〜 選択形式で進めていくスレβ 〜

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536名無しさんだよもん
私の名前は 「柳川 裕也」
刑事を生業としメガネの似合う男前だ。
しかし、その刑事という職業が私の心の枷になり始めていた…
自分自信いたって普通の趣味をしていると思っていたのに
最近私の心を掴んで離さない一人の人がいるのだ、その人とは…


A、柏木 梓
B、柏木 楓
C、柏木 初音
D、柏木 耕一
537名無しさんだよもん:02/07/08 01:57 ID:ev9s+on2
Cしか見えない
つか一女が選択肢にない・・・
538名無しさんだよもん:02/07/08 01:57 ID:GHT0n2KZ
Cでよろしく。
539名無しさんだよもん:02/07/08 02:02 ID:gdjUwJAH
>>536
千鶴さんが含まれていないのは仕様ですか?
540名無しさんだよもん:02/07/08 02:14 ID:NmuUGtld
そう、私の思い煩う人の名は…「柏木 初音」

思い熾すだけで私の心は引き裂かれそうになる…
亜麻色の美しい髪…幼さをそのまま保存したような
あどけない表情…素直という言葉を体現したような性格

すべてが…すべてが…愛しくて堪らない

刑事という職業にありながら、私は「姪」であり高校生の
少女に…

どうすれば楽になれるのだろうか…

A、親友の安部孝行に相談
B、甥の柏木耕一に相談
C、姪の柏木千鶴に相談
D、いっその事告白して、あとは野となれ山となれだ!!
E、心に刃を突き刺し、思いは墓場まで持っていく
F、ひとまず忘れ仕事に打ち込む
541名無しさんだよもん:02/07/08 02:15 ID:4ZGSKNAh
542名無しさんだよもん:02/07/08 02:16 ID:V53qrZSp
B
543名無しさんだよもん:02/07/08 02:33 ID:GHT0n2KZ
>>540
安部孝行→阿部貴之
540は痕はやったことないと見た。
544名無しさんだよもん:02/07/08 02:37 ID:VXR/42/w
私は姪の柏木千鶴に相談しに行くことにした。
「しかし・・・今の時間なら忙しいだろうな」
姪の千鶴はこの辺一体を取り仕切る鶴来屋グループの会長でもあった。
「とりあえず電話してみるか・・・」
私は携帯電話で千鶴に連絡をとってみることにした。
ぷるるるるる・・・・ぷるるるるる・・・・
『はい、もしもし。柏木ですが』
柏木千鶴の携帯に柏木以外の奴が出るか・・・・・。
「柳川だ・・・今、時間空いてるか?」
『ああ、叔父様ですか。今は大丈夫ですよ』
「ちょっと・・・相談したい事があってな・・・」
『相談ですか?はい、わかりました』
相談という言葉を聞いた途端、千鶴の声が引き締まったような気がした。
「いや、そんなに深刻な事じゃない(私にとっては深刻だが)、
 あの力のことでもない」
『そうですか・・・それで、どうします?』
千鶴はほっとしたような口調で言った。
「そうだな・・・・

A、仕事が終わったら鶴来屋へ
B、仕事が終わったらこっちに来てもらう
C、いまからすぐ行く
D、夜に柏木家へ
545名無しさんだよもん:02/07/08 02:39 ID:ev9s+on2
Aだな
546名無しさんだよもん:02/07/08 02:51 ID:NmuUGtld
そうだな、このまま悩んでいていても解決の糸口は
見つからないだろう…ここはひとつ相談してみるとするか
幾許かは楽になれるかもしれないしな…
私はその足で姪であり私の思い人の姉である「柏木 千鶴」の
もとへ向かった…

千鶴「あら、柳川さんおしさしぶりです。いきなり訪ねて来られるなんて珍しいですね
    今日はどういった風の吹き回しかしら?」
裕也「いや、その…近くを通りかかったもので、顔くらい見せておこうかと思って」

千鶴「まぁ、そうでしたの丁度耕一さんも遊びに来られているんですよ、今は初音
   達と遊びにいってるんですが、帰ってくるのは夕方近くになると思いますけど…」

裕也(都合がいいな、耕一君達が帰ってくるまでに話しを終わらせよう…しかし
    どう切り出したものやら…いきなり初音ちゃんが好きなんだがとは
    言えないしだろうし、かといって・……)


547540:02/07/08 02:55 ID:NmuUGtld
失礼、544でお願いします
548名無しさんだよもん:02/07/08 03:45 ID:pApdk4Fg
とりあえず、オレは…

1、『景気はどうですか?』
2、『最近駅前で針金のような髪型の少女がカツアゲを……』
3、『初音ちゃんに彼氏はいるのですか?』
4、『相変わらず慎ましやかな胸でお美しいですね』
549名無しさんだよもん:02/07/08 03:47 ID:xHIN5Nzq
2! 反転
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ッ!!
550名無しさんだよもん:02/07/08 03:48 ID:pApdk4Fg
ヤバ!546に繋げちまった。
脳内あぼーんしてください。
551名無しさんだよもん:02/07/08 04:17 ID:ooXvDdYj
>>550
微妙に繋げられるからいいんでないの?
俺は>>548-549で続きキボンヌ
552名無しさんだよもん:02/07/08 04:30 ID:GHT0n2KZ
>>544 選択肢:A「仕事が終わったら鶴来屋へ」

「仕事が終わったら鶴来屋へ行かせてもらう」
『じゃあ夕方頃になりますかしら。はい、じゃあお待ちしてますわね』
 その場は携帯を切り、また仕事に戻る。
 刑事の仕事は別に事件に対応するだけではない。
 書類整理や普通の電話対応など、やるべき事は多い。
 だから夕方を迎えるまでに、さほど時間は感じなかった。

「それでは先に失礼します」
 そう上司に告げて署を後にする。
 用件が用件なだけに、足が早まる。鼓動が早まっているのは、早足で歩いているせいだけではあるまい。
 当然の如く、あっという間に鶴来屋に辿り着いた。

「お待ちしていましたわ。さあ、こちらにどうぞ」
 整った顔立ちに長い黒髪、薄い胸板。ちょっと見た感じでは誰もそうは思わないが、
 この女こそが鶴来屋グループを統べる者、柏木千鶴だ。
 彼女直々の案内で、応接室に通される。そのテーブルには湯気の立つコーヒーと、ケーキらしき物体が置いてあった。
「わざわざお疲れさまです。今日は少し仕事の時間が空いたので、ケーキを焼いてみたんですよ。よろしかったらどうぞ」
 ケーキに目をくれている場合ではない。早急に用件を切り出すことにする。

A 『景気はどうですか?』
B 『最近駅前で針金のような髪型の少女がカツアゲを……』
C 『初音ちゃんに彼氏はいるのですか?』
D 『相変わらず慎ましやかな胸でお美しいですね』
553名無しさんだよもん:02/07/08 04:31 ID:GHT0n2KZ
で、Bってことでどうかね?
554名無しさんだよもん:02/07/08 04:37 ID:GJzaJEBh
>>552
フォローありがd

『実は、少年課から聞いた話なのですが……』
私はつい先日聞いた話を千鶴嬢に話した。本来なら守秘義務に違反するところだが、私の慕情の方が優先だ。
「そ、そんな……」
予想通りに千鶴嬢はショックを受けているようだ。無理もない。自分の妹がグレていたのだから。
『落ち着いてください。まだ少年課も本格的には動き出していません』
「は、はい」
『ただ、あまり行動がエスカレートすると警察の方も本格的に動き出します。今のうちに注意を促しておいてください』
『私にとっても初音ちゃんは(二重の意味で)可愛い姪ですから』

千鶴嬢はうつむいて何かを考え込んでいるようだ。
やがて、口を開いた。

「柳川さん………」

A,初音の行動を密かに見張ってくださいませんか?
B,家庭教師として初音を教育してくださいませんか?
C,実は、その初音は本当の初音ではありません。
D,知られたからには仕方ありません。あなたを………
555ヤナガワスキー:02/07/08 04:48 ID:NmuUGtld
Aでお願いする
これで、初音タンに近づく大義名分を手にいれた!!
がんばれ柳川
556名無しさんだよもん:02/07/08 10:20 ID:gdjUwJAH
一歩間違えばストーカー。
はてさて柳川の運命はいかに?
557名無しさんだよもん:02/07/08 18:33 ID:fwWai7sN
『フゥ………』
クシャッ
私は既に空になったタバコの箱を握りつぶした。
待ちつづけて既に5時間。初音ちゃんに動きはない。いたって普通に授業を受け続けている。

――――――初音の行動を見張ってください――――――
千鶴嬢の申し出。私は当然の如く引きうけた。
ある種初音ちゃんに近づく上でもっとも困難な障害。それを私は味方につけたのだ。

これは大きい。

だが、待ちつづけるというのもかなり根気のいる作業だ。刑事という職業柄、慣れているつもりではあったが、
やはり対象が容疑者であるのと想い人であるのとでは大分違うようだ。

――――ドクン、ドクン、ドクン……
自分の心臓が高鳴っているのがわかる。「狩り」とも「セックス」とも違う、私の中の純粋な気持ちが初音ちゃんの姿を求めているのだ。
(初音ちゃん…)
(早く……キミを私のものにしたい……)
だが、あせってはダメだ。あくまでもゆるやかに、初音ちゃんの気持ちを尊重した上で私に振り向かせなければ。

そうして、私はまた双眼鏡に目を当てる。私の想い人を網膜に焼き付けるために。
558名無しさんだよもん:02/07/08 18:36 ID:fwWai7sN
――――ん!?
その時、私の視界の端で動きがあった。
学校の下駄箱――――それは通常、授業時間中は遅刻した生徒でもいないかぎり静かなものだ。
だが、私は見た。誰かが初音ちゃんの下駄箱を開けたのを。
一瞬のことで「誰が」までかはわからなかったが、確実に「何か」を下駄箱に放りこんだようだった。

―――――気になる。

A 調べに行く。
B 放っておいて初音ちゃんの監視を続ける。
559名無しさんだよもん:02/07/08 18:37 ID:wQz9pWoS
Aだ。
560名無しさんだよもん:02/07/08 18:59 ID:fwWai7sN
『女将、少し出かけてくる』
「アイヨ!がんばってよヤナちゃん!」
私は景気のいい女将の声を後に店を出た。
初音ちゃんの下駄箱……これもエルクゥの力の一種だろうか?
私の第六感が叫んでいる。「調べろ」と。

いくら授業中と言えど、いや、授業中だからこそ学校への侵入は気を付けねばならない。
以前キチガイが包丁を持って乱入した事件以後、ほとんど全ての学校で部外者の侵入には敏感になっている。
『まぁ、エルクゥの力を使えば簡単なんだがな……』
私は学校の裏手に回り、樹が生い茂っている区画を見つけると一気に跳躍し、そこのフェンスを乗り越えた。

『――――侵入、完了だ』

そのまま壁に沿って生徒用玄関へと向かう。幸いにも今体育の授業を行っているクラスはない。
やがて、誰にも見つからずに下駄箱へと滑り込んだ。

『ええと、柏木柏木……これか』
古臭い蓋に「柏木初音」の名前が書かれたシールが貼ってあった。
『さて……』
かぱっ。
『! ……これは……』

私が見つけたのは……

A 白い封筒に入った手紙だった。
B 画鋲が敷き詰められた初音ちゃんの靴だった。
C 可愛い子犬だった。
D Hな本だった。
561名無しさんだよもん:02/07/08 19:13 ID:gdjUwJAH
ドラマチックにBで
562名無しさんだよもん:02/07/08 19:13 ID:PZDKVJGr
無難にAを。
他ゲームのキャラ、キボンヌ。
563名無しさんだよもん:02/07/08 19:27 ID:JKG91ft0
画鋲って、なんかめちゃ古典的だなぁ、オイ
ワラタヨ
564名無しさんだよもん:02/07/08 19:44 ID:7N7WQF3f
ガヤガヤ……
私がそのあまりにも凄惨な光景に驚き、硬直している間に急に外が騒がしくなってきた。
『なに……っ!? バカな、授業終了まではまだ時間が……』
「あーあ、かったりぃよなー。実習終わった後にも授業あるなんてさー」
「どうせ午後の一限だけなんだからな…帰らせてくれよって感じだよ」
(チッ、しまった!)
どうする?
女子高生の下駄箱開けてる刑事なんて、見つかったらカッコよすぎるぞ!

A 校内に逃げ込む。
B 玄関の掃除用ロッカーに身を隠す。
C (手帳を取り出して)『警察の者だが、訊きたいことがある』
D 通りがかった男子生徒の制服を奪って変装する。
565名無しさんだよもん:02/07/08 19:48 ID:M2s00ZVj
んー・・c
566名無しさんだよもん:02/07/08 20:38 ID:JeA3hBz+
ヘタに逃げても状況を悪化させるだけだろう。
ここはひとまず、身分を明かしてお茶を濁すのが上策と見た。
「あーあ、ダリー……」
『失礼、ここの生徒かな?』
「おわっ、誰だ?おっさん」
(おっさん……)
これだから今日びの高校生は……
私はこみ上げる怒りを押さえながら、警察手帳を取り出した。
『私はこういうものだ。職員の方を―――』
「おわっ!?警察だ!」
「え?え?警察?」
「おおっ、本物だ!」
「でも目ツキわるーい。悪人みたい」
「どっちかっつーとコイツの方が人殺してそうだな」
たちまち大騒ぎになってしまった。
にしても、コイツラ……ホントに初音ちゃんと同年代なのか?
「ホラ、ホラ、お前達。何の騒ぎだ。早く教室に…」
奥から1人の年かさの男が歩いてきた。どうやら教師のようだ。
にしてもこの男、どっかで見たことが……この馬面は……
「あっ、先生。警察が…」
「警察?」
『失礼。職員の方ですね?』
「ええ。……警察の方で?」
『はい。柳川といいます』
「で、なんのご用で?」
『え、ええ、実は……』
弱った。なんと答えればいいのだろう?
初音ちゃんの名前を出すのはマズイだろうしな……
「まぁいいでしょう。とりあえずここでは回りも騒がしいので、校長室へどうぞ」
『は、はい』
567名無しさんだよもん:02/07/08 20:46 ID:JeA3hBz+
私はどこかでみたような教師に案内され、校長室へと招かれた。
中には1人の老人が豪華な椅子に座っていた。おそらくこいつが校長なのだろう。

「ええと……本日は警察の方がどういったご用件で?」
『は、はい、それは―――――』

A 生徒を尾行していた、と正直に言う。
B こちらの生徒が最近変質者に狙われているらしく、巡回をしていた、と言う。
V パトロール中に怪しい人物を発見し、そいつがこの学校の方へ逃げた、と言う。
D 交通安全指導に来た、と言う。
568名無しさんだよもん:02/07/08 20:54 ID:qkUuXo7K
・・・CとみせかけてV!
569名無しさんだよもん:02/07/08 20:54 ID:GUk0VpgK
正直にA
570名無しさんだよもん:02/07/08 21:34 ID:JeA3hBz+
『……というわけでして』
「なるほど。それは大変ですなぁ」
校長はゆったりとした口調で答えた。
『では、学校に被害は無いようなので私はこれで……』
と、さっさと帰ろうとドアを開けたとき、
せっくすせっくすせっくすせっくすせっくすせっくす………
本来、日常生活を営む上ではあまり発するべきではない音が廊下中に響いていた。
「は…はあっ!」
校長がその体からは予測もつかないような俊敏さで、ドアを閉じた。
「や、柳川さん。そう慌てなくても。と、とりあえずお茶の一杯でも……」
明らかに動揺している。
……怪しい。
『先生、今のは?』
「な、なんのことでしょう?」
『しらばっくれないでください。今、確かに女生徒の声で―――』
と私はもう一度ドアを開いた。
せっくすせっくすせっくすせっくすせっくす…………
『――――ご説明を。これがこの学校の教育方針ですか?』
「い、いえ、それは……」
「校長、いいじゃないですか。この際正直に話してしまいましょう」
それまで、ずっと黙っていた見覚えのある教師が口を開いた。
「な…長瀬君!」
……長瀬? 今長瀬と言ったか?
なるほど。誰かに似ていると思ったら長瀬警部にだったか。
長瀬と呼ばれた教師は続けた。
「校長、これ以上隠してもコトは大きくなるばかりです。この際、あの件の調査を柳川さんにお願いしては?」
「な、長瀬君!黙っていたまえ!」
「幸い、柳川さんは―――あ、その前に、実は私の親類が警察官をやっておりましてね」
なるほど。そう言うコトか。つまり私は……
571名無しさんだよもん:02/07/08 21:39 ID:JeA3hBz+
「そいつも長瀬と言うんですが、」
『長瀬刑事は私の直属の上司です』
「―――と言うわけでして。多少は話も通じやすいかと」

「いやぁ、まさか源三郎の部下の方とは」
『…どうも』
この人と話していると…なんだかまるで長瀬警部と話ているようでどうも居心地が悪い。
「そこで、お願いなんですが―――」
『はぁ』
「さっきの声、あなたも聞いたでしょう?」
       (省略:雫の冒頭を思い出してください)
「…というわけで、調査をお願いできませんか?」
『し、しかし!私は警察官です。独断で動くわけには…』
長瀬さんは少し考えるような素振りを見せて、
「あー、携帯、ちょっとお借りしてもよろしいですか?」
『は、はぁ…』
「いやぁ、どうも私携帯電話、ってのがニガテでして…」
などと言いながら、画面も見ずにボタンを押していく。
「…あ、もしもし、源三郎? 久しぶりだな。今日はちょっと頼みたいことが……」
572名無しさんだよもん:02/07/08 21:40 ID:JeA3hBz+
長瀬さんはしばらく話しこんだ後、
「はい」
と私に携帯を返した。通話中のままだ。
『あ、もしもし柳川です』
「おう、柳川くんか。話は源一郎から聞いたよ。頼まれてくれないか?」
『で、ですが…!』
「いや、個人的な話だけじゃない。その学校の話は色々と聞いている」
『はぁ…』
「学校というのはとかく閉鎖がちで、警察と言えど迂闊には介入できない。いい機会だ。調べてくれ。上には私から話しておく」
『ですが…』
「ま、細かい話は源一郎と頼む。じゃあな。がんばってくれ」
プツッ。ツー、ツー、ツー……
『がんばってくれ……って……』
「と言うわけで、お願いできませんか?」

A ええい!こうなったら初音ちゃんのことも夜の学校もまとめて面倒みてやる!
B いや、あくまでも自分の目的は初音ちゃん。この調査は断ろう。
C 警官としての使命感が疼く。気合を入れて調査をしよう。
D ……しばらく一人になって考えよう
573名無しさんだよもん:02/07/08 21:43 ID:A80hth5f
悩むなぁ・・
574名無しさんだよもん:02/07/08 21:43 ID:JKG91ft0
Aだ!ノリよくいきましょ
575名無しさんだよもん:02/07/08 21:45 ID:xspP47sT
A
576名無しさんだよもん:02/07/08 21:49 ID:gdjUwJAH
盛り上がって参りました!
577しばらく離れます:02/07/08 22:03 ID:JeA3hBz+
『わかりました。こうなったらまとめて面倒みてやります!』
「まとめて……?」
『あ、いえ、こっちの話です』
「ありがとうございます。とりあえずしばらくの間は柳川さんは教育実習生、ということでお願いします」
『わかりました』
「では……明日の朝の7時ごろ、学校に来てください。朝礼で生徒に紹介します」
『はい』
「がんばってください。私はこれで……」

『………フゥ』
私は思わず大きな溜息をついた。
窓から外を見る。何時の間にか空は真っ赤に染まり、美しい夕焼けを醸し出している。
既に全ての授業も終わったようで、学校に残っているのは部活をやってる連中だけだ。

なんだかエライことになってしまったな……
578書類作らなきゃアカンので:02/07/08 22:04 ID:JeA3hBz+

そんな事をボーっと考えながら校内を歩いていると、足が自然と屋上へ向かっていた。
『……』
なんの気無しに、屋上のドアを開く。
ピュゥゥ……
外との気圧差で、一瞬風が私の顔を撫ぜた。だが、その冷たさがぼやけていた私の意識を目覚めさせた。
『ま、がんばらないとな……』
胸のポケットを探る。一服したい気分だ。だが、タバコの箱は無かった。
その代わり、フェンス際に立つ―――大きな赤い太陽を背にした人影と目が合った。

それは……

A 我が愛しの柏木初音ちゃんだった。
B 『夕焼け、綺麗?』と問いかける可憐な美少女だった。
C 『柳川ちゃん、電波届いた?』と話しかける不思議な雰囲気の少女だった。
D 感じている感情がどうたらこうたらと奇妙な日本語を使う出っ歯のオッサンだった。
579名無しさんだよもん:02/07/08 22:07 ID:Ax0VwbmC
凄く(・∀・)イイ!!んだけど・・
下駄箱の画鋲はどうなった?(w
盛り下げたらスマソ
580名無しさんだよもん:02/07/08 22:07 ID:+iF9MqOK
Bでなにがなんだか
581名無しさんだよもん:02/07/08 22:12 ID:JKG91ft0
なかなかいい感じです、
書き手さん頑張ってください。

>>画鋲

選択しだいでなんかの伏線になるとおもわれ。
582名無しさんだよもん:02/07/08 22:54 ID:ePrzGjkC
いまさらだけどこのスレ(・∀・)イイ!!
職人さんに激しく期待しつつsage。
583名無しさんだよもん:02/07/08 22:57 ID:JeA3hBz+
「夕焼け、綺麗?」
その少女はぶしつけに問い掛けてきた。
『あ、ああ……』
私は正直に。
『95点くらい…かな?』
と答えた。
「クスッ…ずいぶん点数の付け方が甘いんだね」
『……いや、私の今までの人生でゆっくり夕焼けを見たことなんてなかったからな。今は見るもの全てが美しいんだ』
「見るもの全てが美しい、か……」
少女の顔に蔭りが刺した。
『あ…すまない。何か悪いことを……』
「ううん。いいんだよ」
ゆっくりとかぶりを振る。
「人はね。ずっと自分の世界に閉じこもってるものなんだよ……そう。それは自分の世界。自分だけの聖域」
その少女の語り口は、まるで自分自身に言い聞かせているようでもあった。
「けどね、それを超える方法が一つだけあるんだよ。なんだかわかる?」
『……いや、わからない』
「やっぱりダメだね。これだから男の子は」
少女は楽しそうに微笑んだ。
584名無しさんだよもん:02/07/08 22:58 ID:JeA3hBz+
「そういえば、きみ、名前は?」
『柳川だ。柳川裕也』
「私は川名みさき。三年生。裕也君は何年生?」
『裕也君……って。いや、実は私は生徒じゃないんだ』
「えっ、生徒じゃないって…大変だよ〜、学校は生徒しか来ちゃダメなんだよ〜」
『いや、私は、刑…じゃなかった。教育実習生だ』
「教育実習……わあわあごめんなさい。私ったらそうとは知らずに色々と……ええと、えと、柳川先生」
『フッ』
せわしない娘だ。
「あ〜笑ったよ〜」
『はははっ。いや、すまない。みさき君』
「うん、よろしくね。柳川先生。それじゃあ、私そろそろ帰るから」
『ああ、それじゃあな』
「ばいば〜い……」

教師というのも、悪くないかもしれない。

〜柳川の密着二十四時:第一日目終了〜

セーブしますか?

A はい
B いいえ
585名無しさんだよもん:02/07/08 23:00 ID:GHT0n2KZ
586名無しさんだよもん:02/07/08 23:05 ID:xHIN5Nzq
そんな……ひどい!

そんなことをいわずに、せーぶしてくださいますね?

A はい
B いいえ
587名無しさんだよもん:02/07/08 23:07 ID:GHT0n2KZ
588名無しさんだよもん:02/07/08 23:10 ID:gdjUwJAH
ローラ姫症候群発動中
589名無しさんだよもん:02/07/08 23:14 ID:kBSOQspj
そんな……ひどい!

そんなことをいわずに、せーぶしてくださいますね?

A はい
B いいえ
590名無しさんだよもん:02/07/08 23:15 ID:xHIN5Nzq
(……まぁ、セーブしなくても先に進めればいいだけなんだがw)
591名無しさんだよもん:02/07/08 23:16 ID:rgXgT8pr
A。
とっとと話を進めねば。
592名無しさんだよもん:02/07/09 00:04 ID:mIPVjMf8
改めて過去ログ見なおしてみると自分の書いたのはほとんどSSと化していることに気付いたので
軌道修正。

次の日、学校へ行くと担当教科を決めるよう言われた。

さあ、何にしようか?

