好きななのは年上の人！由起子さん真琴姉ｽｯﾄﾞﾚ!

1 ：名無しさんだよもん：02/12/20 08:08 ID:IHvCWJIN

オフィシャルの画像はないけれど、
　一部で萌えパワー急上昇中な２人！

ONE本編でこそ影薄かったものの、
　多忙の中浩平を育ててくれた「心の母」早坂由起子さん。

Kanon本編には直接台詞すらなかったものの、
　祐一の心にずっと留まり続けた「初恋のお姉さん」沢渡真琴さん。

こんな愛しいふたりの年上について、
　コンボスレで語り合ってしまおうではありませんか！

2 ：名無しさんだよもん：02/12/20 08:09 ID:BkcMrZ5k

まんこ

3 ：1：02/12/20 08:11 ID:qlTA2qgL

関連スレ

【衝撃!】折原みさおは80Bだった！<=このスレで「由起子スレ」案が出る
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1034465517

ONE総合スレッド(ｽﾚ6)
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1030799721
Kanon総合スレッド(ｽﾚ9)
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1039198249

4 ：名無しさんだよもん：02/12/20 08:15 ID:Ci/DK8dR

高町なのはファンスレ？

5 ：地獄車 ◆Xoa6WeBjxs ：02/12/20 08:16 ID:YkcalWnW

あーあ。

6 ：名無しさんだよもん：02/12/20 08:24 ID:lx6U1DuJ

スキャナーに生きがいは無い。

7 ：名無しさんだよもん：02/12/20 08:58 ID:1161DgPh

>>1
『小坂』由起子

8 ：名無しさんだよもん：02/12/20 09:29 ID:eXIbagcW

だから作品の枠を超えた複数キャラスレはやめろと小一時間（以下略

9 ：名無しさんだよもん：02/12/20 11:59 ID:5joLJfnH

「画像がない年上キャラ総合スレ」とでもしとけばいいのに。
そうすれば愛しの河原崎さんだって……

10 ：名無しさんだよもん：02/12/20 12:44 ID:JC5oVVLl

…全部鍵じゃん。

>>9
おばさんじゃん。

11 ：名無しさんだよもん：02/12/20 21:03 ID:PDT3v8fK

馬鹿だねぇ…

12 ：名無しさんだよもん：02/12/21 01:22 ID:yAG4WeRe

由起子さんが浩平だきゅ～

「ぐぅ……ゆ、由起子さん、な、なんだよ、いきなり……」
「うーん、特に理由はないんだけど……迷惑？」
「迷惑っていうか……」

　困惑する浩平の背中にそりゃあもうゆたかなばいーんばいーんの感覚。

「め、迷惑だなんてとんでもない！」
「ふふっ、よかった♪(だきゅ～)」

13 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：02/12/21 02:05 ID:NJo5Mjfh

スレ立て乙カレー★
さーて、どうなるか。絵は正月明けじゃなきゃ描けませんが。
でも楽しみだー！このスレ！
だきゅ～♪

14 ：名無しさんだよもん：02/12/21 05:02 ID:NpU+/O6j

会社辞めただの何だの、いちいちうぜえんだよ昆虫

15 ：名無しさんだよもん：02/12/21 09:46 ID:UOTB+DLg

>>Kanon本編には直接台詞すらなかったものの、
　祐一の心にずっと留まり続けた「初恋のお姉さん」沢渡真琴さん

いいね、真琴姉さんいいね
でも個人的にはお姉さんキャラよりお姉ちゃんキャラが好きだったり

さて、この真琴さん
外見どんなものでしょう
妖孤のほうと関連あるのかな

16 ：名無しさんだよもん：02/12/21 12:47 ID:yAG4WeRe

>>15
　個人的にはロングヘアーで、
　瞳の大きな女性を想像してますた。
　もちろん胸もでかいです。

　>12はどっちかって言うと実は真琴姉のイメージだったり。
「うらうらー、祐ちゃんー(ぎゅ～)」
「ぐむ～(こ、これはなんともたまらん感覚だけどこのままでは窒息する…)」

　妖孤と絡むという設定はあまり考えたことなかったですね～
　外観(あくまで)「はいぽり」の桜さんみたくなるとそれらしいでしょうか？

17 ：通りすがりの ◆6hMIYUciEM ：02/12/21 13:31 ID:ZWtjwgo7

キター！！
由起子さんスレ。
いやね、最萌のころは、由起子さん支援もしてたんよ。

18 ：名無しさんだよもん：02/12/21 23:57 ID:cpD6CzIf

いいね期待age

19 ：名無しさんだよもん：02/12/22 00:58 ID:JC9hhH8/

>>16
それで死ねたら私は本望だよ
>>18
ageとらんじゃないかw
俺がageよ

20 ：名無しさんだよもん：02/12/22 23:01 ID:7TG61U6J

伸び悩んでる……
何かいい手は……

21 ：名無しさんだよもん：02/12/23 01:15 ID:Ee7v9wmH

一年位前に由起子さんスレでSSとか書いてたな確か。ﾅﾂｶｽｲ。

22 ：ふじいレイレイ：02/12/23 01:31 ID:LZwlVdIH

自分も旧由起子さんスレの住民でしたが、ここが新スレでしょうか？
そうだとうれし。

23 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：02/12/23 02:01 ID:/YnaohXl

あ、やっぱり前もあったんだ。由起子さんスレ。
まあマッタリと行きましょう。時間はたっぷりある気がしないでもないし。
ジョジョに伸びればいいかと。
んで、前の由起子さんはどの様な容姿でしたか？意見バラバラだったのかな？

24 ：名無しさんだよもん：02/12/23 02:59 ID:29lLyaGN

>>23
みさお80Bスレの情報をまとめると、

　ベリーショートでどちらかと言うと活動的。
　バストの大きさは現在最強と思われるウルトリィをぶっちぎりで引き離す。
　浩平萌え～

25 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：02/12/23 04:07 ID:/YnaohXl

素早い返答ありがとう。
う～む、胸でっけぇのか。たゆんたゆんか。
漏れの中ではちょい小さめをイメージしていた。ある程度責任のある役職に就いているのに、胸が小さいのがコンプレックスとか。
んで浩平に馬鹿にされて、ちょっとショック状態に。鏡を見て溜息をついたり…。
あらゆる手段を尽くすが大きくならない胸に怒りを覚え、浩平に八つ当たり………キャラが違うなｗ
あ～むずい。

26 ：アシベ ◆yGAhoNiShI ：02/12/23 05:17 ID:0qzQPh4U

ドラゴンボールＺ　フジ（関東）で毎週月曜１６：３０～放送中！！
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27 ：名無しさんだよもん：02/12/23 06:00 ID:MjKvlCF+

由起子さん以外でも
真琴姉関係の話題がﾎｽｨ

昔、幼少祐一が時を翔けて現代に来て真琴（狐）と遭遇
初恋に落ちるというＳＳを読んだことがありました

28 ：アシベ ◆yGAhoNiShI ：02/12/23 07:58 ID:eI292REV

29 ：アシベ ◆yGAhoNiShI ：02/12/23 09:52 ID:eI292REV

30 ：アシベ ◆yGAhoNiShI ：02/12/23 11:57 ID:eI292REV

31 ：アシベ ◆yGAhoNiShI ：02/12/23 12:26 ID:oteC4KgG

32 ：名無しさんだよもん：02/12/23 12:46 ID:/GXd6s4x

>>25
まあ絵がないキャラなんだから、自分の想像通りでやってみるのが吉。
ちなみに俺的イメージは、最萌のとき出てきた
ttp://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/3971/yukiko.jpg
ですでに確定（ｗ

33 ：アシベ ◆yGAhoNiShI ：02/12/23 13:47 ID:eI292REV

34 ：アシベ ◆yGAhoNiShI ：02/12/23 14:36 ID:HUpnX5n4

35 ：アシベ ◆yGAhoNiShI ：02/12/23 15:45 ID:0qzQPh4U

36 ：アシベ ◆yGAhoNiShI ：02/12/23 16:42 ID:tim4r+gd

37 ：アシベ ◆yGAhoNiShI ：02/12/23 17:47 ID:HUpnX5n4

38 ：名無しさんだよもん：02/12/23 19:47 ID:JHgyL9Q5

由紀子さんは水瀬家or神尾家の親戚のような気がする。
ていうか由紀子さんも姓は「折原」？

39 ：名無しさんだよもん：02/12/23 20:40 ID:asZN1nZY

由起子さんは魔○○国戦○伝でのが好き。

40 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：02/12/23 23:03 ID:5L+zS0Yg

>>32
ごめんなさい、ア○クに見えてしまいました…。なる程。こんな感じか。
漏れが描く時は多分変わると思いますが、参考になりました。さんきゅ。

>>38
由起子さんの姓は「小坂」です。小説とかにも書かれていました。
親戚か。そういう関係を考えるのも面白そうだね。

なんつーか、さわたりまことの話が一向に出ないな。とか言いつつ自分も今一イメージが沸かない。
妄想妄想、と。

41 ：名無しさんだよもん：02/12/23 23:35 ID:ghdBBr/F

>>27
真琴姉派は君しかいないようだ
君が神になってみるしかないな

42 ：名無しさんだよもん：02/12/24 00:38 ID:FayKGQ2P

その人は、夕暮れ時の丘に一人佇んでいた。
風に弄ばれる髪を煩わしそうに掻き揚げる仕草。何かを探しているように遠くを見つめる視線。
夕陽に溶けていきそうなその姿を見て、子供心に「なんて綺麗なんだろう」と思った。
彼女はあの時、不意に視界に入り込んで来たチビを見て、一体何を考えたのだろうか？

―きみ、この辺の子？
―そろそろ帰らなきゃ、お母さん心配するよ？

切れ長の瞳は、笑うと糸のように細くなって。
優しい声でそんなことを言って。
だから俺は。

「このへんの子だよ。だからまだ、じかんてきにもんだいない」

チビ助がそんな屁理屈を言うのが可笑しかったのだろう。ころころと鈴を振るような声で笑う彼女。

―あははっ、確かにそうだね。うん、お姉ちゃん一本取られちゃった
―ねえ、きみのお名前は？

今思い出しても呆れるほど可愛げのない返事をした俺。馬鹿ガキ丸出し。

「ひとのなまえをきくときは、まずそちらからなのるべきだよ」

彼女は目を丸くしてしげしげと俺を見つめ、急に改まった表情で。

―はじめまして。私は沢渡真琴です

……俺にとって、とても大切な名前を教えてくれた。

まこ姉と祐一の出会いを、妄想全開で書いてみた。書きっぱなしジャーマン。
というかＧＯＯ　ＧＯＯ　ＤＯＬＬＳの「ＮＡＭＥ」なぞ聴きながら書いたから内容が引きずられてしまった。

43 ：名無しさんだよもん：02/12/24 01:28 ID:a/QWWftH

祐一のひねたガキっぷりと、沢渡姉の年上の余裕というものが感じられてGood。
続き期待してます。ちなみに以下個人的勝手な妄想。

夕暮れ時の丘に一人佇んでいるということは、何か悲しいことがあったに違いない
↓
ｴｲｴｿに捕らえられている
↓
幼祐一と親しくなるが徐々に沢渡姉の存在は薄れてゆく
↓
沢渡姉ｴｲｴｿに逝く
↓
高校生になった祐一と、ｴｲｴｿから帰ってきた沢渡姉が再会して、
めでたくハッピーエンド。

…何て陳腐な物語だ。脳内妄想ｽﾏｿ。以下何事も無かったかのようにどうぞ。

44 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：02/12/24 01:44 ID:nDkX146L

>>42-43
むしろ全然OKですが何か？
あー、続き読みたいです。さわたりまこと…。イイなぁ。

とりあえず、メリークリスマス！板のみなさん！

45 ：NAME：02/12/24 23:45 ID:6xRu7Vhn

その日以来、夕暮れ時の丘は俺のお気に入りになった。僅かな時間、彼女と他愛も無い話をする。それだけ。
いや、他愛も無い俺の話に彼女が付き合ってくれていた、というのが本当の所だろう。

「ねえ、まことさん。ここから何が見えるの？」
「んー。町と空と川と線路と太陽と…」
「…見たままじゃん」
「でも、ホントにそれだけなんだもの。それだけなのが、良いんだよ。ふふふっ」
「ヘンなの。まことさんはヘンだ、やっぱり」
「ひどーい。こんな、憂いを帯びた儚げな美少女をつかまえて」

最初の印象からはかけ離れた、掴み所のない性格。
ひどく大人びた横顔を見せた次の瞬間には、子供のように相好を崩して笑い出す。そのどちらもが魅力的で。
背伸びしたい年頃の小僧は、彼女の気を引くのに躍起になった。

「まことさんはいつもここで何してるの？」
「…何してるように見える？」
「ぼくを待ってる」
「うわ、女たらし決定っ！　きゃー、祐くんの将来が心配っ」
「そんなさきのことどうでもいいよ…」

そう、先のことなんか本当にどうでも良くて。ただ彼女と二人、風に吹かれながら丘で語らうのが心地よくて。

46 ：NAME：02/12/24 23:46 ID:6xRu7Vhn

「じゃあ、真琴お姉ちゃんから、一つだけ祐くんに質問」
「…？」
「大切な人にもう二度と逢えなくなるとしたら、祐くんはどうしますか？」

彼女の問いにどんな意味が込められていたのかなんて、考えもしなくて。

「むずかしいよ……それ」
「そうだね。すごく難しいね。…だからこれは宿題かな？」
「ていしゅつきげんは？」
「祐くんにおまかせ。…さて、もう暗くなるし帰ろっか？」
「うん」

こんな日がずっと続くと、そう思っていた。

47 ：名無しさんだよもん：02/12/24 23:47 ID:6xRu7Vhn

マジでどう続ければいいのか判らんようになって来た。嗚呼、どうすべえ。

48 ：ふじいレイレイ@勝手に続き：02/12/25 01:43 ID:HjAeS5pV

冬の訪れは早く、昼間の時間が短くなっていく。
俺は、その街を見下ろせる丘にいつもの様に向かっていた。
するとそこに、いつもより早く来ていたのか、彼女が佇んでいた。
赤い夕日を全身に受けた彼女、
そして、頬には涙を湛えて。

まこと、さん…

そう声をかけようとするが、どうしても声は出なかった。
彼女は、俺がいるのに気付くと、恥ずかしそうにしながら、俺の方に顔を向ける。

「どうしたの？祐くん」

振り向いた彼女の顔は、もう、いつもの優しい笑顔だった。

「う、うん、別に…」

俺は、それだけを言って、彼女の横に立つ。
そして、さっきまで彼女が見ていた、夕日に染められた街並みを眺める。

「…綺麗、だよね」
彼女がポツリとつぶやいた。
「…うん」
俺も、赤い街並みを見ながらそれに答える。

49 ：ふじいレイレイ@勝手に続き：02/12/25 01:46 ID:HjAeS5pV

「どうして、だろうね」
不意に彼女は、そうつぶやいた。
「えっ？」
俺は、どう答えて良いか判らず、それだけを言う。
「どうして、世界は綺麗なのに…こんなに綺麗なのに、嫌いになる人がいるんだろうね」
彼女は、その赤い街並みを見ながら、そうつぶやく。
「………」
ガキだった俺は、どう答えれば良いのか判らず、黙り込む事しか出来なかった。

「………」
「………」

沈黙が、辺りを支配する。
不意に彼女は、俺の方を向いて、真剣な眼差しで見つめる。
「昨日の宿題……出来たら、お姉ちゃんに教えてね。祐くんの答え、待ってるから…」
「うん」

そう言って、二人は別れる。

それは幼い日の約束…

勝手に続き書きましてｽﾏｿ。出来がアレなんで、無視して下さっても構いませんｗ。

50 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：02/12/25 01:50 ID:R1pG3h+h

>>47
あなたの望むままに筆を進めればそれで俺はOKです。まぁ、ゆっくりと。
…でも望月幾美を思い出してしまった。ごめん。

51 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：02/12/25 01:53 ID:R1pG3h+h

>>48-49
雰囲気とか合ってると思うので違和感無し。イイのでわ。
このままリレーSSになっても面白いかもね。

52 ：名無しさんだよもん：02/12/25 02:26 ID:kTvR5dab

妹なんかいらんから
可愛いお姉ちゃんが欲しかった
お姉さんじゃないよ。お姉ちゃん。
そしたら血の繋がりがあろうがあるまいが
極度のシスコンになったであろう……

ところでゲームで非血縁の姉って出てこないよね
妹はよくいるのに

53 ：名無しさんだよもん：02/12/25 17:55 ID:OTLgRHVL

確かに、鍵ゲーには姉属性もったキャラというのはいないね。
みさき先輩くらいかな。
舞と佐由理さんも、年上だが姉という感じではないし。
鍵にもすずねえみたいなキャラが欲しいぜ。

54 ：名無しさんだよもん：02/12/25 22:11 ID:qXNf0Hxs

さわたり姉さんを当てはめて妄想しる！

「祐くん、クリスマスケーキを買ってきたぞっっっっ！」
「お、じゃあ早速食べようか。いただきま……」
　ドカッ！
「はぐはぐはぐはぐっ！
　あれ、祐くん。そんなところで寝ていると風邪引くぞっっ」
「まこねえが突き飛ばしたんだろうが！」

55 ：名無しさんだよもん：02/12/25 22:28 ID:OTLgRHVL

萌えちまったじゃねーかｺﾉﾔﾛｰ！

56 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：02/12/25 23:01 ID:/iCOxOVd

ぬがぁーーーーー！！まこねえの絵がほすぃーー！！！
年は幾つだ！髪型は？瞳の色は？年齢は？分からない事だらけですっげー気になる！！

しかし漏れは由起子さんにサンタコスをしてほしいと思ったり。

57 ：名無しさんだよもん：02/12/26 00:14 ID:P8BxWIT4

由起子さんのクリスマスSS投下します。ちょい長めです。
(ほんとは昨日一昨日ののうちに投下したかった…)

58 ：名無しさんだよもん：02/12/26 00:15 ID:P8BxWIT4

　12月24日。
　誰もが、『特別な日』と、意識せずにはいられない一日。
　去年は…住井達暇を持て余している男連中と（俺も思いきり暇を持て余していたが）部室で飲み食いしてたんだったな、確か。
　長森は女友達と持ち寄りパーティーだかを開いていた。多分今年もそうなんだろう。
　七瀬の奴は…他のクラスの野郎共にしきりに誘われていたようだったが…ま、俺には関係ないか。
　さて、俺は今年はどうしようかね…。
　何故だか今日はやけに早く目が覚めてしまったので、布団の中でぼんやりとそんなことを考えていた。
　十二月のカレンダーを眺めながら。
　時計に目をやると、まだまだ長森が迎えに来るまでに結構な間がある。
（たまにはこっちから迎えに行ってやるか？）
　と、何だからしくないことを考えつつ時間をつぶしていたが、いい加減布団の中でごろごろしてるのにも飽きてきた。
「よっ…と」
　小さな掛け声を一つ、温まった布団から抜け出して、階下へと向かった

59 ：名無しさんだよもん：02/12/26 00:15 ID:fWGTGags

葉ゲーでは何つっても初期にルミラ様と千鶴んがいたからな……

60 ：名無しさんだよもん：02/12/26 00:16 ID:P8BxWIT4

「あれ？由起子さん」
「こら、朝の挨拶は『あれ？』じゃないでしょ」
「あ…ああ、おはよう」
「ふふっ、おはよう浩平。今日は随分早いのね。そろそろ起こしに行こうと思ってたんだけど」
「なんか目が覚めてね。というか、今日はどうしたのさ。仕事休み？」
　普段だったらとっくに出社してるはずの由起子さんが居る。
　ちょっとした違和感を覚えつつも、取り合えず、やけにのんびりとしている由起子さんの向かいに座る。
「んー、仕事の方で、ちょっと予定が変わっちゃってね。今日は少しだけ時間に余裕あるの」
「ふーん」
　ま、朝からこうして由起子さんと顔を合わせて話が出来るというのは、俺にとっても嬉しい誤算だ。
　しばらくは『家族の団らん』というやつを満喫しようか。
「でもさ、今日くらいは休みとって遊びいったりすればいいのに」
　彼氏と二人して遊びに行ったら…という意味合いを、少しだけ込めて言ってみる。
　由起子さんは、俺の母親とは随分歳が離れている。まあ、正確な所は知らないが。
　ルックスだって、甥である俺が言うのもなんだが悪くない、というか、むしろ良い。本人さえその気になれば男の一人や二人…いや、それ以前に、仕事仕事仕事…といった生活をしている由起子さんに、果たして恋愛をする時間があるのかどうかは疑問だが。

61 ：名無しさんだよもん：02/12/26 00:18 ID:P8BxWIT4

「盆も正月も無いような仕事だからね。そういうわけにはいかないのよ」
　言ってから気付いたが、この人、もしかして俺のせいで恋愛できないんじゃないか？
　複雑な事情を知らない周りの人間から見れば、バツイチで子持ち、あるいは未婚の母として映るのだろう。男の方も、寄って来づらいのかもしれない。
　なんだか申し訳無い気分…。
「浩平、朝ご飯どうするの？食べるんだったら、軽く作っちゃうけど」
「いや…今日はいいや。なんだか胸が一杯で」
「？？おかしな事言う子ね。まあいいわ。そろそろ行きましょうか？」
「ああ…」
　本人に話せば、軽く笑い飛ばされてしまうようなことかもしれないのだが…一度頭に浮かんでしまった考えは、なかなか消え去ってはくれなかった。

62 ：名無しさんだよもん：02/12/26 00:19 ID:P8BxWIT4

　よくよく考えてみると、俺って随分と由起子さんに迷惑掛けてるんだよな。
　一緒に生活をして、もう七、八年は経つ。その間の苦労は、本来由起子さんが背負わなくてもよかったものなのだ。
　『母親』としての責務。
　突然押しつけられてしまったそれを、由起子さんはどんな気持ちで受け止めたんだろうか…。
　終業式も終わり、喧騒に包まれている教室で俺は、一人そんな事を考えていた。
「おーい折原、どうせ今日予定無いんだろ。今年もやるぜ、男だらけの飲み食い大会。勿論、オールナイトだ」
「なんだとぉっ！？この親不孝者がぁっ！！」
「…は？」
「いや…何でも無い。忘れてくれ」
　住井に怒鳴ってどうする。
「で、どうするよ」
「…わりぃ、今年はパスだ」
「な…も、もしかして先約が…」
「…ああ」
「もしかして…女…か？」
　違う、と、条件反射的に言おうとしたのだが…。
「くあああ～～っ！この野郎っ！親友であるこの俺を差し置いて…相手は一体どこの誰だっ！教えろっ、教えてくれっ！もっ、もしかして長森さんじゃないだろうな…違うよなっ、違うと言ってくれっ…！」
「…じゃあな」
　半ば強引に、すがりつく住井を振り払って廊下へ向かう。

63 ：名無しさんだよもん：02/12/26 00:20 ID:P8BxWIT4

　自分の名前に反応して長森がこちらを向いたが、俺と住井の姿を認めると、いつもの馬鹿話と判断したのか、軽く手を振って教室の外へと消えて行った。
「あんな奴に…あんな奴に俺の女神は奪われてしまうのかっ…クソォ…」　
　阿呆が…。
　崩れ落ちる住井を一人残し、俺は教室を後にした。

　幸せそうなカップルがごったがえする商店街。
　気晴らしになればと、ふらりと寄ってみたものの、ゲームに興じていても立ち読みをしていても、頭に浮かぶのは由起子さんのことばかりだった。
　何か、由起子さんのために出来ること…。
　といっても、高校生である俺に出来ることなんてたかが知れている。
　第一、顔を合わせる機会すら滅多に…そうだ。
　せめて今日くらいは、『おかえりなさい』と言ってあげよう。深夜、疲れて帰ってくるであろう由起子さんに。
　小学生のような発想に我ながら呆れたが、下手に手の込んだことをするよりも、それが一番いいような気がした。
　夕飯も用意して待っていたいところだが、あいにく俺は料理なんかしたことない。逆に、由起子さんに手間を掛けてしまうことになりかねん。
　自分の子供じみた考えに妙に納得してしまい、足取りも軽く、俺は、夕暮れ時の商店街を後にした。

64 ：名無しさんだよもん：02/12/26 00:20 ID:P8BxWIT4

　自宅到着。
　さてと、リビングの掃除でもして待ってようか…と。
「開いてる…？」
　玄関の扉に鍵が掛かっていない。
　由起子さんは仕事のはずだから、帰るのは深夜になる。忘れ物でも取りに来たのだろうか？
　おそるおそる、家の中へ踏み出して行く。
　そこにいたのは…。
「おかえりなさい、浩平」
「由起子さん…どうして？」
「よかった、早く帰ってきてくれて。朝帰りなんてしてくれたら、どうしてあげようかと思っちゃった」
「仕事じゃなかったのか？それに、これ…」
　俺が指を指したのは、テーブル一面に置かれた色とりどりのご馳走。
「これとは失礼しちゃうわね。一応、これでも腕によりをかけたんだけどな～」
「いや、そういう意味じゃなくて…」
　訳がわからず、うろたえる俺。
「うふふ、今日はね、一日お休み貰ったの。たまにはいいでしょ、こーいうのも」
「…うん、嬉しいよ、由起子さん…」
　
　食べて、飲んで、たくさん話して、たくさん笑って…。

65 ：名無しさんだよもん：02/12/26 00:22 ID:P8BxWIT4

「うー、食い過ぎた…。まさかあんな隠し玉があったとは…」
　由起子さん特製のクリスマスケーキ。
　昔はこの時期よく作ってもらったもんだけどな…。
「浩平」
「ん？」
　声のする方を見ると、洗い物を終えた由起子さんが、絨毯の上に座っている。いわゆる女の子座りという奴で。何故、絨毯の上に？
　ぽんぽん。
　自分の膝を両手で叩いている由起子さん。
「ま、まさか」
「さ、早くいらっしゃい」
「いや、俺もうそんな歳じゃあ…」
「いーからきなさいっ」
　これも親孝行の一つ…と、自分に言い聞かせる。
　ぽふっ…。
「んー、こうして見ると、やっぱり浩平って可愛いわね～」
「……」
「どう、気持ちいい？」
　見た感じほっそりとしている由起子さんだが、ふとももは意外とむっちりとしていて尚且つ肌触りはすべすべとしていて…なんだこの親父臭い評論は…。とにかく、悔しいが気持ちいい。
「あ、ああ、気持ちいいよ。じゃ、そろそろ…」
「だーめっ。今夜は、おとなしく私に甘えなさいっ」
　起き上がろうとしたが、両の頬をつかまれ、阻まれてしまう。
「うふふ、こーへい、今日、一緒にお風呂入ろっか？」
「ぶっ！？おっ、俺の歳を考えてくれっ！」
「あら、私は全然気にしないわよ。それに、昔は私がお風呂入れてあげてたんだから。多分浩平の身体で触ってない部分はないはずよ」
「うわっ、そんな他人が聞いたら誤解するようなこと言わないでくれっ」
「ん～しょうがない、じゃ、今日は背中流すだけで我慢しようかな…」
「そうしてくれ…」

66 ：名無しさんだよもん：02/12/26 00:22 ID:P8BxWIT4

「…ところで、浩平の背中流してくれる娘とか、いないの？」
「いたら、多分今日由起子さんの手料理、食えなかったと思う。いなくてよかったよ」
「ふふっ、ありがと。じゃあ、そういう娘が現れるまで、浩平は私のものね」
「はい？？？」
「大好きよ…私の浩平…」
　この人、酔っ払ってるんじゃないだろうな？
　ただ、俺の髪の毛を撫でながら笑う由起子さんが、あんまり幸せそうだったから、俺も、自然と笑みがこぼれてしまった。
「ふふふ…」
「はは…」
　どれくらい、そうしていたのだろう。
「あ…浩平、目のとこにゴミ…取ってあげる。目、閉じて…」
　俺はゆっくりと目を閉じる。そして、瞼に指が触れる感触に備えようとする…が。
「ん…」
「！？」
　唇に広がる、甘い感覚。
　反射的に目を開いてしまう。
「目、閉じてて…」
「……」
　目を閉じると、今度はさっきよりも、少し長めのキス。
「んん…」
　由起子さんが顔を上げる。頬がほんのりと赤い。多分俺は今、真っ赤になっていることだろう。
「由起子さん、今の…」
「んー、ほら、アメリカとかだと、こういうの普通じゃない？」
　そうか？微妙に長かった気がするんだが…。
　ま、いいのかな。
　折角のクリスマス・イヴだし。

　二人きりの聖夜。
　イヴの夜は、静かに、穏やかに更けていった。

67 ：名無しさんだよもん：02/12/26 00:50 ID:fWGTGags

(´ii｀)b Good-job!!
　はげしく萌えまつた。浩平ｳﾗﾔﾏｼｰ

68 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：02/12/26 01:10 ID:CR48OLEb

おい、ちょっと、この、あれだ、その、ありがとうございましたーーーー！！！！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　由　起　子　さ　ん　萌　え　！

69 ：名無しさんだよもん：02/12/26 01:14 ID:2mShKxAU

いや、なんだ、その、まあ、なんというか、むう……

　　　　　　　すまん素で萌えた

70 ：名無しさんだよもん：02/12/26 11:06 ID:IGOChBCL

まさかこんなにすんなり萌える事ができるSSがあろうとは…

71 ：名無しさんだよもん：02/12/26 20:23 ID:bzNFm4qf

おお、感激したっ。
開口一番の「こら、朝の挨拶は・・」からして、萌えた、というか萌えっぱなし。

もしかして・・・去年も待っててくれてたのかな・・・。
住井と夜遊びする浩平を、「浩平・・、まだ帰らない・・・」と、じゅうたんの上で女の子すわりしながら。

72 ：名無しさんだよもん：02/12/26 20:47 ID:eLU2zSsM

いくつなんだろうなぁ
二人とも

73 ：名無しさんだよもん：02/12/26 20:51 ID:ARanWChs

まこ姉は祐一の小学校のときの先輩だから、理論上1～5歳離れているな。
実際には本文中に「彼女は三つも、四つも離れたような、上級生だったはずだ。」と書かれている。

74 ：名無しさんだよもん：02/12/26 20:54 ID:0QCfFDPr

http://berry6.hp.infoseek.co.jp/
パートナーのいない人は急げ！
まったり、しっとり過ごしましょ(o^.^o)

75 ：名無しさんだよもん：02/12/26 22:40 ID:indf++IQ

ＯＮＥの由紀子さんってのはなんとなく覚えているけど、
ＫＡＮＯＮの沢渡真琴姉ってどんな人だっけ？
忘れてしまった・・・ｽﾏﾝ、逝ってくる。

76 ：名無しさんだよもん：02/12/26 22:44 ID:NG2z6dpA

>>48-49
いや、俺のミニマム脳味噌では他の選択肢が思いつかなかったので。やっぱえいえんしか。
…では、ありがたく続き書かせて頂きます。辛気臭い話になるかも。嗚呼。

>73
えっ…小学校の先輩？　そうだったんか…じゃあ設定からして違うやん、俺の書いたやつ。

まあいいや…そもそも整合性皆無だし…　←貴様は最低です

77 ：aa：02/12/26 22:45 ID:LbX37ZjK

http://www.ss.iij4u.or.jp/~fetish/
勃起した

78 ：名無しさんだよもん：02/12/26 22:45 ID:BRnHRa8W

http://www.petitmomo.com/mm/

79 ：NAME：02/12/26 22:48 ID:NG2z6dpA

息を切らせて丘を目指す。いつもそこに居る人に、大切な話があったから。
一刻も早くそれを伝えたくて、頂上に向けてひた走る。

「―まことさんっ」
「…祐くん？　どうしたの、そんなに慌てて…」
「あ、えーと…」

いつもと変わらぬ姿で佇む彼女。静かな微笑み。
その笑顔を見た途端、「宿題を提出しに来た」と言うのが恥ずかしくなって、口篭る俺。

―今思えば、それはなんて残酷なタイミングだったのだろう

「……祐くん、いつもより来るの早いね。……ひどいなぁ……」
「ひどい？　…なにが？」
「……だって、ちゃんと祐くんに『さよなら』言わなきゃいけなくなったもの」

彼女の声は微かに震えていて、俺は言い知れぬ不安に胸を掻き乱された。
うららかな日差し、穏やかに吹く風、空には飛行機雲。それなのに。
真琴さんは目を伏せて悲しそうに笑う。

「さよならって…まことさん…どこかにいっちゃうの？」
「…………」

80 ：NAME：02/12/26 22:49 ID:NG2z6dpA

沈黙がなにより雄弁に肯定する。
どれほど他愛も無い問いかけにも、真摯に誠実に答えてくれた人が、言葉を失っている。
…だから、もう逢えないことが判ってしまった。

「…なんで？　引っ越すの？　どこに？　いつ、いっちゃうのっ？」
「……これが、私の『答え』なの」
「こたえ？」
「覚えてる？　いつか祐くんに出した宿題…」

―大切な人にもう二度と逢えなくなるとしたら、どうしますか？

覚えてる。その宿題を提出する為に、急いで逢いに来たんだから。

「大切な人が、いなくなっちゃったの。でもね、どうしても逢いたいの」
「ずっと思ってたんだ。その人と同じ処に行きたいって」
「その人にもう一度逢えるなら、他のもの全部捨てたっていい」
「だから、私は『此処』から消えて『其処』に行く。…それだけ」

歌うように、祈るように。夢見るような表情で語り続ける彼女。
不意に襲う違和感。駆け寄ろうと一歩踏み出す俺。

その刹那

空気が変わる。風が止む。遠く聴こえる町の喧騒が、消える。

81 ：NAME：02/12/26 22:49 ID:NG2z6dpA

「……まこと、さん……？」
「ごめんね……さよなら」

近くにも遠くにも聞こえる声。ゆっくりと霞みはじめる風景。俺は本能的に理解した。
『沢渡真琴』は、この世界からいなくなる、と。
―だから、叫んだ。

「そんなの、不正解だっ！」
「ぼくなら、そんな風に逃げない、ぜったいに！！」

最早輪郭もおぼろげになるつつある彼女に届くよう、声を張り上げて。

「大切なひとがいなくなったら、かなしいけど…」
「…でも、ぼくは、『ぼく』を生きていくんだっ！」
「もういない人と引き換えにして、誰かを泣かせたりしないっ！」
「まことさんは、弱虫だっ！」

痛む喉。歪む視界。陽光に溶ける、初恋の人。

―いっちゃ、やだよ

その叫びだけは、なぜか声にならなかった。

―うん、いい答えだね…百点満点だよ
―あはっ、やっぱり祐くんの将来が心配だな…すごい女泣かせになりそう
―祐くん……あのね、きみが、ね
―私にとって最後の『世界』で、本当によかった
―ありがとう

82 ：NAME：02/12/26 22:50 ID:NG2z6dpA

訪れる静寂。いつもと変わらぬ丘に、ひとり立つ俺。
…ただひとつの違いだけが、胸を締め付ける。

「まことさん」

大切な名を、そっと呼んだ。
答えるものはなく、風が強さを増す。

――まことさん

胸の内で、もう一度呟いて。……堪えきれずに、涙が溢れた。

……ああああぁぁ辛気くせえええええええぇぇ……マジでごめんなさい。

83 ：aa：02/12/26 22:54 ID:LbX37ZjK

http://www.rr.iij4u.or.jp/~uretaiki/
人妻肉便女

84 ：名無しさんだよもん：02/12/26 22:58 ID:T0FLUt9K

小学校時代の先輩、4歳年上のマコ姉が
大学の教育実習で祐一たちの高校に戻ってきて
祐一に出した宿題の答えを文字通り教師として聞きに来るとか
脳内でこしらえた僕は駄目でしょうか。

85 ：名無しさんだよもん：02/12/27 01:55 ID:+WO/NwkR

それもよろしいのではないかと

86 ：名無しさんだよもん：02/12/27 02:30 ID:z/zxhgLF

もう世の中ロリとかぷにとか幼女とか妹とかばかりで
嫌になります。私は年上が好きなのです。年上っていったって
１０も２０も上じゃないです。お姉ちゃんと呼べるくらいのがいいです
なのに世の男どもは年下、年下と騒ぎまくり。なんなのですか。
2次元世界ですら私の願いは叶えられないのですか。
世の中には年上好きは死滅したのですか。そんなにつるぺたがいいですか。
私は納得がいきません。もはや癒されるのはこのスレだけと相成りました。
がんばってください

なお、私の魂年齢は永遠に17歳なのでそれ以上を年上キャラといたします

87 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：02/12/27 03:11 ID:n0ZNoEPZ

>>79-82いや、今辛気臭くとも終わりがハッピーなら全て帳消し。
だって、これで終わりじゃないよね？ね？
一気に読ませるSSですた。ナイスです。先生！

88 ：名無しさんだよもん：02/12/27 11:06 ID:5W0F/07o

>>82の続きを勝手に書いてみました。これを無視して続きを書いてもらっても結構です。

さむい…
まわりには、だれもいない…
あのときからずっとひとりぼっち。
…あいたい。もういちど、あいたい……
「君も？」
だれ？
「全てを失うかもしれないけど…それでもいいなら、力を貸してあげる。」
ちからって？
「伝える力、かな。お願いがあるの。」

草原に少女が立っていた。
ずっとそこにいたというより、気がついたらここにいた。そんな感じだった。
ふと足元を見る。
子猫が一匹いた。何かをくわえている。
それをそこにおいてしばらく少女を見つめた後、
どこへともなく走り去っていった。

あの子に伝えてくれる？ありがとうって。

なんとなく、そう言われたような気がした。
流れ込んできた感情から一人の少年の姿が頭に浮かんだ。
ある感情が湧き出る。しかし少女にはその感情は別のものに写った。
子猫からの餞別を拾い、つぶやく。
「…許さないんだから。」

雑文すまそ。

89 ：名無しさんだよもん：02/12/27 11:10 ID:ZtrJa9Il

>>86に華麗に同意

90 ：名無しさんだよもん：02/12/27 22:11 ID:iMT3IU89

とりあえず、由起子さんの俺内外見

背は１６０ｃｍ程度。
髪の毛は水色で、繭みたいな髪型。仕事中のみ眼鏡は必須
左目尻の下にほくろがあって、スレンダー｡二十歳くらいにしか見えないが、しっかりと大人の色気有り
スタイルは滅茶苦茶良い｡95・60・86って感じ
ヘヴィスモーカーを個人的に希望。性格は無邪気な感じ｡自分が魅力的なのを理解してて、浩平を挑発して遊ぶような趣味有り｡

…スマソ、逝ってきますr=(ﾟДﾟ)・.・'

91 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：02/12/27 23:15 ID:99mAhZF4

そんじゃ、俺的脳内由起子さんの外見。

髪型はベリーショートって設定が小説の中であるけど、俺の中ではサムスピの色みたいな髪型。
身長に関しては、俺も１６０㌢程度がいいと思う。
スタイルは、８０・５６・８３って所で。発育があまりよろしくないんだけど、そこは由起子さん独自の色気でカバー。
性格は無邪気で包容力アリ。好奇心はあるんだけど、ちょっと臆病。子猫っぽい感じがするかも。
ちなみに髪の色は深い赤。瞳も、赤。
見た目は若くて、女子大生に間違われる事も。
会社がある時はスーツだが、無い時はラフな格好を好む。そのせいで余計に若く見えるんだよ。

………俺もダメダメだな…すんませんr=(ﾟДﾟ)・.・'

92 ：名無しさんだよもん：02/12/27 23:24 ID:eJnp8KOD

外見はともかく、タバコ酒ギャンブルの三拍子は譲れないところ。

r=(ﾟДﾟ)・.・'

93 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：02/12/28 20:44 ID:bTq5sp2U

やっと冬のゲス書き終わって来てみたら…今日は誰も書き込んでないし。
いいもん。漏れだけ由起子さんとまこと姉と朝まで遊ぶもん。
寂しくなんかないですよーだ…('Д`)

…まあ冬が終ったら書き込み増えるんだろうけどね。

94 ：雲丹：02/12/29 00:36 ID:kMomYIN2

冬の祭典真っ只中に突入だからねぇ。
地方人の自分には関係ないけど。

由起子本やまこ姉本なぞ、ついぞ見た事もない。
しかし、ＯＮＥ小説版は由起子さんが所どころ出演していていい感じだ。

95 ：名無しさんだよもん：02/12/29 01:23 ID:UzTgWHPr

>>93
別に、他人のレスがないと書き込めないってんなら、書き込まなくていいんじゃない？
同調する人がいないと何も出来ないなら、何もしなくていいっちゅーに。
それとも、そういう書き込みすることで、同調者探したいだけ？
最近その手の勘違いチキン職人モドキが多いからねぇ。

96 ：名無しさんだよもん：02/12/29 02:26 ID:iJu+aGBZ

>>95
>別に、他人のレスがないと書き込めないってんなら、書き込まなくていいんじゃない？
そんな事どこに書いてあるんだい？
>同調する人がいないと何も出来ないなら
あの文読んだだけでよくそこまで訳しちゃうね（藁
>最近その手の勘違いチキン職人モドキ多いからねぇ。
名前挙げてみ。どうせ誰も思いつかないんだろうけどな（藁

やる事無いんで釣られてみました。何か文章読むと『暇になった中学生が大人振りたいからいっちょレス付けるか』て感じに見えた。
あまりにも単調過ぎる文だしね。
あ、この文読んだ人、気分を悪くすると思うが済まん。厨が嫌いなものでね。

では何事も無かったかのようにマタ―リ進行して下さい↓

97 ：名無しさんだよもん：02/12/29 02:30 ID:qwHgsPDm

小説版じゃあどんな感じだったっけ？

98 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：02/12/29 03:14 ID:iJu+aGBZ

>>95
あー、そう言う風に取られてしまうのですか。
不快にさせてしまったみたいで申し訳無い。
>>96
そこまで言うのはどうかと。人それぞれの解釈の仕方や意見もありますし。
色々な人が来る場所なので、一々反応していたら疲れますしね。
すいません、レスしてしまって。

>>97
由起子さんでいいんですよね？
確か茜の小説ではベリーショートで３０代半ばって表現がありました。
後、基本的に料理やお菓子を作ったりするのは好きだとか。

99 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：02/12/29 03:18 ID:iJu+aGBZ

