カノンバトルロワイヤル 第3夜

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12スレ目から参加したヤツ
過去スレのログは無くしたので 誰か張ってください。

ついに出ましたゴルゴ美凪!
みさ吉先輩とのバトルが楽しみです。

http://yu.sakura.ne.jp/~panache/KBR/index.html
2名無しさんだよもん:02/05/15 10:39 ID:YXvgUD2i
新スレおめ〜
3 :02/05/15 10:40 ID:xrp77byN
てs
4名無しさんだよもん:02/05/15 10:45 ID:tD/n84aZ
sage
5名無しさんだよもん:02/05/15 11:02 ID:tlmSqlnv
これよりも
葉鍵ロワイアルの漫画化キボンヌ
62スレ目から参加したヤツ:02/05/15 11:05 ID:h6FLeCqI
>>5
いいですね〜・・・
でも、漏れは絵は無理です。
誰か描いてもいいよ〜っていう絵描きさんいない?(w
7名無しさんだよもん:02/05/15 11:25 ID:xOlR2Tbb
test
8名無しさんだよもん:02/05/15 12:45 ID:YSoiuknZ
 
9名無しさんだよもん:02/05/15 17:27 ID:Af4tJnCM
というか。
このスレは何をするところなんですか?w
10名無しさんだよもん:02/05/15 20:37 ID:hFiY/zw9
test test
11名無しさんだよもん:02/05/15 21:31 ID:wmY+F+tu
バトロワのストーリーをなぞっただけで何が楽しいんですか?
122スレ目から参加したヤツ:02/05/15 21:56 ID:XjDxwdcl
>>9
>>1にあるアドのバトロワに参加するスレ&ストーリーを見守る(考える)スレ
・・・と、言ってみるテスト

>>11
っつか、鍵キャラになっただけでもおもしろくないの?
漏れ的にはおもしろいけどね
13名無しさんだよもん:02/05/15 23:03 ID:iZUyycmY

     |         ||  |  |≡|  ||      ┏━━━━━━━━━━━┓
     | ..ゾヌアゲクン||≡|  |≡|≡||      ┃ ,∧_∧            ┃
ガー\260|    \240 ||≡|≡|≡|≡||      ┃ X ノ ハヘ X レモナ写真集...┃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄       .┃ |゚ノ ^∀^) 2001〜2002  .┃
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      ∫      ┏━━━━━━━┓┗━━━━━━━━━━━┛
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  ____     .  ┗━━━━━━━┛
 | 肉まん. |        | ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|
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14名無しさんだよもん:02/05/16 02:21 ID:G/ia7ssi
ハカロワとのギャップに微妙に苦しんでみたり。
15名無しさんだよもん:02/05/16 03:38 ID:iWCbqrXX
ハカロワのイメージから茜がマーダーでないと違和感が拭えない。
16名無しさんだよもん:02/05/16 06:06 ID:N8UlLtDo
ハカロワのイメージから、
非力なみさき先輩とリベンジャーな雪ちゃん先輩でないと違和感が拭えない。
17名無しさんだよもん:02/05/16 08:01 ID:in/Hpfx1
ハカロワのイメージから、
あゆは最初に御堂と出会わないと和感が拭えない。
18名無しさんだよもん:02/05/16 13:35 ID:Moi7kLCF
とりあえず、20人目のイレギュラーはみちるという事なのだろうか?
…ってゆーか、すでに所持武器がリストとバラバラなのだが。(w
19名無しさんだよもん:02/05/16 23:04 ID:dmAxwdXM
20名無しさんだよもん:02/05/16 23:11 ID:T5cNtoE8
む、いつの間にかこの名のスレが復活しているとは。
というわけでせっかくなので前回中途半端な所で終わってしまった
1レスロワの続きやりたい、と思うのは私だけ? 駄目?
あれ結構面白かったんだけどなぁ……
21名無しさんだよもん:02/05/16 23:16 ID:T5cNtoE8
というわけで前スレと編集サイト探して貼らないと……って
既に貼ってるし!
どなたか存じませぬが有り難う御座います。
22名無しさんだよもん:02/05/16 23:17 ID:OVx1K3rr
1レスは見てるとなかなか面白かったけど、書こうと思うと1レス制限厳しすぎw

それよりハカロワ誰か漫画化しろよー
23名無しさんだよもん :02/05/16 23:24 ID:CHD9Hqc/
はたして今から復活できるんですか?w
やるなら見るけど。
あと漫画化は禿同。
24名無しさんだよもん:02/05/17 00:02 ID:9b3CapM+
読み手も大事だけど書き手がいないとなんともならんからね。
はたして今から書き手が集まるかな?
25名無しさんだよもん:02/05/17 00:05 ID:crdx6VCH
今日でキャラロワがスタートして一年です。
記念に上げてみます(w
26名無しさんだよもん:02/05/17 00:07 ID:JHHgy0ZA
鍵マンセーな展開にならず、
凸とみどりさんがぞんざいな扱いを受けなければ大歓迎ですが、何か?
271レスの続きでも:02/05/17 01:46 ID:5PJQPmDo
「あうーっ、なんで追って来るのよぅ!」
 自分には狙われる心当たりは全くない。理不尽な運命を感じながら、沢渡真琴は夜の中を駆けてゆく。
 追っ手は自分に向かって何かを叫んでいるようだった。
 当然ながら立ち止まって話を聞くなどということは出来ない。
 立ち止まった瞬間、そこにあるのは、
「もーっ、何なのよぅ!!」
 こんな時でもお腹はすく。さっきのお菓子、貰ってこればよかった。
 必死に逃げながらも、どこか頭の中ではそんなことを考えていた。

「意外に素早い……」
「そうみたいだね」
 それはあなたもだと舞は思ったが、口には出さないことにした。
 目が見えないはずのこの少女があまり足場もよくないここでどうやって走っているのだろうか。
 少なくとも、夜闇は彼女にとって何も意味を持たないだろうことはわかっているが。
 それでも目の前の障害物を確認することは流石に出来ない。
 その度に、舞がみさきをリードする。
 彼女がいなければ、前を走る子に追いついているはずだった。
「わたしを置いていった方がいいんじゃないかな」
 思考を読んだようにみさきが言う。
「……ばか」
 優しい舞は、そう返事をするのだった。

 走る先にあるのは、一つの建物。
「早かったね……」
 江藤結花はただそう呟き、嬉しそうに笑った。
28名無しさんだよもん:02/05/17 01:59 ID:5PJQPmDo
スレ汚しスマソ。

>なら書くな
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ  
 ∪  ノ  
  ∪∪
29前回までのまとめ:02/05/17 03:41 ID:oZEIvrQC
書き手がいるなら続けていいのかな?
前回やろうと思っていたまとめ載せていいですか?
とりあえず設定、ルールは編集サイト参照して下さい。
一応私の主観入った各キャラの今までのまとめです。
●は死亡キャラ。○は生存キャラ。
名前の後のかっこ内は支給品、各矢印は(支給品名→名前)で現在は名前のキャラが持って(装備して)いる。
(名前←)で名前のキャラから奪ったり貰ったりしたもの、という意味です。
番号は前スレでの最後の登場時のものです。
30前回までのまとめ1〜10:02/05/17 03:44 ID:oZEIvrQC
○01藍原瑞穂:(不明)入り口付近にて太田香奈子(05)を待つも彼女に突き飛ばされ泣きじゃくる。 >164 「それぞれの想い人」

○02猪名川由宇:(投網)森の中にて小屋を見つけそこの入り口に仕掛けた投網の罠でちゃん様(06)捕獲。
          なお小屋の中にてカッターや糸などの道具を手に入れている。>327「捕獲?」

○03岩切花枝:(鋼線)上月澪(25)の仕掛けた地雷を踏むも誇り高き軍隊生活の智恵でそれを回避。
         彼女にトドメをさそうとした所殺気を感じて身を隠すが突然表れた
         椎名繭(30)のタックルを喰らいマウントをとられる。>289「ショートカットの饗宴」

○04江藤結花:(鍵とリモコン)支給品は5階建てのビル全てのドアの鍵とそこに仕掛けられた罠を操作するリモコン。
         ボタンは3つあり1つは毒ガスを部屋に充満させるものだった。
         そしてその罠にてビル内に侵入した緒方理奈(07)を殺害。>331「閉鎖的殺人」

○05太田香奈子:(不明)入り口付近にて藍原瑞穂と出会うも助ける相手が違うため同行を拒絶して走り去る。>164「それぞれの想い人」

○06大庭詠美 :(不明)森の中の小屋の入り口にて猪名川由宇(02)に捕獲される。>327「捕獲?」

●07緒方理奈:(スプレー缶)ビル内にて雛山理緒(47)を殺害するも江藤結花(04)の作動させた罠により死亡。>331「閉鎖的殺人」 

○08杜若きよみ(黒):(不明)未登場。

○09杜若きよみ(白):(不明)未登場。

○10柏木梓:(不明)姉妹4人で民家に潜む。その時監視していた隣の家に異変が……>302「おんな風林火山」
31前回までのまとめ11〜20:02/05/17 03:46 ID:oZEIvrQC
○11柏木楓:(不明)姉妹四人で以下略。>302「おんな風林火山」

○12柏木千鶴:(不明)姉妹四人で民家に潜むも何故かぐったり。思わず初音にチョークスリーパー(?)をかけて窒息死寸前まで追いつめるもなんとか正気に戻る。>302「おんな風林火山」

○13柏木初音:(不明)姉妹四人で民家に潜むも具合の悪い姉千鶴を看病。
         しかし寝ていたハズが突然襲いかかってくる千鶴。首を絞められて危うし初音!
         思わずタップしてしまい屈辱の敗戦。なんとか正気に戻った千鶴と話していると遠くで窓ガラスの割れる音が。>302「おんな風林火山」

○14神尾観鈴:(イングラムM10)北の岬にて里村茜(27)を射殺。>216「約束の証」

●15神岸あかり:(拳銃→48姫川琴音)姫川琴音の手にかかり死亡。浩之はやっぱり浮気者だった。>195「誰がために銃はある?」

○16河島はるか:(お菓子詰め合わせ)沢渡真琴(29)を餌付けしようとするが失敗。逃げられる。>300「束の間の邂逅」

○17川澄舞:(防弾コート→18川名みさき)川名みさき(18)と共に沢渡真琴(29)を追いかける。>315「彼女の持ち物は」

○18川名みさき:(バナナ)川澄舞(16)と共に沢渡真琴(29)を追いかける。腹八分目らしい。>315「彼女の持ち物は」

○19砧夕霧:(不明)霧島佳乃(20)に打たれるもそれは麻酔弾だったので現在昏睡中。>233「佳乃は燃えているか?」

○20霧島佳乃:(ワルサーP38)支給品を見てマルチを強引に仲間に。
         砧夕霧(19)を打ち殺したと思っているが佳乃の銃の一発目は麻酔弾だった。>247「心」
32前回までのまとめ21〜30:02/05/17 03:48 ID:oZEIvrQC
○21倉田佐祐理:(北京鍋おたま付き)椎名繭(30)と同行。>199「誰かに似た少女(ひと)」
          ただし>315「彼女の持ち者は」で声が。

○22来栖川芹香:(不明)妹綾香(23)と合流しようとするもすれ違う。>258「後悔先に立たず」

○23来栖川綾香:(バタフライナイフ)入り口付近にて主催者に異議を唱える松原葵(52)を助けその後島を脱出する為に御影すばる(55)と協力する事に。>250「最強の3人」

○24桑嶋高子:(不明)未登場。

○25上月澪:(対人地雷)対人地雷を埋めて隠れつつも『こっちに来ないでほしいの』等と書いた紙をばらまいてしまったが為に高倉みどり(36)の母性本能をくすぐってしまい結果死に至らしめる事に。
       その後地雷原を突破した岩切花枝(03)に襲われて気絶? >289「ショートカットの饗宴」

○26桜井あさひ:(不明)未登場。

●27里村茜:(ピンクの傘×2)北の岬にて神尾観鈴(14)により射殺される。 >216「約束の証」

○28澤倉美咲:(不明)未登場。

○29沢渡真琴:(盗聴器)川澄舞(17)と川名みさき(18)とおっかけっこ中。>315「彼女の持ち物は」

○30椎名繭:(「赤いヘルメット」(と「どっきりテレビ!」の看板?))倉田佐祐理(21)と同行するも岩切花枝(03)の裏拳をかわしつつタックル、そのままマウントとり御満悦。>289「ショートカットの饗宴」
33前回までのまとめ31〜40:02/05/17 03:50 ID:oZEIvrQC
○31篠塚弥生:(不明)未登場。

○32新城沙織:(鋏)長森瑞佳(43)七瀬留美(44)と交戦中。>320「赤い狂気と青い刃」

○33スフィー:(不明)隠れていた民家に侵入してきた高瀬瑞希(35)芳賀玲子(45)と遭遇。化け物あつかいされる。>334「正常なひと」

○34セリオ:(不明)来栖川姉妹(21、22)を探したり塚本千紗(38)の落とした鞄を届けてあげたり。>286「自転車で突き抜けろ!」

○35高瀬瑞希:(不明)芳賀玲子(45)と共に民家に侵入してスフィー(33)と出会う。>334「正常なひと」

●36高倉みどり:(不明)上月澪(25)の仕掛けた地雷により死亡。>198「母性」

○37立川郁美:(不明)未登場。

○38塚本千紗:(折り畳み式自転車)セリオ(34)から必死で逃げるも忘れた鞄をもらったりする。>286「自転車で突き抜けろ!」

○39月島瑠璃子:(果物ナイフ・拳銃←42長岡志保)長岡志保(42)殺害後上月澪(25)と岩切花枝(03)の争いを眺め漁夫の利を狙うが岩切に殺気を気取られる。>289「ショートカットの饗宴」

●40月宮あゆ:(金属バット?→58水瀬名雪)水瀬名雪(58)の手榴弾にて死亡。>201「愛憎連鎖」
34前回までのまとめ41〜50:02/05/17 03:51 ID:oZEIvrQC
○41遠野美凪:(首輪の(中略)爆発する機械)支給品に関しての詳しい説明はは274〜276を参照。
         美坂栞(56)を追ってきた水瀬名雪(58)を退けた後倒れている栞をどうしようか思案中。>272「支配者」

●42長岡志保:(拳銃→39月島瑠璃子)月島瑠璃子(39)に背後からナイフでばっさり。死亡。>219

○43長森瑞佳:(小刀)七瀬留美(44)と同行中新城沙織(32)の襲撃をうけ交戦中。>320「赤い狂気と青い刃」

○44七瀬留美:(刀)長森瑞佳(45)と同行中新城沙織(32)の襲撃をうけ交戦中。>320「赤い狂気と青い刃」

○45芳賀玲子:(不明)高瀬瑞希(35)と共に民家に侵入してスフィー(33)と出会う。>334「正常なひと」

○46長谷部彩:(コルトガバメント)宮内レミィ(59)に襲われ返り討ちにする。>240

●47雛山理緒:(懐中電灯)ビル内で緒方理奈(07)と戦闘になり死亡。>325「閉鎖的状況」

○48姫川琴音:(サバイバルナイフ・拳銃←15神岸あかり)洞窟内に隠れていた神岸あかり(15)を見つけ殺害。>195「誰がために銃はある?」

○49保科智子:(携帯ゲーム機×カセット3)途方に暮れている。携帯ゲーム機はカセットを差すことによって様々な機能(簡易レーダー? とアイテムリストとあと一つは不明)を有するようになるらしい。>223「小さな箱と3つの板」

○50牧部なつみ:(不明)未登場。
35前回までのまとめ51〜60:02/05/17 03:53 ID:oZEIvrQC
○51牧村南:(不明)未登場。

○52松原葵:(不明)ゲームの主催者達に反逆しようとするもかなわず殺されそうな所を来栖川綾香(23)に助けられる。>250「最強の3人」

○53マルチ:(S&WM19 357マグナム)来栖川姉妹(21、22)及びセリオ(34)を探すも霧島佳乃(20)になすがままに連れ回される羽目に。
       でもこれでいいかもとか思ったりもしてる。>237「心」

