ォォォォォ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (´´
(´⌒(´
≡(´⌒;;;≡≡≡
⌒(´⌒;;
......
leaf,key掲示板
■ ▼
顔文字商標乱用防止プロジェクトの原案。。。ご意見よろしくです。
1.Leaf,key板は21歳未満進入禁止であり、その性格上、成人向けの話題が存在します。
まずは2ちゃんねるガイドを必ず読んで下さい。
2.書き込む前には、ミス等がないか必ず確認しましょう。
また、その場にふさわしいか、もう一度冷静に確認するのをお勧めします。
3.新しくスレッドを作りたいときはスレッド一覧で同じ内容のスレッドがないか検索してからにしましょう。
重複スレがないかどうか、また1の文案に悩むなどしたらスレ立て相談スレで相談してみてください。
4.単発質問や細かい話題はスレッドを立てずに総合質問&雑談スレッドに振って下さい。
用途がないスレッドは削除や移動の対象となります。
5.煽りや荒らしは完全無視 が最も効果的です。反応するあなたも同類です。
6.削除ガイドラインに抵触するスレッドや書き込みは削除対象になります。
7.初めての方や、板でのお約束事など、よく分からない点があった場合には
■ 初めて葉鍵板に来た方へ ■をご覧になることを強く推奨します。
ありゃ、落ちちゃったのか
ま、仕切りなおしという事で
乙>1
6 :
真鍮歯ブラシ:02/12/04 05:03 ID:ddy+5Xrx
激しく鬱だ。ハァ。どうしよっかなSS。
>>6 待ってるよん。
と言うより、やるなら前スレが過去ログ行きになってからの方がいいかも。
テンション落ちそうだけど、がんがれ。
前スレの続きです。まぁ、ペース遅れてるし、気を取り直して続けたいと思います。
やけに眩しい午後の日差しのせいか雛山さんの表情が上手くつかみとれない。俺
が話し掛けても、『うん』『そうだね』と素っ気ない返事ばかりだ。
学校が終わり俺は今、雛山さんと二人で彼女の家へと向かっている。学校から直
接だ。雛山さんは一度帰ってから来いと言ったが、俺は藤田より後に着くのが嫌
だったので直接行くことにしたのだ。しかし家に着いたとして一体何をしようか。
そういえば雛山さんには妹がいるんだっけ?
「ね、ひよこちゃんいるかなぁ?」
俺の質問に雛山さんは目を丸くした。そして言った。
「う〜ん、どこか遊びに行ったりしてなければいると思うけど」
「じゃあさ、もしいたら俺が遊んでやるよ」
「あ、ほんと?それならお願いしちゃおうかなぁ。でも何して遊ぶの?」
「お飯事とかいいね。俺がひよこちゃんのお兄ちゃん役で」
「へぇ〜。そうゆうの得意なんだ、木村君^^;」
勿論、ひよこちゃんには俺のことをお兄タンと呼ばせる。
「あ、着いたよ。ここ」
「え?」
雛山さんは不意に立ち止まり、そう言って一つの建物を指差した。「・・・・・・」
かなりのボロアパートだ。見たところ、家賃は月5万といったところか?俺は雛
山さんに続いて、ある一室のドアの前まで歩いてきた。
「ここなの」
そう言って雛山さんはドアノブをひねる。開いた。「あれ?もう来てるみたい」
「え!?」
ふ、藤田め。あんにゃろぉ!雛山さんがいない間にあがりこむとはなんて奴だ!
「和子ちゃ〜ん、もう来てたのぉ!」
ふえ?和子ちゃん??・・・・だ、誰?
「もぉ、理緒遅いよ〜」
そう言って奥から出てきたのは、うちの学校の制服を着た一人の少女だった。
「ごめん。うち、担任の先生の話が長いんだ」
「そうか〜。じゃ、仕方ない・・・て、あれ?この人は?」
ようやく少女は俺の存在に気付いたらしい。
「えっとね・・・。同じクラスの木村君。木村君、この子はB組の宇徳さんなんだけ
ど、同じゲーセンのバイト仲間でもあるんだ」
「よろしく」
宇徳が笑顔でそう言ったので俺も軽くそれに応える。
なんだよ、藤田じゃないなら藤田じゃないって先に言えよ。それにしてもこの宇
徳って子、イマイチ華は無いがなかなか可愛いじゃねえか。って、いかんいかん、
俺は雛山さん一筋なんだった。
「あのね、和子ちゃん。今日木村君も一緒に遊ぶことになったんだけど、いい・・・
かな?」
「え?う、うん。別にいいけど・・・?」
そう言って宇徳はチラリと俺を見る。なんとなく不快になった。
「あれ、良太とひよこは?」
雛山さんが不意にそう言った。そういえばひよこちゃんの姿がないことに俺も気
付いた。それに対し宇徳は
「あ、2人で仲良く公園に遊びに行ったみたい。もうそろそろ帰ってくると思うよ」
と答えた。ちっ!ひよこちゃんがいないとは・・・。ついてねえぜ。
それから俺達は居間へと移動し、しばらく思い思いに過ごしていた。
「ねえ、2人は前から仲が良かったの?」
突然、宇徳が訊いてきた。
「え〜っと、なんて言えばいいのかなぁ・・・^^;」
そう言って悩んでいる雛山さんを横目に俺は言った。
A 「友達以上恋人未満ってところですかね」
B 「雛山さんにとって一番大切な人、それが俺です」
C 「愛欲の主人と奴隷の関係です」
「雛山さんにとって一番大切な人、それが俺です」
「え?」
口をポカーンと開け宇徳は呟いた。そして雛山さんに目を向ける「あはは、バッカみ
たい。ねぇ理緒、この人面白いね」
そう訊かれた雛山さんも事務的に「う、うん^^;」と漏らした。(続く)
げ…。
さすがに連続カキコは止めたほうがいいかと書かなかったら…。
またス レ ッ ド ス ト ッ パ ーですか?
二回連続はカナスィ…。ううっ、漏れの後そんなにカキコしづらかったかなぁ?
>>8-9 まずはご苦労様。
確かにテンション下がるけど、楽しみにしている人が多いから(漏れもその一人)
がんがって下さい。
ついに自宅に突入ですか。
いやー危険発言が連発されそうでハラハラです(w
彼にはぜひCと答えてほしk
自宅編突入ですかw
っていうか、ABCどれも違うしw
>>10 カキコしづらいんじゃなくて
人 が い な い だ け 。・゚・(ノД`)・゚・。
>8-9
お疲れ様です
何も投下せずにただ読んでるだけで勝手ですが、
楽しみなのでぜひとも続けて欲しいです。
確かに落ちたのは痛かった・・・一日鬱モード・・・
木村が結構悲惨になって来てますな(w
選択肢は実はCだったりして・・・
もちろん
理 緒 ち ゃ ん が 御 主 人 で(オイ
>>12 理緒「え、えっと…わ、私にひれ伏しなさい!
…やっぱり止めようよこういうの。」
…萌えw
新スレ移行でしたか。ちょっと探しちゃいました。
そして早速の木村くんSS…素敵すぎる選択肢A−Cに完敗もとい乾杯です(w
俺は木村くんよりかっこいい中3なんだけど、
うちの学校にすげー枢斬暗屯子に似てる女子がいるんだ。
うらやましいだろ?
と言う改変を考えていたらIDに「QoH」を見つけて嬉しさ微増。
満水時間までまだ若干の余裕はありますが、気を付けましょう。
ま〜た雲行きがあやしくなってきましたな・・・
とりあえずめんて。
理緒ちゃんのAAでメンテしてるように見えるの無いかなぁ(w
もう一回やって置くか・・・?
ネタふりもせずメンテ房でスマソ・・・
もう大丈夫なんですが、タイミングを誤ったばかりに落としたスレが…
理緒ちゃんを見習ってメゲずに頑張りますか。
でもその前に睡眠をば。
確かに理緒ちゃんというといじめられ役のイメージが強いですからね。
逆転の発想かぁ。
>>11 スマソ
よくよく考えれば、愚痴るくらいなら、
寝たでも何でも出してカキコしやすくする工夫くらいしてからだよね。
全く進歩の無いヤツだ。鬱…。
>雨降4号氏
こことこみパ系のメンテご苦労様。
さんくす。
しかし、また危ないので一応お邪魔します。
>>22 個人的意見なですが…
1、後半(3レスめ)が確かに理緒ちゃんらしくないような気がする
2、理緒ちゃんの台詞にも取れるし、ナレーション(でいいのか?)にも取れるところが多々ある
3、最初(1レスめの最初)のほうの文末が『た』で終わるのが多い
です
でも、内容的にはイィものだと思うんで
少し変えるだけでだいぶ変わると思います
だいぶスレが減ってさっぱりしましたね。
これでしばらくメンテせずに済むとよいけど。
>>22 少なくとも、漏れレベルでは語れない…(汗
コンペスレのようなレベルの高いところだからこその意見でしょうね。
仮にこのスレに何も言わずに投入したら、マンセーされてると思いますよ。
(漏れは確実に)
漏れもそういう所で…嘘です(泣
レスどうもです。
>>23 「語り手」と「理緒ちゃん」の二者が交互に入り交じるような語り口は
意図的だったんですが、呼んだ方に違和感とキャラらしくなさを感じられるなら
やっぱり失敗だったかもしれませんね。
>>23 いえ、これも原作まんま(原作の説明みたいなとこも)で
オリジナルなアイディアがないSSですし。言われてなるほどと。
参考になりました。どうもありがとうございました。
>>22みたいな書き込みでもメンテ代わりになれば(w
最近の葉鍵板の圧縮、恐すぎ……
怖いのでメンテ
小麦ちゃんに出てきた敵役(名前忘れた)の
コスプレを理緒ちゃんにして欲しい。
今日は友人と池袋で与太話をしていたので作業が滞ってしまった。
のでSSは明日はる予定。
しかし、年内までに七本のSS間に合うかなぁ?
>>25 いえいえ、自分も古典的な王道パターンしかやってないっす。
たまに冒険するけど、大概そういう時ははずしだし(泣
メンテご苦労様。
>>27 どっちかというとモナーの方が(略)
ヽ(´ー`)ノガンガレー
>年内までに七本
スゴーイ
取りあえず死にそうですが恒例のSSです。
芹香先輩似の人は(w 言葉遣いが違う等の指摘があり。軽く直してみたけどどうかなぁ。
SS七本は大変ですが、前はこの時期にトーン削ったり、ペンでシコシコ描いてたこと考えればまだマシかな。
それに漏れの場合は1レスという短さゆえのメンテ代わりという少なさも幸いですし。
まぁ、その中に伝えたい内容を凝縮するのは毎度の事ながら楽しくもあり、地獄でもあります(w
最近は、コミケ前&学生の試験期間中(?)ということもあってどこのスレも人が少ないようですから、
自分のようなものでも役に立てる今をがんがらないと。
もっとも最近は真鍮歯ブラシ氏や22氏のようにいいSSを書いてくれるような人もいるし、あんまりやりすぎないように気をつけないと。
32 :
one7:02/12/08 16:30 ID:oXl2d9+c
「ちょっとぉヒロ!最近付き合い悪いんじゃない?あかりからも何か言ってやんなさいよ!」
「わりぃな、あかり、クリスマスは先約があるんで今回はパスだ」
「……うん、用事があるんじゃしょうがないね…」
「ちょ、ちょっとあかりぃ…あっ!こらっヒロ〜!」
志保の遠吠えがやかましいが気にしない。来年は三年だし、本音はあかり達に付き合ってやりたいが…。
「…初日から…遅刻」
「すんません、今入りますっ!」
やっと見つけたいいバイト先を首にならないようにしないとな。渡された作業着に着がえ、帽子を被る。
「今日は…荷物の整理…お願いします…」
「あの、一緒じゃないんですか?」
ふるふると首を横に振る文房具店に勤める先輩。何となく芹香先輩に似てるんだが…。
別の部屋に案内され、手順を教わり早速作業開始。にしてもえらい数の商品だな。
「あいたたっ、す、すみませ〜ん。遅れちゃいましたぁー!」
なっ!奥から聞こえるこの声は理緒ちゃん?まさかここでも働いてたなんて。
まいったなあ。内緒でプレゼントするためのバイトだ…
「あのー、私今日が最後なんで。これからはお願いしますね」
…り、理緒ちゃんいつの間に?バレてない…そうか帽子目深に被ってるし、荷物が壁になってるからな。
「最初は大変だけど慣れれば楽だから」
「あ…ハイ…」
声色でごまかしつつ、バレ無いよう顔を伏せる。迂闊に喋れないので無口にならざるを得ない。
「あ、ごめんね。一人で喋りすぎちゃったかな?…それじゃあ頑張ってね」
そう言うと俺がほとんど反応しなかったせいか、理緒ちゃんは寂しそうに去って行った。悪い事しちゃったなぁ。
仕事も一段落。悪い事したなと少し自己嫌悪気味な俺に先輩からメモとお菓子を渡される。
「…これ…さっきの子から」
理緒ちゃんから?そっか、他のバイト先に行ったんだ。
『さっきはごめんなさい。ちょっと図々しかったかな?お詫びにここのおやつを置いていきます。追伸:仕事は笑顔で頑張ろうね?』
…ごめんよ理緒ちゃん。この借りはクリスマスで必ず。
「…ラブレター…ぽ」
「違います!」
>32
いつもお疲れ様です。
先輩似の先輩は男の人? 女の人? ちょっと気になる(w
それにしても七本って・・・凄い・・・
そういえばもうクリスマスシーズン・・・早いなあ
今年の理緒ちゃんは浩之とどんなクリスマスを過ごすのだろう・・・
自分? もちろんシングルですが何か。・゚・(ノД`)・゚・。
>>32 文房具店に勤める芹香先輩似の…そう攻めてきましたか。
こみパ系スレ住人として一言。
ぐっじょぶ。
こちらも月末に向けて頑張ります。
テスト
はぁ、良かった。書き込めた〜。どうも真鍮です。
プロキシー規制中ってなんなんだ!?めちゃくちゃ焦った。
昨日木村君うpする予定だったのに狂っちまった。
つーことで明日うpします。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
>>33 え〜どうやら女の人らしいです(w
その七本以外にも他所スレで突発SS書いてます。
正直キビスィかも。
シングル…いやそれよりもウイスキーはダブルが(略)
>>34 そう書いていただけるとホッとします。
なんせこみパ系のキャラはちょっと自信が無いんで。
>>36 最近の荒氏の余波を食らっちゃいましたか。
今日うpですか?期待してますよー!
<3連続カキコ、本当にスマソ>
【前スレまでのあらすじ】
理緒ちゃんに片思いの木村君はあの手この手で理緒ちゃんのハートをゲットし
ようとするものの、ことごとく空回り。ある日、理緒ちゃんから正式に振られ
た木村君は往生際悪く、前にプレゼントしたピカチュウをダシに理緒ちゃんの
家へと遊びにいく約束をする・・・。
作者は村上春樹のファンであるが木村君のモデルは村上直樹だということは言
うまでもない。
>>22 文体は面白いし、それに理緒ちゃんらしくないというよりかは、理緒ちゃんの
新たな一面を垣間見れた感じで良かった。
>>32 今までの中で一番好きだな。
理緒ちゃんの素直さ、浩之の素直さがそれぞれにじみ出てて面白いです。
>>40 荒らしの規制だったのか〜。木村君が荒らしと認定されたか?(w
9の続きです。破傷風にどうぞ。今回は絶対1000レス目指しましょう。
それから宇徳は、どうやら俺のことが気に入ったらしく学校のことや家のこ
となど、様々な質問を俺にぶつけてきた。
雛山さんはというと、いつの間にやら煎れたお茶を居心地が悪そうにずぅず
ぅと啜っていた。俺と宇徳ばかりが話をするので退屈してる様子だ。
「ね、木村君ってもしかして理緒のこと好きなんじゃない?」
「え?」
突然の宇徳の言葉に俺は敏感に反応する。
「だってさ、見てるとなんとなくそんな気がするもん」
返す言葉も無く俺は「あはは・・・」と笑ってごまかした。雛山さんの様子を窺
う。触角をピンと伸ばし、顔は強張っているように見えた。
「でも木村君、ダメだよ。理緒には好きな人がいるんだから」
「ちょ、ちょっと和子ちゃん」
雛山さんがあたふたと間に割って入る。
「それって藤田って奴のこと?」
俺は心持ち冷静にそう言った。宇徳はやや間を置いたあと
「そうそう藤田君!あれ?木村君知ってたんだ」
と返した。
「まあね」
「ねえ、もうその話はやめようよ^^;」
雛山さんは更に宇徳に向かってそう訴えかける。
「照れなくってもいいじゃん、理緒。私だって応援してあげてるんだからさ」
「照れてるわけじゃなくて^^;」
そんなやりとりを聞きながら俺はどうにも煮え切らない気持ちの中を漂ってい
た。雛山さんは藤田のことが好きなのであって俺のことが好きなわけではない。
それは充分に理解しているはずだ。しかし、俺の気持ちはどうしてくれるんだ?
そんなの自分勝手じゃないか!
「雛山さん!!!」
「え?」
雛山さんと宇徳が同時にそう漏らす。
「俺、やっぱ雛山さんのこと諦めないからね」
「あ、諦めない(ーー;??」
雛山さんは脱力したような口調でそう繰り返した。
「雛山さんが藤田のことを好きだってことはよく分かる。でももう少し俺のこ
とを見てくれてもいいんじゃないかな?」
「で、でも私はやっぱ藤田君のことを・・・(ーー;」
「藤田、藤田って、結局雛山さんは藤田のことしか見てないんだよ。だから俺
の良い所とかも気付かないんだ」
「別にそうゆうわけじゃないけど・・・(ーー;」
「実際、藤田は雛山さんのこと、なんとも思ってないかもしれないじゃないか。
それなら100%雛山さんに気があるって解ってる俺を好きになった方が雛山さん
にとっても有利だろ?」
「で、でも。そうゆうのってちょっと違うんじゃ・・・?(ーー;」
「違う!?何が!?雛山さんはいつもそうだ!俺の言うことを何もかも・・・!」
「ちょ〜っと!ストップ、ストップ!やめなって!」
宇徳が慌てて仲裁に入る。「あのさ木村君。木村君が理緒のこと好きなのはは分
かったけどさ、自分の気持ちをそんなふうに理緒に押し付けるのは良くないと思
うよ。理緒が心を開くかどうかってのは理緒が決めることなんだから!理緒もさ、
もう少し木村君のこと、見てあげてもいいんじゃない?ね?」
「う、うん・・・」
雛山さんは少しうな垂れつつも、そう答える。
うお〜!宇徳、でかしたぁ!これでまだまだ雛山さんにアタックできるぜぇ!!
「はい、じゃあこれで仲直り!じゃ次は3人で人生ゲームでもしようか?」
宇徳がそう言った瞬間、玄関の方からガタンと音がした。
「ただいま〜!」
子供の声だ。
「あ、帰ってきた」
雛山さんが玄関へと駆け出す。どうやらひよこちゃんと弟が帰ってきたようだ。
そして、しばらくするとひよこちゃん、弟を連れた雛山さんが居間へと戻ってきた。
ん・・・?この弟の顔、どっかで見たような気が・・・。・・・・・・。
すると突然、その弟が俺を遠慮もなく指差し、幼いながらも迫力のある声で叫んだ。
「あ〜〜〜!!お前は!!」(続く)
昨日の夕食はおでんでした。
このおでんが理緒ちゃん作だったらなぁと(略)
>>41 ありがとうございます。毎回励みになります。
串規制してるみたいですからね。不運でしたね。
>>42-43 毎度の事ながら木村君の凄さにはなんというか(w
漏れとはある意味正反対だなぁ。
そしてついに良太とご対面♪
>>42-43 たまに俺も相手のことを考えずにものをいって
後で後悔することがあるんだが
木村を見ていると、なんだか自分がちっぽけな存在に思えてきたw
このSSはいろんな意味俺に勇気を与えてくれた!(w
上には上がいるんだと!(w
>>42-43 おお!! ついに良太の出番だ(w
さて・・・どうなる!?
いつもながら良い所でお切りに・・・
お疲れ様です。
先日の友人(絵描き)との会話
俺「クリスマス絵はやっぱりサンタかなあ・・・」
奴「馬鹿野郎! 体にリボン巻くのがお約束だろうが!」
俺「・・・・・・・・」
・・・理緒ちゃんがリボン巻いているのを想像したらえらいことになりました(w
>>46 おお、理緒ちゃんの体は起伏が少ないからリボンが巻きやすい(略)
萌え(w
めんて
クリスマスといえば、理緒ちゃんですね。
ぜひサンタコスでコミ○開場に来て欲しいなぁ。
昨日でやっとSS二本が80%完成。
今三本目に突入。
イヴまでに二本、大晦日までに一本…。
死にそうだ(汗
今日やっとSSのストック三本目…。次のうpは15日を予定。
>>51 訂正
まだできてないSS。
24日分、28日分、31日分です。
後、三本…。
24日は期待しないでくださいね…。
漏れひねくれ者なんで…。誕生日はベタでしたが…。
いや、イヴは誰かがオーソドックスなのを書いてくれるに違いない、という読みがあったりナンカしたり。
どうも真鍮です。
良太の話を書くにあたって、いよいよ過去スレが無いと厳しくなってきた(w
記憶の渦の中、手探りで頑張ってます。
やっぱり、過去ログを保存しておいたほうがいいですかねぇ…
できたらここでうpされたSSもHPとかに残せれたらいいんですが…
そうすれば前のも読めるし
43の続きです。破傷風にどうぞ。久々に苦労した今回。かなり穴がありそうです。(w
「ど、どうしたの?良太」
雛山さんが驚いた顔で訊ねる。弟、いや良太はピシッと俺を指差したまま答える。
「姉ちゃん、こいつだよ。こないだゲームセンターで―――」
「わあわあわあわあ!」
俺は意味不明の叫び声を発し、良太の言葉を掻き消そうと努力した。
思い出したぞ。こいつ、此間のガキじゃねえか。
日曜日、ゲーセンに行った時、俺はこいつの代わりにUFOキャッチャーをプレイし、ピ
カチュウをゲットした。だがそれを本当はガキにやる約束だったのだ。しかし俺は約束
を破りピカチュウをやらなかった。(注:第七話参照)
良太は雛山さんに向かって更に続ける。
「昨日姉ちゃんがピカチュウ持って帰ってきた時言っただろ。『これ、あの時のピカチ
ュウだ』って。やっぱりそうだったんだ」
「え?え?ああ。^^;」
雛山さんは収集つかない様子で俺と良太とを交互に見ていた。
このままじゃまずい。良太から雛山さんに全てをばらされてしまう。そうなったら先ほ
どの雛山さんとの復縁も水の泡になる可能性大だ。逃げなければ!
「じゃあ雛山さん。俺、このあと塾があるから」
俺は咄嗟に嘘をついた。
「え?」
うろたえたままの雛山さんに一瞥したあと、俺は一直線にドアへと向かい、そのまま部
屋の外へと飛び出した。
「おい、待て!」
背後で良太が叫ぶ。やだ、待たない。
「木村君、ちょっとどうしたの?待ちなよ」
この声は宇徳だろうか?やだ、待たないったら待たない。
俺はただひたすらとまだ肌寒い町の中を走った。とにかく今は雛山さんから逃げ出した
かったのだ。
その夜、俺はなかなか寝付けなかった。放課後の出来事に対し頭が一杯だった。良太に
ばらされる前に逃げてきたのだから何も問題は無いはずなのに・・・。う〜む。
10月12日水曜日の朝が訪れた。昨日の出来事に関してはキッパリ忘れてしまおう。宇徳の
お陰でせっかく雛山さんに再アプローチが許されたのだ。こんなことに頭を悩ませている
場合じゃない。
俺はいつもの教室へと入って、早速雛山さんの元へと向かった、が・・・。
「雛山さん、おはよう」
「?・・・・・・」
ぷい。
あれ?聞こえなかったか?
「雛山さ〜ん、おはようってば」
「・・・・・・」
ぷい。
ありゃりゃ?どうしたんだろう。難聴でも患っちゃったのかな?でも明らかに俺が見えて
るはずなのになんで無視すんだよ。
「ね〜ってば、雛山さん」
「ごめん木村君。私、今テスト勉強で忙しいんだ」
なにぃぃ!?俺よりテスト勉強が大事だってのかぁ!?怒ったぞ!
「雛山さんさぁ。ちょっといい加減にしてよ。昨日宇徳が俺のことを・・・」
「もう、テスト勉強中だってば!!!」
「は、はい!」
こ、こぇぇ・・・。明らかに俺に対して怒っている。それもかつてないほどに。
何故だ?確かに俺は昨日、良太が雛山さんにばらす前に逃げ出したはずだ。だから良太と
のことはばれていないはずなのに・・・。
う〜む、どうしようか?
A そうだ、宇徳に訊いてみよう。事の成り行きを知っているかもしれない。
B そうだ、突然唇を奪ってみよう。『バカ・・・』と呟いて機嫌をなおしてくれるさ。
C そうだ、良太を〆てみよう。あいつを人質に取れば雛山さんはもう逆らえない。
そうだ、宇徳に訊いてみよう。事の成り行きを知っているかもしれない。とはいっても、
もう朝のHRが近付いてるので、俺は休み時間にB組へと訪ねることにした。(続く)
あぼーん
>>53 ここに貼りつける前にコピペなりでメールという形での保存という手もありますよ。
漏れはそうしてます。
>>55-56 木村君、自分がその場にいないからってねえ…(w
因果応報ってやつですか?
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
まったく…。
念の為保守っておくか。
>>55-56 ついに暴かれた木村君のピカ○ュウ強奪行為!!(マテ
強奪した物をネタに・・・なんて悪い奴だ・・本当に(w
ちょっと気になったので質問。宇徳嬢の読みって「うとく」さんで良いんですかね?
めんてをかねて。
>>65 うん。うとくだよ。言うまでもなくオリです。
しかし、ウザイね荒らし
めんて代わりにいいのか(w
と、いうわけで恒例のSSです。
今回はこの後の話のほうが先に完成してしまい、この話のチェックがちょっと甘いと思われます。
その辺ご容赦ください。&今回も理緒ちゃん出番少な目…。
つか、次回なんか出番ないし(泣
ここでうpする際には書いてませんが、漏れのSSには必ず第何回目&サブタイトルがついてます。
ちなみに前回が32回「理緒クリスマス前編(○○編)SS」でした。
で今回が33回「理緒○○○様編SS」なのです。
思わず理緒ちゃんが「むかつくむかつくむかつくちょおむかつく!」とか
言ってる姿を想像してしまい何か複雑な気分に。
今回も彼女の呼び名には困りました。○○○クィーンはまずいし、なにより長い。
まさか○○○様なんて呼ぶのはあまりにも…。
そこで今回は女帝さんということで落ち着きました。
○○ちぃの時も彼女は自分のことを名前で呼ぶのでいかにそれを出さないかで苦労しましたが…。
>>67 昔のSSを見るととてもやるせない思いを抱くのでお勧めはしませんが。
少なくとも漏れはそうでつ(泣
69 :
one7:02/12/15 16:36 ID:eV5riXWg
「パンダが自慢してたから凄腕だろうと思ったのに…理緒!もう一週間過ぎてるんだからテキパキやりなさいよねっ」
また叱られちゃった…先生の友達の紹介で来たんだけど、ちょっと大変。その分お給料は
「それっぽっちしかもらえなかったわけ?ふふん、じゃあたしはその三倍出したげる♪」
と言われてびっくり。絵は上手いうえにすごく早いし、これでプロじゃないなんて…。
それにしても連続で作業だったせいかな…ちょっと疲れちゃった。
「理緒ー、また冷蔵庫にあるもので適当になんか作ってよ」
「え、あの…帰る時間が」
「あんたはあたしのしたぼくなのよ?最後までつきあいなさい。これめーれーだから」
そんな調子でいつの間にやら雑用までやるハメに…うぅ、今日も遅…あれ…目が回…
「なによぉ、死んだフリなんかして…って、ちょっと大丈夫?ふみゅ…」
「理緒っち。どや、大丈夫か?…落ち着いたら今日は帰り」
ここは…そっか、私倒れたんだ。でも何で関西の人が…それに女帝さんは?
「あぁ、そこで反省させとる。こないだのイベントで理緒っちのこと口滑らしたら、いきなり雇うとか言い出して…見に来て正解やったわ」
女帝さんは部屋の片隅で膝を抱えてうずくまっている。
「なぁ理緒っち、悪いこと言わへんからここはやめとき。なんなら…」
先を続けようとした関西の人を制止して、私は女帝さんの所に歩み寄る。
「ふ、ふみゅ…」
「心配かけてゴメンなさい。また明日から頑張りましょうね?」
「なぁ、よかったんか?」
「はい、なんかあの人放っておけなくって」
「理緒っちはエエ子やなあ…よければこれからもあの子の友達やってくれるか?」
「はい!」
その瞬間、後ろでものすごい音とふみゅ〜んという奇声が…わわ、頭から転んでる…。
「あ、明日から…早く終わらせるから…ちょおがんばんなさいよね…あ、あたしが疲れてるから早めに終わらせるだけで…ひ、疲労はおはだに悪いんだからっ!」
「くくくくくっ!もぉ、ホンマ素直やないなー」
また明日から頑張らなきゃ。女帝さん…やっぱりいい人だよね?