あ、ちょっとみなさんに聞きたいのですが、さわたりまことに関しては何も情報ないですよね？オフィシャルとか。

>>96
ID一緒だ。珍しいな♪（珍しくもないか）

100 ：名無しさんだよもん：02/12/29 06:23 ID:UFZgqCj0

１００はいただきだ

101 ：名無しさんだよもん：02/12/29 16:29 ID:OuAu5j0i

（テレビ版Kanon第6話「彼女たちの見解」を思い出して、お読みください。）

どこか遠い遠い世界に私はいた。
それは斜陽の射す浜辺の夕景だったり、青空に力なく浮かぶ雲だったりした。
時に私は羊になって、大洋の上をふらふらと漂流させられた。
旅行と言うには、ちょっと悲しすぎる経験だった。

帰ってきたよ。
今はこの街に。きんとした大気に舞う雪花が、艶やかな純白に染め上げた街に。
今はこの丘に。踏みしめる広い草原の朝露が、冷涼な初冬の匂いで迎える丘に。

そう、この丘の上。そう、小学校の頃だっけ。
悲しい目に遭っても、これだけを憶えていたから。私は、ここに戻ってきた。
「おおきくなったら、けっこんしよう」って。
そんな子供っぽい約束。
私と確かに交わした、小さな婚約者がいたのだ。

どんな男の子に成長しているのかな。
私より、結構年下。君はまだ高校生のはずだよね。
でも、背たけはとっくに抜かれているんだろうな。
私のこと、憶えてくれているのかな。
私の顔や声、ちゃんと判ってくれるかな……。

帰ってきたよ、祐くん。

102 ：名無しさんだよもん：02/12/29 16:30 ID:OuAu5j0i

雪の上を一歩一歩、商店街に繰り出してみる。
喫茶店に、レコード屋さん。甘味屋さんに、本屋さん。
街並みは意外なくらい、私の記憶に鮮明にある。私の故郷なのだから、当然ではあるけれど。

ああ、この本屋さん。
そうだ、私、少女漫画が好きだったっけ。
昔は店員さんに怒られるまで、立ち読みなんてしたものだ。

『恋はいつだって唐突だ』
私はつい、目を引いた少女漫画の単行本を手に取ってしまっていた。
安っぽくて、ありがちで、なのに現実とはかけ離れた、空想の恋愛。
でもね、いつだって女の子は、こんな判りやすい物語に憧れるもの。
漫画の展開と、そして自分自身の幼稚さに苦笑しながら、ページを手繰る。

『わかった。絶対に迎えに来るから』
『そのときはふたりで一緒になろう。結婚しよう』

いつしか漫画は最後のページを迎えていた。
その時だった。

「真琴」

私の名前は、沢渡真琴。
背後から、私の名前を呼ぶ男の声がした。
記憶の中にあるより、だいぶ低い声だった。
振り返った私の視界に、背の高い青年がいた。その顔に、確かな面影があると思った。

『絶対に迎えに来るから』
そうだよね。
うん、……ただいま、祐くん。

103 ：名無しさんだよもん：02/12/29 16:31 ID:OuAu5j0i

「あっ、その、すいません」
青年はいかにもばつが悪そうに、そう謝った。

すいません。
違う。私が聞きたいのはそんな言葉じゃない。

人違いでした。
そうなの？

他の子を探してるんで、俺もう行きますね。
あっ。待って、少しだけ……！

人を探して足早に去っていく青年に、そんなことが言えるはずがなかった。

漫画みたいな恋。ずっと待っていたあの人。感動の再会。再会。再会……。
何考えてるんだろう、私……。
そんなわけは、ないのにね……。

『その時まで、さようなら』
漫画のラストの台詞は、確かこうだった。
でも、私はさようならなんて言わないよ。
その時まで、……私はこの街で待っているから。

祐くん。
私がここに戻ってこられたのは、祐くんとの思い出のおかげなんだからね。

104 ：名無しさんだよもん：02/12/29 16:33 ID:OuAu5j0i

俺の力ではマコ姉を幸せにすることができなかったよ……。
しかし永遠の世界から帰ってきたということは、祐一との間に絆ができているということなので、
二人はそのうちトゥルーエンドに突入するでしょう。
でなけりゃ俺がマコ姉をいただく。

105 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：02/12/29 18:12 ID:D11h9btm

あー、もう！良い話じゃないか！！このSSで考えると沢渡真琴とまこ姉の容姿は似てるって事か。
それも又よし！逆に妄想が働きますなぁ。
続き、楽しみに待たせて頂きます(^^

106 ：名無しさんだよもん：02/12/29 20:51 ID:NNjIHTyy

真琴は祐一の元々住んでいた方の街に居たんじゃなかったっけ？

107 ：名無しさんだよもん：02/12/29 21:14 ID:GIDN24PM

>>106
バカなっ……！
そうだとしたら……破綻っ……！
崩れちまう……！
俺の積み上げた戦略が……！

一応、SEEN.TXTを読む限りでは、どちらの街の人間とも断定はできない。
ただし、祐一が
>もしかしたら、真琴はその『さわたりまこと』の女友達だったのではないか。
と思いついている所からすると、狐とマコ姉は同じ地域にいると考えるのが自然だろう。

108 ：名無しさんだよもん：02/12/29 21:14 ID:GIDN24PM

ちなみに、全文検索から『さわたりまこと』女史の周辺を洗い出した結果。
----------

あれは…小学生の頃だったろうか…
さわたりまこと…
音の響きだけ憶えている。
それはわずかに胸が躍るような、そして痛むような微妙な色彩に彩られていた。
俺が当時恋いこがれていた女性の名だった。
それが今の彼女…真琴なのだろうか…？
…いや、おかしい。
彼女は三つも、四つも離れたような、上級生だったはずだ。
今の真琴が、彼女とはとても考えられない。
真琴はどう見ても、その逆で、俺よりか幾つか年下のはずだ。
でなければ、当時の彼女のことを知る人物か…
【祐一】「………」
俺の頭は、はっきりとした覚醒に近づいていた。
真琴と俺を結ぶ接点を見いだしたことに、興奮を覚えていた。
「さわたりまこと」、という女性…
もしかしたら、真琴はその『さわたりまこと』の女友達だったのではないか。
彼女から俺の話を聞いていて、それを自分の記憶として取り違えているのかもしれない。
多重人格とはそういう経緯で形成されることがあると聞いたことがある。
…待て、それもおかしい。
当時の『さわたりまこと』とは、俺は一言も口を利いていない。
それこそ高嶺の花のように、俺は遠くから見ているだけだったはずだ。
それに、彼女に恋いこがれているという事実さえ、俺は誰ひとりとしてうち明けたことがなかったはずだ。
それを第三者である今の真琴が、俺との接点として記憶の底から持ち出すのはおかしい。
………。
そのことを知ることができた者…
あのとき俺の部屋に居たものと言ったら…それは…

109 ：名無しさんだよもん：02/12/30 14:10 ID:Sa6mja4z

会話無しかー。
なぜか親しげだったようなイメージが勝手に。

そういえば由起子さんって浩平と２人暮らしなんだよね。
みさおスレの影響か、３人のような気がしてた。
しかし、２人か…。

110 ：名無しさんだよもん：02/12/30 23:46 ID:5Aj0h5fo

ところで誰も突っ込んでないけど、ｽｯﾄﾞﾚ! って何？
新２ちゃん用語ですか？

111 ：名無しさんだよもん：02/12/31 00:18 ID:TfjyM9QB

「でも留美に折原は、渡さない」広瀬真希ｽｯﾄﾞﾚ!!
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1037373217/l50

ここもそうだ。
同一人物？または最近の流行なのか？

112 ：ふじいレイレイ@無理矢理：02/12/31 00:24 ID:DZ1Q5DG5

当時の『さわたりまこと』とは、俺は一言も口を利いていない。
それこそ高嶺の花のように、俺は遠くから見ているだけだったはずだ。

…いや、そうか？
何か大切な事を忘れている気がする。
それが、思い出せない。
思い出せるのは『さわたりまこと』という名前と、その女性に恋いこがれていた、という記憶だけだ。

……
やはり思い出せない。
何か大切な事を、物を、失くした気がする。

ふと、夕焼けに彩られたあの丘で、何か約束をした事を思い出す。
だが、その内容や、誰との約束なのか…は、やはり思い出せない。

それを思い出した時…
彼女は、俺が当時憧れていた、沢渡真琴、は帰ってくる…
何故か、そんな気がした…。

>>106氏
真琴姉、がいたのは、狐真琴がいたのと同じ街だと思う。
狐真琴が居たのは名雪の家ですよね（うろ覚え）。

113 ：名無しさんだよもん：02/12/31 04:13 ID:C+Q1nc3p

>>112
あんた、ものみの丘が、どこにあると思っているんだ。

114 ：あけおめ：03/01/01 05:14 ID:QAZCo4tP

未夜子さん、華穂さんも良いよね、とこんな時間に呟くチキンが一羽

115 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/01/01 05:41 ID:AimfkEsR

>>114
これは又、珍しい人を挙げますね。確かに二人共良い感じですがｗ
でも二人共CGあるんだよね…まこ姉や由起子さんにも一枚描いて欲しかったな。

とりあえず、スレ住人の方々、明けましておめでとうございます。

116 ：名無しさんだよもん：03/01/01 17:53 ID:Uj2HMwuo

葉鍵キャラで年上でＣＧがなくて……浩之の母親とか？

117 ：ふじいレイレイ：03/01/01 21:52 ID:8BeMitLE

スレ住人の皆様、あけましておめでとうございます。

新年早々、未夜子さんの話題が出てるのは嬉しい。
自分にとって、理想の人だし。
でもスレ違いかなぁ…。

上の自分のカキコが元で、ちと揉めてるっぽいですね。ｽﾏｿ。

118 ：名無しさんだよもん：03/01/02 16:52 ID:oKXVuBy5

今のここの住人って、近親相姦ネタ大丈夫？

119 ：名無しさんだよもん：03/01/03 00:33 ID:KB/c1t1g

俺は駄目だ……
近親はいかんて……

120 ：名無しさんだよもん：03/01/03 01:00 ID:1pAUqXSX

際どいね。
でも浩平×由起子さんや祐一×秋子さんは結構ありだよ。

121 ：名無しさんだよもん：03/01/03 01:36 ID:5i1GErGP

ふふ……いいスレ見ーつけた

122 ：名無しさんだよもん：03/01/03 14:03 ID:Dtf9J5Qo

浩平×由起子さんなら、このスレ的にはいいんでない？

123 ：名無しさんだよもん：03/01/03 14:04 ID:+gWC5RYt

年が離れていれば個人的にＯＫかと（ｗ

124 ：名無しさんだよもん：03/01/03 16:12 ID:9dLb50ZX

「祐ちゃんっ？」

―ピシッ

その瞬間、俺は時が止まった気がした。

……状況を整理しようか。
えーと…………今は学校の帰り……で……みんな―つまり俺の友人一同様―と百花屋に寄ることになって……
「ね、祐ちゃんだよねっ？」
今俺の顔の横には、何故かきれいなおねえさんの顔が間近に迫ってきていて……
―って、いつの間に俺の横に来たんだ？
「ん？　聞いてる？　おーい、聞こえてますかー？」
視界がガクガクと揺れる。
どう―やら反―応が無い―俺を―シェイクして―くれて―いるようだ。
と、とりあえず―この―人を―止め―よう。
ペース―を握られる―のは―なんか―悔しい。
「聞こえてる」
そう言うと、彼女は揺すっていた手をぴたりと止めた。
「や、やっぱり祐ちゃんだぁ……」
俺の顔を見つめて、おねえさんは笑顔を浮かべた。

125 ：名無しさんだよもん：03/01/03 16:13 ID:9dLb50ZX

「人違いじゃないか？」
「そんなはずないわよっ」
勢い込んで言うおねえさん。
「俺には、会った瞬間に脳みそをシェイクしてくるような知り合いはいないぞ」
「う、そんな言い方するの……祐ちゃんしかいないよぉ……」
おねえさんはちょっと涙目になっている。
「俺のことをそんな風に呼ぶのも一人しかいないはずだが」
「……もう分かってるんでしょ？」
「……あぁ……久しぶり、真琴ね―いや真琴さん」
「むっ」
何が気に入らないのか、真琴さんは眉間に軽くしわを寄せた。
「久しぶりに会ったっていうのに、何か他人行儀ね」
あれを言えと？　あれで呼べと？　……はぁ……
心の中で少しだけ葛藤してから
「……久しぶりだな、真琴姉さん」
憮然としたようにそう言った俺の顔は―たぶん笑っていた。
「祐ちゃんっ！！」
「うわっ！？」
椅子に座っていた俺は、真琴姉さんが抱きついてくるのを避けることができなかった。
……やわらかっ。

しかしその時の俺は迂闊にも、周りの方々をを完全に忘れていたのであった。

126 ：名無しさんだよもん：03/01/03 16:14 ID:9dLb50ZX

あれは…小学生の頃だったろうか…
さわたりまこと…
音の響きだけ憶えている。
それはわずかに胸が躍るような、そして痛むような微妙な色彩に彩られていた。
俺が当時恋いこがれていた女性の名だった。
当時の『さわたりまこと』とは、俺は一言も口を利いていない。
それこそ高嶺の花のように、俺は遠くから見ているだけだったはずだ。
それに、彼女に恋いこがれているという事実さえ、俺は誰ひとりとしてうち明けたことがなかったはずだ。

と、ここらへんが「相沢祐一　冬の記憶」
だけど……あー、もしかしたらここから先は思い出さなかった方が幸せだったかもしれない。
……いや、冗談だ。ともかく、春。
俺は子供の頃の記憶を、全て思い出した。
名雪のこと、あゆのこと、舞のこと、真琴のこと。
栞も含め、みんな今は元気で過ごしている。
そして、ある日不意に思い出した人の名前と思い出。

さわたりまこと。この女性とはあるきっかけから、よく話したりするようになった。
そのきっかけは……長くなりそうだし恥ずかしいから割愛させてもらう。
……なんだ、文句あるか？
で、話したりしているうちに俺達は仲良くなっていった。
まぁ今思えば、ガキだった俺の子守りをさせていた気がしなくもないが。
当時、俺は母親と秋子さんくらいしか年上の女の人と話すことがなかった。
（……舞は年上だと思ってなかったし）
だから憧れていた真琴姉さんに柄にもなくドキドキして……
背伸びしていた。つりあうような男になりたいと、子供ながらに思っていた。
はぁ……そんなことを考えていた祐ちゃんは、飽きることなく真琴姉さんに会いに行った。

……思い出すと長くなりそうだな。
それだけ「おもいで」があるってことか？

127 ：名無しさんだよもん：03/01/03 19:47 ID:ZKPLToik

真琴のコスプレする人ってGジャンはどのメーカー使ってるんだろう
リーバイス？
エドウィン？
リー？
ラングラー？

128 ：苦悩の真実：03/01/03 21:48 ID:nAexu0XK

　うっす、俺の名は折原浩平。
　泣く子も黙るONEの主人公様だ。

　ところで、ゲーム本編中にはほとんど出てこない俺の叔母、小坂由起子さん
だが、実はそれは仕事が忙しいからだけじゃなかったりする。
　いや、仕事が忙しくないわけじゃないんだが……
　ハッキリ言ってしまえば、俺の方から避けていたんだ。
　なぜかと言うと、

　ヒジョーに、
　ヤ　　ヴ　　ァ　　イ
　からだ。

　どういう風にヤヴァイのかと言うと、例えばたまに休みの日の朝に由起子さ
んと顔を合わせたりなんかすると、
「浩平君、おはよ～」
　って、抱き締められてしまうのである(汗)。むぎゅう。
「ゆ、由起子さん、おはよ……」
　苦笑しながら返事をする俺。
　しかし……この叔母が姉であるところのつまりは俺の母親と、ずいぶん年が
離れているとは言え、その俺の母親が俺と妹を置いて出家、失踪してからもう７年以上が経つ。当然、その時既に職を持っていた由起子さんの年齢は、とっ
くに30は越えているわけだが……
「……どうしたの？私の顔になにか付いてる？」
　きょとん、と人を抱き締めたまま言う由起子さんは、見た目で10、仕種で20
は若く見える。

129 ：128：03/01/03 21:58 ID:nAexu0XK

　そんなかわいらしさと同時に、年相応に成熟した身体の、その一部分……つ
まりいわゆるところの、ち、ち　ぶ　さ　とやらのやーらかい感触も俺に伝わ
って来るわけで。
「う……浩平君ったら……」
　素直に反応してしまった俺の身体の一部に、由起子さんは抱き締める力を緩
めて(でも離してはくれない)顔を紅くする。
「いやっ、こ、これはそのっ、あ、朝起きたばっかりだから」
　慌てて苦しい言い訳をする俺。
「あ、あはは、そうだね、浩平君、年頃だもんね」
「う、うん……」
　そう言いつつ、ようやく解放されたところで少し間合いを取る。
　ウソです由起子さん、今日は朝立ちなんかしてませんでした！

　さて、ここまでを見ていた人ならもうお分かりだろう。
　由起子さんがどうしてヤ　ヴ　ァ　イのか。
　いや正確に言うとヤ　ヴ　ァ　イのは俺自身の方かも知れない。
　中学からこっち、思春期ずっとこうである。いかに母親代わりの女性だった
とは言えこの生活がもう少し続いたら……俺は……

　……その、甥と叔母との関係を越えてしまう……

　…………そ……

　それとも、
　そ　れ　が　望　み　で　す　か　由　起　子　さ　ん!?

130 ：128 - 129：03/01/04 00:34 ID:nmpzRcGe

あーっはっは、レスが全く来ないよ
思わず

　　 ◎＝＝＝◎
　　∥　　　∧∥∧ 　
　　∥　　（　 ⌒ ヽﾌﾞﾗﾝ
　　∥　　　∪　　ﾉ
　　∥　　　　∪∪
　　∥
＿＿Ω＿＿
|スレ age|

131 ：124あたり：03/01/04 00:52 ID:9aHo9Bpj

>>130
ま、元気出せよｗ
拙者は流浪人……また……流れるでござる……

132 ：名無しさんだよもん：03/01/04 00:53 ID:9aHo9Bpj

うぅ……IDあほだし……

133 ：名無しさんだよもん：03/01/04 01:03 ID:AzRIubh5

>>128 >>129
たはぁ、ついに由起子さんにもそっち系を匂わせるＳＳが。
続き、期待して宜しいですよね？

>>130
……生きてくれ。

134 ：130：03/01/04 01:09 ID:nmpzRcGe

>>133
続きと言うかちょこちょこと書いては投下するかも。
気長にまっててくれい。

135 ：名無しさんだよもん：03/01/04 01:44 ID:2GML1FKe

いいのぅ

136 ：名無しさんだよもん：03/01/04 01:53 ID:FFWksGJd

まこ姉(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ
由起子たーん(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ

137 ：鍵年上キャラ（ネタバレ含む）：03/01/04 03:20 ID:77ljJX+x

ＭＯＯＭ.

未夜子さん
名倉友里

ＯＮＥ

浩平母
由起子さん
華穂さん
雪見

Ｋａｎｏｎ

まこ姉
秋子さん姉
秋子さん

ＡＩＲ

さいか母
往人母
晴子
観鈴母
聖
美凪母
八百比丘尼
裏葉

年上で非攻略対象を優先して作成。
かなり抜けがあると思うですよ。

138 ：名無しさんだよもん：03/01/04 04:09 ID:zrnayWmq

>>137
MOON.　鹿沼葉子　Kanon　佐祐理さんは？
あと、CLANNADも

139 ：名無しさんだよもん：03/01/04 04:15 ID:Dv5X8m7Z

佐祐理さんは攻略対象だし、葉子さんは半メインみたいなものだし……。
ところで>>1で二人限定みたいな事が書かれているけど、それ以外のキャラでも
別に良いのかな？

140 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/01/04 04:16 ID:ctDLCT27

>>124-128
年明け早々二人のSSが見れるとは幸せですた。
いいなぁ、やっぱまこ姉いいなぁ。しかし由起子さんも良い。
お二方SS頑張って下さいませ～（＾＿＾

141 ：名無しさんだよもん：03/01/04 05:37 ID:FFWksGJd

１じゃないから俺が言うのもなんだがいいんじゃねぇか？

142 ：名無しさんだよもん：03/01/04 13:53 ID:ccUlqBwq

秋子さん姉＝祐一の母

これはやば過ぎる。

143 ：名無しさんだよもん：03/01/04 19:52 ID:J/d+MmjY

書き手の皆さん乙。
新年早々いいもの見させてもらいました。

血縁系は別れるよね。
賛成反対含めて、まったりいくのが良いとおもふ。
別スレ投下とかで。

144 ：名無しさんだよもん：03/01/04 23:24 ID:Z7194HGE

由起子さんの時点で血縁関係に引っかかってるのですが。

145 ：名無しさんだよもん：03/01/05 02:00 ID:toQw3ct2

個人的に由起子さんや秋子さん程度の血縁なら
ｾｸｰｽしなければOKです
それ以上に近い血縁者はﾔｳﾞｧｲ

146 ：ノーマッド ◆po73KQOmZk ：03/01/05 03:17 ID:q/sQAMoF

モナーがテレビアニメ化！！！
祭りだ！！！！
参考画像：http://www.bj.wakwak.com/~naruto/img-box/20030105031020.gif
<<放送時間>>
1/5
大阪テレビ大阪（日）9：30～10：00
東京テレビ東京（日）9：30～10：00
名古屋テレビ愛知（日）9：30～10：00
福岡ＴＶＱ九州放送（日）9：30～10：00
札幌テレビ北海道（日）9：30～10：00
岡山・高松テレビせとうち（日）9：30～10：00

147 ：ノーマッド ◆i2ZQ1YyKNQ ：03/01/05 03:26 ID:q/sQAMoF

148 ：名無しさんだよもん：03/01/05 03:26 ID:uY1vAPJT

ヤヴァいから萌えるんじゃないか
むしろ積極的にそのシチュを求めよ。

149 ：ノーマッド ◆Y6qdg0WiSk ：03/01/05 03:33 ID:q/sQAMoF

150 ：ノーマッド ◆.QtuCMFbD2 ：03/01/05 03:53 ID:q/sQAMoF

151 ：ノーマッド ◆AOMdbQiVo. ：03/01/05 03:53 ID:q/sQAMoF

152 ：ノーマッド ◆TmZMmKDjC6 ：03/01/05 04:11 ID:q/sQAMoF

153 ：ノーマッド ◆7kgyjm37kI ：03/01/05 04:32 ID:q/sQAMoF

154 ：ノーマッド ◆e64Icq9a.U ：03/01/05 04:33 ID:q/sQAMoF

155 ：ノーマッド ◆hW/EKLx94s ：03/01/05 04:50 ID:q/sQAMoF

156 ：ノーマッド ◆eN16BOCoCg ：03/01/05 04:54 ID:q/sQAMoF

157 ：ノーマッド ◆x2o8aadshw ：03/01/05 05:10 ID:q/sQAMoF

158 ：ノーマッド ◆vkSUbcHrtA ：03/01/05 05:13 ID:q/sQAMoF

159 ：ノーマッド ◆Z32Brioee6 ：03/01/05 05:29 ID:q/sQAMoF

160 ：ノーマッド ◆Q/hyU5WhQw ：03/01/05 05:34 ID:q/sQAMoF

161 ：ノーマッド ◆PFHahBaOjk ：03/01/05 05:49 ID:q/sQAMoF

162 ：ノーマッド ◆fmJRnC5rvE ：03/01/05 05:53 ID:q/sQAMoF

163 ：ノーマッド ◆.uxO1zwzGk ：03/01/05 06:07 ID:q/sQAMoF

164 ：ノーマッド ◆QyeujSl4/Y ：03/01/05 06:14 ID:q/sQAMoF

165 ：ノーマッド ◆iMeUDZ5KNQ ：03/01/05 06:25 ID:q/sQAMoF

166 ：ノーマッド ◆Ub6kQ3pvLo ：03/01/05 06:33 ID:q/sQAMoF

167 ：ノーマッド ◆raJCtGBzIg ：03/01/05 06:44 ID:q/sQAMoF

168 ：ノーマッド ◆GQu7.tgNDI ：03/01/05 06:53 ID:q/sQAMoF

169 ：ノーマッド ◆vGZZXbr9Pc ：03/01/05 07:11 ID:q/sQAMoF

170 ：ノーマッド ◆dCGNJq.JyI ：03/01/05 07:22 ID:q/sQAMoF

171 ：ノーマッド ◆Eoyr90iGck ：03/01/05 07:37 ID:q/sQAMoF

172 ：ノーマッド ◆0lcgcQtP4I ：03/01/05 07:43 ID:q/sQAMoF

173 ：ノーマッド ◆xYHJ4.UGoI ：03/01/05 07:58 ID:q/sQAMoF

174 ：ノーマッド ◆in0fT4ENUw ：03/01/05 08:05 ID:q/sQAMoF

175 ：ノーマッド ◆kiCYqr6p32 ：03/01/05 09:20 ID:0kIHcqhJ

176 ：ノーマッド ◆44OgSvmJJs ：03/01/05 09:29 ID:0kIHcqhJ

177 ：ノーマッド ◆ybkJkz5Y2. ：03/01/05 09:47 ID:0kIHcqhJ

178 ：ノーマッド ◆xe3vuvcHNc ：03/01/05 09:55 ID:0kIHcqhJ

179 ：名無しさんだよもん：03/01/06 02:17 ID:Fqt5rAgT

保守

180 ：名無しさんだよもん：03/01/06 14:00 ID:2yGEmRf9

往人母、どんな人だったんだろう。

181 ：名無しさんだよもん：03/01/06 23:32 ID:sJj59jyP

あの一族は人形に吸い込まれたあとも意識あるんだろうか
あったら嫌だな
犬にかまれたり子供に蹴飛ばされたりバイクにはねられたり……
大変そう

182 ：名無しさんだよもん：03/01/07 03:06 ID:144qfM89

5日夜、埼玉・狭山市で、焼き肉の焼き方で口論になり、姉と母親を包丁で切りつけた男が逮捕された。
殺人未遂の疑いで逮捕された無職、櫻井伸昭容疑者(25)は、姉の則子さん(29)と肉の焼き方で口論となり、
「殺すぞ」と文化包丁で左首を切り付け、さらに、止めに入った母親の優子さん(53)の
左ほおにも軽傷を負わせた。

櫻井容疑者は、「姉が細かいことをガタガタ言うので殺そうと思った」と話している。

姉、弟の間柄も現実だといろいろ難しいようだね

183 ：名無しさんだよもん：03/01/07 09:45 ID:S87vCA0W

ギャグ漫画みたいな話だ。

184 ：葉年上キャラ：03/01/07 11:15 ID:YtLCGzdf

『Ｔｏ　Ｈｅａｒｔ』
ひかりさん、あやめさん、シンディさん、
辛島美音子（ＰＳ）雅史姉

『こみっくパーティー』
編集長、鈴香さん

『うたわれるもの』
ソポク姐さん、トゥルスク（若/老）シャクコポル族のお母さん（背景キャラ）

スレタイに反しますが葉も調べてみました。
雫、痕、ホワルバには年上キャラ（非攻略）がいないようなので省きました。
あと母キャラも（某サイトの裕介母は非常にツボなんだが

185 ：名無しさんだよもん：03/01/07 23:59 ID:FmPbh+R3

「お兄ちゃん、私のスレが荒れ気味だよぅ」
「なあに。由起子さんの肌ほどじゃあ……」
　バキッ　ドゴッ　ベシャッ

こっちはﾏﾀｰﾘ逝きたいですな。

186 ：名無しさんだよもん：03/01/08 00:39 ID:Ccx27uZz

>>182
またさいたまか

187 ：名無しさんだよもん：03/01/08 03:42 ID:oTcOUcf4

「さいたまさいたま！」
「さいたまさいたま！」

祐一　　「……あのー……そこのダブル真琴」
真琴(狐)「あう、誰がダブルなのよぉ～」
祐一　　「やかましい。……で、何やってんですか２人して」
真琴(姉)「これ？　何か最近流行ってるのよ」
祐一　　「流行ってるって……」
真琴(姉)「結構楽しいよ。祐君もやらない？ちょうど“たいよう”が欲しいと
　　　　ころなんだけど」
祐一　　「遠慮します」
真琴(姉)「ざんねん……ｼｮﾎﾞｰﾝ(´･ω･｀)」

188 ：名無しさんだよもん：03/01/08 05:25 ID:dLfFmbBL

ダブル真琴（・∀・）ｲｲ!

189 ：名無しさんだよもん：03/01/08 06:14 ID:xC7MQMqj

いいのう
二人の真琴に両脇からぎゅぅっとされたいのう

190 ：名無しさんだよもん：03/01/08 11:43 ID:UgJLRt7g

狐のほうが乳がでかくて悔しい真琴姉萌え

191 ：名無しさんだよもん：03/01/08 22:58 ID:cKqfMsoq

>184
トゥルスクじゃなくトゥスクル
というか、ハクオロが最年長キャラなんだけどね。

192 ：名無しさんだよもん：03/01/09 02:19 ID:rfunIWP2

今更だが由起子さんの過去スレ。
http://game.2ch.net/leaf/kako/1007/10071/1007131882.html

193 ：名無しさんだよもん：03/01/09 04:44 ID:jFjEG+EA

ここが最古参かな
http://cheese.2ch.net/leaf/kako/982/982854776.html

194 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/01/09 05:13 ID:qUq+uTXR

>>192-193
あまりにも寿命の短いスレだったんだな…。特に>193が教えてくれた方。
100行ってないっすよ？
ちゃんと立ててあったにも関わらず、速攻で落ちた（もしくは削除依頼？）んだね。何か珍しい。と同時に悲しい。

ガンバレー！もうすぐ200だ☆

195 ：名無しさんだよもん：03/01/10 09:10 ID:OYP0cs/M

保守っとく。ネタはまた後程。

196 ：名無しさんだよもん：03/01/10 09:16 ID:xlu52MA4

さすがにまこ姉の過去スレは無いな

197 ：名無しさんだよもん：03/01/10 16:32 ID:etWh6Gb0

　浩平とつきあう事になったら、由起子さんはドモホルソリソクルで肌年齢若
く保つんだろうか。

198 ：128 - 130：03/01/10 16:50 ID:etWh6Gb0

　今日もまた、由起子さんは休みだった。
　こんなに間をあけないで休みが続くのも珍しい。

　そして俺もまた、平日だと言うのに家にいた。
　その理由は……いや、どうだっていいんだ、そんなことは。

「…………」
　今日は、休日恒例、“朝の抱擁”はなかった。
　俺が由起子さんに顔を合わせなかったからかも知れない。
　いや、それでも普段なら由起子さんの方から俺に会いにきたがるはずだ。
　それがないと言う事は、由起子さんも……
　昼近くなって、とりあえず食欲を満たす為に台所へきた時、俺はその事実を
知る事になってしまう……

「え……と……」
　そこで出くわした由起子さんは、最初、怪訝そうな顔で俺を見た。
　極短い時間だったが、その視線は、明らかに他人に対して向けられたものだ
った。
「あ、こ、浩平君っ？」
　ハッと我に返るように、俺の名前を呼ぶ由起子さん。
　その、由起子さんの一瞬の変貌を見た時、俺の中で何かが崩れて行く音がした……

（しかし本編中じゃ由起子さんって公平の事呼び捨てなんだよな。「君」で萎
えたﾔｼいたら激しくｽﾏｿ）

199 ：128 - 130：03/01/10 16:57 ID:etWh6Gb0

　ぎゅ～
　由起子さんは構わず、俺に対していつものようにきつく抱き締めてくれた。
　熱い程に、温かい……でも、俺にはその温もりが、今ではうつろなものにし
か思えなくなっていた。
「どうしたの？　浩平君？　学校行かなかったの？」
　優しくかけられて来る声すらも……
　ただ由起子さんの、女性としての体つきだけが、ハッキリと感じられた。
　俺には――

「えと……」
　由起子さんが、照れたように顔を紅くして、俺をそっと離した。
「その……えと、ごめん。起きたばっかり……なのかな？」
　苦笑する由起子さん。

　俺は……

＝選択肢＝
　1.由起子さんに欲情していたんだ、と正直に言ってしまう
　2.黙ってその場を立ち去る

200 ：名無しさんだよもん：03/01/10 17:15 ID:QL1eUeuP

リレーはやめないか？つまんないし、荒れる。
由起子さん以外のネタも出しづらくなるし・・・・・。

201 ： ◆6hMIYUciEM ：03/01/11 01:38 ID:1/NNbOPV

せっかくだから俺は１を選ぶぜ。

「由起子さんに欲情してしまって、顔をあわせずらかったんだ。」
　俺が正直に言うと由起子さんは一瞬びっくりしたような顔をした。
　気まずい沈黙。

　でも、すぐに「男の子だもん、興味を持って当然よ」と、笑顔になっていってくれた。
　そして、いたずらっぽい口調で言った。
「なぁに、浩平も私のこと好きなの？」
　俺が答えられないでいると、由起子さんは答えを求めるように俺の目を覗き込んだ。
　由起子さんに見つめられ、耳まで赤くなるのが、自分でもわかった。

　由起子さんは俺の目をみつめたまま、ゆっくりといった。
「私は浩平のこと、大好きよ。浩平は私のこと好き？」
　俺はしばらく答えに窮していたが、ついに沈黙に耐えられなくなり、下を向いたまま言った。
「す・・すき・・・」
　由起子さんは、唇が触れるんじゃないかと思うくらい、顔を近づけて言った。
「なぁに？聞こえない。もっとはっきりいってほしいな。」
　小悪魔っぽい笑みが浮かんでいたことに気づく余裕は俺にはなかった。
「だ・・大好き。」
　俺はもすこし大きな声で言った。
　すると、俺の手が掴まれ、なにかやわらかいものに触れた。
　俺の両手は由起子さんの乳房のふくらみの上に導かれていた。
「正直に答えたご褒美。」
　由起子さんはそう言って、唇を重ねてきた。

202 ： ◆6hMIYUciEM ：03/01/11 02:05 ID:1/NNbOPV

ふふっ。ちょっと割り込んじゃいましたね。
もともと、リレーってわけでもないとおもうんですけどね。

203 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/01/11 03:49 ID:ngK5kIUv

>>201
つーか漏れにもご褒美下さい。たまりませんよ…由起子さ～～～～～～ん！！

イメージ画をちょっと描いてみた。あれれ？漏れのイメージと違うモノが出来上がってしまた。
次はもうちょい考えて描こ。

ttp://pri0112.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20030111034003.jpg

204 ：名無しさんだよもん：03/01/11 03:51 ID:2uqVayjD

>>203
good job!!

205 ：名無しさんだよもん：03/01/11 05:15 ID:VaWMYhr+

きゃー

206 ：名無しさんだよもん：03/01/11 08:01 ID:f+NwSSw9

>>203
…………最高だ。卑怯なくらいの色香と可憐さが同居してる。
お風呂あがりにだぶついたシャツだけを身に着けたままで、思わずぼーっとみとれる浩平に

「ん？　どうしたの浩平？」

とか、判ってるくせにわざと問いかけたりしてる時の表情だったりするともう堪りません。

グジョーブ！！！　
ホントに書いてくれてありがとうっ！！！
俺もこれ身ながら一所懸命にカクよっ　←なにをだ

207 ：名無しさんだよもん：03/01/11 09:51 ID:/n4uSnAP

>>203
ええ感じだ。
俺も由起子さんはショートカットっぽいイメージがあるし。

208 ：名無しさんだよもん：03/01/11 17:18 ID:97ZjHUGv

みゅ～～っ♪
そのまま由起子さんにおしたおされるの、きぼんぬ。

っていうか、１９８－１９９で書いてくれた、「消える」という漠然とした不安が
どっかいってしまったのでわないだろうか・・・。
消えそうだからこそ、由起子さんとの絆をもとめるの？

209 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/01/11 20:16 ID:GVinMc0L

みなさんレスサンクスです！！
由起子さん、難しいですね。でも楽しいっす。
次はまこ姉に挑戦気分。

210 ：名無しさんだよもん：03/01/11 22:23 ID:a5l9ZEuH

由起子さん、かわいいですっ。
泣きほくろが、たまらんとです。
はぁはぁ・・・・。

211 ：ふじいレイレイ：03/01/12 00:09 ID:IIhtS6Hr

「浩平、どうしたの？」
「…あ、えっと、なんでもないんだ」
「そう…」
浩平はそう言うが、最近の浩平はなんだか変だ。あれほど元気だった浩平が、最近は妙に落ち込む事が多くなった。
「それなら…いいんだけど。ちゃんとご飯、食べてる？」
「うん」
「そう…なら、いいんだけど」
「………」
「………」
気まずい沈黙が、私と浩平との間に広がる。
「……あのさ、由起子さん」
「何？」
浩平が口を開く。何か言いにくい事でもあるのだろう、いつもの浩平とは違い、中々用件を言い出さない。
「……えと、さ、もし、もしもだけど…、俺が由起子さんの事、忘れたらどうする？」
「えっ」
突然の問いに、私は言葉に詰まる。
「……いや、いいんだ、忘れてくれ、由起子さん。変な事聞いてごめん」
そう言うが、浩平は凄く悲しそうな顔をしてこちらを向く。まるで、最愛の人との永遠の別れの時の様に。
だから私は、素直に自分の気持ちを答える。
「私はね、浩平…たとえあなたが、私の事を全て忘れてしまっても…、私は、あなたを見てるわ…。あなたがどこに行こうと……」
「ゆ、由起子さん」
「もし、あなたに何があったとしても……」
その時の浩平の、少し恥ずかしそうな笑顔は、今でも鮮明に覚えている。浩平が『消えた』今でも…。
その時の私は、『永遠の世界』なんて知る事もなかった。
けれど…
「…さて、今日も浩平の部屋を掃除しましょうか」
いつの日か、浩平が帰るその日まで…。
私の頬を、一雫の涙が落ちる。
もうすぐ、春が来るのだろう。空は、青く澄み渡っていた…

212 ：ふじいレイレイ：03/01/12 00:11 ID:IIhtS6Hr

流れを読まずに書いてｽﾏｿ。
>>203の萌丸◆whNJEQ493s氏の絵を見て、激しく忍…もとい触発されてしまいました。

全然萌えーな話でないですね。ｽﾏｿ。

213 ：名無しさんだよもん：03/01/12 00:29 ID:L/nahBQU

>>211
いやいや、かなり良いと思いましたですよ？

214 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/01/12 01:35 ID:iWvYtWSI

>>ふじいレイレイ氏
そう言ってもらえるとハラショーです！
SS、エンディング一歩手前で止めた所がニクイですなw
あ～、ここまで書かれるとラストが余計気になるよ。…脳内完結してきまつ。

215 ：名無しさんだよもん：03/01/12 07:58 ID:UqFyVmdq

マコ姉を切に希望してやまない

216 ：名無しさんだよもん：03/01/13 12:05 ID:jQ5XFPth

寸止め、ハァハァ・・・・。

217 ：名無しさんだよもん：03/01/13 19:33 ID:XUipY0f8

「ユ～ウく～ん」
「真琴さん？」
　シャッシャッシャッ！
「どう？」
「どうって……いきなり殴りかかってきたら危ないじゃないですか！」
「全部寸止めだよ？　中国留学で鍛えた腕を見てもらおうと思って」

ﾊｧﾊｧ出来たか？

218 ：名無しさんだよもん：03/01/13 20:12 ID:ulo690bB

>>217
おみやげのチャイナドレス纏った真琴たん(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ

219 ：山崎渉：03/01/14 09:49 ID:IuC9SMmn

（＾＾）

220 ：名無しさんだよもん：03/01/14 18:25 ID:xekviONY

>>217
わりと芸達者な真琴たん(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ

221 ：名無しさんだよもん：03/01/15 00:32 ID:uHoZ14CD

まこ姉って教育実習生になって戻ってくるSSが多いよな。

222 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/01/15 02:14 ID:pW0PMC+6

訳のわからない絵になってしまいますた…。
当初の予定ではチャイナドレスを描こうとしたのですが、何これ？
しかも祐一のはずなのにONE制服だし。もう駄目ぽ。電線でくｂ（略

ttp://pri0112.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20030115020502.jpg

223 ：名無しさんだよもん：03/01/15 03:11 ID:+Z3dpozS

かわええ……

224 ：名無しさんだよもん：03/01/15 04:55 ID:z4cBpvXQ

>>221
多いのか。見たことないぞ。教えれ。

225 ：名無しさんだよもん：03/01/15 11:46 ID:Sa2gvr+y

祐一が大人っぽ過ぎる気がｗ

226 ：名無しさんだよもん：03/01/15 22:13 ID:8bMNeVQf

>224
数が多すぎる。
この辺見て自力で探してくれ。
ttp://orange.sakura.ne.jp/~itachin/bbs/fawbbs5.cgi?num=02325

227 ：名無しさんだよもん：03/01/17 00:00 ID:54t2cEi1

メンテ

228 ：山崎渉：03/01/17 00:14 ID:dcWcbtZB

（＾＾）

229 ：名無しさんだよもん：03/01/17 02:11 ID:y0Rhrbwd

どうやら俺には真琴姉さんの服が見えないようだ。
馬鹿だからなぁ……

230 ：名無しさんだよもん：03/01/17 05:01 ID:uFvTxt1Q

葉鍵じゃないけど俺の場合お姉さんキャラというと
ファースト☆KISS物語の恭子さんがデフォになるわけで

231 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/01/17 16:47 ID:LEs7LLwf

色々と指摘を素敵に受けた通り、はちゃめちゃな絵でしたｗ
次は全身でも描くか…。でもまこ姉の髪型ってどうしよう。真琴と同じにしてしまったけどいいのかな？
ちょい別の髪型にしてみます。

232 ：名無しさんだよもん：03/01/17 23:55 ID:UfB8WMbc

もし、女性がバカには見えない服を着ているんだったら、俺は、ばかのままでいいや・・・・。

233 ：名無しさんだよもん：03/01/18 19:11 ID:XyGRQIni

>>222
祐一は前はＯＮＥの学校にいたようなので無問題

234 ：名無しさんだよもん：03/01/18 23:57 ID:CSXoe3sC

「こ～うへい！」
「なんですか……ってなんで裸なんですか！」
「馬鹿には見えない服を着ているんだよ～」
「馬鹿でもアホでもいいからなんか着てください！」

これじゃ頭のおかしい人だな……。

235 ：名無しさんだよもん：03/01/19 08:58 ID:gDEUJgc6

しかし正直なところ全ての女性が全裸だったら
目のやり場に困る
ってかみたくない裸もあるし

236 ：名無しさんだよもん：03/01/19 18:58 ID:bC07w4ZC

見えていることを、相手に悟られないように、馬鹿でないふりをするです。
そうすれば、じっくり鑑賞できます。
電車の中で、いすに座っていて、前にきれいな女性が立っていると、大事なところが
ちょうど目の前になるのでいいですよね。