○54三井寺月代:(不明)未登場

○55御影すばる:(不明)正義の味方の使命により悪を滅ぼし島を脱出する為に来栖川綾香(23)松原葵(52)と協力する事に。>250「最強の3人」

○56美坂栞:(ボウガン)水瀬名雪(58)から逃亡中に疲労か持病からか気を失ってしまう。そこに遠野美凪(41)が通りかかり……>272「支配者」

○57観月マナ:(不明)未登場。

○58水瀬名雪:(手榴弾・金属バット?←40月宮あゆ)手榴弾で月宮あゆ(40)殺害後美坂栞(56)に襲われる。が栞は逃亡追いかけた所遠野美凪(41)と出会い彼女の武器にかなわないとみるや逃走。>272「支配者」

●59宮内レミィ(シャーペン・ルーズリーフ)長谷部彩(46)を襲うも返り討ちにあう。>240

○60森川由綺:(不明)未登場。
36名無しさんだよもん:02/05/17 04:02 ID:oZEIvrQC
というわけで長々とスマン。
これで「じゃ書いてみようかな」と思う書き手及び興味を持つ読み手
が表れてくれれば幸いですが。
書きかけのやつを急いで仕上げたので細かいミスたくさんあるかも。
何か間違いがあったら指摘して下さい。
って新作が上がってますな。
舞、みさき、真琴、結花はここからこのスレの>>27に繋がるって事で

続きがあったら見るって人いそうだったのでやってみたがスレの雰囲気読めてないで
余計な事してたら本当にスマン。
37名無しさんだよもん:02/05/17 12:48 ID:rSXjudrx
お、また復活したのか。コソーリ見ておこう。
3827:02/05/17 17:13 ID:5PJQPmDo
まとめサンクス。こういうのあるとわかりやすくていいですね。
美凪の支給品ですが、皆様からいろいろつっこまれてて時間をおいて見直したところあれはやっぱりやりすぎだと。
ゲームバランスが崩れると。
機械の弱体化簡略化あるいは話そのものの削除を「作者自ら」提案したいのだけど、どうでしょうか?
新スタート早々こういう話題も何ですが、早ければ早いほどいいので……。
39名無しさんだよもん:02/05/17 20:09 ID:LhseYx93
>>38
使い切ったら(初期契約者の)ミナギが吹っ飛ぶでえーんでない?
改編するなら早めに書きなおし書くよろし
リレーされる前にね
なんとなく復活した企画で「騙りじゃね?」とか「ルール違反だカエレ!!」って言う無粋なんは無しってことで
盛りあがるの優先!
40去る者と向かう者:02/05/17 21:25 ID:DbBsXUZ/
 セリオ(34)は高い木の上から辺りを見回していた。遠くにビルが見える。
 未だに来栖川姉妹はおろかマルチとも出会えぬまま時はいたずらに過ぎていた。
 だがサテライトシステムが使えない今、自分の目と耳でなんとか探し出すしかない。
 特に何か策があるわけでもなかったが島全体の構造を知る為に手近な高い木に登ってみた。
 近くで何かがぶつかる様な音がした。どうやら少し離れた所で戦闘が始まった様だ。ここからならよく見える。
 青い髪の少女と赤い髪の少女が対峙していた。青い髪の方は刀を持っている。
 そこから少し離れた所にもう一人、制服からすると刀を持っている方の仲間らしき少女がいる様だ。
 ともかく来栖川姉妹ではないので今は無意味な戦闘に関わる必要はない。
 そう思い改めて自分の支給武器を見つめる。銀色のメッキがまぶしい手錠、に長い縄がくくられている。
 投げ縄ならぬ投げ手錠としてでも使えというのだろうか?
 一対一ならともかくこんな武器で複数の敵を相手にするのは無謀極まりない。
 先程の自転車に乗った少女の様に強力な武器を持たない(万が一戦闘になったとしても勝てる)ひ弱そうな相手から何か情報仕入れて地道に探していくしかない。
 セリオは忍者のように素早く木から飛び降りるとそこから走り去った。 

 立川郁美(37)もその音を確かに聞いた。
 彼女はゲームが始まってからずっと一人だった。どこかにじっと隠れているつもりだった。
 夜の闇がほんの少し彼女を不安にさせた。一度沸き起こった不安はみるみるうちにドス黒い恐怖のシミとして広がり彼女を支配した。
 今正に殺し合いが行われているこの島で、一体誰を信用するというのか? 出会う人は殺人鬼かも知れない。
 がしかし孤独がなにより恐ろしかった。誰かに会いたい、一緒にいて欲しい。助けて欲しい。
 これからどんな目に遭おうともこの恐怖よりはましだ、そう思っていた。
 そんな時後ろの方から聞こえた何かがぶつかる音。
 そこに誰かいるのだ。
 恐怖で思考を停止させたまま彼女の足はそちらに向かっていた。

【セリオ(34)】支給武器:投げ縄付き手錠
41支配者 訂正版:02/05/17 23:13 ID:5PJQPmDo
 遠野美凪は、ただ静かにその少女を見下ろしていた。
 気絶しているのだろうか、反応はない。手元の機械は少女の認識番号が『56』であると示していた。
 そしてこちらに近付きたもう一人の誰か、『58』番。
「見つけた。わ、もう一人誰かいるね。運がいいよ」
「この方をどうするつもりでしょう?」
 現れた少女、名雪に美凪は問いかける。
「栞ちゃんだね、わたしを殺そうとしたんだよ、酷いよね。だから仕返しするんだ」
 状況はだいたいのみこめた。目の前の尋常ではない瞳をした少女は、きっと自分も殺そうとするのだろう。美凪はそう判断した。
「今すぐどこかへ行ってもらえますか?」
「この子を庇うの? 酷いよ。だから一緒に殺しちゃってもいいよね?」
 金属バットを構える。彼女の支給武器だろうか。
 しかし、それならこちらに分があった。
 ため息一つつき、手にもった機械をいじる。
 名雪の首輪に電流が走り、悲鳴を上げて倒れる。
「っ!? 何をしたんだよっ!?」
「もう一度言います。立ち去ってください。次は本気ですよ?」
「……っ、今度は殺してあげるからね!」
 相手が何をしたかはわからないが、名雪は勝ち目なしと判断してその場を離れる。

 美凪の支給武器であるこの装置は、このゲームで特殊な部類に入るものであった。
 装置から半径100メートル以内の参加者の位置を画面に表示し、軽い電流を流すことができる。
 もっとも、時間をかければ電流で相手を殺すことも可能だ。
 レーダーも兼ねたこの武器から逃れる術はない。
 ただしデメリットも存在する。
 装置の起動時に一番近くにいた者――所有者である美凪――を認識し、電流の使用時間が計1分に達すると、その首輪が爆発する。

 自分の手にあまる武器を持った美凪の目下の悩みは、この少女をどうすればいいのだろうということだった。

【電流制限時間 残り57秒】
42名無しさんだよもん:02/05/17 23:17 ID:5PJQPmDo
>>39に従い訂正版を用意させていただきました。
こちらの方に差し替えよろしくお願いします。申し訳ない。
本文で明記されていること以外の設定はつけていませんので、
例えば装置は生きているのに美凪が死んだ場合、1分制限の結果はどうなるのかというのは、それを書いた人に任せます。
43名無しさんだよもん:02/05/18 18:17 ID:mgjQ9q9R
ホシュ
44名無しさんだよもん:02/05/19 21:01 ID:qL3hCHgD
作品待ち
452つの刃:02/05/19 22:30 ID:rl8+k5fb
 防戦一方、あたしは押されていた。
 この娘きっと何かスポーツをしている、いい瞬発力だ。
 鋏をほとんどむちゃくちゃに振り回している様に見えるこの赤い髪の少女の攻撃をなんとかかわしながらあたしはそんな事を考えていた。
 だけど、このままじりじりと下がっていても仕方がない。
 あたしは覚悟を決め小手の要領で彼女の斬撃をかわすように飛んだ。 
 腰に針をズブリと突き刺すような鋭い痛みが走る、けど今はそんな事にかまっていられない。
 彼女の腕に刀が滑るようにかすった。赤い鮮血。当然だ。彼女も人間なんだ。
 だけど浅い。思いきり踏み込めないのはやっぱりまだ躊躇しているから?
 しかし彼女は腕を押さえて座り込んだ。やっぱり斬られた所が痛いんだろうか?
 長丁場になればあたしの体も多分保たない。このままどこかへ逃げてくれれば……
 完全に油断していた。彼女は突然立ち上がり何かを投げつけてきたのだ。
 それはさっきあたしが投げ捨てた刀の鞘だった。
 あたしは動転し大袈裟に体を反らして避けようとしたので足下の木の根につまずいた。
 そのまま無様に倒れ込み後ろにあった木に激しく背中を打ちつける。
「イタタタ……」
 今ので刀が手からはなれて少し転がった。手を伸ばしても届かない位置。
 そして頭上にほとんど覆い被さる様に倒れた私に落ちる影。
 勝ち誇った顔の少女は鋏を振り上げて嬉しそうに呟いた。
「まず一人目」
 万事休す……か。目を閉じた。
 やっぱりあたしには無理だった。御免瑞佳、巧く逃げて。
 御免折原。あたしやっぱり駄目だったよ。
 ……だけど振り上げられた鋏はなかなか振り下ろされてはこない。
 あたしはゆっくりと目を開ける。
 ちょうど彼女があたしめがけてゆっくりと倒れ込んでくる所だった。
「へ?」
 見ると彼女の背中には小刀が深々と突き刺さっている。
 彼女の後ろにいたのは今にも泣き出しそうな顔の瑞佳だった。
46名無しさんだよもん:02/05/19 23:02 ID:WYGSEmAO
マーダー系のキャラは、どんなに良い感じのキャラになっていても瞬殺される法則
47手品師:02/05/19 23:34 ID:iGB1pR6r
 とりあえず、死ぬわけにはいかなかった。
 今ある手持ちのものから、なんとかして最後まで生き残らなければいけない。
 使えるか使えないか別にすると、支給品の数だけならもしかしたら最多ではないだろうか。
 鞄を漁り、役に立ちそうなものを洗い出す。もちろん、そうでないものもきちんととっておく。
 とりあえず、これだけで、最後まで生き残らなければいけない。
 使用法、相手による対処方を、頭の中でシミュレートして――

 いつも冬弥君が傍にいた。今の自分がやってこれたのは全部、冬弥君のおかげ。
 ……私は冬弥君を助けたい。助けなければいけない。いつかまた、粉雪の舞うあの街を、冬弥君と歩きたい。
 叶わぬ夢にしたくない。
 とは言え、非力な私一人では何もできないのが現実。
 まずは……そうだ、弥生さんを探そう。弥生さんなら頼りになる。
 それから、美咲先輩。はるか、マナちゃん……
 そこまで考えた時、目の前に誰かが――

「殺されたくなかったら、さっさと消えな」
 動揺を悟られないように言い放つ。
 突然現れたもんだから、シミュレートも何もあったものじゃない。思わずそう言って動いてしまった。
 運のいいことに目の前の小娘は脅えてくれた。
 これが冷静でやる気のあった奴だったら――ぞっとしない。
「聞こえなかったのか? 仕方ないな」
 私は銃にかけた指を――引くところで、小娘は一目散に走り去っていく。
 誰もいなくなったところで、私はそのまま引き金を引いた。
 銃口からは弾丸――なんて出るはずもなく、なんとも可愛らしい一輪の花が咲いていた。
 各種簡易手品セットのうち、一番脅しに使えそうなシロモノだ。

 杜若きよみ(黒)のため息が夜の森に染み渡る。
 返事をする鳥の声は、彼女を嘲笑っているように聞こえた。
48名無しさんだよもん:02/05/20 00:38 ID:/tEe8W3d
LAR

挽歌
セルゲイ
イエロー
観月

111
シイ原
林檎
マグナム
各氏の復帰キボンヌ
49名無しさんだよもん:02/05/20 00:46 ID:ZjQAwzih
>>48
復活してるじゃん(w
名前負けしてるってことね、コテハン。
50名無しさんだよもん:02/05/20 00:47 ID:/tEe8W3d
>>49
どこにいるんだよ。
51名無しさんだよもん:02/05/20 01:04 ID:ZjQAwzih
>>50
1レスロワは原則コテ禁止です。
で、今までの話でいくつかはあなたの挙げたコテが名無しで書いてるのあります。
そういうことです。
52名無しさんだよもん:02/05/20 01:31 ID:/tEe8W3d
希望として名前だしてほしい
漏れはゲームよりハカロワのほうが好きなんでな
萌えとかシチュとかどーでもいいし
もうこれだけの面子がそろうことないのだろうが
53名無しさんだよもん:02/05/20 01:45 ID:ZjQAwzih
名無しからコテに名前変えただけで話が面白くなるわけでもないでしょうに。
いい加減俺ウザいからもう消えますけどね。
54名無しさんだよもん:02/05/20 01:59 ID:/tEe8W3d
>>53
ち、ヴァ書き手が(w
55名無しさんだよもん:02/05/20 02:09 ID:ekLLPWuB
やっぱり荒れる原因になるだろうから
コテハンは禁止の方がいいと思うなぁ。

ところで感想とかはここに書いていっていいの?
56名無しさんだよもん:02/05/20 02:20 ID:/tEe8W3d
>>55
コテも感想もあったほうが面白いけどな
ピラニアとしては(w
57深く静かに観察せよ:02/05/20 02:30 ID:Zp6JmxRp
 彼女ら柏木4姉妹は揃って小屋を脱出した。
 近く。非常に近くから耳に届く争う音。
 構ってはいられないというのが4人の総意。
 それは考えるまでもないこと。

 彼女らは今、違うことを考えなければならない。
 いつ他の3人を裏切るか。
 それは考えたくないこと。でも考えなければならないこと。
 他の3人は今は考えていない。
 でも1人だけ考えている女性がいた。
「柏木耕一という男を独占すること」は、日常ではかなわなかった。
 でも今はある意味合法的に奪える。
 3人の姉妹を失うことはひどく寂しいことだけど、結局女性は1人しか生き残れない。
 なら必至に生き残って彼を一人占めにする人生が最良。
 夢を追わず現実を見て出した結論。
 脱出なんて夢。

 彼女はすぅっと目を細める。それを次の瞬間自覚した。
 ああ、裏切りの一歩。
 その目で3人を観察する。
 数日後にはもう会えなくなるであろう姉妹。
 目に焼き付けておくためではない。
 殺す機会を考えるためにと観察した。
 観察者の名は……。
58名無しさんだよもん:02/05/20 02:39 ID:AkyBIHlX
・深く静かに観察せよ
こ、これは良いものだ…… ( By マ・クベ )

リレーする側に選択の余地を残しつつ、魅せるねぇ。
継ぐ書き手にもがんばってもらいたい。

安易に決めてもらっても良いけど、やっぱり捻って貰いたくもあり、
しかしながら、違和感ばりばりの決定はなしにして貰いたいw
とにかく、がんがれ!!
59名無しさんだよもん:02/05/20 08:56 ID:Q7F5WL6o
>>48
復帰っていうか元気でやってるか知りたいw
この人達の作品は良質なのが多かったし。(もちろん駄目なのもあるが)
全員集まれば凄いんだけどね。

あ、でも現状が駄目と言ってるわけじゃない。
>>57とか上手いと思うし。
60名無しさんだよもん:02/05/20 11:17 ID:7nooJWyz
>>47>>57を書いたのが誰だか勘づいている自分としては>>59がおもしろくてしょうがない(w
特に>>57のまわりくどい文体(けなしてるわけじゃない)は…
相変わらずの良作ですね。あっちのスレで最近見なくなって寂しいですよ
61名無しさんだよもん:02/05/20 11:27 ID:nn3Rpq5k
>>57、さりげなく一人しか該当者がいn
62あなたは誰かに殺される:02/05/20 12:23 ID:ZjQAwzih
 温かい。誰かのぬくもりを感じる。
 目の前に広がるのはもう戻らないあの日々。楽しくて幸せだった、絵のような風景。
 ――お姉ちゃん――

