やっぱ、書いておこう。
>>310で言った、愛というのは、
「貴方だけが頼りなの」「俺が守ってやるぜ」的な恋愛関係
このような関係の愛ではないです。
そもそもこういう恋愛は健常者間でも長続きはしないっしょ。
頼られる側も頼る側も、どちらもつらいんだわ。
互いに必要としている、という相互補完的な関係であれば良いと思う。
ONEはそれを永遠の世界を持ち出して現出しているわけだねぇ。
313 :
281:03/01/30 00:12 ID:dV1eeYSG
いや、まあ、>285で紹介したスレの人たちと君達の言ってることは
同レベルで、障害者差別との批判を受けてもしょうがないんだぞ、
ということを覚悟の上で言ってるなら構わんのだが、ちょっとその辺
無自覚に見えたんでな。
>308
「書かない」という選択があるわな。
>>313 覚悟が足りんのは貴様の方だ
読者が楽しめないから書かないんじゃなくて
作者が身障者差別と言われるのが怖いから書かないのか?
あのぉ、
>>310-312は無視ですか、そうですか……。
やっぱ土壷にはまるねぇ、この話題。
アリスたんのプロットと
>>257-270のSSに話題を戻そうぜ。
以下、何事もなかったかのようにどうぞ。
アリスタソ、ボンバイエ
>>310-312 なんていうか、論旨が不明瞭でレスがつけづらい
特に
>>311の後半とか、未知の言語
舞のSSは一通り意見出たみたいだし
作者からの反応待ちってところだろ
>>304-305は、議論に紛れて見事にスルーされたな(笑
なんとなく不満なんだが
何が不満なのか説明できないので、コメントは保留
……超言語……だったか?
結局のところ障害者の話も二元論で突き詰めて、
そのあと止揚で解決すりゃあ良いじゃん、っつー強引な趣旨なんだが(w
で、その止揚のひとつとして愛があるな、と思って、
ああ、これが
>>303の論拠となるねぇ、と思ったのでした。
>311の後半、自分でも意味不明だ……。
娯楽的価値=面白ければよい
芸術的価値=上記以外の何か
前者は面白ければ何でも許される面がある。
後者は面白さを犠牲にしてでも表現せねばならない面がある。
いいから障害者の話はやめろ。
お前の偽善じみた公平論に興味はない。
>313
>「書かない」という選択があるわな。
「書けない」の間違いだろ。どっちにしろ最悪の答えだな。
どうすればよいシナリオが書けるのか議論するスレで書いちゃダメってのが答えとは。
でもまあ、難しすぎるってのがわかっただけでもいいかな。
このあたり、
>知り合いになり、幾日が過ぎたころ、彼女が生きることを辛く感じていることを知る。
>哀れに思った。
>序々に生きることへ前向きになってゆこうとするヒロインC。
書くの難しそうだ。軌道修正したほうがいいかもな>304-305
321 :
281:03/01/30 06:41 ID:dV1eeYSG
>320
語りえないものについては沈黙せよ。
322 :
281:03/01/30 07:05 ID:dV1eeYSG
>319
盲目の女の子は抵抗できないからヤリ放題萌え〜、とか、
ちょっと優しくすれば簡単にヤレそうだから萌え〜、
とかなら、まあ偽善的ではない分自分の言ってることの
危険さに自覚的だろうからマシだがな。
あんたらの言ってるのは所詮これと同レベルなんだ。
>知り合いになり、幾日が過ぎたころ、
>彼女が生きることを辛く感じていることを知る。
書いたものが何万と世に出される物書きだ。
「障害がある人は、生きるのがつらいんだ」なんて
価値観を世に送る事に多少は抵抗を感じてもいいと思うぞ。
「盲目」を例えば「黒人」にでも変えてみれば意味が分かるだろ。
黒人であることは恐怖に満ちた不幸なことである。
だから、黒人でなくなって幸せになってハッピーエンド。
黒人である自分を主人公に受け入れてもらって抱きしめて
もらえばハッピーエンド。
そりゃまずかろ?
<不便だけど不幸ではない>ってのも「五体不満足」だっけ。
彼らのそういうプライドを傷つけてまでその手法で書かなきゃ
いけないものは、とりあえず俺にはないな。
他の方法でいくらでも書けるもの。
302は本当に逃げたのか?
大の大人が、逃げたとか逃げないとかこだわりなさんな。
このような談義をしヲタクがシナリオに関する知識をつけて、
萌えや感動の普遍的なパターンを見つけようとする。
すると、「あ、これあのパターン」
とか考え出してもう萌えも感動も半減するときがある。
それが漏れだったりする・・・
326 :
全日空:03/01/30 14:51 ID:CWwdbLJA
>>322 ONEの批判を通じて障害者問題を啓発したいのであればONEのシナリオに準拠した
意見を発しなさい。
>黒人であることは恐怖に満ちた不幸なことである。
>だから、黒人でなくなって幸せになってハッピーエンド。
アホですか?いつみさき先輩の目が治った?いつ澪の唖が治療された?
身体障害と人種を摩り替えたのも馬鹿だけど、君はそれ以前の問題。
もう一度ONEをやり直してね。
327 :
全日空:03/01/30 14:53 ID:CWwdbLJA
そして
>語りえないものについては沈黙せよ。
使い方が大違い。
語りがたい何かを語るために物語は存在する。
口当たりの良いお話だけが欲しいのなら、もう創作を語らないでくれ。
328 :
全日空:03/01/30 14:59 ID:CWwdbLJA
悪魔の証明という言葉がある。
ぐぐればすぐに分かるので詳細は割愛させてもらうが、
要は「存在しない事を証明するのは極めて難しい」ということ。
ただし、「存在するという証明を否定する」のは極めて易しい。
ただ壊れたスピーカーのように「そんなものは無い」と言い続ければいいだけだからね。
329 :
281:03/01/30 15:04 ID:dV1eeYSG
>326
>322は>305のプロットを受けて言ってるんだが。
怒るのは勝手だが、少し冷静になろう。
>327
口当たりが悪いだけのお話を書くくらいなら、
まだ書かないほうがいいだろうよ。
そして、エロゲで萌えゲある以上どう書いたって
ヒロインに対しては差別的だから、差別的でない
障害者萌えシナリオは「原理的に」ありえない。
だから、差別的でありたくなければ諦めて
沈黙しろと言っている。割と正しい用法だろ。
>328
例示もされていないものを否定するのは不可能だ。
壊れたスピーカーにすらなれやしない。
で、ONEのが障害者問題に対するお涙頂戴以上の
何かの表現でありうるという「具体例」は?
330 :
全日空:03/01/30 15:09 ID:CWwdbLJA
>>329 障害が物理的に克服されて目出度し目出度し、では納得できないのだろう、
君は?
ならばONEのシナリオで障害が物理的に克服されなかったことにたいして
君はどう考えているのだ?
例示されていないだって?
例示されている、されていないの議論は無意味だと
言っているだろうが。
いくらこちらが懇切丁寧に提示したところで、君が否定するのは一瞬だ。
フェアじゃない。
331 :
全日空:03/01/30 15:12 ID:CWwdbLJA
例えば昨夜の議論でも、269はかなり具体的に例示を行っている。
コレに対して君はただ「そんなものは見られなかった」と繰り返しただけではないか。
そもそも君は本当に障害者にONEをプレイさせ、感想を聞いてきたのか?
ONE厨うざい。
333 :
全日空:03/01/30 15:14 ID:CWwdbLJA
>そして、エロゲで萌えゲある以上どう書いたって
>ヒロインに対しては差別的だから、差別的でない
>障害者萌えシナリオは「原理的に」ありえない。
>だから、差別的でありたくなければ諦めて
>沈黙しろと言っている。割と正しい用法だろ。
一番気に障るのはここなのだが。
原理的に全てのエロゲーのシナリオが差別的であり、差別的
でありたくなければ沈黙せよと言うのでは、全てのエロゲー
シナリオは原理的に書かれるべきではないということになる。
それはつまりこのスレッドの否定。
>>323 狂犬がいなくなるまで出てこないと思われ
>>322 >彼らのそういうプライドを傷つけてまでその手法で書かなきゃ
>いけないものは、とりあえず俺にはないな。
「書きたくないから書かない」は
キミ個人の理由としては充分かも知れないが
それを他人に押しつけるのは傲慢だろう
マズイマズイと言うだけで
何故マズイかという論理的裏付けが全くない
それで反対派を説得or論破できると思ってるなら
相当におめでたいって言うか、キミの「レベルに問題がある」
335 :
281:03/01/30 15:22 ID:dV1eeYSG
>331
具体的? 例えばどのレスの内容のことだ?
本気で分からないから聞いている。頼む、例示してくれ。
>333
障害者ネタはデリケートだから、自覚しろよってことさ。
批判を浴びるのを覚悟の上で障害者ネタをやるんならやればいいんだが、
そうしなきゃいけない理由でもない限り俺なら避けるな。
全日空って、まじめに議論する相手か?
337 :
281:03/01/30 15:28 ID:dV1eeYSG
>334
>305に対しては、>306-307があたるな。<具体的指摘
ONEに対しては、あの話が結局主人公によって
みさきが癒されるという域を出ていない辺り、
ごく普通の障害者ファンタジーに過ぎないということだ。
ポルノとしての部分に目を瞑るとしても、障害者の表現として
ステロタイプなお題目以上にほめるに値するような部分なんて
俺は無いと思ったが、あるというなら例示してくれ。
ついでにいうと、主人公が真っ暗な部屋にこもって盲目の気分を
体感する話なんか、そんなもんで判った気になるなよと
醜悪なものを感じたな。
338 :
全日空:03/01/30 15:30 ID:CWwdbLJA
>>335 ID:/Wgwf1rlのレスをもう少し真剣に読んでやれ。
否定するだけではなく、何故こういう意見が存在しているのか。
その理由もきちんと考えてな。
つーか、デリケートでないトピックだけ扱って満足しているようでは。
ID:/Wgwf1rlの論拠になりそうなのは、
>>310-312に挙げてある。
281の論拠は、
>>306-307に挙げてある。
全日空、いまのところお前が一番何も考えてないぞ。
340 :
全日空:03/01/30 15:35 ID:CWwdbLJA
>結局主人公によって
>みさきが癒されるという域を出ていない辺り、
>ごく普通の障害者ファンタジーに過ぎないということだ。
もしや、癒しそのものを否定しているのか?
それにね、何度も繰り返すけどね、いくら例示しても君は否定を
繰り返すだけでしょ?
それに、君も概念的な障害者像を振り回しているだけで発言が硬直化しているよ。
>>306の見解は
>>309前半で否定されており
それに対して回答が与えられていない
>>307は事実の再確認で、論議と直接関係はないな
そもそもキャラクター性について語っていたところに
「ONEの障害者表現」なんてテーマを
横やり的に持ってきたのはキミ自身であって
それまで誰一人として「ONEの障害者表現は素晴らしい」
なんて発言はしていない
342 :
281:03/01/30 15:37 ID:dV1eeYSG
>338
読んだが、分からん。貴方は分かるんでしょう? 教えていただけないか。
今回、これ以上ないくらいマジレスしてるんだがな、俺は。
物書きとして非常にまじめな話をしているつもりだぞ。
普段の俺ならもうちっと煽ったりバカにしたりするが……。
もしかして、これだけマジにやってもディベートごっこに
見えているのか?
281が欲しているのは、
>>339で挙げた以外の納得できる事例。
ちなみに、
みさきが癒される、という域を超えたSSはある。
さらしになる可能性があるから、直接は言わないが、
盲導犬から話が始まって、接触障害その他、さまざまな要素を包んだ、
ONESSでも裁量の部類に入るものだ、探してみ。
>>309の回答に
>>318があるな。
娯楽的価値について、一定の考察はされているように思われるが?
345 :
281:03/01/30 15:41 ID:dV1eeYSG
>341
>「貴方だけが頼りなの」「俺が守ってやるぜ」的な恋愛関係は
>健常者同士の場合、普通にハッピーエンドとして処理されると思う
ということ自体が差別的ファンタジーなんだがな。
説明するまでも無いと思ったが……対等な恋愛ってなそういうもんじゃねえ。
元々が
>そしてあのレベルでも、「障害者でお涙頂戴している」としか読めないヤシが続出しているのは周知の通り。
へのレスなんだ。あのレベルってどのレベルよ、と聞いている。
ディベート:
ある議題に対して肯定・否定にわかれてする議論のこと。
二元論だねぇ。
348 :
全日空:03/01/30 15:44 ID:CWwdbLJA
>>345 ちょっと待て。意味が分からない。
そもそも差別的ファンタジーとは何だ?
人間関係は全て対等でなければならない、というのは虚妄だよ。
ハンディキャップは厳然として存在し、克服も受容もし難い。
それは君の言うとおり。
だから健常者は障害者と恋愛をしてはいけないとでも?
全日空よ、言っちゃあ悪いが、お前相当頭悪いぞ。
281は対等の恋愛がそもそも難しいのに、
特に障害者はそれがはなはだしいから、
そんないかにも簡単に見える恋愛を書いて良いのか?
と問うているんだぞ。
お前はさっきから議論をはぐらかしてるだけで、答えが出てない。
350 :
全日空:03/01/30 15:48 ID:CWwdbLJA
>>349 おお、分かり易い。
281もこれくらい明確に自分の趣旨を伝えてくれれば……
つまり、こういうことだね。
対等な恋愛は難しい。しかし恋愛(つーか人間関係)は対等であるべきだ
と281は考えている。だから安易な人間関係を描いた作品には腹が立つ。
351 :
全日空:03/01/30 15:56 ID:CWwdbLJA
ようやく本題に入れたようだね。
つまり、このスレッドはエロゲーシナリオライターを養成することを
名目にしたスレッドである。
よって、より面白いシナリオを書くための方法論について語られる
べきであり、このスレで最も尊重されるのは最も有用な方法論を
語れる人間である。
281がエロゲーシナリオを差別的ファンタジーだと批判しても、
その差別的ファンタジーの枠内で優れた「差別的」表現を紹介
できれば特に問題は無いと考えられる。
>>344 >>318は
>>303に関して肯定的な意見だから
>>306-307の補強にはならない
>>345 対等な関係なんて概念こそファンタジーな気がするぞ……
>あのレベルってどのレベルよ、と聞いている
それが横やりってヤツだよ
ONEについてはよく覚えてないのでノーコメント
>>349 それは脳内補完のかけすぎだろ(笑
俺が見る281は生理的嫌悪感に従って「まずいだろ」を連呼する道化にすぎん
>そんないかにも簡単に見える恋愛を書いて良いのか?
俺の答えは「条件付Yes」だ、面白ければいいんだよ
「簡単」は必ずしも娯楽性にとってマイナスではない
障害者表現による嫌悪感が娯楽性を損ないそうなら
そこで初めてプロットを練り直すね
ってか、広告ウザいからageんなよ……
>>352いやあ、議論にするならやっぱり主張は明確にしないと。
俺はそれが娯楽ならなんでもやれという立場。
>>309の前半の回答に関しては、
なにを答えれば良いんでしょう?(;´Д`)
355 :
全日空:03/01/30 16:17 ID:CWwdbLJA
ID:dV1eeYSG
は逃げたのか?