みたくない裸は、みなかったことにしましょう。

237 ：名無しさんだよもん：03/01/19 21:55 ID:4ijXjhse

個人的にはモロ見えよりチラリズムを推奨したいのｺｺﾛ

238 ：名無しさんだよもん：03/01/20 07:32 ID:FLSfNUzc

何も読まずにカキコ
ｶﾞｲｼｭﾂかしら？
ttp://www5d.biglobe.ne.jp/~kanon/yukiko/indox.html

239 ：名無しさんだよもん：03/01/21 01:15 ID:z5IYchg5

あぶなっかしいので保守

240 ：名無しさんだよもん：03/01/22 01:00 ID:h5eqDAEE

このスレは、年上非攻略キャラなら誰でもＯＫでつか？

241 ：名無しさんだよもん：03/01/22 01:20 ID:wrnyS6mm

>240
＋グラフィック皆無が条件です。

242 ：名無しさんだよもん：03/01/22 23:06 ID:E1mslril

すると、東鳩のあかりのママは、ＯＫね。
椎名華穂さんは、ＮＧ？
神奈のママは？
国崎最高が牛乳を盗んだ隣のうちのママさんとか、
巨大おにぎり作ってくれた漁協のおばさんは可でしょうか。

243 ：名無しさんだよもん：03/01/23 00:54 ID:pcTQcV97

ひかりさん、華穂さんは萌えがあるからいいんじゃないの？
グラフィック皆無ではないけど、ひかりさんは立ち絵だけ、華穂さんは一枚しかないよね。
八百比丘尼は兎も角、後の２人は考えたくもない。

244 ：名無しさんだよもん：03/01/23 03:51 ID:raBVrDss

……トゥスクル……は絵が沢山あるからNGか。
んじゃトゥスクルの姉のエルルゥ。

245 ：名無しさんだよもん：03/01/24 09:21 ID:J1wKufHk

年上……
そうだ佐祐理さんを対生徒会の切り札にしようとした
三年生の女の子は？
声は多分皆口さんだったはずだ

246 ：名無しさんだよもん：03/01/24 09:32 ID:WUyRGp9J

>>245
萌えるが、それは久瀬スレ向きだな。

247 ：名無しさんだよもん：03/01/25 08:32 ID:oetLSg4w

能書きはいい。
さっさとまこ姉に萌えさせろ。

248 ：名無しさんだよもん：03/01/25 20:44 ID:lJ8O8WCY

>>245
丁度久瀬スレでその話をしてたところ。

249 ：名無しさんだよもん：03/01/26 22:00 ID:O3d6Q9sa

あーあーあー、ﾃｽﾃｽﾃｽ

250 ：名無しさんだよもん：03/01/27 08:45 ID:f7w0/7lt

本日は雨天なり

251 ：名無しさんだよもん：03/01/28 20:31 ID:oE0Bx3+P

あわせて強風

252 ：名無しさんだよもん：03/01/29 18:46 ID:ItgahYhj

されど心の目は開いておる

253 ：名無しさんだよもん：03/01/30 00:22 ID:I2r0sDvg

マコ姉のSS書きたいんだけど上手く書けない。
誰かがんばってくれー

254 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/01/30 15:23 ID:SFvc3pFp

名雪「祐一、最近元気ないね」
祐一「…いきなりだな」

　名雪が言うのもわかる。俺は最近ずっと考え事をしているからだ。勿論、他の人にはばれない様にしているつもりだが、名雪や秋子さんには感付かれていたみたいだ。
しかし別に元気が無いという訳でもない。ただ、思い出せないで心の中心部付近にもやもやが溜まっているだけなのだ。
それが何かは全く思い出せない。それを感じ始めたのはいつからだろう？そんなに前じゃない。最近だ。

祐一「…いや、でも元気が無い訳じゃないんだよ。何て言うか、思い出せないんだ」
名雪「え？７年前の…事？」

　咄嗟に、名雪の表情が不安の色に染まる。だが、その事ではない。７年前の事は全て思い出した。

祐一「違うよ、名雪。７年前の事はちゃんと思い出した。もっと、別の…」
名雪「そっか…そうだよね。祐一、思い出してくれたもんね……じゃあ何だろう？私にも関係する事なのかな？」
祐一「どうだろうな…まあ感覚的に違うと思うけど」

255 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/01/30 15:25 ID:SFvc3pFp

　それなら良かった、と名雪はいつもののほほんとした表情に戻る。こいつにも色々と迷惑掛けてるからな。
心の中で名雪に詫びをいれつつも、やはり引っかかりが気になって仕方がない。結局、学校に着くまでの間、ずっとその事について頭を悩ましていた。

香里「あら、二人共今日は早いのね」
名雪「あ、香里。おはよ～」

祐一は香里の挨拶に気付かずに席に座って、そのまま机に突っ伏した。その状態を見て香里が何か言ったが耳に入らない。名雪がフォローしているみたいだが気に留める事も無く、そのままの姿勢で考え続ける。
一体何なんだろう？つい最近だ。七年前の事を思い出してから、こんな事は無かった。全てが順調だったはず。だが現に、こんなにも心にわだかまりが出来てしまっている。
でも悪い気持ちでもない。言うなれば、あゆの時と感じが似ているといえば似ている。だけどあゆとは違う。絶対的な何かが違うのだ。
そんなこんなで思考を巡らせる祐一にの耳に、名雪達の会話が少し入って来た。

名雪「そう言えば、今日は教育実習生の人が来るんだよね」
香里「まったく。男子達はその事について騒いでるけど、子供よね」
名雪「女の人だっけ？」
香里「みたいね。どっから情報を仕入れてきたかわからないけど、女性だって噂よ」

256 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/01/30 15:25 ID:SFvc3pFp

　あ、そう言えば石橋がんな事言ってたな。と、一時その事に思考を逸らすが又すぐに戻る。
数分後、ドアが開いて先生が入ってくる。起立、礼、そして着席。朝の挨拶を済ます。その後、先生が口を開く。

石橋「あー、今日から教育実習生が来ているが、みんな迷惑を掛けないようにな。それではどうぞ」

　そして、ドアが再び開けられ、教育実習生の一人が教室に入って来た。
亜麻色の髪に優しい瞳を携えて、その人が教壇の前に立ち、自己紹介をする。

まこと「『さわたり　まこと』です。今日から短い間ですけど、みなさん宜しくお願いしますね」

　そして、その人を見た瞬間、祐一の中のもやが晴れた気がした。

何だか勢いと妄想で書いたけど、とりあえず教育実習生ネタにしました。
続きも書く予定ではあるけどどうなるか…。つーか、前振り長くてゴメソ。

257 ：名無しさんだよもん：03/01/31 02:44 ID:vfTtZUSG

誰のシナリオの後なのか、後でないのか、まこ姐と祐一はどうなるのか、真琴はどうなっているのか…
続きに禿しく期待。

258 ：あぼーん：あぼーん

あぼーん

259 ：名無しさんだよもん：03/02/02 13:58 ID:9yPAPgoK

【日本の政治評論家不人気投票】
投票は1日一票までです。　　

HP内の右上のリンク先から政治家不人気投票
　　　　　　　　　　　マスコミ不人気投票
http://www.amiva.com/an/vote001/tvote.cgi?event=001&show=all

260 ：名無しさんだよもん：03/02/02 23:43 ID:R6G4B8c0

>萌丸 ◆whNJEQ493s氏
乙彼ー

261 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/02/02 23:59 ID:3vohdLX5

ちなみに誰の後かと言うと、誰の後でも無く、一応みんな生存している状態のものです。
なので秋子さんは怪我してないし、栞も死んでない。舞は魔物を倒した後で、あゆは復活しています。
しかし祐一の心は誰にも傾いてない状態です。ただ、みんなとは仲良し。
そんなまこ姉用の卑怯な設定です。なので、真琴は居ません。何故か？それは上手く構成する自身が無いから（涙

…それでもよろしければ読んで下さいませ。

262 ：まこ姉とお昼：03/02/03 00:01 ID:7Ng9TV/2

　だが、気がしただけなのかもしれない。現に今、祐一の心は落ち着いてしまっている。
　確かに若くて美人かもしれない。けど、それだけだ。他に何がある訳でもない。
　祐一は自然とその教育実習生に興味が無くなってしまい、窓の方に顔を向ける。

　（だけど、最初にあの人を見た時の感じはなんだったんだろう？）と心の中で呟くが当然返答は無い。
　そんな祐一を他所に、授業は普段と変わりなく進む。やがて昼休みへ。

名雪　「祐一、お昼だよ」
祐一　「そうだな」
名雪　「お弁当食べようよ」
祐一　「そうだな」
名雪　「…もしかして祐一、さわたり先生の事気になってる？」
祐一　「そうだな」
香里　「へ～、相沢君ってああいう人が好みなんだ」
祐一　「そうだな……って、何でそうなる！？」
名雪　「だって祐一、ずっと『そうだな』しか言わないんだもん」
祐一　「ちょっと考え事してただけだよ…と、もう昼か。俺学食行って来るわ」
名雪　「え～、一緒に食べようよ」
祐一　「夜一緒に食べてるからいいだろ。じゃな」

263 ：まこ姉とお昼：03/02/03 00:04 ID:7Ng9TV/2

　後ろからちょっとしたブーイングが聞こえてくるが今は無視。一人になりたい気分だった。
　だから階段の踊り場や中庭には行かずに、学食に行く事にしたのだ。あそこなら人は多いが、特定の知り合いに出会う確率は少ないはず。

　そんな事を思いながら学食の入り口まで近づくと、ある人物が目に止まった。朝のホームルームの時間に紹介された、教育実習生のさわたり先生だ。
　何をしてるのかと一瞬気になったが、とりあえず腹が減っていたのでさわたり先生の横を通り過ぎて、一番空いていると思われる列に並ぶ。
　ふと、学食の入り口に視線を移すと、案の定さわたり先生がさっきと同じ姿勢で立って周りを眺めていた。初めてここの学食に来たから驚いているのだろう。自分も最初はあまりの人の多さに度肝を抜かれたものだ。
　一瞬助けてあげようかと思ったその時、さわたり先生と目があった。４秒位。

　（…何ですか？）
　（何でもないわよ）
　（……もしかして、この学食のシステムがわからない？）
　（………）
　（…教えてあげましょうか？）
　（え？いいの？）
　（いいですよ。じゃあ…）

　何故か、アイコンタクトとやらをした気がする。そして実際さわたり先生がこっちへ向かってくる。少し嬉しそうにはにかみながら。
　
　（何か、動物系だよな。この人）

　と祐一が思っていると、さわたり先生が話し掛けてきた。

264 ：まこ姉とお昼：03/02/03 00:05 ID:7Ng9TV/2

まこと「えーっと……祐一君、でいいのよね？」
祐一　「相沢、祐一です。さわたり先生」
まこと「あら、別に名前で呼んでも良いじゃない。それよりも…」
祐一　「何ですか？」
まこと「私、すっごくお腹空いてるの」

　真面目な顔で言う。

祐一　「…そうですか」
まこと「あ、冷たいな～、さっき私に視線を送ってきたじゃない。
　　　　あれはこの学食での戦い方をレクチャーしてくれるって意味じゃなかったの？」

　と少しすねた表情をして訴えてくる。単純に可愛いと思える顔かもしれない。そんな思考がよぎるが、すぐに振り払う。
　同時に、さっきの通じてたんだ。と素直に関心する。

祐一　「戦い方って……」
まこと「あはは。細かい事はいいでしょ」
祐一　「別にいいですけど。えっとですね…」

　祐一が説明をしている間、まことは熱心に聞き入っている。

265 ：まこ姉とお昼：03/02/03 00:07 ID:7Ng9TV/2

　そして簡単に説明を終えると

まこと「ありがとうね、祐一君！」
祐一　「相沢です！」

　と周囲の視線を集める様なやりとりをして、昼食を買いにいってしまった。
　当然周りでは今のやりとりに対しての笑い声が聞こえてくる。当分、学食には来たくないと思いつつ、自分の番になり牛丼を受け取ると、混んだ学食内に視線を移し空いた席を確保する。

祐一　「はぁ…」
　
　思わず溜息を付きつつ、牛丼に箸をつける。２、３口食べた後に相席を求められたので視線を送らずに頷いた。
　何か聞き覚えがある声の様な気がしなくもない。そっと向かいの席に視線をやると、案の定さわたり先生がいた。
　真面目な顔で狐蕎麦を食べている。なんか、見た目とのギャップが激しい人だな、と思いつつも自分の牛丼を平らげる。そして席を立とうとすると、

まこと「肉まん、食べる？」

　どこから取り出したのか、さわたり先生の手には肉まんが２つ。内１つを自分に渡そうとしている。

祐一　「…今食べ終わったばかりなんですけど」
まこと「そんなの知ってるわよ。私の目の前で食べてたんだもの」

　先生が俺の前で食べてたんだろう。とつっこもうと思ったが止めておく。

266 ：まこ姉とお昼：03/02/03 00:08 ID:7Ng9TV/2

　先生が俺の前で食べてたんだろう。とつっこもうと思ったが止めておく。

祐一　「俺、あんま食欲ないんですけど…」
まこと「そんな事言わずに、先生を助けると思って。ね？」
祐一　「…食べられないんですか？」

　まさか自分で食べられる分位大人なんだからわかるだろう。

まこと「……ちょっと、きつい、かな？」
祐一　「…本当に大人ですか」
まこと「だって、仕方無いじゃない！あんなにおいしそうな肉まんが陳列されてるんだもの。
　　　　逆に買わないのが罪ってものだわ」

　訳のわからない理屈をこねると、再び肉まんを差し出してくる。
　何というか、最初の印象とは大分違った。どこか、話し掛け辛い雰囲気があったのだが、実際に話してみると結構話しやすい。と言うか、楽しい。
　見た目がどこか凛としていたのも、話し掛け辛い原因の１つであったのかもしれない。現に、他の生徒が話し掛けている所をまだ見た事が無かった。と言っても初日だから仕方が無いのかもしれないが。
　
　どちらにしてもこの肉まんをどうするかが今の自分の選択肢だった。
　腹は一応溜まっているが、食べられない訳でもない。それならば無理に断るのも何だか気が引ける。

祐一　「…わかりました。食べさせてもらいますよ」
まこと「あ、本当？今度からは自分で食べられる分だけ買う様にするね」
祐一　「そうして下さい」

　結局昼休みはさわたり先生と共に昼食を食べるだけで終ってしまった。

267 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/02/03 00:18 ID:7Ng9TV/2

>>265-266の繋ぎがかぶった。失敗。

今回は、ここまでです。
続きはどうなるか、と言うよりも時間と気分で内容が変わりそうですｗ
長文すいませんでした。そして読んでくれた方、サンクスです。

268 ：名無しさんだよもん：03/02/03 00:41 ID:99GCvx0Y

>>262-266
グッジョブ！なかなか萌えますた。

269 ：名無しさんだよもん：03/02/03 01:25 ID:1OIqJ4TI

>>267
なんか可愛いぞ、さわたり先生。
真琴の文字が入ってるスレだからとりあえずＲＯＭってたんだが…萌えた。

270 ：(´ー｀)ノ○あんま～ん：03/02/03 09:58 ID:AGT3qnRq

(´ー｀)ノ○あんま～ん

271 ：名無しさんだよもん：03/02/03 10:04 ID:B957mOdD

つーか、いくらなんでも
「初恋のお姉さん」沢渡真琴さん、で萌えるのは無理があんだろ（ｗ
ただ存在してたどっかのねーちゃんだろ？
今はすげーデブになってるかもしんねーし
毎日男共のチンポ下の口で咥えて精液ドロドロのくせーヤリマンになってるかもしんねーし
「ヤリてーんなら出すもんあんだろが！狩るぞ禿げ親父！くせーんだよボケが！！」
とかいってめっちゃガラ悪くなってるかもしんねーし
いやーやっぱ萌えんのはむりだわー（ｗ

272 ：名無しさんだよもん：03/02/03 11:39 ID:SnwwRWGn

(。・_・。)ノhttp://homepage3.nifty.com/digikei/ten.html

エロムービーをココにアップせよ

273 ：名無しさんだよもん：03/02/03 12:23 ID:xzUveLGU

★http://alink3.uic.to/user/kkgogo.html
　　　★管理人オススメ★

274 ：名無しさんだよもん：03/02/03 17:06 ID:kFI/iEKb

ｾｸｰｽの時に、顔を赤らめながら、
「初めてじゃ無くって、ごめんね……」
　って小声で震えながら言う真琴姉萌え。

275 ：名無しさんだよもん：03/02/03 20:44 ID:IQO0naGw

(。□。)

276 ：名無しさんだよもん：03/02/03 22:46 ID:lQQABYun

毎日男共のチンポ下の口で咥えて精液ドロドロのくせーヤリマンになってる271の初恋の真琴姉、萌え～

277 ：名無しさんだよもん：03/02/04 02:58 ID:6N3Ej2rc

>274
良いね

278 ：名無しさんだよもん：03/02/06 01:13 ID:qMHiDc9S

メンテ

279 ：名無しさんだよもん：03/02/06 02:48 ID:oMXpZVhH

真琴姉も妖狐という案は却下でつか？

280 ：名無しさんだよもん：03/02/06 03:07 ID:XwMXf87p

考えは面白いかもしれないが、色々と面倒な設定が付きまとうしな…。
SS書いてみれば？漏れは無理だけど。

281 ：まこ姉と百花屋①：03/02/07 18:33 ID:wxDZpzap

祐一　「あ～――………疲れた」
名雪　「昼休みに疲れるなんて、何かあったの？」
祐一　「いや、別に」
北川　「おい、見たぜ相沢！お前結構手が早いんだなー！」

　誤魔化そうとしてたのに、北川が余計な事を言ってくる。（しまった。見られてたのか）
　と祐一は思ったが、別に後ろめたい事をした訳ではないので、隠さなくてもいいのかもしれない。

名雪　「北川君、何の事？」
北川　「聞いてくれよ水瀬！こいつ今日赴任したばっかの教育実習生と昼一緒に食ってたんだよ！」
香里　「…お昼一緒に食べただけ？」
北川　「う、まあ、それだけなんだけどな」
香里　「はぁ…それで何ではしゃぐのか私には分からないわ」

　香里の冷めた答えによって北川はダメージを受けて、自分の席で一人いじけ始める。自業自得だ。
　何と言うか、香里に助けられたな。あのまま北川を放っておいたら何を言われるか分かったもんじゃない。尾ひれと言わず、背びれまで付いて噂が広まるに違いない。

名雪　「そうだったんだ」
祐一　「ああ。一緒に飯食った」

282 ：まこ姉と百花屋①：03/02/07 18:34 ID:wxDZpzap

　キ～～ンコ～ンカ～ン……

　予鈴が鳴り、先生が来たのでこの話は中断になった。名雪は相変わらず眠そうな顔をしていたが、何だか申し訳無い。
　帰りに百花屋にでも連れて行ってやるか。とのんびり考えていたら先生に急に当てられたので、裏声で返事をしてしまう。
　当然みんなが笑うが、名雪もクスクスと笑っていたので良しとする。

名雪　「祐一、放課後だよ～」
祐一　「分かってる」
名雪　「私は部活だよ～」
祐一　「え？そうなのか？」

　すっかり忘れていた。陸上部の部長だったんだよな。全然そんな風には見えないけど。

名雪　「どうしたの？」
祐一　「いや、ちょっと百花屋にでも寄ろうかと思ったんだけど、部活ならしょうがないな」
名雪　「う～、今日は無理だよ～」
祐一　「まあ気にするな。俺一人で３杯はおかわりしておくから」

　祐一鬼だよ～、と言いながらダッシュで教室を出て行く。しまった、ついからかってしまう。
　家に帰ったら何か言われそうだ。あんまり気にする事も無いだろうけど。

283 ：まこ姉と百花屋①：03/02/07 18:35 ID:wxDZpzap

　学校を出て、商店街に辿り着く。名雪にああ言ったが、実際の所一人で百花屋に入る度胸は無い。
　何せ女子の比率が７割を超えているのだ。その中に男一人が入っていくのは酷というものだろう。カップルは別だが。
　しかし腹が減ってるのは事実だ。ちょっと甘い物を食べたい気分ではある。けど一人で入るのは嫌だ。
　そんな事をどうどう巡りで考えていると、後ろから声を掛けられる。

まこと「一人で店に入れなくて、もじもじしてる生徒発見！」
祐一　「……」

　今日はつくづくイベントのある日だ。そして無言で立ち去ろうとする。

まこと「あ、どこ行くの？寄っていかないの？」
祐一　「これから帰るんです」
まこと「でもずっと立ってたよね。この店の前で」
祐一　「…いつから見てたんですか」

　さわたり先生が人差し指を口に当てて考える仕草をし、２分位かな。と言う。
　2分もずっと店の前にいたのかと思うとちょっと鬱になる。
　それにしても、今日赴任したばかりの先生と、こうもエンカウント率が高いのは何故だろう？と一瞬思ったが止める。どうせ無駄だ。

まこと「確かに男の子一人だと入りにくそうね…」
祐一　「…それじゃ、俺はこれで」
まこと「祐一君、待ちなさい」
祐一　「相沢です！」

284 ：まこ姉と百花屋①：03/02/07 18:35 ID:wxDZpzap

　思わず反応してしまう。
　今日会ったばかりの人に、それも女の先生に名前で呼ばれるのは色々とよろしくない。
　…個人的には嬉しいが。

まこと「細かい事は気にしないの」
祐一　「俺にとっては細かくないんです」
まこと「仕方無いわね…祐一君とは少し話す必要がありそうね」
祐一　「え？どこで…って、ちょ、待っ」

　俺の手をさわたり先生が掴む。一瞬どきっとするが、それはこれから連れて行かれる場所の所為だと解釈しておく。
　そして俺の手を掴み、さわたり先生が百花屋のドアを開ける。
　カランコロンと鈴が鳴り、可愛らしい、それでいて清潔な感じのする制服を着た店員が来る。

店員　「いらっしゃいませ。何名様ですか？」
まこと「２名です」
店員　「かしこまりました。それではこちらへ…」

　なし崩しにテーブルの前へ。それもほぼ店内の中央。目立たないはずが無い。
　この百花屋には、うちの学校の生徒の他にも、他校からの生徒やOL等が頻繁に来る。よって、何か目立つ事をすればたちまち噂のネタになるだろう。
　そんな事を考えると自然と表情は暗くなる。もうすでに目立つ要素は揃っているのだ。制服姿の男子生徒にスーツを来た女性。変な陰口を叩かれても反論は難しい。
　こうなったら、無の境地に入るしかない。

285 ：まこ姉と百花屋①：03/02/07 18:36 ID:wxDZpzap

まこと「どうしたの？難しい顔して」
　
　不意に頬を掴まれた。そしてうにょ～んと伸ばされる。
　店内の視線の約７割はそこに集中された気がする。

祐一　「『さわたり先生！勘弁して下さい！』」

　小声で話す。当然俺の顔は赤く染まる。平静を装おうとするが、それは表情だけだ。色までは変化できない。

まこと「そんな難しい顔してると私も困るのよ」
祐一　「わかりましたから、とりあえず何か注文しましょう」
まこと「オッケー！わかってくれたみたいで嬉しいわ♪」

　そしてさわたり先生はメニューを見る。色々と悩んでいるようだが決まったみたいだ。

まこと「祐一君は？」
祐一　「…イチゴサンデー」

　できるだけ素っ気無く言う。しかしそれがさわたり先生にはうけたのか、クスクスと声を抑えて笑う。
　その仕草がちょっと可愛いかな。と思ったが気の迷いだと頭を軽く振る。

286 ：まこ姉と百花屋①：03/02/07 18:38 ID:wxDZpzap

まこと「祐一君は中々面白い事言うね」
祐一　「…そりゃどうも。で、先生は注文決まったんですか？」
まこと「うん、決まったよ」

　テーブルに備え付けられてあるボタンを押す。すると、間もなく店員が来た。

店員　「御注文は？」
まこと「イチゴサンデー２つと、この、スペシャルドリンクを一つ」
店員　「…かしこまりました。それではお待ち下さい」
　
　去り際、にやけた女店員の顔が気になったが、それ以上に気になる事がある。

祐一　「先生。その『スペシャルドリンク』ってなんですか？」
まこと「えーっと、スペシャルなドリンクだと思うよ」
祐一　「そんな説明じゃわかりません……てゆーか、初めて聞きましたよ。そんな物」
まこと「そりゃ普段は頼まないでしょ。ううん、頼めないと言った方が正しいかな？」

　意味深な言い方をするばかりで、さわたり先生は教えてくれない。メニューを見ようにも店員が持っていってしまった。
　来たらわかるよ、と言うだけだ。心なしか先生も楽しそうだ。一体どんなドリンクなんだ。
　一人悶々と考えていると、店員がやってきた。

287 ：まこ姉と百花屋①：03/02/07 18:40 ID:wxDZpzap

店員　「お待たせ致しました。イチゴサンデー２つと…」

　とんでもないモノを持って。

店員　「スペシャルドリンクです」

　ストロー二つ刺さってるんですけど。
　その意味する所を知り、血の気が引いた。

さって、長くなってしまいましたので、一旦切ります。
本題に辿り着くまでだらだらとしてしまったのが×ですが、勘弁。
そしてこれはもう少し続く予定です。いつになるか分かりませんが…。
長文すいせん。読んでくれた方、サンクスです。

288 ：名無しさんだよもん：03/02/07 20:43 ID:CWhW6kqx

余分な描写が多い。なにがやりたいか丸見えなだけに大いに蛇足。
借り物っぽい性格だがまこ姉にはそれなりに萌えた。
一応、続き希望。予想通りの描写になるか気になるので。

289 ：名無しさんだよもん：03/02/07 23:02 ID:oGJFGX7I

なんだかんだいって、288も、続きが読みたいんだな。
ま、たしかに２８１と２８２の前半あたりは、冗長な感じはするさね。

290 ：名無しさんだよもん：03/02/07 23:11 ID:BKJbTfA7

続き読みたいですねー。

291 ：名無しさんだよもん：03/02/08 01:20 ID:lwnTxN9q

最近は嵐も凝った事言う様になりましたね。

292 ：名無しさんだよもん：03/02/08 15:01 ID:5lB/Z/+b

でも由起子さんもたいへんだよな。
自分の子でもないのにあんなクソガキの面倒見なきゃいけないなんてさ
ほんと同情しちゃうよ。恩知らずなガキは逝ってよしだな。

293 ：ネットｄｅＤＶＤ：03/02/08 15:14 ID:aHvXL+Hz

アダルトＤＶＤが1枚980円！
http://www.net-de-dvd.com/

294 ：名無しさんだよもん：03/02/08 17:21 ID:P0ge+9Ld

でも２ちゃんねるもたいへんだよな。
●持ちでもないのに>292みたいなクソガキの面倒見なきゃいけないなんてさ
ほんと同情しちゃうよ。恩知らずなガキは逝ってよしだな。

295 ：名無しさんだよもん：03/02/08 17:41 ID:5lB/Z/+b

ガキって言われるとちょっと嬉しいものだな。おれもまだ若いんだな。ﾋｬｯﾎｳ！

●なら持ってるが？
どっかのヘタレSS書きじゃあるまいしいちいち付けるかよボケ。
で、誰が誰のお世話になってん？
辞書ひきなおしてきなさい、低脳。

296 ：名無しさんだよもん：03/02/08 17:43 ID:gSOWF+fS

>>295
まあ、とりあえずなんだ。
キャラスレなんでsage進行な。

297 ：さげ：03/02/08 17:46 ID:5lB/Z/+b

誰が決めたのか知らんがあんたの口調が心に響いた。
キャラスレ云々はどうでもいい。あんたのために、サゲ。

298 ：名無しさんだよもん：03/02/08 18:12 ID:pzxCaGta

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,／ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,／　　　ヽ　>292また釣れたね
　　　　　　　　　　　 ∧＿∧　　,／　　　　　　ヽ　駄目なヤツ。
　　　　　　　　　　　（　´∀｀）,／　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　（　　つつ@　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　＿＿　｜｜　|　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　|――|　（_＿）＿）　　　　　　　　　　　　　　ヽ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|　　　　　　　　　　　　　　ヽ
／⌒＼／⌒＼／⌒＼／⌒＼|彡~ﾟ　゜~ ~。゜　~ ~　~ ~~　~ ~~　~ ~~　~~　~~
⌒＼／⌒＼／⌒＼／⌒＼／⌒＼彡　～　～～　～～　～～　～　～

299 ：名無しさんだよもん：03/02/08 18:13 ID:pzxCaGta

っつーか>292が必死に浩平叩くのは自分に似てるからだと思われ。

300 ：さげ：03/02/08 18:47 ID:5lB/Z/+b

>>299
性格は似てるかもな。行動は伴わないが。

301 ：名無しさんだよもん：03/02/08 18:51 ID:k+EdvGu+

>>292って前にも多分来てたよな。同じ様な事をそこらのスレに書き込んでたし。
つか、この話題は止めよう。意味が無いし。

次からは何事も無かったかの様に、由起子さん、まこ姉の話題を。

302 ：さげ：03/02/08 18:56 ID:5lB/Z/+b

>>301
ここ来たの今日が初めてなわけだが。
荒らしの芸風で区別がつかんか？
君あれだろ、普通の批判とか厳しめの意見と荒らしをごんじゃにして後で恥じかくタイプ？

303 ：名無しさんだよもん：03/02/08 19:05 ID:jyorw2Wc

　　　　　┌┬┬┬┐
　　　　―――┴┴┴┴┴―――――、
.　　. / ￣￣￣//.￣￣| ||￣￣￣|||￣ |｜　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　./　　　∧// ∧ ∧| || 　　　||| 　 |｜　　／
　[/＿＿__(ﾟ_//[ ].ﾟДﾟ,,) ||＿＿＿||| 　 |｜＜　記憶障害の5lB/Z/+bを迎えに来ました
.　||_.　*　＿|_|￣￣ ∪|.|. 　　　 |ヽ.__|｜　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
.　lO|o―o|O゜.|二二 |.|　　　土浦消防 ||
　.| ∈口∋￣_l＿＿ｌ⌒ｌ_|＿＿＿|_ｌ⌒ｌ._||
　　￣￣`ー'￣　　`ー'　 `ー'　　`ー'

304 ：名無しさんだよもん：03/02/08 19:06 ID:jyorw2Wc

>>302
　明確に区別するなら、君は荒らし。

305 ：さげ：03/02/08 19:09 ID:5lB/Z/+b

>>303
そのAA貼るやつって、やっぱおもろいと思って貼ってるわけ？
そこんとこどうなのよ>>303。

どこに迎えに来てどこに連れてくつもりなのやら。
おれをしょっ引く楽しい夢でも見れたかい？

306 ：名無しさんだよ全員集合 ◆kd.2f.1cKc ：03/02/08 19:11 ID:jyorw2Wc

うるせぇな。いい加減俺だって気付けよアホ。

307 ：さげ：03/02/08 19:12 ID:5lB/Z/+b

>>304
おまえ、視力いくつ？
自分が荒らしじゃないなんて一言も言ってないわけだが。
>>302をもう一回読み直してみ？なんて書いてある？
わかったら回線切ったついでに動脈も切って氏ね。

308 ：名無しさんだよ全員集合 ◆kd.2f.1cKc ：03/02/08 19:14 ID:jyorw2Wc

　　　　　┌┬┬┬┐
　　　　―――┴┴┴┴┴―――――、
.　　. / ￣￣￣//.￣￣| ||￣￣￣|||￣ |｜　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　./　　　∧// ∧ ∧| || 　　　||| 　 |｜　　／
　[/＿＿__(ﾟ_//[ ].ﾟДﾟ,,) ||＿＿＿||| 　 |｜＜　視力障害のの5lB/Z/+bを迎えに来ました
.　||_.　*　＿|_|￣￣ ∪|.|. 　　　 |ヽ.__|｜　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
.　lO|o―o|O゜.|二二 |.|　　　土浦消防 ||
　.| ∈口∋￣_l＿＿ｌ⌒ｌ_|＿＿＿|_ｌ⌒ｌ._||
　　￣￣`ー'￣　　`ー'　 `ー'　　`ー'

309 ：さげ：03/02/08 19:14 ID:5lB/Z/+b

おまえ、いつから他人に認知して貰えるほどえらくなったんだよｗ
ドリフのこと気にしてるやつなんか何人いるよ？

310 ：名無しさんだよ全員集合 ◆kd.2f.1cKc ：03/02/08 19:16 ID:jyorw2Wc

　なんかこいつのセリフ回しが地獄車相手にしてる時の俺と同じでイヤに
なってきた。

311 ：さげ：03/02/08 19:20 ID:5lB/Z/+b

わざわざマネしてやったんだから僥倖に思うのだな。

というかお前もう絡んでこなくていいから。
変なとこで売名しようとすんなよ、臭ぇヤロウだな。

312 ：名無しさんだよ全員集合 ◆kd.2f.1cKc ：03/02/08 19:25 ID:jyorw2Wc

からまれたくなかったらこのスレから(・∀・)ﾃﾞﾃｹ!!

313 ：名無しさんだよもん：03/02/08 19:26 ID:k+EdvGu+

大変申し訳ないのですが、さげさん、あなたは少なくともこのスレには望まれていませんので、他へ行ってもらえませんか？
スレタイに沿った話を書き込むのならいいのですが、いきなりキャラを叩くのは反感を買うものですし。
善処していただきたいです。

314 ：名無しさんだよ全員集合 ◆kd.2f.1cKc ：03/02/08 19:29 ID:jyorw2Wc

さげのレスの予想

1.>313を俺の自作自演扱い
2.「自分の意見を住人の総意だと思ってるのか？」

　どちらにしてもバカ丸出し。

315 ：名無しさんだよもん：03/02/08 19:35 ID:xmLwWaR1

相手にしている時点でこちら側も駄目な気がするんですが？

316 ：さげ：03/02/08 19:39 ID:5lB/Z/+b

>>313
ういむっしゅう。
このスレには誠実なやつが多いな。了解した。
ID変わったらまたSSでも書きに来るわい。

>どりふ
お前、またおれのSSにマンセーしたら爆笑してあげる。せいぜいお気を付け。

317 ：名無しさんだよもん：03/02/08 19:46 ID:dUrR9TUE

SSLinkにあるような作品だったらここで公開する必要も無いのでは。
ほかに無いような設定でいろいろ妄想するのがイイよ。

318 ：名無しさんだよ全員集合 ◆kd.2f.1cKc ：03/02/08 20:25 ID:2pZwXvh/

さて、>316がヘタレＳＳ落としにくる前にスレ沈没させたろ。

　このスレ立てたのオレだよ～ん。信じなくてもいいけどね。

319 ：さげ：03/02/08 21:03 ID:5lB/Z/+b

>>318
なにを今更なこと言っとるんだねチミは…。
後先考えねえで糞スレ立てちゃおれのSSで喜んでんじゃねえか。馬鹿かおまえは。
まあ安心しろ。ID変わったらもうお前じゃわかんねえよ。馬鹿だから。

320 ：名無しさんだよもん：03/02/08 21:16 ID:A3rnGNc2

(・∀・)ｽﾝｽﾝｽｰﾝ

321 ：名無しさんだよもん：03/02/08 21:17 ID:A3rnGNc2

>>319
きっとドリフしか喜ばせられないようなヘタレＳＳしか書かないんだろうな。

322 ：さげ：03/02/08 21:24 ID:5lB/Z/+b

>>321
どだろね。２０レス連続でドリフのカキコってのもお寒いのう。
たしかに名無しで書いてもドリフくらいしか誉めてくれんかもしれんｗ

ってここ、善処してくれって言われたスレか…。すまん、ほんとに消える。

323 ：名無しさんだよ全員集合 ◆kd.2f.1cKc ：03/02/08 21:29 ID:A3rnGNc2

なるほど、自分がID変わると見分けられないわけか。

　俺はね、どんなＳＳでも投下してくれた香具師を批判することはしない
ようにしてるんだ。自分もヘタレＳＳ師だからな。
　リップサービスと本音の区別も付けられないようなやつが、他人のスレ
でキャラ批判する資格無いし、増してコテ叩きなんか言語道断と思うんだ
が、ちがうか？

324 ：さげ：03/02/08 22:46 ID:5lB/Z/+b

>>313
すまん、これでラストにすっから。

>>323
おまえ、やっぱ本物の真性だったんだな…。

ところでだな、ヘタレって自覚したつもりなら「師」とか使うなよ。それだけでおまえが自分のことどう思ってるかわかろうというもんだ。
あとな、おまえが叩かれるのはコテだからじゃなくて馬鹿だからだぞ。勘違いだけはしないようにな。
最後の問いの答は「違う」
だからおまえは馬鹿なんだ。どうしてドリフはこうなんでしょう（by太宰）
批判するのに資格もくそもあるかバカ。
資格があっても場をわきまえるのが大人だがな。

325 ：名無しさんだよもん：03/02/08 22:56 ID:bN6j2SXD

じゃあ、お前はガキだな。
資格も無いガキ。

326 ：名無しさんだよもん：03/02/08 22:59 ID:5lB/Z/+b

>>325
由起子「だれも324のことを大人だなんていってないわよ」

名前入れても駄目なやつは駄目、と。ﾊﾞｲﾅﾗ～

327 ：名無しさんだよもん：03/02/08 23:20 ID:A4wDzdde

最後と言いつつ何度も来るあたりが駄目人間。

328 ：名無しさんだよもん：03/02/09 00:04 ID:UFaatEA1

>>327

329 ：名無しさんだよもん：03/02/09 00:10 ID:UFaatEA1

おいおい、何で投稿されちゃうかな…俺。

俺にはどっちもどっちとしか思えないのだが…？
>>325-327それを言う必要はあるのか？
俺には非常に疑問だよ…。

330 ：名無しさんだよもん：03/02/09 00:40 ID:hDMuFF6h

こういうときは……こういうときはネタ振りだ。
由起子さんのお仕事ってなんだろな。
秋子さんとは対照的に相当忙しい職業ぽいけど。

331 ：名無しさんだよもん：03/02/09 00:44 ID:js0SEDpZ

小説か何かに書いてあったけど、大手文具メーカーのそこそこのポストに就いてるらしい。

332 ：名無しさんだよもん：03/02/09 01:00 ID:hDMuFF6h

え、そうなんだ。
一応ムービック社のONE小説は４冊持ってるけどそれとは別のなのかな？
とりあえず確認してみよ。

333 ：名無しさんだよもん：03/02/09 08:45 ID:MGmcz+nt

>332
331の大手文具メーカーうんぬんは、ムービック社のONE小説
一巻の185ｐｂにあるよ。

334 ：名無しさんだよもん：03/02/10 04:47 ID:N/6ynXiL

消しゴムはｴﾛｲ

335 ：333：03/02/10 06:58 ID:VypHSbDc

（´Д｀）ｐｄって何？自分

336 ：名無しさんだよもん：03/02/10 07:12 ID:p9HNTJ4a

>>335
　ｐｄじゃなくてｐｂのようだが…………

337 ：333：03/02/10 23:21 ID:VypHSbDc

（´Д｀）目医者いかんと・・・

338 ：名無しさんだよもん：03/02/10 23:33 ID:D++SdIX+

>>333気にスンナ。

それよりも、由起子さんのブルマ姿がみたいよ？
年っつったら頃されそうだけど。
いや、チャイナドレスとかでもいいなぁ、メイド服でもKO。みんなはどんな服装が好き？

339 ：名無しさんだよもん：03/02/10 23:40 ID:yEp4ENci

>>338
スーツは基本かと。
タイトスカートを持ち上げて、ストッキングを破り（以下略）

340 ：名無しさんだよもん：03/02/10 23:47 ID:D++SdIX+

返答早っｗ

タイトスカートを持ち上げるのは萌えますなぁ。そしてストッキングを破り下着越しにその秘ｂ
素肌にワイシャツもいいんだよ。おっさんくさいっていうな！

341 ：名無しさんだよもん：03/02/11 00:10 ID:vqbpEWMD

>>339　激しく同意

>>338　先に出されたのでネグリジェかバスローブ

342 ：名無しさんだよもん：03/02/11 00:18 ID:NELy4UfL

由起子姐さんにはこの時期、家ではドテラを羽織っていて欲しい。
…油断している美女ってかわいいと思うんだが。

343 ：名無しさんだよもん：03/02/11 01:10 ID:A3CChJbW

俺はお昼過ぎに寝癖も直さんとボリボリ腹と頭を掻きながら虚ろな目で
のっそりと起きてでっかい欠伸をぶっこく由起子さんにこーしーを煎れてあげたい。

344 ：名無しさんだよもん：03/02/11 03:29 ID:fOSeDNXf

漏れは夕方に寝癖も直さんとボリボリとせんべいを食いながら虚ろな瞳で
のっそりと起きてでっかい放屁をぶっこく由起子さんにみそ汁を入れてあげたくない。

345 ：ふじいレイレイ：03/02/12 01:38 ID:qwTrhy1C

ここにSS投稿するつもりでしたが、長くなったんで「気楽にSS」スレに投稿させて頂きました。
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1043164438/136-144
由起子さんSSのつもりで書いたんで、良ければ読んで下さい。