「目はさめましたか?」
 そこには見知らぬ人の顔。数瞬呆然とし、今の状況――この島に来てからのこと――を理解し飛び起きる。
 ガスッと鈍い音がして、再び倒れこんだ。
「いたたた……」
 顔を近づけていた女の人に、まともに額をぶつけてしまった。
 彼女の方を見る。痛がってる様子はなく、平然としている。
「あの、痛くなかったですか?」
「へっちゃら」
 えへんと胸を張る彼女。おかしくなってしまい、思わず笑いがこぼれてしまった。
 そして気づく。まだ、笑えてるんだ。わたし。
 そんなことが嬉しかった。もう想い出の中でしか、夢の中でしか笑えないと思っていた。
「えっと、ありがとうございました。助けていただいて、あの、膝枕まで……」
 ちょっと恥ずかしい。膝枕、久しぶりだった。だからあんな夢を見たのだろうか。
 お礼を言って、わたしは自分の鞄を拾う。長居は無用だ。そして、
「あの、もう行きたいんですけど。それ、返してもらえますか?」
 私の武器、殺すための武器。
「誰かを撃つ? さっきの人みたいに?」
 さっきの人? 名雪さんのこと?
「それで私も撃ちますか?」
 問いかけてくる。どうするんだろう、わたしはこの人を撃つのか?
「撃ちません。助けていただいたこともありますし、その……」
――わたしが撃つまでもなく、あなたは誰かに殺される――
 その部分を口にはできなかった。こんな場所で、見ず知らずの他人が目をさますまで膝枕をしてやる。
 そんな暢気でお人よしな人が、優しい人が、生き残れるはずはないと思う。
 そしてそれはきっと、わたしが捨ててしまった温かい心だった。
63名無しさんだよもん:02/05/20 14:57 ID:S1MjLlAr
http://members.tripod.co.jp/hakagitac/1res/
こんちは。再開記念ということで(w、更新しました(とりあえず前スレ分)
それと、30話「後悔先に立たず」は私が書いたんですが、
落ち着いて考えると、綾香より先に芹香が建物を出たはずはないのでした(50音順ですから)。

というわけで、あの話はNGでお願いします(´Д`)
64名無しさんだよもん:02/05/20 15:15 ID:w3gREsxT
おお編集サイト復活ですか。
嬉しいです。
管理人の方更新お疲れさま&これからもよろしくデス。
65みお、わたしのみお:02/05/20 16:34 ID:LztGsY0r
 きがつくとここはこうえんで澪はひとりぶらんこにすわっていたの。
 いつものふうけい。たわいないにちじょう。でもすこしおかしいきがするの。
 そしたらいつのまにかとなりにだれかいたの。
 それはやさしいせんぱい、くりいろのながいおさげのあかねせんぱい。
 わたしはせんぱいにかけよってだきついたの。いつものいいにおい。
 ああよかったさっきまでのはやっぱりゆめ。うれしくてなみだがぽろぽろとこぼれるの。
 せんぱい澪はゆめをみたの。すごくすごくこわいゆめ。
 わたしたちみんなでころしあわなくちゃいけないの。
 やさしいひとがいたの。たぶん澪をたすけてくれようとしたの。でも澪のせいでしんじゃったの。
 とってもこわいひとがいたの。澪をころそうとしたの。すごくこわかった。
 え? ゆめじゃない? それどういうこと? こっちがゆめなの? 
 うなずくせんぱい。そんな。うそ。
 おわかれ? もうあえないの?
 どうして? どうしてそんなこというの? どうしてそんなかなしいかおするの?
 澪はまだいきてるから? せんぱいはしんじゃったの?
 いや、いや、そんなのいや。ゆめでもいいのずっとここにいて。
 澪にはまだやることがある? こうへい……
 おりはらこうへい……澪のたいせつなひと……だいすきなひと。
 おわかれのことば。
 せんぱいはさびしそうにわらったの。

 意識を取り戻したらしくその場から去っていく上月澪(25)にピタリと照準を合わせていた銃身を下げて月島瑠璃子(39)はため息をついた。
 今のあの娘は支給武器を失って何の力も持たない非力な存在。
 そのうち誰かに簡単に殺されるだろう。
 弾を無駄使いするまでもない、か……
 次なる獲物を求めて瑠璃子は闇の中に消えた。
66赤い帽子:02/05/20 21:25 ID:Qu9Sq5eV
「おい・・・どけ」
 言いながらも上体を起こそうとする岩切に、赤ヘルの少女は別段抵抗はしなかった。
 獲物(?)を持ちながらも攻撃してこない相手に少々戸惑いながら、岩切は改めて己の身体能力が低下している事を自覚した。
(こんなガキの接近に気付かないとはな・・・)
 だが、一旦周囲に意識を飛ばせば、更に近づいてこようとしている足音を聞き逃すようなことはなかった。

「あーっ、繭ちゃん、こんなところに・・・?」
 佐祐理が繭の姿を見止めると同時に、繭の体が中に浮いた。
「貴様の獲物は?」
 繭の首に腕を絡めたまま持ち上げている、目つきが鋭く背の高い女性が発した第一声はそれだった。
「・・・これ、です」
 相手の警戒心を刺激しないよう、ゆっくりと、背中に掛けていた北京鍋を外し、目の高さに掲げる。
「・・・ハッ」
 相手の嘲笑などを気にしている場合ではない。 既に、遠目にも繭の四肢に力が篭っていないことがわかる。
(見た目通り、一筋縄で行きそうな方ではないですね・・・一体どうすれば?)
 しかし、相手は佐祐理に考える時間を与えなかった。
「よし、その場で一周してから、両手を上げてこちらまで来てもらおうか? ゆっくりな」

 相手が居る木陰までは数メートル。 あれこれ悩んでいる時間もない。
 第一、早く繭を解放しなければ、自分が出て行く理由も無くなってしまう。
 当然、佐祐理の頭には当然繭を見捨てるなどという選択肢は無かった。
(絶対絶命、だね。 ・・・ごめんね、舞)
 その場で周り、草叢から身を乗り出し、一歩ずつ岩切に近づいて行く。
 と、突然----キィーーン!----鍋を持つ右手に衝撃が走り、鍋を取り落としてしまった。
 しかし、佐祐理の目は鍋を見ていなかった。 また、肩を押さえて走り去る岩切の事も見ていない。
 佐祐理は、すぐ目の前で弾けた赤い頭を目に捕らえたまま、意識が遠くなって行くのを感じていた。

「あれ? 変な音がしたけど、ちゃんと当たったのかな? ・・・あ、倒れた」
6766:02/05/20 21:30 ID:Qu9Sq5eV
×当然、佐祐理の頭には当然繭を見捨てるなどという
○当然、佐祐理の頭には繭を見捨てるなどという

速攻でミス発見。済みません(;´Д`)
68名無しさんだよもん:02/05/20 21:34 ID:SrDc/DH/
バンバン進めていきましょう。
69ガールズ ドント クライ:02/05/20 22:32 ID:kSfsht0C
 一体何が起こったのか理解できなかった。瑞佳の袖口と手に少し赤黒い血がついている。
 私に覆い被さるように倒れている、背中から小刀の柄を生やした少女は苦しそうに何か呻いた。
「          ……」
 瑞佳が何か呟いたけど聞こえなかった。
 あたしは彼女の下から素早く立ち上がって刀を拾って、そして――
 彼女の背中に、知識として知っている心臓の位置らしき所へ、はっきりと

 刀を突き刺した。

 刃が人の体に埋まっていくこの感覚をあたしは一生忘れないだろう。
 そのまま私は瑞佳のそばにいき肩を掴んで強引に抱き寄せた。
「大丈夫、殺したのはあたし。瑞佳じゃないわ」
 瑞佳は何かを思い詰めた様な顔であたしにしがみついていた。
 あたしはそんな瑞佳の頭をやさしく撫でた。
「大丈夫、大丈夫だから……」
 はやくここから離れよう。

 立川郁美(37)は見た。
 ようやく見つけた自分以外の人。
 それだけでもう救われた様な安堵感が胸に広がった。
 がしかし彼女が目にしたのはちょうど長森瑞佳(44)が新城沙織(32)を後ろから突き刺す瞬間だった。
 しかもその後もう一人の青い髪の少女は倒れている赤い髪の少女に躊躇無くとどめを刺した。
 そう、この島では今殺し合いが行われているのだ。
 突きつけられる現実を前にその場にぺたりと座り込んでしまう。
 全身の震えが止まらない。今のも涙がこぼれそうだ。
 向こうの二人がまだこちらに気が付いていないのだけが救いだった。
 郁美は叫び出したくなる口をいつまでも震えが収まらない手で一生懸命押さえながらほとんど這うようにしてその場から離れた。

【新城沙織(32)死亡】
【残り51人】
7066:02/05/20 23:13 ID:Qu9Sq5eV
あ、公式(?)ページが更新されてる。
管理人様、ご苦労様です。

前にやってたのは2月でしたか。
気がついたらDAT落ちしていてちょっと哀しかったのですが、見事に復活ですね。
今日気付いたので、早速参加してみた次第です。

>>66の最後の行は「?」ですかー
いや、いいですね、それ。
解釈によって書いた本人の思わぬ方向へ進むのは楽しいです。

駄レス&身の上話でスマソ。
71名無しさんだよもん:02/05/20 23:13 ID:fvo8dwch
やはり異性が入ると友情ってのは崩れるのだな。
なんか淡々としてるね。
72何が正しい、何が間違い:02/05/21 00:01 ID:tY38/j6p
 震えが止まらない。自分を深い闇へ誘うあの銃口が忘れられない。逃げるように、私は走った。
 なんでこんなことに。私が何かしましたか? どうしてあんなに簡単に、人に銃を向けるんですか?
 それくらいじゃないと、冬弥君を助けられないんですか?
 なら、私はどうすればいいの。たったあれだけで、こんなにも脅えて。
 何かに躓いて、その場に転がる。膝が痛い。血が滲んでいる。
 助けるという決意さえ守れなそうで、こんな自分がどうしようもなく惨めで、
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
 泣くことしか、できなかった。

「お姉ちゃん!」
 聞き覚えのある声。知っている人。私の従姉妹。顔を上げたらそこに、マナちゃんがいた。
 目を見開き。私に向かって走ってきて、抱きつく。
 怖かったと、小さな体を小刻みに震わせ。私と同じ思いをしてる人が他にもいることに気づいて、
 肩を抱き二人して、泣いた。

「由綺さん!!」
 また聞き覚えのある声。いつも私を守ってくれた人。弥生さ――
 次の瞬間、私に抱きついていたマナちゃんが強引に引き剥がされた。
 何が起こったのかわからなかった。ただ映像として捕らえたのは、弥生さんがマナちゃんの頭にナイフを、
「危ないところでした」
 弥生さんがマナちゃんに視線を落とす。私は何も考えずにそれを追う。
 いつの間にか、マナちゃんの手には、鎌が握られていた。
「お怪我はありませんでしたか?」
 これはつまり、マナちゃんが私を殺そうとしていて、弥生さんがそれを助けた?
 そんなことが有り得るのだろうか。マナちゃんに呼びかける。返事はない。
 小さいころからよく私に懐いてくれて、私を姉のように慕ってくれて、

 何が正しいのか、何が間違っているのか、私にはもう考えられなかった。
「どうしてっ!? どうしてそんなことが平気で出来るのよっ!?」
 マナちゃんの遺体を抱き糾弾する私を、弥生さんはただ悲しげに見ているだけだった気がする。
73名無しさんだよもん:02/05/21 00:02 ID:tY38/j6p
【観月マナ 死亡 残り50人】
74名無しさんだよもん:02/05/21 00:09 ID:/A+ahmMs
もうハカロワ生き残りの内三人が死んだか……
茜やレミィも死んだし……
前作のこいつらに変われる個性あるキャラの登場を求む。
75日本一のマヌケだと思ってます:02/05/21 01:31 ID:OeQa8ACH
かなり複雑に絡まった網をなんとかほどき、猪名川由宇(02)は、大庭詠美(06)を小屋に招きいれた。
「…ったく、罠仕掛けたのがウチだったから良かったようなものの…」
「何よ〜!せっかくこのあたしがアンタなんかを探してあげたっていうのに!」
いつもの傲慢な言い口(もう慣れっこ)を聞き逃しつつ、
こんな状況でよくもまあこれだけ毒づけるものだ、と由宇は密かに感心すら覚えていた。
それと同時に、詠美の言葉にわずかな引っかかりを覚えたが、今の由宇にはその正体が思い浮かばない。
(…ま、ええか)
兎も角、今は運良く合流できたことを喜ぶべきだ。二人なら、このゲームを有利に運ぶことが出来…
無意識中にそこまで考え、由宇はハッとする。
(一体ウチは何を考えとるんや!殺し合いなんて漫画の中だけで十分やないか!
何としても、みんなで生きて脱出する方法を探さなアカンのやないか!)
殺し合いなんて考えるな。脱出するんだ、そう言い聞かせ、詠美へと向き直る。
「…詠美、ここに来るまで誰かに会わんかったか?」
いかな詠美といえど不気味な沈黙に何か感じるものがあったのか、やや気圧された口調で、
「だ、だれにも会ってないわよ」
と答えた。それを聴いて、僅かに落胆する由宇。
が、詠美の次の言葉で落胆しているどころではなくなる羽目になる。
「あんたの名前呼びながらここまで来たけど誰も出てこなかったもん」
その詠美の言葉から一拍置いて、由宇がこの危機的状況に気付く。
「アホンダラぁぁッ!!」
「ふみゅーうッ!?」
名前を呼びながら来た、という事は、自分の居場所を教えながら歩いていたも同然。
すでにこの場所はバレていて、今にも誰かが襲撃をかけてくるかもしれない。
由宇は素早く荷物を引っつかむと、ついでに詠美の腕も引っつかみ、喚き叫ぶ詠美の声を無視し、小屋のドアを開いた瞬間、
ガツン!と鈍い音がして、それが誰かがドアに頭をぶつけた音、ということに気付くには数瞬を要した。
極めて慎重に、由宇はその人物を確認する。そこにいたのは――
76意地:02/05/21 03:26 ID:Pna9MWdA
へまをやった─
後悔を一瞬で終えて、自分のダメージを計算する。
肩に銃弾が残っている。傷口に指を突っ込んでえぐり出す。
死ぬほど痛いが、声は出せない。あの女に気づかれるからだ。
状況を確認する。上品そうな女が倒れている。生きているようだ。外傷は確認できない。
赤いヘルメットの餓鬼はここからは見えない位置にいるようだ。おそらく撃たれたか、腰が抜けてでもいるのだろう。
髪の短い女がゆっくりと彼女たちに近づいていく。あたしにはわかる。あの女は狂っている。
しかも新兵によくある一時的な狂気ではなく、狂気の中でも最悪のもの、冷静な狂気だ。
あの女は拳銃を持っている。あんな拳銃は見たことがない。
もっとも、50年もたてばあたしの知っているものが出てくるほうがおかしいかもしれないが。
銃をしまい、ナイフを抜いた。どうやらそれでとどめを刺すつもりらしい。
(素人か)
致命傷を与えてもいないのにもう勝った気になっているところを見ると、
どうやら本格的な殺し合いの経験はないようだ。
(どうする?)
理性は退けと命じている。疲労と能力の低下は想像以上だ。相手が素人でなければ、今日は二度も死んでいる。
だが、あたしにも意地がある。戦士としての意地が。
おそらく、あたしのほかにも特殊な能力を持っていたやつはいるだろう。
あたし以上の化け物もいるかもしれない。あの女がそうかもしれない。だが、この条件下ならあたしが有利だ。
やつには、ジャングルでヒルと格闘しながらゲリラ戦を行った経験はないだろう。
銃火の中を敵陣に向かって突撃したこともないだろう。戦友の死を看取ったこともあるまい。
仙命樹の力を封じられた?それがどうしたというのだ。私が戦士であるということには変わりない。
昨日今日殺し合いを始めたような素人相手に、びびって逃げ出すようなまねは出来ない。
(どうするか…)
辺りを見回す。あちこち焼け焦げた鞄が目に入った。地雷で吹っ飛んだ女のものだろう。
中身を確認し、あたしは笑みを浮かべた。
(こいつは…使えるな)
77忘れ物、ひとつ:02/05/22 00:00 ID:UE9ZqIuK
「わたしの命は、長くないんです」
 飲み込んだ言葉の代わりに、わたしはそんなことを口走っていた。
「最初にお姉ちゃんが殺されました。画面の中で、皆の前で。
 お姉ちゃんはわたしの命が長くないことを知ってて、
 クリスマスの日に、お姉ちゃん自身から、そのことを聞かされて、
 わたしがお姉ちゃんに訊いたから、お姉ちゃんはそれに答えて、
 あの日からお姉ちゃんはわたしを避けるようになった。あの日から一度もおねえちゃんの笑顔を見れなかった」
 きっと顔を上げる。私よりもずっと背の高いこの人を見上げ、睨む。
「もう後悔は嫌です。あそこに捕まっている祐一さんをわたしは助けます。
 どうせ先の短い命ですから、何があってもわたしは諦めません」
 あの時あの教室での誓いを、胸に刻みなおす。自分のやるべきことを、決して忘れないように。
 彼女は目を伏せ、わたしに武器を返してくれた。
「納得はしてないんですね」
 こくんと頷く彼女。わかってくれとは言わない。それでもいい。
 と、誰かの叫び声が聞こえた。
「南西100メートルの位置に反応があります。31番、57番、60番。57番の反応は消えました」
「……?」
「行くか去るか私には何も言えない」
 叫び声が聞こえたのは一度。向こうに生きているのは二人。この二人が組んでいるなら、分が悪い。
 どうするべきだろうか。
 少しの間考え、決めた。
「――ありがとうございます、ごめんなさい」
 ごめんなさい、果たして誰に言った言葉だったのだろう。
 背を向けて走り出す。彼女も動いたようだった。
 そういえば――振り返る。走る音だけ残して、彼女の姿はない。
 名前を聞くのを、忘れていた。
78名無しさんだよもん:02/05/22 03:06 ID:UE9ZqIuK
参加者にリアンがいないのは仕様ですか?
79名無しさんだよもん:02/05/22 03:09 ID:UE9ZqIuK
過去ログの表にはあったので、編集サイトの手落ちだと思われますが。
リアンは丁度森川由綺の次になるので、今から追加しても大丈夫だと思いますが。

どうしましょ?
80名無しさんだよもん:02/05/22 03:41 ID:I9LRRQK8
哀れリアン。
まぁまだ未登場のキャラもいますし追加しても大丈夫かな……?

