1 :
佐藤雅史:
やあ、みんな元気だった?
前スレは呆気無く落ちちゃったけど懲りずに立てたよ。
とりあえず、今の気分は何時代?
1、石器時代
2、平安時代
3、安土・桃山時代
4、近未来ジオX
2 :
名無しさんだよもん:02/06/19 00:48 ID:BbntUPMj
22222
青春時代
/ ドッカン
/ / ,,_ ドッカン
━━━━━'), )= ☆ゴガギーン
∧_∧ヽ\ / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ) 〉 〉_ _ ____ ∧_∧ ∠ おらっ!出てこい、さわたし幼女!
/ ⌒ ̄ / "'''"'| || (`∀´ ) \___________
| | ̄l | |/ / \
. | | | | || | | /\ヽ
| | .| | | へ//| | | |
( | .| ロ|ロ ゙!l''ヽ/,へ \|_ | | |
| .lヽ \ | | ヽ\/ \_ / ( )
| .| 〉 .〉 | | | |
/ / / / | | 〈| | |
/ / / / | | || | |
/ / / / └──┴──┘ | |
5 :
名無しさんだよもん:02/06/19 00:50 ID:BbntUPMj
6 :
佐藤雅史:02/06/19 00:54 ID:Nu6qr98m
と、いうわけで平安時代に来たけど…
ここはなんだか落ちついた時代だよね?
こんな時はやっぱり…
A、短歌。
B、蹴鞠。
C、源氏物語。
D、町娘を襲う。
7 :
:02/06/19 00:55 ID:XvRXZUKn
1は自作自演してまでなんでこのスレを守るの?
10 :
佐藤雅史:02/06/19 01:01 ID:Nu6qr98m
_ -―-―- _
/ ヽ
/ / / |ヽ ヽ
ノ| / / /ノ | | | | ヽ ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄
| //-― || ―- | 、| < ハァハァ…誰を襲おうかな?
|(6 -==、 ' ==、|V \____
` 、 ゛ , ゛〈
ト ワ /
┴- _┬─ ´
┴- _ ||7_
「o
A、長屋の人気者・お瑞ちゃん
B、甘味処の茜ちゃん
C、おいらん弥生さん
D、綾香姫
12 :
名無しさんだよもん:02/06/19 01:07 ID:AV68KYuh
13 :
甘味処の茜ちゃん:02/06/19 01:08 ID:Nu6qr98m
お店番をしていたところ、面妖な服装をした男の人に声をかけられました。
「あ、茜ちゃん! 僕とハァハァしようよ!」
わたしの答えは…
A、「嫌です」
B、「お団子はいかがですか?」
C、「一発10両」
D、「お前が今感じている感情は精神的疾患の一種だ。鎮める方法は俺が知っている、俺に任せろ」
「嫌です」
「嫌よ嫌よも好きのうちなんだね、ハァハァ…」
「ち、違います…」
「ハァハァ…茜ちゃん…いいニホヒ…」
どうやらこの人に言葉は通じないようです。
このままでは成すがままに犯されてしまいます…ここはやはり、
A、お役人を呼ぶ
B、道行く人に助けを求める
C、このまま身を委ねる
D、“GネオファイターAKANE”に変身する
…本気ですか?
こんな行きずりの男の人に操を預けるなんて…
そんな事より今日は危ない日なんですよ?
もしこんな人の子を身篭ってしまったら―――――
とか何とか考えているうちに、服を全部脱がされ全裸にされてしまいました。
「あ、茜ちゃん…濡れてるよ?」
「…嫌です」
「無理矢理犯されて濡れてるの?」
「……嫌です」
「乳首も勃ってるよ?」
「………嫌…です」
「ホ、本当はこういういやらしいこと、好きなんじゃないの? ハァハァ」
A、「本当に嫌です」
B、「えっちなのはいけないと思います」
C、「はい、大好きです」
D、「…まだまだだね」
復活オメ!
といわけでD。
19 :
名無しさんだよもん:02/06/19 07:55 ID:HQqf2gyR
1さん頑張るなぁ
1が自作自演で頑張るスレはここですか?
22 :
佐藤雅史:02/06/19 20:13 ID:Nu6qr98m
「…まだまだだね」
「な、なんだってぇ!?」
「指に力が入り過ぎです、膣内を爪で引っ掻くなんてもってのほかです、
童貞の癖に攻めに回るなんて10年早いですよ」
「ガ━━(゚Д゚;)━━ン!」
「そんなあなたには菊門こけし攻めの刑がお似合いです」
「そ、そんな…や、やめて…おわぁぁあぁぁっ!! ひ、浩之ぃぃぃ〜〜〜〜っ!!!」
(しばらくお待ちください…)
やれやれ…酷い目に遇っちゃったよ…
まだお尻の穴がヒリヒリするよ
【コマンド】
A、回復
B、キャラクターセレクト
C、ぼうけんの書
D、ワープ
D
D
「これより当艦はワープします。艦長、ワープ先を指定してください」
A、帝国軍のデススター前方
B、宇宙ステーション
C、RR艦隊駐屯地
D、そんなことより妹が欲しい
D
「…妹、ですか? …どの子を妹にしますか?」
A、緒方理奈
B、塚本千紗
C、上月澪
D、柏木千鶴
Cキボン
こんな良スレ久しぶりだ
漏れもCきぼん
『あのね』
『今日から…妹になるの』
『お兄ちゃんって、呼んでもいい?』
A、「了承」
B、「ハァ?腐挫拳なヴォケがぁ!!」
C、「実はお前は妹ではなく姉なんだよ」
D、「セックスセックスセックス」
A
32 :
水瀬名雪:02/06/19 21:05 ID:lcr23gda
33 :
名無しさんだよもん:02/06/19 21:08 ID:peYEhNwY
Dでお願いします
34 :
名無しさんだよもん:02/06/19 21:09 ID:AGstgAId
D!
『嬉しいの!』
『お兄ちゃん、優しいからいいことしてあげるの』
『何かして欲しいことがあったら言って欲しいの』
『なんでもするの』
A、「セークス!セークスでいこう!」
B、「しゃぶってくれ」
C、「コスプレしてくれ」
D、「シータを助けてくれ!!」
36 :
水瀬名雪:02/06/19 21:12 ID:lcr23gda
D
(゚Д゚)D!!
39 :
名無しさんだよもん:02/06/19 21:14 ID:peYEhNwY
A!A!A!!!!
『わかったの』
『コスプレするの』
『どんなコスプレをするか選んで欲しいの』
A、スクール水着
B、セクシーランジェリー
C、メイド服
D、ウルトラマンコスモス
とうぜんDだな
良スレだ
やっぱりCだろう
43 :
水瀬名雪:02/06/19 21:17 ID:lcr23gda
B
い・いや
Aだ!A!!
『ぶかぶかなの』
『どうすればいいか教えて欲しいの』
A、「宇宙怪獣と戦え」
B、「街で子供たちと握手だ」
C、「その格好でフジテレビに特攻してウルトラマンコスモスの再放映を訴えて来い」
D、「やっぱ全裸になれ」
D!!!
そこで思わずA
マンコスモスってTBSじゃ?
D
51 :
水瀬名雪:02/06/19 21:24 ID:lcr23gda
>>47「その格好でフジテレビに特攻してウルトラマンコスモスの再放映を訴えて来い」 フジテレビじゃないだぉ〜〜。
『…恥ずかしいの』
『でも…お兄ちゃんがどうしてもっていうなら…脱ぐの』
『だから…脱いでるところ、見ないで欲しいの』
A、「わかったよ」
B、「澪のストリップが見たい」
C、「澪の熱湯コマーシャルが見たい」
D、「その前に格ゲーしようぜ!」
B
Bだな。やっぱ。
D!さぁくんずほぐれず
『?』
『ストリップって何なの?』
A、「服を1枚1枚セクシーに脱ぎながら踊ること」
B、「不良女子高生同士の闘いのこと」
C、「一種の精神的疾患」
D、めんどくさいから犯す
Aにケテーイ
何故だ!何故Dじゃないんだ!
澪タン(;´Д`)ハァハァ
シュルッ、シュルッ…パサッ
『…こんな感じで、いいの?』
『………』
『…なんだか…変な気分なの…』
『………』
…パサッ
『……胸、小さいから…見ないで欲しいの…』
『………』
『………』
『………もう、脱ぐものが無いの」
A、やっちゃう
B、「じゃあ、しゃぶってくれ」
C、「そのまま登校してくれ」
D、「あ、そういえばAIR積んだままだった!」
C!C!C!
Bーーーッ!!!
これはCだ
「けっけっけ、嬢ちゃん…こんな黄昏時に素っ裸でお出かけかい?」
「!!」
澪が、御堂にさらわれた!!
どうする!?
A、警察に通報!
B、磯のほこらへ直行!
C、犬飼がいるホテルへ!
D、別の妹で我慢する
C
やはり裸で登校は選択ミスか…
と、いうわけでホテルへ特攻っ!!
ドカーーーン!!
「ああっ…俊伐さあぁぁん!!」
「くっ! きよみっ!」
そこには澪はいなかった。
代わりにきよみ(黒)と犬飼がお楽しみの真っ最中だった。
A、磯のほこらへ直行!
B、まざる
C、一部始終を8ミリで録画して売りさばく
D、そんなことよりルパンの再放送が見たいんだよ
Bだろう
一緒に楽しむことにした。
さて、どこに突っ込む?
A、マムコ
B、アナル
C、お口
D、七味唐辛子
Dで。
よし! 突っ込んでヒィヒィ言わせてやるぜ!
きゅぽ。
「ヒィィィィィィイィィィィィィィィィィッッ!!!!ちむほがががががgrgばdbヴぁ!!」
そのころ澪は…
「けっけっけ、俺はなぁ…お前みてぇな妹が欲しかったんだよ」
「………」
「これからこの俺様と澪のハートフルラブコメディーが始まるぜぇ〜、タイトルは…」
A、御堂と一緒!
B、御堂と遺書!
C、近親相姦 〜禁断の果実〜
D、ミドひな
Dしかない
微妙だけど…
75 :
シャルル・モネ ◆yCgtbgVo :02/06/19 22:21 ID:11HEmvmE
随分童貞くせえスレだな、おい。
臭くてたまんねえからageとくぜ
木綿(仮)より派遣されてきました
スパイです。
77 :
御堂:02/06/20 18:50 ID:XIe8VXJf
俺は御堂…
女子寮・ひかげ荘の管理人をする傍ら、陸軍将校を目指して猛勉強を続けている。
この寮に棲んでいるのは俺の妹・澪と、勝ち気で古風な女・岩切花枝…
えーと…それから…
A、牧村南と、神岸あかりと長森瑞佳
B、森川由綺と篠塚弥生と、川名みさき
C、清水なつきと砧夕霧…藍原瑞穂
D、高槻と九品仏大志と月島拓也
78 :
名無しさんだよもん:02/06/20 19:00 ID:5VmPIOlc
Dで
>>78 お前は本当にその選択肢を選びたいのかと小(略
80 :
御堂:02/06/20 19:11 ID:XIe8VXJf
「参った! 俺は参ったぁぁぁっ!!」
「ふはははははっ!! まいぶらざーーー!!」
「セックスセックスセックス」
「うるせーーー!! 勉強できねぇだろゴルァ!!!!!」
こんな騒々しい住人に囲まれていてはロクに勉強もはかどらない…
こうなったら…
A、3人を始末する
B、3人をマグロ漁船に乗せる
C、3人にお見合いさせる
D、女になる魔法をかける
C。
82 :
御堂:02/06/20 19:16 ID:XIe8VXJf
よし! 奴らに見合いをさせて手っ取り早く婿養子に出して
ここから追い出してやる…けっけっけ、我ながらいいアイディアだぜ
さて、誰と誰をくっつける?
A、高槻と来栖川綾香
B、九品仏大志と岩切花枝
C、月島拓也と長岡志保
D、乱交パーティー
B
84 :
御堂:02/06/20 19:26 ID:XIe8VXJf
「ところで九品仏、貴様の趣味は何だ?」
「我輩の趣味? ククク…それは世界征服だっ!」
「ほう…気が合うな。わたしも征服、制圧、占領という言葉は大好きだ」
「今時分の女にしては珍しいな…」
「…こんな女は嫌いか?」
「いや、好きだ」
けけっ、なかなかイイカンジじゃねぇか。
よし、ここらでもうひと押し…
A、お茶に媚薬を混入
B、火炎ビンを投げ込む
C、デートスポットへ誘導
D、討ち入り
危険を一緒に乗り越えさせれば・・・
B
そだな、Bだな。
87 :
名無しさんだよもん:02/06/21 20:55 ID:r2YD5f3F
めずらしく意見が一致漏れもBで
「おらよ!」
ガシャーン!
「ぐぎゃあああああ!!!!!」
大志が漫☆画太郎チックに飛び出してきた!!
岩切はどっかににげたみてえだな、、失敗だ。
A、もう俺は旅に出る
B、澪に慰めてもらうぜ
C、蝉丸に慰めてもらうぜ
D、もうだめぽ
Bと言いたいのを堪えつつC。
堪えるなよ。・゚・(ノД`)・゚・。
sage
欲望に忠実にBで。
…おながいします…澪タンハァハァ
ここに奴がいるはず…
たどり着いた家からシャワーの音が聞こえる
まさか、蝉丸入浴中かよ!ハアハア…
田代神のごとく間合いをつめ、覗いたその先には!!!!
A、蝉丸が岩切を犯してる!!
B、浩之が雅史を犯してる!!
C、詩子が茜を犯してる!!
D、凸が俺を犯してる!!?
ナイスタイミング!Bだ!!!
雅史「あぁ・・・。浩之ぃ〜・・・そんなトコさわるなんて・・・」
浩之「10年来の突き合いだからな。雅史の弱点なんて知り尽くしている」
雅史「う・・あ・あぁあー・・・・い・いぃ・・・気持ちいいよぉ・・・・・」
浩之「よし、今日は雅史が上だ。尻を向けて俺に乗れ・・・」
雅史「う・・・うん。浩之ぃいくよ・・・」
ブチャッ
浩之「クッ。今日は一段と凄い締め付けだぜ。それッ。それッ」
雅史「あッ!あッ!そんな乱暴にしないデ・・・・ひろゆきぃぃ」
A.事の成り行きを見守る
B.二人の成り行きに身を任せ自慰に耽る
C.他の部屋を覗く
D.乱入する
BだB!!
オシ!Cだ!!
御堂「なんだ・・・この俺の感じている感覚は・・・・
ヤツらを見ていると・・・・・・ちくしょうめ!」
御堂は毒づきながらも、己の逸物を引き出した。
それは既に鋭く孤立しており、獲物を狙うコブラのようでもあった。
御堂「はァ!はァ!はァ!はァ!はァ!」
御堂の右手は激しく己の至宝をこすりあげ、それは今にも破裂しそうなほど
怒張している。
御堂「(なんてコトをしているんだ・・・俺は・・・・任務はどうしたんだ)」
浩之「そろそろ・・・・いくぜ・・・・雅史・・・」
雅史「来てェー、浩之ィィ」
御堂「(お・俺もいくぜ・・・・)
う・・・う・・・・・・・ウっ!!」
御堂「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・最低だ・・・・・・・俺って」
A.そのまま鬱モード
B.感じるままの感情にのせられ夕霧を襲いに行く
C.犬飼に報告
D.雅史を拉致する
なんだかBL好き女が喜びそうなネタになってきたな。
Bで軌道修正。
凸で軌道修正になってるのか…
下方修正だな。
捕手。
御堂「おい、久しぶりだな。俺を覚えているか?」
夕霧「え・・・あ・あぁ・・・貴方は・・・・・・」
御堂「お前この前は坂神のモノを鎮めてやったそうじゃねえか。今日は俺のを一つたのまぁ」
そう言い放ち、御堂はナイフで己の手首をかっ切りその血を夕霧に浴びせる。
夕霧「キャっ!そ・・そんなこと言われても・・・あぁせみー助けてぇ」
御堂「フフフ、ヤツは来ねえよ。この太陽の下じゃあヤツはこの俺に勝てん」
夕霧「あ・・・こ・・この感覚は・・・・・私の感じている感覚は・・・・・あぁあぁぁぁぁぁ」
御堂「それじゃあいただくとするか・・・・・」
A.このまま凸は食べられる
B.逆に凸が反撃に出る
C.岩切があらわれ、3P突入
D.光岡があらわれ、3P突入
104 :
sage:02/06/25 23:28 ID:J/RI8YPg
E…
105 :
名無しさんだよもん:02/06/26 19:41 ID:jBMsQrjL
も、もうだめぽ…
=====BAD END1======
A.最初から始める
B.続きから始める
C.終了する
107 :
名無しさんだよもん:02/06/26 22:10 ID:2RaogOYo
漏れが2ゲッターならCと書きこみ糸冬なのだが続きが見たいので
Aキボーン
主人公を選んでください。
A、雅史
B、住井
C、陽平
D、ポテト
Bだろうな
110 :
名無しさんだよもん:02/06/26 22:28 ID:ohYst7Yq
シャードを選んでください
A、ONE
B、痕
C、こみパ
D、Kanon
シャードって何?
といいつつB
シナリオライターを選んでください
A、竹林
B、青村
C、竹紫
D、超先生
Cで頼む。
では原画を選ぶがよい
A.水無月
B.ちゃん様
C.川崎恵
D.びすけっと(27)
A
と、このままスタッフ選びだけで
物語は始まらない罠
116 :
名無しさんだよもん:02/06/27 14:31 ID:W0T2Ruge
音楽担当は
A、しぇんむ〜
B、DOZA
C、緒方英二
D、北川 潤
C
>>108>>117のマトメ(W
主人公を選んでください。
B、住井
シャードを選んでください
B、痕
シナリオライターを選んでください
C、竹紫
では原画を選ぶがよい
A.水無月
音楽担当は
C、緒方英二
で、なにが出来るの??
流局。
ここは初心に返って…
A、原始時代
B、戦国時代
C、江戸時代
D、あずまんが大王
121 :
名無しさんだよもん:02/06/27 23:38 ID:ljRbENpk
Dきぼんぬ
主人公は誰にする?
A、ちよちゃん
B、榊さん
C、大阪
D、かみねこ
Cで
Dで
どの世界に行く?
A、ファンタジックワールド・Kanon
B、お祭りワールド・こみパ
C、シリアスワールド・WA
D、リアルリアティーワールド・誰彼
Aだろ
案内役は・・・?
A、ここはやっぱり秋子さん
B、記憶ナッシングな祐一
C、しっかり者の佐祐理さん
D、方向オンチ?のあゆ
128 :
125:02/06/28 00:09 ID:NowJBFIe
>>126 ごめん、俺Kanonやったことないから続き書けないや。
交代してくれ
あえてBでいく
>>128 交代も何も、気が向いた奴が続けるんとちゃうのん?
祐一「・・・何故?」
頼りない祐一を連れて目指すは・・・?
A、約束の学校へ・・・迷うって(w
B、華音高校(仮)へ行ってみよう!!
C、何かあるかも・・・? 公園へ
D、さようなら・・・駅へ
でー
同じくD
反逆してC
おかしな女に会った。仲間と旅行に来たのだがはぐれたという。
駅で待ち合わせしていると言うので、とりあえず送ってやることにした。が。
「わー。変わった駅やなー。公園みたいや」
「…いや、すまん。普通に公園だ、ここは」
さて。
A.このままでは埒があかん。地元人の名雪を呼ぼう
B.腹が減ったな。飯にでも誘うか
C.いいや、俺にも意地がある。何が何でも駅を探すぞ
D,ラブホへ誘う
B
138 :
名無しさんだよもん:02/06/28 17:55 ID:u6MtDHqL
お流れ。もう一度最初から。
とりあえず主人公(女)の設定から。
Q.身長は?
A.150cm
B.172cm
C.2m30cm
D.57m
エー
このスレ終わりだな・・・・糞虫のせいですぐリセットになる。
141 :
139:02/06/28 20:04 ID:XffHsli+
142 :
名無しさんだよもん:02/06/28 21:21 ID:wXNoFFxt
>>141 禿童。リセットに関しては
「24時間レスが無かった時はリセットしてもよい」
とか、ルールを作ってみたらどうかと逝ってみるテスト
私の名前は柏木初音。
ちょこんと飛び出た触角がチャームポイントの普通の女子高生。(小学生じゃないよ!)
今日は待ちに待った耕一お兄ちゃんの誕生日なんだ。
いったい何をプレゼントしようかなぁ…?
A.手料理
B.おまもり
C.小説「できすぎ」
D.自分の体
じゃあDで
いゃっほう!
初音「(ドキドキ…)耕一お兄ちゃん…。
お兄ちゃんにあげたいものがあるんだけど、
お夕飯の後に私の部屋に来てくれないかな…?」
耕一「ん?あぁ、悪いね初音ちゃん。
じつは先に楓ちゃんとの約束があってね。
また後にしてもらえるかな。」
初音「!!」
どうしよう。もしかして楓お姉ちゃんも同じこと考えてたのかな…?
このままじゃ耕一お兄ちゃんを取られちゃうよ…。
A.「うん、わかった。また今度ね。」と素直に引く
B.「楓お姉ちゃんの後でもいいから…」と食い下がる
C.「いやだいやだっ!行かないでっ、お兄ちゃん!」と駄々をこねる
当然Cでしょ!!!
エロモードキボンヌ
148 :
名無しさんだよもん:02/06/28 23:13 ID:LqoOyZOE
初音「いやだいやだっ!行かないでっ、お兄ちゃん!」
耕一「急にどうしたんだい?初音ちゃん」
初音「後でじゃだめなのっ!今じゃないと…」
耕一「う〜ん、そう言われてもなぁ…」
初音「耕一お兄ちゃんは私より楓お姉ちゃんの方が好きなの…?」
耕一「そ、そんなことはないけど…」
初音「私は…」
A.埒があかないので、その場でしてしまう
B.なんとかうまく説得して自分の部屋につれこむ
C.あきらめる
A鹿内
A敷かない
満場一致でA
152 :
名無しさんだよもん:02/06/28 23:27 ID:LqoOyZOE
初音「私は…耕一お兄ちゃんのこと好きだよ…」
シュル…シュルル…
耕一「初音ちゃん…な、なにを…?」
初音「これが、私から耕一お兄ちゃんへのプレゼントだよ…」
パサッ…
私はスカートと上着をその場で脱ぎ捨て、
なかば半裸状態でお兄ちゃんに迫った…
初音「うけとってくれるよね…お兄ちゃん…。」
耕一「俺は…」
A.優しくする
B.激しくする
ややB
154 :
名無しさんだよもん:02/06/28 23:51 ID:LqoOyZOE
初音「んっ…んぁあ……!いいよっ!耕一お兄ちゃんっ」
耕一「くっ……は、初音ちゃん…激しくし過ぎだよ…」
初音「こ…こんな…んはぁっ!…き、気持ちよすぎるよぉ…」
耕一「…だ、だめだ……初音ちゃんの中…きつ過ぎて…」
初音「んんっ…好き…耕一お兄ちゃん……っ!
あ、あぁ…はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ……!!」
初音「はぁ…はぁ……」
耕一「イッちゃったのかい…?」
初音「ごめんね…お兄ちゃん。
本当は耕一お兄ちゃんへの誕生日プレゼントだったのに、
私だけ気持ちよくなっちゃって…」
耕一「無理しなくてもいいよ、初音ちゃん。」
初音「うぅ…、お兄ちゃん…」
ぱたぱた…
楓 「……!!!」
初音「か、楓お姉ちゃん!?」
楓 「こ、耕一さん…初音…そこで何を…」
ど、どうしよう〜…やっぱり居間でしちゃうのはまずかったよ〜。
楓お姉ちゃん、かなりショック受けたみたい…。
A.事情を説明し素直に謝る
B.楓も強制参加させる
C.そのままの格好で逃げ出す
155 :
名無しさんだよもん:02/06/28 23:52 ID:PuuIlUo5
B
選択肢がBだけしか見えないんだが・・・
157 :
おまいらエロすぎだっ!:02/06/29 00:12 ID:4E1eOjvt
初音「楓お姉ちゃんも一緒にしようっ」
楓・耕「え…?」
初音「ほらほらっ、今日は耕一お兄ちゃんの誕生日なんだから
二人で盛大にお祝いしてあげようよ」
楓 「……」
耕一「初音ちゃん…それはさすがに…」
楓 「耕一さんが喜んでくれるなら…」
耕一「か、楓ちゃん!?」
シュル…シュルル……パフッ、
そういうと楓お姉ちゃんは、恥ずかしさに頬を赤らめながら
服を1枚1枚脱ぎ捨てた。ネコミミもしっかり用意してたみたい…。
私もイヌミミを用意してっと、
それじゃあ…
A.動物のようにペロペロ舐めあう
B.獣のように後ろから激しく
先ずはAからじっくり
159 :
名無しさんだよもん:02/06/29 00:13 ID:+/3Enqp/
A
160 :
エロもしんどい…とりあえず風呂入ってきます:02/06/29 00:18 ID:4E1eOjvt
======続きは製品版でお楽しみください=======
A.製品版を買う
B.別のを買う
C.エロゲから足を洗う
C
B
1年後・・・
俺は結婚し、子どもも出来た。今、とても幸せだ。
エロゲをやめて本当に良かった!!!
・・・というエンディングのゲームをやっていたのだった。
やはり無理なのだろうか・・・
A.仕方なく別のゲームをプレイ。
B.根性だ!! 意地でもやめてやる!!!!
164 :
名無しさんだよもん:02/06/29 00:33 ID:rED9fP9R
B
B
真人間を目指すことにした俺。ひとまずなまった体を鍛えようと、ジョギングを始めました。
すると、堤防の近くで座り込んで眠っている男を発見。
金髪ポニーテールの娘が起こそうといろいろやっていますが、彼女は結局諦めてどこかへ行ってしまいました。
A.何となく気になったので、寝ている男に話し掛ける
B.何となく気になったので、寝ている男にソバット
C.何となく気になったので、寝ている男に近くの自販機のジュースを飲ます
D.何となく気に入ったので、寝ている男の尻を掘るべく画策する
先手を取られた…が、まあ結果オーライ。
B
169 :
名無しさんだよもん:02/06/29 00:37 ID:+/3Enqp/
A
お前は本当にBでいいのかと
まだお前が本当に諦めていなければDを選ぶべきだ
Bでいい
男「何しやがる!!!」
ひぃぃっ、やるんじゃなかった・・・。ん?
コイツ・・・誰かに似てる・・・
A.ああ、田舎の兄貴だ。
B.あれ、昔一緒に寺で暮らしてた・・・。
C.気のせいか・・・謝って帰ろう。
B?難しいな・・・
B
175 :
名無しさんだよもん:02/06/29 01:05 ID:+/3Enqp/
青年「往人?国崎往人だよな?ほら、昔一緒に住んでた・・・」
国崎「・・・ダッシュ!!!!」
青年「な、ちょっと待て! 何で逃げるんだよ!!」
国崎「お前の顔なんか二度と見たくなかったってのに・・・。」
青年「・・・住職が心配してたぞ?おばさんが死んだ後、顔も出さずに旅に出ちまうんだから。」
国崎「俺はやらなきゃいけない事があるんだよ。そういうお前は何してるんだ?」
青年「俺は、何をしてるんだろうな・・・。」
国崎「???」
古き友人と再会した青年。とりあえず・・・
A.ラーメンセットをオゴる。
B.はいさよなら。
C.さっきの少女について聞いてみる。
A
青年「・・・よし、再開記念だ。ラーメンセットでもオゴってやるよ。」
国崎「・・・マジか?」
青年「マジだ。そのかわり・・・ちょっと協力して欲しいんだけどな〜♪」
国崎「気が進まんが・・・。ラーメンセットのためだ。何をすればいい?」
青年「国崎・・・」
A.お前・・・TVに出てみないか?
B.法術を科学的に解明したいから、実験台になってくれ♪
B
国崎「だからお前とは会いたくなかったんだよ!!科学ヲタクが!!!」
青年「でも・・・成功したらウッハウハだぞ〜?」
国崎「ウッハウハ・・・って俺は無事じゃない・・・うっ!!・・・プルプルプル・・・」
青年「さてと・・・」
A.目指せウッハウハ!!!
B.面白そうだから改造手術に変更♪
B
181 :
名無しさんだよもん:02/06/29 01:38 ID:kXqq4OPQ
青年>パチンッと指鳴らし。
黒服が2人でてくる。
国崎「な、なんだ!!?誰だ、あんたら!!」
両手をつかまれ往人はどこかへ消えてゆく・・・・・
国崎「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
はい、しゅーりょー
くっ…体が痛む。どこなんだ、ここは…。
うっすらと目を開ける。どうやら鉄格子の中だ。
「やあ。災難だったね」
向こう側から声。そこには黒ずくめの少年がいる。
「…どこだ、ここは?」
「うん、なんというか…宗教団体なんだけど」
「…俺に何をする気だ」
「実験台にされるだろうね。力を植え付けるための」
言いながら、少年は鉄格子を開けた。
「…? なんのつもりだ」
「この上に、一人の少女がいる。名前は天沢郁未。彼女を連れて、ここを脱出してほしい」
A.事情が飲み込めんが、言う通りにしてみるか
B.信じられんな。しばらくここで様子見した方が良さそうだ
C.信じられんが、ここにいるのもヤバそうだ。郁未とやらはほっといて、ひとまずここを出よう
183 :
名無しさんだよもん:02/06/29 01:50 ID:4E1eOjvt
主人公を選んでください
A.瑠璃子
B.沙織
C.瑞穂
B
A
あんなあからさまな申し出など、何かの罠に決まっている。俺はそれを拒んだ。
去るときの少年は悲しげな顔をしていたが、知ったことか。
それに、こんなところへ放り込んだあのヤロウにも、ちゃんと仕返しをしないとな。
しばらくぼーっと過ごしていると、髪にウェーブのかかった性根の悪そうな野郎が来やがった。
「さあ、さっさと出ろ!」
鉄格子が開けられ、暑苦しそうな制服を着込んだ男が、俺を拘束しようとする。
A.一瞬の隙をつき、制服男を一蹴
B.ひとまずは大人しくしておく
C.今だ、必殺人形劇!
C
「さあ、楽しい人形劇の始まりだ」
おもむろに尻のポケットから人形を取り出し、いつものように念を込める。
この人形劇を見たこいつらは、感動の余り涙を流して俺に土下座…のはずだったんだが。
「な、なんだこいつ! 触れずに人形を――」
「まさか、あいつと同じ、オ、オリジナルか!」
…なにやら衝撃を受けている。仕方がないので、二人ともその隙にのめした。
制服を奪い、着込む。お約束だ。
――なんてこった、こいつが持っているもの、本物の拳銃だぞ、これは。マジでヤバい所らしいな。
さて…。
A.まずはあの野郎を探し、礼をたっぷりしてやらんとな
B.…天沢郁未、か。今更だが、探してみるか…?
C.拳銃だと、冗談じゃねえ。とりあえず出口だ、出口
B. Cはへたれだろ
漏れも書きてえ…
Bでいってみる
「天沢郁未…ね」
あの少年の言葉が頭をよぎる。
怪しい奴だったが…今思うに、あの目は悪い人間のものではなかった気がした。
「やれやれ…このまま出口を探せばいいのにな」
どうやら俺は、少しお人よしらしい。
適当に通路を歩いていると、突然廊下に赤いランプが点滅した。
俺と同じ制服を着た奴らが、慌ててどこかへ走っていく。ひとまず追ってみることにした。
奴らは、ロスト体だのなんだのと取り乱した様子で口走っている。
……! 前の曲がり角で、異様な音がした。先行していた奴らの悲鳴が聞こえた。
何か、来る…!
A.先ほど奪った拳銃を構え、「何か」を迎え撃つ
B.こいつはマズいぞ…どこかへ逃げるべきだ
C.ヤバそうだが、逃げてしまうのも短絡過ぎる。どこかで様子を見よう
シリアスもOKなのか。これはこれで面白くなりそうな予感。
ここはひとまずCで。
194 :
名無しさんだよもん:02/06/29 05:02 ID:eTtOUKu4
他の奴らに気づかれないように、俺は脇の通路へ身を隠す。
息を殺していると、制服の男たちが、拳銃を通路の先へ構えた‥
が、引き金を引く前に、不自然にねじれ、ひしゃげる。人にあらぬ力で断裂され、鮮血が飛んだ。
だが、制服たちは数が多い。発砲に成功した奴も何人かいる。
やがて全ての音が止んだ。生き残った制服たちが、仲間の死体と‥髪の長い女の死体を運んでいく。
‥何が起こっているんだ‥?
誰もいなくなったのを見計らって通路に出ると、そこには夥しい数の血痕だけが残っていた。
A.郁未とかいう女の捜索を再開
B.まず情報が要る。ここの組織の人間の振りをして潜り込もう
C.あそこのドア、何か書いてある‥食堂か。まずは腹ごしらえだな
シリアスばかりで疲れた。少し息抜きを・・・・
Cでおねがい
食堂には先客が大勢いた。なぜか女だけだ。
俺の姿を見ると、恐れたようにざわめく。この制服が原因なんだろうか。
ひとまず端にあったスパゲティを取った。適当に座って食うことにする。
しばらくすると、女たちがまたざわめいた。もう一人、制服の男が現れたのだ。
そいつは俺の向かいに座った。小声でぼそりと言う。
「よう。さっきの見てたぜ。あんた、ここの人間じゃねえな」
「・・・・・・」
「安心しろよ。俺もここの人間じゃない」
それを聞いて、俺はそいつを見た。目が合ったそいつは不敵に笑った。
「俺は藤田っていうんだ。ここに連れ去られた幼馴染を助けたい。
あんたの目的が何か知らんが、手を組まないか」
A、頷いてこちらも自己紹介
B、信用できん。無視して黙々とスパゲティを片付ける
C、何はともあれ人形劇
>>195 スマソ・・・ボケるはずだったのに。頭が半分寝ているみたいだ。寝ます。
そりゃもうCで。
なぜにここでCなのかと小一時間ほど
俺はポケットから人形を取り出した
「人形劇の始まりだ・・・」
藤田は唖然とした
トコトコトコ
とりあえず、人形を歩かせる
「・・・」
女たちも藤田もただじっとそれを見つめる
そして
何人かの女性が小さな叫びをあげ 藤田は
「・・・この話はなかったことにしてくれ」と言って去ってゆく
俺は
A、藤田を追いかける
B、スパゲティを食う
C、っていうかこんなことしているヒマじゃねぇ
202 :
名無しさんだよもん:02/06/29 09:50 ID:5mQsynpW
A
男主人公マンセー
「待て、今のは冗談だ」
俺は立ちあがり、後ろ姿の藤田に言う。
「お前、何者だ?」
藤田はやはり怪訝そうにたずねてくる。
女たちも興味深そうに俺を見る
「俺は
A、国崎往人だ
B、名乗るほどのモンじゃない
C、通り掛かりの芸人だ
D、いやっほ〜 国崎最高ーっ
もちろんD
「・・・・」
世界が静寂に包まれた・・・
ああ、とうとう俺もやってしまった。
「あんた、すげぇよ。」
藤田が肩をポンポンッと叩く。
どうやら、色々な意味で藤田の心を掴んだらしい。
「なんだ、今の奇声は!!」
研究員が飛び込んできた。
藤田は研究員にタックルして食堂を飛び出す!
「国崎! にげるぞ!」
俺は
A、よし 藤田に続こう
B、研究員とバトる
C、スパゲティを食う
D、女を人質にとる
B.
熱い二人を見せてくれ!!
ちっ、間に合わない!研究員が銃を突きつける。
俺もここまでか・・・すると、「国崎!!」
藤田が廊下の向うからダッシュで向かってくるのが見えた。
俺は人形を取り出し研究員の顔目掛けて投げる。
一瞬怯んだ研究員の後頭部目掛けて、藤田がおもいきり殴りかかる「ごふっ」
研究員が思わず前につんのめると同時に俺は腹部に思いきりアッパーを放つ
「ぐぁ」研究員を倒した。
「危なかったぜ・・・ふぅ。」藤田が額の汗を拭う。
「良祐・・・。」いきなり薄紫でウィーブのかかった髪の女性が飛び込んで、
倒れた研究員を抱き起こす。「ひどい、なんてことを・・・・・・・・。」
いきなり女の眼が金色になり、俺と藤田がはじきとばされた!!「ぐあ!」
母親・・・いや、それ以上の法術の力?
「晴香!」女がもう一人飛び込んできた、青い髪 赤い制服
こいつも仲間か・・・どちらにしろ俺と藤田には勝ち目が・・・
・・・・・無いわけでは無い! 俺は!!
A、藤田を法術で女に飛ばす
B、ズボンを降ろして(以下略
C、周りのフォークやスプーンを法術で飛ばす
D、・・・やっぱ、勝ち目無い・・・
CをDIO風味に
A
ぐはっ・・・
オレも書きたいが、月ネタ知らんし・・・
「晴香ぁっ! 何してるのよ、やめてっ!」
青髪の女が叫んだ。だが次の瞬間、呻き声を残し、彼女の身体は見えない力に吹き飛ばされる。
俺は青髪の女を抱き留めた。今の様子を見るに、あいつの仲間ではあっても、俺たちの敵ではなさそうだ。
「藤田!」
「な、なんだ!?」
「――逃げるぞ!」
俺はそこらにあった食器類に念を込め、ウェーブ髪に向けて滑空させた。
当たったかそうでないかは問題ではない。青髪の女を背に乗せ、俺と藤田は通路を駆け抜けた。
どれくらい走ったろうか。もう人の気配はしない。どうにか助かった、か…。
A、ひとまずここは、落ち着いて藤田と情報交換だ
B、とりあえず寝ている女を起こすか。肩を揺さぶる
C、とりあえず寝ている女を起こすか。乳を揉む
D、とりあえず寝ている女を起こすか。鼻に指を突っ込む
Dで。
僕の予知は絶対です。
ぶすっ。
……。
「……」
「……」
ついでに口も抑える。
……。
「――ッ! ぷはぁっ! な、なにすんのよあんた!」
やっと起きた。まだ朦朧とするのか、頭を抑えてよろめく。
「いや、起こしてやろうと思ってな」
「死にかけたわよ死にかけたわよ死にかけたわよ!? お花畑よ三途の川よ、カレン・カーペンターが手を振ってたわよ!」
「それだけ元気があるなら大丈夫だな」
ひとまず全員で改めて自己紹介する。
藤田の本名は藤田浩之。神岸あかりという知り合いを探しているそうだ。
女の名前は天沢郁未…まさかこんな形で会えるとはな。牢屋で会ったあの少年のことを話しておいた。
「そっか…あいつが、そんなこと言ってたの」
「知り合いなのか」
「うん…」
「おまえを連れて逃げろと言われている。
俺には探したい奴がいるし、藤田の手伝いもしてやろうと思うから一緒には行けんが、どうする。
なんなら脱出経路を探して、おまえだけ逃がしてもいい」
「…嫌よ。このままじゃ、煮え切らないもの。あいつを探さないと」
藤田が割り込んできた。
「決まり、だな。お互い探すべきものがあるってこった。
ここは広い。一旦別れたほうが効率がいいと思う。が、連絡が取れないと意味がない。
ここの制服にはトランシーバが備え付いてる。俺と国崎ので二個。二手に分かれよう」
俺は…
A、浩之と一緒に行く
B、郁未と一緒に行く
C、浩之と郁未を組ませ、自分は単独行動
B
215 :
名無しさんだよもん:02/06/29 14:52 ID:d2rl2hDc
郁未の誘導で、地下通路に来た。
ここは様々な棟へ続いているという。人の来る気配もない。拠点とするには格好の場所だな。
藤田はA棟へ向かった。俺たちはB棟へ行く。
「由衣って子がいるんだ。あの子とも合流したい。あと、出来れば晴香も」
「晴香って…さっきのおっかない女か。それとあの黒いガキも探さないといけないんだな。神岸とやらも。
やれやれ、こいつは骨だな」
B棟についた。由衣という女はすぐに見つかった。制服の男たちに連行されるところだ。
男たちの下卑た笑いを見るに、良からぬことが起きるのは目に見えている。
A、この場で制服どもを叩きのめし、助け出す
B、騒ぎを起こすのはまずい。ひとまず尾行だ
C、俺も制服を着ている。郁未はどこかに隠し、まずは奴らの中に混ざって様子を見よう
C
C
「おい。そこの部屋に入って隠れてろ」
「え、え?」
戸惑う郁未を残し、俺は制服の男たちに話し掛けた。
「よう。何してんだ?」
「ん、おまえも交ざるか? これから精神の鍛錬だ」
男たちがにやりと笑う。…大体読めてきた。
俺はひとまず頷き、男たちに従って、仰々しいドアの部屋へ入る。
途端、いきなり由衣は服を剥かれた。悲鳴。男たちは彼女を抑え付け、何やら注射をしたあと、尻と女陰を犯した。
…どうやら、これが初めてではないらしい。あの注射のせいもあるだろうが、由衣が嫌がりながらも快楽を感じているのが解る。
野郎どもを殴りたくなる衝動を抑える。男の一人が、おまえもまざれと目で話し掛けてきた。
由衣の嬌声と泣き声が俺の耳に届く。
くそったれが…。
A、ひとまず遠慮する
B、ここでただ見るのも怪しまれる。残った口を塞ぐ
C、もう我慢できるか。男を二人とも叩き伏せる
c
「はぁぁっ、あっ、あああっ、いやぁ、いやぁっ! お姉ちゃん! お姉ちゃん!」
由衣が涙を流し、絶叫した。俺の中で何かが切れた。
――気がつけば、男二人は顔面をぼこぼこにして、俺の拳の前に倒れていた。
破れかけている服を拾い、由衣に放ってやる。
「あ…ありがとうございます」
「礼より、まずそれを着ろ。由衣だな?」
「え、ええ。どうしてそれを」
「郁未って女に案内されてきた。おまえを助ける。ついて来い」
わたしは国崎の言う通り、空き部屋で声をひそめて待っていた。
その時、悲鳴が聞こえた。このB棟からじゃない…C棟、それにあれは晴香の声だ!