A 無難に社会科で法律を教える。
B エルクゥの身体能力をいかして体育を教える。
C メガネをいかして理科を教える。
D 書き手が情報系の学部なので情報処理を教える。
593名無しさんだよもん:02/07/09 00:10 ID:Yn4gocPP
Bで、サービスカットきぼん

あと、こういう話はSS風でもいいと思います。
594名無しさんだよもん:02/07/09 00:21 ID:Ee4kMB90
面白いからSS的文章のがイイ!
595名無しさんだよもん:02/07/09 01:10 ID:Z0CSggF8
個人的にはSS風のが好きだけど、展開を書く人が入りやすいようにって考えると
SS風じゃない方がとも思う。
どっちでもありで、適当に進めるのが最上っしょ。
軽くいきましょうや。
596名無しさんだよもん:02/07/09 01:24 ID:i4++mDfL
とりあえず基本的に1レス内に収めるってのは?
まあ、長くても面白いからいいんだけど
597名無しさんだよもん:02/07/09 01:32 ID:mWQLoSiz
すまそ、もう書いてしまった…
次からはなるだけ1レス以内に収めます。

「では、柳川先生は体育の担当でお願いします」
『はい、わかりました』
「そろそろ朝礼が始まります。体育館へどうぞ」
ガラッ
「わわっ!わわわっ!わわわわわわっ!!!」
私と長瀬先生が職員室から出ようとドアを開けたところ、1人の女子生徒が室内に転げ込んできた。
「……長岡、何をしている…」
長瀬先生は呆れた顔をしている。
「し…志保ちゃん情報!ハァ〜イ、あなたが今全米で話題沸騰中の柳川先生ねっ!?」
『あ、ああ、そうだが……』
「あなた、警察官だだそうだけど、一体何の調査? やっぱり最近我が校の話題をさらっている深夜の幽霊騒ぎ?」
『な…っ!?』
何故だ!?何故こんな一女性徒が!?
「いい加減にしろ、長岡。柳川先生の紹介は朝礼でする。お前もさっさと自分のクラスに戻れ」
「ちぇっ…もう少しだったのに……じゃあねー柳川センセー、またお話聞かせてねー」
つむじ風のように少女は去っていった。
『長瀬先生…彼女は?』
「ああ、長岡志保。二年生です。いや、いわゆるアレですよ。ニュースポストと言うか、耳聡いと言うか…まぁ、そういう生徒です」
『は、はぁ…なるほど…』
……しかし、あの情報収集能力は使えるかもしれないな。
私はそんなことを考えながら体育館へと向かった。
598名無しさんだよもん:02/07/09 01:33 ID:mWQLoSiz
「……えー、つまり……が……ということでありまして……」
どこの学校も校長の話というのは長いものだ。ステージの袖部屋から覗いただけでもほとんどの生徒が
辟易と諦めが混ざったような表情をしている。
私はネクタイを結びなおす。仕事とはいえ、しばらくは人を教える立場になるのだ。無様な格好は見せられない。
「……でありまして、えー、本日は新任の教育実習の先生が……」
っと、どうやらそろそろ私の出番のようだ。生徒たちも一瞬目の色が変わる。
「新任の柳川裕也先生です。担当は体育。みなさん、拍手でお出迎えしましょう――――」
パチパチパチ………と全校生徒の拍手の中、私は壇上に進み出る。
(おい、あいつ……)
(ああ、間違いないぜ……)
(昨日の警察官よ……)
(なんだ、こうやって見ると結構イケてるじゃん)
……なるほど。そういえば昨日何人かの生徒に身分をバラしてしまっていたな。
「えー、柳川先生はこの度学術機関からの特別講師として……」
校長が打ち合わせ通りに適当な経歴を紹介している。
……おそらく、無駄になるだろう。

全校生徒の私への視線は基本的に「興味」だったが、その中に一つだけ「驚愕」の感情が混じっていた。
そう、私の想い人―――――

柏木初音、その人だ。

朝礼終了後――――
「柳川さんっ!」
こちらから訪ねるまでもなく、初音ちゃんは私のもとへやってきた。
「ど、どういうことなんです? 急に先生なんて……」
私は初音ちゃんの肩に手を置き、やさしく語り掛ける。
『実は、この学校で起きているという事件を調査することになってね……そのために教師として侵入してるんだ
内側からじゃないと見えないこともあるからね』
599体育教師の設定は次で使います:02/07/09 01:34 ID:mWQLoSiz
「なるほど、そうなんですか」
『と言うわけで、みんなには内緒にしておいてほしい。頼めるかな?初音ちゃん』
「ウン!そういうことならお安いご用だよ!」
「柳川先生、そろそろ担当の教室へ……」
『おっと、そろそろ行かなきゃ。じゃあね、初音ちゃん』
「ウン!柳川さ…柳川先生、うちのクラスに来れるといいね!」
私は手を振って初音ちゃんを見送った。
「よろしいですかな?柳川先生」
『ええ。で、私の担当クラスは?』
「ははは、いいですなあ柳川先生は。最近本物の教育実習生でもそんなにやる気のある人は少ないですよ」
『そ、そんな…』
「どうですか?いっそ本気で転職されては?」
『か、考えておきましょう』
「ははは…まぁそれはともかくとして。ちょうど産休で学校を離れている先生のクラスがあるので、そこをお願いします…ああつきました。ここです」
『はい、わかりました』
「では、最初は私から紹介しましょう」
長瀬先生と私はその教室へと入った。ざわめいていた生徒がにわかに静まり、こちらを注目する。
「あー、朝礼で紹介があったので諸君知っているとは思うが、こちらは柳川先生だ。産休中の樋上先生に代わってしばらくこのクラスを受け持つことになった」
『柳川裕也です。よろしくお願いします』
一歩踏み出て、深々とお辞儀をする。
顔を上げたところで私の目に飛びこんできたのは――――

A 柏木初音だった。
B 川名みさきだった。
C 長岡志保だった。
D 興味深そうにこちらを伺う生徒たちだった。
600名無しさんだよもん:02/07/09 01:40 ID:i4++mDfL
Bで。
職人が少ないこのスレでがんがってくれてるのでいいですよ〜
俺もレポート終わったら職人になります。
601名無しさんだよもん:02/07/09 01:41 ID:Z0CSggF8
縛りなしでいこうよ、せっかくの良スレだしさ。
まぁ、古来からの良スレの条件の一つに、良い職人さんが居着くってのもあるが、
その一方で、住人それぞれがネタにネタで返すってのがあるよな。
俺もへたれなりにやってみるか……。

刑事になれるくらいの実力はある俺ならば、軽く体育教師はこなせるだろう。
奴らの力を借りなくても、な。
法律を教えるのはこの学年ではまだ早いかもしれんし……。
俺は体育教師として振る舞う自分を想像してみた。

い:なんと、今日はプール開きだった!!
ろ:今日はお手軽にバレーボールだ!!
は:どれ、学生時代でならしたバスケの実力を

(一番普通であるはずの剣道、柔道はあえて却下)

……と思ったら、もう続きがあがってた。職人さんがんばれ!w
602名無しさんだよもん:02/07/09 01:42 ID:5yXP3UQY
うぐぐ
涙を飲んで…B…くっ!!
603名無しさんだよもん:02/07/09 01:45 ID:ohJKY2Tb
個人的意見として、
文章の長さは職人さんのスタイルにお任せしますよ。
面白い文章ならそれで(・∀・)イイ!
604名無しさんだよもん:02/07/09 02:03 ID:mWQLoSiz
朝礼が終わった後は早速質問攻め…と来るかと思いきや、次の時間が体育だったせいもあり、生徒たちはそそくさと準備をはじめた。
どうやら今は柔道をやっているらしい。体育館の半分に畳をひいて使うのだ。
ちなみに、隣では女子がバレーボールをしている。

「あー、それじゃあ、今日は柳川先生に任せてみようかな」
『はい、がんばります』
『よーしお前ら、一列に並べー!』
「柳川先生、がんばってね」
隣からやさしい声援が聞こえてきた。川名みさきだ。相変わらず女神のような微笑でこちらを見つめている。
だが、彼女は見学のようだ。どこか悪いのだろうか…?
「先生、どうしました?」
『あ、はい、スミマセン』
いかんいかん、私は初音ちゃん一筋だ。浮気はいかんぞ。
……と、ここで気になることがあった。ほとんどの生徒は私の前に整列しているが、一部の茶髪の連中がが全く言う事を聞かず、スミに固まっている。
605ごめん、2レスになっちゃった:02/07/09 02:04 ID:mWQLoSiz
『ホラ、キミ達、さっさと並ぶんだ』
「お、色男さんが来たぜ」
「ケケケッ、来てすぐにめくらをナンパですか?お盛んデスね〜」
めくら…? 目が見えない人…? なんのことだ?
『いいから、ほら。並ばないか』
「柳川先生、そいつらは放っておいたほうが…」
『いいんですよ、先生』
『さあ』
「うるせえ!」
ペッ、と1人が唾を吐きかけ、私の頬に当たった。

……さぁ、どうする?

A こんな連中は放っておく。
B 引き続き言葉で説教する。
C めくらとはどういう事だ?
C 『……かかって来い。相手になってやる……全員でだ』
606名無しさんだよもん:02/07/09 02:11 ID:5yXP3UQY
Cで熱血教師ルートキボンヌ
607名無しさんだよもん:02/07/09 02:12 ID:mWQLoSiz
ごめん。両方Cだった。どっちのCか教えて(w
608名無しさんだよもん:02/07/09 02:14 ID:5yXP3UQY
上のCです頑張ってください応援してますんで
609名無しさんだよもん:02/07/09 02:28 ID:mWQLoSiz
私は頬に当たった唾も気にせず問い詰めた。その言葉がかなり気になったからだ。
『めくらとは、どういうことだ?』
「ヘッ、このクラス受け持つのにンなことも知らねぇのか?みさきだよ。川名みさき。あの女は目が見えねぇんだよ」
「顔は悪くねぇんだけどなー、めくらじゃなー」
「今度一発ヤっとくか、って話もあったよなー」

……すいません、みなさん。『体当たりの教育的指導』、ヤっちゃっていいですか?

A はい
B YES
C 了承
D 存分に
610名無しさんだよもん:02/07/09 02:36 ID:ohJKY2Tb
ABCDGO!
611名無しさんだよもん:02/07/09 02:44 ID:5yXP3UQY
無論、派手にやれ!!
いや、立場上拙いのか?

柳川心の堤防 LLLLL 
現在5決壊すると暴走する

612当初の目的が…:02/07/09 02:58 ID:mWQLoSiz
私は振りかえり、整列している男子達に告げた。
『はいはーい、みなさーん、今日は乱取り稽古ですよー。投げた人はいい人でーす、投げられた人は悪い人でーす』
みさき君の方に視線を送る。
……さっきの男の声が聞こえたのだろう。悲しそうな顔だ。
その隣には別の女の子……雪見、だったかな? が寄り添っている。
『というわけで……レディゴォ!』
私は一気に開始を宣言した。振りかえり、とりあえず一番手近にいた不良の胸倉を掴む。
「な…なにしやが」
『稽古だ!』
そのままバァァァァンと畳に叩きつける。
「………」
どうやら気を失ったらしい。だが、怪我は無いはずだ。わざわざ受身の形に投げ飛ばしてやったんだから。
「テ、テメエ!」
『さぁかかって来い! 何人でも相手ェしてやるぁ!』

「はっはっは。先生、見事な手並みですな」
体育教師がパチパチと拍手をしながら近づいてきた。
『ハァ、ハァ、ハァ……すみません、ちょっと熱くなってしまいました』
「いえいえ、お気持ちはわかりますよ」
私の周りには、気絶した不良連中が数人横たわっている。
もう一度みさき君の方を見ると、いつのまにか女子生徒全員がこちらを観戦していた。
雪見くんがグッ!と親指を立てた。
そして、みさき君が微笑んだ。
「スゴイよ先生。けど、それって……」
その言葉は体育教師が受け継いだ。
「はい、柳川先生。厳重注意です。いくら稽古とはいえ生徒を気絶させるのはいただけません」
『………』
だが、どうやら私の株は上がったようだ。
613なんだかADVゲームのようだ…:02/07/09 03:00 ID:mWQLoSiz
『さぁ〜て、無事に初日も終わった……疲れたぁ〜……』
ゴキ、ゴキと体中の間接を鳴らす。教師という仕事は予想以上の体力勝負だった。
最近デスクワークばかりだった私の体には少々キツイ……
だが、そんなことも言ってられない。私には学校の調査(&初音ちゃんの見張り)という大事な仕事がある。
とりあえず教育実習中にあてがわれたこの宿直室を中心に活動していこう。

さあ、もう生徒の姿はほとんどない。どこを調査する?

A 図書館
B 屋上
C 生徒用玄関
D 教室
614名無しさんだよもん:02/07/09 03:06 ID:6/yk45Pz
らぶこめ狙ってB
615名無しさんだよもん:02/07/09 03:08 ID:5yXP3UQY
Cでお願いし申す
616そろそろ寝ます:02/07/09 03:40 ID:mWQLoSiz
『よし、まずは屋上からだ』
私は階段を上り、屋上へと向かった。
『それにしても……』
夜の学校というのは薄気味悪いな……
そんなことを考えながら、屋上へとたどり着いた。

『……暗いな……』
当たり前である。今は夜だ。暗くない夜など怖い。
『だが……闇ではない』
そう、確かに暗いのだが今の私にとって夜とは恐ろしいものではない。
狩猟者の血を克服した私にとっては。
『……どうやら何もないようだ』
やれやれ…と屋上の扉を開いたところ
「うわっ!」
『な……なんだ!?お前達は!?』
少年と少女が立っていた。
617よろしければ続きはどうぞ…:02/07/09 03:41 ID:mWQLoSiz
「あなたは……確か新任の柳川先生でしたね」
『あ、ああ…確かにそうだが…キミ達は?』
「僕は長瀬祐介。こっちは月島瑠璃子さん」
『長瀬…? 長瀬先生は…』
「はい、僕の叔父です。ところで先生は一体こんなところで何をなさってるんです?」
『それはこっちのセリフだよ。キミ達こそこんな時間にこんな場所で何をやっているんだ?』
「……調査です。叔父から頼まれまして」
『調査…? なら私も目的は同じだ。キミの叔父さんから頼まれた』
「なるほど。叔父さんは二重に頼んだというわけですか……。柳川さん、悪いことは言いません。この件からは手を引いて下さい」
『な、なんだと!?』
「普通の人では今回の事件を解決するのは不可能です。詳しいことはお話できませんが、僕らに任せてください。……では、失礼します」
『ちょ、ちょっと待て!』
「……なんでしょう?」
『ということは、キミ達は今回の事件について何か知っているんだな!?』
「……あなたにお話することは出来ません」
『何故だ?』
「無意味だからです」
『無意味……?』
「あなたは……」
長瀬祐介はゆっくりと口を開いた。
「『毒電波』というものを知っていますか?」
『………』
「では、失礼します。くれぐれもこの件に首をつっこみ過ぎないように……」
そう言って二人は去っていった……

A 二人の後を追う。
B 一旦部屋に戻って状況を整理する。
C 引き続き自力の調査を続行する。
D 星を眺める。
618名無しさんだよもん:02/07/09 03:47 ID:6/yk45Pz
こういうのは閃きが重要だ。Dだな。
619名無しさんだよもん:02/07/09 03:48 ID:5yXP3UQY
ううむ、ここはBで宜しくおながいします
620名無しさんだよもん:02/07/09 03:54 ID:5yXP3UQY
くぅう、またタッチの差か…ガックシ
621名無しさんだよもん:02/07/09 03:59 ID:6/yk45Pz
お、2戦2勝(w
622もうわかってるとは思いますが:02/07/09 11:18 ID:XsLy/W1F
『……フゥ』
私はしばらく星でも眺めて落ち着くことにした。
なんだか色んなことが一気に起きて頭の中が混乱している。とりあえず精神の為には今はゆったりとした時間が必要だ。
ウン、そうだろう。

……ホタル族、か……
そんなことを考えながらタバコに火をつける。暗闇の中、一点だけ火が赤く灯る。
フゥーーーーーッ……
こんなことで…当初の目的を達成できるのかな……
そんなことを考えながら( ´ー`)y-~~マターリとしていると、突如頭に鋭い痛みが走った。
バチッ!!
『ツッ…! なんだ…?』
(や…な…が…わ…さ…ん…)
『な、なんだ!? 声が…!?』
(僕…た…ち…では…勝て…ません…で…し…た…)
『この声は…祐介!? ま、まさかこれが毒電…』
(会長に……会長に…気をつけ……)
ブツンッ。
祐介の声は、ラジオの音声が途切れるように事切れた。
『……なんだ今のは?』
回りを見まわしてみるが、人の姿はない。
『……頭が痛くて頭痛がする……今日はもうこのくらいにしておこう……』
日本語もRRが混じってるしな。

宿直室に帰ると、書置きと鍋に入った料理がおいてあった。
『柳川さん、お仕事ご苦労様です。差し入れに来たんだけど、外出中のようなのでここに置いときます
                                      ―――――――柏木初音』
623自分はみさき先輩萌えです(w:02/07/09 11:22 ID:XsLy/W1F
しまったぁぁぁぁぁぁぁぁ! 初音ちゃんが来ていたのかぁぁぁぁぁぁぁ!
さっさと部屋に戻っていればぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
その時、ふと私は気がついた。ちゃぶ台の上にある初音ちゃんの料理とは別に、入り口近くの棚に袋詰めのクッキーがあることに。
『それにしても……』
ずいぶんと不恰好な形だ。初音ちゃんにしては珍しいな…
そんな事を考えながら、眠りについた。

〜二日目終了〜

次の日。
『さぁ〜て、今日はどうするかな〜』

A 血気盛んな男子どもを柔道で鍛えなおす。
B 可憐な女子高生たちにバレーボールを手取り足取り教える。
C ドキドキの保健の授業で人体の神秘を教える。
D いやいや、昼間も調査を続行すべきだ。
624名無しさんだよもん:02/07/09 11:47 ID:3yeI3bR8
うーん、悩む
バレーも捨てがたいけど、ここは無難にDに
625名無しさんだよもん:02/07/09 12:21 ID:XsLy/W1F
『長瀬先生、ちょっとよろしいですか?』
「おや柳川先生。どうですかな? 調査は進んでいますか?」
『ええ、そのことでちょっとお伺いしたいことが…』
「……場所を買えましょうか」

『先生、単刀直入にお伺いします。先生は先生の甥の長瀬祐介、彼にも調査を依頼しましたね?』
「なぜそれを…?」
『昨夜、学校で会いました。ただ……』
長瀬先生は彼には珍しく、苦そうな顔をした。
「……訳のわからないことを言っていたでしょう。そうなんです。私は以前彼に調査を依頼したのですが……
それまでの彼はどちらかというと弱気な…自己主張の弱い子だったのですが、調査を依頼してしばらくしたら、なんというか……妙に達観視したような物言いをするようになりましてね」
『……ええ、私の時もそうでした』
「私は夜の学校で起きている『何か』に当てられたのではないかと思うのですが……柳川さん、その辺りも含めて改めて調査をお願いできませんか?」
『ええ、それは構いません。ですが、彼にも訊きたいことがいくつかあります。よろしければ彼の教室を教えていただけませんか?』
「あ、はい。構いませんよ」

『ええと……長瀬祐介君はいるかな?』
私は教えられた教室まで行き、ちょうど出てきた生徒に尋ねてみた。
「長瀬……? ああ、長瀬なら今いるよ」
『呼んでもらえないか?』
「………」
その男子生徒は何かを考え込んでいるようだ。
「無駄だね。アイツ最近ずっとおかしかったけど、とうとうイカれちまったんだ。話しがあるんだったらご自分でどうぞ。無駄だろうけどね。あの窓際のヤツだよ」
促されて教室内を見渡すと、確かに昨日会った男子生徒が椅子に座っていた。
『失礼、長瀬君……?』
「………」
祐介はニタニタとイヤらしい笑いを浮かべながら虚空を見つめている。
626名無しさんだよもん:02/07/09 12:23 ID:XsLy/W1F
『長瀬君、例の件で聞きたいことが………』
「ククッ……ククククッ……」
『長瀬…くん?』
「あはははははははははっっ!」
祐介はいきなり立ちあがり、叫んだ。
「壊れろ!滅びろ!みんな死んじまえ!死ね死ね死ね死ね死ね!終わりだ。世界の終わりだ!死ぬんだ!みんな死ぬんだ!死ねェェェェェェ!」
狂ったように叫び、自分の顔を引っかく。
……紅い線が顔中に刻まれる
『や……やめろ!』
慌てて取り押さえるが、彼は暴れるのを止めようとしない。
「狂え!狂え!みんな狂っちまえ!こんな世界は嘘っぱちだ!狂気!狂気!狂気!狂気!死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死しいいいいいいいいいいいいいいいいいいっっっ!!!」
『誰か!他の先生を呼んでくれ!』

……彼は即座に入院という措置になった。
がっくりと肩を落とした長瀬先生の後姿が印象的だった。無理もない。自分の甥であり、生徒である子があんなことになってしまったのだ。
……しかも、そのきっかけを作ってしまったのは自分かもしれない……

(……そういえば、昨日の夜、彼の声が聞こえたな……)
(確か……「勝てなかった」?)

A 昨日の夜の「言葉」について調べてみる。
B 長瀬祐介と行動を共にしていた女性について調べてみる。
C 『毒電波』について調べてみるか。
D そういえばそろそろ授業だった。
627名無しさんだよもん:02/07/09 12:57 ID:kuVUdU+s
Dでいっとこか
628名無しさんだよもん:02/07/09 15:51 ID:JOCMsymU
Bでいきたかった・・・・
629名無しさんだよもん:02/07/09 17:19 ID:ohJKY2Tb
なかなか読み応えがあるな
630名無しさんだよもん:02/07/09 17:24 ID:SZExG4I/
まあまあ、授業ならみさき先輩も出る(可能性もある)ことだし。

しかし月島兄妹は2作連続出演か、使い易いんだろうな、やっぱし。
631名無しさんだよもん:02/07/09 18:00 ID:6AFO8VeH
学校が舞台だからONE,kanon,AIR,東鳩キャラがもうちょっと出てくる可能性もあり!
はてさてどうなる。その辺は職人さんに期待
632名無しさんだよもん:02/07/09 18:08 ID:iPCeua2y
鍵が少ない気がするYO
633名無しさんだよもん:02/07/09 18:58 ID:5yXP3UQY
ふむ、そろそろ時間だな…
私は授業の準備の為に体育教官室に向かっていた
(状況を整理しなくてはいけないな…電波?昨晩感じたあの奇妙な感じ…
 それに初音ちゃんの事も心配だ、学校で会う分にはとても不良化している
 とは思えないのだが…)
考えながら歩いていると、生徒指導室の中から激しい怒声が聞こえてきた…

「おい、いい加減何か話さないか!!何時までも黙ったままだと
 お前の方が不利になるんだぞ?」
『……』

どうやら、指導を受けている生徒がいる様だな興味本位で中を
覗いてみると…

A、指導を受けている初音ちゃんがいた
B、長身で青いリボンを付けた黒髪の少女がいた
634名無しさんだよもん:02/07/09 19:10 ID:Bb41oqHB
>>633
初音が不良ってのは柳川がついたうそのはず・・
635名無しさんだよもん:02/07/09 19:20 ID:4r1Y8e+q
>634
外で反転状態になってるって可能性もあるでしょ?
…どっちにするか…
636名無しさんだよもん:02/07/09 19:21 ID:6/yk45Pz
悩んでるヒマがあったらAで。
637名無しさんだよもん:02/07/09 19:42 ID:xAooMmlA
>>632のためにBにしてやってくれ。
638>>632氏これでどうでしょう?:02/07/09 19:54 ID:qXm1CTsj
『どうしましたか? 先生』
尋常ではない雰囲気が気になり、私は中に入ってみた。
「あ、ああ、柳川先生……実は……」
部屋の奥では、青いリボンの少女が黙ってうつむいている。その手には学園生活には馴染みにくい長物が握られていた。
(……あれは…剣?)
「いや、この生徒…川澄舞というんですが、昨夜こいつがこの学校内を徘徊していたという話がありまして
……最近の事件、あるじゃないですか。あれと何か関係があるんじゃないかと事情を聞いているんですが……」
『その割には、まるで脅迫のようでしたよ?』
私は少々皮肉を込めて言った。
「それが…何も話してくれなくてですね…私も少しイライラしてしまいまして……」
中年の体育教師はややすまなさそうに頭を掻いた。

A あまりキツくやらない方がいいですよ、と教師に進言して授業へ向かう。
B 「昨夜の学校」…? 気になるな。この少女と話をしてみたい。
639名無しさんだよもん:02/07/09 19:55 ID:5yXP3UQY
いや、554に
「私はつい先日聞いた話を千鶴嬢に話した。本来なら守秘義務に違反するところだが…」
との文があるところから嘘ではないと判断したんだが…
640名無しさんだよもん:02/07/09 19:57 ID:5yXP3UQY
Bでおながいします
641名無しさんだよもん:02/07/09 20:00 ID:ohJKY2Tb
>>634
そうなの?俺は普通に初音ちゃんが不良化してるとオモーテたよ。
642名無しさんだよもん:02/07/09 20:11 ID:6/yk45Pz
ああ、選択肢は先着で決定じゃなかったんですかそうですか。
じゃあなんで選択肢なんて存在させてるんでしょうね。
全部無視して勝手に書き手が先を決めてしまうことだってできるのにね。
643名無しさんだよもん:02/07/09 20:21 ID:TGVH6yfv
642よ、そう皮肉ることもないだろ。
学校で反転も状況としてはきついだろう。
(鍵キャラも少なかったし)

ただ書き手さんたちにも
これからは基本的に先着で行ってもらうことは
言っておいてもいいと思う。

今回のみということでどうだろ?
644名無しさんだよもん:02/07/09 20:23 ID:iGvOP+dI
>>642=636か?
反故にされた気持ちは判るが、まあそう苛立つなって。

確かに鍵が今回少なすぎるから、
ちょっと鍵キャラベースにシフトしようという考えも判らないでもないしさ。

初音ちゃんはまたあとでいくらでも出せるんだし。まあ、落ち着き。
645名無しさんだよもん:02/07/09 20:24 ID:qXm1CTsj
スマン、軽率だった。これからは気をつける。
646名無しさんだよもん:02/07/09 20:29 ID:6/yk45Pz
>>644
反故にされた程度で怒るほどガキじゃないさ。
鍵キャラだの初音だのだって別にどうでもいい。
ただ、ゲームってのはルールを守って初めて成立するもんだろ。
サッカーの試合でいきなり手を使い出すヤツが出てきて、それをサッカーとは呼ばんだろ。
言いたいのはそれだけだよ。

>>643
そうなることを切に願うね。いち書き手としても。
647名無しさんだよもん:02/07/09 20:41 ID:5yXP3UQY
6/yk45Pzさんの言う事が最もだよ
最初の時点でルールを決めてなかったから
このような事態になってしまったわけで…
(経過をみすごして640で進めてしまった俺も悪いな…反省)

これからは先着レスを最優先で徹底ということでいいよね

648名無しさんだよもん:02/07/09 20:48 ID:qXm1CTsj
>>633のAからと、
>>638のBからのどちらからからがベターでしょう?
649名無しさんだよもん:02/07/09 20:49 ID:ddnc4kaq
ここはBで
650名無しさんだよもん:02/07/09 21:02 ID:JOCMsymU
お前はもう書くな。
私は体育教師にその旨をつたえ川澄 舞と紹介を受けた
少女の対面に腰を下ろした…が、どう切り出したら良いものやら
刑事として調査を進めているのはあくまで極秘だ(まぁ、大半の
生徒にはばれているかも知れないが…)
思案していると…

『あなた…何者?』
寡黙だった舞こちらを睨みながら話しかけてきた
「…どういう意味かな?」
『…あなた、気配が普通じゃない』

くっ、この娘いったい何者なんだ…私は

A、質疑に正面から答える
B、ごまかし、昨晩の話題を振ってみる
C、いきなり襲い掛かる
652名無しさんだよもん:02/07/09 21:08 ID:1y/1wGj6
Bで
653名無しさんだよもん:02/07/09 21:30 ID:ohJKY2Tb
みんなマターリするにゃっ
654名無しさんだよもん:02/07/09 21:58 ID:5yXP3UQY
私は逡巡した後

「君が何を言っているのか私には分からないな、私は一介の
教育実習生だよ…ハハ」
『……』
「まあ、そう構えないで聞いてくれるかな?昨日の夜学校にいたと
いう話なんだが何をしていたのか教えてくれないか、昨晩の宿直が
私だったもので気付きませんでした、じゃ、立場上拙いんだよ…」
ふう、厳しいか?
『……私の質問が先、答えて』
「…(何なんだ一体?どういう経緯か知らないがこの娘何かに気付いている、
   確証は無いのだが…)』
と、その時

―――ヒュッ―――

先ほど目に付いた長物を抜き放ち、切っ先をこちらに向けて構える舞の
姿があった…やはり剣だったのか銃刀法違反だな…

『…答えて』
どうやら本気らしいな…

A、とにかく制圧する話しはそのあとだ!
B、なだめて正直に答える
C、菊の御紋提示
655名無しさんだよもん:02/07/09 22:09 ID:vpgyqWji
法の力は絶対です、C
んでどうしても死にそうなら力開放
656名無しさんだよもん:02/07/09 22:24 ID:nLSJHzPI
『あー……川澄君、キミは銃刀法、というものを知ってるかね?』
「なんのことだ……質問に答えろ」
『……フゥ…恐喝、か』
私は胸ポケットから、すでに慣れ親しんだ自分の手帳を取りだし、舞に提示した。
『こういうことだ。即刻剣を下ろしなさい』
「………」
舞は一瞬面食らったようだが、かえって私に一歩近づいてきた。
「……それがどうした。私の質問に答えろ……」
『………』
これだから最近の若者は……
私は少々辟易しながら、舞の剣の切っ先を軽くつまんだ。
「…何をしている?」
『フッ』
手首に軽くスナップを利かせ、剣を上に放り投げた。狩猟者の力を少し使えばこんなのは簡単だ。
剣を付きつけられても、それを握っているのは女子高生。
「なに……っ!?」
舞の注意が一瞬上空に向く。
『教育的指導、ということにしておいてくれ』
スッ……ドウッ!
その隙に軽く当身を食らわせた。

さて……

A 目が覚めるまで待って尋問を続ける。
B とっとと補導する。
657名無しさんだよもん:02/07/09 22:31 ID:ohJKY2Tb
Aだろうな。
Bじゃちょいとものたりない。
658名無しさんだよもん:02/07/09 22:32 ID:GGnJ1UXE
Aしか!
659名無しさんだよもん:02/07/09 22:41 ID:nLSJHzPI
「………う」
『気がついたか?』
舞が気を失っていたのはほんの数分間だった。さらに尋問を続ける。(当然、物騒なものは預からせてもらってある)
『ま、こうなったらしょうがない。こちらから身分を明かそう。私は柳川裕也。一応体面上は教育実習生ということになっているが、
実際は……最近話題になっている夜の事件。これを調べに来た』
「………なんだ、がっかり」
舞は心底残念そうにつぶやいた。
『あのなぁ……本来ならキミは銃刀法その他もろもろで捕まりかねないんだぞ?』
「そんなの……関係ない」
はぁ、関係ないですか……それで済んだら警察いらないんだが……
「……私も言いたいことがある。夜の学校には近づかない方がいい」
……こいつもか。
『キミも長瀬と同じ事を言うのか……』
何気に言葉に出た「長瀬」の名前だったが、意外にも彼女は目の色を変えてきた。
「長瀬……? 祐介? 祐介を知っているのか!?」
『あ、ああ…昨夜学校を調べている途中、会ったんだ』
「何か言わなかったか!? 敵は? 魔物は!?」
な、なんなんだこの反応は……
『いや、キミと同じように、事件には関わらない方がいい……という話だけだった』
「………」
こんどはこちらからだ。
『で……キミのことも聞かせてくれないか?』
「あなた……祐介たちと同じような力を持っている?」
なんだこの少女は? 鬼の血のことを知っているのか……?