昨日と違い今日は作品あんまあがらないね。
やっぱり感想とかつかないと駄目か?
とりあえず
>>76「意地」
岩切カコ(・∀・)イイ!
(それだけかい!)
81名無しさんだよもん:02/05/22 03:48 ID:I9LRRQK8
あ、あと編集サイトの所持品一覧
39:月島瑠璃子の果物ナイフ

58:水瀬名雪の手榴弾
が抜けてると思いますので管理人の方
(昨日今日と素早い更新御苦労様です)
追加お願い致したく候。
82チェスゲーム:02/05/22 16:43 ID:c/hKeoB5
 このままじゃ差が埋まらない逃げられてしまう、そう考えた川澄舞(17)は
「みさき、ちょっとだけじっとしてて」
「え? 追いかけるのやめるの? わ、わわ!」
 次の瞬間舞はみさきを抱きかかえていた。いわゆるお姫様だっこってやつだ。
 女の子1人と2人分の荷物をかかえてながらもぐんぐんスピードを上げる舞。
「わ、早い。舞ちゃん重くないの?」
「しゃべらないでみさき。舌を噛む」
 あたふたと後ろを振り返りながら沢渡真琴(29)はパニックに陥っていた。
「ちょ、ちょ、ちょっとなんなのよあの女ぁ〜!」
 ほとんど泣き出しそうな感じの悲鳴だ。このままじゃ追いつかれる、と思ったその時
「へ?」
 何かにけつまずいて体が宙を舞った。一瞬のスローモーション。
 そしてそのまま顔面から地面に激突し派手な音をたてて前方に滑っていく。
 その衝撃は凄まじく真琴の顔と同じ幅の浅い溝が約1メートルほどに渡って地面にしるされたという。
「何か凄い音がしたけど……大丈夫……かな?」
「……足……」
 よく目をこらしてみると茂みからニョッキリ二本の足が出ていた。
 前方を走っていた少女はこれに足をとられたのだろう。
 そこにはお下げの少女が倒れていた。いや正確には眠っていた。
「大丈夫、死んでない眠ってるだけ」
 月明かりに照らされてその眠り姫の顔の辺りがキランと光った。
 それはその眠り姫が眼鏡をかけていたからだろう。
 ひょっとしたらおでこが反射したのかも知れないが。
「あぅ〜おほしさまぁ……」
「こっちは気絶してるだけ」
 こうして3人の追いかけっこは終わりを告げた。

「………………………………………………………………あれ?」
 江藤結花(04)はビルの中で待ちぼうけをくっていた。
 どうやら誰かがここに来るのはまだ先の様だ。
833-174:02/05/22 17:05 ID:7I7yzHKQ
http://members.tripod.co.jp/hakagitac/1res/

 ∧||∧
(  ⌒ ヽ  更新しました
 ∪  ノ 
  ∪∪
84名無しさんだよもん:02/05/23 00:47 ID:8MVLmvB1
保守
85白い闇の中で:02/05/23 01:50 ID:X0iXBZl5
(こいつは…使えるな)
岩切花枝が焼け焦げた高倉みどり(36番・死亡)の鞄から発見した物は、煙玉、要するに煙幕である。
通常は逃走用に使われるものだが、岩切はこれを反撃のための手段として用いることに決めた。
(視界不良の戦闘では経験がモノを言う。片腕が使えなくとも、あのような小娘に遅れを取るものか)
肩は痛むが、何、一人始末するくらいは出来そうだ。
煙玉に火をつける。思ったより煙の周りは早い。ほんの僅かの間に視界はほぼ閉ざされようとしていた。
「頃合だな…」
呟くや否や、岩切は茂みから勢いよく飛び出した。

瑠璃子は視界が急速に閉ざされていくのと同時に、葉や枝が激しく擦れる音を聴き、振り向いた。真っ白だった。
首筋に一瞬、冷ややかな感触。素早くナイフを振り、空を切る。ぴん、という音が鳴る。鋼線の切れる音だ。
(ちッ…仕留め損なった!ならば…)
ナイフを大きく振ったため上体の大きく反れた瑠璃子の、下腹部をめがけ、全力の体当たり。
防御体勢を取ることも出来ず、ぼすっ、と鈍い音を響かせ、数メートル吹っ飛ぶ。
このまま離れる訳にはいかない。拳銃をなりふり構わず連射されると厄介だ。
幸いにも、瑠璃子の取り落としたナイフがすぐ傍に落ちていた。すぐさま拾う。
ナイフを握り、瑠璃子めがけ突進する。ずぶり、と言う音。手ごたえはあった。
勝った、と岩切は確信した。その一瞬、白い煙の中から、黒い銃口が現れる。
至近距離。当たれば間違いなく即死。即座に周り込むように距離を取る。2発、3発と、遠ざかりながら発砲音。

(逃がしたか……)
内心と舌打ちする。煙が晴れるのを見計らって、あの二人の様子を確認する。
(どうやら、上品そうな女の鍋に銃弾が当たり弾道が変わって、
ガキのメットをかすめた、といったところか。ふん…悪運の強い奴らだ……)
「兎も角、これで貴様に一度殺された分はチャラだ。次に会ったときは容赦せんぞ」
眠ったように地面に伏しているガキ…椎名繭(30番)にそう吐き捨て、岩切は闇の中へと消えて行った。
86:02/05/23 02:53 ID:IXYmzs4H
 由綺にはわかっていた。弥生はいつでも由綺を大切にしてくれて、それはこんな状況でも変わらないということを。
 大切だから、由綺に害を及ぼす可能性のあるものを排除した。
 弥生が選択を誤ったことはない。これが由綺の為にできる最善のことだった。
 そして頭でわかっていても、感情がそれを受け入れるかといえばそうでない。
 ジレンマが、由綺を苛立たせ、悲しませる。
「もう……私に顔を見せないで下さい……」
 抑えきれない感情が別れの言葉を告げさせる。
 覚悟は弥生にも出来ていた。例えこうなってしまっても自分の行動を後悔することはない。
 それが由綺の為だから。
 ただ、確かに、大きな喪失感を覚えてはいたけれど。
 弥生はマナから鎌を奪い、ナイフを抜く。
「使いますか?」
 由綺は当然受け取るはずもなく、涙を溜めた真っ赤な瞳で睨み返す。
 弥生は振り返り歩いてゆく。二つの刃物を持ったまま。
「もう朝ですね」
 言われて気づく。弥生の歩いていくその先から朝日が差し込む。
 弥生はきっと、気づかれないように自分の後を追ってくる。
 そして自分に危険が迫ったら、必ず助けてくれるのだ。
 太陽によって生み出された弥生の影に、由綺は包まれていた。
 それはとても頼もしく、とても温かく……とても嫌だったけれど。
 自分に朝は訪れるのだろうか。ただ一人答えてくれるだろう人の背を、由綺はいつまでも眺めていた。
87名無しさんだよもん:02/05/23 03:00 ID:IXYmzs4H
いつまでも夜にしとくのも何なので、舞台を朝にしてみました。
ロワイアルだから定時放送が入れるのでしょうか?
他のパートは大抵まだ夜なのでこのタイミングで入れることは無理ですけど。
88名無しさんだよもん:02/05/24 01:10 ID:vpEjHUWn
保全
89遠隔操作:02/05/24 22:20 ID:vpEjHUWn
 自分が殺されるかもしれない恐怖よりも、これから自分が人を殺す恐怖に押しつぶされそうになる。
 それでも生きて帰りたかったから、負けるわけにはいかなかった。

 支給された遠隔殺人装置は、彼女にとって最も都合のいいものだろう。
 自分で直接手を下すわけではない。かかった者の運が悪かっただけ。自分をごまかし、罪悪感をやわらげる。
 二つの端末の間に走る赤外線が「何か」に引っかかると、片方の端末から矢が発射される。
 それを木と木の間に取り付け、離れたところでじっと――唐突に矢の発射される音がした。

『誰!? 誰なのよ!?』
 驚くことに声がした。なんて運のいい人間だろう。
『嫌っ、もう嫌ぁぁっ!! 誰か助けてっ! なんでこんなことされなきゃいけないのよぉぉ!』
 相手は明らかに錯乱している。これなら自分にも――コロセルカモシレナイ。
 十分に大きい石を持って、慎重に距離をつめる。
 森の中を震えながら、澤倉美咲は歩いていた。

 茂みの向こう、低い位置。声が聞こえる。
『……もういや……もういや……だれか、だれか、だれかだれか……』
 繰り返す。壊れたテープレコーダーのように。放心状態になったのだろうか。これなら殺すのは、容易い。
 今しかない――思った瞬間に、茂みの中に躍り出た。

 そこには誰もいなかった。ただがは聞こえるだけ。
 美咲は一気にパニックに陥り、石を取り落とす。
 と、そこに小型の何かを見つけた。声はそこから――
 それが覚えている最後の記憶。後ろから近づいた誰かに、自分がそうしようとしたように、石で頭を殴られていた。
「ばーか」『ばーか』
 両手で石を持った桑嶋高子の声を服につけた小型マイクが広い、倒れた美咲のそばにあるスピーカーがら放たれる。
「あんな罠を取り付けるなら、今度はもっと上手く隠しなさい。もっとも――」
 勢いをつけて石を振り落ろす。それで美咲の後頭部は完全に破壊された。
 血溜まりの中に高子は立ち、冷ややかな目で死体を見下ろし、言った。
「今度なんて、あなたにはないんだけど」
90名無しさんだよもん:02/05/24 22:22 ID:vpEjHUWn
【澤倉美咲 死亡】
【残り49人】
91名無し達の挽歌:02/05/26 02:28 ID:YJTrvQ02
どっからどーみてもはかろわのぱくり

age
92名無しさんだよもん:02/05/26 17:01 ID:0I+Qxm7C
メンテ   
93名無しさんだよもん:02/05/27 03:58 ID:MqYs18jV
           __________________
   ___   /
 /´∀`;::::\<  漫画版は絵が濃すぎです、はい。
/   メ /::::::::::| \__________________
| ./|  /:::::|::::::|
| ||/::::::::|::::::|
94名無しさんだよもん:02/05/27 23:17 ID:RiBqjp2O
めんて
95名無しさんだよもん:02/05/28 01:58 ID:cTg61urd
やはり感想もつかないようでは書き手は逃げるか…
96名無しさんだよもん:02/05/28 02:50 ID:uLjlO59W
一応読み手の立場から言い訳すると
1レスだと感想もしっかりしたのとか
まとまったのは少し書きづらい。

読書感想文なんかから分かるように
短い文章から長い感想を書くのは結構辛い。
逆に短いから話の進行度に比べて話数も増える。
書かなきゃいけない感想数も増える。……ちょっと無理。

とか言いつつ、長めのサバとかでもあんまし感想かいて無いや。
(;´Д`)ゴメンナサイ。
97名無しさんだよもん:02/05/28 04:16 ID:4h6P4B1S
やっぱ感想つくほど面白い話がないって事かね。
9895:02/05/28 14:58 ID:cTg61urd
1書き手だった俺からしてみると、やありコテハンによる安心感が無いのが書き難い理由かなぁ
頼ってるといわれればそうだが、ある程度無茶しても相談にのってくれるというか、フォローしてくれる安心感
まー書き逃げすればいいんだかどさ
99名無しさんだよもん:02/05/28 22:21 ID:1G373th2
>>98
コテハンと書いた話晒した程度で盛り上がるならそうしてもいいですけどね。
コテ禁止ってルールですし。まあ、変更すりゃいいんですけど。
それにコテ晒したところで書いてる話のレベルが上がるわけでもなし、
感想もつかない話しか書けないコテに何の意味がある。
とか、後ろ向きに考えてしまうです、はい。
100暴走:02/05/28 23:08 ID:FPYhb8gk
 目の前でぶつぶつ言い始めた少女に、スフィーは段々と恐怖を感じてきた。
 こんな状況でも冗談を言い合える少女達だったから、こちらの正体を曝すのに抵抗が無かったのだが。
「そうよ・・・・きっと、夢、夢なのよ・・・・こんな事起こるわけないじゃない・・・ば、馬鹿馬鹿しい」
 瑞希の瞳から生気が失われていくのを見て、スフィーはこの場から立ち去る決意をした。
「あ、あの〜? あたし、なんだかお邪魔だったみたいなんで・・・失礼しますね?」
 てへっ☆ と額を押さえて軽やかに立ちあがり、玄関へと向かう。
 瑞希の横を通りすぎようとしたとき、それまでこちらの動きに無反応だった瑞希がゆらりと立ちあがった。
「え?  わ、わわっ!?」
 スフィーが声を掛けるよりも早く、瑞希のタックルがスフィーを突き飛ばす。 小柄なスフィーの体は縁側を超え、庭まで転落した。

 状況に取り残された玲子が唖然と見守る中、瑞希が静かに支給武器を取り出した。
 それは、某国の警察官が暴動鎮圧用に使用するような、棒状に巻かれた革の中に砂を詰めた、黒光りする棍棒だった。
「ちょちょ、ちょっとタンマ! それで一体何するつもり!?」
 生気の感じられない瑞希の動作と凶悪なシルエットの棍棒が合わさった禍禍しさに、玲子の思考が働き出す。
「何って、あの娘を殺すのよ? あんな妙な娘を生かしておいたら、後から苦労しそうじゃない?」
 目には生気が無いが、返事ははっきりしている。 しかも、平然と物騒な事を言い放っている。
 その姿に恐怖を感じつつも、目の前で人が殺されるところを黙って見ているわけにはいかない。
 スフィーを見ると、落ち方が悪かったのか、這いずりながら表通りに逃れようとしていた。

 取り敢えずスフィーを逃がしてから瑞希を落ち着かせるのが上策とみた玲子は、瑞希を後ろから羽交い締めにした。
「お、落ち着こうね、瑞希ちゃん? ほら、あんな娘放っといてさ?」
「・・・るさい・・・うるっさーーーい!! あんたも敵なのよ!?」
 突然瑞希は後ろへと突進する。 その先には食器棚があり、当然後ろにいた玲子は食器棚へ叩き付けられた。

 家の中から聞こえてくるガラスの砕ける音に首を竦めながらも、スフィーは必死に逃げようとする。
「・・・・けんたろ・・・・・」
101名無しさんだよもん:02/05/28 23:16 ID:2DGs9t4e
l
102名無しさんだよもん:02/05/28 23:17 ID:FPYhb8gk
って、文章を削るのに苦労している間にレスが。

この企画って、もっとお気楽なものじゃなかったでしたっけ?
1レス内って条件で、誰でも簡単に参加できるのが売りだと思っていたのですが。
話のレベル云々を気にしだしたら書き手が減って話が進まない。
だから、必ず付くであろう批判・指摘のレスを避けるためにも感想を控えるって方向だったのでは?

