1 :
ちーちゃん:
〜 このスレの鉄の掟 〜
・選択権は大原則として「早い者勝ち」となります!
・しかし、あまりに酷い展開になった場合、
特例「リコール」が適用される事もあります。
たとえ本人であっても選択肢の修正は「無効」ですので、
選ぶ時は慎重かつ迅速に!!
・職人さんは書き込む前に『リロード』必須です!←重要です(泣
・荒らし流入を防ぐためsage進行でお願いします!
これちゃえ守れば誰でもこのスレを楽ちめるでち!
ちょくにん(諸君)さんもプレイヤーさんも、がんばってくだちゃいね!
ちーちゃん達だけのちゅてき(素敵)なお話、いっぱいいっぱい作ろうね♪
3だわ〜♪
>>1-3 乙〜
しばらくしたらページの方をアップしますので〜
乙だけで1000を目指すスレはここですか?
じゃあとりあえず…
A 速攻で本編再開
B これまでのあらすじを20スレくらい使ってだらだら駄弁る
C
>>3叩き
D 萌えトーク
一つ、痛い喧嘩はよちてくだちゃい!!
一つ、ちょくにん(職人)方は早ちゃと技を競い合ってくだちゃい!!
一つ、ちゅきなものをえらんでくだちい!!
一つ、文句があるなら自分で書いてくだちゃい!!
一つ、他人を思いやってくだちぃ!!
一つ、空気読んでくだちゃい!!
一つ、大いに楽ちんでくだちゃい!!
一つ、気軽に参加ちりゅ!!
14 :
名無しさんだよもん:02/08/15 00:32 ID:axMzY/4g
Bおもしろおかしくかたるべし
B でマターリ
それにしても千鶴さん(ちーちゃん)どんどんロリ化してるような(w
まずはちーちゃんの説明をした方がよいのでわ?
>>13 嗚呼……公式掲示板の方に案を書いといたけど先をこされたかっ。
無念。
18 :
13:02/08/15 00:36 ID:jN7X7k9x
>>17 漏れのよりそっちの方が出来良いよ……
ろくに確認せず載っけちまったスマソ(鬱氏
ちーちゃんはあの容姿(ノーマル時の容姿)であの言動、あの行動だから萌えるのです。
一見大人っぽい女性がもし、あんな喋り方したらもう…
前スレあらすじ
千鶴さんにキノコをつかったらちーちゃんができましたとさ。
あと最高が最高だった
これまでのあらすじ
【神奈 死亡】
↓
後日談
↓
国崎タイーホ
↓
けんたろ翼人伝ハケーン
↓
源之助が来栖川電工の源五郎に通報しますた
↓
タイムマシンで神奈救おう!
↓
国崎、美凪とセークス
↓
柳川、国崎、研究所へ
↓
綾香、浩之も参加
↓
柳川キレる、勝手にタイムマシン動かす
↓
シパーイ。セリオ壊れる
↓
1日足止め。
↓
柏木家、生徒達大集合!
↓
虐殺厨千鶴+きのこ=ちーちゃん
↓
柳川パシリ。綾香、みさきが酒宴を開く
↓
酔ったちーちゃんに絡まれる
↓
耕一を道連れに…
最近初音ちゃんとの間に距離が出てきた気がする。
この一念から溝を埋めるため沖縄へと旅立つ柳川(一行)
もっとも柳川に安息の日々が易々と訪れるわけがない。
迫り来る巨大生物。光を放つ未確認飛行物体。
バカンスなはずの旅行で柳川達は心に癒えぬ傷痕を負ってしまった。
時は流れ、目の前で散った命を救うため奴らが選んだ方法。
それは過去に干渉する事だった。
すなわち、『いざゆかん平安時代、おいでませ京の都計画』(今決定)
しかしちょっとまて、
タイムマシンを作ろうと行った来栖川研究所。
なんだか千鶴さんはキノコ食ってちーちゃんになってるし気づけば酒盛りが始まって女衆は乱れに乱れてる。
長瀬一族大集合で馬面度もカウンターを振り切る始末。
果たして、柳川は無事明日という日を迎えられるのだろうか!?
続きはあなたの選択が鍵を握っている。
俺は無力だった。
警官? 教師? 笑わせるな。
目の前で助けを求める少女1人、助けられずに何を言う。
こんな俺が生徒と仲良く遊んでいるわけにはいかなかった。
彼女を助けたい。
その一念がかなったのか、はたまた彼女にとてつもなく残酷な仕打ちをした『運命』のいたずらなのか、
俺は今回の事件の鍵を握る男に出会えた。
『国崎往人』
はやる気持ち。
忘れるココロ。
冷静さを失った先には悲劇が待っている。それはわかっていたというのに。
だが、今回はギリギリのところで踏みとどまることができた。
初音ちゃん、みさき君、舞、祐介、瑠璃子君……俺の大切な生徒たち。
耕一、千鶴さん、梓、楓ちゃん……俺が守るべき家族たち。
あと、飛び入りの連中もいくつかと。
『さあ行こう、救いを求める彼女のもとへ』
『さあ行こう、千年の縛鎖。今こそ断ち砕かんために』
「ヤナたん、カッコいいでちー♪ もっと飲むでち!」
『ああっ! せっかく格好よくキメてたのに!』
ていうか、何で柳川のセリフだけ『 』なんだ??
>>26 よくわからないが、主人公だからでは?
自分の奴は「 」で書いてるけども。
28 :
名無しさんだよもん:02/08/15 01:47 ID:6/7ijNwM
考えてみれば前スレは柳川一色か・・・
『耕一ぃ! こうなったのも千鶴さんの保護者であるお前の責任っ!!
一人だけでは死なん! 貴様も道連れだぁぁぁぁっっ!!』
がっし!
俺は耕一の足首をしっかりとつかんだ。
「こーちゃんも一緒におさけ飲むでちっ! ちーちゃんとヤナたんで飲みまくるでちっ!!」
千鶴さんも耕一に抱きついて逃さない。
「うわ! は、離せっ! 離してくれぇ!!」
耕一は本気で嫌らしく、目に涙を浮かべている。
…これが本当の鬼の目にも涙。
「耕一、女房想いのいい奴だった」
「こらぁ浩之ぃ! お前だけ女の子ンとこ行くなぁぁぁぁっ!!」
「うひゃひゃ! 俺のモンだ! この世の女はぜ〜〜〜〜んぶ俺のモンじゃあぁぁ!!」
浩之はシャカシャカという効果音が付きそうな勢いで綾香とみさき君の方へ逃げていった…
『さあ耕一、観念して千鶴さんのお酌をしろ』
「こーちゃん、どうちまちた? ちーちゃんのおちゃく(お酌)が泣くほど嬉しいでちか?」
「あう、うぅ…ヒック…女子高生が……俺のじょしこうせいがぁぁぁ…」
ククク、ざまあ見ろ耕一。
お前はこの貧乳寸胴偽善者女に永久に束縛される運命なのだ…
その運命に逆らおうとすれば、更なる地獄が待っているに決まっている。
そして、俺もそれに付き合わされる運命だ…
飲んでやる…今日はトコトン飲んでやるぞぉぉぉぉっ!!
A 柳川&ちーちゃん&耕一達の酒豪っぷりを堪能
B みさきと綾香のもとへ行った浩之の視点に切り替える
C その頃、資料を調べている国崎と健太郎達は…
D なんと、新たな酒宴参加者が登場!?(参加者を指定してね)
Dで梓&楓タンキボンヌ
「ふぁ〜眠いなぁ…楓、ここが仮眠室か?」
「そう…みたいですね。もう遅いし…寝ましょう」
「ああ…」
ガチャ
うわっ! 酒臭っ!
一体この部屋で何が…?
「ぷっはぁぁっっ!! おいちい(美味しい)でちぃ!!」
『もっとだ、もっともっと飲ませろぉぉぉぉっ!!」
「じょ…じょしこーせー…ぐっぷ…」
なっ、千鶴姉と叔父さんと耕一が酒をっ!?
しかも尋常な量じゃない…うぷっ、気持ちわりぃ…
「姉さん…アレ」
ん?
「でさぁ、それを見たセバスが「お嬢様ぁぁ!!」とか叫びながら車ごと土手に突っ込んでぇ…」
「ギャハハハハッ!! あン時は腹がよじれるかと思ったぜぇ!」
「フフフ…なんだかその人可哀想だね〜」
向こうでは下着しかつけていない婦女子と見るからにスケベそうな男が…
明らかに危険地帯だ…
一体これは…
「おい楓、こういう状況を何と言うんだ?」
「……地獄ですね」
「ああ、確かに地獄だ。楓、同じ地獄ならお前はどっちの地獄がいい?」
A 酒地獄でアルコール漬けに
B お色気地獄でストレス発散
C お仕事地獄で徹夜で研究室組をお手伝い
D 地獄なんてまっぴら、寝る
連続っぽいけどA
きっと後2日くらい足止めだな(w
「・・・・姉さん既に選択の余地は無いようです。」
「何?」
「ゆっくり、驚かないように後ろを振り向いてください。」
二人でゆっくり後ろを振り向くと千鶴姉と叔父さんが一升瓶片手に回り込んでいた。
鍵も既に閉められている・・・
「あたし達未成年だよな?」
「法の番人たる警察官がこの現状では通じるとは思いませんが・・・」
『俺の酒を・・・のめぇぇぇ───いぃぃぃ!!!』
「あずさちゃんたちものむでちぃぃ───!!」
「こんな調子で神奈を助けられんだろうか?」
「判りません・・・ですが、今は覚悟を決めましょう。」
「ああ・・・」
「ううっ、神奈、ごめんよぉぉぉ〜〜〜〜(泣)」
どうやら梓は泣き上戸のようだ。ちっ、カメラでも有れば弱みが握れたものを。
「・・・・・・」
楓は黙って飲んでいる。かなり飲んだ筈だが表情も顔色も変わっていない。
って言うかほんとに飲んでいるか怪し──
「ヒック・・・・」
・・・・飲んでいるみたいだな。
此処はもう今晩の間は宴会地獄だなさて、俺も飲んで飲んでうさをはらすぞぉぉぉ!!
A その頃、資料を調べている国崎と健太郎達は…
B 研究室はどうなったのだろう?
C どくでん組はどうしたのだろう?
D 宴会地獄の模様を実況中継。
E もう宴会は終わり。さっさと明日に進む。
Aなんかどうかな
「……と、翼人伝の記述は、こうなっています……」
「そうか……」
研究室の一角。回りでセリオの整備が行なわれている間も、マシンの改造が行なわれている間も、
国崎と健太郎の二人は膝をつきあわせ、翼人伝を読み漁っていた。
「柳也……裏葉……法術士の始祖……」
「国崎さん……」
国崎は健太郎の解読と説明を延々と聞いていただけだ。だが、それだけでも国崎の胸には千年前の画像がありありと浮かび上がってきた。
「……間違いない。俺は今確信した。俺は、俺たち一族はこの日の為に存在した」
既に部屋の明かりは落とされている。今二人を照らすのは机に備え付けられた小さなスタンドのみだ。
「国崎さん……言いにくいのですが……」
「……わかっている」
それがもたらす結果を。
「俺が千年前に戻り、神奈を救えば俺自身が消え去る可能性が高い」
「ええ……俺は門外漢なのでなんとも言えませんが、タイムパラドックスの結果によっては……」
「構わん」
迷わず答える。
「俺は神奈のために生まれ、神奈のために旅を続け、神奈のために戦い、神奈のために消え去るのだ。
彼女たちに幸せな記憶を捧げることができるなら、この命、惜しくはない」
「国崎さん……」
(そうだ。神奈よ、観鈴よ、俺はお前たちを救うためにここまで来たんだ)
旅人の決意は何人たりとも揺るがすことは出来ない。
イクジストですら。
これからどうする?
A 柳川と会いたい気分だ。
B 1人になりたい気分だ。
C もう少し健太郎と話を続ける。
D ……明日は早い。もう寝よう。
A
B
俺は柳川に会いに行くことにした。
明日はアイツが行動の中心となる。俺の話を聞かせておいたほうがいいだろう……
確か、こっちの方に……ってん? この臭いは……
俺は「女子仮眠室」と書かれたプレートのかかっている扉を開いた。
「こっ、これは……!?」
中はまさしく地獄絵図であった。
『お〜〜ぅ国崎ぃ、お前も着たかぁ〜』
や、柳川!? ……酔ってやがるのか。
「クニちゃんも来たでし! 一緒に飲むでし!」
……なんだ? この年に不相応な言葉遣いをする女は。
「ぎゃははははは!」
「あはははは!」
「ふふふふふっ」
奥の方ではほとんど裸の女と男がバカ笑いをしていた。
……明日は大事な……大事な使命が待っているというのに……
俺は
A 最後の晩餐も悪くあるまい。同席する。
B 不真面目にも程がある。一括する。
C ほどほどにしておけ、と言ってさっさと去る。
D 柳川! 歯ァ食いしばれ! 修正してやる!
A
「俺も付き合わせてもらおう」
俺は柳川の隣に座り、半分ほど酒が消失している一升瓶を掴んだ。
『おおっ!? さては国崎も酒豪かぁ〜〜?」
「いいぞー国崎ぃ〜〜〜ガンガンいけぇ〜〜〜」
「一気呑みっ! クニたん一気呑みするでちぃ〜〜っ!」
「おおっ! いいねぇ! 男らしいねぇ! 一気呑みケテーイ!」
「…それでは皆さんご一緒に」
『「「「「国崎クンのちょっといいトコ見てみたいっ♪ あソレ一気っ! 一気っ!」」」」』
耕一を除く柏木家の面々にはやし立てられ、ラッパ呑みにする。
酒は見る見るうちに胃袋に納まり、途端に顔が紅潮してきた。
「ぷはぁっ!!」
俺が酒半升を飲み干すと、皆から歓声の声があがる。
「いよっ! 日本一っ!」
「カッコイイでち〜〜〜〜〜っ!!」
『いやっほ〜〜〜ぅ! 国崎最高!!』
「……あら、私ファンになっちゃいそう」
いい気分だ…
今日は何杯でも酒が呑めそうな気分だ。
「うおおおおおおおっ!! 俺はこの星で最も偉大な人形使いだぁっ!!!!」
A 国崎ご乱心、悪夢の人形ショー
B どくでんペアの熱い夜
C 綾香、みさきのセクシーランジェリー
D 地味、目立たない。五月雨堂チーム
E 他キャラの優雅な深夜の過ごし方(名前指定)
Bだ。
二人がいる場所は……当然、屋上。
(僕のこの手が真っ赤に燃える。電波を集めと轟き叫ぶ)
(長瀬ちゃん……?)
(いや、気にしないでよ。僕、巨大鮫戦から全く出番がなかったから、ちょっと変わったことが言いたくなって)
(クスクス……長瀬ちゃん、元気出して)
(いやいや、瑠璃子さんに比べたらはるかにマシうおおおおお!)
チリチリチリ……
(ながせちゃぁん……言っていい事と悪いことがあるよ……)
(ごめんなさいゆるしてくださいたすけてください瑠璃子さま)
(よろしい……)
(ふう……これからどうしましょうか、瑠璃子さま)
(そうだね……)
A カラオケ
B 先生のところに遊びに行く
C 山の上に行って電波を集める
D タイムマシンを見に行ってみる
C。
(こんなに電波が元気な夜なんだもの。こんなところにいちゃもったいないよ。山の上に行こ)
(賛成)
こうして、僕らは研究所を出、山へ向かいました。
夜道は暗くて全然見えないけど、電波を全方向に照射、跳ね返ってきたのを感知すればなんの問題もない。
まったく、電波は便利だ。
そんな折、瑠璃子さんがはたと足を止めた。
(……? どうしたんだい? 瑠璃子さん)
(……長瀬ちゃん、聞こえる?)
(え?)
(私は聞こえるよ……悲しそうな、ココロの声)
(心の……声?)
瑠璃子さんに促され、辺り一帯を調べてみる。
―――えぐっ、えぐっ―――
……泣き声?
―――せんせぇ……どうして行っちゃうの……?
川澄さん!?
―――……せんせい……
目を凝らし、闇の中を凝視する。……いた。
僕らの少し先の木の足元。膝に顔をうずめ、えぐえぐと泣きじゃくる川澄さんの姿。
―――私は……先生のことが……好きなのに……
……見ちゃった。どうしよう。
―――ひくっ、ひくっ……せんせい……どうしてあたしからはなれるの……?
こう言っちゃなんだけど……小さな女の子みたいだ……
A 何気なく声をかける。
B 人には触れられたくないこともあるだろう。道を引き返す。
C 電波で心を覗いてみる。
D しばらく様子を見る。
C…いやDかな
(どうするの? 長瀬ちゃん)
(う〜〜〜〜ん……)
本来、暗闇だろうと何だろうと川澄さんの実力なら僕らの存在などとっくに気づいていることだろう。
だが、今の様子から見るにどう考えてもも回りの状況……いや、自分の身体に触られでもしない限りなにも気づかないだろう。
……それほどまでに、苦しんでいるということか。
(川澄さんは大事な友人……だけど、触れちゃいけない部分もあると思う。けど、放っておくことなんて出来ない……
しばらく様子を見よう)
(正解、長瀬ちゃん、がんばってるね)
(へへへ……)
「ああん! ああん! ああん!」
だん! だん! だん!!
川澄さんは立ち上がり、自分が背を預けていた木を殴り始めた。
「先生! 先生! せんせぇ!」
そして、うずくまる。
「ひぐっ……ひぐっ……せんせいも……あたしを捨てちゃうの……?」
(……どんどん悪化している気がする……)
そして、顔を上げる。……もう、人相が違う。
いつもの冷静な彼女の顔じゃない。……ただの、泣きじゃくる女の子の顔だ。
「あぁぁぁぁぁぁぁん! あぁぁぁぁぁぁぁん!」
とうとう、大声で喚いて泣きはじめた。
研究所までは届かないと思うが、彼女の悲痛な泣き声が山間に響く。
(長瀬ちゃん……そろそろ、動かないと)
(ううん……)
A 声をかける。
B 電波を使う。
C 帰る。
D 瑠璃子さんに任せる。
A。あまり電波に頼らないように。
「あの……さ、川澄さん……」
「あああん! あああん!! あああん!!!」
……真後ろまで近づき、声をかけるが彼女が気づく様子は全くない。
変わらず木を殴りつづけている。……その拳からは、血が出てきている。
「かっ、川澄さん! やめるんだ!」
慌てて彼女の身体を引き剥がす。
「……!?」
我に返ったように泣き止み、ゆっくりとこちらを振り返る。
「ゆう……すけ?」
「ここ……こんばんわ、川澄さん」
彼女の目つきが変わる。……いつも以上に鋭いものに。
「……見た、か?」
A 見た
B なんのこと?
A!の方が面白そう。
「あ、ご、ごめん……その……見ちゃった」
カラン
乾いた音がした。金属音だ。
彼女が自分の剣を落とした音だ。
フラリ……
……姿勢が傾き、そのままズルズルと木に任せてその場にへたれ込む。
「………」
「あ、あのさ、川澄さん……その、人間、誰しも色々あるものっていうかなんというか……」
「……いや」
「え?」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「……っつ!」
耳をつんざく絶叫。川澄さんは飛び起き、僕を突き飛ばして逃げていった。
「わ、と、と……」
だが、ふわっとした感覚に受け止められる。
「あ……瑠璃子さん?」
「……舞ちゃん、悩んでる。困ってる。……長瀬ちゃんは、舞ちゃんに何ができるの?」
「え……?」
僕にできること……?
A 追う!
B 先生を呼んでくる!
C これ以上関わるのは……よくないよ。
D 電波で記憶をエグりとる。
Aかな?
「ま、待ってくれ川澄さん!」
「あぁぁぁぁぁん! あぁぁぁぁぁぁん!」
僕は闇の中、必死で川澄さんを追う。
身体能力ではかなうはずもないが、川澄さんは転び、ぶつかり、倒れて進んでいるため、なんとか見失わずにすんでいる。
(川澄さん……本来のキミなら、こんな道、どうってことないのに………!)
―――追うよ。今の川澄さんは、放っておけない
―――うん、正解。がんばってね、長瀬ちゃん
今ここに瑠璃子さんはいない。
……なら、今川澄さんをなんとかできるのは、僕しかいないっ!
「待て! 待ってくれ川澄さん! 話を聞いてくれ!」
「もういやだっ! もういやだっ! もういやだぁぁぁぁぁぁぁっっ!」
ガッ! ……川澄さんの体が、一瞬宙に舞う。
「っっ!」
「かわす……!」
ごろごろごろ……
超がつくほどドハデに転んだ。動かない。
その隙に、何とか追いつく。
「はぁ、はぁ、はぁ……川澄さん……」
目は開いて、こちらを向いている。だが、その表情は、「無い」。
川澄さんは、無気力な瞳で僕を見上げる。
「なあ……祐介……」
「……なんだい?」
「私は先生のことが好きだ。みさきも先生のことが好きだ。そして、おそらく初音も……
みんな私の大切な友達だ。みんな先生が好きだ。先生もみんなが好きだ。
私はどうすればいい? 私はどうすればいいんだ? わからない。私はどうすればいいんだ?」
「…………」
「私は、先生が、欲しいんだ」
A 自分で考えるべきだ。
B 当たって砕けてみる。
C 空を見ろ。
D あきらめるべきだ。
55 :
名無しさんだよもん:02/08/15 19:25 ID:SckOr8+a
A
なお2、3の助言は有りだな
何時の間にやら修羅場だw
柳川シリーズ、やっぱこの四角関係がおもしろい。
もの凄く遅レスだが沖縄編初日の
柳川が釈放されるシーンは感動した…
「ダメだ。それはできないよ」
「……なぜ……?」
僕はゆっくりとかぶりを振る。
「川澄さん、それは君の気持ちの問題だ。仮に僕がここで助言を与え、うまくいったとしても、それで君は納得できるのかな?
みさきさんは? 初音ちゃんは? スッキリとした気持ちで川澄さんの門出を祝えるかな?」
「………」
「逆を考えてみるがいい。先生が自らの意思で……たとえばみさき先輩を選んだとしよう。川澄さんはどうする?」
「……祝う」
「じゃあ、先輩が他人の力を借りたとしたら? 反則技を使ったとしたら……?」
「………なるほど」
川澄さんはその場に寝そべり、星を見上げた。
「……祐介、意外に頭がいい」
「意外は……余計だよ」
僕は川澄さんの視線を追い、空を見上げた。
数あまたの星が燦然と輝いている。
「………綺麗だ」
「ああ、そうだね」
「では、行くか」
「はい、どうぞ」
僕は拾っておいた剣をわたす。
「用意がいいな。明日は大事な仕事があるんだ。早めに寝ておけよ、祐介」
「あいあいさー」
川澄さんの後を追い、僕らは研究所へ帰った。
星は変わらず瞬いている。
A 女子仮眠室視点へ
B 五月雨堂組へ
C 長瀬一族
D ってーかいーかげん話進めようぜ? な?
Cが気になる・・・いや、マジで。
Dの選択肢が藁田。
がんばってくれー
之「お久しぶりですな、源四郎殿」
セ「ムゥ、誰かと思えば長か。できればセバスチャン、と呼んでもらいたいところではあるが」
主「まぁまぁ父さん、細かいことは言いっこなしで。その呼び方はお嬢様方との時だけでいいじゃないですか」
どこだかはわからない。暗い空間の中、そっくりな馬面連中がお互いに挨拶を交わしている。
ガチャ……
重いモノが動く音がする。同時に、部屋の一角に光が射す。
三「おや、老人方。もうおそろいでしたか」
一「失礼失礼、職員会議が長引いてしまいましてな」
そこに入ってきたのは、柳川の上司二人組み。
源三郎と、源一郎。
之「なるほど。あなた方も関わっておられたのですな」
三「ははぁ、長、あなたもですか……」
之「古い友人の息子が一件に関わっておりましてな」
セ「となると、あとはフランク方がいれば一族が揃うか」
一「源四郎殿、長、まさかあなた方がご存命のうちにまた顔をあわせることになるとは……」
之「ホッホッホ、運命とは奇妙なものですね」
一「そういえば、祐介も今回の件に関わっていますが」
主「ほほう……そういえば、彼は柳川君の生徒でもありましたな」
三「まったく、彼も色々と引っかきまわしてくれるよ」
之「その割には、嫌そうな顔をしていませんが?」
三「……憎めないヤツですからな」
セ「さて長、こたび我らが揃ったのはいかなる用事があってのことか?」
之「わかっておられますな。実は……」
A 久々に身内だけの酒盛りも悪くないと思いましてな。
B 神奈に関わっているのは法術士一族だけではないのですよ。
C 柳川君の今後の処遇について、ですよ。
D HMX-14『NAGASE』について、ですよ。
真面目にDが欲しいです(w
B
之「源五郎君、いや、長瀬主任。HMX-14『NAGASE』の開発状況は?」
主「半分少々、と言ったところですな。ハード面では従来のHMXシリーズを流用可として、問題はソフト面です」
三「というと?」
主「性格、容姿、と言った部分ですな。誰かをモデリングしたいところではありますが……やはり、一族の中からですか?」
セ「無論じゃ。『NAGASE』を作るのに長瀬をモデルにせんで誰をする」
一「これはまた酔狂なものを……」
主「おや? 源一郎殿には言っておりませんでしたか?」
一「聞いてませんな。ま、反対する理由などありませんが」
三「そういえば、フランク方の意見はどうなのですか?」
之「彼が反対するとお思いで?」
三「……賛成も、反対もしないでしょうな」
セ「して、身体能力は? 武装は?」
主「はい。身体能力に関してはセリオに準じます。武装は……そうですね。単体で一個中隊クラスの戦力を持たせる程度には、と」
之「結構結構、大変結構。しかし、モデルと言っても……誰をとりますか?」
主「そこでみなさんの意見を伺いたく、今日、お集まり頂いたのです」
三「そうですなぁ……」
A やはり長瀬にはこれがなくては。たくましいアゴを持ったセバスタイプ。
B ショタ的人気を狙いましょう。祐介タイプ。
C やはり普通が一番です。七瀬彰タイプ。
D いっそ奇をてらって女性タイプ、などいかがだろうか。
Dだろ、めいどろぼならよ
長瀬一族に女性っていたか?
>>63 ひょっとして、「ソフト」が流用可で「ハード」が要モデリング?
外見ならハードだと思うんだが。
主「女性タイプ……? いや、確かにそれならば今までの応用が利いて開発期間も短くなりますが……」
セ「問題あるまい。外見などはどうでもよいことだ。問題は、性能だ」
之「では、そういうことでよろしいかな御仁方」
三「異議」
一「無し」
主「フム……ならば、容姿や性格は私任せ、ということで?」
之「実用に問題のない程度ならば」
セ「頑張れよ」
主「やれやれ……タイムマシンも重なっているというのに……またしばらく眠れぬ日々が続きそうですな」
一「お、そうそう。私、近所でこんなものを見つけたのですが」
三「それは……名酒『長瀬の誓い』!?」
之「長瀬の始祖が対高天原族相手に戦いを誓ったという、あれですな」
セ「ヌウ……源一郎、キサマ、いったいどこでそれを?」
一「近所のコンビニで売っとりました」
主「……まぁ、乾杯しますか。おそらくこの顔が揃うのは今生には二度とないでしょう」
之「そうですな……しかし、グエンティーナはいつでもみなさんを歓迎しますよ」
セ「歓迎せんでいいっ!」
長瀬の夜は更けていく…・・・
A 初音ちゃんはどこにいるんだぁぁぁぁぁ!
B 地獄絵図の女子仮眠室が気になるぞぉぉぉぉぉ!
C 五月雨堂組は何してるゥゥゥゥゥ!?
D ぶっちゃけ、進もうよ?
(……ゴメン、確かに『容姿』はハードだった)
黙ってBを見せて下さい(w
あああ下着姿のみさき先輩も捨てがたいし、先にも進めんとならんし
パス
こんにちは。あなたの隣に楓です。
今、私は女子仮眠室の中にいます。
実は……ついさっき……
A みんなつぶれてしまいました。
B 柳川さんが懲りずに王様ゲームを提案しました。
C 綾香さんがカラオケセットを持ち込んできました。
D 隠し芸大会が始まってしまいました。
Bで
Dだ!
懲りずに王様ゲームを提案しそうなのは柳川よりもむしろ耕一だろう
とツッコミを入れつつ、選択肢はDで。
こんばんは。あなたの近くに楓です。
どうしてでしょう? 明日は大切な計画が待っているというのに……
王様ゲームが始まってしまいました。
口をパクつかせていたのは柳川さんですが、声は耕一さんでした。
先日は二人のディープなキッスがあったらしいと聞いています……
(チッ、見たかったぜ)
おっと、失礼しました。
あ、クジですか? 引けばいいんですね? わかりました。
ええと……王様は……誰ですか?
※ 部屋の中にいるメンバーから王様を1人選んでください。
楓キボンヌ
柳川・耕一・千鶴・梓・楓・浩之・綾香・みさき・国崎
今現在のメンバーはこれで間違いないよね?
話が面白すぎて逆にシナリオが進まない罠(w
あっ。
…どうやら私が王様のようです。
耕一さんはとても残念そうですね。
できれば耕一さんに王様を譲りたかったのですが…仕方ないですよね。
さて、どんな命令にしましょうか…
まぁ、皆さん酔いが回っているみたいですから何でも言うこと聞きそうですが…
A それぞれカップリング作ってデートさせる(カップリング指定)
B 野球拳させる(対戦者二名指定)
C 深夜のぶっちぎりマラソン大会
D もう寝ろ!
※ 柳川(A)・耕一(B)・ちーちゃん(C)・梓(D)・楓(KING)・浩之(E)・綾香(F)・みさき(G)・国崎(H)
おやびっくり。王様は私のようです。
では、早速命令させていただきましょう。
そうですね……最初は軽めに行きましょう。
A 初音を拉致ってこい!(1〜2人)
B 踊れ! 踊れ! 裸になって踊れ!(2〜3人)
C 酒だ! 酒を飲め! もっと飲めェ! ギャハハハハ!(1人)
D 着ている服を交換しな。この場でだ!(2人)
E 私の椅子になれェ!(1人)
D
あうぅ、失敗。
なんてこった、よりによって寝ろかよ、
まあちーちゃんが一升瓶で黙らせそうだが
そうですね……あの人を参加させたままだととても危険です。
さっさとつぶれていただきましょう。
寝る人間は?
A 柳川
B 耕一
C ちーちゃん
D 梓
E 浩之
F 綾香
G みさき
H 国崎
E!奴が一番邪魔だ!!
「なっ!? なんで俺だけっ!?」
「あなたが一番スケベそうだからです(ビシッ!)」
「ちっ! 読まれていたか…」
浩之さんはまるでやくざの頭のような嫌な笑みを浮かべながら私を睨みます。
「さ、浩之っ♪ 仮眠室へ帰った帰った!」
「バイバイ浩之君」
「ちきしょうっ! この借りは夜這いで返してやるからなぁっ!!」
バタン!
「ふぅ…邪魔者が消えましたね、さ、続けましょう」
A 続ける
B おしまい
C 新たな乱入者登場!
A
続けるぞ〜
「では…王様ゲームを続けましょう」
「楓…ちょっとやり過ぎじゃないか?」
「ひろゆきたん…ちょっとかわいちょう(可哀想)だったでち…」
「……ククク、浩之…あの時俺を助けなかった罰だ…」
「ま、浩之ならあれくらい精神的ダメージ受けたって平気よ」
「んー…私、後で浩之君を慰めに行こうかな」
「みさき…それだけは絶っっっ対にやめといたほうがいいわよ」
「あれ? 綾香ちゃん、妬いてるの?」
「バッ!? バカじゃないのっ!? な、ななな、何で私がアイツなんかに…
ほらっ! そんな無駄口叩かないでサッサと王様決めなさいよっ!!」
次の王様は?
A 柳川
B 耕一
C ちーちゃん
D 梓
E 楓
F 綾香
G みさき
H 国崎
C
「フッフッフ……次の王様はちーちゃんでし!」
『……神は』
「いないのか」
「クケーーーケケケケケ! さっそく命令するでちよーー!」
A ちーちゃんの足を舐めるでち!
B ちーちゃんをなでなでするでち!
C 初音をとっ捕まえてくるでち!
D ちーちゃんと飲み比べでち! 勝ったら次の王様はその人でち!
※ 対象者1人指名
B!相手は柳川!
奴もまんざらではなかったハズだ!
「それじゃあBのひとがぁ―――」
『ぎくっ!』
「ちーちゃんをなでなでするでちーーーーっ!」
な、何と言うことだ…
よりにもよってこんなてんご…いや、地獄のような命令とは…
しかし…拒否することはできない。
「えーとBは、あっ! ヤナたんでちねっ!」
『うっ…』
「はいっ! ちーちゃんをなでなでするんでちよ?」
『う、あ…ああ…あああ…』
ああ、しかし…これをやってしまったらもう俺は…俺は…
「なでなで…しないんでちか?(しゅん…)」
ぷっつん。
『ああしてやるっ! やってやるよっ!
ちーちゃんが寝るまで撫でつづけてやるぜっ!!』
「わ〜い♪ ヤナたんだいちゅき(大好き)でち〜〜〜」
『そらそらそらそらぁっ!!』
なでなでなでなで…
「気持ちいいでちぃ〜…」
『どりゃりゃりゃりゃりゃりゃあぁぁぁっ!!』
なでりんなでりんなでりん…
「極楽でちぃ〜…」
『URYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!』
なでろりんなでろりんなでろりん…
「最高でちぃ〜…」
(ちーちゃんの好感度+2)
【柳川とちーちゃんがゲームから離脱しました】
次の王様を指定してください。
A 耕一
B 梓
C 楓
D 綾香
E みさき
F 国崎
G お開き
Dで。
Dかな
「はぁ〜〜〜いっ!! ア・タ・シが王様よっ♪」
今度の王者は綾香だった。
綾香は高らかに「王」の字が書かれた割り箸を掲げる。
途端に皆ががくっと肩を落とす。
「ちぇー、また王様になり損ねたぜ」
「耕一さんは、永遠に王様にならないほうが…」
「あははっ! そうそう、浩之の次にスケベな奴が王様なんかになったら嫌だしね!」
「…お、おまいら」
「ハイハイそこそこっ! 今から王様が命令するんだから静粛にね」
綾香はもう堪らないといった顔で他のメンバーを味見するように見回す。
きっと、ろくでもないことでも考えているのだろう。
「さてと、じゃあ私の命令はぁ―――――」
A 今夜は私と同じベットで寝なさい!(一人選択)
B 私の人間サンドバックになりなさい!(一人選択)
C セバスのアゴを掴んで来なさい!(一人選択)
D お互いにキスしなさい!(二人選択)
96 :
名無しさんだよもん:02/08/16 01:34 ID:/804uwoV
D 綾みさきで。
「じゃあ…Dの人が私と熱〜〜〜いキスってのはどうかしら?」
綾香はそう言うと、小悪魔のような笑顔で自分の唇の細くて白い指先を当てる。
「うぉぉぉぉぉぉっ! キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !! …って、俺Dじゃないや」
「…私も違います」
「はぁ〜、よかった…アタシはBだよ」
「あらあらぁ? じゃあ私の唇を堪能できる幸運な子は誰かしらねぇ?」
じーーーーっ…
「あ、あのね…綾香ちゃん、私…」
「みさきちゲットーーーーーーーーーっ!!」
綾香はみさきが喋り出した途端、いきなり抱きついた。
「どうせみさきがDなんでしょお? 割り箸にDって彫ってあるんでしょお?」
「えっ!? ち、違うよぉ! Dじゃないよぉ!」
「じゃあクジ見せて?」
「い、嫌だよっ!」
「じゃあ強制キスねっ♪」
「あっ、ダメっ! 私まだっ…んんっ! ーーーーーー!!」
みさきは必死に哀願したが、キスで口を塞がれてしまう。
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜… ぷはっ! どお? 私とのキスのお味は?」
「はぁっ、はぁっ…うぅ…ひどいよ綾香ちゃん…私、キス初めてだったのに…」
「えっ!? じゃあ私がみさきのファーストキスの相手なのっ!? 嬉しい〜〜〜〜☆」
ぎゅうう…
綾香はみさきに抱きつき、またもやキスをする。
「じゃあ…今度は舌入れてあげるね」
「あ、綾香ちゃん…だ、ダメだよ……あっ―――」
彼女達は女同士であるにもかかわらず、とろけるようなくちづけを延々と繰り返した。
【綾香とみさきがゲームから離脱しました】
次の王様は?
A 耕一
B 梓
C 楓
D 国崎
E お開き
じゃあBで。
しまった、ageちまった……。
「よっしゃあ!! 来たよっ! あたしが王様っ!」
「な、なんで女ばっかり…」
「…これも運命です」
「……はぁ」
「さ て と。どんな命令にしてやろうかな〜」
梓は絶対的有利に立ってご満悦だった。
うまくいけば耕一を泣かせることだってできるかもしれない…
何しろ…
『ええか!? ここがええのんかぁ!?』
なでででででででででで…
「とろけちゃうでちぃ〜…」
ちゅぱっ…ちゅっ…ちゅるっ…
「んあっ…綾香ちゃん…すごいよっ……ああっ…」
「んふふっ…みさきの唾液…美味し☆」
こんなに過激な王様ゲームだから。
「さて、あたしの願いは…」
A 一発殴らせろ(一人選択)
B 肩揉んでくれ(一人選択)
C バトルロワイアル!(二人選択)
D もう…寝かせてくれ…(梓離脱)
C! 梓と楓!(w
「Cがあたしとバトルロワイアル!」
「バトルロワイアル!? 何言ってんだお前…」
「姉さん…いいんですね? 血を見る羽目になりますよ…」
楓の手からクジが滑り落ちる…
記号はもちろん―――――C!!
「へへ、楓…殺る気マンマンみたいだな」
「……表へ出ましょう」
「ああ!」
「お、おいっ! 二人ともどこへ!?」
「ご心配なく、決着がついたら戻ります…」
キィ…バタン!
【梓と楓がゲームから離脱しました】
「…俺と国崎だけで何やれって言うんだよ」
「……さあな」
次の王様は?
A 耕一
B 国崎
C お開き
A
不毛な戦いだ…
どうなるんだ? A
現実世界にあと2人いれば麻雀ができるな
「へいへい…おうさまだーれだ? はい俺」
「良かったな、王様だぞ」
「女の子がいないんじゃ全然嬉しくないがな」
「まったく、お前もトコトン女が好きなんだな」
「ああん!? 国崎は女は嫌いかっ!?」
「俺の場合、男か女かではなく、
その人物が愛すべき人物か否かで好きか嫌いかが決定される」
「………」
「………」
「………どうした?」
「……なんか、人として負けた気分だ」
「何故だ?」
「シラネーヨ。じゃあ命令行くぞー」
A 男同士でこんなことやってらんねー。寝る
B 長瀬達ントコロで呑み直そうぜ
C 健太郎探さないか?
BだB
Cがベターか。
「長瀬達ンところで呑み直そうぜ」
「…賛成だ。やはり男同士のほうが酒は美味い」
「いよっしゃあ! …って、長瀬のオッサン達はどこにいるんだ?」
「…この奥の『長瀬室』っていう部屋にいたような気が」
「そかそか! じゃあそこに行こうぜぇ〜」
「それにしても長瀬室とは…ネーミングセンス0だな」
「まーいいじゃねーか。れっつごー!」
・
・
・
どうしますか?
A 毒電波ペア視点
B 長瀬軍団との晩酌
C バトロワの行方
D 闇の帝王
BだB
ドカン!
俺達は酒を持って長瀬室に突っ込んだ。
案の定、長瀬一族が大集合だった。
これはいい酒盛りになりそうだゼ…
「いよぉ〜う長瀬のオッチャン達〜俺達と一杯引っ掛けねぇ〜かぁ〜?」
「酒はあと2升ほどある。呑め」
「おやおや、お二人ともお若いですね」
「フン、ワシは酒などという悪魔の水は一口たりとも口にせんぞ!」
「まぁまぁ父さん、いいじゃないですか少しくらい」
「私は遠慮しておきますぞ。酒気帯び運転で源三郎殿に逮捕でもされたらたまらんしな」
「ハハ、私とて、一族のものは検挙しませんよ」
「おいおい〜、そんな不公平なことってアリかよ〜」
「難なら一族の養子にでもなるかね? それなら君も検挙せんよ」
「それは勘弁してくれ〜」
「「「「「ガハハハハハハハハハハハッ!!」」」」」
A 毒電波ペアフェイズ
B バトロワの結末
C 闇の帝王
B?
B
「ふう、星が綺麗だねぇ」
あたしは夜空を見上げながら楓のほうを見る。
しかし、楓は空など見ずにあたしを睨みつけている。
「…姉さん、早く勝負を」
「わかったよ。ルールは“あくまでも人間の力のみ”で戦うこと。
力を解放したりするなよ? そうじゃなきゃ死んじまうかもしれないからな」
「…死ぬ? 誰が?」
「もちろん楓」
「姉さん…私はこの日の為に技を磨いてきたのですよ…
この私が負けることは…千に一つもありません」
「ほう…じゃあ見せてみなっ! その技ってのをよぉ!!」
ギャンッ!!
あたしは一気にスピードに乗り、楓に体当たりを試みる。
どうせ楓はこれを食らって一発K.O…
キュバッ!!
「何っ!?」
かわされたっ!? そんなっ!
楓はあたしの背後にピッタリとくっつき…こ、この技はっ!!
A 新気功砲
B アングルロック
C 膝カックン
D 耳に息を吹きかける攻撃
116 :
名無しさんだよもん:02/08/16 02:42 ID:aDc8ZQg0
Cってなんだ?と、言うわけでC!
D 酒臭いのを一発
しかし、酒飲んでこんなに動いたら、この二人死ぬな(w
カックーーーン!
「うわわっ!」
楓の膝があたしの後ろ膝に絶妙な圧迫をかけた。
途端にあたしの膝はがくんと力を失い、ついには地に伏せてしまった。
「くっ…楓…こんな技……いったいどれだけの練習を積み重ねて体得したんだ!?」
「知りたいですか? この技は、私の学校で主に男子生徒が遊びでやっているものを改良し、
体術にしたものです。 私はこの技を得るのに約2ヶ月間、辛い鍛錬を重ねて…」
「たかが人を転ばせるくらいの技にそんなに手間隙かけるなぁぁぁぁぁっ!!」
ドコッ!
「み゙っ!?」
あたしは強烈なパンチを楓の鳩尾に食らわせた。当分は立てないだろう…
「いいかい楓、武道ってのは…根性がある奴が勝つモンなんだよ」
「……やっぱり…姉さんは……すごいや(ガクッ)」
楓、あたしなんて…まだまだ半端者さ…
「それにしても、綺麗な星空だねぇ…」
【バトルロワイアル 勝者:柏木梓】
さあお次は??
A 【チリチリ】どくでんペア【チリチリ】
B 闇の帝王
なんか選択肢が嫌だけど(w
ここはA
(…まずいよ瑠璃子さん、あまり人がいないからって男子の仮眠室で寝ちゃうなんて)
(クスクス…長瀬ちゃんは私と一緒に寝たくないの?)
(いやぁ…そ、それは…瑠璃子さんと一夜を共にできるなんてとっても嬉しいけど…)
(けど?)
(ホラ…僕達のベットの下には浩之さんが寝てるし…)
(大丈夫だよ…あの人の頭の中は、他のことで一杯だから)
(他のことって?)
(…長瀬ちゃん、私には興味が無いの?)
(い、いえ…決してそう言うわけじゃ…うわあああ!?)
チリチリチリ…
(さ、まずは優しく抱いて)
(もちろんですやらせてください大好きです世界で一番美しい瑠璃子様)
(クスクス…長瀬ちゃんったら…)
A ヤる
B そんな…僕達まだ高校生だし…
あえてB
つーか既にやってるんじゃねえのか?
(そんな…僕達まだ高校生だし…)
(…長瀬ちゃんのいくじなし。そんなこと言ってると、嫌いになっちゃうよ?)
(そ、そんなぁ…)
(あーあ、長瀬ちゃんにあの人くらいの煩悩があればね…)
(あの人?)
(そう…この下で眠る浩之ちゃん…この人の頭の中、電波で覗いてみて)
(えっ? どれどれ…ってうわっ! こりゃ犯罪だよ瑠璃子さん)
(クスクス…長瀬ちゃん、顔真っ赤だよ)
(からかわないでよ〜)
……みんな寝たな?
ズルズル…ズルルゥーーー…スタン。
俺は他の上でいちゃついてる瑠璃子と長瀬に気付かれないようにベッドから這い出て、
男子仮眠室を出た。
そう、俺は今から…
『あなたが一番スケベそうだからです(ビシッ!)』
『さ、浩之っ♪ 仮眠室へ帰った帰った!』
『バイバイ浩之君』
『ちきしょうっ! この借りは夜這いで返してやるからなぁっ!!』
夜這いで返してやるからなぁっ!!
夜這いで返してやるからなぁ!
…ばいで返してやるからな…
…いで返して…(エコー)
そう! 俺は今から女子仮眠室に忍びこみ、あの時の有言を実行するのだぁっ!!
わはははははははははははっ!!
俺は四足歩行でシャカシャカという効果音を立てながらものすごいスピードで廊下を駆け抜ける。
見ていろ…あのとき俺を天国から追いやったことをベッドの上で後悔させてやるぜ…
ここだな、女子仮眠室は。
かちゃ…
女子仮眠室の扉を開ける。…まだ酒臭いな。
フフ…皆酔いつぶれてちょっとやそっとじゃ起きそうにないな。
さて、お目当ての彼女は…
A 俺を追放したセーラー服のクソガキ・楓
B 生意気にも俺をおちょくった女・綾香
C 「バイバイ」とか言って手まで振りやがった子・みさき
D ルート変更・闇の帝王ルートへ
あえてD
D
A
「くくく…闇だ…闇、闇闇闇っ!! 闇の帝王の降臨だっ!!」
ついに、ついについについについに来た、選ばれたっ!!!