A 「鬼の力」を持っていると正直に答える。
B 「毒電波」が使えると嘘をつく。
C まぁ、そんなようなモンかな……とお茶を濁す。
D いや、柔剣道で段を持っているだけだ、と普通に答える。
660名無しさんだよもん:02/07/09 22:49 ID:aS61k74A
C!
661名無しさんだよもん:02/07/09 22:50 ID:qDaqeFm/
力があることはおそらくばれているのでC
662名無しさんだよもん:02/07/09 23:05 ID:nLSJHzPI
『まぁ、そんなようなモンかな……』
私はまだこの子を完全に信用することができない。ここは慎重に答えを返していこう。
「そうか……」
舞はしばらく押し黙った後、ゆっくりとした口調で語り始めた。
「私は……魔物を狩る者だから」
『………』
こういうシーンは取り調べでなれている。とにもかくにも、それまで黙っていた被疑者が話し始めたら黙って聞いていなければならない。
「……この学校には魔物が出る……みんな、みんなその魔物のせいでおかしくなっていく。私は、魔物を狩る者だから。魔物を倒さなければならない。
けど、魔物の力は強すぎる…私じゃ勝てない。でも、ある日、祐介たちと会った」
ここまで言うと舞はチラリとこちらを盗み見た。私は真剣な眼差しで舞の視線に返事をする。
「私にはわかった。祐介たち…祐介と瑠璃子は魔物と同じ力を持っている。そして、祐介たちも魔物を倒そうとしている。
昨日も、私たちは魔物を探していた……けど、二人は……」
最後の部分は声になっていなかった。舞は肩を振るわせている。
『川澄……』
舞は顔をバッと上げた。その眼には涙がたまっている。
「頼む!先生!私も連れていってくれ! …私だけの力じゃ魔物には勝てない! けど、先生の力があれば……!
私は、仇をとりたいんだ! 祐介の! 瑠璃子の! そして、魔物を討つんだ!」

『………』

A 『わかった。今夜宿直室へ来てくれ』
B 『ダメだ。この事件は半端じゃなく危険なんだ。キミを連れて行くわけにはいかない』
C 『……ありがとう。話はこれで終わりだ。帰っていい』
663名無しさんだよもん:02/07/09 23:09 ID:Yn4gocPP
Aだろ、ここは
664名無しさんだよもん:02/07/09 23:34 ID:vOdlRnL1
魔物はオマエだろ
と、ツッコんでみる
665名無しさんだよもん:02/07/10 00:00 ID:a0SbhXUe
『……どうやら、今夜からは本格的な調査が出来そうだな……』
「魔物」などと抽象的な言い方はしているが、犯人への直接のきっかけと成りうる少女の協力を得られた。
それにしても……「魔物」か……
まるで以前の私の起こした事件のようだな。ただ、その時とは違うのは「壊される」対象が「心」だということか。
心か……心を壊す、か……
一体、今回の事件の犯人はどんなヤツなんだ?

――――コンコン

ドアがノックされた。
『来たか……』

ガチャ……

ドアを開けたそこに立っていたのは

A 予定通りに川澄舞だった。
B 差し入れに来た初音ちゃんだった。
C 遊びに来た川名みさき君だった。
D 入院しているはずの長瀬祐介だった。
666名無しさんだよもん:02/07/10 00:01 ID:RfSk75pw
ここでBですよ
667名無しさんだよもん:02/07/10 00:15 ID:a0SbhXUe
「えへへっ、柳川さん、今夜は会えたね♪」
『は……初音ちゃん!』
なんと、そこに立っていたのは我が愛しの柏木初音ちゃんだった。
「差し入れ持ってきたよー、今夜は肉じゃがだよー」
その手には大きな鍋が握られていた。頭に三角巾まで巻いて、完璧だ。
「お邪魔しまーっす♪」
そのままズカズカと部屋の中に上がりこみ、コンロのあるキッチンまで行く。
『あ、あのさ初音ちゃん、今夜は……』
「えへへっ、私がんばっちゃうからね。柳川さんには精つけてお勤めがんばってもらわなきゃ」
『ドキッ!!?』
……へ、変な意味は無いよな。ただ初音ちゃんは純粋に私に仕事をがんばってもらいたいだけなんだよな。
私は、そう自分自身に言い聞かせた。

時刻は七時を回った。そとは完全な暗闇だ。
「はい、柳川さん、どうぞー」
ちゃぶ台の上に初音ちゃん特製の肉じゃが定食が並べられた。
どれもこれも温めなおしたとは思えないほどの新鮮さだ。
私は早速箸を手に取る。

――――だが、

舞が遅い。

A ええい! こんなチャンスもう二度とないかもしれないんだ! 料理を堪能する。
B ……舞は生徒であり、仲間である。心配だ。探しに行こう――――
C とりあえず、ここは初音ちゃんの幼い肢体を味わいたいところだ。
668名無しさんだよもん:02/07/10 00:18 ID:EZA9n8We
Cと思わせてじつはAにしたいところだが…んんんんん〜

>>669に任せます。
669名無しさんだよもん:02/07/10 00:22 ID:o4eHOJOq
それではBで
670名無しさんだよもん:02/07/10 00:29 ID:a0SbhXUe
『ごめん、初音ちゃん。料理はまた後で食べるよ――――仲間が、一緒に調査をする仲間が来ないんだ。探しに行かなきゃ』
「え……っ、そんな……せっかく柳川さんの為に作ったのに……」
『本当にゴメン、またあとできっと食べるから。今は―――――仕事をさせてほしい。私は刑事であり、教師であるんだ』
「……わかった。柳川さんのお仕事邪魔しちゃいけないよね。がんばって!」

しかし、夜の学校は危険だ。
初音ちゃんをどうするか――――

A 一緒に連れて行く。
B ここに残らせる。
C 家に帰るように言う。
671名無しさんだよもん:02/07/10 00:31 ID:8hxnIDBJ
Aで宜しく
672名無しさんだよもん:02/07/10 00:46 ID:a0SbhXUe
廊下をゆっくりと歩いていく。予想以上に暗い。クソッ、こんな状況で不意打ちくらったらマズイな……
「柳川さん……?」
初音ちゃんが私のスーツの裾をキュッと握り締める。
『ああ、大丈夫だよ。大丈夫だから―――――』
そうだ。私はこんな小さな女の子を連れているんだ。私が守らずに誰が守る?
……私よ、勇気を持て。

コツ、コツ、コツと廊下を歩きながら、一つ一つの教室を歩いていく。
「……ねえ、柳川さん……」
『ん? なんだい? 初音ちゃん』
初音ちゃんはうつむきながら問いかけてきた。
「柳川さんのお仲間って……誰なの?」
『うん、川澄舞、っていう女子生徒だ。三年生の』
「ああ……あの人……」
『知ってるのかい?』
「知ってるも何も、全校中で有名だよ。札付きの不良だって」
『ヘェ……』
確かにミステリアスな雰囲気はあったが、評判が悪いとは知らなかった。
「何度も夜中に学校に侵入しては、窓ガラスを割ってたって。
何度も退学させられそうになったんだよ。でも噂では友達に地元の有力者がいるから――――」
『シィッ!』
私は初音ちゃんの口を押さえた。
(ど、どうしたの柳川さん!?)
『シッ……音が……』
673名無しさんだよもん:02/07/10 00:47 ID:a0SbhXUe
――――キィン! キィン! キィン!――――
――――クソッ、魔物め!……先生、どこに……

狩猟者の研ぎ澄まされた聴覚が、戦闘音を捕らえた。
『……大変だ! 舞が襲われている!』
「え…っ、どこっ!?」
『音からすると反対側の校舎だ! チッ、遠いな!』
「どど、ど、どうしよう!?」

A 初音ちゃん、近道はないかい?
B クソッ、間に合うのか!? 全力で走る。
C イチかバチかだ! 狩猟者の跳躍力をいかし、校舎を飛び越える
674名無しさんだよもん:02/07/10 00:52 ID:og1kMIB7
Cで
675名無しさんだよもん:02/07/10 00:52 ID:k7xIMgw/
Cで豪快に!
この場合、初音ちゃんはどうすんだろ?
676名無しさんだよもん:02/07/10 01:03 ID:zoKfakhH
『オオオオオオオッ!!』
俺は一気に狩猟者の力を引き出し、思いっきり跳躍した。
バリンッ!!窓を突き破り反対側の校舎の窓に向かって跳ぶ!!
『く、届くか・・・・?』
ギリギリだったが反対側の校舎の窓に手がかかった。
バリンッ!!俺は一気に体を持ち上げて廊下に踊り出た。
『舞!!』
「先生!?・・・その姿は?」
『説明はあとだ!!敵はどこだ?』
その瞬間わたしは後ろに気配を感じた。

A、横っ飛びで回避する
B、舞の所まで走る
C、振り返り反撃を試みる
D、鬼の力、全開!!100%中の100%ォ!!!
677名無しさんだよもん:02/07/10 01:04 ID:0TUky6NN
『初音ちゃん!!肩につかまってくれ!!!』
「う、うん。わかった・・・。」
・・・行くぞ!!!
『はぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!』
ダッ!!!!!
「きゃぁぁ!!!!」
『しっかりつかまってくれ!!でないと落ちてしまう!!』
「う、うん!!!」

・・・!?しまった!!窓ガラスが!!!!

A.初音ちゃんをかばう。
B.お構いなしに蹴破る。
678名無しさんだよもん:02/07/10 01:06 ID:0TUky6NN
・・・やってしまった。>>677は無視してくれ・・・。

D。
679名無しさんだよもん:02/07/10 01:07 ID:8hxnIDBJ
Bだ!!
680名無しさんだよもん:02/07/10 01:15 ID:8hxnIDBJ
今回の話は珍しく濡れ場が無いな…
未曾有の展開という奴か(藁
681名無しさんだよもん:02/07/10 01:16 ID:Zqu6fOrA
面白いからOK
682もう個人的にはノリノリです(w:02/07/10 01:20 ID:a0SbhXUe
『初音ちゃん! 降りろっ!』
「は、はいっ!」
その時、私は舞の背後に別の気配を感じた。
『……みさき君?』
「みさきは眼が見えないんだ!」
なるほど……みさき君をかばってここまで来てしまったということか。
『舞! みさき君と初音ちゃんを頼む! こいつは……オレがやる!』
体中の全筋力を総動員し、オレは「魔物」に襲いかかった。
『おあああああああァァァァァァァァァァァァァァァァァッッ!!!!!!』
683名無しさんだよもん:02/07/10 01:25 ID:a0SbhXUe
魔物……!? バカな、この姿は…狩猟者、エルクゥそのものじゃないか!
『ゴアアアアアッッッ!』
『グルゥゥゥゥゥゥッッ!!!』
オレたち……柏木の血に連なるもの以外にも鬼がいたのか!?
『ルアアアアアアアアアッッッッ!!!』
だが……大した事はないなッ!!!
バシュッ!!!
オレの必殺の一撃が魔物の胸板をエグりとった。
『がは……っ……! グウウッ…』
ひざまずく魔物。
オレは煌く爪を高々と掲げ、トドメの態勢に入った。
『終わりだ!』

「先生! 危ない!」
『なに……』

ドゴアッ。

後頭部に鈍い衝撃を受け、俺の意識は闇のそこに沈んでいった……
684名無しさんだよもん:02/07/10 01:27 ID:a0SbhXUe
あ……ヤバ、>>682-683は忘れてくだちぃ。
685名無しさんだよもん:02/07/10 01:31 ID:+FiKlcfi
つながってなくもないが・・・・
686名無しさんだよもん:02/07/10 01:40 ID:a0SbhXUe
繋がった、ってコトでお願いします……

『ぅ……?』
ほの暗い水の底から魚が姿を現すように、私の意識は蘇った。
『頭がガンガンする……』
「おう、目覚めたかい? ヤナちゃん」
『その声は……』
ぼやけた眼差しで私が顔を上げると、そこには椅子に座った初音ちゃんの姿があった。
『ここは……』
「生徒会室だよ。悪の巣窟、ってトコかな?」
……違う、いつもの初音ちゃんじゃない。
『お前は……不良初音?』
「BINGO! いいカンしてるねェヤナちゃん?」
回りを見まわすと、舞とみさき君が縛られていた。……いや、「も」か。私もしっかりと鎖で体を縛られている。
「さて、どうするか……」
初音ちゃんの背後には、数人の縛られていない男女が立っていた。いや、縛られてないというよりも……服を着ていない。
「そうだな、まずは事情がイマイチわかってないヤナちゃんの為に説明タイムといくか」

『………』

A 目的は何だ?
B そいつらは誰だ?
C 初音ちゃんはどうした?
D 舞とみさき君をどうするつもりだ?
687名無しさんだよもん:02/07/10 01:46 ID:k+i22hNU
A
688名無しさんだよもん:02/07/10 01:58 ID:a0SbhXUe
『目的はなんだ?』
「………復讐だよ」
不良初音は唇を歪めながら答えた。
『……復讐?』
「なぁ……知ってるか? お前と偽善者や耕一がゴタゴタをやってる間、初音がどんな学園生活を送っていたか」
『……?』
「いじめだよ」
『な……』
不良初音は続ける。
「何せ鶴来屋はここら一帯有数の一大企業だ。そこのお嬢様となれば目をつけられやすいのは当たり前だろう?
……初音にそれを利用するくらいのしたたかさがあればよかったんだがな。知っての通りヤツは超が付くほどのお人よしだ。
イヤとは言えない正確、自分より他人を思いやる性格、さらには幼さの残るあどけない容姿。目をつけられるには十分だった」
『………』
「初音は毎日毎日陰湿ないじめを受け続けた。陰口、嫌がらせエトセトラエトセトラ。だがそんな初音をもっとも苦しめたのは『無視』だ。それまで仲のよかった友人達からも徹底的な無視をくらった。おっさんが死んでナーバスになっていた初音の心はそれによってズタズタにされた」
『………』
「知らなかったろう? 知らなかっただろうナァ。お前たちは自分達のことだけで手一杯だったろうからなァ
……やがてそんな初音の鬱積が溜まって出来た人格、それが俺だ。俺は初音が普段思うことすら禁じている負の感情のみを一切背負って生まれた。そう、初音が心の裏で望んでいることは俺がかなえてやるのさ」
『それが……復讐ということか』
「その通りだ」

A そんなことは止めろ!
B 誰がやったんだ?
C 初音ちゃんはどうなっている?
D 二人は関係ないだろう。解放しろ!
689名無しさんだよもん:02/07/10 02:01 ID:zoKfakhH
落ちつけ・・・・ここはCでいいはずだ、Cにする。
690名無しさんだよもん:02/07/10 02:12 ID:a0SbhXUe
『初音ちゃんは……初音ちゃんはどうなってるんだ!?』
「ハッ……知りたいか? そうか。ココん中だよ!」
そう言って不良初音は自分の頭をコンコンと叩いた。
『初音ちゃん! 初音ちゃん!』
「おおっと、無駄だぜェ。生憎夜の間はかんっっぺきに寝ちまってるからな。本人は自分のやってることにすら気付いてねぇんだよ
ただ、俺は昼間の初音の行動も見てられるんだがな。ケケケ。しかも俺はいつでも初音の意識を乗っ取れるときてやがる。まったく便利だねェ二重人格ってのは」

私は……

A 復讐などやめろ!
B 誰が初音ちゃんをそんな目に遭わせた!?
C あの鬼は何者だ?
D 二人を解放しろ!
691名無しさんだよもん:02/07/10 02:19 ID:og1kMIB7
うーん、じゃあBで
692名無しさんだよもん:02/07/10 02:35 ID:a0SbhXUe
『誰が……誰が初音ちゃんをそんな目に遭わせたんだ!』
「……コイツラさ」
そういって不良初音は、自分の後ろにいる男女を指差した。
「この生徒会の連中……特にこの月島拓也、さ。成績優秀、スポーツ万能、有名大学への入学も決まってたのに、
何が不満だったのかねぇ? 初音は何故かコイツから眼の仇にされたのさ」
『……月島?』
「ああ、ついでに言っとくとさっきお前が戦った鬼……そりゃコイツさ。月島拓也が変身したやつだ」
『な……なんだと!?』
そんなバカな!? こいつが柏木の血に連なる者だとでも言うのか?
「ヘッ、信じられねぇって顔をしてるなぁ。…いいことを教えてやろう。鬼になる方法は鬼の血を引いてることだけじゃねぇ……鬼から血を受けることでも可能なんだよ」
『鬼の血を…受ける?』
「そうさ! コイツは俺の血を受けて鬼になったのさ!」
『な……何故だ! 何故こんなヤツに鬼の血を……』
急に不良初音の表情が曇った。
「俺だって……初音だって……好きでこんなヤツと……」
『ど、どういうことだ!?』
「…………」
その一言一句は私の人生の中でも最も重い部類に入るだろう。



「……犯されたのさ」
693名無しさんだよもん:02/07/10 02:37 ID:a0SbhXUe
『な……っ』
「そうさ! 初音はコイツに無理矢理犯されたのさ! あの時の初音の絶望はスゴかったぜぇ。大好きな耕一オニイチャンのことを思い浮かべながら
この男に汚されたんだからなァ! まぁ、そのおかげでコイツの精神はエルクゥに乗っ取られたんだがな!」

ハァ、ハァ、ハァ……

不良初音は息を整えている。どうやらヤツ自身でも興奮しすぎたようだ。
「……おしゃべりはここまでだ。お前たちも俺の復讐の宴に混ぜてやる。せいぜい楽しむがいい……」
初音ちゃんは月島拓也に向き直り、命令した。

「さあ、まぐわれ」

A なんとしてもこの場から逃げ出す。
B せめて舞とみさき君だけでも助ける。
C 冷静になって考える。
D 衝撃のあまり何もできず、成り行きに身を任せる。
694名無しさんだよもん:02/07/10 02:38 ID:FFV/lLOq
Cかなぁ
695名無しさんだよもん:02/07/10 02:43 ID:wpZv+FfR
うーん、物語が深い!
職人さん方これからも頑張ってください。

さあ誰のエンドになるのかな?
696名無しさんだよもん:02/07/10 03:36 ID:8hxnIDBJ
「くっ…初音ちゃんにそんなことが」
想い人の悩みにきづけず日常を傍受していた自分の愚かさと、
話の凄惨さに逃避しかけたが、痛む後頭部のおかげで現実に引き戻された…
こういう時にこそ、冷静になり打開策を練る必要があるのではないか

嬌声が響く教室の中で私は目を閉じ考えを巡らせる…
まず、舞とみさき君を救うのが最優先だな…彼女達は純粋な被害者であり
このまま放って置く訳にはいかない…

―――初音ちゃん…辛かっただろう、悲しかっただろう…
誰にも心根を明かさず気丈に振舞う姿が思い起こされ、涙が頬をつたう
君は誰にも渡さない――――(ハハハ、ドクセンヨクカ?…)
何かが頭の中で囁いた気がしたが、事態を収める為に時間が惜しい
あえて今は無視する事にした…

ロープは私にとっては何の障害ともならない、私は…

A、連中を黙らせた後に、舞、みさきを脱出させる
B、連中よりも、舞、みさきの脱出が優先だ
697名無しさんだよもん:02/07/10 03:50 ID:og1kMIB7
Bでおねがいします〜
698名無しさんだよもん:02/07/10 04:34 ID:YYKDpZ4r
ageちゃる
699名無しさんだよもん:02/07/10 04:39 ID:8hxnIDBJ
よし、まずは二人の安全確保が優先だ…初音ちゃんは、そのあと
ゆっくり解決策を考えよう…(ハハハ、オイオイホットクノカ?)

私は鬼の力をすべて解放し、二人に手を掛けようとしている者を
柱ごと吹き飛ばした…肩に二人を担ぎながら声を掛ける

「いいか、強行する!多少怪我するかもしれないが、怒らないで欲しい…」
『……わかった、それよりその姿なに』
『え?え?、柳川先生声が低くなってるよ、唸り声みたいなのもするし
 それに姿ってなに、舞ちゃん?ひゃあ柳川先生ておっきぃね、毛深いし』
私は二人の問いかけを黙殺した…

「ちっ、逃がすんじゃねえぞおまえら!!逃がしたら只じゃおかねえかんな!!」
不良初音の怒声が教室に響く
饗宴の主賓である二人を奪われまいと、向かってくる連中にタックルし
窓をつきやぶった

―――ガシャ―ン
月を背に夜の闇を駆ける
『…柳川先生、ありがとう』
『ありがとう先生…助けてもらっちゃったね』
「礼はいい…教師が教え子を救うのはつとめだからな…」(ハハハ、ワラワセルナヨ?)

なんとか、連中の包囲は解けたがこれからどうするべきか…

A、長瀬刑事に保護を求める
B、柏木家に向かう


700696:02/07/10 04:44 ID:8hxnIDBJ
ぐあっスマン…ロープじゃなくて鎖だった
置き換えて読んでください…オレ、イッテクル…
701名無しさんだよもん:02/07/10 04:46 ID:t2CRCS1T
さあ総力戦だ。Bでよろ。
7021/2:02/07/10 05:48 ID:8hxnIDBJ
そうだな…ここは柏木に保護を求めよう
今回の件に無関係と言うわけじゃないし、半端者のエルクゥといえど
一人であの数はいささか荷が重いのも事実だ…

「二人ともこれから私の知り合いの家に保護して貰おうと思う、
 今回は危険な目にあって本当ならば自宅でゆっくりしたいだろうが
 連中は普通じゃない…これから行くところではあいつらに対抗できるだけの
 力をもった人達がいる…我慢して欲しい」
二人にそう告げた
『……わかった、迷惑かけたのはこっちだから』
《うん、仕方ないよね…でも一つだけお願い聞いてくれるかな?》
「ん、なんだい?」
《おなか空いちゃった!!えへへ…》
『…私も…』
私は一瞬の間をあけて
「ははははは、わかった、柏木家で何か用意してもらうよう頼むよ」
心配の必要は無さそうだな…強い子達だ…
結局、初音ちゃんの肉じゃが食べそこなってしまったか…

7032/2:02/07/10 05:49 ID:8hxnIDBJ
―――柏木家―――

「と、いう訳なんだ」
私は千鶴嬢から初音ちゃんの監視をお願いされてからの事と顛末を話した…

『そんなことがあったんだね…畜生、私達家族なのに…一緒に暮らしてたのに
 畜生!!』
梓の怒りとも悲しみともつかない声が響いたが、涙がそれは悲しみであることを
肯定していた…
《………フルフル》
楓ちゃんは肩を振るわせ俯いたままだ…
【…情けないですね私って、一番お姉さんなのに】
千鶴嬢は自虐めいた発言をうわごとのように繰り返している…

私は…

A、一人で方を付ける為黙って学校に向かう
B、悲しむのも結構だが……と叱咤する
704名無しさんだよもん:02/07/10 05:56 ID:t2CRCS1T
ここはBで。

というか、「誰が話しているか理解らせる」ために、会話文のカギカッコを変えるのはどうかと思う。
『』程度は別にいいやと思ってたけど、流石に【】は見苦しい。
地の文と話し方で、誰の会話かを理解らせるようにしてほしい。
SS書きのルールを強要しようとまでは思わんが、せめてその程度は……

さて、お腹が空いた二人。目の前に千鶴さん。わくわく(w
705名無しさんだよもん:02/07/10 05:57 ID:qguiJNvP
Aだ!背中で語れ!!
706702:02/07/10 06:13 ID:8hxnIDBJ
>704
ご指摘ありがとうございます、短くまとめようとの苦肉の策でした
がやはり見苦しいですよね…申しわけありませんでした

ちょっとシリアスが続いたので、次ぎは軽めでいかせていただきます(w
あとニコチンが切れちゃったんでちょっと待っててくださいね
707名無しさんだよもん:02/07/10 06:19 ID:CVUtCuQF
708名無しさんだよもん:02/07/10 07:18 ID:H+i2L4lJ
オールハンデッドガンパレード!
オールハンデッドガンパレード!
最後に男と女が一人ずつ残れば我らの勝利だ!