わたしは国崎の言葉を忘れ、C棟へ急いだ。食堂へ戻ってくる。ゆっくりとドアを小さく開け、様子をうかがう。
晴香が制服の男たちに、性欲のおもむくままに蹂躙されている。
奴らは拳銃も用意していた。ことが終わったら…殺す気だ。
A、中へ乱入し、どうにか晴香を助けようと試みる
B、一旦B棟へ戻り、国崎に助けを求める
C、そうだ、トランシーバを国崎から預かっていた。藤田君に連絡を取ろう
Bで
わたしは大急ぎで来た道を戻った。地下通路で国崎と再会する。由衣も一緒だ。
国崎がこちらに何か文句を言おうとしたが、それを遮ってわたしは叫んだ。
「お願い、一緒に来て! 晴香が!」
郁未に言われて食堂に戻ると、すべては終わった後だった。
白濁にまみれ、頭を撃ち抜かれた晴香は、もう動かない。
あの髪を後ろにしばった研究員が、彼女を護るようにその上に被さり、これも頭を撃たれていた。
「…晴香ぁ」
郁未が血と精液に汚れるのも構わず、晴香を抱き締め、その名を連呼する。…俺は開いたままの晴香の目を閉じてやった。
座り込んだままの郁未を立たせ、震える由衣を軽く抱き締めて落ち着かせる。
「…行こう。この死体を片付けに奴らがくる。ここは危険だ」
探せど探せど、あかりは見つからない。金髪のおかしな女に会うだけだ。
「やあ、そこの君。FARGOの人間じゃないね」
振り向くと、そこには黒ずくめの少年がいた。
「探し物かい。なんなら手伝うよ」
…なんだ、コイツ?
A、悪い奴じゃ…なさそうだ。あかりの写真を見せる
B、仲間に連絡されるかもしれない。ここは逃げるぞ
C、ねじふせて、情報を吐かせよう
C
俺は有無を言わさず、少年へ跳びかかった。
葵ちゃんや綾香に鍛えられているから、格闘には自信がある。
銃を持ち出す隙を与えなければ、こっちの勝ちだ。
――そのはずだったのだが。
「ぐはっ…!?」
何か見えないものに吹き飛ばされ、我ながら無様に通路を転がった。
「あ、ああ、ごめん。いきなり襲うもんだから、びっくりして」
なんだか間の抜けた声で、少年が謝ってくる。
…というより、この状況で吹っ飛ばした相手に謝るなんてのがそもそも間抜けだ。
「い…痛いぞ、かなり」
「そ、そうかな。僕らは一応力を制限されているんだけど。立てるかい?」
「…ああ」
よくは解らんが…敵ではないらしい。
少年が床から何かを拾い上げた。あかりの写真だ。今ので落としたらしい。
「この子を?」
「ああ。知っているのか?」
「…厄介だな。この子は…高槻のお気に入りなんだ。少し難しいよ」
「難しかろうとなんだろうと、俺はあかりを助ける。場所はどこなんだ」
「このA棟の部屋に監禁されてる。鍵を探さないと…高槻が持ち歩いているはずだ」
A、少年と共に高槻を探し出す
B、固まるのは目立つ。少年と別れ、高槻を探す
C、いったんトランシーバで国崎達と連絡を取る
C
c
トランシーバーを通して国崎達にあかりの手がかりが見つかった事を伝える。
なにやら暗い声をしていたが大丈夫そうだ。
さてと、どうするかな・・・
A、少年にこの施設について聞いてみる。
B、軽く身体をほぐしておく。
C、無言で待つ。
c
だんだん人物関係がわからなくなってきた…
「さっきの・・・やっぱり手伝ってくれたね。」
「気にするな。なりゆきだ。」
「おい、そろそろ行くぜ。敵に気付かれちゃ台無しだからな。
あと、5人は流石に多すぎる。二手に別れるぞ。」
国崎をベースに
A、男三人組
B、郁未達二人と
C、俺は一人がいいんだ。
あくまでB
b
「で、藤田。どうするんだ」
「高槻ってのがあかりのいる部屋の鍵を持ってるらしいんだ。そいつを探す」
「高槻、ね。とはいえ、ツラを知らんと探しようがないぞ」
「俺もそういえば知らんな…なあ、どんな奴なんだ」
藤田が少年に話を振る。
「うん、そうだね。髪にウェイブがかかってて…いかにも悪人面っていうか」
…? なんか、覚えがあるな…ああ、そうか。
「そいつなら、牢屋から出るときにぶちのめしたぞ」
「ってぇことは、そこに行けばいいのか」
「どうだろうな…少し時間も経ってるしな。でも行ってみる価値はあるな。危険だが」
「よし…それじゃ、何人かはここで待っていてくれ。行くのは、俺と…」
「僕が行こう。高槻の顔を知っている人間が要るだろう」
そんなわけで、藤田と黒ずくめは牢屋へ向かった。
さて…忘れていたが、俺もここに放り込んでくれたあの野郎を探さないと。
A、トランシーバーを郁未たちに渡し、単独行動といこうか
B、少し目立つが、郁未たちと一緒にあの野郎を探すか
C、いや、やはりここで藤田達の報告を待とう
B
「でも…どこを探すんですか?」
「ABC棟、全部あらかた回ったわよね」
「ああ…そういえば、そうだな。どこかまだ探してない所はないのか?」
「そんなの…あ、そういえばある」
郁未の案内で、地下通路へ潜る。その際に、なぜか椅子を持たされた。
郁未は地下へつくと、天井近くのダクトを指した。
「あそこよ。出口に繋がっているけど…ひょっとしたら、他のところにも通じているかも」
俺たちは持ってきた椅子を使い、ダクトへ入った。郁未を先頭に、俺、由衣と続く。
「郁未」
「何?」
「青縞か。いい趣味してるな」
…鼻っ柱を思い切り蹴られた。
「馬鹿なこと言ってる間に、ついたわよ。…なんだろ、牢屋?」
「俺が捕まっていたところとは別だな」
下へ降りる。かび臭さが鼻をついた。
「く、国崎さん…誰か、います」
由衣の指差す場所へ視線を向ける。牢屋の中にいたのは…俺の探していた奴だった。
「よお、国崎。元気そうだな」
「…何をしているんだ」
「へへ、おまえを力の植付けに使うってのに反対したら、このざまさ…
まさか俺の属する組織が、ここまで狂ってるとは思わなかったな」
「俺を捕らえたおまえの言えたせりふじゃないぞ」
「は、ははは。手厳しいな。だが、その通りか」
奴はひどく弱っていた。もういくばくも余命がないように見えた。
「A棟だ…A棟の、個人部屋郡の廊下の突き当たり。そこの壁を破れ。そこに、奴がいる」
「…おい?」
「地下にも向かえ。力を封じているあの花を抜くんだ。でなきゃ奴とは渡り合えない」
「おい。おまえ、何を言って」
「頼んだぜ…そうだ、住職さんに会えたら、礼言っといてくんねえかな…」
それを最後に、俺の幼馴染は事切れた。
その瞬間、背後で凄まじい音が響いた。どこかへ続いているドアが破れている。
その先にいるのは、金髪の女。
「葉子さん…?」
郁未が呟いた。金髪女はそれを無視して、言ってくる。
「反逆者というのは、貴方達ですね」
ぶわ、と彼女の髪が逆立った。
「わたしの信じる、この教団のために…殺します」
A、拳銃を構え、迎撃
B、ダクトへ戻り、逃亡
C、知り合いらしい郁未に、話し合いをさせる
D、どうにかして気を逸らさせ、葉子が破ったドアの先へ逃亡
C
238 :
名無しさんだよもん:02/06/29 20:34 ID:I5MwkzsN
いやどうでもいいが、由衣でなく由依だぜ、と。
続きに期待。
青年上手く使ってくれてサンクス。
ただのヒラになり損ねてたからな〜
何がなんだか解らないが、どう考えてもこいつは敵だ。
だが、ドアを簡単に破るあたり、立ち向かえる相手とも思えない。どうすればいいか思考を走らせていると、郁未が一歩前に出た。
「葉子さん、待って。わたし達は」
「反乱分子の言葉は聞けません」
取り付く島もない。ぐおっ、と見えない何かが迫り来るのが解った。――マズい。
だがそれは、俺たちを吹き飛ばす少し前に、虚空で弾けた。
見れば、郁未の髪が風もないのに不自然に揺れている。
「…郁未?」
「ごめん、話し掛けないで」
郁未と金髪は、それきりお互い黙ってにらみ合う。
二人の力は拮抗していた。下手に動いた方が、負ける。
が、ふと、がくんと金髪の力が抜けた。そのまま前のめりに倒れる彼女を、背後から抱きすくめる奴がいる。
「超能力者も、身体そのものは普通らしいな。――冷や汗もんだったぜ」
藤田だ。
「ひろゆきちゃん、ひろゆきちゃぁんっ」
短赤髪の女が、藤田に泣いて抱きつく。藤田はそれを優しく受け止めた。
ひとしきり泣いて、彼女が落ち着いた頃を見計らって、俺は言った。
「藤田。頼みがある。その女と、郁未と由依を連れて、一足先に逃げてくれ」
「…おまえらは、どうするんだ」
「ひとつ、やり残したことがあってな」
少年へ、振り向く。
「おまえにも、手伝ってもらうぜ」
「わたしも行く」
郁未が胸に手を当て、言ってきた。その目には強い、強い意志が見える。
「…解った」
俺は、頷いた。
『非常事態、非常事態――』
辺りでは、反逆者が出たことを知らせる、不吉なアナウンスが鳴り響いていた。
A、まずは地下の花とやらを探す
B、もうあまり時間がない。あいつの言っていた「奴」を探す
C、地下の花へ向かう側と「奴」のもとへ向かう側と、二手に分かれる
C
なんだかバイオの終盤を思い出して燃え、と。
244 :
名無しさんだよもん:02/06/30 00:03 ID:E0oMREKg
おっと、ageようと思っていたのに忘れていた。連書きスマソ
あーバイオかぁ、
なんかすごく納得、燃え。
246 :
(1/2:02/06/30 03:51 ID:fBM8XVoF
「郁未と…そこの黒ガキ」
「うわ、嫌な名前つけられたなぁ」
「おまえらは…力を持っているな?
俺のなんかとは比べ物にもならない、ひどく強い、人も殺せる力だ」
「…だったらなんだっていうの?」
「郁未、おまえも聞いただろ。A棟の先に、何かがいる。決着をつけるべき何かだ。
おまえたちは、それを探しだし、向かえ」
「君はどうするんだい」
「地下へ行く。
俺もよくは解らないが、その何かと闘う上でやっておくべきことがあるらしい。
本来なら一緒に行動した方がいいだろうが、俺たちの存在はもうバレた。時間がない」
地下通路のダクトから出口へ向かう、藤田、神岸、由依の三人を見送り、俺たちは分かれた。
この馬鹿げた組織に、終止符を打つために。
「そうだ。君に渡すものがある」
少年が言った。手渡してきたのは、いつも俺がきている服だ。
「のびた高槻のそばにあってね。一応持ってきた。もうその制服で要る必要はないだろ」
制服を脱ぎ捨て、俺は着替えた。着慣れた黒シャツの感触が心地いい。
そして俺たちは頷き合い、駆けた。
晴香と一緒に死んでいた研究員は、カードキーを持っていた。
俺はそれをくすねていた。研究員に頭を下げながら、いずれ必要になる時が来ると感じて。
その時がきた。俺はカードロックのかかっているドアを開くと、中へ滑り込んだ。
隠し通路を見つけ、地下へ向かう。
似たような通路をひたすら降りていくうちに、一直線の通路へ出た。ここだ。
と、突然背後から声が響いた。
「侵入者ぁぁぁぁっ! やぁっとおいついたぞぉぉっ!」
振り向けば、そこにいるのは高槻だ。
くそ、目を覚ましていやがったのか!
「よくも俺をこけにしてくれたなぁぁっ! 死ねぇぇっ!」
奴が拳銃を構えるのが、薄暗い通路の中でも見て取れた。
A、こちらも拳銃を引き抜く
B、高槻には構わず、ひたすら先へ急ぐ
C、法術を駆使し、高槻の銃を落とす
バッドエンドちっくだがあえてC
「チッ!」
俺は奴に向けて手を掲げた。奴の持つ拳銃に向け、念を解き放つ。
バシッ、と乾いた音がして、あっさりと銃が吹き飛んだ。
肉弾戦なら負ける気はしない。俺は瞬時に距離を詰める。
「馬鹿めぇっ! 銃がひとつだけだと思ったかぁっ!」
――なに? 奴がもう一丁、拳銃を白衣から取り出した。
まずい。もう一度念を込めている暇などない!
拳銃が火を噴く。左肩に激痛が走り、俺は叫びを飲み込んで床に倒れた。
「はははははぁっ! これで終わりだ、化け物めぇっ!」
勝ち誇った奴の哄笑。…くそったれ、こんなところで終わりか…。
だが、いつまで経っても銃声は響かない。怪訝に思い、顔を上げた。
高槻が白目を剥き、泡を吹いて倒れるのが見えた。その背後から姿を見せたのは…あの金髪女。
「無事ですか」
「あ、ああ…なんのつもりだ、おまえ」
女は俺の言葉を無視し、先へと向かう。その次に現れたのは、なぜか藤田だった。
「お、おい!? なんでここにいる」
「いや、あのまま逃げるのもなんかアレでな。二人を置いて戻ってきたら、あの女に連れられて」
「…本当になんのつもりなんだ、あいつ?」
「さあな。だけど今はもう、敵じゃあないみたいだ。立てるか?」
藤田の手を借り、あの女の後を追う。仰々しい扉がそこにあった。
開けようと藤田が試みるが、押しても引いてもびくともしない。
「どいてください」
女が俺を押しのけ、扉の前で目を閉じる。すると、静かに視界が開けた。
見えるのは、一面の花畑。
「花を抜く…こいつのことか。しかしこいつは…一日はかけんと無理な量だぞ…」
「私がいます」
俺のぼやきに、女が答えた。手をかざす。すると一瞬にして、すべての花が無残に散り消えた。
――その瞬間、俺の中で何かが解き放たれた、そんな気がした。
なんとも凄い技だ。俺は国崎に肩を貸しながら、ただ感嘆していた。
すると、金髪女が突然脱力し、膝をついた。
「お、おい。どうした?」
「…なんでも…ありません。少し、力を使いすぎました」
「いたぞぉっ! 三人だぁっ!」
背後から聞こえる叫び。振り向くと、そこには何人もの制服の男たちが見える。
まずいぞ…頼みの女はこの調子だ。国崎も負傷している。どうやって切り抜ける…?
その時、唐突に笑い声が聞こえた。すぐ近くから――国崎のものだった。
こいつ、まさか頭がおかしくなったか? そんな弱い男には見えなかったが。
「藤田。もう大丈夫だ」
俺から離れ、血がようやく止まりかけている肩を抑え、制服たちへ一歩踏み出す国崎。
制服たちが、銃を構える。
「無駄だ」
国崎が手を振った。信じられないことが起こる。
制服たちがその手の動きに合わせて、吹き飛んだのだ。
「…どうやら、そういうことらしいな。俺への実験とやらは、もう既に済んでいたんだ。
あいつらと同じ力が、俺にはある。
今、そこの女が、この枷を取り払ってくれたおかげでやっと気づいたぜ。
これは…皮肉なもんだが、おまえらに感謝すべきかな」
国崎が、残った制服たちへ手をかざす。
まるで殴られたように、全員がまたしても吹き飛んだ。
俺たちは金髪女を適当な部屋で休ませ、通路をひた走っていた。
前方から制服たちが見える。だが国崎が手を振り払うと、それだけでことが済んだ。
国崎が撃ち逃した奴には、戸惑っているうちに俺が顎に膝を入れてやる。
「…まずいな。あまりザコどもに力を使うわけにはいかないんだが」
「ああ、それなら大丈夫だ。そろそろ、あかり達がやってくれるはずだ」
「…なに?」
ドドン、と凄まじい音が、施設の外から響いた。
一回ではない。二回でもない。幾度も幾度もそれは続く。
「なんだ、なんなんだぁっ!?」
いままでの混乱も含めて半狂乱になった男たちは、大急ぎで施設の外へ向かう。
色とりどりの火花が、空に散っていた。
「花火…だとぉ?」
藤田の話を聞いて、俺は思わず苦笑した。
「…そいつはまた古い手だな」
「だけど実際、もう制服どもは見なくなったぜ」
「確かにな…よし、このまま突っ走るぞ!」
郁未たちが行った場所は、A棟に着けば一目瞭然だった。
ずたぼろに壊され、大きな穴を開けている壁がある。俺たちはその先へ急いだ。
奥にあった扉を開く。
そこは、どうにも形容し難い、不思議な場所だった。
月が見える…赤い月が。黒ずくめの少年と郁未が、ぼうっと突っ立っていた。
藤田が二人へ話し掛けようと、口を開く。だがその前に、声が聞こえた。
…まだ、仲間がいたのか…
その瞬間、辺りの景色が反転した。
どこだ、ここは…。
白黒になった世界を、俺は歩く。
すると向こう側から、内臓やら何やらを剥き出しにした何かが、歩いてきた…。
あれは郁未だ、となぜか解った。多分、あの爺さんに裁かれたんだろう。仕方ない奴だ。
A、郁未に話し掛ける
B、ひとまず心臓でももらっておこうか
C、とりあえず人形劇
D、ムカついたので殺す
当然C。と指定して俺は寝る。がんがれ。
「さあ、楽しい人形劇の始まりだ。」
いつもように、とことこと人形を歩かせる。
「どうだ?」
「つまんない。」
郁未は即答してきた。しかもナイフで襲ってきやがった。俺は殺された。
理不尽なやつだ。包容力って言葉を知らんのか。
ひとまず俺は…。
A 生き返るために必要な、ゾウの生肉を求めて旅を始めた
B すぐさま郁未を追って、殺し返した
C ラーメンセットがくいてえ。ラーメンが美味いと評判の、近所の酒場へでかける
D そこらへんの民家の屋根で、ふて寝することにした
反転世界か、懐かしい。C。
256 :
(1/2):02/06/30 07:15 ID:hhdIKCWf
いつもの酒場へ出かけた。バーテンに注文する。
「ラーメンセットひとつ」
「…あん? どこの世界にラーメン出すパブがあんだよ」
バーテンが口答えしてきた。
「何言ってんだ。いつも食わせてくれるじゃないか」
「国崎。落ち着け。自分が何をしているか、わかるか?」
「…?」
バーテンの顔が、いつもの奴と違う。ああ、こいつは…死んだはずの、俺の旧友。
あれ、待てよ。なにか、なにかを忘れているような…。
「国崎。難しいことは何もない。いいか、目を覚ますんだ。それだけでいい。
そして、あいつにおまえの力をぶちこんでやれ」
目が覚めた。色覚が戻る。
びし、と赤の月にひびが入り…そして、割れた。
途端に、猛烈な風が吹き始める。収束している…この部屋のすべてが、月の死骸に。
「まずい…おい、おまえら! 逃げるぞ!」
叫ぶ。藤田と郁未が我に帰り、扉へと走った。だが、少年が動かない。
「黒ガキ! 起きろ!」
「すまない。ぼくはここに残るよ」
少年が振り向いた。
「今回のこの事態は、ぼくが責任の一端を負っている。ここで逃げるわけにはいかないんだ」
奴が、笑った。
「郁未をよろしく頼むよ」
風が勢いを増した。
外で俺たちを待っていたのは、目を焼かんばかりの朝日だった。
「もう、いいか」
俺は郁未の背に声をかけた。郁未が立ち上がり、こちらは見ずに頷く。
郁未の前にあるのは、みっつの墓標だった。
俺は彼女を一人にしておくことにした。去ろうとして振り返る…と、そこにはあの金髪の女がいる。
「葉子さん」
いつの間にか、郁未も振り返っていた。彼女が金髪の名を呟く。
「安心してください。もう、敵対する気はありません」
金髪女は俺を通り過ぎ、郁未と並ぶと、墓標に向かって目を閉じた。
俺は彼女らを二人きりにさせてやることにし、今度こそその場を去った。
「藤田。おまえはこれからどうする」
「別に、普通さ。家帰って飯食って、あかりと一緒に学校行く。まあ遅刻だけどな。
おまえは、どうする」
「…俺も、普通だな。人通りの多いところで劇やって、収入があれば飯だ」
「…随分綱渡りな普通だな」
「け、うるせえ」
―了―
↓↓新シリーズ開始↓↓
Aで
次回作のタイトルは?
A、来栖川家地下大迷宮
B、名探偵コリン
C、産業スパイ・九品仏
D、高槻研究員のナンパ日記
Aでおねがいしま
262 :
藤田浩之:02/06/30 08:49 ID:SaVxgGkj
麗らかな休日の朝、俺ン家のポストに一通の手紙が投函された。
送り主の名は…『来栖川綾香』
早速手紙の口を破り開けると、『招待状』と書かれた羊皮紙と、薄っぺらい紙が一枚入っていた。
さて、どうしよう…
A、手紙は読まずに、綾香の家へ行く。
B、手紙をちゃんと読み、綾香の家へ行く。
C、どうせ何かのパーティーだろう…正装して綾香の家へ行く。
D、だりぃ…寝る。
C
264 :
名無しさんだよもん:02/06/30 08:52 ID:474reACg
D一択
265 :
藤田浩之:02/06/30 09:08 ID:SaVxgGkj
よし、こうなったらビシッと決めて来栖川家のパーティーに出席してやろうじゃないか。
えーと…たしかこの辺にオヤジの喪服があったはずだ…お、これだこれだ。
(着替え中…)
おお!なかなかサマになってるじゃないか!
では来栖川邸にGO!
「……あれ?」
着いてみると、正装した男爵や貴婦人などは人っ子一人おらず、
普段着の綾香が腹を抱えて大笑いしていた。
「ちょっとアンタ、ちゃんと手紙読んだ?? バッカみた〜い!」
「う、うるせぇ!」
「ま、いいわ。みんなも集まってるし、とりあえず中に入りなさいよ」
みんな??
一体これは何のイベントなんだ?
A、ま、いいか。考えるのもだりぃからとりあえず中に入る。
B、怪しいな…ほふく前進で中に入る。
C、とりあえず、俺を笑った綾香に天誅を!乳を揉む
Cと思わせてここはC
267 :
藤田浩之:02/06/30 09:19 ID:SaVxgGkj
「こぉぉぉぉのぉぉぉぉやぁぁぁぁろぅぅぅぅっ!!」
むにゅ。
「きゃあっ!? ちょっ…何すんのよぉ!」
「俺を笑ったバツだっ! えい! そりゃあ!」
むにゅむにゅむにゅ。
「アンタが手紙を読まなかったのがいけなんでしょっ! あっ、ブラのホック外さないでよっ!」
「はっはっは! 白昼堂々と乳を揉まれるなんて惨めよのぅ!」
「いい加減にしなさいこのセクハラ魔人っ!」
バキッ!
「ぐふっ…」
綾香め…なんてパワーだ…さすがはエクストリームの女王。
こうなったら!
A、もうやめやめ。サッサと本編を進める。
B、家の中にいるであろう先輩を人質に…
C、ひえ〜!すんませ〜〜ん! 謝る。
BといいたいところだがA
来栖川邸のリビングには見知った連中が何人もいた。
先輩はもちろんのこと、あかり、雅史、志保、委員長、レミィ、
マルチにセリオ、葵ちゃん、琴音ちゃん…果ては坂下までいた。
「アナタ達に集まってもらったのは他でもないわ、実はこの家の真下には巨大な迷宮があって、
その奥深くにはどんなものにも変え難い財宝が眠っているの」
「財宝? 金になるものなのか?」
「そうねぇ…もし見つかったとしたら、一日一億使っても死ぬまでに使い切れないほどの巨万の富ね」
「マジかよ!?」
「その代わり、リスクも大きいわ。迷宮には化け物やトラップが山ほど仕掛けられているわ」
「う…」
「どうする? やるの? やらないの?」
俺の答えは…
A、「やる!」
B、「やるわけねーだろ!」
無難にA
>>257 お〜、ついに完結した作品が出来たか。
今更だが良スレ認定。
272 :
名無しさんだよもん:02/06/30 12:25 ID:b1rHhrjI
「フフフフフ・・・」
「ひ、ひろゆきちゃんが壊れちゃった〜」
「やるに決まってるだろう!!!!世界の覇者になってやる!!!・・・ぐはぁ!!」
いきなり倒れる浩之。
「浩之、それは僕の役目だよ?君はそこで寝てなよ。」
雅史の目は浩之以上に血走っていた・・・
「ま、雅史ちゃんまで〜」
その他のメンバーも目の色が変わった気がした。
くそ・・・このままでは雅史の野郎に全て取られる・・・
仕方ない・・・多少分け前が減るが、誰かと組むか。
そういや、ちょっと前に知り合った国崎・・・奴も能力こそ失ったものの、
体力がありそうだ。あとは・・・いつものメンバーか。
A.あかりと B.志保と
C.委員長と D.レミィと
E.マルチと F.セリオと
G.葵と H.琴音と
I.国崎と
I
国崎最高!
綾香と先輩が入っていないのは仕様ですか?
>>273 勘弁してくださいよ〜
前回の続編だったのですか?
>>273 勘弁してくださいよ〜
277 :
名無しさんだよもん:02/06/30 12:48 ID:b1rHhrjI
今、国崎はウチの学校の前で稼いでいた。が、
「・・・ラーメンセット食いてぇ。」
お約束である。
「何ブツブツ言ってるんだ?」
「・・・藤田か。お前金持ってないか?死にそうなんだ・・・。」
「そんなお前にちょっと頼みたい事があるんだが・・・」
「ここがその迷宮か・・・。」
「けっこう広いらしい。しかもワナとかもあるっぽいぜ?引き返すか?」
「何のために来たと思ってるんだ。」
「流石国崎。そ〜来なくっちゃな。」
奥へ進むと道が3つに別れていた。
A.まっすぐ進む。
B.右へ行く。
C.左へ行く。
>>274-275 文句無しで行きましょう。
>>276 オレが国崎厨だったばっかりに・・・スマソ。
では…軌道修正…
「ようし! やってやろうじゃねーか!」
「フフフ、そうこなくっちゃ…でも、巨万の富を狙ってるのはアンタだけじゃないわよ?」
「え?」
「財宝でフラーリF40を買ってやるわよぉ〜!」
「浩之、僕だって負けないよ」
「ま、老後の蓄えには丁度ええかもな」
むぅ…ライバルが多いな。
仕方ない、ここは誰か強力な奴と組んでみるか…
A、一番欲が無さそうなあかり
B、ここはムードメーカーの志保
C、知的な委員長こそ我がパートナーに相応しい
D、戦闘能力が高そうなレミィかな?
E、来栖川電工の最新鋭機・マルチ&セリオ
F、従順そうな葵ちゃん
G、琴音ちゃんの超能力を活かす絶好のチャンス!
H、先輩の黒魔術で罠も化け物も一網打尽
I、エクストリームの女王・綾香
J、…実を言うと、ずっと前から坂下のことが気になってたんだ…
K、雅史と男の友情を深め合う
E。
やっぱり書きに回ると難しいな・・・修正サンクス。
「じゃあ、俺はマルチとセリオを借りていくぜ!」
「いいけど、壊さないでね」
「任せとけって」
「汚さないでね」
「…お前、俺を何だと思ってるんだ?」
「あはは、冗談よ。 そうそう、ここの武器庫から好きな武器持っていっていいわよ」
「ほう、どれどれ…げっ! ナイフに刀、機関銃にバズーカ砲!? 何でこんなモンが…」
「ま、金さえあればなんでも手に入るってことよ」
「……恐るべし、来栖川」
A、じゃあ、このイングラムでも…
B、対戦車ロケット砲でファイナルアンサー
C、ちょっと怪しいが、妖刀・青紫で
D、男の闘いにそんなオモチャは必要ない
C
なに? 「すでに書かれている」
>>277を無視するってわけ?
……つまらん。
「よし、俺はこの妖刀・青紫を…」
ちゃっ!
「別にいいけど…それ、呪われてるわよ」
「何だと!? てか、なんで俺が今手に取っている俺の刀が呪われていると
俺が手に取る前に教えてくれなかったんだ!? ああっ!? 何故だ!? 日本語が変だぁ!」
「ハイハイ、どーでもいいからサッサと迷宮に行きなさいよ」
「ちきしょー、綾香めぇ…こうなったら意地でも宝の財宝を手に入れてやる! ついてこいマルチ、セリオ!」
「はいっ!」
「了解しました」
A、まっすぐ進む
B、右へ
C、左へ
男らしくA
HM-09量産型が現れた!
ヘビトンボが現れた!
ヒキガエルが現れた!
どうする?
A、斬る斬る斬る斬るKILL!!
B、セリオの必殺技・マイクロミサイル
C、マルチの必殺技・特攻
D、逃げる
D
ヒキガエルワロタよ
「冗談じゃねぇよ! こんなのと戦闘して戦ってられっか! 逃走して逃げるぞ!」
「は、はいっ!」
「了解しました」
反転して逃げようとしたその時、
こけっ。
「はわわっ!」
マルチがコケた。
「マルチっ!」
敵は無防備なマルチに襲いかかる!
A、何とか敵を食い止める
B、マルチ…君の死は無駄にしないよ…
C、立て、立つんだマルチーーーーーーー!!!
B・・・にしたら何人かを敵に回すのでA
無難にC
「でえぃっ!」
俺は無我夢中で刀を振った。
「俺が今感じている感情を受けてみやがれぇぇぇぇっ!!!」
「ギャァァァァァァッ!?」
HM-09量産型を倒した!
ヘビトンボを倒した!
ヒキガエルを倒した!
戦利品として『がまの油』を手に入れた!
「す、すごいです浩之さ〜ん!」
「お見事でした」
「ま、俺が本気を出せばざっとこんなモンよ」
さて、次の分かれ道は…
A、なんだか騒々しい右へ
B、ガチャガチャ変な音が響く左へ
なんかこのスレみてるとNScripterあたりでゲーム作りたくなってくるな。
ここを参考にすれば、簡単なのなら製作できそうなヨカーン。
例の葉鍵エロゲ製作スレにはかなわんが。
B
「あ、あれは…」
「ロボット…? ですかね?」
「この地下ではSサービスが起動出来ません。目標の識別は不可能ですが」
「いや…別にせんでいい。解る。あれは確か、中国開発の最終兵器…」
その骨組みだけで出来ているようなロボットは、突然スクワットを始めた。
「げ…まず、あれは! 危険が危ない! 伏せろ!」
骨組みロボの股間のキャノンが火を噴く! 轟音と激震!
「げほっ、くそ、やってくれんじゃねえか…」
A、マルチをぶん投げて攻撃
B、セリオをぶん投げて攻撃
C、二人をぶん投げて攻撃
Aだな。
297 :
名無しさんだよもん:02/06/30 15:49 ID:L0A6mxu3
「マルチ、聞け。正直おまえは、メイドロボとしては頼りない」
「あ、は、はい…」
「マルチは明るい。一緒にいて楽しいさ。でもやっぱりマルチとしては、メイドとしても認められたいもんだろ」
「は、はい! そうです、頑張りますっ!」
「その心意気やよし。さてそんなわけで、マルチ、今ここに名誉挽回のチャンスがある」
マルチの首根っこをひっつかむ。
「輝いて来い、マルチィィィッ!」
「え、えええーッ!?」
びゅおん、どんがらがっしゃーん、ずどどどど…。
「ふっ…女房思いのいい奴だった…」
「作品が違います」
「お、ナイスツッコミだセリオ」
「勝手に殺さないでくださいぃぃぃっ!?」
おお、マルチは格闘の末、先行者の破壊に成功したようだった。オーライ。
A、よし、このまま先に進むぞ
B、腹減ったな。ここらで飯にしないか?
C、ん? なんか向こうから悲鳴っぽいのが聞こえたぞ?
298 :
名無しさんだよもん:02/06/30 16:14 ID:qlJfOYcT
Cでいきましょう
ん? なんか向こうから悲鳴っぽいのが聞こえたぞ?
俺達は早速引き返してみた…
すると、
「うわぁぁん! 痛いよぉ! 助けて〜浩之〜!!」
「雅史ちゃん!? 大丈夫っ!? うわ! 痛っ!」
雅史、あかりペアがゾンビ数体にフクロにされてる真っ最中だった。
「痛そうですね…」
「生体反応低下、早急な人命救助を進言します」
よし、ここは…
A、二人を助ける
B、あかりだけ助ける
C、雅史だけ助ける
D、二人とも助けない
Aで恩を着せる。
「ったく、世話が焼けるぜ…」
俺は青紫でゾンビに斬りかかり、ものの5分で片付けた。
「大丈夫か、二人とも」
「ありがとう浩之ちゃん」
「浩之のおかげで命拾いしたよ」
「よせやい。ケツがかゆくならぁ」
「…でもね、不用意に人を助けるのはどうかと思うよ?」
「は?」
「僕たちだってライバルなんだからね」
気が付くと雅史はサバイバルナイフを握りしめ、目をぎらつかせていた。
あかりの手にもデリンジャーが握られていて、銃口が俺達を狙っているのがわかった。
「浩之ちゃんがいけなんだよ…わたしを選ばずに、そんなダッチを選ぶから…」
「お、お前ら…そんないい武器持ってるのに、なんでゾンビなんかにボコされてたんだよ…」
A、雅史とあかりをシメる
B、やっぱりこいつらとは闘いたくない。和平交鈔
C、逃げるが勝ち
D、セリオのガトリングキャノンで粉微塵にしてやる
D鹿見えない
「セリオ、こいつらをミンチにしてくれ」
「了解しました」
ガッコン!
「「へ??」」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガキューーーーン!!!!
「いやぁ〜、すっきりしたぁ!」
「あ、あの…これって…人間的にしていいことなんですかぁ?」
「というよりか、私達にはロボット三原則というもの自体がないような気が」
「おっ! なんか扉が見えてきたぞ」
「…赤と青、二つあるようですが」
「どっちに入るんですかぁ?」
A、赤い扉
B、青い扉
A
「やはりここは情熱の赤でっ!」
ガチャ
「うわっ! 熱っ!」
扉を開けた途端、蒸し焼きにされるかと思うほどの熱風が肌に触れる。
しかも…
「け〜〜〜っけっけっけ! よく来たなぁ! 俺様はこの灼熱地獄のボス・御堂だ!!」
暑苦しい顔のオッサンで熱気倍増。
A、とりあえず闘う
B、突っ切る
C、閉める。青い扉のほうがいい
D、ファイヤーダンス
Cでおねがいします
「けけっ! よぉ〜く聞けよぉ…この灼熱空間では俺様のパワーは通常の三倍に―――――」
バタン!
「こらー!! 魔だ話の途中だぞ! オイ! 入ってこいよ!!」
バンバン! ガタンガタン!
「こっちの扉にするか」
「はい…」
「そちらのほうが無難ですね」
ガチャ
「ホホホ! 待っていたぞっ! ワタシはこの水地獄の支配者・岩切だっ!!」
「おおっ! 水着美女っ!!」
「ここはプールなんですか?」
「そのようですね」
「……………………」
A、とりあえず泳ぐ
B、突っ切る
C、閉める。赤い扉のほうがいい
D、水着のねーちゃんにセクハラする
Dだろ
「ねーちゃん、ええ乳しとるやんけ!」
むにょ
「なっ!? 何をするっ! や、やめろっ!!」
「マルチ、セリオ、足を押さえとけ」
「はいっ!」
「了解しました」
「くっ…貴様、女を力ずくで辱めていて恥ずかしくないのかっ!?」
「無理矢理胸を揉まれて乳首勃たしてるクセによく言うぜ」
「こ、これは…きゃうん!?」
「ほほぅ…強く嬲られるのがいいんだ」
「嫌…これ以上は……ダメっ!」
A、かわいそうなのでやめる
B、かわいそうなので指でイかせる
C、俺のちんぽがかわいそうなので挿れる
Cだと当たり前すぎるからBで
「うらうらうらぁぁぁっっ!!」
俺は快楽を与えることなど考えずがむしゃらにねーちゃんの膣内を掻き回した。
「くぁぁっ…あふぅ!!」
更に強く掻き回し、壊れてしまうのではないか?という不安が脳裏を過ったとき、
「っあああああああああっ!!」
絶叫とともに力なく崩れ落ちるねーちゃん。
「た、倒した!」
「す、すごいです〜」
「…複雑です」
浩之は『フィンガーテク』を学習した!
「さて、お次は…」
「…フフフ、ついに来たわね?」
突如として俺達の前に立ちはだかったのは!?
A、志保
B、レミィ
C、坂下
D、先輩
Bいっとけ
「レミィ!」
「オーゥヒロユキ、警戒しなくてもいいヨ。ワタシアルバイト」
「は? バイト?」
「ソーソー。武器の補給を綾香サンに言われてるの」
「いや、武器なら結構足りてっけど」
「念を入れるという意味で、機動力を損なわない程度に持ったほうがいいかと思われます」
「ん…まあそうか」
A、呪われてるくさい市松人形
B、分厚い百科事典
C、寄生獣ミギー
「…まともなもんねえぞっ!?」
Bかな
職人降臨age!!
やりたい・・・が、まだ東鳩をコンプしてない罠。
「これをどうしろと」
「人形は戦力として期待できませんし、寄生獣は扱いがひどく難しいと思われます」
「まあそうだが…でもこれも、大して期待はできんと思うぞ」
「力いっぱいぶん殴れば、アタマかち割るくらいはできると思いますよー」
「…マルチ、なんかキャラ違うぞ」
しばらく歩くと、いきなり通路が広くなった。というより、これは…。
「…街…だよな? な、なんでこんな地下に…迷宮じゃなかったのか? 人もいるぞ?」
「ようこそ、永遠の世界へ。わたしがこの層の主よ」
いつのまにか、目の前に小さな女の子が立っている。
「幻影のこの世界に惑わされずに、わたしのもとに来れるかな?」
そう言うと、女の子は影もなく消えた。
「永遠の世界…? ってなんだと思う、セリオ、マルチ。って、あれ…?」
気がつけば、二人の姿がない。一体どこへ?
A、高校があった。そこを探す
B、高校の裏山を探す
C、キムチの匂いがするラーメン屋を探す
318 :
名無しさんだよもん:02/07/02 06:09 ID:l9/W8iYJ
C
だろうなぁ
吐き気をもよおすほどキムチ臭いラーメン屋を探した。
しかし、そんなものはどこにもなかった。
「いらっしゃい! 浩之っ! ちょっと遊んでいかないかい?」
先ほど殺したはずの雅史がピンク色のハッピを着て、フーゾク店の客引きをやっていた。
「うぜーな、俺は今それどこじゃ―――――」
「かわいい娘いっぱいいるよ、サービスするよ」
なんだかんだで入店してしまった。
こういう今一歩のところで欲望が勝ってしまうところが俺らしい。
さて、可愛い女の娘とラブラブタイムと洒落こもう。
「こんにちわ! 理緒で〜す!」
なんと、可愛いどころかゴキブリが奇声を発しながらやってきた。
シャカシャカシャカ…
ゴキブリ女は俺のリアクションを今か今かと触覚をカサつかせて待っている。
A、とりあえず、払った代金分は楽しむ
B、新聞紙で叩き潰す
C、雅史を滅ぼす
D、ムカつく世界だ…さっき出会った小さな女の子に八つ当たりする
Aでしょ。
ハァハァなお楽しみきぼんぬー
「ハァハァ、ウッ!」
・
・
・
十分楽しんだ。さて今度は…
A、女子高生をナンパする
B、そろそろ現実に戻る
C、小さな女の子にもっと良い世界に連れて行くように脅す
322 :
名無しさんだよもん:02/07/02 15:58 ID:DEYXtDJF
a
C
Cがいいです。
ナンパしようと街に出て女の子を物色していると一人のツインテールの子が目に入った。
「ちょっと、いいかな?」
「え?・・・私?」
おお、かなりかわいい。
「えっと・・・名前は?」
「七瀬・・留美だけど」
ふむ七瀬留美か。
「それじゃあ・・・
A、無難にファーストフードに誘う
B、とりあえず公園へ
C、現実へ戻る
D、胸タッチ
d…んで殴られて現実に戻る…と
むにゅっ…
「な、ななななな……!」
「お、結構胸あるじゃん」
「なにすんだぁーーーーーーーーー!」
バキッ!!
ぐふあっ!!…かわいい顔して、いい拳もってるな…。
…と、とりあえず…これで現実にもどれ…る…はず……。
「……ゆき………ま…」
ん……?
「…ひろ…きさま……」
なんだ……?この声は……?
「浩之様…気がつかれましたか…」
「セリオ…俺は一体…」
「突然、倒れたと思ったらそのまま気を失っておられたので
近くの影に隠れて介抱しておきました…」
「そうだったのか…。いやありがとう、助かったよセリオ。」
「いえ…(赤)」
A.「そう言えばマルチは?」
B.「照れてるセリオも…結構可愛な…。」
C.「さっきの女の子は何だったんだ…?」
328 :
名無しさんだよもん:02/07/03 00:26 ID:88svFI65
B
しかし雰囲気が変わったなぁ
ほんとだよ。数日前覗いたときには人形劇やってたのに。
元々がこんなんだよ。いや、もっと混沌だった…
「照れてるセリオも…結構可愛な…」
「そ、そんなことは…」
「いや本当に。たまに見せるセリオの人間らしい表情ってすごく好きだよ」
「……(真赤)」(プスプス…)
「やっぱり可愛いよ…」
セリオの好感度が5上がった
マルチ LLLL
セリオ LLLLLL
「ひ、浩之様っ!そんなことより今は財宝を見つけることを考えましょうっ!」
「そうだったな。そういえばマルチはどうしたんだ?」
「はい…、それが浩之様と同様、気を失ってしまいましたので
向こうの岩陰で休ませております」
「マルチも倒れたのか!?う〜ん…、参ったな。
あんまりモタモタしてると他の奴らに出し抜かれてしまう…。
ここはひとつ…」
A.仕方がない…マルチはここに置いて行こう
B.多少荷物にはなるがおぶっていこう
C.マルチが気がつくまで待とう
Bかな?
「ここに置き去りにするのもなんだからおぶってってやるか」
「そうですね…」
よいしょっと…
「あ、思っていたより結構軽いな…」
「……(じーっ)」
「ん?どうしたんだセリオ?」
「いえ…べつに…」
ははーん、さては…
A.「セリオにも後でしてやるから」
B.「ひょっとして妬いてるのか?」
C.「さあ、モタモタしてないで行くぞっ」
B
セリオ関連スレはここですか?