>>69 関西の人って言い方が可愛い(w
理緒ちゃんにはこれからもディープな世界の体験が
待っているのでしょうか。
>>69 そしていつか理緒ちゃんの作品に固定ファンが付き
ディープな世界の頂点に・・・(マテ
ども、感想ありがとうございます。これを励みにがんがる次第です。
次のうpは20日予定になっております。
ちなみに今は24日分を執筆中…。助けて…(泣
ちなみに自分で振っておいてなんですが、理緒ちゃんの画力ってどんなもんなんでしょうね?
漏れ的イメージとしては補助はできるけど、自分で絵は起こせないタイプと見てます。
つまり、昔懐かしセル画のバイトで培った(略)
>>72 理緒ちゃんの画力について。
「上手いのかも知れないが、不器用」と考えてみました。
潜在的な力はあっても自身を卑下しがち。
手伝いとしては有能だが、創作となると果たして…なんて脳内補完しております。
「あれ? 理緒、最近絵が上手くなってきたじゃない」
「え…そ、そうかな? あははは…」
(『関西の人』とか『女帝さん』のおかげ…かな?)
>>72 けっこう器用な方だし、一週間もやってればプロレベルに(w
プロアルバイターをなめちゃいけません。
ところで俺からも質問(という名のネタふり)ですが
TO HEARTをドラマ化するとしたら理緒ちゃん役には誰がいいでしょう。
To Heartのドラマといえば、前にボクシング物が(略)
一時期の○曜ドラマランドパターンは止めて欲しいなぁ(w
もし現実に作ったらときメモの映画みたくなったりしそう。
>>73 新作期待してますよ!
>>74 ぐはっ!
そ、それは難しい…。
さ、最近ドラマ見てないしー…。
取りあえず貧乳でドジというと(略)
>>74 ドラマ化で東鳩キャラを演じる事が出来る人居るか?(w
自分もドラマとかあんまり見てないからなあ
貧乳、ドジ、お姉さん、触角(オイ)、大谷ボイス(マテ
上記を満たす若い俳優が居るかどうか・・・(w
ときメモって映画化されてるんだ・・・
まぁ一番いいのは理緒ちゃん自身を呼んで演じてもらうのが(略)
>>76 ほとんど別物でしたが。
ぐぐればでてきますよ。
>>78 自分とまったく同じことを考えている香具師がいるとは…w
37歳で高校2年生役はつらかろうw
理緒ちゃんは割と演じやすいかもしれない。
ただめちゃくちゃ活躍してて人気がある子よりも
実力派あるも、かなりマイナーな子の方がしっくりくるかな。(w
空模様が怪しい…。
もしかしてまた由綺が降るんだろうか?
どうせならイヴに降って欲しいなぁ。
>>78-79 それはあえて書かなかったのに(w
>>78-79 理緒スレ住人やく八割がそう思ってるかも(w
雪が降ればネタに出来るんだがなあ・・・
イヴはどうせ一人だし(涙
85 :
78:02/12/19 20:53 ID:rGNVGcrl
>>80 三田佳子は天下の大河ドラマで
セーラー服着てたけどな
オレはドラマは嫌いだから
実写にならんでもいいや
まあ、理緒ちゃんは理緒ちゃんと言う事で。
無理と判っているが
理緒ちゃん主役のドラマCDでも出ないかなあ・・・
・・・とPieceOfHeartを聞いた時に思いました。
☆注意:今回のSSには理緒ちゃんが出てきません。
しかもオリキャラである理緒ちゃんのお母さん中心なんで、
こんなの理緒SSじゃねえという人はスルーよろしくお願い致します。
はっきりいって房総です…いえ暴走です。
友人にはやめた方がいいと言われたのですが、あえて行ってみます…。
はずしたらごめんなさい。
今日の時点で24日の分が八割がた完成。
28日分にシフト中。
というわけで、どなたか24日は萌え萌えなSSよろしくお願いしますね…。
うう、胃が痛い。
90 :
one7:02/12/20 18:05 ID:9cJW41Z5
「ったく、なんで俺が荷物持ちなんだよ?」
「ごちゃごちゃうるさいわねぇ、えーと、次はカラオケ用の衣装と」
「お前に○川○綺は似合わねーって」
折角の休みだってのにバカ志保が『クリスマスにつきあえないなら買い物につきあえ』とかほざきやがって…。
一緒に買った俺の物を最後により分けて良太達と待ち合わせている理緒ちゃんのお母さんの入院先へ。
「雛山さんに面会?今日は大丈夫だから…あ、ちょっと待ってね?」
看護婦さんのセリフに首をかしげつつ、しばらくして現れた良太に引っ張られるまま病室へ。
「なあ、お前去年のクリスマスプレゼントって何もらったんだ?」
「きょねんはたまさぶろーがサンタのプレゼントをとっていったからこなかったんだぞ」
ありゃ…まぁ、色々事情もあったろうしな。
「今年は大丈夫!必ず来るよ任せとけ!」
「ほんとかふじたひろゆき?よし、男と男のやくそくだ!」
病室に入るとひよこがベッドに乗って母親と話中。久々だから嬉しいんだな。
…あれ?理緒ちゃんのお母さん化粧してるのか?いやに濃い目だな。
「ウフフ、若い子が来るって聞いたからちょっとね♪こんなおばさんでごめんね☆」
「そんなことないです。で、俺クリスマス当日までバイトなんでちょっと早いですけど…」
そう言って志保の付き合いの時に買ったセーター入りの手提げ袋を渡す。
「あら…?これは凄いわね。早速着てみていいかしら?」
「ええ、どうぞ」
「じゃあ、一旦外に出てくれる?」
「へ?」
わけがわからないうちに良太とひよこに追い出される。セーター程度でなんでまた?
「どうぞー!」
お母さんの声にドアを開け絶句する。
「どう、似合うかな?十年くらい若返った感じ♪」
そうか、志保が買ったコスプレカラオケ用の衣装と間違えて…にしても、なんであんなにピッタリなんだ?
「ありがとう、藤田くん。大事にするわね」
似合い過ぎだ…本物の森○由○に見えてくる。…軽い眩暈を覚えつつ、後で志保に服の事をどう説明するかで頭が痛かった。
>>90 1レスの間にこれだけ上手くまとめあげるとは…。
お母さんにも萌えました。(w
あと4日か・・・
外は寒いですね。
理緒ちゃんはこんな中でもバイトなんだろうなぁ。
ゲームではクリスマスシーズン中にケーキ売りのバイトをしてましたからね。
ボチボチそんなシーズンだな。
>>91 つか、漏れはそれしか能がないんで(w
前に他所スレで長いのを書こうとしたら、何時の間にか1レスでまとめてました。
なんか複雑…。
さぁ、誰か24日はお願いしますね。漏れは萌え〜では無くなってしまったんで…。
つか、また叱られてしまった…。
今更直せないからしょうがないと…トホホ(泣
56の続きです。旅のお供にどうぞ。クリスマスもまた木村君とは別編を用意しています。
「え〜っと、ここがB組か?」
1時間目終了後、俺は予定通りB組へとやってきた。普段は全く行かない場所なので
なんだか『未知なる世界』のようだった。
ドアの影から教室内をそ〜っとのぞいてみる。何人かの生徒が駄弁っているが、そこ
に宇徳がいるかどうかまでは分からなかった。するとその時・・・・・・。
「おい、お前なにやってんだ?」
突然、背後から間抜けな口調でそう訊ねられた。俺は驚き「あひゃ」と奇怪な声を出
してしまった。そしてそのままゆっくり声がした方へと振り返る。
「あっ・・・」
コイツは・・・!こ、コイツは!!
俺はそのまま殴りかかってやろうか、とも考えたが校内の秩序の為、その行為を中止
した。そう、そこにいたのは先週渡り廊下で雛山さんが告白した相手、藤田だったの
だ。
「なぁ、誰かに用があるのか?呼んできてやるぜ」
「あ、じゃあ宇徳さん、お願いします」
ちっ、ここは一時休戦だ。藤田も俺のことを知らんだろうし、弱気な男を演じよう。
「ああ、ちょっと待ってろ!お〜い宇徳〜!」
藤田はそう言って教室の中へずかずかと入っていった。
そ、そうか・・・。藤田と宇徳は同じクラスだったのか。それなら宇徳から藤田情報を入
手することだって出来る。
「あ、君は確か・・・」
そうこう考えている内に宇徳が姿を現した。「木村・・・君?どうしたの?何か用?」
「宇徳さんって藤田と同じクラスだったんだね」
「うん。そう。だからいつも理緒の恋愛相談にのってあげたりしたの」
余計なことしやがって・・・。
「あのさ、藤田ってどんな奴なの?成績は?運動神経は?」
感情を押し殺し、俺は訊いた
「?」
「いやね、ちょっとライバルについて俺も知る必要があるだろうから?」
宇徳はキョトンとした顔で俺を見つめた。
「ライバルって?あんたまだそんなこと言ってんの?」
「は?」
何言ってんだこいつ?昨日と話が違うじゃねえか。
「良太君にあんなひどいことしといて。さすがの理緒もカンカンだからね」
「!」
な、なんで・・・。「なんで知ってるんだ?」
「はぁ!?」
そう言って宇徳は心底馬鹿にした表情で俺を見た。「あんた、バッカじゃないの?」
「なにぃぃ!?」
「そんなの、良太君から聞いたに決まってるでしょ」
「はっ!?」
そうか!俺はなんて馬鹿なんだ。例えあの場に俺がいなくとも、良太が雛山さんに事を
話せば自動的に罪は俺へと返ってくるんだ。
どうしよう・・・。ということは雛山さんは完全に俺を嫌っているに違いない。あきらめ
るべきか・・・?それともまだ・・・?よし、答えは一つだ。
「あんたねえ、そんなこともわからなかったの?」
宇徳が呆れたような声でそう言った。
「ああ!?うるせえ、お前はさっさと消えちまえ」
「あっそ、じゃあね」
そう言って宇徳は教室の中へと帰ろうしたが、俺は
「あ!ちょ、ちょっと待った」
と慌てて彼女を呼び止めた。
一言、宇徳に宣言しておきたかったのだ。
「まだなんか用?」
そう言いながらウンザリした表情を見せる宇徳に俺は言った。
A 「俺はまだ雛山さんのことあきらめないぜ!」
B 「俺、もう雛山さんのことあきらめるわ・・・」
「俺はまだ雛山さんのことあきらめないぜ」(続く)
>>94-95 ・・・・( ゚Д゚)ポカーン
まだ言うかこいつは・・・
なんつーか、ここまで来ると色んな意味で漢だわな(w
クリスマスまで後数日か・・・
何か投下出来ると良いな
ううむ、重なってしまうか…。
回避も考えたのですが、申し訳ないけど行かせていただきます。
真鍮歯ブラシ氏(今回は名無しだけど)すいません。
てなわけで○○○ち(正式には○○○ゃーらしいですが)です。東鳩で言うあかりだね。
個人的にはスタイルいいし、ルックスといい好み(略)
不当な発言をしてしまった…。
さて 釘バットカモーン!(スレ違
>>94-95 ど、泥沼だ…。
木村君、君から目が離せないよ(w
>>96 期待してますよ。
98 :
one7:02/12/22 09:48 ID:rmzHZUoT
女帝さんの仕事も済んで、今度は先生の手伝い、…と、いきなりドアが開いて食材の詰まった袋を抱えた女の人が入ってきた。
「飢え死になんかしてないでしょうね?あんた、どうせまた弁当ばっ…か…」
私に気付いた女の人が、私と先生をマジマジと見比べるといきなり顔色を変える。
「神戸の彼女だけじゃなく、今度はしょ…小学生を…やっぱあんたロリコンだったのね!」
え…ひ、ひどいよぉ、小学生だなんてっ!…胸は…ないけど…ぐすん。
「本っ当にごめんなさいっ!」
先生が事情を説明したら今度は平謝り。
この女の人、先生とは高校からの付き合いらしい。…いいなあ、スタイル良くて。
「全く、色んな意味で誤解を招く発言しやがって。変わんないよなぁその早とちり」
「も、もううっさいわね、バカ!」
お二人、仲がいいんですね。と私が言った途端、女の人の顔が赤くなる。
「まぁ、こいつとは腐れ縁だからな。世話かかるけど」
「あ、あんたに言われたくないわよっ!そうだ、雛山さんの事を教えてよ!ねえ!」
えっ、私?…半ば気迫に負けて自分のことを色々話すと、女の人の目がウルウルして…。
「ううっ、雛山さん偉いわよね。まだ高校生なのに…そうだ、今日材料多めに買ってきたから、弟さん達に持ってってあげて!」
「え、いいんですか?」
「気にしないの!おでんだから家で温め直せばすぐ食べられるわよ」
「おでんですか。うちでもよく作ります」
「本当?じゃ雛山さん家の味付け教えてくれる?」
「なるほど、大根の角は削っておくんだ」
「おーい、雛山さんそろそろ原稿…」
「うるさいわねっ!今雛山さんはいそがしのっ」
あ、先生が困ってる。
「いいからいいから。それより、雛山さんのお給料アップしないと承知しないからね!」
先生ごめんなさい…凄い迫力で逆らえません。…先生もみたいだけど。
「雛山さん、ゲンコ〜…」
うーん、人がいないね。
連休だからかな?
>>99 いや、クリスマス前だし・・・・
皆さん良い人が居るんでしょう(涙
・・・・SSでも執筆しよ
>>98 理緒ちゃん良い仕事してますね(w
冬コミまで後少しですよ〜
そしてなんとなく100げっと
あぼーん
真鍮です。
>>94-95は木村君にとってのターニングポイント。
最後の選択肢が後の展開を大きく分ける(w
>>97 24日分執筆中って言ってたじゃないか(w
だからそれまでにうpしとこうって頑張ったのに・・・
>>98 なんか本当に流されまくってますな、理緒ちゃん
しかし他のバイトはいいのか!(w
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
感想ありがとうございます。
いよいよ明日が……本番……。
>>100 コミケ前にコピー誌を出そうと考えてる人は今頃修羅場でしょうね。
前は漏れもそうだったなぁ…(遠い目)
>>102 申し訳ない!自分では22日うp予定と書いたつもりだった…。
では、改めて…。
24日、28日、31日に予定してます。
でも28日分で難儀中…。間に合うかなぁ(泣
後、自分のすぐ後なら全然気にしないんで、カキコする方は遠慮せず漏れのSSを食っちゃってくださいね。
RR記念カキコ(w
>>109 じゃないかと思いました。
由宇スレでもそれらしいことが書いてあったし。
そういえば、いまさらふとおもったんだが
理緒ちゃんなら、イブより25日のほうがよいのでは
一目ぼれ記念日だし
一目惚れ記念日イブってことで(w
明日の晩に仕事入ったよ・・・
理緒ちゃんと一緒にバイトしてきます・・・
最下層(w
115 :
名無しさんだよもん:02/12/24 13:09 ID:dGCBH14u
燃えた……真っ白に燃え尽きたよ……。
117 :
one7:02/12/24 18:00 ID:z/0NoPcx
バイトの最終日に、早上がりでプレゼントの買い出しに。みんなの驚く顔が目に浮かぶぜ。
プレゼントを抱え、商店街を抜けようとふと脇の小道を見ると、小さい子が何人かの男に囲まれている…気付いたら体が勝手に動いていた。
「おい、お前ら何やってんだ!」
「あん、何だコイツ?」
いつの間にか俺まで囲まれてた…予想外に人数が多い。
伸びてきた男の手を払いのけたが、代わりに横から強烈な蹴りが脇腹に。
「ぐっ…」体が折れたところに顔に一発。更に二発目。視界が歪み意識が朦朧としてくる。
とにかくプレゼントとこの子だけは守ろうと、必死で抱えんだ……。
身体を走る痛みに目を覚ますと、辺りは闇に閉ざされていた。
「おにいちゃん大丈夫?」
「あ、あぁ…大丈夫だから…一人で…帰れるか?」
さっきの子だ。どことなく良太に似た顔が腫れて痛々しい。
男の子を納得させ、立ち上が…ぐっ!全身に激痛が!眩暈と吐き気で今にも倒れそうだ。
「時間がねえ…急がないとな」
タクシーを拾おうにも誰も止まっちゃくれない上に、雪まで降ってきやがった。
せっかくのホワイトクリスマスも今の俺には酷でしかない。
危うく挫けそうにな俺の脳裏に、ふとさっきの男の子の顔が浮かぶ。
『男と男のやくそくだ!』
そして、その顔に重なる病院での良太との会話。
クリスマスなのに寂しそうなみんなの顔が浮かぶ…そうだよな。行かなくちゃ。
理緒ちゃん家はすぐそこだ…時間ギリギリか…サンタの着がえにも手間取ったし…ん、あれは…?
「はぁ、はぁ…遅いからしんぱ…どうしたのその怪我!?」
「わりぃ…プレゼント守ったよ…泥だらけになっちまったけど……中身はちゃんと…」
「藤田くんのバカッ!」
……理緒ちゃんのマジで怒った顔、初めて見たな。涙でくしゃくしゃだけど。
「前に…前に言ったじゃない!プレゼントなんていらない。隣に藤田くんがいればそれでいいって!藤田くんに何かあったら私…私…」
そのまま俺を抱き締め、肩を震わせながら泣き崩れる。不思議と中から温かい…この時ばかりは痛みを忘れていた。
今でも一生懸命なんて俺らしくねえなって思う。けど、彼女のためなら頑張れる…俺にも雛山スピリッツが移ったらしい。
ごめん、もう泣かせたりしないから…一面銀世界の中、俺達二人だけが聖夜たたずんでいた。
いいなぁ
>>117 すっごい力作です!
浩之に泣きながら怒る理緒ちゃんにじんと来ました。
>>117 訂正
俺達二人だけが聖夜たたずんでいた。⇒俺達二人だけが聖夜にたたずんでいた。
どうもです。さすがに昨日はバテてしまいました。
今日は朝から腹痛だし、やっぱ、スケジュールに無理が有ったなぁ。
もしかすると28日は難しいかもしれません、申し訳無い。
当初は綾香&セバスが出るはずだったんですが、スペースの都合上割愛。(いつか綾香は出したいですが)
仲間内からはシリーズとしてのポジションの悪さや、
イヴだから最後はほのぼのがいいだろうとの批判も貰ったんですが…。
ただ、これはぜひやりたかった作品の一つです。
萌えというよりも燃えな作品になりましたが(w
ちょっと力技だったんで受け入れてもらえるか心配でしたが、少しホッとしました。
他のスレのクリスマスSSはみな素晴らしい中、自分も微力ではありますが役に立てて良かった。
で、他の方の萌え〜なSSはまだなんでしょうか?……駄目?
>>SS
すみません、バイトで力尽きました・・・
正月(大晦日)までには何とかしようと思う、と言うか何とかします。
ネタはある・・・のかなあ(オイ
クリスマスSSお疲れ様です
クリスマス記念SSです。一日遅れちまいました。理緒ちゃんメリークリスマス♪
今回ちょっとシリアス理緒ちゃん(w
クリスマスの日。いつもと全く変わらないはずの街の風景が、まるで夢の中の風景
のように私の目に映った。その風景の中立ち尽くす私は一言漏らす。
「ふぅ・・・、寒い・・・」
夜になって初雪が降った。プラカードを持つ私の手は細かく震えている。
このバイトさえ終われば良太やひよこと楽しくお祝いできるんだ。頑張ろう。
「あの、すいません。ケーキ貰えますか」
私の視界の外側から突然男の人の声が聞こえた。私は慌ててその声がする方へと振
り向く。そこには私と同年代のアベックらしき男女が腕を組み合い立っていた。
「あ、はい。ただいま!」
そう言って私は側に山積みにされたケーキの箱の中から一番上にある箱を手に取り、
アベックに差し出した。「2000円になります」
「あ、はい」
男の人は女の人から離れて、財布の中から1000円札を2枚取り出し、私に差し出し
た。
「ありがとうございま〜す」
私は目一杯元気な声でアベックを送り出した。でも私の心の中はそんな元気な声と
正反対に暗くどんより曇っていた。
あの2人は本当に夢の中なんだろうなぁ。
私のいる街は今確かに夢の中なのだが、私自身その夢の中に溶け込めていない、そ
んな気がしていたのだ。
どうすればいいんだろう。私も夢の中に溶け込みたいな。・・・・・・寂しいのかな?
気がつくと、私の着るサンタクロースの衣装のところどころに白い雪が張り付いて
いる。その姿は誰が見たとしても惨めに映るだろうな、と私は思った。私は手でそ
の雪たちを払いのけ、再び街路に目をやった。
いいんだ。私は私。早く終わらせて家に帰らなくちゃ!
心の中でそう言い聞かせるも、拭いようのない寂しさはひしひしと私の心を包み込
んでいくだけだった。
それからしばらく客足は途絶えた。
意識して見ているとアベックの姿がやたらと目立つ。
「やになっちゃうなぁ、もう・・・」
今まで恋人が欲しいと思ったことは何度かあったが、それほど強く懇願したことは
一度もなかった。私には関係無いことだと思っていたからだ。だから人を好きにな
ることも自然と無かった。
多分・・・。いや、きっと私にとって恋をすることが夢への入り口なんだ、と想像した。
でも、恋ってなんなんだろう。恋ってどんな形?どんな色?どんな味???
「理緒ちゃん、どう?売り上げは」
背後で聞きなれた声が聞こえた。私はさっと振り向く。
「あ、三浦先輩。はい、まあぼちぼちと・・・」
バイトの先輩だった。三浦先輩は気さくで優しい大学生の男の人だ。
「あっはっは。理緒ちゃんのサンタ姿が可愛くて、皆買っていったんだよきっと」
「い、いやぁ、そんな」
そう言って私は照れ笑いをした。そして三浦先輩の姿を見つめる。
「あれ?三浦先輩、もう上がりなんですか?」
三浦先輩はバイトの衣装を脱ぎ、明らかに帰り支度を済ませていた。
「うん。これからさ・・・ほら。コレと約束がね。昨日、都合合わなかったんだ」
そう言って三浦先輩は小指を立ててみせた。
「は、はぁ。そ、そうですか。お疲れ様です」
「お疲れ様〜」
そう言って三浦先輩が雑踏の中に消えていくのを私はぼんやりと見つめていた。
私は三浦先輩に好意を抱いていた。だけど、それが恋なのかと言われるとちょっと
自身が無い。その程度の好意だ。三浦先輩に恋人がいることも今、初めて知った。
どうなんだろう・・・。恋って、何?
そんなことを考え、しばらくぼ〜っとしてると、また別の男の人に声を掛けられた。
「ケーキ1つ」
「え?あ!はい」
なんだか無愛想で、乱暴そうな口調の人だった。
こうゆう恐い感じな人、ちょっと苦手だなぁ。さっさとケーキを・・・。よっ。
「・・・あ!」
しかし彼との出会いが私の夢の中への入り口になるのだ。そのことに気付くのはも
う少しだけ後になるけど。(終り)
>>117 ふと自分で書いていて思ったんです。
雛山スピリッツ…。
てことは次回作は真・雛山スピリッツ理緒地獄編で次が雛山スピリッツ超先生無双剣。
サムライスピリッツしぇんむ〜降臨、でCD版が出て、果てはポリゴン。
メインヒロインの理緒はチチウシを手に妹ひよこと(略)
>>123-124 出会う直前編ってとこですね。
これがなかったら理緒ちゃんの運命も大きく変わっていたんだよなぁ。
実際浩之と会う前の理緒ちゃんってどんな感じだったんだろう?
128 :
名無しさんだよもん:02/12/26 23:42 ID:agxC3/4V
>>127-128 ぐはっ!
二連続コンボを食らった…。
畜生!こういう巧い絵を見ると悔しいなぁ。
……がんばろ……。
しかし4号氏の絵ってこんな感じだったんですねえ。
しかし理緒ちゃんと委員長はいいとして姐さんは(略)
え、えろい(w
なんとか仕上げました…。
朝早くから起きて、友人呼んで添削してもらい…。
突貫工事なんで正直どうかなとは思いますがうpさせてもらいます。
内容はともかく公約は守れそうなんでホッとしてます。
今回のタイトルは○○○ん編なんですが、どうみても兄貴の○○が目立ってますね(苦w
最初の状態では○○○んもでていたんですが、ヒロイン(! が三人では焦点がボケるとの意見により思い切ってオミットしました。
本編でも隠しキャラ扱いだしいいんじゃないかと(爆
今回で○○○のデフォルト攻略キャラは全員出ました、やったね!
というわけで○○○編はこれにて目出度く終了です。
(まぁ、編集長とか宅配のお姉さんとかチーム○○の三人娘とかいるといえばいますが…)
132 :
one7:02/12/28 21:19 ID:LG0Utoam
「ホンマにええんか?せやったらゆっくり見てくるわ」
「じ、じゃあ頼んだよ雛山さん」
先生、顔真っ赤♪それにしても久々のイベントだなぁ。
どうせ回るお金もないし。私がサークルでお留守番。
…いきなりテーブル周辺が暗くなる。何かと見上げると。
「…ふ、いい気なモノだな」
お、大きい人…傷だらけだし、学ラン姿はまるで応援団みたい。これってコスプレ…?
「おい、客が来たのにまともな対応もできないのか?」
「あ、す、すみません!お手に取ってご覧下さい」
慌ててスマイル。でもそのお客さんは機嫌が悪そうにパラパラと頁をめくっただけで、吐き捨てるように
「たかが漫画。こんなものでは何も変わらん、何も救えん…雛山理緒、お前はこんなくだらんことをする暇があるのか!?」
「そ、そんな……」
ちょっと言葉に詰まる。単なるお手伝いの私が言うべきことなんだろうか?
…ううん、私も今までここで携わる沢山の人達と出会えたから。
「漫画は日本以外にも世界中で読まれてるんです。その人達に感動を与える作品なら世界を動かせるって信じてる人もいるんです!」
「詭弁だな」
「少なくとも私は心が動きました。こんな世界があるんだって。その…私頭はよくないから…上手く説明できないですけど…っ!」
ううっ、どうしたら……あれ頭に何か感触が…撫でられている?
「すまんな少しやり過ぎたようだ。俺に女子供を苛める趣味は無い」
眼が優しい…さっきとは全然違うなぁ。
「俺にも……妹がいる…お前とは境遇が似ているのかもな。その目の輝きを無くすなよ…」
そこへ何人かの大声を耳にはさむ。
「出入り口で女の子が倒れてたぞ」「ああ、あの中学生くらいの可愛い子だろ?」
「何……邪魔したな。後、あの男には他言無用!」
何で私の事を知っているのか、尋ねるより先に行っちゃった…あ、あれは?
「雛山さん、お待たせー」
入れ違いで先生がやって来た……。
でも会場で倒れたりする子って本当にいるんだ…大丈夫かな……私も気をつけなくちゃ。
実を言うと、そのディープな世界に入っていけない俺(鬱
そういやコミケはもう三日目ですな・・・
自分は遠征出来ないので、地元でマッタリしてます(涙
理緒本は会場ではさぞかし多い事だろう(え?
>>133 えーと、漏れに対するレスでいいんでつか?
スマソ 確かに配慮が足らないすね。
最後だからと浮かれてたな。
次回から気をつけます。やはり読み手あってのSSですし。
>>134 同志!
つか今回用事で行けなくなりまして…。
カタログまで用意してあった漏れのこの気持ちはぁっ!
………………スマソ興奮しすぎた…。
理緒本見かけたらよろしく報告してくださいね。
後、4号氏の本も楽しみです。
>>135 楽しみ、とまで言って下さりありがとうございます。
しかし私事にて参加できなくなりました。
売り子さんには出ていただきますが、予定の新刊コピー本はもとより、
既刊すら揃えられるかどうか、と言った状況です。
お詫びの文を当日、用意しておきます。
こんなヤツの本でも楽しみにしていた方、本当にごめんなさい。
137 :
名無しさんだよもん:02/12/30 04:49 ID:c5RhLAnW
とらぶる
トートロジー萌え。
みなさんコミケに言った方々は乙彼ー!
行かなかった方々は漏れと一緒にマターリしる!(w
収穫はあったでしょうか?
>>136 ありゃまそうですか。そいつは残念ですねえ。
もっとも漏れもイベントには行けなかった口なんで、
売っていればいたで買えずに悔しかったでしょうけど。複雑だなぁ。
明日は予告どおり年内七本目のSS行きます!