良スレ突撃! どこかの誰かの未来のために!
709名無しさんだよもん:02/07/10 07:34 ID:8hxnIDBJ
悲しみに暮れる三人を前に、しばらく私は言葉が見付からないままでいた、
が…初音ちゃんの気丈な姿を思い浮かべると同情は霧散し怒りが首を擡げた

「おい、何時までそうしているつもりなんだ!!」
《《《《《ビクッ》》》》》
私の怒声に三人が…いや舞とみさき君も居住まいを正す…
その様子を見ても私の怒りはおさまらない。
「現実に辛い目にあっているのは、君達じゃない初音ちゃんだろう?
 それを君達三人ときたら、雁首そろえて泣きじゃくるばかりか…
 下らない、それが姉である者達の姿とはな」
みさき君は嗚咽をかみ殺しながら肩をふるわせ、舞は赤い目でこちらを睨みつけていた
怒りの内容に無関係な二人の様子で我に返る…
「すまない、言い過ぎた…とりあえず、泣き止んでくれないか?
 そうしないと、解決策も話し合えない…」
「はい…グス」
目の回りを真っ赤にしながら千鶴嬢が答える、それに習うように梓、楓も落ち着きを
取り戻したようだ。

「まず、頼みがあるんだが…」
私がそう切り出すと、梓が
「ん…なんだい」
「ああ、腹がへって仕方ないんだ…食事を用意してくれないか、そっちの
 二人の分も」
それを受けて千鶴穣が答える
「ふふ、そういう事でしたら先に言ってくだされば良かったのに、今日は私が腕によりを
 かけて作ったんですよ!」
「そうなのか…」
7102/2:02/07/10 07:35 ID:8hxnIDBJ
千鶴嬢は足取り軽やかにキッチンに向かった、その様子を眺めながら梓がつぶやく
「叔父さんってさ、千鶴姉の料理…」
「ん、なんだ?」
「まっ知っとくのも悪くないかもね、私は部屋でちょっと考えたい事あるから…」
そう言い残し梓は部屋に向かった。
「……何、楓?」
「………」
「………!それ本当?」
「………コクコク」
楓ちゃんと舞は何やら話している(というか、意思疎通が出来ているのか?)
と、二人とも立ち上がり
「……私、楓の部屋にいるから」
「おい、お腹空いてるんじゃないのか?」
「……いや、もういい」
「そうか…楓ちゃん舞と仲良くしてやってくれ」
「……コクコク、生きていたら…また後で」
「はぁ?」
何やら不穏な発言を残して二人とも去っていった

居間に残されたのは私とみさき君だけになった、(二人きりというのも何だか
落ち着かないものだな)とか考えていると
「ねえ、柳川先生クッキー食べてくれた?」
「ん…」
一瞬何の事だと思ったが、そういう事だったんだな…

私は

A、ああ、美味しく頂いたよありがとう
B、ん、形は悪かったけど美味しかったよ
C、すまない、まだ食べてないんだ…
711名無しさんだよもん:02/07/10 07:49 ID:m/GBLKww
Bにしたら傷つくだろうな…
Aでおながいします。
712名無しさんだよもん:02/07/10 08:42 ID:8hxnIDBJ
「ああ、あのクッキーはみさき君の差し入れだったのか、
 ありがとう、美味しく頂いたよ」
「えへへ、そっかぁ、美味しかったんだぁ///」
心なしか、頬が赤く染まっているような…俯きながらそわそわしている
みさき君を眺めていると。
「あのね、先生…今日は本当にありがとう、ううん、その前の体育の時間
 の事も…ありがとう///」
間近で見ると本当に綺麗な顔立ちだな…
む、いかん私は初音ちゃん一筋だったはずだぞ、しっかりしないか裕也!!
「先生ってどんなお顔してるのかな…確かめても良いかな?」
そう言いながら私の頬に白魚のようなか細い手を差し伸べる
「…ふふ、こんなお顔してるんだ…切れ長の目だね、それとも目つきが悪いって
 いうのかな?」
「お、おいおい」
私の動揺もよそにさらに続ける
「尖ったあご…ちょっと痩せてるね…あ、お髭の剃り残しだ」
心の天秤が微妙な変化をはじめている…みさき君は手を私の手に重ね
俯きながら深呼吸をはじめる、そして…

「……あのね、私、私、――――――」

A、みさきの独白を最後まで聞き届ける
B、その先の台詞は聞くわけにはいかない…
713名無しさんだよもん:02/07/10 08:55 ID:LBrY1W6r
Aで聞こうとするも、邪魔が入るに
714名無しさんだよもん:02/07/10 20:30 ID:f89TyERs
「私、今まで先生、って人たちはあんまり好きじゃなかったんだ。
私がこんなになっちゃったころ、世話してくれた先生がいるんだけど、それ以外の人たちはみんな最初っから私に関わろうとしないか、
ヘンな気を使うか、のどっちか。そういう人たちってね、自分が差別してるとは気付いていないんだよ。けど……その『特別扱い』が私にとっては一番辛いんだよ」
みさき君は私の顔に手を当てたまま、淡々と続ける。
「でもね、先生は違った。私を普通に扱ってくれたし、私がヒドイこと言われたときには……クスッ……やりすぎなんじゃないかってくらい
怒ってくれた。私、そういう先生にずっと憧れてたんだ―――――――」
『みさき君……』
「先生がホントの先生じゃなくたっていいよ。ううん、むしろその方が――――――」
「はぁーい、みなさーん、お待たせしまし……ってあら、二人だけですか……?」
さーーーーーーーっ!
千鶴嬢がいきなり部屋に入ってきた。私とみさき君は慌てて元の場所に座りなおす。
『は、早かったですね。千鶴さん』
「カレーを温めなおすだけですから」
「カレー!?」
突如、みさき君の声のトーンが変わった。
「はい、ちーちゃん特製ピリ辛カレーです。みさきさんはカレーはお好きですか?」
「カレーは人類の宝だよー」
『………』
スゴイ例えだな。
「いっぱい食べてくださいねー。何故か梓たちはちっとも食べないので。あ、柳川さんもどうぞ」
『あ、すいません』
千鶴嬢は手早く私とみさき君の分を皿に盛り付けた。
「いただきまーっす」
早速みさき君は最初の一口を口に含んだ。
ぱくっ。
「………どうですか? みさきさん」
「うう〜〜〜んっ、スゴイ味だよ〜〜〜〜〜。こんなのはじめてだよ〜〜」
……スゴイ味、か……
715名無しさんだよもん:02/07/10 20:32 ID:f89TyERs
みさき君はテープの早回しのように恐るべき勢いでカレーを平らげていく。
「おかわりっ!」
「はいは〜い」
……なんだ。梓は変なこと言ってたが、十分普通の料理みたいじゃないか……
「う〜ん、スゴイ、スゴイよこのカレーは。特許出願中、って感じだよ」
……みさき君の様子が少し変な気もするが……

『そうだ、それより千鶴さん』
私は小声で千鶴嬢に話しかける。
「……なんでしょう?」
声のトーンから真面目な話だとわかったのだろう。千鶴嬢も真剣な眼差しで答える。
『……連中、鬼化したとかいう半端なエルクゥについて話を聞きたい』
「……鬼、ですか……」
しばしの沈黙の後、千鶴嬢は重苦しく口を開いた。
「……栄光ある真なるレザムの原住民、エルクゥには本来安定された三角形のコミュニティが存在しました。それは基本的に地球と同じです
狩猟先の土地でもその身分区分は純然と守られ、安定した社会を構築していました。
しかし、エルクゥには出産とは別に、もう一つの繁殖方法……『血分け』、それに伴う『私的下僕制度』があります」
『血分け…?』
「はい。これは本来、エルクゥが他種族と婚姻を結ぶ際、その下準備として対象者に自らの血を分け与え、半エルクゥ化させることになります。
この際、血を与えたエルクゥは『マスター』と呼ばれ、与えられた方は『サーヴァント』と呼ばれます。
……つまり、私達の始祖、次郎衛門もある意味エディフェルのサーヴァントとして半鬼化したわけです。サーヴァントは基本的にマスターに絶対服従ですが、
彼の場合は鬼化してすぐにマスターであるエディフェルを失ったため、自主的に行動し、雨月山の鬼を退治することに成功しました」
『私が戦った相手は……次郎衛門と同じ半鬼だった、ということか』
「ええ。今はまだ力を出しきれていないと思いますが、早めに手を打たないと厄介なことになります。
―――半鬼とは、時々純粋な鬼よりもタチが悪い場合がありますから」
……これは……面倒なことになりそうだな……
716名無しさんだよもん:02/07/10 20:33 ID:f89TyERs
千鶴嬢は不意にパッと表情を明るくし、
「まぁ、悩んでいてもしかたありません。前向きに考えていきましょう。あ、カレーどうぞ。冷めてしまいますよ」
『……ええ、そうですね』
無理していることは明白であったが、私はそれに合わせるのが彼女の為にも最善だと判断した。
『では……いただきます』

ぱくっ。

………私が見たのは

A 天国だった
B 地獄だった
717名無しさんだよもん:02/07/10 20:41 ID:hpBgk//n
絶対B
718名無しさんだよもん:02/07/10 21:13 ID:EZA9n8We
>>717
なにも断言しなくても…
719名無しさんだよもん:02/07/10 21:45 ID:8hxnIDBJ
(たしかに、世の中には色々な料理が存在するのだろう…地域によっては虫を
好んで食べるともいうしな……)
「あれ、叔父様どうなさったんですか?《ユサユサ》
(しかし、しかしだ、私の半生で料理の材料として《金属》というものが有るという
のは聞き及んでいない…)
「先生、柳川先生、色々あって疲れちゃったのかな?」
(それも、《ボルト》だとか《シャフト》だとか《電池》だとか工業製品だ…)
「…そうですね、疲れてあるんでしょう、休ませてあげましょうか」
(調理器具がミスによって混入されているというのと次元が異なる…明らかに故意
に材料として使われている、
 千鶴嬢は私に恨みでもあるのか?)
「千鶴さん御馳走様でした、すごく美味ししか、かった…ろ…アレ《パタン》」
「あらあら、二人とも疲れてたんですね――――――」
千鶴嬢の悪意のない台詞に(何時か殺人罪で起訴されるぞ)という突込みを
いれながら意識を失った

闇の中で人の気配がする
気配の主は?

A、自分だった
B、初音ちゃんだった
C、みさき君だった
D、舞だった
720名無しさんだよもん:02/07/10 21:54 ID:+l16iToz
Dいっとこか。
721名無しさんだよもん:02/07/10 22:39 ID:rh5RK152
『ここは……?』
懐かしい感覚だ。そして不快な感覚だ。
……また、夢か。
そう、かつての事件のときと同じ、あの悪夢だ。
『狩猟者め……エルクゥの気にあてられたか?』
私がそんなことを考えながら暗闇の中佇んでいると、背後から近づく気配があった。
『誰だ!?』
「先生……」
舞だった。そこには舞が立っていた。だが……
『ま…舞! ふ、服はどうした!? さっさと着ろ!』
その舞は、トレードマークであるリボンも、綺麗な長髪も、常に携帯していた剣も持っていなかった。
「先生……」
舞はそのまま私に抱き着いてきた。
『バ…バカっ! どういうつもりだ!?』
「私を、抱いて」
スパッと断言した。
『な……っ!』
「私は、弱い。あの魔物…鬼たちと闘う時、今の私では先生の足手まといになってしまう。
けど……連中の話を聞いたら、先生に抱かれれば私もヤツらと同じ力が手に入るのだろう?
……私は祐介たちの仇を取りたいんだ。先生の助けになりたいんだ。……先生、私を抱いて」
『舞……』

A わかった。そこまで覚悟しているのなら……と受け入れる。
B ダメだ。この力は本来人間が持ってはいけないものなんだ。と拒絶する。
722名無しさんだよもん:02/07/10 22:43 ID:jsBnRHul
B(一秒)
723名無しさんだよもん:02/07/10 23:08 ID:rh5RK152
『ダメだ。この力は本来人間が持ってはいけないものなんだ。お前の気持ちには答えられない』
私はキッパリと断った。これ以上この力で不幸になる人間を増やすわけにはいかない。
「けど……先生!」
舞は泣いて私に懇願してくる。
『ダメだ。こんな力は、持ったとしても、その持ち主にも回りの人々にも不幸しかもたらさない。
……せっかくここまで減ったんだ。柏木一門の外に出すわけにはいかない』
「………」
舞はうつむき、肩を震わせていたが、急に……
「アーーーーーッハッハッハッハッハッハッハ!!! 思ったより生徒思いじゃないか柳川!」
『やはりキサマか! 狩猟者!』
「チッ、失敗しちまったなぁ。狩猟者の血が活発化してきて俺が復活できるかと思ったんだがな。クククッ。だがお前の判断が正しかったとも限らないぜ?
果たしてお前らだけであの鬼どもに勝てるかな? ……まぁ、危なくなったら俺を呼べや。暴れてやるぜぇ……存分にな!」
『フン、誰がキサマの手など借りるか。お前など一生私の中に封じこめてくれる!』
「ケッ。とりあえず今は引いてやるぜ。今はな。だが覚えておけ……俺は常に潜んでいる。お前の中に」
『………』
それだけ言い残すと、舞こと狩猟者の姿は闇の中に掻き消えていった。
同時に、闇自身も薄れていく―――――――――――朝が来た。

『む……ん……?』
目が覚めると、私は柏木家の今に毛布をかけられて寝かされていた。
時間は……7時か。そろそろ準備した方がいいだろう。
辺りを見まわすと、私の隣に舞が眠っている。……剣を持ったまま丸まって壁によりかかっている形だが。
『おい……舞、起きろ』
「ん……先生……?」
その時私は気付いた。舞が見なれない首飾りを着けていて、それが青く光っているのを。
『舞……それは?』
「これは……」
「エルクゥの首飾りです」
楓ちゃんが襖の奥から現れた。
724名無しさんだよもん:02/07/10 23:10 ID:rh5RK152
『エルクゥの……首飾り?』
「はい。本来は初音がおじさまから頂いた物ですが、今はたまたま私の手元にあったので舞さんにお貸ししました。
……それを身につけていれば、近くに鬼がいるときは鈍く光り、しかも鬼の力を減退させるらしいです」
「これさえあれば……私も……戦える!」
舞が静かに、だが確実に吼えた。
「おっ叔父さん、目が覚めたか」
キッチンの方から梓が出てきた。
「さすがの叔父さんも柏木家最強の核廃棄物にはかなわなかったか。待ってな。私が今口直しにとびっきりの朝メシ作ってやるから」
『それは……ありがたいな』
やがて朝食が食卓に並ぶころには、千鶴さんとみさき君も居間に姿を現した。

「柳川さん……これからどうなさるおつもりです?」

A とりあえず学校へ行き、状況を調べる。
B 耕一と連絡を取る。
C 初音ちゃんを探す。
D そろそろ出勤時間だ。仕事に行かなきゃ。
725名無しさんだよもん:02/07/10 23:11 ID:odkZGXoq
B。
726名無しさんだよもん:02/07/10 23:22 ID:UbdNlRVe
Bで連絡しておいてA
727名無しさんだよもん:02/07/10 23:33 ID:zoKfakhH
『とりあえず・・・耕一に連絡してみようと思う』
「耕一さんに・・・ですか?」
『ああ、もしかしたら俺たちだけでは勝てないかもしれない・・。それにいつまでも
 黙っていられることでもないしな』
「・・・・・・」
千鶴が押し黙っていると梓が口を開いた。
「ちづねえ、私も耕一を呼んだほうがいいと思うよ」
「私もです。やっぱり耕一さんに来てもらったほうが・・・」
楓もそれに賛同する。
「ええ、そうね。では連絡をとりましょう」

私は耕一に電話をして事の概要を説明した。
『と、いうわけなんだ』
「わかった。いますぐそっちに向かう」
『ああ、頼む』
「無理するなよ。柳川・・・・」
『わかってるよ』

さて、学校に誰を連れて行こう・・。
パーティー編成をします。柳川&舞は固定ですので後一人です。
A、千鶴
B、梓
C、楓
D、みさき
E、耕一が来るまで待つ
728名無しさんだよもん:02/07/10 23:33 ID:rh5RK152
/*>>725-726こういう場合は726の選択に従ってもいいのかな?*/

『とりあえず耕一と連絡を取り、可能ならばこっちに来てもらいましょう。最悪、連中と正面切って戦うことになった場合、
あいつがいれば心強いです――――悔しいですが、今のところあいつが柏木一門では最も強く次郎衛門の血を受け継いでいますから』
「わかりました。電話してみます。――――少し待っててください」
私たちが朝食を取る間、電話のある廊下からは千鶴さんの声が聞こえてきた。
何気に付けていたテレビのニュースキャスターが無機質に原稿を読み上げる。
――――先月末に発生した超大型で非常に強い台風16号は、現在××地方を東北東に非常にゆっくりとしたスピードで――――――
――――中心部での降水量は一時間に70mm以上と見られ―――――
――――進路にお住まいの方は、豪雨対策を――――
「……これ、ここに来るな」
梓がつぶやく。
『ああ……』
嵐が来るか……
「柳川さん?」
『あ、どうも千鶴さん。耕一の方はどうでしたか?』
「はい。すぐ来るよう言ってましたが……台風のせいで交通機関がパニック状態だそうで。いつこれるかはわからないと……」
『……クッ……』
状況はあまりよくないな。
『とりあえず私は一旦学校に向かいます。さすがに昼間襲われることはないでしょう』
これにみさき君と舞が反応する。
「あ、先生。私も連れていってほしいな。一回家に帰って着替えとかの準備もしたいし、お母さんにお泊りすること伝えなきゃ。私の家は学校のすぐ前だから、大丈夫だよ」
「私は先生についていく。いつ魔物と遭遇するかわからないから……この首飾りがあれば、ヤツらが人ごみに紛れても見つけれる」
『う〜ん……』

A 二人を連れて行く。
B 二人を連れて行かない。
729名無しさんだよもん:02/07/10 23:34 ID:rh5RK152
やってしまった……>>728は忘れて……
730名無しさんだよもん:02/07/10 23:44 ID:DaaEhlpr
いや、うまくすればつながるんでない?
731名無しさんだよもん:02/07/10 23:47 ID:rh5RK152
耕一に連絡→台風のせいでいつ来れるかわからない→とりあえず学校へ行こう→みさきは行きたいと言っている。

パーティー編成をします。柳川&舞は固定ですので後一人です。
A、千鶴
B、梓
C、楓
D、みさき
E、耕一が来るまで待つ

こんな感じ?

732名無しさんだよもん:02/07/10 23:50 ID:t2CRCS1T
無理に繋ぐ必要もないでしょ。先に出た方優先で。
繋ぎたければ繋がるようなSSを書け、って感じでいいんじゃない?

で、>>727の選択肢はAキボン。
733名無しさんだよもん:02/07/10 23:54 ID:LBrY1W6r
そんなかんじでいいと思う、

あえて言うなら学校に行く(行かないかもしれないけど)
昼襲ってくることは考えにくいが
万一に備え柏木姉妹のだれかをつれていったほうがいいかもしれない、
んで
A千鶴
B梓
C楓
Dそこまですることもないか・・・

みたいな感じじゃないかな。
734名無しさんだよもん:02/07/10 23:59 ID:XPmoG8a4
先に出たほう優先という原則に従った方が
あとあとの波風を抑える意味でいいとおもう
735名無しさんだよもん:02/07/11 00:01 ID:YiR7R5IR
まあ次の書き手さんに任せていいのでは
736名無しさんだよもん:02/07/11 00:03 ID:5Ub32FAT
うーん、相変わらずお話しのブッキングが目立つね…
何か対策を考えた方が良いかも…

書きこむ前にスレを確認すれば良いんだけど…書き上げて
から先に他の書き手さんが書き込んでたらガックシなんだよね
まあ、今までもそれでやって来たんだし、どうでも良いというなら
私の発言は放置してください
737名無しさんだよもん:02/07/11 00:04 ID:gIdct15n
しかし最初の頃じゃこんな議論は起きなかっただろうな。
よくぞここまで育ってくれたよなー

改めて職人さんに感謝
738名無しさんだよもん:02/07/11 00:06 ID:23bwE44+
根本的な対策にはならないけど、次スレには『書き込み前にリロード推奨』
ってのを入れれば多少は……よくなると思う。
まぁ、俺もけっこうやってしまうのだけれど(w
739名無しさんだよもん:02/07/11 00:13 ID:weaGRRwp
基本的に早かった方を元にして、
遅いほうをパーツ取りにしたらどうでしょう。
(例えば今回なら台風で遅れるという部分)

で混ぜた場合は冒頭にどういう風にしたか書く、と。

なんにせよこのスレでは速さが正義ですから。
早かったほうを尊重する、という姿勢は貫くべきかと。
740名無しさんだよもん:02/07/11 00:15 ID:USHUrzqh
西部劇のガンマン風に言うと・・・
741名無しさんだよもん:02/07/11 00:21 ID:hQFSauZn
>>736
その気持ち、痛いほど良く分かるよ…
742あと1レスやります:02/07/11 00:22 ID:5Ub32FAT
えと、こんなのはどうでしょうか?
お話しの進行レスを書きこむ人が、この↑の名前欄みたいに
自分の付けるレス数を書きこむ

んで、次ぎに引き継ぎたい書き手さんが宣言をして(これも先着順)
お話しを進めて行くと…やっぱり面倒くさいね…
743名無しさんだよもん:02/07/11 00:24 ID:JYmV5U9D
とりあえず
・原則として話も選択肢も早いもの勝ち。
・話を書き込む際にはリロード推奨
だな。
744名無しさんだよもん:02/07/11 00:25 ID:23bwE44+
>>742
正直、あまり上手くいかないと思う……
745742:02/07/11 00:29 ID:5Ub32FAT
>744
だね、上手くいかないと自分でも思った(w
743さんの意見を徹底するという事で良いね
んで、自分がレス付ける前に他の人が書きこんでたら
仕方ないという事で
746名無しさんだよもん:02/07/11 00:29 ID:DIuG3TIB
んで今回は千鶴さんをつれていく方向(選択肢としてはA)で、
続きの割合は最速書き手さんが決めるでファイナルアンサー?
747名無しさんだよもん:02/07/11 00:30 ID:JYmV5U9D
変なルール作って職人さんが離れていくのは避けたいところ。
俺も一職人として先に書き込まれた悔しさはわかるが、次にまたつなげればいいだけ。

さあ、マターリ再開しようぜ〜
748名無しさんだよもん:02/07/11 00:32 ID:rc80ucOK
>>739
>732に賛成。混ぜたければ混ぜるSSを書け、という方がよいかと。
変にパーツ取りとかするとかえって収拾がつかなくなりそう。

>>740
「書きな! どっちが早く書けるか勝負だぜ」と言ったところか(w
とりあえず私は舞、千鶴さんを連れて行くことにした。
大丈夫だとは思うが、もし遭遇戦にでもなった場合は戦闘能力の高いこの二人がいれば心強い。
耕一が来れば完璧だろうが、私たちにいつ来るかわからないものを待っているほどの時間的余裕はない。

学校へ向かう途中、舞が少し先に進んだところで千鶴さんが私に囁きかけてきた。

「柳川さん……最後……どうしようもない時は私に任せてください……」
『……どういうことです?』
「サーヴァントを解放する方法は、一つしかありません」
『解放……? 次郎衛門の時は……まさか、千鶴さ……!』
「柏木の罪は柏木の手によって贖わなければなりません。……手を汚すのは私だけで十分です」

『………』
千鶴さんの決意は固い。この場で何を言っても無駄だろう。
もしその時が来た場合、私は……

A 千鶴さんに任せる。
B なんとしてでも止める。
750名無しさんだよもん:02/07/11 00:36 ID:rc80ucOK
Aだな。予想できない展開こそが楽しいんだ(w
751名無しさんだよもん:02/07/11 00:39 ID:t2t0PbSs
書き手さんがガンマンなら、選択選ぶほうは速押しクイズの心境です。
752名無しさんだよもん:02/07/11 00:41 ID:23bwE44+
『わかりました……その時はお任せします』
「………ありがとうございます」
千鶴さん……肩が泣いているよ……

「先生、着いた」
『あ、ああ……』
何時の間にか私たちは学校の前に着いていた。とりあえず見て取れる範囲では変わった所はない。
「柳川センセー、おはようございまーす」
「隣の人は彼女ッスか? いやー、まさか柳川センセが年増好きとは」
(※ 話に関係ないが、数日後、彼は橋の下でボコボコにされてるのが発見された)
『さて……中に入るわけだが……千鶴さんはどうしま』
「えへっ、柳川さん、似合いますか?」
いつの間にやら。千鶴さんはこの学校指定の女子用制服に着替えていた。
『千鶴さん……それは……?』
「ええ。ちょっとそこを通りかかった女子からお借りしました」
『………』

A とってもよく似合ってます。可愛いですよ。
B 歳を考えろよ。
C さっさと調査を進めましょう。
D 偽善者……
753名無しさんだよもん:02/07/11 00:43 ID:XnprT99R
Bですが
754名無しさんだよもん:02/07/11 00:44 ID:6iaY5p+7
Dしかない・・・
755名無しさんだよもん:02/07/11 00:48 ID:23bwE44+
『千鶴さん、あなたももう2(ピー)歳なんですからもっと自分の歳を』
ドゴっ
『がふっ……』
み……鳩尾に……いいのが……
「さあ川澄さん、下らないことやってないでさっさと調査を進めましょう」
「はい……じゃあ、とりあえず」

A 長瀬先生と……話をしよう。
B 生徒会室に……行こう。
C 初音のいじめについて……調べよう。
D 生徒に聞きこみをしてみよう……。
756名無しさんだよもん:02/07/11 00:50 ID:hQFSauZn
ピコン!C!
757名無しさんだよもん:02/07/11 01:01 ID:23bwE44+
私たちはまず初音が変わってしまう原因となったいじめの実際について調べてみることにした。
『ま……舞……』
先生は体調が悪いみたいだから私ががんばらなきゃ。

とりあえず初音のクラスに行き、生徒をつかまえる。
「……ちょっといいか……?」
「(ビクッ!? か、川澄舞…)は、はい、なんでしょう?」
「柏木初音について聞きたい……」
「初音……? ああ、あのお嬢さんか。今日は来てないぜ」
「いや……それはわかってる。彼女がこのクラスで何をされていたのかを聞きたい」
「な……なんの事だい? 俺にはわからな……」
その時、私の後ろから気温が下がるような殺気が発せられた。
……千鶴さんだ。千鶴さんが男子生徒の肩を掴んでいる。
だが、あくまで笑顔で、だ。
「ええと……そんなハズはないんですが……正直にお答え願えませんか?」
「だ、だから……知らないものは知らな……!」

千鶴さんの殺気が強くなった。どうする?

A 騒ぎを起こすとまずだろうから、ここは引きとめる。
B 妹を傷物にされた姉の気持ちは辛いだろう。任せよう。
C 別の生徒に聞いてみよう。
758名無しさんだよもん:02/07/11 01:03 ID:/vpi1SV8
yo-si B de
759名無しさんだよもん:02/07/11 01:14 ID:23bwE44+
(……千鶴さんは妹をあんな目に遭わされたんだ……気持ちはわかる。放っておこう)
「正直に、お願いします」
「し……しらねぇ……」(肩への爪の食いこみ度+5mm)
「正直に……お願いしますね」
「しらねったら……」(肩への爪の食いこみ度+10mm)
「正直に話せ。このガキ」(思いきり食いこませる)
「うぎゃ……!」
絶叫しようとする男子生徒だが、その前に千鶴さんは男を壁に叩きつけ、口を押さえる。
「いいですか? あなたの口は今真実しか話すことが出来ません。絶叫、嘘、その他もろもろを発した瞬間あなたの舌は閻魔様にひっこ抜かれると知りなさい」
男子生徒は涙目でコクコクとうなずいた。
「……俺たちは……俺たちは命令されてやったんだ……!」
「……誰にですか?」
「あの男だ……!」
生徒は教室内の一人のメガネの生徒をを指差した。
(……どこかで見覚えが……)
「あいつだ! 生徒会役員の久瀬だ!」
「……ありがとうございます」
千鶴さんは男子生徒を蹴り飛ばした。
「失せろ」
「ヒ……ヒィッ……!」
「さて……では今度はあの方にお話を伺いましょうか……」
他の生徒に頼み、久瀬を呼び出す。
「フゥ…私は忙しいんだ。なんの用だい君たち?」
(何故だろう。この男はすごいぽんぽこたぬきさんな感じがする……たぬきさん?)

A 斬る。
B 殴る。
C 我慢する。
760名無しさんだよもん:02/07/11 01:20 ID:dYRpSsth
C
761名無しさんだよもん:02/07/11 01:21 ID:t2t0PbSs
Bだ!この二人だと抑止力が足りない!
よみがえれ柳川!よみがえるんだぁ!
762名無しさんだよもん:02/07/11 01:25 ID:USHUrzqh
クレーンが来た!いやシリアスだから来ないのか!
どっちだ!?
763名無しさんだよもん:02/07/11 01:32 ID:23bwE44+
(……この男からイヤな感じがするのは、おそらく別の世界の話だろう。ここで殴っても何も始まらない)
「……柏木初音について、聞きたい」
「ああ彼女か。全く彼女にも困ったものだよ。鶴来屋の御令嬢のクセに、クラスの調和を乱すわ、生徒会の言う事を聞かないわ、果ては学校をサボるわ……」
【千鶴さんの殺気:+10】
(いけない……このままだと千鶴さんはこの男を殺しかねない……)
「お前が初音をいじめていたと聞いている。その辺りのことを正直に話してほしい」
「いじめ……? おいおい、人聞きの悪いことを言わないでくれよ。確かに僕らは彼女に2〜3注意は促したがね、
それをいじめと受けっとってもらっては困るよ。全く、これだからお嬢様は……」
【千鶴さんの殺気:+20】
(ヤバイ……)
千鶴さんが一歩前に進み出る。
「クラス全員で徹底的に無視することが注意だと言うのですか……?
………あんな小さな子を……汚す……汚すことが注意だと言うのですか……?」
久瀬の顔が一瞬険しくなる。
(ん…? 今……)
「な、なんの事かね。言いがかりはやめてくれ。……大体、キミたちは誰なんだ?」
(これはまさか……)
「私ですか……? 私の名前は柏木千鶴。……初音の姉よ!」
(間違いない! エルクゥの首飾りが反応した! コイツは「鬼」だ!)
「ホゥ……あなたが……「偽善者」ですか……」

A 先手必勝。久瀬に斬りかかる。
B 頭に血が上ってる千鶴さんを一歩下がらせる。
C 『先生! コイツは鬼だ!』
764名無しさんだよもん:02/07/11 01:34 ID:aX3+kNic
Cだ!柳川ファイト
765名無しさんだよもん:02/07/11 01:49 ID:23bwE44+
「先生! 鬼だ! コイツは鬼だ!」
ゴオオオッ!! 久瀬の体が一気に膨れ上がる。
「柏木千鶴! 最優先すべきはキサマの首だと初音様から拝聴している! 死ねィ!!」
丸太の様な久瀬の腕がしなり、鎌のような爪が千鶴さんに襲いかかる。
「えっ…!?」
完全に頭に血が上っていた千鶴さんは反応が一瞬遅れる。
「クッ、間に合わ……」
ズバシャアッ!! 肉が引き裂かれる音が廊下に響いた。
「せ……先生……」
久瀬の爪が千鶴さんを引き裂く直前、先生が間に割って入って受け止めた。
だが、先生の腕は夥しい出血をしている。
「チッ……失敗したか、だが千鶴よ! 覚えておけ! 初音様は決してお前を許さない!」
捨て台詞を残して久瀬は校舎の奥へと逃げていった。

A 先生の傷の手当てをする。
B 逃すか!
766名無しさんだよもん:02/07/11 01:55 ID:USHUrzqh
ヤナギーが主役だ
A!
767名無しさんだよもん:02/07/11 02:03 ID:23bwE44+
ガヤガヤ……ガヤガヤ……
先程の騒ぎを聞きつけたのだろう。生徒が廊下に出てきた。
「先生……」
ここにいるのはマズイな……
『二人とも、一旦ここは離れよう……』
「では、保健室に行きましょう。傷の手当てをしないと…」
『ええ、そうしましょうか……』

「す、すみません柳川さん。私が頭に血が上ってしまったばっかりに……」
千鶴さんは心底すまなさそうに何度も頭を下げる。
『いえ、いいんですよ千鶴さん。お気持ちはわかります』
「私も……ごめんなさい。一人で先走ってしまって……」
『いや、いいんだ舞。今回は舞のお手柄だからな』
「……」
舞はちょっと嬉しそうに微笑んだ。
「はい……こんなものでしょうか」
千鶴さんが包帯を巻き終えたようだ。
『まぁ、この程度の傷、エルクゥの回復能力なら数時間もあればふさがるでしょう』

『さて……』

A このまま柳川・千鶴・舞ルートを進む。
B 梓・楓・みさき視点に移る。
768名無しさんだよもん:02/07/11 02:11 ID:YiR7R5IR
Bでいってみましょう
769名無しさんだよもん:02/07/11 02:13 ID:vFyUSEO8
770そろそろ寝ます…:02/07/11 02:19 ID:23bwE44+
「さて……千鶴姉たちは行っちまったワケだが……」
「私たちはどうしましょう?」
「ご飯でも食べる?」
「みさき、さっき食べたばかりだろう……」

「………やっぱ私たちはここで待機してるべきだ。
ヘタに動いて耕一や千鶴姉と連絡を取れなくなってもマズイ。楓、どう思う?」
「私は……雨月山の伝説をもう一度調べてみるのがいいと思います。
ひょっとしたら初音を元に戻す方法がわかるかもしれません。みさきさんはどう思われますか?」
「う〜ん、私はやっぱり一回家に戻りたいな。そのついでに初音ちゃんを探すってのはどうかなぁ……梓ちゃん?」

さあ、どうする?