346 ：名無しさんだよもん：03/02/12 03:05 ID:xxFzNbsk

保守

347 ：名無しさんだよもん：03/02/13 00:58 ID:I7AWJKIp

チョコか・・・
もう、そんな時期なのか・・・
鬱だ・・・。

あ、ＳＳは、楽しめましたよん♪
ありがきゅ～。

348 ：名無しさんだよもん：03/02/13 18:04 ID:B65uQudH

ドリフ……葉鍵楼でやってくれたな…。フタナリとは、よく書く気がするね。
ちょっとビビッタ。

349 ：名無しさんだよもん：03/02/13 18:43 ID:aQ379/RH

スレが違うよｳﾞｫｹ！

350 ：名無しさんだよもん：03/02/13 18:50 ID:B65uQudH

（´・∀・｀）ごめんなさい…

351 ：名無しさんだよもん：03/02/13 18:57 ID:aQ379/RH

>>350
　俺も言い過ぎだったよｽﾏｿ。

352 ：ふじいレイレイ：03/02/14 19:30 ID:3lbcQ+44

>>347さん
楽しんで頂けたなら嬉しいですっ。

上の由起子さんの衣装の話でSS書こうと思ったけど、夢落ちの話しか
思いつかない…

P.S.今日はチョコ貰えなかったどころか、食ってもいません。
ヽ(`Д´)ﾉｳﾜｧｧｧﾝ

353 ：名無しさんだよもん：03/02/14 22:19 ID:Dfh06b+9

部活のマネージャーがチョコクッキーを皆に配っていたのでそれを貰いました。
直接は貰ってない。

354 ：名無しさんだよもん：03/02/15 00:15 ID:7MA6DJgk

由起子さんはやっぱり浩平にあげたんでしょうかね＜チョコ

355 ：名無しさんだよもん：03/02/15 01:21 ID:SQUzhffB

それよりも、処女をあげたのかどうか、気になる・・・。

356 ：名無しさんだよもん：03/02/15 01:22 ID:KIHxfG3a

>>355
どうしても処女にこだわる人は、このスレには向かない。

357 ：名無しさんだよもん：03/02/15 01:50 ID:DBhA+Jvg

×　バレンタインに処女をあげる
○　ホワイトデーに童貞をもらう

358 ：名無しさんだよもん：03/02/15 03:29 ID:InhXEf4s

いま357がいいこと言った。

359 ：名無しさんだよもん：03/02/15 18:10 ID:mCokqx+H

「貰う」より「奪う」の方が萌えるとか書き込むと異端裁判にかけられますか？

360 ：名無しさんだよもん：03/02/15 18:41 ID:JJxl3AEd

>>359
むしろ勲章モノですが、なにか？

361 ：ふじいレイレイ：03/02/17 00:57 ID:U/JZIOM4

由起子「浩平…かぁわいい」
浩平「ゆ、由起子さん…よ、酔っ払ってるのか？」
由起子「ちがぁうわよぉ。浩平の事、好きなんだもぅん」
浩平「そ、それは嬉しいが…馬乗りになって、こ、これから何をするんだ？」
由起子「も・ち・ろ・ん、いい事だよぅ」
浩平　(((( ;ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ・・・

こんな感じでしょうか？

362 ：名無しさんだよもん：03/02/17 17:32 ID:Hq8flm3o

俺は女の人にかわいいっていわれたい人なんですけど

363 ：名無しさんだよもん：03/02/17 21:41 ID:3O0zUEHJ

ゆきこさんに、気持ちよくなってもらえるのなら、がんばりますっ。

364 ：女の人：03/02/18 20:49 ID:/z8J08Ks

>362
かわいい

・・・これでいいか？

365 ：名無しさんだよもん：03/02/20 00:57 ID:9meHQdUV

ｈ

366 ：名無しさんだよもん：03/02/20 22:16 ID:/9qSg+c/

保守

367 ：まこ姉と百花屋②：03/02/21 04:24 ID:U8WEB3W2

　…イチゴサンデーは構わない。俺も沢渡先生も頼んだから。けど、このピンク色のジュースは一体何？
　ストローが二つ刺さり、祐一とまことの方に向いている。つまりはそう言う事だ。

まこと「あらら～」
祐一　「あらら～、って全然動じてないじゃないですか！」
まこと「そんな事ないわよ。だってメニューには赤く写ってるのに実際はピンクなんだもの。ちょっとショックよ」

　論点が違うと言いたかったが止めた。この人はちょっとズレてる。

　チュ～～…

　どうやら一緒に飲むつもりではないらしい。既に飲み始めていた。
　一瞬残念に思ってしまったがすぐに振り払う。今、自分は何を考えてた？もしかして沢渡先生と一緒に飲む事に対して
　期待していたのか？いやまさか、と気を取り直してイチゴサンデーを一口食べる。

まこと「むぅ…………酸っぱいよ」

　沢渡先生の声で思考が中断された。見ると、眉間に少し皺を寄せて渋い顔をしている。

祐一　「ちょっと一口いいですか？」
まこと「うん。どうぞ」

　ずいっとグラスが差し出される。そのピンク色の液体はシンプルなグラスの中に並々と注がれていた。
　何故飲む気になったのかと言うと、このジュースを飲んだ沢渡先生の顔が面白く、どんな味なんだろうと興味が沸いた
のだ。何事も経験あるのみ。祐一は好奇心旺盛である。

368 ：まこ姉と百花屋②：03/02/21 04:25 ID:U8WEB3W2

祐一　「それじゃ、ちょっと飲ませてもらいます」

　チュ～～……

　―――――――――確かにすっぱい。けどそこまで顔をしかめる程でもない。
　レモンの汁を丸ごと飲んだ事があるが、それに比べたら雲泥の差だ。言うなればピンクレモネードに似てる。

祐一　「結構美味しいじゃないですか。そこまですっぱいって感じもしないし」
まこと「そう？」

　再びストローを口に咥える。ちゅー、と音がしてまことの顔はさっきと同じ表情になる。
　そして数秒経つと又ちゅー、と吸う。眉間に皺を寄せる。又ちゅー。
　祐一はそんなまことの顔を肴に、イチゴサンデーを減らしてゆく。いつも名雪と食べに行っているが、実際はコーヒー
を頼んでいたので、イチゴサンデーをまともに食べるのは今回が初めてだったりする。

　（意外と美味いな。名雪が絶賛するのもわかる）

　そんな風に冷静に分析していると、まことが祐一に視線を送っているのに気付く。
　何だか嫌な予感がする。

まこと「…祐一君は先生に嘘を付いたのね」
祐一　「はぁ？」
まこと「だって、すっぱいじゃない。なのに祐一君はそんなにすっぱくないって。
　　　　だからその言葉を信じて飲んでみたら……やっぱりすっぱくって」

369 ：まこ姉と百花屋②：03/02/21 04:26 ID:U8WEB3W2

祐一　「いや、それは個人差があって…って、しかも最初に飲んだのは先生の方でしょう。俺に言われても…」
まこと「祐一君が嘘ついた！」

　その一言で店内の視線が祐一達の席に集中するのがわかる。ミーハ―な女子高生、話題に乏しいOL達。話のネタになり
そうな事に対してはハイエナの様に群がってくる。そんな人種が祐一は嫌いだった。
　しかし今は目の前にある問題を片付けるのが先決だ。少し頬を膨らませ、上目遣いに祐一に視線を送っている。

祐一　「…じゃあ、俺が全部飲みますよ。それでいいでしょう？」
まこと「………それは、何か、嫌」
祐一　「何でですか」
まこと「だって祐一君は全然辛そうじゃないんだもん。そんなの不公平だよ。詐欺だよ」
祐一　「詐欺って…」

　祐一は溜息を吐く。如何にしてこの窮地を逃れようか。そもそも目の前にいる教育実習生の精神年齢は幾つだ。
　あまりにも子供っぽい発言を連発するので悩んでしまう。特に子供は苦手ではないが、相手にしているのは教師だ。子
供ではない。だからこそ余計に悩んでしまうのだ。
　祐一の脳は最善の策を導き出そうとフル稼働している。
　
まこと「何て、ね」

　急にまことは悪戯っぽい顔をして祐一の顔を覗き込む。何が何だかわからなかった。

370 ：まこ姉と百花屋②：03/02/21 04:27 ID:U8WEB3W2

まこと「ちょっとお茶目が過ぎたかな？」
　
　ぺロっと桃色の舌を出す。もしかして、今までのは全部演技だったのか？
　そう思うと急に疲れが押し寄せてくる。一体何でこんなに悩んでたんだろう。祐一は一気に冷めてしまった。

祐一　「俺、ちょっと用事があるんで、先失礼します。ごちそうさまでした」
まこと「え？そんな…………でも仕方無いよね。用事があるんなら」

　一瞬、まことは悲しそうに目を伏せる。その瞳を見た祐一の心に罪悪感が沸くが、無視した。
　勘弁してほしい。何でこうも自分の心を乱すのか。理解できなかった。

まこと「又ね、祐一君。今度は一緒に飲もうね」
祐一　「そうですね――――それじゃ」

　去り際に見たまことの表情は笑顔だった。それが余計に祐一を混乱させる。
　兎に角さっさと家に帰ろう。今日は何だか無駄に疲れた一日だ。
　歩を進める祐一の頭の隅にはまことの悪戯っぽい顔が浮かぶが、無理に忘れようと他の事を考えて更に頭を悩ませる結
果となってしまった。

371 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/02/21 04:42 ID:U8WEB3W2

あれ？改行が激しく変だ。読み辛くてすいません。

もう少し更新速度を上げたいと思います。前回とかなり差が開いてしまったし…。
それにしてもまこ姉はムズイ。書いてて楽しいんですけどね。

後前回の文に感想くれた方どうもです。確かに最初の方は冗長な感じがしますね。
今後は気を付けたいと思います。

372 ：名無しさんだよもん：03/02/21 10:41 ID:j15fh18U

まこ姉、かわええ。

373 ：名無しさんだよもん：03/02/21 20:32 ID:VI7MKlsz

mako姉さまと、はんぶん、はんぶん。
くちうつしで、はんぶん、はんぶん（ぉぃ

374 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/02/22 08:20 ID:h4o+xS7Q

妄想由起子さんVer2
まこ姉を描こうとしたのに…。勝手に尻を描いていた。

ttp://pri0112.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20030222081400.png

あと、読んで下さった方々ありがとうざいます☆
ちなみに今回は口移ししてませんが、諦めてません。忘れた頃にヤります。

375 ：名無しさんだよもん：03/02/22 09:12 ID:aS4iqFIf

ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!

376 ：名無しさんだよもん：03/02/22 23:39 ID:obVPKmpg

>>374
エロい…エロいよっ由起子姐さん最高だよっ！
これなら朝が弱い浩平もパツイチで起きるよ！　鋼のような硬度で起きる筈だよ！　←なにがだ

「あら…起こしちゃった？」
「……ゆ、ゆゆゆゆ由起子さんおはようゴザイマス」
「ふふっ♪　浩平の寝顔、可愛かったわよ。…昨夜の逞しさが嘘みたい」
「……………由起子、さん…」
「朝御飯つくったげるから、もう少し寝てても……きゃあっ」

どさっ

「…朝御飯は、後でいいです」
「こ、こら浩平っあなた学校が……んっ！　や、ゃ…め、なさいっ…ああァあっ！」

ちゅっ　ちゅぷ　くちゅくちゅ　にちゃっ

「由起子さん…あと五寸だけ…」　
「た、単位がおかし、い、わよっ…んあッ！　…だめ、そんなにしちゃ」
「単位、別におかしくないですよ？　…ほらっ」

ずぷっ

…発作的にこんな妄想が迸るのは萌丸氏のせいであって、決して俺がイカレているわけでは。

377 ：名無しさんだよもん：03/02/22 23:57 ID:HhAdZB7j

>>376,374
激、萌えるぜ。
五寸ったら、１５ｃｍくらい？一番奥まで入っちゃうね。うらやますい。

378 ：名無しさんだよもん：03/02/23 00:03 ID:B9UtsqZi

おおお、由起子さんスレ再建されていたのか！！
今頃気が付いた自分が悲しい・・・
早速かちゅのお気に入りに登録致しましたですよ、はい

379 ：名無しさんだよもん：03/02/23 00:08 ID:ZXkM3xGj

浩平に剃毛されてしまう由起子さんｷﾎﾞﾝﾇ。
　…………ダメ？

380 ：名無しさんだよもん：03/02/23 04:04 ID:Rw5vd1K+

年上はいいねぇ

381 ：名無しさんだよもん：03/02/23 07:03 ID:16v5i1T4

慰められてぇ。身も心も。

382 ：名無しさんだよもん：03/02/23 13:27 ID:LZ8m/wh4

>>376,>>377
妊娠しちゃうの？

383 ：名無しさんだよもん：03/02/25 02:00 ID:tQCj7Qvc

>>まこと「…祐一君は先生に嘘を付いたのね」

しゃべりかたに激萌え(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ

384 ：名無しさんだよもん：03/02/25 15:13 ID:W8vAPBj4

hosyu

385 ：名無しさんだよもん：03/02/26 00:00 ID:uekf3BJe

hohohohohoho

386 ：名無しさんだよもん：03/02/26 15:56 ID:V8nNfMlc

保守

387 ：まこ姉とバレンタインデー：03/02/28 07:38 ID:l1cFU2RV

　さわたり先生が教育実習生として来てから数日が過ぎた。
　その間何の問題も無く、平和な日常がただただ経過する。
　しかし今日ばかりは平和で終わりそうにない気がした。何故って？　今日がバレンタ
インデーだからだ。

生徒１「おい、お前どうだった？」
生徒２「はぁ？　まだ朝だろ。これからさ！」
生徒３「やっぱさわたり先生から貰いたいよな～」

　耳を澄ますと（聞こうとしなくても）聞こえてくる男子連中の話声。その中にさわた
り先生の名前も上がってちょっと驚いた。実は生徒達には結構人気があるらしい。
　名雪に言わせれば『びっくりする位美人なのに、気さくだからだよ～』って事らしい。
確かにさわたり先生はどの生徒にも平等に接している。おまけに美人だ。これで人気が
出ない訳がない。

香里　「…何ぼ～っとしてるのよ相沢君。それよりも、これ」

　いつの間に側に来たのか、香里が俺に話し掛けつつ手に持っていた包みを渡してくる。
……チョコだった。
　その後も授業の合間の休み時間事に佐祐理さん、舞、名雪、栞からチョコを貰ってし
まった。

生徒４「相沢、頼むから一回だけ殴らせてくれ」
祐一　「御免こうむる」

388 ：まこ姉とバレンタインデー：03/02/28 07:39 ID:l1cFU2RV

　傍から見れば殺意が芽生える程幸福者に見えるらしい。けど、ちょっと引っかかる事
がある。
　さわたり先生はどうしたんだろう？　誰かに渡したのだろうか？
　そんな考えが過ぎる頭を振り、別の事に意識を集中させる。そうだ、この次は確か…

まこと「みんな席に着いてね。授業を始めるよ～」

　教室のドアを開けて入って来たのは、予想通りさわたり先生だった。
　それもその筈。６時間目の科目は現代社会の授業であり、さわたり先生の受け持ちの
教科である。
　祐一の目は何となくまことを捕らえてしまう。すると、いつもと違う点が気になった。
　手に紙袋を持っているのだ。普段はクラス名簿しか持っていないのに。

生徒５「先生～、その袋の中には何が入ってるんですか～？」

　比較的明るく好奇心旺盛な男子生徒が、さわたり先生に意気揚揚と突っ込む。
　それを見た祐一は羨ましいと思う反面、何かもやっとしたものが頭の中を巡回した。
　どす黒い、負の感情。
　祐一はその感情を明確に理解は出来なかった。ただ、ムカムカするだけ。何の得も無
い。
　横目でその男子生徒を見る祐一の眼差しは、とても友好的とは思えない鋭い眼光であっ
た。名雪が多少怯えていたのだが祐一の目には入っていない。

389 ：まこ姉とバレンタインデー：03/02/28 07:40 ID:l1cFU2RV

まこと「それはね～………何と、バレンタインデーのチョコですよ～！」

　一斉に男連中が騒ぎ出す。中にはデンプシーロールをやろうとしてバランスを崩し、
床に転がる者までいる始末だ。
　そんな男子生徒を余所に、さわたり先生はもう一言。

まこと「そして、女子の分もありま～す！」

　続いて女子連中の黄色い声が響く。もう教室中やかましいったらありゃしない。
　『渡すのは授業終了前よ』と言って授業が再開された。あれ程騒いでいたのがピタリ
と止まったのを目の当たりにすると、物欲効果は思いのほか良好である。
　祐一を除いては、だが。
　そんな静かな授業の所為であろう。ぼーっと視線を彷徨わせていると、いきなり指名
されてしまう。

まこと「それじゃあ、ここ、祐一君答え言ってくれるかなー？」
祐一　「相沢ですっ！！」

　脊髄反射したものの、急に当てられたので全くわからなかった。クラス中から笑い声
が聞こえてきて、自分でも顔が紅潮するのがわかる。
　心の中で悪態を付きながらも教科書に目を走らせるが、どこだか見当もつかない。

祐一　「…すいません、聞いてませんでした」

390 ：まこ姉とバレンタインデー：03/02/28 07:41 ID:l1cFU2RV

　お手上げだ。素直に降参する。

まこと「しょうがないわね～、それじゃあ………っと、時間になっちゃったから、チョ
　　　　コを今から渡しますね」

　時計を見ると、授業終了５分前だった。
　時間に救われた。安堵の息を吐くと、さわたり先生から追い討ちがかけられた。

まこと「あ、それと祐一君のチョコはここにはありませんよ～」

　と言って袋の中に入っているチョコの塊を出す。一つ一つが子包装になっている物だ。
言うなればそこらのデパートなどで袋詰めされている類である。その袋が２つ。
　何とも素っ気無いバレンタインデーのチョコだが、男子生徒達にとってそれは正しく
天から垂れ下がる蜘蛛の糸の様なものであった。

まこと「それではこれから配りますけど、くれぐれも他の先生方には言わないでね。
　　　　私、もう少しここで教育実習するつもりだから」

　そんな風にちょっと茶目っ気を見せつつ、生徒に配り始める。
　当然祐一は面白くない。しかしそんな仕草を見せれば話のネタを提供するだけだ。
　だからこんな時は……眠るに限る。現実逃避という奴だ。ほとぼりが冷めるまでこの
状態でいる事にした。

391 ：まこ姉とバレンタインデー：03/02/28 07:42 ID:l1cFU2RV

　机の上に突っ伏すが、周りの音は強制的に入ってくる。どうぞ、ありがとう、とか。
　半ば拷問の様に感じながら先生がチョコを配り終えるのを待つ祐一。何と言うか、あ
まりに惨い気がしてならない。

まこと「それじゃあみんな、又来週ね」

　やがてチョコを配り終えたさわたり先生が、授業の終了を教えてくれた。
　やっと終わったか、と顔を上げると、もろにさわたり先生と目が合ってしまう。
　まだ教室にいたのか。何て心では冷めた物言いをしてしまうが、視線は外せない。

まこと「それと、祐一君は放課後職員室までいらっしゃいね。授業中にぼ～っとして
　　　　たの祐一君だけだったから、少し先生と話し合いしましょ」

　マジかよ。
　さっさと家に帰りたかった。正直さわたり先生が来てから心が落ち着かない。
　喫茶店の時や、今日だってそうだ。何でこんなに俺の心を乱すんだ。
　自身に問うが答えなど返っては来なかった。祐一は認めたくないのだ。
　自分の心を乱す人が、どんどん自分の中で大きくなっていくのを。それを認めてし
まったら、屈する事になる。そう祐一は勝手に解釈していた。
　後から考えたらそれは違うと気付くのであるが、今はわからぬままだ。

　やがてHRが始まり、先生の小言を聞いた後に掃除をして、今日のノルマは達成。
　のはずだったが、さわたり先生に呼ばれていたのだ。渋々と教室を出て行こうとす
ると、名雪やら北川に慰めの言葉を掛けられる。

392 ：まこ姉とバレンタインデー：03/02/28 07:43 ID:l1cFU2RV

名雪　「祐一、私、部活があるから先行くね」
祐一　「おう。頑張ってこいよ、俺の分まで」
北川　「相沢、お前の分までこのチョコを堪能しといてやるよ」
祐一　「いっぺん死ね、このアホ」

　ブラックジョークが咄嗟に出る辺り、幾らか回復したみたいだ。
　教室の隅でこっそりいじけた振り（？）をしている北川に心の中で礼を言うと、
足早に廊下を歩いて職員室の方へ向かう。
　途中、栞が他の生徒とお喋りしている現場を見て微笑んでしまうが、今の自分の
状況を考えると一気に笑みが消え失せる。一体何を話すのだろう。祐一は堅苦しい話
が大の苦手だ。まともに耳を傾ける気になどなれない。
　
　嫌だ嫌だと思いながらも足は自動的に職員室の前まで自分を運んでくれていた。
　やるな、My足。
　無意味に突っ込んだ後、深呼吸をする。
　自分から職員室に入った事はあるが、こう言った事で呼び出されるのは初めてなの
で、少なからず緊張してしまう。
　よし、入るか、と決心して職員室ドアをノックしようとした所で…

―――――――ガラガラガラー……

　急にドアが開いた。当然ノックをしようとした祐一の手は、元ドアのあった所を
ノックする事になる。

393 ：まこ姉とバレンタインデー：03/02/28 07:45 ID:hK3vmC2n

―――――――フニッフニッ…

　やーらけぇ。ドアは果たしてこんなにも柔らかかったのであろうか。
　否。木で構成されたドアは、叩くとコンコンと小気味良い音がするものだ。
　では、このそこはかとなく生暖かい生地の感触は？

まこと「……ゆういちくん、きょういくしどうしつにいきましょうか？」

　目の前にさわたり先生が立っていた。と言う事は、この感触は…

まこと「………いつまで触ってるつもりかなぁ？」

　胸だ。それもさわたり先生の。温かくて、柔らかい。
　そして死の予感。

　頭の中が真っ白になりながらも、さわたり先生に手を引っ張られているのがわかる。
　数秒？　数分？　時間の感覚がわからない。それ程ショックが大きかった。いや柔
らかかった。
　大人ぶってはいるが祐一はまだ高校生であり、女性の体に対する免疫がほとんど無
いと言っても過言ではない。まして不可抗力とはいえ、女性の胸を何の気構えもせず
に触れてしまったのだから、驚きは大きかった。
　後ろの方でドアが閉まる音がすると、その音に反応して、パニック状態だった脳の
機能を取り戻す。部屋を見回すと、普通の教室よりは少し小さいと思われる空間に衝
立が立ててあり、パッと見では様子を伺えない様になっている。

394 ：まこ姉とバレンタインデー：03/02/28 07:46 ID:hK3vmC2n

　
まこと「…その椅子に座って」

　まことが祐一の後ろにあるパイプ椅子を指す。訳がわからないままそのパイプ椅子
に座ると、ガラガシャン！　と大きな音を立てて、パイプ椅子事床に倒れる。

まこと「くふふっ………………あははははは！」

　まことは目を白黒させている祐一を見て大笑いする。
　だが祐一には何が何だか見当も付かない。ただただ爆笑するまことを真顔で見る事
しかできなかった。

まこと「そ、そんな顔で見ないでよ～……ふふっあはははは！」

　事情が飲み込めない祐一も流石に腹が立ってきた。座れと言ったのはそっちだろう
に、いざ座ってみるといきなり椅子は分解して尻餅を付いてしまい、尚且つ爆笑。
　誰でも怒るのに充分な要素を含んでいるとも言える。
　祐一が抗議しようと視線を上げた所で、ふと三角地帯が目に付く。そこには白い下着
が薄っすらと見えていた。抗議しようとしていた怒りは一気に消え失せ、その部分を
うっかりまじまじと見てしまう。が、これ以上醜態を晒すと何を言われるか分かった
ものじゃないので、大人しく何も言わずに立ち上がりまことを見る。

まこと「あー面白かった～…………さて、これで先生にセクハラした事は忘れて
　　　　あげるね。安いモノでしょ？」
祐一　「なっ――――！」

395 ：まこ姉とバレンタインデー：03/02/28 07:47 ID:hK3vmC2n

まこと「あれ？　不満？　今のは祐一君が私の胸を揉んだ罰よ。普通は訴えるんだけ
　　　　ど、あまりの衝撃に鼻血を出している祐一君だけの特別サービスよ♪」

　言われて、咄嗟に鼻を両手で覆うが血など出てはいなかった。
　その慌てた仕草を見ていたまことは遠慮無く笑い声を上げる。
　恥ずかしさと怒りで顔を真赤にさせた祐一はまことを睨みつけるが、今ひとつ迫力
に欠けていた。

まこと「あははははー！　………と、ゴメンね祐一君。あまりにも絶妙なリアクショ
　　　　ンだったから、つい……」

　笑い過ぎて目に涙の粒を浮かべているまことを更に睨みつける。

まこと「ふぅ………しょうがないわね、そんな今にも襲い掛かりそうな目をしないで」

　微塵もそんな事など考えていない。
　さっきから本題からずれた事を言われ続けているのでどうにかしてほしい。

まこと「わかったわよ……ちょっと待ってね…えっと、あれ？　無いな…ん～……」

　何やら自分のバッグの中を調べている。一体何なんだ。

まこと「あった！　パンパカポーン！！　はい、これ」

396 ：まこ姉とバレンタインデー：03/02/28 07:48 ID:hK3vmC2n

　妙な擬音と共に祐一に何かを手渡す。
　綺麗にラッピングされた袋。頭の中は『？』で一杯だ。

祐一　「………あの、先生。何ですか？コレ」
まこと「バレンタインデーのチョコ」
祐一　「はぁ？」

　チョコ？俺に？何で？
　あまりに突飛な行動だったので思考がついていかない。

まこと「だから、バレンタインデーのチョコだってば。祐一君の」
祐一　「だって、先生、俺の分は無いって………」
まこと「そんな事言ったかしら？」

　確かに聞いたはずだ。

祐一　「あ、思い出した！『祐一君のチョコはここにはありませんよ～』って
　　　　言いましたよ！」
まこと「うん。言ったね。『ここには』って」
祐一　「謎」
まこと「あ、祐一君は勘違いしてたのね。あの場所には無いって意味で
　　　　『ここには』って言ったのよ？　だってカバンの中に入れてたんだもん」

397 ：まこ姉とバレンタインデー：03/02/28 07:49 ID:hK3vmC2n

　訳が分からない。
　まてよ…と言う事は最初から俺に渡す気で…

まこと「それに教室でそのチョコを渡すのは流石に忍びないのよね。だって祐一君の
　　　　分だけこんな豪華になっちゃったんだもん。みんなに悪いから、ね」

　そう言って祐一にウィンクをするまことは堪らなく可愛かった。
　今まで引っ掻き回されていた心は自然と治まり、目の前にいる一人の女性に心を奪
われてしまう。
　何か、恥ずかしい。結局自分はこの人の掌の上で踊っていただけだったのだ。
　だが今は嫌な気はしない。むしろ勝手に笑みがこぼれてきてしまう。
　けどそんな心を見透かされるのも癪なので、あえて冷めた口調にする。

祐一　「そんな事考える様な繊細な心持ってたんですね、先生。
　　　　でも一応、ありがとうございます」
まこと「あ～！　その言い方は何よぅ！　生意気～！」
祐一　「まだまだ若いですから、先生と違って」
まこと「むっか～～！　止め、そのチョコ返しなさい！」
祐一　「一度もらったんですから駄目です」

　教育指導室に相応しくない声や音が廊下に響いていたが、幸い他の教師が通る事は
なかった。

398 ：まこ姉とバレンタインデー：03/02/28 07:50 ID:hK3vmC2n

秋子　「おかえりなさい、祐一さん…………あら、何か良い事でもあったのかしら？」
祐一　「え！？な、なんにもないですよ？」

　帰宅早々秋子さんに突っ込まれてしまった。
　愛想笑いをして誤魔化すと自分の部屋へ直行する。そしてドアを閉めると、カバン
の中に入っているチョコを取り出し机に並べた。
　香里、栞、佐祐理さん、舞、名雪。そして、さわたり先生のチョコ。
　それらを一つ一つ食べる。心の中で感想を言いながら。

　３０分後……

祐一「こ、これで最後………さわたり先生の、チョコ、だけだ…」

　口の中がチョコだらけで甘さの区別など付かない。勿論、美味い不味いの違いさえ
わからない。
　ゆっくりとラッピングされた袋を開けようとして、何を思ったか急に祐一は部屋を
出て台所へ行き、水を飲んでうがいをする。
　そして自分の部屋へとんぼ返り。
　部屋に戻りドアを閉め、深呼吸をすると、まことに貰ったチョコのラッピングをゆっ
くりと解いていく。
　中から出てきたのは、白い箱。どこにでもありそうな簡素なものだ。
　厚さを見る限り板チョコの類という事がわかる。
　何となく心臓の鼓動が早くなるのを感じて、胸を叩く。自分でもよくわからないが
緊張しているみたいだ。本人がその場にいる訳でもないのに。

399 ：まこ姉とバレンタインデー：03/02/28 07:53 ID:u0bAg0LG

　祐一は心の中で自分を笑った。理由も無く。
　そしてゆっくりと息を吸うと、その白い箱に手を掛けゆっくりと持ち上げる。

　中から出てきたのは――――――――ハート型の、チョコ。

　中心に鎮座しているそのチョコは何だかさわたり先生そのものみたいで、少しばかり
恥ずかしくなる。まるでさわたり先生に見つめられているみたいで。
　そんな淡い感情を胸に抱きつつも、手はチョコレートへ。
　持ってみると以外と厚みがあり、食べ応えがありそうだ。
　そのまま持っていても、チョコが体温で溶けるだけなので食べる事にする。

―――――パキッ

　チョコが割れる音がして、祐一の口の中にゆっくりと甘さが伝わってくる。

祐一　「……うま」

　思わず声が出た。
　正直造型だけ見ると、多少の歪みが見て取れるが、その所為で手作りだとわかる。
　形は兎も角として味は本当に美味しかった。何か、みんなに貰ったのとは根本的に
違う物が含まれている気がする。
　特別美味しい、と言う訳ではないのだが、祐一にとってはまことから貰ったチョコ
が一番美味いと感じた。

400 ：まこ姉とバレンタインデー：03/02/28 07:53 ID:u0bAg0LG

祐一　「それにしても…」

　生徒に渡すのにハート型のチョコは無いだろう、と心の中でまことに突っ込むもの
の、自然と溢れる笑みに祐一は気付いていなかった。

　来週先生に会ったら、ちょっと褒めてやるかな。とベッドの中に身を埋めつつ思っ
た祐一であった。
　眠る直前に、夢の中でさわたり先生に会いたい。そんな風に考えた事を祐一は起き
たら忘れている事だろう。

401 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/02/28 08:01 ID:u0bAg0LG

ぅぐ、長い…。長くてすいません。
そしてそんなSSを読んで下さった方ありがとうございます。
何だかんだ言ってもう少しで終る予定ですので、お付き合いして下さいませ。

まこ姉が（とりあえず）終ったら次は由起子さんだな…。どうなるんだろう。

402 ：名無しさんだよもん：03/02/28 11:48 ID:3vr6Q96q

>>387-400
グッジョブ！

403 ：名無しさんだよもん：03/03/01 00:40 ID:NhQvs2rt

>>387-400
相変わらず良い仕事されてますね～

404 ：名無しさんだよもん：03/03/01 00:47 ID:FM+b7Fms

わわわ、後半、もえもえだよ～。
でも、祐一に対す「相沢、頼むから一回だけ殴らせてくれ」っていう、きもちもわかるなぁ。

あ、それと「祐一君のチョコはここにはありませんよ～」って、鋭い人なら、別に用意してるんだなって
わかっちゃいますね。
でも、そこまで細かいことを気にはしていないさわたり先生らしいですねんっ♪
さわたり先生のキャラ、かわいいですっ。

405 ：名無しさんだよもん：03/03/01 02:10 ID:/ekM/YdH

hosyu

406 ：名無しさんだよもん：03/03/03 06:46 ID:QoR8TclP

萌え

407 ：名無しさんだよもん：03/03/03 08:41 ID:EXCJIkUd

まこ姉は真琴（狐）と声同じなのか？
でも、それだと長森っぽク聞こえるかも？

408 ：名無しさんだよもん：03/03/05 03:25 ID:82Rk5/Dq

保守

409 ：名無しさんだよもん：03/03/05 16:02 ID:TeK1bI8C

激しく襲いレスですが>>387-400激しく萌えますた。

410 ：名無しさんだよもん：03/03/06 19:35 ID:2h0fspo4

次SS期待保守。

411 ：名無しさんだよもん：03/03/08 02:54 ID:K6PmFlc5

保守

412 ：名無しさんだよもん：03/03/10 17:03 ID:EGbXNRU6

保守

413 ：名無しさんだよもん：03/03/10 19:32 ID:TFjgbKSL

414 ：夢―１―：03/03/11 04:18 ID:E6zCi+je

　みんなの笑い声が聞こえる。

祐一　「……」

　そんな周りの声を余所に祐一は一人でボールを蹴って遊んでいた。
　友達が居ない訳ではない。むしろついさっきまで一緒に遊ぼうとスカウトされていた。
　だけど祐一は断った。別に不満な訳ではない。ただ、数メートル先に佇んでいる少女から
目が離せないだけだ。

　その少女は綺麗だった。
　亜麻色の髪を風になびかせて、陽光をキラキラと反射させている。
　まるで、天使の様だった―――――それが第一印象。
　子供心に祐一はその少女に一目惚れしてしまった。純粋に、綺麗で儚いと思わせる。
　
　儚い？　何で？
　
　唐突に思う。見た目健康そうに見える少女。別段手足が痩せ細っている訳でもない。
　だけど祐一は感じてしまった。存在感が、薄い。
　水彩絵の具を水で薄めた時、徐々に水と同化してゆく。その同化する寸前のような感じが
あの女の子から漂ってくる。

祐一　「……！」

415 ：夢―１―：03/03/11 04:19 ID:E6zCi+je

　目が合ってしまった。
　他の子達と遊ばないで一人ボールを蹴る少年。興味を引く、又は目立つのは当然かもしれ
ない。
　だけど、視線を外してくれない。普通なら目が合った瞬間に視線を外す。
　祐一は少女と見つめ合う。意思など伝わらない。ただ、見る。
　最後に蹴ったボールは壁から跳ね返り、その少女の元へ。

　トンットンッ……コロコロ……………コツ

　暫くして祐一の蹴ったボールは少女の靴に当たり、その動きを止める。
　
少女　「………」

　少女は自分の足元にあるボールを拾う。
　その動作の一つ一つが何故か目に焼きつく。細く小さな手は小気味良く動き、手の中にあ
るボールを様々な方向にゆっくりと回転させる。
　やがて少女の瞳が見開き、ボールのある一点を見ると小さな声で話し掛けてくる。

少女　「………ゆういち、君？」

　遠くて聞こえ辛いけど、今確かに自分の名前を言った気がする。
　その真偽を確かめに祐一は少女の側へと歩を進める。
　２メートル位の距離にまで迫った時、少女が一歩祐一の方に歩み出た。

416 ：夢―１―：03/03/11 04:20 ID:E6zCi+je

少女　「ゆういち君、でいいんだよね？　はい、ボール」

　そっと祐一にボールを差し出す。無言で受け取る祐一。
　さっき聞こえた言葉は本当だった。
　だけど自分は目の前にいる少女に名前を教えてなどいない。ならば、どうして？
　そんな疑問の表情が顔に表れたのだろうか。少女は少しはにかみつつ祐一に話し掛ける。

少女　「…ここ、名前が書いてあるでしょ？」

　祐一の手の中にあるボールの、ある一部分を指す。
　そこには確かに『あいざわ　ゆういち』と黒いマジックペンで書かれていた。
　自分で書いたものだ。無くしてしまっても、持ち主がわかる様にと母が言ったので仕方
無く書いた名前。ボールが汚れると母に反論した事もあったが、強制的に書かれそうになっ
たのでどうせなら自分で書こうと思い、筆を走らせたもの。
　種を明かせば何でもない事である。

少女　「…どうしたの？」

　ボールを受け取ったにも関わらずその場から動こうとしない祐一を見て、不思議に思った
のであろう。ちょっと首を傾げて祐一の顔を覗き込んでくる。

417 ：夢―１―：03/03/11 04:21 ID:E6zCi+je

祐一　「名前」
少女　「え？」
祐一　「名前、君の」

　至近距離で顔を眺められるのは恥ずかしい。ましてこんな綺麗な子に。
　心臓の鼓動が内部から耳に伝わってくる気がする。もしかしたら耳が赤くなってるかもし
れない。そんな緊張を悟られる事の無い様に、出来るだけの仏頂面で言う。
　事実、自分の名前が相手に知られているのにこっちは相手の名前を知らない。そんな状態
が嫌だっただけだが、咄嗟に出た言葉にしてはマシな方だろう。

少女　「あ、そうだよね。私はゆういち君の名前を知ってしまったのにゆういち君は私の
　　　　名前を知らないのはふこうへいだよね」

　無言で頷く祐一。言葉の意味は理解できなかった。
　少女の紡ぎ出す言葉の羅列が歌に聞こえる。心が落ち着く声。

少女　「私の名前は――――」

　ビクッと一瞬体を震わせて少女の声に意識を集中させる。

418 ：夢―１―：03/03/11 04:22 ID:E6zCi+je

まこと「――――――『さわたり　まこと』って言うの」

　何か真っ白い電気の様なものが体中を駆け巡った。
　『さわたり　まこと』と言う名前を自動的に深く、深く心に刻み込む。
　初恋の人の名前。異性で初めて意識した人の名前。
　僕は『そう』と素っ気無く言って踵を返す。
　だけど心の中はその『さわたり　まこと』の事で一杯だった。
　明日は友達と遊ぶ予定だったけど、公園に来よう。

　もしかしたら、又会えるかもしれない―――――そんな淡い希望を胸に秘めて祐一は帰路に
ついた。
　だけど最後まで拭えなかった事。
　実際に話したのに、側に行ったのに、その少女『さわたり　まこと』は、存在感が薄かった
事だ―――――――。

419 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/03/11 04:32 ID:E6zCi+je

読んで下さった方、感想を下さった方、ありがとうございます。

ペースが落ちまくりですが少しでも楽しみに、股は暇を潰そうとしてくれる方、申し訳無い。
まこ姉の絵でも再挑戦（再調整）してみようかな…。

420 ：名無しさんだよもん：03/03/11 18:16 ID:xeU1Me7Y

まさかまこ姉、ｴ…ゲフン！
まったりと楽しませてもらっとりますよ。まあのんびりと行きまっしょい。
書いてる人が楽しいのが一番だ。負担になったら本末転倒ですからな。

421 ：名無しさんだよもん：03/03/11 22:27 ID:/H2wwwxc

新作乙！
続きがどうなるかマターリ楽しみです。
永壊疽がどうとかはスレ内に少し出てたね。

422 ：名無しさんだよもん：03/03/12 02:16 ID:LTFZjyKB

わわ、まこ姉、もえますっ。
やっぱり、昔に会ってたんだねん。
楽しくよませていただきました。

萌えもえでちょっとせつない思い出ですね～。

423 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/03/12 06:35 ID:H0bY4QHI

感想ありがとうございます。気長にのんびりとやらせていただきますね。
さて、イメージが固まらないまま描いてしまいました。
まこ姉の幼い頃です。背景は気にしないで…。

ttp://pri0112.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20030312012332.png

424 ：名無しさんだよもん：03/03/12 19:11 ID:iJKln/0x

;l
いろんなサンプル画像発見
http://www.media-0.com/www/moro2/index2.htm

425 ：名無しさんだよもん：03/03/12 19:13 ID:HzDIuWp0

http://www.bunbun.ne.jp/~tk0608/
ただだよ！！

426 ：名無しさんだよもん：03/03/12 19:22 ID:HzDIuWp0

http://www.bunbun.ne.jp/~tk0608/
223へ

427 ：名無しさんだよもん：03/03/12 19:54 ID:3SKLo2E2

（・∀・）ｲｲ!