素晴らしい…
グレイト!
ミラクル!!
ア・モーレだっ!!
…えっ? 闇の帝王は誰かって?
もちろん…
A 黒魔術を巧みに操る俺の女神・芹香先輩だ。
B 俺自身だ。
C 明日の朝のことだ。
初音「わたし…ヒロインじゃないのかな…」
神奈「余のことはもはやどうでもいいのだな…」
でも面白いからB
B
俺自身だ。
説明しよう!!
藤田浩之は午前2時過ぎの深夜に激しい興奮と怒りを覚えると、
闇の帝王に体を乗っ取られ、朝日を浴びるまで帝王の思うがままに操られてしまうのだっ!!
ククク…この男もバカだ。
おとなしく寝ていれば俺に体を乗っ取られずに済んだものを…
よい子は早く寝ましょうね。
さて、これから俺はどうこの体を弄ぼうか…
A この男の欲望を満たす
B 夜の空を爆音を鳴らしながら散歩する
C 闇の帝王は血を見るのが大好きだ
D まっ! 何なのよこの汚い部屋はっ!
C
闇の帝王は血を見るのが大好きだ。
三度の飯より大好きだ。
そうと決まったら即行動あるのみだ。
ガチャン!
俺は手近なビンを割り、その切っ先を自分の腕に刺した。
ざくっ!
ドパァ!!
「くくく…血だ、血が出ている……綺麗な血だ…最高だ」
ドクドクドク…
ドクドクドク…
「って、痛ってぇぇぇぇえぇぇぇっぇえぇぇぇえええーーーーーーーーっ!!」
バカか俺はっ!? フールか!?
自分の血を見てどうするんだっ!?
ったく、すぐ近くに人間の女がいるではないかまったく…
さて、どの女の血を見るかな?
A 綾香
B みさき
C 楓
D ちーちゃん
E 梓
D ちーちゃんw
D いっぺん、死んでくるべし
>>129 初音ちゃん新スレ初登場!!
宴会に来てないので、現在行方不明ですよ(w
「よし、この女に決めた」
実は闇の帝王は年増が好きだ。
年上でなければ恋愛感情が沸かないのだ。
この女はいい…いい具合に年を取っている…俺好みだ。
…できれば我が妃に…はっ! 何を人間の女に欲情しているんだ俺っ!
血だ! 血を見れればそれでいいんだっ!!
「で、では早速…」
ハァハァ…
い、いかん! 興奮しすぎて手が震えてしまう!
お、落ちつけ〜、俺は闇の帝王だ、偉いんだぞスゴイんだぞ強いんだぞ〜…
俺は女の二の腕を掴むとガラス片をスー…っと滑らせる。
ぷっ…つぅー…
「おお…」
予想通り…いや、予想以上に綺麗な血だ…
素晴らしい…俺はその血のあまりの美しさについつい見惚れてしまった。
例えが陳腐だが、まるで煌くルビーのようだ…
と、その時!!
A ちーちゃんが起きてしまった
B ちーちゃんが好きになった
C 他のキャラ(名前指定)が起きてしまった
D 朝日が…
C 起きろ!!柳川
Aで氏ね(w
「…貴様、千鶴さんに何をした?」
「なっ!?」
気が付くと、一人の男が俺の前に立っていた。
やばい、やばいぞっ!
闇の帝王は魔力と生命力がバリ強いが、ケンカはハンパなく弱いんだ…
どうする? どうするんだ? ああ、どうしよう…助けて、ママぁ〜
「誰だお前はっ!!!!!!」
「ひ、ひえええっ!! い、いやな…俺の名は闇の帝王だ…な、仲良くしてピョン♪
な、なんちゃってぇ〜アハハ…」
「こ の や ろ う …」
ヤバイっ、この人…目が怖いよ〜〜〜
この怖いオッサンが次にした行動とは!?
A 土星の辺りまで飛んで行けパンチ炸裂
B 非常ベルを鳴らす
C 「きゃ〜可愛い! ねぇ、撫ででいい?」
D 「もう寝ろよ、明日早いんだから…
C
142 :
名無しさんだよもん:02/08/16 03:54 ID:aDc8ZQg0
A、飛べ
なんか未曾有の展開だな(w
「可愛い…」
「へ??」
「な、撫でてもいいか?」
「あ、ハイ? う、うわっ!」
なでなでなでなで…
「うわ〜、コウモリみたいな羽だなぁ〜…おまえ飛べるのか?」
「え? あ、ま…まぁ…」
「へぇ〜…可愛いなぁ…」
な、何なんだこの男はっ!?
さっきまで怒っていたと思ったら今度は可愛いだと!?
この闇の帝王様に向かって可愛い? ふざけるのもいい加減に…
「おまえ、よく人に可愛いって言われるだろ?」
「は、ハイ! ママによく言われるピョン♪」
「そうだよな、そうだよな〜」
なでりなでり…
なでりんなでりん…
なでりんこなでりんこ…
「あ、あのー…そろそろ」
「ん? 何だい闇の帝王君」
A そろそろお家に帰りたいピョン♪
B そろそろ朝になって浩之が起きるから…
C 僕達、友達だよね?
C
「僕達、友達だよね?」
「もちろんさ!」
男は眩しい笑顔でそう答えた。
人間って、よく分からない生き物だな…
その後、俺は朝日を浴びて浩之になるギリギリまでこの男に撫で続けられた。
(柳川の好感度+1)
・
・
・
ん、朝か…
……何だぁ? いつの間に手を切ったんだ?
「おはよう浩之」
「……ん、おはよう柳川…おまえ、ずっと起きてたのか?」
「ああ、闇の帝王っていう可愛いやつと一緒にな(きゅぴーん)」
ぞくぞくぞくっ!!
体中をものすごい悪寒が走る。
何故だろう…? 俺はその時の柳川の笑顔を「怖い」と感じた。
A 女の子達の目覚め
B 長瀬一族と耕一、国崎の目覚め
C どくでんペアの目覚め
D 初音ちゃんは?
D どうなった?
すいません…
最初はちょろっとやって終わりにしようと思ったんですが、
なんか楽しくなって、気が付いたらものすごい勢いでスレを占有してしまいました…
しかもとんでもない展開…本当にごめんなさい。
そして寝ます…
>>148 いや、面白かったです。
というか、常に朝行きの選択を無視しつづけた
選択者達万歳w
ところで、闇の帝王って”ショタキャラ”なの?
>>150 外見は浩之が青くなって羽が生えた生き物と想定してみる
それを可愛いとか言ってしまった柳川の美的センスって…
おはようございますっ。あなたの隣に初音です。
実は私……
A 白亜紀にいます。
B 平安時代に来てしまいました。
C ずっと女子仮眠室にいたんです。
D 突然反転してしまいました。
>>fleh+SP3さん
朝早くからご苦労様です。(w
選択肢はCでお願いします。
はい。実は私、ずっと女子仮眠室にいたんです!
柳川先生がパシらされた後、
「起きなさいみさき! 初音! 宴よ宴。宴が始まるのよ!」
ってな感じで綾香さんに叩き起こされ、さっそくビールを一杯飲まされました。
「バタン、Q〜〜〜〜」
で、あとは空き缶の海の底に眠っていたというわけです。
さて、折角早起きしたのですから……
A 放っておいた綾香&みさきカップルに正義の鉄槌を。
B 私はヒロインだということを忘れている柳川さんに粛清を。
C 最近新たなキャラクターを手に入れて調子に乗ってる千鶴お姉ちゃんに身の程を教える。
D みんなを起こして回ろう。
>>153 どもです。さすがにこの時間なら他の書き手さんいませんよね。
ここはBで
……みなさん、覚えていますか―――?
対ダリエリ戦における、私の戦いを――――
にも関わらずこの男、私か先輩方かをはっきりとせずのうのうと眠っています。
(※ 闇の帝王なでなでの後眠ってしまったと思いねぇ)
こんな柳川は修正セネバなりません。歯ァ食いしばれ!
さてみなさま、どうするのがよろしいと思われますか?
A 裸のちーちゃんと抱き合わせ、写真を撮る。
B 隣に裸のみさき先輩を転がしておく。
C 隣に裸の国崎さんと耕一お兄ちゃんと浩之さんを転がしておく。
D 顔に落書きしてみる。(油性ペン)
……う〜ん、初音なら浩之「くん」かな?
敵に塩は送れぬ。てことでC
そうと決まれば早速男連中の服を引っぺがしにかかります。
(国崎さん……なかなかだね。さすが最高と呼ばれるだけあるってことかな)
(浩之くん……うわっ。なにこれ? かなり使い込まれてる!)
(お兄ちゃん……情けないよ。二人に比べるとあまりにも……被ってないのが唯一の救いかな?)
(柳川さん……ま、フツーかな? 男に使われた経験があるのはコレだけだろうけど)
……初音、お前、何を見ている?
「うん、しょ……うん、しょ……っと」
私はがんばって重い三人の体を運び、柳川さんに抱きついている格好にさせることに成功しました。
我ながらいい仕事した、って感じです。このまま写真に撮って額縁にいれれば悪趣味成金の部屋に合いそう♪
柳川さん……私を捨てた責任、とってもらうからね。
おぞましき姿となった柳川・国崎・耕一・浩之の融合体。
最初に発見したのは?
A ちーちゃん
B みさき
C 舞
D 綾香
E スフィー(私、プロジェクトの重要メンバーだよね? この出番の少なさはなんだろう……)
では出番がほっとんど無いEのすひーで(w
「みんなー、もう朝だよー。私の出番が無かったからっていい気になってんじゃないよー。
今日は大切な……って」
突如女子仮眠室に飛び込んできたスフィー。
その視界に入ってきたのは、見事な抽象芸術のオブジェを連想させるほどその身を黄金率に彩られた融合体の姿。
ここまで見事なのは遊戯王の世界でしか見たことがない。
「…………」
スフィーのとった行動は?
A 絶叫
B 攻撃
C 逃走
D 無視
E 激写
F 惚れた
Aで。
出発できるのか?
初音ちゃんは酔いが抜けてないんですか?
「きゃーーーーーーーー」
辺りに響く絶叫がその場を支配する。
その声に釣られて他の連中or融合体が起きる。
そのとき彼らのとった行動は?
A 耕一鬼化
B 国崎最高
C 血の海
D 【検閲削除】
C
嗚呼、また出発が遅れてゆく…(w
血の海。
辺り一面が血の海になっちゃった。
誰が何をやったのかも見えなかった。
お姉ちゃんか誰かが切り裂いたのかもしれないし、同士討ちがあったのかもしれない。
ただ、今わかることは……男の人たちがみんな挽肉みたいになってることと……
楓お姉ちゃんが鼻血を出してること……腐女子属性に何か感じるものがあったのかな。
そういうわけで、今のこの状態はチャンス! わたしの家事の腕を見せてあげよう!
わたしこそが真のヒロインなんだって、読み手の人に知らしめてあげなきゃ!
がんばるぞ、初音! おー!
A.丁寧にお掃除
B.汚れた服を洗濯
C.美味しい病人食(怪我人食?)を料理
D.やさしく看護(相手を指定して下さい)
D!
もち、柳川。
よし、ここで柳川さんを看護してポイントを稼ぐぞ!
といっても、柳川さんも脳漿が飛び散ってるし、腹部からは小腸が
覗いているね。でも、ほとんど原型が残っていなくてもぴくぴく痙攣
している生命力があるから、なんとかなるかな。
残った肉塊や触覚は、楓お姉ちゃんと一緒にゴミ袋に詰めて、
燃えるごみに出しておけばOKね。
さて、どこで看護するのがいいかな。
A ここ(女子仮眠室)
B 男子仮眠室
C 研究室
D 給湯室
E 都合よく保健室があった
なんとなくE
ここで看護してもいいけど、死体を棄てたとはいえ、まだ血の匂いがするし
やっぱり看護に向いたな場所を捜すのが先決ね。
まだ意識のない柳川さんをずるずるひきずりながら歩き出す。
すぐに建物の案内板を見つけ確認すると、都合のいいことに、一階奥に保健室と書かれていた。
鍵はかかっていなかった。
そろそろと扉を開けて中に入ると、壁の薬品棚の匂いが鼻につく。
一通り揃っているみたい。
ベッドは奥の方ね。
A まだ朝早いから誰もいない
B ベッドからむっくり起き上がる人影が(キャラを指定してください)
A
この状況でそのまま推し進めて良いのか?w
「誰もいない保健室、そして『先生』と二人っきり。と,言えばもう答えは一つ!!」
A 大人の時間(w
B 真面目に手当て
C 至福の時は終わり。他の負傷者乱入
A
……大人の時間と言っても、今の柳川さんは半分(物理的に)壊れた状態。
さすがにこれは電波をぶつけただけでは治りません。
とりあえず治療をしないと。
A 舞さーん、「奇跡」一丁ー!
B 楓お姉ちゃーん、「前世の力」一丁ー!
C なんだか岩切さんに電話すれば何とかなる気が。
D おきしーどる
Bで治りそうな雰囲気が・・・
「かえでおねーちゃーん!」
「どうしましたか初音?」
シュタッ、と擬音つきで楓お姉ちゃんが現れました。
姉妹っていいよね♪
「柳川さんがこんな(半分物理的に破壊)状態なの。前世の力でなんとかならない?」
「……初音、私の力は精神リンクによる意思疎通が主です。物理的にぶっ壊れた体を治せると思いますか?」
「あ……」
そうだね。うっかりしてたよ。
「しかし……折角私が来たのです。そうですね………」
楓お姉ちゃんは顎に手を当て、何か考える仕草をしています。
「あ、そうだ」
ピンポーン!
「初音……1÷2×2はなんですか?」
ぶしつけな質問。失礼な!
「1だよっ!」
「そういうことです。いくら柳川さんがコナゴナになろうとも、そのパーツが揃っていればなんとかなります。多分。
至急、彼の破片を集めてきてください」
「あ……」
さっすが、私のお姉ちゃん!
「アイアイサー!」
しばらくの間、私は女子仮眠室で柳川さんのパーツを集める作業に没頭しました。
見た感じ、国崎さんと浩之くんはほぼ無傷、一番ひどいお兄ちゃんはまさしく木っ端微塵、て感じだけど、
飛び散った内臓とかがうじうじと蠢いて一つになろうとしてるから……多分大丈夫だよね!
というわけで、動いてない内臓エトセトラを洗面器に詰め、保健室に戻りました。
「お帰りなさい初音……」
部屋に入ると、既にお姉ちゃんが大きな業務用の鍋(ラーメン屋でスープに使うようなやつ)をセットしていました。
「柳川さんの主要パーツはすでに投入済みです……さあ、それを」
「うんっ!」
ドバドバと放り込む。
柳川さん、元に戻るといいなぁ……
「あとは、弱火でじっくりコトコト煮込めば多分大丈夫です」
「すごいよ! 楓お姉ちゃん!」
「フ、フ、フ……ダテに五百年前、次郎衛門を治療してはいません」
何かがズレている早朝の出来事であった。
A 女子仮眠室はどうなってるー?
B どくでんペアはー?
C 舞はー?
D 健太郎、お前は一晩何やってたんだ?
最近出番がないDで。
―――健太郎さん、あなた、一晩いったい何をしていたんですか?
「……ああん?」
―――け、健太郎さん、目つきが、目つきが悪いです。
「悪くちゃなんか文句あんのか? あん!?」
―――お、怒らないでくださいよ。昨晩、何があったんですか?
「こちとら連中が楽しくドンチャン騒ぎしてる間徹夜してたんだよ! 徹夜!」
―――て、徹夜ですか? そんなにしてまでいったい何を……
「聞きてえか! じゃあ教えてやる!」
A 今回のメンバーのプロフィールを作成
B セリオとハァハァ
C あまりにも孤独だからフリーセルとマインスイーパを延々と。
D 翼人伝の現代語訳をワープロで打ってた。
C
「こちとら研究室のスミっこに放置してあったWindowsでフリーセルとマインスイーパ延々やってたんだよ!
70連勝達成したわ! 上級80秒切ったわ! 文句あんのかゴルァ!
せめてエロゲぐらいインスコしとけっつーんだ!」
―――い、いえ、大変すばらしい記録です……では、私はこれで。
「あっちょっと待て待ってくれ! お前に行かれたらまた俺のでば……」
―――知ったこっちゃないですな。
A 仮眠室の様子が気になるなぁ
B どくでんペアは何をしているんだ?
C 舞は立ち直ったのか?
D ってーか話を進めるべきだと思うよ、俺は。ウン。
D
「はいみなさん、やっとセリオの修理が完了しました」
今回の中心メンバーを研究室内に集め、長瀬主任が切り出した。
「ご迷惑をお掛けしました。申し訳ございません」
セリオが深々と頭を垂れる。
「ああん、セリオのせいじゃないわよ。あの熱血暴走男が全ての元凶なんだから」
「……あれ? そういえば、先生は? 気配がしないよ?」
みさきの言葉を受け、その場にいた一同があたりを見回す。
そして、気づく。柳川だけでなく、耕一もまた、いないことに。
「こーちゃん、どこいったでちか?」
「先生……どこ?」
訝しがる一同。 そんな中、初音がおずおずと手を上げた。
「あの……耕一お兄ちゃんと柳川さんなら……」
A もう一日くらい……かかるかも。
B 保健室で……ミイラ男になってます……
C 実は、さっきの朝ご飯は……
B
どたっ、どたっ、どたっ
初音が手を上げると同時に、廊下からもたついた足音が聞こえてきました。
「イテッ、イテッ、イテテテッ! 真っ直ぐ歩け! 柳川!」
「それは……イテッ! こっちのセリフだ! この……バケモノめ!」
「……ミイラ男に、なってます」
「あ、あれだよな? あれが研究室の扉だよな?」
「ああ、ま、間違いな……テテテッ! 耕一、開けろ!」
ガチャガチャガチャ……
「あれ……開かな……」
「さっさと……うわっ!」
ガチャリ、と扉が開くと同時に、2人のミイラ男が部屋に倒れこんできた。
「イツツツツツツ……」
体中を包帯で巻かれたその2人……柳川と、耕一だ。
「確かに……ミイラ男、ね」
「柳川さん、お体の調子はよろしいんですか?」
「ええ、ま、なんとか。そろそろ包帯も取れると思います」
「結構結構、大変結構。では、ご存知の通りタイムマシンは六人乗りなのですが……誰とご同乗されますか?」
柳川・スフィー・セリオ・国崎は固定です。
残り二人。
A 耕一・ちーちゃん・梓・楓・初音・浩之・綾香・みさき・舞・祐介・瑠璃子・健太郎
上記メンバーから1人選んでください。
B もうちょっと増えませんかね?
綾香と耕一で行ってみるか。
A祐介・健太郎
メンバーから1人じゃないの?
あ、本当だ。
んじゃ一人目は綾香。
193 :
名無しさんだよもん:02/08/16 17:48 ID:JG9vj3xX
みさき
「そうですね……綾香、来い!」
「「「「ええっ!!?」」」」
声を上げたのは、四人だ。
綾香、初音ちゃん、みさき君、舞……
一瞬四人が顔を見合わせるが、まず綾香が口を開いた。
「な……なかなか見る目があるわね柳川さん。いいわ、がんばろうじゃない」
次は、舞。
「せ、先生! 私は、私はこんな格闘女より役に立つ! 先生は私の剣を信用していないのか?
あの夜、私と先生は一緒に戦ったじゃないか!」
そして、みさき君。
「ひどいよ先生! 私と神奈ちゃんはお友達なんだよ! 私、神奈ちゃんに会いたいよ! 神奈ちゃんを助けたいよ!」
最後に、初音ちゃん。
「私、まだ自分の気持ちがわからない。けど、ここは一緒に行きたいと思ってる。柳川さんと一緒に行きたいと思ってる。
柳川さん、私を連れて行って……」
「おおう、モテモテだなァ、柳川さん」
浩之の冷やかしが入る……が、気にして入られない。
「来い、綾香」
「OK!」
「では柳川さん、次は誰を?」
「……………そうですね……」
三人の視線が突き刺さるようだ。だが、選べるのはあと1人。
俺は選ばねばならない。
A 耕一・ちーちゃん・梓・楓・初音・浩之・みさき・舞・祐介・瑠璃子・健太郎
上記メンバーから1人選んでください。
B もうちょっと増えませんかね?
Aみさき
『最後の1人は……』
(……ゴクッ)
すでに、舞、みさき君、初音ちゃん以外の全員はただの観客と化している。
だが、その中に1人、
(ごめん、先生……これも全て、川澄さんのため……)
チリチ……
(だめだよ、長瀬ちゃん)
ぽん、と瑠璃子が祐介の肩に手を置いた。
(ビクッ! ……る、瑠璃子さん!?)
(ダメだよ。これは柳川ちゃんの決めること。もしここで電波を使ったら、私、長瀬ちゃんを本気で嫌いになっちゃうかも)
(……ごめん、瑠璃子さん)
(うん)
『俺が……選ぶのは……』
腕を振り上げ……
「先生……」
「先生……」
「柳川さん……」
振り下ろ……
『キミだっ!』
したっ!
その指先は……
「なっ!?」
「えっ!?」
「なになに、どうしたの?」
『キミだ! みさき君! 俺と一緒に来てくれ!』
「……え? 私?」
呆けた顔で、自分を指差すみさき。
『そうだ。神奈と会ったとき、キミがいるととても心強い。来てくれ、みさき君』
「先生……」
みるみるうちに、その顔が崩れる。
「先生っ!」
ダッ、と駆け出し、みさきは抱きついた。
「……あのさぁ、みさき?」
「えっ?」
綾香に。
「先生は、あっち。私は、綾香」
「あっ、間違えちゃった、テヘッ」
涙の笑顔だ。その表情は。
舞の様子を見る。
意外にも、取り乱してはいない。うつむいたまま、その場に立ち尽くしている。
初音の様子を見る。
イスに座り、やはりこちらもうつむいたままだ。両隣に梓と楓がつき従い、何やら話をしている。
なぐさめているのだろうか?
「柳川さん。メンバーは決まりましたな? では、今出発しますか? それとも、もう少しあとにしますか?」
『…………』
A すぐに出発。
B ……舞と初音ちゃんと話をしてからだ。
C 水杯を交わす。
×水杯→○水盃
誤字スマソ
A
ルート確定?
何で綾香にこだわるかねえ…
ま、いいけどさ。
舞がぁ…
舞は下心が見え見えだからちょっとなぁ…
>>201 ま、スポンサーだしこの場を設けたのも綾香だし選ばれるのは当然なんじゃない?
個人的には足手まといは極力避けたがっていた柳川(綾香でさえ邪魔だと豪語した)なのに、
何故今になってどう見ても足手まといにしかならない全盲のみさきを選ぶのかが不思議でならない。
しかもみさきの身を全く案じていない…
(川澄さん……)
(長瀬ちゃん……今の舞ちゃんの心は……見ないほうがいいよ……)
彼女は、先生が過去行きの準備をする中、微動だにしません。
ほがらかに笑うみさき先輩とは対照的に。
(これから、どうするんだろう?)
(大丈夫だよ……まだ、望みが完全に絶たれたわけじゃ……え? 舞ちゃん……)
(どうしたんだい瑠璃子さん?)
(ダメだよ舞ちゃん! 長瀬ちゃん、舞ちゃんを止めて!)
(え? え? え?)
そして、僕が状況を把握するよりはるかに早く、川澄さんは駆け出しました。先生に向かって。
「うおああああああああああ!!!!!! せんせえーーーーー!!!!!」
『どうした? ま……』
ドバキィッ!
川澄さんの全体重&加速力が乗った右ストレートが先生に突きささる。
さすがの先生とはいえ、不意打ちで食らっては倒れるしかない。
『ぐぅ……ッ、ま……い……?』
「なぜだ! なぜ私を捨てる! 先生まで! なぜ!? 剣の修行もした。服もたくさん買った。
髪の毛も手を入れるようにした。勉強もちゃんとやった。先生に、先生に好きになってもらえるためにはなんでもした!
この命だって惜しくはない。なのに、なぜ! なぜあたしを……なんであたしをつれていかないのっ!
あたしはせんせいがすきなのにっ! あたしはこんなにせんせいがすきなのにっ! あたしはせんせいがだいすきなのにっ!
なんで? なんで? なんで? なんでせんせいもわたしをすてちゃうの????」
……誰も、ピクリとも動けない。
そして、川澄さんは言ってはならない一言を……吐き出した。
「先生なんて……先生なんて、生き返らせなければよかったっ!」
動いたのは?
A 初音
B 浩之
C 綾香
D みさき
E 梓
F 楓
G 国崎
H 瑠璃子さん
B!
浩之ちゃんきてー!!
ならCにしてみよう
「そうだよっ! せんせいをいきかえらせたのはあたしなんだよっ!
せんせいはあたしのものなんだよっ! せんせいはあたしのいうことをきかなきゃいけないんだよっ!
だからせんせいはあたしについてくるんだよっ! せんせいはあたしをすきにならなきゃいけな……」
壊れたオートマータのように喋りつづける川澄さん。それを止めたのは、意外な人物だった。
「この……大馬鹿ヤローがあっ!」
「!?」
バキッ!
今度は、浩之さんが川澄さんを殴りつけました。そしてそのまま壁に押し付ける。
「お前は大馬鹿ヤローだ! お前と柳川の間に何があったかは俺は知らん。お前の過去に何が会ったかも俺は知らん。
だがな、お前はいま人間として最低のことをした。柳川をなぜ信じない! お前が柳川を愛しているというならば、なぜ柳川を信じない!
裏切られたらブン殴る? ハッ、なんだよそれは! 子供と同じじゃねーか! そうだ。お前は子供なんだよ。だから柳川に振り向いてもらえなかったんだ!
ならどうするか? 答えは一つだろう。這いつくばっても女を磨け! 血反吐を吐いても振り向かせろ!
努力をしろ! 自分でしろ。お前が本当に柳川を好きならば、自分の力で掴み取れ!」
「………!?」
またしても、全員の動きが止まります。
……次に最初に動いたのは、川澄さんでした。
「……フン!」
造作も無く、浩之さんの戒めから逃れる。
「自分で……自分で……自分で……」
ブツブツと呟きながら、今度は綾香さんに近づきます。
「な、なによ? やろうっての?」
思わず構えをとる綾香さん。しかし、川澄さんは意外な行動に出ました。
剣を投げ捨て……
「頼む!」
「!!??」
土下座しました。
「頼む綾香! タイムマシンに乗る権利、私に譲ってくれ! 私と先生を行かせてくれ!
私は先生じゃないとダメなんだ! お前の言うことはなんでも聞こう。一生お前の奴隷にもなろう!
だから、だからここは……ここだけは私にくれ! 先生と私を行かせてくれ……」
「そ、そんなこと……」
綾香さんは困惑した様子だ。
「そんなこといわれても……」
思わず浩之さんに救いの視線を向ける綾香さん。ですが、浩之さんは何の反応も返しません。
「じ、じゃあ……」
A いいわ
B ダメよ
C 私から勝ち取りなさい
Cだ!!
C。
シュルリ……綾香さんが上着を脱ぎ捨てます。
「いいわ……」
許可の言葉。
「なにっ!? 本当か!」
嬉しそうに顔を上げる川澄さん。
「ただし……私に勝ちなさい。あなたの力で、私から奪い取りなさい」
「!?」
「ここの屋上で待ってるわ。開始は十分後。ルールはどちらかが戦闘不能になるまで。
別に剣を使っても構わないわ。それがあなたの力なら、ね」
それだけ言い残し、部屋を後にしました。
残った川澄さんは……
A ゆっくりと歩き出した。(素手)
B 剣を手にした。(剣装備)
C 浩之さんに向かっていった。
D 先生に向かっていった。
……「E.綾香が戻ってくる前に出発してしまう」がないのが残念だ(w
>>213 さすがにそれは……ちょっと考えたけど……
Dで。
川澄さんはしばらく思いつめた表情のままでしたが、やがて顔を上げると、ゆっくりと先生の方に歩いていきました。
先生はすまなさそうな目で川澄さんを見上げます。その隣には、みさき先輩が少し不安そうな顔で先生の頬を押さえています。
『舞……すまな』
先生が言葉を発しようとしましたが、川澄さんは自分の人差し指を先生の唇にあて、制しました。
「先生……舞は、戦ってきます。先生のために、戦ってきます。私の、純粋な力だけを使って」
それだけ言うと、ドアの方へ駆け出しました……剣は、僕の足元に落ちています。
僕はどうするべきでしょうか?
A 綾香さんか川澄さんかはわからない。けど、ここで待つ。その結果を。
B 見届けなければ。誰かが見届けなければ。この戦いを。
B
舞をこんなイタイ女にする必要があったのか?
神奈もイタかったが……
つか、これでもし綾香が負けたら、
綾香をメンバーに選んだ選択者さんの意思って…
柳川刺されるんじゃないか…
>>220 元々、選択者の多くは綾香は連れて行かないのを選んでいたわけであるし、
これで脱落しても仕方ないことだと思うが
僕が屋上に着いたとき、すでにそれは始まっていた。
「力」と「力」の最も原始的な「ぶつかり」
『殴り合い』
ただただ、殴る。殴りつづける。
相手を倒さんと、自分が立たんと。
相手を負かさんと、自分が勝たんと。
力に力で応じ、力で答える。
殴り、噛み付き、蹴り飛ばし、転がって、もつれあう。
倒れれば起き上がり、起き上がれば倒す。
繰り返し、繰り返し。
それは延々と続く。続きつづける。
「あ・や・かァ〜〜〜〜!」
「ま・いィ〜〜〜〜!」
罵り合い、こき下ろしつづける。
それでもひたすら殴りつづける。
それもいつかは終わる。
「………」
「………」
「「………フッ」」
最後に2人は同時にと笑い、同時に倒れた。
ドタリ……
「綾香!」
「川澄さん!」
いつの間にか浩之さんも着ており、2人でそれぞれに駆け寄る。
「骨に……異常は……ないな」
「特に大きなケガはないみたいだね……」
そこに近づいてくる一つの影。
「やれやれ……若いというのはいいことですな」
長瀬主任。僕の遠縁に当たる人だ。
「2人は保健室に運んでおいてください……半日もすれば大丈夫でしょう。
その間に……浩之君、セリオ、キミ達に手伝ってもらいたいことがあります」
「……?」
「今から12時間、突貫作業でマシンに座席を増設します。2〜3……いえ、最低でも一つは増やすことができるでしょう。
そこの黒髪のお嬢さんを乗せてあげなさい」
「しゅ……主任!」
浩之さんが嬉しそうに立ち上がる。
「やるよやるよやりますよ! 思いっきり手伝いますよ!」
「確かにそれが現状では一番ベターな方法ですね」
……どうやら、何とかなりそうですね。
僕はどうしよう?
A 研究室に戻り、みんなと合流する。
B 川澄さんに付き添い、保健室へ行く。
C マシンの改造を見る。
Aだな
かってここまで愛された柳川がいただろうか(反語)
いつになったら過去に行くんだYO!
半ばリレーSSになっていると思ったがやっぱり選択方式で進むスレだ(w
1つというか2〜3増やさないと、ますます初音の立場が・・
いや、どう考えても既に初音はルート外だろ……
>>231 いや、この場合女性キャラの好感度とは別に柳川自身の好感度が関わってくるわけだから、
ひょっとしたら初音にもまだチャンスはあるかもしれない。
最悪誰ともくっつかないエンドとかにもなりそうだ(w
一応初音タソ狙いの選択者もここにいるわけだし。
とりあえずは一度研究室に戻り、みんなと合流するのが優先だろう。
でも、何故川澄さんや綾香さんはあんなになってしまったのだろう。
二人ともとても殴り合いをするような人には見えなかったのに。
(人の心の脆さを研究するにはうってつけの機会じゃないか?)
今、誰かが囁いたような気がした。
(研究室に戻ります。視点を指定してください。)
楓キボン
楓です。
先ほどまで、保健室に次々と怪我人が運び込まれてきたので、そちらを
手伝っていました。出発する前からこれでは先が思いやられます。
やっと一段落したので研究室に報告に来ました。
「ご苦労様です。綾香さんと川澄さんの様子はどうですか?」
「二人とも大きな外傷は見受けられなかったのですが、その後容態が急速に悪化し
意識不明になったので、救急病院に搬送しました。」
「そうですか。仕方ありません。残ったメンバーで計画を進めましょう。」
そういえば、藤田さんや国崎さんも、今朝方は血まみれで倒れていたはずです。
藤田さんは向こうの方でマシンの改造を手伝っているようですが作業には支障ないのかしら。
A 後ろから応援する
B 自分も作業を手伝う
C 他の怪我人の容態を確認する
B
三人がいじっている機械のほうにきました。
無理やり増設する空間を確保するためか、基盤や真空管やファンが剥き出しになって
ますますよくわからない機械に変貌しつつあります。
「主任、同行希望者が入院したんじゃ、この作業意味ないんじゃないすか?」
と、藤田さん。
「既に開始した作業を今から中止するのも無駄ですし、いずれにしても人手が
多いに越したことは無いでしょう。あ、スパナ取ってください。」
「私取ります。」「いいよ、俺が」
手がぶつかってしまいました。
と、よろける藤田さん。そのまま足を滑らせ機械の方に倒れてしまいました。
かなり派手にぶつかってたけど、だいじょうぶかしら。
主任はこっちを見もしないで「精密機械なんだから気をつけてくださいよ」とだけ。
セリオさんが「無理はしないでください。今朝方の怪我は完治していないのですから」
と藤田さんを助け起こしていましたが、冷たい雰囲気なのは機械だからかしら。
A 少し離れて見ている
B それでも手伝う
C 炊き出しをする
D 藤田さんを保健室に連れて行く
Cで
楓×浩之ルート?新しい試みだな…
楓……料理できたっけ……?
どちらかといえば某殺人シェフの側に属していたような……(((((;゚Д゚))))ガクガクブルブr
藤田さん…元気がなさそう…
怪我をしているみたいですね。
こういうときはやっぱり栄養のあるご飯をたくさん食べて、
体力をつけて早く回復してもらったほうがいいですよね。
…そうだ、炊き出しをしましょう。
美味しいご飯を食べてお腹いっぱいになれば、きっと藤田さんも元気に―――
…
……言っておきますが、別に私は藤田さんが好きだとか好意を抱いているとかじゃありませんよ?
ただ、昨晩の王様ゲームの時、藤田さん一人をのけ者にしたことへの負い目でしかありません。
それに、長瀬主任もいますし、きっと他のみんなもきっとお腹を空かせてますし…
…とにかく、私が炊き出しをするのと藤田さんが元気が無いことは全然関係の無いことなんです。
私は急いで研究所の給湯室へ向かいました。
さすがは来栖川エレクトロニクスの研究所だけあって、給湯室も普通のお台所のような広さです。
一応材料と調理道具は揃っていますし、これならどんな料理でも作れそうです。
さて、何を作りましょう?
A ここはオーソドックスに豚汁
B 夏はやっぱりカレー
C 家庭的な肉じゃが
D 滋養強壮にいい楓スペシャルドリンクを…
3分遅れたか……がっでむ。
じゃあDで。
D!外はまぶしいサンシャイン〜☆
じゃあ、滋養強壮にいい楓スペシャルドリンクにしようかしら…
説明しよう!
楓スペシャルドリンクとは、柏木楓嬢が独断と偏見で「体に良さそう」と思った食材を、
とにかくミキサーにかけて液体状にする、とても神秘的な料理なのだっ!!
では、早速冷蔵庫を開けてみましょう…
ガパッ…
…さすが来栖川エレクトロニクス研究所の給湯室の冷蔵庫。
その辺のスーパーでは買えないような食材がいっぱいありますね。
でも、いっぱいあり過ぎて迷います…
どれを使おうかしら?
(複数選択可。数量無制限)
A ゴーヤ H レモン
B ブルガリアヨーグルト J あんこう
C キムチ K トマト
D いか M ハブ酒
E スズメバチの幼虫 L ほうれん草
F イモリの黒焼き O モモ
G パパイヤ P もずく
オレンジ色のジャムとか、見るからにデンジャーで怪しいキノコはないのか!?(w
>>264 どうせならそれも入ときゃよかった…(w
A、E、F、J、M、P
ではまず、いかにも体に良さそうなこのゴーヤを入れましょう。
ゴトンッ!
次は…あっ、何でしょうこのパックは…ラベルには『スズメバチ−CT8型改』と書いてあります…
よく分かりませんが、スズメバチは滋養強壮にいいとテレビ番組で言っていたような気がします…
ぽとぽとっ…うねうねうね…
今度は…イモリの黒焼きですね。精力回復にはこれが一番です。
ぽそっ、ぽそぽそっ…
そしてあんこう…アンキモなんて、いかにも健康に良さそうな名前ですよね。
あら? 大きすぎてミキサーに入り切りませんね…
ぎゅうぎゅう…うじゅるうじゅる…
味に深みを出すためにはお酒は欠かせませんね。
今回はこのハブ酒をハブごと入れましょう。
ジョボボ…にゅるにゅるー…べちゃっ!
そして最後は…もずくかしら モズクの気持〜ちも♪ 考え〜て♪
ぼちょぼちょ!!
ミキサー、ON。
ぽちっ。
グォオンッ!! ゴリゴリゴリゴリッ!!
プチンッ! プチプチプチッ!! ガリガリガリガリ… ジュワワ〜…
できました…けど…
A 浩之さんの分しか作れなかった
B みんなの分もちゃんとできた
C 作り過ぎた
D 何かが…何かが足りない!(何でもいいから食材を数点挙げてください)
Dで甘くないじゃむ、パンのないハンバーガー、肉の入っているあんまん。
これ飲んだら死ぬな(w
このオレンジ色のジャムを加えて彩色を良くしましょう。
どぽぽぽぽ…ごぽっ。
さらにパンのないハンバーガーを加え…
ボチャン!
極めつけは肉の入っているあんぱんです。
とぷん。
ミキサー、ON。
ぽちっ。
グォオンッ!! グォオオオオオオオオオオオ……オオオオン…
ゴポッ、ゴプッ! ブクブクブク… プ〜ン
ふう、やっと納得のいく楓スペシャルドリンクができました。
絶対美味しいに決まっているでしょうから味見なんて無意味ですね。
ええと…ちゃんと人数分あるかしら…
A 大丈夫、ちゃんとあります。
B …藤田さんの分しかありません。
C どうやら作り過ぎたみたいです…
A みんなに差し入れしましょう。
大丈夫、ちゃんとあります。
それでは…皆さんに飲んで頂きましょう…
その頃、浩之達は…
「ん〜、梓さんの料理激ウマー! おかわりっ!」
「あいよっ!」
「ハハ、梓の取り柄ってこれくらだしな゙っ!?」
ドゴッ!
「耕一、口の聞き方には気をつけるんだね」
「は、はい…」
「でもアズちゃんのお料理はおいちい(美味しい)でち〜!」
俺達は梓さんが作ってくれた昼食を美味しく頂いている真っ最中だった。
しかし、あの梓さんが…こんなに美味い料理を作れるなんて、意外だな。
「ところで、楓ちゃんは?」
俺は、さっきから姿が見えない楓ちゃんの行方を隣の席のセリオに聞いてみた。
「――給湯室へ入っていくのを見かけましたが」
「給湯室? そんなところで何を――」
「お料理を作ってました」
ざわざわざわっ!
楓ちゃんが戻ってきた。…いや、それはいい。
しかし問題なのは、手に持っている…蛍光色の緑がかった液体の入ったビン!
ぷぅ〜〜〜〜〜〜〜ん…
「「「「「「「「「「「うっ!」」」」」」」」」」」
強烈な腐臭! ダメだ、息ができない!
あの液体からだろうか…
「ああっ、飯が…」
声の主は一番楓ちゃんに近い席にいる健太郎…
見ると健太郎の茶碗に盛られているはずの飯が黒くしなびていた。
い、一体どんな料理を作ったんだ楓ちゃんっ!?
「これは楓スペシャル…給湯室の冷蔵庫にあった体に良さそうな食材を混ぜて作りました…
皆さんの体が芯から活性化するよう…心をこめて作りました…」
そう言うと、ジョッキになみなみと『蛍光緑の液体』を注ぐ。
こんなの飲んだら体の芯から腐っちまうよ楓ちゃん…
しかも、俺の目の前にもそのジョッキがきた…
「うぷっ!」
俺は堪らず鼻と口を手で押さえる。
しかし、正面に座っている梓さんは引きつった顔で、
「よ、よせ…かえでに…しつれいだろ?」
と、戒められた。
俺が死ぬ思いで手を下ろすと間髪入れずに楓ちゃんが寄って来て、
「藤田さんは怪我人ですから、傷が早く癒えるようにいっぱい飲んでくださいね」
どぽどぽどぽっ!
「あ 、 あ り が と う か え で ち ゃ ん … お 、 お で 、 と っ て も う れ し い よ 」
「…良かった、そう言ってもらえると頑張って作った甲斐があります」
俺は、この液体を前に…
A 飲むしかないと思った
B 飲んだら死ぬと思った
Aだ!男を見せろ!(w
飲むしかないと思った。
だってそうだろ?
女の子が俺の体のことを気遣って作ってくれた手料理を食べなかったら、
その子の気持ちを踏みにじることになるだろ?
今、この食卓にいる全員がこの液体から逃れる術を頭をフル回転させて考えているだろう…
しかしっ! 俺は飲むっ!!
臭い? それがどーした! 蛍光緑? 知るかヴォケ! 黒いツブツブが浮き沈みしてる? 気にするなっ!
何かのイモムシが動いている? 目の錯覚だっ! みんなが飲んでない? 俺は飲むんだよっ!
ぐっ!
俺はジョッキを高々と持ち上げる!
その行為に全員がハッと顔を上げ、目を見開く。
いや、もう他人のことは気にも止めん! 俺は、楓ちゃんの為に…飲むっ!
長瀬主任が頭を抱えてるけど俺は飲むぞっ!
耕一が指で×サインを出しているが、俺は飲むぞっ!
スフィーが大声で何かを叫びながら俺を指差しているが俺は飲むぞっ!
セリオが「警告、その液体は基準値を大幅に上回る…」とか何とか言っているが、俺は飲むぞっ!
飲むんだ飲むんだ飲むんだ
飲めるんだ飲めるんだ飲めるんだ
飲みたいんだ飲みたいんだ飲みたいんだ
「そう! 俺はこれが飲みたいんだぁぁぁぁっっ!!!」
グイッ!
俺は一気にジョッキを傾ける。
ジュースの味は…
A 予想通りの味だった
B 予想以上の味だった
C …あれ? ……美味い。
D 目の前が真っ白になった。
E 爆発した。
Cも面白そうだけどEかな?
ボカン!!
「ごふっ!?」
予想外の出来事だった。
俺が蛍光緑の液体をすべて飲み干した直後、突然腹の中を衝撃が襲った。
その衝撃波は凄まじく、俺の脳天までビリビリと振動が伝わった。
俺は口からもくもくと煙を吐きながらフローリングの床にばたりと倒れた。
うぅ…腹ン中が焼けるぜ…
「藤田さんっ! 大丈夫ですかっ!? 藤田さんっ!!」
楓ちゃんが涙目で俺の方を揺すっている…
そうか…まだ料理の感想、言ってなかったよな?
「う、美味かったよ……ご馳走様、かえで…ちゃ…(ガクッ)」
そこで俺の意識は途切れた。
…
……
………
「ん、ここは…」
気がつくと俺は、見知らぬ部屋のベットで寝ていた。
「…藤田さん、気が付きましたか?」
「楓ちゃん…ここは? 俺は一体…」
「…病院です」
「病院?も、もしかして…俺、あの後―――」
「私の…せいです。 私が…あんな料理作ったから…」
「そ、そんなことないって! 楓ちゃんの料理は美味かったよっ!
アレはただの胃炎…そう胃炎だったんだよいやマジでっ!」
「胃炎? 藤田さんの胃炎は口から煙が出るんですか?」
「ああそうさ! もう際限なくモクモク出てきて困るんだねぇ〜」
「……もう、藤田さんったら」
「ハハ、つまんなかった?」
「ええとっても」
「ガ━━(゚Д゚;)━━ン! 」
【藤田浩之 入院(楓の看病付き)】
(楓の浩之に対する好感度+2)
A もう少しこの二人の様子を見る
B 同じ病院に搬送されたはずの舞と綾香は…?
C 数々の戦力を失った研究所組は?
D 長瀬一族の新作ゲーム『スーパー長瀬サンシャイン』
A
このまま進めー
どんどん過去行きが遠のいているのは気のせい?w
多分この話次スレ行くだろ(藁
話進めるのもいいけど、こーゆーのもいいなぁ。
のんびりしてて。
過去へ行くだけだから急ぐ必要も無いしねぇ
そっか、急ぐ事ないんだw
そして、全員がそう思っているので益々過去行きが遠のく罠。
浩之と国崎はほぼ無傷だったはずだが?
んなことよりむしろ、こいつらに二日酔いという言葉はないのか?
最高あたりはうるさそうだけど>急ぐ必要がない
別にいつ過去に戻ってもいいんじゃないの?タイムマシン使うわけだし………
「ところで、考えてみれば今研究所にいるメンバーは……」
「……まあ、確かに減っちゃったけど、必要最低限のメンバーは揃ってるんだし大丈夫じゃない?」
「そうでしょうか……」
「それに、どうせタイムマシンで『時間を超える』んだし、多少のんびりしたって平気だよ」
「……確かに、そうですね」
「というわけで、俺はちょっと寝るよ。オヤスミ〜〜〜」
「あ、浩之さん……」
まだお聞きしたいことが……
A あなたと綾香さんのご関係は?
B あなたは女性関係がかなり活発らしいですが……
C あなたは過去に行かれるつもりですか?