A 梓の意見に従い、待機する。
B 楓の意見に従い、伝説を調べる。
C みさきの意見に従い、初音を探す。
D とりあえず耕一に電話してみる。
771名無しさんだよもん:02/07/11 02:23 ID:rc80ucOK
耕一の出番は認めん!(w
Bで。
772名無しさんだよもん:02/07/11 03:03 ID:CdzomiYu
漏れも書いてみるか・・・・
773名無しさんだよもん:02/07/11 03:25 ID:7a3J8S/1
「ここは楓の言うとおり、雨月山の伝説を調べてみよう」
「でも、どうやって調べるの? 柳川さんにはここで待っていろっていわれたし」
「……誰か伝説に詳しい人を呼んで話を聞きましょう」

さあ誰を呼ぶ?

A.話し上手の小出由美子
B.梓の後輩日吉かおり
C.雑誌ライターの相田響子
774名無しさんだよもん:02/07/11 03:27 ID:CdzomiYu
Cだと取材されそう。Bだと話が崩壊しそう(w

というわけでAを。
775名無しさんだよもん:02/07/11 05:26 ID:w02D3EFM
うーん、リレー式の割に実はかなりうまくまとまってないか?
例の画鋲もいじめをあらわす伏線になっているしなぁ。
776名無しさんだよもん:02/07/11 05:55 ID:Cok7bOiB
正直、超先生シナリオよりもこのスレの話の方が面白いかも……
777名無しさんだよもん:02/07/11 06:02 ID:Cok7bOiB
ふと気になったんだけど、今柳川に対する好感度はこんな感じかな?
初音
LLLL
みさき
LLLLL

LLLL
千鶴
LL

L

L

あと、単体あたりの強さは
耕一>柳川>千鶴さん=半端鬼>舞>梓>楓=初音>みさき先輩
こんな感じ?
778名無しさんだよもん:02/07/11 06:47 ID:t2t0PbSs
普通の半端鬼は楓と同程度じゃないかな?
そうじゃないと柏木家が攻撃された場合あっさり捕まる
(殺されるじゃないのがミソ)

まあでも月島兄とかそういうボスクラスのキャラは
やっぱかなり強いと思われ。
(電波はいまだにつかえるのかねえ?)

駄文スマソ
779名無しさんだよもん:02/07/11 07:01 ID:macl54Wo
>>778
おおむね同意。
ただ、どっかに柳川と戦った時の月島兄はまだ力を出し切れてない、って話があったから、実際は柳川=半鬼ボスクラスって感じかな?
一般半鬼は楓と同じかやや強いって程度で。
舞も首飾り装備してれば結構イケると思うし、
あと、痕本編では梓も結構戦闘力あるっぽいこと言ってたから

耕一>柳川=半鬼ボス>千鶴さん=半鬼(強)=舞(首飾り)>梓>半鬼(通常)>=楓=初音>みさき先輩

ってトコが妥当じゃない?
やっぱ耕一強いなぁ(笑)
780名無しさんだよもん:02/07/11 07:11 ID:weaGRRwp
いずれにせよ、みさき先輩はやっぱ弱いなぁ(w

戦闘パートで使うとしたら、
目が見えない代わりに発達した感覚を使ってのレーダー役ってとこですか。
781名無しさんだよもん:02/07/11 07:17 ID:macl54Wo
しかしこのパーティーは柳川側に戦闘力が偏りすぎてるな。
>>778でそれっぽいコト言われてるけど、現状で柏木家が襲撃受けたら間違いなく大ピンチだ。
俺だったら……柳川&舞&楓、千鶴&梓&みさきって分けるかな。これだったら戦闘もバランスよくいけそうだ。

…FFみたいだ(笑)
782名無しさんだよもん:02/07/11 07:46 ID:TfXhy3ZA
名スレの矛感
783名無しさんだよもん:02/07/11 07:55 ID:1gAk/qAd
>>779
戦闘力楓=初音と見てるがそれはどうか。
LF97では楓って千鶴さんより攻撃力が高かったりするぞ。
ちなみに守備力、すばやさも楓の方がある。
奴は以外に実力者なのだ。
784名無しさんだよもん:02/07/11 09:26 ID:L94Jpxh3
しかし>>1の軽さとはまったく別次元で話が織られているな・・・(笑)
785名無しさんだよもん:02/07/11 10:58 ID:odVK1cZW
誰か、この柳川シナリオをゲーム化してくれ。
(当然、選ばれなかった選択肢の分岐先も作って)
俺、買うぞ。
786名無しさんだよもん:02/07/11 12:34 ID:g+nrEdBl
「そういえば…耕一の大学の友人で、雨月山の伝説を調べてる人がいたよな?」
「ええ、確か……小出由美子さん……でしたか?」
「楓、連絡先わかるか?」
「さぁ……耕一さんに電話してみましょう」
「私はよくわからないけど、二人に任せるよ」

梓はさっさと受話器を取り、もう覚えた耕一の携帯番号にダイアルを回した。
(ウチもいい加減電話買い換えろよ……)
呼び出し音が鳴る間、梓はそんなことを考えていた。
トゥルルル、トゥルル……ガチャ
誰かがでた。
「あ、耕一か? 訊きたい事が……」
だが、梓を迎えた第一声は耕一の声でなく、
ピシッ! バシャァァァァァァァァァァァン!!!
強烈な落雷の音だった。
「つぅぅぅぅぅぅっっ!」
耳が痛む。
「……梓? 梓か!?」
受話器の向こうではすさまじい嵐の音の中、耕一が必死に呼びかけている。
「どうした!? 何かあったのか!?」
「耕一! いま何処にいるんだ!?」
「なんとか県境までは来た! だが、道路もトンネルも土砂崩れで完璧に埋まっちまってる!」
「クッ……」
「時間はかかるかもしれないが、絶対そっちにいく! 安心しろ! ところで、そっちの状況はどうだ!?」
「ああ、まだ大きな動きはない。叔父さん、千鶴姉、助っ人の川澄舞ってのが学校に様子を見に行った!」
「よし! ところで、今回はどうしたんだ?」
「ああそうだった! 確か耕一の大学の友達で小出由美子って人が雨月山の伝説を調べてたよな!?」
787名無しさんだよもん:02/07/11 12:36 ID:g+nrEdBl
由美子さんか…?」
「今何処にいるかわかるか?」
「彼女ならそっちにいるはずだ。どうしたんだ?」
「何か初音を元に戻すヒントがあるかもしれない。雨月山の伝説をもう一度調べてみることにした!」
「よし! そういうことなら……携帯番号は……あった! メモしろ!」
「おう!」

「……よし、じゃあな耕一。待ってるぞ!」
「ああ、美味いメシでも準備していろ!」
「おう! 腕によりをかけて作ってやるぜ!」
ガチャッ。
「姉さん……」
「ああ、携帯番号ならわかった。幸い彼女はこっちにいるらしい。電話してみよう」

「………もしもし?」
「あ、すみません。私、柏木梓といって……」
「ああ、梓さんね。耕一君から連絡は貰ってるわ。雨月山の伝説で聞きたいことがあるらしいわね」
「ええ、それで……恐縮なんですが、こちらまで来ていただけませんか?」
「お安いご用よ。鶴来屋会長のご自宅でいいのね?」
「はい! ……待ってます」
「それじゃあ、また後で」
788名無しさんだよもん:02/07/11 12:42 ID:g+nrEdBl
電話を終えたころから、ポツポツと雨が降り出した。
それは徐々に強くなり、由美子さんが柏木家に着く頃にはバケツをひっくり返したような大雨になっていた。

この嵐は、これからの私達の運命を暗示していたのかもしれない。

「お邪魔します」
「こんな雨の中……どうもすみません」
「いえいえ、私も伝説に興味を持ってくださる方が増えるのは喜ばしい限りですから」
早速彼女を居間に招き入れ、彼女の反対側に私と楓、横にみさきが正座する形になった。
由美子さんはお茶を一口飲み、
「じゃあ……何から話そうかしら?」

A 次郎衛門とエディフェルについて。
B 半鬼という存在について。
C 次郎衛門が鬼を倒した方法。
D 退治した後の話。
789名無しさんだよもん:02/07/11 12:52 ID:9AjWRHgy
D。
790名無しさんだよもん:02/07/11 13:15 ID:g+nrEdBl
「鬼を退治した後の話を……聞かせてもらえませんか?」
「退治した後ね……」
彼女は自分のバックから大学ノートを取りだし、ペラペラとページをめくった。
「えーと……あ、あったあった。退治した後はね……」

――――鬼は全て討ち倒された。無事、雨月山周辺にも平穏が戻った。……ただ一人、皇女四姉妹の生き残り、リネットを除いては。
次郎衛門は褒美として領主から土地と家禄を受け……堅っ苦しく言ってもしょうがないわね。
要するに、次郎衛門は鬼を倒した褒美として正式な武士になったの。それもかなり高収入のね。
奥さんのリネットは人間として一緒に暮らし、貰った土地は・・・・・・そう、ちょうどここ、この家の辺りだと思うわ。
けど、文献によるとこの後次郎衛門は下克上を起こしてとうとう大名にまで上り詰めるわ。
「大名……?」
そ、けどね、私の私見だと次郎衛門は大名なんかになりたくなかったと思うわ。
「どういうことです?」
彼はもう半分人間じゃなかったのよ。その彼が人間の世俗的な権力欲にとり付かれるとは思いにくいわ。それに……きっと先に仕掛けたのは領主の方よ。
考えてもみて。自分の子飼いでもない食い詰め浪人が、事実上一人で数百の鬼の軍勢を討ち倒してしまったのよ。脅威に思わない方がおかしいわ。
「なるほど……」
……ちなみに、次郎衛門の超人的な強さも後世の創作とは言い切れない面もあるの。伝説では次郎衛門は鬼の首領との最後の戦いの時は雨月山がボロボロになったらしいわ。
私、この間調べてみたんだけど、雨月山には鍾乳洞が多いのよ。それも……自然に出来たものにしてはずいぶんとおかしな形の、そして真新しいのが。

その後、次郎衛門の子孫は上手く時流に乗り、織田信長、豊臣秀吉、徳川家とほどほどの関係を維持し続けたそうよ。
ま、一番恐ろしいのは人間の権力欲、ってことね。

A 次郎衛門とエディフェルの関係について訊く。
B 次郎衛門の鬼との闘いについて訊く。
C 半鬼について訊く。
D ありがとうございました。
791名無しさんだよもん:02/07/11 13:52 ID:Q86cy49x
Cを選んでみる
792名無しさんだよもん:02/07/11 14:11 ID:g+nrEdBl
「半鬼について……教えてもらえませんか?」
「半鬼…? 半鬼っていうと…人間と鬼のハーフってこと? 次郎衛門みたいな」
「はい、そうなります」
「半鬼……か……」
由美子さんは少し困った様子でノートをめくっている。
「なにぶん記録が次郎衛門の分しかないから私見がずいぶん入っちゃうけど……」

基本的に鬼の血は遺伝で伝わるわ。次郎衛門とリネットの子孫も超人的な能力を持った人が多くいたから、きっと優勢遺伝じゃないかしら?
確かにこれらの人達は「鬼と人の血を引く」人たちではあるけど、半鬼ではないわ。
半鬼というのは……鬼と直接血を分けて、後天的に鬼化した者のことを言うようね。
なにぶん基本は人間だから、直接の身体能力は鬼に劣るけど、その分人としての利点を持ったまま鬼の力を行使することができるのが強みのようね。
「人としての……利点?」
元来鬼というのは個体差は少なかったみたいよ。大体が同じ格好をして、大体が同じような力。大体が同じような戦法……力で引き裂くのね。
けど、次郎衛門は鬼討伐の時は刀で闘ったらしいわ。リネットが持ってきた刀が非常に強力で、一薙で数十の鬼が一度に斬れたとかなんとか。
そのせいでその刀は常に紅い血煙を放ってるとかなんとか。……この辺はもうオカルトな話ね。

ま、半鬼っていうのは、まさしく「鬼」の力と「人」の技、長所と短所を併せ持った存在……ってことだと私は思うわ。

A 次郎衛門の「刀」とは?
B エディフェルとの関係は?
C 鬼との闘いは?
D ありがとうございました。
793名無しさんだよもん:02/07/11 14:48 ID:+7ZkfC3X
C行っとくか。
794名無しさんだよもん:02/07/11 16:11 ID:wTfXJKMT
・・・てことは何か?月島兄は電波を・・・
795名無しさんだよもん:02/07/11 16:12 ID:c8HyICF9
何だか、痕プレイしてた頃を思い出す・・・・・・。
796名無しさんだよもん:02/07/11 16:24 ID:hQFSauZn
これは痕プレイしてない人間には
なかなか理解しがたいだろうな。
797名無しさんだよもん:02/07/11 16:49 ID:xq3HUxfF
「次郎衛門と鬼の闘いについて教えてくれ」
「待ってましたっ♪ これがこのお話のクライマックスなのよ。やっぱり男の子は戦いものが……」
「ここには女の子しかいませんよ」
みさきがナイスなツッコミを入れた。
「ま、まあいいでしょう」
――――結局、由美子さん自身がこのテの話を好きなのだ。

このあたりに関しては私が説明するより、文献をそのまま読んだ方がいいわ……

嗚呼、想い人を殺められし男とはこうも強いのか。
次郎衛門の怒りは正に怒髪天をつき、鬼はおろか味方すら震え上がらせた。
それにしても信じられぬは彼の力。
曰く、馬もなしに千里を駆け、
曰く、弓もなしに地平の敵を切り刻み、
曰く、一薙で数匹の鬼を切り刻む。
返す返すも嘆息すべきは彼が敵でなかったこと也

―――――――
「鬼どもめが! 貴様等皆殺しだ!
一匹残らず斬り捨ててくれる!
一匹残らず地にひれ伏してくれる!
貴様等の血で雨月を紅月に染め上げてくれる!」
次郎衛門の闘いぶりは正に鬼神の如きであった。
特筆すべきは彼の残虐性。彼は元来侍には似つかわしくなく、脆弱な性格であったそうだが、私はそれは虚偽だと断言できる。
彼は鬼ならば男も、命乞いをする女も、泣き叫ぶ子供も容赦なく斬り伏した。
「ニンゲンガァァァァ! 家畜ノ分際デ……我ラヲナメルナァァァァァァァァァ!!!」
鬼の一団が次郎衛門に襲いかかる。無駄だろう。
「笑止、死ね! 鬼が!」
彼がその深紅に染まった刃を一薙ぎすると無数の鎌鼬が舞いすさび、鬼どもはズタズタに引き裂かれた。
「鬼!即!斬!皆殺しだ!」
798名無しさんだよもん:02/07/11 16:51 ID:xq3HUxfF
気になることと言えば、彼の奥さんと言われるこの女性……私の隣にいる、里音斗、とか申したか?
彼女の悲しみの面持ちであろう。

――――まぁ、しばらくは次郎衛門が大暴れするのよ。ちょっと飛ばすわ。

とうとう次郎衛門は鬼の首領を追い詰めた。彼の者は雨月山の頂上へと逃げたが、とうとう次郎衛門に捕まった。
「キサマが鬼の親玉か……リズエル、アズエル、……エディフェルを殺したのは、キサマか!」
「おおそうさ! あの裏切り者どもはこの手で切り刻んでやった。だがもっと早くするべきだったな。キサマのような者が現れるとは!」
次郎衛門は正眼に剣を構える。
「死ぬ前に、名を聞こうか。我が名は……鬼を狩る者次郎衛門!」
……あれはなんだ? 鬼の首領の背後に面妖な箱がある。
「我が名は駄里恵里……だが、死ぬのは我だけではない! キサマも死ぬのだ! 真なる零坐夢に栄光あれ! 陽九! 自爆……!」
駄里恵里と名乗った鬼が箱に手をかけたその瞬間、
「グ……アアッ!!」
鬼の手に矢が深々と刺さっていた。その場にいた全員が矢の放たれた地点を見る。
たちまち駄里恵里の顔が驚愕に歪む。
「リ……リネット! キサマ、裏切ったか!」
「……姉の……姉さん達の仇です! 次郎衛門!」
「鬼よ!!!! 滅せよ!!!!!」
「オノレェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!!!!!!」
次郎衛門の一撃が鬼を両断した。

―――――――戦は終わった。我らの……人間の勝利だ。

とまあ、とにかく次郎衛門は強かった、と。奥さんの裏切り、ってのもポイントかしら?

A 次郎衛門の刀とは?
B エディフェルとの関係は?
C ありがとうございました。
799名無しさんだよもん:02/07/11 16:55 ID:c8HyICF9
Aいっとかないと、剣使う人の出番無くなるよ。
800名無しさんだよもん:02/07/11 16:55 ID:rc80ucOK
物凄い勢いであA
801名無しさんだよもん:02/07/11 17:15 ID:xq3HUxfF
「その……次郎衛門が使った…刀について教えてもらいないか?」
「ええ、お安いご用よ。ええと……ちょっと待ってね……」
由美子さんはまたしても大学ノートをペラペラとめくる。
「……あ、あったあった。伝説では、リネットが鬼の兵器を持ち出して次郎衛門に渡した、ってことになってるのは知ってる?」
「ああ、そのくらいなら」
「その時受け渡された3つの武具の内の一つが刀。後に『鬼切丸』と呼ばれる妖刀よ。他は、闘衣に、首飾り」
「首飾り……ですか?」
「そう。次郎衛門はその3つを身につけて闘ったのよ。ここがこの話のミソなんだけど……これらの武器、何で出来てるかわかる?」
「……?」
由美子さんのぶしつけな質問に対し、私たちは顔を見合わせた……だが、答えはわからなかった。
「フッフーン♪、わからないでしょ?」
楽しそうだな。
「正解は……彼女の姉妹たちよ」
『ええっ!!?』
「鬼という種族は元来自分達の肉体が最強の武器なのよ。中でも皇帝四姉妹……彼らの肉体は最上級の素材といえるわ。
姉妹を処刑されて復讐を誓ったリネットは、極秘裏に姉妹の死体を回収し、リズエルの右腕と爪から鬼切丸を、アズエルの皮をなめして力の闘衣を、エディフェルの奥歯から鬼の首飾りをそれぞれ作ったらしいわ」
……見ると、楓が自分の頬を押さえていた。無理はない。私だって皮をはがされるところを想像したら……気持ちいいものではない。
「鬼切丸は鬼を容易く両断し、力の闘衣は持ち主をあらゆる攻撃から身を守り、しかも力も増大させる。鬼の首飾りは鬼の存在に反応する……と、書かれてるわ」

A その武具はどうなったんだ?
B エディフェルとの関係について教えてくれ。
C ありがとうございました。
802名無しさんだよもん:02/07/11 17:39 ID:oHTzQvEa
ここはAしかないな
803名無しさんだよもん:02/07/11 17:40 ID:+bIBp0BD
「その武具はどうなったんですか?」
 私達を代表して楓が尋ねた。
 由美子さんは、大学ノートの続きを目で追い始める。
「ええと、うん、あったわ」

 次朗衛門の使用した武具は鬼の妖術を駆使し、自分たちの肉体を材料にして作った物である。
 ここまでは話したわね。
 鬼の妖術で作った武具はもうお話にならないほど強力な代物よ。
 同じ鬼を相手に使うぶんならまだいいけど、鬼を滅ぼした以上、この武具は人間達に対して毒にしかならないと次朗衛門は考えたみたい。
 それは里音斗って娘も同じ考えだったようで、二人はこの武具を破壊してしまおうとするわ。
 その時、その事件は起こったの。
 これは雨月山の幽霊話として伝わっているみたい。
 鬼を倒しちゃった後の話だから雨月山の鬼伝説とは違うかもしれないけど、私はこの二つの話が繋がっていると思うの。
 詳しい話、聞きたい?

A.聞きたいです。
B.別にどうでも。
804名無しさんだよもん:02/07/11 17:43 ID:Eo/XmIJu
ここまで来てA以外何を選べと?
805名無しさんだよもん:02/07/11 18:42 ID:+bIBp0BD
 当然、聞くしかない。

「詳しい話、教えていただけますか?」
 梓は、力のこもった声で由美子を促した。
 楓もみさきも、興味津々といった顔で見守ってる。
「うん、いいわよ。この話はね、次朗衛門の賜った村が亡霊の群に襲われたってところから始まるの」

 鬼退治から約半年。これは次朗衛門に関する伝承からわかっていることね。
 雨月山の近隣にある小さな村。この村に突然落ち武者の亡霊があらわれたって書かれている。
 彼らは月が昇ると雨月山を下って村を襲い、日が昇るとまた雨月山のどこかへと去っていく。
 亡霊達は、ニクシヤ、クヤシヤと呪いに満ちた呻き声を上げながら人々を襲った。
 実体の無い亡霊達にはどんな武器も通じず、取り憑かれた村人は人間とは思えない力で暴れ回った。
 脅えきった農民達は自分たちの領主に直訴するわ。
 そして領民の訴えを聞いた領主は何が原因で現れたのか調査を始める。
 調べていくと、この村の近くで大きな戦があり、戦いに敗れた彼らは自分たちを殺した相手に対する恨みで村人を襲ったらしいとのこと。
 恨みを抱く相手は、他ならぬ領主自身。
 自分が原因だと知った領主は、朝になって山に帰っていく落ち武者の後を付け、彼らがある洞窟の中に入っていくことを確認する。
 その中は元相手の隠れ家で、埋葬されぬ亡骸があり、幾つかの建築物がまだ無念そうに形をとどめていたそうよ。
 彼は洞窟の奥に社をこしらえ、その中に戦の時領主が使っていた道具を納めて亡者の供養を執り行った。
 その後は幽霊騒ぎもなくなったそうよ。
 けど領主はこう言い残している。
「彼らの恨みはきっとまだ晴れていない。いつかまたあらわれて私達の一族に害をなすだろう。だがその時は私の身につけていた武具が子孫を守るはずだ」ってね。
 だからそれ以降、領主の家には代々武具の内一つが魔除けとして伝えられていると言うわ。
806名無しさんだよもん:02/07/11 18:43 ID:+bIBp0BD
 こういう話は地方に行くとよくあるんだけどね。
 例えば、福井県の首無し行列って知ってるかな?
 落城した柴田勝家の家臣の幽霊が首のない行列をして、それを見た者は死んでしまったとか。
 でもね、この時期このあたりでそんな大きな人間同士の戦は無かったのよ。
 じゃあ何か? 幸い、私達には一つ心当たりがあるわ。

 雨月山の鬼。

 領主はきっと次朗衛門。
 雨月山近隣の村は文字通りここ近辺。
 亡者の正体は次朗衛門に殺された鬼の亡霊よ。
 そして奉納された武具は、里音斗が次朗衛門に与えた武具。
 後世に残された武具が刀なのか闘衣なのか首飾りかまではわからないけど、内二つは雨月山のどこか。
 残り一つはこの街に住むどこかの誰かが持っているかもね。

 武具に関する顛末ははこんな所。

「他に聞きたいことはあるかな?」

A エディフェルとの関係について教えて欲しい。
B ありがとうございました。
807名無しさんだよもん:02/07/11 18:58 ID:9AjWRHgy
A.
808名無しさんだよもん:02/07/11 18:59 ID:jPGGCzfr
state
809名無しさんだよもん:02/07/11 19:05 ID:KXYBp16F
>>802
>>803
いくらなんでも1分でその文章は書けない、といってみる
あらかじめ用意しておいて、選択された時に狙ったように書きこんだのか?
810803:02/07/11 19:12 ID:+bIBp0BD
>>809
うい、何となくあの選択肢が来そうだったんで用意はしていた。
読みが外れた場合は……( ;゚Д゚)
811名無しさんだよもん:02/07/11 20:19 ID:Ac2YTGF0
「これで最後です。エディフェルと次郎衛門の関係について教えてもらえませんか?」
「エディフェルと次郎衛門……ね……うん」

知っての通り、次郎衛門は最初の鬼討伐でもの見事にやられ、死にかけてしまうわ。
けど、そこで彼に思いを寄せていたエディフェルが彼に血を分け与えて蘇らせるわけね。
ここで重要なのが、「血を分ける」っていう行為。
西洋のヴァンパイア伝説でも、吸血鬼がお嫁さんを迎える時は彼女の血を3回に分けて吸うのよ。
1回だけは食事で、吸われた人は不死者になるだけだけど、3回に分けた場合は、そしてもし彼女が処女だった場合は、
人格を保ったまま吸血鬼になる。
……ちょっと話がそれたけど。要するに、昔から「血を分ける」、「血を混ぜる」っていう行為はその二人の「絆」を象徴しているわけね。
そうして、エディフェルは次郎衛門の「支配者」として次郎衛門に鬼としての生を与えたわけ。

……ま、エディフェルはこの直後に殺されて、「支配者―――下僕」の図式は崩れるのだけれど。

「……ありがとうございました。訊きたいことはこれで全てです……」
「あら? ……もうこんな時間ね。私も久しぶりに伝説を語れて楽しかったわ」
「…………」
812名無しさんだよもん:02/07/11 20:20 ID:Ac2YTGF0
大体の事情はわかった。整理してみよう。
・純粋な鬼と半鬼は「支配者―――隷属」の関係である。
・かつて次郎衛門は雨月山の鬼を「鬼の武具」を装備することで駆逐した。
・由美子さんの説が正しければ、「鬼の武具」のうち刀と衣は雨月山の何処かに隠されている。
・首飾りは我が家に伝わる「エルクゥの首飾り」がそうだと見て間違いないだろう。
・「半鬼」とは人と鬼の特徴を兼ね備えた個体であり、後天的な者しか存在しない。
・「伝説の後」は次郎衛門は(おそらく不可効力的に)大名まで上り詰めた。