何とか口約は果たせそうです。
有言実行できそうでちょっと安心。
問題は中身ですけどね……(泣
まず、連続カキコスマソ
いよいよ、今年も残すところ数時間になりましたね。
みなさん忙しいのかここにはいないようですが年の瀬だから仕方ないか。
ではお約束通りSSです。
ちょっと自分っぽさがないかもしれませんが、一応手直し等煮詰めてみたつもりです。
せめて大晦日らしい部分を入れたかったな。
友人には38回目でようやくキスかよ?とからかわれましたが、漏れはエチシーンが書けないんでこれが限界です。
……と、言ってももう遠くないんだよな(Hシーン
年末年始、イベントの連続ですがみなさん体に気をつけてお過ごしください。
では良いお年を。
来年もよろしくお願いします。
でもこれから飲みまくりなんだけど(w
141 :
one7:02/12/31 14:39 ID:Pk3tRhBz
「じゃ、お願いします」
「今日こそ上がっていきなさいな」
「そうだな、浩之も喜ぶだろうし」
「い、いえ…そ、その…用事がありますから失礼します」
浩之の両親に挨拶すると、藤田宅の玄関先を急いで出て行く理緒。
あの日浩之が怪我をして以来、見舞いには行くものの中々逢うまでには至らなかった。
自分のせいだという思い、そして幸せそうな藤田家の両親を見るたびに自分とは場違いなものを感じて居たたまれなくなる。
『私、何してるんだろう?』
気が付くと公園に足が向いていた。近くのベンチに腰を下ろす。
年の瀬のせいか人っ子一人いない。
「おーーーーーーーーい!理緒ちゃーーーーん!」
杖をつきながら浩之が駆け寄ってくる。思った程ひどくなかったとはいえ、肩で息をする様はつらそうだ。
「あっ、あれって浩之だよね?あのベンチに座っているの誰なのかな?」
「雅史ちゃん…行こ……」
「え、あかりちゃん?」
慌てて浩之に手を貸すと理緒は自分の隣に腰掛けさせる。
数日振りに見るその顔は、顔に巻かれた包帯や痛々しい傷跡にも係わらず、普段同様元気そうだった。
「お、はいてくれてたんだ。寒い中いつも大変だなって思ってさ」
普段は素足の彼女が、浩之からのプレゼントらしいオーバーニーソックスをはいていた。
「うん、ありがとう…」
なんとなく会話がぎこちない。意を決した浩之は本題に入った。
「毎日、見舞いの花持ってきてくれて有り難うな。お礼言いたくてもすぐ帰っちゃうからさ」
「ううん、気にしないで……それより……ごめんね……私達なんかのために…」
浩之は何も答えず、微笑んだまま寒空を見上げる。つられて理緒も顔を上げる。
「なぁ、あんまり気にすんなよ。俺さ、理緒ちゃん達の笑顔さえ見れればそれでいいんだ」
らしからぬ台詞に照れて頭をかく浩之。理緒が返事をしようと振り向いたとき浩之の顔が間近にあるのに気付く。
普段とは違い、なぜかその目を逸らすことがことができなかった。
「俺…理緒ちゃんが好きだ…」「藤田くん…」
互いの唇が重なり合う。そして二人の心も溶け合うのだった。
one7氏、乙
今年は職人さんが来てくれて、
後半盛り上がって良かった
来年はとりあえずこのスレを1000まで
では皆さん良いお年を
理緒ちゃん、スレの皆様
あけましておめでとうです
今年もよろしう
抱負:スレを落とさないこと
あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
>>142 ありがとうございます。
まだ職人なんてレベルには程遠いですががんがらせていただきます。
>>143 そうですね、今年こそはきちんと進めたいものです。
真鍮です。理緒ちゃん&皆様、明けましておめでとう。
SSは忙しくてちょっと遅れるけど、とにかくスレは落とさない(w
>>141 さりげなく盛り込まれた雅史とあかりの会話が良いね。
いやはや上手いもんだ。
>>145 今年もよろしく!新作期待してるよ!
ありがとう。さあ今度はお正月物をやりたいんだけど……。
自分の頭の中がお正月モードでねえ(w
某あさひスレの100円氏のように
特攻する度胸がないんでつ
>>147 スマソ
何せ去年はSSで忙殺されてたし…。
なによりCGはきちいっす。
時間がかかるのなんの……。それで見れる絵が描ければまだしもねえ(泣
>>149 そうですねえ。
漏れも氏ぐらい度胸があればいいんでつが。
お正月SSはさすがに忙しいかな
申し訳ない。正月ボケが抜けなくて(汗
今年は落とさない
できるだけその方向性で。
ただ人が少ないのだけは如何ともし難く(泣
漏れももう少しがんがれればいいんですが。
, -――-、―-、_
/ ‐- 、
/ `ゝ
, -――- / 〃/ , , , , 、 、 ヽ`ヽ
< _| /,/ / , | ,l | | | | i i 、 N
ヽ、 ゝ|〃 / /ナナ7lノlノlノナナ | | レ′
入 / 7 |ミ|/|/ |Τ.Τ 'T.i|ノ|ノレ′
ヽ _/ / 八(6| |" ̄ _' ̄.! i' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | / lヾ| | / | < ・・・このスレ、もう終わりなの?
| L| | | |` ┬, ´ | | \______________
| | | | /| | ̄~T | |
| |_ / .| |'´~只~ヽ| |
では質問という名のネタフリを(w
理緒ちゃんの第一印象はどんな感じだった?
凄い髪型だなぁと。
>>156 俺はアニメ版が初見なので「目が大きくてカワイイ」と思った。
実際、あかりとかよりも大きめにデザインされていた。
>>156 なんか顔が変なキャラ…っと思った
最初のあの慌ててる時の顔が標準だと思ってたからw
初萌は悲しんでるところで萌えますた
それと「この声…たしか名探偵コナンのキャラのやつに似てるなぁ…」ですw
正直、最初は全然萌えてませんでした(爆
PC版、一目惚れですたw
ちなみに俺も最初は微妙だった。
でもなんか人気が少ないと知ると可哀想で(略
やっぱり触角が印象的でしたね。
それ以外はパッとしなかったかも…
やっぱり髪型でって人は多いね。
じゃ今度は漏れが質問。
みなさんは理緒ちゃんのどの辺がすきでつか?
>>163 不器用だけど一生懸命頑張ってる所。
こういう、もがき苦しみながら、それでも精一杯生きて行ってる
人って男女問わず好感がもてる。
その反対に飄々としてる人が実は苦手だったりw
人が良さそうで、それでいて不幸な所(w
基本的には>164と同じだが
でも綾香お嬢様も好きなんだよなァ
不器用ながらもくじけない。
どんなに大変でも笑顔を忘れない。
基本はこれかな?
後マイナーな所(爆 漏れは判官贔屓なんでどうも不遇な扱いを受けてるキャラは見捨てては置けないっす。
+PS版の声優である大谷が思いっきりツボに来たこと。
それまでは失礼だけど、何だろうこの変な髪形のキャラは?でしかなかったからなぁ(汗
1.優しい
2.一生懸命
3.しっかり者だけどドジ
番外 曲が(・∀・)イイ!!
95の続きです。旅のお供にどうぞ。お待たせしました。今年も木村君もろともよろしく。
それを聞いた宇徳は、一瞬だけキョトンとした表情を見せたかと思うと、すぐに眉の辺り
をしかめ、
「いい加減にしないと本当に嫌われちゃうよ」と心配げな声で俺に忠告した。
「もう嫌われてる」
そう、俺はとっくに雛山さんに嫌われているのだから、もう恐いものなどない。
「でも」
宇徳は表情を変えず言った。「昨日の良太君のこともあるし、もう理緒が君に対して振り
向くことは無いんじゃ・・・」
「別に振り向かなくてもいい」
宇徳の言葉を最後まで聞かず、俺は言った。
「え?」
宇徳は再びキョトンした表情になる。「それじゃあ理緒もそうだけど、君にとっても辛い
でしょ」
「このまま諦めたらもっと辛い」
「いや、それは・・・」
「うるせえんだよ!」
俺はそう叫びながら、その場から走り出した。背後で宇徳が、あ、と声を漏らす。しかし、
俺は宇徳の方を見ず、ただガムシャラに廊下を走り抜け、雛山さんのいる自分のクラス、
D組の教室に辿り着いた。
確かに雛山さんが俺に振り向くことは無いかもしれない。しかし、ここで諦めたら何もか
も終りだ!雛山さんが振り向いてくれないのなら、俺が自力で振り向かせてやる!
「雛山さん、一緒に昼飯でも食わない?」
「?・・・・・・」
昼休み。4時間目終了のチャイムと同時に俺は雛山さんの席を訪れた。
「雛山さん。無視しないでくれる?」
「・・・・・・」
相変わらずシカトを決め込む雛山さん。くそ、段々腹が立ってきた。
「昨日良太から聞いたんでしょ?あれね、きっとあいつの嘘だよ」
「良太は嘘をついたりしません!」
そう言って雛山さんは机に両手を付き、そのまま立ち上がる。そして足をイスの脇に移動
させ、イスをぞんざいに、ガタガタッ、と引いた。
ダメだこりゃ。立ち入る隙も無い。他に何か手は無いかな・・・。あ、そうだ。良いこと考
えた。
「あのさ、雛山さん。確かにそれが嘘じゃないとしてもだよ。結果的に俺はピカチュウを
返したことになるよ」
「でも木村君は、良太が私の弟だって知らなかったんでしょ?」
「え?」
う、しまった。八方塞か。
雛山さんはやや俯いて続ける。
「あの、そうゆう風に小さい子供を騙したりするのってよくないよ。私、どうも木村君と
は合わないみたいなんだ」
「いや、その話はもういいよ。それより昼飯一緒に食べよう」
俺は元の目的を思い出し、言った。
そうだ。雛山さんが振り向いてくれないんだったら、自力で振り向かせる。そう誓ったじ
ゃないか。昨日のことで雛山さんがどう思おうと関係ない。
しかし雛山さんは
「よくないよ。私、木村君とは仲良くできない。ゴメン」
そう言って、そそくさと教室を後にした。俺はそんな雛山さんの後姿を、ただぼんやりと
見つめるしかなかった。
ちくしょう。そんなに冷たくしなくてもいいじゃねえか。俺がピカチュウをやった時はあ
んなに嬉しそうだったくせに。手の平返しやがって。ケッ、そっちがそうゆうつもりなら
俺にだって考えがあるぜ。
放課後。D組のクラスはおろか、学校全体が静まりかえっている。当然、教室には人っ子
一人いない。俺は無人の雛山さんの席の前で、静かに立ち尽くしていた。そして午後の授
業中に書いた手紙をカラッポの机の引出しの中に滑り込ませた。手紙の内容はこうだ。
『雛山理緒のアソコを舐めたい♪雛山理緒のアソコを舐めたい♪雛山理緒のアソコを舐め
たい♪雛山理緒のアソコを舐めたい♪雛山理緒のアソコを舐めたい♪雛山理緒のアソコを
舐めたい♪雛山理緒のアソコを舐めたい♪ B組 藤田より』(続く)
>>169-170 ……………………………………………………………………………………絶句。
やばい殺意が芽生えてしまった(w ってwなんてつけていいんかなー?
とうとう最低な野郎に成り下がったかw
真鍮です。
過激な展開ですが、まあ安心して読んでくれていいです(w
「怒ってる理緒ちゃんもいいなぁ、ハァハァ…」
などと思ってる僕は木村以下でつか?w
何にしても続編期待ですね。
>>174 ただ怒ってる顔が見たいだけなら大丈夫でしょう(w
( ゚д゚)ポカーン
( ゚д゚)ポカーン
とか続けようと思ったけど、さすがにやめておく。
つか、妙に人が少ないっすね?
みんな見てないのかな?
178 :
174:03/01/14 20:48 ID:V+m3o157
俺のせいか!?
もともと少ないんだよ、きっと
。・゚・(ノД`)・゚・。
いいんだよ。落ちさえしなけりゃ(w
圧縮あったのか。。。
人も少ないし寝たも少ないという厳しい状況ですね。
漏れも体調悪くて駄目っす。
SS……どうしよ?
昨日からの熱が下がらない……。
折角苦戦してたSSが動き始めたと思ったら……。
みなさんも風邪には気をつけてくださいね。
184 :
山崎渉:03/01/17 00:12 ID:PI7REEUl
(^^)
>>183 ムリせず、完治してから投下して下さい。
それまで保守しときますんで。
うんうん。
スレさえ生きれば、チャンスは幾らでもあるさ。
熱も38度以下になりほっと一息。
少しづつ……というか実はもう六割方完成してます。
他の方にも経験があるでしょうけど、たった一つのつまずきが尾を引いて中々前に進めなかったりするものです。
案外ひょんな事から解決の糸口が見つかると、
自分は何でこんなことで立ち止まってたのだろうと不思議に思えたり。
理緒ちゃんは本当寝たが尽きないのですが、最近料理方法に苦労したりしてます。
なんだかんだでもう38回も書いてきたわけだし(1レスだけど)。
>>185-186 あうあう、すいません。
まぁ、漏れ以外にも真鍮氏等SS書きのみなさんもいらっしゃいますからね。
雨降4号氏がいないのが残念。
170の続きです。歯医者の待ち時間にどうぞ。次回は二夜連続うpなので今回は繋ぎで。
3月13日木曜日だ。朝、教室へと向かう中、俺は昨日の放課後のことについて考えて
いた。
あの手紙を見て雛山さんはどう思っただろう?藤田を嫌いになっただろうか?
そのことを思うとやたらにウキウキして、自然と足も軽快になってくる。あっという
間にD組の教室に着いた。
雛山さんは既に登校していた。いつものように机に向かって、教科書を広げている。
顔色を窺うが、特に動揺した様子もないようだ。
う〜む。まだ手紙を見てないのか?
俺はカバンを置き、静かに自分の席に座ると、気付かれないように雛山さんを観察し
た。
上空へピンと伸びた前髪、丸みを帯びた輪郭に繊細な指先、そして子供のような輝
きを持つ瞳、全てが愛しい。愛しいだけに苦しい。雛山さんの心はもう藤田のもの
なのだ。
続いて俺は雛山さんの身体へと目をやる。こじんまりとした、これまた子供のような
体型だ。あの制服の下はどうなっているのだろう。きっと俺好みの貧乳で・・・。
う、やばい!ムラムラしてきた。
俺は慌ててトイレに駆け込み、そのまま大便所に入った。そして雛山さんが裸体にま
んべんなくチョコを塗って、俺が舐め尽くすというシナリオを頭で展開させ、一本抜
いた。
はぁ、はぁ、雛山さ〜ん。(;´Д`)ドピュ・・・。
1時間目、2時間目、3時間目、と俺はひたすら雛山さんを観察し続けたが、雛山さ
んは全く動きを見せなかった。授業中は、先生が配る試験対策のプリントを黙々とこ
なし、休み時間になると、何人かの女子生徒と共に問題を出し合ったりなどして、時
間をほぼ勉強だけに費やしていた。
雛山さんってこんなに勉強好きなのか、知らなかったな。(注:試験前なんだから勉
強するのが当然です)
「理緒〜、ダメだよ〜。なんでこんな簡単な問題ができないの?」
「え〜?難しいよ」
時折そんな会話が聞こえる。勉強は好きでも、得意じゃないらしい。
4時間目終了後、すなわち昼休みに、ついに雛山さんは動いた。授業終了のチャイム
と同時に、雛山さんは弁当片手に教室を出た。とはいっても昼休みに教室外で昼飯を
食うのは、別に不自然なことではないのだが・・・。俺はとりあえず雛山さんの後をつけ
た。雛山さんはスイスイと人をよけ、足早に廊下をある場所へ向かって歩いていた。
ん?この方向は・・・? ああ!
そこはB組の教室だった。
な、なぜだ?藤田に会って、手紙のことを問い質すつもりなのか?それとも、まだ手
紙に気付いてなくて、何も知らずに藤田を誘いに来たのか?
しかし、そんな俺の憶測は次の瞬間に掻き消された。
「理緒〜、待った?」
「ううん、全然^^。じゃ行こう、和子ちゃん」
そこに現れたのは宇徳だった。
なんだよ。宇徳なら宇徳ってそう言えよ。
それから俺は2人の後をつけ、食堂へとやってきた。俺は人ごみが苦手なので食堂に
は滅多に来ない。今日も例のように、食堂は大勢の生徒たちでごった返していた。
ケッ、ゴミ共め!うじゃうじゃとうぜえんだよ。
2人が席に着いたので、俺もコソコソと2人に近付き、斜め後ろの席をキープして、
気付かれないように、やや頭を下げた。
そして、すぐに宇徳が席を立ち
「そんじゃ、あたし、ご飯買ってくるわ」と言って、厨房の方を指差した。
「あ、うん。いってらっしゃい^^」
雛山さんがそう答えると宇徳はいそいそと、その場を離れていった。
俺はしばらく、一人になった雛山さんを盗み見ていた。すると雛山さんは一枚の紙切
れをポケットから出し、それを見つめ、ふう、と深い溜息を吐いた。
ん、なんだ?あれに苦手な数式でも書いてあるのか?
しかし、よく見るとその紙切れには見覚えがあった。そうだ・・・。
そうだ!あれは昨日、俺が書いた手紙だ。やっぱり雛山さんはちゃんと気付いていた
んだ。
雛山さんはまた溜息を吐いた。それから宇徳が碗の乗ったトレーを持って戻ってくる
までの間、手紙を見ては溜息、手紙を見ては溜息、の繰り返しだった。(続く)
3連カキコスマソ。
俺は風邪ひくとコーヒー飲んで煙草吸うと一発で治る(w
自分でもわけわからん間違いを発見してしまったので
何回か前の日付で、3月12日を10月12日と何故か書いていた。
3月に訂正します。
SSはマターリお待ちください。
>>188 ありがdクス
>>189-190 木村君の暴走はとどまる所を知らない(w
彼の人非人振りにはますます磨きが(略)
>>191 今回は本当に熱だけだったんで耐えるしかなかった。
現在喉が痛いのは、インフルエンザの検査の際に喉の粘膜を削られたからだし(泣
>>192 >インフルエンザの検査の際に喉の粘膜を削られたからだし
なんか聞いてるだけで痛そうだ。
東鳩総合スレでまた理緒ちゃんがいじめられている。
なんでみんなは彼女=○キ○リにしたがるのだろう?
>>193 漏れは喉に何か突っ込まれるのに極度に弱いので、吐き気との戦いでした(泣
>>194 あーまぁ、良くあることだから気にしなくていいよ。
ここに長いこと居れば、自然と耐性も出来てしまった。
理緒ちゃんってモーニング娘。の
「恋愛レボリューション21」の衣裳が似合いそうな気がする。
ビデオクリップ集のDVDを見て思った。
♪LOVE REVOLUTION 21
理緒「ホイ!」
うーん…娘。ネタはやっぱダメかw
SSは八割方完成。
ただ、お家の事情でここに来れる日が減るかもしれぬ。
むーん。
>>199 スマソ
モ娘はアウトオブ眼中なのだ。
この辺で保守っとくか
スレ落さないのが今年の目標だし
やっと出来ました、SSです。
低くなる一方のテンションと戦いつつの作業でした。
寝た的には取りたてて変わり映えしないのですが、やっとひよこが出せてホッとしています(w
前に書いた通り、今後は来る回数が減ります。
メンテ等も今後はできなくなると思うんで、その点申し訳ない。
SSはできるだけがんがりますが、ちょっとつらいかなぁ?
203 :
one7:03/01/23 18:29 ID:tLHCWdFe
「ちわーっす」
今年初めての理緒ちゃん家だ。年末は色々あったからのんびりと…って軒下の板に並べられてるのは何だ?
「いらっしゃい、藤田くん…ん?あ、あれはお餅を干してるの」
なるほど、よく見ると確かに餅だ。薄く切った蒲鉾のように切り揃えてある。
「年末に前のバイト先のお米屋さんからお餅を沢山もらったから、お正月から毎食お餅だったんだけど…」
「ま、毎食?飽きるだろ?」
「うん…良太とひよこはもう見るのもやだって。だから一工夫してみたの」
そう言うと別の器に入った餅を持ってきた。
「天日で干すとこんな感じになるから、これを油で揚げるとお煎餅みたいになるんだ。おいしいんだよ」
へえ、生活の知恵ってやつか?さすが理緒ちゃん。と、そこへ良太とひよこが駆け寄ってきた。
「ふじたひろゆき!あそぼうぜ!」 「ねぇ、おにいちゃん、あそぼー」
「ごめん藤田くん、私これ作っちゃうからちょっと相手しててもらえる?」
「分かったよ。よーし、何して遊ぶ?」
「良太ー。悪いけど買い物行ってきてくれる?」理緒ちゃんは台所で餅揚げの真っ最中。
助かったぜ。良太の奴、散々ゴネてたけど行ったな。…まぁ、その気持ちは分かるけど。
「ねえねえ、おにいちゃん。お医者さんごっこしよう〜」残ったひよこが言ってくる。
「お、微笑ましいねえ。俺も昔はよくあかりと……って、うわ!何も全部脱ぐことないだろ?」
あっという間にひよこはパンツ一丁だ。案の定ガタガタ震えだした。
「うう…さむいよぉ、おにいちゃーん」
わ、俺のセーターの中に潜り込んできた!あ、でも確かにこうすれば暖かいし柔らか……じゃなくて!
ボタタタ…「ん?おわっ!」振り向くとそこには手に持った皿から揚げた餅を次々と落とす理緒ちゃんが…
「こらっ、ひよこ離れなさい!藤田くんだって迷惑でしょ?」う…理緒ちゃん、すごい剣幕だ。
「いやだもん、おにいちゃんといっしょだもん」
ひよこは俺の膝の上に座り、さらにしがみついてくる。二人とも目がマジだぞ。
「えーと、理緒ちゃん。餅が……」
「ひよこっ!藤田くんとベタベタしないの」…聞いちゃいない。
「やだよー!」
「うー」「ふー」
理緒ちゃん、子供相手に熱くなるなって……。溜め息しか出ないぜ…。
>>203 ううっ、イカン、ひよこに萌えてしまいそうだ…
待望のSSですね。
それにしても浩之羨ましすぎだ(w
妹にやきもちでつか
下手すると辺境の女になりかねんな(w
感想ありがとうございます。
ひよこは前から何度もお医者さんごっこ挟みたかったんですが、
スペースの都合上何度も割愛していました。
今回は念願かなってようやくのお広めです。
いや、漏れはロリではありませんが(w
しかし一日空けただけでなんか浦島太郎の気分だ……。
今後が心配だなぁ。
190の続きです。歯医者の待ち時間にどうぞ。連載20回記念2夜連続うp・・・かも(w
「いただきます」
雛山さんと宇徳の2人は礼儀正しく合掌し、声を合わせて言った。俺は聞き耳
をたてながら、そんな2人を横目でチラチラ見ていた。
「ね、ところで例の件だけど」
ご飯に一口手をつけたところで宇徳が口を開く。
「う、うん」
雛山さんは自分の弁当をじっ、と見ている、ってゆうか俯いている。
「私の言った通り、平然とした態度で過ごせた?」
「うん。過ごせた、と思う」
手紙のことだ、と俺は思った。
そうか。今日の雛山さんの、あの態度。宇徳の差し金で動揺してないフリして
たってわけか。でも何故そんなことを?
「よしよし。それでいいよ。理緒が変に動揺したりすると、あいつきっと図に
乗るから」
「うん・・・」
なるほど。でも藤田はB組なのに、なんで授業中まで『動揺してないフリ』し
てたんだ?授業中に藤田と会うなんてことはないだろうに・・・。あ、そうか!
誰か、藤田の知り合いがD組にいるかもしれないもんな。なるほど。
それから宇徳は少し声を上げて
「多分ね、あいつ頭がおかしいんだよ」
と言った。「前々からなんとなく思ってたんだ。はぁ、こんなことになる前に
手を打っておけば良かったなぁ」
ほぉ。藤田って頭がおかしかったのか。理緒ちゃんはどうしてそんな奴に惚れ
たんだろう。
「私が悪いんだよ」
雛山さんが俯いたまま口を開いた。「もっと私がハッキリすれば良かったんだ」
ハッキリ告白できなかったのか?
「ううん、私のせい。私が変に2人の仲を取り持ったりして・・・」
なんだかよくわからんが、とにかく雛山さんの藤田への恋心はついに絶たれた
らしい。よっしゃあ、手紙作戦大成功だ!
食堂の賑わいとは裏腹に、雛山さんと宇徳の間にだけは、底知れぬ陰鬱なオー
ラが、その場を取り巻いていた。
「私もさ、理緒が朝、血相変えてあの手紙を見せてくれた時には驚いたよ。こ
こまでヒドイ奴だとは思わなかった。とにかく、もう関わらないようにしなさ
い。またなんかされたら私に言って」
「うん。ありがとう、和子ちゃん」
雛山さんがお礼を言うと、2人は「じゃあ」と立ち上がった。いつの間にか昼
飯を食べ尽くしていたのだ。
食堂を出て渡り廊下に至る頃、雛山さんが静かに口を開いた。触角はすでに精
気を失い、垂れ落ちている。俺は2人の約1m後方で、気付かれないように耳
を澄ませていた。
「でも、なんでこんなヒドイことするんだろう?」
「さあね、理緒が藤田君のこと嫌いになるとでも思ったんじゃない?」
宇徳が不可解なことを言って返す。
何を言い出すんだ?藤田のこと嫌いに?
その時だ。雛山さんが溜息まじりに呟いた言葉に、俺は耳を疑った。
「はぁ、木村君、何考えてるんだろう」
「え?」
2人は『はっ』と振り向き、同時に叫んだ。
「き、木村君」
しまった。思わず声に出してしまった。
「あ、いや、その」
慌てて言葉にならない。
「木村君、そこで何してんの?」
宇徳が嫌悪のこもった目をして、俺に問い掛ける。
な、何か言わなければ。
A「て、手紙って何のこと?」
B「い、いやあ。偶然、盗み聞きしちゃってね」
「て、手紙って何のこと?」(続く)
あぼーん
あぼーん
あぼーん
>>209 ああ、ついに木村に制裁が…w
ホッとするような、寂しいような…w
>>208-209 おお、木村君が!
しかも二話連載でつか?
あ、でも明日は読めないな(泣
さあ大ピンチですねえ(w
木村大ピンチですな・・・w
ついに制裁が下る・・・
個人的には、理緒ちゃんのバイト先(現場関係)の
怖いお兄さん達に「雛山の嬢ちゃんにそんな事を・・・(怒)」
見たいな感じでw
209の続きです。逆光の風にどうぞ。現在、木村君の次の連載企画も作案中(w
なんか今回、自分で書いてて混乱してしまいました。ここまでの話、理解できますか?
そう言って俺は惚けた顔をして見せた。
く、くそぉ!手紙の犯人は俺だ、ってバレバレだったのかよ!しかし、ここであ
っさりと、それを認めるわけにはいかない。
「はぁ!?あんた一体、いつから盗み聞きしてたの?」
うっ、そうか。思わず『手紙』の単語を出しちまった。
両手を腰に当て、俺を睨みつける宇徳。俺と宇徳とを交互に見て、困惑の表情を
浮かべる雛山さん。行き交う生徒は俺達をどんな目で見ているのだろう?
「人聞き悪いなぁ、宇徳君。偶然お昼ご飯を食べに食堂に来たら、君達2人を見
つけてね。つい話を聞いちゃったのさ」
「言葉使いおかしくなってるよ木村君」
「・・・・・・」
「まあ、それはともかく」
そう言って宇徳は声を静める。「この際だから、手紙のこと聞きたいんだけど」
「だから、手紙なんて知らないって」
宇徳とは逆に声を荒げながら俺は雛山さんをチラっと見る。相変わらず困惑の表
情で俺を見つめている。
「嘘!藤田君があんなことするわけないでしょ」
「知らねえって!なんのことだかサッパリわかんねえよ」
俺は少しカチンときた。
なんでこいつら、完全に俺がやった、って決めつけてんだよ!(注:木村君がや
りました)
「ちょ、ちょっと和子ちゃん」
俺と宇徳が険悪なムードになったのを見てか、雛山さんが慌てて割って入る。
「何よ、理緒。そもそもこれはあんたの問題なんだから」
「うん。で、でも木村君、本当に知らないみたいだし」
おお、雛山さん!君だけは俺を信じてくれると思っていたぜ。(注:略)
「だ、だって理緒。こいつ以外に誰が・・・」
「ちょっと待ってくれよ、マジでわけわかんねえ。手紙ってなんなんだ?まずそ
こから説明してくれよ」
嘘八百を並べ、俺が必死にそう言うと、宇徳は複雑な表情になり、そのまま黙り
込んだ。
「和子ちゃん・・・」
「・・・うん」
そして雛山さんはポケットから、あの紙切れを出して、俺に差し出した。
「それにしてもひどいね、これは」
俺は例の手紙を見ながら、独り言のように呟いた。
「うん・・・」
雛山さんが元気なさげに頷く。
B組の教室の前で宇徳と別れ、俺と雛山さんはD組の教室へと戻っていた。
「藤田、って書いてあるけど、多分藤田が犯人じゃないだろうね」
「うん」
当たり前だよ、と言わんばかりにコクリと頷く雛山さん。少しムカッとくる。
「ま、まあ。今度こうゆうことがあったら必ず俺に知らせてくれよ。きっと力に
なるから」
得意げにそう話す俺に雛山さんは
「う、うん。ありがとう木村君」
と、抑え目な笑顔で答えた。少しだけ光が見えたような気がした。
――――キーンコーンカーンコーン〜〜。
5時間目開始のチャイムだ。
「それじゃあ雛山さん」
「うん、また」
雛山さんの『また』という言葉が胸に染みる。そう、俺は自力で雛山さんへの恋
の命綱を繋いだのだ。
その日の放課後。俺は昨日と同じように、誰もいないD組の教室にいた。そして
雛山さんの机の引き出しの中に一枚の紙切れを滑り込ませた。
内容は・・・・・・。とても声に出していえたものではない。それほどの内容だ。
ふっふっふ。雛山さん、俺が力になってあげるよ。(続く)
>>216-217 今日の晩あたりに木村の家の前でOff会やりません?