書き手がレスするのも反則なんですが、まあ、話の内容についてじゃないのでご勘弁を。
103名無しさんだよもん:02/05/28 23:19 ID:FPYhb8gk
うわ、私ゃ指摘まで避けようとしてるよ。
済みません、失言です。

で、>>101は一体?
104名無しさんだよもん:02/05/29 00:13 ID:BoeKMv7L
>>102
そういう前提でしたっけ。今の今までそんなこと全く知らなかったです。
しかし実際は、どっちにしたって書き手が減って話が進まない。
自分ももうちっと頑張ってみます。
105名無しさんだよもん:02/05/29 20:25 ID:Ryg7jMDD
男キャラがいない時点で失敗だと思うが…今更だな
106名無しさんだよもん:02/05/29 22:57 ID:SbSws91W
>>105
捕まっている男を助けるっていうのが柱だしね。

>>104
ありゃ、そうでしたっけ・・・
私の認識違いだったかな?
107名無しさんだよもん:02/05/30 10:22 ID:qjGeAzbM
108名無しさんだよもん:02/05/31 23:59 ID:GlCnnDwv
ホシュ
109名無しさんだよもん:02/06/01 07:33 ID:igXeGhfN
試験的にコテ解禁にしてみたらどうだろう。とか言ってみる。
110名無しさんだよもん:02/06/01 17:53 ID:+P3d5Kj0
>>109
それはやっぱりやめた方がいいと思うよ。
111名無しさんだよもん:02/06/01 18:03 ID:igXeGhfN
>>110
どうせ今のままだとdat落ちも時間の問題のように思われる。
せめて今より活性化させるため、いろいろ試してみてもいいんじゃないかと思うが。
112名無しさんだよもん:02/06/02 19:53 ID:y8bGWYgY
保守
「これだ……」
 倒れた真琴の持っている盗聴器を、舞は強引に奪った。
「これ、何かな?」
「……みさき、知らなかった?」
「うん。わたしこの子の持ってるお菓子目当てだと思ったよ」
「そう。これは多分盗聴器だと思う。これを使えば……」
 焦らずに、だけど急いで操作する。あの声を聞き間違えるはずはない。追いかける前に聞こえた声は、間違いなく――
「私の番号は17」
 言いながら盗聴器の番号を17に合わせる。
「よく覚えてるね。だったら、わたしは18かな。川澄舞って、わたしの前に呼ばれた名前だったから」
「そうなの?」
 18に合わせる。確かに自分達の会話がイヤホンから聞こえる。続いて19番。
「19も、この会話が入ってる。だから、ここで寝てる二人のうちどちらかは19番か」
『君をスパイさん一号に任命するよ〜』『はわわ〜っ、待ってくださいよ〜』
 20番も違っていた。川澄舞と倉田佐祐理。番号はそう離れてはいないはず。もうすぐのはずなのに。
 21番――無音。22番――無音。
 佐祐理は一体どこにいるんだろう。落ち着かないといけないのに、気持ちが段々と先走る。
 薄明るい空の下、彼女の声が聞こえない。
114名無しさんだよもん:02/06/03 17:49 ID:hKa/BRnx
”彼女の声が聞こえない”
ぞくっと来るような言い回しだねぇ。

期待sage〜
115名無しさんだよもん:02/06/04 00:24 ID:hXvngl8F
リアン付け足されたんだね。良かった良かった。
これも今更だがかのらじのドラマを聞いてると
美汐たんが参加してても全然かまわなかった様な気がする……
電波美汐たん書いてみたかたよ。
116静かな湖畔の樹の陰で:02/06/04 03:29 ID:PuthtFOP
「君をスパイさん一号に任命するよ〜」
「はわわ〜っ、待ってくださいよ〜」
 唐突に、佳乃はマルチに命じた。
「問答無用だよ。あそこの湖のほとりにいる人を探ってきてくれないかな」
 言われた通り、そこには誰かが一人佇んでいる。
 そしてそれは、マルチのよく知っている人――に思えた。
「あれは、芹香さん?」
「知り合いかな?」
「はい、来栖川芹香さん。来栖川グループのお嬢様でわたしが仕えてる方です。綾香さんという方もこの島にいらっしゃるのですが」

「来栖川芹香……」
「舞ちゃん、どうしたの?」
「この島に来栖川芹香という人と、来栖川綾香という人がいるのがわかった」
「舞ちゃんの探してる人は倉田だったよね。じゃあ、その二人より前だから、二人の番号がわかったら絞れるよ」
「そういうこと。だけどそれがわからない。21番から先は声が聞こえない」
「上手くいかないね」
 こくんと頷き、舞は盗聴器の番号を再び20に合わせた。

「不意打ちに決定! マルチちゃんの知り合いなら少しは油断するんじゃないかな。そこを狙うんだよ」
 こんなにも早く考えたくなかった可能性に直面すると、マルチは予想していなかった。
 あの時のセリオの言葉が胸に刺さる。そして同時に、自分が思ったことも。
 ――生きて、もう一度、浩之さんと――
 思い出した時には既に体は動いていた。芹香の立つ、静かな湖畔の樹の陰へと。
 気づかれたらもう、引き金を引く自信はなかった。立ち止まり、腕を上げ、震える体でそっと狙いをつけた。
117真琴危うし、奪われた麦チョコ:02/06/04 05:31 ID:FKyq7Yri
「ぅ〜……………………鼻が、鼻が痛……はっ」
 沢渡真琴(29)はその束の間の眠りから目覚め、半ば地面に埋まっていた顔を勢いよく引き抜く。
 真琴の両脇にしゃがみ込んで盗聴器をいじっていた舞とみさきは突然の出来事に反応できなかった。
 特にみさきは舞の使う盗聴器を覗き込むよう身を乗り出していたので右斜め下方から迫る真琴の後頭部を避けることが出来なかった。
 結果。
 ごちん。辺りに嫌な鈍い音が響いた。
「痛たたた……今度は頭が…………も〜!」
「うう……強烈な……アッパーだった……よ……」
 頭と鼻をおさえる者一人。のけぞって倒れている者一人。あっけにとられている者一人。
「みさき大丈夫?」 
舞の耳からぽろりとイヤホンが落ちる。
「あぅ〜……ん? ちょっと! あたしのモノ勝手に使わないでよ!」
 盗聴器を持つ舞の手めがけてしなるような腕を円を描く様に振り下ろし、交差した瞬間見事それを奪い取る真琴。
 ぷちっと電源を切ってしまう。
「あ……」
 瞬間舞の顔が険しく変化した。
「そうだよ、舞ちゃん人のものを勝手に盗るのはよくないよ」
 いつの間にか復活したみさきが真琴に向けて伸ばした舞の手をぎゅっと抑えた。
「でも…………」
「ちゃんと頼んで貸してもらおうよ。ね」
 舞の迫力に少しびびって逃げ腰になっていた真琴だったが、
「そんな事言ってアンタこそそのお菓子……」
 真琴が指差すのはみさきのもう片方の手に捕まれた麦チョコの袋。
「え? あ、これは落とし物だよ、うんそこに散らばってたから」
 といって素早く腕を後ろにまわして隠す。
「それもあ・た・しのよ!」
「う、うん、拾ってあげたんだよ。拾った人は一割貰えるんだよね」
「返しなさいよー!」
 取っ組み合いを始める二人を見て舞は深くて長いため息をついた。
118名無しさんだよもん:02/06/04 21:55 ID:bKfdugZy
麦チョコ(・∀・)イイ!
119おやすみ:02/06/05 00:08 ID:jiYnptGK
 次の瞬間、不意に芹香が振り向き、銃を持ったマルチと目が合った。
 それで全てが終わり。もうマルチに、芹香を撃つことは出来なかった。
 芹香がつかつかと歩いてくる。マルチには銃を下ろし、ただその場で震えるだけ。
 そして――声を上げ、泣きながら、芹香の胸に飛び込んだ。
「芹香さん! 芹香さぁぁぁん!!」
 マルチの涙が芹香の服を濡らしてゆく。芹香は無言でマルチの頭をなで続けた。
 そうすれば落ち着くのを知っていたから。
 いつまでも、ここで泣いていたかった。
 安らかな場所にいたかった。
 だけどそれは、叶わない望み。
「マルチちゃんがやらないなら、あたしがやるしかないね」
 声が聞こえた。背後から。振り向く間もなくマルチは芹香を押し倒し、銃弾が三発、マルチの体を貫いた。
「裏切り者には死を、だよ。次はあなた。往人くんとお姉ちゃんを助けるまで死ねないから、ごめんね」
 マルチに向けた銃を芹香に今度は芹香に向け――また銃声。
 佳乃が銃をとり落とす。眉間に小さな穴が一つ開いていた。
 機械には人間で言うところの『死』は存在しない。銃弾を打ち込まれたマルチは、それでもまだ稼動状態にあったのだ。
 そう、その時は、まだ。

 暗い。何も見えない。さっきの銃弾のせいでどこかの機関が故障したみたいだった。
 この体はあと少しでスリープ状態に入るとわかった。研究所で修理して貰えればまた目覚めることがあると思う。
 だけど、わたしの体は研究所に持っていってもらえるだろうか。例え次に目が覚めたとしても、そこに浩之さんは、芹香さんは、綾香さん、セリオさんはいるだろうか。
 怖い。怖い。『死』にたくない。だけど避けられない。なんでこんなことになったんだろう。
 誰かの声が聞こえる。芹香さんがわたしを呼んでいる。相変わらず小さい声で、だけど――
 ――小さいけれど、この人がこんなにしっかりと、誰かを呼んだことがあっただろうか――
 心が少しだけ安らいだ。怖いけれど、この人の声が、自分を支えてくれた。
 それじゃあ皆さん。今度目がさめるまで、

 おやすみなさい。

【霧島佳乃 マルチ 死亡  残り48人】
120名無しさんだよもん:02/06/05 01:11 ID:U22R9VQp
うーん。
一つ確認させて下さい。
>>116と>>119は同じ人が書いたの?
121120:02/06/05 01:24 ID:U22R9VQp
あースマン、
やっぱ言ってもどうしようもない只の愚痴だわ。
早い者勝ちだもんね、しゃーないわな。
上の質問(>>120)に関しては無視して下さい。

というわけで書き手の皆様続きをどうぞ。
122名無しさんだよもん:02/06/05 01:37 ID:jiYnptGK
同じです。
ぶっちゃけ、119なかったことにしていいから、ネタがあるなら書いてください。
123120:02/06/05 02:07 ID:U22R9VQp
>>122
なかった事にしていいって
それはそれで自分の作品に対して無責任だと思いますが……
まぁ自分の望む展開にならなかったので文句言いたくなっただけです。
それは単なる私の我が儘だし、
>>116からの面白い続きが書ける自信があるわけでなし。

しかしここには書き手2、3人しかいないのかな?
124名無しさんだよもん:02/06/05 02:19 ID:jiYnptGK
じゃあ始めからそう言ってもらいたいものですが。
ただでさえ反応0で凹みまくっているんだし(自分のせいだろ)
125120:02/06/05 02:25 ID:U22R9VQp
なんか含みある言い方ばっかりでスマンかった。
126名無しさんだよもん:02/06/05 08:57 ID:/6QOCqvF
>>jiYnptGK殿
昼の部で読んでますよー
感想付けたいんですが、仕事中に読んでるんでなかなか。

>>120
私もちょこちょこ書いてます。
逆に、読んでいる人も少ないのかな?
127凸と狐と麦チョコと:02/06/05 09:50 ID:JGLy/mki
「じゃぁ……しょうがないから3割でいいよ」
「さんわり……って増えてるじゃない!」
「大丈夫、減るもんじゃないよ」
「減るわよ!」
 言い争いを続ける2人から離れ川澄舞(17)は未だに眠り続けるお下げの少女の体を激しく揺すってみた。
 どうも深い昏睡状態にある様だ。このまま放っておくわけにはいかない。
 一つ深呼吸。落ち着け。佐祐理はきっと大丈夫。
 今はとにかく色々と派手に動いたので騒ぎを聞きつけた誰かがやってくる前に、
「みさき、何処か落ち着ける所に移動する。話は、それから」
「あ、うん。えーと……あなたも来る、よね?」
「な、なんであたしがアンタ達と一緒に行かないといけないのよ〜」
「私達探してる人がいるんだ。だからその機械少し貸してくれないかな?」
 顔の前で両手を合わせてお願いのポーズをとるみさき。
「そ、そんなのあたし知らないもん」
 キッと舞が鋭い視線で真琴を睨み付ける。
 真琴は素早くみさきを盾にする様に隠れて、
「な、何よ!そんなはんこうてきな態度じゃこれ貸してあげないわよ」
 手をブンブン振り回して威勢だけはいい抗議の声をあげる。
「まぁまぁ舞ちゃん。ね、一緒に行こうよ」
「……そ、そんなに言うなら一緒に行ってあげてもいいわよ」
 それから砧夕霧(19)を背負い舞を先頭に三人は移動を始めた。
「ちょっと、私の服引っ張らないでよ〜」
「あ、ごめん、私目が見えないから……」
「え? ……アンタ目が見えないの?」
「う、うん、そうなんだ」
 振り返りみさきの顔をじっと見つめる真琴。ふぃにぷいっと前を向き
「しょうがないから手を繋いであげるわよ、その変わりこれ持ってよね。ちょっとだけなら食べてもいいからさ……」
 最後の方は何かごにょごにょとほとんど聞こえなかったがそう言って手を突きだし麦チョコの袋を渡す。
「うん、有り難う」
夜の闇がゆっくりと白みつつあった。
128某山の殺人鬼:02/06/05 10:14 ID:CPmcRtWe
 ふと隣りを見ると、初音が眠っていた。
 やっぱり疲れているんだな〜と思い、眠らせておくことにする。

 ---あれから住宅地を離れ、山に入った。
 視界が悪い森は避け、岩場を散策し、身を隠せそうな場所を見つけた。
 その頃には千鶴姉ぇの体力も限界っぽかったから、あたしと初音で見張りをするからと言って、休ませることにした。
 千鶴姉ぇの隣りでは、ちゃっかり楓も眠っている。

 ・・・今日は月が綺麗だ。
 この場所があまりにも静かだったので、自分の置かれている状況を忘れたくなる・・・が。
 ぼんやりと月を眺めていた目の端に、動くものを捉えてしまった。

 相手は一人のようだ。 それも、小柄で髪が長い少女のようである。
 いきなり現れたところをみると、あの近くに洞窟でもあるのだろうか?
 幸い、こちらに気付いている様子はない。
「さて、どうしようかな」
「・・・梓姉さん?」
 唐突に声を掛けられて、危うく声を出しそうになった。
 上体を起こし、不思議そうにこちらを見つめる楓に、静かにするように身振りで伝える。
 一端楓に近寄り、人が居る事を伝え、いつでも移動できる準備をするように指示する。

 そして相手の様子を見ようと顔を出すと・・・
 銃を掲げた少女の真っ赤な目が、あたしを真っ直ぐに射抜いていた。
129おねえちゃんといっしょ:02/06/05 15:40 ID:B3/BpOkX
うー……なにかあたまにぶつかってびっくりした。
気がつくとリボンのおねえちゃんのかおが目のまえにあった。
「繭、怪我はない? 大丈夫なの」
って大きな声でさけんでた。
もうかってなことしちゃだめだって泣きながらおこられた。
どうしておこってるのに泣いてるのかってきいたらけむりが目にしみるんだって
言ってぎゅ〜ってだきしめられた。
みゅ〜うれしいけどちょっとくるしい。
だっこしてくれたかっぱきたおねえちゃんはいなくなってた。
どこ行ったんだろう。
また会えるかな? みゅー。
それからふたりでまた歩きはじめた。
なんだかここに来てからよくわからないことばっかり。
一人でさびしかったけどリボンのおねえちゃんと会った。
リボンのおねえちゃんはやさしくてほんとのおねえちゃんみたい。
だからへいき。
そういったらおねえちゃんは「あははーっ」って笑った。
だんだんお空があかるくなってきた。
しばらく歩いてると木の家があった。
ほぇ〜
リボンのおねえちゃんはなにかやくだつものをさがそうっていってる。
やくだつものってなんだろう? 
はんばーがーあるかな?
う〜〜っはんばーがーたべたい。
だからはんばーがーさがす。
「あ、待って繭、中から声がするからちょっと待」

制止の言葉を言い終わる前に突如開いた小屋の扉に激突する繭を、佐祐理は見た。
130名無しさんだよもん:02/06/05 16:45 ID:jiYnptGK
今日は大盛況だよヤホーイ!
やっぱり良いものですね。使えなくなったネタを削除するのがこんなに嬉しいとは。

放置されてるキャラにも手つけとかないとな。
あとそろそろ朝になるってパートがいくつか出てくると思うので、放送とかも時期みてなんとか入れないといけないし。

>>120
こっちこそ、変につっかかってすみませんでした。
大人げなかったです。
131名無しさんだよもん:02/06/05 17:09 ID:7sPA5fFD
今日はいきなり豊作ですね。

まだ出てきていないキャラ
 白きよみ、桜井あさひ、牧部なつみ、牧村南、三井寺月代
誰彼2、こみパ2、まじアン1の割合です。

逆に言えば誰にも手を付けられていないキャラ。
書き手が名乗ってないのだから、こっそり書き込んでも目立ちませんYO!
さあ、貴方も書き手に!
132日本一:02/06/05 20:09 ID:bmEDYyXm
 小屋から出てきた少女は三井寺月代(No,54)と名乗った。
 顔をぶつけた繭に素直に謝っていたことなどからも、敵意を微塵も感じさせない娘だった。
 そこで、小屋への招待に応じたのだけれど・・・

「月代さん? あの方はなんとおっしゃる方なのですか?」
「へ?」
 そう、小屋にはもう一人女性が居たのだ。
 ・・・が、月代さんは小屋に入っても紹介してくれるでもなく、まるで意に介さない様子なのだ。
「佐祐理さーん・・・おどかしっこ無しにしようよ〜
  なんだかね、さっきから近くに人が居るような気がして、怖かったんだから〜」
 さっき聞こえた話し声は、この二人が話していたものではないのかな?

「私は杜若きよみ(No,9)と申します。 よろしく、倉田さんに椎名さん」
「ふぇ? あ、はい、どうぞよろしくです」「みゅ〜♪」
「わ、わわ、佐祐理さん? 繭ちゃん? 誰と喋ってるの?
  あれ? 今確かに声が聞こえたような聞こえないような?」

 きよみさんの話では、彼女の弟が彼女の服に細工をしていたらしい。
 その機能を使えば、ある特殊な能力を持っている(仙命樹?)相手には、存在自体が認知されないとか。
「はぇ〜、なんでそんな細工をしたんでしょう?」
「多分、趣味ですね。 そういう小細工が好きな部分も日本一ですから」
「わわ、さっきから佐祐理さんが誰かと喋っているような気がするけど、独り言のような気もするし?」
 繭はすっかりきよみさんに懐いてしまい、今は膝枕されてみゅ〜みゅ〜言っている。
 月代さんの混乱は増すばかりだ。

「あははーっ、で、どうして月代さんにその機能を使っているんですか?」
「声を掛けたときの反応が可愛いからです・・・くすくす」
「な、なんだか笑われているような気がするけど、なんでだろう?
  ううっ、佐祐理さ〜ん、こちら側に帰ってきてぇ〜 繭ちゃ〜ん、なんで気持ち良さそうに寝てるのぉ〜?」
 世の中にはおかしなこともあるものだ。
133名無しさんだよもん:02/06/05 22:16 ID:Td/ovljL
>>131
リアン忘れてるYO!
134シューティングゲーム:02/06/06 10:03 ID:qdB9JUt8
 見つかってしまったのなら仕方が無い。
 あたしは、出来るだけ自然に、敵意が無いことを証明するように岩場から出る。
「よっ、いい月だね」
「ええ、本当に綺麗なお月様です。」
 少女-姫川琴音(No.48)-は可愛らしくにこっと笑う。
 よかった、銃なんか持ってるけど話せる相手みたいだ。
   ぱん!
「うわっ!」
 突然琴音が発砲する。 弾はあたしの足元に着弾した。
 認識修正。 コイツは平気な顔していきなり撃ってこれる、ヤバい奴だ!
「あん、当たって下さいよ。 あんまり弾を無駄にしたくないんですから」
「無茶言うなーーっ!」
 あたしは足元に置いてあったバッグを掴み、相手から姉妹が死角になる方向に駆け出した。

 岩場を縫って逃走する。
 "弾を無駄にしたくない"の言葉どおり、身を隠す岩と岩の間が広い場所でのみ発砲してくる。
 しかし所詮はハンドガン、距離をとればそうそう当たるものではない!
「ちっ、殺しなんてしたくないけど、そうも言ってられないか!」
 あたしは支給品のバッグを開いた。 あたしの支給品があれば・・・
「って、なんじゃこりゃーーーー!!」
 出てきたのは鞄。 学生鞄。
 ぺったんこに潰れていて、妙に重い。 持ち手のところには何故かビニールテープが巻いてあった。
「これ、楓の支給品じゃん・・・」
「一人上手はそれくらいにして下さいね?」
 不覚。
 後ろに居ると思っていた相手が、いつのまにか横に回りこんでいたようだ。
「できれば、あと2発くらいで死んでいただけると助かります」
 琴音はにっこりと笑って
  ぱん!
135131:02/06/06 13:35 ID:Mkea/xmr
>>133
アウチ!
ビバ! まじアン!
136名無しさんだよもん:02/06/07 12:17 ID:X5BmSN0M
コテロワに人とられて再び停滞の予感メンテ
137戦士は眠らない:02/06/07 13:20 ID:R3sDSv30
 海から近い岩場の影に岩切は潜んでいた。
 肩からの出血は止まったがしばらくこの右腕は使いものにならないだろう。
 しばらく休息が必要だ。
 徐々に夜が明けてきている、このまま、せめて朝まで何事もなければ良いが……
 半ば祈るような気持ちで岩切は少しの間目を閉じた。

 パラ……コツ……パラパラ……
 風にでも煽られたのか頭上から落ちてきた細かな石の破片が頭や肩に降り注いでいた。
 どうやら少しの間眠ってしまったらしい。私とした事が……
 ――次の瞬間
 人の気配、悲しそうな表情をした黒髪の女、こちらに向けられた震える銃口、そして発砲
 咄嗟に前方に飛び込む様にして弾丸を避けながら岩切は素早く別の岩影に身を潜めた。
 まったく、休む暇もないとはこの事か。
 チラリと向こうを覗くと女が怯える様にこちらに銃口を向けたまま立ちつくしている。
 その時ふいに心に蘇る昔の記憶。

「お前達、"強さ"とはどういう事だと思う」
 唐突に蝉丸がそんな事を言いだした。
「俺達は軍人だ。だから命令があれば戦う。戦いは戦いを呼びさらなる敵を作る。だが戦い続ければいつかは必ず負ける時が来る。俺は強さとは"敵を作らない事"だと思う」
「はっ! 戦う前から勝つってか? 馬鹿かテメェ、んな事出来るわけねーだろが」
 銃の手入れをしながら御堂が吐き捨てる様に言い放つ。
「世の中与えるか、奪うか、そのどっちかなんだよ。強い者が弱い者から奪う。強さってのはどれだけ何かを奪えるか、だろ?」
 御堂がニヤリと笑いながら銃口を蝉丸に向ける。
 だが蝉丸は意に介せず腕を組んだまま視線を私の方に移す。
「…………岩切、お前はどう思う」

 フフ……フフフ、何故か自然に笑いがこみあげてくる。
 まったくお前の言う通りさ、御堂。こんな状況で敵を作らないなんて無理な話しだ。
 世の中奪うか、与えるかだ。蝉丸、私はな……
 影に潜みながら岩切は鋼線を握る左手に力を込めた。
138名無しさんだよもん:02/06/07 13:22 ID:R3sDSv30
>>136
向こうじゃ死んじゃったし(w私はこっちでがんがるよ。
139名無しさんだよもん:02/06/07 16:19 ID:0gVn9A0v
ちょうど昨日コテロワ見つけて、こりゃまた停滞するなと思っていたよ!
あっちのスレ読んで、このスレを見てる人が意外と多いってことを知った。
書き手さん、がんばって〜!
140名無しさんだよもん:02/06/07 21:34 ID:4iJs+Mrt
ホシュ
141名無しさんだよもん:02/06/08 00:47 ID:1osNBh39
漏れがバトロワにはまりまくったきっかけは葉鍵ロワイアルだからな!

職人さんがんがれ!
142ムーンシューター:02/06/08 06:29 ID:v0w00qln
「よっしゃ!」
 思わずガッツポーズをとってしまう保科智子(49)。
 ゲームクリアの表示の後画面に猫が現れて台詞が表示される。
『アイテムリスト65ノパスワードハ「SHIHARADEPANPAN」ニャ。バショハE-05東南ニアル6ナラビ地蔵ノ後ロヲホッテミルニャ』
「おっとメモやメモ……」
 話は少し前に遡る。
 アイテムリストにはよく見ると支給品の欄が全部で70あった。
 勿論表示されているのは60と1つ分だけで下の方には9つの空欄があったのだがそこを表示しようとすると突然パスワードの入力を求められたのだ。
 わけがわからなかったのでとりあえず最後の、同じくマジックで「G」とだけ書かれたカセットを差し込んでみる。
 すると今度は糸目の猫がにゃーにゃーと鳴きながら画面に現れた。
「ぴろとゲーム」のタイトル文字。猫のまわりに現れる9つの四角い枠。
『ココニ収録サレテイルミニゲームヲクリアスル事ニヨッテ島ノ各地ニ隠サレテイルアイテムノ場所ヲ教エルニャ』
 隠されているアイテム? そんなモンがホンマにあるんか?
 疑いながらも適当に選んだゲームを始める。単純なシューティングゲームだったがなかなか難しい。
 こういうの長岡さんや宮内さんやったら得意かも……そんな事を考えながらつい熱中してしまっていた。
 早速カセットを差し替えてアイテム65のパスワードを叩き込む。
『ピコ! パスワード確認。アイテム65は「ミネラルウォーター50リットル」ピコ。5リットルのタンク×10に分けられているから持ち運ぶのも大丈夫ピコ』
 水……か、確かに今のまんまやと心もとない量やし、今後の事も考えて探してみた方がええかも……
 せや、今の自分の状況を確認しとかんと。
 再びカセットをレーダーに差し替えて電源を入れる。
 現在の自分の位置を画面の地図から確認。
 D-03……そうするとE-05エリアへは割と近いんかも……行ってみるか……
 しかし……画面を縮小させてから全体をじっと凝視して智子は思った。
 ちゃんと数えたわけではないが最初見た時より光点の数が確かに減っている……そしてその意味を考えて頭を左右に振る。
 アカン、アカンでみんな……殺し合いなんかしとったら……
 その時の智子は自分の位置へと近づいてくる光点の存在に未だ気が付いていなかった。
143名無しさんだよもん:02/06/09 04:55 ID:PNWYLf4m
           __________________
   ___   /
 /´∀`;::::\<  いつか読みたいです、はい。
/   メ /::::::::::| \__________________
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144名無しさんだよもん:02/06/09 23:12 ID:CDZM9E3l
(´д`)
145名無しさんだよもん:02/06/10 00:25 ID:VVbahq+T
146名無しさんだよもん:02/06/10 01:32 ID:LZYdzy3X
147名無しさんだよもん:02/06/10 02:36 ID:pgPotsWb
Σ♭(゜¬゜)
148思惑:02/06/10 10:41 ID:jcEaTcZj
 ガィン!
 私の放った弾丸は、何故か学生鞄によって防がれた。
 今の音から察するに、鞄に鉄板でも入っていたのでしょうか。
「・・・嫌なものを持っていますね。 貴方はアレですか? 時代遅れのレディース」
「ンなわけあるかっ!」
 ものすごい目で睨まれる。 これは、間違いないですね。
 しかし、状況が厳しくなってきました。 相手はこちらの弾道に合わせて防御出来るみたいですし。
 --と、ちょっと困っていたら、彼女は私の後ろをちらっと見てからじりじりと後退を始めました。
 危うく私も後ろを振り返ってしまうところでしたが、これが相手の策略ならば、無駄に乗ることはありません。
 常に周囲に気を配っていれば、不測の事態は避けられ・・・あいたっ。
 ・・・側頭部に何か当たりました。

 地面に落ちたソレを見ると、蛍光色のプラスチックで出来たフリスビー。
 飛んできた方向を見ると、月の光を受けて妖しく光る七色のフリスビーが次から次へと飛んできます。
「なっ・・・?」
 っと、一瞬呆気に取られましたが、すぐに思惑に気付きます。 なんてド派手な目くらまし。
 逃げていた相手を見ると、案の定、一気に迫って私の銃を狙い、鞄が振り下ろされるところでした。
 一瞬速く反応出来た私の勝利。 私は後ろに飛び退く。 今まで私が居た場所に鞄が振り下ろされる。
 鞄を振り下ろしたことにより、相手はバランスを崩しています。
 藤田さん、これで一歩貴方に接近です。 私は銃を構え・・・あれ? どうして目の前に星が?

「・・・やっぱ、殺さなきゃいけなかったのかな?」
 あたしは後頭部から血を噴出して倒れる少女の横に立つ、血塗れたヌンチャクを持った楓に問い掛けた。
「・・・私は、生きて耕一さんに会いたいです。 もう、悠久の時を待ち続けるのは・・・嫌だから」
 フリスビーを集め終わった初音と千鶴姉ぇも集まってくる・・・が、楓を含め、誰もあたしと目を合わそうとしない。
「生き残って・・・ね」
 みんな、同じ事考えてるんだろうな・・・・・

 空が、白み始めていた。
149連絡事項:02/06/10 10:49 ID:9JKDYxfW
【No,48 姫川琴音】 死亡

一応アイテムを
【No,10 柏木梓】ヤンキー鞄(鉄板入り)
【No,11 柏木楓】ヌンチャク
【No,12 柏木千鶴】??
【No,13 柏木初音】七色のフリスビー
琴音のナイフと銃は次の書き手にお任せ。
150名無しさんだよもん:02/06/10 14:19 ID:S97e5G9i
今まで2ch落ちていたかな?
151名無しさんだよもん:02/06/10 18:22 ID:P3Z9JWOp
琴音死んだんすか?
なんでこう、さおりんといい、純粋な殺し屋キャラは排除されるんだろう。
152名無しさんだよもん:02/06/10 18:46 ID:kqZ0ic3q
>>151
あんたみたいな人が、純マーダーを活躍させる話を書かないからだろう。
153名無しさんだよもん:02/06/10 21:13 ID:v7HYH24C
>>151
誰とも関わっていない一匹狼は狙われるもんです。
作者に。
154名無しさんだよもん:02/06/11 19:08 ID:sTCi1N3Z
保守
155名無しさんだよもん:02/06/12 19:51 ID:gN9vo4oj
保守
156名無しさんだよもん:02/06/12 21:05 ID:ZTtvCxyu
(・∀・)メンテ!
157名無しさんだよもん:02/06/14 01:52 ID:telH8CCC
メンテ
158名無しさんだよもん:02/06/14 17:34 ID:uuGyZj5F
ほっしゅほっしゅ
159名無しさんだよもん:02/06/14 21:16 ID:hTy6gzBV
160名無しさんだよもん:02/06/15 02:34 ID:2tqsPigu
(;´Д`)
161名無しさんだよもん:02/06/15 18:49 ID:2R0TsutT
mente
162名無しさんだよもん:02/06/16 17:39 ID:DRA/3Bau
mente
163名無しさんだよもん:02/06/17 22:43 ID:cO2QUjPZ
免停
164名無しさんだよもん:02/06/18 10:29 ID:T+em144S
ここまで来ると、いっそ楽にしてやれとも思うがメンテ。
165名無しさんだよもん:02/06/18 18:17 ID:71aUx5OP
めんて
166名無しさんだよもん:02/06/20 19:26 ID:1AKdGnUL
めんて
167名無しさんだよもん:02/06/21 05:22 ID:V9lfPSUU
もうだめぽ?
168名無しさんだよもん:02/06/21 05:31 ID:tuy9jMgT
コテロワのセルゲイさんみたいに全話の感想つけてくれる人
とかいないかなぁ。
え?テメェでやれって?
169名無しさんだよもん:02/06/21 06:11 ID:ywOGl1bn
>>168
テメェでやれ。
170名無しさんだよもん:02/06/21 09:05 ID:utyLE9OL
>>168
盛り上げる気なら感想が欲しいかも。。

漏れは・・・自分で書いたのには感想付けれるわけないし。
自分のを飛ばして感想つけるとモロバレだし。
自作自演って手もあるけどねぇ。
171続まとめ1〜6:02/06/21 18:20 ID:rYen4NNM
○01藍原瑞穂:(不明)
入り口付近にて太田香奈子(05)を待つも彼女に突き飛ばされ泣きじゃくる。
>前スレ164 「008:それぞれの想い人」

○02猪名川由宇:(投網)
ちゃん様の失態により小屋から離れようとするが扉を開けた所で誰かと鉢合わせした模様。
なお小屋の中にてカッターや糸などの道具を手に入れている。
>>75「056:日本一のマヌケだと思ってます」

○03岩切花枝:(鋼線・果物ナイフ←39月島瑠璃子)
岩場で休息中何者か(長谷部彩か?)に襲われる。VS月島瑠璃子戦で負傷した右手が現在使いものにならない模様。
後高倉みどり(36)の煙玉は使い切ったのか? まだ持ってるのかな?(まぁ後から書く人が決めればいいのですが))
>>137「073:戦士は眠らない」

○04江藤結花:(鍵とリモコン)
支給品は5階建てのビル全てのドアの鍵とそこに仕掛けられた罠を操作するリモコン。
ボタンは3つあり1つは毒ガスを部屋に充満させるものだった。そしてその罠にてビル内に侵入した緒方理奈(07)を殺害。
誰か来ないか待ちぼうけ中。
>>82「059:チェスゲーム」

○05太田香奈子:(不明)
入り口付近にて藍原瑞穂と出会うも助ける相手が違うため同行を拒絶して走り去る。
前スレ>164「008:それぞれの想い人」

○06大庭詠美 :(不明)
猪名川由宇(02)と小屋から離れようとするが扉を開けた所で誰かと鉢合わせした模様。
>>75「056:日本一のマヌケだと思ってます」
172続まとめ7〜13:02/06/21 18:21 ID:rYen4NNM
●07緒方理奈:(スプレー缶)
ビル内にて雛山理緒(47)を殺害するも江藤結花(04)の作動させた罠により死亡。
前スレ>331「044:閉鎖的殺人」 

○08杜若きよみ(黒):(簡易手品セット)
手品用の銃で森川由綺(60)を追い払う。
>>47「049:手品師」

○09杜若きよみ(白):(不明)
ある特殊な能力を持っている(仙命樹?)相手には、存在自体が認知されない服を着ており小屋の中の三井寺月代(54)を側で観察。
そこに倉田佐祐理(21)椎名繭(30)がやってきて意気投合。繭に膝枕したりしている。
>>132「071:日本一」

○10柏木梓:(ヤンキー鞄(鉄板入り)
民家から脱出後姫川琴音(48)に襲われるも姉妹達との連携で撃退。
>>148「075:思惑」

○11柏木楓:(ヌンチャク)
民家から脱出後姫川琴音(48)に襲われるも姉妹達との連携で撃退。とどめは彼女の背後からのヌンチャクの一撃でいいのかな。
>>148「075:思惑」

○12柏木千鶴:(不明)
民家から脱出後姫川琴音(48)に襲われるも姉妹達との連携で撃退。フリスビーをせっせと拾う。
>>148「075:思惑」

○13柏木初音:(七色のフリスビー )
民家から脱出後姫川琴音(48)に襲われるも姉妹達との連携で撃退。目くらまし様に投げたフリスビーをせっせと拾う。
>>148「075:思惑」
173続まとめ14〜20:02/06/21 18:22 ID:rYen4NNM
○14神尾観鈴:(イングラムM10)
北の岬にて里村茜(27)を射殺。
前スレ>216「019:約束の証」

●15神岸あかり:(拳銃→48姫川琴音)
姫川琴音の手にかかり死亡。浩之はやっぱり浮気者だった。
前スレ>195「012:誰がために銃はある?」

○16河島はるか:(お菓子詰め合わせ)
沢渡真琴(29)を餌付けしようとするが失敗。逃げられる。
前スレ>300「036:束の間の邂逅」

○17川澄舞:(防弾コート→18川名みさき)
未だ昏睡中の砧夕霧(19)を背負い川名みさき(18)沢渡真琴(29)と共にどこか落ち着ける場所を探す。
>>127「068:凸と狐と麦チョコと」

○18川名みさき:(バナナ・防弾コート←17川澄舞)
砧夕霧(19)を背負った川澄舞(17)と沢渡真琴(29)と共に移動中。
>>127「068:凸と狐と麦チョコと」

○19砧夕霧:(不明)
霧島佳乃(20)に打たれるもそれは麻酔弾だったので現在昏睡中。
現在は川澄舞(17)に背負われて移動中。
>>127「068:凸と狐と麦チョコと」

●20霧島佳乃:(ワルサーP38)
マルチ(53)に来栖川芹香(22)を襲わせるも失敗。裏切り者として処分したマルチの反撃にあい死亡。
>>119「067:おやすみ」
174続まとめ21〜28:02/06/21 18:22 ID:rYen4NNM
○21倉田佐祐理:(北京鍋おたま付き)
椎名繭(30)と共にある小屋にて三井寺月代(54)と杜若きよみ(白)(09)に出会い和気藹々とする。
>>132「071:日本一」

○22来栖川芹香:(不明)
霧島佳乃(20)とマルチ(53)に襲われるも非常になりきれなかったマルチに救われる。
>>119「067:おやすみ」

○23来栖川綾香:(バタフライナイフ)
入り口付近にて主催者に異議を唱える松原葵(52)を助けその後島を脱出する為に御影すばる(55)と協力する事に。
前スレ>250「027:最強の3人」

○24桑嶋高子:(小型マイク&スピーカー)
それぞれの支給品を使った澤倉美咲(28)との騙しあいに勝利。彼女を殺害する。
>>89「062:遠隔操作」

○25上月澪:(対人地雷)
岩切花枝(03)に襲われて気絶するが意識を取り戻しどこかへ。
>>65「052:みお、わたしのみお」

○26桜井あさひ:(不明)未登場。

●27里村茜:(ピンクの傘×2)
北の岬にて神尾観鈴(14)により射殺される。 
前スレ>216「019:約束の証」

●28澤倉美咲:(遠隔発射装置)
桑嶋高子(24)の罠にひっかかり死亡。
175続まとめ29〜35:02/06/21 18:23 ID:rYen4NNM
○29沢渡真琴:(盗聴器)
砧夕霧(19)を背負った川澄舞(17)と川名みさき(18)と共に移動中。
>>127「068:凸と狐と麦チョコと」

○30椎名繭:(「赤いヘルメット」(と「どっきりテレビ!」の看板?))
倉田佐祐理(21)と共にある小屋にて三井寺月代(54)と杜若きよみ(白)(09)に出会う。
白きよみの膝枕ですやすやと睡眠中。
>>132「071:日本一」

○31篠塚弥生:(ナイフ・鎌←57観月マナ)
森川由綺(60)を助ける為観月マナ(57)を殺害。由綺と共に朝を迎える。
>>86「061:影」

●32新城沙織:(鋏)
七瀬留美(44)と交戦中長森瑞佳(43)に背後から短刀を刺されて死亡。
>>69「054:ガールズ ドント クライ」

○33スフィー:(不明)
隠れていた民家に侵入してきた高瀬瑞希(35)芳賀玲子(45)と遭遇。
魔法を見て錯乱した瑞希から逃げようとするが……
>>100「063:暴走」

○34セリオ:(投げ縄付き手錠)
木に登って来栖川姉妹を捜すも見つからず。来栖川姉妹とを探して島内を放浪中。
>>40「047:去る者と向かう者」

○35高瀬瑞希:(暴徒鎮圧用棍棒)
芳賀玲子(45)と共に民家に侵入してスフィー(33)と出会うが魔法を見て錯乱し彼女を襲う。
止めに入った玲子も敵とみなして暴れる。
>>100「063:暴走」
176続まとめ36〜42:02/06/21 18:24 ID:rYen4NNM
●36高倉みどり:(煙幕弾→03岩切花枝?)
上月澪(25)の仕掛けた地雷により死亡。
前スレ>198「014:母性」

○37立川郁美:(不明)
誰かに会いたくて彷徨うも七瀬留美(44)と長森瑞佳(43)が新城沙織(032)を殺害するのを目撃。
その場から逃げ出す。
>>69「054:ガールズ ドント クライ」

○38塚本千紗:(折り畳み式自転車)
セリオ(34)から必死で逃げるも忘れた鞄をもらったりする。
前スレ>286「034:自転車で突き抜けろ!」

○39月島瑠璃子:(果物ナイフ→03岩切花枝・拳銃←42長岡志保)
岩切花枝(03)との戦闘で傷を負い逃走。
>>85「060:白い闇の中で」

●40月宮あゆ:(金属バット?→58水瀬名雪)
水瀬名雪(58)の手榴弾にて死亡。
前スレ>201「017:愛憎連鎖」

○41遠野美凪:(首輪の(中略)爆発する機械)
美坂栞(056)と別れた後どこかへ移動?
>>77「058:忘れ物、ひとつ」

●42長岡志保:(拳銃→39月島瑠璃子)
月島瑠璃子(39)に背後からナイフでばっさり。死亡。
>前スレ219「018」
177続まとめ43〜49:02/06/21 18:25 ID:rYen4NNM
○43長森瑞佳:(小刀)新城沙織(32)
殺害後七瀬留美(44)と共にどこかへ移動。
>>69「054:ガールズ ドント クライ」

○44七瀬留美:(刀)新城沙織(32)
殺害後長森瑞佳(43)を連れてどこかへ移動。とどめを刺すところを立川郁美(37)に見られているが気付いていない模様。
>>69「054:ガールズ ドント クライ」

○45芳賀玲子:(不明)
高瀬瑞希(35)と共に民家に侵入してスフィー(33)と出会う。
が魔法を見て錯乱す暴れる瑞希を抑えようとするが……
>>100「063:暴走」

○46長谷部彩:(コルトガバメント)
岩切と交戦中?
>>137「073:戦士は眠らない」
違うなら前スレ>240「024」

●47雛山理緒:(懐中電灯)
ビル内で緒方理奈(07)と戦闘になり死亡。
前スレ>325「042:閉鎖的状況」

●48姫川琴音:(サバイバルナイフ・拳銃←15神岸あかり)
柏木梓(10)に戦いを挑みを追いつめるも柏木姉妹の連携攻撃により死亡。
>>148「075:思惑」

○49保科智子:(携帯ゲーム機×カセット3)
カセットのミニゲームをクリアすると島に隠されたアイテムの場所を知る事が出来るらしい。
現在誰かが接近してきているが智子は気が付いていない。
>>142「074:ムーンシューター」
178続まとめ50〜57:02/06/21 18:26 ID:rYen4NNM
○50牧部なつみ:(不明)未登場。

○51牧村南:(不明)未登場。

○52松原葵:(不明)
ゲームの主催者達に反逆しようとするもかなわず殺されそうな所を来栖川綾香(23)に助けられる。
前スレ>250「027:最強の3人」

●53マルチ:(S&WM19 357マグナム)
来栖川芹香(22)を殺せず霧島佳乃(20)に粛正されるも彼女を道連れにして機能停止。
>>119「067:おやすみ」

○54三井寺月代:(不明)
ある小屋に潜んでいたが倉田佐祐理(21)椎名繭(30)がやってきて意気投合。
側に杜若きよみ(白)(09)もいるのだが彼女の特殊な服により認識出来ず、けど気配は感じてちょっとびくびくしている。
>>132「071:日本一」

○55御影すばる:(不明)
正義の味方の使命により悪を滅ぼし島を脱出する為に来栖川綾香(23)松原葵(52)と協力する事に。
前スレ>250「027最強の3人」

○56美坂栞:(ボウガン)
遠野美凪(41)に助けられるがその後別れてどこかへ向かう。
>>77「058:忘れ物、ひとつ」

●57観月マナ:(鎌→31篠塚弥生)
森川由綺(60)を殺害しようとしたが篠塚弥生(31)に阻まれ彼女のナイフにより死亡。
>>72「055:何が正しい、何が間違い」
179続まとめ58〜61:02/06/21 18:26 ID:rYen4NNM
○58水瀬名雪:(手榴弾・金属バット?←40月宮あゆ)
手榴弾で月宮あゆ(40)殺害後美坂栞(56)に襲われる。が栞は逃亡追いかけた所遠野美凪(41)と出会い彼女の武器にかなわないとみるや逃走。
>>41「032:支配者(改)」

●59宮内レミィ(シャーペン・ルーズリーフ)長
谷部彩(46)を襲うも返り討ちにあう。
前スレ>240「024」

○60森川由綺:(不明)
観月マナ(57)に出会うも彼女は篠塚弥生(31)が殺害。
自分を守ってくれたのは理解しているが受け入れる事が出来ない模様。そのまま弥生と共に朝を迎える。
>>86「061:影」

○61リアン:(不明)未登場
180名無しさんだよもん:02/06/21 18:28 ID:rYen4NNM
前回やたら見にくかったので改行多くして見易くなる様にしたら
えらく長くなってしまいました。すいません。

という事で停滞してるみたいなのでまたまとめてみました。
書き手の皆様頑張って下さいませ。
181名無しさんだよもん:02/06/22 04:34 ID:zxqD7KgE
>>169
ごもっとも。なのですが……
私も170さんと同じ理由でちょっと感想がつけにくいです。
矢張り自作自演しかないのか、しかしそれもなぁ。