「――――――――――」
いつの間にか、外は暗闇に覆われていた。
「姉さん、どうします? 由美子さんに事情を説明して協力していただきますか?
彼女の知識は役に立ちそうですが……」

A 由美子さんに事情を話し、協力を求める。
B いや、一般人を巻き込むわけにはいかない。
813名無しさんだよもん:02/07/11 20:24 ID:vaLDIbdM
A
814名無しさんだよもん:02/07/11 20:25 ID:DIuG3TIB
B、痕キャラはこれ以上増やさないほうがいいかと
815名無しさんだよもん:02/07/11 20:42 ID:Ac2YTGF0
「――――よし、そうだな。私たちだけでは手詰まりになる可能性が高い。ここは彼女に協力を頼もう」
「はい……由美子さん、お話があります」
楓が厳かに口を開いた。
「はい? なんでしょう」
「実は―――――次郎衛門の子孫とは、私たちです――――――」
「ええっ!?」

その後、しばらく時間をかけて私達は事情を説明した。

「にわかには信じがたいけど……」
「でも、本当なんです。今私たちにはあなたの知識が必要なのです」
「……わかったわ。確かに私もこの辺りの旧家が怪しいと踏んでいたのよ。それにしても…こんなところで伝説の立ち会い人になれるなんて―――」
「あ、それとお願いがあるのですが……」
「わかってるわよ。私が興味あるのは私の中の好奇心を満たすことだけ。この事は他言しないわ」
「………ありがとうございます」

「なあ由美子さん、初音や半鬼たちを元に戻す方法は無いのか?」
「――――――」
由美子さんはしばらく自分のノートを眺めた後、
「そうね……私の知る限りの知識の中では……二つ、方法がありそうね」
「えっ!?ホント?」
「ホントか!」
「ええ。先ず一つは初音ちゃんを……殺すこと」
「…………」
重苦しい沈黙が空間を支配する。
816名無しさんだよもん:02/07/11 20:44 ID:Ac2YTGF0
「そして……もう一つ……これは仮定に過ぎないのだけれど……」
「………」
「あなた方の話を総合すると、雨月山に封印されているのは刀と衣に間違いありません。
重要なのは、それらは『鬼の瘴気』を封じこめているということです」
「つまり――――」
「ええ、3つの鬼の武具の使い方によっては――――初音ちゃんの『鬼』の部分を封じこめることができるかもしれません。あくまでも仮定ですけど―――」
私は立ちあがる。
「仮定でもいい。一筋の希望が見えたんだ。私はこれに賭けてみようと思う。楓、みさき、なにか意見は?」
「賛成、です」
「私もそれがいいと思うよ。じっとしていても何も始まらないもの」
「よし! 次郎衛門の遺した鬼の武具を探しにいこう!」

※パーティー編成をします。雨月山の探索に行くメンバーを選んでください(複数選択可)
なお、必ず一人は柏木家に残さなければなりません。
A 梓(戦闘能力:高、探索能力:低、特殊能力:鬼の鉄拳)
B 楓(戦闘能力:中、探索能力:高、特殊能力:エルクゥの精神リンク)
C みさき(戦闘能力:低、探索能力:高(視覚情報は除く)、特殊能力:超聴覚)
D 由美子(戦闘能力:低、探索能力:中、特殊能力:伝説の知識)

「これは私の予想だけど……一人は人間を連れていったほうがいいと思うわ。刀には次郎衛門の憎しみ、悲しみ、鬼の怨念がこびりついている。
……エルクゥであるあなた方では触れることすらできない可能性があります」
817名無しさんだよもん:02/07/11 20:55 ID:Ac2YTGF0
Intermission〜選択肢には関係なく〜

―いつかどこかで―
「……だいぶ増えたな。何人だ?」
暗い部屋の中、端に初音と月島兄が立っている。
兄が恭しく礼をする。
「百人少々……といったところでしょうか?」
「フン、増えたな」
初音はつまらなそうに労った。
「これからいかがしましょう……?」
「……久瀬、いるか?」
「ハッ! 初音様!」
「……半分を率いて警察署を襲え。この街から自治を奪う」
「ハッ!」
「……20人程は街に通じる主要道路を封鎖しろ。この街を孤立させる。幸い、今は台風だ。やりやすいだろう
指揮は月島、お前がとれ」
「ハッ!」
「……残りは雨月山―――ヨークへ迎え」
「初音様は……?」
「ちょっと……なつかしの我が家に、な。バカ姉妹どもに挨拶してくるぁ」
818名無しさんだよもん:02/07/11 21:02 ID:weaGRRwp
悩むなぁ、捜し物だからBとCで
819名無しさんだよもん:02/07/11 21:07 ID:DlmawszS
820名無しさんだよもん:02/07/11 21:10 ID:5Ub32FAT
ヨーク出すのか…こりゃ大暴れしたあとの収拾が大変だな(w
書き手としても、読み手としてもきっちり仕上げたい物になってきたよ
皆がんがれ!!
821名無しさんだよもん:02/07/11 21:24 ID:DIuG3TIB
敵がちと多すぎないかな?
生徒会の人数(10人強か?)でも厳しいやも知れないのに。
柳川側の追加戦力として期待できるのは
足止め食らった耕一、あと壊れた裕介ぐらいか。
新キャラはいまの状況じゃかなりきついしなぁ。

まあ、きつい言い方だったかもしれないけど期待してます、頑張ってください。
822名無しさんだよもん:02/07/11 21:33 ID:wNodSIEh
>>821
狩猟者柳川をなめちゃイヤン。
あとLF97において柳川・楓・初音の三名は電波が効きにくかった事を覚えておいて欲しい。
823名無しさんだよもん:02/07/11 21:40 ID:DcvULx+J
>>821
瑠璃子さんも登場してるし、何とかなるだろ
824名無しさんだよもん:02/07/11 21:51 ID:Ac2YTGF0
「……私が行きます。鬼関係の探し物なら精神リンクが役に立つかもしれません……」
「私も行くよ。こう見えても私、耳はいいんだ。目では見えないものが見つけれるかもしれないよ」
「……わかった。二人とも、頼む」
「無理はしないでね……」

私とみさきさんは、長グツをはいて雨合羽を着て外に出ました。
ザァァァァァァァァァーーーーーーー………
雨は予想以上に強く、足元もぬかるんでいます。
……キュッ
みさきさんが私の手を握り締める。……心細いのでしょう。普通の……いえ、障害を持った彼女がこんな事件に巻き込まれてしまったのですから……
「さあ、行きましょう、みさきさん」
その分、私がしっかりしなければ。
「う…うん!」
……私は初音の苦しみに気付くことができなかったのだから……

さて、雨月山といっても広いです。闇雲に探し回っても見つかるとは思えません。
どうやって探しましょうか……
A エルクゥの精神リンクで鬼の気配を探る。
B みさきの超聴覚で怪しいところを調べる。
C とりあえず水門に行ってみる。
825名無しさんだよもん:02/07/11 22:03 ID:/hdhNdRx
うーむ…。
素直にAで。
826名無しさんだよもん:02/07/11 22:03 ID:5Ub32FAT
―――柳川 裕也―――

「ふう、傷の方はじきにふさがるとしてだ、この辺で状況の整理と事態の把握を、一度
しておいた方が良いな…」
「はい、そうですね…」
「……《コクン》」
消毒液の匂いがする保健室で三人顔をつき合わせて話し合う。
「まず、第一に初音ちゃんは何がしたいんだろうか?…不良初音は復讐だと言っていたが、
 自分を虐めていた連中に復讐するだけならば…すでに駒は揃っているはずなんだ…」
「駒と言いますと?」
千鶴嬢が聞いてくる…
「私達が、囚われていたときすでにかなりの数の半端物がいたんだ…虐めていた連中
 に報復するだけならば数は十分満たしている…」
「私が気になるのは…先ほどの半端者の捨て台詞、《初音様は決してお前を許さない!》
 です…(そこまで、私があなたを追い詰めていたの、初音!!)」
千鶴嬢は俯いたまま肩を震わせている
「……」
「……」
舞が沈黙で返し私もそれに習う
「…次ぎにだ、我々は敵の戦力の把握だな…敵の規模次第では後手に回りつづけて
 勝機を逸してしまう可能性がある…」
827名無しさんだよもん:02/07/11 22:03 ID:5Ub32FAT
「…そうですね」
「敵に対抗するための戦力は圧倒的に劣っているとみて良いだろう…しかし、事が公に
 なっていない所を見ると、恐らくは学校の中だけでサーヴァントを増やしている…」
「…それならば、数の把握は難しくない…」
「…ん?…ああ、そうだな、学校に協力を仰いで今日休んでいる生徒を確認すれば良いわけだ…
 大まかにだがそれで数は予測できるな…」
「…そっちは私に任せて欲しい、祐介と瑠璃子の様子も見に行きたい」
「そうか、じゃあ宜しく頼む千鶴さんはどうする?」
「…私は、私は一度家に戻ろうかと…思います、梓達に《直接》言っておかないといけない事も有りますし」
私はその言葉から告げる内容を理解した…
「…わかった」

私は
A、舞についていく
B、千鶴についていく
828名無しさんだよもん:02/07/11 22:07 ID:Ac2YTGF0
こういう場合はやっぱ楓ルートは一旦休むべきかな……?
話がゴチャゴチャになったら面倒だし。
829名無しさんだよもん:02/07/11 22:10 ID:5Ub32FAT
申し訳ない…リロード徹底を昨日促されたばかりなのに…
いや、先に書かれた方を優先の原則があるので
先に「楓ルート」を勧めてください…
私が書きこんだ分は無視されて結構です
830名無しさんだよもん:02/07/11 22:22 ID:Ac2YTGF0
それじゃあそういうことで……話の流れは面白いと思うので、一段落したところでまた書いてくださいな(w

「ふぅ……っ……」
私は「心を滑らせ」る。
いつもやっていることだ。これで、空間の中に存在する他の鬼の「想い」を汲み取るのだ。
「…………」
「楓……ちゃ……?」
「静かに……お願いします……」
「は、はい!」
これは何よりも精神集中することが大切………流れを探し、流れを調べ、流れに乗る……
そうすると、先が見えるのだ……
「……見えた!」
「え? あったの!?」
「はい、この先……水門との間に鬼の瘴気の濃い部分があります。……調べてみる価値はありそうです」
「やったね! 行ってみよう!」
「もちろんです」
私たちははやる気持ちを押さえ、先を急ぎました。とうぜんみさきさんの手は握りつつ。
「確か……このあたりに……」
茂みの間を注意深く……ん? この穴でしょうか……
「あ……っ! 危ない! 楓ちゃん!」
「えっ……?」
気がつくと、真横に「鬼」がいて、私と同じように「何か」を探していました。
「!!!」 『!!!』
同時にお互いの存在に気付く。
(しまった……瘴気が濃くて見逃してしまったか……!)

A 山を登って逃げる。
B 山を下って逃げる。
C みさきを穴に放りこんで私は応戦する。
D 二人で穴に逃げ込む。
831名無しさんだよもん:02/07/11 22:30 ID:t2t0PbSs
Dで
832名無しさんだよもん:02/07/11 22:31 ID:DcvULx+J
Dでいってみるか
楓ちゃんの戦闘力はどんなもんなんだろ?
833名無しさんだよもん:02/07/11 22:31 ID:nqgxr+c1
いや・・・話は面白いし、盛り上がるのは結構なんだけど、これ、今スレ中に終わるのか?
834名無しさんだよもん:02/07/11 22:35 ID:rSzKBgIG
心を滑らせるってフレーズなんか聞いた事ある気がするんだけど、元ネタなんだっけ?
835名無しさんだよもん:02/07/11 22:41 ID:aX3+kNic
このスレじゃ終わらないでしょ、
次スレはβをはずせばいいと思われ、
836名無しさんだよもん:02/07/11 22:45 ID:rc80ucOK
次はγですな(w
837楓ルート(鬼武具探索):02/07/11 22:50 ID:Ac2YTGF0
「みさきさん……っ」
私はみさきさんの手を引く。
飛びこみます……! こっちです!
「う、うん!」
『グルゥアアアアアアアアッッッッ!!』
鬼が咆哮し、鋭い爪を繰り出す。
「みさきさん! しゃがんで!」
「え? こう?」
スカッ。
空振った。……見えないことが逆に恐怖心を押さえ込み、よい結果に向いたようだ。
「行きます!」
私たちは鍾乳洞に飛びこんだ……後ろからは獣の咆哮が聞こえてくる。

「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ………」
「フゥ、フゥ、フゥ、フゥ、フゥ………」
……鬼の気配が消えました。
「も、もう大丈夫ですみさきさん。鬼はまいたようです……」
「はぁ〜〜〜、疲れたよ〜〜〜……」
「だいぶ奥に着てしまいましたね……」
「ねえ楓ちゃん、今ここはどういうところなの?」
「えっ…?」
みさきさんに聞かれて改めて辺りを見まわしてみた。
「こ……これは……」
あたりに広がる……それまで私が岩だと思っていたもの……これは……
(骨……? エルクゥの、骨……?)
白骨化した無数のエルクゥの死体だった。よく見ると、洞窟の床一面が白く染まっている。
「うっ……」
「ど、どうしたの楓ちゃん!?」
「な、なんでもありません。……至って普通の鍾乳洞です。鍾乳石がキレイですよ……」
「ふーん、私も見てみたいなぁ……」
838楓ルート(鬼武具探索):02/07/11 22:51 ID:Ac2YTGF0
ジャリッ、ジャリッ……
細かく割れた骨を踏むたび、まるで砂利道を歩くような音がする……
「けっこう深いね」
「そう……ですね……」
とてもじゃないが精神集中ができるような状況ではない。あまりにもエルクゥの怨念が多すぎて、細かい索敵ができないのだ。
「あっ、あっちから何か聞こえてくるよ」
(今となってはみさきさんの耳だけが唯一の道しるべ……)
「はい、行ってみましょう」
―――――憎しや…次郎衛門―――――
―――――恨めしや…次郎衛門―――――
―――――悔しや…次郎衛門―――――
真なるレザムに帰ろうぞ……真なるレザムに帰ろうぞ……
「何……なにこれェッ!?」
「み……みさきさん!」
「いやっ!いやっ!もうやめて!!!こんなの……こんなの聞きたくないよ……悲しすぎるよ……」
「みさきさん! 立ってください! あいつらはキケンです! 早く進まないと……!」
「真なるレザムに帰ろうぞ……真なるレザムに帰ろうぞ……エ…ディ…フェ…ル……」
連中がこっちに気付いた……マズイ!

A なんとしてもみさきだけでも突破させる。
B 少しでも連中の足止めを……精神波、全開!
C みさきに呼びかけ続ける。
D 来た道を戻る。
839名無しさんだよもん:02/07/11 22:54 ID:rc80ucOK
Dとか。
840名無しさんだよもん:02/07/11 22:55 ID:Ik3KzWde
B
841名無しさんだよもん:02/07/11 23:04 ID:AGShN/VM
「わかりました、戻りましょう。みさきさん、しっかり手を握っていてください!!」
「わかったよ」
 みさきさんの右手に力がこもるのがわかる。
 そして私は、鬼の力を解放した。
 純粋な戦闘力という意味合いでは、二人の姉に比べて私の力は弱い。
 それでも、人の限界はやすやす超えられるのです。
 鬼の腕力でみさきさんを抱え、鬼の脚力で来た道を出来るだけ早く戻る。
 こんなに穴の中は深かったでしょうか?
 だけれど今は、深く考えている暇はありません。
 相手が追いかけようとする前にそれが出来ないほど遠くまで逃げなければいけないのですから。
「飛ばします!! だいぶ揺れると思いますが、我慢してください」
「う、うん。うー、頭がくらくらして来たよ〜」
 みさきさんには失礼ですが、私は構わず闇の鍾乳洞を走り抜ける。
 どれくらい走ったでしょうかか、周囲には先ほど出会った鬼の気配は感じられませんでした。
「たぶん、ここまでくれば、大丈夫かと、思います」
 解放していた力を元に戻します。長時間の能力解放に、私の身体は音を上げていました。
 しばらくはまともに鬼の力を使うことも出来ないでしょう。
「私もそう思うよ。でも、ここどこなんだろうね?」
「そういえば、そうですね。ごめんなさい、逃げることに集中しすぎてました」
「ううん、気にすること無いよ。楓ちゃんも疲れてるみたいだし、少しここで休もう」
 みさきさんの提案を、私は受け入れることにしました。
「エルクゥはお互いに同族の匂いを感じ取ることが出来るんです。相手に見つかるわけには行きませんので、
 それまで私は鬼の気配を抑えておきます。ですが、それは同時に姉さん達も私達の居場所を知ることが出来ない事を意味します。
 体が充分に動かせるようになったら、梓姉さんに意識をとばしますが、みさきさんはそれでいいですか?」

 みさきは……
A.うん、わかったよ。
B.連絡だけは今すぐにしておいた方がいいと思うよ。
842名無しさんだよもん:02/07/11 23:06 ID:w02D3EFM
>>1と今のギャップを次スレにも持っていくため
次スレの>>1>>1をコピペしる。
843名無しさんだよもん:02/07/11 23:12 ID:hQFSauZn
あの…
真面目に相関図が欲しいっす。
もはや自分の脳内では人物関係が追いつけなくなってるので…。
844名無しさんだよもん:02/07/11 23:13 ID:rr1p/dv4
梓編も見たいが、この先も気になる・・・
845名無しさんだよもん:02/07/11 23:20 ID:xH2DiwbJ
じゃあBにしよう
846名無しさんだよもん:02/07/11 23:27 ID:5Ub32FAT
>843
そうだね、そろそろ相関図でも作るかな…
私が作るよ結構かかりそうだからちょっとまっててね
847梓ルート(待機):02/07/11 23:30 ID:Ac2YTGF0
「待ってるって言うのも……退屈なモンだな……」
無為な時間……何もない時間というのが一番辛い。
たとえそれが大変なことであっても、「何か」をやっていれば「進んでいる」ことが実感できるものだ。
「まぁ、慌ててもしかたありません。気長に待ちましょう」
「由美子さん……心配じゃないんですか?」
「……いいですか梓さん、大人になる、というのは感情をあまり表に出さなくなる、ということです。
思ったことをすぐに態度に出すのはまだまだ子供な証拠ですよ」
「……くっ」
もっともかもしれない。と、その時
(姉さん……姉さん……梓姉さん……!)
「ん……楓? 楓か!?」
「ど、どうしたの梓さん!?」
「黙っててくれ! どうしたんだ楓!」
(私としたことが不覚にも……閉じ込められて、力を使い果たしてしまい
ブツッ
「チッ……クソッ! 切れちまった! 楓! 楓! 応答しろ! 楓!」
こういうとき……自分の前世との縁の薄さがイヤになる。
「どうしたの? 梓さん!」
「楓が危険だ! 助けに行く!」
「そんな……一人では……!」
「邪魔をしないでくれ!」
ガチャッ!
乱暴にドアを開けると、そこに立っていたのは……

A 千鶴姉だった。
B 初音だった。
C 柳川叔父さんだった。
D 半鬼だった。
848名無しさんだよもん:02/07/11 23:32 ID:rc80ucOK
Dでますますピンチに。
849名無しさんだよもん:02/07/11 23:34 ID:9nzRTfQp
簡易相関図
=ラヴ
―協力関係
≠敵対
>支配関係

         祐介(既に拓也に敗北)
         ‖ \
反転初音 瑠璃子―舞
 ∨   〃      |
月島拓也  ≠   柳川―柏木家
 ∨    \     ‖ \
配下生徒―犯す→ 初音 みさき
850名無しさんだよもん:02/07/11 23:36 ID:9nzRTfQp
>>846
ぎゃー、ゴメン!
簡易だから許して、細部違ってるだろうし…
吊って来ます。
851梓ルート(待機):02/07/11 23:38 ID:Ac2YTGF0
『ゴルゥアアアアアアアアアアアアア!!!!!!』
私がドアを開けると、見にくい半鬼が牙を剥き出して襲ってきた。
「邪魔だァァァァァァァァァ! ザコがッ! どけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!! 鬼の鉄拳!!!」
グシャアッ!!
右手を全力で握り締め、半鬼の顔面にいいのを一発くれてやった。
『ガ……グ……ウアッ!!?』
半鬼は数回アスファルトに叩きつけられるとブロック壁にぶつかり、動かなくなった。
「待ってろ楓! 今助けに行く!」
私は嵐の中、雨月山に向かって走り出した……

ルートを選択してください。
A 引き続き梓ルート
B 閉じ込められた楓ルート
C 最近出番がなかった柳川ルート
D がんばれ人間! 長瀬刑事ルート
852名無しさんだよもん:02/07/11 23:44 ID:rc80ucOK
じゃあC。つーか長瀬は勘弁してくれ(w
853名無しさんだよもん:02/07/11 23:45 ID:gIdct15n
C、主役はお前だ柳川!
854名無しさんだよもん:02/07/11 23:49 ID:5Ub32FAT
えと、じゃあ
>826から選択でいいですか?
855名無しさんだよもん:02/07/11 23:50 ID:9SyWJNdF
ということはCの柳川ルートで、>827のAから続きをキボン
856名無しさんだよもん:02/07/11 23:51 ID:9SyWJNdF
ゴメン∧‖∧
857名無しさんだよもん:02/07/12 00:02 ID:2M0xzpk7
にしてもかなり話が凄くなってきたな……
最初はこんなんなるとは思わなかった……
858名無しさんだよもん:02/07/12 00:05 ID:FgzUQXWM
てか前スレやこのスレの始めのようなノリのほうが好きなんだけどね…
859名無しさんだよもん:02/07/12 00:06 ID:v4B5/5yK
A.

こんなときに限って、感知されたりするから。
860名無しさんだよもん:02/07/12 00:09 ID:CiZ0n0Hm
俺はこっちのノリのほうが好きだな
ギャグが少ないのは確かだが・・・
861名無しさんだよもん:02/07/12 00:16 ID:eDkFIx/I
ギャグに行きたいなら、
この話が終わったあとの選択でそれらしいのを選ぶんだ。

このスレは速さが正義
862名無しさんだよもん:02/07/12 00:18 ID:9cJQUtUp
誰か今までに出来た作品をまとめないか?
余裕のある人がルートを追加したり、手直ししたり・・・
ホムペで上手く構成したら十分イケルと思うんだがな
(もちろんシステムが出来る人がいればゲームにしてもいいし)

・・・・・気、早すぎ?
863名無しさんだよもん:02/07/12 00:20 ID:LE835RGF
DNMLつかえばいけるんじゃ無い?>ゲーム化
使ったこと無いからよく知らないけど。
864名無しさんだよもん:02/07/12 00:21 ID:U9CN/ZDr
自分で書くという手もあるわな。
865名無しさんだよもん:02/07/12 00:30 ID:2M0xzpk7
さすがにこの話をギャグに転向させるのは不可能だな(w

では、好感度予想。
初音LLLL
みさきLLLLL
舞LLLLL
千鶴LLL
梓L
楓L

予想各キャラデータ
柳川 戦闘力:強 探索力:高 特殊能力:鬼化(負傷)
耕一 戦闘力:極 探索力:中 特殊能力:最強の鬼(足止め)
祐介 戦闘力:強 探索力:中 特殊能力:毒電波(崩壊中)
瑠璃子戦闘力:中 探索力:高 特殊能力:毒電波(行方不明)
千鶴 戦闘力:高 探索力:中 特殊能力:鬼化
梓  戦闘力:高 探索力:低 特殊能力:鬼の鉄拳
楓  戦闘力:中 探索力:高 特殊能力:精神リンク(監禁)
舞  戦闘力:高 探索力:低 特殊能力:首飾りによる索敵
みさき戦闘力:弱 探索力:高 特殊能力:超聴覚(監禁)
由美子戦闘力:弱 探索力:中 特殊能力:伝説の知識
裏初音戦闘力:低       特殊能力:マスターエルクゥ
月島兄戦闘力:強       特殊能力:毒電波・鬼化
久瀬 戦闘力:高       特殊能力:鬼化
半鬼 戦闘力:中       特殊能力:鬼化
866827−Aルート:02/07/12 00:34 ID:JgAOduta
「…そうだな、私は舞についていこう、祐介君や瑠璃子君の様子も確かに
 気になる、下手をすると敵の半端者と遭遇するかも知れない十分気を付けて
 行動してくれ、千鶴さん…自分だけで背負い込まないように」
「……はい、叔父様も舞ちゃんもお気をつけて(私が……)」
「…《コク》」
私達は保健室で別れた…別れ際に見せた千鶴嬢の瞳に不安を感じながら…

校長と長瀬先生に事件の概要を説明した、当然、鬼の事に関してはすべて伏せ、事件の犯人は
不良化した生徒の仕業ということにしておいた、無駄な混乱は避けたいからだ…

「そうですか、不良達の仕業だったのですか…」
「ええ、風紀の乱れも夜の件も連中の仕業です、徒党を組んでは一般の生徒を脅しその規模を
 拡大していたと見られます…」
「なるほど…」
「そこで、現在無断欠席をしている生徒を調べていただきませんか?それで、どれくらいの
 生徒が不良化しているかの目途が立ちますんで…」
「おやすい御用ですよ」

校長に協力を要請したあとは速いものだった…

867866続き:02/07/12 00:35 ID:JgAOduta
「《シュボッ》ふう、まさか100人を越えていたとはな…」
軽い眩暈を覚えた、久しぶりのタバコの所為だけではなかろう…
「…予想以上に多い」
舞の表情が沈む…
「…そうだな、だが見過ごして良いわけじゃない、何としても阻止しなければ
 (何をしようとしているかもわからないがな)」
話しながら、歩くうちに祐介君、瑠璃子君が入院している病院についた…
受け付けで二人の病室を訪ねると、予想だにしなかった台詞が看護婦の口から
告げられる
「それが、二人とも昨晩から姿が見えないんです…病院でも全力で捜索しているですが…」
俄かに舞の表情が険しくなる…

私達は…

A、電話で状況を柏木に報告し二人を探す
B、柏木の家に向かう
868名無しさんだよもん:02/07/12 00:36 ID:PeKi7DK/
Aでよろ。
869名無しさんだよもん:02/07/12 00:43 ID:dDv0HcPc
 とりあえず、状況報告をしておこう。二人を捜すのはその後だ。
 私は携帯電話を取り出すと、柏木家のボタンをプッシュした。
 何度かコール音がした後、相手と電話が繋がる。
 その相手とは……

A.千鶴さん
B.小出さん
C.不良初音
870名無しさんだよもん:02/07/12 00:49 ID:U9CN/ZDr
C。ってなんでやねん。
871名無しさんだよもん:02/07/12 00:49 ID:9cJQUtUp
Cでいいんじゃない?
872名無しさんだよもん:02/07/12 00:50 ID:RCvPyoIV
C……といきたいところだけど焦りすぎはよくないのでB
873名無しさんだよもん:02/07/12 00:50 ID:UhDzooEx
柏木家が制圧されたとおもわれ。
874871:02/07/12 00:51 ID:9cJQUtUp
取り消し。
よく考えたらまだ時間差あるし・・・

B・・・だよなぁ?
875871:02/07/12 00:52 ID:9cJQUtUp
って遅いし・・・鬱。
>>870はどっちだYO!!
876名無しさんだよもん:02/07/12 00:56 ID:64+zVOCx
「あーもしもしこちらはFuckin'な柏木家だ。ただいま家族の連中はみーんな出払ってる。
すまんがもし用があるんだったら鬼になってきてくれクケケケケケ」
な……この声は……
「初音ちゃん! 何故そこにいる!!??」
「おおっと、誰かと思ったらヤナちゃんか。どーだい? 調査は進んでるかい?」
「な…ふざけるな! 楓ちゃんはどうした! 梓はどうした! みさき君はどうした!」
「あー、誰もいねぇよ。……いや、あのメガネっ娘だ。メガネがいた。小出……とかいったか?
今俺の横で丸くなって震えてるよ。クケケケケ」
「小出さん…? 何故小出さんが…?」
「俺が知るかンなコト。ま、安心しな。こんなやつぶっ殺したところでなんの得もありゃしね……ん?
誰か来たって……? あれは……偽善者! テメェら! 偽善者だ! 戦闘態勢をとれ! ぶっ殺すぞ!」
ブツッ、ツーッツーッツーッ………

千鶴さんが危ない!