D おやすみなさい(他者視点へ移行。対象者指定)
272 :
名無しさんだよもん:02/08/17 16:57 ID:jfnSNT8Q
Bかな?
273 :
コギャルとHな出会い:02/08/17 16:58 ID:Gp/vBvh2
「あなたは女性関係がかなり活発らしいですが・・・」
「あへ?」
まずいまずいまずいまずいまずい。
ここで俺の正体(or欲望)がばれたら好感度が下がってしまう。
浩之ちん、ぴんち☆
「いや、そんなことないよ、ハハハハハ。」
「・・・・・」
俺、何か怪しいこと言ったか?いや、言ってないはずだ。
「そんな訳で俺寝るは、そんじゃ、」
浩之さんは寝てしまいました・・・
浩之さんの女性関係についての真実を聞かせてもらおうと思ったんですが。
残念です。
さて、それでは浩之さんも寝てしまったことですし、
A綾香or川澄視点へ
B国崎最高
Cタイムマシンは?主任orセリオ視点へ
Dその他(指定)
B
俺は空の少女を救わねばならない。
残念だが、俺の非力な法術ではそれをかなえるのは難しい。
だが、ヤツらの力を借りれば。あのタイムマシンを使えば少女―――神奈と直接会い―――
―――それは、同時に法術士一族の始祖である柳也・裏葉夫妻と会えることも意味する。
彼らは、この俺の非力な術を見てどう思うだろうか?
この人形のことは知っているのだろうか?
この、千年の思いが篭った人形を――――
足止めを食いすぎたかもしれない。
俺は急がなければならない。観鈴が待っている。美凪が待っている。
俺の帰りを待って―――いや、おそらく全てが終わったその時、彼女らは俺のことを覚えてもいないだろうな。
俺の歴史は抹消される。
俺がとるべき行動は?
A 一刻も早く出発できるようにする。
B 法術を鍛える。
C 人形に思いをはせる。
D こういう時こそのんびりすることが重要かもな。
そろそろAで。
一刻も早く出発できるようにするべきだろう。
とりあえず、タイムマシンの改造をしている所にいく。そこでは馬面のおっさんを中心に、いろんな仕事をしていた。
「なあ、一刻も早く過去に行きたいんだ。俺に手伝えることはないか?」
「ん〜、無いよ。まあ落ち着いて待っていたまえ」
そんなこと言われても。
「その、何というか……じっとしてられないんだ。どんな事でもいい、何かやらせてくれ」
俺の熱意に押されたのか、馬面のおっさんが奥の方を指さした。
「そうだね、じゃあ周りの整理をお願いしようか。あの辺に貯まってるゴミをゴミ捨て場に持っていってくれないか」
「ああ、わかった!」
その場に積まれたゴミの山。その一つ、大きめの段ボールに手をかざして「力」をこめる。
あとは念を送って法術で動かすだけだ。
……ん。
……むっ。
……重い。動かない。くそっ、俺の法術はこの程度か? いや、そんなことは……
ひょい
「さっきから唸って何やってるんだ? 重いんだったら持ってやるから、そっちの軽いの持ってきてくれよ」
目の前に現れた短髪の女……梓とか言ったか……が、俺が動かそうとしていた箱を肩に担いで持っていく。
……俺の努力が。
A.逆切れ
B.「ああ、ありがとう」
C.黙って他のゴミを持っていく
D.というか何で俺はゴミ運びなんかに法術を使おうとしていたんだ?
B。
「ああ、ありがとう」
俺は素直に礼を言う。
「気にすんなって。とりあえずとっとと片づけてしまおうぜ」
そういうわけで、二人でゴミの山を片づけることになった。
梓はスポーツでもやってるのか、重い物を平気な顔で運んでいく。
女に負けるのはなんとなくくやしいので、俺も全力を込めてゴミ運びをする。
そういうわけで、どんどんゴミは片づいていく。
ずっと無言で作業していたのだが、半分くらい運んだ頃に梓が話しかけてきた。
「さっきから見ていたけど、よっぽど過去に行きたい強烈な理由があるみたいだよな。
一体どういう理由があるんだ? ……あ、まあ、話したくないなら別にいいけどさ」
さて、どこまで話そうか。
A.「悪いが、言えない」
B.訳あって神奈に会う必要がある、ということだけ。
C.「空の少女」を救うという、自分の一族の使命まで。
D.神奈に会って何をしたいか、まで。
E.その後自分が消えてしまう(かもしれない)ということまで。
E
話しても無駄だ。
話さなくても無駄だ。
ならば全てを話してやろう。
「……なるほどぉ」
俺は最後の部分以外までを説明する。梓はうんうんと感心している。
「あんたも……大変だな。そんな大切な使命があるなんて」
「気にしたことはない。これが俺の存在する理由であり、結果だ」
「な、なんかあんた、見た目以上に頭がいいかもな」
……誉め言葉か? 一応そう受け取っておこう。
おそらく、半ばヤケになっているだけだろうがな。
「感謝しよう」
「よぉし! そういうことならあたしも出来る限り手伝うぜ! 空の少女を、神奈を助けよう!」
あからさまに気合が入っている。見ていて気持ちがいいくらいだ。
「……だが」
「どうした?」
「この使命が果たせたとき、俺の存在は消え去るだろう。歴史上から」
「!?」
驚愕の表情。
「考えてもみろ。柳也と裏葉は、神奈を助けるために法術士の一族に使命を与えたのだ。
俺が過去に戻って神奈を助けるということは、その目的を失わせることだ。
自然、俺の存在に価値は無くなる。俺の存在は消え去るだろう。……全ての人々の記憶から」
「…………」
「……喋りすぎたな。仕事を続けよう」
しばらくの間、先ほど以上の沈黙の中、作業を続ける。
だがやがて、梓が叫んだ。
「あんたっ!」
「……なんだ?」
「あんたそれでいいのかよ! 神奈を助けて、自分は消えて……
あんたを待っている人がいるんだろう!? あんたの会いたい人がいるんだろう!?
消えちまって……消えちまってもいいのかよ!」
「………」
A 当たり前だ。俺の命はこのためにある。
B 俺だって……本当は嫌さ。
C わからない。使命感だけが俺を突き動かしているんだ
男ならA
柳川ー、ぼさっとしてると主役を取られるぞー!
「当たり前だ。俺の命はこのためにある。」
「なっ…!」
面食らったような顔で梓が俺を見つめる。
当然だろう。『死んでもいい』と公言しているようなものだからな…
「俺の話はこれで終わりだ。作業も終わったようだし、行くぞ」
「…待ちなよ」
「まだ何かあるのか?」
「…」
一瞬の沈黙。
「わかった。もう何も言わないよ。それがあんたの選んだ道なんでしょ?」
俺の顔をじっと見つめる梓。目が赤いのは…気のせいか…?
「…だけど、約束して欲しい。あたしに、約束…して欲しいんだ」
「金以外の話なら聞こうか」
梓はははっ、と俺の与太話を笑い飛ばすとこう言った。
「またあんたに会いたい。こうやって話がしたい。
だから、帰ってきて。
たとえ何があっても、必ず…生きて帰ってきて」
俺は…
A 約束しよう
B 約束はできない
Aかな。結構重要な選択肢かね…
今までの総合での男キャラの活躍度は
柳川>国崎≧浩之>祐介>耕一>他の脇キャラ(雅史とか)
って感じか?
そして現在のタイムマシンの搭乗可能人数は7。
スフィー、セリオは固定。
柳川と国崎も固定。
みさきも固定(って、マジで行く気か?)
綾香と舞は病院送り(復活する?)
つーことは、丸々二人分の空きがあるな…
綾香(故障)
舞(故障)
浩之(故障)
瑠璃子(出撃可)
祐介(出撃可)
ちーちゃん(出撃可)
梓(出撃可)
楓(看病)
初音(出撃可)
健太郎(出撃可)
源之助(出撃可)
源五郎(出撃可)
果たして、過去への切符を手に入れるのは一体誰だっ!?
じゃが、現代編はもーすこしだけつづくのぢゃ。
「…いいだろう、約束しよう」
正直、生きて帰るつもりなど最初から無かった。
しかし、梓の顔を見ているうちに、何故だかこの約束をする気になってしまったのだ。
守れるはずの無い約束を…
「…悪いね、あんたの事なのに気を使わせちゃって…」
「こう言う性分だ、気にするな」
作業が終わり、俺たちは挨拶を一つ交わすと散り散りに別れた。
ふと、俺は何かが気になって後ろを振り返った。
そこには、梓が居た。俺と同じように、何かを感じていたのかもしれない。
「ちゃんと約束守んなさいよ?」
「お前こそ、俺たちの留守をちゃんと守れ」
俺たちは笑った。何故だろう、不思議と笑いがこみ上げてきた。
今度こそ俺たちは別れた。
俺は梓の後姿をしっかりと脳裏に焼き付けていた…
視点変更。
A 柳川
B 健太郎
C 耕一
D 祐介
「……そうだな。約束ぐらい……構わんだろう。いいだろう帰ってこよう」
「言ったな!? 言ったな!? 聞いたぞ! 約束だ!」
と言って、俺の胸をドン、と叩いた。
「ゴホゴホゴホッ! ……お前、何を……」
「さあさあそうと決まれば仕事だ仕事! さっさと済ませちまうぞ!」
ゴミ袋を山ほど抱え、ゴミ捨て場へと悠然と歩いていった。
(そうさ……「生きて」は帰って来るさ……「消滅」しなければな)
A 柳川は何をしている?
B 綾香&舞はどうなったんだ?
C まじアンペアは?
D どくでんペアは?
ダブりましたな。脳内あぼーんをお願いしまする。
>>292 どんまい。
てか、俺は綾香と舞がものすごく気になるんだわ…
しかし選択には入っていない罠(w
A
俺は今、猛烈に悩んでいた。
さっき長瀬源五郎氏から聞いた話では、シートの数は結局7。
そのうち2つはシステム的に外せないスフィーとセリオの分。
それに加えて、絶対的に動機が強い国崎とみさき君。
さらに舞と綾香、そして俺自身を加えて丁度7人。
のはずだった。誰かが入院なんてしなければ。
いや、そもそも入院したなんて話自体が怪しい。
いかにも頑丈そうなあの二人が、単に殴り合った程度で入院なんて事態におちいるか?
ならば策略か。入院したことにして、裏でなんらかの動きをする。
だが何のために何をする? 偽装が必要ということは、バレたらまずい動きということだ。
それは一体何なのか……結局答えは出ない。
とにかく現状から考えを進めるには、その入院とかいう報を洗い直してみるしかない。
俺は立ち上がり、あてがわれていた休憩室から出ようとする。
だが、ドアノブを握る直前に、コンコン、とドアノックの音が聞こえた。
「誰だ?」
俺が声をかけると、ドアが開いた。そこには……
A.全身包帯だらけの綾香と舞が立っていた。
B.怪我一つない綾香と舞が立っていた。
C.初音ちゃんが立っていた。
D.千鶴さんが立っていた。
E.ちーちゃんが立っていた。
F.誰もいなかった。
296 :
名無しさんだよもん:02/08/17 22:02 ID:2QCzo5zm
B
『……はい?』
「ハァイ、柳川さん」
「先生、お久しぶり……」
さっき会ったばかりだろう。
『2人とも、いったいどういう……』
「ところで柳川さん、メンバー選出でかなりお悩みみたいね」
「そんな先生に、いい話がある」
『話を聞いてくれ……』
「悪くない話よ。ちょっと時間かかるけど、連れて行ける人数が一気に増える」
「綾香が源五郎と話し合い(見ようによっては恐喝)をしてきた……」
いつの間に仲良くなったんだよお前ら……
A 話を聞いてみる。
B 疲れた。さっさと準備しよう。
B。これ以上人数増やしたくない(w
『いや、いい……俺はもう疲れた。出発時間になったら呼んでくれ……』
「あら、そう?」
「残念……」
『オヤスミ……』
俺はこんな調子じゃ国崎に主役取られちまうかな、と思いながら、仮眠室へと歩いていった……
A どくでんペアは?
B けんたろスフィーは?
C みさき先輩や初音ちゃんは?
D 舞&綾香の会話に耳を傾けてみる。
E さてみなさん、出発の時間になりました。
Dいってみよう。
「残念だったわね、舞」
「……まだ終わったわけじゃない。先生と一緒に行ける……」
「そうね、まだチャンスは十分残ってるわ」
「……うまくいけば先生と一緒に過ごせたのに……」
「ま、腐らない腐らない。平安時代では私もサポートするから」
「ありがとう、綾香……」
「フフン、あなたは私と引き分けた女なのよ? 少なくとも私と同クラスの女になってもらわなきゃ困るわ」
そう言うと、綾香は廊下の奥へと歩いて行った。
途中、振り返って一言。
「欲しいものは、自分の手で……掴み取りなさい♪」
「……わかった」
【舞がちょっと成長しました】
【舞と綾香の同盟結成】
A どくでんペアは?
B けんたろスフィーは?
C みさき先輩や初音ちゃんは?
D さてみなさん、出発の時間になりました
E 柳川、最近お前……冬弥化してないか?
B。出番を与えてやらないと
EもいいけれどAでw
さてみなさん、おはこんばんちは。あなたの近くの健太郎です。
実は今、俺は……
A スフィーと、さらに源之助さんを交え、真面目に翼人伝について討論中。
B 2人でダウト中。
C スフィーを励ましてます。
D スフィーとマインスイーパの時間を競っています。
A。
A
「はいスフィー、質問です」
ここは研究所の一角にある会議室。そこに俺はスフィー・源之助さんと三人で話し合いをしています。
正直、この部屋は三人には大きすぎます。大きな丸い机の端っこにちょこっと座ってるだけです。
「お前たちが過去に戻る際、神奈とランデブーするベストなタイミングは?」
「ホッホッホ……神奈を保護するにはまず彼女の信頼を得なければ難しいですからね。
候補としては……」
A 柳也と出会う直前
B 屋敷にいる時
C 旅の途中
D 母親が襲われる直前
……といったところでしょうか」
「う〜ん、難しいねぇ……どうしようかなぁ……」
「セリオの演算機能を使えばかなり正確な時間に降りることが出来るはずだからな」
※ 選んでください
c
「旅の途中……がいいんじゃないかな? けんたろの話を聞くと、その頃なら彼女もだいぶ丸くなってるらしいし、
追っ手に見つかる確立も低そうだから」
「ふむ……なかなかいい推測だなスフィー。合格だ」
「ホッホッホ……ですが、あなた達は過去では迂闊な行動をとってはなりませんよ。
厳密に言えば、向こうに行って草一本踏むだけでも今へ続く歴史が変わる可能性があるのですから。
敵とはいえ、人を殺すのなど論外です」
「では……」
「はい。あなた方は不殺の誓いを立てねばなりません。……忠誠などというレベルではなく」
「……メンバーは、柳川さん・スフィー・セリオ・国崎さん・みさき・舞・綾香、か……
戦闘の主力になるのは間違いなく柳川さんだな」
「そうだね。通常戦闘ではたぶんあの人、柳也って剣士より強いよ」
「あと、舞もそれなりに行けそうだな。あくまでも、人間として、だが」
「ですが、彼女は戦えますかね? 確かに実戦経験はありますが、今度の相手は生身の人間ですよ?」
「……それは、彼女を信じるしかありません。スフィー、イザとなったらお前の魔法が頼りだ。
帰りの分の魔力は残して、上手くサポートしろよ」
「わかってるよ!」
「みさきさんが……神奈の信頼を勝ち取れるか、そこも勝負ですね」
A どくでんペアは何をしている?
B ヒロイン's(みさき&初音ちゃん)が何をしているのか気になるぞ。
C しっかりしろよ柳川!
D 出発進行。
D
舞と綾香は行くの確定したの?
『……よし、みんな乗ったな』
「ああ」
既に外は暗くなっている。だが、地下に作られたこの研究所ではそんなことは関係ない。
結局一つ増設させることが成功した座席に、舞が乗る。その他のメンバーは最初に指定した通りだ。
四つは既に埋まっていて、ブランクに綾香とみさき君。
俺なりに考えての結果だ。
「じゃ、がんばってこいよ柳川」
「ヤナたんがんばるでちー!」
「……国崎、死ぬなよ」
「柳川さん……私……」
「先生……」
「みさきちゃんたちを守ってあげなきゃだめだよ」
「あ、そうだ柳川さん。これを」
と言って、健太郎が脇に抱えていた本を俺にわたす。
『これは……?』
「翼人伝の原書です。持っていってください。ひょっとしたら何かの役に立つかもしれません」
『ああ、ありがとう』
「おお柳川君。ちょっと待ちたまえ」
今度は主任だ。
『……どうしました?』
「いや、正確には君にではなく、国崎君にだな」
「……俺?」
「ああ。見たところ君はこれといった武器がない。おそらく過去に行けば侍たちとの戦闘があるだろう。
……先ほど、兵器庫を調べてみたら、幾つか使えそうなものを発見した。好きなのがあれば持っていくがいい」
A 拳銃
B 打刀
C 防刃ベスト
D 閃光花火
E 俺にはこの人形があれば十分だ。
E
流石国崎。男だね(w
てか、そのままの服装で行くのかっ!?
うかつにも閂のハートチップルを思い出して爆笑してしまった
>315
そ れ だ ! !
何か忘れていると思ったら。現代ではっちゃけていたからすっかり忘れていた。
「俺にはこの人形があれば十分だ」
国崎は自分の人形を取り出し、迷いも無く言い放った。
「……いい表情だ。わかった。野暮なことを聞いた私が悪かった」
『よし、それじゃあしゅっぱ……』
「ちょっと待った!」
……耕一がいきなり声を張り上げた。
『どうした?』
「……お前ら、その格好のまま過去に行く気か? 向こうではかなり怪しいと思うんだが……」
『ム』
A 大丈夫だろ。多分。
B それもそうだ……着替えるか。
A
怪しさ炸裂の予感(w
今、みんなどんな格好してるんだったっけ?
柳川がスーツ、国崎はTシャツ、セリオは制服、みさきは私服、舞と綾香は包帯まみれ
じゃないのか?
予想だが、
柳川 スーツ
国崎 普段着
スフィー 普段着
セリオ 制服(寺女)
綾香 制服(寺女)
舞 制服
みさき 制服
柳川 おそらくスーツ
国崎 Tシャツ+Gパンしか持って無さそう
スフィー 夏服のワンピースかな
セリオ&綾香&みさき&舞 普通に夏服?
って言うか昔は今より寒いから持ってく服によっては地獄を見そう。
やっぱし宿泊はテントでビーパクか?
スフィーの服装を選んでください。
A普段着
Bバニースーツ
C体操服
Dメイド服
マヂですか?
真面目にD(w
スフィーは魔法で服を替えられると思うから大丈夫だな(帰りの燃料が減るけど)
てか、食糧は持っていった方がいいぞ、金(きん)も持っていった方がいいぞ
せめて着替えは持っていけ
耕一「ところで、魔力の供給源であるスフィーは、なんでメイド服なんだ?」
「いや、俺も止めたんだけど、どうしてもって聞かなくて。」と健太郎。
スフィー「ふふん、ちゃんと考えがあるのよ。
まず、この服装はこの世界での中世からの伝統あるもの。
それに、これだけゆったりとしてれば色々隠し持つことができるのよ」
柳川が興味ありそうに「色々とは何だね?」
「それは乙女の最終兵器だからひ・み・つ」
A 他の人の服装・持ち物もチェック
B やっぱスフィーを着替えさせる
C いい加減出発
A位はやっておこう
柳川 服装:スーツ 持ち物:警察手帳、財布(多少の現金とカード。あと会員権とか)
国崎 服装:いつもの格好(notステゴ) 持ち物:人形、数々の思い出
スフィー 服装:メイド服 持ち物:秘密らしい
セリオ 服装:寺女制服 持ち物:熱源探知機、メイドロボがデフォルトで装備しているもの(Sサービス使用不可)
綾香 服装:寺女制服 持ち物:大量の現金が入った財布、生徒手帳
みさき 服装:征服 持ち物:お菓子を少々
舞 服装:制服 持ち物:剣
A レッツゴー!
B (1)は持っていったほうがいいだろう。
※ Bを選ぶ場合、(1)に入るものを何でも入れてください。
何でもOKです。複数でも可。
B。柳川に拳銃を。
B 楓スペシャル(w
耕一「念のため武器が必要なんじゃないか。柳川、銃はあるのか。」
柳川「ニューナンブなら予備の弾丸付きで常時携帯しているが。」
耕一「いいのか、それ?」
柳川「書類上は問題ないようにしてある。」
浩之「これも持って行ってくれ。きっと何かの役に立つだろう」
みさき「変な匂いがするけど、受け取っておくよ」
スフィー「それじゃあ、いいかな?いっくよぉ〜!」
皆が手を振る中、システムが起動してすぐに周囲が暗くなる。
スフィーがそれまでとは表情を変え、かすかに聞き取れる詠唱を始めると同時に
わずかな振動が始まる。過去への退行を始めたのだ。
と、すぐにセリオが口を開いた「衛星の受信範囲から外れました。
サテライトシステムが使用不可能になりましたので正確な演算を続行できません。」
一同沈黙。
「そりゃ、過去に遡れば衛星があるわけないよな。いやあ、盲点盲点。」
綾香「笑ってる場合かっ!」
さらに続けて、セリオが口を開いた。
「システムに異常が認められます。このまま演算通りの目的を遂行できない恐れがあります。
出現する時間軸、空間、ともに予測不可能です」
「ちょっと待て、それどういうことだ?!」これは国崎。
舞「さっきから気になってたんだけど、ここの真空管、割れてる…」
柳川「おい、浩之が昼間ぶつけたところ直してなかったのかよ!」
マシンはあえなく停止。さてどうなっただろう?
A 全く当初から動いていなかった。
B ここは数日前の沖縄?
C なんか上空にB29がいるんだけど…
『おっといかん、俺の愛銃を忘れるところだった』
「柳川……」
国崎は訝しげな視線を俺に向ける。
『……気にするな柳川。使うか使わないか、はともかくとしてだ。
俺は警官だ。これが必要なんだ。……って、そういえば手錠もあったな』
「……いや、俺は構わん。ただ、それを使う事態にならないことを祈るがな」
『……全くだ。平和にすめばいいんだがな……』
断言できる。無理だ。
「じゃ……そろそろ……」
『出発、だな』
「ゲートを開きます」
「魔力を集めなくっちゃ」
「よし……総員配置につけ! 飛ばすぞ!」
主任の激が飛ぶと同時に、一気に所内が騒がしくなった。
遅れをとりますた。
じゃあ334と335を逆転ってことで。ほぼ辻褄合うし。
Cが一番先が読めなさそう
Bで行きたいが……Aも捨てがたく……Cでわかかりし岩切というのも萌える……
ここは国崎最高に免じてやっぱBだ!
(数日前って、例のバカンス時だよね?)
ちょっとタンマ。
入院中の浩之が何故ここに?
そしてこのハイテク時代に何故真空管?
というか、セリフの横にキャラ名を付けるなよ…
うわぁまた話が長くなってしまいそうだと思いつつ寝ます。
……大東亜戦争か。ってことは誰彼か。
今スレ中に終わらなさそうだなぁ(涙
ていうか俺(
>>330)は放置ですか…
選んだ人が続き書いても構わないの?
>>340 綾香舞がいるので浩之がいてもおかしくないでしょうし、
真空管はこのスレの前の方の描写に従って書きました。
で、寝ます。
>>340 浩之は昼間の差し入れでノックダウンじゃないっけ? 一応現場にはいないようだが。
真空管は……魔法絡んでるし物がタイムマシンなんだからあんまり深く追究しても無駄だろ(w
でも、セリフの横にキャラ名はなるべくない方がいいな。
>>342 書いた人が選択肢を選ぶのはまずいと思うが
選んだ人が続き書くのはまあ別にいんじゃない?
あまりにも恥ずかしいので修正。
>>335四行目
>『……気にするな柳川。使うか使わないか
を
『……気にするな国崎。使うか使わないか
に頼みます。一応、繋がっているようですので。
>>328 日本のメイドはそんな
中世風の格好はしてないだろうという突っ込みは、していいのか?
まあ、他のキャラも中世日本なんて気にも留めてない格好だが。
348 :
344:02/08/18 02:38 ID:vFt9eXdu
浩之いたよ……(鬱氏
それはさておき、選んだ奴が続き書くのは……一応自分は自粛してましたが、
基本的には良心に任せるというほうこうなのかな。
書いた人物が選択肢選んだら実質選択肢用意してないのと一緒だからさすがにNGだろうけども。
済まん。前スレで選んだ奴が続き書くのをやってしまった。
けど、夜が明けてから昼に書き込んだからセーフかな?
>>351 正式に決まってるわけじゃないし、
それくらいなら全然オケだと思います。
選んだ奴が自分で書くのは、まあ時間が空いて他に書く人がいなかったんなら仕方ないんじゃない?
俺は恥ずかしくてそんなことできないけどね(w
っていうか
>>334正気か?
本物の科学者が集まって、サテライトに依存するようなシステム組むか?
壊れた場所をそのままにして、人を過去に送り出そうとするか? というか何のために「修理時間」を取ったんだ?
「ギャグ」と「無茶苦茶」を勘違いしてないか?
なんか上空にB29がいるんだけど……。
「セリオっ! とりあえず現状を報告してくれ!」
マシンの中から外をうかがいつつ、コクピットのセリオに尋ねる。
「はい……タイムマシンのデータにリンク……検索終了」
「どうだ?」
「場所は沖縄本島、神名子島近くの海岸。時間は1945年3月31日です」
「神名子島!? 本当にか!」
「99.98%の確率で正しいものと思われます」
運命のいたずらか、それとも何かに呼ばれているのか。
平安時代ではなかったが、ここでも上手く立ち回ればどうにか神奈を救うことができるかもしれない。
「って、えーーっっ!!」
と綾香が突拍子もない声をあげる。
「どうした、綾香?」
「1945年3月31日……で、沖縄ってことは……」
青い顔をした綾香。同じく少し顔色が悪くなったみさき君が答える。
「……米軍の沖縄本土上陸が、明日だね……」
はい?
「……本当なのか?」
「はい、史実通りでしたら間違いありません」
セリオが答える。ってことは、間違いないんだろう。
とりあえず、マシンの外に出ることにする。中にいても仕方ない。
神名子島が近くにあるのなら、早く行動すれば米軍上陸前に撤収できるかもしれない。
「まずは俺と舞が外に出る。危険がなさそうなら合図するから、それから出てきてくれ」
そう言って、ドアをゆっくりと開ける。天窓と窓から外の様子は見ているつもりだが、油断は出来ない。
ドアの隙間から緩やかな日光がそそぎ込んでくる。空は曇り気味だが、これは朝日のようだ。
……ほんの少しだけ時間に余裕が出た。本当にほんの少し、だが。
そのままドアを開けて、俺が飛び出す。周辺に人の気配はない……と思っていた。
「危ない、先生!」
どうやら俺は油断していたようだ。襲撃者は既にマシンの上に登っていたのだ。
舞は俺を突き飛ばして、飛びかかる襲撃者相手に剣を構える。
キィーーンッ!
金属音が響く。舞が相手の攻撃をいなした音だ。
「くっ、何者だ!」
俺はすぐに向き直り、襲撃者の正体を確かめようとした。そこにいたのは……
A.おや? 現代と同じ姿の岩切……もしかして先祖か?
B.ゲームで見たことがあるような奴が……確かセフィロスとかいう名前の。
C.心底生真面目そうな軍人風の男が、刀を構えている。並みの腕前ではなさそうだ。
D.ボロの服を着たいかつい顔の男が、ナイフを捨てて銃を構えている!
Cで感感俺俺w
「…貴様ら、ここで何をしている?」
心底生真面目そうな軍人風の男が、刀を構えている。並みの腕前ではなさそうだ。
「待て、俺達は決して怪しいものではない」
「ほう…見たところ、全員日本人のようだな」
「そ、そうだ…俺達は……ええと…そうだ、友軍だ!」
俺はまず、この男の警戒を解くことにした。
見方だと言っておけばとりあえずは大丈夫だろう…
「友軍? この島には俺達の部隊しかいない筈だが…」
「今日付けで配属が決まったんだ」
「何ぃ? これは極秘任務だ。陸軍の将校にも知らされていないと聞いたが…」
「き、聞き間違いじゃないか?」
更に苦しい言い訳をする俺…
男は何やらとても気難しそうな顔をしている。
「……貴様、所属と階級を言ってみろ」
うっ! …ま、まずい…
俺、軍事知識あんまり無いんだよな…
「どうした? 所属と階級くらい言えるだろう?」
「そ、それは…」
何と言い訳をしようか…
A 「天皇陛下の勅命だ! つべこべ言うとたたっ斬るぞゴルァ!!」
B 「翼人保護育成委員会の柳川だ。文句あるか?」
C 「未来人だ。この乗り物はタイムマシン」
D 「みんな、走れ!」
B。人間素直が一番…ではない
『翼人保護育成委員会の柳川だ。文句あるか?』
こうなったらはったりを通すまで!南無参!!
「・・・・知らんな。やはり貴様、米軍の間諜か?日本語が微妙に違うぞ?
民間人なら戦域外の知念半島に退避している筈だが?」
拙い!自体を更に悪化させてしまった。殺気がひしひしと伝わってくる。
だがこの男襲い掛かりつつも我々が何者か確かめようとしてきた。
あちらの興味を持たせるような事を見せれば自体を打開することができるかもしれん。
A セリオのデータベースで米軍の情報を教える
B 未来の道具を見せる
C やっぱりガチンコ
D スフィーの魔法でびびらす
A 歴史よ変われ。
A
「セリオ、こいつにこれから起こる惨状を洗いざらい教えてやれ」
「―ですが柳川様…」
「構わん!」
セリオは男にこの後の戦況を話して伝えた。
「まず、………で、……が制圧され」
「まさか! そんなに呆気無くかっ!?」
「次に………による攻撃を受け…」
「な…なんということだ…」
「最後は………が、……され…」
「あ、あの地上最強と謳われた戦艦が何故っ!」
「残った兵士と民間人は………のようになり、まさに……というわけです」
「む、惨い…」
男はさらに気難しそうな顔になる。
俺は男が悩んでいるのをいいことにさらに神奈についての情報を集めることにした。
「そうだ! この島で女の子を見かけなかったか?」
「……ここは無人島だ。住民は住んでいない」
「そんなことないよ。この島には神奈ちゃんがいたんだよっ!」
みさき君が男に言い寄る。
「……不審人物がいるとすれば、既に射殺されているはずだ」
「そ、そんな…」
「……しかしだ、この島に着いた時は、鳥と動物、虫の気配しか感じられなかった。
この島は正真正銘の無人島だ」
まだこの時代には神奈はこの島にいなかったのか?
その後、俺の取った行動は…
A この男をさらに問い詰める
B 「神奈は絶対にいるはずだ!」森を捜索する
C タイムマシンを修理したい。部品をねだる
D 「アンタ、未来を変える気はないか?」
D 未来よ変われ。
366 :
名無しさんだよもん:02/08/18 04:18 ID:MPzMDIsR
C
あうぅ……現在地は
>「場所は沖縄本島、神名子島近くの海岸。時間は1945年3月31日です」
一応本島……のつもりだったにゃ……
「アンタ、未来を変える気はないか?」
「何だと?」
「いいか? よく聞いてくれ。今から俺が話すことは全て事実だ。
俺達は未来からやってきた。単刀直入に言うと日本は戦争に負ける…」
「そんなはずはないっ! この大日本帝国が―――」
「落ち着けっ!!!」
びくっ!!
その場にいた全員が竦み上がるような怒声を張り上げる。
…自分でも少し驚いた。
「…そして、この沖縄本土決戦でも大敗を喫す。そして、日本に原子爆弾が投下される…」
「………お前らが未来人だということは信じよう…先ほどの分析結果、見事だった…
それで、どういう風に未来を変えるんだ? 日本を戦争に勝たせてくれるのか?」
「うー…ん、セリオ、どうなんだ?」
俺は軍事知識に疎いのでセリオに助け舟を出した。
「――いえ、この戦況ではたとえ私達が敵の情報を通達したとしても日本軍の戦争勝利は難しいでしょう…」
「クソッ!」
ぎりっ…
男の握りこぶしから血が滴る…
「ですが……」
A 「沖縄本土決戦を避けることは可能です」
B 「沖縄本土決戦に勝利することは可能です」
C 「日本が戦争に勝利する可能性が無いわけではありません」
「アンタ、未来を変える気はないか?」
取り合えずこの男に我々の協力者なって貰わないといかんな。
孤立無援で事を進めるには状況が厳しすぎる。
「マスター、沖縄戦における日本軍の勝率は我々の協力があったとしても
0.000000001%もありません。」
「・・・・言われなくとも解っている。兵も那覇司令部も覚悟の上だ。」
こいつ・・・漢だな。死なせるわけにいかん。それに──
『・・・・・・いや、少なくとも犠牲者を減らすことはできる筈だ。我々はある目的の為に
未来からやってきた。その為にお前に協力して貰いたい。そうすれば我々も
島民を救う為に協力してやってもいい。』
こいつが見込んだ通りの男なら乗ってくる筈だ。
・・・・この者達未来から来たというのはあながち嘘では無さそうだ。
だが、こいつらの目的とは一体?どうする?
A 協力する
B 司令部に連絡を入れる
C やっぱり怪しい。捕らえる
D !別の所から殺気がこいつは・・・・※名前を入力してください
負けた・・・・
A!BとCは軍のヲタの観点から絶対無理。
そもそもそこで歴史変わっちゃって・・・いいのか?
面白いのは認めるが。
しかも選択肢がどれも大風呂敷過ぎるし・・・。
破綻注意報でも発令しておいた方がいいかもしれない。
#無論スレ住人に破綻しない配慮を喚起するためのもの。警報ではない。
料理対決みたいに未完も嫌だし、
詰まったから安易にリコールってのもばかばかしいしな・・・。
現代で主任だか誰かに「歴史を変えるな」と釘を刺されてるのに
なんでこんな簡単に歴史に関与しようとするかね…
「沖縄本土決戦を避けることは可能です」
「本当かっ!? どうすれば…」
「まず、洋上にいる米艦隊の火器、通信系統、飛行甲板、動力部を全て破壊します。
米艦隊は戦力を失い、撤退を余儀なくされます」
「その作戦の成功率は?」
「……攻撃部隊の戦力によります。
最新鋭のジェット戦闘機とイージス艦、対艦ミサイルがあれば充分に―――」
「そんなものはない」
「…セリオ、ここはあっちの世界とは技術力が違うんだが」
「―――再計算中…柳川さんの力とスフィーさんの魔力が戦力に加われば、
成功率は35.91%、です」
「…俺達の部隊も計算に加えてはくれまいか?」
「――編成人数を入力してください」
「……俺を含めて4人だが」
「成功率、35.92%」
「俺達の力は、たった0.01%程度なのかっ!?」
「はい」
この後、激怒した男がとった行動は…
A 自分の手をナイフで切った
B 仲間を呼んだ
C 「この石を俺に向けて投げろ」石ころを渡した
D 自分達の部隊のすごさを語った
Cで…
しかし、柳川ちょっと短慮にすぎるよな。
仲間とも相談してないし。
その頃、「現在」の研究所では―――
「コネクション崩壊、進行中!」
「そんなバカな! こんな速度で歴史が進むなどありえない!」
「歪みが発生しています! このままでは……」
「クッ、絶対座標検索中!」
「パターン、イエローからレッドへ移行中! 危険です!」
研究室の中に、オペレーターの怒号が響く。
「早くしろ!」
「……出ました! ……1945年3月31日午後2時34分!」
長瀬主任の顔が青ざめる。
「そういうことか……彼らは沖縄戦に介入しようとしているのか!」
「おいオッサン、どういうことだ!? 説明しろ!」
ただ1人、柳川関係者の中では室内に残ることが許された浩之が声を上げる。
「彼らは……戦争に介入しようとしている。それはとても大きなことだ。
このままでは彼らは帰って来れなくなる」
「……どういうことだ!?」
「因果律を変えることは事実上不可能だ。彼らが何をしようと、……戦争の戦略面にはほとんど何も影響を及ぼすことなど出来ない。
だが、それでも、彼らが動けば確実に「何か」は変わる。そうすると、歴史の樹は新たなる枝をつむぎ出し、彼らの位置は私たちから断絶される。
……つまり、帰還は不可能だ」
「よく……わからない」
「神奈を救うという行為は、歴史を変える、因果律を歪ませる行為だ。
それは世界が許さない。もし彼らが無事に平安時代にたどり着き、神奈たちを一時的に保護したとしても、
そのままではいずれ変わらぬ結果がもたらされるだろう。天災か、人の手か、はたまた別の何かかはわからないが。
だが、一つだけそれをかなえる方法がある。……国崎君だ。彼の人形には恐るべきキャパシティの『何か』が宿っている。おそらく、それが因果を変える唯一の力だろう。
……しかしそれを可能にするには千年前に彼ら……柳也、裏葉、神奈、国崎君が出会う必要がある。
気づけ、柳川君、国崎君。今君たちは分水嶺にいるんだ。帰ってくるか……進むか。どちらかにしろ。
そのまま介入すれば、君たちは並列世界に迷い込む。歴史の迷い子になってしまう」
(クソッ、よくわからんが、どうやらエライことになってるらしいぜ!)
解決手段は?
A なんとかして柳川に連絡をとる。
B 救出隊を組織する。
C 祈る。
/* 無理矢理過ぎる、と思った場合にはリコール申請してください。 */
A。
魔法使いも電波使いも怪しげな科学者もいるんだからなんとかなるでしょ。
>>377の最後の一文は蛇足です。安易に使うものではないかと。
「連絡を取りましょう。何か手立てがあるはずです。」
「しかし、あっちは過去だぜ?連絡の取りようが・・・・」
「ありますよ。」
「「「何?」」」
後ろを振り返るといつの間にか源之助じいさんと健太郎が管制室に入ってきた。
「気になって来てみたのですが・・・とんでもない事態になっていますな。」
「スフィー達と連絡を取る手段なら、有ります。」
すると健太郎は腕の腕輪を見せた。
「以前自分が死んだ時に蘇生の際に使った腕輪です。魔力の供給の為
に使ったのですがスフィーもこれと同じ物を持っています若しかしたらこれが
過去のスフィーと繋がっているやもしれません。」
「それだ!完全に分断されていると思ったが・・・過去と現代に何らかの
接点があれば連絡は可能な筈だ!」
───一方その頃過去では───
「この石を俺に向けて投げろ」
そう言うと男は俺に石ころを渡した。すると男はポケットの中から
布を取り出しおもむろに目隠しをしだした。
「その石を俺に向かって投げてみろ。」
どうやらこの状態で石をキャッチするようだ。まぁ、いいだろう。
足手纏いになられても困るから顔面を掠める程度に強めに投げてびびらせよう。
俺はそのまま合図もせずに男に石を投げた。すると男はこちらを向くと刀を
抜きざま石を此方に打ち返してきた。
パシッ
石が熱い。あちらもどうやら我々と『同じ側』の人間のようだ。
「どうだ。これでも0.01%の戦力と言うのか?」
『・・・・・合格だ。まさかこれ程とは。と、どうしたスフィー?』
「ちょっと、皆静かにして。」
「ごく微弱な時空震を確認。震源地は・・・・現代からと思われます。」
現代?まさか・・・・
[・・・ちら・・け・・う、こちら、健太郎。・・フィー、スフィー聞こえるか?]
「健太郎?どうしたの?って言うかどうやってこっちに連絡を?」
何?現代と通信できるのか?
[それはあとで話す。それよりこれ以上過去に干渉するのは止めろ。
あまりやり過ぎるとこちらに戻れなくなるぞ。]
「ええ!?」
[数日以内に何らかの手立てでそちらを援護する。それまで出来るだけ歴史に関らない
ようにしてくれ。ガガガッ・・・ぁ・大・・夫か・・・・・]ブツッ・・・・
「・・・切れちゃった。」
くッ短すぎる。だが、どうやって現代と連絡を?
A 通信は健太郎。魔力供給源は源之助
B 実はリアンと二人羽織り
C なつみちゃんとふたりで抱き合いながら
※ >369がスルーされているっぽいので入れてみたら物凄く長くなってしまった。済まん。
383 :
382:02/08/18 12:18 ID:DM83IEx3
済まん。>368だった。
しかも369って俺の書いた遅れたやつだし。
吊って来る・・・・
A
「大丈夫ですか?」
「ふぅ、時空移動とこの通信で少し疲れたようです。暫く休ませてください。」
「しかし、早く連絡を入れないと。米軍の攻撃まであと少ししか・・・」
「なら健太郎君。なつみちゃんかリアンちゃんに連絡を・・・」
「・・・・まさか、リアンやなつみちゃん相手にさっきのをやるんですか?
もしばれたらスフィーに殺されるどころじゃすまないですよ?」
因みに気になる通信方法とは通信は健太郎。魔力供給源は源之助さん
と言う方法だ。しかもその形態は源之助さんが後ろから抱きつくと言う形だ
密着していた方が効率がいいとの事だ。
「裸の方が効率がいいんですがねぇ・・・」
「お断りします。」
「しかしどういう方法で向うを援護するんだ主任さん?」
「それはですねぇ・・・・」
A 実は片道オンリーのタイムマシンならある。これで救援物資を送る
B 取り合えず現状維持。連絡を取り合いながら行動
C リアンorなつみを使ってもう一台のタイムマシンで援軍
※誰が行くか記述ただし、人数は4人まで(リアンorなつみと演算用のHM−12は固定)
Bだな。
『ふう……なんだか向こうでは色々手を打ってくれてるみたいだな』
「けんたろ、がんばってるね」
とにかく、多少音質が悪いとはいえ向こうと通信ができるのは幸いだ。
しばらくは安全な場所に身を隠すとしよう。
「…………」
「男」はこちらをしっかと見据えている。俺も負けずににらみ返す。
『…………』
どうやら既に敵意は無いようだがな。
さて、いかにすべきか? 過去と関わらないならこの男とは関わらない方がいいだろうが……
A この男と行動を共にする。
B 神名子島に身を隠す。
C 沖縄本島に安全地帯を探す。
>>378 確かにそうですね。あの一文は迂闊でした。
これからは気をつけます。
>>379 お疲れ様です。
サイトの柳川シリーズの登場人物の説明、ちょっと挑戦してみてます。
よろしければ使ってやってください。
話は変わりますが……今回の話の題は「GTY」(グレートティーチャーヤナガワ)
ではいかがでしょうか?
B。生きて帰ってくれ!
『・・・済まん。我々はこれ以上過去の人間に関る訳にはいかない。』
「いや、そちらの情報だけでも充分だ。俺はこんな所で死ぬ訳にはいかない。
本土に想い人がいるのでな。」
『・・・ふっ、そうか。ところで、今の沖縄に身を隠す場所は無いか?出来れば今の人間と関らない場所で。』
「・・・・そうだな本島の北部なら恐らく戦域外になるだろうが・・・・今の人間と関りたくないと言うのなら
やはりそこの無人島が適当だろう。あの密林ならグラマンからも身を隠せるだろう。船は其処に
手漕ぎのならある。自由に使うといい。」
『・・・済まない。恩に着る。』
「米軍は4月1日の朝方に沖縄本島中部の渡久地海岸への上陸を開始します。後、15時間ほどで
艦上爆撃機の爆撃が開始されます。移動を開始するなら可及的速やかに行なう事を推奨いたします。」
『そうか、のんびりしていられないな。そう言えばお前の名前を聞いていなかったな。
俺の名は柳川裕也だ。』
「・・・・・帝国陸軍特殊歩兵部隊所属、坂神蝉丸だ。」
『生きていたらまた・・・・と、会えるわけ無いか。』
「いや、会えるやも知れんぞ?」
『?、まあいい。では、さらばだ。その想い人とやらを大切にな。』
「ああ・・・」
『よし、早く移動をするぞ!モタモタしてると米軍がやってくるぞ!』
「あーあ、アメリカと戦ってみるのも面白そうだったのになぁー。」
「綾香さん、そもそもここに来たのも予定外なんだから現代からの援護が来るまでじっとしていた方が・・・」
しかし、何処に身を隠す?
「セリオ、何処が適当だ?」
A 大きな地割れの中
B 密林の中
C 海底洞窟
D 山の頂上
Bかな〜
「姿を隠すのでしたら密林の中が適当かと思われます」
一通り周辺のスキャンが終わったのか、セリオが返事をする。
「サテライトシステムが機能しませんのでとりあえずはというレベルですが」
それにスフィーが少しぞっとした顔になった。
「やぶの中からいきなり襲われたりしない?」
「それはないだろ。軍隊がいるわけでもなし」
ぶっきらぼうに否定する国崎、感ずる所があるのかなにやら神妙な面持ちである。
だがスフィーが懸念しているのは米軍の存在ではなくて、
「また、巨大ハブや山猫の群に襲われるかもしれない」
舞の言ったとおり、この島で遭遇した異常な動物たちの事である。
「今回は耕一さんも祐介ちゃんも岩切さんも居ないしね」
みさき君も舞に賛同する。
だが、現代でこそ魔の島と呼ばれているが、蝉丸は特になにもないといっていたのもひっかかる。
「近くに大型の熱源反応はありませんが……」
控えめにセリオが意見を述べた。
不確定要素が多いが、俺の中の狩猟者も騒いでいないことを見る限り、たぶん大丈夫だろう。
「まあ大丈夫だろう。とりあえず密林の中へ姿を隠すか」
さて、身を隠すのも良いがそのままぼけっとしていても何も進まない。
どうするか。
A.今の時代、神奈はどうなっているのだろう?
