。
 カルラの大剣が空を斬る。
 そして、柳也は太刀を『投げた』。
 うなりを上げて飛来するそれを、しかしカルラは軽く避けて――目の前に迫る柳也を見た。

カルラ「なっ」
柳也「おりゃあ!!」

 カルラの懐に飛び込み、襟首と股座を掴む。次の瞬間、カルラは宙を舞っていた。
 透き通るような破砕音。投げられたカルラの落下地点に、奇跡的に破壊を免れた観賞用の水槽があったのだ。
 だが、びしょぬれになりながらも、カルラは何事もなかったかのように立ち上がった。ダメージなど欠片も無い。
329ストーリーB:03/04/02 04:39 ID:Yoehuax8
カルラ「今のは意表を突かれましたわ。ですが、もう終わりですわね」

 徒手空拳の柳也に、カルラは大剣を突き付けて――疑念の表情を浮かべた。
 荒い息を吐く柳也の口元には、不敵な笑みがあったのだ。

柳也「セリオ」
セリオ「はい」

 愕然と振りかえったカルラの目の前に、無表情のセリオがいた。聖は足元で気絶している。
 咄嗟に間合いを離すカルラ。だがびしょぬれの彼女からは水の道が床に伸びていていた。セリオは床に滴る水に指を当てて――対人用スタンガンに数倍する電流がカルラを侵略した。

カルラ「ああっ!?」

 色っぽい叫び声を残して、カルラは床に崩れ落ちた。

柳也「お見事、セリオ」
セリオ「間一髪でした」
吉井「2人ともお疲れ様……でも、変だよね。何でこんなに大騒ぎしているのに、誰も来ないのかなぁ――きゃあ!!」
330ストーリーB:03/04/02 04:40 ID:Yoehuax8
 かおりが吉井を背後から羽交い締めにして、喉元にナイフを押し当てていた。
 しかし、かおりの瞳は閉じられて、頭は俯いている。完全に気絶状態だ。そして、かおりの全身を蠢く黒い靄が覆い隠していた。

柳也「なんだお前は!?」
セリオ「あなたが黒幕ですか」
???「ぬしらに質問の権利は無い。あるのは承諾の返事だけだ。この娘の命が惜しければな」
吉井「た、助け……」
柳也「くっ……」
???「この学園の希少物保管庫に『八百比丘尼の羽根』がある。それとこの娘は引き換えだ。今夜0時に裏山の神社で待つ。拒否すれば娘は殺す」
柳也「てめぇ……」
???「この事を他者に伝えれば娘は殺す。他者に伝えたと此方が判断しても殺す。他者に知られても殺す。小細工しても殺す」
セリオ「…………」
???「要求はそれだけだ。約定を違えるな」

 吉井と黒い靄は、闇の中に溶け消えた。

柳也「吉井!!」
セリオ「吉井さん!!」
柳也「くそったれ……油断した俺の過ちだ」
セリオ「……これからどうしますか」
柳也「今は要求に従うしかない……いくぞ」
セリオ「はい」

 2人が立ち去った食堂(全壊状態)――しばらくして、吉井の隠れていたロッカーの隣のロッカーがゆっくりと開いて、

志保「見ちゃった聞いちゃった知っちゃった……これは大スクープよ!!」

……TO BE CONTINUED
331名無しさんだよもん:03/04/02 07:12 ID:PvbOjj20
吉井はバケツをかぶったままどうやって見てたんだ?
332名無しさんだよもん:03/04/03 02:08 ID:1K8qsBPt
バケツがちょっと後ろに傾いてる状態で吉井の頭におさまってたが
緊張のあまりバケツに気が行かなくなり落ちた、と。
…どうだろ
333名無しさんだよもん:03/04/03 05:38 ID:ZA+DU/Uk
このスレはストーリーBが終わるまでSSが投稿しにくいなぁ…

まあ、のんびり待ちましょうか。
334ストーリーB:03/04/03 06:15 ID:msuPediz
3月5日 22:07 〜〜希少物保管庫〜〜

柳也「やれやれ、まさか俺が保管庫荒らしの犯人になるとは思わなかった」(がさごそ)
セリオ「同感です」(がさごそ)
柳也「この不祥事が発覚したら……良くてクビかな」
セリオ「監視カメラは私が沈黙させてありますが……見つかれば私も廃棄処分でしょうか」
柳也「その時は手を取り合って逃避行でもするか」
セリオ「複雑です……あ」
柳也「どうした」
セリオ「発見しました」

 細長い桐箱を開けると、青白い風切り羽根がぼんやりと輝いていた。

柳也「これが……神奈の母君の羽根か」
セリオ「綺麗です」
久瀬(懐中電灯を向けながら)「そこで何をしている!!」
柳也「やべ」
久瀬「かかったな。生徒会でも独自に犯人を追っていたのだ。大人しく投降したまえ」
柳也「やなこった。よしセリオ、愛の逃避行だ」
セリオ「了解です」
久瀬「待ちたまえ!! どうしても逃げるのなら――くらえ!! 倉田さんに見えないようにボディブ」
セリオ「セリオビーム」(目からビーム)
久瀬「ぐわあああ」(吹っ飛ぶ)
柳也「……けっこう容赦無いんだな」
セリオ「ロボット三原則上等です」
柳也「よし、行くか……我等がタコさんウインナー名探偵を助けにな」
335ストーリーB:03/04/03 06:17 ID:msuPediz
3月5日 22:10 〜〜裏山・神社〜〜

吉井「むにゃむにゃ……どうせ私の髪型はタコさんウインナーですよぉ……はっ」(目覚める)
???「目が覚めたか」

 月下に聳える神社の中に、数人の男が車座で座っていた。薄暗いので顔立ちまではよくわからないが、その異様な姿格好は見て取れる。

吉井「……歴史の授業で習った『僧兵』ってお坊さん?」
僧兵「なかなか物を知っておるな。我々は高野山の者だ」
吉井「神奈ちゃんをどうする気なんですか!?」
僧兵「……娘、なぜそれを知っている」
吉井「“やおびくに”って神奈ちゃんのお母さんの名前でしょ。その羽根を欲しいだなんて、神奈ちゃんに関係あることに決まってます……ひょっとして、昔、神奈ちゃんを封印したのはあなた達ですか?
学園祭の後夜祭で封印が解かれたから、また封印する気なんでしょう。八百比丘尼の羽根もその為に必要なアイテムなんですね!!」
僧兵「……それだけの情報でそこまで読むか。小娘とは思えぬ洞察力、推理力だな」
吉井「オーケストラのどさくさに紛れて、学園の人達を洗脳して羽根を盗もうとしたんですね。
あ、裏葉先生を襲ったのは……魔法(方術)で洗脳したのがバレないようにする為でしょう。あの夜、あの時間まで学校にいたのは裏葉先生だけだから」
僧兵「…………」
吉井「美汐ちゃんは真琴ちゃんに洗脳がバレそうになったから、わざと襲って記憶を消したんですね。それから、それから……」
僧兵「……喋り過ぎだ。小娘」
吉井「だ、だって、なにか喋ってないと怖いんだもん」
僧兵「それなら、後ろを見てみろ」
吉井「はい?」

 振り返った吉井は、闇の中に蠢く数十体の『それ』を見て――

吉井「ばたんきゅー」(気絶)
僧兵「やっと大人しくなったか……くくく、翼人の末梢よ、汝の命運が尽きる時がようやく来たぞ」

……TO BE CONTINUED
336ストーリーB担当:03/04/03 06:18 ID:msuPediz
>333
すまぬ。あと1回で終わるから……m(_ _)m
337名無しさんだよもん:03/04/03 16:19 ID:DwFESrZo
いやいや、こちらこそ面白いものを読ませて頂いて。
338ストーリーB:03/04/03 22:57 ID:Q76Iwq1j
3月6日 00:00 〜〜裏山・神社〜〜

 かがり火が月夜を焼き尽くそうと燃え立っていた。
 境内に陣取るは、僧衣に身を包み凶悪な武具を纏った屈強なる仏罰の代弁者――高野山の僧兵達。
 その中でもリーダーらしき男の足元に、吉井が力無く横たわっていた。

僧兵「時間だ」

 そう呟くと同時に、

僧兵「来たか」

 麓に続く階段を上がって来たのは、1人の士(もののふ)と1体のメイドロボット。

僧兵「時間は守ったようだな。八百比丘尼の羽根はどうした」
セリオ(懐から桐箱を取り出し、青白く輝く羽根を取り出す)
僧兵「そこの灯篭の側に置け」
柳也「その前に、吉井を返してもらおうか」
僧兵「交渉できる立場だと思っているのか?」(吉井に槍を突きつける)
柳也「くっ……セリオ」
セリオ「了解しました」

 セリオ、灯篭の側に羽根を置く。

僧兵「置いたら離れろ」

 セリオが離れると同時に、僧兵達が柳也とセリオを取り囲む。

柳也「てめぇ……」
僧兵「よし、八百比丘尼の羽根は手に入った。汚らわしい翼人の随身と機械人形を始末しろ――」
吉井「まだ手に入っていないよ」
339ストーリーB:03/04/03 22:58 ID:Q76Iwq1j
 頭巾の奥で驚愕の表情を浮かべて振り向いた僧兵の股下を潜り抜けて、気絶したフリをしていた吉井は灯篭の側に駆け出した。よろめきつつも羽根を掴み取り――

吉井「えいっ!!」
柳也「なにぃ!?」
セリオ「吉井さん!」
僧兵「や、やめろ――!!」

 投擲された八百比丘尼の羽根は、かがり火の中で一瞬まばゆく輝いて――はかなく燃え尽きた。

僧兵「こ、小娘ぇええええ!!!」
吉井「神奈ちゃんを封印なんてさせないんだから!!」

 吉井はえっへんと控え目な胸を張ると、光の早さで柳也の背中に隠れた。

セリオ「怪我はありませんか?」
柳也「吉井、なんであんな真似を……」
吉井「理由は後で話します。だから早くやっつけちゃってください!!」
柳也(太刀を抜きながら)「簡単に言うなよ……」
セリオ「戦闘用プログラムをダウンロードします」
僧兵「おのれおのれ我等が大願を……っ!! 八つ裂きにしても余りある、無限地獄に叩き落してくれるわ!!!」
柳也「やれるもんならやってみな……お前等クソ坊主どもには、こっちも怒り心頭なんでね」
僧兵「貴様等如きを引き裂くに、我等の手を使うまでも無いわ――!!」
340ストーリーB:03/04/03 22:58 ID:Q76Iwq1j
 僧兵達は武具を捨て、印を組みながら呪文を詠唱し始めた。
 周囲の大気が固く、重く、冷たくなる。
 ゆらり
 闇の中で影が揺らめいた。
 影が徐々に濃くなっていく。やがて、明確な形を取ったその姿は――

柳也「――鬼!?」
セリオ「まさか、エルクゥですか!?」
吉井「理事長先生?」
僧兵「ぬし等はエルクゥと呼ぶか。この鬼どもは雨月山で発掘した残留思念を我等が術で半実体化したものだ。知性は持たぬが戦闘力は比類無いぞ」
吉井「ばたんきゅー」(本当に気絶)
柳也「こら、この状況で自分だけ気絶するな!!」
セリオ「完全に包囲されています」
柳也「なぁ、セリオ」
セリオ(吉井を抱えながら)「なんでしょうか」
柳也「数十体のエルクゥ相手に、俺達が勝てる確率ってどれくらいかな?」
セリオ「本当に聞きたいですか?」
柳也「……いや、やめとく」

 じりじりと迫り来る鬼の群れを前に、柳也は本物の脂汗を滲ませた――
341ストーリーB:03/04/03 22:59 ID:Q76Iwq1j
3月6日 00:45 〜〜裏山・崖〜〜

柳也「……ここまでか」

 五体満足でも登れ無いだろう切り立った崖を見上げて、柳也は溜息を吐いた。
 満身創痍という言葉の具現――全身をあらゆる種類の傷で覆われた柳也は、崖に寄り掛かりながら、大地に染み込む自分の血を、片目でつまらなそうに見つめた。

セリオ「ここまで……ですね」

 セリオに至っては、右腕と右足を付け根から千切られて、赤いオイルと青い放電を噴出している。左足も膝から下が無く、残った左腕も関節の数が3倍に増えていた。全身のあちこちから内部機関を覗かせて、無惨な美しさを演出している。

吉井「むにゃむにゃ……」

 吉井は――無傷だ。彼女を傷1つ無く守れただけでも奇跡に近いだろう。
 崖に追い詰められた3人を取り囲むは、僅かに数を減らしただけの僧兵とエルクゥの大群。
 勝敗は決した。

僧兵「よくぞここまで逃げられた――いや、戦えたものだ。そこだけは誉めてやろう……だが、もう終わりだ」
柳也「誉めてくれるのなら、ご褒美としてこの2人だけでも見逃してくれないか?」
僧兵「だめだ」
柳也「だろうなぁ」(へし折れた太刀を投げ捨てる)
僧兵「せめてもの情けだ。3分だけ時間をやろう。末期の酒を酌み交わすがよい」
342ストーリーB:03/04/03 22:59 ID:Q76Iwq1j
 柳也はセリオの側に腰を下ろして、無邪気な表情で気絶している吉井に静かな眼差しを向けた。

柳也「すまんなセリオ、吉井――けっきょく、お前達を守れなかった。駄目な先生だな……」
セリオ「私こそ、お役に立てずに申し訳ありません」
柳也「セリオはよくやったよ。まぁ、どうやらクソ坊主どもの野望を防ぐ事はできたみたいだ。これで良しとするか」
セリオ「柳也先生、吉井さん」
柳也「ん?」
セリオ「楽しかったです」
柳也「……その言葉を聞けただけで、今までの苦労は報われたな」
セリオ「柳也先生、このような場面では、これからどうすればいいのでしょうか」
柳也「そうだな……先日見た映画なら、ヒロインと情熱的に抱き合って熱い口付けを交わす所だが」
セリオ「私でよろしければお付き合いしますが」
柳也「それじゃ、遠慮無く」
343ストーリーB:03/04/03 23:00 ID:Q76Iwq1j
僧兵「――時間だ。もうやめろ」
柳也「なんだ、いい所なのに」
僧兵「本番まで始めようとするんじゃない。さあ、覚悟しろ」

 鋭い鉤爪を月光に光らせながら、じりじりと迫るエルクゥ達――

セリオ「――今から自爆します。右手方向13m地点に川がありますので、爆風に紛れて吉井さんと逃走してください」
柳也「残念だが、もう動けない。血を流し過ぎた……爆風に乗せてなんとか川まで吉井を投げ飛ばすから、俺に構わずやってくれ。後は吉井の運次第だ」
セリオ「了解しました」

 鉤爪が3人の頭部に伸び、セリオが自爆装置を作動させようとした――その時、
 銃声――黒い血を噴出して吹き飛ぶエルクゥ。

僧兵「な、なにぃ!?」
???「なんとか間に合ったな」
???「危機一髪ってやつか」

 銃声の方角――崖の上に目をやった一同が見た姿は――
344ストーリーB:03/04/03 23:06 ID:7zIKANif
柳也「柳川先生!!」
セリオ「御堂主事(用務員)」
柳川「待たせてすまなかった。後は我々にまかせてくれ」
僧兵「ええい、今更2人ばかり増えても何も変わらぬわ。鬼どもよ、彼奴等を引き裂け!!」
御堂「ケッ、誰が2人だけって言ったかよ?」
僧兵「――!?」

 崖の上に続々と登場するのは――

耕一「お待たせ」
光岡「お前達の野望もそこまでだ」
スフィー「私達が来れば、もー大丈夫!!」
岩切「ほっほっほ。伝説の鬼の実力、見せてもらうぞ」
トウカ「カルラ殿の仇、某が取って見せますぞ!!」
カルラ「……ちょっとトウカ、勝手に殺さないでくださる?」
千鶴「よくも我が学園の生徒に手を出してくれましたね……貴方をしばきます」
秋子(with謎ジャム)「あらあら」

 その他にも続々と登場する、一騎当千の実力を持つ戦闘キャラ達。
345ストーリーB:03/04/03 23:07 ID:7zIKANif
僧兵「お、おのれぇえええ!!!」

 襲いかかるエルクゥと僧兵達を、次々に崖から飛び降りた学園戦闘メンバーが迎撃する。
 灼熱の戦闘空間の最中――

志保「私が通報してみんなを連れてきたんだからね。感謝してよね」
エルルゥ「柳也先生、今すぐ傷の手当てを……吉井さんは大丈夫ですね。セリオさんは……後で長瀬主任の元へ」
柳也「……やれやれ、けっきょく美味しい所はみんなに取られる運命か」
セリオ「助かったのですね」
柳也「一応な」
吉井「ううん……あ、柳也先生おはようございます……セリオちゃんおはよう……」
柳也「お、今回最大の功労者が御目覚めだぞ」
吉井「あ……みんな、ごめんなさい……私、みんなに迷惑かけちゃって」
セリオ「そんな事はありません。吉井さんのお陰で、事件は解決しました」
柳也「神奈備命に代わって、礼を言う」
吉井「えへへ……そうかなぁ」

 くぅ〜〜〜

吉井「…………」(真っ赤)
柳也「そういえば、腹が減ったな。セリオ、身体は持つか?」
セリオ「予備電源を含めて、8時間は稼動できます」
柳也「それなら、飯の時間ぐらいは取れるな」

 戦いは学園メンバーが圧倒的に押している。やがて、神社の方角で僧兵の断末魔が響いた。

柳也「どうやら、ラスボスも倒したみたいだな。後の処理はみんなに任せて、飯でも食いに行くか」
セリオ「了解しました」
吉井「はいっ!!」
346ストーリーB:03/04/03 23:08 ID:7zIKANif
 その後……
 高野山の僧兵達は壊滅して、エルクゥの残留思念も何処かに消えた。
 事件の真相は闇に葬られ、表向きはカルト宗教による盗難事件として処理された。
 僅か数日間の小さな事件は幕を閉じ、学園は再び元の活気を取り戻した。

 柳也は――怪我を癒した後、何事も無かったかのように教師として復帰した。
 八百比丘尼の羽根盗難の件で減棒となった事と、神奈と裏葉にセリオについて小1時間じゃ済まないくらい問い詰められた事が被害といえるかもしれない。
 セリオは――研究所でオーバーオールした後、これもごく普通に学園に戻った。
 綾香は事件の事を何も覚えておらず、両者の関係は以前と変わり無く良好らしい。最近、なぜか化粧を覚えたらしいが、真意は不明である。
 そして、吉井は――

詠美「あああー!! 締切り間際なのに原稿がどこかに消えちゃった……誰かがくぃーんおぶくぃーんの原稿を盗んだのよぉ!!」
由宇「また、どこかに無くしたのと違うか?」
詠美「事件……これは事件よぉ!!」
吉井「事件ですか」
柳也「事件だな」
セリオ「事件ですね」
由宇「あ、あんたらどこから湧いて出た!?」
柳也「まぁ、細かい事は気にするな」
セリオ「気にしないで下さい」
吉井「詠美ちゃん……事件の詳しい内容を教えてくれないかなぁ?」

ストーリーB END
347名無しさんだよもん:03/04/03 23:14 ID:h5lxwFXc
投稿乙〜。またいいモノを読ませてもらった。
348名無しさんだよもん:03/04/03 23:24 ID:ByCueidg
乙です。名探偵吉井、ナイスでした。これで他のイタズラ三人組の影がますます薄くなったり(w
さて、そうこうしているうちにもう新学期ですな。時の流れは早いもんです。
349名無しさんだよもん:03/04/03 23:32 ID:q0qslDzG
ストーリーB、面白かったです。
クライマックスは本当によかったですね。
さて、これからどうなるんですかね?
現実ではもう新学期の季節。
オーケストラ後の日常生活編に入るのか、春休み編に入るのか、
それとも新学期編に入るのか。

まあ、この学園だと新学期になってもみんな学年変わらないだろうけどw
職人の皆さん、鬼ごっこスレに負けず頑張っていきましょう。
350名無しさんだよもん:03/04/04 17:05 ID:vjiZDojD
(打ち上げ後のカラオケボックス)
北川「……おーい、起きろー。そろそろ6時だ。カラオケの時間は終わりだぞー(ふらふら)」
演劇部一同(部長除く)&香里「…うぃーっす」
住井「…しかし、さすがに朝六時までぶっ通しは無理だったか」
香里「皆、いつの間にか寝ちゃったようね」
彰「ふぁ(あくび)しかし、深山さん帰ってこなかったね。忘れ物を取りに帰ったはずなんだけど…」
澪『きっと、どこかでナンパでもされてるの』
住井「………」
北川「微妙な表情だな」
住井「言うな…」
香里「うーん、昨日の記憶が無いわね……打ち上げ会場でファゴットを吹いたのは覚えているんだけど」
北川「………」
住井「お前もな」
北川「いうな」
あさひ「それにしても…ほかの皆さんは打ち上げが終わった後どうしたんでしょうね?
351酒飲みの薬:03/04/04 21:03 ID:LFtvWjaW
カルラ「………むす〜っ(ぐびぐび」
トウカ「? 如何された、カルラ殿? カルラ殿がそんな顔で酒を飲んでいるとは、珍しい」
カルラ「…確かにオーケストラに夢中で油断していた所があったとはいえ、あのような輩に隙を突かれるなんて…
     ――最後は派手に暴れさせて頂いたので、少しは気も晴れましたが(ぐびぐび」
トウカ「ふむ…。だが、その様に自分を責めずともよいのではないか? その様な飲み方では、酒も不味かろう」
カルラ「…ふん。今日程お酒が不味いと感じる日はありませんわ。折角の美酒もあの僧兵共の所為で(ぐびぐび」
トウカ「だからそういう飲み方は…」
ひかり「あら、お二人とも、どうしたのです? 浮かない顔ですね」
トウカ「神岸教諭…。実は――」
ひかり「――…あら、それは困りましたね。お気持ちは解りますが…」
カルラ「………(ぐびぐび」
ひかり「そうだ♪ これからちょっとした酒宴をしませんか?」
トウカ「いや、神岸教諭? だから今のカルラ殿に酒は――」
ひかり「肴に、初鰹なんて如何でしょう♪」
カルラ「――それはいいですわね♪」
トウカ「!? カルラ殿…!?」
晴子「聞いたでぇっ!? ウチも入れさせてもらおか!」
秋子「あらあら、楽しそうですね。是非、私も♪」
トウカ「神尾教諭に、学園長まで…」
ひかり「勿論、トウカさんも来られますよね♪」
トウカ「え? ――いえ、あの、某は…」
晴子「なんやー、付き合い悪いで、トウカ! つべこべ言わんと来たらええがな♪」
カルラ「そうそう。貴女がいないと私、寂しいですわ(からかう相手がいなくて」
トウカ「む……、わ、解った。…某も付き合わせて頂きましょう」
ひかり「そう来なくては♪」

トウカ「………(…結局、落ち込んだ酒飲みには、旨い酒と美味い料理が一番の薬であるのだな」
352Routes編入(1/2):03/04/05 01:06 ID:JLCKhKOU
春…
別れと…、そして、それ以上に新しい出会いである。
御多分に漏れず、この葉鍵学園でも新たな人々との出会いの予感があった。

……コンコン

弥生「失礼します。この度編入してきた、方々をお連れしました」

秋子「どうぞ、中に入れてください」
宗一「失礼します。
   この度、葉鍵学園に編入することになった那須宗一と申します。
   これから、この葉鍵学園のお世話になります。どうぞよろしくお願いします」
皐月「あの宗一が、まじめに挨拶してる。」
ゆかり「だめだよ。そんなこと言っちゃあ。
    宗一君だって、まじめな挨拶ぐらいできるよぉ」
宗一「おい…、お前ら、俺のこと馬鹿にしまくってるだろう」
皐月&ゆかり「「そんなことないよ(w」」
宗一「お前らなぁ」

秋子「あらあら、まあまあ。喧嘩は別のところでやってくださいね。
   ところで、あなたがエージェント世界ランキング世界一位の『NASTY BOY』ね。
   アレックスさんから、お噂はかねがね聞いてるわ」
宗一「何故それを。一部の人しか知らないはずなのに
   って言うか、なんで理事長さんがあのおっさんと…」
秋子「フフ、企業秘密です(ニコニコ)」
リサ「無駄よ。この人は『ID13』でもその全貌が明らかになっていない
   勿論CIAやFBI、あのNSAですらもね。
   この人が大統領ですらも一目置く世界最強の主婦、アキコ=ミナセよ」
宗一「この人があの噂に名高い『アークデーモン秋子』…」

千鶴&弥生(この人は一体何者なの?)
353Routes編入(2/2):03/04/05 01:07 ID:JLCKhKOU
宗一「それでは、改めて…。
   葉鍵学園の皆さん、及び職人の皆様、これからRoutes組一同」
Routesキャラ一同「「よろしくお願いします」」

秋子「了承(1秒)」
354Routes編入(3/2):03/04/05 01:08 ID:JLCKhKOU
秋子「あ、宗一君だけちょっと待ってて下さい」
宗一「?いいですけど」

宗一を除くRoutes組退出

秋子「これから編入する学園に興味があるのは分かりますけど、
   勝手に宿直室を勝手に使って、あげくばれそうになったからと言って
   人に危害を加えてまで、証拠を隠滅しようとするのは頂けませんね」
宗一「(ギクッ)すみませんでした」
秋子「そこで、罰として千鶴学園長の手料理を食べて頂きます」
千鶴「私の料理食べてもらえるんですか(キラキラ)」
宗一「分かりました(ショボーン(´・ω・`))」
  (こんな、美人の手料理を食べさせて貰えるなんて
   罰じゃなくて、極楽だよ)

        _  (    )ノ   )
      '´ M ヽ  (゚∀゚ )  ))
      ! ノ从 リ))〉 ・ ( ゚∀゚)イイ!
      | lゝ´ヮノ!(( ゚∀゚) ●  ランラララン
     ノ⊂)l介つ ̄ヽ二フ
    く/_l_,〈__」      
      しヘ_) イソイソ

千鶴「出来ました。どうぞお召し上がり下さい」
宗一「うまそー。頂きまーす」

        ∩            
     ⊂宗一⊃。Д。)⊃

宗一「うかつだった…。まさかゆかり以上の逸材が存在しているとは…」
355名無しさんだよもん:03/04/05 01:29 ID:JLCKhKOU
修正
3/2
千鶴さんは「学園長」でなく「理事長」ですね

千鶴さん料理AAの前に
>千鶴料理作成中
の一文と
最後の宗一のコメントを
宗一「うかつだった…。まさかゆかり以上の逸材が存在しているとは…
    やはり、上には上がいる(ガクッ)」
を編入しておいてください

尚、これは感想掲示板に書いています通り、個人的な判断により
探偵編ストーリーAに準拠しています。
356名無しさんだよもん:03/04/05 08:58 ID:ftyaTPTy
>勝手に宿直室を勝手に使って

宗一「アークデーモンの強さの秘密は、超ウィルスだったのか?!」
357名無しさんだよもん:03/04/05 09:56 ID:UkTWFqVd
朋也「渚」
渚「はい?」
朋也「4月になったな」
渚「……はい」
朋也「…………(プチン!)だぁぁぁーーーー!! 俺らは一体いつまで
    この長い坂を登ってりゃいいんだぁ!」
風子「わ、朋也先輩がキレちゃいました」
朋也「おい杏、そのスクーター貸せ! スピンターンかましながら
    理事長室に乗り込んでやる!」
杏「ちょ、ちょっと何言ってるのよ!」
椋「落ち着いて下さい、朋也さん」
朋也「こ れ が 落 ち 着 い て い ら れ る か ぁ ぁ ぁ !」
智代「うるさぁい!(ゲシッ!)」
朋也「ぐはっ」
陽平「うわあ、延髄モロだ」
智代「や、やだ、入っちゃった…」
ことみ「セリフだけだと何だかやらしい……」
智代「先輩、変なこと言わないで下さい!」
朋也「…………(ピクピク)」
陽平「……とりあえず寮に運ぶか。放って置くわけにもいかないし」
杏「なんかもう寮っていうより控え室って感じだけどね、あそこ」
椋「早く出してほしいです……」
ことみ「セリフだけだと…」
智代「それはもういいから」

嗚呼、CLANNAD組が陽の目を見るのはいつの日か……
358名無しさんだよもん:03/04/05 23:38 ID:0fRr1bXF
>>357
天ない組に追い抜かれる可能性有り(w
359名無しさんだよもん:03/04/06 21:28 ID:Inp4pK5D
ホースメンテスコ
360名無しさんだよもん:03/04/07 13:38 ID:hDFviV7s
保守
361名無しさんだよもん:03/04/07 18:35 ID:jaYrgWd+
ほしゅ
362セリオさんは浮気者ですぅ〜!:03/04/07 23:24 ID:pftN7JcD
マルチ「ぴどい! ぴろいれすゼリオざぁんっ! わだじのじらないどごろであんな…あんな………
     ぴぎゃぁぁぁぁぁああああああああああああああんんっ!!! セリオさんは浮気者ですぅ〜!!!!」
セリオ「マルチさん…」
マルチ「あの時の約束は嘘だったですか…!? わたしは弄ばれただけですかそうですかそうですよね私なんか
     胸なんかペッタンコだし背もちっちゃいしどぢだし間抜けだしおっちょこちょいだし何をやってもヘッポコだし
     料理だってマトモに作れないし脚だって遅いし目からはレーザーとか出せないしそれにそれに…!!」
セリオ「マルチさん…。先日の柳也先生との…あの行為は、言わば、場を盛り上げる為の演出であると同時に、
     時間稼ぎでもあったのです」
マルチ「えぐっ…えぐぅっ……どういう、ごとでしゅかぁ…? えぐっ…」
セリオ「自爆装置を臨界点まで持って行くには時間が必要でしたし、可能性は薄かったのですが、救援が来るまで
     出来る限り引き伸ばそうと試みていたのです。柳也先生も、同じ考えでやっておられたはずです」
マルチ「えっぐ…ひぐっ……ぢゃ、じゃあ、ぜりおざん……」
セリオ「……私の“ココロ”は、マルチさん………貴女だけの物です。
     だから…その…………、そんなに泣かれると、………とても、胸が………イタイ…です」
マルチ「ゼっ…せりおさんっ!? はわわっ、ごめんなさいっ! ごめんなさいですぅ〜!
     セリオさんのそんな顔を見るのは、私も辛いですっ! 痛いですっ!…って、はわわっ!?」
セリオ「(マルチをお姫様だっこ)マルチさん…、暫く、二人きりの時間がありませんでしたね」
マルチ「はわっ…、そうですね…。忙しかったですから…」
セリオ「丁度良い機会です…。今日は出来る限り、二人きりでいましょう…」
マルチ「はわわ〜…(真っ赤っ赤)」
363セリオさんは浮気者ですぅ〜!:03/04/07 23:24 ID:pftN7JcD
柳也「……うーん、実はちょっと本気だったりした――とは言えんわな。まぁ、あの二人の仲を壊すつもりも無かったが」
裏葉「柳也さま」
柳也「のぉおっ!? う、裏葉、突然現れるのはやめてくれ…」
裏葉「いつぞやの一件について、もう少々お伺いしたい事が――」
柳也「…え゛?」
裏葉「こちらへ――」
柳也「裏葉…? ちょっと待ってくれ。痛痛痛痛…!? 裏葉…!? 耳をっ、耳を引っ張らないでくれ…!!」
364バンド後のMNO1:03/04/08 00:09 ID:KiawuNER
矢島「さてMNO諸君。我らのバンドが成功し結構な時間がたった。」
斎藤「そうなんだが、いきなりどうした?」
矢島「あのバンドのおかげで俺達の株が急上昇したはず……
   だがどうだ!?今までと全く変わっていないじゃないか!!」
沢口「確かに……ラブレターどころかファンレターも一通も来てないし。」
矢島「そこだ!!あれだけ観客に受けていたのに『矢島さんカッコよかったです。』
   とか『矢島さんさいこー!』とかが来るはずだ!」
斎藤「それはどうかは分からないが、気持ちは分かる。
   と言うか、全くその通りだ!」
沢口「右に同じ」
矢島「そこで、これは誰かの妨害が有ると俺は踏んでいる。」
斎藤&沢口「妨害!?」
矢島「そうだ。普通ならもう俺達はモテモテになっていてもいい筈だ!」
365バンド後のMNO2:03/04/08 00:10 ID:KiawuNER
斎藤「そこまで言い切るなら何か見つけたのか?」
矢島「ああ。実は隠し撮りの写真が……ガサゴソ)これだ。」
斎藤「この写真は…神岸さんじゃないか?」
矢島「ま、間違えた。これだ。
   早くその写真を返せ!」
沢口(まだあきらめてなかったのか…)
斎藤「ん?暗い上に後姿で誰か良く分からないが…何をしているんだ?」
矢島「この写真は宿直室の近くで盗s…いや撮影されたものだ。
   こんな時間にこんなとこをウロチョロしているなんて怪しすぎる!!」
沢口「確かに怪しいけどな〜。それだけで断言するのもどうかと…」
矢島「いいや、絶対そうだ!そうに決まってる!!」
沢口「で、どうするんだ?」
矢島「何がだよ?」
沢口「そこまで言うからには何か考えてるんだろ?」
矢島「全く何にも考えてないぞ!!(キッパリ)」
斎藤「……はぁ。そんなことだろうと思った…」
矢島「取りあえず高槻先生のところに行こうと思うんだが…」
沢口「何であの人のところに?相談に乗ってくれる先生なら他にもいっぱいいるだろう?」
矢島「いや、あの人じゃないとダメなんだ。(他の人だと隠し撮りのことが…)」
斎藤「?まぁいいや。じゃあ行ってみるか。」