>>354 >>309=俺なわけだが
>障害がなくなってよかったねハッピーエンド
>誰かの庇護に納まることで事が終わる
これらが娯楽として成立しない理由を説明して欲しかった
ってかあげんなってあほが。
だからお前はばかだといっている、全日空。
さげ進行のほうが、あとあと気楽なのよん。
もう難しい話すぎて私はついていけません。
みなさん頭良さそうに見える。すげぇや。
私なんかとは求めるものが違うのだろうか?
落ち着いて、余裕があればまた呼んでください。
次はKanonで没ったSSで恥をさらしてみようかと…。
必要なければ「アリスタソ逝って良しっ!」ということで。
359 :
全日空:03/01/30 16:21 ID:CWwdbLJA
>>356 障害は現実には克服できるものではない。
誰かの庇護に納まってよしとする価値観は、自立を否定するものである。
娯楽とは読み手に快感を与えることを目的にしたものなのだから、
読み手に反感を抱かせるような内容は娯楽として成立しない。
否定するならこうだろうね。
360 :
281:03/01/30 16:23 ID:dV1eeYSG
>356
>285参照のこと。
娯楽として成立しないなんていった覚えはないが?
差別的だという批判は甘んじて受けるべきものだぞと言っているだけだ。
361 :
310:03/01/30 16:24 ID:UKbrpTL1
ああ、そーゆーことか。
条件付で娯楽として成り立つと思う。
健常者にとってはこの上ない娯楽だが、
障害者にとっては不快だと思われる。
そして芸術としてはまったく成り立たない。
俺が芸術性と娯楽性にこだわったのは、
芸術か、娯楽か、
どちらを求めるかで成り立つときと成り立たないときがあるから。
娯楽としては条件付で成り立つが、
芸術としてはまず成り立たない、というので回答。
aliceたん、心配するな、議論して遊んでいるだけだから。
>>358 281と遊ぶのに夢中で、あんまりかまってやれなかったな
ヒロインCのプロットに関してだが
やはりヒロインのドラマに決着がついてないので
食い足りない感じがしたな
「主人公の死にCはどう決着をつけるか」は重要テーマだと思うし
読者に想像させて終わりってのは無責任かと
364 :
全日空:03/01/30 16:30 ID:CWwdbLJA
>>360 まだ前提を共有できていないような。
ここで語られているのはより良い娯楽を書くためのメソッドだよ。
娯楽として書かれた物に不快感しか抱けなかったなら、それはもう
君にとっては娯楽じゃないんだよ。
差別的な内容で許せない、でも面白くて読むのを止められないのであれば
それは娯楽になっちまう。
つまり、反感を買いやすいトピックを扱えば、娯楽として成立しなく
なる恐れさえあるから書き方には気を遣え。
こういうことじゃねーの?
人それを無限ループという
366 :
281:03/01/30 16:31 ID:dV1eeYSG
ふむ。
「障害者でお涙頂戴している」のを自覚の上で
「障害者でお涙頂戴している」のであれば、
俺としては全然文句ありません。
永遠はあるよ……ここにあるよ。
永遠を発見しますた。やったぜ、これで俺もノーベル賞だぜっ!
>>360 結局キミは娯楽性について論じていたわけではなく
差別批判をしたかっただけなんだな?
スレ違い逝ってヨシ
ところでまたもや
>>361は例によって無視られているわけですが。
え、あ、いや、良いんですけどね、
全日空たんがきちんとした回答してくれてるし。
370 :
281:03/01/30 16:39 ID:dV1eeYSG
>368
スレ違いだったのはすまなかったと思ってるよ。
>279の物言いがひどいなあと思ってちょっと突っ込んだのが
拡大しちゃっただけだからさ。
371 :
全日空:03/01/30 16:39 ID:CWwdbLJA
>>366 もうちょっと意見を搾り出したい気分。
ようやく光めいた物が見えてきたことだし。
デリケートなトピックを描いた物語を書く際、書き手に
自覚があろうがなかろうが、読み手には区別がつかないような。
いくら「俺は現代社会の障害者問題を告発するぜ!」と息巻いていても
出来上がりがショボショボの記号的障害者では、読み手は前述の
「お決まりのお涙頂戴」と判断するでしょう。
問題はどのように描けば反感を買わないか、では?
そしてこのスレッドに即した議論に発展させていきたければ反感を買わない
技法があるのか、もしあるとすればどんな技法なのかについて語るのが良いかと。
>>371 そんな都合のいい方法存在しないだろ
理想的な状態書いたら現実味が無くなるし
辛い現実書いたら差別批判くらう
深く突っ込まないくらいなら、障害という要素を取り込む意味がない
って、今思いついたんだけど
ドラゴン紫龍は障害者ですか?
五体不満足あたりを読んで啓蒙された気分になった高校生が嬉しそうに周囲を否定するスレはここですか。
っていうか帰ってきてくれ302、あんたが一番大人だ…
なんかスレの最初から読んだんだけど
だんだん方向性がずれてきてるのでは?
ディベードするのはいいけどちょっとこだわりすぎてるように思える。
そもそも誰かのSSに対してのディベードではなくなってきてない?
せっかく恥ずかしながらもSSをあげたaliceたんにも失礼かと
もっとSSの技法とかを302とかにカキコしてもらって
それに対して肯定でも否定でもすべきだと思うがいかがか?
376 :
名無しさんだよもん:03/01/30 19:46 ID:CWwdbLJA
さらしあげ
377 :
全日空:03/01/30 19:52 ID:CWwdbLJA
ID:dV1eeYSGは逃げ出したようだね。
当たり前か。意見を否定することしかできない厨房にまとも
な議論ができるわけもない。
いくらこちらが具体的に論拠を示しても、「そんなものは無い」
の一点張りで話にもならない。
お前の脳内であろうがなかろうが知ったこっちゃないっつーの!
理解できず、また理解しようともしない。
めくら相手に絵画の美しさを伝えるようなもんだな。
知的めくらとはコイツのことだ。
おまけに何か対抗できる具体的な論拠があるのかといえば、それも全く無い。
障害者ネタを使わないでも物は書けるって?
ならそのネタを見せてみろよ。
できないか。だったお前は生まれてから一度も物を書いたことは
ないし、これからも一生書けないから。お前にできるのは他人が生み出した
物を批評家ぶってこき下ろすことだけ。お前の自尊心はそれで癒されるのかい?
君の薄っぺらな正義感の出汁に使われた「現実の障害者」が君のレスを
読んでどう思うかね〜
378 :
全日空:03/01/30 19:55 ID:CWwdbLJA
あ、もしかしてID:dV1eeYSGタンにはリアル盲人の知り合いがいますか?
ONEのシナリオを朗読して伝えたら憤慨してたから、それを論拠
にしてますか?
それともID:dV1eeYSGタン自身がめくら盲人デスカ?
なら話はちょっと変わってくるんだけど。
>378
変わらないだろ。
>>376 俺語りウザい
お前が荒らしになってどうする
381 :
全日空:03/01/30 20:23 ID:CWwdbLJA
>>380 駄スレには駄スレの処し方というものがある。
君達も創作の女神に愛されなかったルサンチマンを一刻も早く
克服したまえ!
本物の物書きはこんなところで吼えはしないぞ!
( ´_ゝ`)<そして全日空
……まあ、本当に賢いやつは早々に去ったか、初めから黙ってるだろうな。
障害者や家族を疑うと、破門になるシステムが悪いんだよw
>>383 激しく同意。。。
全日空は本当に何がしたかったのやら。
386 :
全日空:03/01/30 20:49 ID:CWwdbLJA
憂さ晴らしで、2chで議論ふっかけるなんて、大層な身分だな。
リアルで痛い思いする友人とやれや。
別のトコでやれよ……普通にウザいんだが。
281と全日空のカキコを見ていて、誰の頭にも浮かんだ言葉があると思う。
毒 を も っ て 毒 を 制 す
……まぁ、とりあえず狡兎は死んだっぽいので走狗も煮られてくれ全日空よ。
お前もこのスレにとってプラスになる人間じゃない。
いやしかしそれ以前に、このスレに職人は残ってるのか?
一応、駆け出しだけど職人志望……仕事ちゃんと取りたいねえ
職人っぽいの作家、シナリオライターを思いだしてみると。
宮部みゆきだとか、浅田次郎だとか
俺が一回も読んだことがない奴が思い浮かぶな。
まぁ、ライターも、自分自身に消費者が
不快にならないくらいの演出してる奴もある意味、職人っぽいが
>>389が激しくおれの知り合いのような気がして鬱だ……。
21歳未満は帰れ、と言ってみるテスト。
いまさら257をリライトしてみる。
祐一って腕時計しない派じゃなかったか?
舞はばかだ。
月光が差し込み青白く光る校舎の中で蜻蛉のように立っている彼女を見ても、
俺にはもはやなにもしてやることなどない。彼女の気が済むまで、好きなように
させてやるほかないだろう。
足枷をはめられた奴隷を解放するのは、一体誰の手によってなされるものなのか。
朝、名雪を放っておいて通学路の途中の交差点で舞と佐祐理さんに会うのが、日課
になった。一日のうち、一番楽しい時間のひとつでもある。
もっとも、舞はただ黙りこくって、俺と佐祐理さんが会話しているだけだが、どち
らにしろ楽しいことには変わりない。
その日もいつものようにふたりの背中に声をかけるつもりだった。
ところが、いつものその時間に彼女たちはいなかった。
先に行ってしまったのだろうか? 約束しているわけではないし、そういえば今日
は、少し出るのが遅くなってしまったような気がする。
俺は校門まで走った。遅れた、といっても十分も二十分も遅れたわけじゃない、
ほんの数分だし、走れば追いつけるだろう。
ところが校門まで来ても、彼女らしい姿は見受けられなかった。
代わりに「相沢、こんなことでなにしてるんだ?」と北川に声をかけられ、他の
名も知らぬクラスメートに挨拶をされるくらいで、肝心のふたりがいなかった。
遅くなったのは、実はふたりのほうなのかもしれない。
そう思って、俺は校門で二人が来るのを待つことにした。
登校する生徒の数が減り、学校の時計の針が25分を示そうとしている頃、ようや
くふたりの姿が見えた。でも、様子が変だ。
舞は普段どおり歩いているようだが、佐祐理さんがしきりに舞に声をかけ、腕をひっ
ぱっている。
「どうしたの?」
俺は自分からふたりに近づいて声をかけた。
雲がうっすらと出てきたのか、太陽が影る。
「舞、熱があるみたいなんです」
佐祐理さんが眉を八の字にまげて、言った。
「それでさっきから帰ろう、と言っているんですけど」
佐祐理さんは言って、
「ほら、舞、帰ろうよ、じゃないと熱も酷くなるし。祐一さんだってそういってるよ?」
――言ってない。まあ、訊かれれば、帰れ、というつもりではあるけれど。
「大丈夫」
根拠もなく舞は言い放った。
「まあな、ばかは風邪ひかないって言うからな」
「祐一さんっ!」
「でも、風邪をひいた時点で、お前がばかじゃないのは照明されたわけだ。
家帰ってさっさと寝ろ」
と、舞がじっとこちらを見つめていた。
「なんだよ?」
「くまさん」
「はぁ?」
「くまさん、触りたい」
熱で頭の調子が少々いかれているらしい。佐祐理さんと俺は同時にため息をついた。
「学校に来てしまったものは仕方ない、そろそろ始業のベルもなるし。
とりあえず、保健室に連れて行こう」
「あははー、そうですねぇ」
結局、舞はその日、一日中保健室に寝ていた。
佐祐理さんと俺とでかわりがわり様子を見に行き、お弁当もいつもの場所ではなく、
保健室で食べた。食欲だけは相変らずなのが舞らしいといえば舞らしかった。
そして今、彼女は校舎でひとり、佇んでいる。魔物と戦うために。
なにが彼女をそこまで駆り立てるのか、俺は「知らない」。
非力な俺に出来るのは、こうして近くで見守っていることくらいだ。それが彼女の足
をひっぱることになったとしても、俺はそばにいなくてはならない。
彼女が倒れたとき、魔物たちから誰が救うというのだ。俺しかいない。
くだらない、小さな、そして無意味に思える使命感。
夜、電話があった。佐祐理さんからだった。
「舞、今日も夜、学校に行っているんですかねぇ?」
「多分」
「祐一さんは?」
「俺も、行くよ。あいつが行っているんだから」
佐祐理さんはしばらく口を閉じていた。
水瀬の家は夜が早い。まだ9時過ぎだったが、居間の電気は落とされて、暗い。
時計の時を刻む音が、やけに耳に響いた。
「……それなら、佐祐理も」
「来ちゃ駄目だ」
「ですよね」
「佐祐理さんは、舞にとっても、俺にとっても大切な人だから」
言って、俺は電話を切り、学校に向かった。
今夜は、まだ魔物は現れていない。
月の光は清かに、彼女の黒髪を照らす。
満月の夜は人を狂わすという。
今夜は上弦の月だ。あと数時間もあれば、地平線に落ちる。
なんとなく、なんとなく、そのときが始まりのような気がした。
俺は舞から一歩はなれて、廊下の窓に向かって教室のドアにもたれて座っていた。
窓ガラス越しに、空が見える。雲が出ている。黒い雲だ。
コンクリートで出来た校舎は、寒い。校舎を流れる空気は俺の頬を切り裂き、胸を
貫く。その痛みは直接心臓を打ちぬき、動揺させる。
舞は校舎のあらぬ一点をじっと見つめて、微動だにせず立っている。その姿は、戦い
の女神を俺に思わせた。ただ戦うためだけに生まれた女神。
それはなんて悲しいんだろう、と思う。
張り詰めたガラスの静寂の中、彼女はひとり立ち向かっている。
何に?
そんなもの、知る由もない。
と、その静寂を突き破る、ひとつの音がした。
――靴音だ! しかも次第にその音は近づいてくる。
だがその音に恐怖は感じなかった。安らぎを、あるいは温かみを感じた。
冷たい空気の中、ほのかにやどる蝋燭の炎。そんな靴音。
舞は動かない。代わりに俺が立ち上がった。それが誰か、予想はついている。
俺は階段まで歩くと、暗闇にとけてまだ姿の見えない彼女に言った。
「佐祐理さん、ここはあなたの来るべき場所じゃない」
足音が止まった。
俺は知らなかった。
たとえば彼女にとっての友人を。たとえば彼女の腕の刻印を。
知らなければいわなかった、といえば、嘘になる。だが無知はそれ自体が罪になることもある。
「帰ってくれ、いま、ここで、佐祐理さんは、邪魔になる」
月が沈んだ。校舎が一挙に暗くなる。
と、佐祐理さんが駆け出した。同時に舞が叫んだ。
「祐一、下!」
魔物の姿は目に見えない。だが空間が歪むのでその存在はある程度、把握できる。
俺は階段を飛び降りた。
魔物が、いた。佐祐理さんがさっきまでいたその場所に!
俺は慌てて、佐祐理さんを追いかけた。
だがすぐに見失った、いや、初めから彼女の位置なんてわかっていなかった。
聞こえてくる靴音を頼りに彼女の位置を探した。だが彼女の靴音は四方八方から響くのだ。
どこだ――どこだ!