336 :
名無しさんだよもん:02/07/03 02:27 ID:7RDc3do+
「ひょっとして妬いているのか?」
「……」
「はははっ、冗談だよ」
「浩之様は…」
「ん?」
「浩之様はやはり普通の人間の女性の方が好みなのでしょうか…?」
「へ…?セリオ、突然なに言い出すんだ?」
「作り物の心を持ったロボットなどは恋愛対象に値しませんか…?」
「セリオ…どうしたんだよ…」
「私…浩之様のこと…」
「はわわっ!ご主人様!どうして私はご主人様におんぶされてるんですかぁ〜?」
「お、マルチ。気がついたか」
「……」
「は、はいっ。なんだか良く分からないですが、
見知らぬ街で雅司さんの商売道具にされる夢を見てましたよ。」
「そ、そうか…。なにもされなかったか?」
「はいっ。でもご主人が様お客様だったので、そのまま目がさめなくても良かったのですが…」
「マ、マルチ…」
「……(じーー)」
「いやセリオ、これはだな…。と、とにかくマルチも起きたことだし、
ペースあげて進むぞっ!」
マルチの好感度が3上がった
セリオの好感度が1上がった
マルチ LLLLLLL
セリオ LLLLLL
さてと…
A.とりあえず進もう
B.先ほどの少女を探そう
せつな萌え〜Aでおねがいします
せっかく他作品と絡まったのにあっさり抜けちまったな
まあどうでもいいけど
ハンバーガーが現れた!
フィレオフィッシュが現れた!
チーズあんシメサババーガーが現れた!
ドナルドが現れた!
コマンド
A、ハンバーガーを食べる
B、フィレオフィッシュを食べる
C、チーズあんシメサババーガーを食べる
D、ドナルドを食べる
E、339を食べる
D...
342 :
名無しさんだよもん:02/07/03 17:58 ID:7RDc3do+
「とりあえず
>>339を食うか」
「はいっ」
「了解しました」
「は…?ちょ、ちょっと待ってくれよあんたら!
俺はそんな選択支用意した覚えは無いぞ」
「問答無用。セリオ、
>>339をミートボールにしてくれ」
「かしこまりました」
・
・
「と思ったけど、やっぱり止めよう」
「…へ?」
「食べてしまったら可愛そうですよねぇ〜」
「……」
「私もできれば無用な殺生はしたくないです…」
「あ、あんたたち…(な、なんて心優しい人たちなんだ…。そうとも知らず俺は…)
ふっ、どうやら俺の負けのようだな…。もう邪魔はしない。自由に先に進んでくれ。」
「そうか、それじゃ遠慮無く」
「ちょっと待った!この先にはやっかいな能力を持った奴が待ち構えている。
あんたの可愛いロボットをひどい目に会わせたくなかったら、こいつを持っていきな。」
毒電波防護回路を手に入れた。
「一個だけか?」
「あいにくひとつしか持ち合わせてなくてな、どちらか好きな方に付けてやってくれ」
「仕方がないか…それじゃあ」
A.マルチに付けてやる
B.セリオに付けてやる
C.どちらにも付けてやらない
Bかな
A。
345 :
名無しさんだよもん:02/07/03 18:36 ID:7RDc3do+
「これでよしっと」
「…ありがとうございます」
「あの〜、私にはないんですかぁ〜?」
「ああ、残念ながら一個だけしかないんだ。マルチはセリオより人間に近いから大丈夫だろう」
「そういう問題じゃないと思うんですけどぉ…」
「……」
<好感度>
マ LLLLLL(−1)
セ LLLLLLL(+1)
「道が二つに分かれてるな…」
「あ、だれかそこに居るみたいですよ」
そこには見なれない制服を着た、青髪青瞳の少女が立っていた。
彼女は虚ろな表情で俺に話しかけてきた。
「くすくすくす…。待ってたよ…藤田ちゃん」
「だれだあんた?少なくとも、財宝探しの連中ではないようだが…」
「私はここらへん一帯の案内人だよ…。
無事に藤田ちゃんたちがこの迷宮から抜け出せるように助言するのが私の役目…」
「そ、そうか。それじゃあ俺たちがどちらに進めば良いのか教えてくれ」
「片方だけに行ってもダメだよ…。両方に進まないと意味がないの…」
「二手に分かれろってことか」
また厄介なことになりそうな予感がするぜ…。
A.マルチと組む
B.セリオと組む
C.マルセリで組ませ、自分が一人になる
C
「マルチ、セリオ、お前たち2人は右へ行け」
「え…、でもご主人様は…」
「俺は一人で左に行く。さすがにお前たちのどちらかを一人きりにするなんて出来ないからな。」
「そんなこと…」
「セリオ、防護回路をつけてるお前がマルチを守ってやれよ」
「……かしこまりました」
「はぅ〜」
・
・
よし…。納得してないようだったけど、ちゃんと行ったみたいだな。それじゃ俺も…
「待って…」
「ん、なんだ?まだ用があるのか?」
「私も一緒に行くよ…。藤田ちゃん一人でお兄ちゃんに会わせるわけにはいかないもの…」
「お兄ちゃん?」
「…直接会えば分かると思うよ。私と一緒にいれば大丈夫だから…。」
良く分からないが、その”お兄ちゃん”とやらは
俺が一人で会ったらヤバイらしいな…。
「わかった…。ところでまだ君の名前を聞いていなかったね」
「私は…月島瑠璃子…。」
「瑠璃子さんか。とりあえずよろしく頼むよ」
「うん…。」
・
・
「この扉の中にお兄ちゃんが居るよ…」
「なんだか異様な雰囲気に包まれているな。体中がちりちりするぜ…。」
「それじゃあ、入ろうか…。」
A.そのまま瑠璃子さんに続く
B.扉越しに聞き耳を立てる
C.その前にあたりを注意深く観察する
B
「ちょっと待って。その前に…」
俺は瑠璃子さんを制止すると、扉に耳を当てて中の気配をうかがった。
「………」
…静かだ。
「………ふ…ぁ……」
…?微かに人の声が聞こえたような…。
「…はぁ…あぁぁん…あ、あ…」
まさか……これって…
「お兄ちゃんだよ…。」
「え…」
「お兄ちゃんは毎晩のように、迷宮に迷い込んだ女の子達を集めては
こうして肉の宴を開いてるの…。あの日からずっと…。」
あの日…?あの日とはいったい…?
俺はその一言が妙に気になったが、なぜか彼女に尋ねることが出来なかった…。
「あんまりのんびりしてると彼女たちの心が持たないよ…。早く入ろう…。」
「あ、ああ…そうだな」
しかし…、さっきからずいぶんと身体が熱いな…。
気分が変になりそうだ。しびれるよう疼きが全身を支配して…。
「どうしたの、藤田ちゃん…?」
「なんだか…身体が…うぅ…」
A.衝動的に瑠璃子さんを押し倒す
B.身体の異変を瑠璃子さんに知らせる
C.理性で抑え込み、部屋に入る
D.いったん物陰で処理する
Aといいたいが誰がいるのか気になるのでC
普通に逝けばAだが
あえてBを選ぶZE!!
素人はDでも選んでろってこったw
「い、いや…大丈夫だ。中に入ろう…」
「うん…」
瑠璃子さんは扉を開け、そのまま中に入っていった。
俺もこみ上げる欲情を押さえつつ瑠璃子さんに続いて中に入った。
そして…そこでは目を覆いたくなるような、
淫らに乱れ汚れきった複数の女体が、お互いに絡み付くように蠢いていた。
そこには俺の知った顔がいくつかあった。
「あれは…志保…琴音ちゃん…、レミィに葵ちゃんまで…。」
幸いその中にマルチたちの姿はなかった。
「お兄ちゃん…またこんなことしてるんだね…」
「フフフ…良く来たね瑠璃子。そちらは新しいお友達かい?」
「…もうこんなことは止めようよ…。もとのお兄ちゃん戻って…。私が…大好きだったお兄ちゃんに…。」
「なにを言っているんだい?お前のお兄ちゃんは今も昔も何も変わらないよ…」
「ちがう…」
「フフフフ…さあ遠慮せずに瑠璃子も楽しもうじゃないか。もちろんお友達も一緒に。」
ちりちりちりちりちりちりちり…
…!?こ、この感覚は…部屋に入る前に感じたものと…。
マズイ…このままじゃ……。
「フフフ…。セックス、セックス。
みんな、セックスし続けろ! 激しく!もっと激しく!
…ペニスとヴァギナをこすり合って、
愛液と精液を混ぜあって、
肉と肉がとろけ合うまで交わり続けろ!」
が、はぁ…ぁ……ぁ…
なんなんだ……この電気みたいなモノは……
…ちくしょう……ここまで…か…
A.極限まで耐える
B.あきらめる
C.絶叫する
C
Cで
B!!
そう簡単に…やられてたまるか…よ……
「うがあぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーっっ!!!!!」
「…フフフ、悪あがきかい?そのまま身を委ねれば極上の快楽が味わえると言うのに、まったく愚かな人だね…」
「あがぁっ!あがぁぁぁぁっ!!がぁああああああぁぁぁぁぁ!!!」
「もう少し静かにしてくれないかなぁ?彼女たちが集中できないじゃないか」
「があああぁあああああぁぁぁーーーーーーっ!!」
「うるさい…」
ちりちりちりちりちりちりちりちりちりちりちりちりちり
ちりちりちりちりちりちりちりちりちりちりちりちりちり…
今までとは比べ物にならない膨大な量の電波が俺の中を駆け巡った。
限界はとうに過ぎていた。それでも俺は必死に叫びつづけていた。
少しでも自分の欲情を紛らわそうと必死に叫びつづけていた…。
…だが、それも無駄なあがきだったようだ…。
力尽き、もう声すら出すことの出来ない俺は、
次第に肉の海に溺れていった…。
遠くで例の男が下卑た笑いを浮かべながらこちらを見ている…。
瑠璃子さんの姿は見当たらない。
己の意識はしっかりしているのに身体が言う事を聞かない。
もはや快感だけを増幅させて悦びを感じる肉人形のようだ。
もうだめだな…。
せめて…身体さえ自由に動けば…。
あの電波…あの男の出す電波さえどうにかできれば…。
・
・
・
・
ドッコーーン!!!
地響きと共に爆発音が鳴り響き、気がつくと身体の自由は元に戻っていた。
「ぐぁっ!」
男の悲鳴が聞こえた。振り向くと男はもんどううって倒れており、そのすぐ横には…
…セリオがいた。どうやら彼女たちは無事だったようだ。
「はわぁ〜…セリオさ〜ん、もっとマルチを気持ちよくして下さい〜。」
マルチの様子がおかしい。セリオにしがみついたまましきりにおねだりしている。
「浩之様!大丈夫ですか!?」
「あ…あぁ、またセリオに助けられたな……へへ…」
「ご無事で何よりです」
「しかし…よくここが分かったな…」
「はい…突然遠くの方で浩之様の叫び声が聞こえたので、それを辿って無我夢中で飛んできました」
はは…そうか…悪あがきも決して無駄ではなかったようだな…。
しかしいつまでも寝そべってはいられない。今は…
A.セリオに男のとどめを刺させる
B.その前にマルチをどうにかする
C.いや瑠璃子さんを探そう
Cキボンヌ
「はぁぁ〜ん、セリオさぁ〜ん♪」
「マルチさん、ちょっ、何を!?きゃあんっ!」
「セリオさん感じてるんですね〜♪」
「あ、あ、あ、ダメですっ、待って…あぁっ!」
ダメだ…マルチが完全に電波でいかれてる。今はこの2人を使うことは出来ないな…。
となると頼れるのは瑠璃子さんだけか。いったいどこに…
「藤田ちゃん…」
「る、瑠璃子さん!?」
声の方向に振り向くと、瑠璃子さんはいつの間にか俺のそばに立っていた。
「藤田ちゃん…、早くここから逃げて…」
「へ…?何を言って…」
「この空間はもうすぐ完全に閉鎖されちゃうの…。だからその前にみんなを連れて逃げて…」
「閉鎖される…ってどういうことだ?」
「ここはお兄ちゃんの精神世界…、もともと私とお兄ちゃんだけが存在を許されてるの…。
でもお兄ちゃんの毒電波が消えたことによって、この世界は現実世界との交渉を
完全に断たれちゃう…。もう時間がない…。急いで…。」
そ、そんな…
俺は…
A.瑠璃子さんと一緒に残る
B.瑠璃子さんも無理にでも連れて行く
C.他の女の子達を連れて、この場から立ち去る
Bおながいします
「瑠璃子さんを置いては行けない!」
「ありがとう…藤田ちゃん。でもね…私はここでしか…」
「そんなの関係ないっ!無理にでも瑠璃子さんを連れて行くぞ!」
「あ…だめだよ…」
「セリオ、他の子たちは任せたっ!先に安全なところに避難しててくれ!」
「……了解しました」
「はふぅ、はふぅ…セリオさぁ〜ん」
「……」
俺は抵抗する瑠璃子さんを、半ば強制的に扉の外まで連れ出した。
「いや…離して…」
「いやじゃない!絶対に君を置き去りになんかしないぞ!」
「お兄ちゃん…」
そのとき、後方から轟音と共に強烈な光が俺たちを包み込んだ。
ほどなくして光が収まると、そこに扉はなくただの土壁と化していた。
「あ…あぁ……、お兄ちゃん…。お兄ちゃんが……本当のひとりぼっちになっちゃった……。」
いつも以上に虚ろな目をした瑠璃子さんが、うわ言のように呟いている。
「いっしょに……ずっと……いられるって…あ……あぁ………おにいちゃぁん…。」
そのとき俺は、自分の犯した過ちに初めて気がついた。
俺は…瑠璃子さんと最愛の兄である男を無常にも引き裂いてしまったのである。
「あ…………ぁ…お・……に…ぃ…」
それからしばらくたったが、瑠璃子さんの瞳に光が戻ることはなかった…。
いたたまれなくなった俺は…
A.何もかも嫌になり、瑠璃子さんを犯す
B.放心状態でみんなの元へ戻る
・・・・・ここはBだ
俺は生気を失った瑠璃子さんを置いて、みんなの元に戻った。
電波に侵されていた子たちも、しだいに正気を取り戻してきたようだ。
そんな中、俺の気持ちを察してかセリオが声をかけてきた。
「どうかなさいましたか…」
「……」
「あの女の方のことは…もう忘れてください…。あれは浩之様があの方を想ったゆえの行動です…。
残念な結果ではありましたが、私は…浩之様を貶めたりは致しません…」
「ありがとう…セリオ…。そう言ってもらえると、いくらか救われるよ…」
そうだな…。こんな事になってしまったが、いつまでも塞ぎ込んでいるわけにはいかない。
財宝探しもまだ終わってない。とにかく先へ進まなくては。
一度みんな揃ったようだし、改めて探索を開始するか。
それじゃあ…
A.一人で進む
B.志保と組む
C.マルチと組む
D.セリオと組む
E.琴音ちゃんと組む
F.レミィと組む
G.葵ちゃんと組む
H.もっと複数の子と組みたい
I.財宝なんてどうでもいい、一刻も早く脱出する
Hで。
やっぱり2人だけよりもっと多い方がいいよな。
だったら…
(複数選択可)
A.志保と組む
B.マルチと組む
C.セリオと組む
D.琴音ちゃんと組む
E.レミィと組む
F.葵ちゃんと組む
A,D,Eで。チーム名は「チーム青村」。
というわけで〜瑠璃子編〜終了 =BAD END3=
SS練習のつもりで長らく書きまくっていたけど、そろそろ疲れますた。
明日になれば気が変わるかもしれませんが、自分もプレイヤーとして楽しみたひ…。
俺は志保、レミィ、琴音ちゃんと組むことにした。
「浩之様、あなたの感じている(略」
「セリオ・・・そんな言葉、どこで覚えた?」
「私が生まれた当初からプログラムされています」
「・・・・・あの、馬面・・」
とりあえずチームバランスは悪くないだろう。
向こうには葵ちゃんもいるし、戦闘面では不安はないはずだ。
さてと・・・・
A、この部屋を調べてみる
B、次の部屋に行く
C、きた道を戻ってみる
D、とりあえず性欲処理
Dだゴルァ
なんてこった、しばらく見なかったらセリオがいなくなっちまった・・・
「んむはっ……ヒロったらこんなになっちゃって…♪」
「ヒロユキ…ワタシのこんなになっちゃったヨ…」
「……ん…んぁ…先輩…」
ハァハァ…
さっき瑠璃子さんがあんなことになってしまったって言うのに、
いったい俺は何をしているんだ…。
こんなことじゃ…セリオに軽蔑されちまう……。
うぅ…でも……。
A.これ以上最低な男になりたくない
B.堕ちるところまで堕ちよう
*/職人さん降臨してください!/*
374 :
名無しさんだよもん:02/07/04 20:36 ID:HG3tUqaO
B
チリチリチリチリチリチリ……
瑠璃子さん? 瑠璃子さんだって?
何で瑠璃子のことを瑠璃子さんと言うんだ?
何だって? 瑠璃子さんは瑠璃子さんだ。俺の妹だ。
ちがう!!
なんだいったい!?
俺の中に俺じゃない奴がいる?
『そうだよ、俺だよ。君の脳に介入している。電波でな……』
「ねえ、ヒロ〜〜。無視しないでよ、悲しくなっちゃう」
ふと気がつくと志保の手が俺の顔を挟み込んでいた。鼓動が高鳴る。
女。目の前に、合体を望む女。志保? レミィ? 琴音ちゃん? 名前じゃない。女。
『いいんだよ。唇と舌を味わえ。胸を思う様堪能しろ。
すべすべでグニャグニャでぬるぬるの体をおもちゃのように存分に。
脳髄の奥まで瞳をのぞき込んで心も体もおまえのものにしろ。
後ろから上半身を押さえつけて、ケツを高々とあげさせ、ぼとぼとに垂れ流すそいつにねじこめ。
絶えず歓喜と服従と情愛の言葉をはかせろ。
安心しろ、こいつだってよだれを垂らして俺の躰をむさぼるんだ。
ぬるつく熱い膣が、イクたびに、中に中に、引き込むように絞り上げる。
お互いに最高に気持ちいいぞ。何度出したっていい。
もちろん子供ができるように、奥の奥まで、空っぽになるまで……」
俺は手近な女の腕をとり、行動に及んだ。
猿になっている最中、誰かの声が響いた。
『感覚は共有できるのか……意識の乗っ取りにはまだまだだな。待ってろ瑠璃子……』
俺はアホみたいに涎や鼻水を垂れ流し、おまけに声まで出して射精した。
ぐったりつぶれた俺の下に横たわっている熱い躰の持ち主は……
A 瑠璃子
B レミィ
C 琴音
D 志保
E 雅史
F セバス
F!!
OH ! MY GOD !!!!
ど う す れ ば い い ん だ
やってくれやがったぜ
<font size=ぼそ声>・・・Eがよかったな・・・(ぼそ</font>
誰も続きを書かない罠・・・・そら、書きたくないよな
「ふう……」
俺の欲望を受け止めてくれた下の娘に感謝しながら、ぐったりと体を横たえた。
「すまない、でもすげえ気持ちよかったよ……」
「それはそれは。藤田様、私も久しぶりに燃えましたな」
……………………
え、セバス?
がばっと身を起こして顔をのぞき込む。
そこには、顔を赤くしたセバスチャンがいた。ちなみに入ったままだ。
「ぎゃあああああああああああああ!?」
その瞬間、俺の人生が走馬燈のように駆けめぐっていた。
重要な人物の顔はみんなセバスだった。
あ、おれ、しぬ。どうすればいいんだ……
「妖刀「青紫」!! ヒロの感じている感情は精神疾患の一種だ。
直す方法は私達が知っている。青村の娘私達に任せろ!!」
パッキーーーンとどこかで硬質の物が砕ける音がした。
「ふう……」
俺の欲望を受け止めてくれた下の娘に感謝しながら、ぐったりと体を横たえた。
「すまない、でもすげえ気持ちよかったよ……」
「ううん、Meもすっごくよかったよ〜〜。ヒロユキ、うまいね!」
「先輩、すごかったです……」
「ヒロったら獣なんだから。いったい何発やったら気が済むのよ?」
ほほえむ三人に、俺はなんだかとてつもなく感謝した。
マジで、死ぬほど。
何か精神的ショックがあったからなのか、月島拓也は黙ってしまった。
だが奴のことはこのまま放っておく訳にもいかない。瑠璃子さんにも希望があると伝えなければ。
俺達は身支度を整え、探検の続きをすることにした。
「……終わりましたかな?」
「うおおおおおおおおお!?」
おもむろにセバスが現れる。俺はとっさに身を引いた。
「どうされましたかな?」
「い、いや、なんでも……いったい何の用だ?」
「彩香様からのご指示でしてな」
A ほかの奴らの進行度
B 新しい?武器妖刀「青紫」を渡す
C とりあえずレミィ帰ってこい
D いきなりボス戦
E 浩之を去勢しろ
F マルチ達の様子を見る
E
彩香副議長、レイプ魔の「去勢」提唱――はさみで
2002.07.06
Web posted at: 16:50 JST
- REUTERS
東京(ロイター)来須川地下迷宮で最近多発している女性連続暴行事件を受け、同家令嬢の来須川彩香副議長は5日、事件防止策としてレイプ魔を“去勢”することを提案した。副議長は、右派系政党「潔癖党」の党員。
声明の中で副議長は、事件について「耐えられない状況」と指摘。「かつて、化学的な手段での去勢を提唱した人がいたが、個人的にはもっと簡単に切り落としてしまうほうが良いと考える。例えば、消毒していないようなはさみで」と付け加えた。
A 冗談じゃない! 逃げ出す
B ふん、セバスを倒せばいいだけだろ?
C さおりんシナリオ?
疲れる。
他の人も参加して〜〜
A
生々しくなりそうなCも悪くないけど…グロはいやなんで
綾香な・・・・
「くそっ、冗談じゃねえ!!」
俺は脱兎のごとく逃げ出した。
「むっ!逃がしませんぞ!」
俺のあとをジジイがものすごい勢いで追ってくる。
「ウオオオッ!!!」
「ヌウウウウウンッ!!!」
ダッシュ!ダッシュ!ダッシュ!ダッシュ!!
「うわっ!!!」
しかし、俺は何かにつまずいて転びそうになった。
「お覚悟を!!藤田様!!」
セバスが俺に飛びかかって来た。・・・その瞬間、俺は白い光に包まれていた。
「うーん・・・・ここは・・・何処だ?」
A、どこか見た事があるような温泉地
B、緒方理奈のライブ会場
C、逆三角形の建物がある例の場所
D、ダーマ神殿
D
「なんだ・・ココ?」
俺は神殿のような場所にいた。
「うーむ、まったく知らない場所だな・・・。とりあえずあの人にでも聞いてみよう」
俺は階段の上にいる偉そうなオッサンに道を聞くことにした。
そういやここのヤツラ全員変な格好してるな。
ゲームの世界みたいだな・・。
「あの、すいません」
「おお、ここはダーマ神殿。転職を司る神殿じゃ」
「はぁ?」
「して、浩之よ。そなたは何になりたいのかな?」
「え?」
「なんと!転職したくないと申すのか!
なるほど一つの道を極めるのも良いだろう」
「え、いや・・あの?」
「そなたは転職したいと申すか?して、浩之よ。そなたは何になりたいのかな?」
・・・ここは答えた方がいいんだろう。
A、戦士
B、武道家
C、魔法使い
D、僧侶
E、盗賊
F、遊び人
G、もとの世界に戻る方法を探す
C
リンクキターーーーーー!!!!!!
「魔法使いにでもなるか・・、先輩と一緒ってのも悪くないかもな」
「魔法使いか、よろしい、では目をつぶって(ここから忘れた)
・・・・・・・
「うーん」
「これで魔法使いへの転職は完了した、道を極めるために精進するがよい」
「ああ・・ってなんか緑色の服になってるし、げっ!付けひげまでついてやがる!」
「・・・・・」
「ん?先輩?なんでこんなところに」
「・・・・・」
「なに?またセバスが追ってくるから魔法使いの修行をしましょうだって?うーん・・・」
A、しょうがない、いっちょ修行するか
B、めんどいからLV1でいいや
C、そんなことよりその箒は何?
D、セバスに勝てないから先輩と駆け落ち
A
「さーてまじめにレベル上げでもするか」
「・・・・・」「え、このほうきに乗れだって?」
「・・・・・」「セバスが敵になってるからボムは使えません?先輩何のことを・・・」
「・・・出発」「うおっ!」
いきなりほうきが舞い上がったと思ったら俺の体は夜空へ飛び出した
そしてどこからともなく例の音楽が・・・
「まかせろ、志保に鍛えられたからシューティングは無敵だぜ!」
・・・・・・・・・・・・・・
「よっしゃ、ノーミスでくまを倒したぜ!」
あれ・・・たしかくまをノーミスで倒すと・・・
A、いきなり画面がゆがんで魔女姿の綾香が現れた!
B、いきなりあかりが現れて怒られた!
C、いきなり超先生がRRを語り始めた!
D、いつのまにか周りはゲームセンターに、そこには悔しそうな志保・・・
よし、ここはAで姉妹対決!
「はあい、お・ま・た・せ〜」
「………」
「えっ、綾香は強敵ですって?わかってるよ先輩、でも二人ならなんとか・・・」
俺と先輩は左右に別れて綾香を牽制しつつ攻撃を始めた。
「ふっふっふっふ〜、甘いわよ!姉さんも浩之も!!」
「な、なにっ!!」
綾香は笑いながら俺達の攻撃をよけていく。
「そこっ!!」
「うおっ!!」
俺のすぐそばを綾香のレーザーが飛んでいく。
「・・……」
「え?さすが綾香ですって?先輩も綾香に対抗できるぐらいの力は、うおっ!、あるんだろ」
俺達は器用に飛びながら会話を続けている。
「・………」
「え?ちょっと時間がかかるから綾香を引きつけておいてくれって?よっしゃわかった」
俺は猛然と綾香に突っ込んでいった。
A、攻撃は最大の防御!撃って撃って撃ちまくる!
B、ホーミング弾で牽制しつつ時間稼ぎ
C、とりあえず回避しとけばなんとかなるだろ
D、綾香に吶喊、なんとか押し倒そうとする
選択肢きたーーーーー。Dで。
俺は意を決して綾香に突っ込んでいった。
「うおおおおおおおおおっ!!!」
綾香は俺が突進してきたことが以外だったらしく、ちょっと戸惑った。
「もらった!!!」
俺はその隙をついて加速した。
「くっ!!!」
綾香は逃げようとしたがもう遅い。俺は綾香に飛びついた。
「甘いなっ!!綾香!!」
「キャッ!」
そして俺は綾香の体をガッチリと掴んでいた。・・・・空中で。
「あれ?」
「空飛んでたから当たり前じゃないのよおぉぉぉ〜〜〜〜」
「うわあぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜」
すっかり箒に乗ってた事を忘れた俺と、その俺に飛びつかれた綾香は自由落下していった。
「・………(せっかく溜め撃ちしたかったのに、そんな酷な事ないでしょう)」
残された芹香は残念そうに俯いた。
「もう、浩之のバカッ!!これで死んだらどうするのよ!!」
「お前以外に冷静だな。死にかけてるっていうのに・・・・」
だが、その瞬間に俺達は青い空間に吸い込まれていった。
「あん?なんだここは?」
「さあ?あ、扉があるわよ」
「よし、じゃあ・・・・
A、大きい扉
D、普通の扉
C、窓サイズの扉
D、どこ●もドア
c!!!
窓サイズの扉を開くと、強い光が視界に入った。
「うっ、まぶしい・・・・・お?」
扉の向こうは、一面に雪が積もる森の中だった・・・。
辺りを見回すが、大きな切り株が一つあるだけだ。
それ以外は何も無い、広場のような所だ。
「・・・ここは何処だ?」
・・・少し探索してみるか。
A.切り株に近づく。
B.広場から離れる。
C.覚えたての黒魔術で森を燃やしてみる♪
c
「火鉢火だるま日向ぼっこ、ファイヤー」
ボボッ!
手近な草むらに火を放つ。
「わはは! この大魔法使い浩之様にかかればこの程度の森、すぐに焼き尽くしてくれるわ!」
「ちょっとアンタ! なにやってんのよっ!」
丁度良いタイミングで綾香がすべりこんできて火を踏み消す。
「ここはアタシの家なんだからむやみに火なんて付けないででよっ!」
「へいへい…」
まったく綾香はうざったいなぁ…こうなったら―――――
A、地道に宝でも探す
B、綾香と別れて他の奴をつかまえる
C、綾香にどっちがご主人様なのか分からせる
D、それよりも、先輩のことが心配だ
405 :
名無しさんだよもん:02/07/06 01:20 ID:EdRWef8f
C
Cでgo!
「おい綾香、おまえ…最近チョット調子にのってるんじゃないか?」
「なっ、何よ? そのイヤラシイ目つきは」
「ククク…俺の最強魔術で屈服させてやるぜ綾香っ!!」
ババッ!!
先手を取った!
まずはどの呪文をかける?
ちなみに、下へ行くほど難易度が高いぞっ!
A、相手の鼻を花に変える呪文
B、相手を金縛りにしてしまう呪文
C、相手をえっちな気持ちにさせる呪文
D、相手の組織片が残らないほどの爆発を起こす呪文
408 :
名無しさんだよもん:02/07/06 01:26 ID:oX/NC/IQ
C以外はアリエナイ
409 :
名無しさんだよもん:02/07/06 01:26 ID:EdRWef8f
C
「お前が今から感じる感情は精神的疾患の一種で、鎮める方法は―――――」
「呪文が長過ぎんのよっ!!」
バキッ!!
「ぐはぁっ!?」
「浩之のクセに下克上ぉ? アンタこそ、自分の立場をわきまえたらどう?」
ドコッ!ドコッ!
「ぐっふぅ!!」
「フフ…浩之の歪んだ顔って渋いわね、もっと見せてよっ」
ドコッ!ドコッ!ゲシゲシッ!
「がはっ!」
「あはは…いい気味。 浩之? このアタシがアンタのご主人様よ、いい?」
「………」
「あら? お返事がないわねぇ…それじゃあ―――」
A、「アンタは犬よ、首輪を付けてあげるわ」
B、「女王様とお呼びっ!」
C、「もっといたぶってあげる」
D、「素直に従ってたら、イイコトしてあげる」
A以外何も見えない。
「アンタは犬よ、アタシの可愛いペットよ」
「な、何で俺がお前の―――」
ゲシッ!
「ぶっ!?」
「だ・か・ら♪ 首輪を付けてあげるわ」
「よせっ! やめろっ!」
カチャカチャ…
「キャー可愛い! まるでホントの犬みたーい!」
「く、くっそー…」
「さあ浩之、エサの時間よ」
「って、そりゃバターじゃねーかっ! そんなモン俺に食わす気かっ!?」
「あら? 食べないの? とっても美味しいのに…」
綾香はニヤリと微笑むと、おもむろにスカートの中へ手を差し入れる。
「お、おい…おまえ…何を??」
「何って…塗るのよ。バターを」
「す、するってぇーと…」
「そ。アタシの大事なところに満遍なく塗られた美味しいバターがアンタのエサよ」
A、ご馳走になる
B、むしゃぶりつく
C、「アホかこのスケベっ!」
D、パンティ盗んでトンズラ
b!!!!!!!!!!!
「うおーーーっ!! がるるるるっ!!」
俺は無我夢中で綾香を押し倒し、スカートの中に顔を埋め、
彼女の特製粘液をたっぷり含んだバターにむしゃぶりついた。
「あン! ダメよぉ…ご主人様がいいって言うまで我慢しなきゃ…」
「そんなの我慢できっか! うわぁ綾香のココ、すげー濡れてるぞ?」
「やぁン! そこは吸わないでっ…! あぁン! もう、悪いコね」
「うぉーーー!! 極楽じゃぁぁ」
「フフッ、浩之はこれくらいでもう満足なの?」
A、うん。もういいや。
B、まだまだっ!お前を孕ませるまでは終わらんぞっ!
C、先輩とチェンジ。
D、二人まとめて…
B!
ギャグに走ったり、泣ける話になったり、
キモくなったり、エロくなったりと忙しいスレだな。
基本的にプレイヤーはエロくなる選択肢を選ぶ罠。
>416
由依の時は珍しく自制(?)がかかってたけどね
全ての選択肢をエロくすることを推奨します。
416の言ったことは実はこのスレの確信を突いているに15ガバス
「自制など効かないっ!!」
「あぁん…浩之ぃ!」
「………………」
「おい綾香…入れてもいいのか?」
「そんなこと聞かないでよ…バカ」
「…………………………」
「てことはOKなんだなっ!? 了承なんだなっ!? 今更違うといっても遅いぞっ!!」
「優しくしてよね、これでも一応初めてなんだから…はぁんっ!」
「……………………………………」
「ふぃ〜、ヤったヤった」
「ていうかヤり過ぎ。もう体じゅうアンタの精液でベトベトじゃない…」
「………」
「うわ! 先輩っ!? いつの間に…え?さっきからずーっとここに居ましただって?」
「ね、姉さん…いつからいたの??…え?「自制など効かない」のところから?」
「「…………」」
A、いい訳をする
B、開き直る
C、先輩にも同じことを…
D、魔法で攻撃
CかBだが
そろそろ進めたいのでB
C推奨
「ま、まぁ、こーいう状況下ではこーいうシチュエーションになるのは必至なわけで…」
「要するに、不可抗力だったのよ姉さん♪」
「???」
「それにしても、この人数じゃ戦力的にキツいよなぁ…」
「そうね…あと2人は欲しいところね」
「二人か…ならば―――」
A、葵ちゃんと坂下を召喚
B、マルチ&セリオを呼び出す
C、レミィ&委員長のダイナマイトコンビ
D、あかり、雅史の木っ端微塵コンビ
D
木っ端微塵コンビって(w
Bの方向をきぼんぬ
「じゃあ、久しぶりに木っ端微塵コンビでも呼び出すかな」
「木っ端微塵?」
「
>>301-303参照」
「うっ…何だか見るのも気が引けるんだけど…とりあえず召喚できる?」
「……(こくん)」
(召喚中…)
「ひ゛ろ゛ゆ゛き”ち゛ゃ゛ん゛〜〜〜〜〜」
「う、うえぇ…」
「ひ゛ろ゛ゆ゛き”〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「おえっ…キモ…姉さん…何とかして」
「……(ちょっと残念そうに頷く)」
(細胞組織再構築中…)
「いや〜〜〜すっきりしたぁ!」
「やっとひき肉地獄から脱出できたねっ♪」
「ま、元はと言えばお前らが悪いんだけどな」
「浩之、あの時のことは全部水に流してあげるよ」
「それはこっちのセリフじゃヴォケがっ!!」
A、とりあえずスライムがひしめき合う通路を突破する
B、機械人形がエアガンの試射をしている部屋に殴りこむ
C、妖怪が墓場で運動会をしているので倒す
D、休んで体力回復
Cだ!
D!
B
「雅史っ! ココから先には低級な魔物が屯しているぞ。
お前の力で全部叩き潰して女の子にカッコいいところ見せてやれっ!」
「マジ!? よっしゃー!! 雅史行きま〜〜〜す!!」
バタン!
『妖怪100メートル走、用意…スタートっ!!』
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
「へ?」
ドグシャバキドコベキベキっ!!
勢い良く飛び出して、100メートル走のレーンに入ってしまった雅史を
火車、塗り壁、海坊主、鬼、化け蜘蛛etcの大群が踏み潰していった…
A、雅史を回復
B、妖怪達に謝って帰る
C、先輩の魔術でみんな爆発させる
D、綾香を生贄にする
D
「綾香、おまえ何とかして来い」
「えっ? アタシ!? 何でよっ!?」
「妖怪の皆さんがご立腹だ。謝罪に行ってきなさい」
「ハァ?」
「ハイこれ。菓子折ね。粗相の無いようにしてね」
「………(行ってらっしゃい)」
「え? ちょっとっ!? 待ちなさぃ……」
綾香は妖怪達に絡まれながら遠ざかっていった。
「綾香…君の犠牲は無駄にしないよ…。ホラ行くぞ雅史」
俺は血まみれの雅史を引きずり、次の敵を探した。
A、大きなハエが強そうだから闘う
B、さっきから志保っぽいシルエットがずっと後ろにいるような気がして仕方が無い
C、もう遅いので寝る
D、お洒落なトークでもして綾香の帰りを待つ
Cで
「ふぁ〜〜〜眠過ぎ。寝るぞお前ら」
「うん、わかった…けど」
「浩之ぃ、こんなところで寝るの?」
「文句を言うなっ!」
バキッ!
「ぎゃふっ!?」
「……………」
「えっ? 誰と一緒に寝たいですか、だって?」
A、もちろん先輩と
B、あかりと
C、雅史の側を離れたくないんだ
D、一人で寝る…向こうの端っこで
Aだ、
C
「もちろん先輩と。ダメ?」
「…………」
「ふむふむ、ダメじゃないです…か。それじゃあお言葉に甘えて…」
俺は先輩の隣に寝床を陣取り、綾香ン家からガメてきた毛布を取り出す。
「先輩、毛布一枚しかないからさ、先輩が使いなよ、元は先輩の家の毛布だし…
え?俺の毛布が無くなるからダメ? う〜ん、参ったなぁ…」
結局、一枚の毛布を二人で使うことになった。
しかし…この状態は…
「(モロ密着状態じゃありませんか…)」
一つの毛布で二人分を賄おうとすると、否応無しにこのような体制を取ることになるのだが…
「(ああっ! 先輩の甘い香りが俺の理性を奪うぅ〜〜っ!
おまけに…先輩の胸がさっきから俺の胸板に押しつけられて…こ、これは…)」
A、我慢して寝る。気合いだ
B、歯を食いしばって寝る。根性だ
C、ちょっとだけイタズラする
D、ぷっつん
C
C
CCCCCC
ちょっとだけイタズラしちゃおうかな?
…いや待て待てっ! そんなことをしてもし、先輩にバレたらどうするっ!?
そうだ、落ちつけ…まずは寝てるか確認しよう、話はそれからだ。
「…せーんぱーい、起きてますかー?」
「………すー…すー…」
どうやら芹香嬢は熟睡中のようだ…ククク、腕がなるぜ。
うひひ…まずは―――――
ぷにゅ。
おお! 思ったとおり柔らかいっ! しかもこのモチモチ感…たまんねぇ〜〜〜っ!
先輩の旦那になる奴はさぞかし幸せモンだなぁ…こんなに触り心地がいいホッペを毎日いぢれて…
さて、もう寝るか。明日も宝捜しに精を出さなきゃならんしな。
(各自、好きなゲームの宿屋の回復音楽を口ずさむ)
選択肢無しかyo!
>>442 スマソ…ウカーリしてた…
口ずさんだのは…?
A、ドラクエの宿屋回復
B、ロマサガTの宿屋回復
C、ロマサガUの宿屋回復
D、ロマサガVの宿屋回復
A
基本っしょ。
くそ、Dを選びたかった
ちゃーらっちゃっちゃ〜
「ふあぁ〜、もう朝か・・・」
「昨夜はお楽しみでしたね」
雅史が昔懐かしいセリフをのたまった。
バキィ!!
「ぐふっ」
「さて、気を取り直して」
「・………」
「え?何か楽しかったんですかって?こ、こっちの話だよ先輩」
とりあえずあかりも起きていたので俺達は進むことにした。
雅史は放置して。
しばらく進んで十字路にさしかかった。
「ふむ・・・
選択肢1
A、先輩と
B、あかりと
C、俺一人で
選択肢2
A、右
B、左
C、まっすぐ
とりあえず進めたいのでまともにしてみますた
新しい展開を期待して
選択肢1 :C
選択肢2 :B
448 :
名無しさんだよもん:02/07/06 12:38 ID:rgvcEv/f
「俺は一人で左に行くから、後で合流しようぜ。」
「気をつけてね、ひろゆきちゃん。」
「・・・・・・(がんばって、と言いたいらしい)」
道を進んでいくと、一つの部屋があった。
ちょっと広けた所だ。
・・・ん? あそこにある、いかにも罠ですよって感じのスイッチは何だ?
・・・押してみたい。
A.自制などきかないぃぃぃ!!!!
b.何が起こるかわかったもんじゃない。無視だ無視。
449 :
名無しさんだよもん:02/07/06 12:44 ID:LNo0jgkk
A
「ていっ」
ポチッ
・・・・・・・・・ゴゴ・・・・・・・
「ん?」
・・・・・ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
「ハァー、ハァー、ハァー・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「ハァー、ハァー、何かヤバイ!何かヤバイぞッ!」
A:ゆっくりと後ろを振り向く
B:素早く後ろを振り向く
C:とりあえず「チャリオッツ!」と叫ぶ
ここは手堅くC
452 :
名無しさんだよもん:02/07/06 15:34 ID:YatjVzYA
「チャリオッツ!」
しかし何も起こらなかった・・・。
・・・カッ!!!!
部屋がまぶしい光に包まれる。
ドカーーーーン!!!!!!!!
お約束のごとく、大爆発。
「いって〜・・・し、死ぬかと思った。」
・・・あれ、こんな所に穴が出来てる。しかも光が漏れてる。誰かいるようだ。
早速潜って・・・くっ!クソ・・・足を痛めたか。
A.意地でも穴に潜る。
B.体力回復が先だ。一旦引く。
ここはAで
ごそごそ…
それにしても狭い穴だな。
人が一人通るのが精一杯だ…。
「え?」
不意に俺の足を誰かがつかむ。
抵抗しようとしたがこんなせまっ苦しいところでは
思うように身動きが取れず、
俺はなすがままに引きずり下ろされていく。
突然、穴の幅が急に広くなり、
支えのなくなった俺はまっさかさまに落ちて行った。
ドッシーン!!
幸い地面までの距離が短かったこと、
下にクッションのようなものがあったこと
俺は無傷に済んだ。
(むにゅっ…)
ん…?なんだこの柔らかいものは?
このお約束の展開はひょっとして…。
意を決して自分のお尻の下を確認してみた。
そこには…
A.嫉妬に燃えるセリオがいた
B.復讐に燃える瑠璃子さんがいた
C.愛憎に燃える綾香がいた
もうAしかみえないぃぃぃぃぃぃ!
そこには復讐に燃えるセリオがいた。
「浩之様…」
セリオは普段の彼女の無機質さからは考えられないような
並々ならぬ感情が剥き出しになっていた。
「な、なんだ…」
俺はその迫力に圧倒され、間の抜けた返事をする。
「その手をどけていただけませんでしょうか…」
はぅ!なんてことだ!
こともあろうに俺の右手は丁度セリオの胸に覆い被さるようにして
自分の体を支えていた。
「すまない…っ!俺は決してそんなつもりじゃ…」
「私は…べつにかまいません…。
そんなことよりも浩之様。あなたは…綾香様と寝ましたね…?」
「!?」
「綾香様のみならず芹香様とも…」
「そ、それは違う!」
「信じていたのに…。私は浩之様となら…ぅ……って……のに…」
セリオはうつむいたまま声にならない声を出して
悲しく訴えてきた。最後の方は涙声になり良く聞き取れなかった。
俺は
A.「あまったれんな!このダッチが!」
B.「すまないが…お前とは遊びだったのさ…」
C.「俺は…お前の気持ちを考えず…とんでもないことを…」
D.「セリオ…俺はお前のために…」
457 :
名無しさんだよもん:02/07/07 12:49 ID:yZ3CD0EL
C
「俺は…お前の気持ちを考えず…とんでもないことを…」
俺は今更、自分の犯した過ちに気づいた。
考えてみればこの地下迷宮でセリオと行動を共にするよう提案したのは
紛れもなくこの俺じゃないか。
そして俺は何度なく彼女に救われたはず。
雅史たちに襲われたときも、
電波に呑み込まれそうになったときも…。
悲しみに暮れる俺を慰めてくれたのも…セリオだった。
それなのに…それなのに俺は…っ!