B.なんとかしてタイムマシンの修理が出来ないか足掻いてみる。
C.やっぱり現代からの連絡を待っていた方が安全だろう。
D.何だか近くで気配がする。
B
「なんとかしてタイムマシンを修理することが出来ないか?」
セリオに尋ねてみる。もうすぐ米軍の攻撃が始まる、時間が経てば立つほど状況は悪くなる。
「一応設計図自体は私の内部データに存在します。それによると問題点は二つです」
以外にあっさり答えは返ってきた。つまりその二点をなんとかすればタイムマシンは復活するわけだ。
「それは、俺達ではどうしようもないのか?」
「それでは問題を列挙いたします。対処すべき点は正しくは三つありますが、問題なのは二つ。
一つ目、スフィーさんの魔力。マシンの起動時に最も多く魔力を消費するため、
もう少しスフィーさんが回復しなければ平安時代までの航行能力は得られません。
二つ目、真空管です。部品の交換自体は簡単ですが、この時代で手にはいるかどうかが問題です」
「三つ目はなんだ?」
大した問題ではないというが、出来れば少しでもなんとかしたかった。
「演算機能の問題です。
サテライトシステムを通じて来栖川の装置と繋がっているのですが、本来なら私を補佐する今回それが却って問題となりました。
サテライトとの通信機能を強制排除し、私本来のCPUだけで演算すれば対処できる問題です」
「機能の強制排除? 詳しくはわからないが、それは自分を壊すと言うことか?」
俺の問いかけにセリオは一瞬機能停止。ややあって微妙に、本当に微妙に声の調子を変えて返答した。
「いえ、そういうわけではございません。私の耳にある飾りが衛星との通信装置で、それを取り外すというだけの話です。
本来ならば人前ではあまり外してはいけないこととなっているのですが……今回はしかたありませんので」
「……」
ひょっとして照れているのだろうか? セリオとつき合いが長そうな綾香当たりだったらわかりそうだが。
まあともかく目標は出来た。
つまり問題はいかにして真空管を手に入れるかなのだが……この時代で手に入るのかよくわからん。
A.仕方ないから連絡待ち
B.蝉丸……あいつに聞けばわかるかもしれないな
C.危険だが、人のいる場所に行って探してみるか。
アンテナ外しセリオか…(*_*
早急に解決しなければならない問題は部品交換だけだな。
Aだと待ってる間に戦況が変わる恐れがあるし、戦時下でCは危険すぎる。
せっかく知り会えた人は有効活用。Bで。
『……みんなは、ここで待っててくれ。俺が蝉丸と話をして、真空管を見つけてくる……』
「ええっ!?」
「柳川さん、無謀です!」
「先生……」
『いいや、すでに本島の方は戦争状態に入ってしまっている。こうなると、米軍ももちろんだが日本軍にも襲われかねない。
今回の敵はいつもとは違い、武器を持った「大量の人間」だ。いくら俺といえども、組織化された軍隊には勝ち目が無い。
自然、隠密活動が主になる……非常に危険だ。俺1人の方が動きやすい』
……しばらくは沈黙があたりを包む。
だが、やがて……
A 舞が名乗りをあげた。
B 綾香が名乗りをあげた。
C 国崎が名乗りをあげた。
D みんなわかってくれたようだ。
D
「………わかった」
舞が、ポツリと呟く。
よし、あいつがわかってくれたんならみんなも大丈夫だろう。
『じゃあ、俺は行ってくる。……安心しろ。すぐに帰ってくるさ。
あのガラスで出来たニクイ奴を連れてな。……国崎、あとは頼んだぞ。
このチームのリーダーは、お前だ』
「わかった。お前も気をつけろ」
『ああ!』
……蝉丸から譲り受けたボートに乗り、本島へ向かう。
さあ、まずはどこから探そうか?
A まだ海岸線にいるかもしれない。
B 森の中でゲリラ戦を狙ってるかもな。
C ガマ(洞窟)に入ってる可能性が高い。
D 手近な兵士を締め上げよう。
Cかな
……確か、歴史の授業で聞いたな。
沖縄戦において、軍は住民とともにガマ(洞窟)に入り、抵抗活動を続けたと。
(最後は住民を虐殺したり追い出したりすることも多々あったらしいが)
となると、あいつも同じことをしている可能性が高い。よし、行ってみるか。
……うっそうと茂った森の中を、ゆっくりと歩いていく。
回りはもちろん、空に気を向けるのも忘れない。いつ爆撃が始まるかわかったものではないからだ。
やがて、俺は見つけた。大量の人間の足跡が一方向へ向かっているものを。
(……まだ新しい、おそらく、避難を命じられた住民のだな……)
俺はそれを追う。俺の予想が正しければ……
(……やはりな、ビンゴだ)
木々の切れ目の先に、大きな洞窟がその口を開いていた。
(見張りが……一、二……2人か。はてさて……)
と俺が思案している間……気づけなかった。後ろに人影が迫りつつあるのを。
「……動くな」
!?
首筋にヒヤリとした感触が伝わる。……間違いない。日本刀だ。
「一般住民の避難は完了したはずだ……だのに、お前は何者だ? 見たところ日本人のようだが……
……まあいい、お前は捕虜だ。ゆっくりとあの洞窟へ向かえ。ゆっくりと、だ」
言葉自体は非常にゆっくりとしたものではあるが……重い。間違いなく本気だ。
少しでも逆らえば俺の首は胴体から離れるだろう。
A 交渉する。
B とりあえず従って様子を見る。
C 反撃の機会をうかがう。
A
『……待て、俺は敵じゃない』
両手を後頭部に当てながら、俺はそいつに囁きかける。
「それを決めるのは基地に戻ってからだ」
『俺はただ人を探しに来ただけだ。そいつは陸軍所属の軍人で』
「……誰だ。言ってみろ」
『特殊歩兵部隊所属、坂神蝉丸』
「……なんだと!?」
一瞬、刃の揺らめきが止まる。振り払おうと思えば振り払えるが……しなかった。
「……おい蝉丸、お前、こいつを知っているのか?」
なんだこいつは? 誰にものを……
ガサガサガサ……
「お前は……柳川?」
……どうやら、助かったようだ。
「未来人だと?」
「ああ」
俺は洞窟の内部に招かれ、簡素な指令所と思しきところで事情を話した。
先ほどの男は光岡。幸運なことに蝉丸の同僚だそうだ。
様子を見るに、この男がここの司令官か。
「なるほど……真空管か……」
『ゆずって……もらえないか?』
A OKだ。少し待ってろ。
B 条件がある。
Aで
Bで。
ガ━━(゚Д゚;)━━ン!オクレタ・・・
細かい突っ込みかもしれんけど、
戦時中の日本でOKなんて言葉使ったら非国民でつ(;´Д`)
>>407には何も書いてないので何事も無かったように進行おながいします。
「了解した。どうやらあの貴重な情報をもたらしたのはお前のようだからな。
……少し待ってろ」
そう言い残し、光岡は洞窟の奥へと歩いて行った。
『世話になっちまったな……蝉丸』
「気にするな。この状況にあってお前のもたらした情報。まさしく値千金だ」
『フッ……』
この時、俺は内心蝉丸たちがあの情報を有効に使えず、「歴史通りに」大敗することを望んでいた。
……イヤなヤツだな。
『……ん?』
「どうした、柳川」
『いや、今音が……』
それは……
A 聞き覚えのある声だった。
B ヒュルル……という小さな音。
C 気のせいだった。
B。御堂キボンヌ。
『なんかさぁ、音が聞こえないか?』
「音……?」
ヒュルル……
『ほら、やっぱり』
「……スマン、今は昼間だからな。俺の聴覚もやや鈍り気味なんだ。どんな音だ?」
『なんか……ものが空気を切り裂くような、ヒュルル……って音がだんだん近づき』
刹那、蝉丸の表情が急変する。
「伏せろ! 柳川!」
叫ぶと同時に、俺を地面に引きずり倒す。
ドゴォォォォォ!
『な……?』
鈍い音が洞窟内に響き、同時に光岡が歩いて行った方向から
大量の土埃が衝撃波と共に洞窟内に進入する。
「顔を上げるな!」
近くに置いてあった机、照明器具、イスといったものは洞窟の奥へ吹き飛ばされる。
『いったい……なんだってんだ!』
「迫撃砲だ!」
『!?』
次の瞬間、爆風が襲ってきた方向から一つの塊が転がってきた。
「光岡!」
蝉丸が叫ぶ、塊は俺たちの目の前に落ちると同時に広がり、人の形をなした。
「グゥ……ッ、蝉丸……あちら側の出入り口から……敵兵が……今、御堂たちが応戦……」
体中から血が流れ出している。
『お、おい、光岡、大丈夫……』
「……大丈夫だ。この程度、仙命樹の力ならば、数時間あれば治る」
蝉丸は落ち着き払い、自分の懐から一丁の大型拳銃を取り出した。
「……これはお前の物だ」
『……これは……』
「光岡の手に握られていた。どうやらこいつは目的は果たせたらしいな」
俺は蝉丸から一つの真空管を渡された。
「あちら側の出入り口で俺が敵を食い止める……お前は入ってきた方から逃げろ。
早くあの女子どもの元へ行ってやれ」
蝉丸はそれだけ言い残すと、洞窟の奥へと走り出した。
俺は……
A 蝉丸を助太刀する。
B 歴史に関わるわけにいかん。撤退する。
C ……ひらめいた。
気になるからC
俺は懐からニューナンブを取り出し、装弾数を確かめる。当然五発だ。
(……あっち側にサービスしてやるか!)
三発取り出し、シリンダーを回転させる。さぁて、これで発射率は2/5だ。
……どういうことか?
こういうことだ。
「歴史」は俺たちが介入することを許さない。だが、俺たちの存在自体は許している。
つまり、俺たちが何もしなければあちら側は俺たちの存在・世界に手は出さない、ということだ。
さらに言うなら、ヤツが嫌がるのは「本来生き残る者」が「俺たちというイレギュラーな存在」に殺されること。
「確立」だ。あいつはしっかりと「確立」を操ってくれるだろう。
俺がこの銃の引き金を引いたとき、銃口の向いてるヤツが「死す者」ならば問題無く弾は発射されるだろう。
だが、「生き残る者」なら弾は出まい。
そういうことだ。
箱の中の猫は、生きていて死んでいる。
俺の相手は死ぬ猫か生きる猫か?
そいつの生死は「運命」のみが決めている。
……だが、
『なるべくこっちにもサービスしてくれよ! 「運命」さん!』
俺の予想が正しいならば、この方法なら因果律に影響は及ぼさないはず。
……実戦でこんな戦法使うことそれ自身が危険極まりないことだがな……
A 蝉丸の後を追う。
B 回り道して側面から攻撃する。
C 負傷者がいないか調べる。
A
これ読んでる限りかなり面白い世界観なのだが・・・
なんで誰彼は100円なのだらう。
それはやはりあのお方の功績だろう。
ちょっと面白い理論だな。感心した。
なんとなくタイムリープを思い出したよ。
もとネタあるの?
俺は蝉丸たちが向かった方へ走り出した。
蝉丸と同僚と思しき連中が応戦していた。
ターン タタタタタ・・・
「・・・・!柳川どうして此方に?貴様、死ぬ気か!」
『・・・・』
俺は無言で奴を睨むとそのまま殴り付けた。
バキッ!!
『それは此方の台詞だ。お前は本土に想い人を残してきたと言ったな・・・
なら何故安易に死のうとする。お前も生き残るんだ!』
「・・・お前らの話が正しければ我々は此処で全員戦死する筈だ。
来る日も来る日も実験、訓練で戦う機会の無かった我々の戦場を奪うと言うのか?」
決意は固いな、だが・・・・!!
俺はニューナンブのシリンダーを回転させるとそのまま銃口を奴に向けた。
「・・・・何のつもりだ?」
『我々は歴史の異分子だ。この世界と関りあってはいけないと同時に関りあう事を許されない存在だ。
今此処で引き金を引いてもお前達が死ぬ運命に無いのなら絶対に弾は出ない筈だ。』
「・・・貴様、正気か?」
くッ、やはり信用してもらえないか?
「蝉丸、いいから試してみろ。」
「・・・・・!」
>>417 >>376-377と
>>413共に、とある非葉鍵ゲーがやや元ネタです。
413はそれに加え、シュレディンガーの猫(撃つ瞬間まで「生きるべき」か「死ぬべき」かがわからない)と
それに加えて脳内妄想をてんこ盛りです。
誰だ?後ろに居るのは確か・・・
後ろを振り向くと其処には先程瀕死の重傷を負ったはずの光岡が居た。
既に何とか歩けるほどまで回復しているようだ。
「蝉丸・・・折角天が我々に与えてくれた機会だ。これを逃す事は無いと思うのだが。
なんなら俺が先に試させてもらうぞ。そして、生き残れる様なら本土に帰ってきよみさんに告白してやる。」
「クックック・・・じゃあ、俺も試させて貰おうか。俺は未だ死にたくないんでね。このままじゃ応戦しても
死ぬのは間違い無さそうだからな。」
洞窟の入り口の方からボロの服を着たいかつい顔の猫背の男がやってきた。
「ふ・・・じゃあ、あたしもさせてもらおうか。
このまま捕まっても私達はどうせ切り刻まれてモルモットになるか標本になるかだろうからな。」
更にもう一人がやってきた女の様だが・・・岩切?
『岩切?どうして此処に?』
「何で私の名前を知ってる?・・・待てよ、と言うことは・・・クックックック・・・
どうやら私は生き残れる様だな済まんな皆。」
「で、どうする蝉丸?」
「・・・いいだろう。俺の運命、貴様に預けよう。」
『では,皆覚悟はいいか?』
「「「「ああ!」」」」
全員にロシアンルーレットを試してみた。無論全員生き残った。
「クックック・・・どうする、おい。この状況でまだ生き残れるみたいだぜ、俺たち」
さて、この連中と行動を共にするか、此処で別れるか・・・?
A 神名子島に来てもらう
B 此処で別れる
C 有無を言わさず米軍の砲撃
D スフィーからのテレパシーが来る
割り込み超スマソ
C! 敵の砲撃を縫って逃げろ!
ヒュルルルルル・・・・・
空を裂くような甲高い音・・・これは・・・・
・・・・・!!砲弾の風切り音!まずい!!
『皆、伏せろ!!』
全員声に反応したが間に合うか?
ドゴオォッ!!
『・・・・皆、無事か?』
「当たり前だ。どうやら連中は無造作に砲撃をしているようだ。此方側に気付いてはいるが
位置は特定していないようだ。」
『で、お前たちはどうするつもりだ?』
「そうだな・・・我々はこのまま主戦場にならない北部に逃げ込んで民間人に紛れて
どさくさに紛れて逃げてみる。」
『・・・・おい、敵前逃亡は銃殺刑じゃないのか?』
「我々特殊歩兵部隊は実験部隊だからな。帰投を前提にしている。問題無い。」
『・・・・・その割には沖縄に来ているんだな。』
「もう『戦場』が無いんだよ。俺達には。」
だろうな、本土の地上戦は北方を除けばこれが最後の筈だ。
「おい、柳川とか言ったな・・・現代で会えたらまた会おうぜ。敵同士かもしれないがなクックックック・・・」
『・・・勘弁してくれ。』
ズウゥゥン・・・・ズウゥゥン・・・・
今度は低く大地を揺るがすような砲撃音が聞こえてきた。今までのとは違うようだが・・・?
「おっと、今度は海上からの艦砲射撃のようだ。モタモタしてると生き残れるのに死んじまうぜ。」
『じゃあな、互いに生き残っていたらまた会おう。』
「ああ・・・では,さらばだ」
俺は連中と別れると米兵に見付らないように神名子島に向かった。
しかし、辺りには既に米兵が闊歩していた。迂闊に動けば発見されてしまうだろう。
さて、どうしたものか?
A 強行突破
B 奇襲を掛けて混乱している隙に切り抜ける
C あくまでも隠密行動
D 夜になるまで潜伏
基本はCでしょう
「想像以上に敵兵の数が多い!」
洞窟の影に隠れ、空気の流れから相手の位置を読み、一瞬だけ身を乗り出して、銃を撃ち込む。
太陽が出ている限り仙命樹は不活性状態。一挙動ごとに全神経を集中しなければならない。
せめて直射日光に当たらぬよう洞窟の中に引っ込むと、すぐに銃弾が豪雨の如く降り注いだ。
一瞬だけ途切れる瞬間を狙って先ほどと同じ動作を繰り返す。米の兵士が一人倒れ伏した音を聞いた。
「残弾は……もうすぐ数えられるようになりそうだな」
この銃の装弾数は八発、それを含めても明らかに少なくなってきた。
かくなる上は白兵戦。
「どうせ散るなら一人でも多く道連れに。どうせ死ぬなら国のため、友のために!!」
何十度目かの飛び出し、俺は適当な金髪に狙いを定めて引き金を引いた。
だが無情にも銃は軽い音をたてただけ。出るべき鉄の小玉は出なかった。
「不発!? これだから銃はあてにならん!」
我ながら御堂が聞いたら激怒しそうな台詞だ。だが、その想定外にあった一瞬の時間差が仇となった。
強化兵の視覚で捉えたのは無数の銃弾。やけにゆっくりと、連続写真の様にこちらに向かう。
いくつかは避けきれず、隠しきれなかった右の二肢に十近い弾丸が食い込む。
夜ならともかく、真昼での治りはかなり遅くなり、ましてや戦闘中では致命的。
「これしきでくたばっては陛下に会わせる顔がない」
こちらの負傷を見て、敵軍がその距離を詰めてくる。南無三、だがその時、
俺は強く風切る音を聞いた。
その疾さは風の如く、その迅さは雷の如く。質量を持った影が俺の横を通り抜け接近した兵共を殴り倒す。
仙命樹の気配がなくも夜の強化兵並みの力を持ったその男は、倒れ伏した軍人のこめかみに見たこともない銃を突きつけてこういった。
「貴様、ロシアンルーレットは好みか?」
悲鳴を上げさせるまでもなく音が轟く。
「悪いが、お前は死ぬ運命にあったようだな。この手で直接狩れぬのは惜しいが、手の延長と捉えれば良いまでか……」
逃げろと言われたくせに。それも事もあろうか敵国の言葉を使うとは。
俺はあらわれた救援を/に、
A.なぜ来たと問いつめた。
B.問答無用で殴り飛ばした。
C.感謝の言葉を述べた。
427 :
426:02/08/19 00:32 ID:FIqEjLTi
何というか30分前に続きがもう載っていた……
リロード忘れもここまで来れば立派かな?(鬱氏
428 :
名無しさんだよもん:02/08/19 00:56 ID:yDIegCFP
>426 >418の前に入れれば一応繋がるかな?
迂闊に歴史に関っても問題が有るしかと言ってまともに相手にしたとしても時間が掛かる。
見付らないように伏せながら徐々に海岸に近づいていく事にした。造作もないことだ。
相手は殺しを生業とする人種だが其れは厭くまでも「ヒト」としてのもの。
狩猟者たる俺の力を持ってすれば500m先からだろうが相手の一挙一動が確認出来る。
だが、海岸近くで米兵が陣地の設営を行なっていた。幸い隠してあるボートに気付いていないが
ボートに乗って島まで行くのは流石に気付かれるだろう。真空管と言う精密機械を持っている以上
泳ぐ訳にもいかない。しかも、どうやら気付かれた様だ。後ろに・・・一人か。
さて、どうしたものか───
「怪しい奴め、動くな!ゆっくりと手を上げろ!!」
前方に気を逸らした隙に米兵に気付かれたようだ。と言っても間合いはまだ20mほど有るが。
銃口をこちらに向けて睨んでいる。若いな・・・新兵か?
何を言っているかは大体解る。こういう時は手を上げろとか動くなとかだろう。
俺が取った行動は勿論
A 気絶させる
B 逃げる
C ロシアンルーレット
運命よ。C
『・・・悪く思うなよ。』
「?」
そう漏らした瞬間影すら追い付かぬはどの速度で米兵の後ろに廻り込むと
そのまま地面に押し倒し銃口をこめかみに突きつけて───
カチン!
『不発か、どうやらこの戦争は生き残れるようだぞ良かった・・・なんだ気絶したのか。』
どうやら米兵は押し倒した時に気絶したようだ。
まあ、殺すつもりだったから加減をしていなかったしな。
気絶した米兵を見下ろしてふと思いついた。
・・・・この服を使えば怪しまれずに済むかもしれん。利用してみるか?
それと、これは・・・火薬か。これも使い様によっては・・・
A 服を剥ぐ。変装だ。
B 放置。取り合えず縛っとけ
C 爆発。音で敵を引き寄せてその隙に島まで
Cなのら
『これで・・・よし、っと。』
あの米兵から奪った火薬と導火線で時間差で複数の場所で爆発させる仕掛けを作った。
銃弾も混ぜてあるので日本軍の攻撃と勘違いするだろう。
随分時間が掛かってしまって日もすっかり沈んでいるが。寧ろ好都合だ。
因みにあの米兵はふん縛って猿轡を付けて木陰に隠してある。発見されるのは当分先だろう。
4月とはいえ気温の高い沖縄だ蚊が山ほどよってくるだろう。済まんが悪く思わないでくれ。
『上手くかかってくれよ・・・・』
俺は導火線に火をつけると次々に他の仕掛けにも火を付けていった。
ドーン!パパパパパ・・・・
(よし、敵の陣地内が慌しくなって来たぞ。そして此れが止めだ!)
隙を突いて敵陣内に進入し最後の火薬に火をつけた。
ドオォォォーン!!
最後の爆発で敵陣内は混乱の極地に達した。この状況で敵のいない筈の海を眺めている奴などいまい。
俺はそのまま船に乗り一気に陸から離れていった。
だが、甘かった。俺の近くに水雷艇が接近して来た。
『くッ、島まで後少しと言う所で・・・』
偵察ではない様でこのまま気付かれなければ通り過ぎてくれるだろう・・・・が、しかし
A 通り過ぎるまで息を潜める
B 乗り移って破壊
C 島から援護してもらう※援護の手段を記述してください
D なんと、岩切が助けてくれた
A あまり刺激するのは(歴史にも)よく無い
>>433 乙かれ〜 面白かったです
>434
どうもです。しかし、沖縄編になったら職人さんが減った気が・・・
歴史ものや軍事物が関るとやっぱり書き辛いのかな?
神名子島死闘編の時は職人のカキコ争いが厳しくて
競争率の低い昼位しか書けなかったんだが・・・
ともあれ、そろそろ平安時代編に移れる・・・かな?
これで戦国時代に落ちたりして次郎衛門VSエルクゥ戦に巻き込まれたら
泣くよ、俺(w
いや、それはそれで興味深くはあるのですが。
確かに今の話は書き手を選ぶと思うし
この時代に移行したことにはちと不快感があったんだが、
どっこい話のレベルは高いですな。
読んでて面白いです。
ただの萌えだけじゃなくレベルの高い創作力が葉鍵の特徴やね。
さっきの選択肢で岩切が助けたりすると、柳川で逝こうの沖縄でのシーンで
気づかれる可能性があったのか……充分歴史がかわるよな(w
>>438 いや、岩切は
>>420で既に自分の生きる運命に気付いている。
未来人が自分の名と顔を知っている
→未来人は自分のことを(直接か間接かは掴めないが)リアルタイムで知っている
(過去の伝聞ならこの時代の岩切を見てさも知り合いかのような問いかけ方はしない)
→その近未来まで自分は健在である→つまり自分はここでは死なない、死ぬ運命に無い。
岩切については微妙に歴史が変わっている筈だ。
『………』
俺はボートに身を伏せ、ゆっくりと水雷艇の様子を眺める。
特に変わった動きは無い。まあ、既に戦場に入っているため周囲への警戒はしているだろうが。
『さすがに主砲に狙われるようマネは遠慮したいからな……』
自信は、あった。
不意をつき、甲板に踊り出ればあの程度、制圧する自信はあった。
だが、ンなことしたら他の連中もよってくるだろうし歴史も黙っちゃいまい。
『……ん?』
艇が急に速度を落とした。……見つかったか?
どうする?
A このまま様子を見る。
B 艇の方向へ向かう。
C 島へ向かう。
Aで。
『……いや、もし俺を発見したなら攻撃なり警告なりしてくるはずだ。
なのに、なんだ……? あの甲板の慌しさは?』
そう。艇の甲板では、乗組員がまさに右往左往しての大騒ぎだった。
『いったい……』
ドゴン!
……鈍い音が響いた。海面と、海中と、あの水雷艇から。
同時に、艇が大きく傾く。
『な、なんだ!?』
「………!」
「……?」
乗組員が何か叫んでいる。英語はできないこともないが……この距離で……騒いでいるヤツの
言葉を解することができるほどではない。
だが、そこには恐怖があった。
『……これは……?』
海中を覗き込む。水雷艇の真下……夜の海の暗さ。それ以上に暗い「影」があった。
『なんて巨大さだ……』
その「影」は魚の形をしており、水雷艇と比べても遜色ないほどの大きさだ。
(ひょっとして……あれが梓たちが相手にした巨大鮫か?)
パーン!
甲板上の誰かが水面下に向け発砲する。
(そんなものが……あいつに利くか!)
ドゴーン……ドゴーン……
艇に体当たりを繰り返す巨大鮫。だんだんと艇の傾く度合いが大きくなっていく。
『………』
A 助けてやる。
B もうしばらく見ている。
C さっさと島へ向かう。
起こるべくして起こったことなんだろう、
関わってはいけない、C
俺はこれはチャンスだと判断し、一路ボートを島へと向けた。
……舟を漕ぐ間、俺は一つのことを考えていた。
―――今まで、米軍艇が巨大な鮫に襲われたなどという情報は聞いたことがない。
ならば、ひょっとするとあれも歴史の「イレギュラー」の一つだったのだろうか?
俺が処理するべき問題なのだろうか?
本来の歴史に順ずるならば……まさか、あいつは俺が……?
ふるふると頭を振る。
いかんいかん。俺は何を考えているんだ。
どうせあれは米軍が軍事機密として扱っているんだろう。そうに決まっている。
第一、今の俺の仕事はこの真空管をセリオに届けることだ。
やがて、島にたどり着く。
俺を出迎えたのは……
A [ ]救出隊メンバーの名前を入れてください。複数可。
B 1人の米兵だった。
C 機関銃の一斉射撃だった。
D 20mm弾
B
Dで。
……ふう、よかった。
俺は神名子島の海岸にボートを着け、降り立った。
幸いあれから海上で米軍に会うことはなかった。
『よし、これさえあれば……』
手を開き、ずっと握り締めていた真空管を見つめる。
『タイムマシンが……』
「動くな」
……!
後頭部のヒンヤリとした感触。
……銃口だ。
「動くな、日本人。抵抗しなければ命は奪わない」
日本語?
「とりあえず手を上げろ」
ゆっくりと指示に従い、手を上げる。
「よし……動くなよ」
男が俺の体を触る。ボディーチェックか。
……チャンスかもしれん。
A 殴り倒す。
B 逃げる。
C ここは素直に従う。
D 話しかける。
ボートから立ち上がったとき、俺の前には一人の米兵がいた。
まさかもうここにまで手が伸びていたのか!?
慌てて身構える。真空管を背に隠し、動きの前兆を見逃さぬよう相手を睨み付ける。
だが、向こうの視線はこちらを見据えていなかった。
絶望的な表情、庇護を求める瞳。
「Help……me……」
絶え絶えに呟き、砂浜に倒れ伏す。腕だけは遥か遠くにある米艦へと伸ばされたまま。
駆け寄ってみると、黒い肌の兵士は気絶していただけだとわかった。
一体、何が起こっている!?
俺は……
A.ともかく他の面々の無事を確認しに行く。
B.何が起きたのかわかるかもしれない。兵士を起こして質問してみる。
C.お荷物になるが、この兵士を連れて探しに行く。
D.狩猟者の血が騒いだ。
449 :
448:02/08/19 13:16 ID:FIqEjLTi
負けた……スマソ。
Cで。
いや、やめておこう。
こいつは抵抗しなければ何もしないと言っている。
たいした殺気も感じないしな。
「持ち物は……銃が一丁か」
『それだけで兵士扱いしないでくれよ』
「わかっている。この状況、銃も持ちたくなろう」
『………』
「民間人か?」
『一応な』
「なぜここにいる?」
『俺の生徒たちがこの島に隠れている。迎えに来た』
「生徒……お前、教師か?」
『そうなるな』
「……名前は?」
『柳川だ。柳川裕也』
「いいだろう、ヤナガワ。俺の名前はクリストファー。クリスとでも呼べ。
お前の生徒たちの所へ案内しろ。保護してやる」
A ……わかった。
B 信用できない。
C お前のことをもう少し聞きたい。
B
『……信用できないな』
確かに今は完全な敵ではないようだが、生徒たちを巻き込むとなると話は別だ。
「……俺の家は代々貿易商を営んでいてな、俺も昔から何度も日本へ来て、理解もある。
こう……日本語も上手いもんだろう?
俺は日本が好きなんだ。日本人も好きなんだ。
悪いことは言わない、俺の保護下に入れ。そうすれば他の兵も手は出さん」
既にガーランドの銃口は俺から外れている。
A 気絶させる
B 逃げる
C 信用する
※ 完全なオリキャラというわけではありません。
ヒントは、「クリストファー」「貿易商」「ガーランド」。
元祖ハンターモード?
c。
1件だけ引っかかったが・・・何だこれ?
>>457 検索じゃ無理
取り合えずToheartをやり直して見れ
『・・・・・判った信用しよう。だが、一つ質問しよう。何故お前は一人でこんな島に来た?』
「えっ、何言っているんだヤナガワ?」
クリスは俺が問い詰めると思わず目を逸らした。
『先程からこの辺りからはお前以外の気配がしない。軍事に詳しくない俺だが戦場のど真ん中で一人でいると
言うのもおかしいと思うのだが?第一此処は主戦場から離れすぎていると思うのだが?』
「・・・・・・」
沈黙をしているがどうやら図星のようだ。表情が諦めに変わっている。
「ひゅぅ、流石。日本のサムライって奴は凄いな。実を言うと俺の乗っていた船がカミカゼにやられちまってな。
カッター(短艇)に乗って何とか脱出したんだが船が浸水してきて水を掻き出しながらここまで着いたんだ。
で、しばらくしたらお前がやってきたって寸法さ。何とかここから出たくてな、ブラフをかましてみた訳さ。」
『やはりな・・・それと俺は別に侍ではない。』
どうもおかしいと思った。あまりにも事を急いで進めようとするし、何より
話がうま過ぎる。だが、悪い奴では無さそうだ。
ぐぅぅぅぅ〜〜〜〜
「・・・・・・・・」
『・・・・・・・』
二人して腹の虫が・・・・そう言えば朝に飯を食っただけだったな・・・緊張で空腹を忘れてしまっていた。
「ソーリー、ヤナガワ。済まないが飯持ってないか?装備一式は持ち出せたが飯までは気が回らなかった。」
・・・・・どうする?
A 飯くらいはご馳走してやろう。
B 携帯食とボートを渡してさっさと帰ってもらう。
C 密林の中から誰かが来た。※誰が来たか記述
D 密林の中から突如悲鳴が!
Aで。このまま突き進めw
『・・・・いいだろう、但し条件がある。さっきとは逆に此方の指示に従ってもらう。それと、我々の事を
決して口にしない事だ。この二点について約束して貰う。』
「おっ、もしかしてこれが[男と男の約束]ってやつか?いいねぇ、約束するぜ。」
・・・・何か激しく勘違いしている気がするが
そして俺達は密林の中をタイムマシン目指して歩いて行く。辺りは既に闇に染まり密林と併せて
視界は全く零だ。ただし、それは厭くまでも常人の話。俺の前ではこの闇でさえ懐中電灯を照らしながら
歩いているようなものだ。だが、当然クリスはそうでもなく俺が先導しているが足元の石や木の根に
足を捕われて上手く進めず何度かお陰で俺は立ち止まる羽目になった。
「おい、何でこんな暗闇の中そんなに早く歩けるんだ?ヤナガワ、
やっぱりお前はサムライじゃなくってニンジャだったのか?」
『・・・クリス、お前日本文化に対して激しい誤解が有る気がするんだが俺の気のせいか?』
「何言ってやがる。俺は艦の中でも一番の日本通だったんだぜ。
この作戦の前に皆日本のことを俺に聞いてきたくらいだぜ。」
『で、なんと言ったんだ?』
「そりゃぁ、日本兵は皆サムライで音も無く忍び寄り銃が無くとも敵を恐れずに向かって行く
恐るべき戦士で責任を取る時はハラキリだろ?」
『・・・・半分くらいしか合っていないぞ?』
が、そんな事を気にせずクリスは更に話を続ける。
「で、木と紙で出来た家に住んでいて毎日一回はエンペラーの城に向かってにお祈りするんだろ?」
『・・・・お前本当に日本通か?』
「おう、皆関心していたぜ。」
・・・・現代でも激しく誤解されている節があるからこれだけ知っていれば当時としては充分日本通なのだろう。
俺はこれ以上深くは追求しない事にした。そのうちもっととんでもない誤解が出てきそうな気がして来たから。
暫くするとタイムマシンが見えてきた。クリスは見えないようだが。
果たしてこのままクリスに我々の正体を教えていいものだろうか?
A 教える
B 教えない
B 飯ぐらいは構わないだろうが、さすがに正体はどうかと……。
飯を食わせてやる位は構わないが流石に我々の正体をばらすのは問題有りだろう。
『済まないがこれ以上は進まないで欲しい。』
「ホワット?まだジャングルのど真ん中だぜ?」
『いや、すぐ其処に我々の隠れている所が在るのだが・・・我々の正体をばらす訳にはいかないのでな。』
「・・・まぁ、いいだろう。そういう約束だったしな。男たるものは約束を守らねばならない、だろ?」
『ああ。では、其処で待っていてくれ。飯を持ってくる。』
「早くしてくれよ。腹へって死にそうだ。」
・・・・調子のいいやつだ。俺はそのままタイムマシンに近づいた。今朝から特に変わった様子はないようだ。
そしてタイムマシンの扉を開けるとその中では───
A 宴会の真っ最中
B TVゲームの真っ最中
C 誰かが病気で寝込んでいた※誰かは記述。ただし、セリオは除く
D 脱衣麻雀の真っ最中(w
Dを一つ
D ヲヲ 最高の人は今、ハーレム状態ではないか!!
個人的に国崎の裸キボン(w
・・・急に話が軟派になったな(邪笑)
なんかみさき先輩は極端に強いか弱いかのイメージがある
がはっ、続き書こうにも麻雀はわからん。
書き手さん、勝負の場面書く場合は簡単な説明きぼん。
>>468 盲牌麻雀で滅茶苦茶強そう(w
逆に舞はかなり弱そう。というよりルール知らなさそう。
……ドンじゃらなら……?
『俺だ、柳川だ。帰ってきたぞ。』
俺は扉をノックするとそのまま扉を開けた。
すると、中では・・・麻雀大会が開かれていた。
「脱ーげ!脱ーげ!」
「あと一枚!あと一枚!」
しかも脱衣麻雀の様だ。
「馬鹿な・・・・そんな所で北の地獄待ちだと?」
「ふっふっ・・・・どうやらお嬢様と思って油断していた様ね。これでも浩之や
セリオ相手に結構やっていたのよ?さぁ、敗者は大人しく・・・・って柳川?
いつのまに帰って来たの?」
国崎は女性陣に囲まれてハーレム状態・・・という訳では無さそうだ。国崎以外は殆ど
脱いでいない。集中砲火を喰らったのは明白だな。パンツ一枚で落ち込んでいる。哀れな・・・・
しかし、こいつら俺が戦場で何度も危険な目に会っていたと言うのに・・・
なんだか理不尽な怒りが込み上げてきた・・・
A そんな事よりクリスに飯を
B 取り合えず一発殴らせてくれ
C まずは修理が先。セリオに部品を見せる
D 後で自分も参加
B
「国崎……」
「ん、なんだ柳川?」
「歯ァ食いしばれェェエッ!!」
「あ、え?」
状況を理解していないながらも条件反射で奥歯に力をこめる国崎。
すかさず俺は渾身の一撃を叩き込んだ。
タイヤを叩くような鈍い音、たまらず崩れ落ちる男の体。
「ボ、ボディは反則だ……」
『国崎往人 ラウンド1 開始5秒 KO』
「まあこの不届き者にはしかるべき制裁を下したから良いとして、なんでみさき君まで参加しているんだ?」
俺の疑問はちゃっかり麻雀卓に座っているみさき君へと向けられた。
「私盲牌麻雀できるからね」
「強いわよこの子。最初から一度も負けてないの」
「……」
ま、まあいい。ともかく俺は……
A.クリスの事を話した。
B.持ってきた部品を見せた。
C.現代からの通信はあったか聞いてみた。
B
『それよりもセリオ、部品はこれでいいのか?』
俺はポケットに入れておいた真空管をセリオに見せる。
セリオはしばしそれを観察した後……
「はい、問題ありません。早速修復作業にかかりますがよろしいですか?」
『ああ、OKだ。はじめてくれ』
「わかりました」
奥を見る。国崎は変わらずのびており、みさき君は牌をいじいじと触っている。
舞は牌を積み木に使って遊んでおり、綾香はそれに付き合っている。
……スフィーは、瞑想中のようだ。
そしてその時、
A みさき君が急に怪訝な顔をした。
B 俺はクリスの事を話した。
C 外から銃声が聞こえた。
D 現代から通信が入った。
順当にB
『セリオ、済まないが飯を二人分作ってくれないか。』
「かしこまりました。」
「柳川、二人分も食べるつもり?太るよ?」
いつの間にか瞑想を終えていたスフィーが突っ込んできた。
それは此方の台詞だ。人間ポリバケツめ。
『実は・・・・』
俺は皆にクリスの事を話した。
「ふーん、いいんじゃないの。御飯あげる位なら。」
「で、そいつに正体を教えたの?」
『いや、未だだ。』
「マスター、料理が出来ました。それと、修理までチェック項目も含めて後26時間掛かります。」
もう料理は出来たようだ。と言ってもおにぎりやちょっとしたレトルトもののだが。
『ああ、済まない。では料理をクリスの所に持っていく。』
「ねぇねぇ、そのアメリカ兵見に行ってもいい?」
「先生・・・私も見に行きたい」
「あたしもー♪」
・・・綾香と舞とスフィーが興味津々に尋ねてきた。無論
A 駄目
B いいぞ
B。
駄目っていっても見に行くだろ。B
B
>人間ポリバケツめ。
柳川ひど過ぎる(激ワロタw
てかオリキャラ出しても叩かれないSSスレってのも珍しいな。
>>482 上に書かれているように、完全にオリキャラというわけではないからな
性格面から見ても十分許容範囲内だろう
それに状況が状況だし(やっぱ過去だとキャラがいないしね)
俺は食事と明かりを持ってクリスの待つ場所まで移動した。
『クリス、いるか?飯を持ってきてやったぞ。』
「おお、待ちわびたぜ。このまま飢え死にするんじゃないかと思ったぜ。
流石はサムライ。男と男の約束は守ってくれる。」
「へーこの人が・・・案外いい男じゃない。」
「って、この娘達は・・・」
『俺の生徒とその他2名だ。』
「へー、羨ましいなぁこんなナイスバディな娘たちに囲まれてハーレム状態なんてよぉ。
あーあ、俺も教師になれば良かったぜ。そうすればウハウハなのによぉ。」
クリスは3人を見ると鼻の下を伸ばしながら手をにぎにぎさせている。・・・お調子者め。
「・・・・・変態。」
「柳川、こんなスケベに飯をやる事ないわよ。捨てちゃいなさい。」
「おいおい、勘弁してくれよ。それに日本の女は皆慎ましくてヤマトナデシコじゃないのか?
シット、親父め・・・・嘘つきやがって。まぁ、いいや飯にしようぜ飯に。」
『ああ。』
俺達は小さな明かりの下でクリスと食事をした。未来人であることを隠しながら他愛の無い事を
喋りながら。家族の事、日本の事、アメリカの事・・・・
そして食事も終わり俺達はクリスを海岸まで見送りに行った。
「じゃあな、ヤナガワ。生きてたら・・・戦争が終わったらまた会おうぜ。」
『ああ、お前こそ死ぬなよ。』
「へっ、俺の夢はヤマトナデシコを嫁に貰って日本に住む事なんだ。そう簡単に死ねるかよ。」
『男と男の約束だ。必ず生きろ。』
「・・・・良かったぜお前に会えて。やっぱりサムライはいた・・・じゃあな!」
「じゃあねークリス。」
「バイバイーイ。」
「・・・元気で。」
そう言い残すとクリスはボートに乗って本土へ向かっていった。
「・・・・・行っちゃったね。」
『ああ、何かと騒がしい奴だったが。』
「そう言えば浩之の友達に騒がしい外人の女友達がいたわね。案外その子のお祖父さんだったりして。」
『・・・・まさかな。ん?スフィー、どうした?まさか・・・』
「うん、現代から連絡が・・・ちょっと静かにしていて。」
[・・・ィ・・え・か?スフィー、俺だ健太郎だ。]
「健太郎?うん、聞こえるよ。」
[実はだな・・・・]
「実は?」
A 歴史の歪みが更に悪化している
B 現代からの支援が出来るようになった
C そちらの様子はどうなっている
B
[現代からの支援が出来るようになった。ただ、あまり大規模には出来な・・・ガガッ
・・・アン・・ないが・・・もっとくっつい・・・あーあー。済まない、聞こえるか?]
「ねぇ、まさかリアンが来ているの?」
[・・・・あ、ああ。源之助さんだけじゃ魔法使いの人手が足りなくて。それとなつみちゃんも。]
「ふーん、で、何が出来るの?」
[(よかった、気付かれていないみたいだな)それはだな・・・・]
A 援助物資
B 援軍
※誰が来るか記述。ただし、人数は4人まで(リアンorなつみと演算用のHM−12は固定)
A
これ以上は人はいらん
[あ、そうだ。そちらの状況を大まかに教えてくれ。]
「えっとねぇ・・・」
あたしはヤナちゃんに聞いた状況を大まかに話した。
[そっか・・・歴史のゆがみはまだ許容範囲だ。安心してくれ。
で、そっちは何を送って欲しいんだ?]
「えっと・・・ヤナちゃん、何を送って欲しいかって?」
『そうだな・・・・』
A 食糧
B セリオとタイムマシンの予備部品
C 武器※何を送るか記述
D 平安時代の服
E 平安時代でも使えそうな金目のもの
F その他※何を送るか記述
Eがベターかな。
DとF(翼人伝)
『
『そうだな……過去へ行っても経済力が無ければ何も出来ん。何か金目の物を頼む』
「オッケー、伝えとくよ」
「……うん。純金を少し入れておくって。確か修理にはあと一日くらいかかるんだよね?
その間にはここに着くようにするってさ」
『よし』
「あ、ちょっと待って……長瀬さんからの伝言……伝えたいことがあるが、ちょっと長いから手紙を同封しておく、だってさ」
『手紙……? わかった』
「それじゃ、通信終わるね」
『ああ』
さて、えらい時間が空いたな。
これから何をするか。
A セリオに何か手伝えないか聞く。
B 国崎と話す。
C 舞&綾香の修行に付き合う。
D 沖縄本島を眺める。
E みさき君と話す。
『平安時代でも使えそうな金目の物を送ってくれないか?現代で忘れていた。
何を送るかは・・・そっちが決めてくれ。正直、貴金属以外判らん。』
[そうですねぇ・・・あの時代ならやっぱり]
A 金!金の価値はいつの時代も同じ
B ガラス製品。あの時代は寧ろ貴重品
C 製氷装置。氷でも売って金に
D 当時の通貨。勿論、偽造品
Eキボンヌ
497 :
495:02/08/20 00:59 ID:jkOA3IfB
遅れた・・・・無念。
拝啓、柳川君。元気にしているかな?
過去はどうだ? 快適かね?
……挨拶はどうでもいいな。単刀直入に用件に入ろう。
最初に言っておく。歴史は変わらん。
因果律を変えることは不可能だ。
一時的に神奈を救ったからといって、どのみち彼女は封印され、柳也は死ぬ。
ブリンダーの樹は枝が増えることはあっても結果を変えてはくれない。
君たちの行なってきたことは無意味になる。
……だが、ただ一つだけ。因果を変える方法がないこともない。
キーパーソンは、国崎君だ。
彼の持つ「人形」あれには私の技術では観測しきれないが「何か」が篭められている。
そうだな。便宜上、それを「法術」とでも呼ぶか。
可能性としては、人の思いの力だ。
千年もの間、彼の一族が篭めてきたという神奈を救いたいという「思い」あるいはそれがあればブリンダーの枝を切り落とすことが可能かもしれん。
ただ、それを成すには始祖である柳也、裏葉と彼が出会い、力を合わせることが必要だ。
もちろん、その間君たちは全力で神奈を守らねばならない。相手は過去の武士とはいえ、軍隊だ。
気を抜くなよ。
おっとそうだ、柳川君。君が提唱したあの理論。なかなか悪くない。
確かにあの方法なら因果への影響は最小限に押さえられるだろうな。
……以下は私の立てた仮説だ。最終的な判断は君が下せ。
国崎君らの「法術」が完全に発動された場合、並列世界自体を消し飛ばす可能性も否定しきれん。
なにせ、ブリンダーの枝に影響を与えられる現象など今までなかったからな。予想がつかんのだ。
その場合、君たちの絶対座標がどこであれこちらに……君たちがいるべき場所へと強制送還される可能性がある。
これが何を意味するか。君ならわかるだろう。
そうだ。この仮説が正しいならば、君たちは過去で何をしても構わない。
歴史に干渉しても、誰かを殺しても、因果律をボロボロにしても大丈夫だ。
最後の一撃で全ては是正される。あるべき姿へ。
……最後に一つ。これはあまり言いたくないのだが……
今回のプロジェクト……成功した暁には……国崎君。彼は消える。全ての因果の中から。
歴史から。思いから。
覚悟は、しておきたまえ。
それは同時に、プロジェクトの成功を意味するのだから。
―――長瀬源五郎
俺は、ふと平安時代に行ってからのことを考えた。
神名の所へいく。
それで、彼女を救う。
よく考えると、それには結構な時間、そしてその為の旅費がいる。
ここは金目の物を持っていくのがベターだろう。
『平安時代でも使えそうな金目の物はないか?』
俺は単刀直入にそう聞いた。
「金目の物はないか、って」
「金目の物ねえ・・・」
健太郎が考え込む。
「そんな唐突にいわれてもなぁ・・・あ、あれがあったか!」
A金塊
B長瀬の誓い
C衣服
Dキノコ
E楓スペシャルドリンク
E
リロード忘れてた・・・鬱だ、氏脳
>>494から
>>496を受けて
みさき君と話そう。
「ちょっといいかな、みさき君」
「先生? うん、何かな?」
さて、何を話すか……
A.「麻雀、強いんだな」
B.「怖くないか?」
C.「もうすぐ神奈に会えるな」
D.「今、何を考えてた?」
Aで。
『麻雀、強いんだな』
意外である。まさか目の見えないみさきが麻雀が出来るとは・・・
「うん、昔ね家族と大阪に旅行に行った時にみんなとはぐれて
その時に知り合った人に教えて貰ったんだよ。その人も目が見えないんだって。」
『・・・・そうか。で、その人は今?』
「わかんない。多分、今でも何処かで麻雀を打(ぶ)っていると思うよ。」
『で、話は変わるが俺が留守にしている間どうだった?』
「・・・・んとね───」
A 特に何もなかった。暇を持て余していた
B 怖かった
C 実は・・・※内容を記述してください
B
ブー大九郎か(w
しかし、自分も続き書いてたけど、「打(ぶ)った」ってとこは同じように書いてたよ(w
初音派は過去編では傍観するしかないのか・・・
現代で柳川たちの無事を祈ってるだろう初音に萌え
ガンガレ 初音タン!!