二年教室の廊下の角を曲がったところで、横から強い衝撃をくらった。
俺は廊下の壁に激しく打ち付けられた。背中に響いて、息が詰まる。立っていられそうに
もなかったが、強引に背中を伸ばして、立ち上がった。
と、またしても衝撃をくらい、俺は宙を舞い、天井に打ち付けられる。
「祐一っ!」
舞の声がする、だが俺の意識はすでに、薄れ掛けていた。
気が付くと、目の前に佐祐理さんの顔があった。
さらにその後ろにぼんやりと、点いていない蛍光灯が見えた。
後頭部にあたたかくて、やわらかな感触があった。
「祐一さん……?」
俺が目を開けたことに気づくと、みるみる佐祐理さんの瞳に涙が浮かんで、零れ落ちた。
「ごめんなさい、佐祐理のせいで、佐祐理のせいで……!」
泣いて謝る佐祐理さんに俺はなんて声をかければ良いかわからず、目を白黒させていると、
額をぽかっと叩かれる。
「佐祐理を泣かすな」
舞だった。いつもの無表情だが、少し眉が翳っているようにも見えた。
「大丈夫だよ、佐祐理さん」
俺は手を伸ばして、彼女の頬をなで、そっと涙を拭った。
舞の背中越しの廊下の窓から、星のやわらかな光がのぞけた。
完
……こんなもんでどうよ?
>>393-399 お疲れ
前半をシェイプアップして
夜のアクションシーンに重点を置いた、のかな?
舞の風邪という仕掛けが戦闘シーンに活かされていない
戦闘中、佐祐理さんは結局どう動いてたのかわかりづらい
オチがついてない
これはオリジナルもそうなんだが……
>舞だった。いつもの無表情だが、少し眉が翳っているようにも見えた。
あえて探せばこれがオチか、それにしても読者負担が大きすぎる
とりあえず、一読しての印象は以上
日付変わったからIDも変わったな……。
簡単な隠喩と景情一致による情景描写中心。
作者の意図はどうでも良く、読者がどう思ったか、が重要だと、
そういう立場でいつも書いているからね。
読者負担が大きいのはある意味当然で、
それを作者の怠慢と取るか、作品の解放性と取るかは読み手次第。
っつーか、俺のもどんどん変えて構わないので。
>393-399
率直に言わせてもらうと、非常に中途半端な印象を受けた。
まあ、確かに描画など文の洗練度は上がっているかもしれんけど、
ぶっちゃけそんだけ。何を語りたいのか、伝えたいのかさっぱり解らん。
前の奴はなかよし3人のほのぼのしたもんがあったけど、
その辺すっぱ抜かれて冷たさだけが残ってしまった感じがする。
厳しいこというけど、コレはなんのためのリライトなの?
403 :
400:03/01/31 01:42 ID:6T9nvRsm
読者次第とか言って逃げんな
どんなアホにもわかるように書くのが正しいエンターテイナーだ
作品の解放性?
そんな作者の意図を読みとってくれる親切な読者ばかりではないぞ
それに、全方向に解放されてたら想像力は働かない
あのヒントも何もないエンディングから、次の何を想像しろと言うのか
確かに一般読者にとって作者の意図はどうでもいいことだが
このスレ住人にとって、作者の意図を意識して読むことは無駄ではないだろう
萌え&笑い系のイベント全部カットしてたから
アクション中心を意図したかと思ったのだが
実は全体の中でアクションシーンが一番つまらん
何やってるのかよく判らなくて、疑問符浮かべてる間に終わってしまう
つまり、あんたがどの部分で楽しませようとしているか判らなかった
>簡単な隠喩と景情一致による情景描写中心。
それは手段で目的じゃないだろ
技術を見せびらかすのが目的なのか?
393-399は自分がどういうメッセージを込めてシーンを書いているか自覚していないだけ。
メッセージの固定なくして「情景描写」が出来るはずがない。そしてそこのあいまいさが、結局その肝心の情景描写のパワーを殺している。
「そういう立場でいつも書いている」ということは、いつもこのくらいのパワーで書いているのだろう。
もったいない。402の言は乱暴だが概ね正しい。書き手として自分の文が今何を内包しているのか把握すれば、書き手として化けるだろうに。
405 :
404:03/01/31 06:11 ID:+MnbPMJT
402ではなく、403だ…
いや、402も近いこと言ってるけど…
吊ってこよう。
>>257という題材そのものが微妙だからなぁ〜。
リライトするにしても面白く読ませるなにかが必要なのだろうね。
だから
>>403の意見には漏れも概ね賛成。
小手先の技術って感じで肝心の内容はペライままだった。
技術うんぬんの前に、もっと見直すべきところがあるだろう!と。
とはいえ本当に
>>257が駄作すぎるのが原点だから…。
最近良く顔を出すアリスタソとかリライトしてみたら面白くなる気がしないでもない。
通常の発言はかなり痛いが、プロットはそれなりに読めたし。
リライトやりませんか、アリソタソ?愛想尽かして逃げちゃってなければね。
アリスタソ、ボンバイエ。
ついでに、あんた本当に日本語下手だから余計なことは喋らないようにな!
407 :
名無しさんだよもん:03/01/31 12:31 ID:+QU035lA
さらしあげ
>>304−305
えんえんと続いた差別表現に関する議論を読んでたら、ずいぶんと黒い導入部を思いついてしまったぞ。
今朝は病院中が騒然としていた。
病室から休憩室に向かうわずかな距離を歩く間にも、慌しく行き交う医者・看護婦と何回もすれ違う。
……何事だろう。
俺は疑問に思いつつも、つつがなく休憩室へとたどり着いた。
やはり彼女がそこにいた。
彼女だけがいつもと変わらぬ様子で、静かに窓の外を眺めている。
「……おはよう、(ヒロインC)さん」
「あ、おはよう(主人公)くん。今朝も早いね」
「そっちこそ。でも、なんだか今日は病院が騒がしいな。何かあったの?」
「ああ、なんでも屋上で自殺騒ぎがあったそうよ」
「……へ? なんだそりゃ」
「さあ? よく知らないけど、屋上でおじさんが『うぉー、俺は死ぬ! 死んでやる!』って。
なんかヤなことでもあったんでしょうね」
ざわり、と胸中に暗い感情が巻き起こった。それは憤りに近いものだ。
……いや、嫉妬なのかもしれない。
まだ……まだ生きられるのに『死ぬ』などと喚くその男に対しての。
「……へえ。んで、どうなったんだ?」
俺は胸中の暗い感情を気取られぬよう、努めて軽い声を出す。
「あっさり取り押さえられたって」
「はは。俺なら放っとくな。死にたい奴は勝手に死んでくれって感じだ」
……それは本心だ。
死にたい奴は勝手に死んでくれ。で、あんたの寿命を俺にくれたら……。
―――はは、俺もだいぶ暗いこと考える人間になっちまったな。
密かに自嘲する。
と。
「あたしも。こっちは自殺するのにも一苦労なのにね」
思いも寄らぬ黒い言葉が彼女の口から飛び出た。
同時に、またあの暗いざわめきが胸中に満ちるのを自覚する。
「……ん? そうなの?」
今度も軽い声を出した、つもりだ。成功しているかどうかは不安だが。
「そりゃそーよ。まず、首吊りのような手間のかかる自殺はできないわね。刃物も手の届くところには
置いてくれてないから、リストカットも出来ない」
彼女は実に明るい様子で、不穏な愚痴を並べ立てた。
俺の中の暗いざわめきも、勢いを増す。
それが、俺をこのタチの悪いジョークに付き合わせた。
「飛び降りとか」
「それも一度やろうかと思ったんだけどね。やっぱり飛び降りるところに何があるか分からない
ってのは怖いよ。たまたま下を子供が通りがかってて巻き込んじゃう、とかありそうじゃない」
―――『一度やろうかと』、か。そこはつっこむところなのか?
誰がつっこむか。
「んじゃあれだ。道路とか線路とかに、飛び込み」
「タイミングがわからないよー。間違ってスクーターとかに飛び込んじゃって中途半端に痛かっただけ、
なんてヤだ」
「なるほど。不便なもんだな」
―――それに、根性もない。
俺の中のざわめきは、すでに憎しみに近い焔となって胸を焼いていた。
それは、まぎれもない、彼女へ対してのものだ。
俺たちは、ちょっと不謹慎な冗談を交わしているだけなんだ。
彼女の境遇には同情するが、俺の境遇なぞ、彼女が知る由もない。
だから……、だから、彼女を『不謹慎だ』なんてなじることは許されても、憎むことは筋違いだ。
なのに、俺は今、彼女を憎んでいる。
逆恨み……なのか?
「うん。不便なの。誰かが手伝ってくれないかな、ボランティア、とか言ってさ」
奥歯がきちり、となった。気付かれなかっただろうか。
「へえ……じゃあ……」
苛立ちが、不安が、嫉妬が、憎しみが、俺にとどめのジョークを口にさせた。
「そん時になったら呼んでくれよ。俺が手伝ってやるさ」
「あ、本当? それは助かる、わね」
「助け合い精神ってやつだな、うん」
んで、後にヒロインCに「手伝ってくれるって言ったじゃない!」と詰め寄られる主人公。
主人公「俺がこの子を絶望へと背中を押してしまった。償わなければ……」
まあ、主人公にヒロインCに対する負い目を持たせたいだけなんだけどね。
主人公がヒロインCを導き諭すだけ、ってのも物足りないかなー、なんて。
テーマは「三人は仲良し」しかないです。
じゃあ他の描写は何? その場面、場面での心情のみです。
だから簡単なメタファーと言ったのです。
リライトって、純粋に文章表現洗練だと思っていたけど、違うの?
内容まで突っ込むと、別のお話になると思う。
文章表現というのは、表現する内容あってこそのもの。
内容を固定化することもできないのでは、文章の意味がない。
言語というのはそもそも意思伝達のためにあるのだよ?
あ、いやそうじゃなくて、
原作者の意図を無視することになるでしょ、
>>403の言っている意味でリライトしちゃったら。
第三者の身勝手な思想を文章に反映して良いのか? ってことが訊きたい。
257は始めから描写技術を捨てている節がある。
文章表現洗練よりもテーマの転がし方とかを教えてあげれば良かったのかもな。
>>406 皆が真面目に議論してる中で、君のそのセンスの無い毒は非常に浮くんだよ。
少しでも自分に自信があるなら、もっとスマートに相手をやり込めろ。
>>393-399 比較してみたけど
>>257の方がまだおもしろいし好感が持てる。
内容に手を加えてリライトはだめって言う割には、カットしまくり。
重要な要素になっていた舞の風邪が、物語の構成上ほとんど役に立っていない。
一応佐祐理を夜の校舎に呼ぶ理由になっているんだけど、その佐祐理が来ている意味がない。
描写だけを洗練させるって言うなら、それこそ構成はまったく変えちゃいけないと思うのに、変にカットしてつまらなさだけが増している。
本当に表現技巧に凝ってるだけで、
>>257のリライトである意味もないような気がする。
作品の解放性とは言うが、ゼロをどれだけすくってもゼロ。だって作品テーマ、ないでしょ、これ。汲み取りようがない。
仲良しって言うのも、我々が知っている予備知識の範疇を出てないどころか、不足しているくらい。
かといって、アクションシーンの爽快感というエンターテイメント性もない。
あとふたつ聞きたいんだけど、佐祐理と舞のこと好き? 書いてる最中楽しかった?
俺にとって二次創作でまず大事なのはそこなんだけど。
>>414 406は毒というよりただの煽りだろ。
議論に参加できず、かといって自作をここに晒す度胸も無い。
文章書いている間は、それがなんであれ楽しいです。
基本的にKeyキャラはみんな好きです。
ゼロだとは言わせないぞ、この野郎っ(w
あと文章表現と構成は切っても切れない関係なので、
表現方法が変われば自然と構成も変わってしまうものですよ。
でも、時間軸は変わってないよ。
あまり作者の意図を言うのもあれだが、大まかな流れ。
冒頭に舞の足枷=魔物という三人の関係をぶち壊す恐れのあるものの明示。
風邪はその強化。それでも魔物退治しなくちゃいけない。
結末は三人そろって、星の光に囲まれているのだが、
ここはその舞の足枷からの解放の、手段=原作者テーマの暗示。
これが393-399の大まかな流れ。
基本的に
>>257とはまったく一緒のはずだけれど、
構成も言葉の使い方もまるで違うので、印象はずいぶん違う。
……つまらない、といわれれば娯楽としてはそれまでだけど。
ゼロではないので、ゼロでは。
意味がない、とか、
それだったら原作にある理由付けのための設定だって意味がない。
もちろん原作笑いとかもテーマと無関係として排除。
>>417 そんなムキにならなくっても、いいじゃない。
どうせ他人の文章を書き直しただけで、君が自分の力で産み出した
テキストじゃない。君のその怒りは君自身のオリジナルを貶された時に向けよう。
それに書き換え元の母体がつまらないんだから、どんな文藻で修飾を施しても
面白くはならない。ゼロに何を掛けても、答えはゼロ。
>>417 国語の授業に毒されすぎ
普通の読者はあんな分析的な読み方してくれない
まして相手はパソコンの前でハァハァしながら待ってる性少年だぞ
必要なのは何度も読み返して判る深い味わいじゃなくて
流し読みでも伝わる「わかりやすさ」だ
その点に於いて
>>393-399はオリジナルに劣る
直接描写>直喩>暗喩 の順で「わかりやすさ」は減少する
景情一致なんぞ気づかれないで終わりだ
伝えられないのは無いのと同じ
>418
何気に無礼こと言ってやがるな。お前、何様のつもりだ?
シナリオ書くことも、どうすればよくなるかを考えることもしない香具師は帰れ。
>417
なるほど。つまり、あの量に
>冒頭に舞の足枷=魔物という三人の関係をぶち壊す恐れのあるものの明示。
>風邪はその強化。それでも魔物退治しなくちゃいけない。
>結末は三人そろって、星の光に囲まれているのだが、
>ここはその舞の足枷からの解放の、手段=原作者テーマの暗示。
これだけを詰め込んだ、ということか。
そりゃワケ解らなくもなるよ。読んでるのは赤の他人で、誰しもが文学の教養を持ってるわけじゃないんだぜ。
俺自身、あんたの意図を十分の一も読めなかったよ。
まあ、俺が馬鹿だって言えばそれまでかもしれないけどな、シナリオは語りたいことを伝えてナンボだろ。
情景描写や文章表現はそれを補助するためのパーツで、
その精度を高める事でより、より伝えやすくするのがリライトの意味じゃないか?