>>394のイスの話、
中学の頃そんなイタズラされたやつが入院する騒ぎになったのを思い出したｗ

428 ：ふじいレイレイ：03/03/13 00:34 ID:JROWyYYY

>>423萌丸◆whNJEQ493s氏
乙です。
いつも可愛らしい絵、そしてSS、ありがとうございます。
マターリやっていけるといいですね。

と言いつつ、自分はあんまりこのスレに貢献してなくて、ちょっと鬱。

429 ：名無しさんだよもん：03/03/13 03:25 ID:p8RrmX2L

無意味にエロＳＳを書きたくなってきたんですが、
浩平×由起子さんの濡れ場を脈絡もなく書いていいですか？

430 ：名無しさんだよもん：03/03/13 08:08 ID:u84QD2yk

>>429
許す。書け
いや、書いて下さい（;´Д｀）

431 ：名無しさんだよもん：03/03/15 16:34 ID:r4HHNvbn

ONEがいします。
書いてくださいませませ。

432 ：名無しさんだよもん：03/03/16 23:37 ID:YsbhhnsC

という訳で、エロＳＳまでは保全ｗ

433 ：夢―２―：03/03/18 03:03 ID:P8+W8liR

　初めて『さわたり　まこと』に会って以来、祐一は公園に足を運ぶようになった。
　理由としては２つ。
　
　１つ目は、ただ単純に好きになってしまったから。
　後から聞いた話だが、まことは祐一よりも幾つか年上らしい。それを知った祐一は少し自
分を見つめ直そうとしたがすぐに止めてしまった。
　祐一の中では年上好きではなかったのに、現実、自分よりも若干年上のまことに惚れてし
まっているのだ。多少の違和感を感じた祐一だったが、まことの事を考え出したらその事に
ついては綺麗さっぱり忘れてしまっていた。

　２つ目は、今すぐ会わないともう会えなくなると思ったから。
　あの時公園でまことに出会った時の違和感。実際に話をしても、そこにいるかはっきりと
しない存在の希薄さ。
　あれ以降数回まことと会って何度か会話をしてみるが、その儚いとも言える存在感の無さ
は拭いきれていない。
　だからこそ祐一は不安になる。自分の好きな人に会えなくなる恐怖。それは子供の祐一で
さえ何となく理解できた。だからこそその恐怖を退ける為に、まことの居る公園に足を運ぶ
のだ。まことはここに居るのだ、と自分を納得させる為に。

まこと「祐一君？」

　不意に、まことが声を掛けてきた。ちょっと自分の世界に入っていた祐一は身を震わせて
反応する。そんな祐一が可笑しいのかまことはクスクスと笑っていた。

434 ：夢―２―：03/03/18 03:04 ID:P8+W8liR

祐一　「…なんだよ」

　恥ずかしさを誤魔化す様にわざとぶっきらぼうに言う。それでさえまことには微笑ましく
見えるのだろう。ニコニコと笑顔を見せる。

まこと「だって祐一君、凄く真面目な顔してるんだもん。似合わないよ」

　ちょっとショック。自分はいつもクールにしてると思ったのに、実際はそう見えていない
のであろうか。子供心に祐一は傷を負ってしまった。
　そんな心の動揺を隠すように、足元に転がっているボールを蹴る。ボムッと音がして壁に
ぶつかり、又祐一の元に戻ってくる。

まこと「あ、傷付いちゃった？　ごめんね」
祐一　「別に」

　素っ気無く応える。何度か繰り返したと思われるそんなやり取り。
　からかわれるのは好きではないが、まことだけは特別だった。
　そうやって話をしている時は自分に関心を持ってくれている。その場に居てくれている。
そんな心の安堵を感じていられるからだ。
　だから会話が途切れると祐一は不安になる。目の前に居るその人が、実は幻なのではない
のかと信じられなくなってしまう。
　そんな時は決まって自分から話を振る。何でもいい。良い天気だね、とか。

435 ：夢―２―：03/03/18 03:05 ID:P8+W8liR

まこと「祐一君、兄弟っている？」
祐一　「いない」

　一瞬頭の中を過ぎったのは別の街で住んでいる従姉妹の顔。でもすぐに忘れる。

まこと「そっか、いないんだ」
祐一　「まこちゃんは？」

　祐一が尋ねるとまことはちょっとはにかむ。
　最初、まことを呼ぶ時は『まこと』と呼び捨てにしていたのだが、色々とクレームが付き、
結局は『まこちゃん』と呼ぶ事になってしまった。
　祐一は子供ながらにその呼び方に抵抗を持っていたが『まこちゃん』と初めて呼んだ時の
まことの笑顔に心打たれ、以来その呼び方で通す様になった。

まこと「私？私はねぇ………いたよ」

　疑問に思う。まことは『いる』ではなく『いた』と口にした。過去形だ。
　何だか不安になる。心に淀みが出来てきて、その先を聞いてはいけない様な感じがした。
　他の話にしようと祐一が言葉を言う前に、まことは語り出す。少し遅かった。

まこと「赤いリボンを両側に付けて、元気にはしゃぎ回って、悪戯好きだったな」

　そんな弾む様に話すまことの顔は笑顔だった。歌でも歌うみたいにどんどん言葉が流れて
行く。

436 ：夢―２―：03/03/18 03:06 ID:P8+W8liR

まこと「でもね……今はいないんだよ。遠く、ずっと遠くに行っちゃった。私の妹は」

　夕焼けを見つめながら言ったまことは、その夕日に溶けていってしまうかと間違える程に
儚く思えてしまう。側にいる祐一でさえそれが現実かどうか実感が湧かなかった。

祐一　「もういいって！」

　堪らず大声を出してしまう。そんな話は聞きたくない。もっと楽しい話をして、二人で笑
い合えればそれで良かったのだ。
　急に始まったまことの独白は祐一にとっては苦痛でしかない。例え大好きな人の話でも、
人の生き死にの話は嫌だった。思わず耳を塞ぎたくなる衝動を我慢してまことに言う。

祐一　「まこちゃん、何でそんな話をするの？」

　精神的苦痛に顔を歪めながら言う祐一に、まことは苦笑しながら言った。

まこと「ごめんね祐一君、こんな話聞かせて………だけど祐一君には知っておいてもらいた
　　　　かったんだ。」

　まことの言っている意味がわからない。どうしてそんな話を自分に聞かせるのか。
　それに―――――何でそんなに悲しそうな顔をしているのか。

祐一　「まこちゃんの言う事、わかんないよ」
まこと「あはは、そうだよね。困らせちゃったかな？」

437 ：夢―２―：03/03/18 03:07 ID:P8+W8liR

　声は笑っているけど表情は変わらない。
　違う。祐一の好きなまことはいつも笑顔のはずだ。こんな悲しそうな顔は見たくない。
　どうにかしていつも通りの顔に戻ってもらいたかった。いつも笑っていて欲しい。

祐一　「……」

　けど、幼い祐一はどうやって好きな女の子を慰めていいのかわからない。そもそもそんな
話を聞いて苦しいのは自分なのに、何故かまことを慰めようとしている。
　祐一は心のどこかで理解していた。こんな話をして一番辛く悲しいのはまことの方だと。
だからこそ慰めてあげたい。でもわからない。どうどう廻りだ。

まこと「…どしたの？　祐一君？」
祐一　「笑ってよ」
まこと「え？」
祐一　「まこちゃんは笑ってる方がいいよ。今のまこちゃんは…嫌だ」

　咄嗟に口から出てしまった。だけど間違ってはいない。心の奥深くにあったものが出た。
それだけだ。
　まことは目をパチクリと瞬かせた後、そっか、嫌われちゃったんだ。と言った。

祐一　「違う！！　笑ってるまこちゃんが好きなんだよ！！　僕の事からかってもいいから
　　　　だから、笑ってよ！　今のまこちゃんは僕の好きなまこちゃんじゃない！」

438 ：夢―２―：03/03/18 03:08 ID:P8+W8liR

　一気にまくし立てた後祐一は気付いた。告白をしてしまったのだ。
　自分の想いを知られてしまった。しかも本人に。だけど後の祭りである。
　赤面する祐一を見たまことの瞳からは、何か光るものが滲んできているのがわかる。

　――――泣いているのだ。泪を流しながら。

祐一　「何で、泣くんだよ」

　自分を見つめながら泪を流す少女を前にして祐一は動揺していた。もしかしたら傷つけて
しまったのではないのか？　酷い事を言ってしまったのではないのか？　と。
　だけど、まことの口から出てきた言葉の羅列は祐一の考えていないものであった。

まこと「ありがとう、祐一君」
祐一　「………」
まこと「私の事好きって言ってくれたんだよね」
祐一　「……まぁ」
まこと「私も、祐一君の事……好き、だよ」

　思わず目を見開きまことを見つめてしまう。今確かに言った。まことも祐一の事が好きだ
と。その言葉を聞いた時は頭の中にファンファーレが鳴り響いたけど、すぐに冷めてしまっ
た。まだ、まことの顔にはいつもの笑顔が戻っていない。
　一瞬でも浮かれてしまった自分を心の中で叱咤しつつも、まことの話を聞く体勢をとる。

439 ：夢―２―：03/03/18 03:11 ID:P8+W8liR

まこと「だから、祐一君のいるこの場所も、好き」
祐一　「…え？　よく、わかんないよ」
まこと「私、ちょっと旅行に行かなくちゃいけないんだ」
祐一　「ど、どこに！？」
まこと「遠い所。そして近い所」

　まことの言う話は謎だらけで祐一にはまるで理解できない。でも理解できる事。それは
まことがどこか知らない場所に行ってしまい、会えなくなるということだ。

祐一　「嫌だ！　行かないでよ！　僕とずっと一緒にいてよ！」

　駄々をこねる祐一に対し、まことは初めてと言っていいかもしれない強い口調で言う。

まこと「でも戻ってくる！　絶対に！　…………だから」

　最後の方は段々と口調が大人しくなり、やがてはっきりとは聞こえなくなる。

まこと「―――――――私の事、忘れないで」

　もしかして、今すぐに行こうとしているのではないのか。その場所へ。
　祐一は震えた。身体ではなく心が。
　ここにいてはいけない。そんな警告が自分の奥底から発せられている気がする。
　けれども祐一はその場を離れられなかった。大好きなまことの側にずっと居たかった。

440 ：夢―２―：03/03/18 03:12 ID:P8+W8liR

でも、それは

まこと「―――私も忘れないから」

　叶えられる事のない

まこと「―――――――約束、ね」

　願いだ。

まこと「―――祐一君の事、好きだよ」

　自分の唇にまことの唇が重ねられた。瞬間感じられたその温もりは、すぐに消えてしまっ
た。まだ目の前に居るのに、自分を抱いてくれているのに、何も感じられない。
　温度も、空気も、存在感も――――。

まこと「又ね、祐一君！」

　最後にとびっきりの笑顔を見せて、まことは消えた。

祐一　「あれ？　ここは……公園だよな」

441 ：夢―２―：03/03/18 03:12 ID:P8+W8liR

　真赤な夕焼けが祐一を照らす。自分一人だけ。他の子は居ない。
　一体どうしてこんな所にいるのだろう、と首を傾げるが思い当たらない。
　前後の記憶が抜け落ちてしまっているかの様に。
　軽く頭を振ると、自分の頬を何かが伝わるのが感じられる。虫かと思って手で軽く叩くと
濡れた感触が伝わってくる。
　不思議に思い、掌全体で顔をなぞってみると、その発生場所に行き着いた。

祐一　「…涙？」

　ようやく自分が涙を流している事に気付く。けど理由が分からない。
　得体の知れない不安を感じて、祐一は駆け足で自宅に向かって走り出した。

442 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/03/18 03:21 ID:P8+W8liR

もう少しで終わります。本当に。
今回萌えもへったくれも無い話で自分で書いてて意味不明。まこ姉は奥が深い…。

そんなSSですが読んで下さった方どうもです。

443 ：429 ◆kd.2f.1cKc ：03/03/18 03:55 ID:y0dHalAb

　バサっ……
「ふぅ」
　ベッドに腰掛け、Ｔシャツ型のパジャマを脱ぐ。ショートタンクトップ
の上からでも、そこそこ大きめで形のいい乳房のシルエットが見える。
「はぁ、由起子さんって反則だよなぁ」
　浩平が、どこか困ったように苦笑しながらそう言った。
「反則？」
　きょとん、としたように、由起子が聞き返す。
「とても33には見えないほど可愛いのに、熟れるべきところはきちんと熟
れてるんだもんなぁ」
「なによ、それ……」
　言葉ではそう言いつつ、クスクス、と笑った。
「誉めてるつもりなんだけど」
「うふふ、ありがと」
　ちゅっ
　浩平に、由起子は言葉で応えてから軽く口付けをする。
「由起子さん、その……本当にいいの？」
　少し気まずそうに、浩平が聞く。
「ん、なにが？」
　由起子は、またさっきのように、きょと、と目を広げて、浩平の顔を覗
き込む。
「その……俺、ってか、実の甥、でさ……」
　少し詰まりがちに、浩平が言う。
　すると、由起子はにま、と笑った後、わさわさわさと浩平の頭を乱暴に
撫で回す。
「わっわっ、由起子さん」
「アンタはもう、世界を行き来しても全然変わってないんだから」
　笑顔のままで由起子は言うが、途中ではっ、と思い出したように。
「そういえば、消える前もそんなコト言ってたけど……ひょっとして、浩
平、私と姉さんが実の姉妹じゃないって知らない？」

444 ：429 ◆kd.2f.1cKc ：03/03/18 03:55 ID:y0dHalAb

「…………」
　由起子の言葉に、浩平はしばらくぽかーんと口を開けたまま沈黙し、
「………え!?」
　と、突然目を剥いた。
「ああ……やっぱり……浩平の戸籍は父方だから、普段私の戸籍まで見え
ないもんねぇ……」
　由起子はそう言って、頭に手を当てて苦笑した。
「ど、どう言う事だよ!?」
「えっと……全く血縁がないってわけじゃないんだけど……簡単に言えば、
浩平と同じ、かな？」
　浩平の聞き返す言葉に、由起子は腕を組みつつ、小首をかしげる仕種を
しながら言う。
「俺と？　ってじゃあ、つまり、由起子さんも……」
「私の両親の場合は事故だったんだけどね……ただ、私は正式に伯父夫婦
の養子になってるから、名目上は姉さんと姉妹だったの」
　由起子がそう説明すると、浩平はふ、とある事に気がついたように尋ね
る。
「……ひょっとして、由起子さんが俺を引き取ってくれたのって……」
「うん、他人事に思えなくてね」
　由起子は笑顔で、そう答えた。
「でも流石に、こうして好きあっちゃうとは思わなかったな」
　浩平の顔を覗き込むようにして、イタズラっぽく言う。
「…………由起子さん、ホントに……」
「何度も、そう言ったはずだけど？」
「うん……」
　由起子が言うと、今度は浩平の方から顔を近付けて行って、唇を重ねる。
　ぎゅ……しっかりとお互いを抱き締めあう。
　ひとしきりお互いの体温を感じた後、どちらからともなくゆっくりと離
れる。

445 ：429 ◆kd.2f.1cKc ：03/03/18 03:56 ID:y0dHalAb

　さわ……
「んっ」
　浩平はタンクトップの下から手を入れて、由起子の乳房に触れる。
「浩平、も、もう、せっかちなんだから……」
　由起子が困ったように言うと、浩平は不安そうな表情になる。
「あ……嫌だった？」
「ん、そ、そんなこと、ないけど……じゃなくて、ないよ」
　浩平の不安を助長しないよう、言いかけた言葉を言い直す。
　――でも、それなら最初から不安にさせるようなこと言わなければいい
のに、保護者としては、失格かな。
　そう心で呟きつつ、胸への愛撫に徐々に息を荒くして行く。
　ふに、ふに、くに……
　弾力性のあるゴム毬のような乳房が、浩平の手の中で形を変えて行く。
「ふぅ、……はぁ……こ、うへい……」
「由起子さん……」
　何かを求めるように浩平は由起子の名を呼び、そして、タンクトップを
ずり上げ、乳房を露出させる。
「ん……」
　由起子が微かに声を出す。浩平はその胸へと顔を近付け、左側(浩平か
ら見て右側)の乳首に、ちゅっ、と吸い付いた。
「あ、浩平……」
　ちゅっ、ちゅっ、ちゅる……れろ、れろ、れりゅ……
　浩平は左手で反対側の乳房への愛撫を続けつつ、由起子の乳首を吸った
り、先端を舌先で刺激したりする。
「はぁ……ぁ……は……ふぅ……こ、浩平……」
　吐息に混じって漏れる声を多くしながら、由起子は自分の乳首を吸って
いる浩平の頭を、左手で優しく撫でた。
「ん……ちゅるん……」
　浩平は少し強めに吸って、刺激するようにしつつ、頭を由起子の胸から
離す。
「んっ！」

446 ：429 ◆kd.2f.1cKc ：03/03/18 03:56 ID:y0dHalAb

「ぷはぁ……由起子さん……下も、見ていい？」
　浩平は、ベッドに寝そべった格好の由起子と向かい合い、そう言った。
「うん……いいわよ……」
　由起子が肯定の返事を返すと、浩平はパジャマのズボンごと、由起子の
ショーツを下ろして行く。
　由起子のお尻と、性器が露にされる。だが、その部分には――
「ゆ、由起子さん」
　少し唖然としたように、浩平が声を発する。
「前の時も言ったでしょ、私歩き回ってると擦れちゃうのよ、歩く時の姿
勢が悪いのかも知れないけど……仕事で歩き回る事多いし、そっちに支障
が出ると、こまるから、ね？」
　由起子は、どこか言い訳じみた説明をする。
「い、いや……俺は由起子さんの“つるつる”、見られるからいいけどさ
……」
「あーん、浩平の意地悪」
　言いつつ、しかし由起子は少しも拗ねた様子は見せず、ただ顔を紅くし
ている。
　浩平は手を伸ばし、由起子の性器につぷ、と軽く指を差し込んだ。
「ん！」
　ちゅく……液体が、ねっとりと浩平の指に絡み付く。浩平はその指を引
いて、自らの目前へ持ってきて見つめる。
「もう、濡れてる……」
「うん……」
　浩平は今度は顔を由起子の股間へと近付けて行き、ちゅっ、と由起子の
性器にキスをする。
「んぁっ！」
　ちゅっ、ちゅっ、ちゅ……わずかに開いて蜜をたたえるラヴィアに、ピ
ンと張ったクリトリスに、何度もキスをして行く。
「んぁ……は、ぁ……あん……っ」
　浩平が由起子の性器を吸い上げる度、由起子が可愛らしく哭く。そのテ
ィーンのような反応とは裏腹に、熟れた身体はさらなる性交渉を求めて高
みに登って行く。

447 ：429 ◆kd.2f.1cKc ：03/03/18 03:56 ID:y0dHalAb

「ふぅ……由起子さん」
　浩平は顔を離し、ちゅ、ちゅっと指で小刻みに由起子のラヴィアを弄り
ながら、問いかけるように言う。
「入れても……大丈夫だよね？」
「うん」
　由起子が肯定すると、浩平は膝を割るようにして、由起子の脚を軽く広
げる。
「由起子さんのこんな姿見てると、暴発しちまいそうだよ」
「そ、そうなの？」
　微かに震えながら、由起子が聞き返す。
「うん。すっげー魅力的だよ、由起子さんは」
「あ、ありがと……」
　会話しつつも、浩平は自らのペニスを由起子の性器にあてがう。
「いつでも大丈夫だから……」
　由起子の方から挿入を促す。
　じゅぷ……
「んっ……！」
「くぅぅぅっ……」
　浩平の方が大きく声を漏らしてしまいつつ、奥へと進入を続ける。
　処女を失って久しい其処は、やすやすと浩平のモノを受け入れて行く。
にもかかわらず、浩平にはじっとりと締め付けられている感触を与える。
「は、あ、由起子、さん……」
　浩平は何かに焦れるように、奥へと到達するや否や、速めのストローク
を開始してしまう。
「ん、う、こ、浩平……は、あっ、す、好きよぉ……ほっ」
　ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ……浩平は一定のペースでストロークを続けて
行く。
「くぅ、うっ、ゆ、由起子さんの中、や、やっぱ気持ちいい……っ！」
「わ、私も、あ、あふ……あぁ……っ」
　ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ……
　お互い、何かを求めるように、やがて由起子の方からも、腰を使いはじ
める。

448 ：429 ◆kd.2f.1cKc ：03/03/18 03:57 ID:y0dHalAb

　ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ……
　やがてお互い、その頂点へと登りつめ……
「くっ、は、ゆ、由起子さん、で、出るっ！」
　浩平はそう言ったかと思うと、由起子をぎゅう、と抱き締めるようにし
て。
　浩平から放たれた灼熱が、由起子のヴァギナを灼く。
「ええ!?　あ、熱っ、は、あ、ああ……っ！」
　由起子もまた、浩平の腕の中で、絶頂に上半身を仰け反らせる。
「っはぁ、は、はぁ、はぁ……」
「はぁ……ふぅ……あ、浩平……大丈夫？」
　お互い、荒い息をしているが、経験の差か、由起子の方が先に我に帰っ
て浩平に問いかける。
「う、うん……あ、あぁ……」

449 ：429 ◆kd.2f.1cKc ：03/03/18 03:57 ID:y0dHalAb

　ズルッ……浩平が、ペニスを由起子の中から引き抜く。
「は、ぁ……」
　余韻にその刺激が加わって、由起子が甘い声を漏らした。
「はぁ……ああ……由起子さん……」
「ん……どうしたの……？」
　まだ荒い息をしながら、浩平はどこか嬉しそうに由起子を見つめる。
「俺……これからも、ずっと由起子さんと一緒にいられるんだな……」
「うん……浩平が望むうちは一緒にいてあげるから……あ、命が続く限り、
ってことになっちゃうけど……」
　浩平の言葉に答える言葉は、最後に少し申し訳なさそうになった。
「それでも……由起子さんの方が先とも限らないって」
　由起子の弱気を振払うように、浩平は強く言った。
「そうね、浩平、結構ムボーな生活してるもんね」
「っ、ちょっとは否定しろよ！」
　由起子の言葉に、浩平は苦笑しながら声を上げた。
「クスクスクス……」
「アハハハ……」
　２人して、ひとしきり笑いあった後。
　由起子は状態を起こし、浩平がそれを方で抱き寄せる。
「死ぬまで、一緒にいてもらうから」
　浩平がそう言って、２人は再び、唇を重ねた。

450 ：429 ◆kd.2f.1cKc ：03/03/18 04:01 ID:y0dHalAb

結局、ワンパターンな逃げを作ってしまったなぁ……
お目汚しになったら申し訳ありません。

>>萌丸氏
　直下にこんなもん投下してしまって申し訳ないです。
　(っつーか投下前にリロードしろ、俺)
　幼い頃の２人の切ないシーン、ぐっじょです。
　完結に向けてがんがってくださいませ。

451 ：名無しさんだよもん：03/03/18 09:31 ID:YAiWHYuZ

>>442
そっか、忘れちゃったんか祐一…。
祐一の子供ならではの素直な我が儘さに妙なノスタルジーを感じますた。
まったりと続きに期待。

452 ：名無しさんだよもん：03/03/18 22:28 ID:pgvSEin2

萌丸さんのＳＳも、４２９さんのＳＳも、とってもよかったですよっ。

絆を育てる時間が足りなかったのかもしれませんね。
でも、祐一くんも夢という形で思い出してくれたし、二人の今後の仲に、期待ですっ。

浩平×由起子さんの濡れ場ＳＳ、見てるだけでどきどきしちゃいました。効果音の使い方がいいですよね。
エッチシーンだけじゃなくて、「世界を行き来しても・・・」のあたりのセリフもよかったなぁ。
で、ちょっとしつも～ん。浩平と由起子さんがえっちするのは、はじめてなのでしょうか、二度目（以降）なのでしょうか・・・。

453 ：名無しさんだよもん：03/03/20 01:07 ID:RhZYMEAR

…いつの間にか、SS投下されてるし…
萌丸氏、４２９氏、乙です。
…真琴姉も由起子さんもかわえぇなぁ…

>>４２５
スタッフロールが流れた後に、エピローグシーンで初エッチってのはどぅか？

454 ：453：03/03/20 01:08 ID:RhZYMEAR

>>452でした…

455 ：429 ◆kd.2f.1cKc ：03/03/20 05:54 ID:iMYCh8Gt

>>452
２度目のつもりですた。
１度目を自分が濡れ場だけ書くのはおこがましいような気もして。。

456 ：名無しさんだよもん：03/03/21 01:38 ID:XDJLpVem

457 ：名無しさんだよもん：03/03/22 01:58 ID:kcWVOp53

保守

458 ：名無しさんだよもん：03/03/22 16:38 ID:e6NTu/Ga

なるほどぉ。
いや、実の甥で・・・ってためらっていたので、初回なのか・・・でも、毛がないのを、
この前も見たっていってたしぃ・・・って、疑問におもってたのでした。

疑問が氷解しました。
納得ですっ♪

459 ：名無しさんだよもん：03/03/23 08:37 ID:ekg4cjTQ

保守

460 ：名無しさんだよもん：03/03/25 21:16 ID:q9REURuO

祐一の初恋の相手ってまこ姉だっけ？　あゆだっけ？
素で忘れてしもうた…。

461 ：名無しさんだよもん：03/03/25 23:52 ID:7QJPynaf

あゆシナリオではあゆが初恋みたいに言ってたような。
ただ微妙なんだよね。
あゆが落ちてから祐一はこの街には来てない（名雪との別れシーンに続く）
と思われるし、そうなると狐のまこぴに会ったのはその前と考えられる。
まこ姉は当然その前に会っている筈で．．．
辻褄合わせるなら、まこ姉は初恋まで達しないレベルのあこがれと解釈すべき？

462 ：名無しさんだよもん：03/03/26 18:48 ID:NzHWfOUA

>>461
久弥と麻枝がそれぞれ好きにやっちゃった…じゃ駄目だよな、やっぱ（ｗ

463 ：名無しさんだよもん：03/03/27 14:37 ID:NbIEiJBR

祐一大学生になる
　↓
東京へ上京
　↓
真琴に似た女の子ハケーン
　↓
その女の子に話し掛ける
　↓
自分の名前は真琴じゃないと言う女の子
　↓
でもお母さんの名前が…

というＳＳ書きたいな～

464 ：名無しさんだよもん：03/03/28 00:01 ID:MGVwHS0i

>>463
ああんっ、なにげにそう言うの好きぃ。
書いて書いてぇ。

465 ：名無しさんだよもん：03/03/29 02:11 ID:FwYyixBM

保守して浮上でつ。

466 ：名無しさんだよもん：03/03/29 05:11 ID:KOf1IHx9

>>463
祐一大学生時である程度の年齢の娘がいるっていうと
祐一幼少時にまこ姉はいくつだったんだ？
秋子さんと同族性の人で実はいつまでたっても若いままに見えて当時すでに２０代とか……

467 ：まこ姉と…：03/03/29 07:15 ID:mqFMhKhb

　――――目が、覚めた。
　心臓はドクンドクンと早鐘を打ち、体中からは汗が滲み出ている。季節柄汗が大量に出
るものとは思えないが、事実、祐一の寝間着は自分の汗で何ともいえない湿り気を帯びて
いた。
　肌に張り付く布の感触がやたらとリアルで、そして冷たい。
　一体自分はどうしたのだろう。何が原因でこんなに発汗したのかわからない。混乱する
頭を振りつつ冷静に考える。だが大量に汗をかいたせいか喉がカラカラで今にも干乾びそ
うだ。とても何かを考えられる状態ではなかった。
　脱力しかけている身体に鞭を打ってベッドから起き、一階の台所まで行って水を一杯飲
む。すると自分の胃の中に水が入り込んでいくのがわかる。冷たい冬の水は飲むだけで頭
をすっきりとさせてくれた。

？？？「祐一、さん…？」

　何か背後で床を擦るような音が聞こえたと同時に言葉が投げ掛けられた。
　思わずビクっと震えてしまったが、声の主は秋子さんであった。

秋子　「一体どうしたんですか？　電気も付けないで」

　そう言って電気を付ける。途端に室内が明るくなり二人を照らし出す。
　急に明るくなったので目が慣れてくれない。だが数秒の内にいつもの視力を取り戻す。
　祐一は驚かさないで下さいよ、とおどけようかと思ったのだが、そんな雰囲気ではない
事を秋子を見た瞬間に感じ取った。いつも微笑を絶やさない秋子の表情とは打って変わっ
て、今は睨むと言っても過言では無い目つきで祐一を見据えていた。

468 ：まこ姉と…：03/03/29 07:17 ID:mqFMhKhb

祐一　「あ、秋子さん…？」

　勿論今までの居候生活の中ではこんな秋子さんの表情など見た事がない。
　祐一は初めて見る秋子の表情から視線を外す事ができなかった。

秋子　「台所の方で物音がするかと思って来てみたら、びっくりしたわ。」

　いつもの様に頬に手を添えて微笑む。途端、室内の鬱屈とした空気は霧散したみたいだ。
祐一もほっと胸を撫で下ろす。
　その後秋子さんは驚かさないで下さいね、と言って自室へと戻っていった。
　一方祐一の方も水を飲んだ後は身体が正常に戻った様なので、さっさと眠る事にする。
夜更かしをしたら朝起きれなくなって遅刻してしまう。名雪に起こされるなんてみっとも
ない事態になるのだけは御免だ。
　―――結局、何で途中で目を覚まして汗を大量にかいていたのかについては意識の外へと
追いやられてしまった。

まこと「祐一く～ん、大丈夫かな～？」

469 ：まこ姉と…：03/03/29 07:18 ID:mqFMhKhb

　目の前にはまことが居て、祐一の顔を覗き込んでいる。
　何でまことが祐一の目の前にいるのかと言うと、あの寝苦しい夜の後祐一は熱を出してし
まったのだ。熱事体の温度は高くはないのだが、学校に行くのは辛いという温度を保ち続け
て早３日になる。まったくもって馬鹿馬鹿しいとは思うのだが、長時間熱が出続けた所為で
身体もだるい。おまけにまだ熱は引いてくれていない。そして何故だか教育実習生が目の前
でエールを送っている。はっきり言って静かにしてほしいと思うのだが、構うと余計に騒が
しくなるのは目に見えているので大人しくするしかない。

まこと「病人の振りをしてもわかるんだぞ～、寝たふりするな～」

　病人で、寝ている。嘘でも振りでもない。だから静かにしてほしい。
　お見舞いに来てくれたのは正直嬉しいと思ったのだが、如何せんしぶとい。こっちが寝て
ると分かれば普通は大人しく帰ると思うのだが、まことは違った。かれこれ１時間位祐一の
ベッドの横に座り呪詛（エール）を送り続けている。
　どうやらまことには一般的普通は適応されないらしい。

まこと「…………本当に、寝ちゃってるの？」

　寝てます。と言うよりもあなたの所為で眠れません。心の中で愚痴るがまことには届かな
い。

まこと「…………抱きついちゃうよ。起きてくれないと」

470 ：まこ姉と…：03/03/29 07:19 ID:mqFMhKhb

　できるものならしてみるがいい。もしかしたらまことは楽しんでいるのかもしれない。
　祐一が起きているのを知ってて精神攻撃を仕掛けてきているのだ。だとしたら絶対起きる
訳にはいかない。半分意地だ。当初祐一はそう思って寝た振りを続けていた。
　
　――――――バフッ

　何か、重い物体が覆い被さってきた気がしないでもない。
　しかしその物体は動かず、ただ、じっとしていた。祐一の視点からは分からないがまこと
は祐一に抱きついていた。胸に顔を寄せて。

まこと「抱きついちゃった…………えへへ」

　完全に意表を付かれた。まさか本当に抱きつくとは思ってもいなかったのだ。高をくくっ
ていただけに、いざ読み負けるとショックが大きい。祐一は完全に同様していた。
　だが微かに残っていた根性の御陰か、身体が震えるのを抑えていてくれた。もし震えてい
たらバレてしまっていただろう。その点についてだけは自分を評価できた。だから心臓の高
鳴りだけは大目に見てもいいはずだ。

まこと「温かいな……………………何だか落ち着く」

　こっちは全然落ち着く事などできません。むしろ鼓動が早くなってしまって困る。
　一体どういう顔をしているのか、自分はちゃんと寝たふりができているのか。まことの胸
のサイズはいくつなのか。心は乱されていて何か喋ろうものなら間違い無くボロを出してし
まうだろう。幸い話す状況にはなっていないが。

471 ：まこ姉と…：03/03/29 07:19 ID:mqFMhKhb

まこと「祐一君…………覚えてるかな？」

　やがてまことが独り言を言い出していた。その言葉のリズムが子守唄の様に聞こえて眠気
を誘った。意味はよく聞き取れなかったけど、何か大切な事を言った気がした。

まこと「………私は、今でも変わらないよ」

　そっと、直接脳に語りかけてくる感じ。その時点で祐一は眠っていたのだがまことの声は
しっかりと聞こえていた。否、無意識に拾っていたと言った方が正しいのかもしれない。
　祐一は気付いていないが身体はしっかりと覚えていた。大切な人の声。まことの声。
　忘却されていたはずの心の扉はゆっくりと開き始めていた。

まこと「早く治ってね。寂しいのはもう嫌だから…」

　眠っている祐一にそっと口付けをして

まこと「…おやすみなさい」

　まことは部屋を後にした。

472 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/03/29 07:29 ID:mqFMhKhb

と言う訳で続きでした。読んで下さった方、ありがとうございます。

全員集合さん>>
あー、えろいですなぁ。描写がエロエロです。つーか浩平交代して下さい。切実に。
そんな叔母が居たら無問題。

>>463
それはそれで面白いかも！今までなかった考えのような気がする。　

473 ：名無しさんだよもん：03/03/29 07:53 ID:vfoE70Xw

>>466
まこ姉は秋子さんと同じ年齢ということで

まこ姉の娘の名前及び題名を考え中～

474 ：名無しさんだよもん：03/03/29 17:35 ID:E6wJpAyw

おお、巡回してみたら、続きが～。
かみさま、ありがとー。萌丸さん、ありがとー。

475 ：名無しさんだよもん：03/03/30 18:15 ID:U1sBlG3X

いよいよ終焉に近付いてきましたね。
どんな結末になるかちょい楽しみです。

476 ：名無しさんだよもん：03/03/31 08:51 ID:CxKEKrtx

保守。

477 ：名無しさんだよもん：03/03/31 19:36 ID:wyHk5M67

>>472
真琴が姉さんになるとこんな感じなんだろねえ…。
ちょっと誤字が増えてきたのが気になったりならなかったり。細かくてすまん。
最近、まったり続きを待つのも楽しくなってきた。

>>473
ちょっと待てっ！　それは既にまこ『姉』では無いのでは！？
と、敢えてタブーに踏み込む俺。

478 ：名無しさんだよもん：03/03/31 22:06 ID:RChFCd7u

>>477
ちっちっち！
姉はいつまでも姉だ！

479 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/04/02 01:28 ID:R1El88xt

「あはは～、ほらほら浩平も飲みなさいよ～」
「ちょ、ゆ、由起子さん！　飲み過ぎですよ！」
「いいのよ別に。それよりもほら、浩平、男らしくイきなさい。それとも…」
「…？」
「口移しがいいのかなぁ～？　うふふふふ」
「え、じょ、冗談ですよね由起子さん？」
「あ・た・し・は嘘なんかつかないわよ～。ほら、もっとこっちに顔寄せて…」
「……！！（覚悟を決める）」
「………………（その顔を凝視する）」
「…………？」
「…ふふっ」
「…？？？」
「あはははっ！！　浩平ったら可愛い～！　目をギュっと閉じちゃって！　もう今日はエイプリルｆ」
ちゅっ
「あ……え？　こ、浩平？」
「……………もうエイプリルフールは過ぎてますよ、由起子さん。だから……口移しお願いできますか？」
「………うんっ」

閑話休題って事で。たまにはこんなのもいいかな、と。

480 ：名無しさんだよもん：03/04/02 01:45 ID:gF1le5ra

＞いいのよ別に。それよりもほら、浩平、男らしくイきなさい。それとも…
＞それよりもほら、浩平、男らしくイきなさい。
＞ほら、浩平、男らしくイきなさい。

「あぁ…由起子さん…飲み過ぎですよぉ…」
「ほ　ぉ　ら　、　浩　平　、　男　ら　し　く　イ　き　な　さ　い　…」

あああああああっ

481 ：名無しさんだよもん：03/04/04 11:02 ID:wqCLCDMX

保全

482 ：名無しさんだよもん：03/04/06 01:17 ID:7wRG2QoM

ほ

483 ：名無しさんだよもん：03/04/06 22:46 ID:ZFUNcINs

保守ばっかなのもなんなので由起子さんが寝るときの服装を妄想してみる。

…やっぱり黒のガータベルトにダボダボの白いYシャツあたりが無難なのかな？
俺は素肌に学ラン羽織って浩平のトランクスを履いて寝てる姿を真っ先に思い浮かべたわけだが。

484 ：名無しさんだよもん：03/04/06 22:59 ID:imMGmUSo

>>483
ガーターベルトの時点で君のエロエロ度がモロバレなわけだが。

485 ：名無しさんだよもん：03/04/07 00:38 ID:zRo8E79p

>>483
マニアック検定第３級取得確認。２級に合格するには後４３マニアックが必要です。

漏れとしては学生時代の体操服を着ておねむするに一票。スク水でも可。
…ごめん変態で。

486 ：名無しさんだよもん：03/04/07 00:48 ID:7r1JV/Dj

マニアック検定第３段取得確認。準４段に合格するには後6700マニアックが必要です。

487 ：名無しさんだよもん：03/04/07 00:49 ID:0qenFotG

みんななんてマニアックな……
私は王道っぽくシルクのネグリジェだと思うのですが。

……あ、もちろんフリフリのスケスケなネグリジェで（ｒｙ

488 ：名無しさんだよもん：03/04/07 00:54 ID:7r1JV/Dj

いかんageてた……ｽﾝﾏｿ。

俺としてはやっぱりスタンダードに上下のパジャマかな？無地の色物。
ただし、由起子さんが着るとボディラインハッキリ。

489 ：名無しさんだよもん：03/04/07 00:58 ID:zRo8E79p

>>486
そ、そんなに必要なの！？　生きてる間は無理ぽ！！　まてよ、世代を渡って…やめたｗ

>>487
王道……嫌いじゃない…。むしろ、かなり嫌いじゃない…。むしろ、スレ違い…ごめん。

あ、テニスウェアで寝るのもKO。寝返りをうってアンダースコートが見えてtintinが起っきする程。
ごめん変態で！

490 ：名無しさんだよもん：03/04/07 01:01 ID:7r1JV/Dj

>>489
いや、君ならすぐだと思うよ？

491 ：まこ姉…？：03/04/07 03:51 ID:zRo8E79p

　あれから体調も良くなり、今は学校に行っている。
　さわたり先生が見舞いに来てくれた事は覚えていたが、どういう事を話したのかは覚え
ていない。別段気にも止めなかったが。
　だけど、隣で名雪が変な事を言ってきた。

名雪　「ねえ祐一。一昨日だっけ、お見舞いの人が来たの」

　何か、気に障る言い方だ。さわたり先生と言えばいいのに。
　いくら他人とは言え一応は知り合いであるだろうに、名雪の言い方はまるで知らない人
について聞くかのように感じた。それが何故か不安を募らせる。

祐一　「ああ。さわたり先生の事だろ？」
名雪　「う、うん」

　少し戸惑いの表情を見せた名雪の顔だったが、次の瞬間にはいつものボケ―っとした顔
に戻っていたのでその違和感については深くは考えなかった。
　やがて教室に着きいつもの顔見知りに挨拶をする。

北川　「おお相沢、やっと来たか！　体調はどうだ？」
祐一　「まあぼちぼちってとこだな」

　あやふやに応えて自分の席に座る。別に愛想悪く言った訳ではないが、実際ぼちぼちな
のだ。完全に復活したってものでもない。
　周りでは生徒達が騒いでいて、授業を少しでも短くしたいという思いが伝わってくる。
　でも俺は、授業なんか好きじゃないのに、少しでも早く始まってほしいと願った。

492 ：まこ姉…？：03/04/07 03:52 ID:zRo8E79p

　キ―ン…コーン…カーン…コーン………

　予鈴が鳴り生徒達は各々の席に戻る。それでも話を続けようとする人はいるみたいだが
どうでもいい。ガラガラっと扉をスライドさせて担任が入って来た。
　やっと、授業が始まる。

　一時間目の物理の時間が終わり、次はさわたり先生の授業だ。何だか久振りの授業なの
で変に緊張してしまう。どうして緊張しているかは分からない。けど嫌な感じではない。
むしろドキドキすると言った方がいいのかもしれない。
　もしかして顔がニヤけてるかもしれないと思い、片手で顔を覆う。

名雪　「どうしたの祐一？　頭痛いの？」

　ほっとけ。いや、そういう風にしか見えないのか。
　変な誤解を招くのも面倒臭いし、顔から手を離す。

名雪　「祐一気持ち悪いよ。ニヤニヤして」

　やはりそうか。でも気持ち悪いはないだろ。ちょっと傷付いたぞ、名雪。
　後で無理やり食べ物を奢ってもらおうと思っていると、チャイムが鳴り響く。
　でも、先生遅れてるのかな？　いつもならチャイム前に来て、ぎりぎりに教室に入って
来る生徒を驚かすと言った、幼稚な悪戯を好む人であると思うのだが。
　まあ職員室で菓子でも食べてのどに詰まらせて遅れてるのだろう、と無茶な妄想を展開
させる。

493 ：まこ姉…？：03/04/07 03:53 ID:zRo8E79p

　けれども祐一の考えはハズレだったらしい。何食わぬ顔で教室に入ってきた。
　―――――石橋が。
　又、違和感。いつ頃から感じていたであろう。いや、考えたくなかったのかもしれない。
　でも、何故？
　悶々と一人混乱する祐一を置いて石橋が口を開けた。

石橋　「あー、今日は自習だ。各自予習しておくように」

　するといきなり教室中が騒がしくなる。よほど勉強するのが億劫なのだろう。
　いつもなら祐一も喜ぶ人間の一人になる所であるが、今は違った。
　その教室の様子を見て溜息を出し、早々にクラスから出て行こうとする石橋。

祐一　「ちょっと待って下さい、先生！」

　思わず呼び止めてしまった。しかも必要以上に大きな声で。
　一斉にクラス中の視線を集めてしまうが、聞かずにはいられなかった。
　ゆっくりとこちらに振り返る石橋。そして少し怪訝な顔をしながらも、何だ相沢、と聞
いてきた。

祐一　「いや、先生はどうしたんですか？　体調でも悪いんですか？」

　たっぷり三秒位の間を置いて、クラス中から笑い声が聞こえてきた。無論石橋もだ。
　祐一は訳が分からずその場で動けなくなる。

494 ：まこ姉…？：03/04/07 03:54 ID:zRo8E79p

石橋　「おいおい相沢、お前中々笑いのセンスがあるなぁ。そんなに先生の事が心配か？
　　　　安心しろ、この通り元気だから」

　そう言って腕を曲げて力こぶを見せ付ける石橋。そのノリの良さに口笛等が聞こえてく
るが、祐一の耳には入っていなかった。話が噛み合ってない事に誰も気付いていない。誰
も石橋の体調なんて気にしてはいない。
　祐一はまことの事を知りたいだけなのに。

祐一　「違います！　あの、さわたり先生はどうしたんですか？　今日のこの時間は確か
　　　　さわたり先生の受け持ちですよね？」

　祐一は至極真面目だった。だがその様子を見ても冗談にしか見えないのであろう。周り
から更に大きい笑いの渦が起きる。

石橋　「あ、相沢、もう勘弁してくれ。そんな真顔で言われると先生笑い死にしちまう。
　　　　あーー、で、そのさわたり先生だっけか？　どうした？　女の先生か？」

　お腹を抱えながらも全く知らないといった感じで聞いてくる。むしろ漫才にでも付き合っ
ているかの様に感じられた。
　
　もう、駄目だ―――我慢、できない

祐一　「ふざけてるんじゃない！　さわたり先生はどうしたのかって聞いてるんです！！」

495 ：まこ姉…？：03/04/07 03:55 ID:zRo8E79p

　教師のふざけた態度、クラス中の無責任な笑い、全てに耐えかねた祐一は怒鳴った。
　そこまでしてようやく祐一が本気で言っているのだと悟ったのだろう。今までの騒ぎが
嘘みたいに静まり返る。

祐一　「何でみんな黙るんだよ！？　みんな喜んでいたじゃないか！　女の先生が来たっ
　　　　て！」
北川　「おい相沢大丈夫か？」

　後ろからそっと北川が止めに入るがそれさえも癪に障る。誰も覚えていないのだ。
　あれ程一緒に笑ったというのに。クラスに馴染んでいたというのに。

祐一　「どうしてだよ！？　覚えていないのか！？」

　クラス中のみんなが祐一を見て何も言えないでいた。その突き刺さる視線の数々は全て
が奇怪なモノを見るような瞳であった。その事に気付いていながらも祐一は喋り続ける事
を止めようとは思わない。もしも、まことについて語るのを止めてしまったらもう二度と
逢えない、そんな気がしたからだ。

　でもその思いは半ばで途切れた。祐一は何故か気が抜けてしまい膝から崩れ落ちる。膝
がリノリウムの床にぶつかり鈍い音をたて、続いて肩から床に他人の机と椅子を巻き込み
ながら倒れた。その様子をどこか別の場所で見ているような、そんな感じがしたが、やが
てクラス中が騒がしくなる。
　名雪や北川、香里達が口々に何かを言っているみたいだが聞こえない。ああ、不安そう
な顔してるな。そんな他人事みたいに思えた。

496 ：まこ姉…？：03/04/07 03:56 ID:zRo8E79p

　次に目が覚めた時は白いベッドの上。消毒液等の匂いが微かにする事を考慮するとここ
は多分保健室だろう。薄っすらと目を開けるとバニラクリーム色の天上が見えた。
　
？？？「目、覚めた？」

　隣で声が聞こえた。何だか聞き慣れた声。でも聞きたかった声。そこには――――

まこと「おはよう、祐一君」

　教室には現れる事のなかったまことが祐一の顔を心配そうに覗き込んでいた。

497 ：名無しさんだよもん：03/04/07 03:57 ID:7r1JV/Dj

娘がいてもやっぱりまこ姉と……って言ってみる。

498 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/04/07 04:10 ID:zRo8E79p