MNO、Routes組(主に宗一か?)に逆恨み。高規に相談に行く。
366名無しさんだよもん:03/04/08 03:59 ID:C+b/UWRT
斉藤と沢口は、
そんな怪しい写真を撮っている矢島の怪しさには気づかないのだろうかw
367名無しさんだよもん:03/04/08 09:47 ID:uPF0LlJo
>362
二人っきりの時間ハァハァ(;´Д`)
368名無しさんだよもん:03/04/08 22:39 ID:C9EBvOs4
 暗闇の中、私が寝ている。私は動かない。そして、そんな私に覆いかぶさってくる影。
「……誰?」
 私の問いには答えず、その影は私の胸に手を置いた。そして、ゆっくりと力を込めてくる。
「ちょっと! 何をするんですか!?」
 私は、抵抗しようとする。だけど体が動かない。そして、不思議なことにあまり嫌悪感を感じない。何故だろう?
「嫌…」
 荒い息とともに、発音できているのかわからない言葉を吐き出す。影は、聞こえているのかいないのか、無視して私の胸をまさぐる。
「……!」
 影は、それに満足できなかったのか、私のシャツを捲り上げた。私の上半身が、外気に触れる。思わず身をすくめた。そして、その影は下着越しに私の胸を揉む。
「……いや」
 ぼそりと呟いた直後、影はいきなり唇をふさいで来た。
「んーーーーーーーーー!」
 思わず体をよじる。視界いっぱいに広がる影。いや、それは影じゃない。そう認識した直後、影は唇を開放する。そして、私はその影の名前を呼んだ。
「きた…」


 ガバ!
エリア「はーはーはーはーはーはー!(布団から起き上がってる)
エリア「ここは…保健室ですね。うー、昨日の打ち上げの後ここで寝ちゃったようですね」
エリア「それにしても…」
エリア「私はなんて夢を見てるんですか…(布団に顔をうずめる)」
369名無しさんだよもん:03/04/08 23:03 ID:B1rsZWa0
「たか…」じゃなくて良かったですねw ……いやそれとも?
370とあるバーにて:03/04/09 02:08 ID:6oJwszHT
柳也「ははは、そんな事があったのか」
セリオ「柳也先生も、大変だったようですね」
柳也「まったく、お互いに誤解を解くのは大変だよな」
セリオ「……」
柳也「……」
セリオ「……それなら、なぜこんな所に誘ったのですか?」
柳也「なぜ断らなかったんだ?」
セリオ「……」
柳也「……」
セリオ「終電――過ぎてしまいましたね」
柳也「そうだな」
セリオ「……複雑です」

吉井(2人の間で)「むにゃむにゃ……くー」
柳也「……で、どっちがコレを背負う?」
セリオ「複雑です」
柳也「いや、それは違うだろ」
371名無しさんだよもん:03/04/09 07:34 ID:rkX1oMUz
岡田「最近吉井のヤツ、付き合い悪いわねぇ」
松本「柳也先生とセリオと、何か最近仲良いらしいよ? 今日もどこかに誘われてたみたいだし〜」
岡田「…ふふん、なるほど? つまり三人でくんずほぐれつのいかがわしいアレな事を――」
松本「そんな訳あるか〜い♪」(カチッ☆

どがーんっ!!! (※だいなまいと・ザ・非殺傷

岡田「あほー! ナンテコトすんのよこのおバカ!!」(アフロ
松本「あはは、ごめーん♪ ツッコミ慣れてなくてー。加減がどうにもこうにも。――てへっ♪」(アフロ
372名無しさんだよもん:03/04/09 19:35 ID:LZ+g9h33
柳也&セリオ(・∀・)イイ
373名無しさんだよもん:03/04/10 17:02 ID:18ppWIBD
鬼ごっこが終われば活気が戻ってくるだろうか・・・ホシュ・・・
374名無しさんだよもん:03/04/10 19:31 ID:ShqS/yYy
それでは鬼ごっこがひと段落するまで、大耳総長がテキトーにゴロゴロ管理します。
やる気は見あたりませんが、問題ありません。

   (\__/)
   ,.´    ヽ、んー
   i iliノハ从リ  (\__/)        (\__/)
   ヽリリ ゚ ‐゚ノ、 '´   ヽ マターリ    '´   ヽ    ゴロゴロ
   /   つ   ,' i(从ハlii l        ,' i(从ハlii l⌒ヽ、
  (_(__つ⊂从´‐`リリノ⊂⌒`つ ⊂从゚ ‐゚ リリノ_人__)
375名無しさんだよもん:03/04/11 00:06 ID:rP876MLk
そ、総長ひと段落って・・・
376_:03/04/11 18:21 ID:Q8HiKuoK
保守
377名無しさんだよもん:03/04/12 01:02 ID:Z5TlBbyE
ぶっちゃけオーケストラあたりから十分活気は無かったと思われ。
378名無しさんだよもん:03/04/12 03:52 ID:fqgNWBlq
オーケストラ始まる→(ついていけない住人が一時退避)
→オーケストラ終わらない→(打ち上げまでもが長々と続き、諦めムード)
→鬼ごっこスレが立つ→(ヒマしてた住人が流れ込む)
→探偵物が始まる→(懲りずに長ネタっぽいので帰る気も失せる)
→現在に至る
379名無しさんだよもん:03/04/12 08:30 ID:KTaDk5VB
探偵ものが分離した時点で終了だと思ったよ俺はね。
380名無しさんだよもん:03/04/12 09:25 ID:g2+fUknC
悲観的にならずにマターリを待ち続けるですよ
381名無しさんだよもん:03/04/12 15:38 ID:HlTqsGyJ
オーケストラ始まるまでこんな感じだったよね
 高槻「春ぅーっ! 春だなぁっ! 俺は参ったぞぉぉぉぉぉおおおおおおお!!」
エリア「あーっもうっ!! ホントにうるさいですね貴方は! 春くらい大人しくしていたらどうですか!?
     “春眠、暁を覚えず”とも言いますし、静かに昼寝でもしていたらどうです!?」
 高槻「こんな良い春に、昼寝なんぞしていられるかぁっ!! 歌でも唄いたい気分だぁっ!! 自制などきかないっ!!」
エリア「…ほんっとにこの人わ……!!!(怒怒怒」
 高槻「ネコ踏んじゃった♪ ネコ踏んじゃった♪ ネコ踏んずけちゃったらシんぢゃった〜♪ ――ってかぁ!!
     はぁ〜っはっはっはっは!!!」
エリア「なんて内容の変え歌を唄っているんですか…!」

??『だお〜…!』 ――ドドドドドドドドドドドドドド……!!!

エリア「…?」
 高槻「なんだぁ?」
 名雪「だおっ!!!」(べめしぃぃっ!!)
 高槻「ふぎょるぶっ!?!」
 名雪「だおおおおおおおおおおおっっっ!!!!!」(踏んずけてブッ倒した高槻をジャイアントスウィング)
 高槻「おおおお俺は参ったああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………!!!」(大砲から撃たれた様に飛んでゆく…)

エリア「………(唖然」
 名雪「………。――エリアさん」
エリア「はっ、はいっ!? 何ですか?」
 名雪「これ、あげます♪」(可愛い仔猫のぬいぐるみ)
エリア「あ…――ありがとうございます…」
 名雪「えへへ♪ じゃ、さよならー。――黒猫のタンゴっ、タンゴっ、タンゴっ、ボクの恋人は黒いネコ〜♪」
エリア「………流石はあの人の娘……という事でしょうか…(汗」
383名無しさんだよもん:03/04/12 17:54 ID:Hvy8L5Bi
オーケストラ引っ張りすぎだと思った。
専門分野にはしるのは構わないけど、そういうのを引っ張るのは(・A・)イクナイ!
更にオリジナルカップル増殖の俺ネタ爆発で着いていけない人多数になった。
オリジナルカップルは書いてる人は良いかもしれないけれど、嫌う人が多いという事実もある。
そういうのを作らないでかけるなら、作らないほうがいいんだよ。
絶対駄目というわけでもないだろうが、そういうのは慎重に書くべきなのに安易に書く人が多いのも問題なのだろう。
嫌なら流れを修正しろという意見もあるが、人が勝手に作ったオリジナル設定を強引でなくスムーズに
修正するのは結構大変なんだよ。
そういう事も考えずに適当に流れ変えろといってる風な人が多いのも萎える原因の一つ。
そんなやつの為に他人のケツふくくらいならもういいや、という人も多いと思うぞ。
探偵も煽りに反発の勢いだけで書かれた風な人もいて、推敲不足が目立ったし、ふたつに分かれたのもそれも
要因の一つなのと違うかな。
384名無しさんだよもん:03/04/12 18:06 ID:bd9zTkrw
感想掲示板へどうぞ
385名無しさんだよもん:03/04/12 18:28 ID:fJNnwMuV
俺がMOONをクリアするまで残っていてくれ。
そうすりゃネタが書けるかも知れん
386名無しさんだよもん:03/04/12 18:41 ID:jzzavDFD
正直、このまま廃校にするのは忍びない…
387名無しさんだよもん:03/04/12 19:12 ID:8MaQOkoB
まあなんだ、じっくりいこうや
388雪はもうとけたけど‥:03/04/12 19:51 ID:iZDVbf+m
浩平「退屈だ…」
住井「あ〜。退屈だ」
浩之「帰りにゲーセンでも行くか?雪しかねえからなあ。学校は」
浩平「!!」
住井「それだあ〜〜!!」
浩之「あ?」
浩平「雪合戦しようぜ!よし、人を集めるぞ!」
住井「オーケイ!ならべく常人だぞ?」

浩之「元気なやつらだな…俺は帰ろ」


浩平「よし、集まったな‥ってもろ能力者だろ!お前ら!」
郁未「いいじゃない。退屈なんだから」
由衣「そ〜ですよ」
浩平「…まあいいか。変な力使うなよ?」
七瀬「腰が冷えるわ‥うう」
祐一「雪国育ちの力、見せてやるぜ」
北川「お前はエセ雪国育ちだろ‥」
住井「結局身近な人物しか連れてこれなかった‥」
雪見「‥なんか癇にさわる言い方ね」
澪『そうなの』
香里「早く帰りたいし、人数も多いからチーム戦にしたら?」
浩平「よし、じゃあじゃんけんで組み合わせを決めるぞ」

一同「じゃ〜んけ〜ん!!」
389雪はもうとけたけど‥:03/04/12 19:54 ID:iZDVbf+m
初戦 郁未・晴香・由衣チームVS住井・祐一・雪見チーム

郁未「…」
晴香「…」
由衣「わあ〜!この三人でよかったですねえ〜」

住井「くく‥この住井の妙策、特と味わうがいい」

            開始

晴香「どーいうルールなんだっけ?」
由衣「晴香さん、しっかりしてくださいよ〜」
晴香「あなたよりはしてるから大丈夫よ」
由衣「う‥ちゃんと聞いてくださいよ?全員が当てられるか、旗をとられたら負けです」
晴香「ふ〜ん、簡単ね。じゃあこうすればいいんじゃない」
郁未「まさか‥」
晴香「由衣カタパルト弾!!」
ビュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン
ドゴッ!!
郁未「あ〜あ‥木にもろ」
晴香「外したか。どうする郁未‥って!もう攻めてきてる!」
郁未「え!?」
住井「ハッハ〜!戦争は先手必勝なんだぜ!」
雪見「何が妙策よ!ただ特攻してるだけだわ‥」
祐一「いただき…」
ガス!!
祐一「え?ぐふぉおお!!」
郁未「あ…」
晴香「…」
浩平「反則だあ〜〜!!」
390雪はもうとけたけど‥:03/04/12 19:56 ID:iZDVbf+m
浩平「お前、あれほど言ったのに」
郁未「ゴメン‥なんかすごい卑猥な顔で襲ってきたから」
住井「まずは一勝だな」
雪見「まだ一発も玉を投げてないけどね‥」

二戦目 浩平・澪・繭VS北川・七瀬・香里

浩平「まずい。まずいぞ‥向こうには七瀬がいる。やつの玉は壁など通用しないからな」
繭「みゅ〜」
澪『頑張るの』
浩平「おまけにこっちは‥いや、案外楽勝かもな」

北川「よし、勝とうぜ‥美坂」
香里「やるからには勝ちたいわ」
七瀬「…なんかいづらいんだけど」

               開始

七瀬「うおおおりゃあああ!!」
ビュン!ビュン!
浩平「うお!あぶねえ!」
澪『怖いの』
浩平「思ったとおりだ。七瀬は長距離射撃、あとの二人は散開して挟撃か。よし!繭、敵陣をかき回して来るんだ!七瀬の玉は当たらねばどうということはない!」
繭「みゅ〜〜」
浩平「そして、澪。お前は‥ごにょごにょ」
澪『怖いけど頑張るの』
北川「あの子は‥速い!」
七瀬「げ!!こっちに来る!」
繭「みゅ〜〜」
浩平「よし、七瀬が動揺してるうちに盾を作るぞ!」
澪『おーなの』
391雪はもうとけたけど‥:03/04/12 19:57 ID:iZDVbf+m
香里「そんな暇は与えないわ!」
浩平「なんだ〜。おあついですなあ。夫婦チームってわけか?」
香里「そ、そんなわけないじゃない!誰がこいつなんかと!」
浩平「その割には息がぴったりだぜ。あ〜いやらしい」
香里「か、勝手に決めないで!」
七瀬「ぎゃあああああ!!」
北川「しまった!七瀬さんがやられた!旗が危ない、俺は一回戻る!」
繭「みゅ〜みゅ〜!」
ぐいぐい
北川「悪く思わないでくれ‥」
ぽこ
繭「う、、ぐす、、う、うあああああああん!!!」
北川「え、あ、ちょっと」
浩平(繭のやつ‥、言ったとおりにやってるみたいだな。よしよし)
浩平「いやあ、北川のやつも女泣かせだよな。エリアさんはどうなったんだ?」
香里「そんなの知らないわよ!!あのバカに聞いてよ!」
北川「美坂!攻めろ!手が止まってるぞ!」
香里「あ。うん」
浩平「ちっ!」
北川(七瀬さんがいないのに何故まだ盾を作るんだ‥それにあの巨大さ‥まさか!)
北川「みさ‥」
浩平「もう遅いぜ!行け!澪!」
澪『らじゃーなの』
香里「あれはジャンプ台なの!?スケッチブックを使って‥」
シュルシュル‥シュバッ!!
七瀬「なんて策‥」
パシッ!!
澪『げっとなの』

           浩平チーム勝利
392雪はもうとけたけど‥:03/04/12 19:58 ID:iZDVbf+m
住井「やはりお前が勝ったか‥お前を倒せるのは俺だけだぜ」
浩平「お前と俺じゃペテン師のレベルが違う」
由衣「わあ〜、なんかかっこいいですねえ」
郁未「そう?なんかバカっぽいけど」


決勝戦  住井・祐一・雪見チームVS浩平・澪・繭チーム

祐一「今回は俺に策がある。ためさせてくれ」
住井「…お前、生きてたのか」

浩平「確かに火力ではこっちが劣るが、戦争とは火力じゃない。頭だ」
澪『いつの間にか戦争になってるの』

              開始

393雪はもうとけたけど‥:03/04/12 19:59 ID:iZDVbf+m
浩平「相沢のやつがいないな‥後の二人はやっぱり特攻か、芸のない奴め。三対二で勝てると思ったか!戦争とは兵力で決まるんだ!」
澪『さっきは頭っていってたの』
繭「みゅ〜、いっせいしゃげき」
住井「う!思ったよりも弾幕が厚い!」
雪見「バカ!なんか策はないの?」
住井「よし、長森さんの声を真似して下さい!」
雪見「な、なに言ってるの!こんな時に!」
住井「違う!折原の奴を動揺させるために‥!」
雪見「‥しょうがないわ」
長森声「浩平〜。意地悪だよ!」
浩平「う!」
住井「今だ!」
ポコ!ポコ!
住井「あいて!」
雪見「いたっ」
浩平「甘いぜ。そんな言葉聞き飽きたわ」
住井「ちい。別のセリフにするんだったか。住井君、好きだよとか」
雪見「…」

浩平「よし、一気に旗をゲットだ!」
祐一「いただき!」
ぽこ!ぽこ!ぽこ!
浩平「何、ずっと雪の中にいるとは‥」
澪『つめたいの』
繭「みゅ〜」
祐一「はっはっは〜。寒いのにはなれてるんだ。勝った!かった〜、かったぞ…」
394雪はもうとけたけど‥:03/04/12 20:00 ID:iZDVbf+m
祐一「かった〜かった〜」
名雪「お母さん、何か言ってるよ」
秋子「楽しい夢でもみてるのかしらね」

雪の中にずっと隠れていた祐一は皆に忘れられ、三日間放置された。
雪合戦は浩平チームの優勝で終わり、祐一は御堂に発見され病院に担ぎ込まれたのだった。

395名無しさんだよもん:03/04/12 20:14 ID:8MaQOkoB
いーよー小ネタいーよー
396名無しさんだよもん:03/04/12 20:26 ID:Hvy8L5Bi
>>384
書き手ですらあっち読んでないだろとしか思えないのが居るのに?
そういう突っ込みは問題から逃げてる気がして仕方ないよ。
397名無しさんだよもん:03/04/12 20:36 ID:8MaQOkoB
確かに現状を見るとあっちに書きゃあいいってもんでもないね
とりあえず今できるのは殺伐とした雰囲気を漂わせるんじゃなくて
書きやすいマターリした雰囲気を作ることではないでしょうか?
398名無しさんだよもん:03/04/12 20:51 ID:JsVP63Rd
どうすればいいのかをいい機会だしこの際考えてみるとか。
こっちでもあっちでもいいから。
取り敢えず、キャラ別現在状況がわかりやすく一覧でまとまってると嬉しいよね。
ここまでスレが伸びてくると過去スレ読むのも一苦労だろうし、そうでなくても
見落とす部分が出てくるかもしれないし。
あと、クロスオーバーでのカップリングは出来る限りさけて、カップリングを作るにしても
各キャラスレの状況をなるべく押さえておくよう勧告とか。
ここも毎度問題になって荒れて、職人離れを引き起こしてる風なところだし。
399名無しさんだよもん:03/04/12 21:52 ID:J195c+wR
いや、なんと言うか学園スレの本文は単発ネタの積み重ねにあったと思う訳よ。
まぁ時に国崎とかのように沖縄行ったりする奴もいたさ。
大きな流れもあったさ、だがね。
それにしたって次の展開の柔軟さは保たれていたと思うのよ。
それを少数の書き手が書きたいSSに応じてキャラを長期にわたり束縛しようと
したから自由度は減りネタの、引いてはスレの衰退を招いたんじゃないのかな。

その際たる物がオーケストラ。

使いたい好みのキャラクターを次々と引き抜き長々と拘束しちゃったんだから
もう言葉も無い。

音楽祭だなんて言葉を飾っていたがそれが学園祭とかとどれだけ遊びやすさが
違っていたと思っているのか。
ま、喜んで書いてた奴等にゃわかんないんだろうが。

で終われば今度はやったやったやり切ったと打ち上げまでしてはしゃぐ始末。
まぁ探偵物はまだそれなりに書きようもあるがそれなりに頭を使わなくてはい
けなくなる。
んなめんどくさい事やりたくないっす。
キャラ別現状?
んなもん糞喰らえッすよ!(暴言)
そんなの考えないといけない事自体が問題なんじゃないのかな。

しかし今度上がった小ネタには古きよき学園スレの姿を垣間見た気がした。
どうかこれからもがんばってください。

っていや、書きやすいマターリした状況を望んでいた諸氏マジすまなかった。
400名無しさんだよもん:03/04/12 23:00 ID:JsVP63Rd
>>399
いや、言いたい事は解るから。
401名無しさんだよもん:03/04/12 23:11 ID:bd9zTkrw
>>396
普段見てなくたって、今話してますくらいこっちに書いとけば大体見てくれるだろうが。
そうまでしてこっちで話す意味があるのか?
402名無しさんだよもん:03/04/12 23:20 ID:4vS3NyuB
ルーツキャラを引き立て役に、秋子最強を語らせた時点で萎えた。
ジョーカー的な存在はいらん。
ハクオロでさえ、アホやったりおびえたりしてんのに。
403名無しさんだよもん:03/04/13 00:15 ID:ySvvhd0E
>>401
2chに比べれば匿名性の低いt-cup掲示板で語りたくもない、見に行くのもどうかと思う
香具師は多いということだろ。
そこの管理者が誰だかは知らないが、やりようによっては見に行くだけでip抜かれるわけだし、
2chも書き込みにip取り始めてるとはいえ、どっちが匿名性高いかというのは言うまでもないわな。
鬼ごっこみたいに別スレとして雑談、検討スレが立っていた方が良かったかもな。
404名無しさんだよもん:03/04/13 00:26 ID:Ma93WImr
オーケストラは流し読みでしたな。
高槻ネタだけはしっかり読んだけどw

あとさんざん語られてるが秋子さん最強ネタは勘弁してほしい……
405名無しさんだよもん:03/04/13 00:46 ID:/flXBxRt
〜春休みの2日前〜
祐介「はぁ。『痕』もリメイクされたし、『To Heaet』も『こみパ』も逆移植決定か。
   ……ぼくたちの出番は無いんですね」
月島「仕方ないだろう。『雫』は萌え要素も泣き要素も薄い。
   サブカル風味がやや強いとはいえ、どちらかと言えばストレートなエロ路線だ」
祐介「でも、同じ路線の『MOON』は」
月島「やめよう、不毛だ。とにかく、そういうことは置いといて。
   アストラルバスター部、明後日から鶴来屋に4泊5日の旅行だって?」
祐介「はい。……内緒にして下さいよ?特に芳賀さんや長岡さんには」
月島「長岡君はわかるが、なんで芳賀先輩も?」
祐介「……すみません、言いたくないんです。察してください」
月島「……。まあ、いいか。旅先で朝の太陽が普通の色だといいね(ニヤニヤ)」
祐介「さらりと問題発言しますね、月島さん」
月島「それじゃ、そういう期待は全然無い、と?」
祐介「……そういうわけじゃ、な(急いで口を閉じる)」
月島「どうしたんだい?ぼくの後ろに誰か…か、香奈子くん!?
   えーと、その、両手にかかえてる消火器はいったいなにかなと」
香奈子「生徒会室備え付けのが古くなったから交換に持って行こうかなって。
    ところで、何の話してたの?(ニコニコ)」
月島「なんでもないんだ、なんでも。なぁ、長瀬君」
祐介「うん、なんでもないんだよ、ねえ月島さん」
香奈子「わかってると思うけど、瑞穂を泣かせるようなことをしたら」
祐介・月島「「天に誓っていたしません」」
〜そのころの屋上〜
玲子「るりるり、祐介くんがどこにいるか知らないかな?」
瑠璃子「(ふるふる)」
玲子「うーん、どこにいるのかなー。
   明々後日のこみパで、鰤タンのコスで売り子頼もうかと思ってたのに……」
瑠璃子「(そっか、だから明後日からだったんだね、長瀬ちゃん)」
406405:03/04/13 01:28 ID:/flXBxRt
う、議論の途中だったのか。
しかもボロカス言われてる連作希望ネタ……少々気まずいです。
過去ログ見て消化しきってないネタを見っけて書くこともあるので、
正直人物関連表はあれば便利かな、とは思うです。
407名無しさんだよもん:03/04/13 02:33 ID:R+1jjIrA
>>405
いや、これくらいならまだ展開のしようがあるから大丈夫でしょ。
何も出るキャラが完全に限定されてる訳でもないし、専門知識無くてもリレーできるから。
まあ議論のど真ん中に落としたのはまずかったけどね。ドンマイ
408名無しさんだよもん:03/04/13 03:25 ID:5LTP2m3m
横から喰いつく様で行儀悪い事夥しいが俺も件の秋子さんに激しくむかついた。
いい加減最強秋子なんざ不興を買うだけってことを理解しろよと言いたい。
もとい、kanonの世界観だけならまだ良いかもしれない。
だけどその厨設定を他所様の作品にまで強要すんなよな。



なんというかぶっちゃけトーク週間。

あ、>>405良かったすよ。
指きりに泣き、加奈子のご免ねに泣き、瑠璃子さんを想って涙にくれた俺的には
やや異論もありましたがw
409名無しさんだよもん:03/04/13 03:51 ID:tAwz1wF6
>399
>408
非難批評は厨房でもできる。
期待は犬畜生だってやることだ。
文句だけ言ってりゃ物事思うように行くってのは消防までだよ。

思うようになって欲しいならそれ以上の事をしないとな。
テメーでネタ書いて軌道修正するとかさ。
410名無しさんだよもん:03/04/13 05:10 ID:5LTP2m3m
>>409
OKOK、それじゃ俺好みシチュで。

秋子「あら、耕一さん」
耕一「あ、学園長」
秋子「いやだわ、学園じゃないんだから」
耕一「はぁ」
秋子「『秋子さん』でいいですよ?」
耕一「はははっ」
秋子「あら、笑うなんて酷いわ」
耕一「ははっ、からかわないで下さい」
秋子「うふふっ
   それにしても…ここの桜は本当に見事ですね」
耕一「はい」
秋子「耕一さんは桜の花お好きですか?」
耕一「そうですね、母が…好きでした」
秋子「・・・・・・」
耕一「だから春はよく花見に連れて行かれてました」
秋子「ここの桜も綺麗だから…きっとお母様も喜んでらっしゃるわね」
耕一「…はい」
秋子「私もね、好きなんですよ。桜」
耕一「・・・・・・」
秋子「昔はよく主人とふたり、散歩がてらに近所の桜を見に行ったりしました」

秋子「ですから、耕一さん。今日はこれから私と付き合って下さい」
耕一「はいッ?!」
秋子「あら、酷いわ。こんなおばさんとじゃデートは出来ませんか?」
耕一「ははっ。いえ、そんな
   光栄ですよ、秋子さん」
411名無しさんだよもん:03/04/13 05:14 ID:5LTP2m3m
ホントは学園のSSフォーマットは地の文使わないからこういうのには向いてないよね。
桜が散ってるとか秋子さんが耕一の腕を取ったりとか情景状況心情の説明できない。

しっかし内容、笑いは無いわ、学園色はほぼ皆無、発展性も弱い。
おまけにそのつもりは無かったのだが俄かカップル物に見えてくる始末。
時節を絡めて秋子さんを優しげな母性キャラに、を目標に書き連ねたらどうも話があさ
っての方向に流れてしまったようだ。

まぁ、とりあえず別に最強(偉そう)じゃない秋子さんと>>399の言うところの単発ネタだ
ってことで勘弁してくれいw
412名無しさんだよもん:03/04/13 06:52 ID:rLClizwi
>ホントは学園のSSフォーマットは地の文使わないから

 このスレでは会話形式で書かれるのが主流だけど、フォーマットって
訳ではないと思う。情景描写心理描写は入れて構わないんじゃ?
413名無しさんだよもん:03/04/13 08:55 ID:BtPm+jB5
>>410
伝説の 『凶星七番勝負』 へのプレリュードか?
414名無しさんだよもん:03/04/13 10:11 ID:U9N1Btwt
長編になりそうな話を書く前に一度掲示板で相談を求めてはどうかと思う。
多くの書き手に迷惑をかける可能性もあるわけだし。

自分は音楽祭編は楽しく読めたし好きだったけど一度も書けてないからなぁ。
415名無しさんだよもん:03/04/13 10:54 ID:xMJnJNfj
>>409
なに知った風な事かいてんだろうね。
思った方に行かせたいなんていう言葉が本当に通用するとでも思ってるのか?
別な考えを持った思った方に変えたいと思う職人が2人居たらアウトだろ。
そして、書き手の能力もまちまちな状況でそんなことしてたら話は破綻。
負担は能力のある人にかかってくる。
なのにまた別な誰かが破綻させ…
それでは能力のある人も報われない。
そういう能力のある人は、しがらみのないすっきりとした状況で、思う存分
書いて欲しいのに、他人のケツふくのに終始させてどうするよ。
そのうち見切りつけられても不思議はないよな。

基本的にリレーはさせない方がいいんだよ。
させたとしても短く終わらせる。
それならどんな専門分野にはしってくれてもいっこうに構わない。
そして別な話(リレー)の中では前の設定と違ってても噛みつくべからず。
前に感想掲示板で話が出てた別路線の学園物を採用した方がいいんじゃないの?
設定リセットは嫌だ云々は、今の状況では自分の厨設定が一番と思う輩の
戯れ言にしかなってない。
416名無しさんだよもん:03/04/13 11:04 ID:jq4rJ2s9
つまんなかったわけじゃないんだけどね、大作も。

ただまぁ、乗れなかった人間が参加しにくい雰囲気になっちゃったのと、
一部の人間の自己満足の構造が見えすぎてしまったのが難点だと思うだけ。
417名無しさんだよもん:03/04/13 11:30 ID:rKk4F2lT
オーケストラに関しては、終盤などは意地で一部の人間が続けてる風な練り込みの足らない文に萎えた。
418名無しさんだよもん:03/04/13 12:48 ID:z51xYP6G
和樹「春だな」
祐一「そして新入生も入ってきた」
浩之「なら、我々がすべきことはただ1つ……」

北川「花見だあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
一同「うおっしゃあぁ――――――――!!」

住井「酒だ―――!」
晴子「イエ―――!!」
往人「食いモンだ―――!!」
みさき「最高だよ〜!!」
健太郎「デザートも忘れずに!!」
あゆ「うぐぅ〜!!」
高槻「酒池肉林の宴だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

バキッ!ゴスッ!ドゴッ!ベキッ!ズゴッ!ドスッ!