…281以来、どーにも相手の否定から自説に入る風潮が流行っていかんな。
どーにも、自分のやり方を力押しで押し付けるだけの場になっている気が。
あー、言い方はともかく、421に基本的には賛成。
技法・理論の類をバカにするなら、それらを超越したところでモノを書けるようになるか、あるいは自分の文章は基本的に人には理解されないものであることを受け入れるかしろ。
理屈っていうのは一般的に通用する理念だからこその理屈なんだ。理解できないからってすぐに否定に走るんじゃない。
即興で書くとやっぱり「手段の目的化」という落とし穴にはまるな……。
とりあえず、文章洗練の一例として書いたので、
あれをどんどん発展させてみるのも、また新たに書くのもありだと思う。
どちらにしろ、語っているだけじゃ進展はしないと思われ。
>>419 国語の授業でやっているのは近代文芸の一般教養だよ。
村上春樹でも唯川恵でも、誰でも良いが、
分析して見たら良い。あまりの緻密さに驚くから。
国語の授業内容を身につけることなく高校卒業する人は多いが、
SSをまがりなりにも書こうと思うのなら、勉強していて損はないと思われ。
一般読者が読むわけない、といって否定するんじゃなくて、
「どうやったら一般読者にもわかってもらえるか」
を考えるほうが建設的でしょ。
>424
みんなが問題にしてるのは文章じゃないぞ。
むしろ誉めてるし、漏れも文章洗練は成功していると思う。
なのにみんなは257より劣るといっている。漏れもそれに同意する。
文学の勉強もいいさ、でも技にこだわりすぎて
一般読者にはわかんないの書いていることを、ちゃんと自覚しているかい?
自覚してますよ。
だから手段が目的化して落とし穴にはまってる……
文章表現それ自体がシナリオを書く目的になってしまっているのでございます。
リライトは必要なら物語部分にも手を加えるべきだ
と主張したい
ここに投下した時点で生贄覚悟なんだろうし
文章表現の練習だけしてもシナリオ技法が向上するとは思えん
原型残って無くても作品として面白ければヨシって方向で
ガンガン修正して行った方がスレとしても盛り上がるだろ
>>424 ちっ、これだから文系は……
とか言ってみるテスト
>>408-410 続きが読みたくなる良い出だしだと思う
ただ、オリジナルでもそう思ったが
このまま進むとエンディングでCは道化だよな
Cの「生きよう」は「主人公と一緒に生きよう」だと思うんだが
退院してみればひとりぼっち
勝手に夢を背負わされて放り出されるわけだ
救えねぇ……
Cに主人公以外の目標を持たせるってのはどうだろう?
くせぇスレだ
ちょっと
>>393-399 をリライトしてみました。
晒します
「朝〜朝だよ〜……」
「ふぁあああ〜」
朝だ。
小鳥のさえずる音が窓の外から聞こえてくる。
いつも通りの朝がやった来た。
寒いのを我慢してベッドから起き上がった。
カーテンを開け、なんとなく外を除いて見ると相変わらずあたり一面雪景色だった。
寒さに体を震わせながら今日も一日が始まった。
相変わらず寝起きが悪い名雪をたたき起こして、数分で朝食を取り終えていつもの通学路を歩く。
そしていつもならこの曲がり角のあたりで二人の姿が見える。
だけど今日はその姿は見えなかった。
「祐一?どうしたの?」
「いやいつもの二人がいないんだ」
「川澄さんと倉田さん?」
「ああ。名雪、悪いが先に学校に行っててくれ。俺はちょっとここで待ってみるから」
なんだか胸騒ぎがした。
いつもこの時間になったら必ずいる二人がいない。
思い過ごしかもしれないがなにか嫌な予感がした。
「うん。いいけど早くしないと遅刻しちゃうよ?」
「ああ。わかってる」
先に学校に向かう名雪の後姿を見送って俺はいつも二人が来る道に向かった。
舞や佐祐理さんの家がどこにあるかは知らないがそこの曲がり角まで行ってみよう。
もしそれで誰もいなかったら、二人は先に学校に行ってしまったんだろう。
曲がり角。
その向こうから佐祐理さんの声が聞こえる……。
「舞〜今日は学校休んだほうがいいよ」
「……休まない」
曲がり角を曲がって見ると舞が民家の塀にもたれかかりながら歩いている。
そのとなりで佐祐理さんが舞に寄り添ってる。
「ど、どうしたんだ、舞?」
「なんでもない……すこし熱があるだけ」
「熱があるだけって……ちょっとみせてみろ」
俺は二人のところに近づいて舞の額に手を当てた。
「……ちょっとどころじゃないんじゃないか?」
触った感じでは明らかに熱がある。
流石に正確にはわからないが高熱が出てるのは間違いないだろう。
やっぱりさっきの胸騒ぎのようなものは当たっていた。
「佐祐理がいくらいっても舞は聞いてくれないんです」
「おい舞!家に戻ったほうがいいんじゃないか?佐祐理さんを困らせるなよ」
「大丈夫。それにここからなら家に戻るより学校に行くほうが近い。
それに二人を遅刻させるわけにはいかない」
「そ、そうか」
ここで舞が家に戻る事になったら、俺と佐祐理さんは確実に舞を送るだろう。
そうしたら確実に遅刻するのは目に見えてる。
そんな遅刻などは舞の今の状態に比べてどうってこと無いものだが、そんなことまで気にしている舞を見直した。
そう舞はいい奴なんだ。
それが少し分かりにくいだけなんだ。
どうしてそんなに学校に行きたがるんだ?と聞こうとして思いとどまった。
その答えを俺は悟ったからだ。
舞は今日もいつものように夜の校舎で魔物と戦うつもりなのだろう。
多分それは俺や佐祐理さんがいくら止めても学校に行くだろう。
「じゃあ舞、学校に着いたら保健室に直行だからね」
佐祐理さんそれに気がついたのか渋々舞に了解したようだ。
それから遅刻すれすれで学校に入った俺達はそのまま舞を保健室に預けてそれぞれの教室に向かった。
休み時間の度に保健室に出向いたが舞はスース―と寝息を立てて眠っていた。
保健室の先生がいうには解熱剤を飲ませたからしばらくは寝ているそうだ。
また昼休みに様子を見に行くと舞は起きていた。
先生の許可をとって三人でいつものお弁当を保健室で食べる事にした。
熱はだいぶ下がったとはいえまだフラフラの状態はずなのに舞の食欲はいつも通りだった。
放課後保健室に行ったが既に舞の姿はそこには無かった。
先生の話によると舞は具合がよくなったので先に帰ると言っていたそうだ。
なんかちょっと心残りだったが俺も家に帰る事にした。
どうせ夜になったらまた舞と会えるだろう。
舞を探そうかと考えたがやめる事にした。
舞が夜になるまでどこで何をしているのかは俺は知らない。
出会ったからそれなりに時間が経ったがまだ知らない事が多い事にあらためて気付かされた。
その夜、いつもの時間。
玄関先にでて最近持っていくようになった木刀を片手にいざ行こうとしたとき名雪に呼び止められた。
「祐一〜電話だよ〜倉田さんから……」
「佐祐理さんが?」
「もしもし?」
「あ、祐一さんですか?」
「ああ、どうしたの?」
「舞のことで……舞は今夜も学校に行ってるんですか?」
佐祐理さんから夜の学校の事に触れてきたのはこれが初めてのことだった。
「多分……いや、いるよ」
舞は学校にいる。
そして今夜も一人で暗い校舎の中で魔物と戦っている。
「祐一さんも行くんですか?」
「ああ。あいつ一人で放っておけないし」
「それなら佐祐理も行きます!!」
「……駄目だ。佐祐理さんを巻き込めない。ごめん」
俺はそれだけ言って受話器を置いた。
佐祐理さんの気持ちはわかる。
俺が転入してくる前から二人は親友だった。
俺はそこに割り込んでいるのではないか?
佐祐理さんがこれ以上行きたいと言ってしまったら、
いや佐祐理さんは言うだろう。
そうしたら断りきれなくなってしまう。
「傷つけちゃったかもな」
そんな独り言が白い空気になって寒空に消えた。
続きます。とりあえず今日はここまででいいですかね。
明日続き書くんで
リライトを晒し合うと結果として何が見えてくるの?
>>435 同じ素材を調理しあうことで、自分の調理法のクセが見えてくる。
それを見極めるのが目的……と言うようなことを当初は言っていたし、今も理念としてはそのはず。
「同じ素材」を保障するテーマ分解が結局障害者問題の煽りで凍結したんで、少し方向性としては歪み気味かも。
ま、いいんでない。実験としては興味深い――ときもある。
438 :
名無しさんだよもん:03/02/01 09:32 ID:wcTtkC7f
さらしあげ
>>436 同じ素材の処理法を競って意味があるの?
プロのシナリオでは同じ素材を出す事は許されない。
何らかの形で独自性を出せないと商品にならないんだよ。
SSばっかり書いてるとその辺が無自覚になるんだろうけど、本気で
シナリオを職にしたいんだったら素材の選択から吟味できないとね。
>439
まあ、マターリ結果まとうや。
確かにシナリオ書くのにはお前さんの言う素材の選択がもっとも重要だが、
今やってることに無意味かどうかはまだ未確定だろ。
書きたいんなら書かせてあげればいいじゃん。
二次創作と同じ方法論でシナリオが書けるかどうかの判定にもなるし。
>>439 本当にプロの仕事を目にしていたら絶対に出てこない台詞だ、それは…
>二次創作と同じ方法論でシナリオが書けるかどうか
シナリオを書く、最終目標が
「みんなの楽しめるお話を書きましょう」並にアレな感じじゃなければ
無理に決まってるじゃん。
433の続きです
早く舞を探そう。
学校に近づくにつれてだんだん不安が募ってきた。
いつものように職員用の玄関から校舎のなかに入った。
今日はいつもの差し入れを買ってくるのをやめた。
それより舞のことが心配だった。
今夜も一段と冷え込んでいる。
健康である俺でも辛いのだから熱がある舞の体にとってはもっと辛いだろう。
魔物はそんな舞の体の事を考慮してくれるはずはない。
リノリウムの廊下は靴音が響く。
約束をしているわけじゃない。
だけど俺たちはいつも会えた。
いつもの舞がいる場所には誰の姿も無かった。
もしかしたら今日は本当に家にいるのかもしれない。
そんな考えが頭をよぎった。
でも確かめる必要がある。
もしそうだったら佐祐理さんに謝りの電話を入れよう。
これから一回りして家に帰ってからだと時間が遅いけど仕方ないだろう。
とりあえず2階も見ないとな。
階段を上り始めると上から誰かが降りてくる足音がした。
「舞?」
見上げると月明かりに照らされたのは佐祐理さんだった。
階段の踊り場からこっちを見下ろしている。
「佐祐理さん!?来ちゃ駄目だっていったじゃないか」
俺は慌てて階段を駆け上がった。
夜の校舎にいるかぎりいつどこで魔物に襲われるかはわからない。
「なんで来ちゃいけないんですか?舞が辛いときに……そばにいちゃいけないんですか?」
「いや違う……そういう事じゃないんだ。ここは危険だから。だから佐祐理さんには来て欲しくなかった」
「佐祐理!!」
その時背後から声がした。
「舞!大丈夫なの?」
「佐祐理……ここは危ない……早く家に帰って」
舞は佐祐理さんの姿をみて動揺しているようだ。
顔を伏せて佐祐理さんの顔を見ないようにしている。
廊下からこっちに上がってこようともしない。
「どうして?佐祐理は邪魔……なのかな?」
「違う……ここは危険だから、帰って」
「だったらなおさら帰れないよ。ね、みんなで一緒に帰ろう」
その時だった。
ガシャン!
廊下の窓ガラスの割れる音。
ガシャンガシャン!
魔物が近づいて来るにつれてガラスが割れていく。
「魔物だ!」
「祐一!!佐祐理をお願い!!」
舞はそういうと魔物が近づいて来るであろう方向に向き直った。
「わかった!!」
俺は片手に持っていた木刀を握り締めた。
だからいわんこっちゃない。
こんな事になるんだったら佐祐理さんをもっと強く止めておくんだった。
「ゆ、祐一さん?舞は?魔物ってなんです?」
佐祐理さんは突然の出来事になにがなんだかわからないといった様子だ。
「今説明はできない。とりあえず上の階に、っぐはっ!」
頭にすごい衝撃を受けた。
そのまま吹き飛ばされて壁に背中から追突した。
し、しまった……魔物は一匹だけじゃない。
「きゃああああ!!」
薄れ行く意識の中で佐祐理さんの悲鳴が聞こえた。
「くっ!!佐祐理!!」
佐祐理の悲鳴が聞こえた。
祐一は?
駄目だ。
目の前の魔物が手強い。
いつもならこれほどてこずらないはず。
やっぱり私はまだ熱があるのだろうか。
使い慣れたはずの剣が重い。
これでは防戦一方……
「!?」
魔物は急に攻撃を止めて踵を返して去っていった。
「逃げた?……佐祐理!!」
私は階段を駆け上がった。
「―――くっ」
頭が痛む。
どれくらいの間気を失っていたのだろうか?
「佐祐理!?祐一!?」
舞が階段を駆け上がってきた。
「俺は大丈夫だ。佐祐理さんは?」
見渡すと俺の近くに佐祐理さんは倒れていた。
見た感じ外傷は無いようだ。
「佐祐理!!」
「大丈夫だ。気を失っているだけだよ。呼吸もしているみたいだし」
「よかった……」
舞はその場に力なくへたり込んで涙を流し始めた。
「すまなかった。俺がしっかりしていれば」
「私が……佐祐理を傷つけてしまった」
「何いってるんだよ舞!俺にも責任はある。迂闊に魔物に吹き飛ばされてしまったし、それに電話でもこんな事態を回避する方法はあったはずなのに」
「ちがう…みんな私のせいだ。佐祐理も祐一もいつも私のことを考えてくれているのに逆に私は二人を傷つけてばかりいる。私はっ!」
「待て舞!!」
走り去ろうとする舞の手を掴んだ。
「おまえは何でいつもそうなんだ!?いつも一人で解決しようとするなよ!俺たちの友情はそんな薄っぺらなのか?俺たちはこんなことで終わってしまうのか!?」
「……」
「佐祐理さんにちゃんと謝るんだ。佐祐理さんはお前の事が心配で来てくれたんだぞ。ここでお前が逃げ出したら全部。何もかもお終いだぞ!」
「祐一……」
「佐祐理さんが起きたら一言でいいんだ。心配かけてごめん、て謝ればいいんだ」
「ん、うっうんん」
「佐祐理!?」
「大丈夫か佐祐理さん!?」
「……あれ?どうしたんですか?」
「佐祐理さん?なにも覚えていないの?」
「ええ。舞のことが心配で一心不乱に学校に来て、それで祐一さんと舞と会ったところまでしか」
「そうか。佐祐理さん怪我とかしてない?」
「いえ。大丈夫です」
「心配かけてごめんなさい」
「いいんだよ舞。でも風邪引いてるときくらいは休んでね」
「ほらいっただろ?」
「……うん」
「なんの話です?」
「いや気にしないでよ佐祐理さん」
俺はふと気がついた。
何気ない日常が一番幸せなんだって事を。
三人でいつまでも一緒にいられればいいと思った。
終わり
ちょっと即興で書きすぎたせいかなんか微妙ですね。スマソ
なにが即興だ。二日もかけて何を言う。
なんか、Kanonの原文を切って貼り付けただけ、という印象を受ける。
いつも思うんだが、この手の文章を書く人って、
本をあんまり読んでいないのではないだろうか?