長らくお待たせ致しました。続編です。
みなさんの御陰で精神的にまったりと書く事ができました。多謝。

誤字が気になると指摘してくれた方どうも。どんどん指摘して下さい。つっても基本的にSS書きじゃないのであんまり深く突っ込んでもらっても困りますがｗ
まあのんびりと読んで下されば幸いです。

>>490
検定準４段取得できるように頑張ります。少なく見積もって３年後。果たして２ｃｈはあるのだろうか？

そんな訳で、読んで下さった方ありがとうございます。
続きは股今度。では。

499 ：名無しさんだよもん：03/04/07 04:26 ID:7r1JV/Dj

>>498
途中に投下して申し訳ありません。。(汗)

500 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/04/07 04:31 ID:zRo8E79p

>>499
お気になさらずに。むしろ遅れた私が悪いのですし。

じゃ、皮ジャン一枚で黒のオーバーニーソックスだけの由起子さんと寝ます。

501 ：名無しさんだよもん：03/04/07 04:36 ID:7r1JV/Dj

>>500
マニアック検定準４段取得確認。４段に合格するには後10800マニアックが必要です。

502 ：名無しさんだよもん：03/04/07 05:04 ID:zRo8E79p

早っｗ　この分なら４段にいけるかも…。でも後10800か、流石にキツイな。

で、寝るって言っておいてなんだが、由起子さんに魔単騎蹴られて悶絶して目が覚めた。
悔しいから寝てる由起子さんと繋がったまま寝ようと思います。そうすれば蹴られる事もないし、気持ちEし一石二鳥です。

由起子「うーん、むにゃむにゃ…………………あれ！？　つ、繋がってる？」

慌てて引き抜こうとして膣が締まり、思わず喘ぎ声を上げる由起子さんﾊｧﾊｧ。…おやすみ。

503 ：あぼーん：あぼーん

あぼーん

504 ：名無しさんだよもん：03/04/07 15:10 ID:7qgzuk1s

まこ姉がヨドバシカメラにいたよ。パソコン買おうとして悩んでた。可愛え。

505 ：名無しさんだよもん：03/04/07 17:13 ID:wfy5KN8X

よし、今から梅田に行ってくる。

506 ：名無しさんだよもん：03/04/07 23:52 ID:5XjHCh+J

>>485
マニアック検定第３級、大変有り難く存じますが謹んで辞退させて頂きます。
だってこのスレでマトモなのは唯一ぼくだけじゃないか。

>>502
そんなくだらない妄想してる暇があるならさっさと続きを書いて下さい。由起子さんは俺のです。
次回、いきなりまこ姉が保健室に鍵を掛けて服を脱ぎ捨てながらベッドに乗ってきたら四段も近いのでは？
女慣れしてない祐一の上で腰を振りながら、右手人差し指で祐一の乳首を、
左手の平で根本の袋を悪戯っぽくもてあそんでリードしてくれれば昇段も確実かと思われます。
直前で引き抜かれたイチモツから祐一の腹部に飛び散った白い果汁を
犬の如くぺろぺろと美味そうに舐め取るまこ姉の描写があれば尚良しです。

507 ：名無しさんだよもん：03/04/07 23:54 ID:XpSGUZvv

>>506
＞だってこのスレでマトモなのは唯一ぼくだけじゃないか。
マトモな人間はこの板にいない。

508 ：名無しさんだよもん：03/04/08 00:12 ID:dS77bIue

>>506
残念ながらそこまで濃ゆいのは　今　回　は　書きません。
…いや、絶対とは言い切れませんけど（弱気）
と言うよりも認定（確認）してくれる人の方が　段　位　が　上　で　す　よ　ね　？　きっとそうに違いない。

>>507
Yes Yes Yes Yes Yes …………

509 ：まこ姉へ後悔：03/04/08 06:52 ID:fB92skfk

　わからない。あの人が、いる。
　自分が無意識に待っていた人。でもその人は教室には来てくれなかった。
　何で？　それもわからない。例えこの人の身に何か不測の事態が起きようとも自分は何
も気付いてあげられない。それが心のどこかで不安という形状を造り、小さな棘として確
実に成長しつつあった。
　そして先程の異常事態。それが起爆剤となり祐一を少なからず暴走させた。そうでもな
ければ基本的に冷静な思考を持っている祐一が取り乱す事などない。自分のクラスで起こっ
た出来事は事故といっても差し支えないだろう。
　それでも…

まこと「大丈夫？　いきなり倒れたって聞いたから慌てて飛んできたんだよ」

　そんな悲しそうな顔で見つめてくるまことを見ると、何も考えられなくなる。先刻起き
た出来事なんていい。今を信じていたい。そう前向きに捉えようとする気力が湧く。

祐一　「さわたり先生……今、何時ですか？」

　大して気にもしていない事を聞いてしまう。どこかでまことと話す事に対し、照れが入っ
てしまった。でも何気なく聞いた時刻は祐一を驚かすのに充分な時間であった。

まこと「五時。もちろん夕方のね」

　少しホッとした表情をして言う。
　冗談だろ、と思い視線を動かして壁に備え付けてある時計を見ると、確かに五時を少し
過ぎた所であった。つまりたっぷり五時間以上は眠った事になる。

510 ：まこ姉へ後悔：03/04/08 06:53 ID:fB92skfk

　上半身を起こそうとして体の節々が軋むのがわかる。あまり寝なれない場所で長時間眠っ
てしまったせいであろう。それに保健室の窓から差し込む光は限りなく黒に近い赤で、日
が沈む間近というのを嫌でも知らされてしまった。

まこと「あ、もう起きて大丈夫なの？」

　慌てて祐一の背中に手を添えようとする。その気持ちはありがたいが心配させるだけだ
と思い、いかにも健康ですと無理に体を動かす。第三者から見れば滑稽極まりないかもし
れないが構わない。少しでも不安を取り除いてあげたい。
　まことに対して何の抵抗も無くそう思える。時間が経つにつれてまことに対する気持ち
が和らいでいるかのようだ。もしくは、ただの気まぐれ。

祐一　「よし。じゃあ行こうか先生」

　床に並べてあった上履きを履き、ベッドの脇の方に置いてあった自分の鞄を持ち上げて
言う。ついでに軽いストレッチをしながら。

まこと「え、どこに？」

　ほえ、といった擬音が似合いそうな顔をしてまことが聞いてくる。そんなまことに笑い
ながら応えた。

祐一　「腹が減ったから百花屋にでも。先生も来るでしょ？　と言うよりも…」

511 ：まこ姉へ後悔：03/04/08 06:55 ID:fB92skfk

　一呼吸間を置き、

祐一　「………来て欲しい」
まこと「祐一君……」

　嬉しいのと困惑したのが混ぜこぜになった表情をして見つめてくる。そんな顔をされる
と途端に今のセリフが恥ずかしく思えてしまうので慌てて訂正をする。

祐一　「だって、看病しててくれたんでしょ？　でも先生には借りを作りたくないからな。
　　　　ま、買収だと思って下さい」
まこと「………そっか、そう言う理由なら行かない訳にはいかないね」

　少し悪戯っぽい笑みを見せつつまことは立ち上がると、保健室を利用した時に書かなく
てはならない用紙にさらっとサインをしてから出口のドアを開けた。
　後に着いて行く形となった祐一は意識的に保健室利用者記入用紙に目をやる。
　そこには確かに引率者の欄に「さわたりまこと」と書いてあり、利用者の所には「相沢
祐一」と自分の名前が書かれていた。ただ、それだけの事なのに妙に安心すると、ドアを
開けて待っていてくれるまことの元へと向かった。

まこと「どしたの？」
祐一　「漢字間違えてないかなと思って」

512 ：まこ姉へ後悔：03/04/08 06:56 ID:fB92skfk

　我ながら上手いかわし方だと思いつつ下駄箱までの道を二人で歩く。
　まことは子供扱いされたのが気になったのか、しきりに「私子供っぽい？」って聞いて
くるので、あーだのんーだの適当に相槌をうっておく。
　きっと変な光景だろう。太陽がもう間もなく沈むかという時間に、生徒と教師が並んで
同じ場所に向かって進む。生徒を生活指導室に連れて行き説教するには遅い時間だし、か
と言って生徒がこんな時間に教師に質問をするのにも遅すぎる。
　周りから今の自分達を見られたらどう思われるのか？　生徒に個人指導をしようとして
いる教師？　教師の弱みを握りこれからゆっくりと脅しにかかろうとする生徒？
　普段なら考えもしない幼稚な事を思い浮かべる。すると顔に多少は表れていたのだろう
か。まことが眉をへの字に曲げながら覗き込んできた。そんな表情も新鮮で可愛らしく見
えてしまい、そんな心を見透かされないようにと努めて平静を装う。

祐一　「あ、いや、今俺達を他の誰かが見たらどんな風に見えるのかな」
まこと「う～ん………………姉と弟？」
祐一　「…なる程。その線があったか」

　全く考えもしなかった意見に素直に関心した。見方によってはそんな風に見えなくもな
いだろう。でも祐一が望んだ答えとは違ったものである。ただの希望でしかなかったのだ
がまことなら言ってくれる気がしていただけに少し残念だった。

まこと「なる程って、祐一君はどう考えてたの？　何か悪者っぽい顔つきだったけど」

513 ：まこ姉へ後悔：03/04/08 06:57 ID:fB92skfk

　無邪気に質問を返されてしまうと、心臓の鼓動が多少早くなった気がする。
　まことに言って欲しかった事を自分が言ったとしたらどうなるのか？　不安でもあり又
興味もある。冗談っぽく言えば軽く流せるかもしれない。
　この時祐一はその事について深く考えるよりも好奇心の方が勝っていた。後から考えた
ら軽率だったと悔やむのだがそんな事は知らずに、祐一は口を開く。

祐一　「例えば、恋人同士……………とか？」
まこと「…そんな事本気で考えてたの？　祐一君」
祐一　「いや…………冗談だよ。大体そんな風に見える訳ないしな」
まこと「どうして？」
祐一　「だって生徒と教師でしょ？　どう考えても無理だって」
まこと「そっ………か。そうだよね」

　あはは、と乾いた笑い声を出す。
　祐一は心底後悔した。俺は馬鹿だ。意気地なしだ。根性なしの鈍感馬鹿だ。
　今までのまことの態度や言動を少しでも考えればおのずとわかるはずじゃないのか？　
自分を生徒以上の存在として接してくれていたのが。その事に気付いていながら自分も振
舞っていたのではないのか？　何で冗談じゃなく本気だと答えられなかったのか？
　まことのこんな顔を見たい訳じゃない。見たかった訳じゃない。

まこと「祐一君、私、用事思い出しちゃったから、又今度にしてくれるかな」

　下駄箱の前に来たのにまことは職員室の方へ早足で歩いて行ってしまった。
　あからさまに嘘だと思える捨て台詞を残して。

514 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/04/08 07:01 ID:fB92skfk

えっと、続編です。
何だかもう少し伸びる予感。すいません。
そして貴重な時間を割いて読んで下さった方ありがとうございます。
では。

515 ：名無しさんだよもん：03/04/08 18:32 ID:ecql+VP3

おお！？知らぬ間に新作が二本も！もつかれです萌丸氏！にしても雲行きが怪しくなってきましたねw 祐一とまこ姉は一体どうなる事やら…。

516 ：名無しさんだよもん：03/04/08 23:39 ID:z/N+xwvT

>>514
やっぱ真琴関係（？）ってのは普段とシリアスな時とのギャップがなんとも言えないですなあ…。
伸び伸び歓迎。まったり待つ。

つーか、保健室でのステキな教育実習はぁ？

517 ：名無しさんだよもん：03/04/08 23:55 ID:4ev0K/2F

ううう、まこと先生には、ラストでは、幸せになってほしいです～

518 ：名無しさんだよもん：03/04/10 12:06 ID:h+dbwGqW

保守

519 ：名無しさんだよもん：03/04/10 23:41 ID:g8/NBzJz

まこと先生は、是非ともいけないルナ先生みたいになって欲しいです。心からのスナヲな気持ち。

520 ：名無しさんだよもん：03/04/11 01:13 ID:GC8sfhnI

…ルナ先生って誰？　純粋にわからない。参考までに教えてほしいです。
もしかしてnonoharamikiのやつ？

>>516
一時期本気で考えたりもしましたけどパスさせてもらいました。理由としては、理由がまだ無い（薄い）からです。
ちょっと早いかな、と。勝手でスマソ。

>>517
なってほしいですね～。まあ逆に不幸になってほしいと思う人もいないと思いますが…。

521 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/04/11 08:54 ID:GC8sfhnI

…妄想まこ姉その…２？　あれ、３だっけ？　まあそんな感じです。
つーかまこ姉の容姿が固まらない…。

ttp://pri0112.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20030411085023.png

522 ：名無しさんだよもん：03/04/11 23:43 ID:eNefemT8

>>520
いえいえ、存分に勝手にやって頂きたく。
ステキな教育実習云々はただの俺の魂の叫びですから気にせんといてください。恐縮ですわ。

ルナ先生についてはこんな感じで。昔、月マガだかに連載してた子供のチンコ直撃のいけない漫画ですよ。
彼女の太ももにはお世話になったもんです、はい。
ttp://my.reset.jp/~mars/btg/document5/runa.htm

523 ：名無しさんだよもん：03/04/12 00:05 ID:D/e6id5r

>>521
おっとう、見逃すところだった。つり目気味のとことか眉とか良いっすね。
つーか、首筋に惚れた。さすがまこ『姉』だ。ほんのり色っぽいっす。

524 ：名無しさんだよもん：03/04/12 12:23 ID:MxZK0FIT

>>521
う～ん俺の脳内ではリボンをしてないんだが
いやっ俺の脳内に限ってだから気にするな

525 ：名無しさんだよもん：03/04/12 18:16 ID:I5FJh9mA

いや、色々と意見を聞きたいんですよ。あれはたんなる妄想の一部って事で。

526 ：名無しさんだよもん：03/04/12 23:21 ID:D/e6id5r

それじゃあ活発そうだしポニーテールなまこ姉もありでしょか？
年上の女性のうなじにはドキドキしたもんだ…。

527 ：名無しさんだよもん：03/04/13 01:44 ID:iR7TYo3Y

自分は茶髪のみさき先輩をどうしても妄想してしまうのですが。

528 ：名無しさんだよもん：03/04/13 02:24 ID:LNA/8aXc

>>522
情報サンクス。ってこれ少年誌じゃ無理だって！！　つーか漏れの思ってたのと全然違ったりｗ

ポニテか。なるほど。一考してみます。結い目はリボン？　それとも目立たない様にゴム？

>>527
…茶髪のみさき先輩、ですか。何ででしょ？

529 ：527：03/04/13 23:58 ID:KSiCCmkC

>>528
いや自分でもよくわからないんですけどねw
茶髪といっても真琴と同じ色でさらさらした感じなのですよ。
ただ自分が年上萌えでみさき先輩萌えなのは確か。

ポニテの場合自分はツインで結び目リボンなのを激しく推奨。

530 ：名無しさんだよもん：03/04/14 03:39 ID:YrMfRhi7

>ただ自分が年上萌えでみさき先輩萌えなのは確か。

これが全てを物語っているようなｗ
それと、ツインテールっすか。個人的にはスキだけどまこ姉に合わせるとどうなるんだろ？
しかもリボン付。可愛くなっちゃうんじゃないかな？　いや可愛くていいんだけどねｗ

みなさん意見サンクスです。暇みつけて何か描いてみよ。

531 ：名無しさんだよもん：03/04/14 04:05 ID:DdGwCMHR

　まこ姉は真琴(狐)よりもさらに淡い髪の色で、昔はツインテールだったけど
いまはストレートの髪を下ろしててます。と言ってみる。

532 ：名無しさんだよもん：03/04/14 05:08 ID:1F2yWewu

様々ドシドシ下さいな感じ。
色々考えてます。とりあえずラフでパターンを描きたい悪寒。
SSにまこ姉の容姿について出ないのもそのせい。シット。
長い髪を下の方で結わいているのもいいかも。あーこんがらがったぁこんがらがったぁ。

…ドシドシ御応募下さいの「ドシドシ」ってどういう意味なんだろう…。気になる。

533 ：名無しさんだよもん：03/04/14 10:04 ID:9vTQnzeY

まこ姉は腰はくびれてるけど、胸はないペタにｲﾋﾟｮｰｳ

534 ：名無しさんだよもん：03/04/14 17:57 ID:7GiIRUNP

それはとてもイイ(・∀・)！のではないでしょうかっ！！
ぺたまこ姉に漏れもｲﾋﾟｮｰｳ

ちなみにまこ姉の目はちょっと吊り目がちがいいかもと思ったり。
いや、漏れ内部イメージ的にね。

535 ：名無しさんだよもん：03/04/14 23:24 ID:BqNxIqBw

俺もつり目っつーかキツネ目なまこ姉に一票。

ポニテだったらリボンで一本に纏めてうなじを舐め回さんばかしに、こう…。
んで安っぽいジャージ着た体育教師風のまこ姉とか。

ツインのまこ姉ならばスリット麗しいタイトスカートにちっこい鼻メガネで大空に笑顔でキメ！

536 ：名無しさんだよもん：03/04/15 02:44 ID:obtYRJqH

まこ姉を妄想するスレはここですか？

537 ：名無しさんだよもん：03/04/15 09:39 ID:uir1NcGp

声は豊嶋真千子で

538 ：名無しさんだよもん：03/04/15 10:27 ID:a0b9EsWS

いやさ根谷美智子で

539 ：名無しさんだよもん：03/04/15 23:35 ID:xWevq6+n

声かあ…かわいいけどちょっと色っぽい、ってのがいいなあ。

森川いづみとか。

540 ：名無しさんだよもん：03/04/15 23:46 ID:E9jLqFaX

修学旅行で生徒以上にはしゃいじゃった挙句、見知らぬ土地で迷子になってしまうまこ姉。

「……あれっ？　ここ、どこなのかな？　…あー、えーと……ゆ、祐くーんっ！(涙目)」

541 ：名無しさんだよもん：03/04/16 22:06 ID:ZWpRpYJq

>>540
いいなあ、それ。めっさ萌へるぞ。

で、捜しに来てくれた祐くんに感極まって抱きついたり、
二人して迷ったままなのに無理矢理祐くんに手を繋いでもらってやたらニコニコしてるわけだ。
いろんな意味で周りが見えないまこ姉萌へ。

542 ：山崎渉：03/04/17 15:57 ID:POPg0HZN

（＾＾）

24.237.68.63 , 63-68-237-24.gci.net , ?

543 ：名無しさんだよもん：03/04/17 22:53 ID:XOPgMFK7

ふと思った。
由起子さん、ちゃんと風呂入ってるんだろーか…。

たまの休日とか、のんびりと背中でも流してあげたい。

544 ：名無しさんだよもん：03/04/19 01:52 ID:QfymSKr5

保全

545 ：名無しさんだよもん：03/04/20 23:39 ID:lZjh7yID

保守

546 ：名無しさんだよもん：03/04/21 21:59 ID:wyRL0WaR

会社の上司と不倫しまくりの由起子さん。
でもキスだけはさせない。

547 ：名無しさんだよもん：03/04/22 14:07 ID:bbTIYJQL

そもそも浩平以外の男といちゃつくのだけはさせない。
由起子さんの脳内は浩平の事でいつもいっぱい。

「ふふ、浩平にこの下着いきなり見せたらどんな反応するかな～♪」
「とか言いながら見せないで下さい！」
「あら、嫌かしら？」
「…………別に」
「どうなの？　はっきり言いいなさい」
「…………………あー、嫌いじゃない、かな」
「ふふふっ。そんな事言いながらどこを見てるのかな～？」
「え？　あ、ど、どこも！」
「正直に言えば良い事があるかもよ～？」
「おっぱい」
「…流石は浩平ね。予測不能だわ。でも…」
「でも？」
「正直に言ったからご褒美あげるね」
「うをっ、ゆ、由起子さん！」

548 ：名無しさんだよもん：03/04/22 22:48 ID:c5GNgbQ2

いちゃつかないさぁ、カラダ、カラダだけよ。

誰と夜を共にしてもどこかやるせない由起子さん。
部長に躰を蹂躙されふぃにっしゅの瞬間思わず
「あっ…こっこう、へっ、あああぁぁあっ！」

ザーメンまみれでベッドで放心したように横たわる由起子さんをほっぽってシャワーを浴びる部長。
「浩平…私、やっぱり…」
由起子さんの目に光るものが流れた……。

……みたいなん駄目っすかね？

549 ：名無しさんだよもん：03/04/23 15:03 ID:HjiSO10g

午前７時、相沢家前。
１人の女性が突入していく。平日のこの時間に私服と言うことは大学生だろうか。
「おはようございます、おばさま」
「あら、おはよう真琴ちゃん」
突然の乱入者に驚くことなくむしろ平然として返事を返す主婦。どうやらこれはこの家の年中行事のようだ。
女性…沢渡真琴は真っ先に階段を駆け上りお目当ての部屋へと直進する。そして
「祐一く～ん入るよ～」
そう言いノックするが返事はない。
そっとドアを開ける。案の定部屋の主こと相沢祐一は惰眠をむさぼっていた。
「うふふ～可愛い寝顔だね」
そう呟きながら祐一が眠っているベッドに忍び足で近づくとかかっている布団をはぎとる。
「…おいしそう」
真琴の視線の先には祐一の股間にできたテント。
そこを隠しているズボンとトランクスを下ろすと雄々しい息子が顔を出す。
「でわ、いただきます」
言うが早いか真琴はそれにむしゃぶりついた。

550 ：名無しさんだよもん：03/04/23 15:48 ID:vH5TAjeT

>>549
了承済！？Σ(ﾟдﾟ；)

551 ：名無しさんだよもん：03/04/24 00:19 ID:bQWA1Uvb

>>549
いきなり朝食！？Σ(ﾟдﾟ；)

552 ：名無しさんだよもん：03/04/24 01:24 ID:w/L7WZ8n

おいしいの？
イカ風味なの？

553 ：名無しさんだよもん：03/04/24 20:28 ID:lK6D/MlX

てゆうか続きは？！生殺し？！Σ（ﾟдﾟ；）

554 ：名無しさんだよもん：03/04/24 22:51 ID:HPupNrAy

>>549
「ん…？」
その日祐一は奇妙な感覚で目が覚めた。何だか気持ちいい…
「………何してるんだよ真琴姉ぇ」
「何って…朝の御奉仕、だよ」
祐一の目の前に息子を豊満な胸で挿み突き出た亀頭を口に含んだ、いわゆるパイズリをしている真琴がいた。
「御奉仕、って…」
「だって祐一くん溜まってるでしょ？」
「俺は真琴姉さんと昨日腰が抜けるまでヤッてたと記憶しているが？」
「そうだっけ？」
「そうだった」
「ま、いっか」
「いっか、って…げっ！！」
ふと見た時計が指している時間は７時すぎ。そろそろ準備しないと確実に遅刻する。
「ま、真琴姉さん！もうやめてくれ、じゃないと遅刻する！」
「んっ、じゃあさっさとイってね」
再び銜え直す真琴。柔らかな指と自慢の胸と舌で感じるポイントを重点的に責めてくる。
清楚な真琴が自分のごつい息子に奉仕していると思っただけで祐一はすぐに達しそうになる。

555 ：名無しさんだよもん：03/04/24 22:52 ID:HPupNrAy

>>554
「うわ、も、もう出る」
「いい、よ。このまま私の口に…」
真琴が言った瞬間、大量の白濁液が吐き出される。
「んっ、んぐ…」
真琴は口を離すことなく吸い取るように飲み干す。
「じゃ、じゃあ俺着替えるから…」
「まだだよ」
「え？」
「祐一くんのしゃぶってたら、ほら」
真琴がスカートを捲り上げる。そこには
「感じちゃってこんなになっちゃった」
穿いているショーツはグッショリ濡れている。
「だから、ね」
「だからって…」
「それに祐一くんもまだ元気みたいだし」
既に祐一の息子は復活していた。
「じゃあい挿入るね」
真琴は馬乗りになって祐一を押さえつけながらショーツを横にずらして腰を下ろし始めた。

556 ：名無しさんだよもん：03/04/24 22:55 ID:DPtmsBsW

偶像破壊のスキャンダル、
http://ono-mayumi.isFun.net/
アコムCM--小野真弓のコア画像が流出、すごおお(^^)/

557 ：名無しさんだよもん：03/04/24 23:00 ID:bQWA1Uvb

(´-`)。ｏＯ（祐一の朝飯は生アワビかぁ……）

558 ：名無しさんだよもん：03/04/24 23:04 ID:vZhd9mCQ

俺は真琴が良い。と言うスレ。

559 ：名無しさんだよもん：03/04/24 23:28 ID:8BTXgWZb

「全部吸い出してあげる（はあと）」とか言って放出後のモノをさらに吸い上げる真琴姉…。
小娘にはできまいて。

560 ：名無しさんだよもん：03/04/25 00:20 ID:sLLOaGvd

「あ、ああ、いいよぉもっとぉ」
「はぁはぁ姉さん、真琴姉さぁん」
真琴の膣中に挿入った瞬間、祐一の理性は何処かにブッ飛んだのか荒々しく突き上げる。真琴も腰を動かし更に快楽を得ようとする。
「祐一くんのおっきいのが子宮まで入ってきちゃいそうだよぉ」
「真琴姉さんのも俺のに吸い付いてくるよ」
「あん、そんな、に、動か、ない、で、ひぃっ」
「動いたらどうなるの？」
「イッちゃうのぉ…これ以上されちゃうと、イッちゃう～」
「イッちゃっていいよ。ほら」
祐一は接合部分にあるクリ○リスをつまむ。
「イク、イク、イクゥ～～！！」
絶頂を迎えぐったりしている真琴から息子を引き抜くと今度はバックから挿入れはじめる。
「ふわぁ！？祐一、くん、ちょっ…と、やすま、せて…」
「俺まだイッてないんだ、よっと」
「あうう、だめぇ」
ヒップを突き上げるかっこの真琴に祐一は手加減なくピストン運動を開始する。
「ああ、もうイッちゃう～」
「まだだ、まだヤルぞ」
「あう～～」
その頃居間で
「朝っぱらから盛ってんじゃないよ、バカ息子が」
主婦こと相沢の母は２回から聞こえてくる喘ぎ声を聞きながら茶を啜っていた。

561 ：名無しさんだよもん：03/04/25 00:20 ID:sLLOaGvd

「よう、相沢」
駅を下りると祐一のクラスメイトの折原浩平がいた。
「おう、折原、お前も重役出勤か？」
「まあ、昨日遅くまで寝かせてくれなかったからな。お前は？」
「…似たようなものかな」
「そっか」
そのまま学校へむかって２人はてくてく歩いていく。
「なあ、折原」
「何だ？」
「…太陽は黄色いか？」
「………ああ」
そのころ小阪家。
「むにゃむにゃ、こうへ～もっとぉ」
浩平のベッドの上で全裸で寝ている由起子がいた…

562 ：名無しさんだよもん：03/04/25 00:21 ID:sLLOaGvd

後日談
「え、祐一くんが引っ越した？」
「ええ、真琴ちゃんあのバカから何も聞いてなかったんかい？」
いつものように祐一を起こしに（食べに）来た真琴に荷造りしながら答える相沢の母。
「そこの住所教えてくれませんか？」
「了承（一秒）」
その後、真琴が春休みを利用して北の街に祐一を追いかけに行って一騒動を起こすのはまた別のお話…

563 ：名無しさんだよもん：03/04/25 00:31 ID:H58Kt9UD

すまん、祐一のおかんがなんかツボ入った（ｗ
あと、良かったらsageないか？

564 ：名無しさんだよもん：03/04/25 01:17 ID:sLLOaGvd

…sageって？

565 ：名無しさんだよもん：03/04/25 02:20 ID:H58Kt9UD

>>564
書き込みするときにメール欄ってあるでしょう？　そこに半角英数で『sage』って入れる事デスよ。
これをやるとスレッドが上がらないとか、精力倍増とか、ギャンブルに強くなるとか、
綺麗なネーちゃんが寄ってくるとか事業が上手くいくとか、
トルマリンもびっくりな札束風呂で写真撮影的すげえ効果が表れるんでゲスよ。

まあ詳しくはこれでも読め。命令だ。
ttp://www.shake-hip.com/niwatori/1.html

566 ：名無しさんだよもん：03/04/25 08:46 ID:c0OF8Qus

祐一のおかん（もしくは水瀬姉）ネタはここでいいでつか？
…まあ、駄目だろうけど。

567 ：名無しさんだよもん：03/04/25 08:59 ID:poGPZUaH

どんどん来い。むしろ良い。年上で専用グラフィックが無ければOK。

568 ：名無しさんだよもん：03/04/26 00:12 ID:8MpL5XUA

なんかもう俺、まこ姉が年下っぽいんだけどどうするよ…。

569 ：名無しさんだよもん：03/04/26 00:48 ID:tYfqpcGx

年下っぽくてもまこ姉はまこ姉っしょ

570 ：名無しさんだよもん：03/04/26 21:33 ID:H1Ab/+M4

次スレには祐一ママンの追加を・・・

でも名前って何？

571 ：名無しさんだよもん：03/04/26 22:24 ID:e9hUTam8

晴子（ﾊﾙｺ）
夏子（ﾅﾂｺ）　←　祐一ﾏﾏﾝ？
秋子(ｱｷｺ)
４女は生まれず・・・とか（^^;

572 ：名無しさんだよもん：03/04/26 23:36 ID:Eu3etGwa

由起子さんでしょ！　由起＝雪＝冬

573 ：ﾋｹﾞﾏﾝ@VN ◆GE47Ia6Lx. ：03/04/27 01:25 ID:ya8K9xkV

小坂家―＋―長女晴子：生死不明？
　　　　｜
　　　　＋―次女夏子：祐一母、相沢家に嫁ぐ
　　　　｜
　　　　＋―三女秋子：水瀬家に嫁ぐ
　　　　｜
　　　　＋―四女由起子：逝かず後家

スゴイ家系だ！小坂家！
浩平母って名前は明らかなんだっけか？もし不明なら長女晴子を浩平母と
脳内変換できんでもないが…。
いや、よそう。
やりすぎだ…。

574 ：名無しさんだよもん：03/04/27 04:25 ID:NTrXu4wT

そうすっと浩平と名雪も従姉妹ってコトになるな。

新年だの法事だので、一族が集まると、そりゃまぁえらい騒ぎになりそうだ。

575 ：名無しさんだよもん：03/04/27 04:35 ID:IIC+9b0F

長女の晴子は、風の噂ではとある海辺の街で、ニハハと笑う強い子を
酒飲みながら育てているとか、いないとか・・・

576 ：名無しさんだよもん：03/04/27 07:16 ID:sPZfFqaM

>>575
あのぉ、神尾晴子には橘郁子という姉がいたはずなので、
そこらへんをうまく誤魔化さないと…。

577 ：名無しさんだよもん：03/04/27 23:52 ID:+vL5WpKO

>>575
後、年の差を（ｒｙ

578 ：名無しさんだよもん：03/04/28 01:55 ID:zngLMYoF

まぁ秋子さんも晴子も立ちグラも潤沢な出番もあるじゃねぇか。
ここはどこだ？

立　ち　グ　ラ　も　な　い　年　上　キ　ャ　ラ　に

ﾊ　ｧ　ﾊ　ｧ　す　る　ス　レ　じ　ゃ　ね　ぇ　の　か　い　？

579 ：名無しさんだよもん：03/04/28 02:20 ID:zAVC/Nvq

今５７８が(･∀･)ｲｲ!!こといった

580 ：名無しさんだよもん：03/04/28 08:08 ID:r9DLk0dX

ママさんスレを書き込みたいんだったら新しく立ち上げればよいのでは？

581 ：名無しさんだよもん：03/04/28 16:23 ID:sCzIrYt5

>>580
こんなん見付けたわけだが。

http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1013/10134/1013432813.html

582 ：名無しさんだよもん：03/04/28 19:59 ID:j5gOO5y2

ママさんといえばかつて母乳車（右）と（左）が大暴れしてた早苗ママンスレ
が好きだったのだが…。

ここは母乳属性はNGですか？

583 ：名無しさんだよもん：03/04/28 22:02 ID:CVdCB8Er

>>582
それはまこ姉が母乳でぬらぬらヌメったおっぱいで挟みこんでくると受け取って良いのかな？

584 ：名無しさんだよもん：03/04/28 23:04 ID:7Gouex9a

>>583
それはそれでエロい。

585 ：名無しさんだよもん：03/04/29 20:03 ID:uLRcPC6Q

「だめだよ祐一くん、それ赤ちゃんのごはんだよ～」と言いつつ拒むどころか母乳を吸い出そうとする祐一を抱きしめる真琴姉を妄想してしまった………

出産直後限定プレイ？！

586 ：名無しさんだよもん：03/04/30 18:35 ID:hmpcf/Ck

妊娠線sage

587 ：名無しさんだよもん：03/04/30 23:35 ID:00FIJVQ+

あねさん女房なまこ姉めんて。

588 ：名無しさんだよもん：03/05/02 01:41 ID:pn7Kz+hM

ほしゅ

589 ：まこ姉に対する心：03/05/02 03:50 ID:JBzNY1T6

>>513の続きです。

　先生はいない。さっきまで俺の横で楽しく会話をしていたのに。
　たった一つの言葉の誤りでこうも未来が変わってしまうのだろうか。それも完全に俺の
ミスだ。言い訳のしようもない。ただ、変に恥ずかしがらずに正直に言えばよかったのだ。
　「俺もそう思ってた」と。

　何も考えずに歩く。何も考えたくない。
　自分の心の中でこんなにもまことの存在が大きくなっていたとは気付いていなかった。
　いつものやりとりが楽しいとは気付いていなかった。
　
祐一　「俺は小学生かよ…」

　悔しさに顔を歪めながらも歩を進めると、やがて商店街に着く。
　当初、まことと一緒に入る予定だった百花屋。とても今の気分で入る気にはなれない。
　そのまま素通りしようと思って前に進もうとした途端、声を掛けられた。

名雪　「祐一！」
祐一　「…名雪」
名雪　「祐一今帰りなんだね。今香里と一緒なんだけど祐一もどうかな？」
祐一　「俺は……」

　止めておく。とてもそんな気分じゃないんだ。

590 ：まこ姉に対する心：03/05/02 03:50 ID:JBzNY1T6

祐一　「………そうだな。何か食べるか」

　否定の言葉が出てこなかった。
　理由なんてわからない。それだけ腹が減っていたのか、それとも別のものか。
　名雪は祐一の手を引き店内へと戻る。
　掌から伝わる体温は確かに温かいのだが、何か違っていた。

香里　「あら、相沢君」
祐一　「よう」
名雪　「連行してきたよ～」

　名雪に案内されたテーブルには香里が座って、紅茶らしきものを飲んでいた。
　その紅茶から漂ってくる香りだろうか。ほのかにツンとした匂いが鼻孔をくすぐる。

祐一　「香里の飲んでるの、何だ？」
香里　「ローズヒップティーよ。ミントの葉を乗せてあるけどね」
名雪　「祐一は何を頼む？　私のお勧めはいちｇ」
祐一　「すいませーん、注文いいですかー？」

　流れるように名雪の言葉を遮りながらウェイトレスを呼び止める。
　横では名雪がひどいよ、とかなんとか言っているが無視。

591 ：まこ姉に対する心：03/05/02 03:51 ID:JBzNY1T6

店員　「お待たせ致しました。ご注文を承ります」
祐一　「…この、スペシャルドリンクを一つ」
店員　「…かしこまりました。スペシャルドリンクをお一つですね。少々お待ち下さい」

　店員は一礼すると厨房へと去って行った。
　なんか嫌な目で睨まれた気がしないでもないが…。

香里　「相沢君、大胆ね」
名雪　「わ、私恥ずかしくて頼めないよ～」

　二人からちょっとした意見が出る。確かにこれはカップル専用の飲み物っぽいが。
　でも今の祐一はこれを飲んでみたかった。香里や名雪とではなく、一人で。
　ウェイトレスから変な目で見られたのは、多分単なるスケコマシ野郎に見られた所為であ
ろう。この場合は仕方がないけど。
　
　何となく周りを見てみると、思った通り八割五部方女性の客の方が圧倒に多い。
　そんな状況が今の祐一には良かった。あの時と大体同じ状況だ。違うとすれば相席してい
るのが名雪と香里、という事位。それに最初は気付かなかったが、名雪に連れて来られた席
は店内のほぼ中央。まことと入った時と同じ席であった。

店員　「お待たせ致しました。スペシャルドリンクです」

592 ：まこ姉に対する心：03/05/02 03:52 ID:JBzNY1T6

　それとなく乱暴に置かれた気がする。ドリンクはやや波打っていた。
　それではごゆっくり、と、とてもゆっくりできそうな言い方ではない台詞を残してウェイ
トレスは去って行った。
　視線をドリンクに移すと名雪と香里がその液体に興味津々といった感じで眺めている。

祐一　「…飲んでみるか？」

　何の気無しに尋ねてみると、二人は慌てて

名雪　「え！？　あ、わ私は別にいいよ～」
香里　「え！？　あ、あ、相沢君何言ってるの！」

　強力に否定した。しかも少し頬を赤らめながら。
　意味がわからないが、祐一はストローを突き刺して一口飲む。
　やっぱり思っていた程すっぱくはなかった。酸味が少し効いている位で丁度いい口当たり
だ。それをまことはすっぱいすっぱい文句を言いながら飲んでいた。
　そんな光景が目に浮かび思わず顔が綻ぶ。

名雪　「…どうしたの、祐一」
香里　「…そんなにすっぱいの？」
祐一　「え？　何言ってるんだ？　丁度いい酸味で口の中に幸せが…」
名雪　「だって、祐一………涙、出てるよ」

593 ：まこ姉に対する心：03/05/02 03:53 ID:JBzNY1T6

　その言葉を聞いた瞬間に手の甲で慌てて目を擦る。すると確かに濡れた感触が伝わってきた。
　俺は、泣いていたのか？　自分では笑っていたと思っていたのだが。
　その同様を悟られまいと咄嗟に言葉を紡ぐ。

祐一　「ばれたか。実はこれ滅茶苦茶すっぱくてさ。それこそ思わず涙が出るほど。癖になっ
　　　　ちゃう酸味が堪らないんだな。梅干の約百倍はすっぱいぞ」
名雪　「そんなにすっぱいの、私無理～」
香里　「体に悪そうね」

　二人の意見を聞く限りでは上手く誤魔化せたみたいだ。
　その後は今日の学校の話題等で少し盛り上がり、やがて店を出る事に。
　祐一は進んで伝票を持ちレジへ。
　少し待つと先程祐一を睨んだウェイトレスが出てきて無言で伝票を受け取り、機械にうち込
んでゆく。時折祐一の方に視線を向けるが、正直好ましいとは言えない。むしろ敵意がこもっ
ていると言っても差し支えはないだろう。

祐一　「あの…」
店員　「…なんでしょうか」
祐一　「その、どうしてそんな目で俺を見るんだ？」
店員　「あら、私の目がおかしかったですか？」
祐一　「いや、そうじゃなくて…」

　やはり気のせいではなかった。いざ話をするとわかる。このウェイトレスは何故だか祐一の
事を嫌っているようだ。それこそ思い当たる節も無い。ただの言い掛かり、もしくは誤解だ。

594 ：まこ姉に対する心：03/05/02 03:54 ID:JBzNY1T6

店員　「…女性二人を連れて楽しそうでしたね」
祐一　「え？」
店員　「もうあの人とは別れたんですか？」
祐一　「何言って…」
店員　「あのスーツを着て亜麻色の髪をした方です。とても楽しそうだったのに」
祐一　「え？」
店員　「同じドリンクを頼みましたよね。カップル専用の」

　思わずそのウェイトレスの顔を凝視する。
　そういえば先生とここに来た時に、注文を聞きに来たウェイトレスと、似ている。いや、同一
人物だ。確かあの時は去り際にニヤニヤしていたな。今とはえらい違いだ。

店員　「合計二千五百二十円になります」
祐一　「…はい」
店員　「……丁度頂きます。ありがとうございました。又の御来店をお待ちしております」
祐一　「でも、どうしてそれで俺を睨むんだ？」

　このままでは帰れない。引っかかり過ぎている。幸い名雪と香里は先に店を出て外で立ち話を
してくれているので、この妙な会話を聞かれる事は無い。

店員　「………似合っていたから」
祐一　「何が」
店員　「あなたとあの女性。とっても幸せそうだった」
祐一　「…俺も？」

595 ：まこ姉に対する心：03/05/02 03:56 ID:JBzNY1T6

　覚えが無い。むしろあの時は俺が一方的に被害を被って迷惑極まりなかったはずだ。とても幸
せそうと言えるものではなかった。挙句俺は先生に騙されて疲れて先に帰ってしまった。
　思い返してみても苦いだけ。

店員　「勿論。幸せをこれでもかと振りまいていたと思いますが」
祐一　「そう…か」

　その後のウェイトレスの言葉は耳に入らなかった。もう重要な部分は頭に入った。
　あの時の俺は、他人から見たら幸せそうだったのだ。それで充分だった。
　店の外で長い事待っていた名雪は軽く愚痴をこぼしたが気にならない。一言悪いな。と言って
済ませた。その時の俺の顔を見た香里は何だか複雑な表情をしていた。怪訝と言ってもいいかも
しれない。

香里　「相沢君、変よ」

　そんな言葉を残して香里は俺達とは別の方向へ去って行った。
　名雪と二人で家に戻る。
　秋子さんの作ってくれた夕食を食べて風呂に入るとその日はすぐに横になった。
　
　まこと先生は俺に幸せをくれた。
　今度は俺が、返す番だ。
　ちょっとのすれ違いがあったけど、まだ間に合うはず。
　祐一の心はまことに対しての思いで一杯だった。その中には確かに「好き」と言う感情が芽生
えているのを自分で感じ取っていた。

596 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/05/02 04:01 ID:JBzNY1T6

やっと続き書けた…。某Flashの御陰で全然時間が無かった。
これからは普通にのんびり書けそう。保守も兼ねてｗ

長文、読んでいて面倒だと思うでしょうが、読んでくれた方ありがとうです。

597 ：名無しさんだよもん：03/05/02 10:38 ID:BE1+fB2H

あらま、いつの間にか新作が！これからが重要っぽいですな。またーり待ってまつ。

598 ：みゆう ◆6hMIYUciEM ：03/05/03 01:44 ID:tbYdIY8K

わわ、祐一くん、これからが正念場だね・・・。
でも・・・。遅すぎないと、手遅れでないといいけど。

ウェイトレスさんが、気づかせてくれたんだよね。
それに、まこと先生のこと、覚えていてくれたね。

結構重要なキャラクターの予感。

599 ：名無しさんだよもん：03/05/04 10:11 ID:maHgNzyH

保守

600 ：名無しさんだよもん：03/05/04 23:10 ID:lU2jqPvW

600

601 ：名無しさんだよもん：03/05/06 23:43 ID:XoddsRzM

(ﾟДﾟ)ｱﾗﾔﾀﾞ!　新作が上がってるじゃないの！
ウエイトレスさん、無茶でいいな。俺なら話しかけられん（ｗ
祐くんがまこ姉に返す幸せに期待しつつまったり待つ。