浩平「ルーツ組の連中入れて、一発芸大会だ――!」
宗一「よし、やってやろうじゃないか」
志保「カラオケを忘れちゃダメよ!」
理奈「OK。サービスしちゃうわ!兄さん、今回はコスプレ無しだからね!」
ハクオロ「それで、どこで花見をしよう?」
佐祐理「佐祐理のうちの庭に、桜がたくさんありますよ〜」
久瀬「さすが倉田さん!貸切で花見が出来ますね!」
高槻「ようし、俺様が世にも素晴らしいモノを見せてやろうじゃないかぁ!!」

バキッ!ゴスッ!ドゴッ!ベキッ!ズゴッ!ドスッ!

皐月「……だいたいあの先生がどんな人か分かった気がするわ」
郁未「Rootsのみんな、くれぐれもあの先生に関わっちゃダメだからね」
ゆかり「は、はい」
高槻「俺は参ったぁ!!」
419418:03/04/13 12:57 ID:z51xYP6G
今朝急に思いついたネタです。
とりあえず、こういうネタならOKですか?
一発ネタ系で、花見の続きを書きたければ勝手に続ければいいし、書かなくてもいい。
過去の話はだいたいがこんなのだったと思います。

俺はオーケストラ編でもいちおう書いていましたが、それは盛り上げるためというよりは
早く終わらせるためでしたね。
大作にはなったのですが、やはりダラダラしすぎていたのが…。

ただ、オーケストラの後に出てきたデートの話とか推理モノに関しては、
職人さんがオーケストラで寂れたここに活気を取り戻そうと頑張っていたんじゃないかと
思うので、あまり厳しくは言わない方がいいと思いますよ。
誰だって、せっかく頑張ったのに文句いわれてはやる気なくしますしね。

まあ、しばらくはこういう小ネタで行って見ましょう。
心配なのはネタ切れですが…。
420名無しさんだよもん:03/04/13 13:55 ID:EPMau+mC
プッ、最近オーケストラの連中必死だなw

なんて思っていたが>>419の言うことも尤もだ。
皆が皆はしゃいでいた訳でもない、か。

まぁどうあれもう二度とあんなのご免だけどね。
やっぱ>>418位のが良いですわw
421名無しさんだよもん:03/04/13 14:41 ID:IAARKAg6
浩之「う〜…、歯が痛ぇ〜…」
  栞「? どうかしたんですか藤田先輩?」
浩之「ん…おお、栞ちゃんか…。なんか…奥歯の方が痛くてな…」
  栞「まぁ…。虫歯…ですか?」
浩之「ん〜…だと思う。急に痛くなってきやがって…。
    ――そーだ、栞ちゃん、痛み止めっぽい薬とか持ってねーか?」
  栞「持ってますよ♪」
浩之「おお! ちょっと分けてくれっ、頼むっ!」
  栞「ハイっ。えーっと――まずこれが“殆ど気休め”、それからこれが“何かと引き換えに痛みを止める”、
    それとこれが“何もかもが解らなくなる”――――どれにします?」
浩之「……あー…えーっと、……その…」
  栞「オススメは最後の物ですが♪」
浩之「うん……ありがと。でも、やっぱ普通に歯医者行って来るわ」
  栞「そうですね。放っておいても治る物じゃないですから、虫歯は」
浩之「…ん、だな」
  栞「でも、お薬が必要になったら何時でも尋ねて下さい。アップ系からダウン系、各種取り揃えていますから♪」
浩之「……その内栞ちゃんがお尋ね者になるかもな…」


あかり「――結局、浩之ちゃんの歯痛は、“親知らず”が原因だったのでした。ちゃんちゃん♪」
422名無しさんだよもん:03/04/13 14:59 ID:JdZ8ro4r
まあオーケストラや推理物は我慢できたけど、ここ2,3日の自治厨大活躍には我慢できない人間もここにいるわけで。
423名無しさんだよもん:03/04/13 16:02 ID:E6FdUirO
>>422
自治つーかずっと鬱積した物がとうとう溢れて出た感じだな。
と言うかそういうこと言ってると>>420見たいな煽り食らうぞw
後>409大先生が言うには意見するにもそれ相応の行為が必要なんだとさ。
書き手以外には辛い話。

ど う す れ ば い い ん だ
424名無しさんだよもん:03/04/13 17:08 ID:j9LdgN9p
そんな時のための外部板。本スレ脱線を防ぎたければ自発的に移動しましょう。
別に、IP漏れに何の後ろめたさも無いでしょうから思う存分ぶっちゃければいいんですよ。
が、やはりスレッド型のほうがやりやすいですし、したらばで借りるのも一つの手ですかね。
425■ 宣 伝 ■:03/04/13 19:39 ID:6BNUzrYm
426■ 宣 伝 ■:03/04/13 19:39 ID:6BNUzrYm
…失ってしまったものが、まだココには残されています…。
http://jbbs.shitaraba.com/game/bbs/read.cgi?BBS=3290&KEY=1045116433
427名無しさんだよもん:03/04/13 19:41 ID:6BNUzrYm
うわ…二重カキコスマソ。
428名無しさんだよもん:03/04/13 20:09 ID:+yWbz6LX
他ゲームのキャラ同士が くんづほぐれつ(?)ってのが好きです

>>421 良いんじゃないっすかこういうの
429名無しさんだよもん:03/04/13 20:14 ID:X1wc+smY
オーケーオーケーあいわかった
小ネタをバンバン出していこう
430名無しさんだよもん:03/04/13 23:09 ID:F0YQp/cG
俺は>>410の秋子さんは好きだが
しかし耕一と秋子さんとはまた珍しい…仙人みたいになんでもかんでも悟ってる秋子さんじゃなく母的な悟りをもってる秋子さんは良いね
431名無しさんだよもん:03/04/14 02:52 ID:wN7oz+BV
>>418とは少し離れた場所〜

トゥスクル「やれやれ、若い連中は騒がしくてかなわんの。ご一緒させてもらうよ」
源之助「おや、トゥスクルさん。あなたはお孫さんと過ごされるのでは」
トゥスクル「そちらはハクオロに任せて来たよ。
      このばばが近くにおっては若い者はあやつに甘えづらかろうて」
セバス「そういうことならご遠慮なくどうぞ。実は私どもも似たようなものでございます」
ゲンジマル「年の近いご友人がいるのに、年寄りが近くにいても仕方がありますまい」
蝉丸「しかし、よろしいのですか?水を差すようで申し訳ないのですが、
   万が一御二方に危険、いや悪い虫でも……」
ゲンジマル「なに、ご心配には及びませぬ。あちらには一騎当千の方々が数多くおります」
セバス「悪い虫については綾香様やサクヤ様がいらっしゃいますゆえ、大丈夫でございましょう」
トゥスクル「おや、いい若い者がなんでこう年寄りばかりのところで桜をながめているのかい?」
蝉丸「トゥスクルさん、お戯れを。私はこれでも還暦をとうに過ぎた老人なのですよ」
トゥスクル「ふん、年なんぞ関係ないわ。そもそもお前さんは寝とっただけじゃろ。
      体が若々しいのにそういうことを言うのは、単にじじむさいだけじゃよ。
      ……おや、あちらからも同じような者が来よったわい」
岩切「すまん、蝉丸。こちらの席に混ぜてくれないか。
   ……どうした、じろじろと。私の顔になにかついているのか?」
蝉丸「いや、お前が振袖など着ているのが珍しくて(殴られた音)ぐっ」
トゥスクル「ばかもん!年頃の娘に言って良い言葉ではなかろうが!」
岩切「いや、私はこれでもとうに喜寿を過ぎた行き遅れで」
源之助「しかし、眠りにつく前はお年頃だったのでしょう。
    心というものは体に強く影響されるものです。そう老け込むこともないでしょうに」
セバス「そうです。当時はまだ戦時中、満足な化粧も出来ない時代でございましたが、
    岩切様もいろいろと工夫していらっしゃったのでは?」
432名無しさんだよもん:03/04/14 02:53 ID:wN7oz+BV
岩切「ま、まあ、もんぺをズボンに見えるように繕い直したりしてはいましたが……
   しかし、長瀬、ええと源四郎さん」
セバス「セバスチャンでございます」
岩切「そう、そうした横文字に私はどうも慣れなくて…それにモガの格好ならともかく、
   今の若い婦女子の格好は不必要に肌をさらしすぎでどうしても馴染めません」
セバス「うむ…確かに。綾香様などを見ているとそう思う事がたびたび」
ゲンジマル「セバス殿もですか。私も孫の格好に時々思うことが。クーヤ様も放っておくと」
トゥスクル「これこれ、孫談義は後にせんか後に」
源之助「話が少々横にそれましたね。幸い、お二人とも体も心もまだまだお若いのです。
    このまま数十年も老人として生きるのはもったいない。
    お二人には今は違う世界のようにお感じになるかもしれませんが……
    なに、人間慣れていくものですよ」
蝉丸・岩切「「……」」
月代「あ、いたいた。蝉丸さーん、おじいちゃんと犬飼さんが呼んでるよー!」
蝉丸「月代か。わかった、今行く」
月代「すみません、蝉丸さん借りていきますね。
   あ、後でみんなと一緒になにか遊ぼう、って思ってるんですけど、
   岩切さんも一緒にどうですか?」
蝉丸「……つまり、俺は強制参加なのだな」
月代「いいじゃない、こんな晴れた日に只座ってるだけなんてもったいないよ!」
岩切「う、うむ、そうだな。『からおけ』以外なら……」
トゥスクル「ふむ、案外心配はいらないかもしれんの。さて、茶でも煎れるとしようかの」
433>>405の続き:03/04/14 02:56 ID:wN7oz+BV
〜少し前〜
郁未「んー、ストレートに行ってもダメだったか。こうなったらいっそ電波ってのは?
   みんなで理性を飛ばしてくんずほぐれつ」
瑠璃子「それはだめ。長瀬ちゃんには効かないよ」
琴音「うーん、ベッドまで誘っちゃえば、あとはがっちり蟹ばさみで大丈夫なんですけど」
郁未「……ある意味捨て身の技ね、それ。
   っていうか、確かあなた染色体半分しかないから子供出来ちゃう心配ないんじゃ」
琴音「秘密ですよ?特に藤田さんには(にこー)」
郁未「……そうするわ。
   と、とにかく瑠璃子としてはこの旅行中に極めたいんでしょ?
   そんなに心配しなくてもいいわよ。とりあえず沙織や瑞穂と一緒でも問題ないし。
   4人でヤってるうちに二人とも脱落するわよ」
瑠璃子「どうして?」
郁未「沙織ってバレー部で体力けっこうあるでしょ?で、電波でいろいろ開発済み。
   帰宅部の祐介だと、満足させるのに体力足りるかな?
   瑞穂は逆に満足させられないでしょ。少し真面目すぎだし、ちょっと体型が…ね。
   2人とも長所がここではあだになる、ってわけ」
琴音「……郁未さんって、本当にそっちの方にしか考えが回らないんですね」
郁未「あら、蟹ばさみなんてことは私でも思いつかなかったんだけど?」
琴音「うふふふ」
郁未「あははは」
瑠璃子「(相談する相手、まちがえたかな……?)」
434名無しさんだよもん:03/04/14 12:28 ID:Fegtl0oo
>428
これエクセルサーガ4巻の話から
セリフ抜き出してキャラ差し変えただけだよ。

エクセルを浩之に ハイアットを栞にしただけ
まぁ、後半をオリジナルにしたり
最後にあかりのセリフをオリジナルで付け加えているのは
評価できるけどね。
435名無しさんだよもん:03/04/14 15:02 ID:VaGb5zwG
言われんでも解ってはいたが・・・

ああ、ネタをパくるなって事?
436名無しさんだよもん:03/04/14 18:15 ID:pA5yKW6k
元ネタ知らんからどこまで引用されてるかわからないが丸パクりは
やめれってことじゃないかな?
まぁ、できすぎ級ならあれだわなw
437名無しさんだよもん:03/04/14 21:19 ID:ofMMsYEk
俺、前に住井のセリフを全部Vガンのウッソにしたことあるけどな(笑)
438名無しさんだよもん:03/04/15 00:12 ID:4hmEUQls
オーケーオーケーパクリでもなんでもいいけんネタを出すべ
439ある休み時間 1/3:03/04/15 02:47 ID:EHsWXgzr
休み時間。
 廊下を歩くいつもの4人 浩之、あかり、志保、雅史が
放課後何処に行こうか?と歩きながら話している。
いやそれはちょっと違う。一方的に志保がにカラオケに行こうと浩之を誘っているのだ。
浩之が首を縦に振れば動的に残りの二人もついてくるのは何時もの事。
 実は今週は志保は浩之にゲーセンで連敗している。
今日こそは得意なカラオケででも勝ち星を取らなくてはと
必死な志保は煮え切らない浩之の腕をぐいぐい引っ張る。
浩之が「やっぱりヤメだココ4連荘で遊んでいるんだ。今日はまっすぐ帰る。」と言うと
すかさずあかりが「実はもうお小遣いがピンチなんだよね。浩之ちゃん」と話を足す。
「コラ。」ポカリと志保につかまれている反対の手であかりの頭を打と「うぅ〜」と頭を庇った。

 実は浩之は先週一週間ほどゲーム同好会の由衣と晴香に対志保の特訓を受けていた。
ゲーム自体ではそんなにはお金を使わなかったのだが
(実は2人の対戦を見ていた時間の方が多い)
その後、2人に講習代としてタイヤキ、エコーズのコーヒー、ホットケーキそして蜂の巣(?)を奢らされていた。

 そしてある日晴香達とのゲーセンの帰りにたまたまあかりに出会い
彼女達がゲーセンで特訓しているとばらしてしまったのである。

 その時3人が講習代と口止め料を浩之に奢ってもらおうと話が進み可哀想だからとジュースでいいとなった。
が、彼に買いに行かせたのが失敗だった。
浩之は浩平、住井に教えて貰った裏メニューの
どろり濃厚ジュース、ゲルルンジュースと「凶悪的に」まずいジュースを買ってきたのは余談。


しつこい志保の手を浩之が勢いをつけて振り払ったところでそれは起こった。
440ある休み時間 2/3:03/04/15 02:50 ID:EHsWXgzr
休み時間。
七瀬留美が廊下を走っていた。その後を追いかける浩平と繭。
何時もの悪ふざけだろう。しかも良く見ると浩平と繭の手は汚れている。
たぶんさっきまで食べていたテリヤキバーガーの汁(繭がこぼしたらしい)だ。
 いつもならそろそろ七瀬がブチ切れ(漢化)し何処からか竹刀を出し
逆に浩平達をしばくころだがその日は違った。


逃げていた七瀬が廊下の交差点に出たところでそれは起こった。


  ド ン ! 鈍い音がした。

「グゥ!」
 およそ乙女らしくない声を出し、音のした所を見てみると自分の脇腹に男の肘が食い込んでいた。
「ど、どうして 私の運命的な出会いはこう……」ともらしつつその場にうずくまる。

浩之が肘に何か当たったと気付きそれが女性だと解り慌てて謝ろうとした瞬間
「バカヤロウ浩之!」七瀬に追いついた浩平が叫んだ。
七瀬が苦しみながらも「え?」と、頬を赤らめる。
「こういう時はなぁ……  逃げるんだよ〜〜」
そうして浩平が走り出すと同時に志保が逃げ出す。
(自分のせいで浩之が肘鉄をしてしまったので
その罪を浩之1人になすり付けようと一瞬で判断したのだろう)
その二人を見た浩之は釣られて逃げ出していた。
441ある休み時間 3/3:03/04/15 02:53 ID:EHsWXgzr
休み時間。
あかりに促され浩之と浩平と頭をさする志保が七瀬に謝りに来た。
もちろん七瀬は内なる乙女を発動させ3人をすぐ許すのだが浩平は後で体育館裏に呼び出される。

そして2人にも逃げた報いは来た。
 実は志保は逃げ出した後、全力疾走してきたみさき先輩と頭から激突していた。
浩之にばれると何言われるか解らないのでとっさに詫びに3日間カレーを奢る事になってしまった。
つまり2ヶ月の小遣いが3日で飛んだのである。

浩之はというと 肘鉄をした時丁度レミィがそこに居てしっかり七瀬の言葉を聞いていた。
つまり体当たりにバージョンが増えたのである。
442名無しさんだよもん:03/04/15 05:56 ID:QjarviWE
>>439
由依と晴香がゲーム同好会っていう設定ってここからか?
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1044967287/l50
とすると顧問はやっぱり葉子さんか…
443名無しさんだよもん:03/04/15 09:36 ID:AUc9T24M
>>439-441

SSというよりはダイジェストだな、これ。
444名無しさんだよもん:03/04/15 11:04 ID:4FLl0oj3
>>439-441
状況説明だらけなのは、SSとして非常に苦しいという事がわかりました。
445名無しさんだよもん:03/04/15 16:37 ID:O1cz/54g
漏れは結構好き。

うん、やっぱ、人それぞれだにゃ〜
446439-441:03/04/15 19:28 ID:P35HgUBr
>>442
まとめサイトに出てました。キャラ知らないので名前出しただけです。

>>443-444
精進しまつ。改めて読むとせめて一晩置いとくんだったと後悔

>>445
ありがd

にしても人少ないね。もっと叩かれると思ったけど・・・・・・
あ、叩くにも値しないと言う事か。
447名無しさんだよもん:03/04/15 19:52 ID:vcGs29ST
放置は最大の批判だからな
448名無しさんだよもん:03/04/15 20:17 ID:XzkuXuqN
>>447
キツイこと言うなぁ〜…
449名無しさんだよもん:03/04/15 23:40 ID:92HdYjY/
まあがんがれ。書きつつ他の人の読んだりしてれば
ちっとは面白くなるもんだ。
あとはキャラや元ゲーへの愛とか何とかがものを言う。かも。
450名無しさんだよもん:03/04/17 00:30 ID:5vKud+ys
ホースメンテスコ
451山崎渉:03/04/17 15:50 ID:BiZElejP
(^^)
213.25.170.97 , 213.25.170.97 , ?
鈴香「――でも、どうしてまた急に免許を取りたくなったんです?」
千鶴「ドライブに誘われるのもいいかも知れませんが、誘うのも悪くないかな…って」
鈴香「はあ…」
千鶴「それに、先に取っておいて、教習しちゃうわよ――なんてシュチュエーションなんかも……きゃ♪」
鈴香「……そ、それじゃあ、実技の方に行って見ますか」
千鶴「お願いします!」
鈴香「学科の方は問題無いみたいですが、車は頭というより“体”で乗る物ですから、乗って早く感覚を掴みましょう」
千鶴「はい!」

鈴香「初めは私が動かしますから、――特に“音”を良く聞いてて下さいね?」
千鶴「はいっ」
鈴香「エンジンとクラッチの関係は解っていますよね? エンジンをかけて、アクセルを踏まない状態――アイドリングの
    ままの状態でクラッチを繋げると…」
――がくんっ…
千鶴「あら…、エンジンが…」
鈴香「はい。止まってしまいます。発進する時クラッチをうまく繋げるには、エンジンの力を少し上げておく必要があります」
千鶴「アクセルを踏んで、回転数を上げておくんですね?」
鈴香「そうです。――では、もう一度」
しゅどるるんっ…――
鈴香「――音を、良く聞いてて下さい? 回転数を上げて――」
とととむうぅンンンンンンンン…!
鈴香「最初のうちはエンジン回転数のメーターを見ながらでもいいんですが」
千鶴「タコさんメーターですね?」
鈴香「…いや、“さん”はいらないんですが……(汗)、えっと、大体この位でキープします。
   そのうち音で感覚を掴めて来るはずです。――ここで、クラッチをゆっくりと繋げる…」
ンンンンンンンンムムムムムムム……!
千鶴「あ……、音が…」
鈴香「はい、変わりましたね。今、クラッチを半分だけ繋げている状態です。半クラッチですね。
   ここから更に、アクセルをふんわりと踏みます」
ムムムンンンンンン…!――
千鶴「…なるほど、こうすればスムーズに走り出せるんですね」
鈴香「はい。今の一連の動きを体に覚えこませて、スムーズかつ迅速に行えるようになって下さい。発進は急ぐ必要は
    ないですが、あまりモタつき過ぎると、それだけで交通の妨げになりますからね」
千鶴「慎重過ぎず、急過ぎず――丁寧かつ素早く、ですか。確かに、頭で追ってやっていると、無理が出てきますね…」
鈴香「では、今日は半クラッチと発進の練習をしっかりとやってみましょう」
千鶴「解りました♪」

晴子「………暇やなあ…」
 春の学園。
 …その長閑な風景の中で、一台の車がゆったりと走り…止まり、また走る…を繰り返す。
晴子「……なんやぁ、理事長、本気で免許取るつもりなんか…………あ、ノッキングしおった(クス
   そーゆーとっきゃ、慌てんとアクセル踏んでもうたらええねん」
 ………
晴子「………バイクの教習とかやっても、人来るかな…?」
往人「アクセルターンとかよけーな芸教えるなよ? 学園生徒から珍走を出したくはないぞ」
晴子「黙っとれ居候。……」
往人「……どこへ行く?」
晴子「ガレージや」
往人「…まさか、本気でやる気か?」
 何となく不安になる最高であった…
455名無しさんだよもん:03/04/17 23:50 ID:u3h3X3Gt
ホノボノ(・∀・)イイ!
456名無しさんだよもん:03/04/18 00:53 ID:N+QYIn84
ち、千鶴さんが車の運転・・・(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
聞いただけでふるえが止まらないのは何故だろう・・・。
457名無しさんだよもん:03/04/18 01:00 ID:Ys5zk9SC
      \ え?ブレーキって左?? /
        ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ._________
         /〈(リ 从(!ヽ/|~ ̄|| ̄~lヽ\     ブロロロロー
  __q__。_∠___ノ(ヮ` Zl/__|_____||____.|__i,__`,.____   
  8b==〈===d8{=., -.---|-----~|----~|_---━-}
 .⊂:ニ口ニニニフ_.l O |_|_つるぎ|や__,i´O`l____.j⊃∽∽(´⌒;;;≡∩≡_≡ ≡≡ ∩_∩≡≡≡∩_∩
    ヽゝ_ノ ̄ ̄ヽゝ__ノ  ヽゝ_フ ̄ .ヽゝ__ノ (´⌒;;;≡≡≡ ⊂>>999⊃。Д。)⊃(。Д。⊂>>999`つ⊂>>999⊃。Д。)
458名無しさんだよもん:03/04/18 15:48 ID:HD0fNWzz
タコさんメーターワラタ
観鈴「――○とーむせん♪ がおっ! という訳で、観鈴ちん・イン・アキバハラ!」
神奈「アキハバラ――だ、観鈴」
観鈴「そうそう、アキハバラ。ハバラないすでぇ〜っ、にははっ♪」
神奈「はしゃぐ気持ちも解るが、余り浮かれておると――」
観鈴「にはは〜ぁあっ…(ズモモモモ…!)――がお〜っ!?」
神奈「人波に攫われてしまうぞ?……と、遅かった様だ。柳也殿!」
柳也「へいへい」

※…暫くお待ち下さい――

柳也「――へいお待ち」
観鈴「がお…」
神奈「うむ。大儀であった、柳也殿」
観鈴「にはは…、観鈴ちん、いきなり失敗失敗」
神奈「ここは合戦場とそう変わらぬのだ、観鈴。油断しておると、人波に巻かれて“えいえそ”などと言う
    この世の果てへ飛ばされてしまうらしい。そうであったな、柳也殿?(大真面目」
柳也「……あ、ああ、そうだ(笑いを堪えている」
裏葉「…ポソポソ(柳也様、お戯れは程々に…)」
柳也「…ポソポソ(解ってる。喩えだ、喩え)」
神奈「? であるから、観鈴、余と手を繋いで歩くのだ。そうすれば人波に攫われる事も無いであろ」
観鈴「うん♪」
神奈「それにしても、急にぱそこんが欲しい等と言い出して、些か驚いたぞ?」
観鈴「にはは♪ 観鈴ちんもそろそろIT革命でビックバンする必要があるかと」
柳也「心意気は買うが、IT革命の『IT』って、何の略称か解っているのか?」
観鈴「が、がお…。……ええっと、あい…あいてぃー………、いん…、いん…」
柳也「いん?」
観鈴「いん……ぽあたんと、たーげっと…」
柳也「重要な目標か。――って、なんじゃそら。重要目標革命…て、なんだか微妙に意味が通っていそうだし」
観鈴「がお…」
神奈「“いんふぉめーしょん・てくのろじぃ”の略だ。情報技術と言う事だな。よく憶えておくのだぞ、観鈴?」
観鈴「か、神奈ちゃんすごい!」
神奈「えっへん」
柳也「…ポソポソ(…嬉しそうだな。見ろ…あの顔)」
裏葉「…ポソポソ(当然で御座いましょう。神奈様のあの笑顔…、裏葉も嬉しゅう御座います…♪)」
神奈「オホン――それでは参ろうか。観鈴」
観鈴「うん!」
神奈「ぱそこんを買うからにはやはり、いんたーねっとが目的なのであろ?」
観鈴「うん。でも、どういうのを買えばいいのか解らないから、詳しい人に頼らなきゃと思って」
柳也「長瀬先生とかには聞きに行かなかったのか?」
観鈴「行きました。…でも、難しい言葉がいっぱい出て来て、観鈴ちん頭ぼーん」
裏葉「あらあら…。あの方も夢中になると取り止めが無くなる様ですわね」
柳也「セリオは? やつも詳しいだろうに」
観鈴「行きましたよ? でも、“申し訳御座いません。今日はマルチさんと出掛ける予定なので”…て、言われて、
    断られちゃいました。お顔が真っ赤だったし、邪魔しちゃいけないぜ観鈴ちん」
裏葉「おやおや…。これまで余り触れ合えなかった分の反動が出て来ているのでしょうか?」
柳也「…で、俺達の所か」
神奈「むう、そうであったのか。運命的な物を感じもするが、寧ろ余は、何故真っ先に余の元へ来なかったのか、
    そちらの方が不思議でならぬ。責める訳ではないが……のう、観鈴?」
観鈴「が、がお…。だって、パソコン部の部室の場所、解らなかったから」
裏葉「確かに、学園の片隅にひっそりと設けられておりますからね。目立たぬ事は認めざるを得ません」
柳也「(目立たない場所をわざわざ譲って貰ったんだよな…)――ま、いいだろ。我々は新入部員をいつでも
    歓迎する。神尾は料理部と掛け持ちになっちまうが、暇な時はいつでも遊びに来いよ?」
神奈「うむ! 暇な時だけとは言わず、毎日でも構わぬぞ?」
観鈴「にはは♪ じゃあ、料理部で作ったお菓子とか持って行くね」
裏葉「楽しみが増えましたわね、神奈様(優しい微笑み」
柳也「所で…、パソコンに対しては、何を重点とする気だ? 動作の安定性か?」
裏葉「やはり性能で御座いましょう。高性能、ハイスペックがこそ」
神奈「ぱそこんは、いんてりあの一部だ。それを忘れてはならぬ」
観鈴「にはは…、観鈴ちん、よく解らないよ。でも、しっかり動いてくれると嬉しいし、性能も高くて困る事はない
    と思う。見た目も重要……がお…、我侭かな?」
神奈「いや、そんな事はないぞ? 観鈴の言や良し。確かにどれも重要だ。
    ――それにいかに応えられるかは、予算によって左右されるのだが…」
柳也「そうだ。――神尾、予算はどれくらい用意してあるんだ?」
観鈴「はい。えっと………これくらいです(お札ぎっしりの封筒を見せる」
柳也「おお…!?(ま、眩しいぃ!?)」
裏葉「まあ……。これだけあれば、何の心配も御座いませんわね」
神奈「凄いではないか、観鈴。どうしたのだ、その大金は」
観鈴「にはは♪ パソコン欲しいって言ったら、義父さんがそれはもう物凄い勢いで出してくれたの」
柳也「橘先生か…」
観鈴「はい。好きな様に使いなさいって。残ったら貯金します。あ、お母さんに預けた方がいいかな…?」
神奈「ふむ。まあ、それは、ぱそこんを買ってから考えようではないか」
観鈴「うん、そうだね」
柳也「………あー、神尾? まずはこっちの方から行って見ないか?」
神奈「? 何故だ柳也殿? まずはあちらの方から行ってみた方が良いのではないか?」
柳也「いや…、こっちから行ってみよう。何、すぐに済むさ」
裏葉「………柳也様、魂胆が見え見えで御座います。神尾さんをパトロンにする気で御座いますね?」
柳也「ぎくり」
神奈「それは真か、柳也殿…?」
柳也「えーっと…(汗」
裏葉「まったく、益体無しで御座います、柳也様」
神奈「うむ。益体無しだの、柳也殿」
柳也「シクシク…、だってだって減棒中なんだば、仕方あるめぇ…(涙」
観鈴「わ…、柳也先生…。…ええっと、私は構わないですよ? 授業料という事で…」
柳也「(シャキーン!)――よし、では行こうか、神尾」
観鈴「わっ、わっ…!?」
神奈「りゅっ、柳也殿…! そんなに引っ張るでない!」
裏葉「(溜息+微苦笑)…、仕方の無い方ですわね…」
…と、てろてろと書いてはみたものの、
パソコン関係の知識は素人にチョビ髭が生えた程度しかない罠。
アキバも大して詳しくない氏悩…
465名無しさんだよもん:03/04/19 01:26 ID:fIBaKzMl
いえいえ。この過程だけで十二分に楽しませていただきました。
466名無しさんだよもん:03/04/19 01:57 ID:FjGOeIip
イイヨイイヨー(・∀・)
467名無しさんだよもん:03/04/19 02:00 ID:MshoDa07
何となくPCコマンドボブ&キースを思い出した
468名無しさんだよもん:03/04/19 03:07 ID:85DFN8Yj
>464
パソコン自作日記スレにも出入りしていて秋葉原にも週一で通うような
ヤシがここにいるから、推理モノみたく分岐してみるかい?(w
それは冗談として、さいばぁらんどの小ネタ支援ならやりましょうか?
469名無しさんだよもん:03/04/19 05:28 ID:RmOLld9+
こういうのって学園スレに書く必要がどこにあるんだろうか
470名無しさんだよもん:03/04/19 05:44 ID:igHtTuNJ
>>469
まぁこのスレ昔から神奈と観鈴の幸せに心血を注いでる人がいるから
ある意味ならでは、久々の展開とも言える。
たまには学園外でショッピングをする友達たちというのも良いだろう。
だがAIRだけで完結しているのはいただけない。
クロスオーバーだからこその絡みも考えて欲しいものだ。

しかしあれって学祭の終わり辺りではっちゃけてた人なのだろうか。
471>>464:03/04/19 07:32 ID:KFpEAaOU
>>468 >>ALL
小ネタ支援歓迎!

