三人称で書けないと自覚しているSS書きはまだヘタレていないと思ふ。
本当の厨房作家なら、一人称と三人称の区別もつかんでしょう。
もちろん、だからと言って厨房はSS書くなと主張する気はないでつ。
そもそも厨房文章・厨房なSSとはどういうものを指すのかが知りたい。
・一部なり作者の主観が入ってる作品
・作者の意識が全面に出てる作品
・オリジナル作品にキャラを当てはめただけのような作品
こう言う作品の事?
754氏が苦手とするSS書きがSSスレ新参の人の事なら、俺は気にならなかった。
個性のある書き方だと思っただけで。
ス〇〇〇ーズも内容自体が合わなかったので読んでない。
だから厨な文章なのかは分からないし。
どういうものが厨房文章でどういう人が厨房作家なのか教えて欲しい。
別に作者名や作品名を挙げてくれとは言わないが。作者叩きになりかねんし。
ただ今の流れだと、やっぱり初心者や下手な奴は書くな、と言ってるように感じる。
>789
ご本人混じってたりしてな(w。
794 :
791:01/12/26 21:02 ID:u6qrt00b
厨房作家と書いた手前、わたくしめの考えを言わないとあかんのでせう。
個人的には、文章として成り立っていない文を書く人を指しているつもり。
以下、その具体例。
・主語・述語等、文構造が破綻している
例『あかりが欲しかったのは、熊のぬいぐるみが売っていたのだった』
・熟語や慣用句の誤用/誤字
例『情けは人のためならず、って言うだろ? そんな奴掘とっけよ』
・あり得ない描写
例『俺は両手を彼女の背に回したまま、嫌と言いたげなその口を手で塞いだ』
・人称や視点、呼称等が統一されていない
例『祐一が学校に辿りつく。舞はまだだ。なんだ、と俺は肩の力を抜いた』
・話の流れが一貫しない
例『香里は迷った。クリスマスに授けられたその運命を妹に話すべきか。
クリスマスといえば、僕は今年もひとりですよ。嫌ですね。
北川も、クリスマスプレゼントは無駄になりそうな気配だ』
以上。
あくまで791の「厨房作家」の定義を書いただけで、これが通説ではありませぬ。
792の挙げているものは、SS特有の要素で、好き嫌いも関わってくるからねえ。
例えば、ちょっと前に話題になった偽クラナドSSとか、792の基準(3つ目)に
モロ引っかかるけど、どうでっしゃろ。個人的には全然OKですが。
795 :
名無しさんだよもん:01/12/26 21:36 ID:Vt3WAs9g
他にも、三点リーダーやオノマトペの乱用も萎え要素。
「……」は雰囲気を出す為に便利なのだが、そこら中に出てくると萎えまくり。
オノマトペも、ちょっとしたものなら問題ないのだが、
たまに、「お前消防ちゃうか?」というものも見られる(例:ズガガガガ、バキューン等)
>>794 に追加させて貰っても良いだろうか。
「小説型」作品に限って、
・(笑)(爆)(汗)、または顔文字の使用。
拙にはどうにも受け入れられない。
ただ全く駄目という訳でも無く、「座談会型」二次創作では問題無いんだが。
>792
>・一部なり作者の主観が入ってる作品
>・作者の意識が全面に出てる作品
エンターテインメントに徹しきった娯楽作品とかならともかく、作品とは本来、
そういう思想なりテーマなりが内包されていて然るべきなんじゃないのかと思うが。
文章から作者が持つ思想の一端や、その世代世代の世相とかを感じ取れなきゃ、
逆に拙いのでは無いかいな。
>797
それは流石に、受け入れられる/受け入れられない以前の問題かと。
対談形式の文中なら、別段問題は無いと思うけどね。
若しくは、演出上の意図があっての使用なら。
厨房作家という呼称を持ち出して
一体何をしたいのかは理解不能だけど
>そういう思想なりテーマなりが内包されていて然るべきなんじゃないのかと思うが。
程度問題じゃない?ガテラー氏のようにそこから発展するテーマなら素直に読める
文章上手くても元作品利用して、俺語り始めてるSSもある
意味もなく祐一に気取った台詞いわせ、作者の人生観読まされるの萎え。
( ´D`) < こういうお話をする時は、技術論に限定した方がいいと思うのれす。
>799
あ、ごめん。つか、二次創作SSの話しでしたな。