602 ：名無しさんだよもん：03/05/07 16:12 ID:TFaW2Im+

由紀子さん、いいなぁ。

603 ：名無しさんだよもん：03/05/08 10:10 ID:zyYzdz5C

SS乙！だけど、漏れは密にまこ姉の絵を楽しみにしてたり。

604 ：名無しさんだよもん：03/05/09 04:18 ID:7hrjD7pt

佐祐理さんがエイエソ行くＳＳでも百花屋の店員さんがいい味出してた。

605 ：恵理：03/05/09 04:39 ID:jz0atfVp

http://www.elegantbridal.net/?id=aNHOSZ2lDS　大物有名人まで利用しているサイトだか

ら安心！超出会えるサイトだよ～ん　今無料登録したらすぐにHできちゃう

606 ：名無しさんだよもん：03/05/09 23:24 ID:l5Yt4FkZ

引き取られた頃の浩平、精神的ショックが大きすぎて完全に幼児後退。
親身になって世話をしてるうちに由起子さんも母乳が！！

607 ：名無しさんだよもん：03/05/10 01:00 ID:LLg8eHC+

>>606
想像妊娠みたいなもんっすか？（ｗ

608 ：名無しさんだよもん：03/05/10 04:56 ID:APEYheAP

昔、投稿！特報王国で妊娠してないのに任意に母乳が出せる少女が出てたと。

609 ：名無しさんだよもん：03/05/10 10:35 ID:f/BOQ/iZ

こっそりと浩平の子供を妊娠しているのではないか？

610 ：名無しさんだよもん：03/05/10 12:57 ID:VbuCvoKP

>>609
こ…こっそり！？

611 ：名無しさんだよもん：03/05/10 18:50 ID:LLg8eHC+

産婦人科から出てきたまこ姉とばったり再開、なんてのはダメですか？

612 ：名無しさんだよもん：03/05/11 12:28 ID:rlQOErSO

一応 >>562の続きでふ

「ただいま」
２月の半ば、珍しく祐一は一人で居候先の水瀬家に帰宅した。
ちなみに名雪は最近部活をサボりがちだったため副部長御一行、通称『部長捕獲部隊』（北川命名）に拉致連行されていった。
「おかえりなさ～いあなた、ご飯にする？それともお風呂？　それともあ・た・し？」
「ま、真琴姉さん？！　何でココに？！！」
水瀬家の玄関にピンクでフリフリなエプロンを身に着けた真琴姉がいた。
「だって大学はもう春休みになったから祐一くんに会いにきたんだよ」
「会いにきたって…」
「だって何も言わずに行っちゃうし手紙だった来ないし…この１ヶ月間、私寂しかったんだよ…」
「真琴姉さん…」
「だって１ヶ月だよその間に何百回できた事か」
「はい？」
「今からその埋め合わせをして貰うからね。手加減しないよ♪」

613 ：名無しさんだよもん：03/05/11 12:29 ID:rlQOErSO

>>612

「了承！（０．５秒）」
「あの～秋子さん？」
「大丈夫ですよ祐一さん、真琴さんとの関係は姉さんからじっくり聞いてますから」
「さ、さいでっか…」
「それとこれを使ってください」
「ありがとうございます秋子さん」
そう言って真琴姉の渡されたのはコンドーム１ダース。
「それと空き部屋は無いので真琴さんは祐一さんと同じ部屋で寝てくださいね」
「わかりました。ほら行くよ祐一くん」
真琴姉に引きずられながらこの人は紛れもなくお袋の妹だ。と思う祐一だった。
多分この時のＢＧＭはドナドナだろう。

614 ：名無しさんだよもん：03/05/11 12:30 ID:rlQOErSO

>>613

外は日が落ちている。
既に二桁近いラウンドをこなしてやつれきった祐一は目を覚ました。
目の前では生まれたままの姿の真琴姉が抱きつきながら安らかな寝息を立てている。
先ほどまでの乱れようとは打って変わって愛らしく感じる。
「祐一、もうすぐご飯でき………」
ノックもせずに入ってきた名雪は全裸でベッドの上で抱き合っている２人を見て固まった。
十秒経過…
二十秒経過…
三十秒経過…
「…祐一…私、もう笑えないよ…ほんと笑えないよ………」
再起動した名雪はＢＡＤＥＮＤなセリフを残して自分の部屋へ戻ってしまった。
「おい名雪、ドア閉めていけ！！」
祐一は真琴姉に抱きつかれ動く事も出来ず開けっ放しのドアを閉める者はいなかった。

615 ：まこ姉にアタック①：03/05/12 18:16 ID:ogvj2olh

　目の前を走っている陸上部の部長。長い髪がユサユサと左右に揺れて実に愉快だ。
　それを追う形で祐一は走る。勿論目の前を疾走しているのは名雪。
　いつも通りの早朝マラソンだ。

名雪　「祐一～、もう少し急がないと間に合わないかも～」

　のんびりとした口調とは裏腹にスピードを上げる名雪。こっちはさっきのスピードに着い
ていくのがやっとだというのに。流石は陸上部の部長というべきか。全く呼吸が乱れていな
い。それに比べて祐一の方は口から白い息をゼエゼエと吐きつつ全力疾走。それでも名雪と
の差は埋まる事は無く離されていく一方だ。

祐一　「くそ………容赦ない…………走りを…大体、俺…は………」

　愚痴を言うのもままならない。
　やがて後数十メートルの所に学校が見えたという所で祐一は走るのを止めてしまった。
　ここまで来れば大丈夫だろう。
　しかし前を走っていた名雪は祐一が足を止めたのに気付かずに、一人門をくぐり抜けて校舎
の中へ。呼び止めようと思ったが実際息切れを起こしていてあまり大きな声が出せない。のろ
のろと歩きながら呼吸を整える。外の空気が冷たいという事が徒歩になった事で理解できる。
　暫くよぼよぼと歩いていたが、もう呼吸は安定していて周りを見るゆとりも出てきた。
　だから祐一は自分の前方に人が歩いているのも確認できる。その姿形さえ。
　黒い薄手のコートを肩にかけ、亜麻色の髪が光を反射して流れる小川の様な感じを思わせる。

　まこと先生。

616 ：まこ姉にアタック①：03/05/12 18:17 ID:ogvj2olh

　後姿をほんの一瞬見ただけでその人と判断できる事に祐一自身多少の驚きを覚えた。
　それと同時に喜びと後悔も。
　昨日の出来事がフラッシュバックされる。
　自分から振った話題にまことは付き合ってくれて、そして自分が望んだ答えを出してくれて。
　でも俺は馬鹿だから、そんなまことに正直に言葉をかけてあげる事すらできなかった。
　今からでも許してくれるかな？　こんな子供っぽい俺の事。

祐一　「先生！　おはよう！」

　考えよりも先に言葉が出ていた。まだ一日と経っていないのに、そこにいるまこととは随分
と会っていないみたいに思えてしまった。
　それに挨拶してから気付いたのだが、まことに自分から挨拶したのは初めてではないのか？
　いつもまことの方から元気に挨拶をしてくれていたので、自分から先に挨拶をする事は無かっ
たかもしれない。いつもの状態だったらさぞ喜んでくれただろう。それこそ「先生感激よ！
祐一君から私に挨拶してくれるなんて！」みたいに。でもそんな浮かれた祐一の心とは違い、
実際は

まこと「…おはよう。相沢君」

　だけだった。
　それも振り向いて挨拶をしたらすぐに又前を向いて歩いていってしまう。まるで自分が普通
の受け持ちの生徒のように。素っ気無く、ただの挨拶。
　それよりも一番堪えたのが自分を呼ぶ時の呼称。今までは「祐一君」だったのが今は「相沢
君」だった事だ。名前一つとっても人の気分は浮き沈みするものである。
　いつもの扱いが特別すぎた事を嫌でも痛感した。お互いが何とも思っていないのなら今の挨
拶は何の問題も無い。でも今の祐一には少なからずショックを与えた。まことの事が好きだと
思えるようになった祐一には。

617 ：まこ姉にアタック①：03/05/12 18:18 ID:ogvj2olh

　まことが校舎の中に入っていく所を見た後に続いて、祐一は門をくぐり学校へと入っていっ
た。心に小さな傷を残して。

名雪　「祐一、遅いよ」

　教室の扉を開けて自分の席に座った途端、名雪がそんな事を言ってくる。
　だったら早朝マラソンしないように早く起きてくれ。と言いそうになったが止めた。今はそ
んな事を考えている暇はない。
　祐一は周りの生徒を見ながら考える。どうやってまこと先生の機嫌を取り戻そう。朝の挨拶
のような状態が続いたら流石に凹む。
　周りで雑談している生徒はそんな祐一の心情など知る由もなく騒ぐ。傍から見たらこのクラ
スは幸せそうなんだろう。今の祐一を除いて、だが。
　一人で何とも言えぬオーラを発している祐一に気付き、北川が声をかけてくる。

北川　「おい、さっきからどうしたんだよ。気難しい顔して」
祐一　「…………北川」
北川　「何だ？」

　正直こういった悩みに無縁だった祐一は今の状態を打破する良い考えは浮かんでこない。だっ
たら駄目元でも北川に何かアドバイスを受けるのもいいかもしれない。思い切って聞いてみる
事にした。勿論内容としては「仲直りする為にどうしたらいいか？」という至極アバウトなも
のだが。

北川　「そんな事か。だったら…」

618 ：まこ姉にアタック①：03/05/12 18:19 ID:ogvj2olh

　北川の口から出たありがたいアドバイスは
　『押して押して押しまくれ』
　だそうだ。一体どこをどうやったらそんな考えに至るのだろう。不思議でならない。
　それでも一応「サンキュな、北川」と言って礼を言っておいた。同時に教室のドアが開き先
生が入ってくる。

まこと「はいみんな座ってー。楽しい授業を始めるわよー」

　どこかいつもと違い元気が無いように見える。そんな風に感じるのは祐一だけかもしれない。
周りにいる生徒は各々の席に着き、教科書やら筆箱やらを机の上に並べて行く。
　既に用意をしていた祐一は、クラスのみんなが準備をする中ずっとまことを見ていた。
　教壇の前に立ち、出席簿を片手にクラスをぐるっと見回す。その流れる視線の中に祐一と視
線が合ったのは偶然か。コンマ数秒かもしれないが祐一と視線が合った時、止まった気がした。
　ただそれだけの事なのに、祐一の心は少し晴れやかになる。

まこと「それじゃ出席をとるわね。えっと……ゅ、相沢君」

　返事はしない。聞こえていない訳ではない。勿論耳が悪くなった訳でもない。

まこと「相沢君？　聞こえているなら返事をしなさい」

　再度呼ばれる。ちなみに最初呼ばれる時から視線は合ったままだ。聞こえている事はまこと
にもわかっているだろう。

祐一　「すいません、自分が呼ばれていると気付きませんでした」

　視線を逸らさずに言う。

619 ：まこ姉にアタック①：03/05/12 18:20 ID:ogvj2olh

まこと「出席番号１番のあなたが最初に呼ばれるのは分かっていたはずよ」
祐一　「いえ、いつもと違う呼び方をされたので気付かなかったんです」

　できるだけ落ち着いて言うが、心の中は震えっぱなしだ。
　普段のまことに言おうものなら良い様にからかわれていただろう。創造に難くない。でも今
のまことにならそんなリアクションは取れない。そう祐一は読んでいた。

まこと「…あら、そう。それはご免なさいね。いつも何て呼んでいたか忘れちゃったわ」
祐一　「祐一君です」

　間髪入れずに答える。周りから小さな笑いがぽつぽつと聞こえてくるが問題無い。誰も本気
にしてないだろう。むしろからかっているようにしか見えないはず。

620 ：まこ姉にアタック①：03/05/12 18:21 ID:ogvj2olh

　当の本人の心は関東大震災並の揺れを起こしているが。だが本人以上にまことにとってはショ
ックだったのだろう。先程まで滑らかに出ていた言葉が急に止まる。そして数秒経ってから出
た言葉は

まこと「じゃあ、祐一君、居ますか」
祐一　「はい！」

　元気良く挨拶をすると教室中から笑いが溢れた。
　まことは何とか無視して出席の続きをとるが、どことなく顔が赤くなっていた。
　そんなまことの顔や仕草が可愛く思えて祐一の顔からは自然に笑みがこぼれる。

まこと「相沢君！　何かおかしい事でも？」
祐一　「……」
まこと「………祐一君、何がおかしいんですか？」
祐一　「いや、先生の顔がちょっと赤くなってて可愛いなって」
まこと「なっ…」

　再びクラス中笑いの渦。
　まことの顔はさらに赤みを帯びて、とても冷静ではいられないように見えた。それでも口調
は何でも無い風を装い授業を続ける。結局授業の終わりまでまことの顔は赤いままであった。
　そして祐一は仲直りしようとしているのにからかってしまった事に、今更ながら気付いたの
である。

621 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/05/12 18:27 ID:ogvj2olh

そんなこんなで続きです。
ちなみにウェイトレスにはまだ出番があります。重要かどうかはアレですが。
祐一の攻撃はまだ続きます。
絵の方は何だかんだ言っても少し時間が欲しいです。今一髪型が決まらなくて。

では読んでくれた方、ありがとうございました。
マッタリと続きを書きます。

622 ：名無しさんだよもん：03/05/12 21:57 ID:To/49I6w

新作乙！なんか段々面白くなってきましたね。まこ姉萌えっす。

623 ：名無しさんだよもん：03/05/12 23:30 ID:uzLGkRaJ

ふふっ、このまこ姉はかわいいね。好きだ。

ところでクラスのみなさん、まこ姉の事忘れてなかったしたっけかや？
まあONEでも初期症状だと顔見たら思い出したりしてたから些細な事かもデスが、
その辺の描写もあったりすると味にコクと深みが出そうな予感。
無くてもあっさり風味で爽やか～んだからそれもまた良しなんデスが（ｗ
続きも絵も楽しみに、まったり待ちます勝つまでは。

624 ：名無しさんだよもん：03/05/13 00:19 ID:0QqcVCoo

おお、ウェイトレスさんも、また登場するのですね～。
たしかに、623さんの言うように、クラスメートには忘れられていたような。でも、この謎もいずれ解けるのかな。

今後の展開がたのしみですっ。

625 ：名無しさんだよもん：03/05/14 02:19 ID:bY/lpI5T

保守

626 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/05/14 14:03 ID:x6j6PLCF

みなさん、感想ありがとうございます。
「忘れた」事に関しては覚えてます。結構重要ですしね。

それでSSとは関係無いのですが、由起子さんネタをちょっと描いてみました。
何でこれを描いたのかは自分でも不明。
ttp://pri0112.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20030514135639.png

627 ：名無しさんだよもん：03/05/14 16:30 ID:UIoTKWj1

>>626
口移しｲｲ(・∀・)!!
萌丸殿は絵もＳＳもかけるでつか……神。

628 ：名無しさんだよもん：03/05/14 21:49 ID:zpg6NOA6

実際こんな事やられたら死ねるけど、一度経験したいものですなw

629 ：名無しさんだよもん：03/05/14 23:28 ID:Lw9F4Bz2

>>626
由起子さん葉巻吸ってんのか？　シヴイな…。ぺりかんの煙草だったりして。
マイ脳内由起子さんはロングなんだけど萌丸氏の由起子さんもイイな。きゃりあウーメンっぽくって。

……口移しされると鼻に抜けてスゴいことになりませんか？（ｗ

630 ：名無しさんだよもん：03/05/15 08:03 ID:XT7byl57

>>629
萌丸氏の由起子さんってしゃおみん氏が元デザインじゃないのか？
↓念の為ソース
ttp://pulsate.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/82.png

631 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/05/15 08:48 ID:SEHUvpMP

感想ありがとうございます。ちなみに由起子さんの吸ってるタバコは一応MOREを勝手に予定。
100㍉サイズで細身のニクイ奴。Jokerの類似品（聞こえ悪い響き）だと思う。かなり酷似してるし。
で、まあ実際口移しされたら本気で涙出ると思いますｗ

>>630さん
あ、丁度紛らわしいタイミングで絵を描いちゃったのかな。
一応由起子さんの容姿についてはこのスレで話題に上がったり、その前に２枚ほど描いてました。
なのでしゃおみん氏のが元って訳ではありません。でも好きですけどねｗ

さて、まこ姉ネタの絵も描きたいな。つってもあそこで描いて許されるのであろうか…？　

632 ：630：03/05/15 19:19 ID:6Mbkhssc

>>631
そうか。勉強不足だったｽﾏﾝｺ

633 ：名無しさんだよもん：03/05/15 21:58 ID:Cfhrqttf

>>632
お気になさらずに。

う～ん…まこ姉はご飯作れるのだろうか？　謎。

634 ：名無しさんだよもん：03/05/15 22:13 ID:HLedOv1w

ボルシチしか作れないに一票。

635 ：名無しさんだよもん：03/05/16 01:09 ID:xo8hEGN8

>>634
なにゆえボルシチ？！

636 ：名無しさんだよもん：03/05/16 01:39 ID:YpnjiKlL

もしや

まこ姉→真琴→ぴろ→ピロシキ→ロシア料理→ボルシチ

という流れなのか？　そうなのか！？

637 ：名無しさんだよもん：03/05/16 01:59 ID:R4iVe81t

深い考えだな…。思わず脱毛。

638 ：名無しさんだよもん：03/05/16 02:53 ID:Fga7sV7T

一足飛びどころか二段抜かしでぴろ→ボルシチと連想した漏れっていったい…
[[夕飯にビーフストロガノフ作ったから？]]

639 ：名無しさんだよもん：03/05/16 03:23 ID:R4iVe81t

もう訳わかんねぇｗ

640 ：名無しさんだよもん：03/05/16 11:58 ID:6ogdSvCN

>>634
ゴルゴ１３の「ボルシチを食べるのは夜にきめている」の台詞を思い出して
姉さん自身がボルシチ？ﾊｧﾊｧとか思った俺はもうﾀﾞﾒﾎﾟ?

641 ：名無しさんだよもん：03/05/16 20:03 ID:8usy4Qby

>>640の感情は難治疾患。

642 ：名無しさんだよもん：03/05/16 20:25 ID:ybD6vxZW

>>640
馬鹿野郎！　ゴルゴにガンガン突かれて
「オォー！　すごいわデューク！　アアーもっと、もっとよ！」
とか乱れてメロメロにされちゃう由起子さんを想像しちゃったじゃないか！

ち、ちくしょう！　あの東洋人め、トウゴウとか言ったな！
許さねえ、絶対許さねえぞ～！　　止めるなアーノルドッ。
俺の由起子さんに手を出したらどうなるか、あの汚ねえイエローモンキーに思い知らせてやる！

643 ：ポンコツたぬき：03/05/16 23:05 ID:WoYzYjP8

指輪の想い（仮）・１

「真琴姉ちゃん、これあげる」
夏祭りに一緒に来たご近所の男の子が手を差し出した。
「これ…」
「へへ、クジで当てたんだ」
その子から渡されたのは赤い硝子球がはめられた玩具の指輪だった。
「ありがとう」
「…真琴姉ちゃん」
「ん？」
「大好きだよ」
「私もだよ、祐一くん」
その指輪は今でも私の宝物だ。
でも私は祐一くんには告げず引っ越してしまった。
今となっては酷いことだと思ったが当時小学生だった私には分からなかった。

644 ：ポンコツたぬき：03/05/16 23:05 ID:WoYzYjP8

指輪の想い（仮）・２

北の街に引っ越してから８年がたった。
私は彼氏いない暦２０年の生活をしている。
と言ってももてない訳ではないしそれに自分で言うのもあれだが容姿もスタイルも悪くない。
友達には寂しい青春してると言われ男の人を紹介されるがその時何時も頭の中に浮かんでくるのがあの男の子の顔だった。
「祐一くん…」
前の街で近所に住んでいた年下の男の子。
そして多分、私の初恋の人。
会いたい。でも怖い、彼の隣にはもう他に可愛い女の子がいるかもしれない。
もし、もしあの時私が引っ越す事を教えていたらどうなっていただろう？
泣いて引き止めようとしただろうか？
遠距離恋愛をしてただろうか？
人生にＩＦは無いと言うけれどそんな考えが浮かんでくる。
「祐一くん…会いたいよ…」
ぎゅっと握った掌にはあの玩具の指輪が握られていた。

645 ：ポンコツたぬき：03/05/16 23:06 ID:WoYzYjP8

指輪の想い（仮）・３

この家には私以外誰も居ない。
両親は離婚寸前で今は互いの愛人の家に泊まっている。
よって私は一人っ子だからこの家には私一人だけだ。
一人住むには広すぎる家は寂しさを感じる。
炊飯器から冷えたご飯を茶碗によそってラップをかけると電子レンジに放り込む、次に冷蔵庫からハムと野菜類を取り出し適当な大きさに切るとフライパンに油をひき炒め始める。
軽く塩胡椒で味付けすると平皿によそる。
それにインスタントだけれど味噌汁。今日は豆腐のにしよう。
ポットからお湯を注ぎ軽くかき混ぜる。
これが今日の夕食。私は難しい料理はできないけど一応栄養のバランスは考えている。
「いただきます」
食事を口に運ぶが味気ない。
一人での生活にはなれたつもりだけどまだ人恋しいようだ。

646 ：ポンコツたぬき：03/05/16 23:06 ID:WoYzYjP8

指輪の想い（仮）・４

「まっこと～」
大学から帰る途中そう挨拶して来たのは朝霧真澄。
向かいの家に住んでいて中学・高校・大学と一緒で何故かクラス・学部が同じと私の腐れ縁だ。
外見・行動共に『遊んでます』といった今時のコで多数の男の人と付き合っているらしい。
そのせいか浮いた話の無い私にちょくちょく合コンに誘ったり男の人を紹介しようとする。
「しっかし真琴も色気の無い青春送ってるよねぇ」
「いいじゃない、今すぐ恋人が欲しいって訳じゃないし」
そう他愛の無い会話をしながら家に向かって歩いていく。
でもちょうど商店街の通りに出た時、私はふと足を止めてしまった。
「…？真琴？」
真澄の声に応えず前から来る男子学生に釘付けになる。
「…祐一くん…」
「………真琴姉さん？」
私の目の前にいたのは成長した初恋の男の子だった。

647 ：名無しさんだよもん：03/05/16 23:50 ID:ybD6vxZW

うわ、期待の新作だ。がんばれまこ姉一人称。
小学生の初恋引きずってるってのも純情っぷりがハジけてて萌へるなぁ。
タイトルがやけに気になるぞちくしょう。

648 ：ふじいレイレイ：03/05/18 16:04 ID:ZJuxfH18

メンテついでに由起子さんSSを落として去っていくテスt
ttp://hakagi.net/ss/active/index.cgi?action=html2&key=20030514053252

SS新作が増えてますね。がんがれ。

649 ：みゆう ◆6hMIYUciEM ：03/05/19 00:54 ID:r6dQXs39

あ、SSの感想文って、全員に見えるのね・・・。（あせあせ

すごいよかったですよ～。
すてきなSSをありがとうです。

650 ：名無しさんだよもん：03/05/19 22:07 ID:QmtwPD5m

>632-642
ﾜﾗﾀ

651 ：名無しさんだよもん：03/05/20 23:11 ID:46RuO1Yc

>>648
面白かったス。
こんくらいベタベタにさらっとしてるの好きだったり。

由起子さんは背景とかいろいろ考えちゃうっつーかそれが楽しいね。

652 ：名無しさんだよもん：03/05/21 09:36 ID:Ykb6KL4t

あげ

653 ：名無しさんだよもん：03/05/21 13:48 ID:b4j8XLS1

アイドルのつるつるオマ○コが見れるサイトってあるんだね。
もちろんコラだけど。(*´Д`*)ハァハァ
http://plaza16.mbn.or.jp/~satchel/turuturu/

654 ：名無しさんだよもん：03/05/21 23:42 ID:5uGPRmJr

まこ姉ってなんとなくジーンズが似合いそう。なんとなく。

655 ：名無しさんだよもん：03/05/22 00:01 ID:WJpd6C4w

おげ

656 ：ふじいレイレイ：03/05/22 00:45 ID:8v7m39vv

>みゆう◆6hMIYUciEMさん、651さん
えらい褒められてる…。ありがとうございますっ。

>由起子さんは背景とかいろいろ考えちゃうっつーかそれが楽しいね。
うい、激同です。
由起子さんはあんまり固定されたイメージが無い様に思うので、色々な
書き方が出来るというか、色々想像できるというか…そんな気がします。

このスレ、このペースなら今度こそ1000レス逝けそう。

657 ：名無しさんだよもん：03/05/22 23:52 ID:igEcHANp

>>656
まこ姉もそうだけど書いてる時だけじゃなくて、人の書いた話を読ませてもらう時も
色々妄想しながら読ませてもらえるのでとても楽しいです。
脳内補完っつーわけじゃないんだけど、思いを馳せてしまうと言うか。
要するにです、もっと読ませてお兄さん（ｗ

658 ：名無しさんだよもん：03/05/23 22:39 ID:v0L/3JNi

仕事関係の付き合いでお見合いの話が何度も来るも、
浩平の事を考えて断りまくる由起子さんを妄想してちょっとしんみり。
俺って馬鹿？

659 ：名無しさんだよもん：03/05/23 22:58 ID:eElO2SkY

>>658
そんなことはないと思うが。

660 ：ふじいレイレイ：03/05/25 03:17 ID:wIbMie6b

>>657さん
うい、まこ姉もそうですね。

>もっと読ませて
そう言って頂けるのはありがたいんですが、一応今は繭のSS書いてて、
その次はAIR物（みちるのSS）の予定なんで…
なんとか時間作って書いてみますｗ

>>658さん
確かに由起子さんだと、お見合いがあっても断ってそうなイメージが。
何はともあれ、由起子さんには幸せになってホスィ。

雑談ｽﾏｿ

661 ：名無しさんだよもん：03/05/25 23:40 ID:aFTk4yNy

>>658
ばーかばーか

662 ：659：03/05/26 00:04 ID:SxUtR7rX

>>661
お前は馬鹿だな。

663 ：657+658：03/05/26 23:43 ID:9DHSYJHa

>>660
気なーがに待ってまーす。クラナド出るくらいまでは待てますからー。あまり無理しないでくださいねー。
ああほんと、由起子さんを幸せにしてあげたい。ボクの息子で。

>>659
良い人だな、惚れた。

>>661
つーかまこ姉に「あはっ、ばーかばーか。……うふふっ」
って言われてような気がしてちんちん膨らんだ。
君も良い人だな、ありがとう。

664 ：名無しさんだよもん：03/05/28 01:51 ID:9alxIkdE

保守です

665 ：名無しさんだよもん：03/05/28 22:09 ID:NGFDULnL

由紀子さんってヤリマン？

666 ：名無しさんだよもん：03/05/28 22:22 ID:mY3Spunw

>>665
郁未以上に男性経験豊富そうだ。
あと名前違うぞ。由紀子さんじゃなく由起子さんだ。

667 ：名無しさんだよもん：03/05/28 22:23 ID:F94Jh+Xj

>>665
キャリアウーマンだと脳内妄想しております、はい。

668 ：名無しさんだよもん：03/05/29 09:24 ID:vIDkM961

いや、甥である浩平にはぁはぁしてるので決してヤリマではない。むしろありかちかもしれんが処女だったりしたらどうだろう？

669 ：名無しさんだよもん：03/05/29 09:43 ID:v0PjFCBl

処女にこだわる香具師はこのスレを楽しむ事はできない。
熟女の色気ﾊｧﾊｧ……

670 ：名無しさんだよもん：03/05/29 15:46 ID:o/PogB2P

いや、処女っつーのも悪くないと思うんだが。

671 ：名無しさんだよもん：03/05/29 20:51 ID:XJ7dRIog

ちっ、素人が…
お前は秋子さんが処女だとか何とか言ってる香具師らと同レベルだよ。
まったく、お姉さんキャラの魅力を何もわかっちゃいない。

672 ：名無しさんだよもん：03/05/29 21:15 ID:W0GMd4Tg

>671
こんな感じでつか？
「初めてなの？…いいわ、私がリードしてあげる」
「後悔はしてないけど…できれば私の初めても浩平にあげたかったな」

673 ：名無しさんだよもん：03/05/29 22:26 ID:11jrQaUp

>>672
…………（仰け反る背と弧を描く赤い何か）

674 ：名無しさんだよもん：03/05/29 23:04 ID:qlNMcTuK

オイラは、プラス白い何かも（w

675 ：名無しさんだよもん：03/05/29 23:29 ID:kMkq6mNG

いやいや、処女バージョンも捨てがたいと思われ。

浩平をリードする由起子さん。
そしてとうとう一つになった二人だが…。

「ん…浩平…」
「由起子さん…」
浩平の上にまたがり笑顔を浮かべる由起子さん。
だがその時浩平の視界に赤いものが見えた。
「！由起子さん…もしかして！？」
「…気付いちゃった？」
「どうして、どうして俺なんかと！」
「私は浩平が好きなんだから、他に理由なんていらないでしょ？」
「でも！それに、一言言ってくれれば…」
「私の方が年上なんだから、余計な気を使わせたくなかっただけよ。私は浩平に気持ちよくなってもらえばそれでいいの」

676 ：名無しさんだよもん：03/05/29 23:36 ID:11jrQaUp

>>675
マジ萎えたんですけど。
っつーか30越えで処女だなんて全然萌えないです。
どっかいってください。

677 ：名無しさんだよもん：03/05/29 23:49 ID:jAakUMDL

>>676にひっそり同意。

678 ：名無しさんだよもん：03/05/30 00:05 ID:poPV5qa5

いや別にどっか行ってもらうほどのもんでもなかろうよ（ｗ
各自、自分の中の由起子さんを大事にしてはあはあすればいいじゃないの。

そんなこと言い出したら俺のまこ姉なんか実は苛められっ娘で、
小六のとき近所の不良中学生とクラスの男子に犯されて処女を失い、
登校拒否になったまこ姉の事を思って家族ごとお引っ越し、ってシチュだぜ（ｗ

679 ：名無しさんだよもん：03/05/30 00:09 ID:tO8dReSM

>>678
いいねぇ。それ。＜まこ姉

680 ：名無しさんだよもん：03/05/30 00:40 ID:REsVS7nO

>>678
そだね、じゃ俺の中の由起子さんを出してみる。
姉の夫（つまりは浩平の父）が初恋の人で、
実はお兄ちゃんなどと呼んでいたりした過去をもっていたりして
結局、他の男を知らぬ間に、だんだん父に似てくる浩平に惹かれたりして
年上だったり、いまだ処女だったり、まだ初恋の人が忘れられないことに悩んだり、
寝ぼけて浩平のことを甘えた声でお兄ちゃんなどと呼んだりする由起子さんを妄想してﾊｧﾊｧ……

なんてゆーか自分は立場が逆転しているシチュが好きなんで、
なのに、くせに、という語がいたくお気に入りだったりする。
例えば、年上なのに……とか、年下のくせに……とかが萌え。
キャラ的にギャップの部分があると可愛いと思う。
まー、俺の妄想はやりすぎだけど（ｗ

681 ：名無しさんだよもん：03/05/30 00:52 ID:iRT2McVR

つまりお姉さん系のキャラをリードしたいってことか・・・

682 ：名無しさんだよもん：03/05/30 00:59 ID:poPV5qa5

あー、確かに激しいギャップは萌えの一つだな。
つーかいいな、それ。
しかしなんだ、>>680の年下キャラは全部淫乱テクニシャンだったりするんだろーか？（ｗ

683 ：名無しさんだよもん：03/05/30 01:01 ID:iRT2McVR

それも萎えるな･･･
テクニシャンな繭や真琴に筆下ろしされた日にゃ･･･

684 ：名無しさんだよもん：03/05/30 01:33 ID:REsVS7nO

俺の年下キャラは淫乱テクニシャンっつーよりは
自分で蜜の滴る秘所を指で広げながら不慣れな主人公を優しくリードするタイプ。
いわゆるお姉さんタイプのエッチシーンの変形で……って、何を言ってんだか（ｗ

ちなみに俺がエッチシーンの妄想をすると
シチュは年下にリードされるか、年上をリードするかの２パターンだったり……

もっと、パターン増やさないと

685 ：名無しさんだよもん：03/05/30 01:38 ID:poPV5qa5

>>684
＞パターン増やさないと
まずは由起子さんに悪戯っぽくしゃぶられるとこから始めようぜ（ｗ
年上に嬲られるのも悪くないぞ。

686 ：名無しさんだよもん：03/05/30 09:19 ID:MqmX5TwU

>>684
臍曲がりすぎ・・・

687 ：名無しさんだよもん：03/05/30 09:41 ID:3GlM7oT3

>>686に同意。

688 ：名無しさんだよもん：03/05/30 11:39 ID:WE1k2jZW

性別反転スレ初期のはじめ×楓にﾊｧﾊｧした漏れとしては
「処女な年上がリード、でも時々経験不足のせいで逆転」
というのが激萌えだと思う｡

689 ：名無しさんだよもん：03/05/30 22:18 ID:a+caQFWE

熱い議論だ。そういえば、考えた事は無かったな。年上の処女、非処女か。

う～～む・・・・・・どちらも（・∀・）ｲｲ!!

なるほど、そうか。漏れは年上で美人でグラマラスで金持ちでサドッ気もマゾッ気もあるならどちらでも良いようだ。

690 ：名無しさんだよもん：03/05/30 22:28 ID:VdrObuIV

>>688
はじめって誰ですかﾊｧﾊｧ

691 ：名無しさんだよもん：03/05/30 22:37 ID:poPV5qa5

どんなヤリーマでも良いけどさ、ﾌｪﾗｰﾘだけは自分で仕込みたいとか思いませんか？
いきなりケツの穴とかに舌伸ばされてもなんか悔しいのよ独占欲が（ｗ

692 ：名無しさんだよもん：03/05/31 00:00 ID:obM1Ril+

>>691
激しく同意しつつ、何もかも仕込んで
ベッドでは由起子さんを翻弄したいﾊｧﾊｧ（パターンからの脱却に失敗した模様）

693 ：名無しさんだよもん：03/05/31 01:29 ID:aGRtQgak

>>691-692
君たち退避勧告。

694 ：名無しさんだよもん：03/05/31 02:36 ID:Gq6SVLz/

いきなりケツの穴に舌伸ばされる？

激　し　く　い　い　じ　ゃ　あ　な　い　で　す　か　！

695 ：名無しさんだよもん：03/05/31 07:25 ID:Xo9CJw+q

>694
むしろいきなり指突っ込まれて喘ぎまくる浩平で。
「ゆ、由起子さんそこは！？」
「ふふっ、ここも性感帯なのよ」
[浩平の責めに反撃してでも可]

696 ：名無しさんだよもん：03/05/31 18:19 ID:IqV+0Pxj

退避

697 ：名無しさんだよもん：03/05/31 19:42 ID:9+KYuIwe

由起子さんハーレム。

698 ：名無しさんだよもん：03/05/31 21:17 ID:T30qYmUo

　　　　　　　　　,r‐　、,　-‐-　、
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　i'i::i::::::::ﾊlﾏi,　 i:::l　　　 'i::::::::i:::::::::i::::::::::::::::::::i
　i i:ii::::i/‐ｔ_ﾋ|　 !::i -‐ﾗ〒ﾃ=t‐f'´::i::::::::::::;::::::i
　! i'i i::i、＿ﾉ`ヽrｔi-　ヽﾋﾂノ`i::i::::::i:::::::::::::i::::;i
　　'　'i'iヽノ　　 i　　　`ヽ_,,ｒ''i::i::/‐ 、:::::ﾉ::/
　　　　'　`　　　　`ー‐‐'′　 !' ／　i:'"／
　　　　　ヽ`ー--　　　　　　　' ′.ノ／
　　　　　　 ' ,　　　　　　,　　　　ｌ`´/´
　　　　　　　 `ー--、'´　　　　　i::/
　　　　　　　　　　　i　　　　　　　i'
　.　　　　　　　　,-‐i　　　　　　__ｊ-
　　　　　　　　 / ヽﾉ_,　-‐ ' ´　　　　i
.　　　　　　　ノ／ i'´　　　　　　　　 _i_
　　 r-‐‐'７´／.　　i　　　　　　,,r'''"´　`ヽ　俺的由起子さん

699 ：名無しさんだよもん：03/05/31 22:37 ID:Cb2IC+AC

>>698
なんでAAなんだよ。

700 ：名無しさんだよもん：03/06/01 00:20 ID:jXvcJg6a

なんだか、ＮＧワードが設定されてそうな由紀子さんだなぁ。

ホントに由紀子さんか？
例しに呼んで確認してみようか。
傷んだ赤。

701 ：名無しさんだよもん：03/06/01 10:56 ID:wvy5HpDR

ひぃっ！？

702 ：名無しさんだよもん：03/06/01 14:22 ID:pul/oBbT

>>691
それはそうおもう。いきなり舐められたときには、前彼とも、してたんだな・・って、ちょっとさびしい。
しょぼん（・ω・）

>>678
いや、みんな引くかもしれないけどさ。俺的には、まだ続きがあるんだな。
すこし行間あけるからな。痛いのと過激なのが嫌いな人は読み飛ばしてくれ。

3行下からはじまるぞ。いいな？

俺的には、そこまでされてもじっと耐えて、家族を心配させまいと通いつづけるその健気さに萌え。
妊娠しちゃって、大きいおなかを母親に見つかって、問い詰められるけど、5ヶ月過ぎてるから、堕胎できない、新しい命を宿したまこ姉に萌え。
両親の子供として戸籍上処理して、両親の実家の祖母のもとでこっそりと子供を産むまこ姉に萌え。
小柄な少女の未成熟な肢体に不似合いなくらいに膨らんだはちきれんばかりのおなかを抱えたまこ姉に萌え。
乳腺が発達して大きくなり、乳首に色素が沈着したまこ姉の乳房に萌え。
おなか重いよ～と、きもちわるいよ～。オッパイいたいよ～と、自分の体の変化にとまどい、幼児退行してしまったまこ姉に萌え。
（俺的には、祐一と出会ったのはこのころという設定）

出産後、人目を避けるように家族ごとひっそりとお引越しってのは６７８と同じ。
未熟な体の腹部が痛々しいくらいに大きくふくらんだため、妊娠線のあとがくっきりと残るまこ姉の裸体に萌え。
人目を避けるように産み落としたため、会陰切開もしてもらえず、裂傷の残るまこ姉の陰部に萌え。
我が子をいとおしく抱き、授乳をするまこ姉に萌え。

そんなまこ姉と再会し、とまどう祐一に萌え。
悩んだ末、すべてを受け入れた上で、まこ姉と子供と三人で人生を歩むことを決める祐一に萌え。

703 ：名無しさんだよもん：03/06/01 19:32 ID:atGmK1vn

それだったら親子丼もいけるなあと
まず最初に思った俺は最低だ。（つДＴ）

704 ：名無しさんだよもん：03/06/01 21:06 ID:J0U3qhaz

>>703
いや、あんたは最高じゃ
親子丼は漢の浪漫！

705 ：名無しさんだよもん：03/06/01 22:03 ID:mvRx8QAK

　　　　　　　 _,,;;;;;;rｰ-;;,,_
　　　　　／~　　　::::::::.. "''ｰ;、
　　　　／　 ,,;-"　　　　　、　ゝ
　　　/ ／／　　　　　　　　ゝ.　ゝ
　　./ / /　　 /　,　//　　　jゝゝ　';,
　 .j /i /f　// // ﾉ /　 ,　ﾊゝゞ '';,　
　 j/ j/ii　// / i ｲ /　 /　j , .;　'; ゝi
　　i ;;r'iゝi i'''ﾊ"i､'ﾘi　/ ,,,/r''ﾝﾚ i　ﾘ
　　tﾊゞ'、';ﾍ~'t'ｻ>'t'／ rp'j>ｿ jﾉ/'
　　 '＼'､_ゝ､ﾞf'￣￣~レ-t'''"/ノ/
　　　　丶i lゝ 'ー---'　` ﾞｰ'r'ゝ
　　　　　ﾞi j　ゝ、　ー'　／
　　　　 ,,;-j,,　　ゝ、　_／
　　　r''_/,,　~''-;;,_　''jゝ,_
　／/　ヾ、　,,　　~'r、i＼ﾞ、-;,,_
／　i ﾞ＼..　ヽ、ゝ　/ ヾ'　ゝヽ　ﾞヽ、　俺的由起子さん（候補２）

706 ：名無しさんだよもん：03/06/02 23:44 ID:1D+/ranw

>>702
その祐一は燃える。真似出来んが。

707 ：名無しさんだよもん：03/06/03 01:27 ID:R6F06GJc

>>706
萌え？燃え？
うーん、ある意味、まこ姉への愛に燃えている祐一といえなくもないからな。
祐一たん、はぁはぁ・・・。

>>703
んー、子供が男の子だったら・・・（爆

708 ：703：03/06/04 20:59 ID:n90JNlCp

まこ姉似の男の子、ﾊｧﾊｧ……
前と後ろ両方とも初物を俺がおいしくいただかさせてもらいますが、何か？

ふっ、とことんまで堕ちたな、俺……（つДＴ）

709 ：名無しさんだよもん：03/06/04 20:59 ID:2cJbqEPb

男の子（・∀・）ｲｲ！

710 ：名無しさんだよもん：03/06/04 21:22 ID:EcVRKW9B

オイ待て、年下の男の子はボール一個分低めにスレ違いだ。

711 ：名無しさんだよもん：03/06/04 22:38 ID:hlvc3TGD

オトコノコに突撃する前に、こちらもどうぞ。
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi?bbs=leaf&key=1042107888

712 ：名無しさんだよもん：03/06/05 00:33 ID:iEpZXYii

>>708
男の子の、後ろの初物はともかく・・・。
前の初物って・・・
７０３＝７０８が、男の子に貫かれるのかい？

713 ：名無しさんだよもん：03/06/05 01:22 ID:31ZSn2Si

まこ姉と、まこ姉似のオトコノコとの3Pか…。
激しくﾊｧﾊｧ

714 ：名無しさんだよもん：03/06/05 22:29 ID:fYihes3U

>>713
レッツ近親相姦？！　Σ(ﾟ0ﾟ)"

715 ：名無しさんだよもん：03/06/05 22:56 ID://yHEdlb

なんかスゲえ展開になってきたな……。
こんな会話を由起子さんに聞かれたらビンタじゃ済まんぞ。

716 ：703：03/06/06 17:47 ID:RHmtepVu

>>712
貫かれる？
違うでしょ、違うでしょ、何もかも違うでしょう！
ママさ～ん、cooking stop！
俺が貫かれるのではなく、俺が咥え込む。あくまで主導権は俺。
押し倒し、騎乗位で快楽にゆがむ顔を視姦。しかる後に精液をたっぷりぶっかける。

だがこれ以上はスレ違いの話題もどうかと思うので話題を変えよう。
さて、まこ姉の方に目を向けてみれば乳が膨れているというわけで
子供に混じって乳首を口に含み思う様に母乳を吸いたい、と微妙に捻じ曲がった方向へ話題を振ってみる

717 ：名無しさんだよもん：03/06/07 17:52 ID:UVHWhWtV

(;´Д｀)

718 ：名無しさんだよもん：03/06/07 18:51 ID:EdMpiEmR

http://members.tripod.co.jp/taro55555/

栗山千明　小○生当時の発禁写真集。
コラじゃない本物です!!!!
＊URLの間違いと、画像のリンクが切れてたのを修正しました!!
(夜中は繋がりにくいかも・・・)

719 ：ももえ：03/06/07 19:17 ID:OQZbxqJG

☆皆さんの応援が頼りです。頑張ってまーす！！☆
http://www.yahoo2003.com/betu/linkvp2/linkvp.html

720 ：へノへノもへ字：03/06/07 21:30 ID:O2SuPt3o

ここいいよv^O^
http://www.ff-xyz.net/

　　　　　　　　ワッショイ！ワッショイ！！
　　　　　＼＼　ワッショイ！ワッショイ！！　／／
　+　　　+　＼＼ワッショイ！ワッショイ！！／+
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　+
.　　　+　　／■＼　　／■＼　／■＼　　+
　　　　　　（　´∀｀∩（´∀｀∩）（　´ー｀）
　+　　（(　（つ　　　ノ（つ　　丿（つ　　つ　））　　+
　　　　　　ヽ　（　ノ　（　ノ　　）　）　）
　　　　　　　（＿）し'　し（＿）　（＿）＿)

夏だ！女だ！オッパイ祭り！！！

721 ：名無しさんだよもん：03/06/07 22:21 ID:rUOGDyFv

>>716
直接口で吸うよりまこ姉の表情を逐一観察しながら搾りたいっす。

722 ：名無しさんだよもん：03/06/07 23:33 ID:uKe5cND/

圧縮回避age

723 ：名無しさんだよもん：03/06/08 00:20 ID:0etvrLds

sage

724 ：名無しさんだよもん：03/06/09 00:18 ID:5TrkpuOl

450スレッド到達age

725 ：名無しさんだよもん：03/06/09 10:55 ID:5TrkpuOl

>>721
すなわち、ふたなりまこ姉？

726 ：名無しさんだよもん：03/06/09 18:44 ID:D4wNjFOv

あゆと真琴（狐）と北川は金髪。何らかの血縁関係？
そういえば顔つきも似ているような。この線でなんか考えてみるか。

727 ：名無しさんだよもん：03/06/09 18:55 ID:D4wNjFOv

実は由紀子と浩平は血の繋がった親子だった。
しかし由紀子は家庭より仕事を優先したため浩平が生まれてすぐ夫と離婚、親権は夫のものになる。
浩平の父は再婚し後妻との間にみさお誕生。
後妻は実子であるみさおの病状の悪化→病死によって精神を病み、浩平への虐待開始、それゆえに実母である由紀子がなんとか親権を取り戻す。
……などと滅茶苦茶ヘビーな話を考えてしまった。

728 ：名無しさんだよもん：03/06/10 09:14 ID:nZRthoWo

>>727
ヘヴィじゃねえか……。
つーかそれだとみさおのおかんにも同情してしまふな。いや、元から結構悲惨な人だが。
浩平のおかんに萌へるのはスレ違いじゃないよな？

729 ：名無しさんだよもん：03/06/10 12:25 ID:GpswfbJ9

>>728
確かにスレ違いじゃないと思うが……( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ

730 ：名無しさんだよもん：03/06/10 12:54 ID:nZRthoWo

……なによ、『( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ』って。
だってアナタ、>>727の設定だと連れ子覚悟で結婚した愛する旦那には先立たれ、
女手一つで懐かない義理の息子に苦労しながら病弱な実の娘の看病をし、
それなのに治る見込みもなくどんどんやつれていく我が子に耐えられず……。
めっさ薄幸の未亡人じゃないっすか！
16でみさお産んだとしてまだ22～24くらいのうら若き喪服美人デスよ！
みさおが通ったあの穴を、FARGOでばつばつ突かれてるかも知れんのデスよ！
これでも( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝか？　……( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝなのかっ？　おぉう！？

731 ：名無しさんだよもん：03/06/10 12:55 ID:GpswfbJ9

( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ

732 ：無料動画直リン：03/06/10 13:00 ID:i0xBEYxu

http://homepage.mac.com/norika27/

733 ：名無しさんだよもん：03/06/10 13:09 ID:FNM36+8f

( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ

734 ：名無しさんだよもん：03/06/10 13:49 ID:nZRthoWo

むぅ。
俺的には浩平パパ相手に初めて純愛したんだけど、
自分の身体はもう旦那だけのモノじゃない……とか葛藤する未亡人なおかんで妄想してたわけだが。
みんな喪服はお嫌いデスか？

735 ：名無しさんだよもん：03/06/10 14:06 ID:YVMn5Gzw

他人のネタ使い回しﾊｽﾞｶ(・∀・)ｼｨ!!