だからどうしても、
シナリオに比較的近い文体で書かれるゲームの文体に引っ張られる。
正直、良い傾向だとはおもわん。
で、リライトについてだが、
>>393-399のリライトというより、
257の意味不明な構成を整えたただけだな。
文章が目に見えてよくなった、わけでも、面白くなったわけでもなく、
わかりやすくなった分、
>>257よりかは良いと思うけどね。
最後の二文はONEっぽい。
書き手の個性はどこに行った?
>>451 下手糞な文章につき合わせて申し訳ないです。
ONEはWIN2Kで動かなかったんでやってないですけど、似てましたか?
的を付いたご意見ありがとうございます
精進します。
つぅーか、祐一だとか、舞だとかに舞台のセットを語らせるなら
もっと表現に注意払えよ。
それにキャラが緩急もなしに饒舌なのは癖か?
かけあい漫才風の会話が好き、じゃ言い訳にならないぐらい不味いと思うが。
そりゃ、キャラが一から十までしゃべれせれば楽かも知れないが、キャラに恥じらいがない。
454 :
ノ―マット゛ ◆yGAhoNiShI :03/02/02 03:56 ID:zLmk2ZJw
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|ヽ''~ ̄ ̄ ̄~`ヾ
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/: ━ ━ | ニ_} / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|:: ∈∋ ヽ | < ここは酷いhttpですね(苦笑)
//:: -=,=.ヮ. |ヽ、| \________
/'../:: /∠.._ |、.ノ あなた達は愚行の数々を繰り広げる低脳で無知で強欲な生物です(激怒)
/':::|:::  ̄ ̄ |./ しかしこの番組を見ればきっと神は御救いになられるでしょう(笑)
!-'L|::. v' ===放送日程===
. ヾ:::.. / 東京 テレビ東京 (日)9:30〜10:00
. , ゞ、、;;;,,_,,,..._;;;;;__,,..ノ、 名古屋 テレビ愛知 (日)9:30〜10:00
'ー┐,,..、_ ノ l_,,,...、 _,,一`大阪 テレビ大阪 (日)9:30〜10:00
~ ~ ~ 福岡 TVQ九州放送 (日)9:30〜10:00
実況:
http://cha2.net/cgi-bin/test/read.cgi/choanitoku/1043539326/l50
455 :
ノ―マット゛ ◆yGAhoNiShI :03/02/02 06:09 ID:f040G5gB
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/':::|:::  ̄ ̄ |./ しかしこの番組を見ればきっと神は御救いになられるでしょう(笑)
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実況:
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456 :
ノ―マット゛ ◆yGAhoNiShI :03/02/02 06:15 ID:zLmk2ZJw
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457 :
ノ―マット゛ ◆yGAhoNiShI :03/02/02 08:02 ID:rNn0QPqi
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ノ―マット゛ ◆yGAhoNiShI :03/02/02 08:24 ID:rNn0QPqi
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459 :
ノ―マット゛ ◆yGAhoNiShI :03/02/02 09:13 ID:XPSVVCU0
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ノ―マット゛ ◆yGAhoNiShI :03/02/02 09:51 ID:YfqGKnut
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461 :
名無しさんだよもん:03/02/02 10:32 ID:bijybnUv
いっきに駄スレ化が進んだな。
…初めからか。
462 :
ノ―マット゛ ◆yGAhoNiShI :03/02/02 10:40 ID:anX+Gbzg
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わざわざあげてまで痛いを吐く461が常駐するスレはここですか?
痛いを吐く……?
誰か解説キボンヌ。
>>408-410からの展開を考えてみた。
もともとの話から、だいぶ変わってしまったけれど。
ヒロインC、主人公に(自殺を)手伝ってやる、と言われて密かに自殺の計画を立てる。
だいたい半年後の誕生日に決行、ってことで。
で、死ぬと決めたヒロインC、傍目にもなんだか活動的になる。
それは自殺するまでにやりたいことをアレコレやっておきたい、という後ろ向きな動機に
よるものなのだが、主人公は知る由もない。
彼女の生まれ変わったような明るさに引きずられるようにして、残り少ない日常を楽しく過ごすことになる。
皮肉なことに、そうやって癒されることになる主人公。
ある日ふとした会話の流れから、ヒロインCの自殺計画を本人の口から聞かされる。
主人公は衝撃を受ける。
もはや冗談でも自殺を手伝ってやる、などと言えるほど、彼女は軽い存在ではなくなっていたし。
なにより半年後には間違いなく彼はこの世にはいない。この計画に協力することは、できない。
「その計画には……協力できない」
君は大切な人だ、死んで欲しくないとヒロインCに告げる主人公。
その言葉に安堵するヒロインC。
彼女もまた、主人公との日常で癒されていた。
主人公と過ごすうちに、死ぬ気なんてなくなっていた。
そう言って主人公への感謝と謝罪と、そして恋を告白するヒロインC。
それを聞いた主人公は、重々しく口を開き、自分が余命幾ばくもない人間であることを告白する。
いきなり絶望のズンドコに突き落とされるヒロインC。
取り乱して修羅場。
しかし彼女は「己の死」を前提として、穏やかな日常を過ごしたはずだ。
それが「己の半身の死」となっただけのこと。
そのことに気が付いたヒロインCは、残り少ない日々を主人公と共に、出来る限り穏やかに過ごそうと決心する。
主人公もまた、「己の死」を前提としてなお過ごせる日常という希望を、ヒロインCの告白から見出していた。
再び始まる日常、と思われたが、後日すぐにいきなり主人公の病状が悪化、入院。
ヒロインCは見舞いにもなかなかこれず、事実上引き離された形になる。
代筆による(ヒロインCの身内でもいいし、ONEの雪見的キャラでもいい)手紙、という交流が主となる。
主人公の病状、どんどん悪化。
ついにペンも持てなくなり、こちらも代筆で。
そして。
10月後半 、気まぐれの小康状態。
身内に支えられながら、病室に飛び込んでくるヒロインC。
今さらながら、代筆となった主人公の手紙から、彼の病状の悪化を知ったのだ
(まあ具体的なきっかけは、あとから考えよう)。
きっと最後になるであろう二人だけの時間。
「今さら俺のピンチに気付いたのかよ……」
「……だって、しょうがないじゃない。あたし字が見えないんだから」
「俺のエレガントな筆致がわからないなんて、不幸なヤツだ……」
「のたくるミミズなんて、見たくない……」
「俺の超絶美形なご尊顔も拝せずじまいだしな……」
「あの世で見たげる。そしてフっちゃうの。あたし、面食いだから」
「はは。そん時のお前はシワだらけの婆さんだ。ショックでもなんでもない」
「……へぇ。じゃ、若い姿でご参上したげよっか?」
……ここらへんの会話は後ほど考えよう。
必要以上にお涙頂戴にならず、説教臭くせず。
でも互いの互いを思いやる気持ちが滲むような。難しいね。
最後は抱擁とキスで締め。抱擁の感触と薬の味がするキスで主人公の遠くない死を実感してしまう
ヒロインC、号泣。
主人公もつられて静かに涙を流す、と。
エピローグ。
主人公の家を訪れるヒロインC。彼女は角膜移植の手術を受けて目が見えるようになっている。
主人公の母と会話を交わし、遺影に手を合わせたあと、一通の手紙を見せられる。
生前、各種臓器のドナー登録をしていた主人公への、レシピエントからの感謝の手紙だった。
それは角膜移植を受けた、とある少女からの感謝の手紙。
見覚えのある便箋。
見覚えのある筆跡。
まぎれもなくそれは、ヒロインCが術後したためた手紙であった。
すさまじい偶然であったが、ヒロインの角膜手術には主人公の角膜が使われたのだ。
青空をバックに主人公の笑顔でFIN。
>>465−467
確かドナーとレシピエントは互いの素性を知らされることはないんじゃなかったっけ?
だから、こういう結末にしてみた。
まあテーマもなにもぼやけてしまったわけだが……そうだな、「死を想え」ということにしておこう。
どうだろ?
>468
いいね、結構好みの展開だ。
付け加えるなら、
ヒロインがあっさり自殺計画を破棄するのも勿体無いので一山欲しい。
代筆は他のヒロイン(従姉のBが適役か?)にして、
苦しみながらも心配するなと手紙を書かせる主人公と、
そんな主人公を信じてまだ大丈夫だと思っているヒロインCの態度に段々ストレスをため、
遂には暴露してしまう、というのはどうだろう。
移殖については調べておく必要があるね。
で、最後のシーンだが、ゲームとかだと主人公の顔ってぼかされてるもんだから、
青空を見上げる少女の後姿、という感じになるのかな。
文字媒体なら青空を見上げながらCは主人公を思う、って感じでOKだろうけど。
470 :
名無しさんだよもん:03/02/02 20:11 ID:LuV+vwHP
くっせー
ひどく混在スレ
だがそれがいい
あ、治った。
>>469 自殺計画の破棄を盛り上げるなら、自殺の動機を突き詰めなきゃならんよなあ。
この話、ヒロインCは別に昨日今日盲目となったわけじゃないんだろ?
だから、とりあえず盲目であるから、という理由は除外(潜在的な遠因としては考えられるが)できるとして。
・悲惨な境遇である(家庭内暴力がある・家が貧乏でなんか自分は負担っぽいと思い込んでいる)
・現在進行形の不幸がある(病気・将来への不安)
・観念的な自殺理由(生きててもあんまり楽しくない・自虐の究極としての自殺)
俺が思いつくのはこのぐらいだ。
テーマとして絡めたら面白くなりそうなのは三番目なんだけど、これを突き詰めるのはしんどそうだ。
他になんかないか。
>474
実は自殺行為常習者…って言うのは結構ありがちだから避けたいな。
408-410みたいなこといってるけど実は口だけで、
考えはするけどきっかけがなかった、ってのはどうだろう。
漠然とした不安から自殺を考えることもあったが、
結局面倒臭くなって考えるのを止めてしまう。その繰り返し。
それが、主人公の言葉を契機に具体的な方法を考えるようになって、
気がついたら実行することを当然のように思っていた。
自殺は『主人公に手伝ってもらう』のが前提になっていた。
一人で死ぬのは嫌だけど、主人公に幕を下ろしてもらうのならいいかもしれない、
という非常に後ろ向きな形で彼に依存していく。
それを否定されたから、逆上してしまった。って感じ。
>>475 計画の露呈のタイミングによるな。
まだ死ぬ気マンマンなところで否定されたら逆上するかもしれないけれど、
主人公と過ごして死ぬ気がなくなった時点だと否定されてもあっさり認めそう。
具体的な死ぬ動機があるのならば、その動機の解消・解消への道筋が見えた、
といったイベントを絡められるのだろうけれど……。
477 :
名無しさんだよもん:03/02/06 00:38 ID:k2X/y9AY
そして誰もいなくなった…
オリジナルで勝負もできない輩どもがさかしらぶって技法論を
展開して悦に入るスレッドだが、案の定物書きになりたくても
なれないコンプレックス剥き出しの叩きあいになってしまったイクサンポー。
ルサンチマンの克服ほど過酷な所業はないものだね。
克服できなかったからルサンチマンなのだから、原理的に不可能か。
もっと解りやすく言えようこのインテリ風( ・∀・)つ)´Д)
478は全日空。
>>479 酷なこと言ってやるなよ。
じゃあ、478をリライトしてやるか。
(俺様のように)元設定無しじゃ競争もできないへたれが偉そうに自分の技術を
おっぴろげてまわりを見下すスレッドだが、やはり商業作家になりたいってのに
なれない劣等感が出てしまってる連中の醜い争いになってしまったイクサンポー。
(議論してる連中みたいな)醜い争いをしたがることを止めるほど難しいことはない。
とはいえ、止められないからこうなったのだから、元々無理があったんだよ。
イクサンポーの意とは悦に入っている478の造語のため、
あるいは少なくとも一般的に使われる名称ではないことだけは確かなためここでは略する。
また、()内は478の心情を意訳。
さらに、彼のものいいは全て自分へと帰着するように独り言として作られているため、
自己完結しているといえよう。このことから察するに、
友人宅に来た若い酔っぱらいの愚痴を聞かされたような気分になってしまったのは、
訳者としても非常に困った。
せめてまわりに聞こえる周波数で話すべきだよ。
と、我が家のジョセフィーヌ(犬)は仰っておられます。
482 :
名無しさんだよもん:03/02/08 14:25 ID:DhXlkVLC
>>481 きみが「ルサンチマン」という言葉の意味を「醜い争い」と覚えてしまったのは
一体何故なのだ…エロゲばっかやってないで本を読め。
ルサンチマンをNGワードに設定しました!
んにゃ。単純に嫌味。パッと見で意味がさっぱり分からなかったから。
思い出したけど、一応検索してみたらこの意味が多かったので変えずに使った。
ツッコミ入れたいんだったら、そういう人間に分かるような平易な表現使えよ、と。
このように間違ってとらえる人間のほうが多い。
読者を簡単に信じるな。
書き手が読んで欲しい意味ほど、正確に伝えるのが難しいものはない。
だから自分で分かりやすく変えれ、ってことやね。
よし、「ルサンチマン」をメインテーマに据えたギャルゲシナリオみんなで考えようぜ。
んなもんAirで充分だ。
IDが祐一だ……鬱だ死のう。
いやいや、プレイヤーじゃなくてシナリオ内の登場人物が
いろいろとドロドロるさんちまってるの。うはは。
489 :
名無しさんだよもん:03/02/08 15:49 ID:Ox4A9fA2
もう体験しましたか DVD 裏物 4.7Gの実力はMXなど問題外
後払いでご好評いただいてます新宿歌舞伎町の老舗です
おかげさまで10周年。ケース、表紙付のDVD、家庭用再生機、プレステ2でも
問題ありません送料込み、後払いで4本9,800円 数量限定ですのでお早めに もちろん裏です
http://media-0.com/www/dvd01/ 通販は店舗経費不要のため価格を下げています。(通常店頭価格1本4000円)長瀬愛、堤さやか、白石ひとみ、岡本麻衣、
舞阪ゆい、小森詩が好評です。//地方の方はぜひご利用ください
商品サンプルコーナー充実。これだけでも必見。充分抜けます
http://www.media-0.com/www/dvd01/
490 :
名無しさんだよもん:03/02/08 16:24 ID:J3YbOCGP
491 :
名無しさんだよもん:03/02/08 19:24 ID:swPwl770
やはりかんどうさせるにはおんがくのちからがひつようだとおもいませんか、
つうか音楽さえ良ければへぼシナリオでも目からしょんべん出させることは可能
>484
完璧な反論だと思いました。あなたの勝ちですおめでとう。
まあ勝ったからといって景品が出るわけでもないんですが。
臭いというのは隠し切れないものだな。
495 :
名無しさんだよもん:03/02/09 11:58 ID:V7BlzVUp
暇だし、皆で何か作ろうか…。
スキルのある人も、煽りたい人も、議論したい人も一つになれる…そんな企画。
まずはさ、短編〜中篇くらいの設定から決めて。
議論や煽りを繰り返しながら、徐々にプロットを埋めていく。
企画会議やろう。
最初はとりあえず案出しまくって。
まず始めにやる事は…ジャンルか。
「葉鍵っぽいシナリオ」とは何か。
煎れたい要素を列挙して、板好みのテーマを決めよう。
・超常現象
・学園
・ヒロインの致死率が高い
眼鏡っ子、これ重要。
あとは…はくちキャラか。
ツインテールは最優先事項。
まあキャラは後で考えるとしよう。
・伝奇
・家族
・リョジョーク
・コメディ
ここはひとつ、ズバッとID:V7BlzVUpの好みなシナリオを言うてくれ。
それを元に考えよう。
どうでもいいが眼鏡っ子のどこが葉鍵っぽいのかと小一時間(ry
葉では眼鏡を非常に重視しております。棟鳩しかり、こみぱしかり…。
俺の好みか…まあ、それも一つの提案として投げかけてみよう。
俺の入れたい要素は
・超常現象
だね。痕っぽい奴がいい。
もっと具体的な所まで提示していいのだろうか…。
俺的には、「SSこんぺ」ならぬ「企画こんぺ」みたいなのやりたいんだが。
あの方式なら提案・議論がうまくかみ合うと思うし、
スレ目的にも議論好きな住人にも楽しめると考えたんだがね。
企画コンペか。
お題は「超常現象」で、ってかんじ?