「結局…浩之様は生身の女性の方がよろしいのですね…」
「そんなことっ…」
「もういいです…、浩之様がこんな機械人形に興味がないのでしたら、
私はもう2度と目の前には現れません…」
「あ…」
そう言うとセリオは俺に背を向けて足早に歩き出した。
まるで自分の泣き顔を見せまいとするかのように。
そう…彼女は涙を流して泣いていたのだ…。
俺は…
A.セリオを追いかけ強く強く抱きしめた
B.「行かないでくれ、セリオ!」と懸命に叫んだ
C.呆然と彼女の後ろ姿を見送ることしか出来なかった
Aしか見えませんが何か?
cで、最後の最後でまたセリオが助けてくれるほうがいいんだがな、、
なぜか毎回、自分が書くとセリオがヒロインになる。
別にセリオ萌えなわけではないのだけど…。
俺はすぐさまセリオに駆けより、強く強く抱きしめた。
「浩之様…」
「すまかった…セリオ…」
パアンッ!!
「…っ!?」
「触らないでください」
「セリ…オ…」
彼女はまたいつもの事務的な態度に戻っていた。
頬が痛む…。それ以上に心が痛む…。
だが彼女の心は俺なんかよりもっともっと傷ついていたのだろう…。
バカだ…俺は…。
いつものようにちょっと可愛がってやれば、
すぐに俺の元に帰ってきてくれるなどと、
呆れるほど甘ったれた気持ちだった…。
もはやセリオと俺の間に出来た溝は、
俺の考えていたものよりずっとずっと深いものになっていたのだろう。
けど俺にセリオをあきらめることなんて出来るだろうか…
…いや…俺は…
A.もう一度、男を磨いて出なおす
B.この場で無理やりにでも自分の女にする
C.やだやだやだぁ〜、セリオ行っちゃやだ〜!と駄々こねる
D.セリオを殺して俺も死ぬ!
aにしとくか
B!
バットエンド確定
「セリオ・・・・・俺は諦めないからな、もっといい男になってもう一度オマエに・・」
「はわわぁ〜〜〜〜」
「ん?って、どうわぁ!!」
俺の落ちてきた穴から何かが降ってきた。俺の上に。
「はぅ〜〜〜〜」
「いって〜・・・・うん、マルチか?」
「あっ、ご主人様!お会いしたかったです〜」
マルチは俺の上に乗ったまま笑っている。
「マルチどいてくれると嬉しいんだが・・・」
「はわっ、すみません〜」
マルチは申し訳なさそうに俺の上から降りた。
「ホントにすみませんでした・・・」
「いいよ(ナデナデ)」
「あっ・・・・・」
マルチは顔を赤らめて俯いている。やはり可愛い・・・。
「さてと、そろそろ行くか」
「はいっ!!・・・・・?」
マルチが怪訝そうな顔で俺をみている。
「なんだ、マルチ?」
「ご主人様・・・・なんだか顔が変わった感じがします・・そ、そのカッコ良くなったような」
「・・・・・・・そうか、今更だな・・・。まあいいさ、行くぞマルチ」
「あ、はいっ」
俺達はとりあえず歩き出した。
「で、ココはドコだ・・・・・?」
A、とりあえず歩いてればなんとか
B、隠し階段とか秘密のスイッチとかあるはず
C、ここはマルチに聞いてみよう
お約束のB
こんな怪しげな地下道のことだ。
きっと隠し階段とか秘密のスイッチとかあるはず…。
「マルチ。ここらへん一帯で怪しいものが無いか調べるぞ」
「はいっ」
・
・
・
「む、なんだこのレバーみたいなものは…、変な布が巻き付いてるな…」
「ご主人様〜、こっちにボタンみたいなのがあるんですけどぉ〜」
う〜む、ボタンとレバー。どちらも捨てがたいな…。
今夜のご注文はどっち?
A.鯛焼き型のボタンを押す
B.黄色いバンダナが巻かれたレバーを倒す
※この場合、やっぱ多数決…?
b!
あまりにも人気ないキャラだしな!
B。佳乃萌えなマイノリティーなので(泣)
「よし、こっちのレバーを動かすことにするぞ」
「わかりました〜」
ガコンッ!
ウィィィィィィィィィィィィィン…
「な、なんだ?」
「ご主人様っ、アソコを見てください!」
振り向けば、奥側の壁が徐々にスライドして行き
そこから眩いばかりの光が溢れているのが見えた。
俺は光の見える方向に進んで行った。
そしてその先には…、
のどかな田舎の風景が一面に広がっていた…。
「はわわーっ!何なんでしょうかこれは?」
「地底都市…にしちゃずいぶんと田舎っぽいな」
「す〜っ、空気がおいしいですぅ〜」
「ポツポツ建物があるな…。人が住んでることには間違い無いらしい」
「これからどうするんですか〜?」
「そうだな…」
A.学校らしき建物に向かう
B.診療所らしき建物へ向かう
C.駅らしき建物へ向かう
D.やっぱり引き返す
ここはCで
聖萌えなのでB
全会一致でBに決定しますた。
俺は黄色いバンダナが巻かれたレバーを倒してみることにした。
「ガチャッとな」
「なにが起こるんでしょうか〜・・・」
ウィィィィィィン
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・ガシン!
「・・・・・・・なるほどな〜」
「すごいですね〜・・・・」
俺達の後ろの壁が回転して隠し部屋が出てきた。
「うーむ、暗くて中がよく見えんな・・。マルチは見えるか?」
「はぅ〜、すいません〜。私もよく見えないです・・・」
「とりあえず中に入ってみるか」
「はい〜」
俺達は部屋の中に入って適当に調べることにした。
「暗いのがなあ・・・・」
「あ、ご主人様!これ多分スイッチですよ〜。電灯の〜」
「よし、つけろマルチ!」
「はいっ」
そして明りがついたその部屋には・・・・
A、金塊
B、階段
C、マルチin飛行形態用パーツ
D、メイド服
E、誰彼の在庫
ミスった・・・473はなかったことに
次から気を取り直してどうぞ↓
「とりあえず駅に向かうか」
「はいっ」
俺はいったん山を降りると、駅に向かって歩き出した。
その後ろでマルチがちょこちょことついてくる。
「それにしてもずいぶんと人が少ないですね〜」
「まあ田舎だからな…」
「でも、のんびりしていて良いところですね〜」
「ちょいと腰を落ち着かせるには都合がいいだろう」
そうこう言っているうちに、だんだんと駅が近づいてきた。
「はわっ、あそこに誰かいるみたいですぅ!」
「なんだ…あの子は?」
マルチは人を見つけるなり駅の方へ駆け出して行った。
駅のすぐそばでは、マルチよりもやや幼さがのこるピンク色の髪をした少女が、
ストロー片手に、顔をパンパンに膨らましていた。
「まるでゆでダコさんですね〜」
「にょわっ!だれがゆでダコだっ!」
「はわわっ!聞こえちゃいました!」
「みちるを馬鹿に許さないぞっ」
「おろおろ…ご主人様〜助けてください〜」
ったく、何やってるんだ、マルチのやつ…
ここは…。
A.「いや、すまないねウチのマルチが邪魔して…」
B.「いや、すまないね…あまりに君の顔がおかしかったもので…」
C.「マルチをいじめると許さないぞっ」
D.「マルチぃぃ!この子に謝れっ!」
E.「そこの可愛いお嬢さん。これから僕とデートしない?」
Eにしてみるか
「そこの可愛いお嬢さん。これから僕とデートしない?」
「そんな…可愛いお嬢さんだなんて…(ぽっ」
「へ…あんた誰…?」
気がつくと俺のすぐ横には長身のおしとやかそうな女の子が、
恥ずかしそうに頬を赤らめていた。
「にょわわっ!美凪、いつからそこに!?」
「たったさっき、こちらの男性に愛の告白を受ける少し前です…」
「…って、愛の告白だぁ!?」
「ご、ご主人様ぁ〜。いつのまにこんな…」
「ばかっ、誤解するな!俺はこんな子は知らんっ」
「…違うんですか?」
「違うも何も俺はこちらの小学生を誘っただけであって、
いや別にあなたでも全然かまわないのですが…よーするにその…」
「違うんですね……残念賞…」
「あ、あの〜」
「そんなあなたには手篭め…コホン、お米券進呈〜ぱちぱちぱち」
「……」
「……」
A.「あの…、俺、最近この町にやってきた藤田って者だけど…」
B.「お米券の前に出した券が欲しいです」
C.「この黄色いバンダナに見覚えはありませんか?」
Bにしたいところですが登場期待C
479 :
名無しさんだよもん:02/07/07 22:01 ID:Hgqwe5Od
とりあえずA
「この黄色いバンダナに見覚えはありませんか?」
俺は先ほどレバーからはずしたバンダナを彼女たちに見せた。
「うにゅ〜、なんだろ?美凪は知ってる?」
「たしかこれは…、霧島診療所の女の子がいつも腕につけていたバンダナです…。」
「霧島診療所…?たしかここに来る前にそんなのがあったような…」
「この町には診療所はひとつしかありません。多分間違いは無いでしょう…」
「そうか…。じゃあその子に届けてやらないとな」
「いえ…、おそらく持ち主は彼女ではありません。
彼女がそのバンダナをはずすことはまずありえませんので、
きっと同じ型のバンダナというだけでしょう」
「ふむ…なるほど…それじゃあ」
A.バンダナをマルチに巻いてやる
B.バンダナをみちるに巻いてやる
C.バンダナを美凪に巻いてやる
D.バンダナで鼻をかむ
Bはゆずれん
482 :
:02/07/07 22:31 ID:48ytRu7W
483 :
名無しさんだよもん:02/07/07 22:34 ID:gvUy8j7I
当初の目的の宝探しよりも
ひろゆきが漢をみがくというのはいい感じ
へたれになるも漢になるも結局選択しだいなんだけどね。
「持ち主が居ないんじゃしょうがない。こいつはお前にやるよ。」
と俺はみちるの腕にバンダナを巻きつけてやった。
「んにゅ…、いいのか?もらっちゃって…」
「別にいいだろ、どうせ拾いもんだし」
「ん…ありがと…」
「……(じろー)」
「……(じろー)」
「な、なんだ?お前たちも欲しいのか?」
「ご主人様は…私のこと嫌いですか?」
「いや好きとか嫌いとかの問題じゃ…」
「みちるにはあげても、私にはくれない…」
「つっても、バンダナは1枚しか…」
「……」
「……」
「だーっ!どうすりゃいいんだ!」
A.その場を逃げ出す
B.自分の服を破ってバンダナを作る
C.一喝する
Bで男っぷりを見せつけろ
「ったく、しゃーねーなぁ……ふんっ!」
ビリビリッ!
とうとう根負けした俺は、自分の上着を適当な大きさに破り
バンダナとしてこいつ等にくれてやった。
……ん!?
「あーーーっ!しまった!」
「はわわっ!どうしましたご主人様!?」
「よく考えてみたら、これって俺の一張羅じゃないか!」
そうだった。俺は最初、綾香の手紙を受け取ったとき
パーティーと勘違いをして正装を着てきたのであった。
「そんなに大事なものをプレゼントしてくださるなんて…(ぽっ」
「やっぱりご主人様、大好きです♪」
「くそぉ…、お前たち、この仮は高くつくらな」
まったく…上半身裸じゃ恥ずかしくて一人で表に居られないぜ…。
「うにゅ…ごめん…。みちるがもらっちゃったばかりに…」
ん…?なんだこの子は、ずいぶんしおらしくなったな。
なんだかんだ言っても女の子だな。
プレゼントひとつでイチコロとは…。
A.みちるを落として服をもらう
B.みちるを落として一緒に来てもらう
C.みちるを落として…×××
D.そんな打算的なことじゃ男は磨けん!
しかしC
男を磨くんだろう!?Dだ!
AIRネタになって一気にテンションが下降した昨今、ここはDで是非とも軌道修正を
これはDだろぉ!!
シリアスあってのエロだ!!
ヤってばかりじゃありがたみがない!
「みちる…、そんな悲しい顔するな…。
俺はお前の笑顔が見たいからこそ、お前にプレゼントしたんだ」
「んにゅ…、恥ずかしいこというな…」
「さあ、笑って笑って…」
「うん…(ニコ」
クックック…こんな幼い子をたぶらかすなんてチョロイもんだな。
あとはホテルにでも連れこんで…。
ホテル…?考えてみればこんな田舎町にホテルなんてあるわけがない。
ホテルどころか自分たちの寝泊まりするところもないじゃないか?
こりゃうっかりしてた。
Hなこと考えている場合じゃないぞ。
こうなったら…
A.こんな連中にかまってる暇はない、日が暮れる前に宿泊施設を探さねば
B.まあいいか…野宿してやる
A
男を磨け!!B
「くそっ!行くぞマルチっ!」
「は、はいっ」
俺は寝止まりするところ探すため、すぐさまその場から駆け出して行った。
「まってくださいぃ〜、ご主人様〜」
・
・
「一応、駅でも寝止まり出来るんですけどね…」
「んにゅ…」
・
・
俺は上半身裸のまま、とある住宅街を走っていた。
何もこんなに焦らなくても良いではないかとも思ったが、
ときおりすれ違う町民たちの変質者を見るような冷たい視線が
自然と俺の足を速めていた…。
「しかしマルチはちゃんと付いて来てるんだろうか…?」
ふと俺は後ろを振り返って見た。
キキーーーーーーーーッ!
「!!」
ドンッ!!…………………………
次に意識が戻ったときには、俺は純白のベットに包帯グルグル巻きの状態で横になっていた。
「ここは…?」
「あ、気がついたの?」
「ん…君は…」
A.「例の黄色いバンダナ少女じゃないか」
B.「かわいいね…」
C.「いやっ!それよりもマルチ!マルチはどこだ!」
C
497 :
名無しさんだよもん:02/07/07 23:44 ID:MsEWeFCz
B
「マルチ!マルチはどこだ!…がはっ」
「だ、だめだよ安静にしてなくちゃ…。もうすぐお姉ちゃんが戻ってくるから
それまではゆっくり休んでてね。」
「そんな悠長なこと言ってられるか…」
「まったくもう…、そんな大怪我じゃ動けるわけないでしょ」
「大怪我…?そうか…俺はあの時、車にはねられてそれで…」
「そう。それでウチの診療所に連れてきてもらったんだよ」
「そうだったのか…。ところで君、緑の髪で耳に白いカバーをつけた
小柄な女の子を知らないかい?」
「んー…とくにそんな話は聞いてないけど…」
まずいな…、やっぱりはぐれちまったか。
早いところ見つけないと、あいつ一人で野宿なんてことになっちまうな。
毎度毎度世話の焼けるやつだ…
A.一刻も早くマルチを助けるべく手段を嵩じる。
B.自分は重態かもしれない。無理は出来ないな。
男ならAだ
「こなくそっ!」
ガシャーン!
「あっ!?」
俺は映画のスタント並の迫力で診療所の窓をぶち破り、
夜道を駆け出した。
……ん?体が痛くない?
と、いうよりか、大怪我してたのではないのか俺は?
まさか…この世界は…
A、幻覚か?
B、妄想か?
C、敵の精神攻撃で俺が今感じている感情は精神的疾患なんだ
D、どうでもいい、マルチさえ見つかれば…
Cでおねがい
D
Dだ
「敵の精神攻撃で俺が今感じている感情は精神的疾患なんだ…ならばっ!」
ガッ!
近くにあった石垣に俺の頭を叩きつける。
ガスッ!
ガスッ!
ガスッ!
「精神攻撃ならッ!」
ガスッ!
「俺のッ!」
ガスッ!
「精神をッ!」
ガスッ!
「無理にでも叩き起こすッ!」
ガスッ!
「ド根性でぇぇぇぇえぇぇぇいっ!!!」
ゴガシャーーーーーンッ!!
「…っ! 痛てぇ…」
俺は強烈な額への痛みで覚醒した。
なるほど、無意識のうちに床に頭をぶつけてたのか…
気が付くと、レバーとスイッチのあった部屋にいた。
傍らにはブツブツと寝言を言うマルチ…
そして…俺の目の前には、紫色の水晶玉が。
「なるほど、これが…」
A、「精神攻撃の根源だな」
B、「お宝だな」
C、「ドラゴンボールだな」
D、「こ、これは無くしたとばっかり思っていた俺のマイボール!?」
505 :
名無しさんだよもん:02/07/08 00:24 ID:iWoBZGSO
D
そうだよな…。マルチ一人助けられないようで、
セリオを振り向かせるも何もあったものじゃない…。
…俺はマルチを助ける!ここで立ち上がらなきゃ男じゃない!
「悪いが、俺はその子探しに行かねばならない。短い間だが世話になったな」
「え…、ちょっとそんな身体でどこに行くの!?」
「マルチを放っておけるわけないだろ…」
「だめっ!動かないで。動いたら死んじゃうよ〜」
「放せ…っ!」
「いやよ…っ!…グスッ…ふぇぇん…おねえちゃぁぁん…」
キラッ!
俺の目の前を、数本の銀色の閃光が横切る。
タンッ!タンッ!タンッ!
一瞬何が起こったのか俺には良く分からなかった。
だが右手の壁に突き刺さったメスを見て、
俺は本能的に身の危険を感じた。
「佳乃を泣かせて、無事で済むとは思っていないだろうな…」
この女はヤバイ…。俺の脳がしきりに警鐘を鳴らす。
しかし途方もないこの女の威圧感に俺は身動き一つとることができなかった…。
507 :
名無しさんだよもん:02/07/08 00:29 ID:gdjUwJAH
すまん,506は無視して
「こ、これは無くしたとばかり思っていた俺のマイボール!?」
それは…数年前、ちびっこプロボウラーとして名を馳せた頃の俺の片割れ…
あの頃の俺にとって、コイツとボウリングを楽しむ間だけが…唯一の楽しみだった。
「何故こんなところに?…いや、もういい、コイツのおかげで俺は自分を取り戻したぜ」
俺はマイボールを抱きかかえると、マルチを起こしてセリオの元へ向かった…
「セリオっ!」
「……………………」
「待ってくれっ! 俺にもう一度チャンスをくれっ!」
「……………………」
「頼むっ!!」
「…………わかりました」
「セリオ…」
「ただし、一回だけですよ」
「…わかった」
俺は再びレーンの前に返り咲いた。
ここでストライクを取れば、セリオはまた俺を見てくれるっ!
鼓動が高鳴る…指先が震える…
そして―――
A、見事ストライク!
B、ガーター
C、セリオに直撃
Cで落とす
「うわぁぁぁっ!! すっぽ抜けたぁ!?」
ボールはセリオの顔面めがけて弧を描きながら飛んでいく…
「セリオっ! 危な―――――」
ズッコーーーーーーーーーーーーーーーン
遅かった。
もうお終いだ。
確実に嫌われた…いや、むしろ殺される。
俺は自分の末路をイロイロと考えた。
弾道ミサイルで粉々、ガトリングで蜂の巣、レーザーで焼却処分…
がたんっ!
セリオが俺のほうへ向かってきた…
そして、彼女が発した第一声は――――
A、「あなたを、破壊します」
B、「システムに重大なエラーが発生しました」
C、「私は…ダレ?」
D、「もうアナタのことしか考えられないっ!」
511 :
名無しさんだよもん:02/07/08 00:41 ID:nB2rWash
b
C
B→Cコンボキボンヌ
「システムに重大なエラーが発生しました」
「え?」
「人格プログラム…破損、記憶データ…消失…」
「なっ!? ど、どうしたんだセリオっ!」
「私は…ダレ?アナタは…ダレ?」
「なっ…記憶が吹き飛んじまったのか?」
「知らない…私…ダレなの?アナタは私の何なの?」
「そ、それは…」
A、「君はメイドロボで、俺の友達さ」
B、「君はセリオ、俺の恋人さ」
C、「君はセリオ、俺は君に思いを寄せる男さ」
D、「君はセリオ、ドイツ代表のキーパーさ」
Cで激しく
あちゃ〜、綾香に壊すなって言われてたのに…。
「君はセリオ、俺は藤田浩之。君に思いを寄せる男さ」
「……?…思いを寄せる?…理解不能…です」
「うーん…つまり、好きっていう意味」
「スキ? スキって何?」
「えーと…こんなカンジかな?」
俺はセリオの肩に手を回し、抱きしめた。
「これが“好き”」
「“好き”…抱きしめられることが…好き?」
「うー…む」
「ヒロユキ…もっとたくさんのこと……教えてください」
「えっ?」
A、そ、そりゃあもう!
B、体に直接教えてあげるよっ!
C、やっぱりメンテナンスが必要だな
D、二人でずっとここで暮らそう…
D
「セリオ」
「はい…」
「二人でずっとここで暮らそう…」
「……………」
「嫌か?」
「…嫌じゃないです。ヒロユキは優しいから……好きです…」
セリオはそう言うと、俺の胸に顔を埋めた。
「セリオ…おまえ…」
こうして俺達は、この地下大迷宮で暮らすことになった。
しばらく彼女と暮らしているうちに、次第にいつものセリオに回復していったが、
セリオは怒ったり、後悔することなく、この状況を甘受することにしたらしい。
…ああ見えて、結構恥ずかしがり屋だったりするんだな。
幸い、様々な空間の歪みからあちこちの世界に出入りすることができるので、生活には不自由していない。
なるほど、どんな富にも変え難い財宝っていうのは、セリオのことだったんだな…
A、ああ、この幸せこそ究極の富
B、本当にそれでいいのか?
a
Aでいいやハッピーエンド
Bだなぁ
Aで乙です。
これで「来栖川家地下大迷宮」〜了〜ですね。
一息ついたところで書かせていただきますが・・・
非常にイイ! ですね。1>>を見たときは糞スレになるかもしれないと思ったけど
200〜300レスくらいで読める手軽さがイイと思った
私も書き手に回りたいところですが、いかんせん文章力もないですし
選択肢選ぶ方が楽しいので。でわでわ、書き手の方々がんがってください
新章突入?
次はどんな路線でいくんだろ
フッ…俺は一瞬でもこの幸福を疑った俺を嘲笑した。
コレが究極の富では無ければ一体何なんだ!?
大好きなセリオと仲良く同棲しているこの現状が究極の幸福にきまっておろう!!
掃除、洗濯、料理、そして…あの情熱的な…ムフフ
つねっ
「あいてっ!」
「浩之…またいやらしいことを考えていましたね?」
「いや…まぁ…ハハハ」
俺は笑ってごまかし、セリオの胸に手を…
つねっ
「あ痛たた…」
「ダメ…です」
「な、なんでだよぅ!?」
「…流れちゃったらどうするんですか?(ボソッ)」
「え??セリオ?今何て…?」
「いえ、何でもありません…ですが、当分性交は禁止…です」
「当分ってどのくらいだよ…」
「約9ヶ月」
「へ??」
本当の幸せは、これからだった。
――――――――――――――――――― Fin
精神崩壊エンドか・・・いい夢だった
乙でした〜。
次の話の軸となるゲームを選んでください。(必然的に主人公はそのゲームの主人公です)
A、雫
B、痕
C、東鳩
D、WA
E、こみパ
F、まじアン
G、誰彼
H、うたわれ
I、MOON.
J、ONE
K、Kanon
L、AIR
529 :
名無しさんだよもん:02/07/08 01:22 ID:da58b7H0
リメイクでるしBのシリアス
では次回作のタイトルを決めてください。
A、新たなる痕
B、四姉妹の慕情
C、柳川密着24時
D、柏木耕一の●●●体験談
Cだな
痕はまだほとんど参加してなかったのでBでも良いかも。
しかし「来栖川家地下大迷宮」を最初から読んでたけど、
定期的にセリオがヒロインっぷりを発揮してただけに
あのラストは非常に(・∀・)イイ!
新作はさらに綺麗にまとまるとええね。
葉・・・やってね〜〜(つД`)
534 :
柳川刑事:02/07/08 01:31 ID:+iF9MqOK
朝。一日の始まり。
さて、
A
B
C
D
うわ、まちがえた
忘れて
私の名前は 「柳川 裕也」
刑事を生業としメガネの似合う男前だ。
しかし、その刑事という職業が私の心の枷になり始めていた…
自分自信いたって普通の趣味をしていると思っていたのに
最近私の心を掴んで離さない一人の人がいるのだ、その人とは…
A、柏木 梓
B、柏木 楓
C、柏木 初音
D、柏木 耕一
Cしか見えない
つか一女が選択肢にない・・・
Cでよろしく。
>>536 千鶴さんが含まれていないのは仕様ですか?
そう、私の思い煩う人の名は…「柏木 初音」
思い熾すだけで私の心は引き裂かれそうになる…
亜麻色の美しい髪…幼さをそのまま保存したような
あどけない表情…素直という言葉を体現したような性格
すべてが…すべてが…愛しくて堪らない
刑事という職業にありながら、私は「姪」であり高校生の
少女に…
どうすれば楽になれるのだろうか…
A、親友の安部孝行に相談
B、甥の柏木耕一に相談
C、姪の柏木千鶴に相談
D、いっその事告白して、あとは野となれ山となれだ!!
E、心に刃を突き刺し、思いは墓場まで持っていく
F、ひとまず忘れ仕事に打ち込む
c
B
>>540 安部孝行→阿部貴之
540は痕はやったことないと見た。
私は姪の柏木千鶴に相談しに行くことにした。
「しかし・・・今の時間なら忙しいだろうな」
姪の千鶴はこの辺一体を取り仕切る鶴来屋グループの会長でもあった。
「とりあえず電話してみるか・・・」
私は携帯電話で千鶴に連絡をとってみることにした。
ぷるるるるる・・・・ぷるるるるる・・・・
『はい、もしもし。柏木ですが』
柏木千鶴の携帯に柏木以外の奴が出るか・・・・・。
「柳川だ・・・今、時間空いてるか?」
『ああ、叔父様ですか。今は大丈夫ですよ』
「ちょっと・・・相談したい事があってな・・・」
『相談ですか?はい、わかりました』
相談という言葉を聞いた途端、千鶴の声が引き締まったような気がした。
「いや、そんなに深刻な事じゃない(私にとっては深刻だが)、
あの力のことでもない」
『そうですか・・・それで、どうします?』
千鶴はほっとしたような口調で言った。
「そうだな・・・・
A、仕事が終わったら鶴来屋へ
B、仕事が終わったらこっちに来てもらう
C、いまからすぐ行く
D、夜に柏木家へ
Aだな
そうだな、このまま悩んでいていても解決の糸口は
見つからないだろう…ここはひとつ相談してみるとするか
幾許かは楽になれるかもしれないしな…
私はその足で姪であり私の思い人の姉である「柏木 千鶴」の
もとへ向かった…
千鶴「あら、柳川さんおしさしぶりです。いきなり訪ねて来られるなんて珍しいですね
今日はどういった風の吹き回しかしら?」
裕也「いや、その…近くを通りかかったもので、顔くらい見せておこうかと思って」
千鶴「まぁ、そうでしたの丁度耕一さんも遊びに来られているんですよ、今は初音
達と遊びにいってるんですが、帰ってくるのは夕方近くになると思いますけど…」
裕也(都合がいいな、耕一君達が帰ってくるまでに話しを終わらせよう…しかし
どう切り出したものやら…いきなり初音ちゃんが好きなんだがとは
言えないしだろうし、かといって・……)
547 :
540:02/07/08 02:55 ID:NmuUGtld
失礼、544でお願いします
とりあえず、オレは…
1、『景気はどうですか?』
2、『最近駅前で針金のような髪型の少女がカツアゲを……』
3、『初音ちゃんに彼氏はいるのですか?』
4、『相変わらず慎ましやかな胸でお美しいですね』
2! 反転
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ッ!!
ヤバ!546に繋げちまった。
脳内あぼーんしてください。
>>544 選択肢:A「仕事が終わったら鶴来屋へ」
「仕事が終わったら鶴来屋へ行かせてもらう」
『じゃあ夕方頃になりますかしら。はい、じゃあお待ちしてますわね』
その場は携帯を切り、また仕事に戻る。
刑事の仕事は別に事件に対応するだけではない。
書類整理や普通の電話対応など、やるべき事は多い。
だから夕方を迎えるまでに、さほど時間は感じなかった。
「それでは先に失礼します」
そう上司に告げて署を後にする。
用件が用件なだけに、足が早まる。鼓動が早まっているのは、早足で歩いているせいだけではあるまい。
当然の如く、あっという間に鶴来屋に辿り着いた。
「お待ちしていましたわ。さあ、こちらにどうぞ」
整った顔立ちに長い黒髪、薄い胸板。ちょっと見た感じでは誰もそうは思わないが、
この女こそが鶴来屋グループを統べる者、柏木千鶴だ。
彼女直々の案内で、応接室に通される。そのテーブルには湯気の立つコーヒーと、ケーキらしき物体が置いてあった。
「わざわざお疲れさまです。今日は少し仕事の時間が空いたので、ケーキを焼いてみたんですよ。よろしかったらどうぞ」
ケーキに目をくれている場合ではない。早急に用件を切り出すことにする。
A 『景気はどうですか?』
B 『最近駅前で針金のような髪型の少女がカツアゲを……』
C 『初音ちゃんに彼氏はいるのですか?』
D 『相変わらず慎ましやかな胸でお美しいですね』
で、Bってことでどうかね?
>>552 フォローありがd
『実は、少年課から聞いた話なのですが……』
私はつい先日聞いた話を千鶴嬢に話した。本来なら守秘義務に違反するところだが、私の慕情の方が優先だ。
「そ、そんな……」
予想通りに千鶴嬢はショックを受けているようだ。無理もない。自分の妹がグレていたのだから。
『落ち着いてください。まだ少年課も本格的には動き出していません』
「は、はい」
『ただ、あまり行動がエスカレートすると警察の方も本格的に動き出します。今のうちに注意を促しておいてください』
『私にとっても初音ちゃんは(二重の意味で)可愛い姪ですから』
千鶴嬢はうつむいて何かを考え込んでいるようだ。
やがて、口を開いた。
「柳川さん………」
A,初音の行動を密かに見張ってくださいませんか?
B,家庭教師として初音を教育してくださいませんか?
C,実は、その初音は本当の初音ではありません。
D,知られたからには仕方ありません。あなたを………
Aでお願いする
これで、初音タンに近づく大義名分を手にいれた!!
がんばれ柳川
一歩間違えばストーカー。
はてさて柳川の運命はいかに?
『フゥ………』
クシャッ
私は既に空になったタバコの箱を握りつぶした。
待ちつづけて既に5時間。初音ちゃんに動きはない。いたって普通に授業を受け続けている。
――――――初音の行動を見張ってください――――――
千鶴嬢の申し出。私は当然の如く引きうけた。
ある種初音ちゃんに近づく上でもっとも困難な障害。それを私は味方につけたのだ。
これは大きい。
だが、待ちつづけるというのもかなり根気のいる作業だ。刑事という職業柄、慣れているつもりではあったが、
やはり対象が容疑者であるのと想い人であるのとでは大分違うようだ。
――――ドクン、ドクン、ドクン……
自分の心臓が高鳴っているのがわかる。「狩り」とも「セックス」とも違う、私の中の純粋な気持ちが初音ちゃんの姿を求めているのだ。
(初音ちゃん…)
(早く……キミを私のものにしたい……)
だが、あせってはダメだ。あくまでもゆるやかに、初音ちゃんの気持ちを尊重した上で私に振り向かせなければ。
そうして、私はまた双眼鏡に目を当てる。私の想い人を網膜に焼き付けるために。
――――ん!?
その時、私の視界の端で動きがあった。
学校の下駄箱――――それは通常、授業時間中は遅刻した生徒でもいないかぎり静かなものだ。
だが、私は見た。誰かが初音ちゃんの下駄箱を開けたのを。
一瞬のことで「誰が」までかはわからなかったが、確実に「何か」を下駄箱に放りこんだようだった。
―――――気になる。
A 調べに行く。
B 放っておいて初音ちゃんの監視を続ける。
Aだ。
『女将、少し出かけてくる』
「アイヨ!がんばってよヤナちゃん!」
私は景気のいい女将の声を後に店を出た。
初音ちゃんの下駄箱……これもエルクゥの力の一種だろうか?
私の第六感が叫んでいる。「調べろ」と。
いくら授業中と言えど、いや、授業中だからこそ学校への侵入は気を付けねばならない。
以前キチガイが包丁を持って乱入した事件以後、ほとんど全ての学校で部外者の侵入には敏感になっている。
『まぁ、エルクゥの力を使えば簡単なんだがな……』
私は学校の裏手に回り、樹が生い茂っている区画を見つけると一気に跳躍し、そこのフェンスを乗り越えた。
『――――侵入、完了だ』
そのまま壁に沿って生徒用玄関へと向かう。幸いにも今体育の授業を行っているクラスはない。
やがて、誰にも見つからずに下駄箱へと滑り込んだ。
『ええと、柏木柏木……これか』
古臭い蓋に「柏木初音」の名前が書かれたシールが貼ってあった。
『さて……』
かぱっ。
『! ……これは……』
私が見つけたのは……
A 白い封筒に入った手紙だった。
B 画鋲が敷き詰められた初音ちゃんの靴だった。
C 可愛い子犬だった。
D Hな本だった。
ドラマチックにBで
無難にAを。
他ゲームのキャラ、キボンヌ。
画鋲って、なんかめちゃ古典的だなぁ、オイ
ワラタヨ
ガヤガヤ……
私がそのあまりにも凄惨な光景に驚き、硬直している間に急に外が騒がしくなってきた。
『なに……っ!? バカな、授業終了まではまだ時間が……』
「あーあ、かったりぃよなー。実習終わった後にも授業あるなんてさー」
「どうせ午後の一限だけなんだからな…帰らせてくれよって感じだよ」
(チッ、しまった!)
どうする?
女子高生の下駄箱開けてる刑事なんて、見つかったらカッコよすぎるぞ!
A 校内に逃げ込む。
B 玄関の掃除用ロッカーに身を隠す。
C (手帳を取り出して)『警察の者だが、訊きたいことがある』
D 通りがかった男子生徒の制服を奪って変装する。
んー・・c
ヘタに逃げても状況を悪化させるだけだろう。
ここはひとまず、身分を明かしてお茶を濁すのが上策と見た。
「あーあ、ダリー……」
『失礼、ここの生徒かな?』
「おわっ、誰だ?おっさん」
(おっさん……)
これだから今日びの高校生は……
私はこみ上げる怒りを押さえながら、警察手帳を取り出した。
『私はこういうものだ。職員の方を―――』
「おわっ!?警察だ!」
「え?え?警察?」
「おおっ、本物だ!」
「でも目ツキわるーい。悪人みたい」
「どっちかっつーとコイツの方が人殺してそうだな」
たちまち大騒ぎになってしまった。
にしても、コイツラ……ホントに初音ちゃんと同年代なのか?
「ホラ、ホラ、お前達。何の騒ぎだ。早く教室に…」
奥から1人の年かさの男が歩いてきた。どうやら教師のようだ。
にしてもこの男、どっかで見たことが……この馬面は……
「あっ、先生。警察が…」
「警察?」
『失礼。職員の方ですね?』
「ええ。……警察の方で?」
『はい。柳川といいます』
「で、なんのご用で?」
『え、ええ、実は……』
弱った。なんと答えればいいのだろう?
初音ちゃんの名前を出すのはマズイだろうしな……
「まぁいいでしょう。とりあえずここでは回りも騒がしいので、校長室へどうぞ」
『は、はい』
私はどこかでみたような教師に案内され、校長室へと招かれた。
中には1人の老人が豪華な椅子に座っていた。おそらくこいつが校長なのだろう。
「ええと……本日は警察の方がどういったご用件で?」
『は、はい、それは―――――』
A 生徒を尾行していた、と正直に言う。
B こちらの生徒が最近変質者に狙われているらしく、巡回をしていた、と言う。
V パトロール中に怪しい人物を発見し、そいつがこの学校の方へ逃げた、と言う。
D 交通安全指導に来た、と言う。
・・・CとみせかけてV!
正直にA
『……というわけでして』
「なるほど。それは大変ですなぁ」
校長はゆったりとした口調で答えた。
『では、学校に被害は無いようなので私はこれで……』
と、さっさと帰ろうとドアを開けたとき、
せっくすせっくすせっくすせっくすせっくすせっくす………
本来、日常生活を営む上ではあまり発するべきではない音が廊下中に響いていた。
「は…はあっ!」
校長がその体からは予測もつかないような俊敏さで、ドアを閉じた。
「や、柳川さん。そう慌てなくても。と、とりあえずお茶の一杯でも……」
明らかに動揺している。
……怪しい。
『先生、今のは?』
「な、なんのことでしょう?」
『しらばっくれないでください。今、確かに女生徒の声で―――』
と私はもう一度ドアを開いた。
せっくすせっくすせっくすせっくすせっくす…………
『――――ご説明を。これがこの学校の教育方針ですか?』
「い、いえ、それは……」
「校長、いいじゃないですか。この際正直に話してしまいましょう」
それまで、ずっと黙っていた見覚えのある教師が口を開いた。
「な…長瀬君!」
……長瀬? 今長瀬と言ったか?
なるほど。誰かに似ていると思ったら長瀬警部にだったか。
長瀬と呼ばれた教師は続けた。
「校長、これ以上隠してもコトは大きくなるばかりです。この際、あの件の調査を柳川さんにお願いしては?」
「な、長瀬君!黙っていたまえ!」
「幸い、柳川さんは―――あ、その前に、実は私の親類が警察官をやっておりましてね」
なるほど。そう言うコトか。つまり私は……
「そいつも長瀬と言うんですが、」
『長瀬刑事は私の直属の上司です』
「―――と言うわけでして。多少は話も通じやすいかと」
「いやぁ、まさか源三郎の部下の方とは」
『…どうも』
この人と話していると…なんだかまるで長瀬警部と話ているようでどうも居心地が悪い。
「そこで、お願いなんですが―――」
『はぁ』
「さっきの声、あなたも聞いたでしょう?」
(省略:雫の冒頭を思い出してください)
「…というわけで、調査をお願いできませんか?」
『し、しかし!私は警察官です。独断で動くわけには…』
長瀬さんは少し考えるような素振りを見せて、
「あー、携帯、ちょっとお借りしてもよろしいですか?」
『は、はぁ…』
「いやぁ、どうも私携帯電話、ってのがニガテでして…」
などと言いながら、画面も見ずにボタンを押していく。
「…あ、もしもし、源三郎? 久しぶりだな。今日はちょっと頼みたいことが……」
長瀬さんはしばらく話しこんだ後、
「はい」
と私に携帯を返した。通話中のままだ。
『あ、もしもし柳川です』
「おう、柳川くんか。話は源一郎から聞いたよ。頼まれてくれないか?」
『で、ですが…!』
「いや、個人的な話だけじゃない。その学校の話は色々と聞いている」
『はぁ…』
「学校というのはとかく閉鎖がちで、警察と言えど迂闊には介入できない。いい機会だ。調べてくれ。上には私から話しておく」
『ですが…』
「ま、細かい話は源一郎と頼む。じゃあな。がんばってくれ」
プツッ。ツー、ツー、ツー……
『がんばってくれ……って……』
「と言うわけで、お願いできませんか?」
A ええい!こうなったら初音ちゃんのことも夜の学校もまとめて面倒みてやる!
B いや、あくまでも自分の目的は初音ちゃん。この調査は断ろう。
C 警官としての使命感が疼く。気合を入れて調査をしよう。
D ……しばらく一人になって考えよう
悩むなぁ・・
Aだ!ノリよくいきましょ
A
盛り上がって参りました!
『わかりました。こうなったらまとめて面倒みてやります!』
「まとめて……?」
『あ、いえ、こっちの話です』
「ありがとうございます。とりあえずしばらくの間は柳川さんは教育実習生、ということでお願いします」
『わかりました』
「では……明日の朝の7時ごろ、学校に来てください。朝礼で生徒に紹介します」
『はい』
「がんばってください。私はこれで……」
『………フゥ』
私は思わず大きな溜息をついた。
窓から外を見る。何時の間にか空は真っ赤に染まり、美しい夕焼けを醸し出している。
既に全ての授業も終わったようで、学校に残っているのは部活をやってる連中だけだ。
なんだかエライことになってしまったな……
そんな事をボーっと考えながら校内を歩いていると、足が自然と屋上へ向かっていた。
『……』
なんの気無しに、屋上のドアを開く。
ピュゥゥ……
外との気圧差で、一瞬風が私の顔を撫ぜた。だが、その冷たさがぼやけていた私の意識を目覚めさせた。
『ま、がんばらないとな……』
胸のポケットを探る。一服したい気分だ。だが、タバコの箱は無かった。
その代わり、フェンス際に立つ―――大きな赤い太陽を背にした人影と目が合った。
それは……
A 我が愛しの柏木初音ちゃんだった。
B 『夕焼け、綺麗?』と問いかける可憐な美少女だった。
C 『柳川ちゃん、電波届いた?』と話しかける不思議な雰囲気の少女だった。
D 感じている感情がどうたらこうたらと奇妙な日本語を使う出っ歯のオッサンだった。
凄く(・∀・)イイ!!んだけど・・
下駄箱の画鋲はどうなった?(w
盛り下げたらスマソ
Bでなにがなんだか
なかなかいい感じです、
書き手さん頑張ってください。
>>画鋲
選択しだいでなんかの伏線になるとおもわれ。
いまさらだけどこのスレ(・∀・)イイ!!
職人さんに激しく期待しつつsage。
「夕焼け、綺麗?」
その少女はぶしつけに問い掛けてきた。
『あ、ああ……』
私は正直に。
『95点くらい…かな?』
と答えた。
「クスッ…ずいぶん点数の付け方が甘いんだね」
『……いや、私の今までの人生でゆっくり夕焼けを見たことなんてなかったからな。今は見るもの全てが美しいんだ』
「見るもの全てが美しい、か……」
少女の顔に蔭りが刺した。
『あ…すまない。何か悪いことを……』
「ううん。いいんだよ」
ゆっくりとかぶりを振る。
「人はね。ずっと自分の世界に閉じこもってるものなんだよ……そう。それは自分の世界。自分だけの聖域」
その少女の語り口は、まるで自分自身に言い聞かせているようでもあった。
「けどね、それを超える方法が一つだけあるんだよ。なんだかわかる?」
『……いや、わからない』
「やっぱりダメだね。これだから男の子は」
少女は楽しそうに微笑んだ。
「そういえば、きみ、名前は?」
『柳川だ。柳川裕也』
「私は川名みさき。三年生。裕也君は何年生?」
『裕也君……って。いや、実は私は生徒じゃないんだ』
「えっ、生徒じゃないって…大変だよ〜、学校は生徒しか来ちゃダメなんだよ〜」
『いや、私は、刑…じゃなかった。教育実習生だ』
「教育実習……わあわあごめんなさい。私ったらそうとは知らずに色々と……ええと、えと、柳川先生」
『フッ』
せわしない娘だ。
「あ〜笑ったよ〜」
『はははっ。いや、すまない。みさき君』
「うん、よろしくね。柳川先生。それじゃあ、私そろそろ帰るから」
『ああ、それじゃあな』
「ばいば〜い……」
教師というのも、悪くないかもしれない。
〜柳川の密着二十四時:第一日目終了〜
セーブしますか?
A はい
B いいえ
B
そんな……ひどい!
そんなことをいわずに、せーぶしてくださいますね?
A はい
B いいえ
B
ローラ姫症候群発動中
そんな……ひどい!
そんなことをいわずに、せーぶしてくださいますね?
A はい
B いいえ
(……まぁ、セーブしなくても先に進めればいいだけなんだがw)
A。
とっとと話を進めねば。
改めて過去ログ見なおしてみると自分の書いたのはほとんどSSと化していることに気付いたので
軌道修正。
次の日、学校へ行くと担当教科を決めるよう言われた。
さあ、何にしようか?
A 無難に社会科で法律を教える。
B エルクゥの身体能力をいかして体育を教える。
C メガネをいかして理科を教える。
D 書き手が情報系の学部なので情報処理を教える。
Bで、サービスカットきぼん
あと、こういう話はSS風でもいいと思います。
面白いからSS的文章のがイイ!
個人的にはSS風のが好きだけど、展開を書く人が入りやすいようにって考えると
SS風じゃない方がとも思う。
どっちでもありで、適当に進めるのが最上っしょ。
軽くいきましょうや。
とりあえず基本的に1レス内に収めるってのは?
まあ、長くても面白いからいいんだけど
すまそ、もう書いてしまった…
次からはなるだけ1レス以内に収めます。
「では、柳川先生は体育の担当でお願いします」
『はい、わかりました』
「そろそろ朝礼が始まります。体育館へどうぞ」
ガラッ
「わわっ!わわわっ!わわわわわわっ!!!」
私と長瀬先生が職員室から出ようとドアを開けたところ、1人の女子生徒が室内に転げ込んできた。
「……長岡、何をしている…」
長瀬先生は呆れた顔をしている。
「し…志保ちゃん情報!ハァ〜イ、あなたが今全米で話題沸騰中の柳川先生ねっ!?」
『あ、ああ、そうだが……』
「あなた、警察官だだそうだけど、一体何の調査? やっぱり最近我が校の話題をさらっている深夜の幽霊騒ぎ?」
『な…っ!?』
何故だ!?何故こんな一女性徒が!?
「いい加減にしろ、長岡。柳川先生の紹介は朝礼でする。お前もさっさと自分のクラスに戻れ」
「ちぇっ…もう少しだったのに……じゃあねー柳川センセー、またお話聞かせてねー」
つむじ風のように少女は去っていった。
『長瀬先生…彼女は?』
「ああ、長岡志保。二年生です。いや、いわゆるアレですよ。ニュースポストと言うか、耳聡いと言うか…まぁ、そういう生徒です」
『は、はぁ…なるほど…』
……しかし、あの情報収集能力は使えるかもしれないな。
私はそんなことを考えながら体育館へと向かった。
「……えー、つまり……が……ということでありまして……」
どこの学校も校長の話というのは長いものだ。ステージの袖部屋から覗いただけでもほとんどの生徒が
辟易と諦めが混ざったような表情をしている。
私はネクタイを結びなおす。仕事とはいえ、しばらくは人を教える立場になるのだ。無様な格好は見せられない。
「……でありまして、えー、本日は新任の教育実習の先生が……」
っと、どうやらそろそろ私の出番のようだ。生徒たちも一瞬目の色が変わる。
「新任の柳川裕也先生です。担当は体育。みなさん、拍手でお出迎えしましょう――――」
パチパチパチ………と全校生徒の拍手の中、私は壇上に進み出る。
(おい、あいつ……)
(ああ、間違いないぜ……)
(昨日の警察官よ……)
(なんだ、こうやって見ると結構イケてるじゃん)
……なるほど。そういえば昨日何人かの生徒に身分をバラしてしまっていたな。
「えー、柳川先生はこの度学術機関からの特別講師として……」
校長が打ち合わせ通りに適当な経歴を紹介している。
……おそらく、無駄になるだろう。
全校生徒の私への視線は基本的に「興味」だったが、その中に一つだけ「驚愕」の感情が混じっていた。
そう、私の想い人―――――
柏木初音、その人だ。
朝礼終了後――――
「柳川さんっ!」
こちらから訪ねるまでもなく、初音ちゃんは私のもとへやってきた。
「ど、どういうことなんです? 急に先生なんて……」
私は初音ちゃんの肩に手を置き、やさしく語り掛ける。
『実は、この学校で起きているという事件を調査することになってね……そのために教師として侵入してるんだ
内側からじゃないと見えないこともあるからね』
「なるほど、そうなんですか」
『と言うわけで、みんなには内緒にしておいてほしい。頼めるかな?初音ちゃん』
「ウン!そういうことならお安いご用だよ!」
「柳川先生、そろそろ担当の教室へ……」
『おっと、そろそろ行かなきゃ。じゃあね、初音ちゃん』
「ウン!柳川さ…柳川先生、うちのクラスに来れるといいね!」
私は手を振って初音ちゃんを見送った。
「よろしいですかな?柳川先生」
『ええ。で、私の担当クラスは?』
「ははは、いいですなあ柳川先生は。最近本物の教育実習生でもそんなにやる気のある人は少ないですよ」
『そ、そんな…』
「どうですか?いっそ本気で転職されては?」
『か、考えておきましょう』
「ははは…まぁそれはともかくとして。ちょうど産休で学校を離れている先生のクラスがあるので、そこをお願いします…ああつきました。ここです」
『はい、わかりました』
「では、最初は私から紹介しましょう」
長瀬先生と私はその教室へと入った。ざわめいていた生徒がにわかに静まり、こちらを注目する。
「あー、朝礼で紹介があったので諸君知っているとは思うが、こちらは柳川先生だ。産休中の樋上先生に代わってしばらくこのクラスを受け持つことになった」
『柳川裕也です。よろしくお願いします』
一歩踏み出て、深々とお辞儀をする。
顔を上げたところで私の目に飛びこんできたのは――――
A 柏木初音だった。
B 川名みさきだった。
C 長岡志保だった。
D 興味深そうにこちらを伺う生徒たちだった。
Bで。
職人が少ないこのスレでがんがってくれてるのでいいですよ〜
俺もレポート終わったら職人になります。
縛りなしでいこうよ、せっかくの良スレだしさ。
まぁ、古来からの良スレの条件の一つに、良い職人さんが居着くってのもあるが、
その一方で、住人それぞれがネタにネタで返すってのがあるよな。
俺もへたれなりにやってみるか……。
刑事になれるくらいの実力はある俺ならば、軽く体育教師はこなせるだろう。
奴らの力を借りなくても、な。
法律を教えるのはこの学年ではまだ早いかもしれんし……。
俺は体育教師として振る舞う自分を想像してみた。
い:なんと、今日はプール開きだった!!
ろ:今日はお手軽にバレーボールだ!!
は:どれ、学生時代でならしたバスケの実力を
(一番普通であるはずの剣道、柔道はあえて却下)
……と思ったら、もう続きがあがってた。職人さんがんばれ!w
うぐぐ
涙を飲んで…B…くっ!!
個人的意見として、
文章の長さは職人さんのスタイルにお任せしますよ。
面白い文章ならそれで(・∀・)イイ!
朝礼が終わった後は早速質問攻め…と来るかと思いきや、次の時間が体育だったせいもあり、生徒たちはそそくさと準備をはじめた。
どうやら今は柔道をやっているらしい。体育館の半分に畳をひいて使うのだ。
ちなみに、隣では女子がバレーボールをしている。
「あー、それじゃあ、今日は柳川先生に任せてみようかな」
『はい、がんばります』
『よーしお前ら、一列に並べー!』
「柳川先生、がんばってね」
隣からやさしい声援が聞こえてきた。川名みさきだ。相変わらず女神のような微笑でこちらを見つめている。
だが、彼女は見学のようだ。どこか悪いのだろうか…?
「先生、どうしました?」
『あ、はい、スミマセン』
いかんいかん、私は初音ちゃん一筋だ。浮気はいかんぞ。
……と、ここで気になることがあった。ほとんどの生徒は私の前に整列しているが、一部の茶髪の連中がが全く言う事を聞かず、スミに固まっている。
『ホラ、キミ達、さっさと並ぶんだ』
「お、色男さんが来たぜ」
「ケケケッ、来てすぐにめくらをナンパですか?お盛んデスね〜」
めくら…? 目が見えない人…? なんのことだ?
『いいから、ほら。並ばないか』
「柳川先生、そいつらは放っておいたほうが…」
『いいんですよ、先生』
『さあ』
「うるせえ!」
ペッ、と1人が唾を吐きかけ、私の頬に当たった。
……さぁ、どうする?
A こんな連中は放っておく。
B 引き続き言葉で説教する。
C めくらとはどういう事だ?
C 『……かかって来い。相手になってやる……全員でだ』
Cで熱血教師ルートキボンヌ
ごめん。両方Cだった。どっちのCか教えて(w
上のCです頑張ってください応援してますんで
私は頬に当たった唾も気にせず問い詰めた。その言葉がかなり気になったからだ。
『めくらとは、どういうことだ?』
「ヘッ、このクラス受け持つのにンなことも知らねぇのか?みさきだよ。川名みさき。あの女は目が見えねぇんだよ」
「顔は悪くねぇんだけどなー、めくらじゃなー」
「今度一発ヤっとくか、って話もあったよなー」
……すいません、みなさん。『体当たりの教育的指導』、ヤっちゃっていいですか?
A はい
B YES
C 了承
D 存分に
ABCDGO!
無論、派手にやれ!!
いや、立場上拙いのか?
柳川心の堤防 LLLLL
現在5決壊すると暴走する
私は振りかえり、整列している男子達に告げた。
『はいはーい、みなさーん、今日は乱取り稽古ですよー。投げた人はいい人でーす、投げられた人は悪い人でーす』
みさき君の方に視線を送る。
……さっきの男の声が聞こえたのだろう。悲しそうな顔だ。
その隣には別の女の子……雪見、だったかな? が寄り添っている。
『というわけで……レディゴォ!』
私は一気に開始を宣言した。振りかえり、とりあえず一番手近にいた不良の胸倉を掴む。
「な…なにしやが」
『稽古だ!』
そのままバァァァァンと畳に叩きつける。
「………」
どうやら気を失ったらしい。だが、怪我は無いはずだ。わざわざ受身の形に投げ飛ばしてやったんだから。
「テ、テメエ!」
『さぁかかって来い! 何人でも相手ェしてやるぁ!』
「はっはっは。先生、見事な手並みですな」
体育教師がパチパチと拍手をしながら近づいてきた。
『ハァ、ハァ、ハァ……すみません、ちょっと熱くなってしまいました』
「いえいえ、お気持ちはわかりますよ」
私の周りには、気絶した不良連中が数人横たわっている。
もう一度みさき君の方を見ると、いつのまにか女子生徒全員がこちらを観戦していた。
雪見くんがグッ!と親指を立てた。
そして、みさき君が微笑んだ。
「スゴイよ先生。けど、それって……」
その言葉は体育教師が受け継いだ。
「はい、柳川先生。厳重注意です。いくら稽古とはいえ生徒を気絶させるのはいただけません」
『………』
だが、どうやら私の株は上がったようだ。
『さぁ〜て、無事に初日も終わった……疲れたぁ〜……』
ゴキ、ゴキと体中の間接を鳴らす。教師という仕事は予想以上の体力勝負だった。
最近デスクワークばかりだった私の体には少々キツイ……
だが、そんなことも言ってられない。私には学校の調査(&初音ちゃんの見張り)という大事な仕事がある。
とりあえず教育実習中にあてがわれたこの宿直室を中心に活動していこう。
さあ、もう生徒の姿はほとんどない。どこを調査する?
A 図書館
B 屋上
C 生徒用玄関
D 教室
らぶこめ狙ってB
Cでお願いし申す
『よし、まずは屋上からだ』
私は階段を上り、屋上へと向かった。
『それにしても……』
夜の学校というのは薄気味悪いな……
そんなことを考えながら、屋上へとたどり着いた。
『……暗いな……』
当たり前である。今は夜だ。暗くない夜など怖い。
『だが……闇ではない』
そう、確かに暗いのだが今の私にとって夜とは恐ろしいものではない。
狩猟者の血を克服した私にとっては。
『……どうやら何もないようだ』
やれやれ…と屋上の扉を開いたところ
「うわっ!」
『な……なんだ!?お前達は!?』
少年と少女が立っていた。
「あなたは……確か新任の柳川先生でしたね」
『あ、ああ…確かにそうだが…キミ達は?』
「僕は長瀬祐介。こっちは月島瑠璃子さん」
『長瀬…? 長瀬先生は…』
「はい、僕の叔父です。ところで先生は一体こんなところで何をなさってるんです?」
『それはこっちのセリフだよ。キミ達こそこんな時間にこんな場所で何をやっているんだ?』
「……調査です。叔父から頼まれまして」
『調査…? なら私も目的は同じだ。キミの叔父さんから頼まれた』
「なるほど。叔父さんは二重に頼んだというわけですか……。柳川さん、悪いことは言いません。この件からは手を引いて下さい」
『な、なんだと!?』
「普通の人では今回の事件を解決するのは不可能です。詳しいことはお話できませんが、僕らに任せてください。……では、失礼します」
『ちょ、ちょっと待て!』
「……なんでしょう?」
『ということは、キミ達は今回の事件について何か知っているんだな!?』
「……あなたにお話することは出来ません」
『何故だ?』
「無意味だからです」
『無意味……?』
「あなたは……」
長瀬祐介はゆっくりと口を開いた。
「『毒電波』というものを知っていますか?」
『………』
「では、失礼します。くれぐれもこの件に首をつっこみ過ぎないように……」
そう言って二人は去っていった……
A 二人の後を追う。
B 一旦部屋に戻って状況を整理する。
C 引き続き自力の調査を続行する。
D 星を眺める。
こういうのは閃きが重要だ。Dだな。
ううむ、ここはBで宜しくおながいします
くぅう、またタッチの差か…ガックシ
お、2戦2勝(w
『……フゥ』
私はしばらく星でも眺めて落ち着くことにした。
なんだか色んなことが一気に起きて頭の中が混乱している。とりあえず精神の為には今はゆったりとした時間が必要だ。
ウン、そうだろう。
……ホタル族、か……
そんなことを考えながらタバコに火をつける。暗闇の中、一点だけ火が赤く灯る。
フゥーーーーーッ……
こんなことで…当初の目的を達成できるのかな……
そんなことを考えながら( ´ー`)y-~~マターリとしていると、突如頭に鋭い痛みが走った。
バチッ!!
『ツッ…! なんだ…?』
(や…な…が…わ…さ…ん…)
『な、なんだ!? 声が…!?』
(僕…た…ち…では…勝て…ません…で…し…た…)
『この声は…祐介!? ま、まさかこれが毒電…』
(会長に……会長に…気をつけ……)
ブツンッ。
祐介の声は、ラジオの音声が途切れるように事切れた。
『……なんだ今のは?』
回りを見まわしてみるが、人の姿はない。
『……頭が痛くて頭痛がする……今日はもうこのくらいにしておこう……』
日本語もRRが混じってるしな。
宿直室に帰ると、書置きと鍋に入った料理がおいてあった。
『柳川さん、お仕事ご苦労様です。差し入れに来たんだけど、外出中のようなのでここに置いときます
―――――――柏木初音』
しまったぁぁぁぁぁぁぁぁ! 初音ちゃんが来ていたのかぁぁぁぁぁぁぁ!
さっさと部屋に戻っていればぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
その時、ふと私は気がついた。ちゃぶ台の上にある初音ちゃんの料理とは別に、入り口近くの棚に袋詰めのクッキーがあることに。
『それにしても……』
ずいぶんと不恰好な形だ。初音ちゃんにしては珍しいな…
そんな事を考えながら、眠りについた。
〜二日目終了〜
次の日。
『さぁ〜て、今日はどうするかな〜』
A 血気盛んな男子どもを柔道で鍛えなおす。
B 可憐な女子高生たちにバレーボールを手取り足取り教える。
C ドキドキの保健の授業で人体の神秘を教える。
D いやいや、昼間も調査を続行すべきだ。
うーん、悩む
バレーも捨てがたいけど、ここは無難にDに
『長瀬先生、ちょっとよろしいですか?』
「おや柳川先生。どうですかな? 調査は進んでいますか?」
『ええ、そのことでちょっとお伺いしたいことが…』
「……場所を買えましょうか」
『先生、単刀直入にお伺いします。先生は先生の甥の長瀬祐介、彼にも調査を依頼しましたね?』
「なぜそれを…?」
『昨夜、学校で会いました。ただ……』
長瀬先生は彼には珍しく、苦そうな顔をした。
「……訳のわからないことを言っていたでしょう。そうなんです。私は以前彼に調査を依頼したのですが……
それまでの彼はどちらかというと弱気な…自己主張の弱い子だったのですが、調査を依頼してしばらくしたら、なんというか……妙に達観視したような物言いをするようになりましてね」
『……ええ、私の時もそうでした』
「私は夜の学校で起きている『何か』に当てられたのではないかと思うのですが……柳川さん、その辺りも含めて改めて調査をお願いできませんか?」
『ええ、それは構いません。ですが、彼にも訊きたいことがいくつかあります。よろしければ彼の教室を教えていただけませんか?』
「あ、はい。構いませんよ」
『ええと……長瀬祐介君はいるかな?』
私は教えられた教室まで行き、ちょうど出てきた生徒に尋ねてみた。
「長瀬……? ああ、長瀬なら今いるよ」
『呼んでもらえないか?』
「………」
その男子生徒は何かを考え込んでいるようだ。
「無駄だね。アイツ最近ずっとおかしかったけど、とうとうイカれちまったんだ。話しがあるんだったらご自分でどうぞ。無駄だろうけどね。あの窓際のヤツだよ」
促されて教室内を見渡すと、確かに昨日会った男子生徒が椅子に座っていた。
『失礼、長瀬君……?』
「………」
祐介はニタニタとイヤらしい笑いを浮かべながら虚空を見つめている。
『長瀬君、例の件で聞きたいことが………』
「ククッ……ククククッ……」
『長瀬…くん?』
「あはははははははははっっ!」
祐介はいきなり立ちあがり、叫んだ。
「壊れろ!滅びろ!みんな死んじまえ!死ね死ね死ね死ね死ね!終わりだ。世界の終わりだ!死ぬんだ!みんな死ぬんだ!死ねェェェェェェ!」
狂ったように叫び、自分の顔を引っかく。
……紅い線が顔中に刻まれる
『や……やめろ!』
慌てて取り押さえるが、彼は暴れるのを止めようとしない。
「狂え!狂え!みんな狂っちまえ!こんな世界は嘘っぱちだ!狂気!狂気!狂気!狂気!死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死しいいいいいいいいいいいいいいいいいいっっっ!!!」
『誰か!他の先生を呼んでくれ!』
……彼は即座に入院という措置になった。
がっくりと肩を落とした長瀬先生の後姿が印象的だった。無理もない。自分の甥であり、生徒である子があんなことになってしまったのだ。
……しかも、そのきっかけを作ってしまったのは自分かもしれない……
(……そういえば、昨日の夜、彼の声が聞こえたな……)
(確か……「勝てなかった」?)
A 昨日の夜の「言葉」について調べてみる。
B 長瀬祐介と行動を共にしていた女性について調べてみる。
C 『毒電波』について調べてみるか。
D そういえばそろそろ授業だった。
Dでいっとこか
628 :
名無しさんだよもん:02/07/09 15:51 ID:JOCMsymU
Bでいきたかった・・・・
なかなか読み応えがあるな
まあまあ、授業ならみさき先輩も出る(可能性もある)ことだし。
しかし月島兄妹は2作連続出演か、使い易いんだろうな、やっぱし。
学校が舞台だからONE,kanon,AIR,東鳩キャラがもうちょっと出てくる可能性もあり!
はてさてどうなる。その辺は職人さんに期待
鍵が少ない気がするYO
ふむ、そろそろ時間だな…
私は授業の準備の為に体育教官室に向かっていた
(状況を整理しなくてはいけないな…電波?昨晩感じたあの奇妙な感じ…
それに初音ちゃんの事も心配だ、学校で会う分にはとても不良化している
とは思えないのだが…)
考えながら歩いていると、生徒指導室の中から激しい怒声が聞こえてきた…
「おい、いい加減何か話さないか!!何時までも黙ったままだと
お前の方が不利になるんだぞ?」
『……』
どうやら、指導を受けている生徒がいる様だな興味本位で中を
覗いてみると…
A、指導を受けている初音ちゃんがいた
B、長身で青いリボンを付けた黒髪の少女がいた
>>633 初音が不良ってのは柳川がついたうそのはず・・
>634
外で反転状態になってるって可能性もあるでしょ?
…どっちにするか…
悩んでるヒマがあったらAで。
『どうしましたか? 先生』
尋常ではない雰囲気が気になり、私は中に入ってみた。
「あ、ああ、柳川先生……実は……」
部屋の奥では、青いリボンの少女が黙ってうつむいている。その手には学園生活には馴染みにくい長物が握られていた。
(……あれは…剣?)
「いや、この生徒…川澄舞というんですが、昨夜こいつがこの学校内を徘徊していたという話がありまして
……最近の事件、あるじゃないですか。あれと何か関係があるんじゃないかと事情を聞いているんですが……」
『その割には、まるで脅迫のようでしたよ?』
私は少々皮肉を込めて言った。
「それが…何も話してくれなくてですね…私も少しイライラしてしまいまして……」
中年の体育教師はややすまなさそうに頭を掻いた。
A あまりキツくやらない方がいいですよ、と教師に進言して授業へ向かう。
B 「昨夜の学校」…? 気になるな。この少女と話をしてみたい。
いや、554に
「私はつい先日聞いた話を千鶴嬢に話した。本来なら守秘義務に違反するところだが…」
との文があるところから嘘ではないと判断したんだが…
Bでおながいします
>>634 そうなの?俺は普通に初音ちゃんが不良化してるとオモーテたよ。
ああ、選択肢は先着で決定じゃなかったんですかそうですか。
じゃあなんで選択肢なんて存在させてるんでしょうね。
全部無視して勝手に書き手が先を決めてしまうことだってできるのにね。
642よ、そう皮肉ることもないだろ。
学校で反転も状況としてはきついだろう。
(鍵キャラも少なかったし)
ただ書き手さんたちにも
これからは基本的に先着で行ってもらうことは
言っておいてもいいと思う。
今回のみということでどうだろ?
>>642=636か?
反故にされた気持ちは判るが、まあそう苛立つなって。
確かに鍵が今回少なすぎるから、
ちょっと鍵キャラベースにシフトしようという考えも判らないでもないしさ。
初音ちゃんはまたあとでいくらでも出せるんだし。まあ、落ち着き。
スマン、軽率だった。これからは気をつける。
>>644 反故にされた程度で怒るほどガキじゃないさ。
鍵キャラだの初音だのだって別にどうでもいい。
ただ、ゲームってのはルールを守って初めて成立するもんだろ。
サッカーの試合でいきなり手を使い出すヤツが出てきて、それをサッカーとは呼ばんだろ。
言いたいのはそれだけだよ。
>>643 そうなることを切に願うね。いち書き手としても。
6/yk45Pzさんの言う事が最もだよ
最初の時点でルールを決めてなかったから
このような事態になってしまったわけで…
(経過をみすごして640で進めてしまった俺も悪いな…反省)
これからは先着レスを最優先で徹底ということでいいよね
ここはBで
お前はもう書くな。
私は体育教師にその旨をつたえ川澄 舞と紹介を受けた
少女の対面に腰を下ろした…が、どう切り出したら良いものやら
刑事として調査を進めているのはあくまで極秘だ(まぁ、大半の
生徒にはばれているかも知れないが…)
思案していると…
『あなた…何者?』
寡黙だった舞こちらを睨みながら話しかけてきた
「…どういう意味かな?」
『…あなた、気配が普通じゃない』
くっ、この娘いったい何者なんだ…私は
A、質疑に正面から答える
B、ごまかし、昨晩の話題を振ってみる
C、いきなり襲い掛かる
Bで
みんなマターリするにゃっ
私は逡巡した後
「君が何を言っているのか私には分からないな、私は一介の
教育実習生だよ…ハハ」
『……』
「まあ、そう構えないで聞いてくれるかな?昨日の夜学校にいたと
いう話なんだが何をしていたのか教えてくれないか、昨晩の宿直が
私だったもので気付きませんでした、じゃ、立場上拙いんだよ…」
ふう、厳しいか?
『……私の質問が先、答えて』
「…(何なんだ一体?どういう経緯か知らないがこの娘何かに気付いている、
確証は無いのだが…)』
と、その時
―――ヒュッ―――
先ほど目に付いた長物を抜き放ち、切っ先をこちらに向けて構える舞の
姿があった…やはり剣だったのか銃刀法違反だな…
『…答えて』
どうやら本気らしいな…
A、とにかく制圧する話しはそのあとだ!
B、なだめて正直に答える
C、菊の御紋提示
法の力は絶対です、C
んでどうしても死にそうなら力開放
『あー……川澄君、キミは銃刀法、というものを知ってるかね?』
「なんのことだ……質問に答えろ」
『……フゥ…恐喝、か』
私は胸ポケットから、すでに慣れ親しんだ自分の手帳を取りだし、舞に提示した。
『こういうことだ。即刻剣を下ろしなさい』
「………」
舞は一瞬面食らったようだが、かえって私に一歩近づいてきた。
「……それがどうした。私の質問に答えろ……」
『………』
これだから最近の若者は……
私は少々辟易しながら、舞の剣の切っ先を軽くつまんだ。
「…何をしている?」
『フッ』
手首に軽くスナップを利かせ、剣を上に放り投げた。狩猟者の力を少し使えばこんなのは簡単だ。
剣を付きつけられても、それを握っているのは女子高生。
「なに……っ!?」
舞の注意が一瞬上空に向く。
『教育的指導、ということにしておいてくれ』
スッ……ドウッ!
その隙に軽く当身を食らわせた。
さて……
A 目が覚めるまで待って尋問を続ける。
B とっとと補導する。
Aだろうな。
Bじゃちょいとものたりない。
Aしか!
「………う」
『気がついたか?』
舞が気を失っていたのはほんの数分間だった。さらに尋問を続ける。(当然、物騒なものは預からせてもらってある)
『ま、こうなったらしょうがない。こちらから身分を明かそう。私は柳川裕也。一応体面上は教育実習生ということになっているが、
実際は……最近話題になっている夜の事件。これを調べに来た』
「………なんだ、がっかり」
舞は心底残念そうにつぶやいた。
『あのなぁ……本来ならキミは銃刀法その他もろもろで捕まりかねないんだぞ?』
「そんなの……関係ない」
はぁ、関係ないですか……それで済んだら警察いらないんだが……
「……私も言いたいことがある。夜の学校には近づかない方がいい」
……こいつもか。
『キミも長瀬と同じ事を言うのか……』
何気に言葉に出た「長瀬」の名前だったが、意外にも彼女は目の色を変えてきた。
「長瀬……? 祐介? 祐介を知っているのか!?」
『あ、ああ…昨夜学校を調べている途中、会ったんだ』
「何か言わなかったか!? 敵は? 魔物は!?」
な、なんなんだこの反応は……
『いや、キミと同じように、事件には関わらない方がいい……という話だけだった』
「………」
こんどはこちらからだ。
『で……キミのことも聞かせてくれないか?』
「あなた……祐介たちと同じような力を持っている?」
なんだこの少女は? 鬼の血のことを知っているのか……?
A 「鬼の力」を持っていると正直に答える。
B 「毒電波」が使えると嘘をつく。
C まぁ、そんなようなモンかな……とお茶を濁す。
D いや、柔剣道で段を持っているだけだ、と普通に答える。
C!
力があることはおそらくばれているのでC
『まぁ、そんなようなモンかな……』
私はまだこの子を完全に信用することができない。ここは慎重に答えを返していこう。
「そうか……」
舞はしばらく押し黙った後、ゆっくりとした口調で語り始めた。
「私は……魔物を狩る者だから」
『………』
こういうシーンは取り調べでなれている。とにもかくにも、それまで黙っていた被疑者が話し始めたら黙って聞いていなければならない。
「……この学校には魔物が出る……みんな、みんなその魔物のせいでおかしくなっていく。私は、魔物を狩る者だから。魔物を倒さなければならない。
けど、魔物の力は強すぎる…私じゃ勝てない。でも、ある日、祐介たちと会った」
ここまで言うと舞はチラリとこちらを盗み見た。私は真剣な眼差しで舞の視線に返事をする。
「私にはわかった。祐介たち…祐介と瑠璃子は魔物と同じ力を持っている。そして、祐介たちも魔物を倒そうとしている。
昨日も、私たちは魔物を探していた……けど、二人は……」
最後の部分は声になっていなかった。舞は肩を振るわせている。
『川澄……』
舞は顔をバッと上げた。その眼には涙がたまっている。
「頼む!先生!私も連れていってくれ! …私だけの力じゃ魔物には勝てない! けど、先生の力があれば……!
私は、仇をとりたいんだ! 祐介の! 瑠璃子の! そして、魔物を討つんだ!」
『………』
A 『わかった。今夜宿直室へ来てくれ』
B 『ダメだ。この事件は半端じゃなく危険なんだ。キミを連れて行くわけにはいかない』
C 『……ありがとう。話はこれで終わりだ。帰っていい』
Aだろ、ここは
魔物はオマエだろ
と、ツッコんでみる
『……どうやら、今夜からは本格的な調査が出来そうだな……』
「魔物」などと抽象的な言い方はしているが、犯人への直接のきっかけと成りうる少女の協力を得られた。
それにしても……「魔物」か……
まるで以前の私の起こした事件のようだな。ただ、その時とは違うのは「壊される」対象が「心」だということか。
心か……心を壊す、か……
一体、今回の事件の犯人はどんなヤツなんだ?
――――コンコン
ドアがノックされた。
『来たか……』
ガチャ……
ドアを開けたそこに立っていたのは
A 予定通りに川澄舞だった。
B 差し入れに来た初音ちゃんだった。
C 遊びに来た川名みさき君だった。
D 入院しているはずの長瀬祐介だった。
ここでBですよ
「えへへっ、柳川さん、今夜は会えたね♪」
『は……初音ちゃん!』
なんと、そこに立っていたのは我が愛しの柏木初音ちゃんだった。
「差し入れ持ってきたよー、今夜は肉じゃがだよー」
その手には大きな鍋が握られていた。頭に三角巾まで巻いて、完璧だ。
「お邪魔しまーっす♪」
そのままズカズカと部屋の中に上がりこみ、コンロのあるキッチンまで行く。
『あ、あのさ初音ちゃん、今夜は……』
「えへへっ、私がんばっちゃうからね。柳川さんには精つけてお勤めがんばってもらわなきゃ」
『ドキッ!!?』
……へ、変な意味は無いよな。ただ初音ちゃんは純粋に私に仕事をがんばってもらいたいだけなんだよな。
私は、そう自分自身に言い聞かせた。
時刻は七時を回った。そとは完全な暗闇だ。
「はい、柳川さん、どうぞー」
ちゃぶ台の上に初音ちゃん特製の肉じゃが定食が並べられた。
どれもこれも温めなおしたとは思えないほどの新鮮さだ。
私は早速箸を手に取る。
――――だが、
舞が遅い。
A ええい! こんなチャンスもう二度とないかもしれないんだ! 料理を堪能する。
B ……舞は生徒であり、仲間である。心配だ。探しに行こう――――
C とりあえず、ここは初音ちゃんの幼い肢体を味わいたいところだ。
Cと思わせてじつはAにしたいところだが…んんんんん〜
>>669に任せます。
それではBで
『ごめん、初音ちゃん。料理はまた後で食べるよ――――仲間が、一緒に調査をする仲間が来ないんだ。探しに行かなきゃ』
「え……っ、そんな……せっかく柳川さんの為に作ったのに……」
『本当にゴメン、またあとできっと食べるから。今は―――――仕事をさせてほしい。私は刑事であり、教師であるんだ』
「……わかった。柳川さんのお仕事邪魔しちゃいけないよね。がんばって!」
しかし、夜の学校は危険だ。
初音ちゃんをどうするか――――
A 一緒に連れて行く。
B ここに残らせる。
C 家に帰るように言う。
Aで宜しく
廊下をゆっくりと歩いていく。予想以上に暗い。クソッ、こんな状況で不意打ちくらったらマズイな……
「柳川さん……?」
初音ちゃんが私のスーツの裾をキュッと握り締める。
『ああ、大丈夫だよ。大丈夫だから―――――』
そうだ。私はこんな小さな女の子を連れているんだ。私が守らずに誰が守る?
……私よ、勇気を持て。
コツ、コツ、コツと廊下を歩きながら、一つ一つの教室を歩いていく。
「……ねえ、柳川さん……」
『ん? なんだい? 初音ちゃん』
初音ちゃんはうつむきながら問いかけてきた。
「柳川さんのお仲間って……誰なの?」
『うん、川澄舞、っていう女子生徒だ。三年生の』
「ああ……あの人……」
『知ってるのかい?』
「知ってるも何も、全校中で有名だよ。札付きの不良だって」
『ヘェ……』
確かにミステリアスな雰囲気はあったが、評判が悪いとは知らなかった。
「何度も夜中に学校に侵入しては、窓ガラスを割ってたって。
何度も退学させられそうになったんだよ。でも噂では友達に地元の有力者がいるから――――」
『シィッ!』
私は初音ちゃんの口を押さえた。
(ど、どうしたの柳川さん!?)
『シッ……音が……』
――――キィン! キィン! キィン!――――
――――クソッ、魔物め!……先生、どこに……
狩猟者の研ぎ澄まされた聴覚が、戦闘音を捕らえた。
『……大変だ! 舞が襲われている!』
「え…っ、どこっ!?」
『音からすると反対側の校舎だ! チッ、遠いな!』
「どど、ど、どうしよう!?」
A 初音ちゃん、近道はないかい?
B クソッ、間に合うのか!? 全力で走る。
C イチかバチかだ! 狩猟者の跳躍力をいかし、校舎を飛び越える
Cで
Cで豪快に!
この場合、初音ちゃんはどうすんだろ?
『オオオオオオオッ!!』
俺は一気に狩猟者の力を引き出し、思いっきり跳躍した。
バリンッ!!窓を突き破り反対側の校舎の窓に向かって跳ぶ!!
『く、届くか・・・・?』
ギリギリだったが反対側の校舎の窓に手がかかった。
バリンッ!!俺は一気に体を持ち上げて廊下に踊り出た。
『舞!!』
「先生!?・・・その姿は?」
『説明はあとだ!!敵はどこだ?』
その瞬間わたしは後ろに気配を感じた。
A、横っ飛びで回避する
B、舞の所まで走る
C、振り返り反撃を試みる
D、鬼の力、全開!!100%中の100%ォ!!!
『初音ちゃん!!肩につかまってくれ!!!』
「う、うん。わかった・・・。」
・・・行くぞ!!!
『はぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!』
ダッ!!!!!
「きゃぁぁ!!!!」
『しっかりつかまってくれ!!でないと落ちてしまう!!』
「う、うん!!!」
・・・!?しまった!!窓ガラスが!!!!
A.初音ちゃんをかばう。
B.お構いなしに蹴破る。
・・・やってしまった。
>>677は無視してくれ・・・。
D。
Bだ!!
今回の話は珍しく濡れ場が無いな…
未曾有の展開という奴か(藁
面白いからOK
『初音ちゃん! 降りろっ!』
「は、はいっ!」
その時、私は舞の背後に別の気配を感じた。
『……みさき君?』
「みさきは眼が見えないんだ!」
なるほど……みさき君をかばってここまで来てしまったということか。
『舞! みさき君と初音ちゃんを頼む! こいつは……オレがやる!』
体中の全筋力を総動員し、オレは「魔物」に襲いかかった。
『おあああああああァァァァァァァァァァァァァァァァァッッ!!!!!!』
魔物……!? バカな、この姿は…狩猟者、エルクゥそのものじゃないか!
『ゴアアアアアッッッ!』
『グルゥゥゥゥゥゥッッ!!!』
オレたち……柏木の血に連なるもの以外にも鬼がいたのか!?
『ルアアアアアアアアアッッッッ!!!』
だが……大した事はないなッ!!!
バシュッ!!!
オレの必殺の一撃が魔物の胸板をエグりとった。
『がは……っ……! グウウッ…』
ひざまずく魔物。
オレは煌く爪を高々と掲げ、トドメの態勢に入った。
『終わりだ!』
「先生! 危ない!」
『なに……』
ドゴアッ。
後頭部に鈍い衝撃を受け、俺の意識は闇のそこに沈んでいった……
つながってなくもないが・・・・
繋がった、ってコトでお願いします……
『ぅ……?』
ほの暗い水の底から魚が姿を現すように、私の意識は蘇った。
『頭がガンガンする……』
「おう、目覚めたかい? ヤナちゃん」
『その声は……』
ぼやけた眼差しで私が顔を上げると、そこには椅子に座った初音ちゃんの姿があった。
『ここは……』
「生徒会室だよ。悪の巣窟、ってトコかな?」
……違う、いつもの初音ちゃんじゃない。
『お前は……不良初音?』
「BINGO! いいカンしてるねェヤナちゃん?」
回りを見まわすと、舞とみさき君が縛られていた。……いや、「も」か。私もしっかりと鎖で体を縛られている。
「さて、どうするか……」
初音ちゃんの背後には、数人の縛られていない男女が立っていた。いや、縛られてないというよりも……服を着ていない。
「そうだな、まずは事情がイマイチわかってないヤナちゃんの為に説明タイムといくか」
『………』
A 目的は何だ?
B そいつらは誰だ?
C 初音ちゃんはどうした?
D 舞とみさき君をどうするつもりだ?
A
『目的はなんだ?』
「………復讐だよ」
不良初音は唇を歪めながら答えた。
『……復讐?』
「なぁ……知ってるか? お前と偽善者や耕一がゴタゴタをやってる間、初音がどんな学園生活を送っていたか」
『……?』
「いじめだよ」
『な……』
不良初音は続ける。
「何せ鶴来屋はここら一帯有数の一大企業だ。そこのお嬢様となれば目をつけられやすいのは当たり前だろう?
……初音にそれを利用するくらいのしたたかさがあればよかったんだがな。知っての通りヤツは超が付くほどのお人よしだ。
イヤとは言えない正確、自分より他人を思いやる性格、さらには幼さの残るあどけない容姿。目をつけられるには十分だった」
『………』
「初音は毎日毎日陰湿ないじめを受け続けた。陰口、嫌がらせエトセトラエトセトラ。だがそんな初音をもっとも苦しめたのは『無視』だ。それまで仲のよかった友人達からも徹底的な無視をくらった。おっさんが死んでナーバスになっていた初音の心はそれによってズタズタにされた」
『………』
「知らなかったろう? 知らなかっただろうナァ。お前たちは自分達のことだけで手一杯だったろうからなァ
……やがてそんな初音の鬱積が溜まって出来た人格、それが俺だ。俺は初音が普段思うことすら禁じている負の感情のみを一切背負って生まれた。そう、初音が心の裏で望んでいることは俺がかなえてやるのさ」
『それが……復讐ということか』
「その通りだ」
A そんなことは止めろ!
B 誰がやったんだ?
C 初音ちゃんはどうなっている?
D 二人は関係ないだろう。解放しろ!
落ちつけ・・・・ここはCでいいはずだ、Cにする。
『初音ちゃんは……初音ちゃんはどうなってるんだ!?』
「ハッ……知りたいか? そうか。ココん中だよ!」
そう言って不良初音は自分の頭をコンコンと叩いた。
『初音ちゃん! 初音ちゃん!』
「おおっと、無駄だぜェ。生憎夜の間はかんっっぺきに寝ちまってるからな。本人は自分のやってることにすら気付いてねぇんだよ
ただ、俺は昼間の初音の行動も見てられるんだがな。ケケケ。しかも俺はいつでも初音の意識を乗っ取れるときてやがる。まったく便利だねェ二重人格ってのは」
私は……
A 復讐などやめろ!
B 誰が初音ちゃんをそんな目に遭わせた!?
C あの鬼は何者だ?
D 二人を解放しろ!
うーん、じゃあBで
『誰が……誰が初音ちゃんをそんな目に遭わせたんだ!』
「……コイツラさ」
そういって不良初音は、自分の後ろにいる男女を指差した。
「この生徒会の連中……特にこの月島拓也、さ。成績優秀、スポーツ万能、有名大学への入学も決まってたのに、
何が不満だったのかねぇ? 初音は何故かコイツから眼の仇にされたのさ」
『……月島?』
「ああ、ついでに言っとくとさっきお前が戦った鬼……そりゃコイツさ。月島拓也が変身したやつだ」
『な……なんだと!?』
そんなバカな!? こいつが柏木の血に連なる者だとでも言うのか?
「ヘッ、信じられねぇって顔をしてるなぁ。…いいことを教えてやろう。鬼になる方法は鬼の血を引いてることだけじゃねぇ……鬼から血を受けることでも可能なんだよ」
『鬼の血を…受ける?』
「そうさ! コイツは俺の血を受けて鬼になったのさ!」
『な……何故だ! 何故こんなヤツに鬼の血を……』
急に不良初音の表情が曇った。
「俺だって……初音だって……好きでこんなヤツと……」
『ど、どういうことだ!?』
「…………」
その一言一句は私の人生の中でも最も重い部類に入るだろう。
「……犯されたのさ」
『な……っ』
「そうさ! 初音はコイツに無理矢理犯されたのさ! あの時の初音の絶望はスゴかったぜぇ。大好きな耕一オニイチャンのことを思い浮かべながら
この男に汚されたんだからなァ! まぁ、そのおかげでコイツの精神はエルクゥに乗っ取られたんだがな!」
ハァ、ハァ、ハァ……
不良初音は息を整えている。どうやらヤツ自身でも興奮しすぎたようだ。
「……おしゃべりはここまでだ。お前たちも俺の復讐の宴に混ぜてやる。せいぜい楽しむがいい……」
初音ちゃんは月島拓也に向き直り、命令した。
「さあ、まぐわれ」
A なんとしてもこの場から逃げ出す。
B せめて舞とみさき君だけでも助ける。
C 冷静になって考える。
D 衝撃のあまり何もできず、成り行きに身を任せる。
Cかなぁ
うーん、物語が深い!
職人さん方これからも頑張ってください。
さあ誰のエンドになるのかな?
「くっ…初音ちゃんにそんなことが」
想い人の悩みにきづけず日常を傍受していた自分の愚かさと、
話の凄惨さに逃避しかけたが、痛む後頭部のおかげで現実に引き戻された…
こういう時にこそ、冷静になり打開策を練る必要があるのではないか
嬌声が響く教室の中で私は目を閉じ考えを巡らせる…
まず、舞とみさき君を救うのが最優先だな…彼女達は純粋な被害者であり
このまま放って置く訳にはいかない…
―――初音ちゃん…辛かっただろう、悲しかっただろう…
誰にも心根を明かさず気丈に振舞う姿が思い起こされ、涙が頬をつたう
君は誰にも渡さない――――(ハハハ、ドクセンヨクカ?…)
何かが頭の中で囁いた気がしたが、事態を収める為に時間が惜しい
あえて今は無視する事にした…
ロープは私にとっては何の障害ともならない、私は…
A、連中を黙らせた後に、舞、みさきを脱出させる
B、連中よりも、舞、みさきの脱出が優先だ
Bでおねがいします〜
698 :
名無しさんだよもん:02/07/10 04:34 ID:YYKDpZ4r
ageちゃる
よし、まずは二人の安全確保が優先だ…初音ちゃんは、そのあと
ゆっくり解決策を考えよう…(ハハハ、オイオイホットクノカ?)
私は鬼の力をすべて解放し、二人に手を掛けようとしている者を
柱ごと吹き飛ばした…肩に二人を担ぎながら声を掛ける
「いいか、強行する!多少怪我するかもしれないが、怒らないで欲しい…」
『……わかった、それよりその姿なに』
『え?え?、柳川先生声が低くなってるよ、唸り声みたいなのもするし
それに姿ってなに、舞ちゃん?ひゃあ柳川先生ておっきぃね、毛深いし』
私は二人の問いかけを黙殺した…
「ちっ、逃がすんじゃねえぞおまえら!!逃がしたら只じゃおかねえかんな!!」
不良初音の怒声が教室に響く
饗宴の主賓である二人を奪われまいと、向かってくる連中にタックルし
窓をつきやぶった
―――ガシャ―ン
月を背に夜の闇を駆ける
『…柳川先生、ありがとう』
『ありがとう先生…助けてもらっちゃったね』
「礼はいい…教師が教え子を救うのはつとめだからな…」(ハハハ、ワラワセルナヨ?)
なんとか、連中の包囲は解けたがこれからどうするべきか…
A、長瀬刑事に保護を求める
B、柏木家に向かう
700 :
696:02/07/10 04:44 ID:8hxnIDBJ
ぐあっスマン…ロープじゃなくて鎖だった
置き換えて読んでください…オレ、イッテクル…
さあ総力戦だ。Bでよろ。
702 :
1/2:02/07/10 05:48 ID:8hxnIDBJ
そうだな…ここは柏木に保護を求めよう
今回の件に無関係と言うわけじゃないし、半端者のエルクゥといえど
一人であの数はいささか荷が重いのも事実だ…
「二人ともこれから私の知り合いの家に保護して貰おうと思う、
今回は危険な目にあって本当ならば自宅でゆっくりしたいだろうが
連中は普通じゃない…これから行くところではあいつらに対抗できるだけの
力をもった人達がいる…我慢して欲しい」
二人にそう告げた
『……わかった、迷惑かけたのはこっちだから』
《うん、仕方ないよね…でも一つだけお願い聞いてくれるかな?》
「ん、なんだい?」
《おなか空いちゃった!!えへへ…》
『…私も…』
私は一瞬の間をあけて
「ははははは、わかった、柏木家で何か用意してもらうよう頼むよ」
心配の必要は無さそうだな…強い子達だ…
結局、初音ちゃんの肉じゃが食べそこなってしまったか…
703 :
2/2:02/07/10 05:49 ID:8hxnIDBJ
―――柏木家―――
「と、いう訳なんだ」
私は千鶴嬢から初音ちゃんの監視をお願いされてからの事と顛末を話した…
『そんなことがあったんだね…畜生、私達家族なのに…一緒に暮らしてたのに
畜生!!』
梓の怒りとも悲しみともつかない声が響いたが、涙がそれは悲しみであることを
肯定していた…
《………フルフル》
楓ちゃんは肩を振るわせ俯いたままだ…
【…情けないですね私って、一番お姉さんなのに】
千鶴嬢は自虐めいた発言をうわごとのように繰り返している…
私は…
A、一人で方を付ける為黙って学校に向かう
B、悲しむのも結構だが……と叱咤する
ここはBで。
というか、「誰が話しているか理解らせる」ために、会話文のカギカッコを変えるのはどうかと思う。
『』程度は別にいいやと思ってたけど、流石に【】は見苦しい。
地の文と話し方で、誰の会話かを理解らせるようにしてほしい。
SS書きのルールを強要しようとまでは思わんが、せめてその程度は……
さて、お腹が空いた二人。目の前に千鶴さん。わくわく(w
Aだ!背中で語れ!!
706 :
702:02/07/10 06:13 ID:8hxnIDBJ
>704
ご指摘ありがとうございます、短くまとめようとの苦肉の策でした
がやはり見苦しいですよね…申しわけありませんでした
ちょっとシリアスが続いたので、次ぎは軽めでいかせていただきます(w
あとニコチンが切れちゃったんでちょっと待っててくださいね
707 :
名無しさんだよもん:02/07/10 06:19 ID:CVUtCuQF
オールハンデッドガンパレード!
オールハンデッドガンパレード!
最後に男と女が一人ずつ残れば我らの勝利だ!
良スレ突撃! どこかの誰かの未来のために!
709 :
名無しさんだよもん:02/07/10 07:34 ID:8hxnIDBJ
悲しみに暮れる三人を前に、しばらく私は言葉が見付からないままでいた、
が…初音ちゃんの気丈な姿を思い浮かべると同情は霧散し怒りが首を擡げた
「おい、何時までそうしているつもりなんだ!!」
《《《《《ビクッ》》》》》
私の怒声に三人が…いや舞とみさき君も居住まいを正す…
その様子を見ても私の怒りはおさまらない。
「現実に辛い目にあっているのは、君達じゃない初音ちゃんだろう?
それを君達三人ときたら、雁首そろえて泣きじゃくるばかりか…
下らない、それが姉である者達の姿とはな」
みさき君は嗚咽をかみ殺しながら肩をふるわせ、舞は赤い目でこちらを睨みつけていた
怒りの内容に無関係な二人の様子で我に返る…
「すまない、言い過ぎた…とりあえず、泣き止んでくれないか?
そうしないと、解決策も話し合えない…」
「はい…グス」
目の回りを真っ赤にしながら千鶴嬢が答える、それに習うように梓、楓も落ち着きを
取り戻したようだ。
「まず、頼みがあるんだが…」
私がそう切り出すと、梓が
「ん…なんだい」
「ああ、腹がへって仕方ないんだ…食事を用意してくれないか、そっちの
二人の分も」
それを受けて千鶴穣が答える
「ふふ、そういう事でしたら先に言ってくだされば良かったのに、今日は私が腕によりを
かけて作ったんですよ!」
「そうなのか…」
710 :
2/2:02/07/10 07:35 ID:8hxnIDBJ
千鶴嬢は足取り軽やかにキッチンに向かった、その様子を眺めながら梓がつぶやく
「叔父さんってさ、千鶴姉の料理…」
「ん、なんだ?」
「まっ知っとくのも悪くないかもね、私は部屋でちょっと考えたい事あるから…」
そう言い残し梓は部屋に向かった。
「……何、楓?」
「………」
「………!それ本当?」
「………コクコク」
楓ちゃんと舞は何やら話している(というか、意思疎通が出来ているのか?)
と、二人とも立ち上がり
「……私、楓の部屋にいるから」
「おい、お腹空いてるんじゃないのか?」
「……いや、もういい」
「そうか…楓ちゃん舞と仲良くしてやってくれ」
「……コクコク、生きていたら…また後で」
「はぁ?」
何やら不穏な発言を残して二人とも去っていった
居間に残されたのは私とみさき君だけになった、(二人きりというのも何だか
落ち着かないものだな)とか考えていると
「ねえ、柳川先生クッキー食べてくれた?」
「ん…」
一瞬何の事だと思ったが、そういう事だったんだな…
私は
A、ああ、美味しく頂いたよありがとう
B、ん、形は悪かったけど美味しかったよ
C、すまない、まだ食べてないんだ…
Bにしたら傷つくだろうな…
Aでおながいします。
「ああ、あのクッキーはみさき君の差し入れだったのか、
ありがとう、美味しく頂いたよ」
「えへへ、そっかぁ、美味しかったんだぁ///」
心なしか、頬が赤く染まっているような…俯きながらそわそわしている
みさき君を眺めていると。
「あのね、先生…今日は本当にありがとう、ううん、その前の体育の時間
の事も…ありがとう///」
間近で見ると本当に綺麗な顔立ちだな…
む、いかん私は初音ちゃん一筋だったはずだぞ、しっかりしないか裕也!!
「先生ってどんなお顔してるのかな…確かめても良いかな?」
そう言いながら私の頬に白魚のようなか細い手を差し伸べる
「…ふふ、こんなお顔してるんだ…切れ長の目だね、それとも目つきが悪いって
いうのかな?」
「お、おいおい」
私の動揺もよそにさらに続ける
「尖ったあご…ちょっと痩せてるね…あ、お髭の剃り残しだ」
心の天秤が微妙な変化をはじめている…みさき君は手を私の手に重ね
俯きながら深呼吸をはじめる、そして…
「……あのね、私、私、――――――」
A、みさきの独白を最後まで聞き届ける
B、その先の台詞は聞くわけにはいかない…
Aで聞こうとするも、邪魔が入るに
「私、今まで先生、って人たちはあんまり好きじゃなかったんだ。
私がこんなになっちゃったころ、世話してくれた先生がいるんだけど、それ以外の人たちはみんな最初っから私に関わろうとしないか、
ヘンな気を使うか、のどっちか。そういう人たちってね、自分が差別してるとは気付いていないんだよ。けど……その『特別扱い』が私にとっては一番辛いんだよ」
みさき君は私の顔に手を当てたまま、淡々と続ける。
「でもね、先生は違った。私を普通に扱ってくれたし、私がヒドイこと言われたときには……クスッ……やりすぎなんじゃないかってくらい
怒ってくれた。私、そういう先生にずっと憧れてたんだ―――――――」
『みさき君……』
「先生がホントの先生じゃなくたっていいよ。ううん、むしろその方が――――――」
「はぁーい、みなさーん、お待たせしまし……ってあら、二人だけですか……?」
さーーーーーーーっ!
千鶴嬢がいきなり部屋に入ってきた。私とみさき君は慌てて元の場所に座りなおす。
『は、早かったですね。千鶴さん』
「カレーを温めなおすだけですから」
「カレー!?」
突如、みさき君の声のトーンが変わった。
「はい、ちーちゃん特製ピリ辛カレーです。みさきさんはカレーはお好きですか?」
「カレーは人類の宝だよー」
『………』
スゴイ例えだな。
「いっぱい食べてくださいねー。何故か梓たちはちっとも食べないので。あ、柳川さんもどうぞ」
『あ、すいません』
千鶴嬢は手早く私とみさき君の分を皿に盛り付けた。
「いただきまーっす」
早速みさき君は最初の一口を口に含んだ。
ぱくっ。
「………どうですか? みさきさん」
「うう〜〜〜んっ、スゴイ味だよ〜〜〜〜〜。こんなのはじめてだよ〜〜」
……スゴイ味、か……
みさき君はテープの早回しのように恐るべき勢いでカレーを平らげていく。
「おかわりっ!」
「はいは〜い」
……なんだ。梓は変なこと言ってたが、十分普通の料理みたいじゃないか……
「う〜ん、スゴイ、スゴイよこのカレーは。特許出願中、って感じだよ」
……みさき君の様子が少し変な気もするが……
『そうだ、それより千鶴さん』
私は小声で千鶴嬢に話しかける。
「……なんでしょう?」
声のトーンから真面目な話だとわかったのだろう。千鶴嬢も真剣な眼差しで答える。
『……連中、鬼化したとかいう半端なエルクゥについて話を聞きたい』
「……鬼、ですか……」
しばしの沈黙の後、千鶴嬢は重苦しく口を開いた。
「……栄光ある真なるレザムの原住民、エルクゥには本来安定された三角形のコミュニティが存在しました。それは基本的に地球と同じです
狩猟先の土地でもその身分区分は純然と守られ、安定した社会を構築していました。
しかし、エルクゥには出産とは別に、もう一つの繁殖方法……『血分け』、それに伴う『私的下僕制度』があります」
『血分け…?』
「はい。これは本来、エルクゥが他種族と婚姻を結ぶ際、その下準備として対象者に自らの血を分け与え、半エルクゥ化させることになります。
この際、血を与えたエルクゥは『マスター』と呼ばれ、与えられた方は『サーヴァント』と呼ばれます。
……つまり、私達の始祖、次郎衛門もある意味エディフェルのサーヴァントとして半鬼化したわけです。サーヴァントは基本的にマスターに絶対服従ですが、
彼の場合は鬼化してすぐにマスターであるエディフェルを失ったため、自主的に行動し、雨月山の鬼を退治することに成功しました」
『私が戦った相手は……次郎衛門と同じ半鬼だった、ということか』
「ええ。今はまだ力を出しきれていないと思いますが、早めに手を打たないと厄介なことになります。
―――半鬼とは、時々純粋な鬼よりもタチが悪い場合がありますから」
……これは……面倒なことになりそうだな……
千鶴嬢は不意にパッと表情を明るくし、
「まぁ、悩んでいてもしかたありません。前向きに考えていきましょう。あ、カレーどうぞ。冷めてしまいますよ」
『……ええ、そうですね』
無理していることは明白であったが、私はそれに合わせるのが彼女の為にも最善だと判断した。
『では……いただきます』
ぱくっ。
………私が見たのは
A 天国だった
B 地獄だった
絶対B
(たしかに、世の中には色々な料理が存在するのだろう…地域によっては虫を
好んで食べるともいうしな……)
「あれ、叔父様どうなさったんですか?《ユサユサ》
(しかし、しかしだ、私の半生で料理の材料として《金属》というものが有るという
のは聞き及んでいない…)
「先生、柳川先生、色々あって疲れちゃったのかな?」
(それも、《ボルト》だとか《シャフト》だとか《電池》だとか工業製品だ…)
「…そうですね、疲れてあるんでしょう、休ませてあげましょうか」
(調理器具がミスによって混入されているというのと次元が異なる…明らかに故意
に材料として使われている、
千鶴嬢は私に恨みでもあるのか?)
「千鶴さん御馳走様でした、すごく美味ししか、かった…ろ…アレ《パタン》」
「あらあら、二人とも疲れてたんですね――――――」
千鶴嬢の悪意のない台詞に(何時か殺人罪で起訴されるぞ)という突込みを
いれながら意識を失った
闇の中で人の気配がする
気配の主は?
A、自分だった
B、初音ちゃんだった
C、みさき君だった
D、舞だった
720 :
名無しさんだよもん:02/07/10 21:54 ID:+l16iToz
Dいっとこか。
『ここは……?』
懐かしい感覚だ。そして不快な感覚だ。
……また、夢か。
そう、かつての事件のときと同じ、あの悪夢だ。
『狩猟者め……エルクゥの気にあてられたか?』
私がそんなことを考えながら暗闇の中佇んでいると、背後から近づく気配があった。
『誰だ!?』
「先生……」
舞だった。そこには舞が立っていた。だが……
『ま…舞! ふ、服はどうした!? さっさと着ろ!』
その舞は、トレードマークであるリボンも、綺麗な長髪も、常に携帯していた剣も持っていなかった。
「先生……」
舞はそのまま私に抱き着いてきた。
『バ…バカっ! どういうつもりだ!?』
「私を、抱いて」
スパッと断言した。
『な……っ!』
「私は、弱い。あの魔物…鬼たちと闘う時、今の私では先生の足手まといになってしまう。
けど……連中の話を聞いたら、先生に抱かれれば私もヤツらと同じ力が手に入るのだろう?
……私は祐介たちの仇を取りたいんだ。先生の助けになりたいんだ。……先生、私を抱いて」
『舞……』
A わかった。そこまで覚悟しているのなら……と受け入れる。
B ダメだ。この力は本来人間が持ってはいけないものなんだ。と拒絶する。
B(一秒)
『ダメだ。この力は本来人間が持ってはいけないものなんだ。お前の気持ちには答えられない』
私はキッパリと断った。これ以上この力で不幸になる人間を増やすわけにはいかない。
「けど……先生!」
舞は泣いて私に懇願してくる。
『ダメだ。こんな力は、持ったとしても、その持ち主にも回りの人々にも不幸しかもたらさない。
……せっかくここまで減ったんだ。柏木一門の外に出すわけにはいかない』
「………」
舞はうつむき、肩を震わせていたが、急に……
「アーーーーーッハッハッハッハッハッハッハ!!! 思ったより生徒思いじゃないか柳川!」
『やはりキサマか! 狩猟者!』
「チッ、失敗しちまったなぁ。狩猟者の血が活発化してきて俺が復活できるかと思ったんだがな。クククッ。だがお前の判断が正しかったとも限らないぜ?
果たしてお前らだけであの鬼どもに勝てるかな? ……まぁ、危なくなったら俺を呼べや。暴れてやるぜぇ……存分にな!」
『フン、誰がキサマの手など借りるか。お前など一生私の中に封じこめてくれる!』
「ケッ。とりあえず今は引いてやるぜ。今はな。だが覚えておけ……俺は常に潜んでいる。お前の中に」
『………』
それだけ言い残すと、舞こと狩猟者の姿は闇の中に掻き消えていった。
同時に、闇自身も薄れていく―――――――――――朝が来た。
『む……ん……?』
目が覚めると、私は柏木家の今に毛布をかけられて寝かされていた。
時間は……7時か。そろそろ準備した方がいいだろう。
辺りを見まわすと、私の隣に舞が眠っている。……剣を持ったまま丸まって壁によりかかっている形だが。
『おい……舞、起きろ』
「ん……先生……?」
その時私は気付いた。舞が見なれない首飾りを着けていて、それが青く光っているのを。
『舞……それは?』
「これは……」
「エルクゥの首飾りです」
楓ちゃんが襖の奥から現れた。
『エルクゥの……首飾り?』
「はい。本来は初音がおじさまから頂いた物ですが、今はたまたま私の手元にあったので舞さんにお貸ししました。
……それを身につけていれば、近くに鬼がいるときは鈍く光り、しかも鬼の力を減退させるらしいです」
「これさえあれば……私も……戦える!」
舞が静かに、だが確実に吼えた。
「おっ叔父さん、目が覚めたか」
キッチンの方から梓が出てきた。
「さすがの叔父さんも柏木家最強の核廃棄物にはかなわなかったか。待ってな。私が今口直しにとびっきりの朝メシ作ってやるから」
『それは……ありがたいな』
やがて朝食が食卓に並ぶころには、千鶴さんとみさき君も居間に姿を現した。
「柳川さん……これからどうなさるおつもりです?」
A とりあえず学校へ行き、状況を調べる。
B 耕一と連絡を取る。
C 初音ちゃんを探す。
D そろそろ出勤時間だ。仕事に行かなきゃ。
B。
Bで連絡しておいてA
『とりあえず・・・耕一に連絡してみようと思う』
「耕一さんに・・・ですか?」
『ああ、もしかしたら俺たちだけでは勝てないかもしれない・・。それにいつまでも
黙っていられることでもないしな』
「・・・・・・」
千鶴が押し黙っていると梓が口を開いた。
「ちづねえ、私も耕一を呼んだほうがいいと思うよ」
「私もです。やっぱり耕一さんに来てもらったほうが・・・」
楓もそれに賛同する。
「ええ、そうね。では連絡をとりましょう」
私は耕一に電話をして事の概要を説明した。
『と、いうわけなんだ』
「わかった。いますぐそっちに向かう」
『ああ、頼む』
「無理するなよ。柳川・・・・」
『わかってるよ』
さて、学校に誰を連れて行こう・・。
パーティー編成をします。柳川&舞は固定ですので後一人です。
A、千鶴
B、梓
C、楓
D、みさき
E、耕一が来るまで待つ
/*
>>725-726こういう場合は726の選択に従ってもいいのかな?*/
『とりあえず耕一と連絡を取り、可能ならばこっちに来てもらいましょう。最悪、連中と正面切って戦うことになった場合、
あいつがいれば心強いです――――悔しいですが、今のところあいつが柏木一門では最も強く次郎衛門の血を受け継いでいますから』
「わかりました。電話してみます。――――少し待っててください」
私たちが朝食を取る間、電話のある廊下からは千鶴さんの声が聞こえてきた。
何気に付けていたテレビのニュースキャスターが無機質に原稿を読み上げる。
――――先月末に発生した超大型で非常に強い台風16号は、現在××地方を東北東に非常にゆっくりとしたスピードで――――――
――――中心部での降水量は一時間に70mm以上と見られ―――――
――――進路にお住まいの方は、豪雨対策を――――
「……これ、ここに来るな」
梓がつぶやく。
『ああ……』
嵐が来るか……
「柳川さん?」
『あ、どうも千鶴さん。耕一の方はどうでしたか?』
「はい。すぐ来るよう言ってましたが……台風のせいで交通機関がパニック状態だそうで。いつこれるかはわからないと……」
『……クッ……』
状況はあまりよくないな。
『とりあえず私は一旦学校に向かいます。さすがに昼間襲われることはないでしょう』
これにみさき君と舞が反応する。
「あ、先生。私も連れていってほしいな。一回家に帰って着替えとかの準備もしたいし、お母さんにお泊りすること伝えなきゃ。私の家は学校のすぐ前だから、大丈夫だよ」
「私は先生についていく。いつ魔物と遭遇するかわからないから……この首飾りがあれば、ヤツらが人ごみに紛れても見つけれる」
『う〜ん……』
A 二人を連れて行く。
B 二人を連れて行かない。
いや、うまくすればつながるんでない?
耕一に連絡→台風のせいでいつ来れるかわからない→とりあえず学校へ行こう→みさきは行きたいと言っている。
パーティー編成をします。柳川&舞は固定ですので後一人です。
A、千鶴
B、梓
C、楓
D、みさき
E、耕一が来るまで待つ
こんな感じ?
無理に繋ぐ必要もないでしょ。先に出た方優先で。
繋ぎたければ繋がるようなSSを書け、って感じでいいんじゃない?
で、
>>727の選択肢はAキボン。
そんなかんじでいいと思う、
あえて言うなら学校に行く(行かないかもしれないけど)
昼襲ってくることは考えにくいが
万一に備え柏木姉妹のだれかをつれていったほうがいいかもしれない、
んで
A千鶴
B梓
C楓
Dそこまですることもないか・・・
みたいな感じじゃないかな。
先に出たほう優先という原則に従った方が
あとあとの波風を抑える意味でいいとおもう
まあ次の書き手さんに任せていいのでは
うーん、相変わらずお話しのブッキングが目立つね…
何か対策を考えた方が良いかも…
書きこむ前にスレを確認すれば良いんだけど…書き上げて
から先に他の書き手さんが書き込んでたらガックシなんだよね
まあ、今までもそれでやって来たんだし、どうでも良いというなら
私の発言は放置してください
しかし最初の頃じゃこんな議論は起きなかっただろうな。
よくぞここまで育ってくれたよなー
改めて職人さんに感謝
根本的な対策にはならないけど、次スレには『書き込み前にリロード推奨』
ってのを入れれば多少は……よくなると思う。
まぁ、俺もけっこうやってしまうのだけれど(w
基本的に早かった方を元にして、
遅いほうをパーツ取りにしたらどうでしょう。
(例えば今回なら台風で遅れるという部分)
で混ぜた場合は冒頭にどういう風にしたか書く、と。
なんにせよこのスレでは速さが正義ですから。
早かったほうを尊重する、という姿勢は貫くべきかと。
西部劇のガンマン風に言うと・・・
えと、こんなのはどうでしょうか?
お話しの進行レスを書きこむ人が、この↑の名前欄みたいに
自分の付けるレス数を書きこむ
んで、次ぎに引き継ぎたい書き手さんが宣言をして(これも先着順)
お話しを進めて行くと…やっぱり面倒くさいね…
とりあえず
・原則として話も選択肢も早いもの勝ち。
・話を書き込む際にはリロード推奨
だな。
745 :
742:02/07/11 00:29 ID:5Ub32FAT
>744
だね、上手くいかないと自分でも思った(w
743さんの意見を徹底するという事で良いね
んで、自分がレス付ける前に他の人が書きこんでたら
仕方ないという事で
んで今回は千鶴さんをつれていく方向(選択肢としてはA)で、
続きの割合は最速書き手さんが決めるでファイナルアンサー?
変なルール作って職人さんが離れていくのは避けたいところ。
俺も一職人として先に書き込まれた悔しさはわかるが、次にまたつなげればいいだけ。
さあ、マターリ再開しようぜ〜
>>739 >732に賛成。混ぜたければ混ぜるSSを書け、という方がよいかと。
変にパーツ取りとかするとかえって収拾がつかなくなりそう。
>>740 「書きな! どっちが早く書けるか勝負だぜ」と言ったところか(w
とりあえず私は舞、千鶴さんを連れて行くことにした。
大丈夫だとは思うが、もし遭遇戦にでもなった場合は戦闘能力の高いこの二人がいれば心強い。
耕一が来れば完璧だろうが、私たちにいつ来るかわからないものを待っているほどの時間的余裕はない。
学校へ向かう途中、舞が少し先に進んだところで千鶴さんが私に囁きかけてきた。
「柳川さん……最後……どうしようもない時は私に任せてください……」
『……どういうことです?』
「サーヴァントを解放する方法は、一つしかありません」
『解放……? 次郎衛門の時は……まさか、千鶴さ……!』
「柏木の罪は柏木の手によって贖わなければなりません。……手を汚すのは私だけで十分です」
『………』
千鶴さんの決意は固い。この場で何を言っても無駄だろう。
もしその時が来た場合、私は……
A 千鶴さんに任せる。
B なんとしてでも止める。
Aだな。予想できない展開こそが楽しいんだ(w
書き手さんがガンマンなら、選択選ぶほうは速押しクイズの心境です。
『わかりました……その時はお任せします』
「………ありがとうございます」
千鶴さん……肩が泣いているよ……
「先生、着いた」
『あ、ああ……』
何時の間にか私たちは学校の前に着いていた。とりあえず見て取れる範囲では変わった所はない。
「柳川センセー、おはようございまーす」
「隣の人は彼女ッスか? いやー、まさか柳川センセが年増好きとは」
(※ 話に関係ないが、数日後、彼は橋の下でボコボコにされてるのが発見された)
『さて……中に入るわけだが……千鶴さんはどうしま』
「えへっ、柳川さん、似合いますか?」
いつの間にやら。千鶴さんはこの学校指定の女子用制服に着替えていた。
『千鶴さん……それは……?』
「ええ。ちょっとそこを通りかかった女子からお借りしました」
『………』
A とってもよく似合ってます。可愛いですよ。
B 歳を考えろよ。
C さっさと調査を進めましょう。
D 偽善者……
Bですが
Dしかない・・・
『千鶴さん、あなたももう2(ピー)歳なんですからもっと自分の歳を』
ドゴっ
『がふっ……』
み……鳩尾に……いいのが……
「さあ川澄さん、下らないことやってないでさっさと調査を進めましょう」
「はい……じゃあ、とりあえず」
A 長瀬先生と……話をしよう。
B 生徒会室に……行こう。
C 初音のいじめについて……調べよう。
D 生徒に聞きこみをしてみよう……。
ピコン!C!
私たちはまず初音が変わってしまう原因となったいじめの実際について調べてみることにした。
『ま……舞……』
先生は体調が悪いみたいだから私ががんばらなきゃ。
とりあえず初音のクラスに行き、生徒をつかまえる。
「……ちょっといいか……?」
「(ビクッ!? か、川澄舞…)は、はい、なんでしょう?」
「柏木初音について聞きたい……」
「初音……? ああ、あのお嬢さんか。今日は来てないぜ」
「いや……それはわかってる。彼女がこのクラスで何をされていたのかを聞きたい」
「な……なんの事だい? 俺にはわからな……」
その時、私の後ろから気温が下がるような殺気が発せられた。
……千鶴さんだ。千鶴さんが男子生徒の肩を掴んでいる。
だが、あくまで笑顔で、だ。
「ええと……そんなハズはないんですが……正直にお答え願えませんか?」
「だ、だから……知らないものは知らな……!」
千鶴さんの殺気が強くなった。どうする?
A 騒ぎを起こすとまずだろうから、ここは引きとめる。
B 妹を傷物にされた姉の気持ちは辛いだろう。任せよう。
C 別の生徒に聞いてみよう。
yo-si B de
(……千鶴さんは妹をあんな目に遭わされたんだ……気持ちはわかる。放っておこう)
「正直に、お願いします」
「し……しらねぇ……」(肩への爪の食いこみ度+5mm)
「正直に……お願いしますね」
「しらねったら……」(肩への爪の食いこみ度+10mm)
「正直に話せ。このガキ」(思いきり食いこませる)
「うぎゃ……!」
絶叫しようとする男子生徒だが、その前に千鶴さんは男を壁に叩きつけ、口を押さえる。
「いいですか? あなたの口は今真実しか話すことが出来ません。絶叫、嘘、その他もろもろを発した瞬間あなたの舌は閻魔様にひっこ抜かれると知りなさい」
男子生徒は涙目でコクコクとうなずいた。
「……俺たちは……俺たちは命令されてやったんだ……!」
「……誰にですか?」
「あの男だ……!」
生徒は教室内の一人のメガネの生徒をを指差した。
(……どこかで見覚えが……)
「あいつだ! 生徒会役員の久瀬だ!」
「……ありがとうございます」
千鶴さんは男子生徒を蹴り飛ばした。
「失せろ」
「ヒ……ヒィッ……!」
「さて……では今度はあの方にお話を伺いましょうか……」
他の生徒に頼み、久瀬を呼び出す。
「フゥ…私は忙しいんだ。なんの用だい君たち?」
(何故だろう。この男はすごいぽんぽこたぬきさんな感じがする……たぬきさん?)
A 斬る。
B 殴る。
C 我慢する。
C
Bだ!この二人だと抑止力が足りない!
よみがえれ柳川!よみがえるんだぁ!
クレーンが来た!いやシリアスだから来ないのか!
どっちだ!?
(……この男からイヤな感じがするのは、おそらく別の世界の話だろう。ここで殴っても何も始まらない)
「……柏木初音について、聞きたい」
「ああ彼女か。全く彼女にも困ったものだよ。鶴来屋の御令嬢のクセに、クラスの調和を乱すわ、生徒会の言う事を聞かないわ、果ては学校をサボるわ……」
【千鶴さんの殺気:+10】
(いけない……このままだと千鶴さんはこの男を殺しかねない……)
「お前が初音をいじめていたと聞いている。その辺りのことを正直に話してほしい」
「いじめ……? おいおい、人聞きの悪いことを言わないでくれよ。確かに僕らは彼女に2〜3注意は促したがね、
それをいじめと受けっとってもらっては困るよ。全く、これだからお嬢様は……」
【千鶴さんの殺気:+20】
(ヤバイ……)
千鶴さんが一歩前に進み出る。
「クラス全員で徹底的に無視することが注意だと言うのですか……?
………あんな小さな子を……汚す……汚すことが注意だと言うのですか……?」
久瀬の顔が一瞬険しくなる。
(ん…? 今……)
「な、なんの事かね。言いがかりはやめてくれ。……大体、キミたちは誰なんだ?」
(これはまさか……)
「私ですか……? 私の名前は柏木千鶴。……初音の姉よ!」
(間違いない! エルクゥの首飾りが反応した! コイツは「鬼」だ!)
「ホゥ……あなたが……「偽善者」ですか……」
A 先手必勝。久瀬に斬りかかる。
B 頭に血が上ってる千鶴さんを一歩下がらせる。
C 『先生! コイツは鬼だ!』
Cだ!柳川ファイト
「先生! 鬼だ! コイツは鬼だ!」
ゴオオオッ!! 久瀬の体が一気に膨れ上がる。
「柏木千鶴! 最優先すべきはキサマの首だと初音様から拝聴している! 死ねィ!!」
丸太の様な久瀬の腕がしなり、鎌のような爪が千鶴さんに襲いかかる。
「えっ…!?」
完全に頭に血が上っていた千鶴さんは反応が一瞬遅れる。
「クッ、間に合わ……」
ズバシャアッ!! 肉が引き裂かれる音が廊下に響いた。
「せ……先生……」
久瀬の爪が千鶴さんを引き裂く直前、先生が間に割って入って受け止めた。
だが、先生の腕は夥しい出血をしている。
「チッ……失敗したか、だが千鶴よ! 覚えておけ! 初音様は決してお前を許さない!」
捨て台詞を残して久瀬は校舎の奥へと逃げていった。
A 先生の傷の手当てをする。
B 逃すか!
ヤナギーが主役だ
A!
ガヤガヤ……ガヤガヤ……
先程の騒ぎを聞きつけたのだろう。生徒が廊下に出てきた。
「先生……」
ここにいるのはマズイな……
『二人とも、一旦ここは離れよう……』
「では、保健室に行きましょう。傷の手当てをしないと…」
『ええ、そうしましょうか……』
「す、すみません柳川さん。私が頭に血が上ってしまったばっかりに……」
千鶴さんは心底すまなさそうに何度も頭を下げる。
『いえ、いいんですよ千鶴さん。お気持ちはわかります』
「私も……ごめんなさい。一人で先走ってしまって……」
『いや、いいんだ舞。今回は舞のお手柄だからな』
「……」
舞はちょっと嬉しそうに微笑んだ。
「はい……こんなものでしょうか」
千鶴さんが包帯を巻き終えたようだ。
『まぁ、この程度の傷、エルクゥの回復能力なら数時間もあればふさがるでしょう』
『さて……』
A このまま柳川・千鶴・舞ルートを進む。
B 梓・楓・みさき視点に移る。
Bでいってみましょう
A
「さて……千鶴姉たちは行っちまったワケだが……」
「私たちはどうしましょう?」
「ご飯でも食べる?」
「みさき、さっき食べたばかりだろう……」
「………やっぱ私たちはここで待機してるべきだ。
ヘタに動いて耕一や千鶴姉と連絡を取れなくなってもマズイ。楓、どう思う?」
「私は……雨月山の伝説をもう一度調べてみるのがいいと思います。
ひょっとしたら初音を元に戻す方法がわかるかもしれません。みさきさんはどう思われますか?」
「う〜ん、私はやっぱり一回家に戻りたいな。そのついでに初音ちゃんを探すってのはどうかなぁ……梓ちゃん?」
さあ、どうする?
A 梓の意見に従い、待機する。
B 楓の意見に従い、伝説を調べる。
C みさきの意見に従い、初音を探す。
D とりあえず耕一に電話してみる。
耕一の出番は認めん!(w
Bで。
772 :
名無しさんだよもん:02/07/11 03:03 ID:CdzomiYu
漏れも書いてみるか・・・・
「ここは楓の言うとおり、雨月山の伝説を調べてみよう」
「でも、どうやって調べるの? 柳川さんにはここで待っていろっていわれたし」
「……誰か伝説に詳しい人を呼んで話を聞きましょう」
さあ誰を呼ぶ?
A.話し上手の小出由美子
B.梓の後輩日吉かおり
C.雑誌ライターの相田響子
Cだと取材されそう。Bだと話が崩壊しそう(w
というわけでAを。
うーん、リレー式の割に実はかなりうまくまとまってないか?
例の画鋲もいじめをあらわす伏線になっているしなぁ。
正直、超先生シナリオよりもこのスレの話の方が面白いかも……
ふと気になったんだけど、今柳川に対する好感度はこんな感じかな?
初音
LLLL
みさき
LLLLL
舞
LLLL
千鶴
LL
梓
L
楓
L
あと、単体あたりの強さは
耕一>柳川>千鶴さん=半端鬼>舞>梓>楓=初音>みさき先輩
こんな感じ?
普通の半端鬼は楓と同程度じゃないかな?
そうじゃないと柏木家が攻撃された場合あっさり捕まる
(殺されるじゃないのがミソ)
まあでも月島兄とかそういうボスクラスのキャラは
やっぱかなり強いと思われ。
(電波はいまだにつかえるのかねえ?)
駄文スマソ
>>778 おおむね同意。
ただ、どっかに柳川と戦った時の月島兄はまだ力を出し切れてない、って話があったから、実際は柳川=半鬼ボスクラスって感じかな?
一般半鬼は楓と同じかやや強いって程度で。
舞も首飾り装備してれば結構イケると思うし、
あと、痕本編では梓も結構戦闘力あるっぽいこと言ってたから
耕一>柳川=半鬼ボス>千鶴さん=半鬼(強)=舞(首飾り)>梓>半鬼(通常)>=楓=初音>みさき先輩
ってトコが妥当じゃない?
やっぱ耕一強いなぁ(笑)
いずれにせよ、みさき先輩はやっぱ弱いなぁ(w
戦闘パートで使うとしたら、
目が見えない代わりに発達した感覚を使ってのレーダー役ってとこですか。
しかしこのパーティーは柳川側に戦闘力が偏りすぎてるな。
>>778でそれっぽいコト言われてるけど、現状で柏木家が襲撃受けたら間違いなく大ピンチだ。
俺だったら……柳川&舞&楓、千鶴&梓&みさきって分けるかな。これだったら戦闘もバランスよくいけそうだ。
…FFみたいだ(笑)
名スレの矛感
>>779 戦闘力楓=初音と見てるがそれはどうか。
LF97では楓って千鶴さんより攻撃力が高かったりするぞ。
ちなみに守備力、すばやさも楓の方がある。
奴は以外に実力者なのだ。
しかし
>>1の軽さとはまったく別次元で話が織られているな・・・(笑)
誰か、この柳川シナリオをゲーム化してくれ。
(当然、選ばれなかった選択肢の分岐先も作って)
俺、買うぞ。
「そういえば…耕一の大学の友人で、雨月山の伝説を調べてる人がいたよな?」
「ええ、確か……小出由美子さん……でしたか?」
「楓、連絡先わかるか?」
「さぁ……耕一さんに電話してみましょう」
「私はよくわからないけど、二人に任せるよ」
梓はさっさと受話器を取り、もう覚えた耕一の携帯番号にダイアルを回した。
(ウチもいい加減電話買い換えろよ……)
呼び出し音が鳴る間、梓はそんなことを考えていた。
トゥルルル、トゥルル……ガチャ
誰かがでた。
「あ、耕一か? 訊きたい事が……」
だが、梓を迎えた第一声は耕一の声でなく、
ピシッ! バシャァァァァァァァァァァァン!!!
強烈な落雷の音だった。
「つぅぅぅぅぅぅっっ!」
耳が痛む。
「……梓? 梓か!?」
受話器の向こうではすさまじい嵐の音の中、耕一が必死に呼びかけている。
「どうした!? 何かあったのか!?」
「耕一! いま何処にいるんだ!?」
「なんとか県境までは来た! だが、道路もトンネルも土砂崩れで完璧に埋まっちまってる!」
「クッ……」
「時間はかかるかもしれないが、絶対そっちにいく! 安心しろ! ところで、そっちの状況はどうだ!?」
「ああ、まだ大きな動きはない。叔父さん、千鶴姉、助っ人の川澄舞ってのが学校に様子を見に行った!」
「よし! ところで、今回はどうしたんだ?」
「ああそうだった! 確か耕一の大学の友達で小出由美子って人が雨月山の伝説を調べてたよな!?」
由美子さんか…?」
「今何処にいるかわかるか?」
「彼女ならそっちにいるはずだ。どうしたんだ?」
「何か初音を元に戻すヒントがあるかもしれない。雨月山の伝説をもう一度調べてみることにした!」
「よし! そういうことなら……携帯番号は……あった! メモしろ!」
「おう!」
「……よし、じゃあな耕一。待ってるぞ!」
「ああ、美味いメシでも準備していろ!」
「おう! 腕によりをかけて作ってやるぜ!」
ガチャッ。
「姉さん……」
「ああ、携帯番号ならわかった。幸い彼女はこっちにいるらしい。電話してみよう」
「………もしもし?」
「あ、すみません。私、柏木梓といって……」
「ああ、梓さんね。耕一君から連絡は貰ってるわ。雨月山の伝説で聞きたいことがあるらしいわね」
「ええ、それで……恐縮なんですが、こちらまで来ていただけませんか?」
「お安いご用よ。鶴来屋会長のご自宅でいいのね?」
「はい! ……待ってます」
「それじゃあ、また後で」
電話を終えたころから、ポツポツと雨が降り出した。
それは徐々に強くなり、由美子さんが柏木家に着く頃にはバケツをひっくり返したような大雨になっていた。
この嵐は、これからの私達の運命を暗示していたのかもしれない。
「お邪魔します」
「こんな雨の中……どうもすみません」
「いえいえ、私も伝説に興味を持ってくださる方が増えるのは喜ばしい限りですから」
早速彼女を居間に招き入れ、彼女の反対側に私と楓、横にみさきが正座する形になった。
由美子さんはお茶を一口飲み、
「じゃあ……何から話そうかしら?」
A 次郎衛門とエディフェルについて。
B 半鬼という存在について。
C 次郎衛門が鬼を倒した方法。
D 退治した後の話。
D。
「鬼を退治した後の話を……聞かせてもらえませんか?」
「退治した後ね……」
彼女は自分のバックから大学ノートを取りだし、ペラペラとページをめくった。
「えーと……あ、あったあった。退治した後はね……」
――――鬼は全て討ち倒された。無事、雨月山周辺にも平穏が戻った。……ただ一人、皇女四姉妹の生き残り、リネットを除いては。
次郎衛門は褒美として領主から土地と家禄を受け……堅っ苦しく言ってもしょうがないわね。
要するに、次郎衛門は鬼を倒した褒美として正式な武士になったの。それもかなり高収入のね。
奥さんのリネットは人間として一緒に暮らし、貰った土地は・・・・・・そう、ちょうどここ、この家の辺りだと思うわ。
けど、文献によるとこの後次郎衛門は下克上を起こしてとうとう大名にまで上り詰めるわ。
「大名……?」
そ、けどね、私の私見だと次郎衛門は大名なんかになりたくなかったと思うわ。
「どういうことです?」
彼はもう半分人間じゃなかったのよ。その彼が人間の世俗的な権力欲にとり付かれるとは思いにくいわ。それに……きっと先に仕掛けたのは領主の方よ。
考えてもみて。自分の子飼いでもない食い詰め浪人が、事実上一人で数百の鬼の軍勢を討ち倒してしまったのよ。脅威に思わない方がおかしいわ。
「なるほど……」
……ちなみに、次郎衛門の超人的な強さも後世の創作とは言い切れない面もあるの。伝説では次郎衛門は鬼の首領との最後の戦いの時は雨月山がボロボロになったらしいわ。
私、この間調べてみたんだけど、雨月山には鍾乳洞が多いのよ。それも……自然に出来たものにしてはずいぶんとおかしな形の、そして真新しいのが。
その後、次郎衛門の子孫は上手く時流に乗り、織田信長、豊臣秀吉、徳川家とほどほどの関係を維持し続けたそうよ。
ま、一番恐ろしいのは人間の権力欲、ってことね。
A 次郎衛門とエディフェルの関係について訊く。
B 次郎衛門の鬼との闘いについて訊く。
C 半鬼について訊く。
D ありがとうございました。
Cを選んでみる
「半鬼について……教えてもらえませんか?」
「半鬼…? 半鬼っていうと…人間と鬼のハーフってこと? 次郎衛門みたいな」
「はい、そうなります」
「半鬼……か……」
由美子さんは少し困った様子でノートをめくっている。
「なにぶん記録が次郎衛門の分しかないから私見がずいぶん入っちゃうけど……」
基本的に鬼の血は遺伝で伝わるわ。次郎衛門とリネットの子孫も超人的な能力を持った人が多くいたから、きっと優勢遺伝じゃないかしら?
確かにこれらの人達は「鬼と人の血を引く」人たちではあるけど、半鬼ではないわ。
半鬼というのは……鬼と直接血を分けて、後天的に鬼化した者のことを言うようね。
なにぶん基本は人間だから、直接の身体能力は鬼に劣るけど、その分人としての利点を持ったまま鬼の力を行使することができるのが強みのようね。
「人としての……利点?」
元来鬼というのは個体差は少なかったみたいよ。大体が同じ格好をして、大体が同じような力。大体が同じような戦法……力で引き裂くのね。
けど、次郎衛門は鬼討伐の時は刀で闘ったらしいわ。リネットが持ってきた刀が非常に強力で、一薙で数十の鬼が一度に斬れたとかなんとか。
そのせいでその刀は常に紅い血煙を放ってるとかなんとか。……この辺はもうオカルトな話ね。
ま、半鬼っていうのは、まさしく「鬼」の力と「人」の技、長所と短所を併せ持った存在……ってことだと私は思うわ。
A 次郎衛門の「刀」とは?
B エディフェルとの関係は?
C 鬼との闘いは?
D ありがとうございました。
C行っとくか。
・・・てことは何か?月島兄は電波を・・・
何だか、痕プレイしてた頃を思い出す・・・・・・。
これは痕プレイしてない人間には
なかなか理解しがたいだろうな。
「次郎衛門と鬼の闘いについて教えてくれ」
「待ってましたっ♪ これがこのお話のクライマックスなのよ。やっぱり男の子は戦いものが……」
「ここには女の子しかいませんよ」
みさきがナイスなツッコミを入れた。
「ま、まあいいでしょう」
――――結局、由美子さん自身がこのテの話を好きなのだ。
このあたりに関しては私が説明するより、文献をそのまま読んだ方がいいわ……
嗚呼、想い人を殺められし男とはこうも強いのか。
次郎衛門の怒りは正に怒髪天をつき、鬼はおろか味方すら震え上がらせた。
それにしても信じられぬは彼の力。
曰く、馬もなしに千里を駆け、
曰く、弓もなしに地平の敵を切り刻み、
曰く、一薙で数匹の鬼を切り刻む。
返す返すも嘆息すべきは彼が敵でなかったこと也
―――――――
「鬼どもめが! 貴様等皆殺しだ!
一匹残らず斬り捨ててくれる!
一匹残らず地にひれ伏してくれる!
貴様等の血で雨月を紅月に染め上げてくれる!」
次郎衛門の闘いぶりは正に鬼神の如きであった。
特筆すべきは彼の残虐性。彼は元来侍には似つかわしくなく、脆弱な性格であったそうだが、私はそれは虚偽だと断言できる。
彼は鬼ならば男も、命乞いをする女も、泣き叫ぶ子供も容赦なく斬り伏した。
「ニンゲンガァァァァ! 家畜ノ分際デ……我ラヲナメルナァァァァァァァァァ!!!」
鬼の一団が次郎衛門に襲いかかる。無駄だろう。
「笑止、死ね! 鬼が!」
彼がその深紅に染まった刃を一薙ぎすると無数の鎌鼬が舞いすさび、鬼どもはズタズタに引き裂かれた。
「鬼!即!斬!皆殺しだ!」
気になることと言えば、彼の奥さんと言われるこの女性……私の隣にいる、里音斗、とか申したか?
彼女の悲しみの面持ちであろう。
――――まぁ、しばらくは次郎衛門が大暴れするのよ。ちょっと飛ばすわ。
とうとう次郎衛門は鬼の首領を追い詰めた。彼の者は雨月山の頂上へと逃げたが、とうとう次郎衛門に捕まった。
「キサマが鬼の親玉か……リズエル、アズエル、……エディフェルを殺したのは、キサマか!」
「おおそうさ! あの裏切り者どもはこの手で切り刻んでやった。だがもっと早くするべきだったな。キサマのような者が現れるとは!」
次郎衛門は正眼に剣を構える。
「死ぬ前に、名を聞こうか。我が名は……鬼を狩る者次郎衛門!」
……あれはなんだ? 鬼の首領の背後に面妖な箱がある。
「我が名は駄里恵里……だが、死ぬのは我だけではない! キサマも死ぬのだ! 真なる零坐夢に栄光あれ! 陽九! 自爆……!」
駄里恵里と名乗った鬼が箱に手をかけたその瞬間、
「グ……アアッ!!」
鬼の手に矢が深々と刺さっていた。その場にいた全員が矢の放たれた地点を見る。
たちまち駄里恵里の顔が驚愕に歪む。
「リ……リネット! キサマ、裏切ったか!」
「……姉の……姉さん達の仇です! 次郎衛門!」
「鬼よ!!!! 滅せよ!!!!!」
「オノレェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!!!!!!」
次郎衛門の一撃が鬼を両断した。
―――――――戦は終わった。我らの……人間の勝利だ。
とまあ、とにかく次郎衛門は強かった、と。奥さんの裏切り、ってのもポイントかしら?
A 次郎衛門の刀とは?
B エディフェルとの関係は?
C ありがとうございました。
Aいっとかないと、剣使う人の出番無くなるよ。
物凄い勢いであA
「その……次郎衛門が使った…刀について教えてもらいないか?」
「ええ、お安いご用よ。ええと……ちょっと待ってね……」
由美子さんはまたしても大学ノートをペラペラとめくる。
「……あ、あったあった。伝説では、リネットが鬼の兵器を持ち出して次郎衛門に渡した、ってことになってるのは知ってる?」
「ああ、そのくらいなら」
「その時受け渡された3つの武具の内の一つが刀。後に『鬼切丸』と呼ばれる妖刀よ。他は、闘衣に、首飾り」
「首飾り……ですか?」
「そう。次郎衛門はその3つを身につけて闘ったのよ。ここがこの話のミソなんだけど……これらの武器、何で出来てるかわかる?」
「……?」
由美子さんのぶしつけな質問に対し、私たちは顔を見合わせた……だが、答えはわからなかった。
「フッフーン♪、わからないでしょ?」
楽しそうだな。
「正解は……彼女の姉妹たちよ」
『ええっ!!?』
「鬼という種族は元来自分達の肉体が最強の武器なのよ。中でも皇帝四姉妹……彼らの肉体は最上級の素材といえるわ。
姉妹を処刑されて復讐を誓ったリネットは、極秘裏に姉妹の死体を回収し、リズエルの右腕と爪から鬼切丸を、アズエルの皮をなめして力の闘衣を、エディフェルの奥歯から鬼の首飾りをそれぞれ作ったらしいわ」
……見ると、楓が自分の頬を押さえていた。無理はない。私だって皮をはがされるところを想像したら……気持ちいいものではない。
「鬼切丸は鬼を容易く両断し、力の闘衣は持ち主をあらゆる攻撃から身を守り、しかも力も増大させる。鬼の首飾りは鬼の存在に反応する……と、書かれてるわ」
A その武具はどうなったんだ?
B エディフェルとの関係について教えてくれ。
C ありがとうございました。
ここはAしかないな
「その武具はどうなったんですか?」
私達を代表して楓が尋ねた。
由美子さんは、大学ノートの続きを目で追い始める。
「ええと、うん、あったわ」
次朗衛門の使用した武具は鬼の妖術を駆使し、自分たちの肉体を材料にして作った物である。
ここまでは話したわね。
鬼の妖術で作った武具はもうお話にならないほど強力な代物よ。
同じ鬼を相手に使うぶんならまだいいけど、鬼を滅ぼした以上、この武具は人間達に対して毒にしかならないと次朗衛門は考えたみたい。
それは里音斗って娘も同じ考えだったようで、二人はこの武具を破壊してしまおうとするわ。
その時、その事件は起こったの。
これは雨月山の幽霊話として伝わっているみたい。
鬼を倒しちゃった後の話だから雨月山の鬼伝説とは違うかもしれないけど、私はこの二つの話が繋がっていると思うの。
詳しい話、聞きたい?
A.聞きたいです。
B.別にどうでも。
804 :
名無しさんだよもん:02/07/11 17:43 ID:Eo/XmIJu
ここまで来てA以外何を選べと?
当然、聞くしかない。
「詳しい話、教えていただけますか?」
梓は、力のこもった声で由美子を促した。
楓もみさきも、興味津々といった顔で見守ってる。
「うん、いいわよ。この話はね、次朗衛門の賜った村が亡霊の群に襲われたってところから始まるの」
鬼退治から約半年。これは次朗衛門に関する伝承からわかっていることね。
雨月山の近隣にある小さな村。この村に突然落ち武者の亡霊があらわれたって書かれている。
彼らは月が昇ると雨月山を下って村を襲い、日が昇るとまた雨月山のどこかへと去っていく。
亡霊達は、ニクシヤ、クヤシヤと呪いに満ちた呻き声を上げながら人々を襲った。
実体の無い亡霊達にはどんな武器も通じず、取り憑かれた村人は人間とは思えない力で暴れ回った。
脅えきった農民達は自分たちの領主に直訴するわ。
そして領民の訴えを聞いた領主は何が原因で現れたのか調査を始める。
調べていくと、この村の近くで大きな戦があり、戦いに敗れた彼らは自分たちを殺した相手に対する恨みで村人を襲ったらしいとのこと。
恨みを抱く相手は、他ならぬ領主自身。
自分が原因だと知った領主は、朝になって山に帰っていく落ち武者の後を付け、彼らがある洞窟の中に入っていくことを確認する。
その中は元相手の隠れ家で、埋葬されぬ亡骸があり、幾つかの建築物がまだ無念そうに形をとどめていたそうよ。
彼は洞窟の奥に社をこしらえ、その中に戦の時領主が使っていた道具を納めて亡者の供養を執り行った。
その後は幽霊騒ぎもなくなったそうよ。
けど領主はこう言い残している。
「彼らの恨みはきっとまだ晴れていない。いつかまたあらわれて私達の一族に害をなすだろう。だがその時は私の身につけていた武具が子孫を守るはずだ」ってね。
だからそれ以降、領主の家には代々武具の内一つが魔除けとして伝えられていると言うわ。
こういう話は地方に行くとよくあるんだけどね。
例えば、福井県の首無し行列って知ってるかな?
落城した柴田勝家の家臣の幽霊が首のない行列をして、それを見た者は死んでしまったとか。
でもね、この時期このあたりでそんな大きな人間同士の戦は無かったのよ。
じゃあ何か? 幸い、私達には一つ心当たりがあるわ。
雨月山の鬼。
領主はきっと次朗衛門。
雨月山近隣の村は文字通りここ近辺。
亡者の正体は次朗衛門に殺された鬼の亡霊よ。
そして奉納された武具は、里音斗が次朗衛門に与えた武具。
後世に残された武具が刀なのか闘衣なのか首飾りかまではわからないけど、内二つは雨月山のどこか。
残り一つはこの街に住むどこかの誰かが持っているかもね。
武具に関する顛末ははこんな所。
「他に聞きたいことはあるかな?」
A エディフェルとの関係について教えて欲しい。
B ありがとうございました。
A.
state
>>802 >>803 いくらなんでも1分でその文章は書けない、といってみる
あらかじめ用意しておいて、選択された時に狙ったように書きこんだのか?
810 :
803:02/07/11 19:12 ID:+bIBp0BD
>>809 うい、何となくあの選択肢が来そうだったんで用意はしていた。
読みが外れた場合は……( ;゚Д゚)
「これで最後です。エディフェルと次郎衛門の関係について教えてもらえませんか?」
「エディフェルと次郎衛門……ね……うん」
知っての通り、次郎衛門は最初の鬼討伐でもの見事にやられ、死にかけてしまうわ。
けど、そこで彼に思いを寄せていたエディフェルが彼に血を分け与えて蘇らせるわけね。
ここで重要なのが、「血を分ける」っていう行為。
西洋のヴァンパイア伝説でも、吸血鬼がお嫁さんを迎える時は彼女の血を3回に分けて吸うのよ。
1回だけは食事で、吸われた人は不死者になるだけだけど、3回に分けた場合は、そしてもし彼女が処女だった場合は、
人格を保ったまま吸血鬼になる。
……ちょっと話がそれたけど。要するに、昔から「血を分ける」、「血を混ぜる」っていう行為はその二人の「絆」を象徴しているわけね。
そうして、エディフェルは次郎衛門の「支配者」として次郎衛門に鬼としての生を与えたわけ。
……ま、エディフェルはこの直後に殺されて、「支配者―――下僕」の図式は崩れるのだけれど。
「……ありがとうございました。訊きたいことはこれで全てです……」
「あら? ……もうこんな時間ね。私も久しぶりに伝説を語れて楽しかったわ」
「…………」
大体の事情はわかった。整理してみよう。
・純粋な鬼と半鬼は「支配者―――隷属」の関係である。
・かつて次郎衛門は雨月山の鬼を「鬼の武具」を装備することで駆逐した。
・由美子さんの説が正しければ、「鬼の武具」のうち刀と衣は雨月山の何処かに隠されている。
・首飾りは我が家に伝わる「エルクゥの首飾り」がそうだと見て間違いないだろう。
・「半鬼」とは人と鬼の特徴を兼ね備えた個体であり、後天的な者しか存在しない。
・「伝説の後」は次郎衛門は(おそらく不可効力的に)大名まで上り詰めた。
「――――――――――」
いつの間にか、外は暗闇に覆われていた。
「姉さん、どうします? 由美子さんに事情を説明して協力していただきますか?
彼女の知識は役に立ちそうですが……」
A 由美子さんに事情を話し、協力を求める。
B いや、一般人を巻き込むわけにはいかない。
A
B、痕キャラはこれ以上増やさないほうがいいかと
「――――よし、そうだな。私たちだけでは手詰まりになる可能性が高い。ここは彼女に協力を頼もう」
「はい……由美子さん、お話があります」
楓が厳かに口を開いた。
「はい? なんでしょう」
「実は―――――次郎衛門の子孫とは、私たちです――――――」
「ええっ!?」
その後、しばらく時間をかけて私達は事情を説明した。
「にわかには信じがたいけど……」
「でも、本当なんです。今私たちにはあなたの知識が必要なのです」
「……わかったわ。確かに私もこの辺りの旧家が怪しいと踏んでいたのよ。それにしても…こんなところで伝説の立ち会い人になれるなんて―――」
「あ、それとお願いがあるのですが……」
「わかってるわよ。私が興味あるのは私の中の好奇心を満たすことだけ。この事は他言しないわ」
「………ありがとうございます」
「なあ由美子さん、初音や半鬼たちを元に戻す方法は無いのか?」
「――――――」
由美子さんはしばらく自分のノートを眺めた後、
「そうね……私の知る限りの知識の中では……二つ、方法がありそうね」
「えっ!?ホント?」
「ホントか!」
「ええ。先ず一つは初音ちゃんを……殺すこと」
「…………」
重苦しい沈黙が空間を支配する。
「そして……もう一つ……これは仮定に過ぎないのだけれど……」
「………」
「あなた方の話を総合すると、雨月山に封印されているのは刀と衣に間違いありません。
重要なのは、それらは『鬼の瘴気』を封じこめているということです」
「つまり――――」
「ええ、3つの鬼の武具の使い方によっては――――初音ちゃんの『鬼』の部分を封じこめることができるかもしれません。あくまでも仮定ですけど―――」
私は立ちあがる。
「仮定でもいい。一筋の希望が見えたんだ。私はこれに賭けてみようと思う。楓、みさき、なにか意見は?」
「賛成、です」
「私もそれがいいと思うよ。じっとしていても何も始まらないもの」
「よし! 次郎衛門の遺した鬼の武具を探しにいこう!」
※パーティー編成をします。雨月山の探索に行くメンバーを選んでください(複数選択可)
なお、必ず一人は柏木家に残さなければなりません。
A 梓(戦闘能力:高、探索能力:低、特殊能力:鬼の鉄拳)
B 楓(戦闘能力:中、探索能力:高、特殊能力:エルクゥの精神リンク)
C みさき(戦闘能力:低、探索能力:高(視覚情報は除く)、特殊能力:超聴覚)
D 由美子(戦闘能力:低、探索能力:中、特殊能力:伝説の知識)
「これは私の予想だけど……一人は人間を連れていったほうがいいと思うわ。刀には次郎衛門の憎しみ、悲しみ、鬼の怨念がこびりついている。
……エルクゥであるあなた方では触れることすらできない可能性があります」
Intermission〜選択肢には関係なく〜
―いつかどこかで―
「……だいぶ増えたな。何人だ?」
暗い部屋の中、端に初音と月島兄が立っている。
兄が恭しく礼をする。
「百人少々……といったところでしょうか?」
「フン、増えたな」
初音はつまらなそうに労った。
「これからいかがしましょう……?」
「……久瀬、いるか?」
「ハッ! 初音様!」
「……半分を率いて警察署を襲え。この街から自治を奪う」
「ハッ!」
「……20人程は街に通じる主要道路を封鎖しろ。この街を孤立させる。幸い、今は台風だ。やりやすいだろう
指揮は月島、お前がとれ」
「ハッ!」
「……残りは雨月山―――ヨークへ迎え」
「初音様は……?」
「ちょっと……なつかしの我が家に、な。バカ姉妹どもに挨拶してくるぁ」
悩むなぁ、捜し物だからBとCで
ヨーク出すのか…こりゃ大暴れしたあとの収拾が大変だな(w
書き手としても、読み手としてもきっちり仕上げたい物になってきたよ
皆がんがれ!!
敵がちと多すぎないかな?
生徒会の人数(10人強か?)でも厳しいやも知れないのに。
柳川側の追加戦力として期待できるのは
足止め食らった耕一、あと壊れた裕介ぐらいか。
新キャラはいまの状況じゃかなりきついしなぁ。
まあ、きつい言い方だったかもしれないけど期待してます、頑張ってください。
>>821 狩猟者柳川をなめちゃイヤン。
あとLF97において柳川・楓・初音の三名は電波が効きにくかった事を覚えておいて欲しい。
>>821 瑠璃子さんも登場してるし、何とかなるだろ
「……私が行きます。鬼関係の探し物なら精神リンクが役に立つかもしれません……」
「私も行くよ。こう見えても私、耳はいいんだ。目では見えないものが見つけれるかもしれないよ」
「……わかった。二人とも、頼む」
「無理はしないでね……」
私とみさきさんは、長グツをはいて雨合羽を着て外に出ました。
ザァァァァァァァァァーーーーーーー………
雨は予想以上に強く、足元もぬかるんでいます。
……キュッ
みさきさんが私の手を握り締める。……心細いのでしょう。普通の……いえ、障害を持った彼女がこんな事件に巻き込まれてしまったのですから……
「さあ、行きましょう、みさきさん」
その分、私がしっかりしなければ。
「う…うん!」
……私は初音の苦しみに気付くことができなかったのだから……
さて、雨月山といっても広いです。闇雲に探し回っても見つかるとは思えません。
どうやって探しましょうか……
A エルクゥの精神リンクで鬼の気配を探る。
B みさきの超聴覚で怪しいところを調べる。
C とりあえず水門に行ってみる。
うーむ…。
素直にAで。
―――柳川 裕也―――
「ふう、傷の方はじきにふさがるとしてだ、この辺で状況の整理と事態の把握を、一度
しておいた方が良いな…」
「はい、そうですね…」
「……《コクン》」
消毒液の匂いがする保健室で三人顔をつき合わせて話し合う。
「まず、第一に初音ちゃんは何がしたいんだろうか?…不良初音は復讐だと言っていたが、
自分を虐めていた連中に復讐するだけならば…すでに駒は揃っているはずなんだ…」
「駒と言いますと?」
千鶴嬢が聞いてくる…
「私達が、囚われていたときすでにかなりの数の半端物がいたんだ…虐めていた連中
に報復するだけならば数は十分満たしている…」
「私が気になるのは…先ほどの半端者の捨て台詞、《初音様は決してお前を許さない!》
です…(そこまで、私があなたを追い詰めていたの、初音!!)」
千鶴嬢は俯いたまま肩を震わせている
「……」
「……」
舞が沈黙で返し私もそれに習う
「…次ぎにだ、我々は敵の戦力の把握だな…敵の規模次第では後手に回りつづけて
勝機を逸してしまう可能性がある…」
「…そうですね」
「敵に対抗するための戦力は圧倒的に劣っているとみて良いだろう…しかし、事が公に
なっていない所を見ると、恐らくは学校の中だけでサーヴァントを増やしている…」
「…それならば、数の把握は難しくない…」
「…ん?…ああ、そうだな、学校に協力を仰いで今日休んでいる生徒を確認すれば良いわけだ…
大まかにだがそれで数は予測できるな…」
「…そっちは私に任せて欲しい、祐介と瑠璃子の様子も見に行きたい」
「そうか、じゃあ宜しく頼む千鶴さんはどうする?」
「…私は、私は一度家に戻ろうかと…思います、梓達に《直接》言っておかないといけない事も有りますし」
私はその言葉から告げる内容を理解した…
「…わかった」
私は
A、舞についていく
B、千鶴についていく
こういう場合はやっぱ楓ルートは一旦休むべきかな……?
話がゴチャゴチャになったら面倒だし。
申し訳ない…リロード徹底を昨日促されたばかりなのに…
いや、先に書かれた方を優先の原則があるので
先に「楓ルート」を勧めてください…
私が書きこんだ分は無視されて結構です
それじゃあそういうことで……話の流れは面白いと思うので、一段落したところでまた書いてくださいな(w
「ふぅ……っ……」
私は「心を滑らせ」る。
いつもやっていることだ。これで、空間の中に存在する他の鬼の「想い」を汲み取るのだ。
「…………」
「楓……ちゃ……?」
「静かに……お願いします……」
「は、はい!」
これは何よりも精神集中することが大切………流れを探し、流れを調べ、流れに乗る……
そうすると、先が見えるのだ……
「……見えた!」
「え? あったの!?」
「はい、この先……水門との間に鬼の瘴気の濃い部分があります。……調べてみる価値はありそうです」
「やったね! 行ってみよう!」
「もちろんです」
私たちははやる気持ちを押さえ、先を急ぎました。とうぜんみさきさんの手は握りつつ。
「確か……このあたりに……」
茂みの間を注意深く……ん? この穴でしょうか……
「あ……っ! 危ない! 楓ちゃん!」
「えっ……?」
気がつくと、真横に「鬼」がいて、私と同じように「何か」を探していました。
「!!!」 『!!!』
同時にお互いの存在に気付く。
(しまった……瘴気が濃くて見逃してしまったか……!)
A 山を登って逃げる。
B 山を下って逃げる。
C みさきを穴に放りこんで私は応戦する。
D 二人で穴に逃げ込む。
Dで
Dでいってみるか
楓ちゃんの戦闘力はどんなもんなんだろ?
833 :
名無しさんだよもん:02/07/11 22:31 ID:nqgxr+c1
いや・・・話は面白いし、盛り上がるのは結構なんだけど、これ、今スレ中に終わるのか?
心を滑らせるってフレーズなんか聞いた事ある気がするんだけど、元ネタなんだっけ?
このスレじゃ終わらないでしょ、
次スレはβをはずせばいいと思われ、
次はγですな(w
「みさきさん……っ」
私はみさきさんの手を引く。
飛びこみます……! こっちです!
「う、うん!」
『グルゥアアアアアアアアッッッッ!!』
鬼が咆哮し、鋭い爪を繰り出す。
「みさきさん! しゃがんで!」
「え? こう?」
スカッ。
空振った。……見えないことが逆に恐怖心を押さえ込み、よい結果に向いたようだ。
「行きます!」
私たちは鍾乳洞に飛びこんだ……後ろからは獣の咆哮が聞こえてくる。
「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ………」
「フゥ、フゥ、フゥ、フゥ、フゥ………」
……鬼の気配が消えました。
「も、もう大丈夫ですみさきさん。鬼はまいたようです……」
「はぁ〜〜〜、疲れたよ〜〜〜……」
「だいぶ奥に着てしまいましたね……」
「ねえ楓ちゃん、今ここはどういうところなの?」
「えっ…?」
みさきさんに聞かれて改めて辺りを見まわしてみた。
「こ……これは……」
あたりに広がる……それまで私が岩だと思っていたもの……これは……
(骨……? エルクゥの、骨……?)
白骨化した無数のエルクゥの死体だった。よく見ると、洞窟の床一面が白く染まっている。
「うっ……」
「ど、どうしたの楓ちゃん!?」
「な、なんでもありません。……至って普通の鍾乳洞です。鍾乳石がキレイですよ……」
「ふーん、私も見てみたいなぁ……」
ジャリッ、ジャリッ……
細かく割れた骨を踏むたび、まるで砂利道を歩くような音がする……
「けっこう深いね」
「そう……ですね……」
とてもじゃないが精神集中ができるような状況ではない。あまりにもエルクゥの怨念が多すぎて、細かい索敵ができないのだ。
「あっ、あっちから何か聞こえてくるよ」
(今となってはみさきさんの耳だけが唯一の道しるべ……)
「はい、行ってみましょう」
―――――憎しや…次郎衛門―――――
―――――恨めしや…次郎衛門―――――
―――――悔しや…次郎衛門―――――
真なるレザムに帰ろうぞ……真なるレザムに帰ろうぞ……
「何……なにこれェッ!?」
「み……みさきさん!」
「いやっ!いやっ!もうやめて!!!こんなの……こんなの聞きたくないよ……悲しすぎるよ……」
「みさきさん! 立ってください! あいつらはキケンです! 早く進まないと……!」
「真なるレザムに帰ろうぞ……真なるレザムに帰ろうぞ……エ…ディ…フェ…ル……」
連中がこっちに気付いた……マズイ!
A なんとしてもみさきだけでも突破させる。
B 少しでも連中の足止めを……精神波、全開!
C みさきに呼びかけ続ける。
D 来た道を戻る。
Dとか。
B
「わかりました、戻りましょう。みさきさん、しっかり手を握っていてください!!」
「わかったよ」
みさきさんの右手に力がこもるのがわかる。
そして私は、鬼の力を解放した。
純粋な戦闘力という意味合いでは、二人の姉に比べて私の力は弱い。
それでも、人の限界はやすやす超えられるのです。
鬼の腕力でみさきさんを抱え、鬼の脚力で来た道を出来るだけ早く戻る。
こんなに穴の中は深かったでしょうか?
だけれど今は、深く考えている暇はありません。
相手が追いかけようとする前にそれが出来ないほど遠くまで逃げなければいけないのですから。
「飛ばします!! だいぶ揺れると思いますが、我慢してください」
「う、うん。うー、頭がくらくらして来たよ〜」
みさきさんには失礼ですが、私は構わず闇の鍾乳洞を走り抜ける。
どれくらい走ったでしょうかか、周囲には先ほど出会った鬼の気配は感じられませんでした。
「たぶん、ここまでくれば、大丈夫かと、思います」
解放していた力を元に戻します。長時間の能力解放に、私の身体は音を上げていました。
しばらくはまともに鬼の力を使うことも出来ないでしょう。
「私もそう思うよ。でも、ここどこなんだろうね?」
「そういえば、そうですね。ごめんなさい、逃げることに集中しすぎてました」
「ううん、気にすること無いよ。楓ちゃんも疲れてるみたいだし、少しここで休もう」
みさきさんの提案を、私は受け入れることにしました。
「エルクゥはお互いに同族の匂いを感じ取ることが出来るんです。相手に見つかるわけには行きませんので、
それまで私は鬼の気配を抑えておきます。ですが、それは同時に姉さん達も私達の居場所を知ることが出来ない事を意味します。
体が充分に動かせるようになったら、梓姉さんに意識をとばしますが、みさきさんはそれでいいですか?」
みさきは……
A.うん、わかったよ。
B.連絡だけは今すぐにしておいた方がいいと思うよ。
あの…
真面目に相関図が欲しいっす。
もはや自分の脳内では人物関係が追いつけなくなってるので…。
梓編も見たいが、この先も気になる・・・
じゃあBにしよう
>843
そうだね、そろそろ相関図でも作るかな…
私が作るよ結構かかりそうだからちょっとまっててね
「待ってるって言うのも……退屈なモンだな……」
無為な時間……何もない時間というのが一番辛い。
たとえそれが大変なことであっても、「何か」をやっていれば「進んでいる」ことが実感できるものだ。
「まぁ、慌ててもしかたありません。気長に待ちましょう」
「由美子さん……心配じゃないんですか?」
「……いいですか梓さん、大人になる、というのは感情をあまり表に出さなくなる、ということです。
思ったことをすぐに態度に出すのはまだまだ子供な証拠ですよ」
「……くっ」
もっともかもしれない。と、その時
(姉さん……姉さん……梓姉さん……!)
「ん……楓? 楓か!?」
「ど、どうしたの梓さん!?」
「黙っててくれ! どうしたんだ楓!」
(私としたことが不覚にも……閉じ込められて、力を使い果たしてしまい
ブツッ
「チッ……クソッ! 切れちまった! 楓! 楓! 応答しろ! 楓!」
こういうとき……自分の前世との縁の薄さがイヤになる。
「どうしたの? 梓さん!」
「楓が危険だ! 助けに行く!」
「そんな……一人では……!」
「邪魔をしないでくれ!」
ガチャッ!
乱暴にドアを開けると、そこに立っていたのは……
A 千鶴姉だった。
B 初音だった。
C 柳川叔父さんだった。
D 半鬼だった。
Dでますますピンチに。
簡易相関図
=ラヴ
―協力関係
≠敵対
>支配関係
祐介(既に拓也に敗北)
‖ \
反転初音 瑠璃子―舞
∨ 〃 |
月島拓也 ≠ 柳川―柏木家
∨ \ ‖ \
配下生徒―犯す→ 初音 みさき
>>846 ぎゃー、ゴメン!
簡易だから許して、細部違ってるだろうし…
吊って来ます。
『ゴルゥアアアアアアアアアアアアア!!!!!!』
私がドアを開けると、見にくい半鬼が牙を剥き出して襲ってきた。
「邪魔だァァァァァァァァァ! ザコがッ! どけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!! 鬼の鉄拳!!!」
グシャアッ!!
右手を全力で握り締め、半鬼の顔面にいいのを一発くれてやった。
『ガ……グ……ウアッ!!?』
半鬼は数回アスファルトに叩きつけられるとブロック壁にぶつかり、動かなくなった。
「待ってろ楓! 今助けに行く!」
私は嵐の中、雨月山に向かって走り出した……
ルートを選択してください。
A 引き続き梓ルート
B 閉じ込められた楓ルート
C 最近出番がなかった柳川ルート
D がんばれ人間! 長瀬刑事ルート
じゃあC。つーか長瀬は勘弁してくれ(w
C、主役はお前だ柳川!
えと、じゃあ
>826から選択でいいですか?
855 :
名無しさんだよもん:02/07/11 23:50 ID:9SyWJNdF
ということはCの柳川ルートで、>827のAから続きをキボン
ゴメン∧‖∧
にしてもかなり話が凄くなってきたな……
最初はこんなんなるとは思わなかった……
てか前スレやこのスレの始めのようなノリのほうが好きなんだけどね…
A.
こんなときに限って、感知されたりするから。
俺はこっちのノリのほうが好きだな
ギャグが少ないのは確かだが・・・
ギャグに行きたいなら、
この話が終わったあとの選択でそれらしいのを選ぶんだ。
このスレは速さが正義
誰か今までに出来た作品をまとめないか?
余裕のある人がルートを追加したり、手直ししたり・・・
ホムペで上手く構成したら十分イケルと思うんだがな
(もちろんシステムが出来る人がいればゲームにしてもいいし)
・・・・・気、早すぎ?
DNMLつかえばいけるんじゃ無い?>ゲーム化
使ったこと無いからよく知らないけど。
自分で書くという手もあるわな。
さすがにこの話をギャグに転向させるのは不可能だな(w
では、好感度予想。
初音LLLL
みさきLLLLL
舞LLLLL
千鶴LLL
梓L
楓L
予想各キャラデータ
柳川 戦闘力:強 探索力:高 特殊能力:鬼化(負傷)
耕一 戦闘力:極 探索力:中 特殊能力:最強の鬼(足止め)
祐介 戦闘力:強 探索力:中 特殊能力:毒電波(崩壊中)
瑠璃子戦闘力:中 探索力:高 特殊能力:毒電波(行方不明)
千鶴 戦闘力:高 探索力:中 特殊能力:鬼化
梓 戦闘力:高 探索力:低 特殊能力:鬼の鉄拳
楓 戦闘力:中 探索力:高 特殊能力:精神リンク(監禁)
舞 戦闘力:高 探索力:低 特殊能力:首飾りによる索敵
みさき戦闘力:弱 探索力:高 特殊能力:超聴覚(監禁)
由美子戦闘力:弱 探索力:中 特殊能力:伝説の知識
裏初音戦闘力:低 特殊能力:マスターエルクゥ
月島兄戦闘力:強 特殊能力:毒電波・鬼化
久瀬 戦闘力:高 特殊能力:鬼化
半鬼 戦闘力:中 特殊能力:鬼化
「…そうだな、私は舞についていこう、祐介君や瑠璃子君の様子も確かに
気になる、下手をすると敵の半端者と遭遇するかも知れない十分気を付けて
行動してくれ、千鶴さん…自分だけで背負い込まないように」
「……はい、叔父様も舞ちゃんもお気をつけて(私が……)」
「…《コク》」
私達は保健室で別れた…別れ際に見せた千鶴嬢の瞳に不安を感じながら…
校長と長瀬先生に事件の概要を説明した、当然、鬼の事に関してはすべて伏せ、事件の犯人は
不良化した生徒の仕業ということにしておいた、無駄な混乱は避けたいからだ…
「そうですか、不良達の仕業だったのですか…」
「ええ、風紀の乱れも夜の件も連中の仕業です、徒党を組んでは一般の生徒を脅しその規模を
拡大していたと見られます…」
「なるほど…」
「そこで、現在無断欠席をしている生徒を調べていただきませんか?それで、どれくらいの
生徒が不良化しているかの目途が立ちますんで…」
「おやすい御用ですよ」
校長に協力を要請したあとは速いものだった…
「《シュボッ》ふう、まさか100人を越えていたとはな…」
軽い眩暈を覚えた、久しぶりのタバコの所為だけではなかろう…
「…予想以上に多い」
舞の表情が沈む…
「…そうだな、だが見過ごして良いわけじゃない、何としても阻止しなければ
(何をしようとしているかもわからないがな)」
話しながら、歩くうちに祐介君、瑠璃子君が入院している病院についた…
受け付けで二人の病室を訪ねると、予想だにしなかった台詞が看護婦の口から
告げられる
「それが、二人とも昨晩から姿が見えないんです…病院でも全力で捜索しているですが…」
俄かに舞の表情が険しくなる…
私達は…
A、電話で状況を柏木に報告し二人を探す
B、柏木の家に向かう
Aでよろ。
とりあえず、状況報告をしておこう。二人を捜すのはその後だ。
私は携帯電話を取り出すと、柏木家のボタンをプッシュした。
何度かコール音がした後、相手と電話が繋がる。
その相手とは……
A.千鶴さん
B.小出さん
C.不良初音
C。ってなんでやねん。
Cでいいんじゃない?
C……といきたいところだけど焦りすぎはよくないのでB
柏木家が制圧されたとおもわれ。
874 :
871:02/07/12 00:51 ID:9cJQUtUp
取り消し。
よく考えたらまだ時間差あるし・・・
B・・・だよなぁ?
875 :
871:02/07/12 00:52 ID:9cJQUtUp
って遅いし・・・鬱。
>>870はどっちだYO!!
「あーもしもしこちらはFuckin'な柏木家だ。ただいま家族の連中はみーんな出払ってる。
すまんがもし用があるんだったら鬼になってきてくれクケケケケケ」
な……この声は……
「初音ちゃん! 何故そこにいる!!??」
「おおっと、誰かと思ったらヤナちゃんか。どーだい? 調査は進んでるかい?」
「な…ふざけるな! 楓ちゃんはどうした! 梓はどうした! みさき君はどうした!」
「あー、誰もいねぇよ。……いや、あのメガネっ娘だ。メガネがいた。小出……とかいったか?
今俺の横で丸くなって震えてるよ。クケケケケ」
「小出さん…? 何故小出さんが…?」
「俺が知るかンなコト。ま、安心しな。こんなやつぶっ殺したところでなんの得もありゃしね……ん?
誰か来たって……? あれは……偽善者! テメェら! 偽善者だ! 戦闘態勢をとれ! ぶっ殺すぞ!」
ブツッ、ツーッツーッツーッ………
千鶴さんが危ない!
A 舞と助けに行く。
B 一人で助けに行き、祐介たちは舞に任せる。
C 舞に行かせる。
D まぁ、千鶴さんなら大丈夫か。
B
つーか小出さんはまた犯されそうだな。アワレ(w
A
『舞! 柏木家に初音ちゃんがいる! 千鶴さんが危ない! 俺は助けに行く、お前は祐介たちのことを調べろ!』
「え……そんな、私も行く!」
『ダメだ! このままでは後手後手だ。せめて祐介たちのことだけでもイニシアティヴをとっておきたい。じゃあな!』
私は狩猟者の力を解放すると、全力で柏木家に向かった……
『間に合え! 間に合え! 間に合え! 間に合え! 間に合え! 間に合え! 間に合え! 間に合え!
間に合え! 間に合え! 間に合え! 間に合え! 間に合え! 間に合え! 間に合え! 間に合え!』
私は風だ。走る。走る。景色が流れ、空気が動く。
私は戦う。人々の為に。
間に合えェェェェェェェェェェェェェェェッッッ!!!!
『こ……これは……』
私が見たのは
A 初音ちゃんも千鶴さんの姿も見えず、累々と横たわる半鬼の死体だった。
B 血まみれで横たわる千鶴さんだった。
C 放心状態の小出さんがいるだけだった。
D 苦戦を強いられている千鶴さんだった。
C
『小出さん! しっかりしろ! おい! 小出さん!』
「…………」
ダメだ。完全に自分を失っている。……とりあえず寝かしておこう。
私は小出さんを柏木家の居間に寝かせると、玄関前を調べに行った。
『争った形跡は……ないな。となると、千鶴さんは捕まったと言うより、逃げた……?
それとも、戦う場所を変えた……? いや、強力な半鬼がいたのか……?』
RRRRR、RRRRR
その時、突如私の携帯が鳴った。
着信は……長瀬警部!?
『も、もしもし、柳川です!』
(東区画のバリケードが破られたぞ!)
(交通課ァ! さっさと怪我人収容しろォ!)
(弾が無いぞ! 弾よこせ!)
「おう、柳川君か。調査は進んでるか?」
『け、警部……それより後ろの音は……』
「ああ、ちょっとたてこ……(ガシャァァァン!)ムッ!」
ドバァァン!!!
……ショットガンの発射音!?
『な、何が起きてるんです!?』
「まぁ、……アレだ。ちょっと信じがたいかもしれないが、『鬼』……とでもいうのかな?
そんな連中に署が襲われているわけだ。外へ救援を要請しようにもこの嵐で動けん、もし手が空いてたらちょっと手伝って……ヌゥッ!」
ドバァン!!
どうする!?
A 千鶴さんを探す。
B 警察署の救援に向かう。
C 舞の元に戻る。
そこには、半ば放心した小出さんがいるだけだった。
「小出さん、無事か!?」
私は慌てて駆け寄る。その声に彼女も気づいたようで、ゆっくりとこちらのほうへ首を向け。
「ひぃっ!!」
脅えたように身を竦ます。
しまった、私は今狩猟者としての力を全開にしていた。
慌てて鬼の力を抑え、出来る限り相手の神経を逆なでしないように気を付けながら声をかける。
「小出さん、千鶴さんは? 梓は? 楓は? みさきは? ……初音ちゃんたちはどこへ行ったんだ?」
何度も、丁寧にその質問を繰り返す。
落ち着いてきたのか、小出さんは少しずつ状況を話し始めた。
楓に頼まれ、雨月山の伝説について説明するためにここへ来たこと。
彼女が調べた事についての詳細。
鬼は初音の血によって下僕化し、楓とみさきは初音を救う可能性を求めて雨月山へ行ったこと。
しかししばらくして連絡が取れなくなり、梓が二人を助けに飛びだしていったこと。
その後すぐに初音ちゃんたちがやってきたが、私との電話の後、鬼を率いて雨月山へと向かったこと。
千鶴さんも、その後を追いかけて雨月山へと向かったこと。
聞き終わり、私は選択肢を提示された。
彼女の話を聞いて、私は幾つか疑問を得た。
それを彼女に尋ねるか。
はたまた、今すぐ千鶴さんを追いかけるか。
ひょっとしたら、この疑問が事件の鍵を握るかもしれない。
だが、今すぐ追いかけなければ千鶴さん達が危険にさらされるかもしれない。
私は……
A.小出由美子に質問をする。
B.今すぐ千鶴さん達を追いかける。
>>881 スマン、出遅れた。
自分のは脳内あぼーんかけておいてくれ。
>>881でいいんだよね?
Bでおながい。しかし柳川あっち行ったりこっち行ったり大変だなw
さぁ、忙しくなってきました!!!!
・・・武器は?
(小出さんから事情を聞いた。そしたら長瀬警部から電話が来た。警察署が襲われている。
どうする? →千鶴さんを追う)
『ス、スイマセン警部! 救援には迎えません、けど、これだけは覚えておいてください。今私が追っている事件もそれと関係しています。
そして、こっちが解決すればそいつらもいなくなるハズです!』
「……わかった。柳川刑事。ぞんぶんにやるがいい。今こそキミの腕の見せ所だ……ヌオウ!!」
バァァァン!!!
「ツッ……」
『警部!? 警部!? 大丈夫ですか?』
「フン、この程度……柳川君、死ぬなよ」
ブツッ。
『警部……』
感傷に浸っている場合ではない! 急がなければ!
私は跳躍した。雨月山に向かい。
……最後の闘いが近い。狩猟者の本能がそう告げていた。
A 千鶴ルートを進む。
B 梓ルートを進む。
C 楓ルートを進む。
D 舞ルートを進む。
C
やっぱAで。
え〜と同じIDだから、Aでいいのかな?
はい。
C・楓ルート
私は夢を見ていました。
夢の中で私は初音に会いました。
初音は言うのです、「お姉ちゃん、助けて」と。
私が初音に声をかけようとしたとき、初音の背後に大きな影があらわれました。
「ホホウ、リネットだけデナくエディフィルまデいるのカ。憎しヤ裏切り者共メ、オ前も我らの恨ミ受けるがいい」
その私達によく似た匂いの影が私に向かって手を伸ばしてきたところで私は夢から目覚めました。
「今の夢は……」
そこで、私は頬に当たる暖かい感触に気づきました。
「あ、起こしちゃったかな?」
「みさきさん、膝枕してくれていたんですか?」
「地面に頭つけたままじゃ痛そうだったからね。でも、少しうなされていたよ。どうしたの?」
私は、先ほどみた夢のことを説明しました。
「それじゃあ、初音ちゃんは何か悪いものに苦しめられているってこと?」
「はい、きっと今のは初音との夢の共有です」
「一体なんだろうね……きっとそれが原因なんだろうけど」
私にはある種の確信がありました。
「きっと、鬼の亡霊。次朗衛門に殺されたエルクゥの思念、です」
「え、でもそれは次朗衛門が封印したんじゃ?」
「わかりません、ひょっとしたら何かの弾みに封印が解けてしまったのかもしれません。それに私達もさっきエルクゥの亡霊に会ったじゃないですか」
「うーん、それじゃあ、やっぱりもう一度あそこを目指すしかないのかな。今度は恐いなんて言わないから、頑張ろうよ」
「はい、そうしましょう。でも、姉さんに連絡をしておかないと」
私は……
A.今すぐ連絡することにした。
B.探索してから連絡することにした。
すまん、よく見たら選択肢がCからAに変更されてる罠。
しかも二回目だ……いっぺん吊ってくるよ。
いや、例え本人でも優先すべきは先着順、ってのを徹底して行った方が後々面倒がないんじゃない?
すいません。俺のせいです。
ふ〜む・・・その方がいいかもしれないな・・。
とりあえず原則は早い者勝ちだからな・・・。
本人による修正は・・・・微妙だな。とりあえずこの話が終わるまでは先着。
つまり本人であっても修正は無効でいいかな?
そうだよな、やっぱ、そうしないと。
んでCの続きからだね。
では、892はAをきぼんぬ
>>896 そうした方が良いかと。
オレも自分でやってて(失敗したけど)なんか変だと思ったし。
この話が完結したら続けるのをやめてルールをまとめた方がいいのでは?
>>899 そうだなあと100しかないし、次スレいったらルールの確認とまとめ。
では後100ですので職人さん頑張って!!
まあ無理にこのスレ内で終わらせる必要はないけどw
選択権を得たいとはやる前に
しっかり先の展開も考えて選択肢を選ぼう、という事ですな。
ここのところ急ピッチでスレの終わりに近づいている事だし、
この辺のルールのテンプレでも準備したらどうだろう?
#このスレの最初はマターリ気味でルールも何もなかったし
で、今回の話だけど、
キャラがどんどん分散化されすぎてるんで、
なるべく合流に向かう形で話を進めた方がいいように思う。
#現状で味方が4分割って分散しすぎな気もするし。
離合集散は今みたいにルートの切り替えで複雑に絡められるし
離合集散自体が展開に起伏をつけやすいから読んでて楽しいのは確かなんだけどね。
風呂敷畳みの能力が要求されるわけですか。
職人さんがんがれ〜〜
・大原則として「早い者勝ち」です
・職人さんは書き込む前に「リロード」推奨です
・たとえ本人であっても選択肢の修正は「無効」です
これさえ守ればあなたにも楽しい選択肢ライフが!!
レッツマターリ!!!
こんな感じでどうだw次スレの2−5あたりに貼っといてくれw
とりあえず千鶴・梓・楓・みさきは割合まとめやすそうだな。
柳川は正面から突貫すればいいし。
問題なのは、耕一と舞・祐介・瑠璃子。
コイツラにいかにヒロイックな場面を与えてやるか。
得に舞など鬼の武具を装備することになった場合、最後のおいしいところ全部持ってくかもしれないし(w
耕一は全部終わってから到着するオチの役目で(w
>>905 結論『最強の鬼も自然にゃかなわない』
ちゃんちゃん♪
……どうなんだ?(w
908 :
名無しさんだよもん:02/07/12 02:30 ID:JXx5wThD
確に今回の話は面白いが、同時に問題点も出てきたな。
909 :
846:02/07/12 03:06 ID:JgAOduta
相関図作ろうと思ったけど、あんまり意味が無いのと
スレ汚れるでやめました…期待していた人ごめんなさい…
【柳川ルート】場所/不明
柳川は千鶴を追っている。千鶴は反転初音を追っている。
【舞ルート】場所/病院
舞は、病室から消えた裕介と瑠璃子を探している。
【楓ルート】場所/雨月山
楓とみさきは、洞窟でエルクゥの霊に足止めされている。
梓は、二人の救援に雨月山に向かっている。
今誰が、どこにいるかってだけの話ですが。
911 :
906:02/07/12 04:00 ID:08bqoSKk
意味あるって!
特にオレみたいな痕やってない奴とかには
いきなり新キャラが出るとわからないし・・・がんがれ!!
あと、ちょっと依頼。
次スレを立てる時に使いたいんだけど、
誰か
>>160-257のMOON.ネタ、国崎メインの作品の
タイトルをつけてくれないか? よろしく頼む。
912 :
その他:02/07/12 04:02 ID:7kPr7Udj
由美子 → 柏木邸で待機。
耕一 → こちらに向かっている途中。嵐で足止め。
警察署 → 半鬼に襲撃されている。
913 :
910:02/07/12 04:15 ID:7kPr7Udj
スマン付け足し。
柳川と千鶴と反転初音は(
>>882を汲んで)、雨月山へむかってる。
・・・でいいのかな?
長いこと止まってるようなんでとりあえず続けてみる。
>>892のAから
私は姉さんに向けて思念を飛ばしてみた。
しかし…
「…だめです。通じません」
「…?どうして?」
「分かりません。姉さんの方でなにかあったのか、あるいは私の力の消耗が思ったより激しかったのか…」
「うーん、じゃあどうしようか。このまま先に進む?それともいったん戻ってみる?」
「……」
A.このまま先に進む
B.梓が気になるので出口まで戻ろう
C.ここは一旦おいといて柳川ルートが見たい
D.千鶴さんはどうなった?
E.舞はどうしてるんだろう
F.てゆーか耕一はいつ到着するんだよ
敢えてE
「…祐介、瑠璃子何処にいるの?」
舞の誰に聞かせるともない声は、嵐にかき消される…
「……(なんで、なんでこんな事に…また、また大事な人が私の前からいなくなって
いく…消えていく…そんなのは嫌だ…いやだ)」
「…みんな、助けるんだ《フォォォン》」
首飾りが鈍く光る
「…(こんな時に、邪魔が入るなんて)」
舞は剣を鞘から抜きは放つと、神経を集中させ首飾りの導く方向にゆっくりと歩み
を寄せる…
「いた…!!あれはっ」
視線の先にいた者は、不良初音の指示で主要道路を封鎖していた月島 拓也とその部下の半鬼達
月島の妹瑠璃子、その胸に抱かれる祐介の姿だった…拓也達の仕業なのだろう、辺りには
倒れている人の影、破壊された車の残骸などがみられる
「……!…ロ」
「…ヤ…テ、…イッ…」
「…何か話している…」
しかし、嵐の喧騒にまみれその声は聞き取れなかった…
「…(くっ一体どうすればいいの、教えて先生!!)」
嵐は今だ止む気配を見せてはいなかった…
A、そのまま様子を見守る
B、このままじゃ祐介達が危ない!!斬りかかる
917 :
名無しさんだよもん:02/07/12 07:06 ID:AthRscij
舞に月島兄の相手はキツイだろう。A。
今にも駆け出し、斬りかかりそうな自分をを恐怖が制す
「…(悔しい、悔しい、きっと勝てない、私では勝てない…勝てないのっ!!)」
一度植え付けられた恐怖心は、確実に舞の心を蝕んでいた…膝が震え、恐怖の余り
逃げ出しそうになる、が、それは正義感が許さなかった…隠れながら様子を見守る
「お兄ちゃん、もう止めようよ…ほら、長瀬ちゃんこんなになっちゃったんだよ…」
と、胸の祐介の顔をなでながら瑠璃子が言う
「ヒヒヒヒ、ウヘヘヘッヘエ、壊れろ、壊れれ?、ひィぃぃし死ししし死しんで、消える、ろ」
瑠璃子の胸の中で、壊れ続ける祐介…
「…まだ、そんな奴に構うのかい?瑠璃子は」
その様子に苛立ちを隠せない拓也…
「………ねえ、お願いだから、お願いだから元の優しいお兄ちゃんに戻って…ね?」
「…面白いことを言うんだね瑠璃子は、僕は何も変わっていないじゃないか?お前達
が僕達に立ち向かってきたときも瑠璃子だけは、完全に壊さなかっただろ?」
「……ん、そうだね、お兄ちゃんは何も変わってないのかも」
その声に拓也が表情をくずす
「そうさ、僕は何も変わっていない、瑠璃子がいけないんだよ?そんな奴と仲良くして!
瑠璃子は僕の物なんだ!誰にも渡さないんだ!!そばにいなくちゃいけないんだ!!!
だから、ほら、おいで瑠璃子そんな奴はもう良いだろ?」
「…私が一人ぼっちにしちゃったのかな、私が悪かったのかな…でもね…」
瑠璃子の言葉が終わる前に拓也の表情が一変した、それと同時に舞の首飾りが今までとは
比較にならないくらいの光を放つ…
「…(一体どうしたの)」
首飾りを、見つめる舞、そして拓也の視線の先には
「…ふう、なんだか大変な事になってんなコリャ」
耕一だった…
A、千鶴の様子が気になる
B、梓はどうしてる?
C、柳川だろ、柳川?
D、楓が…
E、このまま舞だね!
E
収束させようよ。
耕一がいた、頑強な肉体をさらし、ぬらす雨粒を蒸気に変えながら耕一が立っていた…
「なんだか、瘴気が集まってる所に向かってきたらこの有様だ…んで、やっぱこれ
お前等がしたんだよな?」
瞳が狩猟者のそれに変わる…
拓也は何も答えない…答えない変わりに、半鬼供に促す…血の宴を…しかし、それは自らの
血を祭る結果にしかならなかった…5体ほどの半鬼が一瞬で活動を停止する…
「…おいおい、いきなりご挨拶だな」
手についた血を、つまらなさそうに払うと同時に拓也を睨みつける…その瞬間
チリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリ
「ぐっ、な、なんなんだ…一体?…がああああああああああああああ」
過去、体験した事の無い何かに引き裂かれるような痛みが脳髄を襲う、それと同時に
防衛本能からか耕一の鬼化が始まった…
「ハッ!ハハハハ、壊れろ!壊れろ!壊れてきたろう!!、その余裕がお前の
命取りとなるのさ、ハハハハハ、ハッ?グッぐあああああああ」
チリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリ
拓也にも鬼化がはじまる…
「…もう、だめなんだね、お兄ちゃん…」
瑠璃子はもう取り戻せない兄の心を想い…涙を流す
「…(どうなってるの、仲間われ?)」
舞は突然の事に状況が理解できていなかった
「…でも、今しかない(まずは瑠璃子の兄を討つ、もう一人の鬼は…その時は、その時!!)」
舞は身を隠していた大木を一足にのぼりきり、剣を胸元から突き出す様に構え、そして
「…(嵐のせいで風が強い、でも、殺って見せる!!)」
頭を抱える拓也めがけ飛びかかった!!
―――――ドシュッ―――――
舞の剣が貫いたのは…
A、瑠璃子だった…
B、拓也の心臓だった
923 :
名無しさんだよもん:02/07/12 09:11 ID:30mPam6N
Bじゃろ。
千鶴さんをこの場に出して、
柳川がそれに追いつき役者揃うっていう展開が良いと言ってみるテスト。
風も、雨も勢いを増している様だった、吹き荒れる嵐の中犠牲者がまた一人…
―――ドシュッ―――
舞の剣は拓也の心臓を貫いていた…
落下の衝撃は拓也の鬼化した体躯でも吸収できず、地面に背中を打ちつけ意識を
失いそうになる、失神は堪えたが激しく咳き込んだ
「カハッ、ごほっごほっ」
顔に貼りつく濡れた髪も気にせず、周囲に気をやる
「…ごほっ(もう一人の鬼は気絶したようだ)」
何とか立ち上がり、ふらつく足取りで瑠璃子に歩み寄った…
「……瑠璃子」
「…あのね舞ちゃん、お兄ちゃん、まだ生きているんだよ…」
瑠璃子の言葉に神経がひりつく
「…そ、そんな」
「でもね、流石にもう駄目みたい…」
鬼化が解け大量の老廃物のなかに全裸の拓也の姿があった…胸に刺さった剣が…
口からあふれ出る血が…拓也の死が免れない物だと悟らせる
「…る、瑠璃子…」
「…なぁに、お兄ちゃん?」
拓也の頭を血に塗れる事もいとわず抱きかかえ、瑠璃子が返す
「……僕は、馬鹿だったん《ゴホッ》だね…」
「…そうだよ、お兄ちゃんてお馬鹿だよ…、誰も一人になんてしてないのに
一人で思い込んで、背負い込んで…壊れて」
「ハッ、ハハ《ゴフッ》る、り子は厳しいな…」
血に塗れる顔に涙がながれる…瑠璃子にも
「…る、瑠璃子、《カハッ》僕はお前の事を《ハァハァ》、心から愛していた…よ」
「…うん、知ってた…私もお兄ちゃんのこと大好きだよ」
「……」
舞は二人のやり取りを黙って聞いていた
「…そう…か…じゃあ、《ゴフッ》ご褒美が必要だな…」
それを最後に、拓也は息を引き取った
「…ありがとう、お兄ちゃん」
そっとキスをする瑠璃子…
「…舞ちゃん」
「…ん、どうしたの?」
少しの間を空け
「…お兄ちゃんが、長瀬ちゃんの毒持っていってくれるんだって、ご褒美だって」
「…そう」
複雑な心境の舞だった
「…さて、君達は何者か答えてくるかな?」
意識を取り戻した耕一が、今だ痛む頭を抱えながらが二人の後ろから問い掛ける
「…柳川先生知ってる?」
舞が切り出す、それを受けて
「…んー、どうやら仲間らしいな、俺は柏木 耕一宜しく!」
「「………」」
無言で去っていく祐介を背負った舞と、瑠璃子
「おいおい、何だよその態度は傷つくなぁ、おいって?」
耕一を顧みず、一言
「「…全裸の男とは一緒に歩けない(よ)」」
《舞達は自由行動になります、誰と合流するかは後の書き手に任せます》
A、千鶴ルート
B、梓ルート
C、主役柳川ルート
D、楓ルート
cで
Intermission
-いまここで-
柏木初音は嵐の雨月山を進みつづける。後ろに数あまたの下僕を連れて。
「初音様? どこへ……」
ニヤリと笑いながら答える。
「五百年前の……我らが牙さ……ついたぜ」
そこには崖しかなかった。だが、初音にはわかっていた。
「我が名はダリエリ……ヨークよ、我を受け入れよ」
ガッ……ゴゴゴゴゴ……
五百年間の沈黙を守っていた扉が、低い唸りを上げてその口をあけた。
「……入るぞ」
―――――恨めしや……憎らしや……悔しや―――――
中には無数のエルクゥの怨念が折り重なるように泣いていた。
「待たせたな……諸君。五百年も……さぁ、お前たちに体を持ってきた……存分に暴れようではないか
我ら、狩猟者の名に賭けて」
「懐かしい……何もかも」
初音はヨークのメインブリッジに入り、パネルを操作する。
「ククク…リネット、悔しかろう。五百年前は遅れをとったが……今世ではそうはいかぬ。キサマの体を使い、この地を……次郎衛門の血の残るこの地を消し飛ばしてくれる……
これこそ真の宴だ……クククククッ」
ボン、ボン、ボン……
初音が軽く操作をすると、虚空にいくつもの窓が現れ、その中には雨月山を駆ける柳川、千鶴、梓の姿が映っていた。
「こい……次郎衛門の血を受け継ぐ者どもめ……貴様らの血肉がこの宴を完成させる……」
ガサササササササ…………
私は嵐の雨月山をひた走る。木々の間には半鬼の姿も時々見うけられる。
千鶴さんは何処にいるのだろう?
梓は?
楓ちゃんは?
初音ちゃんは?
みさき君は?
……状況が混乱しすぎている。ともかく誰かと落ち合わなければ……敵の数が圧倒的に多い以上、最も恐れるべきは各個撃破されることだ。
千鶴さんはまだ大丈夫か……? 楓ちゃんやみさき君も索敵能力が高いからそう簡単には捕捉されないだろうか……?
……そうなると、心配なのは梓か……?
いや、初音ちゃんの元へ行ってこちらから先手を取るか…?
誰を探す?
A 千鶴
B 梓
C 楓・みさき
D 初音
E 半鬼を片っ端から倒して敵の数を減らす。
Aで最強コンビを。
名スレの予感
よし、ここは千鶴嬢を探そう。
彼女と私が合流できれば大抵の連中はなんとかなる。その後、梓たちの救出といこう。
『……ぬん!』
精神を集中し、千鶴嬢の「気配」を探る。
楓ちゃんほどではないが、私も多少は探索が使える……
ピシッ!
『あっちか!』
反応があった。私は全力でそちらの方向に向かう。
『……いた!』
森の中を進み、少し開けた場所に出ると千鶴嬢を見つける。しかも、梓も一緒だ。どうやら二人は合流できたらしい。
だが……
『あまり幸運とは言えない状況だな……』
二人は、普通の連中よりも明らかに一回りから二回りほどデカイ半鬼7〜8匹に囲まれていた。
『これは……私にも少々荷が重いかもな……』
A 加勢して闘う。
B 突破口を開き、脱出優先。
C 元を断とう。初音ちゃんを探す。
D 体を『狩猟者』に任せる。
B
「千鶴姉……やっぱアンタ馬鹿だろ」
「うるさいわね……一人で家を飛び出したあなたには言われたくないわ」
「しょうがないだろ……楓に呼ばれたんだから」
『フシュルルルルルゥゥゥゥゥゥゥ!!!!』
私たちは完全に囲まれている。それもなかなかに強そうな連中に。
降りしきる雨の中、服は水を吸い、髪の毛は顔に貼りついて気持ち悪いがそんなことは気にしていられない。
私と千鶴姉は背中合わせのまま、半鬼どもを睨みつける。
「……梓、問題です。制限時間は30秒。…どうやったらここを脱出できますか?」
「……ライフラインは?」
「使えません」
昔、テストがわからなかった時千鶴姉に頼んで教えてもらった時のことを思い出す。
「「私が道を開く。その間に行(け)きなさい」」
……ヘッ、同じこと言っちまった……カッコつかねぇな……お互いに。
『グゥルアアアアアアアアア!!!』
「梓……来ます!」
「…やれるとこまでやってやるさ!」
その時……
メキメキメキメキメキィ………
近くの大木が軋み、倒れてきた。
「梓! 下がりなさい!」
「チッ……」
ズウウウゥゥゥゥゥゥ……ン……!!
木は円陣のド真ん中に倒れ、上手い具合に私達の姿を隠してくれた。
『千鶴さん! 梓! このスキに逃げるぞ!!』
「叔父さん!?」
なんと柳川叔父さんが木の裏から現れた。ナイスすぎるタイミングだぜ!
『二人とも、無事か?』
森の中に逃げ込み、とりあえずお互いの状況と情報を確認する。
「なるほど……鬼の武具ですか……」
「ああ、楓たちはそれを探しに行ったんだ。けど、閉じ込められちまったらしい」
『舞は、祐介……私とは別角度でこの事件にアプローチしていた少年を探している。……まだ詳しいことはわからないがな』
嵐が少し弱まってきた。雲の切れ目には満月がその一旦を覗かせている。
A 時間が惜しい。最後の闘いに向かう。
B ヤツラを倒すには鬼の武具が必要だ。楓・みさきを探す。
C 3人では戦力的に不安だ。舞と合流する。
この選択は重要っぽいな・・・
938 :
名無しさんだよもん:02/07/12 16:21 ID:J4Gs3uNK
悩む・・・
時間がないからAと行きたいが、舞側の戦力は惜しいし。
楓側のアイテムがないとバッドエンドっぽいしなぁ、
俺はパス
別に決めちゃって良いんだよね?
取り敢えずCで。
「柳川さん、初音を止めるためには次朗衛門の武具がいると思います。
ですが刀と闘衣が見つかる保証もありませんし、小出さんの話では鬼の私達では使える可能性も低い。
舞さんには次朗衛門が持っていたという首飾りを貸しています。とりあえずは彼女と合流しませんか?」
千鶴さんの提案を受けて、私は舞と合流することにした。
だが、どうやって彼女の居場所を探すか。私がそう思ったとき。
「! これは!!」
狩猟者であるこの私ですら軽く寒気を覚える濃密な鬼の気配。
「恐らく、耕一さんですね。行ってみましょう」
探そうとしなくても勝手に向こう側から気配は伝わってくる。
それを頼りに疾走すること数分。
「耕一君か。ずいぶん遅かったな」
「済まないね。土砂崩れで電車が動けなくなって。今日中に動く見込みがないと言われたから徒歩で山越えしてきたんだ。
それより柳川さん、申し訳ないんですけど上着、貸してもらえませんか?」
確かに、一度鬼化した彼は、千切れて短パンとなったジーンズ以外は何も身につけていないと言う格好だった。
よくみれば、少し離れて後ろに、舞と瑠璃子くん達も一緒にいた。
「そうか、君は舞達を守るために鬼と化したんだな。こちらこそ済まない」
私の謝礼を聞いて、耕一君は少し苦い顔をした。そして、やや力のない返事をした。
「違うんですよ……鬼になるつもりはなかったんです。彼女の兄さんも助けてあげることは出来なかった。誰も、俺は守れなかった」
耕一君は奥歯を噛みしめ、手を強く握りしめている。しまった、こちらの浅慮だったか。
「君達が気にやむ必要は無い。全ては、状況を把握しきれなかった私の責任だ。それに、今は時間がない。
一刻も早く楓ちゃんやみさき君と合流して、初音ちゃんを止めるのが先だ。責任追及は後でやればいいだろう。」
その場にいた全員に有無を言わせず宣言し、私達は再び雨月山へと足を向ける。
決戦は近い。
だがその前に……
A.楓ちゃん達からの声が聞こえてきた。
B.千鶴さんに自分の疑問をぶつけてみた。
C.瑠璃子さんに病院を抜け出す前、何があったのか聞いてみた。
941 :
名無しさんだよもん:02/07/12 17:53 ID:0Cg5IGqx
あせるな・・・ここはCだ・・・
悩むな・・・。
Cの話はここで聞くのが最後のチャンスだろうし、
Bの疑問は気になる。
Aで合流して武具探しもおもしろそう
「瑠璃子君、昨日の晩何があったんだ? それに病院に行っても君達は居なかった。それはどういう理由だったのかな?」
今ここでこの話を持ち出すのは、彼女にいやでも兄のことを意識させてしまうことになる。
だが、情に流される訳にもいかないほど、状況は切迫している。
「昨日の晩は、私と長瀬ちゃんとで夜の学校を調査していたんだよ……」
「長瀬ちゃん、長瀬ちゃんはやっぱり今回もお兄ちゃんが犯人だと思う?」
すっかり闇が満ちた校舎を歩き回る途中、私は長瀬ちゃんに質問をしてみた。
「わからないよ。月島さんにはもう、やる理由がないから。でも、幽霊の噂に生徒の発狂。あの時と状況が似すぎている。
信じたくはないけど、このままだと信じざるを得ない。だから、真実を確かめるために僕らは調査してるんだよ」
懐中電灯を持って私の三歩先を行く長瀬ちゃんは、いつもと変わらない声で答えてくれた。
長瀬ちゃんは、今度もまたお兄ちゃんを助けてくれようとしている。
「ありがとう。そうだね、それじゃあ次は南棟行ってみようよ」
私達は南棟へ足を進めた。
渡り廊下を越えて南棟へと足を踏み入れた時、私は頭の中に小さな電気の粒が入ってくるのを感じた。
「長瀬ちゃん、今のは」
「きっと、月島さんの毒電波だ。場所はわからないけど、近くにいる事は間違いない」
長瀬ちゃんが私をそっと抱き寄せる。
さっきよりも密着した状態で南棟の廊下を注意深く歩いていった。
そして、三階へ続く階段を上り終えたとき……
A.突然上から黒い影が降ってきた。
B.お兄ちゃんが私達の前に姿を現した。
C.女の子が目の前に立っていた。
Bでれっつごぅ。
…というか、アレだ。このスレの魅力がわかった。
TRPGだ。アレに似てるんだ。アレとVNの中間なんだ。このスレは。
>>945 職人(GM)とのやり取りが多少あるゲームブックってところじゃ?
見ていても楽しいよ
てかこのスレ、個人的にはハカロワと結構いい勝負してると思う。
自分でも気軽に参加できるってのは大きい。
そろそろ次スレ立てる?
ふと思ったんだけど、観戦・雑談・ルール打合せスレを別に作れないかな? あんま雑談でスレを消費したくないし。
950 :
906:02/07/12 19:04 ID:j0WKUvRs
>>911 放置されてる・・・。(。´Д⊂)゚。
マジで誰かいい案ない?
もう50切りそうだ・・・。
はぁ〜やっとここまで読んだ(;´Д`)
2日読まないだけでこれほどレスが伸びるとは
武具がどうなるのか気になって気になってしょうがない
職人さん期待age
とりあえず次スレはそろそろ建てといたほうがいいと思われ。
別スレは微妙。あんまり大きくやると荒らしが出てきてウザくなるからな。
そろそろクライマックス職人さん頑張れ〜
953 :
906:02/07/12 19:50 ID:j0WKUvRs
とりあえず立ててくる・・・。
>>950 国崎最高
とかどう? 適当に考えただけだけど(w
真面目に考えると「DOLL.」とか
>>951 二日…ってぇと柏木家のシーンあたりか……流れが速いな……
>>952 確かに。荒らしが流入してつまらないエンドをかまされたら最悪だ。
>950
906さんが適当に付ければいいと思ってたんだけど…
「国崎の大冒険(藁)」とでもしておけば良いんじゃないかな?
ああ!!
遅かった・・・DOLL.結構いいのに・・・。
(他の人の了承も得ないといけないから勝手に決められんけど)
とりあえず立てた。
「久しぶりだね・・・瑠璃子」
「お兄ちゃん・・・」
私たちが階段を上りきるとお兄ちゃんがいた・・・数匹の半鬼を連れて。
「瑠璃子、その男から離れろ」
「・・・嫌だよ、お兄ちゃん。早く元に戻ってよ・・・・」
「・・・しかたない、やれ!!」
お兄ちゃんが命令したと同時に周りにいた半鬼たちが駆け出してきた。
「くそっ・・・・逃げるよ、瑠璃子さん!!」
長瀬ちゃんは私の手を取って走り出した。
後から追ってくる半鬼たちに電波攻撃を試してみたけど、あんまり効かない。
その場でこかすぐらいが精一杯だ・・・。
私たちが大きな道路に出た瞬間、一匹の鬼が私たちの前に立っていた。
「瑠璃子・・・・」
「お兄ちゃん!?そんな姿になってまで・・・・」
「くそっ!!」
チリチリチリチリチリ・・・。
「ククククク・・・鬼に電波が効くものか」
長瀬ちゃんも弱っているせいか、お兄ちゃんに電波攻撃はまったく通じない。
「今度はこっちからだ・・・いくぞ」
チリチリチリチリチリ・・・・・。
「ああ・・・・オアアアアア・・・ウワァアアアアアア!!」
「長瀬ちゃん!?・・・・・やめて、お兄ちゃん!」
しかし、お兄ちゃんに私の声は届かなかった。
「ウウウウウ・・・こココオオオオォアアアア!」
お兄ちゃんが長瀬ちゃんを壊そうとした、その瞬間
「…ふう、なんだか大変な事になってんなコリャ」
後ろから呑気な声が聞こえてきた。
―――「というわけです・・・」
『なるほど』
「しかし、そこまで半鬼や月島さんのお兄さんが力を持ってるってことは・・・」
「ああ、早く楓たちと合流しないとな・・・」
A、水門のほうに行く
B、森の中に入る
C、エルクゥ全員でテレパシーを試みる
D、舞の首飾りで探す
ん?943・958の瑠璃子の独白シーンなんだけど…
タイムテーブルと祐介の状態に、矛盾が出てきてるよ…
病院に入院していたときには既に祐介は壊れていたし、その時点では
瑠璃子は状況が確定していなかったんだ。
だから今回の場合、
病院から抜け出し、道路で拓也達と遭遇している所を舞に発見されるまで
が語られていない抜け落ちた部分なんだよね、舞に発見されてからは
舞視点で語られているから問題ないんだけど
そうなのか・・・。
俺的には、祐介立ち直る→瑠璃子と合流→拓也と遭遇→舞・耕一と合流
みたいな流れができてたんだが・・・・・安直でスマソ
>961
うん、それなら辻褄は合わせられるけど、祐介が立ち直る
状況説明が一切されていないから混乱しちゃうんだよ
矛盾する場合はご都合主義+脳内補完でよろw
選んでいいかな?
D、いってみよう
オン!
不意に、舞の首飾りが強烈な光を発した。
『舞…? どうした?』
「……呼んでる。私行かなきゃ」
舞は脱兎の如く飛び出した。夜の森を迷わず走っていく。
人間の目では道もよく見えないだろうに。
『おい! 舞!』
A 全員で追いかける。
B ここは舞に任せよう。
C いや、これ以上の時間のロスは許されない。パーティーを二つに分けよう。
※ Cを選んだ場合、舞を追うパーティーと一足先に最終決戦に臨むパーティーとに分けます。
選択肢を選ぶ人はパーティーメンバーも指定してください。
Cで女性チームが追って、男性チーム(最強タッグ)が一足先に最終決戦で。
『……私と耕一、そして祐介とで半鬼どもを足止めしておく!
それ以外は舞を追って封印の解除をお願いします!
祐介、私に掴まれ! 飛ばすぞ!』
「はいっ!」
「耕一さん……柳川さん……気をつけてください……」
「長瀬ちゃん…がんばってね」
てんてれんてん てんてれんてん……(BGM:鬼神楽)
私は祐介を担ぎ、耕一と夜の雨月山を疾走する。そんな中、ふと私は気付いた。
『……あ、雨上がったな』
耕一も空を見上げてつぶやく。
「ああ、……満月が綺麗だな……」
後ろから祐介が囁きかける。
「……満月には人を狂わせる効果があるそうですよ」
『……フン、狂気の月か……決戦にはふさわしいな』
しばし走ったところで、雨月山の山頂にたどり着く。
木々が晴れ、私たちが見たのは―――――
姿を現した宇宙船ヨークと、その上に立つ初音ちゃん。
さらに、それを守るように整列した数十匹の半鬼たちだった……
「よく来たな耕一! いや、次郎衛門!」
「初音ちゃん……何故だ! 何故こんなことを!」
ピシッ!
『ん……?』
この違和感は……?
「うるせえ! テメエなんぞに俺の気持ちがわかってたまるか!」
「初音ちゃん……俺は、俺はキミを……」
「黙れ! どうせテメエは千鶴を選ぶんだろう?
前世で俺を抱いたのは他が全員死んじまったからだろう!?
所詮テメエの心にはエディフェルしかいねぇんだ!」
「は……初音ちゃん……」
『……違うな、耕一。惑わされるな』
「……?」
私は初音ちゃんを……いや、「アイツ」と同じ臭いがする「そいつ」を睨みつける。
『初音ちゃんの体を弄ぶのはそれくらいにしたらどうだ……? 狩猟者!』
「なっ……」
「………クッ、クックッ、クックック……アーーーーーッハッハッハッハッハ! よくぞ見ぬいたな柳川!」
『フン、私は狩猟者とは縁が深いからな……』
「ど、どういうことだ柳川!?」
「我から説明してやろう」
不意に口調が変わった。
「我が名はダリエリ。次郎衛門に滅ぼされしエルクゥ一族の長なり。今こそ我は蘇った。
クックック……復讐に燃えるこのリネットの体はちょうどよい依代であったぞ」
「な……っ、五百年前の…鬼?」
『おそらく、不良初音は生徒会の連中への復讐だけで十分だったのだろう。だが、その時の「負の感情」をヤツにつけこまれ、いつしか操られていたのだ。
そして、ヤツの目的は……』
[ヨーク、主砲、エネルギー重点率15%……]
辺りに無機質な機械音声が響いた。
「これは…?」
「アッハッハ! 滅ぼしてやる。次郎衛門の匂いがするこの地など、滅ぼしてくれる! 二度と生命の宿らぬ土地に変えてくれる!」
『キサマ……』
A 許せん! 鬼の力、全開!
B 封印が解けるまで時間を稼がなければ……!
これはB!!じゃないとバッドエンド確定なきがする
そういえば、柳川は狩猟者にのっとられそうだったな・・・
時間稼ぎなら、祐介の18番だろ。
世界を焼き尽くす幻を見せて、発射まで時間を食い止めるのはどう?
972 :
943:02/07/12 22:35 ID:HueklevP
いやはや、自分は前日、祐介が壊れるシーンを書いたつもりだったんですが、どうやら上手く伝わらなかったようですね。
自分の脳内展開
まず昨晩の学校→今日の病院てな感じで。
さあ、クライマックスとなって参りました。
読み手の選択が職人を動かす、書き手も読み手もファイト!
(耕一! 祐介! ……私たちだけでは勝機は薄い……鬼の武具の封印が解けるまで、時間を稼ぐぞ!)
(ああ!)
(はいっ!)
「さあ、征くがいい同胞(ハラカラ)諸君! 五百年の永きに渡る我らが怨念……次郎衛門の血肉で染め上げよ!」
『ガルォアアアアアアアアアアア!!!!』
数十の巨大な鬼が跳躍するその様、圧巻だった。
A 封印を解きに楓ルートへ移る。
B このまま柳川ルートで死闘を繰り広げる。
うーむ、柳川達の死闘もみたいが…
封印の降りも知っておきたい…
スルーで
Aで。
そして続くのなら新スレに移行してもいいと思ってみるテスト。
私たちがゆっくりと洞窟を進んでいた折、不意にみさきさんが声を上げました。
「はっ!?」
「……どうしました?」
「今、上のほうから柳川先生のスゴイ声が聞こえたよ……ううん、声というより……叫び?」
「……時間がないようですね。急ぎましょう……」
どうやら、闘いが始まってしまったようです……
「わたしも……がんばるよ。もう、怖いなんて言わないよ……」
そうして、私たちはまた亡霊の広間にたどり着きました。
「――――封印するのに最も効率がいいのは亡霊が集まっているところです。鬼切丸は…この先にあるはずです!」
―――憎しや……悔しや……恨めしや―――
A 私が囮となって、みさきさんを先に進ませる。
B 二人で強行突破する。
C 見つからないように隠れながら進む。
そだな、そろそろ移行したほうがいいだろう、
さあ最終決戦だ!
すべてが終わったとき
はたして柳川の想いは誰に向かうのか!?
978 :
906:02/07/12 23:04 ID:5XoN1ySL
>>975 むしろその方向で。
焦っちゃいけない。マターリマターリ。
うーん、悩みどころ。
ここは楓の無事を祈りつつAで。
1000まで使い切ったほうがいいのでは?
Bで
「……みさきさん、私が囮になります。先に進んで封印を解除してください……」
「え…っ、そんなこと、できないよ! 一緒に行こうよ! 楓ちゃん!」
私はみさきさんの肩を抱き、ゆっくりと話しかける。
「みさきさん……おそらく、私は鬼切丸に触れることはできません……ですが、精神波でみさきさんを守ることはできます。
私は私のやるべきことを精一杯やります。ですから、みさきさんはみさきさんの、みさきさんしかできないことを精一杯行ってください……」
「か……え……で……ちゃん……」
みさきさんの目に涙が溢れる。
私は、指の腹でやさしくみさきさんのまぶたを撫でる。
「今はまだ泣いてはいけません……全てが終わった後、心ゆくまで泣きましょう……
大丈夫です。この洞窟は一本道です。壁に沿って歩けば、必ず奥までたどり着けます」
「……うん」
みさきさんが決意の言葉を述べる。
「わかった……私、がんばるよ。逃げちゃいけないよね。……だからお願い楓ちゃん、無事でいて……」
「はい……では、行きます!」
私は亡霊どもの前に踊り出る。
「さぁ亡霊よ! 私は、エディフェルはここです! 来なさい!」
――――憎しや……悔しや……恨めしや――――エ…ディ…フェ…ル――――
亡霊たちがゆっくりと動き出す。……私だけに向かって。
(今です! みさきさん!)
(うん!)
みさきさんは壁に手をつきながら走っていきました。……歩みは遅いですが、彼女の精一杯の未来への駆け足……
―――エ……ディ……フェ……ル―――
さあ、私もみさきさんとの約束を果たすため、やられるわけにはいきません!
A 亡霊の攻撃をかわして時間を稼ぐ。
B 積極的に精神波をぶつけ、みさきへの注意が向かないようにする
みさきがどれだけ時間かかるかわからん。
Aで。
みさきさんが奥にたどり着くまでしばらくかかりそうです……ならば……!
―――エ・ディ・フェ・ルゥゥゥゥ!!!!
無数の亡霊の手が伸びる。……捕まるわけにはいきません!
「クッ……」
ある程度の距離を置きつつ、亡霊の攻撃をかわしていきましょう。
――――ニクイ……クヤシイ……ウラメシイ……エェディィフェェェェルゥゥゥゥ!!!!
……亡霊の数がどんどん増していきます。……まずいですね。
――――オアァァァァァァアァァァァァァアァァァァァ………
「クウッ……!! ハッ!」
バチィッ!
――――クゥゥゥアァァァァァァ……エェェディィフェェルゥゥゥゥゥ!!!!
たまらず精神波を使う。……ダメです! 一瞬ひるむだけです!
どんっ。
え……? 背中に……堅いものが……? そんな……この洞窟はもっと深かっ……
『グゥゥゥゥゥアァァァァァァァァァァ!!!!!!』
「そんな! 半鬼!? 何故ここに!?」
鬼の爪が煌いた。
どうやら私たちは行動を起こすのが遅すぎたようです……みさきさん……後は……たのみ……
「はぁ、はぁ、はぁ……」
私は歩き続ける。暗い、暗い世界を。
それは今までと同じ。何も見えない世界。
けど、ここは私の世界とは違う世界。……闇の世界。
でも、この先には希望がある……逃げちゃいけない……逃げちゃ……
「あ……」
音が聞こえた……音が聞こえたよ……それは、男の人の声……とても悲しそうな……
(え…でぃ…ふぇ…る…す…ま…な…い…)
(り…ね…っ…と…す…ま…な…い…)
……悲しそうだよ。とても悲しそう……ねぇ、そんな悲しそうに泣かないで……私まで……
――――憎しや……悔しや……恨めしや――――
え? 亡霊? 声が……私の後ろから!?
バチチィッ!!!
「くぅ……ん!」
何かが…何かが私の中に入ってくるよ!
いや! いや! いたい、こわい、たすけて!
誰か! 助けて!
A 「楓ちゃん! 助けて!」
B ……ダメだよ。私は約束したんだ。進むんだ……あの声の場所……あそこに何かあるよ……
Bしかない
b
Bだな、こいつは
ダメだよ。私は約束したんだ。進むんだ……あの声の場所……あそこに何かあるよ……
「ううううっ……! 消えなさい……!」
――――ニクメ! コロセ! ハカイシロ! ノロエ! カナシメ!――――
私は最後の力を振り絞って前に這う。
(え……でぃ……ふぇ……る……)
男の人が……あの人は私を呼んでいる……! 私を、私を……!
――――タオレロ!――――
「私は……進む!」
がしっ!
私の手に、確かな「もの」の感触が。それと同時に――――
――――ウグァァァァァァァァァァァ!! ジロォォォエモォォォォン!!!!!
――――鬼め! 離れよ! 祓われよ! この少女から消えうせよ!!!!
私の中で、さっきの男の人の声が……だけど、さっきと違って凄く力強い……
――――すまぬ、みさき殿。荒療治、許してほしい。
――――頼みがあるのだが、貴殿の体、しばし使わせてはもらえぬか?
A うん……いいよ。
B ダメだよ……楓ちゃんが……
A
990 :
988:02/07/12 23:57 ID:C2JuLFqx
Aですね。わかりました。
……そろそろ次スレ移ってよろしいです?
そうですね。あとは解消します。たぶん。
その方向でお願いします。
埋め立て開始。
あと6レスで雑談。
993?
柳川24に最初の方から、読み手としても書き手としても
関わってきたんでラストにむけての期待も膨らむよ
ではこのスレで出た人物で人気投票。
<<国崎往人>>。当方ケーブル。
台風マンセー
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。