二次創作での自分語りは、自分はノーサンキューですわ(w。
申し訳無い。
つか、エッセンスくらいならいいと思うけど、主題にされても困るわな。
802 :
791:01/12/27 00:01 ID:wDsGDB8B
なんかネガティブな方向にどんどん進みそうなのでもちっと一言。
791に書いた通り、厨房作家はSS書くなと主張する気はないでつ。
書かなければ上達もいたしませぬ。
794も、書き手としての自分自身への戒めのつもりでふ。私も厨房作家ゆえ。
というか、個人的にス●イヤーズは嫌いじゃないんだが(好きでもない)
厨房文章と言ったら例に出されるんだよなあ。
文章レベル云々についてはSS作家様たちと議論するつもりも無いけど
少なくとも、読みやすくてギャグのテンポは悪くないと思う(高尚さは微塵もないが)
ヘタレかヘタレでないかもそうだが、厨房文章に関してもハッキリ線引は無理でしょ。
ここで散々叩かれてるプールだって厨房文章だと思う人もいれば、そうでないと思う人もいるわけだし。
(「いや、叩いてない奴は厨房だからプールの痛さがわからないだけ」とのたまう人間もいるかもしれんが、それこそアンタが厨です)
自分だけが楽しんでて読者のことを考えてない作品(と周りに判断されがちなもの)
が厨房作品呼ばわりされることが多いのではないかとおもわれ。
もちろん「SSなんか好きで掻いてるんだから余計なお世話だろ」と言えばそこまでだし、
好きに書くのを悪いとは言わないが、他人からの評価が付く場合は、そんなもんってことで。
みんなイパ-イSS呼んでるんだね…
俺語りしてるSSって読んだことないなぁ。
例えばどんなのか挙げてくれない?
せっかくの匿名掲示板なんだから、名指しで批判してもいいと思うんだよね。
プールみたいに(w
プールはこのスレにおける超先生だよ。
他のSSと同列には扱えない。
うが、誤字った。好きで掻いてる→好きで書いてる
いやん、俺も厨房作家の仲間入りですか?(w
>>804 俺語りが必ずしも厨という評価を受けるわけではない。
個人的にNo Heartは俺語りSS以外の何者でもないと思うが
ここでの評価は高い。むしろセリオSSの代表格と扱われているようだ。
俺は大嫌いだが技術的には間違いなく高レベルだ。
厨房SSって決め付けるのは良くないけど、『読ませる努力』を完全に放棄してる
SSは、やっぱり読みたくないかな。
好きで書いてる、といえば確かにそうだけど、それじゃあネット上に上げてる意味
はなんだろう、って事になる。誰かに読んで欲しいから、ネットに出すと思うんだが。
誰かに読んで欲しい、と思うなら、読む側の事も全く無視じゃだめだろうし、いいSS
を書くことも出来ないだろう。
俺がSSを書くのは、もちろんキャラが好きだということもあるが、誰かに認めて欲しい、
俺の話を読んで欲しい、と思っているからだ。
だから読者の事を意識して書くし、独り善がりにならないように考える。
成功しているかどうかは……まだ修行中だけど(苦笑
それに、『上達したい』と思うなら、他人の評価は、おろそかに出来ないはずだ。
だから、俺の中での、厨房SSかどうかは、『読ませる努力』の一点に絞られる。
例え一人称で、文体がおかしかったり、内容が変でも、読者の事を考えてて、
それでも技術が足りずに、駄目なSSになったのなら、それは俺は厨房SSとは呼ばない。
以上、一個人の意見でした。偉そうでスマソ
ホムペにアップするだけでも「読ませる努力」はしてることになると思うんだが。
とりあえず、俺様脳内だけで興奮して読み手置いてきぼりなのは厨房SSだと思う。
意味もなくハイテンションな文体なのに、読んでいるとハァ?と冷めてしまうので
感覚的に判断が付く。
まぁそんな作品は9割方文章自体も「なんだこりゃ」だけど。
俺語りって難しいと思うんだが。視点が一個しかないからな。
ノベルアドベンチャー世代にはそっちの方が簡単なのか。
俺はどっちも書いてるけど、気を入れて書くときはどうしても三人称になってしまうな。
読ませる努力を欠かしているのは読みたくもないが、勘違いしてる努力ものもイタくて読みたくないなあ。
俺個人は下手なだけのSSは厨房SSとは呼ばないな。読み手の事を考えないのも
展開が独りよがりで読者を置いてゆくのも文章が下手なのも仕方がない。最初から上手な人間は
いないしね。
読み手の事考えるのもある程度書いてからだし、展開や文体といった技術は当然書かないとうまくならないからね。
ただ、シリアスでオリキャラ、オリ設定、オリ性格万歳SSは厨房SSと呼ぶね。そういうのに
限って意味もなく主人公に作者の人生観語らせたりするし、キャラも名前が同じだけだし。
>>811 俺語りってのは作者の思想が前に出過ぎてるってこと。
一人称とは違う。
>803
スレイヤーズは、最初の頃はすごくテンポ良くて巧いよ。
「白銀の魔獣」あたりまでなら、オレは好き。
小難しく文字を並べることだけが、別段優れた文章というワケではないし。
ただ、巻を重ねるごとにどんどん描写力が薄れ、
漫画の書き文字の如き拡大文字による擬音が増え、
オマケにつまらなくなったので、良くショボイ小説としての
引き合いに出されるのではないかと。
連続スマソ。
>811
>813の云う通り。
この場合嫌われる俺語りってーのは、
オリジナル作品の場合、作品の趣旨を明らかに超える蔑視的、あるいは
ある種の偏見だけに満ちた(反証の無い)偏重的な主義主張であり、
二次創作の場合、本来あるキャラクターの性格像や世界観を
捻じ曲げて、作者が自分自身を既存の作品世界に投影しちゃうことだと思われ。
作中で用いられている人称で作品の良し悪しは元より、
出来不出来を決めちゃうなんてことは絶対にありえないよ。
そんなのは、主観、客観のいずれの主体が
優れているか/そうでないかなんてのを問うのと同じ、愚の骨頂。
なんかいまいち「俺語り」の意味がよくわからん。
例えば、ある作家が「誰でも努力すれば報われる」という主張の話を
書きたくて、普段はおとなしいキャラを奔走させてある大きな事を
成し遂げた、という話を書いたとする。これはNGなのか?
SSそのものは原作に忠実な日常生活の描写だが、それに続いて
後書きで作者とキャラの対談による解説がもれなくついていた。
もちろん解説の内容は原作に沿っている。この場合はどうなる?
つうか、作者の主張がなにもないものを読んでもおもしろくないだろ。
くどすぎるのはともかく。
思想と呼ぶにはちょっと大袈裟だと思いますが、
テーマ性のようなものは、SSにとって良いスパイスになると思います。
それがシリアス系SSならばなおさらでしょう。
しかし、このスパイスは濃すぎると素材の味を殺してまうどころか、
毒物にもなりかねまんせから、取り扱いは慎重に。
「SS全体からなんとなく感じ取れる」といった具合が調度良いのではないでしょうか?
>817
だからくどすぎるのを俺語りって言うんじゃないの?
自分の主張をキャラに代用させるのも、読者にバレないよう上手くやれば
OKでしょう。それはそれで刺激になって面白い。
問題は、自分だけにしか通じないような主張をキャラを隠れ蓑にして
放言するSSですな。しかも配役が妥当なキャラではなく、読んでもらいた
いがためだけに人気No.1キャラ使用して、さらにとてもそのキャラとは
思えないほどアレンジした言動と行動をさせたりして。
とはいえそれほど大した主張はなく、単に「俺様のハァハァしている○○は
他のどのキャラと比べてもこんなに素晴らしいいんだぁ!」程度故に厨房
なのですけど(藁。
どんなに素晴らしい主張語ってもキャラ変えちゃダメだと思うんだが……
何を書くにしても,何かを書こうと思って書いている以上,その書きたい事が主張だと思うのですよ.
それこそ「誰の何某萌え〜〜」でも「このギャグで藁かす」でも「人生かく在るべき」でも,主張は主張と.
その主張を述べる為には設定,例えば場面であったりキャラクタの心境であったりが適当でないといけない訳です.
問題なのはその設定と原作との『差』を読者に納得させられるか否かではないでしょうか.
この差が無い二次創作などありえません.
差が有るからパクリや模倣ではなく二次創作な筈です.
この差をキチンと納得させる理由,演出,ネタ――――――
そういった要素をキチンと用意出来てるか否か,それが厨房SSか否かの分かれ目と考えています.