面白そうだな、ちょっと考えてみる。
とりあえず一回だけ開催してみて、駄目だったら改良すればいいさな…。
よし、詳しい枠組みを決めちゃうぞ。
企画こんぺ:形式例
・完成型企画…お題に沿って、個人の手により完成した企画を持ち寄る。
基本的な枠組みはSSこんぺと同じ。
・企画会議型…スレを一つのエロゲ会社と考え、皆で段階ごとにアイデアを持ち寄る。
テーマ→キャラ→設定…と少しづつ、だが確実に進んでいく…。
こうして並べてみると、改めて後者の企画の脆弱性が浮き彫りになるな。
まずは個人で試して、飽きたら後者を引っ張り出してネタにする…うん、これでいこう。
じゃあ次はこんぺの詳しい日程だが…
インテリ(に憧れてる香具師)の書くエロゲが陥りがちなパターン
1 萌えキャラに頼るのは邪道とか考えてる。よってキャラ薄い
2 文学的名作へのオマージュとかぬかしてサケワカメなものを書く
3 うんちく大好きで語るが、話と関係なくっておもしろくない
いまから投稿します。お題「超常現象」で。
限りなく君望風味痕添えなシナリオ案だが、気にせんといてや。
タイトル「愛のメモリー(松崎)」
平凡な高校生・主人公は、ある日不穏な夢を見る。
それ以来、彼は言い知れぬ焦燥に満ちた日々を過ごすことになってしまう。
幼馴染の少女は彼のただならぬ様子を心配するが、主人公にもこのいらだちの原因がわからない。
日を追うごとにつのる、この不安。
それはすなわち、災厄の予感―――。
登場人物
主人公:平凡な高校生。
ヒロインA:主人公の幼馴染。友達以上恋人未満っていうかー。そーゆー甘酸っぱい関係。デフォで。
密かに人気者で憧れる男も多いが、本人に自覚なし。
ヒロインB:主人公のクラスメートにして友人。
人見知りする性格だが、何故か主人公には無警戒で仲がいい。
〜パートA〜
主人公とヒロインAは高校生らしいやりとりを交わしながら、次第にその距離を縮め最終的には
結ばれる。数ヶ月の幸せ生活の後、ヒロインAは凶事で命を落とす。
主人公大ショック。
数年後、立ち直った主人公はひょんなことからかつてのクラスメートであったヒロインBと再会。
旧交を温めた後、婚約→結婚。
数年後可愛い子供も授かって幸せーって時にまた凶事。
一家そろっての旅行中、大事故に巻き込まれて―――
〜パートB〜
主人公は意識だけタイムスリップ。
まだヒロインAと付き合う前の、高校生の頃に戻ってしまう。
本人にタイムスリップの自覚はない。
未来の記憶もなくなっているが「薄ぼんやりとした予知夢」めいたもの、として
凶事(ヒロインAの死)の予感だけを感じている。
〜パートC〜
ヒロインBは、主人公よりもさらに前年、Bが幼児のころにまでさかのぼっていた。
Bの幼児時代の不幸(親の不慮の死とか)を、あくまで漠然とした未来の記憶からくる
予知(めいたもの)によって未然に防ぐことに成功する。
それに伴って、彼女は未来の記憶とタイムスリップの自覚を取り戻した。
509 :
504:03/02/09 19:31 ID:4RShTZUO
パートBの時点が本編の開始となる。
表シナリオ
あくまでヒロインAの死を阻止するのが目的となる。
タイムスリップというパートAの話は明かされなくとも良いし、
ヒロインBの秘密も明かされなくて良い。
つまり、予知超能力モノ、として話を進めるのもアリ。サスペンス調にする手もある。
裏シナリオ
ヒロインBの葛藤が主になる、かな?
主人公も未来の記憶を取り戻す。
ドロドロの愛憎劇にするのも面白いかもしれない。未来の子供の命が懸かってるわけだし。
問題点
改めて見直したが、やはりパクリ臭いな。まあいいや。
>508-509
とりあえず見た感じの感想をば。
主人公とヒロインAの性格はいいとして、ヒロインB。
タイムスリップ=未来の記憶を持っている、にしては人見知りというのはどうか?と。
未来の記憶を持っているならそれなりの性格付けをしないと。
いっそのことBは幼児時代の不幸だけおぼえていて、
Aが亡くなってしまったことも、主人公と未来で結婚したことも覚えていない、というのはどうだろう。
主人公に対しては何となく同類の匂いがしたから無警戒になっていて、
自分と同じように未来の記憶を持っている事を察したBは、
主人公に迫る不幸を回避するための助言をする、といった感じ。
シナリオ分岐でBよりの選択をすると主人公はBに協力してもらう事になるが、
記憶を取り戻すに連れ彼女に違和感をもつようになる。
それもそのはず、すでに『過去』を変えてしまった今のBと、以前のBは違ったものになっていたから。
勿論Bに自覚はないが、今自分が見ているBと100%正確である筈の『未来視』のBが違う事に主人公は悩むようになる。
511 :
504:03/02/09 22:09 ID:4RShTZUO
>>510 >タイムスリップ=未来の記憶を持っている、にしては人見知りというのはどうか?と。
人見知りなのが地の性格で、将来の記憶があるから主人公にだけ無警戒、としたんだけど。
その辺のギャップが伏線たりえるかなあ、と思ってこういう設定にしたんだが、不自然かな?
>いっそのことBは幼児時代の不幸だけおぼえていて……
そうする場合、タイムスリップを持ち出す必要はなくなるな。
「あなたも私のように、未来予知の能力があるのよ」みたいに、サイキック物になる。
表シナリオはそういうノリで勧めたら面白いかも知れない。
>シナリオ分岐でBよりの選択をすると主人公はBに協力してもらう事になるが……
その『違和感を持つ』というのは面白いね。主人公が真相にせまる大きなきっかけになる。
そのあたりをクローズアップすると、いい感じにドロドロしそうだw
>511
>人見知りなのが地の性格で、将来の記憶があるから主人公にだけ無警戒、としたんだけど。
>その辺のギャップが伏線たりえるかなあ、と思ってこういう設定にしたんだが、不自然かな?
うーん、曲りなりとも子供がいるのに人見知りってのはどうよ?
と思っただけなんですが。未来の記憶を持っているなら精神はオトナなんだし。
色々面倒だから表向きには人見知りってことにしている、って方がいいんじゃないかな。
周囲の評価と実際の姿でギャップを出してみては?
>そうする場合、タイムスリップを持ち出す必要はなくなるな。
>「あなたも私のように、未来予知の能力があるのよ」みたいに、サイキック物になる。
>表シナリオはそういうノリで勧めたら面白いかも知れない。
タイムスリップってさ、話を作る上では便利だけど、
実際に組み込まれるとそこだけ陳腐というか、ご都合というか、つまんなくなる気がするんだよな。
『過去に戻った』を前面に出すより、『あったかもしれない未来を知っている』を前面に出したほうがいいんじゃないかなーとおもうのさ。
何にしても、主人公が未来予知の能力を持っていると誤解するのが一つのポイントになるな。
Never7?
514 :
504:03/02/10 00:22 ID:6VA7/qdU
>>513 ギャオオオ!検索してみたらほとんどいっしょの設定やないか!
どうも向こうは「タイムスリップ」に焦点があたってるみたいだが……
くわー、こんなんあったんかいな!マジで知らんかった。信じてプリーズ。
ショック。このシナリオ案は取り下げます。しくしく。
……とは言いつつ、未練が残るなー。
>>512で言われてる
>『過去に戻った』を前面に出すより、『あったかもしれない未来を知っている』を
>前面に出したほうがいいんじゃないかなーとおもうのさ。
この辺りを念頭において、別の切り口でこのテーマを語れないだろうか……。
う〜ん。ちくしょう。
515 :
名無しさんだよもん:03/02/10 02:26 ID:eL8XT2M4
否定だけなら猿でもできるだろ。
ホント頭悪いな、お前ら。
アマチュアが良く書いてエライ先生方に怒られる3大タブー
・終盤で脇役が活躍をかっさらってはいけない
・回想シーンを多用してはいけない
・宇宙(に代表される異世界)に行ってはいけない(SF以外)
>>『過去に戻った』を前面に出すより、『あったかもしれない未来を知っている』を
>>前面に出したほうがいいんじゃないかなーとおもうのさ。
>この辺りを念頭において、別の切り口でこのテーマを語れないだろうか……。
「リプレイ」「夏への扉」「時をかける少女」
…Never_7どころじゃない有名作が多いなぁ(藁
Never7はゲームですから……
マルチシナリオを利用して、「過去に戻った」ことに焦点を当てるシナリオもあれば、
「未来を知っている」ことに焦点を当てるシナリオもあります。
個人的には「どうしてこんなことが起きたのか」を考えようとするシナリオがすき。
設定じゃなくて、切り込み方を工夫するべし。
設定にこだわりだすときりが無いからな。
繰り返したところでそこまで良くなる訳でもないし…。
しかし、ちょっとあらすじだけ調べてみたけど、
なんか笑えるぐらいそのまんまだな>Never7
面白そうなんで機会があったら手に入れてみよう。
ついでに同シリーズのEver17もどうぞ。
こちらのシナリオ構築は見事としか言いようがなかった。
一度やってみることをお勧めする。
なんだかんだで、『時間』の超常現象ってのは使い古されているってことかなぁ。
いわゆる『鏡の世界』もおんなじで結構良く見るし、
異世界ものは用語を見てるだけでオナカいっぱいになるから避けたいし、
超能力はこれこそゴマンとあるワナ。
なかなか難しいもんだね、シナリオ考えるのも。
だからまあ、商売になるんだが…
『タイムスリップ』『パラドックス』『ドッペルゲンガー』はNGワード?
これからは、スペオペの時代ですよ!
今エロゲのシナリオ書いてるんだけどさ……
エロシーンをあとになって読み返すと凹むな……
なんかテキトーに考えてみるかなー。
例によって類似作ザクザクありそーだけど、あったらあったで別にいいか。
タイトル『かげろうのひと』
第一章『かげろう』
主人公Aは孤児で、幼い頃今の義父母に引き取られた少年である。
そんな境遇ながら毎日を楽しく過ごしていたAだが、
ある日、自分の左手が微妙に透けていることに気付く。
親しい人に見せてみると、みな揃って『透けていない』というので、
初期は気にしていなかったが、その症状は次第に全身に広がっていく。
そして最初に左腕が消える。左腕を動かせなくなったAの異変に、ようやく周囲は気付く。
自分は消えてしまう、という恐怖。そんな自分に泣いてくれるヒロインたちとの交流。
だが、彼女たちとの絆も虚しく、Aは消えてゆく。
最後のときを共に過ごしたヒロインに「必ず、会いに行く」と、言い残して。
第二章『ひと』
主人公Bは幼い頃から難病を抱えている身である。
そんな彼に転機が訪れる。最新の治療方法の確立。危険な賭けに勝ち、Bは見事、難病を克服した。
幼い頃からベッド生活のBはまともに動けず、リハビリ生活が始まったが、それはBにとって励みのある毎日だった。
Bの必死の努力もあり、リハビリは順調だった。そんな頃から、Bは不思議な夢を見る。
幼い頃から夢見ていた『理想の自分』が何かを訴える、という夢だった。
回復に連れ、『理想の自分』の声がはっきりと聞こえてくる。『代われ』と。ひたすらそう訴える夢。
ある日、不思議な少女が現れ、自分の中にもう一人の『別の自分』がいることを告げる。
そして、このままでは『別の自分』に人格を乗っ取られてしまう、と。
脅える主人公、しかし時間がたつにつれ『別の自分』の事を理解してくようになる。
何もない自分が、このまま生きていていいのか。『別の自分』の誓いはどうするのか。
そして、退院する前日の夜。Bは決断した………
第三章『かげろうのひと』
彼が、病院から出てきたところから、物語は始まる。
彼はAか、それともBか。それはこれまできずいた絆で決まる。
そしてどうするのか。Aの約束を果たすのか、それともBの日々をまもるのか。
あなた次第…
と、大枠はこんな感じ。
書いてて思った、なんか本気で似たようなのありそうだ。
栗本薫「幽霊時代」
テーマとはずばり、必要とされていない自分である。
恋人に必要とされる自分。自分の子供に必要とされる自分。
仕事で必要とされる自分。友人に必要とされる自分。そして、自分に必要とされる自分。
それら必要とされる自分の存在意義を疑ってしまったとき、
その人はどのように生きるべきなのだろう?いや、生きることが出来るのであろう?
この小説の中では、世の中の第一線で文字通り世の中を動かしていく人々が、
次々と幽霊病と呼ばれる奇病におかされていく。
彼らは口々に「生きている気がしない」と訴え、そしてその体は徐々に幽霊のように消え去っていく。
動きつづける世の中そのものの存在意義に疑問を投げつけているといえるのかもしれない。
あなたは胸をはって言えるだろうか?自らが生きている必要性を。
あらすじだけ読んで似てたって、なんの問題にもならんよ。
そんなのいちいち気にしてたら、いつまで経ってもなにも書けんぞ。
ただ
>>527-528のは、ゲームとして考えたときに退屈になりそうだと思った。
マルチシナリオのギャルゲーには向いてない。
誰彼を面白くリライトすれば良いのに…。
531がいいこと言った!!