A 舞と助けに行く。
B 一人で助けに行き、祐介たちは舞に任せる。
C 舞に行かせる。
D まぁ、千鶴さんなら大丈夫か。
877名無しさんだよもん:02/07/12 00:57 ID:LE835RGF
B
つーか小出さんはまた犯されそうだな。アワレ(w
878名無しさんだよもん:02/07/12 00:57 ID:RCvPyoIV
A
879名無しさんだよもん:02/07/12 01:05 ID:64+zVOCx
『舞! 柏木家に初音ちゃんがいる! 千鶴さんが危ない! 俺は助けに行く、お前は祐介たちのことを調べろ!』
「え……そんな、私も行く!」
『ダメだ! このままでは後手後手だ。せめて祐介たちのことだけでもイニシアティヴをとっておきたい。じゃあな!』
私は狩猟者の力を解放すると、全力で柏木家に向かった……

『間に合え! 間に合え! 間に合え! 間に合え! 間に合え! 間に合え! 間に合え! 間に合え! 
間に合え! 間に合え! 間に合え! 間に合え! 間に合え! 間に合え! 間に合え! 間に合え!』

私は風だ。走る。走る。景色が流れ、空気が動く。
私は戦う。人々の為に。

間に合えェェェェェェェェェェェェェェェッッッ!!!!

『こ……これは……』
私が見たのは

A 初音ちゃんも千鶴さんの姿も見えず、累々と横たわる半鬼の死体だった。
B 血まみれで横たわる千鶴さんだった。
C 放心状態の小出さんがいるだけだった。
D 苦戦を強いられている千鶴さんだった。
880名無しさんだよもん:02/07/12 01:06 ID:RCvPyoIV
C
881名無しさんだよもん:02/07/12 01:19 ID:64+zVOCx
『小出さん! しっかりしろ! おい! 小出さん!』
「…………」
ダメだ。完全に自分を失っている。……とりあえず寝かしておこう。
私は小出さんを柏木家の居間に寝かせると、玄関前を調べに行った。
『争った形跡は……ないな。となると、千鶴さんは捕まったと言うより、逃げた……?
それとも、戦う場所を変えた……? いや、強力な半鬼がいたのか……?』
RRRRR、RRRRR
その時、突如私の携帯が鳴った。
着信は……長瀬警部!?
『も、もしもし、柳川です!』
(東区画のバリケードが破られたぞ!)
(交通課ァ! さっさと怪我人収容しろォ!)
(弾が無いぞ! 弾よこせ!)
「おう、柳川君か。調査は進んでるか?」
『け、警部……それより後ろの音は……』
「ああ、ちょっとたてこ……(ガシャァァァン!)ムッ!」
ドバァァン!!!
……ショットガンの発射音!?
『な、何が起きてるんです!?』
「まぁ、……アレだ。ちょっと信じがたいかもしれないが、『鬼』……とでもいうのかな?
そんな連中に署が襲われているわけだ。外へ救援を要請しようにもこの嵐で動けん、もし手が空いてたらちょっと手伝って……ヌゥッ!」
ドバァン!!

どうする!?

A 千鶴さんを探す。
B 警察署の救援に向かう。
C 舞の元に戻る。
882名無しさんだよもん:02/07/12 01:22 ID:dDv0HcPc
 そこには、半ば放心した小出さんがいるだけだった。
「小出さん、無事か!?」
 私は慌てて駆け寄る。その声に彼女も気づいたようで、ゆっくりとこちらのほうへ首を向け。
「ひぃっ!!」
 脅えたように身を竦ます。
 しまった、私は今狩猟者としての力を全開にしていた。
 慌てて鬼の力を抑え、出来る限り相手の神経を逆なでしないように気を付けながら声をかける。
「小出さん、千鶴さんは? 梓は? 楓は? みさきは? ……初音ちゃんたちはどこへ行ったんだ?」
 何度も、丁寧にその質問を繰り返す。
 落ち着いてきたのか、小出さんは少しずつ状況を話し始めた。
 楓に頼まれ、雨月山の伝説について説明するためにここへ来たこと。
 彼女が調べた事についての詳細。
 鬼は初音の血によって下僕化し、楓とみさきは初音を救う可能性を求めて雨月山へ行ったこと。
 しかししばらくして連絡が取れなくなり、梓が二人を助けに飛びだしていったこと。
 その後すぐに初音ちゃんたちがやってきたが、私との電話の後、鬼を率いて雨月山へと向かったこと。
 千鶴さんも、その後を追いかけて雨月山へと向かったこと。

 聞き終わり、私は選択肢を提示された。
 彼女の話を聞いて、私は幾つか疑問を得た。
 それを彼女に尋ねるか。
 はたまた、今すぐ千鶴さんを追いかけるか。
 
 ひょっとしたら、この疑問が事件の鍵を握るかもしれない。
 だが、今すぐ追いかけなければ千鶴さん達が危険にさらされるかもしれない。
 私は……

A.小出由美子に質問をする。
B.今すぐ千鶴さん達を追いかける。
883名無しさんだよもん:02/07/12 01:23 ID:dDv0HcPc
>>881
スマン、出遅れた。
自分のは脳内あぼーんかけておいてくれ。
884名無しさんだよもん:02/07/12 01:24 ID:oXpL/eBr
>>881
Aかな 初音という元を断たねば
885名無しさんだよもん:02/07/12 01:24 ID:KxBZ6SBa
>>881でいいんだよね?
Bでおながい。しかし柳川あっち行ったりこっち行ったり大変だなw
886名無しさんだよもん:02/07/12 01:30 ID:9cJQUtUp
さぁ、忙しくなってきました!!!!

・・・武器は?
887名無しさんだよもん:02/07/12 01:32 ID:64+zVOCx
(小出さんから事情を聞いた。そしたら長瀬警部から電話が来た。警察署が襲われている。
どうする? →千鶴さんを追う)

『ス、スイマセン警部! 救援には迎えません、けど、これだけは覚えておいてください。今私が追っている事件もそれと関係しています。
そして、こっちが解決すればそいつらもいなくなるハズです!』
「……わかった。柳川刑事。ぞんぶんにやるがいい。今こそキミの腕の見せ所だ……ヌオウ!!」
バァァァン!!!
「ツッ……」
『警部!? 警部!? 大丈夫ですか?』
「フン、この程度……柳川君、死ぬなよ」
ブツッ。
『警部……』
感傷に浸っている場合ではない! 急がなければ!

私は跳躍した。雨月山に向かい。

……最後の闘いが近い。狩猟者の本能がそう告げていた。

A 千鶴ルートを進む。
B 梓ルートを進む。
C 楓ルートを進む。
D 舞ルートを進む。
888名無しさんだよもん:02/07/12 01:34 ID:PeKi7DK/
C
889名無しさんだよもん:02/07/12 01:35 ID:PeKi7DK/
やっぱAで。
890名無しさんだよもん:02/07/12 01:40 ID:BhLv/odV
え〜と同じIDだから、Aでいいのかな?
891名無しさんだよもん:02/07/12 01:41 ID:PeKi7DK/
はい。
892名無しさんだよもん:02/07/12 01:48 ID:dDv0HcPc
C・楓ルート

 私は夢を見ていました。
 夢の中で私は初音に会いました。
 初音は言うのです、「お姉ちゃん、助けて」と。
 私が初音に声をかけようとしたとき、初音の背後に大きな影があらわれました。
「ホホウ、リネットだけデナくエディフィルまデいるのカ。憎しヤ裏切り者共メ、オ前も我らの恨ミ受けるがいい」
 その私達によく似た匂いの影が私に向かって手を伸ばしてきたところで私は夢から目覚めました。
「今の夢は……」
 そこで、私は頬に当たる暖かい感触に気づきました。
「あ、起こしちゃったかな?」
「みさきさん、膝枕してくれていたんですか?」
「地面に頭つけたままじゃ痛そうだったからね。でも、少しうなされていたよ。どうしたの?」
 私は、先ほどみた夢のことを説明しました。
「それじゃあ、初音ちゃんは何か悪いものに苦しめられているってこと?」
「はい、きっと今のは初音との夢の共有です」
「一体なんだろうね……きっとそれが原因なんだろうけど」
 私にはある種の確信がありました。
「きっと、鬼の亡霊。次朗衛門に殺されたエルクゥの思念、です」
「え、でもそれは次朗衛門が封印したんじゃ?」
「わかりません、ひょっとしたら何かの弾みに封印が解けてしまったのかもしれません。それに私達もさっきエルクゥの亡霊に会ったじゃないですか」
「うーん、それじゃあ、やっぱりもう一度あそこを目指すしかないのかな。今度は恐いなんて言わないから、頑張ろうよ」
「はい、そうしましょう。でも、姉さんに連絡をしておかないと」

私は……

A.今すぐ連絡することにした。
B.探索してから連絡することにした。
893名無しさんだよもん:02/07/12 01:50 ID:dDv0HcPc
すまん、よく見たら選択肢がCからAに変更されてる罠。
しかも二回目だ……いっぺん吊ってくるよ。
894名無しさんだよもん:02/07/12 01:50 ID:64+zVOCx
いや、例え本人でも優先すべきは先着順、ってのを徹底して行った方が後々面倒がないんじゃない?
895名無しさんだよもん:02/07/12 01:52 ID:PeKi7DK/
すいません。俺のせいです。
896名無しさんだよもん:02/07/12 01:53 ID:BhLv/odV
ふ〜む・・・その方がいいかもしれないな・・。
とりあえず原則は早い者勝ちだからな・・・。

本人による修正は・・・・微妙だな。とりあえずこの話が終わるまでは先着。
つまり本人であっても修正は無効でいいかな?
897名無しさんだよもん:02/07/12 01:55 ID:fOBliQO4
そうだよな、やっぱ、そうしないと。
んでCの続きからだね。
898名無しさんだよもん:02/07/12 01:55 ID:64+zVOCx
では、892はAをきぼんぬ
899名無しさんだよもん:02/07/12 01:57 ID:9cJQUtUp
>>896
そうした方が良いかと。
オレも自分でやってて(失敗したけど)なんか変だと思ったし。

この話が完結したら続けるのをやめてルールをまとめた方がいいのでは?
900名無しさんだよもん:02/07/12 02:01 ID:BhLv/odV
>>899
そうだなあと100しかないし、次スレいったらルールの確認とまとめ。
では後100ですので職人さん頑張って!!
まあ無理にこのスレ内で終わらせる必要はないけどw
901名無しさんだよもん:02/07/12 02:03 ID:7KX6vHvN
選択権を得たいとはやる前に
しっかり先の展開も考えて選択肢を選ぼう、という事ですな。

ここのところ急ピッチでスレの終わりに近づいている事だし、
この辺のルールのテンプレでも準備したらどうだろう?
#このスレの最初はマターリ気味でルールも何もなかったし


で、今回の話だけど、
キャラがどんどん分散化されすぎてるんで、
なるべく合流に向かう形で話を進めた方がいいように思う。
#現状で味方が4分割って分散しすぎな気もするし。

離合集散は今みたいにルートの切り替えで複雑に絡められるし
離合集散自体が展開に起伏をつけやすいから読んでて楽しいのは確かなんだけどね。
902名無しさんだよもん:02/07/12 02:05 ID:igV4XMzy
風呂敷畳みの能力が要求されるわけですか。
職人さんがんがれ〜〜
903名無しさんだよもん:02/07/12 02:09 ID:BhLv/odV
・大原則として「早い者勝ち」です
・職人さんは書き込む前に「リロード」推奨です
・たとえ本人であっても選択肢の修正は「無効」です

これさえ守ればあなたにも楽しい選択肢ライフが!!
レッツマターリ!!!

こんな感じでどうだw次スレの2−5あたりに貼っといてくれw
904名無しさんだよもん:02/07/12 02:10 ID:64+zVOCx
とりあえず千鶴・梓・楓・みさきは割合まとめやすそうだな。
柳川は正面から突貫すればいいし。
問題なのは、耕一と舞・祐介・瑠璃子。
コイツラにいかにヒロイックな場面を与えてやるか。
得に舞など鬼の武具を装備することになった場合、最後のおいしいところ全部持ってくかもしれないし(w
905名無しさんだよもん:02/07/12 02:14 ID:U9CN/ZDr
耕一は全部終わってから到着するオチの役目で(w
906名無しさんだよもん:02/07/12 02:15 ID:9cJQUtUp
>>903
採用。次スレオレが立てるか?
907名無しさんだよもん:02/07/12 02:20 ID:64+zVOCx
>>905
結論『最強の鬼も自然にゃかなわない』

ちゃんちゃん♪

……どうなんだ?(w
908名無しさんだよもん:02/07/12 02:30 ID:JXx5wThD
確に今回の話は面白いが、同時に問題点も出てきたな。
909846:02/07/12 03:06 ID:JgAOduta
相関図作ろうと思ったけど、あんまり意味が無いのと
スレ汚れるでやめました…期待していた人ごめんなさい…
910相関図じゃないけど:02/07/12 03:56 ID:7kPr7Udj
【柳川ルート】場所/不明
柳川は千鶴を追っている。千鶴は反転初音を追っている。
【舞ルート】場所/病院
舞は、病室から消えた裕介と瑠璃子を探している。
【楓ルート】場所/雨月山
楓とみさきは、洞窟でエルクゥの霊に足止めされている。
梓は、二人の救援に雨月山に向かっている。

今誰が、どこにいるかってだけの話ですが。
911906:02/07/12 04:00 ID:08bqoSKk
意味あるって! 
特にオレみたいな痕やってない奴とかには
いきなり新キャラが出るとわからないし・・・がんがれ!!


あと、ちょっと依頼。
次スレを立てる時に使いたいんだけど、
誰か>>160-257のMOON.ネタ、国崎メインの作品の
タイトルをつけてくれないか? よろしく頼む。
912その他:02/07/12 04:02 ID:7kPr7Udj
由美子  → 柏木邸で待機。
耕一   → こちらに向かっている途中。嵐で足止め。
警察署  → 半鬼に襲撃されている。
913910:02/07/12 04:15 ID:7kPr7Udj
スマン付け足し。
柳川と千鶴と反転初音は(>>882を汲んで)、雨月山へむかってる。
・・・でいいのかな?
914名無しさんだよもん:02/07/12 05:05 ID:KxBZ6SBa
長いこと止まってるようなんでとりあえず続けてみる。>>892のAから

私は姉さんに向けて思念を飛ばしてみた。
しかし…
「…だめです。通じません」
「…?どうして?」
「分かりません。姉さんの方でなにかあったのか、あるいは私の力の消耗が思ったより激しかったのか…」
「うーん、じゃあどうしようか。このまま先に進む?それともいったん戻ってみる?」
「……」

A.このまま先に進む
B.梓が気になるので出口まで戻ろう
C.ここは一旦おいといて柳川ルートが見たい
D.千鶴さんはどうなった?
E.舞はどうしてるんだろう
F.てゆーか耕一はいつ到着するんだよ
915名無しさんだよもん:02/07/12 05:28 ID:0fXe2Oi8
敢えてE
916名無しさんだよもん:02/07/12 06:13 ID:JgAOduta
「…祐介、瑠璃子何処にいるの?」
舞の誰に聞かせるともない声は、嵐にかき消される…
「……(なんで、なんでこんな事に…また、また大事な人が私の前からいなくなって
 いく…消えていく…そんなのは嫌だ…いやだ)」
「…みんな、助けるんだ《フォォォン》」
 首飾りが鈍く光る
「…(こんな時に、邪魔が入るなんて)」
舞は剣を鞘から抜きは放つと、神経を集中させ首飾りの導く方向にゆっくりと歩み
を寄せる…
「いた…!!あれはっ」
視線の先にいた者は、不良初音の指示で主要道路を封鎖していた月島 拓也とその部下の半鬼達
月島の妹瑠璃子、その胸に抱かれる祐介の姿だった…拓也達の仕業なのだろう、辺りには
倒れている人の影、破壊された車の残骸などがみられる

「……!…ロ」
「…ヤ…テ、…イッ…」

「…何か話している…」
しかし、嵐の喧騒にまみれその声は聞き取れなかった…
「…(くっ一体どうすればいいの、教えて先生!!)」

嵐は今だ止む気配を見せてはいなかった…

A、そのまま様子を見守る
B、このままじゃ祐介達が危ない!!斬りかかる
917名無しさんだよもん:02/07/12 07:06 ID:AthRscij
舞に月島兄の相手はキツイだろう。A。
918名無しさんだよもん:02/07/12 07:56 ID:JgAOduta
今にも駆け出し、斬りかかりそうな自分をを恐怖が制す
「…(悔しい、悔しい、きっと勝てない、私では勝てない…勝てないのっ!!)」
一度植え付けられた恐怖心は、確実に舞の心を蝕んでいた…膝が震え、恐怖の余り
逃げ出しそうになる、が、それは正義感が許さなかった…隠れながら様子を見守る

「お兄ちゃん、もう止めようよ…ほら、長瀬ちゃんこんなになっちゃったんだよ…」
と、胸の祐介の顔をなでながら瑠璃子が言う
「ヒヒヒヒ、ウヘヘヘッヘエ、壊れろ、壊れれ?、ひィぃぃし死ししし死しんで、消える、ろ」
瑠璃子の胸の中で、壊れ続ける祐介…
「…まだ、そんな奴に構うのかい?瑠璃子は」
その様子に苛立ちを隠せない拓也…
「………ねえ、お願いだから、お願いだから元の優しいお兄ちゃんに戻って…ね?」
「…面白いことを言うんだね瑠璃子は、僕は何も変わっていないじゃないか?お前達
 が僕達に立ち向かってきたときも瑠璃子だけは、完全に壊さなかっただろ?」
「……ん、そうだね、お兄ちゃんは何も変わってないのかも」
その声に拓也が表情をくずす
「そうさ、僕は何も変わっていない、瑠璃子がいけないんだよ?そんな奴と仲良くして!
 瑠璃子は僕の物なんだ!誰にも渡さないんだ!!そばにいなくちゃいけないんだ!!!
 だから、ほら、おいで瑠璃子そんな奴はもう良いだろ?」
「…私が一人ぼっちにしちゃったのかな、私が悪かったのかな…でもね…」

919名無しさんだよもん:02/07/12 07:57 ID:JgAOduta
瑠璃子の言葉が終わる前に拓也の表情が一変した、それと同時に舞の首飾りが今までとは
比較にならないくらいの光を放つ…
「…(一体どうしたの)」
首飾りを、見つめる舞、そして拓也の視線の先には

「…ふう、なんだか大変な事になってんなコリャ」

耕一だった…

A、千鶴の様子が気になる
B、梓はどうしてる?
C、柳川だろ、柳川?
D、楓が…
E、このまま舞だね!
920名無しさんだよもん:02/07/12 08:01 ID:xxnk4qSI
E
収束させようよ。
921話のスピード上げます:02/07/12 08:57 ID:JgAOduta
耕一がいた、頑強な肉体をさらし、ぬらす雨粒を蒸気に変えながら耕一が立っていた…

「なんだか、瘴気が集まってる所に向かってきたらこの有様だ…んで、やっぱこれ
 お前等がしたんだよな?」
瞳が狩猟者のそれに変わる…
拓也は何も答えない…答えない変わりに、半鬼供に促す…血の宴を…しかし、それは自らの
血を祭る結果にしかならなかった…5体ほどの半鬼が一瞬で活動を停止する…

「…おいおい、いきなりご挨拶だな」
手についた血を、つまらなさそうに払うと同時に拓也を睨みつける…その瞬間
チリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリ
「ぐっ、な、なんなんだ…一体?…がああああああああああああああ」
過去、体験した事の無い何かに引き裂かれるような痛みが脳髄を襲う、それと同時に
防衛本能からか耕一の鬼化が始まった…
「ハッ!ハハハハ、壊れろ!壊れろ!壊れてきたろう!!、その余裕がお前の
 命取りとなるのさ、ハハハハハ、ハッ?グッぐあああああああ」
チリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリ
拓也にも鬼化がはじまる…
「…もう、だめなんだね、お兄ちゃん…」
瑠璃子はもう取り戻せない兄の心を想い…涙を流す

922名無しさんだよもん:02/07/12 08:58 ID:JgAOduta
「…(どうなってるの、仲間われ?)」
舞は突然の事に状況が理解できていなかった
「…でも、今しかない(まずは瑠璃子の兄を討つ、もう一人の鬼は…その時は、その時!!)」
舞は身を隠していた大木を一足にのぼりきり、剣を胸元から突き出す様に構え、そして
「…(嵐のせいで風が強い、でも、殺って見せる!!)」
頭を抱える拓也めがけ飛びかかった!!

―――――ドシュッ―――――
舞の剣が貫いたのは…

A、瑠璃子だった…
B、拓也の心臓だった
923名無しさんだよもん:02/07/12 09:11 ID:30mPam6N
Bじゃろ。
924名無しさんだよもん:02/07/12 10:14 ID:HgfhzSdd
千鶴さんをこの場に出して、
柳川がそれに追いつき役者揃うっていう展開が良いと言ってみるテスト。
925流水塔 ◆skb1Nfqs :02/07/12 10:21 ID:E0ul4wEZ
>>924
( ´_ゝ`)フーン
926名無しさんだよもん:02/07/12 10:28 ID:JgAOduta
風も、雨も勢いを増している様だった、吹き荒れる嵐の中犠牲者がまた一人…

―――ドシュッ―――
舞の剣は拓也の心臓を貫いていた…

落下の衝撃は拓也の鬼化した体躯でも吸収できず、地面に背中を打ちつけ意識を
失いそうになる、失神は堪えたが激しく咳き込んだ
「カハッ、ごほっごほっ」
顔に貼りつく濡れた髪も気にせず、周囲に気をやる
「…ごほっ(もう一人の鬼は気絶したようだ)」
何とか立ち上がり、ふらつく足取りで瑠璃子に歩み寄った…
「……瑠璃子」
「…あのね舞ちゃん、お兄ちゃん、まだ生きているんだよ…」
瑠璃子の言葉に神経がひりつく
「…そ、そんな」
「でもね、流石にもう駄目みたい…」
鬼化が解け大量の老廃物のなかに全裸の拓也の姿があった…胸に刺さった剣が…
口からあふれ出る血が…拓也の死が免れない物だと悟らせる
「…る、瑠璃子…」
「…なぁに、お兄ちゃん?」
拓也の頭を血に塗れる事もいとわず抱きかかえ、瑠璃子が返す
「……僕は、馬鹿だったん《ゴホッ》だね…」
「…そうだよ、お兄ちゃんてお馬鹿だよ…、誰も一人になんてしてないのに
 一人で思い込んで、背負い込んで…壊れて」
「ハッ、ハハ《ゴフッ》る、り子は厳しいな…」
血に塗れる顔に涙がながれる…瑠璃子にも
「…る、瑠璃子、《カハッ》僕はお前の事を《ハァハァ》、心から愛していた…よ」
「…うん、知ってた…私もお兄ちゃんのこと大好きだよ」
927名無しさんだよもん:02/07/12 10:31 ID:JgAOduta
「……」
舞は二人のやり取りを黙って聞いていた
「…そう…か…じゃあ、《ゴフッ》ご褒美が必要だな…」
それを最後に、拓也は息を引き取った
「…ありがとう、お兄ちゃん」
そっとキスをする瑠璃子…
「…舞ちゃん」
「…ん、どうしたの?」
少しの間を空け
「…お兄ちゃんが、長瀬ちゃんの毒持っていってくれるんだって、ご褒美だって」
「…そう」
複雑な心境の舞だった

「…さて、君達は何者か答えてくるかな?」
意識を取り戻した耕一が、今だ痛む頭を抱えながらが二人の後ろから問い掛ける
「…柳川先生知ってる?」
舞が切り出す、それを受けて
「…んー、どうやら仲間らしいな、俺は柏木 耕一宜しく!」
「「………」」
無言で去っていく祐介を背負った舞と、瑠璃子
「おいおい、何だよその態度は傷つくなぁ、おいって?」
耕一を顧みず、一言
「「…全裸の男とは一緒に歩けない(よ)」」

《舞達は自由行動になります、誰と合流するかは後の書き手に任せます》
A、千鶴ルート
B、梓ルート
C、主役柳川ルート
D、楓ルート
928名無しさんだよもん:02/07/12 10:46 ID:ZIqWzHHD
cで
929 ◆/41MbSEs :02/07/12 11:02 ID:snN36RVM
Intermission

-いまここで-
柏木初音は嵐の雨月山を進みつづける。後ろに数あまたの下僕を連れて。
「初音様? どこへ……」
ニヤリと笑いながら答える。
「五百年前の……我らが牙さ……ついたぜ」
そこには崖しかなかった。だが、初音にはわかっていた。
「我が名はダリエリ……ヨークよ、我を受け入れよ」
ガッ……ゴゴゴゴゴ……
五百年間の沈黙を守っていた扉が、低い唸りを上げてその口をあけた。
「……入るぞ」

―――――恨めしや……憎らしや……悔しや―――――
中には無数のエルクゥの怨念が折り重なるように泣いていた。
「待たせたな……諸君。五百年も……さぁ、お前たちに体を持ってきた……存分に暴れようではないか
我ら、狩猟者の名に賭けて」

「懐かしい……何もかも」
初音はヨークのメインブリッジに入り、パネルを操作する。
「ククク…リネット、悔しかろう。五百年前は遅れをとったが……今世ではそうはいかぬ。キサマの体を使い、この地を……次郎衛門の血の残るこの地を消し飛ばしてくれる……
これこそ真の宴だ……クククククッ」
ボン、ボン、ボン……
初音が軽く操作をすると、虚空にいくつもの窓が現れ、その中には雨月山を駆ける柳川、千鶴、梓の姿が映っていた。
「こい……次郎衛門の血を受け継ぐ者どもめ……貴様らの血肉がこの宴を完成させる……」
930名無しさんだよもん:02/07/12 14:45 ID:vPsEp3d4
ガサササササササ…………
私は嵐の雨月山をひた走る。木々の間には半鬼の姿も時々見うけられる。
千鶴さんは何処にいるのだろう?
梓は?
楓ちゃんは?
初音ちゃんは?
みさき君は?
……状況が混乱しすぎている。ともかく誰かと落ち合わなければ……敵の数が圧倒的に多い以上、最も恐れるべきは各個撃破されることだ。
千鶴さんはまだ大丈夫か……? 楓ちゃんやみさき君も索敵能力が高いからそう簡単には捕捉されないだろうか……?
……そうなると、心配なのは梓か……?
いや、初音ちゃんの元へ行ってこちらから先手を取るか…?

誰を探す?