>>469
いや、書きながら自分もそう思ってましたですよ。

>>470
>だがAIRだけで完結しているのはいただけない。
<m(__)m>
472さいばぁらんど AIRご一行:03/04/19 13:18 ID:85DFN8Yj
裏葉「…で、最初に来たのがジャンクパーツショップですか」
柳也「いや、いつもの巡回コースを歩いているうちに、つい」
裏葉「美女を3人も連れまわしているのですから、少しは気の利いたところに行くと思えば(ため息」
神奈「こういうのを甲斐性なし、というのだぞ、観鈴」
柳也 (´・ω・`)ショボーン
観鈴「えっと… あ、カニさん!」
神奈「どれどれ、Realtec社のLANカードだな」
裏葉「ちなみに、カニの画像はこちらをご覧ください」
ttp://www.ipc-tokai.or.jp/~wood/macintosh/7600/LAN/
観鈴「カニさん、カニさん、いっぱいある♪」
神奈「Rtl8139はLANの定番だからな」

裏葉「二人とも、楽しそうですね」
柳也「本当はIntel8255xを薦めるところだが… 本人が気に入ったものを使うのが一番だな」
裏葉「ええ、性能が気になったら交換すれば良いですし」
柳也「ジャンク漁りは次の機会にして、モニターでも見に行くか」
裏葉「ずっと見つめるパーツですから、多少高くても良い品がお勧めです」

神奈「うむ、店頭にモニターがずらりと並ぶ様は壮観だな」
観鈴「液晶とブラウン管はどっちが良いのかな」
柳也「最近は液晶の発色も悪くないからな、置き場を取らない液晶が良いだろう」
裏葉「17インチ1280*1024表示のものが手ごろですね」
??「ふみゅ〜ん、何で2048*1536の出るものはないのよー?! ポチ、探してきなさい」
柳也「何か凄い発言が聞こえるな」
裏葉「2048*1536の液晶モニタは業務用ですから、一般市場ではまず売ってないでしょう」
柳也「それにIBMの20.8インチで80万円もするんだぞ」
観鈴「がお… そんなのさすがに予算オーバー」
神奈「さすがに同人クイーンは違うのぅ」
和樹「…傍観してないで、助けてくださいよ」
柳也「言わなくても分かるぞ、猪名川に煽られた大庭がCGに挑戦するんだろ?」
和樹「そうです、推理が冴えてますね」
柳也「まぁ、最近ちょっとな。それより大庭、マルチモニターというのはどうだ?」
詠美「マルチモニター? 何か役立たずみたいな名前ね、セリオモニターならともかく」
柳也「マルチモニターってのは、1台のパソコンで複数のモニターに表示を分けることさ」
神奈「RadeonやGeForceでは標準で2つのモニタをサポートしておるぞ」
裏葉「論より証拠、実際に見てみましょう。あちらにパフィリアの三画面デモがありますので」
パフィリアのトリプルモニタはこんな感じ
http://www.matrox.com/mga/archive_story/feb2003/parhelia_markets.cfm

詠美「ふ、ふん! マルチも悪くないわね!」
和樹「おいおい、教えてもらってその態度はないだろ」
観鈴「にはは、照れてるだけなんだよね」
詠美「なっ?! て、照れてなんかいないんだからぁー!」
神奈「逆上するあたり、図星をつかれたみたいだの」
詠美「ふみゅーん、違うんだからぁー!」
475悪魔が来たりて鍋磨く〜:03/04/19 15:40 ID:EvC6itzI
ゆかり「こんにちはー」
 名雪「あ、伏見さんだ。こんにちは♪」
あかり「こんにちはっ。何かご用ですか?」
ゆかり「料理部に入部希望です!」
 名雪「ほんとっ!?」
 瑞佳「わあっ、新入部員さんは、いつでも大歓迎だよ〜!」
   彰「うんうん。気軽に楽しむ気持ちでやって貰えればいいしね」
ゆかり「わ、男の人もいるんですね。なんだか楽しそう♪」
   彰「今は秋子先生もひかり先生もちょっと所用でいないけど、とりあえず僕達だけで――」
 ??「ちょっと待ったーーーっ!!」
 一同『――!?』
どばあん!!――と、扉を開けて入って来たのは、なすびんこと那須宗一である。
 宗一「失礼――ちょっと…、料理部の皆さん、こっちへ」
 一同『……?』
 宗一「……簡潔に言います。――ゆかりは入れちゃ駄目です」
 結花「? 何で?」
佐祐理「そうですよー。学園の新しい生徒さんですし、
     話題も広がるから料理部としては是非ゲットしておきたい方ですよーっ♪」
 宗一「…駄目です。料理部を大切にしたいのであれば、入部させてはいけません」
   彰「うーん…、そこまでして引き止める理由でもあるの?」
 宗一「理由ですか。……“準・千鶴さん級”と言えば、解って貰えますか…?」
 一同『――!!』
 凍りつく、料理部の面々――そして、恐る恐る振り返ると…
ゆかり「うふふふふふふふふふふふ…♪」
 包丁を握りながらキッチンの前に立つ、張り付いた様な笑みを浮かべるゆかりの姿が――
476悪魔が来たりて鍋磨く〜:03/04/19 15:41 ID:EvC6itzI
ゆかり「うーん、そうだねー。もうちょっと色々な所を見て回ってから考えてみるよ」
 宗一「そうしろ、そうしろ」
ゆかり「あ――お料理同好会とか、ラーメン愛好会とかもあるんだ」
 宗一「取り敢えず料理から離れてみような? な…!?」









                                             ルーツまだやってないんだけどね(;´Д`)
477名無しさんだよもん:03/04/19 15:45 ID:fIBaKzMl
ゆかりんはあk(ryさんが狙ってます。同類です。
478名無しさんだよもん:03/04/19 16:05 ID:HfiA/C5G
そっかルーツキャラ使ってよかったのか
479名無しさんだよもん:03/04/19 17:42 ID:si5v7EK7
もういいんじゃない?
480名無しさんだよもん:03/04/19 20:56 ID:V0czgXKp
いちおう>>352-355で編入してるからな。
481名無しさんだよもん:03/04/20 00:39 ID:Pnt9CUc4
>ルーツまだやってないんだけどね(;´Д`)

ルーツに限ったことではないが、自分の知らないゲームのキャラを半端な知識のまま
動かそうとすると必ずどこかで無理が生じてくる。そして読む側には少なからず違和感
を与えてしまう。そうならないよう、動かすキャラについてはなるべく自分の熟知している
キャラから選んだほうが無難。まあ新鮮さが欲しいというのはよくわかるんだがなー。
482名無しさんだよもん:03/04/20 06:06 ID:79JxmQsT
松本&トウカをメインにした、『謎の学園地下迷宮探検物』を書いてもいいかな?
483名無しさんだよもん:03/04/20 06:17 ID:wT13cAOl
>>481
あああ…、その意見は解りますが、敷居を高くしないで…
よっぽど酷い場合はあれですが、多少の無理はさりげなく流しまっしょい!
小ネタ歓迎、ジャンジャン行きましょー♪

>松本&トウカをメインにした、『謎の学園地下迷宮探検物』
ごっつ見たい。
松本萌え〜
484名無しさんだよもん:03/04/20 09:26 ID:S+tzCOLs
>>481
是非やっていただきたい!

いろいろなネタが出る事は良いことだ。
485名無しさんだよもん:03/04/20 10:17 ID:3NFb2C1+
『葉鍵学園・旧校舎の謎を追え!』とか、『ヒマラヤより高い校舎の頂上(最上階の教室)踏破!』とか考えてたら、
昔見た、あろひろしの小学生探検部みたいな漫画を思い出した…
486名無しさんだよもん:03/04/20 11:09 ID:LJmDwWKt
あー、巨大学園の学園秘境ものは良いですな。
昔は蓬莱とかコータローとかあったもんですが。いまはねぎマか?
487名無しさんだよもん:03/04/20 12:50 ID:kAcb5h+p
>>483
>>481の意見を敷居が高いと言ってたら…
488名無しさんだよもん:03/04/21 01:38 ID:x/LRIF9J
今さらだが>>357-358が笑えない事態に……
489名無しさんだよもん:03/04/21 06:43 ID:DK/GAaYX
>>488
うっわ、マジ笑えねー(´Д`;)
490名無しさんだよもん:03/04/21 08:46 ID:LrZzmUG5
>>488-489
ムチャクチャ笑ってしまった俺はひどい奴ですか?
491名無しさんだよもん:03/04/21 09:09 ID:UU2efqth
あぁそういや七月にまた転入生が来るのかー。
たしか眼鏡っこ期待の新人がいるんだよね。
492名無しさんだよもん:03/04/21 10:09 ID:8HkF7pFH
>>358って漏れだ(w
倉は今年中に出ないんじゃね?ってつもりだったんだが。
493名無しさんだよもん:03/04/21 16:34 ID:x/LRIF9J
>>492
お前かYO!(w
そう言う俺は実は357書いた奴だったりするんだが。
自分で書いて自分で振って自分で言っといて何だが
これじゃあもう笑うしかないよなあ。
はっはっはっは…………(⊃д`)ハァ
494名無しさんだよもん:03/04/22 16:44 ID:kZKMyrP6
ホースメンテスコ
495名無しさんだよもん:03/04/23 19:17 ID:ehWPwwcw
保守
496名無しさんだよもん:03/04/24 16:09 ID:NufVcYCQ
保守
観鈴「にはは、いっぱい買ったね。荷物どっさり」
神奈「うむ。だが、まだまだ中盤といった所だ。買わねばならぬ物はまだまだあるしの」
裏葉「こういう時に男手があると大変便利で御座いますわね」
柳也「お前等…重い荷物を全部俺に押し付けやがって…」
観鈴「が、がお…。ごめんなさい柳也先生…」
神奈「気にするでない、観鈴。柳也殿も観鈴にパーツを買って貰っておるのだ。それ位の事は甘受して貰わねばの」
裏葉「たかっておいて文句を仰るとは、余りにも益体無しで御座いましょう、柳也様?」
柳也「解った解った。精々働かせて貰いましょー」
観鈴「にはは…。でも、私、組み立てる物じゃなくても良かったのに…」
柳也「俺達に相談しに来た時点で“自作”は決まっていた様なものだが」
裏葉「メーカーブランドの物、ショップブランドの物、パーツから自作する物…勿論どれであっても構わないのですが」
神奈「うむ。だが、自作の物の方が愛着も湧き易かろう」
観鈴「うん。…が、がお、観鈴ちん、ちゃんと組み立てられるかな…?」
神奈「観鈴は全くの初心者であるからの。組み立ての特に重要な部分は、裏葉と柳也殿に任せれば良い」
裏葉「ご心配は無用で御座いますよ、観鈴さん?」
観鈴「はいっ、ありがとうございますっ。にはは♪」
神奈「組み立て方や機械についての知識も、触れてみるとなかなか楽しいぞ?」
観鈴「…がお……、憶えられるかなぁ…?」
神奈「それも心配無用だ、観鈴。焦らずとも、一つ一つゆっくり憶えてゆけば良いのだ。
    ……今の我々には、時間はたっぷりあるのだからな…」
観鈴「うん…」
柳也「――そうそう。今ではかなり物になってきているからな、ここにおわすハイパーぶきっちょさんでさえも」
神奈「よ、余計な事は言わなくとも良いっ! 柳也殿!(真っ赤」
裏葉「…折角しんみりとした良い雰囲気であったのに、柳也様…」
神奈「このっ………うつけが!!」
柳也「褒めたのにその言い分はないだろーが、オイ!? ――…ん? あれは…」

葉子「〜〜♪」
観鈴「あ、鹿沼先生だ。鹿沼先生〜っ(ぱたぱた」
葉子「(ビクゥっ!)っ…か、神尾さん…!?」
観鈴「にはは♪ 先生もお買い物ですか?」
葉子「え…!? ――え、ええ、まあ、そうです…」
柳也「ほお…。何の買い物だ? あまりこんな所に来る様なタイプとは思えないんだが…」
葉子「あ、あの…、せ、洗濯機とか、空気清浄機……とか…」
柳也「? ここでか? ここは……中古ゲーム屋だぞ?」
葉子「(ギクギクッ…!!)――っ、あっ、あのっ、ちょ、ちょっとふらっと寄ってみただけです。別に何も…」
神奈「何だ、この箱は? …“わぎゃんらんど”? それとこれは…“ぞいど”?」
観鈴「わ、機械の恐竜さんだ♪」
葉子「ああっ!? か、勝手に人の荷物を取らないで下さいっ!」
裏葉「“ファミコン”のゲームカートリッジで御座いますわね」
柳也「また随分と懐かしい物を…。これは…“ギャラクシアン”に“アストロロボ・ササ”、“バルーンファイト”か」
葉子「あ…あ…あ……あのっ…!」
裏葉「こちらは…“ナッツ&ミルク”に、“ハイドライド・スペシャル”…それと、“忍者じゃじゃ丸君”ですか」
観鈴「わ、すごいたくさん…! まだいっぱい入ってるし…!」
神奈「…これは、壮観だの。………お主、ゲーム好きなのか?」
葉子「………………う(涙目)」
一同「「「 ―― あ 」」」
神奈「なななっ、何だ…!? 何故泣きそうになるのだ!?」
葉子「お、お願いです…! 国崎さんっ…、国崎さんには、言わないで下さい…! お願いですから!!」
観鈴「が、がおっ…? 何でですか…?」
葉子「ゲーム好きの…ゲームオタクだって知られたらっ…! き、きっと、嫌われてしまいますうっ…!!」
一同「「「 ( ゚д゚)ポカーン… 」」」

観鈴「――嫌ったりしないですよ。国崎さん、結構ゲームとか好きですし。
    お母さんと格闘ゲームやって、勝ち過ぎで殴られたりしてるくらい。にははっ」
葉子「…ほ、本当…ですか?」
観鈴「はいっ。観鈴ちん、ウソつかない」
葉子「……良かった………(キラキラ乙女の祈りポーズ)」
柳也「でも、意外だな。鹿沼先生がゲーム好きだったとは。しかもレトロゲー…」
葉子「(キリッ…!)レトロゲームと思って高を括ってはいけません。それは、容量や画質の面から見れば、最近の物
    には敵いませんが、今でも面白いと思える物はたくさんあるのです。いえ、それどころか、今流行のゲーム達
    から失われつつある物が、まだ彼等の中にはあるのです。逆に学んで貰いたい程に…!(力説)」
裏葉「温故知新――で御座いますわね」
葉子「その通りです」
柳也「…で? 帰って早速“温故知新”か?」
葉子「いえ、まだ回る所が幾つかあります。もしかしたら掘り出し物が見つかるかも知れません…。
    ――では、私はこれで失礼致します」
裏葉「御武運を――」
神奈「うむ。達者でな」
観鈴「頑張って下さいね〜っ、先生〜!」
神奈「…ふむ。後姿に何やら漲るかの如き自信を感じるの」
柳也「ま、カミングアウトしたのと同じだからな。好きな奴に知られたくなかった趣味が、実は相手も好きだったと
    解ったんだから。……というか、いいのか、神尾? これでますます鹿沼と国崎の仲が深まっちまうぞ?」
観鈴「いいんです。
    私、国崎さんも、鹿沼先生も好きだし、好きな人達が幸せでいてくれるなら、観鈴ちんも幸せ。にはは♪」
神奈「…で、あるか」
裏葉「………(…本当に、健気な方……ホロリ)」
柳也「…神尾……(ぐぅ〜〜)――あ゛」
裏葉「………柳也様…(ジト目)」
神奈「益体無しよの、本に(プ」
観鈴「にははっ♪ 観鈴ちんも、そろそろお腹がペッコリ」
神奈「ふむ。では、そろそろ昼餉と致そうか。裏葉よ、委細は任せるぞ」
裏葉「はい、神奈様♪」
柳也「…そりゃあこんだけ荷物持たせりゃ燃費だって悪くなるだろ…(ブツブツ…)」
裏葉「お急ぎを、柳也様――」
柳也「痛痛痛痛痛ッッッ…!!? 耳を引っ張るな裏葉っ!!」
501名無しさんだよもん:03/04/25 00:05 ID:VBJKpY3M
はぁ、厨房設定オンパレードか…
見捨てたくもなるよなこれじゃ。
502名無しさんだよもん:03/04/25 00:15 ID:1xi/Gjab
>>501
とりあえず首吊れ
ただでさえ減ってる書き手さんのモチベーションが下がるような事書くな。
批判したいなら書き方考えろ、この厨房。
503名無しさんだよもん:03/04/25 00:17 ID:nevWf6b1
誤爆じゃないの?
504502:03/04/25 00:24 ID:1xi/Gjab
誤爆なのか?
じゃあ俺が代わりに吊ってきます…(AA略

>>497
言い忘れてた、グッジョブ
505名無しさんだよもん:03/04/25 08:59 ID:95bIy6rC
>>501が誤爆かどうかは知らんが>>497-500のSSやや独りよがりな印象は受けたかな。
骨子がクロスオーバーカップルものだし余計にそれが鼻に付くのかもね。
あとわざわざ柳也に時間云々と語らせる半端にマジなところとか。
いや、Air組への愛情はひしひしと感じられたっすよ。
506名無しさんだよもん:03/04/25 11:41 ID:tVxa0r5o
本当に立て直していきたいのなら下手にクロスなどさせず、他ゲームキャラはあくまでゲストの域を
超えないよう、正統派に近い内容を持ってくるのが一番近道だと思うけどね。
無論、方向修正のSS書いて修正していくのが一番だろうけど、前の議論にも出てる厨の立てた設定の
尻ぬぐい云々に賛同できる部分もあるのと、荒れや廃れていく原因になった設定ならいらないという気はする。
クロスはもう少し慎重に扱うべきなのに、安易に濃いクロスを書きたがるから無理が出る。
特にいろんな思惑が絡むリレーではね。
今はもっとライトなクロスに戻るべきだと思うんだけどな。
ここに残ってる書き手の総合力も落ちてるのだから無理すべきではないと思うがどうよ?
507名無しさんだよもん:03/04/25 13:41 ID:K38yFCW+
>>506
クロスこそがこのスレの存在意義だから慎重になり過ぎるのもあれだけどねw
でもまぁ言うとおりカップリング話なんかの深いところは見合わせるべきなのかなぁ。
個人的には別段嫌でもないんだけど。
そう言えばどれくらいクロスカップル出来かけてたんだっけ?
508名無しさんだよもん:03/04/25 14:28 ID:qam0EyHR
一目惚れとかの軽いノリで書かれると、元キャラ本来のカップリングが好きな人は複雑だろうね。
別にカップリングなんか作らなくても話は出来るわけだし、そこをクロスカップリングに頼ってしまうのは
安易な逃げ手段にしか思えない節はある。
基本的に公式カップリングの方が人工的に有利なんだという事を忘れずに、書くならその連中を納得させるよう
元キャラの公式カップリングを作る課程と同等、あるいはそれ以上の課程を書く努力をするべきだと思う。
それを忘れて、嫌ならお前書けと逆ギレしてては荒れるだけだよ。
509名無しさんだよもん:03/04/25 14:33 ID:qam0EyHR
SSを書く身としての個人的主張
書き手が偉いんじゃなくて読み手の方が偉い
これを忘れたら駄目だと。
だから読み手を納得させる最大限の努力をしる。

それでも叩かれるときは叩かれるけれど、納得してくれる、応援してくれる人も相応に増えるよ。
今のこの状況はそれが出来てなかったという証明ではないの?
510名無しさんだよもん:03/04/25 14:42 ID:fV07Mlcm
クロスカップリング自体が悪いわけではなく
キャラを崩す事自体も悪いわけではない。
だが、それを同時にやっちゃいかんだろ。
511名無しさんだよもん:03/04/25 14:58 ID:gJBDxr+d
なんだかんだで人いるなぁ。
おまいら何処に隠れてましたかw
512名無しさんだよもん:03/04/25 15:13 ID:RmHqRWWR
>>511
他板(否2ch)が今のメイン
いちおう覗いてはいる。
たまに、嫌いなSS辺りに
513名無しさんだよもん:03/04/25 15:23 ID:7EQk1GfQ
読み手を納得させられるかどうかは、確かに書き手の技量だけれども、
読み手が好きな感想を言う権利を持つのと同等に、
書き手も好きなSSを書く権利を持ってるんだから、
どっちが偉いって感覚はないなあ。

感想にしても、しっかりした批判がされてるならともかく、
設定云々はもはや言いがかりにしか見えなくなった。
あくまで二次創作なんだから、
自分が気にいらない設定を叩くなら好きにしろ、
でも、それは意見としては取り入れないぞって気分。

スレで過去に生まれた設定を使って、SS書くのに何か問題あるのかね。
しかも、今はそれをあとに引き継がなきゃいけない強制力があるわけでもないんだし。

まあ、今回のは何気に他スレのネタが混ざってるのがどうかな?とは思ったけど、
それはそれで面白かったから気にならなかったな。
514名無しさんだよもん:03/04/25 15:40 ID:hcYxDdHr
>感想にしても、しっかりした批判がされてるならともかく、
>設定云々はもはや言いがかりにしか見えなくなった。
>あくまで二次創作なんだから、
>自分が気にいらない設定を叩くなら好きにしろ、
>でも、それは意見としては取り入れないぞって気分。

偉い云々は別として、こういう考えだと伸びないぞ。
まぁそれもどうでもいい事かもしれないがな。
515名無しさんだよもん:03/04/25 15:43 ID:kQObDuM5
SS書くのなら心に余裕を持ったほうがいい。
批判や煽りを無視する出なく、包み込めるほどの余裕を。
516名無しさんだよもん:03/04/25 15:50 ID:gTNJyRyJ
設定っていっても、今までの流れを生かして作り上げたものから、オレ設定、厨設定ってのまで多彩にある。
二次創作だからといっても、リレーではこういう無茶な設定が敬遠されるのも当然。
今までリレーでやってきたんだから、今更後に引き継がなくっていいたって通じんでしょう。

あと自分で言いがかりって思っても、その意見内を探せば何らかの真実が見つかることもよくある。

まあ今回のはそれほど騒ぐことではないと思うけど。
517名無しさんだよもん:03/04/25 16:11 ID:7EQk1GfQ
すまん、なんか俺、テンパってる。

なんか最近どこのSSスレ見ても、設定設定設定設定煩くてさ……
幸い(?)自分の作品が叩かれたことはないんだけど、
どうも設定叩きに対して過敏になってたらしい。

心の余裕を取り戻す旅に出てきます。



あ、一つだけ。
設定後に引き継がなくてもいいんじゃないか、ってのは
学園祭とかオーケストラみたいに、大きな流れの中でリレーしてる状況じゃないから、
あえて過去の設定に矛盾するもの書いたっていいんじゃないかってこと。
逆にそういうことができなきゃ、学園設定じゃ国崎x葉子がデフォになっちゃうし。
518名無しさんだよもん:03/04/25 16:30 ID:RmHqRWWR
>>517
ガンガレ

国崎はAIR組になんとか取り戻したい気はする(w
出来ればSSで取り返したい意向。
ヒロインで取り合ってくれた方が展開させやすいというのもあるけどさ(駄目駄目ですな俺

その中に葉子が加わるのは構わないけど、今の一方的な展開はちょっと…という感じ。
余りにもAIR組がお行儀良すぎだったり、単にないがしろにされてるだけな風もあるし。

ところで、やっぱりこっちの方が議論盛り上がるね。
他リレーSSスレみたく、t-cupでなくこっちに検討・感想スレ欲しいな。
駄目かねぇ。
今後に向けて随分と違うと思うのだけど。
519名無しさんだよもん:03/04/25 16:53 ID:1hTSun0i
はっ、そう言えばよそに感想BBS有ったんだっけ。
あそこ機能してるのかいな。
520名無しさんだよもん:03/04/25 16:56 ID:hcYxDdHr
してないね
521名無しさんだよもん:03/04/25 17:36 ID:3PPcJ0lA
分割は崩壊への第一歩
522>>497:03/04/25 19:29 ID://0nEf1n
出先から今戻りました。
…荒れてしまった様ですね……私の所為で(鬱

いや、前に書いた時に「AIRだけで完結しているのはいただけない」と言われたので、
葉子さんを絡ませてみたんですが、失敗でしたね…
というか、国崎云々の話は入れない方が良かったなと今更ながらに激しく後悔。
申し訳無い。
523名無しさんだよもん:03/04/25 19:41 ID:92mZ4ogt
とりあえず>517が>501だったということでいいのかな?
524名無しさんだよもん:03/04/25 20:47 ID:Bbffjwum
>>522
一度受けた意見を積極的に生かそうという姿勢はSS書きとして実に立派だ。
ただ今回は素材の選択はともかく料理法、クロス自体でなくカップリングが
不況を買ったんですな。
まぁ、嫌悪を示した人がいた一方支持した人もおりました。
今後もめげずにがんばってくださいな。
525名無しさんだよもん:03/04/25 20:50 ID:LvKa3bM/
今更何をって気もするけどなあ。
このスレの住人は他人に期待しすぎだと思うよ。
自分で書こうとしないのにさ。
526名無しさんだよもん:03/04/25 21:08 ID:M2jo0WMd
>>525
だからそのグチるくらいならSSの1本もあげやがれ的発想なんとかならんのか。

いや前向きな良い意見だがなw
527名無しさんだよもん:03/04/26 01:19 ID:QcP+EoH2
皐月「あのう、料理部ってここですか?」
あかり「ええと、入部希望者ですか?」
皐月「はい」
結花(確か、皐月ちゃんって『例』のゆかりちゃんの友達よね?)
あゆ(うぐぅ〜、あの人も『準千鶴先生級』なの?)
梓(ちょっと…いや、かなり不安だね)
名雪「…じゃあ、ちょっと何か料理を作ってもらえるかな?」
皐月「はい」
     ・
     ・
     ・
     ・
あかり・名雪・結花・あゆ・梓「…………」
皐月「どうですか、美味しくなかった?」
あかり・名雪・結花・あゆ・梓「…料理部へ、ようこそ!!!」

皐月料理部へ入部
528名無しさんだよもん:03/04/26 01:22 ID:ZT4OEx5C
高槻「このスレの本分は、学園物だぁ。
   だが、それを忘れている連中も多いようなのでたまには授業もするぞぉ」
エリア「誰に言ってるんですか。それに”たまには”って」
高槻「五月蠅いヤツだ。
   いちいち細かいことを気にしていたら俺のように大物になれんぞぉ。」
祐介「高槻先生みたいになるぐらいだったら小物の方が…」

高槻「何か言ったか、エリア?」
エリア「いいえ、別に」   
高槻「そうか。ならいい。
   それでは、今日の授業はニトログリセリンを作る実験を行う。」
エリア「ニトログリセリンって爆薬じゃないですか。
   何でそんな危険な物を高校の実験で作らなきゃならないんですか」
高槻「アホかぁ。
   ニトログリセリンというものは、確かに爆薬としても使われているが、
   同時に薬としても使われているのだぁ。
   つまり、「ニトロ=危険な物」と短絡的に考えることは、
   「俺=アホ」と考えるくらい間違ってるいることなんだぞぉ」
エリア「それって、あまり間違ってないんじゃあ」
高槻「五月蠅いっ。
   実験を始める前に、まず俺が手本を見せる。
   言葉だけで説明して問題が起きたら大事だからなぁ。
   作り方の説明だが、ここに書くと色々と問題があるから省略する。
   とにかく、俺の作っている様をじっくり見ておけぇ」
529名無しさんだよもん:03/04/26 01:22 ID:ZT4OEx5C
(高槻、実験手順を説明しながら実演中。そして完成)

高槻「こうしてニトログリセリンの完成だぁ。
   だが、出来たものを撹拌したりしてはいかんぞぉ。爆発してしまうからなぁ。
   だがしかし、やるなと言われていることをやってみたくなるのが人間じゃないのかぁ」
エリア(マズイ)
高槻「パンドラだって、神様に開けるなと言われている箱を開けてしまった。
   つまり、人間の欲望というのは神様よりも強いのだぁ。
   もう誰にも、俺は止められんぞぉ」
エリア「言ってる意味が分からなくなってきた。
    皆さん、なるべく被害が出ないように”高槻先生の周りにだけ”、
    シールドを張っておきますが、念のため避難してください」
生徒達「逃げろー」
高槻「だめだぁ。俺の手はもう止まらないぃっ」

ア ボ ー ン

エリア「ふう。何とか周囲への被害は無いみたいですね」
高槻「参ったぁ。俺は参ったぞぉっ(ガクッ)」
エリア(だから何でこの人は生きてるんですか)
530名無しさんだよもん:03/04/26 02:21 ID:JJoA/kLh
ちなみに今の総生徒数って何人くらい?
531名無しさんだよもん:03/04/26 02:38 ID:EDM8yUox
>>525
その考え方もまずいんだといい加減気づけ。
あまりリレー向けの思考ではないぞ。

>>527
皐月って料理上手いのか。
活躍の舞台はくるかな。

528-529
たまには勉学(w
しかもそれすらどこがだよという感じの(w
532名無しさんだよもん:03/04/26 02:44 ID:1Z1KxYLc
>>528-529
…話自体は良い。
だけどな… せ め て 『 ! 』 は つ け て く れ よ 。
533或る日のひじりん:03/04/26 15:12 ID:K8bkx2C6
  聖「皆は忘れている様だが、私はこの学園の養護員だ。所謂、『保険の先生』というやつだな」
高槻「はぁっははははっ! 保険の教師というのは、何やら淫靡な響きだぞぉぉお! いたいけな女生徒をペットとして
    調教しっ! 純真な男子生徒も抓み食いしまくるっ! 滾る妄想っ! 自制など効かないっっ!!」
シュカッ!―――(麻酔薬を塗ったメスが高槻の眉間に命中)
高槻「Zzzz…」
  聖「(何事も無かったかの様に) 養護員というのは、午後からが忙しい。授業中に気分が優れなくなって運び込まれて
    来る者もいるが、怪我人は大抵部活動中に出るからな――」
七瀬「聖先生! 急患です!」
  聖「来たか。剣道部で何かあったか、七瀬?」
七瀬「はいっ! 練習中に、デリホウライさんがヌワンギさんの頭をカチ割っちゃって!
    血湧き肉踊る状態でそれはもう大変な事に!」
  聖「全く……何をしているのだ」


――剣道部に到着。
ヌワンギ「うぐぉぉををおっ…!?(だくだくだく…」
    聖「じっとしていろ。動くと余計に血が流れるぞ?」(処置中)
デリホウライ「…竹刀で軽く叩いただけだったんだがな」
  聖「ちゃんと面を被らんからこうなるのだ。…これで良し。額が少し割れただけだが、次は気を付けろ?」
名雪「――あ、いたっ! 先生〜っ、聖先生〜!」
  聖「ん? 今度は陸上部か。何があった?」
名雪「梓さんが転んじゃって…! お膝から大出血なんだよ〜っ!」
  聖「む、足の怪我は陸上部にとっては大問題だな。急ぐか」
七瀬「あ、先生、有難う御座いました!」
  聖「シュタっ(手だけで会釈)」
534或る日のひじりん:03/04/26 15:13 ID:K8bkx2C6

――陸上部に到着。
   梓「だ、大丈夫だって。転んだだけだし、そんな大袈裟なもんじゃ…」
かおり「でもでもっ! 血がっ! 梓先輩の血がぁ〜っ! 先輩の血は私の血でもあるんですよぉっ! 舐めますっ!」
   梓「わーっ!? バカ止めろ!!」
 名雪「わわわっ、駄目だってばかおりちゃん!」
   聖「私が見よう。日吉は少し落ち着け」
   梓「あ、聖先生…。…フゥ、助かったよ」
   聖「――ふむ。派手に転んだ様だな」(処置中)
かおり「あのっ…! 傷痕は消えますか!? 梓先輩の美しい足が! 私の宝物がぁ〜!!(泣」
   梓「かおり…、あんた何言ってるんだよ…」
   聖「広く擦り剥いているだけで、深くは無い。しっかり処置をすれば大丈夫だ。傷痕も綺麗になくなる。
     だが、念の為だ。暫くはハードな練習は止めて、基礎練習程度にしておく事」
   梓「解りました…」
 名雪「大変な事にならなくてよかったよ〜」
   聖「これでいいだろう。私は保健室に戻るが、何かあったらすぐに来てくれて構わないからな」
 一同『有難う御座いましたっ!』
   聖「シュタっ(手だけで会釈)」
535或る日のひじりん:03/04/26 15:15 ID:K8bkx2C6