>531
つーかそんなスレあったぞ。
結構前のことだから、もう続いてないだろーけど。
>>515 素直にマジレスするけど、確かに他の方の物にちゃちゃを入れるのって、
その指摘が的確かどうかに無関係に、端から見ている人を白けさせてしまうことが多いよね…。
話を変えるけど、プログラミングには「アンチパターン」という概念がある。
これは、その前にある「デザインパターン」という概念のパロディなんだけど、
パロディを越えて本家より優れ物だったりもする。(まるで偽春菜…)
簡単に言うと前者は「悪い例」を分析するもの、後者は「よい例」を分析するもの。
実はこのアンチパターンをやってみたら面白いんじゃないかなぁと思うんだけど。
つまり、他人のではなく、自分の悪い例を見せる。それも、えらぶらずに面白おかしく。
自分が過去にまじめに書いてしまったものが一番面白いんだけど、まあ即興でもよし。
本家のアンチパターンにはかなり多項目の要素があるんだけど、
ここでは簡易に次の要素を示してみる。
のってくれる人がいたら自由に省略・追加してくれていい。
(1)「◯◯アンチパターン」という感じのふざけたパターン名をつける。(別名があれば追加)
(2)(症例)小話・具体例などを示す。
(3)(説明)説明・解説をつける。
(4)(治療法)治療法を示す。
(5)(例外)例外を示す。
535 :
534:03/02/15 01:05 ID:aguo8CN8
まずは、自分から例を示してみる。
最初はもっとも有名な例を…。
【感感俺俺アンチパターン】
(症例)
「あぅ〜肉まーん…」
俺は、俺の鞄を取り落とし、凍り付いて硬直した。
炎天下のもと、真琴が、真琴の顔をべったりとショーウィンドウにくっつけて、
真琴の服がよだれでべったりと汚れるのも構わずに、
だらだらとよだれをたらしている。
思いがけないハプニングに俺はただ呆然として立ち尽くしていた。
客はみなそこを遠巻きにしてその場所を避けて歩いている。
被害を被った気の毒な店員は店の片隅に小さくなって体を縮めて震えていた。
(なお、ここも参考にさせて頂きました。)
(
ttp://www5a.biglobe.ne.jp/~jiten/kiken1.html)
(説明)
意味や単語の重複。
(1)「表現が違うが意味が同じ」(いわゆる重言)
(2)「間違いではないが同じ単語や音の繰り返し」
の2種類ある。
(治療法)
(1)に関しては見落としやすいので一部を削って文がおかしくならないか調べる。
削ってもおかしくないなら重複である可能性がある。
(2)に関しては見付けやすいが、省略できる場合とそうでない場合がある。
省略するとおかしくなる場合はわざわざ同じ意味の違う語に変えるなどの工夫が必要。
固有名詞が繰り返しでる場合は代名詞が使用可能。
536 :
534:03/02/15 01:05 ID:aguo8CN8
(治療後)
「あぅ〜肉まーん…」
俺は鞄を取り落として凍り付いた。
炎天下、真琴が、顔をべったりとショーウィンドウにくっつけて、
だらだらとよだれをたらしている。
それが自分の服を黒く染めていくことにさえ気づいていない。
とんだハプニングに俺はただ呆然としていた。
客はみなそこを遠巻きにして歩いている。
被害を受けた気の毒な店員は片隅で小さくなって震えていた。
(例外)
感情のたかぶり等のため、登場人物自身が言葉を重ねることは当然ありうる。
そういう誤りをしうる人物・状況かに注意すればよい。
「こ、こらっ! それ、俺が俺のために買ったにくまんじゃねーかっ!」
そもそも元々の「感感俺俺」も「演出」と思えてきたり…?
すいません難しすぎてよく意味がわかりません(マジレス
というか、何が楽しいのかさっぱりわかりません(マジレス
これを楽しいと思えない人間は(つまらないオナーニSSを)書くことは難しい。
もっと楽しいオナーニをしよう(マジレす
お前の感じている感情は精神疾患の一種だ。
治し方は俺が知っている。俺に任せろ。
このスレには、もはやどんなネタふりも効かぬっ
最下層
,rn
r「l l h
| 、. !j
ゝ .f _
| | ,r'⌒ ⌒ヽ、
,」 L_ f ,,r' ̄ ̄ヾ. ヽ.
ヾー‐' | ゞ‐=H:=‐fー)r、)
| じ、 ゙iー'・・ー' i.トソ 敬愛する狩猟様は
\ \. l、 r==i ,; |' 「漢字間違ってる?」
\ ノリ^ー->==__,..-‐ヘ___ とおっしゃいました。
\ ノ ハヽ |_/oヽ__/ /\
\ / / / |.
y' /o O ,l |
このままゆっくりと落ちる…
最下層の低みへ…
結局は下手な一次創作するより原作付きで遊んでろってことか。
むしろ、2chでまともな論議をしても無駄だということだと思う。
絶対に途中でかき回す香具師が出てくるから。
始めは論議が目的ではなかったがな…。
さみしくなっちゃったねぇ〜
まだいたのかalice…。
ここでのネタ振りは過酷だぞ。
よしalice,…なんか作れ
リライトスレが良かったなぁ……
メカだの生霊だの鬼だの化け狐だの、様々な人外ヒロインが
エロゲーには存在するわけだが、ゾンビなヒロインというのは使えないだろうか。
もちろんロメロちっくな低能ゾンビではなくて、真っ当な思考能力を有するゾンビ。
山口雅也の「生ける屍の死」に出てくる奴みたいに、肉体だけが段々滅んでいってしまう悲劇のゾンビ。
腐敗が進行してしまうから、食事も抱擁もご法度。
セックスなんてもってのほか。
こういうヒロインとの恋愛シナリオは書けないもんだろうか。
「はじめてのキスは、腐肉の味がした……」ってかんじのノリで。
なんか腐り姫を思い出しそうなフレーズですな。
考えは面白いが、まず使えないだろうと思う。いや、本当に考えは面白いのだけど。
漏れもちょっと考えてみようかな。
設定
魔法が科学的に解明されてから数年〜数十年の世界。町並みは現代と同じ。
教育には魔法科学という科目があり、100円ライターは嗜好品として用いられようになった。
といっても、一般人は扇風機程度の風すら起こせない。
よって人々は普通の生活を送っている。
ただ、科学に解明される前から魔法を学んでいた人間も当然いる。
現代科学のトップを走っている人達は、そういう人と物理学者。
魔法を学んでいた人達は、一般人より多少だが力が強く、魔法使いと呼ばれる。
だが、一般人にとってはやはりパソコン等の方が生活に近い。
経済などのバランスも現代風にそんな感じ。
物理学者である人達は、僅かな力で最大限の効果を得られるため
一般人とは比較にならない魔法を使える。(物は使いよう、ということ)
が、例えば瞬間移動などは非常に危険なため絶対にやらない。(WIZ風に言えば、いしのなかにいる。とか)
シナリオのコンセプトは、隣人。いつもとなりにいるひと。
557 :
555:03/03/01 23:45 ID:qGkmZ2Eh
<オープニングテーマ>
学校の期末試験の前日。
主人公が朝起きると、身体が女性になっていた。精神はそのままである。
さらに、女性の声が聞こえる。というか、頭の中で普通に主人公と喋れる。
身体が女になった原因はその声の人物(以後、幻聴)らしいのだが、幻聴は理由を話してくれない。
主人公はとりあえず、男になる方法を探す。
ヒロインA 頭の中の幻聴
実際には幻聴ではないが、主人公は幻聴と呼ぶ。名前を教えてくれなかったから。
しばらくは完全に謎のまま、主人公の性別が女になったまま日常は進む。
↓シーン例
「なあ、とりあえずお湯をかけてみるとか」
無駄です。というか、ネタが古いです。
確かに古かった。しかも、俺は別に呪われた泉で溺れてはいない。
この案は却下か……。
あたりまえです。わたしがここに居る限り、あなたは女のままですから。
「じゃあ、どうしたらお前が出てってくれるんだ?」
…………。
幻聴は、黙ってしまった。
558 :
555:03/03/01 23:46 ID:qGkmZ2Eh
ヒロインB 義妹
お約束ながら屈折した愛情を主人公に抱いている。意地っ張り。
魔法使いの子供であったが、両親は事故死。昔主人公の親が引き取った。
主人公のことを「おにい」と呼ぶ。ちゃんをつけるのは恥ずかしい、とのこと。
↓シーン例
ドアがノックされた。
「おにい、ちょっといい?」
家族ですか?
ああ、そうだよ。……幻聴、追い払うまで、ちょっと黙っててくれるか?
仕方ないですね。
俺は声を低めにして、普段の男の声に近付ける努力をした。
「いや、今はちょっと駄目だな」
頼むから、入ってくるなよ……。
「……あなた、誰ですか」
寒々しい声。ばれたのか?
「な、なにが?」
「声が違います。少し似てるけど、おにいの声じゃない」
いや、間違いなく兄の声なのだけど。
「無理して低くしてるけど、あなたは女性ですよね。おにいはどうしたんですか」
いや、ここに居るんだけど。
どうしたらいいんだ。
559 :
555:03/03/01 23:47 ID:qGkmZ2Eh
ヒロインC 友人
どこまで冗談かわからない、どこまでも本気かもしれない人。
物理学マニア。口調が独特。あえて言うなら(霧島聖+芝村舞)÷2
最初から主人公のことが好きだが、本気かどうかわからない。いや、本人はいたって本気のつもりだろうが。
さりげなく幼少時代に主人公と結婚の約束などしている。基本的に、性格を除けばほぼ完璧な人と思われる。
↓シーン例
「男子三日会わざれば剋目して見よとはいうが、一日も見ないうちに随分と可愛くなったな」
うむ、とうなずいている。相変わらずよくわからない。
「素晴らしい。流石は私の恋人だ」
あなたの恋人ですか?
違う。多分違う。違うはずだ……よな。
「いつ俺たちが恋人になった」
「私と君が出会ったときからだ」
恥ずかしげもなく言う。
……本当に恋人じゃないんですか?
違うって。というか、なんで幻聴が不機嫌になるんだよ。
「どうした?」
「うわっ」
気付くと、目の前に彼女の顔があった。
「な、なんでもない。なんでもないから離れてくれ」
「そうか。残念だが、君の頼みなら仕方がない」
「というか、おまえ、俺が男じゃなくても良いのか?」
彼女は、心外だとでも言うかのように肩をすくめた。
「別に私は、君の性別で好きになったわけではないからな。男だろうと女だろうと、関係ない」
……やっぱり、恋人ではないですか。
だから、違うってば。
560 :
555:03/03/01 23:49 ID:qGkmZ2Eh
ヒロイン? 転校生
イメージが幻聴に非常に似ている、期末試験の後にイギリスから転校してきた少女。
母親が魔女、父親が物理学者で、魔術、学問の分野に精通している。少々世間知らず。
うかつな一面あり。例えば、方向音痴とか。たまに妙なことを知っている。主にマンガ・アニメ方面だが。
幻聴に関係を聞いてみると、なにやら不自然な反応が返ってくる。
↓シーン例
昼休み。
転校生が俺の机の前で立っていた。
幻聴、彼女ってなんかおまえに似てるな。
…………え、いえ、そんなことは。
どうしたんだ、知り合いか何かか?
そ、そんなわけではありません。
「……どうかしましたか?」
「いや、なんでもない。さて、校内の案内だったか」
「いえ、学校の中はもう覚えました。ただ、いくつか質問があるのですが……」
「そりゃすごい。で、質問ってなんだ?」
「この時間は、何をしていればいいんでしょうか」
「はい?」
その後、昼休み、という時間の意味を教えることになった。
昼休みと五時間目が終わり、化学の授業の前の休み時間。
「あの、すみません……」
「なんだ? はやく理科室に行かないと間に合わないぞ」
「その……北は、どっちでしょうか」
「はい?」
その後、結局理科室まで連れて行くことになった。
561 :
555:03/03/01 23:50 ID:qGkmZ2Eh
どのシナリオも、基本的には男に戻ることが目的。
……すまん、大体の骨組みは見えるんだが、細かい部分がうまく思いつかない。
世界設定は、例えば期末試験の中やテスト勉強で入れてみようと思うのだが。
魔法が科学的に解明される以前から魔法を学んでいた人達はなんと呼ばれるか、とか。
これから風呂で煮詰めてこようかと思う。
冒頭の部分だけならかなり書けるのだが……とりあえず、プロローグを簡単な流れにしてみた。
562 :
555:03/03/01 23:50 ID:qGkmZ2Eh
とある日曜の朝、目覚めると自分が女性になっていることに気がついた。
胸が膨らみ、かわりに股間のものが消えていた。まず間違いない。
さらに、自分ではない声が聞こえてくる。
「どういうことだ、これは」
普段の自分よりも高い声。しかし、これは俺が出している声だ。
すみません、わたしが原因です。理由は言えませんが。
……こんな風に、幻聴は頭に直接聞こえてくる。
幻聴ではありませんよ。
幻聴は、自分で自分を否定するような台詞をかました。
「そうか、これは――」
これは夢ではありません。れっきとした現実です。
そんな馬鹿な。おおかたまだ寝ているか寝惚けているだけだろう。
試しに頬をつねってみる。それも、おもいっきり強く。
いた、いたいいたい、痛いですっ!
当然だが、俺も痛かった。頭の中の声がうるさいのと痛さのため手を放す。
なにをするんです、痛かったじゃありませんか。
抗議の声はとりあえず無視する。
まったく、明日から学校は期末試験だってのに。勉強のしすぎだろうか?
「……寝なおすか」
目覚めたときには元通りに戻っていることを期待して、俺は目を閉じた。
頭の中の声は、そんなことしたって無駄です、と言っているが。
563 :
555:03/03/01 23:53 ID:qGkmZ2Eh
そして実際、寝て起きたところで事態は何の進展もなかった。
俺には相変わらず幻聴が聞こえ、身体は女性のままだった。
……どうしたらいいんだ。
顔を洗ったらどうですか?
ああ、それは幻聴にしては良い考えだ。顔を洗ってスッキリすればしっかり目も覚めるし、
まだ寝ぼけて変なことになっている俺の頭も普段通りになるだろう。
「お別れだな、幻聴よ」
いえ、そういうことではなく一般的な意味で言ったんですが……。
洗面所へ直行しよう。冷たい水も鏡もある、我が家ではトイレの横に設置されている魅惑の地へ。
さあ、レッツゴー。レッツ洗顔。レッツお手洗い。
……あの、大丈夫ですか?
大丈夫である自信などないが、幻聴に心配されるほどではない。
だから、わたしは幻聴ではありません。
うるさい黙れ、幻聴風情が。
幻聴とは呼ばないでください。
ええい、ややこしい。
「……とりあえず、顔を洗うまで黙っていてくれるか?」
わかりました。
とまあ、始まりはこんな感じの流れで。
>>555 どのシナリオも、主人公が男に戻ることを目的にしているのか。
だったら、ヒロインごとにその解決へのアプローチが変わってくるってこと?
明記されていないが、まあ原因はその「魔法のトラブル」か。
う〜ん、一本道なシナリオになりがちな感じ。
上記の設定はほとんどOP近辺のことしか書かれていないけれど、
何かドラマッチックなどんでん返しとか実は考えてる?