「・・・皆怖かったんだよ、飛行機はあたし達の上を何回も通るし、遠くから大砲の音がどぉぉん、どぉぉんって
ずっと続いていたし・・・そんな中で国崎さんが麻雀でもしようって。そうやって気を紛らせていたの。
・・・途中でちょっと羽目を外し過ぎちゃったけどね。だから彼をあんまり責めないでね。」
『そうか・・・だとしたら奴には済まない事をしたな。後で謝っておこう。』
「うん、そうした方がいいと思うよ。」
俺は暫くの間みさき君と話をした。本島での事、彼らはどうなったか、、クリスの事、そして・・・・
「先生・・・あんまり心配させないでね・・・あたし、先生がもしいなくなったら・・・ぐす・・。」
『・・・・済まない。』
「けど、先生が帰ってきたときとっても嬉しかったんだ・・・本当はあのまま抱きつきたかったんだけど
いきなり先生が国崎さんをぶん殴るから・・・もう。」
『・・・・嬉しいがそれは頼むからやめてくれ。』
悪いが俺は初音ちゃん一筋だ。最近疑問がよぎる時があるが。
話をするうちにみさき君は俺に体を預けるような体勢になってきた。
「先生の体・・・暖かい。」
・・・・どうする俺の理性?それより話を逸らそう!いや、マヂで。
(みさきの柳川に対する好感度+2)
A セリオの修理状況は?
B 綾香と綾の修行の状況
C 国崎に謝りに行く
D 誰彼組の状況は?
E 一方その頃現代では?
Eで
511 :
509:02/08/20 02:30 ID:jkOA3IfB
うわっ、選択肢Bが間違っている
綾香と綾の修行の状況 →綾香と舞の修行の状況
吊って来る・・・
初音ちゃん、そろそろ耕一に乗り換えるんじゃないか?w
少し前に遡るが現代では───
「ああ、じゃあな。」
「健太郎さん、姉さんはなんて?」
「心配するなリアン。皆元気にやっているってよ。それよりも早くこの体勢を何とかして貰えないか?」
過去と通信する為の例の体勢だ。源之助さんは荷物の転送に備える為待機。
通信くらいならそう魔力を使わないから若い人に任せるとの事だ。だが、あの笑いを含んだ
顔を見ると間違いなく確信犯だ。後でこのネタでからかってくる事は間違い無しだ。
「え?あっ、済みません。あんまり良かったからつい・・・・(ゴニョゴニョ)」
「え、なんだって?」
「ななななん何でもありません。(///)」
顔を真っ赤にするとリアンは俺の背中から跳ぶように離れた。そんなに恥ずかしかったか?
「・・・あの、叔父さん達は?」
後ろから初音ちゃんが訪ねてきた。やっぱり心配なんだろう。
「大丈夫だよ。いつも大事な時は何とかしてくれたんだろ?」
「けど・・・やっぱり直接話をしたくて・・・」
「リアン、出来るか?」
「えっと・・・・多分───」
A 無理だと思います
B 出来ると思います
疲れたんでもう寝ます。
B
何と無しにAで。もう寝よう。。。
「出来ると思います」
「えっ、ホント!?」「本当ですか?」「マジかよ!」「ホントでちか?」
みんなが一斉に押し寄せる。どうやら聞き耳でも立てていたらしい。
「え、え、ええっと……は、はい、出来ると思いますよ」
何やら圧倒されたような感じで、リアンが答える。
「健太郎さんとスフィー姉さんが精神的にリンクして、その細い回線をわたしがブーストしてると思って下さい。
ですから、健太郎さんとこちらの誰か、姉さんとあちらの誰かをリンクさせることで、直接会話は可能だと思います」
飛び跳ねて喜ぶみんな。センスを持って喜びの舞を踊っているのはちーちゃんか。
「ですけど」
リアンの声に、また皆が静まり返って言葉を待つ。
「電気回路みたいなもので、リンクの経路が増えれば当然エネルギーも余計に使うことになります。
わたしとなつみさん、源之助さんにも協力してもらったとして、恐らく会話は1分程度。
しかもその後はわたしたちが回復するまでは、サポートどころか向こうの状況を知ることすら出来なくなります」
リアンのその言葉を聞いた瞬間、皆が一斉に睨み合う。
次の瞬間、その場にいた者の多くが、同時に同じ声をあげた。
「最初はグー、ジャンケンポン!!」
勝者は?
A.柳川と話したい初音
B.国崎と話したい梓
C.綾香と話したい浩之
D.舞と話したい祐介
E.無駄なエネルギーを使わせたくない長瀬源五郎
F.なんとなく参加したちーちゃん
G.なんとなく参加した楓
H.なんとなく参加した瑠璃子
一部の人にとっては非情にもDでw
「勝ったッ!」
雄々しく手を掲げたのは祐介だった。周囲からのブーイングを浴びながら、リアンの前に立つ。
「えっと、それでは、どなたと会話されたいんですか?」
「川澄舞さんでおねがいします」
「はい。えっと、少しでもエネルギーを無駄にしたくないですんで、次に連絡を取るときに同時に、ってことでいいですか?」
「はい、わかりました」
高まるブーイングと羨望の眼差しの中で、祐介は勝利の余韻に浸っていた。
ちりちりっ
(長瀬ちゃん、電波使って勝ったの?)
(いや、そんなことないよ。突然だったからそんな暇なかった)
(うん、信じるよ。じゃあ、舞ちゃんに何を言うつもり?)
(えっと……考えてなかった。でも、少しでも励ましてあげたくて)
(うん。勇気づけてあげてね)
(もちろんだよ)
今手配している、いくばくかの純金。
今書かれている、長瀬源五郎からの手紙。
それらが揃えば、もしかしたら最後になるかもしれない、過去への道が開かれる。
A.そして、その時が来た。
B.ところで過去では今頃何やってるんだろ?
Bかな?話進まない罠
舞だ。川澄をやっている。
とりあえずは現状について語ろうか。先生が戻ってきて、謎の米兵がいなくなって数時間経過している。
セリオは故障した真空管の交換とタイムマシンの整備に全力をそそぎ込んでいる。綾香はその補助だ。
国崎は先ほど柳川先生にのされて気絶したままだ。
スフィーは少しでもマナを蓄えると言って、先ほどから瞑想に入ったままだ。マナとは何なのかは知らないが。
そして私だが……
A.タイムマシンの外で一人黙々と剣を振っている。私が少しでも先生をサポートしなければ……
B.柳川先生の肩に寄りかかってウトウトしている。でも反対の肩にはみさきが……
C.綾香と一緒に整備中だ。綾香とは気があってきたから……
D.とりあえず国崎を目覚めさせようと悪戦苦闘の最中だ。どうして起きないのだろう……
B
なあ、リアンっていつの間に合流してたんだ?
>>522 >>386で二人に連絡取っているね。
現代と過去の時間の流れがどう関係しているのかはわからないけど、
まさしくいつのまにか合流したんだろう。
先ほどまで綾香と稽古をつけていた私は、少し疲れてしまった。
そして休もうとマシンに戻ったところ、見つけてしまったのだ。
寄り添いあうようにまどろんでいる、先生とみさきの姿を。
ブチンッ
抜け駆けは許さんぞ。みさき。
私だって……私だってやってやるさ!
と意気込んで、みさきとは反対の肩に寄りかかったのだ。
その時、あまり馴染みたくない臭いが先生の体にまとわりついているのに気づいた。
……これは……血の臭い?
そうか、先生……誰かを……
A このまま眠る。
B 先生に想いを馳せる。
C みさきのことを考える。
D 負けていられない。稽古を続ける。
C
私は先生の肩の上で、みさきについて考えた。
みさきは大切な友達だ。あの事件の以前も、以後も。
だが、ゆずれないものもある。
先生だ。
私も先生だけはゆずるわけにはいかない。
先生がほしい。
だが、みさきの気持ちもわかっている。
彼女は親友か。
恋敵か。
……私はみさきにどうすればいいのだろうか。
A みさきは親友だ。
B みさきは恋敵だ。
C みさきはみさきだ。
D あれ? 祐介の声が聞こえる?
C 親友で恋敵(w
みさきはみさきだ。
そうだ。そうだ。私は何を悩んでいたんだ。
彼女は親友で、恋敵。
それだけのことだ。
先生はゆずれないが、彼女は好き。
それでよかったんだ。
あ……れ……
落ち着いた……ら……
急……に……眠気……が……
カクン
【舞 就寝】
【柳川 傍から見たらすごくうらやましい状況】
A 国崎の夢を見る。
B 修理状況を確かめる。
C スフィーの思考を覗く。
D 現代からの荷物が届きましたー
A
まとめ作業をしていたところ
このスレの160前後までですでに100ページオーバー。
なかなかのペースなだなぁ……
あと公式の掲示板の名無しを決める選択肢を
0:00に投下しますので、選択もしくは提案よろ
夢
夢を見ている。
衛士らしき男、気の強そうな少女、従者らしき女性。
彼らが、森の中を進んでいく。
お手玉をする彼女。
祭りを眺める彼女。
母親を抱きしめる彼女。
失敗するお手玉……
そして、空へ消えた彼女。
悲しみ続ける彼女。
やつれゆく自分の体。
法術を得んと修行に励む女性。
そして最後の日
晴れた空
晴れた空
あたたかい、あめ
あたたかい、あめ
幸せな、記憶
最後の、記憶
「ハッ!?」
そこでイメージは中断され、国崎は目を覚ました。
「……夢か」
頭を振り、無理矢理目を覚ます。
隣ではセリオと綾香が真剣な表情でマシンの部品らしき金属片をいじくっている。
「……寝てたのか」
右手には薄汚れた人形が握られていた。
「そういえば……ここは神奈の場所に近かったんだよな……」
A そろそろ修理が終わった。
B 祐介からの通信が入った。
C 少し山を登ってみる。
Cで
俺は山を登ってみることにした。
柳川の話によると、ここの山の内部は空間になっていて、その中に彼女は封印されているらしい。
「……国崎さま、どちらへ?」
俺がマシンを出ようとすると、セリオに声をかけられた。
「……山へ、山へ行ってくる」
「推奨できません。現在この地区は戦闘状態にあります」
「いや……いかせてくれ」
「柳川さんの許可はおありですか?」
「いや……あいつは寝ている。起こすのも悪いだろう」
機械は……これだから。融通がきかん。
「まあいいじゃないの、セリオ」
セリオの隣で作業をしていた綾香が口をはさんできた。
「彼は千年もの間神奈を探してきたのよ? 少しでも彼女に近づきたいという気持ちはわからないこともないわ。
行かせてあげたら?」
「ですが……」
「別にこのあたりにこれといった熱源は探知してないんでしょ?」
「はい……」
「なら、決まりね。行ってらっしゃい国崎さ〜〜〜〜ん」
綾香に追い出されるようにマシンを出る。
……まあいい。ともかく今は俺は一刻も早く……と決意を固めていたところ、さっきまで聞いていた声が後ろから聞こえてきた。
「あ、国崎さん、ちょっと待って」
綾香が走ってきた。
「なんだ?」
「よければ、私もご同行してよろしいかしら?」
「…………」
A すまんが、俺は1人で行きたいんだ
B 別に面白いものは何もないが……かまわんぞ
B
「別に面白いものは何もないが……かまわんぞ」
「いいのよ。私が興味あるのは、あなた。千年の想いの一端が垣間見れるなら、それは十分に面白いわ」
「……行くぞ」
深夜のジャングルを進む。何も見えない。柳川なら別だろうがな。
だが、俺の手には懐中電灯が握られている。俺が先行し、その直後を綾香が着いてくる。
……幸い何事もなく丘にたどり着き、頂上まで登った。
「これが……話に聞いた、石蓋ね」
「……」
そこには、俺の体なんぞよりはるかに大きい岩が鎮座したいた。
この下に神奈が……
「………」
触れてみる。冷たい。ただの岩の感触だ。
「何か……ご感想は?」
綾香の質問。だが、答えられない。
自分でも驚くほどなんの感情も湧きあがってこなかった。
「……何も、無い。何も感じない」
「……意外、ね」
……………しばしの沈黙。
「帰る?」
「ああ」
得る物は何も無く、俺たちは帰路についた。
A 道中、巨大生物に襲われた。
B 兵士に襲われた。
C 帰ってみたら荷物が着いていた。
D マシンが直っていた。
C
何の感慨も不思議と沸いてこない、ってのは深みがあっていいなあ。
「国崎様、綾香お嬢様、大丈夫でしたか?」
マシンの場所に帰った俺たちを出迎えたのは、セリオだった。
「もっちろんよ、何せエクストリームチャンプの私がついてたんだから」
「はい。こちらも確認しております。道中、お二人に接近する熱源は感知されませんでした」
「……まあ、ね」
「ああ、幸いなことに誰にも会わなかった」
「あーあ、出来れば適当な相手を探して腕試ししたかったなー」
綾香がぼやいているが、それよりも……といった雰囲気で、セリオは一つのジュラルミン製のケースを取り出した。
「先ほど、現代より頼んでおきました荷物が届きました。大量の純金です。これだけあれば、平安時代に戻っても
しばらく経済面での心配はないかと」
「どれどれ……貸してみろ」
と俺はそのケースに手を伸ばす。
「はい、どうぞ」
ズシィ!
「はぐおっ!?」
セリオから渡されたそれは、予想以上の重さだった。
大の男の俺の力で、支えるのがやっとだ。
「情けないわねぇ。この程度の金塊で」
こんな重さの金……どうせ、俺の稼ぎでは一生かかっても稼ぎきれないほどなんだろうな……
俺は少し、切なくなった。
「ケースには多少のツールも同梱されており、予想以上の速さでマシンの修理を完了させることがでそうです。
スフィーさんのマナもほぼ回復しています。
あと数時間もあれば出発可能ですが……柳川さん、みさきさん、川澄さんはおやすみです。
いかがいたしましょう?」
「…………」
A 直り次第、叩き起こしてすぐさま出発。
B 朝までしばらく休もう。
実を言うと平安時代は金は今ほど高価だった訳じゃないんだよな・・・
主な流通貨幣は1000年前なら多分宋銭。これを金と交換で大陸から
輸入していた位だから。お陰でマルコ・ポーロは日本を黄金の国と勘違い・・・
ど う す れ ば い い ん だ
とりあえずB
ああそうか。平安時代に落ちたら真っ先に両替所に行けばいいのか。
……あるのか?
「朝までしばらく休もう。柳川の奴は昨日はずっと動きっぱなしだったからな。
寝ていたら平安時代だったなんとかになったら流石に怒るだろう。」
「あたしも麻雀で疲れたからちょっと休みたいかな。」
「判りました。では、何時くらいに起こしましょうか?現在時刻は4月2日の午前0時25分です。」
「そうね・・・・それじぁ空が明るくなったら起こしてくれない。」
「判りました。それでは朝の5時過ぎ程に起こします。」
「んじゃ、お休み。」
綾香はタイムマシンに戻るとそのまま床に着いた。
既に柳川も舞もみさきも柳川に凭れ掛かる形で寝ていた。・・・ちっ羨ましい奴め。
俺は・・・・
A 寝る
B もう少し考える事がある
C 試しに人形を動かしてみる
C
俺はなんとなく自分の力が気になり、試してみることにした。
身体を覆っていた毛布を剥ぎ取り、その場にあぐらをかく。
(……他の連中を起こすとまずいからな……)
ポケットからそっと相棒を取り出し、床に置く。
「フゥゥゥゥゥゥ……」
ゆっくりと息を吐き、精神集中。
「ムウッ!」
そして、気合をこめる。
俺の相棒は……
A 全く動かなかった。
B いつも通りの動きをした。
C すさまじく鋭敏な動きをした。
D 烏に変化した。
C
何故か妙に動かしやすい。今までだったら歩かせるのがやっとだったのだが
今ならもっと鋭敏な動きも出来ると思った。試しに走らせてみた。
タタタタタタ・・・・
走っている・・・チョロQより早いくらいだ。今度はジャンプ!そして竜巻旋風脚!
タッ ブォンブォンブォン スタッ!
・・・力が漲っている・・・何故かわ判らない。今なら・・・・
A 他の物でも動かせそうだ
B 人間を操れるかも
C 取り合えず疲れたから寝る
B
・・・・今なら人間を操れるやもしれん。
日頃の恨みを晴らすいいチャンス!では誰を?
A さっきはよくも殴ってくれたな、柳川
B 俺をパンツ一丁にしてくれた最大の要因、みさき
C 実は晩飯のおかずを横取りしたスフィー
D やっぱりやめた
スフィーに出番を
C
D 陰気な最高など見たくないYO
実は晩飯のおかずを横取りしたスフィーで実験してみるとしようか。
飯の恨みはとことん深いものと知ってもらう必要があるだろう。
部屋の片隅で、毛布にくるまって眠るスフィーの頭の上に手をかざす。
そして一気に念を込めて法術で……法術で……ほ、法術で……
……ピクリとも動かない。どういうことだ?
とりあえず、手近にあったネジを1本、念を込めて動かしてみる。
……今までと同じ程度にしか動かない。
ということは、活性化しているのは俺自身じゃなくて、人形の方ということか。
先祖代々から受け継がれてきた人形に、時間の流れのせいで何らかの力が働いているっていうことだな。
……ちょっと残念だ。
悔しいので、せめて少しでも操ってやろうと、スフィーの触角に力を込めて、動かしてみる。
ぴくぴく。ぴくぴく。
そのまま固結びにしてみる。明日の朝が楽しみだ。
……虚しい。寝るか。
そして、朝が来た。
寝ずの番をしていたセリオに起こされるよりも、俺は先に起きてしまった。
しかし寝不足ということもなく、気力体力ともに充実している。イイ感じだ。
セリオが他の全員を起こし、みんなが朝の用意をする間に、俺はふと思い出したことがあった。
現代より届けられた金と一緒に、長瀬源五郎から手紙が届いていた。それを開封するのを忘れていたのだ。
さっそく封を切る。そこには……
A.「おならぷぅ」と書いてあった。
B.翼人伝の解釈についての一案が書いてあった。
C.今回のタイムトラベルの見積もりについて書いてあった。
D.時間に対する干渉と、それによる矛盾を起こさないように、と厳しい意見が書いてあった。
E.神奈とその一行について、事細かに歴史と行動が書いてあった。
F.
>>498-499が書いてあった。
>>498-499について。
個人的には、
>>498-499は認めたくないんです。
「選択形式で進めていく」のを基本とするこのスレの中で、選択形式を取らずに、ストーリーに深く関わる部分を書くのはいかがなものかと。
選択肢部分を書かないのは、ある意味「逃げてる」「ルールを破ってる」ようにも思えますので。
ただ、自分の独断で「
>>498-499は却下ね」とは言えないわけですし。
そういうわけで、選択肢に織り込む形で他の人の意見を聞いてみたいと思った次第で。
いいのか?本当にいいのか?
Aだ!
Aw
「おならぷぅ」と書いてあった。
俺はその手紙を問答無用で破り去った。辺りに紙が裂ける乾いた音が響いた。
彼はこうなる事を予測していただろう。癪だが破らずにはいられなかった。
「あの馬面は真面目にやる気が有るのかぁ!!」
『ん?もう一枚手紙が入っているぞ。どれどれ・・・』
(・・・・・騙された)
A.翼人伝の解釈についての一案が書いてあった。
B.今回のタイムトラベルの見積もりについて書いてあった。
C.時間に対する干渉と、それによる矛盾を起こさないように、と厳しい意見が書いてあった。
D.神奈とその一行について、事細かに歴史と行動が書いてあった。
E.
>>498-499が書いてあった。
>498-499について。
俺個人としては内容的には良いが鉄の掟に反する節があるので判断しかねる。
書き手としても選択者としてもスル−させてもらう。
けど、皆はAを選ぶと思った。(w
F、今度はウンコぶりぶりと書いてあったw
F
選んでいいのかな?D
表がないと探すの無理じゃないのかな?
Eも添えてあると良しで
かといっておならぷぅ選ぶのだけはやめて欲しいんだが・・・(汗)
フォローを入れた
>>558の英断に拍手。
>498-499
>>494に付随している感のある文章だしなあ・・・。
本来なら選択肢出す前に書いてる場面描写して織り込むのが筋だけど、
自分もこの手紙の場合は選択肢出したあとに追伸的に述べちゃうかもなあ・・・。
文章内でこの手紙を織り込もうとすると、文章としてはいささか冗長になるよね。
だから別立てにしたんだと思う。気持ちは判る。
という事で、
>>494と一体の文章とみなして、採用しても問題無いと思っている。
#採用せよと強行に言い張る気は無いが
「おならぷぅ」は神の言葉で「こんにちは」ですぞ
『これは……』
もう一枚の手紙。
それを開くと、ワープロでまとめられた表に神奈一行の行動が時系列と共に羅列されていた。
『……ナイスだぜ、主任』
思わず漏らしてしまう。確かに、いくら彼女らと同じ時代に行くことが出来ても細かい行動・場所がわからなければ
探しようがない。
『セリオ、覚えれるか?』
紙を渡す。しばしそれを凝視するセリオ。
「……………はい、データ保存完了。タイムシフトデータとのリンクも完了しました」
『上々……っておや? これは……』
その封筒にはもう一枚紙が入っており、内容は……
>>498-499 『……世界を、消し飛ばす、か……』
なるほど。退路を断たれてもまだ帰れる望みはある、ということだな。
振り返り、国崎を見つめる。
「ん? どうした柳川?」
……こいつにそんな力がねぇ。
A 早速出発。
B その前に現代の様子を見てみるか。
C 舞の様子がおかしい。
B!チャンネル権を巡って一騒動(w
一方、こちらは現代―――
背中にリアンを抱き、祐介は狂おしい衝動に囚われていた。
落ち着け……僕……この状況は、通信に必要なものなんだ……
そう、水泳前の準備体操みたいなもんさ……
「あ、祐介さん。もうちょっとくっつかないとダメですよ」
ムニュッ
くほぅ……っ……
「では祐介さん、そろそろはじめますね」
仲間達の痛い視線を受けながら、僕は通信をはじめる。
だが僕はそんなことを気にしているヒマはなく、理性の糸が切れないようにするのが精一杯だった。
「何を伝えますか?」
そうだね……
A 元気にしてる?
B 柳川先生とはどんな感じ?
C 綾香さんとは仲良くやってる?
D というより、邪魔された(※邪魔した仲間を指名)
D 全員
「ちーちゃんぱぁーんち!!」
ガゴォッ!!
突如、千鶴さんの拳が僕のテンプルに入った。
「ち・・・千鶴さ・・・」
薄れゆく意識の中勝ち誇った姿で拳を掲げる千鶴さんが見えた・・・・
(これは・・・・リアンさんに欲情した罰なのか・・・)
(うん・・・・おやすみ)
(ひ、ひどいよ瑠璃子さ・・・)ガクッ
・・・研究所内は突如冷気・・いや心の臓を止めんばかりの殺気に包まれた。
交渉と言う過程をすっ飛ばしていきなり戦争のようだ。お互いに睨みあって様子を伺っている。
A 誰が参加※現代にいる人でちーちゃんは参加済みです
B 初音ちゃんの泣き顔が戦争止める
C セバスチャン大活躍が戦争止める
D 源五郎の秘密兵器が戦争を止める
B
「ちょっと、みんな酷すぎるよ!ちゃんとじゃんけんして決めたから
私も譲ったのに・・・叔父さんたち過去で一生懸命やって私たちが
ここで喧嘩なんかしていたら・・・ぐすっ・・・ひッ・・・」
なんと初音ちゃんは泣き出してしまった。だが、この事が皆の殺伐とした雰囲気を
変える事になった・・・皆、戦闘体勢を解いた。
「そうだな・・・ごめん、初音ちゃん。」
「うう、ごめんでち。ちーちゃん、反省するでち。」
「悪い、初音。祐介の次はあたしだと思ったんで反射的に・・・」
「・・・ごめんなさい。」
「正直、悪かった。しかしどうするんだ?祐介は当分起きそうに無いし
一応連絡ををつけた方がいいんじゃねえのか?どうする、長瀬さん?」
「そうですね・・・・」
A 魔力の無駄遣いは無し。いつも通りの連絡を入れて終わり
B 過去の人間に決めてもらう
C ここは長瀬一族の長セバスチャンに決めてもらう
あ、長瀬一族の長ってセバスじゃなくて源之助じゃん。
ど う す れ ば い い ん だ
まあいいやBで
『さて、そろそろ出発するか……セリオ、準備は?』
「問題ありません。いつでも行けます」
『よし……翼人救出委員会、しゅつげ……!』
「ちょっと待って!」
『………』
折角ノっていたところを、スフィーに水を差された。
『なんだよスフィー』
「未来から通信っ。ええと………過去と未来で一回だけ個人個人で通信できるんだけど、誰か希望はあるか、って
これをやっちゃうとしばらく通信できなくなるらしいけど……」
『個々の通信ねえ……』
他の連中を仰ぎ見る。
『………誰か、話したいヤツはいるか?』
A 組み合わせを指定してください。
B エネルギーは大切にねっ。
B話を進めよう。
『いや、今は取り立てて大切なことも無いし、エネルギーは温存しておこう』
「そうだね。じゃ、伝えとくよ」
『ああ』
全員でマシンの中に乗り込み、出発の時を待つ。
セリオとスフィーが現代の時と同じような動きをする。マシンの稼動音も同じだ。
だが、今度は違う。今度こそは出発します。
「タイムシフト……対象、994年。目的地、比叡山近くの森の中……」
「エネルギー、オッケーだよ」
「さあ、柳川さん」
セリオの声。
『よし……翼人保護委員会、出撃だ!』
「サー・イエス・サー、マイマスター。リフト・オフ!」
………!
一瞬、強烈な浮遊感&嘔吐感。
目の前がぐらぐらと歪み、体がねじれる感触がある。
だが、それはすぐに終わり、ズズン……という低い唸りと共にマシンの音が止まった。
「……パーフェクト。タイムシフト、完了です」
「平安時代って言っても、あんまり雰囲気は変わらないんだね」
みさき君が俺の腕にまとわりつきながら辺りに耳を澄ましている。
「けどやっぱり、車の音とかなくてすごく静か……鳥の声しか聞こえないよ」
「……嫌いじゃない」
「なかなか風光明媚なところじゃない」
「この近くに神奈が……」
「で、柳川さん。どうやって神奈を探すの?」
スフィーは既に小学生の体型に戻っている。やはり1000年も飛ばすのは魔力の消費も大きいのか。
「ご一行はこの近くにいるはずです」
『そうだな……』
A 手分けして探す。
B 国崎の力で探す。
C みさき君の耳で探す。
D セリオの熱源探知で探す。
E 足の下から「どけ……」と声が聞こえた。
Bで。
『おい国崎、お前の力で何かわからな……』
俺が国崎に声をかけると、あいつは何やら凄まじい表情で自分の胸を押さえていた。
「な、なんだこりゃあ!?」
どうしたというんだ。
『国崎……? 大丈夫か……』
「い、いや、俺の相棒が急に熱く……のわっ!」
国崎が叫ぶと同時に、あいつの腕から薄汚れた人形が飛び出した。
人形は森の中を一直線に走っていく。何かを求めるように。
「ま、待てっ!」
慌てて追う国崎。
『おい国崎!』
俺もすぐに追おうとするが……タイムマシンを放ったらかしにしておくのもまずいだろうか。
……どうするか。
A 俺1人で追う。
B 誰か連れて行く(※対象者指名)
いつも思うんだが、何故セリオは柳川をマスター呼ばわりするんだ?
綾香がマスターなのに…おかしいぞ
それと、翼人保護育成委員会ね。
『よし、みさき君、舞、ついてこい。国崎を追うぞ!』
「うんっ!」
「うん……」
『綾香とセリオはタイムマシンを見ておいてくれ。スフィーは休んでろ』
「オッケー。私もちょっと興味があるけど……任せてよ!」
「はい。わかりました」
「ありがたいね……」
俺は鬼の力を少々解放し、みさき君をひょいと抱き上げる。
『急ぐぞ! 舞!』
「……ずるい。私も」
言うやいなや、舞は俺の背中におぶさってきた……というより、飛び乗ってきた。
「私も先生と行く……」
ガシィッ! と首に手をかける。
『お、おい、舞……』
「このまま行かないと……首を極める」
ギリリ……と舞が腕に少し力をこめ、俺の首を圧迫する。いくら鬼とはいえ、頚動脈を狙われれば数秒で落ちるだろう。
『……わかりました』
「ふふっ、舞ちゃん、やっぱり甘えんぼさんだね」
「みさき……それは余裕か?」
「さあ? どうだろうね」
『ええい! 急ぐぞ!』
たかが女子2人分程度の重さ。大した重荷にはならん。
『……いた!』
しばらく木々の間を走ると、人形と格闘している国崎の姿を発見した。
「ええい! この、やろっ! 俺の、言うこと……きけえっ!」
木の根本に押さえつけ、どうにかこうにか捕まえたようだ。
「ふう……」
『おい国崎、どうしたんだ』
「柳川か。すまんな。急にこいつが走り出して……」
と国崎が言いかけた時、みさき君が呟いた。
「いる……」
『え?』
みさき君の促す方向を見ると―――
A 柳也と思わしき衛視がこちらに剣を向けていた。
B 三人組と目が合った。
C 木々の向こうに歩いている神奈たちを見つけた。
D 裏葉らしき女性がニコニコと微笑んでいた。
Dで
Cが妥当と思われる
一目見ただけで「裏葉らしき」とかわかるもんですかのぅ?
本人の特徴を知る機会はなかったと思うけど。
そこには、落ち着いた雰囲気の女性がニコニコと微笑んでこちらを見つめていた。
研究所の資料にあった顔と同じだ。
「………」(ニコニコ)
『あー……』
「………」(ニコニコ)
『そのー……』
「………」(ニコニコ)
『裏葉さんですか?』
「はい」(ニコニコ)
裏葉に間違いないようだ。
しかし……まさかこんな形でいきなり出会うとは……何を話そうか。
A とりあえず自己紹介。
B こういう時はみさき君に任せよう。
C 意外に舞が役に立つかも。
D 国崎、お母さんだよ。
Dだけだ
『国崎……お母さんだぞ』
そう。国崎はこのためにここに来たのだ。あいつ意外に適任が誰がいる。
「………」
だが、国崎は口をパクパクとさせているだけだ。
とことこ
そんな国崎の手をすり抜け、あいつの人形が裏葉に歩み寄る。
「あらあら……これはまた可愛らしい」
裏葉は不思議がる様子もなく、人形を手に乗せる。
「これは……あなた様の傀儡でございますか?」
微笑ながら、国崎に問い掛ける。
「あ、ああ……」
「不思議な力がおありなのですね」
「は、はい……」
ああもう、シャキッとしねえ男だ。
A 俺から国崎を紹介してやる。
B 喝を入れる。
C その時、柳也が慌てて走ってきた。
D 懐かしの神奈が現れた。
C
「裏葉! 大丈夫か!」
ガサリと2人の横の茂みが蠢き、柳也と思しき男が飛び込んできた。
彼が最初に行なったのは……国崎を殴りつけることだった。
「刺客か!」
「へぶっ!」
いきなりのことに対応できず、もんどりうって倒れる国崎。とてつもなく間抜けだ。
だが柳也はそんなのを気にする風もなく、スラリと腰の刀を抜き放った。
「貴様ら、何者だ!」
「ムッ……!?」
舞が剣を抜こうとするが、それは俺が制する。
『俺たちは、味方だ』
「なに!?」
『俺たちは、お前たちを助けに来た』
「……信用できるものか!」
そりゃそうだろうな。いきなり現れて「助けに来た」って言っても。
はてさて、どうやって説得したものか……
A 未来から神奈を助けに来たことを伝える。
B 武装解除の意味として服を脱いでみる。
C みさき君に任せてみる。
D 説得の対象を裏葉に変えてみる。
D
『裏葉……さん?』
「はい?」
『あの……俺たちは……』
「ところで、あなた様のお御名をお聞かせ願えませんか?」
『え? あ? は……はい。俺は柳川裕也といいます。こっちは……』
「私は、川名みさき」
「舞だ。川澄をやっている」
「よろしくお願い致します柳川様。私、神奈様にお使えしております裏葉と申します。
もっとも既に私のことはご存知のようですが。此度のご助力、誠にありがたく―――」
「お、おい裏葉!」
承諾の意思を見せかけた裏葉に柳也が詰め寄る。
「裏葉、いったい何を考えておるのだ。このような怪しい者達と行動できるわけが……」
「大丈夫ですよ柳也様。この方々は良い人です」
「なんの根拠があって―――」
「では柳也様、お言葉ですが、この方々が刺客だとしてわざわざこんな回りくどい方法をとるでしょうか?
それに、子供を引き連れて参るものでしょうか?」
子供、という言葉に舞が顔をしかめた。
「そ、それは……」
「第一、この方々からは殺気が全く感じられません」
「う、うう……」
柳也は―――
A 「やっぱり信用できない」
B 「仕方が無い」
C 「神奈の意志を聞いてからだ」
D 「腕だめしをしてからだ」
C
なんか、平安時代編になったらカキコが減ったなぁ・・・
実はAIRのやった事無い人が職人に多いんじゃ・・・
「ちょっと待て、俺達の旅は神奈のためのものなんだ。神奈の意思を聞かないと話にならない。
俺が神奈を連れてくるからそこで待っていろ。」
『わかった。』
「それと、くれぐれも裏葉に手を出すなよ?」
・・・やっぱり簡単には警戒を解いてはくれないか。
そして、草むらの中から柳也に連れられる少女の姿が見えた。
間違いない。現代で見たあの神奈だ。
横ではみさきが涙ぐんでいるようにも見える。
「神奈、この者達がお前を守りたいと言っているのだが・・・
こんな怪しい奴等とお前は共に行動したいか?」
「余は構わぬぞ。」
「神奈、そんなにあっさりと決めないでくれ。
ただでさえお前は危険にさらされているのだからな。
それとも、何か理由があるのか?」
「柳也殿以上に強そうにも見えぬしな。
それに、長旅は暇なのじゃ。退屈しのぎになるであろう?」
「そんな単純な・・・」
「決まりですわね♪柳也殿?」
「ならば・・・」
A.「神奈を守れるか、俺が試す!」
B.「仕方ないだろう。俺も許可しよう。」
C. その時、刺客が現れた!!
実践しろ。C
その時、俺は気づいた。
こちらへ向く殺気の視線を。
他の連中の様子を見る……どうやら柳也も舞もみさき君も誰も気づいていないようだ。
どうしたものか。
A 俺の力を見せつける。
B みんなに教えてやる。
C 柳也に花をもたせる。
A
俺はその場にしゃがみこみ、ぐぐと膝、及び下半身に力をこめる。
柳也がおいどうしたと訝しがるが放っておく。
そしてそのまま、バネにためた力を解放し、跳躍。
空中で背面飛びの形になり、眼下に辺りに聳え立つ木の先端を見る。
放物線の頂上で、一瞬だけ静止する。感覚を総動員してあたりをくまなく調べる。
……いた。
そして、景色が縦に流れ、俺は地面に降り立った。
ほとんど音はしない。衝撃は全て下半身が吸収した。
一瞬遅れ、目の前で屈んでいた野武士然とした2人組みが振り返る。
が、あまりにも遅い。俺は2人の頭を両の手それぞれで掴んだ。
A 処理する。
B 柳也達のところへ連れて行く。
B
2人を掴んだまま柳也達の元へ戻る。
みさき君と舞は平然としているが、柳也と神奈は「口あんぐり」状態だ。
「お、おま、お前……」
だが気にしない。これで俺の実力もわかったろう。
『……で、こいつらはどうする?』
刺客は俺の手の中で必死に手をバタつかせている。無駄な抵抗だがな。
「やはり刺客か」
柳也も気を取り直し、刺客をまじまじと見つめる。
『どうするんだ?』
もう一度問う。
「気絶させて、この辺の木にでも縛りつけておく」
『……不殺の誓いか』
「そこまで知っておるのか。……そうだ。俺はこの旅ではけして誰も殺さない。それが神奈への誓いだ」
『………』
俺は思わず、「その誓いによってお前は死ぬのだ」と言いそうになってしまった。
柳也が作業している間……
「それでお主ら、名はなんと申す」
「この御仁が柳川裕也様、そちらの方々が川名みさき様、川澄舞様だそうです」
「ふむ……頼りになるようじゃな」
「左様のようで」
自己紹介はする必要がなかった。
どうでもいいことかもしれないが、さっきからみさき君が神奈と話したがってうずうずしている。
「では、先を急ぐか」
おっとその前に
『スマンが、ちょっと俺たちに着いてきてもらえないか?
この近くに仲間を待たせてあるんだ』
「む、構わんぞ。さっさと案内せい」
さて、それにしても……神奈達に俺たちの事をどこまで教えるべきだろうか?
A 洗いざらい全部。
B ある程度教える。(具体的にどこを教える、何は教えない、を書いてください)
C しばらくは話す必要もないだろう。
Aでいいんじゃない?
俺たちはひとまずマシン組と合流することにした。
国崎を担ぎ、神奈たちを率いて一路降りた場所へ向かう。
「………」
柳也は変わらず難しい顔をしてしんがりを歩いている。やはりまだ完全には信用してもらえていないようだ。
……全て教えれば考えも変わるだろうがな。
「ねえねえ、神奈ちゃん」
「ちゃん!?」
とうとうみさき君が堪えきれないという様子で神奈に話し掛ける。
「ちゃん……」
「ほほほ……よいではありませんか、神奈様」
「ねえねえ、神奈ちゃんって……」
「お主……みさき、とか言ったか……変わった娘だの」
「神奈様ほどではないと思われますが」
「………」
おおむね、上手くやっているようだ。
ややあって、マシンの元にたどり着く。
おそらく既に探知していたのだろう。セリオと綾香に出迎えられる。
「ハロ〜、柳川さん。その様子だと上手く合流できたみたいね」
「ご苦労様でした」
俺は向き直り、神奈達に紹介する。
『この女が来栖川綾香。こっちのオレンジ色なのが……』
「HMX-13セリオです。よろしくお願い致します神奈様、裏葉様、柳也様」
「え……えいちえむえくす?」
神奈が目を白黒させる。
「HMX-13セリオ、です。セリオ、とお呼びください」
「これはこれはご丁寧な挨拶をどうも。私、神奈さまの従者をしています裏葉と申します」
裏葉は頭を深々と垂れる。
「柳也だ」
後ろの男はそれだけだ。
『もう1人いるんだがな。そいつは今中で休憩している。後で紹介するさ。
それより……』
俺は全員をマシンの前に車座に座らせる。
神奈がマシンを指差してこれは何だこれは何だと五月蝿いが放っておくこととする。
俺は説明を、始めた。
全てを、教える。
「……そんな、そんなことが信じられるか!」
柳也が叫ぶ。予想していた反応だ。俺は健太郎から預かっていた翼人伝を手渡す。
『お前の書いた本……いや、書く本か。読め』
「こ、これは……確かに、俺の字……」
『…………』
「すまない、しばらく俺たちだけで話をさせてくれ……」
そう言うと、柳也は裏葉と神奈。さらに国崎を起こし、俺たちとは少し離れたところに座りなおした。
『………そりゃあ、悩むよな………』
待ってやるとしよう。
A 他のメンバーと話す。
B 国崎視点に移ってみる。
C 現代と通信してみる。
D 少しこのあたりを散歩してみるか。
Dなんか選んでみたり
A みさき君と話してみよう。
俺は少し回りをうろついて来る旨をセリオに告げ、出発した。
獣道しかない山道をぐるぐると歩く。
……途中、一人の旅人を見つける。お互いに会釈をしてすれ違う。
少々訝しげな表情をしていたのは……俺の服のせいか。
そうだ。今俺は平安時代、西暦の994年にいるんだ。
歴史の教科書を思い出してみる。
確か……994年は……そうだ。もうすぐ藤原道長が台頭してくるころだ。
それは同時に藤原氏の全盛をもたらす。
……平安京に行けば会えるんだよな……
そんな風に悠久の歴史に思いを馳せていると、突然叫び声が聞こえた。
「ふざけるな!」
……国崎の声だ。
『おいおい、何事……』
慌ててマシンの元に戻る。見ると、柳也と国崎が睨み合い、今に殴り合いでも始めそうな雰囲気だった。
「何をいまさら甘いことを言っているんだ! そんなんだから神奈を守れずに自分も死んじまうんだ!」
「お前こそ何を言っている。俺は一度誓ったんだ。不殺の誓いを。俺は何があろうとも……たとえそれが敵であろうとも誰も殺さない」
「自分と、神奈が死んでもか!」
「……そんなことは、させない!」
裏葉から状況を聞いてみる。
……要するに、不殺の誓いを守るかどうか、で言い争っているようだ。
国崎はそんなものはもう必要ないと言い、柳也は一度誓ったものを破るわけにはいかない、と言う。
神奈にも話が振られたそうだが、彼女は人は殺したくないが、柳也が殺されるのは嫌だ、ということで板ばさみに合って
決断を下せないらしい。
俺は……
A 柳也に賛成する。
B 国崎に賛成する。
C ともかくこの場を収める。
Aかな。
なんのために助けに来たんだと国崎を小一時間ほど問いつめたい(w
『おい国崎』
「なんだ柳川!」
頭に完全に血が上ってるな。
『落ち着け』
「俺は落ち着いてる!」
『……いいか、俺たちはあくまでも神奈の旅に同行して、彼女を守るんだ。
彼女の意思が全てだ。彼女は虫一匹殺さないことを望んでいる。それを反故するのはお前も
望まないところじゃないのか?』
「ああそうさ! 俺だって出来うる限り彼女の希望はかなえたいさ! だがな、不殺なんて甘い誓いを立てちまったから
俺の血族は千年もの間彷徨う事になったんだ。同じ轍は二度とは踏ませない。
俺は神奈を救う。誰を殺そうとも。俺自身を殺そうとも」
『やれやれ……』
俺の説得は効果なし、か。
誰に頼む?
A お母さんの裏葉
B 主君の神奈
C 理詰めのセリオ
D 面倒だからしばらく眠ってもらう
C!
40分遅れで無意味にDを推してみたりする
『セリオ、頼む』
「はい、わかりました」
俺に促され、セリオが一歩前に出る。
「さて、国崎さん」
「あん!?」
「現状で神奈様・柳也様に反対するのは得策ではないと思われます」
「ん?」
「私達の最終目標は神奈様を守りきること。そのためにはまず彼女の信を得る必要があります。
彼女らと意見の対立を生み出すのは避けるべきだと思われます」
「けどなぁ……」
「所詮あなたは一時的な感情に任せてものを言っているにすぎません。千年待とうと万年待とうと
『今』は『今』です。あなたの一族が今まで何をやってきたかは存じ上げませんが、それに引きずられて現状を
悪くする事は避けるべきかと」
「ぐぅ……」
国崎は……
A 思い直した。
B 頑固だった。
あえてB
「ダメだダメだダメだっ! こればっかりは譲れん!」
セリオはやれやれ、とジェスチャアした後、こちらを振り返った。
「柳川さん、許可をいただけますか?」
A 許可
B 不許可
A
『許可する』
「ありがとうございます」
ゴリ、メシッ
にぶい音が響いた。
セリオの腕が国崎の首に極まった音だった。
目が覚めれば頭も冷えている事だろう。
さて……これからどうするか。
A 柳也達と今後について話し合う。
B ひとまず現代と連絡をとる。
C 飯にしよう。
『・・・わかった。セリオ、例のやつを頼む』
「イエス、マスター。説得失敗。これよりパターンBに移行します。」
「?」
「失礼します。」
そう呟くとセリオは国崎に近づきと右手を脇腹の部分に押し当て───
バチィッ!!
「ガァッ!?」
そう叫ぶと国崎は一瞬だけ体を跳ね上がらせ、そのまま眠りに付いた。
『・・・・悪く思うなよ。最初が肝心だからな。』
「マスター、彼はどうします?」
『タイムマシンのベッドに寝かせてやってくれ。』
さて、懸案事項も片付いた事だしどうするか?