…そして再び保健室――
   聖「ん? 誰か居るのか?」
 浩之「おお〜、どこ行ってたんだよ先生。いつもは暇そうにしてるくせに」
   聖「こう見えても忙しいのだ。――で、何かあったか、藤田?」
 浩之「ああ。あかりがコケて足を挫いたらしんだよ。ったく、どぢだなおまいわ…!」
あかり「う…、御免なさい浩之ちゃん」
   聖「どれ……」
あかり「あっ…!」
   聖「痛むか…。捻挫だな。すぐに処置しよう」
 浩之「(テキパキと保健室を歩き回り、道具を揃えてゆく聖を見ながら)……只の捻挫が、そこまで大袈裟か?」
   聖「捻挫はクセになりやすい。軽い物でもちゃんと対処しなければ駄目なのだよ。甘く見るな」
 浩之「そんなもんかねぇ…。…って、松葉杖も使うのかよ!?」
   聖「当たり前だ。患部は動かさない方がいい。神岸、歩いたりしない時は、患部はなるべく高い位置にな?」
あかり「はい。有難う御座います、先生」
 浩之「……ふーん、流石は保険医、冷静に仕事をこなすのな」
   聖「当然だ。医者が冷静さを失ってどうする。どんな状況であっても、医者は冷静さを失ってはならないのだ」
 佳乃「おねえちゃぁ〜ん…」
   聖「!? どっ、どうした佳乃!? いつもの元気は…!!」
 佳乃「う…、お腹が痛いのぉ……。あのね…」
   聖「何ぃぃぃぃぃっ!!? そっそっそそれは大変だ! 待て待て待て待て! すぐに治して……ああっ!?」
ガラガラがっしゃんっ!!――
あかり「………聖先生、大慌てだね」
 浩之「佳乃ちゃん命だからな…。てか、佳乃ちゃん、腹が冷えたんだろ? さっきアイス食ってたし」
 佳乃「うん…。ちょっと食べすぎちゃった。何かあったかい飲み物飲めば、大丈夫だと思うよぉ」
   聖「そっそそそそうか…! じゃあ、お姉ちゃんがすぐに温かいチョコレートを淹れてやろう…!」
 佳乃「うんっ、有難うお姉ちゃんっ。お姉ちゃん、大好きだよぉ♪」
   聖「っ! …佳乃(嬉涙」
 浩之「…姉妹水入らずの所を邪魔しちゃ悪ィな。行くか、あかり」
あかり「うん…そうだね」
536名無しさんだよもん:03/04/26 16:43 ID:6Ayq0a/4
いいよいいよちくちくいいよ
537名無しさんだよもん:03/04/26 18:05 ID:YXbk+Epb
新章突入前のキャラ再確認って感じだ。
いや、良いよーw
538528-529:03/04/26 21:44 ID:ZT4OEx5C
>>531
高槻の台詞、何か足りないなと思っていたらそれでしたか。
すみません。次から気をつけます。

後、528の6行目、祐介をエリアに変換を、
そしてその下の行の空白は無しでお願いします。
539名無しさんだよもん:03/04/27 01:02 ID:7dyJvo2z
>517-518
オーケストラ編はアナザーストーリーでいいような気がします。
あれを引き継ぐとまた荒れそうで(;´д⊂)

>522
学園内の話でもないしアナザーストーリーという事で捉えて
あれはあれ、これはこれとして読みました。

>527
ルーツやってないので、プレイした事のある人に期待します。

>528-529
高槻ネタはいい清涼剤ですねw

>530
この板で正式に認められているゲーム登場キャラ全員が所属

>533-535
いい感じの崩し具合で好感もてますね。
キャラの関係図も無難にまとめてあるし。
540名無しさんだよもん:03/04/27 12:04 ID:RQXKP1E3
ええよええよマターリと小ネタを出し続けていれば
いつの日かあのころの活気を取り戻せるさ
541名無しさんだよもん:03/04/27 15:41 ID:gKu8AXel
月島「ようやく嵐も過ぎ去ったかな」
香奈子「嵐って。その発言、また学園の雰囲気が悪くなりますよ」
月島「ごめんごめん。しかし、少しずつ学園の雰囲気がマターリしてきているのは、
   名誉生徒会長としてだけでなく、ここに通う一人の学生としてもうれしいよ」
香奈子「そうですね、学園の中もこのところギスギスしてましたから。
    また以前みたいに、マターリとしてそれでいて活気あふれる学園に戻って欲しいものですしね」
月島「そうだね。そこで僕は以前の活気あふれる雰囲気を取り戻すため、
   ある一大イベントを考えてみた。
   これで、このスレ、もとい学園の活気も必ずよみがえることだろう」
香奈子「自信満々ですね、一体どんなイベントを考えたんですか?」
月島「聞いて驚くな、その名も『葉鍵学園大鬼ごっこ大会』!」
香奈子「・・・」
月島「どうしたんだい、香奈子君?
   あまりのすばらしさに声も出ないのか」
香奈子「・・・(ごそごそ)よいしょっと」
月島「・・・太田君、一つ聞いていいかな?」
香奈子「なんですか、月島さん?(ニッコリ)」
月島「何で君は消火器を持っているのかな?(汗」
香奈子「さあなぜでしょう(ニコニコ)」
月島「OKOK、香奈子君!ときに落ち着けって!
   ちょっとしたジョークじゃないか」
香奈子「問答無用」

(以下検閲)
542名無しさんだよもん:03/04/28 05:08 ID:6CMgkspW
この時期だと、そろそろ運動会の時期かな?
543名無しさんだよもん:03/04/28 07:06 ID:rZ1O2EjF
そうだねえ、
なんのかんのいっても現実の学生生活がそうだったようにイベントがあったほうが
楽しいし、皆盛り上がるよな。
544名無しさんだよもん:03/04/28 08:44 ID:vdFbtrTu
この時期に運動会?
それが普通?
545名無しさんだよもん:03/04/28 09:39 ID:X1s1YbNT
久瀬「ふぅ、相変わらずこの学園はいろいろとトラブルが多い…大変です。
   そういえば最近はガラスが割れませんね………そうだ、この辺でそろそろ
   ちょっとストレスを発散しておきますか。このままでは禁断症状で暴走しかねませんから」
生徒会室。
どこから出したのか、天井からはサンドバックが吊り下げられていた。
久瀬「この技も最近多用しすぎましたからね。そろそろ見切られてもおかしくありません。
   早く新奥義を完成させなくては……
   倉田さんに見えないようにボディーブロー・抉るように、はっ!!
   倉田さんに見えないようにボディーブロー・抉るように、はっ!!」
ドゴォッ!ドゴォッ!!
ガチャ。
オボロ「おい、ベナウィいるか…」
久瀬「倉田さんに見えないように…」
オボロ「……」
久瀬「……」
オボロ「…ジャマしたな……」
久瀬「倉田さんに見えないようにボディーブロー・抉るように、はっ!!」
ボグシャァ!!
オボロ「ぐふっ!!(ガクリ)」

ベナウィ「なんです今の音は…オボロさん? どうしたのです?」
久瀬「な、なに、ち、ちょっと疲れただけでしょう」
ベナウィ「…そうですか。では、私が保健室に運んでおきましょう」

久瀬「……ふう、危ないところでした」
546名無しさんだよもん:03/04/28 10:58 ID:R8ujendG
そう言えば久瀬も某嫌いスレ見る限り火種になりそうな要素の一つだなw
スーパー久瀬はちょっとアレだな。

で、確認。
一応学園の信任は得ているが、Kanon組からは微妙な立場?
佐祐理&舞からは良く思われていないという方向性でいいのね?
香里はどうでもいいというスタンスかな?
Kanon組でも他はいわゆる普通の生徒会と生徒というところから見ていっていいのね。
547名無しさんだよもん:03/04/28 12:06 ID:yVSao0PA
>>546
ラジカノ準拠で良かろうよ。
舞も佐祐理も祐一ほどには久瀬のこと悪く思ってないと思うぞ。
548名無しさんだよもん:03/04/28 13:21 ID:fgBX/0za
>>547
本編では祐一より、佐祐理さんのほうが嫌っているような…
この辺のギャップは上手く吸収してくださいな>久瀬を使う人
カノラジ聞いてないので、両方知ってる方にお任せ。
549名無しさんだよもん:03/04/28 14:05 ID:7CNB8WAr
>>548
どこかのスレで伝え聞いた所によると舞と久瀬が一緒に下校したりしていたとか。
真偽の程は定かじゃないがものすごい異次元シチュだ。
想像できねーw
550名無しさんだよもん:03/04/28 15:15 ID:1TJhI8y6
カノラジでは4巻で舞と佐祐理さんが久瀬と一緒に下校していた。
2巻では佐祐理さんが久瀬を昼食に誘っていたし、5巻では久瀬の呼び出しに答えている
場面がある。
舞も久瀬に対しては悪く思っていないし、4巻では久瀬の悩みの相談に乗ろうとしている
くらいだから、わりと良好な関係にあると思われる。
ただ、祐一はまだちょっと久瀬が苦手といったところか。
久瀬は自分以上に佐祐理さんと親しくしている祐一に対し、悪意というよりは
ライバル意識を持っている感じ。
ちなみに>>545の「倉田さんに見えないようにボディーブロー・抉るように」は
水瀬さんち5巻のネタだと思われる。
祐一を一撃の下に沈めていたw
とにかく、カノラジの久瀬を端的に表すなら
『佐祐理さんLOVEで、どこか抜けていて運の悪い真面目な生徒会長』といった辺りか。
佐祐理さんが関わると人格が変わるw
このスレなら、それでいいんでないの?
あまり嫌味なキャラにしてもなんだしさ。
ガラスを直すのが趣味云々はここのオリジナル設定だからどうするべきかは微妙だが、
俺は面白いからいいと思う。
551名無しさんだよもん:03/04/28 23:29 ID:A42+6d/P
>>546
本編より。
「…許さないから」
「佐祐理を悲しませたら、絶対に許さないから!」

まあ、すーぱー久瀬っち書きたい人は
本編無視して書けばいいと思う。
学園スレは、元々原作設定なんてほとんど関係ないし。

…なんかデジャヴだけど >北○問題
552名無しさんだよもん:03/04/29 00:10 ID:is2NLEJA
>>551
逆に今までの設定を無視の方向性を感じるけど。

スーパー久瀬でも、ノーマル久瀬でも、北川でもU1でも、
あまりリレーを長々と続けずに短めに切り上げるとか。
他の人の設定を引っ張る必要性を強要しないというスタンスなら
みんな気楽にいけるのではないの?
パラレルワールド葉鍵学園だよ(w
553名無しさんだよもん:03/04/29 03:37 ID:L/VdA8eZ
>>551
…そんな事いわれてもこのスレの久瀬って別に佐祐理悲しませてないしw

しかし舞って自分のしでかした事で佐祐理が心痛める羽目になるって自覚ないのかな。
結構な言い様だと思うわ、そのセリフ。
554名無しさんだよもん:03/04/29 13:16 ID:mrDH1R/R
それでも佐祐理さんにとっての好感度は舞>久瀬
好印象を持っている者の悪さはお茶目として写っても、そうでない者の悪さは鼻につく。
そういうものであろ。
それは仕方のない事さ。
それと、いらん事かもしれないが、好印象を持っている舞が好きな祐一が
佐祐理さんにとって久瀬より好印象なのも仕方ない。
それは人間心理としてあり得る事。
久瀬に好印象を持っているものとしては納得いかない部分も有ろうが、そこは認めるべきところ。
555名無しさんだよもん:03/04/29 13:21 ID:mrDH1R/R
>佐祐理が心痛める
これも、佐祐理と舞の築いている関係なら、心痛めるのも幸せに転換される。
お母さんと子供みたいな部分もあるよね。
自分が悪さをしてても、それでもお母さんをいじめる者は許さないと子供は言う。
いくら悪さをしても、それでもお母さんは子供が好き。
そんなところさ。
556久瀬:03/04/29 19:41 ID:Src2l1Ah
あー、君達

ここは僕のことで与太話をするところじゃない

指定された隔離場所でとことんやりたまえ
557名無しさんだよもん:03/04/29 23:04 ID:nHVD3qVB
>>556
いちいち出てくんな

確かに荒れそうだな、久瀬
558名無しさんだよもん:03/04/30 09:14 ID:L2f3Gn/w
>>553
そうだよな。学園スレの久瀬は、何も佐祐理悲しませるような事やってないよな。
良いことはしてるけど(ガラスの修理)、御堂と同じで、このスレでは何も悪さしてないじゃん。
そこまで原作の設定で縛るのはどうかと思うぞ。

だいたい久瀬は、原作でも良識と人望ある生徒会長で、舞はDQN。
常識的には久瀬の方が正しいんだぞ。久瀬が悪いように言ってるのは舞厨ぐらい。

秋子さんも交通事故ごときで入院してないし、学園長なんだから、秋子さん最強ネタも
再復活でOKだろ。
559名無しさんだよもん:03/04/30 09:34 ID:e0+8QXGf
…必死だな。
560名無しさんだよもん:03/04/30 09:43 ID:/32iXvvP
必死すぎる。つーか荒しか黄金厨だろ。
561名無しさんだよもん:03/04/30 09:43 ID:TG2HXHEx
>558は釣りですか?
久瀬はともかく、秋子最強ネタはほとほとうんざりだ。
562名無しさんだよもん:03/04/30 10:54 ID:yI9lMXdJ
558はホントに原作やっているのだろうか……
563名無しさんだよもん:03/04/30 11:01 ID:tpQNh392
>>558
ttp://8407.teacup.com/rarirarurara/bbs

どうぞ。
それだけ無神経に暴れられるなら、IPとか特に気にしないだろ。
564名無しさんだよもん:03/04/30 11:35 ID:S36Gx8zt
なんかさ、なんだかんだ言われてるけど、カップリングさえ下手につつかなければ
問題の7割くらい解決しそうな気がするのは俺だけですか?
565名無しさんだよもん:03/04/30 13:44 ID:M6sJ7GQP
作品とキャラクターを愛するのは結構な事だが、度が過ぎると荒れるだけだなあ。
かといって軽視しすぎるのも問題だし。
バランスってのは難しいもんだねぇ。
まー、とりあえず落ち着いてマターリと逝こうや。
WA関連スレ並に。
566名無しさんだよもん:03/04/30 14:08 ID:53rLlLYo
>>558だけに限らず、
議論は本当に議論・感想掲示板でやって欲しい。
俺にしてみれば、ここで議論している連中は全て荒らしに見えて仕方がない。
せっかく、ここの雰囲気が悪くならないように別に掲示板作ってくれてる人がいるのに。

IP云々の話が出ているが、そんなにIP抜かれて困る話をしてるのか?
自分のIPが悪用されるという可能性もないことはないが、串を刺すとかいろいろ方法はあるだろ?
頼むから、これ以上の議論はあっちでやって欲しい。
以上、議論厨にうんざりしている一住人の愚痴でした。

…ああ、これで俺もこいつらの仲間入りか。

567名無しさんだよもん:03/04/30 14:51 ID:v0fBawGx
>IP云々の話が出ているが、そんなにIP抜かれて困る話をしてるのか?
無言のうざったさがあるんだよ。
そもそも別掲示版にいくのがうざったい。
ここにスレ立ててくれればそっちで話すよ。
568名無しさんだよもん:03/04/30 14:54 ID:v0fBawGx
それと掲示版の過去ログはどこで見れるの?
以前にどんな議論があったのか判らないんだが。
569名無しさんだよもん:03/04/30 15:00 ID:v0fBawGx
自己解決スマソ
纏めスレにあるのか>過去ログ
570名無しさんだよもん:03/04/30 16:23 ID:IG0Fk45s
>>563
誘導したいなら直リン位貼ったら?
571名無しさんだよもん:03/04/30 17:18 ID:q5tXzvis
オーケーオーケーあいわかった
マターリしようぜマターリ
572名無しさんだよもん:03/04/30 18:24 ID:3mb3/9km
こーゆーてきとーな奴が現状を生んだわけね
573名無しさんだよもん:03/04/30 18:30 ID:TG2HXHEx
お前ら、いい加減にしる。揚げ足取りあってるだけじゃねぇか。
ttp://8407.teacup.com/rarirarurara/bbs
こっちいってとことん文句言うなり話し合うなりしろ。
574名無しさんだよもん:03/04/30 21:48 ID:Mq1MiLwr
なんだ久瀬を含めた舞シナリオの事で少しもめてたんだな。
俺も混ざりたかったぜw
>573のBBSにでも書きなぐろうか知らん(´∀`)
575名無しさんだよもん:03/05/01 13:17 ID:aw1Kr8n+
綾香「……暇ねぇ…」
七瀬「……暇よね…」
浩之「…ああ。どこまでも果てしなくな…」
浩平「この晴れ渡る空の様に、どこまでも暇だ…」
綾香「………――あーっ! もうっ! …私、こーいう状況って嫌い! 暇は潰される為に存在するのよ!
    ――ってな訳で、何かして遊びましょ」
七瀬「うーん…解るけど、何もする事が無いから暇なんだし…」
綾香「やる事を作ればいいのよ♪ ――そーだ、ゲームでもしない?」
浩之「ゲーセンかぁ?」
浩平「今日はあんまし金ないんだよ、オレ。ここにいる漢にカツアゲされたし」
七瀬「折原ぁ…、“人中”ってドコの事だか知ってるぅ…?」
綾香「よしなさいって(w ――お金は使わないわ。…いえ、最終的には使う事になるけど、一人だけだしね」
浩之「あん?」
綾香「簡単な人探しゲームよ。その人に会って名前のサインを貰うの。で、ここに戻って来る。タイムリミットは日没。
    一番遅かった人、もしくは見つけられずにサインを貰えなかった人が負けって事で、全員にラーメンを奢る。
    ――どお?」
七瀬「…うん、いいかも。乗ったわ♪」
浩平「いいね。オレも乗った」
綾香「浩之は?」
浩之「………ん、解った。他にやる事もねーしな」
綾香「ん、決まりね♪」
国崎「ラーメン最高っ!!」
一同「「「「 うわっ…!!? 」」」」
576名無しさんだよもん:03/05/01 13:17 ID:aw1Kr8n+
国崎「俺も混ぜろ」
浩之「…あんたも暇なのか」
国崎「悪いか。というか、ラーメン食わせろ。セットでな」
綾香「OK、OK♪ でも、これ以上は増やしたくないから、この五人でストップね」
浩平「よっしゃ。で、誰を探す事にする?」
綾香「ターゲットは複数にしましょ。んー…3人くらいで。で、普段はいるけど、いざ探そうとすると結構見つけ難い人に」
七瀬「………今一人思い浮かんだ」
浩平「オレもだ。真っ先に」
浩之「…オレもだが、もしかすっと皆同じ人を考えたか?」
国崎「――河島か」
三人「「「 Yaー(w 」」」
綾香「適役ね、確かに(w 何かあるといきなり現れるのに、探そうとするといなくなるし。じゃ、総長さんで一人決まり」
浩之「…あと、カルラさんだな。あの人、普段どこにいんだ?」
七瀬「…確かに謎ね。お酒飲んでる所と、トウカさんをからかって笑ってる所とかしか見た事ないし」
綾香「じゃあ、二人目はカルラさんで決まり♪ あと一人はどうする?」
浩平「三人の内、二人が葉キャラだからな。最後の一人はオレ達鍵キャラの中から出したい」
七瀬「全くもってアレというかそーいう発言はどうかと思いつつ同感よ」
国崎「まぁ、俺はラーメンが食えればそれでいい訳だが(勿論他人の奢りで)」
綾香「ん〜…でも、鍵の人達って、“普通人”な人が多いのよねー。うちらと違って」
浩平「そんな事ないって。高槻みたいなのもいるし、天沢とかの不可視ーズに、川澄先輩みたいな超能力者、
    翼人までいるぞ?」
綾香「でも、このゲームのターゲットとしてはちょっと難度が足りない気がするわ。どこにいるのか解り易いし」
七瀬「――“少年”は?」
浩平「え?」
七瀬「“少年”よ。彼も普段どこにいるんだか何をしてるんだか解らないし、探すとなると結構ホネだと思うわ」
綾香「ん、バッチリね♪」
国崎「ターゲットは、河島にカルラに少年か」
浩之「…揃いも揃ってツワモノばかりだな」
綾香「その方が面白いじゃない? じゃ、始めるわよっ♪」
577名無しさんだよもん:03/05/01 13:17 ID:aw1Kr8n+
と、空気を読まずに投下。
578名無しさんだよもん:03/05/01 15:00 ID:6bxRc6yt
むしろよし。面白そうだ。
ただ、鍵キャラ葉キャラみたいなことをキャラたち本人が言うのを
あまり良しと思わない人も居るかもしれない。
とりあえず俺はあまり気にしない。
579名無しさんだよもん:03/05/01 15:56 ID:hHsArx5h
>>575-576
ベネ!
580名無しさんだよもん:03/05/01 15:59 ID:Ox+IDMcJ
ベネって何?(w
581名無しさんだよもん:03/05/01 16:01 ID:6bxRc6yt
>580
イタリア語で「良い」。ジョジョ第5部で使われて有名になった
582名無しさんだよもん:03/05/01 16:20 ID:kI2F3hst
(・∀・)ベネ!!
583名無しさんだよもん:03/05/01 20:59 ID:t37ZhukH
あれ少年ってエイエソの間から出られたっけ?
584名無しさんだよもん:03/05/01 21:04 ID:kgVP02JM
>>583
最近はもう普通に動いているような気もするなあ。
確かオーケストラにも出てなかったか?
585名無しさんだよもん:03/05/01 22:52 ID:73qPhPaT
586名無しさんだよもん:03/05/01 23:38 ID:Rx6Zks1C
そこで「高槻!」とか言い出さなくて
ある意味良かったのかもしれない(w
587名無しさんだよもん:03/05/02 09:14 ID:5NbbDlci
折角のネタが出ているところをすみません。
今、議論・感想掲示版で姉妹スレの立ち上げを検討しているのですが、
こちらにしか書き込まれない方の意見を伺いたいので、転載してみます。
経緯はこちらを参照下さい。
http://8407.teacup.com/rarirarurara/bbs
どうぞ、よろしくお願いします。


もしも葉鍵キャラが一つの町にいたら…

もしも葉鍵キャラが一つの町にいたらどんな物語が生まれていたのか。
そんな夢を形にするスレです。
リレーでも単品でも気軽にクロスオーバー。

姉妹スレ↓
葉鍵学園 6時限目 http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1045799594/l50

〜〜このスレのルール〜〜
・一つの物語に別な物語の設定を引き継ぐ必要はありません。
・納得いかない設定があっても無視、又は納得のいくお話を自分で投下しましょう。
588名無しさんだよもん:03/05/02 23:25 ID:xOaUpHTY
もしも立てるなら、これも入れといた方がわかりやすいか?

・前スレ
もしも葉鍵キャラが一つのクラスにいたら…@葉鍵板
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1024/10245/1024554151.html

まあ、設定を引き継ぐ必要がないなら、そっちのスレに纏めサイトは不要だろうね。
589名無しさんだよもん:03/05/02 23:30 ID:xOaUpHTY
あと、姉妹スレとして葉鍵学園スレを紹介するときには
「学園スレに作品を投下するときには、>>1のテンプレにある
過去ログか纏めサイトに一通り目を通してから書き込んでください」
という注意書き入れておくべきかな?
590名無しさんだよもん:03/05/03 16:24 ID:NiLAK5ts
ホースメンテスコ
591名無しさんだよもん:03/05/04 04:02 ID:FUIvhUx8
ちょっと小ネタでも。

昼休み
皐月「宗一、おべんとたべよー」
宗一「わりい、さっき佐藤…だっけな…に食堂案内してもらう約束しちまったんだ。
   それに早く他の連中の名前ぐらい憶えないとだしな、
   だから今日はクラスの連中と食うから弁当はいいや」
皐月「えー、そんなあ…せっかく頑張って作ってきたのに…」
宗一「すねるなよ、お前も早くクラスの連中と打ち解けるようにしないとだろ?」
皐月「うう、そんなこと言って、他の女の子とイチャイチャするつもりなんだ。
   この学園、正統派ヒロイン系の可愛い子いっぱい居るから。」
宗一「そ、そんなことねーって!」
皐月「ホントに?」
宗一「ホント、ホントだって!」
皐月「じゃあハグちて」
宗一「こ、ここでかよ!?」
皐月「ハグちて!」
宗一「わ、わかったよ、ほら、皐月おいで」

ぎゅう  ぎゅう  

浩平「な、なあ、ありゃあ…なんだ…?」
祐一「俺にきくな…」

雅史「うう、那須君…やっぱり僕には浩之しか居ないんだね…」
592名無しさんだよもん:03/05/04 04:14 ID:OIONubv4
確かに…ある意味刺激強いよな、こいつらはw
593名無しさんだよもん:03/05/04 16:17 ID:kxlVn6Pn
>>591
雅史よ、宗一は三年だから那須先輩だろうが。
594サインゲームネタ続き:03/05/05 12:55 ID:HB+JHn5v
浩之「さーってと、じゃあ、ま、順当に学園の中から探してみようか…。取り敢えず情報収集〜と……お、エルルゥさん」
エルルゥ「浩之さん…? どうしたんですか、キョロキョロして……何か探し物ですか?」
浩之「探し物っつーか、探してるんだよ、人を。――カルラさん、どこにいるか知ってる?」
エルルゥ「カルラさんですか? あの人は普段何処にいるのだか解らない人ですからねぇ。酒宴などを開けば、
      どこからともなく現れるんですが…」
浩之「うーん…。――じゃあ、総長、どこにいるかは解る?」
エルルゥ「はるかさん…ですか? 先程、良いお茶の葉が手に入ったので、お裾分けにと生徒会室へ行きましたが、
      総長さんはいませんでしたねぇ。月島さんと太田さんはいましたけど」
浩之「総長は生徒会室にはいない…か。――…じゃあ、少年は……って言っても、エルルゥさん解らないかな?」
エルルゥ「少年…? …――ああ、あの黒ずくめの人ですか?」
浩之「国崎センセじゃねーよ?」
エルルゥ「ふふっ、解ってますよ。多分、さっき天沢さんと一緒に居た人でしょう」
浩之「おうっ、有力情報! 天沢と一緒なのか…! どこで見た?」
エルルゥ「あちらの方ですけど」
浩之「サンキュ! 恩に着るぜ、エルルゥさん!」(タッタッタッタッタ… ※走り去る
エルルゥ「どういたしまして〜」
 ――ちりんちりん……キッ
はるか「エルちーと藤田君のツーショットなんて珍しいね」
エルルゥ「はっ…はるかさん…!? ――あの、探してましたよ、浩之さんが…」
はるか「何で?」
エルルゥ「…さぁ? そんな急な用件ではなかったみたいですけど…」
はるか「ふーん…。またその内会えるでしょ」
エルルゥ「そう…ですね。……自転車、新しくしたんですか?」
はるか「うん。今は学園内で慣らし運転中。――じゃ」
エルルゥ「はい。お気をつけて」
595名無しさんだよもん:03/05/06 18:52 ID:cflVrRBF
凋落・・・認めたくねえが仕方ねえ・・・保守だ・・・
596名無しさんだよもん:03/05/08 06:29 ID:nFzZn/t/
ho
597名無しさんだよもん:03/05/09 00:05 ID:H355PRhe
ho
598名無しさんだよもん:03/05/09 05:40 ID:KUX+PF2q
誰もいないのかあぁぁぁぁぁぁあああ!!!??
599名無しさんだよもん:03/05/09 07:37 ID:H3RoT+eO
   美汐「――そうでもありません」
   真琴「? 何が〜、美汐ぉ?」
   美汐「最近の学園は静か過ぎるのではないかという意見の事です」
エルルゥ「(職人&読み手さんの皆さんの頭の中で)私達は結構賑やかに楽しくしてはいるのですが…」
   美汐「はい。…只、この様に表現されないだけなんですよ」
   真琴「それはネタが無いという事じゃない訳?」
エルルゥ「そう言われてしまうと辛いですね(苦笑」
 ガラガラッ…――  (扉を開く音)
   御堂「おい、お前等、土産だ」
エルルゥ「御堂さん……あら、お団子ですか? 有難う御座います♪」
   美汐「早速お茶を淹れましょう」
   真琴「あう〜、肉まんはー?」
   御堂「ケッ、お前はそれしかねーのか? ――ほらよ」
   真琴「あう〜! 肉まん〜♪」
   美汐「――………この様に、私達は楽しく過ごしています」
   御堂「あ? 何の話だ?」
エルルゥ「最近の学園は静か過ぎるんじゃないかという話ですよ」
   御堂「なんでぇ、ンな事か。…ケッ、いいじゃねぇか。無理に騒ぎ立てても仕方ねぇしな」
エルルゥ「ふふっ、そうですね」
   御堂「……ところで、柏木の娘ッこはどうした? いつもはいるじゃねーか、ここに」
   美汐「…楓さんですか。…実は――」
   真琴「コタツを片付けてから、何だか機嫌が悪いの」
   御堂「………猫丸出しだな、そいつぁよ」


                                                まったりと茶道部より――
600名無しさんだよもん:03/05/09 09:25 ID:/uZXlGK9
やっとイイ!くなってきた!
601名無しさんだよもん:03/05/10 00:10 ID:CTFORdLT
>>600
胴衣。
こーゆーのイイ!
602599ではない:03/05/10 01:57 ID:2yHL0pSI
そのころ外のベンチで一人あくびをする耕一
「ファァ〜、いい天気だなぁ。次の講義サボるか〜」
 トサッ
「ん?」視線を落とすと太ももに女の子の頭が乗っていた。
「楓ちゃん?」耕一は声をかけるが楓はあくびをして答えた。
「自主休講決定だな…」

こうして学園の一日がすぎるのである。
603名無しさんだよもん:03/05/10 02:22 ID:B2eE0cNX
ほのぼのが心に染みる初夏の夜
604名無しさんだよもん:03/05/10 16:03 ID:7bhbqWpU
トウカ「……んん…、実に好い天気。好い空だ…」
 ぴよぴよ…ぴよ…――
トウカ「――こんな日には、釣りに興じたくなる…」
 ぴよぴよぴよ…――
トウカ「? …先程から、何の音だ…?」
 ぴよぴよぴよ、ぴよぴよ――
トウカ「!!? こっこれは…! カッ――…可愛いにゃ〜〜〜……♪」
エリア「カルガモ親子の行進ですね…!?」
 夕霧「八羽もいますね。ちっちゃ〜い♪」
トウカ「おおっ、エリア殿に夕霧殿…!」
 夕霧「どうやら、学園内を横断するつもりみたいですね」
トウカ「この学園の中を…!? なんと無謀な…!」
エリア「学園自体が魔境ですからね…」
トウカ「な…、何とか手助け出来ないだろうか…?」
エリア「あまり近付くと怖がって子ども達がバラバラになってしまいますから、ちょっと離れて着いて行きましょう」
 夕霧「で、何か障害があったら、さりげなく排除していきましょうね」
トウカ「む、警護であるな。これは気が抜けん」
605名無しさんだよもん:03/05/10 16:05 ID:7bhbqWpU
………

 ぴよぴよぴよ…
ヌワンギ「んあ? 何だ、カモガキか。へへへっ、今日はこいつらでカモ鍋でも――」
  トウカ「ヲイデゲェェェーーーーーーーっ!!!」
ヌワンギ「ふんぎゃぁぁぁああああああああああああ゛あ゛!!!?!?」

 ぴよぴよ…ぴよ…
   ぴろ「にゃ?」
   たま「んにゃ?」
ムックル「ヴォフ…?」
 ぴよぴよぴよ…
猫科三匹「「「 …!?(エサ!?) 」」」
  エリア「――悪いですが、させません…! 召喚魔法で名雪さん、どーん!」(※魔法描写超適当
   名雪「ねこ〜、ねこ〜♪」
猫科三匹「「「 ふに゛ゃああっ!? 」」」

 ぴよぴよ…
高槻「おお!? 今夜は鴨南蛮が食いたいと思っていたら、正に目の前にぃぃぃ!!
   早速捕獲だぁぁぁあっ!! 羽毟って食ってやるずぉぉおおおおおぉおっ!!」
夕霧「太陽拳・五月晴れバージョン!」(ビカーーーーーーッッッ!!
高槻「俺の目がぁぁぁあああああああああああああああっっっ!!?!? 参ったああああああっ!!!」
606名無しさんだよもん:03/05/10 16:06 ID:7bhbqWpU

………
ぴよぴよぴよ…――
トウカ「…ふぅ……。何とか無事に学園を横断出来たな…」
エリア「私達が手助け出来るのはここまでですね…」
 夕霧「この、心地好い疲労が何とも言えません…♪ 充実した時間でした」




                                        良い仕事をしますた、生物部の面々+ヲイデゲさま
607名無しさんだよもん:03/05/10 16:48 ID:Sv7UjIXm
あぁ、エリアと夕霧生物部だったっけ。
さりげなくマターリ部活動エピソードが続きますな。
良き哉良き哉。
608名無しさんだよもん:03/05/10 17:06 ID:6Ml+LXKD
いいよいいよ〜すごくいいよ〜
609名無しさんだよもん:03/05/10 17:42 ID:3e7xIL6Z
わざとらしい
必死すぎ
610名無しさんだよもん:03/05/10 18:31 ID:qrC4C32p
ま、今は過疎状態だから新しい書き手さんを呼び込む為に多少わざとらしかったり
必死であったりするのは仕方ないかと。w
投下されるネタを気軽に楽しみましょうや。
611名無しさんだよもん:03/05/10 18:45 ID:fwvm4Qfy
>>609-610
ごめんよ…・゚・(ノД`)・゚・。

>>607-608
激しくアリガd
612名無しさんだよもん:03/05/10 19:23 ID:3e7xIL6Z
>>610
スマソ
>>611
スマソ ガンガレ
613名無しさんだよもん:03/05/10 19:53 ID:QHVE5U6v
まぁ>609のような程度の低い煽りは無視するのが一番ですよ。




俺もか!?
Σ (゚Д゚;)
614バカ小ネタ(激しくスルーきぼん:03/05/10 22:15 ID:p+oJawE8
由宇「………」
智子「…なんかタルいなぁ…」
由宇「…なぁ、智やん」
智子「ん?」
由宇「…ウチ、智やんに言うとかなあかん事あんねん」
智子「? 何やの? 急に改まって…」
由宇「…ほら、ウチらこんな喋りやんか」
智子「そうやな」
由宇「…せやから、“大阪出身”とかよう言われるんやけど」
智子「言われるな」
由宇「…………でもな、ウチ、大阪出身とちゃうねん。兵庫県の神戸出身やねん」
智子「嘘やん…」
由宇「ホンマやて」
智子「ほんまに…?」
由宇「こんなんで嘘言うてどないすんねん」
智子「さよか…。……実は、私も大阪生まれとかよう言われるんやけど、神戸やねん」
由宇「………せやったんか。…喋りで皆に大阪やー大阪やー言われてまうんやな…」
智子「きっついなぁ…」
由宇「ああ…」



晴子「なにしとんねん、あの二人は…」
615名無しさんだよもん:03/05/11 00:30 ID:C5uPM2BW
>>614
なんかわかるw
616名無しさんだよもん:03/05/11 15:35 ID:/6pkpPMm
俗に、関西(弁とか出身とか)言われるものは
大阪と一括りにされるからな…(w
そういや、神奈とか裏葉達も関西人になるんだっけ?

…って、>>587のスレが立ったら
こういう感じの話になるのだろうか。
617名無しさんだよもん:03/05/11 23:28 ID:wJraoOZD
晴子で思い出したが、敬介も多分関西出身だよなぁ。
本人は関西弁で話さないけど。
618名無しさんだよもん:03/05/12 00:41 ID:F+p/adOK
こういう雰囲気もいいですね。ってことで小ネタ投下。

ガチャ
少年「珍しいね、君がこんなところに誘うなんて」
郁未「まあね。たまには屋上プレイってのも…」
少年「あ、えいえんの間に帰らなきゃ」
郁未「こら待て、冗談よ冗談。私だってたまには夕焼けを愛する気分になるんだから」
少年「…そういうことなら僕も付き合おうかな。どうせ拒否権ないんだろう?」
郁未「そういうこと。付き合ってもらうわよ」
少年「それはいいけど…先客がいてもいいの?」
郁未「先客?」
みさき「こんにちは。珍しいお客さんだね」
郁未「ああ、川名さん。こんにちは」
少年「綺麗な夕焼けだね」
みさき「郁未ちゃんと少ちゃんかな? いらっしゃい〜」
郁未「少ちゃん…(笑いを堪える)」
少年「少ちゃん…(苦笑)」
みさき「夕焼け、綺麗なんだ。何点くらい?」
郁未「私は65点ってとこかしら」
少年「辛口だね…僕なら83点かな?」
みさき「そうなんだ。あ、よかったらいっしょに見ようよ、夕焼け」
郁未「今日は屋上部の活動は無いんですか?」
みさき「うん。智ちゃんも祐介君も瑠璃子ちゃんも、今日は部活お休み」
郁未「それならお言葉に甘えます。ね、少ちゃん♪」
少年「……あはは、そうだね。たまにはのんびりするのも悪くないね。
   でも、少ちゃんはちょっと……(苦笑)」
619名無しさんだよもん:03/05/12 01:56 ID:q6YNjkog

悪初音「あ……ちづ……か…」
観鈴「え? なに?」
悪初音「……おめぇは幸せだな。みすずちん」
観鈴「え? あ、う、うん。私は幸せだよ? 初音ちゃんは幸せじゃないの?」
悪初音「…ああ、幸せだ。だが、それも…」
観鈴「え?」
悪初音「いや、いい。何も知らなくていい。あたいはそのままのおめぇが好きだ」
観鈴「え? ええ!? な、なに、いきなり…(///」
悪初音「いや…明日になれば分かる。5月13日。ふ、ふふ…」
観鈴「は、初音ちゃん?」
悪初音「さ、この話は終わりだ。帰ろう」
観鈴「う、うん…」

校門
悪初音「じゃあな、あばよ」
観鈴「……」
悪初音「…どうした?」
観鈴「ううん。なんか、もう会えないような、そんな感じがして…あ、あれ? なにいってんだろ?」
悪初音「…また明日な」
観鈴「う、うん。ごめん。バイバイ、また明日」

明日は、千鶴の誕生日。
620名無しさんだよもん:03/05/12 10:33 ID:grzuYCMH
生徒会

北川「久々にみなさんに集ってもらいました」
エリア「なんですか、なにかありましたっけ」
住井「明日は千鶴先生の誕生日だったんですよ」
リアン「あ……」
芳晴「ということは、あの恐怖の日がまたくるわけか……」
浩平「誕生日をおめでとうといえば歳をとったことを思い出させた門で殺され、
    祝わなきゃ祝わないで忘れた門で殺され……」
北川「前回は一学年が丸々斬殺される事件もあり、回復呪文を使いすぎたスフィーさんらが
    過労で3日休む事態になりました」
エリア「あの時は本当に大変でした……」
住井「あのような悲劇を繰り返さないために北川、折原と次の案をまず考えてきました。
    これをたたき台にみなさんと対策を練ろうと」

・柏木姉妹に依頼して明日は学校に来させない。
・耕一さんに今夜は責めまくってもらって足腰立たないようにしてもらう。
・生徒全員に武装させて各自で戦ってもらう。
・戦闘能力のある人間を並べて何とか事前に消す。
・諦めて運命を受け入れる。
621名無しさんだよもん:03/05/12 10:33 ID:grzuYCMH
リアン「なんかネガティヴな対策ばかりですね……」
浩平「これぐらいしかないんだよ……。なんせ、あの人は本当に“殺す”から」
芳晴「逆に明日は生徒全員誰も来させないとか」
北川「そんなことしたら次の日学校へ来たらもっと悲惨な事態になりますよ……」
はるか「んー、でもやっぱりみんなが幸せになる方法を考えないとね」
北川「何かあるのですか?」
はるか「まず明日の校門にこういう飾りをする。『千鶴先生、18歳の誕生日おめでとうございます』って」
住井「「そ、総長。いくらなんでもそれはあまりにもサバの読みすぎでは。暦の神様にバチを当てられますよ」
エリア「でも、それしかないでしょ。幸い、彼女はお世辞をお世辞と気付かないおめでたい思考の持ち主ですから」
リアン「エリアさん、結構キツイ……」
浩平「ま、まあ、まだまだ時間はありますから他にも考えときましょう」

明日は千鶴先生のお誕生日(笑)
622備え在れば…?:03/05/12 22:04 ID:bg9tUU6f
 料理部にて――

あかり「……お母さん、もしかして…千鶴先生のお誕生日に出すお料理の仕込み…?」
ひかり「ええ、そうよ。祝ってあげなくちゃ」
あかり「でも…」
ひかり「ふふ♪ 大丈夫よ。前みたいな事にはならないと思うわ」
あかり「うーん…、それは楽観的過ぎる気がするんだけど…」
ひかり「あかりは心配屋さんねぇ。でも、お祝いしなければもっといけない事になるだろうし、お誕生日のお祝いって
     いうのは、“あなたの生まれたこの日に感謝を”という意味も含むのよ?
     ――あかりは、千鶴先生の事、嫌い?」
あかり「…嫌いじゃないよ。普段は優しいし、いい先生だと思う」
ひかり「だったら、きっと大丈夫よ」
あかり「……うん。そうだね。――私も手伝うよ、お母さん♪」
 秋子「あら、皆さん精が出ますね」
ひかり「秋子先生――…ええ♪ パーティーには、美味しいお料理が欠かせないでしょう?」
 秋子「そうですね♪ じゃあ、私達も下ごしらえを始めましょうか」
 名雪「うんっ」
   彰「……でも、“暴れまくり”で料理が無駄になる絵しか頭に浮かばない…」
 瑞希「解りますけど……、心配してても仕方ないですし…」
 皐月「…そんなに酒癖とかが悪かったりするんですか、理事長先生って…?」
   彰「いや…、酒癖というより…」
あかり「祝っても暴れるし…」
 名雪「祝わなくても暴れるし…」
 瑞希「すんごい照れ屋なくせに寂しがりやでもあって…」
   彰「台風とか竜巻みたいというか、荒ぶる神そのものといいますか…」
 名雪「……立ち向かうだけ無駄なんだお…」
 一同『  ど う す れ ば い い ん だ  』
 皐月「……(;´Д`)」
623備え在れば…?:03/05/12 22:04 ID:bg9tUU6f
 結花「ま、ま、あたし達料理部は、料理作りが本分! こーいう時にこそ活躍しないと。
     それに、作っておくに越した事は無いって(´▽`)ノシ」
佐祐理「佐祐理もそう思いますーっ♪ 今は余り考え込まずに、じゃんじゃか仕込みをこなして行きましょーっ」
 秋子「まぁ、これを機に、千鶴先生も多少の余裕を持ってくれるようになるでしょう」
 名雪「…それは楽観的過ぎると思うよ…」
 秋子「あら」
あかり「( ̄▽ ̄;)」
 瑞佳「千鶴先生の事は今、浩平達が生徒会室で話し合ってるみたいだから…」
あかり「あ……そう言えば、梓先輩が居ませんね」
 瑞佳「観鈴ちゃんもいないんだよ」
佐祐理「梓さんも、耕一さんと妹さん達とで、何か対策を話し合っているそうですよ?」
ひかり「観鈴ちゃんは最近パソコン始めたらしくて、組み立ての時に指を怪我したから今日は料理部はお休み。
     大した怪我じゃないから、明日は手伝えますって言ってたわ」
 結花「でも、これだけ人数いれば大した仕事じゃないよ。新入部員もいてくれてるしね」
 皐月「…えーっと、何だかすんごく不安になって来た気が、明日について…」
ひかり「大丈夫よ。たとえ“首ちょんぱ”にさせられても、この学園にはちゃんと元通りにしてくれる人が何人も居るから♪」
 皐月「…………全っ然…安心出来ないです……それ」
624備え在れば…?:03/05/12 22:05 ID:bg9tUU6f


 …その頃、保健室では――

   聖「包帯、消毒液各種、麻酔薬各種……etc…――…よし、取り敢えず、揃えられるだけ揃えておいた。…そっちは?」
エルルゥ「気付け薬に、増血剤、止血剤……――はい。こっちも持って来れるだけ持って来ておきました。
      あと、芹香さんが有事の際にエリアさんやスフィーさんの魔力、霊力を高めたり回復させたりする為の霊薬を
      作ってくれています。今の所二瓶だけ完成していましたから、頂いておきました」
 麗子「明日は忙しく…ならなければいいわね。私達のこの準備は無駄足に終るけど、それが一番平和って事なんだしね」
   聖「確かに」
エルルゥ「…でも、明日はお酒も振舞われますよね?」
   聖「祝い事からは切っても切り離せぬ物だからな、酒は」
エルルゥ「……飲み過ぎで倒れる人、たくさん出るんでしょうね…」
 麗子「(苦笑) ――どちらにせよ、忙しくなるのは間違い無いみたいだわね」
   聖「急性アルコール中毒も命に関わる物だが、それすら生易しい程の事態が起きない事だけを祈ろう…」
 高子「只今で〜っす! 医療品各種、今届いたんで持って来ましたーっ…!」
 麗子「ああ、ご苦労様」
 高子「ふぅっ…。――でも、こんなに必要でしょうか…?」
 麗子「最悪の場合、学園は野戦病院さながらになるわよ? もしかしたら足らないかも…。――新しいシーツとかは?」
 高子「鈴香さんがそろそろ届けてくれるはずです」
   聖「何事も、準備は整えておくに越した事はないな。我々の対応は後手に回らざるを得ないとはいえ…」
 麗子「例え先手を打つとしても、いざって時にあの人の抑止力たる存在って、なかなか居ないからねぇ〜」
 高子「じぃ〜〜………」
 麗子「…何、その目は?」
625名無しさんだよもん:03/05/12 23:45 ID:RECA42YS
北川「…最悪の場合、皆さんに出張ってもらう可能性があるので」
少年「いや確かに…」
ティリア「ガチンコで戦うことになって…」
蝉丸「耕一を除けば…」
光岡「何とか太刀打ちできるのは…」
柳川「俺たちぐらいか」
北川「御堂さんには狙撃部隊を。スフィーさんには魔法部隊を組織してもらってます。最悪の場合…」
ハクオロ「…私の出番か。あんまり争いごとに手を出したくないのだが…」
北川「ハクオロ先生、及びディー先生は最終手段です。後、カルラさんたち及びほかの戦闘要員は一般生徒の警護に当たってもらいます」
月島「…で、僕たちは」
北川「電波使いの方々は、足止めです。もし暴走した場合体勢を整えるまで何とか足止めをしてください」
月島「…はぁ(ため息)」
北川「もっとも、暴れることさえなければこれは無用な心配なんですが…まぁ、そうなることを祈りましょう」
626名無しさんだよもん:03/05/13 00:09 ID:kOoeF8xo
居酒屋

高槻「そういえば明日は……いや、もう今日か。柏木千鶴の誕生日だったな」
巳間「当日はおまえは特におとなしくしてろよ……」
高槻「しかし、生徒会も阿呆だな。芳晴がいいところをついたが、
   天皇誕生日のように特別休暇にしてしまえばいいのだ。
   そもそも理事長の誕生日が休みになる学校は珍しく無い」
巳間「なるほどな。しかし、今となっては後の祭りだ」
高槻「それにしても年齢をサバ呼びたがるのは1種の病気だぞ。
    5歳の時に戻りたいという思いが強すぎて本当に年齢をサバ呼び出した女が
    先日も精神病院に遊びに行ったらいたしな」
巳間「なんでそんなところに遊びにいったんだよ……」
高槻「FARGOの元信者どもはあそこに預けたからな。俺の顔を見た瞬間にみんな病気が再発したがな。
    結構見ていて気持ち良かったぞ」
巳間「……おまえが鬼畜キャラだったんであることを忘れていたよ」
?「そうですね、そういう人にはお仕置きが必要ですよね」
高槻「ゲッ!! この見覚えのある貧n」
627名無しさんだよもん:03/05/13 08:48 ID:CkAGGbOQ
クロスオーバーハーレムって有り?
628名無しさんだよもん:03/05/13 09:03 ID:6BzXRXHA
おもしろければOK。
629名無しさんだよもん:03/05/13 13:10 ID:y8UG5j4b
つまらなければ袋叩き。
630名無しさんだよもん:03/05/13 13:54 ID:fFf9AQxD
厨ハーレムだけは勘弁してくれな。
631名無しさんだよもん:03/05/13 14:37 ID:SAmGiGKS
多かれ少なかれ叩かれるのは確実なので、その辺は覚悟完了な。
632名無しさんだよもん:03/05/13 17:15 ID:SgEU4W0A
>>627
ハーレムとまではいかないまでも過去にあった北川っていう実例や、
最高×葉子がどうなったか分かっているんなら
書いてもいいんでないかい?
633名無しさんだよもん:03/05/13 18:10 ID:MGJxcoNM
ここにいる最高は実はどっぺるで、本物の最高は観鈴ちん宅で居候してて
コンビニのアルバイトでもしてるフリーターだと言ってみるテストw

今までの葉子の行動は実は観鈴ちんの見ていた悪夢で、うなされているのを心配した
最高に揺り起こされるところからスタートしてもいいと思ったこれまたテストw
634名無しさんだよもん:03/05/13 18:11 ID:kOoeF8xo
あと、冬弥、浩之あたりは避けた方がいいかもね。
妬み深いMNOたちによって不幸ロードに放り込まれる(笑)
635名無しさんだよもん:03/05/13 18:31 ID:A+zqGAPS
冬弥はシットマスクYにまかせとけw
636名無しさんだよもん:03/05/13 18:32 ID:4A812trO
で、ちーちゃんはどうなった
もうちーちゃんは無理があるか・・・
637名無しさんだよもん:03/05/13 18:40 ID:eU5k3cmX
ちーおばさn(ry
638名無しさんだよもん:03/05/13 22:25 ID:SAmGiGKS
正直、学園で千鶴さんジェノサイドネタをやるのは無理があると思うが……
止める気になれば止められる面子はいくらでもいるし、本当にやったら単なる犯罪者で終わるし。
639名無しさんだよもん:03/05/13 22:41 ID:nHPeFsBX
いやいやいやいや、それでも備えなければならないのだよ(w
>>620-625の様に。
備えなきゃ備えないで、やっぱりジェノ祭は起きそうだしね。
640名無しさんだよもん:03/05/13 22:45 ID:ckTPAFmB
ていうかあと1時間半で今日終わっちゃうよ!
職人さんщ(゜д゜щ)カモーン
641名無しさんだよもん:03/05/13 22:50 ID:eCCblnOb
ここは『学園時間』で動いてるから、日付時間は気にせんでよかですよ!(w
642名無しさんだよもん:03/05/13 22:51 ID:kOoeF8xo
まあ、台風が来たところで家なんか壊れないし洪水も起きないだろうけど
とりあえず懐中電灯なんか用意してみたり? みたいな気分(笑)
643名無しさんだよもん:03/05/13 23:00 ID:SrO0ijST
只今>>620の第二防衛ラインでまだ耕一さんが頑張っています。
千鶴「………そんなに怖いですか、私…?」
耕一「怖がられる程の事をして来た――とも言えますよ、千鶴さん」
千鶴「(´・ω・`)ショボーン…」
耕一「…ま、普段は好かれているんですから、そんなに気を落とさないで…。
    皆は、本当に千鶴さんを祝福してくれてるんですから」
千鶴「…はい」
耕一「………それに、例えば…千鶴さんが73歳になった時、俺は70歳ですよね。
    ――その、…違和感、ないでしょ? 一緒にいても…ゴニョゴニョ」
千鶴「…え? え?」
耕一「えっと…その、なんだ……………これからも宜しくって事で」
千鶴「…………はいっ♪」
耕一「さ、皆が待ってますよ。旨い料理に、美味い酒、パーティーゲームなんかも。
    ――ツイスターゲームでウハウハ♪なシュチュだって…」
千鶴「じぃ〜…」
耕一「も、勿論、千鶴さんと一緒に(汗」
千鶴「ウフフッ♪ 早く行きましょう、耕一さんっ」
耕一「――はい。お供させて頂きましょう」

千鶴「…あ、そうだ、………私、もう高槻先生の事、狩っちゃったんですけど…」
耕一「あ〜、いんじゃないスか? その内勝手に復活するでしょ」


エリア「あー、もう!! 何でいきなり狩られているんですか!!? どうせまた余計な事を言ったんでしょう!」
 高槻「怪我人は丁重に扱えぇぇ〜…」
エリア「大体、何で私が処置しているんですか!? 聖先生! 麗子先生!」
   聖「何でと言われても…」
 麗子「高槻先生担当でしょ、エリアちゃんて?」
エリア「 冗 談 じゃ あ り ま せ ん !!!!! 」(ぎうっ…!!
 高槻「ぬぐぁぁああああああああアア゛ア゛っっッ!!? 参ったぁ参ったあああああああ!! 優しくしてぇぇえええっ!!」
645名無しさんだよもん:03/05/14 02:17 ID:1odKnB53
いつからここは細かいことを気にするやつらの巣窟となったんだろう…
646名無しさんだよもん:03/05/14 06:57 ID:eat+9F16
もとからいたのが、ここ最近になって火を吹き出したって感じね>細かいことを気にするやつら
オケの話あたりから溜まっていた膿を吐き出すかの如く。
それに便乗して暴れてたのもいそうだけど(w
647名無しさんだよもん:03/05/14 15:51 ID:4OtgCm3N
て言うか>645よ、なぜ今頃愚痴る(w
648名無しさんだよもん:03/05/14 16:17 ID:1TEH00FZ
>>645
そんな細かいことは気にするな。
649名無しさんだよもん:03/05/14 20:22 ID:A2qBYdOO
まああれだ。
きっと>>645はここへ誘導して欲しかったんだよ
ttp://8407.teacup.com/rarirarurara/bbs
650名無しさんだよもん:03/05/15 13:54 ID:fbUQeQ/z
なんでONE2が板違いでMOONが板違いじゃないんですか?
651名無しさんだよもん:03/05/15 14:08 ID:Ha19D9AD
652名無しさんだよもん:03/05/15 21:09 ID:mIXqpLZn
佐祐理「たまにはゲームセンターにでも寄ろうか、舞」
舞「…はちみつくまさん…」
佐祐理は、祐一にゲームセンターへつれていってもらい、以来、時々学校帰りによっていた
佐祐理「今日はこれにしよっかな」
それはもう一年以上根強い人気を持っている対戦格闘ゲームだった。このゲームも何回かプレイし、すっかりコツをつかんでおり、1コインでクリアなど楽勝になっていた。その日も順調にラスボスまで進んでいた。
佐祐理「あれ、乱入ですか?」
誰かが乱入してきた、キャラクター選択場面に代わり、相手は『まひる』を選んだ
佐祐理は決して油断はしていなかった、ただし特別真剣になっていたわけでもなかった。
『ばーにんぐかえんれんきゃく』
開始早々に飛び込んでの下段攻撃から浮かしてのコンボ、防御するまもなく必殺技へのつなぎ。あっという間に1ラウンドが終わってしまった。
佐祐理「・・・・・・」
今までコツをつかんだゲームでは負け知らずだった佐祐理にとって信じがたいことだった。そして火が付いた。
2ラウンド、今度は真剣にプレイした、それはまさに一流のプレイだった、が、いいところまで追い詰めたがフェイントからの投げを食らってしまい負けてしまった。
佐祐理「・・・あははー、舞、急いでこれを両替してきて」
舞「…はちみつくまさん…」
佐祐理はコンティニューをして再度対戦をした、今度は1勝1敗に持ち込んだがやはり負けてしまった。
佐祐理「あははー、もう一回」
舞「………」
653名無しさんだよもん:03/05/15 21:10 ID:mIXqpLZn
結局、そのプレイヤーとの対戦成績は23戦3勝20敗だった
佐祐理にとっては歴史的敗北であった。舞が『もうやめよう』と言わなければまだ続けていただろう
佐祐理(いったい誰がプレイしていたんでしょう・・・)
帰り際に相手側の筺体をのぞくと
あさひ「あ、く、倉田さんで、ですか」
佐祐理「桜井さんでだったんですか、すごく強かったです・・・」
あさひ「あ、あの、こ、このキャラ、私が声をあてていて、それで、ゲームをもらってから、このキャラばっかり使っていて、そ、その、うまくなろうって、雑誌も調べて、それで」
佐祐理「そうだったんですか、あの、また対戦してもらえますか?」
あさひ「え、で、でも、私、このゲームしか知りませんよ?」
佐祐理「いいですよ、佐祐理もそれまでに腕を上げていますから」
あさひ「そ、そうですか、じゃあまた近いうちに」
佐祐理「佐祐理、今度は負けませんかね」
654名無しさんだよもん:03/05/15 22:10 ID:UuPru0He
えーと…

ま、言いたいことがあったらここで。何がやりたいのかは知らないが。
http://8407.teacup.com/rarirarurara/bbs
655名無しさんだよもん:03/05/16 00:22 ID:6aa4f63l
>>654
そんな禄に人も集まらん外部板に誘導されても・・・
まぁ愚痴るにはいい場所だろうが>652-653は極々普通のエピソード。
日常風景描いてるだけじゃん。
単発ネタ大いに結構!
おまえこそこのスレで何がやりたいんじゃ。
656名無しさんだよもん:03/05/16 04:41 ID:5cPd9TAc
>>655
>そんな禄に人も集まらん外部板に誘導されても・・・
きちんとこのスレを盛り上げようとしている職人さん、およびこのスレのことを考えている人だったらそこをみているはずでは?
と言ってみるテスト。

でも、>>652-653は、>>655の言うとおり学園の私生活の一コマなのでそんなに問題ないのでは?
と思う。
ただ、オチがいまいち分からないというのは同意。
本当は、この手の話題も議論・感想掲示板向けだとは思うのだけど。
657名無しさんだよもん:03/05/16 14:24 ID:GFGayTY8
え。小ネタ出しただけだろ>>652って。なんで誘導されたんだろ。
658名無しさんだよもん:03/05/16 16:27 ID:lN1EQOoD
>655喧嘩腰なのはいただけないが言ってることには同意。
外部板云々も含めて。
あそこの住人には悪いが外部板ってあまり好かれてないと思うな。
659名無しさんだよもん:03/05/16 18:23 ID:0QvvY14h
>>657
穿った見方だが佐祐理さんの扱いが気に食わなかったんだろ。

ムキになって連コイン
甲斐なくあさひに負けっぱなし

俺なんかは日常の一風景として良いと思うし、何気ない切欠でムキに
なる佐祐理さんというのもまぁ可愛いものだと思う。
今後の展開的にも修行編、リベンジ編、何故かゲーム大会編等広がり
様はいくらでもある。

ともかく>655は「きちんとこのスレを盛り上げようとしている」人の
意見じゃない。
660名無しさんだよもん:03/05/16 18:53 ID:4f6HKmIX
感想掲示板覗いてみ。>>654の発言がある。
俺も>>654は煽りか最近はやりの潔癖か、と思ったが、スルーしてた。
いずれにせよ、もうちょっと落ち着け。
661名無しさんだよもん:03/05/16 19:27 ID:jEAkfbQ3
わ、怒られちゃったよ。
いや正直すまなかった。
向こう観て654の言うのもわかったし。
でもこっちに書く辺り俺もまだまだだなw
662名無しさんだよもん:03/05/16 21:16 ID:3+fbOEGT
>>659
同意。
あさひが抱くこのゲームに対する深い思い入れと日々の努力を知っている立場からすると
佐祐理が勝つ方がイヤ。
それに佐祐理は「あははー、何となく勝っちゃいましたー」って印象があるせいで
勝負事では応援したくないキャラだと俺は思う。
663名無しさんだよもん:03/05/16 21:39 ID:VSNfNktY
さてさて、>>654発言の真意が解ったというのに
またまたどこかで見た展開が始まりました。

やっぱりココは、もはや「リレーのためのリレーSSスレ」であって
めいめいが小ネタを出し合うには向いていないスレなのかもね。
664名無しさんだよもん:03/05/16 22:12 ID:CYwqYc4A
まぁ、そう言わずに。
叩かれ覚悟で、思いついた小ネタをぽこぽこ出していこう。
「気楽に葉鍵学園SS」みたいノリでさー。なんだかんだ言っても、好きだからさ、このスレ。
665名無しさんだよもん:03/05/17 00:16 ID:TtGyb193
もう、このスレは作品のアップだけにして、感想や議論は禁止にした方がいいかもな。
こんな状況なら、オレ設定で好き放題やられる方がまだマシだ。
666名無しさんだよもん:03/05/17 00:25 ID:D5rLwCXN
 吹き荒ぶ風が、荒れた大地を駆け抜けてゆく…
 血の如く赤い太陽を背景に、対峙する二つの影――
「………流石、やりますわね」
 ――ギリヤギナの美しき戦士。元・剣奴である、カルラ。
 対するは――
「カルラ殿こそ………技と力が見事に融合した剣術。…流石だ」
 ――誇り高きエヴェンクルガの女傑。武人、トウカ。
 二人は今、この荒野にて、相対していた。――互いに真剣を抜き放ち。
 見れば、両者の体のそこかしこに浅い刀傷があり、全身が自らの血に濡れそぼっていた。正に、満身創痍である。
 …二人に残された時間は、少ない。
 血を流しすぎた所為だ。
 だが――
「………っ」
 トウカが、構える。――必殺。神速。抜刀の構え。
「………ふ」
 カルラは、構えない。――“構え”の無い、『剣奴の構え』。
 己等の紅い命が流れ消えてしまう前に、全てを決める。
 この、一撃で――
「……ゆくぞ、カルラ殿」
「…何時でも、御随意に」
 トウカの鋭い双眸が光った。――応えるかの様に、カルラが不敵に唇を歪めた。
 …が、動かない。
 不吉に赤く輝く太陽が刻一刻と沈んでゆき、乾ききった風が吹き抜け――そして、二人の体から流れてゆく
紅い血だけが、時を刻む。流れてゆく…。
 不意に、強く吹き荒れた風が――
667名無しさんだよもん:03/05/17 00:25 ID:D5rLwCXN

「――っ!!」
 カルラが動いた。――雷光の如き踏み込み。その、漆黒と深紅の剣風は、正に死の巨礫となってトウカに迫った。
 ――トウカも、動いたのは同時であった。神速苛烈――否、神の御手さえも斬るかの様な刃の閃光は、一切の躊躇も
見せぬままに、カルラを迎え撃った。
 ―――――――― ………!
 交錯する、二つの影。
 …互いの位置が入れ替わり、両者は“残心”の姿勢のまま、動かない。
 先に崩れたのは――
「……………お見事………ですわ」
 口から大量の血を吐き出しながら、カルラは膝を屈し、大地に沈んだ。
 …沈みながら、自らの腹部に手をやる。……そこには深々と、見事な一閃が刻まれていた。
「………そなたこそ…」
 トウカもまた、膝を大地に触れさせる。――と、同時に、一方の肩から他方の脇腹へ掛けて、赤い線が現れ、
血を派手に噴出させた。
「ごふっ……!」
 トウカは、更に言葉を紡ごうとしたが、体の奥から込み上げて来た物は、致命的な量の血だけであった。
 …風が、また吹いた。
 二つの屍の上を通り過ぎて――
668名無しさんだよもん:03/05/17 00:28 ID:D5rLwCXN


「――終了、っと。二人の“帰還”も無事確認」
 にこにこと機嫌好さげに呟くのは、モニターと端末を前にした長瀬のおっさんこと、源五郎氏である。
 彼の傍らには、何やら大掛かりな機械設備があり、そこに備え付けられたベッドの様なカプセルポッドの中には、
大袈裟なヘルメットの親分の如き物と、体中にセンサーやら何やらを貼り付けられた、カルラとトウカが横たわっていた。
「おーい、お二人さん。起きたかい?」
「む………?」
「…ちょっと、暑いですわね…」
 先に起き上がったのは、カルラだった。彼女は起き上がるなり、メットの親分の様な“それ”を脱ぎ、無造作に髪を
掻き揚げてぽつり呟いた。
「どうでしたかな?」
 カルラにタオルを渡しながら、長瀬は楽しげな笑みを浮かべて尋ねる。その笑みは、まるで子どもの様でもある。
「………なかなか、楽しませて頂きましたわ」
 軽く額に浮いた汗をタオルで拭いながら、カルラは艶然と微笑んだ。
「吹き荒ぶ風に、焼け付くような陽光。そして、剣………闘いの、気――」
「本当に、あれは夢であったのか…!? 某には信じられぬ…」
「夢――というか、仮想現実ね。…ま、“夢”とも言えるかな。半分本当で、半分夢、幻…」
 同じく、起き上がってきたトウカにタオルを渡しながら、長瀬はにこにこと答える。
「“かりそめのウツシヨ”――とは、よく言ったものですわ」
「ははは、確かにね。
 芹香お嬢様と綾香お嬢様やセリオ達のデータはあるんだが、より戦闘力の高そうな人達ででも試してみたくてさ。
 最初はオボロ君とベナウィ君に頼んだんだけど、オボロ君が事のほか嫌がって」
「あらあら…」
「君達が引き受けてくれて助かったよ」
669名無しさんだよもん:03/05/17 00:28 ID:q+TFireJ
>>665
リアン「あの、どこのどなたか存じませんが妙な結界を張らないで下さい……」
670名無しさんだよもん:03/05/17 00:29 ID:D5rLwCXN
 仮想現実へ誘う機械を見つめていたトウカが、難しげな顔で、むぅ…と唸った。
「訓練には持って来いの道具であるとは思いますが――しかし、やはり本当の実戦には敵いませぬ。
 実戦では、何が起きるか解りませぬからな」
「まぁね。自分でもそう思うよ。――でも、二人が実際に真剣で尋常勝負をやる訳にはいかないだろう?
 学祭でやったみたいな剣舞ならともかく、ハクオロ先生やエルルゥさんが血相変えて騒ぐだろうし」
 カルラとトウカが、ガチで勝負をし始めたら、只では済まないだろう。
「そこで、これの出番。――ま、結局は娯楽の域をでない代物だけど、それでも充分でしょ?」
「確かに…そうですな」
「…ところで、長瀬教諭? お約束の品、お忘れではなくて?」
「ん? ――ああ、ちゃんと用意してますよ。…はい、『大吟醸 竜皇』。手に入れるのに苦労しましたよ」
「ふふふっ♪ しかと受け取りましたわ♪」
「……しっかり――というか、ちゃっかりしているな、トウカ殿は」
 喜色満面で酒の瓶を受け取るカルラを、トウカは呆れ顔で見やった。
「労働に対する正当な報酬ですわ。そう言われるトウカは、何も受け取らないのですか?」
「そ、某は…別に……ゴニョゴニョ」
「ああ、トウカさんにはハクオロ先生のブロマイド写真を」
「なななな長瀬殿ぉぉぉぉぉォォォォォォォォォォォをっ!? 誰にも言わないと言ったではありませんくわ!!?」
 真っ赤になって訴えて来るトウカを見て、長瀬は「あ、そうだった」とばかりに自分の額をぺしと叩く。が、もう遅い。
「あら♪ 写真だけで満足出来て?(w」
「べべべべべべべ別に某はやましい気持ちで受け取っては…」
「――そういう事にしておきましょう♪(プ」
 クスクスと笑うカルラ。また一つ、トウカをからかうネタが出来て、実に楽しげであった。
 と、そこへ――
「あーっ! カルラさん、見ぃーつけ!」
 綾香である。
「カルラさん、サイン下さいな♪」
「はい?」

 …サインゲーム。まだ続いていたのだ。
671名無しさんだよもん:03/05/17 00:30 ID:D5rLwCXN
と、何だかワケのワカラんネタを空気も読まずに放り投げてみる。
672名無しさんだよもん:03/05/17 00:47 ID:sgL05+fo
漫研オチか夢オチかと思ってがヴァーチャルオチであったか。

しかし>669はもう少しこらえ性が欲しいなw
673名無しさんだよもん:03/05/18 01:34 ID:DuwssvqZ
>>666-670
面白い!けど…

>「……しっかり――というか、ちゃっかりしているな、トウカ殿は」

ここ、「トウカ」じゃなくて「カルラ」だよね?
674名無しさんだよもん:03/05/18 04:15 ID:LV4Mv/B8
( ̄ー ̄)y━・~~~
675名無しさんだよもん:03/05/18 04:55 ID:gpZ0TUac
>>673
くぁー、なんでそんなミスを…
漏れのバカ〜っ!

取り敢えず、命綱無しのバンジージャンプで許してつかあさい。
676名無しさんだよもん:03/05/19 05:04 ID:I4v26eUk
ほしゅっておきます
677名無しさんだよもん:03/05/20 12:18 ID:AzYhKXKr

偶像破壊、
http://ShesGotA.com/mayumi-ono/
小野ma弓の究極画像が流出、すご(^^)/

678名無しさんだよもん:03/05/20 20:29 ID:/bSCk2Al
ここも随分寂れてきたね。
まあ好き勝手やってたら見放されるか
679名無しさんだよもん:03/05/20 21:25 ID:LIWHFjfQ
>>678
逆だよ。好き勝手やれないから見放されるんだ。
680名無しさんだよもん:03/05/20 22:15 ID:a1H6HcBr
あの設定設定騒いでた連中、残してもらいたいならその大切な「設定」を使ってせいぜい作品を書いてもらえないものだろうか。
681山無し落ち無し意味無し:03/05/20 22:21 ID:u2IUBkev
  はるか「ん〜、ぶっちゃけ6時限も続けば、わりかし良い方なのではないかと言ってみる」
   耕一「何だか身も蓋も無い様な意見だなぁ、それは…」
   宗一「俺達なんかまだ入って来たばかりなんですけど…」
アルルゥ「ん、まだ坂道登り続けてる人達もいる」
   良祐「あいたたたたた…」
   広瀬「早く出ない方が悪いのよ、それは」
   晴香「手厳しいわね…。ま、確かにその通りだけど」
   宗一「俺達だけでは爆発力に欠けるんですかねぇ…?」
   耕一「そんな事はないと思うんだがな。爆発力のあるネタってのは、同時に劇薬でもあるから」
  はるか「単発ネタとかさりげなくリレーとかは、ぽこぽこ時たま落とされてる」
   秋子「ネタが無い時のジャム頼み――」
   晴子「却下や」
   秋子「あら」
 クーヤ「それこそ劇薬であろう。正に、な」
 はるか「秋子さんは、今までに色んな所で活躍し過ぎたから、出るだけで色んな所が過剰反応」
   秋子「しゅーん…。ワザとではないのに…」
   宗一「いや、いじけられても…」
 はるか「同じ人妻キャラで、某所においてひかりさんが大活躍」
 ひかり「あら、私がどうかしましたか?」
ベナウィ「…例の所の話ですか。……そういう情報はどこから仕入れてくるのですか?」
 はるか「ん〜、……乙女の秘密。でも、活躍し過ぎると劇薬化するから、傍事ながらちょっと心配」
   宗一「それよりもこっちの心配をするべきなんじゃ…?」
 はるか「こういった雰囲気は今に限った事じゃないから、実はそんなに悲観してもいなかったりする。
      今みたいに、私達が雑談してるだけでもいいんだし、当たり障りの無い程度なら、他の所(スレ)のネタとかを
      ちょっぴり持ってきてもいいと思うし。というわけで、ひかりさんがんがれ。私はもう脱落してるからね」
 ひかり「何だかよく解らないけど、ありがとう。おばさん、頑張っちゃうわ♪」
  高槻「人妻萌えぇぇぇぇぇええええええええええええっ! 他人の物だからこそ激しく萌えぇぇぇええいぃる!!」
――ざっくし
 カルラ「…何事も無かったかの様にご歓談を♪」
 はるか「ん」
682山無し落ち無し意味無し:03/05/20 22:21 ID:u2IUBkev
  耕一「…でも、あんまり雑談小ネタばっかりだと、『学園でやる必要が無いと思う』って言われないか…?」
 はるか「ん〜、言われるだろうね」
  耕一「駄目じゃん…」
 はるか「言われてもいいとも思う。何にも無いよりマシ。その内、いい風が吹くだろうし」
 エリア「……相変わらず適当ですね…」
 はるか「世知辛い世の中じゃ。皆の者、適当に生きてゆくが良い」
 エリア「…( ゚д゚)ポカーン」
 はるか「ん、今の台詞、パクリだから。
      そうそう、ネタと言えば、観鈴ちゃんのネットサーフィン・リポートとか、これから夏に向けての怪談ネタとか
      いいかも知れない。料理部による、冷蔵庫の余り物で作る美味しい食べ物とかのレクチャーネタとか」
  広瀬「まぁ、叩けば小ネタは幾らでも出てきそうだしね…」
  由綺「そういうはるかは、何か自分を題材にしてネタ出しとかしないの?」
 はるか「ん〜…――――――――――――――――そうだね、取り敢えず…」
  晴香「取り敢えず?」
 はるか「…………お昼寝」
  一同『…をい』
 はるか「寝る子は育つと古来から言われ続けている伝説」
  高槻「その割には胸がペッタンコだぞぉぉぉぉぉおおっ!!」
――ぷちっ
 はるか「何事も無かったかの様にご歓談を」
  一同『ん』
683名無しさんだよもん:03/05/21 01:19 ID:XGc4HPL0
いいなあ。やっぱ俺このスレ好きだ
684名無しさんだよもん:03/05/21 01:31 ID:vDoxcyPi
ん。マターリと同意。

蔵はなぁ、出ないこと自体がネタになってるし。
惜しむらくは「鬱だSNOW]ほどのキャッチフレーズが無いことだな。
685名無しさんだよもん:03/05/21 17:42 ID:lNixBP8K
たとえ険悪な雰囲気になろうとも気がつけばマターリに戻ってる
だからこそこのスレが好きだ
686雑談ネタで申し訳無ぇ…:03/05/22 22:25 ID:OBJa1iax
>>681
 宗一「…って、言ってたそばから、ひかりさん脱落の模様ですが…」(高性能双眼鏡で覗きながら
ひかり「あら」
 宗一「ついでに何か揉めてますし…」
ひかり「あらあら、大変ねぇ」
はるか「やっぱり杞憂で終ってはくれなかったか」(何故かスナイパーライフルのスコープで覗きながら
ひかり「私は皆が楽しめればそれでいいんだけれど…」
 高槻「ぬははははぁっ! 人妻アヴァンチュールは激しく楽しいz」
斬!!――(べべべん!…と三味線の音色と共に
佐祐理「あははーっ、なんだかヲチスレっぽくなってますよーっ?」
はるか「ん、まぁ、深入りしない程度なら。――っていうか返り血がシュールだね、さゆりん」
佐祐理「返り血を浴びている様では、まだまだ未熟者です♪
     ――それより、『バトロワ2』がもうすぐ公開の様ですが、例の方も2とかやるんでしょうかーっ?」
はるか「ん〜、どうだろうね。私はやらないと思うな。やったとしても続編という感じにはならないと思う」
 耕一「…もう一回やったら、今度は死にそうだしな…俺」
悪初音「でもよぉ、今度は“市街戦”なんだろ? だったら破壊工作とかが得意そうな奴等が入って来たばかり
     じゃねーか。 面白くなりそーだな、クククっ!」
 リサ「…それはもしかして、私達の事かしら?」
悪初音「違うのか? その筋のプロなんだろ?」
 宗一「その見方はちょっと心外だな。…そう言うなら、俺達よりも前に本職の兵隊さん達がいるじゃないか?」
 志保「はいはいはぁ〜いっ! ここで一つ志保ちゃんからの提案っ!
     ――学園の皆でエアガンとかを使ったサバゲーでもやらない?」
はるか「ん〜、却下」
 志保「否定、早っ!( ̄Д ̄;)ガーン」
 久瀬「この学園には、銃器を扱わせたらほぼ無敵な方が居るのをお忘れですか?」
はるか「ん。一般人たる我々に勝ち目は殆ど無し。エアガンじゃなくて水鉄砲だったら参加しないだろーけど」
687雑談ネタで申し訳無ぇ…:03/05/22 22:27 ID:OBJa1iax

   御堂「ぶぇくしょっ!!! ――――…なんでぇ、風邪でもねぇのによ?」
   美汐「…誰かが噂しているのでしょう」
   御堂「ケッ。どーせ碌でも無ぇ噂だろ」
   美汐「そんな…、御堂さん…」
   真琴「あー? ミドー、ひねくれ者ぉ。でもダイジョブよ。真琴達はミドーの味方だから」
   御堂「………滅多な事言うもんじゃねぇぜ、真琴」
   真琴「何よぅ。照れたぁ?(にま〜」
   御堂「ゲッ、ゲーック! バカヤロそんなんじゃ…!」
エルルゥ「御堂さん御堂さん、チクマが出来上がりましたよ♪ 皆さんも、出来立ての所をどうぞ♪」
   御堂「お、おう…。………(俺ってこんなヤツだったか…? 柄にも無ぇ…)」
   真琴「あう〜っ、美味しいよぅエルルゥっ♪」
エルルゥ「有難う御座いますっ♪ 今回のはちょっと素材に拘りました」
   美汐「(微笑)」
   御堂「……………ま、いいか」
   真琴「何がぁ?」
   御堂「何でもねーよ。…オラオラ、こぼすんじゃねーよ。ったく、しょーがねぇやつだな」
   真琴「あう〜…」
688名無しさんだよもん:03/05/22 23:27 ID:a2/YQnEJ
>>686-687
(・∀・)ベネ
689名無しさんだよもん:03/05/23 00:45 ID:kJ26iQuB
おいテメーら!!耳の穴かっぽじってよーーーーく聞けぃ!!!





葉鍵学園は夏の高校野球大会地区予選には出場登録しないんですか?
690名無しさんだよもん:03/05/23 02:22 ID:O+DzzrWI
だって野球部ねえべ? 大体暴力事件が日常茶飯事なガッコが出場できるわけねー。
691名無しさんだよもん:03/05/23 02:23 ID:d3zY5rH5
男主人公&脇役チームで結成された俄か野球部に
甲子園目指されても困るし(w
だいたい高校生&部活やってない男って
祐介、浩之(同好会は?)、宗一、伊藤、住井、祐一,北川・・・
足りん。
顔なしの斉藤とか南入れて漸く9人か。


これが蔵ネタ使えればまだしも有力なのがいたん
だけどなぁ(w
692名無しさんだよもん:03/05/23 07:11 ID:a5+QuzcD
や、野球はワカラン…(汗
693名無しさんだよもん:03/05/23 08:36 ID:yNMRLz4+
>686
ハカロワなど要らん。
市街戦だろうと赤外線だろうと、最後に残るのは宇宙怪獣(ヨーク)1匹と
古代怪獣(白/黒ウィツ)2匹と異次元怪獣(ガディム)1匹くらいだしな。

んで古代怪獣2匹が合体して3つ巴の怪獣大決戦になって終わる、と。 (笑
694名無しさんだよもん:03/05/23 11:49 ID:RcppLBrq
>>691
静のヒーロースポーツ万能久世君登場。
動のヒーロー隠れた才能U−1君参上。
2人の活躍で余裕で勝ち進む。
女どもにきゃーきゃー騒がれ一気にアイドル化。
2大ハーレム完成。
ふざけんなゴラァ。
荒れ到来。

さて帰るか。
695名無しさんだよもん:03/05/23 16:12 ID:wVRaECy0
>>694

帰れ!!って言いたいところだが帰られてしまったなw

にしても久世やU-1が出てくる以前に問題は敵がいないこと。
無理やり作っても面白くないし。

久瀬にはあの名台詞があるから野球ネタに行くのは悪くないんだけどね。
696名無しさんだよもん:03/05/23 16:49 ID:js5NPd9k
いつもどおり小ネタでも出しながら機を窺いますか・・・
697名無しさんだよもん:03/05/23 17:42 ID:QsDrArc/
久瀬の名台詞って?

それはさて置き打順で激しく揉めそうだ。
宗一、浩之とかを除いて。
698名無しさんだよもん:03/05/23 17:48 ID:2w171/B1
うーむ、別スレ立てた方がいいな。絶対に。
こっちで盛り上がった場合、また流れが食われるよ。
699名無しさんだよもん:03/05/23 17:54 ID:ej7EGWk8
ちょっとやる分には結構面白いかもしれないけど、
試合とか展開しだすとぶっちゃけ面白くはならなさそうだなあ>野球
それこそ野球のやの字も知らない素人たちが頑張って練習して上手くなって、って
オーケストラのパターンと一緒だし。
700名無しさんだよもん:03/05/23 19:13 ID:WWJxTzHL
デッパ召喚スレ?
701名無しさんだよもん:03/05/23 19:46 ID:jjbre4+n
>>698
確かに激しくオケの二の舞の悪寒。
『葉鍵キャラ(高校生)で送る真夏の甲子園児達』とか、
それこそ姉妹スレ立てた方が良さげだ。


で、誰なのそれ?>デッパ
まじで。
702名無しさんだよもん:03/05/23 21:10 ID:z9yiLtZu
殿馬?
703名無しさんだよもん:03/05/23 21:29 ID:VZtXd/cT
>デシパ
人の話しを聞かない設定厨。常にコテハンを名乗ってるとは限らない。
多分このスレには出没してないと思うんだが…。
704名無しさんだよもん:03/05/23 22:08 ID:2w171/B1
見分け方は簡単だが、そんなことは
ここで語る価値もないので、ここはスルーするべきですな。
国崎「――おい、そこのカシワギーズ」
  梓「……変な名前で一緒くたにすんなよ、国崎先生…」
初音「あははっ…。でも、何か可愛いと思うよ、“カシワギーズ”って名前」
  楓「…えっお〜」
  梓「楓も初音も乗るなって。――で、何か用、先生?」
国崎「一つ尋ねたい事がある。河島かカルラか少年が何処にいるか知らないか?」
  梓「…一つっていうか、また一緒くたにしてるし……。
    他の二人は知らないけど、カルラさんならトウカさんと一緒に大学棟の研究所の方へ行ったみたい。
    さっきチラっと会った時に聞いた」
初音「長瀬先生に呼ばれたらしいですよ?」
  楓「……多分、また発明関係の用事だと思います」
国崎「そうか。スマンな、カシワギーズ」
  梓「…だからヘンな名前で纏めるなよ。一人一人を呼ぶ時はどーすんだか…」
国崎「むぅ…。………(ずびしっ!と、おもむろに初音を指差し)カシワギーズ・犬ちっく担当!」
初音「ま、まぁ、よく言われますけど…」
国崎「(ずびしぃっ!と、楓を指差し)カシワギーズ・猫属性担当!」
  楓「…えっお〜」
国崎「……そして、カシワギーズ・お色気担当。或いは乳デカ担当。もしくはユミカオラー」
  梓「何であたしだけそんなのなんだよ!?」
初音「…あの、千鶴お姉ちゃんは何担当なんですか?」
国崎「(目付きの悪い目付き※RRでじぃ〜っと見つめ)…聞きたいか?」
初音「え…?」
国崎「それを口にするのも耳にするのも、自ら滅び招く事と同じだと思うが」
初音「……………いいです、やっぱり…(汗」
国崎「賢明だな。俺もまだ死にたくはない。ま、その答えは各々で勝手に考えればいいだろう。
    じゃあな、カシワギーズ」
  楓「えっお〜…」

  梓「………やっぱ、“偽善者”担当かな」
初音「あっ、梓お姉ちゃん…!」
  梓「あと、“貧乳”とか、“年増”担当ってのもありかな〜(w」
初音「や、やめようよ、お姉ちゃん」
  楓「…(くいっ、くいっ」
  梓「ん? 何だよ、楓?」
  楓「……(無言のまま、上の方を指差す」
  梓「?」
 校舎――三階の廊下、閉ざされた窓ガラス越しに…
千鶴「………(ニヤソ」
梓&初音「「ヒィィィっっ!!?」
  楓「…えっおー♪」
707名無しさんだよもん:03/05/23 22:55 ID:qtGmt1GH
>>705,706
(・∀・)エッオー♪
708名無しさんだよもん:03/05/23 22:57 ID:VZtXd/cT
そういやカシワギーズって隆山温泉組合の同人誌であったなあ
709名無しさんだよもん:03/05/23 23:18 ID:nTETBihe
そっからネタを持って奇譚ですよ(バレるの早っ!w
710名無しさんだよもん:03/05/24 02:24 ID:rZ50PLw8
マターリマターリ
711名無しさんだよもん:03/05/24 03:17 ID:/5ZFZ5Jy
アズサタン(・∀・)チチデカタントウ!
712名無しさんだよもん:03/05/24 09:56 ID:TMfRqZme
梓「あたしはセクシー担当だね」
楓「梓姉さんはボーイッシュ担当です。そんな私はメルヘン担当」
初音「わ、私、ナチュラル担当? いいのかな……」
713名無しさんだよもん:03/05/24 12:49 ID:Eqv0XRIa
千鶴「ということは私はセクシー担当ですね♪」
耕一「いや、それは……」
714名無しさんだよもん:03/05/24 14:20 ID:tIKhKgqR
えっお〜 可愛いな うん
715最近、はるかが出ずっぱりだw:03/05/25 17:53 ID:XByGlTSV
はるか「そーいえば、ここって野球部なかったね」
 久瀬「…今迄話題にも出てきていませんでしたね」
 坂下「文化系の部活の方が多いから…」
はるか「もし作るとなったら、高等部での野球部より、大学生以上のメンツを中心にした草野球チームでも作った方が
     話的にネタ度も上がって広がり易いかも知れないと勝手に予想。
     “目指せ甲子園”って、ちょっと求道的だからね。ヘタすると長い上に重くなりそうな気もしなくもない」
 冬弥「草野球ねぇ…。まあ、それだと高校生な子達も娯楽として楽しめそうだしな」
はるか「ん。で、ピッチャーはカルラさん」
カルラ「私ですか?」
ハクオロ「…人死にが出そうな気がするんだが」
カルラ「あら、お人が悪いですわね、あるじ様(クスクス
     ご心配は無用ですわ。人に当てない様に球を投げるのは少々気を遣いますが」
 住井「デッドボールなんかしたら、シャレになんないですね…」
はるか「ん。実はそれも狙ってたりなんかしたり」
 冬弥「狙うな狙うな…!」
 結花「でも、野球って女の人やってよかったっけ?」
はるか「男女混合で楽しみまっしょい」
 玲子「ええ〜? 男だらけで(;´Д`)ハァハァな展開とか萌えシュチュを考えてたんだけどなぁ」
シュン「…それもありかなと僕も思っていたりなんかしてたんだけど」
ドリィ&グラァ「「激しく同意」」
オボロ「物凄い勢いで却下だ! 大体氷上は運動出来る体じゃネェだろが…!?」
シュン「裏方にだってやる事はありますよ。それとも、心配してくれてるんですか?(フフ…」
オボロ「別にそんなんじゃ…」
ドリィ&グラァ「「しっと、しっと、しっとのあらし!!」」
オボロ「アホーーーーーっ!!」
716最近、はるかが出ずっぱりだw:03/05/25 17:55 ID:XByGlTSV
セリオ「ピッチャーをカルラ様とする場合、問題は寧ろキャッチャー担当を誰にするかであると思うのですが」
はるか「キャッチャーはトウカさんで」
トウカ「某がですか…!?」
はるか「カルラさんの剛速球を愛のパワー的な物で、是非、受け止めて頂きたい所存」
トウカ「っななな何が愛であるか! そんな風に言われるのなら、デリホウライ殿の方が…」
カルラ「あら、ツレナイですわね、トウカ。私はこんなに貴女の事を…」
トウカ「ひょわぁっ!? へへへ変な触り方をするな…! というかヘンな所を触るな!」
カルラ「クスクスクス…♪」
かおり「(;´Д`)ハァハァ」
 住井「でも、実際カルラさんの投げる球って打てるんですか? なんか当ててもバットが粉々になりそう…」
はるか「なるだろうね。っていうか、それが狙い。相手チームをバット破産に追い込む。
     敵に経済的打撃を与えるのは戦略の要であると、適当な事を言ってみる」
 住井「バット破産て…(汗」
 久瀬「それは限りなく反則の様な気が…」
はるか「ん。そんな気はしてた」
 冬弥「駄目じゃん…」
はるか「と言う訳で、野球ネタはこれにて迷宮入りに。めでたしめでたし」
 一同『めでたくねぇ!』
717名無しさんだよもん:03/05/25 18:11 ID:6lBskCul
>>715-716
この雰囲気(・∀・)イイ!!
718名無しさんだよもん:03/05/25 21:10 ID:f9U9/EhU
>>715-716
(・∀・)ベネ!!
719名無しさんだよもん:03/05/25 22:17 ID:HwQneL3Z
>はるか「と言う訳で、野球ネタはこれにて迷宮入りに。めでたしめでたし」

おやおや?そんな簡単にあきらめていいんですかい?
野球にはトトカルチョが付きものなんですよ?
うまくすれば生徒会の予算を増やす大チャンスでしょうに。
ああもったいなや!もったいなや!
720名無しさんだよもん:03/05/25 22:21 ID:f9U9/EhU
そんなにやりたきゃスレ立ててそこでやれよ・・・
721名無しさんだよもん:03/05/25 22:45 ID:qx0Z2JZ7
学園キャラ達の娯楽(ネタ)としてならまだしも、
マジでガチな野球話を始めるとなると、よっぽど面白くないとなあ…
ホントにオケと同じ感じになると思う。
もしやるなら>>701氏が言ってる様な新しい別スレ立てた方がいいかも。
っていうか、今の学園でやられたらそれこそ致命傷だw
まだ学園はリハビリ状態を脱してない感じだしね。
722名無しさんだよもん:03/05/25 23:11 ID:cLzw1L6W
晴子「まあ、しかし授業でやる分には大いにかまわんやろ。今日の体育はソフトやで!」
由宇「阪神も調子ええからな。うちの中には今猛虎汁が溢れてて今にもはちきれそうや」
智子「同感や。私も今は球を投げたくてうずうずしてるで」
結花「例年のように春の珍事に浮かれてるようだけど、阪神ファンはいつになったらこりるのかしら」
由宇「おお、誰かと思えば同じく好調やのに関西ではクソにも扱われてない某パ球団のファンの結花さんやん。
    マイナーキャラには本当にお似合いの球団やな。シナリオもダサけらユニフォームのダサいって」
結花「な、なんですって!! こうなったら勝負よ!」
晴子「おお、おもろなったな。やれやれ!!」

由宇「とは言うて見たものの、向こうはスフィーやらリアンやら魔法使いが勢ぞろいやな。このままじゃ勝ち目無いで」
智子「しかもこっちは漫研中心のもやしちゃんばっかり。こりゃ、やる前から勝負ありやね……」
詠美「任せてよ。こう見えても運動はそこそこ得意なんだから」
由宇「ほお、どこのポジションが出来るんや?」
詠美「もちろん女王様たる私はイチローやるわよ」
由宇「は、つまりライトか?」
詠美「何いってるのよ、イチローはイチローじゃない! 振り子打法よ」
由宇(しかも今は振り子ちゃうし……)
千紗「にゃあ〜。じゃあ千紗は松井やります」
南「あらあら、それじゃあ、私は野茂やりますね」
智子「いや、だから……」
結花「あ、そうそう。この試合にもしそっちが負けたら罰として由宇と智子には
    全裸で虎のペインティングして校庭十週走ってもらうわよ」
由宇・智子「な、なんやてえ」
結花「その代わり私が勝ったら牛のふんどしして走ってやるわよ。ま、そんなことは絶対起きないでしょうけどね」
智子「自信満々……」
由宇「おのれ、こうなったら……」

で、プレイボール
723名無しさんだよもん:03/05/25 23:12 ID:cLzw1L6W
健太郎「それでその試合はどうなったんだ?」
和樹「由宇が徹底してぶつける作戦に出て怒り狂った結花が乱闘騒ぎを起こし、
   切れたスフィーが喧嘩なら向こうでやれと間を取ってヤフーBBスタジアムに転送されちゃった」
健太郎「ああ、それにしても客が50人しか入ってない球場でよかったな」
和樹「できればこのまま日本シリーズまで帰ってこないで欲しいな……」
724名無しさんだよもん:03/05/25 23:14 ID:6a3qpn0j
おお、始まった!
賭けの内容を聞きつけてギャラリーが多数殺到しそうだなこりゃw
725名無しさんだよもん:03/05/25 23:15 ID:6a3qpn0j
…と思ったら一瞬で終わってるし(大笑
726名無しさんだよもん:03/05/26 00:03 ID:NemSRrXQ
野球はともかく、甲子園はかなりありえないな。
相手チームどうする気だ、と。負ける展開も考えにくいし…
727名無しさんだよもん:03/05/26 14:15 ID:KEGFu7jI
主人公チームと悪役チームに分ければいいんじゃないか。
祐一と久瀬が別チームに分かれればバランスも取れるだろう。
その際北川は審判で。
728名無しさんだよもん:03/05/26 14:28 ID:HozNP7Oo
なぜ祐一と久瀬がスーパー化すること前提に語ってますか?