>続まとめ
やっぱり朝になったら定時放送が流れると思いますが現在話が
進行中でまだ朝まで行ってないのは

・小屋から出る由宇&ちゃん様と誰か
・戦闘中の岩切と誰か(彩?)
・逃げるスフィーと暴れる瑞希、玲子
・誰かが近づいてきているらしい委員長

ぐらいかな?
後はもう未登場キャラも含めて朝でも大丈夫な話かも。
(あくまで個人的にそう思うってだけですが)
182名無しさんだよもん:02/06/23 02:27 ID:QCMGHeuF
mente!!
183名無しさんだよもん:02/06/23 19:30 ID:KRX4SDHH
>>180
まとめ乙です。
184名無しさんだよもん:02/06/24 22:39 ID:jB/fQlP3
ほっしゅ、ほっしゅ、ほっしゅ、ほっしゅ!!
185名無しさんだよもん:02/06/25 23:01 ID:vZgCYQCr
mente
186名無しさんだよもん:02/06/26 23:17 ID:GMjGjqpc
メソテ
187名無しさんだよもん:02/06/27 14:06 ID:MpllhHJU
書き手復活の前に2chが無くなりそうですな・・・
今月中に終焉を迎えるのは無理でしょうしねえ。
188名無しさんだよもん:02/06/27 21:55 ID:B/Mblv6H
   ___    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  /´∀`ヽ < まだです!まだ終わりませんよです、はい。
  |.|メ /:;|::|   \
  ~|_Y_|~     \
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
189名無しさんだよもん:02/06/29 02:06 ID:Nnqg5CH1
mente
190二人は親友:02/06/29 03:12 ID:vfbqitUr
太田香奈子(No,05)は歩きつかれて途方に暮れていた。
いや、だってさ、私少し気が強い普通の女の子だし?
さっき瑞穂にあんな事言っちゃったけどかなりなアタリ引かないと生き残るも何も…ねぇ。
という風な思いを頭に巡らせて香奈子はまだ鞄を開けてないことを思い出した。
何が入ってるかな…っと。
食料とパン(略)、それにナイフが一本。
…ナイフってどうよ。銃相手じゃさっぱり敵わないじゃない。
はぁ…瑞穂を一応仲間にして武器奪って殺っちゃえばよかったかも。
はっ、何考えてるのよ。瑞穂を殺すだなんてだめだめ。
…でもあの子じゃすぐ殺されちゃうだろうし。
よし、あの子のことだしさっきの所からあまり動いてないだろうし戻ってみよう。
動いてないという根拠はどこにもなかったが、長い付き合いだからだろうか。
こうして香奈子は瑞穂と出会った場所へ戻ることにしたのだった。
191二人は親友:02/06/29 03:15 ID:vfbqitUr
一方藍原瑞穂(No,1)は親友だと思っていた香奈子に突き放された状況を未だ信じきれずに居た。
ナンデ…。カナコチャン…。
とりあえず鞄の中をあけ武器を探してみることに。
支給された武器はベレッタ92FSといわれる銃らしい。予備マガジンが3つ。
しかし、瑞穂には銃の名前なんて関係なかった。
ただ、これで生き残る確率が少しでも高くなった気がしたからだ。
安堵感に浸るのもつかの間、近くでカサカサと物音が。
ダレカ…キタ?
すぐさま草むらに隠れ、銃を片手に息をひそめる。
そして一人の女の子が現れた。

【残り 47人】
【太田香奈子(No,05)】支給武器:ナイフ
【藍原瑞穂(No,01)】支給武器:ベレッタ92FS
192名無しさんだよもん:02/06/29 03:21 ID:vfbqitUr
あ…つい切っちゃった(;´Д`)
1レスじゃないよぅ(吊
見なかったことにおながいしますヽ(;´Д`)ノぁぁぁ
スレ汚しスマソ
193名無しさんだよもん:02/06/29 12:10 ID:eeKTtw5x
>>192
なんとか1レスにまとめるんじゃ!がんばれ!
194名無しさんだよもん:02/06/29 12:31 ID:WoqkSGcO
>>192
1レスってのは勿論ですが
後正確にルール化されているわけではないけど
同じ支給品はなし、ってのもあるので
ナイフ(刃物)は特に色々出てるから変えるか、今までに出ていない形のナイフ
にした方がいいと思います。
>>193氏の意見同様1レスにまとめれば十分いけると思いますので作者さんガンバ!
195二人は親友:02/06/29 17:14 ID:vfbqitUr
太田香奈子(No,05)は歩きつかれて途方に暮れていた。
いや、だってさ、私少し気が強い普通の女の子だし?
さっき瑞穂にあんな事言っちゃったけど、かなりなアタリ引かないと生き残るも何も…ねぇ。
という風な思いを頭に巡らせて香奈子はまだ鞄を開けてないことを思い出した。
何が入ってるかな…っと。
食料と(略)、それにナイフが一本。説明書によるとスペツナズナイフというらしい。
ボタンを押すと刃が飛び出すアレ。
…ナイフってどうよ。銃相手じゃさっぱり敵わないじゃない。
はぁ…瑞穂を一応仲間にして武器奪って殺っちゃえばよかったかも。
はっ、何考えてるのよ。瑞穂を殺すだなんてだめだめ。
…でもあの子じゃすぐ殺されちゃうだろうし。
あの子のことだ。さっきの所からあまり動いてないだろうし戻ってみよう。
動いてないという根拠はどこにもなかったが、長い付き合いだからだろうか。
こうして香奈子は瑞穂と出会った場所へ戻ることにしたのだった。

一方藍原瑞穂(No,1)は親友だと思っていた香奈子に突き放された状況を未だ信じきれずに居た。
カナコチャン…。ナンデ…。
とりあえず鞄の中をあけ武器を探してみることに。
支給された武器はベレッタ92FSといわれる銃らしい。予備マガジンが3つ。
しかし、瑞穂には銃の名前なんて関係なかった。
ただ、これで生き残る確率が少しでも高くなった気がした。
安堵感に浸るのもつかの間、近くでカサカサと物音がした。
ダレカ…キタ?
すぐさま草むらに隠れ、銃を片手に息をひそめる。
そして一人の女の子が現れた。

【残り 47人】
【太田香奈子(No,05)】支給武器:スペツナズナイフ
【藍原瑞穂(No,01)】支給武器:ベレッタM92F
196名無しさんだよもん:02/06/29 17:22 ID:vfbqitUr
何度ももうしわけないです。
>>193さん >>194さんありがとです(*´Д`)
197名無しさんだよもん:02/06/30 14:02 ID:2KHtT06x
>>196氏、お疲れさま。
現れた女の子は太田さんでも良いけど、そうじゃなくてもいいって作りか。
果たしてどうなることやら。ふむふむ。
しかし、2人の再会が叶った場合、それぞれの思い人の違い、そして、
それぞれ自身の命、どう秤に掛けるのか……。その辺が楽しみ。
また、第三者だった場合はその後の展開が、当然のごとく楽しみだね。
198毒物:02/07/01 19:31 ID:mWx7Y7pQ
「私の支給武器は、これなんです・・・」
 申し訳なさそうに目の前の少女(牧部なつみ No,50)は薬瓶を取り出した。
 古茶けていて濁った色の瓶。 中には白い粉が入っている。
「こんなの持っていたら、誰も私と一緒に居てくれませんよね・・・」
「・・・毒薬なの?」
「わかりません。 でも、いかにも怪しいですし・・・」
「ふふっ」
 私は思わず笑みをこぼした。
「ど、どうしたんですか、牧村(No,51)さん?」
「だって、私の支給品だって・・・」
 ポケットから小箱を取り出し、机の上に置く。
「注射器、ですね」
「私も、このアンプルに何が入っているのかはかは分からないんだけどね」

 民家の中で複雑な笑顔を交わす二人。
 座り込んでぼんやりとしているなつみを見つけた南が声を掛けたところから、この二人は一緒に行動している。
「ま、まあ、必ず毒ってわけでもないんですし」
「試しに飲んでみるわけにもいかないしね」
 ちょっと打ち解けた顔で微笑み合う。
「まあ、使わないに越したことはないでしょうね」
 なつみは、南が淹れたコーヒーを口に運ぶ。
「ふふっ、そうね」
 南もまた、なつみにつられるようにコーヒーを口にした。
 そして、二人は同時に倒れ込んだ。

 数時間後。 彼女はむっくりと起き上がり、相手を確認する。
「・・・死んでいるみたいね 私が飲んだのは睡眠薬、かな」
 放置された小瓶と小箱、それに相手の食料等を鞄にしまい込む。
「相手も薬物を持っていたとはねぇ。 考えてなかったなー」
 彼女はちょこっと複雑な笑みを浮かべ、そのまま明るい日差しの元へと出ていった。
199172:02/07/01 23:06 ID:Sdxp+G+p
なんで誰も書き込まないんだ?
200名無しさんだよもん:02/07/02 00:24 ID:eMHqC5LR
>>198
死亡者書いた方がいいかも。なつみ死んだんだろうけど、一応。南さん死んでるならスマソw
にしても二人ともコーヒーに薬入れてるとは。二人とも腹黒いんだなぁ(藁

>>199
人少ないっぽいしなぁ。マターリいこうや。
このまま落ちたりするかもしれんが…
201198:02/07/02 00:29 ID:I9zW4Daz
>>200
書き手が注釈書くのは反則なのですが。
誰が死んだかは次にお任せというにゅーうぇーぶだったり。
更に言ってみれば、生き残った方が飲んだのは本当に睡眠薬だったのか。
あるいは本当に死んだ方に盛られたかのかすら不明だったり。
こういうのを書き逃げといいますか。 そうですか。

そして200オメ。
202名無しさんだよもん:02/07/02 00:42 ID:Z/buNhyz
関係ないが>>1のとこのHPは第3話公開してるぞ
203名無しさんだよもん:02/07/02 01:12 ID:bo63CWO/
にゅーうぇーぶというよりは、単なる責任回避にしか見えないんだよなぁ、最近のは。
昔みたいにたまーにあるくらいだったらあまり気にならないけど、こうもしょっちゅう出てくるとな。
自分で物語を作りたいって気持ちはないのかと小一時間以下略。

あと、南さんは恋人相手でもですます口調だし。
204名無しさんだよもん:02/07/02 06:22 ID:PNFW70Y4
>>203
「毒物」の様な類の作品(誰の視点かわざとぼかしている)
は今までのだと「050深く静かに観察せよ」ぐらいだと思うのですが
203氏が最近しょちゅう出てくるって言う事は「ムーンシューター」や
「二人は親友」みたいな最後に誰が現れたのか決まってない作品の
事なのかな?
一応書き手としては後の人にゆだねる方が意外な展開になるかも
って形でわざと書かないでぼかす時とかもあるのですが
(それがリレー小説の醍醐味だと思ってます)そういうのは後の
書き手が困っていたりするのかな?
責任回避っぽくなるのであまりやらない方がいいのかな?
読んでる人も「誰やねん」ってイライラするのかな?

かな? かな? ばっかりの質問君でゴメン。
205名無しさんだよもん:02/07/02 06:25 ID:PNFW70Y4
ともかくこれで未登場キャラは
26:桜井あさひ
61:リアン
の2人ですね。
206198:02/07/02 09:25 ID:zQdxZSz7
>>203
>自分で物語を作りたいって気持ち
自分で起承転結付けるより、適度にぼかして次の人が意外な形でリレーしてくれるのが面白いんですよ。
「せっかく澪を隠したのに、いきなり岩切が来るのかYO!」とか。
それに、30行で起承転結書くと素晴らしく淡白になってしまうのですよ。
”リレーなんだから”という事で>>204氏に同意です。

>南さん
あれ? 敬語基調のお姉さん口調だと思っていたよ。
南さんを攻略してないので、そういうところが分からなかった。
正直、スマソ。

この名前「198」はこれっきりにします。
でしゃばりすぎてスマソ。
207名無しさんだよもん:02/07/03 23:08 ID:hQIPY1yp
保守♪
208名無しさんだよもん:02/07/04 08:59 ID:GVDsRLs3
今更だけど、>>1のサイトの新作を読んできた。
みさき先輩、人外と化してるねえ。
209名無しさんだよもん:02/07/04 09:31 ID:wOa+XgX0
>>208
いっその事このまま突き抜けてほしい(w
210名無しさんだよもん:02/07/05 23:09 ID:tull3Ypv
初めて読んでみました、カノンバトルロワイヤル。
いつの間にか引き込まれていた自分が恐ろしくなった。
みさき先輩、違う意味でぞくぞくした。
211杉村弘樹:02/07/08 17:46 ID:Hndb9a4n
>210やる気まんまんって訳だな。
212名無しさんだよもん:02/07/09 17:55 ID:Z0CSggF8
メンテ。
213名無しさんだよもん:02/07/10 15:14 ID:rAAts2Vt
最下層
214名無しさんだよもん:02/07/10 15:18 ID:p8//goZL
 
215名無しさんだよもん:02/07/10 16:55 ID:cub6IWZD
書きたいネタはあるので暇が出来るまでなんとか落ちないで欲しい。

>>210
このスレで行われている1レスロワイアルも読んでみて下さいませ
(って既に読んでるのかな?)。
216学校へ:02/07/11 15:10 ID:d08YHKfG
 足元に転がる少女を見下ろす。
 散々梃子摺らせてくれたが、ようやく息を引き取ったようだ。
 この武器は相手の動きを止める事に関しては有効だけど、止めをさすのには向いていないらしい。
「まずは一人目・・・」
 そう呟くと、高瀬瑞希(35)はゆっくりと家を出た。
 外はいつの間にか暗くなっていた。

 夢中で芳賀玲子(45)を殴っていたので気付かなかったが、思ったよりも時間が経っていたらしい。
 これでは先に逃げたスフィー(No,33)には追いつけないかな・・・と思いながらも、取り敢えず周辺を散策してみた。

 夜風が涼しい。
 獲物を取り逃した悔しさも、段々と薄れてくる。
 まあ、一人仕留めただけでも充分かな、と、休息ムードに浸ろうとしたとき、行く手に大きな建物が見えてきた。
 どうも学校らしい。 いかにも追われるものが逃げ込みそうなイメージを覚える。
 瑞希は、ふと「今日出来ることは今日終わらせる」という言葉を思い出し、その建物へと近寄っていった。

【No,45 芳賀玲子】 死亡
217おかえり、バイバイ:02/07/12 00:56 ID:IPimaEH0
ばんばんばんっ!!何度も銃声が響いた。
美坂栞(No.56)は突然の襲撃に対応できず、腕と腹に銃弾を受けてしまった。
(く……隠れて攻撃してくる人なんて、嫌いです…)
先ほど自分が水瀬名雪を襲った状況は忘れているらしい。
ボウガンで銃相手に面と向かっていくのは不利と考え、なんとかその場を逃れたのだった。

一方銃を撃った当人、藍原瑞穂(No.01)は今も尚身を潜めていた。
(私…ワタシ…勝った…強い……負けない……死なない……シナナイ…!!)
瑞穂はこのまま、ここで身を潜めていることに決めた。
動かないことが生き延びるための秘訣なのを知っているのか否か、とにもかくにも彼女は最善の選択を選んだかに見えた。
が、彼女には休む間を与えるべきでないとでもいうのか。何者かの足音が近づいてきた。
(落ち着イテ、銃を両手デ持ち、足音のスル方向へ、ゆックリ、ユックリ、引き金ヲ…。)
しかし銃弾は出ることはなかった。さっき襲ったときに弾切れになったようだ。
「い、いヤ…ソんナ……」 つい声を洩らしてしまったが、今の彼女に気に留めるだけの余裕はないだろう。
そこで足音の主からも声がした。 「瑞穂? 瑞穂なの? 私よ」
(コノ声はカナコチャン……? どうして、サッキ私を。でも戻っテキテクレタンダネ!!)
瑞穂は考えも定まらぬまま、太田香奈子(No.05)に向かってよたよたと走り寄っていった。
「カナコちゃん! 私凄く、スゴク怖かったヨォ…」
「ごめんね。さっきの私、ちょっと動転しちゃってて。瑞穂と離れ離れなんて…」
涙声のまま瑞穂は香奈子へ抱き寄った。香奈子も笑顔でそれを受け止める。
「香奈子ちゃん…ずっと、私たち一緒だy」 ふいに、瑞穂が崩れ落ちた。
「え、あ、何…で……」 その疑問に対する答えもないまま、瑞穂は息を引き取った。
「は〜、電波入っちゃってる子って怖いわねぇ。銃向けといて泣きながら抱きついてくるって。あっははは」
香奈子はそのまま瑞穂の支給品を持って歩いていった。
「ふふ、これで私が最後まで生き残れるわ。月島先輩…待っていてくださいね」

【残り45人】
【美坂栞(No.56) 重症】【藍原瑞穂(No.01) 死亡】
【太田香奈子(No.05) ベレッタ、スペツナズナイフ所持】
218名無しさんだよもん:02/07/12 01:01 ID:IPimaEH0
改行多くてつめたら読みづらくなった。ごめん
ほしゅほしゅ
219名無しさんだよもん:02/07/14 22:21 ID:BUU8rwvf
だめっぽぃけど…メンテ(・∀・)
220名無しさんだよもん:02/07/15 08:52 ID:ByWuFwR/
まだだ! まだ終わらんよ!
221名無しさんだよもん:02/07/15 09:25 ID:C/ttmD2/
メンテしてる奴らって、なんでクレ厨なんだろう
自分で書けよ1レスくらい。そういう趣旨だろう
222名無しさんだよもん
>>221
そういう藻前はIDが素敵。