参加資格として、釘○ット等持参出来る方、
および、各自のアリバイを捏造出来る方と言う事でw
めんて。
>>216-217 毎度毎度ながらあきれるくらい上手いですねえ。
違った意味での感情移入に漏れはもうメロメロでつよ(w
>>218 あ、漏れMAC−11持って行きますよ。
おっと、あのままじゃうるさいか。
じゃあサイレンサーつけて(略)
221 :
名無しさんだよもん:03/01/29 14:53 ID:/an/wzUl
その昔買った、ハードエロ系の東鳩同人誌に
超爆乳&チンコ2本、金玉4つの理緒ちゃんのイラストが載ってた。
しかし、その事よりも髪止めが間違っている
(ゴムじゃなくて、ポッチが2つあるヤツになってた)事の方に萎えた。
ちょっと前にDNAのアンソロを大量に買い込んできた
けど
理緒ちゃんの扱いって結構不遇、つーか、救われねえ・・・
まあ、面白いのもあるから良いんだけどね
もう慣れたよ・・・・・
>>224 まぁ、あんまり暗い話をしても落ち込むだけなんで
ポジティブな方向に話を持っていこう。
一番良かったのは、どの話?
俺はVol.4の「理緒の恋愛大作戦」なのだが。
>>良かった話
俺はVol3の「恋はメキメキ」
話自体良かったし、理緒ちゃんのユニフォーム姿も良いし
最後のマネージャーに笑ってしまったw
別の意味で良かった話が
Vol9の「ほうき虫」、Vol7の「幸せバイト生活」かなw
「ほうき虫」はイメチェン(死語)後の理緒ちゃんおよび素足に
「バイト生活」は最初「オイオイ・・・」だったが、作者さんが一応理緒ファンらしいので
とりあえずはギャグとして受け止めようとw
>>226 >作者さんが一応理緒ファンらしいので
そうなのか?コメントを読んでる限り、マルチファンのようにしか
思えないのだが。
228 :
226:03/01/30 13:25 ID:dxKfL0lG
前にもあったけど、女性受けはいいみたいですね。
ああいう直向なところがいいんだろうか?
>>229 理緒ちゃんは全ての女性の理想像なのです
だから女性受けが良いとw
それに可愛いし弟思いだし姉さん属性だしドジっ娘だし素足だし(以下数十行略
まあ、そういうことで。 万歳!
東鳩のアンソロって沢山出てるよね。
漫画だからまだいいけど、揃えるのも、読破するのも大変だよ。
>>230 あえてマジレスするなら、理想像かどうかは怪しいところでつが(w
親しみやすいところとか、保護欲を刺激するところとかがいいんでしょうね。
それでいて誰かにベッタリ依存しているわけではないところとか。
自分をしっかり持っているヒロインってそうそういないですから。
好きな人の前では真っ赤になってあがってしまう。
根が明るい。素直。
どじだけど、芯はしっかりしている。
逆境に耐える娘。
一昔前の少女漫画の典型的な主人公像だな。
逆移植の話がまた出たようで・・・
理緒ちゃんファーストプレイから攻略出来ないかなあ・・・
追加シナリオなんぞ要らんから、そのままPSVerを素直に移植して下さい
あ、でも追加CGは欲しいなw
後ミニゲームでブロックをもっと持てるようになってると良いのに
一個じゃ辛いよw
総合スレでお祭になってましたしたねえ。
漏れはパズルゲームは苦手なんで、もっぱらハートバイハートでしたが。
も、もう少し射程が長ければ……。
>>233 全編PS版ベタ移植という線が濃厚みたい。
ってか総合スレで叩かれた…(つД`)
>>235 でつねえ。
漏れもこないだ諭されたばかりだから(
>>195)ここでもあえて書きませんでしたが。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
話が暗くなる前に、そういえば節分の時期ですが・・・・とネタ振りw
雛山家ではどのような豆まきが行われてるのだろう・・・
浩之が鬼役と言うのは間違い無いだろうが
良太に思いっきり豆ぶつけられてそうだw
良太を追いかけようとした浩之がマメに足を取られて転ぶ
慌てて駆け寄った理緒ちゃんが浩之の上に転ぶ
プロレスごっこと勘違いした良太とひよこが二人にダイブ
そして一家ダンゴ状態、浩之は重さで悶絶
それを笑いながら眺める理緒ちゃんのお母さん。
こういう「家族のような付き合い」って雛山家以外では無理なような・・・
レミィんとこなら近い雰囲気は味わえそうだ
あぼーん
あぼーん
あぼーん
バレンタインネタに夢中で節分のことをちっとも考えてなかった(w
バレンタインはなんかSS、投下します。
う、やばい。そういやバレンタインデーなんてこの世にあったんだねえ。
もうすっかり自分には縁遠くてわs
めんてをかねて。
>バレンタイン
そういや近いですな・・・すっかり忘れてたよw
ネタ考えないと・・・
てなわけでSSです。
今回は解説が必要かと。
このスレの人には説明不用かもしれませんが、
ここで出てくるさおりちゃんというのはPS版綾香シナリオに出てくる女の子です。
漏れ的設定では、その時猫(太助)を助けてもらって以来、仲がいいということなのでつ。
説明を入れなければならない時点で駄目駄目かも(泣
内容も見切り発車なので、正直いただけないかもしれませんがご容赦を。
まぁ基本的にはメンテSSなんで(開き直り
このさおりちゃんは漏れにとっても格別思い入れ&因縁のあるキャラで(知ってる人もいるかもしれませんが)
今回は懐かしい気分に浸りつつ書いたSSでした。
1レスに5人も詰め込んだんで、綾香の出番がほぼ無いのが残念。
>>254 おお、これはバレンタインにプチ祭りでつか?
256 :
one7:03/02/04 18:08 ID:OKS/eLjE
「ね、姉ちゃんはこなくていいんだぞ?」
「いいのいいの。そんなことより頑張んなさいよ良太」
いきなり『いいくどきもんくはないか?』なんて言い出すから驚いたけど…大丈夫かな。
待ち合わせ場所の公園で棒立ちの良太。見てるこっちがドキドキしてくるよ。
あ、あの胸に猫を抱えて走ってくる女の子がそうなのかな。
「りょうたくん、おまたせっ♪それで、おはなしってなあに?」
猫をなでながら小首をかしげる仕草が微笑ましい。良太って意外と面食いなんだ。
「おおおお、おれ、おまえが…だから……およめさんになってくれっ!」
わ……何言ってるのよ。これじゃ打ち合わせの意味ないじゃない。
「ごめんなさい。わたし、すきな人がいるの」
しかもすごい即答…悪気が無いだけに良太にはショックだったみたい。
「おーい、さおりちゃーん!用事はすんだの?」
「あ、お姉ちゃんだ!うん、はやくお兄ちゃんのいえにいこうよ」
向こうからやって来たのはハッとするような美人の子…あれ、あの制服は隣町の……
「ねえ、そこの人」
「え、私ですか?」
「メガネ&ヒゲの親父に私のこと聞かれたら知らないふり……ヤバっ!と言う訳だから、あとよろしくっ!」
「あん、お姉ちゃんまってよぉ〜」
二人とも行っちゃった。でも……あの顔うちの学校で見覚えが……。
「お嬢様〜〜っ!」
え、何?いきなりの絶叫とともに、今度はおじさんが猛ダッシュで……。
「おお、また会いましたな。芹香お嬢様が……失敬!急いでおります故。お嬢様ぁ〜っ!」
……今のって来栖川先輩の執事さんだよね?ってことはさっきの人って……。
「姉ちゃん、おれもくひょうかえたぞ」
驚いた。さっきまでほおけてた良太が急に喋り出すんだもん。
「…ねえ、もしかして良太が言ってるの、さっきの私と同じくらいの子のこと?」
すると、良太は私の体をぶしつけにジロジロ見た後、溜息をついて。
「姉ちゃんとおなじにはみえないぞ」
「な、何ですって!?あっ、こらっ待ちなさい良太!」
>>256 失恋立ち直るの早いな、良太(w
序盤で得意げにエールを送ってる理緒ちゃんに萌え。
恋の先輩だもんね。
>>258 後でちょっと貼りに行って見るか・・・
>>256 そういや理緒ちゃんって下から数えた方が早いんだよなあ
え? 何って3サイz・・・(背後からロメロスペシャル)
↑書いてて思ったが、理緒ちゃんにプロレス技掛けられたい(マテ
実は非常に才能があったりして綾香に「エクストリーム出ない?」とか聞かれて
そして以下略
260 :
259:03/02/06 08:35 ID:6i6n4O3B
めんて。
とりあえず貼って来ました。 既出? さあ・・・・w
217の続きです。逆光の風にどうぞ。ペースダウンが著くてスマソ。下品ネタでスマソ(w
バレンタインもまた木村君とは別編を用意するつもりです。ネタはまだ無いけども。
3月14日金曜日。今朝から腹の調子が悪い。腹の痛みに耐えながら俺は、朝のHR
を向かえていた。
「起立!礼!着席!」
ワンアクションごとに下半身に鈍い痛みが走る。
こりゃあかん!HRが終わったらマッハでトイレに行こう。
俺がそう決心している間、いつものように淡々と出欠を取り終えた担任の鎌瀬は、
一礼と共に教壇に立ち、クラス全員に向け話し出した。
「え〜、今日から期末テストだ。お前ら、ちゃんと勉強してきたか?」
テ、テスト・・・!? や、やべえ!完全に忘れてた!
雛山さんのことで頭が一杯で、結局俺は一旦の勉強すら出来なかった。
今回の期末テストはもうダメだ。捨てよう。
「テストを受ける時はなぁ、頭をリラックスさせることが大事だ。分からない問題
はどんどん飛ばして、分かる問題だけ・・・」
この先公、ホントに話長いよな。くだらないことばっかペラペラと・・・。トイレに
行く時間がなくなったらどうしてくれる。
――キーンコーンカーンコーン
「カンニングが・・・・あ」
チャイムと同時に話を止める鎌瀬。教室内に一瞬の沈黙が訪れる。
「もうこんな時間か。それじゃあ今から5分間だけトイレ休憩だ」
それを聞いた俺は、一目散にトイレに向かおうとしたが。
ザワザワ・・・ザワザワ・・・ザワザワ・・・。
なんと数人の生徒が席を立ち始めたではないか。
「おい、中野。連れション行こうぜ」「ああ」
「テスト始まるまでトイレに溜まるか〜」「お〜、そうしようぜ」
ザワザワ・・・。
て、てめえらぁ!こっちは真剣だってのに・・・!
人が溜まったトイレで大便など出来るはずがない。他の便所に行く時間はない。
くそ、1時間目だけ我慢するしかないか。
担当の教師から答案用紙が配られ、テスト時間に入った。1時間目は保健だ。サッ
パリわからん上に、腹の痛さで思考能力まで失われている。
と、その時腹の痛みが収まった。
ふぅ、良かった。これでなんとか1時間耐えられそうだぜ・・・。
――って、ぐはぁ・・・。まただ。また来た。く、苦しい。死にそうだ。
そうやって一人で戦いながら俺は、右斜め前に見える雛山さんへと目をやった。
「ん?」
雛山さん、どうしたんだろう。あまり筆が進んでないみたいだけど?
僅かに表情が読み取れる。テストが分からないと言うよりも、物思いにふけってい
る、という感じだ。
はっ、そうか!昨日の手紙だ。
そうだ。昨日も俺は卑猥な手紙を雛山さんの机の中に滑り込ませた。雛山さんはき
っとそれを見つけて、落ち込んでいるのだろう。
うう、ゴメンよ雛山さん。今日がテストだって判ってたら、あんなもん書かなかっ
たのに・・・。
1時間目終了後、限界に達した腹の痛みを抱え、トイレへと全力疾走しようとした
その時。
「あ、木村君」
「え!」
ひ、雛山さん!何もこんな時に・・・!で、でもせっかく雛山さんが話し掛けてくれた
んだ。何か応えなければ。「ひ、雛山さ、さん。ど、どうしたの?」
引きつった笑顔で応える俺。
「う、うん。実はね・・・」
しかし、そんな雛山さんの言葉はもうすでに俺の耳には届いてくれなかった。
だ、ダメだ。限界だ・・・。
もり・・・。もりもりもりもりもりもりもりもり・・・。もり・・・。
やってしまった・・・。中2以来の3回目の大失態・・・。しかも愛する人の目の前で・・・。
「き、木村君。どうしたの!?」
幸い、雛山さんは気付いてないようだ。そう、うんの子はパンツの下にのみ健在なの
だ。こうなったら今日一日このままで過ごしてやる。(続く)
感想ありがとうございます。
拙い出来ですが、役に立てれば幸いです。
>>259 前に浩之と理緒ちゃんがプロレスごっこやっている最中、
理緒ちゃんの○○○を刺激してしまい(略)なんて寝たを考えたこともありましたが……。
>>261-262 ぐはっ!
画面前で噴出してしまったではないか!(w
にほいはどうするんだ木村君!(爆
>>261-262 なんつーか・・・もう・・・
かゆ、うま・・・w
>>236 プロレスごっこは色んな意味で危険が伴いますね・・・w
何となく理緒ちゃんは関節技とかの方が得意そうだと言って見る
意表を突いてパワータイプとか
>>264 理緒ちゃんにかけて欲しいんですね……関節技(w
パワータイプで関節技が得意というと……。
おお、これは始めて見るAAだ。
しかし離緒って一体?(w
>>267 誤字は良くあることです(涙
里緒とかもあったしw
まあ、気にしないことにしましょう
もうそろそろリアルToHeartの季節ですな・・・
その前にバレンタイン・・・記念日が一杯w
桜の花が咲き乱れ〜!
ですねえ。
花見の季節もそして花粉症の季節も。
理緒ちゃんは大丈夫?
めんて。
お花見の時期でもありますな。
日本酒+理緒ちゃん+みんなでお花見
なかなかの修羅場になりそうですな(w
さて、お立会い。
理緒ちゃんの妹であるひよこの名前は平仮名で表記されてますが、
実はまだ子供だから単に自分で書けるよう平仮名にしているに過ぎなかった!(仮定)
というわけで、ひよこの名前を漢字にするとどういう字になるでしょうか?
ちとスレ違いな話題だけどメンテ代わりということで(w
後、バレンタインはSSの寝たがかぶるかもしれないけど、そこは色々なバリエーションがあるからということで。
そんな理由でうpをためらっちゃ勿体無いと思って一言。
>>271 シンプルに「ひよ子」かな。
何気に微妙な違和感が・・・w
福岡銘菓 ひよ子本舗吉野堂
IDがいい感じなので踏んどく。以後何もなかった(略
個人的には飛鷹子を推したい。
まぁ、こじつけっぽいけど(w
>>275 惜しい、Lfならねえ。
なんで、そのまんま「ひよこ」じゃいけないんだろう
ひよこまんじゅうを連想してしま
ごめん、吊ってくる・・・
日夜子か日和子でキボン
バレンタインに向けてめんて。
SSネタ浮かんだのは良いが非常にかぶりそうな予感・・・
まあ、かぶったらかぶったで良いやw
282 :
名無しさんだよもん:03/02/12 21:23 ID:/8fLOLe+
…
……
………
…………
あぼーん
いよいよ明日ですねえ。
後は微調整だけなんで今回はまだいい。
次回からの最終回がらみが大変……。
上手くまとまるかなぁ。
>>277 >>281と同意見でございます(w
>>280 漏れもかぶるでしょう。
まぁ気にしないことです。
バレンタインデーSSです。急ピッチで仕上げたのでかなりの出来の悪さでスマソ(w
「藤田君、あの・・・、これ・・・」
きた、と俺は思った。下校中、理緒ちゃんがあらたまった様子で差し出した小さな
ブルーの包み。ピンクのリボンでデコレートされている。その中身は見ないでも分
かっていた。
「お、おお!チョコか?あ、ありがとう」
妙に落ち着かない口調になってしまった。理緒ちゃんは気付いただろうか?
「うん。昨日、頑張って作ったんだよ。美味しくできたかはわかんないけど」
眩いばかりの笑顔で答える理緒ちゃん。特に俺の様子を気にしてはいないらしい。
俺と理緒ちゃんが付き合い始めて、初めてのバレンタインデー。この日がくるまで
俺は迷い続けていた。あのことを理緒ちゃんに言うべきか、否か。しかしバレンタ
インデーのことを男から口にするのも気が退けるもので、結局言い出せなかった。
そう、俺のチョコ嫌いを。
リビングで目の前のチョコレートと睨みあう俺。少し形はぎこちないが、ハート型
をした、紛れもないチョコだ。見ただけでもかなりの量がある。こんなに食べたら
失神してしまうかもしれない。
そうだ!自分で調理して、味を変えちまえばいいんだ!
思い立った俺はチョコを片手に冷蔵庫へ向かい、食材をいくつか取り出した。
チャララン。【浩之の3分クッキング〜】タララッタタ、タララッタッタ・・・、っ
てこんなこと言ってる場合じゃねえか。
まずチョコレートを端っこだけ割り、それを千切りにする。そしてオリーブオイル
を煮立てたフライパンの中に入れ、溶かしながらかき混ぜる。次に大まかに切った
タマネギを入れ、塩こしょうをし、炒める。そしてあらかじめ茹で置いたスパゲテ
ィを入れ、更に軽く炒める。炒め終えたら皿に乗せ、最後にチョコをもう少しだけ
割り、上にトッピングすれば『チョコレートスパゲティ』の出来上がり!(注:よ
い子は真似しないでね)
3分クッキングのはずが30分ぐらいになっちまった。しかし我ながら上出来だぜ。
茶色に染まったスパゲティをフォークに巻きつける。理緒ちゃんが俺のために作っ
てくれたチョコレート・・・。(で作ったスパゲティ)理緒ちゃん、ありがたく頂くぜ!
10分後。たった今食べたチョコレートスパゲティを始め、今日食べた物をすべて逆
流させた俺は再びリビングでチョコと睨みあっていた。
「さて、マジでどうすっかなぁ」
チョコはまだ半分以上残っている。これを全部食べてこそ理緒ちゃんへの愛の証と
なるのだ。
そうだ!味わわなきゃいいんだ。これ全部、飲んじまおう!
水の入ったコップを用意し、チョコを小さく切り取る。そして水と一緒にゴクン。
・・・・・・。ぷはぁ!全然味がしない!これならいけそうだ!
ゴクン、ぷはぁ!ゴクン、ぷはぁ!ゴクン・・・・・・ん?
「――んんんんん〜〜!!!んんん」
の、喉につまったぁぁ!ぐはぁ苦しい。吐かなければ!
「ケホ!!ケホォォ」
だめだぁ!吐けん!救急車だ。電話〜!電話ぁぁぁ!
目を覚ますとそこは病室だった。そうだ、俺はあれから病院に運ばれて・・・。
「良かったぁ!藤田君、気がついた!」
そう叫んだのは理緒ちゃんだ。よく見ると目が腫れている。
「理緒ちゃん・・・」
「ゴメンね、藤田君。私、藤田君がチョコ嫌いだってこと知らなくて」
「え?」
周りを見渡すと、あかりに志保、雅史までいた。
「浩之ちゃんが悪いんだよ。ちゃんと理緒ちゃんに言っておかないから」
あかりがあきれたような口調で言った。しかし、そんなあかりの目にもうっすら涙
の痕が見える。
「ああ、悪かった。理緒ちゃん、皆も」
「ううん。こんなになるまで、頑張って私のチョコレートを食べてくれたんだもん。
私、本当に嬉しい」
そう言ってまた目を潤す理緒ちゃん。
細かく切って飲もうとしてた、なんて言えねえな。
「あ、お薬の時間だ」
そう言って理緒ちゃんは水を汲み、錠剤を差し出した。
も、もう嫌だ!誰か、助けてくれ〜!(終り)
>>285-286 おお! 明け方からお疲れさまです。
「細かく切って」・・・ってオイ!
結局浩之はチョコ全部飲めたんでしょうか・・・w
自分もそろそろ投下準備に入ります
規制で書き込めなかったら鬱ですが
最近ポートチェックに引っかかりまくり・・・Proxy使ってる訳でも無いのに
つー事で投下します。かぶらないことを祈ろう・・・時間が余り無かったので少し荒くなりましたが、どうぞ。
「おねーちゃん、明日はばんたんでーだよね?」
「え? ばんたんでー???」
いつもの用に「おかえり〜」と言った後
ひよこの口から聞き慣れない言葉が飛び出した。 ばんたんでー?
って、何・・・?
「きょうがっこうで先生が言ってたの。 この日はすきな人にチョコレートあげる日だよって」
「ああ、バレンタインデーね。 そうよ、女の子が好きな男の子にチョコレートをあげるんだよ」
と、それを聞いた途端、なんだか恥ずかしそうになるひよこ。
ひょっとして好きな男の子でも出来たのかな?
それなら・・・
「お姉ちゃんはもう少ししたらチョコレート作るけど、ひよこも一緒に作る?」
「え?」
「好きな人にあげるチョコレートはね、「好きだよ」っていう気持ちを込めながら作るんだよ」
「そうなんだ・・・。 うん! ひよこも一緒に作る!!」
凄く嬉しそうに頷くひよこ。
「じゃあ、晩御飯食べたら作りはじめようか?」
「うん!」
作ってる途中に、何回かひよこの好きな子を聞き出そうとしたけど
「ひみつだよー」
と顔を真っ赤にして言うばっかりだった。
なんにせよ、ちゃんとチョコレート渡せると良いね、ひよこ。
そして、当日
「あ、藤田君・・・コレ・・・」
下校中、私は鞄の中からチョコレートの包みを取り出した
「え? 俺に?」
「うん、学校じゃ何だか恥ずかしいから渡せなくて。 家だと良太達が居るから・・・」
と、それを藤田君に差し出す。
「上手く出来たかどうかはわかんないけど・・・」
「サンキュー、理緒ちゃん。 ありがたく貰っとくよ」
凄く嬉しそうに包みを受け取る藤田君。
付き合っててもやっぱり恥ずかしいなあ、こういうのって・・・
「ただいま〜」
「お邪魔しまーす」
声を聞きつけて奥から良太とひよこが駆け寄ってくる
「あ、おねーちゃん、おかえりー。 あ、おにーちゃん。 あそぼー?」
「ふじたひろゆき!! いっしょに遊ぶぞ!!」
凄く嬉しそうに、藤田君に「遊ぼう」と言う二人
「こらこら二人とも、遊ぶ前に挨拶が先でしょ?」
「よく来たなふじたひろゆき!」
「いらっしゃい、おにーちゃん」
「理緒ちゃん鞄とか置いて来なよ、俺はこの子達と遊んでるから」
「うん、じゃあ悪いけどお願い」
「よーし、じゃあ何して遊ぼうか?」
着替えて部屋に行くと、ひよことすれ違った
「ひよこ、何処行くの?」
「ちょっとだいどころまで」
「勝手にお菓子開けちゃ駄目よ」
「はーい」
「藤田君、お待たせ」
「ふじたひろゆき。 今日はバレタンデーだぞ?」
部屋に入るとそんな事を話しながら良太と藤田君がトランプで遊んでいた
「おお、そうだな。 良太はチョコレートは貰えたのか?」
「六つももらったぞ! どうだまいったか!」
「へえ、そりゃ凄いな。良太ってもてるんだな」
「おれはハンサムだからな!」
「おいおい、ハンサムなんて自分で言うもんじゃ・・・げ!」
藤田君が喋っている内に自分の手札を全部無くす良太。
「おれの勝ちだな、ふじたひろゆき」
「ちょ、ちょっと待て、今の無し。 よく見てなかった」
「しょうぶに待ったはなしだ」
そんなやりとりを交わす二人を見てると、
「ただいまー」
ひよこが戻ってきた。
手に何か握っているけど・・・あれ?
「あれ? ひよこ、それって・・・」
「・・・ハイ、これどーぞ。」
ひよこが持って来たのは昨日作ったチョコレートの包み。
恥ずかしそうに藤田君に向かって差し出す。
なんだ、ひよこの好きな人って藤田君だったんだ・・・
「え? 俺に?」
「うん、ひよこが作ったんだよー」
「へえ、ありがとう、ひよこちゃん」
少し恥ずかしそうなひよこと、どこか嬉しそうな藤田君。
そんな二人の様子を苦笑しながら眺めていると
「あ、あとね・・・」
と・・・
ちう
ひよこが藤田君に抱きついたと思ったら、彼のほっぺに・・・・・って、えっ!?
「おにーちゃんだいすきー、ひよことけっこんして〜」
抱きついたままとんでもない事を言い出すひよこ。 結婚って・・・ああっ!?
すり
こ、今度は頬擦りまで・・・・!! ま、まだ私だって・・・!!
「結婚って、まいったなあ・・・」
苦笑しながら頭を掻く藤田君
「ひよこちゃん、それは嬉しいけど、おにーちゃんはひよこちゃんのおねーちゃんがいるから・・・」
「おねーちゃんなんかよりひよこのほうがすたいるいいもん!!」
ぷち
頭に血が上っていくのがはっきりとわかる。
「こ、こらっ!! ひよこっ! 藤田君から離れなさい!! 迷惑でしょ!」
「やだよー!」
「離れなさいってば!!」
ますます強く藤田君にしがみつくひよこ
「おにーちゃんはひよことけっこんするんだもん!」
「藤田君は私と結婚するのよ!!」
「り、理緒ちゃん・・・?」
「ひよこはおにーちゃんのことずっとすきだったんだもん!」
「私だって一昨年の冬から・・・・!!」
「あの、理緒ちゃん・・・? ひよこちゃん・・・?」
「藤田君は」「おにーちゃんは」『だまってて!!』
「は、はいっ! ごめんなさい!!」
後で良太からその時の言い合いの内容を聞いた私は
その後数日間、藤田君の顔をまともに見れなくなった・・・
てなわけである意味かぶりまくってるSS投入でございます。
まぁ今回は無難にまとめさせていただきました。
ある意味可もなく不可もなくというところですか。
今回で42話目、いよいよ最終回が見えてきました。
そして漏れには強烈なプレッシャーが……。
巧くまとめられるかなぁ?
そういやみなさんチョコはどの程度もらいました?
漏れは義理を(略)
>>285-286 ワラタ
そんな食べ方しちゃいかんよお。
漏れは好きだからいいけど、食べ過ぎると胃にもたれるんだよねー。
ああ、一度いいからそれくらいもらって(略)
>>288-291 ひよことの掛け合いが微笑ましいですな。
実際、このコンビは寝たにしやすいですね。
293 :
one7:03/02/14 19:12 ID:sBv9AT8N
「よーし、じゃまず校門が柏戸、坂下、夏木、雛山、福丸、室田。次、中庭が長田、木村、内藤……」
生徒会が決めた学校美化強化週間も三日目。放課後の掃除の範囲が広がってみんなにはすごく不評。
D組の今日の担当は外。恨みっこなしで先生が指名することになったけど……。
今日のバイトお休みで良かった…私一人じゃ帰れないもんね。
「ねえねえ雛山ってそのチョコ誰に渡すの?」
「も、もう範子ちゃんてばー」
「こら、夏木。あまり理緒をいじめちゃだめよ」
好恵が私を助けるように話に入ってくる。
うう、一応私なりに準備したんだけど…バイト先でもらったのを溶かして作っただけだし…。
いつでも渡せるように、ポケットに入れてある。なんだか緊張するなぁ…。
あれ?好恵が急に黙っちゃって……あ、藤田くん……女の子達と一緒だ。
「あぁ、長岡さんと神岸さんね。サッカー部の佐藤君も一緒みたい」
長岡さんならうちのクラスにもよく来るから知ってるけど…隣が神岸さんか……リボンのかわいい人だなぁ。
藤田くん綺麗に包装された大きな包みを二つ持ってる…あの二人かな?私の貧弱なのとは違うんだ……。
「おーい、理緒ちゃーん!」
私に気がついた藤田くんがこっちに来ると、同時に好恵と範子ちゃんが私から離れていく。
「……ゴメンてっきりバイトだと思ってあいつらとカラオケの約束しちまってさ」
後ろ手で頭を掻きながらぼやいてる藤田くん……じゃあ今しかチョコ渡すチャンスないんだ。
「えっと…じゃあ悪いけど俺行く……」
「待って!」
咄嗟に呼び止めちゃった…ううん、この日のために作ったんだもん…藤田くんのために。
「あ、あの…これ。あの二人みたいに立派じゃ…ないけど」
「…………ありがとう。なあ、開けていいか?」
頷くと、藤田くんは包装を開け、中から取り出したチョコを口にほおりこむ。
「俺さ、他の誰でもない理緒ちゃんからもらいたかったんだぜ。だからそんなこと言うなよな」
真っ赤な顔の藤田くんは挨拶もそこそこに、待たせていた友達の元に駆け寄る。
「雛山やるぅ!」「理緒もしっかり乙女してるわねー」もうっ、二人とも…。
「おーい、女子三人!掃除さぼらないでくれよな?」
わ、柏戸くんが怒ってる。掃除に戻りながらさっきの藤田くんの台詞を思い返す…私、今顔にやけてるかな?
凄い!バレンタインラッシュだ!(w
次のイベントはやっぱ卒業式かな?
>>288-291 雛山家に完全に溶け込んでるね浩之。
今度、ひよこちゃんの恋がどう進展していくか気になる所。
>>293 相変わらず、ほのぼのしてて微笑ましい
なんか理緒ちゃんと友達とのやり取りが妙にリアルですな(w
壊れたの?