このままでは転校生とやらが限りなく怪しいんだけど。
まず事実(裏設定ともいう)があって、
それを各キャラの視点で進めていくことにより違った結果が生まれる、
というのがマルチシナリオだから、
まずあなたが考えている真相を教えれ。
後、『魔法』の設定も微妙だな。
その辺を間違うととても都合のいい代物に成り果てる。
そういうのって萎えさせるから、ある程度きっちりと描写したほうがいいかもな。
ただ、このへんの設定は個人的にポイント高し。
>だが、一般人にとってはやはりパソコン等の方が生活に近い。
>経済などのバランスも現代風にそんな感じ。
566 :
555:03/03/03 03:10 ID:L+DyBir7
実は昨日の時点ではほぼ何も考えていなかった……という事実は置いといて。
いろいろ辻褄を合わせてみました。
魔法とは、とどのつまり世界に働きかける自分の意思である。その意思力を魔力とも言う。
意思力の強さは種族には左右されるが、同じ種族であるならほとんど変わらない。
100を人間という種族の平均と考えるとすれば、人類最大でも120、最低でも80である。
100〜105の部分に、人類の80%は入っている。
また、110を越える人間は割と居るが、90以下で健康な人間は1000人に一人居るか居ないか。
95程でひきこもり厨クラス。要するに、90以下は完全な人間の屑かつ何もできない臆病者。
もしくは、意識不明の重病人、脳死者など。
この数値は生まれつきではなく、どんな人間なのかで決まる。
魔法使いは世界に働きかけるコツを知っているため、魔法の効果は上記の数字を1.5倍ほどにしたもの。
まあ、実際には発生させた風でスカートがめくれるかどうか程度の差でしかない。
つまり、物理的現象に変換するのなら大した差ではない。
世界は、修正機能を持っている。
もし二つ以上の意識が同居するならば、世界は同居者の媒体(つまり、身体)を作りかえる。
外見は基本的に媒体の遺伝子に影響されるが、二人の性別が違う場合、媒体の性別に関係なく、少しでも意思力が高い方の性別になる。
性別が同じなら外見はほとんど変わらない。
だが、そんな例はほとんどなく、そうであると知っている者はよほどの知識人か、専門に学んでいる人くらい。
567 :
555:03/03/03 03:12 ID:L+DyBir7
世界は縦軸、横軸、奥行き、時間軸、空間軸で出来ている。
つまり、Aという空間とBという空間では、時間軸が等しくともあとの3軸が異なる、いわゆる平行世界が存在している。
というのが学会で現在最も有力な説で、事実、ほとんどその通りである。この世界では、中学生でも知っている常識。
きちんとした世界に対する理解と魔法の技術があれば、過去にも行ける。
ただし、そんな事をすれば確実に戻ってこれないし、どんな事故があるかわからない。
そもそも、行った先が人間の生きていける場所かもわからない。物が置いてあったりしただけでも即死なのだし。
つまり、時間移動はほとんど自殺同然である。
時間移動をしたものは、その空間からは消去される。ちょっと違うが、えいえんの世界に旅立つようなもの。
平行世界なのでタイムパラドックスは発生しない(と思われる。少なくとも、表層では)。
もし時間を遡って自分の親を殺しても、その殺した自分は消えない。そういう世界が存在しているだけだ。
生物は、魂が肉体をコントロールしている。物心二元論(デカルト)。
幽霊なども実在するし、それの意思力が相手を十分に上回れば取り憑くことも出来る。
が、普通は魂と肉体は離れることは出来ない。よほど意思が強くない限りは。
葉鍵で例えれば、エルクゥは非常に強い意思を持った種族である、と言える。
568 :
555:03/03/03 03:13 ID:L+DyBir7
ヒロインA(幻聴)は平行世界におけるヒロイン?(転校生)の未来の魂。
ちなみに、その世界にはヒロインB・Cは居なかった。シナリオ中では夢という形で登場。
その世界では、いろいろあった末、やっと主人公と結ばれた後に主人公が事故で死去。
その後、数年を必死で知識と技術を学び、魂だけを過去に飛ばした。
その世界が、自分の居た世界とは違うと知っていながら。
それでも、絶対に主人公には死んで欲しくないから。
例え自分が、その世界では主人公に愛されなくても。
肉体を飛ばすと、前途したように非常に危険。つまり、主人公を助けられないかもしれない。
だから、魂だけを飛ばした。
正直、書いててわけわかんなくなってきた。把握はしているんだけど……
しかし設定とはいえ大半がシナリオにあまり関係ない話な上、結局タイムスリップかよ、な流れ。
結局スチュワーデスかよ、みたいなものですかね。安易ですみません。
幻聴が転校生ではなく主人公に取り憑いた(?)のは、二人が結ばれなかったら主人公を守るのは難しいから。
それと、自分に取り憑いて主人公のことを話しても怪しいだけで、逆効果そうだから。
あと、好きな人と一緒に居たいという乙女心。
……ちょっとこじつけくさいかな。
569 :
555:03/03/03 03:14 ID:L+DyBir7
ヒロインAシナリオ
ある日から、主人公はおかしな夢を見だす。
それは何事もない日常の夢だけど、なぜか登場人物にはヒロインB・Cは出てこない。
夢の中では転校生と主人公中心で進む。というか、夢には必ず転校生が出てくる。
それと、自分の身体は男で、幻聴も聞こえない。
夢なのに、酷く現実感がある。まるで昔に経験したみたいだ。
なにげなく幻聴にその話をすると、幻聴は酷くうろたえる。
現実では、主人公は転校生と親密になっていく。身体はどっちも女なのだが。
この辺りで幻聴のことを転校生に知らせる。
とはいっても幻聴は主人公に自分のことは教えていないので、ただわかっている事実のみを説明するのだが。
転校生は、そんな症状は聞いたことがない、と言う。
主人公は転校生が好きになっているので、自分の身体とのジレンマに苦しみだす。
夢の中では、主人公は転校生に告白し、正式に付き合いはじめる。
現実の主人公。性別のことにうだうだ悩むも、ヒロインCの言葉で告白を決意。
ヒロインCの「私は二号でもかまわないぞ」という提案を丁重に断って転校生に告白。
無言で主人公を抱きしめる転校生。一言、ありがとう、と告げる。
一見するとレズカップル成立。幸せに日々が過ぎる。
夢の中。主人公は、転校生と♂×♀な性交をする夢を見る。
そして、現実でも恥ずかしがりながら性交。とはいえ、こっちは♀×♀のレズな展開。
幻聴は行為の最中は黙っている。恥ずかしがっているのかどうかは、微妙。
570 :
555:03/03/03 03:15 ID:L+DyBir7
夢。自分が交通事故で死ぬ夢。転校生が泣いている、悲しい夢。
何度もくりかえしその夢を見る。
それは、幻聴の見ている夢だと判明する。
ここらへんで、幻聴が平行世界の転校生だったと判明。というか、隠し切れなくなって自白。
主人公に理由を教えなかったわけは幾つかあるが、最終的に自分が邪魔になるので消えようと思っていたから。
主人公、葛藤。うじうじ。
男らしくないほどではないが、いろいろ悩む。いや、身体は女だけど。
まあ、あかりシナリオの浩之や長森シナリオの浩平よりはよほどマシ。
そのまま夢の中で交通事故が起こった日、到来。
当然、厳重注意体制。とくに交差点には近づかない方向で。
しかし、事故は起きてしまう。
子供が事故に会いそうになったところで、転校生が助けに飛び出してしまう。
主人公も同時に飛び出し、二人を助け、轢かれる。ほぼ致命傷。
夢の中……つまり、平行世界の現実では、主人公はそのまま死んだ。
だが、この世界では、奇跡的に回復する。
身体は男に戻っていた。つまり。
目覚めたときには、既に幻聴は聞こえなくなっていた。
彼の身代わりになるかのように、消えてしまっていた。
FIN そしてエピローグ。
学校卒業後、二人は結婚、出産。
二人の子供には――ありがちだが、そういうわけだ。
571 :
555:03/03/03 03:17 ID:L+DyBir7
……欠点だらけですな。
1、主人公の身体が女性になる意味が殆どない。性別反転スレに入り浸っている作者の趣味でしかない。
2、結局タイムスリップもの。幻聴という存在の仕方でオリジナリティ度を誤魔化してはいるが。
3、主人公があまり男に戻ろうとしていない。他の問題点に比べれば軽度の欠点だが。
4、いきあたりばったり風味。とにかく全体的に。
5、他のシナリオが思い浮かばない。
結論。どうすればいいんだ。
6、世界設定・魔法の存在意義などがストーリー上ほとんどない。
まあ他の諸問題については本人が気づいているようなのでよいと思うが。
基本的にやりたいのは性別反転ネタなわけだろ?
なら、登場する連中に性別反転することに対するスタンスを持たせれば問題の半分は解決するはず。
「男の主人公にべた惚れで、元に戻って欲しがっている」
「もともと男嫌いだったため主人公との仲は犬猿だったが、女になった主人公に対しては奇妙な保護欲が。元に戻ってほしくない」
「そもそも女になった後の主人公しか知らない。男になる(戻る)といわれても戸惑う」
「別の世界の修復能力の影響下にある者。主人公の現在を俯瞰して見て助言を与える」
などなどなど。
主人公本人には、「近いうちに、長いこと会ってなかった憧れの人との再会の予定がある」などによって元に戻るための積極的な理由を与える必要があるだろう。
もちろんその再会とやらをゲーム中に織り込む必要は、それほどはない。要は主人公にそのためのモチベーションを強く植えつけられればよいのだから。
では、いろいろ突っ込んでみる。
1.女性化については世界観の一つとして表現できていればOK。
主人公と幻聴の意識で幻聴の方が強いのなら、体の支配自体もとられそうなものだ。
そうはならない理由付けとしてこんなものを考えてみた。
実は既に体の支配自体も奪われているが、幻聴がそのことに気付いていないだけ。
自分は思うだけしかできないと幻聴は思い込んでいるので、
主人公が幻聴の嫌なことをしても仕方ないと諦めがちになり、支配を思いつかない状態になっている。
ただし、それでも幻聴が嫌がると無意識のうちに幻聴が主人公の体を支配する。
主人公の意思はお構いなし。あるルートでは幻聴がそれに気付いて主人公を奪い、
主人公は幻聴を追い出そうとするシナリオにする。こうすることで3、5の問題も解決できる。
2.タイムスリップに平行世界かぁ。その辺は避けた方がよいと思われ。
BとCがいないという世界も都合がよすぎるし。
単純に、転校生と同一人物でいいんじゃない?それも、別人格じゃなくて本当の意味での本人。
意外性が無い様で、案外こっちの方が意外な感じだと思う。
ただし、幻聴自身は気付いていないし考えてもいない。夢の中でこれが夢だと認識できない感じ。
転校生は自分の存在のコピーを主人公に植え付けたイメージなので、幻聴の意識をリフレクトできない。
同一人物でありながらお互いリンクしていないので、お互い気付いていない。
何で主人公に意識を埋め込んだのかは、理由を考える必要があるけど。
4.そんなこといってないで、もう少し設定を埋めようぜ。
あまり設定を公開しない方がいろいろ想像できて嬉しいって言うのは読む側の理屈であって、
作る側はそうは行かない。決めておかないとシナリオに一貫したものが取れなくなって適当な感じになってしまう。
逆に言えば、きっちり詰めてしまえば自ずとシナリオは見えてくるはずだから。
魔法については色々思うことがあるんで、まとまるまであげるのはやめとく。
ともあれスレがこんな状況だから付き合うよ、だから555がんがれ。
574 :
573:03/03/04 23:51 ID:+ngodLX5
かなり長文になって悪いが、魔法について少しまとめ&追加&改変してみた。
魔法:
一固体が世界へ及ぼす干渉の度合いを越える方法のこと。
厳密には行動ではなく、上記の条件を満たす全てのことを総称して魔法と呼ぶ。
実際に世界へ干渉するモノを魔力といい、干渉する手順を式という。
魔力の強さは種族には左右されるが、同じ種族であるならほとんど変わらない。
この数値は生まれつきではなく、どんな人間なのかで決まる。
100を人間という種族の平均と考えるとすれば、人類最大でも120、最低でも80である。
98〜102の部分に、人類の80%は入っている。この魔力に式を組み合わせることで100以上に引き伸ばすのが魔法。
110まで引き伸ばした場合、110-100の差分10が自分以外の物理体に及ぼす影響の度合いである。
では、残りの100は何に使っているかというと、肉体としての存在を保持するために使っている。
つまり、魔力とは世界に存在するための力であるともいえる。
575 :
573:03/03/04 23:52 ID:+ngodLX5
魔法使い、魔法学者:
110を越える魔力を持つ人間を魔法使いと呼ぶ。式なしで物理的な現象を発生させられる存在である。
また、100の力で効率的な式を構成し、120以上の物理的な現象を起こせる人を魔法学者という。
基本的に文系に魔法使いが多く、理系に魔法学者が多い。もちろん例外もある。
90以下で健康な人間はほとんどいない。95程でひきこもり厨クラス。90以下は意識不明の重病人、脳死者など。
今では精神の健康度を図る役割になっている。裁判の証拠にできるよう、国会で審議しているところ。
ちなみに転校生は魔法使いで魔力は118、ヒロインCは魔法学者で魔力は101。
主人公の魔力は83しかない。これは植物人間と大差ないレベル。
彼が平然と生きているのは、無意識のうちに高度で精密な式を組んで魔力を使っているため。
修正機構:
魔力とは世界に存在するための力である。
なので、対象物の魔力を上書きすると物質の存在が変質してしまう。
これが魔法の原理であり、存在を別のものに書き換えるシステムを修正機構という。
原理的には人間を変質させることも可能だが、世界最高の魔法使いでも有機質に干渉を与えることは出来ない。
無機質に比べて有機質は高い魔力を持っているので、上書きするだけの魔力がないからである。
ちなみに主人公の場合は幻聴の魔力で存在を修正されてしまっている。
主人公自身の魔力が少ないこともあるし、幻聴は存在保持の必要量が人間に比べて圧倒的に少ないこともある。
シナリオをハードボイルド風味にするとカッコ良さそう。
ルーツっぽく、主人公はスパイとか。
誰彼の予感
高校生スパイとか勘弁な
「エロゲにスパイ」という組み合わせの時点でお腹いっぱい
つまりルーツはお腹いっぱい
主人公は祖国から拉致されてスパイとして教育された高校生ってことで。
PHANTOMでもない限りおなかいっぱい
上、 /⌒ヽ, ,/⌒丶、 ,エ
`,ヾ / ,;;iiiiiiiiiii;、 \ _ノソ´
iキ / ,;;´ ;lllllllllllllii、 \ iF
iキ' ,;´ ,;;llllllllllllllllllllii、 ナf
!キ、._ ,=ゞiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii!! __fサヘ.
/ `ヾ=;三ミミミミヾ仄彡彡ミミヾ=`´ 'i、
i' ,._Ξミミミミミヾ巛彡////iii_ |
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| if! |l lヾヾシヾミミミ川|ii//三iリ `キi |
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| iナ ;サ |l l リリリリ川川川川l爪ミミilリ キi キi |
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;メ'´ !彡ノリリリリリゞミミシ `ヘ、
;メ ヾリリリリノ巛ゞシ `ヘ、
;メ ``十≡=十´ `ヘ、
ノ ゞ
584 :
名無しさんです:03/03/09 01:48 ID:NPlTgvev
hosyu
585 :
名無しさんだよもん:03/03/09 06:07 ID:puZmnZah
586 :
名無しさんだよもん: