・名にこめて母より継ぎしこの思い抱けるわが子に託す嬉しさ −天沢郁未−
・あかつきに道を求めて捨てし名を陽のさす天に拾い旅立つ −鹿沼葉子−
・災いの記憶封じていつの日か涙に耐うる心持つまで −巳間晴香−
・遥かへと行く道望む陽光の眩い光君を照らせと −少年−
幻と消えゆく現繋ぎ止め満ちゆく想い君に伝えん −折原浩平−
・八匹の猫より愛しき君なれば行く末までもまもりたきかな −長森瑞佳−
・な行きそと泣きたかりしかど蝉衣流(る)を告げざれば見立てだにせず −七瀬留美−
・幾年をふる長雨に桃色の傘さし願う君が面影 −里村茜−
風のおと違うことこそ君来ぬと知るも想いは人を追うまじ −川名みさき−
ぱらぱらとめくれば見える思い出を込めた私のスケッチブック −上月澪−
・死にゆきしいとしき友の名を呼びてまぶた閉じれば夢に見るかな −椎名繭−
・泣き濡れて雨の空き地に立つ君を引き留むる言葉我にありせば −柚木詩子−
・闇の中歩める友の手を引きて止まると見ればにおう梅の香 −深山雪見−
節(しち)知らぬ深山(みやま)うぐいす春を知る繭青柳のごとく恋を知る −椎名華穂−
・春霞幼き夢の契りにて動かぬ空に君を閉ざさん −みずか−
これがあの行くも帰るも皆通る知るも知らぬも永遠の世界 −氷上 シュン−
冬花火のちの寒さを思ゆればいま一度の出逢い待たなむ −相沢祐一−
誰が為に待ち人するか雪うさぎ想い届けよ融け消えぬ間に −水瀬名雪−
君の手に落ちて消えたしひとひらの雪の命の夢満つらねど −美坂栞−
影祓う剣は知らず懐かしき名を問う夜は明けもするかも −川澄舞−
祐一の買ってくれた肉まんがいつものやつよりちょっと美味しい −沢渡真琴−
夕空に思い出消えて願うならば君の明日に微笑みひとつ −月宮あゆ−
静けきは祈りの夜か涙雪ひとりひとつの奇跡とならんを −水瀬秋子−
まほろばかうつつか知らじ雪の闇時を満たすはただ涙のみ −美坂香里−
駄菓子屋にならぶ玩具を手に取れど見すべき君のはや在らなくに −倉田佐祐里−
白妙の衣無くばと思えども巡りてこその春のぬくもり −天野美汐−
しのぶれど色にも出せじ我が恋は聡き君にぞ知られまじける −北川潤−
古枝に鳥逃したか 破れ網追いて往きたし雲のごとくに −久瀬−
過ちは認めて正せ今時の若い者もと心地よく笑む −たい焼き屋の親父−
・草枕旅行き辿る時の道遥けきそらに思い残して −国崎往人−
・夏影や我が身に強いてながらえどいまや消ゆべし母を照らして −神尾観鈴−
幾歳も祈り包みしバンダナよ姉の小指に魔法還して −霧島佳乃−
妹の残せし温もり忘れまじそして歩まん涙の先へ −遠野美凪−
茜差す波間に遊ぶ子の影の頭(かしら)撫でたや腕(かいな)伸ばして −神尾晴子−
天の川流れて届け文花火風鳴る羽根に想い宿して −霧島聖−
空に星夢の終わりにただ願う羽根の光よ二人を照らせ −みちる−
大きなる腕にいだかれいだきたり優しき腕よ手と手あわさん −しのさいか−
ひさかたの空ながむれど飛び立てず我が背対なるびろうどの羽 −神奈備命−
我が身果て無量の罪苦受くるとも御霊となりて君を救わん −正八位衛門大志柳也−
願いこそ我が身に宿せ君は今空の彼方に心溶け行く −裏葉−
君がため遙けき青へいざ立たん永久(とわ)の輪廻の果ては今こそ −そら−
・災いを逃る道なき愛し子の玉の緒絶たんせめて我が手で −白穂−
砂浜に寄る影一つ遠く見て母子の幸はそこにありやと −橘敬介−
坂道を登る途中で願います今日もいい日でありますように −古河渚−
タイトルは菅原道真撰『菅家万葉集』より取りました。
まとめが出ないようなので僭越ながら、私撰集を。
先例に倣って、自作には印を付けてあります。
現在、葉43首、鍵44首、計87首となっています。
翼休め遠く大気の霞む果て
巡り逢う日の空を見上げて
−国崎 往人−
... after Minagi true-end
圧縮直前めんて
めんて
覚めよマイ同志有明は来ぬ
嗚呼(ああ)インターナショナル我らがもの
−九品仏大志−
書け飢えたる者よ今ぞ日はちかし 五・七・五・七・七は難しいですね。
覚(さ)めよ我が同胞(はらから)有明は来ぬ 再度、出なおしてきます。
「良識」の鎖断つ日、本は血に萌えて
海をへだてつ同人(われら)腕結びゆく
いざごらんください いざ売らんかな