A 他のメンバーと話す
B 柳也達がどうなったか見てみる
C 現代から連絡がきた
D 敵の気配が・・・
うわっ、まじかよ・・・・ケコーン物だぜ
うーん、内容自体はほとんど同じだ(w
俺は寝ます。がんってくださいな。
オレも同じようなヤツを考えていたが、遅すぎだな・・・・゚・(ノД`)・゚・
・・・なんでみんな考える事は同じなんだw
>>620 だから、セリオが柳川をマスター呼ばわりするわけがないだろうが…
ちゃんとキャラの性格とか設定とか考えて書いてくれよ
>>626 しつこい。
このパーティーの隊長である柳川に貸付されてるとか考えられんのか。
>>627 だから、何でそんな彎曲した考えでキャラ自身のオフィシャル設定を改ざんしようとする?
だいたい、後からノコノコプロジェクトに参加した柳川にそんな権威は無いと思われ。
そう考えるとこのプロジェクトの発案者・健太郎が一番権威があるべきなんだが(w
けんかするな
みんな支援ページに行ってちーちゃんをなでなでしてきてくださいw
>>626=
>>628 >何でそんな彎曲した考えでキャラ自身のオフィシャル設定を改ざんしようとする?
そもそもこのスレでやってること自体、
各作品からキャラチョイスした上で微妙に設定改竄してると思うが?
じゃないと続かないだろ。
#舞なんかは口調からして変わってるし
二次創作ってそもそもそういうもんだし。
リーダーである柳川をマスターとしてセットアップされているのは、自然だろ。
けんたろは現在に居残ってるんだしさ。
Case by caseという言葉を知らんのか?
もし柳川の設定が変わってなければみさき先輩とかはとっくに犯されてる罠
とりあえずは飯にすることにした。
みんなそろそろ腹が減ってくる頃であるし、同じ釜の飯を食えば柳也達とも打ち解けるのが
早くなるだろう。
『セリオ、そろそろ飯を頼めるか?』
「はい、わかりました」
柳也達に向き直る。
『お前達も……食べるだろ?』
「毒は入ってないだろうな」
『当たり前だ。疑うんなら俺が先に食っても構わん』
「いや……すまない。失礼した。頂こう」
「では、私にお手伝いさせてください。セリオ様だけに任すのも心苦しいですので」
裏葉が立ち上がる。
「いえ、レトルト食品がほとんどですので、私だけで事足ります。裏葉様はどうぞ休んでいてください」
「れとると……? 未来の食事でございますか?」
「レトルトとは、食品を気密性のある容器に入れ、密封した後、加圧加熱殺菌したものをいいます。
特徴としては、暖めるだけで簡単に食卓に完成した料理を供する事ができることです」
「なるほど……」
裏葉は感心しているようだが……わかっているのか?
「尚更興味が湧いてしまいました。セリオ様、ぜひとも調理風景を観察させていただけませんか?」
「はい、構いません」
「ありがとうございます」
こうして、2人は連れ立ってマシンの食料が置いてある場所まで歩いていった。
さて、待つ間、みんなの様子でも見るか。
A 柳也&舞の様子を見る。
B みさき&神奈の様子を見る。
C 綾香はどうしてるんだ?
D スフィーの様態でも見に行ってみるか。
なんとなくC.
>>626 お前みたいな夏厨が、セリオに食いつく前に
「舞だ。川澄をやっている」に食いつかないのが不思議だな(藁)。
黙って葉っぱの人達の活躍を見てろ。
( ・∀・)つ旦 マアミンナチャデモノンデオチケツ!!
は〜い、みんな〜マタ〜リしようね〜。
>>631が自分の脳内設定を語るスレはここですか?
むしろ
>>626が「僕のセリオを汚すな」と叫ぶスレですw
俺は綾香が仲間の輪から外れ、一人森の中に佇んでいるのを見つけた。
なんとなく気になったので、声をかけてみる。
『おい、どうしたんだ綾香』
「………」
反応が無い。
『おい』
ポン、と肩に手を置く。
「あ、あら、柳川さん」
ハッとした表情で振り返る綾香。
『どうしたんだ? ボーッとして』
「ちょっと……歴史の考察を、ね。……柳川さん、994年がどういう年かわかる?」
『確か……藤原道隆が摂政をやってるはずだな』
「そう。そして……来年、道長の2人の兄は死に、道長の台頭が始まるわ」
『そして……甥の伊周との一騎打ちだったな』
「そう。これは私の考えなんだけど……神奈を救う方法、有力貴族の保護を求める、てのはどうかしら?」
『……?』
「今のうちに道長に恩を売っておけば、神奈たちの後々に悪くない影響を及ぼすんじゃないかしら?
まだ彼の株は低いわ。けど、私達はこれからそれが高騰することを知っている……一考する価値はあると思うけど?」
『そうだな……』
さすがはお嬢様、ということか。
さて、もう一ヶ所を回る時間くらいはあるな。
A 柳也&舞の様子を見る。
B みさき&神奈の様子を見る。
C もう少し綾香と話す。
D スフィーの様態でも見に行ってみるか。
なんでこんな些細なことで煽り合っているのか不思議でならない。
正直、お前ら釣られ過ぎ(w
>二次創作ってそもそもそういうもんだし。
キャラ設定の改竄が自由な二次創作なんて聞いたことないぞ…
君の中の二次創作ではそんな自分勝手なご都合主義が通じるのだろうけど、
残念ながらここは作品のクオリティも書き手の技術水準も高めなんだ。
そんな安易にキャラ設定の改竄に頼るような無粋な書き手はここにはいない。
>リーダーである柳川をマスターとしてセットアップされているのは、自然だろ。
突然やってきた男を何の前触れも無しに主人と認識するのが自然と言えるだろうか?
そういうのはお前の(略
てか、セリオは東鳩で「マスター」という言葉自体言っていないような気が…
結論:セリオの三人称は「○○様」が適切である。
異論があるなら公式サイトの愚痴スレで聞こう。ここでやっても荒らしを呼ぶだけだ。
以後、低脳煽りは放置しる。
『おいスフィー、体の調子は……って、何してるんだ?』
俺がマシンの中に入ると、スフィーは煎餅布団の上に座り、自分の頭を抱えていた。
いや、正確には自分の触角と格闘していた。
「はっ、やっ、トウッ! ……あ、柳川さん」
『……固結び?』
そう。彼女の触角は完璧な固結びで絡まっていた。
「そう、なの……えいっ! さっき気づいたんだけど……いつの間になってたんだろ?
っつ……! 鏡が無いから、なかなか上手くいかなくて……
あ、そうだ柳川さん。ほどいてもらえないかな?」
『ああ、構わんぞ』
「ありがと」
スフィーがずいっと頭を差し出す。
「痛くしないでね」
さて……
A 丁寧にほどく。
B 急いでほどく。
C 固結びをもう一個重ねる。
D エビ結びにする。
煽りはお腹いっぱい。A
『よし……動くなよ』
「うん」
俺は真面目に、丁寧に絡まったスフィーの触角をほどいていった。
少しイタズラしようかとも考えたが、いつかの温泉のように稲妻くらってもアレだしな。
「つっ……もうちょっと、優しく……」
『おっと、スマン』
「あ、いい感じかも」
『よしよし、もう少しだからな』
ゆっくりやれば難しい事もない。
「早くしてよぉ」
『お、イケそうだぞ』
その時、ドアの外からバタバタと慌しい音が聞こえてきた。
「先生っ! スフィーちゃんと何してるのっ!!」
みさき君が、彼女にしては珍しく狼狽した様子で飛び込んできた。
『ん?』
「先生、見損なったよっ! スフィーちゃんとそんなことするなんてっ!
変態っ! ロリペドっ! 性犯罪者!」
『……は?』
何を言っているんだ?
「みさき、何言ってるの?」
スフィーも呆けた表情だ。
「スフィーちゃんもスフィーちゃんだよっ! 健太郎さんという人がありながら……先生とそんな事するなんてっ!」
『……ああ』
やっと合点がいった。
『違うぞ、みさき君』
「言い訳は聞きたくないよっ!」
「何を騒いでおるのだ」
みさき君の入ってきた扉から今度は神奈が現れる。
「聞いてよ聞いてよ神奈ちゃん! 先生が、先生がスフィーちゃんと……」
「ん? すひーとはあの小娘のことか? 柳川殿ならあやつの髪を梳かしておるようだが……」
「え?」
俺たちは焚き火を囲み、ボンカレーを食べている。
美味い。ていうかボンカレーとはいつでもどこでも美味いものだ。
俺も学生時代はよくお世話になった。
「ご、ごめんなさい先生っ! 私、勘違いしちゃって……てっきり先生とスフィーちゃんが……」
『俺たちが?』
「あ、あの、そのっ……」
激しく狼狽。彼女の好物であるはずのカレーも全く減っていない。
どうしよう?
A 笑って許す
B もう少しからかう
C さっさと切り上げ、柳也の隣に座る。
D 神奈から話しかけられた。
D
「……柳川殿、ちょっと、よいか?」
いつの間にか、神奈が俺の隣に立っていた。
『ああ、構わん』
みさき君は変わらずすまなさそうにしているが、俺もう気にするなと言って切り上げる。
彼女は名残惜しそうにその場に腰掛け、カレーをはもはもと食べ始めた。
俺は、神奈に視線を送る。
『まあ、座れ』
「すまぬな」
神奈の手には湯気をたてるカレーが握られている。
「……美味いな。このかれーらいすというものは」
『……まあな』
…………
しばらく乾いた沈黙が俺たちを包む。
『おい、か』
「のう……柳川殿」
それを先に破ったのは神奈だ。
カレーを一口食べ、こちらに向き直る。
「大方の話は聞いた……そして理解できた。だが、一つだけわからぬことがある」
『………』
「話によると、余は柳川殿とその仲間達を殺そうとしたという。……だのに、なぜ主らは余を助けようとする?
本来なら、余を憎むことはあっても、救おうと思う事などありえまい」
『……それは……』
A 俺の罪滅ぼしのためだ。
B お前がみさき君の友達だからだ。
C 国崎のためだ。
D お前が望んだからだ。
E わからん。
E・・・かな?
『わからん』
「はぁ?」
神奈が思い切り呆けた顔をする。
『俺にも全くわからん。正直に言えば、気がついたらここにいた、という気持ちも無いわけではない』
「……はぁ?」
さらに口をあんぐりと開ける。
『可能性があるとすれば警官としてか、教師としての使命感で動いた可能性もあるが……やっぱり正確なところはわからん』
「……あきれた奴だの。理由もなしにこんなところまで来るとは……」
『ま、慣れてるさ』
そういうことだ。理由が無くとも動くことはできる。
(全く、お前らしいな)
体の中からつまらなさそうな声が聞こえるが、俺は気づかなかったことにする。
神奈は視線をカレーに落とし、一口たべ、呟いた。
「……嫌いではないがな」
『ありがとよ』
A 柳也と今後の行動について話し合う。
B 他のメンバーの様子を見る(対象者指定)
A
>>602,
>>610 べつに「不殺の誓い」のせいで柳也が死んだり、神奈を助けられなかったり
したわけじゃないよなー
って、作中人物の誤解に突っ込んでも意味ないが。
次からも何事もなかったかのようにどうぞ。
さて、そろそろ今後の展望について話し合うか。
焚き火を中心に柳也と向き合う。
『おい柳也……お前達は、これからどうするんだ?』
「無論、神奈の母親の元へ行く」
『だが、行ったらお前は負傷する可能性が高い』
「そのようだな……」
『そこで、俺の提案だ』
A 母親のことはとりあえず現状維持で、安全地帯を探す。
B メンバーを変える。
C 有力貴族へのコンタクトを取り、比叡山へ働きかけをする。
D 俺達が囮になる。
C
『有力貴族への働きかけをして、政治的決着を目指そうと思う』
「は?」
「ナイスねっ。力に力で対抗してもそれは戦いしか生み出さないわっ」
綾香の合いの手。
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待て。有力貴族とは……」
答えは決まっている。
『藤原氏だ。平安京へ行き、藤原氏の協力を求める』
柳也はガバと立ち上がる。
「貴様正気か! 俺たちなどが赴いたところで大方門前払い、下手をすれば検非違使に捕まるぞ!」
『問題ない』
「……?」
『俺が会うのは、藤原道長だ』
「道長……? 兼家殿の四男坊か。確かに彼の人は摂政である道隆殿の弟君ではあらせらるるが、比叡山と
渡り合えるほどの地位とは言い難いぞ?」
『俺たちは未来から来た。歴史を知っている。彼の2人の兄は来年死に、彼は内覧となる。
その後、甥の伊周も廃し、彼が藤原氏の全盛を築く』
「まことか……?」
『ああ、本当だ。おそらく今彼は兄や伊周に対抗できる材料が喉から手が出るほどほしいところだろう。
そこに俺たちが介入するスキがある』
「確かに……摂政の地位ならば比叡山への圧力も相当なものか……」
『やってみる価値は、あると思うが』
「うむ……神奈、どう思う?」
「む……確かに余は一刻も早く母上に会いたいが……そのせいで柳也殿が死んでしまうならわがままは言わぬ。
お主らに任せよう」
『任された』
A 柳川と供に平安京に赴くメンバーを選出してください。複数可。
スフィー綾香セリオ
ヒロイン格が全員御留守番か・・・
最高の人はどうするつもりなんだ?
しかし、今まで目立たなかった連中の登場か。
『……よし。綾香、セリオ、スフィー、ついて来い』
「オッケー」
「わかりました」
「がんばっちゃうもんねー」
……うむ。考えてみれば俺との付き合いが短い連中ばかりだな。
上手くやれば絆を高める事もできるだろう。
「おい、柳川」
いつの間にか起きていた国崎が俺に話し掛けた。
『ん? どうした?』
「さっきはすまなかった。……神奈のこと、頼んだぞ」
『あ、ああ』
それだけ言うと、あいつは去っていった。
おっと、それよりも。
『おい柳也。明日以降……俺たちが平安京から帰ってくるまで、お前達はどうしているつもりだ?』
「ん? ああ、それなら……」
A ここで待機している。
B この辺りを探索してみる。
C 近くの集落に身を隠す。
A
翌朝
『じゃあ……行ってくる』
「うむ、気をつけろよ」
「頑張って来い」
「お気をつけて」
「先生……」
「後の事は任せて」
『うむ、頼んだぞ、舞』
「頼んだぞ、柳川」
こうして、俺たちは旅立った。
「でも柳川さん、平安京って言っても、場所はわかってるの?」
綾香の質問。だが、これにはセリオが答える。
「問題ありません。主要都市のデータは元々私のデータに蓄積されています。道順も柳也様にお聞きしたのを
記録してあります」
「さっすが、私のセリオね」
「けど……近くはないよ。歩いていくの?」
うむ……確かにそうだな。テクテク歩いていったら数日はかかってしまいそうだ。
どうするか。
A のんびり歩く
B 馬を探す
C 鬼の力ァ!
A。歩け、若者よ。
思ったんだが純金の両替どうすんだ?
どのみち、市のあるとこに行かんと出来んと思うのだが。
当時の人間が一人ぐらいいた方が話が通りやすいのではと思ってみたり。
……このメンバーでどうやって話を通すのかが楽しみだ。
『それにしても……』
「平和ねぇ……」
「付近半径200M,不審な人物、見当たりません」
「時間がゆっくりだねぇ……」
俺たちは森を抜け、少々開けた街道を歩いている。
セリオの情報(&柳也の話)によると、ここを北へ北へと歩きつづければやがて羅生門跡へとたどり着けるそうだ。
……あまりにも穏やかだ。
ここが同じ日本とは思えない。
道を歩く人、農作業に勤しむ人、托鉢の坊さん。
全てがゆっくりとしている。
「私、一回こういうところに住んでみた……」
だが、そんな牧歌的な空気は女性の悲鳴で断ち切られた。
「はわわわわ〜〜〜〜〜、誰か助けてください〜〜〜〜〜」
「……セリオ」
「はい。どこかで聞いた事がある声ですね」
A 様子を見にいく
B 放っておこう
「ああん、もう! Aに決まってるでしょ! セリオ、位置は?」
「11時の方向。約70Mです」
「行くわよ!」
……綾香はセリオを伴い、そのまま走っていった。
「……行っちゃったね」
『ええい、俺らも行かんわけにはいくまい!』
森を少し入ったところで、藪に潜んでいる綾香とセリオを発見する。
『おいお前ら、どうし……』
(シッ!)
?
その先を見る。森の中で、木の根本に2人の少女が追い詰められていた。
追い詰めているのは、無骨な剣を握った二人の男。
「悪い事は言わねぇ。荷物を持ってさっさと失せな」
……追いはぎ。
だが、少女……一人の小さな女の子を自分の後ろに隠している少女は、臆さない。
「うっさいこんアホンダラッ! ウチがわざわざ欲の皮突っ張ったおっさんどもから苦労して仕入れた荷物をみすみす渡せるかいっ!
行商人ナメたらアカンでぇ、ケガしないうちにさっさと帰んな!」
「なっ……小娘! 自分の立場わかって……」
「黙れいうのがわからんのかこのダボがっ! ちゃあすぞゴルァ! その手にもってるモンは何のためにあるんや!
うだうだ言う前にかかってこんかい。手前の股座についてる貧相な玉ッコロが泣いとるで!」
……すさまじい。一歩も引いていない。
どうする?
A とりあえず助けよう。
B もう少し様子を見よう。
Bで。
「だからお前ら、今俺たちは……」
「ああん? あんたはそんなにエライんか? あんたはそんなにエライんかぁ?
光りモンもって手ェ動かせずに口ばっか動かしてる腰ヌケに何言われても聞けへんなぁ、
人バラす度胸もないんやったらさっさと失せな! あんたじゃウチらにゃ釣り合わへん」
「な……な……な……」
追いはぎが剣を握る手に力をこめる。
……俺の耳には聞こえた。 さっきから威勢よくタンカ切っている少女が
自分が隠している女の子に呟く声を。
(……マル、さっさと逃げ! ここはウチに任せい)
(そっ、そんな、トモさんを放っておくなんて……)
(うっさい! あんたがいると邪魔なんや! さっさと失せな!)
そろそろヤバイと思われる。
A とりあえず挨拶。
B 追いはぎを後ろからぶん殴る。
C 綾香に任せる。
c
・・・・トモかよ(w
てっきりユウさんかと思った。
突っ込みよろしいか?
まず、スルーされてるけど、神奈たちが目指してるのは『高野山』ですぜ。
正確には和歌山県にある『金剛峰寺』を目指してます。
>667
あと細かいけど、史実で『羅城門』になってます。
『羅生門』は芥川龍之介が意図的につけた書名とされたます。
いまさらだけど言語の問題は難しいな。
特に古い時代の事だと。
>>673 ぐは……ああっ!!!
スマソ。
といよりすみません。
いやむしろごめんなさい許してください。
Summer編は昔一回やっただけで……細かいところほとんど忘れてたので、某AIR解説サイトを参考にしてたら
間違えてしまいました……
二度とは繰り返しませぬ。
>×羅生門→○羅城門
国語力の低さが滲み出てますね(泣ワラ
>>674 はい……それはもうわかってやっています。
難しいのもありますが、あまり古典の言葉遣いのようになっても読みずらいと思いましたので。
(その前に正確に書けるかどうかでかなり問題があるのですが)
せいぜい時代劇かかったくらいにしか……
あ、あと、行商人のトモは行商人のトモであり、東鳩の保科智子とは一切合財全く全然100%関係ない……と思います(w
>675
言語の事は気にしない方が良いと思います。
適当にそれっぽい言葉使ってれば良いんじゃないですか?
(それこそ時代劇風に)
「ヒュゥ……ッ!」
綾香は身を躍らせ、茂みから飛び出した。
真っ直ぐと追いはぎの片割れに向かい、そのまま勢いを利用して回り蹴りを顔面に叩き込む。
「ナイスです、綾香様」
うむ、確かに。今のは綺麗に決まった。当分あの男は起き上がれまい。
「キ、キサマ! いったい何者―――」
残った男が剣を綾香に構える。綾香は半身に構え、それを迎撃しようとするが―――
ゴ ツ ン!
鈍い音が響き、もう一人の男も倒れた。
……先ほどタンカを切った少女。彼女が後頭部を杖で殴りつけたのだ。
(あれは……樫の木だな。痛そうだ……)
「いやぁ、ホンマ助かったで。あ、ウチの名前はトモ。流しの商売人をしとる。
こっちのちみっちゃいのはマル。下働きをやっとる」
「あのっ、あっ、ありがとうございましたっ!」
マルと呼ばれた少女が深々と頭を下げる。
「どういたしまして。私は綾香。これがセリオ。そっちの頼りにならなさそうな男の人が柳川さんって言って―――」
「全くや。女に戦わせて自分は洞ヶ峠を決め込むとは、それでもあんた男かい!」
……ちょっと痛い。
「ま、まあ、柳川さんが遅いっていうより綾香さんが早かったんだから……」
ありがとう、スフィー。
「わっ。私より小さな女の子です〜」
「小さいって言うな!」
弱った。俺が喋る暇が全く無い。
「ま、それよりも……あんたらには借りができてもうたな。……そやな……なんか、ウチに手伝える事はないん?
見たところあんたらも旅をしとるようやし」
A 両替所を教えてくれ。
B 平安京まで案内してくれ。
C 丁重に断り、先を急ぐ。
D こちらから質問してみる。
とりあえずAかな。
「そうそう。実は私たち、現金の持ち合わせが無いの」
「ああアカンアカン、金の話はアカン。他当たってくれ」
「人の話は最後まで聞くものよ。純金の持ち合わせはあるわ。けど、換金しないと不便だから、ね」
「純金……か……」
トモはなにやらニヤニヤと笑っている。
「よっしゃ、ちょうどええ。これからこの先で市がある。着いてきい。両替屋もいるはずや」
「感謝するわ」
「借りと金は返す! これがウチのモットーやからな」
(……俺のセリフは?)
A このまま柳川で突き進む。
B 神奈の様子を見る。
a
寂れたな、ここも。
>>683 正直、AIRをやってないor忘れているヤシが多い罠。
漏れモナー
つうか、かなりの人がギャグを望んでたんじゃないか?
出発伸ばすだけ伸ばしたこととか、よく脱線したことから考えて。
平安だと、どうしても最高辺りがシリアス方面に引っ張るし。
俺もやってないな、AIR。過去沖縄編の時はノリノリで書いていたが。
なんか、読まば読むほどユウさんに思えてくるんですが・・・(笑)
まぁ全くの無関係って事だし。
そりゃ一人称も委員長とは違った物になるでしょうw
AIRネタがウケないのは定説。
詩子然り、神奈然り。
正直、酒盛りがこの章の一番の見せ場(w
トモに連れられ、街道を歩いていく。
心なしか、大きな袋を持った人間がだんだん増えている気がするが……
『なあトモ、これから俺らが行く市ってのはどういうものなんだ?』
確か、歴史の授業で聞いたのは……定期的に物品を売買、あるいは交換とか……
「本や」
『は?』
「本や、本。いろんな人が個人で作った本を売り買いする市や。
年に2回、ここでしか行なわれん大事な市や」
『………』
「名前は、『同人市』(どうじんいち)」
A 詳しく聞いてみる。
B これ以上聞きたくない……
>>690は後先考えて書いているのか?(w
ならばA
自らの意見決定に条件をつけるとはな。
自分で考えた論理でしか動かない葉鍵民は何処へ行った。
どうでもいいけど詩子はおねキャラ
舞台がAIRってことでしょう>詩子さん
つまり
>>693は読解力不足。
ヽ(`Д´)ノウワァァン
「古くは創始したのは厩戸皇子らしくてな、十七条憲法を制定したときにその理念を実行するために
自分の所有する巻物を一般に公開したのが最初らしい。ま、今では英雄とかやり手の政治家を取り扱った
創作物がほとんどやがな」
『………』
マジですか?
「っと、着いたで」
開けた場所にたどり着く。凄まじい人数と熱気だ。
……いたるところに長椅子が並べられ、それを挟んで売り手と書い手のやりとりがなされている。
「いつの世もやることは同じね……」
綾香が呆れた声をあげる。
「んじゃ、ウチらは仕事があるんでしばらく離れるわ。両替は主催者の方へ行けばわかるで」
『ああ、ありがとう……』
「では失礼します〜」
「じゃ、私たちも適当にその辺プラプラしてるから、柳川さん、両替の方はお願いね。
いくわよ、セリオ」
「はい、わかりました」
「……何を買えばいいんだろう?」
綾香・セリオ・スフィーはそれぞれに去っていった。
さて……
A とりあえず主催者の所へ
B ケンカしている2人組みのところへ
C 売れてない女性のところへ
D 優男が売り子をしてるところへ
うーん、とりあえずギャグとしては面白いが違和感あるなあ。
なるべく早めに切り上げてもらおう。
A。
・・・でも、のほほん貴族女性の応対で
さっさと切りあがるどころか泥沼化するんだろうけどな(w
歴史上の人物と会うとこは省略して柳川の回想にでもまわさないと
いろいろ問題がありそうだ
止まっちゃったねえ……
いっその事、国崎サイドで何か事件起こして、そこに用事済ませた柳川達が戻ってくるって事にしては?
確か翼人伝で神奈達の動きは全部書いてあったんだよな?
とりあえず主催者の所へ 行ってみるか・・・
とは言え場所を聞いていなかったな。そこらの人に聞いてみるか。
俺は近くにいた髪を横ポニテにした赤い髪の巨乳の少女に聞いた。
『済みません、この市の主催者のいる所を教えて頂きたいのですが。』
「え、南さんの所ですか?えっと・・・確かこの通りの突き当たりのお寺の所にいます。」
『そうか、ありがとう。』
「どういたしまして。市を楽しんでいってくださいね。」
『あ、ああ・・・』
・・・出来ればさっさと用を済ませて帰りたいんだがな。
『此処か・・・』
其処は至って普通の寺であった。現代でも其処等に在りそうな感じだ。
『失礼します。』此処で両替ができると聞いたのですが・・・』
「はい、こんにちは。本部に何の用ですか?」
其処から出てきたのは優しい感じのお姉さん、といった感じの人だった。
『此処で金と銭を両替が出来ると聞いたのですが・・・』
「え?どれほどですか。」
『此れ位ですが・・・』
俺は持ってきた金塊を見せた。一体どれ位になるのだろう。
「こ、こんなにですか!?ちょっと・・・此処では無理ですね。」
『なんだって?』
此処で出来るのではなかったのか?
A 何故無理なのか問い詰める。
B 諦める
柳川、もしかして頭悪くなった?
C 鬼の力で金塊の一部を無理矢理砂金にして両替
をきぼんぬ。
リアルリアリティには気をつけしる。
あ、砂金無理。ちぎるのほうがいいかな
A 一応聞いてから、さっさと先に進むべし。神奈達が待ってる。
…リロード。
欝死
「えっと・・・それだと多すぎです。これくらいで・・・」
その人は金塊の一つの1/2位の所を指して───
「これ位の銭と交換できます。」
そいう言って向うを指したので見てみると
中に紐を通して纏められた箱一杯の銭が三箱もあった。
一つ当りゆうに6,70kgは有るだろう。
『・・・・こんなにですか?』
「はい、こんなものです。これ以上は此処では無理ですね。」
『・・・・お願いします。』
・・・まさか此れ程になるとは思わなかった。鬼の力を使えば楽勝だが
流石に此れはうっとおしい。だがこれだけあればこの旅の間は金に困らないだろう。
用は済んだしさっさと帰ろう。・・・そう言えばあの三人はどうしているのだろう。
こんな物を担いでいたら恥ずかしいのでさっさと帰りたいのだが・・・
A 探す
B 待つ
C 聞く
RRやってしまった・・・吊って来ます。
Bかね
待つか・・・どうせあの連中の事だから────
ドォ──ン!!
・・・空は清々しいまでに晴れ渡っているのに雷が落ちた。犯人は言うまでもないだろう。
『・・・あっちか。しかし、判り易い奴等だ。』
俺は雷の落ちた方角へ向かった。
なんだか人だかりが出来ている。その中心には無論あの三人がいる。
妙に縦に長い奴と横に長い奴と口論をしている。
「ぬっ、小娘が怪しげな術を使いおって。某が何をしたというのだ。濡れ衣で御座るぞ。」
「な、なんだな。ちょっと妖術が使えるからって生意気な餓鬼なんだな。」
「何言ってンのよ!何でその子の本を勝手に持って行こうとしてんのよ!
お金払いなさいよ!お金!」
「そうよ!痩せ過ぎて脳味噌までやせ細ったの?」
「ふん、何を言うか小娘が!こんなつまらない本某が金を払うほどの物では御座らん。
貰ってやるだけでもありがたく思うで御座る。」
「な、なんだな。」
どうやら其処の物静かな女性の所から商品を勝手に持って行こうとしたらしい。
しかしなんちゅう横暴な奴等だ。面構えから言って小悪党だな。
だが、あの二人風貌からして武士か?帯刀をしているぞ。
「ふんあくまでも、某達に逆らうと言うのなら・・・・」
・・・・!奴等、抜刀したぞ?どうする?
A 助ける。最近、見せ場無いし。
B 傍観。結果は判り切っている。
C いきなりトモさん破里閃が炸裂!!
D 妙に態度のでかい緑色の髪の男が現れる。
E 胸に七つの傷を持つ男が助けに入った。
Dとか面白いと思うのだが
既に過ぎ去ったので今さら感があるが。
>>706 >>701の追加措置(書き忘れとか)として当人がCを追加提示したならともかく、
無関係な
>>702が勝手に選択肢増やすのはこのスレのルールにそぐわないだろう。
ということで、
>>702-703を破棄してそれ以降で最速の
>>704を採用、
で順当と思うが、どうか。
#現実にその判断で動いてるし。
にしても、
>>702の提案をしっかり「選ばなかった選択肢の一つ」
として文章に加えた
>>707は優しい人だね。
『・・・流石にまずいな。』
俺が助けに以降としたその時───
「ハーッハッハッハ!お困りのようだな、其処の婦女子達!!」
自分より先に妙に態度のでかい緑髪のス○夫カットの男が眼前に踊り出た。
「ちょっと聞いてよ!この男共がねかくかくじかじか・・・・」
・・・何の疑いも無く話すなよ、スフィー。
「む、そうか。ではその本を見せて貰えるか?」
「これよ、見てみてよ。あいつらこれをつまんないとか言うんだよ。」
「ふむふむ・・・・」
その男は本を読み始めた。無論、抜刀した連中を無視して。
「ぬッ!・・・貴様らこれがつまらんだと?」
その男は二人の武士相手に問い掛けた。
「そ、そうで御座る。貴重な紙の無駄遣いで御座る。」
「な、なんだな。」
「・・・・・この馬鹿者がぁ!!」
ドゴォッ!!
「な、なんだあげぱらぁ!!」
その緑髪の男はいきなり横男を殴り付けた。転がり易い体型だったので
そのまま遥か先まで転がっていった。
「この本の面白さが判らんとは・・・貴様等にこの同人市に来る資格など無いッ!」
「ど、同志よぉ!!き、貴様ぁ!!」
縦男は緑髪の男に斬り掛かって行った。
緑髪の男は───
A 真剣白刃取り
B ひらりとかわしてカウンター
C 眼力で追い払う
C!
ヤツならこれ位やるかも知れん
714 :
712:02/08/26 02:27 ID:i6EdxTks
うわっ、誤字だ。
以降→行こう
疲れたんでもう寝ます。
「むぅぅぅぅぅん!」
キュピピーーーン! と緑髪の男の目が光る。
一筋の閃光となった男の視線は、正確に縦の両目を射抜いた。
「はぐ……っ!?」
生物として最も原始的な感情、「恐怖」にその身をこわばらせる縦。
「小童がっ! 千年早い! 出直してこいぃ!」
「ひぃぃぃぃぃ」
縦は横を担ぎ、去っていった。
「ふん、同人市も質が落ちたものだ―――我輩の若い頃は、もっと、こう―――」
A スフィーに話し掛ける
B 物静かな女性に声をかける
C 緑髪を称える
B
『災難だったな』
俺はいまだに強張っている売り手の女性に、声をかけた。
「は、はい――――もうしわけありません」
『いや、謝る必要はない。それより、ちょっと本を見せてもらっていいかな?』
「え……?」
『いや、だから本を』
「あ、ありがとうございます―――」
女性は、心底嬉しそうに一冊の本を手に取ると、俺に差し出した。
「長編になる―――予定です。今回は、その準備号という形になります――――」
タイトルを見る……
源氏物語 第零帖「光」
……マジかよ。
ということは、彼女は―――
A この本を買う
B 平安京についてたずねてみる
C 清少納言を探してみる
ついでだからC
『あのさ―――一つ聞きたいんだが、わがままで、うるさくて、いばっているような女性作家を知らないか?』
俺が問い掛けると、その少女は全く悩まずに一点を指差した。
「おそらく、あの方に間違いはないかと」
「だから何度もいっとろーが! その売上至上主義はやめんかい! 同人の本質を忘れとるでぇ!?」
「はっはっは、売れないパンダの独り言なんてぜーんぜん聞こえないわよ!」
「大体なんや!? この本は。たぁーだあんたの日記を写したようなもんやないけ!」
「これだから学の無い動物は困っちゃうのよねぇ。いい? これは『ずいひつ』って言って、日々の何気ない出来事を
このエーミちゃん様のハイセンスでグレイツな感性で綴ったものなのよ」
「うっさい! 『随筆』って漢字で書けるようなってから出直して来い!」
俺が近くによってもまったく気づかず、二人はケンカを続けている。
すでに普通の客はほとんど消え、残っているのは野次馬だけだ。
『ちょ、ちょっと、お前達……』
「ああ柳川さん、アカンアカン。そいつら、そうなったら止めれる人間は3人しかおらん」
俺がどうしたものかと思案していると、後ろのギャラリーから声をかけられた。
振り返ると……トモだ。
『3人?』
「主催者の南はん、あとはその2人の友人の男ってなもんや。そして、ウチは……」
トモは懐からハリセンを取り出すと、その具合を確かめた。
「無理矢理、目覚めさす!」
パァン! パァン!
「いった〜〜〜〜〜〜い」
「トモ、もうちょい手加減しいや……」
「うっさいな。あんたらのケンカのせいで参加者が思い切り迷惑しとるんや。
南はんに見つかって罰が当たらんかっただけありがたく思い」
う〜む、多少(いや、かなりか)強引だったが、あっさりあの諍いを収めてしまうとは。
「じゃ、まだ仕事があるんで、ウチは行くで……っと、そうや柳川さん。なんか旅のことで問題があったら、この2人に聞くとええ。
こう見えてもこいつら、顔だけは広いからな」
「トモ! 顔だけってのはどういうこっちゃ!」
「そういうこっちゃ。じゃな〜〜〜〜」
トモは手を振り行ってしまった。目の前の少女に視線を移す。
「トモの知り合いか? なんぞ聞きたいことでもあるん? それとも、本でも買ってくか?」
「ちょ、ちょっと、勝手に人の区画で仕切らないでよ!」
A 藤原道長について聞いてみる
B 平安京について聞いてみる。
C 翼人&高野山について聞いてみる。
D 本を買う。
A
道長ってどんな奴なんでしょう?
配役が緑色の髪の男だったらもう笑うしか
>>722 なんと言う素晴らしいアイデアを(爆)
同人ネタが出た時は強引だなと思っていたが、
面白い具合に当時の創作と絡めたなあ。
そんな絡め方が出来ることには気が付かなかった。
「「藤原道長?」」
2人の声が重なる。
『ああ、俺たちは彼に会うために平安京まで行くんだ。
いい方法は何かないかな?』
「みちなが…っていうと」
「確か、今の摂政はんの弟や」
顔を見合わせる。
「それって、すごい無茶なんじゃない?」
「ああ、そう簡単に会える相手やないで……」
『それは覚悟の上だが……それでも俺は会わなきゃならないんだ』
「ふむ……」
関西弁の女が考え込んでいる。
「あ、そうだ! ポチ!」
「そうか! カズがおったな!」
カズ?
『誰だ、それ?』
「ああ、カズいうのは最近同人始めたウチらの知り合いでな。藤原家を扱った本ばっかり書いとるんや。
あいつだったらなんかいい方法知っとるかもしれん」
「確か……住んでるのも平安京だったっけ?」
『へえ……紹介してもらえないか?』
「もちろんや。この後連れてったる」
さて
A 平安京について聞く
B 翼人&高野山について聞く
C 本を買う(会話終了)
Aかな
確か現実の清少納言も『わがままで、うるさくて、いばっているような女性作家』
だったとか聞いたな・・・紫式部は忘れたけど。恐ろしくジャストな配役にしてくれた
NaV8qrjWさんには感謝!
期待age
『平安の都について教えてもらえないか?』
「平安? なんや、アンタ田舎モンか? よっしゃ、ウチが教えたる。
ちょうどこの間都を舞台にした本を書いたところや」
ええか? そもそも平安の都は桓武天皇が早良親王の祟りを恐れて遷都したのが始まりでな、
隋のふっるい学問や陰陽術の「四神相応の地」とか言うのに基づいて造られたんや。
四神相応の地ってえのは北に山、東に川、南に沢畔(池)、西に大道を配する地形で、それぞれ玄武、青龍、朱雀、白虎の四神が守護するもんらしい。
平安の都は北に船岡山、東に鴨川、南に巨椋池(おぐらいけ)、西に山陽道があってそれにぴったしカンカンなんや。
さらに鬼門の方角には延暦寺、内裏の中に東寺、西寺。南に羅城門……ま、これはもう壊れたったがな。
そんなのを配置して徹底的に怨霊対策を施してあるんや。まったく、貴族連中の怨霊恐怖症はえらいこっちゃなあ。
A もう少し平安京について聞く。
B 翼人&高野山について聞く。
C 本を買う(会話終了)
B!B!B!B4U!
『翼人……とか高野山について何か知らないか?』
「「翼人?」」
2人の声が重なる。
「翼人かぁ……エーミ、なんか知っとるか?」
「よくぢん……よくぢん……どこかで聞いたような……」
「ええい、はっきりせんなあ、想い出さんかい!」
「うっさいわね! 常に思う事が多いからポンポン余計なことは思い出せないのよ!
パンダの単純明快なのーみそと一緒にしないでよ!」
「なんやとこのアホンダラぁ!」
バチン!
……ハリセンの突っ込み。さっきのトモといい、意外に歴史は古いんだな。
「いった〜〜〜〜い……あ、思い出したっ!」
「ホンマかっ! よくやった、大馬鹿エーミ!」
「なんですってぇ!?」
『……いや、その、2人とも……』
「おっとスマン、話が反れてもうたな。さ、エーミ。説明したれ」
「まったく……(ブツブツ)」
いい? あたしのちょおぐれえとな説明、とくと聞きなさい。
……「翼人とは、星の記憶を紡ぐ者である」
「……そんだけか?」
「うっさいわね! しょうがないでしょ、この古文書破損が激しくてこれしか読めなかったんだから!」
『古文書……?』
翼人のことが書かれた古文書か……気になるな。
『その古文書、どこで手に入れたんだ?』
「ん? 高野山近くの古寺よ。金目の物がないか探してたら見つけたの」
「……それ、泥棒や」
高野山近くの古寺……? 神奈たちのいる場所に近いかもな。
場合によっては後で行ってみるか。
A 平安京について聞く。
B 本を買う(会話終了&カズの元へ)
本を買わなければ会話が終了しないのか(w
Aで
えっと・・・確か彼等の現在位置は比叡山近くの森で今で言うと京都府と滋賀県の県境辺り。
とは言っても比叡山の範囲は広いから一概には言えないが。いつの間に瞬間移動したんでそか?
735 :
732:02/08/26 23:58 ID:NaV8qrjW
>>734 スマソです。間違えました。
>>732の「高野山」という単語は全て「比叡山」と読みかえてください。
736 :
732:02/08/27 00:16 ID:FVxEbQBf
『平安の都について……もう少し教えてもらえないか?』
「うっしゃ、任しとき」
都はド真ん中をブチ抜く朱雀大路を挟んで、東側を左京、西側を右京と呼んどる。
地方モンにはこの辺が戸惑いやすいところやな。
……答えは簡単。要するに、「天皇はんからどう見えるか」ってこっちゃ。
ま、ともかく。右京のほうは湿気が多く、ジメジメしてて住みにくい。
逆に左京のほうは住みやすいやが……そのせいで、高級貴族たちの大邸宅が立ち並ぶ
高級住宅街になっとる。右京の方は主に中級以下の役人から一般庶民が主な住人やな。
おっと、夜出歩くときは気ぃつけや。ゴロツキやら亡霊どもがウロウロしとるで。
特に、役人に見つかったら面倒なことになるしな。
『……ありがとうとても参考になった』
「なぁに、お安い御用や」
「このわたしのちょおぐれいとな説明を聞けたんだから、感謝しなさい」
「あんたほとんど何も言うてへんやろが」
「ふみゅ……」
よし、聞きたいことも無くなったことだし、
『それじゃ、早速そのカズとか言う男のところへ……とその前に』
話を聞いといて、タダで去るわけにもいくまい。
『本を一冊ずつ、くれ』
「おっ、アンタ話がわかる人やなぁ。一冊ずつやな。ちょいと待っとれ……エーミ! お前の本もやで!」
「ええ〜、一冊ずつ〜? もっとまとめてバーンと!」
「うっさいこのボケがっ! お客様は神様や! さっさと準備する!」
「ふみゅみゅ〜〜……」
その後、俺はこの関西弁の「ユウ」という女性に連れられ、一つのブースまで案内された。
立てかけてある札には「兄弟弐」とある。
「おうカズ、売れとるか?」
ブースの中で、本に目を通していた男が顔を上げる。
「……っと、ユウか。まあまあ、ってところかな」
「そうかー、がんばりや。新入りの中ではアンタ、かなりイイ線いっとるで」
「ま、ぼちぼちやって行くさ。……ところで、そちらの方は?」
「ああ、この人は柳川さん。……トモさんの知り合いや。藤原道長のことで聞きたいことがあるゆーから、
アンタんトコに連れてきた。よろしくたのむで」
紹介される。……なるほど。この男がカズか。
年のころは……俺と同じくらいか? 少々貧弱な印象を受ける優男だ。
『柳川裕也です……よろしく』
「カズです。よろしくお願いします」
お互いにペコリと頭を下げる。
「んじゃ、ウチは区画の方に戻ってるからなー、後で遊びに来てや。柳川さん、ほなさいなら」
ペラペラと元気にまくし立て、ユウは去っていった。
さて……
「どうしました?」
A とりあえず並べてある本を見せてもらう。
B 道長はどんな男なのか聞く。
C 道長と会う方法はないか聞く。
D 逆に向こうから質問された。
A
『とりあえず、本を見せてもらってもよろしいですか?』
「あ、はい。どうぞどうぞ」
俺は手近にあった本を手にとり、パラパラとめくってみる。
なになに……?
【実録! 道長VS伊周!】
ある日、道長はいつものように公務を終え、帰宅せんと内裏の廊下を歩いていた。
角に差し掛かったとき、ばったりと甥である伊周と鉢合わせる。
「………」
「………」
しばしの沈黙。だが、先に口を開いたのは伊周であった。
「どけい! マイブラ……道長殿!」
「なんだと?」
「我輩と貴殿の身分の差を考えてみるがいい! 道長殿がどくのが道理というものであろう!」
「ぐっ……確かに俺はお前より身分は低い……だが、先輩でもあり叔父である俺にどけとはどういうことだ!」
「なんだとっ!」
「お前こそっ!」
「「ぐぐぐぎぎぎぎ……」」
……なんか、やけに怨念が篭ったような作品だな……
A 道長はどんな男なのか聞く。
B 道長と会う方法はないか聞く。
C 逆に向こうから質問された。
道長の正体が解った気がするが・・・Aで
『道長っていうのは……どんな男なんだ?』
「そうだなぁ〜」
カズは考える仕草で、腕を組む。
「いや、世間では色々噂されてるけど、大した事ないよ。
確かに兄貴が摂政やってるけど、あんま仲良くないし。ていうかあんな兄なんていつでも蹴落とせるし。
むしろ当面の問題は伊周だね。あいつ、やり方は強引だけど確かに実力はあるからな……」
『そうか』
まるで自分の事のように話すな。この男は。
A 道長と会う方法はないか聞く。
B 向こうの質問タイムだ。
B
こういう選択肢の出し方はなんかせこい気がするんだが。
「じゃあ……今度はこっちからの質問、いいかい?」
急に真面目な顔になり、カズはこちらに向き直る。
『ああ、かまわない』
「……柳川さん、あなたが道長に会いたい理由は?
なぜわざわざあんな大した地位でもない男に固執する?
なぜ道長でなければいけないんだ?」
『それは……』
弱ったな。どう答えるべきか。
あまり直接関係ない男にベラベラと喋るべきではないと思うが、かと言って下手に嘘をついて
この男の機嫌を損ねるのもまずい……
A 翼人を救うためだ、と答える。
B ある女性を助けたいんだ、と答える。
C 道長に悪くない話を持ってきたんだ、と答える。
D 悪いが、話せない。
A。
正直が一番。
『実は……高野山に囚われている翼人を助けたいんだ。そのために、道長の力を借りたい』
「……高野山? あのクソ坊主どもか!」
いきなりカズの体から怒気が溢れる。
「坊主は念仏を唱えていればいいものを……。余計なことをしやがって。今度は翼人か……ナメた真似を……」
様子がおかしい?