A 千鶴
B 梓
C 楓・みさき
D 初音
E 半鬼を片っ端から倒して敵の数を減らす。
931名無しさんだよもん:02/07/12 15:02 ID:U9CN/ZDr
Aで最強コンビを。
932名無しさんだよもん:02/07/12 15:07 ID:c+nmwPJN
名スレの予感
933名無しさんだよもん:02/07/12 15:17 ID:vPsEp3d4
よし、ここは千鶴嬢を探そう。
彼女と私が合流できれば大抵の連中はなんとかなる。その後、梓たちの救出といこう。
『……ぬん!』
精神を集中し、千鶴嬢の「気配」を探る。
楓ちゃんほどではないが、私も多少は探索が使える……
ピシッ!
『あっちか!』
反応があった。私は全力でそちらの方向に向かう。

『……いた!』
森の中を進み、少し開けた場所に出ると千鶴嬢を見つける。しかも、梓も一緒だ。どうやら二人は合流できたらしい。
だが……
『あまり幸運とは言えない状況だな……』
二人は、普通の連中よりも明らかに一回りから二回りほどデカイ半鬼7〜8匹に囲まれていた。
『これは……私にも少々荷が重いかもな……』

A 加勢して闘う。
B 突破口を開き、脱出優先。
C 元を断とう。初音ちゃんを探す。
D 体を『狩猟者』に任せる。
934名無しさんだよもん:02/07/12 15:28 ID:c+nmwPJN
B
935梓(大ピンチ):02/07/12 15:50 ID:vPsEp3d4
「千鶴姉……やっぱアンタ馬鹿だろ」
「うるさいわね……一人で家を飛び出したあなたには言われたくないわ」
「しょうがないだろ……楓に呼ばれたんだから」
『フシュルルルルルゥゥゥゥゥゥゥ!!!!』
私たちは完全に囲まれている。それもなかなかに強そうな連中に。
降りしきる雨の中、服は水を吸い、髪の毛は顔に貼りついて気持ち悪いがそんなことは気にしていられない。
私と千鶴姉は背中合わせのまま、半鬼どもを睨みつける。
「……梓、問題です。制限時間は30秒。…どうやったらここを脱出できますか?」
「……ライフラインは?」
「使えません」
昔、テストがわからなかった時千鶴姉に頼んで教えてもらった時のことを思い出す。
「「私が道を開く。その間に行(け)きなさい」」
……ヘッ、同じこと言っちまった……カッコつかねぇな……お互いに。
『グゥルアアアアアアアアア!!!』
「梓……来ます!」
「…やれるとこまでやってやるさ!」
その時……

メキメキメキメキメキィ………

近くの大木が軋み、倒れてきた。
「梓! 下がりなさい!」
「チッ……」
ズウウウゥゥゥゥゥゥ……ン……!!
木は円陣のド真ん中に倒れ、上手い具合に私達の姿を隠してくれた。
『千鶴さん! 梓! このスキに逃げるぞ!!』
「叔父さん!?」
なんと柳川叔父さんが木の裏から現れた。ナイスすぎるタイミングだぜ!
936クライマックス?:02/07/12 15:53 ID:vPsEp3d4
『二人とも、無事か?』
森の中に逃げ込み、とりあえずお互いの状況と情報を確認する。
「なるほど……鬼の武具ですか……」
「ああ、楓たちはそれを探しに行ったんだ。けど、閉じ込められちまったらしい」
『舞は、祐介……私とは別角度でこの事件にアプローチしていた少年を探している。……まだ詳しいことはわからないがな』
嵐が少し弱まってきた。雲の切れ目には満月がその一旦を覗かせている。

A 時間が惜しい。最後の闘いに向かう。
B ヤツラを倒すには鬼の武具が必要だ。楓・みさきを探す。
C 3人では戦力的に不安だ。舞と合流する。
937名無しさんだよもん:02/07/12 15:57 ID:cKDBBSsg
この選択は重要っぽいな・・・
938名無しさんだよもん:02/07/12 16:21 ID:J4Gs3uNK
悩む・・・
時間がないからAと行きたいが、舞側の戦力は惜しいし。
楓側のアイテムがないとバッドエンドっぽいしなぁ、

俺はパス
939名無しさんだよもん:02/07/12 16:48 ID:sNVJnVvM
別に決めちゃって良いんだよね?
取り敢えずCで。
940名無しさんだよもん:02/07/12 17:26 ID:HueklevP
「柳川さん、初音を止めるためには次朗衛門の武具がいると思います。
 ですが刀と闘衣が見つかる保証もありませんし、小出さんの話では鬼の私達では使える可能性も低い。
 舞さんには次朗衛門が持っていたという首飾りを貸しています。とりあえずは彼女と合流しませんか?」
 千鶴さんの提案を受けて、私は舞と合流することにした。
 だが、どうやって彼女の居場所を探すか。私がそう思ったとき。
「! これは!!」
 狩猟者であるこの私ですら軽く寒気を覚える濃密な鬼の気配。
「恐らく、耕一さんですね。行ってみましょう」
 探そうとしなくても勝手に向こう側から気配は伝わってくる。
 それを頼りに疾走すること数分。
「耕一君か。ずいぶん遅かったな」
「済まないね。土砂崩れで電車が動けなくなって。今日中に動く見込みがないと言われたから徒歩で山越えしてきたんだ。
 それより柳川さん、申し訳ないんですけど上着、貸してもらえませんか?」
 確かに、一度鬼化した彼は、千切れて短パンとなったジーンズ以外は何も身につけていないと言う格好だった。
 よくみれば、少し離れて後ろに、舞と瑠璃子くん達も一緒にいた。
「そうか、君は舞達を守るために鬼と化したんだな。こちらこそ済まない」
 私の謝礼を聞いて、耕一君は少し苦い顔をした。そして、やや力のない返事をした。
「違うんですよ……鬼になるつもりはなかったんです。彼女の兄さんも助けてあげることは出来なかった。誰も、俺は守れなかった」
 耕一君は奥歯を噛みしめ、手を強く握りしめている。しまった、こちらの浅慮だったか。
「君達が気にやむ必要は無い。全ては、状況を把握しきれなかった私の責任だ。それに、今は時間がない。
 一刻も早く楓ちゃんやみさき君と合流して、初音ちゃんを止めるのが先だ。責任追及は後でやればいいだろう。」
 その場にいた全員に有無を言わせず宣言し、私達は再び雨月山へと足を向ける。
 決戦は近い。
 だがその前に……

A.楓ちゃん達からの声が聞こえてきた。
B.千鶴さんに自分の疑問をぶつけてみた。
C.瑠璃子さんに病院を抜け出す前、何があったのか聞いてみた。
941名無しさんだよもん:02/07/12 17:53 ID:0Cg5IGqx
あせるな・・・ここはCだ・・・
942名無しさんだよもん:02/07/12 17:55 ID:DSVR3sbJ
悩むな・・・。
Cの話はここで聞くのが最後のチャンスだろうし、
Bの疑問は気になる。
Aで合流して武具探しもおもしろそう
943名無しさんだよもん:02/07/12 18:17 ID:HueklevP
「瑠璃子君、昨日の晩何があったんだ? それに病院に行っても君達は居なかった。それはどういう理由だったのかな?」
 今ここでこの話を持ち出すのは、彼女にいやでも兄のことを意識させてしまうことになる。
 だが、情に流される訳にもいかないほど、状況は切迫している。
「昨日の晩は、私と長瀬ちゃんとで夜の学校を調査していたんだよ……」

「長瀬ちゃん、長瀬ちゃんはやっぱり今回もお兄ちゃんが犯人だと思う?」
 すっかり闇が満ちた校舎を歩き回る途中、私は長瀬ちゃんに質問をしてみた。
「わからないよ。月島さんにはもう、やる理由がないから。でも、幽霊の噂に生徒の発狂。あの時と状況が似すぎている。
 信じたくはないけど、このままだと信じざるを得ない。だから、真実を確かめるために僕らは調査してるんだよ」
 懐中電灯を持って私の三歩先を行く長瀬ちゃんは、いつもと変わらない声で答えてくれた。
 長瀬ちゃんは、今度もまたお兄ちゃんを助けてくれようとしている。
「ありがとう。そうだね、それじゃあ次は南棟行ってみようよ」
 私達は南棟へ足を進めた。
 渡り廊下を越えて南棟へと足を踏み入れた時、私は頭の中に小さな電気の粒が入ってくるのを感じた。
「長瀬ちゃん、今のは」
「きっと、月島さんの毒電波だ。場所はわからないけど、近くにいる事は間違いない」
 長瀬ちゃんが私をそっと抱き寄せる。
 さっきよりも密着した状態で南棟の廊下を注意深く歩いていった。
 そして、三階へ続く階段を上り終えたとき……

A.突然上から黒い影が降ってきた。
B.お兄ちゃんが私達の前に姿を現した。
C.女の子が目の前に立っていた。
944名無しさんだよもん:02/07/12 18:22 ID:BLvxIybj
Bでれっつごぅ。

…というか、アレだ。このスレの魅力がわかった。
TRPGだ。アレに似てるんだ。アレとVNの中間なんだ。このスレは。
945名無しさんだよもん:02/07/12 18:37 ID:U9CN/ZDr
>>944
むしろゲームブックかなぁと思ったが。
946名無しさんだよもん:02/07/12 18:45 ID:H66CGH9/
>>945
職人(GM)とのやり取りが多少あるゲームブックってところじゃ?
見ていても楽しいよ
947名無しさんだよもん:02/07/12 18:55 ID:BLvxIybj
てかこのスレ、個人的にはハカロワと結構いい勝負してると思う。
自分でも気軽に参加できるってのは大きい。
948名無しさんだよもん:02/07/12 19:00 ID:6MJW4X4p
そろそろ次スレ立てる?
949名無しさんだよもん:02/07/12 19:00 ID:jScRhqUG
ふと思ったんだけど、観戦・雑談・ルール打合せスレを別に作れないかな? あんま雑談でスレを消費したくないし。
950906:02/07/12 19:04 ID:j0WKUvRs
>>911
放置されてる・・・。(。´Д⊂)゚。
マジで誰かいい案ない?

もう50切りそうだ・・・。
951名無しさんだよもん:02/07/12 19:04 ID:Fsn2BPzM
はぁ〜やっとここまで読んだ(;´Д`)
2日読まないだけでこれほどレスが伸びるとは
武具がどうなるのか気になって気になってしょうがない

職人さん期待age
952名無しさんだよもん:02/07/12 19:43 ID:BhLv/odV
とりあえず次スレはそろそろ建てといたほうがいいと思われ。
別スレは微妙。あんまり大きくやると荒らしが出てきてウザくなるからな。

そろそろクライマックス職人さん頑張れ〜
953906:02/07/12 19:50 ID:j0WKUvRs
とりあえず立ててくる・・・。
954名無しさんだよもん:02/07/12 19:55 ID:pNZd14zk
>>950
国崎最高
とかどう? 適当に考えただけだけど(w
真面目に考えると「DOLL.」とか
>>951
二日…ってぇと柏木家のシーンあたりか……流れが速いな……
>>952
確かに。荒らしが流入してつまらないエンドをかまされたら最悪だ。
955名無しさんだよもん:02/07/12 20:01 ID:JgAOduta
>950
906さんが適当に付ければいいと思ってたんだけど…
「国崎の大冒険(藁)」とでもしておけば良いんじゃないかな?
956名無しさんだよもん:02/07/12 20:02 ID:j0WKUvRs
ああ!!
遅かった・・・DOLL.結構いいのに・・・。
(他の人の了承も得ないといけないから勝手に決められんけど)

とりあえず立てた。
957名無しさんだよもん:02/07/12 20:05 ID:j0WKUvRs
おっと忘れてた。次スレはこちら。

http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1026471373/

>>955
それもどうかと
958名無しさんだよもん:02/07/12 20:51 ID:BhLv/odV
「久しぶりだね・・・瑠璃子」
「お兄ちゃん・・・」
私たちが階段を上りきるとお兄ちゃんがいた・・・数匹の半鬼を連れて。
「瑠璃子、その男から離れろ」
「・・・嫌だよ、お兄ちゃん。早く元に戻ってよ・・・・」
「・・・しかたない、やれ!!」
お兄ちゃんが命令したと同時に周りにいた半鬼たちが駆け出してきた。
「くそっ・・・・逃げるよ、瑠璃子さん!!」
長瀬ちゃんは私の手を取って走り出した。
後から追ってくる半鬼たちに電波攻撃を試してみたけど、あんまり効かない。
その場でこかすぐらいが精一杯だ・・・。
私たちが大きな道路に出た瞬間、一匹の鬼が私たちの前に立っていた。
「瑠璃子・・・・」
「お兄ちゃん!?そんな姿になってまで・・・・」
「くそっ!!」
チリチリチリチリチリ・・・。
「ククククク・・・鬼に電波が効くものか」
長瀬ちゃんも弱っているせいか、お兄ちゃんに電波攻撃はまったく通じない。
「今度はこっちからだ・・・いくぞ」
チリチリチリチリチリ・・・・・。
「ああ・・・・オアアアアア・・・ウワァアアアアアア!!」
「長瀬ちゃん!?・・・・・やめて、お兄ちゃん!」
しかし、お兄ちゃんに私の声は届かなかった。
「ウウウウウ・・・こココオオオオォアアアア!」
お兄ちゃんが長瀬ちゃんを壊そうとした、その瞬間
「…ふう、なんだか大変な事になってんなコリャ」
後ろから呑気な声が聞こえてきた。

959名無しさんだよもん:02/07/12 20:51 ID:BhLv/odV
―――「というわけです・・・」
『なるほど』
「しかし、そこまで半鬼や月島さんのお兄さんが力を持ってるってことは・・・」
「ああ、早く楓たちと合流しないとな・・・」
A、水門のほうに行く
B、森の中に入る
C、エルクゥ全員でテレパシーを試みる
D、舞の首飾りで探す

960名無しさんだよもん:02/07/12 21:00 ID:JgAOduta
ん?943・958の瑠璃子の独白シーンなんだけど…
タイムテーブルと祐介の状態に、矛盾が出てきてるよ…
病院に入院していたときには既に祐介は壊れていたし、その時点では
瑠璃子は状況が確定していなかったんだ。

だから今回の場合、
病院から抜け出し、道路で拓也達と遭遇している所を舞に発見されるまで
が語られていない抜け落ちた部分なんだよね、舞に発見されてからは
舞視点で語られているから問題ないんだけど

961名無しさんだよもん:02/07/12 21:04 ID:BhLv/odV
そうなのか・・・。
俺的には、祐介立ち直る→瑠璃子と合流→拓也と遭遇→舞・耕一と合流
みたいな流れができてたんだが・・・・・安直でスマソ
962名無しさんだよもん:02/07/12 21:09 ID:JgAOduta
>961
うん、それなら辻褄は合わせられるけど、祐介が立ち直る
状況説明が一切されていないから混乱しちゃうんだよ
963名無しさんだよもん:02/07/12 21:11 ID:BhLv/odV
矛盾する場合はご都合主義+脳内補完でよろw
964名無しさんだよもん:02/07/12 21:12 ID:ecCVgr8m
選んでいいかな?
D、いってみよう
965名無しさんだよもん:02/07/12 21:25 ID:X8JdXEcc
オン!
不意に、舞の首飾りが強烈な光を発した。
『舞…? どうした?』
「……呼んでる。私行かなきゃ」
舞は脱兎の如く飛び出した。夜の森を迷わず走っていく。
人間の目では道もよく見えないだろうに。
『おい! 舞!』

A 全員で追いかける。
B ここは舞に任せよう。
C いや、これ以上の時間のロスは許されない。パーティーを二つに分けよう。

※ Cを選んだ場合、舞を追うパーティーと一足先に最終決戦に臨むパーティーとに分けます。
  選択肢を選ぶ人はパーティーメンバーも指定してください。
966名無しさんだよもん:02/07/12 21:29 ID:BhLv/odV
Cで女性チームが追って、男性チーム(最強タッグ)が一足先に最終決戦で。
967名無しさんだよもん:02/07/12 21:51 ID:X8JdXEcc
『……私と耕一、そして祐介とで半鬼どもを足止めしておく!
それ以外は舞を追って封印の解除をお願いします!
祐介、私に掴まれ! 飛ばすぞ!』
「はいっ!」
「耕一さん……柳川さん……気をつけてください……」
「長瀬ちゃん…がんばってね」

てんてれんてん てんてれんてん……(BGM:鬼神楽)

私は祐介を担ぎ、耕一と夜の雨月山を疾走する。そんな中、ふと私は気付いた。
『……あ、雨上がったな』
耕一も空を見上げてつぶやく。
「ああ、……満月が綺麗だな……」
後ろから祐介が囁きかける。
「……満月には人を狂わせる効果があるそうですよ」
『……フン、狂気の月か……決戦にはふさわしいな』
しばし走ったところで、雨月山の山頂にたどり着く。
木々が晴れ、私たちが見たのは―――――

姿を現した宇宙船ヨークと、その上に立つ初音ちゃん。
さらに、それを守るように整列した数十匹の半鬼たちだった……
「よく来たな耕一! いや、次郎衛門!」
「初音ちゃん……何故だ! 何故こんなことを!」
ピシッ!
『ん……?』
この違和感は……?
「うるせえ! テメエなんぞに俺の気持ちがわかってたまるか!」
「初音ちゃん……俺は、俺はキミを……」
「黙れ! どうせテメエは千鶴を選ぶんだろう?
前世で俺を抱いたのは他が全員死んじまったからだろう!?
968名無しさんだよもん:02/07/12 21:52 ID:X8JdXEcc
所詮テメエの心にはエディフェルしかいねぇんだ!」
「は……初音ちゃん……」
『……違うな、耕一。惑わされるな』
「……?」
私は初音ちゃんを……いや、「アイツ」と同じ臭いがする「そいつ」を睨みつける。
『初音ちゃんの体を弄ぶのはそれくらいにしたらどうだ……? 狩猟者!』
「なっ……」
「………クッ、クックッ、クックック……アーーーーーッハッハッハッハッハ! よくぞ見ぬいたな柳川!」
『フン、私は狩猟者とは縁が深いからな……』
「ど、どういうことだ柳川!?」
「我から説明してやろう」
不意に口調が変わった。
「我が名はダリエリ。次郎衛門に滅ぼされしエルクゥ一族の長なり。今こそ我は蘇った。
クックック……復讐に燃えるこのリネットの体はちょうどよい依代であったぞ」
「な……っ、五百年前の…鬼?」
『おそらく、不良初音は生徒会の連中への復讐だけで十分だったのだろう。だが、その時の「負の感情」をヤツにつけこまれ、いつしか操られていたのだ。
そして、ヤツの目的は……』
[ヨーク、主砲、エネルギー重点率15%……]
辺りに無機質な機械音声が響いた。
「これは…?」
「アッハッハ! 滅ぼしてやる。次郎衛門の匂いがするこの地など、滅ぼしてくれる! 二度と生命の宿らぬ土地に変えてくれる!」
『キサマ……』

A 許せん! 鬼の力、全開!
B 封印が解けるまで時間を稼がなければ……!
969名無しさんだよもん:02/07/12 22:00 ID:JgAOduta
これはB!!じゃないとバッドエンド確定なきがする
970名無しさんだよもん:02/07/12 22:04 ID:JkMYEJmC
そういえば、柳川は狩猟者にのっとられそうだったな・・・
971名無しさんだよもん:02/07/12 22:15 ID:H8A6U35A
時間稼ぎなら、祐介の18番だろ。
世界を焼き尽くす幻を見せて、発射まで時間を食い止めるのはどう?
972943:02/07/12 22:35 ID:HueklevP
いやはや、自分は前日、祐介が壊れるシーンを書いたつもりだったんですが、どうやら上手く伝わらなかったようですね。
自分の脳内展開
まず昨晩の学校→今日の病院てな感じで。
さあ、クライマックスとなって参りました。
読み手の選択が職人を動かす、書き手も読み手もファイト!
973名無しさんだよもん:02/07/12 22:43 ID:C2JuLFqx
(耕一! 祐介! ……私たちだけでは勝機は薄い……鬼の武具の封印が解けるまで、時間を稼ぐぞ!)
(ああ!)
(はいっ!)
「さあ、征くがいい同胞(ハラカラ)諸君! 五百年の永きに渡る我らが怨念……次郎衛門の血肉で染め上げよ!」
『ガルォアアアアアアアアアアア!!!!』
数十の巨大な鬼が跳躍するその様、圧巻だった。

A 封印を解きに楓ルートへ移る。
B このまま柳川ルートで死闘を繰り広げる。
974名無しさんだよもん:02/07/12 22:45 ID:JgAOduta
うーむ、柳川達の死闘もみたいが…
封印の降りも知っておきたい…
スルーで
975名無しさんだよもん:02/07/12 22:47 ID:Sbx+B7xd
Aで。
そして続くのなら新スレに移行してもいいと思ってみるテスト。
976楓(鬼武具探索):02/07/12 22:59 ID:C2JuLFqx
私たちがゆっくりと洞窟を進んでいた折、不意にみさきさんが声を上げました。
「はっ!?」
「……どうしました?」
「今、上のほうから柳川先生のスゴイ声が聞こえたよ……ううん、声というより……叫び?」
「……時間がないようですね。急ぎましょう……」
どうやら、闘いが始まってしまったようです……
「わたしも……がんばるよ。もう、怖いなんて言わないよ……」
そうして、私たちはまた亡霊の広間にたどり着きました。
「――――封印するのに最も効率がいいのは亡霊が集まっているところです。鬼切丸は…この先にあるはずです!」

―――憎しや……悔しや……恨めしや―――

A 私が囮となって、みさきさんを先に進ませる。
B 二人で強行突破する。
C 見つからないように隠れながら進む。
977名無しさんだよもん:02/07/12 23:01 ID:eDkFIx/I
そだな、そろそろ移行したほうがいいだろう、
さあ最終決戦だ!
すべてが終わったとき
はたして柳川の想いは誰に向かうのか!?
978906:02/07/12 23:04 ID:5XoN1ySL
>>975
むしろその方向で。

焦っちゃいけない。マターリマターリ。
979名無しさんだよもん:02/07/12 23:04 ID:HueklevP
うーん、悩みどころ。
ここは楓の無事を祈りつつAで。
980名無しさんだよもん:02/07/12 23:05 ID:IltJTF/4
1000まで使い切ったほうがいいのでは?
Bで
981楓(鬼武具探索):02/07/12 23:16 ID:C2JuLFqx
「……みさきさん、私が囮になります。先に進んで封印を解除してください……」
「え…っ、そんなこと、できないよ! 一緒に行こうよ! 楓ちゃん!」
私はみさきさんの肩を抱き、ゆっくりと話しかける。
「みさきさん……おそらく、私は鬼切丸に触れることはできません……ですが、精神波でみさきさんを守ることはできます。
私は私のやるべきことを精一杯やります。ですから、みさきさんはみさきさんの、みさきさんしかできないことを精一杯行ってください……」
「か……え……で……ちゃん……」
みさきさんの目に涙が溢れる。
私は、指の腹でやさしくみさきさんのまぶたを撫でる。
「今はまだ泣いてはいけません……全てが終わった後、心ゆくまで泣きましょう……
大丈夫です。この洞窟は一本道です。壁に沿って歩けば、必ず奥までたどり着けます」
「……うん」
みさきさんが決意の言葉を述べる。
「わかった……私、がんばるよ。逃げちゃいけないよね。……だからお願い楓ちゃん、無事でいて……」
「はい……では、行きます!」
私は亡霊どもの前に踊り出る。
「さぁ亡霊よ! 私は、エディフェルはここです! 来なさい!」
――――憎しや……悔しや……恨めしや――――エ…ディ…フェ…ル――――
亡霊たちがゆっくりと動き出す。……私だけに向かって。
(今です! みさきさん!)
(うん!)
みさきさんは壁に手をつきながら走っていきました。……歩みは遅いですが、彼女の精一杯の未来への駆け足……
―――エ……ディ……フェ……ル―――
さあ、私もみさきさんとの約束を果たすため、やられるわけにはいきません!

A 亡霊の攻撃をかわして時間を稼ぐ。
B 積極的に精神波をぶつけ、みさきへの注意が向かないようにする
982名無しさんだよもん:02/07/12 23:18 ID:xxnk4qSI
みさきがどれだけ時間かかるかわからん。
Aで。
983楓(鬼武具探索):02/07/12 23:36 ID:C2JuLFqx
みさきさんが奥にたどり着くまでしばらくかかりそうです……ならば……!
―――エ・ディ・フェ・ルゥゥゥゥ!!!!
無数の亡霊の手が伸びる。……捕まるわけにはいきません!
「クッ……」
ある程度の距離を置きつつ、亡霊の攻撃をかわしていきましょう。
――――ニクイ……クヤシイ……ウラメシイ……エェディィフェェェェルゥゥゥゥ!!!!
……亡霊の数がどんどん増していきます。……まずいですね。
――――オアァァァァァァアァァァァァァアァァァァァ………
「クウッ……!! ハッ!」
バチィッ!
――――クゥゥゥアァァァァァァ……エェェディィフェェルゥゥゥゥゥ!!!!
たまらず精神波を使う。……ダメです! 一瞬ひるむだけです!
どんっ。
え……? 背中に……堅いものが……? そんな……この洞窟はもっと深かっ……
『グゥゥゥゥゥアァァァァァァァァァァ!!!!!!』
「そんな! 半鬼!? 何故ここに!?」
鬼の爪が煌いた。
どうやら私たちは行動を起こすのが遅すぎたようです……みさきさん……後は……たのみ……
984みさき(封印解除):02/07/12 23:38 ID:C2JuLFqx
「はぁ、はぁ、はぁ……」
私は歩き続ける。暗い、暗い世界を。
それは今までと同じ。何も見えない世界。
けど、ここは私の世界とは違う世界。……闇の世界。
でも、この先には希望がある……逃げちゃいけない……逃げちゃ……
「あ……」
音が聞こえた……音が聞こえたよ……それは、男の人の声……とても悲しそうな……
(え…でぃ…ふぇ…る…す…ま…な…い…)
(り…ね…っ…と…す…ま…な…い…)
……悲しそうだよ。とても悲しそう……ねぇ、そんな悲しそうに泣かないで……私まで……

――――憎しや……悔しや……恨めしや――――

え? 亡霊? 声が……私の後ろから!?
バチチィッ!!!
「くぅ……ん!」
何かが…何かが私の中に入ってくるよ!
いや! いや! いたい、こわい、たすけて!

誰か! 助けて!

A 「楓ちゃん! 助けて!」
B ……ダメだよ。私は約束したんだ。進むんだ……あの声の場所……あそこに何かあるよ……
985名無しさんだよもん:02/07/12 23:39 ID:JkMYEJmC
Bしかない
986名無しさんだよもん:02/07/12 23:40 ID:y33zafaR
987名無しさんだよもん:02/07/12 23:41 ID:eDkFIx/I
Bだな、こいつは
988みさき(封印解除):02/07/12 23:50 ID:C2JuLFqx
ダメだよ。私は約束したんだ。進むんだ……あの声の場所……あそこに何かあるよ……
「ううううっ……! 消えなさい……!」
――――ニクメ! コロセ! ハカイシロ! ノロエ! カナシメ!――――
私は最後の力を振り絞って前に這う。
(え……でぃ……ふぇ……る……)
男の人が……あの人は私を呼んでいる……! 私を、私を……!
――――タオレロ!――――
「私は……進む!」
がしっ!
私の手に、確かな「もの」の感触が。それと同時に――――
――――ウグァァァァァァァァァァァ!! ジロォォォエモォォォォン!!!!!
――――鬼め! 離れよ! 祓われよ! この少女から消えうせよ!!!!
私の中で、さっきの男の人の声が……だけど、さっきと違って凄く力強い……

――――すまぬ、みさき殿。荒療治、許してほしい。
――――頼みがあるのだが、貴殿の体、しばし使わせてはもらえぬか?

A うん……いいよ。
B ダメだよ……楓ちゃんが……
989名無しさんだよもん:02/07/12 23:51 ID:PeKi7DK/
A
990988:02/07/12 23:57 ID:C2JuLFqx
Aですね。わかりました。
……そろそろ次スレ移ってよろしいです?
991名無しさんだよもん:02/07/12 23:58 ID:PeKi7DK/
そうですね。あとは解消します。たぶん。
992名無しさんだよもん:02/07/12 23:58 ID:fOBliQO4
その方向でお願いします。
993名無しさんだよもん:02/07/12 23:59 ID:xxnk4qSI
994名無しさんだよもん:02/07/13 00:00 ID:5/j1tppj
埋め立て開始。
995名無しさんだよもん:02/07/13 00:01 ID:lMiztqq1
あと6レスで雑談。
996名無しさんだよもん:02/07/13 00:01 ID:5/j1tppj
 
997名無しさんだよもん:02/07/13 00:01 ID:2V59QU3a
993?
柳川24に最初の方から、読み手としても書き手としても
関わってきたんでラストにむけての期待も膨らむよ
998名無しさんだよもん:02/07/13 00:01 ID:FiQhRvlD
ではこのスレで出た人物で人気投票。
<<国崎往人>>。当方ケーブル。
999名無しさんだよもん:02/07/13 00:01 ID:lMiztqq1
台風マンセー
1000名無しさんだよもん:02/07/13 00:01 ID:uj7dp1zp
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
10011001
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。