とりあえずテスト
昨日はまさしくプチ祭でしたね。
何だかんだ言ってもSSが集まると、少しホッとします。
>>294 リアル……うーーん、女性とのやり取りといえば。
まぁ、美術部の時は先輩が全員女だったけど、その時くらいかな?
>>295 ?
連続カキコスマソ
▽お絵かき@Leaf,key板△ に理緒ちゃんの絵があったよ。
ちょっと後ろの方だから根気良く探そう!
298 :
295:03/02/15 21:22 ID:zyAQ7+7F
すまん。2ちゃんビューアーで見てたら、>294が「ここ壊れてます」と表示されてたの。
ログ取り直したら、ちゃんと表示されたんだけど………とりあえず吊って来ます。
>>298 あー俺もかちゅーしゃで見たら
「あぼーんか削除でログが詰まった可能性があります」って出た。
まぁ、こういう事はしょっちゅうなんで、葉鍵板に行ってすぐログを
取り直したけど。
>>297 見た。かなりカワイかった。今年は1つも貰えなかったので
あの絵を心の励みにしてまつ。
リアル?
既に終わった事を今更(以下略
来年こそ・・・w
こちらは雨です。
雨の中に外でする仕事ほど虚しいものはありません。
それが繁華街なんかだったりすると尚更です。
寄り添うカップルを横目に黙々仕事をする理緒ちゃんがふと浮かんだので。
296の訂正:あれだけじゃ悲し過ぎる……。
もっとあったよう。最近はとんとご無沙汰だけどさ(泣
>>295 いえ、別に吊らんでも……。
>>299 げーつ氏の絵は中々ぷりちーでしたね。
めんて。
こちらは雪が凄いですw
怖くて歩けません・・・
次のイベントっつーと・・・ひな祭りですか?
後は卒業式とか春休みとか。 まあ、まだ先の事ですがw
>>302 雪でつか。
雪の中はまたつらいだろうなぁ。
ケーキ売りのバイトの時も雪が降ってたみたいだけど。
ひな祭り……。その前になんとかしなければならんのか……。
ファイアーエンブレムやめと(略)
めんて
免停
バレンタインが終わって皆様充電中のようで・・・w
そういえばこの間発売されたアニメ版のトレカ
理緒ちゃんのカードはありましたか? と
買った方に聞いて見る
RIO「かかったな!玄太郎ッ!これが我が『逃走経路』だ…
きさまは このRIOとの知恵比べに負けたのだッ!
私が走り逃げてゆくこの通りに見おぼえはないか?
犬のお前には どの通りも同じに見えるのか?」
玄太郎「わ…わんわわんわん…わ…わわわん…
(こ…この通りは…ま…まさか…)」
RIO「そうだ 藤田浩之に助けてもらうための『逃走経路』だ!」
「玄太郎! 貴様見ているな!!?」
何処を見ているかはご想像に任せますw
画像整理していて気づいたコト
理緒ちゃんの私服絵って比率凄く少なくないか??
つー事で昔ちょっと話題にも出た理緒ちゃんに合う服ってどんなの?
とネタ振り。
そういややりましねえ。
前に自分で書いたSSの中でも出てきたけど、浴衣あたりはよいのでは?
季節違いですが。
冬という事を意識してなら、モコモコに着込んだ状態とか(ある意味まんまる)
でも理緒ちゃんは冬でも薄着が似合いそう。
>>306 実は買ってない漏れは非国民でせうか?(w
310 :
名無しさんだよもん:03/02/21 19:15 ID:JZ+ep26G
和服は間違い無く似合うでしょう
なんたって胸が無いから。。。
割烹着とかはダメですか?
理緒ちゃんの場合エプロンよりこっちの方が似合うような気がする。
又はメイド服(マテ
>>311 突っ込んでおこうかな?
理緒ちゃんだって(略)くらいはあります。
>>312 では秋葉原の某喫茶店でバイトを。
>313
でも(略)は全東鳩キャラの中でも
下から数えた方がはy
まあ、それが魅力の一つでもあるが・・・w
そりゃもうロリ好きな人には言うまでも……ロリって言うなぁ〜っ!
めんて。
人居ないですね・・・・
「理緒ちゃんのスペックでも計ろうか」
とネタを振って見る。
手先は器用だ。 とか
人が少ないのは今に始まったことじゃないし……。
漏れがもう少し器用ならなあ。
あ、そっちのスペックね……い、いえ何でもない(略)
,'^
_| ,.'⌒ヽ
'´ M.`ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
! 〈从 リ))〉 |
)(l.゚ ヮ゚ノl < 今日も元気
// f]つつヽ, \_____
'ヽ / く/_|l〉 V
!_ハ_)
┌─────────────────────────┐
│ スタンド名―「貧乏神」 │
│ 本体―雛山理緒 .│
├───────┬────────┬────────┤
│ 破壊力―D │. スピード―A .│. 射程距離―C .│
├───────┼────────┼────────┤
│. 持続力―A .│ 精密動作性―C │. 成長性―? .│
└───────┴────────┴────────┘
A―超スゴイ B―スゴイ C―人間と同じ D―ニガテ E―超ニガテ
スペックといったらこれだなw
あと、声優つながりだけど、大谷育江さんが金色のガッシュのガッシュの声をやるらしいね
録画しよかな
スペック図ったAAが確かあったよね
頭部がアポジモーターと言う注釈が付いてる奴がw
精密動作性はAかBだと思う。 封筒とか造花とか(マテ
↑計った、だな。
図ってどうするよ・・・w
えーと射程距離って、何の射程距離なんでしょう?(w
アポジモーター……。
その上「計ったな」なんて言葉を見るとどうもガンダムが浮かんでしまう今日この頃。
>>323 真鍮氏、頑張って下さい・・・
>>射程距離
視力、又は
新聞紙やチラシ、ティッシュ等の「投げ」のテクニックとかw
投げのテクニックね。
ならば命中率も必要ですねえ……ってますますスパロボっぽいなぁ。
>>323 行って来ました。
それで人が少ないわけやね。
>スパロボ
いっその事理緒ちゃんに巨大ロボットを操縦して貰うと言うことで(マテ
マルチか誰かとパートナーを組んで出撃。
・・・何故か被害がさらに広がる
どうやら俺の脳が逝きかけてる模様・・・吊って来る・・
特殊能力は色々あったけど……。
幸運は付きそうも無い……。
>>326 大丈夫膿んでいる部分を取り除けば(略)
雛祭り前日メンテ
あう、誰もいない……。
やはり某ラー油ゲーが忙しいか、ヤフーでひっかかってる人ばかりなんだろうか?
寂しい……。
わ、みんながくるよっ
. ,'^
/| | |_____| ,.'⌒ヽ ΦΦΦΦΦΦΦΦ||ΦΦΦ
| | | ̄ ̄ ̄ /|M.`ヽ ||
| | | / /|i リ))〉. TT TTTTTTTTTT||TTTTT
| /\ | /|/|/|ヮ゚ノl.^^^ |三三| ^^^^^^^^^^^||^^^^^^^
| / / |// / /|つヽ,
| / / |_|/|/|/|/|〉 V
| / / |文|/ // /
|/ /. _.| ̄|/|/|/ Λ_Λ
/|\/ / / |/ / (___)
/| / / /ヽ /〔〔 祭 〕つ
| | ̄| | |ヽ/l `/二二ヽ
| | |/| |__|/ Λ_Λ | /(_)
| |/| |/ ( ´∀`) (_) Λ_Λ
| | |/ // / ^ ̄]゚ (` )
| |/ ゚/ ̄ ̄_ヽ ⊂〔〔 祭 〕
| / /_ノ(_) ┌|___|
|/ (__) (_ノ ヽ ヽ
/ (_)
すいません。書き損ないました。
さらにすいません。閲覧ソフトは慣れるまで失敗が多いな。
>>329
ヤフーで何かあったんですか?
>>330 乙(w
>>333 ヤフー発の荒らしが多いため、ヤフー側が対応するまで同プロバイダからの2chへの書き込みは
出来ないようになってる。
雛祭り滑り込みズザー…
というほど人がいなかったりして。
すまんす。
ここんところ某ゲームのせいでSSが滞りがち(w
本当は遅くても四月までに終わらせるつもりだったのになぁ。
と、言う訳でちょっと厳しいかも。
>>330 おお、祭りだ(w
>>332 333氏の言う通りっす。
>>334、
>>336 なるほど、そうでしたか。東鳩がらみで何かあったのかと思いました。
見当違い、スレ違いの質問にお答えありがとうございます。
皆さん某ゲームの真っ最中ですか。自分も買ったけど、放ったらかし。
背景にでも理緒が出てないか期待。
▽お絵かき@Leaf,key板△ で一応理緒ちゃんが……。
一応ね……。
訂正
>>332 333氏の言う通りっす。
⇒
>>333 334氏の言う通りっす。
tesuto
真鍮歯ブラシです。
なんとか来れました。でもSS消しちゃったので
うpは明日にでも(w
>>340 お!やっと来れましたか。
SS期待してますよ。
真鍮歯ブラシです。
駄目だ。書けなかった(苦w
週末までには必ず!
リアル高校生じゃああるまいしねえ(泣
ドラオールナイトの帰りなんで眠い事。(寝ときゃよかった)
理緒ちゃんヒロインで映画を作って上映なんていかないですかねえ?
>>342 がんがれー!
345 :
名無しさんだよもん:03/03/09 09:25 ID:9bBcjYeD
262の続きです。痔と腋臭と水虫にどうぞ。本当に遅くなりました。最高に下品でスマソ。
「そう、それは深刻だね」
雛山さんの相談内容はやはり、昨日の新たな卑猥な手紙のことだった。「一体誰の
仕業だろうなぁ。俺の愛する雛山さんにこんなことを・・・な〜んちって!アハハ」
「あ、あはは^^;」
俺が自分の席に座り、雛山さんは俺と向かい合って立っている状態だ。そして俺と
イスの間には『うんの子』が挟まれている。
― キーンコーンカーンコーン
「あ、チャイムだ。それじゃあ・・・」
天井に顔を向けながら雛山さんは言った。
「うん、放課後にまた来てよ」
「う、うん」
雛山さんが戻って一段落。俺はふぅ、と安堵の息を漏らした。
良かった。雛山さん、全く気付いてないみたいだ。この調子なら誰にも気付かれな
いまま家へと帰り着けそうだ。あと1時間・・・か。
当然、俺のパンツの中に眠る『うんの子』のことだ。
2時間目は物理。腹の痛みが無い分、1時間目ほど出来が悪くも無いように思える。
― キーンコーンカーンコーン
難なく終了。テスト期間中は平日でも2時間のみの授業となる。すなわち本日の全
過程は終了したのだ。
ふぅ、長い一日だった。
しかし次の瞬間、背後に聞こえた女子の言葉に俺は凍りついた。
「ねえ、なんか臭くない?」
「え?・・・。ホントだ。なんか臭うね」
どうやら後ろの席の、クラスの中でも大人しい部類に入る佐古田と野中のようだ。
少しだけ安心したが、それでも気は抜けない。
「前の方から臭ってくるような・・・」
佐古田がそう言った時、俺は思わず背後を振り向いてしまった。そして佐古田と目
が合った。
俺は慌てて前を向いた。
まずい!佐古田の奴、俺を疑っているみたいだ。完全に俺だけ見てた。
なんとかごまかそうと俺は「あれ〜、なんか臭うな〜」などと独り言を言いながら
辺りを見回した。
佐古田をチラッと見る。また目が合う。マジでやばい。
「木村君?」
突然名前を呼ばれて俺ははっ、と向きを戻す。
いつの間にやら目の前に雛山さんがいた。そうか、放課後にもう一度話す約束だっ
けか。
「あの〜、私やっぱり無視することにした。悩んでも仕方ないし」
「え?あ、手紙のこと?あ、うんうん。そうしたまえ」
クスクス・・・。あはは・・・。マジで・・・。うわぁ・・・。
背後からヒソヒソ声が聞こえる。もはや佐古田と野中だけじゃない。それに背後だ
けではなく周り全体から視線を感じる。
「あれ?」
すると雛山さんもそう言って急に顔をしかめた。「なんだろう、この臭い」
まずい!ついに気付かれた。
「本当だ。なんか臭うね。誰か屁でもこいたのかね?」
俺はひたすらごまかす。
これ以上ここにいたらまずい。さっさと下校してしまおう。
そう思って俺が立ち上がった瞬間、
『うわ〜はっはっはっは!!!!』
一部で大爆笑が巻き起こった。うろたえた俺は辺りをキョロキョロと見回す。
なんだ!?何が起こったんだ?
「おい、木村。お前、うんこ漏らしてんじゃねえよ」
不良男子、山口が言った。同時にまた大爆笑・・・。俺は思わず尻に手をやった。する
とズボンが湿っているではないか。
「バレバレなんだよ!ズボンに沁みができてんぞ」
別の男子が言った。またまた大爆笑。何か・・・何か、言い訳を・・・。
「は?これはさっき洗面所で濡れたんだよ。馬鹿じゃねえの?」
俺は動じぬフリで言った。(続く)
真鍮歯ブラシです。
前回から一ヶ月も空いた。ちょっとペースあげるつもりですが、最近疲れが
ひどくて無理かも(苦w
とりあえず今までの内容忘れた人は、いざ読み返そう!(w
卒業式記念SSも木村君とは別編の予定です。
4連カキコスマソ。(規制解けたから舞い上がってるかもw)
うんこ漏らしたらズボンに沁みが出来るってのは、俺の予想で
未確認情報なので、そこんとこよろしく。
実践してみろ
>>346-347 お久し……というか来ましたねえ(w
シーモネータは人を選ぶから微妙ですが…がんがってくださいね。
しかし木村君……落ちるところまで落ちたって感じですなぁ。
いや、シモネタはいいんだが、なんか理緒ちゃんのSSじゃなくて
木村のSSになっちゃってるのが、なんかなー。
↑消えそうだから、お早めに
>>353は紺じゃないのが残念。
理緒ちゃんはあかりや志保と同学年だからなぁ。
>>355 むう、どこかで見たような……大野氏?
347の続きです。痔と腋臭と水虫にどうぞ。クライマックスです。木村君にはも
う少し我慢を(苦w。次回は卒業記念SS。他の方は書いてるんでしょうか?
教室内にほんの一瞬の静寂がおとずれる。しかし、またすぐに大爆笑が沸き起こ
った。
「はっはっは。そんな嘘、誰が信じると思ってんだよ」
不良男子山口は、笑いすぎで涙を浮かべながら言った。同時に数人の生徒が俺に
罵声を浴びせる。
「ごまかしてんじゃねえよ〜、糞野郎!」
「マジで〜、最悪〜、ちょっと近付かないでくんない!」
「木村、さっさとパンツ脱げよ。臭えんだよ!」
まずい!まず過ぎる。おそらくクラスの全員が俺が『うんの子』を漏らしたこと
に気付いているだろう。ひ、雛山さんは!?雛山さんはどうなんだ!?
俺は雛山さんに助けを求めるような視線をおくった。雛山さんはどうしていいか
わからない、といった様子でキョロキョロと目を動かしていたが、俺の視線に気
付いた瞬間、さっと目を伏せてしまった。
雛山さん・・・?そうか・・・君まで・・・。
俺の恋は終わりを告げた。そう、雛山さんは俺の求めたMyAngelでは無かったの
だ。
俺は一目散に走り出した。鞄も持たずに教室を飛び出し、そのまま校外へと出た。
おそらく、もう2度と戻ることはないであろう校舎を一瞥し、涙が溢れ出てくる
のを感じた。
くそぉ!雛山さん!雛山さん!雛山さん!雛山さ〜〜ん!
もはやクラス全員に、いや雛山さんに『うんの子』がバレたショックよりも、先
ほど俺の投げかけた視線を雛山さんが受け止めてくれなかったことに対してのシ
ョックの方が大きかった。
俺の孤独を察して時間割を伝える電話をかけてくれた雛山さん。あの日の雛山さ
んはもういない。今いるのは人の不幸を嘲笑い、自分のことしか考えない醜悪な
雌豚のみだ。
「うお〜〜〜〜!」
俺は叫びながら自宅への道を猛スピードで駆け抜けていった。ふと気がつくと既
に我が家に着いていた。
「あら、拓ちゃん。お尻汚れてるわよ」
そんなママの言葉を無視し、俺は自分の部屋に直行した。そしてドアを思い切り
バタン、と閉めた。
くそ、もう俺の味方なんて誰もいねえんだよ。
俺はズボンとパンツを脱ぎ、くずかごに丸ごと放り込んだ。そして下半身裸のま
まベッドに横たわり、目を閉じた。目にはやはり涙が溜まっている。
俺のこの半年間はなんだったんだ。
半年。そう、雛山さんに恋心を抱いてから半年にもなる。その間、俺は毎日のよ
うに雛山さんのことばかり考え、勉強さえも覚束なかった。しかし、いつか雛山
さんが振り向いてくれる、という希望が俺に活気を与えてくれていたのだ。
しかし、その結果がどうだ?もう俺は学校には行けない。親に顔も見せられない。
俺の人生はめちゃくちゃになってしまった。そもそも今日の『うんの子』事件は
何が原因なんだ?
俺は暫らく考えた後、結論を出した。
A 朝のHRの後に意味もなくトイレに向かった生徒が悪いに決まってる。
B 朝、ちゃんとお通じを済ませておかなかった俺が悪いに決まってる。
C 1時間目終了後、トイレに向かおうとした俺に話し掛けてきた雛山さんが悪い
に決まってる。
1時間目終了後、トイレに向かおうとした俺に話し掛けてきた雛山さんが悪いに
決まってる。
そうだ!あの時、雛山さんが話し掛けてこなければ俺は無事、トイレに行くこと
が出来た。全ては雛山さんの責任だ。
今まで雛山さんが好きだった事実を忘れてしまうほど、俺は雛山さんを憎んだ。
俺の人生をめちゃくちゃにした雛山理緒。俺の気持ちを弄び、自分は藤田といや
らしい関係になろうと目論んでいる。最低の女だ。
人々が寝静まった夜、俺は一人で雛山さんの住むアパートを訪れた。そして彼女
の家のドアの前までくると、俺は黒いマジックを取り出し、ドアに文字を書き始
めた。
「ヤリマン女 雛山理緒の家」(続く)
正直ちょっと飽きてきたので
もうぼちぼち完結させて欲しい気も。
>>359-360 ご苦労様。
どうやら最終回が近いようですね。
漏れは……最近ゲームが忙し(略)
真鍮です。
>>361 飽きられてるのに自覚してるからこそ
クライマックスってわざわざ書いてるんやないか(w
ええ、今すぐにでも終わらせたいけどね。
中途半端になっちゃうので。
>>364 あ、ホントだ。SS本編しか読んでなかった。スマソ
偶然見に行った萌えjpに理緒ちゃんのスレハケーン!
でも画像は五〜六枚くらいでガイシュツなのばかりでしたが。
>>363 告知ご苦労様。
そういや最近行ってなかったなぁ(汗
>>364 ううっ、漏れも気持ちは判るつもり。
違うスレでスルーされっぱなしのSS書いてた時程、
連載なんてやめときゃよかったと後悔しきりだったからなぁ。
ようは自分自身の問題なんだろうけど、当時は中々割り切れなくって……。
367 :
名無しさんだよもん:03/03/18 00:55 ID:uk21CZ++
368 :
名無しさんだよもん:03/03/18 15:13 ID:QFwsoe9U
なあ、理緒ってだれやってん?
マジ忘れた。だれか教えてぷりーず
370 :
名無しさんだよもん:03/03/18 16:24 ID:QFwsoe9U
>>369 なに?この不自然にでかい目をした美少女たちは。これがリオデジャネイロ?
372 :
名無しさんだよもん:03/03/18 16:34 ID:QFwsoe9U
騙しやがったなああああああああああああああああああああああああああああああ!
現在Leaf2000に向けて東鳩オールキャラ本を制作中。
他のオールキャラ本の表紙でいつも後ろで触角だけ出てる事が多く
悔しいので、理緒ちゃんをアップに描きました。
これからパソで色を付けないとイケナイので大変なのだが。
>>373 実のところイベントにはあまり興味ないがとにかくがんがれ
同じくがんがれ!
あぼーん
あぼーん
卒業記念SSです。何パターンか考えたけど結局こんな感じに。あかり完全無視(w
桜の花びらが頭に触れた。私はそれを払いぬけるように小さく頭を振り、周りの
生徒達に気付かれぬよう顔を隠した。私の顔はきっと真っ赤になっていたと思う。
胸の鼓動が止まらない。景色はただ過ぎ去って、心地よい春風だけが私の存在を
ここに留めているかのようだ。
昨晩、3枚目のラブレターを書いた。
2年前の3月6日、私が初めて書いたラブレターを藤田君に渡す予定だったあの
日、私は手紙を靴箱に入れることは出来なかった。
ただ自信がなかった。
私なんかがラブレターを渡してもどうせ藤田君は見向きもしないだろうな・・・。
このまま片思いを続けてた方が楽な気がする・・・。
2枚目のラブレターを書いたのは去年の、私と藤田君が3年生になって初めての
ゴールデンウィークだったと思う。3年生になって私は初めて藤田君と話をした。
図書委員会の仕事を一緒にあたったのだ。ぶっきらぼうで、だらしがなくて、だ
けど海より広い心を持った、私が大好きな藤田君その人だった。
だからこそ迷いが出たのかもしれない。
藤田君と会話できるようになってとても幸せだった。この幸せがたった一通のラ
ブレターで壊れてしまったら・・・。そう考えるとまた弱気になった。いや、その時
はむしろ私の中での憂鬱な気持ちが大きかったかもしれない。
もし藤田君と付き合えたとしてもそれが何なんだろう・・・。
今のままでもいいかもしれない・・・。
休みが明けぬ内にラブレターを家のくずかごに放り込んだ。
今の気持ちはとても新鮮だ。それはたった今行われた私達の卒業式が関係してい
ないはずは無かった。もう2度と藤田君に逢えないかもしれない。そんな想いが、
私に焦りと、そして勇気をくれた。
今日なら渡せそうな気がする。
3枚目のラブレターは、藤田君への最後のラブレターだった。
「悪ぃ、理緒ちゃん。待たせちまったな」
藤田君がそう言いながら小走りで校舎から出てきた。胸の鼓動が一層高まる。
「ううん、全然」
私は精一杯の笑顔で応える。胸の内を藤田君に悟られないよう、懸命に気を使いな
がら。
「ところで一体なんなんだ?話って」
「え?あ、うん・・・」
い、いよいよだ。渡せ!渡すんだ理緒!
私は自分に対してそう投げかけた。そしてなんとか、鞄に挟んでおいたピンク色の
ラブレターを取り出すことができた。
「お、手紙か?どれどれ」
藤田君がラブレターを開いていく様を私は見ることができなかった。藤田君がどん
な反応を示すのか?そして藤田君が私に対してどんな気持ちを抱くのか?そのこと
を考えると恥ずかしかった。
カサカサ、という音がやみ、しばらく沈黙がおとずれた。
読んでる・・・。
私は足元を見つめてた。パラパラ、と桜が舞い落ちてくる。この桜のように私の恋
も舞い落ちてしまうのではないか?
「理緒ちゃん」
「え?」
不意をつかれ、私は思わず間抜けな反応をしてしまった。そして次の藤田君の言葉
を聞き終わるまで、私はずっとぼんやりとしていた、と思う。
「今はさ、理緒ちゃんのこと友達としてしか見れねえと思うんだ。でもこれから俺
の見方が変わるかもしれねえし・・・。だから答えは一先ずおあずけで、また改めて
友達として付き合わねえか?」
私ははっ、と正気に戻り、慌てて答えを探した。
「う、うん、わかった。ありがとう藤田君」
私達は一瞬見つめ合い、すぐにお互い目を逸らした。
その時、桜の花びらが私の頭の上にのった。それを藤田君が可笑しそうにさっ、と
手で払ってくれた。
あるいは『卒業』どころか、たった今『入学』したばかりなのかもしれない。
私達は馴れ親んだ校舎に別れを告げ、そしてゆっくりと歩き出した。(終り)
>>378-379 御苦労様っす。
もうそういう時節なんですねえ……。
本編を思い起こす作品でありんす。
ああ、自分も本当はこの時期に50話迎えてるはずだったのにー。
とりあえず今書いてる話は八割方完成してますが……本当に遅くなったなぁ。
まぁ人も減ったし恥さらしにならずに済んでよかったねということで(w
すまんが、総合スレのバカを引き取ってくれい
総合スレのアレは放置しとけばいいのになぁ
ああいうのに反論するひまがあったら、
こっちでネタ振ってた方が建設的だよな
で、色々と属性引き継いでるRoutesの七海たんは
このスレの住人的にどうよ
>>381 うん、まああれは反応しするからいけないんで。
漏れも危うくカキコしそうになって思いとどまったっす。
スルーが一番す。
>>382 どうでせう?
漏れは嫌いじゃないっすよ。
某スレの誰かさんみたく馬鹿ップルマンセーじゃありませんが。
>>382 俺は蔵のヒロイン(名前忘れた)がお気に入り。
昆虫触角だしw
385 :
373:03/03/25 22:39 ID:1bgzTH1T
ちょっと前のレスでイベント合わせで東鳩本を作ってると
書いた者だけど、突然パソコンに不具合が発生して
間に合いそうにないです。
中途半端なモノは作りたくないのでコミコミ合わせで
作りたいと思います。申し訳ない。
374だが、心意気が気に入った
引き続きがんばれ
同じくがんがれ!
とりあえず保守しとくか
>>373 遅ればせながらがんばって下さい。
最近理緒の同人誌を出しているサークルさんってあります?
関東なら、ギャルゲー系のイベントに積極的に参加してるサークルさんあるよ。
391 :
one7:03/03/29 20:35 ID:SjHZ1219
「もう四軒目……にしてもよく続くわね。あたしならとっくにサジ投げてるわ」
今日も今日とてバイト三昧の理緒。その様子をファインダー越しに覗く者がいた。
「ウソっ、もうこんな時間?!……ハァ、何やってんだろあたし」
あかりの為と言い訳してみても、これじゃ丸っきりストーカーだ…と、志保は今日4度目のため息をついた。
と、目を離しかけたスキに理緒が一軒のスーパーへ立ち寄る。当然志保も後を追う。
「いらっしゃい……おっ!理緒ちゃん買い物かい?」
「はい、肉じゃがにでもしようかと思って。弟達も待ってますし」
「くぅ〜〜っ!泣けるねぇ。よぉし、持ってけ泥棒!」
賑やかな会話を背にため息をつくと、いたたまれなさに人通りの無い外に出る。
これでおしまいにしようと、スーパーから出てきた理緒にカメラを向けたとき、橋の上で彼女が唐突に振り返った。
あわてた志保が欄干に手を伸ばす。だが次の瞬間、何の前触れもなくそれが崩れ落ちた。
「っきゃあぁッ?」
辛うじて指先だけで踏みとどまったものの、とてもよじ登れる状況じゃない。
「大丈夫ですか!」
見上げた視線の先にいたのは理緒だった。志保の手をつかみ、必死で引っ張る。
「よしなさいよ。このままじゃあんたまで落ちちゃうじゃない!」
「あきらめたら…ぐっ!…終わりじゃないですかっ…うんしょ!…たとえ駄目でも…あきらめるのだけは嫌なんです」
「……ほんとに知らないからね!」
胸の内とは裏腹に憎まれ口を叩きながら、自らも懸命によじ登る志保…その直後。
「ここまで来れば……って、いやぁーん!」
腰砕けな悲鳴とともに、辺りに派手な水音がした。
「水浴びには早すぎたかしら?まぁ水も滴るイイ女ってとこねー」
などとぼやきながらも笑顔の志保。当然2人とも体中ぐっしょりだ。
「ごめんなさい…長岡さん。服濡らしちゃった上にカメラまで…私…」
すまなさそうにわびる理緒の顔を見るのが忍びないのか、志保は空を見上げたまま。
「…………負け負け。あたしなんかじゃ歯が立たないじゃない」
えっ、と小首をかしげる理緒を制すると、笑いながら走り出す。
「これからは志保ちゃんって呼びなさい。ホラっ、急がないと風邪ひくわよ!」
てなわけでSSではお久しぶりでございます。
別にさぼってたわけじゃないんですが、随分間が開いちゃいましたね。
しばらく書かないうちに下手になったなぁ。
今回で42話。
前にもちょこっとカキコしましたが本当は卒業式シーズンに50話で目出度く卒業エンドのはずだったんですが。
はぁ、まぁやってやれないことはない。
また精進がんがらなくちゃ。
メンテSSでも人様の目に触れる以上、ある一定水準くらいはキープしたいですからね。
もっとも最近は数少ない葉鍵板の住人がルーツやテネレツ斎に流れてるので、
ここも人が少ないから心配無用かもしんないけど(泣
393 :
名無しさんだよもん:03/03/30 00:13 ID:gESuO4+2
メンテ
保守
>>391 志保がいい味出してますね。
でも、何調査してたのか気になる。
あ、人がいた(w
感想どうもです。
何を調査してたんでしょうねえ。
……まだまだ表現力不足だな、修行し直して来ます。
SMAPの「世界に一つだけの花」って理緒ちゃんを歌ってるように思える。
めんて
あぼーん
修正メンテ
人居ないねぇ…
なんかここの小説読んでると漏れが2次元人だとこんななのかなあってなんか悲しくなってくる
だとするとかなり厳しいけど(w
>>404 漏れの苗字だったら「藤田」と一文字違いなんだけどね(w
>>406 いや、二文字の苗字で一時違いって言われてもw
人気がないな
あ、にんきじゃなくてひとけってよんでね
しかし、その確信犯のおかげで圧縮を乗り切りますた。
理緒ちゃんも喜んでいることでしょう。
413 :
410:03/04/15 07:02 ID:lZ6yGP38
とりあえず逆移植版が出たら風向きが変わると思うんで、ええ
PS版の声優GOOD
理緒ちゃんのかわいさ1000倍うp
あ、圧縮あったんだ?何にしても良かったよ。
めんて〜
一番かわいいのは理緒たん
蚊歪萎
理緒のドジっぷりは共感できる
いっちゃんかわいいのに
421 :
山崎渉:03/04/17 15:54 ID:ocEBuI9Z
(^^)
216.73.176.146 , ip-216-73-176-146.hqglobal.net , ?