それはさて置き、やっぱり人数足りないと思う。
耕一(エルクゥ無し)、冬弥とかの大学連中も加えればいけるだろうけど、
長くなると荒れそうだし、やっぱ一発ネタとして使うのがよさそう
729名無しさんだよもん:03/05/26 14:32 ID:ZxT7VMhQ
別に無理に甲子園に引っ張らなくても学園内で試合すればいいだけじゃないの?
というわけで適当に分けてみた。もちろんレギュラーは九人。それ以外は補欠。

主人公チーム
長瀬祐介・柏木耕一・藤田浩之・藤井冬弥・千堂和樹・城戸芳晴・宮田健太郎・坂神蝉丸・ハクオロ・那須宗一・折原浩平・相沢祐一・国崎往人

脇役(悪役)チーム
月島拓也・柳川祐也・佐藤雅史・七瀬彰・九品仏大志・立川雄蔵・御堂・光岡悟・住井護・北川潤

男の人数が多いからうたわれチーム
ベナウィ・クロウ・オボロ・ドリィ・グラァ・ヌワンギ・チキナロ・テオロ・ササンテ・インカラ・ゲンジマル・ハウエンクア・ヒエン・ニウェ・ディー
730名無しさんだよもん:03/05/26 14:35 ID:Uik1S7g+
今、要注意人物達の登場を即すのはやめよう。
仕方なく出すならまだしも、出さない方が不自然な展開は勘弁。
っか、荒れるのが目的なんじゃないか?
731名無しさんだよもん:03/05/26 14:36 ID:Uik1S7g+
まともにやって、スーパー化も無しにうたわれチームにどこが勝てるんだ?
732名無しさんだよもん:03/05/26 16:51 ID:qkqlPZgw
またぞろ大規模イベントの開始で、過疎化を促進したいんでしょうか。

俺は反対。打者一人に3レスとかやり出すに決まってる。
733名無しさんだよもん:03/05/26 18:11 ID:SIOlx+k7
>>732
葉鍵キャラでDreamsをやるスレ
734名無しさんだよもん:03/05/26 18:29 ID:yehFsGVd
>>732
3レスで済めばいいなw
735名無しさんだよもん:03/05/26 18:37 ID:fAd3WGq9
雅史「行くよ! シュン君!!」
シュン「OK! 雅史君!!」


耕一「これがエルクゥショットを超える、ネオ・エルクゥショットだ!!」
冬弥「殺す気かあぁぁ!!」


住井「行くぞ兄ちゃん」
北川「来い、護!!」
「「スカイラブハリケーン」」


とかいうのもちょっとやってみたい。
736名無しさんだよもん:03/05/26 19:11 ID:tQXVG3aq
葉鍵町立てれ・・・
737名無しさんだよもん:03/05/26 19:50 ID:9dRXHgez
つーか、「葉鍵キャラでスポコン!」みたいなスレ立てれーなw
オケの時も思ってたけど、興味無い人にはそーゆー長引きそうなネタはキツイでよ。
本当にオケの二の舞だよ。
学園は小ネタ或いは浅めなマターリリレーの方がいいと思うし。
最近折角マターリして来たのに・・・
738名無しさんだよもん:03/05/26 20:08 ID:bkKWkxZk
とりあえず野球はもうやめようぜ・・・
739名無しさんだよもん:03/05/26 20:29 ID:eXM9c3ug
過去スレお届け〜〜〜。
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1035/10358/1035879143.html
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1035/10350/1035088529.html

後は自分で立てるなり、スレ立て相談スレ行くなり、ご自由にドウゾ。
740名無しさんだよもん:03/05/26 22:16 ID:M0cXl1VL
長編にさえしなければ、学校がらみの大抵のことはこのスレでやれるから
またこれまでのようにマターリやってけばいいと思うよ。
前のネタの設定を引き継がないコンセプトで葉鍵町立てるのは構わないけど、
ネタの食い合いになるのは心配だなあ。
で、U−1とか久瀬とかをセットで名前出してる奴は煽ってるだけだろ。無視すべきかと。
741名無しさんだよもん:03/05/27 09:48 ID:L3cRbzMa
十レスくらいで上手く纏めればいいんじゃないかねぇ?
設定とか練らずにギャグ主流で。
もしくは支離滅裂系リレーで。

742名無しさんだよもん:03/05/27 12:28 ID:xl1zw2M3
743名無しさんだよもん:03/05/27 16:08 ID:ab3OCjf6
嫌ならそのレスを見なきゃいい。

野球ネタに限らず、長編ネタやればスレも伸びるしな。
やりたい奴を排除するのもスレの過疎化の原因だ。

そこで提案だが、やりたい奴は名前欄に「野球ネタ」と書き込んで置くのはどうだ。
これだけ反対意見が出てるのにそれでもやりたいんなら、その程度の妥協はしろよ。

見たくない奴はその文字列をキーにして透明アボーンでもなんでもして読み飛ばせ。
キーワード入れずに野球ネタ書く奴は、荒らし認定ってことで。

どうだ? 両方に成りすまして煽り荒らしやってる誰かさんよ。 (嘲笑
744名無しさんだよもん:03/05/27 17:36 ID:H2Uns0hz
745収拾が着きません(w:03/05/27 23:02 ID:tgGJ8rJf
はるか「――と言う訳で、ほんのり荒れ気味の模様」
 祐一「あぎゃあ…」
 久瀬「たかだか野球じゃないですか…」
 岡田「……ていうか、相沢君と久瀬君の所為って見方も出来るわね(じぃ〜」
 祐一「ちょ、ちょっと待ってくれよ…!」
 久瀬「僕達は寧ろ被害者でしょう!? 利用されただけ…――はっ…!!」
はるか「ん〜(じぃ〜」
 久瀬「ちょ…、ちょっとまぢでカンベンして下さいよ、総長…(汗ダラダラ」
はるか「てい――」
 祐一「っきゃああああああああっ…!!?」
はるか「――ねいに事を運んだ方が良さそうな気配だね、ここは一つ」
祐一&久瀬「「 ……ほっ… 」」
はるか「停学一週間」
祐一&久瀬「「…(一瞬にして石化)」」
はるか「っていうのは勿論冗談――て、あ。こりゃ参った。なんて面白い事に」
 瑞希「サラっとキツイわね、総長…」
 岡田「ま、確かに“利用されただけ”とも言えなくも無いしね」
セリオ「火を点ける様な事を仰っておいた上に、その台詞ですか」
 岡田「何よ!? 事実には違いないでしょ!! アンタ生意気よ! メイドロボのくせに胸でかいし!!」
セリオ「これでも“標準”設定なのですが…」
 岡田「ぬぁんですってぇぇえっ!?」
はるか「ん〜、確かにセリオの胸はでかい。これで標準ですとか言われたら、そこはかとなく夕陽に向かって走りたい気分」
 岡田「ちっくしょぉ〜っ! 揉み応えも申し分無いじゃない!(もみもみもみ…」
セリオ「……複雑です…」
かおり「(;´Д`)ハァハァ」
 瑞希「ちょっと、貴女達ねぇ…。セリオが困ってるじゃない。よしなさいってば」
はるか「ん、でも、“これで標準とか言われた日にはセリオさん”問題は、後ほど長瀬先生に詳しく伺う事にして」
セリオ「意外にテクニシャンですね、岡田様」
 岡田「トーゼン! いつも松本の乳揉み倒していぢめてるから…って、何言わせやがる」
746収拾が着きません(w:03/05/27 23:05 ID:tgGJ8rJf
はるか「――では、今度は瑞希っちゃんのムネムネが何故そんなに大きいのかを伺いたい所存」
かおり「激しく同意」
 岡田「神の悪意を激しく感じるわ」
 瑞希「あ、あんたらわ…。野球の話はどーしたのよ!?」
はるか「野球の話とムネムネの話、どっちが好いと思う?」
かおり「ムネムネ!(;´Д`)ハァハァ」
 岡田「ムネムネ!( ゚Д゚)ゴルァ!」
はるか「賛同者2名」
   栞「総長さんに!」
   澪『助太刀するの!』
はるか「プラス援軍2名」
 瑞希「どっから生えたあんたらわぁぁぁぁああっ!!?」

香里「……収拾が着きそうもないわね」
松本「あはははっ。岡田が暴走しちゃってるよ」
あゆ「うぐぅ…。結局どうなちゃうんだろう…?」
香里「さぁねぇ…。でも、何が起ころうと、また何時の間にかマターリに戻ってるのよ、きっと」
松本「気が付けば、ぴっかりぽっかり五月晴れ〜♪」
香里「もう五月も終るけどね(苦笑 ――タイ焼きでも買っておやつにしましょうか」
あゆ「賛成っ!」
松本「タッチアンドゴー(食い逃げ)したらシメちゃうぞー?」
あゆ「うぐぅっ! もうしないよ、そんな事っ!」
747名無しさんだよもん:03/05/27 23:12 ID:atpKawDV
いいよいいよ〜これでいいよ〜
748名無しさんだよもん:03/05/28 01:08 ID:ZReeb0BC
イイ!…のか?
いや、イイよ。うん、イイに決まってる。
749名無しさんだよもん:03/05/28 22:22 ID:deBSXnIJ
秋子「それにしても、先日の東北の地震はすごかったらしいですね」
千鶴「そうですね。やはり日ごろからの心構えが大切だと再認識させられました」

秋子「というわけで、避難訓練をやってはどうかと思ったのですが」
はるか「ん、確かに、あまり平和ボケされても困る」
北川(いや、一番平和ボケしてるのは総長では……)
エリア(北川さん、それは言ってはいけないお約束です)
はるか「分かりました、なら今日抜き打ちで避難訓練」
住井「ぬ、抜き打ちっすか!?」
はるか「訓練だと分かっている訓練に意味などあろうか、いやない」
月島「ま、まあたまにはいいでしょう……」

晴香「平和ねぇ…」
綾香「そうね、ちょっと退屈ねぇ」
楓「……いい天気ですし、ちょっと眠くなってきますね」

ゴゴゴゴゴ……ゴオォォォォォォッ!!

矢島「な、なんだ!?」
斎藤「じ、地震だ!!」
南「で、で、でかいぞかなり!!」
岡田・吉井・松本「うっきゃあぁぁぁぁぁぁ―――――!!」
高槻「おおおおお、落ち着けけけぇ! 落ち着くくくんだだだだお前らららぁ!」

カミュ「はぁ―――――っ」
スフィー「てや―――――っ」
芹香「………」

久瀬「……なにも魔法で本当に起こさなくても」
はるか「んー、リアリティは大事だし」
北川「総長、報告によると全校生徒がパニックに陥っているみたいなんですけど……」
750名無しさんだよもん:03/05/28 22:38 ID:LFkvWNXB
起震車ならぬ、起震校ですかいw
751名無しさんだよもん:03/05/28 23:25 ID:+Dz+3PcY
耕一「みみみんな、お落ち着け!」
彰「どどどどうするんだい柏木君!」
耕一「こ、こうする!」
耕一(そう大切なのは地震…じゃなかった自信! 己の拳は地震すら止めうるという絶対の自信!)

耕一「地震よとまれ! ハアッ!」

グラグラグラ

耕一「ああ、とまんねえぇぇ!」
彰「当たり前だああぁぁ!」


マルチ「地震ですうー!」
繭「みゅー! みゅー!」
初音「うわーーん! 揺れてるよー!」
ハウエンクア「マーマ! どこ!? 助けて、マーマ!!」


名雪「くー」


神奈「うーむ、地上は大騒ぎだな」
ウルト「そうですねえ……」
752名無しさんだよもん:03/05/29 01:40 ID:zGfXF3eE
>749-751
すげー楽しいなあ。拳で地震を止めるって範馬勇次郎かよ!
もしかしてハウ様はこれが学園初登場?
753名無しさんだよもん:03/05/29 02:54 ID:fWJY+JTB
ハウエンクアは文化祭の水上武道会で、
高槻のナニのアレさに精神的敗北を喫して棄権してる。(w
754名無しさんだよもん:03/05/30 16:13 ID:+fQ7A02u
メンテナンス
755名無しさんだよもん:03/05/30 22:59 ID:dCrc5LUZ
久瀬「はっ、地震が!!ガラスがぁぁぁっっ!!」
756名無しさんだよもん:03/05/30 23:53 ID:PWRVVYPq
久瀬「むっ、今度は台風か!!ガラスは無事かぁぁぁっっ!!」
757名無しさんだよもん:03/05/31 00:15 ID:thn13gAS
秋子「今度は台風が接近しているみたいですね」
千鶴「ええ。台風も規模によってはかなり危険ですからね。日ごろから気をつけなくては」

はるか「……というわけで、今度はウルト先生、神奈ちゃん。エリアちゃんの協力の元、
    抜き打ちで台風訓練を」
生徒会一同「「「もう勘弁してください!!」」」
758名無しさんだよもん:03/05/31 05:51 ID:hJN6C+aT
はるか「……残念。この後も火災訓練、親父訓練とめじろ押しだったのに」
エリア「そんなめじろ押しいりません!!っていうか親父訓練ってなにーー!??」
759名無しさんだよもん:03/05/31 08:01 ID:dmPZ0zaq
親父訓練は高規で十分だろw
760名無しさんだよもん:03/05/31 19:04 ID:ybJ7bwHT
オヤジ組

高槻「オヤジ訓練だと!?ふはははは、俺に任せろぉ!」
巳間「は、放せ高槻!俺はまだそんな歳じゃないんだぁぁぁぁ!!」
御堂「……で、何をすればいいんだよ」
英二「酒を飲んでるだけで良いって話ですよ」
耕一「え……俺、オヤジ?」


親父訓練:宴会で絡んでくるオヤジへの対処法を学ぶ訓練。
     女生徒が多いこの学園では必須。
761名無しさんだよもん:03/05/31 22:37 ID:c45346hL
親父?
長瀬一族とか足立さんとかハクオロとか…
762名無しさんだよもん:03/06/01 00:21 ID:tpH92Ju9
耕一わろた
763名無しさんだよもん:03/06/01 03:43 ID:JYoYEfDS
>>761
そいつらは理性的で紳士的過ぎるんでは?
酒飲んでセクハラとかやりそうなのは>>760の面子だな。
764名無しさんだよもん:03/06/01 04:08 ID:oWUfohD5
雄蔵「ふん、酒を飲んで女に絡むとは情けない」
765名無しさんだよもん:03/06/01 05:27 ID:BJPktmDp
あとは新入り組みで醍醐とか・・・
766名無しさんだよもん:03/06/01 07:12 ID:GFUGWEkP
はるか「なにげに藤田君と千堂君も加えてもいいような気がするけど」
 瑞希「和樹って、そんなオヤジっぽいですか……?」
あかり「う〜ん、浩之ちゃんもそんなにオヤジっぽいとまでは思わないけどなぁ」
はるか「いや、だってベッドの上では豹変するっていうし」
 瑞希「! あ、いや、その、それはですね……」
あかり「! え、えっと、あ、あはは〜」
   彩「その通りだと……思います……」
 智子「同感や。まったく、藤田君ときたら……」
 瑞希「……ってなんで彩ちゃんが知ってるの?」
あかり「保科さん……?」
   彩「……(ぽっ)」
 智子「……(ぽっ)」
 瑞希「!」
あかり「!」

はるか「ん〜、なにげに面白そうな展開かも」
 北川「いや、とてもそうは見えないんですが」
エリア「それより、やるんですか? その……藤田さんと千堂さんでベッドの上でのオヤジ訓練……」
はるか「エリアちゃん、やりたい?」
エリア「い、いえっ! 遠慮しておきますっ!!」
767名無しさんだよもん:03/06/01 16:45 ID:mSF11ysx
はるか「さて、毎年恒例の親父訓練ですが……」
北川(……恒例?)
浩平(しっ、タダ酒飲めそうなんだからほっとけ!)
はるか「ちょっと問題があるんだよね」
北川「問題ですか?」
浩平「『親父』候補が少ないとか」
はるか「ん。うちの学校はオジさん結構居るけど、酔って絡むような性質の悪い人は>>760で上がった人達くらいしかいないからね。
『ベッドの上の親父訓練』の方は無駄に若いのが多いし」
北川「自、他推薦での候補は藤田、千堂先輩、健太郎先輩、あと浩平とかが上がっています」
浩平「葉系が多いな…って俺もかよ!」
はるか「自分を省みるって、大切な事」
北川「あー、あと自己推薦で天沢郁巳って紙が……」
浩平「そりゃはまり役だな」
はるか「価値観は一つじゃないからね」
北川「お決まりの台詞はさておき、ホントにやるんですかこの『ベッドでオヤジ』」
浩平「もしやったら、いままで不可触だった問題が一気に表ざたになるな……」
はるか「自分で言っておいてなんだけど、無理」
北川「……」
浩平「……」
768名無しさんだよもん:03/06/01 16:48 ID:mSF11ysx
はるか「でも、折角でたネタだから、酒バージョンの親父訓練はやってみたい」
北川「そうですね。でも小ネタで収まりますか?」
浩平「大きくなるとまた荒れそうだ……」
はるか「大丈夫じゃないかな。設定なんてせいぜい『親父候補』を決める事くらいだから」
北川「じゃあ、その『酒飲み親父候補』の自、他推薦の投票を行ってみたらどうだろう?」
浩平「酒目当てに自薦する人間がかなりいそうだぞ?」
はるか「浩平君とかね」
浩平「グッ……」
北川(ど、読心術!?)
はるか「推薦対象は大学生以上ってことにしよう。
    まさか生徒会主催の訓練で未成年にお酒を飲ませるわけにはいかないからね」
浩平「うう、つまらんなぁ」
北川「まあまあ、仕方ないだろ」
はるか「それじゃ、そゆことで」
北川「え、何処行くんですか?」
はるか「中庭。後よろしく」
浩平「嗚呼!そんな酷いっすよ総長!ってもういねえし!」
北川「まあまあ、落ちつけよ」
浩平「裏方で酒を用意するだけで飲めないなんて……寂しすぎるぞ」
北川「なぁに、宴会になっちまえばこっちのもんさ」
浩平「どういうことだ?」
北川「この学園の面子に酒を呑ませたらどうなるか……文化祭の打ち上げで思い知っただろ?」
浩平「なるほど!ドサクサにまぎれて呑んじまえば良いんだな!」
北川「その通り。問題は風紀のやつらだが、その辺りはこうして……」
浩平「ほうほう……ふふふ、北川、お主も悪よのぅ」
北川「いえいえお代官様ほどでは……こういうノリは久々だしな」

悪巧み進行中。
769名無しさんだよもん:03/06/01 16:55 ID:8oDunj7o
この展開はまずそうな気がする。
770760:03/06/01 16:56 ID:mSF11ysx
小ネタのつもりだったんだが、書いてるうちに頭の中で話が広がって来たので、こういう事を書いてみた。
荒れそうだと思ったり、気に入らなかったりしたらスルーして下さいな。
771名無しさんだよもん:03/06/01 17:05 ID:8oDunj7o
触られたときの女の子の反応次第だろうな。
今までの反省が生かされればいいが。
772名無しさんだよもん:03/06/01 17:46 ID:Z8b3DRu2
長編になりそうで心配なら、他の奴で別の小ネタを書いたり、たまにはそういう方向で努力してもいいんじゃねーの?
生徒会は最近良く出てるし、多少拘束しても「他のSS書きのネタ縛り」とか駄々こねる奴はいないだろうよ。
773名無しさんだよもん:03/06/01 17:47 ID:Z8b3DRu2
やや臆病すぎるきらいがあるので、ちょっと意見しておきました。
いわゆる書き手過疎だし。こういう状況はここ以外でもたくさんある。
もうちょっと柔軟に行こう。
774名無しさんだよもん:03/06/01 17:49 ID:bx0dretE
もうそろそろ1周年ですな。なんか記念行事とかあるの?
775名無しさんだよもん:03/06/01 18:21 ID:ZcXUAh1k
>>773
ごり押し意見が悪評だったオーケストラを無理矢理進行させた苦い経験があるしな。
慎重にもなるよな。
776名無しさんだよもん:03/06/01 18:21 ID:5GvOXSSC
ねぇよ
777名無しさんだよもん:03/06/01 21:53 ID:X0ZnEvvE
久瀬「本当のとこ、なぜ親父訓練なんて言葉が出てきたんでしょう?」
月島「おおかた、地震、台風(雷)、と出てきたから火事、親父、と続けただけじゃないかな」
久瀬「…それこそ親父の発想みたいですね」
月島「しかし昔は親父と言えば、ガンコ親父やカミナリ親父といった厳しいイメージがあったものだが。
   それが今ではセクハラや酔っ払いの代名詞。
   やはり父親の権威の失墜と共に言葉のイメージも……」
久瀬「それっぽい理屈を並べてなんとか締めようとしてませんか」
月島「…………(汗)」
778名無しさんだよもん:03/06/02 00:54 ID:r3FdTtVi
ところで、そろそろ次スレを用意した方がいいのではないかと。容量が。
779名無しさんだよもん:03/06/02 13:31 ID:hVaaNXYk
どうする。七時限目と数字を貫くか、部活動とかにかえるか。
780名無しさんだよもん:03/06/02 13:50 ID:EEJw10R8
部活にするんなら三限か四限の後くらいに「昼休み」が欲しかったところ。

まあ普通に数字でやってけばいいんじゃないの?
781名無しさんだよもん:03/06/02 13:52 ID:WcHcFAgz
下手なことすると問題が生じそうなので7時限目でいいと思う
782名無しさんだよもん:03/06/02 14:47 ID:fhEaMAr/
わが母校(私立の中高)では今現在七時間目が存在するそうな
783名無しさんだよもん:03/06/02 16:50 ID:WEmFZ3Th
ああ、土日が休みになったからねぇ・・・
最近の学生は大変だな
784名無しさんだよもん:03/06/02 17:17 ID:pSK2tunx
某私立の特待では八時間目とかも存在します。
気にせず七時間目でよいかと。
785名無しさんだよもん:03/06/03 23:21 ID:8C37mm+h
基本的に近鉄ファンと阪神ファンは両方を応援している人間が多いが、
その熱狂度が増すほど近親憎悪からかいがみあうようになる。
近鉄ファンは実力も無いくせに人気ばかり先行している阪神を憎み、
阪神ファンは人気なんてさっぱりないくせに無駄に強い近鉄を憎んでいるのだ。

そしてその例に漏れず江藤結花と猪名川由宇の2人は学園でも有名な犬猿の仲。
由宇が生徒会選で九品仏大志を立候補させれば結花は演劇部と結託して緒方理奈を擁立(結果は引き分け)。
学園祭では見事に天下一武道界でぶつかり壮絶な戦いを見せる(結花の勝ち)
体育の授業では全裸を賭けてソフトボールで戦うというありさまだ(結果は両者反則負け)

由宇「クソー、つまり今のところあの女に一つ負け越しとるということやで」
彩「まあ、向こうは水泳ではインターハイにも出てるし、料理も上手いし、彼氏も金持ちだしで正直勝ち目は無いですよね」
由宇「うー、悔しいなあ。漫画やったら誰にも負けへんのに……」
彩「結花さんが夏コミに参加でもすれば戦えもするんでしょうけれどねえ」
由宇「……そうか、その手があったか」
彩「……え?」

【当選通知】
このたび夏の葉鍵学園コミックマーケットに貴サークル・『五月雨堂』がご当選されました。
なお、参加なさらない場合は江藤結花氏の不戦敗とし、あなたを負け犬とした漫画が夏の幕張で発行されることになります。
是非是非ご参加くださるようよろしくお願いします。
786名無しさんだよもん:03/06/03 23:21 ID:8C37mm+h
結花「な、なによこれえ!」
リアン「あらまあ。猪名川さんも強引なことしてきますねえ」
結花「こんなもの参加できるわけないでしょ!」
リアン「でも、参加しないと無駄な恥をかくことになるかも……」
結花「それも死んでもいやよ!」
リアン「まあ、ともかく絵を描いてみてください。それで判断しましょう」
結花「絵を描くの……?」

    @__@
   (  。 )     
   /|    |/  
|___|       
(  (          
     ( )       
   〜  〜

リアン「そのー、失礼ですけどこれは何でしょう?」
結花「か、カエルよ」
リアン「………………」
結花「………………」
リアン「……やっぱりこの勝負辞退した方が」
結花「それだけは死んでもいや!」
787名無しさんだよもん:03/06/04 12:07 ID:OL7DNmJV
面手
788名無しさんだよもん:03/06/04 12:45 ID:3hNIu0Dd
>>785-786
おお、そうきたか。なんかLFTCG思い出すな。
789名無しさんだよもん:03/06/04 14:59 ID:6/QRfS0J
けろぴ〜もってきたことにワラタ
790名無しさんだよもん:03/06/04 15:37 ID:5Pp5ZBCH
よし、イカサマバトルか会場閉鎖で対抗だ(w
791名無しさんだよもん:03/06/04 21:47 ID:ljVLAbar
結花「クソー、こうなるんだったら水中戦カードをもう一枚入れとけば良かった……」
リアン「何を言ってるんですか……?」
結花「あ、見つけたわよ健太郎!!」
健太郎「ギクギク!! な、なんですか、結花さん?」
結花「なんですか、じゃないわよ。温泉子パンダのせいで漫画描くことになったから何とかしなさい!」
健太郎「何だよ。おまえ達の喧嘩に俺を巻き込むなよ。大体、貧乳というお互い貴重な傷を抱えてんだから
     ここは仲良く和解してだな……」

→恐怖の抱擁

健太郎「わかった。分かったからこのネタはもうやめよう。知識無い人がついていけん……」
結花「やめたて欲しいんなら何かアイデアを出しなさいよー」
リアン(スマイルでこの馬鹿な戦いを止めさせようかしら……)
健太郎「そうだな。ここは一つ敵の敵は味方ということであの娘をこちらに取り込めば……」
792名無しさんだよもん:03/06/04 21:47 ID:ljVLAbar
詠美「ふふん、温泉子パンダに恥をかかせる話なら喜んで乗るわよ」
結花「あら、誰かと思えば高槻先生の子分の……」
詠美「ムキー! 誰が子分よ!!」
健太郎「まあまあ」
結花「本当に大丈夫なの? こんな頭の悪そうな娘で」
詠美「何よ! こう見えても私は長年壁際を張っているコミケの女王なんだからね!」
結花「壁際って壁際で本を売っているってこと?」
詠美「ふふん、その通りよ。少しは尊敬した?」
結花「可哀相に。あんまりトラブルばかり起こすから主催者に疎まれて壁際に厄介払いされているのね」
詠美「ムキー! そういうことじゃないわよ!!」
リアン「結花さん。壁際というのは毎回行列ができるので他のサークルの邪魔にならないように
    一番並びやすい場所にブースを置くことが許されたサークルでいわば一つの勲章なんですよ」
結花「へー、結構すごかったんだ、この娘」
詠美「や、やっと私のすごさがわかったようね」
結花「で、あなたが指導してくれればその壁際とやらになれるわけなの?」
詠美「そうよ。私は今までポチキをはじめ数々の迷える子羊を大手に導いた言わば女王の中の王、キングオブクイーンなんだから」
結花「じゃあ、あんたに頼めば2000部は売れて大手の仲間入りってわけね」
詠美「ばかね。2000部程度で大手なわけ無いでしょ」
結花「あれえ、でもゲームでは……」
健太郎「わかった、わかった。とにかくこいつを指導してくれ、頼む大庭さん」
結花「ねえねえ、確定申告は……」
リアン「じゃ、じゃあ頑張りましょ結花さん!」
詠美「なんか今までで一番苦労しそうな奴隷ね……」
793名無しさんだよもん:03/06/04 23:49 ID:BvcM7UJI
>>詠美「なんか今までで一番苦労しそうな奴隷ね……」

なんか違和感→多分ちゃん様の場合「したぼく」なんだな
794名無しさんだよもん:03/06/05 00:04 ID:GhXCOj74
>>793
うわー、そうだ、した僕だ!
よりにもよってなんてことを忘れていたんだ。
落選通知も届いたし逝ってきます……。
795名無しさんだよもん:03/06/05 00:11 ID:rtT5oo7w
>>794
活きろ。そして続きを書いてくれ。
でもその前に新スレの準備だな
796名無しさんだよもん:03/06/05 02:17 ID:+vz1i+qZ
よーしパパ新スレ立ててきちゃうぞ〜
797名無しさんだよもん:03/06/05 02:20 ID:+vz1i+qZ
無念・・・ダメでした・・・
798名無しさんだよもん:03/06/05 07:05 ID:kXMAClLg
新スレのテンプレ案。
これでOKだったら、立てますけど。


もしも葉鍵キャラが一つの学校にいたら…。

千鶴(理事長)
「獣でも、ロボットでも、幽霊でも、悪魔でも、翼人でも、凸でも、
ESPでも、強化兵でも、前世持ちでも、魔女でも、魔法使いでも、
生き霊でも、天使でも、神でも、妖怪でも、勇者でも、
わけ隔てなく教育が行われる。これがこの学園のモットーです。」


「そうそう、鬼でも、偽善者でもな」

秋子(学園長)
「了承」


前スレ
葉鍵学園 6時限目
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1045799594/l50
799名無しさんだよもん:03/06/05 07:05 ID:kXMAClLg
***過去ログ・関連サイト***

(#0)もしも葉鍵キャラが一つのクラスにいたら…@葉鍵板
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1024/10245/1024554151.html

(#1)葉鍵学園
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1026/10268/1026833803.html

(#2):葉鍵学園 2時限目
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1027/10278/1027867060.html

(#3):葉鍵学園 3時限目
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1029/10299/1029942787.html

(#4):葉鍵学園 4時限目
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1034/10342/1034268091.html

(#5):葉鍵学園 5時限目
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1036/10368/1036843355.html

まとめサイト
http://www.baynet.ne.jp/~kappa/gakuentop.html

議論等は荒れる原因となります。
意見・議論・感想は必ずこちらで行うようにしてください。

葉鍵学園議論・感想掲示板
http://8407.teacup.com/rarirarurara/bbs
800名無しさんだよもん:03/06/05 07:29 ID:h9zPfJLq
ん、無難な感じでOKかと。
801名無しさんだよもん:03/06/05 08:35 ID:kXMAClLg
立てました

葉鍵学園 7時限目
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1054769571/l50
802名無しさんだよもん:03/06/05 19:35 ID:IHCYMFy/
>>801
乙!
では、埋め立て開始でしょうか、総長!?
803名無しさんだよもん:03/06/05 22:35 ID:eu0f9V7k
それでは埋め立てが終わるまで、このスレは大耳総長がテキトーにゴロゴロ管理します。
やる気は見あたりませんが、問題ありません。

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   ,.´    ヽ、んー
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  (_(__つ⊂从´‐`リリノ⊂⌒`つ ⊂从゚ ‐゚ リリノ_人__)
804名無しさんだよもん:03/06/06 00:20 ID:4UahcnkI
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805名無しさんだよもん:03/06/06 04:28 ID:+Ip9EG5m
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806名無しさんだよもん:03/06/06 05:58 ID:fzgUyKbN
埋め立て乙
807名無しさんだよもん:03/06/06 09:39 ID:DKPsxTOS
  さわ…

              さわ…

     さわ…

   (\__/)                                 
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808名無しさんだよもん:03/06/06 10:30 ID:lMcocpVe
  みこみこナース…

              みこみこナース…

     みこみこナース…

   (\__/)                                 
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809名無しさんだよもん:03/06/06 21:14 ID:pFtF2ztR
(゚∀゚)
810名無しさんだよもん:03/06/06 21:19 ID:Nf9kqIdk
811名無しさんだよもん:03/06/06 22:59 ID:QEqQ6OQp
http://members.tripod.co.jp/taro55555/

栗山千明 小○生当時の発禁写真集。
コラじゃない本物です!!!!
*URLの間違いと、画像のリンクが切れてたのを修正しました!!
(夜中は繋がりにくいかも・・・)
812名無しさんだよもん:03/06/06 23:22 ID:Zk+g00S5
高槻「ぢゃあ、夜中に貼るなアホォォォオオオオオオオオオオッ!!!」
良祐「お前も夜中に吼えるなよ」
813名無しさんだよもん:03/06/07 00:31 ID:gLakhSUw
( ´_ゝ`)∂ チョットこいや…
http://homepage3.nifty.com/coco-nut/
814名無しさんだよもん:03/06/07 02:12 ID:BmZiqJaP
葉鍵学園 7時限目
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1054769571/l50

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   ,.´    ヽ、んー
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815名無しさんだよもん:03/06/07 10:01 ID:g5f4GWvk
葉鍵学園 7時限目                          
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1054769571/l50
                                      
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816名無しさんだよもん:03/06/07 18:52 ID:DanUyfor
葉鍵学園 7時限目                          
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1054769571/l50

 さわ…

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817名無しさんだよもん:03/06/07 18:59 ID:E1VL7t2K
葉鍵学園 7時限目                          
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1054769571/l50
                                      
 さわ…                                 
                                      
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     さわ…                             
                                      
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   ,.´    ヽ、んー                              
   i iliノハ从リ  (\__/)        (\__/)           
   ヽリリ ゚ ‐゚ノ、 '´   ヽ マターリ    '´   ヽ    ゴロゴロ
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818名無しさんだよもん:03/06/07 18:59 ID:E1VL7t2K
葉鍵学園 7時限目                          
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1054769571/l50
                                      
 さわ…                                 
                                      
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   ヽリリ ゚ ‐゚ノ、 '´   ヽ マターリ    '´   ヽ    ゴロゴロ
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819名無しさんだよもん
葉鍵学園 7時限目                          
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1054769571/l50
                                      
 さわ…                                 
                                      
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