『おい、カズ、いったい……』
「あ、ああすまん。俺としたことが取り乱しちまったな。……わかった。俺も手伝おう。
……この市が終わったら、入り口で待っててくれ。俺が平安京まで案内する」
『ホ、ホントか!?』
「ああ……本当だ。それまでは適当に時間をつぶしててくれ」
『わかった』
こうして俺はカズの区画から離れた。
かなりラッキーだ。一番の難関であった道長と会う降りがクリアされるとは。
さて……少し時間があるな。どうするか。
A 綾香&セリオを探す
B スフィーを探す
C トモを探す
D エーミ&ユウのところへ行く
E 紫式部のところへ行く
F 大人しく待ってる
B
あれ?さっきまで近くにいたはずのスフィーがいないぞ?
『綾香、スフィー何処に行ったか知らないか?』
「え、スフィーなら・・・」
A あそこの元気そうな袴の女の子のスペースで話し込んでいる
B 銭をくすねて買い食い
C ツインテールの女の子と意気投合している
D 迷 子 に な っ て し ま っ た !
E 紫式部のところに行った
A
ぱぎゅ〜
ところでマイブラ・・・ってことは、伊周は・・・・・・
「あそこの元気そうな袴姿の女の子のスペースで話し込んでいるわよ。」
『何?』
綾香が指す方向を見ると其処にはスフィーと元気そうな袴姿の女の子が
何やら話し込んでいる様だった。
「ですの〜ここで源頼光様がどかーんでぱぎゅうですの〜♪」
「おお〜カックイイ!」
『・・・スフィー、何やっているんだ?』
「あ、ヤナちゃんここの本、面白いよ見てみなって。」
『ほう、少し見て構わないか?』
「はい〜是非、見ていって欲しいですの。」
『どれどれ。』
どうやら源頼光なる人物とその配下の四天王の活躍する物語らしい。
内容は・・・なんか現代で言う所の戦隊物に似ている気がするが気のせいだろう。
土蜘蛛退治か・・・この時代は現代と違って人外の者が割とポピュラー
なのかもしれないな・・・と、これは?
[源頼光は国々の守を歴任、藤原摂関家に臣事して・・・]
・・・ほう、摂関家と割と縁のある人間のようだ。少し聞いてみるか?
A 源頼光について聞いてみる
B 聞かない
C ところでスフィー、その腰にある銭の束は何だ?
D 向うから感想を求められた
C
その源頼光なる人物については後で聞くとして───
『ところでスフィー、その腰にある銭の束は何だ? 』
「え?何の事?」
『しらばっくれても無駄だぞ。さっき目を離した隙に箱の中から
くすねただろう。御丁寧に魔法まで使って。』
「・・・・やっぱばれてた?」
『当たり前だ。』
と、言うより箱の中にきっちり整頓されて詰めてあったので
一つ束が無くなれば直ぐに判る。あの主催者の人に感謝せねばな。
「・・・いや、折角だから色々買い物とかしたかったんで。・・・ごめん。」
さて、どうしてくれよう?
A お仕置。お尻ぺんぺん
B デコピン。ちょっと強め
C お説教
D くすぐる
B
・・・全く、こいつは。本当に二十歳か?時々疑いたくなるぞ。
ともあれ、お仕置きが必要だな。
『スフィー、お仕置きだ。』
と、言うと俺は間髪入れずスフィーのデコにデコピンをかました。
反省してもらう為にちょっと強めに。
「えっ?」
ピシィッ!!
「あ”あ”あ”〜〜〜〜!!」
あまりの痛みに転げ回るスフィー。額が割れない程度に手加減してあるが
かなりの痛さだろう。己の悪事をそこで反省しているがいい。
「ぱぎゅぅ〜、なんかその女の子凄くいたそうですの〜。」
『気にしないでくれ、己の悪事を深く悔いているだけだから。』
「あ、そうですの。悪い事をしたのなら反省しなきゃいけないですの。」
『で、その源頼光なる人物について知りたいのだが。』
「ぱぎゅ〜、頼光様は都で妖怪「土蜘蛛」や大江山の「酒呑童子」を退治したことで
都ではとっても有名ですの。後、道長様と仲が良い事でも有名ですの。」
『ほう・・・』
いい事を聞いた。道中に人外の者や妖怪の類が出てきたら今の戦力では
少々不安を覚える所があるからな。味方になってくれたら心強いやもしれん。
『いや、良い事を聞かせてもらった。ありがとう。』
「どういたしましましてですの。」
『お礼と言っては何だがその本を一つくれないか?』
「え、買ってくれるんですの?ありがとうございますですの。」
俺は袴姿の女の子のスペースを後にした。カズとの待ち合わせにはまだ時間が有るな。
『おい、スフィー。反省したか?』
「う”う”〜〜反省しましたぁ〜〜。」
まだ痛むようだが一応反省はしたみたいだな。
『まだ時間が有るがどうする?』
「んとねぇ〜。」
A 買い食い!お腹空いた!!
B あ、くじだって。やろうやろう!!
C あそこで腕相撲大会みたいのやっているよ
D 一旦、綾香達と合流。
Cきぼんぬ!
C
「あっ、あそこで腕相撲大会みたいのやっているよ 。挑戦してみてよ。」
『・・・賞金が有るようだが別に金なら有るぞ。』
「えっ?男だったらこういうのに燃えないかな〜。」
『・・・面倒臭い。』
「そんな年寄りみたいな事言っていると直ぐに老けるよ。」
・・・この糞ガキが・・・いいたい事言ってくれる。
『・・・いいだろう。俺の力を見せてやる。』
「ふはははは!この俺様に勝てる奴などいるものか!誰も挑戦せぬのか!!
どいつもこいつも臆病者だな!!はっはっはっはっは!!」
・・・見るからに脳味噌まで筋肉で出来ていそうな大男が威張り散らしている。
しかしでかいな。この大きさなら現代でも充分大男だ。ましてやこの時代なら
正に巨人であろう。ガタイもかなりいい。
「俺様に勝った奴は銭一貫(一貫=一千文)をやるぞ!」
『・・・あれだけの金額なのに何故誰もやらないんだ。』
俺は近くにいた奴に話しかけた。
「・・・あんたやる気か?よしときなよ。さっき挑戦した奴が腕を折られてな。
あんたみたいな優男がやっても返り討ちにあうだけだ。」
よく見ると大男の足元に結構ガタイのいい男が蹲っている。
どうやらそいつが腕を折られた奴の様だ。
「うぐぅぅッ!く、くそぉッ!」
「お兄ちゃん!大丈夫?」
「あ、ああ。大丈夫だ。」
「何でこんな無茶な事を・・・」
「あれだけ金があれば村の皆に食べ物を買っていってやれると思ったんだが・・・」
「はっはっは!!弱者に明日の糧を得る資格など無いわッ!兄妹共々飢え死にするがいいッ!」
そう言うと蹲っている男の腕を足で踏みにじった。
「あ”あ”あ”──ッ!!」
「お、お兄ちゃん!」
「・・・・柳川あいつやっちゃいなさいよ。ボッコボコのギッタンギッタンに!!」
・・・・どうします、皆さん?
A ギッタンギッタンに
B ボッコボコに
C ベッキベキに
D ひねり潰す
E すり潰す
F 再起不能に
無視して立ち去る選択肢も入れてほしいもんだが……
Eで。どうやってすり潰すかに興味がある(w
あの様な奴をのさばらせておくのは俺の熱きハートが許さん!!すり潰す !!
「はっはっは!こやつを見て怖気づいたか!!」
『・・・・俺が挑戦しよう。』
そう言って俺は聴衆の中から踊り出た。
「・・・ほう、その勇気認めてやろう。だが、そのような細腕では肩から先が千切れるぞ?
それでもいいのか?若造?」
『ふん・・・弱い奴ほど良く吠える御託は言いからさっさと始めるぞ。』
「ふん、虚勢を張るのは今の内だぞ。挑戦料は100文だ。」
俺は挑戦料を払うとその男と机の上で手を合わせ腕相撲の体勢に入った。
「では・・・よーい・・・始め!!」
「おおおおおッ!!!」
『・・・ハァァァァッ!!』
「ふはははッ!どうした口だけか、若造!」
現在、大男が圧倒的優勢であと5〜6センチで俺が負けそうな状態だ。
・・・賢明な皆さんなら解ると思うが思いっきり手を抜いているがな。
相当な腕力だが所詮は人間。エルクゥたる俺の敵ではない。此処から
逆転して奴の鼻っ柱をへし折ってやると言う事だ。
『ふぅ・・・深く、後悔しろよ。』
「?」
『ハァァァァッ!!』
「な、何ぃッ!」
大男はいきなり腕に掛かる負荷が大きくなった事に驚いたようだ。
懸命に力を入れるが無駄だ。男は徐々に強くなっていく力に顔色が青ざめていった。
「な、その細腕から何故そんな力が?」
『上には上がいると言うことだ。だが、もう後悔しても遅い。』
俺は横で蹲っている男を一瞥し、大男に不敵な笑みをかけた。
大男はこれから起こる事態を理解した様で必死に手を離そうとするが
もう遅い。手は万力の如し握力に掴まれ骨が悲鳴を上げ───
「あ”あ”がががががッ!!」
腕からは筋肉が千切れるような音が鳴り───
「ひッひい”い”ぃぃぃぃッ!!!」
そのまま手をすり潰すかの如く手を机に押し付け───
「うがぁぁぁ!!おがあ”ぢゃぁぁん”!!!」」
机ごと奴の腕を叩き折った───
ベキベキッ!!バキッ!!ゴキゴキッ!!!ドゴォーン!!
「うぎゃぁぁぁッ!!」
先程の威勢が嘘みたいに大男は情けない声を上げながら転がり回っている。
これで少しは懲りただろう。当分は箸も持てない位にへし折ってやったからな。
「わぁぁぁ・・・・!!!」
突如、観衆から歓声が上がった。
「いいぞ、アンチャン!よくやった!!」
『・・・参ったな。少し目立ち過ぎたな。』
「やったね、ヤナちゃん。で、この賞金だけどどうする?」
『そうだな・・・とは言え金にそう困っている訳でもないし。』
A 先程の兄妹にあげる
B 観衆におごる
C やっぱ自分たちで持っていく
B
つーかおもいっきし過去に介入してる様な…(w
『まぁ、金には余裕があるし皆におごってやるか。』
「えーあたしの分は?」
『心配せんでも有るッ!皆さーんこの賞金でパーッと行きましょう!』
「わぁぁぁ・・・いいぞぉ!!」
そう言った途端に観衆から歓声が。皆大挙して押し寄せてきた・・・・
「・・・・あっという間に無くなっちゃったね。」
『・・・だな。少し、あぶく銭とは言え調子に乗りすぎたな。』
ふと、見ると先程の兄妹が未だいた。
・・・このまま見捨てていくのも何だからどうにかしてやるか?
A 銭を恵む
B 応急手当くらいしてやる
C やっぱ見捨てる
A
銭を恵んでやるか・・・何もしないで去るのは気が引けるしな。
『・・・・其処のお前、銭が必要なら多少恵んでやっても構わんぞ。』
「くッ、いらん!他人から恵んでもらった銭などいるか!」
「お、お兄ちゃん。」
・・・かなりの強情者の様だな。だが───
俺はその男の横っ面を殴ってやった。
バキッ!
「ぐッ!き、貴様、何を───」
俺はそのまま男の服の襟を掴んで手繰り寄せた。
『貴様は何を考えている?お前にとって銭が必要なのだろう?
なら何故受け取らない?安っぽい誇りで腹が膨れると言うのか?
それにお前だけにやるとは一言も言っていない。
其処の娘にも恵んでやったんだ。お前一人が勝手に決めるな!!』
「・・・わかった、手間を掛けたな。済まない。」
『判ればいい。』
「お前、名を何と言う?教えてくれ。」
『柳川。柳川裕也だ。』
「そうか・・・覚えておこう。」
俺は男に金をやり、折れた腕を応急手当してやった。
男とその妹は例を言い、自分たちの村へと帰っていった。
「行っちゃったね。名前聞かなかったけれどいいの?」
『・・・もう会う事も無かろう。なら別に構わんだろう。』
ん?市も人が減ってきたな・・・そろそろ終わりか?
ゴーン、ゴーン
・・・寺の鐘か?ん?物を売っている人達が自分たちの荷物を纏めだした。
と、なるとこの市ももう終わりか・・・入り口でカズを待つか。
そう言えば綾香達はどうしているのだろう?
少し遡るが───
「ったく・・・あの二人は何してんのよ。探しに行こう!」
「綾香様、ここ離れるのは得策ではないと思います。迂闊に動かず二人・・・」
「判ってるわよ!何であたしがこの箱の見張り番をしてなきゃいけないのよ!!」
「・・・ならそこで馬を調達すればよいのでは?」
セリオが指を指す方向には馬を売買すると思しき店があった。
「ナイスよ!セリオ。」
「おじさーん、馬一つ頂戴。」
「ん?どれにする、お嬢ちゃん?」
A いかにも速そうな馬
B 1tくらい乗せても大丈夫そうなガタイのいい馬
C 普通の馬
D ・・・安そうな間抜け面の馬
うわっ誤字ハケーン
例を言い→礼を言い
ここはDしか!(w
>>766 多分、奴はその傲慢な態度のゆえに、
いずれは不注意で骨折し、金も失う運命だったのだろう。
・・・・・・バンジージャンプの途中で紐が切れるとか(ぉぃ)
D
>>766 >>498-499が出た時点で、
「いかに過去に影響を与えずに任務を完了させるか」という知略戦の流れは消えて、
ただただ力押しのパワープレイだけが残るのは必然だったんだよ。
「ぶししっ、ぶししっ」
私たちは、馬を買ってみた。
これからの旅に、荷物運搬に、乗るのにもいろいろと便利そうだったからだ。
「ひひ〜〜〜ん!」
「重量オーバーです、綾香お嬢様」
だのに、この馬は……
「ひひひ〜〜〜ん!!」
「一歩も動けそうにありません、綾香お嬢様」
「なんで箱一個背負わせただけで潰れるのよ! この馬は!」
そう……いくばくかの銭をケチったのが運の尽き。
この駄馬、まったく使えなかった。
「ぶしっ、ぶししっ」
「『私は高貴な育ちで鞍より重いものは持ったことがないんだ。お前と一緒にするな』だそうです綾香お嬢様」
「なんですってセリオ!」
「いえ、言ったのはこの方です」
セリオ……馬の言う事がわかるの?
「ぶししっ、ぶししっ」
「『さっさとメシ食わせろ』だそうです綾香お嬢様」
「……このクソ馬!」
こういう場合は!
A 馬刺しにして食っちまうぞ! と脅す。
B 鉄拳制裁で言う事を聞かせる。
C セリオに説得させる。
D もうあきらめる。
C!
「セリオ、あなたが説得しなさい。私たちに協力するように。しっかりと働くように」
「はい、わかりました」
と言いつつ、セリオは馬と向き合う。
「………はい、はい、なるほど……」
「ぶししっ、ぶししっ」
「それはそれは……」
「ひひ〜〜〜ん!」
「ご愁傷様で……」
「ぶしゃしゃっ」
「……セリオ?」
セリオがすっくと立ち上がる。
「お話は伺いました……この方、今まで大変な人生を歩んできたそうです」
「……は?」
「産まれてすぐに親馬とは引き剥がされ、その後は酷い飼い主による虐待の日々……
食事は三日に一回、しかも粗末な残り物。朝から晩まで働かされ、鞭で打たれ続ける……ウッウッウッ……」
セリオは目元を押さえている。……そんなことに涙を流さなくても……
「てゆーか、『高貴な育ち』じゃなかったの?」
「綾香お嬢様!」
珍しくセリオが声を荒げる。
「そんな細かいことはどうでもいいことです! それよりも今はこの方のことを第一に考えるべきではないのですか!?」
「………」
説得されますた。
今度はセリオは馬の頭を抱える。
「大丈夫です、これからは私たちが守ってさしあげます。……そうだ、お名前がまだでしたね……」
A [ ]馬の名前を決めてください。
「連邦の白い悪魔」で
赤兎馬で
絶影で
森里桂馬で。
藤堂で
新宿の種馬が良かったな・・・。
こんなことならさっさと帰ってくるべきだった。
「……で、セリオ、名前は決めたの?」
「はい、『連邦の白い悪魔』などいかがでしょうか?」
「あ、それいいわね。とっても強そうで」
「でしょう?(にやそ)」
「ぶしししっ! ぶしししっ! ひひひ〜〜〜〜ん!」
その場で首を振り、嘶いて喜びを体中で表す白い悪魔。
「悪魔さんもとっても喜んでおります」
「よかったわね、悪魔。セリオがこんなに可愛がってくれて」
「そうだ綾香お嬢様、もう一匹赤毛のを買って『赤い彗星』と名づけるのはいかがでしょう?」
「悪くはないけど……やっぱりお金は節約しなきゃね」
「残念です」
その時、市の向こうから歩いてくる見覚えの有る大きな体を発見した。
「あ、柳川さん来みたいね。スフィーも一緒に」
A いざ平安京
B 神奈たちの様子は?
C 現代では何をしてるんだろう?
A。とっとと進めようや。
市の入り口でカズや綾香達と合流した俺は、彼の用意した馬車に揺られ、一路平安京を目指していた。
『おいカズ』
「……ん?」
隣でまどろんでいるカズに声をかける。
『お前……道長とはどういう関係なんだ?』
カズはしばらく考え込んだ後
「そうだなぁ……表と裏、ってところかな?」
と答えた。
『表と裏?』
「…………」
カズはそれ以上話そうとせず、布団として使っている布を頭まで被ってしまった。
「早く寝ろ。明け方には着くぞ」
『むぅ……』
どういうことだ? よくわからん。
A 寝る
B 他のキャラクターの様子(対象者指定)
C 連邦の白い悪魔の様子
D ここらで一発現代と通信してみる。
おもろい夢でも見せてくれ。A
夢。
夢を見ている。
俺が見たのは……
A 初音ちゃんの夢
B 舞の夢
C みさき君の夢
D ちーちゃんの夢
E 貴之の夢
F 狩猟者の夢
Aだ!
「彼の用意した馬車」ってのはカズが用意した馬車って事だよな。
・・・白い悪魔を買った意味がないような。
ま、後でいくらでも出番作れるんじゃない?
y
795 :
スマソ:02/08/29 23:35 ID:OpDDMoqO
夢
夢を見ている。
そう、俺が見たのは初音ちゃんの夢だ……
初音ちゃん……そう、今回の旅に君を連れてこなかったのは全て君の身を案じてのことだ。
みさき君を連れてきたのは別に彼女のに特別な感情があるわけではない……と思う。
少なくとも、神奈との交流に際して彼女はとても頼りになる。
綾香は連れて行かないとうるさそうだしな。
舞は……あんな態度を取られては連れて行かないわけにもいくまい。
それに、彼女の剣技には少なからず期待している。
そう……だから……初音ちゃん……
だから……君は……現代で……待ってて……
A そろそろ起きる
B おかしな夢を見た
B!
俺はおかしな夢を見た。
そこはどこだかわからない……だが、懐かしいあの夢に似ている。
そう、狩猟者に侵食される夢だ。
だが、それとは違う。今回の方が何倍も不快だ。
脳みそが揺れ、内臓がもまれる感触がある。
指先一本一本から何かが入ってくる。
そして、耳に聞こえてくるのは無数の念仏。
朝、気持ちよく寝ているのを無理矢理起こされる感じに似ていないこともない。
これはなんだ……?
目を開くこともできないが、俺は狩猟者の感覚を総動員してあたりを探る。
……ダメだ。わからない。
そもそも空気が暑いのか冷たいのか、そもそも温度を持っているのか。それすらわからない。
悲鳴を上げることも叶わず、ただただ不快な念仏のみが頭の中に響く。
……朝はまだか。朝はまだか! 朝はまだかァァァァァァァーーーーーッ!!
「柳川さん、到着したようです。お目覚めください」
『はあっ!?』
その不快な時間は、セリオの優しい声によって祓われた。思わず起き上がりながら彼女の手を掴んでしまう。
「……柳川さま?」
『はあっ、はあっ、はあっ、はあっ……』
まだ胸がドキドキいっている。セリオの手をギュッと強めに握り締めてしまう。
「柳川さま…? どうなさいましたか?」
『い、いや……』
A なんでもないんだ、と離れる。
B 今見た夢の内容を聞かせてみる。
C もうしばらくこのままでいさせてもらう。
D カズはどこだ?
Aでしょう
『なんでも無いんだ・・・見苦しい所を見せてしまったな。』
「いえ・・・」
起き上がって馬車から外を見ると其処は既に都・・・平安京だった。
『凄いな・・・・』
都の大通りは先日の市とは比べ物にならない程の規模であった。
両側には市も賑わい様々な物産が取引され、盛況であった。
「道長の所までもう半刻(約1時間)位掛かるぞ。なんたって都はでかいからな。」
カズが手綱を操りながら外から話しかけてきた。
『そうか・・・』
もう少し掛かるみたいだなそれなら──
A 綾香と話す
B カズと話す
C スフィーと話す
D セリオと話す
E 二度寝
夢が気になるのでEいってみよ
二度寝だ!二度寝!!夢のせいであまり深く眠れなかったから未だ眠いのだ!
諸君等も二度寝の心地よさは知っていよう。後1時間、何といい響きだろうか!
『と、言う訳だからセリオ、着いたら起こしてくれ。』
「・・・どう言う訳か判りませんが畏まりました。」
と、言う訳で着くまで寝させてもらう。1時間位なら夢も見ることはあるまい。
おはよう!あなたの隣にスフィーです。後、一時間位で着くそうだけど暇なの。
「と、言う訳だから着くまで話し相手になってよ、カズ。」
「・・・どう言う訳か知らないが別に構わないぞ。で、どんな話をするんだ?」
「んとねぇ〜」
A 都では何が流行について
B 都の英雄、源頼光について
C 都のおいしい食べ物について
D 都の名所について
スフィーなら C だろ
qVUQ0wdbさん
遅くまで(早くから?)ご苦労様です
「そうだな・・・「鮨(すし)」だな。」
「へーお寿司か・・・こんな山奥でも魚が手に入るんだ。」
「ああ、とは言っても生魚じゃないけどな。都じゃぁ精々塩漬けの魚が関の山さ。」
「え?お寿司って御飯の上に生魚を乗っけて醤油付けて食べるんじゃないの?」
「はぁ、鮨ってのは魚介類を塩蔵して、自然発酵させたものだぞ。
田舎じゃぁそんなもんが流行っているのか?」
そんな噛みあわない話をしているとセリオが後ろから小声で耳打ちして来た
「スフィー様、この時代の鮨と現代の寿司は違うのです。」
「え?そうなの?で、カズ、それ美味しいの?」
スフィーは興味津々に尋ねた。着いたら食べる気満々である。
「ああ、少し生臭いが結構いけるぜ。着いたら食わせてやるよ。」
「いやっほう!」
「柳川様、到着しました。」
『ん?ああ。もう着いたのか。』
セリオに起こされおれは起きた。やっぱり二度寝はいい。
普段これが出切れば尚良いんだが・・・
『で、カズ。此処が道長の屋敷なのか?』
「ああ、手筈を整えるからそこの女官が案内してくれる部屋で待っていてくれ。
手筈が整ったら呼ぶから。」
『判った。』
「此処で暫くお待ちください」
俺達は女官に案内され、部屋で道長との会見を待った。
未だ暫く掛かりそうだ。
A スフィーに話し掛ける
B 綾香に話し掛ける
C セリオに話し掛ける
D そう言えば現代では何をやっているのだろう
ひさびさにD。
なれ寿司かぁ。スフィー喰えるのかな?(w
そう言えば現代では何をやっているのだろう ?
この時代に着いてから連絡が無いしな。
そして、現代では・・・
こんにちは、皆さん。あなたの隣に健太郎です。実は現代では・・・・
A ちーちゃん大暴走
B 過去との通信が繋がりにくくなっている
C リアンVSなつみの争奪戦
ここはBでシリアス路線に……いけるかな?
「あーあー、こちら健太郎。スフィー、聞こえるか?」
「・・・あの、健太郎さん。繋がりますか?」
背中に抱きついているリアンが心配そうに尋ねてきた。
「・・・駄目だ、繋がらない。一体どうしたんだ?」
「過去への決定的な干渉・・・恐らく、神奈達との接触に成功したのでしょう。」
通信をしている所に源五郎が話し掛けてきた。
「取り合えず第一ステージクリア・・・と、言った所ですね。ただ、この先歴史の変革、
即ち過去の歴史における重要人物との接触、行動次第では連絡不能になる
確率は大ですね。今なら出力を上げれば通信は可能だと思われますが。」
「と、言うと・・・・」
何故か俺は危険な予感がした・・・・
「店長さ〜ん♪」
よそ見している所になつみちゃんが正面から抱きついてきた。
「ぬわっ!な、なつみちゃん。」
「魔力の出力アップなら手伝いますよ〜♪」
「ああっ!なつみさん!私だって遠慮して背中から抱きついているのに!!」
「べーだ、早い者勝ちですよー。」
ああ・・・一体
ど う す れ ば い い ん だ ?
A と、取り合えずお手伝いをお願いしようかな?
B と、兎に角、通信終了!
C 源之助さんに手伝いを頼む
A
「なつみさん、私だけで充分ですよ」(ギュッ)
「いえいえ…出力を上げる必要があるんですよね? 私の力もお役に立つでしょう」(ギュッ)
「ええと……2人とも?」
参った。2人とも両腕にしっかとしがみついてくる。
しかもなんか火花が散ってるような……
「けんたろ、モテモテでち!」
「健太郎……」
ちーちゃんは楽しそうに踊っているし、耕一さんは心底うらやましそうだ。
そうでもないのに……
「まあ……確かに一人よりは二人の方が出力は上がるでしょう。さ、始めてください」
「はい、がんばります!」
「店長さん、がんばってね」
そう言われてもね……なんて言おうか。
「えっと……やっぱり難しいですね……」
A [ ] 10文字以内で伝える内容を指示してください。
「おならぷう」にしたいが、流石にやめておこう(w
[
「通信、難しい」
「神奈と裏葉が悪いんじゃないよ」
俺たちが謁見の部屋で待っていると、不意にスフィーがビクッと身体を振るわせた。
「わっ!」
『……スフィー?』
「げ、現代から通信だよ……すぐ切れちゃったけど」
『通信……? 内容は?』
「ええと……」
[通信、難しい]
『「通信、難しい」? どういうことだ?』
「さあ…? こっちから連絡取ろうにも繋がらないんだよ」
……さて、「通信、難しい」ということが俺たちとあちら側との通話になんらかの障害が発生した、ということだよな。
だが、実際短いが言葉は届いたわけだから、まだ不可能になったわけじゃない。
つまり、「やりにくくなった」というのが妥当なところか。
やはり俺たちが歴史に介入したせいだろうか? ……その可能性が高いな。
それは同時に目的が徐々に達成されつつあると考えてもいいな。
ふむ……
『……ともかく、現代との通信はもうアテにならなくなったわけだ。もうこちらからは無理な以上、捨て置くしかないな』
「そうだね……」
はてさて
A スフィーに話し掛ける
B 綾香に話し掛ける
C セリオに話し掛ける
D そう言えば神奈たちは何をやっているのだろう
ついでにDで。
「のうみさき……」
「ん? どしたの神奈ちゃん?」
私たちがマシンの近くでボーッとしてると、不意に神奈ちゃんから話しかけられた。
「……暇だ」
「え?」
「とてつもなく暇だ。なんぞ面白いことでもないか?」
「そんなこと言われても……」
深刻な顔してるから何ごとかと思ったよ。けど、神奈ちゃんと仲良くなれるチャンスかもね。
A 麻雀を教えてあげる。
B 散歩でもしよう。
C 突然酒盛り
D なぜか王様ゲーム
820 :
名無しさんだよもん:02/08/31 13:21 ID:+8a+ZdsD
D、またまた王様ゲーム。
ストーリー進めるのはBかな。
すいません。ageてしまいました・・・
なぜ選択肢にトランプがないのかと小一時間(以下略)
「王様ゲーム、しようか」
「王様げぇむ? なんだそれは?」
「う〜ん、要するにクジを引いて『王』を引いた人が他の人に自由に命令できるんだけど……実際やった方が早いね。
みんなを集めよう」
しばらくして、マシンの目の前に柳也さん、裏葉さん、舞ちゃん、国崎さん。そして私と神奈ちゃんが集まりました。
「王様げぇむとな?」
「大変興がそそられます」
「……ここまで来て」
「王様ゲームかよ」
「まあまあ、たまには悪くないよ」
「うむ、面白そうだ」
さて、最初の王様は
A [ ] 誰ですか?
[裏葉]一択
「あらあらまあまあ」
裏葉はゆっくりと「王」の札を掲げた。
「これは困りました……命令と言われても……」
「なんでもいいんだよ、裏葉さん」
「あまりキツイことはやめてくれ……」
「なんだか嫌な予感がするの……」
柳也と神奈は不安そうだ。
「はい! 決めました。では……」
A 十二単に着替えてもらいます(舞orみさき)
B 水汲みに行ってくださいませ(一人)
C 今日の夕飯を作ってください(一人〜二人)
D 国崎殿、私としばらく二人きりになれませんか?
Bで最高。
「それでは国崎様、水汲みをお願いできませんか?」
「……ああわかった。ちょっと行ってこよう」
裏葉の指示を受けると、国崎は近くに置いてあったポリタンクを手にとり、川に向かって歩き出した。
素直に従ったのは、あるいはこの程度のいいつけでこの恐ろしいゲームから抜け出せることへの安堵があったのかもしれない。
「それじゃあ、ちょっと行ってくる」
「いってらっしゃいませ、国崎様」
「つまらんのぉ、裏葉の息子。もう少し付き合わぬか?」
「フッ……王様の言いつけは絶対、だ」
そういい残し、森の奥へと消えていった。
さて、ゲームを続ける前にちょっと国崎の様子を見てみよう。
やれやれ、まさかこの時代に来てまでご先祖様たちと王様ゲームをすることになるとはな。
全く奇妙なことだ。
ま、仕方が無いか。今は柳川からの便りだけが頼りだからな。
確かに焦りたい気持ちもあるが、この状況じゃ如何ともしがたいしな。
のんびり待つとしよう。
……神奈か。
俺の捜し求めてきた少女か。
……現代では、死んでしまったんだよな……
今度こそ……今度こそ俺が守ってみせるさ。
国崎は自分の手に握られている人形を見つめる。
見ていてくれ、俺の一族たち。
今こそあなたたちの想い、かなえてみせる。
「って、これは……?」
川へ向かっていたはずの国崎だが、いつの間にかその目の前には川ではなく、古寺が悠然とした雰囲気で佇んでいた。
いや、古寺というよりは廃寺と言った方が正しいかもしれない。
「……奇妙な感覚がする……これは、翼人に近い……?」
どうするか……
A 調べてみる
B みんなに知らせる
C ま、気にする必要もないだろ。水汲みを続ける(ゲーム視点へ戻る)
直接指名したら王様ゲームやないやん。
そしてA
俺はもうすでにその役目を果たせないほどに腐り落ちた門をくぐる。
チリチリチリ……
肌に突き刺す感触がある。……同時に、霧が立ち込める。
(結界か!)
その濃密な霧はたちまち俺の身体を覆い、まとわりついてきたが、次の瞬間、不思議と霧散した。
そう、正に霧散だ。まるで道を作るように。
「俺を……迎えるのか?」
とにかく、進んでみる。
「これは……」
重々しい扉を開けると、中は予想以上に広大な空間になっていることがわかる。
なにぶん光りがあまりにも少ないため全体像は把握できないが、本堂は下手な体育館以上の大きさだ。
「……ん?」
徐々に目が慣れると、本堂の中心に仏像が鎮座してあるのが見えた。それと同時に……
「これは、金属板?」
そう。像の目の前の床にはまるで鑑のように磨き上げられた金属板が置いてあった。
そこには何か文字が刻まれている。
「………」
A 文字を読んでみる。
B 踏んでみる。
C 仏像を調べてみる。
D 他の部屋を調べてみる。
D
国崎単独ではAやCは無理なような。
「……いや」
やめておこう。今迂闊に動いて取り返しのつかないことになるのもまずい。
本格的に調査するのはみんなを連れてきてからでも遅くはあるまい。
それより、今はこの建物の全容を把握する事の方が肝要だ。
俺はとりあえず本堂は据え置き、他の部分を回ってみることにした。
そして気付いたのは、この建物……外観は大分朽ちているように見えるが、内部はそれほど痛んでいない、ということだ。
少し手直しするだけでまだ実用もできそうだ。
あと……あの金属板と同じ物(刻んである文字は違うようだが俺には読めない)がそこかしこにあった。
一回触った時に押してしまったのだが、どうやらこれはスイッチのような構造になっているようだ。
その後、意を決して本堂の金属板を踏んでみたら、カチリという音と同時に全ての板が元に戻った。
どうやら本堂のものはリセットのようだな。
そして……一番奥の小部屋。ここの壁に字が刻んであった。
これはどうにか俺にも読めて……
「力は今を、知は過去を、そして道は未来を汝に示すだろう」
とのことだ。
さて、これで大方全体像は把握できたが……どうするか。
A もう少しこの辺りを調べてみる。
B みんなを呼びにいく。
B
これ以上は俺一人では無理だ。
そう判断した俺は、一路みんなのいる場所へ引き返した。
なぜだかわからないが、今の俺たちにとってこの場所は非常に重要な気がしたからだ。
……俺がたどり着くと、今だゲームは続けられているが、俺は構わずそこに飛び込む。
「あら国崎様、遅かったですね。お水の方は……」
「それどころじゃない!」
「……なるほど」
柳也が低くうなる。
「ああ、これは俺の勘だが……あそこは絶対に何かある。調べておいて損はないと思う」
「気になるの……翼人の匂いがしたと言ったか?」
「ああ、間違いない」
「そうですね……では皆で調べに参りましょうか?」
裏葉の提案だが、俺は反対する。
「いや、もしもの時のために何人かはここに残しておいた方がいいんじゃないか? まだ何があるかわからないんだ」
「む……そうだな……」
柳也の下した結論は
A 廃寺探索へ赴くメンバーを選出してください。国崎と柳也・神奈・裏葉の内最低一人は固定です(文字を読むため)
「全員」ってのも可です。
全員
「探索するのなら人数が多い方がよいのではないか?」
「……そうだな。全員で行くか」
俺はみんなを連れ、先ほどの廃寺までやってきた。
またもや霧が立ち込めるが、俺の姿を認めるとあっさりと晴れた(いや、あるいは神奈の姿、か?)
「……確かに、なにかありそうだの……」
神奈は思いつめた瞳で寺を見つめる。
「神奈……」
「大丈夫ですよ。神奈様は私たちでお守りします」
「柳也殿……裏葉……よし、では参ろうか!」
「がんばろうね! 神奈ちゃん!」
「最近私の影が薄い……」
女子高生2人組もやる気は充分だ。
「ところで国崎、先ずどこを調べる?」
「ああ、とりあえず」
A 金属板を調べよう。
B 各部屋を調べよう。
Aでさっさと先に。
俺は柳也・神奈・裏葉の三人に頼み、寺のあちこちに配置されている金属板の解読を頼んだ。
「ねえ国崎さん、ここって何のお寺なの?」
「多分……翼人を祀ったものではないかと思う。内部の装飾も羽のはえた人間のものがおおいしな」
「敵は……いない?」
「ああ。今のところ俺たち以外の人間の気配はない。それに、もしいても柳也がいるから大丈夫だろう」
その間、俺は女子高生と雑談していた。やがて……
「おい国崎、終わったぞ」
柳也が戻ってくる。
「お疲れさま。で、内容は?」
「ああ。板は全部で10枚。この本堂の板が」
―――数多の従者を引き連れて、我等は空を、駆け巡る。
―――星の記憶を紡ぎし者よ、最後に我が名を答えん。
「そして、各部屋の板が」
咎人は、暗き境界に落とされん。
煉獄の火炎にその身を焦がし。
永劫の悲しみに心を蝕まれん。(A)
天翔ける汝は限りなく、
我等はどこまでも卑小なり。
されど忘るるなかれ、己の翼の持つ意味を。(B)
運命とは、ただ流れる水のごとくに進まん。
始まりは誰も知らず、終わりも誰も知らぬ。
ただただ流れ続ける。我らを乗せて。(C)
鎮まりたまえ、帰る者。
猛りたまえ、登る者。
無言の木々のざわめきのみぞが汝を出迎え、そして送らん。(D)
飛ぶ者は風を友とし、
耕す者は土を友とし、
戦う者は、刃を友とせん。(E)
黄金色の、空の元。
汝が見るは、己の背中。
どこまでも青い空の元。
汝が見るは、それに耐えれぬ己の娘。(F)
汝は夢を見るだろう。
砂と海と人との間で。
汝は夢を見るだろう。
悲しみに彩られたその記憶の中で。(G)
想いの力はあまりに大きく、
苦しむ子等は冥府に落つる。
救う手はけして届かず。
闇はどこまでも広がってゆく。(H)
育み滅ぼす者よ。
我が命をば。
命は母なる大地より生まれ出で、大地に帰らん。(I)
「……だそうだ」
「なるほど……。ふむ……おそらく、各板がスイッチ状になっていて、本堂のものがリセットになっていることから、押す順番に意味があるんだろう。
各部屋(アルファベットの割り振られたもの)を正しい順番で押して、最後に本堂のスイッチを押して『我が名』を答えれば
この仕掛けは解けるんだろうな」
「……で、答えはわかるか?」
A [ ] スイッチを押す順番を入れてください。
B みんなで考える(ヒント)
C とりあえず柳川視点に移ろう。
CFIADEBGHかな
Aを選択。
考え込んでブチ切れた往人さん。
ABCDEFGHIの順で押してしまいました。
間違ったらどうなるんだろうね(w
ちっ、間に合わなかった(w
最後の2つは今はどっちかな?
なんでそんな簡単に当てちまうんだあんたらわ!
全然分からん…
あ〜今更だけど理解した。
最後の二つ逆じゃない?
いやもう戻ってるはず
あー、なるほど。
名前も何となく想像ついたけど、これも間違えたら何かあるんだろうかね?
「……わかった」
舞が声をあげる。
「本当か!?」
「うん……間違いない……と思う」
「で、答えは?」
「(ゴニョゴニョゴニョ……)」
ぽん! 思わず手を打つ。
「……なるほど!」
俺たちは舞の言葉に従い、次々と板を押していった。
C…F…I…A……………そして、H
「よし……最後に……神奈、さあ」
「う、うむ!」
神奈をうながし、本堂の板を踏ませる。
カチリ………ゴゴゴゴゴゴゴ………
同時に、本尊が真っ二つに別れ、中から一つの台が現れた。
―――よろしい。天照大神の名の元に。汝を我が同胞と認めよう。
―――望むものは、砕いて手に入れよ。
そう、天照は確か「太陽」の神だったはずだ。
謎かけの答えは太陽系の惑星。内側から順番だ。
「我」とは太陽。「従者」とは九つの惑星。
「これは……?」
神奈が台を覗き込む。俺もそれにつき従う。そこには……
「『力』『知』『道』?」
文字が入った宝玉だ。
「なんだこれは?」
思わず顔を見合わせる俺と神奈。そこに柳也が割り込み、文字が刻み込まれた宝玉をコンコンと叩く。
「……割合脆そうだ……叩けば壊せるな。どうする?」
A 『力』を叩き割る。
B 『知』を叩き割る。
C 『道』を叩き割る。
難しそうだな。
前のやつも平安時代の世界観じゃ有り得ない選択肢だし
パス。
次の方どうぞ
A。世の中、力よのぅ。
「……力だ。力を頼む」
「承知……下がっていろ、二人とも」
柳也は自分の剣を構え、台座に埋め込まれた宝玉へ向ける。
「……セイ……ッ!」
ガシャァァァァァァァン!
ヒュオと一閃、あやまたず『力』の宝玉を打ち砕いた。
同時に、まるで宝玉に封じ込まれていたものが解き放たれたように、光りがあふれた。
キィィィィィィン!
「むっ!?」
―――力を求めるか。我が同胞よ。
―――いいだろう。星の生み出し聖なる刃、汝に与えよう。
――― 一つ、天神小太刀
――― 一つ、星屑の大太刀
――― 一つ、破魔棍
――― 一つ、翼の弓
言葉と同時に、本堂の四隅の壁が動いた。
それぞれに台座が現れ、武器が乗っている。
―――戦い、進むがいい我が同胞よ。そして守護する者たちよ。
―――汝に幸せな記憶があらんことを祈る。
……消えたか。
「終わった……ようだな」
「ああ……どうやらあいつは俺たちに武器をくれたらしい……ありがたく頂くとしよう」
四隅の台座に据え付けられた武器を集める。
『天神小太刀』と呼ばれたものは刀身が透きとおるほど薄い小太刀だ。だが、硬度はかなりある。
『星屑の大太刀』かなり大きめの太刀だ。破壊力もあるだろう。
『破魔棍』……全長3Mはありそうな巨大な鉄棒だ。これは相当な腕力がないと扱うのが難しいだろう。
『翼の弓』精巧な翼の形の装飾が施された和弓だ。弓の扱える人間か……
「……どうやらこれで全部のようだな」
「ああ」
柳也たちは武器を背負い、正面の扉の方へ向かっていった。
だが……俺には一つだけ気になる事があった。宝玉が埋め込まれた台座。その裏に見覚えのある像があったのだ。
いや、見覚えのあるというべきではないかもしれないが……
その姿はあまりにも酷似していた。 ……観鈴に。
「観鈴……」
思わず語りかけてしまう。
「お前は……今どうしているんだ……? この時代で神奈を救えば……お前も助かるんだよ、な?」
当然だが、像は答えない。その代わり、俺はその像の左右それぞれの手首に巻かれた腕輪に気付いた。
「羽がくくりつけられているのか……白い羽と、黒い羽……」
どうする?
A 白い羽の腕輪をもらう。
B 黒い羽の腕輪をもらう。
C 両方もらう。
D 放っておくのが一番だろう。
よくばってはいかん。Bで。
ド・・・ドラクエっぽい。なんかいい感じだ。
しかしここのスレが柳川スレになってる罠
300レスぐらいの読み切り的なのがなつかしいなあ
まあこれはこれで好きだけど
柳川嫌いじゃないがちょっと長すぎでダレ気味ではあるな。
個人的にこのスレでミステリを見てみたいと思うのだがどうか?
──黒き羽の者は闇を統べし者にして我等が始祖
──汝の真に望む時、その力を貸さん
!?・・・始祖?翼人の始祖か?
「どうした国崎?」
ふと、気付くとその像に白い羽の腕輪は無かった。
「・・・いや、何でもない。」
「しかし、この武器は一体?」
「良いではないか。くれると言うなら貰ってやるのが道理だ。」
「・・・・どういう道理だ。」
「この事を柳川に伝えるべきだが・・・どうする?」
A 誰かが連絡に行く
B 柳川達が戻って来るまで待つ
C 取り合えず視点を柳川サイドに
C
C
単独行動で分散するのは良くないだろう。
とりあえず待ち。
B。
スレ読み込んでから十数分もリロードしてないの忘れてた・・・
久々にバカをやってもーたわ。鬱。
一方、その頃柳川達は───
「お待たせしました、会見の用意が出来ました。こちらで御座います。」
女官に案内され、道長との会見に臨んだ。
「ねぇ、道長ってやっぱり・・・」
綾香が耳打ちしてきた。まぁ、スフィー以外はおおよその検討は付いている様だが。
「ねぇねぇ、やっぱり美味しい食べ物とか出るのかなぁ。」
因みにそのスフィーに関して言えば食べ物の事で頭が』一杯のようだ。
セリオのデータによるとこの時期の道長の位は権大納言。
上から数えて7番目位の偉さだから結構偉いのである。そんな道長が
見ず知らずの怪しい連中に会うなど普通では考えられない。
何か裏があると思った方がいいだろう。
参考までだがライバルの伊周は内大臣で上から数えて4番目の位。
「権大納言、藤原道長様のおな〜り〜。」
「まぁ、ばればれだが俺が藤原道長だ。」
藤原道長の正体は・・・カズだった。ばればれだが。
「ええっ!カズが道長だったの?」
・・・・スフィー、気付くの遅すぎ。さて・・・
A 何故』同人市にいたのかを尋ねる
B 何故我々と会見しようとしたのか尋ねる
C その他※記述してください
A
『なぜ貴殿はそのような立場にあるにもかかわらず同人市などに参加しているのだ?』
俺は率直な疑問をぶつけてみた。
「別にそんな言葉を使う必要はない。普通にしろ。……質問の答えは簡単だ」
道長ことカズは一息ついて
「趣味だ。あの場においてはそれ以上も以下も必要ないだろう?
あそこだけでは……物乞いも御門も平等だ。無論、俺もな」
『なるほど……』
A 何故我々と会見しようとしたのか尋ねる
B 早速本題に入る
とりあえーずB
『ではさっそく本題に入ろうか。』
「そうだな・・・そちらが先に目的を明らかにしてくれたからな。
まずはこちらの持つ情報を話そうか。」
そう言うと道長は一つの手紙をこちらに見せた。
『・・・これは?』
「・・・高野山に送り込んでいる間者からの報告書だ。主な内容は
高野山」の動向・・・そして監禁されている翼人の様子についてだ。」
『なんと・・・』
流石と言うべきか。中央政界の頂点に上り詰めたのは幸運だけではないようだ。
「・・・3ヶ月ほど前の落雷で諸堂塔が焼失。その火災に座主(高野山のトップ)
が巻き込まれた。それ以来座主の性格が一変したそうだ。そして、今まで
監禁しているだけだった翼人を殺そうと画策しているらしい。」
『なんだって!で、その翼人は無事なのか?』
「それについては、大丈夫らしい。寺内の穏健派が押し止めていたり
翼人自身の力で大事には至っていない。だが、油断を許さない状況にあるのは確かだ。」
・・・・のんびりしている暇は無いと言う事か。
「で、座主はその翼人の娘を人質にしようとするがその娘は逃亡。
追手を差し向けているもの捕縛には至らず。これが俺の持ち駒だ。
では、そちらの持っている情報も話してもらおうか?」
・・・どうする?