中々理解してくれる人が少ないということでしょう。
捕手
>>420 「いっちゃん」って「一番」って事か。
一瞬「いっちゃんって誰の事?」と思ってしまった。
理緒たんの瞳が蒼いのは、みちのく人の血脈を引き継いでいるからなのです。
(ただいま、方言キャラ(南部弁)化して妄想中…)
理緒たんは常に電波を受信してます
どうも久しぶりのSSです。
今回は添削人が事情で見てもらえなかったりレヴォが忙しいとかで駄目な為、ちょっと完成度が低いです。
少しだけ見てもらいましたがまだまだ文章が硬いといわれ、まだ練り込みが足りないのかなー?と逡巡してたのですが。
>>426を見た瞬間、これは今うpするしかない!と(w
今回のねこっちゃ編は悩んだ末、PS版が元になってます。
まぁPCのコロッケや蟹バサミも捨てがたいのでつが(w まぁPSの赤ブルマは強力(略)
とういうのは冗談ですが、まぁ今までもPS版前提で話を書いてきたので今回もそれに準拠した次第。
お目汚しではありますがよろしくおながいします。
428 :
one7:03/04/20 18:24 ID:Hpl5gGNl
芝生でゴロリと横になりたくなるような昼休みの中庭。
そんな中、最近続けてるのが琴音ちゃんとの超能力の訓練。
暴走を押さえるために力を減らすことになるし、なおかつコントロールの訓練にもなる。
我ながら冴えてるよな。
「よし、このボールを持ち上げてみようぜ」
「はい」
彼女が精神集中する度に、周囲の空気が歪むような気がする。
よし、順調順調。球がブレながら少しづつ…。
「あれ、髪がチリチリするー」
へ、この声は…理緒ちゃんか。なんでこんな所に?
しかし琴音ちゃんの集中は途切れない。訓練の賜物だな。
「え……そんな、力が……駄目っ!そこの人逃げて下さい!」
まさか、また暴走…理緒ちゃんが危ないのか?琴音ちゃんは…駄目だ、頭を抱えたまま動こうとしないぞ!
「あれ、藤田くんどうしたの?」
「わ、理緒ちゃんこっちに来たらやばいって!くそっ……もう間に合わないのかっ!」
前に超能力で粉々になったガラス片が思い浮かんじまった。冗談じゃないっ!
「ふ、藤田くん……」
咄嗟に理緒ちゃんを抱き締める。畜生来るならきやがれ!
俺は目をつぶり、その瞬間を待った。
一分程経ち、恐る恐る目を開けると……マジか?理緒ちゃんの触角……いや前髪が物凄い勢いでピンと立ってる?
まさか前髪が避雷針の役割を…。
そばの琴音ちゃんも呆れ顔…ん、なんで赤い顔してるんだ?
「あのー藤田くん、そろそろ……」
やば、そういや理緒ちゃん抱き締めたままだった。彼女を離そうとした時、茂みからシャッター音が。
「決定的瞬間ゲットー!って感じ?やるわねえヒロ」
志保……よりによって最悪な奴に……。
「このっ!フィルム没収だ!」
「ふーんだ、鬼さんこちら!」
照れ隠しに志保を追いかける。何にしても理緒ちゃんが無事でよかったよ…。
メンテ
ナンス
>>428 もうちょっと理緒ちゃんの触角を生かした演出が欲しかったかな?
>>431 感想どうも。
やはり練りこみが足りなかったか。
実際もうちょっと推敲した方がいいかなと思ったんですが。
そうでなくてもここんとこカキコ少ないし(泣
まぁメンテ代わりも兼ねてるんでこういうレスがあること自体成功なんですが。
メンテ
ナンス
5日のブランニューリーフに理緒ちゃんのサークルっているんだろうか?
>435
Pa●er−Do●lは間違い無く出るんでないの?
多分まだ誰も言ってないと思うけど、
ワンダバスタイルに出てくる春野さくらってかなり理緒ちゃんぽくない?
特にごとP氏ゲンガーの奴。
彼のタッチだと触……前髪もあるし。
性格は全然違うけどね。
微妙だね
微妙だ
微妙
微
彳
山
π
攵
女
小
ナ
451 :
名無しさんだよもん:03/05/03 10:59 ID:UPAf9C4o
(´ー`)
いやマルチはロボットだし(汗
>>452 マルチは身長が小学生レベルなのに、小さいながらも胸はあったりするからな。
まぁ、理緒ちゃんや葵ちゃんが貧乳なのは運動量が多いからだと思われ。
乳房って脂肪だし。
>>454 そうそう、理緒ちゃんはそんな油っぽい物を食べる余裕は……(泣
>>455 いや、そこまで貧乏じゃないだろ。
スーパーで安売りしてるのを上手く買えば
たいていのメニューは大丈夫。
料理も上手だし。
なるほど、確かにその辺は上手く切り盛りしてそうですね。
ブライトシーズン覗いてきたよ。
理緒ちゃんのサークルは一つだけありますた。
そういえば、某画像掲示板にて理緒ちゃんのスレが立っています。
現在のレスは75/100、彼女の画像も結構あるものですね。
というと、あれでつか?
昨日まではなかったと思ったけど……いつの間に。
後で見に行こう。
>>461 いや、二ヶ月ほど前からあるよ
立てた本人が言うんだから間違いない
回転は乏しいようだけどね(泣
……あ、そうか。
あそこ混乱してるから今板自体が数カ所に分かれてるからだな。
って立てたんかい?(w
見つけた……つか、知ってたよ。
ドサクサの移動の際になくなってたから消えたもんだと。
最近18禁しか見てなかったし(w
>>464 うん、お約束だ。
話は変わるが
東鳩リニュ版での理緒ちゃんの扱いは
どうなっているのだろう・・・・
ベタ移植ならそれで良し。 変に弄らないで下さいw
ベタ移植みたいだから大丈夫でしょう。
本編はともかく、ミニゲームではちと使いにくいと思うんだがどーよ。
オレの愛が足らんのか?
>>468 自分はパズルゲームあんまり得意じゃ無いから
理緒ちゃんの一個がこの上無くやりやすいのだが・・・
とりあえずは愛を持ってw
ハートバイハートは……射程の短さをどう克服するかですな。
あ、確かに・・・
あの射程でセバスロボ倒すのは正直キツイ・・・
新聞紙の他に玄太郎召喚とか付けて欲しいかも
但し召喚後数秒間、理緒ちゃんがパニックで操作不能と(マテ
もしくは良太&ひよこボムとか?
ただ気まぐれなので自分が巻き込まれることも。
皆さん新機能を考案するのは良いとして、
何故に必ずオチがつくのですか?
474 :
名無しさんだよもん:03/05/13 01:25 ID:5KAx1kGN
ただでさえ早いスピードが4倍速になる
ただし転ぶと10秒間停止
プロレス技とかでも良いかも
射程? 気にしてはいけませんw
又は触k
ジャーマンスープレックス。
相手が自分より重いと自爆。
>>477 じゃあ、キン肉ドライバー。
もしくは、マッスルリベンジャーで。
めんて。
ちゅーか前みたいにSSが投下されなくなったね。
スマソ
ゴメン・・・
精進します・・・
総合スレでキャラスレ国力評価で盛り上がってるね。
でもあの評価はちょっと間違ってるな。
最近SS何かうpされてないし(泣
最近スランプだ(汗
メンテ
>>総合
国力=萌え度?
軍事力=萌え生産力とか??
誰か詳細希望
あれって元々ヲチスレでやってたんだけど、国力は確か人口。
軍事力は……なんだったかな?勢いだったような?
一番いいのはヲチスレの過去ログ読む事だけどね。
保守しませう
誰か東鳩アンソロ買った人居ない?
楠木が描いてたらしいんだけど。
結城心一の漫画にも理緒ちゃん出てたYO!>東鳩アンソロ
ガドガード犬に追いかけられてセリオ水飲んでた(謎
楠木漫画は理緒&マルチ話
>>489 今日フライングを狙って日本橋行って来たが何処にも無かった。
やっぱり大阪と言えど、所詮地方なんだね…
491 :
490:03/05/26 21:30 ID:6FvANQu9
1票ワラタ
とりあえず、さっちんに1票
本スレで話題になってたけど2が出るみたいだね。
理緒ちゃんは……出るのかな?
出ないだろうけど、PSEが出てもういらないかなと思った
PS2が処分できなくなった
出たとして、あれから時間通りに歳とってたら・・・あまり幸せそうじゃないな
498 :
名無しさんだよもん:03/05/29 07:54 ID:80DqSKrL
|ω・`)
あぼーん
高校生になった良太が理緒ねーちゃん2○歳にドキドキしてたり
したらちょっと萌えるw
まぁ別世界とかいう可能性も高いし。
少なくともそのまんま続編っていうのはないんだろうな。
大体スタッフほとんど違うし。
>>500 それはよい(w
投票してきますた。少ねぇ・゚・(ノД`)・゚・。
>>500 いや、高校生になったひよこ、登場キボンヌ
>>503 そうすると理緒ちゃんにそっくりな
ひよこ攻略可能になる訳か・・・
そしてイベントで理緒姉さん(ひかりママのように)登場と。
良いかも(w
みなさん、ぜひ▽お絵かき@Leaf,key板△ にいきませう。
げーつ氏が理緒ちゃん描いてるよ!
>>504 ひよこは雛山3兄弟の中で、唯一CGなかったからなー。
そういう解釈もありかと。
↑の絵見てきた
良かった・・・
高校生ひよこはどんな感じなんでしょう?
とネタ振ってみる
まったく理緒ちゃんと同じってのもなんだから…
ツインテール(辻加護頭)?
ひよこは触角が一本、でどうか。
性格は勝気とかw
甘えん坊がいいな。「お兄ちゃん」って言って慕ってくるとか。
アンソロ買うて来た
楠木さんのは良かったが・・・
結城さんの犬がらみとその後が(w
ひよこを甘えん坊にすると2Pカラー初音ちゃんが出来そうなんだがw
触角もちゃんと一本生えてるし、モミアゲにもそれっぽい物が・・・
理緒ちゃんの「お姉さん」振りが気になるかも
>>513 理緒ちゃんはめちゃめちゃ美人に成長してます。
同窓会で会うと「え!?お前、雛山!?」みたいな。
理緒ちゃんは今のままでも十分美人です
後はむn・・・
実際成長後の彼女達がどんな風になってるか見てみたいね。
2での出番は微妙だけど、ひよこは1でCGすらなかった故、逆にチャンスかも。
東鳩のアンソロって遺伝子?買う価値あり?
もうみんなチェキしてるかもしれないけど、▽お絵かき@Leaf,key板△でげーつ氏が一人理緒祭りやってるよ。
今回は……見てのお楽しみだな(w
>>515 いや、オトナっぽく成長してるという意味で書いたんだが。
>>516 最近理緒ちゃんを描いてるのは楠木だけなので、
アンソロ作品集の同人誌が出るまで待った方がいいかも。
散々既出の可能性が高いが
遺伝子アンソロで理緒ちゃんが出てる巻数ってどれ?
1〜9巻までは何とか買ったけど・・・
10巻以降出番はありますかと聞いて見る。
大人っぽく成長した理緒ちゃんが想像出来ない
俺の萌えが足らんのか・・・?w
>>518 さっきも書いたけど、10巻以降理緒メインは全部楠木のみ。
裏を見て楠木が参加してる巻は理緒話があると思っていい。
520 :
518:03/06/03 09:46 ID:G0dm+bs1
>>519 情報感謝!
早速買いに逝って来ます。
流石楠木さんw
中古同人屋で七瀬屋WORKSの「ちくたく」という本を買ってきた。
PC時代につくられたっぽいんだけど、ラブラブな内容で良かったっす。
保守。
夏コミの通知が届いてるようですが。
理緒サークルはいくつ位あるんでしょうか・・・
多いといいんだけど……例年2〜3くらいだからなー。
漏れも冬は参加する(略)
真鍮です。
しばらくPC触ってなかった。
マジですまんかった。今晩より再開する。
360の続きです。自閉症にどうぞ。次回作へ繋ぐ為、駄目押し連載再開(汗
次の日も、そのまた次の日も俺は夜な夜な雛山さん宅に出向き、様々な攻撃
を行った。玄関先にコンドームをばら撒いたり、ピンポンダッシュで雛山家
を叩き起こしたりした。しかし、当然俺は学校へ行けないので、ピンポンダ
ッシュ翌日の彼女の眠たそうな顔を見ることはなかった。
なんで雛山さんは何も言ってこねえんだ?いくらなんでもこれが俺の仕業だ
ってわかるはずだ!ずっと学校休んでんだからな!俺がこれだけ攻撃してる
のにシカト決め込みやがって!ムカつく女だぜ!
そう、彼女の反撃は一切ない。
不登校になり、一週間が過ぎた。相変わらず俺の攻撃は続いてる。3月21日金
曜日。今日は真昼間から雛山家に出撃だ。平日なのでおそらく留守にしている
はずだ。
いつものようにコンドームを撒き、俺のDesire(アソコ)をドアノブに擦りつ
けた。さて帰ろうか、と足を踏み出した瞬間、昨日まで気付かなかったある物
が目に入った。
手紙だ・・・。
郵便受けに手紙が突き刺さっていた。今までは真夜中にしか来なかったので、
雛山さんの手によってすでに抜かれていたのだろう。俺は名案を思いついた。
ふっふっふ。これを盗んで読んでやろう。ま、どうせくだらねえ金儲けの資料
かなんかだろ。
アパートから離れた時、一瞬誰かの視線を感じたような気がした。辺りを見回
すが何も見当たらない。
気のせいかな・・・?ま、いっか。
俺は手紙を握り締め帰路へ着いた。
家に戻るとすぐに自分の部屋へ向かった。ママは「おかえり」とだけ言った。
俺が学校へ行かないことに関しては、目を瞑っているらしい。
手紙をじっくり見回す。宛名は『雛山理緒様』となっている。送り主は一言『
母より』。・・・・・・。
俺はその封筒を破り、手紙を取り出した。やがて文字を追い始めた。
理緒へ
バイトで忙しいのに毎日毎日お見舞いに来てくれてありがとう。私のせいで理
緒に随分迷惑かけてるよね。17日の私の誕生日、理緒が作ってきてくれたおで
ん――ピチピチの女子高生がおでんはないぞ!笑 でもとても美味しかったよ。
美味しすぎて涙が出ちゃった。
ところでさ、最近元気無いんじゃない?理緒は大丈夫って言ってたけど、私に
は無理してるように見えるよ。今日はそのことで手紙を書いたんだけど・・・。
遠慮しないで私に相談してネ。理緒がそんな顔してるの似合わないぞ!それじ
ゃあくれぐれもお身体に気をつけて。良太とひよこをよろしく頼んだよ。
母より
俺が攻撃を始めたのは14日の夜からだ。つまり雛山さんは俺が施した数々の悪
戯を全く母親に告げていないのだ。おそらく入院中の母親に心配をかけない為
にだろう。
なぜだ・・・?なぜそこまで人を思いやることが出来るんだ・・・?
目が涙で翳み、手紙の文字がぼやけてみえる。
自分だって苦しいんじゃないのか・・・?
なぜ見ず知らずのクラスメイトに連絡網を・・・?『木村君今日休んでたから』
なぜ毎日の労働に弱音を吐かないんだ・・・?『貧乏で良かったと思う時』
小さい弟妹の世話だって・・・。『ピカチュウの真似やらされたりするんだよ』
そしてなぜ・・・?
なぜ俺は泣いてるんだ・・・?
『ありがとう木村君』
不意に俺の一番好きな雛山さんの顔を思い出した。その顔は笑っていた。その
顔に無性に逢いたくなった。逢って・・・。
「拓ちゃん」
突然、部屋の外からママの呼ぶ声がした。「同じクラスの女の子が来てるわよ」
ドアを開けてママに「誰?」と聞くと、「さあ」という応えが帰ってきた。
階下に降りる。やがて玄関に立つ少女の姿が目に入った。信じられなかった。
「―― 雛山さん!!!?」(続く)
>>526-527 おお、久しぶり……つうか、昨日カキコしたのが他のスレも含め全て消えてる……。
いよいよ佳境だね。一体どうなるやら?
>>529 そ、それはどうゆうこと!?
カキコしたスレ消えたってこと?
長瀬祐介が木村君に狙いを定めました。
傲岸不遜な同じ年頃の子がとても嫌いのようです。
あぼーん
527の続きです。自閉症にどうぞ。燃え尽きる前の蝋燭のような勢いで連続うp。
水色のトレーナーに赤いスカート。私服姿だった。
雛山さんは笑顔とは程遠い悲しい顔をしていた。
「雛山さん・・・」
「木村君・・・」
一瞬見つ合ったが、彼女の方から目を逸らす。そのまま震えるような声で言っ
た。「一緒に・・・来て」
雛山さんに連れられ、近所のファミレスまでやってきた。その間俺たちは一言
も交わさなかった。
彼女が一つのテーブルに向けて合図した。そのテーブルに二人の人間が腰掛け
ていた。一人は知ってる顔だ。二人共俺たちをじっと見ている。
「じゃあここに座って」
宇徳にそう言われ、俺は彼女の隣りの椅子に腰掛けた。向かいに雛山さん、そ
して見知らぬ中年男が席を取っている。しばらく全員が黙ったままだった。
「今日、学校なんじゃねえの?」
口火を切ったのは俺だ。沈黙に耐えられなかった。
「今日は春分の日」
宇徳が応える。「でも君の為に休み潰してんの。君の為にだよ」
「木村さんですね。私こうゆうものです」
中年男が名刺を差し出した。『加賀美探偵事務所 里中洋次』
探偵・・・。
「ごめん・・・」
雛山さんが目を逸らしながら言った。相変わらず声は震えている。触角、肩、
どちらもうな垂れていた。
「この度、こちらのお嬢さんから依頼がありまして」里中が宇徳を指して言っ
た。「あなたがこの・・・雛山理緒さんの宅に嫌がらせを続けていると」
「・・・・・・」
「そうゆうわけで一昨日の夜から調査させて頂きました。結果、あなたが彼女
宅に嫌がらせをする様を抑えることが出来ました」
里中は懐から幾つか写真を取り出した。
「間違えありませんね?」
そこに写っていたのは一昨日の夜、昨晩、そして先ほどの俺の姿だった。雛山
さんの家に数々の悪戯をする決定的瞬間だ。
「はい・・・」
素直に認めた。雛山さんがグスッ、グスッと泣き出した。
違う!違うんだ!俺の好きな雛山さんの顔はこんなんじゃないはずだ!
里中はうんうん、と頷く。そして肘をつき、両手を口の前で組み合わせた。
「これ以上、彼女に危害を加えない。それが彼女達の望む絶対条件です。それ
を承諾していただけないのなら、警察を交えた問題に発展します」
里中はじっと俺の目を覗き込んでいる。宇徳はずっと俯いたままだ。雛山さん
は両手で顔を覆い、嗚咽を続けている。
「わかりました」
姿勢を正してそう応えた。すると里中はまたうんうん、と頷き、やがて立ち上
がった。
「では私はこれで・・・」
そう言って里中がその場から離れていく。宇徳は軽く頭を下げた。
雛山さんの泣き声だけが残った。客はほぼ満員だったが、周りの音は全く耳に
届かない。
「ゴメンね・・・木村君」
今度は宇徳が謝った。俺と目を合わそうとしない。「理緒、凄く苦しんでたか
ら」
「いや・・・、俺のせいだ。ゴメン」
「・・・・・・」
宇徳は一瞬俺を詮索するような目で見るとフッと優しく微笑み、静かに立ち上
がった。
「もう理緒泣かせちゃ駄目だよ」
それだけ言うと彼女は「じゃあね」と右手で示し、出口の方へ歩いていった。
俺は心の中で「サンキュー」と呟いた。届いただろうか・・・。
雛山さんは相変わらず手で顔を覆っているが、もう泣き声は止んでいた。なん
だか俺の言葉を待っているようにも見えた。
俺にまだチャンスはあるのだろうか?愛されたいなんて思わない。ただ・・・。
「雛山さん!」(続く)
>>真鍮氏
おお! いよいよクライマックス!?
いつもながら、お疲れさまです
>>532 柏木耕一さんも応援に駆けつけてくれると
先ほど連絡がありました
>>530 乙。
>>531 いえ、漏れカキコしたはずなのになぜか全て消えてるっす。
>>534-535 次が最終回?何にしてもご苦労様。
なんだかんだで真鍮氏がくると盛り上がりますな(w
ここんとこ寂しかっただけに。
柏木耕一氏は珍走団でした。
>>534-535 お久しぶり。でも、以前に比べ木村を許せるようになって来た。
まぁ、反省してるんだし…って、なんでだろ?
あっΣ(;゚Д゚)最近になってハカロワ読んだからだ…
535の続きです。咳、痰にどうぞ。蝋燭の炎は止まらない。初の三連続うp。
「・・・はい」
静かに顔を上げた。雛山さんの目は涙で赤く腫れていた。
雛山さん。ごめん。本当にごめん。今じゃ自分の馬鹿さ加減に呆れてる。でも
君になんて言えばいいんだ?謝罪の言葉も見当たらないし、挨拶の言葉すらも
・・・。
「これ、盗んだ手紙。君に返すよ」
考えた末の言葉だ。手紙はずっと手に持ったままだったが、誰も気付かなかっ
たようだ。俺はテーブルの上に手紙を置いた。
雛山さんは目を丸くして手紙に手を伸ばした。そして無言で読み始めた。
「木村君の・・・馬鹿」
雛山さんが悲しそうな顔でそう呟いた。その瞬間、胸の奥から熱いものがこみ
上げてきた。
「くっ・・・、うぐっ・・・」
気がつくと、俺は声を上げて泣いていた。
雛山さん、なんでそんな悲しい顔をするんだ?君をあれほど苦しめたのに・・・。
俺のことなんかどうだっていいじゃないか。軽蔑すればいいじゃないか?
『木村君の・・・馬鹿』
やはり雛山さんは優しい子だ・・・。俺はそんな彼女を好きになったんだ・・・。
「うぉぉぉぉぉ!!ああ、うぐ、ああ・・・、」
人の目も気にせずに大声で泣いた。涙のせいで彼女がどんな顔をしているかわ
からない。だから俺はまた一番好きな、彼女の顔を思い浮かべていた。
それから俺は雛山さんを家まで送ることにした。そう申し出た時、雛山さんは
「うん」とだけ言った。相変わらず悲しげな顔で・・・。
「雛山さん・・・」
彼女の家のすぐ側まで来て俺は言った。川沿いの土手道だ。「俺、明日学校に
退学届出してくる」
「えっ?」
雛山さんは驚いたような表情を作った。「そんな・・・」
俺は川辺でサッカーをする子供達の笑い声に気付いた。
「いや、いいんだ。それが俺にとって、雛山さんにとって一番良いんだ。それ
に・・・」
子供達に目を向ける「夢があってさ。高校やめて専門学校行こうなんて思って
たんだ」
雛山さんはそれ以上何も言わなかった。しかし、少しだけ顔が明るくなったよ
うな気がした。
もう少しだ・・・。もう一度だけ雛山さんのあの笑顔が見たいんだ・・・。
二人はやがて雛山さんのアパートへ辿り着いた。ここで雛山さんを家に帰した
ら、もう二度と彼女と話すことはないだろう。
どうすればもう一度微笑んでくれるだろう。あの時・・・、ピカチュウ人形をあ
げた時に見せてくれた、本当に幸せそうな笑顔・・・。
「それじゃ・・・」
雛山家の玄関の前まで来て彼女は振り返り、言った。俺は慌てて引きとめた。
「ま、待って!雛山さん」
「えっ!?」
思考回路をフル回転させる。正真正銘ラストチャンスだ。どうしようか・・・。
やがて俺は一つの結論に達した。
A 「良太君だっけ?あいつにさ。ピカチュウのこと謝っといてくれよ」
B 「やっぱり別れるなんて嫌だ。俺と恋人になれば君は絶対幸せになる」
(最終回へ続く)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
どちらの選択肢を選んでもハッピーエンドへ繋がります。今までこうしたギャ
ルゲー方式でやってきたのだから、最後は選択してもらいましょう^^。
どうせ、両方ともうpするけどね。
まあ、あなたが選択した方の最終回があなたにとっての木村君SS最終回だと
思ってくださいw
真鍮歯ブラシ改め電動真鍮歯ブラシ
ところでモー娘。の紺野あさみに理緒ちゃん臭を感じて
萌えてるのは俺だけか?w
お前だけだ。
>>540-541 男ならすっぱりと行かんかぁ!!
と言う事でAシナリオを俺的最終回にしますw
ついに最終回ですか
真鍮氏、お疲れさまです・・・て
何時の間にか電動ですか!?w
>>540-541 ご苦労様。
寝た不足のこのスレにとってはよい話の種だったと思います。
いやマジで。
本当ならBが相応しいんだろうな〜(w
でもまぁせっかくの最後だし、ここはAにしておきます。
>>542 紺野は一見鈍臭そうに見えて、結構強かな所あるからなぁ。
ちょっと理緒ちゃんとは違うような気がする。
「B」木村!玉砕しる!
保守
保守。
最終回Aです。保守お疲れ様。なんかしみじみしてしまいますね。
間が開いたとはいえ(汗 一応は半年続いたのです。
「良太君だっけ?あいつにさ。ピカチュウのこと謝っといてくれよ」
休憩時間、理緒が私のクラスへやってきた。真っ白な封筒を手に持って。
「木村君からの手紙?」
「うん^^」
ふーん、と私は心の中で呟いた。あんだけドロドロの展開になったのにまだ
手紙のやりとりなんか出来るってことは、あの後上手くやったのかな?
「そんでなんて書いてあるの?」
「ううん、まだ見てない。朝になって気付いたんだ。昨日は疲れてて・・・」
「バイトもいいけど身体を大切にしないさいね」
「はーい;」
めんどくさそうに返事をする理緒。「それじゃあ読み上げるね。『雛山・・・』」
「待って」
口を止める理緒。「私も読んでいいの?」
「うん。だって宛名が『雛山さん&宇徳へ』ってなってるし」
「え?」
私は驚いて手紙を覗き込んだ。確かにそうなっている。
「じゃあ、読むよ」
「あ!う、うん」
「『雛山さん&宇徳へ
元気ですか?俺は元気でやっています。
二人には迷惑ばかり掛けてしまいました。あの時のことを思うと申し訳ない気
持ちと情けない気持ちで一杯になってしまいます。
現在俺は専門学校へ通う為の学費を稼いでいます。毎日バイト三昧。雛山さん
と一緒だね」
フフフ、と私は笑った。
「その内どっかで逢うかもね」
「あはは。そうだよね^^それじゃ続き。『今の所・・・」
雛山さん&宇徳へ
元気ですか?俺は元気でやっています。
二人には迷惑ばかり掛けてしまいました。あの時のことを思うと申し訳ない気
持ちと情けない気持ちで一杯になってしまいます。
現在俺は専門学校へ通う為の学費を稼いでいます。毎日バイト三昧。雛山さん
と一緒だね。今の所は半分くらい稼ぎました。俺も頑張るので雛山さんも頑張
ってください。
良太とひよこちゃんは元気ですか?あの時・・・。最後に逢った日の別れ際、雛山
さんは本当に楽しそうに二人のことを話してくれましたね。あの時の幸せに満
ちた雛山さんの笑顔、今でも時々思い出します。そしてその笑顔を思い出すと
辛い時も頑張れるような気がします。いつまでも良太、ひよこちゃんと仲良く
ね。
宇徳にはお礼を言いたいことがたくさんあります。あの時宇徳が探偵を雇って
俺の凶行を止めてくれなかったら、俺は雛山さんに何をしていたか分かりませ
ん。それにあの時お前が俺に雛山さんと会話できる状況を作ってくれなかった
ら、あの雛山さんの笑顔を見ることは無かったかもしれません。本当にありが
とう。
木村拓也
日曜の朝、寝ぼけ眼でテレビをつける。やけに明るい画面が現れた、と思った
らどうやらアニメのようだ。
あ、これ…。理緒が言ってた奴だな。
(うちの子がね。もう大好きで大好きでテレビから離れないんだ^^)
主人公の女の子の笑顔がとても眩しくて、こっちまで元気になってくる。アニ
メは終わり、ぼんやりエンディングを見ていると・・・。
『作画監督 木村拓也』
「・・・・・・!!」
え?今・・・。気のせいかな?
テレビにもうその名はない。私はしんみりと奏でられるエンディングテーマを
聴きながら遥か昔、木村君と理緒のことを思い出してみた。(終り)
ご苦労様。
なんだかんだでしっかりと完結させたなぁ。
木村君はアニメの世界に飛びこみましたか、何にしても大団円おめでとうございます。
SSかぁ。書いてないなぁ(w
保守。
☆ゅ
>>551-552 乙でした。木村も更正したみたいで良かった良かった。
にしても、木村って絵は上手かったんだな。
ちょっと悔しいw
| ,'^
|_| ,.'⌒ヽ
| M.`ヽ
|从 リ))〉
|.゚ ヮ゚ノl
⊂)] l l
|>' | 」
| 保守
サンクリ行った方
・・・理緒本はありましたか?
あまり年取ったキャラ絵って出てこないわけだが
これはよい
あとスレ違いだが、岡田がどうもメイフィア姉さんに見えてしまう
>>もちろん浩之とに決まってます。
あかりと結婚したメガネかけているアレは、同姓同名の別人なんですよ。
どう見ても若すぎるし。
総合スレにも似たようなのが張りつけてあったけど。
むーーーー行けばよかったかなぁ?
>>561 そりゃ木村君と(略)
保守。
先日某所で理緒ちゃんのフィギュア?を購入
店員に
「コレ買われるんですか!?」
と異様に珍しがられました。
いや、もう慣れてるけどね・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
フィギュアってガレージモデル?
ないわけじゃないけど、数が少ないからねー。・゚・(ノД`)・゚・。
571 :
568:03/06/20 09:46 ID:lt229mik
いや、数が少ないとかそんなものじゃ無く
「理緒萌えの人って初めて見た〜」的オーラが出てました
まあ、逆に言えばグッズ等は良品入手が比較的楽と言うのが救いかも・・・
,'^
_| ,.'⌒ヽ
'´ M.`ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
! 〈从 リ))〉 | 保守
)(l.゚ ヮ゚ノl <
/// 卯| ヽ, \_____
ヽ/ OUUつV
一番ずれてはいけない部分がずれてしまった・・・
吊って来ます・・・
>>571 ……いないわけじゃないけど、少ないね。
=グッズも少ないわけだ。
どっちかと言うといまだに毛嫌いしてる人も多いしね。
未だにG呼ばわりだもんなぁ。
もう慣れたが。
>>574 理緒ちゃんは巨人ファンです、根っからの。
GはジャイアンツのGなんです。
だれか572を修正しる!w
阪神ファンの俺としては(以下略
やはり好きな事と同じく理緒ちゃんはプロレスファンかと
中継の日は姉弟そろってテレビにかじりついて居そうだw
少なくとも良太は絶対見てそうだ=プロレス。
流れで理緒ちゃんも見てると思われ。
>>575 しらなんだ……(w
>>576 漏れAA苦手なんよ。
まぁ贔屓チームの無い漏れは気楽にペナントレースを見ております。
阪神は……うんいい加減優勝してもいいと思うな。
スレ違いスマソ
side-bにサンタ理緒発見
サムネイル見たとき、一瞬森川さんかと思ったのは内緒だ(w
,'^
_| ,.'⌒ヽ
'´ M.`ヽ
! 〈从 リ))〉 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
)(l.゚ ヮ゚ノl < 保守
/// 卯| ヽ, \_____
ヽ/ OUUつV
>>579 うん、ちゃんとなってる。
座り方がカワイイ
保守
保守
☆ゅ
がんばれー
ガンガル
雛山理緒にもチャンスを下さい!!
……なんつーか。
588 :
名無しさんだよもん:03/06/25 20:35 ID:KwKRtwNu
('A`)
保守
,'^
_| ,.'⌒ヽ
'´ M.`ヽ
! 〈从 リ))〉 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
)(l.゚ ヮ゚ノl < ネタが無いですね・・・
/// 卯| ヽ, \_____
ヽ/ OUUつV
PSE版買った人居るー?
佐川が指定時間に持ってこないからお預けだ ( ´・ω・`)
>>PSE
DVDドライブが無いがやはり欲しい。
買おうかな・・・・
しかし、自分は萌えキャラシナリオ出すのに
とりあえず3名クリアしないとイカンからきついな
あかりルート入り損ねたので、まず先輩からいくか
先は長い。。。
>>594 あれ?出す条件は「あかりクリア」から変わったの?
もう一人の萌えキャラも隠しキャラなのよ(w
出現条件はあいかわらずあかりクリアしないとダメなのか・・・
もう少し光を当ててくれても良いのに。
だからこそ理緒萌えな訳なんだがw
今日、実写版理緒ちゃんがブルセラで金稼いでる夢を見たと
ここに書こうとしたら荒らしの絵描きに荒らされてたという夢を見た
とりあえずいえることは、夢の夢に出てきた実写理緒ちゃんもかわいかった
>>599 一つ言える事は、その理緒ちゃんはPC版使用
加えて言うなら裏科理緒だな。
もうちょっと暑くなったら理緒ちゃんと海にでも行きたい・・・
水着は勿論・・・
↓任せた
絵を描ける人がんがれ!(w
↓
やっぱスク水かなぁ
よろ ↓
俺は清楚なワンピース(白)が良い
ちょっと透けてれば(自主規制
↓頑張れw
ていうかいるのか?そんな人(w
ここはげーつ氏に依頼(略)
すなっちゅーの。
↓
ここには元々絵描きさんが上手い下手問わずにほとんどいないので
色々要求するとなかなか書きづらくなるので
もう理緒ちゃんなら何でもいいからキボンw
↓
描いてみたけど…
ゴメン、期待しないで(w
ちなみにスク(略
先越された・・・せっかく6枚ほど描けたが意味なくなっちゃったみたい(´・ω・`)
>>608 早くうpして〜
理緒書き掲示板の管理人やってる者ですけど
掲示板の背景をつけようと思ったんだけど、なかなかいいのがなくて
アニメ版の絵を加工してやったんだけど、少し見づらい
なんかイィ背景画像ないかな、理緒ちゃんの
>>609 うpしる!
ちょいやっつけ仕事っぽいですが描いて見ました、
>>604氏の画像掲示板にて。
2枚キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
,'^
_| ,.'⌒ヽ
'´ M.`ヽ
! 〈从 リ))〉
)(l.゚ ヮ゚ノl
/⊂) ロiつ
'ヽ / (-vi
し'ノ
首から下を志保スレからパクってみたが
ズレないでくれよ
>>614 あぁ、志保スレにあったスク水のね。
上手い転用だ。
そういえば七夕ですな。
>>618 理緒ちゃんが織り姫のカッコした絵があったな。
くっ、間に合わなかった・・・
一日遅れましたが、七夕SS書いて見ました。
急いで仕上げたのでちょっと微妙な感じ・・・
「さ〜さ〜の〜は〜さ〜らさら〜♪」
「の〜き〜ば〜に〜ゆ〜れ〜る〜♪」
楽しそうに歌いながら、良太とひよこが笹に色とりどりの飾りを付けていく
「ほらほら、下の方じゃ無くて上にもちゃんと飾りを付けないと・・・」
「うん、わかった」
最近は身体の方も大分良くなり、
「あ、そんな事してると絡まっちゃうわよ・・・」
月に数回はこうやって家に泊まる事が出来るようになった。
「あ〜ん・・・お母さ〜ん、取って〜〜」
と、長い紙の輪を全身に絡みつかせたひよこが寄ってくる。
「ハイハイ、ちょっと動いちゃダメだからね・・・・はい、おしまい」
「お母さ〜ん、ちょっと来て〜」
台所から理緒の声が聞こえる。
理緒にちょっと待っててと返事をし、良太達に短冊を渡す
「ちょっとお姉ちゃんを手伝ってくるから、ここのペン使ってお願い事書いておいて」
「うん」「は〜い」
暫く理緒と一緒に台所で作業をこなし
休憩した時に「理緒は何か願い事書いた?」と聞いてみた。
「え? うん。 書いたよ」
そういって、手に持った短冊をひらひらと振る。
「なんて書いたの?」
「え? ひ、秘密・・・」
少し恥ずかしそうに短冊を後ろのテーブルに隠す理緒。
と、ひよこが反対側からそれを取った。
「え〜っと、いつまでも・・たくんと・・・なんてかいてあるのかな?」
「あ!? ちょ、ちょっと! コラ!」
これ以上は無いと言う位に真っ赤になってそれを取り上げようとするが、
一足早くひよこは向こうの部屋へと逃げ込んでしまった。
ああ、なるほど・・・
「ちょっとお母さん! 何その『若いって良いわね〜』って笑みは! もう、待ちなさい! ひよこ〜っ!!」
・・・まったく、あの子も判り易い性格してるわね
などと思いながら、私は料理の準備を始めた。
「そろそろ笹飾るから、みんな短冊結んで」
ふと、ひよこの持っている短冊に目が止まる。 やけに大きい・・・
「ひよこは何てお願いしたの?」
「それはお母さんにもひみつ〜」
と、わざわざ私に見えないような所に短冊を飾りつける
それから数分。 皆が短冊を付け終わった。
「じゃあ、これ飾ってくるから。 理緒はそろそろ着替え始めたら? 彼、来ちゃうわよ?」
「もう! お母さん!!」
また赤くなった理緒にハイハイ、と返事をして外に出た。
夕立があったせいか、空は凄く綺麗に晴れていた。
今晩は星が良く見える事だろう。
ふと、風に揺られてひよこが書いた短冊がこちらを向く
『これからもみんながずっといっしょにいられますように。
それから、お母さんが・・・・』
「あ、理緒ちゃんのお母さん。 どうも、こんばんわ」
そこまでが目に入った時、後ろから声をかけられた。
振り向くと一人の少年が立っている。
勿論、知っている顔だ。
「こんばんわ、藤田君。 ちょっと理緒〜? 藤田君来ちゃったわよ?」
「え!? ちょ、ちょっと待って・・・や〜ん、どうしてぇ!!」
かなり痛そうな音が聞こえた。 恐らく慌てて転んだのだろう。
彼の方を向くと私と同じように苦笑を浮かべている。
「・・・すみません、ちょっとお邪魔して良いですか?」
「ええ、どうぞ。 そっちの方があの子も喜ぶだろうから」
「じゃあ、お邪魔します」
藤田君の後から家に入り、玄関を閉めようとして、忘れていた事を思い出した。
外に出てポケットから長方形の紙、短冊を取り出すと笹に結びつける。
空には一番星が輝き始めていた。
『理緒が、良太が、ひよこが、そして家族皆が幸せの場にいられますように』
あ、それから、とペンを取り出して少し書き加える
「『理緒と藤田君の幸せが永遠に続きますように』・・・と、これで良し」
理緒の準備も終わった事だろう。 私は頷くと、玄関の扉に手を掛けた。
ナイスSS!
ご苦労様っす。
625 :
名無しさんだよもん:03/07/09 08:43 ID:HqQm490u
: ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜..
ミ /彡 ,'^ :::.゜。 ゜・。゜゜. . . .
..ミ、|ミ //彡 | ,.'⌒ヽ スレが落ちませんように・・・
ミ.|.ミ/ ./.| '´ M.`ヽ :::.゜。 ゜・。゜゜. . . .
.|//|. [] ! 〈从 リ))〉 : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜
/. [] )(l.゚ ヮ゚ノl :::.゜。 ゜・。゜゜. . . .
┬┬┬┬┬-O∞O‐┬┬
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俺にはAAは無理です・・・
ゴメン理緒ちゃん・・・
: ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜..
ミ /彡 ,'^ :::.゜。 ゜・。゜゜. . . .
..ミ、|ミ //彡 | ,.'⌒ヽ スレが落ちませんように・・・
ミ.|.ミ/ ./.| '´ M.`ヽ :::.゜。 ゜・。゜゜. . . .
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┬┬┬┬┬-O∞O‐┬┬
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修正しておいたよ。
>>627 ふと思ったんだが、長いスペース作るのにのに、半角スペース使ってない?
半角のスペースはたくさん打っても表示される長さが決まっているんで
長いスペースを作るときは全角のスペース使った方が宜しいかと。
半角スペースはズレを直す程度で。
AAにも色々あるなぁ。
633 :
626:03/07/10 22:16 ID:8Un/Z+HR
>>AA
628の修正に感謝
半角スペースじゃダメなのか・・・・
精進しよう。
>>野良氏
乙です
保守。
>>634 よりによってバイトの時のかぶり物かぁ。
>>634 なんちゅーか、理緒ちゃんて「そういうポジション」ってイメージが定着しちゃってるんだろーな。
他のキャラと比べると、理緒ちゃんレベル一つ下みたいな。
他のキャラのファンも「この子はこういうポジションだし、お前もそれを解ってて好きになったんだろ?
だったら変な高望みをするな」という理論を当たり前のようにぶつけてくるのがツライね。
高望みも何も「せめて普通レベル」を望んでるだけなのに…、それすら許されませんか?
DNAのアンソロ16巻の表紙の扱いは特に酷かったよな・・・。
そんなにひどいか?
>>640 あの後浩之が窓ぶち破って理緒ちゃん「だけ」を助けに行く
・・・と解釈していますが何か?w
確かに他のキャラファンから言わせると「所詮雛山だし」だからなぁ・・・
理緒萌えです、と言うと皆変な顔するんだよね
「あ、理緒萌えの人」で覚えられてるのは喜ぶべきなのか嘆くべきなのか・・・
>>641 実際、それが一番安全だしな、浩之にとっても。
しかしあきかん氏もヒデェ絵描くよなぁ・・・・゚・(ノД`)・゚・
>>641 そうか!その手があったか!
でも、浩之にとっては一番危険じゃないのか?
遺伝子の16巻?どんな表紙だっけ?
うう、本屋で確認してくるか。
1.
後ろがガラス、階段の上から落ちて来る
荷物及び人及びロボットを受け止める
壁に衝突、又は窓ぶち破って落下は避けられない
2.
二階位の高さ(と思われる)から窓をぶち破って
上から落ちて来る理緒ちゃんを一人助ける。
地面に衝突は避けられない
どっちもあんまり変わらないようなw
保守。
夏コミ前だからか人がいないなー。
雨鬱陶しいなぁ・・・梅雨明けはまだかぁ!!
まあ、梅雨が明けてしまうと
色々と萌えるシチュエーションが無くなる訳でして。
とりあえずアレだ。
学校帰りの雨の中、理緒ちゃんと相合傘で帰るのは(・∀・)イイ!!
>>650 (・∀・)ソレイイ!! 早速次の雨の日から実行しよう…脳内で
>>651 多分理緒ちゃんだと思われ
っていうか、その書き方だと一瞬遥か昔に自分が書いた
クソ下手な理緒ちゃんが出てくるんじゃないかと冷や汗かいたw
ぼちぼち夏休みですが、理緒ちゃんはまたバイト三昧なんでしょうか?
>>651 決して上手くはないけど、なんかいい味持ってるなぁ。
海水浴ネタって未出かな
海でのバイトは鶴来屋の専売特許だからなぁ・・・
いや、あえてあそこでバイトするとか。
海のバイトと言えば海の家で焼きそばとかなんだろうが・・・
意表をついて海女さんのバイトとかで素潜り。
いや、理緒ちゃんなら出来そうな気がするし。 水の抵抗も(以下略
バイト代の他に取ったウニとかサザエとかを貰って来て
浩之達と夜の浜辺で料理、そしてお約束の花火
その後に旅館の温泉でまったり。
一緒に入った他の女の子の胸の大きさが気になったりして・・・
えっと・・・
誰か俺を止めてくださいw
>>656 数時間後…
,'^
_| ,.'⌒ヽ
'´ M.`ヽ
! 〈从 リ))〉
。 。゚ )(l ´(フノl <うわぁぁぁん!助けてー!
// f]つつヽ,
ヽ /,.く/_|l V
'ー'し'
>>660 ↓答えw
_ (( ))ノ
'´ M ヽ ( ))ノ
(! ! ノ从 リ)〉 ) ノ ランタタンタタンタラン
\|lゝ´ヮノ| (( )))
ノ⊂)l介つ亡!
く/⊂く._ノi」《 ̄ ̄
l.ノ |
>>660 裏事情
↓
_ ダーメーダッ _
'´,´,--ヽ ツッテンノニアーモウ!! '´ ヽ ガンバッテハタライテクレタ
!l iノ从从リ ! ノ从l`1)〉 ヒナヤマサンニ
ヽl、 `ロノ ノノゝ゚皿゚ノゝ コノリョウリヲオレイニ!!!
(__j⊃================[三三]つ亡!
`) l__ヽヽ ズルズル ノノ/__`」
⌒`)``) `_>> し'ヘノ
それはおぞま……微笑ましい(w
藤田君から、お古のパソコン貰っちゃった♪
,'^
_| ,.'⌒ヽ _Y_
'´ M ヽ '´ ヽ
i ノ从 リ))〉. _ノ(从从i !ゝ この経済状況でネットとは流石だな、姉者。
)(l゚ ヮ゚ノ / ̄ ̄ ̄ ̄ /i、ロ ゚ li/
_//lつ水/ 藤田作 /⊂⊂□__
\/_____/
つなげられるのか?(w
そういえば夏休み・・・
とりあえず夏休みのイベントと言うと
ラジオ体操とか学校のプール開放とか絵日記とか
夏祭りに海に宿題に・・・と結構イベントが多いですよw
理緒ちゃんはやっぱり良太達にくっついてラジオ体操行ってるのだろうか・・・?
新聞配達しないと生活が。。。
むしろ良太が配達の手伝いをしてそう
668 :
名無しさんだよもん:03/07/19 15:01 ID:5Jnqbs7s
|ω・`)
保守。
理緒ちゃんのプライズぬいぐるみって
まだ出てないよね?
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
(*´Д`*)
プライズのぬいぐるみ(着ぐるみ姿のアレ)、先日秋葉原へ行った際に発見しました。
取りやすそうな位置でしたが、全然持ち上がらなかったので諦めました。
駅前のセガ?
あそこは難易度高いからなぁ。
しかしあるならやっておけばよかったよ。
今日コミケカタログ買ってきた。
理緒サーク2つ発見!
正直1コだけだと思ってたから、ちょっとウレシイ。
>674
自分は5つくらいあるんじゃないかとか思ってたから悲しいよ。
でも1つも無いレミィよりは良いか。何だか気の毒。
>>675 東鳩のサークル自体が縮小されてるからね。
ちなみに俺は理緒ちゃんで応募するとナゼか落ちる…
今日は海の日〜 ♪
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. .,'^
_| ,.'⌒ヽ
..'´ M.`ヽ ざば〜ん
. ! 〈从 リ))〉/⌒ヽ
)(l.゚ ヮ゚ノl/ / ゚:: ゚;゚ ゚
//⊂)貧/ ゚.;゚./; :;;
.ヽ./ (../ 。゚ /.;.;:::
//⌒ ̄⌒`´ ̄`〜ヽ'ー--
_/ ιυっ ̄~つyへつ
/ フっιつ人´ / /つυ^っへ っっ
/ /つつ。o/ / / / ^つっへυっつ
_/ 〉o°o。 。 / / /°>つっっっつっっ
/ \γ、。 o 。 /o。/ /つっっつっつ
__/ `⌒ヽっ/ 。/ / っつ) っつっつ
=/ っっ τ-っつつっ、。| つ っつつつ
 ̄ っっ )) ) っつつつ。| っっつつ
つつっιつ) ⌒つっ) っつっつ。 °|
( ヽ ―――― ○ ――――
, ⌒ヽ ( ) // | \
( ' ( ヽ⌒ヽ 、 / / | \
ゝ `ヽ( ) | (⌒ 、
( 、⌒ ヽ ( ヽ
( (⌒ ) ( ザザーン サザーン
__________________________________________,'^__________________________________________________________________
〜〜 〜〜 〜〜〜 〜_| ,.'⌒ヽ 〜〜 〜〜 〜 〜〜 〜 〜 〜 〜
〜〜 〜〜 .'´ M.`ヽ .〜〜〜 〜〜 〜〜
〜 〜〜 〜〜 〜 ! 〈从 リ))〉 ア、タマチャンダ 〜〜 〜〜〜 〜
〜〜 〜〜 .〜〜〜 )(l.゚ ヮ゚ノl 〜〜 〜〜 〜 /⌒\〜〜 〜
〜〜 〜〜 . ( 二し二J)〜〜プカプカ 〜〜〜⌒/ `・ω)ミ 〜〜
〜 〜〜 〜〜 〜〜 〜〜 〜〜 〜〜〜〜 〜 U彡〜 〜〜
>>677 誤って改行してしまったので修正
今日は海の日〜 ♪
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. .,'^
_| ,.'⌒ヽ
..'´ M.`ヽ ざば〜ん
. ! 〈从 リ))〉/⌒ヽ
)(l.゚ ヮ゚ノl/ / ゚:: ゚;゚ ゚
//⊂)貧/ ゚.;゚./; :;;
.ヽ./ (../ 。゚ /.;.;:::
//⌒ ̄⌒`´ ̄`〜ヽ'ー--
_/ ιυっ ̄~つyへつ
/ フっιつ人´ / /つυ^っへ っっ
/ /つつ。o/ / / / ^つっへυっつ
_/ 〉o°o。 。 / / /°>つっっっつっっ
/ \γ、。 o 。 /o。/ /つっっつっつ
__/ `⌒ヽっ/ 。/ / っつ) っつっつ
=/ っっ τ-っつつっ、。| つ っつつつ
 ̄ っっ )) ) っつつつ。| っっつつ
つつっιつ) ⌒つっ) っつっつ。 °|
↑
こーゆー事も意外と得意だったりしてw
てか胸は「雛」にしろよ。
. .,'^
_| ,.'⌒ヽ
..'´ M.`ヽ ざば〜ん
. ! 〈从 リ))〉/⌒ヽ
)(l.゚ ヮ゚ノl/ / ゚:: ゚;゚ ゚
//⊂)雛/ ゚.;゚./; :;;
.ヽ./ (../ 。゚ /.;.;:::
//⌒ ̄⌒`´ ̄`〜ヽ'ー--
_/ ιυっ ̄~つyへつ
/ フっιつ人´ / /つυ^っへ っっ
/ /つつ。o/ / / / ^つっへυっつ
_/ 〉o°o。 。 / / /°>つっっっつっっ
/ \γ、。 o 。 /o。/ /つっっつっつ
__/ `⌒ヽっ/ 。/ / っつ) っつっつ
=/ っっ τ-っつつっ、。| つ っつつつ
 ̄ っっ )) ) っつつつ。| っっつつ
つつっιつ) ⌒つっ) っつっつ。 °|
まぁ、この手の職人がいないのに文句ばっか言っても申し訳ないので
>683のリクに答えてみた
理緒ちゃんにビキニは似合うだろうか?
と前触れも無く聞いて見る。
>>689 じおあーるの同人誌でそういうマンガがあった。
結構イイ感じだったよ。
>>691の同人
自分は持ってないや・・・
秋葉に行ったときにでも掘って見るか
理緒ちゃんのプライズぬいぐるみも取らないとw
: ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜..
:::.゜。 ゜・。゜゜. . . .
,'^ :::.゜。 ゜・。゜゜. . . .
_| ,.'⌒ヽ
'´ M.`ヽ
! 〈从 リ))〉
)(l.^ヮ゚ノl < 藤田君、お待たせ〜
ノ /ii__y_ヽil、
/ヽ *|___]゚*~フ あ、理緒ちゃ・・・・・・(真っ赤)>
l/゚,イl # |/ |
|#__」 △
~t/t/
浴衣はいつも見慣れてる女の子が凄く綺麗に見えたり・・・
水着も良いけど、やっぱり和風は良いものです。
そうでつね。
そういや理緒ちゃんはお祭の夜店関連は強いんだろうか?
>>693 グッジョブ!
>>694 かなり弱いんじゃないかな?
そこへ「しょーがねーなー」の声を共に浩之登場!
射的とかは得意っぽいんじゃ無いかな・・・
新聞配るのに狙いとか必要そうだしw
途中まではイイ線いくんだけど、肝心なところでドジ属性が……。
というところでしょうか?
そして手助けに入った浩之の鮮やかな腕前に
さらに惚れ込んでしまう理緒ちゃん。
保守
お祭りでピカ○ュウのお面を買って
鳴き真似をする理緒ちゃんはデフォルトで萌えですか?
保守。
給料出て少し余裕があったので
ついにPSEを買ってしまいました
さて理緒ちゃんに萌えますかと
俺DVDドライブ持ってないのな・・・
何が釣れるかな〜♪
,'^
_| ,.'⌒ヽ /゚ヽ
.. '´ M.`ヽ. ./ .ヽ
. ! 〈从 リ)).〉 / )
)(l.゚ ヮ゚ノl ./ (
/ (i)iつつ7/ )
|――| 'ヽ/くノ,イつつ (
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ヽθ
/⌒\/⌒\/⌒\/⌒\|彡~゚ ゜~ ~。゜ ~ ~ ~ ~~ ~ ~~ ~ ~~ ~~ ~~
⌒\/⌒\/⌒\/⌒\/⌒\彡 〜 〜〜 〜〜 〜〜 〜 〜
>>702 良いなぁ・・・
彼女には鯛か何か大物を釣って欲しい。
>>702 相変わらずグッジョブ!
彼女のことだから大物と言いつつ鮫あたりを(ry)
声優つながりでトサキントかサニーゴあたりを。
>>702 | Hit!!
|
|
ぱくっ|
/V\
/◎;;;,;,,,,ヽそんなエサで
_ ム::::(,,゚Д゚)::| 俺様が釣られると思ってんのか!!
ヽツ.(ノ:::::::::.:::::.:..|)
ヾソ:::::::::::::::::.:ノ
` ー U'"U'
>>702 岩切さんにHitした模様です
,'^
_| ,.'⌒ヽ イヤーン!!
'´ M.`ヽ
! 〈从 リ))〉
。 。゚ )(l ´(フノl
// (__j⊃ーーーーーーーーーーーヽ
`) ヽ / l__ヽヽ ズルズル 'ヽ
⌒`)``) `_>> 'ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 'ヽθ
/⌒\/⌒\/⌒\/⌒\|彡~゚ ゜~ ~。゜ ~ ~ ~ ~~ ~ ~~ ~ ~~ ~~ ~~
⌒\/⌒\/⌒\/⌒\/⌒\彡 〜 〜〜 〜〜 〜〜 〜 〜
はっ!理緒ちゃんが強化兵にっ!(w
保守。
>>712 理緒ちゃんは理緒ちゃんであって理緒ちゃんでは無いのですw
理緒ちゃんとお化け屋敷へ行こう
>>715 内部のしくみとか知ってて、意外とつまんなかったりして。
「あーこれやった事あるよー」みたいな。
>>716 期待はずれの反応にガッカリする浩之萌え。
>>716 で、途中で気がついて慌てて怖がったりすると。
浩之も案外世話が焼けますな。
芹香先輩にお願いしてリベンジを期す浩之とか
>>720 芹香「…………………」
浩之「え?黒魔術はそういう事に使うものではないです?
わかったよ…」
お化け屋敷
↓
実は元理緒ちゃんのバイト先
↓
先輩方が気を利かせて(配置変えたりして)理緒ちゃんを脅かしまくる
↓
浩之の期待通りになるが、実は浩之も(((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
↓
二人で逃げ出すが慌てすぎて舞台の奈落に落ちてしまう。
↓
狭いところなので密着ドキドキ
↓
もうちょっとでキスというところ救助の手が来て再度大慌てする二人(w
↓
外に出てアイスなど食べつつ、ドギマギしながら帰るのだった。
うん、SSの寝たにいいかも。
って勝手に続けてスマソ
で、次の日そこにいくと近所の人に「え?ここのおばけ屋敷はもう1ヶ月前に
潰れたはずなんだけど」って聞かされて(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ベタ?
俺も暇があったらSSを書きたいんだが…
忙しくてなかなか書く暇がない…
>>723-724 上のお化け屋敷イィ!そのネタパクりたいくらいw
728 :
名無しさんだよもん:03/07/31 12:02 ID:15wqavSF
(´ー`)y━・~~~
730 :
724:03/07/31 17:51 ID:BcqFbT10
というわけで723氏がんがれ!(w
731 :
723:03/07/31 18:19 ID:CsLqgnJj
パンダです、ネタ振っといてなんですが
書く時間が全くと言っていいほど無いです・・・
とりあえず何とか根性入れてみますがちょっと厳しいかも。
他の人誰か頑張って・・・w
あぼーん
ほう。
あぼーん
保守。
夏の陣のお手伝い行って来ます
| ,'^
|_| ,.'⌒ヽ
| M.`ヽ
|从 リ))〉
|.゚ ヮ゚ノl
⊂)] l l
|>' | 」
|
そうか…祭りまでもう一週間足らずですね。
理緒サークルって二つだけ?
委託とかが気になるな・・・
hosyu
ごきぶり触覚にムネキュン保守。
今日買い物に行ったら
理緒ちゃんのキーホルダーを発見
こんなのあったんだと思いながら購入w
あぼーん
あぼーん
保守
人居ないね
夏コミの準備で忙しいのでしょうか?