736 ：名無しさんだよもん：03/06/10 14:36 ID:nZRthoWo

感銘を受けたレスにリスペクトして使わせて頂いただけだいっ。
なんでえさっきから俺のことばっかいぢめやがって。
そんな暇があるならまこ姉のヘソ毛の一本でも抜いて来いってんだチキショウめ！

737 ：727：03/06/10 19:23 ID:b7HKCiGw

ああっ！　私が投下したネタで喧嘩しないでー！
でもできればもう一つの>726のネタを突っ込んで欲しかった……

738 ：名無しさんだよもん：03/06/11 00:03 ID:ZYr8/h46

誰も喧嘩なんかしとりゃーせんがね。
ところであゆはパツキンちゃうやろ。

どーでも良いが萌丸氏のせいで黒髪由起子さん以外で妄想出来なくなってきた。どうしよう。

739 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/06/11 02:52 ID:kZqHwDNC

責任取って黒髪由起子さんを描かせてもらいます。
Please wait・・・つーかSS書けよ、漏れ…

740 ：名無しさんだよもん：03/06/11 03:39 ID:xCDt8qkr

>>739
どっちも激しく期待してまつ。

741 ：名無しさんだよもん：03/06/11 22:12 ID:ZYr8/h46

>>739
イエーッ！　年上の責任取る由起子さん萌えー！
いかの塩辛をあげるからおへそぎぼんぬ。
テッシュ三枚重ねてまったり待ってます。wait！　wait！　wait！！

742 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/06/12 05:56 ID:QDdetBOx

………すいません、へそ出しと言うか、露出は次回って事で。
今回はすっごくまともです。
言うなれば水瀬家一同のパクリ…。

ttp://pri0112.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20030612055140.png

743 ：名無しさんだよもん：03/06/12 06:06 ID:us10HFv6

>>742
まこ姉と由起子さんの水着をお願いしたいです。。

744 ：名無しさんだよもん：03/06/12 07:47 ID:y+qY5TfI

>>742
イエーィ！　みさおのぷにぷにほっぺにエビおさげー。
由起子さんの胸元、耳っ、鎖骨ぅ――っ！　イッツそークール。イエーッ！

……で、右上のカッコイイあんちゃん誰ね？　浩平ママン？

745 ：名無しさんだよもん：03/06/12 07:58 ID:y+qY5TfI

いや、なんか寝起きでヘンなレスしちゃったけんど、
これ、見れば見るほどほんわか幸せだなあ。
今、俺の顔見た家人に「なにか良いことあったの？　気味悪い」とか言われちまったい。
はっぴー気分で行ってきますが出来ます。マジありがとう、萌丸氏。

746 ：名無しさんだよもん：03/06/12 10:24 ID:pp2Ox+QG

>742
あーなんかすげくいい感じ、とっも幸せそうだよ・・・>745の気持ちはよくわかるよ
真ん中の子がみさおなの？初めて見た・・・ﾔﾊﾞｲﾒﾁｬｶﾜｲｲ
こうゆうほのぼのもいいね

747 ：名無しさんだよもん：03/06/12 21:09 ID:J8J/2fuP

もはや二次創作にオリキャラだして喜んでる連中となんら差がないな。

748 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/06/12 22:09 ID:oQfOTfpQ

色々な感想ありがとうございます。
…ほのぼのも受け入れられて良かった。ちょっと不安だったり。

次は露出を少し大目にしようと思います。うーん、まこ姉と由起子さんどっちにしよか…悩みます。

749 ：名無しさんだよもん：03/06/12 22:21 ID:fLEXqLd5

>>747
始めっからそーゆー連中のためのスレだよ？なにか勘違いしてない？
>>748
ぐっじょぶ、保存しますた。

750 ：名無しさんだよもん：03/06/12 23:34 ID:slD/VBul

>>748
乱れ喪服のまこ姉なんてどうだろう。
困った顔で胸元を押さえつつはだけた裾から伸びた太ももが
白と黒のコントラストで色っぽくて喪服を真っ白に染めあげてやるぜゲッヘッヘ、みたいな。

あーごめん、妄想に途中から浩平のおかん混じった。げっへっへ。

751 ：名無しさんだよもん：03/06/13 00:13 ID:WycoJzxl

>>750
それも又、良し。

752 ：名無しさんだよもん：03/06/13 00:22 ID:yYp8mEs9

　　　　　　　,,へ-''"~￣￣~''-;;、
　　　　　／　/^　　　:::: ＿　　ゝ、 ,, 、
　　　　／　.:/::.::　　　　　　''; '''''""◎-'-、
　　　;''　::.　, ,; :::,　:i::.　, :.　:::';__;;-''"f、　ゝ
　　r'/ ..:::; /,,i　....ゝ ';　 i　, :　';,_;-'''j:::ゝ　　ゝ
　　ﾚ'i ::j.j iﾚ,,ﾄ::::　'; +--L_i,,　ゝ　ﾊ::: ゝ　　';
　　　ゝ从 i''fit::　jﾘ''jノﾉノj ~j j-''ソj j .:ﾘ　　 i
　　　　ソメi'ﾞ''''ヽﾉ　 -ｼ_ｯ_ンノ~j　i j/:::/　　 j
　　　ノ''".:::i　ヾ　　　　　ｰヲン"　j /:::/　　ﾉ
　-''"　 .:::; ﾉヽ、ｰｧ　　　ノ"iヽ　/ /:;/　　,,./
　　　.::::::ﾝ'_ンヽ、,,;;-''"　 ,,;'~i,,//:ノ　／//
　　;;;-'''っｰ''""~~ﾌ/r-''''"~,;-'ﾂ／　／ /r'
　'''／-''"~~￣~~'r'ゞi　,,;-'' ／"　／　/ ﾉ
.／　 ,ゝ､~ ;-'' /''j.i ゝ'',,;-''"　／　,,/,ﾉ
　　　i,,;;t___,,／/　t,,, i　　 /　/;''"~ ゝ
　　,;-'　　／//　　　j　　/　/　　　　ゝ　　まこ姉（キャラ借）

753 ：名無しさんだよもん：03/06/13 22:30 ID:OvvnDbc8

AAになるとコレットと区別つかんな……。
つーか姉ーちゃんぽく見えねぇ（ｗ

「こら、祐くん！　私のほうがお姉さんなんだぞっ」
みたいな？

754 ：>>752と同キャラ：03/06/15 01:47 ID:2DzcXRld

　　　　　　　　　　　　　　　　　／.::　.:::　 ,;;へ　　　.:::　　　　　　ゝ､
　　　　　　　　　　　　　　　　／.::　 .::　 ,;'' 　　　　 ...　　　　　　　　　ゝ
　　　　　　　　　　　　　　／　　.: ,　,／.: ..::.　　 .:::::::::. ''ゝ、　　　　　 .:Yゆyゅ,
　　　　　　　　　　　　　.,;'' ..,　.::／／,.:　.:::::::..　　　　　　　ヽ,,,__　　　..:::r'>-''-'、
　　　　　　　　　　　　 / .::/. :::/: /:;;''.　.:　::::　　.:..　　　　　 ';,::..''~'''ー-ｯ';　　　ゝ
　　　　　　　　　　　　f .::/.:　/:;/:::;'.::　　. ..　　.. .:i:.　..　';.. ..　';,_::.._,,,ｯメ　';,　　　.:.ゝ
　　　　　　　　　　　　t::ｲ ; ;/:::Lﾋj;;;_　　:.:: ;　.:j .:j::. .j:::. '; ;　 ::ﾄ,~;-'' f　　 ';　　 . ::::ゝ
　　　　　　　　　　　　 Vゝ; ;'i.:fi从j:::';　 ::. /i .:j .:j.;'::/::/ j j　, .i_,,,　,,; i j　; ::　　::::;:::::i
　　　　　　　　　　　　　　ヾi t::t';くi＼;　.::;'ﾘ丿サシメッ,,ｻ .j:.j''::.~ /j/　 ';:　　 :: ',　.i
　　　　　　　　　　　　　　　` ゝNt.tﾟ''i　.::ﾉ,/ノ-_,,ン;;ソ_,夊 /ﾘ:::::=ッ'ij　 :';　　::　 ;　.i
　　　　　　　　　　　　　　　　　j`i　~~ゝ''~　　 ~. i:::(;;)cﾞ≪ノノ"~"i　.ﾉ　.::j　　:　　i ..i
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　t く　　　　　　ﾞ'''ｰ-''"-'ン'r')~' ﾘ .ﾉ /.:/:　 ,　　ｲ.::j
　　　　　　　　　　　　　　 r'ンンﾉ＼　、　　　　　""　,,ィ<'"~ '_ノ / ノ.ﾉ.::　 / 　f/.ﾘ
　　　　　　　　　　　　　／／ノ~ '" ＼`　　　　　　.／　'''iヾ~　ノ //'".::　 /　: ｿ／
　　　　　　　　　　　　　ﾚ''"~,;-''"~フ;;;;＼_,,,,;;;;-'''''",,,;;;-ｰ'''~y／ /'".'::　　/ :: ﾚ"
　　　　　　　　　　　　.f ,;（ ;'rｰ'''"~""＞-<>'''"~￣　　　_,,ノ-'''"::::..:::　 .. f:: .:/
　　　　　　　　　　　　,t fゝ八ﾞ'''''"~,,;-'ヶT",,_　 ,;-''"''"~ ;;;ｰ''";;　.::: .::::: ノ::;::/
　　　　　　　　　 ,;-''" ゝ';, `∫ ｰ'フ"''　ﾘ　 ,,／.::::　　;;ｰ-;;,,_　　,,;-'',;-"ノf j
　　　 _,,,,;;;-i'个'"-''"~　　　/、／／/ /j'ｰ'ﾌ-''"~￣~ヾ、ｰ;;,,~'''~,,;-''";ｲ;::::t'

755 ：某ヒロイン：03/06/15 15:35 ID:BTzb5/Fi

やっほー！　ゆうくーん！

756 ：名無しさんだよもん：03/06/16 16:03 ID:5jFZxhYK

>753
同じアリスでもコレットじゃなくて鏡花の方じゃ？＞AA

757 ：名無しさんだよもん：03/06/16 16:11 ID:4px+0Bu4

実はハーフエルフな由起子さん。

ｽﾝﾏｿ。

758 ：753：03/06/16 23:10 ID:rn9VskCy

>>756
うん、だから>>752は鏡花じゃなしにコレットに見えるなあと。
そ言えば性格が真琴に似てないこともないような気もする。

つーか、体育の授業にスパッツで御登場のまこ姉先生を想像してしまいました。
まこ姉先生が鉄棒やったりジャンプしたりするとおへそが見えます覗けます。

759 ：名無しさんだよもん：03/06/17 23:25 ID:9xRnnOVz

バレーボールでジャンピングサーブをかます元気一杯のまこ姉。
元気すぎて捲れたTシャツからブラが見えます覗けます。

760 ：名無しさんだよもん：03/06/20 00:41 ID:NssiWCfK

昔はロングだったけど浩平引き取ってから髪切った由起子さんて萌える。

761 ：名無しさんだよもん：03/06/21 00:50 ID:NAaQp9Gj

>>759 ｽﾎﾟｰﾂﾌﾞﾗだと激しく萌え　（;´Д｀）ﾊｧﾊｧ

762 ：名無しさんだよもん：03/06/21 03:46 ID:IiV0kjII

>>761
由起子さんがスポーツブラだったらどうよ？

763 ：名無しさんだよもん：03/06/21 14:32 ID:ug4EciU3

>>762　それはそれで（・∀・）ｲｲ!!

764 ：名無しさんだよもん：03/06/21 14:36 ID:ocVygtVt

>>762
じゃあ由起子さんがサラシ巻いてたらどうするよ？

765 ：名無しさんだよもん：03/06/21 15:01 ID:zQ6XI1cu

>>764　それはそれで（・∀・）ｲｲ!!

766 ：名無しさんだよもん：03/06/21 22:36 ID:7vo5tE0m

>>765
じゃあ由起子さんがノーブラならどうするよ？

767 ：名無しさんだよもん：03/06/21 22:55 ID:Xr3zXX3P

>>766　それはそれで（・∀・）ｲｲ!!

768 ：名無しさんだよもん：03/06/21 23:04 ID:ocVygtVt

>>766
じゃあ由起子さんが浩平のトランクスじゃないと寝苦しくて寝れなかったらどうするよ？

769 ：名無しさんだよもん：03/06/21 23:20 ID:gAPhiPRJ

>>768　それはそれで（・∀・）ｲｲ!!

770 ：みゆう ◆6hMIYUciEM ：03/06/22 01:52 ID:D+l7Y2Id

じゃあ由起子さんがノーパンだったらどうするよ？

771 ：名無しさんだよもん：03/06/22 01:54 ID:DniS6mgg

>>770　それはそれで（・∀・）ｲｲ!!

772 ：名無しさんだよもん：03/06/22 02:01 ID:LTlDPgR0

じゃあまこ姉がぶるま履いてたらどうするよ？

773 ：名無しさんだよもん：03/06/22 03:05 ID:3jBgV741

>>772 それはそれで(・∀・)ｲｲ!!

774 ：名無しさんだよもん：03/06/22 03:05 ID:3jBgV741

>>772
それはそれで(・∀・)ｲｲ!!

775 ：名無しさんだよもん：03/06/22 03:23 ID:DniS6mgg

>>774
じゃあ由起子さんがナプキン二重に着けてたらどうするよ？

776 ：まこ姉にアタック②：03/06/22 04:15 ID:LTlDPgR0

>>620の続きです

　授業が終わったと同時に北川が祐一の背中をシャーペンで突付き、話し掛けてくる。

　「おい相沢！　一体どうしたんだよ？」

　どうしたと言われても…。祐一には北川が何を言いたいのかわからなかった。その為い
つも以上にとぼけた顔をしていたのだろう。呆れ顔で尋ねてくる。

　「今の授業の事だよ…まったくどういう心境の変化なんだか」
　「ああ。まこと先生の事か」
　「まこと先生！？」

　いきなり北川が大声を出すのでクラスの視線が突き刺さる。それを愛想笑いで誤魔化す
と、北川に詰め寄った。

　「いきなりなんて声を出すんだよ！」
　「ぐぉぉ…ぐるじい…取り合えず、首から手を離してくれ」

　咄嗟に手が北川の首を掴んでしまっていたらしい。人間、何も考えずに手を出すと意外
と急所にいくものだなぁと変に感心しながらも、祐一は北川に謝った。
　少し咳き込みながらも北川は別にいい、と言ったので話を戻す。

　「ああビックリした……でだな。相沢がさわたり先生の事を名前で呼んだから驚いたん
　　だよ。それも自然にな」
　「…そうだっけ？」
　「そうだっけって…気付いてなかったのか？」

777 ：まこ姉にアタック②：03/06/22 04:16 ID:LTlDPgR0

　言われてみればそうかもしれない。ただ、意識して呼んだ訳ではないので祐一としては
今一実感が湧かない。
　初めて会った生徒とも気軽に名前で呼び合う事のできる祐一だから、ある意味それは盲
点だった。思えば、先輩である舞や佐祐理さんとも名前で呼び合っている。
　従姉妹である名雪や、あゆとは当然の如く。

　「それにしてもありゃやりすぎじゃないのか？」
　「あれって？」
　「先生に対して可愛いって言い方はないだろ。顔真赤にしてたじゃないか。後で謝って
　　おいた方がいいんじゃないか？」
　「あー、そうかもしれないな」

　祐一の受け答えに北川は溜息を吐いて、別の友達の場所へと行ってしまった。
　今の祐一には何を言っても無駄だと思ったのだろう。張り合いの無い友人は取り合えず
放置しておくのが一番だと考えたらしい。
　だが祐一はただボケ～っとしていた訳ではない。頭の中で別の事を色々考えていたから
外に対する配慮が少なくなっていただけの事だ。むしろいつもより頭を使っていると言っ
ても過言ではない。その思考の内容は兎も角として。
　やがて授業と授業の合間の短い休み時間は素っ気無いチャイムの音で終わりを告げ、次
の教科の担任が教室へと入ってくる。
　それでも祐一は授業の用意をする事もなく、ただ座っているだけの生徒になっていた。
　当然、そんな態度を取っていると教師の目に止まる訳で。この授業の間だけで４回も当
てられてしまった。無論正解は一つもなく、突拍子もない答えを言ってしまいクラスの笑
いを一身に受けてしまうのであった。

778 ：まこ姉にアタック②：03/06/22 04:17 ID:LTlDPgR0

　そんな授業を残りの２時間続ければ、あっと言う間に昼休みに。
　少なくとも昼休みまでの間の授業内容は今までの中で一番酷かったであろう。
　しかし、それとは逆にクラスの受けも今まで一番良かった。不毛な事だ。あちらが立て
ばこちらが立たず。当然授業を真面目に受けた方が良いに決まっているのだが、もう遅い。
　そんな事は気にも留めず祐一の足取りは軽く、食堂へと進んで行くのであった。
　教室を出る時に名雪や北川に声を掛けられたが丁寧に断った。一人で行かなければ意味
が無い。と言うよりも向こうが気にするだろう。

　「うぉ…」

　思わず唸ってしまう程の盛況を見せていた。
　場所は学生食堂。時は昼休み。この為だけにこの食堂があると言っても過言では無い。
それ程までに学生達がごった返していた。入るはずはないのだが、思わずこの学校の生徒
全員がここに集まっているのではないかと思う。
　祐一は少し諦めかけた。この人込みの中一人を探すというのはあまりにも酷な作業なの
ではないのか？　だがここまで来て引き返すというのも何だか情けない感じがする。
　あっちを向けば生徒にぶつかり、こっちを向いても生徒にぶつかる。ある意味満員電車
よりも酷いかもしれない。移動を常に行っている分摩擦や衝突が激しく、体力というか、
精神力がグングン減っていくのがわかる。
　そんな中無意識的にも券売機に辿り着き、A定食の食券を購入する事ができたのは偶然
なのか、必然なのか。
　だがそれが最後の運だったのか、あれよあれよと弾き出されてついには一番外側まで押
し出されてしまった。とどめにやたら体格の良い女子生徒に突き飛ばされたのは男として
少し悲しい。
　その衝撃で端にあったテーブルに思わずぶつかってしまい、昼食をしている生徒に謝ら
なくてはならなくなった。

779 ：まこ姉にアタック②：03/06/22 04:18 ID:LTlDPgR0

　「………」

　…訂正。生徒じゃなかっらしい。

　「あ…まこと先生」
　「ゆ、あ、相沢君」

　コンビ二で買ってきたと思われる肉まんをどこかつまらなそうな顔で頬張っている人、
祐一がもう諦めてしまおうと思っていた捜し人。まことがそこに居た。

　「えっと、相席、いいですか？」

　祐一はどこか丁寧な口調でまことに話し掛ける。そんな祐一を奇妙な顔で見るまこと。
　そのままたっぷり五秒は経っただろうか。流石に拒絶されたと思って離れようとしたら
まことから静止の声が。

　「……ご飯持ってないのに相席って、変よ」

　言われて気付いた。食券を買って弾き出された所にまことがいたから、ついまことを優
先してしまい、現物と交換するのを忘れてしまっていたのだ。
　今は昼休みでみんなご飯を食べにこの食堂まで来ているのだから、当然相席を求められ
ればご飯を食べる為に席を借りようとしていると思うのは仕方がない事とも言える。
　そんな中自分のご飯を持たずに相席を申し出た祐一は、やっぱりまことからしても変に
見えたのだ。さっきの微妙な間はその為だろう。
　祐一はまことの返答をYesと解釈し、すぐさま受付のおばちゃんの元へと走り出す。
　だからまことの「まだ返事してないんだけど…」と言う言葉は祐一の耳には届いていな
かった。

780 ：まこ姉にアタック②：03/06/22 04:19 ID:LTlDPgR0

　「お待たせー！」
　「…別に、待ってないんだけど」

　急いで戻ってきたにも関らず冷たい一言。ちょっと凹みかけたがここで躓いては何にも
ならない。
　気を取り直して祐一はA定食をテーブルの上に載せる。流石は人気のメニュー。ご飯の側
には柔らかい牛肉、ポテトサラダにレタス。そしてコンソメスープが付いて、とどめとば
かりにデザートのイチゴゼリーがプルルンと揺れた。
　食べ盛りの祐一にはこれでも物足りない位だが、贅沢も言ってられない。運良く購入で
きたA定食をゆっくりと味わう事にしよう。

　「…あー、やっぱり美味いな。肉の焼き加減が何とも言えず、絶妙な柔らかさに」
　「…」
　「レタスで挟み込んでも……うん。やっぱり美味い！」
　「……」
　「ここで趣向を変えてちょっとイチゴゼリーでも」
　「………ぁぅ…ぜりぃ……」

　何か、聞こえた。正面から呟く様な声が。
　そっと目線を上げると、イチゴゼリーに目を奪われているまことの顔が見えた。
　―――うわぁ、もの凄く食べたそうな顔してるよ。祐一は考える。これは仲直りするのに
使えるのではないだろうか？
　でも相手は教育実習生とはいえ、教師の卵である。そんな人間の機嫌をイチゴゼリーだけ
で回復する事ができるのか。答えは、否。

　「あのー、まこと先生、これ食べます？」

　でも可能性を否定するだけじゃ前には進めないので試す事にする。

781 ：まこ姉にアタック②：03/06/22 04:21 ID:LTlDPgR0

　「え？　あ、ぜりー？」

　急に問い掛けられたので、まことは目の前にある物体の名前を言うだけだ。

　「ゼリー」
　「イチゴの、ゼリー？」
　「イチゴの、ゼリー」

　思わず反芻し合う。勿論疑問系がまことだ。
　だがそんなに簡単に罠（？）にかかる人間はいない。どこか探るような眼差しで祐一を見る
まこと。警戒しているのだろう。

　「何か、考えてない？」
　「何も、考えてない」

　と言うのは少し嘘だが、わざわざ余計な警戒を招く必要はない。
　もうすぐ、もうすぐだ！　獲物（？）は餌に掛かる寸前だ！　もう一息！

　「…じゃあ、このゼリー、も、貰っていいのね？」
　「そんなに疑わしいなら……はい、どうぞ」

　備え付けのスプーンでゼリーを一掬いすると、まことの方へと差し出す。
　――ぬかったわぁ！　思わず余計な行動をしてしまった！
　しかし、そのゼリーに魅了されてしまっていたまことは…。

　「…………………（パクッ！）」
　「……！！（喰ったぁ！）」

782 ：まこ姉にアタック②：03/06/22 04:22 ID:LTlDPgR0

　おいおいおいおい、人が差し出したモノを相手が食べるって、カップル専用技じゃないのか？
　言い出しっぺの祐一の方が逆に恥ずかしくなってきてしまう。思わず周りを見渡してしまうが
みんな自分の昼食を食べるのに必死なのか、こっちを見ていた素振りは見られない。
　ほっと息を吐きまことを見ると、いつの間にかスプーンを取られていてゼリーは半分になって
いた。当の本人はこりゃまた幸せそうな表情。そんな顔を見せられた日には、もうどうでもよく
なってしまう。

　「美味しいですか？」
　「もちろん美味しいわよぅ♪　……って、何よ、その顔は」
　「あ、え？」

　どうやら自然と笑みがこぼれていたらしい。でも不思議と慌てたりはしなかった。
　だから、思った事をすんなりと口に出す事ができた。

　「やっぱり、可愛いなって思ってたんです」
　「え？」
　「可愛いｎ」
　「あー、リピートしなくていい！」

　少し瞳に力が入り、祐一の言葉を遮る。顔は赤くなってたが不機嫌という訳でもなさそうだ。

　「……何よ、それ。可愛いって。ばっかじゃないの。私の方が年上なのに可愛いとかって、
　　ばっかじゃないの」

　ばっかじゃないのって二回言っているが、どうでもいい。

783 ：まこ姉にアタック②：03/06/22 04:23 ID:LTlDPgR0

　「昨日は、年が離れてるとか何とかいって、今日になって変に積極的になっちゃって、何よ」
　「あれは、間違いです」
　「え？」
　「いや、昨日俺が言った言葉は、間違いです」

　まことはゼリーを食べ終えると、暫く祐一の言葉の意味を考えたのであろう。

　「本当に？」
　「本当です」

　ポテトサラダを食べる。野菜が細かく刻んであり、ポテトが口の中でゆっくりと広がる。

　「じゃあ、本当はどうだったの？」
　「え？」
　「昨日の答え」

　まことの顔がどことなく楽しそうなのは気のせいだろうか？　それと同時に自分がちょっとし
た窮地に追いやられているのに気付く。しまった。立場がなんか逆転していないか？

　「ああ、だから昨日のは間違いで」
　「答えになってなーい」
　「……えっと、関係無い、と思います」

　そう言うのが精一杯だった。

　「…そ」

784 ：まこ姉にアタック②：03/06/22 04:25 ID:LTlDPgR0

　はっきり言うにはやっぱり勇気が足りなかったから。それで通じてくれると思ったから。
　でもそれはやっぱりどこか卑怯で、後一歩を踏み出す力が欲かった。だから…

　「…昨日、百花屋行ったんです」
　「一人で？」
　「いいえ、入ろうと思ってたら、やっぱり入れなくて、そこに丁度名雪が来て俺を無理やり連
　　れ込んだんです」
　「ふーん」
　「それで、スペシャルドリンク頼んだんですよ。幸いそこに相席していたのが女性だったから
　　頼めて、でも何だかあんまり美味しくなくって、すっぱくもなくって」
　「……」
　「そしたらその場にいない人が目に浮かんで、俺はその人と来たかった事に気付いて…」

　思わず涙が出そうになった。何でだろう。
　
　「もういいわよ」
　「でも」

　まだ伝わってない。まだ伝えられていない。こんなにも想いはあるというのに。

　「恥ずかしくない？」
　「…え？」
　「ここ、どこだか気付いてる？」
　「あ」

785 ：まこ姉にアタック②：03/06/22 04:26 ID:LTlDPgR0

　食堂。昼休み。生徒がたくさん。
　しまった。勝手に突っ走ってしまった。幸い食堂はうるさい程賑わっているので、今の会話を
聞かれているという事はないであろう。

　「もう充分だから、ね」

　そう言うまことは祐一から目を逸らして、どこか恥ずかしそうにしていた。
　祐一は黙々と昼食を食べ、やがて予鈴が鳴り響く。

　「ほら、次の授業が始まっちゃうよ。早く行ったら？」
　「…そうですね」

　祐一は席を立ち、教室に戻る生徒達に紛れる。でも祐一には確かに聞こえた。まことの声が。

　「嬉しかったよ、祐一君」

　振り返ると祐一に向かって手をひらひらと振るまことがいた。
　授業、まじめに受けられそうだ。
　祐一は駆け足で自分のクラスへと戻って行く。

786 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/06/22 04:32 ID:LTlDPgR0

結局一ヶ月以上書いてない…。

どうも、久振りに続きを書いたらやたらと長くなってしまいました。申し訳ない。
では長文読んでくれた方、本当にありがとうございます。続きは、マッタリと。

787 ：名無しさんだよもん：03/06/22 13:44 ID:WlYsQeCL

>>768
じゃあ由起子さんが浩平のトランクスじゃないと前が窮屈で寝れなかったらどうするよ？

788 ：名無しさんだよもん：03/06/22 20:11 ID:DniS6mgg

>>786
＞「………ぁぅ…ぜりぃ……」
ツボ入った（ｗ
まこ姉の口調がころころ変わってかわいいな。
でもちょーっと前半、冗長に過ぎた気がしない事もない。続きもまったりどうぞ。

>>787　それはモリマンで（・∀・）ｲｲ!!

789 ：名無しさんだよもん：03/06/22 20:14 ID:+Q+ejkoF

>>787
それはﾌﾀﾅｰﾘということでつか？
それはそれで（・∀・）ｲｲ!!

790 ：名無しさんだよもん：03/06/23 21:58 ID:VBztr68B

どりふ降臨の予感！

791 ：70521：03/06/23 22:02 ID:i0ZMpBNW

割り切りな凸凹　http://pink7.net/masya/

792 ：名無しさんだよもん：03/06/23 22:19 ID:/MwyCTdC

由起子さん孕ませたい（;´Д`）ﾊｧﾊｧ

793 ：名無しさんだよもん：03/06/23 23:12 ID:6+LysuWz

>>萌丸氏
新作乙。
漏れも前半ちょっと長い気が。
何はともあれ、のんびりと書いてくださいな。絵の方もw

794 ：788：03/06/24 20:20 ID:WyIiwcXg

まあその前半も丁寧に書いてあるしいらないってわけでもないんだけどね。
まこ姉はまだか！　ってやきもきしたのは確かだ（ｗ
演出的にはうまく焦らされたのかもしれない。萌丸氏は焦らすプレイがお好みに違いない。

795 ：名無しさんだよもん：03/06/25 04:23 ID:sUaXeDuc

祝、圧縮通過！
年上マンセー！

796 ：名無しさんだよもん：03/06/25 22:41 ID:hRQ1c8Vy

あ～由起子さんのちちを圧縮してえ。
両側から挟み込んで練り上げるように。
ほにゅ～って、むにむにって、ぎゅうぅ～って！

「ちょ、あんっ…痛いってばぁ……」
泣かせてえぇぇぇええぇぇええぇぇぇぇえええぇぇぇええぇえぇえ！！！

797 ：>>1：03/06/27 20:11 ID:CzgiY9Z0

ここらでメンテもかねて点呼いってみっか。
由起子さんと真琴姉どっち派か言ってみぃ。
むろん二股可。

ただし「トゥクスル」なんぞとウケ狙ったヤシはそのキャラでＳＳ書いてもらうからな。

０番、激しく由起子さん。

798 ：名無しさんだよもん：03/06/27 20:21 ID:s85xWruI

1番、ｵｼｰﾘをまこ姉に舐められながら、ﾁｿﾁｿを由起子さんに。

799 ：萌丸 ◆whNJEQ493s ：03/06/27 21:01 ID:Lp/6QVc5

なんて究極な選択なんだ……！

２番、まこ姉を優しく抱きしめつつ、由起子さんに抱きしめられたい。…優柔不断でゴメソ。

800 ：偽：03/06/27 21:59 ID:RXE3Mcg7

三日三晩由起子さんで妄想したいお年頃の3番。

由起子さんと二人、自然にほのぼのとした空気を醸し出して
優柔不断なまこ姉をヤキモキさせたい清純ラブコメ派。

801 ：名無しさんだよもん：03/06/27 23:41 ID:nidtRWG6

折角だから、・・・・・・どっちも選べん（^^;

両方なんて不誠実だから、選択権を放棄。ﾍﾀﾚ

802 ：名無しさんだよもん：03/06/27 23:56 ID:RXE3Mcg7

まあ正直に言うと喪服姿の浩平おかん萌へなんだけどね。

803 ：みゆう ◆6hMIYUciEM ：03/06/28 00:12 ID:6m4ILzje

６番かな。
由起子さん属性。
でも、さいきん、まこ姉にかなりひかれるものが・・・

804 ：名無しさんだよもん：03/06/28 00:32 ID:Bzhh+SyM

由起子さん属性。
スーツ萌え。

…はっ、まこ姉も就職後はスーツ！？

805 ：>>1：03/06/28 01:01 ID:E/Cwdem8

>>803は５番だね。
>>804が６番かな。

>>802は浩平おかんＳＳを>>900までに完成させる事。

そして何事もなかったように点呼再開↓が７番です。

806 ：名無しさんだよもん：03/06/28 15:19 ID:Ip2kqzU0

>>804　それはそれで（・∀・）ｲｲ!!

七番　やっぱり由起子さん
　　　　できれば、みさおとダブルで。

807 ：802：03/06/28 22:31 ID:LAUBscOg

>>805
おい、ボケじゃねえぞ。
スレタイ通り、CGが無い年上ギャルじゃないのさ。

808 ：名無しさんだよもん：03/06/28 23:05 ID:zVJiV7R7

state

809 ：名無しさんだよもん：03/06/30 01:26 ID:1OtzyBCR

8?

浩平がいてみさおがいて、有り得たかもしれない幸せな折原ファミリーの
中の由起子さんを希望スルネ。

まこ姉わ・・・今後の展開を様子見。

810 ：名無しさんだよもん：03/06/30 02:40 ID:JRiAz0OG

９番

浩平とみさおの母であり、姉でも有る。
そんな由起子さんがいいな……

811 ：名無しさんだよもん：03/07/01 22:18 ID:THPVL+YW

１０番　どっちかといえば、まこ姉…かなあ

812 ：名無しさんだよもん：03/07/01 23:49 ID:oOoZyZHj

１１番です。

普段は書き込まないけど点呼取るなら一応参加。
俺は…まこ姉かもしんない。

813 ：名無しさんだよもん：03/07/02 23:44 ID:d397mCeN

>>812
そうか、君がまこ姉だったのか。
捜したぞ、さあ帰ろうぜまこ姉。

814 ：名無しさんだよもん：03/07/05 01:23 ID:qnHOdnAx

ﾊｲｰｷｭ

815 ：名無しさんだよもん：03/07/05 22:06 ID:YkBYA+8p

ﾊｲｰﾁｮ

816 ：名無しさんだよもん：03/07/06 00:25 ID:kF4wYkA/

１２番？

やっぱり由起子さんかなあ……
あ、勿論、由起子さん×浩平で（ｒｙ

817 ：名無しさんだよもん：03/07/07 01:26 ID:Rpf664kZ

(´ー｀)y━･~~~

818 ：797：03/07/07 17:18 ID:s9nM5VnF

以外といるなぁ。

819 ：名無しさんだよもん：03/07/08 02:52 ID:htKG2lBl

これは夢だ。
何度も見る夢。
幾度となく見るあの日の夢。

夢の中の私は病院にいる。
私が入院しているわけではなく
私は見舞う方。
個室に入る。
「おはよう姉さん」
「おはよう、ゆきちゃん」
そこには姉さんがいた。
寝巻き姿で半身を起こし幸せそうに笑っている。
その原因は横でぐっすり寝ている。
「この子が？」
「そうよ…浩平っていうの」
そう、これが浩平と私のファーストコンタクト。
「お義兄さんと一緒に決めたんだっけ」
「そう」
愛する人の話題、それに姉は本当に幸せそうに笑っていた。
そう。
全ては過去形。
過去の事。
そして私は目を覚ます。
今日も一日が始まる。

820 ：名無しさんだよもん：03/07/08 02:53 ID:htKG2lBl

山もオチもなく終了。
暗いな（鬱

821 ：七夕なまこ姉：03/07/08 05:16 ID:MaViDEkn

「そんな訳で願い事を短冊に書いてみましょう」
「どんな訳だかわかりませんが、その案には賛成します」
「ちなみに「七夕はもう過ぎた」ってツッコミは無しね」
「どこに向かってウィンクしてるんですか、まこと先生…」
「企業秘密よ、祐一君。さ、そんな事より書いたかな～？」
「まあ書くには書きましたが…先に言っておきますが、見せませんよ」
「祐一君のいぢわる」
「結構です」
「セクハラ～、強姦魔～、下着泥～、痴漢～」
「さり気無く酷い事言わないで下さい！」
「冗談よ。それに短冊は吊るす前に見られたら駄目だって話だしね」
「…まあ、いいですけど…………よいしょ、っと」
「何々？　「みんな幸せになりますように」って……し、渋い、渋すぎるわ。祐一君何歳？」
「ほっといて下さい！！　そんな事言うまこと先生は何を書いたんですか……」

　　　　　　　　　　　　　　　　　『祐一君とずっと一緒にいられますように』

「あれ？　どしたの祐一君。顔赤いよ～。彩度１００％だよ～」
「いや、別に、その、あれですよ！！　そもそも人類の祖先というのは遠い昔…」
「……もしかして、恥ずかしいのかな？　祐一君は？」
「あー、いや、その、恥ずかしいのは認めざるを得ないけどそれ以上に歓喜の奮えが全身を駆け巡り…」
「そっか。それなら良かった」
「……………これ」
「ん？　何これ？　「まことさんといつまでも一緒にいられますように」……………」
「…俺が最初に書いたやつです。後でこっそり吊るそうかと思ってんですけどね」
「あ、そ、そうなんだ？　ああ、ほら、それでさ、あれよ。早く行かなきゃ職員会議が始まっちゃうから又ねー！！」
「………………………………走るイチゴだな」
「んにゅ、イチゴどこ～～？」
「名雪降臨っ！？」

822 ：名無しさんだよもん：03/07/08 18:47 ID:GyVq6Miw

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823 ：名無しさんだよもん：03/07/09 01:12 ID:DUgNqmJV

↑朝、寝ている浩平を見た時の由起子さんの呟きｗ

824 ：名無しさんだよもん：03/07/09 01:30 ID:1QVNgoUx

「ぺ…ペニスッ！？」

……素でこんなん呟く由起子さんいややぁ。