A 話す
B 話さない
C あちらの持っている持ち駒をもう少し引き出させる
C
『・・・いや、そちらはまだ持ち駒があるはずだ。そちらを話してもらおうか。
こちらの手を明かすのはその後だ。』
そう、まだあちらは手を明らかにしていない。
「・・・何を根拠に?」
『・・・それだけ高野山に関して情報を集めているのならそれなりの対策
そう、恐らく翼人救出の為の策や兵力を持ち合わせているはずだ。』
「・・・・」
道長は顔色一つ変えずこちらを見ている。さて・・・カマを掛けてみたが
凶と出るか、吉と出るか・・・
「・・・・やるな、其処まで読んでいたか。ならいいだろう。どのみち
協力を申し出るのなら話さねば為らない事だからな。」
・・・・よし、あちらの持ち駒を引き出せたようだ。
「実はな・・・対妖怪専門の機関、陰陽庁からの情報によると座主は
物の怪の類とすり替わった可能性があると言う話だ。そうなると考えられる事態は
その物の怪が力を得る為に翼人を食しようとしている、と言う事だ。」
『しかし、何故そのような回りくどい真似をする。』
ならば座主にすり替わるという事などせずそのまま殺せば住むではないか。
「・・・それは、判らん。だが、こちらには物の怪対策専門の人物がいる。」
『・・・・それは、まさか源頼光か?』
「・・・よく知っているな。まぁ、有名だしな。後で紹介する。それが俺の救出の為の戦力だ。
さて、これが俺の持ち駒全てだ。これだけ話したんだそちらの情報も洗いざらい話してもらおうか。」
A 洗いざらいはなす
B 未来人である事は伏せておく
C 翼人の娘を保護している事は伏せておく
B
『俺たちは今回の件に関して強烈な駒を配している』
「ほう……? 俺の情報に見合うものだろうな?」
俺はフフン、と唇をゆがめ、言い放つ。
『囚われている翼人の娘……神奈。彼女は俺たちが保護している』
ガバ! と立ち上がる道長。
「なにぃ!? 彼女は陰陽庁が全力で探しているのだぞ!? どこだ!」
『それが俺たちの駒、ということだ。……もう一つ……お前が摂政の座に着ける方法も持っていると言えば……さあ、どうする?』
「……いいだろう。……ここに連れてくるがいい。その娘を。今この屋敷の中が日本で一番安全だ。
どこにいるかは知らんが、刺客に怯えながらの生活は辛かろう」
『フム……』
A 他のメンバーもここに呼び寄せる。
B いや、彼女は俺たちで守り通す
A
『……わかった。しばらくここにかくまってもらおう』
「賢明な判断だ。……では、どうする? 使いの者を出すか、それともお前たちで迎えにいくか?」
『そうだな……』
A 道長に頼み、使いを送る。
B 俺たちが行く(※行くメンバー選出)
C てっとり早くストーリー進めるためにあっさり合流する
C
と、言う訳で詳しい内容は割愛し俺達は国崎達と合流した。
因みにタイムマシンは道長邸の庭に、「連邦の白い悪魔」は馬屋に繋いである。
「藤原道長・・・信用に価する人物なのか?」
柳也が尋ねてきた。無理も無かろう。彼等にとって都に戻ってくる
と言う事は下手をすれば捕まりにノコノコ戻ってくるのと同じだからな。
『その点は心配無用だ。あちらはこちらを信用して持てる情報の全てを明らかにしてくれた。』
「そうか・・・なら大丈夫なのだろう。しかし、高野山に物の怪とはな・・・世も末だな。」
『しかしその武器は何だ?何処で手に入れてきたのだ?』
俺は柳也達が持ってきた見慣れない武具について尋ねた。
「我々がいた所の直ぐ近くに翼人を奉ったと思われる遺跡があってな。そこで手に入れた。」
柳也にその武器を詳しく見せてもらった。どこか神秘的なものを感じる。
以前の事件の時の鬼切丸が妖刀だとしたらこちらは聖剣と言った所か。
『これは心強い。鬼の武具は現代に置いてきたからな。』
「そう言えば神奈達はどうした?」
「俺達とは別の部屋で談笑中だ。」
現在この場にいるのは俺と柳也、国崎、そして、道長だ。
「さて、夜も更けていることだし、詳しい話は明日にしよう。明日になれば
頼光達も此処に到着するだろう。それと、もう一人心強い味方がいる。
明日、此処に来てくれるそうだ。」
『・・・それは誰だ?』
「陰陽庁の長にして稀代の陰陽術師、安部晴明だ。」
「・・・・・大物だな。」
現代でもその名を聞く偉大なる人物だ。まさかその伝説の人物に会えるとはな・・・
さて・・・
A 寝る
B 誰かと話す※誰と話すか記述
スマソ、選択肢を追加させてくれ
C 女性陣の談笑の実況中継
そりゃもうCしか(w
狙ったように追加したC(w
こんばんわ、あなたの側にセリオです。
現在女性陣の寝室において・・・・
A 宴会が行われている
B ドキ!女性だけの脱衣麻雀大会
C 真夜中の猥談
D 現代から持ち込んだ服で神奈と裏葉の着せ替えショー
D
「のう、綾香これはなんじゃ?」
そう言って神奈は綾香が荷物の中から取り出したブラジャーを見て尋ねてきた。
「ああ、これはね、ブラジャーって言って私達の時代の女性の下着なの。」
「ほぅ・・・未来の女性は腰巻以外の下着も着けるのか。わらわも着けてみたいのう。」
「ねぇねぇ、ならさ下着以外も私達が持ってきた服を着てみる?」
「さんせー。服なら私のレベル2くらいのが丁度良いんじゃない?貸してあげるよ。」
「本当か、スフィー。恩に着るぞよ。・・・裏葉、御主も付き合え。」
「ご随意に。綾香様、衣服をお借りして構いませんですか?」
「いいわよ、もちろん。」
「神奈ちゃんにはどんな服が似合うかな〜♪」
持ってきた服は以下の通りです。誰に何を着せるか組み合わせて下さい。
ただし、サイズの関係上Aは裏葉、Bは神奈です。
A 寺女の制服 スーツにミニのタイトスカート スパッツと体操服
B 夏服のワンピース メイド服 ぶるまぁと体操服
これ、一個ずつ選ぶの?
A スパッツと体操服
B メイド服
でおながいします。
かん、なは、「余」ですぜ……
晴明と頼光って同時代だっけ?
つーか最近AIRRPGやってるせいで、頼光のイメージがすっかり金色で片足の男に。
「で、これは如何すれば良いのじゃ?」
「ブラジャーね。これはこのホックを・・・・」
「あらあら、未来の衣類は随分伸縮性があるのですね。」
「こっちは・・・こうで、こうだから・・・・」
「この服は随分ひらひらするのう。」
「あ、後これはボタンを掛けて・・・」
「露出の多い服ですね。ですが、随分動き安うございます。」
「あ、それはね、この服は運動用の服だから・・・・」
───着替え中───
「では、お二人さんの晴れ姿を見せて頂きましょうか。」
そう綾香が言うと奥の部屋から着替え終わった二人が出てきた。
「に・・・似合っておるか?」
神奈が恥ずかしながらに聞いてきた。
「随分体に密着する服ですね・・・私のは似合っておりますか?」
裏葉の方は恥ずかしいと言うよりも現代の衣服を珍しがっている。
「おお〜これは・・・・」
「・・・可愛い。」
「随分刺激的ね〜」
「ううっあたしだけ・・・ぐすん。」
みさきちゃんは見えないことを心底悲しんでいるようだ。不憫な・・・
って言うか二人共かなり萌えな格好をしている。写真でも持って来れば良かった・・・
そこに物音が!部屋にやって来たのは・・・・
A 柳川
B 国崎
C 柳也
D 道長
>890
ガ━━━━━━(;゜Д゜)━━━━━━ン!!
吊って来ます・・・・
>891
その辺は調べました。西暦994年の時点では頼光、晴明、道長
は全員生きています。この時点では頼光は40代のおっさん、
晴明は60超えた爺さん、道長はまだ30代前半。
と言うことは、この時代のちゃんさまはリアルちゃん様みたく三十路……。
D
「皆さん、明日の朝にこれからの方針について・・・・」
と、いきなり戸を開けてしまった道長。せめて入りますの一言くらい言っておけば
これからの惨劇を避けられたのだが・・・・
そして、彼の目の前にはメイド服の神奈と体操服姿の裏葉だった・・・・
「・・・・・」
「・・・・・」
「あら、道長様。こんばんは。」
裏葉だけは丁寧に挨拶をした。この状況で動揺しないのは流石と言うべきか。
(キ・・・・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!)
道長は恐らく日本で初めて萌えと言うものを感じた男になった。だが・・・
「きゃぁぁぁぁ!!!」
沈黙を破ったのは神奈の悲鳴であった。
「ちょっと、おじさん。女性の部屋に返事も無しに入って来るってのはどう言う了見よ!」
「お、おじ・・・」
「サイテーよ!この変態!!」
「ち、ちょっと待って・・・・・」
「「「「「問答無用!!!!!」」」」」
うぁぁぁぁ───・・・・・・・・
『ん?何処からか悲鳴が聞こえなかったか?』
「気のせいだろう。それより明日は朝早い。さっさと寝てしまおう。」
『そうだな・・・では、寝るか。』
A 夢・・・夢を見た
B そのまま朝に
C 侵入者の足音が・・・
Cでがんばれ。
『あーやれやれ、さっさと寝るとしよう。寝るのがいちば……』
ヴモモーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!
ドゴォア!!!
……耳をつんざく咆哮と轟音。
「侵入者だ!」
そして衛士と思しき叫び声。
「表門を破られたぞ!」
あまり状況はよろしくないようだ。
「おい、柳川」
柳也が真剣な表情で俺の肩を揺さぶる。
『わかっている……』
俺はやれやれと起き上がり、近くの窓から中庭を見た。
「……牛頭(ごず)」
『俺の親戚……かな?』
牛の頭をした鬼だ。全長は2M半ほどあり、その手には巨大な戦斧が握られている。
それを力任せに振り回しているため、囲んでいる衛士たちも近づけない状況だ。
「先生! 何事!?」
別室にいた舞たちが部屋に流れ込んでくる。神奈と裏葉が面白い格好をしているが今は気にしないのが上策だろう。
「この道長の屋敷に襲撃をかけるとは……どこのどいつだ!?」
激昂する道長。
「さて、どうする柳川?」
俺の指示は
A:
牛頭を相手にするメンバーを選出してください。
それ以外は屋敷内で待機となります。
翼人の4神具を使用する場合はその旨もお願いします。
なお、太刀を扱えるのは柳也・舞・柳川
弓を扱えるのは柳也・舞
棍を扱えるのは柳川だけです
>>894 道長は966年生まれなので994年のこの時では28歳でわ?
柳也⇒星屑の大太刀
舞 ⇒天神小太刀
柳川⇒破魔棍
道長⇒手ぶらで出陣
残りは待機
『柳也、舞、行くぞ!』
「応!」
「・・・・わかった、先生。」
「俺も行くぞ。」
と、道長がいきなり言い出した。
『・・・お前どれほどの力があるか知らないがはっきり言って足手纏いだ。』
「おいおい、俺はお前たちの力がどれ位か見せて貰ってないぜ
それこそ俺の眼鏡に叶わなければ高野山行きを止めてもらう事になるぞ。」
『・・・そうだな。なら、俺達の力をとくと見るがいい。それとみんな、
神奈を頼んだぞ。奴等の真の狙いは神奈のはず。これが陽動の可能性もある。』
「オッケー、任せておいてよ。」
「任せておいてよ。」
「了解しました。」
「うん、先生。頑張るよ。」
「・・・判った。」
彼等に神奈を任せた後に俺達は牛頭に向かった。
『・・・・でかいな。』
でかいなんて物ではない、その身長は3m近くある。
槍や矢が針鼠のように刺さっているが殆どダメージになっていない。
「どうする、柳川。」
A 突撃、力押し
B 二人が囮になって柳川の破魔棍で脳天を叩き潰す
C 二人が囮になって柳也の星屑の大太刀で首を切り落とす
D 二人が囮になって舞の天神小太刀で心臓を狙う
>901
ぬっ、そうだったのか。調査が足らなかったようだ、済まん。
やはり主人公ということでB
人の形をしているが下手な場所を狙っても死なない可能性が高い。
と、なれば狙うは絶対急所の頭。
『二人共、奴を引き付けておいてくれ。俺がこの棍で奴の脳天を叩き潰す』
「任せろ!」
「・・・・わかった、先生。」
合図とともに二人は飛び出た。その動きに反応し牛頭は標的を二人に変える。
奴は戦斧を大嵐の様に振り回し迂闊に近寄れない。だが、柳也は大太刀をもって
奴の強撃を一つ一つ丁寧に捌いていく。
(この太刀の強度が無ければ捌き切れなかっただろうな。しかし、そう長くはもたんな・・・)
その隙に舞が牛頭との距離を詰め素早い斬撃を浴びせるが傷は浅く、効果は今一つである。
致命傷を与える為に懐に飛び込もうとすると斧を持たないほうの腕が舞を捉えようと飛んでくる
為、迂闊には近寄れない。
(・・・この程度の傷では効果が無い。先生、早く・・・・)
ドン
そうしている内に舞が壁際に追い込まれる。
(・・・しまった!)
そして、舞の脳天めがけて戦斧が振り下ろされ様としたその時、柳也の一太刀が牛頭の右膝を切り裂く。
牛頭は堪らずよろめき、舞は壁際を脱出。そして──
『・・・・貰った!』
膝を斬られた牛頭は俺に背を向けている。俺はこの隙を逃さず全身のバネを使って
奴の脳天目掛けて渾身の一撃を───
『おおおおおお!!』
ドゴォッ!!グシャァッ!!!
脳天に一撃を喰らった牛頭の頭は粉々に吹き飛びその身長が50cm程縮む程に叩き潰された。
牛頭は悲鳴一つ上げる事無く絶命しそのまま地に伏した。
『ふぅ・・・終わったか。どうだ、道長。』
俺は道長に尋ねた。これを見せ付けられて力不足だとは思うまい。
「・・・凄いな。まさかこれ程とは。」
全てが終わった後に都の検非違使達がやってきた。まずいな・・・
これを見られたら何を言われる事やら・・・
「・・・・検非違使がやってきたか。まぁ、此処は俺に任せておけ。
こういうのが俺の役割だからな。」
『ああ、頼む。』
道長は検非違使達に詰問されているがこのまま誤魔化せそうだ。
神奈達は・・・・無事のようだな。さて、これからどうする?
A 見張りを立てる
B そのまま朝まで進む
C 分散しないように皆同じ場所で眠る
Cだ、
『どうやら連中に神奈の居場所が割れてしまったようだな……何が起こるかわからん。今日は集まって休むとしよう』
「………」
道長は苦虫を噛み潰したような顔をしている。
『どうした?』
「……いったいどこから情報が漏れたのだ……? まだ貴様らがたどり着いてから時間は経っていない。
調べ上げるのなど不可能のはずだ……」
「間者、か?」
柳也が口をはさんでくる。
「……言葉を返せんな。その可能性が最も高い。……調べておこう。お前たちはゆっくり休んでくれ」
『ああ、お言葉に甘えさせてもらう』
こうして、俺たちは一番大きな客間に招かれ、全員一緒に夜を明かすこととなった。
『一応俺がギリギリまで見張りをしておく。お前たちは休んでくれ』
「柳川様……見張りでしたら私にお任せください。どうぞ柳川様も……」
セリオが申し出るが、俺は辞退する。
『スマンなセリオ、お前の機能を疑うわけじゃないが……相手の正体もまだ判明していないんだ。
それに、俺も何かをしていないと気分が滅入ってしまいそうなんでな』
「……わかりました。お任せします」
『任せろ』
……さて、みんなそれぞれ雑魚寝の体勢に入ったが……俺はどうするか。
A 屋敷を一回りしてみる。
B 道長と話をしてくる。
C 国崎がいない?
D 誰かと話す(※対象者指定)
Aで
しかし最近の流れはホントTRPGっぽいなw
三人寄らば・・・というか、
いい流れだね。面白い。
屋敷を一回りしてみるか・・・一箇所にじっと止まっているのも辛いものがあるからな。
俺は部屋を出ると屋敷の中を歩き回った。所々に衛兵がいるがそれ以外は
静かなものだ。所々置いてある蝋燭の燃える音と虫の音が静寂の中に響く。
先程の牛頭の死体は場所を移してあるがそのままにしてある。明日専門家
が来るから検分は彼に任せておけとの事だ。
(・・・しかし、何故あれ程早く気付かれたのだ?間者だとしたら道長に保護を求める
事から知られていると言う事になる。道長の話によると昨日今日仕えた奴は居ない
との事だ。だとしたら・・・・・)
A 屋敷内の誰かと入れ替わっている可能性がある
B 最初から我々を監視している連中がいる可能性がある
C 使い魔の類で探っている可能性がある
D 敵は高野山のみでは無い可能性がある
D 高野山はまだ神奈の存在には気が付いて無いでは?
・・・神奈が狙いなら牛頭を派遣などせず忍び込んでそのままさらって行けばいい筈だ。
牛頭では神奈を殺してしまう可能性が有る。なら今回の狙いは誘拐でなく暗殺。
そうなるとその標的は道長の可能性が高い。奴に心当たりを聞いておくか・・・
俺は道長の部屋に行く事にした。途中で衛士に止められたが俺の顔を見ると通してくれた。
部屋では道長は書物を読んでいた。
『道長、少し話があるが構わないか?』
「ん?ああ、構わないが。」
『今回の狙いは神奈で無くお前の可能性が有る。何か心当たりは有るか?』
「・・・正直、有りすぎると言った所か。何せ、藤原家だからな。色々恨みを買うことも
あるし、身内同士の争いもある。更に言ってしまうと俺は頼光の上司に当る上に
晴明の友人ときている。人に物の怪に大人気さ。これに高野山の坊主が加わって
更に怖いものだらけになってしまったがな。」
なるほど・・・心当たりが有り過ぎて判らんか。
『しかし、お前は我々を保護しようとした?翼人を保護するとなれば高野山と
揉めるのは必定と判っていた筈だ。』
「それは・・・多分、お前と大して変わらない筈さ。」
『・・・困っている奴を見捨てる事は出来ない・・・か。』
「俺はもう寝るがお前はどうするんだ?頼光達は寅の刻(午前六時)位に着くと思うぞ。」
『俺は・・・・』
A もう寝る
B まだ起きている
b
まだ起きているか・・・正直、まだ眠くはない。
・・・!足音がする、誰だ?俺はその足音に注意を払った。だんだん近づいてくる・・・
そしてその足音の主は───
A セリオ F 裏葉
B スフィー G 神奈
C 綾香 H 柳也
D みさき I 国崎
E 舞
G
やっと柳川で逝こうの修正が終わった……
さすがに240近くあると修正が大変だわ。
というか皆さんもうそろそろ柳川シリーズ第3弾の名前決めません?
スレの移行時期も近いし。残りのところで協議して最後は選択みたいな感じで
どうでしょう?
御疲れでやす。>FARE-M氏
三弾って今進行中の奴?
なら、「時代の狭間で〜柳川的時空旅行〜」でどうか。
921 :
920:02/09/03 11:40 ID:8xWXXCaM
修正。
「時代(とき)の狭間で〜柳川的時空旅行〜」
で。柳川と時空もしくは時代というフレーズはあった方が良いかと。
「のう、柳川殿―――」
そこに現れたのは神奈だった。
『どうした神奈、明日は早いんだ。さっさと休んで……』
だが神奈はそんな俺の言葉を気にせず、続けた。
「ちょっと、よいか……?」
俺は従うことにした。何か話があるようだ。
中庭に面した廊下に二人で立つ。衛兵も松明もこのあたりには無く、ただただ月明かりのみが二人を照らし出している。
「…………」
『…………』
「綺麗だ」
『ああ』
「母上も同じ月を見ているのだろうか」
『たぶんな』
「高野山の、牢獄から―――」
『……俺を呼び出したのはそんな話をするためか?』
「……すまぬ」
『いや……いい』
「…………」
『…………』
「柳川殿、実は―――」
真剣な眼差しでこちらに向き直る。
「余は、実は余は貴殿らに……いや、柳也殿にも裏葉にも隠してきたことが―――」
その時だった。
狩猟者の超感覚にも、セリオの熱源探知にも、みさき君の耳にも捕らえられぬ『それ』は行動を開始した。
いうなれば『闇』そのものなのかもしれない。
建物の軒下……平時、誰も用がないそんなところから、幾本かの『闇』の『手』が伸びる。
「はぐ……っ!?」
『なにィ!?』
それは迷わず神奈を絡めとり、中庭に引き摺り下ろした。
そして、神奈を捕らえた『闇』の中から一人の人物が顔をのぞかせる。
人の形をしているはずだが……その肌はあまりに青白く、そして、黒い外套を羽織っているせいであろう。
闇の中、顔と手だけが浮かび上がっているように見える。
「お初にお目にかかります猛き勇士殿、先ほどの牛頭との戦い、しかと拝見させていただきました」
『キ、キサマ……何者!?』
「そして私共が下した結論―――貴殿は、どこか私共と同じ『匂い』がする。いかがでしょう? 私共と行動を供にいたしませんか?
貴殿ほどの力があれば我が主もきっとお気に召すでしょう。さあ――――」
そう言って、その男はこちらに手を差し伸べてきた。
俺は――――
A 握手する。
B 破魔棍で脳天を叩き潰す。
C お前たちの主とは誰だ?
まずC.
その上でA。握手でもしてみましょうか。
掌から敵を知る事は大事かと。
もちろん、仲間には、なりませんが。
つまり、握手して様子を探った上で当然最後はB.
・・・まあ、個人的な希望展開ですが。
とりあえずCだけは確定で。
『お前たちの主とは、誰だ?』
「クックック……それを言うにはまず貴殿が我が同胞になることが必須。
さて、いかがしますか?」
……そう言いながら、あいつは俺に手を差し伸べてくる。
ともかく、神奈が人質にとられているも同然の今、迂闊に刺激するのもまずい。
そう判断した俺は、ともかく握手だけでもしてみることにした。
『………』
がしっ、と握手する。……冷たい。氷のようだ。
「クックック……力強くてよい手ですな……では、我が城へご招待……」
ボワッ!
! 闇が広がる!? 俺を飲み込むつもりか!
どうする?
A 脳天直撃破魔棍
B 神奈をもぎ取る
C このままついて行ってみる
B
あー久しぶりに先を越されたなぁ。
タイトル案は「時代(とき)の狭間で〜柳川的時空旅行〜」
で、賛成。自分が考えていたのもそんな感じだったし。
俺はゆっくりとタイミングを計る。
神奈は変わらず闇に抱かれ、怯えた……助けを求める瞳でこちらを見つめている。
叫びたいだろうが、闇の触手の一本が猿轡の形になってそれをかなわないものにしている。
「ククク……貴殿の名は?」
……俺・奴・神奈が肉薄する。今だ!
『柳川裕也だ! 覚えておけ!』
「なにィ!?」
ドバキと奴の顔面をぶん殴り、一瞬ひるんだ隙に神奈をもぎ取り、触手を引きちぎりながら渡り廊下に放り投げる。
「や……柳川殿!」
「キサマ!」
奴の顔が憤怒のそれに変わり、次の瞬間、幾本かの触手が俺の体を貫いた。
『ツウ……ッ!』
急所は外れている。
「おのれ! 翼人! 今一歩のところで!」
またもや奴は触手を神奈に伸ばすが、俺はそのまま奴に組みかかった。
「邪魔するか!」
『逃げろ神奈! 逃げろ! 柳也たちの元へ逃げろ!』
「あう……うう……柳川……どの……」
半ば腰が抜けている状態か。だが、俺は激を飛ばして無理やりに行かせる。
『逃げろ!』
「は、はい!」
這いずりながらも、彼女は建物の中に逃げ込んでいった。
「オノレ、オノレ、オノレェェェ! キサマ、許さん!」
闇が俺の四肢を絡めとり、徐々に収束していく……クソッ、体に力が入らん……
「神奈! どうした!」
全てが終わった時、柳也は廊下に倒れる神奈を発見した。
「柳也殿……柳也殿……柳川殿が……」
「柳川が!? どうした!」
「あ、あれ……」
神奈が指を指すその先。
そこにはただただ使い手を失った破魔棍が転がっているだけだった。
【柳川 囚われる】
A 屋敷内を調べる
B 増援が来るまで待つ
B、まずは全員で状況把握と、神奈を確実に保護しなくては。
そして、夜が明ける頃に源頼光とその配下達が到着した。
その姿は荒武者と言うよりも知性を感じさせる智将といった風貌であった。
そして、その顔には角の生えた仮面があった。
「源頼光、参上つかまつった。道長殿、我々を呼んだと言うことは・・・」
「ああ・・・大体想像はつくだろうが・・・」
A 取り合えず先に自己紹介
B 取り合えず現状を話す
C 安部晴明の到着を待つ
C
「実は晴明殿も呼んである。彼に昨晩襲撃して来た物の怪を検分してもらう。」
そう言って道長は庭の隅に放置してある牛頭(頭は粉砕されているが)を指差した。
「こ・・・これは・・・・」
「彼が来たら現状を話す。それと彼等にお前を紹介しなければならないな。」
「彼等?」
「今回の件には高野山、そして其処に捕われている翼人が深く関っていてな・・・
その翼人の娘とそのお供達だ。詳しくはあとで話す。」
「翼人?噂には聞いていたが・・・まさか本当に実在しているとはな・・・」
そして暫くして安部晴明も屋敷に到着した。
60を超えた年寄りであるがその身に纏うオーラは彼が只者ではない事を
表すのに充分であった
「久しいですな、道長殿。そして、頼光殿。」
「ああ。」
「お久しぶりです、晴明殿。」
「道長殿、火急の件と聞いたが・・・なるほど、この物の怪の事ですか?」
「いや、この件もあるのだが・・・詳しくは屋敷の中で話そう。」
「・・・どうやら只事では無いようですな。」
A まずは自己紹介から
B まずは現状から話す
C まずは牛頭の検分から
Cかな
「まずは、こいつの検分からだな。会議はその後だ。晴明殿、頼みます。」
「うむ、では・・・」
晴明は牛頭の死体を入念に調べ上げていった。そして───
「頼光殿、この死体の胸の部分を開いて貰えぬか?」
「承知した。」
そう言うと頼光は牛頭の胸を腰の刀で切り裂いた。そして晴明は
開かれた胸の心臓部分に手を入れた。そして、其処から心臓を取り出した。
その心臓は呪符が巻き付けてありその主が死体となった筈なのに未だに
怪しく動き続けていた。
「やはりな・・・この物の怪は『屍操符』と『双生融術』と言われる術を併せて
作られた言わば人工の物の怪だ。」
「どう言うことだ?」
道長は聞きなれないその術について尋ねた。
「『屍操符』は死体を術者の意のまま操る術、『双生融術』は二つの生き物を融合させ
一つの新たな生き物を生み出す術・・・どれも物の怪や妖怪が使える術ではない。」
「つまり、人間が関っている可能性があると?」
「ええ、どちらも陰陽術の禁呪。そして、これ程の術を使える者は私以外に都に一人しか居ない。」
「して、その者は?」
「芦屋道満・・・」
「・・・その者が高野山の物の怪と手を組んだ。と、考えた方が良さそうですな。
これで敵の正体が大よそ掴めてきましたな。では、彼等を交えて話をしましょうか。」
A まずは現在の状況を整理
B まずは自己紹介から
C 一方その頃、高野山では
Aだなぁ、みさき先輩や舞がどういう反応するか
晴明は源之助とか言ってみるテスト。
芦屋道満はディーなのですか?
「ディー」とは?
うたわれのネタバレになっちゃうけど。
ハクオロの魂の片割れ。
あ!
ディーって、翼人じゃん!!
>>940 おお!
ところでそろそろ1000だけど次スレ立ってる?
942 :
一書き手:02/09/03 23:47 ID:fY2BXtiz
わからねぇ、俺にはぜんぜんわからねぇ!
こんなこったらうたわれやっときゃよかった……
検分の後、牛頭の死体は焼却処分された。あのまま放置すればまた
動き出す可能性があるが呪符を抜き取れば心配ないそうだ。
そして広間に今回の関係者全員が集まった。その中で舞達が
柳川がいない事に気付き落ち着かない様子である。
会議の議長は道長が務める事になった。
「まず最初に言っておく事がある。柳川が昨晩何者かに攫われた。」
すると、舞達の中に衝撃が走った。そして舞が道長に歩み寄り
服の襟に掴みかかり道長を揺らしながら問い詰めた。
「誰だ!誰に攫われたんだ!教えろ!!早く!」
「あがががが!お、落ち着け!いいから落ち着け。」
「くっ・・・す、済まん。」
「ゲホゲホ、これから柳川や昨晩襲撃して来た牛頭の事も含め
現在の状況を整理しつつ今後の展開を考える。まずは・・・」
1:現在、神奈の母親は高野山に捕われている。そして、高野山は今、
物の怪に支配され其処にいる神奈の母親の命が危ない。
2:昨晩襲撃をして来た牛頭は芦屋道満の手の者であり
高野山の物の怪と繋がっている可能性が高い。
3:柳川を攫った奴は最初に神奈を攫おうとした事から
上記の勢力に属する可能性が高い。
「で、これらについて質問は有るか?」
A その芦屋道満なる人物について
B 物の怪の正体について
C 柳川や神奈の母親の安否について
C
で、そろそろ次スレの時期だがどうする?
A さっさと立てる
B 950取ったやつが立てる
C 970取ったやつが立てる
やっぱBかね
Bで決定やね。
じゃあ、スレの残りはどうしましょうか、
A 970あたりまで続けて新スレに移行。残りは別に考える。
B この辺で切り上げて新スレに移行。残りは別に考える。
C 最後まで使い切る。
ぐらいかな?
C
「柳川は・・・神奈の話によれば奴等の陣営に引き込もうとした辺りから
直ぐに殺されると言う事は無かろう。それに、奴自身そう簡単に殺されまい。」
「・・・・・・」
舞達はうなだれたまま沈黙している。彼の生存を信じているが
やはり不安を隠し切れないのだろう。
「母上は大丈夫なのか?」
「神奈の母親だが・・・そろそろまずい事になってきた。潜入させていた間者
からの連絡が途絶えた。最後の連絡には座主は自分に逆らう者を次々に粛清し
寺は禍々しい雰囲気に包まれている、との事だ。」
「・・・・・・」
「さて、質問は終わりか?」
A その芦屋道満なる人物について
B 物の怪の正体について
C 質問を終え、救出作戦を立てる
A。
「その芦屋道満って人はどういう人なの?」
質問してたのはスフィーだった。
「それに関しては・・・・晴明殿、貴方が話してください。」
「はい。と、自己紹介がまだでしたな。陰陽庁の長をしております
安部晴明です。以後、御見知り置きを。」
そう言って晴明は深々と頭を下げた。
「芦屋道満・・・奴は都でも随一の陰陽術師ですがその反面、性格は最悪
で平気で禁呪を使い、金さえ積めば女子供でも平気で呪い殺したりする奴です。
先日、都で貴族が次々に呪殺される事件が起こり我々は奴の仕業と判断し
その行方を追っていたところでした。」
「その男が何故、物の怪と手を組み、更には屋敷に牛頭をけし掛けて来たのだ?」
「あーそれは俺が原因だ。あんまり派手な事をやるから朝廷が与えている
陰陽士の資格を俺が剥奪したからな。逆恨みってやつだ。」
「それと・・・私も原因でしょう。以前、藤原家の方々の前で術勝負をやった事がありまして
そこで私に負けた事を恨んでいてそれから何かと私に突っかかって来るのです。」
「で、もう質問は終わりか?」
A 物の怪の正体について
B 質問を終え、救出作戦を立てる
>950 次スレよろ。
B
953 :
950:02/09/04 03:30 ID:xVSg0pP+
ぐは、スレ立て責任者になっていたとは気付かなかった・・・。
てことで、テンプレ整理中なんだが、
>>2がちょっと。
前スレのタイトル何? εはこのスレだし・・・。
dat落ち中なんだが、かちゅ使ってないから読めなくて判らないんだよな。
「もし月宮あゆが大判焼きを食い逃げしていたら」も続きあるのか判らんし。
という事でとりあえずテンプレあげ。
〜 このスレの鉄の掟 〜
・選択権は大原則として「早い者勝ち」!
・でも、、あまりにも酷い展開になった場合、
特例「リコール」が適用される事もあるから、注意してね。
たとえ本人であっても選択肢の修正は「無効」だから、
選ぶ時は慎重かつ迅速に!!
・職人さんは書き込む前に『リロード』必須です!←重要です(泣
・荒らし流入を防ぐためsage進行でお願いします!
これさえ守れば、そこのあなたもわたしもみんな、友達だよ♪
職人さんとプレイヤーさんで力を合わせて、素敵なお話を作っていこうね!
「・・・いい話、嫌いじゃない・・・。」
957 :
950:02/09/04 03:44 ID:xVSg0pP+
テンプレは以上。
ただ、色々追加、補足も必要だと思うので、
早急には立てずに朝までスレ立てを延ばします。
#このスレ、他のスレと違ってテンプレ準備あんまりしないし・・・(汗)
朝まで指摘を受け付けますのでお願いします。
口調や諸注意や、その後発生した同系統スレなんかの指摘もプリーズ。
>>2のスレの順番と名前をしっかり並べ替えしてもらえると助かります。
という事で、寝ます。
>958
〜 選択形式で進めていくスレδ 〜
は既にhtml化されてますよ。
960 :
959:02/09/04 04:15 ID:8bAq1NxA
と、思ったら違った・・・吊って来ます。
リレー小説総合スレは一応入れといたほうがいいとおもいます。
あとちーちゃんのお願いもテンプレに入れておくべき何ではないでしょうか?
962 :
950:02/09/04 11:06 ID:xAwtHiz8
>>958 サンクス。
>個人的には華音温泉は入れたくない気がするけど。
なぜ?と思って覗いて見たら・・・なんか荒れちゃってるな(汗)
落ちる前は良スレだったのに・・・(滅)
こりゃ、外した方が無難そうだ。
代わりにリレー小説総合入れときます。
葉鍵リレー小説総合スレッド 第3巻
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1028225552/l50 >>961 >あとちーちゃんのお願いもテンプレに入れておくべき何ではないでしょうか?
ちーちゃんは最近影が薄くなっているのと、今の話の流れだとみさき先輩の方が重要度が高いと見たので、
みさき先輩口調で書き換えてあるんですが・・・
>>3と比較してもらえれば判ると思ったんですが、やっぱり名乗らないと判らないのかなあ。
それと、ちーちゃんは原作設定からかなり外れたある種オリキャラに近いキャラなので・・・
目立ってない状態であんまり引っ張るのもどうかなと。
とりあえず、建てます。
963 :
950:02/09/04 11:12 ID:xAwtHiz8
ぐ。
やっぱりスレ立て規制に引っかかった・・・。
しばらくしてまた再挑戦するつもりですが、
どなたか代わりに立てて頂いても構いません。
>>962 ごめん、見落としてた(w
それ系のを入れた方がいいと思ったんだけど、
あったんだね。
あれ?やっぱり鉄の掟は載ってるけど8箇条は載ってないんじゃない?
あれもみさき先輩風にして書いておいた方がいいかと思ったんですが。
次はゼータか。
966 :
950:02/09/04 13:19 ID:FYvOyxWE
>>965 >>1-3を基本に書き直したんで気付いてなかった。
じゃあこんな感じかな。
わたしからのお願いだよっ☆
ひとつっ、痛い喧嘩はしちゃだめだよっ
ひとつっ、職人さんは速さと技を磨くように競い合って精進してね
ほとつっ、とにかく好きな選択肢を選ぼうっ!
ひとつっ、文句があるときは自分で書いちゃおう!
ひとつっ、他人を思いやる気持ちを忘れないでね
ひとつっ、まわりの空気と流れはちゃんと読んで!
ひとつっ、とにかく楽しむことっ!
ひとつっ、気軽に参加してね!
ルールを守って楽しく参加しようね。
約束だよっ♪
どーだろ?
ほとつってのは故意っすか?
968 :
一書き手:02/09/04 13:36 ID:fGNEirZT
柳川がさらわれたか……
俺は自分の手に握られた人形に目を落とした。
……俺はなんて無力なんだろう?
千年間探し続けた少女が目の前にいるのに、俺では守ることもできない。
俺では戦うこともできない。
俺では救うこともできない。
柳川は自らの身を呈して彼女を救った。そんなことはする必要もないのに。
俺はどうだ? 当事者なのに、なにもすることができなかった。
俺は、
俺は、
俺は……
「……い! おい! 国崎!」
ハッ!?
「おい国崎、どうしたんだ?」
いかん、どうやら少々自分の世界に浸りすぎていたらしい。
「いや、何でもない……それより、今は……」
「しっかりしてくれよ。今は俺、お前、頼光殿、晴明殿で高野山攻略の作戦を練っているところだろう?
柳川がいない以上、連中の指揮者はお前だ。しっかりしろよ」
「あ、ああ……すまん」
「では柳也殿、まずは貴殿の作戦をお聞かせ願いたい」
「はい、俺の作戦は―――」
A [ ] 自由に作戦を立案してください。
969 :
950:02/09/04 13:36 ID:FYvOyxWE
「痛い喧嘩」は「痛い」を抜いた方がシンプルかも
再度スレ立てチャレンジしてみたけど無理っぽい。
自分串なんか使わんし・・・つか、2chって串規制してたんじゃあ(汗)
という事で、どなたかお願いします・・・無念。
>>967 >ほとつっ、とにかく好きな選択肢を選ぼうっ!
あ、ホントだ(汗)
手動でやってたもんで。スマソ。
〜 このスレの鉄の掟 〜
・選択権は大原則として「早い者勝ち」!
・でも、、あまりにも酷い展開になった場合、
特例「リコール」が適用される事もあるから、注意してね。
たとえ本人であっても選択肢の修正は「無効」だから、
選ぶ時は慎重かつ迅速に!!
・職人さんは書き込む前に『リロード』必須です!←重要です(泣
・荒らし流入を防ぐためsage進行でお願いします!
それと、わたしからのお願いだよっ☆
ひとつっ、痛い喧嘩はしちゃだめだよっ
ひとつっ、職人さんは速さと技を磨くように競い合って精進してね
ひとつっ、とにかく好きな選択肢を選ぼうっ!
ひとつっ、文句があるときは自分で書いちゃおう!
ひとつっ、他人を思いやる気持ちを忘れないでね
ひとつっ、まわりの空気と流れはちゃんと読んで!
ひとつっ、とにかく楽しむことっ!
ひとつっ、気軽に参加してね!
ルールを守って楽しく参加しようね。約束だよっ♪
職人さんとプレイヤーさんと私たちみんなで力を合わせて、素敵なお話を作っていこうね!
「・・・いい話、嫌いじゃない・・・。」
以上。
ということで、お願いします。
・・・あ、「痛い喧嘩」の「痛い」を抜くの、忘れてた・・・
・・・ま、いいか。
>>968 ……「A [ ] 自由に作戦を立案してください。」って、ネタだよな? 冗談で言ってるんだよな?
「○○の中から自由にメンバーを選んで下さい」って選択肢とはわけが違うぞ?
「前の選択肢を受け継いで、文章を書いて、次の選択肢を提示する」をワンセットにするのがこのスレのキモだろう。
文章だけ書いて選択肢を書かないのと同じ、逃げてるようにしか見えないぞ。
自由度を高めるのと、押さえるべき枠の外に暴走するのは、似ているけど全く違う。
このスレが「選択形式で進めていく」スレであることを忘れないで欲しい。
で、もしもその選択肢を本気で言っているとするなら、そっちにも一応答えておこう。柳也の提言する作戦だな。
「道長と晴明と裏葉に神奈の警護を任せて、頼光と柳也と未来人全員で芦屋道満の暗殺に向かう」
975 :
一書き手:02/09/04 15:41 ID:jIy9k2eg
>>974 これは「柳也」の案であり、この後国崎、頼光、晴明の案も募って最後に選択肢で選ばせるつもりでした。
うわぁ……誤爆した……
「俺としては……道長と晴明と裏葉に神奈の警護を任せ、頼光と柳也と国崎たち全員で
芦屋道満の暗殺に向かうのがいいのではないかと思う」
「うむ……」
頼光は顎に手を当て、考え込む。
「神奈の保護を第一に考えるなら確かに悪くは無いな。国崎殿、貴殿はどう思う?」
「俺は……」
国崎は顔をあげた。
「俺は……神奈も連れて行き、部隊を四つに分けるのがいいんじゃないかと思う」
「というと?」
「まず、頼光が第一陽動部隊として正面から高野山に乗り込む。敵主力部隊を引き付けるのが目的だ。
そして、晴明が第二陽動部隊として背面から本山に忍び寄る。……道満との間に何があったのか詳しくはしらないが、そこまで恨まれているなら
こっちに出てくる可能性が高いだろう。そして……俺たちが二部隊に分かれ、柳川と神奈の母の救出を同時に行う。
基本的に救出が優先だ。物の怪どもは人質さえ救出できれば後はどうとでもなるだろう。
無論、神奈は母を救出する部隊に組み込む」
「だが、それは危険ではないのか? 各個撃破される恐れが……」
「ああ、確かに。だが敵が二重の陽動にかかってくれれば、寺の防備は薄いものになるだろう。
二人の救出が完了次第俺たちが何らかの方法で信号を送るから、確認次第全軍撤退だ。
全てが上手くいけば一度で終わる」
「なるほど……」
A 柳也の案で行く
B 国崎の案で行く
C 晴明や頼光の案を聞く
A
部隊4つ分けは、話を収束させるのが大変な気がする
「その案については幾つか修正を加えさせて貰おう。」
言い出したのは道長だった。
「・・・聞こうか。」
「まずは皆、これを見てくれ。」
道長は大きめの紙を広げた。内容から何かの建物の見取り図の様だが。
赤く塗られた部分とそうでない部分がある。
「これは翼人が捕えられている高野山金剛峰寺の見取り図だ。間者が
調べていない部分、不審な部分が赤く塗られている。この何処かに
翼人と柳川は捕えられていると思われる。」
「・・・結構有るな。これは二人を探すのは骨だぞ。」
「更に言うと翼人が捕われている場所には結界の類が張られている
可能性が高い。術を用いた罠も有りうる。そう言うわけだから晴明殿
には確実に向うに行って貰いたい。」
「そうなると此処に誰かが残る必要があるな・・・」
ふと、振り返ると神奈が何か言いたげな表情をしている。
「神奈、どうした?」
「・・・・余も皆と共に行きたい。」
「何!駄目だ。今の高野山は危険だ。お前をみすみす危険な所に連れて行く訳には…」
「判っておる!じゃが・・・」
どうする?
A 駄目
B 連れて行く
B
おまいらと居た方が安全じゃないのか
んじゃ、自分は次スレに移行します。埋め立てお願いします。
埋め立て企画(あと十数レスしかないけど…)
「この話が終わったら次はどんな話を書きたいor読みたい?」
軽いのがいいなあ〜。
ギャグ系で気軽に参加できるような。
殆ど出ていない葉鍵作品って何があったっけ?
WA、うたわれ、KANON、こみパ、この辺かな?
後、流石に雀鬼やフィルスは難しいだろう。
…どれも使いにくそう。
次の話か・・・
やっぱり軽いヤツかな?
細かい設定とか話の整合性にあまり気を使わないで良いものとか。
200〜300レス位で終わるようなのとか。
特殊能力とか出てこないどシリアス恋愛もの……無理か?
一回やってみたいんだけどなぁ。
不条理ギャグものがいいなぁ。藤田浩之的(以下略)みたいな。
沖縄編でチラッとでてた森川由綺の話の続きとか。
格闘アイドル界奇譚〜新人アイドル森川由綺の苦悩〜
……冗談です……
特殊能力無し。知能と推理力だけで解決する推理ドラマ
柳川刑事の事件簿
…柳川シリーズはもう駄目かな?
>>991 それは選択肢次第と言ってみる。
んで、
北斗のペン〜世紀末格闘同人覇王伝説〜
いや、平安編でコミパ勢の出番もちっとみてみたいなって。
>>991 ただ、そんなことを言っていてもまたしばらくしたらみんな、
「あー、柳川またやりたくなってきたなぁ」って心のどこかで言うと思うw
やったでち!こんどこそあちしが
>>1000ーちゃんでち!!
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A__A
,.'´ ヽ
! ノ从 リ)〉
/\/\ lゝ゜ヮ゜ノゝ
/ /\⊂エ介 l ヽ ⌒フ
())ノ___ へ⊂ニ|ノ ~フ
/ /||(二二)- \_ ノ―几~ ~
Y ⌒ /|V||彡Vミニニ〈〈二二ノl0リ
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__ ゝ__ノ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ゝ__ノ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(´⌒(´⌒;;
ちーちゃんはびじんでち! ちーちゃんはかいちょうでち! ちーちゃんはさいもえでち!
あいあむあびゅーでほーでち! あいあむちぇあうーまんでち! あいあむざまきしまむもえでち!
>>2女へ むねのおおきさとにんきはかんけいないでち。
>>3女へ ちーちゃんのみかたでちよね?
>>4女へ りぞっとつくったけどたべるでちか?
>>51さんへ あなたをころすでち!
>>144さんへ あずさたんをもらってくださいでち
きょう
>>5さんへ いえにいるといったおぼえはないでち。
1000ゲッターには是非これを使って頂きたい。
俺は北川が主人公の玉砕ラブコメをやりたい
ひそかに1000ゲット計画始動♪
秒読み開始♪ 3…。
2飛ばして1…。
やった!! 1000ゲットズサーっAGE!!
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。