まあ、とりあえずは保守
セリオスレで紹介されてたSSを見に行ったら
そこの管理人がPS版とアニメの理緒っちを絶賛してた
ファンサイトでもないのにあそこまで持ち上げられてるのを見たのは
初めてだ
っていうか、久しぶりに理緒ちゃんSSを書こうと思ったら、全然書けない…
半年近く違うものかいてるだけで、もう理緒ちゃんSSの書き方を忘れてしまうとは…
しかも思い出すにもPS版貸してて手元にないし…早く書きたいYO!
コミケ組は報告よろ、遠いからいけねぇよ!
>>748 いや、ちがいまする。
多分そこの主はここに来てると思うけどね。
琴音萌えぽいけど。
〜祭りの夜店にて〜
理緒「いかがですか〜美味しいたこ焼きどうですか〜」
浩之「お!理緒ちゃん、テキ屋のバイトとは珍しいねぇ」
理緒「うん、こ-ゆ-のは雇わないのが普通なんだけど、なんかここのご主人
テキ屋の世界に顔が利くらしくて・・・今交渉に行ってるよ」
浩之「交渉?出店のか?そ-ゆ-のは普通出店する前にやるんじゃないか?」
理緒「そうみたいだけどね・・・ここのタコ焼きがマズイとか言って主人叩きのめして
挙句に屋台ぶん取ったみたいで・・・」
浩之「理緒ちゃん・・・悪いこと言わないから逃げたほうが・・・」
由宇「・・・なんや兄ちゃん、ウチのバイトに何吹き込んでんねん」
理緒「あ、おかえりなさ〜い、交渉どうでした?」
由宇「おう、『快く』見とめてくれたで、さ〜あ、売って売って売りまくるでぇ〜〜っ!」
理緒「はい、頑張ります」
由宇「・・・で、ヒナのダチのあんちゃん、あんたも買っていくねんなぁ!」
浩之「・・・じゃあタコヤキひとつ」
由宇「あ、ひとつ売上に付きヒナにはコシヒカリ1袋進呈なんやけど・・・友達がいの無いやっちゃなぁ
あんたヒナの家庭の事情知らんのか?」
理緒「ちょ、ちょっと由宇さ〜ん」
浩之「事情を知っといてそんな条件付けるなあぁぁっ!鬼かアンタはっ!」
>>751 由宇の理緒ちゃんへの呼び方は、前に誰かが書いてた
「りおっち」の方がいーなー。
>>751 ,'^
_| ,.'⌒ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
'´ M.`ヽ < お疲れ様、お茶でもご一緒しましょう
! 〈从 リ))〉 \_____
)(l.゚ ヮ゚ノl
/// 卯| ヽ,
ヽ/ OUUつV 旦~ ~旦
>>751 おおご苦労様でつ。
しかし由宇というと雨降4号氏を思い出しますが……最近は来ないねえ。
>>752 まぁそれはそれ、これはこれ。
こっちも悪くないと思いますよ。
漏れも書いてみたいんですが……スランプから抜け出せん。
755 :
751:03/08/05 23:40 ID:f8Z80vQv
>>753 ~旦⊂(´ー` )ご馳走様です。
しかしええスレやなぁココ。(つД`)
>>751-752 自分も「理緒っち」でしたが、書き手の数だけ違う世界が広がりますので無問題。
由宇の姐さんがパワフリャに描かれてもいる
>>751、ぐっじょぶです。
>>754 あちらで顔出しているのに、呼ばれて返事しないのも何ですので一応。
最近はアレの第4弾をプレイ中につき、なかなか書き込みするネタがありませんので。
…アレの第3弾では、主人公の姉にして情報屋の声が───
「理緒っちと一緒やったなぁ。ちなみにウチの声は、第4弾の同じ立場やで」
思い出してプレイし直すのも一興ですね。
葉に絡めようとしつつも板違いネタにて失礼。
めんて。
今メンテしなきゃならないほどやばかったっけ?
>>756 おおお久しぶりでつ。
向こうでは時折お見かけしますが、さすがにあちらでカキコする勇気は無かったり(w
またよかったら書いて下さいな。
漏れも機会があればそのうちSSでも抱えて特攻しに行きますよ。
やばいよ〜
スレ数も460に迫ってるけど、それ以上に広告のせいで
ボーダーが読みにくくなってる
ここは最近は書き込みが多いとはいえ
油断は禁物
志保板でちょっと話題に出た理緒×志保同人誌
持ってる人居る?
サークルとかが気になるが、それ以前に
理緒本なのか志保本なのか・・・w
おや、漏れ以外にもここで志保スレに行ってる人いたのね。
その本はこちらも知りたいんだが。
>>759 むう、そうでつか。
まぁ漏れもまめに燃料投入……できればいいなぁ。
保守
正直、10ページのコピー誌程度なら中古の同人誌屋に置いてあるとは思えない。
でも、長岡通信社と言うトコは理緒×志保を使った本を書いてるけど(正しくは理緒と志保を使ったレポ漫だけど…)
>>764 今実家に居るので確認出来ないけど
梓×理緒のレポ漫画なら持ってる・・・
同じ所が出してるのかな?
台風直撃中で風と雨凄い・・・・
東鳩市は大丈夫だろうかw
みんなは夏コミどうする?
一般参加で行く予定。
でも理緒ちゃんの本は今年も厳しいんだろうな。
何かあるかも知れないので取り敢えず、楠木さんと所によってみます。
>>769 楠木さんはアンソロの総集編出すみたいよ。
理緒ちゃん漫画もモチロンアリ。
別件で関東行く用事があるのでついでに行って見ようかと。
台風が凄いので、理緒ちゃんが飛ばされてないか心配でつ(w
理緒はマルチでも持てるくらい軽いらしい。
>>773 アンソロ九巻のネタだっけ?
あの回の変身した理緒ちゃんが凄く良い
後見るべき所は素足(以下略
775 :
名無しさんだよもん:03/08/10 04:22 ID:KE8MYCsL
test
めんて。
保守
>>774 俺としては「スーパー雛山理緒」の方を収録して欲しかった。
スーパー雛山理緒ってよく考えると
結構ヒドイ話なんだよなw
改造されてるし
まあ、最終ページの走っていく理緒ちゃんに萌え
だれか夏コミの情報希望
今年は理緒サークルあるの?
ほしゅ
ぐはっ!先生エロエロでつ。しかし絶妙な配役だ(w
どこかで見た絵柄なんだけど誰だろう?
うpロダ……2ちゃんやはづきは流れるのが早いしなー。
どこかいい所……うーん。
ここは虹板の人に聞くのが一番だな。
>>783 駄目だ落とせないや・・・
うpろだは・・・スミマセン判らないです
ゴメンナサイ吊ってきます
>>783 もう消えてるの?
アクセス出来ない・・・
787 :
名無しさんだよもん:03/08/14 23:59 ID:OMD6VoFZ
♪
ぶらっくせりこさん。。。
保守
夏コミ行って来ます
理緒本あるかな・・・
漏れも今日は早く寝るっす。
夏コミ行ってきた
結構掘り出せた
良かった。
ついでに理緒ちゃんプライズぬいぐるみゲット
重いよコレ・・・
>>792 乙彼ー!
漏れ西館あんまり回れなかったからなー。
俺は逆に西館に入りびたりだったw
東は理緒本あった?
残念ながらほとんど無かった……と思う。
見逃してる所は多いと思うけど。
夏コミの後に秋葉行ったけど
店で色々と古いグッズや同人を見つけられた
コップとかあるって初めて知った・・・
理緒プライズの触角が短すぎると思うのは俺だけ??
↓こんな感じw
V
'´ M.`ヽ
! 〈从 リ))〉
)(l.゚ ヮ゚ノl
/// 卯| ヽ,
ヽ/ OUUつ
450超えで圧縮かかるんだっけ?
保守しておきます。
理緒ちゃんの手料理が食べたい。
素麺とかでも可
次の冬コミ、サークルカット理緒ちゃんで申し込んだ。
通るといーなー。
がんがれ!そして801ゲット!
>>799 なんか圧縮が早くなった?
また夏厨でも暴れてるんだろうか。
hosyu
>800
がんばれ
18禁PC版ToHeartで理緒ってHシーンCGあったっけか?
綾香はHシーンはおろか、ストーリーも無かったんだよね?
あることはあるよ。一枚だけだけど。
体育用具室でというシチュはいいんだが、そこに至る過程がゴニョゴニョ
途中黒画面になるし
806 :
803:03/08/22 20:48 ID:IKYxliKm
ありゃ?あったっけ?黒画面の印象しか無いや…。
よし!もっかいやり直してくる!
やっぱりばとるっちはなぁ……。
state
PC版はなぁ・・・あの「図星を付かれたときの立ち絵」のインパクトが
強すぎて・・・。
///////
///////____________
///////  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄
/////// (~) チリンチリン
/////// ,'^ ノ,,
/////// _| ,.'⌒ヽ
/////// '´ M.`ヽ
/////// . ! 〈从. リ))〉 そう言えばもうすぐ
.///////. )(l.゚ ヮ゚ノl 東鳩アンソロの新刊が
////// . /.⊂)卯!つ 出ますね。
///// //△ヽ.λ ) ) 旦
//// l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
///  ̄| .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .| ̄
811 :
名無しさんだよもん:03/08/24 06:52 ID:TqAu6s/n
♫
812 :
名無しさんだよもん:03/08/24 06:53 ID:wwBKK3wA
>>810 買ってきたけど、理緒萌えとしてはイマイチかな?
かかしには変なテンションのキャラにされ、楠木は期待はずれ
扉絵ぐらいだな良かったの。
でも、かかしには私怨臭さは感じられない
>>815 私怨があるかどうかじゃなくて、面白いかどうかの問題だと思うが。
理緒ちゃんにあのテンションは合わないと思うんだよ、キャラ的に。
買ってないけど、どんなもんなんだろ?
>>817 買わない方がいい。理緒ちゃんが雀の涙ほどの出番しかない。
そっかdクス。
最近はちとアンソロの扱い悪いのかな?
>>819 アンソロの扱いは昔っから悪いような気がする。
いや、漏れが読んだときは結構いい話とかもあったしなぁ。
むーーー。やはり志保とかと同じくかき回し役というポジションに甘んじちゃうのか。
東鳩アンソロVol.12での理緒ちゃんの出番表
宇佐美渉…扉絵にて、スク水姿で割られたスイカに驚く姿で登場。小さいが萌え度高し。
楠木真之介…ラスト1ページにスク水で登場。ただし絵が荒れ気味。
かかし朝浩…ナゼか金の亡者に。出番は多いが理緒萌えとしてはちょっと…
Malcolm.X…行き倒れ役で1コマだけ登場。今回のアンソロで一番酷い扱い
理緒ちゃんがバイトしてるハンバーガー屋に繭が来たら2倍萌え
理緒「なにになさいます?」
繭「みゅ-、てりやきバ−ガ−」
理緒「てりやきバ−ガ−ですね、こちらのセットがお得ですよ」
繭「みゅ-♪」
理緒「こちらの新商品はいかがでしょうか?」
繭「みゅ〜〜♪」
理緒「・・・え?それを20個ずつ・・・?」
繭「みゅ-」
理緒「16528円になりますが・・・」
繭「みゅ-☆」
浩平「・・・トホホ(つД`)
大谷さん「すいません、ここ私のセリフばっかりなんですけど…」
ワラタ。
そういや二人とも大谷なんだよね(繭はPS版だけど)
大谷育江って、結構可愛かったりする。
誕生日が一緒なんだよな、大谷嬢
俺より年上みたいだけど(俺も結構年寄りなのに)
今年で38らしい。とてもそうは見えないけど。
830 :
one7:03/09/01 17:39 ID:zqpyllU0
きっと理緒ちゃん同様、頑張り屋さんだから若々しいだよといろんな意味でフォロー(w
たまにはSSのようなものを、最近ずっと名無しさんだったし。
「藤田く〜ん。夏休みの宿題……終わった?」
「訊かないでくれ……今年は最終兵器(あかり)使用を志保に邪魔されて駄目だったんだ」
「そうなんだ……ねえ、私もまだなんだけど……家でやらない?」
「え?理緒ちゃん終わってなかったのか?」
「う、うん……今年冷夏だったんで、稼げないから普段よりも多く働いてたんで……」
「よーし、それなら一緒にやろうぜ。二人の方がはかどるしな!」
「うん!」
みんなは夏休みの宿題は終わりましたか?
……ってここは21禁だから愚問か(w
俺にとっての夏休みの宿題は
夏コミの原稿と、冬コミの申し込みだった。
どっちも提出日に間に合ったけど。
理緒ちゃん本でつか?
>>832 実は違ったり。
でも冬はToHeartで出すよ。理緒ちゃんメインじゃなくて
オールキャスト本だけど。
貸してたToHeartがようやく返ってきた…
久しぶりに理緒ちゃんを攻略してたら、脳内とだいぶイメージが違ってた
理緒ちゃん=ネガティブみたいな、そんな様なイメージが俺の中に定着してたけど
案外チャキチャキ(死語?)しててびびった、きっとマリー・アントワネットと不幸ネタが当時印象的だったんだろう
大谷さんの理緒ボイスも久しぶりに聞いたし、みんなも一度やり直したほうがいいよ
あと、どうでもいいけど徒然なるままにEDを見てたら
矢島の声が置鮎さんでびびった、当時は全然声優なんて興味なかったからなぁ…
変わったな…俺…(ダメなほうにw
漏れも前にSS書くときに事前にプレイしたら、愕然としますた。
いつの間にか脳内イメージが出来てしまうものでつね。
836 :
834:03/09/03 23:07 ID:nc6iAJqo
あと、「ひよこ」の発音が鶏の子供のひよこじゃないのにも驚いた
「ひよ」にアクセントがあるんだね
あと今、ひよこを変換したら雛になって少しびっくり
いかん…俺の低脳さがばれるw
真鍮です。新連載の構想を練っている途中ですが、どうも上手くまとまりません。
でも小ネタができたんでうpします。暑中見舞い(遅い?)SS。これはかなり駄作かも(w
「かあ〜、暑いなぁ。こう暑くっちゃどうにもならないよ」
和子ちゃんが右手にアイスを持って、左手を団扇にしながら言った。日差しの照りつける
坂道を歩いていた。今日は珍しくバイトがなかったので和子ちゃんとブラブラして遊んで
いる。
「もうすぐ夏休みも終わりかぁ」
しみじみと言ってみたものの、私の夏休みはほとんどがバイトに潰されている。それでも
私にとって今年の夏は非常に感慨深いものだった。なぜなら・・・。
「ねえ、理緒。今年は藤田君とどこまで進んだ」
ギクッと胸が動くのを感じた。
「どこまでって・・・?そんな別に」
汗がダラダラと流れ始める。明らかに暑さだけが原因ではない。
「そのうろたえ様・・・さては」
和子ちゃんが意地悪そうにニヤっと笑った。汗が止まらない。
「あ、そうだ和子ちゃん。公園に行こう。あそこなら日陰のベンチもあるし」
私は必至で話を逸らそうとする。
和子ちゃんは意味深に微笑んで「そうだね」と言った。二人は公園に向かった。
「おお!理緒ちゃんじゃねえか。それに宇徳も」
大誤算だった。
「ふ、藤田君!」
日陰のベンチには藤田君、それに彼の親友、佐藤君が既に座っていたのだった。
「ほーら、理緒。あなたのダーリンのおでましだよ」
「二人共、こっちこいよ。コーラもあるぜ」
私と和子ちゃんは言葉に甘えて日陰に入った。私は早速缶コーラの蓋を開ける。
「仲が良いんだね」
佐藤君が笑顔で言った。
「え?そ、そりゃまあ。今までケンカもなく順調でやってこれたわけですから」
慌てて、使ったことのない言葉で話してしまった。佐藤君が一瞬キョトンとした顔を見せ
た。やがて笑い出した。
「違う違う。宇徳さんとのこと」
カァーと頬を赤くする私は3人に笑いものにされていた。
「も〜、理緒ったら。恋人同士なんだからそんなにぎこちなくしないでよ」
和子ちゃんは笑いすぎて苦しそうだ。なんか憎たらしい。
「そんなんじゃないもん」
そう言ってグッとコーラを口に入れる。その時、和子ちゃんが私の耳の側でボソボソと言
った。
「肌も見せ合った仲なんでしょ?」
一気にブッっとコーラを噴出す私。
「な、な、な、なんで知ってるの?和子ちゃん」
「知ってるっていうか、さっきから理緒の態度見ればわかるよ。でしょう?藤田君」
「確かに此間海に行った時から理緒ちゃん、ぎこちなくなっちまったなぁ」
今度は和子ちゃんがキョトンとする。
「は?・・・海?」
「ああ、二週間ぐらい前だっけかな?二人で行ってきたんだよな、理緒ちゃん」
「う、うん」
また汗が出てきた。
「海って?なんでそんなことでぎこちなくなっちゃうわけ?」
「だ、だって」
私は恥ずかしくなり下を向く「男の子と二人で海なんて初めてだし、水着姿も恥ずかしか
ったし・・・楽しかったけど」
「何言ってんだよ。理緒ちゃんの水着姿めちゃくちゃ可愛かったぜ」
「ええ、そ、そんな」
その時和子ちゃんが立ち上がった。何故か呆れた表情をしている。
「佐藤君、二人で向こう行ってようか」
「え?どうして」
佐藤君が驚いた顔で和子ちゃんを見る。
「だって」
また意地悪そうに笑った「こう熱くっちゃどうにもならないよ」
「ええ?」
わけがわからない私。見ると、藤田君も同様らしい。
「あはは、そうだね」
佐藤君がそう言うと、二人で向こうへ歩き始めた(終り)
おお、お久しぶりでつ。
今回は王道でつね?漏れのSSよりきちんと書けてますよ。
新連載も楽しみにしてます。
宇徳のCVは誰がいいだろう?
個人的には松井菜桜子とかそういう系統が似合いそう
俺はどうしても雪ちゃんとか、香里のイメージがある。
川澄二役?
も一つ短編。理緒ちゃんって年配の人にも可愛がられそうだなぁ、と思って書いてみました。
宇徳さんは使いやすくていいです。SS書きさん、友達役必要なら使ってくれていいです(w
寝静まった街を走り抜ける。どこを見回しても高級そうな住宅ばかりの土地だ。理緒
は毎朝、新聞配達でここを通る。そして幾つかの家のポストに新聞を差し込み、次の
土地へと走り去っていくのだ。
今日もこの高級住宅街に足を踏み入れた。
「え〜っと、まずは高木さんっと」
独り言をしながら理緒は右脇にある一軒家に足を向けた。
次の瞬間、理緒は思わず身体をビクッと震わせた。口から心臓が飛び出そうなほど驚
いた。玄関先に老婆が立っていたのだ。
「あ、え、え〜と。高木さんですか?」
平常心を取り戻した理緒が上目遣いで聞いてみる。
「はいはいそうですよ」
老婆がニッコリと笑って答えた。途端に理緒の警戒心が完全に解けた。老婆の笑顔が
とても親しみやすいものだったからだ。
「あ、これ新聞です」
「あらぁ、どうも」
老婆は新聞を受け取り、「それじゃあ」と言って家に入ろうとした。理緒は思いきっ
て訊いてみた。
「あ、あの新聞を待っていたんですか?」
「え?はいはいそうですよ」
理緒と老婆はしばらく立ち話をした。話によると老婆は先日夫に先立たれ、昨日息子
夫婦の、この家に引き取られたらしい。嫁といまいち歯が合わないことも話してくれ
た。新聞を待つのは彼女の習慣だそうだ。
話してみると老婆は意外にも軽快な口調で、理緒も時間を忘れて楽しむことができた。
「いけない!もうこんな時間だ」
本当に時間を忘れていた理緒は慌てて老婆に別れを告げ、次の配達先へと向かった。
老婆が手を振り、見送ってくれた。
それから理緒は毎朝、老婆との短い一時を楽しんだ。理緒は老婆のことを高木のおば
あちゃんと呼んだ。
「嫁に怒られちゃってね。今日が最後かもしれないの」
「ええ!どうして〜?」
思わず大声を上げる理緒。例の朝の一時の最中だった。
「最近腰が悪化してねぇ。それが毎朝ここに突っ立ってるからだっていうのよ」
「そ、そうか。それじゃあ仕方ないなぁ」
理緒がガックリうな垂れる。その様子を見て高木のおばあちゃんは「昼間にでも遊び
にきなさい」と言った。
次の日の昼間、早速遊びに行った。理緒は家の中に招待してもらい、ジュースをご馳
走になった。姑と嫁のやりとりも見学した。おばあちゃんが言うほど、歯が合わない
といった感じではなかったので理緒は安心する。
「よければ明日もきてね」
帰り際おばあちゃんが言った。理緒は笑って会釈をし、ごまかした。
(ごめん、おばあちゃん。明日はバイトがあるんだ)
もともと今日は珍しくバイトの無い日だった。バイトの無い日の方が少ないのだ。つ
まり、しばらくはおばあちゃんと合えないことになる。理緒の胸を寂しさが支配した。
いつものように寝静まった高級住宅街を走り抜け、高木のおばあちゃんの家の前まで
やってくる。すると理緒は意を決し、庭へと回った。そして庭に面した部屋の窓を小
さくコンコンと叩く。すぐに反応があった。高木のおばあちゃんがビックリした顔で
立っていた。そこは昨日訪れたおばあちゃんの部屋だった。
「理緒ちゃん!どうしたんだい?」
「えへ、なんかおばあちゃんに直接新聞渡さなきゃ落ち着かないんだ」
理緒がそう言うと、おばあちゃんは呆気に取られた顔からいつもの笑顔に戻った。
「そうかいそうかい。そんじゃ頂こうかね」
そして二人は少し話をした。
「明日も待ってるよ」
別れ際、おばあちゃんがそう言うと理緒は「うん!」と元気良く返事をして、その場
から去った。
久々にバイトの休日が訪れた。理緒は恋人を連れて高木のおばあちゃんの家へと向か
っている。彼にはこう言った。
「お友達に藤田君のこと紹介するんだ」(終り)
俺、こういうおばあちゃん話には弱いんだよなぁ、心洗われますた。
>>843-844 乙彼ーっす。
そういやこういうご年配の方が絡む話って書いたこと無いや。
むう、目の付け所がシャープだね?(w
漏れも参考にするっす。
このスレひょっとして1000逝くか!(w
>>843-844 >「えへ、なんかおばあちゃんに直接新聞渡さなきゃ落ち着かないんだ」
にやられますた。GOOD JOB!
変
なにが?
851 :
名無しさんだよもん:03/09/11 21:39 ID:nFCl/SZ3
プーは氏ね
理緒と聞いたらス○イラルを真っ先に思い浮かべる漏れ
853 :
名無しさんだよもん:03/09/12 16:42 ID:JTQy0IPJ
854 :
名無しさんだよもん:03/09/12 20:17 ID:FFMszaUL
>>852 ス○イラルの理緒を知り、
「声がマルチの理緒」
なんてネタにしていた記憶が。
そういやもうすぐ誕生日・・・
プレゼントとかSSとか考えないとw
今更ながらプライズぬいぐるみゲット。
そこはかとなく微妙な感じ(つД`)
なんで何時もネタに走らされるんだ・・・
>>856 そういやもう誕生日か。去年は……やめよう今は今だ(w
>>857 まさか現役コンパニオンが(ry)
秋葉のめろんブックスで前に出ていた理緒ちゃん本ハケーン。
でも買い忘れた……。
めんて。
>>843-844 乙です。 個人的に彼女は年配の方(近所で親しまれてるオバちゃんとか)
に気に入られるシチュがかなり思い浮かぶのですが・・・
バイトとかでパートの人とかと喋ってそうだし、
現場の兄ちゃんやおっちゃん方にも気に入られてそうだw
みんな忙しいのだろうか?
いそがしいよ〜、ここ来るの3日ぶりだ
まぁ、本編の彼女の苦労からしたら全然大したことないけど
最近葉鍵板も人口減ったから、それ絡みかなー?とか、誕生日の準備にしては早すぎるなと思ったし。
よし!人集めのためにも理緒ちゃんにがんがってもらうしかあるまい!
ここでちょっと媚でも売ってもらえば、何人かがフラフラと(略)
mennte
彼女の生誕祭はもうすぐですね。
,'^
☆ チン _| ,.'⌒ヽ
'´ M.`ヽ
☆ チン 〃 ! 〈从 リ))〉 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\)l\゚ ヮ゚ノl < 私の誕生日祝いはまだ〜?
\_/⊂ ⊂_ ) ヽ \_____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|V
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | マチクタビレタ〜
| 雛山専用 |/
あれ……漏れの勘違いでなければ、理緒ちゃんの誕生日って11月24日じゃなかったっけ?
それともそれ以外の何かなんだろうか?
漏れはすでに準備期間に入ってるけどね<生誕祭
ふむ、今年で雛山は23歳か(あってるかな?)。雛山は社会人5年生。
ヒロユキは大卒のバリバリ新入社員。社会人になって始めてのプレゼント。
当然懐は厳しい。しかし無理して指輪を購入。
等々妄想してみる。
…琴音ちゃんの誕生日の10/09と勘違いしてました。
∧ll∧吊って来る…
漏れもいい加減続きやらないとあかんのやけど、某板がゴニョゴニョ……。
誕生日あたりまでには復活といきたいなぁ。
>>868 なるほど、今から仕込みでつか。
誕生日当日には程よく熟成されてると。
>>870 イ`
>>869 その頃には理緒っちの方が給料高かったりして。
しかし理緒っちには、家計を助けるっつーか背負うという大事な使命が。
そういや文化祭って今の時期だっけ??
とりあえずネタにはなりそうな予感w
彼女のクラスの出し物は・・・?
大阪「かわいいおばけ屋敷」
神楽「いや、そっちじゃなくて」
うちの母校は11月だったか、文化の日にあわせてた。
この時期は逆に体育祭の準備が忙しかったな。
>>873 無難な所では喫茶店とか。
そーいや、最近は文化祭とかでの飲食系模擬店は
保健所がうるさいって話聞くけどホントなの?
877 :
名無しさんだよもん:03/10/01 21:10 ID:Big6SJJM
どうだろう
きちんと許可をもらってるなんて話を聞いたような。
まぁ理緒ちゃんがいれば、その手の知識はバイトで手に入れてる可能性があるからな。
「雛山、なんでそんな事まで知ってるのぉ?」
「ただ、バイト先の店長に相談してみたら教えてくれただけだよぉ」
などと、思いがけずクラスの注目を浴びて照れまくる理緒ちゃんが思い浮かびますた
めんて。
まあその後には一緒に模擬店めぐりなんぞが待っているわけだがw
目立たないように見えても地味に頑張ってる(+色々知ってる)から
実はクラスの皆から一目置かれてる存在なのかも
テキヤのおいちゃんと知り合いとかね。
模擬店のやり方も変に詳しいとか。
文化祭ではないだろうけど、体育祭なんかだと来たりするから理緒ちゃんと会話になったり。
でしかもテキヤにも色々あるから、刺青した人なんかとも話したりするわけで。
周りから一目おかれたりとか(w
……とかいうSSを考えていた。
書いて欲しいな。
そ、そのうちにね(w
まぁここのところ人もいないし、メンテにもなるからちょうどいいんだろうけど。
保守
,'^
_| ,.'⌒ヽ
'´ M.`ヽ
! 〈从 リ))〉
)(l.゚ ヮ゚ノl 体育の日が近いのでブルマを履いてみますた。
/⊂) ロiつ
'ヽ / (.▼i
し'ノ
(良太)
_V (,,゚Д゚) 俺達もブルマ履いてるぞ
'´ M.`ヽ ⊂ ロつ
! 〈从 リ))〉. | ▼|
)(l*^ヮ^ノl . し J
⊂し▼J⊃
めんて
マッチ売りの少女 雛山理緒スレ♯6
スレ立ての時期によってはそれもいいかもね。
>>886 AA乙でつ。
クレーンキャッチャーの着ぐるみ理緒ちゃん、重いよ…
ラッコさんだからねー(w
真鍮です。次スレから新連載だ!と意気込んでるけど、なかなかスレ
埋まらなくてワラタ。誕生日も張り切ります。
西武ファンだけどダイエー応援。
ここんとこ人が少ないからね。
とりあえずSSがんがれ!
とりあえず保守してみる、俺にネタさえあれば…
今回の遺伝子東鳩どうだった?
アンソロスレで作家のラインナップ見たんだけど楠木氏もいないし理緒嫌いの作家連中が多いので地雷臭いのだけど・・・。
理緒嫌いの作家さんなんているんですか? ヒドイ…。
>>896 見てきたけど、理緒のマンガ描きそうなのは
昔エニックスで描いてた祥寺はるかぐらいか。
可能性薄いけど。
あ、「見てきた」ってのはアンソロスレの事ね。
祥寺はるかとささき雅の2作。
祥寺の方は雅史とからめてちょっといい話に仕上がってる。
ささきの方は捨てろ。久々に核地雷だ。
あと一月ちょいで一周年か
なんだかんだで900越えたねえ。
次スレも見えてきたか。
903 :
名無しさんだよもん:03/10/25 21:17 ID:68vLq+Rq
♫
最近理緒ちゃんがブラックジャックのディーラーを始めたと聞いたが。(w
スマソ……直リンだ。
欝だ……。
保守しとくか