まあ個人の好き嫌いもあると思う。
俺語りしててもその主張に賛同できる人にとっては評価が高くなる。
逆に賛同できない人にとってはひたすらウザイ。
まさに諸刃の剣。
昔は、俺語りと言ったら、原田宇陀児氏だったのだが。
この人の書いていた長瀬祐介は、原作と全然性格違うし。
でも、それでも面白いんだから困ったもの。
>>822 まったくだ。
キャラ違おう登場人物殺そうと世界観を捻じ曲げようと、読者を納得させることが
できるのならば別に構わないと思う。
ただやっぱりはそういう原作と離れた設定にしてしまうと、それだけ読者に違和感
を抱かせることになって納得させるのが難しくなるってことじゃないかな。
「あれ? なんか違うぞ」
「うーん、どっかおかしいんだよなぁ」
「このキャラなんで死んじゃったんだよ」
と読者が違和感を感じてしまったら、もうその時点で失敗なんだと思う。
問題は原作の設定(性格設定やら世界観やら)を曲げるというそれ自体ではなくて
それに説得力を持たせることができないって点だと思うよ、私は。
そうだな。
痕の『柏木家の食卓』の千鶴さんとかが、いい例じゃないかな。
あれは、本シナリオ両方高橋氏が手がけてたんだけどな(w
『偽善』って、本編の千鶴さん見てるだけだったら、絶対に想像できない要素だけど、
おまけシナリオの中では、それがしっかり世界観にフィットしてた。
もちろん当人が手がけてるんだから、違和感が少ないのは当然かもしれない。
けど、二次創作はどんなとっぴな設定でも、主張でも、世界に溶け込んで違和感
を読者に感じさせなければ、成功してると言えるんじゃないかな。
そしてそれは当然、『キャラが生きてる』必要がある。
自分が言いたい事を、ただキャラに代弁させてるだけじゃあ、厨房SSと言われてもしょうがない。
『二次創作』を書くなら、書くだけの理由があるはず。
それが自分勝手な主張のためだけに、キャラ人気を借りてるなら、読む方としては
納得しようが無いな。
「なんで祐一はこんな台詞を言うんだろ?全然らしくないぞー」
と言うような事を不自然に語りだすような奴だねえ<俺語り
無論テーマを持って、それをキャラに喋らせるのは悪い事ではないんだけど、
上手い人は、読者が納得できるように、まず「祐一がそう言う台詞を口にするだけの」
舞台設定とストーリーを組み立てた上で、その話の流れの中で読者が違和感なしに
受け入れられるように書いてくれてると思うんだよもん。
そこらへんがしっかりしてない場合、主人公の台詞だけが原作や、話の流れから異様に浮いてしまい
結果、見事に【俺語る】ための台詞でしかなくなってしまうのじゃないかしら。
まあ、結局は技で魅せようと力でねじ伏せようと、読者を納得させてしまえば勝ちなのかも知れぬが
冬弥はカナーリ俺語りに適性あるyo!
主人公がとんでもなく美化されてたり強くなったり(何の努力もなくあっさり
浩之/祐一が綾香/舞に勝っちゃったり)するのが、俺ダメなんだが、不思議
に読者さん側にはこういう主人公のスーパー化が好きな人もいるらしく。
複雑だ。
>829
思わず脊反にステレオタイプな批判をぶつけてやりたくなっちゃった…>そういう読者
>>829 それわかるなあ。
格闘技の達人の浩之/祐一みたいなやつね。
好きな人は好きなんだろうけど、実質オリキャラだよなあ。
対オリキャラ嫌い用に、そうせざるを得ないのかもしれないけど、
オレ的には萎える要素だ。巷では結構評判のいい(のかな?)
鬼狼伝(だっけ?)も、しょっぱなから、それに萎えて読むのやめちゃったんだよね。
好きな人も多いみたいだし面白いのかもしれないけど、まあ好みの違いだよなあ。
>829
てか最近のマンガ・アニメってそーゆーの多いじゃん。しかもハーレム型。
この前終わった『天使のしっぽ』とかな。あまり話題にはなってないが
『ヴァンドレッド』も。
830>829
会ったのですか?(w
わたしの場合は、他系のSSの人気投票で多くそういう声があったのを読んだ
のですが。祐一が舞に、とかは例えとして。
脊髄反射的に批判したくなるのは同意ですが、しかし、読者側がどういうもの
を好もうとその人の罪ではないわけで。わしら書く側が面と向かって言っちゃ
いけないことなのでしょうな。こういうところで愚痴るしか(w;。
すいません、上の間違い 829>830でした。
829>831
いや、じつは鬼狼伝は好きだったり…スミマセン。「努力した」をどの程度
ととるかの主観でしょうな。あの作品も浩之が強い位置から始まってるのは
確かですし。
いやあ、どういう物を好むって言うか、お前らは努力しなくても強くなって
ハーレム状態の主人公に自己投影したいだけじゃないかと小一時間(以下略
>>835 激しく同意(w
自分の願望をつらつらと書き綴られても、読む方は苦痛以外の何モノでもないかと。
>836
今話題になってるのは、そういう物を求める読者についての作者の苦悩ってことじゃ?
835みたいな批判はステレオタイプかもしれんけど、やっぱり言わせて欲しい部分はある、みたいな
>>837 あれ、すいません。
誤解してました。回線切って逝ってきますです。
まっ、商売じゃないんだし、作者の好きにやればいいでしょ。
うん、やる分には全然いいと思うんだよね。
まあ、ただやっぱり評価をつける人間はいるわけで、そういう場合は辛くなっちゃうよってことで