ああインターナショナル我らがもの
元歌
1 たて飢えたる者よ今ぞ日は近し 覚めよ我が同胞暁は来ぬ
暴虐の鎖断つ日旗は血に燃えて 海を隔てつ我ら腕結び行く
いざ闘わん奮いたていざ ああインターナショナル
我らがもの
2 聞け我らが雄叫び天地轟(とどろ)きて 屍(かばね)越ゆる我が旗
行く手を護る
圧制の壁破りて 堅き我が腕(かいな) 今ぞ高く掲げん我が勝利の旗
いざ闘わん 奮いたていざ ああインターナショナル我らがもの
めんて
白珠(しらたま)は人に知られず知られ得ず
知らずともよし我が道ゆかば
−長部彩−
ほとんどそのまま。 批判は甘受します。
めんて
有馬山猪名の笹原吹く東風(こち)が
地球(ほし)を巡りてうなじにかかる
−保科智子−
神戸に帰りたいと念じていた当時の彼女
これもほぼそのままです
今年より幼なじみは変わりあれ
桜をかざして二人過ごしつ
−佐藤雅史−
邪魔したら悪いからね。
上記、一部訂正
今年より幼なじみは変わりあれ
桜かざして二人ですごせ
−佐藤雅史−
闇夜とて満つ坏照らす望月の欠けゆくことのなかれとぞ思う
柏木千鶴 〜辞世〜
駄スレあげに対する臨時めんて
めんて
めんて
339 :
名無しさんだよもん:02/06/06 22:32 ID:s7UFs6Dh
(・∀・)イイ!!
吹く風はオリーブ色先生に
海のインクで届けラブレター
−立川郁美−
まあ、全部性別不明のメールだけど。
めんて
スランプだなァ…最近心に余裕がないのか…
>>340 を改作
吹く風はオリーブ色先生に
海のインクで書いたラブレター
−立川郁美−
もう、原作とほとんど一緒。
独りいる寂しい私強がりを
どうか知らんで窓辺に思う
−保科智子−
めんてのためなら間置いた方がええんやけど
8月の二人で過ごす約束は
足跡つけてはしゃぐ渚
−保科智子−
かすかにも揺らば崩れむ君ゆえに
宙を抱きてため息をつく
−北川 潤−
sage
めんて
めんて
めんて
物言わぬ私の心君知るや
沢の蛍に己を重ね
−来栖川芹香−
これも原作と大差なし
ってゆーか人がいなくなってる気がするね…
漏れと、あと2人くらいしか詠んでないような?
目先を変えるために、解説など。
>>335 「満つ」は「三つ」にかけてあり、「望月」が耕一のことです。
まあ、そういう意味で。本当はまだ自分で納得が行ってないんですが…。
>>351 漏れからも言わせてもらうけど、やっぱり完全パクリは興を殺ぐよ。
ただ拾ってきて、ちょこちょこ書き換えて。それじゃコピペ厨と大差ない。
コピペの集大成がネタになるスレもあるけど、ここはそういうとこじゃないでしょ。
自分の言葉で詠んでみなよ。できるよね?
葉鍵板で最も知的なスレはここですか?
それはどうだか。結構文法いい加減だし。
上品なスレ、ということなら上位にいると思います。
>>352さんへ
>>351 については誰もが知る「鳴くせみより鳴かぬ蛍が身を焦がす」と「もの思えば沢の蛍
も我が身よりあくがれ出ずる魂(たま)かぞと見る」の2つから作ったものです。
「なめとんかい」という程度の改変ですが、来栖川家はお屋敷ですから、深窓からも
蛍が見えるでしょう。(それだけの庭がある) よって下記に改変。 次ぎはがんばり
ます。
物言わぬ私の心君知るや
庭の蛍に己を重ね
−来栖川芹香−
後、未練がましいことを言えば着想はぱくったが330から340あたりに投稿した
作品に比べれば独自性は高い(自社比)と思われますのでこの作品については多少
大目にみてやってください。(後人にお願いですが、編集の際に芹香の秀歌がなければ
ひろってやってください。)
五月雨を集めて速し河の淵に耐えて静かに一輪の花
# 何をどう言っても結局はメンテだが
Gペンの奥義拳より強きもの
道ある世とぞ人に知らせむ
−御影すばる−
何ぞ、偉そうなこと言ったわりにはぱくった上に狂歌系
夏祭り 幸の焔は 遠けれど 移り火二つ 我が手に燃ゆる
神奈備命
1hメンテ(・∀・)
30mメンテ(・∀・)
1.5hメンテ(・∀・)
めんて
めんて
めんて
そろそろこのスレも終わりなんだろうか…?
ただでさえ速度が遅いのに、詠み手がいなくなるときついわな…。
あるがまま生きよう君の思うより
君はやさしくはるかに強い
−姫川琴音−
穴を狙いに行ったが、これ本人ではなくて、浩之のせりふだよな。
めんて
めんて